英語の勉強の仕方・22

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4名無しさん@まとめ役
レス4●伊藤和夫先生の特選著作(かっこ内はやるのに適した時期)●

○文法基本書(春〜夏休み=なるべく早い時期に)
☆『英文法のナビゲーター(上・下)』(研究社)
『新・英頻』の文法部分をくわしく講義した本。
分量はかなりあるが、受験英文法のスベテがつまっており、
ほかに本を必要としない完成度。ある程度文法をやっている人は
『新・英頻』で理解できないところのレファレンス用に使うのもかしこい。

○文法演習書(春〜秋=早い時期に短期間で・語法は秋以降でも)
☆ 『新・英文法頻出問題演習』(駿台文庫)
この1冊で受験文法と語法の大部分をカバーできる。
解説には英語理解のエッセンスが詰まっているものの、
解説が短く難解。かなりの学力水準が必要。直前の総整理としても向いている。
最近2分冊になったが、2つで1つの大きな体系を作っている本なので
バラバラに使うのはすすめられない。
ただし、どうしても索引が欲しい人は2分冊のほうにのみ付いている。

○読解基本書(春〜秋)
☆ 『ビジュアル英文解釈(I/II)』(駿台文庫)
高校入試レベルからはじめ、東大入試まで対応可能。
伊藤メソッドの読解の大部分をカバーしている。
量は半端ではないが、到達点が高い。

○読解演習書(夏〜冬=基本書が終わりしだい)
☆ 『テーマ別英文読解教室』(研究社)
かつて馬鹿売れした『英語長文読解教室』の実質的な改訂版。
伊藤メソッドを使って英文読解の演習をするのにもっとも適している。

○問題演習1(合ったレベルを模試に合わせてやるのがコツ)
☆ 『英語総合問題演習(入門・基礎・中級・上級篇)』(駿台文庫)
短大レベルから、難関国立レベルまで幅広くラインナップされた長文問題演習書。
現時点のレベルに合わせ問題解法から読解演習までひろく目を配った演習ができる。
○問題演習2(同上)
☆『英文和訳演習(同上)』(駿台文庫)
模擬試験の膨大な誤答例を通じ、受験で点数をとるための和訳の仕方を解説。
「採点基準」というものをはじめて明確にあわらした。和訳問題出題校受験者は必読。
※問題演習1・2のレベルは以下のとおりです。
「入門」は高校初期から短大レベル
「基礎」は中位私立レベルまで
「中級」は上位私立、中位国立まで
「上級」は最難関私立、難関国立(ようするに東大・京大)
5名無しさん@まとめ役:2001/07/31(火) 09:06
レス5
●その他のお奨め本・その1
○その他の伊藤先生お奨め著書
☆『英文解釈教室 改訂版』(研究社)
受験英語界に一大センセーションを巻き起こした代表的参考書の改訂版。
読み通すことができれば実力は受験生レベルを遥かに超えることができるほどつく。
だが、難易度も非常に高く、このスレッドでは基本的には奨めていないが
英語指導者にはぜひ読んでもらいたい。
☆『英文解釈教室 基礎編』(研究社)
短大レベルからはじめセンターレベルまで。
「改訂版」とちがい大変読みやすいが、偏差値60程度の学校なら対応可能。
☆『英文解釈教室 入門編』(研究社)
高校入試レベルからはじめられる大変やさしい伊藤メソッド入門書。
しかし、短大入試までなら対応が可能。早い時期の基礎固めにも向いている。
☆ 『「新・英頻」併用英文法問題集』(駿台文庫)
『新・英頻』の総仕上げ用に作られた。
自信のある人は、先にこちらをやって、わからない分野だけ
『ナビゲーター』『新・英頻』で固めると効率が上がる。
☆ 『ルールとパターンの英文解釈』(旺文社)
伊藤メソッドの核となる「予想とその修正」を中心にルール化した本。
伊藤先生の読解にしては大変わかりやすい。
英語指導者は指導の大きな武器にできるのでお奨め。
この本も手に入れにくくなっています。見つけたらそくゲットです。
○伊藤メソッドを知るための本
☆『伊藤和夫の英語学習法』(駿台文庫)受験生向き
☆『予備校の英語』(研究社)指導者向き

○英作文
☆『シンプル・クッキング英作文』(大田博司著・研究社)
日本語を英語にどう料理すればいいか、その方法論がわかりやすく展開されている。
☆ 『英作文実践講義 改訂版』(富岡龍明著・研究社)
添削形式で英作文の講義が展開されている。
解説は高度ながら、伊藤メソッド、および上記の本を先に読んでいると、
習得はさほど難しくはない。
※ 研究社にはこの他にも英作文の良書が多いので、探す価値あり。
Z会の『英作文のトレーニング』の2冊もすぐれている。

○総合英語(高1から副教材として)
☆ 『フォレスト総合英語』(桐原書店)
古くさい学校英語を使いがちな「総合英語」の分野に、はじめて
予備校的な方法論を導入した本。高1から使える。

○文法レファレンス(調べる用)
☆ 『ロイヤル英文法 改訂版』(旺文社)
レファレンス用の文法書としては☆『英文法解説』(金子書房)とともに
代表的な本。かゆいところに手が届く解説。
個人的には『英文法解説』のほうが好きだが、受験生には「ロイヤル」か。