英語の勉強の仕方・20

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1いいめえる
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
「英語の勉強の仕方」は英語にかんすることを話し合うスレッドです。
英語のことや受験勉強のことなど広く話し合うスペースです。

受験英語の勉強の仕方は、大まかに言うと
1. 文法→2.構文(文法の読解へ応用)→3.英文読解・問題演習
(平行して語彙力の強化)
というように流れていきます。
これまでは、その流れの中で勉強法を考えています。

なお、過去ログはレス2(>>2)、
このスレッドの主催者(東大生氏)の意見を読みたい人はレス3(>>3)
このスレッドでよく出される伊藤和夫先生の主要著書の情報はレス4(>>4)、
その他の著者の本はレス5・6(>>5-6)を
『ビジュアル英文解釈』と伊藤メソッドについてはレス7・8(>>7-8)を
伊藤メソッドにおける文型の考え方はレス9(>>9)を
全般的な勉強のコツと音読法についてはレス10(>>10)
英英辞典の使い方はレス11(>>11)を
よくある質問はレス12〜18(>>12-18)を(適宜入れ替えます)
参照してください。
2いいめえる:2001/06/19(火) 09:14
3いいめえる:2001/06/19(火) 09:15
レス3●東大生氏の意見●
このスレッドを立ち上げた「東大生」さんによるスレッド
初代・英語の勉強の仕方の1は以下のとおりです(一部加工しています)。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
東大生 2000/08/21(月) 14:37

伊藤和夫を絶対に推します。『新・英頻』は一冊では役に立ちません。
『新・英頻』だけやってもつくのは忍耐力だけです。
なぜ文法をやるかはわかりません。

ちょっとマイナーですが研究社の『英文法のナビゲーター』(伊藤和夫著)を
『新・英頻』と一緒に使ってみてください。
『新・英頻』がどうしてあんな使い難い作りになってるかわかります。
そして文法をやるのは文法問題で点を稼ぐためではなく、文法をやるのは
英語の文章を「正確に」読むために必要不可欠だということがわかります。

『英文読解教室 改訂版』はかなり難しいと言われてますが、
この三冊(『〜ナビ』は二分冊)やっておけば結構すんなりと読めます。
単語さえわかればの話ですが・・・・・・

ちなみに『英文法のナビゲーター』は伊藤和夫の参考書の中でも群を抜いて
簡単でわかりやすい(本当です!!)ので一度やってみてください。

桐原をシコシコ解いていくよりずっと手軽に出来ます。そして効果もあがります。
そして、Z会から出てる文法書ですが・・・あれは基本的にやらない方がいいと思います。
文法問題には強くなるとは思いますが、それ以上の効果は望めません。
文法マニアになりたい人は別ですが・・・
それにあれって解いて文法事項を覚えるのに多大な時間と労力を必要とします。
そんな時間あったら他の勉強した方が良いです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
4いいめえる:2001/06/19(火) 09:15
レス4●伊藤和夫先生の特選著作(かっこ内はやるのに適した時期)●

○文法基本書(春〜夏休み=なるべく早い時期に)
☆『英文法のナビゲーター(上・下)』(研究社)
『新・英頻』の文法部分をくわしく講義した本。
分量はかなりあるが、受験英文法のスベテがつまっており、
ほかに本を必要としない完成度。ある程度文法をやっている人は
『新・英頻』で理解できないところのレファレンス用に使うのもかしこい。

○文法演習書(春〜秋=早い時期に短期間で・語法は秋以降でも)
☆ 『新・英文法頻出問題演習』(駿台文庫)
この1冊で受験文法と語法の大部分をカバーできる。
解説には英語理解のエッセンスが詰まっているものの、
解説が短く難解。かなりの学力水準が必要。直前の総整理としても向いている。
最近2分冊になったが、2つで1つの大きな体系を作っている本なので
バラバラに使うのはすすめられない。
ただし、どうしても索引が欲しい人は2分冊のほうにのみ付いている。

○読解基本書(春〜秋)
☆ 『ビジュアル英文解釈(I/II)』(駿台文庫)
高校入試レベルからはじめ、東大入試まで対応可能。
伊藤メソッドの読解の大部分をカバーしている。
量は半端ではないが、到達点が高い。

○読解演習書(夏〜冬=基本書が終わりしだい)
☆ 『テーマ別英文読解教室』(研究社)
かつて馬鹿売れした『英語長文読解教室』の実質的な改訂版。
伊藤メソッドを使って英文読解の演習をするのにもっとも適している。

○問題演習1(合ったレベルを模試に合わせてやるのがコツ)
☆ 『英語総合問題演習(入門・基礎・中級・上級篇)』(駿台文庫)
短大レベルから、難関国立レベルまで幅広くラインナップされた長文問題演習書。
現時点のレベルに合わせ問題解法から読解演習までひろく目を配った演習ができる。
○問題演習2(同上)
☆『英文和訳演習(同上)』(駿台文庫)
模擬試験の膨大な誤答例を通じ、受験で点数をとるための和訳の仕方を解説。
「採点基準」というものをはじめて明確にあわらした。和訳問題出題校受験者は必読。
※問題演習1・2のレベルは以下のとおりです。
「入門」は高校初期から短大レベル
「基礎」は中位私立レベルまで
「中級」は上位私立、中位国立まで
「上級」は最難関私立、難関国立(ようするに東大・京大)
5いいめえる:2001/06/19(火) 09:16
レス5
●その他のお奨め本・その1
○その他の伊藤先生お奨め著書
☆『英文解釈教室 改訂版』(研究社)
受験英語界に一大センセーションを巻き起こした代表的参考書の改訂版。
読み通すことができれば実力は受験生レベルを遥かに超えることができるほどつく。
だが、難易度も非常に高く、このスレッドでは基本的には奨めていないが
英語指導者にはぜひ読んでもらいたい。
☆『英文解釈教室 基礎編』(研究社)
短大レベルからはじめセンターレベルまで。
「改訂版」とちがい大変読みやすいが、偏差値60程度の学校なら対応可能。
☆『英文解釈教室 入門編』(研究社)
高校入試レベルからはじめられる大変やさしい伊藤メソッド入門書。
しかし、短大入試までなら対応が可能。早い時期の基礎固めにも向いている。
☆ 『「新・英頻」併用英文法問題集』(駿台文庫)
『新・英頻』の総仕上げ用に作られた。
自信のある人は、先にこちらをやって、わからない分野だけ
『ナビゲーター』『新・英頻』で固めると効率が上がる。
☆ 『ルールとパターンの英文解釈』(旺文社)
伊藤メソッドの核となる「予想とその修正」を中心にルール化した本。
伊藤先生の読解にしては大変わかりやすい。
英語指導者は指導の大きな武器にできるのでお奨め。
この本も手に入れにくくなっています。見つけたらそくゲットです。
○伊藤メソッドを知るための本
☆『伊藤和夫の英語学習法』(駿台文庫)受験生向き
☆『予備校の英語』(研究社)指導者向き

○英作文
☆『シンプル・クッキング英作文』(大田博司著・研究社)
日本語を英語にどう料理すればいいか、その方法論がわかりやすく展開されている。
☆ 『英作文実践講義 改訂版』(富岡龍明著・研究社)
添削形式で英作文の講義が展開されている。
解説は高度ながら、伊藤メソッド、および上記の本を先に読んでいると、
習得はさほど難しくはない。
※ 研究社にはこの他にも英作文の良書が多いので、探す価値あり。
Z会の『英作文のトレーニング』の2冊もすぐれている。

○総合英語(高1から副教材として)
☆ 『フォレスト総合英語』(桐原書店)
古くさい学校英語を使いがちな「総合英語」の分野に、はじめて
予備校的な方法論を導入した本。高1から使える。

○文法レファレンス(調べる用)
☆ 『ロイヤル英文法 改訂版』(旺文社)
レファレンス用の文法書としては☆『英文法解説』(金子書房)とともに
代表的な本。かゆいところに手が届く解説。
個人的には『英文法解説』のほうが好きだが、受験生には「ロイヤル」か。
6いいめえる:2001/06/19(火) 09:17
レス6 ●その他の著者によるお奨め本・その2
○やさしい伊藤メソッド
☆ 『福崎の英文読解頻出問題』☆『福崎の英文法・語法頻出問題』(福崎伍郎著・学研)
ともに、伊藤先生の『英語総合問題演習』や『新・英頻』が内容がつまりすぎている、
あるいはトレンディなつくりではない、と不満な向きへの緊急避難用。網羅性は落ちる。
☆ 『新・英文法で大切なこと』(里中哲彦著・研究社)
『ナビゲーター』に挫折した人の緊急避難用の1冊。網羅性も高い。
☆ 『山口英文法講義の実況中継 改訂版(上・下・問題集)』(山口俊治著・語学春秋社)
『ナビゲーター』に挫折した人で、問題を解くより解説を読むほうが好き人向き。
問題集までこなしてもたしょうアナがある。
☆ 『英文読解入門 基本はここだ!』(西きょうじ著・代ゼミライブラリー)
☆『ポレポレ英文読解 プロセス50』(同上)
伊藤メソッドの入門書として2冊ともすぐれている。
文法分野はひととおり終わり「何もしてこなかったが、何をしていいかわからない」
という人でも使える。中位程度の大学ならじゅうぶん対応できる。
☆『コンプリート英語構文』(山口俊治著・桐原書店)
『英文解釈教室』とほぼ同じ内容がも盛り込まれていて、偏差値70以上をねらえる。
大変わかりやすいが、相当厚いために、本の実力の割に使われていない。

○その他の本
☆『語法・構文完璧演習』『整序問題完璧演習(上・下)』(研究社)
早慶上智など難関私立の文法・語法問題の応用問題形式に対応できる数少ない本。

☆ 『会話長文のナビゲーター』『口語表現で大切なこと』(研究社)
前者は代ゼミ・安武内ひろし著、後者は河合塾・里中哲彦著。
会話問題の大部分がたんなる「会話形式になった長文問題」であり
基本的には長文問題が解ければ解けるので、これくらいやっておけば対応可能。
☆『基礎からよくわかる英文法』『同問題集』(綿貫陽著・旺文社)
基本的に綿貫先生の本はすべて推薦できる水準にある。
本書は文法がまだ固まっていない人にはたいへんお奨め。
☆ 『シリウス 精選英文法語法問題』(同上)
基本レベルの薄青と、入試レベルの黄色がある。受験生は黄色を。
『新・英頻』がしんどい私立志望の現役生にはとくにお奨め。難関校まで対応可。
(どうしても満点が狙いたい人はZ会の『英文法・語法のトレーニング』「戦略編」+「演習編」か)
☆ 『英語長文問題の解き方』(同上)
骨のある読解問題演習書。難関私大志望で予備校に行っていない現役生向き。
7いいめえる:2001/06/19(火) 09:17
レス7 ● 『ビジュアル英文解釈』および伊藤メソッドの学習法について・その1●
○『英文法のナビゲーター』とは何なのか?
『英文法教室』(研究社)という本があります。
この本は、それまでの「文法は暗記するモノ」という概念を根本から覆し、
その後の受験英語の在り方を革命的に変えた文法書でした。

ただ、たいへん高度で、高校生レベルで読みこなすのは困難です。
ところで、『英文法教室』のどこが「革命的」だったかというと、
それまでは、文法がいわば「英文を説明するためのもの」だったのに対し、
この本では「英語をアタマから読むための道具」として再編されたのです。

『英文法のナビゲーター』は『英文法教室』をさらにわかりやすくした本です。
もっと正確に言うと『英文法教室』を問題演習化したのが
『新・英語頻出問題演習』その『新・英頻』を講義化した本が
『英文法のナビゲーター』です。
構文演習への橋渡しとしてはこれ以上の本はありません。

○『ビジュアル英文解釈』とは何なのか?
名著『英文解釈教室』は英文中に現れるすべての構文を
5文型の範囲内で説明しています。
また、その構成は「英語をアタマから読むための思考法」ということで一貫します。

ただ、そういった「メソッドの一貫性の優先」の弊害で、
頻度の高い構文も低い構文も同じような扱い方をされ、
頻出の大切な構文なのに数がこなせないとか、
それほど使われない構文なのに数例の例文が上げられるなどの現象が見られます。
その欠点の克服を試みたのが『ビジュアル英文解釈』です。

『ビジュアル』は、それほど無理のないやや量のある英文の演習を通して、
基本的な構文を習得し、既習の構文を使い前よりやや難易度の高い英文で、
次に大切な構文を学ぶという、段階式の演習を試みています。

大切な構文は繰り返し現れ、そうでないものは英文の難易度が上がるにつれ現れるという、
わかる人にはため息さえ出るほど、芸術的ともいえる英文の選択と並べ方をしています。
そして、最後までいったとき、いつの間にか受験に必要な構文は、
その重要度に応じて習熟している、というわけです。

こんな本は他にはないし、たとえ伊藤先生に「もう1冊書いて欲しい」と言っても、
できたかどうかさえ疑ってしまうほど、奇跡的なツクリだと思います。
8いいめえる:2001/06/19(火) 09:17
レス8 ● 『ビジュアル英文解釈』および伊藤メソッドの学習法について・その2●
○『ビジュアル』と『英文解釈教室』との違い
『ビジュアル』は偏差値50以上くらいから問題なく使えますが、
『解釈教室』は最初から60以上を要求します。
また、『解釈教室』はほとんどの構文を網羅した 構文博覧会的な本なので、
どこをやっても、あるいは どこで挫折しても、やったぶんだけの力がつきますが、
『ビジュアル』は繊細に作り上げられた積み重ね式の本なので、
途中で止めると効果が半減以下になってしまいます。
最後まできちんと積み重ねないと意味がありません。

もちろん、どちらも受験生のトップをねらえる本です。
ただ、『解釈教室』のほうが最終的なゴールは高いと思います。
理屈が好きで語彙力も自信がある まどろっこしいのは嫌いというなら、
もちろん『解釈教室』でもいいのですが
『ビジュアル』のほうが万人向けなので、
このスレッドでは『ビジュアル』を中心にお勧めしています。

※『ビジュアル』の勉強の仕方
全訳できれば、全訳したほうが効果があるのは間違いありません。
しかし、時間がかかりますし、挫折しやすいかもしれません。
その際は次のやり方をとってください。

1. 最初に辞書なしでひととおり読む。
2. 次に辞書を使って読む。
(2も、キーワードのみ引くのと全部引くの2回をやる効果的ですが、
しんどかったら1回でかまいません)
3. 辞書を引いてもわからない部分に下線を引いて紙に訳す。
4. 3を解説の全訳と比べる。

ここまでやれば、全訳するのにも効果はひけをとらないはずです
9いいめえる:2001/06/19(火) 09:18
レス9
※伊藤メソッドにおける「文型」の考え方
 まずは文型をきちんと覚えることです。まずは解説を追いながら例文を確認し、
その例文のなかだけで、「文型という現象」を確かめることから始めてください。
「現象」というのは、伊藤メソッドだとSVXでSとXの関係がどうなるとき、
XがO(あるいはC)になるのか、
SVXXで2つのXXのあいだにどんな関係があれば、
OO(あるいはOC)になるのか、そこに尽きてくるはずです。

なぜO=C(「主語+述語」の関係)であること知っておいたほうがいいかというと
1つは、それが核の意味となってニュアンスがとりやすいから、
もう1つは、長い文章の時に対処できる、の2点の長所があるからです。

たとえば使役動詞だと 、
have O C「OがCである状態を持つ」→強制の度合いが低い
make O C「OがCである状態を作る」→強制の度合いが高い
let O C「OがCである状態を許可する」→相手の意志を許すニュアンス
というように、核になる意味から把握できます。
また、get O to Vだと「OがVすることを得る」で
またtoはもともと前置詞toが元になっていますから
「そういう方向性に進むことを得る」という核となる意味がつかめます。

makeを「作る」「〜に…を作ってあげる」「〜を…にする」と
文型によって意味分けするのは最初はいいですのが
実際に骨のある英文を読むのには妨げになります。
たとえば英文中でmadeを見て「作った」と考え、
次にあるmade me…という部分でSVOCを想定したとします。
すると次に「ワタシを…にした」と考えを変えなければなりません。
で、次を見ると、made me a pretty dollとなっていたとします。
すると、前の考えを捨て「ワタシに美しい人形を作ってくれた」
とまたまた動詞の訳語を修正することになります。

短い文章ならこの程度で問題ありませんが、長い文章だと
こんな感じで修正していくとかなり時間を食ってしまいます。
いちいちmadeの訳語を変えるところから出発しなければならないからです。
むしろ、madeを見た時点で「何か作ったんだな。何を作ったのだろう」と考え
me a pretty dollを見て「<me がa pretty dollを持つ状態>を作ったのか」
とすぐに意味がとらえられます(SVOOの2つのOにはhaveの関係があります)。

SVOC、たとえばmade me sickなら「<meがsickの状態>を作ったのか」となります。
このように考えれば、makeの訳語は「作る」だけでOKで、
どんな文型であっても、SVOの英語を読むように理解でき
アタマから1回で読み進められるようになれるというわけです。
10いいめえる:2001/06/19(火) 09:18
レス10 ● 学習効果を高める方法/音読の注意点
※学習効果を高める方法
学力の向上には3ヶ月、おそければ6ヶ月くらいかかるが普通だと言われています。
もちろん「知識問題」なら覚えるだけで解けるようになりますが
それ以外の長文読解などの力をつけるには本格的に勉強をはじめて
やはり3ヶ月くらいはかかるものだと考えてください。

なぜそうなるかというと、「わかる」には2段階あるからです。
まず、「知る」段階。本や授業で解説を受けて「なるほど」と思うことです。
そして、次がその知識が「身につく」段階になります。

「身につく」とは、たとえば英文を読んでいるうちに、前に本や授業でやったことが
「あ、そうか! こうやればいいのか!」と言葉の理解を超えたところで
理解できることです。この段階を経てやっと学力は向上します。

これはまさにひらめきと言うべきモノで
「!」としか表現できません。自転車に乗れる、泳げるなどのことに
近いと考えてください。自転車に乗れないのと乗れるのときの大きなカベがあり
それを1回乗り越えれば、たとえ十年自転車に乗っていなくても
乗ってみたらやっぱり乗れた、そういう身につき方のことです。

このレベルの「!」の理解を得るには、結局、問題演習で繰り返すしか手がありません。
ではどうしたら、「!」までの期間を縮めることがデキルでしょうか。
理解のための学習のあと、すぐに問題演習を大量にやることです。
不定詞の3つの用法について理屈を覚えたら、
不定詞の3つの用法についての例文を2,30個程度問題を20問以上、
まとめて読み、問題を解いてみてください(数は一例です)。
理屈(=解説を読むこと)と演習(=例文と問題演習)の割合が
だいたい3:7から4:6くらいになるのと理想的です。

なお、伊藤メソッドで勉強するつもりであれば
たとえ地方で、通っている学校が進学校でなくとも
英語では東大京大の医学部レベルまでの対応はじゅうぶん可能です。
習得に仕方にも一貫性がありますので、レベル別に現時点の実力に応じて本が選べます。

ただし、伊藤先生の本、レファレンス用の文法書、学習辞書
月1回程度の模擬試験(河合塾がベストか)、わからないところを質問できる人
の5つは必ずそろえるようにしてください。
コツは「全国のなかの自分」をつねに意識することです。

※音読の方法
まず1つには、意味の切れ目でひと呼吸置くことです。
うまくいかない場合は、音読する前に自分で意味のカタマリごとにスラッシュを入れ
そこでひと呼吸置くようにしてみてください。
最終的にはスラッシュがなくても自分でポーズがとれることが目標です。

次に、単語1つ1つのアクセントは正確にとれているでしょうか。
それぞれの単語のアクセントがなく平板に読んでしまうと
うまく読めないことが多いので、アクセントはきちんと調べるようにしましょう。

そして、強く読む単語と弱く読む単語の強弱にも注意してください。
前に情報がなく初めて出てくる情報の単語は強く読みます。
冠詞や前置詞などのいわゆる機能語は弱く読まれます。

それとリエゾン(音がつながる現象)の問題もありますが
これは最初はそれほど注意しなくても良いでしょう。
(リエゾンを意識すると意味をとるのがおろさかになるおそれがある)
むしろ、ごまかしなく1つ1つのアクセントをきちんと読み
アタマから意味のカタマリごとに理解しながら読むことが大事です。

あとは繰り返しです。
11いいめえる:2001/06/19(火) 09:19
レス11
●英英辞典の受験生向けの使い方
英英辞典で日本人学習者にお勧めできるのは次のものです。
1『Oxford Advanced Learner's Dictionary』(オックスフォード現代英英辞典)
2『Collins COBUILD English Language Dictionary』
(コリンズ・コウビルド英語辞典)
3『Longman Dictionary of Contemporary English』 (ロングマン現代英英辞典)
3がいちばん簡単で、基本語だけで定義付けされています。
いちばん無難かもしれません。
2はかなり個性的で、定義ではなく用例中心になっています。
なれるとたいへんいい辞書ですが、ちょっと玄人向きか。
1は3より高度ですが、おすすめです。
三冊とも個性が強く、それぞれ気に入ったものを選べばいいでしょう。

●英作文の英英辞典の使い方●
1. 英文を読むときには使わない。
 英語を読んでるのか辞書を読んでいるのかわからなくなります。
2. 英作文の時に、大いに利用する。
これがおすすめです。同じく、2「英作文で引く」ときにも2つの使い方があります。

●使い方例
たとえば、「彼は世界を股にかけている」を英訳する場合を考えましょう。
今手元にあるのは、Oxford Advanced Learner's Dictionary(OALD)です。

1. 当てはまる訳語を引く。 たとえば、「世界を股にかける」だから
international world-wideくらいが使えるかな、などと思いつくと思います。
実際引いてみますとinternational = existing between two or more nations
(2カ国以上で存在する)となっており、例として
international sport/trade/lawが出ています。
「おや、人間には使えないのか」とずっと見てみると
最後にa pianist with an international reputationというのがあり応用できそうか?
でも、「評判」が「2カ国以上に存在してる」わけで「世界を股にかける」
とちょっと違うなあ、ということで、あきらめるわけです。
world-wideは形容詞(adj)がfound in or affecting the whole world
(世界のあらゆる所に見られたり影響のある)
副詞(adv)がeverywhere in the worldで「こりゃあ駄目だ」とすぐ納得。

2 その定義が出てきそうな単語をひく←※これがおすすめです。
これができるようになれば、力がぐんぐんつくようになります。
「世界を股にかける」のはどんな人?と考えると外交官(diplomat)を思いつくでしょう。
で、引いてみますとa person whose job is to represent his/her country abroad
「職業が自国の代表活動をすることである人」となっています。

なんか、使えそうですね。
たとえば、問題の「彼」が会社員ならHe represents his company abroad
なんてできそうですね。じゃあ、もっと簡単にHe works abroad for his company
でもいいのかなあなどと、発想する元になる例を得ることができるわけです。
身近に添削してもらえる人がいない方にはこの方法はとくに効果があると思います。
OALDだと3500語、『ロングマン現代英英辞典』だと2000語で
訳語が定義されています。逆に言うと、それだけ語彙があれば
たいていのことは定義できる、ということになります。
12いいめえる:2001/06/19(火) 09:19
●よくある質問1
レス12
【Q】『英ナビ』→『新・英頻』→『ビジュアル』でどのレベルまでいきますか?

【A】もちろん人によって異なりますが
偏差値70レベルはじゅうぶん可能です。
ただし、それぞれ100%近く理解でき、8割以上が身についているという条件付きです。

よくある質問2
【Q】『新・英頻』がなかなかきつくて進みません。何かいい方法はありませんか?

【A】『新・英頻』のやり方についてですが、少しやり方を間違えてると思います。
一問ずつ解いていくと多分くじけると思います。だから一章ずつ解いていくんです。
答がわからないと解説を読みたくなると思いますが
そこは耐えてサクサク問題を解いていきましょう。
その時に大切なのは確実に理解していた問題だけを正解にして
適当に書いて当たってたのは不正解として下さい。

そして答合わせをして間違いだったところは解説を読んで、
解説を読んでもわからなかたら英ナビの該当個所を読んで下さい。

一章ごとの正解率がそうすると簡単にわかるはずです。
そうすれば自分が文法ででこが弱いか一目瞭然になりますし
進み具合も格段に早くなるはずです。 弱点個所は英ナビでチェックです!!
一問ずつ解くと常人ばなれした忍耐力がないととけきれないとおもいますし
効果も半減すると思います。

やり方一つ次第で効果って随分変わりますよ。
努力をうまくパフォーマンスにつなげる方法を探すのも勉強の一つだと思います。
13いいめえる:2001/06/19(火) 09:20
レス13
よくある質問3
【Q】Z会の参考書は使ってもいいですか?
また、どのように使ったらいいのでしょうか?

【A】Z会の本は、どれも作りに一貫性があり、性格が似ている点で特徴的です。
長所は、1.網羅性が高いこと、2.説明が正確であること、
短所は、1.並べ方に思想がないこと、2.出題率の考慮がやや甘いこと

たしかにどの本も質がたいへん高く、丁寧につくられていると思います。
ただ、個人的には、問題集は問題の並べ方こそが命であって
その並べ方によって、土台となる学力を養成していくものだと考えています。
(『新・英頻』の見事な流れと比べると一目瞭然です)

したがって、Z会の本はやり方が決まってきます。
何度も繰り返しやって1問1問について覚え、理解するというやり方がベストで
それ以外の方法では効果がかなり落ちてくるということです。

『桐原英頻』ですと、さらに並べ方は実にめちゃくちゃですが、
本当に良く出る問題ばかりを集めていますから(名人芸ですね)
最後に漏れがないかチェックするのにはたいへん向いていることになります。

それに対し、Z会の本をチェック用に使ったら、
それこそ「漏ればかり」ということになってしまいます。
けっきょく1つ1つ覚えていかねばならない、それしか使い道がない、というわけです。

したがって、
1.Z会ブランドが好きである・信頼している
2.基礎学力がある
3.最初から何度も繰り返すつもりである
という条件がそろえば、たいへんいい参考書になるわけですが
半端な使い方をすれば、無駄が多くなってしまうだろうと思います。
これのことは、ほかの主立った本(『速読』『解釈のトレーニング』など)でも
共通していえるのではないでしょうか。
ただ、『英作文のトレーニング 入門編』は全体の構成もしっかりしていて、
ユニークな視点も得ることができるので、この限りではありません。
14いいめえる:2001/06/19(火) 09:21
レス14 ●よくある質問4
【Q】単語集はどれがいいのですか?

【A】単語集を使うこと自体は否定していませんが
『DUO』と『速単』のどっちがいい、なんて質問は無視しています。
どれを使ってもいいと思います。

たしかに単語集は必要なことがあります。それは3段階に分けられます。
1段階目は、本格的な文法の勉強をやる場合に必要な中学レベルの単語1500程度です。
(『入門英単語』を推薦するときはこの意識があります。)

2段階目は読解演習を始めるときに最低限必要な単語で
『ターゲット英単語』でいうと、受験では1900のうちの1500が必要ですが
その1500のなかの最初の800単語くらいがかなり重要です。
(『基礎ターゲット』にも重なる部分がありますが)
これは最初に身につけておかないといけないのですが
文法と構文の本をなんとかなんとか読みこなした人は
おそらくそのレベルはクリアしていると推測できます。
また、このレベルの単語は英文にどんどん出てくるので、
単語集を使ってもかなり覚えられるので、使ってもまったく差し支えはないでしょう。

1500のうちの残りの700は読解演習を数ヶ月重ねているうちに身につきますが
やはり漏れがある場合があるので、11月あたりに一度見直したほうがいいというわけです。

さて、3段階目にあたる以下のアドバイスは、いつも秋以降にやるものです。

1900のうちの最後の300〜400はいらないのか、と疑問に思いませんでしたか?
答えは、いらない人もいれば、いる人もいる、というものになります。
比較的やさしい英文を出すところならいらないでしょう。

また、必要な人であっても、じつは志望学部で違ってきます。
このレベルの単語は分野ごとのキーワードになるものが大半です。
学部ごとの英文のテーマは、だいたい分野が限られているので
過去問で慣れてしまったら、あとはその分野の英文を読んだり
『英単語分野別』や『リンガメタリカ』で、絞って覚えたほうが効率がよくなります。
(出ない分野は大学に入ってから覚えてもいいですよね)

蛇足になりますが、単語集のことはよく聞かれるので、まとめておきます。
ボクは学生に『ターゲット』を勧めていました。
難易度と重要度の順番になっていて、例文が別冊でチェック用に向いていること
重複のない『基礎ターゲット』があること、などがあります。

でも、最初から『速単』のように英文で覚えたい人はそうすればいいし
例文暗唱をかねて『DOU』を使いたい人はそうすればいいし
『2001』でも『システム』でも、ほかの単語集でもなんでもいいのです。
ただ、「入試問題数十年分を分析した。これまでの単語集は間違い」なんて言う人がいると
「単語の傾向は学部によって違うのによく言うよ」と思います。
すべての学部を分析している時点で、
万人向け=そこそこの的中率、にしかならないことに気づいていないのです。
また、「基本単語」をどこで線引きするか、文法・語法問題に出る単語をどう処理するかで
どんな単語集だって一長一短が出てくるモノです。

「どの単語集がいいか」という議論はまったく不毛です。
15いいめえる:2001/06/19(火) 09:21
レス15 よくある質問5
【Q】不定詞がぜんぜんわかりません。

【A】次のことを確認してください。
不定詞のポイントは以下の3つです。
不定詞とは「決まっていない言葉」という意味
→では、to doと言ったときに、「何が決まっていないのか」を考えます。

1. 品詞が決まっていない
to doというだけでは、これが名詞か形容詞か副詞か、どの働きをしているのかわからない。
→だから文全体から判断するしかありません。
2. 動詞が決まっていない
to doというだけでは誰がdoするのか、つまり(意味上の)主語がわからない。
→主節と同じが、一般的な人の場合はfor 〜をつけない。
He seems to be rich.(to beの意味上の主語はHe)
It is not easy to master English. (to masterの意味上の主語は「一般的な人」)
3. 時制が決まっていない。
to doというだけでは過去か現在か未来かがわからない。
→主節が過去なら過去。未来なら未来。現在なら現在だが未来志向的。
+主節より1つ前ならto have 過去分詞となる。

【追加という名のおまけ】不定詞の副詞用法がよくわかりません。
【A】まずは伊藤メソッド的に覚えておいてほしいのが、
To不定詞で英文が始まっている場合です。
To master English…で英語が始まっているときに
「『英語をマスターするために』かな?」と副詞用法として考えたとします。
ところがTo master English isとbe動詞が続いたとしたら読みを修正して
名詞用法と考え直します。「英語をマスターすることは…」になります。
もちろんTo master English you have to…なんてあったらその読みでOKですね。
まずはこれができることが大切です。

次に、副詞用法の「意味」の問題があります。まず、「目的」と「結果」。
A. We went to school to study English.
B. He grew up to be an English teacher.
Aは「英語を勉強するために」という目的で、Bは「英語教師になった」という結果です。
違いはAのwentとBのgrew upのところです。
「行く」という行為は自分の意志でやっているのでto以下はその目的となり、
「成長する」は自分の意志とは関係ない行為なので結果になる、というわけです。
(だから「学校に行く」のが自分の意志でなければ結果のこともあります)
この2つはまとめて考えます。
英語をアタマから読むためには、どちらも結果で訳せばいいからです。

Aだと「我々は学校に行って、英語を勉強した」と考えれば、返り読みしなくてすみます。
あとは「原因」と「理由」ですが、これも同じように考えられます。
A. She was happy to find it.「それがわかって彼女は幸せだった」
B. She must be crazy to eat that food.「その食べ物を食べるなんて彼女はおかしいのか」
Aは主語の感情をあらわしているので、to以下はその原因 <br> Bは話し手の判断なので
to以下はその根拠(理由)というわけです。これも、両者とも「なぜなら」とつなぐと、
アタマから読めるのでセットにします。
Aは「彼女は幸せだった、なぜならそれがわかったから」
Bは「彼女は気が触れたに違いない、なぜならその食べ物を食べたからだ」
のようになります。
16いいめえる:2001/06/19(火) 09:23
レス16 ●よくある質問6
【Q】カンマの使い方がわかりません。
【A】カンマには以下のような機能があります。
● カンマの役割1 意味の切れ目を示す。
ほとんどはこれです。基本ですね。
When S+V,S+V.のときのカンマはまさにそれです。
● カンマの役割2 言い換え A,B「A、すなわちB」
Aだけだと読み手に意味がわかりにくいときなど、わかりやすくなるようにする役割です。
同格はこの例が多くなります。
● カンマの役割3 付加説明 <br> A,B「A、つまりそれはBのことなのだが」
2と似ていますが、Aまで一応意味が完結していて
さらに説明をするときの使い方です。
I have two sons, who are teachers.「人の息子がいるのだが、3人とも教師をしている」
このカンマは、付加説明のためのカンマです(非制限用法)。
● カンマの機能4 挿入の印 A,X,B→A(X)B
カンマ2つで、かっこ1つぶんになります。
つまり、連続性のあるABのあいだに、前か後ろから語句を持ってきた例です。
He's right, however, …のような例はすぐ思いつきますよね。
● カンマの機能5 並列のカンマ A, B and C→A and B and C
等位接続詞andを使えば、
A and B and C and D and ...X and Z
ように同じ性質の言葉をつなげることができますが
普通は最後のandだけを残して、ほかはカンマで代用します。
→A, B, C, D, .....X(,) and Z

●よくある質問7
【Q】高1〜2生の学校の授業を中心にした勉強の仕方を教えてください。
【A】まずは授業の予習を中心に考えてください。
授業で復習が完了するくらいの予習の深さが必要です。
リーダーの英語は、学習辞書をフル活用して味をとっていく、できれば全訳して
授業で添削するようにするといいでしょう。
また、授業で読み終わった英文は必ず音読すること。
意味をとりながらゆっくり音読してください。
定期試験までに少なくとも20回以上読んでください(定期テストの点数に反映されます)。

同時に文法の本を読んでいくと目に見えて実力がアップします。
本は学校で買わされた「総合英語」を少しずつ、練習問題もきちんと解きながら
読み進めてください。
もう一つのポイントは自分の英文読解の基本書を作ることです。
つまり1年かけるつもりで自分のお気に入りの参考書を読むことをおすすめします。
これだけできれば、高1は十分すぎるくらい十分です。
本は自分で探してください。自分のためです。足が棒になるくらい本屋さんを回って、
もちろん先生や先輩の意見も参考にしてかまいませんが、
「これだ!」って思える本を見つけましょう。
17いいめえる:2001/06/19(火) 09:23
レス17 ●よくある質問8
【Q】学校で配布された『桐原英頻』は役に立ちますか?
【A】「桐原の英頻」の解説は一貫して
「(問題では)Aとなっているから、Bが入る」という形式です。
AゆえにBはもちろん、もっとも基本的な論理展開で、
ほかの本の解説(たとえば「駿台の英頻」)と比べてみてください。
ほかの本はまず文の構造としくみ、つまり文法を解説し
「Aは〜という文法事項を含んでいる。問題Aは〜となっているから答えはB」
というようになっています。「桐原の英頻」では文法解説が不十分です。
また問題の並べ方にもなんの統一性も思想もありません。
あえていえば、点数になる順番、かもしれませんね。
ようするに問題の解法しか書かれていないわけです。

その結果、1.文法がわかっている人
文法がわかっている人は、文法解説は必要ないわけだから
最低限の問題解法さえあれば、「間違えた」ということさえわかれば
それで次は間違えない、というわけ。
2.まだ文法があやふやな人
2の人は文法はわかっていないわけですが
解説に「〜という問題なら・・・が入る」となっているわけで
解答と解説を丸暗記しておけば類題が出たときに答えられるわけです。
しかも、この本1冊まるまるやれば、だいたい対応可能です。

ところで、2の人は文法問題はやっているけれど
文法そのものはやっていないわけですね。
つまり「問題の類型と対策」だけをやっただけで
「文法問題で英語のしくみを考える」ということをやっていないわけです。
でも、点数は確実にアップするわけで、しかも問題を見ただけで「あ、例の問題だ」と
わかるので解答時間もすごく短くてすみます。 このあたりが1の人と違う部分です。

実際、出題者の中にはこれを驚異に感じている人がいて
問題に巧妙なワナをしかけて2の受験者にふるいをかけることもあります。
文法は「桐原の英頻」のみという人はすぐひっかかります。
そのあたりは予め考慮してください。
18いいめえる:2001/06/19(火) 09:24
レス18 ●よくある質問9
【Q】会話問題が苦手です。対策を教えてください。
【A】会話問題ができないのは、文章の暗記不足というより、
読んだ英語の絶対量が不足しているためでしょう。
入試の会話長文は、英会話や口語表現の勉強をしていなくても解けるものが中心です。
ああいった類の問題は知識ではなく、英語的な発想をできるかどうかを試しています。
早い時期に口語表現の対策を立てる必要はありません。
最初は構文をしっかり勉強して、なるべくたくさんの英文に触れるようにしてください。
19いいめえる:2001/06/19(火) 09:33
スレッド19から
>375
>ソフィア・ロドリンゲさん

>自分が煽られる立場になって、
>以前「英語太郎」さんが仰っていたことがよくわかりました(笑)
>だいたい読み方のこと聞いたことがないボクには関係ないんですが、
>先に書いたように見ていられなかったので…

あんまり気にしないでください。
ボク、彼らの書くモノにあんまり興味ないもので、読んでもいないのです。
ロドリンゲさんや、キャットキラーさんのレスで
なんとなく状況がわかる程度ですので(笑)

>以前の宗教戦争の時もいましたね、関与してませんが…
>あの時とはずいぶん変わりましたね…ボクのレスも…

ほんと、いろいろありますね。
「たかが受験英語」といいながら、いろんなことがあるんですね。
ボクのほうは、最近は慣れっこになってしまいました。

>抹殺ロドリンゲさんは呆れてたんだろうな…

ははは。いらっしゃいましたね。
厳しいようで、優しい人でした。ボク、こういう方好きですね。

>で、ビジュアルやってたんですがどうなの?前から訳すって…
>結局全訳しちゃったんだけど、

それでかまわないですよ。
ただ、やはり伊藤先生の「なるべく英語の順番で訳す」という
テクニックは盗んだほうがいいと思います。
『ビジュアル』が終わったら、よかったら『テーマ別』に移行してください。
そこに「構文と訳出」という、伊藤流の訳し方テクニックのエッセンスがあります。
ぜひ活用してください。
20いいめえる:2001/06/19(火) 09:35
スレッド19から
>376
>梅雨嫌いさん
>今、英ナビ+英頻をコツコツやってます。
>もうそろそろ基礎英文問題精構が終わる(ここ見つける前からやってた)のですが、
>ビジュアルの1だとレベル的に、どうなのでしょう?

ぜひ『ビジュアル』の上巻もやってください。
そこで大切なのは、英文が読めることではなく
いかに「英語を頭から読むための下地を作るか」です。
上巻にはそんな大切な情報がたくさんつまっています。
下巻だけやるのでは、本当にもったいないと思いますよ。
21いいめえる:2001/06/19(火) 09:37
スレッド19から
>387
>英語太郎さん
>ふふふ、やってます・・・。笑わば、笑え。だけど本当に効くよ。
>時間区切ってやってるんですけど、慣れてくるとそんなに退屈じゃないというより
>おもちろいです・・・。

ふ〜、そうなんですか。
やっぱりボクとは実力の「質」というもんが違うような気がしますね。
英語太郎さんの見識の広さにはいつも感心しておりましたが
コツコツと努力をなさる姿も今後は敬服いたしたいと思います。
・・・でも、ボクはやりませんよ(笑)。
22いいめえる:2001/06/19(火) 09:37
スレッド19から
>388
>ビジュアルでわからない箇所が何カ所かあるのですが
>何を参考にすれば解決できますか?

どういったタイプの疑問かによって違いますが、辞書ではわからない、ということでしょうか?
文法の深い解説ならば『英文法のナビゲーター』を参照するといいのではないかと思います。
こまかい文法現象についてであれば『ロイヤル英文法』をオススメします。
また、構文としてわからないものは
『英文解釈教室 改訂版』で引くとかなり理解できると思います。
23いいめえる:2001/06/19(火) 09:38
スレッド19から
>414
>世界@名無史さん
>世界史の青木先生の実況中継についてはどう思われますか?

あれ、ボクが世界史を教えていたことご存じなんでしょうか?
その本は歴史を有機的につなげるのにはたいへんいい本だと思います。
ただ、どうしてもおのおのの術語がすべて「青木流」の焼き直しされていて
自分のイメージできる言葉に解釈し直す必要はあると思います。
また正確を期すためにも、1つ1つの術語は山川の『用語集』で
逐一チェックすべきでしょう。それでかなりのところまで学べます。
24いいめえる:2001/06/19(火) 09:43
スレッド19から
>425
>英文が複雑になってくるとお手上げ状態です。
>どこがどこを修飾するのかがわからなくなります。

1つには等位接続詞(and, but, or)が並べるもの(並列するもの)が
どれとどれか、という点に気をつけるようにしてください。
それに気を遣うだけで、かなり構造は見えるようになります。

同時に、伊藤先生が使う記号をマスターしてみてはいかがでしょうか。
S=主語、V=動詞などの基本的なもののほかに
M=副詞的修飾語などの記号があります。
そういったものは『ビジュアル』の下巻にまとめて書いてあるので
まず、それを覚えて、自分の分からない英文の下に
その記号を書き込むようにしてください。
正確に書き込めるようになれば、構造をおのずと見えてきます。
25いいめえる:2001/06/19(火) 09:50
スレッド19から
>960
>黒田”最高”哲弘さん
>僕は偏差値42の文字通りドキュソでして今は基本はここだをやっているのですが
>思い切って解釈教室にチャレンジしようと思ってます。
>こんな僕でも挫折せずきちんと読了すれば英文がよめるようになるでしょうか?

もちろん読めるようになりますが、ちょっとばかり危険でもあります。
やはり挫折する可能性があるからです。

『基本はここだ』を読んでいるのであれば
次に『ポレポレ英文読解』をやることをオススメします。
やはり同じ著者の本のほうがくせがつかめていて理解がしやすいと思います。

やるときは、かならず例題を全訳してください。
そして、解説を読みながら、自分の書いた訳を添削するようにしてください。
できれば、人に添削してもらうのでベターです。

余裕があるとか、『ポレポレ』が終わったということであれば
『英文解釈教室 基礎編』で、長めの英文にチャレンジすればいいでしょう。

そこまでやれれば、偏差値60台にのれるはずですが、
これは「文法がきちんとおさえられていれば」という条件付きです。
文法が不安であればやはり『英文法のナビゲーター』をやったほうがいいのですが
とりあえず、『基本はここだ』→『ポレポレ』をがんばって仕上げてください。