がんばれ琴桐ヶ窪

呼び出ししっかり！！噛むなよ行司！！

２ゲット！　完

今までのおさらい
琴桐ヶ窪は幕内上位に定着している文字通り最高実力者であるが、八勝七敗と
七勝八敗を交互に繰り返し、いつまで経っても役力士にはなろうとしない。
しかも、その負け星も不戦敗と休場であり、戦って負けた事は一度もない。
身長１９９ｃｍ／体重１９９ｋｇであるが、固太りでとてもそれだけ体重があるとは見えない。
もっとも、体重計に乗った事が無いので本当のところは判らない。
取り口は汚いの一言で、勝つためには何でも使う。

毎場所、宿敵高見盛とは死闘を繰り返し、その度に犠牲者が出る。
趣味はクレーンゲームであり、毎夜ゲームセンターに繰り出しては
菓子を総取りして帰るので歌舞伎町では特に嫌われている。
先場所も歌舞伎町で高見盛の後輩とつまらない事で意地の張り合いをして
徹夜でクレーンゲームをやり、余りの眠さに土俵上で居眠りをして
いきり立った高見盛から殴られかけたが、よろけた瞬間に頭突きをしてしまい
高見盛は意識不明の重体となり勝利を治める。
そして名古屋・・今場所の琴桐ヶ窪の活躍や如何に！！

知らぬ間に琴桐ヶ久保から改名されてしまった琴桐ヶ窪は>>1に対して復讐を誓った

その他のキャスト紹介
婿養子親方
琴桐ヶ窪の部屋の親方だが、婿養子でかみさんに頭が上がらない。
リカちゃん人形を溺愛するロリコンで、琴桐ヶ窪にもバカにされている。
武蔵川理事長
相撲協会理事長で、必殺技はカラオケ脳みそ崩しである。持ち歌はトシちゃんの
「ぎんぎらぎんにさりげなく」だけ。これ以上ない安い出涸らしを、重さ五キロの
湯飲みで毎朝飲んでいる。
高見盛セイケン
青森県出身の力士。もっと強くても良いが、米ババア様を心臓麻痺に追い込み
おナメクジ様のご託宣をバカで飲み込めず強くなるチャンスを悉く逸している。
得意技はお笑い返し。
前理事長北の湖敏満
西川医師に脳手術をされ、ついには武蔵川の必殺技で脳みそを破壊されてしまう。
国技館の理事長室のトイレで人事不省となったままである。
琴桐ヶ窪を追放しようとして、伝説の化粧まわし「ぬこたんハァハァ」を
盗み出した事もあった。
西川史子医師
脳みその整形外科医。見にくい脳みそを見栄え良くする研究に没頭し、ついには
何人もの脳みそ入れ替え手術を敢行するが、摘出した脳みそを混ぜてしまい
誰が誰やら判らなくなり、適当に入れ込んでしまう。究極のサディストでもある。
木村庄之助医師
西川の師匠なのだが、西川の責めの虜となり、何でも言う事を聞いてしまう。
ロウソクと言葉責めが大好き。表の稼業は相撲の行司である。

そう言えば間違えた！！

「あんたの気持ち、俺にはよく分かるぜ　おいらに復讐の手伝いをさせてくれよ」
三段目力士右肩上りが助っ人を申し出た。
二人は長ドスとスタンガンを持って>>1の自宅へ向かう。

>>1の自宅に向かう道すがら、二人は世間話をかわす
「西川史子が婚約したってよ」
「マジでっか？」
「マジ」

キャスト紹介続く
霊元童子
霊能者であり超能力者なのだが、持って産まれた卑しさと騙されやすい
脳みそのおかげで琴桐ヶ窪に騙され続ける。ミスドのドーナッツに弱く
特にストロベリーリングに眼がない。
貴乃花親方
何を言われてもにこやかな人。常に笑顔を絶やさないが、その実部屋は傾いて
弟子が居なくなるのも時間の問題。婿養子親方のかみさんと貴乃花親方のかみさんは
親友であり、連れだって遊びに出かけてばかりいる。
ふぐり錦
琴桐ヶ窪のライバルの一人。回しからはみ出す巨大なふぐりがトレードマークである。
相手の頭をふぐりに突っ込ませて窒息させるふぐり責めが得意技。
栃の猿
同じくライバルの一人。突っ張りと見せかけてのひっかきが得意、
琴恋ヶ窪、琴鷹の台
琴桐ヶ窪の付け人

二人はホームセンターで荒縄を、ドラッグストアでイチジク浣腸を購入した。
さあ、>>1の自宅はもうすぐだ。

>>1　もしもし、わたしコトキリガクボ、いまあなたの家の前にいるの…

>>1さん、琴桐ヶ窪に命を狙われているあなたを助けられるのは私だけです
さあ、すぐに私に連絡先を教えてください
簡単です、このスレにメアドか携帯の番号を書き込めばいいのです
手遅れにならないうちに、急いで！

090

何をためらってるんですか
さあ勇気を出して書き込んで！

琴桐ヶ久保じゃなかったっけ？？

080

どっちやねん！

琴桐ヶ久保ね

 >>1　もしもし、わたしコトキリガクボ、いまあなたのうしろにいるの…

>>1を恫喝して元の四股名を取り戻した琴桐ヶ久保であったが、
名古屋場所初日の割を見て驚愕した

東　琴桐ヶ久保　　-　　琴桐ヶ窪　西

霊元童子は>>1を欺して携帯番号を聞き出そうとしたが、失敗してしまった
そのため名古屋に居られなくなり、貨物船に忍び込んで悪石島へ向かうのだった

>>20から行きます。

「関取！！関取！！偉いことです！！」
寝起きの悪い琴桐ヶ久保の部屋は二重の鉄格子でガードされている。
その鉄格子を付き人の琴恋ヶ窪が叩いた。
「なんだ？？ふぁぁぁあぁあぁああぁぁぁああああ〜〜〜」大欠伸をして
素っ裸のままで起き上がる。
凄まじい朝立ちで、豪砲が天井を向いているがお構いなしだ。
「この割りを見てください！！」
「なんだ・・？？んんん？？琴桐ヶ久保に琴桐ヶ窪だと？？」

話は二週間前、極秘裏に国技館の理事長室で行われた会議に遡る。
出席者は理事長に貴ノ花親方、高砂、木村庄之助、そしてなぜか霊元童子・・・
コンコンとノックの音がして、婿養子親方が現れた。
真っ青な顔をして、冷や汗を浮かべている。
「なんだ？？またかかあに叱られて腹をこわしたのか？？」
理事長の冷ややかな視線で、冷や汗がぽたぽた落ちる・・・

「おっ　おっ　遅れ遅れ遅れましましまして　すすすすすすすみませせせんん・・・・」
「まだ定刻の五分前だ。遅刻じゃないぜ」
「そそそそううですですですか。良か良かった・・・」
ドスンと音をさせて、ホートク椅子製のパイプ椅子に座る。
そして、出涸らしのお茶が益子焼きの大湯飲みにつがれて運ばれてくる。
理事長には使い慣れた茶渋だらけの湯飲みだ。
ずずずずっとすすった瞬間に、理事長は大声を張り上げた。
「こんな良いお茶っ葉誰が使えと言った！！」
ドアを開けて、秘書の柳田さんが恐る恐る顔を覗かせる。
「そう言われましても・・・これ以上安いのになりますと、もう豚の餌用しか
ありませんが、どういたしますか？」
「良いじゃあねえか。その豚の餌用を取り寄せろ。だいたい茶なんてものはだな・・」
何よりも貯蓄が趣味の理事長である。
理事長室の椅子だって、自分以外の椅子は全てオークションで売ってしまって、全員
ホートク製のパイプ椅子なのだ。
部屋の額も「勝負一筋」とか「乾坤一擲」とかそれらしいのが掛かっていたが、
武蔵川になってからと言うモノ「ケチは美徳」「今日の一円明日の二円」とか
訳のわからない額に代わっていたのだった。

ひとしきり茶っ葉のうんちくが済んで
「さあ諸君・・・言うまでもない、琴桐ヶ久保の件だ。だいたい、奴は前相撲よりこの方
相撲で負けたことはない・・・が、全場所勤めた事もない。関取になるまで毎場所四勝三敗で
それも不戦敗だ。関取になってから、八勝七敗と七勝八敗を繰り返して、それで
前頭二枚目に落ち着いた。こんなバカな話があるか！！ああ？？おかげでオレは
家で何て言われてるか知ってるか？？」
「アハハ　アハハ　それは大変な事です。相撲界の大不祥事です。アハハハ」と
貴乃花は明るく懸念を表明した。

懐かしいな。桐ちゃんスレ。期待してまつ。

「オレはだな、オレはだな、家で役立たずの理事長って孫に言われるんだ！！
それで、いつもベビースターラーメンを強請られてだ、幾らすると思ってるんだ！！」
余りの巨額の出費に、血圧が最高２８０まで行くと理事長は興奮して机を叩いた。
益子焼きの大湯飲みがそのたびにゴトンゴトンと大きな音を立てている。
「幸にだ、この霊元童子君がそんな琴桐ヶ久保をやっつける秘策をお持ちだと言う。
オレはだな、清水の舞台から飛び降りる気持ちで、五百円を出してミスドでドーナツを
ごちそうし、協力を仰いだのだ！！判るか諸君！！この気持ちが！！」
おお〜〜と、一同はどよめいた。
それは凄い出費であり、まさに理事長の心中は犬吠埼に押し寄せる荒波の如く泡立ち、千切れ
ごうごうとおどろおどろしい音を立てているのだ！！
まるで不動明王の如く忿怒の相を浮かべ
「五百円だぞ！！五百円！！！全て琴桐ヶ久保一人の為だ！！判るかね諸君！！」
思いあまってドン！！と机を叩いた時に、理事長室のトイレに干からびてぶら下がっていた
前理事長の干物が・・・便器に落ちたのである。
なんとなれば、武蔵川理事長は水も使うのは勿体ないと、駅のトイレで用を足しているので
理事長室のトイレがどうなってるかなんて知らなかった。
前理事長の干物に徐々に水が染み込み始めた・・・

その頃・・・
墨東病院近くの西川医院の地下で、西川史子は壮大な実験を始めていた。
その壮大さに、西川は興奮し顔は上気し鼻息も荒くなっていた。
そうなのだ・・近くの小料理屋で働いている華原某を捕まえてきて、その脳みそに
あらん事か・・世界のヘイポーの脳を移植しようと言うのである。
彼女の研究に因れば、最高のＭ女を創る為にはその女性の脳に最高のＭ男の
脳を移植すれば良いのだ。
「これであたしは金持ちになるの。年収四億は硬いわね。それにしても、男の方が女より
小さいってどういう事かしらね？あと、こいつチン毛に白髪生えてるじゃないのさ。
ロウソク肛門責めするよ！！って言ったら、もうハアハア言いながら付いて来ちゃって、
タクシーの中で勃起しっぱなしなんだもんさ。まあ良いけど、おかげで最高のＭ女が
出来るって事・・フフフ・・さあ〜〜朋ちゃん〜〜良い子ね〜〜いつもお味噌汁の実を多く
装ってくれてありがとうね〜〜朋ちゃんの夢は歌手だったよね？？でさ、彼氏に振られちゃって
可哀想に・・・あたしだって振られちゃって、悲しくてメスで彼を切り刻んで山羊に食べさせちゃった。
でもね、貴方ハートも脳も弱いでしょ？？だからね、あたしの研究の為に犠牲になってね。
ごめんね朋ちゃん・・今度産まれてくる時は、絶対やせぎすの女みたいなミュージシャンに
引っかかったらダメよ・・・」
彼女の秘密研究室には山羊が飼われていて、メスで切り刻まれた研究の成果達を
食べ尽くす役割を担っていた。
山羊の足許には、薄汚れた海水パンツや趣味の悪い赤いメガネ、ハードゲイの着る
革の上着などが散乱していた。

残念な事に、西川医師は致命的に記憶力が弱かった。
自分の過去の実験についてメモも取っていないし、まして記憶なんかいい加減だった。
南海キャンディーズ・山ちゃんの脳を無理矢理理事長に移植した事も忘れていた。
あれからというもの、彼女は脳みそをコレクションする事に執着して、いろいろな手練手管を用いて
様々な人々の脳みそを集めていた。
そして、残った骸を切り刻んで山羊に食べさせていたのだった。
すっかり人肉の味を覚えてしまった山羊は、人食い山羊と化してしまい夜ごと夜ごとに
西川医師に人肉をせがみ、メエメエと鳴くのである。

脳みそは彼女の開発した担々麺のタレに漬け込まれていて、独特の風味を増していた。
なぜ担々麺のタレが良いのかは彼女も判っていなかった。
ただ、カレーうどんのつゆよりも脳みそは格別に美味しくなるというだけの事で・・・
もっと美味しくなるタレは他にあるのかも知れないのである。
実験には失敗も伴うから、失敗すればその脳みそを証拠隠滅で食べてしまわなければならない。
山羊は偏食で、人肉は食うくせに脳みそを食べようとはしなかった。
最初は恐る恐る食べていた西川医師だが、担々麺のタレに漬け込んだ脳みそは
確実に彼女をして痺れさせる味だったのである。

怒りの余りテーブルを何度も叩いて、やっと武蔵川の怒りは少し醒めた様子である。
「このあたで、では霊元童子君から琴桐ヶ久保を退治する秘策を聞くとしようか。
なんせ、五百円も出したんだからな！！それを忘れて貰っては困るのだ！！
良いか婿養子親方、そもそもお前の監督がなってないからこんなに困るんだぞ。
本当を言えば年寄株も召し上げたいくらいだ！！」
コホン、っと咳払いを一つして、霊元童子は静かに語り始めた。
「そもそも、琴桐ヶ久保を退治するにはまともでは勝てません。それだけに、琴桐ヶ久保と
同じだけの実力のある力士を育てなければなりません！」
高砂はしきりと鼻をほじっていたが、大きな鼻何とかを掘り当て、それをどうするか
悩んでいる最中に話が佳境に入ってしまい、そのまま鼻に指を突っ込んだままでいた。
「しかしそれには時間が掛かります。そこで、外見と名前を同じにすれば良いだろうと
考えたのです。名は体を表すと昔から申しますので、それを狙おうと言う事です」
おお〜〜〜と一同はどよめいた。
「なあ！！さすがに霊元童子君だ。五百円を出した甲斐もあると言う事だな！！」
理事長は胸を張り、思わず鼻歌を歌いそうになった。しかしそれを抑える発言が
高砂から為されたのである。
「フガフガ・・・それはそうまもしめませんま、のうやってそのりぎしをさがすんれすま？」
（それはそうかもしれないが、どうやってその力士を探すのだ？）
指を鼻に突っ込んだまま、高砂は質問をした。
霊元童子はそこで胸を反らせて・・・
「過去の対戦を見ますと、一番善戦をした力士が高見盛セイケンであります。
その彼を琴桐ヶ久保に改造してしまえば良いのです」
「しかし、しこ名は同じのはダメでしょ・・・」と木村庄之助は軍配を構えながら
冷静に言葉を選んだ。
「何言ってやがる。字を変えちまえば良いだろうがよ。なあ審判部長！！そうだろ？？」
「アハハハ　アハハハ　その通りです。実にすばらしい提案です。笑いがこみ上げます！」
貴乃花は明るく答えた。
「じゃあ、久保を窪って字に変えちまえ。高見盛セイケンは今日から琴桐ヶ窪だ！！」

「ちょちょちょちょちょっとととっとまままままま待ってください！！琴って字は「
佐渡ヶ嶽部屋の・・・」
「何言いやがる！！婿養子のクセして、ただで部屋を貰ったのは誰だ？？
琴の字はお前だけが使えるのかよ？？ああ？？お琴習ってる奴はお前に許可採って
お琴ならってますって言うのか？？諸君らはどう思う？？それでどうだ？？」

聡明な読者の皆様は覚えておいでだろう・・
西川医師の師は木村庄之助と言う医師であった事を。
そうなのだ・・・庄之助医師は西川史子の鞭裁きにすっかり虜にされ
今や脳みそ調達人として動いているのだ。
あるときゃ片眼のテレビ芸人、あるときゃキザな餃子好きの紳士、そしてあるときゃ
相撲の行司・・・しかしてその実態は、脳みそ調達人木村庄之助元正なのだ！！
そしてこのアイデアを霊元童子が考えつくはずもない。つまり・・木村庄之助元正の
入れ知恵なのだ。
その目的とは、史上最高のドケチ武蔵川の脳みそをアラブの金持ちに移植して
莫大な富を全て自分に貢がせようという西川医師の野望だったのだ！！！

お・おそろしい・・・

自分が狙われているとは知らない理事長は、自分のアイデアに酔いしれていた。
そして、貴乃花審判部長の明るい空虚な笑い声が理事長室に響いていた・・・
婿養子親方は冷や汗をしたたらせながら、俯いていた・・・と、お腹が痛くなった。
「す・・・す・・・スミマセン・・・トトトトトットト・・・」
「なんだなんだ？？ああ？？トイレならダメだぞ！！駅行ってしてこい！！
水だって幾らすると思ってんだ？？オレなんかサラ金のティッシュでケツ拭いてんだぞ！！」
「ああ・・ああっ・・・ももももももももももれもれもれ・・・・」
「じゃあ二百円出せ！！」
婿養子親方は財布を放り投げた。
その中にはやっとかみさんからせしめた五百八十円が入っていた。
おしりを押さえながら、婿養子親方は理事長室のトイレを開けたその瞬間・・・





ぎゃあああああああああああああああああ〜〜〜〜と言う絶叫が国技館に木霊したのだった。

その頃、西川医師はヘイポーの頭蓋骨をノミと金槌でこじ開けようとしていた。
最初の一鑿を・・・入れた瞬間、
「あっ　痛い　痛い　ああ〜〜気持ちいい！！」とヘイポーは悶えた。
「あれ？？麻酔してなかったかな？？何でよ〜〜〜おかしいな・・・ああ・・そうだ
麻酔してなかったっけ。じゃあこいつ何でここでチンポ出して寝てるんだ？？
おい！狸寝入りは止しな！！お前麻酔されてないの知ってたな？？？」
「いや・・・その・・・つい・・・良いですねえの波が押し寄せまして、しかも
廻りがヤリマンだと言うモンですから、このまま寝ていればオサセだなと・・・」
「ふ〜〜ん　そおかい。で、お前はこのあたしとしたいと、そう言う訳だ？？」
「はい・・・そのケバイ化粧が抜きキャバその物なので・・・ウヒョヒョヒョ」
ヘイポーの体には不似合いな逸物がどんどん大きくなる。
もう六十も近いと言うのに、反り具合は十代その物だ。
「どうでも良いけど、何でそんなに反るのさ？？チンゲに白髪生えてるのに、
中学生のガキ並に反ってるじゃん。オナニー毎日してるんだろ？？ああ？？言ってみろ！！」
言うが早いか、ヘイポーはその逸物をしごきあげ始めた。
「ああ・・・良いですねえ良いですねえ・・・ああ・・来てます波が！！」
「こらっっ！！！止めろ止めろ！！」
西川医師が止めるのも聞かず、逸物をしごき上げ、そして身を思い切り反らせながら・・・

ビシュッッッッッッ　ビシュッッッ　ビシュッ・・・・と凄まじい勢いで白濁した
液体を西川医師めがけて放出したのだ！！
「うわっ！！！」
その破壊力凄まじく、西川医師は壁に叩き付けられ、意識を失ってしまった。

ヘイポーは長年の夢適ってここでオサセの西川医師と出来ると思うと・・
今放出したばかりのデカペニスが完全に収縮せずしずくを落としながら
ゆらゆらと揺れさせていた
それを時々しごきながら、一定の硬さを維持しながらこの西川医師をどう料理しようかと
舌なめずりをしながらその白衣姿を眺めていた
やがて、意を決してその白衣のボタンを一つ外す
思ったよりも乳房が張り詰めている様子で、予想以上の動きを見せた事で
ヘイポーのデカペニスが完全に上を向き始めた
ズキン　ズキン　と脈を打つ度にその逸物は揺れて、しずくを落とすのだった
「ウヒョヒョヒョヒョヒョヒョ・・・・・ヒヒヒヒヒヒヒ」
顔を上気させてヘイポーは次のボタンを外しに掛かる・・・

その頃、理事長室のトイレでは干からびていた前理事長が水気を吸ってどんどん
蘇り始めている・・・
婿養子親方は恐怖で絶叫し、トイレの隅で膨れ上がる前理事長を固唾を呑んで凝視していた
もはや声も出ない有様で、先ほどの腹痛などどこかへ消えてしまっていた。

その絶叫を聴いた一同は、何が起こったのか咄嗟に浮かびもせず、沈黙が流れた・・・
しかし・・・
「そう言えば婿養子は裂れ痔だってな？？オレに良い痔の薬ありませんかって聞いてきた
んだよ・・だから、ケツの穴でも裂けたんだろうぜ・・フン」
「いやぁ・・あへはふぁふぁふぉふぉひゃああふぃふぁせんひょ（いやあ　あれは
ただ事じゃありませんよ）」と高砂は依然として鼻に指を突っ込んだまま
答えた・・そこで理事長は
「オイ　じゃあ全員で見てこい」と横柄に命令をする・・
実はこの時を庄之助医師は待っていたのだった。

庄之助医師の得意技はメス投げと注射器投げだった。
そのいずれも、的を外す事は絶対無く、目にもとまらぬ早業で連射も可能だった。
「庄之助さん、あんた観に行かないのか？」
「ちょっと草履の鼻緒がよれまして」
「あいつら、トイレットペーパー持ち出すかも知れんから監視してくれな！！」
「判っておりますとも理事長様」
高砂が鼻に指を突っ込んだまま、部屋から最後に出ていったその刹那
庄之助医師の注射器が宙を飛んだ！！

シュン！！！！

首筋に注射器は刺さり、麻酔薬が理事長の体内に・・・
一瞬にして理事長は寝込んでしまった。
庄之助医師は予てから準備していたとおり、裸足行司の木村芋の助と式守珍太夫に
理事長を西川医院の地下手術室まで運ばせた。
あっという間に、理事長は部屋から連れ去られたのである。

一方、トイレに行っては見たが、鍵が掛かっていて中に入れない。
下から霊元童子がのぞき込むと・・・・
気を失った婿養子親方と便座に座っている紋付き姿の大男が見える。
そして、その大男がこちらをゆっくり向いて、にたぁりと・・・
「ひゃああああぁぁぁあぁあぁぁぁぁぁぁあぁああぁぁああ〜〜〜りりりりりりり
りりりりり」
「アハハハ　アハハハハ　どうしたんです？霊元童子君。何を驚いてるんです？」
貴乃花は明るく聞いた。
「りりりりりりりりりり・・・理事長が！！！！！！きっきききき北の湖理事長が！！！」
全員戦慄を覚えた。
それはそうだろう・・武蔵川クーデターの後、行方不明になっていた理事長がトイレにいるのだから！
あの小心者で小うるさい理事長がいなくなって、毎度のお小言が無くなったのだ。
まあ、お茶が不味くなったのは我慢するとしても、その前理事長が現れたのは
大変な事であった。
驚いて、高砂は鼻から巨大な鼻○ごとシポン！と指を出したほどだ。
慌てて高砂は武蔵川を呼びに行った・・・と、理事長室には庄之助医師・・
いや、一応ここでは木村庄之助しかいなかった。
「あれ？？理事長は？？」
「急用で帰られましたよ。あとは示し合わせたとおり、高見盛セイケンを琴桐ヶ窪に
してくれと仰せ付かりました」
「何だ・・無責任だな・・ああ・・・大変なんですよ！！大変です！！」
高砂は急に滝のような汗を流しながらトイレの顛末を語った。
「まず、前理事長をこちらへ！！」
懸命な読者の皆さんは覚えておいでだろう・・・北の湖前理事長が脳手術されて
気持ちの悪いメガネを掛けるなど乱行の末、再度の手術で何とか元には（外見以外）
戻ったというお話しを・・
庄之助医師は・・・木村庄之助は注射器をいつでも投げられる用意をした。

やがて、ドスン　メリメリ　と言う音がして、紋付き袴の前理事長が
担ぎ込まれてきた。

トイレの扉を壊した瞬間、これは偉いことをしたと一同は感じていた。
そりゃそうだろう・・なんせあのケチな武蔵川のことだから、理事降格だの
最悪の場合協会から追放だと言い出すだろう。
「トイレの間仕切りと錠前、ドアは幾らするんだろう？？」
高砂が独り言の様に漏らしたのも当然の事だ。
「アハハハハ　こうなればクーデターですよ。前理事長にお帰り頂いて、武蔵川理事長は
アハハハハ　病気療養と言う事にしませんと・・・」
誰もがこんな事でトイレの修理代を払うのは嫌だったし、さりとて協会追放は困るから
クーデターしかないなと意見が一致するのに時間はさほど掛からなかったのである。
ふらふらの、水ぶくれの前理事長を担いで戻ってくれば今度は武蔵川がいない。
一同は困惑して・・・
「庄之助さん・・ご覧の通りだ。だから理事長に連絡を・・・」
その言葉を聞いた時に、庄之助医師は陰謀が露呈したとこれまた勘違いをした。
脳手術の事、西川医師との事、そして自分の正体・・これはまずいと考えはしたが
どうせ相撲取り風情、何の慌てる事があるかと気を取り直して
「では、私から連絡を取ってみましょう。それより前理事長の具合は？？」
荒い息で目を閉じたままの前理事長であるが、その座り慣れた椅子に座ったとたん
いきなり大きな声で
「おい！！お茶だ！！」

しかし・・かつての最高級玉露も、九谷焼の薄手の茶碗も全て武蔵川が
売り払っていた・・特に、九谷焼の茶碗は不世出の名横綱双葉山愛蔵の茶碗と
嘘を書いてオークションに出品し、２８，９６８円で売っていたのである。
だから益子焼きの大湯飲みにスーパー出涸らしが注がれて出て来た時、当然の事ながら
怒ったのである。
「なんだこの湯飲みにお茶は？？誰がこんなにした？？武蔵川か？？」
一同はどっちがましか、咄嗟に判断した。
あの殺人ソングとドケチ攻撃が無いだけ北の湖の方がマシだなと・・
庄之助医師を除いて、一同は帰ってきた理事長におべっかを使った。

裸足行司二人は予てからの手はず通り、武蔵川を西川医院の秘密手術室まで
運び込みそこで暗号を唱える。
「杉本彩より西川史子」
しかし応答がない・・
おかしいなと思いつつ、今度はもっと緊急性を要する暗号を唱える。
「バカでどぶスは西川以外」
しかしまたも応答がない。
部屋の中で何が起きているのか、その二人には想像が付くはずもない・・・
まさに深夜の惨劇が起きようとしていたのだ！！

ヘイポーに顔射されて気を失っている西川医師の白衣・・そのボタンを外すのが
なによりもあこがれだったヘイポー・・・
何度妄想してＯＡ中にオナニーしたか・・
身長は１６０に満たないのに異常なデカティムポを持っていて、それで何度苛められたか・・
授業中に勃起して、それを見つけられ立たされ・・クラス全員の目を釘付けにさせた中学時代
そして高校では電車の中でホモ痴漢に襲われ、田町駅到着前に射精させられ・・
全ては体に不似合いなデカティムポのせいなのだ！！
しかし、今日という今日こそ、そのデカティムポを西川医師のあそこにぶち込んで
思いの丈を爆発させてやる・・
おお〜〜しかも、何と形の良いバストである事か！！
年齢とは異なり、その弾力と言い形の美しさと言い、大きさも手頃だった。
つんと婦輪向きの乳首を連想し、その乳首を舌先でころころ頃がしながら
熱く濡れそぼったクレバスに指を入れこね回す・・その音を連想すると、次の発射も
程なくと言う感じで剛のモノは揺れている。
ヘイポーは次のボタンを外す・・指が興奮して巧く動かない。
「ククク・・・クソッ！！」
ヘイポーは思わず悪態をついた。
おのれ！！何と言う事だ！！この期に及んで指が動かないとは！！
「ア・・・アハァハァ・・・グググ・・・くぅ〜〜〜」
吐息と言葉にならない声を喉の奥から絞り出し、ヘイポーはそれでも次のボタンを
ようやく外した。

プリンッと言う感じでバストが揺れる。
高そうなブラウスが見えた。
そして、素肌にうっすらと汗を搔いている様が見て取れた・・
ヤリマンと言われているにはほど遠い、雪のようなきめの細かい肌が見えている。

こいつめ・・オレをさんざんコケにしやがって・・
ざまあみろ・・へへへへ・・・オレのデカチンで思い切り突いてやるぜ・・
おお・・出ちゃう出ちゃう・・ああ・・・出ちゃうよ・・我慢だ我慢・・・
そうだ・・ガ〜ス〜の顔を思い出せば良いんだ・・ああ・・・思い出したら・・
やばいよやばい・・ガ〜ス〜の顔でいっちゃういっちゃう・・・ああ・・・ガ〜ス〜
好き・・ああ・・・抱いて抱いて・・・ボク・・ガ〜ス〜が好き！！！！
ヘイポーは自らそのデカマラを思い切りしごき立てた。
随喜の涙を流しながら、ガ−スーへの思いが快感となって脳髄を駆け抜けた！！
ビリビリっと快感がその１５５ｃｍの体を串刺しにし、動けなくなった瞬間・・・

どびゅっっっ！！！！！！！！おびただしい量の精液を放出したのだ！！
そして、しどけない姿で気を失っている西川医師を直撃した！！
「・・・・うううぅぅううぅう・・何だこの匂いは！！ペッペッペッ・・・
栗の花・・・ああああ！！！！！！」
気がついて西川医師は、白衣のボタンが外されているのに気がついた。
そしてほぼ同時に、緊急の暗号が扉の外で唱えられているのも・・・
「西川の鼻毛は人より濃い」
すぐに扉を開け、武蔵川を運んできた裸足行司に命令を下す。
「この、薄汚いチビを捕まえろ！！」

裸足行司二名は、ヘイポーを取り押さえる。
運んできた武蔵川には、西川医師が手際よく冷凍麻酔を掛けて深い眠りに就かせた。
「ああ・・・助けて助けて・・怖いよう・・ガ〜ス〜助けてよ〜〜」
情けない声を出して、ヘイポーはうずくまった。
取り敢えずこいつの脳みそを出してしまわなければ・・麻酔なんか要らないわ。
その場で木槌と鑿を持ち出し、ヘイポーの頭に赤マジックで線を入れてそれに沿って
鑿を振るいだした。
コーン　コーン　コーン・・・裸足行司二名が冷たい眼差しで手術を見守っている。
コーン　コーン　コーン・・・その鑿の音に合わせて、ヘイポーは泣き叫んでいる。
グフフフフフ・・西川医師の眼差しが狂気を帯びてくる。
はぁはぁはぁ・・・ああ・・この感じね。麻酔掛けないでやるオペは良いわ〜〜
エクスタシーを感じる西川医師であった・・・

その頃、出ないお茶に苛つきつつ前理事長は事の顛末を聞いていた。
賢明な読者の皆様はお気づきと思うが、実は前理事長も脳手術を受けていて
南キャンの山ちゃんの脳みそと北の湖の理事長が二階建てになっていて、その
どちらかが主導権争いをして、勝った方のキャラになってしまうのだ。
最初は北の湖理事長が勝っていたのだが、お茶パワーが無いので徐々に山ちゃんに
圧され始めていた・・・

「なにぃ？？琴桐ヶ久保潰しを高見盛に？？」
そこまで言ったところで、山ちゃんのキャラになってしまった・・
「メガネ・・・メガネ・・・オレノアカイメガネ・・・」
目は宙をみつめ焦点が合ってない。
そして、脳天が突然ぱかっと開き、脳味噌が顔を出した。
「あわわわわわわわわわわわ〜〜〜〜〜〜〜〜」
一同はその不気味さに腰を抜かし、慌てて霊元童子がコンビニに急行し
伊藤園の玉露を買ってきた。
多少でも玉露が入れば理事長の脳味噌が山ちゃんに勝つのである。
脳天の蓋が閉まり、再び理事長になった。
「で、高見盛を琴桐ヶ窪ってしこ名にするのか？名は体を表すからな。奴も
驚くだろうて・・フフフフフフ・・・フハハハハハ・・・ハハハハハ」
その瞬間、また玉露パワーが途切れ、山ちゃんの脳味噌が顔を・・・・
かくして、一同はその夜は理事長室に隠りっきりとなり、霊元童子はなんと
３８回もコンビニに通ったのである。
（なぜ山ちゃんの記述が少ないかというと、筆者が山ちゃんをよく知らないからである）

そのどさくさと闇に紛れて、庄之助医師は理事長室を抜け出していた。
いよいよ、あのドケチの武蔵川の脳味噌を摘出して、アラブの大富豪に移植する
陰謀の幕開けなのだ。
それにしても、アラブの大富豪をどうやって引っ捕らえてくるのか、そこが不明なのだが・・
まあ、西川医師の事だから何とかするんだろうと思いつつ、地下の入り口へ急ぐ。
脳味噌は摘出するとすぐには移植せず、特製のタレに漬けて馴染ませる。
その端っこを少々切り取って、ヤッターマンのＤＶＤを見ながら泡盛をやるのが
西川医師のお好みなのだ
「あたしはドロンジョ様になるのよ！！」
それが西川医師の夢なのだ。

庄之助医師が手術室に入ってきた。
「なにやってんのよ！！遅かったわね！！おかげでこいつの精液浴びちゃったじゃないの！！」
血走った目で庄之助医師を見る西川医師・・その眼差しを受けただけで、庄之助医師のペニスは
猿股の中でぎゅんぎゅんと膨れ上がり始めた。
見れば西川医師は、ヘイポーにまたがり木槌と鑿を振るっている。
ヘイポーの頭が開かれ、脳味噌が顔を覗かせた。
「なんだこいつの脳味噌！！皺が一部分しかないじゃない？？解剖学上の新発見だわ！！」
ヘイポーは脳を開かれなからもうれしそうににやけている。
そりゃそうだろう・・・目の前に西川医師のパンティが見えるのだ。
「さあどうしようかな・・続けて頭を開いちゃうかな・・・先にやっちゃうか・・」
続けて朋ちゃんと、そして武蔵川の手術を同時並行で進める事にした。
「思いついた時に脳味噌取り出して、それでタレに漬けておけばいつでも
味わえるし・・・ヤギにも餌をあげないとね」
ヤギは今日はごちそうに預かれるなと喜んで、先ほどからメェメェ鳴いている。
西川医師は、朋チャンの頭をスイカの如くコンコンと叩いてみた。
すると驚く事に、中身が空っぽの音がする。
「んんんん？？？？？脳のない人間が居るのか？？」
まあいいやと思い、頭を開けてみると・・干からびた空豆の様な脳味噌が認められた。
「これじゃあタレに漬けても何も成らないじゃないの！！！」
ついで、武蔵川・・・
開いてみると、これまた不思議で皺が殆ど無いつるっつるの脳味噌が現れた。
「皺が無いとタレが染み込まないじゃないの！！」
今日はとんだ不作だったと、明日の晩酌の肴が無い事に苛立ってぶつぶつ言いながら
脳味噌を取り出した。

手術台の上に脳味噌を取られた裸体が三つ並んでいるのもなかなか壮観である。
しかもヘイポーは脳味噌を取られても目を開けてぶつぶつ独り言を繰り返している
「こら！！お前何が言いたいんだ？？「
「隣の朋チャンのおっぱいが・・・良いですねえ〜〜〜」
「うるさい黙れ！！」
そう言うと笑気ガスを無理矢理ヘイポーに吸わせ、そのままヤギのいる檻に運んでいった。
そして、のこぎりと中華包丁で細かく切り刻もうとしたその時である。

理事長室に霊元童子が３８回目のお使いを済ませて戻ってきた時、衆議は一決した。
協会の使者を東関部屋に派遣し、琴桐ヶ窪の地位を新たに設けたのでその使者ですと
高見盛セイケンを騙そうと言う事に決まった。
使者として遣わされるのは婿養子である。
使者には酒席が設けられるのが常であるが、甘党の婿養子には大学芋の席が設けられる事になった。
その夜の内に東関部屋に連絡が行き、高見盛セイケンは紋付き袴に着替えて
婿養子親方の来訪を玄関で待つ事となった・・・

庄之助医師の携帯が鳴った。
「もしもし・・・はい・・・ああ・・・親方？私も探してるんですよ。え？？
太田市場にクズ野菜を誰が拾いに行けばいいか判らないって？？え？？親方じゃなきゃ
決められないって？？だって親方はここにはいないんだし、私に聞かれてもねえ・・・」
しかし・・・脅威のケチ魂で、むくりと武蔵川は起き上がったのだ。
そして、脳味噌がないのにも関わらず、何かつぶやき始めた。
聞けば、弟子にクズ野菜を拾わせてそれを亀戸水神駅近くでリアカーに積んで
百円で売っているのだ！！
その売れ残りと、太田市場のラーメン屋の出し殻でクズ野菜のソップ炊きがちゃんこなのだ！！
何と言うドケチぶり！！
しかし・・・脳味噌がないのになぜ思考出来るのか？？
これは聡明持ってなる西川史子でも判らなかったので、取り敢えず木槌で延髄を
思い切り叩いて眠らせる。
「さあて、このドチビを切り刻んで・・・」
「まってよう・・・こわいよう・・・ガ〜ス〜！！こわいよう！！」
哀願するヘイポーに向けて、まず中華包丁の一撃が振り下ろされた！！
続いて何度も振り下ろす！！壁には血や肉片が飛び散り、悲鳴が手術室に木霊した。
その悲鳴に、酔った様に口からよだれを垂らしながらますます凄い勢いで西川医師は
中華包丁を振り下ろす！！そして、ヤギはメェメェと落ち着かない。

一方、全員からその大役を任された婿養子親方は東関部屋に急いでいた。
急ぐと言っても、自転車である。
そして、紋付きではなく部屋の名前を染め抜いたＴシャツに短パン姿だ。
運悪く、自転車は無灯火で新米婦人警官に捕まってしまった！！

ピッピッ！ピピピ〜〜〜ッッッッ！！！
「こらあ！！そこのでかいの！！止まりなしゃい！！」
見れば身長がやっと１５５もあるかのチビである。
それが生意気に婿養子親方を止めた。
「どごさいぐんだ？？」
ん？？と婿養子親方は思った。
あの訛りは、おらほの田舎の山形でねえが？？
「おめ、もすがすでやまがだげ？」
「んだ・・だんなしゃんはやまがだげ？どごだ？」
「おら、真室川だ」
「あんだよぉ　おらほのとなりまじじゃねえげ」
「じゃあ院内げ？そったらなんでごごさげいがんやっでるだ？」
「いながじゃあぐえねえさげ、おどがおめはあだまいいがら、東京さ行って
げいさづがんやれで言うでねえが。おらほの初恋の伝三郎を村に置いで、おらほは
東京さ出でぎで・・・はよ帰りてえっす・・・ううううう」
可哀想に、新米婦人警官は袖口で涙と鼻水をこすり上げた。
「おらはべごさ追って生きてえがら農業高校行かしてけろ頼んだげど、おどが
いいやおめは普通高校行って東京さ出で一花咲かせ言うだよ・・・ヒグッヒグッビエエエエ〜〜〜ンン」
とうとう泣き出したのである。
婿養子親方は、日頃尻の下に敷かれているので、女と言えばきつい生き物だとしか
思っていなかった。
それがこうして泣いているので、慰めてやりたくなり、つい・・・
「じゃあ、おらほどアイスグリーム食いにいがねが？」
と誘ってしまったのだ・・・
その瞬間、ガチャリ！！！！！陰に隠れていた陰険な先輩警官が手錠を婿養子親方に
掛けてしまった！！
「ヒヒイヒヒヒイイイイイイ！！！婦女暴行未遂の現行犯逮捕だねっ！！やっった〜〜〜」

その頃、高見盛は部屋の玄関に正座して、使者を今か今かと待ちわびていた。
何度も何度も、口上を練習していたが、部屋の連中はすっかり寝静まってしまっていた。
そして、待ちくたびれた高見盛は使者を迎えに、国技館の近くまでやってきたのである。
つまり、西川医院の近くまで・・・・・・

「ここは西川医院でねえが。あのおっがない女医者のいるどごだなや」
と、そこへ二人の裸足行司が通り掛かった。
あ！！と二人は小さく声を上げた。見られた！！と思ったのだ。
慌てて秘密の入り口から地下室に・・・そして、庄之助医師に急を告げる。
「見られました！！」
「何を誰に？」
「ここを通りかかったのを、高見盛セイケンに！！」
急いで裏口から表の様子を窺おうとして、思わずくしゃみを・・・
「ヘエックシイイ〜〜〜〜〜」
「ん？？あのくしゃみは、聞き覚えがある・・・あ・・・庄之助さんだ！！」
そうなのだ。
巡業の支度部屋でくしゃみをして、それを覚えられていた！！
「くくくそっ・・・！！見られたからには仕方ない・・食らえ！！」
庄之助医師の１８番、必殺の注射器が宙を飛び、高見盛セイケンの額に命中する。
高見盛はそこに寝込んでしまった。
庄之助医師は二人を呼んで、高見盛を地下手術室に運び入れた。

早い話が、ここで改造して琴桐ヶ窪にしてしまえば良いのだ。
何も婿養子親方に琴桐ヶ窪襲名の使者なんてさせる必要もない。
しかし・・どうやって改造する？？
そう思うとさすがの庄之助医師も手をこまねいている。
そこにやってきたのが、トイレに籠もって鼻毛を切りそろえてきた西川医師だ。
「なによこの相撲取り？？え？？琴桐ヶ窪にするって？？ぎゃはははは・・・
おもしれーじゃん。でもさ、どうやってするの？？」
「それが・・・」
「思いあたらねえってか？？よしっ！！ここはあたしに任せてちょうだい」
頭に赤インクで切断線を描き、そこにノミと金槌を当ててこ〜ん　こ〜んと打っていく。
めり・・めり・・めり・・・
頭蓋骨がこじ開けられ、中身が見え始める・・・と・・・
音楽が聞こえてきた。
「んんん？？なんなんなんだ？？」
聞けば、らっせら〜〜らっせら〜〜と言うねぶたのかけ声である。
よく見れば脳味噌が自分でかけ声を掛けながら踊っている。
そして、たちまち外に飛び出して、かけ声を掛けながら手術室を駆け回り始める。
「こっこいっつう！！」
庄之助医師の必殺の注射器が宙を飛んだが時速１５０ｋｍで高速運動をする
脳味噌にさすがに刺さらない。
「く・・・・くらえ！！！！」
シュン！！と言う音がして注射器が飛ぶ・・しかし、またも躱す脳味噌。
そして何と、ヘイポーの空っぽの頭に入り込んでしまい、脳味噌は蓋を閉じてしまう。

すっかりネタ力士になってしまった桐窪君ｗ

その刹那、ヘイポーは立ち上がり例の時間前の仕切りを始めた！
えいっ！！えいっ！！えいっ！！えいっ！！
まさにそれは高見盛そのものである。
身長は１５５ｃｍしかないが、その仕切りと言い面構えと言い、あの情けない
ヘイポーは何所へやらで堂々とした幕内力士だ。
「おいっ！！お前の名前はっ？？」
「斉藤敏豪！！世界のヘイポーですっ！！」
「嘘をつけ！お前は相撲取りなのだ！！」
「相撲取り？？」
「そうだ！！お前は琴桐ヶ窪と言う相撲取りなのだっっっっ！！！」
「相撲取りって言うと、ごっちゃんですって言ってキャバクラに行きまくりの？？」
「そうだっっ！！」
「中州のソープにも行けるんでしょ？？」
「そうだっ！！」
「よ〜し！！その話乗ったあ！！！どすこ〜〜いいいいい」
ヘイポーはすっかり相撲取りになったつもりだ。
そうなると今度は高見盛セイケンをどうにかしなくてはならない。
「まあ暫く寝かしておくか。何かの役に立つだろう・・他の体も暫くこのままね」
西川医師は生命維持装置を各肉体にいい加減に繋げて、そして出ていった。
裸足行司も庄之助医師も後に続く。
そして、琴桐ヶ窪になった高見盛セイケンの脳味噌を頂いたヘイポーは、東関部屋に帰ってきた。

sa

ge

改名しました

「琴洞ヶ窪」

そろそろ再開しないとね。

185 ：待った名無しさん：2010/02/16(火) 00:13:32 0
ｷﾀ━━━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━━━ !!

さすが外基地さん　期待を裏切らないなあ
普通の大人なら勘違いってわかったらやめるけど常識なんてクソ喰らえだよね
外基地一筋30年って聞いたけど本当？相撲板一の外基地を目指してるんでしょ？
親しみを込めて「ガイキチ本舗」さんって呼んでいいかな

ガイキチ本舗さんの次のネタを期待してwktkしてしまうのは魁皇のせい
　 ∧＿∧ 　+
　 （0ﾟ･∀･）　 ﾜｸﾜｸ
　 （0ﾟ∪ ∪ +　　　ﾃｶﾃｶ　
　 と＿_)__)　　　+