【ベテラン専用】千代大海の技術等を深く【初心者禁】
リニューアルオープンでつ。 「深く」のスレでつ。 初心者さんはご遠慮ください。
千代大海が中心ですが、「等」ということで他の話題も節度ある範囲で可としまつ。
でも、自主的に話題をもどすルールとしまつ。
少人数でのんびりといきたいでつね。
3 :
待った名無しさん:04/11/07 22:18:06
予想どおりの展開でつ。 下げまつ。
5 :
待った名無しさん:04/11/07 22:21:17
.。::+。゚:゜゚。*::。. ◎ .。::+。゚:゜゚。*::。.
.。:*:゚:。:+゚*:゚。*:+。::。゚+:。 。:*゚。::。*:+。゚:+゚*:。:゚:+:。.
.:+゚:。:*゚:+゚*:。:*:゚ ゚*(ノД`)+゚ ゚:*:。:*゚+:゚*:。:゚+:.
。+゜:*゜:+゜。:+゜ ゜+:。゜*:゜+:゜*。
.:*::+。゜*:+::* 増健 *::+:*゜。+::*:.
6 :
待った名無しさん:04/11/07 22:23:07
痛いスレもな(´∀` )
7 :
待った名無しさん:04/11/07 22:28:04
結局糞スレは増健スレとなるいい見本だな。
8 :
待った名無しさん:04/11/07 22:37:19
というかスレタイに【初心者禁】とかかいてる時点で、
初心者に大量に押しかけて来てくれといってるようなもの。
ここは2ちゃんなんだし
9 :
待った名無しさん:04/11/07 22:39:10
というかスレタイに【増健禁】とかかいてる時点で、
増厨に大量に押しかけて来てくれといってるようなもの。
ここは2ちゃん増健板なんだし
10 :
待った名無しさん:04/11/08 00:28:00
初心者を釣りたいんだよね?
あげ
11 :
待った名無しさん:04/11/08 00:29:38
おもろいスレタイだな。
>>12 ってことは、そっちはベテラン向けでないってことか。
まあいい。 そんじゃ、こっちでマタ〜リ行くとするか。
さて、前スレは良いスレだったけど、千代大海のためになっていたのか疑問が残るね。
先場所の終盤では、前スレが満杯になって書きこめなくなったところで、
朝青龍、若の里に連勝して、逆転の勝ち越しときたもんだ。
あまり細かいことをワイワイ言わないほうが良いんじゃないかと思ったね。
しばらくスレなしで、静かに見守ったほうが良いかもな。
>>15 重複してるか? テーマは違うんだろう?
>>16 すいてるほうが好きなだけよ。
なんか哀れなスレだな
千代大海のファンであろう誘導のカキコが冷たいw
>>18,19
まあ、そう心配せんでも、こんなスレタイでは人が集まらんわね。
逆に、アラシが集まってきてスレごとアボーンかもしれんわ。
このスレの趣旨はようわからんが、そっちがニュース速報板なら、
こっちはニュース議論板みたいな感じで、共存できるんじゃないかえ。
むしろ、そっちのスレから、なんかテーマをもってこいや。
そっちのスレで疑問に思ったり、つっこんで考えてみたいことがあれば、
こっちに書き落としていけばいい。 テキトーに料理するよ。
っていっても、このスレの賛同者はオレと1だけみたいだからなあ。
その1も、スレを立てたまんまスカしたみたいだし。
とりあえず、なんかあげとくよ。
千代大海がカカトを上げて出ていく点について、オレの意見をあげておこう。
このカカト上げってやつは、いつも話題になっているからね。
まず、千代大海のカカト上げについては、TV解説の親方衆のなかで、ほめている人はいないね。
相撲のセオリーから言って、あのカカト上げは許せないんだろうね。
さて、カカト上げについて言えば、まず、カカト上げの利点は、前に出る圧力が増すということだろう。
直線的な出足だけでいえば、どうみても、カカトを上げた方が、すり足よりもダッシュ力があるはずだ。
逆に、カカト上げの弱点といえば、やはり横方向に動けないことにあるだろう。
千代大海の引き技は、ほぼ直線的に後ろに引いてしまう傾向にあるが、これは横方向に動けないためであろう。
つまり、カカト上げのおかげで、千代大海は、前にも後ろにも電車道ってわけだ。
ただしカカト上げについては、このような点は、末梢的な問題でしかない。
カカト上げの一番の大きな問題とは、要するに四つ相撲への転向が難しくなることだと思う。
実際、四つに組んでカカトを上げたまんま寄っていく、なんて相撲はありえないからね。
そんなことしたら、一発で投げをくう。
相撲の基本が押しである以上、相撲部屋では、若い衆にはまず押しを教えるわけだが、
その若い衆も、将来的には、四つ相撲に発展していくことも考えなければならない。
押しというものを、あくまでも相撲の基本と位置づけたうえで修練するのであれば、
やはりスリ足こそが基本となるべきだ。
従って、若い衆がカカトを上げるクセなんかをつけると、やばいね。
将来的な相撲のハバを狭めてしまうことになりかねない。
従って、親方衆が、若い衆にカカトを上げないよう、きつく指導していることは容易に予測できる。
ってことは、大関がカカトを上げて相撲をとっているのでは、指導者としての面子がたたない。
どうしても千代大海のカカト上げに対しては、批判せざるをえない。
千代大海の場合は、ハナから四つ相撲は捨てて、突き押し一本にかけているからね。
べつにカカトを上げていても、なんら不都合はない。
そもそも、曙や北勝海のように、四つ相撲に転向していった力士は別として、
千代大海の場合は、突き押し一本で、ほぼコンスタントに10勝以上をあげてきたという実績がある。
仮に、千代大海がスリ足であったとすれば、あんがい平凡な力士で終わっていたのではないだろうか。
結論として、親方衆が千代大海のカカト上げを批判することは、正しいといえば正しいのであるが、
その批判は、あくまでも指導者としての立場から出ているものであって、
千代大海の相撲に欠陥があることを意味しているわけではない。
この点は間違えてはならないだろう。
以上だが、取っ掛かりはこんなもんかね。
こういうふうにやってれば、そのうち前スレの連中も集まってくるかな。
親方はどんな指導をしてたんでしょうね。
>>25 九重親方の指導方針のこと?
それなら幕下の千代白鵬の相撲をみるとイメージできるよ。
この千代白鵬ってのは、突っ張るでもなく、組んで取るわけでもなく、
なんか素質だけで相撲を取っているって感じでね。
しかも、これで幕下上位で通用してるんだから驚きだ。
少なくとも、とんでもない素質の持ち主であることは間違いない。
さらに驚きは、九重親方が、千代白鵬にノビノビと相撲を取らせていることだね。
普通の指導者であれば、とっくに型にはめて指導しているよ。
ということは、九重親方の指導方針ってのは、弟子の欠点をあれこれ矯正するよりも、
弟子の長所のほうをおもいっきり伸ばしていく、という方向性なんだろう。
型にはめすぎると、盆栽のように小さくまとまってしまうからね。
このように大らかっていうか、スケールがでかいっていうか、
この親方の指導方針が、千代大海というユニークな大関を生み出したんじゃないかな。
ただ単に何もしてない親方って思える
二日目で早くも土か。
いつもは当たった後、ポンポンと突くところが、全く出ない。
先場所に続いて今場所もちょいと厳しいかな。
怪我というものは連動して出てくるものなんだな。
相撲は、言うなればバランスのスポーツだ。
あるところを怪我すると、相撲を取っているうちに別なところに負荷が集中し、
そこを怪我しやすくなる。
これは、怪我によってからだがゆがんだ状態になっているのに、意識だけはそうではないため、
そのギャップから怪我をしやすくなるためだと思われる。
栃東がヒザを怪我したのも、おそらく肩の怪我が原因だね。
対策を考えると、例えば、左ヒザを怪我した力士は、必ず左ヒザをテーピングで固めているが、
これは、からだのゆがみという観点からみると、問題だ。
左ヒザをテーピングで固めるのであれば、同様に右ヒザも固めるべきだ。
左ヒジをテーピングで固めるのであれば、同様に右ヒジも固めるべきだ。
片側だけを固めた状態で相撲を取ると、からだがゆがみ、別な怪我の原因となる。
実際、競輪選手なんかは、落車して怪我をした場合には、復帰した後、しばらくは
コーチに追走してもらって、背後からからだのゆがみをチェックしてもらうそうだ。
「土俵の怪我は土俵でなおせ」なんてのは、やっぱ時代遅れじゃないかな。
今日の垣添戦、故障をかかえながらも気迫と動きで勝っていた。
悪いながらも、なんとか調子を出してほしいもんだね。
>>27 いやあ、実は、オレもはじめはそう思ったのよ。
先場所の千代白鵬ときたら、負けた相撲よりも勝った相撲のほうが内容が悪い、という
トンデモねえ相撲内容だったからね。
なんでこんな相撲を放置するのよ、といろいろ想像してしまった。
ただ、今場所前の報道によれば、千代白鵬は師匠づきで、出稽古に連れて行ってもらっている、
ということだったから、やはり親方も、きちんと部屋のホープとして扱っているんだ、と
見なおしたわけよ。
ところで、千代白鵬は、できれば突っ張りをみがいてほしいね。
千代白鵬の場合は、突いているときに上体が起きてしまっているんだな。 これでは効かない。
そんで突っ張りきれないために攻め込まれてしまい、やむなく持ち前の強靭な足腰で耐えしのんで勝つ、
というワンパターンにおちいっている。
もっと背中を丸めて、前傾姿勢でガンガン前に出るような突っ張りを身につけてほしいな。
あるいは、豊桜のようなスタイルが向いているかもしれない。
そして、十両を通過して幕に入るまでは、突っ張り一本で行ってもらいたいね。
朝青龍は、若いころは突っ張り一本でのしあがっているからね。
将来の期待度を考えれば、現段階ではあまり四つに組んで取ってほしくないんだけどね。
読み応えある!
>>32 あんがと。
さて、今日の黒海戦は、当たってから突いていく流れは良かったんだけど、
途中から突きが出せないために、もどかしい相撲になってしまった。
ひょっとすると休場が正解かもしれないな。
相手も、突きが出せないのを分かっているからね。
ところで、そのうち時間が空いたら、一般的な力士の怪我について、
考察を書いてみるとしよう。
当たってからの流れは良いだけに、突きが出せないのはもどかしいね。
もともと左四つでも少しはとれるもんで、
突きっぱなせないところに左を差された。
まあ、肘の具合は本人しか判らないからね。
まわりは見守るしかないなあ。
ただ、ふりかえってみれば、先場所勝ち越したのは大きい。
先場所の終盤にがんばったおかげで、今場所は何があってもゆとりがある。
はいはい。 毎日新聞さんね。
『星が上がらない千代大海も加え、大関陣のふがいなさが噴出した。
けがは仕方ないが、感心できない言葉を聞いた。
「大関という地位は、いい精神状態を保てる状況にないんですよ」。
武双山の引退時に吐いた千代大海の言葉だ。』
言葉が感心できないんですよって。 吐いたんですよって。
千代大海の言葉は、大関を永年勤めてきたからこそ言える、含蓄のあるセリフなんだけどね。
ブンヤさんには理解してもらうのはムリなのかね。
まあ、今場所の成績をみると、ボロクソに言われるのもしゃあないんだけど。
36 :
待った名無しさん:04/11/20 21:47:26
今場所の千代大海をみていると、不謹慎かもしれないが、これはこれで新しい発見があるね。
つまり、今場所の苦しんでいる姿をみると、逆に、好調なときに何をやっていたか、
という点がよく判ってくるのよ。
例えば、栃乃洋戦では、相手に左を差されて、ずるずると四つになってしまったが、
逆にいえば、好調なときには、このような体勢になることを未然に封じ込めていたってことになる。
そもそも相手が四つ相撲なら、差してくるか、マワシを取りにくるか、のいずれかなんだけど、
栃乃洋の場合は、上手よりも下手からの芸が得意であるだけに、当然、差してくるわね。
そして、少しでも左がのぞけば、体を寄せて、差し手を強引にねじこんでくるだろう。
好調時の千代大海は、このような栃乃洋のパターンを読んだうえで、
先手先手で突いていって主導権を握っていたわけだ。
突っ張るにしても、相手の相撲のパターンを十分に読んだうえで、
突きのタイミングやヒットポイントなどを微妙に調節して
つねに先手をとっていたわけだ。
こうしてみると、突っ張りにしろ、押しにしろ、単に突いたり押したりすればいいってもんじゃない。
するどい読みと、クレパーな頭脳と判断力。 そして研究。 これが重要だ。
千代大海の相撲の秘密みたいなものが、なんとなく見えてきたような気がする。
最近は、若い人で、千代大海関のような相撲が目標です、なんて言う人も増えてきたみたいだけどね、
(新十両インタビューで、先場所は若麒麟が言っていたし今場所は時津風部屋の南が言っていた。)
若い人は、今場所の千代大海の相撲も、よく見ておくと良いと思う。 勉強になるよ。
ただ、本人は不本意かもしれないけど。
37 :
待った名無しさん:04/11/21 02:17:12
千代大海が上手投げで勝つようでは
・・・
やぶれかぶれの相撲が続くのう
>>37 同意であります。
ただ、旭天鵬戦に関しては、過去、自分からいきなり左四つに組みに行ったり、
けっこう、いろいろ変な(?)こともやってるんですよね。
なんか、この二人の取組って、対戦成績にしろ相撲内容にしろ、
いまひとつ理解できないものがあるんですよ。
十日目で五分となると、けっこう大変か。
まあ先場所もこんな感じだったけど。
怪我した時ってのは、ポジティブに考えれば、
新しいことを工夫して試してみるチャンスとも考えられる。
霜鳥戦のように、左おっつけ右ノド輪で攻めるってのも、
すぐにとはいわないが、今後、研究してみる価値があるかもしれない。
魁皇には左ノド輪をたぐられて負けるパターンが多いからね。
片方はノド輪でいくとしても、他方をハズにかけるかおっつけるかして
両方から押していくとどうなるんだろうか。
しかし魁皇と白鵬の一番は、新旧交代の一番かもしれないね。
新旧交代以前に全く相手にされてないわけだが
>>41 ん??
魁皇と白鵬との一番について言ってんだけど。
しかも白鵬は、今日の朝青龍戦で、昨日の勝利がフロックではないことを証明したでしょ?
今日は最高! 上位の意地をみせてくれた。
ヒジがぶっこわれようがなんだろうが、玉砕覚悟で突っ張って行ったか。
最後まで突ききれずに差してしまったが、むしろそれがよかった。
この相手は、土俵際での突きは効きにくい。 強引に突きにいくといなされる危険がある。
ここ二日間、魁皇も朝青龍も、それで墓穴をほっている。
白鵬は、今日の相撲といい若の里戦といい、まだまだ腕力や勢いで攻められると弱いみたいだね。
なんだかほっとしたよ。
まあ、そうはいっても、千代大海と、大関候補である若の里の二人にしか負けていないんだから、
すごいといえばすごいんだけど。
今場所は1年最後の場所だし、残りもこの調子で集中して取ってもらうとして、
来年からも飛ばして行ってほしいね。
魁皇にまたもやられた。
今日は、立ち合いにあたってからの流れは非常に良かった。
痛めている左腕の動きが悪いぶん、右を差されてしまったのは仕方がない。
もう少し左腕を回転させることができればね。
まあ、やむをえないでしょう。
しかし、立ち合いのあたりとその後の突進には、迫力があった。
今年もあと2番で終わりだから、今日のように集中して、
ともかく来年につながる内容の相撲を取ってほしいね。
46 :
待った名無しさん:04/11/27 04:51:19
age
47 :
待った名無しさん:04/11/27 07:24:07
そろそろ九重おじちゃんに新しい技教えて貰えよ・
>>39 ここはベテラン専用です。片手ノド輪の時はもう片手でおっつけるというのは
押し相撲の基本中の基本ですよ。もう少し勉強しましょう
なんかにぎわってるね。
>>48 はいはい、そのとーりです。
その調子で、このスレでなにか書いて盛り上げてくだされ。
やっぱし昨日の魁皇戦でプッツンと切れていたか。
そうじゃないかと思ったよ。
こういうふうに簡単にプッツンするところが、千代大海のアカンところだけどね。
まあ、だからといってファンをやめられないのが、
ほれたものの弱みってやつかな。
ところで、千代白鵬は、なんとか勝ち越したね。
もっとも相撲っぷりは相変わらずだったが…
この千代白鵬ってのは、なんとなく気になる存在なんだよね。
勝ち越しを決めた七番相撲は、当たってからすぐに引いて、まるで千代大海そのもの。
しかも、勝った後、クビをひねって二字口に下がっていくところまで、千代大海そっくり。
そんなとこまで、マネをしなくていいっちゅうの!
しかし、六番相撲はよかった。 前に出ながらマワシをとって、一気に攻めきった。
マワシを取るにしても、前に出て、攻め込んでから取るのであれば、おおいにけっこう。
この相撲を身につければ、すぐに関取になるんじゃないかな。
どうやら、千代白鵬については、心配しなくでも、
番付があがるにつれて、自然に良いカタチができてくるタイプかもしれないね。
千秋楽で、やっと良い相撲を取ってくれた。
昨日の朝青龍戦では、花道から、控え、それと仕切っているときまで
ずうっと目が死んでいたからね。
しかし、今日は、目が生きていた。
若の里は大関昇進をかけているから、これに勝つと負けるとでは大違いだ。
この勝利は来年につながるだろう。
しかし、今日の立ち合いは、少し左にカーブしながら当たったね。
相手の左差しを読んで、微妙に調節して当たったわけだ。
その後は少し押し込まれたが、これは計算の範囲だね。
うん、頭脳の勝利といってよいかな。 見事だった。
朝青龍の千秋楽はふがいなかった。
さすがに一人横綱でいることに疲れてきたようだ。
千代大海も、来年こそは最後の勝負だろう。
来年をのがすと、若手が台頭してきて埋もれてしまう可能性が高し。
今場所の見せ場は白鵬戦だったな。
千代大海と白鵬との相撲は、来年も好取組になりそうだ。
白鵬の強さというと、まず左の上手投げがあるが、
今場所は、それよりも「残り腰」のほうが印象に残った。
例えば、魁皇戦をふりかえってみると・・・
魁皇が体当たりで出てくるところを、白鵬は左に回りこみながら後退したものの、
その体勢で、魁皇の左差し手を完全にブロックし、左を差させなかった。
普通は、後ろに下がると重心が不安定になり、ワキがあいて、簡単に差されやすいのだが、
このように魁皇の差し手をブロックできたということは、白鵬の下半身が完璧に安定していたことを意味する。
つぎに魁皇は、左差しをあきらめて、突っ張りに転じ、白鵬を突き出そうとしたが、
白鵬は上体をチカラを抜いてくねらせて、この突きをするりとかわし、右側に回り込んだ。
普通、下半身が不安定であれば、上体に無用なチカラが入ってしまうところが、
このように上体のチカラが抜けていたということは、
これまた白鵬の下半身が完璧に安定していたことを意味する。
そして、あせった魁皇は、引き技をみせたが、白鵬は、ただちにこれについていった。
普通、下半身が不安定であれば、相手が引いてきても攻勢に出るのに時間がかかるはずだが、
間髪いれずに攻勢に出れた、ということは、
これまた白鵬の下半身が完璧に安定していたことを意味する。
というわけで、白鵬がこの相撲で見せた残り腰は、もはや二枚腰をとおりこして
「三枚腰」と言ってもよいくらいだったのではないだろうか。
一方、千代大海であるが、
白鵬がこのような超人的な残り腰を発揮するためには、少々タイムラグがあり、
千代大海は、この点をついて勝利したと思える。
白鵬は、後ろに下がった際に残り腰を発揮するが、
これを少しデフォルメして表現すると、
後ろにピョンと飛び跳ねて、土俵に着地した瞬間に腰がピタリと決まる、
といったイメージだ。
実際にはピョンと飛んだりはしていないが、要するに、
後ろに下がっていった後に、両足を踏んばった瞬間に腰が決まる、といった感じだ。
千代大海は、立ち合いで先手を取って、白鵬を後ろに下がらせ、
そのまま一気に攻めて、白鵬が腰を決めるまえに寄り切った。
すなわち白鵬に「残り腰」を発揮させる暇をあたえずに勝負を決めた。
実にパーフェクトな内容であった。
しかし、それでも千代大海は危なかった。
土俵際で、白鵬が千代大海をハラにのっけて右に振ったため、
千代大海の右足が蛇の目に出た。
白鵬がその前に俵を割っていたからよかったものの、
仮に、千代大海が、立ち合いから最後まで、攻撃の手を一瞬でもゆるめていたら、
土俵際でうっちゃられていただろう。
千代大海の迷いのない一直線の攻撃が、勝利を呼び込んだ、といえる。
しかし、白鵬は、あの体勢からうっちゃりを見せる点が、まったくもって恐ろしい。
三枚腰の向こう側に「四枚腰」があったという感じだ。
ただ、今のところの白鵬は、若の里、琴欧州にやられたように、
体力のある相手と胸をあわせて左上手が取れない状態におちいると、
あまり芸がないようだ。
来場所以降、周囲はこの点をついてくるだろうから、そうそう簡単にはいかないかもしれない。
しかし、白鵬については、大鵬の再来だとか、二代若乃花の再来だとか、いろいろ言われているが、
ひょっとすると、そんなモノではないかもしれない。
土俵際に追いつめられてから発揮される、化け物じみた「残り腰」。
未完成ではあるものの、右四つ、左上手を浅く引くと磐石になれる「型」。
・・・とくれば、これは将来的に「双葉山」という声がかかっても、おかしくはないかもしれない。
まあ、いずれにせよ千代大海は、来場所は、白鵬以外にも、琴欧州、露鵬とあたる可能性もあるし、
来年以降の大相撲も今から楽しみだね。
どうせ来場所で引退だよ
>>60 かわいいアラシ君だね。 マジレスしてあげよう。
もともと押し相撲は、少しでも衰えてしまうとパタンとなるし、
千代大海の性格からしても、引退するときはアッサリといくだろう。
仮に、肘がなおりきらずに来場所も負け越したと仮定すると、
そのまま引退するか、といえば、それは微妙なところだろうな。
ほんとうに肘の具合が悪く、この先も突っ張りの相撲が取れないと、
自分で判断すれば、あっさりと引退する可能性もゼロではないだろう。
つまりは、ケガの具合しだい、ということになる。
そして今場所のケガの状態をみてみると、
前半戦の最悪の状態から、最終的には7勝8敗にもっていったこと、
および、白鵬、魁皇との熱戦を考慮すれば、
肘の状態は、将来を悲観するほどのものではないと判断される。
従って、この先、悪化することがなければ、
来場所はカド番うんぬんは関係ないだろう。
ただ、今場所の初日の中継で、朝青龍が九重部屋に出稽古したときの映像が流れ、
千代大海が朝青龍につり落としを食って、左肘から落っこちていたシーンがあったが、
肘の回復を考えれば、あんなアホなことをやる朝青龍とは、稽古を避けたほうが無難かもしれない。
それにしても、白鵬の足腰は、実にユニークだね。
残り腰でならした力士としては、例えば、初代貴乃花がいるが、
この人は、バネのようにしなやかな足腰を持っており、
相手が攻めてくると、まるで青竹がしなるように弓なりにこらえて、
ポーンとはじくように逆転する、というような足腰だった。
周囲からは「スプリング」と言われていたな。
しかし白鵬の足腰は、まったく違うね。
白鵬の場合は、「漬けもの石」といったところか。
下半身だけが「漬けもの石」のように重たいわりに、上半身はゴムのように柔らかい、ということだ。
白鵬の場合は、純粋に下半身の強さだけで体をささえており、このため、
上半身は脱力して柔らかくたもつことができる。
この柔らかい上半身を利用して、相手の攻撃を吸収したりイナしたりできるし、
しかも、上半身がフリーであれば、チャンスがくればすぐに攻撃に転じることができる。
実に理想的な足腰を持っている。
初代貴乃花の足腰は、どちらかといえば、絶体絶命に追い込まれてから逆転する防御の足腰であったが、
白鵬の足腰は、防御一辺倒ではなく、攻撃にも使える「攻防一体」の足腰だ。
白鵬という男の恐ろしさは、このように、攻防一体の理想的な足腰を持っている点にあるだろう。
あの強烈な左上手投げも、この足腰があってこそのものだろう。
白鵬が横綱になることは、既定路線といってよいが、すると
あとの興味は、それがいつになるか、という点だけだ。
理事長の最年少昇進記録をぬくかもしれないな。
来年以降の相撲界は、白鵬を中心にまわっていくのではないか。
白鵬が横綱になるとしても、その時期がいつになるかは、
魁皇と千代大海の今後の土俵人生を左右するだろう。
仮に、白鵬が、魁皇や千代大海を追い越して、先に横綱になったとすれば、
二人には横綱になる可能性が全くなくなるだろう。
魁皇なんかは、気力がなえて、そのまま引退という流れになるかもしれない。
だからこそ、九州場所で、魁皇は、なにがなんでも白鵬には勝たなければならなかった。
白鵬のような若者は、上位に勝つことによって自信がめばえ、ブレイクするきっかけになることがある。
そのような事態は事前にシャットアウトするべきなのだ。
こう考えれば、千代大海が白鵬に勝ったことには、おおきな意味がある。
タラレバの話になってしまうが、あえて言えば、仮に、千代大海が白鵬に負けていれば、
白鵬は上位陣を総ナメにしたあげく、13勝2敗で朝青龍との同点決勝になっていたことになる。
すると、新旧交代の印象がさらに加速し、場所のイメージも、全く変わったものになっていただろう。
千代大海の気迫が、白鵬の勢いを止めたことになる。
他にも千代大海は若の里に勝っているが、若の里にとっては、
あの相撲に勝っていれば、来場所の大関取りがずいぶん楽になっていた、という点で、
けっこうイタい黒星だった。
九州場所の千代大海は不振ではあったが、要所要所ではシゴトをしたといえるだろう。
いずれにせよ、千代大海が横綱をねらうとすれば、
その期限は、白鵬が横綱になる時まで、ということになるかな。
魁皇の昇進見送りについて横審が理事長を批判しているそうな。
>>65 現代ね。 ありゃ横審がおかしい。
横審ってのは協会が人気とりのために安易に横綱をつくるのを止める機関よ。
人気とりのために横綱をつくれと言うんじゃ逆じゃないの。
横審も、相撲に人気がないことを心配しているのだろう。
最近の相撲の不人気ぶりについては、言いたいことが山ほどある。
ここは千代大海の話題以外もOKだったな。
そんじゃ、以下、相撲の人気回復について述べさせてもらうぞ。
相撲の人気回復という点では、協会も、チケットを買いやすくするとか、クリアファイルをプレゼントするとか、
ちゃんこ屋台を出すとか、いろいろやっているけれども、いずれも人気回復の決め手にはなっていないようだ。
やはり、現在の相撲の不人気については、もう少し、深く考えてみることが必要だろう。
まず、大相撲の人気について考える場合には、
大相撲の独特の「強み」は何か、という点を考えるべきだ。
興行としての大相撲は、江戸時代から300年もの歴史があり、この間、
興行の主体や、興行の形態が変化しながらも、ほぼ一貫性をもって現代まで継続してきた。
実際、大相撲は、これまでの歴史の中で、存亡の危機に直面したことは何度かあったが、
なんとかこれらの危機を乗り切ってきた。
すると、大相撲が300年も続いてきた理由は何か、という点を考えれば、
これこそが、他のスポーツにはない、大相撲だけの独特の「強み」であると言えるだろう。
この「強み」とは、ズバリいって「郷土意識」である、と断言することができる。
力士の出身地では、地元のファンと力士とは、郷土意識によって強いきずなが形成されており、
精神的に密接に結びついていると考えることができる。
すなわち、大相撲の原点には、日本人が原始的にもっている「郷土意識」があり、
この「郷土意識」が根底を支えているからこそ、大相撲は、数々の苦難を乗り切って存続してきたものと解される。
例えば、大相撲の興行に独特のものとして、茶屋制度がある。
通常のスポーツ興行において、茶屋制度のような制度は、ちょっと考えられない。
国技館に足をはこんだとして、席につくまでの案内がほしければ、受付で聞けばよいし、
酒や弁当、みやげもの等がほしければ売店で買えばよい。
常識からいって、茶屋のサービスは、高価な金額を払ってペイするようなサービスとはいいがたい。
すると、茶屋制度というものは、損得ではなく、大相撲を「粋」に遊ぶための制度であると解釈できる。
このような茶屋制度も、大相撲の根底に流れる日本人の「郷土意識」と結びついているからこそ
存続しているのではないだろうか。
例えば、地方出身者が東京に登ってきて、一応の成功をおさめたとする。
地方から来た者の心情としては、郷里の人間に、自分の成功ぶりを見せつけたくなるものであろう。
このため、大相撲に顔が利くことを自慢できる「茶屋制度」は、ステータスとしては好適といえるだろう。
実際、明治政府の元勲なども、ほとんどが地方出身者であるが、このような明治政府の元勲のバックアップもあってこそ、
大相撲は、明治時代の苦難を、乗りきることができたものと想像される。
以上のような点を考慮すると、大相撲の人気というものは、
少なくとも、二つの要素に分けて考えることが合理的である。
まず、上記のように日本人の根底にある「郷土意識」に裏づけられた部分、これを仮に「基礎票」としよう。
これに対して、若貴ブームのように、一般のファンが支えている人気を、「浮動票」と名づけるものとする。
大相撲の人気は、まず第一に「浮動票」の人気があるが、その根底を、「基礎票」の人気が支えている、
という二層構造になっていると解することができる。
そして、「浮動票」の人気は、時代とともに浮き沈みがあるが、「基礎票」の部分は常に強固であり、
これによって、大相撲は数々の苦難を乗りこえて300年も続いてきたのである。
すなわち、この二層構造こそが、大相撲に独特の「強み」であると考えられる。
実際、通常のスポーツにおいては、K−1であろうと、プライドであろうと、サッカーであろうと、
大相撲における「基礎票」に相当するような部分は存在していないのではないか。
さて、以上のような二層構造の観点にたって、現在の相撲の不人気ぶりについてみると、
現在の相撲の不人気ぶりが心配であるのは、「浮動票」の部分もさることながら、
この「基礎票」の部分が弱っているように見えるところにある。
例えば、最近の国技館の客の入りをみると、土曜、日曜、祝日には満員御礼が出るものの、
平日はガラガラの日が多く、極端な差が生じている。
土曜、日曜、祝日に客の入りが良いということは、「浮動票」の部分ではそれなりの人気があると理解できるが、
平日の入りが悪いということは、「基礎票」の部分が弱ってきている可能性があるのだ。
また、名古屋では茶屋が廃業しかけている、とのことであるが、茶屋が廃業するような事態は、
明らかに「基礎票」の部分が弱っていることを意味しているのではないだろうか。
最近の大相撲が深刻であるのは、このように「浮動票」よりも「基礎票」の部分が揺らいできている点にある。
協会も、人気回復のために、チケットを買いやすくするとか、クリアファイルをプレゼントするとか、
ちゃんこ屋台を出すとか、いろいろがんばっているが、残念ながら、これらの対策は、
すべて「浮動票」を対象にしたものであり、「基礎票」の盛り上げにはあまり効果がないとい考えられる。
また、「土俵の充実を図れば人気が回復する」とか、「お客さんの喜ぶ相撲をとれば人気が回復する」とか
言われている。
むろん、これは大切なことではあるが、これだけで現在の相撲の不人気を挽回できると考えるのは早計であろう。
すなわち、土俵を充実させることによって、「浮動票」の部分は盛り上がることは間違いないが、
「基礎票」の部分は、土俵の充実とは、あまり関係ない部分で構成されているからだ。
この点は、「基礎票」というものの意味づけを考えれば明らかだ。
「基礎票」というものが、郷土意識によって形成されていることは上で述べたとおりであるが、
この郷土意識というものは、そもそも力士の出身地によってのみ決定される要素であり、
本来的に、相撲の内容や、相撲の強さは、あまり関係がないのである。
例えば、「江戸の大関より土地の三段目」とかいうたぐいの言葉をみれば明らかだろう。
そうすると、いまのところ大相撲の人気を回復する方策としては、「浮動票」の部分はともかく、
「基礎票」の部分を盛り上げるための方策は、ないといって良い。
だからこそ、極めて深刻であるといえる。
さて、ここからが本論になるが、このように「基礎票」の部分が弱体化している原因としては、
あきらかに外国人力士の問題が大きくのしかかってきているものと考えられる。
例えば、幕内力士の中で、外国出身者が3割も占めると、単純計算すれば、
この3割のぶんだけ、大相撲の「基礎票」の部分が食われていることになるのだ。
このように言うと、朝青龍は横綱としてがんばっているし、白鵬、黒海、琴欧州らの相撲も楽しみではないか、
と反論がくるかもしれないが、そのような土俵の充実の話は、あくまでも「浮動票」の話であって
「基礎票」の部分には影響しないものである。
すなわち「基礎票」の部分は、個々の力士がどのように努力したかという点や、強さ、相撲内容、番付の高低には関係なく、
その力士の出身地だけで決まってしまうからだ。
なお、この点は、力士を国籍によって差別しているわけではない。
例えば、幕内力士の全員が、東京出身者になったとすれば、「基礎票」の部分については、同様の問題が起きるだろう。
すなわち、外国人力士の国籍が問題なのではなく、外国人力士の出身地が遠方であるために、
彼らの存在が、日本人の郷土意識を喚起することがなく、
この結果、「基礎票」の部分における集客力に結びつかない、という点が問題なのである。
(従って、幕内力士の全員が東京出身者になってしまった場合でも、同様の結果となるだろう。)
ちなみに、個人的に「外国人力士差別主義者」であるわけでもないよ。
朝青龍、白鵬、琴欧州、黒海など、みな良い力士であり、
彼らが日本人以上に努力していることは判っているし、
彼らの相撲を見ることは、毎場所楽しみにしているからね。
(実際、上のほうの書き込みで、白鵬の相撲について誉めているだろう。)
しかしながら、このような楽しみは「浮動票」の部分の話であって、
「基礎票」の部分とは、切り分けて考えるべきだ、と言っているのだ。
外国人力士の活躍は、土俵の充実という点で大相撲には大きく貢献している。
しかし、このような貢献は、あくまでも「浮動票」の部分への貢献である。
残念ながら、彼らは、どのように努力しても、「基礎票」の部分においてはマイナス要因になってしまう。
残酷なようだが、これは現実であって、このような現実から目をそむけてはならないだろう。
相撲ファンとしては、朝青龍や、白鵬、琴欧州らの相撲を楽しめなくなってしまうのは困るが、さりとて、
大相撲における「基礎票」の部分が揺らいで、大相撲そのものが倒れてしまっては、もっと困る。
要は、バランスの問題だろう。
いまから考えると、外国人の人数制限を撤廃する際には、
もっと「基礎票」の部分に対する影響について、検討するべきであった。
この問題については、協会は、十分な議論を尽くすことなく、見切り発車したようにみえる。
結局、「浮動票」の部分と「基礎票」の部分とを、混同して考えた結果、
本質を見逃してしまったのではないだろうか。
この点は、相撲雑誌も同罪だ。
「外国人力士が増えれば相撲が国際化する」とか、「外国人力士の増加は時代の流れだ」とかいう論調が目にとまるが、
このような理屈は、間違いとはいえないが、「浮動票」しか見ていないという点で、突っ込みが足りない。
一般誌ならばともかく、専門誌であるならば、もっとまじめに考えてもらいたい。
とにかく、今後、協会が、大相撲の人気回復の方策を真剣に考えるのであれば、
少なくとも、大相撲の人気を、「浮動票」と「基礎票」の二層構造に分けて考えたうえで、
各々について異なる視点から方策を検討するべきであろう。
そして、相撲部屋が多すぎる点や、外国人力士が急増している点についても、
再度、考えるべき時期が来ているのではないだろうか。
以上でおしまい。
いずれにせよ、このような苦しい時期こそ、協会も、マスコミも、そして相撲ファンも、
初心にもどって、真剣に議論することが必要だろうな。
落っこちそうだから保守age
79 :
待った名無しさん:05/01/04 21:12:23
>1-78
一人でなにやってんの?
確かに
>1-78は支離滅裂とまでは言わないが全然論理的じゃないな
言おうとしていることはわからなくもない。
相撲そのものの人気が落ちているんだよね。
最近は日本人に相撲が根付いてないような気がする。
昔は遊びで相撲を取ったりしたものだけど。
>>81 いや、いまの子供でも相撲取らせりゃ面白いと思うだろうね。
いやいや、今の子供でも相撲を取れば楽しいと思うかもしれないし、
大相撲を見たら面白く感じるかもしれない。それは確かに同意。
でも現在の日本にはそれをさせるバックボーンがない。
要は舞の海も言うように「土俵の充実」だけではもう無理なんだよね。
相撲の根幹を揺るがされているのに大した改革もないし。
問題は、協会が、これまで「基礎票」の人気回復について、まったく無為無策だったことだ。
真剣に考えれば、いろいろ工夫する余地があるだろうと思える。
例えば、「基礎票」の部分が力士の出身地だけで決まるのであれば、単純に考えれば、
力士の出身地を変える、という方策が手っとりばやいことになる。
よく知らないが、日本に帰化した力士でも、番付の出身地が、もとの国のままになっているのは何故だ?
旭天鵬は、帰化申請しているそうだが、帰化した後もモンゴル出身のままなのか。
どうせ日本人になるのなら、師匠の出身地にでも本籍を移して、「北海道旭川市出身」になってはダメなのか。
このほうが、「基礎票」への貢献になるだろうし、また、力士にとっても、
日本人として生きる以上、現役のうちに強固な地盤を作っておいたほうが、メリットおおきいはずだ。
また横綱、大関クラスになれば、できるだけ帰化を検討してほしいもんだね。
海外からの新弟子は、入門時に、そのあたりの意思も確認し、入門の条件にしたほうが良いかもしれない。
いずれにせよ、力士の帰化について、協会がバックアップすることも、ひとつの対策として考えられるだろう。
まあ、思わぬ弊害がおこるかもしれないから、十分に検討する必要はあるが。
いずれにせよ、真剣に考えれば、いろいろ対策は出てくるはずだ。
さあ初日だね。
千代大海2勝1敗。いけそうだね。
千代白鵬2連勝。立ち合いの圧力が強くなった感じ。気のせい?
>>89 千代白鵬は確変でしょう。 カラダが一回り大きくなっている。
しかし、相撲界全般をみると、今場所は、ほんとうに良い相撲が続いているね。
一番一番の相撲をみるたびに、心のそこから感動する。
今場所は、関取衆ばかりではなく、幕下以下の相撲内容も充実している。
理事長は、二日目のNHKインタビューで「土俵の充実をめざす」と言っていたが、
その言葉どおり、今場所の相撲は、近年まれなぐらいに充実している。
これほど良い相撲を見せられると、なにも言えなくなってしまうな。
今場所のような相撲をみせてもらえれば、
理事長のいう「土俵の充実」こそが、王道であると思えてきてしまうね。
考えてみれば、理事長の現役時代は、つねに正攻法の相撲だったからね。
「土俵の充実」で突破するっていうのも、まさに正攻法の相撲だ。
これはこれで、ひとつの考え方かもしれないね。
協会に対しては、ついつい厳しいことも言ってしまうんだけど、
それもこれも大相撲を愛していればこそなんだよ。
最終的に良い方向に行ってくれれば良いんだけどね。
千代大海は5分の星か。
この二日間、立ち合いの角度と当たりがよくない気がする。
まさか精神的に萎縮しているわけではないだろう。
千代大海の稽古スタイルは、場所前に相手を研究しないスタイルだからねえ。
予習・復習がきらいな一発勝負型ってやつだ。
それだけに、初顔の相手には、なにも対策をせずにコロリとやられることがある。
白鵬戦にしても、これまでの対戦では相手が力を発揮できていなかった点で、
今場所が実質的に初顔だったといえる。
白鵬の上体のやわらかさや、琴欧州の身長は、本場所で相撲を取ってみないと、
感覚がつかめないものなのか。
来場所リベンジするにしても、とりあえず今場所は星をあげないと。
93 :
待った名無しさん:05/01/20 14:15:57
緊急浮上
55的にも昨日のアレは言い訳不能だったかな
>>94 垣添? あれは千代大海が悪い。
仕切りから立ち合いまで、コチコチになっていて顔面蒼白だったからね。
相手から見れば、まるで変わってくださいってなもんだ。
あれほど緊張するタイプだったとはねえ。
まあ、なんにせよ勝ち越して良かった。
ただ、今日の勝ち越しで気がぬけてしまって、明日はアカンかな…
しかし、大海何とかならんのか?
足ついていってないし、突っ張りはまっすぐすぎる。
四股、鉄砲、ぶつかりをやりこむしかないのか?
いやあ、場所が終わったな。
>>94 場所中は、あまりシリアスな書き込みはしないことにしているのよ。
ひょっとして本人が見ることもあるかもしれないからね。
実際、今場所は引退まで考えたと言っているし、
本人がそれほど悩んでいるのに、めったなことは書けないでしょう。
ファンの立場というものは、相撲評論家の立場とはちがうからね。
>>96 完敗だったね。
立ち合い、朝青龍は、少し状態を右に傾けて左肩から当たってきた。
これまた新しいバージョンだ。
これによって、千代大海の当たりが中心線からずれてしまった。
このため、左から突き起こそうとした手を少し手ぐられただけで、
勢いあまって下半身だけが先に進んでしまい、フラフラになってしまった。
千代大海としては、正面から当たれなければ勝機はないし、
しかも、今日の朝青龍の作戦と下半身の安定感は、秀逸だったからねえ。
この横綱に勝つのは容易ではないな。
よく見ると、千代大海のツッパリが悪いのは、左が主か?
右手はまだ下から出てる気がする。
>>98 左ヒジを痛めているみたいね。
栃東が相手の場合、右から突き起こしていくことが多いから、本来は、右の突きのほうが強いんでしょう。
千代大海の立ち合いのパターンは、まず頭で当たって、すぐに左右のどちらかで突きっぱなす、という二段攻撃で、
千秋楽は、このパターンで当たってから左で突き放しにいった気がした。
ただ、中継の映像が、正面側しかなかったもんで判らなかったが、右でいこうとしていた可能性もある。
最近のNHKのスローはいかんよ。 向正面からの映像をまったく流さない。
昨年の7月場所あたりからサービスが悪くなった気がするね。
しかし、朝青龍に対しては、毎回同じタイミングで行くもんだから、動きを読まれていた。
ちょうどボクシングのウェービングのような形で当たりを避けられてしまった。
千代大海はびっくりした顔をしていたね。 思いっきり行ったはずが、朝青龍が左にいるんだから。
上半身はあわてて向き直ろうとしたけれど、下半身だけがそのまんまの勢いで前に出てしまってガタガタになった。
結局のところ、朝青龍の変幻自在の立ち合いにほんろうされて、突き押しの体勢にいけないところが問題だ。
突き押しの体勢にいけなければ、勝負が一方的になるのはしょうがない。
それにしても、朝青龍の立ち合いのバリエーションは、いくつあるんだろうね。
張り差しでくることもあれば、タイミングをずらして二本差しにくることもある。
左で前ミツを取りにくることもあれば、今場所のように肩で受け止めにくることもある。
ほんとうに難儀な相手だね。
千代大海の爪先立ちだが……
出足と当たりに有効なのは認めよう。けど、2歩目、3歩目以降に必要か?
と言われたらホントに必要か、これ?
あと、相手を起こすだけの突っ張りと出足を持っていながら、前褌取らな
いよね? 押し相撲やる人は少なからず前褌一気を出来るイメージがあ
るんだが、何でだろう?
101 :
55:05/01/25 22:14:43
>>100 つま先立ちが必要か、というと、ちょっと判らないね。
必要にかられてやっているのか、単なるクセなのか。
一般論では、つま先立ちでいったほうがダッシュ力がでる、ということみたいね。
従って、電車道でもっていくのであれば、つま先立ちでいくことは、
多少なりとも意味があるということになる。
ただ、つま先立ちの弱点は、横方向に動けなくなる、ということだそうだ。
従って、電車道でもっていければ良いが、相手に残されると、一転してピンチになってしまう。
攻めこまれると、左右に動けないために防御ができないってわけだ。
千代大海の場合、自分が攻め込めないと、まっすぐに引きにいくのは、このへんの影響かな。
結局は、突ききるか、負けるかの二者択一の相撲になってしまうということだね。
このように単純明快なところも、千代大海の相撲の魅力のひとつではあるけど。
102 :
55:05/01/25 22:16:12
あと、前ミツを引いて出る相撲については、確かに夢にみたことはある。
魁皇なんかには、あれだけノド輪でのけぞらせて、そっくりかえらせているんだから、
あの体勢から両前ミツを引いて、おがんで出れば、寄り切れるんじゃないかと思うことはある。
ただねえ、我々が想像するよりも、はるかに困難であるのかもしれないね。
例えば、筋肉の動きを考えると、両前ミツを引いて出る場合には、
両腕を引き付ける方向の筋肉を使っている。
しかし、突っ張りや押しでは、両腕を伸ばす方向の筋肉を使っている。
つまり、筋肉の使い方が逆方向になるんだね。
もう一つは、つま先立ち。
つま先立ちで相撲を取っていると、マワシをつかむ相撲は取れないんじゃないかな。
つま先立ちは、上突っ張りでいくからこそ意味があるわけで、
マワシを取ってしまうと、逆に不自由になってしまう。
まあ、考えようとすれば、いろいろ考えられるんだけど、
なんやかんや言っても、つま先立ちも、千代大海の魅力であり、個性だからね。
いままで、このスタイルでやってきたわけだから、すべてを否定して逆方向に走るのは、
今の時点で得策かどうか判らないね。
技術を広げるなら、ハズ押しとか、おっつけとか、
突き押し系の技術に進んだほうが良いという気もするしね。
いや、引けるから、回転がつくんよ。体見ても三頭筋ばかりってことは無いと
思う。
頭つけての前褌、片ハズはあの圧力あれば有効だと思うんだけどなー。
これに引きの代わりに下手出し投げ。
爪先立ちは所謂ムーンの原因だとも思うし、あのダッシュ力の元と思うんで
否定はしないけど、普通の摺り足とのコンビネーションは必要だと思う。
あと、千代大海は研究しないと言われるけど、昔からそうなのかな? いつだっ
たかの武蔵丸戦。武蔵丸はその場所、右を差して勝っていた。差された相手
は左肩が開いてしまい、何も出来ないままに土俵を割ってしまう。これに対し
て千代大海は左手でこの右を外下からおっつけて、これを制し、なんと武蔵
丸の体の向きすら変えさせて、一気に押し出してしまった。
単に手のタイミングが合っただけの偶然とは思えない、完璧な相撲だった。
104 :
55:05/01/26 22:46:49
>>103 >頭つけての前褌、片ハズ
こういう相撲も見てみたい気はするね。
いや、ひとつの技術としてみれば、これもおおいに有りだと思う
このへんの話はねえ、押し相撲というものを、どう解釈するかによって変わってくると思う。
あくまで個人的な見解だけれども、「押し相撲」のイノチは、やはり「間合い」だと思うんだよね。
押し相撲とは、単純に言えば、
常に先手を取って、相手を自分の最も好ましい間合いにコントロールしつつ勝負を決める、
というものだと解釈している。
各力士には、いろいろ間合いがあって、例えば、闘牙は最も間合いが遠いんじゃないかな。
突きっぱなして、相手が思いっきり離れきったところで、はたきにいく。
逆に、間合いが近いのは栃栄か。
相手にマワシを取られたとしても、そのままの状態でハズにかけて前に出て行く。
すると、突っ張り、ハズ押し、おっつけ、ノド輪などの個々の技術は、単に、
自分の適正な間合いをとるための、道具にすぎないんじゃないか、と思えるんだよね。
105 :
55:05/01/26 22:48:31
千代大海の間合いは、闘牙よりは近く、栃栄よりは遠い。
ちょうど、上突っ張りを相手にヒットさせたところが適正な間合いになっていると思う。
連続的に突いていってこの間合いを維持できれば、若の里のように一発で持っていける。
つまりは、突っ張りが強力であるために今の相撲になったのではなく、適正な間合いをとるために、
突っ張りが最適の手段であったために、突っ張りを中心とした相撲を組み立てた、ということになる。
大きな突っ張りで、相手の体をグッと押し出すときにカカトが浮いて、つま先立ちになるけれども、
これも、自分のカカトを浮かせることで、突きのヒットポイントを微調節し、間合いを保っている、
と解釈できないこともない。
このように考えれば、
>頭つけての前褌、片ハズ
このかたちは、千代大海の間合いにしては、少々近い気がするね。
例えば、相手に間合いをつぶされた時に、このかたちになって逆襲するというパターンならばともかく、
もし、千代大海が、立ち合いから、このかたちで出ていく相撲を取ったとしたら、
これはフルモデルチェンジのように、それまでとはまったく違う印象をうけるだろうね。
あと、上の方で「研究しない」と言ったのは、
初顔合わせの相手に対して、事前に場所前の稽古によってデータを仕入れておく作業をあまりやらないのではないか、
という意味。
本場所の一番については、確かに、ものすごく研究していると思うよ。
なんか語れば語る程八方塞な気がしてきた。まあ、大関まで行った人間の
積み上げてきた技術を語ろうってんだから、当たり前といえば当たり前だが……
一箇所崩れると全部に繋がっちゃうんだよね。技術も然り、左肘然り。
しかし、間合いの為だとすると、昨今の突っ張りの威力低下を考えると、選
択枝は大きく二つになってくる。
つまり、
突っ張りの威力を再び向上させ、間合いを今の近すぎる(近すぎるから引く
のだろう)状態から、適正な遠い間合いに引き離す。
威力の低下を受け入れ、近い間合いの相撲を覚えることで補う。
なんだけど、実際威力が落ちていることや、左肘の状態を考えれば後者の
がいいのかなァ。下手に後ろに引いて負けてるのも減ると思うんだよね。
あと、叩かれるのどうにかしないと。
つっても、俺の押し相撲の理想がまだまだ未熟だけど、まだまだ未熟だけ
ど上林の相撲だからそう思ってるんだよね、多分。
107 :
55:05/01/27 23:03:47
>>106 >一箇所崩れると全部に繋がっちゃう
いや。まったく。
押し相撲といっても、千代大海ほど洗練されてくると「コンピュータ制御の精密機械」ね。
少し狂うと全体が機能しなくなるという点でも。
まあ、永く相撲を取っているんだから、あちこち故障はかかえているんだろうけどね。
これまで、千代大海は、場所ごとに新しい技術を見せていたんだけれども、
この2〜3場所は、このような新機軸はみられなかった。
おそらく、左ヒジの故障の対策にとられて、時間がなかったものと思われる。
ヒジの故障が相撲に影響するのも問題だけれども、
故障にとられて相撲の進歩が止まってしまうのも痛い。
とくに、若手が伸びてきている昨今ではね。
ただ、基本となる突き押しの威力は、まだまだいけると思うよ。
まだまだ、押し相撲の魅力を発揮してくれるでしょう。
108 :
55:05/02/08 21:47:07
間合いといえば、十両の若麒麟は、自分の間合いをつかめていないような気がする。
若麒麟の突っ張りは、千代大海ほどのパワーはないし、寺尾のような回転速度もないが、
そのかわり、一発一発がよく伸びる。 非常に美しい突っ張りだ。
ただ、そのわりに、この2〜3場所は、あまり星があがっていない。
若麒麟の相撲は、毎日の取り組みで、間合いが近い日もあれば遠い日もあり、まるで一定していない。
突っ張り一本で持っていける日もあれば、突っ張っても相手が下がってくれない日もある。
相手が下がってくれない場合は、たいていは間合いが近い状態で突っ張っていることが多い。
突きが効かないために相手が下がらずに間合いが近くなるのか、間合いが近いから突きが効かないのか。
おそらく両方ともいえることだろう。
これが、幕内力士になれば、勝っても負けても、つねに一定の間合いで取っており、日によってブレることはない。
このような点をみれば、若麒麟は、まだまだ発展途上の力士である、といえるだろう。
ただ、相撲が未完成であるということは、将来はもっともっと伸びる可能性があるということだ。
稽古にはげんで自分の間合いがつかめれば、すぐに上へあがれると思われる。
押し相撲ファンにとっては、期待のホープだからね。 がんばってほしいよ。
109 :
55:05/02/20 01:06:59
若麒麟といえば、やっぱ千代白鵬だけどね。
しかし、千代白鵬の相撲は、突き押しというよりも「突き引き」だからねえ・・・(w
間合いもへったくれもないな。
ただ、1月場所は、立ち合いの当たりが強く、先手をとって相撲の流れをつかむカンが冴えわたっていた。
やはり千代白鵬は、勝負センスについては、非凡としか言いようがないね。
そもそも勝負センスといえば、千代大海こそが、大相撲界屈指の「天才」なんだけれど、
千代白鵬も、これにおとらぬセンスを持っているのではないだろうか。
あとは、どんどん前に出る相撲さえ取れば、ものすごい力士になるはずだけどね。
それにしても、若麒麟と千代白鵬とは、対照的だね。
小学校のクラスでいえば、
先生の言うことを良くきいて、勉強にはげむ、優等生の若麒麟クン、に対して、
先生の言うことをちっともきかない問題児だが、なぜかクラスで人気者の千代白鵬クン、って感じか。
だいたい小学生の頃って、こういうキャラクターがクラスに必ずいたんじゃないの。
この二人は、3月場所であたるのかな。
あたるとしたら、3月場所の十両における最注目の取組になるな。
お互いに、たとえ14戦全敗したとしても、この一番だけは死んでも負けられねえってやつだ。
今からワクワクするね。
3月場所の注目力士のスレをageておきます。
111 :
55:05/03/02 22:19:44
>>110 ちなみに、
>たとえ14戦全敗したとしても・・・
という言い回しは、千代白鵬を頭にえがいてのものね。
いや、なにせ千代白鵬って、なんとなくキャラクターが吉本興業系のイメージだからね。
それが1月場所では、自己最高位で7戦全勝、幕下優勝で新十両決定と、あまりにカッコよすぎた。
これは、この先、なにかオチがあるんじゃないかって気がしてね。 (根拠ないけど。)
もしオチがあるとすれば、ひょっとして、
3月場所、若麒麟に勝っただけの1勝14敗で、やっぱ家賃が高かったあ、チャンチャン、
なんてえオチじゃあなかろうかなってね。
(これも根拠ないけど。)
要するに、なんか千代白鵬って、安心できない相撲なのよ。
もっとも、3月場所で期待をうらぎって(?)十両優勝なんてしてしまうと、
これはこれでキャラクターが変わってしまって、うれしいようなさびしいような、って気もするし。
113 :
55:05/03/04 22:20:40
>>112 うん。 まあ、これは横綱のエールってやつじゃないの?
今場所で新十両の千代白鵬は、いままでは雲の上の存在であった関取衆と、
これからは15日間、毎日毎日、戦わねばならない。
これは、精神的にもシンドイでしょう。
ところが、場所前に、横綱のバックドロップをガンガン食っておけば、ぜんぜん違う。
今場所の対戦相手に、横綱よりも強い人間は絶対にいないからね。
しかし朝青龍はにくいことをやるね。 千代白鵬は、もっともっと横綱に稽古をつけてもらうと良い。
114 :
55:05/03/08 22:53:14
それはそうと、「大相撲」誌の今月号をみると、外国人力士が増加している点について、いろいろな記事が出ていたね。
総じて、大相撲の人気について、将来を危ぶむ声が多かった。 なんか、悲観論一色って感じだったね。
しかし、1月場所をみた限りでは、少しだけ、希望が出てきたような気がする。
実際、1月場所は、ほんとうに内容の良い相撲が多かったからね。 とくに前半戦はすばらしかった。
それで、13日目に朝青龍が優勝を決めたあと、14日目と、千秋楽と、
この両日には、けっこう客が入っていた。
この点は注目すべきじゃないかな。
優勝が決まったあとに国技館に来るような人は、優勝あらそいのように大雑把な楽しみ方ではなく、
一番一番の相撲そのものを楽しんでいる人が多いものと推測される。
つまり、そこそこ目の肥えたお客さんってことだろう。
このようなお客さんが、場所の最後になって、多数つめかけたという事実は、
これはひとすじの光明ではないかな。
やはり、各力士が、がんばって良い相撲を見せれば、お客さんのハートをつかむことができる、
という証拠ではないだろうか。
少なくとも、両日の客の入りをみた限りでは、東京場所については、
最悪期を脱して、少しばかり良い方向に動き出したのではないか、という気がしてきた。
問題は地方場所だね。 地方のほうが郷土意識がつよいからね。 なかなか大変だろう。
しかし、東京場所で人気が回復していけば、これがやがて地方にも広がっていくことは期待できる。
まあ、人気については、もう少し様子を見たほうが良いかもしれないよ。
っていうか、どのみち、もうこれ以上は落ちようがないだろうし。
115 :
55:05/03/09 22:39:46
あと、「大相撲」誌の記事をみて、少し論点が広がりすぎているような印象を受けた。
でも、こういった話は、場所前だからやめておくよ。
今は、みんなが3月場所に集中していることだろうし。
それよりも、千代白鵬の怪我は大丈夫かな。
今場所はイケルとふんで、上のほうでジョークを言ったつもりだったんだけど・・・
これじゃ、しゃれにならないよ。 まいったなあ。
なんか申し訳ないな。
116 :
55:05/03/10 21:57:19
なんだ。 千代白鵬は元気じゃないの。 新しい化粧マワシも届いて。
昨日の報道では、「休場か?」なんて書かれていたからね。
どうも記者さんの書き方ひとつでまるで違って伝わるな。
まあ、相撲ファンにとって一番つらいのは、やはり力士のケガだからね。
TVでも国技館でも、力士がケガした瞬間を見たときに、自分が痛いと感じるようになれば、
一人前の相撲ファンです。
117 :
55:05/03/12 00:34:45
さて、大相撲の人気について話をもどすと、将来は、やはり白鵬がカギを握ることになるんだろうね。
むろん、千代大海をはじめとして、まだまだ大関陣にもがんばってもらいたいし、
白鵬も、今の段階では、まだまだ相撲が未完成ではあるけれど。
しかし、大関陣との年齢差を考えると、遅かれ早かれ、白鵬が相撲界の主役になるであろうことは、
みなが予測しているところだろうね。
今月の相撲雑誌で取り上げられていたけど、
将来的に白鵬が主役になった場合、それによって大相撲の人気は回復するのか、という議論があった。
論調は、おおむね悲観論に傾いている感じだった。
白鵬は外国出身であるだけに、確かに、観客動員を大きく伸ばすような人気という点では、
ハンディキャップがあることは事実だろう。
ただ、ハンディキャップがあるからといって、ただちにダメ、という理屈にはならない。
本来、人気というものは、出身地が大きく影響するものの、力士のキャラクターにも大きく左右されるからだ。
実際、ハデな力士もいれば、地味な力士もいるし、力士のキャラクターは様々だ。
では、白鵬はどうかといえば、ひとつのポイントは、朝青龍と白鵬とのキャラクターの違いがあげられる。
118 :
55:05/03/12 00:35:42
まず朝青龍についていえば、朝青龍の相撲内容、土俵態度、私生活と、いずれを見ても、
いろいろな意味で、大相撲の「様式」から、はみ出しているようにみえる。
どちらかといえば、純粋に「格闘家」としてのスケールが大きいために、
大相撲のように「様式」が固定化された世界からは、ついつい、はみ出してしまう、といった印象かな。
これは、朝青龍の欠点というよりも、むしろ「個性」であり、「魅力」でもあるといってよいだろう。
ただ、大相撲の「様式」を重視する人たちの中には、この朝青龍のはみ出した部分が気に入らないと
感じる人がいることは想像できる。
例えば、横審の内館氏なんかは、懸賞金の受け取り方にいちいち文句を言っているが、考えようによっては、
朝青龍のはみ出した部分について、女性特有の生理的な直感で、ピリピリ反応しているのではないか、
などと勘ぐりたくもなる。
まあ、本人は、相撲界の様式にあわせようと努力しているみたいだが、
あまりにあわせすぎると、個性がなくなって、魅力が半減してしまうことになるしね。
119 :
55:05/03/12 00:37:00
さて、一方の白鵬については、こちらのほうは、大相撲の「様式」に完璧にはまりこんでいる。
そもそも、相撲には相撲の「理合」というものがあるが、
白鵬の相撲は、伝統的な相撲の「理合」にのっとっており、なにも違和感がない。
それどころか、ある種の美しささえ感じられる。
従って、白鵬に抵抗を感じる人は比較的に少ないのではないか、と思える。
また、1月場所の14日目、琴の若と対戦した白鵬は、勝負が決まった後、少しばかり相手を気づかった後、
そのまま、後ずさりしながら西土俵にもどっていった。
このように後ずさりしてもどる白鵬の姿をみて、横綱玉の海を思い出した。
玉の海も、全盛期には、やはり後ずさりしてもどる習慣があった。
ある記者が玉の海に理由をたずねたところ、「いや、相手に尻をむけては失礼ですから。」と答えたという。
現在の相撲界において、大先輩に対して、ごくごく自然に敬意をあらわすような土俵態度をとる外国人力士が、
他にいるだろうか。 いや、日本人力士でも、いるのだろうか。
些細なことではあるが、白鵬は、どこか日本人のこころの琴線にふれるものを持っている。
120 :
55:05/03/12 00:38:25
白鵬の人気については、むろん若貴のような爆発的なブームを巻きおこすことは無理としても、
外国出身というハンディキャップを乗り越えて、大相撲の観客動員をなんとか引っ張っていけるだけの
素養は持っているのではないか、と、淡い期待が感じられるのだ。
少なくとも、現段階では、白鵬により大相撲の人気が回復するか、などと議論しても意味がないのではないか。
逆に、白鵬が人気をつかむために、なにをなすべきか、を議論するほうが建設的だ。
もはや、白鵬については、強くなるか否かではなく、「どのような」力士になるのか、が注目されている。
なお、ついでに言えば、白鵬が強くなれば、朝青龍にとっても人気面でプラスになるだろう。
朝青龍の個性も、白鵬と比較すれば、「男性的」、「力強い」など、ポジティブな評価が多くなるはずだ。
要するに、いまの朝青龍は、一人しかいないから目立ってしまうわけだ。
ま、人気については以上だね。
121 :
55:05/03/15 23:29:50
千代大海1敗か。 故障をかかえているかな。
まあ、3月場所は始まったばかりだからね。
千代白鵬は、初日、栃栄を突き2〜3発で大きくのけぞらせた。
休場あけとはいえ、突き押しの実力者である栃栄が、自分の型をくずされてしまうのは珍しい。
今場所の千代白鵬は、基礎的な地力に関しては、先場所より確実にアップしていると思う。
ケガをかかえて苦しいかもしれないが、しかし精神的に守りに入るとよくない。
千代白鵬の魅力は、なんといっても「思いっきりの良さ」だからね。
立ち合いも「思いっきり良く」、引きも「思いっきり良く」だ。
千代白鵬らしい、はつらつとした相撲で盛り上げてほしいね。
土俵に上がれない若麒麟のぶんも含めて。
122 :
55:05/03/17 23:22:36
今日(5日目)の千代大海は、最初につっかけてしまって、集中力がとぎれたかな。
ダッシュして出たのは良かったが、足が出ていなかったため、上半身だけで突っ込むカタチになった。
このため、相手に当たった瞬間には、体がのびきってしまっていた。
昨日の岩木山戦では、立ち合いがピタリと決まっていたので、安心していたんだけどね。
それにしても、押し相撲の立ち合いというものは、ほんとうに難しいな。
まあ、明日から切りかえてほしいね。 まだまだこれからだろう。
123 :
55:05/03/18 23:21:02
なんか、ココに何かを書くと、その翌日には、千代大海が良い相撲を取るね。
よくわからないが、とりあえずゲンかつぎに、これからはなるべく書いてみるか。
今日の千代大海。 当たってからどんどん前に出て、そのまま決めた。
土俵際で、差すかたちになったが、その前に、若の里の腰が完全に浮いてしまっていたからね。
決まり手は「寄り切り」だったが、実質的には「押し」で決めたってことよ。
まあ、今日のように、立ち合いをピタリと決めれば、なにも問題はないね。
124 :
55:05/03/18 23:21:41
千代白鵬。 序盤戦は、総じて、相手の老獪さにやられていた感じかな。
関取を長くやっている人たちは、みんな勝負のかけひきに長けているからね。
五日日に変化を食ったのもそうだけど、二日目の和歌の山戦なんかもそうだね。
和歌の山の場合、立ち合いから低く出てくるもんで、ハタけば落ちそうにみえるが、実はこれがワナでねえ。
千代白鵬はハタいてしまって、まんまとワナにはまった。
まあ、こんなところは、別にチカラ負けしているわけではないんだから、そんなに深刻な問題ではないだろう。
(とは言っても、本人は一刻も早く白星がほしいだろうから、こんなこと言ってもムダだとは思うけど。)
ひとつ注意しなければならないのは、星があがっていないということで、萎縮してしまって、
本来は勝てるはずである相手にも、自分の相撲が取れなくなることだね。
落ちついて平常心でいけば大丈夫なはずだよ。
そもそも、若い衆が強くなっていく過程というものは、どちらかというと宇宙ロケットに似ている。
宇宙ロケットは、第1段ロケット、第2段ロケット、最終ロケットと、つぎつぎに燃焼させて、宇宙に上がっていく。
若い衆も、まず第1段ロケットを燃焼させて、つぎに第2段ロケットを燃焼させて、
最後に、最終ロケットでどこまでいけるかだ。
たとえば、梶原や菊次なんかは、非常に良い相撲を取っているし、確かに、二人ともほんとうに素晴らしい力士だ。
しかし、彼らは、相撲が完成形に近づいており、どちらかというと最終ロケットで飛んでいるように見える。
従って、この先、カベにぶつかった場合には、おそらく、そうとうに苦労しなければならないだろう。
これに比べれば、千代白鵬なんて、まだ第1段ロケットの半分も燃焼していないんじゃないかな。(ってか、遅すぎる。)
とりあえず、勝負どころは最終ロケットだからね。 今は、まったく、あせる必要はない。
まあ、そうは言っても、今場所は今場所で重要だから、最後まで集中していってほしいね。
125 :
55:05/03/19 22:54:42
今日(7日目)は、あぶなかったなあ。
立ち合いで、左上手を取られた。 普通ならとどかないよ。
琴欧州のリーチはすごい。
しかし、その後の引きが早かった。 うまく回りこみながらマワシを切った。
このとき、少し体が流れかけたが、すぐに体勢を立てなおして、相手のフトコロに飛び込んだ。
相手は苦しくなって引いたが、この引きに、すぐについていったところが見事!
左ハズがすごく効いていた。
最後は、すごいダイビング。
勝機とみるや、一気呵成に突進する集中力がすごい。
スリル満点の勝利だ。
千代白鵬は、土俵際、痛めたほうの足で踏んばって良く健闘した。
まだまだ、折り返し点だからね。(長いな。)
大関の集中力をみならって、がんばれ。
126 :
55:05/03/21 00:05:53
千代大海。 今日(中日)は、変化にはまって、ちょいと、ガックシ。
仕切りのときから、気合いが表情に出すぎていたかもしれないね。
千代白鵬は、やっと本来の相撲を見せてくれた。 やはり、ほっとするね。
立ち合いから押し込まれてしまったものの、これを回り込みながら、カウンター気味の左の突き。
この左の突きが効いて、相手は、瞬間的に、体が後ろに持っていかれた。
このため両足が流れて前に落ちた。
千代白鵬の突きは、見た目よりも重いんじゃないかな。
127 :
55:2005/03/21(月) 22:32:53
今日(9日目)は、立ち合いの頭突き合戦は、ほぼ互角と見えた。
しかし、その後、顔を上げたのは、千代大海のほうが早かった。
このへんは、当たりの角度とタイミングで変わってくる微妙なところだね。
千代大海は、先に顔をあげてしまったため、その後の突っ張りは、上半身が起きた状態での突きになった。
このため、見た目ほどには効いていなかった。
それにしても、立ち合いで、出島の頭が低かったということは、あるいは、
思いっきり引いて、タワラの上でツマ足立ちでクルリとまわって、ハタキを決める、ってパターンもあったかもしれない。
このへんは、微妙な勝負カンの世界だなあ。
しかし、押し相撲というものは、まさしく繊細な工芸品みたいなものだね。
128 :
55:2005/03/22(火) 23:23:01
いやあ、黒海戦。 非常に見ごたえのある相撲だった。
立ち合いは、めずらしく右からカチ上げにいったが、相手の当たりも低く、千代大海はふきとばされた。
しかし、はなれぎわの左の突きが効いて、黒海の体もうしろにふっとんだ。
このため、立ち合いで両者がぶつかりあって、はじけとんだかたちになった。 ド迫力だ。
その後は、よく見ながら、先手をとって攻めつづけ、
土俵際は、押し差しにこだわらず、ガムシャラに前に出た。
しかし、この対戦は、すっかり場所の名物取組になった感じね。
今場所も朝青龍の独走態勢になって、大関陣はなんやかんやと言われそうだわい。
とりあえず、あと5番、いいところを見せてほしね。
129 :
55:2005/03/23(水) 22:06:08
うーむ。 雅山の変化にばたり。
少し無警戒すぎたか。
それにしても、千代白鵬はとんだことになってしまったね。
せっかく調子が出てきたところだったのに。
ほんとうについてない。
なんか寂しくなってしまったな。
まあ、まだ若いんだから回復も早いとは思うが。
残りの対戦相手予想
魁皇(左腕使えないが、優勝戦線から脱落しプレッシャーなし)
栃東(前日横綱に負け、勝ち越し危うい)
朝青龍(すでに優勝をきめているが、全勝狙いの鬼横綱)
誤爆したorz
まあ同じ大海スレだからいいか・・・
132 :
55:2005/03/24(木) 23:08:00
ん? なんだ?
しかし、場所が進むにつれて体の具合が悪くなってきたか。
今場所は、良い相撲と悪い相撲との落差がはげしい。
もどかしいところだろうな。
泣いても笑っても、あと3番、なんとか取り切ってほしい。
133 :
55:2005/03/25(金) 22:26:46
うん。 魁皇には魅入られるように左を差してしまうんだよなあ。
立ち合いから押し込むのは、いつものとおりで、
ここで、突っ張りやノド輪ではなく、押していったのは良かったと思うけどね。
どうも、押し込みながらも、精神的にアカンという気持ちになっていたか。
合いくちが悪いってのは、こんなもんかな。
この後、栃東との合いくちは悪くないし、朝青龍も神ではないってことで、
最後には、いいところを見せてほしいね。
134 :
55:2005/03/26(土) 21:53:30
立ち合いの集中力がダメダメだった。
なにを狙っていったのかな。
しかし栃東の立ち合いは低く、鋭かった。
まあ、しょうがないな。
135 :
55:2005/03/27(日) 22:36:01
うん。 朝青龍は先場所のように左肩から当たってきた。
しかし、千代大海は、頭からいかず、左から突き起こしていった。
この立ち合いはジャストフィットだ。
先場所の教訓を生かした、よく考えぬいた立ち合いだ。
しかし、その後に、二の矢が続かなかった。
いくらなんでも、左のノド輪だけで持っていくのは無理だろう。
立ち合いで先手をとったところで、小さな突っ張りでポンポンと主導権をにぎっていけば、あるいは、
… と思うのは、ひいき目か。
まあ、結局のところ、今場所は、負け越しということで、何を言われてもしょうがないな。
師匠もカンカンに怒っているみたいだし。
実際、岩木山戦、琴欧州戦、黒海戦と、けっこう良い相撲もあったからねえ。
こんな相撲が取れるのに、なあんで負け越すのよ。
とりあえず、師匠のげんこつを甘んじて食ってもらうしかないな。
もう一つは、ケガしている箇所を、あまりに周囲にバラしすぎ、という気もする。
琴光喜、雅山あたりは、いろいろ情報を分析した上で、計算して変化してきたように見えた。
やはり、勝負師であれば、日常生活の立ち居ふるまいや、発言から、コントロールしないと。
いずれにせよ、まさか、来場所で、このまま終わるってことはないだろうね。
136 :
待った名無しさん:2005/03/28(月) 22:36:37
age
137 :
55:2005/04/03(日) 22:57:47
今場所、楽しみにしていた千代白鵬と若麒麟は、二人そろっての休場は残念だった。
しかし、この二人は、いずれは、関取で対決する日がくるだろうからね。
そういう意味では、楽しみが先にのびたってことかな。
こういう楽しみは、ノドがかわいたときのビールと同じでね。
がまんすればするほど、飲んだときに、ウウウッ、ウマイ〜ッ! ってなるわけで。
とりあえず、二人とも、できるだけ早く復帰してほしいもんだね。
こっちもノドがカラカラだから、一刻も早く、うまいビールを飲ませてほしいな。
138 :
55:2005/05/04(水) 23:30:41
「相撲」の展望号は、いつも最後のほうに、前の場所の星取表が出ている。
これは良いね。 これを見ると、前の場所で、印象に残った取組がよみがえってくるからね。
先場所の取組で、とくに印象に残った一番は、初日の玉春日と豊桜がある。
あの一番は、両力士の意地と意地がぶつかりあって、壮絶な突きあい。 実に見ごたえがあった。
しかし、豊桜は、西土俵につまったとき、一瞬、左手で玉春日のマワシをさぐる動作をみせた。
すぐに思いなおして突き返し、盛り返したが。
いささか教訓めいた話になるが、これがアカンかったのじゃないかな。
豊桜は、マワシを取っても相撲がとれるので、ついマワシをさぐりたくなる気持ちは判らないでもない。
しかし、玉春日のほうは、まったく迷いがなく、突き押し一本で、最後まで自分の相撲を取りきった。
このように、突き押し一本にかけるコンジョーの差が、最後の最後で勝敗をわけたんじゃないかねえ。
玉春日については、十日目の朝赤龍戦も良かった。
相手の朝赤龍は、若いし、スタミナもあるし、ねばっこい足腰をもっている。
しかし、玉春日は、立ち合いから相手をよく見て、突いたりイナしたり、先手先手をとって攻めつづけた。
朝赤龍がマワシを取ろうと前に出てくるところを、うまくイナして、マワシをさわらせない。
少しづつ朝赤龍の足腰のそなえがくずれていくのが判った。 その上で、タイミングよく引いて決めた。
この引くまでの手順が実に理にかなっており、すばらしい。
永年の経験がさえた、いぶし銀のように光る相撲だ。
若い力士には、まず、このような相撲は取れないだろうね。
それにしても、最近の玉春日は、ほんとうに良い。
いつも土俵上で、最後の最後まで、チカラを抜かずに相撲を取ってくれる。
土俵にかける真摯な気持ちが、ストレートに伝わってくる。
さすがに若いころにくらべれば、カラダに白いものが目立ってきたが、
しかし、相撲のほうは、まだまだ若々しい。
「いまが全盛期ですっ!」という富士ヶ根親方の名言がピッタリくる人だね。
豊桜のほうも、初日は落としたものの、いつも気迫がストレートに伝わってくる。
この人についても、なにも注文はないな。 勝っても負けても、いつも期待どおりの相撲を取ってくれる。
139 :
55:2005/05/04(水) 23:34:21
十両では、栃栄と豪風の二人が活躍した。 二人とも、地力からいえば活躍して当然といえなくもない。
しかし、豪風については、前半から中盤にかけて、押しのフォームが非常に美しかった。
この豪風の美しいフォームは、非常に印象に残った。
チカラを入れるべき部分と抜くべき部分とがはっきり分かれていて、バランスが良い。
そして、動きにも、まったく「無駄」というものがない。
前に出ていくパワーが、100%相手に伝わっている、というイメージだね。
これほど美しいフォームをみたのはひさしぶりだよ。
まったくの想像だが、先場所の豪風は、精神的に「雑念」が消えて、真っ白な気持ちで押していたのではないだろうか。
少しでも雑念がはいると、あのような美しいフォームになるはずがない。
ひょっとすると、豪風は、休場中に、精神的に苦労したのではないかな。
そして、土俵に上がれた瞬間に、雑念が消えて、真っ白な気持ちで押していけたのではないだろうか。
まあ、勝ちこんでいくと、また雑念が出たりするし、押し相撲というものは難しいんだけどね。
140 :
55:2005/05/04(水) 23:37:00
また、先場所は、幕下以下にも、突き押しの相撲が多くて、うれしかったが、
その中の白眉といえば、やはり上林の三番目の相撲だね。
この一番では、上林の猛突っ張りが炸裂! 立ち合いから一気に突ききった。
これはもう「火を吹くような」とか、「目がさめるような」という形容がピッタリの猛突っ張りだ。
八角親方は、いつのまに、こんな力士を育てていたんだ?
なんかこの日の上林は、新車の発表会って感じだったね。
いままでベールにおおわれていたところが、ファンファーレとともに、ピカピカの新車が出てきたって感じでね。
まさに「衝撃的デビュー」ってやつだ。
上林の場合、師弟ともに、突き押し一本でいく、と、キッパリと宣言しているところが良い。
押し相撲の力士も、最近は、平均年齢があがり気味だからね。
上林のような若手が上がってきてくれるのは、おおいにウェルカムだよ。
141 :
55:2005/05/04(水) 23:47:08
それじゃ、上林にしても、若麒麟にしても、今後、突き押しの相撲をめざす若い人に期待したいことを挙げるかな。
これは、次の3点だ。 (もっとも、あくまでも個人的な願望にすぎないんだけどね。)
まず、第一に、突っ張りの「威力」をみがくこと。
突き押しでいくのであれば、最大の武器である突っ張りをみがくことは、まあ当たり前だね。
第二に、その突っ張りの「威力」を生かすための「間合い」をつかむこと。
上のほうでも言ったが、突っ張りを効果的に炸裂させるためには、「間合い」をつかむことが重要。
もちろん、アタマで考えるのではなく、稽古のなかで、自然と身につけていくべきものだね。
第三に、その「間合い」を生かすための「型」を身につけること。
突き押しの「型」というものは、四つ身の型とは違うと思う。
一般に、突っ張りを受けた場合、これをしのぐためには、前傾の姿勢になって、
重心を前のほうにおいて耐えるのが普通だ。
従って、突っ張った場合に、相手が、前傾の姿勢で、重心を前にかけている状態で耐えていれば、
突っ張りもなかなか効きにくいだろう。
すると、突っ張りを効かせるために何をなすべきか、といえば、
まず最初に、相手の重心を、後ろにかかっている状態にもっていってやる必要がある。
つまり、相手の重心が後ろにかかっている状態でこそ、突っ張りの威力が発揮されるわけだ。
@突っ張りの威力
A適正な間合い
B相手の重心の位置(むろん後ろ側にかかっていること)
の3点が同時に成立したときこそ、突っ張りの威力が最大限に発揮されることになる。
すると、勝つためには、まず最初に、立ち合いから先手をとって、相手を押し込んで、そして
相手の重心が後ろのほうにかかっている状態にもっていくことが必要だ。
このための「手順」こそが、突き押しの「型」というものであると考える。
142 :
55:2005/05/04(水) 23:48:47
例えば、千代大海の場合は、立ち合いにアタマから当たり、次いで相手のアゴを突き起す、といった二段攻撃によって、
相手の重心を後ろにもっていき、そして、その間合いを維持しながら突っ張っていく。
寺尾の場合は、立ち合いからのモロ手突きだ。
モロ手突きを炸裂させて、相手の出足をとめると同時に相手のアゴを突き上げて、やはり重心を後ろにもっていく。
そして、やや遠めの間合いから、ポンポンと突っ張っていく。
同じくモロ手突きでも、北勝力の場合は、タイミングに特徴がある。
長いリーチをいかして、相手が完全に立ち上がりきる前に、先手をとってモロ手突きをヒットさせる。
うまくいけば「先の先」をとった芸術的な立ち合いになるが、いかんせん、ヘタクソであるため、
先につっかけるような形になってしまうことが多く、ヒンシュクをかっている。
このように、押し相撲の力士は、幕内クラスともなれば、立ち合いから先手をとって相撲の流れをつかみ、
相手の重心を後ろにもっていく、という「手順」をもっている。
個人的には、これこそが、突き押しの「型」といえるものだと考えている。
むろん、相手に応じて作戦は微妙にかわってくるが、しかし核となる「手順」は、みんなが持っている。
押し相撲をみる楽しみは、それぞれの力士の、この個性的な「型」を楽しむことだね。
そういう意味では、押し相撲とは一種の「工芸品」であり、
押し相撲力士は、みな個性的な作風をもった「工芸品作家」であるといえる。
若い人も、早く自分の独自の「工芸品」を作って、押し相撲ファンの目を楽しませてほしいんだよね。
143 :
55:2005/05/04(水) 23:51:11
上林については、このように「型」を身につけるところまでくれば、幕内に定着することが可能になるだろう。
そのとき、突き押しの威力がアップしていれば、三役に定着することも夢ではないだろう。
そしてツボにはまれば、上位を食うことも可能かもしれない。
ただし、突き押し一本でいけるのは、そこまでだろう。
突き押し一本で上位に上がろうとすると、やはり「壁」にはね返されるはずだ。
マワシを取るのは、そのときだ。
基本となる突き押しに加え、マワシを取ることによって、相撲のハバをひろげ、
成績を安定させ、上位をねらっていく。
・・・と、おそらく八角親方の今後のビジョンを想像すると、以上のようなものではないかな。
その根拠といえば、たったひとつ、北勝海がそうだったからだ。
北勝海も、押し相撲で三役まで上がった。 その後、マワシを取る相撲を身につけて横綱にかけあがった。
ほかには曙も同じパターンだね。
それに、現在の朝青龍も、三役までは突っ張りだったわけで、これまた同じパターンだ。
しかし、こうしてみると、みんな高砂一門だね。 一門の伝統かもしれないな。 旧くは前田山がいたし。
144 :
55:2005/05/04(水) 23:53:29
ってことで、いろいろ書いてきたが、とりあえず、押し相撲力士は、みんながんばっているんだから、
そのオン大将である千代大海が成績不振のままでは、盛り上がらない。
千代大海には、5月場所こそ挽回してもらわないと。
432 :待った名無しさん :2005/05/06(金) 00:13:07
龍二さんは押し相撲なのに、突っ張り以外におっつけることを出来ないのは何故なんでしょうか
見識者の方、教えてください
146 :
55:2005/05/07(土) 20:58:06
>>145 おっつけは持っているんじゃないかな。 めったに出さないけど。
前回、はっきり出したのは、1年半くらい前の、若の里戦かな。
この一番、千代大海は立ち合いを失敗し、若の里に右を差されてしまった。
千代大海は、これを左からおっつけて、相手に下手を取らせないようにしのいで、
そのまま、おっつけながら前に出て、一気に押し出した。
けっこう上手かったよ。
ただ、おっつけるということは、相手に差されそうになっていることを意味しており、
相手に主導権をにぎられて、後手にまわっていることになる。
栃東のように、おっつけが主武器である力士であればともかく、
千代大海のように突っ張りの相撲であれば、よくない流れだね。
ハズで押していく相撲であれば、おっつけも有効だが、
突っ張りの場合は、あくまでも突っ張りだけで勝負を決めなければ。
ただ、千代大海の場合、例えば、魁皇のように左を差してくる相手に対して、右からおっつける、というシーンは、
あまり見たことがない。
このような場合、千代大海は、ずるずると左四つに組んでしまうことが多い。
これは良くないね。 このようなときは、右おっつけが有効だと思うんだけどね。
なまじ中途半端に左四つでも取れるから、良くないのかもしれない。
147 :
55:2005/05/07(土) 23:34:38
要は、おっつけも、防御にまわったときには有効だろうけどね。
しかし、突っ張りの相撲は、なんといっても「気迫」とか「気合」が身上だからねえ。
最初から防御にまわったことを考えて稽古しているようじゃあ、もたないかもね。
148 :
55:2005/05/08(日) 01:02:13
ん? ちょっとまてよ。
よく考えてみれば、3月場所の琴欧州戦。
立ち合いで相手に左でマワシを取られたが、すぐに後ろに下がって、回り込みながらマワシを切った。
あのときは深く考えなかったが、マワシを切ったということは、どうみても右からのおっつけかシボリだよな。
ってことは、千代大海は、右からのおっつけも強力なんだ。 失礼しました!
>>146の最後の段落は撤回するね。
149 :
55:2005/05/08(日) 21:22:27
千代大海の初日の黒海戦。 あたると見せてのいなし。
横への動きは速かった。
今場所は、内容よりも、まずは白星ね。
150 :
55:2005/05/08(日) 21:26:22
千代白鵬は惜しかった。
ケガ明けということで、今場所は慣らし運転かな。
本日のベストバウトは、ぶっちぎりで、五城楼−上林。
迫力満点の突っ張り合いに、ジーンときたぞ。
五城楼は、あれこれ画策せずに、若手の挑戦を真正面から受けてたった。 これが素晴らしい。
若手が上がってきて、ベテランがハジキ返す。 これが若手の経験と勉強になっていく…
やはり大相撲は、こうでなくっちゃね。
151 :
55:2005/05/09(月) 22:58:50
千代大海。 今日(二日目)は、立ち合いで左足がすべって、踏み込みが甘くなったが、
よく回りこんでピンチをしのいだ。
立ち合いは、少し肩にチカラが入ったかな。
この二日間は、経験とテクニックでの2連勝。 まずまずじゃないの。
まあ、ヒザのほうも心配はないでしょう。
152 :
55:2005/05/09(月) 23:00:20
千代白鵬は、肩から胸のあたりに厚みが出てきた感じがするね。
休場した後も、上半身は鍛えていたのかな。
まあ、今場所はケガ明けということで、できるだけ白星をかせぐとして、
千代白鵬の場合は、突き押しにしろ、四つにしろ、あまり型にこだわらないほうが良いだろうね。
他の人よりも、スケールが大きい素質をもっているからね。
153 :
55:2005/05/10(火) 22:25:17
千代大海、3連勝。
立ち合いから押し込まれたが、あわてずに良く見て突き返し、盛り返した。
相撲カンは冴えているし、気力も十分。
なんといっても、永年の経験でつちかったソフトフェアがあるからね。
154 :
待った名無しさん:2005/05/10(火) 23:35:35
激励age
上林は八角親方が育てたというか、小中高大と昔からああというか……
156 :
55:2005/05/11(水) 22:13:51
千代大海、四連勝。
左のハズが効いた。 一撃で露鵬のカラダが浮き上がった。
>>155 それもそうね。
しかし、上林は、2日目以降は毎日マワシを取っているな。
八角親方が言ってることと正反対だ。
ひょっとして、初日に五城楼に突き負けて、自身を失ったか。
いや、鶴岡相撲教室の押し相撲は、ハズ、片ハズ、前褌の3つをちゃんとやるから、
元々持ってるもんだよ。むしろ突き放す方が後から来てるんじゃないかな?
あの回しはいつでも取れるってのは、四つになることじゃないの?
158 :
55:2005/05/12(木) 22:38:15
五日目でついに一敗。
今日は、突っ張りの調子を試してみたってことかな。
やはり、今の調子であれば、正面から行くよりは、横からくずして攻めたいところだったかも。
しかし序盤5日間を4勝1敗ならば、まあまあじゃないかな。
>>157 ん。 マワシを取る相撲は将来いつでもできるから、今のところは突き押し一本でいく、
という意味に理解していたんだけど。 全然違うんか。
banzuke,comで上林の幕下時代の取り組み見てくると解るんだけど、回し
を取って、頭をつけて、粘って(一分近いのが多い)勝ってるのが一場所に
一番くらいはあるよ。そして、この姿勢で粘りあいになると、非常に勝率が
高い。banzukeにある分では、一番くらいしか負けてないんじゃないかな?
下手を差したがって、上手も取ると絞るタイプ。下手が切れてても、そこか
ら掬うような動作も見せてる。片ハズとか使えて、上手取られても中でおっ
つけてることもある。
右に左にあの手この手で少しずつ角度を変えて、有利な体勢で押していく
タイプ。ただ、投げで勝ったのはないはず。回しを取ってはいるものの、間
違いなく突き押し一本の相撲と思うよ。
これで上手の処理が上手くなって、相手の下手を切ったまま自分が下手を
取れるようになれば、下手投げや下手出し投げからの押しも期待できるか
もね。
160 :
55:2005/05/13(金) 23:54:27
六日目もいいぞ。
立ち合いは少しズレたような感じだったが、すぐにイナシて突きたてた。
相手の引きにもすぐに反応して、思い切って体をあずけた。
よく集中しているし、反応も早い。
>>159 なるほど。
ようするに、突き押しを主体として、流れの中でマワシを取って攻めるタイプってことかな。
しかし、それじゃあ萎えるなあ。
突き押しの相撲では、マワシを取るってことは、突ききれない、押しきれない場合だからね。
逆にいえば、マワシにこだわって相撲を取っているうちは、
いつまでたっても基本となる突き押しの威力は伸びないってことになる。
若い人、とくに突き押しを主体にしていく人は、
マワシを取れば目先の白星はひろえても、それをやっていると長期的にはアタマうちになる可能性が高い。
だからこそ、八角親方は「マワシを取るのはいつでもできる。」ということで、
マワシなどに見向きもしないで突き押しに徹するように指導するのかと思っていたのに。
確かに、マワシを取ってからの技術について、いろいろ方向性があるのはわかるが、
しかし、そんなもんは個人的に期待していた方向性とはまるで違うのよ。
こりゃ見込み違いだったかな。
161 :
55:2005/05/14(土) 23:32:21
千代大海。今日も勝った。
土俵際まで追いつめたが、その後の一発目の引きは、ややマトモすぎた。
ついてこられてヒヤッとしたが、しかし、間髪いれずに二発目の引きで決めた。
このへんの勝負カンが冴えている。
明日は中盤五日間の折り返し点。
いずれにしても、一日一番、集中していくだけだね。
162 :
55:2005/05/14(土) 23:42:05
今日(七日目)の上林。 すごく良い突きを出していたじゃないの。
できれば、こういう相撲でいってもらいたいな。
163 :
55:2005/05/15(日) 23:15:31
千代大海。 今日(中日)は、しきっている最中は、なあんとなく嫌そうな顔をしていたが、
しかし、一回、待ったがあったおかげで、逆に、落ちついていけた感じだったね。
やはり冴えている。
気をぬかずに、このまま行ってほしいね。
164 :
55:2005/05/16(月) 22:51:21
九日目で千代大海、勝ち越し。 まずは一息。
それにしても、満身創痍で、ほんとうに良くがんばったよ。
カラダのほうは大丈夫かな。
まだ場所は終わっていないからね。
明日からは意識を切りかえて、こんどは協会のために相撲を取るべきだろうな。
今場所は客足が伸びていないぶん、後半戦を盛り上げないと。
165 :
55:2005/05/17(火) 23:03:18
十日目も勝った。
とりあえず、もう一つ勝って、二ケタにのせたいところかな。
166 :
55:2005/05/18(水) 22:28:03
十一日目の千代大海は変化の勝利か。 めずらしいな。
記憶では、2年前の7月場所、栃乃洋戦以来じゃないかな。
しかし、今場所は、とにかく総力戦だから、オッケーオッケー。
とくに昨日は栃東が変化しているからね。 こっちも栃東に変化を見せつけておくのも悪くはない。
それにしても、けっこう冷静なんだな。
これで二桁は勝ったし、あとは一番一番、積み重ねていくことが、
終盤戦のチケットを買っているお客さんのためになるだろうな。
167 :
待った名無しさん:2005/05/19(木) 22:50:57
万年大関
168 :
55:2005/05/19(木) 23:53:16
ん? 上げてくれたんか。
十二日目でついに黒星は残念だった。
立ち合いは頭からいかず、距離をとるように押していった。 ここは良かった。
相手にマワシを取らせなかった。
その後、中途半端に突っ張ったため、へんな間合いがあいてしまって、マワシを取られた。
この相手には、できればフトコロに飛び込んでハズで押していきたかったかな。
一般に、身長が低い力士は、相手のフトコロに飛び込んで、下から上へと、ネチネチ押していくが、
身長差を考えると、この戦法のほうが有効だったかもしれない。
ただ、相手の周りには「マワシ取られやすいゾーン」というべきエリアがあるからね。
千代大海がこのエリアを通過する際には、マワシを取られやすい。
なにしろ、相手はリーチがあるぶん、このエリアの幅が広いんだワ。
そして、フトコロに飛び込むためには、必ず、このエリアを通過しなければならない。
結局、この二人の勝負は、千代大海が「マワシ取られやすいゾーン」をいかにして通過するか、の
1点にかかってくるものと考えられる。
まあ、来場所はリベンジしてくれ。
169 :
55:2005/05/20(金) 22:40:28
十三日目、栃東にやられた。
まあ、仕方がないかな。 立ち合いでマワシを取られてしまうとね。
170 :
55:2005/05/21(土) 22:31:57
横綱戦。 これも、しょうがないね。
昨日の栃東にしても、今日の朝青龍にしても、今場所の立ち合いの当たりが弱いのを見切っているからねえ。
さすがに、ごまかしは効かないよ。
しかし、朝青龍の強さってのは、一言でいえば、突き押しの強さなんだよね。
普通、四つ相撲であれば、マワシが取れないとか、押し込まれるとか、
自分の形になれない場合には、動揺することがあるが、
朝青龍の場合には、始めから動揺というものがまったくない。
これは、朝青龍が、本来、突き押しの力士であるため、マワシが取れなくても、あるいは体が離れても、
突き押しの技術に絶対的な自信があるために、心理的に動ずる必要がないってことだろう。
つまり、突き押しの磐石な基盤があるゆえに、四つ相撲でもチカラを発揮できる、ということだね。
朝青龍の強さのポイントは、まさに、この点にあると考えられる。
それでは、千代大海が、朝青龍を攻略するために、どうすれば良いか・・・
・・・ってことは、いちおう考えてはいるんだけど、長くなるんで、今後、時間があれば書くことにするよ。
171 :
55:2005/05/21(土) 22:48:11
しかし、十四日目の上林。
実力者の栃栄を真っ向から突ききった。 すごい!
だから、始めから突っ張り一本で行けと言っとるのに。
172 :
55:2005/05/22(日) 22:56:57
今場所は、最終的に10勝5敗。
まあ、なんにせよ、先行逃げ切りで、カド番を脱出できた。
今場所の前半戦は、立ち合いからのイナシが冴えわたって、白星をかせぐことができたが、
このようなイナシが効いたのは、相手が立ち合いから踏み込んできてくれたからこそだね。
これは、相手が、踏み込まなければ一発で持っていかれる、というイメージを持っていたからだろう。
逆にいえば、そうではない、とわかれば、相手も踏み込む必要はなくなるわけで、
立ち合いからのイナシは、そうは簡単には決まらなくなるだろう。
その意味では、今場所の取り口は、あくまでも「緊急避難措置」と考えるべきであって、
来場所以降は、やはり、立ち合いの当たりと、前に出る圧力を回復しないと厳しい。
とりあえず、場所後は、ケガをなおして、本来の相撲を回復することに努めてほしいな。
173 :
55:2005/05/22(日) 23:01:44
千秋楽の千代白鵬。 立ち合いから組んでしまった。
この一番は、勝ってほしかったんだけどねえ。
今場所の千代白鵬は、見事なまでに、前に出る相撲にチェンジした。
あるいは、後ろに下がると足が痛いからかもしれないが・・・
しかし、きっかけはどうあれ、相撲の内容はすばらしかった。
三番目の相撲は、相手に右を差されそうになったところを、
左から強烈なおっつけでグイグイと押し上げて、そのまま押し出した。
このおっつけが、あまりにも強烈。
土俵際で相手の重心が浮くってよりは、相手のカラダが、一瞬、宙に舞ったようにみえた。
相手は、そのあと変な落ちかたをしてヤマイった。(これはアクシデントだと思うが。)
それにしても、千代白鵬は、おっつけの相撲でも、非常に大きな可能性があることを示してくれた。
四番目の相撲は、三好。
ポンポンと、1〜2発突いただけで、相手の巨体がそっくりかえって、腰が伸びた。
こうなれば、ハタいてくださいってなもんで、らくらくとハタキを決めた。
五番目の相撲は、やはりポンポンと、1〜2発突いただけで、相手は横を向いて戦意喪失。
そこを畳みかけて、かんたんに送り倒した。
六番目の相撲は、十両の出羽の郷だったが、
相手の出足をかるくイナして、その後、突進して、一瞬にして相手を土俵外にはじき飛ばした。
このように、今場所は内容がすばらしい。
先々場所の全勝優勝よりも、今場所の4勝のほうが内容がよいんじゃないかな。
これで足の故障が完治すれば、いよいよ千代白鵬も、ブレークする段階にきたのかもしれないな。
174 :
待った名無しさん:2005/05/25(水) 00:20:10
皆さん、いい方ばかりですね。
そんな、好意に甘えてこの豚(ry
ところで、角番だけ必死になる人間のクズを
取り上げたスレはここですか?
175 :
55:2005/05/25(水) 22:02:11
>>174 いいタイミングで上げてくれるな。
しかし「皆さん」といわれても、最近は、一人しかいないが・・・
まあ、千代大海は、性格的に、妥協しやすいところがあるみたいだからねえ。
この点で、師匠は、いつも厳しい言葉をなげかけてくれる。
これはありがたいことだね。
176 :
待った名無しさん:2005/05/31(火) 11:23:37
師匠のお言葉がガチ過ぎることについて
177 :
待った名無しさん:2005/05/31(火) 13:50:14
なにここ? 55ってやつ結構凄いじゃん
178 :
55:2005/05/31(火) 23:00:27
ん。 なんだか人が寄ってきたな。
しかし、今は二子山親方の逝去で、なにも書く気にならん・・・
179 :
待った名無しさん:2005/06/01(水) 00:56:17
55は太刀山ではないかと疑っていた
ごめんね、55さん
181 :
55:2005/06/11(土) 00:04:47
>>176 まあ、師匠が叱ってくれなくなったら、オシマイだからね。
>>177 >>179 プログのかわりに使ってます。
>>180 この下がったスレを探し出して貼り付けるとは、シゴトしてるな ・・・(w
見てないけど。
しかし、二子山親方の逝去はさびしいよ。
戦後の相撲界の人気力士といえば、栃若のあとは、
やはり大鵬、貴ノ花(二子山親方)、千代の富士、貴乃花だね。
人気という点では、この4人は特別でしょう。
なにせ、相撲界にとどまらず、ある意味、社会現象にまでなった人たちだからね。
ただ、二子山親方の現役時代に大相撲の屋台骨をささえていたのは、北の湖という最強横綱だった。
そういう意味では、あの時代は、北の湖が大相撲をささえ、貴ノ花が人気を引っ張る、という感じで、
なんかこう、理想的な分業体制だった、という気がするね。
.,Å、
.r-‐i'''''''''''i''''‐-、
o| o! .o i o !o
.|\__|`‐´`‐/|__/|
|_, ─''''''''''''─ ,、 / _
/ \
/ / i
| ● (__人_) ● | 輪島カワイソス・・・
! ノ
丶_ ノ
183 :
55:2005/06/11(土) 22:59:20
>>182 ははは。
輪島も強かったけれど、キャラクターがちがうでしょう。
相撲の取り口が変則的だし、横綱にしてはなんか性格も軽い感じだったし。
愛される力士ではあったけれども、やはり、
大相撲をささえる正統派、というイメージからは、ちょっと遠い感じだったかな。
184 :
55:2005/06/15(水) 23:24:14
しかし、考えてみれば、大鵬は貴ノ花に破れて引退し、
その貴ノ花は、千代の富士の台頭と入れ替わるように引退した。
そして、その千代の富士は、貴乃花に敗れて、その場所かぎりで引退した。
大相撲は、特別な人気力士が、何十年にもわたってバトンリレーを続けてきたわけだが、
貴乃花親方の引退と同時に、バトンが途切れてしまった感じだね。
今の朝青龍はがんばってはいるものの、現在の大相撲の人気はいまひとつだ。
ただ、横綱というものは、必ずしも人気までも背負う責任はないし、
この点は、北の湖−貴ノ花時代をみれば明らかだろう。
やはり、朝青龍のほかに、人気を引っ張るような看板力士が台頭してこないと、
大相撲人気の回復は難しいかもしれないな。
朝青龍も、せっかく強いのに、大相撲が不人気つづきでは、なんか気の毒だね。
朝青龍はなんか気の毒だねぇ
若手がこれからの時期だから仕方ないか
可哀想だけど将来確実に評価は下がるだろうね。
本人には何の責任もないのに。
187 :
55:2005/06/16(木) 22:55:35
>>185 >>186 まあ、大相撲も、特別な人気力士に頼っていられた時代は、幸福な時代だったといえる。
しかし、その幸福な時代ってのは、お客さんはミーハーが多く、客の全体的なレベルは低かった。
この点、最近の大相撲を観にくるお客さんは、ディープな相撲ファンが多いという気がする。
これは国技館にいると、なんとなく感じられるのよ。
各力士は、相撲でがんばれば、お客さんは評価してくれるだろうし、
ある意味では、力士にとっては、やりがいのある時代かもしれないね。
人気の問題というより、すでにピークを数年前に通過した3大関と、まだ
伸びてきてない若手だと、どのくらい強かったかが過小評価になっちゃ
うってことじゃないの?
そういうことでしょう。
若貴曙丸時代と、これから来るであろう時代の狭間を支えたことは評価できるけどただそれだけ。
毎場所優勝争いのレベルも低いし将来語られる時代ではなさそう。
190 :
55:2005/06/17(金) 23:42:01
>>188 >>189 まあ、現在の朝青龍時代が、歴史的に、この先、どのように評価されるか、については、将来にならないと判らないね。
ただ、後世の評価はともかくとして、今の朝青龍は、とりあえず強いよ。
そもそも、朝青龍という力士は、非常にユニークな肉体と取り口を持っている。
これまでの大相撲の歴史の中でも、朝青龍のようなタイプの横綱はいなかったんじゃないかな。
一般の論調として、現在の相撲界は、大関以下、周囲がだらしないから朝青龍が相対的に強い、と言われがちだが、
これは、やや朝青龍を過小評価しすぎだと思える。
ただし、大関陣も三役陣も、そのような意見を払拭するように発奮してもらわないと困るけどね。
3大関全員ふがいないが、どーしようもないのは千代大海だな
大海が朝青龍にまったく無抵抗なのが場所が盛り上がらない原因のひとつ
去年ひとつだけ挙げた勝ち星も、直前の取り組みで魁皇が勝って優勝の可能性が完全消滅した
朝青龍が気落ちして無気力な相撲とったようにしか見えなかった
大海はネタ師としてはいいんだけどね。
まともに相撲を取ったらドルジ相手にまったく存在感を示せない。
この世代と次の世代が今一なおかげでますますドルジが孤立・・・
193 :
55:2005/06/18(土) 23:22:14
>>191 >>192 ま、それはそうだね。
ただ、
>>190 で、朝青龍を評価しているのは、純粋に相撲ファンとして言っているのであって、
べつに千代大海とは関係ないよ。
しかし、これはこれで良い指摘だな。
本人に見てもらって、ぜひ発奮してもらいたいところだ。
194 :
待った名無しさん:2005/06/19(日) 19:49:30
保守age
195 :
待った名無しさん:2005/06/19(日) 20:01:31 BE:25759049-#
大海の相撲って、貴乃花の相撲並にワンパターンのような。
私にとっては、どちらも退屈。やっぱ朝青龍が最高。
ショービジネスとしては、大海や貴乃花はどうもね…
土俵外のドラマが絡まないと、楽しめないというか…
196 :
55:2005/06/19(日) 21:38:52
>>195 ま、相撲の好みは、人それぞれってことで。
しかし、千秋楽をまたずに優勝が決まってしまう現状では、
あれこれ批判されるのも、やむをえないところはあるな。
過去には、もっと成績のあがらなかった大関もいたわけで、歴史的にみれば、
今の大関陣は、ふつうの大関としては、良くやっているほうだとは思うんだけどね。
ここ一年の大海は史上最弱クラスだけどな。
まあ通算で見れば強豪大関の部類には入るだろう。
198 :
55:2005/06/21(火) 22:56:07
>>197 ここ1年は、負け越しとカド番脱出とを繰り返しているからね。
しかし、若貴騒動の余波で、スレが下がる速度が速いね。
199 :
55:2005/06/22(水) 22:33:33
しかし、スレが落ちるのが速い・・・
この板、最近、盛り上がりすぎだよ。
千代大海については、
>>172 で言ってるのは、あくまでも前に出るチカラが本質である、ということであって、
先場所のように当たってイナすような相撲も、それ自体は、悪くはないと思う。
投手でいえば、変化球に頼りすぎて、ストレートの威力が落ちてしまっては、しょうがないってことで、
ストレートの威力が維持されるという前提であれば、ときおり変化球を投げることは、有効だろう。
そういう意味では、先場所の取り口も、良いほうに解釈すれば、相撲のハバが広がった、といえなくもない。
つまりは、押すか引くかの直線的な相撲から、横への動きを混じえた平面的な相撲への転換、ということだね。
年齢を重ねていくにつれ、パワーオンリーの相撲から、技術を含めた総合的な相撲へ広がっていくことは、
これはこれで自然なことではあるだろう。
ただ、そうはいっても、上位に勝つためには、やはりパワーは必要だろうねえ。
そういう意味では最近の大海はストレートを投げていない。
つうか、怪我で全力出せない以上になんか力が落ちてる。
体が萎んでるわけでも、そんな年齢なわけでもないのに。
>投手でいえば、変化球に頼りすぎて、ストレートの威力が落ちてしまっては、しょうがないってことで、
つーか、すでに衰えてる。
前に出るという意味では、内容があった相撲は2.3番だけ。ここ数場所の相撲と内容的には大差ない。
(
>>203に本スレからコピペ張っとく
まあそれでも10番勝てたのはさすがというべきか。
先場所は、どうしよもなく球の走らない先発が変化球を多投して(というかほとんど変化球)
何とかしのいだという感じ。
それも打者が直球に照準を合わせている1順目はなんとか抑えれたけど――パターンが分かってしまえば――
2.3順目以降は滅多打ちに遭いそう。
そういう意味では来場所は多くの対戦相手が入れ替わるのは大海にとっては良い事かもしれない。
いずれにせよ先場所みたいな内容の相撲しか取れないのなら大関陥落は近いと思う。
ここ1年同じようなコメントばっかり言ってる。
>ケガで稽古ができない〜来場所は体を作り直して出直し
この2ヶ月でケガの状態が急激に良くなるなんてことはないだろうしなあ・・・
>なんでこんなひどい内容で二桁も勝てたのかと思ったら、
上位陣が件並み負け越してる。
千代大海に勝った相手5人は玉乃島以外全員勝ち越していて、
大海に負けた力士10人中――琴光喜・雅山除く――8人が負け越してる。
結局、今場所は相手力士が弱かったということなのね。魁皇もいなかったし。
○黒海 押し出し 5勝10敗 ※黒海が引いたっけ?
○旭天鵬 突き落とし 6勝9敗
○琴光喜 はたき込み 13勝2敗 ※三日の時点でミツキは1勝2敗。調子が上がる前に当たってラッキー
○露鵬 押し出し 7勝8敗 ※露鵬が引いた
●玉乃島 突き出し 5勝10敗
○栃乃洋 押し出し 5勝10敗
○若の里 はたき込み 6勝9敗
○雅山 突き落とし 8勝7敗
○岩木山 はたき込み 5勝10敗
○海鵬 突き倒し 4勝11敗
○土佐ノ海 突き落とし 4勝11敗 ☆変化
●琴欧州 上手投げ 10勝5敗
●栃東 押し出し 12勝3敗
●朝青龍 突き出し 15勝0敗
●白鵬 押し出し 9勝6敗
204 :
55:2005/06/23(木) 23:09:56
>>202-203 このスレに、本スレのコピペを貼られてもねえ・・・
スレが二つある意味がなくなるじゃん。
しかし、なかなか良く星取表を調べている。
ただ、発想がトンチンカンすぎて、コメントのしようがないな。
相手が引いて勝つと、なんか悪いのかな。
それに、横綱が全勝、両大関も12勝、10勝で、魁皇も途中まで取りこぼしなし、だからね。
上位がこれだけ勝ちこむと、その下のへんで勝ち越すのは大変だよ。
そういう意味では、琴光喜の奮闘は、驚嘆に値するな。
ただ、千代大海も、終盤に4連敗したからね。
強い相手には勝てなかった、というイメージを抱かれるのは、まあ、仕方ないとはいえる。
205 :
待った名無しさん:2005/06/24(金) 00:00:35
>>204 >ただ、発想がトンチンカンすぎて、コメントのしようがないな
あんたがそれを言うなよ。正直レベルは変わらんぞw
206 :
55:2005/06/25(土) 21:54:28
>>205 あっそ。 そんじゃ本スレに帰ってがんばってね。
こっちは、本スレの居心地がわるいもんで、ここに避難してるだけでね。
やっぱ、ここでは本スレのコピペは榛名富士だな。
ま、こっちはこっちで、のんびりやらせてくれよ。
207 :
待った名無しさん:2005/06/25(土) 23:38:25
目くそ鼻くそを笑う
208 :
55:2005/06/26(日) 22:44:06
ん? なんだ? アラシ君に変身か? じゃ詳しくいくかな。
ぶっちゃけたはなし、
>>203 のコピペについては、
「負け越し力士=弱い」という、この決めつけが気に入らない。
こういう発想は、相撲雑誌のような発想だからね。
例えば、相撲雑誌の総評座談会なんかでは、
活躍した力士に対しては、あれこれホメちぎって、活躍できなかった力士は、あれこれケナしてね。
場所が終わった後に、結果からみて、後から理屈をくっつけるだけだから、誰にでもできる。
読み物としては面白いんだけど、パッと見ると、負け越し力士=弱い というふうに見えてしまうんだね。
ああいうところに出ている人たちは、ギャラをもらっている以上、
雑誌の方針で、ある程度、お約束の発言をしなければならないわけよ。
これはプロというもののつらさだね。
しかしながら、我々のような一般の相撲ファンは、まったく自由な立場で相撲をみることができる。
だったら、相撲雑誌のような見方をする必要はないでしょう。
負け越した力士であっても、良い相撲はあるし、
勝ち越した力士でも、将来の期待にくらべれば失望させられる相撲もある。
相撲ファンが、相撲雑誌のような見方で相撲をみるのは、もったいないよ。
209 :
55:2005/06/26(日) 22:44:17
ん? なんだ? アラシ君に変身か? じゃ詳しくいくかな。
ぶっちゃけたはなし、
>>203 のコピペについては、
「負け越し力士=弱い」という、この決めつけが気に入らない。
こういう発想は、相撲雑誌のような発想だからね。
例えば、相撲雑誌の総評座談会なんかでは、
活躍した力士に対しては、あれこれホメちぎって、活躍できなかった力士は、あれこれケナしてね。
場所が終わった後に、結果からみて、後から理屈をくっつけるだけだから、誰にでもできる。
読み物としては面白いんだけど、パッと見ると、負け越し力士=弱い というふうに見えてしまうんだね。
ああいうところに出ている人たちは、ギャラをもらっている以上、
雑誌の方針で、ある程度、お約束の発言をしなければならないわけよ。
これはプロというもののつらさだね。
しかしながら、我々のような一般の相撲ファンは、まったく自由な立場で相撲をみることができる。
だったら、相撲雑誌のような見方をする必要はないでしょう。
負け越した力士であっても、良い相撲はあるし、
勝ち越した力士でも、将来の期待にくらべれば失望させられる相撲もある。
相撲ファンが、相撲雑誌のような見方で相撲をみるのは、もったいないよ。
210 :
55:2005/06/26(日) 22:46:28
あと、相撲雑誌では、データとか、分析的な方向の記事もあるけど、これもマネしないほうが良い。
相撲雑誌は、とりあえず紙面を埋めなくてはならないから、データとか、分析を持ち出しているだけでね。
読み物としては面白いけどね。
だからといって、相撲ファンが、相撲をみた感動を、データとか、分析とかの形で表現するのは、つまらないよ。
相撲ファンは、自由な立場なのだから、自分の感性と言葉で、そのまま表現すればいいんじゃないの。
例えば、5月場所の千代大海が、弱い相手にだけ勝って強い相手に負けた、と感じたのならば、
感じたことを、そのまま書けばいい。
べつに星取表をあれこれ調べて、データを出して、理屈をつける必要もないんじゃないかな。
もっとも、相撲ファンの中にも、「データ狂」といわれる人たちがいて、これはこれで凄いけどね。
なにせ、古今東西のデータをあつめて、ウンチクの量がすさまじい。
ここまで徹すれば、これはこれで「芸」になるけどね。
211 :
待った名無しさん:2005/06/27(月) 00:14:12
212 :
待った名無しさん:2005/06/27(月) 03:40:21
ここも電波漂うスレだな
213 :
55:2005/06/28(火) 22:30:56
>>211 しかし、よく見つけてくるね。
本人は、格闘技マニアということで、格闘界にも知人は多いみたいね。
なにしろ、引退後は、格闘家に転進というウワサもあるようだし。
格闘家になるとすれば、やっぱ打撃系だろうか。
あるいは、総合も向いているかな。
それにしても、いまの総合、例えば、プライドなんかは、打撃あり、組み技あり、だけど、
なんか、両者を、ルール上で、無理やりくっつけているだけって感じがしないでもない。
この点、大相撲は、押し相撲という「打撃系」格闘技と、四つ相撲という「組み技系」格闘技とが、
共通の土俵で戦っており、これらが見事なまでに融合している。
立ち技のみではあるが、ルール的には総合格闘技だね。
相撲に似た伝統競技は、世界各地に数多くあるけれども、
日本の大相撲のように、打撃系と組み技系を融合させたようなルールのものは知らないな。
けっこう、ユニークかも。
214 :
55:2005/06/29(水) 23:08:17
相撲というものは、「土俵」が発明されたときに、独自の道を歩み出したのではないだろうか。
世界で伝承されている相撲に似た競技は、ほとんどが組み技系の技法で成り立っている。
これに対して、相撲は、「土俵」を組み入れたことによって、突き押しという全く新しい技法が発展し、
世にもユニークな立ち技系の総合格闘技に変貌していったものと考えられる。
また、「土俵」の誕生は、「時間の凝縮」という別な効果を生み出した。
相撲に似た他の競技では、総じて、競技時間が長いものが多いが、
相撲の場合は、ほぼ「秒」のオーダーで決着がつく。
これを淡白と考えるのは早計で、むしろ、相撲には、格闘技のありとあらゆるエッセンスが、
「土俵」という狭い空間の中に詰めこまれ、そして時間的に凝縮されている、と見るべきだ。
最近、安馬が相撲雑誌のインタビューで、
「立ち合ってから、1秒間に、ありとあらゆる作戦が頭の中をかけめぐる」
というようなことを言っていたが、これこそが、「時間の凝縮」だろう。
土俵の誕生によって、相撲は、一瞬たりとも目がはなせない、スリル満点のスピード競技に変貌した。
215 :
55:2005/06/29(水) 23:08:54
さらに、土俵の誕生は、もうひとつ大きな効果を生み出した。
それは、カラダが大きい者と小さい者とが、同一の条件で戦うという、これまたユニークな競技体系だ。
通常の格闘技では、カラダが大きい者が絶対的に有利な地位にたっており、このために、
競技体系を、体重別のクラス分けにしてしまう。
しかし、相撲の場合は、「土俵」を取り入れたことによって、
小さい者にも、創意と工夫によって勝つチャンスを与えた。
そして、これによって、大きい者と小さい者とを、同一の競技体系に収めることに成功した。
相撲では、大きい者が有利であるという一般的状況は変わらないが、しかし、それは必ずしも絶対ではなく、
小さい者であっても、少ない確率ではあるが、勝つチャンスが与えられている。
そして、実際、小さい者が勝つと、その確率が少ないゆえに、観客はおおいに興奮する。
とどのつまり、相撲は、「土俵」というものを導入することによって、
「大きい者は有利である。ただし、絶対ではない。」という絶妙なバランス感覚で、両者の不公平を均衡化させたのだ。
われらが大相撲は、ほんとうにユニークで、奥が深く、昔の人の知恵に満ちた、すばらしい格闘技ではないか。
216 :
待った名無しさん:2005/06/30(木) 22:16:53
カラ揚げ
217 :
待った名無しさん:2005/06/30(木) 23:21:44
ねえ55の方は物書きさんだよね?
本出せるよねえ・・
218 :
55:2005/07/01(金) 21:24:03
>>216 あんがと。
>>217 ぜ〜んぜん、違います。
ただし、大相撲を愛する情熱だけは、人一倍です。
従来は、マスコミなり、相撲雑誌なりが、一方的に情報発信していただけでしょう。
しかし、現在のネット社会では、相撲ファンも、情報発信することができる。
けっこう、うれしい時代になったものだね。
219 :
55:2005/07/02(土) 22:01:43
報道を見ていると、朝青龍は、あいかわらずトラブルが多いね。
ハワイに行くときの届出忘れとか、ドイツの報道陣へのドタキャンとか。
とにかく、朝青龍のトラブルは、事務手続とか、スケジュールとか、瑣末なことが多いんだよね。
こんなつまらないことで評判をおとすと、もったいないよ。
どうでもいいけど、朝青龍には、マネージャーはついているのかい?
たしか、曙には、マネージャーがついていたと記憶している。
少なくとも、横綱は、相撲界で一番いそがしいのだから、
スケジュール管理や、事務手続くらいは、きちんとやれる体制を整えないと、まずいでしょう。
これは周りが考えるべきだね。
高砂はケチらしいからマネージャーなんて雇わないだろう。
力士自身がマネージャー雇うなんて聞いたことないし、これからも同じだろう。
221 :
55:2005/07/04(月) 21:31:32
いや、曙の現役時代にはマネージャーがついていたと思う。
記憶では、たしか、付き人を永くつとめた人で、
頭がよくまわり、小回りがきき、運転もできる、ということで、
曙が高く評価し、廃業後も部屋に残って曙の個人マネージャーになった・・・かな。
ただ、それが曙本人の希望か、部屋の方針かは知らない。
222 :
55:2005/07/10(日) 20:07:40
さ〜初日だ。
って、すべての力士が、さすがに動きが硬かったね。
もし、質問として、大相撲の場所15日間で、1日だけ相撲を観ることができるならば、何日目にいく?
と聞かれれば、まよわず「三日目」と答えるね。
つまり、初日は、みんなが動きが硬い。
これが三日目あたりで、やっとほぐれてくる。
従って、三日目は、15日間で、もっとも熱戦を観ることができる。
そして、三日目の後は、力士が、だんだん疲れていくからね。
今日の千代大海。
上半身の筋肉が、けっこう盛り上がっている。
少なくとも、先場所の初日に比べれば、ぜんぜんマシだよ。
もともと感性で相撲を取るタイプだからね。
毎日の一発勝負で、期待しているぞ。
見事すぎる送り足払いにワロタ。いろいろやっとくもんだなぁ。
でもま、それ以前に、うまく右手を殺して回ったのが効いたんだね。
ありゃ、下手すれば足出さんでもこける。
224 :
55:2005/07/11(月) 23:05:38
>>223 お目が高い。
大きな琴欧州を相手に、左に回りこみながらおっつけでの攻めが効いた。
やはり、この相手は普通とは大きさが違うから、攻め方も工夫したってことでしょう。
けっこう頭脳プレーかも。
225 :
55:2005/07/11(月) 23:06:55
あと、千代白鵬も、見事。
アタマで当たってからの右の突きっぱなしで相手はのけぞった。
それ以外では、押し相撲力士は、豊桜、豪風をのぞき、全体的にスタートでモタついている感じだねえ。
ま、キッカケさえつかめば、いけるはずなんだけどね。
226 :
待った名無しさん:2005/07/12(火) 13:10:29
よく見てるしよく考えて取ってる。欧州戦見事だった。
先場所のようには簡単にやられるわけないんだよ。波に乗ってどんどん体が動いていくといいな。
今場所はやってくれそうだね。今日も期待してるぜ龍二さん。
227 :
55:2005/07/12(火) 22:47:45
三日目で一敗か。
立ち合いの頭突き合戦で当たり負けしたからね。
最近は、当たる角度とタイミングとが、相手に読まれ気味かもしれないな。
なにせ頭突き合戦の場合、点と点でぶつかるため、
角度とタイミングが少しずれると、そこで勝負が決まってしまう。
まあ、これからだね。
もう前半の出島には歯が立たないな。
押しても下がってくれないし下がればついてこられる。
昨日くらいの体捌きが使えるなら、回り込んで斜めから押そうと思えば
やってやれないことは無いと思うんだけどね。
230 :
55:2005/07/13(水) 22:39:31
今日は立ち遅れだなあ。
立ってから相手と当たった地点が、こちら側の仕切り戦のほぼ上あたりだったからね。
相手に踏み込まれて、流れが止まってしまった。
しかし、どうもピリッとしないね。
まあ、もう永くやってきているわけだから、
こういう場合に立て直す術は、本人が一番わかっているだろうけどね。
231 :
55:2005/07/13(水) 22:52:56
四日目の他の力士は、栃栄は本来の相撲を取りもどしたし、
豊桜の突っぱりとネバリは見事だった。
千代白鵬は、番付に後がないことを考えれば、
まあ、今場所は白星優先ってことだね。 上林もそうだけど。
番付に後がないといえば、須磨ノ富士もペースがつかめないな。
立ち合いから少し上体が起き気味になっているかな。
この人の場合は、きちんと基本ができているから、
立ち合いで自分の流れにもっていくことができれば、
いけると思うんだけどね。
このへんは、ちょっとしたキッカケだろうね。
232 :
55:2005/07/13(水) 23:02:14
>>229 一理ある。 まあ、結果的には、ということだけど。
233 :
55:2005/07/14(木) 22:46:47
う〜ん。 今日の立ち合いからすると、故障があるみたいだね。
あまり追求できないけど。
こういうときは、いろいろやってみるしかないな。
なんとか、踏んばってほしいね。
234 :
55:2005/07/14(木) 22:49:23
五日目は、武雄山の相撲が最高だった。
こういう相撲がもっとも気持ちがいいな。
栃栄はおしかったが、動きは悪くない。
しかし安美錦も、あんな体勢からよく足をはらえるもんだな。
両者とも攻防があって、見ごたえのある一番だった。
豪風は立ち合いを失敗したみたいだが、その後の横の動きと小技が冴えていた。
それにしても玉春日の休場はさびしいね。
しっかりと休んでもらって、また元気な姿をみせてほしいね。
それと五城楼だなあ。
相撲の実力のほうは、ぜんぜん問題ないだけに、切ないよ。
235 :
55:2005/07/14(木) 22:51:33
五城楼といえば、むかしよくつけていた
伊達政宗公のカブトをあしらった化粧マワシ。
実は、あれが、すべての化粧マワシのなかで一番好きだったんだよ。
あのデザインは、絵画的にみても非常にバランスがとれていたし、
いかにも郷土の期待がヒシヒシと伝わってくる感じでね。
ちなみに、二番目は、大至がつけていたタヌキの絵のやつと、ダルマの絵のやつ。
あの二つのデザインは、大至の体型と雰囲気にピッタリでね。
あれには、贈った人の「粋」なセンスを感じた。
五城楼には、また化粧マワシをみせてほしいね。
いやぁ、今日のも見事に一本取れる投げ技だったなぁ。組んでから有利
になるのが下手なんであって、投げ技が下手なんじゃないのね。何勝何
敗かよりも、今場所中に何本取るかが気になりそうだよ。
要するに、まともに組まないで引かなければ勝てるのね。今日のなんか、
むしろ強い相撲だし。
237 :
55:2005/07/15(金) 23:26:18
>>236 そうそう。
今日は積極的に、小さな突っ張りでもっていった。
立ち合いから流れをつかんだし、最後まで、その流れを放さなかった。
土俵際では、相手に差されて回りこまれかけて、たまたま小手投げのような形になったけど、
その前の突進で、すでに勝負は決していた感じね。
これからも、こんな感じでいってほしいね。
238 :
55:2005/07/15(金) 23:27:26
しかし、六日目は、みんながんばったね。
豊桜の突っ張りがすばらしかった。
今場所の稀勢の里は、これまでよりも腰が重く、押されにくくなっている印象だったが、
これを、最後まで一直線に突ききった。
豪風の電車道も見事。 立ち合いの当たりの角度が低く、しかも鋭かった。
その後、相手を運んでいくときの形もパーフェクト。
栃栄は、またまた惜しい相撲だった。 動きは良いんだけどね、あと1歩が出ない。
まあ、たまたま勝ち星にむすびつかないだけで、これからいけるだろう。
しかし、今日の敢闘賞は、なんといっても北勝力だろう。
相手にマワシを取られて土俵際につまって、
これで終わりかと思ったら、そこから、まさかの大逆転。
まさに執念の勝利だ。
それにしても、北勝力も、最近は、立ち合いで先にツッカケるシーンがなくなってきたね。
まあ、良いことは良いことなんだけど、なんとなく物足りない気もするから不思議だ。
北勝力が、先にツッカケて相手にマッタされた後、口をヘの字にまげて、
正面審判長席にむかって「すんません」という感じでペコリとやる、あの顔も好きだったんだがな。
239 :
55:2005/07/16(土) 22:06:46
う〜ん。 今日の千代大海は、琴光喜にやられた。
立ち合いで、見すぎたかなあ。 相手は変化があるけど。
しかし、明日はたのむぞ。
240 :
55:2005/07/17(日) 21:03:19
あかんわ。 相撲になっていない。
今の状態ではどうしようもないかなあ。
241 :
55:2005/07/18(月) 20:43:37
千代大海は休場。 残念。
ただ、今場所は、やはり体調が不十分だったのだろうね。
まあ、休むということも、ひとつの勇気だし、
休場を決めたのならば、あとはリラックスして、体のケアにつとめてほしいね。
ただ、今場所を振りかえると、琴欧州を止めた一番は白眉だった。
結果論ではあるが、あの一番を落としていたら、琴欧州は上位陣を総ナメしていたからね。
すると、世代交代のムードが一気に加速して、
相撲界の流れも大きく変わっていた可能性がある。
千代大海は、昨年の九州でも、快進撃していた白鵬を止めているし、
たとえ自分自身が不調なときであっても、相撲界全体からみれば、
よい仕事をする力士なのだ。
その意味では、今場所も、きちんと仕事をしてくれた。
とりあえず、ゆっくり休んで、
9月場所で挽回して、スッキリした気分でラスベガスに行こうじゃないの。
なんか、それはそれで困る気がする<世代交代を止める
243 :
55:2005/07/18(月) 22:21:50
>>242 鋭い突っ込みだね。
現在、心配しているのは、この先の相撲界の人気のことだよ。
この先、どんどん世代交代すると、いずれは横綱・大関が、すべて外国人力士になるだろう。
単純に、強いから上にあがっただけ、といえばそこまでだけどね。
しかし、興行という面をみれば、そのときに大相撲の人気がどうなるか、は問題だ。
できれば、日本人力士が台頭するのを待つ時間的な猶予があると、
少なくとも人気の面だけで言えば、マシだろう。 あくまでも人気の面の話だけだどね。
千代大海は、勝負師としての直観は、天才だからね。
要所要所では、よい仕事をしているんだよ。
244 :
待った名無しさん:2005/07/19(火) 00:41:11
今後力士で龍二さん以上の人なんて相当いない!なんやかんや批判するやついるが龍二さんはひとつひとつ信念もってやってるんだよ。応援してるとそれがわかるぜ。 容易に相撲とってない。休場だって責任感と復帰のために精一杯考えたんでしょう。
また帰ってきてほしい。
246 :
待った名無しさん:2005/07/19(火) 14:42:25
今の千代大海存在感なさすぎだろ。晩年の武双山より酷いぞ。
師匠もアレだし復活の望みがないならさっさと引退したほうがいいと思う。
247 :
55:2005/07/19(火) 23:46:53
大関の仕事には、いろいろあってね。
若い者が登ってきたところを、ガツンとたたいてブロックする。
これも重要な仕事だ。
マスコミには、こういう長期的な視点のことは記事としては出ないからね。
まあ、相撲ファンは、マスコミのマネをして力士の星勘定だけをみてアレコレ言ってもしゃあないんじゃない?
現在の相撲界をみると、個々の外国人力士は、みんながんばっていて、良い力士ばかりなんだけど、
彼らは、はじめから体ができているだけに、日本人よりは出世が早い。
これを、そのままにすると、当然に、番付の上位は全員が外国人力士が独占することになる。
そうなると大相撲全体の人気の面が心配なわけだ。
(もっとも、こんなことは、我々のようにコアな相撲ファンにとっては、関係はないけどね。)
現在の大関陣のひとつの仕事は、若手の台頭をブロックすることにより、
日本人力士が追いつくまでの時間をかせぎ、そして、
外国人だろうが、日本人だろうが、みなが横一線でスタートできるようにもっていくことだね。
若手が切磋琢磨して競争する時代がやってくれば、逆に大相撲の人気につながる可能性がある。
魁皇は老骨にムチ打ってがんばっているし、栃東も千代大海もケガをかかえながらも踏んばっている。
彼らが、この先、どれだけがんばれるか、によって、次の時代の大相撲の勢力図が決まってくるわけだ。
そして、それによって、次の時代の大相撲の人気も、影響をうける可能性がある。
そういう意味では、部屋もちの親方衆にも、大関陣が踏んばっているうちに、
一刻も早く、日本人の有望力士を育ててもらいたいんだけどね。
248 :
待った名無しさん:2005/07/20(水) 00:49:40
↑そうだよその通りだよっ!!
技術論のときは電波全開だけどこういう話は結構核心を突いているから驚きだ。
確かに若手には三大関を倒した上で大関・横綱に上がってほしいね。
何の障害もなく出世したら余程のことがない限り怠けるだろうし。
その期待の千代白鳳がムラがあり、上林には微妙な引き癖が出てきた……
251 :
55:2005/07/21(木) 23:48:57
やっぱり、場所の終盤になって、千代大海が琴欧州につけた黒星が、けっこう効いてきたね。
>>249 普通に考えて、一部だけ鋭くて、一部だけデムパなどという人間がいるかい ・・・(w
精神分裂病じゃあるまいし。
普通に考えるなら
>>247のカキコ → 249でも理解できる。
技術論 → 249には難しくて理解できない。
というだけだわな。
>>250 ここ
>>247 で言ってることは、相撲界全体の話であって、べつに押し相撲に限られる話ではないでしょう。
もちろん、上林にも千代白鵬にも、おおいに期待しているけど。
>>249ではないが
>>251の発言だけで十分電波だと認識できる。
自分は
>>249と違って技術論以外もおかしいと思うところが多々ある。
>普通に考えて、一部だけ鋭くて、一部だけデムパなどという人間がいるかい ・・・(w
>精神分裂病じゃあるまいし。
とりあえず、55が精神分裂病について誤認しているのは分かった。
字面だけで言葉を選んだんだろうけど、こういうのって恥ずかしいな。
言葉の知識が間違ってる事なんて誰にでもあることだと思うが、この場合は違うし。
>わざわざこんな言い回しを使うってことが
第一、精神分裂病の人に失礼でしょう。
253 :
待った名無しさん:2005/07/22(金) 08:02:35
>普通に考えて、一部だけ鋭くて、一部だけデムパなどという人間がいるかい ・・・(w
電波さらしあげ
254 :
待った名無しさん:2005/07/22(金) 17:43:56
精神分裂病でぐぐったらいきなり
--------------------------------------------------------------------------------
精神が分裂する病気ではありません
「精神分裂病」といっても、なにも精神が分裂した状態になるわけではありません。
この病気に限って言えば、病名と症状には何のつながりもありません。
55テラチヨスwwwwwwwwwwwww
255 :
55:2005/07/23(土) 00:20:34
なんか、2chらしくなってきたね。
いよいよ、このスレもメジャーデビューか?
なんとなく楽しいね。
なにしろ、これまで人がいなかったからなあ。
256 :
待った名無しさん:2005/07/23(土) 02:31:56
>>255 マジメな話、来場所の大海はどうなると思う?
ちゃっかり9勝ぐらいあげてカド番脱出?
優勝
千代大海への深い愛情が伝わる良スレというか、珍スレ。
技術的な話についての内容は、ふざけんなと思うけど。
>>252 精神分裂病って言い方が誤解を招くから統合失調症になったわけで。
痴呆症⇒認知症と同じ流れかと。負の比喩に用いることが差別、そういう認識が
あるのなら、分裂病という表現を使い続けたり、他者を電波規定をしたりするの
はどうかなと、思わないでもないです。
259 :
55:2005/07/23(土) 20:47:35
なんか、にぎわってきたな。
>>258 なんやかんや言っても、ここでは他に技術論を書く人がいなくてねえ。
しかし、そもそも、この板で、技術論というものを見かけたことがないな。
他スレで、だれかが技術論を書いているようなスレはあんのかい?
260 :
55:2005/07/24(日) 22:18:55
あ〜あ、場所が終わってしまった。 いつものことだけど、なんか脱力感があるね。
千秋楽の琴欧州はガチガチだったね。 むろん、若の里が、がんばったこともあるけど。
琴欧州については、いずれは、大関、その上に登っていく力士かもしれないけど、
今の段階で、あんまり簡単に初優勝されてもなあ、という気持ちはあった。
その点で、横綱は、やはり良い仕事をしてくれたね。
(ただ、大関陣も、来場所は、まきかえしてもらわないと困るけど。)
それにしても、琴欧州は、二枚目だよ。
終盤で優勝争いをしているときの顔は、ほんとうに、いい顔をしていた。
まさに男の顔だね。
これまでの相撲界で、人気という点で社会現象までになった人といえば、
大鵬、貴ノ花、千代の富士、貴乃花の4人なんだけど、
これらの共通点は、ずばり「イケメン」なんだよね。
いや、大鵬さんだって、若いころは色白で、博多人形のようなスーパー美形力士だったのよ。
(って、強調するほうが失礼か。)
この点、琴欧州が、どのくらい人気が出るか、というのは、けっこう興味あるな。
一般の人が求めるのは、土俵上での「華」という部分があるからね。
この点だけは、我々のようなコテコテの相撲ファンとは、求めるものが違うところがある。
協会が、人気回復を考える場合は、ターゲットというものを分けて考えるほうが良いだろうね。
ぶっちゃけたはなし、我々のような、コテコテの相撲ファンには、マーケッティング活動はいらないのよ。
だって、なにがあっても大相撲から離れるわけはないからね。
協会がターゲットにするべきは、我々ではなく、もっと一般の人たちでしょう。
この点で、琴欧州は、マーケッティング戦略を工夫すれば、けっこうイケるかもしれないね。
【芸能】川村ひかる × 千代大海 破局
大関・千代大海(29)とタレントの川村ひかる(25)が
破局していたことが24日、分かった。
2003年6月に熱愛が明らかになってから、順調な交際を続け、
結婚間近ともいわれた2人だが約半年前に別れていた。
この日、川村はテレビ番組の収録に参加し、破局を告白。
20日から野田義治社長(59)率いる巨乳軍団のタレント事務所「サンズ」に移籍し、
バラエティー番組で活躍中。公私ともに心機一転を図る。
引用元(報知新聞TOPページより)
http://www.yomiuri.co.jp/hochi/home.htm
262 :
55:2005/07/25(月) 21:52:22
この記事みたけど。
プラベートなことは、よくわからないな。
263 :
55:2005/07/26(火) 22:21:27
今場所の客足も、土日や祭日は満員御礼が出たけれども、平日の入りがひどかったね。
このへんのマーケッティングについては、
「西暦2007年問題」というのが、ひとつの希望になるかもしれない。
ようするに、2007年に団塊の世代が大量に定年退職する、ということ。
もちろん再就職する人もいるだろうけど、リタイヤする人もいるだろう。
リタイヤした人たちの中には、これといった趣味もなくて、平日の昼間がヒマ、という人も多くなる。
すると、これは、平日に相撲会場に来てもらうには、もってこいの客層になる可能性がある。
もともと相撲が好きである人も多いだろうし。
例えば、シルバーパスだとか、優待割引だとか、なんか工夫すれば、
ひとつの狙い目になるかもしれないね。
まあ、実際には、リサーチして検討してみないとわからないけどね。
264 :
55:2005/07/28(木) 22:11:40
あと、マーケッティングというものは、
単純に考えると、
a)新規な顧客の開拓
b)リピーターの確保
の2点につきるだろう。
東京ディズニーランドの強さは、リピーターを確保するノウハウを持っている点であり、
このため、集客力という点で、他の遊園地を圧倒している。
大相撲においても、伊勢の海親方が奮闘して、いろいろ新しい機軸を打ち出しているが、
これらは、どちらかといえば、a)の「新規な顧客の開拓」に有効な方策であると理解される。
これは結構なことだとして、これに併せて、協会としては、これからは、
b)の「リピーターの確保」という点も、考えていくべきではないだろうか。
例えば、国技館では、お年寄りに座布団を貸し出しているが、このようなサービスは、
b)の「リピーターの確保」のために、有効な方策であると考えられる。
なぜばらば、リピーターを確保するためには、新しいことをやるよりも、むしろ、
お客さんが気持ちよく相撲を観戦できる環境づくり、を考えることが第一であり、
どちらかといえば、既存のサービスを質的に向上させていく、という方向性になるからだ。
国技館で感じることは、この点で、もう少し改善の余地があるのではないか、ということだね。
次から、個人的に感じたことを書いて見るよ。
265 :
55:2005/07/29(金) 22:01:28
他の人は知らないけれど、個人的に感じていることは、やはり、マス席のせまさだね。
5月場所で、となりのマスに外人の4人連れが座っていたんだけど、
はっきりいって、外人4人にとっては、拷問のようだった。
そもそも、マスが狭いという苦情は、蔵前のころから言われていることだし、
これは永遠のテーマみたいね。
ただ、いまさらマスの大きさを変えることはできないだろうから、
ここは、やはり、狭いスペースを有効活用できるようなサービスを工夫するべきではないだろうか。
例えば、上記の外人さんの場合だと、マスを狭くしている一番の原因は、本人の荷物だった。
つまり、マスの中には、荷物をおくスペースが全くなくて、これがお客さんを苦しめている。
これが都内の劇場とかであれば、ロビーには必ずクロークがあって、
お客さんの手荷物をあずかってくれるけど、
国技館には、このようなサービスがない。
茶屋がクロークのようなサービスをやれば良いのかもしれないけどね。
すると、いっそ館内の廊下に、コインロッカーでも置いたほうが良いのではないか、と思えるんだよね。
とりあえず手荷物さえ預けるところがあれば、マスの中も、多少なりともスッキリする。
266 :
55:2005/07/29(金) 22:02:26
また、茶屋がもってくる、あのでっかい紙袋も、じゃまそうだねえ。
ああいうものは、焼き鳥や弁当などの、観戦中に飲食するモノと、
家に持ってかえるミヤゲモノとを分けてしまったらどうか、と思うんだけどね。
とりあえず、焼き鳥とか弁当とかを持ってきてもらって、
ミヤゲモノ類のほうは、打ち出しの後に茶屋に取りに来てもらうか、あるいは、
いっそ館内に宅急便の出張所でも開いてもらって、宅急便で送れるようにするとかね。
お客さんにとって、いろいろな選択肢があっても良いんじゃないかな。
べつに、コインロッカーをやれとか、宅急便をやれとか言いたいわけじゃないよ。
ただ、マス席が狭いというような苦情が出たときに、
マスを広げられないから、どうしようもない、などとあきらめるのではなくて、
お客さんが、少しでもスペースを有効利用できるような、
なにか工夫や検討があってもよいのではないか、ということだね。
もうちょっと工夫すれば、そこそこマシになるような気がするんだけどね。
267 :
待った名無しさん:2005/07/29(金) 23:24:02
わからんが保守age
268 :
55:2005/08/01(月) 22:45:46
まあ、国技館に入場するときに、あれだけ手荷物検査をしているようでは、
コインロッカーは防犯上ムリだろうねえ。
国技の殿堂ということで、テロに狙われやすいかもしれないし。
269 :
55:2005/08/01(月) 22:46:54
あと、よく言われるのは、観客に映像サービスを提供するべき、ということで、
いまだにオーロラビジョンを入れろ、という意見がある。
しかし、それは難しいでしょう。
オーロラビジョンを設置するためには、相当数の客席をとっぱらわないといけないし、
また、設備投資も巨額すぎて、経営上リスキーということもあるけど、
なんといっても、大相撲は土俵を中心に観客が取りまいて座り、
土俵という空間に観客が集中してこそのものだからね。
ある意味で、土俵という空間は神聖視されるべき対象であるところから、
観客の注意をオーロラビジョンに向けてしまう、という考え方は、
大相撲の理念とは合わないだろう。
270 :
55:2005/08/01(月) 22:48:09
この点で、だいぶ前に、マス席で液晶の携帯テレビを持っている人がいて、「なあるほど」と思った。
ただ、その人は、けっこう写りが悪いもんで苦労していたけどね。
館内は、TVの電波は届きにくいみたいだね。
しかし、個々の観客が、このようなモバイルのツールを手元にもって、
これにTVの中継を配信するような形であれば、
大相撲の理念をこわす程度も少ないだろう。
実際、FM放送をつうじて、音声ではすでにやっているわけで、
館内では、FMラジオを貸し出している。
これに映像のツールを加えれば良いということになる。
これなら、客席をとっぱらう必要もないし、設備投資も安くすむし、
なによりも、オーロラビジョンのように一旦設置してしまうと後もどりできないものとは違って、
少しづつ様子を見ながら進めていけるし、問題が出れば、すぐに撤退できるだけ、経営上のリスクがすくない。
ただ、このようなモバイルのツールとしてなにが相応しいかは、わからないな。
携帯テレビといっても、あと少しで、現在のテレビ放送はデジタル化されてしまうし、
実験段階だが、携帯電話むけの特殊なテレビ放送も始まるそうだし。
ただ、協会は、NHKとは深いつながりがあるのだから、最新の情報を仕入れておいて、
研究しておくと良いんじゃないかな。
271 :
55:2005/08/02(火) 22:28:50
しかし、よく考えてみれば、映像が必要な人って、
観客よりも、審判かもしれない。
物言いがついて、審判長がビデオ室の見解をイヤホンで聞いている最中に、
観客がリアルタイムでスローの映像を見ているというのも、なんかヘンだね。
272 :
55:2005/08/03(水) 22:54:22
さて、以上のマーケッティングの話をまとめると、
要するに、新規顧客を開拓するという目的であれば、
マスコミにも取り上げられるような派手なサービスも効果的だろうが、
これが、リピーターを確保する目的であれば、
もっと地味なことが大切になってくるのでは、ということだね。
お客さんの立場に立って、ちょっとした心づかいをすれば、
ひとつひとつは他愛もないことであっても、積み重なれば、大きな力になる。
そして、国技館が快適な場所になれば、初めて来たお客さんもリピーターになってくれる。
この点、お年寄りに座布団を貸し出すというサービスは、良いね。
実際に利用者が多いか少ないかはともかく、その考え方やコンセプトが良い。
協会も、本質的なところは、きちんと把握しているみたいね。
大相撲は、大変な時期ではあるが、こういうときこそ、
きめ細かなサービスのノウハウを研究していけば、
それらは、次の時代にも大きな財産になるだろう。
サービス産業にとっては、積み重ねた接客ノウハウこそが、財産だ。
上の「西暦2007年問題」の話でも書いたように、中長期的には、
大相撲にとって有利な社会状況になっていくことが期待されるので、
やはり、いまは、協会も「3年先の稽古」が大切なのかもしれないね。
(このテーマ終)
升席の荷物の管理って、升席の下のスペースって使えないの?
274 :
55:2005/08/05(金) 21:21:45
>>273 空間の高さ15〜20cmくらいかな。
なんとか自分達の履物だけは入れておける。
靴箱のかわりだね。
あと10cm高くすれば、荷物置けるのにね。
276 :
55:2005/08/07(日) 00:15:21
>>275 けっこうアイデアかな。
水平方向に広げられないことを、垂直方向に広げる、か。
しかし、いろいろ考えれば、いろいろ出てくるもんだね。 面白い。
277 :
55:2005/08/09(火) 22:16:43
ついでに、個人的な願望も書いておくか。 ぜーんぜんマーケッティングの話とは関係ないけど。
いや、2階の食堂の料理をテイクアウトできるようにしてくれんかなあ、という話。
あの食堂を利用すると、取組を見ることができないんだよね。
せっかく相撲を見にきているのに、取組が見れないとはきびしい。
ラーメンのような汁物は、危険だから不可能としても、固形物であれば可能なんじゃないの?
容器代は客から取ってもよいし。
(JRの長距離列車用ホームの立ち食いソバは、テイクアウトの場合は容器代20円。)
って、あまり深くは考えてないんだけど、同じ2階のカフェテリアでは、
ポテトフライとか、ソーセージとかをテイクアウトできる。
だったら食堂も…、という単純な発想なんだけどね。
278 :
待った名無しさん:2005/08/11(木) 19:27:13
age
279 :
55:2005/08/12(金) 22:09:53
280 :
55:2005/08/15(月) 21:35:50
うーん。 接待用のマスが売れなくなって、茶屋が廃業か・・・
接待用のマスってのは、経験としては、子供のころの記憶しかないな。
父親が接待をうけたときに、そのお相伴にあずかった程度で。
ただ、なにせ子供だったもんで、やれジュースだなんだって、飲み食いに夢中でね。
そんで、かんじんの相撲については、ぜんぜん記憶がない。
今にして思えば、もっと土俵を見ておけば良かったよ。
まさに、人生の汚点ってやつだ。
ただ、大相撲の世界には、われわれのような素人にはクチを出せない世界があるってことは事実だろう。
上で言ったマーケッティングの話は、あくまでも素人の世界の話であって、
クロウトの世界には、まったく通用しないだろうね。
281 :
55:2005/08/18(木) 22:26:07
大相撲の興行は、我々のように普通にチケットを買って入場する一般人と、
古くから縁故があるお得意さんと、二極分化しているところがユニークだ。
このように相反するビジネスモデルが並立している、というのも、めずらしいんでないかな。
逆に、それゆえの難しさがあるかもしれない。
例えば、接待用のマスがあるとして、このマスの価値は何で決まるのか、を考えてみると、
その一つとしては「ステータス」が考えられる。
つまり、一般人では絶対に手が入らない、土俵の至近にあるマスで、
ゆったりと相撲を見物する、ということは、他にはない「ステータス」があるのかもしれない。
ところが、協会や茶屋が、マーケッティングの努力をして、相撲のチケットを一般人に売りこんでいって、
その結果、チケットが誰にでも容易に入手できるようになっていくと、逆に、
接待用のマスの「ステータス」は下がってしまうかもしれない。
すると、接待用のマスの売れ行きは落ちてしまう可能性が出てくる。
このように、二つのビジネスモデルを両立させる、ということは、けっこう大変かもしれないね。
282 :
55:2005/08/20(土) 23:11:25
まあ、このへんでやめとくよ。
クロウトさんの世界はよくわからないからね。
283 :
待った名無しさん:2005/08/21(日) 17:29:42
さいきんぱっとしないねー
284 :
55:2005/08/21(日) 19:39:21
>>283 あまり一般ウケするネタではなかったからね。
285 :
55:2005/08/21(日) 20:04:29
たったいま、NHK教育テレビで栃錦が出ていた。
過去に見たことがあるような映像だったけど・・・
それでも、やっぱり感動した。
「相撲にはね、絶対に負けない『型』というものがある。
この『型』を身につけることが必要だ。」
今の理事長も、まったく同じことを言っているね。
道を極めた人の言葉というものは、なぜか、こころに響くんだよね。
ほんとうに奥が深いよ。
286 :
55:2005/08/31(水) 22:18:57
さて、そろそろ9月場所が始まるし、マーケッティングの話は終わりにしよう。
最後に、ひとつ、おもしろい話があるので、これについて書いておくよ。
だいぶ前に、相撲を趣味とする知人から、少しばかり面白い話を聞いたことがある。
この人は、ちょくちょくと、まったく相撲に興味がない人達を、
グループ単位でさそって国技館に連れていって、
ガイドをしてやっている、というんだね。
相撲の初心者に、少しでも大相撲について興味を持ってもらおう、という趣旨で、
自分が観戦するついでに、草の根のボランティアをやっているわけだ。
で、実際、なにをやっているかというと、まず、両国駅を出てから国技館に行くまでに、
ノボリや、板番付、ヤグラの由来について、あれやこれやと説明してやって、そして、
入場した後は、昭和天皇の御製の碑や、正面ロビーの壁にかかっている歴史絵などを説明し、
そして、相撲博物館の展示物などについて、あれやこれやと解説し、
そして、もちろん、席につくと、土俵まわりの吊り屋根とか、房とか、
行司の装束、審判の所作、呼び出し、力紙、力水、など、いろいろ解説してやってね。
287 :
55:2005/08/31(水) 22:19:47
おもしろいのは、これが信じられないほどウケる、ということなのよ。
この解説をうけた人たちは、めっちゃ感動して、何年もたっても感謝される、ということなんだね。
まあ、その人自身のプレゼンテーション能力が高いこともあるけどね。
実際、その人が、正面ロビーで、壁にかかっている歴史絵について解説してやっていると、
ぜんぜん関係のないお客さんまでが寄ってきて、いっしょになって、
「へぇ〜」とか、「ほ〜」とかいって、感心して聞いている、というのだから、おもしろい。
中でも、いちばんウケるのは、土俵の「徳俵」の由来を解説するときだそうで、
「徳俵」の由来を解説すると、みんな目をかがやかせて、「ほ〜う」と感心しているそうだ。
相撲ファンにとっては常識であっても、初心者にとっては、感動モノらしいんだね。
非常におもしろい。
288 :
55:2005/08/31(水) 22:21:24
そして、言いたかったのは、この話は、ひょっとすると、接待用のマスにくるお客さんにとっての、
意外なニーズを示しているのではないか、ということだね。
一般に、「博物館効果」というものがある。
例えば、博物館に、石コロが展示してあった場合に、
これを見たお客さんは、なにも知識がなければ、ただの石コロにしか見えない。
しかし、ガイドが「これは1万年前の地層から出土した、世界最古のなんとかで・・・」とか解説をつけると、
お客さんは、「おお〜っ、そうかあ。」と、なんとなく感動する。
結局のところ、博物館に来るお客さんは、実際には、ただの石コロを見ているだけなんだけれども、
そこに、解説が加わって「知的好奇心」が満たされて、はじめて、博物館に来たという充実感が得られるわけだ。
このために、たいがいの博物館においては、展示物の解説者が常駐している。
振り返って見れば、大相撲も、ひとつの「博物館」ではないだろうか。
江戸時代から続いてきた大相撲は、それ自体が、ひとつの博物館に近いものがある。
そして、このような博物館としての価値は、ほかのスポーツには、存在しないものだ。
すると、大相撲は、このような博物館としての魅力を、
もっともっと、お客さんにアピールする余地があるのではないか、ということだね。
289 :
55:2005/08/31(水) 22:23:17
例えば、接待用のマスにくるお客さんは、自発的にチケットを買ってくるお客さんではなく、
本来的に、大相撲については興味がないのに、単に接待されたから来た、という人達かもしれない。
(べつに、自分自身の子供時代の行状を言っているわけではないが・・・)
しかし、このようなお客さんは、接待をうけるくらいだから、
それなりに社会的な地位の高い階層であるわけで、
どちらかといえば、一般の水準よりは、知的な人が多いはずだ。
すると、このような人たちには、大相撲のもつ「博物館」としての魅力を
アピールしていくことは、けっこう有効ではないか、と思えるんだな。
例えば、大相撲について、知的好奇心を満足させてくれるような専門の解説員を用意しておき、
接待用マスの、有料のオプションサービスとしてくっつけるとかね。
まさに博物館と同じ理屈だ。
このようなサービスを付加すると、
接待用のマスも、意外な高付加価値の商品として、よみがえるかもしれない。
ぱっと見ると、突拍子もないように見えるかもしれないが、
これはこれで、理にかなっているはずだよ。
まあ、クロウトさんの世界について、素人が何を言っても、無粋だから、
この話は、このへんで止めとくよ。
さてさて、場所を楽しもうでないの。
290 :
待った名無しさん:2005/08/31(水) 23:49:33
スレ違いアゲ
291 :
55:2005/09/03(土) 21:41:12
報道によると、千代大海は稽古ができずにピンチという話だが・・・。
しかし、心配する必要はないと思っているぞ。
だいたい、これまでも稽古十分でのぞんでも、結果が出ているわけではないし、
逆に、稽古不十分だからといって、必ずしも悪い結果が出ているわけでもない。
千代大海は、もともと「センス」の力士だからね。
この「センス」で、切り抜けてほしいね。
292 :
55:2005/09/03(土) 23:02:21
しかし、マスコミの人って、大相撲における「稽古」というものを、どのように考えているのだろうか。
このへんは、いつか突っ込んでみるとしよう。
それよりも、千代大海には、がんばってほしいよ。
なにしろ、うちの家族は、千代大海が勝つか負けるかによって、行動パターンを変えてくるからね。
千代大海の勝ち負けによって、家庭の平和が決まるのよ。
とにかく、たのんだぞ。
293 :
55:2005/09/07(水) 23:00:18
今月の「大相撲」の竹縄親方のインタビュー記事は、非常にインパクトがあった。
今の横綱は、ひとつひとつの動きが速いけど、相撲自体にはきちんとした手順があるからね。
@立つ、A前さばく、B差す、C寄り・投げ・吊り等の攻撃をする、D勝つ。
たまにAをすっとばすこともあるけど。
しかし琴錦の場合、なんというか、@からCまでが、すべて「同時進行」というイメージでね。
立ったと思ったら、もう相手を土俵際につめて、腰を浮かせていて。
手順もヘッタクレもないって感じ。
もし横綱が取り組んだとしても、一瞬でも気を抜くと、一発で持っていかれるかもしれない。
それにしても、あのころの三役力士って、安芸乃島や、貴闘力など、みんな存在感があった。
今日の報道で、横綱が出稽古に行って、若手をかわいがって恐怖心を植えつけている、とか書いてあったけど、
少なくとも、琴錦、安芸乃島、貴闘力といった人たちには絶対にムリだろう。
イメージ的に、この人たちって、かわいがられてネをあげるような人たちではないし、
そもそも稽古で恐怖心なんて感じるような人間とは思えないからねえ。
強いから怖いんじゃなくて、怪我するような技かけてくるから怖いんだよ。
295 :
待った名無しさん:2005/09/08(木) 17:08:17
千代大海がんばって角番乗り切ってほしいけど
今度ばかりは厳しいのかな。
>>294 横からスマソが
朝青龍は相手に怪我させるタイプの力士かな。
魁皇の小手とか貴ノ浪の外掛けなんかは怖いけどさ。
(おお、対高見盛の十文字もそういう意味では怖い。
脳震盪で倒れる時に膝を曲げたらどうしようとか・・)
297 :
待った名無しさん:2005/09/08(木) 20:55:36
そりゃそうだな。
298 :
55:2005/09/08(木) 22:25:19
>>295 稽古不足ということみたいだけどね。
まあ、なまじ中途半端に稽古して、ケガを重くするよりは、
休養になって良かったんじゃないの。
稽古といっても、土俵にあがって相撲を取ることだけが稽古ではないからね。
初日にあわせて、きっちりと調整してきてくれるでしょう。
>>296 十文字って、気合いが入っているときと、そうでないときとで、別人みたいだね。
張り手といえば、いちばん怖かったのは、やっぱ旭道山かなあ。
299 :
待った名無しさん:2005/09/08(木) 23:15:01
>>298 そうだねー。どうにか本番まで万全の態勢で臨んでほしいよな。
千代大海って上位陣の中でもファン多い力士だし終わるにはまだ早いよ。
旭道山の張り手はなぜか学生相手にやたら強烈だったよな。
とくに久島海や栃乃和歌あたりにすごかったね。
300 :
55:2005/09/10(土) 21:57:37
>>299 そうそう。 久島は、ヒザをおるように仰向けに倒れてケガをした。
武蔵丸も同じ倒れ方をしたけど、なんとか無事だった。
相撲を見たときもゾーッとしたが、後日談を知ったときに、さらにゾーッとした。
「大相撲」誌で、旭道山氏が書いていた連載コラムによれば、
同氏は、十両時代に、人体の構造について猛勉強して「整体士」とかいう資格までとった、とのことで。
そして、日夜、人間の頭蓋骨について研究を重ね、
どの角度で、どんなチカラで衝撃を与えると、いちばん効くか、という点を、徹底的に追求したという。
その研究成果が、あの張り手に結実した、ということでね。
読んだとき、勝負のプロというものは、そこまでやるのかあ、とゾーッとした。
やっぱ、昔の人は、稽古で恐怖心なんて感じるような、ヤワな神経をしていないって。
301 :
55:2005/09/10(土) 22:04:48
さあ、場所がはじまるぞ。
集中して行こう!
302 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 00:08:52
>>300 そうだったんだ・・・・。ある意味すごいね。
303 :
55:2005/09/11(日) 20:16:59
初日、国技館で見たよ。 からだのツヤとかハリとかはあると思う。 あとは、稽古不足からくる感覚のズレを修正していけば良いね。 これからよ。
304 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 20:44:15
そうなってほしい。
国技館で見てきたんだ。いいなぁ。声援多かったよな。
身体にツヤやハリはあるのか。
いやさ、テレビで見ていたら勝昭がえらく同情している風情だったから、
「これはヤバいか?」と心配していたところだ。
306 :
待った名無しさん:2005/09/12(月) 15:26:45
>>305 同情してるようだったか??
こりゃだめだ、って感じに聞こえたけどな。
でも頑張ってほしい。まだ20代引退ははやいよ・・・。
>>306 たしか、内容の割に厳しい事を言わなかったと思うんだ。
それで同情してるんかなと。
もっとも、漏れの希望的観測による勘違いかもしれない。
308 :
待った名無しさん:2005/09/12(月) 15:54:31
>>306 そうか。。。
どっちにしてもあまりに周りが引退だの何だのいうと気の毒になってくる。
休場明けで出来る限りのことをしてがんばってるのにさ。
309 :
55:2005/09/12(月) 23:22:32
合い口のよい旭天鵬なのに、心理的に少し縮こまっているのかな。
こういうときは、先のことなんか考えずに、一発勝負の気迫でいってほしいね。
310 :
待った名無しさん:2005/09/13(火) 08:39:51
なんか今日負ければどうやらって記事になってるよ!
得意の気力が萎えてる。。俺たちに今出来ることって何だろうか。
あぁ〜今日応援に行きたいよ。
初日・二日目と、とにかく足が動いてなかった。
あれでは、せっかくの勘の良さが生かされない。
個人的には、休場して怪我を治したのち来場所あっさりと返り咲いてほしいが。
313 :
55:2005/09/13(火) 23:20:08
>>312 いやあ、技術もへったくれもないでしょう。 気迫。 気迫の一言よ。
立ち合いで先手を取って踏み込んだ。
押し切れなかったけど、相手が左差しにくることを、きちんと読んで、
右からのイナシを連発して翻弄した。
結局、四つに組んで動きが止まってしまったが、
相手に上手を取られる前に、先に動いて投げを打った。
最後は、師匠のウルフスペシャルのような感じで決まったね。
今日は、常に先手、先手で、勝利をもぎとった。 積極性の勝利だ。
とにかく、今場所は、つまらん星勘定などはやめて、一日一番、こういった相撲を取ってほしいね。
場所が終われば、どっちにころんでも、どっちかの結果は出る。
あれこれ考えずに、「完全燃焼」をめざすべきだ。
314 :
待った名無しさん:2005/09/14(水) 02:03:23
まさしくそうだよね
やれば出来る
力のある大関だからね
今は気迫をもつことが一番だから
先場所の琴欧州といい、作戦を立てて先手先手で行けば強い相撲ができるのに、
なかなかそれが出ない。
316 :
55:2005/09/14(水) 23:05:17
黒海にも勝利。
土俵際まで押し込まれたが、あきらめずに、俵づたいに回りこんだ。
最後まで冷静だった。
横への動きも速いし、相手の動きにも良く反応した。
立ち合いは、相手の突き放しにヘンにタイミングが合ってしまって、押し込まれたが、
当たり自体の角度やスピードは、だんだん良くなってきたような気がする。
だからこそ、土俵際で残せたのではないだろうか。
竹縄親方の現役時代の言葉で、本場所の1番というものは稽古の30番に匹敵する、というのがある。
この言葉でいけば、今場所は、昨日と今日とで、計60番も稽古したのと同じね。
明日からも、とにかく、一発勝負で集中していってほしいね。
317 :
55:2005/09/15(木) 23:01:41
岩木山を送り出し。
立ち合いからの流れが、もっとも良かったんじゃないかな。
当たりは五分くらいだったけど、気合いで負けていなかった。
すぐに先手を取って、相手のアゴを上げた。 これが効いた。
すばやくハタいて、泳がせて、マワシを取って、すぐに出した。
まさしく積極性の勝利だ。
ハタくチャンスを1回、2回とうかがって、
3回目くらいでハタいたんじゃないかな。
相手がよく見えているみたいね。
横への動きも速いし。
終わった後、少し痛そうにしていたけれど、なにしろ痛いとか言っている場合じゃないからね。
一日一日が、一発勝負。
もうひと踏んばり、がんばってくれい。
318 :
待った名無しさん:2005/09/16(金) 01:15:28
千代大海が勝つとこのうえなくウレシイ
319 :
55:2005/09/16(金) 23:22:14
うん。 雅山を撃破。
なにも言うことなし。
相手の動きが、よく見えている。
とにもかくにも、毎日一番。 一発勝負だぞ。
320 :
55:2005/09/16(金) 23:33:30
しかし、今日の相撲を振りかえってみると、
ひょっとして絶好調なんじゃないか?
この2〜3日、難敵を、なんか、やけにアッサリと料理してきた感じで。
321 :
55:2005/09/16(金) 23:39:34
そうは言っても、油断は大敵だ。
明日からも、気を引き締めて、行ってくれ。
322 :
55:2005/09/17(土) 22:43:55
白鵬にやられた。
しかし、あんなミエミエの突っかけに動揺しているようでは・・・
立ち合う瞬間に足の位置を変えているようでは「集中力の欠如」以外のなにものでもないよ。
やっぱ、「気合い」が足りん。
余裕をもっている場合じゃあないぞ。
いつもギリギリの勝負だぞ。
323 :
待った名無しさん:2005/09/18(日) 02:24:30
しかし意図的につっ掛けて集中力を散漫させるあのやり方は相撲とは言えない
ハクホウには幻滅させられた
324 :
55:2005/09/18(日) 21:20:59
琴光喜を、押し出し。
当たってから、相手のアゴを右で突き起こしたのが効いた。
その後は、最初から最後まで、先手を取ることができた。
地力からいえば、琴光喜はほんとうに強いからね。
一瞬でも動きを止めるとやられる。
とにかく気合いだ!
明日からも、気合いだぞ!
325 :
55:2005/09/18(日) 21:35:32
>>323 いや、そんなもんで動揺する千代大海が悪い。
白鵬がカケヒキをしてくるということは、マトモにいく自信がないってことだからね。
勝負では負けたが、チカラ関係では負けていない。
そう気にする必要はない。
ただ、最近の白鵬には、少し失望気味なんだなあ。
まちがいなく、将来の横綱候補なんだから、それらしい存在感を示してほしいんだよ。
目先の白星だけにこだわったり、相手をかわすような相撲を取ったり、ではねえ。
上手投げを打つのであれば、関節を極めるようなセコイ上手投げではなく、
根こそぎゴボウ抜きにして、放り投げるような上手投げを打ってほしいね。
白鵬に期待されているのは「上手い力士」ではない。 「強い力士」なんだよ。
この相撲が3年前から毎日出るようなら、今頃角番じゃなくて横綱だったんだろうなぁ。
327 :
55:2005/09/19(月) 21:31:55
うん。 今日は、なにも言うことなし。 最高!
いよいよ、ノッてきたんじゃないかな。
>>326 だからこそ、押し相撲は技術的に難しいのよ。
そして、今日のような良い相撲を取ってくれたときの感動も、また大きいわけよ。
しかし、押し相撲といえば、今日のNHKTVの解説の錣山親方は、冴えていたと思うぞ。
なによりも、若い親方であるだけに、発言が若々しいところが魅力だ。
現役時代の取組と同様に、解説もフレッシュだね。
(;;;;((;;;;;;;(;;;;;;)
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千代大海 龍二
【プロフィール】
本名:廣嶋 龍二
生年月日:昭和51年4月29日
出身地:大分県大分市
身長:181cm
体重:158kg
好きな芸能人:川村ひかる
スポーツ歴:空手初段、柔道初段、
得意技:突き、押し、シャチホコ、ムーン等
金星:1個
最高位:大関
今日も今日で唖然とするほど強いな。
角番の相撲じゃねぇぞこれ。
330 :
55:2005/09/20(火) 22:51:43
出島を圧倒。
何も言うことなし。
立ち合いの当たりも良かったし、その後の右の突きがメチャ効いた。
あの一撃で、相手の体は吹っ飛んだんじゃないの。
>>329 なんか場所の終盤に向かって、だんだん盛り上がってきたね。
331 :
55:2005/09/20(火) 23:49:06
白鵬は、前に出ながら差し勝って、豪快な上手投げ。
こういう攻撃的な強さを感じさせてくれる相撲であれば、言うことないね。
やはり、横綱候補であれば、相撲内容にも大きな期待がかかるよ。
332 :
待った名無しさん:2005/09/21(水) 00:25:57
時天空
今日の相手は分がいいといっても、この3日間まるで綱取りでも目指すかの
ような強い大関の相撲だな。
334 :
待った名無しさん:2005/09/21(水) 21:06:20
千代大海の突き押しをまともに食らうと、どんな力士も吹っ飛ぶと思う
貴乃花や武蔵丸でさえ吹っ飛んでたし
335 :
待った名無しさん:2005/09/21(水) 21:06:54
千代大海はもう一度稽古の鬼に戻って欲しいな
最近毎場所稽古不足と言われている
体が大きい訳じゃ無いから
これから若い人たちがどんどん強くなるよ
336 :
55:2005/09/21(水) 23:21:09
うん。 今日は相手をよく見て、慎重に突いて出た。
いやあ、よかった。
しかし、終盤にきて調子が上がってきたし、
はからずも、優勝争いのキャスチングボードをにぎる形になった。
ここらで存在感を示してほしいぞ。
337 :
55:2005/09/21(水) 23:25:13
>>333-335 いちおう、残り4日間で、見せ場をつくれるシチュエーションにはなってきたからね。
期待が大きいぞ。
しかし横綱大関にはまったく勝てないのがここんとこだしね
魁皇はいないけど欧州戦で意地見せるぐらいは・・・って千秋楽だっけ?
言いたかないが、この角番はどこの名大関の全盛期ですか?
この前角番を脱出したときは拾った感じだが、今場所は横の動きもある、
ツッパリに威力がある、後ろに下がる時も自分の後ろの距離とどれだけ
引けば落とせるかが解ってる、引き落とすときのタイミングと強さと突っ
張り+引きの相撲で強い要素が全部あるくらいの勢いで圧勝してる感じ。
最初の二敗が悔やまれるなぁ。
あ、横の動きで思い出したけど、先場所の琴欧州戦も横の動き。
今まで土俵の淵を嘗めるように回ることはあったけど、今場所ほど横に
体を入れ替えて回り込むような体捌で回ることは無かった。
まさか、こういう体捌があるってことを「思い出した」んじゃないだろうな。
琴欧州戦は、仕切りから少し離れて立ったほうがよさそうだな。
でないと、琴欧州腰割らないで立つから、
ものすごい出足で速攻差されて投げ飛ばされそう。
立会い突っ張れる距離を作れるかどうかで勝負が決まる。
342 :
55:2005/09/22(木) 22:58:09
栃東を撃破!
左前ミツを取られたが、すぐに切った。
落ちついて、小刻みな突っ張りで勝負を決めた。
最高だ!
いやあ、盛り上がってきたぞ。
これまでの12日間って、千代大海が登場するまでの、
お膳立てを整えてくれていただけなんじゃないか?
さあ、いっちばん美味しいところを持っていこうじゃないの。
343 :
55:2005/09/22(木) 23:10:21
>>338-341 ま、とりあえず、今後に期待してくれい。
なんせ、盛り上がっちゃっているからねえ。
イケイケだぜ!
技術解説いらないな。ここまで強いよ。
なんか解説しようとしても、結局押しが強いの一言で済んでしまう。
うーん明日は複雑だなあ。
琴欧州が、相撲を舐めない為にも
まだ優勝してもらいたくないから
稀勢の里が勝ったら、大海に勝ってほしいけど
稀勢の里が負けたら、負けてほしい・・・・
346 :
待った名無しさん:2005/09/23(金) 19:49:40
欧州の優勝はいやだ!
キセも期待すると弱いからな、、、、。
347 :
55:2005/09/23(金) 22:19:33
今日も強かった。
最初のマッタは、少しイヤそうだったが、
やっぱ、終盤で平幕の初顔とあたるのは、イヤなものなんだろうね。
しかし、立ち合いの当たりも押しも最高だった。
左のハズが効いて、ぐんぐん前に出て行った。
その左ハズが外れてしまって、おおっ、と思ったが、
その外れた左手をノド輪に切りかえて、そのまま押し切った。
すごい高等技術なんじゃないの。
そして、なにがどうあれ、ガンガン押していく気迫がすばらしい。
いやあ、ノリノリだ。
サイコーに楽しいよ。
348 :
55:2005/09/23(金) 22:22:18
>>344 ま、そう言うなって。
なにせ、良い相撲を見るとうれしくってねえ。
349 :
55:2005/09/23(金) 22:36:22
>>345-346 横綱は同じ一門だしね。
しかし、今日の横綱は、
勝利への執念はものすごかったけど、
相撲の内容自体はヒドかったね。
今場所は、いつもの横綱ではない。
そのぶん、明日はおおいに勝つチャンスはあるんだから、
やっぱ、勝ってほしいな。
350 :
55:2005/09/23(金) 23:54:22
この数日間は、横綱は相撲がくずれ気味だからねえ。
仮に、十四日目に千代大海に勝ったとしても、
千秋楽の結び、それに決定戦と、勝ち抜ける保証はない。
今日のような強引な引き技は、栃東にやると命とりになるし。
確かに、この横綱の場合は土壇場になると強いから、
逆転の可能性もあるにはあると思うけどね。
千代大海としても、横綱の6連覇を阻止して、
師匠の記録を破らせないようにすることも、
ひとつの仕事だしね。
351 :
待った名無しさん:2005/09/24(土) 18:10:27
さすが横綱、一気に差されたら為す術ないわな
柔らかい身のこなしだったら、寄られても土俵際体入れ替えて投げも打てるんだが・・・
今の大海では堪えるのが精一杯
これでは明日わくてかできない。
353 :
55:2005/09/25(日) 00:03:49
ふにゃ〜あ、盛り下がった。
横綱の張り差しは、それほど威力があるようには見えなかったけどねえ。
なんか、先に、消極的に右に動いてしまったみたいだなあ。
ま、しょうがない。
しかし、まだまだ、千秋楽には大仕事が残っているぞ。
優勝争いのキャスチングボードを握っていることはかわらないからね。
やっぱ、琴欧州をガツンといってやってほしいね。
354 :
55:2005/09/25(日) 00:13:38
若いもんにキツ〜イ一発をくらわしてやるのも、大関の仕事だからね。
最後は、キッチリしめてくれい。
355 :
55:2005/09/25(日) 23:49:36
終わってみれば、美味しいところを横綱に持っていかれてしまった。
でも、今場所は、楽しかったよ。
これほど満足した場所は久しぶりだ。
あとは、ラスベガスでスッカラカンにならないように気をつけてね。
356 :
55:2005/10/01(土) 22:12:51
この9月場所は、初日から2連敗したときは、思わず目をつむったよ。
しかし、三日目には気迫の相撲で普天王を投げ捨てた。
これをキッカケに立ち直って、終盤戦では良い相撲がでた。
立ち直るキッカケが、師匠のアドバイスと、
ウルフスペシャル(もどき)の上手投げだったところがドラマチックだ。
じつにカッコいいストーリーじゃないの。
千代大海は、むかしは前に出るか、後ろに引くか、の直線的な相撲だったが、
いまは、横への動きも多用して、広がりのある相撲に変わってきている。
このような二次元的な相撲も、見ている方としては、スリリングで面白い。
若いころの千代大海は、武双山と張り手合戦をやったり、
けっこうヤンチャなところがあったけれども、
今は、大関としての年輪をかさねてきて、落ちついてきた感じだね。
来場所は地元の九州だし、どのような相撲を見せてくれるのか、おおいに楽しみにしているぞ。
357 :
待った名無しさん:2005/10/01(土) 22:21:12
おう!そうだ。次は復活後の御当地だ。
声援も励みにがんばってくれるそうだから期待してるよ。
千代大海は気持ちさえ乗ってりゃまぁだまだいけるよ
正直、九重との関係修繕が洒落んならないくらい大きい可能性がある。
360 :
55:2005/10/02(日) 21:39:40
361 :
55:2005/10/02(日) 21:41:12
ところで、張り手といえば、横審で、朝青龍の二日目の張り手に文句が出たそうな。
それは、違うんじゃないかい。
あの一番では、横綱は、そうとうに追い込まれていたと思うよ。
初日に普天王に敗れ、暗雲がたたよっていたところ、
二日目の立ち合いで、黒海に一気に押し込まれた。
横綱は左に動いてしのいだものの、黒海は向きなおって、追撃するカマエになっていた。
もし、横綱が、あそこから逃げたり、引いたり、消極的な相撲をとっていたとすると、
場所の全体の流れが悪くなり、その後の復調には時間がかかっていただろう。
たとえ、その一番に勝ったとしてもね。 内容の悪い相撲は、あとに引きずるんだよ。
すると9月場所の優勝はなかったことになる。
つまり、横綱は、あの瞬間は、けっこう追い込まれていたのだ。
ところが、横綱は、まったく逆に前に出て、張り手をまじえた突きを繰り出して黒海をノックアウトした。
この積極的な反撃によって、それまでの悪い流れを断ち切った。
こんな強引なチカラ技で、流れを引き寄せることができるのも、この横綱の強さの一つじゃないかな。
362 :
55:2005/10/02(日) 23:05:04
ついでに言うと、相撲には15日間の「流れ」というものがある。
横綱はもちろん、千代大海や、栃東の大関陣も、やはり、このような流れを見ながら相撲を取っている。
逆にいえば、大関以上の力士は、目先の取組だけではなく、15日間の流れが見えているということだね。
もっとも魁皇の場合は、なんとなく茫洋としていて、流れが見えているのか見えていないのか判らないけど。
関脇と大関との違いとしては、一つは、ここにあるんじゃないかな。
例えば、若の里や、琴光喜は、実力の上では、とっくに大関になっていてもおかしくはない。
しかし、場所全体の流れを見きわめる点で、大関陣には、一歩ゆずるところがあるような気がする。
もうひとつ深いところで、場所の流れを読むような眼力をみがいていけば、
すぐにでも大関になれるような気がするんだけどね。
363 :
待った名無しさん:2005/10/03(月) 16:38:36
>>362 責任感の違いなのかなぁ。若の里はまだしも琴光喜はなげやりな自分本意な発言が目立つ。
実力だけでは生き延びれない世界だね。同じ51年生まれ関取でもいろいろだ。
364 :
待った名無しさん:2005/10/03(月) 18:31:25
九州場所はほんまに楽しみやなぁ。
千代大海は地元のことを大事にしてるみたいだし
なんといっても先場所のことがあるからな〜。
すごい楽しみだ。いい勝負を期待してるよ。
大相撲今月号によると来場所に向けて「しこ、鉄砲、出稽古」を徹底的にやると
意気込んでいるそうだ。体調回復に伴い意欲もでてきてる。良い流れになってるな。
365 :
55:2005/10/03(月) 23:12:46
>>363 二人の性格の違いもあるんじゃないかな。
366 :
55:2005/10/03(月) 23:13:57
>>364 うん。
ひょっとして、ラスベガスでスッテンテンになって、
借金返済のために奮起して「優勝」とか。
あと、九州では魁皇にもがんばってほしい。
大相撲には、まだまだ魁皇のチカラが必要だ。
とりあえず、琴欧州が大関になるのであれば、少なくとも
復帰した魁皇をはじめとする大関陣や、
若の里、白鵬などの当面の競争相手達の包囲網を蹴ちらかして、
どうどうと昇進してほしいもんだね。
367 :
55:2005/10/03(月) 23:17:53
さて、「流れ」というものについて補足しておくと、
一般に、場所15日間に「流れ」があるといわれているけど、おそらく、その正体は、
「土俵外における心理戦のアヤ」なのではないかと思うんだね。
例えば、二日目の朝青龍が、黒海に対して逃げるような相撲を取り、土俵際でかろうじて勝ったとする。
すると、これを見ていた他の力士は、横綱が初日を落として、二日目もアップアップの状態で、
と見て、なんとなく自信をつけてしまう。
このような心理が、後々の取組で、微妙に影響をおよぼしたりする。
もちろん、相撲というものは計算どおりにはいかないから、このような心理状態のアヤは、
ヒョッコリと、しかも変なかたちで出現して、勝負を左右したりするわけだ。
そういうことから、このようなものは、「流れ」という言葉で表現するのがピッタリなんだろうね。
従って、若の里や、琴光喜は、他の力士の心理状況までをコントロールするような、
深い意味での「心理戦」にうといのではないか、ということだね。
もっとも、魁皇のように、そんなもんと関係なくナマのままで強い、という人もいるんだけど。
横綱の戦略はもっと長いよ。場所前に潰す。
そこまでやる奴って今までいたか知らんけど、相撲界全体としてどうなんだろうね?
369 :
待った名無しさん:2005/10/04(火) 03:03:18
ラスベガスでスッカラカンになるほどあさはかじゃないよ
むしろ自粛して羽目外さないでしょ
371 :
55:2005/10/04(火) 20:17:31
>>368 そこは「潰す」という言葉の意味しだいでないかい。
ビビらせるとか、心理的に強さを植えつけるとかいう意味であれば、特別なことではないでしょう。
しかし、ケガさせるという意味であるとすれば、普通は、そんな人はいないと思うけどね。
大相撲は興行なんだから、横綱が相手を土俵に上がれなくしてしまっては、モトもこもないし。
もし、ケガがあったとしても、アクシデントじゃないの。
ただ、横綱ではなく、幕下以下の人たちの世界は、どうか知らないけど。
372 :
55:2005/10/04(火) 20:18:32
>>369 ま、そうかもしれないけど、とりあえず、エピソードとしては面白いだろ。
ただ、高見盛とキャラクターがかぶってしまうけど。
公演先が中国とか、韓国であれば、かたくるしい「親善大使」とかいう役割があるけど、
ラスベガスとなれば、リラックスして楽しめばいいんじゃないの。
373 :
55:2005/10/04(火) 21:04:58
そんで、「流れ」の話だったな。
上で「流れ」の正体を、「土俵外における心理戦のアヤ」と言ったけど、
もちろん、取っている本人の意識のあり方も、「流れ」をつくる要素になるでしょう。
千代大海も、どちらかというと、このように自分の意識で流れを作っていくタイプかな。
例えば、横綱が、二日目に、黒海に対して逃げるような相撲を取り、土俵際でかろうじて勝ったとする。
すると横綱であっても、やはり人間だから、微妙に「今場所はだいじょうぶかな」という気持ちも、
少しは芽ばえるかもしれない。
そのような微妙な心理状況は、あとの相撲に影響をおよぼす可能性がある。
この点をみても、横綱が、あの相撲で、張り手を繰り出して前に出たのは正解だ。
要するに、二日目の横綱の張り手には、いろいろな意味で、
場所の流れを変えるという大きな働きがあったってことだね。
あと、若の里、琴光喜には、がんばってほしいな。
この9月場所は、若い世代が台頭してきたから、いよいよこの二人も正念場だ。
二人とも地力は十分なんだから、もう一段の精進がほしい。
ここらで、相撲というものについて、一歩引いて、見なおしてみるのも良いかもしれない。
そして、来場所こそ、存在感を示してほしいね。
>>371 その中間つーか、下手に抵抗すると怪我する技かけるぞと実践するわけ。
375 :
待った名無しさん:2005/10/04(火) 21:31:29
>>372 正直俺は面白いと思わなかった。高見盛にかぶるというのもわからん。
376 :
55:2005/10/05(水) 22:24:04
>>374 うーん。 その程度じゃあ、
>>370の言い分が正解じゃないかな。
たしか、二子山勝治著「心技体」かなんかに、
若い頃、かわいがられたときに、相手のスネに噛みついてやった、とか書いてあったっけか。
そのくらいのコンジョーがないとアカン、とかね。 (詳細は忘れたけど。)
あと、曙が、横綱時代に、当時の藤島部屋に1回だけ出稽古にいったことがあった。
結果は、若、貴、安芸乃島、貴闘力とかに、よってたかってボコボコにされ、
以後、二度と藤島部屋には近づかなかったとか。
まあ、そういう話からすると、ケガがこわいとかビビッている場合じゃない、って気がするね。
377 :
55:2005/10/05(水) 22:26:38
>>375 面白くなかった? 失礼しやした。
いや、高見盛の件は、面白そうな話題は、みんな高見盛に持っていかれている、というだけの話。
しかし、横綱以下、全力士がスッカラカンになって、着物までむしりとられて、
全員がマワシいっちょで飛行機に乗って帰ってきた、なんてことになると、
新聞の第1面を独占することはまちがいないだろうなあ。
378 :
55:2005/10/07(金) 22:59:27
おっ、報道によると、横綱がはやくもボロマケしたとか・・・
やっぱ、各力士の戦果は気になるな。
相撲取りとチョコレンパンとは切ってもきれねえって言うし。
千代大海はカード卓、栃東はスロットマシンか。
栃東はピンチだと思うぞ。
カードゲームのようにディーラーが相手をしてくれるのであれば、
相手も気を使って、それなりに勝たせてくれることもあるだろうが、マシンが相手ではねえ。
まあ、栃東のことだから、右からおっつけながらスロットマシンのレバーを引いているんだろうな。
そういえば、国会議員だったハマコーが、スロットマシンで1億5千万円ほどスッて、
批判をあびて国会議員を辞職した事件があった。
すると、ひょっとして、栃東はマワシいっちょで帰ってくるクチかな。
379 :
55:2005/10/08(土) 22:25:50
おっ、ラスベガスの初日は栃東が優勝!
やっぱ、スロットマシンの負けを必死に取り返したか。
そして、横綱に長男誕生。 心からおめでとうと言いたい。
横綱は相撲取りにすると言っているから、
千代大海も、対戦するまで現役でいたらどうかな。
理事長や、貴乃花親方、稀勢の里と同じペースでいったとして、
あと17〜19年くらいか・・・
ちょっと長いかな。
稀勢の里は対戦するかもしれないね。
ってか、そのときまで自分が生きていたいもんだな。
明日から健康に注意するとしよう。
ラスベガス公演2日目の今日は大海が優勝したみたいだね。
いや〜驚いたが嬉しかった。
先場所の気合はまだまだ健在ということだね。
総合優勝も狙ってほしいなー。波に乗って本場所まで気合をもち続けてほしい。
381 :
55:2005/10/10(月) 22:05:35
>>380 昨日ネットを見れなかったもんで、今日初めて知ったよ。
トロフィーを前にして親指を突きたてた姿は、なぜかベガスの雰囲気にフィットしていたね。
千代大海のイメージはカラッとしていて、なんとなくアメリカ風なんだな。
まあ、最終日には、横綱が総合優勝でしめて、花相撲らしい順当な結末だ。
しかし、別な報道によると栃東はカジノに行ってないとか。
最初の報道ではスロットマシンにはまっている、とのことだったが・・・
報道によって、伝わってくる様子が全然ちがうな。
いずれにせよ、帰国すれば、すぐに11月場所になってしまうし、
千代大海もだけど、みんな今のうちに英気をやしなってほしいね。
そりゃ何せ元ヤンキーだからな
383 :
55:2005/10/11(火) 22:13:15
別にヤンキーだろうが真面目だろうが昔のことを
未だにひっぱられて相撲と全然関係ない貶しをするのは本題からズレていくね。
元ヤンキーでもそんなのどうでもいい。
55さん、気にしないでまたコメントしてね!
386 :
382:2005/10/12(水) 03:17:15
いや、アメリカンだからヤンキーと乗っただけなんだが。
あれ、PC付けっぱなしだったの忘れてて起きたらレスが・・・。
そうか、
>>382、漏れもすぐムキになって悪かったね。ごめんよ。
388 :
55:2005/10/12(水) 22:31:03
いやあ、別に気にしているわけではないんだけどね。
そもそも、本人が気にしていないという感じもするんだけど。
大関に昇進した時の報道でも「番長大関」とか書かれて、これがウリになっていたし。
ただ、その後、カド番になったときに「カド番長大関」という見出しがついて、
これにはやられたって感じがしたけどね
しかし、今の千代大海は、
389 :
55:2005/10/12(水) 22:36:50
途中で切れた。
しかし、今の千代大海は、昔にくらべれば円熟味が出てきたから、
若い頃のキャッチフレーズは、いまひとつ合わなくなってきた気もする。
なにか、今の千代大海にふさわしい、新しいキャッチフレーズがつくように、
相撲のほうでがんばってもらえればいいな。
390 :
55:2005/10/14(金) 22:49:14
相撲の「流れ」という話が出てきたんで、ついでにもう少しやってみようか。
上の方で、15日間の相撲の「流れ」というものについて、
土俵外の心理戦のアヤだとか、力士自身の心理だとか、いろいろ挙げたんだけど、
ほんとうのところは、実際に相撲を取っている人にしか判りっこないよね。
これらは、観ている側の立場から、あれこれ想像して言っているだけだね。
ただ、その想像がもう一つあるんで、それについて書くよ。
上の方のどこかで書いたけど、
竹縄親方の現役時代の言葉で、本場所の1番というものは稽古の30番に匹敵する、というのがある。
ひょっとすると、この言葉こそ、15日間の相撲の「流れ」というものを解くカギではないかな、ということ。
明日から、この点について、少しづつ書いてみるよ。
391 :
55:2005/10/15(土) 21:54:20
竹縄親方の言葉を、そのまま受け取ると、
本場所の1番というものは、稽古の30番に匹敵するほどの影響を及ぼすものである、ということになる。
すると、例えば、初日に1番取ったとすると、その1番の相撲内容は、
稽古の30番に匹敵するほどの影響を、二日目以降の取り組みに及ぼす、ということになるのではないだろうか。
普通の常識でいえば、力士というものは、本場所の1番に勝つために場所前に稽古しているのだから、
本場所の1番というものは、本来であれば、場所前の稽古の集大成になるはずだ。
しかし、視点をかえてみれば、その本場所の1番は、次の日の取り組みの稽古にもなっている、
という解釈がなりたつわけだ。 しかも普通の稽古の30倍も。
すると、このような解釈でいけば、15日間の相撲の「流れ」というものは、
実は、この本場所の1番を「稽古」として見た場合の、
活用の仕方が上手いか下手かが、表面化したものではないか、という気がするんだね。
392 :
55:2005/10/16(日) 20:13:23
そもそも相撲には勝ちと負けがあり、
また、勝った相撲にも悪い相撲があり、負けた相撲にも良い相撲がある。
一般には、自分の型になって攻めていれば、土俵際で逆転されたとしても、相撲は良かったと言われるし、
逆に土俵際につまって、苦しまぎれに逆転をすると、相撲は悪かったと言われる。
しかしながら、もし本場所の一番が、ある種の稽古という意味づけがあるのであれば、(要するに本場所稽古論ね。)
以上のような、勝ち、負け、良い相撲、悪い相撲、とかいう概念のほかに、
「稽古として良い相撲」、「稽古として悪い相撲」という概念を考えてみると、面白いかもしれない。
例えば、9月場所3日目の琴欧州。
旭天鵬に土俵際まで持っていかれて、俵づたいに逃げて、かろうじて逆転した。
この一番は、星はひろったものの、典型的に「悪い相撲」と言われるものだ。
しかし、本場所稽古論の立場でみれば、この一番は、琴欧州が最後まであきらめずにがんばったため、
相手の攻撃をギリギリで土俵際で残す、という技術を合計30番も稽古した、という解釈になる。
つまり、この一番は、悪い相撲ではあったが、「稽古として良い相撲」に該当していたのかもしれない。
そして、琴欧州は、垣添戦でも同様の相撲になったが、これも、土俵際で残す練習を30番も行った、と解釈する。
すると、序盤で、土俵際で残す訓練を合計60番もやったことになるのだから、
こうなれば、自分は絶対に土俵を割ることはない、というゆとりも出てくるだろう。
そして、このようなことから、場所の「流れ」をつかんでいったのかもしれない、というわけだ。
実際はどうか知らないけど、このような見方も、けっこう面白いんじゃないかな。
393 :
待った名無しさん:2005/10/17(月) 19:55:06
age
394 :
55:2005/10/17(月) 22:40:23
さて、実力的には大関のチカラがある若の里と琴光喜。
まず、若の里の場合は、たまに土俵の中央で止まってしまうことがある。
よく見られるシーンは、片方だけ差して上手が取れない状態で止まっているとかね。
止まるというのは、一般的には、互いに上手がひけずにコウチャク状態になって止まることもあれば、
攻撃のリズムの中で、一呼吸おいてから攻めるために止まるということがある。
しかし、若の里の場合、これらの一般的に止まるというような意味あいのものとは違って、
まったく無意味に止まってしまっているように見える。
これは若の里の相撲のひとつのクセだろう。
一方、もうひとつ、よくある展開としては、もつれた相撲になった時、
ここで前に出れば勝てるという瞬間があっても、出遅れて、
タッチの差で勝機をのがして、星を落とす、というパターンだ。
言いたいのは、本場所稽古論の視点でみると、若の里のこの二つの相撲は、ひょっとすると関係しているのではないか、
ということ。
いや、実際に関係しているのか、いないのか、これだけは本人しかわからないので、
むしろ、本人に聞いてみたいくらいなんだけどね。
395 :
55:2005/10/17(月) 22:41:53
要は、まず、ある一番で、土俵の真ん中で無意味に止まるような相撲を取ったとする。
ふつう、その一番に勝つことができれば、こんなことは気にもならないだろう。
しかし、本場所稽古論の視点でみると、この一番は、土俵の真ん中で動きを止める練習を30番も稽古した、
という解釈になる。
すると、30番も動きを止める稽古をすれば、無意識下で、動きを止める修練をしてしまったのではないか、ということだね。
そして、その後の取り組みで、例えば、相撲が離れた展開になったとして、一瞬の勝機をつかんだたとする。
しかしながら、動きを止める修練をしてしまった結果、カラダの反応が遅れて、
足がワンテンポ出ずに星を落とす、というような影響が出るかもしれない。
つまり、土俵の中央で無意味に止まることによって、「稽古として悪い相撲」を取ってしまい、
その結果、相撲の流れが悪い方向にいってしまった、という解釈になる。
実際、若の里が好成績を残している場所では、無意味に止まるというシーンは、ほとんど見られない。
調子が良い場所に限っては、攻めに時間的なムダがないんだね。
すると、若の里の場合、相撲を取っているときの「時間的なムダ」を意識的に排除して、
「稽古として良い相撲」を取るように心がければ、場所全体の流れをつかむことができて、
安定して好成績を残せるようになるかもしれない。
まあ、相撲の見方にはいろいろあるけど、本場所稽古論で見れば、以上のような見方もひとつの見方にはなるね。
396 :
55:2005/10/18(火) 22:38:45
次は琴光喜。
琴光喜の場合は、若の里のように止まることはないけど、
しいていえば、攻撃するときにムダな動きが多いかな。
いろいろ器用にできるみたいだけど、
そもそも相撲に勝つためには、シンプルな動きがひとつあれば良いわけで、
ほかの動きはムダだと思える。
本場所でムダな動きをすると、そのムダな動きを30番も稽古したことになるわけで、
これが、なかなか流れに乗りきれない遠因になってしまうのではないだろうか。
典型例は、九州場所十日目、朝青龍戦での立ち合いの変化。
あれは、ケツを引いて逃げるような消極的な変化だった。
これじゃあ、もしも、うまく決まって横綱がパッタリいったとしても、
その後、自分の相撲の流れは悪くなっていくんじゃないかな。
なにせ、ケツを引いて逃げるような練習を30番もやったことになるわけで、
悪影響が出ないはずはない、ってことになる。
同じ変化でも、当たっていってイナすような攻撃的な変化であれば、どうかわからないけど。
琴光喜の場合は、心理的に、目の前の一番に入れ込みすぎるのかもしれない。
やはり、一歩ひいて「稽古として良い相撲」ということを意識していけば、
本場所稽古論も、けっこう有益なんじゃないかな。
397 :
55:2005/10/18(火) 22:40:18
若の里や琴光喜にくらべれば、栃東や千代大海は、さすがに動きにスキがないよ。
攻撃しているときに止まることはないし、勝っても負けてもムダな動きはまずしない。
やはり、大関をつとめるには、悪いときも悪いなりに星をあげていくノウハウが必要になるわけで、
このようなノウハウのひとつの考え方が、本場所稽古論ということかもしれない。
いずれにせよ、若の里も琴光喜も、本場所の15日間を乗り切っていくノウハウを身につければ、
すぐにでも大関にとどくような気がするんだけどね。
あと少しのところだから、がんばってもらいたいところだ。
ちなみに、本場所稽古論の発想でいえば、もっとも理想的な考え方をしているのは稀勢の里だね。
勝っても負けても、「前に攻めてましたから・・・」とね。
勝敗に関係なく、つねに「稽古として良い相撲」を取りつづけている、と言っているわけだ。
さて、もともと相撲というものは、ひとつの尺度ですべてが説明できるほど単純なものではない。
本場所稽古論が、正しいか間違っているかはともかくとして、
ひとつの考え方の切り口としては、なかなか面白いのではないだろうか。
最後に、ひとつだけ。
双葉山の言葉に「稽古は本場所のごとく、本場所は稽古のごとく。」というのがある。
一般に、この言葉は、力士の基本的なココロがまえを示しているものとされている。
つまり、精神訓話と理解されている。
しかし、以上のような本場所稽古論の話をしたあとで、この言葉をみると、
ずいぶん違ったニュアンスにみえてこないだろうか。
つまり、この言葉は、単なる精神訓話ではなく、
もっと現実的で、実践的な、相撲の必勝法を示している言葉なのかもしれない。 (おしまい)
399 :
55:2005/10/18(火) 22:42:52
ありゃ、名前にsageを入れちまった。 398は55ね。
400 :
待った名無しさん:2005/10/18(火) 22:59:36
/:::::::::::::::::::ヽ ちっちゃな頃から この顔で
l/^_,ヽ,_:::::::::::) 十五で「ニダー」と呼ばれたよ
从. `Д´> ̄´ ナイフみたいな このエラで
/~ヽ ; i ) 触る者みな 傷つけた
(⌒'J⊂ノ⌒)
(_) (_)
401 :
55:2005/10/23(日) 22:13:59
なにかと話題になっている、竹縄親方だけど、
現在の相撲界で、はたして琴錦のような相撲を取る力士はいるのだろうか。
実は、9月場所は、この点に注目して見てみていたのよ。
現在、琴錦に似ているといわれている力士としては、垣添がいるね。
しかし、9月場所に関しては、ちょっと違う感じがした。
垣添は、寄っていくとき、前に出ているだけって感じだけど、
琴錦の場合は、前に出ていきながら、だんだんと相手の腰を浮かせていく感じだからね。
土俵際では、相手の腰を完全に伸びきらせているだな。
つまり、琴錦の寄りは、単に速いというだけではなくて、
前に出ながら相手を無抵抗化していくような、超絶技巧の寄りだったというわけだ。
だいたい、琴錦が、ツボにはまってガァーッと出ていったときに、
土俵際で逆転されるというシーンは、あまり記憶にないからね。
402 :
55:2005/10/23(日) 22:24:22
むしろ、9月場所で、おやっと思ったのは、琴奨菊だ。
15番のうち、1〜2番ほど、往年の琴錦をホウフツとさせるような速い相撲があった。
琴奨菊については、正直に言うと、これまではあまり期待していなかったところがある。
むかしは「高校相撲は出世しない」という言葉があってね。
もちろん、今では朝青龍や栃東がいるから、この言葉は死語になった感があるけど。
要するに、高校相撲の出身者というのは、入門する前に相撲が固まってしまっているために、
カベにぶつかると、そのカベを超えるのが難しいということだね。
正直に告白すると、琴奨菊も、このパターンか、と思っていた。
しかし、9月場所をみると、これは見込みちがいだったか、と思えてきた。
もし、琴奨菊が、今後、琴錦のような相撲を身につけていけば・・・
おおいに期待できるかもしれないぞ。
とりあえず、個人的には、要注目かな。
403 :
55:2005/10/28(金) 21:56:33
現在は、朝青龍のように、高校相撲から横綱にまで上がった人が出ているわけで、
むかしに比べれば、高校からも有望な若者が入ってくるようになったね。
しかし、9月場所の初日を見て思ったんだけど、
普天王って、なんで大学に行ったのかな。
どうせ相撲界に入るのなら、朝青龍といっしょの時期に入っていれば、
今頃は、もっといい地位にいたかもしれないのに。
二人の取組を現実に目にすると、どうみても普天王の大学の4年間はムダに見えるね。
ま、他人があれこれ言うスジアイではないけれど、
相撲界に入るのであれば、一刻でも早いほうが良いに決まっている。
なにせ、相撲の場合は、現役でいられる時間が短いからねえ。
就職とか考えれば、学歴はあるに越したことないよ。
全員が全員、食ってけるプロになれる世界なら別だろうが、そうじゃない。
405 :
55:2005/10/29(土) 21:23:44
>>404 なるほど。 そうか。
学生出身力士にも、いろいろあるし、こればっかりは個人の勝手だからね。
番付が上がるとカオが売れて、遊ぶときに不便になるからテキトーでいい、とか言う人もいるそうだし。
しかし、普天王の場合は、人柄がマジメそうだし、相撲のほうも本格派の四つ相撲だからね。
どっちかというと、頂点をめざしていくタイプのようにみえる。
すると、やっぱり4年間はもったいないよ。
やっと新三役になったとしても、すでに朝青龍は横綱として何回も優勝しているわけだからね。
もし普天王が朝青龍といっしょに入門していれば、ひょっとすると、今頃はライバルになっていたかもしれないのに。
やっぱ、頂点を目指すのであれば、早く入門したほうがいいと思うんだけどねえ・・・
406 :
待った名無しさん:2005/10/30(日) 08:34:37
保守age
407 :
55:2005/10/30(日) 20:08:20
今日、新聞広告に「朝青龍はなぜ負けないのか」という本が発刊したと出ていたんで、
さっそく買ってきたよ。
まだ読んでないけど、パラパラとめくったところでは、
しごくマットウなことが書いてあるみたいだね。
ただ、なんか、肩にチカラが入っているような文体で、読むのに疲れそうな気がするけど。
ふと目に止まったところで、普天王が大学にいったのは、なんだかんだで、
早く入門したほうが良い、とか書いてある。
おんなじことを考えている人もいるんだな。
なかなか、楽しみな本だね。
408 :
55:2005/10/30(日) 22:08:49
さらっと読んでみたけど、この本は、どっちかっつうと、一般向けの本みたいね。
やっぱ、読売新聞社とかベースボールマガジン社みたいな専門のものとは、ぜんぜん切り口が違うな。
申し訳ないけど、9割以上は読み飛ばしてしまった。
ただ、興味深かったのは、モンゴルでは、横綱よりも白鵬のほうが人気があるとかいう話。
そんなことがあるのか・・・
これほど活躍しているのに。
いつの時代でも、どこの世界でも、「横綱」というものは、孤独なものなのかもしれないね。
409 :
55:2005/11/05(土) 20:52:01
この本は、なかなか良い本なんだけど、テーマが絞りきれていないところが難点だね。
要するに、著者の強みを生かしきれていない。
この著者のもっている一番の強みは、やはり、日本の大相撲の知識と、モンゴルの知識との、両方を
兼ね備えている点にあるのじゃないかな。
それだったら、モンゴルという異国で、日本の大相撲がどのように評価されて、
どのような感じで人気がでているのかという点を、詳細に現地ルポするような本にしてほしかったな。
そのような本こそ、この著者のように、両方の知識がある人間にしか書けないからね。
このような本であれば、日本の相撲ファンが読むと、モンゴルという国の親近感もおおいに高まるし、
非常に有意義な本になっていたのではないだろうか。
この点で、今回の本は、テーマが拡散しすぎていてインパクトが弱くなった感じがする。
この著者には、2作目以降に期待したいところだね。
410 :
待った名無しさん:2005/11/09(水) 03:39:57
411 :
55:2005/11/09(水) 22:18:21
>>410 このスレって、このネタで2年間も引っぱってるの・・・ そっちのほうに感心する。
412 :
55:2005/11/09(水) 22:19:42
若の里は、今場所は間に合わなかったみたいね。
やはり、ムリはしないほうがよいだろうね。
まあ、ヒザの大ケガから復活してきた人だし、
来場所以降は大丈夫でしょう。
413 :
55:2005/11/09(水) 22:32:39
「相撲」誌は、番付が載っているのが便利だね。
それにしても、押し相撲力士は十両に集結しているねえ。
今場所は、押し相撲どうしの取組が見れるのは、もっぱら十両の土俵になるか。
幕下の上位も、フレッシュな顔ぶれが増えてきたね。
若麒麟もずいぶん番付がもどってきたし。
千代白鵬は、また若麒麟に逆転された。
先場所はケガがあったみたいで、しょうがないけどね。
今場所は、まだ圏内にいるわけだから、
ここはひとつ、全勝優勝して一発で十両復帰、というセンでいってもらいたいかな。
414 :
55:2005/11/10(木) 22:44:46
今月号の文芸春秋に、横綱の記事が出ているけど、
この記事は、横綱の現在の心境がわかって、非常に興味深い。
この記事を読んで、なんかほっとしたよ。
あの「朝青龍はなぜまけないのか」という本をみて、少し心配になっていたからね。
あの本の著者は、単なる相撲ファンにすぎないから、なにを書いてもよいけれども、
横綱本人が、あの著者のような考え方をしてはダメだ。
そういう意味で、もしも、あの著者が、横綱のそばにいて、
自分の考え方を横綱に吹き込んでいたりすると、ゆゆしき問題だからね。
しかし、横綱は、ぜーんぜん大丈夫だった。
まあ、杞憂にすぎなかったね。
415 :
55:2005/11/12(土) 22:04:09
さあ、場所が始まるぞう。
しまって行こう!
先場所みたいないい引きじゃないな。
少なくとも、一発起こすところまでは行かないと千代大海としちゃどうなんだろうね?
これから白星を重ねて本調子に戻ってくれればいい!
とにかく千代大海が勝たないとつまらないんだ!
ガンバレ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
418 :
55:2005/11/13(日) 19:51:24
立ち合いで、少し押しこまれたからね。
しかし、その後は、相手の突きを良くみて、タイミングよくイナした。
初日にしては、カラダが良く動いてるんじゃないかな。
>>418 そっか。体が動いていたなら良かった良かった。
頑張ってまた優勝戦線に加わってほしいものだ。
本当に頑張ってほしいよ
最後まで優勝戦線に加わって場所を盛り上げて欲しい
元々そういう力のある力士だからな
千代大海が優勝して感激の一年で今年の相撲観戦を締めくくりたい
また調子が戻って波に乗ってこれば千代大海は相撲勘も動きも
どんどんよくなるタイプだからな
徐々に白星と相撲内容を重ねていって最終的な目標につなげてくれればいい
ガンバレ千代大海
また明日から頑張ってくれればいい。
今日はなんか相手のペースになってしまったけど。
423 :
55:2005/11/14(月) 23:14:21
今日の立ち合いは、アタマでいったのかな。 カチ上げにいったのかな。
相手は踏み込みがよかったし、少し後手にまわったかも。
しかし、九州では、魁皇が負けると、つられる傾向がある気がするね。
なんとなくシンクロするのかなあ。
ただ、今場所は客の入りが悪いから、九州出身力士に盛り上げてほしいところだけどねえ・・・
424 :
55:2005/11/15(火) 22:36:13
425 :
55:2005/11/15(火) 22:37:05
今日は、立ち合いは、少し当たり負け気味だったかな。
しかし、二の矢の突きがよく効いて、相手のアゴを上げることができた。
このおかげでの引きが決まった。
まあ、ねらいどおりだったかな。
最後は俵の上で回転したけど、まるでカカトに目があるみたいね。
カカトに目かー。ほんとそういう表現がぴったり合うね。
あの態勢でまだ勝てるのは天性の勘のよさなのかな。
これからだね。あとはその勘のよさと同時に元気な相撲を期待したい。
立会いは何かやはり体調の悪さが出てしまってるのかなぁ
どうにか精神力で持ち直してほしいね。
427 :
待った名無しさん:2005/11/16(水) 18:07:54
ベテランさん、あえてageますが今日の技術について教えてください
こんなスレあったのか
429 :
55:2005/11/16(水) 22:53:18
ん。
今日は当たりは5分というところだったけど、その後は、
積極的に突っ張って、相手の上体を起こし気味にもっていき、その後、ハタいた。
このハタキが、いささか真っすぐすぎたために、相手が下にもぐっていくかたちになり、
自分の上体が上方に飛ぶようなかたちになって決まった。
本来ならば、横に動きながらハタきたかったところだったが、
相手もがんばって前に出てきたため、間合いが近すぎて横に動く時間がなかったんじゃないかな。
従って、一歩まちがえれば、つけこまれるような、危ないハタキになった。
しかし、勝負どころをみきわめるカンは冴えている。
とりあえず、今日の相手は、油断すると、立ち合いでスポンとモロ差しになられる危険があるから、
軽く当たってから小刻みに突っ張るという作戦の組み立ては、理にかなっている。
まあ、パーツを一個一個そろえながら、徐々に調子を上げていっているような感じかな。
魁皇に全く通じなくなったことはどう思われます?
やはり突っ張りの衰えでしょうか?
魁皇に勝ってたパターンはほとんど一気に持っていくとか
強烈な突きからの展開だしねぇ
そりゃ平幕あたりの相手のように簡単に叩く引くだけで
勝負決せられる相手ではないんだね。大関だし
てか俺は55じゃないし
変化とは言うが、おっつけ気味のイナシなわけで、これはこれで悪い相撲じゃないんじゃない
か? 圧力で負けてないから相手がずれてったわけで。
ただ、序盤戦はまだいい相撲は出てないな。
変化じゃないだろうあれは
NHKアナは頭悪いな
しかし相撲勘が優れてるな、やっぱり優勝経験3回もある大関だ
434 :
55:2005/11/17(木) 23:32:52
>>430、431
431の言うとおりね。
あと、魁皇に対しては、なんか精神的な要素もある気がするね。
同じ九州出身ということで、なんとなく兄貴分のように感じているふうで。
いわゆる「兄弟子負け」って感覚に近いものがあるんじゃないかな。
ただ、今日は、魁皇の黒星にはつられなかったけど。
技術的な面では、押し相撲の場合は、突くにしても、押すにしても、あるいは、引くにしても、
いずれにせよ、手順として、相手の上体を起こすことがポイントになってくる。
ところが、魁皇の場合は、はじめっから、そっくりかえって相撲を取っている。
実際、魁皇は、このような不自然なかたちで相撲を取っていたために、腰を痛めたわけだ。
すると、魁皇の上体を起こしたところで、それが魁皇にとってはふつうの状態というわけで、
そこから押し切るのはむずかしいし、引きわざもなかなか食ってくれない。
おまけに、魁皇は、昨日の北勝力戦でみせたように、相手の突きをたぐるのが非常に上手い。
このような理由で、魁皇には合い口が悪いものと考えられる。
435 :
55:2005/11/17(木) 23:35:36
>>432-433 日をおうごとに、少しづつ動きがシャープになってきている気がするね。
アナウンサーが「変化」に見まちがえるほど、イナシが素早かったということで、
よい兆候ではないだろうか。
よい兆候か。嬉しいな。
たくさん白星を重ねて自信につなげてそして夢に向かって突き進んでほしいね。
437 :
55:2005/11/19(土) 00:47:46
うーん。 今日は、仕切っているときから、イヤそうな顔をしていたね。
この相手とは、いつも勝ったり負けたりだね。
あまりにヌケヌケの対戦成績がつづくと、なんか、
アウンの呼吸で、星をいったりきたりさせてるみたいに見られるかもしれないな。
そっちのほうが心配だ。
何はともあれ、やっと押し出したよ。
どんな形であれ、押し出しが後に良い形で響いてくれればいいけど。
これから勝ち星につなげたいって意欲でてるし
体も前にでるようになってきてるし大丈夫じゃないかな
そろそろ本格的に復帰して欲しい
440 :
55:2005/11/19(土) 23:29:51
そうね。
押して行って、回り込まれたときは、
どうかと思ったけど、落ち着いて決めることができた。
これから調子を上げていけるんじゃないかな。
責任感も強いし、それが力の源になってる必死さは伝わってくる
気持ちで流れを大事にしていって後半はしっかりやっていってほしいね
千代大海はそういう逆境や、精神力は人一倍強いのを持ってるからね
442 :
待った名無しさん:2005/11/20(日) 21:45:17
スロー・ソルト・シェイク・ハンド、いいよな!!
でも師匠が見てると、負けやすいように見える。
443 :
55:2005/11/20(日) 21:53:25
>>441 いいことゆうねえ。 まったくそのとおりね。
>>442 師匠の前だと、多少の緊張はあるかも。
444 :
55:2005/11/20(日) 21:54:09
しっかし、今日の相撲はよかった。
未来の横綱候補、白鵬を相手に、よく見ながら、落ちついて突っ張って、
最後は横を向かせて送り出した。
非常に奥の深い相撲だった。
押すにしても、突っ張るにしても、パワーだけがすべてではないってことだね。
今日の相撲は、まさに「洗練」という内容の相撲だ。
445 :
55:2005/11/20(日) 21:55:11
十両の、武雄山−大雷童も、非常にすばらしかった。
両者の意地と意地とがぶつかりあってね。
二人とも「男」だよ。
押し相撲には押し相撲の「美学」がある。
この一番こそ、押し相撲の美学そのものだ。
ほんとうにすばらしい。
446 :
55:2005/11/20(日) 21:56:50
さて、ここまでは千代大海ファンとしての話で、
ここから、単なる相撲ファンとして言わせてもらおうか。白鵬に。
どうも、最近の白鵬は、自分が何を期待されているのか、まったく理解していないのではないだろうか。
そもそも、白鵬は、この先、横綱になったとしたら、どのような相撲を取るつもりなのか。
例えば、横綱になった白鵬に対して、相手がまっすぐ当たってくるとする。
これを、白鵬が、正面から受け止めて、ガーンとはねかえして、「出なおしてこい!」といけば、
相手は、自分のチカラが足りなかったとして、稽古に精進し、ますます地力が向上していくだろう。
そして、全ての力士が、横綱白鵬を目標にして、どんどん向上していき、相撲界全体が発展していくことになるだろう。
しかし、横綱の白鵬が、相手の突進を左にかわして、左上手を取って、ヒョイと勝ったら、どうなるのか。
なあんだ、横綱がかわすんだから、まっすぐ当たるのはバカってことね、となってしまう。
すると、すべての力士はマネをして、変わったり、かわしたりしはじめるだろう。
これでは相撲界は衰退していくだろう。
それなのに、今場所の白鵬は、なあんで、左上手ばかりにこだわって、
飛んだり、はねたり、逃げたり、かわしたり、というような相撲ばかりをとるんだ?
447 :
55:2005/11/20(日) 21:57:48
もちろん、いまの段階から「横綱相撲」を取れとまでは言うつもりはないが、
それでも、将来の横綱候補として、ドーンとアピールする相撲を取ってくれないと、
大相撲全体の未来が暗くなってしまうだろうが。
突っ張るならバンバン突っ張る。 前に出るならガンガン前に出る。
とにかく、もっと積極的にビシバシいったらんかい、と言いたいね。
白鵬の場合は、たんに白星をあげただけではダメなんだよ。
将来、自分が横綱になって、相撲界をどのようにささえていくのか、という点を、
みんなが納得できるようにアピールするような相撲を取ってもらわなければ困る。
とにかく、「王道」を行ってもらいたい。
どんな相手に対してでも、オウッといって受け止めるような、磐石の大横綱になってもらいたいからね。
もっと、しっかりせんかい! と言いたい。
今日の白鵬戦はすごく良かったね。
絶対に負けない!という気持ちが伝わってきた。
気持ちのコントロールに本当に長けているね。
もともと実力のある力士だから気持ちと体が十分な状態になれば
今後が面白くなる。
稽古不十分のマイナス面はさすが自分でも理解しているようだし
はやく満足のできる体調に戻って今以上の強さで周囲を恐がらすぐらいの
強さに戻ってほしい。
絶対にこれからも活躍してほしい力士だから。
449 :
55:2005/11/21(月) 21:03:28
いいこと言うね。
今日の一番も、よく突っ張りが出たね。
迫力満足だ。
最後は突ききれなかったけど、
相手は完全に腰のそなえが崩れていたからね。
さあ、だんだん盛り上がってきたぞ。
450 :
55:2005/11/21(月) 21:09:24
今日は、白鵬の相撲もよかった。
やはり、白鵬には、内容のある相撲を期待したいな。
>>450 白鵬は昨日の千代大海戦で、雑な相撲をとっててはいけない!と思い知らされていた
ように見えたね。
そういう意味でも、両者にとって昨日の一番は大きな糧になっただろうね。
今日も千代大海は気合が乗ってきていてうまく自分でそれを相撲に繋げていた。
体が治れば一番、横綱にたちうち出来る力士だね。
ガンバレ!千代大海!応援していてもこっちも乗って来た!!
白鵬は初日(だったっけ?)の岩木山戦で「こりゃあいいや」と味を占めたんじゃないかと。
30番理論で言えば、最初の一番で雑なことするのは、場所直前に雑な相撲を30番こな
してから本場所に入ってるも同然なわけで、そりゃあ雑に取ろうとするわなと。
いつの間にやら、朝青竜を追う二敗の二人のうちの一人で、優勝争い候補なんだが。
454 :
55:2005/11/23(水) 00:31:04
いやあ。 最高! なにも言うことなし!。
稀勢の里は、入幕以来、ほんものの突き押しというものを経験したことはなかったんじゃないかな。
これこそが「ほんものの突き押し」というやつだ。
今日の千代大海は、思いっきりの突っ張りをぶつけたから、
稀勢の里にとっても、よい勉強になっただろう。
千代大海は、ガツンと若手をたたいて、これからも勉強させてやらないとね。
しかし、稀勢の里は、相手が横綱であろうが、大関であろうが、
負けると本気でくやしがるところがすごいな。
むしろ、そっちのほうが驚異的だ。
だいたい、横綱や大関に初挑戦して、あっけなくしりぞけられたとしても、
花道を帰ってくるときに、クヤシーって顔をしている力士なんて見たことない。
稀勢の里という力士は、なんかこう「計測不能」という感じがするね。
455 :
55:2005/11/23(水) 00:35:31
>>451-452 いやあ、千代大海はノリノリだぜ、イェーイってとこで。
白鵬については、今日の普天王戦は良かったんじゃないかな。
今日のような相撲を取ってくれさえすれば、まったく安心できるよ。
それにしても、白鵬本人には、琴欧州との差を感じてほしいんだな。
琴欧州は、先場所あたりから、立ち合いでスポンと二本を差す技術を覚えたが、
あれは、けっして小手先の技術ではない。
つまり、相手の立ち合いの圧力を受け止める自信ができてきているからこそ、
あのような器用な芸当ができるわけで、要するに、
相手の圧力を受け止める基礎的な地力がアップした結果、
スポンと二本を差す技術ができるようになった、というわけだ。
琴欧州の良さは、このように地力のアップを、すぐに技術の面で生かすことができる器用さにあり、
これこそが、琴欧州の出世が早い原因ではないだろうか。
これにくらべて、白鵬は、この2〜3場所、地力のアップなんぞをめざすことがなく、
小手先の技術をみがくことだけにこだわっているように見える。
将来の横綱候補が、なにをやっとるか! って言いたくなるわけよ。
まあ、今日のような相撲を取ってくれれば、なにも心配はないけどね。
456 :
55:2005/11/23(水) 00:38:50
>>453 まあ、その話題は、もう少しあとほうの楽しみにしたいな。
って、今日の相撲をみると、おおいに盛り上がっちゃってるわけだが。
突き切れないから引いてるようにも、琴光喜で遊んでるようにも見える(笑
ぽこぽこ引く割に危なげねーんだもん。
最初の当りでちょっとおっつけて、きっちり当りつつも相手に回しを取らせないよう
にしてるのね。
458 :
55:2005/11/23(水) 21:52:47
>>457 おおっ、お目が高い。
ほんとうに、いーい相撲だったっすよ。
立ち合いから決めるまで、じつによく考え抜かれた相撲でね。
押し相撲というものは、たんに押すだけの相撲ではないってことやね。
適正な間合いをたもって、適正な角度から突いて、そして絶妙のタイミングで引く。
間合い、角度、タイミング、そして相撲の流れを見きわめる眼力。
すべてを自分のものとして、つねに相手よりも先手、先手で、勝機をつかんでいく。
ここまでくると、これはもう「間合いとタイミングの芸術」と言っていいんじゃないかな。
いやあ、最高だ。
459 :
55:2005/11/23(水) 22:17:18
白鵬は、やっと相撲内容が良くなってきたね。
まあ、ひと安心だな。
460 :
55:2005/11/23(水) 22:58:07
って、白鵬には、まだまだ見せ場が残っていたね。
琴欧州との取り組みは、将来の相撲界を占う一番だからね。
琴欧州も、これから千秋楽までは試練ではあるけれども、
どうせ大関になるのであれば、このような試練に打ち勝って、
どうどうと昇進したほうが、きっと将来のためにはプラスになるだろう。
しかし、いろんな意味で、今場所の終盤戦は目がはなせないな。
まあ、軽くあしらっちゃったんで、言うこともないな。跳ね返した大関相撲。
462 :
55:2005/11/24(木) 22:25:48
>>461 相手は前ミツ一本にこだわりすぎて、いくらなんでも体勢が低すぎたね。
まあ、突っ張りをこらえるには、あそこまで前傾しないとむずかしいのかもしれないけど。
それにしても、終盤になって、両大関ともに調子を上げてきたし、
明日は良い相撲を期待したいな。
なんか、魁皇と相撲を取るのって、すごく久しぶりに感じられるんだけど。
463 :
55:2005/11/24(木) 22:26:44
しかし、琴欧州は強かった。
最初の一番、白鵬の上手がもう少し浅かったら、投げが決まっていたかもしれないけど、
その前に、モロ差しで出たときに一気に攻め切りたかったね。
逆に、琴欧州は、あそこをしのいで、まきかえて逆襲したところを見ると、
どうやら地力の点で、白鵬をわずかに上回ったかな、とも思えた。
魁皇戦といえば、15年7月場所千秋楽の熱戦を思い出す。
あのような熱戦を期待したい。
465 :
430:2005/11/25(金) 12:50:07
55氏あんた神や!相撲熟知しとる!
このスレには、他の千代大海スレにはない奥深さがある。
いつも勉強になります。
467 :
55:2005/11/25(金) 23:57:13
横綱に土がついた!
今日の横綱は、立ち合いにいつもの集中力がなかったように見えた。
横綱は、なんか先場所の決定戦と同じパターンで行ったみたいだったけど、
琴欧州も、さすがに同じ手は食わなかったね。
しっかし、盛り上がってきちゃったねえ。
今日の千代大海の変化は、あくまでも「緊急避難措置」よ。 なんせ15連敗中だし・・・
なんといっても、横綱の敗戦ですべて結果オーライになった。
いやぁ〜っ、コーフンしてきたぞう。
>>464-465 今日は熱戦にはならなかったけど、
ま、結果オーライってことで、明日に期待して。
>>466 いやあ、なんか、そう言われてもリアクションにこまるけど、
とりあえず千代大海をよろしく!
468 :
待った名無しさん:2005/11/26(土) 03:08:34
千代大海、また変化に出ちゃったか。
ま、とりあえず横綱に気合でぶつかれ!
今の大海が魁皇に勝つにはあれしか無かった
勝つという結果で自信を付ければ良い
千秋楽に自分で朝青竜を倒して優勝を決めるパターンの場合、
年間83勝阻止
7連覇阻止
年6場所完全制覇阻止
と物凄い花道になっている。
是非とも2大関には明日奮起してもらいたいな。
なんでカロヤン相手にまともに組みにいっちゃうんだろう
せっかく突っ張り→引きのコンビネーション噛み合ってきたのに
ここまでずっと形にこだわらずやってきたのに!
徹底して勝ちにこだわってほしかったなチヨス!
まわしとらせない工夫がなかったな。そんなにうまくいかないか・・・・
473 :
55:2005/11/26(土) 20:54:52
うーん、やられたなあ。
立ち合いで当たっていったけれども、相手のフトコロが深すぎるんだよねえ。
当たって圧力をかけようとしても、相手のフトコロが深いためにカラダが伸び切ってしまう。
そこを、先場所は差されたし、今日は上手を取られてしまった。
>>471-472 いや、あれで精一杯だったと思うよ。
琴欧州は、先場所にくらべると、自分のフトコロの深さを生かす技術が洗練されてきている。
なんか、相手を、わざわざ自分のフトコロに呼びこんで、つかまえている感じでね。
音羽山親方もこんな感じの相撲だったね。
琴欧州は、やはり驚異的な進歩をとげているよ。
これは千代大海にしても、予想外だったんじゃないかな。
474 :
55:2005/11/26(土) 20:56:46
それにしても、今日の横綱のナミダをみたら、思わずもらい泣きしてしまった。
475 :
55:2005/11/26(土) 21:04:03
しかし、白鵬はなにをやってるんだ。
琴欧州との大一番に敗れて、大関レースでは一歩出遅れたとしても、
まだまだ、これから横綱レースや、初優勝レースなどで、挽回していかなければならないのに。
ひとつ負けても、すぐに切りかえてガンガン追撃していくモチベーションを維持しないとダメでないの。
476 :
わんぱく横綱:2005/11/26(土) 21:26:04
禿同!
>>471 欧州にそうそうあんな手は効かないと思うが。
廻し取るのが何気に上手いし長身を屈めてくるから引きにもそうは落ちない。
これでリーチを生かした突き押しでも覚えられたらほぼ勝て無くなるだろ。
結果だけは得た魁皇戦と違い、何も収穫が無い勿体無い一番だったな。
478 :
55:2005/11/27(日) 22:44:19
千秋楽。 左のノド輪で、見せ場は作ってくれたね。
やっぱ、立ち合いからのカマシで流れを作らないと苦しいかな。
おそらく故障があって、アタマからいけなかったのだろうけど。
でも、まずまずの相撲だった。
今場所は、全体としては、最後まで横綱についていったし、良い場所だったね。
この一年は、ハラハラドキドキしどおしだったけど、最後でしめてくれた。
あと、魁皇も踏んばったし、栃東は残念だったけど、来場所は、がんばってもらえそうだしね。
そして、横綱の大記録もあったし、新大関も誕生した。
大きな動きがあったね。
479 :
55:2005/11/27(日) 23:05:32
横綱には、もちろんなにも言うことはないけれども、
横綱に、この先なにを期待するかというと、いまのところ二つほどあるんで、書いておこうか。
まず、第一に、ここまでくれば8連覇してほしいということだね。
7連覇という記録は、優勝制度ができて以来、初めての記録であることはマチガイないんだけど、
一部の考え方として、優勝制度ができる前については、その場所で最高成績をおざめた力士を優勝者とカウントして
比較するようなことをやる人がいる。
この考え方でいくと、記憶がさだかではないが、たしか、
江戸時代の雷電か、谷風あたりは、やはり7連覇くらいしていたんじゃなかったけかな。
つまり、せっかくの横綱の7連覇も、一部の意地悪な人間にかかれば、
「史上初」ではない、などと文句をいわれる余地がのこっているわけだ。
そこで、横綱が来場所も優勝して8連覇にすれば、
だれからも文句をつけられない完全無欠の大記録が完成することになる。
こういう意味で、来場所はかならず優勝してほしいね。
(なに? 千代大海が優勝しそうになったらどうかって? その場合は… 3月場所から8連覇して。お願い。)
480 :
55:2005/11/27(日) 23:10:47
第二に、人気については、あまり深刻に考えないでほしいってことかな。
もちろん、今の相撲界の人気回復のために、
横綱が一肌ぬいでくれることは、おおいにけっこうなんだけれども。
ただ、そもそも「横綱」というものは、人気を引っ張っていくよりも大切な仕事があるからね。
あまり人気について責任をおう必要はないってことだね。
実際、人気という点では、理事長の現役時代なんかも人気がなかったよ。
あの時代は、大関貴ノ花という超絶のスーパースターがいたからね。
必然的に、北の湖は、横綱であってもヒールという役割になっていた。
「北の湖、負けろーっ!」とかいうヤジなんかも飛んでね。
今場所14日目の館内が、魁皇コール一色になったといったところで、あんなもん、
貴ノ花と北の湖の優勝決定戦のときの貴ノ花コールにくらべれば、屁でもない。
あのときは、たまたま貴ノ花が勝ったから無事ですんだものの、
もし北の湖が勝っていたら、マジで暴動がおきていたぞ。
481 :
55:2005/11/27(日) 23:11:55
しかし、北の湖の偉大さは、そのようなものに揺れることなく、相撲道一本に突き進んだことにある。
北の湖は、横綱として黙々と相撲界をささえつづけた。
家屋には「大黒柱」というものがある。
この大黒柱があるからこそ、家族みんなが安心して団欒をたのしむことができる。
しかし、ふだんは、大黒柱の存在は意識されることはない。
北の湖という力士は、まさに相撲界の大黒柱そのものだった。
そして、貴ノ花ばかりを応援していた人々も、やがて時間が立つにつれて、
北の湖の功績と偉大さに気がついていった。
この結果、いまでは大横綱として、ゆるぎない評価が確立されている。
つまり「本物」というものは、評価されるまでに時間がかかるものなんだよ。
従って、横綱朝青龍も、人気の面については、あまり悩まないでほしいな。
とりあえずは、協会の看板として、地道に大相撲の広報活動にがんばってくれれば、それで良いんじゃないだろうか。
こんなとこかな。
482 :
55:2005/11/28(月) 22:53:56
今場所で、琴ノ若、よう司、五城楼が土俵を去った。
こころに残る力士だったね。
なんか、少しづつ新旧交代ムードがただよってきた感じがするけれども、
まだまだ旧世代にもがんばってもらわないとね。
483 :
わんぱく横綱:2005/11/29(火) 23:49:20
全米が・・・・・・・
琴欧州はねぇ。今時日本人でもやらないくらい真面目な相撲取るね。普通極端な
体をしてる力士って極端な相撲、恐れず言えば畸形の相撲になるもんなんだけど、
真面目な相撲である事自体が畸形に見えるくらいの長躯なのに、もう少し特異な
相撲でいいんじゃないかと言われつつも、オールドスタイルで真面目な相撲取っ
てる。今、小学生中学生が一番見本にするべき相撲なんじゃないか? ってくらい。
真面目な相撲だからこそ地力自体が上がってくんだけど、ハワイ勢の長い腕に
重い体で突き放してくる相撲や、モンゴル勢のスピードと技数の相撲等、新しい
物を引き入れて、それに対抗する為に技術発展をさせてきたってのがこの何十
年かあるわけで、その特異性をそろそろ見せてもらいたい気もするね。相撲の地
力としてはあとは腰割る癖を付けるだけで十分本物の大関以上の資格を得るで
しょう。琴の若は200回踏ませる(多分余分にということだと思うけど)と言ってるけ
ど、軸足で踏む四股を50回丁寧に踏ませたほうがいいと思うけどなぁ。
黒海は逆にもう少し真面目な相撲を覚えて、地力をつけて欲しいね(笑
あと、日本人にもそろそろ正統に強いヒーローが一人くらい欲しいなぁ。
485 :
55:2005/11/30(水) 22:36:39
>>484 ほんとは、体つきから言えば、土俵の真ん中で相手をワシづかみにして、
つり上げてブルンブルンと振り回すような相撲を取ってもらいたかったんだけどね。
そのくせ、海鵬のような小兵力士に、内がけでコロリとやられたりしてね。
体が大きくて、強くて弱くて、ユーモラスな個性派力士といった路線でいってくれると面白かったなあ。
まあ、現在のように横綱志向のメジャー路線でも、やはり楽しみな力士ではあるけど。
琴欧州は、すなおで師匠の言うことをよく聞くみたいね。
報道によると、今場所、師匠は、投げを封印して前に出る相撲を取れ、と指導をしたそうで、
本人はこれを忠実にまもって大関昇進をはたした、とのこと。
今後、タコになることさえなければ、どんどん強くなりそうだねえ。
四股で下半身を鍛えて、腰が割れれば・・・ どんな力士になるのか想像がつかないね。
あと、突っ張りなんかを覚えたら、手がつけられなくなりそう。
ただ、もっと近い話として、来場所の大関デビューの序盤戦は、だいじょうぶかねえ。
なんか、メッチャクチャに緊張するような気がするんだけど。
今場所11勝4敗とはいえ、実際には先場所のが内容いいよね?
あの横に回るって言うのは相手からは消えたように見えるだろうし、その後の押し
に繋げるという意味でも、成功すれば絶対有利なんだろうけど、その分タイミング
と距離がシビア。タイミングは言わずもがなだし、距離が詰まり過ぎていれば、回
しを掴まれてしまうし、遠すぎれば回りこむ半径・距離が大きい=>時間がかかるの
でキレがなくなり、付いてこられてしまう。
で、先場所は最良の距離を維持したまま、押し込んで、相手が出てからじゃなくて、
押しをこらえるのから前に出るのに切り替わる瞬間にスパンと思い切りよくかわし
て叩いていたんで神がかったキレがあり、他のスレでも手の平が次々と返ってい
くのが解るくらいに、凄く良かった。
逆に今場所は最初の押し込みが出来ずに、タイミングだけで引いていた。距離が
出来ていないから後ろに下がって距離自体を稼ぐ必要があり、その為にライダー
キック等と笑われる事になった。先場所を伏線と見るならば、これは先場所で稼
いでいたタイミングの勘を余すところなく使ったとも言えるし、せっかく冴えた勘を
体調の悪さで使い潰した浪費とも言える。体調悪くなければ序盤二つ零さずに、
13勝2敗で単独次点、琴欧州に勝ってれば14勝。横綱と二回やって、一回勝って
ればそれで優勝も夢じゃないという訳だったんだから。
距離を取る力が今場所よりかまた戻る事があると考えれば、勘が落ちていないと
いえるので、また期待ができるんだけど、このままタイミングだけ、となると少し考
えてしまう。押すにしろ引くにしろ、押す力が無いとなかなか……ね。
ま、二場所連続で優勝争いに絡んだ大関にゆうこっちゃないかもしれないけど(笑
最近の一部の批判的な解説について思うのだが・・・
まぁ相撲内容は全盛期の時に比べれば変わってきてるが
休場をせずに出場するからには負け越したら何にもならないだろうし
今やれる範囲内での力を出し切ったと言うことでそんなに責められるもんじゃない。
何が何でも責める材料さえあれば責める人の気がしれないよ。
引き叩きといっても最初から意図的にしているものはないし、大関戦なんて自ら
反省して次からは真っ向勝負で挑んだ。
どうしてその姿勢には何も触れず解説の人や一部は批判ばかりするのだろうか。
心技体というがほとんどそれを兼ねそろえているのは千代大海だ。
もう少し偏見をなくしてもらいたいものだ。
最も千代大海が万全の体調で挑めばそんな批判などふっ飛ばすぐらいの
勝負をしてくれるだろうからそれに期待をする。
>>486 相変わらず良く見ているねぇ・・・
全部の取り組みを録画して研究しているかのうようだ。
この板でアンタより大海の相撲を鋭く考察してる奴はいないだろうな。
内容は確かに先場所の方が良かった。単純に決まり手だけ見ても良く判る。
序盤落とした旭天鵬戦は後半だったら落とさなかったと思うよ。
突き押しの勝ちが無くて調子が出てなかった序盤だからこそ喫した黒星。
雅山戦は後半でもちょっと判らないな。酷い負け方だった。
今場所の収穫としてはしばらく苦手にしてる岩木山・不人気・出島辺りに
勝った事と、何より魁皇に3年以上振りに勝った事。
考えてみれば優勝と同じくらい間隔が空いてた訳だ。
あの一番だけで10勝分くらいの価値がある。
結びのドルジ戦でも何かを掴んだような事を言ってたので、来年は少しは
期待したいよ。
>>487 相手に関係無く突き押しだけで勝てと言ってるような親方や評論家にいう事は気にする必要は無い。
昔150キロの球投げてた投手に35過ぎても同じ球投げろと言ってるようなもん。
年齢とコンディションに合わせた取り方というのがある。
今場所でも無理すれば突き切れた所を敢えて引きを選択して勝つような相撲もあった。
誉められたやり方では無いが、経験を活かしてるとも言える。
腕というのは消耗品であり、使いどころは考えなきゃな。
490 :
55:2005/12/05(月) 22:40:51
おおっ。 ひさしぶりに来たら、ディープなカキコが連続・・・ うれしいっす。
今場所は、あまり立ち合いからガツンといくことができなかったわけで、
先場所よりは、体調がわるかったんじゃないかな。
アタマでいった相撲も、かるく当てた感じだったし、当たり負け気味という相撲もあったし。
白鵬戦の日、向正面の解説だった大嶽親方が、今場所はむずかしいというようなことを言っていた。
いつも好意的に解説してくれる親方がそう言っているんだから、やはり悪かったんだろうね。
むしろ、そんな状態で、良く検討したと思うんだけど。
見たところ、この一年で一番ひどかったのは5月場所だったかな。
初日の協会挨拶で、カラダを見ると、筋肉はおちている感じで、皮膚はたるんでいる感じだった。
稽古はおろか、基礎トレーニングすらできない状態で、初日をむかえてしまったように見えた。
そんな中で、一年をよく乗りきってきたよ。
491 :
55:2005/12/05(月) 22:44:06
まあ、今年一年は、相撲のスタイルを変えていくための過渡期だったかな。
パワー一辺倒の直線的な相撲から、横への動きを多用した平面的な広がりのある相撲へと。
しかも、今月の「相撲」誌で、写真の垣添戦をみると、けっこう高くジャンプしていたね。
あれは三次元殺法だ。
ひょっとすると、平面的な相撲から、さらに空間的な相撲になっていったりして。
そして、来年こそは、新しいスタイルの完成型をみせてくれて、優勝も、というのが大きな期待。
もちろん成績も期待だけど、求道者として、押し相撲の深さをトコトン追求していってもらいたい。
それが、自分のためでなり、後進のためにもなる。
今後、突き押し一本で登ってくる若手のためにも、先駆者として技術を極めてほしいな。
>>491 本当にそうだよ。今年一年はあの体の状態でよく後半になるにつれて星を挙げて頑張ったよ。
名古屋場所途中休場のときにもうこれで終わるのかと悲しかったものだった。
肘は痛み、足首膝と痛めながらやれるべきことはすべてやろうという必死さが見ていたわかった。
この前の垣添戦では見事なしゅんぱつ力を披露してくれて、ああいうことも出来るんだっていう新しい楽しみも出来た。
千代大海はもうダメかと思っても絶対に悪い流れに飲み込まれて精神的に落ち込まないところが素晴らしい。
突き押しに増して新しい技もプラスされた最強の千代大海に今後なってほしいと心から願う。
493 :
55:2005/12/06(火) 22:33:09
>>492 いやあ、まったく同意。
しかし、こうやってみると、年6場所ってのは過密だねえ。
ケガを治すひまもなく次の場所が来てしまって、なんか消耗戦という感じになってくる。
今場所も休場者が多かったし。
まあ、むかしの人によれば、いまの力士は稽古が足りないからケガするんだって言われるけどね。
494 :
55:2005/12/09(金) 21:16:11
琴欧州は、「紅白」の審査員に決まったみたいね。
まあ、横綱か琴欧州かのいずれかだとは思っていたけど、結局、琴欧州になってしまった。
こりゃ、女性ファン対策かもしれないな。
ただ、紅白の審査員といえば、むかしから九州場所の優勝者が呼ばれていたからね。
その点で、やはり、年間を完全制覇した横綱が呼ばれるかと思ったけど。
しかし、横綱は、これからこういうことがチョクチョクあるかもしれないね。
つまり、強すぎると、周囲の感覚がマヒしてきて、勝つのが当たり前のムードになってしまう。
歴代の強い横綱、例えば、大鵬、北の湖、千代の富士、貴乃花など、みんなこんなムードがあった。
「今場所、だれが優勝したの?」「大鵬。」「あっそう。」(会話終了)って感じでね。
優勝することがふつうの状態になってしまって、意識されなくなってしまうわけだ。
まあ、こんなことも、強さの証しのひとつかもしれないね。
琴欧州が、紅白審査員かぁ。ま、それはそれでいいけどな。
千代大海は紅白審査員に呼ばれたことあるのだっけか?
千代大海の場合は明るいしトークが面白いから一般の視聴者にも受けるはずだけどな。
朝青龍は強すぎて嫌われるタイプというのは、北の湖のときと被るね。
同じ人ばかり優勝ではつまらない、と思うのが普通ではあるから仕方ないけど。
今まで少し低迷してたけど大奮起して優勝すると人はすごく感動するよね。
千代大海にぜひともそうなってほしい。来年こそは!!
496 :
55:2005/12/11(日) 23:15:12
>>495 千代大海が紅白に出るためには、とりあえず、九州場所で優勝しなければならないからねえ・・・
他の場所で優勝しても出れない。
もっとも、三保ヶ関親方のように歌手としてヒットを飛ばせば、歌手として出場することも・・・あるやるか。
まあ、来年は、どの場所でも、優勝をおおいに期待だけどね。
497 :
55:2005/12/11(日) 23:16:31
朝青龍という横綱については、不思議なんだけど、「若い」というイメージがあるね。
なんか、どんどん伸びていく「若木」のようなイメージかな。
この点は、長老のような人からみると、「まだまだ青い」とみられがちで、損な面もあるけどね。
しかし「若い」ということは、つねに「発展途上」であることを意味する。
つまり朝青龍には、もっともっと上にいけるのではないか、という期待を抱かせる要素がある。
この点は、これまで歴代の横綱にはなかった、朝青龍だけの個性的な魅力だと思うんだけどね。
いうなれば、「未完成の魅力」といったところかな。
この点は、北の湖とは違うな。
北の湖という力士のイメージは、ひとことでいうと「山」だね。
なにがあっても、まったく動じることがなく、つねに相撲界全体を静かに見守ってくれる「山」。
まあ、一般の「横綱」の理想像は、北の湖のような力士になるんだろうけどね。
今の朝青龍には、北の湖のような「山」のような安定感はないけれども、
そのかわり、どんどん上に伸びていく、若々しいエネルギーがある。
従って、今は、朝青龍らしく、はつらつとした相撲を取ってくれれば良いんじゃないかな。
だいたい、朝青龍が「老成」してしまっては、つまらない。
今のような「発展途上の若さ」を、いつまでも保ってほしいよ。
ただ、朝青龍も、記録の上では、北の湖を抜いたことにはなるんだけれども、
「横綱」としてのありかたは、まだまだ北の湖のレベルには及ばないと思う。
今後は、記録とは別に、北の湖を手本として、もっともっとビックな横綱になってほしいな。
ただ、このように、もっともっと、と注文したくなってしまうのも、
朝青龍のもつ「若さ」というキャラクターに、すっかりハメられている結果かもしれないんだけどね。
498 :
待った名無しさん:2005/12/15(木) 09:24:13
青龍age
499 :
55:2005/12/17(土) 20:52:48
日本相撲協会も80周年か・・・
70周年のときのことが、つい最近のように感じるね。 年をとると、時間がたつのが速いよ。
首相の「国際技」という言葉は、現在の大相撲に対する一般人の感覚をあらわしているかもしれないね。
本来、政治家というものは、一般人の感覚をつかむことにすぐれているからね。
しかし、首相の言葉は間違いだ。
大相撲は、むかしも、今も、日本の国技であって、国技以外のなにものでもない。
朝青龍も、琴欧州も、白鵬も、みんな日本の国技である大相撲の一員としてがんばっているのであって、
かれらが活躍したからといって、国技が国技でなくなるワケがない。
こんなことは、我々、相撲ファンにとっては、あたりまえすぎて話題にすらならない。
ただ、この九州場所の客の入りをみても、一般の人が、首相のような発想をしている可能性はある。
我々、相撲ファンだけで相撲会場を満員にできれば良いのだけれども、
残念ながら、興行という点では、やはり一般の人にも場所に足を運んでもらわなければならないからね。
この点で、一般の人には、大相撲の本質的な魅力を、もっと理解してもらう必要があるだろうね。
我々、相撲ファンも及ばずながら協力はできるよ。
自分の周囲の人に対しては、いつも大相撲のすばらしさを積極的に語るようにしているし、
これからも、どんどん周囲に語っていくつもりだよ。
500 :
55:2005/12/19(月) 22:36:51
ふれあい感謝祭は、おかげさまで楽しめたよ。
行司部屋に入ってみると、2番後取り直しのルールが箇条書きになって貼られていた。
それによると、結びの一番が引き分けた場合は、
弓取り力士は東方からあがり、行司は弓取り力士の名前をつげるそうだね。
こんなこと、この感謝祭がなかったら、一生知らなかっただろうな。
なにせ、結びの一番が引き分けるシーンなんて、これから死ぬまで遭遇するとは思えないからね。
いやいや、関取衆も、親方衆も、裏方さんも、総出で、ほんとうにおつかれさまでした。
実に楽しかった。
しかし、人出が多かったねえ。
これだけ多くの人が大相撲に感心をもっているということは、
潜在需要は、けっこう大きいみたいじゃないの。
あとは地方場所だね。
地方のほうが郷土意識が強いからね。 なかなか手ごわい。
しかし、時間をかけてジックリといけば、きっと良い方向に進んでいくでしょう。
501 :
55:2006/01/04(水) 00:37:13
あけましておめでとうございます。
年末年始は、横綱も、琴欧州も、積極的にTV出演してくれて、
おおいに大相撲をPRしてくれているみたいね。
さて、昨年末の「大相撲」誌を見なおしていたら、PNFセンターの人の話が実に面白かった。
若貴時代に、よくPNFという言葉を目にしたけど、この人のことだったんだね。
この記事で、貴乃花の技術に関する見解は、まさしく「禿げ同」ね。
貴乃花こそは「寄り」という技術の極限にまで到達した力士だと思う。
市販のDVDは、有名な取り組みしか収録していないから、
貴乃花のほんとうの寄りのすごさが伝わってこないね。
貴乃花が寄っていって相手を土俵際で制圧するシーンを、
すべて切り抜いて永久保存するDVDを作ると良いかもしれない。
そうしたら、後の世には「国宝」になったりして。
502 :
55:2006/01/04(水) 00:39:38
あと、この記事では、四股についての見解も面白いね。
実は、四股については、永年の個人的な疑問があるのよ。
これこそ素人には判らないから、専門の親方衆に聞いてみたいと思っていたんだけどね。
相撲雑誌で、次回、四股を取り上げるときには、ついでに親方衆に聞いてもらいたいな。
要は、四股のような単純な動作には、ひょっとすると「意識」のありかたが重要なのではないか、ということ。
例えば、人間というものは、立っている状態のときは静止していると思われているけれども、
実際には、重心の位置を時間とともに微妙にずらしながら立っている。
つまり、一点で静止していると、同じ筋肉だけに負荷がかかり、その筋肉がパンクしてしまうために、
無意識に、時間とともに重心がふれるようにズラしているんだね。
これは、おそらくカラダの防御本能といえるものだろう。
ふつうに考えると、このような無意識下のズラシというものは、四股をふんでいるときにはジャマになるはずだ。
つまり、四股をふむということは、カラダの特定の筋肉に負荷をかけて鍛えることを意味しているわけだけれども、
このような無意識下のズラシによって、四股をふんでいるうちに負荷のかかる場所を無意識にズレしていってしまい、
この結果、負荷が分散してしまって、効果が半減する、ということがあるのではないだろうか。
そうだとすれば、これを防止するのは「意識」ではないか、と思うのよ。
四股についてはいろいろな記事が出ているけれども、
この「意識」というものに言及した記事は見たことがないから疑問に思ったのね。
503 :
55:2006/01/04(水) 00:41:33
実は、この発想は、西洋のトレーニング理論にはないもので、東洋の、とくに中国拳法の発想からきている。
中国拳法の「内家拳」といわれる流派では、基礎的な鍛錬については「意識」をもっとも重視するそうで。
例えば、「意拳」という流派になると、「意識」を使って、たんに立っているだけで鍛錬してしまう。
立っていて「両ヒザの間でボールをはさみ、かつ両脇とアゴに各々ボールをはさんで立つ。」とか、
「自分は湖面の小舟の上に立っていて、指の先は伸びていって湖底の泥に突きささっている。」とか、
このような意識をもって立っているだけで鍛錬してしまう。
これは、意識によって、前記のような無意識下でのズラシを防止し、
立っているだけでも、必要な筋肉に必要な負荷をかけて鍛えている、と解釈することができる。
この発想からすると、四股をふんでいるときであっても、
その四股の効果を最大限にならしめるような、なんらかの「意識」のありかた、というものがあるはずだ。
要は、永年の個人的な疑問とは、このように四股を踏むときの「意識」とは、どのようなものなのかってことなのよ。
504 :
55:2006/01/04(水) 00:44:56
例えば、勝手な想像で、横綱の土俵入りをイメージすると・・・
横綱が足を上げて、ドーンと踏みおろすと、その振動は土中すみずみまで伝播し、大地の邪気が一気にはらわれる。
そして、ぐんぐんとせりあがっていく様は、わき上がってくる「大地のエネルギー」そのものではないか。
「大地のエネルギー」はわきあがり、木々は伸び、花が咲き、実をむすび、作物はゆたかに実る。
横綱の土俵入りの型には、豊作を祈る農耕民族独特の気持ちがこめられている。
すると四股をふむときには、このような大地のエネルギーに思いをはせて、
一回ふむごとに、土中からエネルギーが体内に注入されてくるようなイメージを意識する、ってのはどうかな。
そして、そのエネルギーは、体内を伝播して脳天から突きぬけるとイメージするか、あるいは、
足を伝わって丹田のあたりをグルグルまわって腕の先から出ていくとイメージするか、細部はよくわからないけど。
いずれにせよ、四股をふんでいるときに、「今日のチャンコはなんだろうなあ。」なんて考えているよりは
効果的だと思うんだけどね。
こういったことを、一度、専門家である親方衆の見解を知りたいんだな。
少なくとも、どこの本でも見たことがないからね。
505 :
55:2006/01/04(水) 00:49:30
落っこちそうだから上げておくよ。
506 :
待った名無しさん:2006/01/04(水) 01:30:41
あけおめー。55さん。
今年もよろすく。
507 :
55:2006/01/04(水) 22:46:39
>>506 おめでとうございます。 よろしくです。
いま、12チャンネルでやっていた、横綱と、旭天鵬、朝赤龍、時天空一行の旅行番組には、
一家全員、ハラをかかえて笑ってしまった。 メチャ、受けたよ。
朝赤龍が横綱のホッペに16回もキスした話とかね。
横綱の素顔のキャラクターは、ほんとうに面白いね。
千代大海も、年末の方言番組と、年始の体育番組に出ていて、これも楽しめたけど・・・
ただ、大玉コロガシだろうが、タル投げだろうが、
いかなる勝負でも、千代大海が負けるのは、なんかクヤしい。
しかし、方言の番組でのお母さんのラブラブ発言には、まいったな。
やっぱ、お母さんのほうが役者が上かなあ。
二段四股を踏むなとか、軸足で踏めってのがそれだよ<意識
ただ、それは筋肉の負荷もそうだけど、技術的意味がある。
ゆっくりと腰を落としながら脚も同調して下ろし、最後に脚をつくと同時にぐっと股を
割ってすぐに浮き上がるように反対の四股を踏むのも本当の立会いに対応した動
作。
立会いという動作は運動生理的に説明できて、腰を割っていく事でをすることで反
射を利用していざ立つ時により大きな力を出す指令を筋肉に送り、更に重力にした
がって落ちていく力を最後に前に向けることで一番力が必要とされる動き始めの部
分をキャンセルできる。
つまり、本当の立合いとは互いに腰を落として行きながら呼吸を合わせ、行くぞと
互いが了承したらふっと前に落ちると同時にドカンと前に出る事。まさしく体当たり
の射合い抜き。無理がないからバツンと当たるし、変化されても自然に足が出る
ので付いていける。むしろ変化なんぞ鴨。
今は互いに腰を落として、自分の脚の力だけで前に出るのが立会いの正常化とか
行ってるから、無理があって簡単に落ちるもんだから変化が横行することとなる。
これっていうのは誰とはいわないけれど自分だけ先に立ちたい力士がいるのが問
題なんであって、立会いの正常化ってのは力士の性根を正常化しないと、立合い
がまともになっていくわけがない。
微妙に話がずれたけど、ゆっくり下ろして、腰を下ろすのと同時に足がつき、またす
ぐに次の四股に移るような四股はこの腰を落としていって、互いに呼吸を呼んで出
る立合いでは、腰を落とすコントロールが良くなるのでいつでも対応できる、反射を
利用してぶちかますのが上手くなるという2つの要素を技術的に磨けたわけだ。
ところが、今は四股と立合いが乖離している。これじゃあ、足腰が弱いといわれるわ
けだよ。だって、実際の技術とトレーニングがずれてるんだもの。専門性の原理に
反する。
一時期朝青龍がこれに近い立会いをしていて、その頃放送してたちょっと昔の取り
組みの映像を見過ぎなんじゃないかとか言われていたが、まあ、それもあるかもし
れないけど、実際のところ朝青龍の運動神経を考えると、単純にこの自然な境地に
たどり着いただけじゃないかという気もするね。
509 :
55:2006/01/07(土) 21:43:06
わぉっ! 専門家の人がほんとうに来てくれた。
>>508 来ていただきまして、ありがとうございました。
素人の疑問に、ていねいに説明していただき、ほんとうに恐縮です。
510 :
55:2006/01/07(土) 21:44:56
>二段四股を踏むなとか、軸足で踏めってのがそれ
想像していたよりも、シンプルな回答でしたね。
意識のあり方は、すでに教えの中に盛り込まれていた・・・
やはり、先人の教えには知恵がつまっている、ということですね。
でも、なんかホッとしました。
>ゆっくりと腰を落としながら脚も同調して下ろし、
>最後に脚をつくと同時にぐっと股を割って
>すぐに浮き上がるように反対の四股を踏むのも本当の立会いに対応した動作。
四股が、立ち合いに対応している、というご指摘は勉強になります。
一般の理解では、四股については、「足腰の鍛錬」という程度にしか考えられていないと思います。
511 :
55:2006/01/07(土) 21:46:37
>腰を割っていく事で反射を利用して
>いざ立つ時により大きな力を出す指令を筋肉に送り、
>更に重力にしたがって落ちていく力を最後に前に向けることで
>一番力が必要とされる動き始めの部分をキャンセルできる。
これも、すごい勉強になりますね。 立ち合いのポイントは、
1)重力にしたがって落ちていく力を最後に前に向ける
2)一番力が必要とされる動き始めの部分をキャンセル
ということでしょうか。 いずれも、感覚的にはなんとなく理解できますね。
しかし、立ち合いというものを、これほど論理的に表現した文章は見たことないですね。
こんなコアな話、マスコミに出たことはないんじゃないでしょうか。
512 :
55:2006/01/07(土) 21:50:02
>行くぞと互いが了承したらふっと前に落ちると同時に
>ドカンと前に出る事。
>まさしく体当たりの射合い抜き。
これも奥の深い表現ですね。
むかし、解説者だった若瀬川さんが書いていたところによると、
双葉山の立ち合いは、「カメレオンが虫をつかまえるような」ものだったそうですね。
つまり、じーっと静止している状態から、パクッと瞬間的につかまえる、って感じで。
若瀬川さんの表現も、508さんの表現も、なんとなく方向性は似ている気がしますね。
513 :
55:2006/01/07(土) 21:53:10
>ゆっくり下ろして、腰を下ろすのと同時に足がつき、
>またすぐに次の四股に移るような四股は
>この腰を落としていって、互いに呼吸を呼んで出る立合いでは、
>腰を落とすコントロールが良くなるのでいつでも対応できる、
>反射を利用してぶちかますのが上手くなるという2つの要素を技術的に磨けた
>ところが、今は四股と立合いが乖離している。
>実際の技術とトレーニングがずれてる 専門性の原理に反する
四股が、立ち合いの強化につなげるためのもの、という点も、
508さんのおかげで知りました。
先日、琴欧州が、稽古場で、立ち合いの圧力が強くなったという旨の報道があったけれども、
これって、佐渡ヶ嶽親方が四股を踏ませた成果ということですかね。
大関になったというのに、基本にもどって四股を踏ませるというのもすごいけれど。
なんか、佐渡ヶ嶽親方のほんとうのネライが、見えてきたような気がしますね。
514 :
55:2006/01/07(土) 21:55:18
>一時期朝青龍がこれに近い立会いをしていて
508さんから見ても、現役の中では、やはり横綱がもっとも理想に近い、ということですね。
横綱の場合は、運動神経に加えてセンスがあるのでしょうね。
横綱であれば、508さんの言っていることを直感的につかんでいても不思議ではないような気もします。
508さん、ほんとうにありがとうございました。
今場所の取り組みを見るときにも、参考にさせていただきます。
反射という観点で見ると、腰を割ってから上下に御尻をゆする力士もいる。
下に落ちるのを前向きに変えるのは制限時間前だと腰を割って手を突いてか
ら、止まらずに滑らかな動作でぐっと前に体重をかける力士がいて、その動作
の自然さを見れば、本来どっちが自然な立合いかがわかると思う。
よしよしよし。テーピングが少ないのを除いても、今日は立ち姿からして違う
じゃないか。
引くタイミングを意識してよく見てるし、もしかしてかなり期待していいんじゃ
ないか?
517 :
55:2006/01/08(日) 21:50:55
>>515 重ねて、ありがとうございます。
仕切りのときから、力士の腰の動きを注視したいと思います。
それにしても、横綱の立ち合いは、完璧に腰が落ちていますね。
ものすごく低い位置から、バーッとダッシュしていくような感じで。
とても勉強になりました。 感謝です。
518 :
55:2006/01/08(日) 21:54:30
>>516 いやあ、今日の千代大海は、気合いが入っていたねえ。
相手はマトが大きいぶん、小刻みな突っ張りが確実にヒットしたし。
まあ、最先ヨシ! ってことで、今場所はおおいに期待。
この調子でいってほしい。
足が出る油断しない諦めない。
一発で持ってかれるとかはともかく、今場所は変な負け方はしないな、この調子なら。
520 :
55:2006/01/09(月) 21:38:38
>>519 うんうん。
今日は、少し横に動き気味に当たってから、突っ張りでドンドン攻めて。
途中でイナされたけれども、すぐに反応したからね。
今日の突っ張りには、スピードに加えて慎重さがあったね。
相手が良く見えているし、終始、自分のペースを忘れなかったのも良かったかな。
闘争心は最高に「ホット」だけれども、それでいて頭の中は「クール」。
良いじゃないですか。
521 :
55:2006/01/09(月) 21:40:24
しかし、横綱が星を落としたね。
今日の張り差しは、いつもの横綱のものではなかった。
いつもなら、張ることは単なるアシストで、当たってから差すことがメインであるのに、
今日は、張るほうがメインになってしまって、上体が棒立ちになってしまった。
ひょっとすると、前回、張り手で勝ったことがアタマに残っていたのかな。
いずれにせよ、横綱にしてはめずらしい「凡ミス」の立ち合いだったね。
ってことで、なんか、年の始めっから場所が盛り上がりつつあるような・・・
今場所は最後まで目が離せなくなるようなオカンがするぞ。
悪寒……
有る意味協会はホントに悪寒かもなぁ。引き横綱。先々場所みたいな凄まじい切れ
の引き叩きを見てもまだ引き技ってだけで毛嫌いする人いるし、突っ張り横綱なら
ぬ引き横綱では一般人には説明しがたいだろうし。相手が横にずれてったのをい
なしただけで変化と言い出すアナウンサーまでいるしねぇ。
まあ、今場所みたいな立ち姿なら、相撲見る前から説得力抜群なんだけどね。
制限時間一杯と言われてから手を止めて見る人だと気づかないかもしれないけど。
523 :
55:2006/01/09(月) 22:01:19
今場所は、508さんのアドバイスにしたがって、両力士の立ち合いでの腰のもっていきかた、
という点を注視して観戦しているんだけど。
琴欧州は、あきらかに初日と今日とでは、腰の落とし方に差があったね。
初日は、腰が下りないまま、なんか中腰のままでフワッと立った感じだったけれど、
今日の立ち合いは、初日に比べれば、腰が落ちていた。
やっぱ、琴欧州は、緊張すると腰が浮いてしまうクセがあるみたいね。
すると、徹底的に四股をふむ、というのも、えらく理にかなった話のようにみえるね。
524 :
55:2006/01/09(月) 22:34:01
>>522 突きと引きとは、カードの表と裏のようなもので、一体なのにね。
古来の中国思想では、森羅万象のすべてに「陰」と「陽」との二極をみている。
大相撲においても、番付が東西になっている点などに、この中国思想の影響が見てとれる。
押し相撲においては、「突き」が「陽」であるとすると、「引き」は「陰」であり、
最終的には、この陰陽がそろってこそ、普通にバランスがとれた状態と考えられる。
ただし、このような話は、千代大海ほどの実績がある力士であるからこそサマになるわけで、
若い力士は、マネしてはダメだけれどもね。
以上の話は、あくまでも「最終的には」という話だから。
まあ、引き技が批判される理由は、若い人達には、手本にしてほしくないってことでしょう。
ただ、先輩の相撲から何をつかむかは、各人の力量次第だからね。
先輩が引いているからといって、自分も引くような力士は、はなからモノにならないでしょう。
うわちゃー、変な負け方しないだろうと思った直後にこの負け方か。
引かなくてもいいタイミングで引いたな。典型的な引きの駄目な負け方やった。
間合いが近すぎる。
526 :
55:2006/01/10(火) 23:07:46
もったいなかったね。
立ち合いは、少し相手のほうが低かったかな。
このため、ビミョーに早くアタマをあげる形になってしまって、
そのあとの流れが悪くなってしまった。
押し相撲どうしは、立ち合いの当たり具合で、そのまま勝敗が決まってしまうからねえ。
しかし、豪風もよくがんばったね。
前傾姿勢のまま、突っ張りを耐えきった。
小細工せずに、無心で取ったことが勝利につながったんじゃないかな。
昨日の調子がいい時のあんな負け方の後でどうなるかと思ったけど、圧勝したな。
あの足のバタバタは突くなら胸が突きやすいけど、相手のタッパがありすぎて胸を
突いたら腰が浮いて踏ん張りきかなかったってことかね?
しかし、まさか勝昭が数えてるとは……
528 :
55:2006/01/11(水) 23:04:37
>>527 いつもは辛口の北の富士さんが、最後は「良い相撲だった」と言っていたからね。
今場所は、小刻みで回転の速い突っ張りを多用しているね。
まあ、こういう突っ張りであれば、イナされてもついていけるし、確実性はたかいかも。
529 :
55:2006/01/11(水) 23:07:53
しかし、今日の十両の大雷童−武雄山の一番は、
先場所に続いて、見ごたえのある押し合いだった。
この二人の対戦は、ほんとうに楽しみだね。
願わくは、今場所は二人そろって活躍してもらって、
番付に差が出ないようにしてもらいたいな。
来場所も対戦を見たいからね。
敢えて言う。つまらない位に強い。
まあ、今日は微妙に突っかけ気味に立った分、力の差以上に何もさせなかったのは
あるけどね。
それだけに一昨日のがもったいない。
531 :
55:2006/01/12(木) 22:59:46
>>530 いい相撲じゃないっすか。
一昨日はもったいなかったとはいえ、
序盤を4勝1敗のペース。
良いじゃないっすか。
とくに今場所は、横綱が星をひとつ落としているぶん、
この先は、盛り上がりそうな気がするぞう。
何故この体調、この強さで安心して相撲を見させてくれないんだこの人は……
533 :
55:2006/01/13(金) 22:50:52
ふにゃ〜、ちょっと盛り下がったかなあ。
今日の相手は、何度も対戦しているから、
どうしても手の内の読み合いになるんだろうけど。
どうも、立ち合いに右から突き起こしていくパターンを読まれていたかなあ。
しかし、今場所は、まだまだ波乱がありそうだから、
これからだね。
534 :
待った名無しさん:2006/01/14(土) 08:35:37
なんの意味もないスレ晒しage
体調落としたか? 仕切りの最中から動作がしょぼくれてたぞ。
536 :
55:2006/01/14(土) 22:09:55
いかんじゃない。 どうしたのかな。
どうも今場所は、前に突くか、後ろに引くか、の直線的な相撲になっているね。
本来は、前後の動きに加えて、横への動きもあるはずなのに。
しっかりしてよ。 まだ半分だからね。
537 :
55:2006/01/15(日) 22:15:09
う〜ん、けっこう重傷だったんだね。 気がつかなかった。
師匠が休場させたそうだけど、全治1ヶ月ということであれば、英断だったんじゃないかな。
さびしいけれども、来場所に元気な姿を見せてくれれば良いからね。
もちろん、これは魁皇にも言えることだけれども。
538 :
55:2006/01/15(日) 22:18:25
あとは北勝力にがんばってもらうしかないなあ。
ここはひとつ、押し相撲力士の意地を見せてほしいな。
539 :
55:2006/01/16(月) 23:17:24
北勝力は、立ち合いのモロ手突きを相手にうまく防がれて、一瞬どうかなと思ったが、
その後は、相手の動きをよく見て、突ききった。
今場所は、ひとつひとつの突きが重くなっているような気がするね。
二大関の休場により、おそらく今場所の終盤戦は大抜擢されて、
上位陣と総当りになるかもしれない。
おおいに楽しみだね。
栃東は、立ち合いがピリッとせず、相手の突きで上体が起きてしまった。
こうなるとダメだね。
まあ、明日から切りかえて行ってくれるでしょう。
二敗力士も好調を維持しているみたいだし、なんといっても横綱が調子をあげてきたし。
とりあえず、優勝争いについては、久しぶりに盛り上がっているね。
一番怖いのは琴光喜だよ。
互いに自分勝手に立とうとする傾向があって、しかも琴光喜は下位には強い上
に北勝力を下に見れる地位だから平気で焦らしてくる可能性も高い。これで勝
手に立たれると為す術もなく負ける可能性も高いし、あっけなく負けると次の相
撲に繋がらない。
白鵬は逆に今場所は栃東戦で焦らしといて自滅したから、北勝力は楽に立てる
かも。横綱はまあ、あの立会いの早さに対応できるかだね。
栃東戦が一番の楽しみ。潜る押しと突き放す押しで互いに正面に捉えられてる
好調の二人。
北勝力は自分の立会いできれば今場所はそうそう負けないだろうけど、相手に
合わせながら自分の立合いをするという事が出来ないから、立合いの厳しい上
位陣だと、星が読めなくなる。
541 :
55:2006/01/17(火) 23:19:02
>>540 確かに、琴光喜はすごかった。
今日の横綱は、7割がた負けていた。
これほど追い込まれたのは久しぶりって感じ。
542 :
55:2006/01/17(火) 23:21:07
今日の北勝力は、ショッパイ立ち合いだったね。
なんか気合いぬけしたみたい。
まあ、押し相撲は、気合いが高まって波にのれば奇跡をおこせる、ってことで、
いささか強引ではあるが、優勝を期待したいんだけどねえ。
栃東の足はだいじょうぶかな。
なにしろケガが多いからね。 ハラハラさせられるよ。
白鵬は、立ち合いの踏み込みは見事だったけれども、
左でマワシを取ったあとは、少し安心してしまったかな。
543 :
55:2006/01/17(火) 23:27:22
優勝争いの中心は、横綱になるんだろうけど、
今場所の横綱は、立ち合いで、なんか上体が起きぎみだね。
どっちかっつうと、相手の圧力をまともに受けて、
ある程度、相撲をとらせたうえで料理している。
この点を、横綱の「ゆとり」とみるか、あるいは「スキ」とみるか、で結論は正反対になるけれど、
場所をもりあげる意味で、事実はさておき、あえて後者と解釈しておきたい。
すると、横綱がこのまま「スキ」のある立ち合いでいってくれれば、
栃東、琴欧州の両大関であれば、立ち合いで先手を取って自分のカタチにもっていければ、
勝機は十分にあるとみる。
そうなってくると、クローズアップされてくるのは琴欧州かな。
追いかける立場だから、これまでのようにガチガチになることもないし、
ここ数日感の立ち合いは、腰が割れていて実に見事。
終盤戦の立役者になる可能性は十分にありかな。
もっとも、このシナリオには、横綱の土壇場になってからのチカラは計算に入ってないけど。
一人横綱だと「朝青龍」の名が一切無くても通じるもんだねぇ・・
545 :
55:2006/01/18(水) 23:14:57
とりあえず、ヨコヅナと入力したほうが早いからね。
しかし、北勝力は神がかりじゃないの。
今日の相撲は、今場所のベストバウトだったんじゃないかな。
なんか、場所の雰囲気が緊迫してきたねえ。
>>543 でも横綱は「スキ(ゆとり)」をみせる相手とそうじゃない相手で分けてる。
力量はもちろん、負けず嫌いだから負けたことある相手には基本的に手を抜かない。
どっちの面から見ても両大関は明らかに手を全く抜いてもらえない相手だから、
「スキ」をつくのはきついとおもう。
547 :
55:2006/01/19(木) 22:22:41
>>546 確かにそれはある。
今日は星を落としたけど、横綱の場合は、
土壇場になるとチカラを発揮するからねえ。
しかし、横綱は大丈夫かな。 肘が極まったみたいだけど。
今場所は、強いことは強いんだけれども、
勝っているときでも、どこか「静かさ」が感じられるんだな。
なんか、いつもと違う気がする。
548 :
55:2006/01/19(木) 22:24:50
北勝力は、あいかわらず「神がかり」だねえ。
黒海は、さんざんカケヒキしたあげくに、変わられてコテンで。
549 :
55:2006/01/19(木) 22:44:23
それにしても、意外な展開になってきたね。
実績からいえば、横綱の場合は、
星ひとつのハンデがあって、ちょうど良い感じがするかな。
栃東との直接対決が残っているし・・・
まあ、千秋楽で逆転優勝して「涙の8連覇」というストーリーもカッコいい。
北勝力は、明日勝ちさえすれば、
マジで平幕優勝の可能性も現実味が出てくる。
とにかく明日だね。
横綱序盤2敗で後半に盛り返していく以外は混沌とした面白い優勝争いなんて無理
なんじゃないかと思う。
一敗だとどうしても優勝決定戦やってでも掻っ攫ってく横綱の絵しか思い浮かばん。
551 :
55:2006/01/20(金) 23:47:21
横綱が・・・ あぜんとしてしまった。
昨日の白鵬戦をみて変な感じはしたけど、
感覚的には、横綱が優勝するものだという固定観念があるからねえ。
ヒジのほうも意外に重傷だったか。
なんか言葉を失ってしまったね。
552 :
55:2006/01/20(金) 23:51:01
北勝力は「立ち合い負け」という感じかな。
白鵬の「気迫」がまさっていた。
しかし、白鵬は、目つきが厳しくなってきたね。
琴欧州の張り差しは、いくらなんでも考えすぎという感じ。
まあ、栃東の集中力がまさっていたということだろうね。
553 :
55:2006/01/20(金) 23:55:27
場所のゆくえが、少しづつ見え始めてきたけど、
やっぱ、千代大海がいないとさびしいな。
今場所は、とくにさびしく感じるよ。
魁皇とダブル休場だからかもしれないな。
まあ、ヒイキ力士ってもんは、理屈じゃないからね。
とにかく、二人とも、来場所はバッチリたのむよ。
554 :
55:2006/01/21(土) 00:17:07
琴欧州は、今日のような大一番で張り差しを出すようでは、
決まった型を持っていないといえるね。
これが良いか悪いかはわからないけど・・・
大一番では、誰でも、多かれ少なかれ緊張するだろうけれども、
栃東のように、決まった型を持っていれば、
その型を信じて、迷うことなく当たっていけるのではないだろうか。
逆に、決まった型がないと、あれこれ考えてしまいそうだ。
今日の琴欧州は、型がないことが裏目に出たような気がするね。
555 :
55:2006/01/21(土) 21:43:41
北勝力、見せ場を作ってくれたね。
大関の上体を起き気味にできて、いけるかな、と思ったけど。
大関はあわてなかったね。
優勝への執念が感じられた。
白鵬も強かった。
同じ上手投げなら、今日のように前に出ながら打つ上手投げがよいね。
相手を呼び込むような上手投げは、またケガにつながる。
横綱には、ほんとうに頭が下がるよ。
万全ではない状態でも、精一杯の相撲をとり、勝ってくれた。
ただ、あまり無理をして大事にいたっても困るよ。
くれぐれも無理しないでほしいな。
556 :
55:2006/01/22(日) 22:43:53
栃東は立派な優勝だった。
まあ、ケガさえなければ、優勝できるチカラはある人だから、あまり驚きはないかな。
むしろ、休場している千代大海と魁皇が、「それじゃ、自分も!」と思ってくれればいいね。
今日の結びの一番は、立ち合いから左四つに組んだとき、ホッとしたよ。
これが、前サバキの争いになって、
栃東の左おっつけが横綱の右ひじに炸裂するようだと恐怖だからね。
ともかく、無事に終わってよかった。
557 :
55:2006/01/22(日) 22:59:34
白鵬は13勝2敗の準優勝。
13勝という星は見事だったけど、星数とか準優勝とかは、どうでもいいんじゃないかな。
そもそも白鵬にとっては、初優勝も大関も、ただの通過点にすぎないからね。
目先のことよりも、遠い将来を見つめて、精進していってほしいな。
なんつうか、朝青龍がああいう負け方をさせる方だったんだよなぁ、今までは。
焦れて中途な事して体が起きちゃうんじゃなくて、前に落ちる負け方ってのは
横綱らしくないねぇ。
>>558 確かにおかしいね。
あせって強引にまわしをとりにいって体が流れたところを出し投げだもんね。
今までの横綱は強引でも前に落ちる相撲はほとんどなかった。
まあケガのせいなんだろう。来場所からまた絶対王政になる気がするよ。
相手に回しを取る速さで負けて、有利な体制を作る速さで負けて、それで前に
出て落ちる。
うーん……って感じだよね。組まれた時の回しの取り方とか、そういう問題より
ずっと根深い問題の気がする。
561 :
55:2006/01/23(月) 22:12:51
立っていきなり左四つになるというのも、
二人の対戦にしてはめずらしかったね。
栃東としては、左四つであれば、横綱は右上手からは何もできないから、
ケガの状態をみれば、むしろ左四つのほうが有利だったともいえる。
また、栃東が無理に右差しや、押しにこだわると、
差し出あらそいのような形になって、横綱の右腕があぶないからね。
相手のケガをついて優勝しても、寝覚めが悪いだろうし。
横綱が簡単に前に落ちたのは、たんにケガでバランスが悪かったからじゃないの?
上手出し投げだったし。
562 :
待った名無しさん:2006/01/25(水) 09:10:31
保守age
563 :
55:2006/01/28(土) 23:21:23
しかし、1月場所の、白鵬の目つきは印象に残ったね。
まさに「猛禽類」の目だったよ。
今までは、ハトのようにやさしい目をしていたからね。
1月場所でもっとも良かったのは、「王道」にもどってきてくれたことかな。
相撲の「王道」は、やはり、立ち合いの「踏み込み」と、前に出る「圧力」だからね。
この点で、1月場所の白鵬は、やっと王道にもどってきてくれた感じがした。
むしろ、王道にさえもどってくれれば、星のほうは、べつに8勝7敗でも良かったくらいだよ。
なにしろ、白鵬に期待したいことは、山ほどあるからねえ。
564 :
55:2006/01/28(土) 23:24:34
第一には、1月場所のような「王道」の路線を、さらに進んでいってほしいことだね。
朝青龍戦では、立ち合いで踏み込んだからこそ、相手の動きを止めることができたわけで、
このため、横綱の右の差し手が中途半端になって、小手投げで勝つことができた。
勝ち方はカッコいいとは言えないが、立ち合いの「踏み込み」の勝利であることに変わりはない。
このまま「王道」を進んでいってくれれば、いつか横綱と、互角に立ち合える日がくると思う。
565 :
55:2006/01/28(土) 23:26:12
第二には、左上手が取れなかった場合でも、もうちょっと、前に出ていくパワーと技術がほしいかな。
なんか、今の白鵬は、左上手を取れないと、先に攻められるシーンが多い感じだからね。
ただ、常識ハズレの二枚腰をもっているために、攻め込まれても、なんとなくシノいで勝ててしまうけど。
しかし、将来にむけてグレードアップしていくためには、やはり、
左上手を取れない場合であっても、相手をはさみつけて前に持っていくようなチカラがほしいよね。
566 :
55:2006/01/28(土) 23:29:17
第三は、集中力。
ときたま、相手をみて調子をおろすようなところがあるからね。
とりあえず、1月場所終盤のような目つきを、初日から出していってほしいな。
まあ、1月場所は、活躍したことになるわけだが、
だからといって油断していると、3月場所でひっくりかえされてしまうよ。
琴欧州も、コツコツと努力を続けているだろうし。
とにかく、油断することなく、将来にむけて精進していってほしい。
とかいいつつ、栃東を焦らした挙句浮いて立って二枚腰だけで残そうとして負けた
なんて一番もある。
未だに調子と相撲内容がいい時に何をやっちゃいけないか、わかってはいないん
だと思うよ。下手すると大関取りで価値に拘るつもりで浮き足立った変化の相撲を
しちゃうかもしんないんだよな、3月場所。
568 :
55:2006/01/29(日) 21:40:22
>>567 それそれ。 ドンピシャ!
だいたい、今場所の栃東戦をふりかえるにしても、
栃東の足が返っていたかどうか、なんて言うまえに、
立ち合いからすぐに引いてしまった、自分の相撲のほうを反省しれ、っつうの。
昨年11月場所の琴欧州戦もそうよ。
本人は、最後の投げが同体かどうか、なんて言っていたそうだったけど、
その前に、モロ差しで出ていったときに勝負を決められなかった自分をナゲけっつうの。
まったく、歯がゆいんだよね。
白鵬は、だいぶ前に、十両か平幕かだったころに、勝負が終わった後に、
蛇の目を指さして、相手の足が出たと審判団にアピールするという暴挙に出たことがあったけど、
精神年齢については、あのころから、なあんも変わっていない感じなのよ。
こまったもんだ。
いや、じつは深刻よ。
なにしろ、いまの白鵬をみていると、
まさか、双羽黒のようにならないだろうなって、本気で心配してしまうことがあるんだよね。
569 :
待った名無しさん:2006/01/30(月) 09:37:33
着底age
570 :
55:2006/01/30(月) 21:39:41
よーく考えてみると、白鵬って、まだ20歳だったんだね。
なんか、土俵上の所作や態度があまりにもドウドウとしているので、
年齢が上のように感じてしまうんだけど。
20歳やそこらでは、無邪気なところがあってもしょうがないね。
あまりに大人びているのも、おかしいし。
貴乃花だって、その年齢のころは、巡業先でイライラして、
土俵にツバをはいて、大騒ぎになったことがあった。
みんな、番付が上になっていくにつれて、
人間的にも大きくなっていった。
白鵬の場合は、いくらなんでも双羽黒のようにはならないだろうな。
ただ、双羽黒という人は、琴欧州と白鵬とを足し合わせたような超逸材だった。
素質という点では、大鵬クラスだったんじゃないかな。
それほどの人でも大成できなかったからね。
双羽黒については、相撲界全体にとっての痛恨事だよ。
素質があるからといって、必ずしも大成できるわけではないんだね。
白鵬も、この点をこころがけて相撲にのぞんでほしいな。
まあ、期待が大きいからこそ、ついつい、あれこれ言いたくなってしまうわけだが。
571 :
55:2006/01/31(火) 21:53:49
それにしても、若いもんをつかまえて小言をいうようになっちゃあ、トシだな。
しかし、琴欧州に対しては、なにも言うことはないよ。
今場所は、
>>508 さんのアドバイスに従って、
琴欧州の、立ち合いの瞬間における腰の位置に注目していたけど、
序盤戦は、たしかに腰の位置が高かった。
これが中盤では、ずいぶん低い位置になっていて、
終盤戦では、また高くなっていった。
この人の場合、立ち合いの瞬間の腰の位置は、相撲の勝敗と、けっこう連動しているみたいね。
琴欧州が良いのは、今後の課題がはっきりしていて、
しかも、その解決手段(つまり四股)までが決まっていることだね。
あとはコツコツと努力していけば、強くなるわな。
この先に進むべき道が「一本道」だから、白鵬に比べると、なんか安心できるね。
572 :
55:2006/02/02(木) 22:29:59
508さんといえば、
この
>>515 に書いてあった、「腰を割ってから上下に御尻をゆする力士」って、誰だろう、
と思って見ていると・・・露鵬がやってた・・・(w
稀勢の里が御尻を左右にゆするのは有名だけど、露鵬が上下にゆすっているのは気がつかなかった。
露鵬も、まだまだ勉強すべきことがある、ということかな。
しかし、露鵬という人は、上半身の腕力が強いし、身長もあるし、身体能力はすごいよね。
琴欧州とがっぷりに組んでも、高さ負けや、腕力負けしない感じだし。
この二人が、互角で長時間の四つ相撲をとるようになったら、
まちがいなく名物取組になるだろうね。
573 :
55:2006/02/03(金) 23:22:09
露鵬は、相撲が変わってきたね。
だんだん正統派になってきた感じで。
以前の露鵬は、頭をさげて、ケツを引いて、
前傾姿勢になる、変則的な相撲だった。
なんか、相撲というよりはレスリングみたいでね。
それが、いつのまにか本格派になってきた。
ひょっとして、これってスゴイことなんじゃないの。
序二段や、三段目で相撲のスタイルを変えるのであればともかく、
幕内まで上がってから変えるというのは、けっこう大変な気がするんだけど。
やはり、本人が「強くなりたい」という意欲をもっていることに加えて、
部屋の指導が、よほどキチンしているのではないだろうか。
574 :
55:2006/02/03(金) 23:28:23
現在の露鵬の状況は、
自分の相撲をモデルチェンジしている間に、
琴欧州に抜かれてしまった、という状況だけど、
しかし、これは良かったんじゃないの。
変則的な相撲のままでは、いつかはアタマ打ちになる可能性が高いからね。
むしろ、時間がかかっても、正統派に切りかえていったほうが、
最終的には「上」にいけるのではないだろうか。
「急がば回れ」というからね。
そういう意味では、露鵬は、やっと、
琴欧州に追いつき追いこすための、スタート台に立ったのかもしれない。
これからのダッシュに期待がかかるね。
今後の課題としては、体型が琴欧州と似ているところがあるから、
課題のほうも、琴欧州と共通しているかもしれないね。
しかし、大嶽親方がついていれば、なにも心配はないだろう。
露鵬の今後に期待したいのは、やはり、最終的には、スケールの大きな四つ相撲かな。
自分は、押し相撲ファンであるために、そうでもないんだけど、
知人の四つ相撲ファンの連中は、欲求不満がたまっているからねえ。
最近の相撲には、四つ相撲の醍醐味がないって、みんなブツブツ言ってる。
琴欧州とか、露鵬のような大型力士が、
土俵の真ん中で、がっぷり組んで、しのぎを削るような相撲を取ってくれれば、
これは、四つ相撲ファンの連中が涙をながして喜ぶよ。
575 :
55:2006/02/05(日) 21:06:20
ジャンクスポーツに千代大海が出ていたね。
面白かった。
永年の力士生活で、クビがボロボロになる話や、
足の裏の角質層の厚さが3〜4cmになるとか。
こういうナマの話にふれると、力士という人達は、ほんとうにすごいと思うね。
576 :
55:2006/02/05(日) 21:43:25
大相撲トーナメントは、横綱が優勝した。
まあ、巻き返しのスタートという感じだね。
この大相撲トーナメントってのは、
花相撲のわりには意外に油断できないところがあるんだよね。
大関になる前の霧島は、千代の富士には合い口が悪く、何連敗もしていた。
徐々にチカラをつけていったものの、やはり勝つことができない。
それが、大相撲トーナメントで千代の富士に一勝したとたんに、
本場所でも勝てるようになり、その後、千代の富士を苦しめる存在になっていった。
そのセンでいくと、今回のトーナメントで、横綱が、白鵬に変に負けたりすると、
このあと、何がおこるかわからなくなったかもしれないよ。
577 :
55:2006/02/06(月) 21:51:23
ええっと。 露鵬の話の途中だったな。
露鵬、黒海、白露山の3人の欧州勢は、勝ち方がハデなところが魅力だね。
露鵬の上手投げや、黒海の突進力、白露山のひねりとか。
みんな、それぞれ豪快で、観客にもわかりやすい。
彼らの勝ち方には、非常にインパクトがあって、すごくアピールするものがある。
ただ、このへんはイタシカユシという面もあるのではないだろうか。
例えば、琴欧州は、もっと地味で、堅実に、前に出る相撲を取っている。
そして、その琴欧州が、3人よりも番付では上をいっている。
この点は重要だね。
豪快に勝つのは良いとしても、
もっと基礎的なフォームで前に出る相撲も身につけていかないと、
なかなか星が安定してこないのではないだろうか。
3人とも、身体能力はすばらしいし、
それを生かした相撲を取るのは良いとしても、
だからといって、身体能力ばかりにたよっていては、
なかなか琴欧州には追いつけない気がする。
ここらへんは、3人に共通する課題ではないだろうか。
578 :
待った名無しさん:2006/02/07(火) 20:45:52
55さん、いろいろ分析ありがとう。
しかしわしは勝ち抜き戦も千代大海が出てないからめちゃくちゃつまらんかったorz
はやく復帰してほしいね、相撲を見ても全然物足りないんだよ。。。
いまそんなに体調悪いんかねぇ。どうしてんだろ。来場所に間に合うのかな。。。
最新50レス読んでたら
千代大海スレだということに気がつかなかったw
580 :
55:2006/02/07(火) 22:04:28
>>578 千代大海の場合は、場所前に深海魚のように潜伏しているときのほうが、
調子が良いことが多い感じ。 まあ、大丈夫でしょう。
魁皇のほうが、ちょっと心配かな。
>>579 先場所が途中休場だったもので、ネタが少ないのよ。
581 :
55:2006/02/07(火) 22:09:54
ってことで、欧州勢シリーズを、もうすこし続けるよ。
さて、露鵬、黒海、白露山の3人の中で、ちょっと心配されるのは黒海かな。
黒海の場合は、上記の
>>577 のような課題が、
肘のケガに結びついている可能性があるからね。
黒海は、以前から、グングンと前に出る相撲を取ってはいるが、
黒海が前に出ていくときの形は、
相撲の基本でいう「前に出る」形とは、ちょっと違う感じだ。
普通であれば、突いて出ていくときには、
下から上に向かって、足腰のチカラを腕に伝えるように、突いていく。
ところが、黒海の場合は、前傾姿勢になって、自分のアタマを低く下げ、
その下げたアタマの前方向に、水平にモロ手で突いていく。
そして、突いたあと、大きく腕をまわして平泳ぎのような形になる。
普通の突きは、腕を使って、自分の足腰のパワーを相手に伝えていく感じだが、
黒海の突きは、腕とカラダが一緒になって突進していく感じだ。
この相撲では、腕には負担が大きいんじゃないかな。
黒海の突進力は非常に威力があるが、この威力が、
自分の腕にハネ返ってきているように見える。
582 :
55:2006/02/07(火) 22:11:29
黒海の突進力は、非常に素晴らしい武器ではあるが、
どのような武器であっても、相撲の基本から外れるような形で使っていると、
自分の体に返ってくるのではないだろうか。
従って、黒海の場合は、この先、
もう少し、効率的な相撲を研究していく必要があるかもしれない。
もともと、突進力はすごいわけだから、
これをもっと生かすことができる相撲が、絶対にあるはずだよ。
マワシを取っても強いから、前ミツを取って一気に走る相撲も面白いかもしれない。
自分のカラダに負担をかけずに、相手を持っていくような、
パワフルでスマートで、カッコイイ相撲を、ぜひ見たいものだね。
583 :
55:2006/02/08(水) 21:24:06
話は少しそれるけど、
自分の武器が、自分に返ってくる、という点は、
昨年後半までの白鵬も、そうだったんじゃないかな。
白鵬の武器は、強靭な足腰と、やわらかい上半身にある。
ところが、昨年後半の白鵬は、相手の圧力にまけて、
下がりながら上手投げを打つようなシーンがあった。
この場合、白鵬の上半身がやわらかいために、
相手の体が、白鵬の腰に乗っかってくる体勢になりやすい。
とくに白鵬の投げは、露鵬とちがって、腰を軸にして投げるタイプの投げであるため、
よけいに、腰に乗っかられやすい。
そして、昨年の白鵬は、このように、下がりながら上手出し投げを打とうとした時に、
相手に乗っかられて怪我した。
どのようにすばらしい武器であっても、基本に外れる形で使っていると、
自分に返ってくる、ということではないだろうか。
このような意味でも、白鵬には、相手の圧力から逃げたり、引き下がるような、
消極的な相撲は取ってほしくない。
やはり、強気でガンガン攻めていく相撲の中であってこそ、
得意の上手投げも生きてくるのではないだろうか。
584 :
55:2006/02/08(水) 21:44:02
またまた、話がそれるけど、
今日の日経新聞の夕刊に、四股の技術についての記事が出ていたね。
勉強になった。
片山は、毎日400回以上も四股をふんでいるとか。
すごいね。
それにしても、大相撲の稽古体系で、
決定版といえるような書物って、あまり聞かないね。
名人が個人的に著したような書物や、アマチュア向けの教科書みたいなものはあるけど、
協会がみずから監修した「技術全集」のようなものって、ないよね。
あってもよさそうな気もするけど。
まあ、あの腰で残そうとしてただ負けたり、それで治る怪我の内はいいんだけどね。
そっくり返って力が乗ってくるという意味では魁皇と一緒なんで、乗り方次第で腰を
痛める。これやると下手するとずっと後引く。
そっくり返って硬い魁皇と違って、天才の一部である柔らかい腰を痛めると、一気
に輝きを失う怖さがある。
586 :
待った名無しさん:2006/02/09(木) 20:57:47
九重部屋の電話番号教えてください。
587 :
55:2006/02/09(木) 22:14:05
>>585 そうそう。
前に出る相撲を取ってくれれば、なにも心配はないんだけど。
>>586 知らん。
588 :
55:2006/02/09(木) 22:16:54
欧州勢シリーズにもどるかな。
白露山。
この人は、いまのところは、進むべき方向性を探していっている段階で、
これからの人だね。
とりあえずは、カベにあたった上で、
それから課題をみていく、ということになるだろう。
まずは幕内上位に定着してからだね。
しかし、将来の期待としては、やはり北天佑の相撲だろうね。
北天佑は、組んでよし、突いてよしの、元祖オールラウンドプレーヤー。
しかも、上手投げの威力といい、前に出ていったときの破壊力といい、
まさしく露鵬と黒海を足し合わせたような、チョー豪快な相撲だった。
白露山の大きな体で、北天佑のような相撲を取ってくれれば、
これは最高に絵になるね。
589 :
55:2006/02/10(金) 23:01:21
さて、以上のとおり、欧州勢3人組は、それぞれがんばっているけれども、
おなじ欧州出身である琴欧州が、
彼らをかわして、ヒョイと大関になってしまったのは、なぜだろう。
しかも、史上最速で。
このへんは、興味をひくテーマではあるね。
590 :
55:2006/02/10(金) 23:03:29
琴欧州のなにが良かったのだろうか。
例えば、露鵬と琴欧州とを比較してみると・・・
生まれつきの身体能力という点については、
露鵬は、けっして琴欧州にヒケはとっていないだろう。
腕力もあるし、高さもある。
指導環境という点については、
大嶽親方は、指導者として定評がある人だし、
バックには大鵬さんもついている。
露鵬の指導環境が、佐渡ヶ嶽部屋よりも劣るということはないはずだ。
稽古量という点では、
露鵬が、稽古ぎらいという評判は聞かないし、
むしろ、合宿をやるなど、稽古には積極的であるという報道のほうが多い。
すると、身体能力、指導環境、稽古量について遜色がない、ということであれば、
露鵬と琴欧州の違いというものは、ほんのビミョーな差、ということになってくるかな。
591 :
55:2006/02/11(土) 21:50:49
身体能力、指導環境、稽古量で遜色がないとすれば、
消去法でいくと、残りは、相撲に対する基本姿勢、ということになる。
いや、このような話になると、あまりにコアな内容になってくるので、
さすがに、部外者にはよく判らないよ。
ただ、外から見た印象、ってことだけで、話をしているんだけどね。
そもそも、力士というものは、プロの格闘家であるわけだから、
性格的には、ガンコなところが必要だろう。
しかしながら、力士は、一方では、修行者でもあるわけだから、やはり、
どこかで素直なところも必要になってくる。
要は、素直すぎてもダメだし、ガンコすぎてもダメ、ということだね。
592 :
55:2006/02/11(土) 21:52:34
この点で、琴欧州と露鵬をみると、二人とも、
プロ格闘家にふさわしい、ガンコさと、素直さとを、両方とも持っていると思う。
ただ、なんとなく外から見た印象なんだけど、
琴欧州の場合は、ガンコさと、素直さとが、非常にうまくバランスしていて、
相撲の稽古体系に、ものすごくフィットしているように見えるんだよね。
ところが、露鵬の場合は、この点で、すこしズレがあるように見えるのよ。
なんとなく、素直であるべきところがガンコになっていて、逆に、
ガンコであるべきところが素直になっていて、って感じで。
ひょっとして、このへんが、両者の差になっているのかな、って思うことがあるのよ。
もちろん、ほんとのことは何も判らないよ。
あくまでも、外から見ての印象というだけにすぎない。
ただ、ほんとうのことはどうであれ、一般論として、この点は、
相撲の「修行」という観点からは、非常に重要である気がするんだよね。
593 :
55:2006/02/12(日) 20:47:05
べつに、露鵬がガンコ者だと言っているわけではないよ。
いまのテーマは、琴欧州がなんで史上最速で大関になったのか、って話だからね。
ふつうにみて、琴欧州の身体能力が優れていることは、確かだろう。
しかし、露鵬だって身体能力の点では負けていないと思う。
それに、琴欧州の相撲は、地味で、堅実で、基本に忠実だ。
少なくとも、身体能力だけにたよっている相撲には見えない。
つまり、このテーマは、身体能力だけでは説明がつかない。
やはり、琴欧州が、基本に忠実な相撲を、
このように、わずかな期間で習得できたのはなぜなのか、
ということに絞られてくるよね。
594 :
待った名無しさん:2006/02/12(日) 20:53:48
千代大海の話題は???
595 :
55:2006/02/13(月) 22:06:58
>>594 まあ、待っとれって。
露鵬の話をしはじめたら、なんとなく発展してしまった。
こうなると止めるのもめんどうだから、最後まで言わせれ。
596 :
55:2006/02/13(月) 22:11:51
一般論として、相撲の要素には、いろいろあると思う。
例えば、大相撲が
(A)いわゆるプロスポーツ
であることは、
誰が見てもはっきりしている。
しかし、その一方で、相撲には
(B)日本古来の伝統武道
という要素もあることは明らかだ。
この(A)と(B)とは、まったく正反対の要素なんだけれども、
面白いことに、大相撲では、この二つの要素が矛盾なく共存している。
597 :
55:2006/02/13(月) 22:12:55
前者の、
(A)いわゆるプロスポーツ
という観点にたてば、力士にも
ガンコさが必要になってくるのではないだろうか。
ボクシングでは、トレーナーがアドバイスしてくれるが、
リングに立つのは自分ひとりであるし、
テニスプレーヤーやプロゴルファーも、コーチがついているとしても、
戦うときは自分ひとりだ。
すると、指導者がくれるアドバイスを、
自分で理解して、自分で実践できるようにしないといけないから、
性格的には、こだわりも必要だろうし、意思力も必要だろう。
要するに「自我」が発達していなければ、勝負師にはなりきれない。
やはり、一流のプロスポーツマンというものは、
どこかでガンコなところを持っている。
すると、力士にも、やはりガンコさは必要ではないだろうか。
598 :
55:2006/02/13(月) 22:17:41
ところが、後者の
(B)日本古来の伝統武道
の要素においては、これが正反対になる。
合気道の達人といわれた塩田剛三氏の著書の中に、
「師匠がクソを食えと言ったら、まよわずにクソを食える人間でなければ
道を極めることはできない。」
という言葉があった。
(しかし、例えが汚すぎる・・・)
つまりは、武道の世界では、それほど素直でなければ、モノにならないってことだね。
結局のところ、相撲には、
プロスポーツマンとしてのガンコさと、
武道の修行者としての素直さとの、
両方が必要になってくるのではないだろうか。
そして、あくまでも外部から見ての話だけど、
琴欧州の場合は、直感的に、
このガンコさと素直さのバランスが、非常にうまくバランスしているようにみえる。
599 :
待った名無しさん:2006/02/13(月) 22:19:24
理論好きなやっちゃのう55は
600 :
待った名無しさん:2006/02/13(月) 22:20:23
正直その関係ない長々話は読む気が失せる
自己満足もほどほどにしてくれ
俺は嫌いじゃないぞ
千代大海の技術を語れる人が集うスレみたいなもんだ。
プログラム板とプラグラマ板があるが、マ板に近いんだろうな、このスレ。
603 :
55:2006/02/14(火) 22:22:32
>599-602
ま、好きで書いてんだからいいじゃん。
どうせ場所と場所との間って、あまり書き込みがないしね。
そんじゃ、千代大海の話でなくても、なにかで埋めとこか、ってことよ。
ま、もうすぐ終わるわね。
604 :
待った名無しさん:2006/02/14(火) 22:25:59
千代大海がんばってほしいなぁ。まじで。
今回ばかりはなんかもう引退の文字がみえてくるんだよなぁ。。。。
どうにか奇跡が起こらないだろうか。
稽古はしてるんだろうか、、、もうこの前みたいな心臓に悪い角番での序盤はイヤダ。
605 :
55:2006/02/14(火) 22:34:16
で、露鵬の場合はどうかっていうと、
昨年の春頃に、大鵬氏に何か言われて、
同氏に反抗した、とかいう報道があった。
まあ、親子ゲンカみたいなものかもしれないけど。
考えるに、プロスポーツマンという観点からみれば、
自分がとことん納得しなければ受け入れない、というコダワリは必要だろう。
しかし、武道の修行という観点からみれば、
指導者が言うことを、いちいち解釈したり、考えたり、
いわんや反抗したりしていたら、
これって、時間のロスではないだろうか。
つまり「クソを食え」と言われれば食う、というように、
指導者が100を言えば、100のまま受け入れる、というほうが、
普通に考えると、上達が速いはずだね。
琴欧州も、日本に来て、とまどったり悩んだりすることも多いとは思うんだけど、
指導者には、とりあえず素直にしたがっているように見える。
上の露鵬の話は、あくまでも昨年の話だし、いまは違うかもしれないけど、
しかしながら、琴欧州のこういったところは、どんどん盗んでいく、
というスタンスのほうが、追いつくためには早道になるのではないだろうか。
606 :
55:2006/02/14(火) 22:48:09
>>604 おいおい、だからって、そーゆー暗い話にもっていくなって・・・(w
千代大海の場合は、いつも深海魚作戦だからね。
場所までには、きっちりと調整してくるでしょう。
607 :
待った名無しさん:2006/02/15(水) 00:06:00
引退しそうだからこそファンは現実に目を向けて心構えをする時期じゃないのか?
今度こそ調整するといっても、稽古してないんじゃもうあれだろ。
むしろホントに怖いのは魁皇。
先場所の龍二さんはきっちり体を作って見るからに調子よくしてからのポカと怪我
だけど、魁皇は本当にいい所なし。
龍二さんはなんでこの体調でそれをやっちゃうんだよ! だったけど、魁皇は負ける
体調で負けて、回復の兆しが見えてない。
魁皇は、龍二さんより歳も四つも上だし
そろそろ引退になるのも仕方ない
しかし、我々の龍二さんはこのまま仲良く魁皇と引退なんてこたぁ
絶対に阻止せんと。
何だか龍二さん、気持ちが萎えてしまっているように思えて仕方ないんだ。
もう一花咲かせてもらわなければ、ファンが泣く。龍二さんだって不本意だろう。
だから今龍二さんが稽古しているのかどうか、やる気があるのかどうか心配で仕方ないが
龍二さんが土俵に上がる以上、今後もまだ優勝&横綱を目指す意気込みを信じて見守るしかない。
全盛期の回転の良いツッパリの威力は比類なきものだ。どれだけ魅力があったことかわからない。
あの感動をもう一度、いや一度と言わずこれからも我々ファンに見せてくれよ、龍二さん。
ここで応援メッセージを書いてもしかたないか。公式に書くようなことだな。。。。
けれどここの住人は(龍二さん関係のスレはどこもそうだが)龍二さんを本当は応援しているんだって伝わってくる。
だからこの思いを書かせてもらった。
長文スマン。
↑
本当は応援しているじゃなうて、本当に応援している、だった。
千代大海のファンは男の人が多いのかな?55さんも男のかた?
うちは女だけど千代大海好き。
性格も男らしくって良さそうだし、あの突っ張りがすごいカッコイイ。
どうしたらあんなにたくさん回転できるんだろう。
時々思わぬ技で勝つところも見ごたえがあるね。
角番記録なんてどうでもいい。それだけ長くいるのだから故障するときもあるさ。
612 :
55:2006/02/15(水) 23:02:29
おっ、同志が集まってきた。
>>607 3月場所については、黙って見守るしかないからねえ。
それで、他の話題を書いて、のんびりと場所でも待とうかっていう趣旨だったんだけどね。
>>608-609 千代大海の場合、前の取組で魁皇が負けたりすると、自分もコロリと負けたりして、
なんかシンクロしているところがあるからねえ。
3月場所については、魁皇の動向は、精神的に影響するかもしれない。
まあ、ケガの回復次第ということで、
突っ張りがどのくらいできるようになっているか、だよね。
>>611 琴欧州よりも千代大海が好きとは、お目が高い。
このカキコは、もし本人がみたら一番よろこぶカキコじゃないかな。
女です。
大関になる直前ぐらいからファン。
今となってはダメな子ほど可愛いって心境
頑張って欲しいよ。本当に
もてるね。千代大海。
琴欧州も別に嫌いじゃないけど、頑張ってほしいと思うけど
千代大海のほうがお相撲さんとしても男としてもずっとカッコイイ!!!ってうちは思うよ。
中身のあるっていうか心がたくましい男の人=格闘家って凛々しくてカッコイイ。
うちは女だけど、千代大海みたいに男の人からも人気がある人ってやっぱり人を惹き付けるオーラがあるんだよね。
もちろん相撲もイイ。一昨年ぐらいから熱心にみるようになったけど、他の力士の相撲も見てたけど千代大海の
取り組をみていて一番応援したいなって思った。
突き押しの力が効いてるときってやっぱりすごい天性の素質があるように思える。
そうそう、波に乗っているときの千代大海は
本当に誰にも止められないくらいの勢いと迫力があるよね。
相手が防衛にまわって手をばたばたさせてるんだけど、
成すすべなしって感じになって。
あれが見たくて応援している。
バラエディーに出演しているときも
頭の回転がよくて、思いやりがあって、話が上手くて、いい男だと思う。
あ、私も女です。女のファン多いね。
よりどりみどりじゃん! 今年は結婚できるかもねw
>>615 あぁ、全く同じ!!
本当その通りだよね。
617 :
55:2006/02/16(木) 22:36:18
いやあ、スレが盛り上がってきたなあ。
千代大海も、野郎100人がタバになって応援するよりも、
女性ファンの声援のほうが、テンション上がるんじゃないかい。
3月場所は、いっちょう奮起してもらわんと。
618 :
55:2006/02/17(金) 20:54:15
あとは魁皇だね。
日本人の若手が育ってくるまでには、もう少し時間がかかりそうだから、
どうしても、魁皇には頼らざるをえない。
しかし、ケガのケアさえうまくいけば、
まだまだ基礎的な地力はあるし、
なんといっても安定感があるからね。
琴欧州を、ナマのチカラでぶん投げることができるのは、
今の相撲界では魁皇しかいない。
とりあえず、3月場所を切り抜けてもらって、
せめて稀勢の里あたりが安心して見ていられるようになるまでは、
がんばってほしいな。
619 :
55:2006/02/17(金) 21:01:48
そういえば、1月場所で、理事長がドスコイFMに出演したとき、
魁皇の話題になって、
「年齢を重ねると、腰が痛くなったりするのは、
やむをえないことでしょう。
その点、魁皇はよくやっていると思いますよ。」
と、ちょいとばかしホメていた。
620 :
55:2006/02/19(日) 00:01:26
マスコミが、なんやかんや言っていても、
理事長はきちんと見てくれているんだね。
ところで、ドスコイFMで、理事長の解説を聞いていて、いちばん感心することは、
もちろん、内容が奥深くて勉強になる、ということはあるけれども、
それよりも、この人が、ほんとうに相撲を愛していることが、ビンビン感じられる点だね。
なにしろ、言葉のひとつひとつに、相撲に対する愛情が、あふれ出てくるようでね。
なんかこう、相撲が好きで好きでたまらない、って感じで。
少なくとも、この人には、私利私欲はいっさいない。
100%、相撲に対する愛情だけで動いている。
ほんとうに、すごい人だよ。
これからも、時間のゆるすかぎり、ドスコイFMに出演してほしいなあ。
621 :
55:2006/02/21(火) 22:43:18
さて、栃東は、3月場所は、横綱昇進にトライするわけだけど、
条件的にはどうだろうか。
賜杯レースの中心は、3月場所も朝青龍になる可能性が高いから、
やはり、千秋楽には、朝青龍を倒すことが必要になるだろうね。
いずれにせよ、考え方としては、千秋楽はおいといて、
それまでの14日間を、どのように乗り切るか、になるね。
例えば、もしも朝青龍が絶好調であって、初日から14連勝したとする。
このとき、栃東はすでに2敗していて、
14日目で朝青龍の優勝が決まってしまったとする。
しかしながら、この状況であっても、栃東が千秋楽に朝青龍を倒せば、
直接対決によって全勝優勝を阻止して、13勝2敗をあげたことになるわけで、
現在の協会や、横審のムードからすれば、
この状況であれば、横綱に上げてしまう可能性は高いとみる。
すると、これから逆算すると、
千秋楽に朝青龍を倒すことは必須としても、
それまでの14日間は、2敗まではゆるされることになる。
栃東としては、朝青龍との対戦成績は悪くはないし、
ケガさえなければ、14日間を2敗以内でとどめるチカラはあるんじゃないかな。
こうして考えると、思ったよりも、手がとどきそうな感じがするね。
622 :
55:2006/02/22(水) 21:27:49
栃東としては、あまり深刻に考えこまないで、
あるいは、「2敗まではゆるされるんだ」という気持ちで、
リラックスしていったほうが良いかもしれないね。
それはそれとして、14日間の中には、
おそらく、2〜3番くらいは、
手順が狂って、危なくなる相撲があるだろう。
しかし、こういう相撲こそ、神がかり的なチカラで、ひろってほしい。
1月場所でいえば、旭天鵬戦みたいに。
危ないときこそ、ほんとうの真価が出る。
最後の一瞬まで、あきらめずに、食らいついていってほしいな。
623 :
55:2006/02/25(土) 23:22:51
3月場所は、白鵬も大関昇進がかかっているわけだね。
ただ、白鵬の場合は、見送ってもいいんじゃないの、って気持ちはあるね。
なにしろ、昨年11月場所の相撲内容が悪すぎる。
琴欧州に負けたのは仕方がないとしても、そのあとズルズル連敗したからね。
あそこは、すぐに頭を切りかえて10勝以上してほしかった。
3月場所は、とりあえずは、精神面で成長したところを見せてもらわないとね。
まあ、その上で、さらに、よっぽどの好成績をあげるようであれば、
ムードが変わってくるかもしれないけれども。
624 :
55:2006/02/25(土) 23:26:17
一般に、大関昇進の話題があると、必ずといっていいほど、
過去の大関の、昇進前3場所の成績が報道される。
まあ、一般の人には、過去の星勘定くらいしか比較する方法がないからね。
しかし、白鵬が、場所後に大関昇進すると、
昨年11月場所も含めて、9勝、13勝、○○勝、と、
未来永劫、記録されることになる。
白鵬が、この先に大横綱になったとして、
大関昇進の時に「9勝」という数字が入って入るのは、どうかねえ・・・
やっぱ、11月場所の9勝はのぞいてもらって、
1月場所の13勝からはじめて、3月、5月と好成績を続けて、
カッコよく大関になったほうが良いんじゃないの?
なにしろ、履歴書のように残ってしまうからね。
なにせ、この先の土俵人生の「履歴書」になってしまうからね。
625 :
55:2006/02/25(土) 23:52:42
まあ、本人は、早く大関になりたいだろうけど。
だいぶ前の話になるが、貴乃花が、大関で全勝優勝したあと、
とつぜん、横綱昇進の話題が持ち上がった。
そして、協会から横審へ諮問された。
しかし、横審では否決され、場所後の横綱昇進はならなかった。
ところが、貴乃花は、次の場所でも全勝優勝をはたして、
立派に横綱昇進を決めた。
当時の横審の人が、なにを考えていたかは知らないが、
結果的には、2場所連続での全勝優勝ということで、
大横綱にふさわしいかたちで、
横綱昇進をはたすことができた。
やっぱ、白鵬も、このようなセンで行ってもらいたい、という気持ちがあるんだな。
626 :
55:2006/02/28(火) 22:02:30
横綱の自伝「一番、一番!真剣勝負」は、
結局、3回も読んじまったよ・・・
明徳義塾という学校は、名前はよく聞くけど、
どんな学校か知らなかったから、面白かった。
しっかりした教育をする学校のようだね。
この学校があってこそ、今の横綱があるわけだ。
あと、モンゴルの歴史や風土の話も興味深いね。
モンゴルの近代史については、あまり知識がなかったし、
元寇をモンゴル側からみた視点も、勉強になる。
それに、横綱が、相撲を始めたころに、
立ち合いが恐ろしかった、というのも面白い。
ほかにも読みどころが満載だね。
627 :
55:2006/02/28(火) 22:05:13
この本で感心するのは「文体」だね。
この文章自体を、横綱本人が書いたのか、口述筆記したのかは知らないけど、
文章の語り口が、非常に力強くて、スピード感があって、しかもキレがある。
これって、横綱の相撲そのものじゃないの。
すごく横綱の特徴が出ている。
それに、横綱の語り口を太い字の文章にして、その合間に、
細い字の文章で説明を入れるという本のレイアウトもよい。
さすがはNHK系の出版社じゃないかな。
この本を読むと、なんとなく元気が出てくる。
これは、そばに置いて、つらいとき、苦しいときに読みかえすべき本だろう。
ってことで、2冊ほど購入して、若い人にあげたよ。
またおっさんくらい事を……<若い人に本を渡す
そういや関係ないが、相撲には柔道部物語みたいなドーピング薬に使える漫画
はないな。
しかしなぁ、黒海やなんかの奇形的な相撲をヨーロッパ勢がしてくれてるんなら
いいが、欧州とか白鵬みたいな体の違う奴らに正統派の相撲取られると本当に
厄介なんだよねぇ。
柔道なんて競技人口で言えば日本以外の方がもうはっきりと多くて、ソウルの
頃なんて、がっちり追いつかれて金メダル一つで皆青い顔の事もあったもんだ
が、この前のオリンピックなんて出来すぎとはいえ、8個もメダルを持っていける
ように持ち直した。
何やったかと言えば、ヨーロッパの柔道に合わせるんじゃなくて、基本的なしっ
かり組む王道柔道の徹底だったんだよね。
王道はやっぱり強いのに、日本人がちょっと変わった相撲で、外人が王道やり
始めた日にはなんともはや。
629 :
55:2006/03/01(水) 22:39:42
>>628 いやあ、朝青龍が横綱になりたての頃に、
横審の人が大鵬自伝を贈った、という故事にあやかって・・・
お説は、ごもっとも。
むかしを考えてみると・・・
体重でいえば、小錦なんて280kg以上だっけかな。
それをコロコロぶん投げていた千代の富士は、やはり偉大だ。
身長でいえば、曙は2mを越えていた。
それと真っ向勝負しつづけた貴乃花は、やはり偉大だ。
個人的には、今の相撲界にはそれほど不満はないけれども、
一般の人にもっと相撲会場に来てもらうには、
日本人の対抗馬が必要であることは理解できるよ。
630 :
55:2006/03/01(水) 22:42:08
柔道の場合は、すそ野が広いからねえ。
柔道部のない学校なんてめずらしいし、
階級によっては、オリンピックで優勝するよりも、
日本代表として出場するほうがむずかしいように見えるし。
相撲界にも、三五十五のようなスターが出てくればいいなあ。
ただ、タイプとしては、鷲尾のほうがプロ力士に向いているかな。
むかしから、相撲取りになって出世しやすい性格としては、
「悩まない」、「考えない」、「気にしない」の三つが言われている。
631 :
55:2006/03/02(木) 22:14:48
いや、「むかしから・・・言われている」なんて安易に書いちゃったけど、
実は、「悩まない」、「考えない」、「気にしない」って言葉が、
現在でも生きているのかどうか、知らん。
なにしろ、古い言葉だからね。
たしか、30年くらい前に聞いた言葉で、あまりに古すぎてソースが思い出せん・・・(w
632 :
55:2006/03/06(月) 22:16:54
今日の日経夕刊に、露鵬の単独インタビューが出ていた。
この新聞は、読者の年齢層がたかいぶん、相撲報道にチカラを入れているからね。
ちょっとしたインタビューでも、けっこう奥深い内容を引きだしている。
読むと、露鵬の相撲がこの1年くらいで変わってきた理由がわかって、おおいに納得できた。
あと、考え方がしっかりしているのにも感心した。
なんか、白鵬あたりに比べると、ぜんぜん大人にみえるね。
このまま一気に、白鵬に次ぐ大関候補にのしあがるのか、
あるいは、まだ、ひと試練か、ふた試練があるのか、
どっちにせよ、大関昇進という目標には、おおいに現実味がある感じがするね。
あと黒海は、お父さんが亡くなったとか。
精神的には試練の場所になるかもしれないけど、がんばってほしいね。
633 :
55:2006/03/07(火) 22:29:55
上のほうで、露鵬についていろいろ書いたのは、すこし心配があったからだね。
というのも、昨年の春、大鵬氏に反抗したという報道にはビックリしたからねえ。
あんな神さまみたいな人に。
そこで、頭にうかんだのは、ひょっとすると、露鵬は、まだ
西洋式のスポーツの発想が抜けきっていないのではないか、ということだね。
もしそうであれば、この先、大きく飛躍することは難しい。
しかし、昨日のインタビューをみたところ、ぜんぜん大丈夫みたいね。
相撲というものを非常に奥深くとらえて、よく精進している感じだ。
むしろ、これほどしっかりした考えを持っているのであれば、
大関になっても安心してまかせられる、というムードにもなってくるよ。
やはり、マスコミにきちんと自分の考えを伝えることは大切かもしれないね。
634 :
55:2006/03/08(水) 22:42:46
さあ、場所がはじまるそ。
ずっと、深海魚のように潜伏していた千代大海。
調子はどうかな。
千代大海の場合は、どっちかっつうと、場所前に下馬評が低いほうが活躍したりする。
そういう意味で、今場所も、深海魚作戦をきめこんでいたということかな。
それにしても、ここまでファンを続けていると、もはやクサレ縁って感じで、
「身内」という気がしてくるからね。
いまさら千代大海をホメるような書き込みをするのも、なんとなく気恥ずかしいな。
ただ、一点だけ言わせてもらうと、
「千代大海のファンです」なんていうと、たいがいは、
千代大海が好きだから相撲をみている人間、というふうに思われてしまいがちだが、
これは違うぞ。
さんざん相撲をみてきたあげくに千代大海にたどりついたのだ。 つまり逆だ。
千代大海の相撲には、それだけの魅力がある。
635 :
55:2006/03/08(水) 22:44:41
80周年のふれあい感謝祭でもらったDVDをみると、
千代の山、大受、富士桜、麒麟児など、すばらしい突き押しの相撲をみることができる。
そして、最後に出てくる千代大海−琴光喜戦の映像は、とくにすばらしい。
近年の撮影であるため、画質がよいこともあるが、とにかく、
突いていくときの筋肉の躍動が、非常に美しくとらえられている。
爆発するパワーと、そのパワーを自在にあやつる精密機械のような精度。
これを「芸術」と言わずして、なんと言うか。
まさしく「動く彫刻」だ。
千代大海こそ、相撲史に残る「ミスター押し相撲」と言ってよいだろう。
先場所は、場所の最後まで相撲が見れなかったぶん、
今場所こそは、たっぷりと良い相撲をみせてほしい。
おおいに期待しているぞ。
636 :
55:2006/03/09(木) 22:10:39
それにしても、ふれあい感謝祭のDVDを見ていて思ったのは、
突き押しの名力士を一同に集めたDVDを発売してくれないかなあ、ということ。
名づけて「突き押し名力士大全集」とか。
むかしの名力士のサイコーの相撲を、つぎからつぎへとダイジェストで流してね。
先輩から後輩へ伝わっていく押し相撲の伝統や技術が、一目でわかるようにする。
もちろん、最後をしめるのは千代大海と、現役力士だ。
こんなDVDができたら、ファンにとっては、座右の一枚になるだろうし、
押し相撲をめざす若いお相撲さんにも、最高の教材になるだろう。
このセンでいくと「寄りの名手列伝」、「上手投げのすべて」、「小兵の名力士列伝」とか、
つぎつぎとテーマ別のシリーズができちゃうかもしれないね。
もっとも、マニアックすぎて、あまり数は売れないかもしれないけど・・・
千代大海って本当に他の力士には無い何かを持ってるよな。
相撲が好きだからこそ、結果千代大海が好きになった。
55さんのいうことがわかる気がする。
場所が始まると思うとこっちまで緊張してくるな。
なんたって休場明けだし。
マジで頑張ってもらいたい。
千代大海の頑張りで、春の桜の開花の幕開け、つまり春の訪れも
違ってくるからな、ファンにとっては。
639 :
55:2006/03/10(金) 22:11:58
>>637、
>>638 おうともよっ! 本人も、先場所の栃東の優勝は、ひそかに刺激になっているはずだ。
バッチリ調整できていると思うよ。
先週、HDDレコーダーのいいやつを買ってきたからね。
こっちも準備万端だぜい!
千代大海はもちろんのこと、
他のみんなも、よい相撲を取って、場所を盛り上げてほしいぞう。
640 :
55:2006/03/12(日) 22:15:38
いやあ、今日は、初日から良い相撲がおおくて、おおいに楽しめたよ。
今日の千代大海は、立ち合いのあと、相手の二の矢の突きがはいって、
どうかなって思えたけど、落ちついてハタいて勝利した。
初日ということで、ちょっとカタかった感じだけども、
まあまあ、上々のスタートでないの。
協会挨拶のときのカラダを見たかぎりでは、けっこうイケてる気がした。
なんかこう、首から肩へかけて筋肉が盛り上がってるみたいでね。
ちょうど、横綱の後ろに立っていたんだけど、
前にいる横綱のカラダから、後ろの千代大海のカラダがはみだして見えたからね。
こりゃ、そうとうにトレーニングを重ねてきたんじゃないかな。
とにかく期待してるぞ!
>>640 うんうん。体が大きくなって特に腕・肩にかけての筋肉の盛り上がり
カッコよかった。そんな調子悪くもないのかな、と思えた。
表情も凛々しかったし。
頑張って残り14日も応援するぞー。良い復活場所になるとよいな。
55のオナニースレ
643 :
55:2006/03/13(月) 22:53:32
今日は、突っ張られてヒヤリとしたが、よく相手が見えていたね。
動きも軽快じゃないの。
露鵬の側からみると、今日みたいにカチ上げからの突っ張りは
良い手順だったんじゃないかな。
あとは、突っ張って前に出ながら、右を差すか、あるいは左上手を取って、
一気に攻めれば、最高にカッコいい。
>>641 この二日間は、相撲自体は本来のものではないけど、
スロースターターはいつものことだからねえ。
>>642 熱狂的ファンは、みなオナニストなり、ってこったね。
644 :
待った名無しさん:2006/03/13(月) 23:32:59
応援age
645 :
55:2006/03/14(火) 22:48:36
うん。
今日は当たり負けというよりかは、
立ち合いの頭突き合戦で多少やられ気味だった、という程度じゃないの。
実際、二の矢で出した右のノド輪がよく効いたからね。
あそこで相手のアゴをあげたことが、勝利の伏線になった。
今日は、「突き」というよりも「押し」の相撲という感じだった。
それにしても、俵に足がかかってからは、下半身がピタリと安定していたね。
まあ、順調にいってるんじゃないかな。
646 :
55:2006/03/15(水) 22:29:52
いやあ、今日は言うことないよ。
立ち合いも、突きも最高!
やっとエンジンがかかってきたかな。
647 :
55:2006/03/16(木) 23:16:13
うんうん。 相手は、マワシを取らせたらうるさいからね。
待ったがあって、どうかと思ったけど、
慎重に当たって、小刻みに突っ張った。
相手のカラダが棒立ちになったから、これでほとんど決まったね。
そのまま突き出しても、ハタいても、どっちもありだ。
良い調子ね。
648 :
55:2006/03/17(金) 23:28:45
六日目でついに一敗。
まあ、相手のモロ手がうまく入ったからね。
これは仕方がないね。
明日からは切りかえて、集中していってくれ。
649 :
55:2006/03/18(土) 22:06:28
どうした。 気の迷いかな。
立ち合いは、左に動きながら当たったため、当たりの威力が小さかったし、
そのあとの突きも、当たってからの流れでいく突きではなかったため、中途半端になった。
ちょっと、立ち合いからの手順に、ビミョーに狂いがあるかもしれないね。
場所の序盤をみるかぎり、体調は悪くないはずだし、
修正して、とにかく集中していってほしいな。
650 :
55:2006/03/18(土) 22:07:48
栃東は、ここで気持ちが切れたら終わりだよ。
むしろこれからだね。
明日が初日のつもりで行けばよい。
魁皇は、素晴らしい相撲だった。
まだまだいける。
琴欧州は、ちょっと心配だし、慎重に取ってほしいね。
651 :
55:2006/03/19(日) 21:19:55
いやあ、白鵬にやられた。
立ち合いは、右のノド輪で押し込んで、
首尾よく、左上手を取られることは阻止できた。
ただ、今場所の白鵬はチョー安定している。
右から突きながら前に出てきたもんで、
千代大海は横を向いてしまった。
あれじゃ、ちょっと、どうしようもないかねえ。
それにしても、ついに白鵬は開眼したかな。
ただ、千代大海は、まだまだ序盤の貯金は残っている。
明日から気を入れて行ってくれよ。
652 :
55:2006/03/20(月) 23:43:47
いい相撲だった。
苦手なもんで押し込まれたが、よくガマンしてまわりこんだ。
さらに相手が突きながら前にでてきた右腕を、左から外して、
横を向かせて、攻めることができた。
ただ、ちょっと複雑だ。
勝負の世界はきびしい・・・
しかし、今日は苦手から勝利したんだから、
やはり、今場所は調子いいと思うよ。
これからも集中していってほしいね。
653 :
55:2006/03/21(火) 22:04:01
相手は突っ張ってきたね。 ちょっと意外。
しかし、よく落ちついて、めずらしくマワシを取って勝負を決めた。
寄り切ったときの腰の割りかたは見事だったね。
よく集中できているし、相手も見えている。
この調子で、とにかく集中していってほしいね。
654 :
55:2006/03/21(火) 22:09:58
露鵬は、この2〜3日、相撲が消極的になっちゃったね。
前半戦は、けっこう良いところを見せてくれて、
相撲の内容としては、けっして悪くはなかったのに。
将来をみれば、目先の白星よりも、
自分の相撲を取りきることのほうが大切じゃないかな。
良い相撲をとっていれば、かならず星はついてくるし、
仮についてこなかったとしても、
来場所以降に必ずついてくると思うんだよね。
655 :
55:2006/03/22(水) 23:14:39
いやあ、勝ち越しおめでとう。
相手の変化はめずらしかったけど、
しかし、よくついていったねえ。
しかし場所はまだあるから、明日も頼むよ。
656 :
55:2006/03/22(水) 23:17:29
白鵬は、ほんとうに強いね。
あの投げが決まるということは、
そうとうな圧力が横綱にかかっていたのかもしれないね。
相撲界も、いよいよ時代が動きはじめたみたいね。
657 :
55:2006/03/22(水) 23:32:27
栃東は3敗になったが、それでもまだ気持ちが切れたらダメだ。
残り全部勝てば来場所につながることもあるけれども、それ以前に、
そもそも横綱力士というものは、気持ちが切れたら即引退だからね。
従って、その横綱昇進にチャレンジする力士であれば、当然、気持ちを切らさずに、
最後の一瞬までくらいついていってほしい。
658 :
55:2006/03/23(木) 23:13:23
ふにゃあ、盛り下がったよう。
ちょうど当たりのタイミングがビミョーに外れた感じもしたかなあ。
まあ、相手の当たりもよかったしねえ。
しかし、琴光喜も、初日から最後までこんな迷いのない立ち合いをしていれば、
とっくに大関になってるんじゃないの?
千代大海も、あと3日、気合いを入れていってくれ。
と、落ちそうだから上げつ。
659 :
55:2006/03/23(木) 23:47:34
白鵬は、明日が注目かな。
今場所、内容面での第一課題は、やはり、前に出る相撲が取れるかどうか、だったけど、
これは100点満点の200点くらいでクリア。
あとは、第二課題で、これは連敗グセの克服。
このままズルズル連敗するようであれば、なあんだってことになりかねない。
そういう意味で、琴光喜は、第二課題をみる相手としては最適な感じがするね。
今日の琴光喜の立ち合いは素晴らしかったし。
二人ともがんばってほしいな。
660 :
待った名無しさん:2006/03/24(金) 18:54:51
大海はヒザと首の故障がなければ横綱を一気に突き出せる
クビが痛いとか毎場所言ってるが、治す気は無いのか?
大関は一場所休めるんだからその間に治せるんなら治してこいと。
というか言い訳でしか無いんだがな、そういうのは。
この歳になって五体満足の奴なんていないだろ。どこかしら故障や持病はあるもんだ。
662 :
待った名無しさん:2006/03/25(土) 00:33:51
治す気はあるし 人一倍体造りには真剣に悩んでるよ
いろんな考えがあってああしてるんだ
それが大海の中でベストな選択だから
ムヤミに稽古不足と言う雑音に振り回されず
それだけの自分のスタンス保つの並大抵なものじゃないよ
土俵にあがる限りはいつも自分と闘ながら
頑張ってんだ
俺は大海を信じるよ
本気で休むなら8勝した時点で休場して上位陣とは対戦回避するのも視野に入れ
るべきだが、大関陣は中途に日本人的生真面目さを持っているので、出られる場
所は出て勤めようとするんだよなぁ。
664 :
55:2006/03/25(土) 21:44:55
ふう。 昨日はネットに接続できなかった。
しかし、千代大海。
この二日間は、内容のある相撲を取っていると思うよ。
横綱戦は、当たってすぐに突っ張ったし、
組まれたあとも、あきらめずに寄っていって、見せ場を作ってくれた。
今日の栃東戦も、突いていって、
なんとか相手の上体を起こそうとがんばったけど、
相手は、下からあてがって、よく突きを防いだからね。
まあ、手の内を知りつくしている相手だから、負けるときはこうなるね。
内容的には、満足しているけどね。
ただ、明日は最後だから、いっちょ、カッコよくきめてほしいね。
665 :
55:2006/03/25(土) 21:55:44
>>660-663 力士のケガについて考えるときは、
そのケガの原因におうじて分けて考えると良いと思うよ。
一般に、ケガというものを分けると、つぎの3種類に分けられる。
(1)単なるアクシデントによるケガ、
(2)相撲がマズいために必然的におこるケガ、
(3)永年の勤続疲労によるケガ、
今場所の、琴欧州のヒザのケガは(1)だね。
これは完全にアクシデントであって、どうしようもない。
これに対して、昨年の、白鵬の足首のケガは(2)だね。
あのとき白鵬は、後ろに下がりながら無理な投げを打ったために、
相手にのしかかられて重ねモチになってケガをした。
一般的には、このようなケガは、本人の慢心や油断が原因であることが多い。
666 :
55:2006/03/25(土) 22:01:35
そして(3)のケガは、これまた、どうしようもない。
永く相撲をとっていると、どこかしら悪いところは出てくる。
このようなケガは、慢性的なものであって、短期的に治療してなおるものではない。
一種の職業病のようなものだからね。
やはり、場所をつとめながら、ダマシしながら取っていくしかないわけだ。
逆にいえば、この(3)のケガは、それなりに永く土俵をつとめてきた証しであって、
いわば男の勲章じゃないかな。
千代大海のクビのケガやヒザのケガも、魁皇の腰痛も、みんな勲章だよ。
二人とも、良くがんばってきたからね。
このようにしてみると、(1)〜(3)のうち、
(2)は非難してもよいかもしれないけど、
(1)と(3)は非難できないでしょう。
やはり、力士のケガについては、そのケガの原因にまでふみこんで考えないとね。
全くもってそうだよ
千代大海ガンバレ!
奮闘してる姿は伝わる人には伝わる
怪我を覆えるようなものがきっと出てくる
努力次第で
明日は場所最後の締めとして精一杯やってくれ
それが白星や来場所へ繋がるからな
668 :
55:2006/03/25(土) 22:17:18
それにしても、明日の白鵬−魁皇は、なんという取組だ。
白鵬にとっては、この一番は、第三の課題といえるね。
つまり、「勝負師」として徹しきれるかどうか、だ。
いささかでも躊躇するようでは、将来、大横綱になるのはムリ。
しかし、魁皇にとっても正念場だし。
ああ〜、正直いって、どっちにも勝ってほしいよう。
669 :
待った名無しさん:2006/03/26(日) 13:57:42
昨日の両大関の取り組みは良かった!!大海押し込んだ時に引かずに
もう少し我慢して突いてれば勝ったと思う!千代大海も負けずに今以上に
横綱目指して欲しい!!雅山からの3連敗無ければ昨日まで全勝の可能性大だ!
勢いつくとこの大関はすごいからね!!!
670 :
55:2006/03/26(日) 22:51:50
うん。 千秋楽は良い相撲だった。
相手の左上手を警戒して、少し右に動きながら当たって、
よく見ながら突いて出た。
相手がケガしていたことを割り引いても、良い相撲だった。
671 :
55:2006/03/26(日) 23:08:19
横綱も白鵬も精一杯やったと思うけど、二人とも、ちょっと物足りないところがあるね。
白鵬は、魁皇をねじふせてほしかったし、
横綱も、栃東をねじふせた上で、決定戦をやってほしかった。
そういう意味では、さえない千秋楽だったかな。
672 :
55:2006/03/27(月) 22:22:28
>>669 今場所は、もう少し星がのびるかと思ったんだけどねえ。
初日に見たところカラダのハリがあったし、序盤も5連勝して、いけると思った。
ただ、中盤の雅山、玉乃島は、ちょっと精神的に動揺した感じがあった。
しかし、中日の白鵬戦は負けたけれども、動きはよかったね。
後半戦も、内容的には、がんばってくれたほうじゃないかな。
負けた取組でも、けっこう白熱した相撲が多かった。
個人的には、まあまあ満足のいく場所だったかな。
673 :
55:2006/03/27(月) 22:40:50
他の力士は・・・とみると、やはり横綱はよくやってくれたね。
今場所は白鵬一色の場所になりそうだったけど、最後の最後で盛り返した。
しかし、横綱も、いよいよ安閑としていられなくなった気がするね。
11日目の白鵬戦は、相手のひきつけの圧力でひねりつぶされたような感じだったし、
千秋楽の本割りでは、あのシチュエーションで星を落として、決定戦にもつれこむなんてことは、
これまでにはなかったんじゃないかな。
まあ、千代の富士なんかは、他の力士がどんどん台頭してきても、
その力士と積極的にガンガン稽古して、
最後まで第一人者の地位を譲ることはなかったからね。
674 :
55:2006/03/27(月) 22:43:45
しかし、その千秋楽で横綱を倒した栃東は、見事だった。
白鵬の連勝も止めたし。
王ジャパンと同じで、今回で一度死んだようなものだから、
来場所はやってくれそうだね。
675 :
55:2006/03/28(火) 21:59:47
白鵬については、いろいろあるね。
期待以上によくやってくれた面と、少々ガッカリした面と。
まず、良かったほうからいくと、
とにかく相撲の内容については、素晴らしかった。
立ち合いの踏みこみも、前に出る圧力も、
なんか3段階くらいパワーアップした感じで。
最後の土俵際のつめも完璧だし。
白鵬も、いよいよ独自の型が完成しつつあるみたいね。
とくに立ち合いがすごかった。
立ち合いから左前ミツを取りにいくといえば、千代の富士だけれども、
千代の富士の場合は、反射神経によって猛スピードで取りにいく感じだけど、
白鵬の場合は、下半身のやわらかいバネを利用して取りにいく感じ。
そのため、白鵬は、立ってから、一瞬ほどタメがあって、
それからバーンと当たって左前ミツを取る。
あれじゃ、相手は変化しても効かないんじゃないかねえ。
なんか貴乃花が千代の富士の相撲を取っているイメージだ。
とにかく、今場所は、この立ち合いに、しびれたね。
いつかはこんな相撲を取ってくれるだろうとは思っていたけど、
しかし、これほど早く実現するとは、思わなかったよ。
ということで、第一課題の相撲内容については、
100点満点の200点をつけてもよいほどに期待以上のものだった。
676 :
55:2006/03/28(火) 22:24:39
第二課題の、連敗グセの克服については、
栃東に負けたあと、相撲の内容が悪くなったということは、
やはり、連敗しやすい心理が残っているということだから、
まだ完璧には克服しきれていない、ということかもしれないね。
しかし、これも、とりあえずは黒星のあと白星を並べたことで、
進歩したところは見せてくれたと思えた。
こちらも合格じゃないかな。
677 :
55:2006/03/28(火) 22:36:20
問題は、第三課題である勝負師としての厳しさだねえ。
これは、ちょっと失望だ。
つまりは、千秋楽に本割りで負けたのがいけない。
あれは、どうしても勝たなければならない相撲だった。
一般論でいうと、先輩力士が進退をかけて土俵に上がっているときには、
これに取り組む後輩力士は、必ず倒さなければならない。
そして、先輩力士にキッチリと引導をわたすことによって、
その先輩力士の分までがんばろうという、自覚と、覚悟が生まれる。
すると、この自覚と覚悟とが、後輩力士をさらに大きく成長させる。
このように、精神的に少々つらい相撲を乗り越えることによって、
若い世代の力士は、より大きな力士にスケールアップしていくんだよ。
むろん、このような効果は、当然、先輩力士が偉大な力士であるほど、
しかも、お世話になった恩のある先輩であるほど、よりいっそう強くなる。
逆に、先輩力士の側から見れば、自分の限界を思い知らされるとともに、
後輩力士の将来の進歩を確信することによって、
安心して土俵をさることができる。
大相撲では、このようなパターンで新旧交代が進んでいくのが伝統だ。
678 :
55:2006/03/28(火) 22:39:24
従って、あくまでも一般論でいけば、
白鵬は、千秋楽の本割りだけは、絶対に勝たなければならなかった。
相撲の神さまが、より大きく成長できる絶好の機会をつくってくれているのに、
それをモノにできないんじゃあ、優勝をのがすのも当たり前だよ。
もし、白鵬が本割りで勝っていれば、当然、横綱も本割りで負けるわけにはいかなくなるわけで、
すると、一般論でいけば、あの千秋楽は、白鵬と横綱とがともに勝って、
14勝1敗で決定戦になっていることが、本来あるべきパターンだったんだよ。
それが、白鵬が負け、横綱もつられて(?)星を落として、
本来あるべきパターンから外れてしまった。
これが、千秋楽について、ちょいと「なさけないかな」と感じた理由だ。
あくまでも一般論からいった話だけどね。
679 :
55:2006/03/28(火) 23:00:10
もちろん、個別論でいけば、
千秋楽をそのようなパターンにさせなかった、
魁皇と栃東のふんばりは、極めて立派ということになる。
魁皇は、やっぱり強いよ。
白鵬がヘタレなおかげで、
まだまだ、がんばってもらわなければならなくなった。
魁皇ファンにとっては最高の千秋楽だった。
栃東も、横綱を倒して決定戦にもっていった功績は大きい。
決定戦のとき、テレビの音声で聞こえた場内の歓声はすごかった。
地鳴りのようにゴーッ、ゴーッとわきあがる歓声を聞いたのは久しぶりだよ。
そういう意味では、一般論ではなく、個別論でいけば、最高の千秋楽だったかな。
龍二の相撲内容ももう少し総括してくれんかね。
これで5大関になったから、今後は後半戦は基本的に全て大関以上になる。
今までより勝ち越すのは難しくなるだろう。対大関戦で今まで以上に星を取っていかなきゃならない。
必然的に誰かが落ちる事になると思う。
681 :
55:2006/03/29(水) 22:47:40
>>680 一言でいえば、クビの故障で苦しんでいる、ということにつきるけど、
あまり総括したくないねえ。
いくら素人論にすぎないとはいっても、
ここで千代大海の弱点を詳細に書くのも、なんか抵抗がある。
とりあえず、悪いところはスルーして、良いところだけね。
本来、押し相撲は、立ち合いで先手を取って、
相撲の流れをつかまなければならないところが、
クビの故障があると、ちょっとつらいね。
しかし、そのような状況の中で、よくやってくれているよ。
682 :
55:2006/03/29(水) 22:52:01
序盤の5連勝は、相手の動きをよく見て、
相手の出足を利用しながら勝ち星を積んでいった。
こういうふうに序盤で勝ち星をあげながら、
少しづつ相撲カンをみがいていくスタイルが
最近のパターンになっている。
中日の白鵬戦は、立ち合いが見事で、
相手が左前ミツをねらってくるところを、右のノド輪で完璧にふせぎ切った。
こういう点で、今場所は、動き自体は悪くなかった。
魁皇戦は圧巻で、うまく距離をとりながら、
相手が出ながら右で突いてくるところを、
相手の突き手をすこし左にはじいて、
相手の右斜め方向から押して出た。
魁皇は正面から押すと重くて動かないが、
あのように少し横を向かせて、斜めから攻めると、けっこう持っていける。
今場所で一番の良い相撲だったし、今後の攻略法も見えてきた感じがした。
安馬戦は、流れから四つに組んだけども、
もともと、このように小さい相手を処理するのはうまいからね。
出島戦は、変わられたけど、よくついていた。
これも動きのよさだね。
683 :
55:2006/03/29(水) 22:53:53
結局は、千代大海の場合は、稽古がどうこうよりも、体のケアが問題になるね。
そして、持ち前の相撲カンを、場所の全体をつうじて、
どのように発揮させていくか、という点が、
最近の大きなテーマとなっている。
場所前にガンガン稽古をやることは難しいだろうから、
おそらく、基礎トレーニングを続けながら、場所前に6〜7割の準備をして、
残りの3〜4割は、場所に入ってから調整する、というスタイルになっているかもしれない。
今後、5大関になるという点については、
もともと場所で当たる相手が変わるわけではないから、
それほど影響はないと思うんだけどね。
まあ、白鵬は強くなっているから、やっかいな相手になってきたけど。
684 :
55:2006/03/30(木) 22:50:26
それと、千代大海の話になると、なんとなく「心配」傾向の話題になるんだけど、
本来、押し相撲というものは「心配」なものだからね。
つまりは、場所ごとに、好不調の波がはっきりしているため、
勝つときは大勝するけど、負けるときは大負けする。
今場所と先場所の北勝力みたいに。
この点からいえば、押し相撲でありながら、千代大海のよう長く大関をつとめている、
というほうがミラクルなのだ。
千代大海が出現するまえの相撲界では、
純粋な押し相撲力士というものは、
金星や三賞をとって場所を盛り上げることはできても、
主役にはなれない「脇役」とみなされてきた。
過去、曙や、北勝海など、突き押しをベースとする横綱も出るには出たが、
彼らは、押し相撲から四つ相撲に巾を広げて、番付を上げていった。
従って、純粋の押し相撲力士とはいいがたい。
そういう意味で、千代大海は、
常識はずれの功績をなしとげた力士といえる。
最近は、若い頃に比べれば、心配させてくれる相撲内容が多くなったが、
しかし、そうやってハラハラ心配しながら観戦するのも、
押し相撲を見る、本来の楽しみ方であったりする。
だからこそ、電車道で持っていくような良い相撲が出てくれば、
見ているほうの感動も、いっそう大きくなるわけだ。
ということで、先のことをあれこれ考えるよりは、
眼前の一番一番の相撲を楽しむことが、なによりも楽しいことじゃないかな。
685 :
55:2006/03/30(木) 22:51:41
もちろん、そうはいっても、どんな力士であっても、
いずれは引退するときはやってくる。
千秋楽の白鵬−魁皇戦をみて思ったのは、
将来、千代大海が進退をかけて相撲を取るとき、相手はだれになるだろうか、だね。
できれば、次の世代の突き押し力士であれば、カッコいいだろうね。
例えば、豪風とか、大雷童とか。
もちろん、千代大海自身は「まだまだ」と思っているだろうし、
その前に、二人が番付を上げてきてくれないとだめだけどね。
686 :
待った名無しさん:2006/03/32(土) 02:14:45
豪風だかが、大関上がった頃の龍二の突押しは"突押し相撲の理想"と言ってたな
687 :
待った名無しさん:2006/03/32(土) 02:18:35
豪風見る目あるな
何だかんだで押していくということに関して千代大海と栃東をある種の理想とし
ないのはもぐりだろう。
689 :
55:2006/04/02(日) 21:15:49
あと、マスコミさんは、力士の進退に関する記事を書くときは、
もう少し慎重に書いたほうがいいと思うよ。
上の方で、「一般論」と「個別論」とを分けて書いたけど、
いまのマスコミさんは「一般論」だけで押し切りすぎじゃないかね。
例えば、理事長が、オフィシャルな席で、力士の進退について言及する場合には、
当然に、相撲協会の理事長として「一般論」を言うにきまっている。
そして、この一般論は正しくて、もちろん間違いではありえない。
しかし、その理事長も、国技館のドスコイFMに出演したときは、
ファンとの交流が第一だから、当然、一人の解説者として「個別論」を話すことになる。
そして、「一般論」と「個別論」とは、内容が正反体であっても、なんら矛盾はない。
両者は、まったく異なるものだからね。
もとより「一般論」というものは常に正論であって、議論の中心になるものではあるけれども、
しかしながら、その周囲には、非常におおくの「個別論」が存在することを忘れるべきではない。
マスコミさんは、一般論が正しいからといって、個別論を軽視したりすると、
読者から思わぬしっぺがえしを食うことになりかねないと思う。
このへんは、慎重にしてほしいね。
690 :
55:2006/04/02(日) 22:02:25
マスコミといえば、横綱は、へんな週刊誌のストーカーに追い回されて大変だね。
しかも、このストーカーが「品格」なんて言葉を使っているので、ちょいと笑えた。
おまいはジャーナリストとしての品格があるのかよ、って感じでね。
横綱には、こんなくだらん記事は気にせずに、がんばってほしいね。
691 :
待った名無しさん:2006/04/10(月) 19:19:57
てゆーか千代大海は突き一本で大関になるなんて凄い!!
692 :
待った名無しさん:2006/04/10(月) 19:26:55
顔面に5回転、胸に3回転突っ張れば敵はいない。食らえば横綱も
栃、魁、琴欧、白など上位陣も突き飛ばせる!!
693 :
55:2006/04/10(月) 22:00:01
>>691 >>692 ケガのケアさえうまくいけば、まだまだいけるよ。
最近は、ケガとの戦いになっているからね。
694 :
待った名無しさん:2006/04/10(月) 22:44:54
ケガは角界には永遠のテーマっすね。それともう30だからなんて弱気な相撲はしないで
欲しい(大海がそんな考えはしないか 笑)実際30は若いしね!闘魂大関!夏優勝だ!!
695 :
待った名無しさん:2006/04/10(月) 23:21:58
頑張れ千代大海
めっちゃ応援してるからな!!
千代大海の不幸な点は一番力の伸びる時に腑抜けた若貴時代に当たってしまったため、
あの突進をまともに受けられる稽古相手がいなかった点だな。
千代の富士時代であればなあ。
697 :
55:2006/04/11(火) 22:13:03
>>694、
>>695 えらい!
>>696 琴桜がそうだね。
琴桜も猛牛といわれるほどブチカマシが強かったため、
一門のなかでも、だれも稽古してくれなくなった。
しかし、大鵬だけは、率先して胸を出してくれたため、
大きく躍進することができた。
また、本場所では柏戸だけは、真っ向から当たりを受け止めてくれたため、
柏戸戦だけは、いつも立ち合いから思いっきり行けた、とか。
しかし、ご本人がテレビで言っていたけど、
先代の鏡山親方が亡くなったときに、弔問にいったところ、
同親方のおかみさんが、現役時代の柏戸は、琴桜の当たりにはマイッタよ、と
さんざんこぼしていたという話をしてくれたそうで。
あの柏戸が、実は、涙をこらえてヤセガマンしていた、というので笑ってしまった。
まあ、千代大海は、千代大海でいいと思うんだけどね。
むかしは、貴乃花を一発で持っていったこともあったけど、
最近は、むかしほどのパワーはなくなってきた。
しかし、タイミングのとりかたや、横への動きなど、
今は、テクニックの面で、すばらしいものがある。
また、場所15日間をつうじてのペース配分とかも見るべきものがあるし、
総じて、今の相撲も、スリルがあって楽しいよ。
698 :
55:2006/04/12(水) 22:13:03
今月の「相撲」誌の31ページに出ている、千代大海と白鵬の取組写真はいい。 白黒だけど。
千代大海の突きを、白鵬が受け止めている瞬間がとらえられている。
突いていく千代大海の上半身の筋肉と、これをこらえる白鵬の下半身の筋肉のもりあがりがすごい。
こういう迫力のある写真は、カラーグラビアにすべきだったんじゃないかな。
しかし、押し相撲−四つ相撲の取組というのも、けっこう見応えがあるよ。
千代大海が、今後、白鵬をどのように攻めていくのか、おおいに楽しみだね。
白鵬は、今後も、この一番のように、
誰が相手でも、真っ向からいってほしいね。
上の大鵬や、柏戸のように。
なんせ名前がハクホウだから。
そうすれば、これからの相撲界は、どんどん盛り上がっていくだろう。
699 :
55:2006/04/12(水) 22:29:28
白鵬は、足首の痛みが慢性化しているとか。
あのケガについては、あまり同情する気にはなれなかったんだけど、
慢性化しているとなると、これはアクシデントだから同情の余地がある。
あの立ち合いは、想像以上に足首に負担がかかるのかもしれないね。
体重も増えてきたし。
白鵬の場合はどうだか判らないけど、慢性化したケガは、
西洋医学よりも東洋医学の出番になることが多いね。
東洋医学の場合は、足首が患部であるとすると、
足首を治療するのではなく、ぜんぜん関係ないところに
テーピングしたり、針を打ったりするんだね。
要は、カラダ全体のバランスを整えていくという発想だね。
ただ、プロスポーツ選手をきちんと治療できるような、
ホンモノの技術をもっている人は、多くはいないと思う。
貴乃花を治療していた整体師みたいな人では困るしね。
>>699 貴乃花の整体師は貴乃花という角界の膿を膿として白日の元に晒してくれた。
その部分は評価してしかるべき。
701 :
待った名無しさん:2006/04/13(木) 08:56:07
なるほど
702 :
55:2006/04/13(木) 22:43:05
>>700 評価はともかく、少なくとも、白鵬の主治医にはなってほしくないねえ。
東洋医学の場合、ヤマイは気から、という考えが治療メソッドに組み込まれているからね。
つまりは、マインドコントロールみたいな手法で、治療の効果を上げていく面が、あるにはある。
それゆえに、ニセモノにつかまるとやっかいなんだワ。
西洋風のスポーツトレーナーとしてのセンスと、東洋医術の卓越した技量とを兼ねそなえている人なんて、
ほんのわずかしかいないと思うな。
ついでに言うと、ニセモノを見分けるひとつの方法は、
その人が、その力士と交友することによって、
自分のステータスが向上するような立場であるか否か、をみることだね。
そもそも、その力士と交友しなければ、タダの人であるところ、
その力士と交友することによってステータスが上がっているような人間は、ちょいとあやしい。
双葉山に対する璽光尊しかり。 貴乃花に対する整体師しかり。
ホンモノの人間であれば、その力士と交友しようがしまいが、
すでに一定のステータスは確立されているはずだからね。
そういう意味では、朝青龍に対する細木数子氏の場合は、まだ安心かな。
細木氏の場合は、この横綱と交友しても、しなくても、
あまりステータスには関係なさそうだからね。
横綱の谷町ってのはスゴイステータスよ。
自分の私的なパーティーとかに横綱が出席してるのとしてないのじゃエライ違い。
千代の富士四横綱時代の大乃国とかじゃそうでもないだろうけど、
一人横綱時代の横綱(しかも成績優秀)の価値は高い。
ただの占いババアじゃなくなったのは確か。
細木には朝青龍・小川・摩沙人っていう手駒がいるから、そのうち無料で占って欲しい奴と
対抗戦でもやらかしそうだ。
704 :
55:2006/04/17(月) 22:14:11
>>703 細木氏は、横綱のよき友人であり、よき相談相手でもあり、
そして、よきタニマチでもあるみたいね。
この人の場合は、占い師というよりも、占いを芸にしているタレントか、
私立コンサルタントの方で成功しているんじゃないかな。
細木氏としても、実際は、有名人と交友することによって、
世間一般からみて、自分の占いの信憑性を高める、という効果は狙っているだろう。
従って、横綱と交友することは、細木氏にとってもプラスにはなっている。
しかし、この点は、力士とタニマチとのギブアンドテイクの関係とみれば、
まあ、許容範囲といえるほうじゃないかな。
今のところ、細木氏は、わりとスマートに横綱とつきあっているようにみえるしね。
タニマチの人で、陥りやすいワナは、
大相撲で横綱がいちばん強い → その横綱が自分の言うことを聞く → 自分の地位は大相撲よりも上、
というカン違いコースにはまることだね。
この点で、今のところ、細木氏は大丈夫そうだ。
テレビで成功している人だから、ある種のバランス感覚があるのかもしれない。
705 :
55:2006/04/17(月) 22:22:58
しかし、横綱といえば、3月場所の決定戦での下手投げは見事だった。
あの下手投げが決まったことには、その前に伏線があったように思えるね。
一般に、相撲界で第一人者でありつづけるためには、時代の流れをよくみて、
時代の変わり目になるような大切な一番を落とさないことが必要だろう。
とくに若い力士が台頭してきたときは、一個の白星をきっかけとして、
自信をつけて、急激に強くなってしまうことがある。
従って、これを予防するためには、そのようなきっかけになるような一番は、
絶対に勝っておく必要がある。
過去、千代の富士は、このような一番は絶対に落とさないことで有名だったが、
朝青龍の場合も、これまた、大切な一番は落とさないんだよねえ。
706 :
55:2006/04/17(月) 22:24:36
例えば、2月の大相撲トーナメント、決勝での白鵬戦。
あのとき横綱は、右ヒジが完治しているとは思えなかったが、
白鵬には前の場所で敗れている関係上、
敗れると、変に自信をつけられてしまう可能性があった。
しかし、横綱は、動き回りながら、白星をもぎとった。
なんか、なりふりかまわずに勝ちにいった感じでね。
あれができるところが、この横綱のすごいところだよ。
もしも横綱が、あの一番を、花相撲だから負けていいや、とでも妥協していたら、
3月場所の決定戦で、下手投げは決まらなかったかもしれない。
相撲というものは、ちょっとしたメンタルな要素で、
大きく変わってくるところがあるからね。
このへんのところは、
>>576 で書いたとおりだね。
あと、1月場所の琴欧州戦もそうだね。
あの状況で、なにがなんでも白星を取りにいくところに、
この横綱の、ほんものの強さを感じる。
若い大関である白鵬、琴欧州は、
今後、横綱を越えていこうとするのであれば、
横綱のこのような点を見習うべきではないだろうか。
707 :
55:2006/04/19(水) 22:42:00
横綱をめざしている栃東も、朝青龍から見習うべき点はあると思う。
それは、なんというか「剣が峰」のこころ、とでも言うものかな。
栃東の場合、心技体のうち「技術」と「体力」は、このまま行ってもらうとして、
この先、見せてほしいのは、
ギリギリの「剣が峰」のような気持ちで相撲をとる心構えだろう。
つまりは、「横綱」というものは、勝てなければ引退するしかないわけで、
そういう意味では、本場所の一番一番に、責任と進退とがかかってくる。
これは、まさに剣が峰のようなプレッシャーではないだろうか。
栃東には、このようなプレッシャーをのりこえて、
横綱を務めることができるところを見せてほしいのだ。
朝青龍は、強いから横綱になった。 これは事実だろう。
しかし、逆もまた真なりで、朝青龍は横綱であるから強い、ともいえる。
すなわち、横綱として、剣が峰に立っているプレッシャーが、
朝青龍という力士を、いっそう大きく、強くしているのではないだろうか。
想像するに、朝青龍は、一番一番の相撲を取ることは、もはや楽しいことではないのかもしれない。
勝てば勝つほど、ますます重く、苦しくなっているのかもしれない。
そうであるからこそ、優勝したときや、記録を達成したときの喜びは、また格別であるだろう。
喜びも、苦しみも、通常の3倍も味わうような、濃密な相撲人生を送っているのかもしれない。
さすれば、栃東が横綱をめざすのであれば、
来場所だけでなく、この先、引退するまで、
「剣が峰」のこころで、重い土俵をつとめて行く覚悟を見せてほしいのだ。
708 :
55:2006/04/19(水) 22:43:32
しかし、栃東はやれるだろう。
3月場所の11日目、魁皇に敗れて3敗を喫したあと、
栃東は、気持ちを切らすことなく、残り4日間をみごとに全勝した。
あの4日間こそ、まさしく「剣が峰」の土俵ではないか。
来場所は、初日から最後まで、あの4日間の気持ちで臨んでいってもらいたい。
そのためには、他人に評価してもらって横綱に上げてもらう、
というような受け身の発想ではダメだろう。
むしろ、自分自身で横綱をつかみ取るのだ、という積極的な気持ちが大切だろう。
「横綱」という地位を、ワシづかみにして、思いっきりグイと引き寄せてしまうのだ。
朝青龍も、そのようにして横綱になったのだから。
709 :
55:2006/04/20(木) 20:57:24
まあ、そうはいっても、それほど意識することもない、って気もしないでもないな。
先場所の栃東をふり返ると、もしも序盤の黒星が1個でもなかったら、
最後は13勝2敗となっていて、巴戦に出場していたわけだからね。
結果からみれば、たった1個の星の差で横綱をのがしたことになる。
この点を考えれば、今でも、横綱をつとめるだけのチカラはありそうだね。
あとは、先場所の終盤4日間の流れを、
そのまま途切れさせずに、次の場所にもっていけるか、だろうね。
710 :
55:2006/04/25(火) 21:12:06
把瑠都は、ずいぶんと番付を上げたね。
把瑠都の台頭については、なんか天地鳴動するような奇妙な感覚があるね。
ちょうど小錦が上がってきた時にも、この感覚があった。
あの時と似ているな。
ただ、昨年の「ふれあい感謝祭」で、連れが一番感動したことは、
把瑠都がテレビで見るよりもずっとハンサムだった、ということだそうで、
とりあえず、女性の人気は小錦よりも有りそうだね。
心配なのは、ノーテンキっていうか、無邪気すぎるところかねえ・・・
それこそ、「悩まない」、「考えない」、「気にしない」の三拍子そろっている感じで。
まあ、大物といえば大物なわけで、長所でもあるんだけど。
露鵬のように、落ち着きが出てくれば、安心なんだけどね。
711 :
55:2006/04/26(水) 22:02:38
把瑠都の場合、なんか、大相撲というものを知らないままで、
幕まで上がってきちゃった感じで、
だいじょうぶかな、と思わせるものがあるんだよね。
この点で、露鵬には、先輩として、いろいろアドバイスしてあげてほしいな。
話はかわるけど、「大相撲」誌では、露鵬の笑顔の写真はめずらしかったね。
先月号も露鵬が笑っている写真があって、仲間うちで話題になっていたんだけどね。
「露鵬の笑った顔って、見たことあった?」って感じで。
露鵬の笑った顔をスクープするのは、
ヒマラヤの雪男の写真をスクープするのより難しいに違いない、とか話していたんだけど。
しかし、今月号でもたくさん出ていたから、露鵬もけっこう笑うんだね。
712 :
55:2006/04/26(水) 22:03:54
露鵬の場合、相撲のほうは、突っ張るにしろ、左上手を取るにしろ、
ひとつひとつのパーツは、そろってきた感じがするね。
あとは、これらのパーツを組み合わせて、
「型」を組み立てていく段階ということで、
この点は、大嶽親方も言っていた。
逆にいえば、これからどんな相撲を見せてくれるのか、おおいに楽しみだね。
713 :
55:2006/04/29(土) 23:19:08
パーツがそろっているといえば、安馬もそうだね。
突っ張りもあるし、前ミツを引いて出ていくかたちも良いし、
俊敏な動きでかき回すこともできる。
今はカラダが小さいから、いろいろやっているけれども、
将来的に、肉がついてくれば、「型」を追っていくこともアリだろうね。
この点については、知人の間で意見がわれている。
個人的には、突っ張っていって寺尾のようになってほしいけれども、
ほかには、智ノ花や舞の海のように技能派力士になってほしい、という人もいれば、
千代の富士の相撲を身につけてメジャーになってほしい、という人もいる。
なにしろ、どのような路線でもイケそうだからねえ。
しかし、大相撲にかかせない人気力士になっていくだろう、という点については、
だれからも異論はないみたいね。
714 :
55:2006/04/29(土) 23:23:11
露鵬にしても、安馬にしても、おそらく、今がいちばん楽しい時期じゃないかな。
三役になった頃が、相撲人生の中でいちばん楽しかった、という親方も多いからね。
こういうときこそ、ガンガン稽古して飛躍してほしいな。
いろいろと 期待をしては みるものの
それにつけても 怪我の怖さよ。
716 :
55:2006/04/30(日) 20:29:25
>>715 それは言える。
今の相撲界は、なんか「消耗戦」って感じだからねえ・・・
どうしても、ケガとのつきあい方が、メインになってしまう。
旭道山氏は、「大ケガをすると、コツコツと貯えていた定期預金がすべてパーになる。」
と表現していた。
カラダの小さい安馬のような力士は、ケガの恐怖感も大きいだろうけど、
ほんとうによくやっているよ。
今回の横審総見では、上位陣の稽古がものたりないという話だったけど、
これを理事長が怒るのは当然としても、
ケガのことを考えれば、我々の立場では、なにも言えないな。
最近は、みんな本場所ではがんばってくれているからね。
この上、稽古の内容にまであれこれクチをはさむことは、
親方衆ならばともかく、相撲ファンの立場ではできないよ。
717 :
55:2006/05/02(火) 22:24:35
昨日は、みのもんたの「さしのみ」という番組に、横綱が出ていたね。
面白かった。
やはり、横綱をTVで見れるのは、うれしいよ。
力士のTV出演については、いろいろな意見はあるかもしれないけど、
横綱の場合は、どんどん出たほうが良いと思うんだよね。
土俵の上では、いつも恐い横綱が、実は、気さくな好青年であることを、
一般の人にアピールすれば、横綱自身の人気につながるし、相撲界のためにもなる。
しかも、横綱だけではなく、モンゴル出身力士全員の、イメージアップにつながるからね。
番組の中では、若い衆が焼肉を一人で30人前も食べる、という話に笑った。
さすがに横綱はオコメが切れる。
しかも歌がうまい・・・ 歌手としてもいけちゃうよ。
横綱に感心するのは、TVに出ているときには、
なにがあっても、「横綱」としての威厳をくずすことがないところだね。
番組の種類によっては、アホなお笑いタレントとからむことがあるけれども、
横綱の場合は、アホなタレントのペースに流されることがなく、
「横綱」としての威厳をきっちりと保っていて、
それでいて、番組の流れをみだすこともなく、調和しているんだよね。
こういうところを見ると、さすが、ただ者ではないな、と思うんだよね。
718 :
55:2006/05/04(木) 21:53:17
いまの朝青龍の立場は、なんかこう、千代の富士のイメージと、近くなってきたね。
千代の富士は、若き日は、北の湖という巨大なカベに立ち向かったチャレンジャーの横綱だったが、
その後、小錦、隆の里、大乃国、双羽黒など、つぎつぎと地位をおびやかす若手が台頭してきた。
これって、見ているほうからすると、けっこうハラハラさせられていたんだよ。
千代の富士は、記録をみると、31回の優勝とか、53連勝とかの数字はすごいけど、
リアルタイムで見ていた印象としては、けっして平坦なものではなかった。
むしろ、若手が台頭してきたときには、このまま消えてしまうんじゃないかと、
いつもハラハラして見ていた感じでね。
実際、ケガも多かったし、台頭してくる力士のほうがカラダが大きかったからねえ。
しかし、千代の富士は、我々のハラハラを、あざわらうかのように、
ビシビシと優勝を重ねて、連勝もして、大横綱としての地位を確立していった。
千代の富士のすごいところは、相撲ファンにはハラハラさせるスリルを与えておきながら、
実際には、大横綱になっていったところだね。
この点は、大鵬、北の湖、貴乃花にはない、千代の富士だけの特徴だよ。
なにしろ、このハラハラ感が、大相撲の人気をメチャクチャに沸騰させたからね。
現在、朝青龍という横綱がおかれている立場も、千代の富士に、ちょっと似てきた。
若手が台頭してきて、けっこうハラハラさせられる状況になってきたからね。
しかし、ハラハラさせつつ、最後には、千代の富士のようにカッコよく決めてほしいな。
若手が台頭してきた今こそが、朝青龍という横綱にとっても、
新しい時代のスタートになるのではないだろうか。
719 :
55:2006/05/06(土) 21:48:51
すぁ〜あ、5月場所だ。
千代大海の調子はどうかな。
みんなも、きっちり仕上がっているだろうね。
わしら相撲ファンも、力士の緊張感には及ばないだろうけど、
とりあえず、初日の前は、落ち着かないぞ。
みんな、明日から、バッチリがんばってくれい!
720 :
55:2006/05/07(日) 21:11:02
今日の初日は、国技館で観たよ。
千代大海の相撲は、当たってから突きたてておいて、ハタくという、まさに手順どおりの相撲。
相手の上体を起こしたとおろで、相手が左ハズで押し返そうとする一瞬をとらえた。
いつもながら、このタイミングが絶妙だね。
協会挨拶をみたかぎりでは、千代大海のカラダのハリはよい感じね。
しかも、なんか、色が黒くなったみたいだけど、
野外トレーニングでもやったのかな。
他の上位陣も、カラダのハリはよい感じで、
さすがに、全員、きちんと初日にあわせてきたみたいね。
とくに魁皇は、先場所に比べると、非常に良いようにみえた。
まあ、今日はポカ負けだったけど・・・
今場所は、盛り上がりそうな予感がするね。
初日からしっかり現場でチェックするとは、相撲ファンの鏡だな
ある意味うらやましい
722 :
55:2006/05/08(月) 22:39:38
二日目の千代大海。
相手は立ち合いから鋭く踏み込んできたため、一瞬、左上手がかかった。
しかしながら、千代大海は、左右から相手のアゴを押し込んで、
距離をとって、うまいぐあいにこれを切った。
そして、突っ張るというよりも、左右に相手のアゴを押しこんで、
ゆさぶりながら腰を浮かせたうえで、余裕をもってハタいた。
相手は、アゴを突き上げられた状態で、足を進めたために、
歩幅が微妙に前に出ずに、ハタキを食った感じね。
それにしても、上手い!
なんか、相手の心理の奥底までを見ぬいているみたいね。
723 :
55:2006/05/08(月) 22:40:48
>>721 最近は、初日には、なんとなく行くのが習慣になってしまっているのよ。
しかし、上位陣の調子は良さそうだと(期待をこめて)書いたとたんに、
魁皇、栃東、横綱と、たて続けに敗れちゃったね。
なんか、理事長の怒りが爆発しそう。
魁皇は、むかしからスロースターターだからねえ・・・
終盤戦に強いから、なんとかなるとは思うけどね。
栃東は、なんか魔がさしたみたいね。
先場所も、このパターンから挽回したんだから、大丈夫でしょう。
横綱は、心配だな。
今日は、攻め急いだために、土俵際で上手がはなれちゃったね。
いつもなら、頭をつけて腰を振ったりして、相手よりも先に先に動いて、
自分の体勢を作ってから出ていくのに。
具合はどうだろうか。
なんか、急に波乱の場所になってきちゃったね。
どうにかこの波乱の場所に千代大海が旋風の目玉になってほしい
以前にまして勘が冴えてるし体も調子良さそうだから
総見でも稽古十分な姿勢を見せていたらしいし何か今場所はやってくれそうだね
白星の波に乗ってどんどん良い相撲と日本人大関の意地をみせてもらいたいですな、55さん
今場所も55さんの分析楽しみにしてますぜーい
725 :
55:2006/05/09(火) 22:45:49
四日目の千代大海。 あぶなかったねえ。
当たってから突っ張ったのは、手順どおりだったけど、
相手は意外にしぶとかった。
突っ張りをうまくあてがわれて、ふところに入られそうになった。
しかし、千代大海は、先手をとって、思いっきりよく引きにいった。
これが良かった。
これによって、相手に密着されることなく、適度に間隔をとりながら下がることができた。
この間隔がものをいって、土俵際のぎりぎりでハタくことができた。
この一番は、土俵際よりも、相手に入られそうになった瞬間が、もっとも危なかった。
あの瞬間を適切に切りぬけたことが良かった。 それにしても、反応が速いね。
>>724 ありがとうっす。
千代大海、今場所は、動きがシャープだから期待できそう。
726 :
55:2006/05/09(火) 22:47:20
横綱は休場か。
昨日のケガは、完全なアクシデントだから、しかたがないね。
きっちりと治して、復活してくれることを信じているよ。
しかし、横綱がいないと、なんか、扇のカナメがはずれたような感じがするね。
ここはやはり、大関陣が全員でがんばってほしいんだけど、なんかピリッとしないな。
栃東はどうした。
がんばりどころなんだけど、かえって、意識しすぎちゃったのかねえ。
こうなったら、少なくとも、白鵬の優勝だけは絶対に阻止する気構えが必要じゃないかな。
なにしろ、白鵬が横綱に上がると、しばらくは、他の大関には横綱昇進の目がなくなりそうだからね。
相手の突っ張りを捌ききってから、突っ張りに移行した後の電車道っぷりに
逆に笑ってしまった。土俵の真ん中から段々後ろに加速してく様が現実離
れしてるというか。
728 :
55:2006/05/10(水) 23:45:49
今日の千代大海。
立ち合いは、一瞬、相手のモロ手突きが入って、オオッと思ったが、
その後は、よく見ながら落ちついて突き切った。
良い相撲だった。
それにしても、安馬は、突っ張り合いを挑んでくるところが、
若手のチャレンジャーらしくて、いい。
仕切りも気合いが入っていて、動作がキビキビしているし、
見ていて気持ちいいよ。
>>727 なんか、千代大海の突きがストレートだとすると、
安馬の突きは、ビミョーにフックがかかっていたように見えたよ。
リーチは安馬のほうが長そうだったけど。
729 :
55:2006/05/10(水) 23:47:19
栃東は、まだピリッとしないな。
二日目以降は、上体がビミョーに起き気味になっている気がするね。
それじゃ頭を下げれば良いかっていうと、
そう単純なものでもないしねえ。
魁皇は、日ごとにカンが冴えてきたかな。
とりあえず、エンジンさえかかれば、強いよ。
白鵬−稀勢の里は、理事長がまだ若かった頃の輪島戦を思い出した。
輪島の、変則的な構えからの左下手投げには、けっこう苦しめられていたからね。
北の湖の馬力と、輪島の下手投げという対決も、手にあせにぎる好取組だったね。
しかし、今日は、白鵬が立ち合いからあれほど下がったのは、久しぶりに見たような気がするね。
稀勢の里の馬力もアップしてきた感じだね。
琴欧州は、ケガ明けだから、着実にいってほしいね。
今場所はまだ長いし、横綱の休場で展開が読めないから、
2敗程度じゃ、まだまだ優勝圏内かもしれないぞ。
万全の相撲で、たった二人の勝ちっぱなし。しかも危う気無しだよおい。
玉の島と取って怪我した場所ほどじゃないにしても体が張ってるし、雅山、魁皇
さえ攻略できれば、来場所綱取りじゃないか?
731 :
55:2006/05/11(木) 22:38:27
いやあ、もうサイコー。 サイコーの相撲だったね。
なあんにも言うことなし。
今日は、祝杯でよっぱらっちゃったよう。
気持ちいいよ。
>>730 期待は大きいけど、まだまだ、ハラハラするスリルを楽しませてくれないとね。
やっぱ、横綱が不在のときこそ、大関陣がカバーしないといけないし。
今場所は、千代大海はもちろんのこと、他の大関もふくめて、
どんどん場所を盛り上げていってほしいね。
732 :
55:2006/05/11(木) 22:39:48
栃東は、気持ちを切りかえて、場所を盛り上げることを目標にしてほしいな。
魁皇は、良い動きをみせたね。
このまま2敗でいけば、終盤戦に強いから、チャンスはあるんじゃないかな。
琴欧州は、よくやっているね。
場所前の稽古不足を、本場所の相撲の中で整えていくことができれば、
終盤戦への期待も増してくるね。
733 :
55:2006/05/11(木) 22:50:37
白鵬はねえ・・・
土俵際の詰めがどうのこうの、という問題じゃないやね。
相手が重たくて、なかなか前に運べないのは判るけど、
そこを、あえて前に持っていってほしかったね。
あの体勢から出しているようじゃ、横綱昇進なんてマダマダじゃないの。
白鵬の場合、「帝王学」という観点からも、周囲が厳しく評価しないとだめよ。
55さんの書き込みで、相撲の奥深さを凄く感じられる。
漏れが一番好きなスレだ。
毎日楽しみにしてまつ
いや、もうお願いだから語れる相撲取ってって感じだな。
これだけ強ければ花道のシャドーボクシング位しか語ることねぇよ。
白鵬はモンゴル勢の張差しの悪い面が出たね。張差しって張られて意識が逸れた
時に何をされるか解らないから有効なんで、左前を差してくると解ってれば、自分の
立会いが甘くなるだけの代物に成り下がる。
今日はそれで逆に差されたし。巻き返しが上手くいったからいいけど。
736 :
55:2006/05/13(土) 00:23:41
いやいや、来た、来た。 快心の相撲!
なあんにも言うことなし。
気持ちいいねえ。
今日も美酒だな。
>>734 どもども。
相撲って、ほんとうに楽しいねえ。
737 :
55:2006/05/13(土) 00:26:50
>>735 ま、語ることのない相撲も、結構じゃないすか。
白鵬についても、同意。
強いけれども、この二日間は、型をくずし気味だね。
昨日の雅山戦は、うまく自分の形になったのに、出してしまった。
例えば、自分の不得意なほうに相手が差してきたときや、
相手が頭を引いて前傾したときに、
タイミングよく出すのであれば良いのだけどね。
自分の得意な両マワシを引いている状態で、出しにいくのは、あまりに消極的すぎる。
これって、ある意味、自分で、自分の型を否定しているようなものじゃないかな。
そして、今日の琴奨菊戦は、自分の立ち合いをすてて、張り差しにいったわけで、
なんか、型がゆらいできている感じがするね。
まあ、まだ修正は可能だから、これからどうなるか、だね。
引いたとかスピンとか言われてるが、真後ろに下がるんじゃなく横に回れてるわ。
キセノンがいっぱいいっぱいってこったね。意外と実質は完勝かも。
739 :
55:2006/05/13(土) 22:51:39
いやあ、千代大海−稀勢の里。 時間は短かったけど、期待どおりの熱戦だったね。
立ち合いは、ほぼ互角。
すぐに千代大海は右から突きおこしにいったが、稀勢の里は、これをなんとかこらえた。
そして、稀勢の里は、左手をハズにあてて、千代大海の右腕の回転を止めるとともに、
同時に、右手を千代大海の左ヒジの下からあてがって、左腕の回転を止めようとした。
これによって、稀勢の里は、千代大海の突っ張りを封じつつ、前に出ようとした。
しかしながら、千代大海はこれを読んで、稀勢の里のハズにあてがっていた左手を外し、
少し右に動きながらイナした。
そして、また突っ張ろうとしたが、稀勢の里は、なおも、同様の体勢でしのごうとした。
その直後、千代大海の狙いすました突きが2〜3発、稀勢の里のノドにクリーンヒットし、
これが効いて、稀勢の里のアゴがあがった。
一旦、アゴがあがってしまえば、ハタキのエジキになる。
千代大海は、土俵の後ろの残りスペースをきっちりと計算しながら、下がっていってハタいた。
総括すると、稀勢の里は、地力のアップと、巧みな技術によって、うまく千代大海の突っ張りを防御した。
しかしながら、突っ張りを防御することだけで精一杯で、
それから何かしようとしても、千代大海が、そのスキを与えなかった。
千代大海の、つねに先手を取っていく積極性と、突っ張りの回転スピードとが、勝敗の決め手となった。
若手の意地と、ベテランの意地とが、真っ向からぶつかった、すばらしい一番だったね。
感動した。
>>738 そのとおりっすね。
しかし、稀勢の里の成長もすばらしい。
なんか、相撲界の未来が急に明るくなったような気がして、うれしい。
740 :
55:2006/05/13(土) 23:07:09
栃東、残念だったね。
しかし、ケガをかかえながらも良くやってくれたと思うよ。
とりあえず、来場所、元気な相撲をみせてほしいね。
741 :
55:2006/05/13(土) 23:09:24
白鵬は、例の、低く踏みこんで左前ミツを取りにいく立ち合いは、出てこないね。
白鵬の場合、興味の対象は、いつ横綱になり、そして、どのような横綱になるか、だね。
1月場所では、なにも型が出来ていない状態で13勝したわけだから、
別に、型を追わなくても、この先、優勝はできるだろうし、横綱にはなれるだろう。
ということは、突っ張ってからハタいたり、張り差しにいっても、
白鵬の実力であれば、いけると思う。
しかし、将来、69連勝を超える大横綱になるためには、やっぱ、型が必要になるんじゃないかな。
この点で、白鵬の、あの低く踏みこんで左前ミツを取りにいく立ち合いは、
遠い将来、ひょっとして69連勝を越えてくれるのではないか、という期待の象徴ではあるんだけどね。
まあ、そうは言っても、まだ大関になったばかりだし、
今はまだ、あまり細かいことを言うべきではないのかもしれないな。
我々が、急ぎすぎているのかもしれないね。
なにせ、期待が大きいからね。
幕内の全取り組みで見直すと、やっぱり常に左手をおっつけて突っ張りを殺そう
としてるね。
外された後も必死でもう一回やってるから、これは流れではなくて作戦だろう。
事前の睨み合いも立会い変化を封じられるわけで、負けた後の憮然とした表情は、
これだけやっても駄目かというのの表れかもな。
昨日は立合いはキセの方が低くて良かったんだが、
その後の主導権は龍二が常に持っていた。
とにかく攻め手・展開が速いよ。
押されたと見るやすぐいなす。その後すぐに再度攻め込む。
ここで先手を取っているから引いても残せる、相手が先に落ちる。
完勝とまでは行かないが、内容ではほぼ支配して勝っている。
欲を言えば、立合いもう少し鋭く強くなれば完璧なんだが。
引かれる事も警戒してるのかもしれんが・・・
今場所最大の難関は連敗しているミヤブだな。
重いからそうは押せないし、突きの威力もある。
ブヨブヨしてるから押せないというよりあの重さと圧力だわな。
まぁ今のミヤブは他の大関陣にとっても一番怖いが。
いなされたのはしょうがないが、その後上から当たっちゃったのが致命的。
もう一度いなされるのを覚悟で、左手で突いていくべきだった。
745 :
待った名無しさん:2006/05/14(日) 22:17:53
いやあ、やられた。
相手はよく考えて、仕掛けてきたね。
朝赤龍には、なんか、横綱の代役として、一本とられた感じかな。
しかし、こういう負けはしかたがないよ。
押していく形はよかったからね。
相撲の内容については、まったく問題はない。
>>742-743 まあ、稀勢の里戦の良いイメージを、明日からも、途切れさせずにいってほしいんだけどね。
>>744 いや、言いたいことはわかるけど、やっている本人にしては、難しいと思うよ。
それよりも、明日、良い相撲をとることが重要。
746 :
55:2006/05/14(日) 22:21:00
745 ← 書いたのオレ。
入力が上手くいかんかった。 スマン。
747 :
待った名無しさん:2006/05/14(日) 22:21:02
明日も頑張れ
一敗なんか気にせず気合いを持続できればいい
最初から左に廻ろうとしてたかはちょっと微妙な立合いだね。
それよりも、相手をサーチするように追っていった視線と、完全に体制を整えてから
相手より速く出た所を見ると、昨日の事で調子崩したとかはなさそう。よく見えてる。
まあ、問題はさらっと勝ちすぎたんで、もうちょっと抵抗されて突っ張って、一番いい
形で勝てた方が精神的には良さそうだってくらいだけど、なんか今場所はそんな細々
した事はみんな眼中になさそうだなー。
749 :
55:2006/05/15(月) 23:00:33
今日は、立ち合いと、その後の二の矢で決まり。
昨日の影響は全くなかったね。
いやあ、だんだん盛り上がってきた。
>>748 目つきをみるかぎり、気合いと集中力が抜群みたいね。
火炎放射器のようにヒートする心と、氷のようにクールな頭脳。
キャッチフレーズで言えば、こんな感じかな。
うん。
回転といわれたが、今日は2,3発で持ってったな。
昨日突き足りなかった分、取り戻した感じだね。
751 :
待った名無しさん:2006/05/16(火) 20:22:41
752 :
55:2006/05/16(火) 23:00:38
よっしゃ。 いーい、相撲だった。
まさしく、一点の迷いもなし。
なんか、相手を「粉砕」したって感じだったね。
集中力、気迫、最高にノッている。
いやあ、盛り上がってるねえ。
>>751 ← 誤爆かな。
なんか最近、強すぎると引きの間合いがどの位冴えてるかわからなくて、却って
不安になる俺がいる。
問題は今日の雅山だな。
今のアレは大関より強い。
755 :
55:2006/05/17(水) 22:27:22
いやあ、やられたね。 先手を取られた。
当たりは互角だった。
ここから、千代大海は、右手で突き起こす二の矢を放つのがパターンであるところ、
相手は、千代大海の右手よりも、自分の左手のほうを中側に入れて、
同時に右手で突いて、変則的なモロ手突きを入れてきた。
このため、千代大海の二の矢の右の突きは、相手の左手によってブロックされ、空転した。
逆に、相手の二の矢の右の突きは、千代大海にはいることになった。
この二の矢の突き合いで、相手の突きが先にヒットしたため、
千代大海は、相手のヒジを下からはねあげるような流れになった。
この流れは、相手の突っ張りを防御する体勢であって、
つまりは、後手をふんで、先手を取られた流れになった。
千代大海は、後退しながら相手をよく見て、突くか引くか、逆転のタイミングをはかったが、
さすがに、このクラスになると、なかなか逆転はゆるさない。
最後まで、後手をふんだまま、挽回できなかった。
結局、この勝負のポイントは、当たったあとの二の矢にあり、
千代大海は二の矢が入らず、相手は二の矢が入った。 これが、すべて。
この二の矢が逆になっていれば、結果も逆になっていただろう。
やっぱ、押し相撲も、上級者どうしが取り組むと、
立ち合いからの一瞬のアヤで勝敗が決まってしまうね。
まあ、くやしいけど、うまく取られた。
相手は、復調さえすれば、もともと大関だからね。
しかし、まだ一差だし、明日から、頭を切りかえて再スタートをきってほしいな。
来場所雅山に100倍にしてかえしてやってほしい。
途中一瞬右に回り込んでいなすチャンスがあったように思うんだがな。
最初からそういう相撲を念頭に置いていればかわす展開もあったのでは。
まぁ相手は予想通り強かった訳だがな。まともに行って勝てるとはとても思えなかった。
雅山も完全に突き押し系になってきたな。
解説も言ってたがあの重量と体躯での突き押しは元々かなり脅威だったし。
龍二は元々対突き押し系は合口良くないんで、今後も対策考えないと苦戦するだろうな。
最近の対戦成績は嘘を付かない。
758 :
55:2006/05/18(木) 22:44:19
うーん。 あかんか。
左腕の状態になってしまうね。
しかし、今日は、変わられてマワシを取られても、
あきらめずに食い下がったからね。
こういう気持ちが大切だ。
>>756、757
来場所までに、あの立ち合いのモロ手突きをなんとかしたいね。
759 :
55:2006/05/18(木) 22:45:39
今日の稀勢の里は、当たりがよかった。
稀勢の里の悪いときは、
顔が上向きになって、上半身が起き気味になって、下半身は立ち腰になっている感じね。
立ち腰のまま無理に出ると、ハタかれたり、土俵際で逆転されたりする。
また、動きが止まった時に、立ち腰の状態であれば、
先に相手に寄られると、残り腰がなくズルズルと後退してしまう。
しかし、今日は、背中を丸めていったので、悪い状態にならなかったんじゃないかな。
55さんの解説が凄く細かいので、読んでいてとても参考になるのですが、
55さんは何か相撲の経験がお有りなのでしょうか。
なんでこの相撲を昨日から見せないんだーーーーーー!
見所はマワシを捕まれるリスクを負って、腕で突いていくんじゃなくて、肩や胸か
ら当たっていること。この圧力で相手を起こして、そこから突いていった。一瞬途
中で止まりかけて、ヒヤッとしたけど結局突いて持っていった。
んで、これだけ読むと普通の話なんだけど、前々回の対戦の変化から星が廻っ
て来た。で、今回で完全に真正面から当たってのパターンを確立したことになる。
復調の転機となった場所で、栃東が前回しに手を掛けるのをぶち切って持って
いったのと合わせて、ここから先このままいければ少なくとも三〜五割程度の
確立で星が見込めるようになる。実は微妙にそんなに苦手にしていない外人大
関二人を真正面から倒せるパターンを作れれば、もう格下にだけ強いとは言わ
せない、体調がよければ常に優勝争い候補の名大関千代大海龍二だ。
しかし、押し相撲にありがちな連敗癖が今場所出ないな。
これが集中力か。昨日切れかけてたけど、切れては無いって事だね。
魁皇には勝てるようになってきたな。
先場所に続いて押し勝ったのは大きい。
今日の横いなしてからの押しなんか魁皇攻略のお手本のようなものだ。
あれをもっと早くから出来ていれば、10何連敗もする必要は無かった。
それとこの手は雅山や岩木山なんかにも使えるだろう。
フットワークは龍二の方が上だ。
763 :
55:2006/05/19(金) 23:43:21
うん。 実力者の魁皇を相手に、いい相撲だった。
心配された左腕も、なんとか使えたし。
あと二日だから、がんばってほしいね。
もちろん、魁皇も。
胸のケガさえなければ優勝の可能性もあったんじゃないかな。
万全でないのは、琴欧州もふくめて、全員にいえることだけど、
なんやかんや言っても、今場所はあと二番だ。
14日目も、千秋楽も、前売りのチケットは完売みたいだし。
(国技館の売り場の表示が、そうなっていた。)
やはり、大関陣は、全員にがんばってほしいな。
764 :
55:2006/05/19(金) 23:46:57
白鵬は、今日のような出し投げは、ぜんぜんオッケーだね。
むしろ、相手と胸をあわせるとやっかい、ということで、先手を取って出した。
これは見事だった。
ただ、雅山には、千代大海のぶんまでがんばってほしい。
765 :
55:2006/05/20(土) 00:16:43
>>760 経験なんて、ないっす。
このスレで書いていることは、純粋な相撲ファンとして、
相撲を楽しんでいることを表現することを目的にしています。
相撲を作っていくのは、力士や親方衆の仕事ですが、
力士や親方衆が作ってくれた相撲を楽しむのは、相撲ファンの仕事です。
このスレでは、技術的な部分をいろいろ細かく書いていますが、このような技術的な内容は、
実際に取っている力士や、専門家である親方衆からみれば、噴飯ものだろうなあ、とは思います。
ただ、相撲ファンが、どのように相撲を楽しんでいるのか、ということを文字で表現することは、
これはこれで意味があるんじゃないかな、ということですね。
要は、相撲の見かたが技術的に正しいか否か、ではなくて、
相撲を、より楽しく見れているか、ということが重要です。
相撲ファンも、いろいろな見方をする人がいるわけなので、
相撲の楽しみかたを、お互いに共有できれば、
相撲を見る楽しみも、どんどん増していくんじゃないかと思うわけですよ。
766 :
55:2006/05/20(土) 00:29:56
>>761,762
いい相撲だったですなあ。
魁皇が胸を痛めていたことはあるとしても、
やはり魁皇は、もともと強いから。
なんやかんや言っても、勝ったことは大きいっす。
……まあ、やる気が消えた目になった割には良くやったんだろうなぁ。
しかし、肩から行くパターンを増やす気かな?
768 :
55:2006/05/20(土) 22:06:54
うん。 今日の立ち合いは、当たりながらも、
お尻を少し左にふって、白鵬の左前ミツを遠くした。
この点は、けっこう、手順どおりにいったかも。
しかし、白鵬の下半身はくずれないねえ・・・
なんというか、足が土俵をかんでいて、タコの足が吸盤で吸いついているみたいね。
最後にハタかれたときは、痛めている左腕で突いていこうとする瞬間だったね。
まあ、仕方がないね。
明日は最後だから、いっちょ、良い相撲を見せてほしいな。
769 :
55:2006/05/20(土) 22:12:04
雅山は、危なかったね。
把瑠都にモロ手突きがあるとは思わなかった。
しかも、把瑠都の突きで、雅山の体がふっとんで、けっこう下がったからね。
把瑠都が引いてくれたから、ラッキーだったけど、
そのまま前に出てこられていたら、それなりに危なかったんじゃないの。
把瑠都は、今日の敗戦によって、明日は気楽にいけるぶん、逆に、脅威を感じるな。
まあ、順当にいけば、白鵬が立ち合いで左前ミツを取って、出し投げで終わりだろうけど、
そのとき、把瑠都が肩ごしにマワシを取ったりすると、どうなるかな。
なんか、立ち合いの一瞬で決まってしまって、意外にアッサリした相撲になるような気もするね。
実力者好調同士とかだと熱戦を期待するが、だからこそ鎧袖一触もあるんだよな。
明日は千秋楽なので千代大海らしい相撲が見れると良いっすね。
今場所は朝青龍、栃東と先頭を切るはずの力士が途中休場。
満身創痍ながらも、責任感で最後まで取り切るんだっていう千代大海の気持ちが
見ていてわかった。
今場所はいつも以上に特に、緊張感があって張り詰めた気持ちでとっていたのだろうと思う。
万全の白鵬が相手に、今日は残念だったが、仕切りの時の表情と言いまだ気力は健在なようだね。
腕も来場所までには治って気力と体力を一致させてほしいね。
けれど千代大海は怪我していようが何だろうが突き押し一本でいくが、
稽古場では見せていると言われている四つ相撲を習得熟練することは無いのだろうか。
>>768 白鵬の摺り足はずっと前からお手本のような理想の形だからな。
ただ足が貼り付いているが故に勝負どころで一瞬詰めが遅くなるような部分も残ってる。
それが出たのが雅山との一番。ああいう部分が残ってる限りはまだ他力士が付け入る隙はある。
逆にそれを上手く克服できたらドルジと完全に対等になるだろう。
>>771 四つはここまでやらなかったんだからもうやらないだろうな。
逆にそっちに拘ると成績かえって悪くなるだろう。
突きと引きに特化してるからこそ今何とか勝てているという印象が個人的にはある。
四つは年に何度かだけ見せる緊急的取り口という事で良いと思われ。
でも稽古場で四つを稽古しているところみると
本当は四つを習得したいのかもしれないね
今からは厳しいだろうけど、+αなにかもうひとつ武器として技があってもいいような
四つとまでは行かなくても、引っ掛けて投げたり出したりする技はあってもいい
かもね。
まあ、そんな小器用な千代大海は千代大海っぽくない気もするが。
775 :
55:2006/05/21(日) 23:03:29
千秋楽の千代大海。 内容はよかったと思うよ。
立ち合いで、思いっきり当たってから、右の突きに、威力があった。
ただ、次の、二の矢がむずかしかったのは、しかたがない。
でも、琴欧州を攻略する研究を十分にやっているところを見せくれたね。
今場所は、前半戦を盛り上げたし、
最終的には二ケタの白星もあげたわけだから、
まあ、総合的にみれば、良い場所だったんじゃないかな。
見ていても、満足できたよ。
776 :
55:2006/05/21(日) 23:15:54
>>772 専門家の方ですか。
内容が、ものすごく的確で、すごく勉強になります。
777 :
55:2006/05/21(日) 23:29:25
>>773、774
新しい千代大海も見てみたい。
若い頃の突き押しと、今の突き押しとでは、それぞれ別な魅力があるし、
やっぱ、時代、時代におうじて、新しい魅力を引き出してくれている。
まあ、どのような相撲であっても、千代大海のファンはやめられないんだわ。 これが。
778 :
55:2006/05/22(月) 21:08:31
この
>>772 さんの指摘に、なんか目からウロコが落ちたような気が・・
白鵬について、
>足が貼り付いているが故に
>勝負どころで一瞬詰めが遅くなる
とすると、3月場所の決定戦で、横綱の下手投げを食ってしまったのも、
ひょっとして、これのせいだろうか。
それに、足が貼り付いているとすれば、前に出て行くよりも、
足を軸に回転して、投げにいったほうがラクそうだし・・・
それで、つい投げにいってしまうのだろうか。
うーん。 なるほど。
でも、13だか14だかの下手投げの時の足捌きは綺麗過ぎて逆に気持ち悪い
くらいだったので、あまり矯正して欲しくはないな。
見てて面白いから。
780 :
55:2006/05/23(火) 22:35:58
>>779 寄りと投げでは、習得する順番があるのでは?
投げに頼る相撲のまま固まってしまうと、前に出るチカラがつかなくなるし、
前に出るチカラがないまま、投げに頼る相撲を取っていると、ケガにつながる。
昨年の11月場所の琴欧州戦では、攻められて、
下がりながら投げを打って、右ワキを強打して悶絶した。
投げも、前に圧力をかけてからの攻撃的な投げであれば、良いと思うけど。
「前に出る」という点については、相撲雑誌で疑問視する意見もあるけど、
これについては、どっかで聞いた次のような話が思いあたるかな。
781 :
55:2006/05/23(火) 22:37:42
江戸時代に、ある人が、ある流派の宗家が開いている剣術道場に入門した。
たまたま才能があったのか、基本から習いはじめて、どんどん上達していった。
やがて、内弟子となり、専門家をめざすことになった。
日夜、まじめに稽古に励み、初伝、中伝、奥伝と、つぎつぎと上の段階の巻物をもらっていった。
これらの巻物には、それぞれの段階での「秘訣」といえるような型が描いてあり、
この型をみると、それまでの修行から、さらに高度なレベルの修行ができるように構成されており、
いつしか、より上位の段階の巻物をもらうことが、稽古のはげみになっていった。
ある日、宗家が病気になった。 床にふせった宗家は、
「今まで良く修行を続けきた。
おまえに最後の秘伝の巻物をさずけよう。
これが本流の最高の『極意』だ。
これをみて、本流の後をつぐように。」と言った。
宗家が亡くなり、新宗家として、すべての用事を済ませたあと、落ちついてから、
いよいよ、流派の最高の「極意」の巻物を取り出し、固唾をのんで開いて見た。
すると、そこには、入門した最初の日に習った、基本中の基本の型が描いてあった。
つまりは、入門して最初に習う基本の型こそが、流派の最高の「極意」だったのだ。
782 :
55:2006/05/23(火) 22:38:51
「前に出る」ということは、こんなもんじゃないのかな。
基本中の基本だけに、それさえ指導していれば足りるのか、という意見にも一理あるけど、
しかし、いろいろやったところで、最後は、ここに帰着するしかない、ということじゃないかな。
783 :
55:2006/05/24(水) 22:53:04
そもそも、指導論とか、指導方法とか、そういった発想自体が、
西洋式のスポーツの発想であって、
武道の世界とは、ぜんぜん相容れないんじゃないかな。
例えば、ある指導者が、弟子に対して「前に出ろ」という指導だけをしていたとして、
その弟子が、自分に対しては基本以外にはなにも指導してくれない、といってクサっているようでは、
どうみても出世はムリっぽい感じがする。
しかし、弟子が、すなおに「前に出る」ことだけに集中して、前に出る方法を日夜考えつづけ、
真剣に稽古に取り組んでいけば、また、結果は違ってくるのではないだろうか。
つまりは、指導者の指導に価値があるかないか、を決めるのは、
指導をうける弟子の側の態度ひとつである、ということ。
こういうのが、武道的な発想というものじゃないだろうか。
・・・と、落ちそうだから、上げる。
さがってるから落ちるというわけではないですぜ
といっても、このスレは相撲ファンに見て欲しい良スレだと思ってるので
あげてもかまいませんぜ
786 :
55:2006/05/25(木) 22:06:56
>>784、785
えろうすんまへん。
さて、前に出る相撲に対しての批判については、
舞の海氏の場合は、また別な意味を持っているかもしれない。
どんなもんでも、例外のないセオリーはない、というわけで、
舞の海氏のように、前に出る相撲を取らなくても成功した人はいる。
しかし、舞の海という力士が、前に出る相撲を取らなくても成功したからといって、
その舞の海氏自身が、前に出る相撲を批判するというのでは、
どっちかっつうと、自分のクビをしめているような気がする。
なぜならば、「前に出る」ということが、相撲界の中で、正しいセオリーとして確立されているからこそ、
このセオリーに反して成功した、舞の海という力士が輝いているわけだからね。
実際に、セオリーに反した力士のほうが、いつまでも人々の記憶に残っているからねえ。
音羽山親方の相撲は忘れられないし、むかしの栃赤城なんて、もはや伝説化している。
こう考えると、舞の海氏の言いたいことは、次のようなことかもしれないな。
つまり、みんながみんな、画一的に、前に出る相撲ばかりを追っていると、
舞の海や貴ノ浪のような個性派力士が出てこなくなり、
相撲界がつまらなくなるのではないか、ということ。
こういう意味であれば、おおいにうなずけるね。
ただ、そうは言っても、
舞の海や、貴ノ浪のような力士を育てる方法なんて、だれにもわかりっこないから、
やっぱ「前に出ろ」としか言いようがないだろうけど。
787 :
55:2006/05/28(日) 00:11:59
指導といえば、舞の海氏のほうは協会をはなれているから、ともかくとして、
音羽山親方のほうは、指導者という点では、どうだろうか。
というのは、音羽山親方のようなタイプの人は、指導者になった場合には、
意外に、オーソドックスな相撲を指導することにも長けているのではないかな、と思えるんだよね。
貴ノ浪という力士は、オーソドックスな相撲を取る力士ではなかったけれども、
だからといって、オーソドックスな相撲に背を向けていたわけではない。
むしろ、オーソドックスな相撲をさんざん研究しつくした上で、
さらに、その上をいって、自分自身の相撲を完成させた、という感じだった。
つまり、見た目はユニークだったが、実際は、理詰めの相撲だったという印象があるんだね。
こういったところは、いまの把瑠都では、ぜんぜん及ばないよ。
この点、
>>786で、貴ノ浪の相撲を「セオリーに反した」と表現したのは、正確ではなかったね。
むしろ、「セオリーを超えた」とか、「セオリーを超越した」と表現するべきだった。
従って、音羽山親方の場合は、同じようなタイプの長身力士を指導しやすいのは当然としても、
じつは、オーソドックスに前に出ていく力士についても指導しやすいのではないかな、と想像したりもする。
まあ、このへんのところは、根拠もなく、カンで言っているだけだけど。
>>787 「大相撲」の最新号P67で、音羽山が把瑠都についてコメントしています。
ご覧になりましたか?
余計なお世話かもしれませんが抜き書きします。
「彼が今後も成長するには、相撲を覚えるのは大事。ただし、普通の
体格の力士とは違った技術と感覚が必要だろう」
(中略)
「体がある人は、例えば低い姿勢の立ち合いを覚えたら、小さくまとまって
しまう。仕切り線の真ん中で、相手を抱え込むぐらいの気持ちで構わない。
時には相手にあえて下手を差させたうえで、上手をつかんで引っ張り回すとか、
相手に嫌がられる相撲を取ってほしい。相撲の基本と違う、などと批判される
こともあるかもしれないが、柔軟な発想で自分の型を研究すべき」
>>55さんが書いているとおり、彼自身の破天荒な相撲も、自分の体に合った相撲を
理詰めで生み出してきた結果なのがわかりますね。
彼が把瑠都を指導する機会があったら、面白い力士ができあがるかも。
789 :
55:2006/05/28(日) 21:04:28
>>788 おおっ、ご教示ありがとうございます。
今月の「大相撲」誌は、まだ読んでいません。
しかし、抜き書きしていただいた文を見るかぎり、
さすがに音羽山親方のアドバイスは的確ですね。
把瑠都には、スケールの大きな相撲を完成させていってほしいな。
バルドは後は立合いが今の浮いてる立合いから、包み込む立会いになれば、
ひとまずは完成でしょ。
ただなー、完成されると攻略される。武蔵丸みたいに右差で活躍=>逆に左で
刺されて封じられる=>差された左を極めて出る、みたいな進化が見られれば
いいけど、長く取ってない分、引き出しが少なくて、相撲としての完成が諸刃
の剣になりかねないんだよね。数年間に渡って進化し続けるって地味に大変
だし。強引な相撲に対する強引な攻略法が怪我を誘発する事もあるだろうし。
791 :
55:2006/05/30(火) 21:40:13
>>790 なるほど。
個人的には、相手のマワシをワシづかみにして、
ぶんぶん振りまわすような相撲も見てみたい気もするけど。
思わず、「ありえねーっ!」とか、「うっそだろー!」とか叫んでしまうような。
たしかに、音羽山親方にしても、晩年は両足首の故障には苦しめられていたから、
やはり、永年つもっていくと、カラダへの負担は大きくなるかもしれないのかな。
あと、把瑠都の場合、貴ノ浪が持っていなかった武器があるね。 つまり「突き」。
雅山戦では、立ち合いからモロ手で突いて、左の一撃で、雅山をふっとばした。
技術的には、まだまだ「突っ張り」といえるものではないけれども、
この先、突きを覚えたら・・・ 想像を絶する力士になってしまうなあ。
キャッチフレーズは「突いては曙、組んでは貴ノ浪。」かな。
江戸の雷電は、講談の世界では、強すぎて、上突っ張りと、カンヌキと、あと何かと、
三つのワザを禁じ手にされた、というから、
現代で言えば、まさしく「突いては曙、組んでは貴ノ浪。」でしょう。
これで、この先、白鵬が双葉山のようになってくれれば、
雷電対双葉山の対戦が見れちゃうようなもんだ。
という希望はおいとくとして、マジな話になると、
把瑠都については、とりあえず来場所、上位と対戦してみれば、
この先の方向性が、はっきりと見えてくるんじゃないかな。
つまり、今のチカラわざが上位にどれだけ通用するか、をみてから考えればよいと思う。
792 :
55:2006/05/31(水) 21:54:39
そういえば、浮世絵でみる雷電の顔は、耳がわいているね。
取り口については、いろいろな伝説がある力士だけど、
少なくとも、オーソドックスな四つ相撲の稽古も、
そうとうに積んでいたんだろうね。
793 :
待った名無しさん:2006/06/02(金) 09:32:49
雷電age
794 :
待った名無しさん:2006/06/02(金) 11:07:09
ざっと拝見させてもらった。
内容が深くて大変参考になるスレだと思うが、スレタイがネタスレを思わせる千代大海なのはなぜか?
【白鵬の相撲を探求する】
【白鵬は大鵬を目指すべきか?】
【安馬は千代の富士になれるか?】
などの方がしっくりくるのでは?
と思った。
別に千代大海が嫌いで言ってる訳ではなく、こういう性質のスレのスレタイにするような力士かなぁと。
ワロタも本スレも両方ネタっぽかった時期に建ったスレなんだよ。
796 :
55:2006/06/03(土) 23:08:18
>>794,795
とくにタイトルは気にしてなかったな。
まあ、ここが埋まったら新スレを立てるよ。
しかし、ファンとして、千代大海を外すわけにはいかんなあ。
797 :
55:2006/06/03(土) 23:09:48
雷電について、最後にひとつ。
ここに出ている、雷電と花頂山との取組の絵。
http://www.edo-tokyo-museum.or.jp/about/josetsu/dai2/2005/1021/1021.html この絵を初めてみたのは、子供の頃だったけど、
そのとき思ったのは、花頂山がモロ差しになって雷電を攻め立てているな、ってこと。
なにしろ、花頂山は、雷電キラーとして歴史に名をとどめているからね。(2回勝っただけだけど。)
子供どうしで相撲を取っていれば、モロ差しになれば有利であることは、ふつうに理解できる。
従って、この絵については、花頂山が、うまく雷電を攻略してモロ差しになって、
雷電が絶体絶命のピーンチ、という絵だと思い込んでいた。
しかしながら、貴ノ浪という力士が登場してからは、この絵の見かたは180°変わった。
つまり、雷電は、花頂山の動きが速いことを計算して、相手の二本を引っぱりこみ、
両カイナで固めて動きを封じ、さあこれからヒネリつぶそうか、という瞬間が、この絵だと思うようになった。
つまり、雷電が攻勢の図だね。
このように見れば、花頂山は、振りほどこうとして、必死にモガいているようにも見える。
このような絵の見かたが、正しいかどうかは別として、
少なくとも、貴ノ浪という力士の登場によって、自分自身の相撲の見かたが変わったことは確かだ。
やはり、相撲を楽しむには、「固定観念」は禁物だね。
勝手な思い込みで、相撲を見ていると、相撲の奥深さは永遠にわからない、ということだろうね。
つか、禁じ手にまでなった雷電の閂の図でしょう。
799 :
55:2006/06/05(月) 22:02:21
>>798 ん。
「両カイナで固めて」=カンヌキのつもりだったけど、表現が悪かったかな。
しかし、もしも把瑠都がこういう相撲を取ってくれれば、
それはそれで楽しくなるかもしれないねえ。
800 :
55:2006/06/06(火) 22:30:54
この
>>797 のカキコがわかりにくかったようだから、
いちおう詳しく説明しておくね。
まず、この絵については、雷電が自分の手と手を握っていればカンヌキになるけれども、
雷電の手と手が離れていれば、たんに相手の差し手を抱えているだけになる。
このどちらであるのか、花頂山の体にさえぎられてよく判別できないし、
なんとなく、雷電の左手が花頂山の右ワキから覗いているように見えなくもない。
そこで、カンヌキと、両腕で抱え込んでいるのをひっくるめて、「両カイナで固めて」と表現したわけよ。
そして、ここで言いたかったのは、
べつに雷電のワザがカンヌキであるか否か、というような細かい技術の話ではなく、
両者の相撲の「戦術」の話だね。
つまり、立ち合いから、この絵の状態になるまで、
両者の「相撲の流れ」はどうだったのか、ということ。
花頂山の思惑どおりにいって、この絵の状態になったのか、
あるいは、雷電の思惑どおりにいって、この絵の状態になったのか。
801 :
55:2006/06/06(火) 22:32:18
雷電のカンヌキについては、ずいぶん昔に、相撲雑誌に、あるジョークが載っていた。
その内容は、たしか、雷電があの世から降りてきて、インタビューを受ける、とかいう話で、
ぼんやりとした記憶では、最後のオチのところが、
「では、雷電さん、もっとも得意な技はなんですか?」
「いやあ、わしゃあ、カンヌキが好きだで、やっぱ、相手に二本差されるのが、いちばん良いな。
するってえと、得意技は、二本差しならぬ、『二本差され』ってとこですかな。 ガッハッハ・・・」
こんなネタがジョークになるということは、次のような前提がある。
つまり、わざわざ相手にモロ差しをゆるすような相撲の戦術なんてありえない、ということ。
このありえない戦術を、雷電が得意だと言っているから、ジョークになっているわけ。
そもそも、カンヌキというものは、相手にモロ差しになられたときに、
なんとか耐えしのいで逆転するための、防御ワザと理解されており、
はじめから二本を差されにいくわけがないだろ、というのが、むかしの常識だったわけだ。
そして、この常識にもとづいて、例の絵を見ると、
花頂山が、立ち合いから首尾よく二本を差して、一気に攻勢に出ようとしており、
雷電は、これを、両カイナで固めて、耐え忍んで、逆転しようとしている、と見える。
つまり、立ち合いから、花頂山の思惑どおりに相撲が運んで、この絵の状態になったと解釈される。
802 :
55:2006/06/06(火) 22:34:42
ところが、貴ノ浪という力士の登場によって、この常識がひっくりかえった。
貴ノ浪は、自分から相手の差し出を引っぱりこんで、
これを抱えて、振りまわすような相撲で、
雷電と同じく、大関になって成功をおさめた。
ありえないと思われていた戦術が、現実のものとなったのだ。
解説の出羽錦さんが、
「いやあ、相手は二本を差せば『十分』ですが、
貴ノ浪の場合は、二本を差されると『二十分』(にじゅうぶん)ですからねえ・・・」
と言っていたのは忘れられない。
そして、貴ノ浪の相撲を見たあとで、例の絵をみると、ぜんぜん逆に見える。
雷電が花頂山の両腕をひっぱりこんで、
そのまま自分の両カイナで固めて、動きを封じた瞬間が、この絵の状態、と見えてくる。
つまり、立ち合いから、雷電の思惑どおりに相撲が運んでいる図、ということになる。
このように、貴ノ浪という力士は、
自分の固定観念をひっくりかえしてくれて、
相撲というものの奥深さを教えてくれた、
忘れられない名力士の一人であるわけだ。
まあ、以上のような感じかな。
803 :
待った名無しさん:2006/06/11(日) 15:53:09
age
804 :
55:2006/06/11(日) 20:00:59
大相撲最強決定戦。
TVで見たけど、楽しかった。
本場所ではありえねえー、っていうシーンもあったし、
やっぱ、千代大海の相撲を見れるのはうれしいね。
千代大海−武雄山なんて、押し相撲ファンにとっては、夢の取組だよ。
まあ、結果は番付どおりだったけど・・・
しかし、武雄山は、いつもどおり真っ向からの勝負だったし、
非常に気持ちのよい相撲だった。
千代大海−白鵬は、千代大海の突きが白鵬にはじかれた。
あれは名古屋場所でも要注意かもしれないな。
805 :
55:2006/06/11(日) 20:04:24
そのほかで、気づいた点をあげると・・・
まず、横綱。
横綱って、あんなに上腕が太かったっけか。
なんか上腕部から肩にかけて、ひとまわり大きくなったように見えた。
ひょっとすると、ヒジの怪我を克服するためにトレーニングをしているのかな。
806 :
55:2006/06/11(日) 20:05:26
稀勢の里。
やっとガブッてきたみたいね。
いつかはガブるとは思っていたけれど。
仲間うちでは、稀勢の里は絶対にガブるべきだ、ということが定説になっていた。
しかし、若いうちに方向性を限定してしまうのも良くない、ということで、
だれも正面きって「ガブるべきだ」とは言えなかったんだよ。
ただ、尾車親方にくらべると、まだまだ、ぜーんぜんダメだけどね。
本気でガブるつもりであれば、尾車部屋に出稽古にいくべきかもしれないね。
807 :
55:2006/06/11(日) 20:06:39
白露山と朝赤龍。
朝赤龍は、先場所から、立ち合いが鋭くなってきたね。
とくに先場所の栃東戦は、じつに見事だった。
なんか、横綱の休場によって、自覚が出てきたみたいだね。
白露山は、今日の最後のインタビューがよかった。
相撲ファンとして、メッセージは、しかと受け止めた、って感じだね。
808 :
55:2006/06/11(日) 20:08:59
露鵬。
素人考えなんだけど、ひょっとして、左四つのほうが良いってことはないのかな。
たしかに、露鵬は左上手を取ると強いけど、ただ、
チカラの使いかたが、なんか振り回す感じになっているような気がするんだな。
むしろ、左は、上手を取るよりも、逆に差していったほうが、前に出ていける感じがするんだよね。
まあ、このへんはディープすぎて、素人では議論できないけど。
あと、若の里。
把瑠都をチカラで持っていった相撲は素晴らしかったね。
809 :
待った名無しさん:2006/06/20(火) 08:55:12
暇age
810 :
55:2006/06/24(土) 00:52:39
二十山親方、亡くなったの・・・
あんな頑強なカラダだったのに。
ショックだ。
812 :
55:2006/06/24(土) 21:09:35
811 ← 誤爆?
この非常時に誤爆すなっ!
しかし、部屋の力士は、理事長の部屋に移ったんだね。 よかった。
なにしろ、北天佑と理事長とは、一心同体だからね。
とりあえずは、ひと安心だ。
でも、二十山親方は若すぎるよ・・・
813 :
55:2006/07/01(土) 22:34:41
白露山以下、みんな、新しい部屋で、元気に稽古を始めたみたいだね。
良い部屋に移れて、よかったね。
相撲でがんばることが大切だからね。
それにしても、北天佑という力士のすごさは、下半身、とくに太ももの筋肉だったんじゃないかな。
あれほどの太ももの筋肉を持っていた力士は、後にも先にもいないんじゃないの。
しかも、驚くべきことに、北天佑は、ウェイトトレーニングの否定論者だったんだよね。
ウェイトトレーニングなしで、なんであんな筋肉がつくのか・・・
人間の肉体ってものは、科学では解明できないものがあるのかもしれないね。
814 :
55:2006/07/01(土) 23:02:05
ウェイトトレーニングの功罪については、各親方によって意見が割れているみたいね。
素人には、どっちが良いのかは、わからない。
まあ、結局のところ、強くなればいいわけだ。
815 :
55:2006/07/02(日) 22:40:58
いま、NHKで白鵬と把瑠都の稽古が出ていた。
白鵬は充実しているみたいだね。
まあ、横綱になるのは良いとしても、
横綱へのなりかたに、コダワってほしいね。
議論が出るようではダメ。
だれが見ても、納得がいくような、
スッキリしたかたちで行ってほしい。
816 :
待った名無しさん:2006/07/03(月) 09:01:19
age
817 :
55:2006/07/03(月) 21:45:02
大関取りであれば、雅山のように2度やることもあり得るけど、
横綱は、上がってしまえば2度やることはないもんね。
一生に一度なんだから、上がるなら、カッコよく決めてもらいたい。
もっとも、朝青龍や、他の力士がそれをゆるすかどうかは判らないけど。
818 :
55:2006/07/06(木) 22:15:12
今日、「相撲」誌をみていたけど、
大乃国の引っぱり込み、という記事には、いまひとつピンとこなかった。
なんか、芝田山親方は、「胸を合わせる」ことを言っているみたいなんだよね。
先代二子山親方の言ってることも、そんな感じだし。
つかまえて胸を合わせてしまえばどうにでもなる、ということで、
自分から差し手にこだわったり、上手をさぐったりするのではなく、
いきなり相手の差し手を引っぱり込んで、先につかまえてしまえ、という感じに読めたんだけどね。
まあ、こっちに読解力がないのかもしれないけど。
しかし、こういった技法は、旭天鵬や琴欧州が見せてくれると、おもしろくなるね。
819 :
55:2006/07/06(木) 22:17:14
昨日録画した「オーラの泉」をみたよ。
これまで千代大海が出演した番組の中では、サイコーだったんじゃないかな。
非常に興味深かった。
この番組、ひいき力士が出ると、ヒジョーにうれしいね。 DVD化することにするよ。
それにしても、千代大海自身も、対戦相手の出かたを感知したり、
タイミングをつかむ直感力、という点で、
まさしく「超能力者」だと思うんだけどね。
これからが勝負ということで、おおいに結構でないの。
いっちょ、がんばってくれい。
江原や細木の相手になるのは大概落ち目の奴と決まってるので残念だな
821 :
55:2006/07/08(土) 22:59:31
さあ、場所がはじまるぞっ!
みんな、暑いけれども、体調に気をつけて、良い相撲をみせてくれよ!
>>820 いやあ、その発想は、勝負師の発想ではないんじゃないかな。
なにしろ、相撲は結果がすべてだからね。
江原氏でも、細木氏でも、あるいは雅山の勝負パンツであっても、
要は、本人が信じて結果が出れば、みんなオーライなのよ。
勝ってなんぼの世界だからね。
逆にいえば、なにかを見つけ出して自分のパワーに変えていくのも、力士の才能といえる。
例えば、昨年九州場所14日目の朝青龍。
土俵上で、たった一人のファンが自分を応援してくれているのを見て、
これをパワーに変えて相撲に勝利した。 これこそが勝負師だ。
勝負師とは、ありとあらゆるものをエネルギーに変えて、自分のパワーとして取り込んでいく人間のことだ。
その対象がなにであるかは関係ない。
822 :
55:2006/07/09(日) 22:27:59
初日の千代大海。 いーい相撲だった!
琴奨菊は、地味ながら、徐々にチカラをつけてきている若手の一人だからね。
これを真正面から粉砕したのは大きい。
集中できているじゃない。
それと、今日は、初日からいい相撲が多かったね。
みんな、この調子で、場所を盛り上げていってほしい!
823 :
待った名無しさん:2006/07/10(月) 00:37:52
824 :
55:2006/07/10(月) 22:30:38
二日目の千代大海。
またしても期待の若手を粉砕!
立ち合いからの突きの流れが良く、ポンポンポンと回転よく突きが入った。
最後に一発大きく突き上げると、相手のカオが完全に天井を向いた。
これではハタいてください、ってなもんだ。
しかも、相手のアゴを左上方向に突き上げておきながら、
そこからイナすように、少し右側に回りこみながらハタいている。
これによって、最後の瞬間まで、ゆとりがあった。
先手とって攻めつづける闘志、俊敏な動き、神がかり的な直観力、冷徹な頭脳。
すべてがかみあった、すばらしい相撲だった。
>>823 これって、著作権的にみて違法行為なんじゃないの?
横に引いたね。圧倒してる時の引きだわ。
先場所はキセノンが練りに練った作戦できたけど、作戦なしで来てしまえば、これが
力の差か。
なかなか落ち着いているんじゃないですか。
827 :
55:2006/07/11(火) 22:37:08
千代大海、3連勝。
今日は、よく見て当たっていって、順当に突いていけた。
最後、北桜チックな腰の落としかたも良かった。
下半身と上半身とがピタリと一致している感じね。
>>825、
>>826 今場所は期待できそう。
828 :
55:2006/07/11(火) 22:46:28
しかし、把瑠都にはマイッタね。
旭天鵬をガップリから持っていくとは・・・
しかも、身長が高い旭天鵬に対して、
少し動くだけで肩越しに上手に手が届くかねえ。
あれだけ上手が深いと、逆に切ることはむずかしいよ。
そういえば、肩越しの上手といえば、むかし大鷲という力士がいた。
たしか佐久市でちゃんこ屋さんをやっていたと思うが。
息子さんも元力士で、いまはプロレスラーをやってるんだね。
まあ、鴨にしてる相手だけど、鴨にし具合がいいからいいね。
バルド、旭天鵬はガップリに見えて、バルドの一方的な四つだよ。あれじゃ旭天鵬は力入ってない。
その状態で一瞬止まったんで、逆に、ああ幕内はなんだかんだで壁高ぇーなと思ったけど。
>>828 旭天鵬は把瑠都戦の前に「自分は上背があるから、
さすがに肩越しの上手は取られないだろうけど」と語ってたらしいですね。
みごと予想を裏切られて、さぞやあわてたんじゃないかと。
今の把瑠都は、「コブラ」に出てくる最終兵器みたいに(漫画の話でスマソ)
対戦相手の得意パターンをことごとく吸収してるような気がします。
これで、課題である立ち合いを直してきたら、いったいどうなることやら。
831 :
55:2006/07/12(水) 22:26:25
千代大海、4連勝!
最初の引きで、一瞬、決まったかと思った。
本人も、少し見たんじゃないかな。
しかし、その後の反応は速かった。
先手先手と動き回って、引きずり倒した。
非常に動きがいいね。
832 :
55:2006/07/12(水) 22:29:10
>>829、830
今日の把瑠都の負けを見ると、
最終兵器も、まだ完全な進化はとげていない、ってことだろうね。
「コブラ」では、運転している者の安全までは学習していない段階で、タタいたからね。
とりあえず、把瑠都には、得意の「人間クレーン」の体勢にさせずに決めることが必要かな。
しかし、負けた後の目つきを見ると、意外に根性があるみたいね。
勝ったは良いが、テンホーを最近押し込めなくなってるのは気になるんだよな。
ああいう取り方してると5割くらいは落とすぞ。最近の対戦はほぼ五分になってるし。
これまでの相性で勝ったようなもんだ。
上位に通用するにはテンホーくらいは楽に持って行けないと駄目だ。
>>833を見て???と思ったけど今朝の書き込みだったのか。
>>833さんの危惧が的中して、土ついちゃいましたね、大海。
天鵬、琴光喜あたりって
相手力士の調子を測るバロメーターになりません?
大一番で空気読まないし、腰が重くて懐深いし。
55さんがコブラ読んでてちょっと嬉しかった
>>830でした。
835 :
55:2006/07/13(木) 22:22:03
千代大海、ついに1敗。
ちょっと、カラまわりしたかなあ・・・
相撲というものは、ほんとうに難しいよ。
しかし、今日は、偶然の事故のようなもんだからね。
絶好調であることには、変わりはない。
これからよ。
>>833、834
むかしのように、パワーで押し切る相撲ではないけれど、
いまは、超能力者のカンと、猛獣のようなスピードを売りにしているからね。
ただ、相撲は、調子がいいからとって必ずしも勝てないところが、むずかしい。
とりあえず、今場所は、この数場所では、非常にイイと思うんだけど。
旭天鵬も、琴光喜も、地力はすごいと思うよ。
836 :
55:2006/07/13(木) 22:29:48
他の若手の押し相撲についていえば、新十両の龍皇はよくなったね。
スタートはハラハラさせられたけど、
今日のようにカケヒキが出るということは、
精神的には落ちついてきたってことだね。
なにせ、稽古場では、ツボにはまれば白鵬を持っていくということだから、
落ちついてくれば、期待は大きいよ。
837 :
55:2006/07/13(木) 22:39:39
心配なのは大雷童だ。 どうした?
ケガや病気であるならば、しかたがないけれど・・・
あえて、ケガや病気ではないという前提のもとに言わせてもらえば、
まさか、番付の面で、下の方が気になるからといって、
「守り」にはいっているんじゃないだろうね。
相手がどうであろうが、かまわずにガンガン行ってほしいぞ。
そもそも、失うものなんて、何もないではないか。
大雷童らしい相撲を見せてくれよ。
838 :
55:2006/07/14(金) 22:45:40
うん。 今日の千代大海の相撲は、完全な心理戦だったね。
気合いを入れる千代大海に対して、それをヒョイとはずす雅山。
仕切りのときも、立ち合いの待ったにおいても、
それぞれにビミョーな心理戦をくりひろげていた。
押し相撲どうしでも、このレベルになってくると、
もはや、突っ張りがどうだとか、技術がどうだ、ではなくなってくるんだね。
一瞬のアヤだけで勝負が決まる。
けっこう、緊迫した相撲だった。
839 :
55:2006/07/14(金) 22:59:47
大雷童、良いじゃないの。 上林も。
いままで何をやってたのよ。
ま、場所はこれからだからね。
しかし、今日の武雄山−玉春日は、見ごたえがあったなあ・・・
武雄山の前に出るチカラを、玉春日は、神ワザのような技術で封じこめて、前に持っていった。
武雄山は、けっして悪い相撲ではなかったが、玉春日の神ワザは、それを上回っていた。
感動した!
突き押し相撲は、今まで何やってたのという連敗からの快連勝と、今まではなんだったんだという
連勝からの連惨敗がある。踏ん張り所って概念が少ない。
いや、その突き押し相撲で長く幕内だの大関だのに留まってる雅山とか千代大会とか凄いね。
安定感に難のある突押しだけで大関在位歴代2位なんて記録は今後出てこないだろうよ、多分。
これとてつもなく凄い事だぞ。
最近相撲を語ってる連中はその凄さが解ってない。
842 :
待った名無しさん:2006/07/15(土) 07:56:52
そろそろ4回目の優勝出来る。
843 :
待った名無しさん:2006/07/15(土) 18:51:20
どうよ
今日だけで優笑確定だな
845 :
55:2006/07/15(土) 20:58:13
七日目の千代大海。 万全だった。
しかし、なんか、露鵬がカメラマンとトラブったとかいう報道があったけど・・・
大丈夫かな。
一般論としては、土俵上で礼儀を欠くような態度はよくないけど、
ただ、カメラマンとかに手を出したとなると、まったく別な問題になってしまう。
あまり、大騒ぎしないでほしいんだけど・・・
>>840、841
素晴らしい。 お目が高いですね。
押し相撲というものは、断崖絶壁の上で、丸太の上を、猛スピードで走りぬける世界だと思うんですよ。
少しでも迷ったりすると、落っこちる。 度胸だけのオトコの世界。
だからこそ、押し相撲力士こそは、オトコのなかのオトコだと思うんですよ。
846 :
55:2006/07/15(土) 21:08:32
>>840、841
すいません、軽薄なレスをつけてしまいました。
840、841さんは、おそらく専門家の方ではないかな、と思います。
いま、露鵬の報道で、動揺しています。 もうしわけありません。
847 :
55:2006/07/15(土) 21:29:56
露鵬は大丈夫?
とりあえず、早めに関係者に謝っちゃったほうが良いかもしれない。
……いきなり足が揃って自分でこけた一敗、なんだったんだろうな?
849 :
55:2006/07/16(日) 21:41:40
千代大海は、言うことなしで、万全の相撲。 いいね。
露鵬は3日間の停止か・・・
すこし頭を冷やしてくれよ。
力士というものは、みんなのあこがれなんだからね。
力士の手形は、家庭やお店のなかで「魔よけ」として珍重されるし、
力士がきてくれると、どんなイベントでも、めちゃくちゃ盛り上がる。
力士は、スポーツマンであるけれども、それよりも、
「司祭」であり、「牧師」でもあるんだよ。
露鵬は、この点を、よく考えてほしいな。
ジダンの場合はピッチ上のトラブルだったけど、露鵬の場合は、相手が素人だったからね。
とにかく、頭を冷やして、それから、復帰してほしいな。
つまり、これが千代大海の栃東に対する勝ちパターンなんだな。これであと20cm中心で取
れれば、誰が見ても文句無く、危う気すら感じなくなるんだけど。
今日は理想の相撲。
完全に取り方の形で東を上回った。
>>851 背水の陣ならぬ背俵の攻めという要素があるんじゃないかねぇ。
あの位置で無いと相手も出て来づらいのでは。
リスクのある位置にいる事で、相手の拙攻を誘う事が出来る可能性が高くなる。
853 :
55:2006/07/17(月) 20:23:07
九日目の千代大海、最高!
当たってからも、つねに先手を取って、小刻みな突っ張りで相手の上体を起こしていった。
相手が、あせって出ようとした、その刹那を見きわめて、
絶妙のタイミングでハタいた。
いやあ、超能力者ぶりが発揮された相撲だったね。 見事だ!
しかも、今日は、大雷童、龍皇、上林、栃栄と、十両勢もよかったね。
ほんとうに、気分がいいな。
>>851.852
まあ、勝てばオーライということで、どうでしょうか。
栃東も、初日から8連勝している力士ですし。
854 :
55:2006/07/17(月) 20:25:48
>>850 土俵でエキサイトすることは、べつに珍しいことではないし、この点については、
土俵上のマナー違反ということで、厳重注意を受けるべきところでしょう。
しかし、力士が一般人に手を出してしまうと、もはや、土俵上のマナーの問題ではなくなっちゃう。
それにしても、露鵬は、復帰したら、すぐに理事長をはじめ、関係者にあやまらないとね。
今回は、被害者が穏便にすませてくれたのが良かった。
きっと、大相撲に理解のある人なんだろうね。
いくらなんでも、刑事事件にまでなってしまうと、さすがに理事長でも、かばいきれないだろうからね。
まあ、露鵬には、十分に反省してもらって、すべての関係者にスジをとおしてもらって、
それから良い相撲を見せてほしいな。
855 :
55:2006/07/17(月) 20:32:51
玉春日の相撲は、ほんとうに良いね。
今日は、立ち合いで、アタマでいきながら、同時に、下からハズでブロックし、
相手のモロ手突きを封じこめた。
すばらしい技能だし、その前に、なんといっても、当たりが強い。
玉春日の場合、今場所、「技能賞」をもらえば最高にうれしいけど、
しかし、いまの玉春日にふさわしい賞は、技能賞ではない。
玉春日にふさわしい賞は、もはや「人間国宝」しかないんじゃないかねえ。
856 :
55:2006/07/18(火) 22:21:33
今日の千代大海。 相手が突っ張ってきたのは、ひょっとすると予想外だったかもしれない。
しかし、あわてずに応戦して、ぶつかり稽古のような体勢で持っていった。
土俵際で、相手がひと腰おとして残そうとしたところを、かまわずに体をぶつけていって決めた。
いやあ、迷いがない。 すばらしい。
857 :
55:2006/07/18(火) 22:25:53
今日の豪風の出足は、最高だったじゃないの。
玉春日もあいかわらず巧者ぶりを発揮したし。
押し相撲どうしも熱戦が多かった。
武雄山−豊桜。 豊桜の突っ張りを、武雄山が耐え忍んで、まさにガマンの相撲。
大雷童−北勝岩。 北勝岩のカマシがすごかった。こういう相撲はゾクゾクする。
しかし、大雷童は前に出れているし、明日からは行けると思うよ。
欧州の突き押しはちょっと面食らったんじゃないかね。
個人的には以前から欧州が突き覚えたら厄介になりそうだな、と思ってるんだが。
何せあのリーチがある。
これはバルトなんかもそうだが、昨日も白鵬相手に良い突き押しを見せてたし。
まぁ昨日の一番に関してだけ言えば、欧州が突きで間合いを空けてくれたお陰で
逆襲で勝てた訳だが・・・・先を考えるとそういう事も考えとかなきゃならんな。
突き押し系は突き押しに弱い、というのを考えての戦法だろうからな。
とりあえず今日のバルト戦は注目。
いずれ同じ地位まで上がってくるし、上位陣が全員警戒しなきゃいけない相手だからな。
あの体躯と重量だけでも脅威だが、四つでも押しも引きも出来るとなるとかなり厄介だ。
余談だが雅山のドルジに対しての突き押しも注目して見ていた。
立合い諸手で行って、後は先場所のように良い感じの突きをタイミング良く当てて行こうという狙いだったのだろう。
しかしドルジ相手だとあの程度じゃあっという間に手繰られて終わるという訳だ。
とにかく手繰りが上手くて速い。
これは大海にとっても基本的に同じ取り方だろうから、他力士の取組みでも非常に参考になる。
しかし、闘牙化する可能性もあるわな<超リーチ突き押し相撲
いや、突き放してから頭押さえると縦に一回転するあの相撲も面白いんだけどさ。
861 :
55:2006/07/19(水) 22:58:20
まさか、千代大海に対して、把瑠都が変化してくるとは・・・
立ち合いは、左右に動いて肩越しの上手をねらうか、
あるいは、正面からモロ手突きでくるか、のどちらかだと思っていたから、予想できなかった。
しかし、立ち合いで変わって上手をねらってくるなんて、
ひょっとして、先場所千秋楽の白鵬戦で学習したのだろうか。
だとすると、やっぱ「最終兵器」だ。
しかし、千代大海のヒザはだいじょうぶかな。
栃東も。
二人とも気力で相撲を取っているからね。
がんばってほしいし、同時に無理もしないでもほしいし、
なんか心中が分裂するような気持ちになってしまう。
862 :
55:2006/07/19(水) 22:59:22
露鵬は、元気に復帰できて、ほんとうに良かった。
土俵入りのときは、けっこう拍手をもらっていたじゃないの。
心機一転、がんばってほしいね。
今日の玉春日は、負けたけれども、「らしさ」を発揮してくれたんじゃないかな。
出島がアタマからきて、胸で受けるかたちになって、一瞬、どうかと思ったら、
パンパンと突き上げて、相手の顔を起こして、あっという間に出足を止めてしまった。
なんか、魔法を見ているみたいだった。
ほんとうに上手い。
みんな、場所もあと少しだし、疲れているだろうけれども、がんばってくれよ。
863 :
55:2006/07/19(水) 23:01:31
>>858 なるほど。確かに。
あのリーチで突っ張って、それが的確にヒットして、しかも腕が伸びていったら・・・
想像するだけでも恐怖ですね。
すると、琴欧州、把瑠都が、今後、突っ張りを研究していくならば、
お手本は、曙の相撲でしょうか。
そうなれば、千代大海としては、貴闘力の相撲で対抗するしかないか・・・
>>859 これも、確かに。
横綱の反射神経や、動体視力は、並大抵じゃあないですしね。
>>860 把瑠都なんかは、今場所も、
立ち合いでモロ手突きにいって、いきなりハタいた相撲がありましたからね。
864 :
55:2006/07/19(水) 23:14:13
把瑠都や琴欧州が、本格的な突っ張りを習得してきた場合には、
やっぱ、貴闘力のように、タイミング、方向、ヒットポイントを微妙にはずして、
なおかつ、炎のような闘志で、対抗していくイメージになるかな。
千代大海のセンスであれば、大嶽親方の相撲を研究すれば、
まだまだ、向上できるような気がするし。
一方、千代大海が、横綱に勝つためのパターンは・・・
まず、立ち合いで先手を取って、横綱の重心を後方にもっていく。
そのまま、回転速く、小刻みな突っ張りで、手繰られないように注意しながら、
横綱の重心を後方に残したまま、最後まで一気に突き切ってしまう・・・ってイメージかな。
一瞬でも、横綱が重心を前にもどしてしまうと、
横綱には、左右への動き、手繰り、カウンターの突き、と、いろいろあるし。
とにかく、立ち合いで先手を取ることが、最低条件という感じかなあ。
まあ、身も蓋もないが、休場を薦めるね。
866 :
55:2006/07/20(木) 20:44:27
うーん。 今日の千代大海は、左足が踏み込めていないし、ぜんぜんだったね。
まあ、昨日の今日だけど。
ケガの状況は本人にしかわからないから、なにも言えない。
ただ、がんばってほしいという気持ちはあるけど、
やっぱ、無理をしないでくれ、という気持ちも強いよ。
栃東も。
栃東の場合は、今場所は出場してくれただけでも、十分にがんばったといえるし。
>>865 そうハッキリ言われてしまうと、たしかに身も蓋もないですが。
867 :
55:2006/07/20(木) 20:54:38
明るい話をすると、やっぱ、人間国宝、玉春日だね。
今日も魅せてくれた。
相手の安美錦はさすがに相撲巧者だけあって、右からタイミングよく突きを入れてきた。
玉春日はこれを食って、のけぞらされ、左を差され、組み止められてしまった。
これで、玉春日は絶体絶命のピンチか、と思いきや、よく見るとマワシは与えていない。
冷静に、相手の体を右にふって、頭をつけなおし、
さらに体勢を低くして、ますますマワシを遠くした。
そしたら、相手はあせって引いてきた。
玉春日は、これを計算していたかのように、楽々とついていった。
ともかく、すべての動作が「理」にかなっているし、
動作の節々にまで、まったくムダがない。
ほんとうに素晴らしいよ。
868 :
55:2006/07/20(木) 21:36:12
今場所は、押し相撲も力士は、みんな、良い相撲を見せてくれているよ。
勝つか敗けるかは時の運だけれども、押し相撲というものは、やっぱ、
突き押し一本にかける気迫と根性を、ガンガン前に出すことが、なによりも大事だからね。
そうすれば白星もついてくるよ。
869 :
55:2006/07/20(木) 21:37:30
今日は、千代白鵬も足が痛そうだっけど、大丈夫かな。
千代白鵬の場合は、まずは足を治さないとね。
千代白鵬も、若麒麟も、二人とも、今場所は、
良い相撲と悪い相撲との落差がはげしいね。
良い相撲こそが、本来の地力を発揮した相撲であるのだろうけど、
それが、常に出ないところがもどかしい。
二人とも、十両復帰が当面の目標であることは良いとしても、
復帰した後に、いかに本来の相撲を出していくか、という点についても、
いまのうちから準備していってほしいな。
まさか、復帰しただけで満足するつもりはないだろうからね。
あれだ、最後組みとめられて、そこからいい状態になろうとして、そこを圧倒されて寄り切られた。
で、その一瞬前、打つだけなら小手投げ打てる体勢なんだな。
千代大海は四つに組にいっていい体勢を作る能力はないんだが、投げや寄り自体は割りと強
かったりするのに、まともに組んだ時以外は諦めてみたり体制を整えようとして、その下手さで
墓穴掘ったりする。一か八かでも無理やり投げに行った方がいいんじゃないだろうか?
871 :
55:2006/07/21(金) 22:12:31
今日の千代大海、いい相撲だったじゃないの。
立ち合いから、ガンガン突っ張っていって、
いい突きが、相手の顔面にバカスカ入っていったからね。
なんか、白鵬の頭蓋骨が、ひしゃげているように見えたぞ。
ケガの具合が心配されたけど、ぜんぜん行けるじゃないか。
872 :
55:2006/07/21(金) 22:17:51
>>870 確かに、普通の相手であればそうかもしれないけど。
なにしろ、今日の相手は、白鵬だからねえ。
やっぱ、普通の相手のようには、いかないんじゃないかな。
まあ、投げて勝っても千代大海らしくない気もするし。
873 :
55:2006/07/21(金) 22:29:28
玉春日。
今日は負けたけど、頭を低くする豊真将を、うまく攻めた。
土俵際で逆転されたけど、攻め手はほんとうに上手かった。
しかし、明日の割りが把瑠都ってことで、一瞬、目を疑った。
とりあえず、体をこわされないようにして、がんばって。
>>871 白鵬は基本的に受ける相撲だからな。
だから龍二も相撲を出させてもらえる。
これがドルジになると相手の良さを速攻で潰す相撲だから、全く何もさせてもらえない。
いつも白鵬戦はドルジよりは勝負になってると言うのはそういう事。
対戦成績はあれだけど内容的にはほとんど互角の勝負をしている。
勿論白鵬もドルジのような相撲を取る事も出来なくは無いんだろうよ。
でもそれを敢えてやらないから。
龍二はとにかく体調完全に治す事だ。
来場所は多分もっとキツくなるだろう。
875 :
55:2006/07/22(土) 22:24:49
うん。今日の千代大海は、やられたね。
この一番は、立ち合いの一瞬だけが勝負だったが。
千代大海は、当たってから左で突き起こしにいったが、
横綱は、微妙に「後の先」をとった。
横綱は、ほんの一瞬だけ、遅れて立って、千代大海の当たりをズラし、
同時に、右手を千代大海の左ワキにあてがって、
千代大海の突き起こしを不発にさせた。
これで勝負が決まってしまった。
くやしいけど、横綱には頭がさがるよ。
優勝おめでとう。
>>874 いや、クールに言ってしまえば、全くそのとおりです。
しかし、ファンというものは、つねにホットでないといけませんので。
元気よくガンガン突っ張っていく相撲が見れれば、けっこう満足ですし、
相撲を見てお祭りするのも、相撲ファンの楽しみ方のひとつですし。
876 :
55:2006/07/22(土) 22:57:24
しかし、白鵬が明日勝って、13勝をあげたならば、横綱昇進の問題はどうなるのだろうか。
理事長によれば、横綱は、つねに優勝争いを引っぱることが責務であるから、
そのためには、星の上では13勝が目安になるであろう、・・・という話だった。
つまり、本来の意図は、星数のうえで13勝をあげるか否か、ではなくて、
優勝争いを最後までひっぱるチカラがあるか、ということだ。
このように考えれば、仮に、白鵬が今場所13勝をあげたとしても、
そのタイミングが、すでに朝青龍の優勝が決まったあと、ということであれば、
ちょっとなあ、という議論は出るね。
ただ、白鵬については、今の時点で横綱になったとしても、
十分に横綱としてやっていけるだろうとは、誰もが思っている。
この場合、白鵬の責任ではないんだけど、「記録」がどうか、ということも出てくるかな。
つまり、2場所で大関を通過した力士は、これまで双葉山、照国しかいない、とかいうやつ。
記録としては、たいしたものでもないけど、
しかし、双葉山の名前が出てくるとなると、ちょっと重くなる。
要は、オマケして昇進させて、双葉山の記録に並ばせてもいいの? ・・・ってこと。
朝青龍だって3場所かかったのに。
朝青龍より早い記録になるんだね。
いや、だから、場所前に、
>>815 で言ったように、
昇進するならば、議論の余地のないかたちで行ってほしかったのに。
>>876 千秋楽に白鵬 朝青龍戦を組むのは規定路線だったろうけど、
優勝が決まった今となっては、白鵬が千秋楽に勝っても印象は弱すぎるね。
13勝を守っただけであって、優勝争いをしたわけではない。
14日目以前に白鵬 朝青龍の取組があればどうなっただろう。
白鵬が朝青龍を降せば、千秋楽は1敗の横綱と2敗の白鵬。
展開しだいで優勝決定戦があるとなれば、
優勝争いをした印象も強くなったかもしれん。
議論の余地があるどころか、白鵬を横綱にあげるのはまだ早い。
急がなくても中盤から後半戦にかけての白鵬の相撲を見ていれば
悪癖の張り差しも見られないし、十分な体勢になるまでが非常にうまい。
近い将来の横綱になることはわかりきってるよ。
綱とりがいつも悲壮感の漂う栃東、魁皇とは違うんだから、
万人がケチをつけられないような成績で横綱昇進して欲しいね。
本来なら優勝争いを盛り上げるはずだったチヨスとあずまんが
怪我しちゃったしね。
怪我しなくても2大関とも白鵬とドルジには勝てなかった可能性の方が高いけど。
ひろゆきとカロヤンについてはあえてコメントしない。
879 :
55:2006/07/23(日) 22:59:20
うん、千秋楽の千代大海。
組まれてしまったから、しかたがないね。
しかし、今場所は、ほんとうに満足できる場所だった。
初日から、バンバン気迫のある突き押しが見れたし、
いや、これほど満足できたのは久しぶりな気がするな。
終盤戦で、ヒザを痛めたのは残念だったけど、
しかし、ファンとしての満足度では、今場所は100点満点だよ。
>>878 しかし、千代大海の前半から中盤にかけての相撲は、良かったでしょ。
880 :
55:2006/07/23(日) 23:00:47
玉春日。 技能賞、おめでとう。
地味な相撲であるだけに、評価してもらえるかどうか心配だったけど、ほんとうに良かった。
コツコツと努力をしていけば、いつかは認められる、というお手本になってくれた。
なにしろ、玉春日の技術は、人間国宝だからね。
今日の相撲も、突っ張りに定評がでてきた時天空に対して、
突きをポンポン出すだけで、あっという間に相手の突っ張りを封じ込めて、
相手のほうから先に引くような流れにもっていった。
まさに、魔法をみているようだよ。
一般には、突き押しは「パワー」というイメージがあるけれども、
しかし、玉春日の相撲をみれば、突き押しは、純粋な「技術」であることが明らかだね。
これからの若い人は、玉春日の相撲をよく見ておいてほしいね。
881 :
55:2006/07/23(日) 23:22:59
>>877 おっしゃるとおりであると思います。
今回の割りの具合は、やっぱ「天運」じゃないですか。
しかし、TVでは、14日目に朝青龍−白鵬戦を組むべきだった、などという意見があったけど、
これは、普通の感覚では有りえない感じかな。
横綱大関であれば、通常は、番付順で当たっていくのが原則なので。
これをくずすケースとしては、過去の小錦や、先場所の把瑠都のように、
上位と対戦しないで優勝をさらわれてしまうような緊急事態がある場合とか、あるいは
昭和40年代後半に、大関どうしの無気力相撲が続いたために、
大関どうしの一番を初日にもってきた事例とか、それくらいじゃないかな。
少なくとも、観客の興味とか要望をかなえるために、
大関以上の割りをコロコロ変える、ってのは、聞いたことないな。
882 :
55:2006/07/24(月) 22:19:29
今日、白鵬の顔が一面に出ていたスポーツ新聞を買っちゃったよ。
けっこう、おもしろい記事が出ていた。
理事長の「今場所の13勝は、(2場所連続優勝に)準ずる成績とは言えない。」という発言に対して、
仮に、今場所が「準ずる成績」に該当しないのであれば、
来場所、優勝したとしても、今場所と来場所とをあわせれば、
「(2場所連続優勝に)準ずる成績」にならないではないか、おかしい、という批判。
言われてみると、「2場所連続優勝かそれに準ずる成績」とあるのに、
3場所かかって横綱に昇進する、ということは、なんかピンとこない面はある。
これについては、こう解釈したらどうだろうか。
883 :
55:2006/07/24(月) 22:20:54
つまり、例えば、「今場所の成績は来場所につながる。」という言葉をすなおに解釈して、
今場所については、文字どおりの「つなぎ」になったと考える。
白鵬の場合でいえば、優勝した5月場所が綱取りの起点になるとして、
この7月場所を優勝していれば「2場所連続」になっていたところが、
7月場所が、文字どおりの「つなぎ」になった。
すると、5月場所と9月場所とは、7月場所を「つなぎ」として、くっついてしまい、
審理の上では、5月場所と9月場所とが「2場所連続」になる、というわけ。
要は、「2場所連続」が3場所にのびた、と考えるのではなく、
「2場所連続」の、後のほうの場所が、一場所分うしろに移動した、と考える。
この考えでいくと、仮に、9月場所で白鵬が優勝したとすると、
現実の期間としては、5月から9月までの3場所を要しているわけだけれども、
5月場所と9月場所とは、7月場所を「つなぎ」として、くっついており、
審理の対象は、くっついている5月場所と9月場所の二つになっているから、
これは、立派に「2場所連続」の優勝、とみなすことができる、というわけ。
このように考えると、なんとなくスッキリするような気がするな。
884 :
55:2006/07/25(火) 22:06:30
上記のスポーツ新聞の記者さんは、「2場所連続」という文言について、
「(審議する時点からさかのぼって直近の)2場所連続」という意味に解釈しているようにみえる。
しかし、協会がいうところの「2場所連続」の意味合いは、そうではなくて、
「(審議の対象となる場所を続けて)2場所連続」という意味のようにみえる。
前者はいわば「逆算式」、後者はいわば「加算式」ということで、正反対だね。
つまり、前者の場合は、横綱問題を審議しているその時点から「逆算」して、
直近2場所の成績をみて判断する、という考えかただ。
しかし、後者の場合は、理事長の口からよく「起点」という言葉が出てくるように、
まず最初に、優勝かそれに準ずる成績かの場所を評価して、これを綱取りの「起点」と認定する。
ついで、この起点となる場所から「加算」して、「審議対象となる2場所目」の成績が、
優勝かそれに準ずる成績であるか否か、をみて判断する。
そして、この「審議対象となる2場所目」で、優勝するか、または、
それに準ずる成績をおさめれば、めでたく横綱昇進ということになるが、
今場所の白鵬のように「つながった」といった場合には、
その「審議対象となる2場所目」が、次の場所に延期され、
3場所目こそが「審議対象となる2場所目」に該当する、というわけ。
まあ、別に協会に聞いたわけではないので、以上の見かたが正しいかどうかは判らないが、
ただ、少なくとも、マスコミの人は、協会の解釈をよく踏まえた上で意見を言わないと、
議論が噛みあわなくなるんじゃないかな。
いや、普通に考えて「2場所連続優勝に準ずる成績」で一つの概念の塊なんでしょ。
「3場所で優勝次点優勝の成績」が「2場所連続優勝(その前後が負け越しだろうとかまわない)」
と並べられるってだけで。
886 :
55:2006/07/26(水) 20:13:58
>>885 うん。 上で言っていることも、いちおう、内容的には
「3場所で優勝次点優勝」=「2場所連続優勝」ということを言っているのよ。
それで、なんで、これがイコールになるのか、っていう点を考えているわけ。
「3場所で優勝次点優勝」=「2場所連続優勝」であるとすると、
算数的に言えば、3≠2なので、なんとなく座りがわるいし、
そもそも、双羽黒の後は、全てのケースが「2場所連続優勝」で昇進しているにもかかわらず、
なんで、白鵬だけは「3場所で優勝次点優勝」でゆるされるのか、という点の説明がつかない。
そこで、この点を、論理的に説明しようとトライしたわけ。
というのは、この点があいまいであるために、
>>882 のような、ちょっとユニークな記事が出てくるのかな、と思ってね。
887 :
55:2006/07/27(木) 22:36:15
ただ、
>>882 で出た新聞記事なんだけど、けっしてマトハズレではないと思う。
玉手箱をみると、貴乃花のときは、
平成 6年 5月 14勝1敗 優勝
平成 6年 7月 11勝4敗
平成 6年 9月 15勝0敗 優勝 となっている。
最後の平成6年9月場所では、場所前にも、場所中にも、昇進の話題は出ていなかったのに、
場所が終わってから、突然に、昇進問題が取り沙汰されはじめた。
これは、協会が、「逆算式」の考え方を取った、ということじゃないかな。
つまり、9月場所が終わった時点で、それじゃあ横綱に上げようかと考えて、振り返ったところが、
直近の2場所が11勝−15勝では、どうみても基準に届いていない。
そこで、その前の5月場所が優勝だったんだから、7月場所の11勝はイイじゃないの、ということで、
横審に諮問したら、ハネられた。 これは、3場所でみる理由がないということも、原因のひとつじゃないかな。
「逆算式」の弱いところは、この辺にあると思える。
2場所連続で活躍してくれれば、「逆算式」であろうが「加算式」であろうが関係ないけど、
2場所で足りずに3場所でみようとする場合、「逆算式」で考えていくと、
2場所でみるはずのものを、なんで3場所でみるのか、ということが説明できない。
つまり「2場所連続優勝/準ずる成績」という基準との整合性がとれず、曖昧になる。(双羽黒以前は考慮外ね。)
>>882 の記事は、白鵬の今年7月場所の成績が「優勝に準ずる成績」といえないのであれば、
次の9月場所で優勝したとしても、「2場所連続優勝かそれに準ずる成績」にはならない、と指摘している。
白鵬の5月場所での優勝を参酌しようとしても、確かに、貴乃花のケースと同様で、
2場所でみるはずのものを、なんで3場所でみるのか、については説明できない。
こう考えると、
>>882 の記事は、けっこうマトを得ているのではないだろうか。
888 :
待った名無しさん:2006/07/28(金) 06:55:36
age
889 :
待った名無しさん:2006/07/28(金) 06:58:51
_■__
/⌒ ⌒\
/ ` ´ \
/::::::⌒(__人__)⌒::::: \ みんな龍二に優しくするお!
| |r┬-| |
\ `ー'´ /
890 :
55:2006/07/28(金) 23:05:17
貴乃花のケースを「加算式」でみると、どうなるだろうか。
平成 6年 5月 14勝1敗 優勝
平成 6年 7月 11勝4敗
平成 6年 9月 15勝0敗 優勝 ということで、
まず、最初の5月場所で優勝したわけだから、ここは綱取りの「起点」となる。
次の7月場所で優勝かそれに準ずる成績を上げれば昇進だったが、しかし、そこは11勝どまり。
仮に、今年の栃東のように12勝を上げれば良かったが、11勝では次につながらない。
この時点で、綱取りはアウト。
そして、9月場所では全勝優勝したので、この場所が、新たに綱取りの「起点」となる。
・・・ということで、今の理事長であれば、おそらく諮問はしないと思う。
このように、昔と今とでは、協会の考え方は大きく変わっているんだね。
今場所の白鵬については、多くの人は、ここ数場所13勝以上しているのだから昇進させるべき、
と思ったのではないだろうか。
しかし、これは「逆算式」の発想だ。
「加算式」でみれば、今場所は、横綱の独走をゆるしたこともあって、確かに星がたりない。
結局、協会は、「加算式」をとり、「逆算式」はとらなかった、ということだろう。
891 :
55:2006/07/28(金) 23:06:43
「加算式」と「逆算式」とでは、個人的には、「加算式」のほうが良いと思うな。
「逆算式」の場合、貴乃花のケースのように、綱取りと関係なく相撲を取った上で、
あとから横綱に上げてもらう、ということが起りうる。
これでは、横綱という地位が軽い。
やはり、今場所の白鵬のように、綱取りのプレッシャーと戦ってこそ、横綱といえるのではないだろうか。
それには、「加算式」のほうが合っていると思う。
それと、3場所のトータルでみる、という発想はやめるべきだと思う。
貴乃花のケースをみると、2場所連続では基準に足りないのに、
3場所のトータルでみるとそれなりの成績だった。 このために、協会は安易に諮問してしまった。
つまり、「2場所連続」でみるよりも、「3場所のトータル」でみるほうがヌルいのだ。
やっぱ、大関昇進よりも、横綱昇進のほうがハードルが高いんだね。
892 :
55:2006/07/28(金) 23:09:04
ただ、3場所のトータルをみないということは、白鵬の場合は、
綱取りの起点となった5月場所と、こんどの9月場所の成績の二つだけをみる、ということになるが、
この場合、真ん中の7月場所の13勝がまったく評価されないことになり、少し問題だ。
つまり、今年3月場所の栃東の12勝と、今年7月場所の白鵬の13勝とでは、
両者は、たんなる「つなぎ」の意味しかなくなるため、同列に扱われてしまう。
そこで、一部、補助的に「逆算式」の考えも加味すると良いかもしれない。
つまり「直近2場所の成績も補助的に参酌する。」とでもしておく。
すると、白鵬の場合、仮に、次の9月場所の成績がボーダーライン上になったとしても、
「直近2場所の成績も補助的に参酌する。」ということで、7月場所の13勝が高く評価され、
有利にはたらく、ということになる。
・・・ま、きりがないんで、この話題はここらで止めとくか。
893 :
55:2006/07/29(土) 22:05:27
録画しておいたNHKの「人間ドキュメント」とかいう番組をみた。
これは、白鵬が横綱にチャレンジする過程を追っていった番組なんだけど、
結果的に白鵬の綱取りがならなかったもんで、目立たない時間に放映されたみたいね。
ただ、この番組を見て、あらたに思ったけど、
白鵬に対しては、言いたいことが山ほどあるんだよね。
これから、少しづつ書かせてちょうだい。
894 :
55:2006/07/30(日) 22:33:33
と、思ったけど、やめた。
これから横綱をめざす力士に、言うこともないやね。
895 :
待った名無しさん:2006/07/31(月) 20:29:42
>>894 ええ〜っ!?
なんか気になるなぁ。ほんの少しでもいいから書いてよ。
896 :
55:2006/07/31(月) 22:38:20
>>895 いやあ、それほどたいした内容ではないもんで・・・
まあ、ひとつ挙げるとすると、「心がまえ」のところだね。
白鵬は、今回、横綱昇進を見送られたことによって、
誰が、もっとも被害をうけたのか、について考えるべきだ。
誰が、もっとも被害を受けたのか?
白鵬自身か? 宮城野親方か、熊ヶ谷親方か? 白鵬の両親か? 部屋の後援者か?
どれも違うと思う。
もっとも被害をうけたのは、「協会」だろう。
897 :
55:2006/07/31(月) 22:41:59
むかしは、7月場所は、新横綱が誕生しやすい場所と言われていた。
その理由は、夏巡業の呼び物になるからだね。
かって、夏巡業は協会のドル箱であったところ、新横綱が登場するとなれば、
これは観客動員にはずみがついて、大きく盛り上がることになる。
このような事情から、7月場所は、新横綱が誕生しやすかった、というわけ。
ひるがえって、現在の協会の状況はどうかというと、ご承知のように、
巡業の低迷ぶりは甚だしく、今年は北海道でもなんとか巡業ができそうだが、
まだまだ、ドン底を脱したといえる状況にはない。
もしも、7月場所で新横綱が誕生していれば、今年の夏巡業はおおいに盛り上がり、
来年以降の夏巡業の売れ行きにも、大きく効果があがったことだろう。
つまりは、協会こそが、誰よりも、ノドから手が出るほど新横綱がほしかったはずだ。
白鵬は、このような点を考えたことがあるのかな。
898 :
55:2006/07/31(月) 22:45:31
今回、NHKの番組を見て、なんとなく感じたんだけど、なんか、白鵬は、
「自分」が横綱になる、「自分」が強くなる、「自分」が記録を作る、「自分」が優勝する、といった感じで、
自分のことしか考えていなかったように見えるんだよね。
まあ、あくまでも、外からみた印象にすぎないんだけど。
7月場所の初日は、明らかに緊張していて、星を落としてしまったが、
ひょっとして、自分のことしか考えていないから、緊張するんじゃないの?
横綱というものは、協会の「看板」であるというだけではなく、
横綱が勝つか負けるか、という点は、大相撲の興行、大相撲の行く末という点にも、大きな影響を及ぼすのだ。
横綱が負けると、それだけで、大相撲の屋台骨がゆらぐのだ。
このような観点からみると、場所前の白鵬は、「心がまえ」という点は、どうだったのか。
白鵬は、少年の頃に、大きな志をいだいてモンゴルからやってきた。
それほど大相撲を愛しているのではないのか。
それならば、「大相撲を救う」とか、「協会をささえる」とか、大きな視野をもってほしいな。
それこそが、横綱力士としての「心がまえ」というものだろう。
白鵬ほどの力士が、単に横綱になることだけを考えているようではさびしい。
むしろ、横綱をとおりこして、「大相撲の救世主」になってやる、という気迫でいってほしいね。
なにしろ、期待が、並外れて大きいのだからね。
ほぉ・・・
ゴーゴーさんなかなかやりますな。感心しました。ホントそのとおりですわ。
でも、最近ちょっとスレタイに内容が則してないような・・・ 次スレはスレタイ変えたほうがいいんじゃないですか?
900 :
55:2006/08/01(火) 21:59:15
>>899 まあ、そう固いこと言わんといて。
総括すると、7月場所の白鵬は、「心」「体」「技」のうち、
「心」のピースが1個たりなかった、っていう感じだね。
相撲雑誌によると、今回、協会は、朝青龍に独走をゆるした事実に加えて、
相撲内容をみて見送りを決めた、とかいうことらしいけど、
あるいは、理事長は、白鵬の相撲を見ただけで、
このような「心がまえ」の不足を見ぬいたのかもしれないね。
やはり、ほんのわずかではあるけれども、「時期尚早」という印象は、ぬぐえないからねえ。
ただ、「心」のピースであれば、本人が考え方を改めさえすれば、すぐに埋まる。
白鵬は、もう一度、自分がなんのために横綱になろうとしているのか、
原点にもどって、考えなおしてみるべきだ。
901 :
55:2006/08/03(木) 22:09:08
こういう厳しいことを言いたくなるのも、やはり白鵬に才能があるからだよ。
他の人よりも才能にめぐまれた人間は、
与えられた才能を、世のため、人のために役だてることこそが「使命」といえるだろう。
白鵬にとって、横綱昇進は、あくまでも、この「使命」をはたすための一つのステップとみるべきではないかな。
横綱に昇進することは大切だが、昇進した後、どのような横綱になるか、は、もっと重要だからね。
7月場所で見送られたことは残念だったが、これを教訓として、
次の9月場所は、もっと大きくなったニュー白鵬をみせてもらいたい。
そして、見送られたことをバネとして、さらにスケールの大きな横綱になってくれれば、言うことないんだけどねえ。
902 :
55:2006/08/04(金) 23:37:39
白鵬の場合は、才能はあるものの、精神面は、まだ子供っぽいところが残っているみたいね。
なんか、ほうっておくと、安易な方向にながれやすいような感じで。
このへんは、貴乃花とは違うね。
貴乃花は、ほうっておいても、自分からストイックに相撲道を追及していくタイプだった。
それゆえに、周囲とのアツレキも多くなり、バッシングを受けることも多かった。
どっちかっつうと、精神面では、朝青龍のほうが貴乃花に近い感じだ。
バッシングを受けやすいところも共通しているしね。
朝青龍に比べれば、現在の白鵬は、精神面では、いまだ成長の途上にあるみたいね。
そうであるとすれば、周囲の人間は、才能があるというだけでチヤホヤするべきではない。
100ある才能を100発揮したならば、チヤホヤしても良いけれども、
特段の理由がないのに、100ある才能を、90とか80しか発揮できない場合には、
むしろ、普通よりも厳しく評価するべきだ。
この点、昇進を見送った協会の厳しい決定は、本人の成長のためには、おおいに結構。
白鵬には、この決定の意味を深く考えて、もうすこし大人になって、9月場所にのぞんでほしいものだね。
(もっとも本人が何も感じなければ、成長する余地もないわけだが。)
903 :
55:2006/08/09(水) 22:29:10
しかし、白鵬は、精神的にちょっと甘いところがあるために、トクしている部分もあるかもしれない。
つまり、白鵬のようなタイプは、老人のウケが良いんだよ。
老人というものは、才能がありつつも未熟なところがある若者が好きだからね。
一般に、このような若者を「ジジイ殺し」という。
白鵬には「ジジイ殺し」の才能があるんじゃないかな。
7月場所で横綱昇進が見送られたときに、横審の委員長が「かわいそうじゃないか。」とコメントしたとか。
委員長がこんなに情緒的なコメントをするのはめずらしい。
これぞ、白鵬の「ジジイ殺し」の才能のなせるワザじゃないか、とみているんだけどね。
もちろん、老人にウケる、ウケないは、横綱としての品格力量とは、なんの関係もないけれども。
904 :
55:2006/08/10(木) 22:41:16
さて、話をシメようか。
結局、7月場所は、朝青龍のすごさが目立った場所だった。
朝青龍は、右ヒジが万全の状態ではないにもかかわらず、気迫と努力で連勝を続けていった。
その姿は、平成13年5月場所の貴乃花をも想起させるものがあり、非常に感動的だった。
このように、鬼気せまるように白星を重ねていく横綱に対して、
白鵬のほうは、緊張してか、場所の初めから、ポロリポロリと星を落としていった。
やはり、横綱に比べると、精神力という点で、まだまだ大きな落差が感じられた。
これでは、理事長を動かすことはできない。
やはり、横綱に上がるためには、理事長を揺り動かさないとね。
9月場所のテーマは、この点につきるだろう。
対戦相手に勝つことは必須としても、それだけではなく、相撲内容で、
後ろに控えている理事長のハートをガッチリつかむのだ。
来場所は、理事長がコロリとマイるような相撲内容を期待したい。
つまり、こんどは「理事長キラー」になってもらいたい。
白鵬についての話題はこれくらいにするよ。
905 :
待った名無しさん:2006/08/14(月) 09:12:50
昇進age
907 :
待った名無しさん:2006/08/14(月) 11:57:24
精神面では、貴乃花こそ子供っぽかったのではないでしょうか
いまだに大人になれてないって考え方もあるな。
909 :
55:2006/08/14(月) 21:53:26
>>907-908 貴乃花の場合は、少々、自閉症の傾向があった気がするね。
まあ、入門時からあの騒がれ方であれば、他人に対して心が閉じていくのもやむをえないね。
ここで言っている「大人」「子供」という用語は、
相撲道にかける勝負師としての、という意味の話。
社会人としてどうこう、というような一般の使い方とは、ちょっと違う。
勝負師として大人か子供か、という話になると、白鵬は大丈夫かな、と心配になることがある。
例えば、7月場所後の昇進見送りについて、周囲から同情論が出ていたと思うが、
白鵬本人は、周囲の同情論についてどのように思っているのだろうか。
蔵前時代の末期、北の湖が横綱として晩年になった頃に、
客席から「北の湖、がんばれー!」という声援が聞こえ、
これを聞いた北の湖はガックリきて、逆にチカラが抜けてしまった、という話だ。
横綱にとって、同情されるということは、「屈辱」ということだね。
弱いから同情されるわけで。
ところが、白鵬なんて、横綱になる前から同情されているわけだが・・・(w
こういうことには、屈辱感を感じても良いはずなんだけど、
なんか、本人には、そんな様子がみられないんだよね。
まあ、表情に出ないだけかもしれないけど。
910 :
待った名無しさん:2006/08/15(火) 19:34:44
911 :
55:2006/08/15(火) 21:23:15
>>910 そう? すんませんでした。 でも、言いたいことは察して。
912 :
55:2006/08/15(火) 21:54:02
表現がむずかしいんだけど、
貴乃花が持っていたものって、ある意味、勝負に対する「狂気」にちかい感覚かなあ。
相撲道に真っ向から打ちこみすぎて、通常の常識を超えた境地にいってしまったような。
朝青龍もそうだったけど、やはり若くして横綱になるような人間は、
多かれ少なかれ、こういう要素はあるね。
この点、7月場所の白鵬は、13勝あげたし、たしかに相撲は強かったけれども、
あくまでも、普通の力士の範囲内で相撲が強いっていうイメージに感じられた。
あと一歩、貴乃花のように「狂気」というところまでの凄みは感じられなかった。
ただ、千秋楽の朝青龍戦は、その片鱗を感じさせてはくれたけど。
タイミングが遅かったのが残念だったね。
やはり、白鵬については、あと一歩のところまで来ていると見てよいかな。
来場所は、おおいに期待したいな。
913 :
待った名無しさん:2006/08/16(水) 23:28:38
貴乃花は本当にイカれちゃって
変な整体師に騙されて
必要以上にブクブク太って内蔵を悪くして
結果的に低迷する羽目になったんだから
白鵬は貴乃花みたいにはならないで保志いYO!
914 :
55:2006/08/17(木) 22:35:18
>>913 確かに。
そういうネガティブな部分も、貴乃花のもっていた「狂気」の一面ではあるね。
双葉山が慈光尊という女性宗教家に入れ込んだときは、現役を引退後だった。
知人が救出にいったときに、同行した警察官の上に、立ったままで、かぶさるような体勢になったところを、
写真に撮られて、「双葉山大暴れ!」とかいう見出しにされてしまった。
実際には手を出していなかったそうだが。
後に慈光尊は逮捕されたが、精神に病気をかかえていたそうだね。
やはり、偉大な人間というものは、多かれ少なかれ、
「狂気」の部分は持っているんじゃないかな。 程度問題ではあるけど。
白鵬が、今後、才能を開花させて、大きく飛躍するためには、
この点は、避けて通れないのではないだろうか。
もちろん、行き過ぎては困るけれども。
915 :
55:2006/08/17(木) 22:38:00
「狂気」ということは、一言でいえば、普通の人間であることを放棄する、という意味になるかな。
もちろん、土俵の上だけの話よ。
横綱になるためには、人間の常識的な思考に捕らわれていては、むずかしいのではないか、ということ。
今年の5月場所、栃東は綱取りに失敗してしまったが、
このとき、「私も人間ですから・・・」と言っていた。
昇進を逃したのは残念だったが、やはり、人間に止まっている限り、昇進は難しいのかもしれない。
どこかで人間を放棄するような精神的な強さを持たないと、ダメかもしれないのだ。
もちろん、土俵の上だけの話よ。
916 :
55:2006/08/17(木) 22:42:20
この7月場所、白鵬は、ひょっとして、横綱昇進というものの意味合いを、
間違えていた、ということはないだろうね。
つまり、単に、大関で2場所連続で星を上げれば昇進できるだけの地位、などと。
そのため、心の準備をしないまま、人間の状態のままで、初日をむかえてしまった。
そして、緊張して星を落とした、とか。
要は、人間だから緊張するのだろう。
多少なりとも、貴乃花のように「狂気」の世界に足をつっこんでいれば、緊張することなどありえない。
また、場所後には、多くの同情論がわきおこったが、
これも人間であるから同情されるのであって、
貴乃花のように「狂気」の世界に足をつっこんでいれば、
他の人間は引いてしまって、だれも同情なんてしないよ。
結局、7月場所に関しては、こういっちゃあ失礼だけど、
やっぱ、考えが甘かったんじゃない?というのが、
なんとなくの感想になってしまうね。
917 :
55:2006/08/17(木) 22:47:28
千秋楽もそうだね。
個人的な感想では、千秋楽の相撲は、あまり評価できない。
もしも、あの相撲を観たあとで、白鵬について、昇進か、見送りか、に票を投じろといわれれば、
なんの迷いもなく「見送り」に入れる。
白鵬は、たしかに全身全霊でがんばった。
しかし、相手の朝青龍のテンションがいまひとつだった。
いや、朝青龍は良くやっていたと思う。
しかし、右ヒジが万全でない中で、14日間がんばってきて、
優勝を決めて、どうしても燃え尽きてしまっていたように見えた。
これは、責められない。 むしろ、よくやってくれたと思う。
一方、白鵬は、場所が終わってしばらくは、なぜ昇進を見送られたのか、理解できていなかったフシがあったね。
確かに、白鵬は、全身全霊をかけて、よくやった。
そして横綱を倒した。 これで、なんで見送りなの?と思ったかもしれない。
しかしながら、相撲は、両力士がエンジン全開でないかぎり、良い取組にはならないのだ。
相手の朝青龍が、燃え尽きていた以上、白鵬がどんなに全身全霊でがんばっても、良い取組にはならない。
そして、その責任は、すべて白鵬にある。
つまり、14日目で朝青龍に優勝を決められてしまった白鵬が、全面的に悪いのだ。
まさしく、協会の公式見解のとおりだね。
結局のところ、7月場所の「心」「技」「体」のうち、「心」については、
普通の人間のままで、綱取りに入ってしまった、というのがイメージだねえ。
918 :
55:2006/08/17(木) 22:50:22
しかし、明るい兆しもあった。
千秋楽の白鵬は、その前日までと違って、
どこか、貴乃花が持っていたような「狂気」のにおいが、感じられた。
このようなことは、これまでの白鵬にはなかったことだ。
あるいは、ココロの中で、なにかがハジけたという可能性がある。
もし、そうであるならば、一つのキッカケをつかんだということで、
9月場所以降、一段とステップアップすることが期待できる。
そうであれば、9月場所は、めっちゃ盛り上がることだろうね。
これは、おおいに期待したい。
919 :
55:2006/08/17(木) 22:57:42
ただし、この見かたが単なる錯覚にすぎず、白鵬が、なんの成長もなく、
あいもかわらず平凡な人間のままで、9月場所に出場してくるようであれば、
またしても、序盤戦で、ポロポロと星を落とす可能性はある。
その場合は、いささか暴論になってしまうが、
朝青龍、その他の力士は、ぜひ、寄ってたかって白鵬をたたきのめしてほしい。
そして、綱取りを、振り出しにもどしてしまってほしい。
中途半端に同情をひくような星で昇進させてもらうくらいならば、
ゼロにもどったほうがマシだ。
綱取りが消えたところで、まだ大関3場所目だし、
年齢は若いし、なにも不都合なことはないと思う。
これが、魁皇が昇進にいどむというのであれば、ちがってくるけど、
白鵬については、なぜ、7月場所や、9月場所で昇進させなければならないのか、
逆に、そっちの理由のほうが良くわからない。
まあ、まわりの力士も、がんばってくれなければ、場所は盛り上がらない、ということもあるからね。
上で言ったように、相撲というものは、二人の力士で作っていくものだから、
白鵬一人ががんばってもしょうがない。
白鵬も、この点を考えて、場所全体を引っぱっていくつもりで、気合いを入れて、がんばってほしいな。
920 :
待った名無しさん:2006/08/18(金) 23:27:22
>白鵬は、場所が終わってしばらくは、なぜ昇進を見送られたのか、理解できていなかったフシがあったね。
貴乃花(当時は貴ノ花)は
平成6年秋場所に全勝優勝した翌日くらいのインタビューで
ものすごくニヤニヤしながら答えてたのが印象に残ってます。
当然横綱になれるものと思ってたんでしょう。
あのときの貴乃花もなぜ昇進を見送られたか理解できてなかったのではないかと私は思います。
921 :
待った名無しさん:2006/08/18(金) 23:30:01
>貴乃花のように「狂気」の世界に足をつっこんでいれば、
>他の人間は引いてしまって、だれも同情なんてしないよ。
貴乃花が平成6年秋場所後に横審に諮問されて昇進を見送られたときは、
今回の白鵬より遙かに多くの同情論が起こってたような気がします。
もちろん人気があったからでしょうけど。
922 :
待った名無しさん:2006/08/18(金) 23:34:11
>多少なりとも、貴乃花のように「狂気」の世界に足をつっこんでいれば、緊張することなどありえない。
貴乃花は新横綱の場所の初日に負けてますがやはり緊張もあったのではないかと私は思います。
923 :
待った名無しさん:2006/08/18(金) 23:52:18
貴乃花は全盛期でもけっこう序盤で星を落としてますね。
各場所の初黒星の日を順にあげると、
平成7年:初日-7日目-13日目-中日-全勝-初日
平成8年:14日目-3日目-6日目-3日目-全勝-全休
平成9年:4日目-4日目-2日目-3日目-3日目-5日目
ちなみに最近の朝青龍だと、
平成15年:9日目-3日目-9日目-2日目-12日目-2日目
平成16年:全勝-全勝-6日目-11日目-4日目-11日目
平成17年:全勝-13日目-全勝-中日-初日-13日目
平成18年:2日目-11日目-2日目-千秋楽
924 :
待った名無しさん:2006/08/19(土) 00:00:16
>923
上位キラーの安芸乃島や貴闘力との対戦があったらもっと酷かったかも知れません
925 :
55:2006/08/22(火) 22:14:00
ひさしぶりに来てみたら、なんかすごい連作シリーズだな。
>>920-924 つまらねえ話にもってくんじゃないの。
いちいち、新横綱初日は前日に部屋の行司が亡くなっただとか、
昇進見送りのときに横審の委員が「ざまあみろ」という意味合いのコメントをしたとか、
めんどくせい話に引きこむな。
それより、白鵬の話をさせろって。
926 :
55:2006/08/22(火) 22:18:21
白鵬が、7月場所で、横綱昇進をのがした「原因」のひとつは、やはり、
3月場所千秋楽の本割の一番にあったんじゃあないかなあ、という気がする。
つまり、あの一番をおとしたことが、めぐりに、めぐって、
7月場所の綱取り失敗の原因となったのではないだろうか。
3月場所14日目に、白鵬は「やりにくい」とコメントしていた。
それはそうだろう。
むかしからお世話になった魁皇の、最後の相手になりそうなのだから。
やりにくいのは、人間であれば当然だ。
だが、逆に、この一番に勝って、魁皇にきっちりと引導をわたしていれば、
その「人間」であることを超えることができたのではないだろうか。
しかも、引退していく魁皇の意思を引きつぐという、すばらしいオミヤゲつきで。
ところが、白鵬は、この一番をおとしたことによって、人間の世界に踏みとどまってしまった。
こいつによって、7月場所で、シッペ返しを食うことになったんじゃないかな。
あそこで勝っていれば、はるか前に、ワンラックアップできていたと思うんだけどね。
ただ、過去を振りかえっても仕方がないし、魁皇にも踏んばってほしい気もあったし、複雑だけど。
まあ、7月場所千秋楽のがんばりで、どのくらい挽回できたか、になるね。
927 :
55:2006/08/22(火) 23:38:34
結局のところ、
>>677 とか、
>>678 とかで、懸念していたことが、
7月場所で現実になっちゃった、って感じなんだよね。
928 :
55:2006/08/27(日) 21:25:10
夏のバカンスから帰ってきましたよ! おおいに、リフレッシュしました。
しかし、力士は、バカンスよりもガンガン稽古して、9月場所で笑ったほうが良いよね。
そろそろ番付発表だけど、千代大海も、みんなも、これから仕上げに入るところかな。 がんばってくれい!
それにしても、7月場所が終わってから、白鵬の話題だけで1ヶ月以上もグダグダきちゃったねえ。
まあ、それだけ話題のつきない注目力士ということだけど。
白鵬は、7月場所の千秋楽の気持ちを忘れずにいってほしいな。
とにかく、一番一番を「全身全霊」で集中していくことが大事だね。
929 :
55:2006/08/28(月) 23:06:05
横綱昇進のルールを、もう一度、整理しておくと良いかな。
まず、横綱に昇進する目安は、2場所連続優勝か、それに準ずる成績。
これに対して、大関に昇進する目安は、3場所トータルで三十何勝か、だったね。
両者を対比すると、相撲というものは、3場所のトータルで平均80点をとるよりも、
2場所連続で100点満点を取るほうが、はるかに困難だ、ということなのだろうね。
大関が3場所トータルでの白星を目安にしているのは、
おそらく、安定した成績を残せるか、をみているのだろう。
要は、大関昇進は「星の安定性」を第一にみているわけだ。
これに対して、横綱昇進は、まったくちがうようだね。
930 :
55:2006/08/28(月) 23:10:33
大きな相違は、まず、「優勝」というものが「相対的」である点だ。
つまり、11勝4敗で優勝することもあれば、14勝1敗であっても優勝できないこともある。
そればかりか、理屈の上では、10勝5敗か、それ以下で優勝することだってありうるし、
15戦全勝でも優勝できないこともある。(朝青龍と朝赤龍が全勝であれば、どちらかは優勝できない。)
このように、「優勝」というものは、自分の成績だけではなく、
他の力士の成績にも左右される相対的なものであり、
ある意味では、運・不運で決まってくる、まったく不安定なものだ。
大関昇進は、何勝以上という「絶対基準」であるのに対し、
横綱昇進は、不安定な「優勝」を目安とする「相対基準」でしかない。
ちょいと強引だけど、これを無理に解釈すると、要するに、
横綱昇進は「競り合いの強さ」をみている、と考えて良いんじゃないかな。
つまり、優勝ラインが、0敗、1敗、2敗、3敗とか、下がろうが、逆に上がろうが、
横綱であれば、いかなる場合であっても、競り合ってなんとかする。
これこそが横綱に求められる能力ではないか、ということだね。
大関は「星の安定性」をみるが、横綱は「競り合いの強さ」をみる、という点で、
両者の試験科目はまったく違っていると、いちおう考えてみる。
931 :
55:2006/08/28(月) 23:12:59
このように考えると、この数場所の白鵬は、非常に安定した成績を収めており、
これはこれで、おおいにプラス材料とされるべきだけれども、しかし、
横綱の試験科目は、「星の安定性」ではなく、あくまでも「競り合いの強さ」になる。
7月場所も、「星の安定性」という点では、13勝をあげて申し分なかったけれども、
「競り合いの強さ」という点では、朝青龍にやられてしまった。
こう考えていくと、今場所の白鵬は、星勘定として、
14勝だ、13勝だ、などと考えるよりも、
「競り合いの強さ」を発揮して、
優勝争いを、千秋楽まで盛り上げることのほうが重要ではないだろうか。
なお、先場所の割りについて、14日目で朝青龍とあてるべきだった、という意見がある。
たしかに、場所を面白くするには、この考えにも一理あるが、しかし、これは困る。
白鵬が横綱になれば、朝青龍とは、毎場所、千秋楽の結びであたるに決まっている。
そうであれば、朝青龍との割りを千秋楽に組まないと、横綱昇進のテストにならない。
つまり、白鵬は、千秋楽の結びで朝青龍にあたる、という大前提のもとに、
最後まで優勝争いを盛り上げるべきなのだ。
そして、「競り合いの強さ」を十分に発揮して、場所を盛り上げることができれば、
ひょっとすると、12勝であっても昇進できるかもしれない。
こう考えれば、白鵬は、あまり自分の勝ち星ばかりに集中しすぎても、
かえって、よくないんじゃないかな。
つまり、絶対的な勝ち星の数というのは、もちろん昇進の目安にはなるけれども、
なんか、それを目標にすると、ビミョーに試験科目とは違う感じだからね。
むしろ、会場に足を運んだお客さんや、
TVを見ている相撲ファンのために、また、モンゴルで応援している人たちのためにも、
優勝争いを最後まで盛り上げていくんだ、という前向きの気持ちでいってほしいな。
932 :
55:2006/08/28(月) 23:14:13
なお、理事長が、いつも「13勝」を目安にしているのは、
もともと、横綱昇進の目安が、不安定な「相対基準」でしかなく、
2場所連続で11勝4敗で優勝するようなケースが出てきても困るため、
13勝という「絶対基準」を補完的に考慮する、という考え方かもしれないね。
933 :
55:2006/08/29(火) 23:08:43
横綱昇進の試験科目が、連続しての「星の安定性」ではなく、
その場所、その場所の「競り合いの強さ」を見るものであるとすれば、
考え方としては、連続する場所で好成績をあげることよりも、
キーとなる1場所だけに集中し、
この1場所で優勝争いに加わっていくことのほうが大切じゃないかな。
すると、白鵬は、1月場所から続いている好成績を振りかえって、
この9月場所も続けて好成績をあげられるか否か、などと考え込む必要はないんじゃないの。
そんなものは試験科目ではないからね。
やっぱ、ほんとうの試験科目は、今場所で、最後まで優勝争いにくっついていくことじゃないの。
過去のことは、関係ないやね。
朝青龍が星を重ねていけば、自分も並走する。
朝青龍が先に星を落とせば、自分は独走する。
自分が先に星を落とせば、朝青龍も後で星を落とす可能性もあるし、しっかりと追走する。
シンプルに考えれば、こんな感じだよね。
あるいは、ダークホースで、把瑠都が初日から連勝を続けたりした場合には、
こいつにだけは絶対に優勝はさせん、と猛追してね。
(なに? 千代大海が初日から連勝を続けたらどうかって? その場合は… 少しは星を落としてくれてもいいかな。)
まあ、序盤、中盤は、他の力士といっしょに場所を盛り上げていって、
最後の最後においしいところをさらえばカッコいいね。
白鵬の地力であれば、それほど、むずかしいことではないと思えるんだけど。
934 :
55:2006/09/01(金) 22:08:12
相撲雑誌をみると、予想どおり、千秋楽の白鵬−朝青龍戦を14日目に組むべきだった、
という意見が、チラホラと出てるね。
気持ちはわからないでもないけど、それはムリでしょう。
第一に、白鵬が横綱になれば、朝青龍とは、毎場所、毎場所、千秋楽の結びにあたるに決まっている。
であるならば、横綱昇進にトライする以上、当然、横綱になったあとと同じ条件でテストしなければ意味がない。
つまり、わざわざ、割りをくずして14日目にあてたのでは、横綱昇進のテストにならない。
むしろ、横綱になったあと、毎場所、千秋楽の結びにあたる、ということを考えれば、
割りをくずさなければ横綱昇進を決められないということ自体が、論外だ。
第二に、朝青龍の立場。
7月場所は、朝青龍にしても、14日目と千秋楽は、いっぱい、いっぱいだったと思うよ。
本来ならば休場してもおかしくない体調なのに、無理して出場していたわけだからね。
従って、おかしな理由で割りをくずしたのでは、朝青龍には不公平だ。
つうか、協会の立場として、そんな特定の力士をエコヒイキするような割りを組めるわけがない。
また、朝青龍のファンも気分が悪いだろう。
ファンサービスのためと言ったところで、朝青龍のファンの立場を無視するわけにはいかない。
結局のところ、白鵬−朝青龍戦を14日目に組むというのは、どう考えてもムリよ。
935 :
55:2006/09/02(土) 22:14:29
朝青龍の体調がイマイチのような報道があったけど、大丈夫かな。
今場所は、いろいろと話題も多いけれども、
やはり、中心になるのは朝青龍だからね。
ただ、振り返ってみれば、われわれ相撲ファンもふくめて、
なんか、相撲界全体が、朝青龍一人にたよりすぎ、という気もしないでもないかな。
ここらへんで、横綱がもう一人誕生すれば、
朝青龍にとっても負担が軽くなるし、プラスになるんじゃないだろうか。
やっぱ、白鵬には、ウダウダやってないで、今場所でビシッと決めてほしいね。
(とはいっても、朝青龍には、まだまだ「壁」になってほしい気持ちはあるけどね。)
まあ、みんなでチカラをあわせて、どんどん場所を盛り上げていくことが必要だね。
936 :
待った名無しさん:2006/09/03(日) 21:04:30
今日、足立区の正和自動車教習所に行ったら、千代大海がいたゾ!もうすぐ場所入りだってのに、呑気にポカリスウェットなんぞ飲んでやがった。
注射相撲の相手は、もう確保しているのだろうか…?
938 :
待った名無しさん:2006/09/03(日) 21:27:49
師匠の九重も正和教習所で免許取得しとる。確かに、教習所の入口で壁にもたれつつ、馬鹿面さげて何を飲もうが勝手だが、注射での延命はやめてほしいね。
>>936は千代大海に無視されてキレたおっちゃん。
940 :
待った名無しさん:2006/09/03(日) 21:42:30
馬鹿が!なんで千代みたいな注射力士に声かけにゃならんのだ。
それに俺は、まだ18才だ!
はいはい。若い若い。
942 :
待った名無しさん:2006/09/03(日) 21:50:20
お前はジジイだろ?
ジジイが、なんで2ちゃんなんかやってんだ?
パソコンに回線繋がってるから
スレ違いは去れ
945 :
待った名無しさん:2006/09/03(日) 21:57:20
>>943 そういうレスやめた方がいいよ。ぜんぜん面白くないから
だってそうなんだもん♪
947 :
待った名無しさん:2006/09/03(日) 22:34:45
さすが千代なんか応援してる奴はキモイわ…
会いたきゃ教習所に来いよ。馬鹿面さげてポカリスウェット飲んでるから。
誰も声なんか掛けないけどな。
よっぽど無視されたのが悔しかったのだな。
949 :
55:2006/09/04(月) 21:15:34
なんだ? わけのわからん展開だ。
目撃情報ごときで盛り上がっているようでは、来るスレが違うぞ。 別スレでやれ。
千代大海も、昨日は宮城野部屋に出稽古して元気いっぱい、という報道だったが、
今日の総見は欠席したとか。
昨日、張り切りすぎたのかな。
まあ、永く大関をつとめているんだし、場所前の調整については、心配はしていないけどね。
950 :
55:2006/09/05(火) 21:41:01
千代大海、今日は宮城野部屋に出稽古と。
積極的で、いいじゃないっすか。
おおいに期待だね。
みんな、これから仕上げに入るところかな。
横綱が調整が遅れている、との報道だったけど、
初日までには、まだ日があるし、
この横綱の場合は、本場所に入ってからも、調子を上げていくことができる人だからね。
みんな、総じて順調に仕上がっているみたいだし、
今場所は楽しみだね。
951 :
待った名無しさん:2006/09/05(火) 21:51:25
55さんの相撲感染暦は何年ぐらいですか?
952 :
待った名無しさん:2006/09/05(火) 22:00:02
いも
953 :
55:2006/09/07(木) 22:20:18
>>951 ん? 一言でいえば、「かけ出し」ですよ。
こういった世界では、信じられないような長老が、ゴロゴロいますんでね。
954 :
55:2006/09/07(木) 22:23:03
白鵬が、稽古で左上手が取れず、綱取りに暗雲がただよっている、という報道が・・・
こういう悲観論をみると、場所への興味が盛り下がってくるので、
ここはひとつ、盛り上げる意味で、
いささかコジツケしてでも、楽観論をいってみよう。
そもそも白鵬は、左上手を取りさえれば、
5月場所の雅山戦のようなアホな投げに行かない限り、
九分九厘、磐石に、勝ちをひろうことができる。
だからといって、左上手が取れなければ弱いというわけではない。
守りにまわったときの白鵬の足腰には、もともと定評がある。
つまり、白鵬の地力からすれば、左上手が取れなくても、
そうそう簡単に星を落とすことはない、と考えられる。
先場所の二つの黒星は、立ち合いから左上手が取れなかった。
ただ、敗戦の原因は、左上手が取れなかったことにあるのではなく、
左上手が取れなかったために、一瞬、ココロが動揺し、
このココロの動揺をつかれて星を落とした、というイメージが強い。
つまり、左上手が取れないこと、よりも、
左上手が取れないゆえの、ココロの揺れがよろしくない、と解釈できる。
以上のような観点から、白鵬の稽古をみれば、
左上手が取れなくても、それにこだわらずに勝利している、ということであり、
左上手が取れなくても揺れないココロを身につけている、ということができる。
つまりは、先場所の反省のもとに、先場所と同じ轍をふまない、という、
明確な目的をもって稽古をしているのであり、白鵬は、きっちりと準備ができている・・・
って、いささか強引だけど、あえて、スーパー楽観論をいってみると、こんな感じかな。
955 :
55:2006/09/09(土) 22:23:18
さああ、9月場所だよう。 みんな、調子はどうかな。
若の里の休場は残念だけど、みんな、夏の間の成果を、おおいに出してくれよ。
とりあえず、明日は、朝から国技館に行くからね。 楽しみにしているよう!
956 :
55:2006/09/09(土) 22:41:43
若の里については、なにも心配していないよ。
どんな試練があっても、必ず復活してくる人だからね。
55さん、この相撲目の前で見られて良かったなw
こりゃ大関の洗礼としか言いようの無い相撲だ。吹っ飛んでんだもの。
55さんの白鵬批評も楽しみだなぁ。
このスレ、この場所中に次スレ用意しなきゃね。
959 :
55:2006/09/10(日) 22:11:06
いやあ、初日そうそう、宴会、宴会。 今日の千代大海は、なにも言うことないな。
当たって、バンバンいっただけで、
相手は顔をそむけて、戦意喪失した感じだったね。
いま大注目の怪物を、たった一撃でほうむった。
最高のスタートじゃないの。
960 :
55:2006/09/10(日) 22:24:53
>>957 今日は、朝から国技館にいったけど、
序二段、三段目あたりも、なかなか良い相撲が多かったよ。
あと、愛子様も見れたしね。 ほんとうに、かわいい盛りだね。
国技館で、皇太子様ご一家と大相撲を見て、日本酒を飲んで、焼き鳥を食って・・・
やっぱ、日本人に生まれて良かったよ。 シアワセだ。
961 :
55:2006/09/10(日) 22:29:53
今日、見たかぎりでは、千代大海は体にハリがあって、好調そうだったね。
他の上位陣、三役陣も、まあまあ調整できてる感じがした。
その中では、琴欧州は、フトモモとか、下半身が大きくなったように感じた。
琴欧州は、けっこう好調かもしれない。
962 :
55:2006/09/10(日) 22:32:26
>>958 いや、場所中でいっぱいになりそうだったので、
自分で新スレを立てたよ。
ここが終わったら、そっちへ行こうと。
963 :
55:2006/09/10(日) 22:33:48
まあ、白鵬は、すんだことだよ。
まだまだ、場所は始まったばかりだからね。
964 :
55:2006/09/10(日) 22:39:25
一般論として、「型」というものについて言えば、
相撲を取る以上は、当然、自分の「型」になることが理想であるけれども、
自分の「型」になれなくても、これは、けっして無駄ではないと思うんだけどね。
例えば、白鵬は、左上手を取りにいく「型」を持っているけど、
これって、取りにいくだけで、意味があると思えるんだよね。
例えば、相手が、白鵬の左上手を警戒して、立ち合いで、なんらかのアクションを取ったとすると、
そのぶんだけ、相手のほうが、「型」がくずれている、と解釈できるからね。
つまり、相手は、白鵬の左上手を警戒するあまり、自分で自分の「型」をくずしている。
「型」というものの強さは、実は、この点にもあるのではないだろうか。
要は、自分の「型」になれるか否かよりも、「型」そのものにコダワルことに意味がある、ということ。
すると、白鵬が、立ち合いで、張り差しとか、カチ上げとか、別なことをやり始めたとすると、
これって、ある意味、白鵬のほうが、自滅して「型」をくずしてしまっているような気がするんだよね。
まあ、戦術論は、力士の考えることだから、素人があれこれ言う世界ではないけれどもね。
とりあえず、白鵬については、今日の動き自体は悪くなかったから、
明日以降に、期待しましょう。
首が回るほど入ったなー。意識飛んだだろ、これは。
966 :
55:2006/09/11(月) 22:17:24
今日の千代大海−時天空。
一瞬、相手が待ったしたのかと思った。
スローで見たら、相手が左に変化しようとしたところ、
千代大海の出足がするどかったために、右の突きがアゴに入ったんだね。
しかも、アゴをかすめて、打ち抜くようなパンチになった。
ボクシングでも、こういうのが一番効くんだよね。
アゴを横方向にゆすられると、脳が揺れるんだな。
いやあ、初日、二日目と、いずれも秒殺でノックアウトとは。
ここ最近で、最高のスタートじゃないかな。
今場所は期待が大きいな。
967 :
55:2006/09/11(月) 22:49:17
魁皇、栃東は心配だな。
魁皇の場合は、ウルトラ・スロースターターというところがあるけど、
栃東のほうは、具合が悪そうだね。
キッカケひとつで、流れは変わると思うんだけど。
時天空が変化しようとしたんだが、出足が鋭かったので突きで捉える事が出来た。
迷いなく出れてるな。
龍二も経験かなりあるから相手の目を見ればある程度そういうのも察知できるんだろうが。
969 :
55:2006/09/12(火) 22:33:44
三日目、ついに一敗。
今日は、昨日までとくらべて、少し集中力が落ちていたかな。
ハタくためのタイミングを見ているうちに、あれよあれよという間に、やられてしまった感じね。
まあ、しかたがないね。
しかし、黒海は、むかしのようなガムシャラさが出てきたね。
970 :
55:2006/09/12(火) 22:37:57
その他の相撲は・・・
玉春日は、見せ場をつくってくれたね。 大健闘じゃないの。
大関ともあたったし、これで少なくとも十両落ちはなくなったということかな。
あとは、どんどん思い切って行ってほしいね。
栃東−雅山戦は、すごい相撲だった。 感動した。
白鵬は、立ち合いで左マワシを取れなかったけれども、
やはり、取りに行くことが大事じゃないかな。
今日も、立ち合いで踏み込んでいったからこそ、最後に逆転できたように見えたよ。
まあ、横綱になったとしても、毎場所、絶好調で場所にのぞめるわけではない。
しかし、そこをなんとかするのが横綱だ。
今場所のようにスタートの内容が悪いほうが、むしろ、
終盤に調子を上げていったときの評価が高くなるんじゃないかな。
叩くためのタイミングを見たというか、はたかれるのを念頭に置いた結果、迷いに
つながった形だと思うけど。以前ならともかく、このところの調子なら、あの不十分
ではたく必要性は感じないし、千代大海のはたきの間合いでもない。
こんだけ突ききれば、相手もぐうの音も出ないな。
頭から当たるのが途中に挟まれてたけど、体が前に進むのに合わせて、その時々の間合い
で一番押せる技術を自然にやってる感じだったね。
しかし、栃東の相撲はかっこよかったなぁw不利から拮抗に持ち直して体制作るなり一気とは。
職人肌だねぇ。
白鵬の相撲が崩れっぱなしだね。
才能と懐の深さで何とか勝っていると思っていたけれど、
今日の上手欲しさ一心の姿勢は、殻を破るためのもがきなのかなと感じた。
前回しを取る型も好きだが、こういう状態で苦しむことで
新たな境地を見つけて欲しいと思うな。
974 :
55:2006/09/13(水) 22:31:53
いやあ、千代大海−稀勢の里。
相手は、立ち合いは悪くなかった。
一瞬、千代大海のほうが後退しかけた。
しかし、その後の、千代大海の二の矢の突き押しが良かった。
左手を、相手の鎖骨の下のへんにあてがって、
グングン押していったのが、効いた感じね。
なんか、ノド輪とハズ押しをいっぺんにやってるみたいな。
あとは、小刻みに突っ張っていって、休まずに攻め切った。
またしても、売り出し中の若手を撃破したね。
975 :
55:2006/09/13(水) 22:34:09
露鵬−把瑠都は、すごかったな。
これほどチカラの入った四つ相撲は、ひさしぶりに見たような気が。
大型力士どうしは、迫力があるね。
976 :
55:2006/09/13(水) 22:35:27
>>971 まあ、立ち合いでアワ食ったんでしょう。
今日の黒海−雅山で、雅山のフニャッとしたモロ手突きがつうじなかったところを見れば、
今場所の黒海の圧力は、これまでの計算と、ヒトケタ違っている感じかと。
>>972 千代大海は、とりあえず絶好調ですな。
栃東は、昨日の雅山戦でがんばれたことが大きかったかな。もう大丈夫でしょう。
>>973 今の段階では、白鵬の調子は、なんとも言えない感じかと。
精神力があれば挽回できるだろうし、逆に、
ちょっとしたキッカケで、ガタッと沈んでしまうこともあるかもしれないし。
昨日の突押しは威力はともかく流れの運びとしては完璧だろ。
これが出来てるうちは十分取れる。
栃東はまだ膝はかなり不安だ。これまで勝ってる相手だから勝てたが。
相手が激しく動いてきたり、押されて叩かれたりしたらまだ付いていけないと思う。
今龍二とやれば、ほぼ間違いなく龍二が勝つよ。
今場所は博之と栃東の2大関はかなり勝利が見込めると思う。
あとは微妙に通用してんだかしてないんだかわからない白鳳と琴欧州、苦手の雅山、当然
最強豪の朝青龍に一敗しかしなければ、13勝2敗で優勝の芽がある……
と書いて思ったが、古今稀に見る地獄の激戦区だな、大関二人が不調でこんだけ厳しいのは。
栃東がそのうち休場しそうな気がする・・・
雅山、白鵬は今後の星しだいで
千代大海戦のモチベーションが変わってくるだろうから
毎日動向が見逃せないね。
黒海と露鵬がさらなる大物食いをしそうな予感。
気合と体力が充実しているよ。
何が違うかと思ったら、異様に重いんだ。
先場所まではつっかえ棒的に使ってたけど、一発一発で相手がのけぞるし、下がったら
今度は潜って当たり直して更に突き放す。
これだったら、雅山とか朝青龍とか軽くて速いツッパリで間合いを取るだけでは突き切れ
ない相手でも十分以上の勝負ができるね。後半落ちないかもしれないぞ、今場所は。
981 :
55:2006/09/14(木) 22:13:47
いやいや。 電車道。
実力者の玉乃島を、左ハズで運んじゃったね。
なにも言うことなし。 サイコー。
>>977-980 千代大海は、ますます絶好調ですな。
まあ、周囲のことよりも、一番一番に集中してもらって、
とにかく良い相撲をみせてほしいですよ。
982 :
55:2006/09/14(木) 22:14:52
栃東は、とりあえず感動的。
ただ、がんばってほしいけど、あまり無理もしてほしくないし。
魁皇のほうは、どうしたのかな。
体調が悪いようには見えないし・・・
落ちついていけば強いはずなんだけど。
983 :
55:2006/09/14(木) 22:17:06
白鵬は、だいぶ落ちついてきたみたいね。
立ち合いは、相変わらずだけど。
相手が左前ミツを警戒して来ているとすれば、
立ち合いでかわして上手を取りにいくのは、
ある意味、奇襲攻撃かねえ。
まあ、横綱候補としては、あまりカッコよくはないけど、
いまは、内容よりも白星が大切だからね。
しかし、動きはスムーズだし、少しづつ良くなってきた感じね。
今場所は、まだまだドラマがあるような気がする。
目がはなせないよ。
984 :
待った名無しさん:2006/09/14(木) 23:34:16
昇進期待age
立会いが鈍って、右を入れられちゃったのが全てだね。
あれが止まらずにもっと右が堅ければ、突き放せたんだろうけど。
ミツキはわざと立ち会い狂わせた
987 :
55:2006/09/15(金) 23:29:46
うん。今日の千代大海は、最近の対戦成績からみて、
ちょっと考えすぎていたんじゃないかな。
なんとなく、立ち合いの前に、心理的に、相手にあわせてしまっていた感じがしたね。
まあ、こういうときもある。
大切なのは、明日から集中していくことだ。
押し相撲は、なんといっても、「気合い」が大事だからね。
988 :
55:2006/09/15(金) 23:32:18
それにしても、今日は、上位陣が総崩れか・・・
魁皇は休場でしかたがないし、栃東も万全ではないからねえ。
しかし、琴欧州は、相手にあわせすぎて、相撲のスケールが小さくなってしまった感じかな。
実力はあるんだから、やはり、今後は、自分の「型」を身につけていくと、もっと良いかもしれないね。
そんで、白鵬だねえ・・・
今日の相手に対しては、立ち合い、モロ手突きから突っ張っていく、という作戦自体は、そう悪くはない。
しかし、突っ張りながら、なんで、コソコソと左上手をまさぐっているのよ。
突っ張るなら、それで決めればいいのに。
やっぱ、精神的に、左上手が取れないと、不安で不安で、しかたがないって感じだね。
今日の敗戦は、まぎれもなく、精神の敗北だよ。
横綱の場合は、まあ、しかたがないね。
横綱であれば、明日から立て直すでしょう。
ってことで、みんな、しっかりしてくれよ。
欧州は足技にかなり弱いな。
怪我のせいもあるだろうけど、元々龍二に足技で負けるほどだ。
それと捻り技にも弱い。これは本当にあっさり崩れる。
大分弱点が解ってきた感じ。
白鵬の突押しは元から付け焼刃。
磨くなら本気でやらないと欠点にしかならん。
多分、俺が990だと思うんだけど、俺が立てたほうがいい?
実質主の55さんが建てた方がいい?
今日は左手をあてがりながらのいなしだね。今後後半戦、全部の能力を不安なく出し切って
戦うという意味では、今日の横の動きの勘が鈍ってないのを確かめた内容で良かったのか、
それとも同じ出足力士を正面から押しのけて気分良くいった方が良かったのか、どっちなん
だろうね?
個人的には正面きって電車道で気合を上乗せしてほしかった。
せっかく好調なわけだし。
まぁ昨日負けたから慎重に攻めたんだろう
992 :
55:2006/09/16(土) 23:55:06
うん。 千代大海−出島戦。
千代大海は、当たってから、すぐにイナして、そのまま決めた。
先手を取った。 よく集中していたね。
押し相撲は、相手が誰であろうと、「集中」の一言につきるよ。
993 :
55:2006/09/16(土) 23:56:50
>>989 専門家のかたですか? あまりに、するどいご指摘。
確かに、いまの白鵬の突っ張りは、付け焼刃ですね。
ただ、横綱としてやっていくのであれば、
うるさい相手に対しては、突っ張り一本で勝負を決めるチカラがないと、
むずかしいと思うんですよ。
昨日は、安美錦に対して、モロ手突きがきれいにヒットして
突っ張りの流れに持っていけたのだから、やっぱ、
そのまま突っ張りで決めれないと、この先、やっていけないのではないか、と思ったわけです。
朝青龍であれば、まちがいなく、決めていますからね。
琴欧州は、確かに、まだまだなところがありますね。
とりあえず、対戦相手の人に、研究をまかせたいです。
994 :
55:2006/09/16(土) 23:58:32
>>990、991
個人的には、イナシは良かったと思いますよ。
千代大海は、今日の出島戦とともに、明日の雅山戦をも意識して相撲を取っていたと思います。
995 :
55:2006/09/17(日) 00:03:34
996 :
55:2006/09/17(日) 00:17:11
しかし、横綱は、すごいね。
まあ、横綱であれば、キッチリと決めてくれるとは信じていたけど。
ただ、明日の相手は玉春日なんだよね。
もちろん、玉春日には取組でがんばってもらいたいのは当然だとしても、
横綱のほうには、ケガだけはさせないように配慮してもらいたいんだよね。
吊り落としとかは、やめてね。 おねがい。
しかし、もしも玉春日が勝ったりしたら・・・ こりゃ、わが家は、大宴会するしかないな。
むろん、プラスして、千代大海が勝ってくれないとイカンけど。
997 :
55:2006/09/17(日) 09:04:37
そうそう。 白鵬−安美錦戦で、もうひとつ思ったことは、
なんで白鵬が左上手ばかりにこだわるのか、ってこと。
立ち合いで左前ミツを取りに行く型を、自分から捨てたのであれば、
当然、左上手にこだわらない相撲を身につけていないと、おかしい。
例えば、右差し、左おっつけの体勢で前に出るとか。
それが、あんなに左上手にこだわるのであれば、
なんで、立ち合いの得意の型を放棄するのか・・・
やっていることが、バラバラな感じがした。
>>997 その得意の型で左前ミツが取れないがために、突いて起こしてから狙ったのでないかと。
>>989で指摘されてるように、まさに付け焼刃なわけで。
これで最後に雅山が落ちた時に右足がもう20cm前に出て、残心になってるようだと完璧
だったんだろうけど、苦手の雅山の圧力に当り勝ってギリギリ自分の間合いでの引きなん
だから、苦手相手としては十分な結果だろう。
しかし、白鵬バルド戦は付け焼刃同士の対決というかなんというか……
↓つーわけで、55さん締めよろしく。