☆航空管制官への質問箱☆

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217NASAしさん
>>214,215
RDPでは、該当機が非管制機であった場合、ほとんど米粒のような
シンボルしか表示されない。そのトラフィックの情報を知るには、
管制官が能動的に操作しなければならない。そのときのそのセクター
のワークロードにもよるが、VFRのINFOを発出するのは難しい場合も多い。
特に動きの速い戦闘機であれば、10秒更新のRDPでは、早くからその
トラフィックの存在に気づいていて、相応の処置をしておかないと、
タイムリーなINFOは出せない状況も多い。特にGTCは輻輳する区域でもある。
誤解を恐れずに言えば、VFR INFOは、業務の優先順位としてはどうしても低くなる。
パイロットにはATCは相手がVFRでも面倒を見てくれる、という幻想が
あるように思われる。このケース、パイロットのRAの通報があってから
初めてVFRの存在に気づいたとしても不思議ではない。すべてはワークロード
次第。サチってる時の上越セクターは殺人的というより他はない。

ICAOのAirspace Clasificationが導入されれば、当然高高度は
ClassAになってVFRは締め出されるはずになるが、ひょっとすると
軍用機に対してはある種のWaiverが設けられるかもしれない。
導入自体も相当先になるだろう。って言うか、本省はまだ準備すら
していないかもしれない。

それと、最近の戦闘機はVHFも積んでる。米軍も。