1 :
名無しさん@社会人:
昨今、あまりに心を痛める事件が多発し、日本は完全に狂ってしまいました。
これはひとえに、自由主義が蔓延し、人々が社会全体の利益を考えずに、
自らの権利・自由ばかりを主張するようになってしまったからでしょう。
自由主義こそ日本を悪の国にしてしまった原因ではないでしょうか。
戦後アメリカにより植え付けられた自由主義は、犯罪者や外国人の自由までも
保証するという狂気のイデオロギーです。
最近では、光市の母子殺害事件では「被告人の自由を保障するために」弁護士が
つけられ、大多数の国民の心を傷つけています。
自由主義者は、全ての者に自由を前提的に認めなければ、全体主義になってしまう
といいます。しかし、全体主義はそんなに悪いことでしょうか?
彼らは、全体主義は、全体の利益のためになら個人の利益を奪ってもいい、
という極端な功利主義を許してしまうといいます。そして、このような状態に
おいては、少数者が抑圧され、不幸になるといいます。
しかし、この批判は本当に当たっているのでしょうか?
たしかに、少数者は権利を剥奪されてしまうかも知れません。
でもこうした少数者の正体は、例えば倫理に従うことが出来ずに
犯罪をおかしてしまったり、社会の利益よりも自分の利益を
優先する者など、社会の標準に合わせて生きていくことの
できない人間なのです。
どうして多数派である、社会適合的な人たちの利益を、不適合な
人たちの利益のために、犠牲にしなくてはならないのでしょうか?
不適合者たちは、不利益をこうむりたくなければ、社会標準の感覚を
身に着け、倫理にしたがい、社会善への適応に困難を感じたとしても
努力をして、責任を自覚し、国家の利益のために奉仕すれば、
その恩恵はおのずと自分に返って来るものです。
それができない者を、どうして生かしておく必要があるのか分かりません。
正しい者だけが、幸せになればよいのではないですか?
2 :
1:2007/06/30(土) 02:27:14
まとめると、多数者の利益=全体の利益 なのであり、この等式の
中に入れない「少数者」は、社会の敵であり、不要であり、その権利を認める
理由がない、ということなのです。
善への適合をできる者だけが社会をつくれば、「自由」などという概念
そのものが必要なくなります。自由などというものを与えるまでもなく、
彼らはなんら不都合なく暮らしていけるでしょう。
自由というイデオロギーは、まさしく麻薬のような、人類を毒し、
病にかけるわざわいです。
日本は世界の先進国に先駆けて、この狂気の宗教を脱し、世界に
模範を示すべきです。
さいわい、近年は心有る国民のあいだで、こうした問題意識を持つ
人がじわじわと増えてきたように感じます。たとえば、安田弁護士に対する
抗議活動や、ニュース番組などにおける正義感や厳罰論などの
盛り上がりです。2ちゃんねるにも、こうした正義感を持った人たちが
多く活動しているようですね。こうした気運の高まりが自由主義の廃止へと
つながることを願いたいものです。
電波が弱くて心に届いてこない
アイロニーでも電波でもいいが、
「少数意見を弾圧せよという少数意見、少数意見を尊重せよという多数意見」
という凡庸な逆説ぐらいは踏まえて欲しい。
5 :
1:2007/06/30(土) 10:58:42
>>3,4
自分の反対者に電波とかレッテルを貼って言論封殺するのは、
まちがってますよ。
>「少数意見を弾圧せよという少数意見、少数意見を尊重せよという多数意見」
↑これって単純にウソですよね?
少数意見を弾圧せよというのは少数意見ではないし、
少数意見を尊重せよというのは多数意見ではありません。
一般人は、常識を守らない者を擁護しませんよ。
6 :
名無しさん@社会人:2007/06/30(土) 11:55:38
7 :
1stVirtue ◆.NHnubyYck :2007/07/03(火) 03:52:51
多国籍国家は自由主義を通すのが自然である。日本はその社会についていけていない。
8 :
名無しさん@社会人:2007/07/03(火) 04:12:03
市場的自由主義は、経済的、社会的不自由をもたらす。
貧乏人に元々自由などない。
11 :
1stVirtue ◆.NHnubyYck :2007/07/03(火) 17:07:55
思考盗聴で個人の生活に介入する奴が早く死ぬべきであることに変わりは無い。
市場的自由主義は、経済的、社会的不自由をもたらす恐るべき反自由主義である。
13 :
名無しさん@社会人:2007/07/05(木) 15:45:35
早い話、
>>1が言ってることは、社会的秩序を何よりも優先して、
国民は全て国家のための奴隷になれってわけだね
確かに合理的なんだけど、それを支持する人は今の日本には極々少数しかいないんじゃないか
自分の利益を優先するってのは、何よりも甘い果実のようなものなんだから、
それを今更捨てようなんて、できるはずない
14 :
名無しさん@社会人:2007/09/14(金) 15:14:30
修正自由主義にすべきだと思います
15 :
名無しさん@社会人:2007/09/18(火) 14:24:37
>>10 同意。そもそも自由民主党が政権をとれるはずがない
は?
17 :
名無しさん@社会人:2007/09/19(水) 11:52:40
「次のファシズムは、反ファシズムの掛け声と共にやってくるだろう。」 by ジョナサン・ローチ
日本は既に反ファシズムというファシズムの只中にあります。
「子どもの人権」だとか、「加害者の人権」、「平和」というもの過度に志向するあまり、
大多数の人が弾圧されている状態にあります。
18 :
名無しさん@社会人:2007/09/21(金) 11:02:13
>>1の挙げてる事例は「自由」の運用を誤ったというだけの事で、
自由主義の否定にはつながらない気がするが…?
そもそも、全体主義に移行すれば
>>1の事例が改善されるという
ものではないんじゃ?
>>17 はあ?ヴァカじゃねーの?
子供の人権を尊重しない→親権の行使の範囲を無制限に拡大
加害者の人権の否定→マスコミを通じて引き起こされる興味本位のリンチの肯定
17みたいな糞ヴァカの考えなんて上のようなもんだろw
それに、平和を「過度に志向」してるのは、対テロ政策マンセーしてる
17みたいな糞ヴァカの方じゃんw
平和を適度に志向してりゃ対テロ政策マンセーになんねーよ、ヴォケw
20 :
名無しさん@社会人:2007/09/25(火) 11:37:06
全体主義が多数派を幸福にするとか夢見すぎ。甘ったれすぎ。
口をあけて待っていれば国が食べ物を与えてくれるのか?
そんなに世の中甘くない。
ソ連やカンボジアなど資本主義・自由主義を否定して平等な共同体を目指した政権下では例外なく、
更なる貧困にあえぎ、革命に歯向かう「異分子」とみなされた者は強制収容所に連行されて虐殺された。
21 :
堤のいぬ:2007/09/29(土) 01:15:14
国家は酷民の最低限度の生活保障の基礎として完全給食制を実施すべきです。
3食定期的に国営の給食センターから食料が配送される。
メニューは選べない。生命を維持するのに最低限度のものを支給する。
次期衆議院選の公約として全政党に誓ってもらいたいのです
>>20 あれは全体主義ではなく自由主義が招いた自由主義の末路
24 :
名無しさん@社会人:2007/12/24(月) 06:36:55
>>1 自由主義を放棄?いや、それ以前に、日本に自由主義が存在するのか?
というより、私が思うに本当の意味で自由主義を実現している国家は、
実は英米系(アングロサクソン系)諸国だけである!
その判断基準は何かといえば、歴史を見ればわかることである。
自由主義は、民主主義とは違う。民主主義は、大衆の支持さえあれば
政府は強権化してもいいし、特定勢力を弾圧してもいい。しかし、
自由主義が伝統的に根付いている国では、そうした主張は常識的に
受け入れられない。個人の自由を侵害するものだとして、淘汰される。
英米と欧州大陸を比較してみよう。ドイツやイタリアではファシズムが、
ロシアと東欧では共産主義がそれぞれ独裁を確立した。またフランスは、
つい最近まで共産党が有力政党だったし、最近は極右がきわめて強い。
これらの国々の悲劇は、自由主義の伝統がないために、明らかに全体主義を
志向している勢力でも、国民が目先の利益にとらわれて支持してしまう所に
ある。ドイツではナチズムの宣伝は禁止されているというが、全体主義を防ぐ
ために、わざわざ政府が言論の自由を制限しないといけないわけだ。
これに対し英米では、ファシズムも共産主義も結局、勢力を築き得なかった。
自由主義の伝統を持つ国民は、こうした勢力が自由を破壊することを直感的に
見抜いて、「民族の団結」とか「労働者の国」とか言う甘言にのらなかったのだ。
その点、日本など全く自由主義のない国だ。十数年前までソ連べったりのマルクス主義
政党が最大野党という恐ろしい事態が続いていたことを忘れてはならない。
極右にせよ極左にせよ、自由を否定するような勢力がのさばっているようでは、
日本人は全体主義の残滓を残しているといわれても文句は言えない。
25 :
名無しさん@社会人:2007/12/24(月) 12:41:02
>>24 英米が全体主義とは無縁だというのも疑問だけどな。
最近のイラク戦争における世論の全体主義化は、ナショナリズムに染まらない
他の者が身の危険を感じるほどだったそうだぞ。
安全のために自宅に星条旗を掲げておいた移民家族も多かったそうだ。
5 :1:2007/06/30(土) 10:58:42
>>3,4
自分の反対者に電波とかレッテルを貼って言論封殺するのは、
まちがってますよ。
!!!!!!!!!!!!!!!!
27 :
名無しさん@社会人:2007/12/28(金) 18:01:13
放棄!
放棄!
28 :
名無しさん@社会人:2007/12/28(金) 20:13:51
http://money6.2ch.net/test/read.cgi/eco/1156227329/532 名前:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2007/12/28(金) 18:03:39
このスレワロタ
自分の嫉妬深さを指摘されて逆切れか。
大きな政府を唱えるやつは、本当は自分が豊かな人を妬んだり僻んだりしているだけなのに
それを指摘されると弱者を弾除けに使うからな。
批判されているのは弱者ではなく自分だってことに気がつかないんだね。
うまく弱者を利用して切り抜けたつもりか知れないけど、努力しないで文句ばかり言ってる
連中は嫌われているよ。病気でもない障害者でもないのに勝手に自分は弱者だと言ってみても誰も相手にしない。
そういうやつは醜いから。
29 :
名無しさん@社会人:2008/02/05(火) 00:11:27
馬鹿が。
戦前日本の最大の過ちは全体主義だろ。
軍国主義はその後やって来た。
自由な思想・言論を抑圧する政府なんか要らねーよ。
法や公共の福祉、マナーに違反しなければ何をしてもいいと言うのが自由主義の基本的考えだろ。
与謝野晶子が、反戦の歌を詠んで、どうのと。
教科書にふつうに、反戦派がいたと載ってたね、天皇制の頃の。
あれも、だれが主犯か、よく分からん。
一言言おう。
戦争は平和である。
自由は屈従である。
無知は力である。
32 :
MMMM:2008/02/11(月) 21:30:38
んーと、自由主義×全体主義というくくりでいえば、
たとえば一般的に近代化を進める段階では、全体主義は後の国民のシアワセにとって、
すごく有効だな。
それと、今んとこでは自由主義×全体主義というくくりはあまりはやんない。
よくいわれるのが自由主義×共同体主義とかだな。おれの趣味なら、自由主義×社会主義。
格差を告発する人は、自由なんか抑圧してもかまわないって立場だから、
最近の流行でいや、自由主義はちょと風向きよくないなあ。まあ、マクロは自由主義だけど。
33 :
名無しさん@社会人:2008/06/04(水) 22:44:43
>>30 与謝野晶子が反戦論者だったというのは、当時の国粋主義者が過剰反応して烙印を押しただけ。
実際には「日本の国益を賭けた戦争なのは理解するが、それでも弟の命は心配だから、自分の気持ちに
正直でありたい」というのが彼女の真意だったと解釈すべきであろう。
何より証拠には、太平洋戦争が起こったとき、彼女は出征する息子に短歌を贈って励ましているのだ。
34 :
名無しさん@社会人:2008/06/05(木) 11:53:24
36 :
名無しさん@社会人:2008/06/05(木) 12:04:57
日本には自由は無い
世間が支配しているから。
38 :
名無しさん@社会人:2008/06/05(木) 12:15:24
日本には個人の自由がないからチャレンジがなかなかできない。
会社を起業するものも少ない。
個人がやったことは個人がきっちり責任をとればいい。
そのかわり誰にもつべこべ言われずに自由にやれる。
その方がいい。『世間様』を滅ぼせ。
自立した個人として生きろ。
39 :
名無しさん@社会人:2008/06/05(木) 14:39:59
世間は民俗学の実証研究によればもともと共同体の外部を指して
使われていた言葉で、それは今も本質的に代わらない。
自分たちの身内・仲間内集団の外の世界・外の人びとや規範のことを
指して「世間」というふうに現在でも使われている。
だから世間は近代に発達した共同体の外部の近代社会という概念に近い。
社会が共同体の外部を指すより広い共同性を指しているとすれば世間と同義だ。
したがって世間を滅ぼすのではなく、世間の論理を共同体内部に持ち込むこと
こそが必要とされている。共同体を世間の監視下に置くことこそ市民社会に必要なのだ。
40 :
名無しさん@社会人:2008/06/26(木) 13:11:54
資本主義社会は実質計画経済になっていますよ。
経済学者や官僚連中が自分たちの脳内理論に合うように市場をコントロールしようと必死ですw
善意識と聡明頭脳形成を司る優勢genom構造なら現体制の根幹から変革
するであろうが、体制を保守化したまま都合の良い社会制度のメカニズム
デザインと経済モデルの計画化は姑息な戦略に終始する劣悪genomを公的
に表明していることと同義。
彼等は、そのみっともなさを自覚しているのだろうか?
良識的知性主義者の誰もが気つ"く悪党国家上層構成員の赤裸々なる愚態現象。
42 :
名無しさん@社会人:2008/10/04(土) 01:05:54
なんだ全体主義者か
43 :
名無しさん@社会人:2008/10/09(木) 23:01:30
職業選択の自由って聞こえはいいが、特に夢も何もない自分にとったら
国が職業適性検査でもしてくれてそれについて競争もなく平凡と暮らしていきたい。
44 :
市民:2008/10/28(火) 23:39:17
45 :
名無しさん@社会人:2008/12/11(木) 21:57:14
46 :
通りすがり:2008/12/11(木) 23:40:45
47 :
名無しさん@社会人:2008/12/20(土) 00:53:11
>>45 今さらマルクスを、と思うが・・・
少し前に盛んに引っ張り出されたのがアダム・スミスだった。
48 :
名無しさん@社会人:2008/12/20(土) 11:37:10
この世界同時恐慌を予言してアラームを鳴らし続けたマスコミや経済学者
政治家がいたか???
「経済学」は役に立たないな、マジで。
49 :
名無しさん@社会人:2008/12/22(月) 00:21:21
サブプライムローンが破綻したらアメリカ経済が壊れるといった事を”そこまでいって委員会”で言ってた様だが
対策とか誰も考えてはいなかったようだし、
日本のバフル時代に”円高”株高”土地高”がバブルを支えていると”文芸春秋”に書いてあった様だが、
全部下がったときに騒いだ人もいなかった様だな。
50 :
名無しさん@社会人:2008/12/22(月) 10:08:00
>>49 分析して終わりか。そんなのは大学の教授会みたいなもんだ。
結論でたら次は対策だろ。それを提言するのが学者か政治家か官僚かマスコミか
おそらくマスコミ関係者や政治家が旗振り始めないとならないが全く出て
こなかった。 何のための分析、何のための情報かよ。
51 :
名無しさん@社会人:2009/01/06(火) 20:06:40
こういう本も出てきましたが・・ なんと著者が中谷巌先生です。
↓
『資本主義はなぜ自壊したのか。−「日本」再生への提言』
中谷巌著、2008年12月、集英社、1785円
(内容)
リーマン・ショック、格差社会、無差別殺人、医療の崩壊、食品偽装。
すべての元凶は「市場原理」だった!構造改革の急先鋒であった著者が記す「懴悔の書」
序章 さらば、「グローバル資本主義」;
第1章 なぜ、私は「転向」したのか;
第2章 グローバル資本主義はなぜ格差を作るのか;
第3章 「悪魔の碾き臼」としての市場社会;
第4章 宗教国家、理念国家としてのアメリカ;
第5章 「一神教思想」はなぜ自然を破壊するのか;
第6章 今こそ、日本の「安心・安全」を世界に;
第7章 「日本」再生への提言;
終章 今こそ「モンスター」に鎖を
52 :
名無しさん@社会人:2009/01/10(土) 18:16:24
2009年激論 というNHKの番組、
竹中平蔵のずるさが目立った番組だった。激論と謳っていたばまったく激論の
場はなかった。NHKの思惑通りの経緯で、司会者の三宅も自分の意図したペースに
参加者を持って行き、満足しただろう。
日本ではディベート番組はダメだな。
53 :
名無しさん@社会人:2009/01/16(金) 15:22:20
個人の社会生活上の一定水準の自由が普遍的に保証されるためには、法規範的な観念論として
ばかりでなく、経済的な土台(下部構造)をも個人に対してその分だけ保証されなくてはならない。
ゆえにマルクスは、従来のブルジョア自由主義には後者の唯物論的自由が軽視されているとして
それを批判修正し、ブルジョア自由主義がより発展した理念形態である共産社会を唱えたわけで。
マルクスは共産社会へ向けてのいろいろなシナリオを考えていたようで、そのもっとも穏やかな方法が
広い意味での社民主義的な方向性であって、最悪のシナリオが暴力革命によるものだったと思われ。
55 :
名無しさん@社会人:2009/01/21(水) 09:39:18
>>54 >広い意味での社民主義的な方向性であって、最悪のシナリオが暴力革命によるものだった
マルクスが予想しなかったのは共産社会への移行はブルジョワ自由主義ができ
出来上がっていたイギリスかフランスでなくロシアで起きたことだ。
かの地で起きれば必然的に「暴力革命」にならざるを得ずだ。
そういう想定外の、最悪のシナリオで歴史が展開されたことマルキシズムに
とって最大の不幸だった。
56 :
名無しさん@社会人:2009/01/21(水) 13:32:44
>>55 主観的にはともかく、客観的にみると、ロシアなどで起こった出来事を
共産革命であるとは、マルクスが生きていれば見なさないだろうと思う。
レーニンでさえソ連を共産主義社会とは認めていなかったのだから。
57 :
名無しさん@社会人:2009/01/21(水) 13:42:49
共産党独裁というのが胡散臭いな。これはレーニンの発明か?
レーニンなみの知性レベルならとも角、通常は、とても大衆を指導する
人材なんかそうそう出てこない。早速、スターリンというのが出てきてしまった。
これで決定的な失敗となった。
中国は変節もいい所、何が何だかわからん国家。北朝鮮は世襲王朝と変わらなくなった。
58 :
名無しさん@社会人:2009/01/21(水) 16:16:24
吉本隆明氏あたりは、これまたマルクスの概念に依拠しているようですけど、
それらをアジア的専制ということで説明しているようですね。
アジア的な封建的段階を社会的にも政治的にも脱却していないところで、
近代国家が打ち立てられると、必ずといっていいほどファシズム化する。
独逸や日本も含め、もしかすると歴史的にかなり必然性があるのかもしれない。
いずれにしても、そういうところで共産主義だか社会主義だかを「自称」する
政府が打ち立てられてしまった。
ところで、トヨタ自動車の次期社長さんも創業者のお孫さんのようで大政奉還
なんて報道されちゃっているw
59 :
名無しさん@社会人:2009/01/21(水) 22:55:29
豊田市はトヨタの城下町なんて言われますね。
大政奉還という言い方は、今回の社長交代の事態がよく判らないから、ある面
で言い得て妙という感じ。マスコミも判らないから、そう読んだでしょう。
巧いと思います。
60 :
名無しさん@社会人:2009/01/21(水) 23:03:45
『2009年資本主義大崩壊』
船井幸雄著、2008年12月、ダイアモンド社
エゴ優先の経済システムがもたらした未曾有の窮地に、日本人はどう対処する
べきか? 予測のプロ・船井幸雄が放つ衝撃の書。
第1章 いよいよ資本主義が本格的に崩壊しはじめた
第2章 日経平均5000円、1ドル50円の時代がくる!
第3章 エゴを追求するシステムが人類と地球を追い込んだ
第4章 死をはじめて意識して本当のことがわかった
第5章 資本主義崩壊後の新時代を生き抜く哲学
付 章 「有意の人」の意向は矛盾解決!
61 :
名無しさん@社会人:2009/01/22(木) 05:25:56
池田も仲が悪い山形も言ってることであるが、
確かに自由が拡大すればするほどマルクスが言う私的所有と分業の止揚がくる。
それは共産党宣言の「世界化」と今日の社会ネットワークと国家形態に符合する。
人間は限界を知らない、あれもやりたいこれも欲しいと思う。
ドイツイデオロギーのあれもやりこれもやりたいというのには身体の私有からくる人間の限界がある。
しかし、複数の身体で意識を共有すれば可能になる。
都市で流通速度が究極まで達するとそれは完全共有の状態になる。
鉄道もエレベータも道路も消える。
まさに住宅がすし詰めの原始共産制社会の建築が蘇るわけである。
62 :
名無しさん@社会人:2009/01/26(月) 20:52:06
>>52-53 竹中平蔵語録
↓
「正規雇用という人たちが、恵まれすぎてるんです!」
「正規雇用という人たちが、 非正規雇用者を搾取しているんです」
63 :
名無しさん@社会人:2009/01/27(火) 21:03:37
,ィヾヾヾヾシiミ、
rミ゙`` ミミ、
{i ミミミl
i゙i ,,,ノ 、,,-=、 ミミミ!
{_i=・}-{_=・`} ̄レゥ:}
l ̄,,,,_,゙ ̄` :::ン
|/ _;__,、ヽ..::/l 今回の不況はね、私とは関係ないですよフフフフ。
ヽ.~ニ~ ' .::::ノ/ }\_
_,,.-‐' `ー '"::/ / |  ̄`''ー-、
r‐''" ./ i\/ / | / ヽ
/ / | /;;;ヽ、 l ヽ / ノ /}
64 :
名無しさん@社会人:2009/02/02(月) 16:00:15
ソニーの2009年3月の連接決算(米国会計基準)で営業利益が14年ぶりに
赤字に転落する見通し。
65 :
名無しさん@社会人:2009/02/02(月) 22:24:21
パナソニックの2009年度3月期の連結税引き後利益が1000億円以上の
赤字(前期は2818億円の黒字)となることが、明らかになった。
税引き後赤字は、2003年3月期以来6年ぶり。
新興国を含め世界各地で販売が振るわず、円高が進んで為替差損も膨らんだ。
66 :
名無しさん@社会人:2009/02/08(日) 23:43:00
書籍紹介
『目覚める日本』 関岡英之著、2009年1月、文春新書、1000円
(目次)
第1章 金融サミットと日本の目覚め?自壊を始めた米国モデルから脱するとき
第2章 市場中心主義と個人主義を問い直せ
第3章 アメリカ国債を売却せよ?日本の「真の構造転換」に向けた思考実験
第4章 「平沼新党」勝負のとき?真の保守として日本人の底力を引き出したい
第5章 国家主権が蹂躙された“あの日”の真実
第6章 「改革」は誰のためのものだったのか?グローバリズムというプロパガンダの欺瞞
67 :
名無しさん@社会人:2009/02/09(月) 10:20:34
自動車産業は もう終わりだろうな
クルマを買わなくなっている、魅力もない。
68 :
名無しさん@社会人:2009/02/09(月) 16:42:21
自動車産業ばかりか、NECやソニーとかも思わしくないらしいし・・・・
ただし、ドイツのBMWの売れ行きは世界的にみれば好調らしいよ。
某みたいに、本出して売れて、間違ってないのかもしれないけど、
問題提起を受けて・・・
70 :
名無しさん@社会人:2009/02/09(月) 22:25:33
BMWのことをそのむかし、ドイツ語式にベーエムヴェーと発音していた時代があったね。
ベーエムヴェーのラジコンカーを持っていた。
71 :
名無しさん@社会人:2009/02/10(火) 10:30:20
>>67-68 環境破壊の状況がひどいものになり、世界的な異常気象が恒常化するようになった。
こんな情報が2年前から頻繁に報道されるようになった時点で、今日のクルマ業界の
は予想されたはず。
日産が2万人も首を切った。世界的な不況のせいだ、とゴーンも堂々と首切りを実行
した。だが、今日あるを予想できなかった、自分の不明を恥じる気配は全くないな。
72 :
名無しさん@社会人:2009/02/10(火) 17:44:32
ゴーンの神格はGone!
73 :
名無しさん@社会人:2009/02/11(水) 22:35:43
新自由主義は、見せ掛けの自由主義
ブルジョアのための特権的自由主義
プロレタリアから自由を奪うための似非自由主義
74 :
名無しさん@社会人:2009/02/12(木) 13:37:54
ゴーンにだまされちゃいかん
75 :
名無しさん@社会人:2009/02/13(金) 16:48:28
日本は3人に1人が非正規労働者。
この事態を招いたのは経営者側ばかりでなく、労使も経営者側に協力した。
「労働政策審議会」では連合は、結局、経営者側の論理に従って、規制緩和に
協力して、いまの事態を招いた。
労組の責任はある。
76 :
名無しさん@社会人:2009/02/21(土) 20:22:47
竹中平蔵はTVに出まくってるが、自分のやった中途半端な「構造改革」が
結局、いまの日本の混乱を招いたことに、何一つ責任を感じていない。
77 :
名無しさん@社会人:2009/02/21(土) 20:37:46
というか竹中は金融が崩壊して自分自身に非難が来そうなのを感じ取って
自己弁護しようとしているのではないでしょうか。
それにしても車産業が打ち出している「家族」でどこかに出かけて幸せに
といったCMっていったい誰のためのマーケティングだよと疑問に思うこと
があります。自分を生かす金も余裕がない、妻子を養う金なんてない、
車買う金がどこにある!
78 :
名無しさん@社会人:2009/02/21(土) 23:47:04
79 :
名無しさん@社会人:2009/02/25(水) 00:20:50
行きすぎた自由主義の修正イコール全体主義ではあるまい。
ヨーロッパ主義とかあるだろうが。もうちょっと中庸を考えてくれ。
自由は重要だよ。自由があるからこそ好き勝手な都市生活ができる。
しかし行きすぎた自由がかえって人間を不自由にするのは経験の通り。
我々が日々どんなサイトを覗いているか秘密にする自由は必要だが、
大企業が正社員を首にする自由まではあるべきでない。
自由そのものを保障するのも、行きすぎた自由を制約するのも国家。
まあ国家はそもそも国民の代表だが。
80 :
名無しさん@社会人:2009/02/25(水) 00:21:36
>>73 左翼ってすぐ経営者と労働者の対立にしたがるけど
労働者でも正社員と派遣じゃ一緒にされたくないんだが
派遣なんて単純労働しかできない奴等賃金低くてもあたりまえ
81 :
名無しさん@社会人:2009/02/25(水) 01:00:06
82 :
名無しさん@社会人:2009/02/25(水) 01:03:11
>>79 だから自由主義と一口に言っても誰にとっての自由を主張しているのかが問題ってことだよ。
そこを見極めないで「自由主義」という言葉を鵜呑みにするなってこと。
そもそもその用語の使い方からして疑うべき。
>>80 じゃあ全部正社員化すればいいじゃんよ資本家の犬。
>>1 自由主義の反対は社会主義な。そこんとこいいか?ネトナチ極右。
85 :
名無しさん@社会人:2009/02/25(水) 13:40:08
947 名前:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん 投稿日:2009/02/25(水) 13:31:41
労働価格の決定を労使双方で行い合意されることが善であるなら
派遣は悪だな。
派遣法自由化って言葉の中に「自由」と入っているが何が自由かの検証
をしないと駄目だと思う。
労働者側にとっては「自由」と名の付いた「規制」なのだから。
948 名前:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん 投稿日:2009/02/25(水) 13:38:49
>>947 そうそう、いいこと言うね。新自由主義者が「称する」自由や規制緩和や小さな政府が
誰から見た場合の「名称」でしかないのか、そこを冷静に見極める必要がある。
規制緩和がべつの人にとっては規制強化であり、自由がアパルトヘイトの言い換えでしかないことを。
86 :
名無しさん@社会人:2009/02/25(水) 16:29:58
>>83 お前等みたいに無能な労働者をも格差をなくせって奴がいるから
社会主義って失敗するんだろうなぁ
あくまで有能な労働者がより多くの賃金を得られるべきで
無能な労働者と有能な労働者を同一にするなんてただの思考停止
87 :
名無しさん@社会人:2009/02/25(水) 16:37:33
新自由主義者が復古させた市場主義的な古典的資本主義は、社会主義より先に失敗しましたが。
88 :
名無しさん@社会人:2009/02/25(水) 16:37:44
あと資本家の犬とか言ってるが
俺は会社への投資や労働者のことを考えず自分の利益にまわす経営者は無能だと思ってるから
そういうアホ経営者は結局会社を傾かせるからな。
とにかく左翼はすぐに労働者と経営者の単純な二元論になるのはやめろよな
89 :
名無しさん@社会人:2009/02/25(水) 16:39:18
もちろん新自由主義者のいう自由主義は自称だけどなww
90 :
名無しさん@社会人:2009/02/25(水) 16:41:58
>>87 >>88 失敗ってまさか世界恐慌のことか?
あれも別に社会主義みたいに何十年も停滞したってわけじゃないし
どこも数年で元の水準まで戻ったわけだが
景気循環知ってたらあれが資本主義の破綻って言えないのすぐにわかると思うんだが?
ついでに世界恐慌の回復が遅れたのはその後保護貿易に走って経済が非効率化したのが大きい
91 :
名無しさん@社会人:2009/02/25(水) 16:43:17
景気後退と経済破綻の区別も付かない池沼とはw
92 :
名無しさん@社会人:2009/02/25(水) 16:46:15
ちなみに世界恐慌の後、左翼はソ連マンセーしてたが
それが強制労働と言う究極の人件費削減政策に依存してたわけだがw
93 :
名無しさん@社会人:2009/02/25(水) 16:47:13
新自由主義者が復古させた市場主義的な古典的資本主義は、社会主義より先にとっくに滅びましたが。
こう書けばよかったかな。
94 :
名無しさん@社会人:2009/02/25(水) 16:56:42
95 :
名無しさん@社会人:2009/02/25(水) 22:05:05
結局よ〜、”共産主義国家”は国民全員が公務員になって働いている制度を
とってるようなもんだろ?
だから、失業もねぇ、餓死もねぇ・・・
96 :
名無しさん@社会人:2009/02/26(木) 00:20:34
嫌です
97 :
名無しさん@社会人:2009/02/26(木) 10:36:44
マルクスが云う意味での共産主義、レーニンが云う意味での国家の死滅段階としての共産社会は
まだ史上存在していないからなんとも言えないけど、国家資本主義、官僚主導型資本主義としての
社会主義はそういうことだろうね。といってもそれはマルクスの定義の中では資本家的生産様式だよ。
「だから、失業もねぇ、餓死もねぇ・・・」というのは考えにくい。マルクスもレーニンもそんなことは
言っていないはずだし、マルクスは社会主義についてかなり冷めた言及をしていたりするからね。
マルクスは社会主義をいくつかに分類していて、野蛮な社会主義からヒューマニズム的なものまで
社会主義にもいろいろあるようだし。
98 :
名無しさん@社会人:2009/02/28(土) 03:51:14
市場原理主義の代替勢力になってきた側もいまや衰退したか存在しないしね。
社会主義を「自称」してきた中国でさえ、走資派復活によって改革解放路線を掲げ、
アングロサクソン的経済モデルをますます積極的に採用するに至っている。
ケ小平はレーガン、サッチャー、小泉と並んで新自由主義の一人にすら数えられているw
ttp://www.amazon.co.jp/gp/product/images/4861821061 強い代替勢力があったころには西側も社会主義的な制度のよい面を積極的に取り得れて
不完全な市場経済を安定的に機能させるもう一つの不可欠な動力源にしてきたはずなのに。
社会主義というライバルがいなくなって暴走したことで、皮肉なことにかえって、社会主義の
批判者でもあったマルクスやエンゲルスが唱えた唯物史観に手をかす事態になってしまっている。
マルクスやエンゲルスは、社会主義を資本主義の代替的改良制度でしかなく、ブルジョア社会
では必ず失敗に終わる運命にあると主張し、資本主義の暴走を擁護した一種の走資主義者。
もちろんその暴走の果てに自らが築き上げてきた遺産によって自己崩壊をおこすという意味だが。
99 :
名無しさん@社会人:2009/03/03(火) 21:46:21
◆ 図書紹介
『小泉純一郎と竹中平蔵の罪』
佐高信著、2009年2月、毎日新聞社、1575円
●日本と日本経済をメチャクチャに荒廃させたのは誰か?
”ギルティーペア”の小泉と竹中を徹底的に弾劾する。
第1章 ギルティ・ペアの小泉と竹中(ギルティ・ペアの小泉と竹中;ギルティ・ペアのブレーン、木村剛という男 ほか)
第2章 タレント文化人筆刀両断(江原啓之;田原総一朗 ほか)
第3章 抵抗人名録(迫川尚子;高野廣志 ほか)
第4章 政経外科(経営者への責任追及の甘さを問う;田勢康弘氏への手紙 ほか)
第5章 風速計(ふたつの九・一一;譲れぬ一線 ほか)
第6章 筆刀直評日記(守屋武昌の暴走を許した小泉純一郎;中村哲さんに勇気づけられる ほか)
100 :
名無しさん@社会人:2009/03/05(木) 16:44:51
竹中屁蔵の罪が、ようやっと暴かれるようになったな
遅いかったが、まぁいいだろう。
101 :
不況の元凶:2009/03/05(木) 21:40:55
この世界不況の元凶(責任者)は誰だろう?
処刑するとすれば誰?
102 :
名無しさん@社会人:2009/03/06(金) 09:59:32
103 :
名無しさん@社会人:2009/03/06(金) 10:11:27
↑
この人は無関係だろう。
責任というのであれば、小泉元総理になるんじゃない?
アメリカ発の世界不況ということだから、日本は被害国。
アメリカ大統領が責任を負う。
105 :
名無しさん@社会人:2009/03/06(金) 14:01:59
108 :
名無しさん@社会人:2009/03/15(日) 20:23:58
> つーか、日本の憲法の体系が、自由主義の原則に立脚しているんだ
> 市場原理は、その一部でしかない
そこは噴出すところですかw
> 市場を作るのも自由、作らないのも自由
> 市場に参加するのも自由、参加しないのも自由
その自由は嘘。市場に参加しなければ明日の飯が食えなくなる人にとってそんな自由はない。
それを自由というなら、分かり易い話、奴隷にだって、独裁国家の国民にだって、頭に背後から
拳銃をつきつけられた人にだって自由(選択の余地)はあることになる。ただし自己責任つきのね。
資本主義的自由主義者がいう自由とはそういう自由。
109 :
名無しさん@社会人:2009/03/15(日) 20:29:54
新自由主義的な意味での自由を自由と見なすのなら、そりゃ奴隷にもたしかに自由はあった、
と言えるかもしれない。
主人の下から逃亡しようとすれば逃亡する自由は奴隷にもあった。ただし逃亡した結果、彼に跳ね
返ってくるであろう多大なリスクもまた彼が全部背負う必要があった。彼一人ではそれもまた不自由だ。
いずれにしろ彼の選択可能性は、彼の契約相手である主人たちに比べて多大な困難に囲まれていた。
それゆえに奴隷はけっきょく主人に一生仕える一種の契約関係をその主人との間に結ばざるを得ない。
新自由主義者のいう自由の意味でゆけば、これもまた自由な個人同士の間に結ばれた自由な契約
関係の結果なのである。自由な市場原理の結果なのである。市場原理バンザーイ!ww
これを果たして近代的な意味で自由な契約関係と呼んでいいのだろうか?
ブルジョワ革命はたしかに先進的な近代革命だった。しかしその革命は中途半端だった。
新自由主義、新保守主義という先祖がえりを簡単に許してしまうような革命のほんの前戯に過ぎなかった。
110 :
名無しさん@社会人:2009/03/15(日) 20:31:39
「自称」自由主義から人類はいつになったら脱出できるのだろうか?
111 :
名無しさん@社会人:2009/03/16(月) 12:29:59
これからは、
新自由主義(ネオリベラリズム)のことを
「自称」自由主義と呼ぼう!
その上で、
唯心一体となった真の自由主義の実現を模索しよう!
112 :
名無しさん@社会人:2009/03/18(水) 21:36:15
必然を前提とすれば人は自由であるって考えでは?
この社会には自由な市場はある。奴隷社会にもあった自由な市場は。
しかしそれは現実的な自由が保障されている社会をなんら意味しない。
奴隷社会がそうであるように。
奴隷社会でも奴隷は主人の下から逃亡しようと思えばできないことはなかった。
そういう意味で奴隷も自由人だった。しかし自由を求めるには奴隷にとってリスクが高すぎた。
よって大多数の奴隷は主人との間で仕方なく苦渋の生存「契約」を結ばなければならなかった。
自由な市場と自由を保障してくれる社会とは、はっきり識別しなければならない。
近代社会は後者の建前を唱えつつ、前者を現実の制度として是認する社会となっている。
奴隷社会の「契約」関係は残されたままだ。
しかし市場主義者にいわせればそれが市場にとっての自由なのである。
114 :
名無しさん@社会人:2009/05/24(日) 17:33:37
★良書推薦
堀紘一著『世界連鎖恐慌の犯人 アメリカ発「金融資本主義」の罪と罰』
・・・・2009年1月発行、PHP研究所、1000円
(目次)
第1章、この金融は誰にも止められない、
第2章、インベストメントバンクとな何者?
第3章、これから待ち構える大惨事の元凶たち、
第4章、庶民の生き血をすするヘッジファンド
第5章、金融以西人たちの恐るべき価値感、
第6省、世界連鎖恐慌の全容と今後の対処法
アメリカ発の金融工学がデタラメな商品をつくって、世界中にバイキンをばらまいた。
行き過ぎた資本主義の罪と罰を白日の下にさらす。
本当の地獄はこれから始まる!
115 :
名無しさん@社会人:2009/05/25(月) 16:03:41
『ルポ・貧困大国アメリカ』 堤未果著
2008年1月、岩波書店;735円 (新書版9
貧困層は最貧困層へ、中流の人々も尋常ならざるペースで貧困層へと転落していく。
急激に進む社会の二極化の足元で何が起きているのか。追いやられる人々の肉声を通して、
その現状を報告する。
弱者を食いものにし一部の富者が潤ってゆくという世界構造の中で、それでもあきらめず、
この流れに抵抗しようとする人々の「新しい戦略」とは何か。
116 :
名無しさん@社会人:2009/05/25(月) 16:14:03
『ルポ・貧困大国アメリカ』 堤未果著
[目次]
第1章 貧困が生み出す肥満国民
・・・新自由主義登場によって失われたアメリカの中流家庭;なぜ貧困児童に肥満児が多いのか;
・・・フードスタンプで暮らす人々;アメリカ国内の飢餓人口;
第2章 民営化による国内難民と自由化による経済難民
・・・人災だったハリケーン・カトリーナ;「民営化」の罠;棄民となった被災者たち;
・・・「再建」ではなく「削除」されたニューオーリンズの貧困地域;学校の民営化;
・・・「自由競争」が生み出す経済難民たち;
第3章 一度の病気で貧困層に転落する人々
・・・世界一高い医療費で破産する中間層;日帰り出産する妊婦たち;
・・・競争による効率主義に追いつめられる医師たち;破綻していく米国の公的医療支援;
・・・株式会社化する病院;笑わない看護婦たち;急増する医療過誤;急増する無保険者たち;
第4章 出口をふさがれる若者たち
・・・「落ちこぼれゼロ法」という名の裏口徴兵政策;経済的な徴兵制;
・・・ノルマに圧迫されるリクルーターたち;見えない高校生勧誘システム;「JROTC」;
・・・民営化される学資ローン;軍の第二のターゲットはコミュニティ・カレッジの学生;
・・・カード地獄に陥る学生たち;学資ローン返済免除プログラム;
・・・魅惑のオンライン・ゲーム「アメリカズ・アーミー」;入隊しても貧困から抜け出せない;
・・・帰還後にはホームレスに;
第5章 世界中のワーキングプアが支える「民営化された戦争」
・・・素晴らしいお仕事の話があるんですがね」;
・・・「これは戦争ではなく派遣という純粋なビジネスです」;
・・・ターゲットは世界中の貧困層;戦争で潤う民間戦争請負会社;
・・・見えない「傭兵」;一元化される個人情報と国民監視体制;国民身分証法;
・・・州兵としてイラク戦争を支えた日本人:「これは戦争だ」という実感;
117 :
名無しさん@社会人:2009/05/25(月) 19:26:58
市場の自由とは誰にとっての自由なのか、考えさせられる。
118 :
名無しさん@社会人:2009/05/28(木) 10:08:58
市場の情報を最もよく知っている人たちのための自由。
それ以外は疎外されている
119 :
名無しさん@社会人:2009/05/28(木) 11:21:52
情報資本もまた富の格差に依存している。市場は富める者にとっての支配の道具。
120 :
名無しさん@社会人:2009/06/01(月) 18:59:58
そもそも情報化社会において、自由主義でない経済体制は可能か?
121 :
名無しさん@社会人:2009/06/01(月) 19:19:12
情報化社会だからこそ直接民主主義や経済民主主義の可能性が開かれるんじゃないか?
122 :
名無しさん@社会人:2009/06/01(月) 19:23:41
>>121 IT革命の歴史的な価値が産業革命に匹敵するならばの話だが、
情報化社会においては発想や知識が唯一の資本になるわけじゃない
こういう発想とか知識って階級に弱いんじゃないかな
階級が上の奴が下層の奴から出た知識を奪ったり潰してしまうようだと経済が成り立たなくなる
だとしたら情報化社会・知識社会において自由競争的な雰囲気を持った経済体制って重要じゃないか?
生産手段と生殖手段を完全国有化すれば、
この世から不平等を完全に駆逐できる。
人口バランスも正常なものになり、所得の不均衡が是正され、
真のユートピアが出現するのだ。
畑も工場も女も 全ての男たちのもの。
125 :
名無しさん@社会人:2009/06/07(日) 17:52:09
126 :
名無しさん@社会人:2009/06/19(金) 09:56:49
ハイエクの市場擁護を悪徳金融資本家が悪用し、
その悪用を日本の左翼がそのまま逆利用する
127 :
名無しさん@社会人:2009/06/19(金) 10:12:09
ハイエク氏にしてみると、どういうところが「悪」用に当たっていたのかな?
128 :
名無しさん@社会人:2009/06/19(金) 10:45:38
俺は「社会」を「主義」で変革するな、
それは破壊にしかならん、と言ったんだ。
共産主義も市場原理主義も俺から見れば同じだ。
フリードマンはわかってて奴等の走狗をやりやがったんだ。
129 :
名無しさん@社会人:2009/06/19(金) 11:40:41
小泉構造改革は、主義(つまり政治やその法)で社会を管理するこれまでの「規制政策」
であったり「社会改良政策(福祉政策)」を、できるかぎり取っ払おうという反国家計画主義
から出てきたものでは?
つまり、福祉「主義」、再分配理念による市場への介入をとっぱらうための「改革」なんであって、
従来の構造改革路線を撲滅するための反構造改革的な改革=保守革命だったんだよ。
従来の構造改革路線というのは、言ってみれば修正資本主義路線のことね。
資本主義システムを社会保障的な主義=理念によって改良しようとする政治形態。
131 :
名無しさん@社会人:2009/06/19(金) 12:12:51
社会の自生的秩序を「保守」するのが「保守革命」。
国家の市場への介入は「できる限り取っ払う」べきものでもない。
必要なものは保守すべきであるし、何が必要かはその社会の歴史的知恵で判断する
としか言いようがない。
小泉改革が「保守革命」であったのなら、国民は社会への安心感を回復できたのであろう。
132 :
名無しさん@社会人:2009/06/19(金) 12:53:35
ただ>1の話で言うと、日本は「精神の自由」に関して、強烈な弾圧がなかった分
逆に無頓着で大切にすることを知らないよね。
国家への奉仕義務とか徴兵制には賛成してもいいけど、
内面の精神的自由なんかより場の空気に染まれみたいな話には大反対だな。
133 :
名無しさん@社会人:2009/06/19(金) 13:28:49
>>131 国家が規制による介入をやめて民間社会の自生的秩序に任せましょうというのが
規制緩和政策をはじめとする小泉(にかぎらないが、昨今の)改革の謂じゃなかったか?
134 :
名無しさん@社会人:2009/06/19(金) 14:57:38
>民間社会の自生的秩序に任せましょう
それじゃただの自由放任。
それがまさに「自生的秩序」という言葉の悪用。
意図的なのか無知なのかはしらんが。
そうやって市場原理主義が「保守」を偽装するのにハイエクが悪用されているんだよな。
国家の規制がいけないみたいな単純な話にすりかえて。
135 :
名無しさん@社会人:2009/06/19(金) 20:11:24
>>134 小泉改革だって国家の規制を何もかも否定したわけじゃないからなあ。
市場原理主義と小泉構造改革を同一視するのは誤解であり、悪用ってもんだろ。
竹中だって自らを市場原理主義じゃないと主張しているわけだし。
それとどこがちがうのかって話なわけだが。
136 :
名無しさん@社会人:2009/07/08(水) 22:36:50
「検証、グリーンスパン神話、・・・バブルに消えた7兆ドルと負の遺産」
ピーター・ハーチャー著、出版:アスベクト、発行:2006年12月、1890円、
バブルとリセッションに揺れた在任18年間の奇跡を追い、グリーンスパン前FRB議長の果たした
役割を徹底分析。神話に隠されたアメリカ経済の危うさを浮き彫りにする。
目次
プロローグ グリーンスパン神話とは何だったのか
第1章 バブルの狂乱
第2章 破滅への予感
第3章 バブルを作りだしたのは誰か
第4章 賢者の条件
第5章 真実の瞬間
第6章 グリーンスパン議長の混乱
第7章 なすすべもなく退却
エピローグ 引き継がれる負の遺産
137 :
名無しさん@社会人:2009/07/10(金) 11:13:41
冷泉彰彦著 「アメリカモデルの終焉」・・・金融危機が暴露した虚構の労働条件
2009年1月、東洋経済新報社:発行
著者 冷泉彰彦氏はコロンビア大学院修了、米国プリンストン日本語学校主任。
138 :
名無しさん@社会人:2009/07/10(金) 11:20:51
>>137 「アメリカモデルの終焉」の内容。
受難の就職氷河期世代や格差問題等はどうして起きたか?
成果主義、ホワイトカラー・エグゼンプション、解雇条件の緩和…米国に追従した
改革の欺瞞を暴く。
第1章 日本企業の成果主義はどうして失敗したか?(成果主義の失敗を招いた三つの軸。日本における成果主義失敗の原因)
第2章 ホワイトカラー・エグゼンプションという幻想(歪曲されたアメリカの制度:残業代がつく人、つかない人の具体事例 ほか)
第3章 終身雇用制度は崩壊したのか?(二段階のステップで行われた「解雇の柔軟化」:年功序列と選抜のシステム ほか)
第4章 グローバリズムとプレゼン文化の崩壊(日本の経営者を追い詰めていたもの。アメリカが誇る「プレゼン文化」の限界 ほか)
終章 再生シナリオ、日本の雇用(陰鬱な未来図からどう発想を転換するか?新卒一括採用制度崩壊の先にあるもの ほか)
139 :
朴訥:2009/07/10(金) 23:23:02
自由主義における「自由」の魔性を直視するべきではないか?
140 :
名無しさん@社会人:2009/07/12(日) 14:09:18
141 :
名無しさん@社会人:2009/07/12(日) 14:21:44
142 :
名無しさん@社会人:2009/07/13(月) 17:33:22
143 :
名無しさん@社会人:2009/07/13(月) 21:37:38
「覇権の終焉」 中西輝政著、2008年12月、PHP研究所、
先行き不透明な世界の最新情報と今後の見通しを盛り込み、緊急発刊!「一極支配」から
「多極化」の流れは必然だった―サブプライム恐慌、ドル安・円高、中国・ロシアとの対峙…
次は何が起こる―。
[目次]
第1部 世界は多極化に向けて動いている(アメリカの覇権の終焉;ローマとアメリカ―帝国の消滅);
第2部 激変するアジアにどう立ち向かうか(核の脅威から日本を守るには;台湾の変化が日本への脅威となる);
第3部 なぜ日本は世界の流れを読み違えるのか(「冷たい平和」の時代;同盟外交の倫理と駆引き;湾岸に沈んだ新秩序)
アナーキズムがいい
派遣なんてさ、中世で言えば傭兵だぞ
傭兵ってのは戦時以外は職を失う代わりに、敵地での略奪が許されてる。
お前らも企業城下での略奪から始めたらいい
146 :
名無しさん@社会人:2009/07/25(土) 17:40:53
147 :
名無しさん@社会人:2009/08/18(火) 20:01:19
「アメリカが隠し続ける金融危機の真実」
ベンジャミン・フルフォード著、2009年1月、青春出版社、
闇の支配者が描く次に起こる衝撃のシナリオ。青い目のジャーナリストが
テレビ・大新聞が伝えられない“本当の動き”を暴く。
[目次]
第1章 アメリカが仕組んできた「資本原理主義」の終焉
(きっかけにすぎなかった“リーマン破綻”;「証券化」は巨大なねずみ講のシステム ほか);
第2章 “ドル”というねずみ講の正体が明らかになった日
(ドルはなぜ世界の基軸通貨になれたのか;「双子の赤字」がドルと金の交換停止を促進 ほか);
第3章 金融危機を引き起こした“闇の権力者”の正体
(アメリカによる世界支配を目論んできた軍産複合体;ネオコンの描いていた“未来予想図”とは ほか);
第4章 生まれつつある新たな世界への枠組み
(古代から受け継がれてきた民衆支配の方法;寡占状態にあるアメリカの大手マスコミ ほか);
第5章 日本はアメリカ後の世界を生き抜けるか
(実物の裏づけがない「金」を買ってはいけない;これからさらに没落する国・伸びていく国 ほか)
148 :
名無しさん@社会人:2009/08/18(火) 20:51:50
「暴走する資本主義」 ロバート・B・ライシュ著
2008年6月、東洋経済新報社
私たちは「消費者」や「投資家」だけでいられるのではない。日々の生活の糧を得る
ために汗する「労働者」でもあり、そして、よりよき社会を作っていく責務を担う「市民」でもある。
現在進行している超資本主義では、市民が労働者がないがしろにされ、民主主義が機能しなくなって
いることが問題である。私たちは、この超資本主義のもたらす社会的な負の面を克服し、民主主義を
より強いものにしていかなければならない。個別の企業をやり玉に上げるような運動で満足するので
はなく、現在の資本主義のルールそのものを変えていく必要がある。そして「消費者としての私たち」、
「投資家としての私たち」の利益が減ずることになろうとも、それを決断していかなければならない。
その方法でしか、真の一歩を踏み出すことはできない。
[目次]
序 パラドックス;
第1章 「黄金時代」のようなもの;
第2章 超資本主義への道;
第3章 我々の中にある二面性;
第4章 飲み込まれる民主主義;
第5章 民主主義とCSR;
第6章 超資本主義への処方箋
149 :
クロポトキン・プロジェクト:2009/08/19(水) 21:46:55
クロポトキンはどうでしょうか?
「相互扶助論」などは、ヒントがあると思うのですが?
150 :
名無しさん@社会人:2009/08/25(火) 06:01:19
★ ★
O
民主党政権ができたら、もう2ちゃん に自由に書き込みも出来なくなるよ!
知ってる?
151 :
名無しさん@社会人:2009/08/25(火) 08:22:43
>>150 青少年に対する有害情報などのネット規制は自民党も進めていることじゃん。
社民もかな。共産はどうなんだろ。法案の違いを検討する必要があるな。
152 :
名無しさん@社会人:2009/08/25(火) 20:25:17
153 :
名無しさん@社会人:2009/08/26(水) 13:47:56
反自由主義も英米の経済が回復したら、確実に終わるぞ。
評論家やら政治屋やらがいつまでも押さえつけられるもんじゃない。
154 :
名無しさん@社会人:2009/09/02(水) 14:18:59
「従来のように利益を私有化し、損失を国有化している。米証券大手と富裕層のための
社会主義だ」(ルービニ教授・・・金融危機のアメリカの対応について)
155 :
名無しさん@社会人:2009/09/02(水) 18:15:40
自由主義なのに共産主義だから問題になるんだろ(笑)
156 :
名無しさん@社会人:2009/09/02(水) 18:59:43
>>154 これは自由主義圏を自称する資本主義圏の正体。
157 :
名無しさん@社会人:2009/09/14(月) 15:06:49
158 :
自由主義国でなくなった日本:2009/09/24(木) 14:29:19
2009年に日本は自由主義国ではなくなった。
かつては自由民主党と公明党が与党で日本は「自由主義かつ民主主義国」であったが、
この年の総選挙により政権が交代し、民主党と社会民主党と国民新党が与党となったため、日本は「社会主義かつ民主主義国」に変わったのである。
159 :
名無しさん@社会人:2009/09/26(土) 10:55:33
> 新自由主義者は、他人に迷惑をかけない限り自由。
> 自分の為に、他人を動かすのはルールに反する。
うむ、新自由主義は、他人に迷惑をかけても自由なんだよ。
ほとんど、万人による万人の闘争主義と同じ。いや、それより悪い。
平等なスタートラインに立った万人による万人の闘争ですらないのだから。
彼らのいうルールとは、特権者が自らの利権を非特権者に認めさせる服従の規範。
691 名前:世界@名無史さん 投稿日:2009/09/21(月) 03:24:19 0
子供手当に対して所得制限を設けるべきだと福島瑞穂氏は主張しているわけだが、
もし民主党が新自由主義左派的な感性で子供手当をやろうとしているのなら、
福島瑞穂氏の要求は受け入れられないことになる。
社会民主主義で言う福祉とは階級闘争史観に基ずく弱者救済だが、
新自由主義左派の福祉とは社会システムの再構築であり、
どのようなシステムにすればパレート効率性が高まるのかを考えることに他ならない。
弱者、強者なんぞという2者対立ではなく、社会全体の信頼、コンセンサスの向上が
高い福祉を実現させるのだという考えが新自由主義の基本であることを理解しなければならない。
ベーシックインカムや子供手当を貰うに当たって一切の道義的責任を感じてはならない。
民間の効率性に対する期待値が1であるのに対して(弱者強者を問わずに!)
公務員はそれ以下にならざるを得ない。
故に新自由主義において左派右派問わず公務員は削減すべきなのである。
162 :
名無しさん@社会人:2009/10/03(土) 12:03:18
>>161 北朝鮮は自由主義の国だぞ。自由主義者の楽園。自由主義の極限状態。
自由主義と人権主義とを混同してはいけない。
163 :
NPCさん:2009/11/10(火) 15:44:11
164 :
名無しさん@社会人:2009/11/13(金) 23:57:55
自由主義と資本主義を分けたほうがいい。
自由主義の観点から資本主義を全面肯定できない。
資本主義は自由主義の立場からみても欠陥がありすぎて、
まだまだ未熟な段階にありすぎる。
165 :
名無しさん@社会人:2009/11/17(火) 20:31:22
>>162 この社会には自由な市場はある。奴隷社会にもあった自由な市場は。
しかしそれは現実的な自由が保障されている社会をなんら意味しない。
奴隷社会がそうであったように。
奴隷社会でも奴隷は主人の下から逃亡しようと思えばできないことはなかった。
そういう意味で奴隷も自由人だった。しかし自由を求めるには奴隷にとってリスクが高すぎた。
よって大多数の奴隷は主人との間で仕方なく苦渋の生存「契約」を結ばなければならなかった。
自由な市場と自由を保障してくれる社会とは、はっきり識別しなければならない。
近代社会は後者の建前を唱えつつ、前者を現実の制度として是認する社会となっている。
奴隷社会の「契約」関係は残されたままだ。
しかし市場主義者にいわせればそれが市場にとっての自由なのである。
166 :
名無しさん@社会人:2009/11/19(木) 09:51:43
●●「『ニューヨークタイムズ』神話、アメリカをミスリードした"記録の新聞"の50年」
フリール・ハワード、リチャード・フォーク著、2005年11月、三交社、
『ニューヨークタイムズ』は本当にその名声と評価に見合う報道を行なっているのか。
「世界有数の高級紙」を取り囲む“神話”の実態を同誌の記事に即しながら詳細に検証し、
法軽視と安易な武力行使のチェックを怠ってきた「ジャーナリズムの不正」を徹底的に
指弾する。
(目次)
第1章 事実も法もなく?『ニューヨークタイムズ』はイラク侵攻をどう伝えたか
第2章 世論を誤導する高級知識人たち?リベラルのタカ派はイラク信攻をどう論説したか
第3章 『ニューヨークタイムズ』のポジショニング?イラク報道における“バランス報道”の実態
第4章 平和に対する罪?ニュルンベルク判例とイラク
第5章 拷問は小さな悪か??人権とハーバードとイラク
第6章 他国への不当介入と「適正評価」の欠如?ベネズエラ大統領の打倒をめぐって
第7章 ニカラグア問題におけるまやかしの反対意見?国際司法裁判所の判決をめぐって
第8章 もうひとつのベトナム症候群?トンキン湾からイラクまで
167 :
名無しさん@社会人:2009/11/24(火) 21:39:55
●●『計画破産国家アメリカの罠・・・・そして世界の救世主となる日本』
原田武夫著、2009年4月、講談社、@1680.
★アメリカは世界を欺き、2010年…日本に最後のバブルが訪れる。
★新通貨「アメロ」とは何か。アメリカが隠してきた本当の債務総額は5910兆円。
★世界を救うのは日本、この事実にどう立ち向かうのか。
(目次)
第1章 いまアメリカで何が起きているのか(死んだふりをするアメリカ
見過ごされてきたプレスリリース ほか)
第2章 オバマが債務不履行を宣言する日(「なにもできない英雄」オバマ
アメリカ債務総額五九一〇兆円の根拠 ほか)
第3章 新通貨「アメロ」が狙う大逆転(「破壊と創造」が資本主義の原則
新フロンティアは「アメリカ国内」 ほか)
第4章 日本の「富と繁栄のサイクル」の終焉(世界大恐慌と現在の不況の違いはあるか
親米保守の言論に騙されるな ほか)
第5章 最後に選ばれた国・日本(アメリカ信仰という「バカの壁」
企業再生ビジネスはいまが「旬」 ほか)
168 :
名無しさん@社会人:2009/11/25(水) 11:59:40
●●『さらばアメリカ』
大前研一著、2009年2月、小学館、¥1575.
プロローグ オバマ政権誕生―それでも私が悲観的にならざるをえない理由;
第1章 「無責任の連鎖」が止まらない;
第2章 不寛容なアメリカ「終わりの始まり」;
第3章 拡大する“反米・嫌米”包囲網;
第4章 アメリカン・ジャーナリズムの落日;
第5章 敵国なき時代―オバマ外交の連立方程式;
第6章 「恐慌回避」のための処方箋;
第7章 属国か独立か―日本の選択;
エピローグ さらばアメリカ―この国を蘇生させる三つの条件
■おすすめコメント
400回以上訪米した著者初のアメリカ論。オバマ政権でもこの国の凋落は止まらない――
著者初のアメリカ論を緊急出版!「アメリカは本来、こんな無節操な国ではなかったはずだ。
このようなことはアメリカの建国以来、初めてだと思う…」。世界同時金融危機を招いた
経済失政、底の浅いメディア報道、傲慢で乱暴な外交や矛盾だらけの中東政策など、
ブッシュ政権以降のアメリカが抱える“病巣”を指摘。
果たして、オバマ大統領がとるべき政策は? そして、日本の選択は? MIT留学以来、
マッキンゼー本社ディレクター、UCLA教授などを歴任し、これまで実に400回以上も訪米
してきた経験を持つ著者が到達した「42年目の結論」とは?
169 :
名無しさん@社会人:2009/11/25(水) 12:16:50
●●『反米経済、凋落するアメリカに追随してはいけない』
門倉貴史著、2008年9月、PHPエディターグループ、¥1575.
米国一極集中時代」の終わりと「多極化時代」の到来。これから日本はどう対処すべきか?
米国経済が凋落しつつある。「米国依存型の経済構造からの脱却」=「反米経済」を、
エコノミストが鋭く主張する!
(目次)
初めに なぜ、いま反米経済なのか
第1章 終わりを告げる「米国一極集中時代」(米国経済が経験した二つのバブルの発生と崩壊
ITバブルの後に発生した住宅バブル ほか)
第2章 「多極化」に突入する世界経済(多極化時代の到来を告げるBRICsの台頭
中長期的には新興国が巨大な経済圏を形成 ほか)
第3章 米国に反旗を翻す国々(反米を掲げる「第三世界」の国々
欧米への対抗軸としての上海協力機構 ほか)
第4章 「米国依存症」にかかった日本経済が抱えるリスク(米国がくしゃみをすれば日本が風邪をひく
米国のポチに成り下がった日本 ほか)
170 :
名無しさん@社会人:2009/11/25(水) 19:32:46
●●『ウォール街の闇、・・・富はどこへ移転するのか』
堀川直人著、2008年11月、PHP研究所、¥1575.
(目次)
第1章 サブプライムに仕組まれた詐欺の手口
第2章 証券化という名の錬金術
第3章 生き馬の目を抜く金融の狩人たち
第4章 ウォール街のババ抜きゲーム
第5章 錬金術師たちの素顔
第6章 アメリカ社会の光と影
第7章 日本経済への提言
ウォール街を震源地とする金融危機が、全世界を覆った。今回の危機の淵源は、サブプライム・ローンと
いう低所得者向けの住宅ローンにあった。このローンに一部の詐欺師たちが時限爆弾を仕掛け、見かけは
魅力的な金融商品に仕立て上げた。儲けるためには何でもやるウォール街では、大手金融機関までが乗り
出して、このイカサマ商品を全世界にばらまいた。それが、今回の金融危機に発展したのである。
171 :
名無しさん@社会人:2009/11/25(水) 19:41:00
>>170 『ウォール街の闇』
▼本書は、ウォール街の実態を明らかにし、日本経済のこれからの方向を探ったものだが、
底流を流れるもう一つのテーマは、「富の移転」ということである。
金融の世界では、富の移転・再配分をめぐって、各国の金融機関は日々しのぎを
削り、熾烈な争いを行っている。
世界で起こっているこの冷厳な事実を多くの人々が理解し、世界の富を日本に移転させる
新たなビジネスモデル構築のために本書が貢献できたら、これに勝る喜びはない。
(「はじめに」より)
172 :
名無しさん@社会人:2009/11/27(金) 00:02:20
自由保守党、民主党ってどうよ?
173 :
名無しさん@社会人:2009/11/27(金) 09:03:35
鳩山不況が始まりましたなぁ・・・
日本人はどうして経済運営が下手糞なのかは考えないとな
175 :
名無しさん@社会人:2009/11/29(日) 19:21:19
●●『世界複合不況は終らない・・・蔓延する楽観論への警告』
小林正宏著、2009年9月、東洋経済新報社、¥1680.
不良債権処理は先送りされ、「失われた10年」が再現する。
景気底打ち後の「長期停滞」は避けられない。
最悪期を脱したかに見える世界経済だが、欧米における不動産バブルの
後遺症は想像以上に深刻。楽観論が支配する世界経済への警告。
(目次)
序 章 最悪期は脱したか、偽りの回復か?
第1章 危機はなぜ拡大したのか〜失われた「信用」と当局の迷走
第2章 米国経済は再生できるか〜オバマ政権が直面する課題
第3章 混迷続く日本経済
第4章 米国以上に深刻な欧州経済
第5章 大恐慌との共通点と相違点
第6章 金融システム改革と回復へのロードマップ
終 章 そして日本は〜成長産業を創出できるか
176 :
名無しさん@社会人:2009/12/09(水) 16:28:11
●●『格差社会スパイラル』
山田昌弘、伊藤守著、2007年3月、大和書房、@1575.
第1章 新たな格差の出現とその理由
・日本人とコミュニケーション
・希薄化する「場」
・「コミュニケーション能力がある」とは?
第2章 格差スパイラルに関わる社会問題
・ニューエコノミーがもたらしたもの
・格差の悪循環とは何か?
第3章 負のコミュニケーションと若年層労働者
・若者たちが抱える希望喪失のロジック
・上司のコミュニケーション能力と起業の資産格差
第4章 “実感”できぬ格差を生き抜くために
・求められる3つの「C」とは
177 :
名無しさん@社会人:2009/12/12(土) 23:06:50
●●『強欲資本主義 ウォール街の自爆』
神谷秀樹著、2008年10月、文芸春秋(新書)、¥746.
[要旨]
リーマン、AIG、メリルといった大手金融機関の超弩級破綻が続くウォール街。これまで繁栄を誇った
アメリカ経済はいかにして間違ったのか。
NYの日本人投資銀行家が鋭く抉るアメリカンスタンダード「失敗の本質」。
[目次]
序 章 アメリカ経済はなぜ衰退したのか;
第1章 ゴールドマン・サックスの変質;
第2章 モノ作りができなくなったアメリカ;
第3章 今日の儲けは僕のもの、明日の損は君のもの;
第4章 強欲資本主義のメカニズム;
第5章 資産運用ゲーム;
第6章 サブプライム危機から世界同時不況へ;
第7章 バブル崩壊にいかに立ち向かうか
178 :
名無しさん@社会人:2009/12/18(金) 10:15:30
ポール・サミュエルソン逝く。(享年94歳)
そら観ろ、俺の言った通りだろう。 晩年は、しゃべりたいこと沢山あっただろw
179 :
名無しさん@社会人:2009/12/18(金) 12:31:08
『 世界的金融不安は、悪魔的な金融工学が危機の原因だった。』
『行過ぎた市場の規制緩和を進めたブッシュ大統領は、アメリカ大統領のなかでも
最悪だ』
『街でも田舎でも、貧しい人にお金が行き渡るよう富の分配機能を回復させるべきだ』
政府の積極的な景気対策が必要と説いた。
180 :
名無しさん@社会人:2009/12/19(土) 15:15:09
>>1 また極端なことを言う人だね(苦笑)
現代社会では極端なこと(それも保守的な)を言えば言うほど社会に順応できる。
つまり「自由主義を放棄しよう」という極端なことを言えば言うほど、自由資本主義社会に
適応できるし、またその担い手となり現実と言説の矛盾を産みだす母ともなる。
ここに、すべての社会はその内部から崩壊するというテーゼの正しさが証明される。
原始社会が富の偏在によって君主国家を生み、君主国家がその発展のために
新興富裕層を生み出すことで市民国家(自由主義社会)を生み出したように、
>>1のような
言説が期せずして次の国家(共産制国家)を生み出すのだろう。
そういう意味でも
>>1には頑張ってもらいたいね(笑)
181 :
名無しさん@社会人:2009/12/19(土) 15:21:18
自由主義とか市場主義とかいう言葉は意味が広すぎる。
マルキストに言わせれば資本主義における自由主義はイデオロギーに終わっているし、
市場主義も機能していないことになる。資本主義の足枷をはめられてしまっていると。
182 :
名無しさん@社会人:2010/01/01(金) 16:36:08
キューバからアメリカへ亡命したホセの弟は一歳の時、医療保険がないために
医者にかかれずに疫病で死んだ。
そのとき母親は『キューバに居たら、あの子は助かったわね。』と言った。
アメリカの乳児死亡率は年間1000人に6.3人、先進国で最も高い割合だ。
(日本は3.9人)
もしこれが、全国民が医療と教育を無償で受けられるキューバと同じ制度が
アメリカにあったら、はるかに多くの子供達を救うことができるだろう。
(「貧困大国アメリカ」より)
183 :
名無しさん@社会人:2010/01/01(金) 22:41:15
唯物論でマルクス主義が主張していたことは実に素朴なことで、
ブルジョワ社会の市民社会思想家たちが掲げる個人の自由と権利の崇高な理念は、
法的な機会均等のみならず、経済的な保障があって、すべての個人にとって
はじめて事実上のものとなる、ということなんだよね。
また、自由な市場という概念も、ブルジョワ社会の法的理念では実現不可能だと。
184 :
名無しさん@社会人:2010/01/07(木) 16:19:27
ラスムッセンの行なった今回の世論調査によると、
53% 資本主義のほうが社会主義よりベター
27% どちらとも言えない
20% 社会主義のほうが資本主義よりベター
20-30歳までの世代に限定すると
37% 資本主義のほうがベター
33% 社会主義のほうがベター
30% どちらとも言えない
米国の若者は左傾化?
この調査結果だけ見ると、これまでのイメージとちがって、
日本人のほうが米国人よりも保守主義的・市場主義的という気がしてくるなあ。
日本では社会主義のほうがまだマシと答える人たちが2割もいるだろうか。
185 :
名無しさん@社会人:2010/01/07(木) 18:13:33
日本では、社会主義国として具体的に描く国家が、北朝鮮、中国、ソ連では
良いイメージを持てるわけがない。
アメリカは多分、最初にキューバを描くのではないかね。
つーかキューバだって良いイメージじゃない
187 :
名無しさん@社会人:2010/01/07(木) 21:13:04
ま、アメリカ人はつくづく資本主義のひどさが身に沁みてわかったんだね。
188 :
名無しさん@社会人:2010/01/11(月) 13:58:22
>>186 >>182 そのキューバに対してすら、米国の医療制度のひどさ、という現実をまともに受けると、
あの共産国家はアメリカよりはまだマシだ、という感慨を持ってしまう人も多いわけだ・・・
189 :
名無しさん@社会人:
●●『資本主義崩壊の首謀者たち』
広瀬隆著、2009年4月、集英社(文庫)、
1989年にベルリンの壁が崩壊して、ソ連の共産主義は崩れ去った。そして20年が経ち、
今度はアメリカの資本主義が大崩壊を始めた。AIG、シティグループなどの実質的な国有化
からもそのことは明らかであり、国家による一連の救済策は資本主義のルールではなく、社会主義、
共産主義のルールに則っている。本書は、この重大な歴史認識を持つことから説き起こして、
グローバリズム〜金融腐敗という未曾有の大混乱を誰が招いたのか、ことの真相を明らかにし、
さらに国民の資産を守るために、日本がとるべき新しい進路を指し示す。
[目次]
第1章 自作自演の仮面舞踏会に酔った金融大国(リーマン・ブラザーズ倒産―ことの本質;
過去の歴史から何を学ぶか―世界大恐慌;原油価格と穀物価格はなぜ高騰したか ほか);
第2章 誰がこのような世界を創り出したか(最大の責任者は財務長官ロバート・ルービンとローレンス・サマーズ;
シティグループの誕生と現在のアメリカ銀行界;ウォール街から証券会社は消えたのか ほか);
第3章 日本がとるべき新しい進路(リーマン・ブラザーズたちが日本に残した足跡;日本はアメリカの奴隷国家か;
日本政府が買いこむ外貨は何に使われるのか ほか)