60 :
くろしろ ◆Mi0a.9Ms2A :
就職先は教師ぐらいしかないぞ。
院に行ってドクター取れ。
そして大学で生徒達にでっち上げの論をぶつ
これが、男の生きる道。
社会学が「役に立つ」とは?月並みながら。行政官はどうよ?と付け加えて
みるテストです。
→職業としては…。×学者
>>15、○は
>>13>>18?但し統計学や社会調査求む。
それ以外は△か×か?
→考え方としては…。
>>48?
>>48は一応
>>18 2段楽のレスでは?
だいたい、医学部や工学部じゃないし、文系の学問全般は「考える材料」の提供
をするものです。日々の仕事では「材料」が既に仕事の仕組み−例えば労務管理
など−を作った後なので、仕事を覚える力とか、早く処理する力とか、コミュニ
ケーションとか、体力とか、協調性とか、学問それ自体とは関係ない所がとても
重要です。
でも、社会学が仕事になるなら、まず「今起こっている現象を的確に描く仕事」
だと思います。特に「すごいアイデア」を出そうとする必要はありません。やや
上級者向けの本に有斐閣から『リアリティの捉え方』が出ています。ただ欠点は、
この本で紹介されている様々な方法を習得・実践するための初心者向け〜上級者
向けの本がない事です。独学は厳しいでしょう。本は大学の講義やゼミで先生に
聞いてみるのがいいと思われます。
「今起こっている現象を的確に描く仕事」ですが、
>>13以外には霞ヶ関の公務員
で、統計や白書を作る部署もそうでしょう。これら以外は「考える材料」にしか
ならないと思います。
次に官僚として社会政策に関わる事です。審議会を裏で牛耳るのは官僚です。
例えば介護保険を考えるなら家族社会学から、小学校のカリキュラムを考えるな
ら教育社会学から、「材料」を取り寄せる訳です。
もし
>>1氏が大学3年以降ならこんな事分かりきっていると思いますが一応。それ
と宮台ですが、使っているのは社会学というより「システム論」と「リベラリズ
ム」です。こちらをどうぞ。
政策には分析の上での方向提示が求められるわけで、分析に「システム論」を、
方向提示に「リベラリズム」を利用したわけです。社会学そのものではありま
せん。宮台の講義では、様々な分析の理論を比較し、その中でシステム論が
政策提言に一番役立つ、一番実践的だとか言って一人悦に浸っているそうです。
まあ宮台を出すまでもなく社会学で応用されるのはシステム論と社会調査なん
ですよね。社会調査の中にも個人の内面や行為の動機を深く探るものや、テキスト
や表象を解釈するものもあるので、そこでシステム論や調査票の統計学的処理だけ
じゃなくて解釈やミクロな個人間の関係を捉える理論−意味解釈法と呼ばれます−も
あると便利でしょうけれど。
システムとは様々な構成要素(サブシステム)が相互作用して全体システムを
形作っている仕組みの事で、社会システムは現在、再帰的自己創出システム
として捉えられています。つまりサブシステムsが相互作用し合いお互いや
お互いの関係を変化させ、全体システムも環境に適合するするように変化させ
るシステムです。これは社会学者ルーマンの考えです。サブシステムにはそれぞれ
意図があり、せめぎ合っていますが、そのせめぎ合いの場に環境不適合を起す原因
もあります。
なお私は自分が答えやすい事にしかレスをしない事にしています。