http://jp.reuters.com/article/technologyNews/idJPTYE85003620120601 米グーグル(GOOG.O: 株価, 企業情報, レポート)は、米マイクロソフト(MSFT.O: 株価, 企業情報, レポート)とフィンランドのノキア
(NOK1V.HE: 株価, 企業情報, レポート)を相手取り、両社が共謀してスマートフォン(多機能携帯電話)業界での競合対策に特許
を悪用しているとし、欧州委員会に正式に提訴したことを明らかにした。
グーグルは訴状で、スマホ分野で提携するマイクロソフトとノキアが、1200件の特許をカナダの特許管理会社モスエイドに譲渡
し、「談合して消費者向け携帯機器のコストをつり上げた」と主張。モスエイドについては、自社が保有する特許権を侵害した企業
に対して権利を行使し、損害賠償金やライセンス料を得ようとする「特許ゴロ」だと断じている。
また、グーグルは、今回の訴えを契機に、この問題を他社も追及するようになることを望むとしている。
一方、マイクロソフトは、訴えはグーグルの「悪あがき」だと一蹴。「グーグルはモバイル検索と広告の95%以上をコントロール
している時に、スマートフォン業界での反トラストに不満を訴えている」と痛烈に皮肉った。
ノキアからのコメントは今のところ得られていない。