1 :
名無し調教中。:
2 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/06/23(水) 09:33:23 ID:8zn4v1iu
顔の包帯が取れ、美由紀が健康体に戻ると、調教は通常通り、容赦なく再開された。
鏡を見るたびに、悲しくなって涙がポロポロとこぼれ出す。何度も死のうとしたが、死
ねなかった。チンピラ達が、常に監視しているため、仮に決心がついたとしても、容易
には、自殺出来ない。地下室での調教が続いたある日、真藤組総本部で、全国の系
列の組長を集めた集会が開かれることになった。
「どや、最近のしのぎは?」
広い和室で、特上寿司を頬張る組長達を前に、真藤登は上機嫌だった。
「お陰さまで、ヤクが、よう売れ取りますけん」
岡山に縄張りを持つ、組長が言った。
「真藤組系の扱うブツは、ネオナチから、供給される上質のヘロインや。南米産やで」
「うちのシマでは、女体売買の方も、順調だっす」
東北訛りの組長が言った。
「秋田美人に、京女は、国内市場では、人気が高いんや。外国に売り飛ばす分には、
関係あれへんがのう」
「外人には、日本の女は、みな同じに見えるとです」
酒も入り、盛り上がってきた。首輪をされた全裸の女奴隷達が、酌をする。いずれも選
りすぐりの美女で、国内で拉致され、出荷待ちの段階にある女達だった。美由紀も、
彼女達に混じって、組長達に酒を注いでいった。
「この女、変わった顔、しちょる」
鹿児島から来た組長が、アンバランスな美由紀の顔をマジマジと見て言った。
「整形していただきました」
美由紀は、泣きそうになりながら答えた。
3 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/06/23(水) 09:34:00 ID:8zn4v1iu
「元の顔は、どげん顔ばい?」
美由紀は、胸にぶら下げたペンダントの蓋を開けて見せた。そこには、整形前の美
由紀の顔の写真が貼ってある。鹿児島の組長は、その写真を見て噴き出した。
「前の顔の方が、別嬪じゃっと」
組長は、美由紀のシリコンを入れて尖った鼻を摘み上げた。
「おもろか、顔たい」
美由紀の涙腺が緩んだ。目を大きく整形されたため、乾燥が早く、瞬きの回数が増え
ている。常に涙目で、瞳を潤ませるようになっていた。
「雌豚美由紀、ショーの時間だ」
鬼頭竜作が、美由紀を引立てに来た。
「すいません、親分さん。この女奴隷は、これからフィストファックショーの主演を張る
もので」
鹿児島の組長は、名残惜しそうに美由紀のオマンコをいじっていた手を離した。和室の
下座がステージになっており、美由紀が全裸で踊り始めた。
「いや〜ん、うっふ〜ん」
厳しい調教で教え込まれたエロダンスだった。両手に日の丸を描いた扇子を持ち、片
足を上げ、左右の手で、交互に股間を隠す卑猥な振り付けだ。
4 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/06/23(水) 09:34:49 ID:8zn4v1iu
「見ちゃ、いや〜ん、美由紀の、オ・マ・ン・コ」
宴席から、拍手喝采と、様々な方言で野次が飛んだ。真藤組のチンピラが、バスケ
ットに入れた様々な野菜や果物を持ってくる。美由紀は、扇子を投げ捨てると、まず
大根を手に取り、オマンコに挿入して、ズボズボと出し入れし、オナニーを始めた。
「こんな、大きい物も入っちゃう。美由紀のオマンコは、ガバガバマンコよ」
下卑た笑い声が、宴席から沸き起こる。肛門には、キュウリを挿入いた。
「ああ〜ん。キュウリのイボイボが痛〜い」
鬼頭の手に持った乗馬鞭が、意味も無く美由紀の背中を打った。赤い筋が白い肉に
走る。
「イキ狂え、整形女!」
「もっと、打って。御主人様〜ん」
美由紀自身、演技なのか、本当に喜びを感じているのか判らなくなっていた。元々、
確かに、マゾでは、なかったのだが、マゾ女にふさわしいセリフを強制的に言わされ
ているうちに、自己催眠がかかり、苦痛以外の感覚を、徐々に胸の奥で感じ始めていた。
5 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/06/24(木) 09:09:27 ID:84DcHIZo
50を超えるまで、スレ落ち防止、協力お願いします。
1日1つ以上、カキ込みがあれば大丈夫の様です。
6 :
名無し調教中。:2010/06/25(金) 07:58:47 ID:CUoq9snG
W杯日本代表予選リーグ突破おめ!
まとめサイトの「最新作を…」のリンク先が前スレのままなので
新スレに気づくのが遅れてしまいましたよ
今スレもよろしく…とりあえず支援
7 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/06/25(金) 08:42:26 ID:3ObbQD/G
>6
リンク修正しました。
落ちないように、新スレが安定してから、リンクを張ろうと思っていたもので。
8 :
名無し調教中。:2010/06/25(金) 10:15:33 ID:H9LFG6hT
前スレおちたのか
9 :
6:2010/06/25(金) 20:55:38 ID:CUoq9snG
>>7 あちゃー、それは失礼しました…
>>8 スレッドの容量オーバーで途中から書き込めなくなる→dat落ち
作者さんが小説を投稿するので、容量オーバーは仕方のないことらしい
10 :
名無し調教中。:2010/06/26(土) 03:57:06 ID:6KAKh7jg
わざわざ鹿児島の親分が上京してきました。
ひょっとしたらおみやげの桜島大根の挿入が
見られるのですか
11 :
名無し調教中。:2010/06/26(土) 22:58:51 ID:dWNJB59t
保守
12 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/06/27(日) 08:04:15 ID:/XKTp4DY
「イクううう・・・イクううう!」
大根を根元まで呑み込みながら、美由紀は下半身を痙攣させた。そして、オマンコから
大根の葉っぱを生やしたまま、ガニマタでセクシーダンスを踊り狂う。
「いいぞ、整形ネエチャン!」
「よか、よか。もっと腰、振っぺ!」
酔った全国の組長達が、囃し立てた。美由紀と同じ境遇の女奴隷たちは、彼らに、はべり
ながら、複雑な心境で愛想笑いを浮かべている。いずれも、道ですれ違えば、思わずハッ
と振り返らずにいられないほどの美女だったが、その美しさゆえに真藤組のターゲットと
なり、誘拐されたのだった。今後の彼女達には、外国や国内のサディストに売られるという
運命が待っている。それまで社会的地位や、幸福な家庭に恵まれて過ごしていた彼女達も、
下着一枚、自由に身に付けられない暮らしを、死ぬまでしなくてはならない。真藤組に売買
目的で誘拐された女が、再び解放されて、まともな人生に戻ったという例は、今までに一度も無い。
13 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/06/28(月) 06:06:04 ID:iKfsnH3R
「次はこれよ。こんなに大きなもの入るかしら」
美由紀は、大根を引き抜くと今度は、バスケットからメロンを取り出した。筋の入った高級マ
スクメロンだ。美由紀は、ステージの上で、開脚あぐら座りをすると、ガバガバに広がったオ
マンコを客席の方に向け、両手でメロンをささげもって、自分のオマンコに押し込み始めた。
「うっ、きっつ〜い。でも、美由紀、がんばっちゃう」
直径20センチ程のメロンが徐々に、美由紀のオマンコに呑み込まれていった。そして3分の2
くらいが入ったところで、それ以上奥に進まなくなった。
「む・・・くく・・ごめんなさい。もう、これ以上は、入らないですう」
「何にやってんだ、このアマ!」
「なんばしちょっと!」
「もっと、力入れて、押し込みんしゃい!」
宴席から、罵声が飛んだ。今までの練習でも、これ以上入ったことがなく、おそらく物理的に
無理なのだ。
「お尻の穴にリンゴを入れます」
乾燥した両目からポロポロと涙を流しながら、美由紀は、アナルからキュウリを引き抜いた。
イボイボがデリケートな肛門の粘膜を傷つけ、痛い。そして代わりに、真っ赤な青森産のリン
ゴを押し込み始める。今度は、割とスムーズに全体が見えなくなったが、前に挿入されたメロンと、
後ろに挿入されたリンゴに挟まれて、美由紀の腹の中で、内臓が圧迫された。
14 :
名無し調教中。:2010/06/29(火) 07:25:45 ID:V8iX26mj
「むむむ・・・苦しい・・・」
薄皮一枚隔てて、メロンとリンゴがせめぎ合っていた。鬼頭の鞭が、無意味に、また飛んだ。
「苦しいとは、何事だ!マゾなら、喜びの言葉を述べろと、何回言わせるんだ!」
「はい・・・申し訳ございません、御主人様。二つの穴を拡張していただいて、美由紀は、とっ
ても幸せです」
「それなら、自分のスケベ汁の付いた大根を食ってみろ」
美由紀は、先程挿入していた大根を拾い上げると、かぶりついた。新鮮な大根だったが、味
付けも何もなく、舌を刺すくらいに辛い。
「10秒で食え」
女奴隷にとって、御主人様の命令は絶対だった。美由紀は、大きく口を開き、必死で大根に
かじりついた。
「・・・7、8、9」
美由紀は、口の周りをダラダラと汁まみれにし、碌に噛まずに、齧り取った大根のカケラを胃
に飲み下した。しかし、タイムオーバーしてしまった。
「10.いつまでかかってんだ、てめえ!」
鬼頭の鞭が、メチャメチャに浴びせられた。
「ふごおお!」
地獄絵図のなか、美由紀が、大根を葉っぱまで食べ終えた時、3分以上が経過していた。
15 :
名無し調教中。:2010/06/29(火) 12:29:05 ID:BxInGuUM
保守
早く50レスを超えるといいですね
16 :
名無し調教中。:2010/06/29(火) 23:39:18 ID:CZ0vmiOp
保守
17 :
名無し調教中。:2010/06/29(火) 23:45:50 ID:Vvz53Xc0
18 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/06/30(水) 07:52:37 ID:3wt7d0fM
「3分21秒だ。お仕置きだな、美由紀。超過した秒数だけ、親分さん方にビンタをしてもらえ」
美由紀は、メロンとリンゴを前後に挿入したまま、ヨロヨロとステージを下り、ガニマタで宴席
に歩いていった。
「191発。組長様が16人いらっしゃるので、一人当たり12発づつお願いします。合計で、1発
多くなりますが、それは、私の自主的な反省分という事で、よろしくお願いします」
美由紀は、素早く頭の中で暗算して言った。数か月前まで銀行員だった美由紀は、数字の計
算には慣れている。端から順番に、組長に、正座で両手をついてお願いし、12発づつ、ビンタ
を貰った。整形したばかりの顔が崩れないかと不安だったが、全員のビンタが終わった時、美
由紀の顔は、痛々しく腫れ上がっただけだった。
「お次は、人間ジューサーだ、美由紀」
鬼頭が言った。脳震盪を起こして、ステージに戻った美由紀に、仰向けに寝て、腰を高く上げ
るように指示が出る。下半身を天井に向けたまま、両足を限界まで開くと、挿入されたまま、一
部が顔を出しているメロンとリンゴが、天井を向いた。鬼頭は、ハンドミキサーを取り出し、メロ
ンに突き刺した。
「動くなよ、美由紀」
ミキサーの刃がドリルの様に回転した。切れ味抜群のカッターである。もし鬼頭の手元が狂い、
美由紀のオマンコに当たれば、簡単に肉を削いでしまうだろう。美由紀の顔に、本物の恐怖の
色が浮かんだ。
19 :
名無し調教中。:2010/07/01(木) 00:46:47 ID:qtBA2exH
保守
20 :
名無し調教中。:2010/07/01(木) 12:28:35 ID:Kn6eZ1BQ
国会の保守ピタル
21 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/07/02(金) 08:32:15 ID:Sc7grMNK
「御・・・御主人様を信頼しております」
ウィーンという音が続き、メロンの果肉が、刻まれていった。丁度、皮の部分だけを残し、器
になるように、えぐり取るのだ。美由紀は、怖くてオシッコを漏らしそうになったが、そんなこと
をすれば、せっかくのメロンジュースが飲めなくなり、お仕置きどころでは済まされない。オマ
ンコのメロンの粉砕が終わると、引き続いてアナルのリンゴにもハンドミキサーの刃が付き立
てられた。
(怖い!もし失敗すれば、あたしのお尻の穴は、使い物にならなくなっちゃう!)
美由紀は、汗びっしょりになった。しかし、長年女体調教を手掛けている、鬼頭竜作の手元が
狂う筈もなく、無事メロンジュースとリンゴジュースが出来上がった。
「さあさあ、親分さん方。ビタミンたっぷりのフルーツジュースが出来上がりましたよ。どうぞ、
こちらへ来て、味わってください」
鬼頭は、賞味しようとステージに集まって来た組長達に、ストローを配った。そして、組長達は、
果汁が溢れ出んばかりの、美由紀のオマンコとアナルに顔を寄せ、ストローを突き立てる。文
字通り肉壺と化した美由紀の二穴から、新鮮なジュースを吸い上げた。
「うまか、うまか」
「ええ味じゃけん」
組長達は、美由紀の瑞々しい乳房や尻を撫でながら、ジュースを飲み、御満悦の様子だった。
22 :
名無し調教中。:2010/07/02(金) 16:44:52 ID:GaxEKPoc
保守
23 :
名無し調教中。:2010/07/03(土) 02:21:13 ID:4AHJKMe5
保守
24 :
名無し調教中。:2010/07/03(土) 18:57:04 ID:pujY0V+R
保守 また人体改造の話を読みたいです
25 :
名無し調教中。:2010/07/04(日) 15:29:39 ID:8gkYBeon
保守
26 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/07/05(月) 21:40:46 ID:H4q8bfUp
ジュースが飲み干されると、いよいよフィストファックショーの本番だった。空っぽになった、
メロンとリンゴの皮は、美由紀の口に押し込まれ、一片残らず食べさせられる。鬼頭が、ガ
バガバになった美由紀のオマンコに腕を突っ込んできたが、開き切った割れ目は、全く抵抗
なく、鬼頭の右腕を手首まで呑み込んだ。
「はぐっ!はぐっ!」
美由紀が、乾いた悲鳴を上げた。腹の中で拳が動く感触に、正気を失いかけている。鬼頭
の左腕も、開き切った尻の穴に押し込まれた。
「はぐっ!はぐううっ!」
美由紀の体が、内臓の無理な圧迫に、ガクガクと震え始めた。整形されて、ふくよかになっ
た唇から血の気が引き、青くなっている。目は、白目を剥いていた。
「腹の中で、握手をしてやろうか」
「いや!やめてえええ!」
それは、おどしだった。実際に、腸壁を破り、握手をすれば美由紀は死んでしまうだろう。
「ほらっ、ほらっ」
鬼頭は、美由紀の腹の中で、ぐりぐりと両拳を動かした。
「うわああああ!死んじゃうううう!」
美由紀は、口から泡を吹き、気絶した。
27 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/07/05(月) 21:56:07 ID:H4q8bfUp
頬に強い痛みを感じて、美由紀は目覚めた。眼前では宴会が続けられている。気絶してい
たのは、それ程、長い時間ではなかったようだ。
「起きろ、メスブタ!奴隷の分際で、いつまでも、寝てんじゃねえ!」
頬を叩いたのは、鬼頭のようだった。オマンコと肛門が、パックリと開き、下腹部が鉛でも流し
込んだようにズーンと重い。
「こいつを着ろ」
差し出されたのは、懐かしい丸菱銀行の制服だった。淡いピンクのスカートとジャケットは、
新品の様にクリーンニングされ、アイロンがけされている。千切れたボタンや、破られた箇所
も修復されていた。
「つっ・・・」
立ち上がると、腰が重く、棒でも突っ込んでいるような痛みを感じた。パンティ、ブラジャー、
ストッキング、スカート、ブラウス、ジャケットの順で身に付けていく。それは、引き裂かれて
使い物にならなくなったストッキング以外は、9月11日に美由紀が銀行強盗に、人質として
誘拐された時に身に付けていた衣類で、真藤組に、売られた後も鬼頭の手で保管されてい
たのだった。美由紀は衣服を着るのは2カ月ぶりで、肌に、ごわごわとした違和感を感じた。
28 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/07/05(月) 21:56:50 ID:H4q8bfUp
「よっ、ガバガバねえちゃん、銀行員みてえだでよ!」
名古屋の組長が、囃し立てた。
「組長様方、このメス豚女は、2か月前まで、丸菱銀行新宿西支店に勤めていた本物の
銀行員でございます。一晩夜のサービスをさせたい方はおりませんか?」
鬼頭が言った。そろそろ、宴も御開きの時間だ。
「夜のサービスっても、ガバガバだっぺ」
「わいは、こっちのめんこい女の方がええ」
組長達は、宴席にはべっている美女たちを、夜の相手として次々に指名していった。
「おいどんが、やるでごわす」
ギョロ目の鹿児島の組長が、名乗り出た。
「その女の、オマンコ。気に入ったでごわす。おいどんの桜島大根をぶち込むでごわす」
それぞれの相手が決まった所で、宴会は御開きになった。用意された個室へと、全国か
ら集まった組長達が、美女を伴って去って行く。真藤登は、傘下の組長達の層々たる顔
ぶれを見て満足のようだった。
「わしは、今日、誘拐したピチピチの女教師でも、いたぶるとするかのう」
真藤は、傍らに控えている若頭の黒川に、準備をするように命じた。
29 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/07/05(月) 21:57:33 ID:H4q8bfUp
上条美由紀(23歳)は、ビジネスホテルの様な一室で、ダブルベッドに寝かされた。
鹿児島の組長が、着ていた和服を脱ぐと、背中に龍の彫り物が現れた。龍は、禍々
しい爪と、眼光で、美由紀を睨みつけているような気がした。
(こんな男に、犯されるなんて・・・)
この2カ月間、毎日のように、何人もの男にセックスを強要された。そのほとんどは、
チンピラかヤクザ者である。美由紀の様な、誘拐されるまでは、男性経験の少なかっ
た若い女にとって、知らない男達に犯され、中出しされるのは、恐ろしい体験だった。
「たまらんばい」
全裸になった中年の組長が、のしかかってきた。組長の体型は見事に崩れ、腹が太
鼓のように突き出ている。脂ぎった皺だらけの顔に、嫌悪感を催した。
(いやっ・・・)
鹿児島の組長は、制服の上から美由紀の体をまさぐった。せっかくの本物の銀行員
の制服を、すぐに脱がせるのは、もったいないかのように、ゆっくりとブラウスのボタ
ンを外し、胸元に手を入れてくる。スカートの下からも別の手を入れてきた。
「ガバガバでごわすなあ。鹿児島に帰ったら、本場の桜島大根を産地直送で送って
やるから、それで、思う存分オナニーするでごわす」
「ありがとうございます、組長様」
美由紀は、気を利かせたつもりの鹿児島の組長に、お礼の意味を込めて、熱い口漬
けを交わした。
30 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/07/05(月) 21:58:16 ID:H4q8bfUp
美由紀編、一旦終わりです。
31 :
名無し調教中。:2010/07/05(月) 23:32:52 ID:TZSzp68D
桜島大根に乙w
次はラグナロック編と予想してみる
32 :
名無し調教中。:2010/07/06(火) 22:41:31 ID:8TRfI+Yj
保守
33 :
名無し調教中。:2010/07/07(水) 17:55:32 ID:gonvcp+5
保守
34 :
名無し調教中。:2010/07/07(水) 18:39:55 ID:WGshw0Wu
保守
35 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/07/08(木) 06:50:10 ID:5SEic9XJ
1999年9月、チャールズ・モンド(31歳)は、ロンドンにあるMI6の本部に戻り、
報告を行っていた。
「君、美人だね。今度、セックスでもどう?」
チャールズは、内勤の若い女性に、誰彼構わず、そう、声をかける癖がある。相手
の女性は、大抵無視するのだが、チャールズ自体が、かなりの男前の伊達男なため、
ごく稀に、性欲が溜まっている女性が、OKする場合もある。
「チャールズ、まじめに報告をしろ」
上司のMが怒りだした。彼は初老の男で、コードネームはM、本名は部内でも明かされ
ていない。この道、何十年のベテラン情報部員らしい。噂では、性癖もドMで、ロンドンの
老舗SMクラブのVIP会員らしい。
「テロリストは全部で4人。そのうちの2人は機内で撃ち殺しました。残りの2人は、今、取
り調べ中です。全員ドイツ系で、今のところ口を割りませんが、ニュルンベルク騎士団の
構成員かと」
「そいつらは、囮だった!」
「そうみたいですね。でも、それを僕に言われても・・・僕は言われた通りの飛行機に乗り、
指示通り仕事をしただけです」
チャールズは、飄々としていた。そのグレーの瞳は、眠そうですらある。
「東海岸は、今や戦争状態だ!無数のUFOが北米大陸の上空を舞っているらしい。信じら
れるかね!」
36 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/07/08(木) 06:50:59 ID:5SEic9XJ
Mの仕立てのいいダンヒルの背広の下には、通っているSMクラブで付けられた無数の
鞭跡があるのだろう、とチャールズは想像した。
「僕には、あなたの趣味の方が、信じられませんがね。そろそろ、失礼していいですか?
6時に、機内で知り合ったスチュワーデスとデートの約束があるのです」
「勝手にしたまえ。だが、携帯電話の電源は切るなよ。次の任務が決まり次第、連絡する
から」
「オーケイ、M」
チャールズは、受付の女性職員に、無理矢理ディープキスをすると、颯爽と出て行った。
セクハラで訴えられないのは、一重にMI6の機密保持精神のお陰だった。
37 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/07/08(木) 06:51:56 ID:5SEic9XJ
午後6時ちょうどに、チャールズ・モンドはヒースロー空港の敷地内にある、ヒルトン
ホテルのロビーで、スチュワーデスのジャネット・ラムゼイ(25歳)に出会った。ジャネ
ットは、グレートブリテン航空の制服を脱ぎ、ライトブルーのスーツに着替えていた。
「大変申し訳ございませんでした、ミスター・モンド」
ジャネットは、ハンドバッグからクリーニング代の入った封筒を出し、手渡した。受け取
る際にチャールズは、わざと相手の手を握りしめる。ポッとジャネットの頬がピンク色に
染まった。
(可愛い・・・)
チャールズ・モンドは、涎を垂らさんばかりの笑みを浮かべた。そして、封筒の中の金額
を確認すると、10ポンド入っていた。
「ありがとう、ミス・ラムゼイ。今度は、僕がお礼をする番だよ」
「そんな、とんでもない・・・」
遠慮がちに断るジャネットの顔に、わずかな期待の表情が浮かぶのをチャールズは、
見逃さなかった。
「そこの、レストランでお食事でも、いかが?」
チャールズは、相手の返事を待たずに歩き出した。ジャネットは、慌てて付いてくる。6時
になる前に、すでにホテルの部屋は予約してあり、100パーセントの自信でセックスまで
持ち込むつもりだった。
38 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/07/08(木) 06:52:40 ID:5SEic9XJ
(ワインに、情報部特製の催淫剤を混ぜれば、イチコロさ)
それは、本来、口の堅い相手から、情報を聞き出すための自白剤だった。副作用は
ゼロで、血液中に痕跡も残らない優れものだった。約30分間の他愛もない会話で、
一夜を共にすることを承諾させたチャールズは、ヒルトンホテルの客室で、グラマーな
スチュワーデスの肉体を御馳走になった。そして、もう少しで射精という所で、携帯電話
が鳴った。
「失礼・・・ハロー」
『お楽しみ中かね、モンド君』
モンドのチンポは、ジャネットに挿入したままで、彼女は喘ぎ声を上げ続けている。電話
越しのMにも聞こえている筈だ。
「サー。あなただって、SMクラブでプレイ中に電話が、かかってきたら、腹が立つでしょう?」
『新しい任務だ、モンド君』
Mは、意に介さずに言った。
「どこに行けばいいんですか、今度は。ロシアですか?中国ですか?」
『日本だ』
「日本?いいですね。僕は、まだゲイシャガールとセックスをした事がない」
『詳細は、本部で話す。戻ってきてくれ』
「あと、2回射精してからでいいですか」
返答はなく、電話は切れた。
39 :
名無し調教中。:2010/07/08(木) 13:36:29 ID:awN80DvU
保守
美由紀編、前スレの創作分も含めてまとめサイトに掲載してほしい
40 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/07/08(木) 20:15:42 ID:5SEic9XJ
>>39 まとめサイトへのアップは、3話分くらいが目安なので、もう少し待って下さい。
その他、意見、感想、要望等、あれば、言ってください。
TVネタの件に関しては、途中まで下書きした後、未公開のまま、放置状態です。
41 :
39:2010/07/08(木) 23:49:10 ID:awN80DvU
>>40 乙です、それは失敬しました
作者さんの進めたいようにやってください
TVネタも首を長くして待ってます
42 :
名無し調教中。:2010/07/09(金) 07:29:38 ID:GizZ7LiY
要望というより細かいクレームだが、続編は初期設定を忘れずに書いてほしい
奴隷家族の女と文枝先生は下着の着用禁止、JAM航空CAのストッキング着用禁止、
成瀬美咲は乳首、ラビア、クリトリスだけでなく耳タブと唇にもピアッシング済み…とか
43 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/07/09(金) 23:32:39 ID:XeAP8mY0
45 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/07/10(土) 22:09:32 ID:l5WKXmBs
PINK-BBSの名無しにも「@そうだ選挙に行こう」が表示されるのかw
>>45 乙!荒れると悪いから、しばらくまとめサイトに
このリンク先を貼らないほうがいいかもね
47 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/07/12(月) 08:17:14 ID:tXaLMbGA
荒れるくらい、参加してくれれば、いいのですが。
結局、データベース用として、したらば掲示板、ライブドアwiki、FC2wikiの三つを、まとめサイトの別館にリンクさせました。
どれを、メインで使うかは、まだ、わかりません。それ以前に、私が、wikiの編集の仕方を全く理解していません。
48 :
名無し調教中。:2010/07/13(火) 17:13:04 ID:5vzVwaJk
保守
49 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/07/14(水) 09:48:08 ID:4GmsZF50
チャールズ・モンドは、再びヒースロー空港から、グレートブリテン航空のファーストク
ラスで、東京へと飛び立った。それ以外は、使わない主義だ。アラスカ経由の北回りは、
危険なため、南周りで18時間のフライトだった。南北アメリカ大陸を中心とする地球の
西半球は、戦争状態で、すべての航空機に、フライト禁止令が出ていたが、ヨーロッパ、
アジアなどの東半球は、今のところ平静を保っている。
(ネオナチスが、アパラチア山脈以東を制圧したか・・・)
チャールズは、ショッキングな記事の新聞を読みながら、クールに紅茶をすすった。機
内でも空港でも、他の乗客の話に耳を傾けると、その話で持ちきりだった。こんな軍事
勢力が、いきなり現れるとは、誰も予想していなかった。MI6やCIAなどの諜報筋でさえ、
ネオナチスがこれほどの戦力を隠し持っているとは、半信半疑の未確認情報でしか、取
り扱われていなかったのだ。チャールズは、Mから受けた日本で行う指令の内容を思い
出していた。
(久石千鶴というカルト教団の教祖に会い、その正体を探れ、か・・・)
写真を見たその女は、若い二十歳そこそこの東洋人の女だった。しかし彼女は、謎の
大富豪ミッシェルや、ネオナチスとも深い繋がりを持ち、今回の9.11事件における情報
を事前に、CIAに提供していたらしい。チャールズは、封筒に入った幾枚かのコピーされ
た久石千鶴の写真を順番に見ていった。第二次大戦中のベルリンで撮影された物、19
70年代に撮影された物まである。その全てに久石千鶴は、同じ年格好のまま写っていた。
50 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/07/14(水) 09:52:27 ID:4GmsZF50
(一体、何歳なんだ、この女。僕の相手には、ちょっと年齢が高過ぎるかもな。ババアは、
嫌いだ)
チャールズは、若い女以外は、見向きもしない主義だった。成田空港から、出迎えに来た
MI6東京支局の局員をドライバーに使い、レンタカーで山梨県奥滝村に向かった。そこに、
久石千鶴が主宰する、千羽鶴教団の総本部がある。
「何で、君なのかね。若い女性のドライバーをと、注文を付けておいたはずだが」
チャールズは、髭面の白人男に文句を言った。
「ソーリー、モンド少佐。適当な人材がいなくて」
レンタカーは、奥滝村に着いた。千羽鶴教団は、村を実効支配しており、村長を含め、村民
の90パーセント以上が信者だった。人口8000人余りの、村のいたる所に教団の施設が
建設されている。古代日本の高床式神殿を思わせる、壮麗な本殿には、多くの巫女姿の
若い女性や、白装束の祭司の格好をした男達が、掃除をしたり、何かの儀式を行ったりし
ていた。中には、セックス行為をしている者もいた。
「フリーセックスか。うらやましいな」
チャールズは、涎を垂らさんばかりの顔になった。この村は、過疎や高齢化とは無縁らしい。
教義で強制されるフリーセックスの結果、出生率が高く、至る所に幼い子供の姿を見る。
イギリスのジャーナリストの肩書で、取材を申し込んだ二人は、茶室に案内され、久石千鶴
が現れるのを待った。
51 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/07/14(水) 10:28:10 ID:4GmsZF50
久石千鶴(2023歳)は、戦時下のアメリカ合衆国から、いち早く帰国していた。リチャード
=ミッシェルが手配した軍用機でハワイまで飛び、フライト禁止令が出される前に、ホノル
ル空港から日本へ舞い戻ったのだ。テロリストを阻止するためにJAM航空73便に乗り込
んだ、もう一人の自分、千鶴(25歳)は、まだ北アメリカ大陸にいる筈だ。
(これで、歴史は変わったわ。4年後に宇宙人が襲来しても、同等の科学力を持ったネオ
ナチスが迎撃する・・・)
しかし、まだ、足りないような気がした。準備出来る事は、しておかねばならない。2006年
4月までに起こった、元いた世界の情報は、タイムスリップした護衛艦『あらなみ』の乗員か
ら、出来る限り聞き出し、教団本部で、極秘資料として記録してあった。それによれば、ネ
オガイア星人は、2004年3月に、東海地方の、学術研究都市さざなみ市を占領し、地球
における最重要拠点とするらしい。
(今のうちに、さざなみ市に時限装置付きの核爆弾でも、仕掛けておけば、一網打尽に出
来るわ)
千鶴は、その思い付きを、教団の最高評議会で幹部達に議論させた。しかし、いくら教団
の規模が大きくなっているとはいえ、民間での核の製造は不可能だった。
「生物兵器なら、元になる研究資料があれば、なんとかなるかもしれません」
12使徒の一人である真鍋聖司(27歳)が言った。彼は、教団内で科学技術省長官の肩
書を与えられている。IQが高く、東京の有名大学で細菌学を学んでおり、千鶴のお気に
入りの一人だった。
52 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/07/14(水) 10:29:09 ID:4GmsZF50
「生物兵器ね・・・」
千鶴(2023歳)は、頭を巡らせた。千鶴の祖父の弟にあたる人物が、第二次大戦中に満
州で、細菌兵器の開発を行っていたと聞いたことがあった。久石重隆という、その人物は、
終戦直後のドサクサでソ連軍の捕虜となり、シベリアに抑留されたまま二度と、故国の地
を踏む事はなかったらしい。
「久石重隆という人物が所属していた、596部隊の研究資料が、戦後どうなったかを調べ
て頂戴。」
千鶴は、教団の諜報省長官である、原田神人(34歳)に命じた。彼も12使徒の一人である。
「わかりました、教祖様」
受付の仕事をしている巫女の一人が会議室にやってきた。
「教祖様、イギリス人のジャーナリストが、面会を求めています。どういたしますか?」
「会議が終わったら、会います。それまで、あたしの聖水でも出しておきなさい」
「はい。御意のままに」
1時間後、会議が終わると、千鶴は、ジャーナリストを待たせてある茶室へと赴いた。イギ
リス人二人は、正座をせずに足を崩し、胡坐をかいて待っていた。出された聖水には手を
付けていない。
「スコットランド・タイムズのチャールズと申します」
一人が、英語で名乗り、名刺を差し出した。千鶴は受け取ると、ピリリと裂いた。
「本当の名刺を出して下さい」
2023年生きた千鶴は、世界中の言語がペラペラである。
53 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/07/14(水) 10:30:02 ID:4GmsZF50
「OH、これは手厳しい」
チャールズという男は、慌てもせずに、背広の内ポケットから手帳を取り出した。
「これは・・・」
千鶴の顔に、僅かな動揺の色が走った。男が見せた手帳の内側には、ユニコーンとライ
オンが、左右から王冠を挟むデザインの、イギリス王家の紋章が輝いていた。
「殺しのライセンス!」
チャールズは、ニヤニヤと笑っていた。
「さすが、長生きしていらっしゃる。日本人のあなたが、これを、見ただけで、意味が判ると
はね。私の独断で人を殺しても、罪には問われないのです。もっとも、僕が、本当に欲しい
のは、フリーセックスのライセンスなのですが」
「千羽鶴教団は、フリーセックスを教義の一つとしています。入信されてはいかがですか?
ロンドンにも教団の支部がありますよ」
千鶴は、すぐに平静心に戻ると、淡々と切り返した。
「いえ、遠慮しておきます、ミス・・・いや、ミセス・ヒサイシ?」
「ミス・ヒサイシで結構です。現在は、結婚しておりません」
「ほう、過去には、結婚しておられた?」
「ええ、数え切れない程。子供も、数え切れない程、産みましたわ」
チャールズは、鋭い眼光でジッと目の前にいる若い教祖の姿を観察した。情報部で、彼
ほど、女性を見る目がある人間はいない。一目見ただけで、その女が、どういう性格で、
どういう性癖を持ち、処女か非処女か、既婚か未婚か、出産経験が有るのか無いのかま
で、見抜いてしまうのだ。まるで、スカウターをつけているかのように、落ちやすいかどうか
の点数が、頭の中に表示される。彼の、この特殊能力ゆえに、今回の任務に抜擢された
のだと、チャールズは、今気付いた。
54 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/07/14(水) 10:30:43 ID:4GmsZF50
(判らない!今までの経験が役に立たない。年齢さえ分からない・・・こんな事は、初めてだ
・・・)
チャールズの、額から焦りのために脂汗がツーッと流れ落ちた。ハイスクール時代から今
まで、培ってきた自信が、音を立てて崩れていくのを感じた。
「英国情報部の方が、どのような御用ですの?ネオナチスに関する事でしょうか?」
「ええ、あなたは、今回の事件を事前に知っておられた?」
「私は、南極へも行ったことがあり、初代のヒトラーと会ったこともあるのです」
「OH!アンビリーバボー!」
思わず、チャールズは叫んだ。同席している、連れの白人男は、黙って聞いているだけだ。
「そればかりではありません。あと4年後に、地球は宇宙人の侵略にさらされます。当然、
あなたの母国、イギリスも無縁では済まされません。あなた方が、それを信じ、今のうちに
迎撃準備をするというのであれば、情報提供は惜しみません」
チャールズは、無言で、千鶴の白装束の裾から見える太腿をチラチラと横目で見た。スベ
スベの肌だ。しかし、惨い傷跡が幾本か走っている。相当古い傷のようだった。
55 :
名無し調教中。:2010/07/14(水) 14:10:56 ID:TJqbY1cv
>ハイスクール時代から今 まで、培ってきた自信が、
音を立てて崩れていくのを感じた。
ここは笑いどころか?w
56 :
名無し調教中。:2010/07/15(木) 23:09:51 ID:RvNx6HEW
もう50レスを超えたので毎日レスする必要はなくなったけど、とりあえず保守
57 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/07/16(金) 08:31:57 ID:Wb0BSch+
その夜、チャールズ・モンドと連れの男は、千羽鶴教団の総本部に宿泊することになった。
提供された宿泊施設の部屋にベッドはなく、畳の上に直接布団を敷いて寝る日本式のや
り方だった。やることも無く、手持無沙汰にしていると、頼みもしないのに、若く美しい女性
信者二人が、夜の相手をするために派遣されてきた。
「嬉しいね。今夜は、あんたのケツを掘らなければならんと、考えていたところだった」
髭の白人男は、チャールズのブリティッシュ・ジョークに、露骨に嫌な顔をした。
(もっとも、女を当てがってくれたのは、僕達を監視するためだろうがね)
チャールズは、ありとあらゆる性技を使って、女性信者を喜ばせた。連続でイカせると、
大声で喘ぎ続け、最後には失神した。
「お次は、君だ」
髭の白人男と通常のセックスを終えたもう一人の女性信者も、イカせ続け、すぐに失神さ
せた。
「やれやれ、さすがにくたびれたよ。そろそろ、本業の仕事に行くとするか」
チャールズと相棒は、背広を脱ぎ、バッグから黒いツナギを取り出して着替えた。MI6の
技術部が開発した、特殊繊維で出来たツナギだ。光を吸収し、完全に闇に溶け込むことが
出来る。二人は、ノックアウトされた女性信者を寝かせたまま、寝室を出た。秋の夜空に
半月が出ており、チンチロリンという虫の声が聞こえる。イギリス人である二人には、虫の
声を左脳で聞き、単なる雑音として処理してしまい、何も感じない。
58 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/07/16(金) 08:33:15 ID:Wb0BSch+
「虫がうるさい」
「日本人は、これをワビ・サビと言うらしいですが」
二人が向かった先は、千羽鶴教団の御神体が隠されているという本殿の奥社だった。
それを見れば、女教祖の言う話に、どこまで信憑性があるか、判断出来るかもしれない。
チャールズは、警備の信者に音も無く忍び寄り、指輪に仕込んだ催眠スプレーで、一
瞬にして眠らせた。
「他愛もない」
二人のイギリス人は、奥社の扉を開けた。数十本のロウソクで照らされた、その内側に
は1機の軍用ヘリが安置されていた。
「これが、御神体?どういう事だ?」
チャールズは、そのヘリの周りをグルリと一周し、念入りに観察した。機体には海上自
衛隊と書かれてペイントされている。髭の男はペンシルカメラで、様々な個所を、撮影し
始めた。
「SH60、通称シーホーク。主に海上艦艇に搭載して使われる哨戒ヘリだ。アメリカのシ
コルスキー社が開発し、日本では三菱重工が、SH60J型をライセンス生産している・・・」
チャールズは、記憶をたどり、呟いた。情報部員である彼は、当然のごとく、各国の兵器
事情にも通じている。
「しかし、この機体、碌に整備されていないな。あちこち錆ついてボロボロじゃないか。操
縦席なんか、シートの皮がパリパリになっている。座る気にもなれんぞ。こりゃ、使い物
にならんな。あんたのセックスと同じだ」
またもや、チャールズのブリティッシュジョークに、相棒の男は、ムッとした。
「教団の奴ら、これで、テロでも、やらかす気なのでしょうか?」
「それは、無理だ。飛べるか、こんな鉄屑」
その時、入口から久石千鶴が、腕っ節の強そうな男性信者を数人、従えて入ってきた。
「見てしまいましたね」
59 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/07/16(金) 08:34:11 ID:Wb0BSch+
チャールズは、悪びれた様子もなかった。訓練された情報部員である彼は、実力行使
になれば、戦闘に関しては素人同然の教団員、全員を相手にしても勝つ自信があった。
「ああ、見たよ。これは、どういう事だ?なぜ、民間の宗教団体である、あなた達が、軍
の哨戒ヘリを御神体に祭っている?」
「それは、100年以上前に製造されたものです。嘘だと思うなら、機体番号と型式を、
MI6のデータベースと照合してみてください。まだ、この世界には存在しない筈です。
シーホークSH60は、J型までしか作られていません。K型が開発されるのは2001年、
正式配備されるのは2005年なのですから」
千鶴の説明に、チャールズは、苛立った。
「言っている意味が、全くわからん。わかるように説明してくれ!」
「つまりここは、パラレルワールドなのです。タイムスリップした私が、歴史を改変した、
もう一つの世界なのです」
「・・・・」
チャールズは、絶句した。思考が停止し、返す言葉が、しばらく思い浮かばなかった。
久石千鶴は、微笑んですらいた。
「許可なく、奥社に侵入し、御神体を見たことは不問にします。撮影した写真も没収し
ません。よく検討し、4年後に襲来する宇宙人に対して、私と共同戦線を張るというな
ら、また連絡を下さい」
年齢不詳の千鶴の神秘的な瞳に、チャールズ・モンド少佐は、心を吸い取られそうな
気がした。
60 :
名無し調教中。:2010/07/16(金) 17:03:06 ID:abIXd8tj
作者さんは普通に書き込んでいて、読者は大半がsageて書き込んでる。
オレは、sageない方が掲示板の上のほうに来て多くの人に生体実験が
読まれるから、メリットが大きいと思うんだけど・・・。
書き込む時の暗黙のルールみたいなのがあるの?
あとアナザーの投稿にもルールあるのかな?
もしもルールがあるといけないから、これはsageて書き込みます。
大阪は雨は降ってないのに、雷が凄いです。
61 :
名無し調教中。:2010/07/16(金) 22:02:36 ID:rauAmhzt
上げ下げはどっちでもいいでしょ
他のスレッドでも下げが一般的だから、その慣習に合わしてるだけ
大雨、岐阜県辺りは大変なことになってるな
こちらは晴れ時々曇り、ただし風強し@神奈川
62 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/07/17(土) 01:17:43 ID:+85PqqJY
アナザーの投稿にルールはありません。ただ、日本とアメリカの法律に触れないように
お願いします。
2ちゃんねる掲示板に関しては、私も参加している身分なので、他人の投稿スタイルを、とやかく言う立場ではありません。
個人的には、上げてもらう方が、嬉しいですが。
63 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/07/18(日) 22:26:32 ID:PCgMhF8U
中国のインターネット人口は4億人以上らしいのですが、リンク先も自動的に中国語に変換してくれる
無料のWEBサービスは、ないでしょうか?エキサイト翻訳やグーグル翻訳などは、翻訳できる容量が
少なくて、無理みたいです。韓国語は、見つけました。
64 :
名無し調教中。:2010/07/19(月) 21:27:47 ID:uDRjvTgc
エロや政治や歴史が絡むようなwebサイトは
金盾に引っかかるんじゃない?
65 :
名無し調教中。:2010/07/20(火) 18:49:02 ID:Q4N5B/y+
…
66 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/07/21(水) 19:33:55 ID:n5TdSxTZ
1999年11月。ワシントンDCのブラックハウス内では、連日のように戦勝パーティが
催されていた。南極や月面基地から来たネオナチスの幹部達が、拉致して来たハリ
ウッド女優を相手に酒池肉林の痴態を繰り広げている。数か月前までは、アメリカ大
統領が、国賓を迎えて晩餐会が行われていたステートダイニングルームは、今やナ
チスの幹部達の乱交の場となっていた。
「ヨハン、占領地の様子はどうだね?」
ヒトラー3世(26歳)は、腹心のゲッペルス4世(23歳)をファーストネームで呼び、尋
ねた。ゲッペルス4世は、美しい日本人の女、片桐久美子(27歳)を椅子代わりにし
て腰掛け、元ハリウッド女優のアンジェリーナ・ジュエリー(24歳)にフェラチオをさせ
ている。久美子の両足は、脱走を図った罰として膝から下が切断されており、アンジ
ェリーナの両目は繰り抜かれてサファイヤが埋め込まれていた。
「ユダヤ人と思われるものを、片っ端から捕まえて収容所にブチ込んでいます。それ
以外の市民は、軍需工場で兵器の生産に当たらせます。自由経済は完全に停止し、
全ての生産活動をナチスの統制下に置く所存に御座います」
ラグナロック作戦の功労者であるゲッペルス4世は、その功績を認められ、実質的に
占領行政を仕切っていた。
「休戦協定を結んでいる間に、我々の戦力を数倍に高めねばならん。余の目的は、
あくまでも世界征服なのだから」
ヒトラー3世は、アン・ファラウェイ(27歳)のアナルを犯していた。全ての歯を抜かれ
て、ダイヤモンドの義歯を差し、クリトリスも切除されて、ダイヤを埋め込まれた彼女は、
アナル専用のセックス奴隷となっている。『ANAL・ONLY』と尻にタトゥーで描かれていた。
67 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/07/21(水) 19:36:00 ID:n5TdSxTZ
「わしのハウニヴ部隊も、増強して頂きたい」
月面基地司令官のゲーリング2世(56歳)が言った。彼の指揮するUFO部隊は、アメ
リカ空軍との死闘で、多くの機体を失ったのだ。ゲーリング2世は、月面基地から連れ
てきた、お気に入りのアメリカ人奴隷、エイミー・マクダネル(26歳)に、足の裏を舐め
させていた。彼女は、元NASAの宇宙飛行士である。抜群の知性と運動神経を兼ね
備え、厳しい訓練を受けてきた宇宙飛行士も、今ではただのセックス奴隷だった。ハリ
ウッド女優の大御所、ミラ・ジョブリッチ(24歳)がゲーリング2世の、脂肪たっぷりのパ
ンパンに張った肩を、細腕で揉んでいた。ホラー映画や、中世のヨーロッパを舞台にし
たアクション映画で、戦う女として主演を張り、会員制の高級スポーツジムで体を鍛え
ていた彼女は、筋肉の付いた、スポーツ選手のような引き締まった体をしている。握力
もあるため、マッサージ奴隷として使われることが多い。
「安心せい。わかっておる。貴官のUFO部隊は、特に増強する必要があると、余も考
えておる。なぜなら、余の友人の預言者が、近く宇宙からの侵略があると言っていたか
らだ」
ヒトラー3世は、アンのダイヤモンドのクリトリスをいじり回しながら言った。預言者とは、
ミッシェルの事である。彼は数年に一度、ヒトラー3世の前にフラリと現れ、重大な予言
を伝えていくのだ。彼の父、ヒトラー2世や、初代のヒトラーの時からそうだったらしい。
68 :
名無し調教中。:2010/07/21(水) 19:37:04 ID:n5TdSxTZ
「宇宙からの攻撃を退け、同時に世界征服も為さねばならん。倒さねばならん、敵は数多
い。だが余はやりとげるぞ!」
ヒトラー3世は、アンの直腸に射精した。美女をバックから犯すと、たまらない征服感がある。
(余は、生まれる前から、何度も何度も、世界征服を試みた気がする。なぜ、多くの人を殺し、
既存の社会秩序をすべて破壊し尽くしてまで、世界征服をせねばならんのか、余にも判ら
ない。だが、余はそのために、生まれ、この世に存在している。今度こそは、成し遂げねば
ならない・・・)
ヒトラー3世は幼い頃から、よく同じ夢を繰り返し見た。ほとんどが、配下の大軍勢を指揮し
て戦争をしているか、人間を虐殺している夢だった。風景も、使っている武器も、指揮してい
る部下達の人種、風俗もバラバラだったが、共通してるのは、あくなき征服欲と、戦うため
の強い意志だった。そこには一片の迷いも感じなかった。
(この世は、余に征服され、破壊されるためにある・・・)
ヒトラー3世の若いペニスは、アン・ファラウェイの肛門内で、再び怒張した。普通の男は、
射精後しばらくは、我に帰り、性欲が無くなるのだが、ヒトラー3世に限って、そういう現象
はない。女を、犯しても犯しても、性欲は増すばかりで、飽くことはなかった。
「お前だ。次は、お前を犯す」
ヒトラー3世は、壁際で待機していた、キャメロン・ダイアース(27歳)を呼んだ。1994年
に大ヒットした、異色コメディ映画で、華麗なるデビューを果たした彼女も、今では、ただの
セックス奴隷に落ちぶれている。金髪がトレードマークの彼女は、ヒトラー3世の前に四つ
ん這いになり、尻とオマンコを差し出した。
「総統閣下の逞しいペニスを、ブチん込んでください」
69 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/07/21(水) 19:37:50 ID:n5TdSxTZ
キャメロンは、尻を左右に振って哀願した。ヒトラー4世は、アンのアナルから引き抜いた
ばかりで、少しウンチが付いて黄色くなったペニスを、ゲッペルス4世が座っている久美
子の口で清めさせた。
「ヨハン、お前の奴隷の口を借りるぞ」
「ハイル、ヒトラー!」
「有色人種には、このくらいの仕事がお似合いだ」
ヒトラー3世は、久美子に舐めさせて綺麗になったペニスを、キャメロンが付き出している
オマンコに背後から突き立てた。
「OH、ワンダフル!」
キャメロンが、英語で歓喜の声を上げた。ヒトラー3世が、その、飽く無き性欲を満たして
いると、大食堂の入口から、小男のメンゲレ4世(33歳)が、入室して来た。
「ハイル、ヒトラー!人間飾台が、完成しました」
ネオナチスの兵士2人が、手押しカートに、直立した全裸の白人美女を乗せて運んで来る。
セックスの快楽に溺れていた幹部達の視線が、一斉に金髪の小男と、彼の作品に注がれた。
メンゲレ博士が、説明を始める。
「素材は、18歳の若手女優ジェシカ・オメガです。頭に付けた3本のランプは、彼女の神経
系統から発する、ある種の電気信号を、エネルギーに変換して点灯します。古代アトランテ
ィスのクリーンエネルギーを生み出す、環境技術を応用いたしました」
メンゲレ博士は、ネオナチスの幹部達が見守る中、ジェシカの腰に装着されたバイブレータ
ーのスイッチを押した。膣の中で震えるプラスチック棒の震動が快楽として伝わり、ジェシ
カは全身で身悶え始める。すると体中の皮膚に突き刺されていたコード付きの電極針から、
微弱な電気信号が頭部のランプに集められ、明かりが点灯した。
70 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/07/21(水) 19:39:51 ID:n5TdSxTZ
「ウウウウ、AHA〜N!」
ジェシカは、頭の後ろに手を組まされたまま、拘束具を付けられた上、姿勢を崩さないよう
に、背中に鉄柱を押し当てられて、両足首と首、ウェストを3点止めで固定されていた。そ
のため、疲れて腰が砕けても、しゃがみ込むことすら、出来ないようだった。
「簡単に言うと、この女がオルガスムスを感じ続ける事で、ランプが灯ります」
「すばらしい」
「良い仕事だ、博士」
幹部達は、口々に褒め称えた。ランプの明るさは、ジェシカの感じ方によって、明るさが変
わるようで、彼女が、絶頂に達した時、一際、明るく輝いた。
「体力のある、若い素材を選びましたので、一晩中でも点灯が可能です」
「AAAAA・・・プリーズ、少し休ませて・・・プリーズ、スイッチを止めて。オマンコが壊れ
ちゃう」
十数分もすると、ジェシカの全身から、汗が吹き出し始めた。しかし、メンゲレ博士はバイ
ブレーターのスイッチを、絶対に切ろうとはせず、両腕を使えないジェシカが、自分で止め
ることも不可能だった。
「プリーズ!プリーズ!おかしくなっちゃう!」
ジェシカの断末魔の叫びを聞き、ネオナチスの幹部達は、ゲラゲラと笑った。そして、そ
れぞれのセックス奴隷に挿入したまま、ホワイトハウスの酒蔵から接収したブルゴーニュ
産の高級ワインを乾杯した。
「凄い汗じゃないか。お前にも飲ませてやろう」
ゲーリング2世が、立ち上がり、ワインのボトルごとジェシカの口に押し込んだ。
「高いワインだ。一気に飲め」
ジェシカは、顔を快楽に歪めながら、ゴクゴクと飲み下した。口からこぼれた赤い液体が、
首筋からバスト、腹へと伝い落ちる。
71 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/07/21(水) 19:40:36 ID:n5TdSxTZ
「総統閣下の御在所の床を、汚してはならん。綺麗にしてやれ、エイミー」
ゲーリング2世のペットであるエイミー・マクダネルが、ペロペロとジェシカの体を舐め、こ
ぼれたワインを掃除する。ジェシカの汗と混じり合ったワインは、通常より塩辛かった。
「プハー!こほっ、こほっ!」
ジェシカは、ボトル一本のワインを、ひと息に飲み切った。UFOで西海岸から拉致されて
以来、まともな食事を与えられていなかったのだ。アルコール濃度15パーセントのワイン
は、すぐに全身に回り、ジェシカの体温はさらに上昇し、肌が赤く火照った。
「暑い・・・暑いわ・・・何とかして・・・イク・・・またイク・・・」
ジェシカは、錯乱状態になり、ロレツの回らない舌で叫び続けた。
「床も綺麗にしておけ。総統閣下の御在所だぞ」
ゲーリング2世の命令で、エイミーは、床にこぼれおちたワインの滴も舌で舐めた。星の
世界を夢見て、月面着陸のライトスタッフに選抜されるべく、男性宇宙飛行士と張り合って
きた、自己主張の強い女の末路だった。
72 :
名無し調教中。:2010/07/21(水) 23:22:19 ID:PLKKhP0g
久々の魔改造キター!
73 :
名無し調教中。:2010/07/25(日) 22:59:45 ID:hLC/a77w
キャメロンにも人間便器化とか改造希望
74 :
名無し調教中。:2010/07/30(金) 18:19:11 ID:S5BgPr0a
それじゃあミラ・ジョブリッチはブロンド髪をモップ替わりにされ、
胸を雑巾として、舌で汚れを舐めとる人間便器掃除機がいいな
75 :
名無し調教中。:2010/07/31(土) 01:26:22 ID:g2e/PRJU
宇宙飛行士の人物の元ネタがわからない
作者さんのオリジナルか?
76 :
名無し調教中。:2010/07/31(土) 21:19:41 ID:b5FI5FvG
学生の休みの間は、相変わらずの休みの作者ですなぁ
77 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/07/31(土) 21:33:00 ID:LszIdiv+
宇宙飛行士の元ネタは、ありません。オリジナルです。
夏は、忙しくて執筆時間が、とれません。
78 :
名無し調教中。:2010/07/31(土) 23:48:29 ID:WCfI8rAS
乙。作者さんのペースで維持を。応援してます。
79 :
名無し調教中。:2010/08/03(火) 12:16:15 ID:1fVEE+g3
時間停止男や芸能ネタやJAM航空CA編の続きも気になるが
やっぱりここは奴隷家族の玲華ちゃんと文枝先生のその後をリクしたい
80 :
名無し調教中。:2010/08/03(火) 19:45:03 ID:ck/dIbbr
さざなみ市の人間犬の健康診断とかを理由に
ヘレンと千夏先生を引き合わせて
異形な姿となった者同士レズらせたい
81 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/08/05(木) 22:58:25 ID:8xFHB04A
久保田道康(22歳)は、真昼間から全裸で、街中を走り回っていた。誰も咎める者はい
ない。横断歩道を渡っている女の手を掴み、腕時計を見る。5月13日、午後4時14分。
いつもと同じ時間だ。
(50回くらいウンコをしたから、大体、2か月ってところかな)
道康は、漠然と考えた。裸の胸には、細い金属のチェーンで卵型の装置が、ぶら下がっ
ている。それと、靴下とスニーカーが、道康が身に付けている全てだった。彼以外の時間
が停止した世界では、他には、何も必要がなかった。
(やりたいことは、大体やり尽くしたよな・・・)
道康は、ブティックのショーウィンドウの中に寝っ転がり、通りを眺めた。若い女達が、シ
ョーウィンドウの中を、物欲しそうな顔で覗き込んだまま、固まっている。道康が、50回、
ウンコをする間に、この辺の町は、道康の手によって、徹底的に破壊されていたが、それ
でも、素手の男一人が、いくら好き放題暴れても、世界に与える影響は極僅かだった。
(つまんねえなあ。時間が、動いたり止まったりしたら面白いのになあ。止まったままじゃ、
悪戯をしても、誰も気付きやしねえ)
道康は、胸に垂れ下がっている卵型の装置をいじくってみた。小さな液晶画面と、ボタンが
4つ付いているだけである。
「動けよっ!オラオラッ!」
装置をハンマーで破壊するという選択肢もあったが、道康には実行する勇気がなかった。
時間の止まった世界でこそ、無敵の帝王なのだが、現実に戻れば、ただのリストラされた
元派遣社員にすぎない。ショーウィンドウにウイスキーを持ち込み、露出度の高い、お洒
落な服装の女性店員を肉布団にして泥酔していると、ふと視界にあるストリートの奥で、
何か動いたような気がした。
82 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/08/05(木) 23:00:05 ID:8xFHB04A
「何っ!俺、飲み過ぎたかな・・・」
道康は、フラフラと酔った足取りで立ち上がると、肉布団にしていた女性店員の腹を踏み
つけてブティックの店内に戻った。そして、念のため、陳列されていた男物の服を着、レジ
からありったけの金をポケットに詰め込む。万が一、時間が動き出した時の用心だった。
(この世界で、俺以外にも、動ける者がいるのか・・・)
道康は、店内の床にアルコール臭い小便を、放出すると、恐る恐るストリートに出た。相
変わらず、よく晴れた空に太陽が輝き、人々は、それぞれのスタイルで硬直している。ど
こにも、動きのある物体の気配はなかった。
「やはり気のせいか」
道康が呟き、歩き出した瞬間、いきなり前を、一人の男に遮られた。
「君かね。時間を止めたのは?」
黒服を着た白人の男だった。流暢な日本語を話した。
「な・・・な・・・なんだ、お前・・・」
道康は、驚きの余り、声にならなかった。長い間、誰とも会話をしていなかったという、理
由もある。素早く、辺りを見回すと、その男以外の風景は、やはり止まっている。道康は、
とっさに身をひるがえし、逃げようとした。
「待ちなさい。逃がさないわよ」
いつの間にか、背後を、若い女が塞いでいた。女は、日本人の様で、無表情な目立たな
い顔立ちだった。道康は、為す術もなかった。
「恐がらなくてもいい。私の名は、リチャード・ファーマー。彼女は、助手の米谷正子君だ」
白人男は名乗った。
83 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/08/05(木) 23:01:15 ID:8xFHB04A
「あ・・・あんた達、動けるのか・・・俺を、捕まえにきたのか・・・」
「最初の質問の答えは、イエスだ。私達も君と同じような時間停止装置を持っている。二つ
目の質問の答えは、少し違う。君の身柄には、興味がない。君の持っている装置を取り上
げたいだけだ」
リチャードの答えに、道康は、胸の卵型の装置を握りしめた。
「嫌だ・・・これが、なくなれば俺は、ただの惨めな虫けらに戻ってしまう・・・あんた、派遣で
働いた事があるのか?毎日、正社員に逆らわないように気を使い、ボーナスはないし、挙
句の果てに、理由も無く、契約が切れたとか言って、クビにされるんだぜ」
「その装置は、本来、簡易型のタイムマシンとして使われるはずの物だ。君が持つには危険
すぎる。この町の荒れようを見るに、もう充分楽しんだだろう。それを私に渡しなさい」
リチャードは、懐からピストルを取り出した。米谷正子も両手を構え、威圧的にファイティン
グポーズを取る。
「嫌だ・・・これは・・・渡せない・・・どうしても」
道康は、リチャードの体にタックルをした。ピストルが発射され、弾丸が、道康の左肩に食い
込む。
「ギャアアアア!」
地面にうつ伏せに倒れた道康は、アスファルトに激しく体を打ちつけた。
(もう駄目だ・・・くそっ!)
左肩の激痛で、涙がボロボロ流れた。米谷正子が、道康の胸から卵型の装置を奪い取ろう
とした時、車のクラクションの音が響き渡った。
84 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/08/05(木) 23:03:05 ID:8xFHB04A
「人殺し!」
「危ねえ!何やってんっだテメエ!」
「キャッ、なんであたし、裸なの!」
周りの時間がいきなり動き出したようだった。道康が倒れた拍子に、卵型の装置が壊れたの
かもしれなかった。道康が、日々、悪戯をしてきた人間達が、街中で狂乱状態に陥っており、
そこら中で、悲鳴や、車の衝突する音、ブレーキの軋む音などが聞こえた。
「見ないで、この変態!」
気付いた瞬間、車に轢かれる者。通りの真ん中で、見知らぬ男にフェラチオをしている女。
全裸で、体中に落書きをされている女。胸にナイフを突き立てられている男などが、叫び狂っ
ていた。
「助けてくれ!人殺しだ!」
道康は、あらん限りの声で叫んだ。騒ぎを聞いて、近くの交番から警官が飛び出してくる。
道康は、米谷正子の手から、卵型の装置を奪われまいと、身を丸くして必死に守った。
「まずい。早く、装置を」
米谷正子は、痛烈な蹴りを、筋肉の弛緩するツボを狙って、道康の体に何発も叩き込んだ。
それでも、道康は、執念で離さない。左肩の銃創からは、多量の血が流れ出している。
「くそっ、このクソガキ!」
リチャードが珍しく、激昂していた。そこへ、トラックが突っ込んできた。以前、道康が面白
半分に、ドライバーの目に、タバスコを振りかけたトラックだった。
「危ないマスター!」
米谷正子が、盾になってリチャードの体をかばった。オリハルコン製のロボットである彼女の
肉体はトラックに跳ねられたくらいでは破壊されない。正子は、跳ねられながらリチャードの
生身の体を包み込み、路上を転がった。折り重なった二人の体は、後続車にさらに轢かれる。
(今のうちに・・・)
道康は、走り出した。体の痛みを気にしている場合ではない。路地裏に逃げ込み、ただ一心
不乱に走り続けた。
85 :
名無し調教中。:2010/08/06(金) 02:04:35 ID:NEyhMrA6
この出来事が時間を自由に停止・再生できるきっかけに…?
86 :
名無し調教中。:2010/08/06(金) 23:12:48 ID:FuVPDfnT
時間停止装置さえ返せばお咎めなしとは優しい
しかし、そう話が運んでしまうとつまらないw
87 :
名無し調教中。:2010/08/08(日) 17:52:13 ID:Wd1tQaJE
時間停止中、澄ました女性に座薬を大量に浣腸したり、
鼻や唇に特大リングをピアッシングした後に時間を再生する展開キボンヌ!
88 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/08/09(月) 13:11:05 ID:1KYN0Fqk
道康は、ビジネスホテルに転がりこんだ。金はポケットに詰め込んである。血だらけの服をう
まく上着で隠し、フロントを通過する。
(くそ、時間が、止まってりゃ、どんな高級ホテルでも、全裸で入れるってのによ!)
チェックインした部屋に入ると、ドアに鍵をかけ、まず、上半身の服を脱いで、洗面所の鏡で、
撃たれた左肩を見てみた。肉が大きく抉れ、銃弾が、筋肉の奥まで、めり込んでいる。
(なんてこと、しやがるんだ。あいつら異星人の仲間か)
道康は、フロントに電話をした。
「すいません。ちょっと怪我しちゃって、救急箱、借りれませんか。いや、ちょっと指を切っただ
けなんです」
数分後、フロント嬢が持ってきた救急箱をドアの隙間から受け取ると、ピンセットで銃弾を抉り
出した。
「うっぎゃあああ!いってええ!」
傷口に消毒液を塗り、ガーゼを当ててテープでとめる。ベッドに横たわり、しばらくして激痛が
マシになると、胸の卵型の装置を見てみた。特に外傷はなく壊れた様子も無い。液晶画面に
は、ネオガイア星人の楔形文字がチカチカしていたが、道康には何の意味かも判らない。
89 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/08/09(月) 13:12:14 ID:1KYN0Fqk
(壊れたのかな。もう、時間、止められないのかな・・・)
道康は不安になった。異星人が自分を追跡しているのだとしたら、もう自宅には戻れない。
ネオガイア星人は日本の警察とも、つるんでいるから、全国に指名手配が回っている筈だ。
備え付けのテレビを付けると、ニュースをやっていた。
『首都圏で、原因不明の事故や、傷害事件が相次いでいます。その件数は、現在、報告さ
れているだけでも、数百件に上り、そのほとんどが、今日午後4時から日没にかけて、発生
したと推測されています』
道康は、ベッドの枕元に埋め込まれている時計を見た。午後7時43分。窓の外は暗い。時
間は動いているのだ。
「これが、普通の世界か・・・これから、俺はどうすればいい。くそっ、犯罪者扱いか。俺が一
体何をしたってんだ!派遣がそんなに、悪いのかよ!」
道康は、今日何度目かの、悪態をついた。とにかく、眠ろうと思った。幸いにも、金はたっぷ
りある。2カ月間の時間停止生活で、盗んだ金を、あちこちに隠してある。ただ、悪戯をして
いたのではなく、時間が動き出した時の事も、ちゃんと考えていたのだ。
(最近、酒の飲み過ぎだった。まず、二日酔いを覚まさないとな)
道康は、痛む左肩と全身の打撲傷をこらえ、久しぶりに夜の眠りに就いた。
90 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/08/09(月) 13:12:54 ID:1KYN0Fqk
久保田道康は、ベッドの上で目を覚ました。枕元の時計を見ると、2009年5月14日、午
前10時21分、木曜日だ。左肩の痛みは、昨日より少しマシになっている。1階のレストラ
ンに降りて、朝食を食べながら、これからどうするかを考えた。
(フロントのネエチャン、可愛いなあ。犯してえ。あの唇で、チンポしゃぶらせて、オマンコに
ブチ込みてえぜ)
道康は、胸の卵型の装置を、愛おしそうに、いじくり回した。スイッチを適当に押してみる。
(止まれ!オラ、止まれ!時間よ、止まれ!)
一瞬目眩がした。周りの風景が、何かズレたような気がした。しかし、少し離れた席に一人
だけいるサラリーマン風の客は、普通に手を動かして、朝食を食べ続けている。
(やっぱり壊れているのかな)
道康は、ため息をつき、あきらめて、朝食を食べ終えるとチェックアウトしようとした。
「カムサ、ハムニダ」
「えっ?」
フロント嬢に、聞きなれない言葉で挨拶されて、思わず道康は聞き返した。
「カムサ、ハムニダ。ありがとうございますと、朝鮮語で申し上げたのです」
「あ・・ああ」
一体、何なんだと、思いながらビジネスホテルを出た。街は普通どおりだった。平日の午前
なので、それ程、人通りは多くない。しかし、道康は何か、風景に違和感を、感じた。
(何か変だ。なぜだろう?)
しばらくして、道康は、その原因に気付いた。街中の看板や交通標識、ショーウィンドウの文
字の半分以上が、ハングル文字なのだ。
「どうなってんだ、こりゃ?」
91 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/08/09(月) 13:13:47 ID:1KYN0Fqk
道康は、当ても無く街をぶらついた。街ゆく人々のファッションも、どこか昨日までとは違
っている。一言で言うと、センスが時代遅れで、地味になっている。女子高生の制服も、
ブレザーではなく、昔ながらのセーラー服や、チマチョゴリが目立った。元々、行く当ても
無い道康は、公園のベンチに座り、少しでも、情報を得ようと、通り過ぎる主婦達の会話に、
耳をそばだてた。
「チョン様が、来日するそうよ」
「えっ、あのドラマ『夏の彼方』に出ていた、韓流スターのチョン様?」
「当り前よ、他に、誰がいるって言うの。日本占領14周年記念式典に招待されているんで
すって」
「感激!あたしも、一目、お目にかかりたいわ。パレードに、手を振りに行こうかしら」
主婦達の会話に道康は、衝撃を受けたが、ようやく状況が理解出来た。簡単に言うと、別の
世界に飛ばされたのだ。
(この装置。元々、携帯用のタイムマシンだとか言っていたな。ってことは、時間移動とかも、
出来るわけか)
道康は、ポケットから札を取り出した。ビジネスホテルを出る時は、先払いだったので気付
かなかったが、1万円札が入っていた筈なのが、見慣れない紙幣に代わっていた。数字と
ハングル文字と、誰だか判らない、りりしい男の顔が印刷されている。
「げっ、これひょっとすると、ウォンかよ。って、ことは、この顔は、もしや」
道康は、漫画喫茶に入って、インターネットで、この世界の情報を集めることにした。パソ
コンの画面も、日本語版OSの筈なのに、ハングル文字の表記が多い。とにかく手当たり
次第に、キーワードを入れて検索すると、この世界の歴史を知る事が出来た。
92 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/08/09(月) 13:14:29 ID:1KYN0Fqk
「1980年代に第二次朝鮮戦争が、勃発し、朝鮮半島は、北朝鮮により、統一が成し遂
げられた。その後、バブルに浮かれていた日本には、天からの鉄槌が下された・・・」
それは、1995年の阪神淡路大震災の事らしい。この時、自衛隊の災害出動命令を出
さなかった日本政府は、組みし易いと考えられ、その年の3月、地下鉄サリン事件に呼
応するかのように、統一朝鮮人民解放軍は、日本海を渡って押し寄せた。自衛隊違憲を
唱える、時の首相は、震災の時と同じく、自衛隊の抗戦を認めず、一発の銃弾も撃たな
いまま、統一朝鮮軍の上陸を許し、ほとんど無血状態で、日本は武装解除された。日本
政府から、集団的自衛権行使の、要請の無いまま、中立を保った在日米軍は、戦後、
統一朝鮮との取引で、米国に割譲された沖縄基地に集約され、本土からは、いなくなった。
(ひでえな、こりゃ)
道康は、手元のウォン紙幣を、今一度、まじまじと見た。そのりりしい男の顔は、建国の
英雄、金日成らしい。
(でも、まあ、考えようによっちゃ、これで、宇宙人の追跡は振り切れたわけだ)
この世界では、2004年のネオガイア星人の侵攻はなかったらしい。日本は、独立を失い、
経済規模も縮小されてはいるが、今では、すっかり朝鮮人の支配下で安定しているようだ。
(金は、たっぷりある。しばらく、この世界を見物するとするか)
道康は、楽観的に考えた。
93 :
名無し調教中。:2010/08/09(月) 22:11:49 ID:yV8msXlt
乙。世にも奇妙な物語の一作品「越境」のような世界か。
94 :
名無し調教中。:2010/08/10(火) 23:49:00 ID:Usaa8LR/
てか、もう時間は停められないのか!?
だとしたら何気にショックだ...
95 :
名無し調教中。:2010/08/11(水) 19:01:02 ID:Dr6mqaih
喜び組や美女応援団はいろいろと凄いことになってるんだろうな
96 :
名無し調教中。:2010/08/11(水) 23:37:43 ID:EnMbKV+8
このスレあったのか、落ちたのかと思ってた
97 :
名無し調教中。:2010/08/12(木) 23:35:07 ID:jcxGIKqF
>>95 そりゃあ北朝鮮2千万人、韓国5千万人、日本1億2千万人だから
併合後の人口は10倍近く増加、よって喜び組も(ry
将軍様にはネオガイア星人以上の酒池肉林を期待したいw
>>96 作者さんは不滅です!
98 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/08/16(月) 12:58:18 ID:ylWGKjx4
ビジネスホテルを泊まり歩く日々が始まった。前いた世界で街の各所に隠していた金は、
全て統一朝鮮ウォンに代わっていたが、存在し、お陰で金には困らなかった。
「誇りある、日本人よ、今こそ立ち上がれ!再び独立を勝ち取るのだ!」
右翼の街宣車が、ターミナル駅の前で軍歌を鳴らしながらアジテーションを行っていた。
人民解放軍が取り締まりに来ると、逃げていく。日本の警察と違うのは、容赦なく実弾で、
街宣車に銃撃を加えることだった。
「イルボンサラム!服従せよ!」
朝鮮軍の装甲車のスピーカーから厳しい口調の声が発せられた。朝鮮軍のパトロール隊
に、若い日本人女性達が、秋波を送っている。海外との貿易が制限され、かつてない不景
気のどん底にある日本では、失業者があふれ、女達は援助交際に必死になっていた。
「軍人さん、遊んでよ」
「あたし、尽くすタイプよ。1Kで、どう?」
道康は、そんな女達に、軽蔑のまなざしを送った。
(俺は、派遣だったが、ここまでは落ちていなかった)
コンビニで、雑誌を買って読んだ。統一朝鮮では中国に倣って市場開放政策が取られ、
毎年、二桁のGDP成長率を達成している。職の無い日本人達は半島に出稼ぎにいくか、
日本に進出して来た朝鮮メーカーの工場で、期間工として働くしかなかった。雑誌のアン
ケート調査では、結婚相手として、日本人より朝鮮人を望む女性の割合は80パーセント
を超え、愛人でもいいとする女性も50パーセントいた。
「韓流スター、崔天俊(チェ・チョンジュン)来日か・・・」
通称チョン様の愛称で、日本女性の崇拝の的となっている俳優が、来日するらしい。統一
朝鮮では、軍事政治を北朝鮮が、経済、工業、文化を韓国が引き継ぐことにより、急速に
国力を増していた。
(元皇居前で、パレードが行われるらしい。暇だし、俺も見に行ってみるか)
道康は、卵型の装置を大事に握りしめ、山の手線に乗った。
99 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/08/16(月) 12:59:10 ID:ylWGKjx4
元皇居前広場に整列した朝鮮軍の兵士や装甲車、戦車などを見て、朴秀姫(パク・シュ
ンヒ、27歳)は、サディスティックな笑みを浮かべた。将校の軍服を着た美しい女性士官
である。喜び組にいた経歴もあり、総書記の寵愛を受け、進駐軍でも絶大な権力を持っ
ている。肩書は大佐だった。
「日本併合14年式典には、総書記も来られる。警備はぬかるなよ」
秀姫は、自分の父親と同じくらいの年齢の部下に、厳しく命令した。
「俳優の、チェ・チョンジュンも来るようですが、お会いになりますか?」
「フン!堕落した資本主義者の男になど、興味はない。任せる、適当にやっておけ」
「はっ!」
日本の皇室は、アメリカへ亡命していた。靖国神社は、徹底的に破壊され、跡地には歴
史記念館が建てられている。
(日本固有の文化は徹底的に破壊してやる。今はまだ早いが、そのうち、教科書は全て
朝鮮語に変更し、最後には日本語の使用を禁止する)
秀姫は、日本に対して深い憎しみを抱いていた。幼い頃から、そのように教育されてきた
のだ。日本人を、社会システムの最下層に組み込み、二度と反抗できないように、その
アイデンティティを抹殺する。それが、秀姫を始めとする日本進駐軍に課せられた使命
だった。
(チェ・チョンジュンか。息抜きがてらに、パレードの視察にだけは、行ってみるか。日本
のバカ女どもの熱狂ぶりを観察するのも悪くはない)
秀姫は、ベンツを用意させ、パレードを見に出掛けた。オープンカーで朝鮮軍兵士に守
られて、ゆっくりと進むチェ・チョンジュンは、にこやかに手を振っている。彼を乗せたオ
ープンカーには、エンジンが、かかっておらず、車の周りを、首枷を付けられた全裸の
日本人男女が、取り囲み、苦痛に顔を歪めながら、手で押して前に進めていた。年齢も
様々な彼らは、政治犯収容所から送られてきた囚人達だった。その中には、占領以前
には、タカ派で知られていた国会議員の姿もあった。彼は無期懲役で服役中なのだった。
100 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/08/16(月) 12:59:54 ID:ylWGKjx4
「ファンの皆様は、私の家族です!」
チェ・チョンジュンは、そう言いながら、手に持った、長い一本鞭を、オープンカーを押し
ている日本人の、裸の背中に振り下ろした。
「うぐっ!」
痩せ細った、中年の囚人男性の顔が、苦悶の表情に歪む。
「キャッ!チョン様、素敵!あたしも、チョン様の奴隷になりたいわ!」
沿道の、主婦達から黄色い歓声が、次々に飛んだ。彼女達は、つまらない日常生活の
苦しみを、一瞬だけでも忘れようと、必死で、韓流スターに向かって、タレントショップで
購入した統一朝鮮の手旗を振っている。朴秀姫は、チェ・チュンジュンを乗せたオープン
カーの少し後ろを、若い軍曹に運転させたベンツで走りながら、その光景を眺めていた。
「フフッ、これがイルボンサラムの本性よ。彼らは、古来より、ずっと美しいチョソンサラム
に、心の底では、憧れを抱き続けていたのよ」
「自分も、非番の日に街へ出れば、日本人の女にモテモテであります」
軍曹は、にやけていた。数多くの日本人女性を、御馳走になったのだろう。
「あなた知っていて?天皇も、元々は、朝鮮半島から渡った渡来人に過ぎないって、説
もあるのよ」
「初耳であります」
「古代から、この列島は、チョソンサラムの植民地だったのよ。だから現在のイルボン
サラムが、我々の支配を、受け入れるのは、自然の摂理だとも言えるわ」
秀姫が、誇らしげに語っていた時、前方の車列から爆発音が起こった。
101 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/08/16(月) 13:00:39 ID:ylWGKjx4
久保田道康は、沿道の主婦達に混じって、チェ・チョンジュンのパレードを見物していた。
その韓流スターの容姿、立ち居振る舞いは、元の世界にいた別の名前の韓国人俳優と、
そっくりだった。
(パラレルワールドか。ドラえもんの秘密道具みたいだな。もしも、日本が朝鮮人に占領
されていたらって、もしもボックスに電話をしたら、こんな感じになるのかな)
チェ・チョンジュンの乗ったオープンカーが目の前を通り過ぎて行った。車体を押す、裸
の日本人男女が、鞭打たれている。やつれ切った彼らは、生気を失い、全てを諦め切っ
た奴隷の目をしていた。
「チョン様!チョン様!愛しているわ!」
「こっち向いて!」
主婦達が、日本人政治犯には、目もくれず、通り過ぎてゆくオープンカーの車上に、熱い
声援を送っている。その時、いきなり沿道からオープンカーに黒い塊が投げ込まれ、そ
れが爆発した。
「キャーッ!」
声援が悲鳴に変わった。日本刀を振りかざし、日の丸の鉢巻きを額に巻いた男3人が、
沿道から飛び出してきた。
「われらは、日本維新会だ。今から、神国を汚す、朝鮮人どもに、神罰を下す。目を覚ま
せ日本人達よ!」
車を押していた政治犯達が、爆風で血だらけになっていた。襲撃者は、車上のチェ・チョ
ンジュンに、日本刀を振りかざし、襲いかかる。警護の朝鮮軍兵士が、自動小銃を撃ち
まくった。蜂の巣にされた襲撃者の一人が、よろめきながら上着の前をはだけた。体中
にダイナマイトが巻かれていた。
102 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/08/16(月) 13:01:46 ID:ylWGKjx4
「うおおおおっ!見よ、これが、日本人の魂、神風だ!」
襲撃者の男は、ライターで導火線に火を付けると、日本刀を自分の腹に当て、真横一文
字にかっさばいた。
「ぐふっ!」
大爆発が起こった。チョン様のオープンカーが爆風で横転する。沿道の主婦達も無事で
は済まなかった。
(ヤバイ、巻き添えを食っちまう。早く、この場から逃げなくては)
道康は、脱出路を探したが、人込みは、思ったより密度が濃く、身動きすら取れない状態
だった。道康は、無意識に胸の時間停止装置をまさぐった。残った二人の襲撃者は、元々、
生還することなど考えていなかったのだろう。次の獲物を求めて、体中に巻き付けたダイ
ナマイトを、上着を脱ぎ捨てて見せびらかせながら、車列のすぐ後ろを走行していたベン
ツに向かった。ベンツに乗っていた人物が車を停止させ、逃れようとドアを開けて飛び出し
てくる。軍服を着た若い朝鮮人の女士官と、下士官の男だった。女士官は、拳銃を引き
抜き、突進してくる襲撃者に向けて弾丸を撃ち込もうとして、ダイナマイトに気付き、ため
らった。
「チェーストッ!」
日本刀が、女性士官の首に振りおろされた。その時、時間が止まった。
(ふう、なんとか、間にあった。この装置、どうも、使い勝手が、今一よく判んねえ。でも、
壊れているわけでは、なさそうだな)
道康は、悠々と、車道に歩き出した。時間の止まった世界では、朝鮮人でも日本人でも
なく、道康が、支配者なのだ。
(綺麗なネエチャンだな)
道康は、秀姫の顔を、10センチくらいの距離まで近づき、まじまじと凝視した。色白で、
切れ長の目をした。典型的な朝鮮美女である。恐怖で引き吊った、その顔のすぐ近くま
で、襲撃者の日本刀が迫っていた。
103 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/08/16(月) 13:03:30 ID:ylWGKjx4
「あぶねえよ。こんなもん、振り回したらよう。オッサン」
道康は、右翼の男の手から日本刀をもぎ取ると、アスファルトの上に放り投げ、ダイナ
マイトの導火線の火を消して、横転したオープンカーの所まで引き吊っていった。そして、
倒れているチェ・チョンジュンと抱き合わせ、男同士でキスをさせる。
「仲良くしなって。いがみ合ってないでさ」
もう一人の襲撃者は、全裸で血まみれになっている政治犯の、元タカ派の議員と抱き合
わせた。
「あんたの、そっくりさんも、元の世界で、見たことあるぜ。」
その老人は、都知事を務めたこともある筈だった。道康は、拳銃を構えたまま、固まって
いる女士官、朴秀姫の元に戻り、その唇にキスをした。
「うっ、久しぶりの、女の体。気持ちいいいねえ、この感触。生きてて良かったって、心底、
思える瞬間だぜ」
道康は、秀姫の黄土色の軍服のスカートの下に手を入れ、ストッキングとパンティを脱が
せた。胸をはだけ、ピンク色の乳首をした、小ぶりのオッパイにしゃぶりつく。軍人であるた
めか、腕、足は筋肉で太く、腹筋も割れていた。
「オマンコは、無味無臭か。いい感じだね。俺の好みだ」
道康は、時間停止生活の間、ありとあらゆる女の体を味わってきた。皮膚感から、クリト
リスの大きさ、愛液の味、乳首の色素、道康は、時間停止生活の間、ありとあらゆる女の
体を味わってきた。皮膚感から、クリトリスの大きさ、愛液の味、乳首の色素、オッパイの
掴み具合まで、千差万別だった。道康は、固まっている秀姫の体を、完全駆動のリカちゃ
ん人形でも扱うかのように、折り曲げ、路上に這わせてバックスタイルで犯しにかかった。
しかし、チンポを、締まりのいいオマンコに挿入しようとして、戸惑った。
104 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/08/16(月) 13:04:12 ID:ylWGKjx4
「あれ、おかしい。なかなか入らねえ。げっ、ひょっとして、この女、処女かよ!」
見た目は、20代後半のようだった。時間の止まった世界で、100人以上は、犯してきた
道康だったが、この年齢でバージンの女には、今まで、当たった事がなかった。もう一度、
秀姫の顔を覗き込んで見る。かなりの美人だ。男が関心を持たないタイプではない。
(この世界じゃ、みんな、こうなのかな?まあ、いいや。俺には、関係ねえ。処女であろうと、
犯すだけだ。)
手に、拳銃を握り締めたまま、四つん這いで固まっている秀姫の処女膜を破り、道康は、
無理矢理挿入すると、腰を動かした。
「この女、時間が動き出したら、痛てえだろうな。間違い無く、出血するだろうし」
道康は、久しぶりに、女の体内に射精すると、悠々とその場を立ち去って行った。
105 :
名無し調教中。:2010/08/16(月) 13:21:58 ID:b5IppHZB
乙。時間停止はまだできるようで何より。
道康には時間停止世界で暴れまわってほしい。
寝てしまう(気を失う)度に別世界へと飛ばされるのだろうか?
107 :
名無し調教中。:2010/08/20(金) 00:01:59 ID:kCoMV8Ue
久々にブログ見たけど
作者さんってミーハー?(笑)
108 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/08/23(月) 06:07:13 ID:qfsqd+DP
硬派では、ありません。
相変わらず、まだ忙しく、執筆時間がない。
109 :
名無し調教中。:2010/08/23(月) 07:21:23 ID:+HNAcLfh
>>108 早起き乙!
ボランティアでやってもらってるので、文句は言えません
暑い日が続いているけど体調を崩すことなかれ
110 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/08/28(土) 08:18:00 ID:NFQFVQV0
2008年5月。埼玉県のJR沿線にある閑静な住宅街の一角に高原家は、ひっそりと
佇んでいた。近隣の住民のほとんどは、首都圏へ通勤する中流世帯で、高原家の住
む広めの一戸建て住宅も、高原博和が、結婚7年目に30年ローンで買った新築の住
宅である。車庫付きの5LDKで、外から見て、全く普通の一家である。車庫には、大型
犬でも買っているのか、カラフルな犬小屋があり、大型バンがいつも、駐車していた。
博和は大手自動車メーカーに勤めており、電車通勤で、休日以外は、自家用車を使用
しない。そのバンも、自分の会社のメーカーブランドだった。
「玲華と沙貴は、両側からチンポをしゃぶれ。文枝は、肛門をなめろ」
とある、日曜日の昼下がり、リビングのソファにどっかと座った禿頭の白人男が、横柄に
命令した。筋肉質な体に中年太りで腹の出たその男は、テミストクレス(51歳)だった。
長年の艦隊勤務で鍛えた、肉体も、5年間の引き籠り生活で、すっかり衰えてしまって
いる。高原家の長女、沙貴(22歳)と次女、玲華(17歳)は、恭しく、テミストクレスのズ
ボンとパンツをずらせて脱がせると、巨根にしゃぶりついた。二人とも全裸だ。テミストク
レス以外の人間が、家の中で彼の許可なく衣服を着用することは、禁止されている。高
校教師、本多文枝(29歳)も加わった3人で、テミストクレスの股間に顔を寄せ合い、そ
れぞれ受け持ちの個所を舌で、丁寧に舐め始めた。
「良枝は、肩を揉め」
「はい、テミストクレス様」
111 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/08/28(土) 08:18:51 ID:NFQFVQV0
46歳の良枝は、皮膚の弛みが目立ち、最近ではあまり、相手にされていない。もっ
ぱら裸にエプロン姿で、家事や育児、雑用をこなしている。テミストクレスの好みは、
ピチピチの若い女だったのだ。育児室と名付けられた部屋には、5人の子供たちが
いた。いずれも3歳から0歳までの幼児で、年齢の順に、アキレス、豚子、犬美、ドリス、
珍太である。アキレスは、テミストクレスと玲華の間に出来た子で、ドリスは、テミス
トクレスと良枝の間に出来た子である。豚子は、母親が良枝で、犬美と珍太は玲華
の子であったが、3人とも父親が、家長の博和か、長男の篤志であるかは不明である。
「お前ら、ポジションチェンジだ。沙貴と文枝は、足の裏を舐めろ。玲華は、チンポをイ
クまでしゃぶり続けろ」
テミストクレスが、上機嫌で命令した。奴隷女達は、従順に指示に従う。全員が奴隷
管理用の首輪を嵌められているため、ほんの少しでも、逆らう事は不可能である。
今年、社会人一年生になったばかりの沙貴の顔は、仕事の疲れで、憔悴しきっていた。
「なあ沙貴よ。稼ぎの少ない昼間の仕事なんか辞めて、風俗のアルバイトに専念した
らどうだ?」
テミストクレスが提案した。
「はい、御主人様。いずれは、そうしようと考えています。でも、まだ入社したばかりで
すし、なかなか、辞めれなくて」
「いっそのこと、AV女優にでもなったらどうだ。その方が、稼げるぞ。家族の人数も
どんどん増えていくことだし、いずれは、もっと広い家に引っ越さねばならん」
「はい・・・」
112 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/08/28(土) 08:21:04 ID:NFQFVQV0
現在、高原家の家計は、自動車メーカーの社員である博和の給料。沙貴のソープラ
ンドのバイト料。篤志の日雇派遣の収入。そして高校教師である本多文枝の給料の
70パーセントを献上させることで賄っている。全てを足すとかなりの収入なのだが、
家のローンを払ったり、テミストクレスの鶴の一声で豪遊に出掛けたり、高価な買い
物したりで、湯水のように消費されるため、慢性的に不足気味だった。
「お前の稼ぎが、少なすぎるんだ!」
テミストクレスが、左足を舐めていた文枝の顔を蹴飛ばした。
「申し訳ございません、テミストクレス様」
「献上金を、給料の70パーセントから、80パーセントに引き上げる。お前の車も売り
払え。交通費を浮かせるために、高校には、自転車で通勤すればいいだろう」
「そんな・・・それでは、とても、生活出来ません。今でも、切り詰めるだけ切り詰めて、
ギリギリで、やり繰りしているんです!」
文枝が半ベソをかいた。その時、文枝の付けている奴隷管理用の首輪のセンサーが、
御主人様へ反抗的な態度を取ったと判断し、電流を流した。
「ぎゃああああ!」
文枝が、床を転げ回った。
「苦しい・・・息が・・・息が出来ない・・・」
「文枝!メシも風呂も、この家で済ませているだろう。一体、何に生活費がかかるんだ?
お前の住んでいる、ボロアパートの家賃くらいだろうが」
「ひっ・・・おっしゃる通りです・・・なんでも言う通りにしますから、電・・・電流を止めて・・・」
文枝が従順な態度を示すと、ピタリと電流は止まった。全身の神経が痺れ、しばらくは
起き上がれない。人間の体に電流を流すと神経系統に混乱が生じ、しばらくは、脳の命
令や自律神経の指示に、筋肉が反応しなくなる。
「ひっ、ひっ、ひっ・・・・」
膀胱が緩み、文枝の股間からチョロチョロとオシッコが垂れ流された。
「てめえ、また、床を汚しやがったな!」
テミストクレスの怒りが爆発した。
113 :
名無し調教中。:2010/08/28(土) 13:16:55 ID:5uDatXy8
奴隷家族キタ━━━━(゜∀゜)━━━━ッ!!
114 :
名無し調教中。:2010/08/28(土) 23:04:44 ID:gCO76l6N
待ってました。
待望の奴隷家族シリーズ!!
>テミストクレスの鶴の一声で豪遊に出掛けたり
その豪遊の中身はどんなモノなのでしょうか?
とにかく続きが楽しみです。
115 :
名無し調教中。:2010/08/29(日) 20:57:05 ID:dMg31VJg
犬のあつしくんについて詳しく
116 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/09/06(月) 12:21:13 ID:Le/8wML2
「も・・申し訳ございません・・・」
文枝は、必死に、痺れた体で四つん這いになり、床にこぼれた自分のオシッコを舐め取り
始めた。
「ちょっとでも、床にシミを残したら、許さんぞ!」
テミストクレスは、立ち上がり、文枝の横腹に、思い切り、蹴りを入れた。
「ギャオッ・・・お、お許しを・・・」
テミストクレスは、座り直し、玲華と沙貴に、中断した奉仕作業を続けさせた。4年半もの間
の近親相姦生活で、高校3年生である玲華の舌技は、テミストクレスの好みに、調教されて
いた。玲華は、約10分間のフェラチオでテミストクレスを射精させた。彼女は、ごくりと、精
液を飲み下すと、そのまま口を離すことなく、綺麗にテミストクレスのチンポの先を舌で、清
めた。
「メシだ、良枝」
「はい、すぐ、御用意いたします。テミストクレス様」
テミストクレスの昼食は、ウナギの蒲焼と、ニンニクの丸焼きだった。精力を付け、さらに美
女達を凌辱するつもりなのだった。他の家族達には、昼食はない。
「文枝。犬の篤志とガレージでセックスしてこい。俺は、久しぶりに沙貴を犯す」
沙貴は、就職して以来、帰宅時間が遅く、土日も休日出勤することが多く、ほとんど家にい
ない。その割には、給料の手取りは少なく、テミストクレスの目から見ても、今の勤務先に
メリットがあるように見えなかった。
(若くて、綺麗な女には、もっと他に稼ぐ方法があるだろうが)
テミストクレスは、ソファに沙貴の全裸の体を抱きよせ、オッパイにしゃぶりつきながら考え
た。先程、食べたニンニクの匂いを強烈に放っていたが、本人は意に介さないようだった。
117 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/09/06(月) 12:22:25 ID:Le/8wML2
「ああん、テミストクレス様。気持ちいいです。沙貴も妊娠させて」
沙貴は、不妊症なのか、いくら中出しセックスをしても、一度も妊娠したことがない。そのこ
とが、奴隷女としての、コンプレックスにもなっている。妹の玲華や、母の良枝に負けたくな
いという、奇妙な対抗心を感じているようだった。
(狂っている。だが、この狂い方が、とても、居心地がいい。地球で、この俺、テミストクレス
様の子孫を大量に繁栄させてやるぞ)
中年の白人男は、沙貴の若々しい、張りのある乳房を捏ね繰り回しながら、健康的な愛液
を垂れ流しているオマンコに挿入した。沙貴の上半身が、挿入の快楽でのけぞる。生きてい
ることを謳歌する、たまらない瞬間だった。
「沙貴、もっと腰を使え」
「はいっ・・」
沙貴が挿入したまま、腰をくねらせた。ソープランドで経験を積んだプロの動きだ。22歳の
ベテランソープ嬢である沙貴とのセックスは、他の女の誰よりも充実感があった。
「なかなか、いいぞ。沙貴、その調子だ」
「ありがとうございます。テミストクレス様」
「マグロの文枝とは、比べ物にならん。お前の爪の垢でも、飲ませてやってくれ」
テミストクレスは、今日、何度目かの射精で、すっかり薄くなった精液を、沙貴の体内に放
出した。
118 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/09/06(月) 22:16:09 ID:Le/8wML2
その頃、本多文枝は、全裸のままガレージへ出ていた。ガレージは、近所から見えないよう
に半透明のサンルーフで覆われ、昼間でも、覗かれる心配はない。表向きの家長である高
原博和(48歳)が、ホースでを使って、マイカーである大型ワゴンを洗車している。4年半も
の間、家の中で繰り広げられている痴態については、感覚がマヒし、今では特に何の感情も
湧かない。犬小屋では、長男の篤志(19歳)が、首輪で鎖に繋がれ、ボーッと宙を眺めていた。
「篤志君。セックスするわよ。テミストクレス様の命令なの」
文枝が声をかけた。篤志は、高校卒業後、進学せずに日雇い派遣で働いている。仕事に出
掛ける時だけは、鎖を解かれ、普通の服を着せられて送り出されるのだ。篤志は、文枝の痩
せた裸身を見て、少し笑った。
「いいよ、先生」
篤志は、のろのろと動き、犬小屋の前で、四つん這いになった。
「前からする?後ろからする?」
文枝は尋ねた。
「後ろから・・・。だって、僕、犬だから」
鎖の長さは、2メートルくらいしかないため、篤志が自由に動ける行動範囲は狭い。同じく四
つん這いになった文枝の背中から、篤志は覆いかぶさった。文枝の貧乳はAカップで、ほとん
ど胸板に乳首だけが付いているようなものである。尻も痩せていてボリュームがない。顔が美人
なだけに、服を脱ぐと物足りなさが際立った。しかし、篤志にとっては、血の繋がった玲華や、
沙貴、良枝らと近親相姦をやらされるより、気が楽だった。
「先生。僕、先生の事好きです。僕の子供を産んで下さい」
「いいわよ、篤志君。思い切り、先生のオマンコの中に精液を出して」
ともに、奴隷家族、高原家の中でも、最下層の立場に置かれている二人だった。二人の間には、
強要されるセックスの快楽だけではなく、プラトニックな愛情も芽生え始めていた。博和は、バッ
クスタイルで結合している、自分の息子と文枝を、洗車をしながら、無表情な横目で眺めていた。
119 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/09/10(金) 13:20:30 ID:F4TOAm6d
今日は日本列島全体で
比較的涼しかったみたいよ
121 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/09/14(火) 00:14:17 ID:XY5Fx4Wr
高原沙貴(22歳)は、翌日の月曜日、朝7時に家を出ると、最寄りの駅から電車に乗った。紺
のスーツだが、スカートの丈だけが異様に短い。5月だというのに脚は生足で、色白のすらり
と伸びた脚が、人目を引いている。今日も、会社へ出勤し、ノルマに追われた一日を送るのか
と思うと、憂鬱で、鬱病にかかりそうだった。
(どうやって、辞めるタイミングを掴もうかしら)
沙貴は、満員電車の吊革に掴まって考えた。お尻に痴漢の手が伸びてくる。いつもの男だった。
沙貴は、敢えて抵抗はしない。そればかりか脚を軽く開き、スカートの中に手を入れやすいよう
にしてあげる。痴漢に身体を触らせるのは、大学時代からの習慣だった。
(触りたければ、触ればいいわ。あたしの体を触って楽しいのなら、好きなだけ、触って)
沙貴は、ノーパンだ。会社員風の男にオマンコをいじられながら、20分が過ぎ、乗り換駅に着い
た。
(また、明日ね、痴漢さん)
沙貴は、痴漢の男にアイコンタクトを取ると、電車を降りた。地下鉄に乗り換え、また別の痴漢に
襲われながら、勤務先である極楽商事の最寄り駅で下車をする。8時前に出社すると、すでに
何人かの古参社員が、切羽詰まった表情で電話をかけていた。
「お早うございます」
「ああ、お早う、高原」
彼らは、一様に脂ぎった表情で、朝だというのに、異様なテンションを保っている。ブラック企業
に勤める人間に、共通した性質だった。沙貴は、ボディタッチを受けながら自分のデスクにバッ
グを降ろした。会社でのセクハラは常態化している。仕事の合間に、応接室やトイレ、給湯室で
セックス、フェラを強要されることも、しばしばだった。
122 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/09/14(火) 00:14:50 ID:XY5Fx4Wr
「今日もエロい顔してるじゃないか」
隣のデスクの横田が、話しかけてきた。消費者金融から転職して来たという横田は、もっぱ
ら、脅しで商品を売り込んでいる。無遠慮に沙貴の生足の太腿を撫でまわした。
「今晩あたりどうだ?」
「ええ、でも早く上がれるかどうか・・・」
沙貴は、横田とは3回ほど、性交渉を持っている。極楽商事の女性社員は、現在は、沙貴と、
事務員兼社長秘書の女性だけだったが、その女は社長の愛人であるため、誰も手を出すど
ころか、口答えさせ出来ず、沙貴にセクハラが集中していた。一カ月間でほとんどの男性社
員と一回は、性交渉を持っていた。
「今日も、ノーパンなのかい?」
「ええ、社長命令ですから」
沙貴は、ミニスカートの裾を擦り上げて見せた。真っ白な太腿の奥に黒い茂みがチラリと覗く。
10時過ぎになって、社長が重役出勤をして来た。
「高原、応接室へ来い」
「はい」
社長命令だった。午前のセックスを楽しむつもりなのだろう。事務員の女の鋭い視線が、沙貴
に突き刺さった。嫉妬しているのだ。沙貴は、アポイントの取れない電話の受話機を置くと、社
長に従って応接室へと入った。
123 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/09/14(火) 00:15:24 ID:XY5Fx4Wr
「脱げ」
社長は、応接室のドアをロックすると、無造作に言った。沙貴は、立ったままスーツとブラウス
を脱ぎ去る。ブラジャーとパンティは最初から身に付けていない。沙貴の裸身は、SMプレイで
付いた鞭や痣の痕だらけだった。
「前から、気になっていたんだが、君の彼氏は、SMマニアなのかね?」
社長の問いに、沙貴は正直に答えることにした。
「いえ、彼氏はいません。実は大学時代から、SMソープでアルバイトをしていたんです。黙っ
ていてごめんなさい」
面接の時は、隠していたのだが、今は、辞めたい一心なので、会社にどう思われようと、構わな
かった。
「スカトロプレイとかも、得意で、食糞とかも、やってました」
「そうか」
社長は、特に驚いた様子はなかった。さすがにブラック企業の経営者だけのことはある。世の
中の暗い面にも慣れているようだった。
「俺のクソも食えるか」
「はい、お望みとあれば」
「次にクソをしたくなったら呼ぶから、食え。小便も飲めるんだな?」
「はい」
「小便は、今飲ませてやる」
社長は、立ちションスタイルで、チンポを取り出すと、沙貴に口を開けさせ、放尿した。高校時代
から飲尿には慣れていた沙貴は、ムセもせず、一滴もこぼさない。
124 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/09/14(火) 00:16:06 ID:XY5Fx4Wr
「こりゃ便利だ。売り上げの少ない分、人間便器として使ってやる。グハハハハ!」
(SMソープで、一回、オシッコを飲めば5000円はオプション料金が入る。食糞なら3万円は
堅いのに、これじゃ、割が合わないわ。やっぱり、早く、こんな会社、辞めなきゃ)
沙貴は、言い出す決心をした。
「あの・・・社長。あたし、会社、辞めたいんです」
すると、社長は烈火のごとく、怒り出した。
「許さん!お前の研修に、一体いくらかかったと思っているんだ?もし辞めても、退社手続きは
してやらん。そればかりか、訴えて、損害賠償を請求するぞ!」
社長の言っていることは、無茶苦茶で、何の法的根拠もない言葉だった。初日からアポを取ら
され、研修など受けた記憶も無い。だが、余りの怒り様に、大抵の社員は、ここで辞めると言う
意思が萎えてしまうのだ。
(辞めるのは、いつでも辞められるわ。もう少し、様子をみようかしら。何も、今日じゃなくても・・)
そう考えながら、一方では、家で待つテミストクレスの顔が、脳裏にちらついた。
(会社なんか、辞めて、風俗バイトに専念しろ・・・って、その通りだわ)
沙貴は、自分の、二つの想いに板挟みになり、葛藤した。
年齢に?と思ったが2008年の設定なのか
126 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/09/16(木) 04:24:06 ID:Cz3Hvq5d
>125
リアルタイムに合わせていると、何も書かないうちに、登場人物が、どんどん歳を取っていくので、エピソードによって
年の設定が変わっています。
127 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/09/21(火) 14:18:49 ID:R0EI+/bB
「会社を辞めて、風俗嬢の仕事に専念したいんです!」
「まだ、言うか。この青二才の小娘が!こうしてやる!」
社長のビンタが、沙貴の頬を嵐のように叩いた。職業選択の自由を無視し、完全に刑事事件と
なる暴力行為だったが、ブラック企業である極楽商事では、日常茶飯事な出来事である。
「うぐっ!うぐっ!止めてください、社長!」
社長は、沙貴の体をソファに押し倒し、ミニスカートを擦り上げると、ノーパンの下腹部にチンポ
を挿入して来た。
「やはり、風俗嬢だったのか。どうりで、フェラや腰使いが上手いと思っていた」
「いやっ、社長!どうか、どうか、退社させてください!」
「駄目だ!これくらいの事で、社員を逃がしていたら、うちの会社は、あっという間に誰もいなく
なってしまう」
社長の意志は固かった。二人の言い合いは、応接室の外にも漏れている筈だったが、誰もが
聞こえないふりをしているため、助けは来ない。社長は、泣きじゃくる沙貴に中出しで射精すると、
ズボンを履き、ベルトを締めた。
「昼からは、ゴルフの練習に行く予定だ。夕方帰ってきたら、俺のクソを食うんだ。いいな?そ
の間に、売り上げを上げることも、忘れるなよ」
社長は、そう言い捨てると、涙の止まらない沙貴を残して応接室を出て行った。
沙貴は、午後からは、アポイントの取れた2件の、お客様宅を回ったが、商品は売れなかった。
沙貴が、いつも狙うのは、一人暮らしの若い男性で、色仕掛けで、商品購入の契約書にサイン
をさせるのだ。その日は、2件ともセックスまでは持ち込んだのだが、契約の段階になると、客が
怒り出し、購入には至らなかった。夕方、擦り切れたマンコと、重い足を引き摺り、極楽商事へ
戻ると、ゴルフから帰った社長が、待ちかねていた。
128 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/09/21(火) 14:19:22 ID:R0EI+/bB
「売り上げは?」
「すみません。今日は、1件も上がっていません」
「なんだと、この穀潰しめが!」
社長は、沙貴のブラウスの胸倉を掴んで、揺さぶった。第一ボタンが、はじけ飛ぶ。沙貴が午
前中に辞意を漏らした事で、余計怒りが激しくなっているようだった。
「来い、クソを食うんだ」
社長は、怯える沙貴を、引き摺るように応接室へと連れて行った。そこでは、社長の愛人である、
事務員兼秘書の女が、二人分のお茶を入れて待っていた。
「あら、高原さん。また社長に、お目玉喰らったの?」
事務員兼秘書、大原香織(28歳)は、涼しげに笑いながら言った。社長の愛人だけあって、化
粧も派手だが、かなりの美女である。
「高原さん。今日は、社長とあたしの、ウンチを食べて下さるんですって?あなたが、スカトロ専
門の風俗嬢だったなんてね。ウフフフ」
日頃から、自分より年齢の若い沙貴に嫉妬していた香織は、この思わぬ展開が、楽しくてしょう
がないようだった。
129 :
名無し調教中。:2010/09/21(火) 23:49:16 ID:VOf7AJBv
秘書の名前と年齢が出てきた!
業を煮やしたテミストクレスが会社訪問という展開に期待
130 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/09/24(金) 22:16:01 ID:XPioeZU+
「まずは、そこに正座して待っていなさい」
沙貴は、香織が指差した応接室の絨毯の上に正座した。絨毯の毛が、生足にチクチクと突き
刺さって不快である。香織と社長は、二人掛けのソファに並んで座ると、お茶を飲みながら互
いの体を服の上から、まさぐり始めた。
「いやーん、社長のエッチ・・・」
二人の関係は、ラブラブである。ディープキスをし、ペッティングをする様を、沙貴は、正座を
したまま、神妙な顔つきで凝視していた。
「高原さん。そろそろ、社長のチンポを御舐めして」
「はい」
香織の指示で、沙貴は正座をしたまま、二人がイチャついている足元に、にじり寄ると、指先
で社長のズボンのチャックを開け、萎えたままのチンポを取り出した。
「失礼いたします」
沙貴が、社長のチンポを咥えてフェラチオを始めた。プロの舌使いで、たちまち膨張し、硬くなる。
「ほら、こっちもよ」
香織が、自分の股グラを指差した。沙貴は、口を社長のチンポから外し、香織の事務服のスカ
ートをめくり上げ、パンティとストッキングを下ろした。そして、少しキツめの匂いのするオマンコ
に舌を這わせる。同性に奉仕するのは屈辱だったが、自宅では、妹の玲華や母親の良枝、女
教師文枝のオマンコを常日頃から舐めており、クンニリングスに慣れていないという訳ではな
かった。沙貴の絶妙な舌使いに、香織のオマンコは、すぐにジットリと愛液が滲みだし、彼女は
眉根をしかめて喘ぎ始めた。
131 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/09/24(金) 22:16:36 ID:XPioeZU+
高原さん、あなたの役目はそこまでよ。正座して待っていなさい」
「はい」
沙貴は、香織のオマンコを舐めるのを止め、再び元の位置に戻って正座をした。沙貴の口
ですっかり、セックスの用意の整った社長と愛人は、ソファの上でスムーズに性器を結合さ
せ、行為に耽った。沙貴は、その様子を神妙な顔で見守る。ドア一枚隔てたオフィスでは、
極楽商事の社員達が、相も変わらず、押し売りの電話を掛け続けている筈だ。
「終わったわよ、高原さん」
約20分後、香織が、正座をしたままの沙貴に声をかけた。足が痺れて急には、動けない。
「お口で、後始末して。何をグズグズしているの。あなたの営業と同じなの?」
「足が、痺れちゃって・・・」
沙貴は、どうにか足を動かすと、二人の足元に近寄り、まず社長の射精の終わったチンポ
を口に含んで清めた。亀頭の先端の発射口に残った静液が少しと、匂いのキツい香織の
愛液が、竿にべっとりと付着している。クリーニングが終わり、社長にパンツとズボンを履か
せ、ベルトを締めて服装が整うと、次は香織のオマンコに顔を埋めた。
「もっと、奥まで舌を伸ばして。そう、そうよ。奥の奥まで綺麗に掃除するのよ」
沙貴は、膣内の奥深くまで中出しされた精液を、丁寧に吸い出した。そして襞の一枚一枚を
隅々まで舐めて綺麗にすると、パンティとストッキングを上げ、スカートの皺を伸ばした。
132 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/09/24(金) 22:17:07 ID:XPioeZU+
「さて、いよいよ次は、クソ食いだな」
社長が嬉しそうに言った。いくらブラック企業の社長とは言え、社員の女に自分のクソを食わ
せるのは初めての経験だった。
「この部屋でやるか?でも、こぼれて応接室に匂いが残るとマズイな。やはりトイレでやるか?」
社長は、迷っているようだった。
「社長、あたしはプロです。匂いを外に漏らさないように、肛門から直に食べることが出来ます。
だから、この場所で大丈夫です」
沙貴が自分から申し出た。さっさと終わらせて退社したかったのだ。
「そうか、なら、ここでやろう。しかし、少しでも匂いが残ったら減給だぞ」
訳のわからない論理で、社員の上げ足を取り、ペナルティを課すことは、社長としての無意識
の習慣になっている。
「ウンチとオシッコが一緒に出ると、こぼれるので、まずオシッコから飲ませて頂きます」
沙貴は、社長と香織のオシッコを代わる代わる飲み干した。手慣れた作業である。そしていよ
いよ、ソファに顔を上向きに置き、口を開いた沙貴の顔面に、社長が腰を降ろした。
「よっこらしょっと」
「むぐっ・・」
社長の全体重で、顔面を圧迫されて沙貴は、頭蓋骨が割れるのではないかと思った。呼吸困難
で死にそうになる。
「高原さん、人間便器、お似合いね」
香織が、からかうように笑った。社長が力むと、硬いウンチが、ピッタリと肛門に吸い着いた口内
に落ちてきた。
(苦い・・・社長のウンチ、苦いわ。タバコの吸い過ぎね)
沙貴ぐらいの食糞歴があると、ウンチを食べただけで、排泄主の健康状態がすぐに判ってしまう。
完食するコツとしては、口内が、ウンチで溢れる前に、素早く噛み砕き、飲み下す。普通の人間
なら、小脳にインプットされている本能的な生理的嫌悪で、胃が受け付けず、吐き出さずにはい
られないのだが、沙貴は、咳一つしない。
133 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/09/24(金) 22:17:55 ID:XPioeZU+
「社長、出し残しは、ないでしょうか?」
「ない。スッキリした」
沙貴は、最後のヒトカケラまで呑み込むと、肛門の周りをペロペロと舌で舐め、綺麗にした。
「さすがね、高原さん。匂いが全く、部屋に、こぼれていないわ」
「ありがとうございます」
社長が立ち上がると、次に香織が、沙貴の顔面に腰を降ろした。気のせいか、沙貴の顔が、
押し潰されて、平たくなっているような感じがした。排泄された香織のウンチは、軟便だった。
(肉と野菜を、程良く食べているわね。便秘の気もないみたい。でも、やっぱりタバコは、少し
吸い過ぎかしら)
「大原さん。出し残しは、ないでしょうか?」
「あ、もうちょっと」
二人分の、ウンチは腹に溜まり、堪えた。ウンチは消化が悪いため、今日はもう、晩御飯は、
食べられないだろう。香織が再度力むと、ウンチの排泄と共に、プスッと放屁した。沙貴は、
匂いを口外に漏らさないように、慌てて吸い込む。
「終わりよ。スッキリしたわ」
沙貴は、舌で肛門の周りを清めた。そしてそのまま、唇をしっかり閉じ合わせ、ゲップもしな
いように胃に神経を集中させる。空気を口から漏らせば、応接室に異臭が広がってしまうのだ。
「ウフフ。最高ね、人間便器の高原さん。これからも利用させて頂くわね」
セックスと排便を終えて、生理的欲求を満たした社長と香織は、もう一杯づつお茶を入れ、
すすりながら笑い合った。
134 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/09/24(金) 22:18:29 ID:XPioeZU+
帰りの電車の中や、人込みでは、沙貴は、ピッタリと唇を閉じ合わせ、鼻でのみ、呼吸をした。
SMソープで身に付けた食糞の後のエチケットだった。高原家に帰宅すると、すぐに口を濯ぎ、
長い時間をかけて歯を磨く。ウンチを磨いた歯ブラシは、再利用できないため、使い捨てにしな
くてはならない。高原家にリビングでは、相変わらずテミストクレスによる酒池肉林が、繰り広げ
られている。文枝が、何かの難癖を付けられ鞭打ちの刑を受けているようだ。別室からは、赤ん
坊の泣き声が聞こえていた。
(早く、あんな会社辞めなくては。どうして入社しちゃったんだろう?)
沙貴は、知恵を絞って考えた。
(いっそのこと、出社しなければいいのかしら。でも、退社手続きを、きちんと、やってもらわない
と、次の会社に就職できないし・・・一体誰に相談すればいいのかしら)
まず、父の博和と、母の良枝の顔が思い浮かんだ。テミストクレスの禿げ頭も浮かぶ。
(どうしよう・・・でも、そんなに、慌てなくてもいいんだわ。まだ、あたし、今の会社で、頑張れる・・・)
沙貴は、自分を励ました。
135 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/09/24(金) 22:20:40 ID:XPioeZU+
奴隷家族編、終わりです。
涼しくなったので、少し筆が進みました。
136 :
名無し調教中。:2010/09/25(土) 21:15:45 ID:tZJ6o84U
奴隷家族編、終わりって今回の分が終わりですよね?
このシリーズ好きなもので完結!?なんて思ってしまいました。
ところで沙貴の 早く、あんな会社辞めなくては から あたし、今の会社で、頑張れる・・・
の切り替えがすごく早いと思うのですが、家を見てるとまだ会社の方がましに思えたのでしょうか?
乙。次の話が楽しみだ。
138 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/09/29(水) 22:18:44 ID:uGLqmScg
2010年2月。伊豆半島の地下にある鉤十字団の秘密基地に、捕虜達は運び込まれていた。
占拠されたスカイレンジャー本部のスタッフ達は、1ヶ月ごとに解毒剤を打たなければ死に至
る毒薬を注入され、ザコ戦闘員養成所に放り込まれる事になった。
「お前と、お前は特別だ。改造人間にしてやる」
ゲッペルス4世は、丸裸で連行されてきたスカイイエローこと近藤勇太(22歳)と、スカイホワ
イトこと風吹春菜(25歳)を、捕虜の集団からピックアップした。
「財銭教授!」
「はっ」
「この、二人を最強の怪人に手術しろ。素材がスカイレンジャーだから、生きのいい改造人間
に、仕上がるはずだ」
「ははっ!」
スカイレンジャー二人の身柄を任された財銭教授は、ザコ戦闘員達に、彼らを自分の研究室
に運ぶように命じた。勇太と春菜は青ざめている。すでに凌辱の限りを尽くされた彼らだったが、
これから自分の肉体を切り刻まれ、人間でない者へ改造される運命なのだ。秘密基地の警備
は厳しく、しかも毒薬を注入された後では、脱走は不可能だった。
「まずは、お前からだ」
財銭教授は、春菜の体を、大の字にして、四肢を手術台に固定した。
「いやああ、やめてええ!改造しないで!」
春菜は、叫んだ。
「お前は、乳牛女に改造してやる。モウって鳴くヤツだ」
財銭教授は、自動刺青ペンを手に取った。
139 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/09/29(水) 22:19:21 ID:uGLqmScg
「まずは、カラーリングからだ。白地に黒の、まだら模様にペイントしてやる」
「いやよおおお!」
財銭教授は、お構いなしにペイントを始めた。ペンの先にはマイクロサイズの針が無数に付
いており、着色塗料を噴き出しながら、肌に刺青を入れていく。ペイントをされる側にとっては、
恐ろしい激痛だった。
「ぎゃああああ!痛い!痛い!やめてえええ!チクチクするううう!」
春菜は、叫んだ。全身の力を振り絞っても、固定されている肉体は、ほとんど動かすことは
出来ない。
「動くな、じっとしていろ。手元が狂う」
自動刺青ペンは、上塗りも可能だった。まず、全身を顔面から、足の爪先まで白に塗り、所
々に黒のまだらを描いていく。あっという間に、春菜の皮膚が、白と黒の乳牛の模様に塗り
替えられた。その間、手術室の隅に鎖で繋がれている勇太は、恐怖に引きつった表情で、
その様子を凝視している。春菜の次は、自分の番なのだ。
「こんな感じで、いいかな」
20分ほどで、カラーリングが終わった。春菜の皮膚は、足の爪先から顔面まで牛柄に塗り
替えられた。
「ハア・・ハア・・・ひどい・・・」
激痛に耐え、肩で息をしながら、春菜は泣いていた。刺青なので、死ぬまで一生、消す事
は出来ない。
「次は、こいつを装着する」
財銭教授は、オリハルコン製の鼻輪を取り出した。極太の錐で春菜の鼻に穴を貫通させ、
鼻輪を通した。
140 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/09/29(水) 22:20:00 ID:uGLqmScg
「うぎゃあああ!」
「暴れるなってえの。お前、スカイレンジャーだろ?少しは我慢しなさい」
財銭教授は、次に電気ドリルで頭蓋骨に穴を開け、2本の角を付けた。
「ぎやああああ!」
「必殺技は、頭突きだ。覚えておけよ」
ショックで失神した春菜を、弱電流を流して目覚めさせる。意識のある人間を、麻酔無しで手術
するのが、ネオガイア星人に学んだ財銭教授のやり方なのだ。
「乳房を強化してやる」
財銭教授は、春菜の乳房の下側を切開し、シリコンを注入すると、同時に何かの機械を埋め込
んだ。元々Dカップだった春菜の胸が膨張し、Gカップになった。
「お前の乳房から分泌される母乳は、空気に触れると強力な溶解液になる」
春菜は、数日前に勇太と強制セックスをやらされるまで処女だった。だから、妊娠もせず、出産
経験も無い春菜に、母乳など出る筈がない。
「母乳が出るようにするには、ホルモン注射が必要だな」
財銭教授は、春菜の二の腕に注射針を刺し込んだ。春菜は、鉤十字団に捕まってから、短期間
に何種類もの注射を打たれている。彼女は既に諦め顔で、結果がどうあれ、早く、この苦痛に満
ちた手術が終わる事だけを願っているようだった。
「後は、筋肉強化剤を打って、終わりって言うところかな」
今まで、幾体もの改造人間を造り上げてきた財銭教授の、手際は素早かった。
「この辺で一旦、一休みするか。乳牛女が出来上がったら、次は、お前だぞ」
財銭教授は、勇太の方へ歩み寄った。
「お前は・・・そうだな。体格のいいデブだから、糞コロガシ男にでも、改造するか」
財銭教授は、頭の中で、常にいくつもの、改造プランを温めている。だから、素材に応じて、いつ
でも手術が実施できるのだった。
141 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/09/30(木) 12:27:13 ID:w6XXTrKb
2010年3月。さざなみ市のネオガイア星宇宙軍、ロボット研究所では、脱出したスカイレン
ジャー5人による、必死の特訓が行われていた。
「この合体ロボットは、5つのメカが合体し、一つの巨大ロボットとなる」
開発者のメビウス博士が、広大な敷地内に並べられた形状も様々な5機のメカを指差しなが
ら説明した。スカイグレー、レッド、ブルー、2代目ピンク、ブラックの5人は、神妙な顔付きで
話を聞いている。度重なる戦闘で、半身不随になっていたレッドこと道下岳人は、ネオガイア
星人のサイボーグ技術で再び動けるようになり、ブルーこと剣崎一矢も、砕かれた顎を修復
するために、顔の下半分を機械化し、普通に喋れるようになっていた。
「あの、素朴な質問なのですが、最初から合体して出撃すればいいのでは?」
2代目スカイピンクこと柳沢真由が、恐る恐る質問した。
「いい質問だ。だが、様々な状況に応じて、柔軟な作戦行動を取るには、分散した方がいい時
もある。なにより、開発に当たって参考にした、地球人の特撮モノでは、こういう仕様になっていた」
メビウス博士は、気を悪くした様子も無く、気さくに答えた。地球に赴任してから数年が経ってい
るため、かなり地球の文化にも詳しくなっているようだった。
「ただし、この合体の際の操縦テクニックが非常に難しい。これから、諸君らは、それを猛特訓で
マスターして貰わねばならない」
スカイグレーこと、長谷川司令は、前に進み出た。
142 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/09/30(木) 12:29:42 ID:w6XXTrKb
「わかりました、博士。望むところです。我々のために、戦闘ロボットを造って頂いた事に、感謝
いたします」
「ネオガイア星人のわしが言うのも何だが、頑張ってくれたまえ。今は、キュクロプス1号機も
破壊され、アイアン仮面も行方不明だ。君達が、あの強敵バッタロボを倒さねばならん」
「心得ております。みんな、この合体ロボを、私の独断でスカイロボと名付けるぞ」
長谷川司令が勝手に命名した。
「名前は、好きに付けてくれて構わんよ。君達の物だ」
「ありがとうございます。ロボットの開発費は、日本政府にツケで回しておいてください」
「ああ、そうするよ。レッド君とブルー君のサイボーグ手術代も付け足してな」
長谷川司令をはじめ、スカイレンジャー5人は、それぞれのメカに乗り込み、操縦のための猛
特訓を開始した。
143 :
名無し調教中。:2010/09/30(木) 15:28:31 ID:rZltxpJG
乙!財銭教授待ってました!
でも、フンコロガシへの改造は女の被験者にやってほしかった…orz
牧畜惑星ア・ムーの続編ってもうやらないの?
88話に惑星キマイラというのもあったな
つーか、200話おめ
147 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/10/02(土) 08:21:51 ID:GB73MhQQ
2010年3月。霞が関の官庁街の一角にあるスカイレンジャー本部ビルが、占拠されて
すでに1ヶ月近くが経過していた。その間、占拠した鉤十字団と包囲した機動隊との間で、
果てしない睨みあいが続いている。捕虜になった本部スタッフの半数は、伊豆半島の秘
密基地に送られ、残りは人質として、来る日も来る日も、SATのスナイパーによる狙撃を
防ぐため、人間の盾として窓際に立たされていた。
「スカイピンク、舐めろ」
ザコ戦闘員の休息室では、初代スカイピンクこと宮前真奈美が、下っ端戦闘員達の性欲
処理に追われていた。ヘルメットを外し、コスチュームの両乳房と股間の部分を切り取ら
れて、露出した姿は、元戦隊ヒーローとしてのプライドをズタズタにされ、恥辱を極めていた。
「舌使いが、甘い!」
ベテラン、ザコ戦闘員の井沢満里恵(26歳)が、クリトリスを舐めている真奈美の顔を容赦
のない力でビンタした。満里恵は、1年半のキャリアなのだが、消耗率の高いザコ戦闘員の
世界では、既にベテランである。真奈美は、この作戦が始まって以来、約1カ月以上シャワ
ーを浴びておらず、汗臭い満里恵の股の割れ目に必死に舌を伸ばした。寝返ったスカイピ
ンクの身分は、ザコ戦闘員より下位に置かれており、命令は絶対なのだ。
「クッ・・・」
満里恵が、眉根をしかめ、押し殺した呻き声を上げた。太腿が少し痙攣したのでイッたのだ
ろう。真奈美が、次の男性のザコ戦闘員の臭いチンポにしゃぶりついた時、呼び出しがかかった。
148 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/10/02(土) 08:22:58 ID:GB73MhQQ
「スカイピンク。ゴキブリ女様が、お呼びだ」
ザコ戦闘員の使い走りに呼ばれて、司令室へ行くと、現場責任者であるゴキブリ女が、
待っていた。
「糞、糞、糞・・・スカイピンク、出番だぞ。秘密基地への定期便が出発する時間だ」
「ラジャー」
スカイピンクは、太いダイナマイトの束を持ち出し、自分のオマンコとアナルに1本づつ
挿入した。そして左手にもう一本持ち、右手にライターを持つ。そして、本部ビル1階の
正面玄関から一人で、出て行った。
「お前ら!命が惜しければ、道を開けろ!このダイナマイトが見えないかっ!」
今まで、定期便が出発する度に真奈美が、何度もやらされてきたパフォーマンスだった。
真奈美が、ライターに火を付けて機動隊のバリケードに近付くと、モーゼの十戒の逸話
の中で紅海が割れたように、さっと、包囲網に通り道が出来る。毎度のことながら、真奈
美は緊張感で汗が吹き出し、神経の糸が切れそうだった。スナイパーに狙撃されるかも
しれず、恥ずかしい穴に挿入したダイナマイトが何かの拍子に、暴発するかもしれなか
った。ガニマタで歩くたびに異物が股の粘膜に擦れて痛い。
149 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/10/02(土) 08:23:37 ID:GB73MhQQ
「オラオラ、爆発するぞ、こら!もっと下がれっての!」
幸か不幸か、狙撃もされず、爆発も起こらなかった。本部ビルには、大勢の人質が
取られているため、警察側は敢えて、寝返ったスカイピンク一人を撃ち殺したところ
で仕方がないと判断しているのだろう。スカイピンクが、体を張って作った道を、ステ
ルス化した鉤十字団の装甲車が通りぬけていく。押収した資料や、交代のザコ戦闘
員、捕虜、補給物資などを乗せて、週に何度か、こうやって、行き来しているのだ。
「今日は、このくらいにしておいてやる!」
ステルス装甲車が、無事通過すると、恥ずかしい格好のまま、啖呵を切った真奈美は、
一人トボトボと、本部ビルへと戻っていった。
(いっそ、殺して。あたしの頭を撃ち抜いて!)
元々、正義感の強い真奈美は、拷問に屈し、悪の手先になり下がってしまった現在の
自分を、気が狂いそうなくらい嫌悪していた。
150 :
名無し調教中。:2010/10/02(土) 12:37:33 ID:M88QY742
乙です!
>>146 数えてみたけど
>>66からを一話として独立させなければ
この話の段階ではまだ199話じゃないの?
151 :
名無し調教中。:2010/10/02(土) 19:47:00 ID:ovZfrqN5
更新乙です。
地球の特撮物を参考にしてロボットを開発するメビウス博士がお茶目ですな。
アイアン仮面の復活が待ち遠しい。
152 :
名無し調教中。:2010/10/04(月) 09:33:25 ID:QqPY/9e7
女を糞コロガシ・メスに改造後、
糞コロガシ男と交尾→繁殖を希望
153 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/10/05(火) 00:58:55 ID:RQJoZ9pu
役目を終えた真奈美が、本部ビルに戻り、ザコ戦闘員達に食事を配っていると、外の
様子が、突然、騒がしくなった。
「何事だ?」
ゴキブリ女が、見張り役のザコ戦闘員を呼びつけて尋ねた。
「ヒーロー戦隊が仕掛けてきました」
「スカイレンジャーか?それとも、この前のエコレンジャーか?」
「それが・・・今まで、見た事も無い奴らです」
ゴキブリ女が、窓から外を眺めた。本部前の広場では、カラフルなコスチュームに身を
包んだ、初めて見る5人のヒーロー戦士が、横一列に並んで、挑戦的なポーズを取っ
ている。
「糞!しゃらくさい。エリマキトカゲ女、相手をしてやれ」
「はっ」
エリマキトカゲ女は、首の周りに移植されたエリマキを開いたり閉じたりさせながら、
戦意をみなぎらせて、返事をした。彼女は、元々、生命保険の営業レディで、年齢は
26歳である。去年拉致され、改造手術を受けたのだった。特に腕と脚の筋肉が強化
され、股を広げて、高速で走る姿は豪快である。
「いくぞ、ザコども!」
「ヒー!」
エリマキトカゲ女が、配下のザコ戦闘員30人を率いて本部ビルの正面玄関から出
ると、新手のヒーロー戦隊が、待ち構えていた。
「やっと、出てきたな、悪の改造人間!俺達、トレインレンジャーが相手をしてやる。
まずは、俺から自己紹介だ!」
中央にいる、白のコスチュームの男が叫んだ。
154 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/10/05(火) 00:59:33 ID:RQJoZ9pu
「国土交通省所属、トレインレンジャー、リーダー。新幹線のトレインホワイト!」
「寝台特急、トレインブルー!」
「蒸気機関車、トレインブラック!」
「ディーゼル機関車、トレインレッド!」
「女性専用車両、トレインピンク!」
5人が、それぞれ名乗りを上げながら、ポーズを決めた。ピンクとレッドが女性の様だ。
「5人揃って、トレインレンジャー!ダイヤを乱す奴は、許さない!行くぞ、シュッポ、
シュッポ・・・」
5人が、一列になって、手で、車輪を回すシャフトの真似をしながら、突っ込んできた。
「シュッポ、シュッポ!」
「また、訳の判らないのが、出てきたな。ザコ戦闘員ども、迎え討て!」
「ヒー!」
エリマキトカゲ女の命令で、ザコ戦闘員達が迎え討ち、大乱闘となった。5人対31人
の戦いである。トレインレンジャーは、ネオガイア製の技術で作られた強化スーツを着
ているが、ザコ戦闘員の着ているのは、ただの薄い木綿の布で縫製されたピチピチの
黒服である。いくら地獄の特訓で鍛えられているとはいえ、打撃を受けた際の肉体へ
のダメージは、ザコ戦闘員の方が大きかった。トレインレンジャーは、縦一列になって
走り回りながら、ザコ戦闘員達を薙ぎ倒していった。
155 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/10/05(火) 01:00:11 ID:RQJoZ9pu
「ちっ・・・かくなる上は、エリマキダッシュ!」
エリマキトカゲ女が、トレインレンジャーの隊列に突っ込んでいった。股を広げた豪快な
走りには、周囲を圧倒する迫力がある。
「必殺、エリマキパンチ!」
エリマキトカゲ女の必殺技が出た。トレインブラックの頭に付いていた煙突が吹っ飛ぶ。
「ああっ、俺の煙突が・・・」
トレインブラックが、遠くへ落ちた煙突を拾いに行ってしまい、トレインレンジャーの隊列
が崩れた。
「今だ、やれっ!ザコ戦闘員ども!」
トレインレンジャーは、乱戦の中で、一人一人、孤立させられ、蟻が群がるように集まっ
てきたザコ戦闘員に、袋叩きにされた。
「うぐっ・・・歩が悪い・・・元々、今日は、顔見せだけの予定だ。トレインレンジャー、退避!」
トレインホワイトの指示で、退却することが決まった。合図を受けて、戦いの様子を見て
いた警官隊から援護射撃が浴びせられ、何名かのザコ戦闘員が、弾に当たって負傷す
る。その隙にトレインレンジャー5人は、無事、警官隊のバリケードの外へ避難した。
「貴様ら、銃器を使わないという暗黙の協定を破ったな。人質を、一人処刑してやる」
本部ビル2階の窓から、一部始終を見ていたゴキブリ女の指示で、ビルの屋上に人質の
職員の一人が連れて来られ、突き落とされた。
「わああああああ!」
5階の高さから突き落とされた人質は、地面に激突して絶命する。後味の悪い終わり方
だった。
>貴様ら、銃器を使わないという暗黙の協定を破ったな。
なぜかちょっと笑ってしまった
157 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/10/06(水) 21:52:53 ID:Wnvm3fuX
2010年4月、ついに合体ロボットの訓練を終えたスカイレンジャー達が、リベンジに出撃
する時が来た。5つのメカに乗り込み、さざなみ市を出発する。メカは、それぞれの操縦者
のパーソナルカラーに塗られた、水陸空を移動できるマルチ車両だった。推進力は、ネオ
ガイア製の反重力エンジンである。
「スカイレンジャー本部ビルを取り返す」
グレーこと、長谷川司令の意志は固かった。本部ビルは、言わば長谷川司令の城である。
これを取り返さなければ国家予算が下りて来ず、スカイレンジャー自体も解散になるかも
しれない。今は、各省庁とも、宣伝のために独自の戦隊ヒーローを結成する動きがある。
長谷川には、元祖であるスカイレンジャーの司令である誇りがあった。
「人質がとられているようですが、どうします?」
編隊飛行をする5つのメカの通信機を使って、レッドこと道下岳人が、問いかけてきた。
彼は、普通に体が使えるようになって、御機嫌だった。
「知らなかった事にする・・・どうせ、天下りの役立たずばかりだ。ドサクサに紛れて、死ん
で貰った方が、人件費を他の予算に回せる」
他の4人に反対意見はなかった。東海地方の沿岸にある、さざなみ市を飛び立ち、もう少
しで首都圏という地点で、レーダーに接近する物体が現れた。識別信号ではギガントバッ
タロボUだった。
158 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/10/06(水) 21:53:30 ID:Wnvm3fuX
「出たな、鉤十字団。スカイロボ初陣の肩慣らしに、ちょうどいい」
長谷川司令は、強気だった。操縦シートに座り、絶大な力を感じて、ドライバーハイにな
っている。鉤十字団の出現に、航空自衛隊の戦闘機もスクランブルをかけてきたが、長
谷川司令が、追い払った。
「手を出さないでくれ。こいつは、俺達スカイレンジャーが倒す。みんな、いいか、合体だ!」
「ラジャー」
4人の声が、重なった。1カ月間の訓練の成果で、5つのメカは空中でスムーズに合体する。
グレーメカが胴体、レッドメカが右腕、ピンクメカが左腕、ブラックメカが左足、ブルーメカが
右足である。なぜか頭部はなく首無しである。メビウス博士に言わせると、戦闘ロボットに顔
など、無用の長物なのだそうだ。合体し、市街地に着陸したスカイロボは、ギガントバッタロ
ボUと対峙した。
「どうして首無しなんだ?」
ギガントバッタロボを操縦するバッタ男が、疑問を口にした。戦闘前にどうしても、聞いてお
きたかったのだろう。
「フッ、いい質問だ。教えてやろう、元々巨大ロボットに首など必要ない。今まで、先入観から、
それが判らなかっただけだ」
長谷川司令の答えは、メビウス博士の受け売りだった。バッタ男は、腑に落ちなったが、
戦闘を始めることにした。
「まあ、いい。行くぞ、必〜殺〜♪ギガントバッタキイイイイイック!」
歌うような調子で、いきなり必殺技を繰り出してきた。恐るべき跳躍力で、空中に飛び上がり、
雲の上から再び降下してくる。
159 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/10/06(水) 21:54:14 ID:Wnvm3fuX
「いかん、まずい」
長谷川司令は、焦った。合体ロボットであるスカイロボは、繋ぎ目が多く、衝撃に対して、
ことの他弱い。
「スカイロケットパンチ!」
スカイロボの左腕が、発射された。2代目スカイピンクこと柳沢真由を乗せたまま、左腕が、
バッタロボめがけて飛んでいく。
「きゃあああああ!」
左腕の操縦席で、真由が悲鳴を上げた。
「真由、お前がロケットパンチを操縦して、絶対に命中させるんだ!」
「そんな、無理ですっ!それに、命中したら、あたしはどうなるのっ!」
真由は、恐ろしい加速と、衝撃で、操縦どころではなかった。それでも、長谷川司令が定
めた、最初の照準が良かったのか、キックの態勢で降下して来たバッタロボに命中した。
「きゃあああっ!死ぬうううう!」
真由の乗ったロケットパンチと、バッタロボは、空中で激突し、お互いに弾き飛ばされた。
「ぎゃおおっ!」
空中でUターンし、遠隔操作で、スカイロボの胴体に再接続された左腕の中では、真由が、
血だらけになって気絶していた。
160 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/10/07(木) 12:45:04 ID:33sYJGOh
2010年4月、ついに合体ロボットの訓練を終えたスカイレンジャー達が、リベンジに出撃
する時が来た。5つのメカに乗り込み、さざなみ市を出発する。メカは、それぞれの操縦者
のパーソナルカラーに塗られた、水陸空を移動できるマルチ車両だった。推進力は、ネオ
ガイア製の反重力エンジンである。
「スカイレンジャー本部ビルを取り返す」
グレーこと、長谷川司令の意志は固かった。本部ビルは、言わば長谷川司令の城である。
これを取り返さなければ国家予算が下りて来ず、スカイレンジャー自体も解散になるかもし
れない。今は、各省庁とも、宣伝のために独自の戦隊ヒーローを結成する動きがある。長谷
川には、元祖であるスカイレンジャーの司令である誇りがあった。
「人質がとられているようですが、どうします?」
編隊飛行をする5つのメカの通信機を使って、レッドこと道下岳人が、問いかけてきた。彼は、
普通に体が使えるようになって、御機嫌だった。
「知らなかった事にする・・・どうせ、天下りの役立たずばかりだ。ドサクサに紛れて、死んで
貰った方が、人件費を他の予算に回せる」
他の4人に反対意見はなかった。東海地方の沿岸にある、さざなみ市を飛び立ち、もう少し
で首都圏という地点で、レーダーに接近する物体が現れた。識別信号ではギガントバッタロ
ボUだった。
「出たな、鉤十字団。スカイロボ初陣の肩慣らしに、ちょうどいい」
長谷川司令は、強気だった。操縦シートに座り、絶大な力を感じて、ドライバーハイになって
いる。鉤十字団の出現に、航空自衛隊の戦闘機もスクランブルをかけてきたが、長谷川司
令が、追い払った。
161 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/10/07(木) 12:46:13 ID:33sYJGOh
>>160 間違えてアップしました。無かったことにしてください。
162 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/10/07(木) 12:47:18 ID:33sYJGOh
「このスカイロボ、司令が一人で操縦してるじゃないですか?俺達が乗っている必要、あん
のかよ!」
右足の操縦席にいるスカイブルーこと剣崎一矢が、文句を言ってきた。顔半分を機械化し、
普通に喋れるようになっている。
「あるぞ、剣崎君。右足の指に機銃が仕掛けてあるだろう。それを撃ってくれ」
一矢は、コントロールパネルの画面を見て照準を合わせ、機銃を撃った。しかし、スカイロボ
が歩くたびに、上下左右の位置が変わるので、狙い難く、関係の無い市街地のビルを破壊し、
避難中の一般市民を撃ち殺してしまう。
「しまった。手元が狂った!」
「心配するな。そんなものは、報告書を改ざんして、鉤十字団のロボットがやったことにすれ
ばいい!」
長谷川司令は、相変わらず、ドライバーハイで、気分が高揚しているようだ。モニターでは、
墜落したギガントバッタロボUが立ち上がり、再び攻撃をかけてこようとしている。
「ちっ、奴はピンピンしている、もう一度ロケットパンチだ!起きろ、スカイピンク!」
シートに電流を流され、強制的に目を覚ました真由が、再び自分の乗った右腕が、発射さ
れようとしている事に気付いて、金切り声を上げた。
「ひっ、もう止めてええ!」
「ロケットパンチ発射!」
右腕が放たれた。しかし、バッタロボは、同じ手を二度も喰らわず、真由の乗った右腕を、
回し蹴りで、サッカーボールのように蹴り返した。
「ぐがあはあああっ!」
真由が、断末魔の叫びを上げた。遠隔装置が破壊されたのか、右腕は、クルクルと回りな
がら、飛んで行き、近くの高層ビルにめり込んだまま、スカイロボの右肩には、戻ってこな
かった。
163 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/10/07(木) 12:47:52 ID:33sYJGOh
「仕方ない、必殺技の飛び道具を出そう。スーパースカイダスト砲、発射用意!」
長谷川司令の操縦で、スカイロボの胴体が観音開きのようにオープンし、腹の中から巨
大な砲身が現れた。
「最初から、これを出せばいいのでは・・・今までの戦いはいったい・・・」
一矢が文句を言った。
「セックスの前のフェラみたいなもんだろ」
スカイブラックこと、黒河内則介が、得意のブラックジョークを飛ばした。
「スーパースカイダスト砲、ロックオン。ファイヤー!」
極太の空色の光線が発射された。破壊力抜群の光線は、バッタロボに見事命中し、大爆
発した。
「やったぞ、リベンジ戦の初白星だ!」
長谷川司令が、狂喜した。ドライバーハイが最高潮に達している。
「だから、なんで、最初から、この武器を使わないんだって、聞いてんだよ!」
一矢が蒸し返した。
「ブルー、君は元自衛隊員のくせに、上司に反抗的だね。防衛大学では習わなかったのか
ね、上官の命令は絶対だと?まあ、いい。せっかくの門出だ。この勢いで、本部ビルを取り
返しに行くぞ!」
「ラジャー!」
スカイロボは、ビルにめり込んでいる右腕を回収すると胴体に繋ぎ直し、市街地を歩き出
した。右腕の操縦シートに、かなりの電圧の電流を流しても、真由の反応がない。死んでい
るのかもしれなかった。
164 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/10/07(木) 13:06:57 ID:33sYJGOh
ギガントバッタロボUを撃破した地点から、霞が関のスカイレンジャー本部ビルまでは、
かなりの時間がかかった。柳沢真由が、意識を取り戻さないため、分離して飛行すること
が出来ず、合体したまま歩いて進んできたのだ。途中で2か月前に無銭飲食したファミレ
スの横を通り過ぎる。
「腹減った。あそこでメシ食っていきますか?当然ツケで」
則介が、ブラックジョークを飛ばした。
「普通に、入店禁止だろ。俺達」
「そうですね、クックックッ・・・」
霞が関に到着すると、スカイロボを5つに分離し、近くの日比谷公園に駐車させる。ピンク
メカのコクピットを開けてみると、柳沢真由が、まだ気絶していた。岳人が、スカイピンクの
ヘルメットを外す。すると、真由の血だらけの顔が現れた。唇を切り、鼻血を流している。
口を開けさせると、前歯が折れていた。
「呼吸は、しています。おい、起きろ真由!」
岳人が冷たい金属の右手で真由の頬を叩いた。
「起きろってんだよ!今から本部ビルを取り返しに行くんだ。5人揃ってなきゃ、カメラ映り
が悪いだろっ!」
一矢が指で、無理矢理、真由の瞼をこじ開けた。ペンライトで瞳に光を当てる。ようやく真
由が、意識を取り戻した。
165 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/10/07(木) 13:07:34 ID:33sYJGOh
「う・・うーん・・・体中が痛〜い・・・何これ、ぺっ!」
真由が、折れた前歯を吐きだした。呼吸をする度に、剥き出しになった歯ぐきの神経が、
激痛となって、脳に信号を送ってくる。
「歯が・・・歯が痛くて・・・と・・・とても、戦えません・・・」
「お前、戦隊ヒーローだろ。歯が折れたくらいで、グチャグチャ言ってんじゃねえ!俺の
顔を見てみろ」
一矢が、スカイブルーのヘルメットを脱ぎ、半分機械化された顔を見せつけた。
「俺なんか、顔半分、これもんだぜ」
スカイレンジャー達は、渋る真由を無理矢理、立たせ、徒歩で、2カ月間、占拠されっ放
しの本部ビルへと向かった。
「今から、我々が突入します」
長谷川司令が、包囲している警官隊の責任者と掛け合った。
「人質が取られています。それで、2カ月間、睨み合いが続いているわけですが、どうし
ますか?」
長谷川司令は、渋い顔した。始めから判っていた状況だった。
「それでも、突入します」
「人質の安全は?」
「それを、言っていては、話が前に進まない。突入します」
警官隊の現場責任者も、それ以上反対は、しなかった。元々占拠されているのはスカ
イレンジャーの本部ビルなのだ。人質に取られているのも、そこの職員なので、責任は全
て長谷川司令に押し付ければいい。一応、強行突入に反対したとだけは、記録に残る
だろう。何より、彼も2カ月間の睨み合いで疲れ果てており、早く、通常勤務に戻って、
夜は自宅の布団で、ゆっくりと休みたかった。
166 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/10/07(木) 13:08:18 ID:33sYJGOh
「行くぞ、スカイレンジャー」
「ラジャー」
5人は、サブマシンガンを構えた。改造人間はともかく、ザコ戦闘員は、これで倒せるはずだ。
警官隊のバリケードの隊列が、一瞬割れ、5人は本部ビルの正面玄関、目指して駆け出した。
「撃て、撃て!撃って、撃って、撃ちまくれ!」
5人は、本部ビルめがけてサブマシンガンを乱射した。ガラスが砕け散ったが、ザコ戦闘員は、
誰一人出て来ない。何の抵抗も会わず、正面玄関から入り、2階へ駆け上がった。
「何か、おかしいです」
岳人が、疑念を口にした。司令室のドアを開けて、中に乱入したが誰もいなかった。
「おお、2か月ぶりだ。やっと帰って来たぞ」
長谷川司令は、自分のデスクに座って喜んだ。室内は、散乱しており、そこら中にゴミが落ち
ている。壁には、血の跡もあり、2カ月の間に、ここで行われていた惨劇を物語っていた。黄色
いカピカピの付いたティッシュも大量にゴミ箱に捨てられていた。
「奴ら、俺達の神聖な職場で、セックスをしていたな!」
「鉤十字団の連中は、碌に掃除も出来ないのか!」
「それにしても、なぜ、誰もいないんだ?」
スカイレンジャー5人が、戸惑っていると、掃除道具の入ったロッカーの扉が開き、初代スカイ
ピンクこと宮前真奈美が出てきた。
167 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/10/07(木) 13:09:05 ID:33sYJGOh
「真奈美!生きていたのか?」
真奈美は、ヘルメットを着用しておらず、顔出しである。ピンクのコスチュームの、胸と
股間の部分は、繰り抜かれており、恥ずかしい局部が丸見えだった。長期間、鉤十字団
に酷使されていたせいか、顔はやつれ、ピンクのコスチュームもヨレヨレで、あちこちが解
れたり、シミだらけだった。スカイレンジャー達が、驚愕したのは、剥き出しのオマンコとア
ナルに極太のダイナマイトを一本づつ挿入している事だった。真奈美は、左手に股間から
伸びる導火線を持ち、右手には火の燈ったライターを握っていた。全身が汗ビッショリだ。
「長谷川司令、お久しぶりです」
「どういう事だ。なぜ、ここには誰もいない?」
悪の手先となった初代スカイピンクは、ライターに火を燈したまま、説明を始めた。
「鉤十字団は、全員、ついさっきステルス装甲車で退去しました。あなた方が、ギガントバ
ッタロボUを撃破したというニュースを聞いてからです。作戦は終了だと言っていました。
元々、このビルを占拠し続けることに、それ程、戦略的な意味は無いと判断していた様です。
ここには、もう、あたしの他には、ザコ戦闘員一人、残っていません」
「人質は、どうしたんだ?」
「全員、秘密基地に連れて行かれました」
長谷川司令は、ホッと胸を撫で下ろした。この状況下では人質の安否は、彼の責任では
なくなる。
「あなた達は、罠にハマったのです」
真奈美は、ライターの火を導火線に近付けた。
168 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/10/07(木) 13:09:35 ID:33sYJGOh
「止めろ、真奈美!何をする、死ぬぞ!」
良く見ると真奈美は、涙を流し、体がガクガクと震えていた。
「あたしだって、死にたくない・・・でも、もう、これ以上、生き恥を晒す屈辱には耐えられない・・・」
導火線に火が付いた。パチパチと燃え始める。
「逃げろ!退避だ、退避!ビルの外へ逃げるんだ!」
スカイレンジャー5人は、窓際へダッシュし、そのままビルから飛び出した。2階なので、ヘタを
して着地に失敗しても、足の骨を折るぐらいで済む。5人が着地し、アスファルトの上を転がっ
た時、背後で大爆発が起こった。
「真奈美っ!」
SATに所属していた頃から、真奈美と親交があった岳人が、思わず叫んだ。
「俺の、俺の本部ビルが・・・」
長谷川司令は、降りしきるコンクリートの破片を浴びながら、茫然としていた。本部ビルは、燃え、
半壊し、今にも崩れ落ちそうだ。警官隊がタンカを持って来て、足を痛めて動けない5人を回収し、
迅速に後方へ搬送していく。2カ月間包囲していた警官隊も、退却を始めていた。もたもたして
いると、ビルの倒壊に巻き込まれる恐れがあったのだ。警官隊の退却が完了し、消防車が駆け
付けてきた頃、燃え盛る本部ビルは、砂城のように崩れ落ちた。
169 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/10/07(木) 13:10:17 ID:33sYJGOh
スカイレンジャー編、終わりです。
170 :
名無し調教中。:2010/10/08(金) 08:33:54 ID:PsGb2Ewi
乙。戦隊ものだと筆が早いなぁ。
171 :
名無し調教中。:2010/10/08(金) 10:28:38 ID:xV6QHAhs
更新乙です。
>>170 たぶん戦隊モノが一番楽しみながら書けるんだろうね。
真奈美は死んだのか?もったいない
173 :
名無し調教中。:2010/10/17(日) 01:58:16 ID:TDTDX14E
支援age
174 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/10/19(火) 16:02:13 ID:Roq+VEK2
2007年1月、ルミナス王国の元首、マーガレット7世(23歳)は、ニューヨークで開かれていた
国連総会から、王室専用機で帰国した。首都パールシティの空港から王宮へと、リムジンで戻
る間、マーガレット7世は、総会で議題に上がっていた宇宙人問題について考えた。
(日本は、半植民地化されながらも、宇宙人からもたらされた技術を独占しようとしている。アメリ
カは、宇宙人に対する強靭姿勢を崩していない。その他の国々は、これ以上宇宙人の侵略が拡
大しない限り、静観するつもりだわ)
マーガレット7世は、王室に口伝のみで伝わる預言の言葉を思い出した。
(7000年紀の終わり、星々の彼方より、災いよ来たれ。人々は過去に従い、世は、地獄と化す。
その時、汝、時の流れに逆らいたまふべし・・・)
明らかに、この予言は現在の状況を表していた。となれば、彼女とルミナス王国は、反宇宙人の
立場を取らなければならない。
(7000年紀という、言い回しはノストラダムスの『諸世紀』にある記述と同じだわ。もしかして、こ
れは、ノストラダムスが、私の先祖に伝えた言葉なのかしら)
王宮に到着すると、総理大臣のヘンリー・スタンフォード(42歳)が出迎えた。
175 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/10/19(火) 16:02:54 ID:Roq+VEK2
「お帰りなさいませ、女王陛下。留守中に、客人が訪れ、陛下の帰りを、お待ちしております」
「誰?」
「アール・デーニッツと申すものでございます」
マーガレットは、不快な表情を露わにした。
「追い返しなさい!要件は、聞かずとも判っている!我が国にネオナチスの潜水艦基地を、
極秘裏に設営させろと、言っておるのだろう?」
「御意」
マーガレットは、象牙のような美貌の顔を怒りで紅潮させた。
「我が国は、列記とした国連加盟国である。汚らわしいテロ集団などに協力はしないと伝えな
さい。それから、今後一切、その者に、入国は認めないと!」
「御意・・・」
ルミナス王国には、第二次世界大戦中、ドイツの潜水艦基地があった。そのためか、戦後も
親独派の残党が、ネオナチスと裏人脈で繋がっているのだ。マーガレット自身は、親米英派
だった。
(汚らわしい。考えただけでも鳥肌が立つわ)
176 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/10/19(火) 16:03:35 ID:Roq+VEK2
マーガレットは、外遊の疲れを癒すためにお風呂に入ることにした。パールシティの市街が一望
出来る、大理石で作られた広いバスルームである。ライオンとユニコーンを形どった石像の口か
らは、循環しているお湯が、際限なく流れ出している。王宮地下から湧き上がる温泉鉱脈から、
汲み上げた湯は、美容健康にも効能があった。
「女王陛下、お背中を、お流しいたします」
メイド服を着た侍女二人が、入浴の世話をした。
「疲れたから、マッサージもして」
「はい、陛下」
侍女達は手際よく、湯船で温まったマーガレットの肌にアロマオイルを塗り込んでいった。訓練を
受けた絶妙な手付きで、凝り固まったマーガレットの筋肉を揉みほぐしていく。弱冠23歳の国家
元首は、常に緊張を強いられており、肩コリが激しかった。
「首筋から、背中にかけて、もっとよく、ほぐしてちょうだい・・・そう、そこよ」
マーガレットの肉体は、バスト、ウエスト、ヒップの比率が理想的なサイズに保たれており、象牙
色の肌にはシミ一つなかった。王室専属の医師とエステティシャンが、日頃から常に、マーガレッ
トの健康と美貌を管理しているのだ。
(綺麗だわ、私の都、パールシティ。その名の通り、真珠のように輝いている街・・・)
バスルームの王宮の外側に面した壁は、マジックミラーでガラス張りになっており、市街地のネ
オンの輝きがよく見える。首都の夜景は、この世の物とは、思えない程、美しかった。
200話でまさかの由梨香編キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
178 :
名無し調教中。:2010/10/19(火) 21:56:23 ID:cuxe1YvG
この時をどんだけ待っていたことか!
作者神ばんざぁい!!
179 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/10/22(金) 10:49:53 ID:3nXJ4tiR
パールシティの郊外にある軍病院の地下病棟では、梅本由梨香(26歳)が狂乱状態に陥って、
叫び声を上げていた。
「お願い!誰か、あたしをいじめて!間違って、殺してもいいから!」
泣きわめく、由梨香を看護婦が、数人がかりで抑え込む。主治医のエドモンド・ラドクリフは、呆
れた顔で全身が刺青だらけの由梨香を見下した。
「ドクター、鎮静剤を打ちますか?」
「そうだな。薬の量を増やしてやれ。だんだん効かなくなってきている」
鎮静剤が、切れれば、また暴れるため、一日に何本も打たなくてはならない。そのため、由梨香
の体に耐性が出来て、余り効果がなくなってきていた。
「拘束衣と、猿轡を噛ませておいてくれ。薬が効かなくなったら、最終的には、放置するしかない
だろうな」
由梨香の体にある、異星人の楔形文字で彫られた刺青は、全て解読され、謎の金属で出来たクリ
トリスのピヤスも、クリトリスごと切除されて分析に回されている。由梨香自身に、もう存在価値は、
ないのだが、体中が機密情報の由梨香を、あっさりと日本へ送還するわけにもいかず、ジェーン・
アンダーソン(25歳)と共に、地下病棟での監禁が続いていた。
「ジェーンの方は、大人しいのだがな」
ドクター・ラドクリフは、隣の個室にいるジェーンの診察に回った。ジェーンの精神状態も正常とは
言い難い。肉体の方は、飢餓状態から回復してはいるが、ケチャ族の島で受けた虐待の影響で、
常に虚ろな目をしている。彼女は、毎日、レイプされ、強制出産を繰り返す日々を5年間も送ってい
たのだ。
「もう・・・やめて・・・いじめないで・・・なんでも、言う事聞くから、殴らないで・・・」
ジェーンは、一人の時もブツブツと呟いている。しかし、この状態は、反狂乱で、いじめてくれと懇願し、
泣き叫ぶ由梨香に比べると、至って正常に見えた。
「こっちは、年月をかけてリハビリすれば、まだ救いはあるな」
出産を繰り返したジェーンは、年齢よりも老けて見えた。救出された二人の身柄は、現在のところ、
王宮の管理下にある。マスコミにも、二人の母国である日本大使館やイギリス大使館にも知らされ
ていない。国家機密の扱いなのだった。
180 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/10/22(金) 10:50:50 ID:3nXJ4tiR
国連総会から戻った翌日、マーガレット女王は、国民議会に出席していた。紫のドレスで正
装をし、頭には王冠を乗せている。ダイヤモンドやサファイヤ、ルビーなどが散りばめられた
王冠は、以前、ルミナス王国を取材したイギリスのテレビ番組の特集によると、時価100億ポ
ンドとも言われていた。
「ウラン鉱脈の採掘現場での、労働者の最低賃金を上げるべきです」
野党議員が鋭い口調で、内閣に質問をしていた。女王が直接答える義務はなく、矢面に立つ
のは総理大臣であるスタンフォード卿の役目である。
「その件については、目下、経済産業省と厚生労働省で、来年の4月を目途に、現在の1・01
倍に引き上げることを検討しています。」
「1・01倍って、少なすぎるでしょう。子供の小遣いじゃないんだから。ウラン産業は、我が国の
経済を支える基幹産業です。そこで働く労働者を、もっと尊重して頂きたい!」
マーガレット7世は、国会でのやり取りを聞きながら、微笑ましく思った。ルミナス王国は、平和
である。総面積3316平方キロメートル。香港の3倍程度の土地に373万人が暮らしている。
住人はアングロサクソン系の白人がメインで、公用語は英語である。国土を構成する80以上の
島々の中には無人島も多く、中にはケチャ族の様な、太古の昔からの原始的な生活を送って
いる人食い人種もいる。もちろん彼らには、ルミナス王国の戸籍はなく、国民として登録されていない。
(眠いわ)
マーガレット女王が議会の退屈なやり取りに、必死でアクビを堪えていると、突然、議事堂の入り
口付近で騒ぎが起こった。
「何事なの!」
続けて銃声が起こった。議事堂内の議員達は総立ちになり、悲鳴や怒声が飛び交う。自動小銃
を持ったルミナス国軍の兵士達が、駆け込んできた。
181 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/10/22(金) 10:51:51 ID:3nXJ4tiR
「みなさん、静粛に!議会は、これより軍の統制下に置きます!」
国軍総司令官のハワード・キップリング将軍の声だった。完全なシビリアンコントロールが
実施されているルミナス王国では、答弁以外で、軍関係者の議会への立ち入りは禁止され
ている。
(まさか、クーデター!)
マーガレット女王にとって、寝耳に水だった。王室のSPが女王の身辺を固めようとしたが、
あっけなく自動小銃の乱射を浴びて死亡した。
「女王陛下。大人しくしていてください。あなたには、まだやって頂きたい事がありますので」
耳元で囁いたのは、スタンフォード総理だった。マーガレットは、ガーンと頭を一発殴られた
ようなショックを受けた。
「スタンフォード!これは一体、どういう事?あなたも、グルなんじゃないでしょうね!」
「さすがは、我が女王陛下。慧眼でいらっしゃる。御察しの通りでございます」
キップリング将軍が、国軍兵士達と共に、壇上に上がり、スタンフォード総理と肩を並べた。
「我が国は、ネオナチスと同盟を結び、宇宙人に対して共同戦線を張ることになりました!」
スタンフォード総理の言葉に、マーガレットは思い当たるフシがあった。そう言えば、スタンフォ
ードの祖父は、親独派で有名だったヘンリー4世である。
「あなた達、ネオナチスに、何か、吹き込まれたのね。私も宇宙人と戦う事には、賛成です。た
だし、テロリストとは、手を組む気は、毛頭ありません。もし、そんなことになって、例え宇宙人
に勝利したとしても、その後に待っているのは、ネオナチスの世界支配だからです。宇宙人の
支配と、何が変わることがあるでしょう?」
マーガレットの言葉は、馬の耳に念仏だった。
「女王陛下。ルミナス王国の実権は、今日から私が握ります。国連からも脱退し、ネオナチス
と共に歩むつもりです」
「許しません、スタンフォード!」
マーガレットの青い目が、怒りの炎で燃え上がった。
「女王陛下を、お連れしろ。囚人の塔へな!」
屈強な国軍兵士に、マーガレットは抑え込まれた。議場では、親独派以外の国会議員の処刑が
始まっていた。
182 :
名無し調教中。:2010/10/23(土) 01:36:37 ID:wz8kYFOS
3年ぶりの由梨香懐かしい!
思わずうれし涙が流れます!
183 :
名無し調教中。:2010/10/23(土) 13:57:54 ID:KqHCBIF+
由梨香やジェーンともども、女王様をぜひネオナチスの生体実験室へ!!
女王様を性奴隷化か?(;゚∀゚)=3ハァハァ
185 :
名無し調教中。:2010/10/27(水) 13:10:01 ID:zdk9xHYi
それよりも由梨香のクリトリスをなんとかしなくては・・・
まぁクリトリスない状態で虐めるのも面白いかも知れんけど
186 :
名無し調教中。:2010/10/27(水) 18:56:50 ID:5isC3L1u
>>185 そこでネオナチスの技術で再生ですよ!
ま、実際のところは作者さんにお任せですが
187 :
名無し調教中。:2010/10/27(水) 23:43:44 ID:fRLgTI6S
てゆーか腹の中の子供どーした?
女王様のクリを由梨香に移植だっ
189 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/11/01(月) 19:00:30 ID:+L5gOK/O
マーガレット・オブ・ルミナス、通称マーガレット7世は、王宮の裏手にある囚人の塔へと連行
された。そこは、17世紀に、この島に植民が始まって以来、貴族などの高貴な人間が、罪を
犯した場合に幽閉されてきた塔である。最近では第二次世界大戦の終結と共に親独派であっ
たヘンリー4世が、連合軍に戦犯として裁かれ、ここに幽閉された揚句に孤独死したことが有名
だった。塔の中は、電気や水道、ガス、空調も効いており、自由に外に出られないよう監視され
ているという事以外、生活に不自由はない。マーガレットが閉じ込められた部屋にはベッドもあり、
内装も、綺麗に仕上げられていた。
「あなたには、残りの人生を、死ぬまでこの部屋で過ごして頂きます」
スタンフォードは、冷酷に言った。マーガレットは毅然とした態度のまま、怒りに燃えていた。
「馬鹿なことは、止めなさい、スタンフォード!クーデターなど絶対に成功しません!」
「もう、遅いのですよ、女王陛下。国軍はキップリング将軍が掌握しています。国民も、去年、消
費税を10パーセントに上げたせいで、現政権に不満を募らせています。残念ですが、あなたに
は退位して頂き、次期、国王には、私が即位しますよ。ヘンリー5世としてね」
スタンフォードは、本当に残念そうに言った。
「あなたがいけないのです、親愛なる女王陛下。あなたが、ネオナチスへの協力を、かたくなに拒
むから、こういう事態になったのです」
190 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/11/01(月) 19:02:00 ID:+L5gOK/O
「当り前よ!国際社会と協調しなくては、ちっぽけな島国であるルミナス王国は、やっていけ
ないわ。ネオナチスなんかと組めば、アメリカから、テロ支援国家に認定されるわ」
「いいではないですか。この島の地下には、古代アトランティスの遺跡がゴロゴロ眠っていま
す。ネオナチスと協力し、それらの技術を発掘して解明すれば、全世界を相手にしても勝利
できるでしょう」
「危険な妄想に過ぎない。世界はともかく、宇宙人の力が、どれほどのものか判らないのよ!」
「それに関しては、もうすぐ、アール・デーニッツ提督が、ネオナチスのUボート艦隊を、我が国
に入港させる予定になっています。彼らから、宇宙人に関する有益な情報が入手出来るでしょう」
「ルミナス王国を、ネオナチスの傀儡国家にしようと言うの!許しませんっ!どうしても、やると
言うのなら、今すぐ、私を殺してからにしなさい!」
マーガレットは、つい今朝がたまで、忠実な宰相だった男に、激しい怒りをぶつけた。
「あなたには、まだまだ、生きて、やって頂き事があるのです。それに、あなたのような、若く、美
しい高貴な女性を、ただ殺すなど、勿体なくて、とうてい出来ません」
スタンフォード総理の目に、好色な光が浮かんだ。それは、今まで、王室の人間であるマーガレ
ットには、一度も見せたことのない表情だった。
「今は、忙しいので、また来ます。キップリング将軍やデーニッツ提督と、今後について話し合わ
ないといけませんので」
スタンフォードは、牢番の警備兵を残し、重い鉄扉を閉めて出て行った。
マイクまで白い
192 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/11/04(木) 11:06:00 ID:I1hXUko9
マーガレットが閉じ込められている部屋の鉄扉が、再び開かれたのは、最初にクーデターが起
こってから3日後だった。小さな窓しか無い部屋で、マーガレットの入浴やトイレの世話は、女性
看守が行う。スタンフォード総理は、クーデターの首謀者であるキップリング将軍と、ネオナチス
のアール・デーニッツ提督を連れており、さらに、彼らと共に、ルミナス国営放送のスタッフ数人
が、放送機材を運び込んできた。
「何の真似です。スタンフォード!キップリング!」
マーガレットが、目くじらを立てた。
「呼び捨てにしないで頂きたい。私は、もうすぐヘンリー5世として正式に即位する予定なのです
よ。キップリング将軍には、国軍司令官兼、総理大臣をやって頂く事になりました」
スタンフォードは、王の証であるユニコーンの憲章を正装の胸に付けていた。
「女王陛下、あなたには、この部屋から、国民に向けて24時間、メッセージを発信して頂きます。
原稿は、私達が用意したものを、暗記して、そのまま読み上げてください」
キップリング将軍は、原稿をマーガレットの手に渡した。マーガレットは、一度目を通すと、その
手が怒りに震えた。
「無礼者!誰が、このようなものを!」
マーガレットは、原稿を丸めて投げ捨てた。書かれていたのは、マーガレットにとって屈辱的な、
文言の数々だったのだ。
「おやおや、女王陛下。あなたが拒否すれば、捕えてある、あなたの味方の国会議員を1人ず
つ、処刑しますよ」
マーガレットの顔が、苦渋に歪んだ。
193 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/11/04(木) 11:06:39 ID:I1hXUko9
「卑怯者!」
スタッフが、放送機材の設置を終えた。3台のカメラが、マーガレットに向けられている。
「女王陛下、服を全部脱いでください」
キップリングが言った。
「な、何を・・・」
「全裸で、国民の前に立つのです。王冠とネックレス、指輪は、身に付けていて構いません。その
方が、国民の目から見て、女王陛下と、判り易いですから」
「出来ません!」
マーガレットは、拒否した。
「世話のかかる、お方だ」
キップリング将軍とスタンフォード総理、デーニッツ提督は、3人がかりでマーガレットを抑え込み、
紫色のドレスを引き裂いた。シルクの下着も、引き千切る。貴金属の装飾品以外は、生まれたま
まの姿となったマーガレットは、必死で、胸と股間を手で隠した。
「恥ずかしがらずに、女王らしく、堂々としたらどうですか?」
キップリング将軍が、たしなめた。
「やはり開脚台を用意した方が、よさそうだな」
スタンフォード総理が、撮影スタッフに合図した。産婦人科の診察室で使われるようなシートが、
運び込まれ、暴れて抵抗するマーガレットの体が乗せられる。キップリングもデーニッツも屈強
な軍人で、か弱い女王陛下には、抗う術もない。マーガレットの手足はベルトで拘束され、金髪
の陰毛に淵どりされたオマンコが剥き出しになった。
「さすがは、何百年もの伝統を持つ名門の出の方だけの事はある。オマンコも、高貴な香を放っ
ておられる。確か、御先祖はイギリスのアーサー王と共に戦ったことのある円卓の騎士の一人
だとか」
アール・デーニッツこと、デーニッツ3世が、オマンコの陰唇を指で広げながら言った。
194 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/11/04(木) 11:07:18 ID:I1hXUko9
南極の地下要塞で生まれ育った彼は、祖父母の故郷であるヨーロッパに深い憧れを抱いており、
西洋史には詳しい。彼の艦隊の旗艦である『U−2009』には、大量の蔵書も置かれている。
「触るな!無礼者!」
マーガレットが、金切り声を上げた。
「さ、早く、読んで下さい。カメラを回しますよ。カンぺも、用意してますから」
スタンフォードが、撮影スタッフに合図した。A3くらいの厚紙に、マジックで文章が書かれ、3台の
カメラが回り始める。
「1カメ、2カメ、3カメ。スタンバイ、OKです」
「あなたのために、ルミナス王国の放送電波帯に、わざわざ専用チャンネルを割り当てたのです。
24時間、あなたの痴態をライブ中継するためにね」
スタンフォードの説明にマーガレットは、顔をバラ色に染めた。
「死ぬわ!今すぐ、舌を噛んで死ぬわ!」
「だから、そんなことをすれば、国会議員が死ぬと言ってるでしょう。あなたの母君や妹君もね」
「呪われて死ぬがいい、スタンフォード!」
デーニッツが、ピストルを引き抜き、マーガレットの口に押し込んだ。
「ゴチャゴチャ言ってないで、早く読み上げろ!俺は、この後、艦隊基地設営の打ち合わせなど
で、忙しいんだよ!」
「くっ、テロリストめ」
マーガレットは、自分のプライドと戦っているようだった。そして、しばらく考え、うなずいた。
195 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/11/04(木) 11:08:00 ID:I1hXUko9
(ここは、表向き、従うしかないわ。どのみち、こんなクーデターなど、成功するわけがない。
国内にも国外にも、私の味方は、たくさんいる。脱出する機会を窺わなくては)
冷静な計算が働いた。そして伏し目がちに、カンぺの文字を読み始めた。
「ルミナス国民の皆様。私は、第19代国王、マーガレット・オブ・ルミナスです。本日をもちま
して、元首の地位を、ヘンリー・スタンフォードに譲ります」
マーガレットは、唇を噛んだ。
「今日からは、彼と共に、新しい時代を、歩んでください」
オマンコをパックリと開いた恥ずかしい姿が、ルミナス全土にテレビ中継されている筈だった。
「退位するに当たって、国民の皆様に心からお詫びを申し上げたいと思います。去年、消費
税を10パーセントに引き上げて、本当に申し訳ございませんでした!ウラン鉱山で働く、労
働者の放射能障害の問題を放置して、本当に申し訳ございませんでした!」
マーガレットは、ヤケになっていた。消費税の引き上げは、国民の福祉を維持するために必
要な処置だったし、放射能の問題は、対策を急がせている最中だったのだ。
196 :
名無し調教中。:2010/11/04(木) 11:26:29 ID:vks19QnJ
乙。淫語プレイか?
作者さん乙です。
マーガレットちゃん単にまわされるんじゃなくて、国民におまんこ中継されるのね。続きが楽しみ。
198 :
名無し調教中。:2010/11/04(木) 21:14:26 ID:tnIlqJ58
さすがにこれで終わらないよね?
由梨香編だから由梨香に何か変化がないとダメでしょ
また出産シーン見たいな
できれば今度はもっと苦しそうに
せっかくなので
>>176の侍女達や王国市民の美女達もネオナチスに徴用されてください
200 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/11/08(月) 11:01:11 ID:7h+y3ZDj
「誠意が籠っていない!王室の人間は一般の国民とは違う、特別な人間だという奢りを感じる
ぞ!」
キップリング将軍が、マーガレットの顎を鷲掴みにし、力を入れて、口元を歪ませた。彼の父は、
ウラン鉱山で働く鉱夫で、放射能障害を患い、若くして死亡している。彼自身は下流階級の出身
なのだった。
「私は、奢りなど持っていない!」
マーガレットも言い返した。この一部始終はルミナス全土にテレビ中継されている。
「もう一度、最初から言い直しだ!」
「くっ・・・ルミナス国民の皆様、私は、第19代国王、マーガレット7世です」
「声が小さい!もう一度だ!」
キップリング将軍の鉄拳が、女王の顔面に飛んだ。唇が切れて出血し、ノーブルな自慢の高い
鼻からも鼻血が流れ出す。
「ルミナス国民の皆様っ!」
マーガレットは声を張り上げた。
201 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/11/08(月) 11:02:01 ID:7h+y3ZDj
(おのれ、キップリング!やりたい放題、やってくれるわ!こんな放送を全土に流せば、クーデター政権への反感は、高まるだけだと言うのに!)
スタンフォードは、赤と黒のコード付きのプラグを取り出した。
「女王陛下のクリに、通電をさせていただきます」
スタンフォードは、右手に赤のプラス極、左手に黒のマイナス極のプラグを持ち、同時にマーガ
レットのクリトリスに近付ける。
「やめなさい、スタンフォード!」
必死に叫ぶマーガレットの、最も敏感な個所に、電極が押し当てられた。
「ぎゃああああ!」
スタンフォードは、押しつけたまま離さない。
「女王陛下には、もっと、電圧を上げて差し上げないと」
デーニッツが、コードの元の機械のダイヤルを回した。
「ぎゃああああ!」
「まだまだ。ネオナチスの拷問では、これくらいは、序の口です」
陰毛が電流で逆立ち、マーガレットの腰がビクンビクンと痙攣した。
「やめなさい、スタンフォード!やめて・・・」
過度の通電で、膀胱の筋肉が弛緩し、オシッコを水鉄砲のように噴き出した。
「おやおや、女王陛下。国民の見ている前で、失禁ですか。ルミナス王家の誇りも、地に落ちた
ものだ。」
スタンフォードは、嘲笑った。
202 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/11/08(月) 21:50:49 ID:7h+y3ZDj
>177
このエピソードは、マーガレット編のつもりなので、由梨香は脇役です。
>198
由梨香の、前回登場時の状態が、記憶に薄く、データベースにまとめてみます。
女王様にもっと激しい羞恥責めを!
204 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/11/11(木) 11:12:55 ID:T7EigPbc
「スタンフォード卿。私は、このクソ生意気な女王を犯したい。構わないだろうか?」
キップリング将軍が、もう、辛抱たまらない、という感じで申し出た。
「ええ、それは構わないと思いますが、カメラは、どうしますか?止めますか?国民に中
継されてしまいますよ」
「中継されても構わん。国民にも、我々が、この女王を完全に支配しているという事実を
知らしめねばならんからな」
キップリング将軍は、恥ずかし気もなく、カメラの前で軍服のズボンを降ろすと、診察台の
上で、開脚しているマーガレット女王の裸体に覆い被さった。電流責めで喘いでいたマー
ガレットが、今、自分が、されようとしている事に気付く。
「無礼であるぞ、キップリング。そなたのような下賤の者が、王家の人間と、まぐわろうな
どと!」
ついに、女王の本音が出た。
「やはり、あなたは国民の味方の様な顔をして、心の底では、庶民を下げずんで、おられる
のですな。その下流階級の出の私が、あなたに子供を孕ませて差し上げよう」
いきり立つ、キップリング将軍の肉棒が、女王の穢れを知らない秘肉に打ちこまれた。
「くそ、入れにくい。処女か・・・御歳、23歳で処女とは、さすがに王家の御方は違う」
「キップリング!ルミナス王家の呪いが、末代まで、お前の子孫に降りかかるぞ!」
マーガレットは、破瓜の痛みに耐えながら叫んだ。
205 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/11/11(木) 11:14:52 ID:T7EigPbc
「フン、この女狐め!」
キップリングは、窮屈な膣内で腰を動かした。女王の苦痛を別にすれば、締まりは良く、
高貴な女を犯す、征服感が味わえた。
「将軍。終わったら、次は、私に代わって頂いて、良いだろうか?」
デーニッツ提督も、申し出た。ヨーロッパの王室マニアである彼には、一生に一度あるか、
無いかのチャンスだったのだ。
「いっその事、3人で、誰が女王に、最初に子供を孕ませられるか、競争しようではありま
せんか?」
スタンフォードが、名案を口に出した。ルミナス王国の新しい支配者達は、全国民の見守
る中、うら若き処女であったマーガレットを嬲る事に夢中になっていた。
乙です
国民が日頃の不平不満をカメラに向かって言った後、玉座にM字で縛られている
マーガレットのアナルを犯す番組も作ってw
207 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/11/15(月) 19:33:53 ID:iaBeBNUb
パールシティの郊外にある軍病院の研究室で、エドモンド・ラドクリフ(53歳)は、日本製
の小型液晶テレビの画面を見つめていた。画面では、敬愛するマーガレット7世が、凌辱
される様が中継されている。
「えらいこっちゃ。この国は一体どうなってしまうんだ!」
ラドクリフ医師は、動揺しながらも、女王陛下の裸体を見てチンポが勃起するのを抑え切
れなかった。研究室に誰もいないのを確認し、こっそり画面を見ながら、チャックを下げて
オナニーしようとした時、電話が鳴った。
「スタンフォード総理から、お電話です」
病院のコールセンターからだった。
「つないでくれ」
行為を中断されたラドクリフ医師は、少し怒り気味に答えると、テレビのボリュームを絞った。
「ハロー、ドクター・ラドクリフ」
スタンフォード総理とは、この狭い島国のインテリ仲間で、旧知の間柄だった。
「ハロー、プライムミニスター・スタンフォード。いや、プレジデントと呼ぶべきかな?」
皮肉をこめて、言ったつもりだが、スタンフォードは、まんざらでもないようだった。
「プレジデントではない。私はキングになるつもりだ」
「どっちでもいい。それより何の用だ?」
「預けてある、国家機密の女2人だが、アール・デーニッツが見たいと言っている。判明した
研究資料も一緒にな」
208 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/11/15(月) 19:34:25 ID:iaBeBNUb
「アール・デーニッツ?カール・デーニッツの孫だと言う男か?」
「ああ、通称、デーニッツ3世と呼ばれている」
「顔は、知っているよ。今、目の前のテレビ画面に映っている。我が、親愛なる女王陛下
を執拗に犯し続けている男だろ。さっきは、オマンコを30分以上も舐め続けていたぞ」
「女王陛下の体は、絶品だ。そのうちドクターも味わってみるといい。中継は、365日、
24時間やるつもりだ。国内では無料で放送しているが、CS放送として海外に有料で
配信しようという案もある」
「お前は、ひどい男だ。王家の呪いが、かかっても知らんぞ」
「迷信は信じない性質でね。では、デーニッツ提督が訪れたら頼むぞ。ネオナチスとは、
軍事同盟を結んだ。全ての資料を提供してやってくれ」
「わかった。あの日本人の女、だんだん手に負えなくなってきている。いっその事、ネオ
ナチスで引き取って貰うと助かるが」
ラドクリフは、刺青だらけの日本人女の事を思い出し、吐き気がした。
209 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/11/15(月) 19:35:04 ID:iaBeBNUb
病室のベッドに寝ていた梅本由梨香は、拘束衣と猿轡を外された。暴れ出さないよう
に軍属の看護師が、両側から体を抑え込む。かつてイベントコンパニオンを務める程、
美しかった顔の額には、オマンコの絵が刺青され、両頬には『マゾ』『奴隷』の文字が、
彼女の母国語である日本語で彫り込まれていた。両方の耳タブと鼻の穴の間の軟骨、
上唇と下唇の一部は、ピヤスを引き千切られた際に裂けており、初対面の人間は、
思わず目を背けたくなるような、凄惨な外見となっていた。顔の表情全体も、締まりの
ないマゾ顔で、雌豚を連想させるような雰囲気を醸し出している。
「いじめてください!」
懲りもせず、由梨香は、英語で叫んだ。英語は、ケチャ族の島で捕らわれている間、
ジェーンと会話するために使用していたため、かなり上達していた。
「デーニッツ提督に、お願いしてみるんだな」
看護師の一人が、汚い物を見るかのような、蔑んだ眼差しで言った。やがて、ネオナ
チスの軍服を着た兵士に守られたデーニッツ3世が、病室に現れた。
「お願いします。御主人様、どうか、この哀れなメス豚をいじめて下さい!」
由梨香は、恐ろしい怪力で看護師の手を振りきると、デーニッツ3世の足元に身を投
げ出し、軍靴にすがりついた。
210 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/11/15(月) 19:35:42 ID:iaBeBNUb
「靴を、お舐めして、よろしいでしょうか?」
由梨香は、あきれるデーニッツの返答を待たずに、ペロペロと靴を、ピヤスの穴跡と火
傷だらけの舌で、舐め始めた。
「ああ、御主人様。由梨香は、どうしても耐え切れずに、御主人様の許可なく、汚い舌で、
靴を汚してしまいました。どうか、この罪深い由梨香に、厳しい罰を与えてください!」
由梨香は、涙を流し訴えた。まだ、一言も発していないデーニッツは、由梨香の一人芝
居に呆れている。
「この女、妊娠しているのか?」
由梨香を無視し、デーニッツは、ラドクリフに尋ねた。
「ええ、妊娠5カ月と推測されます。恐らく父親は、ケチャ族の黒人ではないかと」
由梨香の下腹部は、大きく、せり出し始めていた。
「下等人種め」
デーニッツは、ペッと唾を吐きかけた。床に落ちたその唾に、由梨香は飛び付き、嬉しそう
にペロペロと舐め上げる。そして、何も無くなった床を、名残惜しそうに、いつまでも舐め続
ける由梨香の後頭部を、デーニッツは靴の裏で踏みつけた。
「犬以下の生き物だ」
「有り難うございます、御主人様!」
久しぶりの責めに、由梨香は、歓喜の涙を流した。
「この女の研究資料は、全て差し上げます。ついでに、この女も、引き取ってもらえませんか」
ラドクリフ医師が、心から頼んだ。
211 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/11/15(月) 19:36:17 ID:iaBeBNUb
「体に刺青された文字の解読と、未知金属の分析は終了しているのだろう?この女自体
に、もう、存在価値はないが、新しく建設される艦隊基地に、慰み者として、しばらくの間、
飼ってやってもいい。飽きたら殺す」
デーニッツ提督は、由梨香を引き取る事を承諾した。
「もう一人のイギリス人の女はどうしますか?」
別室から、ジェーン・アンダーソンも連れて来られた。ジェーンは、妊娠した下腹部が、
せり出しているのと、体中に細かい傷跡がある以外は、普通の外見だった。
「この女も、ケチャ族の子供を妊娠しているのか?」
「はい。妊娠7カ月で、もう中絶は不可能な時期でして」
「見たところ、我々と同じアングロ・サクソン系の人種のようだな。丁重に看護し、回復した
ら母国へ送り返して差し上げなさい。なんなら許可は、私からスタンフォードに言って、取
ってあげてもいい」
ジェーンを見るデーニッツの目は、由梨香の時とは違い、明らかに同胞を見る目だった。
212 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/11/15(月) 19:37:58 ID:iaBeBNUb
外伝みたいなものも、書いてみたい。
1話から、もう一度書き直してみたい。
それは楽しみです
214 :
名無し調教中。:2010/11/17(水) 17:44:30 ID:GT8f/Spv
>>212 外伝。
楽しみです。書いてもらえたら嬉しいです。
書き直し。
もしかして初めに抱いていた構想と、微妙に違う作品になってしまいましたか?
私は今の作者さんの作品が好きですが……。
215 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/11/18(木) 00:15:16 ID:jbm5Gpms
>>214 構想を変えるわけではありませんが、最初の頃は、あまりにもシンプルな文章なので、7年たった今、もう少し肉付け出来ないものかと考えました。
構想と言えば、千鶴編と真弓編を並行して書くはずだったのに、いつの間にか、片方だけ忘れています。
外伝は、水戸黄門編を書いてみようかと。黄門様の悪逆非道ぶりを、ダイナミックに描いてみたい。
肛門様楽しみ
真弓編なんて誰も覚えていないんじゃない?
218 :
名無し調教中。:2010/11/23(火) 12:53:25 ID:PyU0gzW/
マーガレット編、これで終わりじゃないですよね?
219 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/11/25(木) 22:07:12 ID:BeBXARbw
由梨香は、妊娠9カ月のボテ腹を抱え、久しぶりに軍病院を出た。赤の超マイクロビキ
ニを着て、乳首とオマンコだけを隠した全裸に近い姿である。首には大型犬用の赤い革
ベルトの首輪を付け、鎖の端はデーニッツが握っていた。
「下等人種め。ヘドが出る。2本足で歩くんじゃない!」
「はい、ごめんなさい」
由梨香は四つん這いになった。ボテ腹が邪魔で苦しそうである。デーニッツは、愛車で
ある黒のフォルクスワーゲンに乗り込み、部下の軍曹に運転させて、港へ向かった。
「舌を出せ」
デーニッツは、吸っていた葉巻の灰を、由梨香の舌の上に落とした。由梨香の舌は、マ
グロ漁船時代や、SMクラブで働いていた時に、灰皿代わりに使われていたため、舌の
真ん中が火傷でケロイド状になっている。灰の熱が舌を焦がしたが、由梨香は、その痛
みにジッと耐え、微動だにせずに、うっとりと快楽を味わっているようだった。
「メス豚が!」
デーニッツは、洸呆とした表情を浮かべている由梨香の、1辺が3センチ程度の三角形
ビキニをめくりあげると、引き裂かれて割れたまま傷口が癒着している乳首にも、葉巻の
先を押し当てた。
「い・・いい・・・?」
由梨香の体がブルブルと震えた。口の端からタラリと涎が流れ落ちる。
「貴様、フォルクスワーゲンの座席を少しでも汚したら、即ブチ殺すぞ!」
「ごめんなさい、御主人様」
220 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/11/25(木) 22:07:56 ID:BeBXARbw
由梨香は、慌てて手で口を拭いた。責め殺されるのは嬉しいのだが、ただ殺されるのは嫌
だった。どうせ死ぬなら、じっくりと拷問され、この世のものとは思えない程の苦しみを味わ
いながら死にたかった。
「確か、ゲッペルスも、日本人女をペットにしていたな。全く、お前達、黄色人種と純粋アー
リア人とでは、進化のレベルが違うのだよ。我々、純粋アーリア人種であるゲルマン民族こ
そが、アトランティスの選ばれた民の直系の子孫なのだ」
デーニッツの言う事は、由梨香にはチンプンカンプンだった。実際、己の快楽を貪ることしか
考えていない、変態マゾの由梨香には、どうでもいい話である。
「ユダヤ人どもは、自分達こそが選ばれた民であると考えておるようだが、断じて、そうでは
ない。旧約聖書など、所詮、奴らの考えた妄想の産物である創作にすぎん!」
フォルクスワーゲンは、港に停泊中の原子力潜水艦『U−2009』のハッチから下ろされた
スロープを登り、艦内に収容された。ネオナチスの潜水艦基地は、旧ドイツ軍が使用してい
たUボートの補給基地跡に建設される予定だったが、まだ着工もされておらず、今のところ、
この艦がデーニッツの家である。クーデターは、成功したとは言え、女王派の軍人達が反
抗してくる可能性もあり、市内のホテルに泊まるのは危険だったのだ。
221 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/11/25(木) 22:08:39 ID:BeBXARbw
「お前の住むところは、そうだな。格納庫の端っこで充分だろ。そのマイクロビキニと首輪
だけは、お前の所有物としてプレゼントしてやる。ありがたく思え」
「感謝いたします、御主人様」
由梨香は、『U−2009』の格納庫に住むことになった。ケチャ族の島で、全裸で雨ざらし
の生活をしていたことを思えば、贅沢な暮しと言えた。ネオナチスの乗組員達が、提督の
新しいペットを、好奇の目で眺めながら通り過ぎていく。由梨香は、最初にマゾ化薬を投
与され、しばらくの間、飼われていたネオガイア星人の宇宙船を思い出した。
(あの時も、こんな感じで、蔑まれていたわ。ああ、ここの人達は、ちゃんとあたしに構って、
いじめ抜いてくれるのかしら)
由梨香は、格納庫の隅で、マイクロビキニの下のオマンコに手を入れ、オナニーを始めた。
(あたしのクリちゃん、とうとう無くなっちゃったわ。もっと奥の方で感じるようにしなきゃ)
由梨香は、クリトリスの欠損した、自分の体に絶望し、一生取り返しのつかない喪失感に酔
いしれた。
222 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/11/25(木) 22:27:03 ID:BeBXARbw
梅本由梨香の、『U‐2009』で飼われる新生活が始まった。格納庫には、全長15メート
ルの4足歩行式巨大ロボット、フェンリルが2体、収容されている。狼のような姿をした
白銀のボディに、由梨香は、圧倒的な威圧感を感じた。
(東京ゲームショーで、コンパニオンをやってた時、こんなロボット兵器が出てくるシュ
ーティングゲームがあったわ)
由梨香は、遠い昔の事を思い出した。フェンリルの他には、鉤十字マークの描かれた
迷彩塗装の小型円盤も5機収容されている。それは、艦載機使用に改良された、『ハウ
ニブ\』だった。その他、デーニッツ提督の愛車である黒のフォルクスワーゲンや、ステ
ルス装甲車、軍用ジープ、強襲上陸用の水陸両用車などが、艦体が傾いても大丈夫な
ように車輪をストッパーで固定され、駐車している。由梨香の寝場所は、フォルクスワー
ゲンの駐車位置のすぐ傍らにある掃除道具入れの横だった。
「起きて掃除をしろ、クズめ!格納庫の隅から隅までな!」
鞭を持った軍曹が、由梨香の背中に鞭を入れた。フォルクスワーゲンの運転手だった男
である。本名は、アルフォンス・レーマン軍曹だった。
「はい、御主人様」
由梨香は、モップを持ち、マイクロビキニ姿で格納庫を、殊勝に走り回り始めた。
「遅い!もっと気合を入れろ!」
ひっきりなしに、レーマン軍曹の鞭が、由梨香の背中を叩く。元々傷跡だらけの背中だけ
に、傷が増えても全く目立たず、叩く方は、なんの遠慮もしなくて良かった。
「あひっ・・・もっと、もっと、強く叩いてください・・・」
223 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/11/25(木) 22:27:46 ID:BeBXARbw
由梨香は、涎を垂らしながら広い格納庫を、右へ左へと駆けずり回った。ネオナチスの
兵士や士官達は、ほぼ全員が金髪碧眼の長身である。男女比率は3対2くらいだったが、
いずれも美神のような整った容貌だった。ドイツ人は、南極に引き籠って以来、60年に
渡る人種改良計画で、世代を重ねるごとに、初代ヒトラーの理想とする、純粋アーリア
人に近い人種に、完成しつつあった。彼らに混じっていると、由梨香は、黄色人種の自
分が、下等な、猿に近い生き物であることを、思い知らされるようだった。
「格納庫が終わったら、次は艦内のトイレを全部掃除しろ。それが終わったら厨房へ行き、
残飯を分けてもらえ。それが貴様の朝飯だ」
「あひい・・・わかりました。マゾ奴隷の由梨香は、残飯を食べさせて頂けるだけで充分幸
せでございます」
由梨香は、軍曹の鞭を浴びながら懸命に働いた。そして、やっと朝御飯にありつけたのは、
午後4時過ぎだった。
「あの、由梨香に御飯を・・・」
厨房で、由梨香はコックに頼み込んだ。
「ああ、お前・・・ペットの餌か」
コックは、残飯を捨ててあったポリバケツから、アルミのワニバサミで生ゴミを一掴み取り
出すと、厨房の床の上に放り投げた。
「食った後は、床に汚れが残らないように、綺麗に舐め上げるんだぞ」
224 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/11/25(木) 22:28:31 ID:BeBXARbw
「はい、御主人様」
由梨香は、四つん這いになり、ゴチャゴチャで何かわからない、異臭を放つ残飯を、犬の
ように食べ始めた。パンの耳や、魚の骨、肉の切れ端、野菜屑などが混じり、酸っぱい匂
いと味がする。それでも、ケチャ族の島では、雑草や自分のウンチを食べていた由梨香に
とっては、夢のような御馳走だった。
「御馳走様です。大変、おいしゅうございました」
あっという間に平らげた由梨香は、犬のように、まだかすかな味がする床を、ケロイドと穴
だらけの舌でペロペロと舐め上げた。
「御代りが、欲しいか?」
「はい、御主人様」
由梨香は、次々と投げ与えられる残飯を腹一杯食べた。恐らく時間的に、昼御飯も、夕食
も食べさせて貰えないに違いない。厳しい虐待を乗り切って、快楽を味わい尽くすためには、
体力を付ける必要があると、由梨香は、マゾ女心に考えた。
(ああ・・由梨香は、まだまだ生きて地獄を味合わなければ・・・せっかく重症マゾの体にし
て貰ったんだもの・・・)
由梨香は、遠い宇宙空間の宇宙船の中にいるネオガイア星人の女医達のことを考えた。
(アテナ様とビーナス様は、今、何をしていらっしゃるのでしょう?もし、もう一度会えたら、
こんな素敵な体にして頂いた、お礼を言わなくてはいけないわ)
由梨香は、クリトリスの無いオマンコを愛液で溢れさせながら、心から、そう願った。
225 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/11/25(木) 22:29:41 ID:BeBXARbw
由梨香&マーガレット編、一旦終わりです。
乙です。久々に由梨香が見れてよかった。
227 :
名無し調教中。:2010/11/30(火) 21:02:43 ID:pDdolq7y
更新ありがとうございます。
ところで作者さんは、他のサイトに小説の投稿はされてないのでしょうか?
228 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/12/01(水) 08:38:50 ID:QUzIVxDy
>227
他のサイトへの投稿はしていません。自分のサイトだけで手いっぱいです。
そのうち非アダルトの小説も書いて、別サイトへアップしたいと考えているので、尚のこと余裕がありません。
もう師走か…
今年もう1話くらいは見たいものです
230 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/12/06(月) 09:56:14 ID:laPWjMUU
1999年11月。タイムトラベルした久石千鶴が改変した、もう一つの世界では、オリジ
ナルの世界とは違う、別の歴史が進行していた。
(オリジナルって言っても、何がオリジナルかは、判断の仕様がないわ。元の世界だっ
て無数の時間旅行者が作り上げた結果のパラレルワールドに過ぎないのかもしれない)
久石千鶴は、東京目黒区の住宅街を歩き回りながら考えた。この当たりの都心に一戸
建てを構えられるのは、ある程度の金持ちか、リスクを考えずにローンを組める楽観主
義者か、昔からこの辺に土地を持っている人間だけである。千鶴の生家は、3番目の部
類だった。
(あたしが、今生きている世界こそが、あたしにとってオリジナルよ。あたしが改変し、造り
上げた、あたしだけの世界・・・)
千鶴は、満足感を感じていた。ミッシェルによると9.11事件以来、タイムパトロールは、
急速に業務を縮小させているらしい。彼らの力では、修復不可能なレベルにまで改変さ
れてしまった歴史に対して、これ以上干渉する意味がない、とのことだった。
「ここが、あたしの家ね。もう一人のあたしは、まだアメリカから戻れないのかしら」
久石家は、武家屋敷風の塀で囲まれた広い邸宅である。先祖は明治維新に功績があっ
た薩摩藩士で、大正時代までは士族の家柄であり、大日本帝国時代に、有能な軍人を
数多く輩出してきた家系である。千鶴は、幼い頃、離れに気味の悪い老人が住んでい
た記憶があった。彼は、グアム島のジャングルで何十年もの逃亡生活を送った揚句に
帰還した、元日本兵だという話だった。幽鬼のような様相で、獣のような眼光を持つその
老人に、千鶴は近付いてはいけないと、何度も母親に言い聞かされていた。その老人は、
千鶴が小学生の時に老衰で死んだ。
231 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/12/06(月) 09:56:50 ID:laPWjMUU
「兄と父さんは、今日も残業のはず。となると、今、家にいるのは母だけだわ」
夕暮れ時だった。もし近所の人に見咎められても、この家に住んでいる千鶴だと言えば
いい。2000年の時の差は、彼女の雰囲気を別人のように変えていたが、赤の他人なら
誤魔化せる筈だ。そのために、わざと、もう一人の千鶴がよく着る服と、同じような服装を
してきたのだ。千鶴は、大仰な構えの門から入り、土倉へと向かった。遮るものは誰もい
ない。子供の頃の記憶をたどると、ここに何か古い書物が大量に保管されていた記憶が
あった。
「凄い、埃だわ」
錠前は、教団の諜報部が、事前に盗み出し、コピーしてあった合鍵で簡単に空いた。千
鶴は、何箱もある古い木の箱を、片っ端からこじ開け、中の書物を読み漁った。
「久石家の家系図・・・誰かの日記・・・これは、江戸時代の手紙だわ・・・」
ヘタに扱うと破れそうな、乾いた紙質だった。筆で書かれた字は達筆過ぎて読めない。
その中で千鶴は、昭和14年から20年頃の日付が入った書類の一群を見つけた。
「これだわ」
それは、医学用語が大量に書き込まれたノート、数百冊だった。表紙の裏には帝国陸軍
596部隊と書かれてある。千鶴は、携帯電話をかけた。
「見つけたわ。一人では運べない量よ。すぐに2、3人応援をよこして!」
『わかりました、教祖様』
232 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/12/06(月) 09:57:31 ID:laPWjMUU
近くに待機させている教団のワゴン車への連絡だった。どの書類が目的の代物な
のかは、千鶴本人でなければ判らない。そのため、自ら最も危険な役を千鶴がやる
事になったのだ。1分も待たずに、諜報省の原田神人が、部下の信者二人を伴い土倉
に姿を現した。千鶴を含め、4人で素早くボストンバックにノートを詰め込んでいく。もは
や人目を気にしている段階ではない。詰め終わって、土倉を出た時、大勢の人間の気
配を感じたのか、本宅の玄関から千鶴の母親が姿を現した。
「何なの、あなた達!」
50代の母親は、見知らぬ人間達の中に千鶴の姿を見つけた。
「千鶴・・・日本に帰っていたの?この人達は、誰?説明しなさい!」
母親と話したのは、2000年ぶりだった。長い過酷な人生で、石のように硬くなっていた
千鶴の心が、思わず動揺した。
「・・・」
返答をせず、無言で千鶴は、その場を立ち去ろうとした。
「言いなさい!そうやって、またお母さんを無視するのね。専業主婦だからって馬鹿にし
て!」
ヒステリーを起している母親を放置し、教団の4人は門を出て、待機していたワゴンに飛
び乗った。
「このまま、奥滝村に向かいなさい。この資料をすぐに真鍋に分析させるわ」
医学の専門知識のない人間が見てもチンプンカンプンの内容だった。しかし、そこに書か
れているのは、戦時中、捕虜を実験材料として行った数々の生体実験の記録の筈だっ
た。その中には、白人だけを殺傷するウイルスの製造法が記されているノートもあるに違
いない。
233 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/12/07(火) 10:23:57 ID:j0fs58Uw
東京都目黒区から、山梨県奥滝村へと直行した千羽鶴教団のワゴン車は、夜中に
到着すると、すぐに、手に入れた資料を、真鍋聖司の率いる科学省へと回した。分析
には、かなりの月日が、必要とされるだろう。もし、ウイルスの生成に成功すれば、2
003年に来襲する宇宙人に対して有効な武器になるはずだった。
(あたしが、改変したこの世界。元の世界と区別するために正歴1999年と名付けよう。
こちらの世界こそが、オリジナルであるという想いを込めて)
千鶴は、その考えを、翌朝の教団の定例会議で議題にあげ、西暦ではなく正歴という
年号を使う事に正式決定させた。教団内部では、教祖である千鶴の提案に逆らう者は、
ほとんどいない。
「もう一つ、やらなければならない事があります。これは、出来れば、宇宙人の襲来前
に片を付けておきたいことです」
千鶴は、定例会議で発言を続けた。会議には教団の各省庁の主だった人間と、12
使徒の全員が出席している。12使徒のほとんどは、タイムスリップした護衛艦『あらなみ』
の乗組員の子孫で、幕末より代々、教団内部で生まれ育ってきた生粋の信者達だった。
「なんですか、それは」
神人が尋ねた。
「広域暴力団、真藤組を壊滅させるのです」
幹部達は、一様に驚いた表情を見せた。その話は初めてだったのだ。
「真藤組と言えば、全国に系列の組が無数にあり、配下の構成員は2万人以上いると
推定されています。噂では、今年の春に、国際テロ組織『ニュルンベルク騎士団』と手を
結んだという情報も聞いています」
234 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/12/07(火) 10:24:33 ID:j0fs58Uw
諜報省の責任者である神人は、その筋の情報にも詳しかった。千鶴は左手の欠損した
小指を右手で、そっと握りしめた。
「わかっています。しかし私は、宇宙人と同じく、彼らも許すわけにはいきません。千羽
鶴教団が持つ、ありとあらゆる手段を使って、彼らを追い込んでいくのよ!」
千鶴は、知らず知らずのうちに命令口調になっていた。その顔が怒りに燃え、目がギラ
ついていた。彼女の主観時間で、約2000年前、彼女は、元の世界の真藤組事務所で
1ケ月間監禁され、凄惨なリンチを受けたのだった。左手の小指と、クリトリスはその時、
組長である真藤登に、無理矢理、自分で詰めさせられた。その屈辱は、今も忘れること
は出来ない。
「わかりました。それでは、真藤組内部に信者を浸透させます。」
神人が、教祖の圧倒的な威圧感に押されて了承した。一旦言い出したら、他人の言う事
など聞く、教祖ではない。
「VXガスを使いなさい。系列の組長を一人ずつ暗殺して恐怖感を与えるのです」
一同は、息をのんだ。それは、広域暴力団真藤組との全面戦争を意味する。今まで、千
羽鶴教団は、後ろ暗い事や違法な事も散々やってきたが、曲がりなりにも平和に布教活
動を行っているだけだった。宇宙人と戦うという教義は、常に教え込まれていたが、まだ、
遠い先の話だと、漠然と考えているだけだったのだ。それがいきなり、暴力団という具体
的な攻撃相手を明示させられた。
「全力を尽くしましょう」
神人は、宙を見据えながら言った。
235 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/12/07(火) 10:25:12 ID:j0fs58Uw
千鶴の兄、久石隆則(28歳)は、東京都目黒区にある某三流私立大学の生協職員と
して働いていた。代々官僚や政治家、軍人が多い久石家の中で、彼だけが落ちこぼ
れだった。父は、地検特捜部の部長、妹の千鶴は公安調査庁の職員として勤務してい
たのだが、彼は、そう言った方面には興味がなく、三流私大を卒業後、在学中にアル
バイトをしていた大学生協にそのまま、就職したのだった。極めてマイペースな生活で、
彼女いない歴28年だったが、本人は全く意に関していない。
「久石さん!利用者アンケートばかり見てないで、商品の陳列を手伝ってくださいよ!」
同僚の女性職員の怒りに満ちた声が、生協事務所に響いた。隆則は、チラッと声のした
方を見ただけである。
「僕は、これだけが生きがいでね。昨日は、夜の11時まで残業して、全てのアンケート
に回答したんだ」
隆則は、飄々として答えた。顔は、結構美男子なのに、女っ気の全くない男である。学
生達の間で、彼は、かなり有名な存在で、『生協の久石さん』と呼ばれている。
「就職活動に疲れました、どうしたら就職できますか?うーむ・・・ハロワに行けと。ブラ
ック企業なら、いつでも入れるよっと」
236 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/12/07(火) 10:25:55 ID:j0fs58Uw
利用者アンケートに回答を書く時の彼は、極めて上機嫌である。
「彼氏が、出来ません。あたし、まだ処女なんです。どうしたらいいですか?うーむ、
そうだな。バイブは生協では扱えませんが、キューリなら用意出来ます。それを使い
なさいっと」
女性職員は、あきれ顔で見守るばかりである。
「何で、あなたみたいな人、クビにならないのかしら。碌に仕事もしないで!」
「ドラゴンボールは、どこにありますか?うーむ、アニメの話か。難しいな。あなたの
股の間に付いている、その二つの玉が、それかもしれませんよっと。マジックで星の
マークでも書いたらどうですかっと」
隆則は、自分で書きながら、笑いが止まらず、デスクの上に顔を埋めて笑い転げた。
「ウッヒッヒッヒッ・・・俺って、天才かも」
悦に入っている隆則を残して、女性職員は出て行った。
237 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/12/07(火) 10:26:56 ID:j0fs58Uw
千鶴(2023歳)は、美形の男性信者を集めて、セックスに狂っていた。ストレス解消には、
美男子と乱交するのが、最も効果がある。集められた十人余りの男性信者達は、若いチ
ンポを、そそり立たせ、傷だらけの千鶴の体に、群がって奉仕していた。
「もっと、そう、奥まで舌を伸ばして。あたしの愛液は、御利益があるのよ」
千鶴は、クリトリスがないため、性感帯は膣口の奥の方にある。その上、2000年以上生
きており、ありとあらゆる快楽を貪ってきたために、ちょっとやそっとでは、イカない。
「ほら、もっと激しく。違うわ、君じゃない。乳房を揉んでいるあなたは、もっと優しくしなさい」
若い男に囲まれていると、千鶴の精神にも活力が湧いてくる。この逆ハーレム状態を満喫
するために、現在は、特定の夫と結婚していない。
「教祖様。御報告に上がりました」
襖の外から、科学技術省長官の真鍋聖司の声が聞こえた。
「構わぬ、入れ」
襖が開き、白装束を着た聖司が入ってきた。若い男達の裸体に目が眩みそうになっている。
「ノートの中に、例のウイルスの生成方法が見つかりました。量産は、現在の教団の研究
施設を使えば、それ程、難しい作業ではありません」
「そうか、よくやった」
千鶴の計画では、ウイルスを時限装置付きのカプセルに入れ、宇宙人が来る前に、さざな
み市に仕掛ける予定だった。前の世界では、そこに宇宙人の拠点が置かれる事が、『あら
なみ』の乗組員の話から判っている。
「これらのノートは、終戦直前に奉天の研究施設から航空機によって運び出された物です。
それを、当時の久石隆政少将が、GHQの目から隠すために、あちこちを転々とさせた揚句
に、自宅の土蔵に仕舞い込んだようなのです」
238 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/12/07(火) 10:27:33 ID:j0fs58Uw
「御先祖様のお陰ね」
「どうやら、ウイルスは当時、ある程度まで、完成していたフシがあります。それは、
伊500型潜水艦に積み込まれ、米本土にバラ撒くために出港しました。しかし、航海
中に終戦を迎え、伊500も未帰還になったようです。おそらく撃沈されたのでしょう」
「伊500・・・」
千鶴は、古い記憶をたどった。その艦名には、覚えがある。
(ドイツへの航海・・・田辺艦長・・・山川桃次郎・・・)
懐かしい記憶だっだ。思わず涙腺が緩くなる。もし、その時、撃沈されていなくても、
彼らは現在、すでに生きている年齢ではない。彼らが、千鶴と欧州で別れた後、どの
ような人生をたどったか、戦後、調べようとした事はなかった。
(田辺艦長は、ともかく、桃次郎の子孫は、現代に生きているかもしれないわ。諜報部
に調べさせてみよう)
山川の一族は、千鶴が、遥か昔、奈良時代に山賊に犯され、産み落とした赤子の子孫
だった。彼らの他にも、世界中に千鶴の遺伝子を持つ、人間達が生きている筈だ。現代
のDNA鑑定の技術を使えば、特定することが出来るかもしれない。ミトコンドリアの情報
を調べれば、女系を遡る事は、それ程難しくないと聞いていた。
(あたしの子孫なら、宇宙人撃退に協力してくれるかもしれないわ。甘いかしら)
若い男が、射精した新鮮な精液を体に塗りたくりながら、千鶴は考えた。10本の逞しい
チンポが全身に押し付けられる感覚は、至福の一時である。
「もっと、激しく、腰振って!あなた若いんでしょう」
男達は、一度くらいの射精では、許してもらえない。千鶴のオマンコには、入れ替わり立
ち替わり美男子がチンポを挿入し、ピストン運動をする。彼らは、次々に射精していったが、
2000年を生きた教祖の欲望は、果てがないようだった。
>『生協の久石さん』
ワロタ!よくそんな発想が出てきますね!
生協の久石さんでクソワロタww
腹痛いww
241 :
名無し調教中。:2010/12/08(水) 17:33:58 ID:IRrPtiL7
更新乙です
242 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/12/10(金) 09:06:28 ID:n+/x2/ye
正歴1999年秋。久石千鶴(25歳)、城山朋子(24歳)、木之本恵美(22歳)、工藤明
日香(23歳)の4人を乗せたスポーツカーは、2か月の間、アメリカ東海岸の各都市を
さまよい続けていた。西へ通じるハイウェイは、全てネオナチスの軍によって封鎖され、
占領地域から脱出することが出来ない。
「また、ガソリンが無くなってきたわ。どうする?」
ハンドルを握っている城山朋子が言った。
現在地は、ジョージア州アトランタの近くである。
「次に見えたガソリンスタンドを襲えばいいのよ」
助手席の久石千鶴が、上着の下のガンベルトをチラッと見せ、こともなげに答えた。無
人になった銃砲店から盗んできたオートマチック式拳銃だった。
「お腹が減った。食べる物が欲しい・・・ひもじいよ」
後部座席の木之本恵美が言った。
「次に見えたケンタッキーフライドチキンか、マクドナルドを襲えばいいのよ」
久石千鶴が、同じように答える。4人の女の服は9.11事件の時のままで、雨に打たれ
てズタボロである。スポーツカーの内部も、屋根がないために埃だらけだった。
「お風呂に入りたい」
工藤明日香も訴えた。
「それは、危険よ。裸のところを、強盗に襲われたら困るわ」
千鶴は、明日香の提案を拒否した。警察が機能していないため、東海岸は泥棒や、
殺人、強姦が横行している。ネオナチスは、直轄する大都市以外、それらを放置し、秩
序を取り戻そうとする気がないようだった。
「車を捨てて、アパラチア山脈を越える?」
「無理よ。あなた、ここは狭苦しい日本じゃないのよ。広大な大陸で、車を捨てたら遭難
して、そのまま野垂れ死ぬだけだわ」
243 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/12/10(金) 09:07:01 ID:n+/x2/ye
恵美の提案を、千鶴は、あっさりと退けた。ハイウェイ沿いに難民キャンプが出来上
がっている。テントや自家用車で暮らす彼らに、マフィアが生活必需品を売りつけたり、
また略奪をしたりしている。アメリカ人は、銃の所持率が高いため、あちこちで発砲事
件が起こり、巻き込まれて流れ弾に当たらないように気を付けなければならなかった。
「よう、ネエチャン達。一発5ドルで、やらせてくれねえかい?」
オーナーのいないガソリンスタンドで給油していると、暴走族が集まってきた。数台の
バイクやサイドカーに分乗した彼らは、黒のツナギに頭髪をカラフルに染め、モヒカン
刈りの男もいる。
「残念、あたし達は、売春婦じゃないわ。とっとと、行きなさい」
朋子が気丈に言い放った。ハイジャッカーにやられた太腿の傷は、旅の間にすっかり
治っていた。
「へっ、連れねえなあ。大人しく、俺達のチンポをしゃぶったら、食い物もやるぜ」
「あたし、子供の時、こんな映画を見たことある。マッドマックス・・・」
恵美がボソリと言った。千鶴と朋子は、上着に手を入れ、ガンベルトに差しているオート
マチックの銃床を握りしめた。
「ねえ、あなた達、西海岸へ行く抜け道、知ってる?」
朋子が尋ねた。
「教えたら、タダでやらせてくれるってか?だが、残念だ。そんなものは、ありゃしねえ。
クソ忌々しいドイツ人どもが、全部、封鎖しちまっている」
「お喋りは、これまでだ。金が駄目なら力づくで、やっちまえ!」
「おお!」
244 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/12/10(金) 09:07:52 ID:n+/x2/ye
モヒカン刈りのリーダーの指示で、暴走族が、一斉に襲いかかってきた。千鶴と朋子
が、スポーツカーの陰に隠れ、オートマチックで応戦する。恵美は明日香をかばって、
うずくまった。
「昔、こんなアニメを見たことあるわ。北斗の拳・・・」
朋子が呟きながら、暴走族のサイドカーのガソリンタンクを撃ち抜いた。引火したガ
ソリンが大爆発し、暴走族全員が吹き飛んだ。
「今よ」
4人は、給油を終えたスポーツカーに飛び乗り、急発進した。全速力で疾走するハイ
ウェイの空は夕暮れ時で赤く染まり、UFOが飛んでいる。もはや北米のこの辺りでは、
見慣れた光景だった。
「あっ、UFO」
「放って置きなさい。多分定時のパトロールか何かよ。あたし達みたいな地上の虫けら
には、いちいち攻撃してこないから」
UFOは、まっすぐに西の空へと消えて行った。西には、法と秩序と自由の国、アメリカ
合衆国がまだ存在するはずだ。そして、大洋を隔てた、さらにその向こうには、故国日
本がある。
「アトランタへ入るのは、やめておきましょう。ナチスの人間狩りに捕まるのは、バカら
しいから」
「これから、どうするの?」
「カリブ海へ出て、船を調達する。西部へ行くのが無理なら、海を渡ってメキシコか
キューバへ」
それも、可能かどうかは、判らなかった。最初、北へ向かった時、カナダとの国境は
既に封鎖されていて、引き返した経緯がある。
「今夜もまた、野宿ね」
「野宿イヤ・・・寒いもん」
恵美が泣きそうになった。
245 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/12/10(金) 09:08:38 ID:n+/x2/ye
正暦1999年秋、クロノス博士の時間航行機は、高度1万メートルを反重力飛行
で、地球を何周も飛びながら観測を続けていた。
「時空ナビゲーションの調整は、まだ終わりませんか?」
オデュッセウス隊長が疲れ果てた口調で、クロノス博士に尋ねた。
「まだじゃ。このまま無理に時間飛行を繰り返せば、絶対に元の時空には戻れん。
それには自信がある」
「そんな自信は、要りません」
「なあ、オデュッセウス君。この歴史の未来じゃダメなのかね。実際、元の世界と、
そんなに変わらんと思うよ」
オデュッセウスは、世界各地で撮影した画像を見ながら、ため息をついた。自由の
女神は屈辱の女神に建て替えられ、月と地球の間を絶えずUFOの編隊が往復し
ている。アメリカの東海岸の各都市は、荒廃し、スラム化していた。
「あと3年で、ネオガイア星から最初の宇宙調査船が来ます。ソクラテス船長の指
揮する小型船です」
「地球製のUFOの待ち伏せに合い、一瞬で沈められるかも知れんな」
クロノス博士も、それは認めざるを得なかった。
「歴史が、変わった原因は、おそらくこいつだ」
クロノス博士は、モニターの衛星画像に映し出された、日本の山梨県辺りに点灯
する赤い光点を指差した。
246 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/12/10(金) 09:09:10 ID:n+/x2/ye
「わしが、実験のために体内に発信機を埋め込み、2000年前の時代に置き去りに
した実験体だ。まさか、こんな時代まで生き延びているとは、驚きだよ」
その話は、オデュッセウスも聞いていた。
「どちらにせよ、あなたの責任じゃないですか、クロノス博士!」
「まあ、そうとも言える」
クロノス博士は、考えに沈んだ。
「この実験体を野放しにしておけば、さらに歴史が混乱するかも知れん。回収した方
が良さそうだ。その上でもう一度、過去へ飛び、時空ナビゲーゲーションに調整をか
ければ、元の歴史に戻れるかも知れん」
クロノス博士は、実験体のファイルをコンピューターのデータベースから引っ張り出し
モニター上に表示させた。
「名前、久石千鶴。種類、地球人。性別、女。地球歴2003年11月、日本で捕獲。
ウラノス博士の不老不死実験の被験者でもある」
彼女は、DNA変換装置にかけられ、発狂せずに生き延びた数少ない被験者の一人
である。その事からも、彼女の強力な精神力と生命力が伺える。
「もつれた歴史の糸を、ほぐさねくてはな・・・」
クロノス博士自身も、この狭い時間航行機内の生活には、そろそろ飽き飽きし始め
ていた。早く元の世界に戻って、さらに大きく、さらに長距離を時間旅行出来るタイム
マシンの開発に専念したかった。元々の時代のさらに先の未来へも行ってみたいと
考えている。
247 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/12/15(水) 11:16:43 ID:lqH0TxtY
「岩波教授は、今、どこに?」
「さあ、また、お楽しみ中なんじゃないでしょうか?」
オデュッセウスは、肩をすくめた。狭い船内生活では、他にやることがない。必然的
に乗組員達は、捕獲した歴史上の美女達と、さまざまなプレイに走ってしまう。レクリ
エーションルームでは、岩波遼太郎(61歳)が、卑弥呼(41歳)の調教を受けていた。
小柄で年増、S女性の卑弥呼は、捕獲された歴史上の女達の中で、もっとも人気が
なく、もっぱら岩波教授の相手だけをしている。卑弥呼は、全裸になった岩波教授の
老体に跨り、脇腹を、裸足の踵で、蹴っていた。
「ほら進め。老いぼれの馬よ。わらわの満足がいくまで走るのじゃ」
「ヒヒーン。歴史に名高い女王、卑弥呼様を背中に乗せることが出来て、この岩波、
幸せにございます」
マゾで歴史学者の岩波教授は、伝説の女王に奉仕しているというシチュエーションに、
たまらない興奮を感じていた。
「頑張ったら、褒美に、わらわのホトを舐めさせてやるぞよ」
「ハハーッ、有り難き幸せ」
岩波教授は、口の端から涎を垂らし、目が麻薬中毒患者のように濁っていた。ネオガ
イア星人の兵士達は、そんな彼を見て、嘲笑っている。彼らは、もっぱら常磐と静香
の両御前、モンゴル人のホエルンの若い体に群がっていた。
248 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/12/15(水) 11:17:29 ID:lqH0TxtY
「しゃぶるのが、うまいねえ、ホエルンちゃん」
ホエルンが一番、フェラがうまいというのが、一致した意見だった。常磐と静香は、シ
ックスナインの態勢で互いのオマンコを舐め合っている。捕獲された年代が別々の
ため、常磐が23歳、静香が25歳と、嫁姑の年齢が逆転していた。
「なんで黄色人種の女ばかりなんだ?」
ネオガイア星人の兵士が不満を漏らした。古代ギリシャ人の子孫である彼らは、白人
女の方が好きらしい。
「岩波教授のガイドで、各時代へ飛んでるからな」
「地球の美女にマリリン・モンローってのがいるらしいぜ」
「もう、その時代は、通り過ぎちまったよ」
「残念だ」
レクリエーションルームにオデュッセウスが入ってきた。彼も暇なのだ。オデュッセウ
スは、銀色のスペーススーツのズボンを脱ぐと、シックスナインの体勢で上側になっ
ている静香の尻の穴にペニスを突っ込んだ。
「むぐっ・・・痛っ・・・・」
乾いたペニスを挿入されて、常磐のオマンコを舐めている静香の顔が苦痛に歪んだ。
「緩くもなく、きつくもなく、なかなか、良い具合になってきたな、この女のケツも」
オデュッセウスが褒めたが、平安時代末期の日本人のため、小柄なのが玉に傷だった。
「隊長、地球の白人女も調達して下さいよ」
部下達がせがんだ。
249 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/12/15(水) 11:18:01 ID:lqH0TxtY
「そうだな、だがこの狭い船内では、居住スペースも限られている。もう少しで、現代
にたどり着けるから、それまで辛抱出来ないか?」
「あいつを、追い出せばいいじゃないですか」
部下の一人が、岩波教授に馬乗りになっている卑弥呼に目配せをした。
「いや、あれは、邪馬台国の卑弥呼だぞ。ネオガイア星人の俺には、ピンとこないが、
伝説上の人物だそうだ」
「ただのチビのオバサンじゃないですか」
「シャーマンらしいから、連れて帰ってESP研究のサンプルに出来るかもしれん。と
にかくアレは降ろせんよ」
オデュッセウスは、静香のアナルに射精した。ウンチで汚れたペニスを引き抜き、静
香の口で清めさせる。
「さあ、お前達。いつまでもマンコを舐め合ってないで、いつもの舞を踊れ」
平安末期に流行した歌舞である白拍子の舞だった。二人の御前は、立ち上がりイキ
続けて火照った裸体で舞を舞った。
「しづやしづ しづのをだまき くり返し 昔を今に なすよしもがな。吉野山 峰の白雪 ふ
みわけて 入りにし人の 跡ぞ恋しき」
静香の時系列では死んでしまった源義経を慕う歌だった。常磐と共に捕獲された時
系列の義経は、まだ3歳で牛若丸と呼ばれている。彼が成人する頃には、静香はオ
バサンになっているだろう。
「やんや、やんや」
ネオガイア星人の兵士達は、拍手喝采した。
更新、乙です
ブラックハウスの続きも読みたいッス
251 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/12/15(水) 23:26:27 ID:lqH0TxtY
変態芸人の成瀬美咲(26歳)は、ドラマの収録現場にいた。平日の夜9時から放映さ
れている永沢エリカ主演のドラマだ。前半の視聴率は、かなり好調だったのだが、中
盤で中だるみし、会議の結果、後半の脚本が、大幅に変更された。
「もっと、ショッキングなシーンを増やせ。韓流ドラマみたいに、2転3転する、ドンデン
返しも必要だ。誰かと誰かが実は兄妹だったとか」
「そんな、それじゃ、今までのストーリーがおかしくなります」
「かまわん、数字が第一だ。なりふり構っていられん」
会議の結果、エリカと美咲が実は、幼い頃生き別れた姉妹だったという設定が追加さ
れた。
「で、最終回で、実は姉妹では無かったと」
「それより、伸也も実は、エリカと血を分けた兄妹だったという事にした方が」
「バカ!近親相姦モノの3Pになっちまうだろうが!」
脚本が、まとまらないまま、伸也とエリカの結婚式の撮影を行う事になった。放映日が
決まっているため、これ以上スケジュールの遅れは許されない。
「本番、スタート!」
教会風の結婚式場のセットに、大勢の俳優やエキストラが、正装で配置されている。牧
師が、新郎である伸也と新婦であるエリカに誓いの口漬けをするように告げた。
「あたしが、あなたを幸せにしてあげる。これで重役の椅子はあなたのものよ」
エリカが、伸也の耳元で囁いた時、式場の扉が開いた。
「待って!」
入ってきたのは、美咲だった。半裸に近い格好で、首輪、手枷、足枷、鎖を付けている。
鼻はフックで吊り上げられ、ボロボロに引き裂かれたワンピースから覗く素肌からは、
無数のミミズ腫れが覗いていた。
252 :
名無し調教中。:2010/12/15(水) 23:27:20 ID:lqH0TxtY
「伸也さん。あなたのことを、本当に愛しているのは、このあたしなのよ!」
式場が静まり返る。
「お前、犬小屋に繋いでおいたはずでしょ!」
エリカが、眉を吊り上げて叫んだ。
「こんな鎖じゃ、あたしの愛は、縛れないわ」
美咲は、引き千切られた鎖の端をカメラに向け、アピールすると、伸也とエリカ
の元に駆け寄った。
「伸也さん!」
「この豚女が!」
駆け寄った美咲を、一瞬にして豹変し、鬼の形相に変わった伸也が蹴り倒した。
「伸也さん!」
「汚らわしい。この僕が愛しているのは、ただ一人だ」
そう言って、伸也は自らエリカに口漬けをした。
「そんな・・・信じていたのに・・・」
泣き崩れた美咲を、後から追いかけてきた執事やメイドが取り押さえる。
「お前達、何やってるの!」
「申し訳ございません、お嬢様。ちょっと、目を離した隙に、逃げ出しまして」
エリカの怒りに、年配の執事が平謝りに謝った。
「この女は、もう二度と、邪魔が出来ないように、手足を切断して外国にでも売
り飛ばしてしまいなさい」
253 :
名無し調教中。:2010/12/15(水) 23:28:03 ID:lqH0TxtY
「はっ、お嬢様の仰せの通りに」
美咲は、暴れた。
「あなたと、あたしは血を分けた姉妹なのよ!」
美咲が叫び、周囲の者が凍りついた所で、エンディングテーマ曲が流れ、エンドロールが
流れるという台本だった。
「カーット!」
監督が叫んだ。
「今一納得がいかないが、ヨシとしよう。今日の撮影は、ここまでだ。明日からは、いよいよ
最終回の撮影に入る。お疲れチャン」
美咲は、夕方からバラエティ番組の収録があった。私服に着替えてマネージャーと共にロ
ケ現場を出る。今日は、これ以上、大嫌いな永沢エリカの顔を見ないで済むのは嬉しかった。
「次は、さざなみテレビです。午後7時にスタジオ入りすればOKですから、高速を飛ばして
行けば、間に合います。余裕です」
マネージャーの運転する車は、東名高速道路に乗った。他の局と違い、さざなみテレビだ
けが、東京にはなく、富士山の麓近くの、臨海都市さざなみ市にある。そこで撮影される番
組は、日本の法律に縛られる事なく、出演者の人権を無視したものばかりだ。それだけに
視聴率は、群を抜いていた。
ラグナロック編、これで終わり?
あと、美咲編はヘビちゃんも出してほしいです
255 :
名無し調教中。:2010/12/17(金) 00:56:55 ID:FNHkoKtG
そういえばさざなみテレビの存在を忘れてたw
イソップ局長やチーフプロデューサーの斎藤さんは元気かなぁ…
257 :
名無し調教中。:2010/12/22(水) 23:48:29 ID:RkUiuL1+
バラエティ番組ではお馴染みの衣装でのお下劣な変態芸に期待
作者さん、師走で実生活がお忙しいのかな?
美咲編の続きは来年になってもいいので、
生体実験小説を来年以降も長く続けてくださいね
259 :
名無し調教中。:2010/12/26(日) 20:27:31 ID:rjXZslS0
生体実験の1ファンとして提案ですが
読者の皆さん、書き込む時にsageるのやめません?
その方が多くの人に読まれるだろうし。
あと我こそは!という方、アナザーに投稿してみませんか?
260 :
名無し調教中。:2010/12/26(日) 21:57:45 ID:wFmuChf5
そういう提案たまに出るけど、レス数が一定数超えたら
dat落ちすることもまずないんだから、上げ下げくらい好きにやらせてよ
261 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/12/27(月) 22:07:17 ID:JVyaPifz
さざなみテレビの収録は、人気バラエティ番組『エンタの鬼』だった。様々な一発芸人を
生み出してきたこの番組も、最近では視聴率の低下に悩んでおり、より過激な方向へと
傾いていた。今回の成瀬美咲の役回りは、芸を披露する側では無く、ゲストコメンテイタ
ーだった。いつものピンクのラバースーツと鼻フック姿で、ゲストの席に座る。大御所にな
った気分だった。
「さあ、今週もやって参りました『エンタの鬼』の時間です。」
司会者は、国民的人気の、還暦を超えたサングラスの男と、フリーになった女子アナウン
サー中島亜矢(31歳)だった。
「まず、トップバッターは、『バキューム』の3人です」
サングラスの男が紹介すると、スモークの向こうから3人の若い娘が現れた。いずれも20
代前半の初々しい美女で、大人と少女の中間くらいの健康的な色気を発散している。赤い
薄着の衣装に身を包んだ彼女達は、スラリと伸びた美しい脚を黒いハイヒールに乗せ、輝
くばかりの美脚を、惜しげもなく披露していた。
「綺麗な脚ですねえ。踏んでもらえませんか?」
脚フェチマニアで、マゾでもある性癖を公言しているサングラスの男は、スタジオの床に寝そ
べると、バキュームの3人にせがんだ。
「ええーっ」
「きゃっ・・・」
バキュームの3人は恥ずかしがったが、司会者の振りを無視すれば、番組の進行が止まっ
てしまう。司会者は、あきらかに計算の上で、自らの欲望を満たそうとしていた。
「じゃあ、あたしから」
ストレートヘアでミニスカートの通称『はしゆか』が、サングラスの男の胸に片足を乗せた。
262 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/12/27(月) 22:08:07 ID:JVyaPifz
「グイっとやっちゃって、グイっと!」
はしゆかが、重心を最初の足に移し、続いて、もう片方の脚も乗せると、彼女の全身
の体重が、司会者の胸にかかり、ハイヒールの踵が食い込んだ。
「ぐえっ!ぐえっ!」
ベテランのコメディアンであるサングラスの男のリアクションは絶妙である。胸に食い
込む両足の脹脛に、自分の首を無理に持ち上げ、頬を当てて、スリスリした。
「俺、このまま死んでもいいよ」
ショートヘアでショートパンツの『むっち』が腹の上に乗り、パーマでワンピースの『ぱ
ーちゃん』が腰の上に乗った。3人の体重が諸にかかり、さすがの国民的司会者も、
余裕が無くなってきている。
「大丈夫ですか?」
中島亜矢が、心配そうに聞いた。
「ああ・・うん・・・なんとか・・・」
はしゆかの右脚の底が、司会者の顔面を踏みつけた。サングラスのフレームが折れ
る。ぱーちゃんの左脚のハイヒールの踵が股間のイチモツを抉った。
「あぐ・・・夢にまで見た瞬間・・・俺、限界かも・・・」
むっちが、腹の上で両足ジャンプをすると、司会者の男は気絶した。
「では、バキュームに歌って頂きましょう。ニューシングル『不機嫌なガール』です。
スタンバイお願いします」
中島亜矢が、トークを打ち切ると、3人の美女は気絶した司会者の上から飛び降り、セット
の方へ駆けて行った。テクノポップな曲が始まる。
263 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/12/27(月) 22:09:10 ID:JVyaPifz
「cant、stop、facking♪、不機嫌なガール♪これ以上、怒らせないでね〜♪」
3人の息の合った美脚ダンスと、指の動きが眩しい。声にはエコーがかかっている。
「質問があるからって、君に平手を打つの〜♪本当の願望は、まだまだ聞けない
けど〜♪」
曲が終わってからが、芸の本番だった。テクノポップユニット『バキューム』の本領は、
スカトロ芸なのだった。
「この3人は、なんでも口で吸い込んじゃいます」
曲の間に気付薬を嗅がされ、意識が戻ったサングラスの男が解説した。スタジオのテ
ーブルに、3個のスイカが持ち込まれ、バニーガール姿のアシスタントの手で、バキュ
ームの3人の前に切り分けられた。
「30秒で食べちゃいます」
はしゆかが宣言した。中島亜矢が、ピーッと笛を吹くと、3人の美女は、猛然と食べ始める。
時間短縮のために種まで呑み込み、スイカの汁があちこちに飛び散る。彼女達の顔面や
赤い衣装も、ベタベタになった。20秒で、赤い果実の部分を食べ終えた3人は、残り十秒
で緑色の皮の部分も、残さず平らげた。3人ほぼ同時に完食する様は、曲のダンスと同じく、
見る者に、息の合った整然美を感じさせた。
「凄いですねえ!」
サングラスの男が、さも感心したように大声を張り上げた。バキュームの3人娘は、心持
得意気である。次に、アシスタントの手で、巨大などんぶりに入った、大盛りチャーシュー
メンが運ばれてきた。アシスタント達は、それをスタジオの真ん中で、どんぶりを傾け、中
身を全部床に撒き散らす。
「さあ、次は、床にこぼれたラーメンを、掃除して頂きましょう。むっちさん、時間は、どれ
くらいで出来そうですか?」
サングラスの司会者の問いに、ショートヘアのむっちが宣言した。
264 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/12/27(月) 22:10:09 ID:JVyaPifz
「2分です」
「放送時間の関係上、巻きがかかっているので、1分でお願いします」
「ええー、無理ですよー」
中島亜矢が、問答無用で、開始の笛を吹いた。3人の美女がスタジオの床に両手
をついて這いつくばり、猛然と床にこぼれたラーメンを口ですすり始める。時間短
縮されているため、かなり必死の形相だった。
「30秒が経過しました」
中島亜矢が告げた。長髪のはしゆかと、ぱーちゃんは、片手で髪をかき上げ、顔が
カメラによく映るようにして、ラーメンを犬食いしている。カメラマンが、ドアップで3人
の顔を代わる代わる抜いているはずだった。桜色の可愛らしい舌と、矯正されて、
よく整った真珠の様な白い歯で、ラーメンを貪る様が、編集されて画面に映るはずだ。
「あと10秒、9、8、7、6・・・」
中島亜矢がカウントダウンを始めた。さすがにバキュームの3人も間に合いそうになか
った。それでも9割方、平らげた所で、終了の笛が鳴った。
「残念、チャーシューが、まだ残っていますよ、むっちさん」
中島亜矢が、むっちの目の前の床に落ちていたチャーシューを、無残にもパンプスの
底で踏みにじった。
「これも、食べてください」
むっちが、悔しさで涙目になりながら、踏まれて擦り刻まれたチャーシューを舌と歯で
すくい上げる。
「時間内に食べ切れなかった3人には、罰ゲームです。ゲストのレディピッグ美咲さん、
どうぞ」
アクシデントを装っているが、台本通りの展開だった。コメンテイターの席から成瀬美咲
が立ち上がり、スタジオの中央に進み出る。
「バキュームの3人に、レディピッグの排泄物を食べて頂きましょう。3人協力して、完食
して下さい」
サングラスの男が言うと、美咲は中腰になった。もともとコスチュームのラバースーツの
股間は、繰り抜かれておりオマンコと肛門は丸出しであるため、脱ぐ必要はない。ぱー
ちゃん、むっち、はしゆか、の3人は、美咲の股間に3方向から顔を寄せ、口をあんぐりと
開けた。カメラマンの1人も小型カメラを持って、接写のために近付く。
265 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/12/27(月) 22:10:59 ID:JVyaPifz
「出します!」
美咲は、芸人らしい、よく張った声で宣言すると、溜めていたウンチとオシッコを、同時
に放出させた。芸人歴も長くなってきたので、力むリアクションも板についてきている。
美咲のアナルの蕾が収縮を繰り返しながらウンチをひり出す様が、ドアップでお茶の間
に流されるのだ。
「出る、出る、出るう!」
勢いよく放出されたオシッコを前面で、むっちが、受け止めた。早く呑み込まないと口から
溢れ出てしまうので、むっちは、口を開けたまま喉を動かし、ゴクゴク呑み込んでいく。芸
能人としてプロ意識の強い彼女は、見苦しく、むせ込むこともしない。肛門から、ひり出さ
れる長い軟便には、両側から、ぱーちゃんとはしゆかが、喰らいついた。2人はお互いの
顔面で、ひり出されたウンチを挟み込み、床に落ちないようにして器用に食べていく。はし
ゆかの顔で受け止めたウンチは、ぱーちゃんが食べ、ぱーちゃんの顔で受け止めたウン
チは、はしゆかが食べた。
「おいしいですか?」
顔をしかめながら、中島亜矢が、咀嚼中のぱーちゃんとはしゆかに、マイクを向けた。
「はい、苦みが効いてて、とっても美味しいです」
「オシッコの味はどうですか?」
続けて、放尿後のオマンコを舌で掃除をしている、むっちにも、尋ねた。
「ちょっと、濃いです。レディピッグさん、本番前に、コーヒーを飲みましたよね?」
「ええ、当たってるわ」
ぱーちゃんと、はしゆかは、お互いの顔を、綺麗に舐め合い、付着したウンチを掃除した。
むっちは、美咲の排泄後のオマンコとアナルを、トイレットペーパーの代わりに舌で、掃除
した。
「レディピッグさんの感想は、いかがですか?」
中島亜矢が、スッキリした美咲にマイクを向けた。
「家に、こんなトイレが惜しいわ。3人を連れて帰りたい」
「バキュームの3人でした」
サングラスの司会者が、閉めると、一般客席から、拍手が湧き上がり、バキュームの3人
はお辞儀をして、スタジオの袖へ、退場していった。
266 :
名無し調教中。:2010/12/28(火) 13:11:23 ID:OJF5ThVV
年末に乙です
>「家に、こんなトイレが惜しいわ。3人を連れて帰りたい」
本格的肉便器としての再登場に期待
268 :
名無し調教中。:2010/12/28(火) 18:48:43 ID:WLBvCtp7
リクエスト厨で申し訳ないですが、まとめサイト転載時に
バキュームの3人を歌う前後に全裸にしてくれると嬉しいです
269 :
名無し調教中。:2010/12/28(火) 18:54:39 ID:2ZDs/zCK
270 :
名無し調教中。:2010/12/30(木) 09:13:30 ID:aAb+iZU4
トップバッターでこれかw
何組くらい出してくれるんだろう?
来年も作品を楽しみにしていますm( _ _ )m
271 :
名無し調教中。:2010/12/31(金) 00:42:09 ID:TmXh8twe
来年も作品楽しみにしています
みなさま良いお年を
272 :
名無し調教中。:2010/12/31(金) 04:15:46 ID:ls5xWKJj
273 :
名無し調教中。:2011/01/01(土) 20:11:52 ID:rYpRcN3k
↑ワンクリック詐欺&ウイルス
>>273 サンクス
やっぱり年末年始は上げないほうがいいんでないの?
他の板もそうだが、変な書き込みが増えてる
別に上げ下げは、あまり関係無さそう
276 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/01/11(火) 21:10:12 ID:3ARjwPad
またまた、リアル生活の過労で、しばらく余裕がありません。
新作のアップは、しばらくお待ちください。
277 :
名無し調教中。:2011/01/12(水) 01:06:15 ID:XjxsrY15
乙です。あけましておめでとうございます。
美咲編の続きは首を長くして待つことに致します。
これからも末長いご執筆を期待しております。
278 :
名無し調教中。:2011/01/14(金) 18:10:55 ID:Ieq5L8c8
あけましておめでとうございます。
時期的には
寒中お見舞い申し上げます
ですね。
>またまた、リアル生活の過労で、しばらく余裕がありません。
どうぞご自愛ください。
279 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/01/19(水) 09:58:33 ID:8wyPHWQ2
「次は、ヘビちゃんの登場です。」
中島亜矢の進行で、蛇原優里が登場した。今年で31歳になったヘビちゃんは、2年
くらい前から、股を180度に開いた状態で、つっかえ棒を通し、ガニマタで生活している。
その姿で、パリコレにも出演し、ガニマタモデルとして一時は世界中のメディアで話題に
なった。
「ヘビちゃん。早く前に出て来て下さい」
中島亜矢が、虫も殺さないような笑みで、意地悪な振りをした。膝から下だけの関節で、
歩かないといけないため、優里は動く速度が遅いのだ。元々170センチ近い、高身長の
彼女も、その姿勢では亜矢のヘソくらいの身長しかない。屈んだ亜矢に、上から見下ろ
されてマイクを向けられるのは、モデルの優里にとって屈辱だった。
「今日は、何をやってくれるのですか?」
「ガニマタで、ラップダンスを踊ります」
サングラスの男が、優里の着ている、お洒落な白いジャケットを引っ張った。
「これ、高そうだね?パリコレで着てたヤツ?」
「ええ、そうです。デザイナーの人に貰ったんですけど、普通に買うとウン百万円は、
しますね」
優里は、得意げに答えた。さすがに高収入の亜矢にも軽々しくは、買えない値段だろう。
280 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/01/19(水) 09:59:25 ID:8wyPHWQ2
「この服、下半身は、無いの?」
優里は、頬を赤らめた。180度ガニマタのファッションなどある筈がない。上半身は、
高価なジャケットを着ているが、下半身はいつのも、エナメル地の黒いヒモパンだった。
亜矢が、いきなり無防備な優里の股間を、パンプスの先で蹴り上げた。
「つっ・・・」
「クリに当たっちゃった?ごめんなさい、つい、蹴りたくなっちゃって」
ヘビちゃんスマイルを崩し、顔をしかめる優里に、亜矢が、虫も殺さない笑顔で、微笑
んだ。
「さ、スタンバイしてください」
サングラスの男が、トークを切り上げ、優里をセットの方へ追いやった。のそのそと、
器用に膝と踝の動きだけで、移動していく優里は、蟹のようだった。
「ヘビちゃん、じゃなくてカニちゃん、だね」
サングラスの司会者が、うまい事を言った。カメラが切り替わり、ラップダンスが始まっ
た。単調なリズムの曲に合わせて蛇原優里が、体をくねらせ始める。上半身の動きは
滑らかなのだが、肝心の下半身の動きが、つっかえ棒のため、ぎこちない。蟹の様に
横歩きをしながら、ちょうど、黒いヒモパンで包まれた、クリトリスのある辺りを前後に
小刻みに動かすだけで精一杯だった。
「あたしはヘビちゃん♪あたしはヘビちゃん♪ガニマタが、トレードマークのヘビちゃ
んYO♪」
両手で、Cカップの乳房から、細いウエストを撫で回す。エロチックさを強調したヘビちゃ
んスマイルで、舌を出し、唇を舐める。まさに本物のヘビのようだった。
281 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/01/19(水) 10:01:15 ID:8wyPHWQ2
「今年で、31歳♪フィアンセは、いたけれど♪こんなガニマタじゃ、結婚できない
わYO♪」
体をくねらせながら、ヒモパンの結び目をほどいた。ハラリと黒いパンティが脱げ、
よく手入れされた薄い陰毛と股間が剥き出しになる。ヒモパンは観客席に投げられ、
一般人から抽選で集められた観客が、どよめきながら奪いあった。
「でも、セックスは、大丈夫♪オナニーだって問題ない、イェーイ!」
ちょこまかと、左右に横歩きしながら、曲に合わせて指を股間に当てオナニーの真
似をする。上半身を前後に仰け反らせ、最大限にエロチックな動きをアピールした。
「いく♪いく♪いくいくいくいくいくいく♪いっちゃいまーす♪」
最後に絶叫し、ピューッと前方に潮を吹いた。それは、本物の潮ではなく、あらかじめ
オマンコに仕込んであったスポイドから飛ばした水だった。観客席から拍手が湧く。
抽選で集められた観客は、出演者の芸の良し悪しにかかわらず、おおげさに笑い、
拍手し、リアクションを取るように、あらかじめ指示されている。ラップダンスが終わり、
司会者の元に戻ってきた蛇原優里を、サングラスの男が茶化した。
「ラップダンスっていうより、カニダンスだね」
中島亜矢は、また優里のクリトリスを蹴り上げる。
「ヘビちゃんスマイルを崩しちゃ駄目よ」
剥き出しのクリトリスを蹴られた痛みと屈辱に、どうにか耐え、優里はスマイルを保っ
た。これからが、芸の本番だった。
「ヘビちゃんが、どこまでヘビちゃんスマイルを崩せずに、我慢できるか、試してみましょう」
「あたし、何があっても絶対に崩しません」
優里は宣言した。内心では自信がなかったが。
282 :
名無し調教中。:2011/01/19(水) 23:08:40 ID:/yZwNOQ4
ヘビちゃんキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!!
>>281 多忙な中、乙です
ヘビちゃんの芸の本番を楽しみにしています
284 :
名無し調教中。:2011/01/21(金) 16:58:34 ID:sBKsdxUb
遅くなりましたが、寒中お見舞い申し上げます。
更新乙です。
SMSMSMSMSMSMSMSMSMSMSMSMSMSMSMSMSMSMSMSMSMSMSMSMSMSMSM
1 :触手:03/08/02 00:46
地球外生物に女性が拉致され解剖や色々な実験されている
漫画、写真、妄想小説誰かお願い!
これが『生体実験』の始まりだったんですね。
03てのは2003年という事なんですよね。
今年で9年目ですね。
今年も作品を読めるのを楽しみにしています。
285 :
名無し調教中。:2011/01/23(日) 19:54:20 ID:7Zg2bPTP
今年で9年目とは・・・早いもんですね
286 :
名無し調教中。:2011/01/23(日) 22:20:42 ID:sQWQj9OP
俺が生まれる前からか
287 :
名無し調教中。:2011/01/24(月) 00:56:39 ID:V1wPRDVs
>>286 .._ .......、._ _ /:/l! またまたご冗談を
:~""''.>゛' "~ ,、、''‐'、| _
゛、'、::::::ノ:::::::_,.-=. _〜:、 /_.}'':,
``、/:::::::::__....,._ `゛'Y' _.ェ-、....._ /_゛''i゛ノ、ノ
,.--l‐''"~..-_'.x-='"゛ー 、`'-、 ,:' ノ゛ノブ
" .!-'",/ `'-‐'') /\ `/ て゛ノ-〈
.-''~ >'゛:: ‐'"゛./ ヽ.,' ~ /
//::::: ', / ,:'゛
288 :
名無し調教中。:2011/01/25(火) 21:58:54 ID:jQOBsnGe
ここに子どもが来てはいけません><
289 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/01/26(水) 00:40:01 ID:TgwCEEvc
「トップモデルですものね」
中島亜矢が意地悪く、プレッシャーをかける。バニーガール姿のアシスタントが、
一本の太くて白いキャンドルを運んで来て、優里の前の床に置き、チャッカマンで火
を付けた。
「クリトリスを炎で焙りながら、ヘビちゃんスマイルで微笑み続けて下さい」
サングラスの司会者が言うと、優里は、ニッコリとミステリアスな微笑みを浮かべた。
そして、ガニマタでノソノソと前に進み出て、股間の中心をロウソクの炎に近付ける。
文字通り焼けるような熱さに、優里の内股の腱が震えた。
「うっ・・・くっ・・」
低い呻き声を漏らしたが、優里はスマイルを崩さない。弱冠口元が引き吊っているよう
には見える。ジリジリと炎が、柔らかいクリトリスを焼いた。
「さすが、ヘビちゃん。プロですねえ」
サングラスの司会者が、感心した。その時、火が陰毛に燃え移り、大きく発火した。
「ぐ・・・」
それでも、優里は、ヘビちゃんスマイルを崩さない。額からは、大粒の汗が噴き出ている。
「少し、腰が引けてるんじゃないかしら」
中島亜矢が、優里の背後に回り込み、お尻をパンパンと叩き、前に押し出した。
「ぎゃ・・・」
悲鳴を上げながらも、スマイルは崩さない。全ての意識を顔の筋肉に集中させ、笑った
状態のまま、硬直させたのだ。プロのモデルにしか出来ない技だった。
クリトリスが火傷でケロイド状になる直前に、ロウソクの炎がアシスタントの口で吹き消
された。水ぶくれには、なるだろうが、数日か長くても数週で完治するだろう。火傷をした
部分が、ヒリヒリとして痛かったが、とりあえずはホッとした。
290 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/01/26(水) 00:41:45 ID:TgwCEEvc
「次は、別のところを責めてみましょう」
アシスタントが、皿に乗ったカレーライスを運んで来た。テーブルが設置され、その
上に皿が、置かれる。リハーサルで番組の流れは判っていたが、実際に運ばれてきた
代物を目の当たりにして、優里は蒼白になった。
「激辛カレーに、特大の唐辛子を、丸々一本乗せました」
サングラスの司会者が説明した。
「ちなみにカレーのルーは、カレー専門店、ココ鉢番屋の10辛です。」
ライスにルーがドップリと必要以上にかけられている。そして、その上に長さ15センチ程
の真っ赤な唐辛子が、長々と横たわっていた。優里は、口にせずとも、それを見ただけで、
顔面から大量の汗が噴き出してきた。
「さあ、食べて下さい。もちろん、全部残さずにね」
中島亜矢の指示で、優里は、恐る恐るスプーンを取り、カレーのルーを一掬いすると口に
運んだ。髪の毛を、汚れないように左手で掻き揚げ、形の良い唇にスプーンを運ぶ。そして
ルーを舌に乗せた瞬間、焼け付くような痛みを感じた。
「辛い・・・・」
小刻みに体全体が震え出したが、ヘビちゃんスマイルは崩さない。
「辛いから、カレーって言うんだよ」
「もっと、がーっと食べて。時間無いから」
291 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/01/26(水) 00:42:23 ID:TgwCEEvc
コメンテイターの席から、口々に野次が飛ぶ。優里は、ほとんど噛まずに一口目を呑み込
むと、喉から胃にかけて痛みが広がった。ゴジラの様に口から火を噴いても、おかしくなよ
うな気がする。顔だけではなく全身から汗が滝のように噴き出し、体中の毛穴が開くのを感
じた。客席側のディレクターのカンぺを見ると、一気に食べるように指示が出ている。優里は、
ヤケクソになって2口目、3口目を口に運んだ。
「唐辛子も、丸齧りしちゃって下さい」
中島亜矢に言われて、優里は、悪魔の様に赤い、特大の唐辛子にかぶりついた。もはや、
口から喉、胃にかけての感覚がマヒしていた。
「辛い物を食べると、次の日にウンコした時に、ケツの穴がヒリヒリするんだ」
サングラスの司会者が、日常生活ネタで、スタジオを笑わせた。
「ヘビちゃん、グッショリですね。水泳でもして来たんですか?」
中島亜矢も茶化す。その言葉通り、180度ガニマタの優里の全身は、流れ出る汗で、頭か
ら滝に打たれたようだった。パリコレで着ていたと言うジャケットも、汗で体に張り付いている。
292 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/01/26(水) 00:52:18 ID:TgwCEEvc
「水・・・水を下さい・・・」
ヘビちゃんスマイルのまま、優里は懇願した。
「なあに、甘えた事、言ってるのよ」
中島亜矢が、アシスタントに指示をし、運ばせたのは、中ジョッキ一杯に、並々と注がれた
タバスコだった。
「トマトジュースですか・・・」
「そんなわけ、無いでしょ、この流れで」
中島亜矢は、タバスコのジョッキを優里の口元にあてがった。
「さ、グイッっといっちゃって。グイッと」
「それ、一気、一気!」
一般人の客席に、カンペでディレクターから指示が出され、手拍子が始まった。優里は、飲
まざるを得ない。ほとんど意識が飛んだ状態で、亜矢が押し付けるジョッキの中の液体を口
の中に流し込み、ガブ飲みした。
「あ・・・ぎゃ・・・もう無理・・・」
ついにヘビちゃんスマイルが崩れた。顔が恐怖に歪み、目から涙がほとばしる。
「ヘビちゃん。スマイルはどうしたの?泣いちゃだめでしょ」
亜矢は、一滴残らず、タバスコを優里の喉の奥に流し込むと、両手で優里の顔面を掴み、
口に指を突っ込んで、唇の両端を上に引っ張り上げ、無理にスマイルを造らせた。
「さあ、全部食べて。あと2分以内に。スマイルはあたしが、作って置いてあげるから」
優里は、先程、少し齧っただけの唐辛子を一気に口にねじ込み、飲み下した。体の中で溶
鉱炉が、煮えたぎっているようである。そして、皿ごと持ち上げ、カレーのルーもライスと一緒
に口に流し込んだ。
293 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/01/26(水) 00:53:08 ID:TgwCEEvc
「ふぐ・・ふぐ・・」
口いっぱいに10辛のカレーライスを頬張り、もぐもぐしている映像がドアップで撮影される。
しかし、優里の懸命の努力にも関わらず、全部呑み込む前に、制限時間をオーバーしてし
まった。
「ヘビちゃん、さようなら。これ以上撮影しても、編集でカットされちゃうんで、もう帰って下さい。
でも、せっかく食べたカレーを、楽屋で吐いちゃ駄目ですよ」
気絶寸前の優里は、アシスタントに支えられ、ガニマタで、フラフラしながらスタジオから去っ
て行った。
294 :
名無し調教中。:2011/01/26(水) 01:28:05 ID:D+/JNx2F
乙です
中島アナのSっぷりに惚れた
295 :
名無し調教中。:2011/01/26(水) 19:10:53 ID:J+tF5uN/
更新乙です。
「トマトジュースですか?」と尋ねる天然なヘビちゃん。
思わずファンになってしまいました。
296 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/01/26(水) 21:11:43 ID:TgwCEEvc
「次は、SZM48の皆さんです」
中島亜矢がマイクで言うと、登場ゲートが開き、大量のティーンエイジャーの少女達が駆
け込んできた。全部で48人、スタジオを埋め尽くさんばかりの少女達は、3つのチームに
集まって並んだが、それでも誰が誰だか区別がつかなかった。全員が少し派手目の女子
高の制服らしき衣装を身に付けている。
「スタジオに入り切らねえな、こりゃあ」
サングラスの司会者が、ウキウキした声で嬉しい悲鳴を上げた。美少女ばかりの集団は、
その場に居合わせた、男性全てのテンションを一気に上げる効果がある。
「誰が、代表で喋ってくれるんですか?」
「あたしです」
進み出たのは、チームZのキャプテン、柱木由季(19歳)だった。黒髪のロングヘアが似
合う、少し大人っぽい少女である。SZM48は、さざなみ市のオタク街、さざなみストリート
で毎週講演を行っているアイドルグループである。人数が、やたらに多いのは、交代で常
に講演を行い、ファンと直に接するためだった。
「またメンバーが、少し変わったんだって?」
サングラスの司会者が、慣れ慣れしく話しかけた。
「はい、3人辞めて、研究生から補充しました」
「何で辞めたの?」
「一人は、いじめ。もう一人は勝手に鬱病になっちゃって。あと一人は、遅刻が多くてクビに
なりました」
297 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/01/26(水) 21:12:17 ID:TgwCEEvc
「恋人が出来たとかじゃないの?」
「あ・・・今回は、それは無し。でも、あったま来ちゃうわよね。恋愛禁止の、あの条例って。
あたし達だって、男とやりたいっての!なのに、あのクソブタ!」
由季が、怒り出した。何かの事情でメンバーが欠けても、すぐ補充できるように研究生と
呼ばれる予備のチームがいるのだ。もはや個人は関係なく、永久に存続できる組織的な
システムを持ったアイドルグループと言える。
「では、歌って頂きましょう。曲は『死にたかった』です」
中島亜矢が言うと、ティーンエイジャーの少女達は、セットの方へゾロゾロと移動した。
普通は、チーム別に出演するので、フルメンバーが同時に歌う事はあまりない。
「死にたかった♪死にたかった♪死にたかった、イエイ!」
曲が始まると、狭いスタジオで、ぶつかりそうになりながら、48人が、踊り出す。
「鬱ならば、鬱だと言おう♪胸の内、曝け出そうよ♪」
1番の歌詞が終わり、2番に入る。
「ヤリたかった♪ヤリたかった♪ヤリたかった♪イエイ!」
ふりつけで、隣の女子を蹴ってしまい、数か所で口論や掴み合いの喧嘩が始まる。それ
でも48人いるので、曲は滞りなく進められた。
「好きならば、好きだと言おう♪・・・オチンチンが」
喧嘩が広がり、スタジオ中が、キャットファイトの乱闘騒ぎとなった。
298 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/01/26(水) 21:12:54 ID:TgwCEEvc
「ミキちゃん頑張れ!やっちまえ!」
「トモミ!そこだ、髪の毛を掴め!」
客席のファンから声援が送られる。曲が終わる頃には、収拾が付かなくなっていた。
「時間の都合で、芸は、省略させて頂きます。次のゲストは、韓国のアイドルグループ、
『CARA』のみなさんです」
中島亜矢の司会で、乱闘を続けるSZM48のメンバーは、番組スタッフによりスタジオ
から強制排除されていった。変わって登場ゲートから、ヘソ出しルックの扇情的な衣装
を身に付けた、韓国人美女5人が現れる。
「どうしてCARAって言うんですか?」
サングラスの司会者が、マイクを向けて尋ねた。
「韓国だから、カラなのよ。決まってるでしょ」
リーダーのパク・ジュリ(23歳)が答えた。切れ長の目に、髪の毛を金髪に染めた美女
である。
「日本はどうですか?」
「とにかく韓国より人口が多いから、CDがよく売れるわ。物価も高いから為替で計算す
ると、こっちで、プロモーションかける方が、効率がいいのよ」
「最近、解散の報道がありましたが」
「もう、この娘達、バカなのよ。金に目がくらんじゃってさ。立場をわきまえろっての。CA
RAは、5人揃わなきゃ、商売になんないっての!」
299 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/01/26(水) 21:13:36 ID:TgwCEEvc
ジュリの怒りに、移籍を考えていた他の4人は恐縮するばかりだった。
「では、歌って頂きましょう。曲は『ナンピン』です」
曲が始まった。ストレートにパンチの効いたアップテンポな楽曲に合わせて、5人の
韓国美女が豪快なダンスで踊り出す。
「あなたの株に♪ナンピン、ナンピン、アップ♪」
「取り戻〜す♪追金を、かける♪」
「お金しか、欲しくない〜♪オンリー、ユウ!」
韓国人美女5人は、過ぎ去った日本のバブル期を思わせるゴージャズな雰囲気を漂
わせていた。中島亜矢がふとみると、サングラスの司会者が口元から涎を垂らしている。
「跪きてえ・・・あのブーツで踏まれてえ・・・」
「気持ちは、判らなくはないですが、今は本番中ですので、後で楽屋で頼んでみたら、
どうですか?」
「そうしようかな」
還暦を過ぎた、サングラスの司会者は本気の様だった。
「でも、なんか、尻の振り方が、物足りねえな」
「じゃあ、2曲目は、浣腸をして歌って頂きましょう」
1曲目が終わったCARAの5人は、ブルーのホットパンツを脱ぎ去り、カメラに向けて
お尻を突き出した。バニーガール姿のアシスタント数人が、巨大な浣腸器とバケツを
持ち出し、手際良く彼女達のアナルに注入していく。グリセリン濃度の濃い、強烈な浣
腸液を1リットルずつ、注ぎ込んだ。
300 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/01/26(水) 21:14:10 ID:TgwCEEvc
「準備が、終わったようですね。2曲目は、『ミスった』です」
K−POPな楽曲が始まり、下半身丸出しの5人は踊り出した。腹がグルグルと鳴り、
気を抜くと噴き出しそうである。
「今すぐに、ミスった♪抱き締めて、ミスった♪早過ぎて、ミスった〜♪」
5人の美女が、入れ替わり立ち替わり、立ち位置を変えて、後ろ向きに尻を振る。本
当に、排便したくてたまらないのか、尻の振り方に気合が入っている。激しく振ること
で、便意を紛らわそうとでも、しているかのようだ。
「ラララララ♪ラララララ♪」
無駄な肉の付いていない、小振りの美尻が、5つ揃って振られる光景は、壮観だった。
「こんなにも、ミスった♪欲しいのは、ミスった♪お金だけ、ミスった〜♪」
最後のサビの部分で、5人全員が尻を振りながら、後ろ向きに一斉にドロドロの液体を
噴出させた。長く厳しいトレーニングを毎日十時間以上も積んできた5人だからこそで
きる、息の合った排泄だった。茶色の5本の奔流は尻を振っている遠心力も手伝い、
1メートルの飛距離でスタジオの床に飛び散った。
「誰が、掃除するんだ?」
サングラスの司会者が、苦笑いしながら呟いた。
301 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/01/26(水) 21:14:55 ID:TgwCEEvc
「もちろん、掃除は、この方達です。バキュームの3人に再登場して頂きましょう」
中島亜矢の進行で、一旦、裏に引っ込んでいた、むっち、ぱーちゃん、はしゆかが、
舞台の袖から現れた。先程の赤いステージ衣装は脱ぎ、テレビ局で働く清掃員の
格好をしている。まず、排泄を終えたCARAの5人の肛門に、手際よく、顔を埋めて
舌で掃除し、フーフーと息をかけて乾燥させると、床に飛び散った排泄物の掃除に
かかった。もちろん雑巾などは一切使わず、手でかき集めて、口で吸い取るので
ある。ユニット名『バキューム』のバキュームたる、所以だった。
「彼女達が居れば、お掃除も楽ですわね」
中島亜矢が、小悪魔の様に微笑んだ。番組では、ここでエンドロールが画面下部に
流れる筈だ。
「じゃあ、また来週も、エンタの鬼を見てね。」
「えっ、今週で終わりじゃないの?」
「違いますよ、何、言ってんですか。・・・再来週は、判りませんけどね」
CARAと司会者2人、あまり発言の無かったゲストコメンテイターが、一斉に視聴者
に向けて、バイバイの手を振る。バキュームの3人は、這いつくばり、掃除をしている
絵で、カメラが引き、番組は終了だった。
302 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/01/26(水) 21:17:20 ID:TgwCEEvc
終わりです。
この物語は、完全なフィクションであり、実在する人物や団体とは、一切関係ありません。
303 :
名無し調教中。:2011/01/26(水) 22:18:38 ID:WSeGRBCo
乙です
>あまり発言の無かったゲストコメンテイター
たしかに後半の美咲ちゃんは空気だったwww
神田浩樹
305 :
名無し調教中。:2011/01/28(金) 13:28:35 ID:WfT5yHyE
ヘビちゃんの最後は、カレーの残った皿に背後から
中島アナの手によってヘビちゃんの顔を押し付けてほしかったかな
でも時事ネタも絡んでおもしろかったです!
次はぜひ少○時代も!!
307 :
名無し調教中。:2011/01/31(月) 04:54:05 ID:TZvDMKes
これ面白いとでもおもってんの?
エロい要素も全く無いし。小学生レベルの駄洒落がメインの糞駄文だな。
書いててわかんないかね?
昔の人体改造エロを前面に押し出してた頃は面白かったのに…
308 :
名無し調教中。:2011/01/31(月) 17:26:31 ID:919vdZm2
更新乙です。
次の展開を楽しみにしています。
>>280 クリを蹴られた痛みはどれくらいなんでしょうね。
ちなみに女性の空手etcの試合ではファールカップ(股間用のプロテクター)はつけませんね。
309 :
名無し調教中。:2011/02/02(水) 23:45:20 ID:x3EsFBnT
>>307 そこでアナザー掲示板
多忙な作者さんに替わって、307氏の妄想でご一筆されてはいかが?
310 :
名無し調教中。:2011/02/05(土) 18:05:15 ID:7ciFoQkk
>>307 俺もあんたに同意だわ。
話を収束せずに、無駄に広げ引っ張り過ぎて、方向性を見失った。
よくある連載漫画の典型。人それぞれだろうが、引っ張らされても話がグチャグチャにならなかったのは、ドラゴンボール
永く続けても、ストーリーもしっかりしてて、ラストも支離滅裂に為らず、面白かったのは、代紋エンブレムかな
何にしても俺も数年前までは、好きだったんだけどね。勿体ないけど、今はたまに覗いて読まない話が殆どになってる。
でも応援?はしてますので、頑張って下さい。
人それぞれと断ったうえでこんなことを書くのはヤボだが
代紋TAKE2は「すべて夢落ち」という、夢落ちの中でも最悪の部類だろ…
作者が「この話に終わりはない、風呂敷は広げて書く」と明言している以上、
外野がただ文句だけを言うのは筋違いだと思うけどなぁ
312 :
名無し調教中。:2011/02/07(月) 19:01:05 ID:o94r1YsH
>>311 夢オチじゃなかったぞ。
時々神が操る云々言ってた、伏線みたいな感じの流れがあり、RPGで終わった。
子供が言ってた、ラスボスは何かな?みたいな終わり方。
21世紀少年よりは、よかったかと 個人的には。
関係ない流れで申し訳ない。
313 :
名無し調教中。:2011/02/11(金) 00:56:38 ID:shHRu5De
あらびき団員が紛れている件
314 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/02/15(火) 12:19:56 ID:QuZC1pNj
2009年5月、久保田道康(22歳)が、紛れ込んだパラレルワールドでは、1980年代
に朝鮮半島の統一を成し遂げた北朝鮮が、1990年代に日本へと侵攻し、併合していた。
十数年が経過した今では、日本人は支配を受け入れ、朝鮮民族を崇拝しながら、平和
に暮らしている。
「な、何が起こったの?」
パレードの最中、いきなり朴秀姫(27歳)は、自分が、軍服を半分脱がされ、下半身を
露出させて、路上に犬の様な姿で這わされている事に気付いた。周囲には誰もいない。
ダイナマイトを全身に巻き付けた日本人のテロリストに向けて、拳銃を発射しようとした
次の瞬間の出来事だった。慌てて着衣を直したが、股間に痛みを感じ、手で触ってみる
と、自分の血と白い精液が、掌についた。
「夢・・・違うわ!」
辺りには、群衆の悲鳴と怒声が渦巻いていた。日本人右翼の自爆テロが、韓流スター、
チェ・チョンジュンの歓迎パレードを襲ったのだった。チョンジュンの乗っていたオープン
カーは、爆風でひっくり返り、全裸で車を引かされていた大勢の日本人政治犯達は、
血だらけで倒れている。なぜか、右翼の男がチョンジュンと抱き合ってキスをしており、
それを朝鮮軍の兵士が、取り押さえにかかっていた。
(おかしい、あの男、なぜあそこに?あたしに、日本刀で切りかかっていたんじゃない
の?あたしの頭がおかしくなったのかしら?)
秀姫の頭は、完全に混乱していた。
315 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/02/15(火) 12:20:48 ID:QuZC1pNj
「大丈夫ですか、大佐!」
秀姫の護衛の、軍曹が駆け寄ってきた。秀姫はとっさに下半身の着衣の乱れを直し、
平静を装う。
「大丈夫よ。パレードを中止させるよう伝えなさい。テロリストが他にもいるかもしれな
いわ」
「アルゲッ、スムニダ!」
軍曹は敬礼すると、自動車電話を使うためベンツの方へ走って行った。
久保田道康は、時間の止まった世界で、散々秀姫を犯した後、悠々と周囲を見渡し、
襲撃者であるテロリストを観察した。日本維新会と名乗っていた男達だ。1人はチョン
ジュンと、もう1人は日本人政治犯と抱き合わせてある。3人のうち、最初に体当たり
した男は、木端微塵の肉片だった。
「よくやるよ、こいつら。ま、俺には、関係ない世界の話だけどな」
道康は、一息つくと、日本人政治犯と抱き合わせた男を助けることにした。まだ若い
男だ。20代半ばと言った所だろう。全身の筋肉が鍛え抜かれ、禁欲的な険しい顔付
きをした男だった。彼の体から物騒なダイナマイトのベルトを剥ぎ取り、筋肉質な体
を背中に背負う。そして動きを止めている見物客と、警護の朝鮮軍兵士の間を、すり
ぬけて路地裏に入った。
「クソ、重い・・・」
途中で背中から下ろし、足を持って引き摺る。右翼の男の背中がアスファルトに擦
れて傷だらけになった。
「この辺でいいか。」
道康は、パレードから充分離れた小さな公園で、時間停止装置のボタンを適当に押
した。止まっていた時間が動き出す。
316 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/02/15(火) 12:21:24 ID:QuZC1pNj
(なんとなく、この機械の使い方が判って来たぞ。カンだけどな)
動き出した男は、自分が、全然知らない場所にいる事に気付き、驚いてキョロキョロし
ていた。
「あれ?こ、ここはどこだ・・・・」
彼は、何が起こったか判らず、パニックに陥っている。腹に手を当て、巻いていたダイナ
マイトが無い事に慌てた。道康は、ニヤニヤしながら話しかけた。
「何、慌ててんだい?兄ちゃん」
「う・・・お前は?」
「俺は、久保田道康。別の世界から来た人間だ。日本が、朝鮮人に侵略されていない
世界からね。俺が、助けてやったんだから、礼でも言ったらどうだい?」
男は、険しい目で、道康を見た。明らかに疑っているようだった。
「別の世界?何を、子供じみた事を・・・だが、礼を言おう。君は、日本人のようだしな。
私は日本維新会の闘士、剣崎一矢だ。日夜、日本の国体を護持するために戦っている」
「右翼なのに、正義の味方みたいな言い草だな」
笑いながらも、道康はかなりの興味を持ってきた。
「俺と一緒にパレードを襲撃した、あとの2人は、どうなったか知らないか?」
「1人は、自分のダイナマイトで粉々に吹っ飛んだ。もう一人は捕まったよ。多分」
「そうか。大山が死んだのは、計画通りだが、道下が捕まったのは計算外だな。何やっ
てんだ、あいつ!それに、俺も、生きて、おめおめと、本部に戻れるか!くそっ、屈辱だ」
剣崎一矢と名乗る男は、涙を流して悔しがった。
317 :
名無し調教中。:2011/02/15(火) 21:20:32 ID:ridA2Y/K
支援
318 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/02/15(火) 23:09:03 ID:QuZC1pNj
練馬区にある朝鮮軍駐屯地に戻った朴秀姫は、部下の士官達を集めて、警備の不
備を叱責していた。
「テロリストの襲撃を許すとは、なんたる失態だ!もうすぐ総書記が来日されると言う
のに、この体たらくでは、お前達全員、強制収容所行きになるぞ!」
「チェソン、ハムニダ!」
自分の父親程の年齢である士官達は、恐縮するばかりだった。秀姫は、美しい顔を赤
くして怒っている。自分の身に起こった異変についても気になっており、平静を失っていた。
(もしかして、あたし、誰かに処女を奪われたのでは・・・)
その懸念が、彼女の心を蝕んでいた。喜び組に居た時ですら、舞踊専門の班だったため、
守り抜いた処女である。女の純潔を尊重する朝鮮社会において、どこの誰に犯されたか
判らないと言うのは、かなりの恥辱だった。
「朴大佐、見て頂きたい物が」
技術士官が、DVDディスクを持って入室して来た。
「何だ?」
「パレードを撮影していたビデオカメラの映像を解析したところ、奇妙な映像が映っていました」
「見せてみろ」
319 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/02/15(火) 23:10:01 ID:QuZC1pNj
技術士官がディスクをDVDプレーヤーにセットして再生させた。このプレーヤーも
元韓国系の家電メーカーが、大勢の日本人労働者を安い賃金で働かせ、コストダ
ウンして造らせている製品の1つである。統一朝鮮の造り出す、精密な工業製品は、
世界中の市場で占有率を上げていた。
「ここです。1秒間に24コマが動くのですが、その1コマだけに、人間が映っています」
技術士官は、ある場面で画面を停止させた。それは、秀姫が路上に這わされ、バック
スタイルで犯されている所を、たまたま近くにいた報道官が撮影した映像だった。日本
人らしき若い男が、スカートを擦り上げた秀姫の背後から覆い被さっている。
「不思議なことに、この前後のコマには、この人間の姿が映っていません。あり得ない
事です。この人間は、24分の1秒の間に現れ、そして消えたのです。まるで幽霊です」
秀姫の顔が、青ざめていた。この男に処女を奪われたのだと言う事を、彼女の直感が
告げている。さらに彼女の差別意識が、この男が、日本人だということを、本能的に確
信させた。
「おのれ、イルボンサラム!この男を至急、指名手配しろ。草の根を分けてでも探し出
して極刑にするのだ!」
秀姫は、どなり散らした。それでも怒りは収まらない。
「やはり、あの法案を早期に通すべきだ。もう一度、植民地総督に掛け合ってみよう。
日本人男性全てに、去勢を義務付ける法案を。そうすれば、数十年のうちに純粋な日
本人は、一人もいなくなり、日本のアイデンティティは永久に消滅する」
秀姫の怒りは絶頂に達していた。総書記の寵愛を受けた彼女の意見は、余程の事が
ない限り尊重される。
320 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/02/15(火) 23:10:40 ID:QuZC1pNj
「それは、まだ、時期尚早では・・・」
遠慮がちに、反対意見を述べる将校が居た。
「そんなことはない。去勢を受けいれた日本人には、去勢手当を支給したり、所属
する会社や集団で、人事上や福利厚生で優遇するような措置を取るようにしてやれ
ば、拒む者はいるまい。なんなら税制上優遇してやってもいい」
秀姫は、高い教育を受けた才媛だった。大学の専攻は、占領政策論だった。
「では、日本人の女にも不妊手術を?」
「いや、女性の不妊手術は手間がかかる。日本人女の希望者は、朝鮮人男性の妾
か、愛人にでもして朝鮮民族と同化させればよかろう。生まれた子供には、ゼロ歳か
ら朝鮮民族としての教育を施せば、問題あるまい。日本語や日本の文化など、カケ
ラも知らず育つのだから」
秀姫の持論には、妥協の余地がなかった。
321 :
名無し調教中。:2011/02/15(火) 23:27:19 ID:/jjodIbu
322 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/02/17(木) 11:25:01 ID:JJ/sed6+
久保田道康と剣崎一矢は、パレード付近で待機していた、右翼の4ドアセダンと合
流し、横須賀へと向かった。車を運転しているのは、若い女だった。
「誰?その人」
女が尋ねた。性格のキツそうな女だ。
「俺を助けてくれた久保田さんだ」
「ども、久保田です」
道康は、胸の時間停止装置を握りしめた。ヤバくなれば、時間を止めるか、別の世界
に逃げ込めばいい。以前と違って、なんとなく操作方法が判るような、妙な自信が付い
てきていた。
「信用出来るの?」
女は懐疑的だった。
「大丈夫、彼は日本人だ。俺には、彼が信用出来る人間だと直感でわかる。彼女は、
宮前真奈美。彼女も俺達の組織、日本維新会のメンバーだ」
一矢は、紹介したが、真奈美は信用していないようだった。道康が、当局のスパイだと
思っているのかもしれなかった。彼女の方でも、いざとなったら道康を射殺できるよう
に小型拳銃を、胸の谷間に隠していた。
「道下君と、大山君はどうしたの?」
「道下は捕まった。大山は死んだ」
「そう」
真奈美は、悲しげな眼をした。今までも数多くの仲間が自爆テロで死んでいく所を目
撃して来ている。車は、朝鮮軍の敷いた検問を無事すり抜け、横須賀にある右翼団
体のアジトに向かった。以前、横須賀にあった米軍基地と自衛隊基地は、現在では
廃墟になっている。米軍は、グアムと沖縄に移転し、自衛隊は解散させられた。警察
も朝鮮警察に引き継がれ、もはや日本人を守るものは、何もない。唯一、日本維新会
を始めとした、占領以前から存在する、数個の右翼団体が、細々と抵抗活動を継続し
ているのみだ。
323 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/02/17(木) 11:25:55 ID:JJ/sed6+
「久保田さん。ぜひ、我々と一緒に日本の国体を護持しましょう」
車内で、一矢がしきりに道康を勧誘して来た。取り締まりの厳しさと、相次ぐ自爆テロ
で、メンバーが慢性的に不足してるからだった。
「ああ。考えてもいい」
適当に道康は答えた。しばらく、一人きりの放蕩生活を続けていたため、通常の人間
関係が恋しくなっていたのかもしれない。2時間ほど走り、車は、アジトについた。駐車
場には、車体に過激な文字をペイントした右翼の街宣車が数台止まっている。米軍跡
地近くの古びた3階建てのビルだった。事務所の中では、50代の男が、古いブラウン
管テレビでニュースを見ていた。今は無き、日本の国産メーカーが製造したテレビだっ
た。占領以前に世界中でトップクラスのシェアを誇っていたその家電メーカーは、占領
後、強制的に韓国系のメーカーに吸収させられ、現在ではそのブランド名は、過去の
ものとなっている。
「作戦は、成功したようだな」
日本維新会会長、長谷川武弘(54歳)は、ニュースを見ながら言った。満足そうだった。
剣崎一矢から、報告を聞く。新しい構成員の加入は、歓迎らしく、道康にも好意的だった。
「現代の日本人は、骨抜きにされておる。社会に不満があっても、口にせず、ただ耐え
偲ぶだけだ。このままでは、日本の国体は消滅してしまうと言うのに!」
長谷川会長は、日本の.行く末を憂いているようだった。
324 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/02/17(木) 11:26:29 ID:JJ/sed6+
「新たな作戦を立案した。戻ってきたばかりで悪いが、すぐに次の作戦の準備にか
からなくてはならない。朝鮮人どもに継続的に揺さぶりをかけるのだ」
宮前真奈美が、カップにコーヒーを人数分用意した。死地から戻ってきたばかりの
剣崎一矢が、生き返る心地で、ホッと一息ついているのが感じられた。道康も他人
に入れて貰った暖かいコーヒーを飲むのは久しぶりである。
「もうすぐ、日本列島の領海ギリギリを、アメリカ太平洋艦隊の原子力空母『ジョージ・
ブッシュ』が通過する。それに、君達が朝鮮軍の特殊部隊を装って自爆テロを仕掛け
て欲しい。そうすれば、米朝間の緊張が高まり、日本国内で抵抗を続ける我々に、ア
メリカからの水面下での援助があるかもしれん」
長谷川会長の説明に、剣崎一矢は、奮い立った。
「やりましょう!今度こそ、俺も神風魂を、見せつけてやります!」
一矢は、今回の作戦で、自分だけ、生きて戻って来た事を、かなり気に病んでいるよ
うだった。
325 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/02/17(木) 23:16:13 ID:JJ/sed6+
練馬区にある朝鮮軍の駐屯地では、朴秀姫大佐が、捕えた右翼の男を厳しく尋
問していた。
「お前らの組織の拠点の場所を全部吐け!それと資金提供をしている協力者の名
前もな!」
全裸に向かれ、天井から海老反りの姿勢で吊るされた若い男の肉体に、秀姫は容
赦なく一本鞭を振り下ろした。
「むぐっ!誰が貴様らなんぞに・・・」
男は、歯を食いしばって耐えている。余程、性根の座った男らしく、丸一昼夜、責め
立てて、聞き出せたのは本人の名前と生年月日だけだった。男の名は、道下岳人と
言った。年齢は、26歳だった。日に焼けて鍛え抜かれた筋肉質な体は、拷問で切り
刻まれ血まみれになっていた。
「反抗的な、イルボンサラムに対して容赦はしない。我々の質問に答えなければ、お
前のここを、切り落とすぞ」
秀姫は、サディスティックな笑みを浮かべ、苦痛のため萎縮している岳人のチンポを、
鞭の柄で突いた。彼女の中では、自分の処女を奪った正体不明の男と、目の前の
捕虜が同一視されているようだった。謂れのない怒りが、岳人に向けられている。
「やれるもんなら、やってみろ。どうせ俺は、パレードで自爆して死ぬつもりだった!
今更、どんな脅しにも屈しない!」
「いい度胸だ、イルボンサラム・・・いやチョッパリ」
チョッパリとは、日本人を侮蔑する差別用語である。本来は豚の足を意味する言葉
で、日本人が下駄や草履を履くことが、豚の足に似ているため、バカにしてこう呼ん
でいる。
「もうすぐ、日本人の男全員を去勢する法案を通す。お前は、その先駆けとなるのだ」
秀姫は、サーベルを抜いた。刃先を、岳人の無防備な股間のイチモツの根元に押し
当てる。
326 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/02/17(木) 23:16:49 ID:JJ/sed6+
「縮んでいて、やり難いな。勃起させろ、チョッパリ」
「くそっ、誰がそんな事をさせるか・・・俺達の同志が、必ず阻止し、日本の国体は、
守り抜いて見せる!」
秀姫は、サーベルの剣先でヒタヒタと、岳人のチンポを嬲った。恐怖のあまり、一晩
中我慢していたオシッコが漏れる。拷問室の床が、滝のように流れ出るオシッコで
汚されるのを見て、秀姫は怒り狂った。
「私は、勃起させろと言ったのだ!」
軍靴の蹴りが、岳人の股間に飛んだ。容赦のない打撃で金玉が潰れたかもしれな
かった。
「ぐおおおおおおおっ!」
男にしか判らない、恐ろしい苦痛に、岳人の口から獣のような断末魔の叫び声が漏れ、
目から涙がほとばしった。
「もういい!このまま切る!」
秀姫は、剣先を岳人の股間に、垂直に付き立て、グリグリと弄ぶように抉った。夥しい
量の血液が噴出し、サーベルと拷問室の床を、真っ赤に染めた。
「ぎゃああああああっ!」
「死に絶えろ日本人!お前達のDNAは、未来永劫、消えて無くなれ!」
秀姫の瞳には、炎のように憎しみが滾っていた。床に、萎縮したままの岳人のチンポが、
切り離されてボトリと落ちた。秀姫は、それを軍靴のブーツの踵で踏みにじった。ただの
血と肉の塊と化した自分の生殖器を見て、岳人は気絶した。
327 :
名無し調教中。:2011/02/19(土) 23:51:54.01 ID:JeZCqEkt
後の愛国戦隊大日本である
328 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/02/28(月) 17:45:50.14 ID:ffeCdS01
韓流スター、チェ・チョンジュン(37歳)は、東京中央病院のVIPルームに入院していた。
全身の打撲傷と左腕骨折、あばら骨の何本かにヒビが入り、コルセットを巻いている。占
領下にあるとは言え、日本の医療技術の水準は、今でも世界のトップレベルで、チョンジ
ュンは、至れり尽くせりの治療を受けていた。
「せっかくの、僕の歓迎パレードが、台無しだ。チョッパリのテロリストども、許せん。顔に
傷が残ったら、どうしてくれる!」
チョンジュンは、ベッドの上で悪態をついた。
「もっと、許せんのは、ドサクサに紛れて、僕とキスをしていた、あのテロリストの男だ。僕
は、女しか興味がないのに!」
そのテロリストの男は、治安当局に身柄を拘束され、厳しい拷問を受けているという。責
め殺されればいいと、心から願った。
「日本人女の選抜が終わりました」
マネージャーが、病室に入って来た。アルバムをチョンジュンに見せる。彼のファンの日
本人主婦達の中から、若くて、容姿スタイルのいい女だけを選抜してチョンジュンに奉仕
させるのだ。
「なかなか、いいぞ。連れて来てくれ」
写真を見ながら、チョンジュンが舌舐めずりをした。ウサ晴らしに丁度いい。しばらくすると、
精一杯化粧をし、勝負服を着た主婦10人が、病室に入って来た。
329 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/02/28(月) 17:46:23.13 ID:ffeCdS01
「チョウム、ペッケッスムニダ、チョン様」
主婦達は、必死に覚えてきた、たどたどしい韓国語で挨拶をした。憧れのチョン様を目
の前にして、緊張気味の日本人主婦達を見て、チョンジュンの伊達メガネの奥の瞳が、
狼の目に変わった。
「跪け、チョッパリ。裸になれ」
主婦達は、とまどいながら病室の床に正座をし、着てきた勝負服を脱ぎ始める。首には
ネックレスや、耳にイヤリングも付けていた。
「まずは、オナニーだ。早くイッた者から順番に、僕のチンポを咥えさせてやる」
主婦達は、恥ずかしがりながらも、我先にとオナニーを始める。いずれも、亭主や幼い
子供がいるのだろうが、その事はすっかり忘れ、オナニーに没頭した。
「ああ、チョン様・・・あたしのオマンコを見て下さい・・・もうグショグショです・・・」
10人の主婦は、韓流スターの目の前で、痴態を曝け出すという行為に、異常なくらい
興奮していた。
「あっ・・・いく、いく・・・」
一人の主婦が、開始後1分半で絶頂に達した。男の様に射精をするわけではないので、
演技かどうか、真偽は判別し難いのだが、マネージャーは、その主婦をチョンジュンの
股間へと誘導する。ベッドの上の生活が続いているとはいえ、チョンジュンの体は、看
護婦が、隅々まで念入りに、毎晩お湯で濡らしたタオルで拭いているため、清潔である。
オナニーで欲情した主婦は、そのままのテンションで、チョンジュンのパジャマのズボン
を脱がし、チンポにむしゃぶりついた。
330 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/02/28(月) 17:46:52.89 ID:ffeCdS01
「夢にまで見たチョン様のオチンチン。とっても美味しいです・・・」
男と違い、女の場合は一度絶頂に達したからといって、急激に醒めることはない。主婦の
フェラは、情熱的で濃厚だったが、チョンジュンは、今朝、美人看護婦とセックスをしたば
かりだったので、そう簡単には、射精しなかった。
「チョン様、あたしもイキました」
オナニーをしていた主婦の中で、2番目に絶頂に達した主婦が、アピールした。
「よし、交代だ。お前は、僕の足の裏でも舐めてろ」
1人目の主婦が、名残惜しそうに、チョンジュンのチンポから口を離すと、すかさず2人目
の欲情した主婦が、むしゃぶりついた。1人目は、言われた通りチョンジュンの足の裏を舐
め始める。
「チョン様の足を舐めれるなんて、幸せです・・・」
次々にオナニーを終えた主婦達が、順番待ちで、入れ替わり立ち替わりチョンジュンのチ
ンポを口に含んだ。チンポを舐め終えた主婦は、チョンジュンに指示されるままに、彼の
様々な体の部位を舐める。
331 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/02/28(月) 17:47:23.96 ID:ffeCdS01
「右手を舐めろ」
「はい、チョン様」
「お前は、そうだな。脇の下を舐めろ」
「はい、チョン様・・・嬉しいです」
10人全員が、フェラをしてもチョンジュンは射精しなかった。日頃から、余程、美女を食
い漁っているので、性感が肥えているのだ。
「お前、本番をしてやる。騎乗位で腰の上に乗れ」
もっとも、フェラがうまく、顔もスタイルも気に入った主婦の1人を、チョンジュンが指名した。
30歳前後のその主婦は、ベッドの上でコルセットを巻き、仰向けに横たわったまま、動くの
が不自由なチョンジュンの腰の上に跨った。
「ああ、チョン様のチンポが、あたしの体の中に入って行く・・・」
指名された主婦は、挿入しながら、歓喜のあまりガクガクと全身を震わせ、涙を流した。奥ま
で沈めると、チョンジュンの傷に差し障りがないよう、ゆっくりと腰を動かす。何百人ものファン
の女を食い物にしてきたチョンジュンの目に狂いはなく、その主婦の、腰を動かすテクニック
には、天性の才脳あった。
「く・・・お前を、本当の家族にしてやる。僕の子供を生め」
フェラでは、射精しなかったチョンジュンが、奥襞の摩擦でイキそうになり、呻き声を洩らした。
「はい、チョン様。元気な子供を産んで、チョン様の家族になりたいです」
「そうか。今、日本人の愛人は、154号まで居るから、もし妊娠したら、155号にしてやる」
「うれしいです・・・チョン様」
チュンジュンは、連日の荒淫で薄くなった精液を大量に射精し、主婦はオマンコの奥深くの、
子宮の入り口で受け止めた。
332 :
名無し調教中。:2011/03/04(金) 22:04:24.73 ID:MdnOZ9SS
将軍サマが来日したら、喜び組の様子も派手に書いてほしいニダ
333 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/03/07(月) 16:54:21.09 ID:dd/GB3Br
久保田道康は、日本維新会の右翼活動家達と寝起きを共にしていた。横須賀の事務所
に常駐しているメンバーは、それ程多くはなく、マイクロバスを改造した街宣車で毎日、
関東各所のターミナル駅に出掛け、大音量で旧日本軍の軍歌を流しながらアジテーショ
ンを行うのだった。
「日本は、いにしえの昔より神の国である。日本人を滅亡せんとする去勢法案は、断固と
して施行させてはならない。いまこそ、立ち上がれ、日本人よ!大和魂を見せるのだ!」
剣崎一矢が、スピーカーで捲し立てた。通勤通学に忙しい一般の日本人達は、醒めた目
で街宣車を眺めている。彼らは、体制に順応しきっており、関わることさえ面倒なようだった。
「昨今の日本人の堕落ぶりには、怒りを感じるでごわす」
近藤勇太(22歳)が、分厚い右手の拳を握りしめて、怒りに震えた。彼は、幼い頃から相
撲取りになる事が夢だったのだが、統一朝鮮による日本占領以来、国技である相撲は権
威を失い、今では面白おかしく脚色された格闘ショーとしてのみ興行されている。奇怪な
マスクを被った力士や、全身に刺青をした力士などが、凶器を持って土俵の上で戦うのだ。
ギャンブルの対象にもなっているが、基本的に八百長であるため、賭博師達からは、醒め
た見方をされている。勇太は、そんな現状に絶望し、力士になることを諦めて右翼活動に、
身を投じたのだった。
334 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/03/07(月) 16:55:02.24 ID:dd/GB3Br
「一矢、そろそろ潮時よ」
街宣車のハンドルを握る宮前真奈美が、サイドミラーを見ながら言った。パレード襲撃事
件以来、治安当局の取り締まりが厳しくなっていた。全国にある日本維新会の支部のい
くつかも、強制捜査を受けたばかりだ。
「ああ、長居は無用。撤収しよう」
街宣車は、軍歌を鳴らしながら、ターミナルを発車し、国道に出た。朝鮮軍のパトロール
や、警察が来る前に、次のスポットに移動するのだ。道康は、今のところ見習いであるた
め、活動に口出しはしない。いつも大事そうに持っている卵型の装置については、他のメ
ンバーが不思議そうに見たり、尋ねて来る事もあったが、適当にはぐらかしていた。
「これは、別の世界と行き来するための装置さ」
尋ねた者は、冗談だと思って聞いてるようだった。右翼活動家には、過去を詮索されたく
ない人間が多いため、道康の素性についても、それ程しつこく聞かれることはなかった。
(居心地がいいな。仲間か・・・いいもんだな)
元の世界で、派遣で働いていた時も、それ程、親しい友人はいなかった。短期間で現場が
変わったり、人が入れ替わったりするため、一々深くかかわることが面倒になっていたの
かもしれなかった。専門学校を卒業して以来、正規雇用の職にもありつけず、将来に限り
なく不安を感じながら、その日を生きていくために、割の合わない派遣の仕事を続けて来
たのだった。当然、政治思想などと言うものはなく、同世代のほとんどの若者と同じように、
自分の手で世の中を変えようなどとは、考えたこともない。道康が、日本維新会の活動に
加わって3週間が過ぎようとしていた頃、長谷川会長が立案した海洋作戦が、実施される
事になった。
335 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/03/07(月) 16:55:28.12 ID:dd/GB3Br
「俺は、今度の作戦で死ぬつもりだ」
協力者から提供された漁船で船出し、船室で朝鮮軍特殊工作部隊の制服に着替えな
がら、剣崎一矢が言った。特攻するのは、一矢と勇太の二人である。漁船で、3昼夜か
けて小笠原諸島沖まで航行し、そこからゴムボートに乗り換えるのだ。
「明日の14時過ぎに、この海域を『ジョージ・ブッシュ』が通過するわ」
真奈美が、船室で海図を見せて説明した。ゴムボートなら、空母を護衛するイージス艦
のレーダーにも引っ掛かる事はない筈だという、長谷川会長の目論見だった。ゴムボー
トに樽詰された爆薬を乗せ、空母に体当たりするのだ。そのくらいで最新鋭空母が、沈む
筈はないのだが、犯人の遺体を回収した時に、朝鮮軍の軍服を着ている事が重要だった。
(なんだか、命を張っている割には、姑息な作戦だな)
道康が思ったが、口には出さなかった。今回、道康は特攻には、参加しないが、もし強要
されたら、その時点で、時間を止めるか、別の世界に転移するつもりだった。
336 :
名無し調教中。:2011/03/09(水) 00:58:34.39 ID:VqOz7RG+
乙です
八百長の余波がここにも
337 :
名無し調教中。:2011/03/09(水) 03:33:55.05 ID:xDUGl31W
338 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/03/12(土) 00:46:23.83 ID:t8RoOGfW
「頑張ってね、二人とも」
真奈美が、朝鮮軍の軍服を着た一矢と勇太の二人を抱きしめ、甲板からゴムボートに
送り出した。ゴムボートには、簡易型のスクリューが1つとオールが二組、取り付けられ
ている。真奈美と道康の二人だけになった漁船は、横須賀港へ引き返すために、その
海域を離れた。道康が、彼らを見たのは、それが最後だった。作戦が成功したのか失敗
したのかを知る術はない。仮に成功したとしても朝鮮軍の検閲を受けている新聞やテレビ
のニュースで、報道されるはずもなかった。道康は、帰りの航海の3日の間に、狭い船室
で真奈美からセックスに誘われた。
「ねえ、久保田君。退屈ね、エッチしない?」
真奈美からの唐突な誘いだった。仲間を死地に送り出し、女の生存本能に火が付いたの
かもしれなかった。
「えっ?ああ、いいですよ」
道康は、戸惑いながらも了承した。狭い漁船の船内で他にやることもない。散々、時間を
止めて、やりたい放題のレイプを繰り返した道康だったが、時間停止装置を手に入れるま
では、風俗で、プロの女性と遊んだ経験しかなく、まして、素人の女性から誘われるなどは、
生まれて初めての経験だった。道康と真奈美は、狭い船室の2段ベットの下の段のスペー
スで、服の上からお互いの、若い肉体をまさぐり合った。真奈美は古びたジーンズとTシャ
ツを着ているだけである。女性ながら、鍛え抜かれた手足の筋肉は引き締まっており、固
いが弾力があった。胸と尻は、ムッチリと女らしく、柔らかかった。
(Cカップくらいかな・・・)
道康は、Tシャツの中に手を入れ、背中のブラジャーのホックを手探りで外した。唇と唇を
重ね合わせ、激しく舌を吸い合った。真奈美の手が、道康の股間に伸びて来る。そして、チ
ャックを、指先で、もどかしげに下ろすと、硬くなった肉棒を掴んだ。
339 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/03/12(土) 00:47:23.43 ID:t8RoOGfW
「大きいね」
真奈美が、一瞬唇を離して、囁いた。やさしく道康の玉袋を撫でてくれる。今まで、身動
きしない女を、一方的に凌辱するようなセックスばかりをしてきた道康は、快楽とは別の、
包み込まれるような安らぎを感じた。
(セックスって、こんなに気持ちのいいものだったのか・・・初めて知った・・・)
真奈美のオマンコに手を伸ばすと、ヌルヌルだった。時間の止まった世界では、いくら愛
撫しても女が濡れることはない。挿入する前に、自分の涎液で湿らせるか、ローションを
使わないと、チンポが擦れて痛かった。道康は、ズボンとパンツを膝まで下ろし、真奈美
を仰向けに寝かせ、両足を手で持ち上げて大きく開かせ、正上位で挿入した。道康のチン
ポは、何の抵抗も無くスムーズに入った。そして、道康がリズミカルに腰を前後に動かす
と、真奈美は軽い呻き声を上げ、顔をのけぞらせた。
「あっ・・いい」
時間の止まった世界では、女は、反応しない。無表情に固まった女の体を犯すのは、別
の楽しみ方はあったが、やはり自らの意思で、自分を受け入れてくれる女性の反応を確
認しながら、セックスするのは、孤独感が癒され、気持ちよかった。
「宮前さん。イク時は、外で出しますよ」
「ううん。中で出していいわよ、どうせ安全日だし」
「じゃ、遠慮なく」
道康は、真奈美の体内の奥深くに射精した。それは、道康が、風俗以外で、初めて行っ
た普通のセックスだった。
「このまま、二人で沖縄にでも亡命する?」
真奈美が、射精の終わった道康のチンポを挿入したまま、余韻を楽しむかのように、腰を
抱きしめてきた。
「沖縄か。それもいいかもな」
道康は、はぐらかすように答えた。沖縄は、統一朝鮮の支配下に入っていない。日本人が、
この世界の1990年代以前の水準で、自由に生活出来る、唯一の土地だ。しかし、道康は、
わざわざ亡命しなくても、卵型の装置を使えば、いつでも別の世界に逃げ込むことが出来
るのだった。
「また、今度な」
道康は、気のない返事をした。
340 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/03/12(土) 00:59:56.28 ID:t8RoOGfW
統一朝鮮の首都ピョンヤンからの政府専用機が、羽田空港に到着した。今年で69歳
になる総書記の、多くの随員を従えての来日である。サングラスに天然パーマ、肥満
気味の体に、正式な軍服ではないが軍服の様な服を着た初老の最高権力者だ。彼
には、政府高官や高級将校の他、喜び組の美女50名が同行しており、さながら大名
行列の様だった。
「ようこそおいで下さいました、総書記閣下」
出迎えたのは、日本植民地総督の李大奉である。総督の傍らには、朴秀姫大佐も従
っていた。
「総書記のおもてなしのために、日本人の選りすぐりの美女を、そろえております」
「今夜は、チョッパリの女どもを、いたぶって遊ぶとするかのう」
総書記と随員のうちの数人だけが、出迎えのリムジンに乗った。後の随員には観光バス
が用意されている。李大奉と朴秀姫も、総書記と同じリムジンに同席した。
「総書記閣下、日本人去勢法施行の許可をお願いしたく、申し上げます」
秀姫が切り出した。総書記の鶴の一声を賜れば、議会を通さずとも法律を施行出来る
のだ。
「その法案については、朴大佐の書いた企画書を読んだ。今後5年間をメドに、ゼロ歳以
上の日本人男子全てを去勢するという内容だったな。早期に応じた者には、去勢手当や、
進学、就職、昇進などで優遇すると言う。しかし、その財源はどうするのだ?」
総書記が尋ねた。
341 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/03/12(土) 01:00:21.30 ID:t8RoOGfW
「去勢手当の財源は、去勢が全て完了した時点で、日本人税を現在の5%から10%に
引き上げることで対処します。それまでの期間は、日本の植民債の発行で繋ぎます」
秀姫の美しい顔の表情は、氷の様に冷たかった。
「ほう、素晴らしいではないか。さすがは、私の見込んだ人材だけの事はある。日本人
を絶滅させる財源を、日本人自体に捻出させるという訳か。考えたな」
総書記は、満足そうだった。
「よし、許可をする。朴大佐、君の好きなようにやりたまえ」
「ありがとうございます。総書記閣下」
秀姫は、心から礼を言った。1億人の朝鮮人の中で、これ程深く、総書記の信頼を得て
いる者が、果たして何人いるだろうか。秀姫は、感動の余り胸が熱くなるのを感じた。
342 :
名無し調教中。:2011/03/13(日) 23:38:21.88 ID:lU/LnybM
343 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/03/14(月) 22:10:46.06 ID:IAEZ/mnA
インターネット接続には、問題ありません。
344 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/03/23(水) 23:36:03.85 ID:bh8FTVe/
総書記が来日したその晩、港区にある迎賓館で、歓迎会が開かれた。植民地総督府
の高官や、駐留軍の将校達が、大勢参加してのパーティである。酒の肴に、日本の芸
能人や有名人が多数召集され、屈辱的な芸や、性接待、虐待を強要された。
「あのチョッパリの女に、ストリップをやらせろ」
総書記の鶴の一声で、指名を受けた日本人美女がダンスホールに引っ張り出される。
彼女は、日本のトップモデルであるヘビちゃんこと、蛇原優里だった。29歳の彼女は、
今年の春のファッションショー、ピョンヤンコレクションで着ていたドレスを身にまとって
いた。ベージュに花柄をあしらったドレスのスカートからスラリと伸びた細い足に、宝石
をちりばめたサンダルを履いている。優里は、悠然とダンスホールを歩きながら、一枚
ずつ脱ぎ捨てていった。当然、下着も全て脱がなくてはならない。これまで参加した占
領軍のパーティでは、いつもそうだった。
「痩せ過ぎだな。私の好みには合わん。やはりチョッパリより、朝鮮人の女性の方が素
晴らしいのう」
総書記は、取り巻きの喜び組の美女達に微笑みかけた。蛇原優里は、多くの朝鮮人
男性の視線に晒される屈辱に耐え、無言でオールヌードになり、ファッションモデルの
ポーズを決めている。
「お前、あの女と肛門を舐め合え」
総書記は、別の女性芸能人に命令した。占領軍の将校に酒を注いでいたその女は、
女優の永沢エリカ(23歳)だった。彼女は、気の強そうな顔を、一瞬こわばらせたが、
大人しく命令に従う。独裁者の機嫌を損なえば、芸能界から抹殺されるだけでは済ま
ないからだ。奔放な発言と行動で、『エリカ様』と日本人には呼ばれる彼女も、ここでは、
ただの愛玩物に過ぎないのだ。永沢エリカは、悲しげな表情でダンスホールに進み出
ると、腰に手を当てポーズを決めている蛇原優里の小振りの尻に、中腰になって顔を
埋め、綺麗に無駄毛の処理をされた肛門の周りを舐め始めた。さすがに優里は、トッ
プモデルだけあって、肛門とはいえ清潔さを保っている。それが唯一の救いだった。
345 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/03/23(水) 23:36:46.93 ID:bh8FTVe/
「私は、舐め合えと言ったのだぞ」
優里とエリカは、ダンスホールの床に座り込み、シックスナインの体勢で抱き合った。
しかし、舐めるのは、お互いのオマンコではなく肛門である。大勢の朝鮮人の男女が
見守る中での、この行為は、涙が出る程、悔しく惨めだった。
「さあ、みんなも遠慮なくやってくれ。チョッパリどもには、何をやらせても構わん。ど
うせ、朴大佐の日本人去勢法が実施されれば、あと、数十年で地球上から消え去る
民族だからな!」
総書記のお許しが出たので、朝鮮人達は、各々に日本の芸能人をいたぶり始めた。
李大奉総督は、女子アナの中島亜矢(31歳)の髪の毛を鷲掴みにする。
「しゃぶれ」
「はい、光栄でございます、総督閣下」
全国ネットの朝の情報番組で司会を務める中島亜矢は、丁寧に李大奉のズボンの
チャックを下ろし、短小なチンポを口に含んだ。李大奉のチンポは、硬くなったが、そ
れ程、大きくはならない。フィギアスケートの選手である坂東美紀(22歳)や、長田
麻央(19歳)も呼ばれており、強靭な肉体を生かして、人間テーブルや、人間椅子
となって朝鮮人に奉仕をしている。彼女達の鍛えぬかれた、美と強靭さを兼ね備え
た筋肉は、同じ姿勢で、重い重量を支え続けなければならない人間家具に丁度良
いのだ。2人とも、去年ピョンヤンで開催された四大陸選手権で着ていたフリル付き
のカラフルなリンク衣装を身に付けての奉仕である。ブリッジをして、人間テーブル
となっている坂東美紀は、腹の上と胸の谷間に、ワインのボトルを一本ずつ置き、
口にはワイングラスを咥えていた。ノーパンのオマンコにはコルク抜きと、肛門には
アイスピックが差しこまれている。この体勢で、体の上に置かれたボトルを落とさな
いためには、ほんの少しも震える事は、許されない。美紀が、この過酷な姿勢に、
長時間耐え抜けるのは、スポーツ選手である身体能力の高さと、人並み外れた集
中力のお陰だった。
346 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/03/23(水) 23:37:12.37 ID:bh8FTVe/
「お久しぶりね」
南朝鮮出身のフィギュアスケート選手、キム・ユナ(20歳)は、人間椅子となった長田
麻央の顔の上に、どっかりと腰を降ろした。筋肉質な尻に顔面を圧迫され、麻央は呼吸
困難になる。キム・ユナは、来年のバンクーバーオリンピックへの出場が決まっている。
実力では、長田麻央と、伯仲しているのだが、日本の植民地籍しか持たない麻央には、
オリンピックへの出場資格が最初からないのだ。
「ウフフ、金メダルは、あたしのものよ。どう?あなたも出たい?でも無理ね。なんなら、
あたしが、表彰台に上がる時に、あなたの身体を踏み台にしてあげても、よくてよ」
「むぐぐぐ・・・」
人一倍負けず嫌いの麻央は、悔しくてしょうがなかったが、日本人に生まれた事を恨む
しかなかった。もしくは、90年代に、憲法9条に縛られ、碌な抵抗もせずに、無血占領
を受け入れた当時の政治家達を。
347 :
名無し調教中。:2011/03/24(木) 00:52:41.96 ID:Gh3VR4F4
乙です
フィギュアスケートの話のキャラクターとは懐かしいですね
美咲や他の女子アナも出してくれるのでしょうか
348 :
名無し調教中。:2011/03/24(木) 16:06:45.75 ID:+80rBpwF
地震の余震が続くなか乙です
道康が別の平行世界に移動することがあるなら、今度は反対に
日本人が世界を蹂躙する世の中の話を読んでみたいです
349 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/03/27(日) 05:01:15.83 ID:yZNkKYwa
>>348 宇宙戦艦ヤマトでは、地球防衛軍の要職は、全て日本人で占められています。
意外なところで、ポーランド人が支配している世界を、想像してみるのもいかがでしょう。
350 :
名無し調教中。:2011/03/29(火) 01:22:02.11 ID:eKE2EKD/
地震の余震より放射線がこわひ
351 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/03/30(水) 23:46:33.46 ID:ChyBgluo
「宴も、たけなわね」
朴秀姫は、悪魔のような微笑みを浮かべながら、ワイングラスを傾けた。周囲には、日本
人の美青年アイドルグループ『SWAP』の5人を侍らせている。タキシードを着た美青年
達は、愛想笑いを浮かべながら、秀姫のグラスに酒を注いだり、たどたどしい朝鮮語で
お世辞を言ったりしていた。
「お前達、全員直立不動で、横一列に並びなさい」
秀姫は、酔った勢いで命令した。SWAPの5人は、不安そうにお互いの顔を見合せなが
ら、命令通り、整列する。
「手を後ろで組んで、足を広げなさい」
5人が、言う通りにすると、秀姫は、右足を大きく振りかぶり、端から順番に、美青年の股
間に蹴りを入れて行った。
「あぐっ!」
余りの痛さに、5人は蹴られた順番に、手で股間を押えて、蹲る。
「アハハハハ、その痛みを、今のうちに、よく味わっておくことね。もうすぐ、日本人の男は、
全員去勢されて、オナニーも、出来なくなるんだから!」
秀姫は、高らかに笑った。彼女は、先月、パレードの事件で、レイプされてから、日本人
の男の性器に対して、執拗なまでの憎悪を抱いているようだった。
パーティルームの中央では、フィギュアスケートの女王、白川涼香(29歳)が、得意技
である、イナバウアーのポーズのまま、ダーツの的になっていた。スケート靴を履き、全
裸で、上半身をのけぞらせ、両腕を左右に大きく開いた身体に、朝鮮人達が、次々にダ
ーツを撃ちこんでいく。彼女は、床の上にスケート靴で立っているため、不安定で、逞し
い両足の筋肉がプルプルと震えていた。
「くそ、外れた」
総書記の投げたダーツが、涼香の脇腹に突き刺さった。側近の高官が抜き、涼香のク
リトリスに刺し直す。全身血だらけの涼香の顔が、一際、激しく苦悶に歪んだ。
352 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/03/30(水) 23:47:14.79 ID:ChyBgluo
「大当たりでございます。閣下」
「気がきくではないか。よし、今の功績に免じて、陸軍にいる、お前の息子を、2階級特
進させてやろう」
「有り難き幸せに御座います」
総書記は、上機嫌だった。今や統一朝鮮は、アメリカに次ぐ世界第2の経済大国であり、
軍事面でも隣国の中華人民共和国と肩を並べる程になっている。そのほとんどは、韓国
と日本を併合したお陰なのだったが。
人間テーブルをやっていた坂東美紀が、バランスを崩しワインのボトルを落とした。朝鮮
人将校の1人が、執拗に、美紀の腹にロウソクを垂らし、熱さに耐えられなくなった美紀が、
平衡感覚を失ってしまったのだ。床に落ちて砕け散ったボトルの破片と、ワインの赤色の
液体が絨毯を汚した。
「ごめんなさい」
ワイングラスを咥えたままの口で、美紀が必死に謝った。
「その女を強制収容所に入れろ!」
総書記の鶴の一声が響いた。
「ど、どうか、それだけは、お許しを」
美紀の顔が青ざめた。北朝鮮時代からの伝統的を引き継ぐ、強制収容所の過酷さは、
噂で聞いている。
353 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/03/30(水) 23:47:45.92 ID:ChyBgluo
「日本人の職務不履行は、重罪だ。懲役10年だな」
美紀は、涙を流した。気が遠くなりかける。また、体が、ぐらついた。
「しっかりしろ、チョッパリ。もう一つ落としたら、さらに10年を追加するぞ」
「ひっ・・お許し・・・」
坂東美紀の失態を見て、パーティ会場にいた日本の有名人全員に緊張が走った。少しで
も朝鮮人の機嫌を損ねれば、自分も同じ運命になりかねない。日本の社会では上流階級
に属する彼らも、朝鮮人の前では、人権さえ無いのだ。彼らの頭の中は、無難にパーティ
を終え、無事この場を去ることしかなくなった。
パーティ会場には、アイドルグループ、IKB68の少女達も呼ばれていた。池袋を中心に
活動する、68人の美少女である。ハイスクールの制服を着た彼女達は、朝鮮人達に侍り、
セックスサービスをさせられていた。
「可愛いオッパイ、ニダ」
「いやーん」
「口移しで、酒を飲ませてやるニダ」
「あたし、まだ未成年ですう」
若々しい肉体を制服の上から、弄ばれている。厳しいオーディションを勝ち抜いてきた彼女
達も、ここではピンサロ嬢でしかない。
354 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/03/30(水) 23:48:23.05 ID:ChyBgluo
2009年8月15日、日本人去勢法が施行された日。抗議のため、右翼団体である日本
維新会のメンバーが、旧国会議事堂前で、焼身自殺を行う事になった。
(冗談じゃないぜ)
実行班に選ばれた久保田道康は、胸の卵型の装置を握りしめた。ガソリンをかぶるのは、
道康と宮前真奈美、そして、もう一人黒河内則介という男である。昨日の晩、真奈美とは
最後のお別れの意味を込めて、激しく抱き合った。出来れば、真奈美も助けてやりたかっ
たが、時間停止装置は一つしかない。それに、日本の国体を守るために死ぬという、真奈
美の決意も固いようだった。
「あたし、子供の頃、婦人警官になりたかったの」
真奈美は、そう言っていた。しかし、1995年以来、日本人の警察官登用は、認められて
いない。長谷川会長自らの運転するワゴン車で国会議事堂前に降り立った3人は、それ
ぞれガソリンの入ったポリタンクを手に持っていた。それを頭からかぶるのだ。道康は、ポ
リタンクの蓋を開ける代わりに、胸にぶら下げた、卵型装置のボタンを押した。時間を停止
させるのではなく、別の世界へ移行する押し方で。時間を止めて逃げたとしても、真奈美は、
火だるまになって死ぬだろう。そんな世界にこれ以上居たくなかったのだ。道康は、めま
いを感じ、周りの風景が、一瞬ズレたような気がした。
355 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/03/30(水) 23:49:59.99 ID:ChyBgluo
道康編、終わりです。
日本人が世界を支配している話と言えば、筒井康隆原作の、「日本以外全部沈没」という映画がありました。
356 :
名無し調教中。:2011/04/01(金) 23:57:09.15 ID:rSXQJRgc
まとめサイトは
>>327で止まってますね。
なにかの不具合でしょうか?
357 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/04/02(土) 08:10:08.10 ID:vb9c4aFz
5〜6話、たまってから、追加するようにしています。最近、執筆速度が遅いのは、私がサボっているからです。不具合ではありません。
358 :
名無し調教中。:2011/04/03(日) 23:35:26.45 ID:6vlHLdJG
乙です
次回作に期待しています
359 :
名無し調教中。:2011/04/04(月) 00:01:31.09 ID:ROz1DK3Q
マンガだけど「国民クイズ」byモーニング
これも日本が世界を支配しているな
360 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/04/04(月) 12:38:54.13 ID:gt07YJdM
古沢輝彦(37歳)は、目を覚ました。大型犬を入れる檻の中が、最近の彼の寝所だった。
彼は全裸で、手足には鎖が付いており、例え檻の鍵が開いていても、逃げられないように
されている。3匹の雄豚の中で、彼が一番危険人物だと考えられているようで、安全対策は、
何重にも施されているのだった。
(蒸し暑い・・・夏になったのか・・・)
囚われてから、どれくらいの月日が経ったのかは、定かではない。ラブホテルで罠に嵌めら
れたのは、確か2007年の5月18日だったことは、覚えている。全身に治りかけの傷と、新し
い傷があり、痒さと痛さで気が狂いそうだった。
(チクショー、ケツの穴が、痛え)
昨日は、肛門に焼き鏝を押し込まれ、散々嬲られたのだった。温度を調整してあったらしく、
ケロイド状にはなっていないが、肛門の括約筋の内部が、水ぶくれになっていると、拷問者
の女達は、笑っていた。輝彦が、手首に鎖の付いた手で、右の尻タブを触ると、豚の焼印が
ケロイド状になって浮き上がっているのが判った。この屈辱的な焼印は、皮膚の移植でもし
ない限り、一生消えないだろう。
(救出は、来ねえのか・・・あいつら、一体、何をサボってやがるんだ)
輝彦は、同僚の刑事達を思い出した。彼らの顔が、遥か昔の記憶の様に、思える。
(葉桜組の組長逮捕にかかわった人間が、3人も誘拐されてるんだ。名探偵でなくても、判
りそうなもんだがな、常識の範囲内で)
最近、事件が多く、捜査の手が回っていないだけなのかもしれない。葉桜組に捕えられた3
匹の雄豚のうち、最も従順な、大学生の星崎直也は、連日のように組系列のホストクラブと
SMクラブで働かされている。なので、最近は、彼の姿を見掛けない。たまに女装して、葉桜
麗子に、付き従っているのを見かけるくらいだ。もう一人の弁護士、武藤剛志も、女主人達に
従順で、輝彦ほど虐待は受けていない。輝彦と剛志は、数え切れないくらい、何度も男同士
のセックスを強要され、お互いに、他人ではない、恋心が芽生え始めていた。
361 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/04/04(月) 12:39:30.66 ID:gt07YJdM
(チクショー、俺とした事が)
それは、過酷な環境に適応するための、無意識の防衛本能だったのかもしれない。
そうでなければ、気が狂っていただろう。
「起きな。今日の朝御飯は、御馳走だよ」
地下室の鉄扉が開いて、桂木千穂(19歳)が、入って来た。葉桜組傘下の暴走族
を束ねる、女リーダーである。千穂は、用心深く檻の鍵を開けると、皿に乗っていた
目玉焼きをコンクリートの床の上に落とし、スリッパの裏で踏みにじった。
「食べな」
輝彦は、四つん這いのまま、顔を床に付け、手を使わずに貪り食べた。いつも、ドッ
グフードしか、与えられていない。人間の食べ物は、数週間ぶりだった。
「おっと、味付けを忘れていたわね」
千穂が、踏み潰されてグチャグチャになった卵焼きにペッと唾を吐きかけた。
「おいしいかい?」
「美味しいです、千穂様」
「スリッパの裏が汚れたから、綺麗にしな」
輝彦は、千穂のスリッパを両手で捧げ持ち、裏に付いた卵の黄身を、舌を伸ばして
ベロベロと舐め上げた。
「今日の調教は、人間サンドバッグだ。覚悟しとくんだね」
輝彦は、青ざめた。今日も過酷な一日になりそうだった。五体満足なまま、今晩、
眠りに付けることを神に願うしかない。
362 :
名無し調教中。:2011/04/04(月) 22:26:14.23 ID:T8JgUKJp
読んだとき本当に「えっ、誰?」と思った
そんな花と豚シリーズ
363 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/04/06(水) 13:06:54.41 ID:JrH1CgGP
>>362 ほとんどの登場人物が、懐かしいキャラになっています。一応、全部、その後のストーリーは考えてあるのですが、
いかんせん、書くのが遅いもので。
なんとか、もう少しペースアップ出来ないものか、頑張ってみます。
364 :
名無し調教中。:2011/04/07(木) 22:25:45.71 ID:xUURqu06
365 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/04/08(金) 08:32:33.35 ID:l1Vznwgj
366 :
名無し調教中。:2011/04/09(土) 23:35:41.25 ID:xIgxEQoT
白人美女の肛門に口をくっつけられるんだったら嬉しいかも
367 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/04/12(火) 09:46:55.26 ID:Gsa0vk12
雄豚達の調教ルームは、葉桜邸の地下にある。輝彦の記憶が正しければ、都心から、
かなり離れた場所にあり、それが救出の遅れている原因の一つに思われた。輝彦は、
後ろ手に手錠をかけられ、両足首を30センチ程の間隔に、鎖で結ばれている。そのた
め小幅にしか歩くことが出来ず、逃亡など無理だった。
「モタモタするなよ、てめえ!」
千穂が、荒々しく首輪の手綱を引っ張った。首が締められ苦しい。輝彦に出来る唯一
の抵抗は、噛み付くことだったが、もし実行すれば、全部の歯をへし折るまでタコ殴り
にすると、何度も脅されていた。調教室の鉄扉を開けると、すでに直也と剛志が、全裸
で調教を受けていた。剛志の裸体を見た瞬間、輝彦の胸の鼓動が速くなり、ポッと頬が
赤くなって、思わず剛志から目を背けてしまう。
(参ったな。本当に・・・なんで、俺が男なんかに・・・)
そんな想いとは裏腹に、今日も剛志と絡み合いを強制されるかと思うと、自然と期待感
で胸が熱くなった。剛志は、レディース達のオマンコに、代わる代わる朝のクンニ奉仕
をしている最中だった。
(剛志のチンポを、尻の穴にブチ込まれたい)
そう考えると、それまで萎縮していた輝彦のチンポが、ムクムクと勃起し始めた。
「いやらしい!この雄豚がっ!発情してんじゃねえよ!」
368 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/04/12(火) 09:47:36.35 ID:Gsa0vk12
千穂の蹴りが、輝彦の股間に入った。この程度の暴力は、日常の挨拶代わりだった。
一方、一番若い直也は、完全に女装化されている。すね毛も完全にレーザー脱毛機
で処理され、ツルツルになっている。ピンクのミニスカートにヘソ出しルックで、上半身
はラメ状の水色の布で胸元だけを覆っている。両手両足の爪には赤いマニキュアが
塗られ、口紅とアイシャドウも引かれていた。顔面のヒゲや脇毛、股間の毛も、完全
に永久脱毛されたらしい。髪の毛は短かったが、栗色に着色され、ギャル風のファッ
ションに仕立て上げられていた。しかし、女にしては背が高く、手足も筋肉質で、肩幅
が広く、声も太いため男であることは、誰が見ても一目瞭然だ。そのアンバランスな姿
のまま、外出させられると羞恥心が半端じゃなく燃え上がり、勃起がおさまらない。直
也のミニスカートの下はノーパンで、ほぼ四六時中、スカートの前が、勃起するペニス
でテントを張っている。19歳の若さを誇る直也は、一日に何度射精をしても疲れと言う
ものを知らないようだった。
「ほら、また勃起しているわよ。自分でしごいてヌキなさい」
この豪邸のオーナーである葉桜麗子が、微笑みながら直也に命令した。麗子は、42
歳なのだが、美容、エステや化粧品など、アンチエイジングには金を惜しまないため、
若々しく、30代前半に見えた。麗子は、直也のミニスカートの下に手を入れ、嬲るよう
に硬くなったチンポをいじくり回す。直也は、感度も抜群で、たちまち喘ぎ始めた。
369 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/04/12(火) 09:48:03.14 ID:Gsa0vk12
「あ・・・麗子様・・・気持ちいいです・・・」
「自分でやるのよ」
直也は、右手をスカートの中に手を突っ込み、自分のチンポをしごき始めた。
「そう、そうよ。お前の手は、自分のチンポを、しごくためにあるのよ」
今日既に三回目のオナニーである。それでも、すぐに発射態勢に入った。
「イキ・・・イキそうです。麗子様・・・」
「お前、だんだん早くなってきたわね。まあ、いいわ。その雄豚の口に発射しなさい」
麗子が、連れて来られたばかりの輝彦を指差した。直也がしごきながら近づいてくる。
輝彦は跪き、アングリと口を開けた。直也は、チンポの先の発射口を絶対に外しよう
のない距離まで近づけ、若い樹液を迸らせた。さすがに精子は薄かったが、大量の
カウパー腺液を含んだ液体が、輝彦の咥内に飛び散った。
「よく味わってから、飲み込め雄豚」
輝彦は、生臭い液体を口に貯めて舌でよく味わい、自分の唾液と一緒に飲み込んだ。
始めの頃は、吐き気がするほど嫌だったのが、最近では慣れて、何も感じなくなって
いる。ただ、この精液が剛志の物だったら、どんなに良かったかと、思いはしたが。
「綺麗にしてやれ」
千穂が、首輪の手綱を引っ張って合図した。輝彦は直也の放出を終えたばかりの亀
頭の先を唇と舌で包み、尿道口からカリの裏側まで、丁寧に掃除をする。ここ数カ月、
ほぼ毎日行われている行為だった。
370 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/04/13(水) 12:42:05.08 ID:wXfrenbM
「逆さに吊るしなさい。今日の調教は人間サンドバックからよ」
輝彦の両足の鎖が、滑車のフックに取り付けられた。千穂が電動モーターのスイッチを
入れると、ゆっくりと巻き上げられる。両手は頭の後ろで組まされ、手首に手錠を付けら
れた。完全に無防備な輝彦の体は、大の字に足を大きく開かれた状態で逆さ吊りにさ
れた。彼の裸体は、連日の拷問で、傷だらけである。背中や脇腹には、ひどい鞭跡が
走り、腹や胸にはタバコの火を押し付けられた火傷の跡が点々と付いている。3人の雄
豚の中では、最も体が頑丈で、しかも反抗的なため、ダメージの強い、過激な暴力調教
を受ける役割を担っていた。
「好きにしてくれ」
輝彦は、挑発的な目で千穂を睨みつけ、ふてくされたように言った。逆さ吊りにされた輝
彦の周りに、鬼霊同盟のレディースや、研修に来ていたSMクラブ『罪と罰』のミストレス
達が集まってくる。
「相変わらず、ふてぶてしいわね。この警部。これだけ、やられてるってのに」
ジュリア女王様こと、中西樹里亜(27歳)が、特注のマイ鞭の豹柄のグリップで、ヒタヒタ
と輝彦の顔を叩いた。
「警部じゃない。警部補だ」
「うるさいっ!」
ジュリア女王が鞭の柄で、輝彦の顔を殴った。重いグリップの部分の打撃力が半端では
無く、輝彦の口の中が切れて血が流れる。続けて、ジュリア女王のハイヒールの蹴りが
背骨に決まった。踵が皮膚を破り、出血する。
「あたしにもやらせて」
リンダ女王様(19歳)が、ボクシングの構えで前に進み出た。彼女は格闘技プレイが専
門で、技の開発のために、よく葉桜邸を訪れ、輝彦を実験台にしている。
「シュッ!シュッ!ジャブ、ジャブ・・・」
リンダ女王は、マニキュアの塗られた可愛らしい素手の拳を、輝彦の腹に連続して叩き
込んだ。普段から鍛えているだけあって、一発一発が強烈だ。
371 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/04/13(水) 12:42:56.04 ID:wXfrenbM
「ほれ、ストレート!」
大きく振りかぶった右ストレートが、剥き出しの輝彦の金玉に叩き込まれた。
「ぐおおおおお!」
輝彦が、獣のような声で絶叫した。逆さ吊りにされた体をガクガクと揺らすが、両手両足
を固定されているため、打撃を受けた部分を押さえて、かばう事も出来ない。痛みを少し
でも紛らわせるために身をよじるだけである。
「リンダキック!」
黒いハイヒールのキックが、逆さになった輝彦の顔面に飛んだ。側頭部に命中し、吊られ
た体が大きく揺れる。
「あたしも、やりたい。」
赤いボンデージスーツに身を包んだルイ女王様(23歳)も進み出た。
「ハイヒールキック!」
ルイ女王が、リンダの真似をして、右足の赤いハイヒールを輝彦の顔面に叩きこんだ。今
度は、正面から入り、鼻がつぶれる。鼻血が逆様にダラダラと流れ始めた。
「キャハハハ!血を流してるよ、こいつ!バッカみたい」
ルイ女王は、無様な輝彦の姿が、笑いのツボにハマったのか、腹を抱えて大笑いした。
「次は、あたしの番ね」
代わって進み出たのは、暴走族、鬼霊同盟のメンバーである島田亜由美(18歳)だった。
輝彦をラブホテルに誘い出し、罠にはめた帳本人だ。
「落ちぶれたね、オッサン。最初に会った時は、威圧感があって、いかにも警部らしかった
のに」
タバコを吸いながら、煙をフーッと輝彦の血まみれの顔に吹き付けた。
「警部じゃない、警部補だ・・・」
亜由美の膝蹴りが、顔面に入った。
372 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/04/13(水) 12:43:30.84 ID:wXfrenbM
「がはっ!」
「同じ事ばっか、言ってんじゃねえよ!」
亜由美が、タバコの火を輝彦のヘソの周りに押し付けた。
「アチーッ!止めてくれ、それだけは!」
肉の焦げる匂いがする。輝彦のぶら下げられた肉体が、空中で海老の様に跳ねま
わった。
「動くなよ。余計、あぶねえだろうが」
亜由美が、タバコの火を、大きく開かれて無防備な、股間の金玉袋に押し付けた。
「ヒヤアアア!アチッ!アチッ!」
「なーんとなく、火遊びをしてたら、オシッコがしたくなっちゃった。腹筋に力を入れて
顔を上げな」
亜由美の命令で、輝彦が逆さ吊りの頭を、腹筋の力だけでグイッと持ち上げた。逞
しく割れた腹筋が盛り上がる。長年、体を鍛えていた刑事だからこそ出来る芸当だった。
「人間便器になりなさい」
「くっ、好きにしろ」
亜由美は、パンティを降ろし、スカートを捲りあげると、無理な体勢で上向きに持ち上
げられている輝彦の顔面に跨った。ちょうど、口の位置にオマンコの割れ目を押し当
てる。暖かく豊満な太腿に顔面を挟み込まれ、圧迫された。輝彦は、尻肉を押し当て
られ、目も見えず、鼻も塞がれてしまう。基本的に女達のオシッコは全て、雄豚奴隷
の誰かが飲まなくてはならない。大便に関しては、匂いがきつく、食糞の後始末が大
変で、その日の調教メニューに支障が出るため、指示があった場合のみである。それ
でも最低3日に一度は食わされる。麗子の言葉によると、輝彦を、傷が増え過ぎて使
い物にならなくなってきたら、食糞専用奴隷にしようという案も出ている様だった。
373 :
名無し調教中。:2011/04/13(水) 12:43:54.37 ID:V3DHTCm6
更新乙です
374 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/04/13(水) 12:44:28.42 ID:wXfrenbM
「出すわよ、全部飲み干しなさい」
朝一番の、濃いオシッコが、亜由美のオマンコから直に輝彦の口に放出された。目が
塞がれているために見えなかったが、味から推測するに、おそらく色は、濃い黄色の
筈だ。オシッコは、朝が最も濃くて味がきつく、それ以降は薄くて飲みやすい。女達の
飲み物や、食べ物によっても味が変わる。タバコを吸う、吸わないは食糞の時で無い
と判らない。
「うう・・・・」
腹筋に力を入れながら、無理な姿勢で喉を動かし、逆様になった胃にオシッコを飲み
下すのは、熟練した人間便器にとっても、至難の技だった。しかし、むせ込めば、厳し
い罰を受けることになる。飲尿の際のルールで、むせ込まない、こぼさないは、基本
中の基本ルールで、違反した場合は、厳罰の対象だった。
「スッキリしたわ。綺麗にしなさい」
輝彦は、最後の一滴まで飲み下すと、舌を大きく出して、残り露で湿っている亜由美
のオマンコを、隅々まで舐め上げた。舌の裏表の表面を大きく使うのが、綺麗に舐め
上げるコツである。逆さ吊りにされているため、油断すると、苦労して胃に収めたオシ
ッコが逆流しそうだった。
「次は、あたしね」
桂木千穂が、太い一本鞭を持って進み出た。腹筋姿勢から解放された輝彦はゼイ
ゼイと喘いでいる。2メートルはある長い一本鞭が、鮮やかな手捌きで、輝彦の傷だ
らけの裸体に次々と叩きつけられた。千穂は、暴走族を卒業した後、SMクラブ『罪と
罰』への就職を考えているのだった。
「なかなか、うまくなったじゃない、千穂さん」
ジュリア女王が褒め称えた。
「あたしが新人だった頃に、指導して貰った先輩が、よく言ってたわ。一本鞭は技術
で打つんじゃない、心で打つんだって」
「へえ、その人はもう『罪と罰』には、いないんですか?独立したとか?」
「残念ながら、いないわ。今頃、どうしているかしら。奥平渚沙って言う人でね。その
当時のナンバーワン女王様だったわ。ある日、急に店に連絡も無く、プレイ中のホテ
ルの部屋から失踪してしまったんだけどね。まあ、あたし達の業界じゃ、よくある話だ
けどね」
ジュリア女王は、懐かしそうに言った。
375 :
名無し調教中。:2011/04/13(水) 23:00:12.50 ID:rqqVSEHQ
乙です
まさかサイボーグブラックの名を聞けるとは
376 :
名無し調教中。:2011/04/14(木) 10:23:05.03 ID:AkCSlWwJ
更新乙です。
ずっとまとめサイトだけをチェックしていて
327話でとまっていたので、
まさか作者さんが地震に遭ったのではと心配していたんですが
こちらで更新されていたんですね。
377 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/04/14(木) 22:05:10.08 ID:ZMyf86uY
>>376 幸いにも、被害のない地域で生活しています。震源地近くの方、余震に気をつけて下さい。。
378 :
名無し調教中。:2011/04/16(土) 11:08:11.13 ID:jgnEqM6x
あげ
379 :
名無し調教中。:2011/04/23(土) 15:33:40.61 ID:fbAhRkKo
サイボーグブラック
380 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/04/27(水) 14:18:41.27 ID:HleQmHr2
テスト
381 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/04/27(水) 14:39:26.69 ID:HleQmHr2
382 :
名無し調教中。:2011/04/27(水) 22:20:19.22 ID:ALTSjeym
まさかこんなことになるとは…
避難所スレにもコメントを書いてよろしいでしょうか?
384 :
383:2011/04/27(水) 23:47:34.94 ID:mkxLMM07
あ、もしかするとレベルは 2ch.net と bbspink.com で別かも知れないので、
レベル上げは bbspink.com の板でやった方がいいかも知れないです。
385 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/04/28(木) 06:07:29.89 ID:4JF2CAe4
>>383 他に、作品を発表する場所もなさそうなので、地道にレベルを上げてからの再開になりそうです。
現在、レベル1なので、最低でも、8〜10日はかかる計算です。
386 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/04/28(木) 06:09:53.95 ID:4JF2CAe4
>>382 避難所にスレに、書き込んで頂くのは大丈夫です。ただし、読者は、ここより、かなり少ないと思われます。
387 :
忍法帖【Lv=1,xxxP】 :2011/04/28(木) 22:46:52.36 ID:4JF2CAe4
3行ずつくらいしか、投稿出来ない。小説を3行アップしてもなー
避難所を作って置いて、よかった。
388 :
忍法帖【Lv=1,xxxP】 :2011/04/29(金) 23:55:14.93 ID:ilg1HtXf
何で、こんな事に・・・・
389 :
名無し調教中。:2011/04/30(土) 09:03:04.79 ID:GYstTgI8
あらら、書いてた学校のアナザー無駄になっちゃった
390 :
名無し調教中。:2011/04/30(土) 16:22:50.69 ID:BcTzmKJ7
グーグルで『生体実験』で検索すると5件目に出てくるし
まとめサイトの読者もけっこう多いのでは
391 :
忍法帖【Lv=1,xxxP】 :2011/04/30(土) 21:47:17.61 ID:5eXNljqb
なかなか、レベルが上がらない。待ってられないので、3行づつアップしようかな。
まとめサイトのアクセス数は、一日約500件です。最盛期で1000件くらい。アナザー掲示板のカウンターは、いつの間にか1万を超えてます。
全体では、開設以来、7年間で25万くらいです。
392 :
名無し調教中。:2011/05/01(日) 00:55:48.54 ID:12/rVniT
>>391 ありゃ、レベルが1のままですね。クッキーがうまく受け取れてないのかな。
ここへの書き込みは2chブラウザですか?それともインターネットエクスプローラー
とかのブラウザですか?
393 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/05/01(日) 08:06:59.03 ID:HYa3sdza
ギコナビなのですが、インターネットエクスプローラーじゃないとレベルが上がらないのですか?
394 :
名無し調教中。:2011/05/01(日) 18:26:04.39 ID:12/rVniT
あ、レベル2に上がってますね。
なんか上がるペース遅いような気がするけど、ギコナビだったら大丈夫なんじゃ
ないかと思います。
395 :
名無し調教中。:2011/05/01(日) 22:11:44.67 ID:n1t6tuYJ
凄く素朴な疑問なんですが、忍法帖【Lv=1,xxxP】って作者さん?
396 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/05/02(月) 00:19:39.31 ID:D1nHn56H
そうです。日々レベル上げに、励んでいます。ギコナビでは、レベルが上がらないようです。
もうすぐ、5話分が溜まるので、まとめサイトを久々に更新出来るかと思います。
397 :
名無し調教中。:2011/05/02(月) 01:36:28.07 ID:8L/s/gHm
398 :
忍法帖【Lv=3,xxxP】 :2011/05/02(月) 07:41:29.52 ID:D1nHn56H
ギコナビをバージョンアップしました。いろいろとサポート、ありがとうございます。
私もテスト…
しかしめんどうな仕組みになったもので…
400 :
忍法帖【Lv=1,xxxP】 :2011/05/03(火) 07:21:14.55 ID:fM1croDb
2ちゃんねるに寄生している以上、ここのルールには、従わないといけない訳で。
401 :
忍法帖【Lv=4,xxxP】 :2011/05/03(火) 07:23:27.05 ID:fM1croDb
バタ62にバージョンアップして投稿したら、LV3からLV1に戻った。
402 :
忍法帖【Lv=4,xxxP】 :2011/05/03(火) 23:22:29.80 ID:fM1croDb
古沢輝彦(37歳)は、目を覚ました。大型犬を入れる檻の中が、最近の彼の
寝所だった。彼は全裸で、手足には鎖が付いており、例え檻の鍵が開いていて
も、逃げられないようにされている。3匹の雄豚の中で、彼が一番危険人物
だと考えられているようで、安全対策は、何重にも施されているのだった。
(蒸し暑い・・・夏になったのか・・・)
囚われてから、どれくらいの月日が経ったのかは、定かではない。ラブホテ
ルで罠に嵌められたのは、確か2007年の5月18日だったことは、覚え
ている。全身に治りかけの傷と、新しい傷があり、痒さと痛さで気が狂いそ
うだった。
403 :
忍法帖【Lv=4,xxxP】 :2011/05/03(火) 23:24:50.95 ID:fM1croDb
昼過ぎまで、サンドバック調教は続き、女達が昼食を取る時間になって、やっと、瀕死の状態で輝彦は下ろされた。頭に血が上り、意識が朦朧としている。全身の傷跡の数が、今朝の倍ぐらいに増えていた。
「今日から、警部に、これを付けさせなさい」
別の雄豚を調教していた麗子がやってきて、千穂に黒いベルト付きの器具を
渡した。それは、男性用の貞操帯だった。
「おい、輝彦!足を開け」
「俺・・・俺は、警部じゃない・・・・警部補だ・・・」
千穂の平手打ちが、輝彦の顔面を叩く。何度叩かれても、こればかりは訂正
せずにはいられない。それだけが、唯一、輝彦に残された、女達への抵抗だ
った。
404 :
忍法帖【Lv=4,xxxP】 :2011/05/03(火) 23:25:54.47 ID:fM1croDb
「口答えするなって、言ってんだろ!この雄豚がっ!」
千穂が、足を開いた輝彦の股に貞操帯を通した。5センチほどの透明のケー
スに輝彦の傷だらけのチンポが収められ、鍵をかけられる。ケースの先端に
は、オシッコの放出と洗浄水を入れるための小さな穴がいくつか空いている。
ベルトは、腰と玉袋の部分に2本回され、自分では、絶対に外す事が出来な
い。
「ウフフ、せいぜい、勃起させないように、心を集中して頑張ることね。勃
起させると、とっても痛い事になるわよ」
麗子が、楽しそうに笑いながら言った。つまり、貞操帯を付けている間はペ
ニスケースの大きさ以上には勃起できないのだ。当然射精も出来ない。押し
潰されて、ナマコの様に透明ケースの中に内側から張り付いているチンポが
窮屈そうだった。
「さあ、みんな。雄豚の調教には一段落付けて、お昼にしましょう。今日は
、中華料理を用意してありますわ」
405 :
忍法帖【Lv=4,xxxP】 :2011/05/03(火) 23:26:52.92 ID:fM1croDb
麗子が、女達に誘いかけた。地上一階の大食堂で、食事をするのは恒
例になっていた。以前に比べて、落ちぶれたとは言え、葉桜組には、
まだいくつかのシノギが残っており、お抱えシェフもいて、一般人よ
り豪勢な生活を送れるのだ。
「お前も来るのよ」
千穂が、輝彦の首輪を引っ張った。犬猫の餌ではなく、人間の食べ物
が貰えるのではないかという、一抹の期待が輝彦の胸をよぎる。広い
食堂のテーブルの席に女達は付き、楽しそうに談笑しながら、食事を
始めた。
「美味しいわね、このマーボー豆腐」
「シューマイ、もう一つ、いいかしら」
シェフが、運んで来る料理を、女達は、上品に食べている。3匹の雄
豚奴隷は、彼女達の足元に蹲り、おこぼれが、投げ与えられるのを待
った。
406 :
忍法帖【Lv=5,xxxP】 :2011/05/04(水) 08:12:48.19 ID:7y+M0LLb
「あっ、落っこちちゃった!」
ワザとらしく、リンダ女王様が、唐揚げを床に落とした。隣の席のルイ女王様が、それを赤いハイヒールで踏みつける。
「あっ、踏んじゃった!・・・直也、お食べ」
ミニスカ、ヘソ出しルックのギャルファッションに身を包んだ直也が、両手
を床に付き、口紅を塗った口で、貪り食った。四つん這いになった御尻は、
ミニスカートが捲れ上がり、ノーパンのため、ツルツルに毛を剃り上げられ
た肛門とチンポが丸見えである。
「ヒールの裏の油も、綺麗にしな!」
唐揚げを呑み込んだ後、ペロペロと舌を伸ばし、ヒールの底を掃除する。女
達は、まるで、犬に餌をやるかのように、次々に中華料理を床に落として、
直也と剛志に食べさせたが、輝彦の名前を呼ばれることは一度も無かった。
407 :
忍法帖【Lv=5,xxxP】 :2011/05/04(水) 08:14:18.81 ID:7y+M0LLb
「御馳走様、ああ美味しかった。おや、警部殿、どうしたの?」
ふてくされている、輝彦に麗子がワザとらしく声をかけた。
「お腹が減っているのね。心配しなくても、今から、お前には特製の
御料理を上げるわ。こっちへ来なさい。直也と剛志は、テーブルの上
の皿を綺麗にして」
麗子の指示で、直也と剛志は、テーブルの上の皿や椀を、片っ端から
舐め始めた。輝彦が、首輪を引っ張られて連れて行かれたのはトイレ
だった。葉桜邸のトイレには、通常の便器の他に特製の便座が一つあ
る。中が繰り抜かれたガラス製の洋式便座だ。そこに雄豚奴隷が、仰
向けに顔を突っ込み、女主人のウンチを口で受け止めるのだ。便座の
底の開口器具に、輝彦の顔がセットされる。口の周りはピッタリと隙
間なく便座の底に密着し、ウンチの一片、オシッコの一滴も外に漏ら
す事がないように設計されている。
(やっぱりこうなるのか)
輝彦は、心の中で毒付いた。食糞は、最も辛い拷問の一つだった。と
いうのも一度に食べさせられるウンチの量が半端では無く、一切吐く
ことが許されないのだ。例え、吐いてもまた、完全に胃に戻すまで女
達は、許さない。
408 :
忍法帖【Lv=5,xxxP】 :2011/05/04(水) 08:16:56.29 ID:7y+M0LLb
「世界中の料理のなかでも、最高の御馳走よ。有り難く味わいなさい」
麗子は、スカートを捲りあげ、シルクのパンティを膝まで下ろすと、
ガラスの便座に腰を降ろした。器具に口をこじ開けられ、苦悶に歪む
輝彦の顔が、眼下に丸見えである。麗子は、葉巻に火を付けた。
「うううんん・・・いい感じ、出そう」
口から煙を吐き、リラックスすると、便意が湧いてきた。下腹部に力
を入れると、少量のオシッコと共に、明るい茶色の軟便が投下された。
肛門の蕾が盛り上がり、ウンチが顔を出す光景は、これから、それを
食べなければならない者にとっては、何度見ても恐怖である。輝彦は、
口の中に落ちて来る塊を、必死で噛み潰した。苦く、泥の様で、とて
も人間の食べる代物ではない。しかも、開口器具が邪魔をして、うま
く噛めない。
(設計ミスじゃねえのか、この便器・・・)
地獄の様な嘔吐感と戦いながら、輝彦は考えた。
「剛志を連れて来なさい」
409 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/05/04(水) 08:19:23.86 ID:7y+M0LLb
ギコナビとインターネットエクスプローラーのレベル上げは、別の様です。
410 :
忍法帖【Lv=5,xxxP】 :2011/05/04(水) 08:23:46.98 ID:7y+M0LLb
麗子の命令で、食堂で、皿を舐めていた剛志が連れて来られた。食糞
の際は、雄豚奴隷を2人一組で使うのが通例である。1人が完食し、
もう一人が綺麗な口で、トイレットペーパーの代わりに女主人の排泄
で汚れた肛門を掃除するのだ。トイレットペーパー役の方が、負担は
少ない。剛志は、ガラスの便座に底に埋め込まれて、ウンチを呑み込
もうと悪戦苦闘している輝彦を横目で見ながら、立ち上がった麗子の
肛門に顔を埋め、舌で舐め上げた。
411 :
忍法帖【Lv=3,xxxP】 :2011/05/05(木) 05:40:24.54 ID:ZOlvFyVn
結局、大して執筆速度が、上がっていない。
412 :
忍法帖【Lv=6,xxxP】 :2011/05/05(木) 07:51:34.54 ID:ZOlvFyVn
「あたしも、お腹が、ゴロゴロして来ちゃった」
リンダ女王様が、代わって便器に腰を降ろした。輝彦の役割は、ひたすら
投下されるウンチを胃に収めることだ。拒否することは、一切出来ない。
例え、胃拡張になり、最後には破裂しようとも。
「よーく、味わって食べなさい」
味わえば味わう程、吐き気が増してくる。
「まだ、駄目ねえ、この男。顔が嫌がっているわ。本当の食糞マニアの男
なら、美女のウンチを実際に美味しいと感じる筈よ」
見物していたジュリア女王が、評論した。
「素質がないのよ。人間便器にも、なれないクズだわ。生きてる価値が、
あるのかしら」
痛烈な、感想だった。輝彦は、怒りで脳内の血管が切れそうだった。
(調子に乗りやがって!アバズレども!全員、きっちり豚箱にブチ込んで
やる!)
口、食道、胃とウンチで満たされながら、輝彦は心の中で叫んだ。
「もっと、食べさせなさい。遠慮しなくていいわよ」
リンダ女王が、排泄を終えると、輝彦が、まだ全部呑み込めないでいる間
に、今度は、桂木千穂が腰を降ろした。19歳のスベスベの艶を持った肌
の尻が顔面に迫る。
413 :
忍法帖【Lv=6,xxxP】 :2011/05/05(木) 07:53:13.71 ID:ZOlvFyVn
「急いで食べないと、窒息するわよ、警部」
「モグモグモグ・・・警部じゃねえ・・・」
目から涙が、とめども無く流れた。咳き込むことは、硬く禁止されて
いる。千穂の、こげ茶色の一本糞が、投下された。3人の中で一番固
そうだ。口は、クソでいっぱいのため、鼻を塞がれると呼吸が出来な
くなる。輝彦は、慌ててリンダ女王のクソを呑み下し、半分空になっ
た口で、千穂の一本糞の先端を咥え込んだ。苦くて、水分が無く、食
べにくかった。
「3日間便秘だったの。良かったわ、今日は出てくれて」
(チクショー!チクショー!俺は、便器じゃねえ。俺は警部補だ・・
・)
輝彦の頭は、怒りと苦しさで、錯乱していた。剛志は、先程、排泄を
終えたリンダ女王の肛門を綺麗に舌で舐めている。
(剛志のチンポ、しゃぶりてえ。剛志のクソを食いてえ)
極度のストレスで、輝彦の心も壊れかけていた。トラウマが深く根を
降ろし、ノーマルには戻れなくなっている。強制される男同士の絡み
を、自己防衛のために快楽と感じるようになり、おそらく、食糞も楽
しいと感じなくては、本当に発狂してしまうと、輝彦の無意識が警告
していた。頭上では、千穂が便座から降り、ルイ女王に入れ替わって
いた。
(一体、今日は、何人分食わせる気だ?)
414 :
忍法帖【Lv=6,xxxP】 :2011/05/05(木) 07:54:39.57 ID:ZOlvFyVn
輝彦の腹は、内側からの圧力で大きく膨れ上がっていた。全員のクソを完食
しているため、かなりの分量がある。蛙腹を、麗子がヒールの踵で踏みつけ
た。
「苦しいかしら?警部さん」
「うぐ・・もぐもぐ・・・」
輝彦には、答える余裕がない。全力で口を動かし、投下されるより早く、
クソを呑み下さなくてはならない。
「お前が苦しめば苦しむほど、あたし達は、楽しいのよ。だから、もっと苦
しみなさい!」
麗子は、腹に乗せた右足に、全体重を掛けた。鍛え抜かれた輝彦の腹筋はよ
く発達していて、3匹の雄豚の中では一番踏み応えがある。麗子は、反動を
つけ、踵で何度も、輝彦の腹を蹴り込んだ。
「くわ・・・」
輝彦の、チンポが膨張を始めた。苦痛を感じる脳神経が過剰反応し、隣の快
楽中枢に間違った信号を送ったのだ。しかし、輝彦のチンポは、貞操帯を嵌
められているため、5センチ以上は、物理的に膨張出来ない。結果として、
恐ろしい痛みが股間を襲った。
415 :
忍法帖【Lv=6,xxxP】 :2011/05/05(木) 07:55:33.38 ID:ZOlvFyVn
「ぐわああああ!チンポが、チンポが痛い!外してくれ!こいつを外
してくれ!」
輝彦が、腰をよじり、クソいっぱいの口で叫んだ。しかし、サディス
トの女達が、外すはずもなく、断末魔の叫びを聞いて、大喜びするだ
けである。
「キャハハハ、痛がってるよ、こいつ。面白ーい」
「バッカみたい。これで、警部だってさ。クソ食い警部なんて、善良
な市民に顔向け出来ないわよ」
女達の哄笑が、輝彦の耳には、地獄の鬼の叫び声の様に響いた。
416 :
名無し調教中。:2011/05/05(木) 22:29:47.29 ID:uNxoAOqs
じょじょにレベルが上がってる
作者さんのペースで頑張ってください
417 :
忍法帖【Lv=7,xxxP】 :2011/05/06(金) 08:21:18.98 ID:KH+TTJm6
結局、7人分のウンチを胃袋に収めた輝彦は、ようやく人間便器から解放さ
れた。顔を洗い、歯を磨く。念入りにうがいをし、口臭スプレーを掛けさせ
られた。それでも、完全に排泄物の匂いは消えない。気分は最悪だ。少し休
みたかったが、許される筈も無かった。
「次は、お前の大好きな剛志と、セックスをさせてやるよ」
麗子が、ニヤニヤしながら言った。硬派で鳴らした刑事が、美青年の弁護士
に気があることを見抜いているらしい。その言葉を聞いて、輝彦の顔が紅潮
した。
「照れてんじゃねえよ、このホモ刑事!」
千穂も、あざ笑いながら、輝彦の尻を蹴飛ばした。拷問室に戻ると、剛志は
強制オナニーをさせられている最中だった。
「もっと、激しくやれよ、オラ!」
必死で、股間をシゴく剛志の背中に、ルイ女王様が容赦なく鞭を入れている。
剛志の背中は、ミミズ腫れで、いっぱいだ。
「もう限界です、女王様・・・」
「何、甘えたこと言ってんだよ!まだ、8回目でしょ!」
「ヒッ!」
418 :
忍法帖【Lv=4,xxxP】 :2011/05/06(金) 08:22:58.99 ID:KH+TTJm6
動きの鈍い馬を扱うかのように、背中に鞭が浴びせられる。輝彦は、その光景を
見て心が傷んだ。代われるものなら、代わってやりたい。女装した直也の姿はなく、
おそらく昼食の後片付けが終わってから、ホストクラブに出勤したのだろう。
「やります。やりますから、もう打たないで下さい・・・」
剛志は、泣きながらオナニーを続けた。そして、10回目の射精を終えた所で、終
了を告げられた。
419 :
忍法帖【Lv=7,xxxP】 :2011/05/06(金) 08:24:43.93 ID:KH+TTJm6
「ハア、ハア、ハア・・・疲れた・・・」
剛志は、疲労困憊しているようだった。精液を全て絞り尽くし、動かし続け
た右手の筋肉も、だるかった。
「すっかり、縮んじゃったね。大丈夫かい、次は輝彦とのセックスだよ」
麗子が、残忍な微笑みを浮かべて言った。輝彦は貞操帯を嵌められているた
め、セックスをするなら剛志が男役になるしかない。
「元気になるように、しゃぶって、やりなよ、輝彦」
麗子に促されて、輝彦は四つん這いになって進み、疲れ果てて座り込んでい
る剛志の股間に顔を埋めた。この瞬間をどれほど待ち望んでいたことか。
「あ・・・古沢警部・・・」
剛志が、力尽きたチンポを、また刺激され、辛そうな顔をした。全身が汗ば
んでいる。
(警部じゃない・・・警部補だ・・・でも剛志なら、許す・・・)
輝彦は、愛情をこめて、懸命に剛志の萎えたチンポをしゃぶり続けた。
(なぜだ・・・なぜ立たない。俺の愛情が足りないのか!それともテクニッ
クの問題か!)
輝彦は、躍起になって舌を使い、チンポを刺激し続けた。勃起させない事に
は、セックスが始められない。愛する剛志に尽くすことで、輝彦の股間が膨
張を始め、ペニスケースを圧迫し、激痛が走った。
420 :
忍法帖【Lv=7,xxxP】 :2011/05/06(金) 12:23:03.97 ID:KH+TTJm6
「く・・・痛てええ・・・」
しかし、自分の苦痛に構っている場合ではない。
「剛志、好きだ。勃ってくれ」
疲労困憊している剛志は、輝彦の告白を耳にしても、呻き声を上げるだけだ
った。輝彦は、最後の手段として、剛志の玉袋を口に含んで丁寧に舐め上げ、
肛門に舌を這わせた。舌先を軽く肛門の穴に突き入れる。
「ううっ!」
ぐったりしていた剛志から、初めて反応が見られた。手応えを感じた輝彦は、
ここぞとばかりに、舌先を動かし、肛門を刺激する。右手で剛志のチンポの
サオを持ち、上下に動かしてピストン運動をさせると、ムクムクと力強く、
膨らみ始めた。
(俺の愛が、通じた。もう少しだ・・・)
輝彦は、懸命に舌と手を動かした。胃を美女達のウンチが圧迫し、苦しかっ
たが、今は、少しでも集中力を欠くことは出来ない。油断すれば、また萎ん
でしまうだろう。頃合いを見計らって、輝彦は剛志の体を押し倒した。そし
て自分の睡液で充分に濡れた剛志のチンポを自分のアナルにあてがい、ゆっ
くりと腰を沈める。きつくはない。今まで散々、アナルにベニバンやバイブ
をぶち込まれ、ある程度は、拡張済みなのだ。輝彦は、奥まで沈めると、壊
れ物を扱うかのように、慎重に、自分の腰を上下させ始めた。剛志のチンポ
が、縮んでしまえば、それでセックスは出来なくなる。剛志の固くなった亀
頭が直腸の奥を柔らかく刺激し、心地良かった。
421 :
忍法帖【Lv=7,xxxP】 :2011/05/06(金) 12:24:48.04 ID:KH+TTJm6
「おっ・・・むむ・・・」
(剛志、気持ちいいぜ。俺の腹の中に、お前の精液をぶちまけてくれ!)
輝彦の息が荒くなり、吐息が漏れた。刑事の顔が紅潮しているのを見て、
女達は面白がった。
「よがってるよ、ホモ警部」
「よっ、この色男!」
輝彦は、騎乗位で腰を動かしながら、剛志の上体に覆い被さり、両手
を背中に回して抱き締める。唇を重ね、舌を捻じ込んで強引に絡めた。
「むぐっ・・・」
剛志が、激しいディープキスに呼吸困難になって呻いた。いい年をし
た男二人がセックスに狂う姿を見て、女達は笑い転げる。
「剛志、好きだ」
輝彦は、耳元で囁いた。今まで何度も、セックスを強要されていたが、
言葉に出しての告白は、初めてだった。剛志は、薄目を開け、輝彦の
顔を見たが、告白を本気だとは受け止めていないようだった。
「俺の腹の中に、お前のザーメンをぶちまけてくれ。しっかりと受け
止めてやる・・・」
輝彦が囁くと、剛志は、さらに息遣いが激しくなり、乱れた。そして、
限りなく薄い少量の精液を輝彦の直腸に射精した。どのみち薄くても、
濃くても妊娠する心配はない。
「イッたのか、剛志?」
「ああ、イッったよ、どうにかね。古沢警部・・・」
「輝彦と呼んでくれ」
射精した剛志は、急速に醒めていったが、貞操帯を嵌められている輝
彦は、欲情を吐き出す事が出来ず、悶々としている。地獄だった。
「クリアだよ、お前達。よかったね」
麗子が、輝彦の頭を、手近にあった洗面器の底で、ガンガンと、殴り
ながら言った。
422 :
忍法帖【Lv=7,xxxP】 :2011/05/06(金) 12:26:22.13 ID:KH+TTJm6
剛志と引き離された輝彦は、永久に射精を許されることはなかった。
両手を後ろ手に縛られ、股間には、鍵付きのペニスケースをぶら下げ
たままである。夕方になると、女王様達は、SMクラブ『罪と罰』に
出勤し、麗子もホストクラブへ出掛けて行った。葉桜邸には、僅かな
レディース数人が残った。
「どう、亜由美のオッパイ、触りたい?」
島田亜由美が、バストを服の上から両手で持ち上げ、揺さぶりながら
尋ねた。射精出来ない輝彦を挑発しているのだ。
「あたしの太腿、綺麗でしょ?」
コンクリートの床の上に正座をさせられている輝彦の顔を生の太腿で
挟み込んだ。チンポが膨張を始め、激痛となる。
「ぐわあああ、痛てえ!チンポが破裂する!」
輝彦が叫んだ。両手は背中で縛られているため、どうすることも出来
ない。亜由美が鼻先にパンティに包まれた膨らみを押し付けて来て、
香しい女の匂いが鼻をついた。
「どう?幸せ?18歳のピチピチの太腿よ」
「痛てえ!痛てえよおおお!」
麗子は、輝彦のペニスケースを永久に外さないと宣言していた。輝彦
は一生、射精も出来ず、勃起させることすら出来ず、発散出来ない自
分の性欲に苦しみ続けなくてはならないのだ。
「アハハ。バッカみたい」
亜由美は、輝彦の髪の毛を鷲掴みにして上を向かせた。
「口を開けなさい」
開いた口に、唾を垂らす。
「どう、おいしい?」
「さあな」
「相変わらず、生意気な雄豚ね!今日も、夕食は抜きだからね」
423 :
忍法帖【Lv=7,xxxP】 :2011/05/06(金) 12:27:54.66 ID:KH+TTJm6
いずれにしても、食欲はなかった。昼食で食べさせられた7人分の
ウンチが、まだ消化されずに胃に残っており、もたれて気分が悪い。
今日も一日中、ハードな暴力調教を受け続けた輝彦の裸体は、ボロ
ボロだった。
「就寝時間まで、たっぷり、あたしが可愛がってあげるからね」
亜由美が言った。レディース達は、葉桜邸には、出入りが自由で、
部屋住みの組員と共に、夜間も常駐しているのだ。
「お風呂で、あたしの体を流しなさい」
オーナーの麗子を始め、主要メンバーが不在のため、亜由美は、自
由に跳ねを伸ばして葉桜邸の設備を使えた。大理石張りの浴室に、
輝彦を首輪の鎖を引っ張って連れて行き、自分も裸になる。パンティ
やブラジャーを輝彦の顔の前でヒラヒラさせ挑発した。
「ぐっ・・・勃起すると、痛いんだ・・・」
「アハハ、だから、やってんのよ。もっと苦しまなさい。バカ警部」
(勃起させないように、しなくては)
輝彦は、必死に精神を統一し、違う事を考えようとした。しかし、
剛志とのセックスで、肛門が開きっ放しになっており、直腸に異物
感が残っている。剛志が射精した時の記憶が鮮烈に残っており、そ
う簡単に気分の切り替えが出来ない。亜由美が、湯船に入って寛い
でいる間、輝彦は、浴室の大理石の床の上に正座して、じっと待っ
ていた。
「さ、あたしの体を洗って」
20分後、体が温まって湯船から上がった亜由美は、プラスチック
の椅子に腰かけた。
「手を、ほどいてくれ」
「駄目よ、あなた反抗的なんだから、油断できないわ。顔と口でや
るのよ」
424 :
忍法帖【Lv=7,xxxP】 :2011/05/06(金) 12:28:50.38 ID:KH+TTJm6
輝彦は、石鹸を歯で咥えた。石鹸の味が口中に広がり、まずい。口に
咥えた石鹸を亜由美の背中に塗りたくった。
「とろいわね!」
亜由美は、ボディソープのボトルを手に取ると、輝彦の頭の上からぶ
っかけた。顔中が液体石鹸にまみれる。
「顔全体を使うのよ!」
輝彦は、顔面を亜由美の背中に押し付け、洗い始めた。
「もっと、早く、擦りつけて」
輝彦は、背中から正面へ回り、バストや腹も、スポンジ代わりの顔面
で洗った。石鹸水が目に入り、痛い。
「手とか足もよ。指の先まで、一本一本念入りに洗いなさい」
亜由美は、再びボディソープのボトルを手に取ると、輝彦の口の中に
注入した。そして手足の指を一本一本しゃぶらせる。輝彦は目が痛く、
ほとんど開けることも出来ない。ソープの味は気持ち悪く、吐きそう
だ。
「オマンコと、お尻の穴も綺麗にしなさい」
輝彦は、顔面を使って、亜由美の局部を洗った。割れ目の奥は、ボデ
ィソープまみれの舌で、よく洗う。ソープ液のあまりの不味さに、睡
液が止まらなかった。
(こいつらのクソより、マシだけどな)
もはや、勃起する股間の痛みは、極限に達していたが、顔を動かすの
を、止める事は、許されなかった。
425 :
忍法帖【Lv=5,xxxP】 :2011/05/06(金) 12:32:09.44 ID:KH+TTJm6
風呂から上がると、拷問室では、剛志が千穂にダンスの特訓をさせられて
いた。卑猥な動きのチンフリダンスである。今日1日で十数回の射精を強要
されたチンポの亀頭には、タコ糸が結ばれ、その先には、350ミリリットルの
缶ビールが二つ結ばれている。かなり長時間踊らされているらしく、全身汗だ
くだった。
「お前も踊れよ」
入浴で、さっぱりした亜由美が、同じタコ糸付きの缶ビールを輝彦の両乳首に
安全ピンで留めた。貞操帯を装着しているため、亀頭に結び付けることが出
来なかったのだ。
「くく・・・」
ピンで貫通された傷口から赤い血が流れ落ちる。踊り始めると、重い缶ビール
が揺れ、乳首が千切れるのではないかと思った。
「二人とも、もっと、足を広げて、激しく踊れ!」
千穂の一本鞭が、二匹の雄豚の裸体に叩きつけられた。そのうちの一撃が、
輝彦の左の乳首にぶら下がっている缶ビールのタコ糸に絡みつき、輝彦の左
乳首が千切れた。
「うぎゃああああ!」
無くなった乳首の傷跡から大量の血が迸り出た。
426 :
忍法帖【Lv=5,xxxP】 :2011/05/06(金) 12:34:37.88 ID:KH+TTJm6
「あ、やべ」
千穂が、ペロリと舌を出した。
「組長に無断で、雄豚の乳首を落としちまった・・・」
「いいんじゃないですか、もう一個ありますし。こいつ、どっち道、反抗的だ
から、何やってもいいって、言われてますから」
亜由美がフォローした。
「そうよね。大したことじゃないわ」
床に転がっている缶ビールのヒモの先に米粒大の肉片がくっついている。
輝彦の顔は蒼白になっていた。
「ああああ!俺の乳首が・・・」
「絆創膏でも、張っとけばいいでしょ」
「ノープロブレムよね」
千穂と亜由美は、笑い合った。結局、輝彦は五体満足で、その日の夜を迎え
ることは出来なかったのだった。
427 :
忍法帖【Lv=6,xxxP】 :2011/05/06(金) 12:38:29.80 ID:KH+TTJm6
輝彦編、終わりです。
インターネットエクスプローラーとギコナビは別の様です。5話分溜まったので、まとめサイト更新の作業に入ります。
男責めのエピソードは、主に、女性読者向けに書いています。どれほど、いるかは判りませんが。
428 :
忍法帖【Lv=7,xxxP】 :2011/05/06(金) 17:06:47.29 ID:KH+TTJm6
429 :
名無し調教中。:2011/05/06(金) 23:02:00.48 ID:toqef0T9
まとめサイト更新お疲れ様です。
2ちゃんねるではなく、主にまとめサイトで愛読してるので
ありがたいです。
女子の読者狙いなら、美少年同士のSMが良いのでは?
男の読者にとっては、ガチホモのSM小説を読むのは
それこそ拷問ですが……。
430 :
忍法帖【Lv=8,xxxP】 :2011/05/07(土) 07:18:57.72 ID:CHr/L1Xq
>>429 確か、登場人物の年齢は、その当時(4年くらい前)の読者のリクエストに基づいて設定しました。
431 :
名無し調教中。:2011/05/07(土) 20:45:43.70 ID:mK0opi/w
ガチホモSMは辛い
せめて美人のニューハーフvs美少年かなぁ
432 :
名無し調教中。:2011/05/07(土) 22:12:50.28 ID:F0U31v2D
>>431 ガチホモってホモの一種なの?
どうもよくわからん
433 :
名無し調教中。:2011/05/08(日) 16:13:43.16 ID:6s5jUfYl
ガチホモ――イメージ的にはこんな感じがする。
女装もしないし女口調も使わない。
顔はケンシロウ@北斗の拳そっくり。
身体は筋肉質で髭も脛毛も生えて、肛門の周囲も縮れた毛がモジャモジャ。
そんな男2人が汗まみれになってアナルSEX。
当然喘ぎ声も野太い。
コワイです。
434 :
名無し調教中。:2011/05/10(火) 22:11:52.92 ID:oEPduaez
389だが、ss出来たらここにうぷしてもいいのかな?
便宜上、学校名は変えた
435 :
名無し調教中。:2011/05/11(水) 09:28:37.75 ID:lPkau+tF
>>434 混同しないように、ハンドルネームをつければOK
436 :
名無し調教中。:2011/05/15(日) 00:46:43.84 ID:4LcNngRl
戦隊ヒーロー(その5)が終わって間もないけど、
乳牛女に改造された元スカイホワイト風吹春菜が戦わされる話が読みたい
437 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/05/18(水) 15:55:26.08 ID:8bcD9oXn
438 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/05/19(木) 00:24:48.46 ID:/CyFVcWL
2007年2月1日。クーデター勃発から1週間後。ルミナス諸島の首都パールシテ
ィでは、ヘンリー・スタンフォードの大統領就任式が行われた。彼が、国王ではなく
大統領という肩書を選んだのは、民主主義革命という体裁を取るためだった。それ
により、形式上マーガレットの女王と言う肩書は残ることになった。
「ヘンリー・スタンフォード、ルミナス共和国の第一代大統領に就任することを、ここ
に誓います!」
王宮前の大広場に集まった数万の群衆に向けて、バルコニーからスタンフォード大
統領が手を振った。傍らには、全裸で犬の首輪に繋がれたマーガレット7世が土下
座をしている。国民は、その光景を目の当たりにし、先週まで、彼らの頭上に君臨し
ていた、大航海時代より続く王権が、完全に、地に落ちたことを思い知らされたのだ
った。
「スタンフォード大統領、万歳!ルミナス共和国、万歳!」
群衆の歓呼が、響き渡り、王宮を揺るがすかのようだった。元々、少なからずの政府
への不満が下層階級にはあり、それを新政権側のプロパンガンダでこの一週間煽り
たてていたのだった。民衆とは、愚かなもので、テレビや新聞、雑誌で、前政権の失
態を大げさに取り上げられると、ほとんど疑う事無く、鵜呑みにしてしまうのだった。
「フフフ、あなたの国民が、私にシュプレヒコールを送っていますよ」
439 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/05/19(木) 00:25:39.01 ID:/CyFVcWL
スタンフォード大統領が、マーガレットの裸の背中に、片足を乗せ、靴底で、グイグイ
と背骨の辺りを、踏みにじりながら囁いた。
「全ての国民が、賛同しているわけではありません」
マーガレットは、キッと睨みあげ、気丈に言い放った。
「どうですかね。今は、21世紀。もう、王室なんてものは、時代遅れなのです」
「王室は、神聖な権威です。王家のものには、神から与えられた使命がある。それを
阻もうとする者には、いずれ天罰が下るでしょう」
いかに凌辱されようとも、マーガレットが、引き下がる事はなかった。
(7000年紀の終わり、星々の彼方より、災いよ来たれ。人々は過去に従い、世は、
地獄と化す。その時、汝、時の流れに逆らいたまふべし・・・今がその時だわ。あたし
は、負けてはいけない・・・)
凌辱されて、くじけそうになった時、何度もマーガレットは、王家に伝わる、その予言を
心の中で反芻した。今や、その4行詩は、全てを奪われたマーガレットの心の支えに
なっていた。
「アトランティスの超科学に、宇宙人が飛来する時代です。今に、世界中で王室は、ト
ランプのキングと、日本の天皇だけに、なるでしょうよ」
スタンフォードは、嘲笑った。
440 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/05/19(木) 00:26:25.75 ID:/CyFVcWL
軍楽隊のブラスバンドによる国家の演奏が始まった。就任式に列席した全員が唱和する。
「ほら、女王陛下も歌うのですよ」
スタンフォードは、首輪の鎖を荒々しく引っ張ってマーガレットを促し、強制した。
「私の就任を祝って、力の限り歌うのです」
「くっ・・・真珠の輝く青い海〜♪わがルミナスの島々は〜♪誇り高きユニーコーンのしるし
〜♪」
マーガレットは、屈辱に耐えながら声を振り絞って歌った。公式行事で、国家が斉唱される
ことは通例だったが、今まで女王自身が歌う事など一度も無かった。マーガレットは神聖な
る国家元首で、崇められる存在だったのだ。
「音程を外していますよ、女王陛下」
スタンフォードが皮肉に笑いながら、こっそりと、四つん這いになっているマーガレットの右
の掌を、靴底で踏みにじった。
「次は、私の就任スピーチです。その間、あなたは、群衆に向かってオマンコを広げていな
さい」
「・・・」
マーガレットは、顔色一つ変えずに、無言でバルコニーの手摺の上によじ登ると、両側を屈
強な衛兵に支えられながら、広場に集まった群衆に向けて大股を開いた。そして自分の両
手の指でオマンコの襞をくつろげる。拒否すれば、刑務所に入れられている王族達が処刑
されるのだ。眼下の群衆がざわめいた。スタンフォード大統領は、マイクを手に持つ。
441 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/05/19(木) 00:27:15.36 ID:/CyFVcWL
「我々は、今日、この時点より、ルミナスの新しい時代を切り開きます。もはや王族などと言う、
前時代的な代者は、我がルミナス共和国には、必要ありません。一部の特権階級の王族に
よって虐げられていた人民は、その手に主権を奪い取ったのです!」
スタンフォード大統領の演説に、マーガレットは憤りを感じた。
(全て欺瞞だわ。建国当初ならともかく、近代になって王族が国民を虐げたことなど一度も無
い。それに民主主義革命を装っているけど、彼が、やろうとしているのは、ただの独裁よ)
オマンコを広げながら、マーガレットは、国民に向かって叫び出したい衝動をこらえた。しかし、
まだ時期尚早だ。今は気付いていないが、時間が経てば、国民も、クーデター政権が、ただ
の独裁だと判るだろう。彼らが、どういう外交を行うかは知らないが、国際社会から非難を浴び、
孤立すれば、ルミナスの経済状態も悪くなる。そうすれば中流、下流階級からの反発が高ま
るはずだ。
(米英を始めとする西側諸国が、新政権にどういう対応をするかがポイントだわ)
ルミナスは今まで、世界の主流である彼らの陣営にいた。今回、そこから離脱するとなれば、
なんらかのリアクションがあるはずだ。すでに、もう眼下の群衆や、集まっている各国の報道
関係者の中に、相当数のCIAやMI6など、情報機関の人間が紛れ込んでいるに違いない。
多数のテレビカメラが王宮のバルコニーに向けられていた。マーガレットの痴態は、世界中に
報道されるだろう。
442 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/05/19(木) 00:28:00.49 ID:/CyFVcWL
「これから、我が国は生まれ変わります。外交面においても、今までの様に米英に無条件で
追随するのではなく、我が国独自の意思決定を行い、国際社会に存在感を示したい!」
非常に歯触りのよい言葉だった。しかし、マーガレットの脳裏をよぎったのは、ネオナチスの
デーニッツ提督をはじめ、テロ支援国家に認定されているような、反米の国々の独裁者の顔
ぶれだった。
(北朝鮮、イラン、リビア、ベネズエラ・・・彼らと同じ道を歩むつもりだわ。この美しいルミナス
諸島を、テロリストの巣窟にするつもりだわ。それだけは、何としても阻止しなくては)
ルミナス共和国が、豊富な天然資源であるウランを、彼らに安く供給すれば、世界中で核の
脅威が急速に高まる。米英がそれを、手を拱いて見ている筈がない。40分以上に渡る長い
演説が終わり、列席した各国の代表が、順番に祝辞を述べて行った。西側諸国は正式に革
命政権を承認していないため、出席しているのは、旧社会主義国家群や、第三世界の国々
が多かった。その後は、お披露目のパレードだった。
「女王陛下、これを付けて下さい」
スタンフォード大統領が、マーガレットに手渡すために用意していたのは、固定ベルト付きの
2穴バイブレーターだった。女王の象牙色の顔が、さすがに赤く染まる。1週間前に処女を奪
われたばかりのマーガレットに、太めのサイズのバイブは、かなりキツイ筈だった。
「さあ、早く。わざわざスウェーデンの玩具メーカーに特別注文を出して作らせたのです。期
日が短かったので、空輸するのにも金がかかっています」
「スタンフォード、地獄に落ちなさい」
「呼び捨てにするな。大統領閣下と言え!」
443 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/05/19(木) 00:28:43.15 ID:/CyFVcWL
スタンフォードの平手打ちが、女王の頬に飛んだ。気丈にもマーガレットは涙一つこぼさ
ない。観念して、無言のまま2本のバイブを腰にあてがい、前後の穴に挿入しようとした。
しかし、そう簡単に入らない。
「おやおや、世間知らずの女王陛下。ローションを塗らずに入れるおつもりですか?」
マーガレットは、ニヤニヤしながらスタンフォード大統領が取り出したローションをひった
くるように受け取ると、バイブの先から幹に多量に塗り込み、もう一度腰にあてがった。今
度は痛みを感じなかった。
「む・・・く・・・」
それでもキツかった。クーデター勃発以来1週間、新しい権力者たちに、散々オマンコと
アナルを犯されたとは言え、それまでは男の体に触れたこともなかったのだ。マーガレッ
トは、内臓を抉られるような恐怖に耐えながら、2本のバイブを根元まで沈めると、ベルト
を腰にまわしてロックした。肛門の内側が刺激され便意が高まってくる。
(う・・・ウンチがしたい・・・でも、国民の前でするわけには・・・)
肛門の括約筋が条件反射で、挿入されたバイブを押し出そうと律動する。しかし、ベルト
でしっかりと固定されているため、数ミリも動かす事は出来ない。
(苦しい・・・)
嘔吐感がこみ上げ、吐きそうだった。スタンフォード大統領が2本のバイブのスイッチを
入れた。ウィーンとモーター音が、先程演説に使ったマイクから、広場の各所に設置され
たスピーカーに伝わり、広場中に響き渡る。
444 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/05/19(木) 00:29:23.50 ID:/CyFVcWL
「女王陛下、今からパレードです。その姿で、私のリンカーンの前を先導して下さい。後ろが
つかえるんで、なるべく早く歩いて下さいね」
「あっ・・ああっ・・」
さすがの、マーガレットも前後の穴を同時に電動バイブで責められ、喘ぎ声を洩らさずには
いられなかった。
「そいつは強力なバッテリーを内蔵しています。AC電源なみのパワーで24時間は止まりま
せんよ。クク・・・せいぜい、体裁を崩さないように頑張って下さい。王家の威厳とやらでね」
マーガレットは、後ろ手に手錠をかけられた。2本のバイブが邪魔でガニマタでしか歩けない。
足を閉じようとすると内臓が圧迫されて歩行どころではなくなる。完全に両膝を直角に曲げ、
180度に股を開いたコの字型で歩くしかなかった。リンカーンのボンネットの先端に付けられ
たユニコーンのエンブレムに、マーガレットの首輪から延びる鎖が結ばれる。警備車両やオ
ートバイに前後を挟まれた車列が、王宮前広場を出た。
『もっと、はやく歩け』
マーガレットの頭に装着されたワイヤレスのヘッドセットから、スタンフォードの声が響いた。
スタンフォード自身は、反革命派の暗殺を恐れてか、防弾ガラス仕様のリンカーンの窓を開
けようともしない。スナイパーがどこから狙っているか、わからないのだ。
445 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/05/19(木) 00:30:06.76 ID:/CyFVcWL
「あ・・あう・・・暑い・・」
マーガレットは、必死に両足を動かし、歩行速度を上げようとした。しかし、不自然な姿勢に
加えて、両手を後ろで拘束されているためバランスを取り難く、気を緩めると転倒しそうにな
る。加えて、赤道直下の日差しが、元々、紫外線に弱いアングロサクソン民族であるマーガ
レットの柔肌をジリジリと焼いてくる。
『おいっ、女王陛下。このスピードでは、時間通りに、予定のコースを回りきれない。夕方か
らは、晩餐会があるのだ!』
スタンフォードが、警備のオートバイの軍人に無線で指示を出した。そのオートバイがマー
ガレットの傍らに並走し、背中に警棒を振りおろす。
「うぐっ!」
わずかに、マーガレットの歩行速度が上がった。
『万が一、スケジュールに遅れが出たら、責任を取って貰いますよ。お判りですね、この意
味を。つまり王族の誰かが、処刑されることになるのですよ』
マーガレットは、ガニマタの足を懸命に動かした。無理な歩行のため内股の筋肉が痙攣し
ている。クーデター前は、空調の利いた王宮から出ることは滅多になく、シミ一つなかった
マーガレットの背中は、振り下ろされる警棒のため、打撲傷だらけだ。全身から汗が吹き出し、
肉体労働とは無縁だった、筋肉のない華奢な体を滝のように伝い落ちた。
446 :
名無し調教中。:2011/05/19(木) 13:22:19.97 ID:v2LGiksY
乙ですー
通常営業に戻りましたねw
447 :
名無し調教中。:2011/05/21(土) 12:10:39.03 ID:3Jv10gSc
更新乙です
448 :
名無し調教中。:2011/05/21(土) 16:13:54.80 ID:FDJRBXHA
445
由梨香が見たらうらやましがりそうだな
449 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/05/23(月) 12:55:53.38 ID:aM70BVAJ
MI6のチャールズ・モンド(38歳)は、沿道の群衆に紛れて、大統領就任のパレードを眺
めていた。イギリスでは真冬だと言うのに、赤道直下のこの国では、真夏である。というより、
この国には季節がない。
(暑いな。この前の日本での仕事も、夏だったし、俺、ジェントルマンだから、暑いのは苦手
なんだよな)
ワイシャツの下は汗ビッショリだった。沿道の群衆は、薄着で肌を露出した白人女性が多く、
女好きの彼には、それだけが救いである。
(どの娘をナンパしようかな?)
チャールズは、仕事そっちのけで、そんな事ばかりを考えている。ここ3日間、誰ともセック
スをしておらず、プレイボーイの彼にとっては欲求不満が限界に達していた。沿道の群衆は、
手に手にルミナスの国旗を持って振っている。オーシャンブルーの下地に10個の真珠を
円形に配した、『パールオーシャン』と呼ばれる国旗である。群衆の多くは、民主主義革命
の宣伝文句を鵜呑みにし、これから自分達の閉塞した生活にも劇的な変化が訪れると言
う期待感に、湧きたっていた。やがて、ものものしい警備車両に守られた大統領の黒塗りの
リンカーンが、チャールズの前を、ゆっくりとしたスピードで通りがかった。犬の首輪に鎖を
つけられた前元首のマーガレット7世が、全裸のガニマタ姿でリンカーンの前を歩いている。
股間に挿入された2本のバイブのモーター音が、沿道のチャールズの耳にも聞こえた。
(ロイヤルレディに対して酷い事しやがる。この俺でさえ、声もかけられない程の高貴な御
婦人だと言うのに)
チャールズは、その光景を見た群衆の反応を窺った。女王に対する同情と軽侮が、半々
くらいである。憤りを感じている者もあれば、好色な笑みを浮かべている者もいる。しかし、
表立ってパレードを妨害しようという、勇気のある者は誰もいなかった。
450 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/05/23(月) 12:56:38.76 ID:aM70BVAJ
パレードは、パールシティの大通りを約2時間かけて一周し、また王宮へと戻った。約10
キロの行程だった。首都とはいえ、パールシティ自体は、それ程大きな都市では無い。ル
ミナスは、小国なのだ。
(もう駄目、倒れそう)
焼け付く、アスファルトの上を、裸足で歩かされ、足の裏は炎症を起こしていた。無理な姿
勢で長距離を小走りに歩き、途中、止めて貰えないバイブで何度もイッたため、体力が底
を突きかけている。群衆の見守る中で、数回失禁した。腰がガクガクだった。合計何百回
も警棒で背中を打たれたため、少し動いただけでも激痛が走る。背骨にヒビが入っていな
いか心配だった。
『女王陛下、もうすぐゴールですよ。意識はありますか?』
スタンフォード大統領が、冷房のよく効いたリンカーンの後部座席で、葉巻をくゆらせなが
ら、無線で話しかけてきた。
「え・・ええ・・・」
マーガレットの思考能力は麻痺しかけており、いつものように、気丈に言い返す言葉が思
い浮かばない。王宮広場の門をくぐり、車庫へとたどり着いた時、マーガレットは、ついに
張り詰めていた気力が付きて、その場に倒れ込んだ。
「あ・・ああ・・・水・・・水が欲しい・・・」
ガレージのシャッターが閉まり、スナイパーによる暗殺の危険が完全に無くなってから、
初めてスタンフォード大統領は、リンカーンのドアを開けた。汗だくでコンクリートの上に
横たわり、喘いでいるマーガレットを、勝ち誇ったような笑みを浮かべて見下ろす。
451 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/05/23(月) 12:57:19.24 ID:aM70BVAJ
「女王陛下の体を、車と一緒に、ホースの水で洗って差し上げなさい」
スタンフォード大統領は、リンカーンの運転手に指図した。
「はっ、大統領閣下!」
運転手は、洗車用の蛇口に繋いだ青いホースを手に取ると、水道の蛇口をひねり、マ
ーガレットの裸体に放水した。顔面に向けるとマーガレットは、貪るように水道水を、が
ぶ飲みする。クーデター前は、ヨーロッパのアルプス山脈から空輸したミネラルウォー
ターしか、口にしなかった女王の信じ難い光景だった。
「18時から、晩餐会が始まります。それまでは、休憩をさせてあげましょう。ただし、バ
イブのスイッチは入れっ放しで、ですがね」
「げほっ、げほっ!」
放水されるホースの水が、肺に入り、マーガレットは、激しくむせ込んだ。
452 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/05/23(月) 12:58:08.99 ID:aM70BVAJ
2007年2月1日のルミナス標準時間の18時。スタンフォード大統領の就任パーティが、
王宮の大広間で始まった。ルミナス新政府の高官をはじめ、クーデター政権を承認した
各国代表が出席している。首謀者であるキップリング将軍や、ネオナチスの提督である
アール・デーニッツも出席している。公式には犯罪組織でしかないネオナチス幹部の出
席は、各国代表を驚かせた。
「これは、なにかね?デーニッツ提督」
キップリング将軍が、デーニッツの連れている醜い女を指差して言った。
「有色人種のマゾ女です」
その女・・・梅本由梨香(27歳)は、臨月のボテ腹に、赤いマイクロビキニだけを身に付
けていた。白人と比べれば、明らかによく日焼けした黄色い肌に、日本語と楔形文字で、
所構わず刺青が彫られている。幸いにも、日本人のマスコミ関係者を除いては、列席者
の中にこれらの卑猥な文字を読める者はいない。全身の火傷と裂傷が、ボロ肉の塊の
ような印象を与えている。以前は美しかった顔も、色情狂の豚を連想させるような、だら
しのない表情に代わっていた。
「もうすぐ、出産しそうでして。慰み物にするために連れて来ました」
キップリング将軍は、肩をすくめた。残虐非道で知られるネオナチスの人間に、モラル
や格式を問うても仕方がない。
453 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/05/23(月) 12:58:56.39 ID:aM70BVAJ
「そちらの方は?」
デーニッツが、逆にキップリングに付き従っている軍人に気が付いて尋ねた。その軍人
は、ルミナス国軍の大尉の階級章を付けている。彼は、士官には珍しく漆黒の肌をした
黒人だった。
「ボロンゴ大尉だ。私の懐刀でな。とても勇猛で頼りになる男だよ。」
人種差別主義者のデーニッツは、明らかに、彼の存在そのものに嫌悪を感じているよう
だった。ボロンゴ大尉が、ニヤッと笑うと、鋭く研ぎ澄まされた犬歯が剥き出しになった。
「彼は、ケチャ族やモカ族と同じ系統でね。事実、彼の祖父の代までは人食いを習慣に
していたそうだ」
「よろしく、お願いします」
デーニッツは、握手を求めて来たボロンゴを、あからさまに拒絶した。その時、由梨香が、
虚ろな目で急に、うわ言を呟き始めた。
「あ・・ああ・・・由梨香の赤ちゃんを食べないで・・・」
ボロンゴ大尉の姿を見て、ケチャ族の島での生活を思い出したらしい。重傷マゾだが、
母親としての本能だけは、かろうじて心の奥に残している。
「由梨香を、どんなに虐めてもいいから、赤ちゃんだけは食べないで下さい・・・お願いし
ます・・・お願いします・・・」
初対面の女に哀願されたボロンゴ大尉が、戸惑った目をデーニッツに向けた。
「何を言っているのですか、この女性は?」
「気にするな、頭がおかしいんだ。大方、君を見て、人食い人種と勘違いしたのだろう」
デーニッツが、遠慮のかけらも無い表現で言った。ボロンゴ大尉も、気を悪くした様子
も無く、ヤスリで研ぎ澄ました歯を見せて笑っただけだった。
454 :
名無し調教中。:2011/05/24(火) 04:21:15.91 ID:yiHaso7W
もしかして由梨香の誕生日って1月26日から2月1日の間のどこかなのかな?
455 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/05/24(火) 08:06:01.83 ID:l5hOH+n7
>>454 由梨香の誕生日を、1980年1月28日に設定します。
456 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/05/25(水) 13:06:57.54 ID:fgfkKoSv
CIAのバーバラ・サンダース(24歳)は、就任パーティにウェイトレスとして潜り込んでいた。
以前王宮で働いていたメイド達は、女王の息がかかっている可能性があるため刑務所に監
禁され、新たなウェイトレスが、急募された際に紛れ込んだのだった。ルミナスも英語圏であ
るため、身分証さえ偽造すれば、外国人だと疑われる事はない。
(あたしも、情報部員としてサマになってきたわね)
大広間の柱のミラーに映る自分の美貌に見とれながら、バーバラは思った。元々ハリウッド
の新人女優だったバーバラは、ESP能力を買われCIAにスカウトされたのだった。最近では
情報部員としての訓練も受け、昨年夏の日本でのテポドン騒ぎ以来、簡単な任務をこなす様
になっている。バーバラは、銀のトレイにワイングラスを乗せ、列席者に配っていった。
(あれが、マーガレット7世ね)
犬の首輪を付けられ、ガニマタで床を這いずり回っている金髪の白人女性が目に付いた。今
までに見たことのないくらいの美貌である。
(あたしの方が、美人・・・と言いたい所だけど・・・)
バーバラは、彼女には珍しく自信が揺らぐのを感じた。
「麗しの女王陛下にワインを」
その時、スタンフォード大統領が、からかう様に言った。アルコールも入り、この上無く上機嫌
だった。バーバラが、赤ワインの入ったグラスを手渡そうとすると、スタンフォード大統領に注
意された。
457 :
忍法帖【Lv=15,xxxPT】 :2011/05/25(水) 13:07:41.06 ID:fgfkKoSv
「女王陛下は、ワインを飲む時に手を、お使いにならないのだ。グラスごと床に置きなさい」
バーバラは、言われた通りにグラスを赤い絨毯の上に置いた。マーガレットが怒りの眼差
しをスタンフォードに向けながら、四つん這いになって唇をグラスに突っ込みワインをすす
る。優雅で尊大な国家元首としての彼女を知っている列席者の間から,ざわめきが湧き起
こった。
「美味しいですか、女王陛下。おや、どうしたのです?まだ、半分以上残っていますよ」
キップリング将軍が、からかった。グラスを傾けることが出来ないため、上の方しか啜るこ
とが出来ないのだ。
「飲み易くしてあげますよ」
キップリングは、テーブルの上に置かれていたガラスの灰皿を取ると、床に置きそれに、
残ったワインを注いだ。ワインレッドの液体の中に、吸い殻が浮いている。
「飲め!」
キップリングが、鬼の様な形相で言った。下層階級出身の彼は、王族に対して、異常なく
らいの憎悪を感じているのだ。キップリングは、マーガレットの裸の尻を蹴り上げ、金髪を
鷲掴みにして、灰皿に顔を押し付けた。観念したようにマーガレットは、灰の浮いた赤ワイ
ンを啜る。拒否すれば、王族を殺すと言う脅迫が繰り返されるだけだろう。
「大分、従順になったではないか」
スタンフォードも感心して見ていると、会場の一角で騒ぎが持ち上がった。
「どうしたのだ?」
スタンフォードとキップリング、それにバーバラも、騒ぎの方向へ行ってみると、マイクロ
ビキニを着た東洋人の女が、絨毯の上で悶え苦しんでいた。
「う・・・生まれる・・・」
梅本由梨香は、悶えながら呻いていた。股間の辺りがオシッコを漏らしたような液体で濡
れている。
458 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/05/25(水) 13:08:29.17 ID:fgfkKoSv
「破水したようだな。この中に医者はいないか?」
所有者であるデーニッツ提督が、由梨香の痴態を見て、呆れたように言った。
「ああ、私は医者だが。ちぇっ、またこいつの面倒を見なくてはならんのか」
進み出たのは、ルミナス軍病院のエドモンド・ラドクリフ医師だった。彼もスタンフォード
大統領の友人として出席していたのだ。
「医務室から診療鞄を持って来てくれないか?」
「はい」
たまたま、彼の近くにいたバーバラは、王宮の医務室に行き、言われた物を取って来た。
当直で詰めていた看護師や医師も同行する。パーティ会場の真ん中に人だかりが出来た。
「ウー、ウー、ウー、ああ!苦しい・・・お腹が苦しいです・・・」
由梨香が絨毯の上に仰向けになり、もがき苦しんでいた。醜い顔や全身が汗まみれである。
ラドクリフ医師は、診療鞄から聴診器を取り出し、由梨香の腹や胸に当てた。
「間違いない、陣痛が始まっている。医務室へ、運ばせましょう」
「いや待て」
デーニッツが止めた。
「ここで産ませよう。衆人環視の中で、犬の様にな。有色人種の女には、それがふさわしい」
「しかし、破水から出産までは、通常10時間以上かかります」
「そんなには待てん。分娩促進剤を使って、パーティが終わるまでに産ませろ」
デーニッツの指示に、ラドクリフ医師は、ため息をついた。
459 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/05/25(水) 13:09:04.33 ID:fgfkKoSv
「やれやれ、ま、こんな廃人みたいな女、どうなってもいいが」
ラドクリフ医師は、看護師に注射器を用意させ、由梨香の二の腕に分娩促進剤を注入した。
途端に、由梨香の陣痛が激しくなる。
「ああ・・ああ・・・お腹が、裂けるううう!」
分娩促進剤は、副作用が激しく、妊婦に過剰な苦痛を強いるため心臓麻痺で死にいたるケ
ースもある。しかし、由梨香は、これが3度目の出産であり、しかも重症マゾ体質のため、激
痛には免疫があり、心臓麻痺を起す事はなかった。
「それでも、1時間以上はかかりますが」
「パーティが、終わるまでに出産させればいい」
床に横たわる、由梨香を放置し、パーティが続けられた。看護師の手でマイクロビキニは取
り払われ、見物人が見守る中、陣痛にのた打ち回っている。タキシードやドレスを着た列席
者達は、ワイングラスを片手に、時々、由梨香を面白そうに覗き込むだけだった。
「こんな所で、よく生めるわね」
「全くだ。男かな、女かな」
「どっちでもいいさ」
由梨香に冷笑が浴びせられる。下腹部が押し下げられ、体内の赤ちゃんが産道へ降りて行
く圧迫感を由梨香は感じた。
460 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/05/25(水) 13:10:40.29 ID:fgfkKoSv
「ああ・・由梨香の赤ちゃん・・由梨香の赤ちゃんが、また生まれる・・・」
これまでの2度の出産では、生まれてすぐに、赤ん坊は人食い人種に食べられた。1度目
の赤ちゃんの父親は、マグロ漁船の船員の誰か。2度目の赤ちゃんの父親は、ケチャ族の
戦士の誰かだった。今度の赤ちゃんの父親も、おそらくケチャ族の男だろう。薬物による必
要以上の陣痛に、喚き苦しむ由梨香を、少し離れた場所から、酔っ払ったマーガレットが
眺めていた。
(あれは、ケチャ族の島で発見された女だわ。あの女の体に掘られた楔形文字は、古代ア
トランティスの文字を、ギリシャ語表記したもの。それを宇宙人が、公用語として使っている
・・・全く、意味が判らないわ。ただ言えることは、我々が考えているよりも、遥か昔から、地
球は宇宙文明に監視され、古代の地球人も外宇宙との接触を持っていた・・・)
アルコールと疲労、そして股間の2穴に突っ込まれたバイブからくる快楽に、混濁しきった
頭脳で考えた。マーガレットは、それでも冷静さを失っていない。王家の誇りが支える、恐
るべき精神力だった。
「おや、女王陛下は、まだ飲み足りないようですな」
スタンフォード大統領が、テキーラを灰皿に、なみなみと注ぎ、絨毯の上に置いた。マーガ
レットが犬の様に啜る。空になると、再び一杯になるまで注ぎ、今度は頭からぶっかけた。
「ワハハハハ、女王陛下、見事な飲みっぷりですな」
スタンフォードも酔っているようだった。金髪をびしょ濡れにされたマーガレットも、かなり酔
いが回ってきている。
「スタンフォード!今、地球は、宇宙からの脅威に晒されています。このように、地球人同士
で権力争いをしている場合ではない筈です!」
「あーん?そんな、格好で、おっしゃられてもねえ」
スタンフォードは、ウェイトレスにウォッカをボトルごと持って来るように言いつけた。運ばれ
てきた瓶の口をマーガレットの口に押し込む。アルコール度数95度のウォッカが流し込ま
れ、喉と胃が焼け付く様に痛んだ。
461 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/05/25(水) 13:11:10.05 ID:fgfkKoSv
「もっと、飲んで下さい、女王陛下。私の大統領就任を祝って」
象牙色のマーガレットの皮膚が火照り、血行が良くなってバラ色に染まってきた。白目を
むき、急性アルコール中毒の症状が出始める。
「わ・・・我が、ルミナス王家は、時の流れを変えることが出来る・・・そ、そ、それが、王家に
与えられた使命だ・・・お前らごとき不遜な輩には、く・・屈しない・・・」
マーガレットは、泥酔の余り、ロレツの回らない口調で、ついつい王家の秘密を口走った。
その言葉を、ウェイトレスに化けたCIAのバーバラ・サンダースは、はっきりと聞いていた。
462 :
名無し調教中。:2011/05/26(木) 16:57:58.01 ID:qU5cNiFL
更新乙です。
生体実験2大マゾの1人、由梨香の再登場うれしいです。
463 :
名無し調教中。:2011/05/27(金) 17:06:38.95 ID:CG293oYB
更新乙です。
あのイベントコンパニオンをつとめていた頃(当時23歳)の由梨香も27歳ですか・・・。
波乱万丈の4年間でしたなぁ。
最後にはマゾ化薬も解毒されて、普通の幸せな人生を手にいれてほしいものです。
というのは嘘で、もっとボロボロズタズタになってほしいです!
もう2、3回、マゾ化薬を注射してみては?
乙です。
どうやら忍法帳のレベルがリセットされたみたいです・・・
465 :
忍法帖【Lv=1,xxxP】 :2011/05/29(日) 22:41:05.38 ID:sHFYB1Hg
そんな馬鹿な
466 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/05/30(月) 06:53:28.13 ID:EPjOEZoL
また1からレベルあげ。
467 :
忍法帖【Lv=3,xxxP】 :2011/05/30(月) 22:15:11.72 ID:EPjOEZoL
まさか、定期的にリセットされるのですか?
>>467 忍法帳のシステムに不具合があったらしく強制リセットされたみたいですね。
オレはなぜか書き込みの度に2分待たされるようになってしまったし・・・
469 :
忍法帖【Lv=4,xxxP】 :2011/05/31(火) 03:47:23.47 ID:AK5k8Nse
続きを書く暇がない。
470 :
忍法帖【Lv=5,xxxPT】 :2011/05/31(火) 21:30:40.97 ID:AK5k8Nse
なんか、いいネタないかな。
471 :
忍法帖【Lv=2,xxxPT】 :2011/06/01(水) 08:17:48.13 ID:ujwU4QLp
まただ
472 :
忍法帖【Lv=6,xxxPT】 :2011/06/01(水) 09:04:29.78 ID:ukMX7fbE
もうちょっと
473 :
忍法帖【Lv=1,xxxP】 :2011/06/02(木) 18:43:26.47 ID:lf7l8n9i
レベルあげ
474 :
名無し調教中。:2011/06/02(木) 22:37:05.68 ID:kyVQD10u
何?
475 :
忍法帖【Lv=3,xxxP】 :2011/06/03(金) 09:22:42.06 ID:VomrM5iy
どうなん
476 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/06/03(金) 09:38:49.82 ID:zlN1DHqQ
うおおおお!
またリセットされた!
477 :
名無し調教中。:2011/06/03(金) 16:55:36.02 ID:GL5E78HF
お気の毒に……。
いっその事2ちゃんねるなど使わず、まとめサイトで新作を発表されては?
『生体実験』でグーグル検索しても4番目にヒットするし
まとめサイトをメインに見ている読者も多いと思いますよ。
478 :
忍法帖【Lv=3,xxxP】 :2011/06/03(金) 21:01:58.39 ID:zlN1DHqQ
2ちゃんねるの、このスレのアクセス数は、調べる方法が無いので、わかりませんが、まとめサイトよりも遥かに多いと推測されます。
ここが使えなければ、まとめサイトに直にアップするしかないのですが、とにかく新作が書き上がった時点で、どちらかにはアップします。
479 :
忍法帖【Lv=4,xxxP】 :2011/06/03(金) 23:57:20.53 ID:zlN1DHqQ
ルミナス標準時で午後9時に近づいた頃、いよいよ由梨香の出産が、クライマックス
を迎えようとしていた。
「もうすぐパーティが終わってしまう。もう一本、分娩促進剤を打ってくれないか」
デーニッツが、ラドクリフ医師に頼んだ。母体にかなりの危険と苦しみが伴うだろうが、
ネオナチスの人間にそんな事を説明しても、聞く耳を持つ筈がない。ラドクリフの指示
で看護師の1人が、絨毯の上で苦しみ悶える由梨香の二の腕に注射針を突き刺した。
由梨香が苦しみのあまり、風船のように膨らんだ腹を抱えながら、ゴロゴロと転がり始
めた。
「うおおおお!苦しい・・・苦しいですう・・・御主人様・・・お腹が張り裂けそうですううう!」
「取り押さえろ!これだけの量を注射したんだ。そろそろ出てくるぞ!」
二人の看護師と二人の警備員が、それぞれ由梨香の両手両足を押さえた。ボテ腹が
蠢き、赤ん坊が胎動を下って来るのが皮膚の上からも判る。
480 :
忍法帖【Lv=4,xxxP】 :2011/06/03(金) 23:58:52.95 ID:zlN1DHqQ
「あっ・・頭が見えた!」
キップリング将軍が叫んだ。由梨香の周りは歓談に飽きたパーティの列席者で、黒山
の人だかりが出来ていた。
「俺にやらせてくれ」
キップリング将軍が、王宮付きの助産婦を押しのけ、由梨香の股の間に割って入る。
パックリと開いた由梨香のオマンコから胎児の黒い頭の先が覗いた。
「黒人のベイビーだ。男かな、女かな?」
「事前の診察や、X線のスキャンは一切しておらんから、全く判らん」
デーニッツは、言った。ラドクリフはネオナチスに引き渡す前に、精密検査をして知って
いたが、どうでもいいので黙っていた。
(男だわ)
バーバラ・サンダースは自身の念写の能力で確信していた。あちこちで生まれてくる赤
ん坊の性別を当てる賭けが、始まっている。
481 :
忍法帖【Lv=5,xxxP】 :2011/06/04(土) 00:00:33.42 ID:zlN1DHqQ
「女が生まれるに、10ウォン」
「待て待て、お前の国の通貨は、当てにならん。ドルかユーロで賭けてくれ」
キップリング将軍が、洗っていない汚れたゴツゴツとした手を由梨香の産道に突っ込んだ。
「くそ、やり難い。ボロンゴ大尉、手伝ってくれ」
黒人士官は、キップリングの隣に中腰になって並び、自分も産道に手を入れた。2本の
手が体内をまさぐり、由梨香の苦痛が絶頂に達する。
「うわああああ。由梨香の赤ちゃん!由梨香の赤ちゃんが生まれるうう!ちゃんと生むか
ら、もう、食べないで!」
ボロンゴ大尉が舌舐めずりをしていた。生まれたての赤ちゃんの頭を見て、先祖代々の人
食い人種の血が騒ぎ出したのかもしれなかった。砲弾型の胎児の頭が、オマンコからニョ
ッキリと生えた。
「ああ!イクううう!イクううう!」
今までに味わった中でも最大級の苦しみに襲われた由梨香が、脳内で苦痛を快楽に変換し、
オルガスムスに達した。クリトリスの無い股間から、ピュッと潮を噴く。
482 :
忍法帖【Lv=5,xxxP】 :2011/06/04(土) 00:01:36.49 ID:zlN1DHqQ
「わっ、汚ねえ!」
軍服を、由梨香の潮で汚されたキップリングが激怒した。産道から手を引き抜き、由梨
香の顔面を殴りつける。
「ああ!もっと、もっと、ぶって下さい・・・」
由梨香が鼻血を流しながらせがんだ。その間にボロンゴ大尉が、荒々しく胎児を引き擦
り出した。胎児の体中に、血や胎盤の残骸がこびり付いている。ヘソの緒が、長々と由梨
香のオマンコから延びていた。
「気孔を開けて、呼吸が始まったら、ヘソの緒を切ります」
ラドクリフ医師が、胎児の口と鼻の穴に、金属ベラを入れて胎盤の残りカスを掻き出すと、
黒い赤ん坊は、勢いよく呼吸を始めた。
「オギャアア!オギャアア!」
赤ん坊はバーバラの読み通り、男の子だった。
「うるせえ。黙らせろ」
「ヘソの緒は、俺がぶった切ってやる」
由梨香の顔を殴り飽きたキップリング将軍が、ヘソの緒を両手で掴んだ。
「ハサミは?」
「いらん、そんなもの!」
将軍は力任せに、肉のヒモを左右に引き裂いた。プシュッと血が飛び散る。
「元気な男の子だ」
見物客から、歓声が上がった。賭けに負けた人達からは、失望の声が漏れる。ボロンゴ
大尉は、涎を垂らし、由梨香はヘソの緒を切られたショックで快楽の余り気絶していた。
483 :
忍法帖【Lv=6,xxxP】 :2011/06/04(土) 07:34:22.89 ID:DA8UQpRC
そろそろ
484 :
忍法帖【Lv=7,xxxP】 :2011/06/04(土) 22:50:45.31 ID:DA8UQpRC
よいしょ
485 :
忍法帖【Lv=4,xxxP】 :2011/06/12(日) 00:40:32.16 ID:cvwsf6MA
どっこい
486 :
忍法帖【Lv=5,xxxP】 :2011/06/12(日) 23:46:08.05 ID:MFAL2bPa
しょ
487 :
名無し調教中。:2011/06/14(火) 12:24:20.26 ID:+Ze6CWk4
た
488 :
忍法帖【Lv=8,xxxP】 :2011/06/17(金) 23:23:10.69 ID:UgIEbByK
就任パーティが無事終わった後、マーガレット7世は、スタンフォードに首輪を引かれて囚人
の塔へと戻った。極度に泥酔しており、途中の螺旋階段でゲロを吐く。
「おやおや、女王陛下が、なんと下品なことを」
スタンフォードが、あきれ顔で言った。
「自分の粗相は自分で始末して下さい。あなたはもう、元首ではなく国民の奴隷なのですから」
塔の管理人が、バケツと雑巾を用意した。全裸のマーガレットは、飲み過ぎで頭がガンガンと
痛むのを堪えながら、酸っぱい匂いを放つ自分のゲロを雑巾で拭きとる。9割がた拭きとった
所で、また込み上げてくる嘔吐感に耐え切れず胃液を吐き散らした。
「女王陛下、いい加減にして下さい。私は大統領に就任したばかりで忙しいのです。今日は、
もう寝てもいいですから、明日から、また頑張って下さい。あなたには、国民の不満を聞いて
いただかねばなりませんから」
スタンフォードはマーガレットの首輪の鎖を塔の管理人に手渡し、エレベーターで塔を降りて
行った。ルミナス王宮は、今日から大統領官邸と呼び名を改め、そこが、彼の住居になるの
だった。1週間前までマーガレットが使っていた寝室を、そのまま彼が使う事になる。豪華な金
銀の装飾が施された天蓋のついたベッドに羽毛布団が敷かれていて、パジャマに着替えたス
タンフォードが顔を埋めると女王の残り香がした。
489 :
忍法帖【Lv=8,xxxP】 :2011/06/17(金) 23:23:45.99 ID:UgIEbByK
(いい匂いだ。女王陛下自身は、今頃、固い木のベッドの上で布団も無しに、生中継されなが
ら、寝ているだろうがね)
女王様チャンネルは、24時間放送だ。いついかなる時でも、カメラが追いかけ、女王の生活
がルミナス全土に生放送されている。プライバシーは一切ない。スタンフォードは部屋に残っ
たままのクローゼットを開け、マーガレットのドレスや下着を引っ張り出し、頬擦りをして感触
を楽しんだ。スタンフォードには妻と子供二人がいるが、現在仲が悪く、別居中である。監禁
している女王の侍女の1人でも呼んで、夜の相手をさせようかとも思ったが止めた。
(今日は、いろいろあって疲れた。また今度にしよう)
スタンフォードは、羽毛布団に横たわり、眠りに付いた。
490 :
名無し調教中。:2011/06/19(日) 00:39:33.61 ID:Ogq9R8k5
更新乙です
491 :
忍法帖【Lv=9,xxxP】 :2011/06/19(日) 08:32:13.01 ID:DjKTtMaM
翌朝、マーガレット7世は、二日酔いにガンガンと痛む頭で目を覚ました。吐く息がアルコ
ール臭く、ほとんど思考能力がない。固い木のベッドに開脚ポーズで四肢を固定されて寝
ていたのだ。そんな彼女の姿にテレビカメラ3台が、レンズを向けている。メインのカメラは
開脚されてパックリと開いたオマンコを撮影していた。睡眠中に何度かオシッコを漏らした
らしく、股間の辺りが濡れていて気持ち悪い。しばらくすると、1人の男が入って来た。
「お早うございます、女王陛下。番組プロデューサーのデイブ・ボールマンです」
でっぷりと太った、体重が100キロ以上ありそうな男だった。初めて見る男で、年齢は、お
そらく30代。栗色の髪は天然パーマで、メガネをかけている。
「大統領閣下から、女王様チャンネルのプロデュースを仰せつかりました。ルミナス国営テ
レビの社員です」
「無礼は、許しませんよ!」
マーガレットは、威圧してみた。しかし、デイブは、サッカーボールの様に脂肪で肥大した肩
をすくめただけだった。
492 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/06/19(日) 08:33:18.64 ID:DjKTtMaM
「仲良くしましょう、女王陛下。長い付き合いになりそうですから。まずは、シャワーを浴びて
下さい。その間に食事を用意しておきます。今日から、国民の不満を聞いて頂く予定です。
過酷な撮影になりそうですから、覚悟をして置いて下さい」
四肢のベルトを外され、マーガレットは、ふら付く足でシャワールームへ向かった。当然カメ
ラマンが追いかけて来る。ルミナス全土にCM無しで生中継されているのだ。
「隅々まで、綺麗に洗って下さい。穴と言う穴をね。VIPの方々が、いつ、あなたを犯しに来る
か、わかりませんから」
VIPとは、スタンフォード、キップリング、デーニッツらの事だろう。マーガレットは、ボディソープ
を指で体に擦りつけ、オマンコと肛門を綺麗に洗った。そこをカメラがアップで撮る。シャワール
ームにバスユニットはない。囚人に、そんな贅沢な代物は必要ないのだ。マーガレットは、パー
ルシティの市街を一望出来る、王宮の大理石の展望風呂が懐かしかった。固まった筋肉を、お
気に入りの侍女達にアロマオイルでマッサージをして欲しかった。
「もういいでしょう。早く出て下さい。御飯の用意が出来ていますよ。今日は中華料理です」
マーガレットがシャワールームから出ると、テーブルの上にカップラーメンが一個置いてあった。
お湯が注がれ、湯気が立っている。初めて見る食べ物だった。
「3分たったら出来上がりと言う、東洋の非常食です。あれ?中華じゃなくて、日本食だったかな?」
マーガレットは、プラスチックのフォークで伸びた麺を掬い、口に運んだ。馴染めない味だった。
「美味しいですか、女王陛下?」
「さあね、どうかしら・・・はっきり言って不味いわ」
王宮の一流シェフが作る、フランス料理が懐かしかった。それでも、食べなければ、お腹がすく。
「残さず食べて下さい。汁まで、一滴残さず、全部飲んで下さいね。大統領のクソを食わされるより
マシでしょう?」
「ええ、そうね」
全部食べ終えると、トイレに行くように即された。
「ウンチとオシッコを、ひり出す所を国民に晒して下さい。昨日の晩のように、お漏らしされると困り
ますので」
493 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/06/19(日) 08:34:25.91 ID:DjKTtMaM
マーガレットは、洋式トイレに座り、糞尿を垂れ流した。排泄音もバッチリ、カメラが捉え、
全土に流される。再生紙の固いトイレットペーパーで肛門を拭くとき、王宮のウォシュレッ
トが懐かしくなった。水洗のレバーを引く前に、カメラが排泄した女王のウンチがアップで
撮影される。マーガレットは、もはや腹立ちを通り超えて、無感動になっていた。午前9時
から、応募者の中から選抜された国民の有志が、謁見に来る予定だった。マーガレットは、
両手を天井から鎖で吊るされ、片足も吊られて、右足の一本立ちになった。全くの無防備の、
その姿で、国民の不満を受け止めるのだ。
「さあ、一人目の謁見です」
入って来たのは、白人の主婦だった。
「消費税を10パーセントにするって、どういう事よ!舐めてんじゃないわよ!」
主婦は、片足吊りのマーガレットに向かって叫んだ。
「福祉を充実させるためには、必要な措置だったのよ」
マーガレットが答えるなり、主婦のビンタが頬に飛んだ。
「うくっ・・・それでも、まだヨーロッパ諸国より、少ないわ・・・」
「まだ、言うか!」
主婦は、一本鞭を手に取った。その他にもスタンガンやロウソク、針、特大バイブなど、
ありとあらゆる拷問具が用意されており、どれを使ってもいいのだ。
「謝れ!国民に謝罪しろ!」
主婦の鞭が、無防備で動けないマーガレットの裸体に飛んだ。主婦は、鞭の使い方には、
素人のため、顔に当たる危険もある。マーガレットは必死に目つぶって、顔をそむけた。
「女王陛下、カメラに向かって謝罪して下さい」
「うっ・・・」
デイブに促されて、マーガレットは歯噛みした。悔し涙が流れ出る。
「国民の皆様、申し訳ございませんでした。心からお詫び申し上げます」
主婦が、マーガレットの顔にペッと唾を吐きかける。マーガレットが詫びたからと言って消費
税率が引き下げられるわけではない。クーデターで、海外からの観光客が減れば、さらなる
増税が必要とされるだろう。次に入って来たのは、作業服を着て、安全マークの入ったヘル
メットを被った中年の男だった。
494 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/06/19(日) 08:35:18.19 ID:DjKTtMaM
「俺は、ウラン鉱山の採掘現場で働いていて、被爆しちまったよ!どうしてくれるんだ?一週間で、120ミリシーベルトだってさ!ガンで早死しちまうかもしれねえし、まだ結婚もしてねえのに、子供が作れないかもしれねえんだ!」
男は、心底怒り狂っているようだった。
「安全管理の詳細については、現場の責任者に問い合わせてみないと判りません。
ただ、120ミリシーベルトと言えば、ただちに健康に害を及ぼす程の放射線量では、
無い筈です」
マーガレットは、答えた。それが、作業員の怒りをさらに煽ったようだった。顔面パンチが、
女王の美顔に正面から叩きこまれる。
「ぐはっ!」
「うるせえ!俺の精子で妊娠するかどうか、試してやる!」
作業員の男は、ベルトを外して、ズボンを擦り下げると片足吊りになっているマーガレット
の股間に、いきり立った自分のチンポを押し付けた。10日前までは、処女だった秘肉に、
逞しいチンポが挿入される。
「むむむ・・・」
「気持ちいい、とか言えよ、女王陛下。国民にブチ込んで貰って有り難うございますと」
いきなり挿入されて痛いだけだったが、答えない訳にはいかない。
「国民の皆様にブチ込んで頂いて、有り難うございます。気・・・気持ちいいです」
作業員は、激しく腰を動かした。余程、溜まっていたのか、すぐに射精する。由緒正しい
ルミナス王家の直系の女の子宮に、作業員はたっぷりと中出しをした。
「ハア、ハア・・・心配はいらねえ。俺は被爆しているんだ。妊娠はしねえよ」
「120ミリシーベルトでは、不妊の影響は、全くないわ」
再び、顔面パンチが叩きこまれた。
「がはっ!」
「お前に、被爆した人間の気持ちが判るか!」
作業員は、カメラに向かってキレながら、帰って行った。
495 :
名無し調教中。:2011/06/19(日) 15:37:11.98 ID:QodFPGEo
更新、乙です
496 :
名無し調教中。:2011/06/22(水) 01:08:47.54 ID:Twil2yx4
由梨香と赤ちゃんのその後は?
497 :
忍法帖【Lv=11,xxxPT】 :2011/06/23(木) 11:07:27.69 ID:dJtkmDjP
パールシティのオフィス街にある貿易商社の一室で、CIAのリチャード・ファーマーは、
テレビを見ながらバーバラ・サンダースの報告を聞いていた。画面では、マーガレット
7世が、全裸で犯されながら顔を殴られていた。
「ひどいもんだね」
「就任パーティには、イラン、リビア、北朝鮮、ベネズエラなどの大使が参列していまし
た。それに比べ、クーデター前に関係が良好だった、アメリカ、イギリス、フランス、カ
ナダなどの大使は、参列していませんでした。呼ばれていなかったようですわ」
バーバラは、今ではリチャードの片腕を務めるようになっている。ヘレン・マンスフィール
ドが行方不明になってから空いていたポストだ。
「そりゃあ、そうだろ。大使館に退去命令が出ているくらいだからね。クーデター政権は、
完全に国際社会から孤立するつもりだ」
「観光立国なのに・・・」
「ウランの輸出国でもある。これは、やっかいだぞ。反米のテロ支援国家に、ウランを売
りつけられでもしたら」
「世界中に核の脅威がバラ撒かれますわ」
「そういう事だ」
バーバラは、ESP能力に加え、CIA工作員としての教育も受け、国際情勢にも詳しくな
っている。超能力が補完している彼女のカンは、外れることがない。
「世界の警察を自負している我が国の軍事介入が、あるかもしれんな。だが、それは僕
達の決める事じゃない。僕たちの仕事は、情報を集め、上層部の決定を手助けすることだ」
「ええ、そうですね」
リチャードは、テレビ画面を見た。マーガレットが、漁場を開発で埋め立てられた漁師にス
タンガンを押し付けられている。
498 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/06/23(木) 11:09:08.04 ID:dJtkmDjP
(7000年紀の終わり、星々の彼方より、災いよ来たれ。人々は過去に従い、世は、地獄
と化す。その時、汝、時の流れに逆らいたまふべし・・・・500年くらい前だったかな)
リチャードは、4行詩を思い出した。それは、彼がミッシェル・ド・ノストラダムスと名乗って
いた頃、ルミナス王家の祖先に当たる某伯爵に授けた預言だった。その伯爵は、彼のア
ドバイスで、イギリスにあった領地を売り払い、ルミナス諸島に移住して、王家を開いたの
だった。
(時の流れに逆っては、困るのだけどね。歴史は決まっているのだから。だが、逆らう事も
また、一つの歴史的事実・・・)
リチャードには、宇宙人に対する個人的な恨みがあった。1万2000年前、彼の所属する
アトランティス文明は、いとも簡単に宇宙人グレイの軍門に下り、徹底的に破壊され、地球
は原始時代に戻ったのだ。彼の友人や家族も、ジェノサイドに巻き込まれて全て死んだ。
残ったのは、アトランティス大陸の地下深くに設置された時間管理局のロボットシステム
だけだった。
(宇宙人は憎い。しかし、あらかじめ決められた歴史は、守らなければならない。例え、
それが、ようやく復興を遂げた地球人類が、再び家畜になり下がるという運命だったとして
もだ)
リチャードは、宇宙人の生体実験の犠牲になった人間を何度か保護したことがある。首か
ら上を、すげ替えられたマイケル夫妻。肉体の半分以上をサイボーグ化された工藤明日
香。手足を入れ替えられた城山朋子などである。彼らは、現在グランドキャニオンの地下
要塞で力を蓄え、宇宙人に復讐する日を待ちわびながら、暮らしている。
499 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/06/23(木) 11:09:42.70 ID:dJtkmDjP
(彼らを保護したのは、それも歴史だったからだ。だが、いくら地球人が頑張った所で、
運命は変えられない。また時間管理局の総力を上げてでも、変えさせてはならない)
リチャードの信念は、揺るがなかった。
(古代アトランティス文明が残した遺産がもう一つある。現在『委員会』と呼ばれている秘
密結社だ。彼らは、1万2000年前の大災害の直後から、復興のために活動していた)
リチャードは、その組織に古くから、名を変えながら関わり、あくまでオブザーバーとして
のみ参加していた。有限の寿命の彼らは、遅々として進まない復興に苛立ちながら、何
十世代も重ね、それでも辛抱強く、科学文明を前進させてきた。そして月面にアポロを送り、
ついに復興目前まで漕ぎつけたのだった。
(だが、残念だったな。地球は再び宇宙人に蹂躙される。前回より、もっとひどい状態に・・・
何万年かけても、復興など不可能な程に・・・)
リチャードは、心の底に芽生えそうになる葛藤を、強い意志で押し殺した。
500 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/06/23(木) 15:52:05.48 ID:dJtkmDjP
梅本由梨香は、生まれたての赤ん坊と共に、原子力潜水艦『U−2009』の格納庫へと連れ
て帰られた。格納庫は快適に空調が聞いているので、気温は問題ない。由梨香は、赤の超
マイクロビキニを擦り下げ、傷だらけの乳首を赤ん坊に吸わせる。一度引き裂かれて癒着し
た乳首から母乳が出るか心配だったが、赤ん坊が吸いつくと白い液がジュワッと滲みだした。
赤ん坊は、その場に居合わせたボロンゴ大尉によって、ブギンガと名付けられていた。
(ブギンガちゃん、元気にオッパイを吸ってるわね。今度こそ、あたしの手で立派に育てて見
せるわ)
出産したばかりの由梨香のお腹の皮は、たるんでいる。ネオナチスのアルフォンス・レーマン
軍曹が、あまりの由梨香の醜さに、唾を吐きかけた。
「てめえ!子供なんぞ、生み腐って!また、この世界に有色人種が1人増えちまったじゃね
えか!」
「由梨香は、いくら虐めて頂いても構いません。でも、この子だけは、由梨香から取り上げな
いでください」
由梨香は、吐きかけられた唾を顔面に浴びながら答えた。
「フン!お前みたいな女が、まともに子供を育てられると、思ってんのか!」
「それは・・・」
由梨香は、自分の汚らしい肉体と重症マゾの性癖を思い出した。今まで行ってきた数々の変
態的なプレイも。
「今すぐ殺すか、この国の孤児院にでも預けた方が、その子にとっても、幸せと言うもんだぜ」
レーマン軍曹は、冷静に考えてそう思った。
「あたしが、自分の手で育てます・・・」
由梨香は、そう繰り返すばかりだった。
501 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/06/23(木) 15:52:51.40 ID:dJtkmDjP
ルミナス編、終わりです。
502 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/06/23(木) 16:07:53.58 ID:dJtkmDjP
2010年2月、山川桃子(30歳)は、再び自宅マンションのパソコンから、オンラインゲーム『ア
ナーキーライフ』にログインした。今日は休日なので、充分にゲームの世界に滞在することが出
来る。3D眼鏡とヘッドホンマイクを付け、画面を睨む。現実と、ほとんど変わらないくらい精緻に
描かれたグラフィックスの世界が現れた。
(今日こそ、噂の真相を、突きとめなくちゃ)
ゲーム内で自分が所有する西洋風の城の寝室に実体化した桃子は、アバターを操って城を出た。
長い黒髪の長身の日本人女性で、黒レザーのショートパンツとベストを身に付けている。極めて
野性的でセクシーな外見だった。マシンガンや日本刀、手投げ弾など、様々な武器を装備していた。
まずは、酒場へ行ってみる。そこが一番、情報が集まるからだ。
「マスター、今日は、赤ワインをちょうだい」
桃子が、バーテンに注文をし、待っていると、甲冑を着た騎士が声をかけて来た。甲冑は、穴だらけ
で、いかにも落ちぶれた感があった。
「モモコさん、ひどいじゃないですか。この前は、もう」
ヒロノブだった。桃子は、面倒くさそうに顔を上げる。
「仕返しにでも、来たの?」
「そんな、とんでもない。ビッグマンコを一撃で倒すような人に、僕が勝てるわけないじゃないですか」
特に、ヒロノブは、この前の桃子の裏切りを根に持っていないようだった。所詮は、この世界の出来事
はゲームなのだ。
503 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/06/23(木) 16:08:37.91 ID:dJtkmDjP
「じゃあ、何なの?」
「実は、もう一度、桃子さんとパーティを組もうと思って、情報を持って来たんです」
「懲りないわね、あなた。で、その情報って何なの?」
「西の方に、魔の山っていうのがあって、その洞窟に、この世界の神が住んでいるらしいん
です」
桃子は、初耳だった。この仮想空間の、地形やイベントは、全て桃子の課のプログラミング
チームが創り上げたものだ。だから桃子が知らない事は、何もない筈だった。
「魔の山?何で、そんなものがあるの?」
そんな設定をした記憶はなかった。
「3日前に突然現れたらしいんです。で、その神を倒せば、世界は新たな変貌を遂げるって、
噂が流れています。誰が流しているのか知りませんが」
桃子は、考え込んだ。プログラミング課の誰かが、桃子に無断で、設定を付け加えたのかも知
れなかった。
「わかった、あなたとパーティを組みましょう。今から、その神を倒しに行くのよ!」
「えっ、今から!準備がまだ・・・」
「武器なら、腐るほど持ってるわ。グズグズしてないで、行くわよ」
桃子は、ヒロノブにパーティを組むためのメッセージを送った。ヒロノブは了承し、二人は一列に
並ぶ。ヒロノブが先頭だった。
「どうして、僕が前なんですか?モモコさんの方が強いのに」
「弾よけよ、弾よけ。モンスターが出てきたら、あなたが先にやられるの。なんか、文句ある?」
「ありません」
二人は、一列に並んで酒場を出た。
504 :
名無し調教中。:2011/06/23(木) 16:17:07.10 ID:ZCzvKgeU
wktk
505 :
由梨香ファン4号:2011/06/23(木) 17:01:29.65 ID:xs33m16P
>>500 次の話までには腹の弛みは締まってて欲しいな。
でも3人も産んだんだから胸は相当膨れてるでしょ?
体の傷は醜いけど、プロポーションはいいんじゃない?
506 :
名無し調教中。:2011/06/30(木) 22:01:30.18 ID:qrSTpf7n
百足星人は他銀河での戦争に負けて、この銀河に流れてきた
いわば難民のようなものですが……。グレイに匹敵するテクノロジーを
持つ百足星人をも敗走させたという超絶な種族は、今後登場するのでしょうか?
507 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/07/01(金) 14:41:27.48 ID:Ls7KsAMR
>506
登場するにしても、遥か先になると思います。執筆速度が、どんどん低下する現状で、
今、構想している話ですら、書けるかどうか自信がありません。
止まりかけのプロペラ機のエンジンみたいな状態なので、断筆にならない事を祈って下さい。
508 :
名無し調教中。:2011/07/02(土) 12:35:02.21 ID:DzusJTr7
断筆かぁ…
結局結末は各自の胸の中かぁ…
そうならないように頑張って、綺麗に纏めて終わって下さい。
一旦休んで、第二幕でもいいんだし。
ここまで広げたら収束出来ないとは思うけど、火星に行った高校生達も気になるしな。
509 :
506:2011/07/02(土) 13:30:13.57 ID:HNU/His/
大丈夫!
話は広がっているけど、主軸さえしっかりストーリーを進めていけば
マイナーな脇役や伏線はどうとでもなるものですよ。
SMではなくSF小説として更新を楽しみにしている読者――例えばワタシ――も
いる事だし、もしも断筆なんて事になったら悲しいですよね。
頑張ってください。
510 :
名無し調教中。:2011/07/02(土) 16:58:11.96 ID:VS+YNf2f
なんか話が大きくなりすぎたね
511 :
忍法帖【Lv=15,xxxPT】 :2011/07/05(火) 02:20:23.49 ID:rT7IxM5b
街外れからは、桃子の用意したスクーターに乗った。2人乗りだ。かなり高価なアイテムである。
「モモコさん凄い!モモコさんって、なんでも持ってるんですね!」
座席の後ろに跨ったヒロノブが、感嘆した。
「フフフ・・・最強クラスの武器も山程、持っているわよ。だから神の正体が何であれ、倒すのは、
訳ないわ」
スクーターで移動中の間は、モンスターは襲ってこない。魔の山の麓までは、あっという間だった。
「もっと、仲間を集めなくていいんですか?」
「充分よ。あたし一人で充分なの」
桃子は、自信があった。この世界を造ったのは、彼女なのだ。まさに桃子自身が神と言える。
「行くわよ」
魔の山の入り口からは、徒歩だった。ダンジョンの中では、乗り物は使えないのだ。山を登り始め
てすぐに、モンスターが道を塞いだ。
「ビッグチンコが、ビッグマンコを引き連れている!」
ヒロノブが叫んだ。ビッグチンコ1体が中央に、左右にビッグマンコ2体を従えている。
「ヒロノブ、一人で戦いなさい」
512 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/07/05(火) 02:21:10.10 ID:rT7IxM5b
「えっ、モモコさんは?」
「あたしは、ボス戦に備えてライフポイントを温存しなきゃ」
「そんな・・・」
ヒロノブは、穴だらけの甲冑で、モンスター3体に立ち向かった。レイピアを奮うが、少しずつ
しか、敵のライフポイントを削れない。いきなり左側のビッグマンコがヒロノブに飛び掛かり、
巨大な割れ目に、彼の全身を包み込んだ。
「ぐわああああ!犯されるううう!」
ヒロノブの悲痛な叫び声が上がった。ビッグマンコはヒロノブを呑み込んだまま、跳ねまわり、
愛液まみれになったヒロノブを、ポイと吐き出した。
「ハア、ハア、ハア・・・死ぬう・・・」
ヒロノブの頭上にダメージ120という数字が浮かび上がった。彼の残りライフポイントは半分
を切っていた。
「あなた、まるで役に立たないわね」
桃子が、腕を組んだまま嘲笑した。
「そうでもないですよ、モモコさん。僕だって、このゲーム、結構やりこんでいるんです」
いきなり、ビッグマンコの体が爆発し、四散した。淫肉のカケラが、そこら中に飛び散った。
513 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/07/05(火) 02:21:57.38 ID:rT7IxM5b
「呑み込まれた時に、特殊技能のカウンターを使って、体内にプラスチック爆弾を置いてきました」
「へえ、見かけによらず、やるじゃない。特殊技能が使えるんだ」
桃子は、初めて感嘆した。愛液まみれのヒロノブが立ち上がると、ビッグチンコが、真っ赤に怒張
して襲いかかって来た。ヒロノブは、レイピアで、亀頭の一番、敏感な部分を突き刺して防御する。
ダメージは受けなかった。
「気を付けて。そろそろ出るわよ。必殺技が」
ビッグチンコが、残ったもう一体のビッグマンコに挿入を開始する。そして激しくピストン運動を始
めた。
「何をやる気だ、こいつら!」
ヒロノブは、レイピアを構えて警戒した。リアル世界では、フリーターの彼も、仮想空間では一端の
戦士なのだ。
「やられる前に、先制攻撃あるのみ!」
ヒロノブは、切りつけた。その時、怒張したチンポが引き抜かれ、ドピュッと精液がぶちまけられた。
ビッグマンコの割れ目からは、大量の透明の液体が噴出する。射精と潮吹きの合体攻撃だった。
「うわあああ!」
ヒロノブは、精液をまともに顔面に浴び、絶叫した。潮の方は、どうにかかわす。彼のライフポイン
トは、残り3になった。
「やれやれ。下がりなさい、ヒロノブ。あたしがやるわ」
桃子は、ようやく重い腰を上げた。アイテムバッグの中を探し、コンドームを取り出す。軽やかな
ジャンプで、ビッグチンコに飛び掛かり、頭から被せた。これで、もう合体攻撃は出来ない。そして、
日本刀で、切りつけた。
514 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/07/05(火) 02:22:31.55 ID:rT7IxM5b
風車切り!」
体を軽やかに回転しながらの、連続攻撃で、2体を同時に倒した。桃子のレベルは、管理者モ
ードを使ってMAXに設定してある。ザコモンスターを倒す事など訳はない。ゲームオーバー寸
前のヒロノブを、治療薬を使って回復させると、再び山を登り始めた。
「有り難うございます、モモコさん。今の戦闘で、僕のレベルが1ランク上がりました」
「そう、よかったわね」
桃子は冷たく答えた。初級レベルには、代わりない。神を名乗る対ボス戦には全く役に立たない
だろう。
515 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/07/05(火) 02:23:38.55 ID:rT7IxM5b
頂上までは、ザコモンスターが登場するだけだった。主にヒロノブが戦い、倒していく。ライフポ
イントが無くなりかける度に、桃子が治療薬で回復させた。この世界に、もし神がいるとしたら、そ
れは開発者である桃子だろう。管理者モードを使うだけで、無限の資金と、武器、各種ポイントが
自由に設定できる。戦闘レベルもMAXに設定しているため、ゲーム内で桃子に敵う、アバターや
モンスターがいる筈がなかった。
「いよいよ、頂上よ」
二人とも、治療薬でライフポイントを100パーセント回復させてから、魔の山の頂上にある洞窟に
入った。中には、白髪の1人の老人が岩に腰かけていた。
「あなたが、神?」
桃子が問いかけた。老人は杖をついて立ち上がった。長い白髪と白ひげ、仙人の様な着流しを身
にまとっている。桃子は、スカウターを付けて相手のライフポイントと、戦闘レベルを測ろうとしたが、
見えなかった。
「あなた、誰がプログラミングしたの?」
「無礼者。わしは、誰にもプログラミングされていない。本物の神だ」
「あたしは、このソフトを販売している、JNコーポレーションの開発課長よ。あたしの決済を通って
いない、キャラや設定は、消去しなくてはならないわ」
桃子は、ハイパークラスター爆弾を装着したバズーカを構えた。この武器を喰らって倒せないモ
ンスターはいない筈だった。
「消去?1つの世界の砂粒にも等しい存在である、お前が、神を消去するだと?」
白髪の老人は、表情すら変えなかった。落ち窪んだ両目が、鬼火のように青く光っている。桃子は、
戸惑いと、かすかな恐怖を感じた。
516 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/07/05(火) 02:24:35.40 ID:rT7IxM5b
「アナーキーワールドで、もし、神がいるとしたら、それは、プログラマーである、あたしよ。無断で
プログラムを付け加えた犯人探しは、リアル世界でやるわ。とにかく、消えなさい!」
桃子は、バズーカの引き金を引いた。ハイパークラスター爆弾が、煙の尾を引き、渦巻き状に飛行
しながら老人の胸に命中した。辺り一面が閃光に包まれたが、老人は平然と立ち尽くしていた。
「バ・・・バカな・・・」
桃子は愕然とした。老人は防御をした気配も無い。それなのに、倒されないばかりか、ダメージの
表示すら出なかったのだ。
「わしは、3日前に、この世界に降り立った・・・」
老人は、話し始めた。
「宇宙は、様々な次元と、いくつもの重なり合う世界で成り立っている。歴史が別の方向へ分岐し
たパラレルワールド。ただ、時間平面のズレただけの、同じ歴史の過去未来。人のイマジネーシ
ョンが生み出した世界。全く物理法則の異なる世界。そして、ここのように、コンピューターのプロ
グラムが造り出した仮想空間。その全てが、等しい存在価値を持っている。わしは、その全ての世
界を超越した存在。だから、神なのだ」
桃子は、ヒロノブを後ろに庇って、下がらせた。
517 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/07/05(火) 02:25:18.76 ID:rT7IxM5b
「もう一発、お見舞いしてやるわ」
「無駄だ。お前のプログラムした武器で、わしは倒せない。今から、この仮想空間も取り込み、新し
い世界を創造する。本物の神の仕事を良く見ておくのだな」
老人は、天高く杖を振りあげた。その先から閃光が迸り、稲妻となって天へ昇って行く。
「ゲームを、一時、緊急停止させるわ。サーバーをインターネット回線から切り離せば、いくら、あな
ただって・・・」
桃子は、最後の手段に出た。多くのユーザーから苦情が出るだろうが、今は、この神と言う相手に
対して意地になっていた。
「無駄だと言っているじゃろうが。今より、この空間は、他のいくつかの実在する平行世界と混ざり
合い、より高次元に進化するのじゃ!」
アナーキーワールド全体が光に包まれたかのようだった。リアル世界の桃子は光り出したパソコン
のモニターに、眼を開けていることすら出来ずに、とっさに3D眼鏡とヘッドセットを毟り取り、シャッ
トダウンさせようと、パソコンの電源ボタンを押した。
(切、切れない・・・)
手探りで、足元のコンセントを引き抜く。パチンという音がして、モニターの画面が消えた。そして、
次の瞬間、桃子は自宅マンションのパソコンチェアから滑り落ち、そのまま気を失った。
518 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/07/05(火) 02:28:34.41 ID:rT7IxM5b
桃子編、終わりです。
519 :
名無し調教中。:2011/07/07(木) 01:03:03.04 ID:3o1yfpkP
更新乙です
520 :
名無し調教中。:2011/07/07(木) 07:18:57.67 ID:aKX92TvR
応援してます
521 :
忍法帖【Lv=18,xxxPT】 :2011/07/15(金) 11:32:26.42 ID:EASoDLQO
2009年8月15日、統一朝鮮が日本列島を支配しているパラレルワールドでは、日本人去
勢法が、施行された。右翼団体による抗議活動は、武力で鎮圧され、報道規制が厳格化さ
れたマスコミは、抗議があった事実さえ黙殺した。5年間を目途に日本人男性の全てを去勢
する、というのが法案の骨子だった。早期に去勢に応じた者には、税制や所属する組織で
の人事で優遇される。進学、就職にも有利だったことから、受験生や、就職活動中の男子
学生が、去勢手術に殺到した。手術自体は、植民地総督府からの補助金で、無料で行われ、
1週間程度の入院で終わる。ペニスと睾丸が切除されるため、手術後は定期的に通院し、
ホルモン剤の投与を受けなければならない。それも補助金で賄われるため、去勢者に金銭
的な心配はなかった。
「馬鹿な、チョッパリども。毎日、何万本もの男根が、切り落とされているんだわ」
法案の発案者である、朴秀姫大佐は、想像し、ほくそ笑んだ。正体不明の日本人にレイプ
された経験のある彼女は、心から日本人男性を憎んでいる。事件発生当時、全ての捜査機
関を動員し、犯人を捜したが結局、容疑者さえ特定出来なかった。
「犯人が見つからないのなら、日本人の男を全てを去勢すればいいんだわ。そうすれば、
その中には、必ず犯人も含まれている筈よ」
総書記のお気に入りである秀姫は、植民地総督府で、かなりの影響力を持っていた。李大
奉総督も、彼女の提案を無視できない。
522 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/07/15(金) 11:33:10.80 ID:EASoDLQO
日本人去勢法の施行から一年が経った頃、東京郊外のベッドタウンに住む高原家でも、
家族会議が開かれていた。
「篤志、お前も来年から就職活動だろう?そろそろ去勢手術を受けたらどうだ?」
夕食を食べながら、家長の高原博和が、大学3年生の息子、篤志に言った。
「うん、そうだね・・」
篤志は、口ごもった。3人兄妹そろって、成績優秀なため、篤志も名門国立大学に在籍し
ている。姉の沙貴は、大手の出版社でファッション雑誌の編集の仕事をしており、妹の玲
華は、お嬢様大学の一回生だった。
「今度の日曜日に、父さんと一緒に、去勢手術を受けに行こうじゃないか」
博和が、強く勧めた。有数の自動車メーカーで総務課長をしてる博和は、社内での立場上、
早期に去勢手術を受ける必要があった。幹部が、まず去勢しなくては、他の社員に示しが
つかないと、無言の圧力がかかっている。
「・・・」
篤志は、押し黙った。彼には、大学で付き合っている彼女がいた。去勢すれば、当然普通
のセックスは、出来なくなる。21歳の彼は、まだ自分の男根に、有り余るほどの執着心が
あった。
「景気が、どんどん悪くなっている。少しでも、いい会社に入ろうと思えば、早く去勢してお
いた方がいい。うちの会社でも、今年から、履歴書に去勢証明のない志望者は、書類選考
で落とすそうだ」
博和は、熱く語った。篤志は、その熱意に押されて、とうとう首を縦に振った。
「うん、わかったよ、父さん。俺も手術を受けるよ」
高原家の男二人は、次の日曜日、総合病院に出掛けて、去勢手術を受けた。
523 :
名無し調教中。:2011/07/15(金) 11:33:57.59 ID:EASoDLQO
施行から5年後、99パーセントの日本人男性の去勢が完了していた。施行後3年間で、優
遇措置が撤廃され、逆に非去勢者には、ペナルティが設けられるようになった。そして、最後
の半年間は、当局による、最終追い込みのキャンペーンが強化され、2014年8月16日から
は、非去勢男性に対する厳罰が適用されることになった。期限が過ぎても、去勢をしていない
日本人男性は逮捕され、強制的に手術を受けさせられた揚句に、懲役10年を言い渡された。
密告者には、報奨金が支払われた。
「もう、日本人は、絶滅したも同然ね」
朴秀姫大佐(32歳)は、総督府の執務室で、報告書を読みながら、満面の笑みを浮かべた。
この5年間、彼女は、結婚もせずに日本人の去勢推進に精力を注いできたのだった。数千万
本の男根が、手術室の床に転がり、ワニバサミでポリ袋に詰められて、焼却された。社会現
象としては、当然のことながら日本人同士の結婚が急激に減少し、男根の無い夫に愛想を尽
かした妻の欲求不満が高まって、離婚も激増した。若い日本人女性は、男根の無い日本人男
性には、見向きもせずに、朝鮮人男性の愛人になることを、心から望んだ。
「日本人税を10パーセントに上げて、今までの去勢にかかった。莫大な手術台を回収するのよ」
朴秀姫は、デスク上のパソコンからピョンヤンの財務省に、税率引き上げの要請メールを送っ
た。それは、最初からの計画だった。日本人から財源を捻出し、日本人自身の手で去勢させる。
手術に当たったのは、日本人の医師で、ホルモン剤は、海外からの輸入だった。今後も継続
する数千万人分のホルモン剤の供給は、国際社会からバッシングに合っている、統一朝鮮の
貿易黒字削減の手助けになるだろう。
524 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/07/15(金) 11:34:46.56 ID:EASoDLQO
大学卒業後、メガバンクに就職し、エリートコースを歩んでいた高原篤志(25歳)は、休日に、
武道館で行われるコンサートに出掛けた。統一朝鮮本国から女性アイドルグループが、全国
ツアーで来日したのだ。大学時代に付き合っていた彼女とは、去勢手術直後に別れ、それ以
後、彼女は出来なかった。ホルモン剤を摂取しているので性欲はあるのだが、男根が無い事
がコンプレックスになって、敢えて女の子と付き合おうという気も起こらなかった。同世代の女
性達も、去勢された日本人男性には興味が湧かないらしく、年上の朝鮮人男性との不倫に熱
中している。
「綺麗だな、朝鮮人の女性って」
片手に持った先が光るライブライトを頭上に掲げて、振り回しながら篤志は、うっとりとした。
ステージ上では、5人組のアイドルグループ、『CARA』が曲を熱唱しながら、小さな御尻を後
ろ向きに並べて、扇情的に振っている。世界的に有名な尻振りダンスだ。会場に集まった数千
人の日本人男性は、朝鮮人美女の尻振りダンスに強烈な性欲を感じながらも、勃起させるチ
ンポの無い自分の股間を、物悲しく思った。
525 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/07/15(金) 11:35:46.84 ID:EASoDLQO
2017年夏、鴨緑江を挟んだ中朝国境では、かつてない程の緊張が高まっていた。冷戦時代
の蜜月関係は終わり、中国と統一朝鮮は、世界第二位の経済大国の地位を争う、ライバル関
係になっている。両国の間には、緩衝地帯がないため、1000キロメートルにも及ぶ、長大な
国境に、相当な数の軍隊を常駐させなければならなかった。
「暑いな、チクショー」
中山健吾(42歳)は、日本語で悪態をついた。統一朝鮮陸軍の制服を着、自動小銃を構えて
いる。勤めていた会社が不況で倒産し、ぶらぶらしていた所を徴兵され、3年前に仕方なく軍隊
に入ったのだ。股間には当然、男根はない。階級は二等兵で他の全ての日本人兵と同じだった。
軍隊で日本人は、二等兵以外の階級には付けないと、法律で定められている。朝鮮人の兵卒
は、彼らをバカにして、去勢兵団と呼んでいた。有事の際は、弾よけか、地雷地帯への突撃用
員として運用されることが、マニュアルで定められていた。
「おい、中山。アイドルグループの『処女時代』が、慰問に来ているらしいぜ」
同僚の今井二等兵が、声をかけて来た。女を見るのは久しぶりだ。失業した直後に、妻の方か
ら離婚され、軍隊に入ってからは、ずっと川を睨んでの国境警備だった。
「ああ、非番になったら行ってみるよ」
『処女時代』は、兵舎のテレビで何度も見たことがある。9人組の女性グループで全員が処女
だというのが売りだった。脚の動きが、たまらなく卑猥なダンスで知られているのだが、去勢さ
れた日本人兵には、性欲は感じても勃起させる男根は無い。それでも、他に娯楽の無い国境
警備では、大人気で、慰問のニュースが伝わった兵舎は、ハチの巣を突いたような騒ぎになっ
ているらしかった。
「俺も、あと一時間で、当直が終わる。一緒に行こう」
今井が言った時、いきなり砲声が響いた。朝鮮側の見張り台の一つが爆発と共に吹っ飛ぶ。
川の向こうから中国軍が、いきなり砲弾を撃ってきたのだ。
526 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/07/15(金) 11:36:54.71 ID:EASoDLQO
「チクショー、何もこんな時に・・・」
2017年の第一次中朝国境紛争の始まりだった。すぐさま朝鮮側にも反撃命令が出され、
慰問どころではなくなった。
「去勢兵団、川を渡れ!」
朝鮮軍士官の命令で、エンジン付きのゴムボートに分乗した、日本人兵団が鴨緑江を渡り
始めた。川幅は約500メートル程である。国境を挟んだ両陣営からの砲弾が上空を飛び交
う中、日本人兵ばかりを乗せたゴムボートは、3分の1を沈められながらも、中国側の川岸に、
たどり着いた。
「突撃!」
朝鮮側の川岸のスピーカーから大音量の指示が聞こえた。中山健吾は自動小銃を握りしめ
て、他の日本人兵と共に、堤防の上の鉄条網へ突進する。トーチカから撃って来る中国兵の
機銃掃射が、川岸を舐め、多くの日本兵が銃弾に倒れて行った。
「うわあああ!」
「今井!」
今井二等兵が、銃弾を浴び、ハチの巣になって地面に転がる。中山健吾は、戦友の死に様
を横目で見ながら背を低く屈めて、堤防にたどり着いた。
(馬鹿に高い堤防だな。防御用だから、当たり前か)
急角度のコンクリートの壁を、どうやってよじ登ろうかと考えた時に、頭上から中国兵の1人
が手榴弾を落とすのが見えた。それが、中山健吾の人生で見た最後の光景だった。次の瞬間、
彼の体は、爆風と共に木端微塵の肉片になって、鴨緑江の川岸に四散した。
(こんなところで・・・何のために・・・チクショー・・・)
約半日で、第一次中朝国境紛争は、朝鮮側に多くの死傷者を出した揚句に終了した。その多
くは、スピーカーからの指示で無謀な突撃を試みた日本人去勢兵団だった。最初に砲弾を撃っ
た中国側は、誤射だったという事で、統一朝鮮政府に謝罪し、一応の決着を見た。
527 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/07/15(金) 11:40:51.74 ID:EASoDLQO
統一朝鮮編、終わりです。
読み切りっぽく、一気にアップしました。
各エピソードを、なるべく短めにして、話の展開をスピードアップすることにしました。
528 :
名無し調教中。:2011/07/16(土) 15:34:12.30 ID:ixjFeti6
乙
529 :
名無し調教中。:2011/07/17(日) 17:17:49.95 ID:unqvJq2O
胸糞悪い話しやな…
530 :
名無し調教中。:2011/07/17(日) 17:20:56.94 ID:LBGOJEDg
531 :
名無し調教中。:2011/07/17(日) 21:44:43.01 ID:92KwYvqj
532 :
名無し調教中。:2011/07/18(月) 00:15:27.71 ID:Dzx/i+Qu
「第102話、人間灰皿女」のような短編の人体改造物がいいな
533 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/07/18(月) 22:24:28.34 ID:12GW2ecI
>>532 読み返してみましたが、わかりやすく、スムーズに書けていました。
今は、もう、あんな風には、書けないような気がします。
534 :
忍法帖【Lv=22,xxxPT】 :2011/07/21(木) 23:12:27.91 ID:3mcUubYa
2009年8月15日、久保田道康(22歳)は、元国会議事堂前の広場で、胸にぶら下が
った卵型装置のボタンを押した。一瞬目眩がし、周りの風景がズレたような感覚を感じる。
次の瞬間、気が遠くなり、視界が闇に包まれた。
(な・・・なんだ。こんな感覚は、初めてだ・・・)
パニック状態になった意識の中で道康は考えた。
(・・・死にたくない・・・あたし、まだ死にたくない・・・)
遥か遠くから、真奈美の声が聞こえた様な気がした。非常に微かな声だったが、道康に
は、なぜか、それが宮前真奈美の声に間違いないという確信があった。
(・・・助けて・・・誰か、助けて・・・こんな恰好で、恥辱にまみれたまま、死にたくない・・・
こんな、死に方はイヤ・・・)
「真奈美っ!今、行くぞ!俺が助けてやる!」
道康が叫んだ瞬間、意識がハッキリし、視界が戻った。道康は荒れ果てたビルの、オフィ
スの様な場所に立っていた。
535 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/07/21(木) 23:13:25.06 ID:3mcUubYa
(どこだ、ここは?)
デスクやフロアーには、オフィス用品が散乱している。瞳を凝らすと目の前に人が立っ
ていた。それは、なぜか、ピンクの戦隊ヒーローのコスチュームに身を包んだ宮前真奈
美だった。どういう訳か、コスチュームの胸と股間の部分が切り抜かれ、下着も付けて
いないらしく、生身のオッパイとオマンコが丸出しである。身なりは戦隊ヒーローである
にもかかわらず、ヘルメットは被っておらず、憔悴し切った素顔を晒している。驚いたの
は、真奈美のオマンコとアナルに1本ずつ、極太のダイナマイトが突き刺さっており、そ
の導火線に火が付いてジリジリと燃えている事だった。その時、オフィスの窓際でガラ
スの割れる音がし、誰かが飛び出して行った。真奈美は、ダイナマイトを股間に挟んだ
まま、涙を流している。このまま放っておけば、数秒後に彼女は、肉体を粉々に飛び散
らせて死ぬだろう。
(パラレルワールドだ!目の前にいるのは、別の世界の宮前真奈美だ・・・くそっ、死な
せて、たまるか!)
道康は、無にぶら下げた時間停止装置のボタンを押した。何度もやっているので操作
方法は判っている。周囲の世界の動きが止まった。ダイナマイトの導火線の火も数セ
ンチを残した長さで、炎が静止し、固まっている。道康は、真奈美に近寄り、股間から
体液に塗れた2本のダイナマイトを抜き取ると、オフィスの床に放り投げた。そして、股
間の2穴をパックリと開いたまま、動かない真奈美の体を背負って、荒廃したビルの階
段を下り、外に出た。真奈美の体は、傷と痣だらけで、顔の表情も憔悴し切っている。
別の世界で道康の知っている真奈美とは、随分雰囲気が違っていた。
536 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/07/22(金) 00:04:15.34 ID:uwD2GRRw
2010年4月。スカイレンジャー本部ビルが倒壊し、居場所が無くなったスカイレンジャ
ーの5人は、スカイピンクこと柳沢真由(24歳)のワンルームマンションに集まって日々
を過ごしていた。
「なんで、あたしのお家にいるんですか!」
真由が、不機嫌そうに言った。1DKのワンルームマンションは、5人の大人が長期間過
ごすには、狭苦しい。
「仕方ないだろ。本部が、無くなっちまったんだし」
黒河内則介が、冷蔵庫から勝手にアイスキャンディーを取り出して、食べながら言った。
「ちょっと、勝手に人の家の冷蔵庫を開けないでください!」
水洗トイレの流れる音がして、トイレから剣崎一矢が出て来た。
「ああ、スッキリした」
一矢の顔の下半分は、サイボーグ化されている。
「ちゃんとウンコは、流れたかな?もう一回、見て来ようかな?」
「もう!」
真由は、怒っていた。
「柳沢、バトルスーツが乾いたら、部屋に入れておいてくれ」
テレビを見ていた道下岳人が、スナックを食いながら、振り向きもせずに言った。ベランダ
には、5着の色とりどりのバトルスーツが、洗濯して干してある。
537 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/07/22(金) 00:04:46.76 ID:uwD2GRRw
「なんで、あたしが?それくらい自分でやって下さい!あたし、これから歯医者の予約
があるんです!」
真由は、前回の戦闘で前歯が折れたのだった。真由が外出すると、黒河内則介は、
勝手にクローゼットとタンスを開け、真由の下着や私服を物色し始めた。
「いいねえ、このパンティ、とっても真由ちゃんらしくて、可愛いねえ」
則介が、レースのパンティを摘み上げて、クンクンと匂いを嗅いでいると、長谷川司令
のケータイが鳴った。
「もしもし、長谷川ですが。警視庁?えっ、宮前真奈美?本当ですか。わかりました」
「どうしたんですか、司令?」
電話が切れるのを待って、岳人が尋ねた。
「宮前真奈美が、逮捕されたそうだ。警察が、面通しに、来て欲しいと言っている」
「えっ、彼女、生きていたんですか?あの状況で?」
岳人には、信じられなった。
「そうらしい。今朝、霞が関の路上を、オマンコ丸出しで歩いていたところを、警ら中の
警官に職務質問され、そのまま、ワイセツ物陳列罪で、現行犯逮捕されたそうだ」
「信じられらない・・・とにかく行きましょう。ここにいても退屈なだけですし」
歯医者に行っている真由は放っておいて、スカイレンジャーの4人はマンション近くに
路上駐車してあるスカイダスト号に乗って、警視庁に出掛けた。
538 :
名無し調教中。:2011/07/23(土) 15:28:24.63 ID:HoOUTUXE
支援
539 :
名無し調教中。:2011/07/24(日) 23:35:52.71 ID:lRVFO/s+
後のスカイレンジャーの隠れキャラ、スカイスキンカラー(全裸)誕生のきっかけである
…って、今は肌色と言わず、うすだいだいって言うんだっけ?
540 :
名無し調教中。:2011/07/25(月) 01:12:32.16 ID:uuzHUIdG
ストーリーの方向が何か変だ
541 :
名無し調教中。:2011/07/25(月) 01:23:17.99 ID:C4dh2n5g
542 :
名無し調教中。:2011/07/26(火) 01:07:58.51 ID:IoQBtYCv
>>541 「肌色」は差別を助長する表現という理由で、最近市販されているクレヨンでは
「薄橙色」となっているんじゃなかったけ?この小説とはあまり関係ないけど
543 :
忍法帖【Lv=24,xxxPT】 :2011/07/26(火) 09:52:14.25 ID:XUWYq2/J
スカイダスト号は、霞が関中央署の駐車場に着いた。ここの留置場に初代スカイピンク
こと宮前真奈美が収容されているらしい。4人が、署員に案内されてゾロゾロと入って行
くとそこには、シーツに身をくるまった宮前真奈美が、1人で留置場の檻の中でしゃがみ
込んでいた。
「この女が、宮前真奈美に間違いありませんか?」
取り調べの刑事が尋ねた。長谷川司令が、鍵を開けて檻の中に入り、顔をまじまじと覗
き込んだ。
「本人に、間違いありません」
「お前、どうやって、あの状況から抜け出したんだ?」
岳人が尋ねた。真奈美が蹲ったまま、虚ろな目を4人に向ける。
「わからないわ。どうやって、本部ビルから出たのかも、あたしにはわからない。気が付
いた時には、オフィス街の路地裏で寝ていたの」
「こいつ、また、何か企んでいるんじゃないですかね?ダイナマイトも、ただのハッタリだ
ったんじゃ?実際に爆発したのは、別の爆弾だったとか?」
則介が、得意のブラックジョークを飛ばす時のような口調で、ヘラヘラと笑いながら言った。
544 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/07/26(火) 09:53:07.08 ID:XUWYq2/J
「お前のお陰で、本部ビルは全壊して、俺達の帰る場所が無くなったんだ!」
長谷川司令は、怒りに体を震わせながら叫んだ。
「それは、あたしだけのせいじゃないわ!鉤十字団に毒薬を打たれていて逆らえないのよ!」
「そんないいわけが、通用する状況か!警察官、非警察官、民間人を含めてどれくらいの被
害者が出たと思っているんだ!」
長谷川司令は、真奈美に掴みかかった。シーツを払いのけ、下に着ていたボロボロのバトル
スーツの胸倉をつかむ。手荒な真似をされているにもかかわらず、真奈美の目は無感動だっ
た。
「鉤十字団のお陰で、俺の体は半分以上サイボーグだ!」
「俺の顔半分もな!」
岳人と一矢も詰め寄った。3人は怒りに我を忘れている。則介だけが腕を組み、ニヒルな笑み
を浮かべていた。何か、この状況で飛ばせるブラックジョークを考えているのだろう。
「まあまあ、取り調べは、これから、こってりとやります。彼女が、宮前真奈美本人と判れば
充分です。本日は御足労をおかけしました」
担当の刑事が4人に、お引き取りを願おうと、お礼を述べた。スカイレンジャーの役割は終わ
ったのだ。
「いや、取り調べには、我々も参加させて頂く」
「暇なんだ、それくらい、やらせてくれ」
「困ります。失礼ですが、部外者を立ち会わせるわけにはいきません」
「誰が、部外者だと?落ちぶれたとはいえ、我々は列記とした法務省管轄の特殊チームだ
ぞ!」
長谷川司令は、引き下がらなかった。刑事は、内線電話で署長に確認を取り、しぶしぶ同
意した。
「わかりました。OKだそうです」
「そうか、それは良かった。じゃあ、まず腹が減ったから、経費で4人前、出前を取ってくれ。
おっと、ここは警察署だから、かつ丼を頼まなくちゃな」
則介が、やっと思いついたジョークを飛ばした。
545 :
名無し調教中。:2011/07/27(水) 22:03:38.15 ID:8DTZwYy+
乙です
そういえば真奈美は定期的に解毒剤を打ち続けないと
死ぬということをすっかり忘れていた
546 :
名無し調教中。:2011/07/31(日) 13:24:28.67 ID:bOA9ewSa
>>532を読んだけど、さざなみ病院には財銭教授のインターン達、
つまり人体改造医師を目指す医学生がたくさんいるんだな
彼らには、初期のネオガイア人達やネオナチスでの財銭教授がやっている
美女を対象とした生体実験や怪人化への改造手術をぜひやってもらいたい
547 :
名無し調教中。:2011/08/01(月) 01:54:43.48 ID:fTEv0FYM
人体改造の描写が減った分、もっと女性の怪人改造手術を増やしてほしい
クジャク女のような洒落たやつではなく、ゴキブリ女のような醜い容姿の怪人へと…
548 :
忍法帖【Lv=25,xxxPT】 :2011/08/01(月) 23:13:24.96 ID:tKGsX28i
鉤十字団のアジトはどこにある?」
取調室で、刑事がドンと机を叩き、裸電球のスタンドの光を真奈美の顔に直接あたるように向
けた。真奈美は眩しくて顔をそむける。
「わからないわ。首都圏の近くの海岸沿いのどこかよ。作戦の時は、窓の無い装甲車に詰め
込まれて、連れ出されるの。だから、あたし達、ザコ戦闘員にはアジトの場所がどこにあるの
かは、わからないわ」
「しらばっくれんじゃねえっ!」
刑事が、真奈美の顔を拳骨で、思いっきり殴った。真奈美の体が、パイプ椅子から落ち、床に
ひっくり返る。シーツがはだけ、胸と股間が繰り抜かれたバトルスーツが露わになった。
「まあまあ、刑事さん。暴力はいけませんよ」
かつ丼を食っていた則介が、箸を止め、刑事をなだめた。他の3人のスカイレンジャーは取調
室の隅で、警察に用意して貰ったパイプ椅子に座り、黙々と、かつ丼を食べている。
「いくら警察でも、容疑者に手を出しちゃ、まずいんじゃないですか?」
「構いません。こいつらは、極悪非道のテロリストです。ネオガイア星人とも敵対している。彼ら
の捜査には、治外法権条約が適用されると上から聞いています。我々のやり方に口を出さない
で頂きたい」
刑事が、則介を睨んだ。部外者を見る目である。
「そうだぞ、則介。裏切った奴に遠慮することはない。何なら俺も殴ってやる」
岳人が、倒れた真奈美を立たせ、左手で胸倉を掴みながら義手になった右手で顔面を殴った。
口の端から血が出て、鼻血が噴き出した。顔面の骨が陥没したのではないかと言う程の勢いだ
った。
549 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/08/01(月) 23:14:24.43 ID:tKGsX28i
(この人達、他人の話を全く聞かないわ。あたしを仲間じゃなくて、鉤十字団の一員だと思って
いる)
真奈美は、今更、かつての仲間を頼れない事を悟った。それに、別の問題もあった。
(前回、解毒剤を打ってから3週間が経過している。あと1週間以内に、解毒剤を打たないと、
あたしの体は、グズグズに溶けて死んでしまうわ)
鉤十字団のザコ戦闘員は、脱走防止のため、致死性の毒薬を注射されている。毎月、定期的
に解毒剤を打たないと死んでしまうのだ。その月の働きが悪く、査定が低い時も、打って貰え
ない。
(解毒剤は、鉤十字団にしかない。ここの連中があたしのために、今から血液を分析して調合
してくれるとも思えないし、生き伸びるためには、何とか逃げ出して、秘密基地に戻るしかないわ)
それも、緊急を要した。秘密基地の正確な位置が判らないので、たどり着くまでに時間を要す
るだろうからだ。
「ねえ、トイレに行かせて。オシッコがしたいの」
突然、真奈美は、刑事に懇願した。
「なんだと、てめえ!そこで、漏らせ!」
刑事が、いきり立った。
「いいわ。でも、オシッコだけじゃなくてウンチもしたいの。ここで、してもいいのかしら?取調室
が臭くなるわよ」
「容疑者のくせに、警察を脅迫する気か!」
刑事が、真奈美の髪の毛を掴み、額を机にガンガンと叩きつけた。
「まあまあ、刑事さん。排泄くらいさせてあげましょうや。何なら、トイレで取り調べますか?」
則介がブラックジョークを飛ばした。
550 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/08/01(月) 23:14:56.65 ID:tKGsX28i
「仕方ない。しかし、逃げようとするかもしれないから、手錠を嵌めておこう」
刑事は、真奈美の両手を背中に捩じり上げ、手錠を嵌めた。
「これじゃ、バトルスーツのズボンを降ろせないわ」
「降ろさなくてもいいだろう。元々、オマンコも、肛門も丸出しなんだからよ!」
手錠を嵌められたのは計算外だった。真奈美は、しぶしぶ刑事に引き立てられて、トイレに
行く。刑事は、女子トイレの入り口で待ち、1人で個室に入ったが、窓は無かった。
(どうしよう。でも、このチャンスを逃したら、二度と脱走出来ないかも・・・ここはイチかバチか、
強行突破でやるしかないわ。幸いバトルスーツも着たままだし)
真奈美は、便座にしゃがみ込み、本当にオシッコをしながら考えた。そして、決意を固めると、
手錠を嵌めたままの不自由な手でトイレットペーパーの紙を千切り、割れ目を拭いた。
(行くわよ、真奈美。やれるわ)
水洗を流し、個室を出ると、外で待っていた刑事に蹴りを入れた。
「スカイキック!」
両手を背中で施錠されているため、バランスを崩して倒れそうになる。しかし、ギリギリのリ
ーチでブーツの踵が刑事の腹に決まり、ふっ飛ばした。
「ぐおっ!脱走だ!」
「チャンスよ。スカイダッシュ!」
真奈美は走り始めた。
551 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/08/01(月) 23:15:54.67 ID:tKGsX28i
「容疑者が逃げる!誰か捕まえてくれ!」
倒れた刑事が叫び、署内は、蜂の子を突いたような騒ぎになった。バランスを崩さないように身
をかがめて猛然と走る真奈美に、署内にいた刑事や制服警官、事務員らが次々に飛び掛かっ
てくる。真奈美は、回し蹴りや、踵落としなどの足技と、肩を使った体当たりだけで、対抗しなく
てならなかった。
「ショルダーアタック!」
突進する真奈美に、柔道や剣道の有段者資格を持つ警察官が、次々に襲いかかる。さすがに
狭い署内では、彼らが携行している拳銃を使う事は出来ない。取調室のある2階から階段を駆
け下り、警察署の玄関が目の前に見えて来た時、騒ぎを聞いたスカイレンジャーの4人が、真
奈美の進行方向に立ち塞がった。
「逃げられると思っているのか、真奈美!」
岳人が叫んだ。
「大人しく観念して、法の裁きを受けろ。何人も死んでいるから、情状酌量の余地があったとし
ても、無期懲役は、免れないだろうがな。残りの人生を死ぬまで、ムショに入って償うんだ」
「残りの人生も何も、解毒剤を打たないと、あと1週間で死んでしまうのよ!」
真奈美が叫んで、体を捻りながら、回し蹴りを岳人に仕掛けた。岳人が、右手の義手で蹴りを
ブロックして、はじき返すと、真奈美は、両手を背中で固定されているため、あっさりバランスを
崩して倒れた。
「今だ、やれ!フルボッコだ!」
長谷川司令が叫んだ。4人同時に襲いかかる。蹴りやパンチが、倒れた真奈美の顔や体に、
雨あられと降り注いだ。
552 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/08/01(月) 23:16:39.98 ID:tKGsX28i
時間停止装置を持った久保田道康は、霞が関中央署の中を歩き回っていた。時間の止
まった世界で、彼は婦人警官に悪戯したり、刑事を殴ったり、いつもの通り、好き放題に
ふるまった。
(どうやら、ここは元々、俺がいた世界らしい。ただ、数か月後の未来に、移動しちまって
いるようだけどな)
道康は、倒壊寸前のスカイレンジャー本部ビルから宮前真奈美を救い出し、近くの路上
に放置した。どうせ、この世界の真奈美は、彼の事を知っている筈も無いので、話をして
も仕方がないと、思ったのだ。しかし、他にやることも無いので、時間を止めたり動かした
りして遊びながら、真奈美の跡をストーカーし、拘留されている霞が関中央署の中まで入
って来たのだった。真奈美の姿を探して、片っ端から部屋のドアを開け、最後に2階から
階段で下りた所で真奈美を発見した。真奈美は、4人の男に取り囲まれ、後ろ手に手錠を
嵌められた恰好で、床にひっくり返って鼻血を流している。道康は、取り囲んでいる男達の
顔を見て驚いた。
(長谷川会長!剣崎一矢!黒河内則介までいる・・・こいつら、日本維新会か?)
状況が、全く呑み込めなかった。彼らが日本維新会なら宮前真奈美は、彼らの仲間の筈
だ。それなのに、どう見ても、彼女は全員からリンチに合っているようだった。
(やれやれ・・・世界が変われば、人間関係や設定も変わるのか。世話が焼けるな)
道康は、ため息をつき、もう一度、宮前真奈美を助けることにした。鼻血で顔が真っ赤にな
っている彼女の体を抱き上げ、時間の止まった霞が関中央署の中を歩き出す。時間停止
男である彼にとって、朝飯前の仕事だった。
(それにしても、ひどくやられているな、この世界の真奈美は。まあ、ガソリンを被って死ぬ、
あっちの世界の真奈美よりは、マシだけどな)
道康は、ボロボロ状態の真奈美の体を、近くの路地裏に降ろした。時間の止まっている世界
では、交通機関が使えないため、そんなに遠くへは運べない。
(あばよ、真奈美。また、縁があったらな)
道康は、血を流している真奈美の唇にキスをして、その場を立ち去った。
553 :
名無し調教中。:2011/08/01(月) 23:26:00.79 ID:XrqoLGOM
大阪維新の会?
554 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/08/02(火) 00:35:59.26 ID:L2GuG0Uq
>>553 最初に固有名詞を決めた時、この団体は、存在しませんでした。なので、関連はありません。
555 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/08/02(火) 00:37:38.70 ID:L2GuG0Uq
宮前真奈美は路上に倒れていた。どういう訳か判らない。数秒前まで警察署の中で、刑事
とスカイレンジャーにフルボッコにされていたのだったが、パッとテレビのチャンネルが切り
替わるように、見知らぬ路上に仰向けで寝転がっていたのだ。
(昨日と同じだ・・・)
何か、普通では考えられない事が起こっているに違いない。宇宙人のテクノロジーで、瞬間
物質転送機という物があると言うのを、聞いた事がある。とにかく立ち上がり、痛む体を引き
摺って、人目を気にしながら小走りに移動し始めた。殴られた顔面が腫れ上がって感覚がなく、
乾いた鼻血がパリパリになってこびり付いている。シーツは無くなっており、繰り抜かれたバト
ルスーツの胸と股間を手で隠したかったが、後ろ手に手錠を嵌められたままだったので、それ
も出来なかった。交差点の信号機の下にぶら下がっている看板を見ると、『霞が関1丁目』と
書いてあった。
(逃げなきゃ・・・このチャンスを逃したら、二度とチャンスはないわ)
どうにかして、1週間以内に、自力で鉤十字団の秘密基地に戻らなくてはならない。目立つピ
ンクのバトルスーツでは、公共機関は使えないし、金も持っていない。かといって、バトルスー
ツを脱ぎ捨ててしまえば、戦闘員として戦う事が出来なくなる。
(逃げなきゃ・・・逃げなきゃ・・・警察に捕まらないように、逃げなきゃ・・・)
なんとなくだが、鉤十字団の秘密基地は、伊豆半島にあるような気がしていた。ザコ戦闘員の
誰かが、休憩時間に、真奈美に足の裏を舐めさせながら、そう言っていた気がする。
556 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/08/02(火) 00:38:08.49 ID:L2GuG0Uq
(お腹が空いたわ・・・何か食べたい・・)
真奈美は、飲食店やコンビニの傍を走り抜ける際、何か、食べれる物がないかとゴミ箱に
目を光らせた。1人で歩いている高校生を呼び止め、かつ上げをした。
「ちょっと、僕。お姉さんにお金を貸してくれないかな?」
「い・・嫌です」
「貸せって言ってんのよ、スカイキック!」
「ひっ!」
「これだけしかないの。まあ、いいわ」
かつ上げしたお金で、コンビニでパンや御握りを買って、貪り食う。オマンコとオッパイを丸
出しで、手錠を嵌めた真奈美は、見るからに怪しく、立ち去った後、コンビニ店員に通報さ
れることは、ほぼ、間違いなかった。もはや、スカイピンクは、正義の味方でも何でもなかった。
557 :
名無し調教中。:2011/08/03(水) 13:25:48.96 ID:6IwXkO3F
支援
558 :
名無し調教中。:2011/08/03(水) 21:21:13.00 ID:tDxOcnVB
>>552 >彼は婦人警官に悪戯したり、
ここをkwsk!でも、道康には惚れたぜ!
559 :
忍法帖【Lv=26,xxxPT】 :2011/08/04(木) 21:28:12.28 ID:AveDSN7h
宮前真奈美は、汗だくになって昼夜を問わず駈け通した。素肌の上に直接、着装している
バトルスーツは汗の吸着が悪く、気持ちが悪い。しかし、脱いでいる余裕はない。いつ戦闘
になるか判らないからだ。警察が非常線を張り、検問を行っていたが、徒歩で伊豆半島を
目指している真奈美には、関係がなかった。脱走して3日目の昼過ぎ、神奈川県の中央部
を流れる相模川に差し掛かった。橋は、検問が敷かれているため渡ることが出来ない。真
奈美が、コンビニで買い物する度に通報されるため、おおよその移動している位置はバレて
いる。テレビでも、スカイピンク逃走のニュースが流され、付近の住民に警戒がうながされて
いる。宮前真奈美は、テロ実行犯として、全国に指名手配されていた。
「泳いで渡るしかないわ」
相模川の川幅は約200メートルである。真奈美は、河原の公園から堤防を越え、川に飛び
込んだ。手錠を嵌められているためバタ足で泳ぐしかない。川の水は冷たく、4月の気温では、
傷だらけの体に堪えた。水質は濁っており、口に入ると不味かった。
(向こう岸は、まだかしら。この距離をバタ足ってのは、さすがに辛いわ)
真奈美の体は、連日のリンチと不規則な食生活のお陰で、衰弱しきっている。それでも、あき
らめずに川を泳ぎ切れたのは、戦隊ヒーローとしての不屈の精神のお陰だった。
560 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/08/04(木) 21:29:11.73 ID:AveDSN7h
(あ・・・あと少し・・・)
何度も、溺れそうになりながら、ようやく対岸の足が付く所まで、たどり着いた。よろよろと、
水流に足を取られそうになりながら川岸に這いあがると、そこには、5色のバトルスーツに
身を包んだ5人の戦士が、腰に手を当て、仁王立ちになって横一列に並び、、真奈美を待
ち構えていた。
「スカイグレー!」
「スカイレッド!」
「スカイブルー!」
「スカイブラック!」
「スカイピンク!」
「5人揃って、スカーイ、レンジャー!」
5人が、声を揃えて叫び、ポーズを決めた。真奈美のバトルスーツとは違い、ピカピカであ
る。洗濯されて良くアイロンが掛けられ、解れやシミ一つない。ヘルメットすら無く、よれよれ
の穴の開いた真奈美のバトルスーツとは、対照的だった。
「裏切り者、宮前真奈美。覚悟!」
「ここまで来て、やられてたまるか!」
真奈美も叫び返し、5人に向かって猛然と突っ込んでいった。腕の使えない消耗し切ったス
カイピンク対、完全武装のスカイレンジャー5人の戦いである。いくら真奈美が死ぬ気で戦っ
ても、結果は目に見えていた。乱戦の中、初代と2代目のスカイピンクが2人いるわけだった
が、真奈美はヘルメットを被っておらず、乳とオマンコが丸出しのため、間違えようがなかった。
561 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/08/04(木) 21:29:51.52 ID:AveDSN7h
「スカイパンチ!」
「スカイチョップ!」
「スカイジャンプ、アタック!」
次々と繰り出される技に、真奈美の肉体のダメージは増え続ける。スカイレンジャー
5人は、ねちねちと真奈美を嬲るように攻撃を加えたが、なぜか止めを刺そうとしなかった。
「今だ、岳人!」
長谷川司令が、スカイレッドに顎をしゃくって合図した。スカイレッドが、弱り切った真奈美
を背後から、羽がいじめにする。身動きの出来なくなった真奈美のボディにスカイブルー
が腹パンチを叩き込んだ。
「ぐほっ!」
真奈美が、先程、公園のごみ箱から漁って食べた弁当を、ゲロとして吐き戻す。
「おわっ、汚ねえ!バトルスーツが汚れちまう!」
思わず、スカイレッドが手を離した。その隙に真奈美が全速力で、脱兎のごとく逃げ去った。
なぜか、スカイレンジャー5人は真剣に彼女を追ってこようとしなかったが、衰弱し切った真
奈美に、その事を不審がる余裕はなかった。
562 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/08/04(木) 21:30:54.07 ID:AveDSN7h
東海道本線の線路沿いに歩き、熱海から伊豆半島に入った。すでに霞ヶ丘中央署を脱走
してから5日間が経過している。早く鉤十字団の秘密基地を見つけなければならない。
(海岸沿いにあるのは、確かだわ。野外訓練は砂浜で行っていた。南極から補給物資を積
んだ潜水艦が基地のドックに入って来てたらしいから、間違いないわ)
猶予期間は、あと3日の筈だった。毒の影響には個人差はあるが、プラスマイナス1日の
範囲内だ。なるべく海岸沿いの道路や砂浜を、見慣れた風景を探して歩き出す。
(伊豆半島を徒歩で一周するのに、どれくらいかかるのだろう?もし、近い所にあっても、秘
密基地の入り口が判らずに、そのまま通り過ぎてしまったら・・・)
考えれば考える程、不安は尽きない。東京から、あまり眠らずに歩き通して来たため、睡眠
不足で頭が朦朧としている。鉤十字団に拉致されて以来、半年間、履きっ放しのバトルスー
ツのブーツの靴底は、今回の強行軍で、ついに擦り切れて穴が開いた。
(あたし、このまま、どこかの砂浜に、グズグズに溶けた死体を晒すかもしれない・・・)
真奈美は、最悪の事態を想像して恐怖のあまり、叫び出しそうになった。体は疲れ切ってい
るのに、足を止めて休む気になれない。相変わらず、後ろ手に手錠を嵌められたままのため、
楽に歩けるように杖を突くことも出来ない。小雨が降り出し、風が強くなって嵐になった。真奈
美は、噴き付ける雨に顔を叩かれ、全身ズブ濡れのまま海岸を歩き続ける。渇いた喉に雨を
受け止め、呑み込んだ。
(苦しい・・・生きている事が、こんなに辛いなんて・・・でも、死にたくない・・・死ぬのは、イヤ・・・)
命への渇望が、狂おしい程に湧き上がってくる。指名手配され、恥辱にまみれても、それでも
生きていたかった。朦朧とする意識に、打ち寄せる波の音が、際限なく繰り返して響き続けていた。
563 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/08/04(木) 21:34:43.19 ID:AveDSN7h
>>558 まとめサイト用に書きなおそうかとも、思いましたが、また今度の機会にします。
564 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/08/05(金) 06:03:42.46 ID:phOdMgrP
伊豆半島にある鉤十字団本部に、スカイピンクが戻って来たという知らせが届いた。
「糞糞糞糞!本当かい、それは?」
ゴキブリ女が、ヒゲをひくつかせて聞き返した。
「あたしの前に連れて来な!」
ザコ戦闘員二人に、スカイピンクこと宮前真奈美が、両脇を掴まれて、引き立てられてきた。
彼女のバトルスーツは、最後に見た時よりも、さらに薄汚れており、埃まみれだった。
「お前には、スカイレンジャー本部ビルを、ふっ飛ばして、そのまま死ねと言っただろう!」
ゴキブリ女は、手に持っていた鞭をスカイピンクのヨレヨレの体に叩きつけた。
「うぐ・・・申し訳ありません。どうか、どうか、今月分の解毒剤を打って下さい・・・もうすぐ期限
なんです・・・」
スカイピンクは、涙を浮かべて懇願した。解毒剤が欲しい一心で、東京の霞が関から伊豆半
島まで、歩き続けて来たのだった。そして、正確な位置が判らず、秘密基地の入り口を探して
いる所を、鉤十字団の監視カメラに引っ掛かり、ザコ戦闘員に回収されたのだった。
565 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/08/05(金) 06:04:29.96 ID:phOdMgrP
「甘ったれるんじゃないよ!」
ゴキブリ女の蹴りが、剥き出しになっているスカイピンクのオマンコに入った。
「ぎゃおっ!」
クリトリスを蹴られて、スカイピンクは跳ね回った。約一週間、警察の目を気にしながら、
昼夜を問わず歩き続けてきたため、疲れ切っている。伊豆半島を目指したのは、何度か
作戦に出撃した際の、方向感覚と時間間隔、それにザコ戦闘員の間に流れていた、噂
や憶測からだったが、結果的に判断は正しかった。
「どうか・・・どうか・・・解毒剤を・・・」
「命令を無視した奴に、すんなり解毒剤を打つわけがないだろう?拷問室行きだ。体で、
それなりの贖いをして貰わなくっちゃ、他のザコ戦闘員に示しがつかないからね。糞糞糞・・・」
ゴキブリ女は、スカイピンクの乳首を捻り上げながら言った。
566 :
名無し調教中。:2011/08/06(土) 23:53:45.25 ID:JlDnDHJT
>>565 乙です。秘密基地にいる乳牛女はまだ戦闘には出ないようで少し残念。
>>547 亀レスだけど、ゴリラ女やダチョウ女、ブタ女とかがいいな。
第185話で上野動物園から改造人間用の動物を大量に拉致した経緯もあるし。
567 :
名無し調教中。:2011/08/07(日) 07:38:59.70 ID:d4sTub8y
乙です
568 :
名無し調教中。:2011/08/07(日) 20:04:59.62 ID:MN15THmb
グレー(司令)が戦隊に入ってるw
2代目スカイホワイトとして女性職員を入隊させてくれ
569 :
忍法帖【Lv=27,xxxPT】 :2011/08/16(火) 23:53:41.35 ID:BOZskwzw
「バトルスーツを脱ぎな!」
拷問室で、ゴキブリ女が真奈美に命じた。
「はい・・・」
真奈美は、手錠を嵌められているため、うまく脱ぐことが出来ない。
「糞!世話の焼けるヒロインだねえ。ゴキブリカッター!」
改造手術で右腕に仕込んだ刃物で、ゴキブリ女が、真奈美の手錠の鎖を断ち切った。
「早く脱げ!モタモタするな!」
「はいっ!」
真奈美が、ピンクの埃まみれのバトルスーツを脱いだ。拷問室の床に置かれたバトルスーツ
は、切り抜かれたり、生地が擦り切れて解れたりしているため色のついたボロ布のようだった。
なんとなく色あせて来ているような気もする。
「糞!」
ゴキブリ女が、足でピンクのボロ布を踏みにじった。真奈美に残された有一の財産、命より大
事なバトルスーツを汚されても、幹部クラスに反論することは許されない。下着は着ていなた
め、すぐに全裸になった真奈美は、ザコ戦闘員2人によって両足にロープを巻きつけられ逆さ
に吊りあげられた。脚を90度以上に開かれた大の字である。両手首には、手錠の残骸が嵌
められたままで、切れた短い鎖がぶら下がっている。ゴキブリ女には、それまでを外してくれ
る親切心はないらしい。
570 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/08/16(火) 23:54:35.02 ID:BOZskwzw
「命令違反は、厳罰だよ。やれ、お前ら!」
「ヒー!」
部下の、ザコ戦闘員二人が木刀を握り締め、吊るされた真奈美の前後に立ち、交互に腹と背中
を叩き始めた。
「ヒー!」
「うがっ!」
「ヒー!」
「むぐっ!」
真奈美は、歯を食いしばって耐えた。ようやく、ここまでたどり着いたのだ。拷問に耐え抜き、ゴ
キブリ女に懇願して、解毒剤を打って貰わなくてはならない。
「どんな罰でも、喜んで受けますっ!なんでもしますから、どうか解毒剤を下さいっ!」
「甘えんじゃないって、言ってんだろ!都合が良過ぎるんだよ、お前っ!」
ゴキブリ女は、さらに激昂した。傷だらけの真奈美の裸身が、さらに惨く、打ちのめされていく。
鍛え抜かれた戦隊ヒロインでなければ、とっくに心が折れて発狂していたかもしれない。もしくは、
筋肉が発達していなければ、内臓や骨格に致命傷を負って、死んでいたかもしれない。
「うぐううう!申し訳ありません、ゴキブリ女様あああ!」
しかし、真奈美は選び抜かれた戦隊ヒロインなのだった。心が折れることも、これくらいの肉体的
ダメージで、活動不能になることもなかった。100発以上を木刀で殴られ、頭に血が上って、真奈
美の鼻から血が流れ始めた。
「水槽を持って来るんだよ」
ゴキブリ女が、部下のザコ戦闘員に命令した。「ヒー」と返事をすると2人がかりで、拷問用具の倉
庫から水槽を持って来る。そして真奈美の吊られている真下に置き、ホースで水を注ぎ始めた。真
奈美の顔は、水槽の底に付きそうな位置にあり、注水が続けば完全に水没してしまう。ゴキブリ女
は、真奈美の首にロープを巻き付け、ボーリングの球ほどもある鉄球を二つぶら下げた。
「うぐ・・・苦しい・・・息が出来ない・・・」
真奈美は、逆さになったまま体を揺らせた。ロープが首に締まってくる。死に物狂いであがいている
と、背中をのけぞらせれば、僅かに喉元が緩んで呼吸が出来ることに気付いた。
571 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/08/16(火) 23:55:27.38 ID:BOZskwzw
「むむむ・・・」
真奈美は、残ったすべての力を背筋に注ぎ込んだ。海老のように体を反らせ、鉄球二つを
首の力で持ち上げる。無理な筋肉の収縮に全身がブルブルと痙攣した。
「はあ・・・はあ・・・はあ・・・」
「おっ、やるね、戦隊ピンク。その鉄球は、1つ20キロは、あるってのにさ」
ゴキブリ女は、髭をヒクつかせて笑った。そうしている間にも、水面が上昇し、のけぞっている
真奈美の顎に迫った。
「もっとのけぞらせないと、今度は溺れ死ぬよ。スカイピンク」
「ふむうううう!」
幸いなことに水に浸かると、浮力で、鉄球の重量が少し緩和されたようだった。生きるために
真奈美は、渾身の力を込めて背中を剃り返らせ続ける。水面より上に顔を出さなければなら
ない。
「やれ、木刀で思いっ切りクリトリスを叩け」
「ヒー」
ザコ戦闘員二人が、真奈美の前後に立ち、木刀を大上段に構え、大の字に割り裂かれている
真奈美の股間に、交互に振り下ろした。
「ぎゃああ!」
叩かれる度に、獣のような叫び声を、真奈美は上げた。恥骨に当たって跳ね返る場合もあるが、
敏感なクリトリスを木刀で叩かれる痛さは、さすがのヒロインにも我慢が出来る限界を超えていた。
「おおおおお!」
真奈美は、目からボロボロと涙を流し、鼻水を垂らした。それでも、気を緩めることは出来ない。
痛みの余り、気絶すれば水槽の中に水没し、確実に溺れ死んでしまう。
(負けるものか。もう少しだ。もう少し耐え抜けば・・・・解毒剤を打って貰える・・・)
自分の目では見えないが、クリトリスが潰れたかもしれなかった。木刀の連打で、股間の皮膚が
裂け、大量の血が腹、胸、背中に伝い落ちて来る。何度も、真奈美は、力尽きて水槽の中に顔を
沈め、その度に呼吸が出来ない苦しさに、咳き込みながら、また背中をのけぞらせるのだった。
572 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/08/16(火) 23:56:20.10 ID:BOZskwzw
「スカイピンク、まだまだ、こんな責めじゃ、足りないだろう。並みのザコ戦闘員なら、とっくに死ん
でるよ、糞、糞、糞」
ゴキブリ女が、残忍な笑みを浮かべた。スカイピンクを虐め抜くのが心底、楽しいらしい。思いも
かけず、以前に自分が捨てた、お気に入りのオモチャが戻って来たことに、喜んでいるようでもあ
った。
「焼印を押してやる」
通常ザコ戦闘員に押されるのは、ナチスのシンボルマークである、ハーケンクロイッツの焼印だ。
だが、ザコ戦闘員以下の身分であるスカイピンクには、まだ押されていない。
「元正義の味方という不浄な人間には、神聖なるハーケンクロイッツの印を与えるわけにいかない
からね。だから、お前に、ふさわしい焼印を用意させたよ」
ガスバーナーで熱せられたその金型は、ゴキブリのマークだった。
「あたしの所有物ってわけさ。糞、糞、糞!」
ゴキブリ女は、逆さに吊り下げられている。真奈美の右肩に熱せられて赤くなった金型を押し付けた。
ジュッと煙が立ち、肉の焦げる匂いがする。
「おおおおっ!」
「しまった、逆さに押してしまった」
ゴキブリ女は、舌打ちをした。真奈美の体が逆さ吊りになっているのを忘れていたのだ。金型を引き
剥がすと、見事にゴキブリのマークと、その下に『ゴキブリ専用玩具』と日本語で書かれたヘタクソな
文字が浮かび上がっていた。
「糞、糞、糞・・・下ろしてから、やればよかった。でも、失敗を悔やんでも、仕方ないわ。次から気をつ
けよう」
ゴキブリ女には珍しく、自分のした事に、反省しているようだった。
573 :
名無し調教中。:2011/08/17(水) 00:55:57.96 ID:MRmly8gU
乙です
ゴキブリ型の焼印、よかったです!
左肩はまた別の機会になるのかな
574 :
名無し調教中。:2011/08/19(金) 07:00:01.03 ID:0FjGbEQc
更新乙です
ゴキブリマークの焼印は、どうせなら顔(額)に押しつけてほしかった
575 :
名無し調教中。:2011/08/24(水) 00:30:57.17 ID:q9KSFwyz
ウナギ男の妹分としてドジョウ女がいたけど、
糞糞と言ってるゴキブリ女にも妹分の怪人が出ないかな?
クソムシ女とかさ
576 :
名無し調教中。:2011/08/28(日) 06:49:40.66 ID:vS0ro0fx
更新乙です。
『生体実験 小説』でネット検索したら、ここ2ちゃんねるのSM掲示板に『生体実験』のファンの方のスレを見つけました。
グレイにまつわる話を加筆して投稿なさってます。
ただ現在のところ、更新はされているような止まっているような・・・。
少し気になる所です。
【ヤプー】〜限り無く絶望に近い幸福〜【外伝】
アナザーは208から214あたりに。
577 :
名無し調教中。:2011/08/28(日) 13:53:45.14 ID:U9aaNtx7
なんだか行き詰ってないか?
578 :
忍法帖【Lv=28,xxxPT】 :2011/08/31(水) 23:14:23.84 ID:ZMdBPasn
5時間に渡り、逆さ吊りにされ、木刀で滅多打ちにされたり、ありとあらゆる方法で拷問された
真奈美は、滑車から解放されると気を失った。東京から徒歩で歩いて来た疲労で、精神も肉
体も限界にきていたのだ。しかし、そのまま眠ることが許されるはずもなかった。時刻は、午後
9時。ザコ戦闘員達が、夜勤の者を残して眠る時間である。真奈美は、ビンタで起こされると、
ゴキブリ女配下の100人以上のザコ戦闘員が押し込まれているタコ部屋に投げ込まれた。
「正義のヒロインのお帰りだよ。お前達、朝まで徹底的に可愛がってやりな。全員の同意が得
られたら解毒剤を打ってやる」
ゴキブリ女が、そう言って立ち去った。真奈美は、ボロ雑巾のようになった肉体を引き擦り、取
り囲んだザコ戦闘員達の前に土下座をした。真奈美も全裸であるが、他のザコ戦闘員も、ほと
んどが全裸である。彼らは、一着しかない戦闘服を、夜の間に洗濯しているのだ。老若男女、
様々だったが、共通しているのは厳しい訓練を受けて来たため、全身の筋肉が鍛え抜かれて
おり、日々命がけの戦いを強いられているため、目つきが鋭く荒んでいた。
「お久しぶりです、戦闘員の皆様。下僕のスカイピンクでございます。どうか、おめおめと生き
て帰って来た私を、気の済むまで可愛がって下さいませ」
真奈美は、三つ指を付いて頼み込んだ。もう、解毒剤を打つ期限はギリギリである。今にも発
作が起きて、肉体の溶解が始まるかもしれない。タイムリミットがいつ来るかは、個人差の範
囲内だろう。股間の出血が最もひどかったが、それ以外の全身からも出血しており、タコ部屋
の床を血で汚した。
579 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/08/31(水) 23:15:35.72 ID:ZMdBPasn
「おう、ヒロイン様のお帰りか?この前の作戦では大勢の戦闘員が死んだってのによ。さすがに元スカイレンジャーは悪運が強いぜ」
「あたし達は、欝憤が溜まっているのよ。今夜は徹夜でやらせて貰うわ」
全裸の戦闘員達が、真奈美に詰め寄った。
「どうか、お好きな様に可愛がって下さいませ。その代り・・・その代り・・・今夜一晩耐え抜い
たら、私めに解毒剤を打って頂く事に同意をお願いします!」
真奈美は、プライドを捨て、額を床に擦りつけた。ザコ戦闘員達が、周囲から雨あられと足蹴
りを喰らわせる。
「厚かましいんだよ、てめえ!」
「死ねば、いいのよ!スカイレンジャーは!」
口々に罵声が浴びせられた。
「どうか、そうおっしゃらないで下さい。私は、生きたいのです。生きるためなら何でもいたしま
す。どんな辱めにも、拷問にも耐えますから、どうか解毒剤の注射に承認を下さい」
真奈美は、なおも必死で食い下がった。疲れて麻痺しかけた心に、命への渇望だけが激しく
燃え上がっていた。
「犯してやる。ケツを上げろ」
「はい」
四つん這いのまま、お尻を高く付き出した真奈美のオマンコに、ザコ戦闘員の中年の男が、
硬くなったチンポを突き立てる。木刀で叩かれ、潰れかけのクリトリスが、ほんの少し、擦れ
ただけでも、耐えがたい激痛の波が、真奈美の脳裏に押し寄せた。
「うくっ!」
「なんだ、てめえのマンコ、血だらけじゃねえか。きったね」
「もっと、うれしそうな顔しろよ。可愛がって欲しいって、頼んでるのはお前だろ?」
「ああっ・・・もっと、もっと、皆様も遠慮なさらずに、この不肖、スカイピンクを可愛がって下さ
いませ」
580 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/08/31(水) 23:16:08.44 ID:ZMdBPasn
三十路女が、苦痛に歪んでいる真奈美の顔に仁王立ちになり、オマンコを押し付けた。
「舐めな!」
「はいっ」
真奈美は、思い切り舌を突き出し、女の割れ目を舐め上げた。出産を経験しているのか、
それほど締まりは良くなく、黒ずんでいた。匂いもキツかった。
「どうだ?美味しいか?」
「はい、美味しいです!」
真奈美は、女の割れ目から溢れ出す、酸っぱい愛液を一滴残らず吸い取った。気丈な戦
隊ヒロインの目から、涙がこぼれ落ちる。生きるためだけに、どんなことでもしなくてはなら
ない自分の理不尽な境遇に、感情が爆発しそうになった。
「泣いてるぜ、スカイレンジャーのくせによ!」
両側からも無数の手が伸び、乳房を始めとする真奈美の肉体を、所構わず、まさぐった。
「ああっ、もっと、もっと乱暴に扱って下さい!」
真奈美は、自ら頼み込んだ。彼らの嗜虐心をあおり、自分を唯一無二のオモチャだと思い
込ませる事で、明日の朝、解毒注射の承認を貰う作戦だった。誰の物とも判らない伸びた
手が、真奈美の乳首を思い切り捻り上げ、また別の鷲爪を立てた指が、傷だらけの皮膚に、
さらに掻き傷を刻んでいく。美貌で筋肉質な真奈美の体と精神は、疲労の限界を超えて尚、
潰される事はなく、百人余りのザコ戦闘員の辱めに耐え続けた。
581 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/08/31(水) 23:17:18.23 ID:ZMdBPasn
翌朝、6時。ザコ戦闘員の起床の時間である。一睡もすることなく、責められ続けられた真
奈美の体は、痣と傷のオブジェのように変質しており、冷え切ってブルブルと震えていた。
全員の性欲に、口とオマンコとアナルを使って奉仕したために、皮膚が破れて三つの穴から
は出血が激しい。ゴキブリ女は、解毒剤の入った注射器を持ってタコ部屋に現れた。
「ほう、随分やられたじゃないかスカイピンク。だが、正義の味方のお前には、このくらいじゃ、
全然、物足りないだろう?」
「う・・うう・・」
真奈美は、奉仕のやり過ぎで、倍くらいに腫れ上がった唇から呻き声をもらし、白目を剥いて
いた。
「ゴキブリ女様・・・どうか・・どうか・・・解毒剤を・・・」
「糞、糞、糞!お前らどうする。こいつに解毒剤を打ってやってもいいかい?」
ゴキブリ女は、整列した百人余りのザコ戦闘員を見渡して言った。彼らは起床と同時に、洗
濯の終わった黒の木綿素材の戦闘服を身に付けており、全頭マスクを被っているため、表
情は読めない。ゴキブリ女は、真奈美の肉体を足蹴りにしながら、再度尋ねた。
「正義の味方に、解毒剤を打ってやってもいいと思う者は、手を上げろ!」
「お・・お願い・・・承認を・・・承認を下さい・・・今後も、皆様の下僕としてお仕えいたしますから
・・・戦いの時は、私が、皆様の弾よけになりますから・・・」
真奈美が、うわ言のように呟いた。
「ヒー!」
「ヒー!」
全員が手を上げた。鉤十字団で、最下層の身分におかれているザコ戦闘員達にとって、自
分より立場が下なのは、拉致されたばかりの訓練生を除けば、元正義の味方であるスカイピ
ンクだけなのだ。真奈美が死ねば、欝憤を晴らすオモチャが無くなってしまう。戦闘の際も、
スカイピンクがいれば一番危険なポジションは、自動的に彼女に割り当てられるため、自分
達のリスクが減るのだ。
582 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/08/31(水) 23:18:15.04 ID:ZMdBPasn
「糞、糞、糞!お前は、果報者だよ、スカイピンク。みんなが、お前には、生きていて欲しい
と、願っているようだよ」
ゴキブリ女は、注射器の針を、瀕死の状態で寝転がっている真奈美の右腕に突き刺した。
注射針から緑色の不気味な液体が、血管に注入されていく。どうにか、死の期限に間に合
ったのだ。真奈美は、ホッとしたあまり、そのまま気を失って眠り込んでしまった。
「おいっ、寝てんじゃねえ!今から猛訓練だ!ザコ戦闘員は、30分以内に飯を食って集合
しろ!」
ゴキブリ女が、真奈美を蹴り起こした。スカイピンクに休息は許されない。
(もう、何日、寝ていないんだろう・・・)
真奈美は朦朧とする頭で考えた。少なくとも、この前に仮眠をとってから48時間以上は経
過している。今から、丸一日訓練だとすると、さらに長時間起きていなくてはならない。
(せっかく助かった命よ・・・がんばらなきゃ・・・)
査定が悪ければ、来月分の解毒剤を打って貰えない。真奈美は、ほとんど感覚の無い体に、
鞭打って立ち上がった。ザコ戦闘員に朝食の栄養スープを配るのは、真奈美の仕事なのだ。
他の数人のザコ戦闘員達とともに、ポリバケツに入ったドロドロの液体を配り、直接、手に
注いでいく。ザコ戦闘員には、食器などと言う気の利いたものを、使う事は許されない。皆自
分の手に盛られたドロドロのスープを、そのまま犬の様に貪り食うのだ。全員に行き渡るのを
確認して、最後に真奈美が食べようとした。
(何日ぶりの、まともな食事だろう・・・)
空腹を通り越して胃の感覚が無くなっていた。真奈美が、自分の両手に注いだスープに、
周囲のザコ戦闘員達が、次々に唾を吐きかけた。
583 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/09/01(木) 00:18:22.22 ID:kCDkkjAf
「カーッ、ペッ!復隊祝いだ、スカイピンク!」
「俺の鼻クソも入れてやる」
「あたしの髪の毛と爪のカケラもね」
真奈美は、悲惨な状態になったスープを一気に飲み干した。真奈美の居場所は、ここなのだ。
長谷川司令を始めとするスカイレンジャー達は、もう、真奈美の事を仲間だとは思っていない。
裏切り者として処罰するつもりだ。半年前、スカイレンジャーとして訓練を受けていた日々や、そ
の以前の女刑事として犯罪者を追っていた日々は、遠い昔の幻の出来事の様だった。
584 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/09/01(木) 00:24:03.64 ID:kCDkkjAf
真奈美編、ようやく終わりです。
>>576 加筆、修正されるほどのファンの方がおられたとは、初めて知りました。このエピソードは、最初に書いたもので、残虐過ぎて、
面白みに欠けるかな、と考えていたものだったのですが。
スレは、もう、更新されていないようです。
585 :
名無し調教中。:2011/09/01(木) 05:35:35.05 ID:K04eUF/t
ミルク倶楽部で強制精液搾りの生体実験にかけられたい
586 :
名無し調教中。:2011/09/02(金) 21:53:24.90 ID:yMy/DnHV
更新乙です。
587 :
名無し調教中。:2011/09/03(土) 23:50:49.47 ID:xG1+Vh06
次の話はガンダムか?
588 :
名無し調教中。:2011/09/04(日) 21:32:11.55 ID:CMgpHB/p
更新、乙です
ブログを時々拝見していますが、最近お疲れ気味のようですね
作者さんの次回作を楽しみにしていますが、どうかムリをなさらずに
589 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/09/05(月) 00:17:04.96 ID:hzHGKBDb
正歴1999年12月上旬。久石千鶴(25歳)、城山朋子(24歳)、木之本恵美(22歳)、
工藤明日香(23歳)の4人の日本人美女を乗せたスポーツカーは、北アメリカ大陸の
西海岸をさ迷い続けていた。
「もうすぐ、クリスマスね」
朋子が言った。荒涼としたハイウェイには、木枯らしが吹いている。
「寒いわ、もっと、南へ行きましょう」
ハンドルを持つ、千鶴は、ひたすらスポーツカーを南へ走らせた。ガソリンが無くなれば、
ガソリンスタンドから略奪し、食料と武器も同じくである。強盗に襲われれば、実力で撃ち
殺し、撃退する。そういう生活を、もう3カ月も送っていた。
「マイアミに行くの?」
恵美が尋ねた。
「正確には、マイアミ近辺の町ね。マイアミは、多分ネオナチスの軍隊が駐留しているだ
ろうから、その近くの港町で、船を調達してキューバへ渡るのよ。グアンタナモの海軍基
地が、まだ健在らしいから、そこで保護を求めるわ」
運転しながら、千鶴が説明した。アパラチア山脈の向こうから届くラジオ放送を、常にカ
ーラジオで聞いている。それによると、ネオナチスの占領地域は、開戦当初より、それ程
拡大しているわけでは、ないらしい。
「あんなに、科学力に差があるのに、どうして一気に世界を征服しないのかしら?」
後部座席の恵美が尋ねた。
590 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/09/05(月) 00:17:37.57 ID:hzHGKBDb
「多分戦力が足りないのよ。考えてもみなさい。60年間、南極の地下に隠れていられ
る人数が、それ程、多い筈がないわ。おそらく、生粋のネオナチスの人口は、数万人
から、多くても数十万人くらいが、いい所だと思うわ」
朋子が、自分の推論を口にした。かつて、ボリビアで、捕えたネオナチス幹部を尋問し
た際に得た情報を、彼女なりに分析した結果だった。運転席から千鶴が口を挟み、た
しなめる。
「でも、楽観は出来ない。東海岸の奪還が遅れれば、彼らは、そこで占領地域の人間
を取り込み、戦力を増大させる」
「ゲームの『三国志』とか、『信長の野望』みたいなものですね?」
明日香が言った。4人の中で、彼女だけが民間人である。ボロボロになったJAM航空
のキャビンアテンダントの制服を身にまとっている。
「あなた、そんなゲームが好きなの?意外だわ。イメージに合わない」
朋子が、突っ込んだ。
「そんなことないですよ。あたしゲームは好きです。フライト先で時間を潰すのに、ゲ
ームボーイとか、ワンダースワンとか、いろいろ持ち歩いていたんです。全部ステイバ
ッグに入れたまま、73便に置いてきちゃいましたけど」
明日香が、涙目になって言った。
591 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/09/05(月) 00:18:17.36 ID:hzHGKBDb
スポーツカーは、フロリダ半島を南下し、ケープカナベラル宇宙基地を迂回した。かつ
てアメリカ合衆国が、スペースシャトルの打ち上げに使っていた、その基地はネオナチ
スに接収され、UFOハウニブの発進基地となっている。捕えられたNASAの技術者達
は奴隷状態に置かれ、ハウニブの製造工場で酷使されているという噂だった。
「マイアミの手前、ヴェロビーチ辺りで、船を調達するわ」
実質、仕切っているのは千鶴だった。その冷酷な性格はともかく、行動力があるのは、
朋子も認めざるを得ない。ヴェロビーチの港にスポーツカーを止め、手頃な船を物色し
ていると、ガラの悪いアロハシャツに、サングラスをかけたチンピラ数人が近付いてきた。
「ネエチャン達、見慣れねえ顔だな。避難民かい?いい仕事、紹介してやろうか?」
「何なの、あんた達」
千鶴、朋子、恵美はガンベルトのリボルバーに手を伸ばした。ここまで来る間に、このよ
うな手合いには、数限りなく遭遇して来た。
「俺達は、この町を仕切る、カンパネーロ・ファミリーのもんさ。この町には、9.11以降、
警察も、お役人もいねえ。代わりに俺達が法律ってわけさ」
「で、一応聞くけど、その仕事って何なの?」
うんざりした口調で、朋子が尋ねた。
「もちろん、ネエチャン達の綺麗な体を売る仕事さ。一発当たりの相場は、9.11前より
安くなってるけど、知らねえ土地で、すぐに金を稼ぐには、それが一番さ」
「わざわざ、紹介してくれてありがと。でも、残念だけど結構よ。あたし達、船を探してるの。
なるべく足の速い船をね」
「はぁ?この国から、逃げようってのかい?」
「そうよ、悪い?」
チンピラ達は、肩をすくめ、仲間内で、何やらボソボソと話し合った。
592 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/09/05(月) 00:19:00.13 ID:hzHGKBDb
「船なら、用意してやってもいい。ただし、あんた達のうち二人が、セックス奴隷としてフ
ァミリーに、一生忠誠を誓うという条件でだ」
チンピラ達の申し出に、4人の日本人女も、顔をしかめ、ボソボソと話し合った。
「その船って、どれなの」
「案内してやるよ」
港の端の方にある、クルーザーに案内させられた。それは、金持ちが道楽に使うような
洒落た小型船だった。
「こいつの持ち主は、ファミリーに逆らったんで、先月、皆殺しにした。昔のような、法と
秩序に守られた生活が忘れられなかったんだろうな」
「燃料は、入ってるの?」
「ああ、満タンだ。キューバでもバハマでも行けるよ。で、誰と誰が、残るんだい?」
千鶴が、恵美と明日香を前に押し出した。
「え・・ちょっと・・・嘘でしょ・・」
恵美が、半ベソをかいた。明日香も真っ青になっている。チンピラ達が、舌舐めずりをし
て二人の体を、至近距離から舐め回すように眺めた。
「チャイニーズかい。上玉じゃねえか」
チンピラ達が、恵美と明日香の体中を、品定めするかのように弄った。
「二人とも、いい乳とケツをしてる。客が喜ぶな」
「ひ・・嫌・・・」
593 :
忍法帖【Lv=29,xxxPT】 :2011/09/05(月) 00:19:38.61 ID:hzHGKBDb
チンピラ達が、我を忘れた一瞬のタイミングを見逃さなかった。千鶴と朋子は、同時に
ガンベルトからリボルバーを引き抜き、連射して、一瞬でチンピラ全員を撃ち殺した。
何発もの銃声が、派手に、港中に響き渡った。
「チャイニーズじゃないわ。ジャパニーズよ!」
朋子が、死体に向かって唾を吐いた。
「さ、グズグズしてないで、行くわよ。面倒なことになる前に、出港しなくちゃ」
4人は、3カ月間、ボストンからフロリダまで、世話になったスポーツカーにお別れを告
げた。そしてクルーザーに乗り込むと、整備をしていた船員らしき男3人に銃口を突き
付けた。
「今すぐ、船を出しなさい!進路は、キューバのグアンタナモへ」
千鶴の命令に、船員達は大人しく従った。町を支配するイタリアンマフィアに、こき使わ
れているだけの男達の様だった。
「あたし、本当に売られるのかと思った」
ホッとした恵美が言った。
「そうしようか、とも思ったんだけど、朋子と二人だけじゃ、船を走らせるのが、心元なか
ったんでね」
千鶴が冷たく言い放った。明日香は、無言で佇んでいる。ハイジャックに遭遇して以来、
荒事ばかりに遭遇しているため、何があっても、無関心になって来ているようだった。
(結構、気が強いわね、この子。人が死ぬのを見ても、あまり動揺していない。元々、
暴力に免疫があるのかしら。恵美より、よっぽど根性が座っている)
朋子は、明日香を横目で観察しながら、そう思った。
594 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/09/05(月) 01:00:02.38 ID:hzHGKBDb
>>587 ガンダムは、まとめサイトの方で、少し書きかけて放置してあります。あまりにも本編と関係がないので、、また気が向いたら、続きを書きます。
>>588 疲れには、睡眠が一番。これ以上、執筆速度を落とさないように頑張ります。
589の3行目、西海岸→東海岸の間違いです
595 :
名無し調教中。:2011/09/06(火) 18:21:37.43 ID:VyRvQa6F
更新乙です。
まだ暑い日が続きますが、ご自愛ください。
フライト中に機内でゲームをするキャビンアテンダント。。。
そんな悪い子にはキツイお仕置きを。
596 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/09/08(木) 10:36:05.98 ID:ANT9ik2c
正歴2000年8月、山梨県奥滝村の千羽鶴教団の本殿では、朝の定例会議が開かれて
いた。
「聖水の売れ行きはどう?」
久石千鶴(2024歳)は、檜張りの床に正座をして居並ぶ、教団幹部達を前にして尋ねた。
「はい、先月の合計売上は、2318本、2億3180万の売り上げでございます」
経済産業省長官の草川仏次郎(44歳)が、資料に目を通しながら答えた。聖水とは、教祖
である千鶴のオシッコを約千倍に薄めた液体で、一瓶10万円で在家信者を通じて販売し
ている。飲み続けていると死んだ後に神の国に転生出来ると言うキャッチコピーが付いていた。
「もっと、薄めて生産本数を増やしなさい。もうすぐ運命の年がやってきます。備えるために
資金が必要です」
「では、生産量を現在の3倍に増やします」
千鶴は、うなづき、次に諜報省長官の原田神人(35歳)の方を見た。
「真藤組の方は、どうなっている?」
「は、現在までに、系列の組長3名をVXガスで殺害しました。真藤登組長の周辺には、20
名あまりの信者を潜入させて、情報収集と構成員に対する極秘の布教活動を行っています」
神人が答えた。
597 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/09/08(木) 10:36:50.34 ID:ANT9ik2c
「そろそろ、真藤組の方でも、教団の干渉に気付くかもしれませんね」
「いっその事、真藤自身を殺りますか?」
「いずれはね。でも、彼だけは、生かしたまま拉致したいわ。ただ、殺したのでは、
私の恨みが晴れません。出来れば、筆舌に尽くしがたい恐怖と苦痛を、なるべく
長時間与えてから殺します。私が彼に、された以上のね!」
千鶴の目には、憎しみの炎が燃え上がっていた。教祖が、このような憎しみの感
情を見せるのは、宇宙人の事を話す時と、真藤組について話す時だけである。彼
女の主観時間で約2000年も前の出来事なので、現在の信者は、千鶴と真藤組の
間に何があったのかは、想像することしか出来ない。
「教祖様、報告があります!」
自分の発言の順番を待ち切れずに、科学技術省長官の真鍋聖司(28歳)が割り
込んだ。
「何?」
「例のウイルスが完成しました!」
千鶴の目が輝いた。この報告を半年以上も心待ちにしていたのだ。ウイルスとは、
旧満州の596部隊で研究されていた白色人種だけを殺害する生物兵器である。
「ウイルスを散布するプランは、もう出来ています。時限装置付きのカプセルに入れて、
さざなみ市に仕掛けるのです。カプセルに封印した場合のウイルスの寿命は、どれくらい?」
「うーん、そうですね。高容量バッテリー内臓の冷凍装置を使えば10年くらいは、
大丈夫です。さざなみ市の家庭用電源につないでおくなら、半永久的に保存出来ます」
聖司が自信満々で答えた。千鶴は、しばらく考え込んだ。
「教団のさざなみ支部の地下室に仕掛けましょう。停電時の事も考えて、カプセルは、
充電交流両用の電源を取り付けなさい。カプセルの開口時期は・・・・2007年1月1日
に設定するのよ」
598 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/09/08(木) 10:37:22.66 ID:ANT9ik2c
千鶴が知っている未来の歴史は2006年の4月までだった。タイムスリップした護衛
艦『あらなみ』には、そこまでの記録しかなかったのだ。
(9.11が2年間、早まっている事で歴史が変わってしまっている。2006年4月まで
の歴史が、同じように進むとは思えないけど・・・)
千鶴は、考えた。しかし、他に指標とするべき資料は何もなかった。元の歴史では、
2007年には、さざなみ市は、宇宙人の地球における一大拠点となり、ここをウイルス
で壊滅させることが出来れば、地球上のほとんどの戦力を一掃できる筈だった。しかし、
その後、宇宙空間からの増援に対して、どう対処するかは、まだ考えていない。ネオナ
チスや時間管理局の戦力をぶつけるしかないと、おぼろげに模索している程度である。
「教祖様の仰せの通りに」
聖司は、かしこまって答えた。教団員全てにとって、千鶴は神に等しい存在なのだった。
599 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/09/08(木) 10:38:11.16 ID:ANT9ik2c
太平洋と富士の樹海に挟まれた位置に、さざなみ市は建設されていた。学術研究都
市として1980年代の初めより、国土交通省主導のもとで人口的に造られた都市である。
それまでは、ほとんど住民のいなかった丘陵地帯に、現在は30万人が暮らしている。
マンモス級の総合大学である、さざなみ大学のキャンパスを始め、大企業の研究施設
が集約され、市民の3分の1は、研究者とその家族、もしくは学生である。市内には、東
名高速道路のインターチェンジと、新幹線の停車駅でもあるJR東海道線のターミナル
駅があり、、港湾施設と小さな地方空港さえ持っていた。
「この平和な町が、数年後には、宇宙人の巣窟になるなんてね」
教団のさざなみ支部の前に、自動車から降り立った千鶴は、美しく近代的な町並みを
眺めて、ため息をついた。千鶴が過去へ旅立った翌月、衛星軌道上から大規模な宇宙
人の侵攻があり、この町はエネルギーバリアで外部から遮断される事になるのだった。
ホワイトカラーの比率の高い、この町の住人は、それ以後、奴隷の屈辱を味わう事になる。
「教祖様、こちらです」
支部長に案内されて、千鶴は地下へ降りて行った。そこでは、真鍋聖司と10人以上の
科学技術省のメンバーが、カプセルの設置作業を行っている。黒光りする直径3メートル
程の金属球は、電源コードに繋がれ、不気味に鎮座していた。
「原爆級の攻撃にも耐えられるカプセルを作成しました」
真鍋聖司は、テストで100点を取った子供の様に得意満面だった。
「この部屋は、2007年1月1日まで、教団の最高機密とするわ。決して、これがこの場所
にあることを、限られた人間以外に漏らしてはならない。ウイルス散布の前にカプセルが
除去されてしまえば、この作戦は失敗だ」
千鶴は、言った。この支部の人間にも、支部長以外には、このカプセルが何であるか知ら
せるつもりはない。設置された部屋自体を、鉄扉に厳重に鍵をかけ、その日が来るまで開
かずの間とするつもりだった。
600 :
忍法帖【Lv=30,xxxPT】 :2011/09/08(木) 10:38:55.75 ID:ANT9ik2c
(これは、一つの方策だ。これだけで、宇宙人に勝てるとは思わない。運命の日まで、
あと2年・・・他にも何か手を考えなくては・・・)
千鶴は、その晩、さざなみ支部に宿泊することにした。現地の信者の中から好みの男
を1人選び出し、夜の相手をさせる。傷だらけの千鶴の肉体だったが、恐れ多くも教祖
様とセックスが出来ることに、不満を持つ信者がいる筈もない。2000年の生を経てな
お精力旺盛な千鶴の肉体は、相手のイケメン信者を、3回射精させても、まだ満足しな
かった。不老不死の肉体年齢は、20歳なのだ。
「もう一回、やるわよ」
「は・・・い・・・教祖様・・・」
信者にとって、教祖の命令は絶対である。汗ばみ、フラフラになったイケメン信者が再び、
古傷だらけの千鶴の肉体に覆い被さろうとした時、その事件は起こった。
「な・・・」
いきなり、千鶴の体が白い光輝に包まれ始めた。脳裏に遥か昔の記憶が蘇り、悪い予
感がした。
「まさか・・・宇宙人の転送ビーム・・・なぜ?2000年には、まだ宇宙人は地球に来てい
ない筈・・・」
千鶴は、焦り、光輝から逃れようとした。セックス中だったため、下着さえ身に付けてい
ない。視界が真っ白になり、十数秒後に視力が戻った時、そこは、宇宙船の中だった。
601 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/09/08(木) 11:50:33.13 ID:ANT9ik2c
「実験体の捕獲に成功しました」
自動翻訳機を通し、宇宙人の声が聞こえてきた。見覚えのあるネオガイア星人の兵士
数人が、レーザー銃の銃口を向けて、全裸の千鶴を取り囲んでいる。
「久しぶりだな、実験体。3年ぶりか」
白人の科学者らしき男が言った。千鶴は、遠い記憶をさかのぼった。おぼろげな記憶だ
ったが、その人物が、千鶴を1世紀のローマに置き去りにした男だと直感した。
「君にとっては、2000年ぶりになるのかな?」
暴れようとする千鶴の両脇をアンドロイド兵、2体が取り押さえた。ガッチリと抑え込まれ、
身動きする事すら出来ない。
「ここは、時間航行機の中・・・」
千鶴は、愕然とした。ネオガイア星人の行動パターンからして、わざわざ、千鶴を転送し
たと言う事は、このまま連れ去るつもりなのだろう。
(馬鹿な・・・あと3年・・・元いた時代まで、あと3年なのに・・・)
「降ろして!今すぐ、降ろしてよっ!」
千鶴は、パニックになって叫んだ。2000年間、復讐のためだけに生きて来た。それが、
目前にして、全てパーになるのだ。科学者クロノス博士は、話し始めた。
「それが、そうもいかないんでね。お前が、歴史を改変したおかげで、我々の時間航行機
のナビゲーションが正常に作動しなくなってしまったんだ。お前を、この世界の歴史の流
れから隔離しなくては、我々は元いた未来に、戻れんのだよ」
「あなた達が、勝手に始めた実験じゃない!」
千鶴の怒りは収まらなかった。
「それは、そうなんだがね。まさか、古代世界に裸で放り出したお前が、しぶとく2000年
も生き延びて、この星の歴史にまで影響力を持つとは、あの時点では、想像出来なかっ
たのだよ」
クロノス博士は、相変わらず、下等動物を見るような目付きで千鶴を見下していた。
602 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/09/08(木) 11:51:04.81 ID:ANT9ik2c
(こいつらには、何を言っても無駄だ。地球人を実験材料だとしか思っていない・・・)
千鶴は、腸が煮え繰り返る思いだった。復讐の対象が、いきなり目の前に現れ、2000
年前と同じく、勝手な事をほざいているのだ。その時、船室のドアが開き、四つん這いの
岩波教授に跨った卑弥呼が、入って来た。
「ほれ、馬よ進め!進め!進め!オーッホッホッホッ!」
その甲高い声には聞き覚えがあった。3世紀の邪馬台国で、奴婢だった千鶴を10年間
に渡って地下牢に閉じ込め、凄惨な拷問を繰り返した女王だった。今でも千鶴の尻には、
その時押された、『親魏倭王』の焼印が消えずに残っている。
「お前は、わらわの生口ではないかえ。後で、たっぷりと昔の様に痛め付けてやるぞよ。
オーッホッホッホッ!」
悪夢だった。千数百年の長い年月を経て、悪夢が再び目の前に現れたのだった。
「では、もう一度歴史の分岐点まで戻って、今度こそオリジナルの未来へ帰るとするかの」
クロノス博士は、楽観的に言った。オデュッセウス隊長を始め、他のネオガイア星人の乗
組員は、不安そうである。
「なあに、原因となっている異物は回収したのだ。この実験体が、この機体に乗っている
以上、ナビゲーションは正確に機能するはずじゃ」
クロノス博士は、自信満々だった。
603 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/09/08(木) 11:51:48.62 ID:ANT9ik2c
正暦2000年9月、横浜某所にある真藤組の事務所の地下室では、拉致された美女が、
今日も、いやらしい調教を受けていた。組長である真藤登(49歳)は、駿河問いの格好
で天井からぶら下げられた女教師、遠藤晃子(25歳)の股間に、黒光りするバイブを突
き立てて遊んでいた。晃子は、都内の私立高校、栄清学園の英語教師だったのだが、
類まれなる美貌の持ち主だったため、女体売買を手掛ける真藤組によって拉致されたの
だった。
「もっと、ええ声上げて、イカんかい!」
真藤登は、グイグイとバイブの先端を、乱暴に子宮の奥まで捻じ込んだ。
「あっ・・・嫌・・痛い・・・」
晃子が、泣き叫ぶ。調教師の鬼頭竜作が、横から手を伸ばし晃子の、白い下腹部を撫
で回した。
「組長、実は、この女、妊娠しています。部屋住みの若い衆に1カ月間、輪姦させ続け
たら、妊娠しよりました」
竜作は、バツが悪そうに言った。途端に真藤登の機嫌が悪くなる。
「なんやてぇ?妊娠したら、売り難くなるやないか!」
「へえ、すいません」
「しゃーない、妊婦モノの裏ビデオにでも出演させるしかあらへん。妊婦の女教師を、と
ことん虐め抜くヤツや。出産シーンを無修正で撮っても、オモロイかもな。ところで、父
親は誰か、判らへんのか?」
604 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/09/08(木) 11:52:30.66 ID:ANT9ik2c
「それが、輪姦させて中出しさせた人数が、半端じゃありません。うちの若い衆から、当番に出て来た系列の組長さん方にも、相手をさせましたから。100人くらいには、中出しさせてます」
「腹の子供ごと、マカオのオークションに出したらどうや?」
「そいつは・・・前にも、出したことがありましたが、あまり良い値が付きませんでした」
真藤組長と鬼頭が、困り果てていると、若頭の黒川が血相を変えて飛び込んできた。
「どないしたんや」
「組長、大変です!獄風会の大森組長が、殺されました!凶器はVXガスです!」
獄風会は、真藤組系列の下部組織である。
「またかいな!今年に入って4件目や!クソッ・・・それで、ホシの目星はついたんか?」
「ええ。それが・・・俺の推測ですと、カルトで名高い千羽鶴教団ではないかと。物証は
ありませんが、これまでの情報屋から取ったネタの辻褄を考え合わせると、9割がた間
違いありません」
黒川は、言い切った。彼は、有名大学を出て、貿易商社で働いた事もあるインテリヤク
ザで、真藤組でも、もっとも頭が切れる若頭である。真藤にも信頼されている。
「千羽鶴教団・・・なんで、宗教団体が、わしらに喧嘩を売る理由があるんや」
「カルト教団のやることです。我々が想像も付かないような理由かもしれません」
「とにかく、わしらはヤクザや。メンツが命の商売や。カルトごときに、コケにされて黙っと
るわけにはいかん。ホシの目星がついたんなら全面戦争や。ヒットマンを送り込んで、
教祖のタマを取ったらんかいっ!」
真藤登は怒り出し、一本鞭で、晃子の肉体を滅茶苦茶に叩き始めた。
「ヒイイッ!死ぬっ、死ぬううう!」
「これが、教祖の写真です」
黒川は、巫女姿の久石千鶴の写真を見せた。
「黒川、さすがに手回しがええやないか。なんや、女かいな。報奨金は、なんぼ出しても
構わん。腕のいいヒットマンを大量に送り込んで、イテもうたれや!」
「わかりました」
黒川は、神妙な顔で頷いた。まさか、宗教団体と抗争になるとは夢にも考えていなかっ
たのだ。
605 :
名無し調教中。:2011/09/08(木) 20:38:59.68 ID:StUljm1s
更新乙です。
千鶴の前に現れたのはクロノス博士ですか……。
なにやらストーリー展開の大きな分岐点といった感じですね。
続きを楽しみにしています。
606 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/09/09(金) 09:14:31.69 ID:ykAHUb9c
漫画みたいな、バトルシーンを、エロをまじえて、もっとうまく描けないものかと、考え中です。
607 :
名無し調教中。:2011/09/11(日) 00:46:50.18 ID:eEJFgXWi
おおっ!急展開!それにしても…
>マンモス級の総合大学である、さざなみ大学のキャンパス
あの街には総合大学なんてあったんだ…
昔出てきたさざなみ市立大学病院(さざなみ市立総合病院と同じ病院?)はそこの医学部の病院か?
ネオガイア人のいる元の世界にて、機会があればそこの女子大生たちを生体実験の対象にしてほしい
608 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/09/14(水) 11:02:55.37 ID:iNWSAoNl
609 :
名無し調教中。:2011/09/14(水) 23:03:34.20 ID:i44X6AnA
乙です
いつの間にか千鶴編が終わってた…
次の話、楽しみにしています
610 :
名無し調教中。:2011/09/18(日) 12:21:46.59 ID:il1nJzCK
改造人間同士のレズSMが読みたい
611 :
名無し調教中。:2011/09/21(水) 21:30:37.91 ID:7Js1J9jM
低学年の男子を誘拐して母船内で精液の採取や
誘拐した母、娘の性器乳房の生体解剖の小説希望
612 :
名無し調教中。:2011/09/23(金) 23:52:14.54 ID:THT3ePKO
直前の話の最後にヤクザの真藤組が出てきたけど
ピタゴラス博士や斉藤プロデューサー、財銭教授とか
往年のサディスト男性が出てくる話を書いてほしい
613 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/09/24(土) 07:48:53.51 ID:YLBoSvc1
>>611 残念ながら、ロリは、苦手です。高校生くらいまでなら、大丈夫なんですが。
614 :
名無し調教中。:2011/09/24(土) 22:03:54.54 ID:LmUYrS14
作者様、高校生編でお願いします。
娘と母親・・・息子も生体解剖です。
妊婦も良いですね・・・体液採取後に解剖
615 :
名無し調教中。:2011/09/25(日) 22:12:50.20 ID:eleqt41G
アイドルユニットのキャプテンがドッグフードを「ニートの主食」発言して
炎上していることをネタに、作者さんの小説内でアイドルを犬に改造して
無理やりドッグフードを食べさせる・・・微妙か
616 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/09/26(月) 21:10:19.54 ID:e0uolPqj
西暦2007年5月、ルミナス諸島の首都パールシティで軍部によるクーデターが勃発し
てから、約3カ月が過ぎていた。新大統領ヘンリー・スタンフォードの元、国民議会は停止し、
女王派の議員や、王族は監獄に収容されている。自由主義国家群と外交を断絶したために、
国内の観光産業は壊滅し、失業者があふれていた。商店街やショッピングセンターでは、
生活必需品の不足が深刻になりつつある。
「キップリング将軍。国民の不満が、高まってきている」
元王宮の大統領執務室で、スタンフォード大統領は、昼間からウイスキーを煽っていた。
クーデターのもう一人の首謀者であるハワード・キップリング将軍は、来客用のソファに座
って、メイドの1人を膝の上に乗せ、尻をまさぐっている。
「弱気になったのか、大統領。今さら、引き返す事は出来ん。なあに、心配はないさ。軍は、
俺が掌握している。いくら国民が不満を持ったとしても武力で鎮圧すればいい。そのために
も、軍関係者とその家族には、優先的に物資を配給する体制を取らなければならん」
キップリングは、表面上は強気だった。ウイスキーのボトルをがぶ飲みし、口移しでメイドに
も飲ませる。
「あ・・・ん、おいしい・・・」
スタイル抜群の白人娘だった。こんな女が、ルミナス諸島にも、いたのかと思う。ハリウッド
でも通用しそうな容姿だった。
「ヒック・・・ああ。それは、むろんそうするよ」
スタンフォード大統領は、飲み過ぎで顔が真っ赤になっていた。最近、酒びたりの毎日が
続いている。元々、気の小さい性格で、大統領就任式の頃は有頂天だったのだが、この所、
日に日に不安が増大して来ているのだ。
「国民はともかく、女王派の連中が、地下でレジスタンスを結成し、CIAから支援を受けてい
ると言う、噂があるんだ・・・」
スタンフォードが、すがるような眼でキップリングを見た。ウイスキーのグラスを持つ手が、
震えている。アルコールの中毒症状だった。
「ふん、CIAが何だと言うんだ。我々のバックにはネオナチスが付いている。いくら覇権主
義のアメリカでも、超科学には勝てんさ」
キップリングは、自分に言い聞かせるように言った。2人とも口には出さないが、心の底で
はネオナチスの口車に乗せられたのではないか、という不安を感じていた。
617 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/09/26(月) 21:42:33.03 ID:e0uolPqj
囚人の塔の最上階にあるマーガレットの部屋では、夜でも照明が消されることはない。
固い木のベットに布団もなしで、眠っているマーガレットの裸体には、3台の中継カメラが
常に向けられている。マーガレットの生活にはプライバシーは一切無く、24時間ルミナス
全土のお茶の間に中継されいるのだ。国民は、就寝中の女王陛下のオマンコを、自宅の
テレビから、いつでも鑑賞する事が出来る。
「朝ですよ、女王陛下」
番組プロデューサーのデイブ・ボールマン(36歳)が、入って来た。100キロはあろうかと
思われる肥満体の男である。大好物はスナック菓子とファーストフードだ。口の中は、虫歯
でボロボロである。余り清潔なタイプでは無いらしく、いつもかすかに不快な体臭が匂って
くる。
「おはよう、ミスタ・ボールマン」
マーガレットは、上から目線で挨拶をした。虜囚となり、どれ程の凌辱を受けようとも生まれ
ついての気品が崩れることはない。
「朝食の前に、女王陛下には、国民に向かって朝のオナニーをお願いします。すがすがしい、
さわやかな音楽をバックに流しますから。国営放送で以前からやっている、お目覚め体操の
代わりです」
マーガレットに拒否する権利は無かった。少しでも逆らえば女王派の人質を一人ずつ処刑
されるのだ。
618 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/09/26(月) 21:43:07.15 ID:e0uolPqj
「わかったわ。1カメに向かってやればいいかしら」
「はい。さすが女王陛下。要領が、お判りになって来たようで」
マーガレットは、正面にある中継カメラに向かって大股を開いた。そして右手の人差し指
でクリトリスを、まさぐり始める。羞恥心は、もはや無かった。カメラ目線で、じっとレンズ
を見つめる。女王として気品のあるオナニー姿を、国民に見せなければならない。
「もっと激しく、声も出して。僕が納得してOKを出すまで、何回でもやり直しですよ」
デイブが意地悪く言った。クーデター前まで崇拝の対象だった女王を自分の意のままに
オモチャに出来ることに、彼は、人生始まって以来の喜びと興奮を感じていた。
「ああ!おお!OHHHHH!」
「もっと、卑猥な言葉も言って下さい」
デイブが、マジックで白紙にセリフを走り書きをして、カメラワークの外側から見せた。
「オ・・・オマンコ・・・オマンコに指を入れてるのが判るでしょ・・・見て・・ルミナスの国民の皆
様方・・・マーガレットは、オナニーで感じてるの・・・」
さすがに、マーガレットは恥辱で顔を赤くした。象牙色の顔面が綺麗なピンク色に染まる。
「棒読みですよ、女王陛下。スウェーデンの三流ポルノ女優でも、もっとマシですよ。やり
直しです」
デイブは、せせら笑いながら言った。身分が高く、恋愛が思うように出来なったマーガレット
は、クーデター前までは、オナニーだけが有一の性体験だった。
619 :
名無し調教中。:2011/09/27(火) 00:30:08.66 ID:unLlNmdd
由梨香やブギンガも出してください。お願いします。
620 :
名無し調教中。:2011/09/27(火) 00:42:23.08 ID:unLlNmdd
てゆうか、ジェーンがもう出産するんじゃない?
マーガレットのマゾ演技指導のための特別講師として由梨香を出すとか?
621 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/10/05(水) 09:28:57.50 ID:coH954nd
午前中は、いつものように国民の不満を聞く時間だった。10組の行政に不満を持つ人々が
現れ、マーガレットに罵詈雑言とリンチを加えていく。その様子を中継することで、クーデタ
ー政権に対する国民の不満を少しでも反らす事が目的だった。観光客の激減で、失業した
ホテルマンや、土産物店の店員が多かった。午後からは、キップリング将軍が、彼の懐刀
であるボロンゴ大尉を従えて訪れた。
「ボロンゴ大尉。女王陛下を犯すのだ」
キップリング将軍は、来客用のソファにどっかと座り、お気に入りのメイドに注がせたウイス
キーをあおりながら命令した。
「イエス、サー!」
ボロンゴ大尉は軍服を脱ぎ去り、筋肉隆々とした上半身を見せた。歯をヤスリで尖らせ、戦
闘で付いた傷跡だらけの彼の肉体は、いかにも暴力的で、マーガレットは本能的に拒絶反
応を感じた。
「いや・・・やめて・・・」
ボロンゴ大尉が、ベルトを外し、ズボンとパンツを膝まで擦り下げると30センチはあろうかと
思える黒いペニスが勃起した。
「女王陛下を妊娠させてやれ。ルミナス王家の高貴な血に、人食い人種であるお前の遺伝
子を混ぜるのだ」
キップリングが、酔っ払いながら言った。下層階級出身である彼は、貴族や王家に対して深
い憎しみを持っている。それが、先住民族の血をひくボロンゴ大尉を重用している理由でも
あった。
622 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/10/05(水) 09:30:08.17 ID:coH954nd
「オオッ!」
ボロンゴ大尉は、雄叫びを上げると、力づくでマーガレットを木のベッドの上に組み敷いた。
か弱い女王が、ルミナス国軍で最も戦闘力の高いとされる特殊部隊の隊長であるボロンゴ
の筋力に抗う術はない。蹂躙に肉体を任せるしかなかった。
「うぐう・・・痛い・・・」
サーモンピンクの割れ目に、黒い肉棒を打ち込まれて、マーガレットは仰け反った。3カ月
間の調教で、拡張されているとはいえ、ボロンゴの特大ペニスの威力は格別で、凄まじかっ
た。
「ウオオオオオオオ!」
ボロンゴは、興奮して野獣の様な雄叫びを上げた。女王の唇を吸うと尖った歯があたって、
出血する。逞しい腕を背中に回して締めつけると、マーガレットは、そのまま圧死するので
はないかと思われた。
「殺すなよ、ボロンゴ。手荒に扱うのは、構わんが」
「イエス、サー!」
キップリング将軍に諌められて、ボロンゴは少し力を緩めた。そして、底知れぬ筋力で、腰
をピストンマシンのように振り続けると、マーガレットが泣き喚いた。
「ああああ!腰が!腰が裂けるウウウ!止めて!お願い、動きを止めて!」
「ほう、女王陛下が、泣きを入れるとは珍しい。ボロンゴ、手柄だぞ。特別ボーナスをやる」
「イエス、サー!」
ボロンゴ大尉は、あくまで従順な軍人だった。マーガレットの膣の奥深くに射精すると、その
まま、萎えもせず腰を使い続ける。中断なく5回以上セックス出来るのと言うのが、彼の特技
だった。
「止めて!痛い、痛い!擦れて痛いと、言ってるのよおおお!」
ボロンゴ大尉は、腰を振りながらキップリング将軍の方をチラリと見た。将軍からは中止の
合図はない。ウイスキーの3杯目をメイドに注がせて泥酔している。結局、中止したのは、
2時間半後に、8回目の射精を終えた後だった。
623 :
名無し調教中。:2011/10/05(水) 22:14:24.01 ID:R6axGzNA
>「女王陛下を妊娠させてやれ。ルミナス王家の高貴な血に、人食い人種であるお前の遺伝子を混ぜるのだ」
こういう展開好きです!それにしてもボロンゴはできるやつだ
624 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/10/06(木) 14:31:48.00 ID:m/fabFM4
2008年7月。バージニア州、ノーフォーク海軍基地を、原子力空母『ジョージ・ブッシュ』を
中核とする空母打撃群が出港した。排水量10万トンを超える世界最大の航空母艦を中心に、
ミサイル巡洋艦、イージス艦、原子力潜水艦が、3次元的に護衛に当たっている。行く先は、
インド洋の赤道直下に位置するルミナス諸島だった。
「実戦になるかどうかは、わからないわよ」
飛行甲板で、潮風に吹かれながら城山朋子(31歳)が言った。手足を入れ替えられ、口と肛
門も入れ替えられて、頭部が逆様に股の間から生えている彼女の姿は異形である。喋って
いるのは、顔に付いている肛門ではなく、尻に移植された口だった。
「別に、戦いたいわけじゃない。ルミナス諸島・・・昔、スチュワーデスだった頃、何度かフライ
トした事があるの」
朋子と話している、もう一人も異形だった。下半身と両腕が機械化されたサイボーグだ。顔面
には惨たらしく傷跡が走っている。工藤明日香(32歳)は、余程、悲惨な経験をしたらしく、心
を閉ざしていたのだが、最近ではようやく、朋子にだけは、口を開くようになっていた。
「ルミナス王国で、去年の初めにクーデターが起こったの。リチャードとバーバラが、何度か
現地へ飛んで情報収集をしているわ。『ジョージ・ブッシュ』が向かっているのは、クーデター
政権への威圧と、場合によっては、武力行使を加えるため」
それは、グランドキャニオンの地下要塞で説明された内容だった。『ジョージ・ブッシュ』には、
シールズの小隊も同乗しており、状況の変化に合わせて、監禁状態に置かれているマーガ
レット7世の救出作戦も、行われる可能性があった。
625 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/10/06(木) 14:32:27.68 ID:m/fabFM4
「リチャードの情報だと、クーデターの裏で糸を引いているのは、ネオナチスらしいわ。だ
から、あたし達も来たのよ」
朋子が言った。超科学に対抗できるのは、超科学しかない。明日香は、先月グランドキャ
ニオンの地下要塞で起こった事件を思い出した。ネオナチスによって肉体を改造された戦
闘員が、襲撃して来たのだ。ゴキブリの様な姿の女は、体中に武器を仕込み、驚異的な戦
闘力を持っていた。
「他人の肉体を、オモチャのように改造する奴らは許せない・・・」
明日香が低い声で言った。もはや、決して取り戻せない過去の自分の肉体を奪った者達
への怒りが、心の奥底に、泥の様に渦巻いているのだ。
「ランチでも、食べに行かない?」
朋子が誘った。明日香が頷く。明日香の体の機械部分はコンセントからの充電で動き、生
身の部分は普通の食事をすることで栄養補給が出来る。2人の異形の女達が向かったの
は、士官用の食堂では無く、一般兵員用の大食堂だった。士官食堂がレストラン風なのに
対して、一般兵員用の大食堂は、日本の大学の学生食堂の様である。食事中の若い米兵
達が、サイボーグと手足入れ替え人間を、好奇の目で眺めて、ざわついた。
「本物のサイボーグだってよ。ターミネターみたいだぜ」
「顔が、股の間から生えてるぞ。あっ、あれ口じゃなくて肛門じゃね?」
「やだ。気味悪いわ」
米兵達の中には、かなりの割合で女性兵士もいる。気にせず、二人はその日のA定食を
セルフで受け取ると、壁際の空いた席に座った。明日香は、ついでに下半身から延びた充
電プラグを近くのコンセントに差し込んだ。
626 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/10/06(木) 14:33:24.21 ID:m/fabFM4
「食べれる?食べさせてあげようか?」
朋子が言ったが、明日香は首を横に振った。明日香は、左腕のマジックハンドで、ぎこち
なくフォークを握り、ハンバーグを突き刺して、口に持っていく。半分以上歯が折れている
ので噛みにくい。右腕は機関銃に改造されており、日常生活では役に立たない。一方朋
子は、テーブルに座ると、股の間に生えた顔からは、テーブルの上が見えないため、手
探りで食物を、両肩の間に移植された口に、運ばなければならない。
「朋子こそ、大丈夫?」
「え、ええ、大丈夫よ・・・でも、やっぱり、見えないと食べにくい」
朋子が、痺れを切らして立ち上がった時、4人の米兵が近付いてきた。
「おー、ネエチャン達。変わった格好してるじゃん?」
彼らは、海軍特殊部隊シールズの制服を着ていた。
「何か用?」
「連れないねえ。これから、協力して仕事をしなくちゃ、いけないってのに」
中佐の階級章を付けた白髪の男が言った。
「俺達は、通称Zチーム。玉砕野郎Zチームと呼ばれている。」
「玉砕野郎・・・今まで、よく生きているわね」
「俺は、リーダーのジョン・シェパード中佐だ。コードネームはアッティラだ。ローマ帝国を
震撼させたフン族の帝王の名にちなんでいる」
「俺のコードネームは、ポーカーフェイス。趣味は、フェイスブックみたいなソーシャルネッ
トワークシステムで女性を口説く事さ」
中尉の階級章を付けたイケメンの男が言った。
「俺は、クレイジーチンパンジー。躁鬱病でカウンセリングを受けている。時々幻覚が見え
て奇声を上げるけど、気にしないでくれ」
「俺は、キング。俺の先祖はアパッチ族だ。力なら、誰にも負けねえ。もちろん、セックスの
時もな。試してみるかい」
2メートルくらいありそうな巨漢だった。朋子が、ブラウスの首元を開け、両肩の間の唇の
少し前に付いているオマンコの割れ目を見せた。
「あら、入れてみる?」
「ま・・・また、今度な」
胡散臭い連中だった。明日香は、興味なさそうである。朋子は、とりあえず握手した。敵意
を持っているわけでは、なさそうだった。
627 :
名無し調教中。:2011/10/06(木) 21:28:28.28 ID:m/fabFM4
クーデターより、1年半が経過した。マーガレットが期待した女王派による巻き返しも無く、
米英を始めとする自由主義諸国による介入も無かった。マーガレットは、24時間、生中
継される痴態に消耗し切っていたが、それでも、王家に生まれた誇りを失わず、恐るべき
精神力で、毅然とした態度は崩す事がなかった。
「今月も、妊娠はしていないようです」
ドクター・ラドクリフが、四つん這いになったマーガレットの口に咥えさせた体温計を引き
抜いて、目盛を見ながら言った。キップリング将軍の顔が怒りに赤くなる。
「しぶとい御方だ!いったい、いつになったら、孕むんだ!それとも何か?あなたの体に
流れる高貴な血は、我々の様な、下賤な者の遺伝子は、あくまで拒否すると言うのかっ!」
キップリングは、マーガレットの顔を分厚い軍人の手で、思い切りビンタした。
「ギャウッ・・・神威に基づかぬセックスなどで、王家の女が、孕むわけがない」
マーガレットは、涙目になりながらも毅然とした態度で言い返した。1年半に渡る調教と
虐待で、クーデター前までは、シミひとつなかった象牙色の肌は、汚れ始めている。元々、
白色人種の肌は、紫外線に弱い。まして赤道直下のパールシティの市街を、全裸で何度
も行進させられれば、肌が荒れるのも当然と言えた。
「誰の子供でもいいから、早く孕め。国民は、女王陛下の出産ショーを見たがっているの
だ!」
マーガレットに中出しをした男は、数限りなくいる。スタンフォード、キップリング、デーニッ
ツの3人の他、ボロンゴや政府批判に訪れる国民の代表達にも犯されている。妊娠しない
のが不自然なくらいだった。
628 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/10/06(木) 21:29:35.44 ID:m/fabFM4
「デーニッツ提督が、お越しになられました」
メイドが、デーニッツ3世と、彼のペットの変態女を案内して来た。変態女、梅本由梨香は、
相変わらず赤のマイクロビキニだけを身に付けており、胸には1歳半になるブギンガを抱
いている。まだ乳離れしていないブギンガは、獰猛そうな顔で由梨香の割れた左乳首を吸
っていた。
「女王陛下の調教は、進んでいるかね?」
デーニッツが、尋ねた。キップリングが、肩をすくめる。
「いや、それが。強情な御方で、こちらの命令には従うのですが、どうも、反抗的な態度を
崩しません。見下されているようで腹が立ちます。心から絶望し、メス豚になり切って、我々
に媚びる態度が、見たいのですが」
「こいつに、見本をやらせましょう」
デーニッツが、由梨香の頭を小突いた。由梨香は、胸に抱いていたブギンガを床に下ろす。
「ブギンガちゃん。ママは、お仕事だから大人しくしているのよ」
「バブー」
由梨香は、ピヤスで割れた唇で、そっとブギンガの額にキスをした。ブギンガは、ハイハイで、
邪魔にならないように部屋の隅に這って行く。その辺は、由梨香が厳しく躾ており、いつも黙
って、由梨香が調教される様を眺めているのだ。人食い人種の血を引いているだけあって、
母親の由梨香が、どんなに過酷な責めを受けていても、いつも機嫌よく笑っている。
「それでは、女王陛下に変態女の見本を、お見せします」
由梨香は、進み出ると、ほとんどヒモだけの赤いマイクロビキニを脱ぎ去った。
「ああん、お願い。由梨香を虐めて!由梨香、重症マゾなの。どんなことでもするから、好
きなように、いたぶって下さい。殺されてもいいから」
629 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/10/06(木) 21:30:48.01 ID:m/fabFM4
由梨香は、オッパイとオマンコを、自分の右手と左手で厭らしく揉みながら、身悶えた。そして、
おねだりするように尻を振りながらデーニッツの足元に跪き、鋲の打たれた軍靴をペロペロと
裂けた舌で舐め始める。
「ああ、デーニッツ様の靴の埃、とっても美味しいです。由梨香の背中を、思い切り踏みにじっ
て下さい」
デーニッツは、左足を、舐め続ける由梨香の背中に、右足の軍靴を乗せた。体重をかけると、
金属製のスパイクの先が由梨香の背中の柔肌にグイグイと食いこみ、皮膚を破って血が流
れる。
「ああん、とっても気持ちいいです、提督閣下。由梨香のオマンコは、もうジュクジュクですう」
「ふん、黄色人種の変態女め!」
デーニッツは、左足を、床に手を付いている、由梨香の右手の甲の上に乗せた。溝の深い鉄
製のスパイクが、食いこみ、由梨香が、苦痛と快楽の入り混じった表情で、顔を歪める。
「あう、手が・・・手が、使い物にならなくなっちゃう・・・ああ、壊して!由梨香の体を壊して下さ
い!」
デーニッツが、おもむろに右足で由梨香の顔面を、思い切り蹴った。サッカーボールでも蹴る
ような、見事なスイングで、由梨香の頭が、蹴られた方向へ捩じ曲がる。
「がはあっ!」
「バブー、バブー」
母親が、虐待されるのを見て、ブギンガが笑い出した。母親がマゾの喜びに浸っているのを、
本能的に感じ取っているのだろう。
630 :
名無し調教中。:2011/10/06(木) 21:42:15.34 ID:WKXW2b28
ブキンガはSか。てっきりボロンゴのおやつになってると思った。
由梨香もまだ生きてたし、マーガレットとマゾコンビを組んで妊娠したらいいなぁ。
そーいえば、下腹はへっこんだのかな?
由梨香やマーガレットの胸や腹、尻、顔の状態をくわしく知りたい…
631 :
名無し調教中。:2011/10/06(木) 21:44:36.64 ID:WKXW2b28
由梨香がブキンガを躾てるところも見たいな。
正直、笑ってしまった
632 :
名無し調教中。:2011/10/07(金) 12:42:33.69 ID:Ogt2JMrg
あくまで個人的な感想だけど
育児中の由梨香が虐められるのは、いくらマゾでも少しかわいそうな気がした。
子供とかペットとかが絡んだSMは、ちと苦手だなぁ。
633 :
名無し調教中。:2011/10/07(金) 22:59:13.57 ID:dGl8fBgs
マーガレットの陰毛が黒々&ボーボーだといいな。
634 :
名無し調教中。:2011/10/07(金) 23:20:02.34 ID:lrQ10S48
635 :
名無し調教中。:2011/10/08(土) 12:16:49.93 ID:Kcvi9Q/r
マーガレットの髪の色って黒だったっけ?
636 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/10/09(日) 18:16:51.89 ID:t8VFlqZL
「どうですか、女王陛下。マゾ女とは、このように振る舞うものなのです」
キップリングが、諭すように言った。
「私は、マゾではありません。あなた方に強要されて恥ずかしい事をやらされているだけです」
マーガレットは、相変わらず毅然と言い放った。
「またまた、あなたは、そう言う。とにかく、この変態女の真似をしてみて下さい。まずは、形か
らと言うでしょう」
キップリングの提案に逆らう事は出来ない。王族が人質に取られているのだ。マーガレットは、
木のベッドから降りると、目を瞑って気持ちを沈め、先程、由梨香がやっていた動作を頭の中で
反芻した。そして、おもむろに身悶え始める。
「ああん、お願い・・・マーガレットを虐めて・・・マーガレット・オブ・ルミナス7世は、重症マゾな
の・・・」
「ワハハハ!いい感じですよ、陛下」
キップリングが、余りの滑稽さに、噴き出しながら囃し立てた。普段の毅然とした態度とのギャ
ップがたまらないのだ。
「ただ、真似をするだけでは、面白くない。自分なりにアレンジしなさい。黄色人種の変態女に、
格の違いを見せつけるのです」
デーニッツが注文を付ける。マーガレットは、片手でクリトリスを触ってオナニーをしながら、キ
ップリングの足元に跪いた。屈辱に柳眉をひそませながら、震える舌を出し、靴を舐める。
637 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/10/09(日) 18:17:31.50 ID:t8VFlqZL
「美味しいわ、将軍の靴の汚れ。一流のシェフが作った料理でも、かなわないわ」
「なんだそれ?それで、アレンジしているつもりか?もういい。この場でオシッコをしなさい」
キップリングが、メイドに金魚鉢を用意させた。マーガレットは、床に置かれた金魚鉢の上に
しゃがみ込み、シャーッとオシッコをする。朝から許可が貰えず、貯めていたオシッコは、か
なり濃い黄色で、たちまち金魚鉢を一杯にした。
「飲むのです、自分のオシッコを。一滴残らずね」
キップリングの命令は、予想したものだった。マーガレットは、嫌悪感を精神力で抑え、顔色
一つ変えずに、金魚鉢を口に付けて傾ける。ゴクゴクと勢いよく飲み下したが、たまらなく塩
辛くて不味く、むせそうになった。
「もっと、美味しそうに飲まないか。アドリブはどうした?」
デーニッツが、横から注文を付けた。
「マーガレット・オブ・ルミナス7世は、自分のオシッコを飲むのが大好きな変態女です。今度
は、国民の皆様のオシッコもぜひ、飲ませて下さい」
マーガレットは、飲みながら、引き吊った笑みを浮かべた。最後の一滴まで飲み干し、金魚
鉢を床に置いたマーガレットの頬を、キップリングが思い切り、ビンタした。
「ギャウッ!」
「ワハハハ!どうだ、驚いたか。今のビンタに、特に意味はない」
マーガレットの、そばかすだらけの顔の片側が赤く染まった。元々、王宮に住んでいた頃は、
綺麗な顔だったのだが、1年半の間に、露出調教で直射日光に当てられる時間が多く、色素
が沈着して一気にそばかすが増えたのだった。それでも、美しい事に変わりはなかったが。
「どうです。提督も一杯いかがです?」
キップリングが、ウイスキーを勧めた。メイドが、オン・ザ・ロックでグラスを用意する。しかし、
デーニッツは固辞した。
638 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/10/09(日) 18:18:06.30 ID:t8VFlqZL
「勤務中ですので」
「そう、固くならなくても」
キップリングは、自分のグラスを一気にあおった。この1年半の間に酒量が増えている。
スタンフォード大統領も同じだったが、デーニッツだけは、そんな二人の様子を観察しな
がら、心の中では嘲笑っていた。
(不安で、たまらないのだろう。これからこの国と、自分達がどうなって行くのかを考えて。
度量の狭い奴らだ。それに引き換え、我が総統の偉大なることよ)
デーニッツの忠誠は、南極大陸の氷層の奥深くに鎮座するルドルフ・ヒトラーに向けられ
ていた。若き3代目の総統は、祖父の気性と才能をそのまま引き継いだような、天才肌の
男だった。
(総統閣下は、いずれ、世界の頂点に立つ御方だ。それも、そう遠い未来の話ではない)
1999年に一度、発動されかけたラグナロック作戦は、初動の失敗により急遽中止された。
そのプランは、そっくりそのまま2年後にアルカーイダが実行に移したのだが、反撃を受け、
アフガンとイラクは、アメリカ合衆国の支配下に入った。そして、再び今、総攻撃の機運が
高まりつつある。
(問題は、世界制覇の邪魔になる宇宙人を、どうやって地球上から追い払うかだ。全ては、
その一点にかかっている)
ネオナチスは、宇宙人とアメリカの両方と戦わなくてならない。三つ巴の状況だった。
639 :
名無し調教中。:2011/10/10(月) 11:27:38.35 ID:UF9Y+ocd
乙です
マーガレットじゃなくていいので、
由梨香以外の女性にも顔に醜い刺青を入れてほしいです
640 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/10/13(木) 11:19:48.98 ID:67k0ibg6
パールシティのオフィス街にある貿易商社にCIAのルミナス支局があった。この国の
アメリカ大使館が閉鎖された現在、アメリカ中央情報局の唯一の拠点である。リチャ
ード・ファーマーは、本棚の裏に仕込まれたテレックスに向かい、ラングレーからの指
示を受けていた。
「やれやれ、インターネットと言う物があるのに、御大層な装置だな」
指令書は暗号化されており、専用の解読機にかけると全文が読める。それには、ルミ
ナス諸島に接近する『ジョージ・ブッシュ』の現在位置と、マーガレット7世の救出計画
の日時が記されていた。
「バーバラ、これを女王陛下に伝えることは出来ないか?」
リチャードは、相棒であるブロンド美女に言った。バーバラ・サンダースは、CIAの用意
した偽の戸籍を使って、大統領官邸のメイドとして応募し、スタンフォードやキップリン
グの動向を探っている。
「多分、出来ると思う。それにしても、あのエロ将軍、ムカつくわ」
バーバラは、何度もキップリングにセクハラを受け、体を触られるだけでなくセックスの
相手もさせられていたのだ。その代り、二人には、なるべく強い酒を勧め、ほぼアル中
状態に持ってくことに成功している。
「ソーリー、バーバラ」
「この作戦が、終わったら、また休暇を貰っていい?」
「オーケイ、ESP能力の定期検査もあるし、一度グランドキャニオンに戻ってくれ」
「シスコかベガスで、思い切り羽根を伸ばしてくるわ」
641 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/10/13(木) 11:20:30.88 ID:67k0ibg6
バーバラは、今まで組んだ女性部員の中でも、最も魅力的でセクシーだった。それも
そのはずで、彼女は元ハリウッド女優なのだ。
「僕も、女王が救出されたら、しばらくこの国を離れようと思う。他にやらないといけない
仕事も、たくさんあるしね」
リチャードは、彼の癖になっている遠い目をして言った。
(マーガレット7世は、この時代のキーパーソンの一人だ。変えられない未来を変えて
しまうかもしれない存在。今の私は、歴史の傍観者でしかない。遥か昔に予言した歴史
を守る役目は、1万2000年前の私が、時間管理局を使ってやっている。ならば、私は、
何をすればいい・・・)
人類の2度目の壊滅が目前に迫っていた。回避は不可能に思われる。ネオナチスは、
地球上の宇宙人とは対等に戦えるだろうが、宇宙人の母星の戦力や、銀河系全体の勢
力図を計算に入れているわけではない。
(ほんの数十隻・・・ほんの数十隻の小型船で、アトランティスの大艦隊は、全滅させら
れたのだ。3000万年もの間、銀河系を支配して来たグレイの科学力は、想像を超えて
いる。地球人の力などティラノサウルスの前のネズミに等しい)
抵抗しても、未来は変えられない。リチャードは、以前出会った彼と同じ不死の肉体を
持つ、女性の事を思い出した。
(数奇な運命を持つ、あの女も自分自身の手で歴史を変えると言っていた)
リチャードは、未来を予知する能力を持っている。何年の何月何日に何が起こって最後
に、どういう結末を迎えるのかも判っているのだった。
(しかし、私の能力は、パラレルワールドの可能性を排除するのが大前提だ・・・)
1万2000年前、彼は予知能力を完全なものにするために、アトランティスでの権力を
行使して時間管理局を造った。その結果、人類の2度目の滅亡を推進する立場になって
しまったのだ。そこに彼のジレンマがあった。
642 :
名無し調教中。:2011/10/16(日) 22:35:25.90 ID:VoBR47Ud
さざなみ市の総督府を舞台に、ネオガイア人のサディストたちと
さざなみ市民の現状を、できれば新たな生体実験の様子を踏まえて書いてほしい
643 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/10/17(月) 10:49:08.13 ID:oU2NKrq0
バーバラ・サンダース(25歳)は、貿易商社のオフィスを出ると徒歩で大統領官邸へ
と戻った。首都とはいえパールシティは小さな町である。15分もかからず、王宮を改
造した官邸へ出勤すると、ゲートでIDカードを通し、警備が厳重な建物の中へ入った。
今日は、夜勤である。
「バーバラ、2人分のウォッカを持って大統領の執務室へ」
「はい」
更衣室でメイド服に着替えていると、執事から指示が来た。急いで、オン・ザ・ロックを
造り、ユニコーンの装飾に淵取りされた、銀のトレイに乗せて運んで行く。執務室では、
スタンフォードとキップリングが深刻な顔付きで話し合っていた。
「アメリカの原子力空母が、喜望峰を回った・・・」
スタンフォードの手は、アル中と恐怖で震えている。
「それが、どうした」
「我が国を空爆するつもりだ・・・」
「空爆はしない。近海を航行して、我々を威嚇するだけだろう」
キップリングは、大統領をなだめるように言った。その眼には、蔑みの光がある。
「臆病風に吹かれると判断を誤るぞ」
キップリングは、バーバラの運んで来たウォッカのグラスに手を伸ばした。
(左のグラスを取るわ)
ESP能力で、キップリングの行動は、バーバラには予測できた。
「なあ、キップリング将軍・・・政権を女王に返さないか・・・」
スタンフォードの言葉にキップリングは、呆れ果てた。
「何を馬鹿なことを!今更、そんなことが出来るか!我々が女王を始めとして、王族
や女王派の議員にどんな仕打ちをしてきたのか、忘れたのか。許される筈がないだ
ろうが!政権を手放せば我々は終わりだ。犯罪者として裁かれる」
「元の生活に戻りたい・・・何の不安も無い、あの頃の生活に・・・」
スタンフォードの顔は、あきらかに鬱病患者の表情だった。キップリングは、ウォッカ
を一息にあおりながら、何か対策を立てなければと考えた。
644 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/10/17(月) 10:49:53.22 ID:oU2NKrq0
「では、失礼します」
グラスを二つとも渡したバーバラは、セクハラを受ける前にと、執務室から逃げるよう
に退室した。そして囚人の塔へと向かう。途中で、厨房に立ち寄りマーガレットの今日
の夕食を受け取った。
「犬の肉だよ。野良犬を保健所から引き取って来て調理した。マズイよ」
コックに渡されたのは、見るからに堅そうなステーキだった。皿に乗せたその特別食
をトレイに乗せて、最上階にある女王の部屋に入る。
「御食事です、女王陛下」
マーガレットは、カメラの前で卑猥なダンスを踊っている最中だった。動きを止め、食
卓へと歩く。特別にあつらえられた、その椅子には、極太バイブが二つ生えていた。
マーガレットは、まず這いつくばって、その極太バイブ2本を、長い舌で丹念に舐め、
自分の唾液でベトベトにした。そして立ち上がると、その上に跨り、自分の股間の2つ
の穴にバイブの先端を当てがい、ゆっくりと腰を沈める。
「うぐ・・・・むぐぐ・・・」
マーガレットの顔が苦痛に歪んだ。なるべく多くの唾液を付けて、滑りを良くしたはず
なのだが、それでもキツイ。特にオマンコよりアナルが苦しかった。時間をかけて体重
をかけていき、ようやく根元まで呑み込む。そして天井から伸びている鼻フックをノー
ブルな自分の鼻腔に引っ掛けた。鼻フックの高さは、椅子に座ったマーガレットの顔
の位置よりも、わざと少し上に調整されており、顔を上向きにして背伸びしても、ギリ
ギリに届く範囲だった。高い鼻が吊り上げられて豚の様に広がり、穴が拡大される。
それが、いつものマーガレットの食事スタイルだった。
「ありがとう、バーバラ。テーブルの上に置いて頂戴」
バーバラは、犬肉の乗った皿をテーブルの上に置き、フォークとナイフを並べながら、
そっとマーガレットに耳打ちした。
645 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/10/17(月) 10:50:19.32 ID:oU2NKrq0
「ルミナス標準時で、8月3日、15時より女王の救出作戦が実施されます」
マーガレットの瞳が、一瞬凍りついた。しかし、聡明な女王は、それ以上動揺する素振
りも見せず、平静を装って一言も言葉を発しない。テレビカメラが、今、この瞬間もに女
王の姿を全土に中継しているからだ。
「私は、CIAの者です」
それだけ言うと、バーバラは、さりげなく食卓を離れた。屈辱のスタイルで、ナイフとフォ
ークを使って、食べ始めたマーガレットの心に希望の光が差し込んだ。
『スイッチオン!』
操作室にいるデイブの声がスピーカーから聞こえた。女王の2穴に呑み込まれたバイ
ブのモーターが動き始める。
「あおおおお!」
マーガレットは、食欲も吹き飛ぶ刺激に、喘ぎ声を上げながら犬の肉を食べ続けるのだ
った。下手に身悶えすると、吊り上げられた鼻が痛む。
『今日のディナーは、野良犬のステーキです。美味しいですか?』
「ああ・・・う・・ええ、とっても・・・あうっ」
マーガレットは、淑女らしく答えた。
646 :
名無し調教中。:2011/10/18(火) 00:27:56.31 ID:i6GSPa0A
囚われの千鶴、そしてネオナチ
なにやら物語の重要な分岐点に差し掛かってるような気が・・・
647 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/10/18(火) 07:37:08.17 ID:bV2AAwWw
そろそろ、ストーリーを進めないといけないと思いました。
最近は、1ヶ月で1話くらいのペースになっています。
648 :
名無し調教中。:2011/10/18(火) 16:11:48.57 ID:M4br7h9V
あれかな?
犬のステーキの残飯と女王様が吐いた下呂は由梨香の今日のディナーかな?
649 :
名無し調教中。:2011/10/19(水) 12:34:10.70 ID:ZOOgwRcw
更新乙です。
たしかに物語の重要な分岐点みたいですし
焦らず作者さんのペースで
じっくりストーリーを練って下さい。
650 :
名無し調教中。:2011/10/20(木) 20:45:47.86 ID:URPaAKi6
更新乙です。
>>633 俺は個人的には陰毛はツルツルで生えていない方が好きだな。
ただし陰毛は生えていないけど、アナルの周囲はボーボーね。
ついでに腋毛は右がボーボーで、左がツルツル。(左右逆でも可)
651 :
名無し調教中。:2011/10/20(木) 23:12:09.80 ID:8OnD6OEn
マーガレットには野良犬のステーキではなく、ドッグフードを犬喰いしてほしかったな
個人的にはそのほうが屈辱的に思える
652 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/10/24(月) 09:06:04.15 ID:l72qnuC7
『ジョージ・ブッシュ』のブリーフィングルームに作戦に参加する軍人達が集まっていた。
空母打撃群の司令官、ブライアン・トンプソン中将をはじめ、艦長であるグリーンウッド
大佐、航空団の司令であるキャンベル大佐の他、実際に作戦に投入されるZチームの
メンバーや、工藤明日香、城山朋子らも参加していた。
「よろしく、第111戦闘攻撃飛行隊のステイシー・ランニングよ」
明日香と朋子に、女性士官が握手を求めて来た。少佐の階級章を付けた、その女性は、
二人と、ほぼ同じくらいの年齢に見えた。
「ええ。こちらこそ、よろしく」
「よろしく・・・」
ステイシーは、明日香のマジックハンドと、朋子の腰から生えている右手を握った。
「シュールね。ま、いいわ。人は見かけじゃないから」
全員が席に付き、トンプソン中将が、ノートパソコンを接続した大型液晶モニターに地図
を映し出し、作戦の説明を始めた。学校の授業の様である。
「情報によれば、明日、8月3日15時に、マーガレット女王が、このストリートを歩く」
「何故、そんなことが判るんです?」
Zチームのアッティラが、噛み付いた。ブリーフィングの最中に、やたらと口を挟みたがる
のが、この男の癖だった。
「ルミナス新聞のテレビ番組欄に、そう書いてある」
女王様チャンネルは、24時間生放送だ。その時間帯が、ストリートでの露出調教となっ
ている以上、間違いなく、その時刻にマーガレット7世は、その地点に現れるのだろう。
653 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/10/24(月) 09:06:44.59 ID:l72qnuC7
「まず、ランニング少佐の第111戦闘攻撃飛行隊がルミナス空軍の基地と、対空監視
システムを空爆する。その後、ヘリでZチームとサイボーグレディが、パレードを強襲し、
女王を救出すると言う作戦だ」
「コケーコッコ!」
クレイジーチンパンジーが、興奮して奇声を発した。バイオリズムが躁状態らしく、目
が爛々と輝いている。
「命がけだぜ、こいつは」
キングも唸った。
「レディ2人のエスコートは、この私めが」
ポーカーフェイスが、欲望にギラついた目で明日香と朋子を見た。この男にとって、
サイボーグだろうが、なんだろうが女でさえあれば、関係ないらしい。
「チャンスは、一度きりだ。各員全力を尽くしてくれ」
「時計を現地時間に合わせるのを忘れるな」
艦長と航空団司令も、それぞれ、一言ずつ発言した。自分の存在感を示すためだろう。
アメリカの空母打撃群において、艦載機を統括する空母航空団司令は、艦長と同格で
ある。朋子は、腕時計を合わせながら、テレビ放送で何度も見た、マーガレットがクー
デターの首謀者達に虐待される様子を思い出した。許せない、と義憤を感じている。
作戦に対する不安はなかった。さざなみ市でレジスタンスを指揮していた経験から、
死地を切り抜ける荒事には慣れていた。改造を受ける前よりは、自分の命に対する
執着心が薄れている。化け物の様な肉体は、地球人の医学では、決して元に戻す事
は出来ない。
654 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/10/24(月) 09:07:21.95 ID:l72qnuC7
マーガレットは、相変わらず中継カメラの前で拷問を受けていた。またデーニッツ提督
が来ている。
「今日は、露出調教の日ですよ」
デイブが告げた。暑い直射日光の中、全裸で半日以上市内を引き廻されるのだ。
「国民から、要望がありましてね。女王陛下を針責めにかけて欲しいと。それで、今日は、
全身に針を突き立てたまま、国民の目の前を歩いて頂きます」
デイブが、長さ10センチ程の針や、3センチ程のマチ針を大量に用意した。
「さ、自分で、刺して下さい」
「いや・・・針責めは、いや・・・」
さすがの、マーガレットも怖気づいた、マゾではないマーガレットにとって、自傷行為は、
耐え難い。デーニッツが、ペットの由梨香の尻に鞭を入れた。
「ほら、女王陛下が嫌がっておられる。お前が、見本を見せてやらんか!」
「はい、御主人様」
由梨香は胸に抱いていたブギンガを床に下ろすと、マイクロビキニを脱ぎ捨てた。ハラ
リと床に落ちたビキニは、布量が少なく、ただのヒモに見える。由梨香は、カメラのレン
ズの前に立つと、手をトレイに突っ込んで針を鷲掴みにし、嬉々として自分の体に突き
刺し始めた。
「アアン、針、気持ちいい。由梨香の体を穴だらけにするわ」
まさに真性マゾにしか出来ない行為だった。ためらいも無く、次々と長い針を自分の皮
膚に突き刺していく。乳房をバーベキューの様に貫通させ、元々割れている乳首にも縦
にマチ針を突き立てる。
655 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/10/24(月) 09:07:56.68 ID:l72qnuC7
「クリトリスにも、刺したいのに・・・」
切除されて無くなったクリトリスの位置にマチ針を刺す。怖れ気も無く、自分の顔も刺し
貫いていく。口から舌を突き出した状態で貫通させ、唇も2本の長針をクロスさせて縫い
合わせた状態で、突き刺したため、喋れなくなった。
「むごごごご・・・」
「どうです、女王陛下、こういう風にやるのです。それとも、王族の誰かを処刑しましょう
か?」
デーニッツが、いつもの決めゼリフで脅迫した。このセリフを言って、マーガレットが拒
否した事は、一度も無い。
「く・・・わかったわ」
マーガレットは、震える手で針を掴んだ。さすがに自傷行為には、いつもの威厳を保て
なくなっている。マーガレットは、10センチの長針を自分の右の乳房に押し当てた。そし
て目を瞑り、深呼吸をすると、豊満な自分の乳房に先端を押し当てる。しかし、手が震え、
それ以上、力が入らない。
「大丈夫ですよ。その豊満なオッパイなら2、30本刺しても大丈夫でしょう」
はち切れんばかりのゴム毬の様な乳房は、針を突き刺すと破裂するのではないかと思
うほど弾力に満ちていた。手に力を入れ、針の先端を皮膚に押し込むと、鋭い痛みがマ
ーガレットの脳天を貫いた。
「ぎゃっ!」
「だらしのない。それでも、あなた女王ですか。この人間以下のメス奴隷でさえ、出来る
ことですよ」
デーニッツが叱責した。最初の頃の王族に対する敬意は、薄れてきている様だった。
656 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/10/24(月) 16:40:11.85 ID:l72qnuC7
「ほら、もっと刺して下さい。あんたのデカパイを針山にするのです」
デイブも見せかけだけの敬意が剥がれて、時折、高圧的な態度を覗かせる。マーガレ
ットは、2本目を手に取り、1本目の隣に突き刺した。
「うぎゃっ・・・」
ガクガクと腕の筋肉を伝わる震えが、痙攣のようである。針を摘まんでいる手元が狂い、
必要以上に傷口が広がって、ツーッと赤い血が流れた。
「何をやっているんです?早くして下さい。ストリート調教の時間まで、あまり余裕がな
いんですよ。さっさと、全身をヤマアラシのように針山にして下さい」
「あわ・・・あわ、あわ・・・」
マーガレットは、恐怖に全身を震わせながらも、次々と大小の針を両乳房に突き刺して
いった。涙がこぼれ落ち、目が充血で赤くなる。二つの巨乳がウニの様になった。
「次は、クリトリスだ」
「そ・・・そこだけは・・・許して・・・」
「許して下さい、ボールマン様、でしょ?女王陛下」
デイブが、丸顔をニヤニヤさせながら言った。
「許・・・許して下さい・・・ミスター・・・ボールマン・・・」
「駄目だね!国民が望んでいるんだ。やらないと、どうなるか判っていますよね!」
デイブが、長い方の10センチ針を手渡した。マーガレットが受け取り、恐る恐るクリト
リスの肉皮を剥き、体中で最も敏感な、その部分に尖った針の先を押し当てる。少し
触れただけで、ビクッと電流の様な衝撃が走った。
657 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/10/24(月) 16:40:44.00 ID:l72qnuC7
「ひっ!無・・・無理です・・・」
「ふー、やれやれ。それじゃ、処刑の準備をさせるとしますか」
デイブが、内線電話のプッシュボタンを押し、どこかに連絡した。部屋に置かれた大
画面モニターの電源を入れると、どこかの別室から送られている映像が映し出される。
そこでは、マーガレットの従弟のエドワード王子が、十字架に張り付けにされていた。
まだ10歳のプリンスは、ぐったりと頭をうなだれさせている。彼に向ってルミナス国軍の
兵士が銃口を向けていた。
「や・・・やめて・・・」
「止めたければ、執行人が、王子に向かって引き金を引く前に、自分のクリトリスに針を
刺すのです」
「ううっ!」
マーガレットは、涙と鼻水が止まらなかった。小豆程の大きさのクリトリスの膨らみの中
心を狙い、針の先端を慎重に押し当て、そして真珠の様な歯を思い切り食いしばって、
グサッと突き通した。
「あぎゃああああ!」
マーガレットは、女王の威厳をかなぐり捨て、あらん限りの声で絶叫した。
658 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/10/24(月) 16:41:33.06 ID:l72qnuC7
長くなってきたので、一旦、マーガレット編を終わります。
659 :
名無し調教中。:2011/10/24(月) 18:08:17.96 ID:T6AsW5ON
更新乙です
660 :
名無し調教中。:2011/10/26(水) 17:19:03.25 ID:dgEuPVbX
更新乙です
661 :
名無し調教中。:2011/10/28(金) 08:56:21.21 ID:5AAi/gpq
由梨香がたくさん読めるのはいいが、マゾキャラだけにオマケに堕ちてきたな
662 :
名無し調教中。:2011/10/29(土) 13:15:08.75 ID:AUnc+TV8
そんな時はアルテミスでしょ。
真性マゾ・Gカップのナイスバディ・不死身・超合金の全頭マスク
こんな人いたら結婚したい!
663 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/10/29(土) 21:26:44.95 ID:kZGQj9WM
2010年2月、青木広宣(21歳)は、自宅のパソコンの前でネットゲーム『アナー
キーライフ』に没頭していた。三流大学を一年で中退した後、アルバイトを転々とし、
現在はハンバーガーショップで働いている。一応は、アルバイトのリーダー的存在
だったが、いずれは、就職しなくてはと、漠然と考えている毎日だった。しかし、最近、
ネトゲにハマり出してからは、現実とゲーム世界の区別が曖昧になり、アルバイト中
もボーッとしていた。
「モモコさん!」
ダンジョン、魔の山の頂上で、広宣の操る中世騎士風のアバターが、ボスキャラと対
峙していた。一緒にパーティを組んでいるモモコと名乗るゲーマーは、滅茶苦茶強い。
「ヒロノブ、下がって!」
黒レザーのベストとショートパンツを身に付けたモモコは、片膝をついて、肩にバズー
カを構えた。砲口の先には、白髪の老人がいる。
「無駄だ。お前のプログラムした武器で、わしは倒せない。今から、この仮想空間も取
り込み、新しい世界を創造する。本物の神の仕事を良く見ておくのだな」
老人は、手に持っていた杖を振りあげた。その先から稲妻が発せられ、広宣が見つめ
ているパソコンの液晶モニター全体が強烈な光を放った。
「うわっ!」
自宅の部屋で、広宣は、悲鳴を上げていた。目がくらみ、気分が悪くなる。脳に強い衝
撃が加わり、平衡感覚を失った。
「うぷっ、吐きそうだ・・・」
広宣は、手で口を押さえ、ヘッドセットを付けたままパソコンチェアから部屋の床へ崩れ
落ちた。
「う・・うう・・・」
そして、嘔吐感に堪えられなくなり、そのまま気を失った。
664 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/10/29(土) 21:28:13.42 ID:kZGQj9WM
どれくらい、時間が経ったのだろう。広宣が目を覚ますと、薄暗い森の中に横たわ
っていた。妙に体が重い。立ち上がろうとするとガチャリと金属の擦れる音がした。
「ゲッ、なんだこりゃ!」
広宣は全身に、金属で出来た、穴だらけの甲冑を装着していた。ゲーム中の自分
のアバターのデザインと同じである。違うのは、パソコンの3D画面ではなく、中に
入っているのが生身の自分の体だと言う事だった。
「どこだ、ここは???・・・も、もしかして、ゲームの中?」
目の前に広がるのは、コンピューターグラフィックスではなく現実の風景だった。あ
る意味、広宣が最も見慣れた風景で、バイト中でも頭の半分は、どっぷりと浸かっ
ていた異世界の森である。広宣は、自分の肺で、マイナスイオンたっぷりの清々し
い森の空気を深呼吸した。
「やった・・・本物の現実逃避だ・・・とうとう、俺は、ムカツク現実から永遠に逃避出
来たんだ・・・」
広宣は歓喜の声を上げた。原因や理由は判らない。しかし、ネトゲ中毒の彼にとっ
て、そんなことは、どうでもよかった。2度と将来の就職やら、人生を考えなくてもす
む世界に来れたのだ。もう、マニュアルだらけの鬱陶しいハンバーガーショップの
アルバイトにも行かなくていい。甲冑を着た広宣は、立ち上がり、しっかりと自分の
足で地面を踏みしめて歩き出した。この感触は、アバターでは絶対に得られなか
ったものだった。
665 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/10/29(土) 21:29:08.48 ID:kZGQj9WM
「すげえ!」
背中に背負った背嚢の中には、ゲーム中で使っていたアイテムがそのまま入って
いた。瓶に入った液体状の治療薬を飲むと、一気に疲れが取れ、気分が爽快になった。
「うおおおおお!」
広宣は、雄叫びを上げ、重い甲冑を来ているにもかかわらず森の中を一気に駆け抜け
た。急勾配の斜面をジャンプしながら下りていく。どうやら、最後にゲームをしていた魔
の山の中らしい。
(モモコさん、どうしたんだろう?あの白髪の老人は?)
広宣は、ふと考えて、辺りを見回したが、対戦していたはずの二人の姿はどこにもなか
った。
(僕が、心配する事じゃないさ。モモコさんは、ずっとレベルが上なんだ。やられる筈が
ない。きっと、僕みたいに、この世界のどこかで実体化しているんだ)
山の麓まで、モンスターには遭遇しなかった。登る時には頻繁に現れていたのが嘘の
様である。ボスキャラをクリアしたからだと、広宣は、ゲームの法則に従い単純に考えた。
(さあ、これからどこへ行こう。町か村でも探すか)
山を下りると平野が続いていた。どちらへ行っていいのか判らないため適当に方向を決
める。ゲームとは違い、実体化しているため、そう簡単に目的地まで行き付くことはなかった。
666 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/10/29(土) 21:29:58.72 ID:kZGQj9WM
(くそ・・・いつになったら、町があるんだ)
背嚢の食料を食べながら、夜はアイテムの簡易テントで眠る。結局、人に出会
ったのは1週間後だった。
「すいません、この辺りに町か村はありませんか?」
街道を歩く、旅人風の男に聞いてみた。
「ああ、この道を南へ2週間ほど歩けば、御菓子の国ケーキランドの都、フルー
ツシティに、たどり着けるよ」
「ケーキランド?フルーツシティ?2週間・・・」
広宣はウンザリした。地名も今までプレイした中で聞いた事がない。
「でも、気を付けた方がいい。ケーキランドは今、蛮族の侵略を受けている。まあ、
首都近郊まで侵攻されることは、無いと思うけどな」
「はあ、ありがとうございます」
よくわからないまま礼を言って、再び歩き出した広宣は途方に暮れていた。ゲー
ムなら少し、アバターを移動させれば、目的地にたどり着けるのだが、生身で実
体化した、この世界では実際に何日もかけて歩かなければならないのだ。背嚢
の食料も心細くなっている。今までモンスターを倒して獲得した金貨を大量に持
っているのが、せめてもの救いだった。
667 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/10/29(土) 21:31:42.81 ID:kZGQj9WM
ケーキランド王国の都、フルーツシティの中心にある、クリーム宮殿では、国王で
あるメロン14世が、臣下を集めて会議を開いていた。
「一体この世界で、今、何が起こっているのだ?誰か、答えられる者は、おらぬか?」
居並ぶ延臣達は押し黙った。誰も、王の問いかけに答えられるものはいない。
「魔道士ヨーカン。そちは何か、知っておろう」
メロン14世に振られて、少し赤みがかった黒いフード付きマントを身に付けた男が、
鬱蒼とした口調で話し始めた。フードのお陰で、表情は読めず年齢も不詳である。
「恐れながら、私めにも、詳しい事情は判りませね。1か月前の夜に起きた地震の日
より、世界が様変わりしたと言う事以外は」
それまで、ケーキランド王国は何百年に渡って大きな戦争も無く、全国民は平和に暮
らしてきた。国内は、豊富な果物と農産物の産地で、それを生かした御菓子作りが
盛んで、国の基幹産業である。軍隊も、ほとんど持っていない。この王国全域を突序、
1か月前に地震が襲い、その後、東の国境に、今まで見たことも無い風体の、蛮族の
騎兵集団が、出没するようになったのだ。蛮族は、国境の町を襲い、それまで平和に
暮らしていたケーキランドの国民を略奪し、無差別に殺しまくった。
668 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/10/30(日) 00:20:18.08 ID:YIYLSsiX
「蛮族の迎撃には、中央の直轄軍より1万を裂いて、東の国境に所領を持つブルーベ
リー伯爵に援軍として送りました」
口を開いたのは、第1王子であり、宰相を務めるアップル王子だった。彼は27歳だが、
冷徹で、政治家に向いた男である。
「その兵力で防ぎ切れるだろうか?」
第2王子のオレンジが不安を口にした。心配性の次男は、典型的な文官タイプである。
甘いものが好きで、食いしん坊である彼は、ケーキ職人を束ねる、王国の御菓子産業
庁の長官である。
「蛮族についての、情報が少なすぎる以上、何とも言えん。だが、ブルーベリー伯爵は、
我が国の随一の名将だ。今は、彼に任せる以外、方策は無い」
アップル王子は、そう言いながら末席に座っている末っ子の第3王子レモンを見た。15
歳のレモンは、色白のほっそりとした可愛らしい少年で、一応会議には出席するが、い
つもほとんど喋らない。政治や軍事の話は、まだ彼には難し過ぎるのだ。
「父上、念のため、隣国へ援軍要請を頼みましょう」
アップル王子が、メロン14世に進言した。西の国境を接するバーニア王国とは、異変前
より、長年友好関係を保っている。平和一辺倒のケーキランドとは違い、尚武の気質の
強い国だ。
「わかった、使者を送ろう」
メロン14世は同意した。この様変わりした世界の中で、バーニア王国は唯一の頼れる
国だった。
669 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/10/30(日) 00:43:25.70 ID:YIYLSsiX
ケーキランド王国の東の国境では、ブルーベリー伯爵(34歳)が居城であるクレープ
城の天守閣から、双眼鏡で、城を包囲している蛮族の布陣を眺めていた。彼らは、文化
の全く違う半裸の人間達だ。
「5万は、いるな・・・いったい、どこから湧いて出たのやら」
城内にいる味方は、メロン王からの援軍を入れても1万5千である。1か月前まで東の国
境の向こうは、深い森林が、無限に続いていたのだったが、それが一夜にして、荒涼とし
た岩石地帯に変わり、見たことも無い装束に身を包んだ蛮族の騎兵が、どこからともなく
現れるようになったのだ。彼らは、最初、数百人規模の小部隊で、町を襲うだけだったの
だが、次第に、その数を増し、ついに大軍を結成して押し寄せて来たのだ。その本拠地が
どこにあるのかも判らない。いかにブルーベリー伯爵が、ケーキランド一の名将であって
も籠城する以外に方策はなかった。
「城内の食料は、2週間分しかありません」
腹心であるアプリコット卿が、傍らに立っていた。ブルーベリー伯爵の手勢が5千に、中央
からの援軍が1万。これだけの人数を食わせるには、どう計算しても、それくらいの期間が
精一杯だろう。
「ギリギリまで籠城して、最後には、打って出るしかない。正門から全軍で雪崩出て、敵の
本陣を直撃する。失敗しても、もう城には戻らない。そのまま敵中を突破して南へ脱出する。
その旨、アーモンド侯爵にも伝えてくれ」
「ははっ!」
670 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/10/30(日) 00:44:09.39 ID:YIYLSsiX
アーモンド侯爵とは、中央より援軍を率いて来た貴族である。爵位はブルーベリーより
上なのだが、王からの命令で、戦場ではブルーベリー伯爵の指揮下に入るように言わ
れている。名将の誉れが高いブルーベリー伯爵には、王国の全ての人間が一目を置
いているのだ。
(本当のところを言うと、俺だって、国境警備の小競り合いぐらいしか、やったことがない。
ましてや、訳のわからん蛮族の大軍と渡り合うなどは、生まれて初めてだ)
平和なケーキランド王国では、それでも貴重な戦争経験なのだった。ブルーベリー伯爵は、
趣味で古代の兵法書などを読み漁っており、その受け売りの知識を、フルーツシティの宮
廷会議や舞踏会で、何かに付けて、ひけらかしているので、次第に名将という評判が付いた
に過ぎない。
(戦争など野蛮人のすることだ。トラブルが起きた時、文明人は話し合いで解決するものだ)
ブルーベリー伯爵も、他のケーキランド人の例にもれず、そう考えていた。
671 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/10/30(日) 00:47:00.91 ID:YIYLSsiX
クレープ城を包囲した蛮族の本陣では、将軍や兵士達が周囲の町や村から略奪して
来た御菓子をたらふく食いながら、同じく、攫ってきたケーキランド国民の女達を強姦し
ていた。
「こんな甘いものは、今まで食べたことがない」
蛮族の皇帝、ゴルバン8世(38歳)は、顔中に生クリームをつけて、素手でケーキを鷲
掴みにし、貪っていた。足下には、ケーキランド人の美女が裸で跪いており、床几に腰か
けて大股を開いたゴルバン8世の腰布に顔を突っ込み、猛々しい臭いチンポをしゃぶっ
ている。
「しかし、いったい、この世界で、何か起こったのかのう?」
ゴルバン8世は、物憂げに呟いた。元々、遊牧民だったゴルバン民族を統一し、近隣の
都市国家を征服して一大帝国を築いたのは、ゴルバン8世の祖父のゴルバン6世だった。
『地盆』と呼ばれるこの世界の征服事業は、その後、子から孫へと引き継がれ、ゴルバニ
ア帝国は、急速にその版図を広げていた。それが、1か月前の地震の日、突如、血と剣で
勝ち取った領土の半分が消失したのだ。そして、それまで荒涼とした岩石地帯だった地域に、
深い森林と緑豊かな農地の広がる土地が出現した。偵察に送り出した騎兵隊によると、
そこには全く文化の違う、今までゴルバン民族が交流を持った、どの民族とも違う人間達が
住んでおり、偵察隊が持ち帰った御菓子と女達は、ゴルバン8世の欲望を激しく刺激する
ものだった。当然のごとく、ゴルバン8世は電光石火のごとく決断し、残った半分の領土か
ら兵を集め、その略奪品に溢れる土地を手に入れることにしたのだった。捕えて来た美女
達を見る限り、ケーキランド人もゴルバニア人も、風俗こそ違え、同じ白色人種の様に見え
た。ただし、全体的に半裸で過ごすゴルバニア人の方が、日焼けして皮膚が浅黒くなって
おり、ケーキランド人には、かなりの割合で存在する金髪碧眼の人間も、全くいない。体毛
もゴルバニア人の方が濃いようだ。甘いものばかり食べているケーキランド人には肥満体
の人間が多く、そうでなければ華奢な体つきで、武人の男でも筋肉質な人間はほとんどい
ないようだった。
672 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/10/30(日) 00:47:29.95 ID:YIYLSsiX
「まあいい。このような人間どもを征服するなど訳はない。すぐにでも失った半分の領土
の分は、取り戻して見せる」
ゴルバン8世は自信満々で、新しく運ばれてきた直径30センチの丸いクリームケーキを、
股間をしゃぶっている美女の顔面に叩きつけた。そしてクリームだらけになった顔を、上に
向かせ、舌でベロベロと舐め上げた。
「うーん、うまい、うまい・・・」
英雄色を好む、という諺通り、ゴルバン8世は、征服欲と食欲、性欲に満ち溢れた男だった。
673 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/10/30(日) 00:48:07.00 ID:YIYLSsiX
一応、ヒロイックファンタジーのつもりで、書いてます。
674 :
名無し調教中。:2011/10/30(日) 00:55:02.17 ID:baPXsN3N
675 :
名無し調教中。:2011/10/31(月) 00:57:18.77 ID:aWpSpXju
おおっ!筆が速い!
桃子や奴隷夫婦のことが気になります
676 :
名無し調教中。:2011/10/31(月) 01:17:22.64 ID:qs/ejMMo
>>673 乙です。
なんか昔読んでたグインサーガを思い出したw
677 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/10/31(月) 07:44:54.85 ID:M0XtzuCR
>>675 書きためていたものをアップしました。
>.676
実際、パクリです。
678 :
名無し調教中。:2011/11/02(水) 00:30:24.57 ID:MmwD63vY
パクリってw
ヒロイック・ファンタジーをエロエロにしてくれ!
679 :
名無し調教中。:2011/11/02(水) 07:09:25.21 ID:yUBmGm3c
>>677 いや、それでいいんです。
それを土台にエロ+作者さんのなんともいえないとぼけた味付けで続けていただければと。
680 :
名無し調教中。:2011/11/04(金) 20:23:06.27 ID:hUzqf0JZ
更新乙です
681 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/11/05(土) 01:08:51.12 ID:x4zzW4TA
「失礼します。皇帝陛下、投石機部隊が到着しました」
天幕に遊牧民風の武具に身を固めた、大柄な美女が入って来た。腰には長剣をぶら下げ
ている。武具の他には、衣服は身に付けておらず、筋肉質な裸体が剥き出しで、豊満な胸
がセクシーである。彼女は、ゴルバン8世の身辺を警護する巨乳騎士団の団長、ルクレシ
ア(28歳)だった。
「おお、やっと来たか。布陣が終わり次第、早速、攻撃を開始させろ。弾に何を使うかは、判
っているな?」
「はっ、近隣の村より捕獲して来た捕虜を使います」
「ウッヒッヒッ!驚くぞ、奴ら」
ゴルバン8世は、豪快に笑った。巨乳騎士団とは皇帝の趣味で、Eカップ以上の若い美女だ
けを集めて結成した部隊である。皇帝の戦場での身の回りの世話や、セックスの相手もその
任務の中に含まれている。1年の大半を遠征に出掛けているゴルバン8世にとって、ハーレ
ムの女を連れていけない過酷な戦場で、彼女達は無くてはならない存在だった。
682 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/11/05(土) 01:09:42.93 ID:x4zzW4TA
その日、昼過ぎよりクレープ城に、投石機から打ち出される、巨大な岩が雨あられと降
り注いだ。岩に混じって人間も降ってくる。弾丸に使われているケーキランド人の捕虜は、
落下してくると城壁や、石畳の上に打ちつけられ、グシャッと潰れて、血と肉片を、そこら
中に飛び散らせた。
「くっ、ひでえ!」
「奴らは、悪魔だ!俺達は、悪魔と戦っているんだ!」
ケーキランド軍の兵士の間に動揺が広がった。岩石が命中した城壁や、塔も崩されていく。
日が暮れる頃には、クレープ城内は、廃墟の様相を呈し、飛び散った肉片で至る所が、赤
く血塗られていた。守備兵にも多くの死傷者が出て、元々高くなかった戦意が著しく下がっ
た。しかも、攻撃は、夜になっても止まなかった。
「ブルーベリー伯爵、このまま手をこまねいて見ているのですか!」
見張りの塔の上で夜空を仰ぎながらアーモンド侯爵が、詰め寄った。
「蛮族どもめ。夜も昼も関係ないのか。さすがは、蛮族だ」
あくまで、ブルーベリー伯爵は強気な態度を崩さなかったが、内心は怯えていた。何しろ、
彼にとっても、このような大規模な戦争は生れて初めてなのだ。しかも、相手は手段を選
ばない蛮族と来ている。
「兵士達の士気が、もう限界です。予定を早めて、今晩打って出ましょう。時刻は夜中の
3時がいい。その時間が、一番眠りが深く、敵の対応が遅れると、兵法書に書いてあります」
ブルーベリー伯爵は、自慢の知識をひけらかした。
「伯爵が、そう言うなら間違いはあるまい。全軍に作戦の趣旨を伝え、完全武装のまま待機
させる」
「そうして下さい」
683 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/11/05(土) 01:10:58.76 ID:x4zzW4TA
そして、夜中の3時丁度に、内側からクレープ城の南の大門が開かれた。城内にいた
1万5千の軍勢が、矢印型に並んだ鋒矢の陣形で突撃を始める。大門の前には、ゴル
バン8世の本陣があり、城を包囲している遊牧民の軍は、総数5万の大軍と言えども、
環状に広い範囲で分散しており、1点を突けば容易く突き崩せる筈だった。
「狙うは、敵の本陣!大将の首一つだ!」
ブルーベリー伯爵は、矢印型になった陣形の先頭集団にいた。重い甲冑に身を固め、
剣を振りかざして全軍に号令する。馬にも甲冑が着せられているため、重くて、あまり
スピードが出ない。ケーキランド軍の先鋒が、城門と敵の本陣の半ばまで迫った時、い
きなり先頭を走っていた騎士の足元が大音響と共に爆発し、火柱が上がった。
「うわあああ!」
「な、なんだ!」
それは、ゴルバニア軍が、事前に埋めていた爆薬だった。以前征服した文明都市の職
人を奴隷化し、作らせている原始的な火薬だ。
「ウッヒッヒッ!かかりおったわい、バカ者どもが!」
ゴルバニア軍の天幕の中では、ゴルバン8世が大笑いしていた。敵を誘い出すために、
わざと城門の前に皇帝の本陣を置いていたのだ。爆薬は、包囲してすぐ、夜の闇に紛れ
て城側に気付かれないように埋めさせていた。何本もの火柱が立ち上り、ケーキランド軍
の騎士達は、先頭から順に爆死していったが、軍勢は急には止まれないため、後続に押
し出される形で、次々と爆薬を踏んでいく。
「くそ!罠にかかった!全軍止まれ!止まれ!」
ブルーベリー伯爵は、喚いたが、もう、どうにもならなった。爆音で、かき消され、命令す
る声さえ通らない。そうこうする内に、ブルーベリー伯爵の愛馬が爆薬で下半身を吹き飛
ばされ、伯爵の体が、重い甲冑ごと地面に投げ出された。
「おわあああ!」
「伯爵!私の馬を!」
忠臣であるアプリコット卿が助けに入る。伯爵が、甲冑に押し潰されそうになりながら、も
がき、どうにか立ち上がると、周囲にはバラバラになったケーキランド軍の騎士達の手足
が散乱していた。
「いてえ・・・腰を・・腰を打った・・・」
ブルーベリー伯爵は、兜の面当ての奥で泣いていた。
684 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :2011/11/05(土) 01:11:56.86 ID:x4zzW4TA
しばらくすると、ゴルバン8世の天幕からは、爆音が聞こえなくなった。
「火種が切れたか。そろそろ、頃合いだな」
ゴルバン8世が、用意させた馬に跨った。ケーキランド軍の夜襲を予測していたかのように、
こちらも完全武装である。代々、皇帝家の人間は戦に関して、超能力とも言える程の予知
能力があり、それが、ゴルバニア帝国が短期間で勢力を伸ばしてきた秘密だった。
「巨乳騎士団、突撃!」
「ははーっ!」
ルクレシア団長に率いられた5000人の巨乳美女達が、馬に跨り突撃を開始した。彼女達は、
容姿端麗なだけではなく、厳しい戦闘訓練で、ゴルバニアの数ある部隊の中でも精鋭中の精
鋭となっている。初めて味わう火薬の攻撃によって混乱を極めた、素人同然のケーキランド騎
士を一方的に殺戮するなど、訳はなかった。
「うわあああ!逃げろっ!殺されるぞ!」
ケーキランド軍には、もはや統率はなかった。城門に逃げ帰ろうとする者、方向を見失ってあ
らぬ方へ駆け出す者、最初の作戦通り、敵陣へ切り込む者など様々である。別動隊のゴルバ
ニア騎兵が、左右から回り込み、城門へ逃げ帰ろうとする兵士の行く手を塞いで、赤子の手を
捻るように殺しまくった。
685 :
名無し調教中。:2011/11/05(土) 19:37:42.01 ID:gWL9UyHM
乙です
巨乳騎士団ってもしかしてドSの軍団?w
686 :
名無し調教中。:2011/11/06(日) 10:46:51.10 ID:8RdWdykU
ドSの巨乳騎士団!?
さすがに萌えすぎだろ、それは。。。
687 :
作者 ◆TJ9qoWuqvA :
青木広宣は、魔の山を出て1か月後、ようやくフルーツシティにたどりついた。金貨は、たっぷり
持っていたので、それで宿に泊まり、体力を回復させると、翌日酒場に出掛けた。町に着いたら
酒場で情報収集をするというのがRPGのセオリーである。
「コーヒーミルクをくれ」
リアルでは酒が飲めない広宣は、カウンターに座ってソフトドリンクを注文した。
「ショートケーキは、いらないのかい?」
「あ・・ああ、そうだな。じゃ、ショートケーキも」
広宣は、バーテンが出したコップを飲み干すと、店内を見渡した。狭いステージでは踊り子が1
人踊っており、その他、数人の男達が、酒を飲んで雑談している。広宣は、その中でも、1人で
テーブル席に座って踊り子を見ている若い男に声をかけることにした。気の小さい彼は、リアル
世界では、知らない人間に声をかける事などは絶対に出来ないのだが、なぜか、ここは、ゲーム
の中の世界だと言う感覚が、今も続いている。
「やあ、調子はどうだい?」
「まあまあさ」
お決まりのセリフだった。男は、よく見ると第一印象よりも若い。ひょっとすると10代半ばの少年
の様にも、見えた。古代ギリシャ人のような、白いトーガを着て、腰に短剣を差している。
「俺の名前は、ヒロノブ。旅の戦士さ。噂によると、蛮族が、攻めて来るんだって?」
「ああ、そうだよ。僕の名前は、ジャム・ハー。南の海に浮かぶユーザイナ島の生まれさ。1か月
前に、この世界に大異変があって、それが、どんなものなのか調べている」