1 :
名無し調教中。:
2 :
名無し調教中。:2009/12/22(火) 18:16:43 ID:f6f/6DTj
INHUMAN!! , INHUMAN!!
こ、この、
ジャ、ジャンルの、
ス、スレは、
非人間的なんだな。。。
だ、だから、
こ、これで、
か、完結して、
つ、潰れなきゃ、
な、ならないんだな。。。
さ、さようなら。。。
3 :
名無し調教中。:2009/12/23(水) 12:04:40 ID:OLjNBjii
スレ立て乙です。
今スレも賑やかにしていきましょう。
4 :
名無し調教中。:2009/12/23(水) 12:06:13 ID:OLjNBjii
クリスマスイブの夜。
子供にとって年に一度のお楽しみの夜。
でも、広樹は暗く沈んだ気分で自分の部屋に閉じこもっていた。
窓の外できらきらと輝く色鮮やかなイルミネーションも、
たくさんの飾りで彩られたクリスマスツリーも、
どこかから微かに聞こえてくるクリスマスソングも、
少しも広樹の心を軽くしてはくれなかった。
机の上に置かれたトナカイの人形も、
なんだか自分のことを馬鹿にして笑っているように思えてくる。
(クリスマスなんて大っきらいだ。
サンタクロースも大っきらいだ…。)
広樹は何も見たくなくてがばっと頭から布団に潜り込んだ。
目を固く閉じても浮かんでくるのは、「あの時」のことばかり。
今思い出しても恥ずかしくて悔しくて、
そして何より自分のことが情けなくなって涙が出てくる。
〜始まりは2学期が始まってすぐのことだった。〜
5 :
名無し調教中。:2009/12/23(水) 12:07:12 ID:OLjNBjii
その日、広樹のクラスでは2学期の最後に行われる学芸会の劇の役決めをしていた。
劇の内容は、童謡「あわてんぼうのサンタクロース」をアレンジしたもので、
クリスマス前にやってきたあわてんぼうのサンタクロースが
子供部屋を舞台にお供のトナカイやおもちゃたちと歌って踊る…、
というシンプルなものである。
授業中だというのに、教室の中はわいわいと騒がしく、
みんなが好き勝手に自分のやりたい役を叫ぶので、
それをまとめる担任の池田先生も少し困惑気味だった。
『オレ、トナカイがいい〜。』
『わたし、ぬいぐるみ〜。』
『ぼくはもみの木がいい。楽そうだから。』
これではいつまでも次に進むことができなそうだ。
池田先生はパンパンと手を叩いてよく通る太い声でみんなに話しかけた。
「はい、みんな静かに。
じゃあ、順番に役を決めていくよ。
先生が黒板に役の名前を書いていくから、やりたい人は手を挙げて。」
池田先生がまず黒板に少し大きく「サンタクロース」と書くと生徒達を見渡した。
「まず、主役のサンタクロース役をやりたい人はいないかな?
台詞も多いし大変かもしれないけど、とってもやりがいのある役だよ。
誰かいないかな?女の子でもかまわないよ。」
それまで騒がしかった教室がと一瞬、し〜んと静まり返る。
広樹もそのわずかな沈黙に溶け込むように下を向いて押し黙る。
6 :
名無し調教中。:2009/12/23(水) 12:07:50 ID:OLjNBjii
突然、調子のいい生徒が一人立ち上がると広樹を指差した。
「日野君がいいとおもいま〜す。」
広樹はびくっと身をすくませる。
その一声から静まっていた教室中がまた一気に騒がしくなり始めた。
『さんせ〜、日野君ならサンタにぴったり。』
『うんうん、ぜったい似合うよ〜。』
『でも、サンタなら先生の方が似合いそう〜。』
みんなが笑いながら広樹の方を見て、口々に勝手なことを言い
また収集がつかなくなりそうにだったため、
先生が「静かに!」と少し強い調子で言って何とかその状況を静めた。
そして広樹の目を見て、今度は優しい声で聞いた。
「みんな日野君にやってもらいたいみたいだけど、どうかな?
サンタクロースの役、やってみない?
無理はしなくていいよ。」
みんなの視線が自分の方に集まるのが分かり、
広樹は緊張で頭が真っ白になっていった。
「え、え〜っと、その…。
や、やります。」
やっとのことで小さな声を出して答えるとぱちぱちと拍手が湧き起こり、
がんばれ〜と教室中から声援が聞こえてきた。
盛り上がる教室、広樹は一人顔を真っ赤にしてうつむきながら、
どうして自分はこう気が小さいのかと、心の中でため息をついていた。
7 :
名無し調教中。:2009/12/23(水) 12:09:11 ID:OLjNBjii
放課後、下校しようとする広樹に池田先生がそっと声を掛けた。
「日野君、サンタクロース役を引き受けてくれてありがとう。
先生も協力するから、何でも相談してね。」
池田先生ににっこりと笑いかけられると、広樹の気持ちも少し明るくなる。
「はい。ぼく、がんばります。
先生、さようなら。」
広樹は池田先生のことが好きだった。
まだ若いのによく太っていて、お腹は大きな風船みたいにまん丸だけど、
優しい顔と愛嬌のある姿ためか、一緒にいてなんとなく楽しい気持ちになれる。
本当はクラスのみんなに「サンタクロースが似合う」なんて言われて
少し気を落としていたけど、先生には笑顔で手を振ることができた。
(サンタかぁ…。)
池田先生の姿が見えなくなってから、
広樹は自分のちょっと出っ張ったお腹を軽くさすってみた。
誰にも気づかれないように振舞っているが、
広樹は実は自分の太り気味の体を気にしていた。
みんな悪気があってサンタに推薦したのではないことは分かっていたけど、
どうしても遠まわしに「デブ」と言われているように思えて喜ぶことができなかった。
池田先生に応援してもらって、頑張りたいという気持ちがある一方、
雰囲気に飲まれて引き受けてしまったことを後悔する気持ちもまだ残っていた。
8 :
名無し調教中。:2009/12/23(水) 12:27:16 ID:usoBLEDD
しえんが必要かな
9 :
名無し調教中。:2009/12/23(水) 13:03:00 ID:FYJBXYAY
>>7 まだ肥満してないのに引き込まれるわー
続きwktk
10 :
名無し調教中。:2009/12/23(水) 18:33:04 ID:lR4GKpN7
その内、削除依頼対象になるかも、コレ。
11 :
名無し調教中。:2009/12/24(木) 12:09:33 ID:PwyUCNfK
120kg級美味大デブちゃんはチャンプルペニー@〜のキンタマじゅるるるで美味よ☆
デブ君がキンタマじゅるるる理由↓
デブちゃんはこれからの季節超汗でエロくさい
デブ君は吐く息、鼻から出る息両方でふごふご興奮する
デブたんは鼻息がブヒブヒ男息吹
デブ様は電車で2人分の座席を占拠するそこへ膝枕させて!!!
デブやんは電車の座席を汗でじっとり湿らせ匂いかがせて!!!!!!!
デブ男丸は満員電車でお腹を人の背中にすりすり♪させてきもちいい♪
デブトレビアーンは公衆トイレの便座を割る、ヒビ入れる次の人に新しい便座を使わせる為に
デブちゅわんはドスドス足音立ててかわいい
デブっちはごはん食べる時豪快でごわす
デブモンローはワザとうるさい咳して悪者をおっぱらう
デブリンは室温と湿度上昇させて冬場の味方
デブポンのイビキは恐竜の叫び、ああ〜勇ましい
デブ殿のチンポは包茎でカッコイイ匂いがする
デブレンジャーの眉毛はたくましい
デブファイターの口はいつも奪いたい!!!!
他にもいろいろあるけど存在そのものがステキ★
だからっ!
みんなの味方デブ殿様の方々はチャンプルペニー@〜にキンタマしゃぶりぬかれて快感アッフン☆
12 :
名無し調教中。:2009/12/24(木) 20:33:42 ID:nd8ZzJBE
デブ化してもタレないほうが萌える
マンガチックな肉風船というか
〜ボディウェイト部〜
元をたどればボディビル部とウェイトリフティング部、
二つの太目男子が集う部だった、いくつものコンテストで華々しい功績を残して着たが、
いつしか人は減り、二つを一つに合わせて、
現在部員三人、
そんなボディいウェイト部の一週間前。
「来たのかトド」
「うるさい針金」
そんな仲が良いのか悪いのかわからないいつもの二人の応酬に…
「やぁ、ほんと、大きくなったなぁ」
にこやかな声が割り込んできた、
誡のこの頃まだ二つでなく六つだった腹筋に割り込んできた手があった。
ムニムニと割れた腹筋に乗った脂を解す様に押してくる手の主は
「おぉ、いいぞいいぞ、このままもっと大きくなれ、そんでボディビルなんてやめてこっちこい、
なんせ今押したのはウェイト部秘伝肥るツボだかんな」
は? 間抜けな呼気と共に青い顔をしてむっちりとした絡む腕を振りほどくトド、もとい誡。
「ちょ、森先輩やめてください、その胡散臭いツボ、マジで効く気がするんです」
半信半疑ながらさする腹はなんだか先ほどより柔らかい気がして嫌だった、
思えば先輩は子とある毎にデカクなるとか、背が伸びるとか、太るとか肥るとかほっとくと大デブになるから死ぬ気で鍛えろとか…
怪しいツボを押してきて、そのたびに必死になって鍛えて今の自分があるわけだが…
「じゃぁ、賭けるか? 一週間後、太ってなかったら俺が一万、太ってたら俺に一万」
そんな事言って来たのはなぜか針金、しかし誡は、何か目標も欲しく、その問いに
「おうっ」発達した八重歯をむいて応えたのであった。
そうして賭けに勝った針金は意気揚々と歩くわけだが、
「そうだトド、今日は僕が昼を奢ってやろう」
そういって振り返ると誡はまだ大分後ろにいた、踏みしめるように一歩づつ歩く姿が実に重々しい。
「トド、お前もしかして、筋肉が痩せるとか言って走ったり急いで動かないって噂本当なのか?」
誡は汗の浮いた顔で当然だろうと応えたが、それだけではなかったのだと後で思い知る事になる。
昼前の学生食堂は、まだ人もまばらで並ぶ必要も無く、
針金は嬉々として食券を選んでいたが、誡はその大きな身体をズンと椅子に投げ出した、
年代物に混じり幾つかある新しいスチールの椅子はぎしぎしと軋みをあげるが何とか耐え切り、重たげな身体を支えていた。
「トド、飯は? お前食わないと明日嵐だぞ?」
言われた誡は、朝からグルグルときていた腹がまさに胸の悪さになり、
どんな時も見せていた旺盛な食欲が落ちた事がショックだったが、
たまにはこんな事もあるかと、これだけは譲れないと荷物から出したプロテイン入りの牛乳を飲み干した。
「金ないしこれだけ食ったら帰るふぁ」言いつつも針金からおかずをくすねると席を立った、
だからだろう、
誰も見なかった、
その体が水でも吸い込んだ様にわずかに容積と柔らかさを増していた事に
部屋に帰りついた、
それだけで外を歩いていた時の足取りが嘘のように軽くなる、
重力に身を任せドウと畳に倒れこんだ、
感じていた胸の悪さはここに来ていよいよ本格化してきたか、
妙な息苦しさと体の重さ、べったりと畳に倒れ伏した体の、
特に腹部には妙な違和感というか、何か押し付けられているような感覚がある。
「気持ちわりぃ…」
誡自身には病気や食あたりの心当たりは無い。
しかし胃がぐるぐるぐるぐると…
ぐぉぉぉ〜という獣の様な唸りを上げた、
「なんだよ、腹減ってるだけか?」
目をぱちくりとさせつつ起き上がる、
この胸の悪さも、胃の違和感も全て空腹のせい、
身体を大きくする為とここ一年ほど胃を空にしないように努めてきた、
昼なんか抜くからこんな事になるんだと思いながら炊飯器へ近寄った、
予定より大分早く帰ってきた、時刻が一時になった炊飯器は未だタイマーが動いていない、
むくむくと起き上がる食欲に、生米でもかまわないと思いかけたとき、思い出した。
そうだ自分には宝の山がある筈だ、自室の冷蔵庫は空でも…
誡はそう思い直し、炊飯器をタイマーから炊飯に切り替え部屋から出て行った。
隣の部屋は、森先輩の部屋だった、
去年の夏に夏風邪で寝込んでいたのをたまたま見つけた、
動けなかったらしく、このまま蒸されて死ぬかと思ったと後日とても感謝されていた、
知らない仲ではないが、そこから色々と面倒を見てもらっていた、
ウェイト部への勧誘も激しくなったのはその頃。
郷里から米が届いたりすると必ず分けてくれて食費も随分助かった。
森先輩の部屋にやってきた、
昨日、郷里の父親が急に倒れたと言い残し、部屋の鍵と冷蔵庫の始末、
帰るのがいつになるかわからないからと、好きなものを食べて良いと免罪符を貰っていた、誡。
考えるだけで腹が減ってくる、
冷蔵庫の中身を好きなだけ、子供御頃の憧れみたいだが、
誡は口からよだれが溢れそうになるのを止められなかった。
学生の部屋に何故とも思わず、大型冷蔵庫に詰まった食材に声にならない歓声を上げた。
「ありがたく、いただきます」
そういってまず目に付いたハムにかぶりついた、
後は夢中で、腹が減りすぎてよく覚えていない、ふうふうと苦しげな息を漏らしながら咀嚼する音が部屋に消えていく。
しゃがみこんだ足が徐々に開いて苦しくなってジャージの紐を解いた中りで止まった、
オーバーサイズで、
ウェストのゴムが紐を締めないと落ちるほどだったはずだが問題なくはけている。
逞しく盛り上がった背筋が、齧り摂る音一つごとにさらに盛り上がり、
新たに盛り上がった肉で隆起が少しなだらかになった、
むくむくと、食べるごとに大きく、元より一回りほど大きく、太くなった、
盛り上がった半分は筋肉かもしれないが、
大きくなるその様を誰も見ていない、気付いていない。
17 :
名無し調教中。:2009/12/28(月) 23:45:15 ID:f5PeQLHu
ss乙です。
食べれば食べるほど体が大きくなるのか。
脂肪も筋肉もどんどん太くなればいいな。
17>>
ありがとうございます、
この板の素敵SSに触発されて書き始めた身としてはその一言が何よりも嬉しいです。
他の人と違って魅力的なキャラクターとか書けませんが細々と頑張らせてもらいます。
因みに、超常現象で肥る系ですが、最近の世相に合わせてリサイクル(話が終わった後に頑張って痩せて時間経過また別の原因で)とか言う展開も考えています。
脂肪ででかいのも筋肉ででかいのもどちらも大好きなので頑張って太くしていこうと思います。
ずぅん…
それは歩む音か異様を現すものか、
部屋に戻り、鴨居を潜る誡を表すのはそんな音だった。
窮屈そうに身体をかがめ部屋に入ると天井に頭をぶつけた、
不思議そうに頭をさする手はグローブのように分厚く、
肌に張りのあった顔はどこかむくんだ様にも見える。
部屋に差し込む日にさらされた身体は、逆三角形にも見えなくもないが、
全体に鈍重そうに感じられ、事実動きはとてものったりとしたものになっていた。
背中は広く、広く盛り上がる筋肉とさらに盛り上がろうとする脂肪が伸ばされてより大きく見えた、
そこから伸びる発達した肩の筋肉と筋肉と脂肪でさらに太くされた首はなだらかな、そして力強い稜線を描きなで肩のようになっている、
さらに下ると姿を見せる腕は太ましく、脂肪等跳ね除けたように見えるが、肉がつき難い筈の手首、そして手の甲がむっちりとし、伸ばされただけで相応に脂が乗っている事が容易に想像できた。
そして巨体を支える足、ドッシリと根でも下ろしている様に鈍重で、
無理やり引き剥がすように持ち上げて、荒い息と湯気でも立つように汗の浮かぶ身体を振り下ろす。
肉の所為で、たっていても丸めたように見える背中の反対には分厚い大胸筋、硬く張り詰めた様に見えるそれも、形は保たれているが、触れば意外な柔らかさがまず感触としてある。
最後に注目すべきは腹、二つになっていた腹は六つに、しかし、発達の具合からしても、おかしい、
ウェストが太く見え、わき腹はむっちりと、六つに見えてその実、屈むに合わせて歪むそれは一つ一つにたっぷりとした脂肪がつまめるのだが、今ここにそれを触って確かめる者はいない。
どす黒い肌に、荒く漏れる吐息と言葉、
「足りない、食いたい、もっと、もっと…」
何かに飢えた様なうわ言を漏らし、
炊き立ての炊飯器に貪る様に食いつくし、太鼓腹のような腹をさらし寝付いたのはすぐだった。
20 :
『リミット』:2009/12/29(火) 15:56:13 ID:Gme1PqIB
次の朝俺が目覚めると、俺は客間で一人寝かされており、時計は既に午前11時を回っていた。
ボーとした頭でノッソリと起きあがった俺は、客間の外に出る。
すると外はハウスクリーニングでもかかったかの様に掃除が行き届き、新築を疑う輝きに満ちていた。
そういえば今日は大晦日だ。
例年は、手際は悪いまでも、母から強制的に「猫の手」としてかりだされる俺だったが、今年は母がいない所為もあって、お呼びがかからなかったらしい。
足手纏いとでも思われたのだろう。
(確かに邪魔にしかならないのだから当然だ。)
それにしても相変わらずのハウスキーピング技術だなぁ、と感心する。
常に清潔を心がけている屋内故に特別大掃除として掃除する必要がないというのもあるのだろうが、それにしても驚愕の手際の良さであった。
結局、衣食住を完璧に整えるのに奮闘するのが母・兄・弟の、殆ど何もしないでグウタラ飯だけ人一倍食うのが俺と父の年末年始というわけである。
俺は、自分が如何に生活能力的に兄・弟に比べ劣っているかを考えて感心しつつ、グウグウと鳴りだす腹の虫を治める為に取りあえず居間へと向かった。
居間の扉を開けると、コタツの上には大きな鍋が二つ並び、大皿に綺麗に並べて盛られた霜降りの牛肉、野菜、焼き豆腐、薄餅等が所狭しと並んでいた。
大きな煙突付の鉄鍋と大きな平の鉄鍋、どうやら昼飯は「すき焼き」と「しゃぶしゃぶ」らしい。
「おう!正ちゃん起きたか!ちょうど呼びに行こうと思ってたんだ!」
そういって俺を席にうながす啓太郎兄貴は、部屋が暖かいとは言え、上着はTシャツ1枚で腕まくりした姿だった。
「正兄ちゃん!ここ、ここ、こっち!俺がしゃぶしゃぶ担当だから真ん中座って!」
言葉を継ぐようにそういう智明も同様である。
しかも、2人共汗をかいており、ピッタリと張り付いたシャツは双方デップリと丸々太った体を誇示しており、肌色が透けていた。
また、いつもの食事前の腹よりもドッシリと重たそうに膨らんで見える。
『気の所為か………?』
何にしても汗だくなのは労働の所為だろうと考えた俺は内心訝しげに2人の腹周りを見やり、謝りながらドスリと席に座る。
「2人共ごめん…、手伝えなくて…その…グースカ寝ちまってたみたいで…ホントごめんな……。」
21 :
『リミット』:2009/12/29(火) 16:08:45 ID:Gme1PqIB
すると、智明が胡麻ダレにラー油とネギと磨りニンニクを入れて軽く混ぜながらも、とんでもないという風に言った。
「とととと…とんでもないっ!正兄ちゃんは居るだけで俺の癒しっつーか、目の肥やしっつーか、言ってくれれば隅々まで洗ってあげたい、触りたいっブッ!」
パカンッ
エスカレートしてドンドン訳のわからなくなる智明の言葉を飲み込ませるように啓太郎兄貴が菜箸を振って智明の頭を小突く。
「とと…とにかく、それ位ゆっくりして貰いたいって事だよ!なっ智明?会社勤めは正ちゃんだけなんだからさぁ…。」
智明は小突かれた一瞬啓太郎兄貴を睨んだように見えたが、直ぐにニコニコ顔になって「そうそう、そうだよ、それそれ。」と同意する姿勢を見せた。
俺はちょっと可笑しいなぁと思いつつ、直ぐに目の前の霜降り肉に心奪われてしまう。
そして、啓太郎兄貴のすき焼きスペースと智明のしゃぶしゃぶスペースの間で餌を待つ雛鳥の様にワクワクしつつも素直に待ちの体勢になった。
「ホラホラ、正兄ちゃん、飛騨牛を俺特製胡麻ダレで、さあっ食ってくれっ!」
智明が、立派な霜降り牛肉をピンク色に色づいた頃合でサッとタレに通して俺の口に運ぶ。
俺はとろける肉とラー油の辛み、ネギとニンニクの風味の絡んだ胡麻ダレの味を堪能する。
「うんまぁーい!」
思わず口を出る味への称賛の声。
次は自分だとばかりに啓太郎兄貴が砂糖と生醤油で焼く様に煮た本格すき焼き肉を真面目な卵(←実在:旨いですよ。)をといたものに絡めて俺の口に運ぶ。
優しい卵の膜に包まれた砂糖醤油と肉汁で惹き立てられた霜降り牛の真骨頂が俺の口内を支配する。
「うは、これ、んまーい!」
またも、思わず口をつく称賛の声、そこからは戦争だった。
「俺だ」
「いや今度は俺だ」
すき焼きとしゃぶしゃぶを交互に俺の口に運ぶ2人、その味を堪能しつつ丼ぶり飯をかきこむ俺、しかし、昨日までと異なる点が一つあった。
昨日までは自分の飯はそっちのけで俺に食わせるばかりだった2人(それでもかなり食べていたが…)が、俺に一口食わせて次の番までに二口食う勢いで食っているのだ。
22 :
『リミット』:2009/12/29(火) 16:50:12 ID:Gme1PqIB
しかし、俺は自分が食うのにも熱中していた所為か、その事に全く気付かなかった。
(当然何時にも増して丸々とデップリした太鼓腹をさらした2人が、食前に餅を2〜30個、焼餅、揚餅、きな粉餅で平らげていた事等知る由も無い。)
そうこうしている内に、ムクムクと丸々ボヨンッと膨らんでいく俺の腹、心なしか昨日よりも膨らむ面積というか体積が増している様に見える。
ちょっと気になって、箸を休め自分の腹を撫で擦ろうとする俺を遮るように、肌色が透ける程汗でピッタリ張り付いたTシャツ姿で体を投げ出す智明。
「うーぷ、もー食えねぇ、んー食い過ぎたぁー!!」
タッパンタッパンと腹の肉を揺するように自分の腹を叩きつつ撫で擦る智明、その腹はデブンッと真ん丸、いや、円に近い尻つぼみの楕円形を模っている。
ムッチリ、パッツリと張り裂けんばかりに張り詰めた状態でありながら、Tシャツが腹の膨らみに堪えかねて少したくし上げられた隙間から覗く柔らかな贅肉。
「んぷー、正兄ちゃんー、腹擦ってー、俺食い過ぎて腹ヤバい、なーなー、いつも俺がしてる様にさぁー、なっ?」
ドデカイ甘えん坊将軍を前に、俺は仕方なく、自分の腹を撫で擦るのを止め、代わりに智明の膨張しきった太鼓腹を擦ってやる。
優しく撫で擦っているのに、つきたての餅を叩き返した時の様なモッチリとした弾力を感じるデップリ、ドッシリとした柔らかな曲線。
何だか擦ってるこっちの方がちょっとソワソワ変な気分になってくる様だ。
智明に腹を撫でられている時の気分を反芻してしまっているのだろうか?
智明の太鼓腹を優しく撫で擦る姿を見た啓太郎兄貴が、急いで丼ぶり飯をかきこんで、ドデンッと後ろ手に満腹で仰け反る体を支えつつ、腹を差し出す。
俺はまた、自分もと要求してくる啓太郎兄貴のタプンタプンの太鼓腹も擦りながら思った。
「こっちのが柔らかくてブヨンブヨンだけど、大きさはもしかして智明の方が大きくないか?」
「一昨日は明らかに兄貴のが太かったんだけどなぁ…まさか太った?智明…いくら何でも兄貴抜かす勢いで太る訳ないか…食い過ぎだな、食い過ぎ…。」
などと考えつつ、やっとこ自分の腹を擦って確かめた時には、全然大したことなく感じて安心してしまう俺だった。
23 :
『リミット』:2009/12/29(火) 16:52:39 ID:Gme1PqIB
因みにその後は昼寝に突入。
3時のおやつに手作りドーナツをホットミルクで2〜30個食っちゃ寝。
夕飯に焼肉で昼以上に肉を食っちゃ寝。
夜中に起きて3人でパーティーサイズのアイスクリームを3個づつ食っちゃ寝。
(食って寝る間に兄と弟は必死で消化薬を口にしつつ間食にも勤しんだ。)
更に、正月を迎えて3日が経つまで家から一歩も出ずに楽なスウェット姿で常時みかんや煎餅、山盛りの焼餅、揚餅等を片手に、寝転がって食う生活をおくった。
兄と弟はある意味計画通り、いや、途中からは計画だから、計画通りなんだと誤魔化しつつ計画以上に…。
俺はといえばスッカリ日々丸々と大きく膨らんでいく体を目の当たりにしながらも、それ以上に相対的にぶくぶくぶくぶく太る2人に安心して…。
とにかく俺は、とんでも無い太ましい体に成長してしまった事には終ぞ気づかなかった。
正月3日のあの時までは………。
24 :
名無し調教中。:2009/12/29(火) 16:59:37 ID:Gme1PqIB
>>19 SSおつかれっす☆
逞しい男性がガッシリボデーにムチムチ、モチモチ脂肪を蓄え太りゆく…いいですなぁ…
あ、『リミット』は、日々の変化を楽しむシーンを終えてちょっとサプライズする主人公の姿を描くシーンへ移行です。
次回から投下回数2回までを『リミット・ブレイク』として書き込みます。
長々とすみませんが、もう少し、お付き合いを…
その後、希望があれば他のキャラクター&カップリングによるもう一つの『リミット』を書こうか、それとも、全く別のものを書こうか…迷い中です^^
25 :
名無し調教中。:2009/12/29(火) 18:42:29 ID:+KRNdL3I
ss乙!
ちょっとのサプライズで済むのだろうか……
前スレ埋まってないから他住民はまず前スレ埋めようぜ?
ネタ出しでもいいし短編でもいいし妄想でもいい
26 :
名無し調教中。:2009/12/29(火) 22:18:56 ID:a5Bwpw0B
百貫デブ3兄弟だな
親父さんがどうなってるか非常に楽しみではあるw
>>24 SSお疲れ様です。
もちもちころころとしてきておりますね、お肉の表現が和みます。
サプライズは、一寸どころ… あ、もしかしてお母さんが言い掛けてた事の方なのかな?
そう言えば、他の三人の事散々いじってましたが、今の姿を見せたらどうなるんでしょうね〜
それと、ありがとうございます、
今回は思い切り趣味、というか、本能に従って書いてみました、
デカイ人と、膨らんでいく過程というのが個人的にツボで萌ポイントなのです。
因みに、今の所超常現象で肥る系のお話ですが、
今回で起承転結の承の辺りが終わりました、今のとこ妙な脹れ方ですが、これからころころと加速していく予定です。
じつは先の展開は二つばかり思いついてしまっています、
一つは他のSS でも見たような展開が。もう一つは最初に予定されていた、
後ついでに昨今の世相を反映してリサイクル主人公「誡」が頑張って時間をかけて戻って、運命の悪戯でまたブクブクに…
というのをそのうちやりたいと思っているのですが。
読むならどれ?という選択肢によろしければお付き合いください。
1:闇、生きていれば良い事あるのかな?牛偏
2:暗、ライトほのぼのファンタジー?餅編
3:だったらとりあえず両方?(筆者が今まで選びたかった選択肢)
28 :
名無し調教中。:2009/12/30(水) 11:29:18 ID:smOc+3f3
1希望
29 :
名無し調教中。:2009/12/30(水) 11:32:41 ID:7XnZXAFB
30 :
名無し調教中。:2009/12/30(水) 21:31:11 ID:fDk7Bu8T
2希望
人間餅ハアハア
31 :
名無し調教中。:2009/12/30(水) 21:51:33 ID:ANr/ZNGg
なら3で
1:奉納牛編
目の前で、誡はそれはもう良く眠っていた、
腹が一杯で満足して蕩けそうな、文字通り以前の精悍な顔立ちを知っていたら蕩けたように肉で弛んだ顔だ。
「おおきくなったねぇ」
思わず呟いてしまった、今日一日こうして観察してきたが、
催眠はうまくいった、誡は俺の事を認識していない。
誘導して昼を抜かせたが、あっという間に飢餓状態になった。
食事量、消化速度、変換効率、どれも初めとしては申し分ない、
一年かけて行ってきた体質改善の成果は十分だ。
危なかった、正直時間切れになってしまうかと焦ったがここまでくれば村の連中は納得するだろう。
俺は携帯で誡の全身と、一番太く見えそうな、
俺のお気に入りのぷくぷくの顔から見える山の字、
丸みが増してきた二つの胸と食ったものを大分脂肪に蓄えて真ん中から顔を出した腹を写真に写し、
観察日記をメールで送った、後は村から迎えが来れば俺は晴れて奉納牛の候補でなくなる。
「ありがとう誡、これからも俺がしっかりお前を牛にしてやるからな、これまで見たく」
俺はいとしいいとしい後輩に馬乗りになってその全身を愛撫し始めた、立派な身体だ、これでどんどん強い催眠がかけられる。
手も、足も、俺が揉み解すたびに太く硬く、一見脂肪など無い様な形に整えられていく、パンパンにはちきれそうな身体に演出されていく、
全身を整えて、立派な腹は手を出さない、やわらかなここは霜降り肉にする必要は無い、
代わりに脂肪を揉み解して、胃腸に刺激を与える、
今まで作って着た下地を本格的に動かしてやればいい、いきなりこんな事をしたら壊れるが、今のこいつなら大丈夫…
つぷり…
俺の指は吸い込まれる様に誡の腹に飲み込まれていった。
誡が起きた、
立ち上がろうとして盛大にこけた、
体が重いのは腹が減ってるからと結論付けた、問題無い。
筋肉がパンパンに見えるのは鍛えた筋肉の隙間に俺が時間をかけて脂肪を擦り込んだお陰だ、
誡に見た目ほど筋力は無い、かなり億劫な筈だがまだ動こうとしているが、まぁ問題ないかな?
プロテインとミルクがたっぷり入った容器を差し出したら何の疑問も無く飲み干した、
飲んだ分身体も育った、これは予想以上の成果だ、これには優の字を出そう。
食欲も申し分ない、常に胃腸をフル回転状態にした誡は自分の部屋の冷蔵庫にみっちり詰まった食い物に疑問も持たず目を輝かせている、
あれだけ食ったのに良く食う、足取りはのろのろ、動きはより鈍重。
ありがとう俺の身代わり、ありがとう俺のいとしい後輩。
続く
支援ありがとうございます。
とりあえずどっちも途言うことでまずは牛偏、
こっちは後から思いついたので一人称になったり、このあと一時的に誡視点にしてみたりとする予定です。
今回はここまでですが、牛偏では終わるまでが丑年の予定です。
ありがとうございました。
はらがいっぱいでしあわせなきぶんだった、
みちみちとせいちょうつうにもにたいたみでまたきんにくがふとくなるのをいしきのおくでかんじた、
たっぷりとつめこまれたはらがどんどんどんどんからになる、
からだがもちあげられるような、ひろがっていくようなかんかく、
あんまりはらがへってめがさめるとき、
何かがぜったいおかしいときづきかけたけど、
そんなかんがえはもやのようにかすみがかってきえいていった。
「もぅ、喰えないです」
目覚める時そんなことをつぶやいた割りに随分と腹が減っていた、
めるまえに鱈腹食べた気がしたが、こんなに腹が減ってるのならあれは夢だったのか?
とにかく、何か食べよう、炊飯器をからにしたのも夢だから、少なくとも飯はある、
「んむぅおぅ」
腹に力を入れてい起き上がろうとして、
出来なかった、なんでだ? 俺はいつものように、ゆっくりと、力を入れて仰向けになり起き上がった、
腹から持ち上がる感じがして楽に立ち上がれ?
俺の極太の手足は筋肉をつけるために、瞬発力を犠牲にしてきた、先輩がそうすればどんどん太くなると教えてくれた。
だからだ、それにえらく腹が減って減りすぎて、よろめいたんだろう。
俺は立ち上がれず、こけてしまった、たぷんゆらんと体中に衝撃が走る、痛くは無いのは鍛えているからだ、体がクッションのように衝撃を逃がすって言うのは相撲取りの手法だ、
俺みたいなマッチョが出来る事じゃない… でも頭のどこかでは違うって誰かが言った気がした。
何とか立ち上がってみる、それこそ、渾身の力を込めて、
「腹が減っているからだ、でかいから腹が減っていると体が重石になるんだ」
口にして納得する、でも、これは誰に教えられた事だっけ?
ドスドスと歩く、肩を叩かれた気がして振り返る、ますます腹が減った気がするが、ミルクがたっぷりと入った容器を差し出された、
ありがたく俺は自分で用意したミルクを飲み干した、全身に染み渡るような旨さにますます腹が減る。
振り返ると冷蔵庫と炊飯器が空いていた、いつ開けたとかどうでもいい、
だって、そこには炊き立ての飯と、冷蔵庫にみっちりと詰まった食い物がある!
頭の中で誰かが、それはおかしい、とかやめろとかがなっていて、それは俺だった気がしたがそんなはずは無い。
俺の脚はもどかしくゆったりと歩き急ごうとしてもこれが精一杯で、みてるだけで腹がぐうぐう鳴りそうだった。
やっとたどり着いて、筋肉でパンパンの腿に手を置いて屈むと、筋肉は張り詰めた弾力ではなく新しい鏡餅のように柔らかさを返していたが、
それより俺は冷蔵庫の中身に手を伸ばすのに夢中だった。
また、俺はまず目の前のハムにかぶりついた、
口一杯に、しっかりかもうとしたら詰め込みすぎてほぼそのまま飲む事になった、
ほとんど味わえなくて勿体無いと思ったときは全部飲み込んだ後だった。
体があったかく力が湧いて来ると思った時は、さらに三つ。
いくらなんでも喰いすぎと思い始めたときはパズルみたいにみっちり詰め込まれた冷蔵庫の棚が一つ空いた時だったか?
でも食べれるのだしどうでも良かった、筋肉というのは大きく育てる時は贅肉も確りと付けてたんぱく質が大量に要るのだ、
だからもっとと思い手を伸ばしたら冷蔵庫が遠のいていく、ゆっくりとしかし確実に、
尻と背中に柔らかく受け止められて、もっとと膨れ上がった腕を伸ばしたまま眠りに落ちた、
なんだか腹がのしかかってくるようだった。
36 :
名無し調教中。:2010/01/01(金) 18:46:24 ID:0yAY6+RW
自分が太っていっていることに気づいていないのか。
気がつくころには立派な牛になっていそうだ。
37 :
名無し調教中。:2010/01/01(金) 20:37:51 ID:i5AxqdFE
豚じゃなくて牛のように太らされるのは新しいな
操られ方が素敵w
38 :
名無し調教中。:2010/01/02(土) 10:05:19 ID:jA7+mMnV
その日から広樹は池田先生との約束どおり一生懸命劇の練習に励んだ。
もともと国語が得意で読み書きにも自信があったので、
長めの台詞を覚えるのはあまり苦にならなかったし、
歌を歌うのも好きだったので、最初に思った以上に劇の練習は楽しくて、
サンタ役の台詞と動きを覚えるのにはそれほど時間は掛からなかった。
でも、実際にみんなと動きを合わせるとなぜかうまくいかない。
先生に見てもらいながら、一人で自分の動きを演じるだけなら問題なくこなせるのに、
実際にみんなと動きをあわせるとなぜかワンテンポ遅れてしまう。
その一生懸命さはクラスのみんなにも伝わっていたので、からかったり、
文句を言ったりする子はいなかったけれど、広樹は一人プレッシャーを感じていた。
『もっと自信を持って、元気よくやってみよう。』
と、優しくアドバイスをくれる先生にもなんとなく申し訳なくなってしまう。
(やっぱりぼくってデブで鈍いのかな…。)
本当は引っ込み思案な性格のために他の子に遠慮して
無意識に動きが小さくなってしまうのだけど、
広樹はこれも自分が太っているせいだと思い込んでしまっていた。
少しでもみんなに迷惑をかけないようにと、広樹は人一倍熱心に練習に励み、
みんなが帰った後、一人教室に残って練習することも多かった。
39 :
名無し調教中。:2010/01/02(土) 10:06:03 ID:jA7+mMnV
やがて練習を重ねていくうちに、
だんだんとみんなに動きも合わせられるようになり、
最初はサンタ役を演じることに抵抗のあった広樹だったが、
いつしか心の底で誰よりも本番を楽しみに待ち望むまでになっていた。
時間を忘れるほど一生懸命打ち込むものがあると、いつも以上にお腹が空く。
そしてやっぱりご飯がおいしく感じる。
もともとお父さんとお揃いのお茶碗を使っていたけど、
夕食のときになると2杯も3杯もおかわりをするようになり、
家族の分の残ったおかずもきれいに平らげてしまう。
食後、まだ腹筋が十分に発達していないお腹は、
大人の数人前にあたる量を収めた胃袋の圧力に負けてまん丸に膨れ、
自分の足元を見ることさえ苦労するほどになってしまう。
そうしてお腹いっぱいになるまでご飯を食べた後、
一人部屋に戻ってお腹を見て少しだけ後悔するのだった。
(もしかして…、また太っちゃった?)
少しずつ大きくなっていくお腹を見るたびに、
このままじゃいけないと、その時その時の後悔するのだけど、
張ったお腹が苦しくてベッドに横になっているうちにいつの間にか眠ってしまう。
いつの間にかそんなことが当たり前になりつつあった。
40 :
名無し調教中。:2010/01/02(土) 10:06:42 ID:jA7+mMnV
そして、慌しかった2学期はあっという間に過ぎ去り、
いよいよ学芸会の本番当日がやってきた。
広樹のクラスの番の手前になり、前のクラスが演じている間に舞台裏では
みんなが自分達の劇の準備に取り掛かっていた。
広樹も普段より一層緊張した顔つきで真っ赤なサンタ服に袖を通す。
しかし…
(あ、あれ?服が小さい?)
出っ張ったお腹がじゃまをして上着のボタンがなかなか止められなかった。
2学期の最初に試しに着てみたときには確かにぴったりの大きさだったのに、
この数ヶ月で広樹の体は、本人が思った以上に大きく成長していたのだった。
「日野君?どうかしたの?」
その様子に気づいた池田先生が広樹に声を掛けた。
広樹はあわてて着替えの手を止めた。
「あ、えっと…、な、なんでもないです。
ちょっときんちょうしちゃって…。」
「なんだ。練習どおりに落ち着いてやれば大丈夫だよ。
ああ、でも、ちょっと緊張してるくらいのほうが
かえってあわてんぼうな感じが出せていいかもね。」
「あ、あはは…。」
冗談を言ってにっこり笑う先生には、なんとか作り笑いでごまかしたが、
赤い帽子の下にはうっすら冷や汗をかいていた。
広樹は、精一杯背筋を伸ばしてぐっとお腹を引っ込めると、
力を込めて服をひっぱり、何とかボタンを留めることができた。
41 :
名無し調教中。:2010/01/04(月) 07:45:30 ID:MyrC49XX
38>>
SSお疲れ様です、
成長期もあいまって良く育っていますね。
きっと可愛いんでしょうけど、この後の事を考えると一寸可愛そうですね。
36>>
ありがとうございます、
今は暗示にかかっていますがそのうち…
でも、本人が認めたがってないからなお気付くのが遅くという感じです。
37>>
ありがとうございます。
単純に丑年なのと、筋肉達磨からだと牛の方がしっくり来るかなと思ってたんですが、
そういっていただけると嬉しいです。
42 :
名無し調教中。:2010/01/04(月) 22:44:23 ID:HTkO5iwr
年越のわんこ蕎麦大食い大会で大量に食べさせられ、除夜の鐘が鳴る頃には参加者全員蕎麦ではちきれそうに
が、除夜の鐘が1回つかれるごとに消化と吸収を繰り返し、新年と共に人間から肉鏡餅へと変り果てたら良いのに
正月3日の朝、目を覚ました俺を待ち構えていたものは激しい空腹だった。
何だか以前にも増して腹が減るように感じる。
そう言えば朝食・昼食・おやつ・夕食・夜食とフルチャージ、いやオーバーチャージする食生活は初めての事だ。
もしかしたら胃袋がデカくなってしまったのかもしれない。
『明後日から会社だしなぁ…、き…気をつけねーと…、さ…流石に寝正月で少し太ったよな俺。…す…スーツはいるかな……。』
明日には東京に発つ予定だったが、帰った先でスーツが入らなければ買いに出なければならない。少し帰りの時間を早めるべきだろうか?
それにしても俺の帰省前の体型はどんなだっただろう?
1ヶ月前のスリムな体型は何となく思い浮かべる事ができるのだが、実家に帰ってからの体型はバヤけてわからない。
多分、常にベッタリと兄と弟の巨デブ体型を目の当たりにして感覚が狂ってるのだろう。
俺はそんな事を考えながら寝正月で鈍った体をノソノソと鈍重に動かして居間に向かっていた。
俺はしかし、ぼんやりと考えていた事と、鈍重な体の動きに符合を照らして何かが引っかかるのを感じた。
ドッス、ドッスと重たい足音をさせながら、歩を進めるたびに、ユッサ、ユッサ、ダブン、ダブンと波打つ体の感覚だ。
俺は、より鮮明に違和感を感じて立ち止まる。
『何だ?この体か重たく揺すれる感じ…、実家に帰った当初はどう多く見積もっても小太り程度だったよな?それにぶかぶかのスウェットで体型がスッカリ隠れていた筈だよな?』
俺は、改めて自分の体を撫で擦り、感触とボディラインをチェックしてみた。
ミッチリと張りつめる程に水をたたえた革袋の様な膨張感。
ブヨンブヨンのブリンブリンの柔らかな弾力。
そして、何処も彼処も恐ろしく丸い。
その上プレゼントされた当初かなりの余裕があったスウェットはパッツリ、パンパンに体にフィットしていた。
それはもう、ぶかぶかどころか寧ろ窮屈に感じるほどだ。
材質が伸縮性のあるものなのでビッチリと伸び、パッツン、パッツンながらも体を押し包んではいるが、真ん丸な体を強調するかのようなフィット感だった。
このスウェットの上下をピタピタに伸びきらせ、ギュウギュウに押し込められているものは何だ?
そう、それは、言わずと知れた、スウェット一杯の贅肉だった。
『う…うそだ…。いくらなんでも、これはない!太るにしても太り過ぎだろ!?ゆ…夢か?俺はまだ夢をみているのか?』
そう思ってベタな事とは思いつつ頬をつねる俺。
ブンニュと人差指と親指いっぱいに掴める脂肪を確認できてしまい更に凹んだ挙句、思い切りつねった頬は痛かった。
俺は呆然としてしばらく立ちつくした。
そして、しばらくしてハタと気がついた様に、ドッス、ドッスと重い足音を立て、ユッサ、ユッサ、タップ、タプとスウェット一杯の贅肉を揺すりながら洗面所へと急いだ。
洗面所の扉をくぐり、洗面台に映った俺は、完全な肥満体だった。
多少足取りも早く、急いで歩いたもののそれ程の運動量ではない筈なのに、息は上がり、汗で服が張り付く。
それが、目の当たりにした肥満体と相まって俺の心を折りにかかるが、ここまで来たら直視しないわけにはいかなかった。
俺は、汗で張り付いて脱ぎにくくなったスウェットを、下着ごと、もがく様に脱ぎ捨てる。
脱ぎ捨てる際の勢いに呼応して、ダブンと波打つ腹の肉。
スウェットの中に凝縮された贅肉が解放されて更にデップリと、丸い丸い曲線を描いた体があらわになる。
顔は、比較的に軽症だが、スッカリ丸顔になって顎にもタップと肉が余り、腕もブクブクに太って丸く、胸の脇の肉に押されて浮き気味になる程のボリュームに成長している。
太くなった腕と相まって肩も丸く柔らかな曲線を描きドッシリと大きくなり、腕を浮かせる程に育った胸は破れる寸前の張りつめた革袋の様にパッツリとした弾力に富んでおり、弛み少なに、丸く張っている。
そして、スウェットに多くが押し込められていた腹の肉。
その脇腹の肉はタップリ、ダブンッと余って、腹全体のボリュームを理想的に増していた。
そしてそれは、胸の下から丸く曲線を描いてデップリと突き出た柔らかな分厚い贅肉の太鼓腹と相まって、正に球体に近い鏡餅型を成すのに成功していた。
背中にもタップリと脂がのって丸くなだらかになり、体を捻ればそこかしこに分厚い肉の段が出来る。
尻も腿もドッシリと丸く堂々として体全体の丸い丸い印象を崩さない絶妙のバランスを醸し出していた。
結論から言って俺は、既にデブの中でも生半なデブではなくなっていた。
寧ろ巨デブといっても良いかもしれない。
自分の体型を直視し、良く己の形を目に焼き付けた今、兄と弟のボリュームには及ばないまでも、取り返しのつかない太りようであることは確かな実感として俺の胸を締め付ける。
俺はその場にへたり込もうとして、体の丸みに足をすくわれ、ドッスウゥゥンと尻もちをついてしまった。
ビッ…ビッィーッ
途端に何かが裂ける音がする。
見ればパンツの両端が急激な贅肉移動に耐えきれず真中から半分程まで裂けて、隙間からモッチリと盛りあがった脂肪に張りつめた肌をあらわにしている。
もう心凹む気力さえなかった。
俺はこれからの事を考えて、茫然自失とした。
そして、これ程何処も彼処も丸々と膨らんでも、グウグウと空腹を訴える腹が憎々しく、また、空しく感じるのだった。
47 :
名無し調教中。:2010/01/05(火) 20:00:34 ID:OGttClSH
波打つ肉萌え支援
柔らかいけど表面張力凄いお肉って素敵…w
48 :
名無し調教中。:2010/01/06(水) 08:22:38 ID:Ei1YtgZ2
SSお疲れ様です、
上と下が気付かれた時の事を全く考えてませんが、
今ならどんなに怒られても全て可愛く見えてしまうのでしょうな…ってそれは元からですね、
これからは自覚して肥っていく番…
どうなるのか楽しみです。
水たっぷりの皮袋が言いえて妙ですね。
全ては順調に進んでいる、
でも油断は出来ない、暗示はあくまでも思い込ませているだけだ、
事実から目をそらさせ、都合のいい事を真実と捕え、気持ちよく肥ってもらおう。
そう言えば、身を清めるのも忘れてはいけないな。
観察日記なんてどう書くものか判らないが、
義務となってるので一応付けた。
誡が奉納されるまで俺も油断は出来ない、俺自身が確り鍛えこいつをより肥えさせれば心配もないが…
取り敢えずは冷蔵庫から食事をしつづける誡を引き倒す、
眠れないほど腹を膨らまされると暗示が解ける心配もある、
全ては不確かなうちに行う、たとえば、今こいつの手を握り、
ぷよぷよした口周りを拭いているのは、
「手に何か持って口周りを拭いている」自分でやっていると誤認させる為だ、
似たような手法で自分がいつもどおり生活をしているフリをさせている。
だから誡自身、食っちゃ寝を一日一杯している気もないだろうし、
自分の体がどうなっているかも良くわかっていないはず、というか、気付かせないようにしているわけだ、
そんなわけで、自分の体に対面する風呂には余計な手順が必要だ。
つまりは…
俺は程よく腹が膨れて眠った誡の服を剥ぎ取った、
寝息なのかふぅふぅと息苦しげに、
実際に息をするだけで少し苦しそうだ。
そんな誡の体に、
俺は手に取った、日焼けした肌のような色の茶色の軟膏状の物を指で描いていく、
まだメリハリがあった頃のしまりを、
ほんの一日、摂取した食料としてはたっぷりとした一日で大分変わった、
あんな事がなくって、誡を身代わりに差し出さなければ俺の役割だった、
そう、感謝しても感謝しきれない、こいつにはできるだけ気持ちよく過ごしてもらう、そのための努力。
まずは腹、すっかり脂に埋没した腹筋をなぞって六つに、
その後脇腹の筋肉の線を描く、今朝まで寸胴のようだった物はさらに厚みを増して、逆三角形が反転しそうだ、
作り物でない柔らかさを蓄える胸は全体に、成形をするように、
肩は強く押し込んで、流石にまだしっかりと硬さもあるが、全ては脂肪の下。
丸太のような手をとって、ぷにぷにの腕に流線型のラインを引く、
しゃがんだり数歩歩く程度の役にしか立っていない腿、
大きく流れるような線を、埋まり、失われた筋肉を辿る…
背中は流石に無理!
俺の指がなぞるたび、埋もれた筋肉を柔肌に描かれる、
後は乾けば、硬化した線が筋肉のように見せかける、
例え、本人の脳の中だけとはいえ。
ふろにはいった、
さいきんあたまがぼ〜っとしてきもちいい、
ぼ〜っとしてどれくらい?
ながいきも、みじかいきもする、からだがでかくなってうれしい、でもまてよ、なにかちがわないか?
「ふぅふぅ…はぁ」
座ったら立てないかもしれない、
今日も沢山詰め込んだ腹が苦しくてそんな気がした。
俺の割れた腹が食べ過ぎて自己主張が激しい、
歩くごとに体が振り回されるような錯覚すらある。
事実、鏡に映った身体は、随分腹が膨れている、
ためしに拳をつき合わせて筋肉に力を入れる、
ポージング、という奴で、線に囲われた部分に流れ込むように肉が集まって膨れる、
今までと感覚は随分違う気がしたが、
今までで最高の膨れ具合に気を良くした俺は盛大にこけてしまった、
前向きに倒れて、顎を打ったと思ったがあまり痛くない、
体中あまり痛くない、
「はぁ…はぁ…うくぅ…」
うでにうまくちからがはいらない、
からだじゅうのきんにくにじゃまなものでもはさまっているかのように、
ひりきなおれ。
「うぉ?」
何かに気付きかけたら、わき腹をつかまれたような感覚がしてヒョイと立ち上がった、
「きのせいきのせい」耳元で囁かれた気がしたから、気のせいなんだと安心した。
でも、わき腹からばりっと音がした、
見れば俺の筋肉が、筋肉だと思っていた船がわき腹からはがれて、
じゆうになる、おさえつけられていたにくが。
ぷるんとふるえて、ぼんぼんおとがしてはじけてくようだ。
「うわ…ぁぁぁ!」
叫びそうになった口に何か…プロテイン、きんにくだ…
「おおきくなったねぇ」そんなこえにあんしんしておれはいしきをてばなした…
俺はしばらくの間(長く感じただけで5〜10分程度だったかもしれない。)茫然と座り込んでいたが、やがて何の解決にもならない事を悟って起きあがった。
そして、現状を正確に把握するために、死ぬほど逃げ出したい気持ちを押さえて体重計に乗った。
ミシィッ……
体重計から鈍く重たげな悲鳴が上がる。
そして、パネルが胸元にくる様な作りの、気のきいた銭湯や健康ランド等でしか見かけない体組成計機能付きの本格的な体重計が無情な数字を叩き出した。
ピピッ
体重 138kg 体脂肪率 52%
俺は、再び気の遠くなりそうな感覚を覚えながら何とか耐えきった。
鏡に映ったデブンデブンの、この球体に近い分厚い鏡餅体型を見た瞬間から何となく確信していたからだろう。
帰省当初の啓太郎兄貴の土台に、智明の形の良いデップリ、ドッシリした腹を足して、更に怠惰に脂肪をトッピングしたのが今の俺の姿だった。
最早、チェーンメールの効果を疑う気持ちは微塵も無くなっていた。
当然だ。
普通なら代謝異常の病気でもあり得ない溢れんばかりの猛スピードな増量ぶりである。
食べた分がそのまま脂肪として体に蓄えられているのは疑いようがなかった。
しかし、それにしても体脂肪52%はないだろう…増えた体重の殆ど全てが脂肪ではないか。
そう毒つく俺の頭にここ数日の自分の生活が浮かんでは消えた。
本人が喜び勇んでそうしたとはいえ、箸の上げ下げすら智明に任せ、ドッシリと岩の様に動かず、食物が無くなるや啓太郎に揚餅や焼餅やらを山盛注文する俺。
見苦しい程膨れ上がった満腹の腹を抱えて智明に体を預け、甘いものは別腹と啓太郎兄貴のデザートに舌鼓を打つ俺。
食い疲れて眠たい目を擦りつつ、夢現に兄弟の2人係りで体をくまなく洗ってもらい、浴槽に抱きかかえられて浸かる怠惰な俺。
兄と弟の暴食ぶりに安心しきって、朝・昼・晩に加え、おやつに夜食、更に常に間食を怠らず、とにかく何でも智明にされるがまま頼り切って食っちゃ寝の限りを尽くす俺。
俺は改めて腹周りに手をやり軽くヘソと脇腹の真ん中、デブでも一番肉の薄い部分を掴んでため息交じりに呟いた。
「そ…そりゃ、太るわ…。」
「もんにゅ」と、たっぷりとして柔らかな、しかし張り詰めた弾力のある腹の肉を掴むと、いやがおうにも自分の怠惰太りを認識して納得してしまう俺だった。
俺はもう現実を受け入れる他なく、居間を目指して歩き始めた。
140kg近い体の半分が脂の体になってみると、痩せる気が失せるのを感じずにはいられなかった。
どうせ食事制限に運動を加えても正月明けに元通りとはいかんのだ。
これ以上ブクブク太るのはご免被るが、この空腹は何とかせにゃあならなかった。
しかし、俺も動揺していたのだろう。
気づいたら大デブ化していれば無理もないが…、全館暖房で快適とはいえ、両脇が半ば破れたパンツ一丁で居間を目指していたのだから。
【戦時協定虚しく居間で喧嘩する兄弟・正太不在に付き三人称】
智明は、朝の一仕事(胃袋への食い物底入れ作業)を終え、壁に寄り掛かって一息つきつつ、楽天的で豪快、悪く言えば大雑把な頭を悩ませていた。
そして彼が悩むとすれば、それはもう正太の事以外あり得なかった。
『ふんぬぅぅ…、どーするよ?あの、むっちんプリンな体…。可愛い…可愛すぎるぜ正兄ちゃん!何でそう理想的にムクムクモチモチ育つかなぁ!!』
『腹やら胸を対象に、常に手技で気持ち良くを心がけてたけど…そろそろ唾つけとかねーとな…。あの肉団子兄貴に気がされないとも限らんぜ…。』
『にしても……。』
智明はドッシリと太股に圧し掛かる、見るからに重たい巨大な腹を苦しげに眺める。
その腹は、デップリを通り越してドデップリとでも言おうか、以前ですら腹周りは巨デブの貫録を醸し出していたものが一回り、いや、二回りは太く大きくなっていた。
以前よりサイズアップしたスウェットの上着がヘソの上まで捲り上がり、ダブンッと分厚い贅肉の段を露わにしている。
(智明が正太にプレゼントしたスウェットもフリーに近い大きいサイズだったが、最近では以前の自分で着ていたスウェットを正太に着せている。以外に知能犯な奴である。)
脂肪で厚みを増した手の平で以前に増して大きく膨張した腹周りをなぞる。
なぞるだけでダブリと震え、モッチリした弾力が波紋の様に広がった。
半年前までラガー体型を自称していた智明である。
流石に溜息が洩れた。
「はぁっ…、や…やばい…、流石に調子に乗って太り過ぎたな…これ…。」
すると、朝飯の支度をしていた啓太郎がその言葉を捉えて言った。
「ばーか、日課になってるんだろーが、食う前に気づけよデブ明!」
そういう啓太郎の体も一回り以上太っていた。
しかし、脂肪質の正統派アンコ型デブの度合いを増した啓太郎と比べても智明の太りようは著しかった。
「ばっ…何だよッ!兄貴だって太ってんじゃねーか!大体正兄ちゃんを太らせる為の作戦だから協力して頑張ろうってったの兄貴だろ!」
啓太郎の智明の太りようをあざ笑うかのような発言に勢い良く体を起して啓太郎に掴みかかろうとする智明だった。
しかし、起きあがる勢いにつられてダブンッダブンッと大きく重い腹が重力にとらわれ、前のめりにバランスを崩してしまう。
智明は両手をついて何とかバランスを取り戻したが、腹の重みに振り回されたのは見るからに明らかだった。
当然啓太郎は更にそれをあざ笑う。
「ぶっ…、その腹…膨れすぎだろ…、しっかし、俺を肥えるとか言ってたけど本気で周回遅れになるたー思わんかったぜ!程度を考えろよ程度をさぁ…。」
自分と兄の体型を見比べて、ぐっと言葉に詰まりつつ、苦しげに何とか言い返す智明。
「うぐっ…、ご…五十歩百歩だろ!だっ…大体きったねーゾ馬鹿兄貴!俺は無我夢中で正兄ちゃんの為にと頑張ったのに!自分は適当にやってやがったな!?」
「ぶあーか!お前171kg体脂肪49%、俺157kg体脂肪54%、明らかにお前のがデブいんだよ!きっちり計算して太れや馬鹿明、ひっかかる方がわりーんだよ!」
そこからは、如何に自分が純粋に正太を好きかを訴える智明と、負けじと正太への愛を語る啓太郎の正太を理想的に太らせる為にどっちがどれ位貢献したかの競争が始まった。
そして、次第にどっちが正太に相応しいかの言い合いに発展し、終いには掴みあいの兄弟喧嘩へと発展し、いよいよ暴露の内容に拍車がかかる。
居間の扉の向こうで正太本人が自棄に冷静に2人の会話を聞いている事とは露とも知らずに………。
すいません…4スレの方に間違って書き込んじまいました…。ごめんなさいTT
>>47 >>48 感想ありがとうございます。励みになります^^
昨日は休みだったので後で書き込もうと思ったら寝てしまいました。
なので後一まとまり分で『リミット・ブレイク』完結、その前にラストの選択肢をだす予定です。
長々と何だかなぁとお思いの方もいらっしゃるかもしれませんが、もうしばらくお付き合いください。
>>51 かいくん、萌えー、しっかりと抱きついてしまいたい……。
><b
57 :
名無し調教中。:2010/01/06(水) 20:42:54 ID:N6uoSQaX
>>56 いちばん痩せてるw長男がヤバそうだよなw>バレた
58 :
名無し調教中。:2010/01/07(木) 07:44:35 ID:Amjkvasq
56>>
SSお疲れ様です。
お兄さん長男の割りに要領いいみたいですけど、
聞かれてる今の状況だとまずい、
というか、普通の兄弟だと思っていた正太さん…
本音トークを聞いて立ち直れるんでしょうか…
増えた脂肪に振り回される弟君に萌えます。
でも、筋肉量からすると兄弟の中では一番動けそうで、痩せ易そう。
職業柄社会復帰も一番容易でしょうが…他の二人は…
俺は、空腹を訴える腹を抱えながら、居間の扉の前で2人の俺肥満化計画&俺への愛大暴露大会に聞き入っていた。
普通なら「騙された!」といって戦慄く処なのだろうが、昔から俺にベッタリな2人の、母親とあらゆる好みを同じくする2人の事である。
『成程、そういう事だったのか…』と不思議と納得する自分がいた。
意外に冷静だったのは、2人がことさらに頑張らなくても自分はかなりのデブに成長していただろうと予想できたからだ。
長年痩せの大食いで生きてきた俺である。
食欲はフードファイター並、ここまでは太らなかったにせよ食欲に応じた生活をしていただけでも五十歩百歩の結果だっただろう。
それに、この数日、箸の上げ下げすら人任せな、チヤホヤされて我儘放題の生活は単純に気持ち良かったという事もある。
聞けば智明なんかは、俺が太った事で悩まないように自ら努めて太るという暴挙のお陰で、物凄いデブ腹に成長してしまっていた。
それも俺の為にと思えば何だか少し愛しく感じてしまう。
更に智明と言えば、脂肪の厚みで感覚が鈍った腹周りや、逆に感覚が鋭くなった胸周り等を弄ばれることに快感を覚え、求めている自分にも気づき始めていた。
結局、母親の血は、その濃淡は別として俺達兄弟に等しく受け継がれていたという事だろうか?
今までの自分の意識をたどってみても、それらしき片鱗はそこかしこに見えていた気がする(その時は、そうだとは思わなかったが……)。
しかし………。
俺は、2人の気持ちを受け入れてやっても良いかもなぁ等というとんでもない思考に傾倒しつつ、この居間への扉を開いた後の事を考えて一瞬迷った。
そして、自分の中である考えをまとめると、ゆっくりと兄弟喧嘩が繰り広げられている居間への扉に手をかけた。
俺が考えを定め、多分その先にまっている未来それは………
→1.智明との甘い生活
→2.啓太郎とのおいしい関係
→3.両手に花?幸せの共有
そして、母親からの電話の内容も明らかに………
60 :
名無し調教中。:2010/01/07(木) 16:20:29 ID:ODkw1CBD
なら1
61 :
名無し調教中。:2010/01/07(木) 17:02:06 ID:yl62+idF
同じく1希望ー
うらやましいなぁ俺なんか85kgで動かないというのに==;
グッド・エンディング1:『智明との甘い生活』
俺は、ゆっくり、静かに扉を開けたつもりだったのだが、思わぬことにピタリと喧嘩を止め、2人そろって無言&血走り眼で俺を見つめる2人。
「ん…?どした2人共?そんなあからさまに誤魔化さなくても喧嘩の内容全部丸聞えだから…もう隠す必要無いぜ…。」
しかし、俺はスッカリ忘れていた。
随分と冷静に喧嘩の推移を見守っていた筈なのに、その間も自分が半ば破れたパンツ一丁でいたことに全く気付かなかった。
俺専を自称する2人の前でデブデブに肥えた肉体を露わにして、いきなりの乱入である。
後日智明から絶妙な例え話をされた。
曰く、常人で言えばレオパレス借りたら全裸の藤原さんがついてきた級のサプライズだったとの事だ。
藤原好きではないが、そりゃあ人によっては堪らんだろうなと思った俺だった。
しばしの沈黙の後、まず、先程まで舌鋒をつくしていた啓太郎兄貴が片鼻から鼻血を吹いて崩れ落ちた。
そして、次の瞬間、俺を凝視しつつ戦慄いていた智明がタックルでもするかの様に、体中の肉をバインバイン震わせながら俺にむしゃぶりついてくる。
「だっはぁぁぁっ!も、サイコー!俺死んでも良い!好きだ!好きすぎる!可愛い俺の正兄ちゃん!愛しのむっちんプリン!!」
しまった!やっと自分の姿を認識した時には遅すぎた。
土台の骨太&筋肉に裏付けられた分厚い脂肪でよろわれた逞しい腕で抱きしめられる。
ぶんにゅぅぅぅっ!!
贅肉と贅肉のひしめき合い。
物凄い圧迫感。
智明は、自分のドデカい極太の太鼓腹の事も、俺の鏡餅腹すらも忘れた様に(腕の脂肪と相まって手は俺の背中まで遠く届かない)、中坊の様に余裕なく抱きしめてくる。
俺は智明のスウェットに擦れる自分の楕円形に変じて埋没した乳首が立って快感を訴える感覚に体が火照るのを感じた。
『ちょっ…!まっ…!いきなりすぎだろ!だだだ…大体約1名白目向いて倒れてるっつーの!!で…でもお腹もさわって欲し…いやいやいやいや…』
俺は内心で抗らいつつも、智明の手により知らず知らずに快感を欲する事に慣らされた体をどうにかして欲しい気持ちで一瞬声が口を出なくなった。
何と…今日はここまでです。
何て中途半端…ははは…でも確実に次の書き込みラッシュか、ラッシュできなければ2回の小分け書き込みで終われると思います^^
ほんとにもう少しお付き合い下され…ヨボ…ヨボ…
>>57 >>58 コメントありがとうごぜーます^^
>>60 誰よりも1が書きたかったので大感謝w
>>61 太めの階段登ってますよぉー、諦めないで頑張ってー!
因みに俺は前回のオフ会時満腹状態で86kg(多分空腹状態で84kgくらい)だったのが、今朝の空腹時で94kgに……
64 :
名無し調教中。:2010/01/07(木) 19:26:36 ID:yl62+idF
61です
>>63 ssおつです。あrigatou^^
すごいですねぇ…10kgの増量ですか。是非、3桁目指して頑張ってくださいね^^
たぷぅんっ
片腕で抱きよせる力もそのままに、余裕なくもう片方の手で俺の胸を鷲掴んで揉む智明、タプンと音をたてて弾む俺の胸の肉。
「あぅっ…ふぅ…やめっ…。」
いかん!このままではなし崩しだ。
それは今後のことも含めてよろしくない。
その上、白目向いて倒れているのは実の兄なのだ。
せめて生死なりと確認せねば鬼畜である。
俺は最後の理性を振り絞って智明の頭をスパコンと小突きまわして言った。
「やめんかっ!アニマル!やめんと………………………………嫌いになるぞ!」
息を荒げ苦しげな表情を浮かべ前のめりになろうとして腹の重さでバランスを崩しかける智明、うーん…従順な奴だ…ピタリとお痛をやめやがった…。
「先ず!そっちで白目むいてる啓太郎兄貴の容態をチェック!」
俺に言われて素早く脈と息を確認する智明、デップリデブデブの癖に素早い…、俺の言う事なら人でも殺しそうだな……。
「脈あり!息あり!正兄ちゃんのダイナマイトぼでーにやられたものと思われまっス!!」
智明は、更に素早く軍隊かよ!と突っ込みたくなる口調で報告する。
「だ…ダイナマイトいうな…、ま…まるで太さ爆発してるみてーじゃねーか…。」
俺は冷静に受け入れた筈の自分のデブさ加減を再確認させる単語に軽く傷つき抗議の呟きを漏らす。
「はっ!理想的な太さでありますっ!芸術です!芸術は爆発なのでありまっス!」
顔を上気させて、熱で浮かされたような台詞を変な口調で叫ぶ智明、やばい…壊れる寸前だ。
俺は成るべく簡潔に、但し今後のことも考えて要点を漏らさず智明の意思を確認する。
「いいか、良く聞け。俺はお前らのさっきの会話を全部まるっと聞いた。お前が俺の事を好きなのはよーく解った。信じられん事に俺も何だ……そっちの意味でお前の事を憎からず思っている。」
「俺の事…真剣に愛してるか?一生俺だけ愛せるか?あと今まで通り俺の事チヤホヤできるか?んーそれと俺沢山くうぞ、で、食うなら旨いもん食いたいし…もっと太っちまうかも…。」
「あー…待て待て!まだだまだ!えーと…それとそれと…とにかく俺は高い男だゼ…その俺の我儘、何でも聞けるか!?」
俺自身どんだけハードルたけーんだよと思うその言葉に、更に興奮を禁じえない様子の智明が、真剣な目で俺を見つめつつ、鼻を鳴らしてブンブンと力一杯頷いた。
その振動に智明のスウェットごしの胸・脇・腹の肉がダブンッと揺すれる。
もういいでしょうか?智明の許しを求める日本犬の様な瞳が俺をジッと見つめていた。
巨体を屈めてお座り状態でこの眼差し、正直可愛い…、俺は最後の条件を口にした。
「あと…あとよぉ…するのは良いけどさぁ……俺だけ裸じゃ…恥ずかしいじゃんかよぅ……。」
もう矢も楯も堪らない!という風に、智明は乱暴に自分のスウェットを脱ぎ棄てる。
ダブンッ タプンッ ボヨンッ ポヨヨンッ
スウェットや下着を脱ぎ捨てる度に、押し込められた贅肉が弾みながら姿を現し、見る見るうちに張り詰めた巨体は更に一回り太さを増していった。
元より太い逞しい土台の上に、タップリコッテリ脂が乗って丸く柔らかな曲線を描く肩。
同じく丸く張り詰めたしかし柔らかな弾力を秘めて極太になった腕は、胸の脇の贅肉に押しやられて少し浮き気味にすらなっている。
そして、今話題に上った胸。
それは、特大のギッシリと餡の詰まったアンパンの様な形に曲線を描き、土台の筋肉が牽引して型くずれなく、パッツリとした弾力に富んでいた。
更に、以前から巨デブの片鱗を見せていた腹は、何の束縛も無くなった今、恐ろしい位の贅肉が溢れかえっている。
前にデップリドッシリ、脇にモッチリタップリと贅肉が極度の曲線に山と盛り上がり、胸同様筋肉の土台が牽引しているせいか、重力に負けて垂れ下がる事は無い。
しかし、やはり蓄えすぎた腹の肉は重く、弛むのではなく、大きさを増して下腹部を丸く隠す程、両手を広げ腕全体で腹の下から持ち上げても溢れる腹の肉は感動すら覚える。
その姿は、まるきり巨デブとレッテルを張るべきなのだろうが俺には逞しく、力強く見えた。
多分俺が同じくらいの体重になった時にはもっともっとタプンタプンに脂肪で緩んでしまう様に思えたからだ。
俺は、そうやって露わになった肉の壁に包みこまれる様に、智明にこの身を委ねた。
そしてそれは、思春期の子供の様な余裕のないもどかしさと、荒々しいながらも巧みな愛撫とに彩られた快感を俺に与えた。
智明は元気な男だった。
性的に…。
流石に半年前まで社会人スポーツをしていた男が相手な上に3年4ヶ月の年の差も相まってついていけない。
以外にもハードなセックスは一切なく、双方共に快感を追求できるこき合いの発展バージョン(最高ハードで腹ズリ・パイズリまで)に終始した智明は、自身俺の倍以上抜いた。
そしてその後も横たわった俺を後ろ抱きに抱き、腹や胸の贅肉をタップリと掌中におさめて弄びながら俺の言葉に耳を傾けていた。
「俺さぁ…会社辞めたい…、この腹、この胸…この脂肪…会社の誰にも知られたくねーよぉ……、はぁ…。」
そう嘆く俺の後頭に鼻先を埋めて嗅ぎつつ何の気なしに応える智明。
「ふんふん…、あふっ…うん、やめちまえよ正兄ちゃん。俺がずーとずーと大切にすっからさぁー。」
何の匂いがするのか夢見心地で答える智明の声、俺は少し胸がむかついた。
「ばっ…俺にヒモになれってーのかよ?」
「ふがっ…ち…ちげーよ、たださぁ…にょ…女房役ってゆーかさ…ごにょごにょ…あっ!そーだ!だったら丁度良いいって!母さんのあの電話さ…。」
智明は大晦日前日の母の電話の内容を話し始めた。
「はぁっ!?俺に会社辞めて実家で暮らせ?不動産の管理しながら実家を守れ!?」
俺はいきなり旅先からそんな事を言ってきた母親の真意をはかりかね、つい素っ頓狂な声をあげてしまう。
「うん、お袋と親父…向こうが気にいっちまったんだと、で、家で仕事できる小説家の俺か、会社勤めの正兄ちゃんか迷ったんだけど、算盤勘定できねー俺がはけられて、正兄ちゃんに白羽の矢が…」
「まてまて、その前に!旅先が気にいったってあいつ等!そのまま向こうに永住する気かよ!」
「みてー。あと親父が向こうの食いもん食い過ぎて、行きの飛行機でもヤバかったシートベルトが締められなくなったとか何とか…チャーター便手配とかもメンドクセーとか何とか…。」
飛行機でシートベルト締まらずって……小錦か何かですかウチの親父は……。
「てか、2座席分とればOKとか色々試したらしいけど…。」
そこで何故か言い淀む智明を目で促す俺。
智明は、当然逆らえず続きを話しだした。
「親父が恥ずかしいから痩せてから戻るとかごねたみてー、お袋、親父にゾッコンだから滅茶苦茶あめーし…確かに…可愛いけどさ…あっ正兄ちゃんの次にだゼ!?」
俺はそう言い訳しつつ自分のドデカい腹を俺の背中にぶんにゅり押し付ける様に抱きすくむ智明を胡散臭げにあしらいながら思った。
親父が痩せたら戻るという事は、一生戻らないと同じ事だ。
俺のこのデブデブに肥え太った体、それを見せたくない知られたくない俺の事情。
どうやら選択肢は一つしかないようである。
それにしても……
『俺もシートベルトが締まる内に両親に会いに行かんとな…』
脳裏によぎる倍に膨れた俺の姿。
俺は頭を振ってその悪夢を払い、ぐるりと智明の方を向くとギュムっとデカッ腹に抱きついて言った。
せめて今だけでも不安を払拭できるように………。
「ずっーと一緒に居てくれよ…後…成るべく俺よりデブでいてくれ…頼む…。」
智明は元気よく頷いて、また息を荒げ、もう1ラウンド延長戦に突入するのだった。
才気活発で出来る男な癖に…単純で素直な奴、お前のが可愛いわ…、そう思って目を閉じた。
連投失礼しやした┏○ペコ
次で本編ラストです┏○ペコ
よしなにー(*・ω・)*_ _))ペコリン
71 :
名無し調教中。:2010/01/08(金) 21:58:04 ID:kpzOHjpe
おつかれちゃーん
横に2倍ハアハア
『成長は順調、問題なく育っている、迎えに来るのが楽しみだ』
俺は知らない人間が見ても問題ない当たり障りない経過報告をメールで送信した。
昨日突然暴れ出そうとした誡はすぐに押さえ込めた、
仕上げに飲ませるはずの物を早速使う事になったが、お陰でおとなしくなったが、
今までの自分を誤魔化す暗示は解けてしまうし、自覚した今はもう効かないかも知れない。
何より、ぽっちゃりからデブへまっしぐらだった身体は昨夜飲ませた物のおかげで一気に大デブへ手が届きそうだ、
ここまで育てば手足の筋力を弱めた誡は逃げ出すのも難しい、もう、次の段階へ進んでいいかもしれない。
俺はそう決めるとまだ寝ている誡の上に馬乗りになった、
こうしてみると昨夜まで巨大な赤ん坊のようなぽっちゃりがいかに育ったか良くわかる。
手足は太く広がっていた脂肪の厚みが増し、ぷくぷくとふくよかだ、太い手足は窺えるが、それが筋肉によるものだったと判る物は少ないかもしれない、
何せ、手だけでなく足の指までぷくぷくだ、身体全体からメリハリが失われただただ丸くなっている、
顔は、頬もぷっくりしてきたがやはり目を惹くのは顎、首が首だった物になって膨れる身体に飲み込まれるのに呼応して奥から肉が盛り上がり、二重顎というのが段ではなくて壁がせり出してくる感じなのだと判った、
輪郭が丸い、肉が厚いところは顔に張り付く皮が脂肪のお陰で浮いている。
身体がなだらかに盛り上がって行く、その最たる象徴は腹。
まあるく盛り上がって行く柔らかな丘、段はとうに消えうせ柔らかな半球がまぁるく誡の行く末を暗示している、
重い重い身体、浅く苦しげな呼吸、重い体が、背中の、誡の背面の肉を押し出して横に広がっている。
かわいい、
巨大な赤ん坊だった昨夜、俺を見て嬉しげに微笑んで、本当に可愛かった、
膨らんでいく誡がいとおしくて仕方ない、思い切り抱きしめて、沢山食べたら、大きくなったらほめてやろう。
そう心に決めて誡に刷り込んでいく、手にたっぷりと絡む脂肪をゆらして、誡の頭をゆらしていく、ふかくふかく暗示を…
肥る、良い事だ、からだが大きくなる、ずっとそうしてきた、めざしていた、もっともっと、デカクなろう…
俺はどんどん嬉しくなって、
いとしさがあふれて、
ふくれあがるしぼうのかたまりがいとしい、
だからだろう、あやすように話していた、奉納牛の伝説を。
『その昔村で飢饉があった、
沢山の村人が飢えでなくなり、
あるものは田畑を捨て、
ある村の男は生きるため、村で飢えて死ぬよりはと女子供を都に売った。
そんな時、村で一番逞しい体の男が言った、「神様の牛も食べてしまおうと」
それはとても立派な、とてもとても大きな白牛でいつからか神社で世話をされていた牛、
村の長老が子供のときからいるとも噂されて、
中には白牛が食べている物を食べれば生きれると考えた村の男は白牛を追っても利の奥に入り、帰ってこず、
それを捜しに行った男は村から逃げてしまった。
大きな男は村の外から来た人間で、村にいた他の牛を食べて、食べ方を教えたのもその男だった。
村人が止めるのも聞かず、ついには牛に挑んで…』
男は逆に牛になって神様の所に行く事になったんだ、何でだったか、寝物語で終わりは忘れてしまった。
以来俺の村では丑年に奉納牛をささげる事になって、
その牛が死んだ場合は言い伝えにしたがって、男を奉納牛として捧げるんだ。
その役割がお前なんだ、やってくれるよな、 誡?
そう言って先輩は話をしめた。
かく言う俺は悔しくて涙がこぼれそうだった、
思い出せるのは何かを腹に詰め込む時の言い知れぬ幸福感、
眠り膨れていく身体に暗示の所為で言い知れぬ多幸感まで抱いていた。
結果がこの様だ、昨日、風呂場で見た、ブクブクの身体、
意識が覚醒してみれば後悔と…
ふとるのがいいんじゃないかな?
と言う事だった。
からだがでかくなるし、ふとろう。
俺は違和感を感…
もっともっとブヨブヨになるんだとキメタ。
先輩は俺の腹をもんでゆすっている、昨日までなかったはずの重圧と肉感が俺に増している。
うなずいてらくになろう、せんぱいにでかくして『奉納牛』にナロウ。
俺の意識に割り込んでくる、手足は弛緩して持ち上がりもしない。
どんどん緩んで行く俺の意識に俺は…
1:奉納牛てすばらしい
2:絶対になるもんか…
と、おもった。
75 :
名無し調教中。:2010/01/09(土) 09:17:40 ID:j0eTbO0s
2
心では反発してだんだん太ってくのが見たい
76 :
名無し調教中。:2010/01/09(土) 09:20:19 ID:urHVRdxW
反発しつつも奉納牛になってほしいな
連投失礼しました。
今回はここまでになります、ご清聴ありがとうございます。
奉納牛偏はラストの選択肢となります、あと少しの牛偏、よければどちらがいいか聞かせてください。
余談ですが、暗示は、脂肪をゆらした共鳴で脳をゆらすというファンタジーな物です。
70>>
お疲れ様です、ラスト楽しみにしています、
最後にお兄さんのやり口に弟君を応援していたのでとっても嬉しいデス、
そう言えば、正太さんのベルトが出来ても、弟君はいまのままだと…
そしてお兄ちゃんのやけ食い生活、正太さんはどれだけ肥っても理想的といわれ…
萌えますね。
うちのかいくんにも萌えていただきありがとうございます、
暗示で大分かわいい思考になってるのですけどね、次はもち編です!
目が覚めると部屋には俺一人、俺は昨晩の事を思い出しながらこのままではやばいと決意を新たにした。
昨晩、俺は頭の中で囁く俺の声を振り払って首を振った、
強く否定を口にする言葉は喉から出なかった。
あの時の先輩の目、
顔はいつものように笑っているのに目は笑っていない、とても冷めた視線。
あの後、俺は目の前に持ってこられた食い物を貪った、
何でとか止め様とか考える間もなく、頭の中が『クイタイ』それだけに埋められて、
身体が言う事を利く様になった時は腹に何も入る余裕などなかった、
筈だった。
先輩は相変わらず冷たい笑みを浮かべながら「こんな事も出来るんだぞ」そう言って俺のわき腹を掴んだ、
後に知ったがラブハンドルと言うらしい、
そして、今までの優しい手付きが嘘のように乱暴に俺の腹をゆすり始めた、
腹がグルグルと、内臓を直にかき回されるような不快感に襲われて、はじめは何をされているかわからなかった、
先輩が手を離したとき、腹が空っぽでぐうぐう鳴り出した時は怖くて何も言えなかった、
そしてまた差し出された食事を貪ってしまうと急に理解出来た、
これは本能なのだと。
先輩に時間をかけて狂わされた俺の生存本能が食わないと死ぬと思っている、
逆らえない、食事が目の前にある限りこの食欲は抑えも逆らえもしないそう思ったとたん涙が溢れてきた、
ぼろぼろとこぼれる涙に食事がしょっぱくなった。
腹が一杯で息が上がって着た頃に先輩がまた優しげに囁いてきた、
「目が覚めたらもう一度聞く、今度は色よい返事をしてくれよ」と、
今思うと、何かされたのかもしれない、俺はまた落ちていく意識の隅っこで思った。
助けなんてものは来ない、何とかしなきゃどうなるか、どこまで肥らされるか…
75>>
76>>
はやっ!?
よもやあとがきを書いている途中で頂いているとは夢にも思いませんでした。
ありがとうございました、
と、言うわけで、2の選択肢でお送りさせていただきます、
拙い文章を、いつも応援ありがとうございます、肥満化表現とかいまいちですが頑張ります。
56>>
うっかり返答を忘れていましたが、
もう、それは好きなだけしがみついてやってください、
そろそろ手が回らなくなりそうだったり、抱き疲れてかえって来る感触で、
かいくん、果てしなくへこみそうな気がしますが、それはご愛嬌。
それから3週間程の時間が経った。
俺は、急遽実家を継ぐことになったという理由で会社を辞め、智明に業者を手配してもらう等してマンションを引き払い、実家に移り住んだ。
智明も同様だ。
現在2階を客室にして、俺たちは1階の元は両親の寝室だっただだっ広い部屋を使用している。
1階の客室は智明の書斎となり、小説もそこで書いている。
俺が昼寝している間やら何やらを使って作業しているらしく、仕事している姿を俺が見ることは少なかった。
そして、俺はと言えば………
「うっ……、まただ……また、太った……。」
今日も日課になっている体重測定を行い、そう呟きながら溜息を漏らしていた。
鏡に映る肥満体はその厚みを1回り以上(ほとんど2回り)増し、脂肪でボヨンボヨンに丸みを足していた。
試しに脇腹辺りの肉を掴んでみる。
モッチリとした、突いてから少しだけ時間がたった餅の様な弾力でタップリと手の平いっぱいに掴めてしまう上に、掴める肉は1部だけ、まだまだ有り余る肉が存在を主張していた。
少し苦しげに歪んだ顔も、既に真ん丸、パツパツに太り、顔だけは軽傷だった以前に比べ、重症を呈している。
顎にタプリと肉が余り、首も無い、首と言えば後ろから見て二段の肉段も見苦しい猪首が見えるのみだ。
俺はこの3週間の間に更に39sもの贅肉を蓄えてしまっていた。
正月程に食わなくてもこの増量、強靭すぎる自分の胃袋が憎かった。
体重177s、体脂肪率58%…マンガのような太りようである。
この体質……、どうにかせねば半年と経たずにギネスデブだ。
俺は溜息をつきながら居間へと移動した。
今の扉を開けると智明が昼飯の用意をしていた。
俺を見つけてニッコリ微笑む。
最近余裕を増して子供っぽさを減じた男らしい笑顔、俺は胸がキュンとする感覚を思えた。
俺もスッカリ母親の血が覚醒してしまったのだろうか?日に日に智明が愛しくなっていく。
俺はちょっとドキドキしながら智明の傍まで行って言った。
「おい…智明……ぎゅってしろ…。」
俺がぶっきら棒に言ったその言葉で、途端に智明から大人の仮面が剥げ落ちる。
「むっはああああ!本気可愛い、すげーやべー!俺ぎゅーする。ぎゅぎゅぎゅってしちゃう!」
言うが早いか、智明は俺をギュムリと抱きしめて(もー全然うで回らんが)、グリグリ顔を押しつけてくる。
俺も嬉しくなって頬を擦り寄せた。
「オラオラオラ!そこの兄弟!お前ら実の兄弟!はーなーれーろっ!!イチャコラすんなっ!こんちくしょーい!!」
俺はハッと頬を赤らめて、智明は露骨に嫌な表情で声の主を追った。
啓太郎兄貴である。
自らも高級ホテルのチーフシェフを辞し、地元で個人レストランを開業するまでと実家に転がり込んだ啓太郎兄貴は、小姑根性丸出しで邪魔をするキャラに変わっていた。
それどころか、越してきてから居間に居座り、得意の料理の腕を見せることもなく、ただただ日がな一日店屋物に囲まれて自棄食いに明け暮れる生活を送っている。
今もLサイズのピザを5枚広げて、ラージサイズのスパゲティを3つも重ねて貪り、コーラでそれを流しこみながらのヤジ飛ばしである。
朝も夜もなく、3食の区切りも忘れて詰め込めるだけ詰め込み、食い疲れて眠る生活。
啓太郎兄貴は、実家に転がり込んでからというもの、1度は智明に譲った兄弟1の肥満体の座を取り戻す勢いでブクブクと肥え太り続けていた。
「おい!兄貴!一体いつになったらレストラン立ちあげるんだよ!?朝から晩までピザやらカレーやら弁当やらデリバリーサービス全開で食い漁りやがって!その内舌いかれんぞ!」
ヤジりながらもピザとスパゲティを交互に食い散らかす啓太郎兄貴を見かねて智明が窘める。
「へーへー、正ちゃんと結ばれた途端余裕の大人気取りですか?けぇっ!やぁーてられっか!、むぐむぐ…、ほっとけ、むしゃむしゃ…、俺は今モーレツに自棄食いしたい気分なんだよっ!」
最近馬鹿兄貴だとかデブ兄貴だとか言わなくなった智明の落ち着き様に、逆に反発を覚え更に食べまくる啓太郎兄貴。
これは流石に処置なしである。
それにしても……
「おい!兄貴!気持ちわかるし、自棄食いも良いけどよ…ちょっと…いや、かなーり太り過ぎだろ?下着だけ変えて着てるそのジャージ…ブカッとしてたのにパツンパツンじゃねーか…。」
『確かに…てか、腹の肉ブヨッとはみ出てるし…』
俺が口に出そうとした言葉を智明が先に口にした。
半ば寝そべって朝も昼も無く食い続け、常に腹を満腹に満たす生活のお陰で、啓太郎兄貴は、人の事をとやかく言える体型でない俺達でも危機を感じる様な怠惰な太り方でブヨンブヨンに太っていた。
大きな分厚い鏡餅の4…いや5段重ねのシルエットというか、鏡餅にしても丸すぎて微かに凹凸のある球体に見えつつある。
しかも筋肉が鈍って弛みきった体は脂肪でタップンタップンだった。
「ぅ゛…う…うっせぇー!むぐむぐ…お前だってこの3週間ブクブクブクブク太ってんじゃねーか!はぐはぐ…俺とどっこいどっこいのデブの癖に説教たれんじゃねー!ぐえぷっ…。」
図星を指されて動揺しつつも自棄食いの手を止めない啓太郎兄貴。
その視線は智明の体を確認して落ちつきを取り戻していくようだった。
そう…智明の肥満体もその肥満度をすごぶる増していた。
端的に言えばバランスを失う程ドデップリと突き出て膨らみきった太鼓腹は更に一回り大きさを増し、それに合わせて顔にも腕にも肩にも尻にも同じく大量の贅肉を増して丸くなっていた。
それにしても、大きさは同じレベルとは言え、智明の太り方の方が健康的に見えるのは気のせいだろうか?
最近基礎トレーニングだけ再開した所為かも知れない(無駄だと知りつつ俺も参加してる)。
そして、その表情は啓太郎兄貴と違って動揺するどころか明るく朗らかだった。
「なははは…、いやー正兄ちゃんが自分よりデブでいてくれって可愛くお願いしてくれちゃってさぁ、んで時々あーんっつって色々食わせてくれんだもん!そりゃー太る太る!幸せ太りってやつぅー?やー困ったなあこの腹ー。」
ダブゥゥン!ボヨボヨ……
軽く巨大な自分の腹を叩いて惚気る智明、中身がギッシリと詰まった腹太鼓はすごぶる良い音を奏で、余韻が波となって体中の贅肉を揺すった。
普通なら呆れるところなのだろうが、俺にとっては愛しい光景だ。
何しろ智明のあの極めて太く丸くなった体は俺への愛で膨らんでいるのだから…。
俺は照れながらも智明に背中から抱きついて背中の肉に顔を埋めつつ、智明の雄の匂いを吸い込み頬を擦り寄せる。
智明も気づいて振り返ると俺を抱きしめた。
「がつがつがつっ…むぐむぐむぐ…ぐえぷ…んぐっんぐっ…ぷはぁぁぁぁっ!いちゃこらすんなら余所でやれ馬鹿っプル!!俺の前でくっつくんじゃねー!!」
その時だった。
ピンポーン!
居間にインターフォンの音が響き渡った。
一体土曜の朝っぱらから誰だろうか?
智明がインターフォンの受話器を持って尋ねる。
訪ねてきた相手は………
84 :
名無し調教中。:2010/01/12(火) 14:53:08 ID:A6Ht8Ul+
兄貴かわいそすぎる・・・
そりゃやけ食いするわな
「ごめんくださーい。学生ん時お邪魔した釜田でーす。中井と梶本もいまっす。正太いますかぁ?」
釜田達だった。
智明は『どーする?』という表情で俺を見つめてくる。
いずれは来ると思っていたがこんなに早く来るとは………、いや、はやく来た方がよかったのかもしれない。
しかし………
俺は、自分の体型を再確認するように、ドデンッと突き出た丸い丸い腹周りを擦る。
ブヨッと、タプッと、モッチリと、ついた贅肉に丸い曲線を描く腹。
「や…やっぱ、あいたくねーよぉー……。」
余りの贅肉のボリュームに、泣き言がつい口を出る俺だったが、もちろん十数年来の友である。
会わないわけにはいかなかった。
「なあなあ?釜田くんて正ちゃんにちょっと似た感じの子だったよね?俺お茶の準備する!いや、その前に洗面時洗面所…。」
そんな事を聞いてくる啓太郎兄貴、当然俺はそんな言葉に応える余裕はなかった。
啓太郎兄貴は勝手に納得してドッスンドッスン足音をたてて洗面所へと走っていった。
智明が広間に通し、身だしなみを整え、お茶の用意をしてきた啓太郎兄貴も広間に消えた。
俺は、最後まで会うか会わぬかを迷っていたが、しばらくして意を決し、広間の扉を開けた。
扉を開いて入ってきたスウェットの上下一杯に贅肉を蓄えて丸々とパツンパツンに太った俺の姿を見た面々はしばらくの間口を開けて無言だった。
まさしく、顎が外れた的なリアクションである。
しかし、俺の方も同じ位驚いていた。
「ぶっはっー!前田、すげー…すんげー太ってるし!すげー…すんげぇぇぇぇっ…。」と釜田。
「どへぇー!こりゃすげー、そりゃ会社辞めたくなるわ…一冬待たずにデブデブじゃんか!」これは中井。
「いやー…ここまで太ってると逆に予想通りというか、予想以上で…ごめん…ぷ…ふふ…。」そして梶本。
三人三様に俺の177kgの巨体を揶揄して笑いを堪えている。
そして、口々に………。
「ムッチリとか言ってたよなぁ…。」釜田。
「ズングリとかさぁー…。」中井。
「ドスコイはきつかったよねぇ…。」梶本。
そして、一斉に『どの口がんな事いったかなー』と爆笑し始めた。
俺はプルプルと戦慄しつつ我慢していたが、我慢できなくなって叫んだ。
「わーるかったよ!はいはいはいはい、俺もスッカリデブデブですよっ!あー太った!太ったよ!177kgですよっ!」
開き直って叫ぶ俺、しかし、俺がこれだけ叫びながら訴えるのにも訳があった。
「っても!お前らだってめっちゃくちゃデブってんじねーかよっ!釜田も!中井も!梶本もっ!!俺の事言える体型かっつーのっ!」
そうなのである。
俺がこれだけブクブクと太るとは思わず、去年の末に愉快なあだ名をつけてからかった3人は、3人3様に肥満度をいや増していた。
元々、ガッシリタイプだった中井は、腹周りでは劣るものの智明に似た体型、恐らく180kg前後。
元々は、ひょろっとしていたが、文化系でおっとりしていた梶本は、以前の啓太郎兄貴の太り方を助長したかのようなアンコ型で190kg以上ありそうだ。
そして、後ろ姿は瓜二つ、パッと見似てると言われていた釜田はといえば、肥え幅としては3人の中で一番肥えた。
74kgだった体重は一体何kgになっているのか、少なくとも俺と同じかそれ以上、太り方まで俺と似ている。
全員図星を指されて笑い声が渇いていき、次第に無言になってうつむいてしまう。
「わり…言い過ぎた。でもさ…他は良いとして釜田…お前ダイエットするってのどうしたの?俺は食べるに任せて太った結果だけどさ…。」
俺は自分を棚に上げて言い過ぎた事に気づいて謝りながらも、失礼と思いつつ気になっていた事を聞いてしまった。
「ごめん…言い過ぎた。チェーンメールの所為で太ったなら当然お前もどうしようもなく太っちまっただけなのにな…、俺もさぁ、ダイエットはしたんだ。てか、あの時もしてた。」
すると、釜田の方でも頭を下げ、俺の質問に対して答える。
「ずっと我慢してたんだけど、去年の飲み会と正月三箇日で箍が外れた見たいに食欲が抑えられなくなって…それこそ過食症みたいな感じになっちまってさ…。」
「我慢して食事制限してた所為か砂漠が水を吸い込むように、そりゃあ凄い速度でブクブクブクブク……んで、気づいたら182kgに……。」
言って腹をタプルゥンと叩いて苦笑いする釜田、その発言にみんな声を失う。
釜田は俺と同じ理由で職を辞した。
「はははは・・・俺達この広間で円卓囲んでるけどさ…これじゃまるで相撲部屋だな…しかもかなり重量級の……、どうしよう…俺達……。」
俺は何だか申し訳なくなってきた。
俺は親の潤沢な資産を運用して食うに困るどころか悠々自適な生活をおくる事が約束されているようなものだった。
いよいよ無言になる面々に対して終始ニコニコ満面の笑顔を浮かべていた啓太郎兄貴がとんでもない事を言う。
「なーんだ。じゃあみんなここに越してきちゃいなよ!気になるなら離れを使えば良いしさ!困った時はお互い様!実は俺もグランシェモアを辞めてレストランを開業しようとしててね。」
「なぁーに、家賃なんていらないさっ!いらないともっ!」
俺と智明はジト目で啓太郎兄貴の視線をたどる。
その先にはプリンプリンに柔らかく肥え太った釜田の姿、ドデップリと太鼓腹もまぶしい中井の姿、更にタップタップと肉が揺すれるキングスライムを擬人化した様な梶本の姿があった。
スケベ根性丸出しである。
「え゛っ!グランシェモアってあの一流ホテルにもはいってる老舗の3つ星フレンチ!?」
先ず自らレストランを経営する梶本が啓太郎兄貴の職歴に驚きの声をあげる。
「ホントにいーんすか?俺そろそろ文無しに近くなって田舎帰ろうかと……。」と中井。
「冗談ですよね?そんな小学生が秘密基地作ろうみたいに軽―く……まさかですよね?」これは釜田。
「いーんだよいーんだよ!離れは俺が管理する事になったからっ!なっ正ちゃん?なっ智明?まさか自分達だけ楽しく幸せに暮らしましたとさ…とか、言わないよな?」
戸惑う俺達に向けられた張り付いた様な笑顔に俺達は例え様も無い恐怖を感じ、迷う事無くコクコクと頷いて了承してしまうのだった。
「あっ…ああ・・・と・・・友達だろっ…全然気にしないよ…なっ智明?」
引きつり笑いで答える俺。
「ん…うん…、釜田さんとか中井さんとか夜は気をつけた方が良いよとか何とかいっちゃったりして……あはははは…。」
ギロリと睨まれ途中でお茶を濁す智明。
啓太郎兄貴……正に外面おかめ、内面夜叉である。
「釜田君は正ちゃんを手伝えばいいし、中井君と梶本君は俺の店手伝ってくれると助かるよ、それで一つ頼みがあるんだけどさ……。」
そこでまたも突拍子もない事を言い出す啓太郎兄貴。
「釜田君、まだあのメール携帯にあるんだよね?ちょーっと、都市伝説とか興味あるんだけどもらっても良いかなぁ?」
ふられた釜田も訳も解らず、別に減るものでもないので頷いてメールのやりとりを行う。
「ありがとう!それじゃあみんな!これから仲よくくらしてこーねっ!!」
『おー!よろしくお願いしまーす!!』
何はともあれ、丸く収まったとばかりに今のやり取りの不自然さを忘れるかのように、陽気に応える面々だった。
3人が各々の自宅やら何やらを引き払いに帰った後、俺は、これからの生活を考えて、しばらくあからさまなイチャイチャはできまいと、智明にいつにも増して可愛がってもらった。
そして、また太ると悩みつつ2人で食べさせっこをして、ムクムクと腹を膨らませ、甘えながら抱き合って眠った。
次の朝珍しく早くに目覚めた俺は、青く晴れ渡った空を見上げて、俺達の幸せな明日は神様からも約束されている、なんて恥ずかしいことを考えて少し笑った。
そして、早朝の空にうっすらと輝く星を見つけて恥ずかしついでに、お祈り等をしてしまうのだった。
ずっと、ずっと智明との幸せが続きますように…
ずっと、ずっと智明が俺を好きでいてくれますように…
ずっと、ずっと智明の方が俺よりデブでいてくれますように…
【完】
次のニュースです。
最近、関東甲信越、特に東京都近域を中心にして拡大している代謝異常による肥満ですが、都内の病院へ検診を申し出た患者数だけで9000名に上りました。
その内、代謝異常の診断を受けた患者7800名の全員が男性であることから、男性のみを感染対象とする感染症の疑いがもたれています。
また、専門家の間で、直接の関連性は否定されていますが、患者の大半が以下のようなメールを感染当初受け取っていることから、ウィルス兵器によるテロであるとの見方もでてきています。
いずれにしても、次の様な内容のメールを受信した方は身辺に注意し、比較的速やかに病院に検診を求める等して対処して下さい。
【問題となっているメール(原文)】
このメールは三皇神農の古事に習った道教による呪(まじな)いのメールです。下記の大極図を中心とした図形を見て下さい。
この図形は、貴方の脳に直接働きかけて30を数えるまでに貴方の代謝を著しく減退します。
このメールは福音です。届いた事に感謝して3人の男性に送ってあげてください。
尚代謝の減退を望まない方は、このメールを届いてから5分以内に、5人の男性に送った後図形を展開し逆さにしてこれを見つめ、そのまま速やかに破棄して下さい。
さて、次のニュースです………
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
【代謝異常の大量発生に関する研究手記】
繰り返し行われた実験により、このチェーンメールには脳に直接働きかけて、身体機能を自由に切り替える事が可能であることが解った。
また、本文には脳から伝達される命令を誘導する補助的な役割しかなく、実際に脳へ働きかけて身体機能の変化を促すのは図形であることも解った。
図形が視覚情報として脳へ到達すると身体機能の切り替えを行う受容体が活動を始める。
この受容体の活動時間の内に本文の内容を視覚情報としてとらえる事で、身体機能の切り替えが行われるのである。
しかし、解明までに1年7ヶ月の時間を要した事により、日本は米国を抜いて深刻的な肥満大国へと変貌を遂げてしまった………
90 :
名無し調教中。:2010/01/12(火) 18:33:06 ID:A4r2J200
肥満大国とかご褒美じゃないか
完結です^−^
いやー最後はかなり駆け足でエイヤアでしたね…
89が内の世界の完結
90が外の世界の完結です。
内の世界は何処までも能天気にみんなブクブク太っていきます。
外の世界は何処までも深刻に基礎代謝が減退した男達がブクブクと太っていきます。
ただ、脳に働きかけて体質を矯正しているために個人差があり太るスピードは人それぞれ……
いいじゃないですか…いいじゃないですか……
隣のあの男も…いつも見かけるそのイケメンも……バスで電車で一緒になるあの人も……
太る速度に寒暖はあっても、着実に留まることなく肥え太っていく……
あれ?それってどんなパラダイス?w?
次回作を考えつつ、その妄想で気持ち良くなってきまーすフリフリ(。´Д`。)ノシ
カイくーん!がんばってー!!
92 :
名無し調教中。:2010/01/12(火) 20:10:03 ID:AJkm/q+S
リミット・ブレイクってネーミング、映画のアウトブレイクに引っ掛けてたのね?w
そして肉ボールな長兄に萌えw
1年後、裸族と化した人間にくまん達の楽園になってるんだろうなあの家…
93 :
名無し調教中。:2010/01/12(火) 21:50:18 ID:Zzfvk4Cc
長編完結乙!
そのうち啓太郎中居梶本のブクブクレストランにブクブクの客が通うことになるのか
テレビとか動画を媒体に件のメールがサブリミング?されたら被害がどうしようもなかったろうな
しかし健康体なのは保障されてるから肥満化してもなんら問題はないという諸手万歳
そのうち自己防衛のためにデブ専になるウイルスが開発されたりしてw
啓太郎の黒い所を出したオチだから題名が変わってるのかなぁ細かい芸だな
94 :
名無し調教中。:2010/01/13(水) 02:55:49 ID:mWciDADY
ss乙
啓太郎は離れに3人囲ってウハウハする気満々だなw
大半の男が太ることが約束されているとなると気にせず肥満化しそうだ
それでも太ることが決定してるのは怖いのかな
力いっぱい拳を握る、
握り込んだ手が低反発素材でも握ってるみたく逃げる様な感触…
どんどん鈍って行く俺の腕、力を込めるとプルプルと震えているのは贅肉だ…
もぅ、こんなに…
逃げて、それこそ牛になってしまえば楽だろう、
でも、そんなことは認められない、どこまでもまぁるく丸く身体が肥えさせられる、
認めれば、一度心が折れてしまえば戻れない、だから俺は残る筋力を総動員して拳を振り下ろした、
ぶくぶくと俺を縛めて行く俺の腹に。
それこそ力いっぱい、渾身って奴だ、
なのになんでだ!?
たぷんとぷんたぷたぷぅ、
こんな音だ、腹が揺すられただけだ、俺って奴はこんな冗談みたいな身体になってもまだ諦めないのか…
俺の中の冷めた部分がそんな風に思ったが、俺はやけになって腕をやたらめったら振り回した、
ぶぅん、だぶん、ぼぅん、どぶん…
腹に何度も当たるが、圧迫された肺が息苦しいだけで、肝心の胃袋はなんともない、
今も詰め込まれた中身を、ゆっくりと、しかし腹が空いて行くのがわかるほどの速さで空になっていく、
俺がどんどんデブになる、その身の毛もよだつような想像で頑張れた、
もう息も大分上がっている体をさらに全身の肉をゆらして俺はやり遂げた、思っていたのと大分違う形で、
胃の中を空に出来た、腹いっぱい詰め込まれた贅肉の元を綺麗さっぱり吐き出せた、
運動のし過ぎで気持ち悪くなった、たったあれだけで息が上がりきって、気持ち悪い、泣きたくなった。
後は先輩が帰ってくるまでひたすら水を飲んで飢えをごまかした、
水っ腹に最初いぶかしんだ先輩も、俺が汗だくなのを見て、良い傾向だと笑っていた。
惨めだ、でも、絶対にこれ以上デブにされてたまるか…
>>90>>92>>93>>94 感想頂きありがとうございます^−^
リミット・ブラックは、啓太郎が自分の交友関係等を使って実験した結果メールの文章をいじくっても問題ないと解り、30才までにを数を30数える間にに変える等
改変したメールを太らせてみたい相手に送り、楽しんだ後、すっかり自分がメールを送った事すら忘れそうな半年後のニュースって感じです。
93さんの言う通り啓太郎のまいた黒い種が、啓太郎すら預かり知らない処で、一定のリミットを越えて増殖するっちゅー外の世界の完結です・w・
あー、ちょっと脇腹に肉付いてきたような人から小太り、肥満、デブ、巨デブ、日本中どこへ行っても肥満化してしまう男達に会えるなんて…実現してほすい……
きっと嗜好はそうそう変わらないからスポーツジムのインストラクターの立場が1番おいしい事になりそう……
痩せたい男達が、死ぬほど苦しい思いして痩せようとしても痩せられない姿を見ながら、日々少しずつ太っていく記録さえ作れてしまう(温水プールで水着、体位測定
で御触りできちゃうおまけ付き)
(*´Д`)/ヽァ/ヽァ・・
あ・w・ あと、91で書いた89と90て数字は88と89の間違いですた┏○ペコ
今後ともよしなにー┏○ペコ
97 :
名無し調教中。:2010/01/13(水) 17:24:23 ID:xn7pzmud
ssおつです
前スレで餅の話が出てましたけど、確かに持ちはカロリ−高いですね。
一日で14個とか食べるとかなりすごいことになるのか。
98 :
名無し調教中。:2010/01/13(水) 19:01:25 ID:vR4uzmIx
>>95 乙です。
激しく運動して余計お腹が空いてしまいそう。
どこまで抵抗できるのかも楽しみです。
>>96 完結乙です。
みんなで仲良く太って楽しそうですね。
お兄さんも最後は幸せそうでなにより。
99 :
名無し調教中。:2010/01/13(水) 19:02:38 ID:vR4uzmIx
とうとう広樹のクラスの出番となった。
広樹はまだ心の準備も体の準備も全然できていなかったのだけれど、
舞台の幕は開くのを待ってはくれない。
体育館全体にぱちぱちと拍手の音が鳴り響きさらに広樹にプレッシャーを与えてくる。
「がんばろうな、広樹。」
そう声を掛けてくれたのは、最初に広樹をサンタクロース役に推した坂本君だった。
サンタ役を押し付けられたときは、少し坂本君をうらむ気持ちもあったのだが、
練習をしていくうちにチャンスをくれた彼に感謝するようにすらなっていた。
「うん、がんばろう、ね。」
トナカイ役の坂本君は頭に付けた角の飾りを軽く直すとにこっと微笑んだ。
広樹は、こうなったら少しでも役に集中しようと自分に言い聞かせると、
サンタのシンボルの袋を背負い、意を決して舞台の中央へ歩み出ていった。
舞台の上での緊張感は、クラスの中で練習した時とは比べ物にならないほどで、
自分の方へ向けられるたくさんの視線が肌に突き刺さるように感じる。
「い、いそがなくちゃ、いそがなくちゃ、
こ、子供たちがプレゼントを楽しみにしているぞ。」
ところが、心の中の意気込みとは裏腹に、
締め付けられたお腹が苦しくて大きな声が出せず、
その声は練習の時よりずっと小さくなってしまい、かすかに震えていた。
広樹の動きが練習に比べてぎこちないのは誰の目にも明らかなのけれど、
きっと劇が始まったばかり緊張しているのだろうと、
見ていた先生達も他の生徒もあまり気に留めなかった。
でも、広樹は必死だった。
だんだん息まで苦しくなってきたが、少しでもお腹の力を抜くと、
辛うじて留まっているボタンがみちっと音を立てるのが分かる。
何とかお腹に力を込めたものの、そのことに気を取られてしまい、
一生懸命覚えてすらすら言えるはずだった台詞もど忘れしてしまうようになってきた。
「えっと…、」
『まずはこの家の子供に、だよ。』
「(あ、そ、そっか)
ま、まずはこの家の子供におもちゃをプレゼントしよう。」
トナカイ役の坂本君に小声でフォローされて、
その場は何とか台詞を続けることができたが、広樹はすでに限界が近かった。
始まってわずか数分しか経っていなかったけど、最初シーンを終える頃には
広樹の背中は冷や汗でびっしょりぬれてした。
広樹の困惑もお構いなしにお芝居は次の場面への転換する。
広樹が一番必死に練習をがんばった子供部屋のシーンである。
家の中の場面に移るために、煙突に見立てた舞台用階段を下りていかなければいけないだけど、
たった3段の階段を下りるのが今の広樹にはすごく大変なことだった。
プレゼントのつもりの空箱がたくさん入った袋を背負っているし、
さっきからの緊張とお腹の苦しさで足元はもうふらふらだ。
一段、もう一段と足をゆっくり下ろしていったが、最後の一段に足を掛けたとき、
とうとう足がもつれてバランスを崩し、そのまま後ろ向きに尻餅をついてしまった。
舞台の上に、どすんっという大きな音が響く。
(あっ。)
広樹がしまったと思ったときにはもう遅く、お腹に入れていた力がすっと抜けてしまう。
そのとたん、ばつん、ばつん。と続けざまに何かがはじける音がしたかと思うと、
急にお腹が楽になったので、広樹はあわてて下を見た。
真っ赤な上着の取れたボタンの間から下に着ていた白いシャツがのぞき、
押し込められていた丸いお腹の形がくっきり表れてしまっている。
その瞬間、体育館全体からどっと笑い声が湧き出した。
『なに?ボタン飛んだの?』
『すげー音だったよな。』
『サンタ〜、なにこけてんだ〜。』
舞台下から聞こえてくる笑い声を聞いて、
お尻の痛みも感じなくなるほど、くわっと込み上げてくる恥ずかしさに、
広樹は顔を真っ赤にして、その場で固まってしまった。
『だいじょうぶか?』
と、そっと気遣ってくれた坂本君の言葉もまともに耳に入ってこない。
その後は何をどうやったか広樹自身よく覚えていなかった。
頭の中は真っ白だったし、台詞もまともに言えた覚えもない。
実際には、池田先生が舞台裏からサンタクロース役の台詞なしでも
クラスのみんなが動けるように指示を出したり、
トナカイ役の坂本君がアドリブでサンタの動きの代わりをして、
なんとか切り抜けていたのだが、広樹はまるで自分が観客になったように
ぼんやりと劇が進行するのに身を任せていた。
そうして、とうとう最後まで広樹が呆然としたまま、広樹のクラスの劇は幕を閉じた。
劇が終わって冷静になると、広樹にようやく激しい後悔の気持ちが湧いてきた。
サンタ服を脱ぎ捨てしゃがみこんで下を向く広樹に池田先生が優しく声を掛ける。
「日野君、今日はごくろうさま。
よく最後までやってくれたね。」
広樹は涙をこらえるのが辛くて、何も答えられず顔を伏せてしまった。
『広樹、あんまり気にするなよ。
ちゃんとげきはおわったんだから。』
『そうそう、日野君よくがんばったよ。』
クラスのみんなもそういって励ましてくれたし、
一生懸命だった広樹を責める子は誰もいなかったけど、
その優しい言葉に何といって答えていいのか、広樹にはわからなかった。
結局、学芸会が終ってからも、
広樹はなるべく誰とも口をきかないようにしてその日一日を過ごした。
>>96 >スポーツジムのインストラクター
むしろわざと太らせようとしたりねw
運動はめいっぱいさせて美味しくご飯を食べさせる
絶対痩せない具合に生活を管理して経過記録も忘れずに
運動着だといってスパッツやボディスーツなど好きな衣装を着させてムフフもできるという
>>102 ss乙
ボタンとばしてみっともない姿晒したのを気にしてるのかな?
凹んだままはかわいそうだぜ
誡は部屋で一人でどうしているだろうか?
辛うじて動けるから、おなかをすかせて一人で泣いていたりはしないだろう。
俺は学食で食事をしながらふとそんなことを考えた。
一度断らてから、少し怖い思いをさせたが、お陰で腹が決まったか、
今週にはいりすこぶる大人しい、
学校に来るのに一人での留守番もさせているが帰ると冷蔵庫を空にして出迎えてくれる、
飲料水も大量に消費するが、あの汗なら水分も必要だろう。
開き直って奉納牛になることを了承してくれたんだ、
俺は嬉しく思いながら今朝の事を思い出した。
朝はまずマッサージから始る、
食欲増進と、体調確認、牛になる素晴らしさを解きながら、全身の肉をほぐして、最高の肉に仕上げる。
今朝の誡も良い肉だった、明日はもっと良い肉になる、
大量の肉をもみしだき、ほぐす肉に全身が震える、腿などは元から太いが、そんな芯が細く感じるほど肉がまとわりついた、
波打つ脂肪が届かない指先もすでにぷくぷくでいとおしい、
腹は底なし沼のように腕から全身が沈んでしまう錯覚を起こすほど柔らかい。
背中はラブハンドルもいい加減掴み難くなりそうだと言う予想は外れたが、並みの肥満以上の肉が広い背中を覆っている。
指の先から足の裏までぷくぷくのかわいいかわいい、俺の肉、週末は一緒にいてどうしてくれよう、死んだ奉納牛の肉もあと僅か、
そうしたら、村に連れて行く日だ、
楽しい想像の中で、最近、ボーリュームの増加に物足りなさを感じたことを思い出したのは、何回目のおかわりをした時だったろう。
最近の日課で腹をからにした、
息は上がりきり気持ち悪い、
汗がとめどなく流れ、喉の渇きを訴える。
俺は喉の渇きと飢えをごまかす為に大量に水を飲む、
中身を出してすっきりした、
ブヨブヨの贅肉に覆われとてもそうは見えないが… 腹に水を流し込む、
ブヨブヨに中身が注入されぽんと張った、先輩は極上のウォーターベットのようだと言って身体を沈めてくる腹。
どんだけ詰め込んで転んだり、衝撃を与えてもびくともしない腹。
ここ何日か、先輩が出かけてから胃の中を空にして、それでもぜんぜん戻った気はしない、
むしろ、飢えている分、詰め込まれるこの時間に貪欲に俺をブクブクにしているのではないだろうか?
もう待っていられない決行はこれからだ、先輩にばれても、
週末に入って先輩監督の下さらに肥えさせられるのも御免だ。
俺は歩くたびにふらつく足に力を籠め、一歩玄関に向かい歩き出して、また転んだ、
急激に肥らされた俺の脚は、足の裏まで脂肪がついて、もう、壁伝いでないとまともに歩けない。
でも、だからこそ俺は外を目指した、何度も転んで、どれだけ時間が経ったかもわからないが、俺は久しぶりの外を歩くという当たり前の事に感動して、謳歌した。
91>>
SS完結お疲れ様です。
幸せな家庭が築けそうです。
世界情勢を鑑みるにどれだけ肥っても着る服とか困らなさそうですよね。
外の世界では、アウトブレイク(感染拡大?)からパンデミック(爆発的感染?)へと推移して。
Lが一杯書いてある服とかXが一杯ついたL のサイズとか増えそうです。
一部、一握りの男性を除き世の中…
大変幸せそうな光景です。インストラクターとか、一部残った逞しい男性は
フィットネス系で高需要…
本々まっするぼでーの人は痩せようとより必死で、設定を借りて何か書けそうな気もしてきます。
あ、でも、お兄さんメール発信履歴とかで犯人として投獄されて無いでしょうか?
当局の手はいったいどこまで
102>
SSお疲れ様です、
優しい態度の級友がが逆にいたいのですね。
はやくたちなおってほしいです。
翌日は2学期の終業式だったが、
広樹はかぜを引いたみたいとお母さんに嘘を言って学校を休んでしまった。
そうして部屋にこもり、一人でいると暗く沈んだ気持ちになってくる。
みんなに恥ずかしい所を見られたことを悔やんでいたのはもちろんだったが、
先生やクラスのみんなのことを思うと申し訳ない気持ちで胸が押しつぶされそうだった。
(せっかくみんなでがんばって練習したのに、
ぼくがこんなに太っちゃったせいで。
みんな、本当はおこってるんじゃないかな。先生もがっかりしただろうな。)
午後になり、子供はみんなは冬休みが始まったとうきうきしている頃も、
広樹は自分の部屋のベッドの上でめそめそと泣いていた。
すると突然、家のインターホンが鳴った。
もしかして、クラスの誰かが連絡帳を持ってきてくれたのかもしれないと思い、
身をこわばらせていると、部屋のドアがノックされお母さんが入ってきた。
広樹は慌てて涙を拭う。
「広樹、池田先生が通信簿持って来てくれたよ。
起きられるんだったらあいさつだけでもしなさい。」
「え?えっと、まだちょっとせきが止まらなくて、コンコン。
先生にうつったらわるいし、今日は会うのやめとくよ。ゴホゴホ。」
「そうなの。じゃあ先生にそう伝えておくからね。」
「うん…、ごめんなさい…。」
広樹は嘘のせきを繰り返しながらお母さんが部屋から出ていくのを見て、
布団に潜り込んだ。
(ぼくって、本当にさいていだな。)
こんなことでは新学期にますます先生に合わせる顔がなくなってしまう。
広樹はもういっそこのまま転校でもしてしまおうかと、
(何をどうしたらいいのかは知らないけど)本気で考えていた。
しばらくすると先生が帰ったらしく、お母さんがまた広樹の部屋にやってきた。
その手には何かが入った透明な箱のような物が大事そうに抱えられている。
「先生、帰ったよ。『新学期には元気な顔をみせてくださいね』って。
2学期も勉強をよくがんばったって褒めてたよ。
通信簿預かってるから、後で見ておきなさいね。
…それから、これを広樹に渡してほしいって預かったんだけど。」
広樹が、お母さんの差し出した透明な箱を受け取って中を覗き込むと、
そこには2頭の見事なトナカイの人形が堂々と並んで立っていた。
一瞬、手前のトナカイと目があったような感じがして、広樹はびくっとなる。
「ぼくに?」
「お見舞いにだって。
ずいぶん立派な模型だから私も遠慮したんだけど、
『広樹君に早く元気を出してもらいたいから』って。
でも不思議な模型ね。これを見てると本当に元気が湧いてくるみたい。」
確かに2頭の表情は、野生動物のようないきいきした躍動感に溢れ、
その力強い足からは、今にも走り出しそうな迫力が伝わってくるのを感じる。
(すごい…。生きてるみたい。)
「しっかり寝て早く治しなさい。」と言ってお母さんが部屋を出ていったあとも、
広樹は受け取ったトナカイの人形しばらくぼんやり眺めていた。
俺は焦っていた。
掛入(売掛の入金日)を迎えても売掛金の入金がない。
エース(最上の太客)だったあの女、真樹との連絡もつかない。
それは、状況的に言って十中八九、真樹という太客が飛んだ事を示していた。
俺の名は、葉月諒(勿論源氏名だ)。
21才から歌舞伎町のホストクラブに勤め、今年で28才を迎える。
大学生の時にスカウトされ、余りにしつこいのでアルバイトホストになったのが切っ掛けだった。
結構いけている容姿と、若さ故の自信に満ちた話術とでアルバイトホストとしては珍しくナンバー入りをした事で逆上せあがり、気がつけば7年が経っていた。
しかし、俺のホストとしての地位は、25〜26の間にナンバー3入りをした辺りでピークを迎え、その後は落ちる一方、最近ではナンバー入りすら難しかった。
若さは失われる一方だし、若くて容姿も良い新人が次から次へと入ってくる。
長いホスト生活で、これだと胸を張れる接客テクや方向性も持たず、アルバイトホストの延長という軽い意識で、ただ小手先の技だけが磨かれた結果だろう。
理解できても今更どうしようもない。
そんな俺に差し込んだ光明が真樹だった。
真樹は潤沢な資金を使って、ナンバー入りしても後ろの方だった俺を、先々月はナンバー5、先月はナンバー3、今月はナンバー1に押し上げた。
当然俺も、真樹に対してはいつになく念入りに接客し、最後の方は他の客を逃してもと真樹に入れ込み上がっていた。
その結果、今月真樹に飛ばれた俺には少なくとも真樹の押さえになる様な客が一人もいないという状況を生んだ。
大きな店でナンバー1になる程の売上は凄まじい。
少なくとも異常な幸運から(今となっては不運だが)真樹という異常な太客を掴んだ事で一気に駆け上がった人間に補填しきれる額ではない。
当然の様に、俺は手持ちの金で掛けを補填しても500万円もの借金を負う事になってしまった。
そう、俺は焦っていた。
焦っても今更どうしようもないと解っていても、焦らずにはいられない。
一度離れた客を呼び戻そうが、新規の客を掴もうが、出店元(店の出店元やスポンサー)からの借金を背負ってでは明るい未来など夢とも描けないに違いない。
俺は、借金の件を話された時の茫然とした状況で一人、出店元の社長から落ち着くまでいて良いと言われたのを良いことに茫然と中空を眺めていた。
ガチャ
人気も失せたオフィスの応接室に扉の開く音がして俺は一瞬で現実に引き戻された。
ビクッと反応する体は反射的に扉の方を向く。
見れば先程売掛の借金に応じてくれた出店元の…、蔵木社長が立っていた。
クラブの経営者というわけではなく、出資者であるこういった人たちには珍しく、外見年齢で見たところ30代前半程度と若い。
しかし、紹介された時の記憶は朧で名前だけが何とか思いだされた程度だった。
普通、掛入に間に合わない場合、自己補填が原則であり、自己資金が足りない場合でも借金は余所で行うものだ。
それこそ消費者金融であろうと…。
そう言った意味では、これまた不思議に運が良いと言わざるを得ない。
蔵木社長は呆けている俺に構わず俺と向かい合わせの席に着くと落ち着いた声で語りかけてきた。
「少しは落ち着いたかな?先程は君も放心状態だったし、クラブオーナーも居たから余り話す事が出来なかったが、少し話をしても良いかい?」
俺と少ししか3〜4つしか離れていなそうな、しかも借金の金主からの丁寧な言葉に俺は戸惑いつつも頷く他なかった。
「先程引き受けた掛金の返済だが、あてはあるかい?いや…この業界の金のやり取りには尾鰭がつきものだからね…消費者金融よりは随分ましだろうが…。」
あて等あれば放心状態に等ならない、俺はただ黙って蔵木を見つめる事しかできなかった。
「すまない、愚問だったね。失礼ながら指名本数等今の君の店での状態は一通り確認済みなんだ。その上で聞くが…君は店換えをする気はないかな?」
『店換え…?』俺は蔵木の発言を理解できず、やはり答える事が出来なかった。今更店を変えたとしても事態が好転するとは思えなかったからだ。
「ああ…失礼、何も今まで同様のホストクラブへの店換えではないよ。勿論更に下層の風俗へという話でもない。」
蔵木は、俺の表情から察して断りを入れると、一拍置いて居住まいを正し(た様に俺には見えた)、先を続けた。
「だが、保障しよう。店換え先のルールに従ってしっかりと仕事をすれば、この程度の借金なら半年もかからずに返済することができる。どうかな?悪い話ではないと思うが?」
その言葉は俺の胸に大きな衝撃と希望を生んだ。
俺は今日、初めての肉声を発して懇願した。
「やります!やらして下さい!俺がいします!!」
うはー!!かんだー!
最後の最後で…台詞カンダー!!
早々、新作です。「やります!やらせて下さい!お願いします!!」が正解なんですけど…このまま使っちゃおうかな……
以前から頭にあったネタなんですけど…書き始めた時点で少し違ってきちゃった…
描いたとおりに書けないかもしれませんが、自分なりに書きあげるつもりです。
また、よしなに…
実は今から商談で…プレッシャーを回避するのに別の事を考えようと書いてました。
そしたら相手があと7〜8分遅れるそうです…もー早くしてTT
カイくんも広ちゃんも頑張ってー!!カイくんの足掻きを邪魔しつつ広くんの頭をナデナデしたいw
何度も転んで、
そのたびに全身の肉が大きく波打って、
もう戻れないだけデブになっているのかと、挫けそうにも思うが、
どれだけ歩いただろう、
歩くコツは大分つかめてみた、すり足みたいにして、バランスも大分取れるようになった。
とにかく逃げよう、
どこまで?
見つからない遠くへ、
腹が減っているけど、こんなブヨブヨの身体なんだから、エネルギーはいくらでもある、
腹が減ってても大丈夫。
言い聞かせて遠くへ遠くへ…
意識しないとまた転んでしまう、吹き出る汗が、酸素を求める喉が、
とにかく夢中で歩き続ける、
どれぐらい歩いたか?
日は落ちて歩けた身体に自信も満ちて。
油断したんだ、
目の前に現れたベンチに、
そう、少しぐらい休んでも良いと、
腰を落としたんだ、そしたら…
ずぅんと腹の底に響く音、つづいて、めきぃ、ばりんと乾いた音。
一瞬休まりかけた俺の身体はそのまま奈落の底に落ちる様に動けなくなった。
98>>
抵抗は出来ますね、食べ物が視界に入らなければ、
でも、我慢すれば我慢するほど…
ありがとうございます。
108>>
お疲れ様です、元気出せって撫でてあげたいです。
112>>
早速の新作お疲れ様です、
どんなお店に連れて行かれるかわくわくしますね。
ホストだから良いから出していると信じたい、肥満化萌えと同時に筋肉萌えな自分がいる。
最後に噛んだのは、むしろかわいいかと、
そして、タイトルで某ファミレスチェーンの話しかと思ってしまいました。
どじっ子っぽいチャームポイントですよ?
ssラッシュだ職人さん方乙!
>>108 プレゼントパワーなのだろうか
新学期には元気をあふれまくらせてもらいたいものだ
>>112 トークがウリの職業で噛むのはどうだろうww
出先の店のルールが気になるところ
>>114 ベンチ壊して立てないとかどれだけ太ったんだろう
見つかっても動かすのも大変そうだ
やばい…噛んだ…肝心な処で…。
俺は掛入近くから塞いでいた気分が明るい方向に切り替わる程の幸運に心が震えていた。
「ははは。いやいや、失礼。君の承諾を得られて嬉しいよ。」
「聞いたところ28才だそうだが、やはり自由業は心に年齢を感じさせないね。少年の匂いがする…いや、褒めているんだよ?」
そう言って大人の笑いを浮かべる蔵木さんを前に、俺は余計に恥ずかしくなって視線を反らした。
「酒浸りの生活をしているとは思えないね?綺麗な肌だ…色も不自然な浅黒さのあるタイプと違っていい肌色をしている……。」
蔵木さんの長くて綺麗な指が俺の頬を辿る。
不思議と嫌らしい感じも、不快感もなかった。
なので俺は彼を見つめ返してアホみたいにボーッとして見えたことだろう。
見つめていると解るが、見た目も俺とかとは別の方向で俺なんかよりも上等な分類に見える。
話し口調は変える必要があるだろうが大人を演出するタイプのホストとして随分と売れそうだ。
まあ、ありえないだろうけど………。
そんな変な事を考えていたからだろうか、蔵木さんの次の一言は俺の耳に届かなかった。
「解った気がするな…君である意味が……。」
俺は何事か呟くような蔵木さんの口元に呆けていた頭が覚醒し、聞き取れなかった旨を表情で訴えた。
「いや、こちらの話だ。この書類にサインを…、契約期間は1年、如何なる場合でも期間の短縮は認められない。」
俺が少しだけ不安な顔になる…、すると蔵木さんが察したように言った。
「安心しなさい。店換え先のルールさえ守れば返済された後の収入は全て君のものだし、ルール上の制約を除けば後は君の自由だ。」
そして、蔵木さんは契約書の写しと共に明日ここに行くようにと地図を渡すと、最後に手を差し伸べて握手を求めてきた。
俺は何だか照れ臭いと感じながらも、驚くほど自然と握手を交わした。
何だか変だ…接触コミュニケーションには慣れている筈なのに、男相手だと勝手が違うということだろうか?
考えて見れば、同僚や後輩ホスト以外のキチンとした大人の男性とこういった話をする機会も無かった事を思い返して自然納得する俺だった。
とにかくも、俺は希望を持てる明日を与えられて明るい気分で事務所を後にした。
蔵木さんからもらった地図は解り易く、昨日まで俺がいた店から見てもそれ程遠くなかったが、俺は迷ってしまった。
基本的に方向音痴で、興味のある駅と店、自宅と25から始めたジム通い以外に出歩かない生活だった事もありよく迷う俺だが、今回ばかりは理由が違っていた。
歌舞伎町に著しく近いが足を踏み入れたことが無い場所、というか…、その………所謂男同士の聖地というか、そういう所だ。
俺は一気に幸福な気分も冷め、足を止めてどうしたものかと考えこんでしまった。
蔵木さんは下層風俗ではないと言った。
信じて良いのかこの状況では判断できないが、蔵木さんはそんな細かい嘘はつかない、そんな気がした。
それにどんなに考えても客が飛んだ俺が借金を膨らまさずに返済するには、この先に待つ店に身を委ねるしかない。
契約書にサインをしてしまったし、蔵木さんは下らない嘘はつきそうにない人だが、契約とかそういうことには厳しそうな人にも思えた。
俺は意を決し、目的地目指して通りを進み始めた。
目的地のビルは周辺の古めのビル群から浮き出たように新しめの清潔な感じのビルだった。
ビル名は蔵木さんの名刺にあった会社名エートスからとったのか、エートスビルとある、どうやら一棟全所有らしい。
中規模ビル、ホストクラブやバー等が入っている箱としては面積が広い。
中に入るとエントランスも広く造りも大人しい品の良い造りだ。
明るめで爽やかな印象である。
俺は、暗めでセクシーな印象を与える造りが殆どなクラブの箱との違いに、また驚いた。
メタル・プレートを見ると、8階建ての建物で、全てクラブ『ロイヤル・ホスト』のネームが入っており、1階が事務所となっている。
ロイヤル・ホスト……、一般的にファミリーレストランのアレか?という考えが俺の脳裏をよぎったが、まあ、それは当然ないだろう。
よしんば、ソレに引っ掛けた店名だったとして、余り意味は無いのかもしれない。
洒落か何かだろう。
俺は地図に記されたコメント通り、事務所の前に設置されたオブジェの様な造りのインターフォンを押す。
『はい、ロイヤル・ホストでございます。』
「あっ…、蔵木さんに言われて来ました。えと…葉月と言います。」
『中へどうぞ…。』
外資系チックな落ち着いたこげ茶木目調を所々に施した洗練されたオフィス。
受付の男性から横並びに大小五つ等間隔に並んだ会議室の一室に通された俺は、もっとバーとか、クラブの事務所を描いていた所為で落ち着かない気分だった。
だされたドリップコーヒーをチビチビ啜りながら待つこと10分、開かれた会議室の扉から現れた人物を見て俺はちょっと驚いた。
『大門だ…大門五郎だ…。』
大門五郎……、まだ、続編が展開しているらしいが(俺は余りゲームをしないのでわからない)、小学校の頃流行った格闘ゲームKOFのキャラである。
筋骨隆々の巨躯に優しい糸目の眼差し、しっかりとした男らしい眉、どこも彼処もガッシリドッシリと、押しも押されぬ漢の雰囲気。
取りあえず目の前の男は、大門五郎から鉢巻をとって道着の代わりにワイシャツとズボンという無駄を省いたビジネスファッション(ネクタイ抜き)を着せた姿だった。
「悪いな、待たせたか?あー…葉月くんだな、よろしくな。」
おー…、イメージピッタリ…太めの、男っぽい声…。
こんな訳わからん事を考えていた俺である、当然「あ…ああ、よろしくお願いします…。」と間抜け顔で答える羽目になってしまった。
あれ…?
ベンチが壊れた一番初めにわかったのは俺が疲れ果てている事だった。
ベンチに身をゆだねようとした時にどっと疲労感が沸き全身の力が抜けるようだった、
そして、重力に任せて振り下ろされた俺の身体をベンチは支える事が出来なく、
どうも真っ二つに割れたらしいと言うのが尻と背中の感触で判った。
そして俺はと言うと、ぽかんと間抜け顔で空を見上げていた、
だって、俺、ベンチを叩き割るような衝撃を生み出して、
地面に叩きつけられたはずなのに、俺には衝撃も何もなくて、
多分大の字にになっている、何で、それを考えちゃ…
駄目だ…
気がついて、認めたら、駄目な気がする。
余韻の様に波打っているのが何か考えたら、駄目だ。
今は息を整えて、早くここを立ち去ろう。
そう思って足に力を込めたが、足は前に投げ出され土をかけない、
まず立ち上がろうと、壊れたベンチの端を掴もうと伸ばした手は、柔らかい反発に阻まれて掴めない、
腹筋に力を入れるが、当然のように起き上がれもしない。
とりあえず横に転がろうとしたら、全く身動きが取れなかった。
ここまでしてようやく俺は自分が割れたベンチには待っている事に気がついた、
Vの字に割れたベンチ、まるで蟻地獄みたいだ、どんなにもがいてももがいても、その底から這い上がれず、
無駄に体力を使い続けた、茜色に染まった空が、暗く堕ちて行くのが何かの暗示のように思えてきた時だった。
「君には今日からウチで働いてもらう。俺は西門拓馬、店での肩書的にはマネージャーってことになってる。」
「蔵木からどこまで聞いてるかわからんが、取りあえず何も聞いてない前提で、ウチの体制とシステムを一通り説明するな?」
西門さんの説明によれば、『ロイヤル・ホスト』は会員制の接待飲食店(入会には審査と入会金が必要、1階の事務所が会員の管理等も行っている)。
接待の相手が女性でなく男性という事、ホストクラブより接待がフランクである事、ドリンクとフードの値段設定が違う事を除けば他の接待飲食店と変わらないという。
エレベーターは3期あり、中のカードリーダーに会員カードを差し込まないと2階以上には昇降しないシステムになっているそうだ。
2階・4階・5階は一般客席フロア、3階が厨房、6階はVIP席フロア、7階・8階は契約期間中のホスト(一般的ホストとは異なるがホステスの対義語として)の居室となっている。
ホストは、契約期間中は店側の敷いたルールに従って生活する。
基本的には、店と居室の往復、アフター等以外の外出には店側から許可をもらう必要がある。
必要なものは居室に備え付けの端末から店側のホスト専用のメールアドレスに送信すれば、給料から天引きする形で購入が可能なので生活に一切の不自由はない。
居室は、ビル構造的に居住スペースとして造られたもので、普通のマンションよりも余程良く、十分な広さのある2LDK、家具は統一性のある備え付けのものが揃っている。
家賃として天引きされる額は5万円というのだから、天国としか言いようがない。
「と…、まあ、こんなところだ?何か質問は?」
聞きたい事なら山ほどあったが、取りあえず、俺は、二つだけ質問してみた。
「えーと、ドリンクとフードの値段設定が他の店と違うってところと…、あと、ぶっちゃけ…、何でこんなに条件いいんですか?」
西門さんが、俺の問いに何故か少しニヤと笑いを含んでこちらを見ながら答える。
「なるほど、前歴がホストで客が飛んでウチに来たってーからもっとチャランポランな奴かと思ったが意外に真面目なんだな。」
「先ず、ウチのドリンクとフードの値段設定は、市価に1cal当り100円、それにフードであれば技術料の金額が付加される形で設定されている。」
「ウチは金持ちか、金持ちで無かろうが金をいくら払ってもウチで楽しみたい客しか相手にしていないからそんなボッタクリみたいな真似はしないが…」
「例えば、大きめの握飯のカロリーが300calだとするとそれだけで30000円かかるって事だな。」
俺は、例を出されるまで理解できずにただボーッと聞いていたが、例を出されてギョッとした。
「ゲッ!なんでそんな…やっぱボッタクリじゃないすか!?大体何でcal基準なんすか?」
俺の素っ頓狂な声に少し吹きながら西門さんが答えてくれる。
「ま、ウチは高級フィーダークラブだからな…どーしてもcal基準になる訳なんだわ。」
>>121 細かいこというようだけど、1calじゃなくて1kcalだよな、多分
「あの…」
ふんぐぅと変な声を上げてもう一度腹に力を入れた時だった。
「もし…」
頭が何とか上がったものの、ふっと力が抜けて全身の肉が波打った。
「大丈夫ですか?」
少し動いただけで再び乱れる呼吸の隙間から人の声がした。
俺は今の姿を人に見られたという羞恥と、助かるという喜びがない交ぜになった気持ちで首を横に向けた、
柔らかい反発が余り首を曲げさせてくれなかったが、視界の端は届いた、
それはまさに日本人形のように美しい女性だった。
何か言わなければ、
その時は、助けてもらおうとか、こんな体見られたくないとか吹っ飛んだ、
喉の奥から低い唸りの様な音が漏れるだけで口をパクパクさせている俺に彼女は微笑んだ、
胸が苦しい、これが恋だろうか? 憧れのようなそんな気持ちを抱いたことはあっても始めての感情。
気恥ずかしくて、なんて話しかけようとかなんて、始めてのデートみたいな事を考えてると、
唇に冷たい感触、彼女が俺に水を飲ませてくれようとしていた。
「すごい汗ですね、お水です」
そのまま一気に飲み干してしまった、
旨い水だ、なんともいえない甘さを感じるのはこれが恋だからだろうか?
身体に染み入る水はまさに呼び水で、俺が今まで押さえて来た空腹感が一気に噴出した、
そんな俺に彼女がくすくすと笑い出す、
「随分とおなかが減ってらしたんですね、おにぎり召し上がります?」
俺は一も二もなく頷いて、彼女の差し出したおにぎりを味わって食べようとした、
しかし、俺の身体は俺の言うことを聞いてくれる筈もなく、
この至上の美味を余韻を味わいたいという気持ちを無視して喉の奥へと流し込んでいく。
「お疲れ様でした、これでお勤めは終わりです。 さぁ、共に社へ参りましょう、牛様」そういって彼女はにっこりと俺に笑ってくれた、俺はも゛〜と間抜けな声を上げた
115>>
ありがとうございます。
励みになります、
肥満化表現というか文章そのものが甘いのであいまいにしていますが
重量と重力の合わせ技ですね。
121>>
新作お疲れ様です。
どうなるのかと思ったら、いきなり普通なら秘密なことがぶっちゃけられてますね…
ワンフロアまるまる厨房とか、どんな人たちがいるんでしょう。
頑張って抵抗している人が沢山いても、新人に対するお客さん達の洗礼とかありそうですね。
一年後に他に行く当てがなくて骨をうずめるのも良いですが、
精一杯足掻いて肥らないように努力する姿も見てみたいです・。
それから3日が経ち、クリスマスイブを迎えた。
今日はテレビを見ても街を見ても、世の中はまさにクリスマス一色である。
これでは、あの時のことを忘れたくても忘れることができない。
広樹はたまらなくなって、お母さんが頑張って作ったごちそうもろくに食べず、
まだ体調が良くないから部屋に入ってこないでと伝えると、
さっさと部屋に引っ込んでベッドに入ってしまったのだった。
〜〜〜
(クリスマスなんて大っきらいだ。
サンタクロースも大っきらいだ…。)
ベッドにもぐってはみたものの、やっぱり寝付くことができない。
広樹にとってこんなつらい初めてかもしれなかった。
早く朝になって欲しいと思えば思うほど、目がさえてしまう。
ご飯を食べる気にはならないのに、お腹はぐぅぐぅと音を立て、
さらに広樹が眠ろうとするのを邪魔する。
こんなことなら、もう少し食べておけばよかったと思いながら、
広樹は何気なく自分のやわらかなお腹をさすった。
劇での失敗の原因にもなったこの厚い脂肪の感触は、
一人ぼっちになった自分を慰めるように温かくて優しくて、
皮肉なことに、今はほんの少しだけ広樹の心を癒してくれた。
そうやって、どれくらい孤独な時間を過ごしたか…。
突然、部屋のどこかからカタカタという物音が聞こえてきた。
広樹は驚いて思わず布団の中で体を縮めた。
(な、なんだろう?)
『…ダセ…、…ノカ…、』
『…ダロ…、…ウタ…、』
物音に混じって、声も聞こえてくるような気がする。
それはとても小さな音なのに、強くどなっているような不思議な声だった。
(誰もいないはずなのに?どこから?)
最初は怖くて、布団の中で耳を塞いで震えていた広樹だったが、
だんだんその音に対する興味が湧いてきた。
ちょっと勇気を出して耳を澄ましてみると、確かに小さな声が聞こえる。
『ここから出せぇ〜。いい加減出せよぉ〜。』
『今日が何の日か忘れたわけじゃねえだろ〜な〜。』
(誰だろう?出せって?)
怖かったけど、この声の正体が気になって仕方がない。
このまま確かめないでいたら、ますます寝付くことができなさそうだ。
広樹は勇気を振り絞ってベッドから起き上がると、薄暗い部屋の中を見渡した。
やはり部屋の中に自分以外誰もいないようだったが、耳を良く澄まして
声のする方を探ってみると、どうやらその声は机の方から聞こえてくるようだ。
広樹は、そっとそちらの方に近づいていった。
『お、やっと来たか。遅ぇよ、雄太。』
『遅れたら社長に何されるかわかったもんじゃねぇからな。
さっさと出せ。』
(声は…、あのトナカイの人形のあたりから聞こえてくる?)
広樹がおそるおそる机の上の電気スタンドのスイッチを入れる。
机の周りがスタンドの光に照らされ、
声の主と広樹の姿がお互いの前にはっきり晒された瞬間、広樹ははっと息を飲んだ。
信じられないことに、透明な箱の中で2頭の人形のトナカイが動き回り、
箱を内側から蹴ったり、角でつついたりしていたのだった。
『おそか…、えぁ?』
『なにや…、んぁ?』
一瞬の空白の後、かっちり合った広樹とトナカイ達の目が点になる。
それまで箱の中で暴れていた2頭が、
そのままの体勢で人形のように(人形だが)固まった。
『『だ…、』』
「え、あ、あの…、」
『『誰だおまえええええええええーーーー。』』
『な、なんだコイツ?
子供?雄太のガキ?あいつ結婚してたっけ?』
『ねぇよ。作ったばっかのガキがこんなでかくなるわけねぇだろ。』
『じゃ誰だよ、コイツは?』
『知るかよ。つーか、やばいんじゃねえの?この状況?』
トナカイ達の声は小さいながらも、頭に響く感じがしてやかましい。
雄太は半ば混乱しながらも、なるべく冷静に2頭に話しかける。
「え〜っと、たしかさっき出せっていってたよね。
この箱から出たいの?」
『普通に話しかけるのかよ。』
『ちったぁビビれよ。』
「え?ご、ごめんなさい。」
確かにこんな状況をすんなり受け入れてしまう自分自身に広樹も驚いていた。
特別な夜には不思議なことが起こる…。
そんな絵本のような奇跡を心のどこかで信じていたからかもしれない。
『いや、謝られても、なぁ?』
『やっぱ雄太の隠し子なんじゃねぇの。
フンイキそっくりだぜ。デブだし。』
最後の言葉には少しむっとしたが、さっきから雄太という名前が引っかかる。
「その雄太って、もしかして池田先生のこと?」
『おお、それそれ、そいつ。』
『で、雄太どこだよ。つーかお前誰?』
「ぼくは日野広樹。
池田先生はぼくのクラスの先生で…、
ぼくは先生に君たちをわたされたんだ。」
『キミタチとかいうな。オレ、スニファー。』
『オレ、クスクス。つーか、渡されたってどういうことだよ?』
「えっと、ぼくが学校を休んだから、
病気のおみまいだって…。」
『なんだそりゃ?』
『あの野郎、教え子に俺ら押し付けて何やってんだ。』
『そりゃ…、…今日イブだろ。』
『あぁ…、あいつデブのくせにモテんだよな。意味わかんねぇ。』
『なぁ…。俺ら、もしかして厄介払いされたのか…?』
『かもな…。あいつもオトナになっちまったんだよな…。』
『変わっちまったな…。くぅ…。』
『所詮人間なんてそんなもんなんだよ…。うぅ…。』
広樹にわからない話を勝手に進めては、2頭の周りの空気がどんどん重苦しくなる。
そんな様子を見ていると、事情のよく分からない広樹までなんだか
息苦しくなってくる気がしたので、何とか話を戻そうとしてみることにした。
「あ、あのさ、さっき出せって言ってたけど、
ここから出たいの?」
その言葉を聞いて、頭を垂れらしてしょげていたトナカイ達が
いきなりがばっと首を持ち上げた。
『げっ、やっべえ、時間ねぇんだった。』
『そうだ。広樹、さっさと出せ。とりあえず出せ。』
サンタssの続編になるのか
サンタ続けてるのかなぁ
まとめwiki更新しました。
4スレまでのss載せました。
ミスを見つけたら修正お願いします。
まとめwiki更新お疲れ様です
そして広樹君はどうなるのかな^^ワクワク
>>131 更新乙
シチュネタまとめは明日からやる
延期フラグではけっしてないたぶん
そして3、4スレの雑談シチュまとめも更新
4スレは1ページで収まっただと……
いくらssが豊作だったとはいえ雑談薄いよ! 左舷なにやってるの!
前スレも埋めようぜ
>>134 容量的に埋めるというか、もう書き込めないのでは?
人間を主食にするエイリアンとかいて
徹底的に太りやすくした人間を箱庭の中で生活させてる
そこでは子供の頃から丸々と太ってて青年になる頃には巨デブと化してる
大人になると頭には食欲しかなくて誘われるまま施設に入りそこで最後の肥満化
そんで缶詰と
性的に食われるために家畜にされるならいいなあ
豚と同じ扱いで飼われたい
>>138 最初はそっち方面でいいかと思ったよ
でも既に似たようなのはあるし、肥満化主体ならエロ無しでいいかなって
エロの有り無しは個人の好き好きだよね
いい肉付きだととりあえず揉みたくなるがどこまで揉むかてなかんじ
前スレが埋まっていたことに気がつかなかったww
SS作者さん乙です。
>>136 俺も食人には違和感がある(スレではなく板的に)。
どうせSMからSFへと逸脱するなら、ミクロの世界などはどうかな?
脂肪細胞にのみ寄生する細菌がいて、
種を殖やすために、宿主の脂肪細胞を増やし、
細胞の中の脂肪を増やすような作用のホルモン様物質を、
細菌が分泌するとか。
そんな細菌を開発するマッドサイエンチストの話なら、
ここのスレ的にもssに成りうると思うんだが。
脂肪細胞は子どもの頃しか増えないんだっけか
成長したらあとはある分の脂肪細胞が大きくなるだけで
子どもの頃太ってたら太りやすいの理由がこれだったような気がする
・脂肪細胞は成人で250億〜300億、大きさは3〜4倍まで膨張させることができる
・増えた脂肪細胞は減らない
痩せるというのは細胞自体の萎縮、サイズが小さくなっただけで数は減らない
・脂肪細胞が増えるのは一定時期
その中に思春期があり、この時期に細胞増殖型肥満だと
成人後細胞肥大型肥満と合わさった混合型(細胞の数も多く、サイズが大きい)肥満という重度肥満になりやすい
脂肪細胞が増やせるってだけで一気に太りやすくなるんだな
その女性はどこまでも優しく、にこやかで、悲しい事なんて何も知らないで生きてきたんだろうか、
俺の不安げな声を気にした様子も無く
「御腹が空かれているんですね、
立派な身体ですもの、最後の牛様のお肉だけじゃ足りませんよね」
「ぶもぉ」
いや、
そう言ったつもりだった、喉を震わせるのは野太い声、
俺はこんな声だっただろうか?
「12年に一度の神事で、こんな大役を授かって光栄です、
牛様を満足させる為に頑張ります、
まだ、一番得意なのはおにぎりなんですけど、牛様のために沢山ご用意させていただきました」
照れる様にはにかむ彼女がとてもかわいい、
言葉と共に差し出されたおにぎりが、途轍もなく旨い、
彼女が俺の視界の外からおにぎりをくれる、
俺のために握ったおにぎり、
男冥利尽きるというものだ、
でも、何か忘れてないか?
一つ、また一つとおにぎりを平らげる度に、
身体の奥底から力が湧き上がる様だ、やはり、食事をしないと力が出ない。
身体に力が満ちるたびに、思い出そうとした大事な事が、
彼女に対する疑問も抜け落ちる。
食べれば食べるほど求めていく、
彼女の優しく華奢な、俺と比べて、それこそ折れやしないかと心配する程の、
細い体。
俺はと言えば…
俺の身体、どんなんだっけ?
正直、今は彼女のおにぎりと、それを血肉とする事のほうが大事だ、
最後の抵抗みたいなこの思考も、どうでもいい。
だいじなのは、かのじょがこえをきかせてくれること、
かのじょのしょくじをたべること。
「美味しいですか、牛様?」
「も゛〜」
このいとおしきじかんで、
おれがどうこたえたとか、
べんちにはさまってうごけないとか、
かのじょだだれかなんて、
どでもいい。
だって、おれはいまとてもしあわせなんだから。
なんだかちょっとかわいそう…
ss乙です。
ついに奉納されるのか。
***
その頃、池田先生は街の大通りに飾られた大きなツリーを見上げていた。
きらきらと光る色とりどりの電飾や飾りを眺めていると、
大人になった今でも心が弾む。
(今頃、日野君は驚いているだろうな。)
池田先生にもちょっとした悪戯心がないわけではなかった。
広樹には昔の自分に似たところがあるので、
その様子を想像すると余計におかしくて、つい顔がにやけてしまう。
(僕も最初はびっくりしたっけ。)
池田先生は上着のポケットに手を入れると、その中で星型のバッジを軽く握る。
(もう15年も経つんだな。)
それはもうずっと昔のことだけど、その記憶は今でも色あせず、
子供のときの感覚のまま、はっきりと思い出すことができた。
それは池田先生がまだ子供だった頃のこと…
〜〜〜
雄太は、その夜一晩だけ本物のサンタクロースだった。
パートナーのトナカイ2頭といっしょに家々を訪れ、
誰にも見つからないようそっと子供たちにプレゼントを配るのが仕事だ。
トナカイ達も、時折だらだらと文句を言いながらも、
きっちりと仕事をこなしてくれた。
やがて、そのあたり一帯の子供のいる家にプレゼントを配り終えた雄太は、
サンタクロースと待ち合わせるため、雄太の家の近所の神社に降りた。
まだ、夜明けまで少し時間があるようで、電灯の明かりしかない境内は
薄暗かったけど、2頭が付いていてくれるおかげで怖い気持ちも起きない。
『はぁ〜、やっとおわったぜ。』
『う〜、結構腰にくるんだよな、そり引き。』
「ふたりとも、おつかれさま。」
『なに生意気に労いの言葉なんかかけてくれてんだよ。』
『すっかりサンタ気取りかよ。百年早え。』
「え?ご、ごめん。
じゃあ、…えっと、おつかれさまでございました?」
『謝るのかよ。』
『つーか、丁寧に言い直しただけかよ。』
こんなやりとりもいつの間にか自然になっていた。
他に誰もいない境内に雄太たちの笑い声が静かに響く。
やがて、少し遅れて雄太たちの前にサンタクロースが降り立った。
サンタクロースは雄太のそりからトナカイ達を放すと、指をぱちんと鳴らした。
するとそりはどんどん小さく縮んでいき、手の平に収まる大きさになると、
サンタクロースの持っていた白い大きな袋に収められた。
「雄太君、ごくろうさま。
さて、早速だけど、ふたりのことを報告してもらおうかな。」
((げ、そうだった。))
そのことをすっかり忘れていたのか、トナカイ達の表情が険しくなる。
ここで雄太が余計なことをしゃべれば、教習所行きもありえるのだ。
2頭は雄太をにらみつけ、無言の圧力を与えようとしたのだが…
「悪いが、お前達は外してもらえるかな。」
『『は?どういうことですか?』』
サンタクロースはもう一度、ぱちんと指を鳴らした。
すると、トナカイ達の体がみるみる縮んいき、ついに元どおりの人形になってしまった。
そうして小さくなった2頭をサンタクロースは手ですばやく掴んだ。
『な、無理矢理かよ。ち、ちくしょ…、
くぁwせdrftgyふじこlp…』
『む、むぐ…、雄太てめ、余計なことしゃべったら…
あswでfrgtひゅじこlp…』
言いたいことを言い終わらないうちに人形になったトナカイ達は、
サンタクロースによって大きな袋に押し込められてしまった。
袋の口を必要以上にぎゅっと締めてしまったので、
もう中の2頭に雄太たちの声が聞こえる心配はないだろう。
「ふぅ。あのふたりがいると話がややこしくなるからね。
…さて、雄太君。あのふたりの働きぶりはどうだったかな?」
「えっと…、ちゃんと子どものいる家にあんないしてくれました。
おかげでプレゼントも全部くばることができました。」
本当は、バッチの通信機に拾われないような声で
サンタクロースや教習所の教官達に対する不満やら悪口やらを
さんざんぼやいていたのだが、
雄太はそれを自分の心の中だけにしまっておくことにした。
「ふむふむ。真面目に仕事をしていたみたいだな…。
それで、ふたりはどんな様子だったかな?」
「最初は、少しもんくも言ってたりしてたけど、
なんだか、楽しそうでした。」
「楽しそう?」
「はい。そりを引いて走っている間はずっとごきげんだったし、
それに、とちゅうでながめのいい所によってくれたり、
ちょっとだけそりのスピードを上げて遊んでくれたりもしました。」
「なるほど…。
それで君はあのふたりと一緒にいて楽しかったかい?」
「はい。とっても。」
雄太は迷わずはっきり答える。
サンタクロースは元気な返事を聞いて笑顔でうなずく。
すると突然、サンタクロースが真剣な目つきで話し出した。
「実はね。あのふたりはもともと、
ある子供のクリスマスプレゼントだったんだ。」
「え?」
「その子はすごく喜んでね。ふたりはとても大切にされていたんだ。
でもある日、子供同士で遊んでいるうちに不幸にも部品が壊れてしまったんだ。
そしてどうしても直すことができず、とうとう捨てられてしまったんだよ。」
「あの、ふたりが…。」
「私が修復して命を与えたんだが、
その時のことがよほどショックだったのか、
子供にうまく接することができなくなってしまっていたんだ。」
雄太は言葉に詰まった。
2頭の姿が、自分が今までに壊してしまったいくつものおもちゃと重なる。
そして、まるで自分が2頭に対してとてもひどいことをしてしまったような、
心苦しい気持ちになる。
「でもね、本当はあのふたりも子供が大好きなんだよ。
それは体を傷つけられたからといって変わるものじゃない。
彼らは子供を喜ばせるために作られたのだからね。」
「子供をよろこばせるため…。」
「まだ、子供に心を開くには時間が必要だと思っていたんだけど…、
今日の報告を聞く限りでは、私の心配のしすぎだったようだね。」
サンタクロースはうつむいてしまった雄太の頭を軽く撫でると、
元の明るい口調に戻った。
「報告ありがとう。
さて、そろそろふたりを出してやらないとな。」
そういって、サンタクロースは硬く縛った袋の口をあけたとたん、
中からトナカイ達が勢いよく飛び出し、地面に着地した。
『ぶはぁ。いきなり何するんですか。』
『その、突然人形に戻すのやめてもらえません?
いきなり袋に入れるのも。』
「いや、悪かった。
しかし、お前たち真面目に働いていたみたいじゃないか。
見直したぞ。」
『と、当然じゃないですか。』
(よし、ばれてねぇ。)
『ぼ、僕達を誤解しないでくださいよ。』
(雄太の奴、うまいこと言ったみたいだな。)
ほっと胸をなでおろすトナカイ達の様子を見て、
雄太の感じていた胸の痛みも少しだけ和らいだような気がした。
「ところで、雄太君。
まだ一人プレゼントを渡していない子どもがいるんだが。」
「え?でも、ぼくは全部くばったはずです。
プレゼントのふくろももう空っぽです。」
「ふふふ、それは雄太君。君の分だよ。」
「え?ぼくに?
でも、ぼくはもう夢をかなえてもらいました。
これだけでじゅうぶんです。」
脳裏にまた自分が壊したおもちゃのことがよぎり、
雄太はとっさに遠慮してしまった。
「そういうわけにはいかないな。
全ての子どもにプレゼントを配らなくては私の立場がなくなってしまうからね。
さて、君へのプレゼントなんだけど…。」
サンタクロースは、袋から這い出し一息ついてた2頭のトナカイを
再びすばやく両手で掴むと、雄太の目の前にもっていった。
「このふたりを雄太君にプレゼントしよう。」
『『な?』』
「え?」
『『何いいいーーーーーーー!』』
『ちょ、ちょっと、何さらっととんでもないこと何言ってるんですか。』
『ボケたんですか。ついに。』
「私は本気だ。
雄太君がお前達を受け入れてくれれば、の話だがね。
…さあ、雄太君、手を出して。」
そういって、サンタクロースはトナカイ達を優しく雄太に差し出す。
雄太は壊れやすいガラス細工を扱うように、そっと両手で2頭を受け取った。
『お、おい雄太。断れ。』
『そ、そうだ。いらねぇって言え。言えよ。』
トナカイ達は雄太の手の中でばたばたと暴れまわったが、
人形となっている今、その力はとても弱弱しく、
雄太が軽く握った指すら動かすことができない。
『頼む。頼むよ。
いらないって言ってくれよ。』
『俺達をほっといてくれ。
今さら子供といっしょになんて、なれるわけないんだよ。』
トナカイ達は余計必死になって足をばたつかせる。
その声は、今にも泣き出しそうに聞こえた。
雄太は暴れる2頭を見つめ、自分がどんな答えを出すべきかよく考えた。
もう二度と彼らに辛い思いをさせないようにできるのか…。
雄太は、そのぷっくりと膨れたやわらかな胸でトナカイ達を抱きかかえた。
慎重にそっと、でも誠実な気持ち伝えるようにしっかりと2頭を抱きしめる。
「スニファー。クスクス。大丈夫。
ぼく、ふたりのこと大切にするよ。」
雄太のぬくもりに包み込まれたように、2頭はすっかり黙り込んでしまった。
ばたばたを動かしていた足の動きもだんだん小さくなっていき、
やがて完全におとなしくなる。
それを感じて、雄太は2頭の顔がよく見えるように胸から離してやる。
『…本当、なんだな。』
『…信じて、いいんだな。』
2頭がそれぞれ一言ずつぽつりとつぶやくように問いかけた。
雄太の目をまっすぐ見つめる小さな目は、まだ小さく震えている。
「うん、約束する。」
雄太は2頭の目を見つめ返し、はっきりとした声で答えた。
その様子を見て、サンタクロースもうれしそうにうなずく。
「決まりだね。」
「はい。
ふたりとも、よろしくね。あ、あれ?」
雄太が話しかけたとき、2頭のトナカイの人形は、
さっきまで動いてしゃべっていたのが嘘のように、完全に動きを止めていた。
今では、まるで最初からただの人形だったかのように、
ぴくりとも動かず雄太の手の中に収まっている。
「ありがとう雄太君。
そうそう、一つだけお願いがあるんだ。
クリスマスイブの夜だけ、私にふたりを貸してくれないかな?」
「どうして?」
「それが命を与えられた彼らの役目だからね。
いくら口で面倒だ嫌だと言っていても、クリスマスの頃になると、
夜空を走り出したくて仕方なくなるんだ。(調教の成果でもあるんだけどね。)
…それに、彼らは口は悪いんだが、仕事にかけては結構優秀でね。
抜けられると正直大変なんだよ。」
「(そうなんだ。いがいだな。)
どうすればいいんですか?」
「クリスマスイブの夜になったら、ふたりを窓際に置いてくれればいい。
…さぁ、もうすぐ夜が明ける。私はそろそろ行かないと。」
サンタクロースは自分の乗ってきたそりに飛び乗った。
「それでは雄太君、今日は手伝いをありがとう。
ふたりのことをよろしく頼むよ。
メリークリスマス。」
「メリークリスマス。」
雄太は、まだ暗い夜空に向かって飛び立っていくサンタクロースに向かって、
いつまでも手を振っていた。
〜〜〜
自分の名前を呼ぶ声で池田先生は、はっと我に返る。
ツリーを眺めながら、昔のことを思い出すうちに、
ずいぶん時間が経っていたようだった。
「ああ、ごめん。
ツリーがすごくきれいだったから。」
何度か声をかけたのに、夢でも見ているようにぼんやりとして、
自分の声がまるで耳に入っていないみたいだったので、
相手は少し心配していたようだった。
「ちょっと昔のことを思い出していたんだ。
子供の頃のクリスマスのことをね。おかしい?
…ところで、子供の頃サンタクロースって信じていた?
…
…そっか。
…僕?
僕は、今でも信じているよ。
きっとサンタクロースは今夜も子供たちのために
プレゼントを配っているって。」
きょとんとする相手の顔を見て、池田先生は満足そうに微笑んだ。
乙です
最高だ
フィーダー?
我ながら間抜けな顔をしていたと思うが、俺にはそれがなんなのか皆目見当がつかなかった。
すると、やはり俺の顔を見て面白そうに西門さんが説明してくれた。
「肥満化嗜好者ってところか?まあ、解り易く言えば痩せてる人間やら筋骨隆々な人間やらを太らせる過程に最も快感を感じる人間のことかな。」
まだ、理解しきれない俺を残して西門さんの説明は続く。
「まあ、過程を楽しんだ後の肥満体も含めて愛情を感じる型やら色々だから、一概には言えんな。客の好みを掴めれば大金を手にする事も夢じゃないぞ。」
西門さんの言葉を噛み砕くように反芻する。
「まあ、借金苦の生活を送るより遥かに楽な上に大金を手にできるおまけ付きだ。10kg太ろうが100kg太ろうが、要は契約切れた後痩せりゃー良いだけの話だしな。」
そんな簡単なことなのだろうか?25超えた辺りから同じ生活をしているのに下腹辺りに肉が付き始めたのでジム通いを始めたが体型維持は結構難しい。
しかし、俺はようやく理解した。
確かに、贅沢は言えない立場だし、西門の言う通りもう一方の険しい道を行くことを考えれば楽で、もしかしたらチャンスを掴める希望の道だと言えた。
「そうですね…、解りました。これからよろしくお願いします。」
西門さんは、意を決した俺の言葉にニコリと笑って答えてくれた。
「おっす、よろしくな。じゃ、この書類にサインしてくれ、今の住居の解約手続の為の委任状とウチの規定規約に従う旨の誓約書だ。」
さっと目を通したが、説明を受けたことを追認する形だったのでサラリと署名押印した。
「あー、あとな。裸になってくれるか?現在の体型を撮影して、スリーサイズを確認する。」
「因みに10日に1度撮影と測定はするからそのつもりでな。」
俺は、一瞬躊躇ったが、まあ、男同士だし、別に見せて恥ずかしい体でも無いので素直に裸になる。
西門さんは素早く、正面、横、バストアップと3種類の写真を撮影した。
「あー、パンツは履いたままでいいぞ。ほぉー、結構鍛えてんな、良い体してる。ン…しょっと…。」
B:82 W:73 H77、最近色々あってジムにも通えなかったのでウエストとピップが1pづつ増えているようだが、まあ予想の範囲だ。
「ん…良い感じだな。よし、後ろの体組成計に乗って。」
俺は言われたまま素直に乗る。体重64kg体脂肪14%筋肉量30%、こちらも体重が1kg、体脂肪が1%増えているが予想通りだった。
すると、西門の大きく厚い手の平が俺の脇腹から胸元までを滑り上がってきた。
「ふっ…ぁうっ…、に…西門…さん?」
俺は、少し吃驚して、ただし、控えめに抗議の声をあげた。
「ん…?ああ…、良い肌だと思って…、因みに俺もそっちの趣味がある方でな。ま、趣味と実益を兼ねた理想の職場って感じだな。」
俺は自分の表情が微妙に曇るのを感じた。
西門さんも気づいたらしく慌てて言い訳する。
「おいおいっ、安心しろっ、公私を使い分けられなきゃ偉くなってねーよ。傷つくなぁ……。」
そういう西門さんの言葉に安心したのか、不思議と嫌な感じは抱かなかった。
まあ、ホスト業界にも結構ゲイはいるし、俺も免疫ができる程度には関わったこともあったから、その所為かも知れない。
俺が服を着ていると、これで最後だとばかりに少し真剣な顔でいった。
「いいか?解ってると思うが接客業だ。客を不快にさせないこと。ウチでは、そうだな客に出されたものはキッチリ食う。後で吐くのもダメだ。」
「スタッフ用のトイレにはカメラが備え付けられている。人の動作をトレースして設定された瞬間だけを撮影するものだ。」
「気をつけろよぉー?ホレ、認証カードとお前の部屋の鍵。集合より前…、午後4時には来いよ?」
俺は頷いてその場を後にした。
少しこれからの生活を想像して不安を抱きながら………。
洗練された内装にキョドりながらも何とか自室に辿り着き、驚くほど充実した自室に吃驚しながらも、4時から初仕事だと考えて少し寝ておこうという気持ちになる俺。
環境は人を変えるものだ……。
ベッドは何故かキングサイズの最高級のウォーターベッドで、寝台から周りを見渡せば部屋の広さも半端ではない。
寝台横のラックに革製の居住規則と書かれたレストランのメニューの様な物体を目にして、開いてみる。
見れば居住フロアには共有スペースがあり、そこではフリーフードの提供があるらしい。
しかも、個室内に備え付けの冷蔵庫に毎日補充される飲物やスナック類は無料だそうだ。
俺は本当に借金苦で店換えしたホストなのだろうか?
そんな疑問を抱きつついつの間にか眠ってしまう俺だった。
眠りから覚めた俺はいつになく充実した気分になっていた。
極上の睡眠、スッキリとした目覚め、流石の最高級ウォーターベットだ。
シャワーを浴び、与えられた服に袖を通す。
聞けば今日は……………
1.ボーイコスDAYらしい、最後にピッチリとしたベストを羽織り、店へと急いだ。
2.カジュアルDAYらしい、滑らかな材質のピッタリタンクトップを着て店へと急いだ。
3.水着DAYらしい、与えられた水着姿でビーサンと薄手のパーカー(ジッパー下げずに羽織るだけならOK)を羽織り、店へと急いだ。
2だ!
最後のないすぼでーはやはりボーイコスで1
3で!
水泳やってた俺は3を希望…
2できぼんぬ
ss乙!
次は店の内情が読めるのか……
他店員はどれくらいまで肥えさせられているのかな
2!
出来ればビキニがいいなぁということで3
ネオンサインで飾り付けられたコンクリートが乱立する、都会の夜。草木は眠ろうとも、ヒトは睡眠欲よりも偉大な快楽を求め街をさまよっている。
そんな汚らしい世界を縫うように、俺は普通車を走らせていた。
……事の始まりは数日前。
マンションのポストに落ちていた、一通の白い便箋。中には、いかにも高級そうな紙に、手短な文章と地図が記されていた。
†††††††
岡田タツヤ様
前略――
この度は、私共が経営するアミューズメントクラブのオープンを記念して、ささやかながらパーティを開催致します。
存分にお楽しみ頂けますよう、食事や催し物もご用意しております。
是非、貴殿にもご参加頂ければと存じます。
――草々
†††††††
どうやら招待状らしい。
一応俺も、中小企業とはいえ社長の椅子に座る身分だし、こういう旨の手紙を貰う事は珍しくない。ただ今回は、差出人の名前やそのクラブとの繋がりに、まったく覚えがないのが唯一の気掛かりだった。
『支配人 バーント』。
……外国人だろうか。
やがて繁華街を抜け、人気がなくなってきた頃、カーナビの音声が目的地へ辿り着いた事を知らせる。規則正しく建ち並ぶビル群の間に、それはあった。
脇の駐車場に車を停め、その建物の入口へと向かう。
改めて建物を見上げてみる。
高くそびえ立つ、無機質な、しかし洗練されたデザインの直方体。ぱっと見だけなら、ちょっと洒落たデザイナーズマンションのようでもある。
しばらく立ち尽くしていると、正面のガラス戸の向こうに人の姿を認めた。やがてこちらへ近付いてきて、ギィ、と入口を開いた。
「いらっしゃいませ」
黒いスーツ、ネクタイ、グラサン。文字通り黒服の男が現れた。そのアミューズメントクラブとやらの人間らしい。
「招待状を頂いた者です」
俺は内ポケットに入れておいた招待状を手に取り、差し出した。黒服はそれを受け取り、開いて少し眺めた後、俺に微笑を向けた。
「……岡田様ですね。お待ちしておりました、ご案内致します」
招待客として認められた俺は、黒服に促されるままに、そのドアをくぐり抜けた。
コツ、コツコツ、と不揃いのリズムが反響する。
白と黒のタイルが市松状に敷き詰められた、ホテルのようなエントランスホール。目立った装飾はなくシンプルで、清潔感ただよう雰囲気に包まれていた。雑居ビルとは思えない上品さだ。
(しかし、いやに静かだな)
記念パーティーだというにもかかわらず、辺りの空気は殺伐としている。ロビーにも招待客らしき人影はほとんど見受けられない。
時間には余裕を持って来たのだが、予定より早く始まってしまっているんだろうか。まさか、客人が俺だけというわけでもないだろうに。
そうこう考えている内に黒服と俺は、ロビーを抜け、短い廊下の突き当たりのエレベータに行き着いた。
黒服が、ドアの脇のボタンを押す。すると間もなく、ポーン、という音と同じくしてドアが開いた。
「どうぞ」
開いたドアを片手で押さえ、黒服が俺を促す。持て成す側としてのマナーはまずまずのようだ。ありがとう、とそれに応え、先にエレベータに乗り込んだ。
カゴ内に落ち着いた事を確認すると、黒服も乗り込み、階数ボタンの前に陣取る。そして、彼がドアを閉めると、カゴが動き始めた。
……ドア上部のデジタルが、一定のリズムで数字をカウントアップしてゆく。中では俺達は特に言葉を交わす事もせず、ただ機械音が重く穏やかに響くだけだった。
ポーン、と再び音が鳴る。身体が軽く持ち上げられる感触と共に、デジタルは30を告げたところで止まった。
ドアが開き、居心地の悪い空気から解放される。先のフロアとは違い、床一面の赤いカーペットが目にも鮮やかだ。
「どうぞ」
先程と同じやり取りで俺はエレベータを出る。と、廊下の向こうから何かの気配がした。振り向くと、3つの人影が連なり、こちらへと歩いて来ているところだった。
が、どうも様子がおかしい。
俺を案内する黒服と同じ出で立ちの男が2人。その間に挟まれているシルエットは、前後の黒服の輪郭から大きくはみ出すほどの大柄な体型であるように見えた。
やがて互いに距離を縮め、その全容が次第にはっきりと見えてくる。顔立ちからして、俺と同世代くらいの男性のようだ。青ざめた顔を俯きがちに、よろよろと足元がおぼつかない。そして、やけに太っている。
しかもどういうわけか、身に纏っている礼服は、その肥満体にはどう考えても無理のある……要するに、サイズが小さ過ぎるのだ。
実際、その全身を包むにはまったく生地が足りておらず、シャツも上に羽織っているスーツも、揚げ句の果てにはパンツのホックとファスナーまでもが全開になっていた。
あらわになった豊かな腹と胸元が、一歩歩くごとに、ぶるんぶるんと揺れ動く。あられもないその姿を前に、俺はあからさまに眉をひそめてしまった。
そしてそいつは、首をもたげたまま俺の横を通り過ぎていった。
その一瞬、視線がぶつかり合う。その時そいつの目が、ハッと見開かれた。
「い、いいぃ行くなっ!」
突如、その男が声を上げた。えっ、と振り向いたその時には、付き添いの黒服達が彼を取り押さえている。急に興奮しだした為に上擦った声で、俺のほうへ何かを訴えてきた。
「お前、アイツを……、ダメだ、ひ、ひ、酷い目にあう!!」
「静かにしろっ、他のお客様のご迷惑だ」
「また暴れ始めた。応援を」
黒服2人がかりで壁に押さえ付けながら、うち1人が懐のピンマイクらしき物体に呟く。その間も、男は太い手足をじたばたさせながら叫び続けていた。
間もなく数人の黒服が奥からやって来ると、男を今度は床に押さえ付け、自由を完全に奪い取る。さながら警察官が殺人の現行犯を取り押さえる、あのシーンを彷彿とさせた。
俺はといえば、呆気に取られてその様子をただただ見守るばかりであった。
「……岡田様」
案内役の黒服に呼ばれ、ようやく我に返る。こちらへ、と促され、俺はその場から逃げるように黒服の後についていった。
そして数歩進んだところで、黒服は俺に謝罪した。
「大変失礼致しました、お見苦しいところを……」
「いえ、別に。何かあったんですか」
「パーティの招待客のおひとりですが、突然暴れ出したので退場して頂きました。貴方様がお気になさる必要はございません」
取り敢えず、そういう事らしい。
男が俺に何を訴えかけようとしていたのか、汲み取る事も出来なかった。いや、黒服の言う通り、するほどの気にもならなかったと言うべきか。
支援必要かな
これはおいしいパーティの予感
ほかにも招待客いるのか
時々居るのだ。ああいう、TPOをわきまえない人間が。
何があったか知らないが、こういった社交性や品格が求められるような場で、忘我し他人に迷惑を掛けるなど、愚の骨頂としか思えない。ましてや、あんな格好で暴れ狂うとは。
精神を病んでいるのなら、ここより先に精神科に行くべきだし、居酒屋のノリで酒でもあおったのならば、もはや論外だ。
それに、だらしないデブは大嫌いだ。
心の弛みが身体中に贅肉として現れているのだろう。邪魔で、汗臭くて、まさに歩く恥さらしとも呼べそうなその姿に、時々俺は吐き気すらもよおす事もある。
その嫌悪感もあり、俺は普段からジムに通っている。ボクササイズなどのトレーニングのおかげで、無駄な肉のない締まった身体を維持している。腕っ節にも多少の自信があった。
とにかく、いい加減な事は許したくないのだ。
こうして現場から遠ざかっている今も、あのデブの野太い叫びが聞こえるが、もう耳を貸すまいと俺は心に決めた。
「こちらでございます」
ほどなくして、焦げ茶の大きなドアが見えてきた。会場に着いたようだが、依然として不気味なまでに沈黙した空気が漂う。
……まあ、彼も気にするなと言っているんだ。そんな事よりパーティを心行くまで楽しんで、綺麗さっぱり忘れよう。
黒服が掴みを握り、勢いよくドアを引く。ガコン、と重い金属音。そして、パーティ会場への道が開かれた。
「どうぞごゆるりと、お楽しみ下さいませ」
→3.水着DAYらしい、与えられた水着姿でビーサンと薄手のパーカー(ジッパー下げずに羽織るだけならOK)を羽織り、店へと急いだ。
指定された2階のフロアに到着すると、エレベーター前に西門さんが立っていた。
「おっ、早いな、感心感心…。よし、フロアチーフに紹介するからついてこい。」
俺は言われるがままにフロアの中へと入っていった。
2階フロアは、照明も明るめでポップ&シック(矛盾しそうだけど良くマッチして無駄な装飾が無い)な店内、凡そそういう店には見えない。
開放感があって一つ一つのテーブルと座席がとても広くとってあるのも印象的だった。
既にスタッフが集まりつつある店内では朝礼(いいえて妙)の準備が始まっているらしい。
西門さんは、スタッフに細かな指示を発している黒服姿の男性の前で止まると、その男性に声をかけた。
「門脇、今日から入店した新人の葉月だ。聞いてるだろうが色々気―つかってやってくれ。ホレ、葉月、これからお前の直属の上司になるフロアチーフの門脇だ。」
門脇と呼ばれたその男性は、体格的には西門さんに近く(ただし、ムチリとした余分な脂肪をそぎ落とした感じ)、逆に容姿は何となく蔵木さんに似ているように感じる。
短めの長さの髪を無造作に立てて額をだした感じの髪型で、スチールフレームの眼鏡をかけた落ち着いた感じの(俺より、もしかしたら年下の)男前だった。
「はじめまして…、右も左もわかりませんが、よろしくお願いしまっす。」
俺は初めての挨拶であることもあって、少し緊張していたのだろう、少し固めのぎこちない挨拶になってしまう。
すると、無表情に見えた門脇さんの表情がフッと緩んだ。
「こちらこそよろしく。それと…、固くならなくていいですよ?2階フロアは君と状態が近しいスタッフばかりですから、早く馴染んで下さいね?」
丁寧な喋り口調で意外に優しげな言葉を受け、俺もつられてホンワカとした気持ちになった。
それにしても、俺と近しい状態って何だろう。
「じゃ、ま。俺は上の階に戻るわ…。じゃーな葉月、早く上の階に上ってこいよ!そしたら、たーっぷり可愛がってやるぜ!!」
細目でウインクする西門さんの姿に笑いを含みつつ手を振り、俺は心の中で西門さんに『不良大門』というあだ名をつけた。
「さて、朝礼の時間です!集合!」
良く通る声、無駄な装飾のない指示にスタッフが整然と列を成す。
見渡す限りの水着姿の男達、皆俺と同じかそれ以上の身長で、筋肉質でガッシリとした印象の者、筋肉を鎧いながらもスラリとした印象の者、それぞれに特色を放っている。
顔の造りもそれぞれ個性を持ちながら皆かなり魅力的な顔立ちだった。
しかし、よく見れば、細身な体型に混じって、土台は細身ながら、やけにフックラと丸みを帯び、脇腹や尻にムチリと余ったダブついた贅肉が目立つ者。
ガッシリとした体型の中で、やはり、ムッチリと脂肪質な筋肉と言うか、所々ムチムチと贅肉の余ったパッツリボディを隠すように直立する者。
はたまた、全体的にムッチリと脂肪に覆われて、脇腹の肉の厚みや、肩、腕、尻と、重要なパーツが丸々と太り始め、太り気味の域を超えた感の体型をさらす者。
実は全くの均整のとれた体型を持つ者は寧ろ少なく、ムチムチ、パッツリ、太り気味から、もう少しでデブと呼ばれ始めても文句の言えない体型の者までひしめき合っていた。
フィーダー…、肥満化嗜好者…、太り行く細身の体…、肉体美を凌辱するように太らされる男達…、まとわりつく鈍い足枷…、脂肪…贅肉…肉…肉…肉…。
俺の頭の中で不穏なフレーズが木霊し始め、不安を募らせようとした時、門脇さんの声が俺を現実へと引き戻した。
「今日から新しい仲間が加わることになりました。葉月諒くんです。みんな解らないことは教えてあげるように。」
すると一斉にオス!と応える整列した男達。
「オスは止めなさい…、オスは…。」
その緊張を緩和するような遣り取りを耳にした時、俺の中で増殖し始めていた不安が払拭されていくのを感じた。
『この仕事…、そう、仕事と割り切ってやり遂げると決めたばかりじゃないか…。』
俺の覚悟の足らない葛藤などに構うことなく、ただ前向きに進行していく朝礼。門脇さんの落ち着いた声がフロア内に拡散して行く。
「新人もいるので敢て言いますが、当店は指名制をとりつつ重複を認めています。」
「客層もみな当店に一歩足を踏み入れれば、金に糸目をつけない方々ばかりです。客の取り合い等はパフォーマンス程度に留めて、連携してことに当る様に!」
そういって、まわりを見まわす門脇さんだったが、ある男性に視線を止めて言った。
「成瀬…、前へ。客層も…そうかぶらなそうですね…、君が当分葉月とチームを組みなさい。特にシステム上の説明をするには一番適しているでしょう。君もまだ二月目ですからね。」
門脇さんは、予習の意味も含めてと言外に匂わせて言うと、俺を促して成瀬とよばれた男の隣に向かわせた。
人懐っこい笑みを浮かべて軽く手を振る成瀬、年の頃なら20代前半、短めの髪をワックスで立て、秀でた額に男らしい顔立ちの男前だ。
180p前後あるだろうか…上背もあるが、ガタイも良い。
パーカーから覗く厚い筋肉に覆われたメリハリのある体は、しかし、心なしか鋭利鋭角という印象はなく、ムチムチとした脂肪のヴェールに包まれていた。
下腹部と太ももにピッチリと食い込んだ目のやり場に困るビキニ…、食いこんだ辺りがムチリとした贅肉の存在を主張している。
「よっ!諒…でいいよなっ?俺、成瀬圭一、これからよろしくなっ?」
声も少しハスキー目の、だが人を惹きつける類の優しさを含んだ声、俺はその声に警戒心が霧散するのを感じた。
初対面の相手に心を開かせる何かが成瀬にはあった。
「よ…よろしく…、け…圭一…。」
俺の応答を待つかのようなタイミングで門脇さんが締めの言葉を発する。
「皆さん、メモリーチョーカーは付けていますね?カードホルダーは?………良し!では散会!!各々お客様を迎える体勢を整えなさい。」
「成瀬、葉月の初店です。客が付くようなら今日はヘルプについて助けてあげなさい。」
スタッフが散会し始める。成瀬は門脇の言葉に「オス!」と応えると、俺の手を引いて端のテーブルに促した。
******************************************
「諒、メモリーチョーカーもってるか?このタグみたいなUSBメモリーがついたチョーカーな。」
促された端のテーブルに着席した後直ぐにそう問われた俺は、支給品の中にそんなものがあったなぁ…と、パーカーのポケットを探る。
銀の分厚いタグのついた革紐を取りだす、言われるまで気がつかなかったが、タグがスライドするようになっており、USBの差し込み部分が姿を現した。
「それは客の指定に応じてテーブルの端末に繋げるモンだから常に首にかけとかねーとダメだぞ。」
俺は探り当てたチョーカーを頷きながら首にかける、かけて見ると、それは、かなり大きめで、俺は内心チョーカーと言うよりネックレスみたいだと思った。
「まー、ぶっちゃけ…ここに来るお客さんは俺らに旨いもん鱈腹食わせて太らせる事に快感覚えてるわけだろ?」
「で、お客さんらは毎晩のようにターゲットサイトした俺らホストに食いモンを食わせ歩きつつ、このメモリーに納められた10日毎の記録を確認するってわけ!」
そういいながら、圭一が自分のメモリーをアクリル樹脂の様なクリアーな材質のテーブル横に備え付けられた口に差し込む。
すると、テーブルを四分割した窓が画面に切り替わり、成瀬圭一の成長記録とでも言うべきスライドショーが始まった。
支援
先ず見た目からして驚いたのは、入店当初の圭一には、余分な脂肪が一切纏わりついておらず、鋭利鋭角をなす鋼の肉体美に彩られていた事だった。
先程の立ち姿を思い返して比べても、体の厚みも丸みも全く違って見える。
画像に映る姿が、身長181p体重72kg体脂肪率9%、B97W76H80の完全無欠の体付きである事が、現在の成瀬の体を否が応にも太く感じさせた。
俺はどうしても気になって、実際に横目でチラと開けっ広げのパーカーから覗く上半身……特に腹部に目をやる。
目線の先には、立ち姿では結構メリハリ良く見えていた体に、座って腰を曲げた今ムッチリとした贅肉の段が屈んで曲げた部分に結構な厚みで生じていた。
そして、目線を上に上げると、ニヤけた笑いを含んだ圭一と視線があってしまった。
「と、まあ、お客さんもさ…今諒がしたみたいに変化を実感して悦に入るわけよ…、オーバー?」
圭一におどけた口調でそう言われた俺は、何故か少しドキドキして火照る表情を悟られまいとするように俯き加減になってしまう。
すると、余裕の表情を浮かべていた圭一も、改めて自分の変化を実感したかのように、ぎこちない呟きが口をついた。
「うう…ちっくしょー、それにしても太ったなぁー俺。筋トレは出来る限りしてんのになぁ…。やっべ、この肉……。」
言う程達観しているわけではないのか、そう言ってム二ュリと贅肉の段を掴んでため息をつく圭一。
明日は我が身…そんな言葉が俺の脳裏を駆け抜けた。
圭一は少し不安そうな俺の視線に気がついたのか、気を取り直して(或いは自分を誤魔化すように)説明を続ける。
「で、まあ、酒とか注文されたらオーダーして、酒作ったり出したりはホストと変わんねーべ?」
頷く俺を見て、先を続ける圭一。
「違うのはさぁー、酒は基本的に客が飲むもの、で、俺らは客が注文した飲み物と食い物を残さず食い切るっつーのが基本ルールってわけ!簡単だろ?」
客に飲ませるために徒党を組んで酒を浴びるように飲む(ただし、かなりの確率で一定以上は吐いて捨てる)ホストとは大違いのルールだ。
指名客からの飲食物を一手に引き受けなければならないホスト、確かにルールの内容的には簡単だった。
しかし、開店から閉店まで客が頼んだ食べ物を食い続けるというのは、結構食べれば食べれる方だと自負する俺にも難しい様に思える。
また少し不安を顕わにしだした俺に気付いて圭一が言った。
「あぁー、大丈夫!大丈夫!意外に食えるもんだぜぇー!ここの料理は何でも旨いしさぁー、油も結構使ってそうなのに軽くサラッと食えちゃうんだよ。」
お陰でこのざま!と言って、俺の手を取り自分の段々の贅肉をなぞらせる。
俺は、そのムチリと張り詰めた贅肉の感触に、また何故かドキドキしつつ頷く。
「後はカードホルダーに納められたカードを客の求めに応じて切る。」
「リーダーがテーブル横にあるからスライドさせればテーブル客の会計に加算される。」
「種類はタッチ、ハグ、ホールド、ホームワーク、フリーダムの5種類、組み合わせ自由で、価格はカードを切らせるホストの指名数に応じて変わる。」
することは名前からして解るだろ?と、ニヤリとした笑いを含みながら言う圭一に二の句が継げない俺。
からかいついでに「こうやるんだよ!」と実演を始める圭一だったが、フロア入口付近からの声でオフザケはお開きになった。
「葉月さん、指名入りました。3番テーブルです。3番、ヘルプチェンジ成瀬さんです。」
面白い流れになってきましたね^^
俺も参加したいw(ぇ
お久しゅう┏○
いやー、携帯、仕事場、自宅と全ての書き込み口が規制に閉ざされて幾年月(←大袈裟)
やっとこ続きをUPできました。
自分、先の筋とかほとんど考えずに流れに任せて書く感じなのでここまでしかストック出来ていないと言う…
あ…、3番にしちゃったけど…2と同点だったか…勘違い…。
み…水着もいいですぜ><b
>>183 支援┏O)) アザッス!
「続サンタクロース」「かいくんの日記」そして新作「ギャンブル」!
楽しみですぅ〜〜〜〜、ファイッ━(ノ゚д゚)人(゚Д゚ )ノオ━!!
「ロイヤル・ホスト」は、今までの俺のSSの選択肢を見てくれてる人に委ねる形式をさらに強化して、ロイヤル・ホストのお客さんになった気持ちになって頂くことを目標にしようかと考えてます・w・
なので恋愛シュミレーション(=w=)…の如く、主人公の台詞が少なくなるかもですが、少しばかりお付き合いくだせー┏○
おお、それはものすごく楽しみです。
俺も擬似体験と言うことで夜食食うかλ...
お二方ss乙!
>>178 デブ嫌いがどれぐらいにまでなるのか……
どういう太らせ方させられるのか気になる
>>187 今まで溜まった鬱憤がssに注がれるのか……ジュルリ
何気にハイテクな肥育場ですな
ホームワークは何をするのだろう? お持ち帰りか夜食指定?
明かされるのを正座で待ってよう
指名集めの最初のつかみも大変だろうな
いいSSがたくさんあるけどキリがいいみたいなので、せっかくなので書き。
なんとなく暴食してみたいなぁと思って夜10時過ぎくらいからローソンのエルチキ1個、トマトジュースを食して
ファミリーマートでチョコパイアイス、あいすまんじゅう、牛肉コロッケ2個、ふんわりカスタードケーキ(プリンです)を食べて
家に帰ってから、食パントースト1枚半(6枚切り)、讃岐うどん200グラム(トッピングは生卵1個)を食べて
昨日買ったローソンのたっぷりモンブランを食べて、最後にももカルピスサワー1缶。
見た目が小柄な割によく食べるねと言われることが多くて、自分でもそう思ったけどさすがにこれはしんどかった。
また何回か暴食してみたいとは思うけど、体よりも食費のほうが少々心配な貧乏人です。
願望的には1日か1時間でもいいから、たくさんの筋肉とたくさんの脂肪と太い骨と高い身長と重い体重と太い体になってみたい。
あくまでも一時的でいい。永続的はむしろちょっと困るかもしれん。人間じゃなくてモンスター化とかでもいい。もちろんそれも一時的に。
夢を見た…
白くて美しい、
それでいてとても大きな牛だった。
俺の大きな身体を乗せて悠々と走り抜ける、
いや、そんな穏やかなものではない、
俺は太く逞しい腕でそいつに必死にしがみついた。
この時ばかりは自分の重たく大きな身体が恨めしく思えたが、
それがふっと軽くなる、
どうしたものかと思えば、まるで息でも抜けるように俺の腕が、
いや、身体が萎んでいく…
力が抜け、幸い、と言うべきか身体が軽くなった分どうにかこらえているが、
時間の問題で、投げ出され、そして骨と皮だけのような身体になった俺は、
小ばかにしてきた村の男より尚弱くなった俺はそのまま…
「いやだ」
俺の身体が失われるのもそうだが、村のものに馬鹿にされるのはもっと嫌だ。
俺は、最後の、渾身の、力を、振り絞り。
神の使いとか言われている牛に噛み付いた、今こいつを逃すわけに行かない、
元に戻れなくなる、きっとこいつなら戻せるはず、そこまで考えた、
気がつけば俺は宙を舞って、牛は消えていた、絶望が俺の心に陰を射す。
俺の太くなった腕、
見れば以前よりも太く、遥かに太くなっていく俺の腕、でも喜んだのはここまで、
止まらないのだ、太くなるのが、しかも、ブヨブヨと醜く膨れ始めて、助けを呼ぼうにも、牛のような声しか出ず、俺はそのまま誰も見たことが無いほど肥え始めたのだ…
しえん
>>190 人間鏡餅とか人間ラグビーボール状態になって粗雑に扱われるのはどう?w
必死にバタバタ暴れるけど抵抗できず痩せるまで弄られ放題に
>>190 〜体験施設とか薬で楽しんだはいいが
長く続けるうちに耐性ができて徐々に戻りにくくなるフラグだな
もしくは変わったほうの状態を脳が正常と覚えてしまう
ドアをくぐり抜けた瞬間、俺は息を飲んだ。これまでの雰囲気が一変する。
まるでウェディングケーキを逆さまにしたような、大きなシャンデリア。中心部に吊り下がっているそれを始めとし、室内は金銀の光を放つモノで溢れている。
緑地の天板を支える大きなテーブル。等間隔で立ち並ぶパチンコ台程度の箱。色とりどりのボトルが並べられた棚と、それを囲むバーカウンター。しかし、それぞれの存在が主張をし過ぎる事なく極めてシックに纏まっていた。
これに似た光景を、俺はテレビや雑誌で見た覚えがあった。……そうだ、これは。
「カジノ……?」
「ようこそいらっしゃいました、岡田タツヤ様」
と、奥のほうから俺を歓迎するように名を呼ぶ男の声がした。
「本日はお忙しい中、足をお運び頂きまして、誠にありがとうございます」
「え、ああ……こちらこそ」
お招き頂き光栄です、と言いかけて、俺は思わず声を失った。
黒のベストとパンツ姿が似合う、スリムな長身。短めの黒髪。そして、右の頬骨から額までを完全に覆い隠すほどの大きな眼帯。それをしているのが勿体ないくらい、美しく調った日本人的な顔立ち。
男の俺でも、一歩間違えば惚れてしまいそうな危険なオーラを纏っていた。女ならばまずイチコロだろう。
彼はちょうど俺の目の前まで歩み寄り、そこで立ち止まると、うやうやしく会釈をした。
「私が当クラブの支配人、バーントでございます」
こいつがバーント――手紙の差出人か。……外国人ではなかったな。
地上30階から見下ろす夜景は、まさに宝石箱。この贅沢な輝きを独り占めしているかのような、そんな錯覚さえ引き起こされそうだ。そのガラス張りの壁を背に、支配人バーントは静かにたたずんでいる。
俺はというと、一台のテーブルを挟み彼と対峙するかたちで、スチールの椅子に腰掛けていた。
「あの、支配人さん」
「何でしょう」
俺は、前々から気になっていた疑問を投げ掛けようと、口を開く。バーントは相変わらず、微笑をたたえたままだ。
「……他の招待客は?」
室内には、俺と支配人と、黒服が先の案内役を含め数人居る程度。きらびやかでこそあるが、とてもパーティーらしい雰囲気とは思えない。エントランスから廊下までならともかく、会場までこの様子では興ざめである。
「当クラブはカジノ以外にも、レストランシアターなどがございます。他の皆様には現在、そちらのフロアを見学して頂いております」
「では、なぜ私だけここに」
「故あって私共は、貴方様をヴィアイピーとしておもてなしさせて頂きたく、このような形でお招き致しました」
俺は思わず眉を寄せた。ヴィップと呼ばれるのが不快なわけではない。だが結局は、聞こえの良い言葉を使ってごまかしているに過ぎず、合点がいかなかったのだ。
「理由は後ほど、必ずご説明致します。今は、無礼をどうかご容赦下さいませ」
しかし、彼の極めて穏やかな声色や目線からは嘘の匂いはしなかった。
……疑ってばかりいても始まらないし、今だけは彼を信じる事にしよう。何かあれば逃げれば良いのだ。
「わかりました」
「ありがとうございます」
バーントは軽く会釈をすると、にこりとほほえんだ。一輪の花がほころぶかのような、美しさ。その一瞬、俺は自分の胸が、どきりと強い鼓動を打つのを感じた。
「ところで岡田様。ルーレットはご存知でしょうか」
顔には出さないがにわかに戸惑い焦る俺をよそに、バーントはそう切り出した。
テーブル上では、緑色の天板に幾本もの直線がひかれ、碁盤状のマス目を成している。そしてその左隣り。このゲームを象徴するオブジェクトが鎮座していた。
円盤の中央にそびえ立つ銀の塔、それを囲むように並ぶポケット。いつか何かで見たクラシカルで豪奢なそれよりは、目立った装飾もなくシンプルで、いくらかモダンな印象を受けた。
「ええ、ルールだけなら……」
「賭け事はお嫌いですか」
「あははっ……、嫌いというか何というか。会社の起業はある意味、賭けでしたけど」
俺は少し苦笑した。学生時代は地道に勉強し、大手企業に就職後も地道に働き、地道に金を貯めてきた。そんなごく普通の人生に嫌気がさし、3年前のある日、一念発起し独立を決めた。
そして今、俺は自分の会社を構え、幸運にも事業が軌道に乗り始めているところなのだ。
「そうでしたか。努力家のお人なのですね」
「努力だなんて、まったく口が上手いんだから」
互いに、また苦笑。努力家と褒められて悪い気はしないのだが、接客業の人間らしいおだて上手な口振りに、俺はまんまと乗せられてしまっていた。
と、苦労話をねぎらうかのような口調で、バーントは俺にある提案をした。
「折角ですし、この辺りで息抜きでもいかがでしょうか。たしなむ程度の賭け事も、たまには良いものですよ」
「えっ? ……まぁ、たしなむ程度ねぇ」
「ご希望でしたら、実際のお金は使用しない模擬的なプレイも可能です。スリルをお望みでしたら、本物のチップをご購入頂いて結構ですが」
「ふぅん……」
確かに、これまでの人生を振り返ると、勉強、バイト、仕事に我武者羅になるばかりの堅苦しい生活だったように思う。社長となり招かれたパーティーだって、他の招待客もすべて仕事の相手でしかない。
競争社会の中で、娯楽になど目を向ける余裕がなかった。すべてが未来の自分への投資だった。
……そうだな。ここいらで小休憩としますか。
「じゃあ、ひとつお相手願おうかな」
「喜んでお受け致します」
俺は懐から財布を取り出し、諭吉を1枚、バーントに支払った。
支援
また、自宅規制…
もう…いや…
夢を見ていた、
懐かしさすら感じる程よく見た夢、
あれは、何度も聞かされた奉納牛の話で、
苦しんでいたようだけど、あの後はきっと幸せだったと思う、
神の御使いに代わり、あの後、村に実りと幸をもたらした奉納牛となった男、
今奉納牛になった俺は幸せで、満ちたりいている、
だからきっと幸せだったに違いない。
結局、拒んでいた俺も今では立派な牛様だ、
あの時出会った彼女は巫女で、俺に仕え、
お役目が終われば俺に嫁いでくれるらしい。
それを聞いたとき、俺の心は折れた、これで良いんじゃないかと、
思ってしまったときは何もする気力も起きないほどだった、
思ってしまった俺が、好きだと思った人にそんな無理やり世話をさせるのかと嫌になった。
だけども違った、、嫌でも無理やりでもなかった、
彼女は、この村の人はこんな姿の俺を、心から尊敬し、素晴らしいと言ってくれた、
それからは、幸せだった、幸せすぎて、幸せが膨らんで、溢れた幸せが身体ごと膨らんでいくようだった。
体重は判っているだけで三倍以上になってしまった。
腹の肉は手からあまり零れ、前に伸ばしてもわき腹の辺りまでしか届かない、
首は無い、あごと胴が直接繋がって達磨みたいになってるらしい。
肩は顔を埋めようと盛り上がり腕もたるみきり、ブヨブヨの指先で物もろくに持てない。
尻はマットのように広がって、腹と背中の肉を地面につけないようにしてくれる、足は、とうに見えない、
一応歩けるように努力はしているが、腹が全て多い尽くす。
壁にもたれるようにして、寝転ぶと苦しいし、起こしてもらうのが大変だから。
おれはも〜も〜としかいえなくなった喉で彼女を呼ぶ」、どう見えようと、俺は幸せで幸せで幸せだ。
まずは、勢いだけで書いてきた拙い文章に付き合って読んで下さった皆さんに感謝を、
なんだか半端な感じも否めませんが、ほおっておくとずるずると続けてしまうだけになりなので、
牛偏をここで完結させていただきます、ありがとうございました、
次はもうちょっと方向性とか絞って餅編を頑張ります。
147,148>>
ありがとうございます、とても励みになります。
159>>
幸せなお話です、
おつかれさまでした、心をほっこりさせていただきました。
187>>
ありがとうございます、
とても楽しみにしていますが、大変な状況のようで残念。
開放された時の鬱憤がカロリーに変換されて皆肥らせてくれる事に期待しています。
…それにしても、上のフロアにはあどんな素敵な空間が…
きっとキングサイズのベットもあっという間に小さくなっていくんでしょうね。
197>>
新作お疲れ様です、
どんな風に肥らされるか、どきどきしながら待ってます、
足元がおぼつかなくなるってどれだけ急に肥らされたんだろう…
testスマソ
こんばんは、ギャンブルの人です。
他の板では規制喰らってるのに、何故かここでは書き込めるという謎。
これはアレか、俺に18禁一筋に生きろという神の啓示か。
>>かいくんのにっきの方
お疲れ様でした。
遂に立派な牛様になられたのですね……
かいくんには気の毒かもですが、村を救う為に良い働きをしたのではないかと。
人助けの為の肥満化とは、なんと素敵な!
良い萌えをありがとうございました。
>>ロイホ(違)の方
発想の豊かさには毎回驚かされます。
彼らの成長振りには勿論期待ですが、色々なコスプレで肥満した身体を晒して頂きたいものですね。
その他、支援して下さった方々、THANXです。
前置きが長いので、肝心の場面はまだ先になりそうです……
204 :
名無し調教中。:2010/02/05(金) 09:40:01 ID:jLlP4ynG
INHUMAN!! , INHUMAN!!
こ、こんな、
ス、スレは、
非人間的なんだな。。。
だ、だから、
こ、これで、
か、完結して、
つ、潰れなきゃ、
な、ならないんだな。。。
さ、さようなら。。。
初指名に緊張しながらも、まだ2Fフロア内のテーブル位置さえ頭に入っていない俺は、圭一に手を引かれるようにして移動する他なかった。
全く、これではどちらが指名されたのかわかったものではない。
そんな事を考えつつ圭一の後についていくと、比較的に入口に近いテーブルで圭一が足を止めた。
どうやらここが3番テーブルらしい。
そして、そのゆったり4人掛けのスクエアテーブルで待っていたのは、20代後半位の野性味溢れる魅力的な男性だった。
仕立ての良いダークグレイのスーツを身に纏っている。
店に入る前に崩したのか、無造作におろした髪、指で緩めたネクタイ、外されたワイシャツの第一ボタン。
常人ならばだらしなく映るその姿は、しかし、その男の魅力を損なうどころかより一層の野性的な魅力を醸し出していた。
「うはっ、真島さんジャン!いきなり太客ゲットの予感!諒ラッキー!」
その男性を目にした圭一が、俺の方を振り返って少し驚いた様に言った。
しかも、真島という客の目の前で………
「おうらっ!圭一っ!客の前でいう事かアホウ!太てーのはお前の神経と、最近のお前の…こんのっ胴周りだっ!!」
低音だけど良くとおる男らしい声、そこに含まれる悪戯心、優しく崩れる表情、そしてその台詞が、一見近寄りがたい印象の真島さんを親しみ安いものへと変じる。
「うわーったったったっ!やめっ、くすぐってぇッ!俺の腹ふ…太くねーし!!だだだ、大体っ、カードッ!真島さんカード切ってねーのにお触り厳禁っすよっ!」
不意を突かれた圭一が、真島さんに後ろから胴周りに腕を回されて騒ぎ出す。
「あーん…?オラッ、だったらさっさとカードよこせっ!」
真島さんは暴れる圭一の腰元からカードホルダーを引っ手繰ると、器用に片手でカードを全部だしてスライドさせる。
「ぶっ!ずっけー!…きったねぇー!」
圭一の訴えも虚しく、ディスプレイの役目も果たすスクエアテーブルの四方と中央合わせて5か所に、スライドさせたカードのスペルが大きくカラフルに表示された。
「おう、大人はズリーんだ圭一、覚えとけ。うらっ、腹へこましてんじゃねー!おいっ新人っ圭一のヤローくすぐっちまえ!」
目まぐるしく展開する真島さんと圭一のやりとりに目を回しつつ、圭一の腹を見れば、確かに先程俺と2人でいた時のリラックスした状態の腹周りより随分と凹んでいる。
新人て俺の事だよなぁ、等とボケたようなことを考えていると、真島さんが目で合図する。
『やっちまえ!』
俺には真島さんがそう言っている様に感じられた。
以心伝心、そんな言葉が俺の脳裏をよぎる。
そして、俺の中で何かが弾けた。
俺は何だか急にワクワクと、面白い気分になって、圭一の脇と言わず脇腹と言わず、弱そうな部分をくすぐり倒す。
「わぶっ!ちょっ!諒っ!おまっ!こんのっ裏切り者っ!」
慌てた圭一が涙目で訴えるが、構うもんか!
少し丸みを帯びつつも、固く逞しい印象の見た目とは裏腹に、筋と筋との間に細かく丁寧に脂肪を塗り込んだかのような不思議に柔らかな感触が心地良い。
俺は次第に痩せ我慢を続ける圭一のしっとりと汗ばみ始めて吸い付く肌の感触に夢中になってしまった。
「あーあーあー…きーこーえーなーいー!」
そして、こんな台詞を口ずさみながらくすぐり続ける。
ついに我慢の限界を超えた圭一が「もっ、ムリ!」と叫びながら腹を凹ます力を手放した。
ボヨッ
実際に音がした様に感じる程勢い良く圭一の腹周りが緩んで膨らむ。
「よーし、よし、そーだよなぁ、宿題だしといたもんなぁ、こりゃまた育ったなオイ、圭一。ん?」
圭一の腹部をワシワシと乱暴に撫でまわしつつ、ニヤリと笑ってそう言う真島さんと、腹を撫でまわされつつ、悔しそうに顔を歪ませる圭一。
俺は、2人の対照的な姿を見て何故かドキドキしてしまった。
「乗り良いなぁーお前、わかってるじゃねーか、新人。初店で一番指名とった甲斐ありそーだぜ。」
真島さんは、ニヤリと獲物を捕らえる肉食獣の魅惑的な笑みを浮かべた。
圭一の体型変化をしっかりと確認し、堪能しつつも、初めて俺に興味が移った瞬間だった。
そして、俺は知った。
夜は始まったばかりであることを…
いやー…
携帯で書くのは大変ですなあ…(-.-;)
自宅、仕事場を封鎖され、残った蜘蛛の糸(携帯)で場を繋げましたが…
力つきました。
今日はここまでと言う事で(>_<)
それではまた…
追伸:ギャンブルの人、萌える予感がひしひしと感じますぜp(^^)q
頑張ってくだせー
かいくん、牛おめo(^-^)o
餅よろーm(__)m
サンタさん、頑張ってーp(^^)q
何故かトナカイ萌えw
209 :
名無し調教中。:2010/02/06(土) 09:43:42 ID:/m2uwTgG
SSお疲れさまです。
先の長い夜に怪しい消化薬とか差し入れしてあげたいですね、
がちむちぼでーは障ってみたいです。
(⌒〜⌒)
PCで書いてメールで携帯からコピペと言う手はどうでしょう?
210 :
名無し調教中。:2010/02/06(土) 14:31:29 ID:Z/AV75C6
僕は
>>204に賛成です。
肥満化させるなんて、
人間のやることじゃないですから。
211 :
名無し調教中。:2010/02/06(土) 19:32:11 ID:TpnJKl+W
俺は肥満化賛成。デブになりたい。
213 :
名無し調教中。:2010/02/06(土) 19:45:00 ID:IqqFeIyJ
>>212 コスプレファイターは、
長島☆自演乙☆雄一郎。
214 :
名無し調教中。:2010/02/06(土) 19:46:39 ID:IqqFeIyJ
簡単に説明を受け、改めてルールを理解した後、バーントはルーレットを回した。支配人自らディーラーを務めてくれるようだ。
お楽しみの時間の始まりだ。
※※※以下のルールは某ウィキを参照のうえ執筆しましたが、実際のものとは若干異なると思われます※※※
円盤――ホイールに球が投げ入れられる。ツゥーッ、という音を発しながら、輝く球が綺麗な円を描いている。
ベット開始。手持ちのチップは現在10枚。1枚あたり千円相当という事らしい。
オッズテーブルには、12個のマス目が3列。それぞれ1から36までの数が順に並び、背景色に黒と赤が半分ずつランダムに振り分けられている。そしてどちらにも属さない0を加え、合計37個。
他にも数字や英単語が書かれたマスがある。奇数、偶数、黒、赤など、広い範囲で賭ける事も可能のようだ。
どのポケットに入るかなど、ド素人の俺には皆目見当もつかない。だが、単純に確率の問題故に、初心者でも取っ付きやすいゲームであると、バーントは付け加えた。
(まずは……やってみるか)
チップの塔から半分の5枚を掴み、テーブルに置く。取り敢えずは様子見という事で、奇数の“オッド”。倍率は低いが、全数字のおよそ半分が当たりとなる。
カランカラン――
ディーラーがハンドベルを2度鳴らせば、ベット終了の合図。ホイール上の光る円が歪み、やがてその半径を縮め始めた。
パチン!
ポケットの仕切りが球を弾く。かと思うと、次の瞬間には、球は既に狭い空間へとすっぽり収まっていた。
「あっ」
「ブラック、29」
奇数。当たりだ。
「おめでとうございます。オッズは2倍ですので、10枚獲得です」
オッズテーブルに積んだチップが、高さをちょうど倍にして、目の前に帰ってくる。
人生初のギャンブルは、ちょっとした小遣い程度の儲けを出した。およそ50パーセントの確率なのだから、それなりのものだ。
幸先良いスタートを切った俺は少し得意になり、ふふん、と鼻を鳴らした。
「もう一度なさいますか」
「え? うん……そうだな、もう一回やってみよう」
「かしこまりました」
言葉には出さずとも、静かな興奮を胸に湛えつつ、俺はバーントの二度目の誘いに乗った。
球が投げ込まれれる。ベット開始。今度は、先の儲けの5枚を使う事にした。負けたって元に戻るだけだし、痛手を負う事はない。
(そうだな……次はちょっと狙いを狭めて、っと)
7の外側の枠上――つまり、7、8、9が並ぶ横1列へのベット。確率は12分の1弱。そして、ベルが鳴る。
今度は球の勢いが強いのか、あっさりとはポケットに収まらない。仕切りに弾かれ、進行方向が変わる。それを繰り返し、勢いが奪われたところで、球はようやくポケットへと落ちた。
「レッド、7」
その後しばらく、俺は面白いくらいに勝ち続けた。
偶数奇数など、当たりが高確率なアウトサイドベットで確実に当てにいったり。気まぐれの1目賭けでまさかの大当りを出したり。時折負けを挟みつつも、勝率はかなり良い。
城の如くうずたかく積まれたチップが、その戦歴を物語っている。元手の1万が10万になり、10万が100万……。
気が付けば単位まで一段階変わり、10億だ。俺は口元が吊り上がるのを抑えられなかった。
「あははは、すげぇ……すげえやホント」
こんな興奮は初めてだ。だって、一夜にしてビリオネアにのし上がるなど、夢のまた夢だと思っていた空想がこうしてリアリティを帯びて目の前にあるのだから。
何が努力だ。何が地道にだ。これまで歩んできた、細々と険しく陽の射さない山道のような人生が馬鹿馬鹿しくなった。
「なぁバーントさん、すげえよ。俺、すげえや、こんなの初めてだ」
「お楽しみ頂けて幸いでございます」
今、この星のすべてが、俺を祝福している。そんな幸せな気分に満ち満ちていた。にやけが止まらない俺を見るバーントの表情になど、目もくれなかった。
頭の中のボルトが緩みだしていた俺はとうとう、元手の分の10枚を残してすべてのチップを、オッズテーブルに押し出してしまった。場所は、黒。
充分、満足はした。今度はそれを超越し、更なる快楽を手にするのだ。
ベルが鳴り、俺達は球の行方を見守った。この銀の球が俺を見た事もない世界へと導いてくれる、そう信じて。
そうして、球がポケットへと収ま、り……あれっ?
「レッド、12」
いや、ちょっと待て。一体どうしたっていうんだ。違う。違う。ハズレた。賭けがハズレたのか?
「残念ながら、こちらのチップは没収させて頂きます」
バーントのまるで聖人のようだった笑みは変わらないのに、今の俺の目には愚者を嘲笑する悪魔の表情に映った。テーブルに山積みのチップが奥へと消えてゆく。俺は思わず声を上げた。
「ま、待って!」
「どうかなさいましたか」
「違うんだ。ほら、今のはちょっとしたアクシデントで」
「申し訳ございません、おっしゃっている意味がよくわからないのですが」
一体何を錯乱しているんだ自分は。考えもなしに声を上げた事を、我ながら恥ずかしく思いった。
10枚のチップを残し、閑散とするテーブル。俺はそれを前に、ただ呆けるばかりであった。と、バーントは右手首の腕時計を見遣ると、思い出したように口を開く。
「……そろそろお食事の時間ですね。一夜限りの夢ではありましたが、お楽しみ頂けたかと存じます。では、会場へ――」
「え? ちょ、ちょっと待っ」
テーブルを立ち去ろうとしたバーントに俺は焦り、呼び止めた。
「何か」
ここまできて振り出しに戻るだと。このまま終わってなるもんか。今の俺には強運が流れ込んでいるんだ。失った物はまた取り返せば良い。この勢いが衰えないうちに。
「食事は要らない。もう少し、時間をくれないか」
冷静になって考えれば、この時点ならばプラスマイナスゼロなのだ。ここで素直に終わり、何事もなかったかのように普段の暮らしに戻れば良いだけの事である。
だが、一瞬でも味わってしまった甘い蜜は、まさにドラッグにやられてしまったかのごとく、俺の身体に染み付いて快感となっていた。金が、あの高揚感が欲しい。
気付いた時には、俺は有り金すべてをはたいてチップを購入していた。
そして、そして……、負けた。
世の中には、正負の法則とやらがあるという。これまで勢いに乗って勝ち続けた分、崩れたバランスを取り戻そうとするかのように、負ける回数が、額が増え始めていたのだ。
「残念ながら、チップは没収させて頂きます」
無一文となった俺は、茫然とテーブルを見つめるばかりであった。
「岡田様」
「……まだだ。まだ、会社にも家にも金はある」
震える声で、無意識に俺は恐ろしい言葉を吐いていた。金の亡者と成り果てた俺は、もう取り返しの付かないところまで来てしまったのかも知れない。
「では、まだ続けられるおつもりですか」
「勿論だ」
「……かしこまりました。ですが、貴方様は現在お手持ちがないようですので、今後はチップを消費するごとに負債が発生致します」
ss乙!
泥沼きたこれ
しかしどうみても自業自得だ
221 :
名無し調教中。:2010/02/07(日) 11:46:21 ID:y1sduYqn
INHUMAN!! , INHUMAN!!
こ、こんな、
ス、スレッドは、
非人間的なんだな。。。
ぼ、ぼくは、
に、
>>204に、
さ、賛成だから、
こ、これで、
か、完結して、
つ、潰れなきゃ、
な、ならないんだな。。。
さ、さようなら。。。
222 :
名無し調教中。:2010/02/07(日) 12:18:17 ID:wjmGIhkp
肥満化大賛成。デブになりたい。
〜もち編・田からの恵〜
はらがくるしい、
これが半分。
もっとほしい、
これが残り半分、
部屋には薄く、すえたような匂いが漂う、
部屋にいるのは一人きり、
どす黒く変色した肌には玉の汗、
荒く苦しげな息は白く、熱病のように身体に熱気がこもっている。
「なんだこれ…」
吐息の隙間から漏れた声の主、
誡の思考はその二つで占められていた。
腹は相変わらずぐるぐると気持ち悪い、
身体が熱く、正直動く事も億劫だ、
そして腹、ジャージのファスナーを下ろし、仰向けになっていると言うのに、
自己主張激しく盛り上がっている、腹。
自分は確かに大食漢で、食事量も伸ばしてきてはいるが、
「どうしたんだよ俺の身体…」
これはない、違う、多少身体が膨らむのは仕方ない、でかくなる為だ、
でも、これは違う、腹が張り裂けそうなほど詰め込まれてパンパンで、
でも、だんだんもっと食いたいと思い始めている。
膨らむ腹と空腹にさいなまれ、
気がつくと随分と時間が経っていた、
部屋に射す日が横に伸び、
腹に添えた手からその膨らみはしっかりと手に伝わっているのに、
腹は、動けない位に詰め込まれていた腹は、
もっと欲しいと主張を強くしていく、
頭の中で別人のように騒いでいた声は、
誡の思考と混じって、だんだんと鈍くなる、
抵抗する気持ち、
苦しく、重たい身体が持ち上がる、
苦しかった腹が、思考が軽く、
いや、霧に飲まれるように薄く、
衝動に逆らう気力も、気持ちも飲まれ、
黄昏の薄暗闇の中、
ゆらりと立ち上がった、
「はらがへった…」
にたりと笑ったのは誡だった。
ざら…
ざぁざぁ…
夕立の音、
重そうな足取りで歩き始めた誡、
黄昏の中、
打ち据えたのは、夕立の様な音だった、
ざぁざぁざらざら…
『何ぞ悪いものかの?』『たちは良くないじゃろ』『それならとっとと出してしまうかの』
いっそ長閑に話す声が、誡の身体を打ち据える、
よろり、よろ、
意識と力が薄くなった誡はされるがまま、
そこから湧き上がる何かが表に出よう、出ようとはしたが。
ざらりざぁざら…
白く飛び跳ね、夕立の音のようなもの達は、かまわず打ち据え、
打たれた何かはまた戻り、
『なんじゃろなぁ?』『お化けかのう?』『人ではなかろ?』
打たれて、よろり、よろめいて、されるがままに導かれ。
『のう玄米の』『お前さん』『何を食ったかの?』
さぁしらんと返る声、わけもわからずそのままに、
打たれた誡が落ちたのは、湯船の中の水の中。
226 :
名無し調教中。:2010/02/08(月) 14:22:06 ID:Oj+zdzXZ
227 :
名無し調教中。:2010/02/08(月) 14:38:17 ID:1cRsJ5JJ
自分の価値観を人に押し付けるのは止めようぜ!
228 :
名無し調教中。:2010/02/08(月) 14:48:29 ID:1cRsJ5JJ
僕は賛成です。肥満化って別に悪いことじゃないと思います。
229 :
名無し調教中。:2010/02/08(月) 15:36:45 ID:67sfmpB3
そんなことより太った奴をさらに太らせる方が好きなんだがおまいらはどうなん?
231 :
名無し調教中。:2010/02/08(月) 15:58:40 ID:67sfmpB3
232 :
名無し調教中。:2010/02/08(月) 16:02:48 ID:67sfmpB3
そのうち、削除依頼出す予定です。
>>230 俺もデブを大デブにするの好きだ
元からぽっちゃり程度には太ってるほうがいい
そんなこと言ったらSM板の殆んどが非人間的なのでは………?
「は…はじめまして、葉月諒です。よ…ろしくお願いします。」
俺は、遅れ馳せながら真島さんの横について初店の挨拶をした。
「おう、諒ってのか、よろしくな!結構良い体してんな…成長が楽しみだ…。」
真島さんはそう言って海パンの端にクリップされたカードホルダーからカードを素早くすり取ると、カードリーダーにスライドさせる。
タッチ、ハグ、ホールドのスペルがアクリルテーブルに点滅した。
同時に真島さんが圭一を弄ぶ手と反対の手を後ろ手にして俺を抱き寄せ、余勢をかって脇腹の辺りを弄る。
「ん?なんつーか…赤ん坊みてーな肌触りだな…お前いくつだ?さわり心地…すげー良い…。」
真島さんが一瞬変に恍惚とした表情になった。
俺は、男からそんなことを言われるのも初めてに近かったので、戸惑いと、恥ずかしいような感覚に目を反らす。
ゴクッ
真島さんの喉が鳴る。
そして真島さんが、圭一の戒めをといていった。
「おっ……おい、オーダー…、オーダーいいか?」
圭一は、やっと解放されたとばかりに、座り位置を変えて素早く卓上のアクリル部分をスライドさせる。
するとスライドさせた部分からタッチパネルが姿を現した。
圭一は、先程の狼狽ぶりも何処へやら、メニューを開いて差し出す仕草も手慣れた様子で余裕の表情だ。
捧げ差し出されたメニューを横目に、真島さんが次々とオーダーしていく。
前菜の盛り合わせ、オマール海老とアボガドのサラダ、キャビアのブリニ添え、本鮪炙りトロのカルパッチョ、フォアグラとトリュフのパイ包み焼き、子牛のロースト。
そして、最後に自分用に一本、俺達に一本、シャンパンからSALONを選んでオーダーを確定した。
俺は、以前お店でアフターをとった際の食事でもコース中に一品入っていれば十分という高級食材の数々に驚きながらも、内心不思議な感心を覚えていた。
『フィーダーって言っても、一時にそんなに滅茶苦茶な量を食べさせる訳じゃないんだ…。』
オーダーの内容からはフルコースに毛が生えた程度の品数だし、フレンチ調で供された場合、物足りなく感じることも十分有りうるように思える。
しかし、俺は、直ぐにその考えが間違っていたことをに思い知った。
何しろ運ばれてきた料理のボリュームが半端じゃなかったからだ。
俺は、高級な立食パーティーでオードブルを供するのに使われる様な大きさのボーンチャイナのプレートに盛りつけられた料理の数々に目を見張った。
確かにどれも芸術品の如く美しく、見るからに美味しそうな装いである。
しかし、例えば子牛のローストを例にとれば、200g以上ありそうな厚めのカットで12枚。
それが円形に綺麗なアーチを描いて盛り付けられており、その他の料理も総じて量にして10人前はありそうだった。
そう、スケール、スケールが違うのだ。
少なくとも一品料理のスケールでは断じてなかった。
度肝を抜く豪華さ、度肝を抜く美しさ、そして度肝を抜く量。
それらに圧倒された俺はもう、涼しい顔の真島さんと料理とを交互に見つめながら、パクパクと口を開閉させる変な生き物に変わっていた。
真島さんが、圭一から差し出されたシャンパンフルートに注がれたサロンを一口、口に含んで言った。
「さぁ、好きなもんを好きなだけ食って良いんだぜ?残ったらヘルプの圭一が食ってくれるだろうが…、そうだな、俺はお前の限界が知りたい…。」
残ったら圭一が助けてくれる。
俺はその言葉に素直に安堵する。
俺も結構食え食う方だが、とてもこれ程の量は食べられそうになかった。
ダメで元々、早速食べ始めようとした俺のカードホルダーからまたカードを抜き取って、真島さんはカードリーダーにスライドさせた。
切ったカードは『フリーダム』。
真島さんは………
1.お前の限界を知りたい。俺を片手で抱きよせながらもう一方の手で料理を俺の口に運び始めた。「どうだ?うまいか…?ほら、もっと食えよ…」
2.お前の限界を知りたい。上着を脱いで俺の膝の上に横たわると、俺の腹に耳を寄せて食べ続ける俺の腹に耳を傾け始めた。「言い音だ…」
3.お前の限界を知りたい。俺を片手で抱きよせながら俺の食べる姿を眺め……。「何だ、もう限界なのか?だったらもっと食える様にしてやるよ…」
234でコメント後に、えっちら書き込み…
誤字脱字ががが……(-ω-ll)
236 4行目
【誤】しかし、俺は、直ぐにその考えが間違っていたことをに思い知った。
【正】しかし、俺は、直ぐにその考えが間違っていたことを思い知った。
237 5行目
【誤】俺も結構食え食う方だが、とてもこれ程の量は食べられそうになかった。
【正】俺も結構食えば食う方だが、とてもこれ程の量は食べられそうになかった。
すみませぬ…今後は気を付けるで御座候(*・ω・)*_ _))ペコ
ギャンブルの人、泥沼ギャンブルの今後に┣¨キ(*゚Д゚*)┣¨キっス!
カイ君も既にお腹いぱーいヽ(〃v〃)ノ な感じに次回を待て!ソワソワ((・ω・))ソワソワ
みんな、がんばってええええ(←お前もな…)
>>237 2希望
大食いして胃袋が膨張して、それが消化してゆく様子、
めちゃめちゃ萌えます。
ぼっこりと膨らんで、外から形の判る胃袋、
時間を追うごとに膨らみ始める下腹部、
そのすべてを堪能しつくしたいです。
3が何をされるかとても気になります!
昔は空手をやっていて、その頃は65kgの173cmくらいだった。
筋骨隆々とした体で、女の子にはすごくもてていたんだけど、大学に入ったときに相撲部に入った。
お金が無くて、相撲部に入れば特待生の待遇で、授業料を払わずに済むという話だったんだ。
別に相撲部に入った後は、好きなようにしていいって言う話しだった。
優勝しろとかそういうノルマもなく、ただ週一回の稽古に出るだけでいいという話だったんだ。
だけど。その週一回の稽古が問題だった。
その週一回の稽古は、一般的な相撲の稽古だったんだが、稽古のあとに、1年生だけが目隠しをしてCDを聞かされるのだ。
そのCDの内容はよくわからない。
変な雑音というか、うねるような音が響くだけの、奇妙なCDだった。
だが、そのCDを聞くと妙な気分になるのだ。
むしょうに相撲をとりたくなる。無性に腹が空いてくる。そして無性に何かを食べたくなる。
最初は俺もその魔力に抗おうとした。だけど、それがサブリミナルというか、暗示的な効果があるなんて信じることができなかった。
少なくとも、その稽古に出ない限り大学生として生活できないのだ。
相撲部なんかに入っても、適当にその内容をこなすだけで、部活にうちこもうなんてこれっぽっちも思っていなかった。
思っていなかったのに・・・その音楽を聴いているうちに、凄まじい飢餓に襲われるようになった。
身を入れてやっていないとはいえ相撲の稽古は疲労を伴う。そして、その稽古が終わった後にその音楽を聞かされれば、その空腹は相当なものだ。
そこの目の前に、カロリーの坩堝のちゃんこ鍋を出されたら、どんな人間も抗うことはできなかったと思う。
相撲部のちゃんこ鍋は、これまでの人生の中で食べたものの中で一番美味しいものだった。
まるで麻薬にもにたその味に、俺は食べずにはいられなかった。
脂肪と糖質がたっぷり詰まった、固形と液体の混ざった太るために栄養価を作成されたちゃんこが腹を下っていくたびに、俺の心は至福に包まれる。
そして、満腹になった俺は動くこともできず、ただその場で眠りに落ちた。
そんな生活を繰り返しているうちに、俺の精神はどんどん呆けていった。
どうせ肥満するのなら、どうせ相撲部に入るのなら、どんどん太ってしまえ。
相撲部なんだ。太るのは当たり前だ。太るのはいけないことか?そんなの、喉越しを通っていくときの性交をも超えた快感に比べたらささいな事だ。
一ヶ月、その生活をすごした俺は、そう吹っ切れるようになった。
そのときの体重は95kg。入部の時に比べると、腹回りには脂肪がついて、空手をやっていた頃の俺のひきしまった体は見る影もなかった。
まわりの進入部員達も程度の差はあれ同じ気持ちになったようだ。
痩せようと努力したもの。筋肉をつけようとしたもの。違いはあれど、ある一点を境にぶくぶくと太りだした。
そのころになると、俺たちは相撲の楽しさに目覚め始めるようになった。勝つことの嬉しさは、原始的な喜びだ。
相手よりも少しでも筋力をつけ、相手よりも少しでも技を磨く。
一番大事なのは体重だった。油断して食事をやめると、体重にすぐ差がついてしまう。
少しの体重の差ができたとしても、そのとたんに勝率が下がってしまうのは明らかだったので、俺たちは競うように太っていった。
その頃にはもう音楽は聞かされなくなったが、相撲無しでは、ちゃんこなしではいられない体になった俺達には、なんの関係もなかった。
ただ毎日四股を踏み、ぶつかり稽古をし、何リットルものちゃんこを流し込み、食後は自分の体を肥やすべく睡眠をとった。
授業に出る時間はどんどん少なくなっていったが、特待生は授業に出ずとも単位をもらえるようになっていたので、それほどこまらなかった。
いや、授業なんて出る暇があったらより多く稽古をし、より多くちゃんこを食っていたかった。
ぶくぶくとぶくぶくと太っていき、筋肉は肥大し、そのうえにとんでもなく分厚い脂肪の層が積み重なり・・・
度重なる稽古と分泌される成長ホルモンのおかげか、体表に生えた毛はどんどん毛深くなり・・・
そして、今。
1年経った俺は、どこからどうみても相撲部員にしか見えない、立派な体格になっていた。
相撲部の同学年と競い合って作り上げた体は178cm、280kg。
体重は1年前の5倍に近い。
歩くだけでゆっさゆっさと太鼓腹が揺れる。汗はだらだらと垂れていくので、服を着ずに外出するときもまわし一丁ですごすようになった。
この体で張り手を打てば、コンクリートの塀もあっさりと崩れ、トラックもやすやすと受け止められるようになった。
俺は変わり果てた相撲部員になってしまったが、俺は後悔していない。
これからもどんどん太って、いつか学生横綱として大学相撲の頂点に立ちたいと思っている。
支援
>>237 ss乙!
選択権があるなら3に投票で
どんなことするんだよとw
>>244 体験談風味?ssなのかな乙!
そんな大学あったら噂になりそうなもんだがないもんかなぁ
「正気の沙汰じゃねえな」
「ホント、まだ勝てる気でいるのかね」
「そこ、私語を慎みなさい。お客様の手前ですよ」
後ろのほうでぼそぼそと喋る声。バーントは黒服達を冷静に叱るが、彼らはそれでも下品な表情でにやついていた。
テーブルの側に置かれた銀のカート上には、どんと積まれた赤いチップの山。しかし、これらは勿論自らの金で購入したわけではなく、あくまで“ヒトのカネ”。使えば使うほど借金をする事になるのだ。
だが、この負けを取り返すには、1枚とか10枚とか、悠長な事は言っていられない。
もう、覚悟を決めた。
ホイール上を走る球。ベット開始。
今、俺の左手に握られているチップは、通常のそれの100枚分に相当するものだ。例えは悪いが、まるで血のような深い色をしている。
そこから右手で5枚を取り出す。しっとりと汗ばむ指で、それらを静かにテーブルに重ねた。つまり、500枚に相当するベットだ。
場所は、真ん中の縦1列、マス目12個分。確率は約3分の1。望みは充分にある。
ベルが2度鳴り、ベット終了。球の軌道が変わった。中心へ近付いたと思うと、ポケットの仕切りに弾かれる。小さく弧を描き、ポケットへ向かうが、また弾かれる。そして、ようやく――。
「ブラック、28」
ハズレた。
「う、嘘だろ……あり得ねえ」
「残念ながら、チップは没収させて頂きます」
ヤバイ。最悪だ。
顎がガタガタと震え、背筋を脂汗が伝う。ヒトのカネにまで手を出し、そして負けてしまった。
「そして、岡田様に負債が発生してしまいましたので、誠に勝手ではございますが、ペナルティを課させて頂きます」
狼狽(ろうばい)する俺に、バーントは感情のない口調でそう告げると、黒服に何やら呼び掛けた。
「ササキ、“お食事”の準備を」
ササキと呼ばれた――入口から俺を案内してくれた黒服は、承知しました、と返事をすると、部屋の奥へと消えていった。
「……食事は、要らないと言っただろ」
「今回ばかりは、こちら側から課すペナルティとしてご用意致します故、貴方様に拒否権はございません」
そんな俺の反対も、バーントにばっさりと斬られた。強いのは字面だけで、声は緊張で弱々しく震え、張りがない。
だが、ペナルティとして用意される食事、というのは気になる。毛虫の踊り食いでもしろと言うのだろうか。
ほどなくしてササキは、巨大な物体を荷台に乗せて戻ってきた。
彼の身長ほど高さのある、円柱形の透明な容器。その中でチャプチャプと揺れている、白濁した液体。容器の下部には何やら器具が取り付けられており、さらにそこからは長いチューブが伸びている。
(何だ、これ……)
「失礼致します」
そう思うが早いか、突然ササキが俺の両手を掴み、椅子の後ろへ回した。
「なっ!? 何すんだよ」
俺が声を荒らげたのを皮切りに、他の黒服達が俺の身体を拘束し始める。そして、先の器具のチューブが口の中にグッと突っ込まれた。
「ふぐっ、んんんっ!」
噛んだり舌で押し返そうとしたりと抵抗を試みるが、無駄だった。黒服達の腕力は見た目以上に強く、体型維持くらいの目的でしか鍛えていない俺のチカラでは、まったく歯が立たなかった。
逃げられない――。今更になって、自分の慢心を悔いた。だが、もっと他に反省すべき点はあっただろうに、その時の俺はまるで気が付いていかなかった。
「それでは……どうぞ、お食事をご堪能下さいませ」
パチッ!
バーントが軽快に指を鳴らすのを合図に、黒服がスイッチを入れた。ヴォーン……と、器具は音を立てて作動し、中の液体が波打ちだした。
液体がチューブを伝い、やがて口の中に流れ込んでくる。ヨーグルトのような、とろみのある感触。甘ったるいような、脂っこいような、何とも言えない複雑な風味が渦巻く。
「ぶっ、ぐふ!」
出来るだけ飲まないようにと踏ん張ったつもりだったが、顎を引き上げられ、否応なしに喉が開く。とめどなく押し寄せる液体は、食道を抜け、俺の胃袋へと収まってゆく。涙目になりながら、俺はそれを飲み下し続ける事しか出来なかった。
ようやく器具が停止し、黒服達の拘束から解放される。脱力感と共に、腹部の張り詰めたような苦しさで、逃げる気力すら失われていた。
キモチワルイ。少しでも動こうものなら、内容物が逆流してしまいそうな程だ。
「お味はいかがでしたでしょうか」
「はぁ、はぁ……、い、いかがも何も、うぷっ」
そういう問題じゃあないだろうが。言い返したくとも、込み上げるゲップや腹の苦しさに、言葉が抑え込まれてしまう。
ひどくもどかしい思いを抱きながら、俺は革のベルトを外し、腹を解放した。
みぞおちの下、胃袋の辺りからへそ下数センチまで、まるでサッカーボールを飲み込んだかのように丸く張り出した腹。少しタイトめなシャツが、ぎゅうぎゅうに張り詰めている。
人並みの胃袋しか持ち合わせていない俺の限度を遥かに超えた量が、この身体の中にあると思うと、次吐き出すのはゲップだけで済むのだろうかと不安になった。
「これが、そのペナルティなのか」
だいぶ胃袋も落ち着いてきた頃、俺はようやくバーントへ言葉を投げ掛けた。彼は、毅然とした態度を一貫して答える。
「左様でございます」
確かに、苦痛というか、しんどい思いをさせられているという意味では、ペナルティかも知れない。しかし、この液体の正体が明かされていない以上、真意がまったく見えてこないのだ。
支援
「こんな事をして一体、何の意味がある?
あの水みたいな、ヨーグルトみたいな、アレは何なんだ?」
そう質問を投げ掛けるが、バーントはそれを聞いてか聞かずか、視線を合わせない。
と、彼はカートのチップを摘み上げ、ひらひらと宙を泳がせて見せた。
「……この通常のチップ1枚の重量は、ちょうど10グラム。500円硬貨より多少重く出来ております」
「話をはぐらかすな! 質問に答えろ!」
俺は激昂し、バーントを睨み付ける。が、まぁまぁ、と奴は掌で俺の言葉を押し返すようなしぐさを見せた。
「そしてこちらの液体。栄養価の高い食材を数種ブレンドし、特殊な薬品を加えた、特製のミックスジュースでございます」
「ジュース……、てゆうか、薬品って何だよ」
「ええ、消化と栄養吸収を助ける成分を調合した物で、毒性はございません」
「……胡散臭ぇ」
「嘘は申しません。ただ、その効能は強力かつ即効性がある故、ジュースの栄養分を余す事なく身体に吸収させる事でしょう」
「じゃあ何か、飲んだ分だけ太るってのか?」
延々と液体の説明をし、勿体振るその口調に苛立ちを隠せず、俺は乱暴に言葉を投げ付ける。するとバーントは、にたぁっ、とそれまでのクールな表情を一変させた。
「……お察しの通り。負債となるチップの総重量が、貴方様のお身体にのしかかるという寸法でございます」
おお、これはすごいw
>>249 一部訂正します。
超絶スンマソ。
×その時の俺はまるで気が付いていかなかった。
○その時の俺はまるで気が付いていなかった。
→2&3コンボ
真島さんは、上着を脱いで預けると、シャンパンフルートを片手に俺の膝の上をクッション代わりに寄りかり横たわる。
そして、俺が、膝上に真島さんの存在を感じて戸惑っていると、SALONをあおりながら、もう一方の手で俺を促した。
「気にしねーで、好きなもんから食えって、俺も好きなように楽しませてもらうからよ。」
気にするなと言われても、気になって当然だ。
何しろ膝枕をするのも初めてなら、相手が男だというのも初めてで、しかも考えたことすらなかったのだから……。
しかし、これも仕事。
戸惑ってばかりはいられない。
俺は、気分を切り替えて食事を楽しむことにした。
どうせ食べるなら、楽しく味わって食べたほうが得だ。
俺は、だったら、大好物の牛肉から食べてみようと、前菜も魚介も通り越して子牛のローストの1枚を大胆に半分に切り、その一切れを頬張った。
マデラソースの味わいも深く、肉汁がじゅわっと口内に広がる。
フィレ肉でありながら咀嚼するごとに舌に溶けて消えゆく、その儚く、それでいて、さらに多くを求めずにいられない至高の味わい。
俺は2口、3口とナイフを走らせ、フォークを進め、いつの間にか夢中で子牛のローストを貪っていた。
肉を口に運ぶ、咀嚼する、舌に蕩ける、ああ…消えるな!…もっと、もっともっと……。
ゴクリと飲み込む毎に、腹にしっかりと降りて積ってゆく肉、夢中で貪る俺、知らぬ間にムクムクと膨らんでいく腹。
チュポ…チュプ…タポ・・ギュルル…タプ…
真島さんは膨らんでいく俺の腹に耳を寄せて、ポコッと膨らみゆく腹に指をはわせ、頬を寄せる。
その野生の獣が何かの間違いで戯れてきたかのような魅惑的な仕草、その陶然とした光を秘めた瞳に、何故か俺は興奮し、更に更にと料理に手を伸ばした。
夢中で頬張り、咀嚼し、飲み込み、全部で1s以上は確実にある子牛のローストを完食して、次に薔薇の花冠を模したかの様な盛りつけの炙りトロのカルパッチョに舌鼓を打つ。
半生の、厳密にはカルパッチョとは呼べないそれは、甘く、舌に乗れば溶けゆく脂が、降られた岩塩粉末の塩気と相まって絶妙な味わいを醸し出していた。
俺はまた、それを夢中で貪った。
誰も盗ったりしない、そんなことはわかっていた、それなのに……。
「旨いか?」
真島さんは、俺の膝から見上げながらそう言うと、俺の口元をゆっくりと伸ばし差し延べた指で拭う。
そして、その指を今度は自分の口元に添えると、ペロリと俺の口の周りから拭ったものを舐めとった。
俺も恍惚と「旨い…う…旨いです…。」と答えながら、尚も頬張る。
俺の体の芯に火が灯った。
料理のせいなのか、真島さんのせいなのか、それともその両方なのか。
俺は今まで感じた事の無い種類の興奮に身を焦がす様な感覚に襲われた。
既に腹はくちくなり、ポッコリと丸く張り出て苦しいにも関わらず、料理に延びる手を止められない。
タポッ…タプン…チュポ・・チュピ…キュルル・・
咀嚼され、食道を通って落ちて行く大量の料理達、ムクムクと丸く、パツンパツンに膨らんでゆく俺の腹、落ち行く食べ物を迎えて溢れるように小さく音をなす俺の腹。
その音を聞き、その膨らみを感じて、鼻先をすり寄せる真島さん。
いつの間にか3番テーブルの周りは純白の薄手のカーテンで覆われ、さながら遊牧民のパオを思わせた。
舌の喜びと、食べること、詰め込まれること、それを称えるかのような真島さんの愛撫、その陶然とした興奮に、永遠に続くかと思えた俺の貪欲に肥大した食欲は糸が切れたようにピタリと止まった。
当然のことながら、限界がきたのだ。
俺は、ドッシリと重たく、パッツリと膨らみきった腹を抱えながら、苦しさから逃れるように体を反らし、半ば仰け反るような姿勢で億尾を漏らした。
「うぷぅ…、もぅ…食えない…です。くるし…ゲプ…。」
うーん、選択肢2&3の反則コンボにしたのは良いとして、眠くなってしまった…
3は明日書こうと思います。
それにしても、体験談風のSSと言い、ギャンブルと言い…゚+。゚(・∀・)゚。+゚イイ!!
(∩´∀`)∩スンバラスィ♪
┣┫な気分に…(*´Д`)/ヽァ/ヽァ・・
258 :
INHUMAN:2010/02/09(火) 13:56:20 ID:xlO+x/Yv
ちょっと、あんたたち、
こんなスレッド立てて恥ずかしくないの?
そのうち削除依頼を出して、
潰してもらうつもりだから、
覚悟してなさいよね!!
さあ、潰れるざます!
逝くでがんす!
フンガ〜!!
まともに潰れなさいよ〜!!
>>225 つまり、これから生餅にされるって事かw
真島さんは、そう言って仰け反るような体勢の俺の腹に頬を寄せて戯れていたが、しばらくすると起きあがり、テーブルに手つかずで残された皿をみて言った。
「何だ、もう限界なのか?だったらもっと食える様にしてやるよ……。」
え…?俺は耳を疑った。
そんなの無理に決まってる。
本当に俺の腹はもう限界一杯一杯なのだ。
丸っと張り出た腹を見れば解りそうなものなのに………。
「おい、圭一。A・Gだ。」
真島さんが圭一の方を向いて何やらオーダーする。
「えっ…A・Gっすか?…い…いやっ…でもっ…本気っすか?」
オーダーを聞いた圭一は、珍しく素で驚き、また、何やら戸惑っているようだ。
「大本気だ。諒、お前ライムとオレンジとミルク、どれが良い?」
俺は、聞かれた内容から飲物かデザートのことだろうかと思い、今の腹具合から考えて一番負担にならなそうなものを選んで口にする。
「えと…じゃ…じゃぁ、ライムで…。」
ライムならスッキリした口当たりでまだマシだろうと考えての選択だった。
しかし、真島さんは、選ばせたのには何の意味も無いかのように淡々と圭一を促す。
「おい、聞いただろ?A・Gのライムだ。早くしろ。」
促す真島さんに、戸惑っていた様子の圭一も急いでオーダーを入力する。
すると軽快な音楽と共に、店員によってフロア内にオーダー内容が木霊した。
『A・Gライム入りましたー!!』
それと同時に、店内からざわめきが聞こえてくる。
「公開と非公開どっちにします?非公開のが高いっスけど……。」
圭一が真島さんに問いかける。
A・Gっていう物は何やら高価なものらしい…、でも公開・非公開って何だろう?
俺の疑問を余所に、真島さんは、俺のまだ仰け反る程に膨れて苦しい腹にじっくりと視線を落として言った。
「当然、非公開だ!あったりまえだろーが!んなもん他の奴らに見せたらこっちが金貰いたいぜ!」
暫くすると、店員が俺達の客席のカーテンを開き、ロック・グラスに注がれた無色透明の液体を差し出してきた。
どうやら、これがA・Gで、これを俺に飲めということらしい。
俺は、真島さんの方に少し不安げな表情を向ける。
「ワリーもんじゃねーよ。スッキリした口当たりでそこそこ旨いぜ?」
真島さんの、男臭い笑みを浮かべた優しげな表情に、俺は、真島さんを信じよう、それにまだこれ位なら飲めると、その液体を一気に飲み干した。
度数の高いアルコールをあおったかの様に、熱いものが喉を通って胃袋へと落ちていく。
爽やかなライムの香り、苦目のジンライムの様な口当たりで、熱く焼ける様な感覚を除けば確かにスッキリとして飲みやすい。
その上、この焼けつくような感覚も不快なものではなく、むしろ快いものだった。
「うわ…なんかこれ…不思議な味だけど…旨い…。」
思わずそう感想を漏らした俺だったが、直ぐに自分の体の異変に気づいた。
体がポッポと熱い、それに、体内、それも胃袋から下腹部までの辺りを、あの快い、焼けつくような熱が覆い、消える気配がない。
体の芯から何だかもどかしい程に熱かった。
「あっ…ふ…俺、…何か熱い……ま…真島さ…ん…。」
俺は、また不安になって真島さんに助けを求める。
「よしよし、本当だ…熱いな…。だけど、もう少しだ、もう少し我慢しろ……。」
真島さんは、今日見た中で一番優しい表情と口調で俺に語りかけ、ひんやりとした気持ちのいい指と手の平で俺の体を何処と言わず撫で擦ってくれる。
俺は、何だかもう、それが気持ち良くて、その愛撫に身を任せてしまう。
腹の中で波紋が拡がるようにその不思議な熱が脈打つ、その度に俺は、パンパンに張って苦しかった腹がこなれて楽になっていくのを感じた。
そして、10分〜15分程度の時間で、俺を苦しめていた腹部の飽満感がスッカリ消えてなくなった。
それどころか、先程あれだけ食べた後なのに、今日初めて料理に手をつけた時よりも空腹感を強く感じる。
その様を頭ではおかしいと感じつつ、俺の眼は既に空腹を癒してくれるものを探して泳ぐ。
オーダーした料理の中で、今テーブルに残っているのは前菜の盛り合わせとキャビアのブリニ添えだ。
俺はもう我慢できなくなって、真島さんに断わりも無くそれらに猛然と手を延ばした。
サーモンマリネ、各種のチーズ、生ハムにコールドビーフ、美しく盛りつけられたその大量の前菜の数々。
それが面白いようにスルスルと口を通りぬけていく、美味しさが口いっぱいに広がって、俺は幸福感に包まれた。
「むぐっ…すげ…うま…旨い…、はふっ…むぐぐ…はぐ……。」
すると見計らったかのようにタイミング良く、俺の目前にフォアグラとトリュフのパイ包焼きが運ばれてくる。
俺は、それがテーブルに置かれた瞬間、夢中で貪り始めた。
ガツガツガツガツ、フレンチマナーの心得も虚しく、野卑な食べ方だったと自分でも恥ずかしく思ったが、全く抑えが利かなかった。
先程までの焼けつくような熱は無いものの、その残り火の様な熱がまだ俺の体内に残っていた。
それが、我武者羅に食べ、ムクムク膨れては、パンパンにくちくなっていく腹を、一定の状態にキープしているようだった。
しかし、その頃にはもう、俺の頭の中は、口いっぱいに美味しさを感じたい、食べる喜びを享受したい、もっと、もっともっと。
そんな思いでいっぱいで、それを不思議だと感じる余裕もなくなっていた。
「良い…食べっぷりだ…。はぁ…良い…触り心地だ…この肌…気持ち良いぜ…この感触…どんどん良くなる…。」
真島さんは、夢中で料理を頬張る俺を見て再び俺の方向を向き、俺の膝に寄り掛かって横たわりながら、両方の手で俺の体を押し抱き、弄り、腹に耳を寄せる。
俺の手で無我夢中で詰め込まれる料理達。
膨れては、こなれていく俺の腹。
大量の食い物を貪りつつ、感じては消えていく飽満感。
その時の俺には、それらの意味するところを考える事も、また、雪がちらついたかと思えば、いつの間にか降り積もっているかの様な自分の体の変化に気づく事もできなかった。
しかし、俺が後に知るアミュール・グレリン(人為的に強化された消化酵素と肥満ホルモンの結合体)、通称A・Gの効果は、着実に俺の体の上に変化をもたらしていた。
俺だけが気づかないその変化は、俺の顔の輪郭をぼやかしてフックラとした印象を強め、色艶、血色も鮮やかに、テカテカ、ツルツルとしたものに変えた。
体全体が、目の錯覚では説明できないレベルで厚みを増す。
それはまるで1枚の脂肪の皮を被ったかのように体全体のシルエットを丸みを帯びたものに変えた。
肩も腕も胸も、ムチリと筋肉と脂肪が共演したかの様な質感を放っている。
立ち姿で肌に直接接触しなければ、まだわかり難いだろうが、突けば確実にムニュリと浅く指が沈む程度の贅肉を蓄えていた。
膨らんではこなれていく腹は、食物で常に有る程度膨れている為に特に変化がわかり辛い。
だが、座った今の状態の俺の腹部をじっくりと観察できたなら、全体的にムチムチとして、特に脇腹にムッチリとした贅肉の段が仄かに主張している事に気付いただろう。
そして、俺が後程一番ショックを受ける事になる腰回りから尻にかけてのライン。
入店時には身をひねろうが、屈もうが、窮屈に、ましてや食い込む様子などなかった海パンが、浅くとはいえ今や下腹と太股にミチリと食い込み、はみ出る贅肉の質感を露わにしていた。
真島さんは、俺の体にムチムチと纏わりついていく脂肪の感触を味わい、ムチリと弾力を感じる程になった俺の腹に耳を寄せて食い物が胃に落ちる音を聞き、ついには俺の体を抱きしめて頬擦りする。
「何て肌触りだ…くそっ…俺の方がお前にのめり込んじまいそうだゼ……。」
俺の陶然とした頭で、その言葉だけが少しの疑問と共に胸に残った。
しかし、それも一時の事、A・Gの効果も時期に薄れ、俺が再び食い物で腹が膨れて動けなくなる頃には記憶の片隅へと沈んでいった。
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
その後は、普通のホストクラブに近いムードで、圭一と共に真島さんを一晩中接客して終わった。
そして俺は、野性的でありながら洗練された真島さんとの会話に心から笑い、、初店を無事終えた安心感と明日からの生活への希望を胸に、ほろ酔い気分で床についたのだった。
翌朝、自分が味わう驚きと苦しみ、そして焦りなど知る由もなく………
ちょっと遅いかもしれないが支援
>>265 支援┏O)) アザ━ス!
2&3の選択肢の3の部分終了です^^
あ…なんか自分で書いてて変な気分に…均整のとれた肉体→ムッチリの太り始めもかなりもえる(。-`ω´-)
先の展開をあんまり考えずに欲望のまま書くから何処に行くかそれだけが心配な今日この頃……
一応広げた風呂敷畳めるように頑張りますので、今後ともよろしくおねがいしまーす┏○ペコ
ss乙!
A・Gによってできたのは店員としての下地かそれとも3桁越えへの……
初見でフリーダムとかいきなりの上客ゲットか
世にはさまざまな嗜好を持つ人がおり、
その中温泉や銭湯、そして内風呂へでも
いくら財を投げ出しても惜しくはないというもの、
いわゆる風呂道楽と呼ばれるものがいる。
誡の暮らすアパートの家主も、風呂道楽であり、
そのお陰で誡は命拾いしたとも言える。
もっとも、この助かり方を誡が望んでいたかと聞かれれば疑問が残る所ではある。
「ぐぼっ?」
頭から湯船に叩き込まれた誡がまず感じたのは、仄かな光。
そうして、息苦しさ、
驚きで、肺の中を空にしてしまった。
「つめてぇ!」
酸素を求めて、次に気がついたのは自分の所在、
冷たい湯船の水の中にいる事。
「な、なんっだよこれ」
畳み掛けるよう知覚したのは、腹、
張り出し、張り詰め、ぼよんと突き出た腹。
間違いなく昨日までにはなかった筈が、
光に照らされ、透かされ、浮き彫りにされたていた。
「やばい、やばい… どうすんだよ、なんでだよ、これぇ」
牛になる夢を思い出し、思い出したように込上げる、腹で暴れるなにか、
「ぎもぢわりぃ…」
『うるさい奴じゃの『男じゃろ『時間がない『黄昏が終わる』
途方にくれる誡の耳に届いた、声。
『でっかい図体じゃ『でかいの『そんなの『どんと構えときゃええ』
見回しても人影はなく、頭が冷めて、疑問が湧くが、答えはない。
『男じゃろう『でっかくなったじゃろう『まぁ『ちと予想外もあったがの』
それでも、おかしな事に気付いた、窓から射す夕暮れの空、
「あんで光ってんだ、これ?」
湯船の底、すくってみると、ざらりとした感触。
「こめ?」
慣れ親しんだ日本人の心、なんで、とつぶやくと同時に、
『これ『悪戯するな『時間がない『今楽にしてやるに』
そう言えば腹が楽だ、でもこんなの俺の腹じゃねぇ…
言葉に出来なかった、
熱い、
水が沸いている、身体が、腹も、熱い。
治まっていた、暴れる何かが、一気に吹き上げて、
それは、黒い何かは、俺から出たくないようだった。
『なんじゃ『よどんだ気じゃな『これだから街はいかん』
立ち上がった白い米達が龍のようにうねり、
俺の口に入り込んできた、詰め込まれ、苦しい、苦しいのに気持ち悪くない。
腹で暴れる何かと、同じく暴れる心地よさ。
「あつい…」
暴れまわる腹に、身体の芯に熱さが溜まり、
じんわりと、底から気持ちよくなって、
「おわる、のか」
ぐったりとしつつ、何となく分かった。
腹から、喉を通って、黒い何かが噴出して、地面に消えた。
『何とか間に合ったの『黄昏も終わりじゃ『また明日じゃな』
湯船の中は熱い湯だけ、声は、
誡の腹から聞こえた。
『まったく『だから早く帰れと『たちの悪いものがうようよじゃ』
さすると、先ほどより張り詰めてパンパンで、
『次は朝焼けの中じゃな『起きておれよ『街と違い『村は忙しいのじゃ』
腹は限界を超えているのに、きもちいい、腹があふれ出して体中腹になりそうだ。
『いい加減帰るのじゃ『父の危機じゃぞ『わしらも怒る『仏の顔も三度までじゃ〜』
そう告げた声は、すっと落ちる日と共に消えて、
惚けた顔の誡を残して、またくると言った。
まずはありがとうございます。
無事牛になれたかいくん、
仕切り直しになります。
お楽しみいただけたら幸いです。
体験談風SSの方、
素敵な学校ですね。
ほんとにあれば角界も安泰!
でここの住人は萌死にそうです。
ギャンブルの方、
ついに来ました。
ワクワクしてきます。
お肉なら5キロもそうでもないですが、
お腹にはいると大変そうですね。
すぐ楽になってくれるのでしょうけど、
そのたびに一杯入るようになるんでしょうね…
最初の人、今頃どうしてるんでしょう。
ロイヤルホストの方、
AG素敵です!
初日で時間かかるかと思いきや、
限界値が大変なことになってそうです!
何回か服用すると体質も変わりそうで、
ホスト側からは恐怖の対象でしょうか?
真島さんいったい幾ら落としてくれたんでしょう。
ssお疲れ様です
仕切り直しか、今度はどんなのが読めるのか楽しみです
うふ〜ん
絶句。俺はぽかんと口を開けたまま、バーントを見つめた。
腹の皮の突っ張る感じは治まったが、今度は胃袋の底から燃えたぎるような熱さを感じる。やがて身体全体にその熱が回り、肌が少し汗ばみ始めた。
今回負けた分のチップは、500枚分。と、いう事は。
「5キロ……?」
俺はスーツを脱ぎ捨て、シャツと肌着を一緒にガバッとまくり上げた。
「げ……っ」
ぷるっ、と微かに震える物体。恐る恐る触れてみると、むにむにと柔らかく、人肌の温もりが指に伝う。
まだ腹筋がある事がわかる程度に多少盛り上がっているが、筋肉ではない何かが覆い被さり、シックスパックを消してしまっている。脇腹がボクサーブリーフに収まりきらず、ウエストのゴムから溢れ出している。
感じた事のない、だが、考えるまでもない。これが贅肉なのか。俺の腹なのか。
「な、何だよ、コレ」
「50万円分のお肉……とでも申しましょうか。なかなかの高級品でございますね」
「ふ、ふざけんなっ!」
バーントの冗談に、俺は怒りをあらわにする。
クスクス……、フハハハハ……。黒服達の笑い声が、嫌でも耳に入ってくる。奴らへの怒りと、醜い身体を晒している事の羞恥が込み上げ、俺はもう発狂してしまいそうになった。
「これは失敬。ですが」
と、口先だけで謝りはするバーントだが、その笑いを堪えている様子からは、謝罪の気持ちなど微塵も読み取れやしなかった。
そして奴は、おもむろに懐から小瓶を取り出した。かき氷のシロップのような青い液体の入ったそれを、見せびらかすように小さく揺らす。
「こちらに、同じく即効性のある強力な脂肪燃焼薬をご用意しております。元に戻りたいのであれば、賭けに勝つ事です」
俺はしばらく、その小瓶に目が釘付けになった。
それで元に戻れる。だが勿論、負債をチャラにする事が大前提だ。それに、もしヤツが嘘をついているのならば……。
否が応でも、時計の針は進み、目の前のルーレットは回り続ける。バーントは、テーブルの縁(へり)に沿えた両手に体重を預け、次のベットを急かすような目でこちらに視線を送ってくる。
勝ってすべてを帳消しにしろ。ただし、負ければ太る。何て馬鹿な話だ。
(……帰りたい)
たったの5キロ体重が増えたくらい、今後のジム通いでどうとでもなる。このままで構わないから、この状況から逃げ出したい。一会社の社長としての地道な人生を続けたい。
だが、一時の狂気に任せて、俺はヒトの金に手を出した。この事実はもう、何があっても揺るがない。
後で必ず支払うから一時帰宅させてくれ、と申し出てみたが、許可は下りなかった。そのまま俺が行方をくらまし、逃げられる可能性を危惧しているらしい。ここで賭けを続ける以外に、生きて帰る道は残されていないのだ。
今更ながら、と何度思った事か。これまで勢い任せに進んできた俺は、ここへ来て初めて迷いに駆られた。
賭け金を渋れば、たとえ失敗しても新たに増える負債額はたかが知れている。しかし、それではここまでの負けを取り返すのに、果たして何時間――否、何日、何週間掛かるかわからない。
ならば、ハイリスク・ハイリターンを承知で大胆に踏み出すべきか。しかし、もし負ければただ事では済まない……。
「……くそおっ!」
ダンッ!
俺は、チップを掴む右手を半ばヤケクソに振り上げ、そのままテーブルへ叩き付けた。
カランカラン――
ベット終了の合図。その音がわずかな冷静を呼び覚まし、はっ、と俺はうなだれていた頭を上げる。
オッズテーブル上に置かれた――散らばった、と言ったほうが正しいだろう――チップは、10枚。場所は、19。
ろくにテーブルを見もせず、こんなの当たるハズがない……!
「ちょっ、た、タイム!
今の、ナシ。手元が狂った、だけだから!」
「岡田様。ルールはご説明済みのはずですが」
焦りで今にも泣き出しそうになる俺の情けない顔は、バーントの前には無意味だった。ベルを2度鳴らした後は取り消しが利かない、と直接的には告げないその言い回しが、ナーヴァスになった俺の心を打ち据える。
「賭博とは、人生と同じようなものでございます。たった一度の過ちであれど、白紙に戻す事など果たして出来ますでしょうか」
そんな不安定な精神に追い討ちを掛けるごとく、彼の説教が降り注ぐ。
こんな事を言われる義理がどこにある。俺はこいつらにハメられただけだ。なのに何でこんな目に遭わなくちゃいけないんだ。
身勝手な部分もあるかも知れないが、俺はどうしても理不尽さを感じずにはいられなかった。
そうこうしている間に、ホイールを走る球は外側から内側へ、ポケットへ身を寄せようとしていた。
「ブラック、31」
結果は、案の定だ。
再び、ササキ達によって俺は拘束される。そして、例のジュースを送り込むチューブが、こちらへ伸びてくる。
「やめ、やめてくれ……どうして、俺が……っ」
悪足掻(わるあが)きとわかっていても、恐怖から口をついて出る言葉。そんな物に誰も耳を貸してくれるわけもなく、結局、チューブの先端で口を塞がれた。
洪水のように流れ込んでくるジュース。
口の中、舌、喉にこびりつくねばっこい不快感。
内側から圧迫されてゆく胃。
ほてり出す身体。
汗ばむ肌。
膨れる腹。
先程よりも長い拘束時間。当たり前だ、負けた金額が前回よりも大きいのだから、俺の身体に注ぎ込まれる“負債”の重量もそれに比例するのだ。
今回は……、そう、10キロ。先の2倍のアレを飲み下さなければならない。
喉を通り、胃に落ちたそばから腸へと進み、充分過ぎる栄養をとことん吸収してゆく。その間にも新たな栄養がどんどん補充され、絶え間なくそのサイクルは続いた。よせ、要らない、と頭の中で叫んでも、俺の臓器は馬鹿正直にその役割を務めようとする。
クスリの作用もあるのかも知れないが、昔から健康優良児だった自分を、今回ばかりは恨めしく思った。
「……げふぅっ」
ようやくチューブが外されると、我慢し兼ねた俺の口から大きなゲップが、フロアに低く響き渡った。人前でこんな品のない音を立てるなど、穴があったら入りたいくらい恥ずかしい事であった。
気が付けば俺は、まぶたを閉じ、うなだれるようにテーブルに突っ伏していた。腹部が重苦しいのは相変わらずだが、それ以外にも脚や腕など、とにかく身体全体が何となく違和感をはらんでいる。
それもそのはず。10キロも体重を増せば、体感的にも見た目的にも変化が現れないわけがない。
二の腕は一回りくらいだろうか、シャツの袖一杯までに太さを増し、空気の入る隙間すら埋め尽くしている。それが筋肉でない事は、めり張りのない緩いシルエットで一目瞭然だ。
脚部も同じく、太腿は座った体勢の為に肉がだらしなく横に広がり、ふくらはぎもその膨らみを誇示するように存在している。
顎を引くと、喉仏との間に何か挟んでいるような妙な感触を覚える。摘んでみると、それは間違いなく肥大し垂れ下がった自分の肉で、デブの象徴のひとつとも言える二重顎が出来上がってしまっている事に、絶望した。
そして特にヒドいのは、やはり胴体だ。
元は分厚過ぎず痩せ過ぎずのすっきりした胸板も、今やたっぷりの贅肉が乗り、なだらかな丘を形成し盛り上がっている。鍛え上げた逞しいそれとは明らかに違い、女性の乳房のように、張りがありつつも重心は下へ向かっており、少し動くだけでも、ぷよんっ、と揺れる。
その下の腹は、本当に腹なのかと疑いたくなるような物だった。まるで腹巻を巻いたかのような厚みを持ち、腹筋ももはや溶けて脂肪と化してしまったのでは、と思うほど跡形もない。
丸々と太ったその腹は、ゴムの締め付けにより溢れはみ出した、というよりも、その上から直接贅肉をでっぷりと盛ったと思えるほど、ボクサーの許容範囲を軽々と越えていた。
シルエットをスリムに見せる為に細く作られた着衣が災いし、身体中の贅肉を強調してしまうという皮肉を生んでしまった。
支援
ss乙!
服着れなくなる恐れが出てきて
すれ違った男以上の惨事になるかもしれんね
身からでた錆ってやつだが
>>『ロイヤル・ホスト』
お腹に耳をつけて消化の音を直に聞けるなんて、うらやましいです。
でも気持ちよすぎて調子に乗っていたら、支払いがとんでもないことになりそう。
アミュール・グレリンでググったけどそれらしい言葉は出てきませんでした。
作者さんの造語でしょうか?
>>かいくんのにっき
牛編完結乙です。
お世話をしてくれるかわいい奥さんもできて幸せそうですね。
餅編も楽しみにしています。
>>ギャンブル
亀ですが乙です。
脂肪を賭けるという発想が面白いですね。
無理矢理薬を飲まされてどんどん膨れていくお腹も、
肉になっていく描写も、大きなゲップも大好きです。
>>244 乙です。
筋力やパワーのある肥満化もいいですね。
骨が砕けるほど思い切り抱きしめられてみたい。
***
『『早くしてくれよ。』』
広樹はトナカイ達にせかされて箱に手をかけようとしたが、途中でその手がぴたりと止まった。
もし2頭を箱から出したら、そのまま外へ逃げ出してしまうんじゃないか。
そうなったら、大人に見つかって大騒ぎになるんじゃないか。
そんなよくない想像が、広樹の行動をためらわせる。
広樹はどうしていいのかわからなくて、引っ込めかけた手を軽く握り締めた。
でも、そうやって少し震える指先に力を込めると、
なぜか体の中に大きな心臓の鼓動を感じる。
それは劇の前の緊張感とは違う、期待と興奮に満ちた感覚だ。
自分のせいでまた誰かに迷惑が掛かったらどうしようという考えがじゃまをして、
広樹は自分の気持ちに気づくのに少し時間が掛かっていた。
(ぼく、…今すごくわくわくしてる?)
広樹には本当に2頭を箱から出していいのかはわからなかった。
でも、きっと今夜は自分の人生の中でも最高に不思議で夢みたいな夜だろう。
こんなときに自分の気持ちに素直にならないなんて、すごくもったいない。
だんだんそんなふうに思えるようになってきた。
それに、広樹はトナカイ達のことが気になっていた。
自分では箱から出ることもできない小さな人形のくせにちょっと生意気で、
いきなりデブなんて言われたときには少し頭に来たけれど、
2頭と話しているうちに、それまでの沈んだ気持ちを忘れることができた。
たぶん悪いやつらじゃないんだろう。(先生の友達(?)みたいだし。)
だから、きっと大丈夫。きっとすてきなことが起きる。
見たこともない世界の扉を開けるような予感が、内側から広樹を強く突き動かす。
「わかったよ。今出してあげる。」
広樹は二人を閉じ込めている透明な箱の留め金をゆっくり手をかけると、
そわそわと落ち着かないトナカイ達の様子を窺いながら、かちりとそれを解いた。
そして箱が開いた瞬間、2頭は待ってましたと言わんばかり駆け出し、
机をぴょんぴょんと飛び降りたかと思うと、床の上をすばしっこく走だした。
そして壁の近くまで駆け寄ると、窓際に置かれたカラーボックスを軽々と駆け上がっていき、
カーテンが開けっぱなしになっている窓辺にぴたっと降り立った。
やわらかな月の光の下で見る2頭のトナカイは、まるで本物の生き物のようで、
その美しさに広樹は一瞬どきりとする。
『ブヒャー、やっぱ外はいいな。』
『ひっさしぶりだわ、このカイホウカン。』
トナカイ達は鼻を鳴らしてひとしきり自由な感覚を堪能すると、
窓から外に広がる星空に向かって思い切り首を伸ばして、
自分達の存在を見せ付けるように、首につけている小さなベルを思い切り鳴らした。
それは鈴を鳴らすようなとても小さな音だったけど、
夜空の彼方にまで伝わっていくんじゃないかと思えるような透き通った不思議な音色だった。
ベルの余韻が心地よくて、広樹は少しの間ぼんやりしてしまったが、
窓の方へ近づいていって不思議そうに2頭の後ろから窓の外を眺めた。
「なにをしたの?」
『親方を呼んだんだよ。』
『俺ら今日出勤日なんだよ。1年ぶりの。』
トナカイ達の言っていることが分からず、広樹が再び質問しようとしたとき、
突然、窓がひとりでにカタカタと揺れ動きはじめた。
広樹は一瞬びくっとしたが、2頭が澄ました顔をしているのを見て、
きっと怖いものじゃないんだと思い少し安心する。
やがて、誰かが触れているわけでもないのに窓がゆっくりと開き、
外の冷たい空気と一緒に大きな赤い影が部屋の中に入ってきた。
その人物は大きな体格からは想像できないような素早い身のこなしで
部屋の音も立てずに床に降り立つと、窓辺のトナカイ達に話しかけた。
「お前達、今夜はずいぶんコールが遅かったじゃないか。
位置も去年と違うし、一体何をしていたんだ。」
『今年は僕達の落ち度じゃないですよ。』
『全部雄太のせいです。』
人形のトナカイ達と自然に会話するその人物の姿は、
広樹が、いや、子供なら誰もがよく知っているものだ。
全身を包みこむ真っ赤な服、もじゃもじゃの白髭、そしてでっぷりとした大きなお腹。
それは紛れもなく絵本で見たとおりのサンタクロースそのものである。
広樹が驚いて声も出せずにいると、サンタクロースはようやくそちらに気づいたのか、
広樹のほうを見つめ、少し驚いたようにトナカイ達に尋ねる。
「それで、この子は一体誰なんだ?
…まさか雄太君の子供か?」
『(気づくの遅っせえ。)
そんなわけないでしょう。こいつ…、この子は広樹。』
『(おんなじこと言ってるし。)
雄太がせんこ…、先生やってるのは知ってますよね。
この子は雄太の教え子らしいですよ。』
「ふむ…。それでなぜお前達がその子の家にいるんだ?」
『んなこと、こっちが聞きたいですよ。』
『っていうかもう確実にばれてますけど、いいんですか?』
「ふ〜む。それは確かに、…まずいかもしれないな。」
サンタクロースは一瞬難しい顔をしたが、広樹の方を見て優しく微笑みかけた。
「はじめまして、広樹君。
…もうわかっているかもしれないが、私はサンタクロース。よろしくね。」
「は、はじめまして。日野広樹です。」
広樹は緊張して少し硬くなりながらも、ぺこりと頭を下げる。
「広樹君、早速で悪いんだけど、
今日私に会ったことは誰にも内緒にしてくれおいてくれないかな?
サンタクロースが本当にいることがわかると、いろいろ大変なんだよ。
…わかってくれるね?」
「は、はい、分かりました。誰にも言いません。」
『やけに物分りがいいな。大丈夫かよ?』
『平気じゃねえの?雄太の教え子だし。』
広樹の返事を聞いて、サンタクロースはほっと胸をなでおろしていたが、
トナカイ達はまだ少し硬い広樹の表情をにやにやしながら見ていた。
「さて、広樹君。私の仕事はご存知だね?
君にクリスマスプレゼントを渡したいんだが。
何か欲しいものはないかな?」
広樹は黙ってしまった。
もちろん広樹にも欲しいものがないわけではないのだが、
サンタクロースから目をそらすように下を向くと、首を横に振った。
「…ぼくは、プレゼントなんてもらえません。」
「それはどうしてかな?」
「ぼく、心の中でクリスマスなんて大きらいだって思っていたし、
それに、ずっとサンタさんのわる口も考えていたし…。」
「…何かあったみたいだね。
よかったら話してくれないかな?」
叱られた時みたいに申し訳なさそうな声で話す様子を見て、
サンタクロースは広樹を少しでも安心させるように穏やかな声で聞いた。
最初はためらっていた広樹も、その優しい声に自然と促されるように、
今まで誰にも話せずにいた学芸会でのできごとを少しずつ話しだした。
本当は誰かに話を聞いてほしかったのに、ずっと押さえつけていたものだから、
一度話し出すと止まらなくて、悔しさも、恥ずかしさも、情けなさも、
全部さらけ出すように、一気に話した。
サンタクロースは何も言わず、ただ頷いて話を聞いていたが、
一緒に聞いていたトナカイ達は所々おかしそうにケラケラ笑っていた。
「ぼく、デブだから。
にぶくて、おなかも大きいから。
だからあんなことになったんだ。」
事情を話し終えた広樹が、泣き出しそうになりながら最後にそう言うと、
それまで笑っていたトナカイ達が、2頭そろって目をかっと開いて叫んだ。
『『このコンジョウナシ。』』
それまでうつむいていた広樹は、突然の怒鳴り声で驚いてトナカイの方を向いた。
『こけて服破れたぐらいで取り乱してんじゃねえよ。
主役だろ。気合でカバーしやがれ。』
『つーか、んなことぐらいで3日も4日もウジウジしてんじゃねえ。
たがが劇だろ。さっさと忘れろ。』
「…そんなこと、言ったって。
学校中に笑われて、すごく恥ずかしかったし、
それに、みんなにだってめいわくかけちゃったし…。」
『んなこと、誰も気にしてねえよ、このチビデブ。』
『いつまでもグチグチいってんじゃねえぞ。このデブガキ。』
関係のない2頭に好き放題言われるうちに、広樹もさすがに少し腹が立ってきた。
「な、なんだよ。ふたりしてデブデブって。
ぼくの気持ちも知らないくせに。ぼくだって、気にしてるんだから…。
好きで太ってるわけじゃないんだから…。」
『ガキの癖に、いっちょまえに体型気にしてんじゃねえよ。』
『デブだからなんだっつーんだよ。
お前がそのことで何か不自由したか?』
「それは…。
ぼく太ってるせいで、足もおそいし、うんどうも苦手でかっこわるいし…、
なにをやるのも他の子よりおくれちゃうし…。』
『そういうところが、根性無しだっつってんだよ。
そうやって何でもかんでもてめえがデブってるせいにする気か。』
『少なくとも雄太は、どんなミスしても、できねえことがあっても、
それを体型のせいにしたことは一度もなかったぜ。』
「え、先生が…?」
広樹の頭に池田先生の姿が浮かび上がる。
広樹はもちろん、生徒達みんなにいつも明るく笑顔で接してくれる先生だけど、
太っているせいで損をしたことや辛い目にあったこともきっとあるはずだ。
広樹は自分も太っているからこそ、先生の気持ちが想像できた。
『おい、余計なことしゃべるな。』
『…やべ。』
広樹が黙り込んでしまうと、トナカイ達もそれ以上何も言えなくなってしまう。
遅いが支援必要かな?
「お前達、それくらいにしなさい。」
それまで黙って聞いていたサンタクロースが、間に入ってきた。
その言葉は命令をするような厳しい口調だったが、
今の2頭にとっては気まずい沈黙の中の助け舟のようでもあった。
そして今度は広樹の方を向いて、さっきと同じように穏やかに話しだした。
「広樹君、あまり気を悪くしないでね。
事情はわかったが、やはり君にはプレゼントを受け取って欲しい。
さて、何をあげようか?」
トナカイの言った言葉の意味を考えるのに夢中になっていて、
プレゼントのことを考える余裕なんてとてもない広樹だったが、
それでも必死に考えて答えを出した。
「…やっぱりプレゼントはいりません。
でも、そのかわりおしえてください。
ぼく、クラスのみんなと仲なおりしたいんです。
どうすればいいんですか?」
「ふむ…。
それはきっと単純なことだが、今の君にはちょっと難しいかもしれないな。」
サンタクロースはあご髭をいじりながら、考え込んでいたようだった、
少しすると何かひらめいたのか、手をぽんと叩いた。
「そうだ、君へのプレゼントが決まった。」
サンタクロースは背負っていた袋に手を入れると、何かを取り出して床に置いた。
小さすぎて何なのかよくわからなった広樹が近づいてよく見てみると、
ドールハウスに備え付けられているようなおもちゃの鏡だった。
「おもちゃの鏡?」
広樹が不思議そうにしていると、サンタクロースは手をぽんぽんと叩き始めた。
すると、手の平に乗るほどの小さな鏡は、みるみるうちに大きくなっていき、
やがて大人でも全身が映せるくらいの立派な鏡になった。
広樹は手品でも見ているようで目を丸くして驚いた。
「自分に自信がなくなったらこの鏡をのぞいて、
そこに映った自分の姿を見つめなおしてごらん。
みんなと仲直りをするためのヒントは、
まず広樹君自身が自分のことを好きになることだよ。」
広樹には、サンタクロースの言っている意味はまだよくわからなかったけど、
その言葉を信じれば自分の望みがかなうような気がして、
「自分のことを好きになる」という言葉を何度も心の中でつぶやいていた。
「さて、私達はそろそろ次の仕事に出かけないと。
お前達、用意はいいな。」
『『へ〜い。』』
トナカイ達はいまいちやる気が感じられない返事をすると、ぴょんと床に降り立った。
サンタクロースはポケットから小さなそりを取り出して床に置くとぽんぽんと叩いた。
すると、そりはどんどん大きくなって、人間が乗り込めるほどの大きさになった。
同時に、2頭のトナカイの体はむくむくと大きくなっていき、
やがて広樹を上から見下ろすほどの大きさになる。
それは、体も首も毛皮で覆われ、頭には立派な角、足には堅そうな蹄を持った、
まぎれもない本物のトナカイだった。
サンタクロースは、慣れた手つきで2頭をそりにつなぎ始めた。
「すごい。
さっきの鏡もだけど、どうなってるの?」
『親方はおもちゃを実物にすることができるんだよ。
まぁ、魔法みたいなもんだな。』
『おっかねえだろ?あんまり怒らすなよ。』
今は広樹より大きくなっている2頭が、大きな瞳で広樹を見つめながら言う。
「お前達、あんまり誤解を与えるようなことをいうんじゃないぞ。」
『『へ〜い。』』
トナカイ達の体をそりに結びつけながらたしなめるサンタクロースに、
2頭はまた気の抜けたような返事をする。
「そういえば、サンタさんは、
どうやってここまできたんですか?
トナカイは今までこの部屋にいたのに?」
「ああ、それはね…。」
広樹の疑問に答えるように、サンタクロースは上着のポケットを軽く開いて見せた。
すると、スニファー達とは別のトナカイの人形が2つ顔を出し、
広樹に向かってぺこりと頭を下げた。
「彼らのほかにトナカイのペアが何組かいて、交代で走らせているんだよ。
あまり一組を長い間走らせると、ばててしまうからね。」
「ふ〜ん。そうなんだ。」
広樹が納得していると、ポケットから顔を出したトナカイ人形達は、
本物のトナカイになっている2頭にも頭を下げて挨拶をしていた。
『スニファーさん、クスクスさん、交代よろしくお願いします。』
『大変でしたよ。ご主人様、最近また重くなられたようで…、
…あ、いえ、何でもありません。』
そう言い残し、トナカイ人形達はそそくさとポケットに引っ込んでしまった。
大きくなって表情がよく分かるようになった2頭の顔は、
その引継ぎの言葉を聞いて引きつっているように見えた。
(社長、前より腹が出っ張ってると思ったら、やっぱ太ってやがった。)
(少しはあんたを引っ張ってくこっちの身にもなれっての。)
サンタクロースに向けられるトナカイ達の視線は、
彼らの言いたいことをはっきりと表していたが、
サンタクロースはそんなことなどお構いなしというように涼しい顔をしていた。
「では広樹君、よいクリスマスを。」
広樹に挨拶をすると、支度が整えたサンタクロースはそりに乗り込んだ。
「…さあ出発だ。頼むぞ、お前達。」
サンタクロースは広樹に手を振ると手綱を握って出発の合図をする。
広樹がトナカイの言葉とサンタクロースの言葉を交互に思い出しながら、
その様子を見守っていると、突然自分の名前を呼ぶ声が掛かった。
『『おい、広樹。』』
トナカイ達は広樹の方を一度だけ振り返ると、
広樹と目を合わせないように部屋の隅っこの方を向き、小さな声で話しかけた。
『…さっきは言い過ぎたわ。悪かったな。』
『元気出せよ。
そのくらいのことじゃ、誰もお前を嫌いにならないぞ。』
それだけ言うと、2頭はすぐに前を向いてさっさと走り出してしまった。
そりはあっという間に壁の中に消えていき、夜空へと飛び立ってしまったけど、
広樹に一瞬だけ見えたサンタクロースの横顔はとてもうれしそうだった。
サンタクロースが飛び立ってしまった後、静かになった部屋の中で、
広樹は一人今のできごとを最初から思い出そうとしていたが、
すぐに喉の奥からふぁ〜とあくびがこみ上げてきた。
緊張の糸が切れたせいか、もうとっくに寝る時間を過ぎてしまったせいか、
それとも、心の中の暗い気持ちが少しだけ晴れたせいか、
広樹は強い眠気を感じて、ばたっとベッドに倒れんでしまった。
毎度で遅れるな支援と
296 :
名無し調教中。:2010/02/18(木) 23:12:10 ID:uhmvVY+z
支援。
時期は過ぎたがバレンタインに贈り物をもらいすぎて肥満化とかあるかなぁ
もてるほど太りやすいというのはなかなかに
・本気度はカロリーの高さで表すべし
・貰った側は全て食べないといけない
・ホワイトデーのお返しは3倍食べることで感謝の意を示す
こんなの流行らないかなぁ
299 :
the game:2010/02/19(金) 22:52:20 ID:PJn66dNv
目覚めたら、野球部の部室。
職員室には女子生徒に性的な嫌がらせをしていた体育教師が2人。
武道館には隠れて喫煙をしていた5人の男子生徒。
俺は必要な物を捨てるのか?それとも不必要な物を得るのか?
>>299 犯人よりも参加者に豚のマスクを被せたいw
謎解き?失敗すれば肥満化か
豚のマスクがデフォなのかな
303 :
the game <game1>:2010/02/20(土) 10:51:09 ID:IFqdisFS
「あれ?翔まだ残ってたの?」
「ちょっと残って筋トレして帰る。」
俺は翔。
野球部でピッチャーをしている。
小さい頃から野球ばっかりやってきている。
「相変わらずカラダ作りに熱心ね。あんま無理しちゃダメよ!それじゃ私帰るね。」
彼女は美香。
クラスメイトで野球部のマネージャーだ。
成績優秀で生徒会の役員も務める。
しかも美人だ。
「あっ幸太君お疲れ!えっ翔なら中にいるよ!」
部室の入り口で声が聞こえる。
「翔〜部活終わった??今コンビニで肉まん買って来たんだけど良かったら一緒に……」
304 :
the game <game1>:2010/02/20(土) 10:51:59 ID:IFqdisFS
「いらねーよ、デブ!」
「なっデブって…ごめん。翔はあんましこーゆーの食わないよね。」
幸太は相撲部に所属するクラスメイトだ。
やたら俺に絡んでくる。
俺は正直デブは苦手だ。
ちょっとでも太ることが嫌だから日々トレーニングをしている。
その時、
バン!
部室のドアが強く開いた。
「おい!ここは食べ物は持ち込み禁止だぞ!」
「すっすいません。すぐ食べます。」
幸太が謝った。
入って来たのは野球部の顧問、豪 勝己先生だ。
鬼の豪とも呼ばれており見た目も鬼の様にいかつく練習もハンパない。
305 :
the game <game1>:2010/02/20(土) 10:52:47 ID:IFqdisFS
しかし尊敬出来る先生だ。
「今日は、明日からの学校の改修工事で学校を早く閉鎖するから早く帰れ!
明日からの休みしっかり個人練習しとけよ!翔。」
「言われなくても分かってます。では失礼します。」
「あっ翔待ってよー」
豪先生が呆れた顔でこっちを見ていた。
俺はそのまま近くのジムへ寄って帰ったのだが、まさか俺があんなゲームに巻き込まれるなんて…
[続く]
続きに凄く期待せざるを得ない
307 :
the game <game1>:2010/02/20(土) 14:06:51 ID:IFqdisFS
「んっ…」
気がつくとそこは、見慣れた野球部の部室だった。
切れかかった蛍光灯がチカチカしている。
(あれ?俺どうしたんだっけ?)
ただ唯一いつもの部室と違うのは目の前に大きな鏡があった。
その中に映った自分の姿を見て俺は愕然とした。
308 :
the game <game1>:2010/02/20(土) 14:08:48 ID:IFqdisFS
「999…1000!よし今日はこんくらいだな。」
トレーニングを終えシャワーを浴びて俺は自宅へ向かった。
進学と同時に独り暮らしを始めたから自炊もして食にも気をつかっていると思う。
部屋の扉の前に来ると何か落ちているようだ。
「何だこれ?」
拾ってみると豚のぬいぐるみのようだが可愛くはなかった。
マスコットの豚と言うよりは家畜の豚…そんなんを連想させる。
「気持ち悪っ。」
その時、背後から何者かに鼻と口をタオルのようなもので抑え付けられ強烈な刺激臭と共に俺は気を失った。
309 :
the game 書いてるやつです。:2010/02/20(土) 14:11:18 ID:IFqdisFS
307 308 投稿順番間違えました…逆です。
305
↓
308
↓
307
で読んで下さいm(_ _)m
すいません…
310 :
the game <game1>:2010/02/20(土) 14:13:51 ID:IFqdisFS
「やぁ翔君。初めましてではないはずだよ。」
「んー!」
「早速だが君にはゲームをしてもらう。」
(ゲームだって?)
「君はとことんデブが嫌いのようだね。そのため君は多くの人を気付つけて来た。」
確かに昔から気も強かった俺はデブをイジメていたし、ポッチャリな女なんかも全く相手にせず断ってきていた。
「君の目の前に5つ穴が空いている。その穴にはボタンがそれぞれ入っている。それを5つ同時に押すことが出来れば口と体の装置は解除される。」
確かに目の前には5つの穴があった。
「実に簡単なゲームだろう。」
311 :
the game <game1>:2010/02/20(土) 14:15:09 ID:IFqdisFS
確かに内容は簡単だ。
しかし5つの穴の間隔が10cmは空いていてどうやっても5つ同時は…
穴の横に置かれているもの…不気味に光る銀色のメスだった…
(まさか指を…)
変な汗が垂れてくる。
「このビデオが終わるとゲームスタートだ。スタートと同時に君の口につながれた装置から薬が流れてくる。」
「んっ!?(殺す気か?)」
「この薬は飲むことで即効性のある強力な栄養剤だ。ただ強力過ぎるがね…脂肪細胞に働きかけるゆえ簡単に言えば君はデブになる。そしてそれは一生元には戻らない。」
支援になるかな?
脂肪細胞の増加+肥大キタコレ
313 :
the game <game1>:2010/02/20(土) 15:36:58 ID:IFqdisFS
(デブ…になる?!)
俺があれだけ嫌っていたデブになるなんて…
「スイッチによる解除、もしくは薬が全てなるなると装置は解除される。」
俺はもう頭が真っ白になりそうだった。
『大切なものを失って生きる人生か?それとも、いらないものを得て生きる人生か?さぁ選ぶが良い。』
…
『ゲームスタート…』
そしてビデオが切れ、
装置が動き出した。
[続く]
※支援ありがとうございます!
※質問ですが1回の投稿は何文字まで大丈夫なのでしょうか?
ss乙!
いらないものは脂肪だろうけど大切なものってなんだろうね
1レス中には改行=6文字で1023文字かな?
連投扱いでとまるのは5レス連続からか一定文字数かも
今の書き方でも読みやすいから無理に詰め込まなくてもいいと思うよ
315 :
the game <game1>:2010/02/20(土) 20:33:10 ID:IFqdisFS
「ゲームスタート」
その言葉を聞いて俺はハッとした!
機械は動き始めている。
良く見ると透明なチューブがつながっておりそこから流れてくるようだ。
考えろ!
考えるんだ!
5つの穴って事は、2箇所は普通に押せる。
後はこのメスを突っ込んでやれば良い!
つまり後2箇所を何とかするんだ!
他に何かないか?
ダメだ…
拘束されてるうえ、周りには何もない…
くそっ!
そうしているうちにチューブからは黄色?の液体が流れてきている。
316 :
the game <game1>:2010/02/20(土) 20:33:44 ID:IFqdisFS
2本…
やはり指を…
大切なものを失う…それは多分“指”と言うことではない。
指が無くなってしまったら“野球”に確実に影響が出る。
俺は将来はプロ野球にも行きたいとも考えていた。
未来を失うってことか…
そう考えているうちにも液体は違いてきた。
メスを握る。
やはり小指か?
そうなると両手の小指…
いや左手の小指と薬指か…
左手の小指にメスをあてる。
「ふーふー」
口に装置が付けられているが息が荒くなっているのは容易にわかる。
くそっ!
俺は指からメスを離した。
317 :
the game <game1>:2010/02/20(土) 20:34:22 ID:IFqdisFS
指を切るなんて無理だ!
じゃあどうする?
デブになるしか道はないのか?
くそ!
体を大きく揺らした。
その時手からメスを落としてしまった!
しまった!
もう俺には液体を飲む道しか残されていなかった。
間もなく液体が口から注がれ始めた。
俺は何も考えられず液体を飲み続けた。
…
…
…
「ん゛っー」
俺が目を覚ますと装置は確かに外されていた。
外された?
いや俺の肥えたカラダの肉力で外れてしまったのだろう。
318 :
the game <game1>:2010/02/20(土) 20:34:46 ID:IFqdisFS
大きな鏡の中に映っていたのは巨大なデブだった。
破けてしまったTシャツとジャージからは肉という肉、脂肪という脂肪が溢れ返っていた。
腹は巨大な太鼓腹に。胸は掴める脂肪の山が2つ。
腕も脚もブクブクに太り指先まで…
顔も誰か分からないくらい肥えていた。頬に付いた脂肪で目が細くなる顎も無くなっていた。
俺はこれからどうしたら良いんだ?
「うお゛ー」
叫んだ声も顎の下に付いた脂肪によって野太くなっていた。
319 :
the game <game1>:2010/02/20(土) 20:35:38 ID:IFqdisFS
そんな声を部室の外で聞いていた人物がいた。
ニヤリと笑うとその人物はその場から立ち去ってしまった。
[game over]
game2へ続く
支援ー
肥満化した体でまともにスポーツできないだろうし
これでも望んだ未来を失ったことになるなぁ
肉圧で服が破けるぐらいだと肥満化前の2倍は確実に越えてるな
321 :
the game:2010/02/20(土) 21:10:58 ID:IFqdisFS
肥満になったカラダでも是非スポーツを頑張ってもらいたいです。
肥満化と言えば、「Fat Boy」ってゲームがあったなぁクッキー工場でクッキー食べていくやつ。
全クリしたことないが、食べるほど太るっていう風になってなかったのが残念。(太るのが一段階しかない)
>>322 あったなぁひたすら工場走っていくやつ
敵に当たれば痩せるってのも残念なところだった
もうURLも覚えてないのが悲しいわ・・・
>>323 「FATBOY ゲーム」でググれば二番目あたりに出てきたよ?
目を覆いたくなる光景だった。あまりにも突然で大き過ぎる変化に、これは本当に自分の身体なのか、という戸惑いが生まれる。
そこに居座る肉を掴めば、グミのように柔らかい感触が、確かに伝わる。だが、心がそう認めたくないのだろう。
これは俺なんかじゃない。本当の俺はもっと違くて、ルックスもそう悪いほうじゃなく、人並みにスリムで、こんな、こんな、ふ……太って、なんてなくて……。
「レッド、25。ハズレです」
前方に、左右に、腹が、胸が傍聴し、シャツの生地を押し上げる。前開きのボタンや、肌着の袖口が肉に食い込み、ひどく苦しい。
だが、こんな事態にもかかわらず、脱いだら負けだ、と回らない頭で妙な意地を張っていた。
「レッド、1。ハズレです」
パンツの縫い目の一部がほつれ始める。首から肩にかけてむっくりと肉付きだし、角張っていたラインがカーブを描き始める。
上下、前後、左右。生物の肥満がこんな三次元的な物だとは、知らなかった。
「ブラック、4。ハズレです」
ブチンッ ブチブチブチッ!
糸か何かが千切れる音。とうとう、衣服の限界が訪れたのだ。
シャツの白いボタンが軒並み弾け飛び、カーペットの床に散らばる。腰に巻いた革ベルトは、内側の圧力により左右に引っ張られ、バックルごとぶち切れてしまった。パンツのホックやファスナーまで無理矢理引き裂かれ、堰(せき)を切ったように贅肉が溢れ出した。
負債が発生してからというもの、俺は遂に一勝も挙げる事すらかなわなくなっていた。
負けては太り、負けては太りの繰り返し。もう、本格的に頭がイカレ始めていた。何が何だかわからなくなってきた。
肉厚な肩をポンプのように上下させ、俺はうなだれていた。急激な肥満に身体がついていかないのか、とてつもない疲労感が襲い来る。
「もう……はぁ、ひゅ、許して、くれ……はぁ、助け、て……」
自らの肉に肺や気道が圧迫され、呼吸のリズムが乱れ、声も野太くなる。そんな調子で無駄とわかりつつも、俺は助けを乞うた。
すると、瞬時に辺りの空気が一変する。そこから少し間を置き、バーントが小さくつぶやいた。
「……誰が許すものか」
「ふぇっ」
独り言のように、低いトーンだが、確かに聞こえた。許すものか、と。
それに反応し、俺は思わず間抜けな声を上げてしまった。同時に重い頭を持ち上げると、彼の顔からこれまでの微笑は消え失せており、代わりに、陰を帯びた冷酷な目つきをしたそいつがいる。
「とてもお懐かしゅうございます。こうしていると、立場こそ逆でしたが、あの日の事が思い起こされはしませんか」
切れ長の左目で俺を見下ろしながら、彼はそう話し掛けてきた。
今とは逆の立場。それはつまり、いつかの昔、俺がこいつよりも優位に立っていた、という事か。だが、俺はこんな男と面識はないし、誰かを自分の支配下に置いてイジメ抜くような真似など、まったく記憶になかった。
「何の、こと、だ、ふぅっ」
「ツカモトミノル。まさか、この名前をお忘れになったわけではございますまい」
――!?
ツカモトミノル。
その人名とおぼしき単語を耳にした刹那(せつな)、俺の脳裏には、ひとりの少年の淋しそうな姿が浮かび上がってきた。
†††††††
>>325 訂正します。超絶スマソ
×傍聴
○膨張
支援
「岡田くん」
「んんー?」
太陽が空のど真ん中から、さんさんと光を注ぐ頃。
ざわざわと皆の喋り声が溢れる教室の昼休み、俺は塚元と机を挟み、昼飯を食べていた。
俺のは、ご飯とオカズが二段重ねの弁当箱。塚元のは、それより少し小さめのアルミの弁当箱。少食なクセに、太っている。
デブは邪魔だし、汗臭いからあまり好きじゃないんだけど、塚元は優しいし、頭が良くてしょっちゅう宿題の面倒を見てくれる。だから嫌いじゃない。
どこか暗い表情から、彼は何かしらの悩みを打ち明けようとしているように見えた。クラスメートとしては歓迎である。
「……ごめ、何でもない」
ガクッ――。
思わせ振りな態度に、俺はずっこけそうになる。
「何じゃそれ。言いたいコトあるんなら、ちゃんと言っとけよ」
「うん、ありがと。でも今はまだ良い。いずれ、また」
「いずれ、っていつだよ気になんじゃん。
それとも何か、恥ずかしいお悩み?」
「えっ!? あっ、いや……ち、違うよ?」
……図星だな。
辺りに視線をキョロキョロと泳がせ、頬を赤らめる彼を前に、俺はそう確信した。
塚元はわかりやすい。嘘はすぐ態度に出る。だけど、そこが面白くもあった。
保健体育の話なら、今度じっくりと聞いてやりましょうかね。そう考えながら、俺はご飯を掻き込んだ。
†††††††
授業時間中の男子トイレは静かで、便器を滴る小水の音だけが妙に響く。
用を足し終え、ひとり洗面台で手を洗っていると、外から誰かの足音が聞こえてきた。やっぱり、合間の休憩で済ませずに後悔するヤツはいるんだな、と思っているその間に、足音はトイレの中に反響し始めた。
ふと、嫌な気配を感じて、目線だけを動かし、鏡をチラリと覗いてみる。
瞬間、戦慄が走った。
「オマエさぁ……、塚元と仲良さそうじゃん?」
沢木タモツ――。
同じクラスの男子で、学校でも名の通ったワル。脱色した髪に、少し太目な身体。見た目からしていかにも不良だった。
気に入らない者は徹底的に排除、目をつけられたら最後。極力関わりたくない人間だ。そいつに今、俺は話し掛けられている。
彼にしてみれば何気ないふうに放った言葉も、俺にとっては突然背中に投げ込まれた氷のようなものだ。俺は咄嗟に言葉が出なかった。
「アイツ、ホモらしいぜ。そーゆう雑誌買ってくの、見たヤツがいるんだと」
あまりに突然過ぎる展開。頭と心が追い付かない。
塚元が、ホモ?
純情過ぎる俺は、背後から耳に飛び込んできた言葉を疑う事もなく、その真意を探ろうと、ただひたすら反芻(はんすう)していた。
「……あの、さ」
「もしかしてさぁ、オマエ、そーゆう目で見られてんじゃねーの?
ハハッ、気持ち悪ィ」
――!!?
追い討ちを掛けるような渇いた笑いが、タイル張りの空間で響く。沢木の立ち去った後も、呆然とする俺の視界の中で、蛇口の水がとめどなく流れ続けていた。
†††††††
オレンジ色と藍色が混在する空の下。
塚元は校門の前で立っていた。放課後に開催される補習に通う俺を、いつも待っていてくれるのだ。そして、いつも通りに最寄り駅から電車に乗り、途中までの道のりを共に帰るのだ。
いつも通り、ならば。
「あっ、つかも――」
「はーいおデブちゃん」
俺が呼び掛けるよりも早く、先客がいたらしい。
あれは……、沢木の取り巻きだ。
「ちょっと話があるから、一緒に来てよ」
「あ、うん……」
行っちゃうんだ……。
俺は、そいつらにあっさりとついてゆく彼を見送りながら、溜め息と同時に肩を落とした。
でも、仕方がない。あいつらに目を付けられたら、喧嘩に余程の自信がない限り逆らえないのだから。
途中、塚元が俺に気付いたらしく、こちらをちらっと見遣りながら申し訳なさそうな顔をしていた。俺も黙って、それを見送るだけであった。
塚元を友達として認めるかたわら、俺はどうにもし難いもやもやを胸に抱えていた。その原因は言うまでもなく、沢木のあの発言だ。
――アイツ、ホモらしいぜ。
デブでホモなんて、救いようがないじゃないか。悪い偏見ばかりが先立ち、意識し始めると寒気がする。
互いにつかず離れずの距離感を保ちながら、それでも俺達は、しばらくの時間を過ごした。
†††††††
「……どーして聞き分けないのかなー、塚元くぅん?」
どうしてこんな事になってしまったんだろう。
体育館裏の雑木林。沢木とその取り巻き。その中に、俺と、塚元はいた。塚元はそのふくよかな身体を地面に横たえ、ぐったりとしている。顔や腕の生傷は、見るに堪えない。
いわゆる集団リンチだ。勝手な因縁をつけられ、奴らのサンドバッグにされる塚元を、俺はただただ見せ付けられる――見ている事しか出来なかった。
「キミの秘密が全校生徒に知れ渡らないようにって、オレらが歯止めを掛けてやってんの。わかるよなぁ?
……大変なんだぜ。その対価が、たったのこれっぽっちですか」
沢木は千円札の両端を摘み、ひらひらとなびかせて見せた。口止め料、という事らしい。恐らく、塚元がホモのエロ本を買っていたという目撃証言に対しての、だ。
どこからどう考えても、ヒトの弱みに付け込んだ汚いやりかたなのは明白だ。にもかかわらず、塚元はそれに屈し、俺も成り行きを見守るばかりであった。
歯がゆい、だけど、立ち向かうのが怖かった。
「なぁ、オレらこんなに頑張ってんだから、キミの誠意ってヤツを見せてくれても良いんじゃない?」
表面上は優しげにさとす沢木。それに、塚元がようやく口を開いた。
「……でも、もう……お金ない、です」
「ない、じゃあねぇんだよクソデブが!!」
強烈なトーキックが腹にキマる。小さくうめく声。もうやめてくれ。
それまでの沢木の穏やかな口調が、突如として冷酷で鋭く尖った物になる。もう耳を塞ぎたくて堪らない。だが、その迫力に圧倒され、身体が硬直してしまっていた。
「おとなしく金出してりゃあな、オレだってこんな仕打ちはしてねぇさ。
ないなら作れよ。盗みでも何でもして用意すりゃあ良いだろーが!!」
塚元は目に涙を溜めていた。ひとつ、またひとつ、と零れ落ち、地面を小さく濡らしてゆく。
「ホント、デブになると動きどころか頭の回転まで鈍くなるのかねぇ。な、岡田くん?」
はっ、と落ちていた視線を上げると、沢木のいやしい笑みが目前にあった。そして、俺に歩み寄ってきたかと思うと、馴れ馴れしく肩に腕を回してくる。
「オマエも大変だよなぁ、一方的にこんなデブで、しかもホモ野郎に好かれちまって。
でも良かった、騙される前に気が付いて」
大変、だなんて。騙される、だなんて。俺はそんな事、少しだって思ったときはないのに。
「こんなヤツにはさ、制裁が必要だと思わねぇ?」
せいさい?
もう充分じゃないか。いや、それ以前の問題だ。
沢木はブレザーの内側に手を突っ込むと、そこから何かを取り出したのか、拳を握り締めて引き抜いた。そして、俺の手を取り、そこに自分の手を重ねた。
俺の掌に置かれた物は――。
「好きなとこ、やっちゃおうぜ」
小さなマッチ箱。理科の実験で使った時の、アレだ。
支援
俺は躊躇した。
マッチの使い道を考えれば、それはあまりにも残酷な答えに辿り着く。しかし、この時点ではっきりと拒否するでもなく“躊躇”してしまった事の罪深さに、俺は早く気が付くべきだった。
「それとも、まさかオマエも……?
こんなところでカップル成立ってか! うひゃああ吐きそう!」
違う! 俺には断じてそんな趣味は……!
沢木のからかいに、俺はひたすら言い表しようのない嫌悪感を抱いた。
その一方で、沢木の言葉通り、塚元がもし本当にホモであり、俺の事をそういう対象として見ていたとしたら。それを考えると、俺は塚元に対してどんな感情を抱けば良いのかわからなくなった。
ただ、今、わかる事。
「やれ」
沢木の脅威が怖い。
塚元の瞳は光を失い、どこを見ているでもなくぼうっとしている。
箱を開け、一本ねマッチを取り出す。箱の側面に先端を当て、シュッ、と擦ると、そこから弱々しい火がともった。右足を前に踏み出す。一歩、一歩、塚元のそばへ歩み寄る。
トンッ――
「えっ?」
背中を押される感触。バランスを崩す脚。一筋の火をたたえるマッチ棒。のめる身体。回転する世界。塚元の瞳。暗転。ドスッ。
そこから先は、今度こそ本当に何が何だか理解出来なかった。
†††††††
支援ありがとうございます。
しかし一度に投稿し過ぎるモンじゃないですね……一瞬、規制されちゃったし。
欲張りは肥満の元なんだぞ!(意味不
イジメ描写に気を悪くされた方がいらっしゃったら、申し訳ありませんです。
取り敢えず、物語自体はもうちょい続きます。
そして夜食も肥満の元w
夜食にラーメンと冷凍タコ焼き食ってた^^;
最初に連れてかれたのは…
339 :
the game <game2-two fat,too fat>:2010/02/21(日) 09:05:37 ID:jlAPZcp7
※game1で1箇所投稿ミスがありました…すんまへん…
―――――――――――
「いやー我々も大変ですな〜豪先生。」
「そうですね〜まぁ小林先生と一生ならすぐ終わるでしょう。」
私は豪勝己。
今年で32歳になる。学校で体育教師を勤めており昔から大好きな野球部の顧問をしている。
体格もよく坊主の筋肉質な色黒で鬼の豪とも呼ばれている。(まんざらでもない)
「豪先生、しかしどうして我々体育教師で校長室の掃除なんですかね?」
「校長はメタボだからうちらマッチョが気に入らないのでは?」
340 :
the game <game2-two fat,too fat>:2010/02/21(日) 09:06:49 ID:jlAPZcp7
「ハハ!そうかも知れないですね!校長に聞かれたらクビですよ!」
小林先生は女子の体育教師である。
私ほどではないがカラダが引き締まっている。
サッカー部の顧問で今年28歳だったかな?
表向きは好青年だ。
あくまでも表向きはだ。
「それより小林先生、例の生徒の件どうなりました?」
「あぁ2組みの藤澤の件ですか?あいつはダメですね〜なかなか折れません。」
「そうですか。ちょっと私は1番のお気に入りでして小林先生の力でそこを何とか…」
「まぁ成績をちょっとちらつかせれば大丈夫でしょう。」
341 :
the game <game2-two fat,too fat>:2010/02/21(日) 09:07:52 ID:jlAPZcp7
そう実は我々は女子生徒の一部に、教師らしからぬ事を数ヶ月前からしていたのだ。
…
小林先生が急用で授業が出来なくなってしまい代打で私が授業をした。
男子共は適当に遊ばせときゃ良い。
それが私を変えてしまった。
やはり年頃の女の子は素敵だ。
私は授業中いちもつが元気になるのを抑えるので必死だった。
そのことを小林先生に話したところから女子生徒への保健の課外授業が始まった。
もちろん成績と言うエサをちらつかせて。
「バレたら確実にクビですからな!」
「まぁ我々もまだ若い!」
「ハハハ!」
342 :
the game <game2-two fat,too fat>:2010/02/21(日) 09:09:53 ID:jlAPZcp7
その時、
ガチャ。
「んっ?今ドアのノブを動かす音が聞こえませんでしたか?」
「まさか?誰かが!」
急いでドアに駆け寄ると職員室側から鍵がかけられていた。
校長室への唯一の出入り口だ。
「こら!イタズラは止めなさい!」
「先生たち帰れなくなるだろう。」
そうしているとドアの隙間から白い煙が立ち込めて来た。
「火事か?」
「いや、火なら警報機がなりますよ!それよりこの煙の臭いが…」
バタッ!
「小林先生?!」
小林先生が積んであった本と一緒に倒れてしまった。
クソっ!なんだ?
343 :
the game <game2-two fat,too fat>:2010/02/21(日) 09:11:18 ID:jlAPZcp7
俺は力任せにドアを叩く。
びくともしない。
ううっ意識が朦朧として来るなかドアに最後の力を振り絞り体当たりをした。
ガチャン!
ドアが勢い良く開いた。
職員室には人影があった。
「おい!お前っ…」
私はそこで意識を失ってしまった。
[続く]
校長かな?
345 :
INHUMAN:2010/02/21(日) 16:02:24 ID:43hR0Sl/
ちょっと、あんたたち!!
こんなスレッドを立てて非人間的だと思わないの!?
削除依頼を出して消してもらうかどうか、
分からないけど覚悟してなさいよね!!
さあ、潰れるざます!
逝くでがんす!
フンガ〜!!
まともに潰れなさいよ〜!!
346 :
名無し調教中。:2010/02/22(月) 12:37:55 ID:8t85zeVw
the gameの方、続き楽しみにしてます。
347 :
INHUMAN:2010/02/22(月) 13:06:52 ID:ZNmwUoSV
>>345の修正
ちょっと、あんたたち!!
こんなスレッドを立てて非人間的だと思わないの!?
削除依頼を出して消してもらうかどうか、
分からないけど一応の覚悟はしてなさいよね!!
さあ、潰れるざます!
逝くでがんす!
フンガ〜!!
まともに潰れなさいよ〜!!
348 :
the game <game2-two fat,too fat>:2010/02/22(月) 18:15:57 ID:eBb4Snuv
「豪先生!豪先生!」
ハッ!
小林先生の声で私は目覚めた。
しかし体を動かすことが出来ない。
「豪先生!大丈夫ですか!」
真横に小林先生がいるがようだが2人ともベッドに固定をされていた。
これは昨日運んで来た保健室のベッドじゃないか…一体…
頭、首、両手、両脚、胸、腹を装置のようなものでガッチリ固定されている。
手の近くに赤いボタンがあり、また股間には他とは違う装置が取り付けられていた。
「小林先生!これは一体?」
「いや分かりませんが…全く動けません」
349 :
the game <game2-two fat,too fat>:2010/02/22(月) 18:16:25 ID:eBb4Snuv
ジジッジ…
突如、職員室のスピーカーが鳴った。
「やぁ豪先生、小林先生。」
「誰だ?」
「君達は本来、健全な心身の教育をする立場にありながら、その権力を使い、己の欲望を満たして来た。」
うっ…
なぜそのことを?
私と小林先生以外知らないはず。
「ならば欲望を満たすだけの肥えた豚になるか?それとも男を欲望を満たす事が出来なくなるよう男をやめるか?ここで選ぶが良い。」
男をやめる?
「2人でゲームをしてもらう。君らの手元にはそれぞれ赤いボタンがある。それを押した方の勝ちとしよう。」
350 :
the game <game2-two fat,too fat>:2010/02/22(月) 18:17:04 ID:eBb4Snuv
私はすぐさまボタンを押そうとした。
「しかし!」スピーカーの声が私と小林先生の動きを止める。
「ボタンを押した方は、股間に付いている装置が作動し、君らの大切な道具を容赦なく切り落とし、潰すように出来ている。」
「なっ?!」
「勝った方は男をやめ、負けた方は豚になる。尚1人がボタンを押すともう1つは作動しない。
制限時間は5分だ。勝者がいない場合は2人で豚にでもなってもらおう。」
豚?私にはその意味はまだ分からなかった。
「さぁ豚になるか。男をやめるか。選ぶが良い。ゲーム開始だ。」
遅いかもしれないけど支援
352 :
the game<final fat>:2010/02/22(月) 20:01:46 ID:eBb4Snuv
天井に取り付けてある時計が動きだす。
4:59…
4:58…
4:57…
「こっ小林先生っきっ聞きましたか??」
私の声は震えていた。
「はい…豪先生どっどうしたら?」
「これは冗談ではないようですな…」
2人ともスイッチには一向に手をかけない…
「とっとにかくスイッチはマズい!」
「私もそう思ってました。」
「しかし豚になるとは一体?」
「まさか本当に豚に?」
「そんなことあるわけないでしょう!」
確かにそうだ。
豚の意味するところは…
353 :
the game<final fat>:2010/02/22(月) 20:02:52 ID:eBb4Snuv
「太るってことでは?」
小林先生がつぶやく。
「あぁなるほど!しかしどうやって?」
「豪先生今はそんな事を考えても無駄ですよ!あれ切られたら死ぬでしょ!」
「たっ確かに!」
私たちは時間が過ぎるのを待った。
0:03…
0:02…
0:01…
0:00…
「ゲームオーバー!」
スピーカーからそう聞こえた瞬間、股間の装置は外れ足元に落ちた。
しかし次の瞬間、
チクッ
「いっ?!」
固定された装置から針?が飛び出し数カ所に刺さり、その後装置は全て解除され2人ともベッドから飛び起きた。
354 :
the game<final fat>:2010/02/22(月) 20:05:49 ID:eBb4Snuv
「大丈夫ですか?豪先生!」
「あぁなんどもないはずだ…」
「そうですか…ごっ…豪先生!」
「えっ?」
一瞬の事で分からなかったが、私はみるみるうちに全身に脂肪が付き、肥え太ってしまった。
「ごばやしせんぜぇ…」
息苦しく鼻でブーフー呼吸をする。
その姿はまるで豚のようだ。
醜く飛び出た腹。
ぶよぶよに肥大した尻。
豚のようになってしまった顔…
薬のせいか意識がもう朦朧とする中、見たのは小林先生も豚へと変貌して行く姿だった。
職員室には肥えた色黒の豚が2匹横たわっていた。
そして職員室の前の廊下で不気味に微笑む人影があった。
廊下にはあの不気味な豚の人形が落ちていた。
<Game Over>
the last gameへ続く
支援
test
規制がヒドイ
あと皆さん、いちおsage進行でいきましょうよ
今週のジャンプ見た?
皆さんというより1人か2人ぐらいだけどな
>>357 見ました!
もしあのまま走れなくなってたらって妄想したら萌えましたw
その日は夜が明ける前から雨だった、
ざぁざあと振る雨垂れにほんの少し、暁の光が混じり。消える。
「誰彼じゃ「消えてしまうの「お天道様の機嫌が悪い」
ぽつり、ぽつり、
雨音に消されそうなか細い声。
「まだ寝ておる「まぁ、仕方ないの「大仕事じゃった「そうじゃそうじゃ」
ぼんやりと光って、消える声。
「どの道「そうじゃ「都のすました仕事などできん「立派な身体じゃ」
嬉しげに、弾む声。
「わし等の恵じゃ「飢饉でも乗り越えたぞ「これで帰ってくるのじゃ」
すやすやと胎児のように眠る誡、
「もう時間じゃ「雨じゃからな「そうじゃ「そうじゃの「せめて「暖めてやろう…
浮かんで消える光と声はそれだけ残して、
後には雨音だけが残された。
361 :
the game<final fat>:2010/02/23(火) 19:33:49 ID:/yURCTcX
「んあ〜?おはようございます!
あれ?って僕寝ちゃったんだっけ?」
僕は練習後に疲れて体育館の休憩室で寝てたようだ。
僕は大山幸太って言います。
相撲部に所属していて日々相撲を頑張って、来年の大会が最後になるんだ。
後3人部員がいれば団体戦にも出れるんだけど…
「お腹空いたし帰ろうーあっ、カバン武道館に置きっぱなしだ!」
慌てて部屋を出ようとすると足元にチョコと一緒に手紙が落ちていた。
「あっチョコ!手紙付きだ!」
チョコを早々に口に入れ手紙を読んでみた。
362 :
the game<final fat>:2010/02/23(火) 19:34:29 ID:/yURCTcX
『幸太君へ
やぁ幸太君。私の事は知ってるはずだよ。
君は毎日、日々の稽古に力を入れていて本当に感心する。
そこで私からささやかプレゼントだ。
相撲部の入部希望者を5人武道館に集めておいた。
その中から3人を部員として選択して良い。
ただし3人までだ。
』
「えぇっ!ほんと?!」
僕はその手紙の主の事も気にかけず、武道館へダッシュして向かった。
――同時刻 武道館――
武道館には拘束をされた5人の学生がいた。
363 :
the game<final fat>:2010/02/23(火) 19:35:16 ID:/yURCTcX
「一体なんなんだよ!?」
「早くこいつを取らないとぶっ飛ばすぞ!」
「誰が一体?くそっ!」
「いい加減にしろよ!」
「おい聞いてんのか?」
目隠しをされ5つの椅子に拘束された5人の男。
俺は悟。俺らは未成年にも関わらず学校での喫煙がバレ学校に呼び出されいわゆる補習みたいなのを受けさせられていた。
突如としてみんな眠ってしまい気付いたらこんな状態だ。
俺らは学校ではいわゆる不良グループに入るのかも知れないな。
相撲部のやつをいじめたり、校長室で暴れたり、とにかく気に食わないやつはぶっ飛ばしていた。
364 :
the game<final fat>:2010/02/23(火) 19:35:56 ID:/yURCTcX
すると声が聞こえた。
テープに録音された声のようだ。
「やぁ諸君。君たちは本当に問題児のようだね。」
「誰だ?」
「うるせーよ!」
「早くこっから…」
俺は黙って聞いていた。
テープが続ける。
「今から君らにゲームをしてもらう。5人のうち選ばれた3人がデブになるだけだ。」
「なっ…」
「君らの座ってる椅子には仕掛けがしてあり、選ばれた人間の椅子のみが作動し薬が体に打ち込まれる。それは脂肪細胞を急激に増加膨張し戻らない薬だ。」
「ふっふざけんなよ!」
365 :
the game<final fat>:2010/02/23(火) 19:36:34 ID:/yURCTcX
「なんで俺らがデブにならなきゃいけないんだよ!」
「だが同時に筋肉も発達する代物だ。」
「そんなことどうでもいんだよ!ぶっ飛ばすぞ!マジで!」
「ルールは簡単だ。ゲーム開始と同時に目隠しが外されるが、君たちの前にボタンが4つある。それは自分以外の4人に割り振られている。それ2つ押すだけだ。
5分後に目の前にそれぞれの投票数が出る。少なかった2人名は装置は解除される。」
さらに説明は続く。
「尚、4分以内に押さないと自分に票が入る仕組みだ。」
支援が必要かな
367 :
the game<final fat>:2010/02/23(火) 20:11:49 ID:/yURCTcX
俺は考えた。
このゲームから抜け出す唯一の可能性はみな同票になれば良い。
「誰をつぶし誰を生かすか?
さぁゲームスタート。」
一斉に目隠しが取れた。
目の前には確かにボタンが4つある。
“学”
“弘樹”
“伸吾”
“大介”
更に前にはカウントダウンを刻む時計があった。
「おっおいどうするよ!」
「大介落ち着けよ!」
「落ちついてられっかよ!」
「お前らうっせぇよ!」
「はぁ?弘樹てめぇのボタン押すぞ?!」
学がボタンに手をかける!
「お前ら落ち着け!」
伸吾が叫ぶ。
368 :
the game<final fat>:2010/02/23(火) 20:12:25 ID:/yURCTcX
「なぁ悟どうしたらいい?」
伸吾が冷静に問いかける。
「誰もボタンを押さなきゃ良い。」
大介が叫ぶ。
「そんなことしたら自分に票がはいるぞ?!」
「俺らが助かる唯一の可能性はみんな同票にすることだ!」
「いや俺は信用しない!」
弘樹が続ける。
「悟はともかく残りの連中は信用できねぇ?」
「はぁふざけんなよ!てめぇ!」
「落ち着けよ!」伸吾が叫ぶ!
「いや俺は助かりたい!デブにはなりたくない!悪いが」
ピッピッ。
大介がボタンを押す。
「てめぇ誰に入れたんだ?!」
大介は黙ったままだ
369 :
the game<final fat>:2010/02/23(火) 20:13:22 ID:/yURCTcX
8「俺も押すぜ。」
「俺もだ。」
ピッピッ。
学と弘樹がボタンを操作した。
俺と伸吾は仕方なくボタンを操作した。
4:58
4:59
5:00
目の前の時計盤が切り替わってそれぞれの数値が表示される。
3/3/0/1/3
その瞬間俺の椅子が動き床へ投げ出された。
同時に伸吾も床へ投げ出され、大介、弘樹、学の悲鳴が聞こえた。
「うあ゛ー」
「なんで俺が」
「ん゛っー」
その後3人も床へ投げ出された。
「だっ大丈夫か??」
「おっおいしっからしろ!」
俺と伸吾が駆け寄る。
370 :
the game<final fat>:2010/02/23(火) 20:13:54 ID:/yURCTcX
「大介!大丈夫か?」
大介の顔を見ると、頬と顎にたっぷりと肉が付きパンパンになっていた。
目は頬に付いた肉のせいで線のように細くなっている。
「悟…ブフッ、俺…」
鼻息が荒く、声もかなり野太い。
するとカラダがどんどんと肥大かして来た。
首が太くなり、頭が太くなり、腕もぷくぷく肉が付いた。
他の2人も同様に肥え始めている。
「あっ熱い!」
そう言って大介は服を脱ぎ上裸になった。
趣味が筋トレの大介の鍛え上げられたボデーは既になく、浮き輪を付けたようなパンパンな腹、その上に乗っかった胸。
371 :
the game<final fat>:2010/02/23(火) 20:14:28 ID:/yURCTcX
動くたびに大介の胸がぶよんと動く。
尻も巨大になり、脚も丸太のように太くなった。
「うわぁぁぁ!」
俺と伸吾は怖くなりその場から逃げ出した。
途中誰かにぶつかり転びそうになったが俺は必死の思いでその場から逃げ出した。
―――――――――
僕が武道館に到着すると僕なんかより、おっきい人が3人いた!
(学校では見かけない顔だな…)
「あの…」
「…相撲部に入部させて下さい…」
虚ろな目で3人はそう言った!
僕は嬉しくて、どすどす武道館で跳ねていた。
<Game Over>
the factへ続く
支援
373 :
the game<the fact>:2010/02/23(火) 20:47:01 ID:/yURCTcX
「今日すっごい楽しかったね〜」
「本当〜」
「あーそれ凄い美味しそう〜私にもちょーだい!」
「はいあーん!」
「ちょーおいし〜私も買って来ようかな?」
「本当、美香って太らないよね〜」
「良いでしょ〜」
「でも美香そんな美人なのになんでデブ専なの?」
「もぅ!奈美ったら!デブ専じゃないよ!肉専!」
「一緒だし〜」
「一緒じゃないよ!」
「今好きな人は??ほら相撲部の幸太君とか!」
「彼は可愛いけど〜友達かな〜」
「じゃあ野球部の翔君!」
「凄い良いやつなんだけど、もっと肉肉してたら絶対ヤバい!つき合う。
374 :
the game <the fact>:2010/02/23(火) 20:48:50 ID:/yURCTcX
「ないないw」
私の名前は藤澤美香。
そう私が今回のゲームの犯人。
翔君には悪いけど私のタイプになってもらった。
体育のクソ教師はカラダ目当てで大切な友達を色々可愛がってもらったからそのお礼。
後、私は生徒会の役員だから学校で悪いことする奴は許さないわけ。
「美香!」
「あっごめん。」
「誰に話かけてんのよー」
「独り言〜」
「気持ち悪いし〜ww」
「それより!」
奈美の手を引っ張り、
「もっと遊びに行こう!」
「本当に美香は元気だな〜ほんと素敵な女性よ〜」
「早く早く!」
[End]
ご愛読ありがとうございました!
次回予告
FINAL FAT 10
「最後かも知れないだろ?だから全部食べておきたいんだ。」
SSお疲れ様でした
まさか犯人が新キャラとはw
376 :
the game:2010/02/23(火) 21:32:50 ID:/yURCTcX
新キャラじゃないですよw
野球部マネージャーです!
先生の会話にも出てますがなw
SS乙!
犯人は校長だと思い込んでたらまさかの生徒会長だったとは
犯人に抗えずに太っていくのも最高です!
そして次回予告に噴いたw
>>375 >>303の女の子だよ
会長じゃなかった役員だtt……
>>376 あーそうだったw新キャラじゃなかったw
380 :
FINAL FAT 10:2010/02/23(火) 23:01:27 ID:/yURCTcX
「最後かも知れないだろ?だから全部食べておきたいんだ。」
―――――――――気付いたら俺は砂浜の上で大の字で寝ていた。
「おぃ!大丈夫か?」
太陽の逆光で顔は見えなかった。
スポーツをやってましたが一線から退いてメタボ予備軍ですみたいな体型の男がいた。
「お前どっから来たんだ?」
「んっ…俺どうしたんだっけ?思い出せない。」
「まさかトンの毒気にやられたのか??」
「トン?」
「でもこうして生きてるってのはデボンの賜物だな。」
その男は手の平をを上下に合わせ深々と礼をした。
381 :
FINAL FAT 10:2010/02/23(火) 23:02:44 ID:/yURCTcX
「まぁとりあえず腹空いてるだろ?」
その言葉を聞いて俺のお腹がグーとなった。
「ついて来いよ!村まで案内してやる!」
ドン!と胸を叩くと男の腹が揺れた。
俺はその男に着いて行った。
ここはどこだ?
そして俺は誰だ?
そんな事を考えながら村へ着く。
男は既に汗だくだった。
村に着くと何やら人集りが出来ている。
近づいてみると太った男が泣いていた。
「トンに近づいたばっかりに俺はこんなんになっちまったんだ!!」
ここでもまたトンと言う名を聞く。
382 :
FINAL FAT 10:2010/02/23(火) 23:03:59 ID:/yURCTcX
「なぁトンって??」
戻って来た男に聞いた。
手には持ちきれないくらい食糧をかかえていた。
「トンか…昔なすげぇでっけぇ化け物がいてな、そいつは倒しても復活を繰り返し、多くの犠牲者を出した。」
俺は泣いている男を見ながら聞いた。
「そんな時になどっからともなく現れたお前くらいの奴がいてよ、そいつと一緒にその化け物を俺と数人の仲間で直しちまったんだよ!」
「それすげぇな。」
「だろ?ほら、あそこにいるのも一緒に旅したやつだ!」
「うわぁ!」
俺は驚いた。
383 :
FINAL FAT 10:2010/02/23(火) 23:05:24 ID:/yURCTcX
ちょうど向こうにある建物に身長2mはあろうかと言う全身青い毛で覆われた獣人がいた。
しかし肥え太っておりモコモコしている印象を強く受けた。
「そんで、まぁ俺ものんびり暮らしてたってわけさ。おかげで」
男が腹の肉を掴む。
「この通り。」
「腹の肉は良いから、トンは?」
「おっとそうだ!トンも化け物だ。トンに触れたやつはデブになっちまうんだ。」
「デブに?」
「あぁあそこで泣いてる奴は村1番のイケメンだったんだぜ。」
お世辞にもイケメンとはほど遠いデブ顔だった。
「まぁ今日はとりあえずゆっくり寝ろや!」
384 :
FINAL FAT 10:2010/02/23(火) 23:06:25 ID:/yURCTcX
「あぁありがとう。」
「あそこのテントを使って良いからなーそんじゃ俺は今からコーチ業があるので失礼!」
男は足早に去って行った。
「トン…」
俺は自分のカラダを見たがいつも通りのカラダだった。
トンのせいで俺の頭はおかしくなってしまったのか?
「始まりはトンかも知れない。ならばトンに会えば…でもデブにはなりたくない。」
そう考えて込んでるうちに俺は眠りについていた。
どのくらい時間が経ったか分からない。
俺は悲鳴で目が覚めた。
[続く]
あー支援遅れてしまった><
ssおつです
それからsage進行でいきませんか?^^;
386 :
名無し調教中。:2010/02/24(水) 00:14:40 ID:6RIc/d+p
sage進行ってなんすか?
ググればわかると思うけど、E-mail欄にsageっと書いて投稿していくことですね。
388 :
名無し調教中。:2010/02/24(水) 00:28:24 ID:6RIc/d+p
ありがとうございます!調べてみましたが意味がよく分からなかったです…
まぁ、荒らしを避けるための手段と思っておけばいいのかな
390 :
名無し調教中。:2010/02/24(水) 00:34:39 ID:6RIc/d+p
次回よりsage入れます!
ありがとうございます!
テンプレすら読んでないとか・・・
ちりちりと燃える火種、
言い表すならそのような感触か、
安らかな寝顔を苦悶にゆがめ、
湯船浮かんでいた誡が感じたのはそんな灼熱感だった、
「熱い…」
思わずまさぐった腹が熱い、
手に、サクッと、まるで高級なパイのように何かが砕ける感触と、
その下から柔らかな、感じたことのない優しい感触が帰ってくる。
「なんだ?」
頭がぼ〜っとする、
俺は何でこんな所で寝ていたのか、しかも、服を着たままで。
「何してたっけ…?」
記憶は不明瞭で、何かあったと思うが思い出せない、
身体に力を入れて湯船から身体を引き抜くように上がる、
パリンと、薄い殻でも破れる様な感触がした、
薄暗く、ろくにものも見えない、
風呂場の鏡に輪郭が浮かぶ自分の顔。
「え…?」
間抜けな声をあげ間抜けな顔をしているであろう誡は、
自分の顔から何かが剥がれ落ち、
それと同時に服がきつくなったような、自分の輪郭が丸みを帯びたのを感じた。
ギャンブルの方>
一気にきましたね、
過去の因縁も分かりすっきり…
って、えぇ〜?
と言う感じです、
これからどこに連れて行かれるかどきどきしながらお待ちしております。
the gameの方>
新作お疲れ様です、
いや、景気よくぽんぽん膨らんで素敵です。
自分も2ちゃん初心者でたまたまここを見つけて初めて書き込みしたんで右も左も分からず
やっております、未だに用語が半分もわからないorz
とりあえず、体感ですが、32行以上改行すると書き込めなくなるかんじです。
専ブラ使うとかなり便利だよ!
見たいスレも楽に見られるし、板によって違う改行なんかも見られるし
「魔物が出たぞ!!」
テントに男が入ってくる!
「おいっ!お前出番だ!」
「えっ?」
慌てて外に出ると、犬のような怪物が暴れていた。
「ほら!」
男は俺に巨大な剣を手渡す。
見た目ほど重くなく、俺でも持てる。
「お前、戦闘の経験は?」
「えっ?!ないよ!日常生活でしないだろって!」
「マジか…魔法か召喚獣は呼べるか?」
「まっ魔法??ハリーポッターじゃあるまいし!しょーかんじゅう?なんだそれ?」
「お前、何が出来んだよ!」
「えっ…」
「もう良い!」
男は怪物に走って行った。
既に肥え太った青毛の獣人が巨大な槍を武器に戦っていた。
走って行った男はボールを巧みに使いこなし怪物をやつけていく。
時間にして5分くらいだろうか?怪物は消え去った。
男と獣人は息を上げその場に座り込んでしまった。
「きっつぃな…平気か?」
「やや苦しいが大丈夫だ。」
俺は2人に近寄る!!
「ってお前は一体何が出来るんだよ!!」
いきなり男に怒鳴られる。
「ごめん…俺…何も出来ない。」
「あぁ怒鳴って悪かった。あっこいつ新入りだから仲良くしてやってくれ。」
獣人は頷く。
「まぁトンが現れてからあぁやって魔物もまた現れちまったんだよ。」
「ならさ…トンをやっつければ良いんじゃないか?」
「お前マジで言ってんのか?」
「今の俺は何も出来ない、自分が誰かすら分からないけど、トンが鍵を握っている気がするんだ。」
「また英雄になれってか…どう思う?」
青毛の獣人に問う。
「また旅がしたい。」
「しゃーねーな!女性陣ばっかに良いとこ取られっ放しな感じあるしな!」
「あっありがとう。」
「なーに礼なんていらないだろ!」
「おっ俺はどうしたら良いかな?」
「お前ね…剣くらいは振り回せるか?」
「なっなんとか…」
「ちょっと待っていろ」
そう言って獣人はどこかへ行ってしまった。
「彼は魔物じゃないよね?」
「お前失礼だな。大丈夫だよ。」
「良かった。」
しばらくして獣人が戻って来た。
「これをつかってみろ」
「あぁそれがあったか!」
渡されたのは緑の光を放つブレスレットだった。
「これは?」
「それはな大召喚士様が置いてってくれたんだ。」
「しょーかん…」
「とりあえず付けてみ!」
俺は言われるがままにブレスレットを付けた。
緑の光が強くなった。
「おぉお前!」
「んっ?」
「それはな借力(しゃくりょく)のブレスレットって言ってな、付けてる奴はインスタントで召喚獣を呼べるようになるんだ!ただ力は常に使えず不定期なサイクル故になかなか使えないんだよな。」
言ってる事がさっぱりだった。
とりあえず不定期で必殺技が出せるみたいな気持ちで聞き流した。
「よし!出発は明日!今日はしっかり寝ろよ!長旅になるぞ!」
「あぁ。」
俺とメタボ兄さん、モコモコ獣人の旅が始まる。
[続く]
400 :
INHUMAN:2010/02/24(水) 15:23:50 ID:47RHZcBd
ちょっと、あんたたち!!
こんなスレッドを立てて非人間的だと思わないの!?
削除依頼を出して消してもらうかどうか、
分からないけど一応の覚悟はしてなさいよね!!
さあ、潰れるざます!
逝くでがんす!
フンガ〜!!
まともに潰れなさいよ〜!!
支援
「おはよう、寝ぼすけ」
「おはよう。」
今日は俺らが村を出る日だ。
「次の街へは船で向かうが港までこっからちょっと歩く。行くぞ!」
「ああ。」
俺は昨晩見た夢のことを話そうとしたが、言うタイミングが掴めなかった。
港が見えて来た。
その時、
ドスンと大きな地響きと共にあの青毛の獣人が襲って来たのである。
槍を振り回す。
「うわぁ!」
俺は間一髪で避ける。
「わたしと勝負しろ。お前の強さを確かめたい!」
「えぇっ!勝負?」
「やめろよ!」
男が止めに入る。
「いや勝負しろ!!」
獣人が吼える。
そして槍を振りかざして来た!
もう避けれない。
俺は…
1.剣で戦う。
2.ブレスレットをあてにする
3.目をつむる
2でお願いします
俺も2を希望
なんかサイズが小さい(S)Tシャツ着てみたけどそこから腹が見えるってかなりすごいな。
なんかなんかへそを出すと肉が誇張されている気がするw
406 :
名無し調教中。:2010/02/24(水) 22:22:47 ID:6RIc/d+p
>>405 3スレあたりで買ってたSサイズのTシャツ?
あれから太ったのかな?
>>405 良く覚えてましたねw
体重は変わらないけど運動全くしないから筋肉→脂肪になったのかと
やはり肥満化を強調する服装は重要だな
パンパンに張り詰めた服を着せたり、または張り詰めさせるほど肥満化させたり
戦闘員みたいな全身タイツで体のラインをはっきりさせたり
ベルトで太鼓腹を持ち上げたりかがんだ拍子に尻の裂け目がびりっといったり
下腹(ヘソ)チラもその一種だな
胸しか隠せない太鼓腹っぷりだとあまり服の意味ないがw
>>409 >>かがんだ拍子に尻の裂け目がびりっといったり
一回でいいから贅肉の圧力で服破ってみたいかも…
411 :
名無し調教中。:2010/02/25(木) 08:14:14 ID:rG9P+iL9
>>408 筋肉のマッチョからデブって何かいいww
スーツもきっちり着こなすものだから窮屈度が高いな
ベルトに乗った太鼓腹、プリプリしたデカケツが押し詰められている
瞬間肥満化して窮屈という表現は一度しか使えないから残念だ
ジャージみたいなゆったりとした服も窮屈なのを感じさせず肥満化を促進させるからあり
>>411 本当は筋肉を維持しつつ脂肪で増量をしたかったんだが、
怠けてしまったと言うのが本音だったりorz
>>412 そういえば普段着はジャージだなぁ…楽でいいんだよね
もちろん意図的に窮屈なのを切ることも結構あるが
服が伸びると窮屈さが味わいにくくなってしまう気がする…
伸びにくい生地の方がいいのかな?
まぁ伸びたら伸びたでその体系に変形した服と言うのもいいのだが
どうだろ?
>>413 いやキン肉マンから脂肪デブ良いじゃないすか〜
全裸こそ原点にして至高
サイズが一回り小さい服着ようとすると肩ってか腕はいらなくね?
Lサイズ試してみたがギブアップしたわ
次の朝、俺はインターフォンの音で目を覚ました。
ともすればまたまどろみの中に沈みそうな頭を強引に覚醒させるかのような定間隔で押されるインターフォンに半ばいらつきつつ体を起こす。
何だか、もったりと緩慢に、まとわりつくような感覚を腹部に覚えつつ布団から出た俺は、苛立ちを隠しつつ、玄関まで急いだ。
そして、やはり何だか、もったりとまとわりつくような、或いは何かが体に重くまとわりついているかのような感覚を覚えながら玄関のドアまで辿り着く。
しかし、玄関のドアに手をかけたところで、そう言えば昨日は水着のまま布団に入ったのだという事を思い出して立ち止まった。
「あのっ、すいません。俺昨日店に出たままで寝ちゃって…その…パーカーはぐしゃぐしゃだし、下も水着のままなんでっ……。」
言って慌てて踵を返す俺を引きとめるようにドア越しに大きな声が響いた。
「あー、俺!俺!って、圭一!圭一!俺もスウェットに雪駄だから気にすんなって!それよか早く開けてくれー!結構限界!!」
俺は、圭一の切羽詰まった感に思わず反射的に玄関のドアを開けてしまった。
「わりっ!これ持ってて!んで、トイレ貸して!!」
圭一は両手一杯の紙袋を俺に渡すと、脇目もふらずトイレへと駆け込んでいった。
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
数分後、寝癖のついた髪もそのままにスウェット姿でだらしなさ満開の圭一がヘラヘラ笑いつつトイレから出てきた。
「いや〜、やべーやべー、この年でお漏らしするとこだったわ…サンキューな?」
俺は取りあえずリビングのテーブルに紙袋を置き、ソファーに座って待っていたのだが、人を無理やり起こしておいてトイレに駆け込み、何事も無かったかの様な能天気な表情に少しイラッとして言った。
「圭一…朝っぱらから人の部屋までトイレ借りに来たんじゃないよな…まさか…?」
すると圭一が心底心外そうな表情で言い返す。
「んなわけねーべ?諒が起きなねーからチームメイトの俺に連絡があったの!ホレ、事務所からのコール無視して受話器上げちまうなんて度胸あるぜ全く…。」
圭一が促した方向には、寝台の横にあるはずの内線の受話器が放り投げられたような位置に転がっていた。
「ま、俺も一時間前に起きた口だから偉そうに言えた義理じゃねーけど…もー午後1時だぞ1時!昨日ホームワークでてただろっ!?」
ホームワーク?そう言えば真島さんが帰る直前に切ったカードが確かホームワークだったような……じゃあ、この紙袋は課題で出された食い物か……。
「大体40分以上鳴らしてたんだぞインターフォン!その内何かあったんじゃねーかと思って動けなくなっちまったんだよ!」
俺はいよいよ申し訳なくなってグッと詰まる。
「その上便所にゃいきたくなっし、返事があったと思えば単にグースカ寝てたってんだから…散々だぜ…。」
ちょっと機嫌を害したような圭一の言葉を聞きながら、俺は自分のだらしなさと、その癖圭一を批難してしまったバツの悪さとで、居た堪れなくなって、兎に角素直に謝り倒した。
「まー、いいよ、取りあえず無事だったんだし…、それにしても昨日は凄かったな諒…、初日なのにA・G入ったもんな…、あ、横座るな?」
何事も無かった様に喜作に接してくれる圭一に少し感動しながら、俺は圭一に昨日から抱き続けていた疑問を投げかけてみた。
「あの…さ…A・Gってそんな高いのか?西門さんは基本的にカロリー高いもんが高価に設定されてるっていってたけど、あれそんなカロリーなさそうだったし…。」
圭一は俺の問いに一瞬ポカンとした表情をし、次の瞬間何事か納得したような表情で俺の問いに答え始める。
「あー、そういやメニューについて詳しく教えてなかったもんなぁ…。確かにA・G自体には殆どカロリーは無い、それは確かだ。精製された薬剤の一種だからな。」
圭一の説明は要約すると次のようなものだった。
【A・G】
A・Gとはアミュール・グレリンの略。
抗肥満ホルモンといわれるレプチンに拮抗するホルモンである肥満ホルモン・グレリンの特異体と強化された消化酵素を人為的に組み合わせた物。
視床下部に働きかけて著しい摂食衝動を誘導し、強力な消化力で摂食物を分解、更に吸収を誘導する。また、吸収された栄養分を脂肪として蓄える働きがある。
副作用は殆どないが、常用すると稀に視床下部からの命令伝達に支障をきたし、常に摂食衝動が誘導された状態になる場合がある。
ただし、副作用による症状の殆どがレプチンの投与により改善される。
「……と言うわけだ。で、まあ、ワンオーダー2000万円もする代物だからそうやたらめったらとオーダーされるメニューじゃねーんだけど……効果のほどは、ほれ、この通り…。」
説明を終えた圭一の手が横に座っている俺のパーカーを掴んだかと思うと、ガバッと勢い良く一気に捲り上げた。
プリンッ… ボヨッ…
昨日までなかったモノが実際に音を奏でる程の勢いでその弾力を主張し、その振動が感覚として俺の体を伝わっていく。
俺はある仮説を胸に、固唾を飲んで視線をゆっくりと、パーカー捲り上げられ、半ば剥ぎ取られて、あらわになった上半身へと向けた。
昨日はキュッと絞れていたウエストラインはくびれた部分が贅肉で埋まって寸胴…を通り越してなだらかなカーブを描き始めている。
昨日はヘソの真下まで上がって余裕があったピッタリタイプの海パンはポヨッとたっぷり目についたヘソから下腹周り、脇腹についた余分な肉の所為で擦り下がっている。
そして、その所為で下腹のプルンッと柔らかなカーブを描いた贅肉のラインをあらわにしていた。
更に言えば、海パンが一回り小さく感じる程窮屈な体で、件の下腹とムッチリぷりぷりと肉付きの良くなった太股に浅く食い込んでいる。
そんな体の変化を確認する為に、ユッタリとソファーに腰かけた体勢だったところに腰を更に屈めてみれば、その腹の肉は厚目の三段腹を形作り、腰を捻れば脇腹辺りに厚目の段々腹が現れる。
俺はまるで他人事のように(それでいてタラリと変な汗をかきながら…)その有様を愕然と眺めるばかりだった。
「いやー、顔見た瞬間ぷっくりプルっとしてっし、結構きてるたー思ったけど、ホント、ムッチリぷりぷりだな。もしかして俺よか太ったんじゃないか?」
支援
AGの効果すげえ
別に悪いわけではないが最近無意味な支援多くね?
どうせなら感想の一つも書こうぜ
走馬灯のように、脳裏に浮かんでは消えゆく景色。それは、記憶の彼方に封じ込めていたはずの、忌ま忌ましい過去。
全身の熱が、何かに吸い取られてゆく。太った身体も手伝ってか、まるで雨に打たれたかのように、衣服が脂汗でぐっしょりと湿っている。胸が締め付けられるように痛い。
「……どうやら、思い出して頂けたようですね」
バーント――否、塚元ミノルは、ゆっくりと歩き出し、テーブルの縁に沿って歩を進めた。
「まあ、随分と昔の話ですから、一目では私の事をおわかり頂けなかったでしょう。あの頃ほど太ってもおりませんし、変声期を過ぎ声も変わった……」
彼にとっても非常につらい時期であっただろうに、それを懐古するような口振りが、当て付けがましく俺の胸を突く。
うつむく目線の先に黒の革靴が映り込む。少し頭を上げると、塚元の端整な顔が目前にあり、俺はひるんだ。
そして塚元は、右目の大きな眼帯に手を掛け、静かに剥ぎ取った。
「これだけは、何も変わらないまま」
……目玉を中心に赤黒く広がる、痛々しいただれ。
その原因はもう、今更言うまでもない。沢木という不可抗力があったとはいえ、火を起こしたのは間違いなく自分で、それが彼の右目を焼いたのは紛れもない事実なのだ。
塚元は話を続ける。
「あの後すぐ、私は学校を辞めて遠くへ移り住んだ。貧しい家に産まれた私には、この傷を綺麗に取り払うだけの手術費用など工面出来やしなかった。
心を閉ざした私に味方はなく、社会から、親戚から、そして肉親からも見放され、孤独の闇の底を這うように生きていた。もう、日の光の当たる世界で生きる事も出来なくなっていた。
自ら命を絶つ事も考えた。でも、幼い私にはそれが怖くて踏み切れなかった。そんな中途半端な場所では、未来の事を考えるよりも、自分をおとしめた人間への恨み辛みばかりが頭を巡っていた。
……何故俺だけがこんな目に遭わなければならなかったのか。誰が俺をここまで突き落としたのか。そんな自問を繰り返し、辿り着いた答えは、ひとつだった。
そして、私の胸にある決意が生まれた。この傷はそれまで、たぎるようなこの憎しみが決して消えないよう、財力を貯えた今になっても敢えて治療しなかった。
……お前らに、見せてやりたかった。私の、長く、深い闇を。それが今日、ようやく実現した」
と、塚元の指先が俺の、肉に埋もれながらもかろうじて残っている顎に掛かる。そしてそのまま、くいっと持ち上げられ、斜め上から顔を覗き込まれるカタチになる。
凄みを利かせたその表情に、俺は圧倒された。
「岡田タツヤ様。
本日貴方様をお招き致しましたのは、他でもない。遠き日の復讐の為にございます」
復讐。リベンジ。今まで軽々しく口にしてきたその単語の重みは、俺にはあまりに計り知れないものだった。
「貴方は私の人生を狂わせた。今度は、貴方の人生を狂わせる番だ」
塚元の甘い声が、俺の耳元でおぞましい言葉をささやく。
怖い……、怖い、こわい!
肥満体をぶるんぶるんと揺らしながら、俺は慌ただしく椅子を立ち、床に這いつくばった。
「ごめん……っ! ごめんなさいっ!!」
額を擦るほどにこうべを深々と下げ、叫んだ。目の奥が熱くなり、色んな想いが込み上げてくる。
自責の念はあった。だが正直な話、罪を償いたいという気持ちよりも、これから自分の身に何が起こるのかという恐怖、不安が勝っていたのだ。
――あの頃はガキだったんだ。ごめんなさい。もうしません。どうか許して下さい。
俺は何かに取り憑かれたかのように、何度も何度も土下座とカタチだけの謝罪を繰り返した。
頭が重い。首どころか、顔から頭頂部まで太ったのだろうか。おまけにこの体勢だと、股間や大腿が見えなくなるほど、たぷんと垂れ下がった腹と胸の贅肉が視界を遮っている事に、ほとほと嫌気がさした。
「……はっ、あはははっ」
からっぽな笑い。その体勢のまま、塚元を恐る恐る見上げると、彼はくちびるを歪めて愉快そうに、しかし生気なく笑っていた。
「さっきもそうだ。貴方も見たでしょう、あの無様な姿の男。
彼も、ここに来た人間皆そうやって、泣いて私に懇願しましたよ。どうかお許し下さいぃぃ、てね。あはっははははっ」
クラブの支配人バーントとしての顔付きがどんどん剥がれ落ち、塚元の押し殺していた狂気があらわになってゆく。
さっきの、とは、エレベーターを出た辺りですれ違った、あのデブの事に違いないだろう。つまり、この復讐劇のターゲットは俺だけではなかった。もしや――。
「まさか、沢木……?」
「昔と相も変わらず虚勢を張っていましたが、それが肥満するにつれてどんどん心が折れてゆくのは見物でしたねぇ。
だから、元の生活に帰してやりましたよ。ただしあの姿のままで。
クスリの作用でそう簡単には痩せられないでしょうから、生き恥をさらしつつ膨れ上がった負債の返済をして頂く事になりそうですよ。あはははははっはははっ!」
もはや目がイッてしまっている。俺が言えた立場ではないが、塚元も気が触れてしまったのだろうか。その沢木の二の舞になろうとしている俺も、鳥肌総立ちで今度こそおかしくなってしまいそうだった。
笑う事にも疲れたのか、ようやく一呼吸置くと、塚元はまた表情を一変させた。
「遅いんだよ! 今更もう! 何もかもっ!!」
激情に駆られころころと変わる塚元の表情に、俺は完全に飲み込まれ、いちいちびくびくしながら座って動けなかった。はた目には、家畜の豚とその主人なのだろうな。
「支配人」
ぽんぽん、とササキが塚元の肩を優しく叩いた。役職で呼ばれた事で我を取り戻したのか、一瞬、はっとした顔を見せる。
赤黒くただれた皮膚を元のように眼帯に収め、塚元は平静を取り戻そうと、幾らか深呼吸をした。
そして、ハンカチで額の汗を拭うと徐々に、クラブ支配人の顔に戻った。
「お見苦しいところを……、大変失礼致しました。ですが、まだゲームは終わりではございません」
あぁ、そうか、まだゲームの真っ最中だった。忌むべき記憶の蓋を開けられた衝撃で、すっかり忘れてしまっていた。
とっくに負け越してしまっている俺を、塚元――否、バーントはなおも弄(もてあそ)ぶつもりらしい。一体どれだけの報いを受ければ、彼の憎悪の心は晴れるのか。気の遠くなるような思いがした。
バーントは先までの激情を完璧に押し殺し、落ち着き払った様子で、俺を冷たく見下している。
「い、一体、いつになれば終わるんだ? これ以上進められたら、俺、もう……」
「確かに、今回の件で、だいぶ負債をお抱えになったようですね」
今発生している負債の規模は、俺の姿を見れば明らかであった。借金と共に膨れ上がる脂肪とは、よく考えたものだ。
「いかがですか、700万円の重みは」
具体的な数字を出され、身震いした。
700万の借金――70キログラムの脂肪が、今の俺にのし掛かっているのだ。
ssおつです
やはりあの男は沢木だったか!
70kgの脂肪…ということは体脂肪率はおそらく…60%近くの気がw
お二人ともss乙!
>>419 一度のA・Gで一気に肥えたのか
副作用が怖そうだ
さらにホームワークとか念入りだなぁ
>>426 700万円の脂肪とかそうそう望むものじゃないな
しかし冷静に自分の体格が観察できるようだとそれほどせっぱ詰まってないのかな
本来の体重並みの脂肪がついたとなると体積的には2倍以上になってそうだ
利子の発生とかもあったら外道だなぁいい意味で
>>416 太くてたくましくも柔らかな腕ハァハァ
きっと胸も筋肉&脂肪で分厚いんだろうな
抱かれてみたい
3L、4L…と、どんどんサイズアップしてほしいね
>>429 太くてたくましくて柔らかい腕はいいですねぇ
416さんがうらやましい
俺もサイズアップしたいなぁと思いながら夜食を…
夜食くって牛乳飲んだのでやっと寝れる。
太くてむっちりした、巨大な身体に早くなりたいよ。
ホントだれか肥満化ペットとしておれを飼ってくれないかなぁ。
喜んで監禁なりなんなりされに行っちゃうんだけどなぁ。
BMI:32ってところ。
まだまだ…ぜんぜん足りない。
腹肉が股間を覆い隠す、みたいな変化を感じたい。
もちろん達成したらさらに上を見たい。
ジーンズの股下の、縫い目じゃないところが擦り切れて穴が空く、いわゆるデブ穴は経験できた!
100/175ってところかな?
目標がかなり高いみたいですね。
応援してます。
お手伝いしたいのは山々だけど、さすがにお金が…
できることならせめて1日だけでも肥育気分を味わってみたい。
確かに比いくは資金的な問題がどうしても生じますよね
ちなみに俺はBMI29.7くらいです
ここはデブになりたい奴しかいないのか?
中学の頃から制服にデブ穴が開いてた俺のBMIは39.2なんだぜ
制服のズボンって薄いからすぐ穴あくよな
かがんだらお尻の部分が破けたのも今はいい思い出だ
今BMI測ってみたら39.83だった・・・やばいな痩せねば
やっとBMI22→32に成長したぞ
会う人に大きくなったね!って言われる
目標50だ!
レベルが高すぎるww
BMI指数は体重(kg) / 身長(m)の2乗
身長を1.7mとするとBMI= 32 になるには体重が92.48kg
めざせ3桁だ
でぶあな…
初めて聞いたがなんかいやらしい響きだ。
結構自己肥育してる人が多いようでいいですね。
好みの問題だけど、俺はBMIで表すより、普通に体重で表す方がしっくりくるな。
「BMI40」より「体重120kg」と言われた方が興奮する。
BMI44だった
みんなすごいな。
44だとちょうど標準体重の倍か。
自己肥育したあとはどうするん?
デブになっても不便なのは服のサイズがないのとズボンの寿命が短いってことくらいであとは特に不便じゃないからみんなも自己肥育するといいよ!
そしてデブの国に…
448 :
sage:2010/02/28(日) 01:23:46 ID:pHobHJN9
痩せのフィーダーのがおもろくないすか??
自己肥育は……まあ面白いけど、S的にはね
>>445 終わりなんてないぜ
気の向くままに食事を楽しみながらデブもそれほど悪くないという印象を与えて
友人知人を同じ道に引きずりこむのだ
周囲にデブがいればおいしそうに食べるのに誘惑されるのか
釣られて太りやすいらしいしな
>>448 自分はデブやないけど、太らせたいな。自己肥育よりは肥育したい。
俺も一緒に太ろうって言ってくれるデブ友がほしい。
「今週また1kg太ったよ。」とか
「昨日ベルトの穴一個進んだよ。」とか
お互いに肥満自慢しあえたら太るのが楽しくなると思うんだ。
デブ友いいなぁ。
一緒に食べ放題に太りに行こうぜ!なんて気軽に言える人がほしい。
肥満化報告なんかもここでやり合いたいけど、
そうするとSS職人様が投下しづらい空気になってしまいがちなのがジレンマ。
かといって別の場所で募っても掲示板だと過疎るし、
メアド交換だとぶっちゃけ出会い系と変わらん。よろしくない。
肥満化に関する話題なら別に問題ないと思うがな
話題も平行して語れるから投下しづらいというのも早々ないと思うし
しかし肥満化による焦りがないのも少し残念だな
肥育フェチがお互いに知られないように肥育しあうとかなら両得になるかなぁ
でその二人を取り持つ一人は自己肥育や裏で二人をそそのかす
ベルトや帯をギュッと強く締めて、その上で強調される腹にドキドキする
俺も肥満化報告はむしろ歓迎だと思うな。
SS限定のスレじゃないし、思わぬネタが出るかもしれないし。
単純にもっと肥満エピソードを聞きたいってのもあるけど。
だが尻も捨てがたい
肥満化すればなんともボリュームが際立つ
腹もそうだが肥満化した部位に振り回されるとかもいいな
太鼓腹のせいで前の人を意図せず押してしまったり
デブ同士だと腹のずりあいになってしまったり
尻だけ通路にひっかかったり
腹が揺れるのがヤバい
お腹を揺らして遊ぶと楽しいよ!
ぼよんぼよんと揺れるお腹なんてものすごい気持ちよさそう
俺もやりたい
プヨピクスくらいに全身ブヨンブヨンぷるんぷるんプリプリになればいいな
復活記念カキコ
465 :
名無し調教中。:2010/03/02(火) 19:19:14 ID:ilIVVhVb
復活超うれしい
デブと言えばやはりピザ!(?)
今日は夕飯にフライパンピザ自作してみることにしたw
(トーストないからフライパンでw)
でも「ピザでも食ってろデブ」とかいうけど
なんでピザってデブの象徴みたいなんだろ?
アメリカン
一枚がでかい
チーズ、油、肉
コーラが添え物
だからかなぁ
イタリアのは結構質素なんだけどね
さすがアメリカって感じかなぁ…
一度食べてみたい>アメリカン
特大サイズのバーガーとかw
アクセス出来なかったのは自分のPCのせいかと思ってたww
ピザって肉類乗ってなくても土台のカロリーが高いからな。
チーズとかオリーブオイルとか。
オリーブオイルってなんとなく健康的なイメージあるし、
良質な油ではあるんだが、やっぱカロリーは高いんだよな。
20インチサイズで日本円で300〜500円くらいって言ってたよ、
アメリカの180*190デブ友が。
20インチは×2.54でcm、GT-Rのホイールサイズ。
日本のピザはぼったくり。
アメリカはめっちゃデカいしチーズかけ放題!
ついでにコーラも飲み放題だったww
アメリカのピザは安めで肥満は飽食社会における貧困の象徴みたいになってるからなぁ
だからといって日本のピザが値段相応にリッチってわけじゃないが
金持ちこそ肥満、できる人間こそ肥満てな流れにならんものか
太ることはエリートのたしなみ みたいな感じで
肥満は金持ちの象徴っていうのはどちらかと言うと発展途上国らしいですね
貧乏人は何も食えないっていうことでしょうね
日本は下流が太るみたいな本があった
太った?たったの一晩で!?そんなアホな!?
しかし、恐る恐るヘソの脇付近のプリンッと丸みを帯びた腹の肉に手をやれば……
ぶにう…
指を伝わる柔らかでありながらパッツリぷりぷりの弾力。
動かしようのない現実が俺の胸に重くのしかかる。
酸欠の金魚の様にパクパクと声も出さずに口を動かす青ざめた顔の俺を見かねてか、圭一が優しい口調で声をかけてくれた。
「あー…俺よか太ったっつーのは言い過ぎかもしれ…なくも…ない?よーな…、ま…まーさ…遅かれ早かれ太るわけだし…」
「あーそうそう…A・Gの原価500万だゼ!店の利益半分ホストの利益半分だからっ…ををっ!すっげ、750万の儲けジャン!!」
750万円!?
自分がショックを受ける程肥えたことも忘れて、一瞬目が¥マークにでもなったかのような錯覚に襲われる。
500万の借金王からA・G一つで250万の小金持に……。
「あー…(金の話になったらメチャンコ復活してっし…)カードも全部切ってもらってるし、昨日のメニューも高けーオーダーだったしさ。」
「料理と飲料で減価引いて取り分200万前後、新人価格でタッチ5万・ハグ10万・ホールド20万・フリーダム100万・ホームワーク50万の取り分だから…。」
385万!?合計635万の儲け!?
俺は、一夜にして500万円の借金が反転して余りある資金を手にした事を知って驚き、興奮した。
これは、客付きさえ良ければ一財産と言わず、かなりの大金をこの手に掴むことができるのではないだろうか?
しかし………。
俺は、物欲に支配されそうになりながらも自分の脇腹に手を添えてみた。
やはりムチムチ、ぷりんぷりんと弾力に富んだ贅肉で見事なラブハンドルが出来つつある。
これを思えば自明の理だが、食えば金は貯まる、しかし、脂肪も比例して貯まっていくのだ。
どうにも手放しでは喜べない状況である。
空気を読まずにSS投下、でも、アクセスできなくて全然書いてない…Orz
デブ友いいですねぇ…共にどれくらい太ったか自慢しあいながら指摘されながら…
良い…
>>478 ssおつです
空気読まずにってことでもないと思いますよ
SS歓迎ですし^^
ss乙!
働いて稼いだ分だけ太るってのもさっきまでの話題とマッチしてたり?
ほかの店員は割り切ってるのかなぁ
肥満は自己管理ができていないで不健康だから という理由で叩かれたりするよな
ならば病気一つもなく健康体な肥満ならより自己管理ができているといえるのではないだろうか
自己肥育するなら体調管理はできないとまずいだろうな。
世間的にはだらだらしてれば勝手に太ると思われてるが、意識して太ろうとすれば金も努力も必要だよな。
百数十キロ級になれる人は本当にすごいと思う。
筋肉脂肪問わず消化吸収効率とかつき方は本当才能だよな
肥満の天才…いい響き…
才能、体質、資金、努力…
肥満化って大変だな
デブってエリートじゃね?
ダイエットのビジネスに対して肥満化ビジネス
マーケット小さいな…
>>486 おお、適切なダイエットの逆ですか!
確かによさそうですね…
誰か研究してたりして?
youtubeとかで肥満化画像探してみてもなかなか当たらない…
普通のデブの動画ならあるんだけどねぇ
ダイエットって痩せるイメージがあるけど実際は痩せすぎた人を太らせたりってのもあるって聞いた
摂取量に制限をかけて健康にするという、どちらかというと食事療法かな
よく吸収できるように一日2食にする相撲取りの生活リズムもダイエットといえるようだ
ダイエットコースと偽って合宿で見事な力士体型にするようなジムのコースはないものか
ちょいと気にしてたり体験コースで釣られてきた客を胃袋拡張までして後戻りできないぐらいにするような
ダイエットって本来の意味はただの食事療法だからな
「で?どうする?ホームワークででた食い物…。」
「俺もでてるから一緒に食うのに持ってきたんだけど…もし今から拒否するならペナルティーの倍返しで100万かかるけど…。」
「ひゃっ…」
ひゃくまん…!?
俺は内心、一夜にして纏わりついたこのぷりんぷりんの贅肉をどうにかしたいと考えていた。
しかし、実入りもでかけりゃ返しもでかいロイヤル・ホストのこの非情なシステムでは、どうにかなるものもどうにもならないのではと閉口する他なかった。
「あー…。」
ムニムニと自分の腹の肉の厚みを確かめながら黄昏た風に黙り込んだ俺を見て圭一が何事か察した様に言った。
「気持ちはわかるけど、もし食うならそろそろ食っとかないと夜がきついぜ(普通の仕事とは逆の意味でな…)?食わないなら返してくっし…。」
食わないなら早めに下げようとでも言う様に腰を上げる圭一。
その時俺は………
1.待て!俺の100万円!!
2.金よりスタイル、何とかしなきゃこの贅肉…
3.腹も減ってるし普通に食う!でも圭一手伝って…
1で!
3で圭一君も崩して下さい。
契約を反故するのは客商売だからやっちゃだめだよね
ということで1に投票
倍プッシュがあったらどうなるんだろうな
1希望
といいつつyoutubeあさっている…
しかし大抵の肥満化動画って腹ぽっこりじゃないか
全身満遍なく肉ついたのは見たことないなぁ
腹ぽっこり餓鬼体型も好きなんだが。
それより俺は2希望。
で、再び借金が返済不能なまでに増えてしまい、
それを帳消しにするため激リバウンド。
単純に太らせるより、一旦減量した後に、
堰を切ったように増量する様を想像すると、
切ないくらいに萌える。
>>498 <<the game>>の体育教師たちの成れの果て、色黒のブタが2匹って
こんな感じになっちゃったのかな。
餓鬼体型も太鼓腹のタヌキっぽい感じならいいんだがな
体全体が満遍なく太ってるのがやはりデブらしい
ここらへんは各々の好き好きか
>>499 肥満化感染きたこれ
>>500 生徒から相撲取りみたいとか今季は何勝何敗ですかとかいわれるのか
>>499 デブの友達がデブになってくるとか
夫がデブだと妻もデブになるとか、やっぱこれか。
>>499 目黒さんの腸内だかどこだかから
新種の菌が発見されてたようだけど
それとは関係ないのだろうか
目黒さんの菌に集団感染 いいな。
「ものづくり先進国ニッポン 宇宙へ」
そんな見出しが踊る新聞の1面トップに、俺たちの写真が大きく掲載された。
旧財閥系の底力を見せて、丸菱グループが総力を挙げた結果だ。
丸菱マテリアルが、無重力状態でシリコーンウエハを結晶化する事を目的とした工場を、
民間出資の宇宙ステーション内に造り上げたのだ。
そして、その工場の生産部長に30歳の俺・岩崎太郎が抜擢されたのだ。
高度に無人化された工場は、俺の他18人が所属する本社直属の生産部の他に、
丸菱ファーマシーと丸菱電機に業務委嘱された環境部、
丸菱石油と丸菱重工に委嘱された動力部、
そして材料の納入・製品の搬出および、全ての人や物の流通を担う
大和郵船に委嘱されたの流通部からなる。
もちろん、工場の製品を新開発のメモリーの素材にする丸菱製紙を筆頭に、
生産モニター映像を地球に送る技術を開発したのヤマト光学から、
保険の江戸海上、ステーション内の宇宙食を開発した獅子麦酒にいたるまで、
これでもかというほどの旧財閥の結束力を見せつける結果になった。
完成式典は、我が丸菱マテリアルの本社ビルとこの宇宙ステーションを
専用回線でモニターに映して行なわれた。
もちろん、乾杯は大和郵船のスペース・シャトルで運ばれたライオンビールだ(笑)。
短いセレモニーの後、部下の一人、保全課(設備メンテナンスが業務)の井上雅嗣が、
「いやあ、豪快な飲みっぷりでしたね。
お名前、”たろう”ではなく”ふとろう”とお読みしましょうか?」
などと軽口を叩いている。俺は、
「体重120kgのお前に言われたくねえよ」と返しておいた。
すると、井上は、「でも無重力っていいですね。岩崎さんにも解る日が来ますよ。」
などと、はぐらかしている。俺は、
「じっとしてたら自分の体重を忘れられるからな。
でも、いざ動こうとすると贅肉を移動させる運動エネルギーがいるだろ?」
と、自分には解らない世界を想像で言ってみた。すると、井上は、
「わかってますね。岩崎さんも近いうちに体感できますよ。」などとほざいている。
まさか、それがほんの1か月もたたないうちに現実になろうとは.......
生産を始めて最初の一週間は、すべてが順調だった。
まあ、些細なトラブルは初期段階だから多発傾向ではあったが、
なんにせよ世界初の事業を日本の一企業グループが手がけたにしては、
順調な滑り出しであったし、初期のライン停止は生産計画に織り込み済みで、
その予測を上回る実績を揚げることができ、
最初に土曜日に、ささやかな慰労会をステーション内の食堂で実施する事ができた。
翌、日曜日。
飲み過ぎでぼーっとした頭で携帯端末を見ると、メッセージが40件。
休みの日なのに、これはあり得なさすぎる。
まさか、酔って寝ている間に2次会の誘い?
---そんな夢物語は、最初のメッセージでかき消された。
ファーマシーの小野です。慰労会の後60人が診療所へ運ばれ、うち49人が死亡しました。
非常事態だと思われます。地上と現在情報の交換を行なっています。
そのあと、本社や、委嘱会社からのメッセージに混じって、
現場の社員から、体調不良による休暇願いののメッセージが大量に送られていた。
......集団食中毒?それも死に至るような重篤な??
俺は、パジャマ姿のまま、全ての部署を統轄する工場長へ電話した。
へんじがない
ただのしかばねのようだ
工場長も小野医師のメッセージにおける49人の死者のうちの一人だったのだ。
俺は、小野医師に死亡者リストを送ってもらい、
それを除外した生存者に片っ端から電話をかけてみた。
その結果、変調をきたしていないのは、俺と井上医師を組めてわずか7人。
その中に、昨日冗談を交わした保全課の井上もいた。
---このステーションはヤバい---
その事実は理解したが、なぜこんな事になったのかは、
医療分野には素人の俺にわかるはずもなかった。
こうなってしまったら、生産どころの騒ぎではない。
生産の中断と、医療スタッフの緊急派遣を地球の本社に打診した。
2時間後、本社から回答が来た。
生産中断については承諾しました。
ただし、小野医師の所見や患者および死亡者の診察結果から、
宇宙ステーション内での微生物による感染症の疑いが濃厚です。
微生物の特定と二次感染予防の方法が確立するまで宇宙ステーションを隔離します。
医師の派遣も現状では困難ですので、現場で対応してください。以上
「見捨てられた。」俺は動揺したが、この動揺は
ステーションの同朋すべてとと共有すべきではない。
小野医師と会って、今後の対応を検討する事にした。
小野医師の対応は素早かった。
「感染症であることはほぼ確実です。
通信で地上の医師と連絡を取った結果、問題の細菌も、ほぼ特定できました。
そして、岩崎さん、あなた以外の健常者が発病しない理由も、おおむね掴めています。
岩崎さん、失礼ですが、重要な事項ですので正直に答えてください。
あなた、子供の頃、肥満児ではありませんでしたか?」
『ハァ?」俺は突然意味不明な質問に驚いた。小野医師が続ける。
「現在、発病していない人は、岩崎さん以外は、私を含めて全て相当肥満している人で、
彼らは、12歳の時にすでに100kgを超えていた超肥満時だった人ばかりなんです。」
ばれてる。今でこそ、死ぬほど努力して標準体重まで戻してはいるが、
俺も実は小6で125kg、中3で180kgのスーパー肥満児だったのだ。
「そのとおりです。今と違い子供の頃はデブでした」俺は白状した。
小野医師は続けた。
「実は、肥満遺伝子を持っている人にはこの細菌への抗体を作る能力があり、
その抗体は脂肪細胞で増殖するため、脂肪細胞の多い人は、発病を抑えられるんです。
それだけではありません。本人には既に告知して、公表の承諾を得ましたが、実は、
この細菌を保菌してステーションへ持ち込んだのは井上さんだとほぼ断定しています。
ですから、井上さんより太っているか、かつて太っていた人だけが助かっているんです。」
そこまで判っているならちゃんと訊こうと思った。俺は、
「だったら、井上君より太ったほうが安全なのですか?」と尋ねてみた。
「その必要はありませんが、別の問題が出ていています。
既に亡くなった方が49人、発病している方が14人。
発病していない人は、このステーションの全人口の10分の1の7人だけです。
このステーションの炭素の循環はいわゆる”閉じた系”になっているんです。
単純計算で、健常者は今までの10倍。一日あたり25,000kcalの食事を摂取しないと、
食糧を含めたステーション全体の炭素循環が破綻します。
それは、健康な7人を含めた全ての住人の死を意味します。
問題の細菌のワクチンを開発して、このステーションと地上との人や物の交流が再開するまで、
そのおびただしい量の食事を継続する必要があります。」
俺は尋ねた。「発病している14人の食事は?」
小野医師は小さな声で呟くように答えた。
「残念ですが時間の問題です。
治療の術がないので多分今日中に全員亡くなられるでしょう。
亡くなった方の遺体は、日本政府から
手続きは地球で完璧に済ませるしご遺族の了解も得たので、
このステーションで火葬してくれと依頼されました。
ぶっちゃけ、細菌の処理をステーション内で済ませてほしいんでしょうね。
そうなると、遺体の炭素も、食品という有機物に変換した後に、
すべて我々の食生活に取り込まざるを得ません。
残念ながら、岩崎さんには、我々が生き残るために子供の頃の体重以上に
リバウンドしてもらうことになるやもしれません。」
>>505さんの妄想(?)を具体化してみました。
日本酒3合飲んだ後の酩酊した頭で書いているので無茶苦茶です。
とりあえず、
>>507の下から2行目は「井上」医師ではなく、
「小野」医師だということだけ気付きました。
明日、酔いが醒めたら間違いを訂正しつつ続きを書いてみます。
出て来る名前、
小野 (医師)
岩崎 (主人公)
井上 (感染源)
の苗字および、各企業名などはすべて架空の名称であり、
歴史上の人物や実在する法人とは一切無関係ですw
ss乙
しかし細菌ネタをさっそく使ってもらえるとは雑談するのもいいものだ
意図的にやったのなら井上外道よのぉ
医師含め他6人が既に結構太っていてそこに岩崎も仲間入りと
全員揃ったらなかなか圧巻な光景だろうなぁ
そして夜酒も太りそうだなぁw
まさか宇宙ステーションが舞台とは・・・恐れ入った
いきなりレッドドワーフ並の悲しい始まりだけどwktkしてしまうぜw
ss乙です。
巡り巡って元同僚を食う…。
そっちの趣味もある俺はゾクゾクしてます。
>一日あたり25,000kcalの食事を摂取しないと、
食糧を含めたステーション全体の炭素循環が破綻します。
それは、健康な7人を含めた全ての住人の死を意味します。
…馬鹿な俺にどういうことか誰か教えてください。
おはようございまふzzz
まずは間違い探し。気付いた箇所をあげてみます。
>>507 (誤)俺と井上医師を組めて (正)俺と小野医師を含めて
>>508 (誤)同朋すべてとと共有すべきではない。 (正)すべての生存者と共有すべきではない。
次に、皆様の感想へのレスをば。
>>511さん
井上君...追って本文内で紹介しますが、脳内設定では彼は唯一の20代スタッッフ。
現場専門バリバリ体育会系、筋肉の上に脂肪をまとった「動けるデブ」。
彼を含めて発症していない人は感染を自覚していない(例外あr...ネタバレ自粛w)。
それはそうと、私自身がいわゆる「ガテン系高卒DQN」ですので、
相当暴飲暴食しているけど仕事での消費カロリーも多く、なかなか太れません。
誰か俺を監禁して肥満化してくれwww
>>512さん
悲劇にするつもりはありませんが、ある程度緊張感を持たせるためSFホラー調にしてみました。
ですから、今後は生存者7名全員を最後まで生き残らせたいと思っています。
「醜いデブになるなら死んだほうがまし」という精神的苦難も克服させた上で。
>>513さん
食人的要素は直接的には描きませんが、確かに遭難と同様、結果的に共食いです(涙)。
私自身、残虐サイト耐性のある人間ですが、そういう表現は自粛するつもりです。
炭素循環の設定については、井上君へ説明すると言う形で本編内で記載します。
そのほうが、まとめサイト掲載後にこのスレの存在を知った人に親切でしょうから。
...もっとも、泥酔脳で考えた設定のため、辻褄合わせに無理が生じそうですがご容赦を(爆)。
生き残るなら肥満化も止むなしか...子供の頃のイジメが俺の脳内を走馬灯のように駆け巡った。
しかし、感傷に浸っている場合ではなかった。
生産も中止され工場長も亡き今、生存者を無事に地球へ帰還させる事が私の最大の任務となった。
「小野先生。超過勤務云々と言えるような現状ではありませんが、
今は医療スタッフの皆さん-小野先生と看護士の那須さんの二人しかいませんが-
が我々全員の命を握っています。どうか、お二方とも
睡眠・休息時間を無理してでも作って、先の見えない長期戦に備えてください。
そのためにも、医療以外の作業は全て開店休業状態の我々生産スタッフが行ないます。」
早速、生存者全員を診療所に集めて、緊急健康調査と平行して役割分担を行なう事にした。
環境部の生存者は、小野医師・那須看護士・大原管理栄養士の3人。
生産部は、俺・岩崎と井上の2人。流通部が、藤房氏と佐倉氏の2人。
動力部が......いない!!
我々の生命線である電力供給、水質・空調管理スタッフが全滅していた。
私は立案した今後の役割分担の説明を始めた。
「この人数では、デスクに座って司令塔となる人員を割く事は出来ないので、
全ての方々に現場業務を担当していただきます。
始めての作業内容の人もいると思いますが、災害等のトラブルへの対応もままならないのが、
残念ながら現状の正直な実態だと言えます。
安全第一、解るまで決して手を出さない、行動の前にKY(危険予知)という、
工場の大原則を徹底してください。
どんな些細な事でも共有しなければなりませんから、
診療所の前にホワイトボードを設置しますので、問題点・疑問点を随時記入してください。
それでは、私が考えた役割分担の案を言ってみます、あくまでたたき台ですので、
遠慮なく意見を出してください。この人数です。上意下達の会社経営のような方式ではなく、
QCサークル(現場主体の品質管理目的のカイゼン活動)方式で行きましょう。」
ssおつです^^
さっそく細菌ネタ活用とはすごい^^
「マジかよ。命を懸けたQCなんて前代未聞だぜ。会社表彰が楽しみだ。」
藤房さんが本音を漏らした。それに応えるように俺は続けた。
「それいいですね。長丁場になるかもしれません。ですから努力は怠ってはいけませんが、
そのなかで出来るだけ課程を楽しんでストレスをためないようにしましょう。
早速ですが、欠員の動力部をどうにかしなければいけません。
設備関係はハード部分は藤房さん、ソフトウエアは佐倉さんでどうでしょう?
藤房さんが持ってるシャトル整備士の免許、ここの設備にも応用できそうですし、
佐倉さん、その下着代わりのTシャツに描かれたゴスロリ美少女キャラ、
あなたが作った同人系ゲームソフトの主人公ですね。パソコンおたくってバレバレですよ。」
「オタクゆうなw!てゆ→か、なんでそんな同人ネタを知ってるんですか?まさか岩崎さんも...」
「私の弟がそのゲームにはまって、仕事もせずに自宅に引きこもってるんですよ。
弟は私以上に太りやすい体質だから、ゲーム三昧の今では、体重が250kgを超えてしまい、
まともに歩く事すら出来なくなっているので、就職は無理でしょう...いかん。脱線しました。
続けますね。動力関連施設での食材生産関係は、私と井上でやりたいと思います。
井上、お前の盗み食いの悪癖、この案が通れば毒味と言う名目で公然と出来るぞw
ていうか、慰労会会場の調理場での盗み食いが、そもそもこの大感染の原因なんだけど。
でも、お前を責めるつもりはないぞ。この閉ざされたステーションでは、仮に
お前が節度ある行動をしたとしても、感染を1週間も遅らせられなかっただろうし。
これはある意味このステーションの欠陥だからな。」
「欠陥?」井上が俺におうむ返しに尋ねた。
「今までの宇宙船はシャトルもステーションも、排泄物は船外に垂れ流していたし、
呼吸で発生した二酸化炭素は化学的に吸収させて除去していたんだ。
でもそれだと、食糧を大量に備蓄するかあるいは、船外から頻繁に供給しなければなく、
今まではそれが当然だと思われていた。
そこに獅子麦酒がステーションのような小規模な社会でも使える
革新的な食糧のリサイクル技術を試作したんだ。あくまで”試作”だ。
で、地上での各種実験はしたものの、無重力状態での試験は出来なかった。
この宇宙ステーションは、工場の生産部門だけでなく食糧自給システムまでもが、
実験段階途上で持ち込まれた設備の寄せ集めなのだよ。
食糧自給システムは、ビール離れで減産に追い込まれた九州工場で開発されたんだ。
学校では光合成という言葉で習ったかな?
二酸化炭素から生物の体やエネルギー源になる有機物を作る”炭酸同化作用”は、
九州特産のスイゼンジノリが担っているんだぞ。他にも”窒素同化作用”をもつ細菌を含め、
いろいろな微生物の食物連鎖で人間に必要なアミノ酸や糖質・脂質を造り出して、
料理の材料となるように、整形肉のような姿で我々人間に提供してるんだ。
こうやって、この宇宙線全体でエサやり不要の熱帯魚水槽のように、
水と空気と養分を循環利用しているって言う訳だ。太陽エネルギーを利用してだね。」
「頭いてぇ!岩崎さん、私の特技が”理科離れ”って知っててイヂメてるでしょう?」
「嫌でも覚えてしまうだろうよ。井上の仕事は、今からずっと水槽の管理なんだから。
そのかわり、今日から毎日腹一杯整形肉を食わせてあげるから。
整形肉の原料の淡水産エビは、死んでから2時間以上経過すると体内の酵素によって、
人体に有害な小型タンパク質ができてしまう。
困った事に一度出来た酵素は熱にも安定しているから、料理の保存もできない。
さらに悪い事に発生した有毒タンパク質は、食物の循環で濃縮される性質があるから、
死んだエビが水槽に残ると、そこは毒入り食品の工場になってしまう。
つまり、殖えたエビは生きたうちに全数捕獲して、速攻2時間以内に全数食べてしまわないと、
我々は生き続ける事が困難になるんだ。井上、わかるか?
重要だから要約して繰り返すぞ。生き残るにはエビの完食が絶対条件なんだ!!
70人分の食生活を7人でこなさなければいけないんだ。死ぬほど食わないと死ぬぞ。」
俺が必死で説明していると、井上がおもむろにハンカチを取り出して顔を拭いながら答えた。
「岩崎さん、顔が凄く近いです。キスしたくなったじゃありませんか。
それはともかく、つばを飛ばしながら熱弁を振るうのは一向に構いませんが、
だんだん日本語が変になってます。特に最後。そんな一途な岩崎さんがたまらないっす。」
井上が俺を強く抱き寄せた。太い腕。厚い胸板、柔らかな体。俺は顔が更に熱くなった。
「岩崎さん井上さん、社内恋愛はコッソリしましょうw」
顕微鏡をのぞいていたはずの小野医師が、いつの間にか俺たちを見てニヤニヤしている。
俺は井上の両肩を鷲掴みにして、井上を無理矢理回れ右させた。
もちろん、井上の大きなガタイで俺の勃起した下半身を隠すためだと言うのは内緒だ。
でも、俺が勃起した事は井上には完璧にばれている。数秒とはいえ、密着していたのだから。
「欠員の動力課の補充案はどうでしょうか?」「意義なし」「いよっバカップル頑張ってくれ」
「それでは、また問題が起きたら随時集合と言う事で、解散して現場へ行きましょう。」
とりあえず、俺と井上の命を懸けたラブコメが始まった。
......駄目
......思考の限界ですorz
頭を使うのに慣れていないので、脳みその糖分が欠乏して何も考えられません。
今ならコーラの1.5リットル一気飲みも楽勝でしょうw(自己ベストはコーラ2リットル15分)
今後は小野医師の分析&判明する数々の新事実と、岩崎・井上のラブコメ騒動を
平行してアップする事になりそうです。
ちなみに、俺は井上のようなバルクマッチョ系ガチデブより、
一瞬しか話題にならなかった岩崎弟のような、文科系駄デブがタイプです。
動けないほど太っているくせに、
食べる事が唯一の趣味なんて人の話を聞くと瞬殺されます。
だから、本当は佐倉クンを育ててたい気持ちは山々なのですが、
彼、ばりばりノン気の設定にしちゃいました....ショボーン
乙です。
人間→ノリ→エビ→人間…
って循環なんですね。
しかし、たった数時間でこれだけの設定を練れるなんてすごい。
>タイプ
>>520さんとはいい友達になれそうな気がする。
ss乙!
設定の練りようがいい意味で酷いww
自ら脂地に赴くとは岩崎……まんざらでもないのか
他の面子の体型も気になるねぇ少なからず肥満体型みたいだし
俺たちはおのおのの持ち場に散って行った。
俺は、食糧生産エリア、小規模な食品工場だ。
エリア前のゲートに私のID(身分証明カード)をかざした。
ドアが開くと右側が更衣室、左側が休憩所になっている。
休憩所の机の上の端末に、自分の従業員コードを入力した。
♪じゃーん! レオファームへようこそ。今から施設のご案内をいたします......
マン・ツー・マンで指導できない状況を想定して作成された、
ビデオによる初期教育と訓練が始まった。
獅子麦酒も妙なところに金をかけていると感心したが、今回はそれが役に立つ。
2時間の初期教育ビデオは、製造の順番にしたがって作成されている。
ということは、当然ビデオの終わりは完成された料理の映像なわけだ。
♪これで教育は修了です。現物を試食してから、着替えて現場へと移動してください。
「言われなくても食いたくなるよ。こんなビデオを見せられたらさあ。」
休憩所の端のカウンターにある端末にIDをかざすと、
電子レンジが作動して、トレイに載った食事が出て来た。
俺は、あっという間に平らげた後、ふと思い出した。
「そうか。あと9人分食べなければいけないんだった。
ズボンやベルトが苦しくなりそうだし、誰も見ていないんだから...。」
俺は全ての服を脱ぎ捨てて、生まれたままの姿で食事を始めた。
6人前の昼飯を食べ始めた辺りから、腹が苦しくなって来た。
胃袋の辺りが異様な形に膨らんだ腹をさすりながら、残りを無理矢理押し込んだ。
「腹が割けそうで、動くのも苦痛だ。この拷問が毎日続くのか...」
手すりにつかまって、よろよろと歩きながら、更衣室で不織布のつなぎに着替え、
マスクと帽子を身につけると、ふと気がついた。
「俺、なんで靴下脱いだんだろう。全裸に靴下姿って、エロ過ぎて恥ずかしいからか?」
床に座り込んで靴下を履こうとした。しかし、ぱんぱんの腹が邪魔になって足に手が届かない。
「緊急事態だ。大至急来てくれ。」俺は携帯電話で井上を呼び出す羽目になった。
がっぽん がっぽん がっぽん がっぽん
胴長(オーバーオール型の胸当てまでの長さのゴム長靴)を穿いた井上がやってきた。
帽子まで被っていて、まんま魚屋のおやじだ。
胴長を脱いで更衣室に入って来た井上に事情を話すと、「ぎゃはは」と永遠に笑い続けている。
「岩崎さん、これは最重要機密事項ですね。この代償は高いですよ。晩飯1食でどうですか?」
「井上、食事を一食おごるだけで良いのか?」
「岩崎さん、ご冗談を。私の代わりに1食分余分に食べてもらうんですよ。」
もしかして井上には悪魔の血が流れているのか?
でも、俺は、井上の言う事なら何でも従いたくなるような気がして来た。
いや、むしろ井上に俺は虐められたいと思っているのかもしれない。あの大きな体で.....。
「井上さんの下半身って素直ですね。何これだけの会話で反応してるんですか。かーわいい」
「おいっ、今抱きつくのはよしてくれっっっっ。まじで吐くから!」
医務室では、小野医師が顕微鏡写真とともに血液データを地球へ送信していた。
「どうやら、細菌の感染力は、井上君以外の人間に入り込んだ途端に弱くなるようだ。
井上君さえ隔離すれば、二次感染の心配は実質上いらないと言えるだろう。
もともと、井上君の体から外に出たら生きられない細菌だったのだから当たり前か。
じゃあなぜこのような変異をしたのか?
それが解らない以上二次感染するように変異しない保証はないわけだから、
今の段階では井上君を隔離しただけでは安全宣言は出来ないだろう。
私一人での研究では限界がありそうだ。困ったよ、大原さん。」
「小野先生、現状の問題もありますが、多分これからの食生活を考えると、
井上君はものすごい勢いで肥満化するでしょう。
感染源の環境が大きく変わってしまえば、細菌自体も変化するかもしれませんよ。
もしかしたら、肥満化しつづける井上君を最低ラインにして、
このステーションの生存者は、常に彼以上に肥満した状態であり続ける必要が生じるかも?」
「だとすると、現在肥満である人は、同様に大食いするから問題ないとして、
子供の頃井上君より肥満していたけど現在は痩せている、岩崎氏・そして君の二人は、
大至急井上君以上に肥満した状態になっておかないといけないな。
生存者の中で唯一女性の君には、ものすごく酷な命題だと思うが、
自分の命を取るか、女性としての美を取るかだけじゃなくて、
君の栄養管理が、生存者全員の生死の鍵となるかもしれないんだ。
残酷だとは思うが、頼むから生きてくれ。」
「ステーション行きが決まって、婚活は休止しようと決心しました。
正直30歳も過ぎて危機感もありますが、自分の能力を活かせるなら、
そう言う道を選ぶのが私のモットーです。醜いオバサンになっても頑張ります。」
「ああ、ええっと、その、なんだ。
俺も34歳で独身だ。もし二人とも地球に無事帰れたら、
俺専属のダイエット・アドバイザーになってくれないか。」
「すっごく場違い、かつ無粋なプロポーズですが、喜んでお受けします。」
「大原君....」「小野先生....」
「ゴホンッ! あのぉ、生存者の健康管理票の作成が出来ましたが、
私もそちらの部屋へ行ってよろしいですか?」
「茄子くん(滝汗)......ああ、いや、その、なんだ、どうぞ。」
「聞くとは無しに耳に入って来たのですが、いやあの、プロポーズではなくて、
井上君の肥満化に伴う細菌の変異うんぬんの事なのですが、
だったら、僕ももっと太らなければなりませんかね?
今のままでも、相当自分の体が重く感じているんですけど。
まあ僕、食べるの好きだし、大食いだし、太るのには自信はありますが、
これ以上太って、看護士のような走り回る仕事をするのは正直キツいかと...。」
「茄子さん、心配しなくてもあなたが今このステーションで一番太っているんですから、
今は、仕事に備えて体力を付けていれば十分ですよ。
何て言っても、腹回りが身長以上あるのは、あなただけなのですから。
メタボ検診用のメジャー、長さが足りなかったんでしょ?
あなたと流通の佐倉さんは、健康のチェックをきちんとしませんとね。
佐倉さんも動きたくない人だから、今は健康だけど、要注意みたいですよね。」
「ところで、どうして小野先生は私には患者さんを相手にしているように丁寧に話すのに、
大原さんにはタメ口なのですか?」
「ああ、えっと、その、なんだ。」
「小野先生が私にタメ口なのは、以前私たちが同じ地球の病院に勤めていた時代、
小野先生が失恋して独りで飲みに来た居酒屋で、偶然会って愚痴をきいてあげたからですよ。」
「いやあ、恥ずかしいじゃないか、大原君......」
ssおつです
メジャーが足りない…いいねぇw
これから細菌が突然変異してさらに肥満化加速を期待w
>>521さん
>いい友達になれそうな気がする。
この一言で、521さんが「動けないほど太っているくせに食べる事が唯一の趣味」な人だと
自分に都合良く妄想してしまいました。俺、かなりヤバいです。
>>522さん
現状デブでないのは、主人公の岩崎と、唯一の女性キャラの大原の2人だけの設定です。
もちろん、女性キャラの描写はできるだけ抑えるつもりです。
...ということで、マミー1リットルを飲んで、頑張って続きを書いてみました。
診療所の3人のなかで、茄子看護士だけ微妙に浮いています。
ですから、小野医師も最初「那須君」と呼んだのに、
いつの間にか「茄子さん」に戻っているのはわざとです。
茄子看護士に対して小野医師は警戒感を抱いて...おっとネタバレ。
続きはまた後日。
とりあえず平和を取り戻しつつあるのですが、
もう一波乱...っていうか、大波乱を起こす予定です。
気付いた誤植↓
>>518(誤)供給しなければなく、 (正)供給せねばならず、
(誤)この宇宙線全体 (正)このシャトル全体
529 :
ギャンブル:2010/03/07(日) 23:28:50 ID:sKrGTvks
流れを読めない俺が通りますよ。
良いネタ&ssばかりでお腹一杯ですよ。作者さん乙!
逆に、話が進むにつれて色々なとこが破綻してきてるダメダメな自分……。
いずれ書き直したいわ。
取り敢えず粗筋は出来上がってるので、どうかもう少しお付き合い下さい。
てゆうか書き込み自体がうまく出来るか不安……近頃規制がヒドイからな……
では。
ここに来る前の体重――確か最後に計ったのは、ジムへ行ったおととい辺りだ――は、だいたい標準の60キログラム。それが、今やおよそ2倍の130キロだ。
考えもしなかった。単純に計算しても、自分の身体の半分以上が脂肪で構成されるだなんて。
日々の不摂生によって出来上がったデブでも、その巨体を支える為の多少の筋肉はあるだろう。だが、俺みたいにこんな短期間で太らされた場合、それこそ基礎が追い付かない状態になるわけだ。
体勢を整えようと起立を試みるが、案の定、思うように動けない。重ね着が水分を吸った状態で川から這い上がるが如く、肉という肉が動作を抑制し、ただてさえ弱い身体の軸に負荷を掛ける。
テーブルの縁を掴み、ぐっと腕にチカラを込める。やっとの思いで立ち上がり、すぐそばのスチールの椅子に腰掛ける。これだけで重労働だ。
はぁ、はぁ、と息を荒らげ、だらだらと大粒の汗を流し、俺は改めて自分の身体を見回した。そこには、今日の沢木と見紛うほどの巨大な肉塊があるばかりであった。
――デブだ。
俺は誰の目からも疑う余地もない、デブになってしまった。
邪魔で、汗臭くて、歩く恥さらしとでも呼べるような。
そんな昔から嫌っていた姿に、今、自分が変貌してしまっているのだ。
あらゆる事象から目を背けたくなったその時、バーントは前もって用意していたかのように口を開いた。
「では、こうしましょう。これから、貴方様に救済のチャンスを差し上げます」
肉体的にも精神的にも疲れ、はっきりとしない意識の中で俺はその言葉を聞いた。
救済。それは、借金についての事で間違いない。
「これを最後のベットとし、特別ルールを設けましょう。
もし、貴方様が見事、次の球の入るポケットを当てる事が出来ましたら、負債は帳消しとさせて頂きます。ただし、外せば負債は倍額です」
「……本当か」
「勿論。先のクスリで、そのお身体も元に戻して差し上げます。
私は、皆様方ほど鬼ではございません故」
一体どういう風の吹き回しだろうか、唐突に差し出された“救済”の言葉。憎悪の対象としてあれだけ罵声を浴びせてきたにもかかわらず、ここへ来て何故――。
話し合いの余地もない。相手の術中にはまるとわかっていても、事態を進めるには、やるより他に道はなかった。もしかしたら、何かしら打開策を導き出せるかも知れない。
鬼がどうのという発言には、この際触れない事にする。
「わかった、やろう」
もはや自分の物とは思えないくらい、低くくぐもった声。俺は宣言し、気を引き締めようと頭を左右に振った。顔中の肉が慣性のまま持って行かれ、引きちぎれるのではと思うほどに揺れる。
少しずつ呼吸を正し、冷静を取り戻そうと試みる。やる、と言ったは良いものの、脳みそまで脂肪になったかのように頭が回転しない。
どうすれば良い。どうすればこの状況を打破出来るのか。
(そういえば、今までずっと、ああしてたけど……)
そしてしばらくして、あるひとつの勝算を見出だすと、俺は細まった目をカッと見開いた。
泣いても、笑っても、これが最後だ。
バーントが指先に挟んだ銀の球が、きらりと瞬く。俺の希望はこの光に託された。そして遂に、球がホイールに投げ入れられる。
テーブルに手を突き、ゆっくりと立ち上がる。急激に増大した脂肪の重さで、ふらっ、と脚がよろけた。そのわずかな動作だけでも胸が苦しくなり、大きく息をついてしまう。
運命の輪が描かれるルーレットを横目に、俺が手にしているチップは2枚。このベットで、悪夢を終わらせなければ。
中央へ手を伸ばすが、テーブルの縁に腹がつっかえて、思うように届かない。きっとはた目には、不様な姿に映っているのだろう。もうなりふり構わず、俺はやっとの思いでチップを置いた。
「……そうきましたか」
バーントは顎に指を当て、感心するような素振りを見せた。
奇数の“オッド”に1枚。そして、偶数の“イーヴン”に1枚。
「誰も、1箇所しか賭けちゃいけないなんて、言ってなかった、よな?」
そう。最初のルール説明では、そんな事を禁止されていなかった。
それに、今回は当たりさえ予想すれば良いのだから、儲けやオッズを気にする必要はない。つまりこれで、1から36までの数字に賭けた事になり、当たる確率は限りなく100パーセントに近付くというわけだ。
「良いでしょう。ただし2ヶ所までとさせて頂きます」
バーントの了承が下り、ベルの音が2度響く。元々後戻りなんて出来ないのだが、これで本当に俺の人生は決定付けられた。
俺はテーブルに両手を突いたまま、ルーレットの中を覗き込み、球の行く末を見守った。今この場に聞こえるのは、ルーレット上を球が走る音、俺の荒い息と高鳴る心臓の鼓動。騒がしい沈黙が俺の緊張をさらに高めた。
一定のカーブを描いていた軌道がわずかに揺らめき、段々と中央へ向かい始める。球が落ち着く場所を探し求め、円は螺旋へと変わった。
パチンッ!
ポケットの仕切りに弾かれ、外側へと投げ出される。
汗が、ぽたり、ぽたり、とテーブルに落ち、緑にシミを作る。
鋭い弧を描き、またポケットへと収まろうと中心を目指す。
はっ、と息を殺し、瞳を凝らす。
そして、また弾かれる。
ただでさえ締め付けられるように苦しい胸が、さらなる緊張という冷気で震え上がる。
頼む、早く、早く終わってくれ……!
たった十数秒間がどんなにか、長く、重苦しく感じられた事か。しかし、答えを知れば、張り詰めた糸がちぎれたショックで発狂してしまうのではないか、と怖くもなった。
そして――。
支援かな?
しかし穴があるところがあるのがなんとも……
倍になったらどれくらいいくんだろ
535 :
521:2010/03/08(月) 00:48:24 ID:8ybvdpJO
>>528 そうだったらよかったんですが、残念ながら普通の意味で。
でも、本当に気が合うように思えるので語り合えたら楽しいかもしれないですね。
茄子君、かわいいですね。
>>ギャンブル
乙です。
緊張感が伝わってくるリアルな描写がお見事です。
負債は倍になってしまうのか?それとも…、
最後の大勝負…、の途中ですが
さらに流れの読めない俺が失礼します。
翌朝、広樹が目を覚ますともうお昼に近い時間だった。
昨日の夜は遅くまで起きていたせいでだいぶ寝坊をしてしまったらしい。
広樹は窓の方を見る。
昨日からカーテンが開けっ放しになっていた窓から差し込んでくる日の光がまぶしくて、
一瞬目がくらんだが、窓辺にぽつりと何かが置かれているのが確認できた。
広樹がベッドから飛び起きて、いそいそと窓のほうに駆け寄ってみると、
そこには2頭のトナカイの人形が、まるで何事もなかったかのように並んで置かれていた。
初めて手にした時のようにぴくりとも動かない人形を手に取ると広樹は昨日のことを思い出す。
トナカイ達のやかましい声も、透き通ったベルの音も、サンタクロースの優しい瞳も、
全部はっきりと覚えていたけれど、あまりに不思議なできごとだったために、
今の広樹には、それが現実だったとはいまいち実感することができなかった。
(夢…だったのかな?)
広樹が首をかしげながらなにげなく後ろを振り向き、部屋を見渡すと、
部屋のすみにサンタクロースにもらったプレゼントの鏡が目に入った。
昨日のできごとが本当にあったことだと示す確かな証拠だ。
広樹は、何か起こるかもしれないと、少しどきどきしながら鏡の前に立ってみた。
よく見ると、ちょうど広樹の目の高さのあたりに小さな紙が貼り付けてある。
何だろう?と思いながら紙をはがして読んでみる。
『ヵゞωは〃れ∋』
まるでペンを口にくわえて書いたような汚い字と、
手の中のトナカイの人形を交互に見比べながら、広樹はくすりと笑ってしまった。
そして、もう動かなくなった人形たちを机の上の箱にきれいに並べて収めると、
昨日言えなかった言葉を話しかけるようにつぶやいた。
「ありがとう。
ぼく、がんばってみるよ。」
広樹はもう一度画鏡の前に立ってみた。
どうやら本当にただの鏡のようで、広樹の今の姿をしっかり映し出している。
こうやって自分の姿を鏡に映してじっくり見てみるなんて久しぶりかもしれない。
顔を鏡に近づけて、にこっと作り笑いをしてみると、
飴玉をほお張ったようなふっくらした丸いほっぺたの下にえくぼが二つできていた。
(親戚のおばさんに「あら、かわいい」なんて言われるのがちょっと嫌だ。)
次にちょっと視線を下げて、体全体を見てみる。
自分の体の横幅はやっぱり同年代の子供よりずっと大きい。
特にこの何ヶ月かで自分でも驚くほど大きくなったお腹のせいで、
パジャマが少し突っ張っていて、丸いお腹の形がうっすらと見えてしまっている。
(やっぱりデブだな…。)
こんなことで自分を好きになることなんてできるのかな、と不安に思いつつ、
やわらかなお腹の肉をつついたりつまんだりしていると、ぐぅ〜と大きな音が聞こえてきた。
(そういえば、昨日の夜はごはんをあんまり食べられなかったんだった。)
そう思うと、無性にお腹が空いてきていてもたってもいられなくなってきて、
台所の方へ向かうと、お母さんが元気に迎えてくれた。
「広樹、おはよう。調子はどう?」
「おはよう。
もう大丈夫。朝ごはんある?」
お母さんはすぐに遅めの朝ごはんを用意してくれた。
昨日のごちそうの残りを温め直したものだったけど、
広樹の好物ばかりだったし、すごくお腹が空いていたものだから、
ご飯を何杯も食べつつ、あっという間にきれいに片付けてしまった。
広樹は久しぶりに思い切り食べることができた満腹感に浸る一方で、
いつの間にかさっきよりもぱつんと張ってすでにボタンがきつくなっている
パジャマのお腹の部分の感触にちょっと冷や汗をかく思いだった。
いつもなら膨れたお腹を隠すようにして急いで部屋に戻るところだが、
広樹は流し台に向かって後片付けをしていたお母さんに思い切って声をかけてみた。
「あの、お母さん?
きゅうにこんなこと聞いて、へんだと思わないで。」
広樹は椅子から立ち上がると、片付けの手を止めて「何?」と振り向いたお母さんに
パジャマをめくりあげてぷっくりと膨れたお腹を見せた。
「…ぼく、こんな大きなおなかでみっともないと思う?
お母さんは、自分の子どもがこんなに太っててはずかしくない?」
お母さんは、少しの間そのお腹を見つめていたけど、やがて
広樹前まできてしゃがむと、パジャマのすそをそっと下ろして広樹のお腹をしまった。
「広樹は、食べるの好き?」
「え?う、うん。」
「お母さんは、広樹が太ってたって、全然恥ずかしいなんて思わないよ。
たくさん食べて、元気でいてくれるのが一番だと思うな。」
「…ほんとう?」
「本当。冬休みに入ってから食欲がなかったから心配してたんだから。
…今までそんなこと気にしてたの?」
広樹は体を倒すようにしてそのままお母さんに抱きついた。
以前抱きかかえたときよりもずいぶん重くなった体重を預けられ、
お母さんはよろけそうになったが、なんとか足首に力を込めて踏ん張った。
そして、思い切り抱きしめてくる息子に負けないくらいの力で
その体を抱きしめ返すと、頭を優しくなでてやった。
「ありがとう…。ありがとう…。」
広樹はお母さんの耳元でつぶやきながら、さらに力強くその体を抱きしめた。
太っていてもいいと言ってくれる。この体を抱きしめてくれる。
広樹はただそれだけでとても大きな安らぎを感じることができた。
頭の中にふと、昨日のサンタクロースの言葉が蘇ってきた。
(自分を好きになるって、こういうことなのかな。)
広樹が目をつむり、その安心感に身を任せているとお母さんがうなるように言う。
「広樹…。ちょっと苦しい…。」
「え…、あ、ごめん。」
広樹は急いで腕を解くと、お母さんは少し呼吸を整えた。
「ふぅ〜。でも、ずいぶん力が強くなったのね。
まぁ、やっぱり男の子はたくましくなくちゃね。」
お母さんは広樹の子供にしては太い腕を掴んでにっと笑った。
広樹もそれに応えるようににっと笑った。
−やっと広樹にも楽しい冬休みが訪れた。−
今日はまた一気に来ましたな皆さん乙
>>528 さっそくイチャイチャすぎるww
女性肥満化描写省きたいなら女性には影響ないとするとか? 難しいか
太る前提の生存活動というのもすごいな
>>532 急激に太ると筋肉がともわないか
体のボリューム以外の理由で動きが制限されるのもデブらしい
100kg到達したのにさらに倍プッシュとかなったらまともに動けなさそうだね
>>539 やはり男子は健康的、たくましいのが一番だよね
それが男らしいともいえるし
これからさらにたくましくなるのかな
541 :
名無し調教中。:2010/03/09(火) 08:04:15 ID:SyGiYr2+
肥満化最高!
朝起きたらデブになってた。
さぁどうする?
ステップ1贅肉をもてあそぶ
ステップ2きつくて着れなくなったであろう服でファッションショー
ステップ3ますたべる
自分で肉を遊ぶのはもちろんだけど、
他人にも揉んで遊んでもらいたいな。
太ってくると胸とか腹肉揉まれるのって気持ちいいらしいので、
体験してみたい。
>>544 うおっ他人に揉まれてみたくなってきたw
確かに自分でもてあそぶのもいいけど、
他人に揉んでもらうのもよさそうですね
そして揉めば揉むだけ〜
他人にもまれればさらに〜
揉めば揉むほど柔らかく大きくなっていくとw
ほとんど状態変化系になっちゃうけどそのまま餅のように伸ばして潰して揉んで捏ねて練ってみたいw
手に収まりきらないぐらいになれば十分に肥満化してそうだ
揉む状況というとじゃれあいとかマッサージとかか
性よりになれば痴漢や前戯もあるな
ずん…
重い足取りで風呂場から出る。
随分と身体が重く感じる、風呂で寝て風邪でもひいたか?
まとわり付くように重い濡れそぼった服の所為か。
姿見に映る顔は随分疲れているようにも見え、
明かりをつけて見直せばそうでもないかと呟いて、
見慣れたはずの顔に違和感がある気がした。
「あれ? なんか俺の顔むくんでる…か?」
ボディービルダーを志す以上、鏡はよく見る、
自分の姿と言うのもイメージする、
今の自分の顔は、こんなだったろうか?
体の奥にこもる様な熱がどうにも考えをまとめさせてくれない。
「やっぱり風邪か…」
それなら濡れた服など着たままではよくなる筈もない。
肌にまとわり付く服を剥ぎ取る、
ずるりと、服と肌の間にあった何かも剥ぎ取られるような錯覚。
みっしりと中身が詰まった胸板が現れる、だがまだまだと誡は思っている。
袖から腕を抜くと、逞しい腕が窮屈な服から出され、また少し太くなったかと誡は喜んだ。
脱いだ上着を脱ぎ捨てると、迫力ある上半身があらわになる、
にかっと笑って姿見を見返した誡は、すぐに怪訝そうに顔を曇らせた。
「あ゛ぁ…?」
むっちりとハリのある身体。
みっしりと中身の詰まった胸板に、筋肉の束が詰まった腕。
パンと脂肪が乗って張り詰めた筋肉達磨、築き上げてきた自慢の体だ、
何か、おかしい、
腹が少し出てきている、
分厚い筋肉の上に乗った脂肪で、六つではなく、下腹部は埋まって五つに割れた腹、
そこが、更に重ねられた脂肪でポンとゆるい弧を描いて出た腹は薄く線を残して埋まりつつあった。
それは別によい、
ボディービルと脂肪と言うのは敵のように思われるが、
実際に効率よく筋肉をつけるため、燃料タンクとしての脂肪は欠かすことは出来ない、
コンテストに出るのでもなければ、常にある程度の脂肪は必要だからだ。
しかし、誡もその程度は知っている、
むしろ、学生でいる間は筋肉の成長の為痩せないとまで思っているぐらいだ。
「しろい…?」
誡の口から漏れた言葉どおり、誡の肌は白かった。
浅黒く日焼けさせた肌は、色が抜けて、随分と印象が変わった気がする。
「風邪で青白くなるってのは…」
こういうことだったのか?
なまじ、健康でろくに風邪も引いたことが無い誡はわからなかった、
他に原因も分からない、そう思った、他に何か起きてるとは思いもよらなかった、
まして自分の身体が一日でそれこそ大分大きくなっている等とは。
「風邪…だ!」
多少混乱しつつも、服を脱ぎ、体を拭き、
釜に乱暴に米を入れ、研ぎもせず適当に水を入れて誡は横になった。
自分の身に授けられた恵、それがどんなもので、どのように育まれて行くかなど、未だ思い出しもせず。
ありがとうございます。
色々説明不足な感が否めないので、せめて終わった恵の説明を…
・玄米の恵
堅い殻をまとい育っていく玄米の力を借ります。
地脈から力を得て、体を育てます、堅く大きく頑丈に、ガチムチになります。
ゲームの方>
お疲れ様です、犯人が以外過ぎました、
彼らのこれからの学校性格に幸多からんことを。
彼氏に昇格した野球の彼は大丈夫、ほら、今年プロ選手になった人でもそういう人いましたし〜
先生方は相撲部顧問に進化したりしてくれるんでしょうか…?
新作の方も続き楽しみにしております。
クリスマスの方>
相変わらず心がほっこりです、
のんびり続きをお待ちしております。
ギャンブルの方>
あぁ、血が胃の方に行ってて頭が動かないのですね、多分。
薬もらって実は薬が偽物と言うシチュを考えて萌えたりしながらどきどきしています。
ロイヤルホストの方>
どんどん転げ落ちて上のクラスに行けばいいのに。
上の人って、A・G中毒とか一杯いそう、と言うか、上の階のお客さんってどれだけ金持ちなんでしょう…
どきどき、そんなお店なら就職してみたいかも。
肥満工場の方>
新作お疲れ様です、
今死に掛けの人も助かったら、すごく幸せな光景だなぁとか思ってたりしますけど、続きを楽しみにしいています。
乙です
やわらかそうな白い肌、いいですね
脂肪ももちもちなんだろうな
リクエストとかってしたらまずい…かな?特にネタの提供も出来ず、凄く立場が低いのはわかってるんだけど…
立場どうこうより
掲示板て誰もが参加するところだからリク目当て というのは違うんじゃないか?
細かいところは思い通りにならないだろうし
細かく注文つけちゃ楽しくないし
自分で書いたほうがいいよ
>>554 具体的に何のリクエストか書かないと、答えようがないんじゃない?
ssの中身なのか、
住人のビフォーアフター画像うp希望なのか、
誰か太らせたいから太りたい奴隷豚を募集するのか、
太りたいから今夜の晩飯の指示がほしいのか、
具体的に書いたら、なんらかのリアクションが有ると思うよ。
ここの住人、いい人たくさんいるから、怖がらなくてもいいんじゃない?
冷たいレスがあったとしても、
その後にフォローしてくれる人がきっといるからさ。
連投スマソ
俺、工場ssの作者なんだけど、
閉じた系の解説がほしいという「リクエスト」があったから、
ssの中身に会話として反映させたし、
死にかけてる人も助けてほしいって、「リクエスト」があったから、
今後はその方向を考慮した展開を...(やば、ネタバレ)
だから、ssの展開に注文をつけるのは、
作者さんそれぞれだと思うけど俺は歓迎だな。
>誰か太らせたいから太りたい奴隷豚を募集するのか、
そんなリクもありかよw
いや奴隷豚になってみたいがもうすでに豚だから楽しみ0だしな
>>554 ネタ提供ってことでいいのでは?
おもしろそうなネタなら誰か拾ってくれるかも
>>558 大豚、そして巨豚を目指せばいい
モトが太い方が上を目指す楽しみは大きいと思うな
奴隷までは望まないが、どんどん太っていく姿を観察してみたい
色んな意見ありがとう。いい人ばっかなんだな、ここ。
でも自分がしたいリクエストって、内容を指定とかじゃなくて…にき氏のssって来ないのかな?なんていう個人的な希望っていうか…
今ss豊作だし、他の書き手さん達のssも勿論おいしく頂いてるんだけど、そういえばこのスレに入ってからにき氏の文体見てないと思って…
連載してる方に失礼だし、自分一人が勝手に言ってるだけなんで、そんなに気に留めないで欲しいって部分もある。あるんだけど、名前出したら来てくれそうな気もして…
悪食に読み物ならなんでもありがたいくせに、変な要求してすみません。
ちなみに今連載で一番楽しみなのは工場の人だったりします。なんだか新しい人っぽいので…^^
561 :
名無し調教中。:2010/03/11(木) 00:01:19 ID:V1BvLq39
>>559 日常生活に支障が出ない程度の大豚目指します
ただ、スレ住民的には太り幅は大きいほうがいいのでは?
100kgから150kgよりも60kgから120kgみたいな
うーデブの恋人(彼氏でも相方でも)いる人がうらやましいぜ
デブ友でもいいから欲しい
どっちが太れるか勝負とかしたい
いいとも!に130kg越えの男が4人も!!
彼女居るか居ないかで仕分けしてたけど、居ないなら僕が立候補したいwww
ぐっさん…おっぱい揉めて羨ましい(´・ω・)
俺は強くブレスレットを握りしめた。
しかし何も起こらない。
もうダメだ…
すると槍は俺の頭スレスレで止まった。
「ふんっ。この程度か。お腹が空いた。船へ行こう。」
そう言って獣人は船へ向かって言った。
「大丈夫か?」
「あぁ」
「ブレスレットはあんましあてにすんなよ。」
「分かった。」
心臓がまだバクバクいっていた。
>>562 前者の方が興奮するのは俺がただデブ専だからだろうか。
太っていればいるほどいいと思うんだが。
太った人は同じように太った人を好きになりやすいっていうけど、本当かな?
恋人同士で相互肥育とか。あこがれるな。
好みは人によりけりだからなぁ
太っていることを気にせずにすむというのはあるかもね
それとも何かお互いをひきつけるものがあるのだろうか
>>566 デブ専デブは、太った体が理想だから、
自分も更に太りたいと思う傾向にあるけど、
スリム専デブは、自分の体はコンプレックスの対象だから、
痩せようと思う人が多いんだと思う。
ただ、Mな人なら、スリムな人の家畜として、
肥育させられたいって人がいても不思議じゃないんだが。
もっとも、互いに太らせ合うカップルは、
出発時点の体重が既に150kg位は最低必要なようだ。
ハードル高えw
そんなデカいカップル日本には数えるほどしかいないんじゃないか?
>>566 同性愛に限っては太った人は太った人を好きになりやすいと思う。
自分が抱えてる太ってることにまつわる悩みやコンプレックスをわかってもらえるから。
同属嫌悪もあるし必ずしもデブ⇔デブになるってわけではないだろうけどね。
相互肥育は憧れですわー。なぜか馬鹿ップルを連想しちゃうw
現実には相手もいないし自己肥育してるけどねorz
去年ぐらいから120kgの壁を越えられない!と思ってたんだけど、
いつのまにか120kg後半になってたことが一昨日判明した。
壁突破おめ
相互肥育のきっかけてなんだろうね
どっちかがやってみようぜとか言うのかな?
十分な資金がないと大変そうだが
動力室では藤房と佐倉が雑談中。
「佐倉さん、暇ですね......。」
「おたく、藤房...くん...だっけ?
僕は、さしあたって設備を長期連休モードに設定しなくちゃいけないけど、
これも制御パネルを操作するだけだから、もうすぐ......ほら、終わったし。」
「そう言えば、さっき岩崎さんが、なんだか煎餅みたいな物を持って来ましたよ。」
「あ、これだね。少しでもエビを消費してくれって、エビ煎餅にしたらしいよ。
......うめえ。これまじやばいって。コーラまであるし、無限ループになりそうだよ。」
「じゃあ、俺の分までみんな食べて良いですよ。さあさあ、遠慮しないで。
そーれ、イッキ♪イッキ♪イッキ♪イッキ♪」
「ぷはぁ。食ったどー! ......って、なんで藤房...くんは食べないの?」
「いやあ、俺、これ以上デブると、フォーク(リフト)のハンドルに腹がつっかえて
仕事出来なくなりそうだし、トラックの乗り降りの時に膝に負担がかかってるし、
マジやばいんですよ。...っていうか、佐倉さんは大丈夫なんですか?」
「僕は大丈夫。おたくと違ってクレーンだから。
それに、ゲームのほうが軌道に乗って来たから、
そろそろ一生引きこもっても食えるだけ稼げたみたいだし。
地上に戻ったら、自宅でピザでも食いながら資産運用するつもりだよ。
実は、あの岩崎さんの弟と一緒にオンラインゲームを提供して結構儲けたんだ。
その弟君も、もう一生引きこもって暮らすつもりらしいよ。
僕、自宅を改造してホイストをつける工事をしてる最中なんだ。
弟君を吊り上げて風呂まで運んだりできるようにね。
そのうち、自分もそれで家の中を移動しようかと思ってるんだけど...。」
「二人とも動くのが嫌いなんですね。そりゃあ太るわw」
「だから、僕はもう激太りモードに入っても全然おkだぉ。」
「全然おkだぉ...って、ステーションを降りてから自宅まで、
通勤電車で吊革につかまって帰らなきゃ行けないんですよ。
来た時のの事、忘れたんですか?座りたいってダダこねてたのを。」
「......金払うから、リフト付きの車を調達して、送ってくれない?」
「大きな荷物ですから、輸送費は高いですよw
そうだ。ここでの私の食事のノルマ、半分手伝ってくれたらチャラにしていいですよw」
「商談成立。でも、毎日15人分なんて食べれるかなあ......(´・ω・`)」
「ブタに、もとい、武士に二言はなしですよ。」
「しかたないなあ。
じゃあ僕と運んだ後、岩崎弟君も僕の新しい住居兼仕事場まで運んでね。
彼のほうがずっと重いはずだけど。もちろん当然それもさっきの料金に含んで。」
「お任せください。」
「それにしても、さっきから腹が異様に苦しいんだけど。」
「そりゃあ、煎餅を20枚も食べたからでしょ?
岩崎さんが持って来た時に、1枚で食事1回分以上、約1200kcalあるから、
これを食べたら、がんがんノルマが消化できるっていってましたよ。
そんなのを20枚、それもコーラで飲み下したんですから、
腹が凄い事になるのは当然でしょう。」
「おぬし、謀ったな......ガックシorz」
そんなこんなで、7人が各持ち場について1週間。
いちばん仕事で体を動かしているのは井上だった。
自動化された飼育装置だとは言え、相手は生き物である。
毎日様子を見ながら、餌を与える時間や照射する太陽湯光線の量を調節したり、
卵を産んだら分離したりと、結構忙しい。
しかし、いつのまにか井上の歩く時の「がっぽんがっぽん」の音が聞こえなくなった。
腹回りがでかくなってしまい、胴長が入らなくなったらしい。
いまでは、バスタオルを腰に巻いただけの、
ほとんどサウナにいるオヤジのような姿で徘徊している。
歩くたびに肉がゆさゆさ揺れるからタオルが落ちてしまいそうで気が気ではないのだが、
当人に言わせれば、「濡れたタオルは緩まないから大丈夫」なのだそうだ。
でも、その水って、微妙にヘドロのような悪臭を放っているのだが。
当人もそれは理解しているらしく、1日に2回、昼飯前と夕方にシャワーを浴びている。
そのシャワールームで、井上は岩崎とばったり出会った。
まあ、同じ職場なのだから、当然と言えば当然だが、
岩崎は普段は晩飯の後にシャワーを浴びているから、普段は出会う事はなかった。
だが今日は、煎餅の材料の小麦粉を入れ替えたので
体が埃っぽくて食事前にシャワーを浴びたくなったのだ。
「井上、いい体になったな。掃除にメンテ、結構体を動かしているからなあ。
まるでプロレスラーみたいだぞ」
「岩崎さんは見る影もなく太りましたね。全く別人ですよ。」
「超肥満児だった子供の頃に戻りつつあるみたいだ。懐かしいけど全然嬉しくない。」
「いつの間に、そんなに巨乳になったんですか?モミモミしちゃっていいですか?」
「言ってる端(はな)からもう揉んで...ら、らめぇ、そ、そこ、感じて...................」
「岩崎さん、溜まり過ぎw」
ssおつです
巨乳…いいなぁ…
「大原君、ああ、ええっと、その、なんだ。
子供は2人で、最初は女の子で......」
「小野先生、まだ結婚も、いやデートすらしてないんですよ。
そういう先の話は、今日の仕事が終わってからにしてください。
ほらほら、データの催促のメールがきてますよ。」
「そうじゃなくってだね、その、なんだ。一姫二太郎っていうのは、
一般的に女の子のほうが育てやすいっていうか、
ぶっちゃけ死ぬ確立が低いってことらしいよね。
君が生き残っているのも女性だからなのかな?」
「いえ、単純に女性のほうが体脂肪率が多めだから
...って、なんでそんなことを言わせるんですか。
私はデブじゃあありませんよ。」
「誰も君ををデブなんて思っていないんじゃないかな?
君はとても美しい。」
「いやだ、小野先生ったら。」
「大原君........」
「なんです?お/の/せ/ん/せい(あは〜ん)」
「いや、その、なんだ、事件だ!」
「え?(どきどきあたふた)どうしたんです?(どきどきあたふた)」
「佐倉さんに感染したウイルスに変異がみられるようだ!」
「あのブタメン...いえ、ヲタ..いえ、喪男...いえ、あの、その、なん...いやだ先生の口癖が......」
「佐倉さんは、ここ一週間で急激に太ってきている。
すでに茄子くんを抜いてステーション初の体脂肪率50%超えだ。
彼の体に細菌が適応を始めている。これが他の人に感染すると、
このステーションは佐倉さん以外は全滅する恐れがある。
今すぐ彼をダイエット......いや、その、なんだ、ほれほれ......」
「彼を痩せさせたところで、細菌が元に戻るわけではないんでしょう?」
「そうなんだよ、大原君!」
「まずーい!もう一枚!!」
当の佐倉は、いたって能天気に違法にダウンロードした20世紀テレビCM集などという
くだらない動画を見ながら煎餅を食っている。
「佐倉さん、まずいのなら食わなきゃ...って、何ですか?
その見るからに毒々しい青い色の煎餅は!」
「藤房くん、これは岩崎さんが僕のために特別に作ってくれた、
食糧生産エリアで培養したスピルリナが入った煎餅だよ。
20枚のうち5枚だけ、この青い煎餅になってるんだ。
ほら、他の15枚は今まで通りのピンクの煎餅だよ。」
「そんな恐ろしげな色の食品って存在するんですね。」
「ビタミンやミネラルがクロレラより豊富だからって、
まだ研究段階だけど特別に配合してあげるって言われたんだ。
きっと、僕が急に太って来たから健康を気遣ってくれてるんじゃないの?
だから、これさえ食べれば健康的にますます太れる......」
「その食品に依存した発想そのものが不健康ですよ。
だいたい、佐倉さんのその腹、どうしちゃったんですか?
完全に垂れ下がって自分の太ももの間で抱きかかえてるじゃないですか。
それに、ほら、シャツの下からはみ出た肉に、
男のくせに、くっきり妊娠線がでてるじゃないですか。」
「おもしろいだろ?岩崎弟くんとメールで互いの腹の画像を遣り取りして、
今、”自分育成ゲーム”をやってるんだ。バーチャルじゃなくってリアルなんだぜ?
で、互いにどうやったら効果的に育てられるかとか、データをとってるんだ。」
「これだから、ヲタクって人種は......どういうニッチな世界をゲーム化してるんですか」
「それよりどうしよう。会社から支給された作業着のズボン......。」
「座ったらケツが破れたんですか?」
「いや、この服作業服なんだからは極めて破れにくい繊維を使っているし、
ストレッチ性も高いから、破れたしはしないんだけど、
立った状態で歩いただけで、ファスナーのスライダーがはじけ飛んだんだ。」
このままじゃ、ちんちんがぽろんしちゃうよ(ハズカシー)。」
「腹の肉に隠れて見えないから、ぽろんしても誰も見えませんから安心してください。」
「どーせ、ぼくのは小さいよ (´・ω・`)ショボーン」
>>575 巨乳フェチの人って、やっぱりいるんですね。
私は腹肉フェチなので、どうしてもそう言う方向に筆が運んでしまいますが......
それはそうと、ファスナー事件、これ実話なんです(笑)。
同僚を毎日車で送っていて、帰りにコンビニでデザートをおごったり、
週末にはバイキングに連れて行ったりしていたら、仕事中にブチって。
翌日から私の予備に買ってあった未使用のズボンを穿いて通勤してもらいました。
今では、彼のウエストのほうが私より...... ( ̄ー ̄)ニヤリッ
>>575 おー実話なんですかw
いいですねぇ
巨乳フェチっていうか自分がそうなりたいという願望が…^^;
ss乙
デブ乳だと弄られる側にみえるな
しかし作業服がギリギリな佐倉の体型が基準になってしまったら……
すれ違うにも体が詰まったりと作業にも支障がでそうだw
おはようからおやすみまでではないが肥育経験者とな
財力が重要そうだぬ
ぐ〜ぐ〜と音がする、
いびきにも似た腹の虫の音。
「腹…へった…」
どれくらい寝ただろうか、
身体が妙に温かい、朝を食べなかった所為か妙に身体が重い。
「いや、これも風邪の所為…か?」
よくわからない、ただ、とても腹がへっていたので、
開けた炊飯器の中身は熱いおかゆになっていた。
適当すぎて、失敗したか、でも
「風邪気味だし、丁度よいか」
いそいそと釜を抜き出そうとして
「あっち!」
焦りすぎて熱い釜に触ってしまった、
急ぎ耳たぶに触れた手は火傷はなく、
ただ、誡の視界の外でぷっくりと目に見えて膨らんでいった。
「頂きます」
気を取り直し、熱い熱い粥をかっ込む。
やはり、火傷はしなかった、その熱を吸うように変化したのは顔。
ぷくんぷくんと少しづつ、顔が下膨れていく。
腹も、熱い胸板で隠されていた腹も水を吸い炊き上がる白米のようにむくむくと、
それを追うように、体全体が、逞しさも増しつつ、次第に丸みを帯びて、
プロレスラーのようになりつつあった身体は、一気に太り気味の柔道選手のように変わって。
腹が膨れて寝てしまった誡が気付いたのは翌朝だった。
短いですがここまで、
ついでに解説。
・白米の恵
水分と熱で育ちます、
まんま、お米ですね。
脱穀して美白でもちもち肌になもってしまいます。
ウィルスネタが書きたくなったのもありますが、
このまま一気に最後の恵までいってしまえたらよいな…
肥満工場の方>
一週間で見る影もないって、どんだけハイペースにリバウンドしていますか!?
いいぞ、もっとやれ(ぇ
筋肉でも脂肪でも、育っていく様に萌える性分ですので〜
いやぁ、人様の文章というのは何でこんなに萌えるのでしょうね?
まだ半分過ぎたくらいなのに400KB肥えとはなんという仕事量
585 :
にき:2010/03/13(土) 20:59:40 ID:fyNAWcHk
>>560 わわっ、ありがとうございます。恐縮です。
いくつかネタはあるんですが(例によって異国か学生の二択ですが…)、今ちょっと読み手に回ってにやにやするのに精いっぱいで…(盆*)
また隙を見て投下し始めると思いますので、その時はよろしくお願いします。
というか皆さん、ほんと発想がすごいです…展開を張るとしたらこんな感じかな?まではネタとして出てくるんですが、環境毎の特色が生きてくるアイディアが素敵です…!
豊作過ぎて把握しきれてませんが、みなさんがんばってくださいっ><*
市民体育館で遊んでたら知らないデブに話かけられた。
しかし自分の名前を知ってる。
相手の名前を聞いてビックリした。
友達だった。
めっちゃ肥えて誰か分からなかったw
わからなくなるまで太るとなると3桁はかたいな
それでも体育館に来るということはその友人は動けるデブということか
歌って踊れる水風線系デブって萌える
汗だくになりながら贅肉を揺らして踊る姿はかわいいだろうな。
運動のあとは甘いお菓子とコーラで休憩だな
「こんなに踊ってるのにぜんぜん痩せない。
おかしいなぁ…」
太麺革命のCMのデブたちみたいになりたい
そういや、海外でバスケとかの試合のハーフタイムに踊る巨漢だらけのチアチームかなんかなかったっけか?
ほぼ全員三桁で、チームメンバーの体重合計するとトンとかって聞いた覚えがある
【今日の俺の昼飯】
いつも寮の賄い飯ばかりなので、人目を気にせず、がっつり食べたいって衝動に駆られた。
だから、完璧に準備を整える事にした。
普段着はユニクロのウエスト88cmのチノパンとか穿いてるんだが、
締め付けられると食用が落ちそうなので、
しまむらでウエスト105cmのジーンズとサスペンダーを買って来た。
ゴムで締められたくないから、下着を付けずに素肌にジーンズ。
朝から何も食わず、排便も済ませた。
食事の30分前にドーピングw「キャベ2」を飲んだ。
何も食べないと消化器官が活動しないので、食事を始めたと錯覚させるために、
店に到着までの30分間は、ひたすらガムを噛んだ。
いざ、すたみな太郎へ到着。
幸運にも食材コーナーに一番近いボックス席に案内された。
まず、網いちめんにカルビを投入。熱すると脂が下に落ちてそれが燃えるから、
一気に温度が上昇して、想像以上のの早さで肉が焼けてしまう。
その火力でホルモン、豚バラ、ラム、ソーセージといった脂肪の多い食材ばかりを焼き続けた。
↓ 禿しく炎上中www ↓
ttp://up.mugitya.com/img/Lv.1_up114524.jpg 焼いてる途中は、サウザンアイランドドレッシングたっぷりサラダと
山盛りのカレーを食べ...もとい、カレーは飲み物(ルーが水みたいにサラサラ)だったっけ。
異変は突然やって来た。
食後のフルーツとプリンを食べ終わって、ケーキに突入した時、
今まで、ズボンがきつくなってベルトを緩めたりボタンをこっそり外したりしていた、
そういう儀式(?)のなかでだんだん空腹感が癒されて満腹感を覚えてきて
.....といった手順を踏んでいたんだけど、
今日は甘い物を食べて一気に血糖値が上がったらしく、
満腹感と同時に胃袋の限界が一気に押し寄せて来た。
ちょうど座った時の腹回りがウエスト105cmのジーンズと同じ位に膨れていた。
三つの感覚いっぺんに押し寄せて来て、駐車場の車の中で悶絶していたけど、
限界ぎりぎりまで食べ切ったことに凄く興奮して、ジーンズが色々な意味で張りつめていたw
593 :
W.D 1:2010/03/14(日) 23:54:58 ID:tZWJYLGz
「待ちつづけるこの一ヶ月、とてもつらかった
思いを伝えれないで見てるだけだった一年よりも長く思えたんだ
きみの口から返事をもらえるのが待ち遠しかった
今日呼び出したってことは応えてくれるんだよね?
わかっていても面と向かった告白ってするほうもされるほうもドキドキするね
『私の気持ちに応えてくれるならこれ食べてください! 返事はホワイトデーまで待ってるから』
何度も練習したから今でもおぼえてるよ
え? なんで答えがわかるかって? それはね、きみを見てるからだよ
チョコ渡したときの反応とか、それに……今の君をみてね
私の作ったチョコ、ちゃんと食べてくれたんだね
594 :
W.D 2:2010/03/14(日) 23:55:53 ID:tZWJYLGz
食べてくれたって確信できたのは3月に入るぐらいかな、君のズボンがぱっくり破けたあの日
でも兆候は一週間もしないうちに見えてたね
頬と顎がほんのすこし丸くなってた。それにお弁当以外にもよく購買で買い食いしてたしね
元のサイズの制服が着れなくなったのは2月も終わる頃だよね
この頃にはすっかり駅前のバイキングの常連になってたね
帰り道でよく見かけたよ。一緒にいきたいなってもどかしかった、この後にでもいこうよ?
すぐに上の制服を買うのかなと思ったらきつくなった制服を無理してきてるんだもの
そりゃあ制服も悲鳴上げるよ、あんな綺麗にズボンが破けるとは思わなかった
クラスの中では君が太ったんじゃないかって話がでるくらいだったんだけど、
あの事件のせいですっかりデブキャラが定着しちゃったね
結局3年になるまではジャージで過ごすんだ、そのXLのジャージももうギリギリみたいだけど
上も下もパツパツだし、きみは気づいてないかもしれないけど伸びをすればへそとお腹が見えるんだ
デブ腹デブ腹って人気なんだから。……本当気持ちよさそうだね
うん? まだわからない?
なんで急にそんな太りだしたのか、なんでいっぱい食べたくなるようになったのか
……そう、あのチョコに少しね、私なりの愛情を込めてみたの
食欲増進、栄養吸収効率化とかそんな感じ。寝つきもよくなってないかな?
どうしてって? それはね、きみをもっと好きになるため
595 :
W.D 3:2010/03/14(日) 23:57:57 ID:tZWJYLGz
前までのきみも素敵だったよ、その笑顔、声、読書している格好すら輝いて見えた
身長174cm、体重は60kgぐらいで平均的だったよね。スポーツする姿もかっこよかった
でも今のほうがもっと素敵
そのふっくらした二重顎や丸い頬を撫で回したい
丸くなった腕で抱きしめられてそのボヨンとでたお腹を体全体で感じたい
その隙間ない太股で膝枕してほしいな、そしてお腹に顔うずめるんだ
存在感のあるでっかいお尻が突き出されてるのを見るたび、どれだけ揉んだり叩いたりしたかったか
立ったときに見えるお尻の汗染み、お腹がつっかえて机を揺らした時なんてすごい可愛らしかった
張りのあるこのおっぱいも思いっきり揉みたいな、ちょっと嫉妬しちゃうぐらいあるし
もしかして興奮してるのかな? ここに来た時はうっすらだった汗が今はだらだらだよ?
『急に太って逆に嫌われるかと思ってた』? 大好きに決まってるよ
きみこそ怒らないんだね?
それとも今の体、汗臭くてぼよっと太った私好みのその体が嫌じゃなかったりするのかな?
……恥ずかしい? 口ごもっちゃってかわいいね、そんなところも好きになっちゃうよ
焼き肉食うのにそこまで気合い入れる人は他に聞いたことがない。
腹の膨れ方がすごい。相当食ったんだろうな。
せっかく大食い専用ジーンズ買ったんだし、毎週やったらどうだろう?
そのうち普段からそっちを穿かなきゃならなくなるかもしれないけど。
なんか俺も焼き肉行きたくなってきた。
597 :
W.D 4:2010/03/14(日) 23:59:05 ID:tZWJYLGz
それじゃあお返し貰おうかな。……忘れてきた?
そんなに気にしなくてもいいよ。私は『きみ』がもらえればそれだけでいいの
うん、きみの言葉で言ってほしいな。……やっぱり、くすぐったいね
ありがとう、よろしくね。……ん、唇もやわらかい。本当に食べちゃいたいぐらい
胸もまれてくすぐったい? もう我慢できなくて弄っちゃった
ねぇ、いまどれぐらい? 94kg? 背も少し伸びてるかな
じゃぁ交際記念ということで私からのお返しクッキー。どれでも好きなの食べて
右から豚印、牛印、熊印、タヌキ印だよ。
また何かあるのかって? ふふ、内緒。
卒業する頃にはどれぐらい大きくなってるかな?
」
598 :
W.D:2010/03/14(日) 23:59:47 ID:tZWJYLGz
長いことこの分野にいるがやっと初ssかけたよ
ちょっと肥満化描写薄い、たどたどしいけど投下させていただきました
おめつらよごし失礼
599 :
596:2010/03/15(月) 00:10:34 ID:M/GSqs4h
ssの途中で失礼しました。
乙です。
季節もの、いいですね。
女の子も男の胸で遊びたいものなのかな?
600 :
592:2010/03/15(月) 01:16:28 ID:oUoBnzDg
W.Dの中の人(って言っていいよね?、文体がラブレターだし)、乙です。
でも、太った男って、なぜかちっちゃな女の子とくっつくから、
君は太っちゃ駄目だよ。
おっぱいがちっちゃいのをコンプレックスに思ってショボンしてると、
思わず抱きしめたくなっちゃう、それが男心だから。(らしい)
っていうか、焼き肉店でつくづく感心したんだが、
カップルで来ている男がスライム脂肪腹(失礼しました)だと、
女はものすごく華奢(いわゆるモデル体型)。
でも、女が球体(失礼しました)だと、
男もぽっちゃり以上(必ず脇腹の肉がズボンからはみ出てた)。
なんでだろw?
>>596 気合いを入れ過ぎて晩飯が食えなかった。
肥満化の道は俺には険しすぎるようだ。
そうそう。
食った直後はみぞおちの辺りが、胃袋の形が解るように膨らんでいたが、
消化するに従って膨らみが下降して来て、
今は仰向けに寝るとへその下5cm辺りの所に断層が出来る状態になった。
だから帰宅してからずっとパンツ(下着)が穿けず、すっぽんぽんのままなので、
今までつい、おなにいばっかりしていた(もしかして連続回数が自己ベスト記録かも...爆)。
いやはや、色々な意味で人体の神秘な一日だったwww
食べ過ぎで膨れた腹ハァハァ
お腹に耳を当てて消化の音をきいてみたいw
寮住まいの学生さんかな?
若いっていいなぁ。いろいろと。
602 :
名無し調教中。:2010/03/15(月) 18:16:36 ID:TdPN2Dho
過去運動部でならしたムチムチおじさんに萌え。
若デブも老けデブも萌え
オタ白豚もガチムチ黒豚もみんなかわええ
>>592 うおっ
俺も焼き肉行きたくなってきたw
ドーピングにキャベ2か・・・
俺もやってみようかな・・・
今、俺の目の前には幼馴染の男が座っている。
俺と同じくらいの細身のそいつとテーブル越しにテレビを見て喋っている。
それを適当に相槌を打って流しつつ俺はある事をした。
祖父の家の蔵を漁っていた時にふと見つけた本、そこに書かれていたある事。
それはタイムリープ。意識のみだが過去に戻れる、というものだった。
幼馴染のいる時に使おうと思ったのはその効果を確かめるため、つまり俺は今から幼馴染の過去を変えようとしている。
俺の視界を光が覆う。思わず目を瞑り、次に目を開けた時。
そこは俺の部屋だった。しかしある物いる人が違う。
目の前には幼馴染が小学生の姿で座っていた。俺は心の中で成功を喜んだ。
「どうしたの?」
幼馴染に様子がおかしいと思われたんだろうか、危ない危ないと俺はにやけた笑いを止め何でもないよ、と返す。
そっかー。と言った所で俺は幼馴染にある事を言った。
一番分かりやすい見た目の変化を重視して、いざとなればまた過去に戻ってどうにかすればいいし。
上手くいったかは戻ってからのお楽しみ……。
「暑いか?」
少し意識が朦朧としながら俺はテーブルの向こう側に座る幼馴染に聞く。
「あー少し暑い。暖房切ってくれよお願いだから」
手で顔に風を送りつつ幼馴染は笑ってそう言った。成功だ。というか成功しすぎか?
ちょっとお菓子や肉類の食べ物を好きになるようたくさん食べさせただけなのに……。
「え、あー……お前今体重いくつだ……?」
「いじわる。昨日も聞いてきたじゃんか。130だよ1、3、0!」
130……。俺は幼馴染の背中に回ってまじまじと体を見つめる。
でっぷりと突き出た腹が胡座をかいた丸々とした腿の上に乗っている。
その上には女みたいな胸が上にふっくらと丸みを帯びて鏡餅のようにある。
尻や足はズボンがきつきつになる程脂肪で丸々と膨らんでいて今にも破けそうだ。
「そ、そんなに見るなよ、恥ずかしいだろ。お前だから良いけど……」
菓子をつまもうと手を伸ばす幼馴染の背中は汗で濡れてその太った体のラインを強調している。
脇腹にまで脂肪がついたその体はもし伸びでもすればシャツの下から腹や脇腹の贅肉が見えるんじゃないだろうか。
「もー。見慣れてるのにそんなに見るなんてー。太った体って珍しい?」
「ごめんごめん。ほらつい……なぁ?」
「……なら、俺と同じような体になっちゃえば珍しくないね」
幼馴染が振り返って言う。肉付きが良くなったあごや頬でまるで別人のように見える。
「へ……え……?」
「俺ね、ちょっとした事で知っちゃったんだよね。SFの話だけど。
過去にさ、戻る方法ってのを」
何故、いつ、どこで、どうやって、知ったんだ。
「もうさ俺もデブだし、二人でデブになって仲良くしようよ。
俺はこんなデブの俺と一緒にいてくれるお前が大好きだしさ」
俺の頭は混乱したままだ。どうすればいいのか分からない。とりあえず何か、何か言わなくちゃ……!
「落ち着け! バカ! 待て!」
「だーめ。デブ二人でいちゃいちゃしようね」
今、俺の目の前には幼馴染の男が座っている。
俺と同じくらいの巨体のそいつとテーブル越しにテレビを見て喋っている。
……何だかこの光景見た事あるような無いような。気にする事でも無いか。
「どーしたのー? お腹でも空いた?」
「別になんでも無い、ってか横に座ってくるな! 暑いし狭いだろ!」
「俺と変わらないくらいのデブなんだからいいじゃない、体重130kgさん?」
隠してはずの体重を当てられて俺はむすっとそっぽを向いた。
そんな俺にぴったりとくっついてくる幼馴染は150kgに近い。
子供の頃からお互いに菓子を食べ、幼馴染が飯を作るようになってどんどん俺達の体重は増えていった。
幼馴染が後ろから抱き付いてきた。汗の臭いとあいつの匂い、それと柔らかな肉の感触がする。
「こんなに大きなお腹にぶよぶよの胸の巨デブなんだから気にしなくてもいいじゃない」
幼馴染が俺の腹をシャツを捲り上げて揉みだす。更に服の上から胸も揉み始めた。
脂肪たっぷりの太鼓腹が震え、丸々とした贅肉の胸が揉まれて揺れる。
「二の腕も太腿もこんなに太くて、お尻もまん丸でお肉だらけだし」
腹から腕、太腿を撫でる。肉で太くなったそこは幼馴染に揉まれてぷるぷると揺さぶられた。
ムチムチの尻を揉んでる幼馴染の手が俺の巨尻に埋まっている。
「背中にまで肉の段が出来てるんだよ? 顔もまん丸で可愛いね」
名残惜しそうに尻を撫でていた手で背中と脇腹の贅肉の感触を味わう。
後ろから幼馴染が顔を出して頬と俺の頬を合わせて嬉しそうに擦り付けてくる。
「もう諦めて二人でデブになろうよ? 俺が美味しいご飯作るからさ」
「……いくらでもデブになってやるよ。お前が言うなら」
俺は小さくため息をついて横向く。脇腹の手を取り股間に持っていき、胸の手をシャツの下に潜り込ませた。
正直、もう我慢できない。今すぐにでもこいつにしてもらいたい。
「なら一杯気持ち良くしてあげるし、お腹一杯にしてあげる。大丈夫、何かあってもやり直せるから」
やり直せる? 何の事だろう? まぁどうでもいいか……。
支援。太っていく経過を描写したのも好きだけど、経過をあえて省いたものも良い。
完 書き忘れるとかもうね
もう最近肥満化描写適当でデブでエロしてればいいやと思ってきた
見知らぬ惑星に不時着してそこで太った原住民(元自分の惑星の遭難者)に世話になるんだけど
食物を管理する機械みたいなのがあってそれが栄養価が異常な植物や肉を作って
それに気付かずどんどん原住民に勧められるまま食べちゃってどんどん肥満化して
太りすぎて食欲以外が薄くなっていった絶滅した人間用に機械が食べ物に興奮剤を入れていて
皆どんどん性欲が強くなり、デブ男同時で色々しまくると
宇宙船を落としたのは機械が人間を必要としていて、どんどん人が増えては肥満化淫乱化していき
やがてそこはデブのわく(ry
なげぇ死ね
乙です
甘えん坊な感じの幼なじみ君がかわいいですね。
お互いに太ることも受け入れてるみたいだし。
俺もこんな恋人がほしい。
パソコンが使えない状況に、にんともかんとも…
誤字脱字増えるかもだけど、もー携帯でいいや…
612 :
名無し調教中。:2010/03/16(火) 14:38:32 ID:yZcuXP1r
1日、1時間でもいいから140s超の巨漢デブになってみたい。
>>612 気持ち分かるわー
体重と体型を自由にコントロール出来るようになれたら良いのに。
むしろ自由にコントロールされたい
体型コントローラー
身長体重3サイズ各部太さ筋肉量脂肪率肌年齢など細かい設定が可能
タイマーセットで自然な成長を、瞬間的な変化で強制を表現
コントローラーの名に違わず二つ一組、二人一組でお互いに設定する
こんな未来アイテムがあってもいいと思うんだ
このスレの住人以外にも需要がありそうなアイテムだなw
一般向きな売り文句は「いつまでも理想なあなたを」とかそんなのか
ssのフィジカルスーツと似ているが操作権を相方にまかせるというのがミソか
・誤動作(製作側の意図したところかどうか問わず)
・相手の悪戯
・他人に操作が乗っ取られて〜
どれでもありだな
胃袋を大きくするとか消化を助けるとか内臓まで影響出したらSFアイテムだ
このアイテムに頼りきって鍛錬や自制を怠った生活を続け
やがてアイテムの使用期限か耐久度かが限界を迎えたとき
怠惰な生活で培われた使用者本来の姿があらわに……
とか想像した
みせかけの体を作るのか(本体は隠れている)
本体を変化させるのか
でも変わってくるか
620 :
にき:2010/03/18(木) 02:34:22 ID:PbHo+83P
>>615-619 今ストックしてるネタに応用出来そうな部分があるので、利用させていただいてもいいですか?
ネタ拾ってくれるなら雑談してる側も嬉しいです
そんな確認取らずとも気にしないで使っていいと思いますよ
このスレにあることですし
異所性脂肪の事についてはどう思う?
>異所性脂肪
初めて聞いたが、どういう意味だ?
皮下脂肪や内臓脂肪とは別に本来付くべきではない臓器や組織に付く脂肪。
皮下脂肪の貯蔵能力が低い人ほど付きやすく、皮下脂肪、内臓脂肪よりも毒性が強い。
具体的には、糖尿病や高血圧、高脂血症等を生じやすくなり、日本人は民族遺伝的に皮下脂肪の貯蔵能力が低い為に付きやすい。
因みに、これを逆手にとって皮下脂肪を薬物療法的に増殖させることによって改善させる試みもある。
625 :
名無し調教中。:2010/03/18(木) 14:54:47 ID:ou4hWxEM
NHKでやってたね。
痩せてても糖尿病の人は脂肪細胞そのものの許容量が小さいから
そういう対策を採らねばならんと。
皮下脂肪、増殖させたい!
不健康になるよりは太っても健康なほうがいいよな
今までは脂肪たまって不健康だったからデブが非難されてたが
むしろ見た目デブなほうが健康的な場合があるのか
異所性脂肪にいかないように皮下脂肪、内臓脂肪許容量増やせる技術とか理想
大部分の日本人は体重70〜80kgになると膵臓が悲鳴を上げて、
血糖値をコントロールできなくなるから、無理すると体に良くないよ。
健康のために皮下脂肪溜める(≒太る)!
なんてことがあるかもしれないのか
欧米並みに肥満しても大丈夫になればいいのに
遺伝子からして肥満に不向きとは……
健康を気遣う金持ちの間で、皮下に脂肪細胞を移植する手術が常識化し、
再び太鼓腹の大きさが経済の裕福さを表す指標となった21世紀。
......SSのネタになりそうだ。
増殖なら手術でいいが肥大となると自然な形が難しいので
食事と運動でどれだけ美しい太鼓腹にするか気をつけてたりか
もしもボックスみたいなパラレルワールド化で少数人だけそんな世界に放り出されたら大変だな
時は平成。
所は東京。
これは、2DKのマンションに暮らすごくごく普通の恋人達の物語。
少しだけ世間と違っている事と言えば……。
二人が、同性だという事。
恭平と彰は、当年とって28才、交際4年目、二人は都内のスポーツジムで知り合った。
二人ともそれなりに整った顔立ち、タイプとしては男前なタイプで、ただし男臭くはない、ミドルタイプとでも言おうか…。
身長も体重も176p64キロ前後と体格も余り変わらない………。
筈だった。
彰は、目の前で食傷を起こすものを何食わぬ顔をして頬張る相方に、今日こそは言わなければならない事があった。
大型の丼に海苔を散らして山と唐揚を積み、桃屋のラー油とマヨネーズを混ぜたものを、唐揚山が隠れる程にぶっかけたモノを平然とかき込む男…。
最近ヤタラと血色の良い、イージーファッションの目立つジム通いも止めたこの男に……。
「恭平……、お前…最近太っただろ…?」
しかも、かなり、と続けようとした彰の言葉は、盛大に辛マヨ唐揚丼(極盛)をむせかえらせた恭平の声に掻き消された。
「ぶへぇっ、ぶふぉっ、うぐっ…い…いきなり…な…何を…。」
尚もむせる恭平、彰は背中を摩ってやりながら、ムチムチとした肉感を感じて逆に確信を深める。
「何を…根拠に……。」
本当に気づいてないのか?だったら少し可哀相だったかもしれない。
そんな優しい考えが彰の脳裏を霞めたが、そんな脳内会議の間も、彰の2.0の目は恭平の頬を伝う一筋の汗を見逃さなかった。
ため息をつきながら食い下がるこの往生際の悪い男を可愛く感じながら口を開く。
武士の情けでなるべく核心から離れた理由から指摘してやる。
曰く……。
「一つ、二月前からジム通いを止めた。」
「二つ、以前に増してやたらと食ってる。」
「三つ、一月前から×××時に、やたらと電気を消したがる。」
「四つ、最近抱いても骨が当たらなくなってきた。」
「五つ、一昨日久しぶりに恭平が上で重たかった。」
「六つ、触感ムチムチでやたらと抱き心地が良い。」
彰の指摘が進むにつれて恭平の冷や汗は増え、落ち着きが無くなっていく。
「まだ、有るけど…聞きてえ?」
ss乙!
なんだその太る要素しかない飯はww
そして指摘の数が増えるにつれて肉らしさがふえとる
635 :
名無し調教中。:2010/03/22(月) 09:56:26 ID:5bIzX4cX
支援。続きが楽しみっすね。
正直聞きたくなかった。
恭平だって自分が最近少しばかり太ってきた事くらいは気付いていた。
ジム通いを止めたのが1番の理由だろうが、それも仕事上の問題からだった。
彰との共同生活における兼ね合いと運転好きが高じて選択したタクシードライバーの仕事。
しかし、時間に融通の利かない仕事を持つ彰の代わりに家事のウエイトが大きくなった所為で、ジム通いどころではなかったのだ。
まあ、その後それに気付いた彰が二人の収入は合算して折半しようと言ってくれたお陰で解決したのだが…。
先月いざジムに出かけようとして、初めて自分が太ってしまった事に気付いた。
増えた体重は7kg、その時点で71sになっていた恭平の体はムチムチと肉付きが良くなり、腰をひねったり屈んだりするとムッチリ贅肉が余る様になっていた。
存外見栄っ張りな恭平としては、ジムでこの体を曝すのに耐えられなかったのだ。
つまりは時すでに遅しという奴だった。
しかもその所為で、今まで人一倍こってりした物をガッツリと食べまくっていた代わりに活発に体を鍛え動かしていたサイクルが崩れてしまった。
急に体にまとわりついた7kgもの脂肪。
毎日こってりしたヘヴィな食事と大食による気だるい感覚。
食べたら太ると我慢しようとすれば、無性に食欲が掻き立てられて更に食べ、食べてしまったことを後悔すれば、それがストレスになってか更に更に食べてしまう。
恭平自身も気がついていなかったが、確かに以前よりも更に多く食べなければ満足できなくなっていた。
7kg増えた時点で既に体が重たく、動くのが億劫に感じるようになり、ある程度痩せてからジム通いを再開すると言う目標はその後の1ヶ月間全く進んでいなかった。
進んでいない…どころか…、いや…しかし…。
恭平はとりあえず、彰の指摘に真っ向から反論した。
曰く……。
「ジム通いは止めたけが運動はしてる!」
「食べる量は変わってない!前からこんなもん!!」
「電気を消すのはそっちのが扇情的で燃えるから!」
「むしろ骨が当たらないように敢えて少し肉をつけただけ!」
「久しぶりだから重く感じただけ!前と比べて2、3sしか増えてない!(←大嘘)」
「体の触感が良いのは計算して筋肉と脂肪の付き方を考えて鍛えているから!!」
未明、まだ日もささぬ暗がりの中で誡はうめいていた。
「なんだよこれぇ!」
妙な時間に目が覚めたものだと体を起こせば、
腹にいつにない違和感、
むにゅっと押し出され、圧迫されるような感触。
闇の中、恐る恐る手を触れれば、
ぽんと張り出した弾力ある肉、
筋肉、の筈は無い、認めたくは無いが、張り出して、割れていた筈がそれは、
埋もれてしまっているのだろう。
目が慣れて、輪郭程度はわかるようになった闇の中、意を決して下を向けば…
ぶにゅっと、あり得ない物が触れた、
分厚い胸板に乗る肉の感触、認めたくはない
「これ、あご?」
思わず手を伸ばせば、大きな手の平にしっかりと触れる肉の塊。
思わず全身をまさぐると、記憶にあるものより多分に肉が増えている、
ただ、まだそこまで酷くはない、全身はまだ筋肉とそれに乗る薄い贅肉。
だのに、腹が、そして何よりアゴが酷い。
暗がりの中、冗談みたいなタイミングで朝日が全身を露わにしていく。
わけの分からない恐怖に混乱していると、耳慣れた声が聞こえた。
支援
餅化が進行しはじめたなw
639 :
名無し調教中。:2010/03/25(木) 09:04:49 ID:gODQMkei
ずん…
腹の底に響く、
空だった筈の米袋が倒れ、それが現れた。
腹の底に響く、
いや、共鳴するような音をたてこちらに近づくもの。
『わしらは親切のつもりじゃった…』
あさらぼけの光が満ちる部屋で、
そう重たげな口を開いたのは一抱えもある餅だった。
「う゛ぁ…」
誡はずんと身体が重くなった気がした、
とても怒っているのが分かり気圧されたからだ。
「まってくれ、違う!」
カチカチとあいまいな意識の時間に起きたことが繋がり、
頭の中で答えがまとまる、
夢だと思っていたが、誡の身におきている事と、今目も前にあるものは現実。
「仏の顔も三度まで、
おぬしの様な嘘吐きはもういらぬ、我等が怒り、その身に刻み付けるがよい」
「俺はちがぁ!!」
そう叫ぼうとしたのは誤りだった、
しゃべる餅はたちまちのうちに誡の口に飛び込んできた、
それこそ、絶え間なく…
「まへ、とめ…」勢いのあまり、口から言葉も出ず、
たるんだ腹は次々に詰め込まれる餅で膨れ、
こうして最後の一日が始った。
これから餅詰めにされるのか
コミカル系なのか伝記系なのかwktk
餅に餅にされる…w
643 :
INHUMAN:2010/03/26(金) 17:35:49 ID:mABGjK9B
ちょっと、あんたたち!!
こんなスレッドを立てて非人間的だと思わないの!?
削除依頼を出して消してもらうかどうか分からないけど、
一応の覚悟はしてなさいよね!!
さあ、潰れるざます!
逝くでがんす!
フンガ〜!!
まともに潰れなさいよ〜!!
職人さんたちの筆か進まないというのなら何の問題はないけど、
規制で書き込めないとしたら何とかしてほしいよね…
いつ終わるとも知れない餅の嵐が終わった時にはそこには何もいなかった。
何事も無かったように。
「げふぅっ…」
だぶだぶの腹が、
詰められた餅と同化でもしてしまったかのように膨れた誡を残して、
「くそぉぅ… おれがぁ。何したんだよぉぅ」
苦しげに腹に添えた手は、
柔らかで、まるで本当に餅になってしまったかのような弾力に少しばかり沈んでいる。
「親父はぁお前らが来た後も、元気だってのにぃ」
抱え込んだ腹から絶え間なくほてりが全身をめぐる、
「なんなのか、知らないが負けるかぁ!」
誡は立ち上がろうとした、いつものように。
しかし、以前と大きく重心を違える体そのまま大きく尻餅をついてしまう。
ぷくん
誡は一つ深呼吸すると、腕に力を込め、
気合を入れるようにパンと強く太ももを打つと勢いをつけて立ち上がった。
ぷくん
立ち上がった体の重心が少し下がってはいたが。
餅になってく…w
支援
カラッカラカランッ
ホイールの中心で音が鳴り、周りのすべてを打ち消した。球がポケットに落ちたのだ。
その行方を見届けた俺は、次の瞬間、目を、耳を、あらゆる感覚を疑った。
「……ゼロ。ハズレです」
バーントが宣言した通り、球は赤でも黒でもない、緑色のポケットの中でキラリとまたたいていた。
あぁ、おわった。
ぜんぶ、ぜんぶおわってしまった。
わめき散らすでもなく、泣き叫ぶでもなく、怒り狂うでもなく。
一瞬疑いはしたものの、次には自分でも意外なほど静かに、芯まで冷え切った頭でその現実を受け入れていた。本当はこうなる事を、どこか意識の裏側辺りでわかっていたのだろうか。
思考が完全に停止し、その場に立ち尽くすばかりの俺は、ただ『終わった』という言葉を胸の中で何度も反芻(はんすう)していた。
「いかがですか、ご自分の人生が転落してゆくご気分は」
いつの間にか俺のすぐそばにバーントは立ち、こちらの顔を覗き込んでいる。
もう何も考えたくない。これから俺はどうなるのだろう。会社は、皆は――。
そうだ、俺には会社がある。彼らとは無関係な負債を返済する為に、彼らを巻き添えにするわけにはいかない。だが、俺ひとりの資産などたかが知れているし、会社の権力を売るなりする以外方法が思い付かない。
どうしてその事を、今の今まで忘れていたのだろう。
俺は、社長失格だ……。
否、それどころかヒトとして最低最悪なヤツだ。
俺はゆっくりと膝を折り、チカラなくスチール椅子に腰掛けた。そして、最後の気力を振り絞って声を発した。
「……頼む。俺は、もうどうなっても良い。
だけど、家族や、会社の皆だけは、助けて、くれ……」
ギシィィ、と椅子の脚がひどく軋む音に紛れるように、か細くくぐもった声。何とかバーントには届いたらしく、彼はフッと鼻で笑った。
「なるほど。貴方様のようなお方でも、まだ良心をお持ちでしたか。
……かしこまりました。それでは、ひとつ提案がございます。私個人がその負債を、岡田様の身柄ごと買い取らせて頂きます」
「……は?」
負債を買い取る、だと。突拍子もないその提案に、俺は混乱した。
あくまでバーントは支配人であり、誰か別の経営者が上に居座っていると思われる。そんな立場の人間の一存で、負債を買い取る――借金をチャラにする事が、果たして許されるのだろうか。
しかも引っ掛かるのは、身柄ごと、という言葉。それが意味するものとは……。
「勿論、貴社およびご家族には、負債の請求等は行わない事を約束致します」
「だけど、これって――」
「ええ。おそらく、ご想像の通りでございます。貴方様に、自由などございません」
人身売買じゃないか……!
人格も何も無視して、人間を“モノ”と同等に売り買いする行為。
マフィアが横行するような治安の悪い国だけの事だと思っていた。だが結局のところ、治安など関係なく、巨額の金が動く場所ではたいていそういった後ろめたい事情が付き物なのだ。
臓器をバラされる、奴隷として一生こき使われる――考えつく限りのパターンの末路が、頭の中をぐるぐると駆け巡る。ぼんやりと稼動する思考回路を、バーントの声がぷちりと断ち切った。
「ご安心下さい。その大事なお身体をバラしたり、キズモノになど致しません故」
「えっ」
俺の良からぬ想像を見抜き、なだめるかのような発言。まるで読心術でも心得ているかのような。しかし、大事な、とは……。
ふとバーントを見返そうと頭を上げると――。
「ん……っ」
しばしの空白。
呼吸と視界を遮られた。
半開きのくちびるを伝って、口内に押し寄せてくる、温もり。
……くちづけられている。
俺が?
誰に?
651 :
ギャンブル:2010/03/29(月) 23:19:54 ID:n+SRj7eb
……うpる度に久し振りな中の人ですすんません。
皆様太ってますかー
しばらく来ないうちにこれまたwktkするssが始まってて、良い流れですね。
良作の予感の嵐。
作者様方、乙です!
SS(*´ノ∀`)おちかれさまでーす
かい君&ギャンブルの人ー^^
少々パソコンが使えない状況が続きまして、ロイヤル・ホストは携帯じゃ無理っぽいなー…
と、新しいの始めちゃった駄目な奴です┏○ペコ
こっちのが短くさっさと終わらせる予定なのでお許しを(と言うよりこのSSで初めて書く前に落ちまで考えたw)
恭平自身、途中から我ながら苦しい言い訳をしていると思わずにはいられない、口に出した途端に目を覆いたくなる言い訳の数々。
しかも、その往生際の悪い、潔さとは正反対の発言に彰の眼はじっとりとすがめられ、恭平はその例えようもないプレッシャーに油汗をかき始めた。
「それじゃあ…、こぉんの…、ムッチリブヨブヨの腹の肉はぁ…何なんだ……よおっっ!!」
ぶんにゅううううぅぅ……
彰が、ゆとりを持たせた恭平のワイシャツの上から脇腹の辺りをムンズと鷲掴む。
すると、ムッチリとした確かな贅肉の感触と共に5〜6cm強の厚みで脇腹の贅肉がタップリと掴めてしまった。
これには恭平も言葉が出ない。
「うっ……こ…これは…これはぁ……。」
頭が真っ白で言い訳が思い浮かばなかった。
当然だ。
自分自身、まさかこれ程の贅肉を腹回りに蓄えてしまっていた事など認識していなかった。
何しろこの1ヶ月というもの、日々食べるに任せて肥え太っていく体から目を反らし続けてきたのだから………。
「に…にく……かな…?。」
ぼそりと口ずさむ恭平、間違ってはいない。
だが、彰はもう許さなかった。
「何の肉?」
だらだらと汗が伝う恭平の青ざめた顔を、にこやかに直視する彰。
目が笑っていない。
正直怖かった。
「おっ…お……俺の…は…腹の…肉…?…かな。」
恐怖に駆られて控え目に肯定するが、やはり彰の表情は変わらなかった。
「ど・ん・な・に・く!?!?」
もう駄目だ。
魔法が解けるように靄がかかったような自意識の中の自分の姿形が崩れていく。
後に残ったのは……。
「ぜ…ぜ…ぜ……贅肉です!贅沢な肉ですぅ!脂肪!!脂身だよ!!こんちくしょー!!」
語尾に近づくにつれ半ばヤケクソ気味に叫んだに近い恭平だったが、彰はそれについては気に留めていないようだ。
「そうだよ、最初から素直に認めりゃここまで煩く言わねーのに……。」
そう言った彰の顔は存外に優しいものだった。
それなりに長い付き合いである。
彰の『困った奴だなあ』と言う中にも『仕方ないなあ』的な優しさを含んでいる言葉からも優しさと甘さが滲み出ていた。
すると、太った事を認めた時点でなりを潜めていた甘さが再び恭平を支配し始めた。
(結構駄目な奴である。)
それとも、怠惰に食べるに任せて肥え太ったこの2〜3カ月ですっかり怠惰太りが身に染みてしまったとでも言うのだろうか?
「オレ…太ったよなぁ…、この腹やばいよな…、こんなブクブク太ってさ…デブになったオレなんかと…別れたくなったろ……?」
斜め下向きに目を伏せて哀愁を漂わせる恭平。
まだ十分に男前な恭平のそんな仕草に、惚れた欲目も手伝って彰の胸がキュンとなる。
『恭平…まさか…本気…!?』
「わ…別れるとか…あるわけないだろっ!ま…まあ、太った事は太ったけどさ…デ…デブって程じゃないよ…うん…、ぜ…全然…デブじゃない…デブじゃないって!」
無論恭平の方は本気ではない、半分以上演技が入っていた。
下に恐ろしきは習慣性の怠惰太りである。
あれ程切れの良い伸びやかな、それでいてガッシリと鍛え整えられていた体を支えていた鋼の心にまで余分な贅肉を蓄えたかのように、恭平の心を蝕んでいたのだから…。
「彰はそう言ってくれるけどさ…やっぱり…こんな太ったオレなんか……さ…。」
斜め下向きに伏せられた目元に何かが煌めいた。
「ばっ…!そんな太ってねーって!大体っ!見損なうなよなっ!俺…姿形ばっかりで恭平の事好きになったんじゃねーぞ!」
『よし!いける!!』
彰には恭平の心に閃く思い等知る由もなかった。
(恭平自身も自分が阿漕なことをしているとは認識できていないくらいなのだから…)
「ホントか?ホントにこんな太ったオレで良いのか?」
「あっ…当たり前だろっ!そんな事で嫌うかよ!」
「こんな辛マヨ唐揚丼食う男でも!?」
「ば…馬鹿…それこそそんな事で嫌うかよ!」
「じゃあ、食っても良いんだな?」
「ん…?あっ…ああ…飯の途中だったな…良いよ良いよ…食えよ…。」
彰は恭平の術中にはまりかけていた。
「ぶふぅ!」
ゆらりと上気した身体から湯気が立ち上る、
白い呼気と共に荒く息を吐いて、
口から、そして身体からこもった熱を吐き出した。
流石の誡と言えども、この腹をほおっておくのはまずいと思って、
出来うる限りのトレーニングをして、
ずぅん!
流石に疲れてきたか仰向けに倒れた、
顔はトレーニングの充実感とパンプアップしていく様ににやけている。
「流石にこの腹はないけど、まぁ、すぐにへこませてやる」
根拠のない自信たっぷりに、腹筋に力を入れて思い切りだらしなく膨れた腹に喝を入れた。
ブヨブヨと揺れる腹を一寸気持ちいいと思いつつ。
ぶよん
むしろトレーニングをした部分が丸くなってきているとは思っていない、
受けた衝撃を吸収する、
いや、受けた衝撃を飲み込んで育っているなどとは。
ダンベルを手に起き上がると、その背中は贅肉にまみれ丸く広く。
ぶよん、たぷん、波打ち増える
657 :
t:2010/03/30(火) 13:51:57 ID:7tmJqhUE
俺は少食で痩せ型体型だったんだが
最近、お腹に肉が付き始めた…
間食もよくするようになり、夜中に腹が減って食ってしまう。
最近食欲がかなりあるんだが…
>>657 よぁーし、良い兆候だp(^^)q
そのままブクブク、タプタプと…
保守
このクラブへ来てからというもの、驚愕というレベルを越える出来事ばかりだ。
ここは本当に現世なのだろうか。何かの悪い幻ではないのだろうか。
「……ぷはっ!」
少し息苦しさを感じ始めたところで、ようやく解放される。ぬめる口周りを手の甲で軽く拭い、改めて正面に向き直ると、優雅に微笑むバーントの姿があった。てらてらとしたくちびるを、そのままに。
俺は、バーントに――男にキスをされた。
あまりの急展開に、抵抗も出来ずなすがままであった。
……向かって右斜めに傾けた彼の顔が目前に迫り、確かに俺のくちびるを捉えた。それも、かなり上手い。今まで一夜を共にしてきたどの女よりも。
認めたくなかった。認めたら、それを受け入れた事になりそうだったからだ。相手は同性だ。上手い下手の問題ではない。
「……どうしてだろう。自分を歪めた憎むべき相手なのに、こんなにも愛おしくて堪らないなんて」
だが、頬を撫でるような、甘く甘いささやき。
「大丈夫。決して悪いようにはしない。君は、俺のモノになる」
脂肪で膨れた胸に優しく掌が置かれ、それがすうっと肌の上を軽やかに滑る。幾つもの小さな円を描きながら、下へ、下へと降りてゆき、腹の丘、ヘソ、そして垂れた肉と下腹部との透き間に潜り込んできた。
「ちょ、やめ――」
声を上げようとするも、またくちびるを塞がれた。ペチャペチャと水を啜るような音を立て、口内でうごめく生き物。
「ふっ……んむ……」
ああ、コレ、色んな意味でヤバい。
拒絶しようと思えば出来るはずなのに、それが出来ないのは……、すっかり彼の手中に堕ちてしまった事の表れなのかも知れない。たった2度のキスだけで。
栄養の吸収を助けるクスリやら脂肪燃焼薬やらを扱っているのだ、ひょっとしたら、即効性の媚薬か何かを口移しで飲まされているのではないか。そんな気さえした。
相手の唾液――やけにとろみが強い気もするが――が流れ込むと共に、生臭いニオイが鼻へと抜け、何とも言い難い感覚に陥る。押し戻す事も出来ず、結局それらの行き着く先は喉の奥。不快なのか快感なのかもはっきりしない。
重く垂れ下がった腹が、彼の掌に乗りぐいとリフトアップされる。やがて上昇の限界に辿り着くと、重力に負けて、つるんと掌を滑り落ちる。
たぷんっ、と波打つ贅肉。1、2秒の余波。その揺れに身体の芯ごと持って行かれそうになる。
ぶにゅ、ぐにゅっ。たぷん、たぷん。
肉を揉む指という指を、深く飲み込んでゆく腹。彼がチカラを抜けば、ぽよんっ、とたちまちトランポリンのようにそれらは弾き返されてしまう。
俺の腹の奥底にある何かを求めようとして、拒まれているかのようで。何度挑まれても、失敗に終わるだけ。何度も、何度も、繰り返し。
「んん、んふっ」
くちゅっ、ぺちゃ。でぶん、たっぷぅん。
そうやって、彼はしばらく俺の舌と贅肉を弄び続けていた。そのうち、肉を揉みしだく指が食い込む度、俺は自分の正気が持っていかれるような感覚を覚えた。
ぷちゅ、じゅるっ、ごくり。
離れては触れ、また離れてはまた触れ。その度に口移しで注がれる液体を、いつしか俺は何の抵抗もなく飲み下していくようになっていた。理性のバリアを解き、本能を刺激するそいつに、すべてを預ける。
悪くない。むしろとても良い。
眠いわけでもないのにまぶたが重くなる。ただでさえ頬肉に押し上げられ細まっているのに、さらに細くなる目。それが映し出す彼の顔もまた、恍惚とした表情で俺を見据えていた。
静かに引き離した互いのくちびるから、唾液が吊り橋のように糸を引き、千切れる。俺達は少しの間だけ、ひとつになっていた。
明確な言葉では表現出来ない。だが、それでも俺は彼に身体を許した。意識が根元に集中している。
もはやいうまでもない。
それがすべてだった。
「……支配人」
と、ふたりの世界の外から、何やら声がする。ササキ?
思えば、大勢の黒服達の見守る中であのような情事を繰り広げていたのだ。ホントに、ぶっ飛んでる。
「ああ、わかっています。少し調子に乗りました」
「いえ……」
「着替えをしてきます。コレは上の部屋へ運んでおきなさい」
「了解しました」
すっと立ち上がった彼は、ササキに何か命令を下した。そして、中腰になり俺と目線を合わせ、話し掛けてきた。
「続きは、また後で」
そして、俺にふっと微笑みかけると、すぐに背を向け、そのまま奥の扉へと消えていった。
去り際の微笑みは、とても懐かしくて柔らかい表情だった。机を合わせて弁当を食べながら、たわいもない話で笑っていた、初々しいふたりのあの頃を思わせた。
†††††††
ガラガラガラガラ――
台車のコロがやかましく回転し、廊下を進む。黒服は額にじわりと汗を滲ませながらそれを押し、その隣に付き添うもうひとりの黒服はバインダーを小脇に抱え、足並みを揃えていた。
「いやぁ、スゲえモン見ちまった」
「まったくだ。支配人も思い切った行動に出たものだよ」
「オレ興奮しちまってさぁ、危うくあの場で勃っちまいそうだったぜ。オレもあんなに奉仕してくれる良い相方欲しいなぁーっ」
「馬鹿か、俺を見るな。
しかし、支配人のあれもオーナー仕込みかと思うと……。このクラブ、本当に腐ってるな」
「んな事言っちゃってー。お前だって支配人に近付きたい一心で、ここまで上り詰めたんだろ」
「な、おまっ!? 出鱈目抜かすなっ……!」
「へへ、照れちゃってー。
つーかさ、アレだろ? そもそもディーラーって、出目をコントロール出来るらしいじゃねえか」
「……科学的な根拠はないがな。いまだに議論の的ではあるらしい。
しかし、仮にそうだとすれば、参加者は皆支配人の掌の上で踊らされていた、という事になる」
「おぉーこわっ!
でもまぁ支配人も、汚い手を使ったとはいえ、ようやく初恋の相手をゲットしたってんだ。何か複雑だが、良かったんじゃねえの」
「……積年の苦労が報われたと思えば、喜ぶべきなんだろうな」
「しかし、なんでまた……こーんなにデブデブにする必要があったのかね?」
「さあな。これがこいつにとって、一番の凌辱だとお考えだったのだろう」
「しかし重いっつーの! 一体何キロあんだよ!」
「黙って押せ……」
ガラガラガラガラ――
黒服が押す台車の振動に合わせ、乗せられたそれは、ぶるんぶるん、とゼリーのように大きく震えた。人間の原形を留めてはいるが、異常なまでに肥満し、一目見ただけでは人間かどうかも判別しにくい。
客が出入りするエレベーターとは真反対の方向に向かい続けると、やがて、取っ手のない質素な両開きの扉の前に行き着いた。搬入用のエレベーターである。
カゴに乗り込み、扉が閉まる。その扉からはもう二度と、異常肥満した男が出てくる事はなかった。
†††††††
ホテルの一室のような空間、俺はひとりベッドに腰掛けこうべを垂れていた。
10年以上も昔に恋をした岡田タツヤという少年は、今やその面影を残しつつも立派なひとりの社会人男性となって現れた。
立派なスーツを身に纏い、清々しいまでの顔付きをしていた人生の成功者。その姿は俺にはあまりにまばゆく、憎たらしく思う反面で、惚れ惚れするものでもあった。
この完璧なシルエットを崩してしまいたい。おとしめてやりたい。そうして互いが対等な立ち位置に着けば、あの日に返れるのではないか。
忘れられなかった、彼の優しい笑み。今日の日まで、ずっと抱えてきたアンビヴァレンス。
それをようやく発散させる事が出来、肩の荷が降りたような気分であった。
汗やよだれにまみれた衣服を剥ぎ取り、足元に放る。クローゼットを開け、幾つも吊してある中から摘み出した下ろしたてのスーツ一式。下着を換え、ワイシャツのボタンを留め――る、はずだった。
「ん……っ」
留まらない。
反対側の穴に、ボタンが届かないのだ。悪寒が走った。
ゆっくりと、下へと目線を下ろす。そしてほぼ90度傾いたところで、俺は強烈なデジャヴのようなものに駆られた。
腹が、出ている――。
ボクサーのチャンピオンベルトを巻いたくらいの厚みをもって、俺の腹は曲線を描いていた。抱えるように両手を当てると、ぷにゅぷにゅとゴムボールのように柔らかい。紛れもなく脂肪だ。
確かに昔、俺は太っていた。貧窮な時代が長かった分今でこそ痩せてはいるが、筋肉質なわけでもなく、極めて何の特徴もない身体を維持していた。
ついさっきまでは、だ。
はあっ。
俺は肩で大きく溜め息をついた。と同時にぽっこりと膨れた腹が、ぼよっ、とさらに前へ突き出た。
原因はわかっている。口移しで岡田に与えた例のジュースが、口に含んだ時、知らぬ間にこちらの喉へも流れていたのだろう。最後のベットで発生した負債の分まできっちり太らせるつもりで、興がって行ったのだが。
コン、コン
「支配人、そろそろ次のお客様がお見えです」
入口のほうから、ドアをノックする音。それに続き、佐々木の落ち着いた呼び声が耳に入った。
先に脱ぎ捨てたスーツの内ポケットから小瓶を取り出す。蓋を開け、中の青い液体を人差し指に一滴。それをぺろりと舐めてから、俺は返事をした。
「今、行きます」
腹を凹ませ、無理矢理に服を着込む。初めは窮屈であったものの、次第に身体の火照りと共に、窮屈さが薄れゆくのを感じた。
岡田には、まだすべての負債分の付与を終えてはいない。だからすべてが終わったその時には、また同じように舌を絡め、肌を擦り合わせながら最後まで負債を抱えてもらう事になるだろう。
今日さえ終われば、俺が太ったとて関係ない。俺はもう、岡田を手に入れたのだから。それだけで良い。
俺は、まだ山と居る忌むべき存在への報復に胸をたぎらせながら、ドアノブに手を掛けた。
[了]
まず、すんません。
長く続け過ぎました。
去年の初夏くらいから書き始め、温めてきたネタだったので、書いたり休んだりの繰り返しで何だか締まりのない流れに……。
萌えキャラも居ないしね!
こちらとしては、完結させられた事に一応満足してますが、読み手側の皆さんの気持ちはまったく眼中になく……。
文章力・構成力って何食えば上がるんですか先生。
というワケで、長々とお付き合い下さった方、どうもお疲れ様でした。
そして職人の皆さんのss続きに期待age
エクセレント(>_<)b
ロイヤル・ホストと方程式の中身でーす。
何か中身がギュッと詰まってて、ダラダラなんてしてないですよぅ
逆に通しで一気に読んで興奮したいですo(^-^)o
お疲れ様でした。
次作も楽しみにしてますp(^^)q
朝の光が部屋に差し込む。
俺はいつもは感じない暑さで目を覚ました。
7月の日曜日だった。
「ふわぁ〜」
大きなあくびをして起き上がる。
「いてて…」
昨日部活でウエイトトレーニングしたから筋肉痛のようだ。
今日は部活はオフだ。
ずっと野球をやって今も野球をしている。
独り暮らしを今年から始めた。
1日何をしようか的な感じで顔を洗う為に洗面所に向かう。
「あー腹減ったな〜」
そう言って洗面所に行った俺は鏡の前に来て言葉を失った。
デブになっていた。
「えー!」俺は思わず叫んだ。
「なんで?なんで?」
声も野太くなっている。
バキバキに割れていた腹筋はなく、腹が出てぶよぶよと波をうつ脂肪。
胸の筋肉も脂肪だけでだらしなく垂れている。
腕や足の筋肉にも脂肪。
顔には脂肪がまとわりついて、目が細くなり二重顎になっていて一見したら誰か分からない。
かろうじて面影があり、坊主で色黒ではあるが、俺じゃない。
「どうして…そうだ病院に行こう!」
今日やっている一番近い病院は隣の駅だった。
早々に病院に行く準備をするために着替える
が
「くっ…」
いくら腹を引っ込めても上下ともに服が入らない。
そりゃそうだ。
もう一度洗面所へ行き体重を計る。
102キロ…
30キロも太ればそりゃ入るわけがない。
パツパツピチピチとなったTシャツとトランクス。
何とか持ちこたえているようだ…
ちょっと動いただけなのにもう汗ばんでいる。
これじゃ外に出れない。
「マジでどうしよ…」
そもそも俺はデブが嫌いだ。
自己管理能力の無さだと思っている。
親父がブクブクのデブだったからよく友達にバカにされた。
だから俺は親父のことをいつからか嫌いになっていたし、同時にデブってものが嫌いになってたんだ。
だからは絶対太らない。
そう決めてトレーニング、ランニングも怠らなかった。
対して母親は昔はファッション雑誌のモデルをしてるくらいスマートで息子の自分が言うのも変だが綺麗だ。
細い/筋肉質=偉い/強い/善
デブ=最低/弱い/悪
と言う図式が出来ていた。
(ってか何でかーちゃんはあんなんと結婚したのか分からない。)
その俺が何で100キロを超えるデブに成り下がらなきゃならないんだよ…
とりあえずクローゼットを漁りまくって出てきたのがビロビロに伸びた茶色の上下のスウェットだった。
着てみる。
ビロビロなのは前の体型だからで今はギリギリと言った感じで、カラダのラインが強調される。
(普段ならあえて筋肉質なボディラインを見せる感じなのだが)
丸々と太った自分が姿見の中映る。
「熊みてぇだな…はは…」
溜め息混じりに、お腹をなでた。
支援的な何かp(^^)q
ご飯をすぐに済ませていざ出発!
と思ったのだが、いくらデブ顔になったとはいえさすがに知り合いには見られたくない…
しかし顔を隠すものなんて持っていないし…
唯一あるものと言えばフリーサイズのキャップだった。
無いよりマシかな…
上下パツパツで茶色のスウェットを着て、
頭にはキャップをかぶった色黒坊主の巨漢…
「うわぁ…絶対職質されるな。」
靴下も立ってはけない…
「はぁ、はぁ、ふぅーはぁ…」
靴下を履くにも一苦労だ。
こっから俺は、とても屈辱的な体験を多々することになる。
[続く]
あっ…
タイトル変わってるしww
なんか過疎ってる……規制かな?
>>668 そう言って頂けると報われる気がして、とても有り難いです。
機会さえあれば、また何かしらうpろうかなと思ってます。
こちらも、続き楽しみにしてますね!
>>デブな一日の方
乙です。
突然の肥満化の原因が気になりますが、果たして……wktk
恒例の選択肢ですが、ちょっと新方式。
次回予告と言うか新刊紹介のあらすじみたいな形式にして見ました。
希望があれば最初に選択された話以外も書こうと思います。
それでは、「恋愛と××の方程式」××に入る言葉を選択して下さい。
@連鎖
恋愛と連鎖の方程式
調子に乗って化けの皮が剥がれる恭平、怒った彰は恭平にある条件を突きつける。
ぐうたら生活に慣れきった恭平には条件クリアーは不可能に思えて……
恭平が考えだした秘策とは!?
A嗜好
恋愛と嗜好の方程式
調子に乗って化けの皮が剥がれる恭平、怒った彰は恭平にある条件を突きつける。
ぐうたら生活に慣れきった恭平だったが、心の贅肉が融ける様に以前の運動欲が再熱して……
何故か物足りなさを感じる彰、悩んだ末に彰が取った行動とは!?
B変化
恋愛と変化の方程式
調子に乗って化けの皮が剥がれる恭平、怒った彰は恭平にある条件を突きつける。
しかし生来優しい性格の彰は怒りも長続きしない。
課された条件がぐだぐだになる中で、彰を巻き込んで2人に訪れる変化とは!?
※前のアップの次の朝に書き込もうとしたら規制で書き込めなかった…
みんなこんな感じで規制されてると選択肢の書き込みもできないかも?
2で!
どっちもすごく気になるけど。
ガチムチが見たい…
運動してやせるならそれを上回るカロリーがあればいいじゃない!
スピリッツの鬼龍院さんで肥満化があったよ。
併せて老化もしてるから注意。
部屋を出て俺はドスドスと駅に向かって歩き出した。
胸や腹が揺れる不思議な感覚。
数分しないうちに汗をかいてきた。
(マジか…)
シャツやパンツは汗だくで、茶色のスウェットの脇の部分の色も変わって来る。
鼻をつくような臭いもしてきた。
そりゃそうだ。
こんな夏の日に上下スウェットのデブが歩いているんだから…
(こんなとこ見られたら最悪だな…)
「ママ!クマさんが歩いてるよ〜」
「こら!見ちゃいけません!」
(見ちゃいけませんって…)
周りの目が“うわぁ何あれ?”と言っているように感じる。
(デブって普段どんな気持ちで生活してんだろ…)
「ふぅ、はぁはぁ喉乾いたな…飲み物でも買おう。」
近くのコンビニに寄り水の入ったペットボトルを取りレジへ向かう。
「お次にお並びの方どうぞ〜」
早く水が飲みたい為に、その時は気付かなかった。
レジにいたのは自分が今恋をしている店員さんだった。
いつも部活終わりに声をかけてくれ、とても素敵な女性だ。
俺の毛穴と言う毛穴から一気に汗が吹き出した…
「126円です!!」
「はっはい!汗」
なぜか物凄い動揺してしまっている。
急いで財布を取り出す。
683 :
デブな1日:2010/04/08(木) 17:48:02 ID:s98XprUd
家では意識しなかったか指まで太くなっている。
上手く小銭が掴めずレジの上で小銭をばらまいてしまった。
「あっすっすいません! 」
「大丈夫ですよ〜」
2人で落ちた小銭を拾う。
そのとき彼女と手が触れた。
「キャッ!」
彼女が叫ぶ!
その時俺は先週の出来事を思い出した。
オニギリを受け取る時にも手が触れて、その時は
「キャッ!すいません!」
「あっ大丈夫ですよ!」
「凄いゴツゴツした手ですね!」
「あっ俺野球してるんで!」
「えっ本当ですか?私野球凄い好きです!」
そんなことを思っていると次の瞬間
「ちょちょっとあんた!どさくさに紛れ込んで人の手触ってんじゃないわよ!」
と言って腕をつかまれる。
「えっ俺はそんな…」
「ったくふざけんじゃないわよ!この変態デブ!」
店内に響き渡る。
お客さんが他にいなかったのがせめてもの救いだ。
「さっさと出て行ってよ!そんな細い目で見るんじゃないわよ!マジキモイ!!」
俺は若干鳴きそうになりながらもコンビニを後にした。
同じ彼女だとは思えない。
見た目がデブになっただけで…
確かに俺も野球部の連中と電車に乗ってる時にデブなオッサンにぶつかられて
「いて!」
「あっすっすいません!」
「あ?なんだこのデブオヤジ。すいませんじゃねぇだろ?幅考えろよ!」
「…」
オッサンは無言で次の駅で降りた。
「マジ人間あんなデブになったら終わりだよなー何食ったらあんな豚みたいになるんだっての!」
「そうだよな〜ww」
ふと足元を見る。
なんだこれ。
この腹…
デブで豚はまさに今の自分じゃないか…
そんな事を思いながら再び駅へ歩き始めた。
[続く]
>ギャンブルの方
乙です〜!
とても萌えさせていただきました!
我儘を言うなら…全て終わった後の岡田との蜜月(?)も見てみたかっt←←←
>恋愛の方
A希望で…!
彰の行動が気になりますw
>一日の方
乙です!
どこまで惨めな目にあうのか楽しみです
アメリカの映画とかに出てくるファトスーツって買えたりしないんかなー
>>687 買えたとしても1人じゃ着用できなくない?
>>689 あれって特殊メイクなわけだから、ちゃんとやろうとしたら
それなりのスタッフやら設備だか機材とかが必要になってくるんじゃない?
クオリティは比べるまでもなく下がるけど、
おれは服に布団などを詰め込むとか、たまにやるけど……
>>690 アメリカ人は役作りでリアルに太るから凄いよな〜
残った巨大丼ぶりにM盛りの辛マヨ唐揚丼をペロリと平らげ、まだ物足りなそうにタボ腹を擦る恭平。
止せば良いのに有らぬ事を言い出したのがケチのつき始めと言うヤツであった。
「今日はオカズ作り過ぎちゃってさぁ…捨てるのも何だし…お代わりしても良い?いや!流石に無理だよな?デブが何言ってんだって思うよな?」
内心傷ついてそうな素ぶりで「デブ」と言う言葉を卑屈気に使う恭平に、丸で自分が恭平の見た目だけを重視している様な錯覚に囚われ、逆に申し訳なくなる彰。
「い…いや、そんな事は思わないって!デブデブ言うなよホント、ゴメンて…、結構太ったけど…デブじゃないよ…、あ…ああ…もー、食えって!お代わり位良いよ!」
心の中でほくそ笑む恭平、気づかない彰に観客がいれば哀れを誘う場面である。
しかし、調子に乗った恭平の「いいのか!?」と言う殊勝な台詞とは裏腹に嬉々として巨大丼ぶりをメガ盛りにしてガツガツかき込む目に焼き付く様な姿。
流石にお人よしの彰も釈然としないものを感じるのだった。
この辺りで止めておけ…お前は良くやった…、ダイエットを強要されている者が観客であったならそんな掛け声も耳にできたかもしれない。
だが、この時の恭平は文字通り調子に乗っていた。
モリモリ、ガツガツと飯をかき込み、見る間にワイシャツがピッチリと横に引っ張られる。
そして、留めたボタンにムリムリミチミチと横線が入り始め……。
いつの間にか恭平の腹は唐揚と飯でポッコリ膨らんでいた。
いや…、肉付きもかなり良くなった恭平の腹は、大量の食べ物が詰め込まれた今、ポッコリと言うより寧ろデップリ…、即席の太鼓腹の様相を呈していた。
(少なくともこのまま行くと近い将来空腹だろうとこの丸々ムチパツボヨヨンの腹を目にする事になると思われた。)
「お代わりしても良い(回数無制限)」そう太鼓判を押されたと勘違いした恭平。
彰の心の火山はこの時から沸々と溶岩を滾らせていたが、太って鈍ったのは体だけではなかったのか、調子に乗り続ける恭平。
事もあろうに3杯、4杯とお代わりを進める。
大食い選手権かと疑われる食べっぷりも5杯目で何とか止まったかと思われた次の瞬間、恭平の発した言葉が大噴火の契機だった。
「ありゃー…唐揚だけ無くなっちまったぜ…、しょーがねー…残りは茶漬けでかっこむかぁ……。」
かっこむかぁ……かっこむかぁ…かっこむか…かっこむ…かっこ…かっ………
「いーかげんにしろっ!!」
最後の台詞が彰の脳内でリフレインすると同時にその時は来た。
「こんのっクソデブがっ!ガツガツモリモリ豚か牛みてーに食いやがって!!おいっ!ちょっとこっち来いデブ!おーまーえーだっ豚!こっちだこっち!!」
やっとこ書き込み…
パソコンからの書き込みが出来ないと、やっぱ書き込み大変だなぁ…
早く解除されますように…(:_;)
保守
696 :
名無し調教中。:2010/04/19(月) 19:28:08 ID:KiQeLQs2
保守!みなさんSS乙!
リアル系よりマンガっぽいデブ化に萌える…
昔のマンガとか秋になるとデブる主人公多かったんだよなぁ
最近腹が出てむちむちしてきて
狸みたいな体になってきたw
youTubeでサザエさんみてたらカツオが太った図が出てきた…
意外と可愛いなぁこれ…
kwsk
あれだけ続いてるんだから誰かが太る話は探せばありそうだよね
やたらと買い食いや間食をするのになかなか体重が増えないし肉もあまり付かない
体がむちむちして重くて腹が突き出た人が羨ましい
>>698 お腹を中心に肉が付くのはいいな。
お腹が特に大きくなる…狸
全身にむちむち脂肪が付く…豚
筋肉の上に脂肪…熊
他に肥満を例える動物ってあるかな?
多分肉の付き方や、性格とかも含めて分類されんじゃないかな??
Q:下記のデブのイメージを肉の付き方、性格、他の要素などを含め、自分の考えを書きなさい。
豚→
狸→
牛→
トド→
カバ→
サイ→
ゴリラ→
Q:下記のデブのイメージを肉の付き方、性格、他の要素などを含め、自分の考えを書きなさい。
豚→ 全身に脂肪がつき、贅肉が重力に負けだらしなく垂れ下がるようなつき方。
狸→ 腹部を中心に脂肪がつく。俗に言う太鼓腹のような体型。
牛→ 胸にも脂肪がつき巨乳化。性格がのんびり。
トド→脂肪のつき方は豚に近いが、食べすぎで太るのではなく怠惰な性格から極度の運動不足になり肥満化。
カバ→全身に脂肪が付いているが垂れ下がらずに張りを保っている。大食い。
熊→筋肉もそこそこあり力持ちなデブ。体毛が濃い目。
象→狸とにた太鼓腹体型だが狸よりもがっちりしている。
サイ、ゴリラ→むしろデブよりもがっちり体育会系のイメージ。
>>708 熊と象ありがとうございますw
100点!
>>708 おお、動物のイメージとぴったりだ。
象は身長もあって縦にも横にもでかいってイメージだな。
しかしどの太り方もかわいくて、甲乙つけがたいな。
こんな動物占い流行らないかな。
パンダ……
パンダは熊とさほどかわらない感じ
じゃあ自分を例えると何になる?
デブ限定で
鯔
ありがちだけど、白豚かな。
可愛い系じゃなくて醜い系の豚…。
デブはみんなかわいいよ
もちもちの白い肌なんて気持ちよさそうじゃないか
ごろごろすんの好きだからトド
Q:下記のデブのイメージを肉の付き方、性格、他の要素などを含め、自分の考えを書きなさい。
A:
豚→脂肪多い。全身デブだが張りがある。
食欲旺盛。
狸→腹だけ出てる感じ。手足が細い
牛→筋肉の上に脂肪。ガチムチ。
トド・カバ→垂れたデブ。
サイ→身長の低い筋肉質。ガッチビ。
ゴリラ→ゴツい筋肉質。Tシャツピチピチ。
今までブタだと思ってたけども
上の回答に自分を当てはめてみるとブタじゃなくてカバなのかも・・・
さぁGW
1日から5日で肥えまくり選手権!
男を肥満化スレ初代の時点で 114kg
今 127kg
これ以上もう太れないよ〜
何か短めでネタとかない?
TFのブタ化とか猪とか熊も良さそうだけど肥満化がついでになりそうだよなぁ・・・
>>722 >>723 励ましトンクス!まずは130kgを目指します
>>724 自分もTFも好きだから肥満化とTF絡めてあるネタがあれば見てみたい
でも、ついでにならないようにするのも難しいですよね・・・
>>724 ドラクエで考えたけど、馬車の中で待機しているうちにだんだん筋肉が脂肪に変化してそして太っていくハッサンやアモスを希望してみる
俺はデブって人間鏡餅化とか肉体肉饅化とかイケる
ただしマンガ的描写でw
肉饅を無理やり詰め込まれて膨れ、詰め込まれて膨れた分だけ肥え太り、肥え太って柔らかくなった分だけ詰め込まれ…
その戦士の男は勇者の一行と共に魔王を倒す為に旅をしていた。
馬車を使い、様々な場所へ赴き、魔物を倒していく。男も最初はそうだった。
しかし男がある時、魔物との戦いで大怪我を負ってしまった。
勇者は旅の初めから戦ってくれた男を恩を忘れて仲間から外す、などとても出来なかった。
男は馬車の中で療養する。それが始まりだった。
動かずにただ食事を続け、眠る。そんな怠惰な生活を繰り返す。
始めは少し腹が出る程度、怪我を癒せばすぐに元の体に戻る。そんな油断が彼を更に肥やした。
馬車の中でひたすら何かを食べる。どんどんそれが習慣になっていった。
体が少しずつふっくらとして筋肉の上に脂肪が乗り始める。鎧を着るときつくなっていた。
それでも彼の手は止まらずに更に食べ物を手に取って口に入れつづける。
どんどん男の体重は増していき、筋肉は消えていき、脂肪の柔らかい感触が目につきだした。
その頃には前に着ていた鎧は着れなくなり、服だけを着て生活するようになった。
ろくに動けないし、しょうがない。少し太った程度ならなんとかなるさ。
男は能天気に考えて焼けた肉を口に頬張る。広がる濃い味に舌鼓を打ってもう1つもう1つと食べる。
今までこんな物を食べなかったんだ。どうせだし今のうちに食べたいだけ食べてしまおう。
彼は食欲に任せて食べ続けた。最低限動く時以外は馬車の中で寝転んでひたすら食べつづける。
そんな生活を続けて、彼の体は肥満しつづけた。
男が満腹まで食べ終え、げっぷをして口を袖で拭う。
服も彼の太った体を隠し切れずにまん丸とした腹が少し見え、ぷくぷくの二の腕、むちむちとした太腿できゅうきゅうになっている。
男は腹を撫でて軽く叩いてみると音が鳴る。太鼓腹になるまで肥大した腹を見て男は苦笑した。
もうここまで太ったんだから、食べたいだけ食べよう。
そしてまた肉を取り出し、贅肉がついた顎を揺らして口を開けてかぶりついた。
傷が癒えても男はもう太りきり、一度膨らんだ食欲を抑える事はできなかった。
どんな時でも手には肉を持ち、口は常に何かを食べている。
男の体は太りつづけて腹は垂れ出す程大きく肥え、脂肪で膨らんだ胸もその上で歩く度に少し揺れている。
腕も足も贅肉で二周り肥えて服できゅうきゅうに締め付けられて太り具合を見せている。
体力も減ったので少しの運動で大汗をかいて息を切らす。ふぅふぅと鼻息を荒くする姿は豚を想像させた。
彼がいつ勇者に見捨てられるか、それが今勇者の仲間内で賭けられていた。
終
ドラクエやった事無いんでキャラは無しで感じだけ
適当に書き換えて
TFなら肥満化合わせて豚なんだろうな
でも豚はなぁ・・・まぁデブ犬とか熊とかでもいいか
乙です!
男は捨てられても食欲を抑えきれずにブクブク太っていくんだろうな…(*´Д`*)
TFはまた別ベクトルな気がするけどなぁ。
肥満化とセットにするならこのSSとほとんど一緒になっちゃうけど、
人間の戦士が呪いで豚とか猪とかトドの魔物に変化させられ、
前に比べてほとんど動けなくなってでも大量に食べて……って感じとか
肥満もTFも同じ生体変形
と思うのは俺だけだろうか……
二人用意して、一人は肥満化までで、もう一人はTFまでさせちゃうとか駄目かな
>>731 乙でした
最後までパーティーにいられると良いけどw
生体変形スキーとしては餅化SSとか萌え死ぬ
こう、餅や肉まんなのか巨デブなのか境界線がビミョーになっちゃう感じで
TFは好きだけど、それ自体でも1ジャンルできるから二つ合わせると結構重くなるのはあるかもね。
実際に変化させなくてもスーツとかマスクで擬似的に見た目を変えるとかだと肥満化メインでいけないかな
今の技術でもかなり精巧なもの作れそうだし、個人的に結構そういうの好きだったり。
737 :
名無し調教中。:2010/05/03(月) 20:28:33 ID:KpgPUFrZ
ある日デブった友達にジュースをもらってそれを飲んだら次の日その友達以上のデブになってしまったという夢を見た。…現実になんないかな!
>>737 そのデブ友は実在するデブ友?
そうなら会った時にドキドキするなw
>>736 現実でも出来そうってのがいいですね。
例えば豚のマスク被せて一定以上太れば外してやる、みたいな感じかな。
見事にノルマクリアしても、肉体が豚そっくりにww
夢の中で外見は健康食品のような犬の餌のような、食べると太る食べ物が売っていた
その時は家族が一緒で買えなくて後で買いに行ったときはカエル用しか残っていなかった
店の人がカエル用でもヒト用でも同じというのでそれを買って食べてみるもののなかなか効果が出ない、そこで1箱全部食べたってところで目が覚めた
続きはTFか肥満化、もしくはその両方しか予想できず、TFもいける自分としてはどれに進んだとしても嬉しいわけで続きが見られないのが悔し過ぎる
>>740 がんばってその事ばっかり強く強く考えていれば、いつか続き
見られるかもよ!
コンビニで何の気なしに手に取った一冊の本……。大昔に流行った動物占いの新ヴァージョンを特集していた。
何かのネタにでもなればと、Aはそれを購入し、後日仲間内で診断をしてみた。
結果、Aは豚。
『よく食べる豚さんのように、実は欲張りさんなアナタ。貪欲な姿勢も良いけれど、計画性を持って! 食べ過ぎに要注意』
Bは牛。
『ゆったりと落ち着きある牛さんのようなアナタ。縁の下の力持ち的な存在として陰で活躍しそう。時には自分の意思も主張しよう』
Cはトド。
『とてものんびり家さんなトドさんのようなアナタ。誰に急かされても流されない、実は強いヒト。でもマイペース過ぎて好機を逃す事も……!』
その時はアホくせぇ、とみんな笑って流した。しかし1ヶ月後、彼らは変わってしまった……。
A「飯うめぇww旨過ぎていくらでも食えるわwwww(ワシャワシャ)」
B「そ、そろそろやめとけよ……AもCも。お前らいくらなんでも、ブクブク太り過ぎだぞ」
C「あーだりぃ、もう何もやる気起きねー(ゴロゴロ)」
A「てゆうか、ヒトの事言えなくね? Bも充分デブだべ」
B「なっ! いや、それは否定しないが……少しは危機感持てよ!」
C「占い通りだよねー。Aは食い過ぎでデブデブの豚さんだしねー」
A「Cは出無精になっちまってブヨンブヨンのトドだし。てゆうか、お前牛さんだっけ。乳揉んだらミルク出るんじゃね?(タプンタプン)」
B「アッー」
C「下からミルク出た」
そして、本能のままに生きる人間動物園が出来上がろうとしていた……
元ギャンブルの人です。
お久しブリティッシュ!
妙な時間に目が覚めたので、こないだの動物イメージの話題を受けてこんな動物占いを思い付き、プロット的なのを書いてみた次第。
診断結果は捏造です。
……いずれちゃんとしたssにしてみたいぞ
プロット乙ですた
牛が一番まともかと思いきや乳モロ感とかwww
こういうデブの集まりみたいなん出来るのってマジで羨ましいですわ
三国無双のキョチョが敵軍に捕まって見せしめ兼無力化で肥満化とか考えたけど
別にキョチョじゃなくてもいいよね
>>745 見せしめ兼無力化なら張飛みたいな大柄で太ってない力自慢とかの方がいいなぁ
許チョや孟獲みたいな元々肥満体形を更に太らせるのも大好きだけど
三國無双じゃないけど、戦国無双の島津義弘や石川五右衛門とかの肥満化も見てみたい
今タクシーに乗って移動中なんだが…
30手前の運転手さんが、助手席前にある写真と比べてデプッといい感じに肥えてる。
タクシーの運転手さんによくみるスーツのベスト姿がミッチリ締め付けられてダブンと余ってる。
松本さん…このまま肥え続けて下さいね!!
そういえば昨晩、カツオ君がブクブク肥満化した夢を見たぞw
詳細は覚えてないが…orz
版権の筋肉キャラの肥満化や、デブキャラが更に太るSSや絵が見たい
>>747 食生活がめちゃくちゃ不規則になるらしいな。
決まった時間に食えないから、
腹が減るたびにちょくちょくコンビニで弁当を買って食ってると
いつの間にか1日に4、5食とかになってたりするんだとか。
>>748 あの絵で肥満体型って、なかなか想像しづらいな。
>>750 まぁ、あくまで「夢」ですけどね
でも絵がうまい人なら書けそうだな…
自分は下手糞だけど…orz
ここに書き込む奴らはみんなデブ?
俺はデブだが、全員デブってわけではないんじゃあないか?
160cm50kg→65kgです
自分180の58です
意外にデブ少ないww
そうですねぇ…
自分は169の81
自分は178の108
175の124だけど160cm台の方々がうらやましい
太っていくとまん丸になるから
結構デブ出てきたww
173の122なんだけど自分を鏡で見ても太ってる実感がない
>>761 筋肉質なのかな?
どれどれ、触って確かめてあげよう。
ひどいセクハラ攻撃w
俺も電車とかバスとかに座ってる時とかは太ってる実感があるけど
家にいるときはそこまで太ってないよなあ?とか思ってるわ
きっと脳にまで脂肪が・・・
>>764 セクハラしたくなるくらいデブってかわいいよなー
周りからデブだといわれても
自分はそんなに太ってないと思うことはよくあるよw
帰りの電車でスポーツしてるらしい太ってる人を見かけたらその日は幸せ気分
運動してるのに太ってるのにハァハァしちゃう
太ってるから痩せるためにだろw
かく言う俺も120kgでね
運動しても、食いすぎてかえって太ってしまうのもいいねぇw
しかし俺は80kgしかない…
可愛い子豚ちゃんですな
このスレは豚ばっかりかwww
なんだか120kg台の人が多いみたいだが、
このあたりが一つの区切りなのか?
最近、たまに職場で会う太い方がみるみるうちに痩せていっている。
ちょっと前までパンパンに張ってた作業着のお腹のところが
かなりぶかぶかになり始め、ふっくらした顔がただのイケメン顔になりつつある。
非常に寂しいことだ。俺の数少ない仕事中の癒しだったのに…。
本人にはとても言えないが、
リバウンドしてくれないかな、とつい思ってしまう。
バイキングに連れて行ってあげたりとかw
>>771 ダイエットしてるのかな?
阻止しなさいw
>>771 120kg台になると不思議とそれまでみたいに太らなくなってくるんだよね
ただのイケメンなんてもったいない!ダイエット妨害作戦GO!
中学の卒アル見てて数学の先生(デブ)とデブの友人と当時太ってた俺に欲情してしまった('A`)
中学の時のデブの友達に同窓会で会ったら
がりがりにやせててショックを受けて事がある^^;
>>774 たしかに130kgあたりまでいくと、
厚みの増加から横幅の増加になっていくタイプが多い気がする。
そこが巨デブの壁なのか?
>>775 「あのころ」の自分に戻りたいと思わないか?
きっと毎日楽しいぞ。
卒アルみてたら当時知らなかった掘り出し物見つけることってあるよな
当時、接点も何もなかった大デブ先生に欲情してたけど告白はできんかったなー
>>776 黒豚そっくりの中学時代の友人が高校に行ったら
ガリガリのチャラ男になっててショック受けたわ
お前の顔は太ってるほうが似合ってるんだよ!!!って言いたくなった
今隣にめちゃくちゃデブがいるw
かわいいぜー
めちゃくちゃ居たってことは
少なく見積もっても10人はいたわけか
うらやましい
どんなデブだろう?^^
チャーリーとチョコレート工場キター!
>>779 >>780 おしくらまんじゅううらやましいですー!
ぼくもされたいですー!
そしてたくさんのデブどもから溢れ出た脂汗やら何やらが自分に
しみ込んでゆき、ぶくぶくと肥え太らされ、ブヨブヨのデブデブに
なってしまうのですね!
そして着れる服もなくなってしまうわけですね!
>>783 デブにデブにされるってシチュエーション…
興奮する
786 :
名無し調教中。:2010/05/16(日) 20:36:12 ID:EPonAYjC
誰か、俺をデブに変えてくれ!
みんなでデブを目指す寮生活とかしてみたい
二重顎とかになるとすごいねw
襟が肉で隠れたりw
襟が隠れるほどとなれば二重あごが進行しすぎて
あごがなくなっちゃった状態か。
笑う度にぷるぷる震えそうだ。
そうなったら、腹とか胸とか尻がすごいことになっていそうだw
服のサイズは…特注品かな…
胸が胸が
いつの間にか胸が垂れてきた…
昔は筋肉だったのに…
俺の豚肉を肥えていけ
何か短めで良さそうなネタは無いのかい
>>783 こう、デブがぎっしりギュウギュウ積めの所で押しくら饅頭され、デブに圧縮されてペランペランになった所へ大量のラードを流し込んで膨らますと…
脂肪が詰まってハリのある腹と三段腹は
どっちが最終形態なのだろうか?
三段腹!
肉塊級肥満者を見れば明らか
三段腹か…
それくらいになるにはどれくらいの体重が必要なのかな…
男で三段腹ってそうそうないよね
小学生の時は三段腹だったけど今はぶよんとしたお腹が出てるだけになってる・・・
俺157cm、184kgだけど普段はあまり太ってる実感はないよ。
外出時に不意に鏡に映った自分の姿を見たときには、
あまりの太りように驚くけど。
ちなみに三段腹ではないけど、背中から横腹にかけて
肉のくびれ(肉ひだ)はあるけどね。
187kg!?あなたが肥満神か!
体重はもちろんだけど157cmの身長もうらやましい
184kg!
すごい…うらやましいなぁ
ひだができるレベルになってみたいw
ほんとうらやましいですよね〜……
20〜30kgくらいわけて欲しい……
すげぇ
写真うp!
これでやせていたとは…神だ!
すげー!
日本人でそこまで行けるのはホントすごいです。
自分は筋肉達磨にも肉塊にも憧れるけど、
107キロデブの現在で腰とか支障が出始めてるので今以上には…
一日で良いからそんな体になってみたい。
すごいなぁ…
そしてうらやましい…
出会って是非その豊満な肉体愛たいです
本当に会えませんかね
その願望はおれもありますw
無理ですかね…?
うらやましすぎる
どんな生活すればそんなになれるんだろう
オフ会でもやる?
以前にもこのスレの住人で集まってオフしたんだよね
行きたかったけど離島だから行けなかったんだよなあ・・・
オフ会で何するの?
肥やし合う?
いい体ですね!
是非股間のあたりも見たいです
ぼくは服を着ているところが見たいです!!
腹だけではなく全体にバランスよく肉が付いていていいですね
憧れます^^
風呂とかどうするの?
一緒にお風呂はいってみたいなぁ( *`ω´)
その体型本当に憧れます!
オフ会はやる方向なのですか?
前回は僕はいけなかったのですが、
もしやるなら日程が合えば参加したいですね。
やるにしても誰かが取りまとめないと、話がうやむやで終わるんじゃない?
前回は誰かがまとめていたみたいだけど…
お誉めの言葉ありがとうございます。
でも自分ではこの体じゃまだまだ全然物足りなくて、
みなさんと同じようにもっともっと太りたいと思ってます。
だから各SSをみなさんと同じ気持ちで読ませてもらってます。
お風呂は家ではシャワーだけです。むしろ大変なのはトイレ(大も小も)かな( ̄∀ ̄)
ちなみに昔は痩せてました。自分の意志で太りました。
おちんちんに手届きますか?
120`だけど
元々太ってるからか太った実感も大変だという実感もない
敢えて言うなら走ったりするのがダメってことだけどこれは元々だしなぁ
プールとかの中に入ったらどう?
比重の関係上、完全に浮くのかな?
「自分の意思で」というのはいいですねぇ
ち○こはなんとか触れるけど、
しっかり握れるほどには届かないので、
オ○ニーはできません。
プールは最近入ったこと無いけど、
普通に浮き沈みますよ。
でもプールから上がるときは
体がすごく重く感じます。
ぼくも普段はあまり太ってる実感はないですよ。
普段から太ってるからそんなもんです。
だから短時間でどんどん肥満化するSSには
すごく興奮します。
オフ会の話が出てますが
ある程度参加が見込めるようなら
やってみるのもいいと思います。
とりあえず参加希望アンケートとってみますか?
ただ、場所に関しては東京以外でやるのは
厳しいかもしれないです。
>>835 ・ふだんのお仕事は?
・どれくらいの期間でどれくらい太った?
・月の食費は?
さしつかえなければ…
・販売関係やってます。どこかでいらっしゃいませーって出てくるかもしれません。
・4年で50キロ太ったことあります。
・月に10万円くらいです。給料のほとんどが食費で消えてってしまいます。
4年で50kg…
SSの見過ぎで、凄いのか凄くないのか一瞬わからなくなってしまったw
いや、凄いけども
中学の時に夏休み中に10kg増えたことならあるけど
成長期じゃないときに4年で50kgとはすごいですねぇ
食費が月に10万円…すごいですねぇ
でもうらやましいかも…
俺の2.5倍食べないといけないのか…
オ○ニーは別のところを使います。
どこかは、ヒミツです。
>>844 運動部を引退した後の夏休みのことなのですが
ろくに外出もせずに、
食う→オ○ニー→寝る→食う→(繰り返し)
をしていたら、8月だけで10kg増えて、
新学期の時に、みんなに太ったことを気がつかれて、
いじられてましたけどね
>>843氏の情報をもっと知りたい
200弱の人なんかめったにいないからな
痩せてた頃の服とか着てほしい
>>848 体重変化は
中2、58kg→中3、68kg→高2まで変化なし→高3、73kg→今81kg
身長は169で止まったw
851 :
名無し調教中。:2010/05/27(木) 08:00:58 ID:l230kRlV
>>850 身長一緒でほぼ同じ体重の変遷を辿ってるなー
俺は今93kgだから850の次の段階に行ってる感じだw
でも最近周りが痩せろ痩せろってうるさいんだけど、なんか良い言い訳ないだろうか・・・
>>849 自分の周りは200前後いますよ。
メル友にも200超え数人いますし。
服はなぜか昔のズボンならありますよ。
ウエスト130とか140なんていま見ると
俺ってなんて細かったんだって感じです。
もう二度とはけそうにないから捨てないと
いけないんだけど。
最近太ってから爺ちゃんと婆ちゃんに会ったら、
大柄な爺ちゃんが小さく見えるって言われたんだぜ
>>853氏のような方がいる職場で働きたいなあ
きっと毎日が楽しいと思う
>>852 痩せれば良いじゃん
で、リバウンドするとw
>>853 古い服捨てるくらいなら譲ってほしいです。
850です…
みんなの話聞いていると自分がスリムに思えてきたw
普通体型だと思います。
グッ! ドンッ! タプ…
グッ… ダァンッ! たぷん
クッ… ダブン… どぶん…
「くはぁっ… ふぅ… ふぅ…」
すっかり太くなった身体を投げ出し息を切らせる。
すっかり見違えた身体に、荒い息、
ほんの些細な事だった、
知らないだけで、ただそれだけで、
ここまでなった。
「よっこいせ」
少し休憩して、腹に力を入れて起き上がろうとした、
ただそれだけだった、
失敗して、少し意地になって繰り返す。
腹に力を入れて身体を起こす、
いつものつもりで、それだと足りずに、
ほんの少し、
身に纏わり付いた肉もほんの少し。
腹筋に力を入れて、
身体を起こす、
一歩及ばず地面で揺れる、厚みを増して揺れている。
足掻いていたけど、崩壊と言うのは案外簡単に彼にも訪れた。
間が空きすぎました、
そして、毎度短い上に、
空気を読まずに話の腰を折ってごめんなさい。
素晴らしいお肉に思わず…
コミカルを目指すつもりでしたが、自分には無理でした。
楽しげな文章ってどう書いたらいいんだろう…
なんだか乱文でしたが、ここまで読んで頂きありがとうございました。
>>862 おお、待ってたよー
って打ち切りにしちゃうの?!人間鏡餅はどうなっちゃうの?!
そろそろ次スレ移行時期?
>>862 乙です!
起き上がろうと必死なんだけど、実際は贅肉がタプンタプン揺れてるだけって様を思うと、なんか滾るものがあるw
中の人さえ良ければ、いつでも続き待ってるんだけどなぁ。