生体実験パート8

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1名無し調教中。
2作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/03/25(水) 20:31:42 ID:04Bogsby
白木雪絵(21歳)は、ボリビアの山岳地帯にあるネオナチスのコカイン農場で働かされていた。
麻薬中毒でガリガリに痩せた雪絵は、全裸で農作業をさせられ、雪のように白かった肌も日に
焼けて黒くなっていた。
「働け!手を休めるな!」
作業の監視をしているネオナチスの兵士が、退屈しのぎに、むやみやたらと、雪絵の背中に鞭
を振り下ろす。SMプレイ用の緩い鞭ではなく、家畜を追い立てるための牛追い鞭の痛みは強
烈だった。
「あううう!」
雪絵は、中毒症状に震える手で、コカの葉を摘んでいく。体温調節の機能が狂っているせいか、
やたらと寒く鳥肌が立っている。眼だけがギラギラと病的に輝いていた。
(薬が切れてきた・・・・寒い・・・)
雪絵は、監視員の目を盗み、そっと摘み取っていたコカの葉を口に含んだ。精製されていない
葉を食べても、それほど効果はない。
「てめえ、今、何をした!」
兵士が、雪絵の行動を怪しんで怒鳴った。
「口を開けろ!」
マシンガンの銃口で、雪絵の口をこじ開ける。
「ああっ、許して!許して下さいっ!」
噛みかけたコカの葉を吐き出し、哀願する雪絵の顔を、兵士はマシンガンの台座で殴り倒した。
「作業が終わったら、メシ抜きで、たっぷり可愛がってやるからな!」
兵士は、枯れ枝のように衰弱した雪絵の体を軍靴で踏みにじった。
3作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/03/25(水) 20:32:35 ID:04Bogsby
ボリビアの首都ラパスの、さびれたオフィス街にある、モサドの設立したダミー会社の地下室
では、CIAのヘレン・マンスフィールド(25歳)と公安庁の城山朋子(24歳)、モサドのベンジャ
ミン・ゲラーらが、密談を行っていた。
「ネオナチスの本当の本拠地を突き止めるには、どうればいいのかしら?」
ヘレンが、険しい表情で問いかけた。白い顔が氷のようにクールである。
「おそらくそれは、ネオナチスの最高機密だ。ラパス支部の構成員の中でも幹部クラスしか、
知らないのかもしれない」
ベンジャミンが言った。
「いっそ、ハインリッヒ・リヒターを誘拐するってのはどう?彼なら、絶対に、知ってると思うわ」
朋子が、突拍子もない提案をした。一同が呆れかえる。
「朋子、あなた、彼の身辺が、どれだけ警戒が厳重か判ってるの?それにボリビア政府も水面
下で奴らと繋がっているわ。この国の警察や軍隊も敵なのよ」
ヘレンが諌める。朋子は、拉致された後輩の雪絵の身が気がかりでならないのだ。
「じゃあ、他にどんな方法があるの?」
「それは・・・」
さすがのヘレンも言葉に詰まった。その時、電話が鳴った。ベンジャミンが取り、相手を確認する
と、受話器をヘレンに手渡した。
「あんたの相棒の、リチャード・ファーマーだと名乗っている」
「ハロー、リチャード。えっ、まだ、パリ・・・何をグズグスしてるの。早くラパスに来てよ」
ヘレンは、珍しくイライラしていた。国際電話のようである。
4作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/03/25(水) 20:33:19 ID:04Bogsby
『アイムソーリー、ヘレン。ミッシェルに会ったよ。至急伝えたい事がある』
「会えたの?」
ミッシェルとは、フランス経済界の黒幕と言われている男である。ネオナチスとも
深い繋がりがあるらしい。
『彼は、予想通り、委員会のメンバーだった』
委員会とは、アメリカを影で動かし、世界経済を牛耳っていると噂される秘密結社
である。
『今から1時間後にシャルル・ド・ゴール空港を飛び立つ飛行機に乗って、そちらへ
向かう。詳しい話はその時にする・・・僕が、到着する頃には、ラングレーから新しい
指令が出ている筈だ』
「ねえ、リチャード。ネオナチスの本部は、ここじゃなかったのよ」
『らしいな・・・ミッシェルが言っていた。ノストラダムスの大予言・・・それがキーワー
ドだとも・・・』
国際電話が切れた。ヘレン、朋子、ベンジャミンは顔を見合わせた。
5作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/03/25(水) 20:34:05 ID:04Bogsby
麻薬農場のバラック小屋の中で、ネオナチスの兵士達が、雪絵の体に群がっていた。前と
後ろの穴を別々の男に同時に犯され、口には2本のチンポを同時に咥えさせられている。雪
絵は、コカの葉を盗んだ罰として今日も食事を抜かれたため、空腹で目眩と吐き気がしていた。
「ねえ、お薬・・・お薬頂戴・・・コカイン頂戴・・・」
「そんなに、欲しけりゃ、やるよ。ほら、コカ・コーラだ」
兵士の一人が、よく冷えたコカコーラの瓶を、雪絵の口に突っ込んだ。空きっ腹に、コカ・コ
ーラがドクドクと流し込まれ染みわたる。半分ほど飲んだところで、兵士は、瓶を口から引き
抜き、雪絵の頭に叩きつけた。
「ぎゃあっ!」
瓶が砕け、雪絵の顔が、炭酸で泡まみれになった。
「ガッハッハッハッハ!」
兵士達は高笑いをした。
(このままじゃ、いつか、殺される・・・逃げなきゃ・・・)
雪絵は、麻薬と恐怖と苦痛で委縮した脳で、かすかに考えた。一晩中嬲りものにされた雪絵
は、翌朝、ヘリの羽根が回転するモーター音で目を覚ました。
「ハイル・ネオナチス!」
「グーテンモルゲン。ヘア・リヒター」
兵士達が口々に挨拶をしている声が聞こえた。誰か幹部が、農場を視察に来たらしい。雪絵は、
寝ていたバラックの窓から外の様子を、そっと伺った。ヘリが一機着陸している。まだエンジン
はかかったままだ。兵士達は、雪絵から見てヘリの反対側にいた。
6作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/03/25(水) 20:34:43 ID:04Bogsby
(イチかバチかだ!)
雪絵は覚悟を決めた。このまま、待っていても助けは来ない。体も衰弱する一方だ。雪絵は、
寒さと禁断症状に震える体を抑え、床に転がっていた陶器のカケラを掴むと、バラックのドア
から全力で駆け出した。
「閣下、危ない!」
ヨレヨレの裸の女が、自分達の方に、走ってくるのに気付いた兵士が、マシンガンを撃った。
雪絵の周りに銃弾の雨が降り注ぐ。
「うわああああ!」
奇跡的に雪絵は、一発の弾にも当たらず、棒立ちになっているハインリッヒ・リヒターの体に、
しがみ付いた。
「撃つな!でないと、お前らのボスを殺すよっ!」
「ナイン!なんだ貴様は!」
雪絵は、リヒターの喉元に、陶器のカケラを押し当て、麻薬中毒患者とは思えない馬鹿力で、
リヒターの体を、ヘリの方へ引き摺って行った。
「出せよ、おら、早く!ラパスへ飛ぶんだ!」
まさに、命をかけた火事場の馬鹿力だった。雪絵はラパスの日本大使館へ駆け込み、保護を
求めるつもりだった。陶器のカケラが、リヒターの喉に食い込み血が流れた。
「ぐ・・・言う通りにしろ・・」
リヒターの命令で、パイロットは、ヘリを発進させた。
「有色人種め・・・逃げ切れると思うなよ・・・」
「逃げてみせるわ。必ず、日本へ帰って見せる。そして、あなたの組織を根こそぎ摘発してや
るわ!」
雪絵の目は、まさに麻薬中毒患者特有の危険な光を湛えていた。
7作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/03/25(水) 20:37:04 ID:04Bogsby
1年半ぶりの新スレです。50を超えるまで支援お願いします。
感想、要望、リク、批判、なんでもOKです。

8名無し調教中。:2009/03/25(水) 22:05:04 ID:dLiuW3bF
やっぱりそろそろまた由梨香が見たいな

前の話の中直後でいやらしく出産してまた孕ませられて糞尿を食べさせられたり全身にかけられたり


わがままごめんなさい
9名無し調教中。:2009/03/25(水) 22:38:38 ID:IKUbcbAh
10名無し調教中。:2009/03/27(金) 08:04:34 ID:vpYvUJn7
支援
11名無し調教中。:2009/03/27(金) 15:51:30 ID:I/twkxsB
支援
12名無し調教中。:2009/03/28(土) 21:27:17 ID:wqRt64jt
支援
13名無し調教中。:2009/03/29(日) 01:15:49 ID:j1RpJr1w
支援
14名無し調教中。:2009/03/29(日) 07:06:00 ID:fULiyHz5
支援
15sage:2009/03/29(日) 12:43:06 ID:xTkaJBow
支援
16名無し調教中。:2009/03/30(月) 12:43:46 ID:XstYZo6m
支援

次は由梨香かアルテミス、あるいは財銭教授あたりがいいな
17名無し調教中。:2009/03/30(月) 14:07:11 ID:1YjEvGfK
>>16

同意
18名無し調教中。:2009/03/30(月) 19:45:32 ID:NXQHmEDD
支援

>>16
その3つはここ最近、話が止まっているからなぁ
由梨香は話の再開が難しいとしても、
残り2つのシリーズはできれば早くみたいな
19名無し調教中。:2009/03/30(月) 23:02:19 ID:1YjEvGfK
>>18

由梨香はルミナスで兵隊にボコられて孕ませられるとか脱走してケチャ族に戻るとかどうよ?
20名無し調教中。:2009/03/30(月) 23:09:57 ID:1YjEvGfK
少なくとも由梨香は子供を産むのは間違いないからな
真生マゾ豚の出産!見たいねぇ
21作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/03/31(火) 01:02:45 ID:XnsPrqII
麻薬農場からラパスまでの間には、チチカカ湖が横たわっていた。朝靄の立つ湖面の上をヘリ
が低空で飛んで行く。アンデス山脈に近く、標高の高いこの辺りは、空気が希薄で、ただでさえ
衰弱している雪絵は、すぐに息苦しくなった。
「ちょっとでも、おかしな真似をしたら、喉を掻っ切るからね」
「ほう、こんな風にかね」
雪絵が、衰弱しているのを見て取ったリヒターは、いきなり雪絵を突き飛ばし、ひるんだ隙に、陶
器のカケラを持った右腕を捩じり上げた。年を取ったとは言え、若い頃から軍事訓練を受けてき
たリヒターにとって、女一人を叩きのめす位は、わけがなかった。
「痛っ、畜生!」
反撃しようとする雪絵に、リヒターの鉄拳が叩き込まれた。顔面から鼻血を噴き出し、口端から血
を流す。ボディにも何発も、膝蹴りを喰らい、雪絵は血の混じった胃液を、ヘリの機内にぶちまけた。
「薄汚い、有色人種め。この報いは、恐ろしい拷問で、贖って貰うぞ。いっそ、一思いに殺してくれ
と懇願するような拷問でな」
リヒターは憎々しげに、軍靴のつま先で、何度も何度も雪絵の脇腹を蹴り上げた。
(やられる・・・・)
雪絵は、あばら骨にヒビが入ったのではないかと思った。そして身をひねると、リヒターの蹴りを背
中に浴びながら、操縦席のパイロットの腕にしがみ付いた。
「離せよ、落ちるじゃないか!」
「どうせ、逃げられないなら、今ここで、あんた達を、道連れにして死んでやる!」
パイロットの手が、操縦桿から離れると、ヘリはバランスを崩した。
「小賢しいマネを!」
リヒターは、機内にあった消化器をつかみ上げ、思いきり雪絵の右肩に振り下ろした。鈍い音がして、
肩の骨が砕ける感触がする。
「わああああああ!」
雪絵が絶叫した時、とうとうヘリは、横倒しになりチチカカ湖の水面へ叩きつけられた。
22作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/03/31(火) 01:03:26 ID:XnsPrqII
ヘレンと朋子は、リチャードを向かえに行くために、レンタカーでエル・アルト空港へと向かって
いた。リチャードは、エール・フランス航空の旅客機で、パリ、ニューヨーク、マイアミを経由して
ラパスに到着する筈だった。
「ラングレーからの新しい指令よ。ネオナチスは、来月、アメリカ本国に対して何らかの攻撃を
計画しているらしいの。その詳しい日時と方法をラパスで収集しなくちゃ、いけないわ」
運転席のヘレンが助手席の朋子に言った。観光客風の衣装に身を包んだ美女二人は、どこか
ら見ても工作員には見えない。
「ノストラダムスの大予言って、あの1999年7の月にアンゴルモワの大王が復活するっていう、
あの四行詩の事かしら?」
「イエス、多分ね」
「でも、もう7月は過ぎて、今は8月よ」
「セプトマンス。グレゴリオ歴では9月。つまり、2ずれるのよ」
ヘレンが解説した。
「どうして2ずれるの?」
「元々、古代では、3月が年の始めだったのが、ローマ帝国時代に1月が年の初めに変更され
たの。だから7番目の月は9月なの」
「ふーん」
朋子は、納得した。その時、ヘレンの携帯電話が鳴った。運転しながら、片手で電話に出る。
『ヘレン、大変だ!』
ベンジャミンだった。
『チチカカ湖にネオナチのヘリが落ちた。何か事故があったらしい』
ヘレンの、工作員としての勘がピンと来た。
「搭乗者は?」
『麻薬農場にいる情報提供者の話だと、ハインリッヒ・リヒターが、今日視察に回っていて、彼が
乗っていた可能性もあると・・・悪いが、現場に向かってくれないか。俺達もすぐに行く』
「オーケイ。リチャードは、空港で待たせて置きましょう」
ヘレンは、Uターンしてチチカカ湖へ、急ハンドルを切った。
23作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/03/31(火) 01:04:11 ID:XnsPrqII
ヘレンと朋子の乗った自動車が、現場に着いた時、既にチチカカ湖は、ボリビアの軍や警察の
水上艦艇で埋め尽くされていた。
「これじゃ、手を出せないわ」
ヘレンが、お手上げだと言わんばかりに肩をすくめた。二人が呆然と、湖上で行われている警
察の救助作業を見守っていると、ベンジャミンや、モサドの工作員達も、4WDの車数台に分乗
して、やってきた。一番最後に到着した車には、はるばるパリから来た、リチャードの姿もあった。
「ひどいじゃないか、ヘレン。空港に置き去りなんて」
「緊急事態なのよ。ハインリッヒ・リヒターが、墜落したヘリに乗っていた可能性があるの。彼の
身柄を抑えることが出来れば、来月決行されるという、ネオナチの作戦の全貌が、判るわ」
「ミッシェルが言っていたよ。未来は変えられないと」
リチャードが、遠い目で言った。ヘレンがカチンとくる。
「アメリカへの攻撃は防げないって言うの?」
「そうは、言っていない。しかし、彼は、ノストラダムスの予言は、必ず現実になると言っていた。
なぜなら、それは自分が予知して、書いたものだからと・・・」
ヘレンと朋子は、眉をひそめた。
「意味が判らないわ。彼がノストラダムス本人だ、とでも言うの?」
「そうだと、彼は言っていた。自分が不老不死だとも」
「オーノー!馬鹿馬鹿しい!」
ヘレンが一笑に付した。
「委員会については、どう言ってたの?」
「彼が、委員会のメンバーだという事は、確実だ。だが、主要メンバーというわけではないらしい。
どちらかと言うと客人待遇というか、企業で言う、社外取締役みたいなポジションらしい」
24作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/03/31(火) 01:04:52 ID:XnsPrqII
ヘレンやリチャードが所属してるCIAは、アメリカ合衆国の政府機関である。CIAが、アメリカ
大統領の指揮下にあるのは、間違いなかったが、その上の存在となるとイメージする事すら
難しかった。3人が話し込んでいるとベンジャミンらモサドの工作員達が、車のトランクから武
器を降ろし始めた。
「ちょっと、何してるの?」
朋子が、目を丸くして尋ねた。
「こんな機会は、またとない。リヒターの身柄をボリビア警察から力尽くで、奪取する」
「ええっ、本気なの?」
「ああ。アメリカが攻撃されれば、次はイスラエルの番だ。ネオナチが世界を支配すれば、地
球上にユダヤ人の国家が存在する事を黙認する筈がないからな。奴らは、アラブ人やパレス
チナゲリラとも手を組んで、我々を殲滅するために攻撃してくるだろう」
「ありそうな話ね」
ヘレンや朋子には、彼らの行動を止めることは、出来そうになかった。
25作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/03/31(火) 01:13:58 ID:XnsPrqII
007みたいなスパイ小説風に書いてみたいと思うのですが、なかなか難しいです。

アルテミス編は、アナザー掲示板の方で、別の作家の方が、書いておられるので少し休んでいました。

由梨香編の再開は、もう少し、後になりそうです。財銭教授編は、すぐに書けそうです。
26名無し調教中。:2009/03/31(火) 05:17:59 ID:x7zrDd5p
由梨香編待ってます
27名無し調教中。:2009/03/31(火) 12:45:50 ID:zkPj2+7u
>>25
更新乙です!
作者さんの領分は007ではなく009みたいな人体改造では?w
前の鍵十字編での改造人間はバッタ男だけで終わってしまいやや興冷めでしたので
財銭教授にはぜひ美女たちの人体改造オペをやってほしいです
28名無し調教中。:2009/03/31(火) 22:48:49 ID:Rz/0wOqI
割愛された、任務に失敗したゴキブリ女への制裁の内容が気になる
29名無し調教中。:2009/04/01(水) 12:40:06 ID:N6OKCbUl
>>20で気づいたんだけど、由梨香は3回妊娠してるからおっぱいも相当大きくなってるでしょ?

だから次回、出産、もしくは臨月間近で誰かに乳搾りされるか自分で搾って女王様や他の人に配るってのはどうよ?
30名無し調教中。:2009/04/01(水) 21:24:51 ID:JvzMim7e
支 援
31名無し調教中。:2009/04/01(水) 22:14:48 ID:cr4tw8U1
>>29
う〜ん、それも良いんだけど、まずは失われたクリトリスをなんとかしなくては。
クリトリスのない身体で、満たされない被虐願望に悶々とするってのも捨てがたいけどね。
とにかく支援。
32名無し調教中。:2009/04/01(水) 22:37:38 ID:N6OKCbUl
>>31
それじゃSMじゃない

クリトリス再生治療で間違えてチンポが生えたってのは?
33名無し調教中。:2009/04/02(木) 06:26:31 ID:TxBMHN6e
支援

首から下を交換された夫婦の、屈折した性生活が見たいです
異性の生活習慣を強いられ周囲から奇異の目で見られる日常生活も面白そう
34名無し調教中。:2009/04/02(木) 23:18:25 ID:ELGlrpoT
支援

>>32
なかなか斬新で、そのアイディア自分は好きだ
それでもこれからどうするかの判断は作者さんに任せたい
35名無し調教中。:2009/04/03(金) 18:52:50 ID:jTunbSwo
由梨香人気あるなぁ
由梨香の華麗な再登場に期待しましょう。
あと由梨香アナザーを書いてくれる作家さんの登場にも期待。

ちなみに登場人物の人気投票の結果は・・・
1位 梅本由梨香230票
2位 滝川留美179票
3位 遠藤圭織55票
4位 内田美帆37票
5位 アルテミス15票
   森宮千夏15票   でした。

とりあえず支援
36名無し調教中。:2009/04/03(金) 21:27:47 ID:tCAHIhcO
何年前の集計?
由梨香とアルテミス以外懐かしすぎだろw
あと、千夏先生の再登場に期待したい
37名無し調教中。:2009/04/04(土) 21:49:49 ID:zVdja0BU
支援
38名無し調教中。:2009/04/05(日) 00:51:21 ID:2qots4H3
>>36
まとめサイトのアンケート結果ですな
39名無し調教中。:2009/04/05(日) 17:16:32 ID:pAFIDHv6
支援

更新まだかな?
40名無し調教中。:2009/04/06(月) 23:09:42 ID:lqQzDzkl
支援
41作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/04/07(火) 23:53:40 ID:UPCo/VKJ
城山朋子は、ベンジャミンに手渡されたサブマシンガンを見つめた。ズシリと重い、その銃は、
ロシア製だった。
「この辺りの左翼ゲリラが、よく使っている武器だ。我々が、やったとバレないようにしないと、
いかん」
「と言っても、左翼ゲリラが、ネオナチの幹部の身柄を欲しがる理由なんかないわ。状況証
拠だけでも、あたし達の仕業だってバレバレだけどね」
ヘレンが言った。朋子の所属する公安調査庁は、武器の携行は認められていない。しかし、
過去に自衛隊研修で、銃器の扱いを習った事はあった。
「僕は、こう言う荒事は、あまり、好きじゃないんだけど」
リチャードが、言った。しかし、手渡されたサブマシンガンを点検する手付きは、朋子よりも
慣れている。
「この際、紳士ぶってる場合じゃないでしょ。リヒターの身柄を手に入れて、拷問か、自白剤
を使ってでも、来月決行される作戦の全貌を吐かせるのよ!」
ヘレンが、怒った。リチャードは肩をすくめる。
「やれやれ、当分、この国には、来れなくなるかもな・・・」
全員の準備が整った。モサドの工作員7人プラス、朋子、ヘレン、リチャードの合計10人だった。
「ヘリから救助された怪我人は、この道路を通って、ラパスの病院に搬送される筈だ。この地
点まで先回りし、襲撃する」
ベンジャミンが、地図で指し示した地点は、チチカカ湖の湖畔を走る幹線道路で、丘や林など、
比較的、遮蔽物の多い場所だった。
42作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/04/07(火) 23:54:15 ID:UPCo/VKJ
(チチカカ湖・・・なんだか日本人がネーミングしたみたいな名前ね・・・)
朋子は、ふと考えた。生まれて初めての銃撃戦に緊張する。監視の一人を残して、残り9名が
3台の自動車に分乗した。国道を南に5キロほど移動し、カーブを曲がった地点にさりげなく
駐車する。間もなく、監視の一人から、ベンジャミンの携帯電話に連絡が入った。
『救助されたのは3名。男二人に女一人です。救急車2台に乗って、そちらへ向かいました。
男の一人はリヒターに間違いありません。女だけ、なぜか丸裸です』
「判った。お前は、そのまま救急車を尾行しろ」
『了解』
緊張した空気が全員を包み込んだ。5キロと言えば自動車で数分の距離だ。10分後には戦
闘状態に入り、自分は死んでいるかもしれないのだ。やがて、救急車がパトカーに先導され、
カーブを曲がって現われた。
「行け!」
ベンジャミンが合図すると、モサドの4WDが飛び出し、道路を塞ぐ形で、真横に停車した。パ
トカーと救急車は、ブレーキを踏んで急停車せざるを得ない。モサドの工作員は、4WDから
降りると車を盾にし、ロシア製のサブマシンガンをパトカーに向けて撃ち始めた。不意を突かれ
た1台目のパトカーに乗っていたボリビア警察の警官は、為す術もなく蜂の巣になって息絶え
る。異常事態に気付いた後続のパトカーから警官達が降りて来て、ピストルを撃ってきた。
43作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/04/07(火) 23:54:55 ID:UPCo/VKJ
「軍はいない。警察だけだ」
ベンジャミンが、襲撃の成功を確信した。サブマシンガンとピストルでは勝負にならない。朋
子は、自分の持っているサブマシンガンで、ボリビア警察をなぎ倒した。
(ひょっとして、この人達、ネオナチとは関係ない、只のこの国の公務員じゃないの?)
ふと疑問が頭をよぎったが、止めるわけにはいかなかった。警官が、全員蜂の巣になって死
ぬと、バックして逃げようとしている救急車のタイヤに、リチャードが銃弾を撃ち込んだ。
「ナイス、リチャード!やれば出来るじゃない!」
ヘレンが皮肉を言った。
「人を撃つのは嫌いなんだけど、タイヤだからね」
「じゃあ、あたしの腕も見て」
ヘレンは、運転席の救急隊員の頭を狙って撃ち、吹っ飛ばした。
「どう?」
「君には、負けるよ」
リチャードは、肩をすくめた。搬送されている怪我人の他、生きている者のいなくなった救急
車に、モサドの工作員達は、駆け寄った。フロントガラスを銃床で叩き割って、中から鍵を開け
る。一台目の救急車にはネオナチ幹部の制服を着た中年の男が、意識不明の状態で横たわ
っていた。
「リヒターです、間違いありません」
「そうか、やったぞ!」
ベンジャミンが、歓声を上げた。2台目救急車には、墜落したヘリのパイロットと、裸の女が、
横たわっていた。
44作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/04/07(火) 23:55:39 ID:UPCo/VKJ
「白木さん!」
朋子が、思わず叫んだ。日本で潜入調査中に行方不明になり、数ヶ月間探し続けていた後
輩を、遠い異国でやっと見つけたのだ。白木雪絵の肉体は、やせ細り、顔面は血だらけで、
体中に虐待を受けた痣や、傷痕があった。4か月前、霞が関の庁舎で、新人として朋子の元
に挨拶に来た時の面影は全くなかった。
「ひどい目に合ったのね・・・でも、生きていて良かった」
「ああ・・・うう・・・」
雪絵が呻いた。全身の怪我から来る苦痛で、意識が朦朧としているのだろう。
「ああ・・・なんでもするから・・・なんでもするから・・・お薬ちょうだい・・・」
「麻薬を撃たれているのね。でも、もう、心配しなくていいわ。日本へ連れて帰ってあげる」
朋子は、傷だらけで、やけに軽い雪絵の体を抱きしめた。
45作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/04/08(水) 00:01:31 ID:4WgAwaEy
モサドに損害は全く出なかった。プロの工作員の集団が、一般の警察を襲ったのである。
当然の結果だった。ラパスのオフィス街のダミー会社の地下に、連れ込まれたリヒターは、
強烈な自白剤を打たれ、ベラベラと喋った。
「作戦の決行日は?」
「来月・・・9月11日だ・・・」
「方法は?」
「4機の旅客機をハイジャックし、ホワイトハウス、ペンタゴン、世界貿易センタービルに自
爆テロをしかける・・・」
その内容は、衝撃的なものだった。国外からの攻撃には、2重3重に張り巡らされた防衛シ
ステムがアメリカを守っている。だが、内側からの奇襲は、想定していない。現代社会が、
高度に発展していればしているほど、その中枢へのテロで、世界経済は、致命的な打撃受
けるに違いない。
「ネオナチスの本当の中枢は、どこにある?」
「南極大陸・・・」
「総統ヒトラー3世もそこにいるのか?」
リヒターは、心神喪失状態のまま、頷いた。
46名無し調教中。:2009/04/08(水) 23:21:30 ID:rHIa/T9b
更新おつかれさまです
47作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/04/08(水) 23:21:51 ID:4WgAwaEy
東京霞が関の公安庁のオフィスで、久石千鶴(25歳)は、収集した情報の整理を行って
いた。となりの第一課では、行方不明になっていた新人の調査官が南米の国ボリビアで
見つかったというニューズが入り、騒いでいる。千鶴は、クールな性格で、自分に関係の
ない他の課の出来事には興味がなかった。千鶴が現在受け持っているのは、武装テロ
化する恐れのある宗教法人の調査である。
(千羽鶴教団・・・ここが一番危なそうね。設立が、江戸時代の嘉永6年。西暦換算だと1
853年。ペリー来航の年だわ)
セックス教団としても悪名の高い、この教団がなぜ、現代まで存続しているのかは不明だ。
戦前戦中の宗教弾圧も、ほとんど受けていない。
(教祖、久石千鶴・・・・あら、あたしと同姓同名だわ)
いつもクールな千鶴には珍しく、不気味な感触に、鳥肌が立った。
(教祖は、不老不死を自称し、2003年に宇宙人が襲来すると予言している・・・ハッ、馬
鹿馬鹿しい。子供騙しね)
千鶴は、資料にある何枚かの教祖の写真を見た。巫女姿の若い女が映っている。眼光
が鋭く、頬がげっそりとして痩せた、その女は、美しいというよりも、浮世離れした何か凄
惨な印象を受けた。
(若いのか、年を取っているのか全くわからないわ。敢えて年齢を推測するとしても、20
歳から50歳って所かしら)
千鶴は、デスクから立ち上がり、ハンドバッグを肩に引っ掛けるとオフィスを出た。一般的
な公安庁の調査の手法としては、対象となる団体の内部に、買収によって情報提供者を
獲得し、金で情報を買うのだ。千鶴は、手始めに、駅前でビラを配って信者を勧誘してい
る千羽鶴教団の勧誘員に近づき、話しかけた。
48作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/04/08(水) 23:22:34 ID:4WgAwaEy
「面白そうね」
「ええ、宗教って言うより、サークルみたいなノリでやってます。みんな和気合々としていて
楽しいですよ」
「ふーん、あたしも入れるのかしら。仕事だけじゃ人生つまらなくって・・・なんかこう、魂の救
済が欲しいって言うか」
「明日、この場所で、夜の19時からセミナーがあります。来て頂いたら詳しい説明を、させ
て頂きますよ」
「わかったわ。気が向いたら行くから」
「じゃあ、こちらに名前と電話番号を書いて下さい」
千鶴は、本名と携帯番号を書き込んだ。教祖と同じ名前に、勧誘員は一瞬、眉をひそめたが、
すぐに笑顔に戻った。
「席を予約して、お待ちしています」
千鶴は、ビラを読みながら歩き始めた。セミナーで何人かの信者と接触し、後で呼び出して
身分を打ち明け、脅迫と金の両建てで、情報提供者に仕立て上げる腹積もりだった。翌日、
計画通りにセミナーに出席し、目を付けた気の弱そうな信者に声を掛け、終了後、近くの喫茶
店で待っていると、現われたのは別人の女だった。
「久石千鶴さんですね」
女が無遠慮に、千鶴の座っている席の向かいに腰かけた。地味なワンピースを着た女は、
何か、只者ではないミステリアスな雰囲気を漂わせていた。
49作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/04/08(水) 23:23:20 ID:4WgAwaEy
「誰ですか、あなたは?」
千鶴が、訊き返すと、女は超然とした態度で微笑んだ。
「フフフ・・・私は、あなたよ。と言っても信じられないでしょうけど」
女は、名刺を差し出した。『宗教法人、千羽鶴教団代表、久石千鶴』と書かれてあった。
「う・・・」
千鶴は、珍しく動揺し、マジマジと相手の顔を見た。年齢不詳の女の顔は、よほど厳しい人
生を送って来たのか、カミソリの刃のような印象を受ける。肌には20代の張りがあるが、と
ても若くは見えない。強いて例えるなら、何人も子供産み、結婚と離婚を繰り返してきた未
亡人のような印象だった。
「始めまして。でも、私はあなたの事を、とてもよく知っているわ。あなたが、生まれた時から
見守っていたのですもの」
「どうして、ここに・・・」
千鶴は、相手のオーラに圧倒され、ようやく、その言葉だけを、喉から絞り出した。
「公安の内部にも、教団の信者がいるのよ。あなたの行動は、教団の諜報部で常に把握し
ているわ」
ミイラ取りがミイラになるとは、正に、この事だった。
「あたしは、今年で2023歳。つまり1998年後のあなたよ」
千鶴は、もう一度相手の顔をじっくりと観察した。そして小さな叫び声を上げた。印象があ
まりにも異質だったため気付かなかったのだが、よく見ると、それは、まさしく自分の顔だった。
50作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/04/08(水) 23:24:19 ID:4WgAwaEy
「そんな・・・」
「あなたは、本来なら、あたしと出会う事はありえない。だって1998年前、あたしはこの場所で、
ここで、こうやって自分とは会っていないのですもの」
女は、パニック状態の千鶴を無視して、さらに混乱するような話を続けた。
「つまり、この瞬間から、歴史は改変され、別のパラレルワールドが派生したってわけよ」
「言ってる意味が、全く判らない・・・」
千鶴は根を上げた。精神力が限界に来ていた。女は、左手をテーブルの上に置き、嵌めていた
白いシルクの手袋を脱いだ。その手は、小指が欠損していた。
「西暦2004年の冬に、無くしたわ。宇宙人に拉致され、生体実験の材料にされた揚句にね」
「宇宙人?馬鹿馬鹿しい」
千鶴は、力なく否定した。
「でも、あなたも同じ運命を辿ってはならない。そのために今日、あたしは、ここであなたに、出会
ったのだから。二人で、前の世界とは違う、別の未来を切り開くのよ!」
千鶴は、突然目眩を覚え、この瞬間、世界の何かがズレたような奇妙な錯覚を覚えた。
51作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/04/08(水) 23:24:59 ID:4WgAwaEy
 久石千鶴(25歳)は、目黒区にある自宅に戻った。明治時代からこの地にある、比較的大
きな邸宅で、両親と同居している。風呂に入り、家政婦の作った夕食を食べると、2階にある
自室のベッドに横たわった。8月下旬だというのに、まだ蒸し暑く、リモコンでエアコンのスイ
ッチを入れる。
(4年後に宇宙人が襲来してきて、あたしが人体実験のモルモットにされるだなんて・・・よく
ある、新興宗教の下らない教義だわ)
千鶴は必死に、そう自分に言い聞かせようとした。しかし、さっき会った女が、自分の2000
年後の姿だという戯言を、完全には否定出来ない自分自身に戸惑ってもいた。
(ありえない・・・ありえないわ。他人の空似よ)
その晩、千鶴は眠れない夜を過ごし、翌朝いつもの時間に目覚めると、寝不足のまま公安
庁に出勤した。千羽鶴教団の教祖について、何か目ぼしい情報がないか、公安のデータバ
ンクを探ろうと、自分のデスクに設置してあるノートパソコンを立ち上げた時、上司である調
査2課の課長が話しかけてきた。
「久石調査官。悪いが、1課の手伝いで、北米に飛んでくれないか?」
「北米?」
「ネオナチス系の国際テログループが、何か仕掛けてくるらしい」
「その件は、一課の担当じゃなかったかしら」
千鶴は、いつものように冷たく断ろうとした。実際、今はそれどころではない。
52作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/04/08(水) 23:25:45 ID:4WgAwaEy
「そうなんだが、かなり大きな動きがあって、1課だけじゃ手が足りないらしい。こう言う時はお
互い様だ、2課のエースである君が、手伝ってやってくれ」
命令口調で言われ、千鶴は渋々了承した。詳細を聞きに、1課の長谷川課長の元へ出頭する
と、そこには、1課の調査官、木之本恵美(22歳)もいた。
「すまんな。うちの男性課員は、全員、国内のテロ組織の監視で手一杯なんだ。北米へは、木
之本君と一緒に行ってくれ。現地には、うちの城山も先に着いている筈だ」
「どうせ、あたしは女だし・・・」
恵美が、ボソリと言った。彼女が、暗く悲観的な人間だという噂は聞いている。
「北米では、CIAとの共同作戦になる。場合によっては、イギリスのMI6やイスラエルのモサド
とも接触があるかもしれん。くれぐれも用心してくれたまえ」
千鶴は、指令書の入った封筒を受け取り、さっと目を通した。
「判りました。全力を尽くします」
千鶴は、何か、世界全体に、昨日まではなかった、違和感の様なものを感じ始めていた。
53名無し調教中。:2009/04/09(木) 00:41:17 ID:GeXczvzG
乙です
パラレルワールドになりましたか
54名無し調教中。:2009/04/09(木) 13:41:10 ID:mtXbILlH
さぁー盛り上がってまいりました(`・ω・´)
55名無し調教中。:2009/04/12(日) 05:06:20 ID:uVFFqAQj
2人の出会いで違う歴史が・・・
56名無し調教中。:2009/04/12(日) 08:45:51 ID:NdZyXL2Z
パラレルワールドにより時空の乱れで他の登場人物にも影響出たりして
57名無し調教中。:2009/04/12(日) 18:05:15 ID:cWyD8YMg
時間管理局としてはこの出会いはかなりまずいんじゃない?
58名無し調教中。:2009/04/12(日) 21:43:22 ID:dJAHgg2H
前スレが落ちたので、まとめサイトの話を更新してくれないかな

>>57
ラグナロック作戦の阻止でそれどころではないかと…
あの作戦が成功したら、それ以後の歴史が管理局の制御下に収まらなくなると思う
59名無し調教中。:2009/04/13(月) 17:43:46 ID:12KOKtEZ
ココ最近はSF小説として読んでるなぁ。
実際SFとして読んでも十分に面白いし。
そういえば千鶴も由梨香同様、クリトリスが無いんじゃなかったっけ。


>>58
まとめサイトの『最新版をお読みになりたい方は』てやつでしょ?
たしかにリンク先を更新してほしい。
60名無し調教中。:2009/04/13(月) 21:47:18 ID:+R30l9Wu
いっそ、由梨香も千鶴みたいにタイムスリップして過去から未来まで色々な時代を転々とするのは?

そこでの行為が後のSMの歴史に繋がるというのは?
61名無し調教中。:2009/04/14(火) 07:52:05 ID:4gm+iB5W
>>59
あと171話で終わっているから、172話以降の話も載せてほしい
携帯サイトもあるらしいからそっちも更新してくれると嬉しいんだけどな

>>60
歴史ものはちょっと食傷気味
それに一読者として由梨香の話を千鶴の二番煎じにしてほしくない
62作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/04/15(水) 22:02:35 ID:DX1F+X3w
まとめサイトの更新は、もうちょっと待ってください。
63名無し調教中。:2009/04/15(水) 23:28:42 ID:5CKdBbh1
>>62
乙です
気長に待ってます
64名無し調教中。:2009/04/17(金) 17:04:27 ID:Rp3XJ5DI
アナザー掲示板1に新作がデビューしたね。
『清林館高校の受難』
今後の展開に期待!
65名無し調教中。:2009/04/18(土) 20:34:13 ID:5rXq3VDW
>>61
食傷って単語、初めて見た
しょくしょうって読むのね
66名無し調教中。:2009/04/18(土) 21:30:27 ID:MPRak7SD
まとめサイトのおすすめDVDに、SOD系列のROCKETから出た『人間便器』が
載っていないようだけど、あの作品は作者さんの嗜好には合わなかったのかな?
67名無し調教中。:2009/04/19(日) 06:53:30 ID:42DvXZmE
これは絶対に見ないと損!!
http://www.bast-up.info/picture/lndex.html
68作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/04/20(月) 10:14:06 ID:HK1xLr8a
ゲッペルス4世こと、ヨハン・ゲッペルスは、ナチスの軍服姿で、全裸の久美子に跨り、ヴァ
ルハラの地下通路を進んでいた。180センチ以上の長身であるヨハンの体重は80キロを
超え、四つん這いで歩く華奢な久美子の背中には、相当の負担だった。時折、軍靴の踵が、
久美子の脇腹に拍車をかける。
「ぐふっ・・・」
黒髪の美しい顔が苦悶に歪んだ。ヨハンは要塞内を移動する際、久美子を馬代わりに使う
事がよくある。
「総統閣下の執務室へ行け」
ヨハンが久美子に命令した。久美子は、手足の筋肉の疲労に耐え、なるべく、キビキビと前
進するように心掛ける。要塞内で、服を着ているのはドイツ人で、それ以外の拉致されてきた
外国人達は全裸で奴隷生活を送っている。ヒトラー3世の執務室にたどりつくと、ヨハンはド
アをノックした。
「ゲッペルスです。失礼します」
入室すると、ヒトラー3世が格調高い木製のデスクで書類に目を通していた。彼の傍らには、
秘書兼愛人の金髪女性4人が、直立不動の姿勢で待機している。彼女達は、遺伝学的にも
選び抜かれた、純粋アーリア人種のドイツ系美女だった。ヒトラー3世は、祖父のアドルフの
ようなストイックな性格は、全く持ち合わせておらず、自分の欲望を敢えて隠そうとはしない。
69作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/04/20(月) 10:14:42 ID:HK1xLr8a
「いよいよ、出撃するのか?」
「はい、外界に出て、陣頭指揮を執ります」
ヨハンは、久美子の背中から降り、右手を上げナチス式の敬礼をした。
「頼むぞ。我々の科学力は、数百年先を行っている。数では遥かに劣るが、奇襲効果を利用
すれば、必ず作戦は成功する筈だ」
「仰せのとおりです、閣下。しばらく、南極には戻って来れませんが、成功の暁には、ぜひとも、
占領下のワシントンで再開を」
「そうだな。アメリカ大統領に、首輪をはめて、ホワイトハウスの犬小屋に繋いでやるのが、余
の子供の頃からの夢だった」
「間もなく実現されるでしょう」
ヨハンは、固く約束した。
「それから、ハリウッドの女優達を根こそぎ、余のハーレムに入れる」
「自由の女神を破壊し、抑圧の女神に建て替えましょう」
「純粋アーリア人を頂点とする理想社会を、全世界に構築するのだ。その社会では、一人のユ
ダヤ人の存在も、許さない」
ヒトラー3世とヨハンは、口々に夢を語り合った。それは、お互いの祖父の代からの悲願だった。
総統に、最後の別れの挨拶を告げたヨハンは、その晩、原子力Uボートに搭乗し、海底トンネル
をくぐってヴァルハラを後にした。彼にとって初めての外界への旅だった。
70作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/04/20(月) 10:57:31 ID:HK1xLr8a
まとめサイト更新しました。
71名無し調教中。:2009/04/20(月) 21:42:02 ID:6t7aWSl4
待ってました!
72名無し調教中。:2009/04/20(月) 21:53:54 ID:w+ZtID2X
お浣腸は好きですか?
http://candice.h.fc2.com/enema/
73名無し調教中。:2009/04/21(火) 00:31:42 ID:yiWowZzF
>>70
更新乙です
まとめサイト見ました
ラグナロック編、いいところで終わりましたねw

>>71
最近宣伝目的の書き込みがあるようだからsageない?
それともあまり関係ないかな?
74名無しさん@ピンキー:2009/04/21(火) 14:23:40 ID:qCmydHrv
私、奴隷家族シリーズのファンなんですが、
よろしければまた続きをお願いできませんか?
75名無し調教中。:2009/04/21(火) 23:48:41 ID:Lct2+rqU
そういえば沙貴嬢はどこに就職したんだろうか?
三十路になった文枝先生のその後も気になるな
76名無し調教中。:2009/04/22(水) 11:56:49 ID:JZSzAreA
>>73
sageるかはどうか微妙な所だな。
sageれば宣伝の書込は減るメリットの一方で、2chのSM板から『生体実験』に
アクセスする人の数が増えないというデメリットもあるからね。
私は作者さん自身がsageていないから、自分もsageてない。
(今回はsageたけど)
77作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/04/23(木) 10:43:58 ID:UZ89kwi8
2009年4月下旬。ネオガイア宇宙軍の士官、テッセウス(32歳)は、さざなみ刑務所を訪
れた。元上司であるアルテミスに会うためである。
「囚人ナンバー999号と面会したい」
テッセウスが受付で、そう告げると、ネオガイア人の刑務官は敬礼した。
「はっ、では、こちらに記入をお願いします」
テッセウスは、地球に駐留している白兵戦コマンドの隊長である。特殊部隊であるコマンドは、
総勢100名あまりで、一人一人が通常の兵士一個中隊分の働きをするエリート部隊だ。テッ
セウスの階級はかなり高い。
「999号は今どこに?」
「囚人ナンバー999号こと、鉄仮面は、現在、消毒室で洗浄中であります」
端末で、囚人の状況を確認した刑務官が言った。テッセウスは一人で歩き始める。ここには、
しょっちゅう来るので案内はいらない。
(フフフ、アルテミス隊長、今日はどうやって責めてやろうかな)
独身のテッセウスは、未だにアルテミスの肉体に執着していた。彼の中では、アルテミスは、
永遠に憧れの女隊長なのだった。消毒室でアルテミスは、鉄仮面を被った頭を、雑用アンド
ロイドの手で、消毒液の入ったバケツに突っ込まれている最中だった。
「うぎゃああああ!」
アルテミスが叫んだ。消毒液は、彼女専用の塩酸の入った特製のものだった。
「相変わらず、激しいな」
テッセウスが、アルテミスを監視しているシンディ・スコットランド刑務官(26歳)に言った。
78作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/04/23(木) 10:44:57 ID:UZ89kwi8
「普通の囚人なら、皮膚が焼けただれて二目と見られないような状態になります。ところ
が、鉄仮面だけは、特別です」
シンディが説明した。全身にも塩酸を浴びせられ、炎症を起こしているアルテミスの裸体
は、見る見るうちに、元の皮膚のみずみずしさを取り戻していく。
「何度見ても、驚異だな」
「ある意味、化け物としか言えません」
鉄仮面を被っているため、最も洗い難い頭部の消毒を終えたアルテミスは、二人の前に
正座し、深々と頭を下げた。
「洗浄終わりました。ありがとうございます」
アルテミスが、鉄仮面の額をタイルに擦りつけて御礼を述べる。首元の鉄仮面の隙間から
長い金髪が背中まで伸びていた。
「久々に、責めてあげに来ましたよ、隊長」
「私は、もう隊長ではありません。ただの囚人ですわ」
テッセウスは、土下座をしているアルテミスの背中に、片方の足を乗せて、グイグイと踏み
つけた。
「相変わらず、いい筋肉をしているじゃないですか。現役時代と、ちっとも変っていない」
アルテミスの背中は、鍛え抜かれた固い筋肉に覆われ、踏み応えがあった。
「今でも、特訓は続けていますから」
「今日は、非番でね。退屈しのぎに、あなたを凌辱しにきたのですよ」
「どうぞ、お好きなようになさってください」
テッセウスは、シンディからアルテミスの身柄を譲り受け、拷問室へ向かった。マゾのアル
テミスが抵抗したり、脱走を企てたりする恐れはないため、護衛は必要ない。拷問室で、テッ
セウスは、アルテミスの裸体を片足吊りにし、後ろ手に縛った。
79作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/04/23(木) 10:45:36 ID:UZ89kwi8
「あなたの鉄仮面を外せないのが、残念ですよ。俺としては、もう一度、女神のような美し
い顔を、拝みたいのですがね」
「申し訳ございません。この鉄仮面は、超合金製でしかも溶接されています。一生外せな
いでしょう」
肉体年齢32歳のアルテミスは、豊満な体つきをしていた。それでいて、なお且つ筋肉が
盛り上がっている。テッセウスは、棘のついた鉄パイプで殴りつけた。
「ぐふっ!ぐふっ!」
アルテミスの胸や背中が切り裂かれ、鮮血が飛び散った。殴り続けていると、骨が砕ける
音もした。
「あぎゃあああ!」
「このくらいじゃ、全然物足りないんでしょう?」
テッセウスは、呆れたように言った。ガスバーナーを点火し、アルテミスの太腿を焼き始める。
「ううううう!熱いいいいっ!」
「そりゃあ、ガスバーナーですから」
普通の人間なら、一生再生不能の傷痕が残る重傷だ。だが、アルテミスにとっては、全治
15分程度でしかない。
80作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/04/23(木) 10:46:25 ID:UZ89kwi8
「オマンコも焼いて上げますよ。あーあ、こんなに濡らしちゃって、うまく焼けるかなあ」
テッセウスは、青白い炎をアルテミスの、ハマグリに向けた。金髪の陰毛が燃え、溢れ出し
ていた愛液が蒸発する。
「あおおおっ!もっと、もっと奥まで焼いて!」
アルテミスの本音が出た。マゾの血が沸騰し、耐え切れないくらいの快楽が押し寄せてき
たのだ。
「やれやれ、わかりましたよ。こんな風でいいですか」
テッセウスは、火が付いたままのガスバーナーの先端を、アルテミスの割れ目に押し込んだ。
「ぎゃおおおおおっ!いいっ、とってもいいっ!」
アルテミスは絶叫した。
「普通なら死にますよ、こんなことしたら。良い子は絶対に真似しないでね、ってか」
テッセウスは、狂乱するアルテミスに呆れ果てた。
81名無し調教中。:2009/04/23(木) 13:19:17 ID:yB8wvzBP
アルテミスかぁ!!
てことは次は由梨香!?
82名無し調教中。:2009/04/24(金) 22:56:45 ID:Z47TzL8I
>>80
乙です
かなり久しぶりですね!>アルテミス
続きが気になります…
83名無し調教中。:2009/04/24(金) 23:59:38 ID:WUlKw7Ns
苦さなぎが泥酔状態で深夜の公園で全裸で暴れて捕まったけど、
これをネタにして話を作ってほしいな 芸能人の転落話として…
男じゃなくて女がいい
84名無し調教中。:2009/04/25(土) 08:42:38 ID:dDq1/vur
久々にアルテミスを出したということは、
今後彼女に何かしらの転機が訪れるということか?
85名無し調教中。:2009/04/25(土) 14:41:29 ID:cq7p0C35
>>84
実は仮面が取れちゃったとか?
86名無し調教中。:2009/04/25(土) 23:09:22 ID:UgCy4mCs
鉄仮面つけたままでシャンプーどうしてるのか疑問だったんだけど
今回そのナゾが解けました。
髪がボロボロに抜け落ちそうな気がするけど、再生したという事でしょう。

>>85
個人的にはそれ希望
87名無し調教中。:2009/04/26(日) 18:50:55 ID:GopsIOmg
>>83
そこで斎藤プロですよ!

>>86
新陳代謝が驚異的に早いということでしょう
だから髪の毛先などは黒ずんでいるんじゃない?
88名無し調教中。:2009/04/26(日) 18:58:40 ID:ETZM7PjI
この女の子に妄想お願いします150センチくらいのごく普通の女の子です
http://r.pic.to/147shb
89名無し調教中。:2009/04/26(日) 23:20:58 ID:luSsOhl+
>>83
個人的要望としてはエリカ様だなw
ただ、この事件を機にこういう転落の仕方もある
ttp://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1255286.html
90名無し調教中。:2009/04/27(月) 19:46:26 ID:DpGUEw/U
はじめから泣く事を予定してマスカラつけずに謝罪会見をしたエリカ様って、
豪華な馬車で亡命を試みたマリーアントワネットとダブるわ。
ボロボロの荷馬車の床下に隠れてたら亡命に成功したかもしれないマリー王妃。
涙でマスカラをベトベトにしながら会見した方が好印象だったはずのエリカ様。
91名無し調教中。:2009/04/27(月) 21:52:55 ID:ZAkf5l2j
>>85
自分も同意
でもそこまで話の展開をもっていくのは難しそう…

>>89
ちょっとワロタw
そいつはただ馬鹿なだけだろうw
92作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/04/28(火) 12:56:53 ID:wCTWsD9b
テッセウスは、火傷と裂傷から回復したアルテミスの体を、M字開脚両足吊りの形に吊り
直し、自分も全裸になると、洪水のように愛液が溢れ出ているアルテミスのオマンコに肉
棒を突き刺した。
「いい香りだ。成熟したメスの匂いがしますよ、隊長」
テッセウスは、ピストン運動をしながら、アルテミスの豊満なGカップの胸に顔を埋めた。
「あうっ。あううう、気持ちいいです」
鉄仮面の隙間から、アルテミスの喘ぎ声が漏れた。
「一応、普通のセックスでも感じるんだ」
テッセウスが、からかうように言った。
「今の私は不死身です。どんなに肉体を傷つけられてもダメージはありません。あたしの
今の望みは、精神を壊して頂く事です」
アルテミスは告白した。
「つまり、気が狂いたいと?だが、それも、あなたには難しいでしょうね。精神的にも、あな
たは驚く程、タフだ」
「ええ・・・自分の生まれついての性が、恨めしいですわ」
テッセウスは、休憩をはさみながら、合計3回、アルテミスの体内に放出した。テッセウス
も特殊部隊の隊長だけあって、体力も精力も一般人よりは旺盛だ。
「今晩から任務があるのです。今日は、このくらいにしておきますよ。また、気が向いたら
来ます」
テッセウスは、拷問室に備え付けられたシャワーで体を洗浄し、雑用アンドロイドに後片付
けを任せると宿舎への帰途についた。
93作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/04/28(火) 12:58:28 ID:wCTWsD9b
その晩のテッセウスの任務は、東京を視察するピタゴラス博士の護衛だった。白兵戦コマ
ンドの3分の1、1個小隊30人を率いて護衛にあたる。エアカーで東名高速道路を東へ向か
うピタゴラス博士を、反重力バイクや、装甲車で取り囲み、不測の事態に備えるのだ。ピタゴ
ラス博士は高級エアカーの後部座席で、秘書の山瀬梨奈(28歳)に捧げ持たせた地球製の
ノートパソコンで、日本政府へ向けての書類の決裁を行っていた。
「総督という仕事は、どうも忙しくていかん。拷問の研究をする時間を捻出するにも一苦労だ」
ピタゴラス博士は、出来上がった文書の印刷ボタンを押した。USBケーブルの端が梨奈の口
に咥えられている。梨奈の体がビクンと痙攣し、慌てて梨奈は、座席の上にA4のコピー用紙
を置くと、パンティを降ろして、その上にしゃがみこんだ。
「あっ、いくっ、いくっ、だめええ!」
「いつも思うんだが、もっと静かに印刷出来んのか」
梨奈の股間から染料インクを含んだ愛液が溢れ出し、クリトリスに仕込まれた印字ヘッドが、
紙に文字を印刷していく。こういう風に梨奈の肉体を改造したのは、他ならぬピタゴラス博士
なのだが。
「日本の政府に渡す文書だから、地球製のノートパソコンで作成しているのだ。以外と良心的
だろ、わし」
「え、ええ・・・あっあっ」
梨奈は喘ぎながら相槌を打った。清楚なOL風の制服のスカートを乱し、汗ばんでいる。その時、
いきなり車列の前方で、爆発音と共に、閃光が走った。
94作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/04/28(火) 12:59:12 ID:wCTWsD9b
「きゃあっ!」
梨奈が悲鳴を上げた。ピタゴラス博士は、割と落ち着いている。
「どうした?」
運転手は、急ブレーキを踏み、エアカーが停車した。周囲の白兵戦コマンドの車両も、
停車し、武器を持ったネオガイア人兵士が、飛び出して来て、ピタゴラス博士のエアカー
を守るために散開する。通信機が鳴った。隊長のテッセウスからだった。
『上空に未確認飛行物体が3機です。迎撃態勢を取ります。エアカーからは、出ないで
下さい』
「わかっとるよ。わしは、秘書のオマンコに悪戯でもしておるから、よろしく頼む」
ピタゴラスは平然としていた。拷問に慣れた彼は、鋼のような神経の持ち主でもある。上
空に現れた、物体をサーチライトで照らすと、円盤型の機体にハーケンクロイッツのマー
クが浮かび上がった。
「くそっ、また、あいつらか!」
テッセウスは、悪態をついた。この、本拠地がどこか判らない謎の戦闘集団には、何度も
何度も、襲撃を受けている。円盤機は、車列の退路を断つように、高速道路の前方と後方
を砲撃で破壊してから降下し、黒ずくめの全頭マスクを被った戦闘員を大量に吐き出した。
95作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/04/28(火) 13:01:41 ID:wCTWsD9b
「ヒー!ヒー!」
「奴らを、ピタゴラス博士のエアカーに近付けるな!それから、さざなみ市の軍司令部に連絡を!」
テッセウスは、部下に指示しながらレーザー銃を取り出すと、雲霞のように押し寄せて来るザコ戦闘員に向けて撃ち始めた。正確な射撃で敵を撃ち殺していくが、数が多すぎた。
「ヒー!ヒー!」
「一体奴ら、何人いるんだ?」
前方と後方に100人ずつ降下したようだ。円陣を組んでいる30人のネオガイア特殊
部隊に、情け容赦なく襲いかかる。敵の武器は先から光線の出る短剣だ。
「ピタゴラス博士を、頂きに来たぞ」
敵の指揮官は、改造人間のウナギ男だった。ウナギ男は、後退しようとしたり、突撃を
恐れて尻ごみしているザコ戦闘員の背中に蹴りを入れて回る。
「おめえら、ビビってんじゃねえよ!ザコ戦闘員は、戦いの前座で死ぬのが仕事だろうが!」
「ヒー!ヒー!」
後方から攻める部隊を指揮しているのは、ウナギ男の妹分であるドジョウ女(22歳)だった。
元テニスプレーヤーの彼女は、先月改造手術を受けたばかりで、今回が初めての実戦だ。
「やるニュル!宇宙人なんかブチ殺すニュル!」
元は、かなり美人だったのだが、今では顔に2本のヒゲを付けられ、全身がヌメヌメと粘液
で光っている。洗脳されて、少し精神異常の兆候も出ていた。
「そーら、ニュルニュルしちゃうわよ」
ドジョウ女は、ザコ戦闘員にボコボコにされて重傷を負っておるネオガイア人兵士に全身を
押し付けた。
「やめろ!やめてくれ!」
余りの気持ち悪さに絶叫するネオガイア人兵士の口を、手で塞いで窒息死させた。
「あん、もう死んじゃった。つまんないの」
死傷者は、襲撃者の方が多く、個人の戦闘力もテッセウスの部下達の方が上だったが、死
を恐れず、仲間の屍骸を乗り越えて迫ってくるザコ戦闘員に、ネオガイア人側も、一人、また
一人と倒されて行った。
96名無し調教中。:2009/04/28(火) 15:32:01 ID:+qsbhQak
ktkr
97名無し調教中。:2009/04/28(火) 15:59:22 ID:6SKChhLm
作者さんがんばれ
支援カキコ
98作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/04/28(火) 21:27:57 ID:wCTWsD9b
「何人やられた?」
「5、5人です・・・」
「このままじゃ、ジリ貧だ。上空の円盤が、攻撃して来ない所を見ると、奴らピタゴラス博士
を生け取りにするつもりだぞ」
テッセウスは、反重力装甲車に飛び乗ると、急発進させ、ドジョウ女を轢き殺そうとした。彼
女を守るザコ戦闘員を跳ね飛ばし、超合金のボンネットで、ドジョウ女のボディに体当たり
する。 しかし、ニュルっと滑っただけだった。
「危ないじゃないの。お仕置きよ、ニュルニュルしなさいっ!」
ドジョウ女が、口から粘液を吐いた。装甲車の車体が粘液まみれになり、操縦不能になった。
「うわっ、センサーが効かない。反重力装置もやられた!」
ドジョウ女の吐く粘液には、精密機械を狂わせる成分が含まれているようだった。
「ナノマシン入りのニュルニュル液よ。どう?」
テッセウスは、使い物にならなくなった装甲車のドアを開けて飛び出し、群がるザコ戦闘員
を押しのけて、血路を開こうとした。しかし、3人撃ち殺したところでレーザー銃を叩き落とされ、
短剣で脇腹を刺された。
「ぐはっ!こ・・・ここまでか・・・」
テッセウスも軍人として、常に死ぬ覚悟は出来ている。しかし、自分の事よりも、残された部
下とピタゴラス博士の身の上が心配だった。
99作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/04/28(火) 21:28:49 ID:wCTWsD9b
「最後にニュルニュルしてあげるわ」
ドジョウ女が、瀕死の重傷を負ったテッセウスの体にすり寄って来た。
「や・・め・・ろ・・」
おぞましい感触だった。死ぬ前に発狂しそうだった。ドジョウ女の手が、テッセウスの口を塞
いだ。
「窒息しなさい」
テッセウスの肺が、空気を求めて痙攣し、意識が切れかけた時、後方から突入してきたエア
バイクを視界の隅で見た。
「ヒー!ヒー!」
バイクに轢かれて、ザコ戦闘員の何人かが倒された。ドジョウ女だけが、ニュルッとかわす。
テッセウスの口を塞いでいた手が離れ、肺に新鮮な空気が流れ込んで来た。
「ゼエ・・ゼエ・・・き・・君は・・・」
エアバイクに跨った裸の女が、両手に武器を持ち、縦横無尽にザコ戦闘員を蹴散らしている。
鉄の仮面を被った頭部から背中にかけて長い金髪が風になびいていた。
「正義の戦士。アイアン仮面参上!」
謎の女が叫んでいた。
「アルテミス・・・」
助け起こされ、エアバイクに引き上げられたテッセウスが呟いた。
「しっ、その名前は言わないで下さい。公式には死んだ事になっています。あたしの名前は、
正義の戦士アイアン仮面です」
100作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/04/28(火) 21:29:46 ID:wCTWsD9b
テッセウスは、味方の陣地の真ん中に降ろされた。部下のネオガイア人兵士が、重傷を
負った自分達の隊長の身柄を回収する。アルテミスは、再び右手にレーザーサーベル、
左手にレーザー銃を構えて、鉤十字団の戦闘員達に向き直った。エアバイクの操縦は、
座席に生えたレバー二つをオマンコとアナルで操作する事によって行っている。だから
両手が自由に使えるのだ。
「宇宙の平和を乱す悪党ども。ネオガイア星の名にかけて、正義の戦士アイアン仮面が
一人残らず成敗いたしますわ!」
アルテミスは、腰を動かしてエアバイクのレバーを前に倒した。ドジョウ女目掛けて突進
する。
「なにをっ!ニュルニュル液!」
ドジョウ女が口から放った粘液を、神技とも言える操縦テクニックで、バイクごとあっさり
かわした。
「すげえ」
テッセウスが感心した。常人なら死に至るくらいの過酷な訓練を繰り返してきたアルテミ
スの戦闘能力は、白兵戦コマンドの常識すら遥かに超えている。群がるザコ戦闘員の短
剣が、時折アルテミスの裸の皮膚を、ザックリと切裂くが、気にせず戦い続けながら見る
見るうちに治していった。
101作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/04/28(火) 21:30:23 ID:wCTWsD9b
「あれじゃ、防具が必要ない訳だ・・・」
テッセウスは、アルテミスが敢えて全裸で戦っている理由が判った。自分の肉体を保護し
なくてもいいのだ。そして、ついにアルテミスのレーザーサーベルが直撃し、ドジョウ女の
首を切り飛ばした。
「やられたニュル・・・」
ドジョウ女の生首がアスファルトの上に転がった。指揮官をやられたザコ戦闘員達が浮足
立つ。アルテミスは、エアバイクの機首を反対側から攻撃しているウナギ男の部隊に向けた。
「ドジョウ女がやられたのか!」
ウナギ男が悲痛な叫び声を上げていた。
「かくなる上は・・・」
ウナギ男は、上空の円盤機に合図を送った。
「バッタ男、ギガント・バッタロボを出動させろ!」
『おう』
3機の円盤機からパーツが射出され、空中で合体する。全長20メートルの巨大なバッタ型
ロボットが出現した。
「なんなんだ、あれは!」
テッセウスが、絶望的な叫びを洩らした。アルテミスの登場でせっかく見えた希望が、再び
打ち砕かれたのだ。
102作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/04/28(火) 21:30:59 ID:wCTWsD9b
「慌てるでない。こっちにも用意がある」
エアカーの窓が開き、ピタゴラス博士がテッセウスに声をかけた。ピンチだと言うのに平然と
梨奈のオマンコをいじって楽しんでいる。エアバイクのアルテミスが、反重力装置の出力を
全開にし、夜空に上昇していった。
「キュクロプス1号機、発進せよ!」
アルテミスが叫ぶと、山間から、一つ目の巨大ロボット、キュクロプス1号機が姿を現した。
アルテミスのエアバイクからのリモートコントロールで動いているのだ。
「インサート!」
アルテミスの乗ったエアバイクが、キュクロプス1号機の股間の穴に挿入されていった。もと
もと、このエアバイクはキュクロプス1号機のコクピットとして開発された物だったのだ。
「インサート完了!」
コクピットの天井に備え付けられた一本鞭が、アルテミスの背中に振り下ろされ、ピシリと小
気味のいい音がした。パイロットの搭乗が正常に完了した合図だ。戦闘前に気合を入れる意
味もある。
「あうっ!・・・いくわよっ!」
アルテミスの乗るキュクロプス1号機は、バッタ男の乗るギガント・バッタロボと対峙した。
103名無し調教中。:2009/04/29(水) 01:41:47 ID:YyLtPE1j
>>102
作者さん乙!
アイアン仮面w そうきたか…
それにしても個人的意見だが、バッタ男は微妙
104名無し調教中。:2009/04/29(水) 09:09:32 ID:fXuBEMWC
女怪人の身体描写や怪人になる前のプロフィール、人格をもっと緻密に描いてほしいです
ドジョウ女は短命(脇役)だからというのもあるだろうけど、いまひとつ人物像(怪人像)がつかみにくい
105作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/04/30(木) 23:20:20 ID:fZzoJXko
アルテミスは、キュクロプス1号機の左腕に装着されている大口径のレーザー砲を、
バッタロボに向けて放った。バッタロボは、ピョーンと跳躍してよける。
『必〜殺、ギガントバッタ、キーック!』
バッタロボの拡声器から、操縦者であるバッタ男が、そう叫ぶ声が聞こえ、バッタロボ
の空中からの蹴りが、キュクロプス1号機のボディ上部に命中した。キュクロプス1号
機の巨体が、何百メートルも吹っ飛ばされ、市街地に落ちる。下敷きになったビルや
自動車が押し潰され、たまたまそこに居た地球の一般市民数百人が、死傷した。
「うぐうう・・・こ、これしきの事で・・・」
アルテミスは、キュクロプス1号機を立ち上がらせた。再び、天井の鞭が背中に振り下
ろされる。
「ナニヲヤッテイル、アイアン仮面。オ前ノ体ト違ッテ、キュクロプスノ機体ハ壊レテモ
修復サレナイノダゾ!」
キュクロプス1号機の人工知能が、怒っていた。パイロットを補佐するために会話機能
が付加されているのだ。
「ごめんなさい」
アルテミスは謝ったが、人工知能は、怒りが収まらないようで、鞭を雨あられのように、
浴びせかけてきた。被虐の悦びを感じたアルテミスのオマンコが、じっとりと濡れる。
「ごめんなさい、ごめんなさい・・・許して下さい」
アルテミスがひたすら人工知能に謝り続けていると、バッタロボの口からミサイルが発
射されてきた。
106作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/04/30(木) 23:21:07 ID:fZzoJXko
「とう!」
アルテミスが、キュクロプス1号機の右腕に装着されたレーザーサーベルで薙ぎ払う。
そそして、道路に停車していた、地球人の家族連れが乗った自動車を、バッタロボ目掛
けて蹴飛ばし、怯んだ隙に、レーザー砲で狙い撃った。
『小癪な!』
バッタロボが突進して来て、キュクロプス1号機の股間に頭突きを喰らわせた。アルテ
ミスの搭乗するコクピットが直撃を受けて爆発し、操縦パネルがスパークする。
「ううっ!なんてこと。コクピットを狙うなんて卑怯よっ!」
普通のパイロットなら重傷を負うか、死んでいる。しかし、アルテミス自身は、瓦礫と化した
コクピットの中で、すぐに傷が回復して立ち直った。
『ギガントバッタ、ジャ〜ンプ!』
バッタロボが、後ろ脚で地面を思い切り蹴り、空中高く舞い上がった。何か、止めの必殺技
を繰り出すつもりだろう。
「く・・やられてたまるもんですか!」
アルテミスは、必死に、半分麻痺した操縦系統を操作し、キュクロプス1号機の右手で、停
車していたタンクローリーを掴むと、運転手を乗せたまま、降下してくるバッタロボに投げつ
けた。続いてレーザー砲を乱射する。流れ弾に当たったタンクローリーが、空中で爆発し、
広がった炎がバッタロボのコクピットにいるバッタ男の視界を奪った。
「チャンス!」
キュクロプス1号機のレーザーサーベルが、目標を視認出来ないまま、無造作に落ちて来た
ギガントバッタロボの巨体を貫いた。
107作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/04/30(木) 23:21:42 ID:fZzoJXko
『ま・・まさか・・・エリート改造人間の、この俺がやられるなんて・・・』
バッタロボのスピーカーから、バッタ男の無念の声が聞こえた。レーザーサー
ベルに
中心部の動力を貫かれ、大爆発するバッタロボの機体のハッチからバッタ男が
脱出していく。
「勝ったのね!」
「オメデトウ、御褒美ダ、アイアン仮面」
人工知能が褒め湛え、天井から熱蝋が、ポタポタと降ってきた。
「ああん、快感・・・熱くて気持ちいい」
マゾのアルテミスが、豊満な肉体を悶えさせ、狂喜した。
108作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/04/30(木) 23:22:34 ID:fZzoJXko
 アイアン仮面とキュクロプス1号機の活躍で、鉤十字団を撃退したものの、ピタゴ
ラス博士の東京視察は中止になった。急遽、さざなみ市に引き揚げた一行は、総督
府ビルの会議室で今後の対策について協議した。
「ああ!いく、いくうう!」
梨奈が、汗だくになって写真を印字していた。戦闘の間中、ピタゴラス博士にオマンコ
をいじられながら、目に仕込まれたカメラで、エアカーの窓から一部始終を撮影してい
たのだ。
「こんな物まで、出現するようになった」
重傷を負ったテッセウスは、応急手当を受け、車椅子に乗って会議に参加している。
彼は、ギガントバッタロボの写真を指さして、忌々しげに吐き捨てるように言った。
「このマーク。地球の秘密結社ネオナチスのマークだ」
ギガントバッタロボの背中にペイントされたハーケンクロイツを、梨奈に、拡大して印刷
させる。
「むむむ・・・いく、いくううう」
「奴ら、一体どこで、こんな科学力を手に入れたのでしょう?」
テッセウスは、ピタゴラス博士に問いかけた。
「判らん。しかし、我々の科学水準を超える程のものではない。その証拠に、キュクロプ
ス1号機が、あっさり撃退した」
109作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/04/30(木) 23:23:16 ID:fZzoJXko
「奴らの本拠地を突き止めなくてはなりません。このままでは、やられっ放しです」
「うむ、だが、ネオガイア人は、地球全体を支配下に置いているわけではない。アメ
リカ合衆国やEUは我々に敵対行動を取っている。本拠地を突き止めるのは難しか
ろう。それより、ネオナチスの科学力が地球人全てに渡るとやっかいだな」
ピタゴラス博士は、地球総督に就任してから、地球の政治情勢にも詳しくなっていた。
しかし、その可能性は、ペルセウス長官が即座に否定した。
「その心配は当面ないでしょう。ナチスと、アメリカ合衆国を裏で操る委員会は、歴史
的にも不倶戴天の敵です」
ペルセウス長官も、かなり地球の事情に詳しくなっている。地球はネオガイア人の故
郷なのだが、同時にグレイの自然保護地区でもあるため、これ以上の侵略は、第二
十六管区の銀河警察から中止するよう勧告されている。
「もうすぐ、あれが完成する」
不意にピタゴラス博士が言った。
「と言いますと?」
「数年前から建造を進めている時空戦艦『アルゴー』。あれが完成すれば、この星の
過去に何があったのか、全て暴いてやる事が出来る。ひょっとすると歴史を操作する
事だって出来るかもしれん」
ピタゴラス博士が、何を考えているのかは、他のメンバーには窺い知る事すら出来な
かった。
110名無し調教中。:2009/04/30(木) 23:54:39 ID:aY/uIeM0
>>109
乙です
しかし「アメリカ合衆国を裏で操る委員会」ってなんだろう?
111名無し調教中。:2009/05/01(金) 00:06:27 ID:9puN10Jh
>>110
ゼ○レ?
112名無し調教中。:2009/05/02(土) 01:56:53 ID:7/5vEocE
>>66
亀かつスレチで申し訳ないが、ROCKETなら「時間が止まる腕時計」
「女体あやつり人形」や「マネキン化スプレー」が個人的にお薦め

スレ汚しスマソ
113名無し調教中。:2009/05/04(月) 20:58:21 ID:ywP5o8uX
>>112
>「時間が止まる腕時計」

透明男の回があるんだから(そういえば天野孝と巨人女はいずこへ?)、
ネオガイア星人の時空実験の被験者として時間停止男の話を書いてほしい。
地球人にそんな力を持たれたら困るだろうけど、地球人類や日本の未来には関心がなくて
己の性欲の発散、あるいは異性への悪戯や報復目的としてその力を行使する、みたいな男の話を!
114名無し調教中。:2009/05/04(月) 23:19:32 ID:GqYqD5W1
感染者は豚鼻(あるいは豚顔、豚化)になる病原菌というのは…不謹慎か
115名無し調教中。:2009/05/05(火) 13:19:50 ID:7PBwEp9+
>>113
被験者は男より女のほうがいいな
このスレでは不評だった話『フィギュアスケート』での
女同士のコンプレックスや恨み、執念みたいなものをまた読みたい
116作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/05/07(木) 11:59:41 ID:2k2dQHL+
2008年4月、4年生の大学を無事卒業した高原家の長女、沙貴(22歳)は、極楽商
事という会社に就職した。元々志望していたマスコミ関係とは程遠い、社員数30人程
度の零細企業だった。
「本日より、お世話になります、新入社員の高原沙貴です。よろしくお願いします」
沙貴は、朝8時半に出社すると、お辞儀をして挨拶した。狭い事務所に既に社員全員が
出社し、慌ただしく電話をかけている。社長は、胡散臭いオーラを発散している脂ぎった
初老の男で、一人だけ豪華なデスクに座り、コーヒーを飲みながらゴルフ雑誌を読んで
いた。
「ああ、頑張ってくれたまえ。横田君」
社長が、電話をかけていた50歳くらいの社員を呼んだ。横田は、面倒くさそうに電話の
受話器を置くと、立ち上がって近付いてくる。
「今日から、うちで働く、高原君だ。面倒見てやってくれ」
「はあ」
横田は、好色そうな眼で、沙貴の紺色のスーツに包まれた全身を、舐めまわすような目
つきで眺めた。
「よろしくお願いします」
沙貴は、ペコリと横田に頭を下げる。
「じゃあ、こっち来て、電話して」
横田は、自分のデスクに沙貴を連れて行くと、ボロボロに使い込まれたNTTの電話帳を手
渡した。
117作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/05/07(木) 12:00:33 ID:2k2dQHL+
「片っ端から電話して、商品を売り込んでいくんだ。普通は一日300件がノルマなんだけど、
君は、初日だから200件に負けておいてやるよ」
沙貴は、面接で、仕事内容は、教材セットや健康食品の販売だと聞いていた。
「電話でアポが取れたら、自宅まで訪問販売に行くんだよ。ま、ベテランの俺でも、そう簡単
には、アポは取れないけどね」
沙貴は、商品の乗ったカタログに目を通した。DVD付きの英語の教材セットが、10万円だった。
電話応対マニュアルにも一通り目を通す。
「このデスクと電話、使っていいよ。先週辞めた奴のだから」
(がんばらなくちゃ)
沙貴は、横田の隣に与えられたデスクで電話をかけ始めた。
「もしもし、お早うございます。極楽商事の高原と申します」
『は?極楽?』
マニュアル通りに話すと、主婦らしい女性が電話に出た。
「突然、お電話して、申し訳ございません。英会話とかに、興味はございませんでしょうか?」
『ないない!忙しいから、かけてこないで!』
いきなりガチャリと電話を切られた。沙貴は、自分の全存在が否定されたような悲しい気分に
なった。気を取り直して電話帳の別の番号に電話をかける。
「もしもし、お早うございます。極楽商事の高原と申します」
『はい』
今度は、機嫌悪そうな男の声だった
「突然、お電話して、申し訳ございません。英会話とかに、興味はございませんでしょうか?」
『はあ?ねえよ、そんなもん』
「英語が喋れると、海外旅行も楽しくなりますし、御自身のスキルアップにも役立ちます」
『何が言いたいんだ、あんた?』
「最新版の英語の教材セットの御紹介をさせて頂いているのですが」
『いらねえよ。何だ、要するに押し売りかよ』
「少し、お時間を頂けないでしょうか?御説明にだけでもお伺いさせて頂きます」
『しつこいと、警察に通報するぞ!』
ガチャリと、叩きつけるように電話を切られた。沙貴は、ショックでしばらく3件目の電話をかけ
る気力すら湧かなかった。
118名無し調教中。:2009/05/07(木) 19:20:17 ID:Tybl15X8
キタ!先生も出してください
119名無し調教中。:2009/05/07(木) 20:34:22 ID:2zCT2rZQ
いつも楽しみにしてます。できたら沙貴に食糞させて下さい
120名無し調教中。:2009/05/07(木) 22:48:08 ID:ZeP5drE/
乙です
奴隷家族といえば、篤志はニートとして犬小屋生活?
121名無し調教中。:2009/05/09(土) 20:11:35 ID:x9KG9CsK
まとめサイトのヘビちゃんの話、2chに載ってたときより
ほんのちょっとだけ内容が変わっているな

まぁ自分としては改定後のほうが好きだが
122作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/05/10(日) 12:17:29 ID:S3amL5Pg
2ちゃんねるに投稿してから、まとめサイトにアップするまでの間に、
直した方が、いいと思った箇所を、少しづつ、修正しています。

実は、ヘビちゃん編だけではなく、全体的に、
下書き→2ch→まとめサイト、の順で少しづつ変ってます。

123作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/05/10(日) 13:00:54 ID:S3amL5Pg
沙貴は午前中、ずっと電話を、かけ続けたが、1件もアポイントが取れなかった。横田をは
じめ何人かの社員は、アポが取れたのか、商品とカタログをカバンに詰めて出かけて行く。
残った社員に焦りの空気が漂い始めた。
「売れなかったらどうなるの?」
沙貴は、隣の若い社員に尋ねた。
「帰りに、メチャクチャ説教されるから、覚悟しておいた方がいい」
沙貴は、昼食も取らずに電話をかけ続けた。残っている社員は、誰も昼食に行かないので、
自分だけ席を立つ雰囲気ではなかったのだ。夕方、外出先から戻ってきた社員が、社長に
売り上げの報告をしている。
「教材セットAが売れました。かなり、高齢なジジイだったんですが、強引に契約書にハンコ
を押させました。」
「そうか、よくやった」
「健康食品Cが売れました。気の弱そうな主婦だったので、顧客リストに入れておきます。今
後も、いいカモになりそうです」
「でかしたぞ」
午後7時を回ると、売上の上がった社員達は退社していく。一方、半分以上が、まだアポイント
も取れず電話をしていた。
(今日は、もう無理よ。どうなるの?帰れないの?)
疲れ果てた沙貴は、チラチラと時計を見ながら、夢遊病のように電話をかけ続けた。そして、
午後9時を回り、社長の説教タイムが始まった。
124作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/05/10(日) 13:01:44 ID:S3amL5Pg
「てめえら、それで済むと思ってるのか!」
社長が、いきなり暴れ出した。机を蹴飛ばし、手当たり次第に物を投げ、罵声を上げる。
「能無し!穀潰し!」
残っていた男性社員の一人が、いきなり殴られた。
「申し訳ございません社長・・・」
その、男性社員は、うつむいたままジッと耐えている。
「高原君」
「はい」
社長が沙貴に刃を向けてきた。
「うちの会社は、完全実力主義だ。新入社員だろうと、容赦はしない」
「はい・・・」
社長が、スカートの上から尻を叩いた。
「スカートの丈が、長すぎる。明日から、もっと短いスカートを履いて来い。色仕掛けで、
客に、商品を売り込むんだ」
「・・・はい」
「女には、男にない武器がある。一発やらせて、商品を買って貰え」
「・・・はい」
「返事が小さい!」
「はいっ!」
説教は1時間以上続き、解放されたのは午後10時過ぎだった。終電ギリギリである。
沙貴は、疲れ果てて家路についた。この会社にいる限り、毎日電話を、かけ続けなくては
ならない。最初のやる気も失せ、沙貴は、極楽商事に入社した事を、激しく後悔し始めた。
125作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/05/10(日) 13:02:35 ID:S3amL5Pg
沙貴は、次の日から、股下15センチの超ミニのスカートを履いて出勤する事にした。
電車で座席に座れば、対面からパンティが見える短さである。なるべく、ピッタリと太腿を
閉じ合わせ、奥が見えないようにするしかない。ストッキングも履いていない、白い生足が、
常に周囲の視線を集めた。
「お早うございます」
昨日と同じ、朝8時半に出社すると、すでにかなりの社員が電話をかけていた。社長が、
スカートの丈をチェックする。
「もう少し、短い方が、わしの好みだが、まあ、こんな物かな」
しゃがんで、下からスカートの中身を覗き込む様に、沙貴のピンクのパンティを見上げ、
ワザとらしく、生の太腿を撫でまわした。
「二日連続、売上無しじゃ、済まされんからな」
社長が、ピシャピシャと尻を叩いて、脅しをかけて来た。
「はい、頑張ります」
沙貴は、自分のデスクに座り、電話をかけ始めた。
「押し売りトークでやらないと駄目だ」
その日も、なかなかアポイントが取れない沙貴に横田がアドバイスした。極秘のマニュアル
を沙貴に渡す。沙貴は、それに目を通し、電話をかけた。
「もしもし、極楽商事と申します。英会話に興味はございませんでしょうか?はい、英会話です。
少しは、興味ございますよね。お役に立てると思いますので、今から伺います」
『あ、あの・・・』
沙貴は、相手に考える間を与えさせず、一気にまくし立てた。
「お電話では、何ですので、今から伺います」
『ちょ・・・待って・・・』
沙貴は、電話を切った。住所は電話帳に載っている。
126作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/05/10(日) 13:03:43 ID:S3amL5Pg
「アポイントが取れました」
「そうか。なら、今すぐ行って肉体関係に持ち込むんだ。その後で断ろうとしたら、警察を呼
ぶと言って脅迫すればいい」
横田のアドバイスを受けて、沙貴はカバンに商品を詰め、出かけた。これで、今日は、外出
のついでに、昼御飯が食べられる。地下鉄とバスを乗り継ぎ、目的地のワンルームマンション
にたどりつくと、インターホンを鳴らした。
「極楽商事の高原と申します」
ドアが少し開いた。出てきたのは若い男だった。
「学生さんですか?」
沙貴は、ニッコリと笑いかけた。超ミニのスーツ姿の沙貴に、いかにも女性に縁の無さそうな
メガネをかけた男は、ドギマギしている。
「え、ええ・・・でも、僕、英会話とか、あんまり・・・」
「あんまりって事は、少しは興味あるんでしょ?」
沙貴は、そう言いながら、強引に部屋に上がり込んだ。
「説明だけでも、聞いて下さらない?」
散らかった部屋の、真ん中に置いてあった万年コタツに勝手に座ると、鞄からカタログを取り
出して広げた。ワザと立て膝になり、股間のパンティを見せる。男子学生は赤くなった。
「この英会話セットは、アメリカのブラウン博士と言う有名な学者が考案したものなのよ。DV
Dを見て、聞いているだけで英語がペラペラに喋れる様になるの」
127作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/05/10(日) 13:04:19 ID:S3amL5Pg
「でも、僕、DVDを見る機械、持ってないし・・・」
「大丈夫よ。オプションでポータブルプレーヤーもあるから」
沙貴は、コンパクトな、持ち運び出来るサイズの液晶画面付きのプレーヤーをカバン
から取り出すと、DVDディスクをセットした。
「試してあげるわ」
沙貴は、男子学生の横に座り、ピッタリと体を密着させて、ヘッドホンを頭にかけてあげた。
「あ・・・」
沙貴の香水の匂いに、男子学生は完全にイカレてしまったようだった。DVDの画面を見な
がら、ボーッとしている。
「どう?自然に頭に入ってくるでしょ」
「え、ええ」
沙貴は、男子学生の手を、そっと握った。緊張して正座をしている腰には、生の太腿を押し
付ける。さらに、耳元に顔を近付けて息を吹きかけた。
「うふふ。英語が喋れると、就職にも有利よ。自分の将来に投資しなくちゃ」
「そうですよね・・・」
「バイリンガルな男の子って素敵よ」
沙貴は、男子学生の唇に、自分の唇を重ねた。男子学生は、ウットリとして抗わなかった。
次いで舌を入れ、絡める。
「う・・・」
沙貴が、ズボンの上から股間を撫でると、固くなっていた。
「お姉さんが、教えて、あ・げ・る」
沙貴は、そのままメガネの男子学生を押し倒した。
128名無しさん@ピンキー:2009/05/10(日) 18:59:04 ID:LJr9P1Mn
奴隷家族シリーズ待ってました!

なんか沙貴ちゃん、結構やるじゃないですかw
この調子だと他の家族も家庭での環境にならされて、なんとかなってたりして。
129名無し調教中。:2009/05/10(日) 23:21:30 ID:7hvS9qvU
>>128
作者さん、乙です
脅しや暴力ではなく色仕掛けで売り込むとは意外と良心的?w
130129:2009/05/11(月) 10:05:41 ID:kHvV0loN
↑の>>128>>127の間違えです
失礼しました
131名無し調教中。:2009/05/12(火) 16:38:51 ID:phZrLgHp
コンビニバイトのがよっぽど効率いいなw
132名無し調教中。:2009/05/17(日) 10:27:48 ID:ZkBa97PS
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/ascii2d/1224149615/705

705 名前:ローカルルール・その他変更議論中@自治スレ[sage] 投稿日:2009/05/16(土) 14:48:09 ID:BEirJJrr
うん、あぷろだめぐりをしていたら見つけたんだ。
惨事だし、8頭身モナーのAAみたいでキモイけど、
あらかじめ注意書きを書いておいたのだから責任は持たないよ。
ttp://sakuratan.ddo.jp/uploader/source/date106426.jpg
さあ、感想を聞こうか。

133名無し調教中。:2009/05/17(日) 20:28:24 ID:mMwrYsDQ
奴隷家族ものではここ最近だと沙貴しか描かれていないから
他の人(特に、生徒たちの奴隷状態であろう文枝先生)の近況も知りたいな
134名無し調教中。:2009/05/18(月) 03:00:43 ID:i9E31fSq
世界中の若い美女を、実験体として集める。白人黒人黄色人と。

勿論全裸にして、体重を正確に測り、檻に一人ずつ放り込む。
犬のエサ皿に盛った食事量を一人一人正確に記録する。
但し、水分は大腸吸収が良いため、浣腸で与える。

彼女達の排泄物の質量と体重変化を計測する。また、
彼女達の便を分析し、食事との因果関係を検証する。

時々はSMプレイやAF等のスポーツを通して彼女達の体重変化を計測する。
更に、監禁されている彼女達の心理変化(ストックホルム症候群)を検証する。
特に、過剰なストレスに晒されると、むしろ適応しようという心理が働くものか検証する。
具体的は、AF、浣腸排泄を男の目で見られる、プロセスが快感になるかどうかを検証する。

勿論、現代では死刑に匹敵する犯罪だが、俺が昔の貴族だったら出来るのになぁw
135名無し調教中。:2009/05/18(月) 21:54:23 ID:iWaPK5Ld
ただし後世に変態貴族として名を残すぞ?
136名無し調教中。:2009/05/18(月) 23:17:51 ID:A4K7CvPx
>>134
それをもとにアナザーストーリーとして小説ひとつ書いてくれw
137名無し調教中。:2009/05/19(火) 18:21:34 ID:rc+j2T48
あっちのスレは閑古鳥だから是非とも
138名無し調教中。:2009/05/19(火) 23:27:31 ID:nMMKdlci
>>133
禿同

その次は由梨香か財銭教授、
あるいは斎藤プロの話がいいな
139名無し調教中。:2009/05/23(土) 15:35:08 ID:WTQAevMu
「触って」
沙貴は、男子学生の手を、自分のミニスカートの奥へと導いた。パンティの
上から股間の膨らみを触らせる。
「どう?」
「ぼ、僕・・・初めてなんです・・・」
沙貴は、男子学生の指を、パンティの中の割れ目へ入れさせた。
「グチョクチョでしょ?さあ、あなたも、ズボンを脱いで」
沙貴は、男子学生のズボンのベルトを外し、ズボンをパンツごと降ろさせた。
若く勃起した包茎気味のチンポが屹立していた。
「入れるわよ」
沙貴は、仰向けに寝た男子学生の上に馬乗りになった。ミニスカートは、短
かいので挿入の邪魔にはならない。パンティの股間部分を少し横にずらし、
隙間からチンポを割れ目へと導き入れた。
「あうっ」
ニュルッとした感触で、抵抗なく入る。ソープランドでアルバイトをしてい
た沙貴は、セックス経験だけは、豊富だった。
「気持ちいいでしょ?」
マグロ状態の男子学生の上で、沙貴は腰を振り始めた。興奮して顔を真赤に
した男子学生は、すぐにも昇天しそうだった。
「あ・・・僕もうダメ・・・」
3分も持たなかった。沙貴は不妊症であるため、膣内に射精させても妊娠す
る危険はない。沙貴自身はイッてなかったが、この際、どうでもよかった。
140名無し調教中。:2009/05/23(土) 15:36:32 ID:WTQAevMu
「満足した?」
「は、はい・・・」
「じゃあ、これ、契約書にハンコ押して」
沙貴は、カバンから書類を取り出した。教材セット10万円に、オプション
のDVDプレーヤーが5万円だ。
「15万円なんて、僕払えません・・・」
「安心して、分割も出来るから。30回ローンにすれば月々5000円よ。
それに金利が上乗せされるけどね」
「無理です・・・」
「あなた、今、あたしとセックスしたでしょ?警察に言うわよ。無理矢理、
部屋に引き摺り込まれてレイプされたって!」
沙貴の形相が鬼のように変わった。一気に興奮が冷めた男子学生は、半ベソ
状態になった。
「そんな・・・お姉さんが、勝手に上がり込んで・・・」
「いいから、ハンコ押しなさい!」
「ひっ」
男子学生は、タンスの小物入れから印鑑を取り出すと、泣きながら捺印した。
「じゃあ、商品を置いて行くわ。書類は、ローン会社に回しておくから。もし、
一回でも支払いが滞ったら、怖い兄さんが来るからね」
「ひいい・・・」
男子学生は、テーブルの上に置かれた教材セットを呆然と眺めていた。今日
朝、電話に出たばかりに、こんなハメになってしまったのだ。契約書のコピ
ーには、商品代金15万円と、金利が3万円と書かれていた。
141名無し調教中。:2009/05/23(土) 15:38:03 ID:WTQAevMu
沙貴が、外食で昼御飯を済ませて、極楽商事に戻り、売上の報告をするため
に社長の姿を探した。
「社長は、ゴルフに行ったよ。今日はもう、会社には戻らないかもな」
電話をかけていた社員の一人が言った。報告はせず、事務職の女性に、契約
書を渡す。その女性は、社長の愛人だという20代後半の女だった。
「はい、御苦労さん」
面倒くさそうに受け取り、新入社員の沙貴に上から目線で言った。社長がい
ない時は、この事務職の女が、会社を取り仕切っている。とりあえず、1セッ
ト販売した沙貴は、残りの時間、電話をかけて過ごし、7時頃退社した。
(疲れたわ。ソープランドのアルバイトと両立させるのは、無理かも・・・)
募集要項には、土日祝日は、休みと書かれていたのだが、実際は土曜日も出
勤で、日曜日も、呼び出される事が多かった。社長は、会社にいない事が多
く、ゴルフやクルージングやらで、土日平日、関係なく遊び歩いている。
(辞めたい・・・でも、せっかく就職したんだから、もう少し頑張ってみよ
う)
沙貴が、入社して1週間程経った頃、最初に販売した教材セットが、クーリ
ングオフされた。
「てめえ、なんて事してくれたんだ!客の両親が、警察に訴えると言ってい
るぞ!」
社長は、大激怒していた。
「申し訳ございません」
沙貴は、平謝りするしかなかった。
「本当に判っているのか!お前は会社の看板に泥を塗ったんだぞ!」
社長が、沙貴の黒髪を鷲掴みにし、顔を殴った。他の社員は、見て見ぬふり
をしている。
「申し訳ございません・・・本当に、申し訳ございません・・・」
「キャンセルになった商品は、買い取りだからな!今月の給料から天引きし
ておく!」
沙貴の手取りは、18万円くらいの筈だった。15万円を天引きされれば、
3万円しか残らない。
142名無し調教中。:2009/05/23(土) 15:39:30 ID:WTQAevMu
「そんな・・・」
「文句あるのか!」
社長は、何度も何度も、沙貴の顔を殴った。
「い、いえ、ありません・・・」
沙貴には、学生時代にソープランドのアルバイトで貯めた貯金があっ
た。それを取り崩して、やり繰りするしかない。サービス残業が多く、
土日もサービス出勤が多いため、結局、両立させようと考えていたソ
ープランドのアルバイトは辞めざるを得なかった。
(これじゃ、アルバイトに専念するか、ボランティアをやっている方
が、まだマシだわ)
就職して2ヶ月目に、沙貴は、その事に気付いた。学生時代に比べて
収入も激減している。
(辞めよう。会社選びを間違えたんだわ)
ネットの某巨大掲示板では、極楽商事は、極悪商事と仇名され、ブラ
ック企業として名指しされていた。
「私、この会社に付いていけません。辞めさせて頂きたいのですが」
沙貴は、意を決して社長に辞表を提出した。
「あーん?」
社長は、沙貴から受け取った辞表を胡散臭そうに眺め、読みもせずに、
ピリリと沙貴の目の前で破り捨てた。
「こんなもんで、うちの会社を辞めれると思ってるのか?退職の事務手
続きは、してやらんよ。離職票がなければ、ハローワークにも行けんし、
年金手帳も返す気はない」
「辞めるのは、私の自由です」
「なんだと?そんな生意気な口を聞くのは、10年早い。こっちへ来い、
お前の、その軟弱な精神を叩き直してやる」
社長は、沙貴の髪の毛を掴むと、応接室へと、引き摺っていった。そこ
は、社長がいつも、女子社員にセクハラをするために使っている部屋だ
った。
「ヒイイイッ・・・私、もう、こんな会社、いやあああ!」
沙貴は、絶叫しながら応接室のドアに、引き摺り込まれて行った。
143名無し調教中。:2009/05/23(土) 15:40:45 ID:WTQAevMu
沙貴編、終わりです
144名無し調教中。:2009/05/23(土) 20:09:22 ID:knfaqY5Y
約2週間ぶりですね!更新待ってました!
145名無し調教中。:2009/05/23(土) 23:49:26 ID:KzEfS8zY
今回はイマイチだな
146名無し調教中。:2009/05/24(日) 02:08:13 ID:L/X1p+Tv
>>145
たしかに・・・不条理さが微妙なようなキガス
奴隷家族も沙貴編だけの更新のようだし

作者さん、その分つぎの話に期待してますよ!
147名無し調教中。:2009/05/24(日) 07:15:33 ID:vJ2qLQFN
そうですな…それだけ期待が大きいって事なんだよね
148名無し調教中。:2009/05/25(月) 00:16:39 ID:HSyhW4XI
>>143
作者さん、乙です!
書き方がいままでと少し違うような気がしますが、何かトラブルでも?

>>146
不条理さといっても沙貴の場合、多少は自業自得な気がしないでもないw
個人的には不条理さより(ブラックなものも含む)ギャグ要素が足りない気がするけど
感じ方は人それぞれでしょう
しかしなんだかんだ言いつつ、次ぎの話に期待している点は同じです
149作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/05/26(火) 00:00:34 ID:uh1G9yaj
別にトラブルとかはなく、書き方も、どう違うのか自分でもよくわかりません。
どういった要素を期待されているのかも、わからん。
150名無し調教中。:2009/05/26(火) 02:44:23 ID:67/1IU5T
>>149
気ままに書いてください
それが一番です
151作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/05/26(火) 19:33:16 ID:uh1G9yaj
1999年9月3日、ニューアーク・リバティ国際空港に、城山朋子(24歳)は、降り立
った。ボリビアの首都ラパスから、コンチネンタル航空の便で到着したのだ。
(ネオナチスのラグナロック作戦・・・なんとか、阻止しなくては)
ハドソン川を挟んだ対岸のマンハッタン島には、かすかにニューヨークで最も高いビ
ルである、世界貿易センターのツインタワーが見えた。
「あのビルは、資本主義の象徴よ」
CIAのヘレン(25歳)が言った。リチャード・ファーマーも同行している。
「1999年、7の月。恐怖の大王が空からやってくる。アンゴルモワの大王を復活させ
るために。その前後の期間、マルスが支配するだろう」
リチャードが、有名なノストラダムスの四行詩を復唱した。
「つまり、ネオナチスの総攻撃を予言したものだと?」
ヘレンが尋ねた。
「多分、だが、ミッシェルは、4行目のマルスは、火曜日を意味すると言っていた。19
99年の9月11日は、土曜日だ。火曜日じゃない」
「オー、どうでもいいじゃない、そんな細かい事。ハインリッヒ・リヒターは、今年の9月
11日に、作戦が決行されると言っていたのよ。間違いないわ」
ヘレンは、イライラしていた。明白な証拠をつかんでいるにもかかわらず、ペンタゴン
やアメリカ政府の対応が鈍い。
「攻撃目標が、決まっているなら、避難命令を出し、その日の全航空機の離発着を禁
止すればいいのよ!」
「そこまで、やるには大統領令の発布が必要だ。民主党のクリントン政権は、軍事より
も経済優先政策をとっている。無用の混乱で、アメリカ経済への打撃が心配なんだろうな」
事態は、経験不足の朋子には、重過ぎるようだった。もうすぐ、日本の公安庁からも応
援が来る筈だったが、いずれも女性で、銃器の扱いには、それ程、慣れていない筈だ。
「まずは、入国しているネオナチスのテロリストを、あぶり出す所からね」
ヘレンは、入国手続きを済ませながら、そう言った。
152作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/05/26(火) 19:35:01 ID:uh1G9yaj
ゲッペルス4世は、ラパスのネオナチス本部へ到着した。表向きは、ここが、秘密結社
ニュルンベルク騎士団の総本部と言う建て前になっている。
「ハイヤー!ハイヤー!ほれ、進め!」
ゲッペルス4世は、全裸の久美子(27歳)を馬代わりに使っていた。
「長旅、御苦労様です」
出迎えたネオナチスの将校は、敬礼をした。
「リヒターが、死んだそうだな」
「はい、チチカカ湖に死体が上がっていました。体内から大量の自白剤が検出され、解
剖の結果、死因は、薬物による心不全だと断定されました」
「リヒターが知っていたのはラグナロック作戦の第一段階だけだ・・・が、それは、敵側に、
漏れたと考えなければならん」
ゲッペルス4世は、渋い顔をした。
「作戦を変更なさいますか?」
「いや、しない。ヒトラー3世閣下は、予定通りの速やかな決行を望んでおられる」
ゲッペルス4世は、司令室に落ち着くと、久美子に靴を舐めさせた。
「閣下、お願いがございます!」
奴隷の久美子が必死の形相で、頼み込んできた。
「なんだ?俺は、今、忙しい」
「お願いです。ここには、娘の綾香がいる筈です。一目・・・一目、綾香に会わせて下さい」
「は?娘・・・勝手にしろ」
「ありがとうございます!」
153作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/05/26(火) 19:35:50 ID:uh1G9yaj
久美子は、ラパス本部の中を探し始めた。数か月前にも、滞在していた場所なので、
迷う事はない。1時間くらい探し、施設内の託児所で遊んでいる綾香の姿を見つけた。
「綾香!」
久美子は叫んだ。綾香は、日本から持ってきていた、クマの縫いぐるみで、遊んでいた。
それは、今は亡き、夫の片桐秀雄が、綾香の3歳の誕生日に買ってやった代物だった。
「ああ、綾香・・・無事だったのね!」
「ママ・・・」
久美子は涙を流し、駆け寄って来た娘の小さな体を抱きしめた。
「ママ・・・どこに行ってたの?アヤカ、さみしかったよ・・・」
綾香も堰を切ったように泣き出した。3か月ぶりの再会だった。
「もう、どこにも行かないでね、ママ・・・」
「ええ、ええ・・・もう離さないわ、綾香ちゃん・・・」
久美子は、歯の無い口で、そう誓った。豚の刺青が彫られた背中が、嗚咽で上下に揺
れていた。
154作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/05/26(火) 19:36:35 ID:uh1G9yaj
JAM航空503便、成田発、ニューヨーク行の旅客機に、公安庁の久石千鶴(25歳)と
木之本恵美(22歳)の二人は、搭乗していた。約13時間の長旅である。
「あなた、海外出張は、初めて?」
千鶴は、隣の座席の恵美に尋ねた。恵美は、落ち着かないようだった。
「はい、ここ2、3日、緊張して、よく寝れなくって・・・実は、飛行機も苦手なんです。落ち
たらどうしよう、とか、ハイジャックに合ったら、どうしようとか、つい考えてしまって・・・」
「あたし達、そのハイジャックを阻止しに行くのよ」
「ええ・・・そうでした」
この娘、丈夫なんだろうか、と千鶴は思った。
「ちょっと、トイレに行ってくるわ」
千鶴は立ち上がった。ふと、数列後ろの座席に奇妙なオーラを放っている東洋人の女が
いる事に気付いた。さりげなく近寄って囁きかける。
「あら、偶然かしら?」
その女は、もう一人の久石千鶴(2023歳)だった。
「奇遇ね、あたしもアメリカに用事があるのよ」
相手は、ぬけぬけとそう言った。
「1999年、7の月。恐怖の大王が空からやってくる。アンゴルモワの大王を復活させる
ために。その前後の期間、マルスが支配するだろう・・・ノストラダムスの4行詩よ」
千鶴(2023歳)は、千鶴(25歳)に言った。
「それが、どうかしたの?」
「7の月は、9月を表し、アンゴルモワの大王は、アナグラムで、モンゴリアンの大王を
意味している。つまり、これは、日本の天皇の事よ」
「・・・」
「3行目は、日本の真珠湾攻撃のような出来事が、再現されると言う意味で、間違いな
いわ」
「詳しいのね」
「ええ、ノストラダムス本人に会った事もあるから。で、4行目のマルスは、火星、つまり
火曜日の前後に、それが、起こるって意味なの」
155作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/05/26(火) 19:37:13 ID:uh1G9yaj
「9月7日、もしくは9月14日・・・でも、公安庁の情報では、決行は9月11日だと聞いて
いる」
千鶴(2023歳)は、ミステリアスな笑みを浮かべた。
「フフフ・・・本来の歴史では、今年の9月11日じゃないのよ。でも、ここはパラレルワー
ルド・・・あなたとあたしが出会った瞬間から。歴史が、どうなるかは、判らない」
「チッ、遠回しな言い方は止めて、もっと、ハッキリ言ったらどうなの!」
千鶴(25歳)は、イライラした。自分自身と対面する事が、こんなに、うっとおしい気分に
させるとは思わなかった。年長の千鶴(2023歳)は、笑っているだけだった。
『アテンションプリーズ。当機は間もなく、着陸態勢に入ります。乗客の皆様は、席に戻
って、ベルトをお締め下さい』
スチュワーデスのアナウンスが流れ、千鶴は、トイレに行くのを諦めて席に戻った。恵美
が、焦ってベルトを締めている。この娘は、心底心配症のようだった。
(やれやれ、思いやられるわ。アメリカで、あたしの足だけは引っ張らないでね)
千鶴が、席に座って自分のベルトを締めていると、一人のスチュワーデスが見回りに来た。
若く綺麗な女だった。
「お客様、大丈夫ですか?」
スチュワーデスが、焦っている恵美に声をかける。
「え、ええ、大丈夫です」
千鶴は、ふと名札に目を止めた。『工藤明日香』と書かれてあったが、千鶴は、それ切り、
その名前を忘れてしまった。
156名無し調教中。:2009/05/26(火) 19:49:03 ID:67/1IU5T
明日香
157148:2009/05/27(水) 00:44:46 ID:AAkKBItO
>>155
作者さん、乙です!

>>148で>何かトラブルでも? と書いたのは、更新がいつもより遅かったことと
名前欄が「名無し調教中。」のままだったからだということに過ぎません

自分としてはただ話を更新してくれるだけでありがたいので、
>>148のような書き込みなどあまり気にせず、作者さんのペースで続けてほしいと思います
158名無し調教中。:2009/05/27(水) 01:31:48 ID:Z+coMgue
数ヶ月後…… そこには立派にネオナチ構成員としての教育を受けた綾香ちゃんの姿が!
みたいな展開を予想したが、そんなことは無かったぜ
159名無し調教中。:2009/05/27(水) 03:20:29 ID:Q3WQGLZb
カメラ?w
http://etv.d99.biz/
160名無し調教中。:2009/05/27(水) 23:47:29 ID:v9L+s1ld
新作ktkr
161名無し調教中。:2009/05/28(木) 11:05:39 ID:XXwWYBxw
どんどん壮大なストーリーに発展して来てますね。
明日香!なつかしい。
第4話を読んだのはいつ頃だっけ・・・
162名無し調教中。:2009/05/28(木) 23:03:55 ID:gRAiVVQ4
チョコボより 今日も遅いぜ ラグナロク
163作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/05/30(土) 01:15:14 ID:Vbmz15GY
ニューヨーク、マンハッタン島の南端にあるウォール街を10人のドイツ人が、肩を並べて歩
いていた。いずれもビジネススーツを着こんでいるため、近くの証券会社に勤めるサラリー
マンにしか見えない。
「あれがニューヨーク証券取引所、あれが連邦準備銀行・・・」
リーダーらしき男が、建物を一つ一つ指差しながら説明していた。他の9人は比較的無口で
ある。
「そして、あれが世界貿易センターのツインタワーだ」
リーダー、ヴォルフガング・フォルツ(42歳)は、天に向かって、そびえ立つ2本の柱を仰ぎ見た。
「全てが、ユダヤ人どものために建設された資本主義の象徴だ。我々は、ユダヤ人の金融
支配より、世界を解放せねばならん。そのために、死んでくれるか」
「ハイル、ヒトラー」
9人のドイツ人の部下は、小声で誓った。彼ら10人は、数年前から偽造パスポートで、アメリ
カに入国し、この日のために待機していたのだ。全員が、総統ルドルフ・ヒトラーの親衛隊SS
の隊員だった。
「ハンバーガーでも食おう」
ヴォルフガングは、死を覚悟した部下達を、アメリカで有名なハンバーガーショップへ誘った。
164作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/05/30(土) 01:16:06 ID:Vbmz15GY
「好きな物を頼んでくれ、今日は、俺の奢りだ」
「ハイル・ヒトラー」
店員の女性が、怪訝そうな目で見るのも、お構いなしに、それぞれ、好きなセットを注文し
ていく。一度にたくさんの注文を受け過ぎて、慌てていた女性店員が、6人目の男にアイス
コーヒーを渡す際に、コップを倒してしまった。
「ナイン!ディ、カルテ!」
手に、アイスコーヒーがかかったドイツ人が叫んだ。
「ソーリー、ミスター」
女性店員が、謝ったが、ドイツ人の怒りは収まらなかった。
「薄汚い、資本主義の手先め!」
ドイツ人は、いきなり女性店員の胸倉を掴み、殴りかかった。顔面にストレートパンチが炸
裂し、店員の体が、厨房まで吹っ飛ばされる。店内にいた、他の客達の間から悲鳴が上がり、
たちまち騒然となった。
「止めろ、大事の前だぞ。騒ぎを起こすのはマズイ」
ヴォルフガングが、制止しようとしたが、怒りの収まらないドイツ人が、オートマチックを抜き、
倒れた女性店員の体に連射した。
「止めろって!」
「すいません、つい気が立っていたもので」
「いい訳は、後だ。とにかく、ポリスが来る前に、逃げるぞ」
ドイツ人達は、ハンバーガーとポテト、飲み物の入った紙コップをひったくると、口に押し込み
ながら、金も払わずに、その場から逃げだした。
165作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/05/30(土) 01:16:53 ID:Vbmz15GY
「あれが、自由の女神だ」
遊覧船のデッキから、ヴォルフガングが指差した。9人のドイツ人の部下達は、先程の騒動も、忘
れたかのように、神妙な顔付きで高さ90メートルの銅像を見上げている。左手に独立宣言書を持
ち、右手に松明を掲げたその姿は、まさに自由の象徴だった。
「総統は、アメリカ占領の後、自由の女神を破壊し、変わりに屈辱の女神を建てると、おっしゃられ
ている」
「それは、素晴らしい」
「ナチスによる支配と抑圧を象徴する、奴隷の女神だ」
「ハイル、ヒトラー」
会話を聞いていた、周囲の観光客が、ぎょっとしてドイツ人達を見る。
「何、見てんだよ!」
血の気の多い、親衛隊の一人が、新婚夫婦らしきカップルに、言いがかりをつけた。
「いや、その・・・別に・・・」
「綺麗な足、してるな。ネエチャン」
ドイツ人が、新婦のスラリと伸びた足を撫で回した。親衛隊の隊員達は、口にこそ出さないが、生
きて帰れない特攻作戦が目前に迫っているため、見境がなくなっていた。
「ちょっと、君達。無礼な真似は、止めたまえ」
「おめえは、すっ込んでろ!」
新郎が、腹に膝蹴りを入れられてノックアウトされた。新婦に、ドイツ人達が群がる。
「いい、オッパイじゃん」
「いやああ!」
新婦は、胸をこねくり回されながら、唇を強引に奪われた。別の親衛隊員は、背後から、スカート
を引き裂き、パンティの中に手を入れようとしている。ヴォルフガングは、肩をすくめて、ため息をつ
いた。
「やれやれだ・・・ま、来週には全員死んでいるんだ。大目に見てやるか」
止めに入ろうとした、遊覧船の船員が、海に叩き込まれ、他の乗客達は、蜘蛛の子を散らすように
逃げて行った。
166作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/05/30(土) 01:17:24 ID:Vbmz15GY
空飛ぶ司令室、エアフォースワンの機内では、大統領が真っ青になっていた。
「月の裏側で、無数の発行体が確認されています」
国防長官が、NASAの撮影した写真を大統領に見せた。
「こちらは、バミューダ海域のものです。深海に、国籍不明の潜水艦らしきものが」
「ネオナチスだ。ラストバタリオンが、とうとう動き出したのだ・・・」
大統領は、両手で髪を掻き毟った。
「先制攻撃を加えますか?」
「月にいる敵にどうやって、攻撃を加えるんだね?」
「核を撃ち込む事は出来ます」
「奴らだって、迎撃してくるだろう。古代アトランティスの科学力を手に入れているんだ。UFO
相手に、我々のスペースシャトルじゃ、太刀打ち出来んだろう・・・」
「大気圏内に防衛線を引きます。我々の保有する戦闘機の数は、ナチスを大幅に上回ります。
勝ち目がない訳ではありません」
「国内のテロに対する備えはどうなのかね?」
「目下、CIAとFBIが、共同でテログループの摘発を行っています。非公式ですが、MI6とモサ
ドも、独自にアメリカ国内で活動を開始したようです」
CIA長官が説明した。
「経済が、やっと回復して来たというのに・・・」
その時、大統領補佐官の一人がコードレス電話の受話器を持ってやってきた。
167作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/05/30(土) 01:18:02 ID:Vbmz15GY
「委員会からです」
大統領が、椅子から転げ落ちそうになる。
「す、すまないが、君達、席を外してくれ」
大統領は、慌てて執務室から長官達を追い出し、一人になった。
『ミスタープレジデント、調子はどうだね』
受話器の向こう側から聞こえてきたのは、ボイスチャンジャーの声だった。大統領が、ハンカチ
で額の冷汗をぬぐう。
「良くありません。我が国、始まって以来の悪夢です」
『わかっているだろうが、負けは許されんぞ。ナチスに、我々の造り上げた世界が蹂躪される事
態など、あり得んからな』
「決して、そのような事の無いように全力を尽くします」
『こう言う時のために、お前に世界最大の軍事力を預けてあるのだ。いずれ、アメリカが中心と
なって、我々のワンワールド構想を実現せねばならん』
「はっ、自由、平等、博愛のために!」
『70年前、我々は、ヒトラーという男を見くびっていた。奴は只、ヨーロッパからユダヤ人を追い
出し、約束の地にユダヤ人の国を作るように仕向けるだけでよかったのだ。だが、奴は、途中か
ら暴走し、我々のコントロール下を離れてユダヤ人の虐殺を始めた。奴自身がユダヤ人である
にも、かかわらずだ!』
「・・・・」
『そのツケが、今に回ってきておる。元々、アトランティスの科学は全て、ナチスではなく、我々
が受け継ぐ筈の物だった。アトランティスの崩壊後、文明を忘れ退化し、野蛮化する一途の人
間達の間で、自由と平等の精神を、ひたすら守り続けてきたのは、この我々だ。その灯は、何が
あっても、この地球上から消すわけにはいかん。頼むぞ、大統領』
「ははーっ、この身に変えても!」
ホットラインが切れ、大統領はため息をついた。ナチスとの戦いに負けは許されない。
168名無し調教中。:2009/05/30(土) 12:36:05 ID:wBvbCNuL
wktk
169作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/06/02(火) 22:53:12 ID:+qKb7IK8
CIA、ニューヨーク支局で待機中のリチャードとヘレンの元に、FBIからの通報が入った。
「ウォール街のファーストフード店で、発砲事件があった。犯人は、ドイツ語を話す不審者の
一団だ」
通報を聞いたリチャードが言った。ヘレンは立ち上がりガンベルトを体に巻きつける。
「いかにもって感じね。テロリストである可能性が、限りなく高いわ」
「ニューヨーク市警の水上署からも、通報が入っている。ハドソン川の遊覧船で、ドイツ人が騒
ぎを起こしているらしい」
「行くわよ!ヘリを用意させて!ハリーアップ」
リチャード、ヘレン、朋子は、屋上のヘリポートから、軍用ヘリ『アパッチ』で飛び立った。操縦は、
リチャードである。
「リチャード。ヘリの操縦も出来るの?」
朋子が、尋ねた。
「ああ、俺は何でも出来るよ」
数分で、ハドソン川上空に到着した。自由の女神から少し離れた水域に遊覧船が航行している。
ヘレンが身を乗り出し、双眼鏡で下を見ると、遊覧船の展望デッキで、ビジネススーツを着た複
数の男達が、一人の若い白人女性を裸に剥いて、輪姦している所だった。
170作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/06/02(火) 22:53:55 ID:+qKb7IK8
「リチャード!低空で飛んで。狙撃するわ」
「オーケイ」
ヘレンが、ライフルを構えた。遊覧船の左後方から、斜めに接近する。ヘリのモーター音に
気付いたドイツ人達が、訓練された素早さで身を伏せた。
「ヘル、トゥ、ユー!」
ヘレンが、引き金を引いた。弾は、一人だけ棒立ちになっていた被害者の白人女性に命中した。
「オーノー!外れたわ」
「ヘレン、バルカン砲を使おう。その方が早い」
リチャードが、ヘリの機首を展望デッキに向け、ヘリに備え付けの30ミリ、バルカン砲を掃射した。
すさまじい威力で、展望デッキの備品が破壊され、火柱が上がった。
「やり過ぎじゃないの?」
朋子が、咎めた。
「これが、アメリカ式のやり方よ。テロリストに慈悲は無用なの」
「でも、関係ない人が・・・」
「シャラップ!平和ボケの日本人は、口を出さないで!」
ヘレンは興奮していた。炎上する遊覧船の展望デッキに動く人影目掛けて、ライフルを撃ち続ける。
遊覧船は、ハドソン川の西岸に進路を変えた。
「逃げようとしている!そうはさせない。リチャード!遊覧船の上にホバリングさせて。甲板に降りるわ」
ヘレンは、ヘリの右側のドアを開け、縄梯子を垂らした。
171作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/06/02(火) 22:54:50 ID:+qKb7IK8
「朋子、あなたも来る?」
「ええ」
ドイツ人達は、爆風で血だらけになりながらも、統率された動きで、甲板上から退却し、瞬く
間に、客室とブリッジを占拠した。観光会社の社員である船員達は、銃で脅され、従うのみ
である。多数の乗客が人質に取られた。
「何人やられた?」
リーダーのヴォルフガングが叫んだ。
「怪我はしていますが、全員無事です」
「そうか。船を岸に付けさせろ。人質を盾に脱出する。ラグナロック作戦の前に、こんな所で
捕まるわけには行かん」
M92ベレッタを構えた二人の女が、甲板からタラップを伝って降りてきた。白人と東洋人で
ある。激しい撃ち合いになり、流れ弾に当たった乗客が、次々と倒れた。
「手強いわね。奴ら、訓練されたプロのテロリストよ」
ヘレンが言った。ベレッタを握る、朋子の手が震えている。
「朋子、気分でも悪いの?」
「慣れてないから」
ドーンという音がして、激しい衝撃波が伝わってきた。遊覧船が川岸に乗り上げたのだ。船
体が傾き、乗客が将棋倒しになる。
「逃げるぞ!煙幕を張れ」
ヴォルフガングの指示で、ドイツ人の一人がスーツケースから煙幕弾を取り出し、床に投げ
つけた。数秒で、船室には視界を完全に遮るほどの黒煙が立ちこめ、居合わせた全員が涙
を流して、激しく、むせ込む。
「ゴホッ、ゴホッ!朋子、ありったけの玉を煙に撃ち込むのよ!」
ヘレンと朋子は、弾創が空になるまで乱射した。煙が晴れた時、テロリストの姿は一人もなく、
流れ弾に当たった乗客達の死体の山が築かれていた。
172作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/06/02(火) 22:55:59 ID:+qKb7IK8
「やれやれだわ」
CIAのニューヨーク支局に戻ったヘレンは、まだ興奮が冷めていないようだった。遊覧船か
ら脱出したドイツ人テロリスト達は、待ち構えていたニューヨーク市警の警官隊と撃ち合い
になり5人が射殺された。しかし、残りは逃がしてしまった。
「9月11日まで、もう日がないわ。なんとかそれまでに、テロリストを捕まえなくては」
ヘレンの目の色が変わっていた。一般人に多数の犠牲者が出た事は、気にも留めていな
いようだ。
「日本の公安関係者が来ました」
CIA職員が、二人の東洋人女性を案内してきた。いずれも若く20代に見える。
「はじめまして、日本の公安庁の久石です」
千鶴(25歳)が、挨拶をした。もう一人の、疑い深そうな眼をしているのは木之本恵美である。
朋子は、二人ともよく知っていた。
「ハーイ、あたしは、CIAのヘレン・マンスフィールドよ。よろしく」
ヘレンは、新たに現れた二人の日本人女性と握手をした。しかし、ヘレンが、内心では銃器
の扱いさえ碌に出来ない日本人を、足手まといに感じているのを、朋子は、ひしひしと感じた。
「実は、もう一人、ゲストを連れて来たわ。ここへ来る飛行機の中で偶然、出会ってね。今回
のテロに関する有力な情報を持っているそうよ」
千鶴(25歳)が、廊下に待たせていた、もう一人の女を招き入れた。女は久石千鶴(2023
歳)だった。
173作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/06/02(火) 22:56:53 ID:+qKb7IK8
「千羽鶴教団の教祖、久石千鶴さんよ。あたしと同姓同名なんだけど、まあ、実際に遠い
親戚みたいなものかしら」
千鶴(25歳)が紹介した。朋子には、千鶴の親戚が千羽鶴教団の教祖だとは、初耳だっ
た。確か、千羽鶴教団は、公安庁の監視対象団体にも指定されていた筈である。
「はじめまして・・・」
千鶴(2023歳)が、挨拶をしようと一団を見まわし、リチャード・ファーマーの姿を見た瞬間、
その表情が氷付いた。
「ちょっと、あなた・・・」
喋ろうとした千鶴(2023歳)の口を、慌ててリチャードが押さえた。
「オー、お久しぶりです、ミス・ヒサイシ。ロズウェル以来ですね」
リチャードは、千鶴(2023歳)の口を塞いだまま、一団と引き離し、別室へと強引に連れて
行った。
「ミッシェル!あなた、こんな所で、何をやってるの?」
小声で問い正す千鶴(2023歳)に、リチャードはバツの悪そうな笑顔で答えた。
「ここでは、CIAのリチャード・ファーマーで通っているんだ。僕が、ミッシェルだって事は、内
緒にしてくれ」
「なんだか、わからないけど、わかったわ。でも、あなたがCIAにいるんなら、わざわざ、あた
しが情報を持ってくる必要はなかったのに」
「まあ、そう言わずに、君の口から、みんなに教えてやってくれ」
リチャード=ミッシェルと千鶴(2023歳)は、ヘレン達のいる部屋に戻った。
「どうしたの、リチャード?」
ヘレンが、怪訝そうに質問した。
「いや、実は、ミス・ヒサイシとは、以前、あるミッションで接触していてね。その時、偽名を使
っていたものだから、今、突然再会して、驚かせてしまったんだ」
「ふーん、まあ、あたし達の業界じゃ、よくある話ね」
ヘレンは、それ以上追及しようとはしなかった。
174名無し調教中。:2009/06/03(水) 12:39:07 ID:B4owG8Sc
支援
175名無し調教中。:2009/06/03(水) 18:32:05 ID:Yav5hsXy
2023歳か・・・
何人くらいとHしたのだろうか
176名無し調教中。:2009/06/03(水) 23:25:51 ID:7+3uq6oZ
ネオガイア星人侵略後の世界のリチャード・ファーマーとの関連性が気になる話だな
177名無し調教中。:2009/06/07(日) 23:24:41 ID:TrkmWSiu
保守

早く話の続きを読みたいです!
178作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/06/08(月) 23:48:29 ID:qHHCiJ8g
「ミス・ヒサイシが、今回のテロに関する重要な情報を提供してくれるそうだ」
リチャード=ミッシェルが言うと、全員の視線が千鶴(2023歳)に集まった。千鶴(2023歳)は、
年齢相応の冷静な口調で話し始めた。
「ノストラダムスの予言は御存じですよね?」
「オー、イエス。それが、今回のテロを予言したものだと言いたいの?」
ヘレンが問い返した。
「実は、そうではないのです。1999年、7の月。恐怖の大王が空からやってくる。アンゴルモワ
の大王を復活させるために。その前後の期間、マルスが支配するだろう・・・この詩を正確に解
読するとこうなります。2001年9月11日、空から旅客機が落ちてくる。日本の天皇が、かつて
行った神風、真珠湾攻撃を再現させるために。それは、火曜日の前後」
千鶴(2023歳)が言うと、まず朋子が反論した。
「1999の年が、なぜ、2001年なの?」
「セプトマンスが、9月。つまり2ずれます。だから年も2ずらさなければならない。これは、ノスト
ラダムスが仕掛けた暗号で、2は標的のツインタワーを暗示しています」
「そうなの?リチャードはどう思うの?あなた、ミッシェルに会ったんでしょ?」
ヘレンが同僚に振った。リチャードは、はにかみ笑いをした。
「あ、いや・・・そうだな。多分そうだと思う。ノストラダムス本人だと名乗るミッシェルも、そう言っ
ていたから・・・」
「2001年・・・じゃあ、今起ころうとしている事は、何・・・」
千鶴(25歳)が、当然の疑問を口に出した。
179作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/06/08(月) 23:49:15 ID:qHHCiJ8g
「今起ころうとしているテロは、本来の歴史には、なかった現実です。9.11事件は、民主党のク
リントン政権下ではなく、2001年に共和党のブッシュ政権下で起こるはずの現実です。つまり、
ここは、私から見るとパラレルワールドなのです」
千鶴(2023歳)の説明に、リチャードを除く全員の頭が、より一層、混乱した。ヘレンが、ヒステリ
ーを起こしそうになっている。
「オー、ノー!歴史に、トゥルーもイフもないわ。あたし達の任務は、今、起ころうとしているテロを
止める事よ!」
「あなたの言う通りです。9月11日に、テロの実行犯が乗り込もうとしている旅客機のリストを持
ってきました」
千鶴(2023歳)がショルダーバッグから封筒を取り出し、中の書類をデスクの上に広げた。
「テログループの実行犯の中に、私が、数年前から潜り込ませている千羽鶴教団の教団員がい
ます。彼からの情報です」
その書類には、4機の旅客機の便名と出発空港と時間が記されていた。
「グレートブリテン航空42便、イーストアメリカン航空57便、エル・シャローム航空102便、JAM
航空73便・・・」
ヘレンが読み上げた。象牙色の顔がさらに青くなる。
「イギリス国籍やイスラエル国籍の航空機も入っているわ」
「我々だけでは、手に負えんな。MI6や、モサドにも、この情報を提供して協力を要請しよう。情報
機関の多国籍軍だ」
そう言ったリチャードの顔を千鶴(2023歳)は、不思議そうに見つめた。
(ミッシェル、あなたは、歴史を守ろうとしているの?それとも歪めようとしているの?)
いくつもの顔を持つこの男の真意は、2000年の人生を生きた千鶴にさえ推し量る事が出来なか
った。
180作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/06/09(火) 00:27:47 ID:M58d6FMq
マサチューセッツ州ボストンのオフィス街にある隠れ家に、集合したドイツ人は、ヴォルフガング
・フォルツを始めとする合計15人だった。ニューヨークでの騒ぎで5人が射殺され、その直後に
バックアップ要員の10人と合流したのだった。15人は、拉致してきたアメリカ人の女を輪姦し
ていた。女は、空港の地上勤務の女で、男の征服欲をかきたてる制服を着ている。
「思わぬ事態で、人数が減ってしまったが、明日はいよいよ、決行の日だ。全員、この世に思い
残すことのないよう、今日は存分に楽しんでくれ。死んだ後、戦士の魂は天国、本物のヴァルハ
ラへと召喚されるだろう」
「ハイル、ヒトラー!」
南極の地下要塞で育ったドイツ人達は、ほとんどが無宗教である。強いて言えば北欧神話を取
り入れた、ゲルマン民族の優性人種理論の影響と、総統ヒトラーへの忠誠心で満たされていた。
「ユダヤ人に死を!」
「アメリカの世界支配に終止符を!」
青い目と金髪の男達は、口々に唱和した。1945年当時、南極大陸に逃れたのは、ナチスの政
治家、軍人、科学者達が多かったが、生殖用に徴発された若い女は、ドイツや北欧を中心とす
る地域に住む、ゲルマン系のDNAを持った者ばかりだった。そのため、第3世代、第4世代に当
たる彼らは、ほとんどが金髪碧眼である。
181作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/06/09(火) 00:28:25 ID:M58d6FMq
「しゃぶれ、このっ、このっ」
引き裂かれた制服を、半裸の肉体にまとわり付かせたアメリカ女は、涙を流していた。15人
の屈強な男に、前後から責め立てられているのだ。輪姦が始まってから4時間が過ぎてい
るが、明日死ぬ事を運命付けられている男達の性欲は尽きる事がない。
「ヘルプ!少し休ませてよっ!」
「俺達には、もう今日しかないんだ」
ヴォルフガングも加わった。女の肛門もオマンコも擦り切れて血が流れて出している。
「壊れちゃう・・・お願い、もう止めて・・・」
「ナイン!疲れたのなら、覚醒剤を打ってやる」
ヴォルフガングは、注射器を、女の右腕の静脈に打ち込んだ。。死の恐怖から逃れるため
に実行犯の中にも、薬物中毒になっている者も多い。マンハッタン島での、騒ぎの発端にな
った男も常習者だった。
「ハイル、ヒトラー!ネオナチスの勝利のために!」
翌朝、15人の男達は、死の覚悟を胸に秘め、空が白み始める前に、数週間を過ごした隠
れ家を後にした。もう、ここに戻ってくる事はない。それぞれ、ボストン、ニューヨーク、ワシン
トンの各空港で、別々の旅客機に乗り込み、離陸直後の、ほぼ同じ時間帯にハイジャックす
る。そして、乗客もろとも、ターゲットの建造物に自爆テロを仕掛ける作戦なのだ。男達のい
なくなった隠れ家の部屋には、散々レイプされた揚句に射殺された、精液まみれのアメリカ
人女の死体が転がっていた。
182名無し調教中。:2009/06/09(火) 23:41:43 ID:p7+He9VD
>>181
乙です!
それにしても歴史ものはどこら辺が一話ごとの区切りなのかわかりにくい
183作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/06/11(木) 19:21:09 ID:KMoQzvhW
1999年、9月11日、午前8時1分。ニューヨーク発東京行き、JAM航空73便は、ジョン・
F・ケネディ国際空港を離陸した。スチュワーデスの工藤明日香(23歳)は、旅客機が高度
1万メートルまで上昇する間、乗務員用のシートにベルトを締めて座っていた。明日とあさっ
ては連休で、東京に戻り次第、彼氏とデートする予定だった。
(今頃何しているのかしら?日本は、まだ夜中ね。きっと寝てるわ。あたしの夢でも見ながら
・・・ウフフ)
国際線のスチュワーデスになってから、明日香の体内時計が狂ってしまっている。週に何度
も日付変更線を越えなければならない不規則な生活が、明日香の性欲を以前よりも強くして
いた。
(オナニーしたい。ダメダメ、明日香、勤務中に不謹慎なこと考えちゃダメ・・・)
明日香が、上昇する飛行機の中で、股間に伸びそうになる右手を必死に堪えていると、突然、
乗客が数人立ち上がった。いずれも金髪の白人男性だった。
「お客様!当機は、只今、上昇中です。席にお座り下さい!」
先輩のスチュワーデスが、慌てて静止しようと、駆け寄っていった。男の一人がいきなり、カッ
ターナイフを取り出し、そのスチュワーデスの首筋を切裂いた。
「きゃああああ!」
客席に、噴き出した鮮血が飛び散り、悲鳴が上がった。
「ハイル・ヒトラー!操縦室を占拠しろ!」
立ち上がった男は4人だった。訓練された素早い動きで、客席と操縦室を仕切っている扉に
突進してくる。
184作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/06/11(木) 19:21:53 ID:KMoQzvhW
(ハイジャックだわ!)
明日香は、動揺した。スチュワーデスになって2年になるが、事件に巻き込まれるのは初
めてだった。
「お前、操縦室のドアを開けろ!」
カッターナイフを突きつけられた明日香に、抵抗する余地はなかった。
「早く開けろ!お前も死にたいか!」
「ゆ、許して・・・」
明日香は、ロックを解除し、ドアを開けた。4人の金髪男は、操縦室に飛び込んだ。
「なんだ、お前ら!上昇中だぞ!」
「殺れ」
リーダー、ヴォルフガングの指示で、操縦士と副操縦士が、シートに座ったままカッターナ
イフで殺された。金髪男の一人が変わってパイロットシートに付く。
「急旋回だ、ターゲットは、世界貿易センタービル、ツインタワー!」
JAM航空73便は、機体を大きく傾け、アパラチア山脈上空を急旋回した。

185作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/06/11(木) 19:22:29 ID:KMoQzvhW
エアフォースワンの司令室で、大統領はペンタゴンからの報告を受け取っていた。
「4機の旅客機が、ハイジャックされました」
「空軍には、スクランブルをかけています」
大統領の顔が、引きつっていた。
「CIAの情報通りだな。旅客機が、自爆目標に接近したら撃ち落とせ!他に選択の余地
はない」
大統領補佐官や、オペレーター達が、きりきり舞いで全米の関連施設と連絡を取り合っ
ている。エアフォースワンの周りには、4機のF15戦闘機が護衛に張り付き、万一、エア
フォースワンが、破損した場合に備え、エアフォースツーも並行飛行していた。
「ハイジャックされる便が、判っているなら、事前に阻止できなかったのかね?」
大統領が、CIA長官に不満を漏らした。
「その場合、テログループは、別の便を乗っ取るだけでしょうな。御安心ください、ハイジ
ャックされた4機には、こちら側の工作員も乗り込んでいます」
CIA長官が、誇らしげに言った。
「しかし、彼らが、ハイジャッカーの制圧に失敗した場合はどうなる?」
「乗客もろ共、撃墜するしかありませんな」
「そんな事をしたら、国民が黙ってないぞ。私の支持率は、ゼロになる」
CIA長官は、肩をすくめただけだった。その場合は、委員会が、もう一つの党から、別の
大統領を用意するだけの話だ。
186作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/06/11(木) 19:23:00 ID:KMoQzvhW
月面、月の裏側にあるネオナチスの秘密基地では、基地司令官のゲーリング2世(56歳)が、
捕獲したNASAの女性宇宙飛行士を調教していた。アポロ39号のパイロットだったその女性
は、全裸に剥かれ、首に大型犬用の首輪と鎖を付けられている。
「うっひっひっひ!全裸で、月面を散歩させてやろうか?」
宇宙飛行士エイミー・マクダネル(26歳)は、怯えた表情で、四つん這いの身を縮めた。彼女
が、月面活動中にナチスの円盤機の攻撃を受け、アポロの着陸船が破壊されたのだった。同
僚の男性宇宙飛行士がどうなったかは、判らない。
「月面車に、クリトリスをつないで、引き回すと言うのも面白いかもな」
「止めて、クレイジーよ!全裸で月面に出たら死んでしまうわ」
「我々は今、体に塗るだけで宇宙服の代わりになるクリームを開発中だ。完成したら、お前を
第一号の実験材料に使ってやろう」
「いやあっ!」
ゲーリング2世の悪魔的な微笑みに、エイミーは絶叫した。
「ほれ、エサだ。ジャンプして咥えろ」
ゲーリング2世は、宇宙食であるチューブを放り投げた。地球の重力の6分の1しかない月では、
物は、ゆっくりと放物線を描いて飛ぶ。
「バウバウ!」
エイミーは教え込まれた通りに犬の鳴き真似をしてジャンプした。体が軽く、ふわりとした感じ
である。空中でうまくチューブをキャッチしたが、慣れない重力下でバランスを崩し、背中から落
下して、大股開きになり、オマンコをさらけ出した。
187作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/06/11(木) 19:23:42 ID:KMoQzvhW
「アウッ!」
「ウハハハ、宇宙飛行士の癖に情けない」
ゲーリング2世は、大笑いした。その時、地球から通信が入った。
「ラパス本部のゲッペルス4世閣下です」
「モニターに出せ」
大型スクリーンに若いゲッペルス4世の姿が映った。彼も、四つん這いになった東洋女を
調教し、椅子代わりに使っている。
『もうすぐ、作戦の第一段階の結果が出ます。ゲーリング閣下、出撃の用意を』
「わかっておる。すでにハウニヴの大半は月軌道上に上げてある。地球からは見えない裏
側の位置にな」
『第二段階への移行は、総統が決断されます。おそらく数時間後には』
「では、わしも、宇宙へ出るとするか。それにしても、この月というのは、便利な所だな。常に
地球に同じ側を向けておる。月の裏側で何をしようが、まず地球から探知される事はない」
『過去に、何者かが月の軌道を修正したのでは?』
「おそらくそうだろうな。地球に対しての宇宙要塞として利用するためにな。アトランティス人
辺りが・・・」
月の裏側には、アトランティス時代の遺跡がごろごろしている。しかし、中には、アトランティ
スの遺物ではない、別の宇宙文明の物も見つかっていた。
(銀河は、知的生命体で満ち溢れていると言うことか)
ゲーリング2世は、微弱重力下で、すっかり訛ってしまった手足を伸ばしながら、そう考えた。
188作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/06/11(木) 19:36:09 ID:KMoQzvhW
 頭に、イメージがあるうちに、書けるところまで書くというのが、
一番執筆速度が、あがるようです。  
 ですので、まとめサイトのアナザー掲示板に下書きスレをたく
さん立てて、断片的に書いて、途中で放棄してあります。


 エロシーンが少なくて、申し訳ない。もう、歴史モノですらなくなっています。

 SFと言えば、SF作家の栗本薫氏が、ガンで亡くなられたそうな。20年
以上も前から読んでたシリーズを伏線引きまくりで、他界されるのも、読者としてつらいな。




189名無し調教中。:2009/06/11(木) 21:07:17 ID:+0MLOLVl
本音言うと歴史ものやその延長世界の話はつまらん
でも作者さんの話だから作者さんの自由に書けばいいんじゃない?

俺は自分のお気に入りキャラが再登場する日をのんびり待ってるよ
190名無し調教中。:2009/06/11(木) 22:20:42 ID:IDmuWQZg
私は歴史モノのパロディーも好きです。

作者様の仰るシリーズ物というと、グインサーガですか。
最近、グインサーガのコミック版が出版され、アニメもTVで放送されていますね。
先生がお亡くなりになって、このTVシリーズもどうなるんでしょう。
個人的にはグインシリーズのアニメ化には抵抗があったんですが……。

栗本薫先生といえば、魔界水滸伝の白鳥夏姫、可憐でしたなぁ。
小説の挿絵が永井豪というのが、好きになれませんでしたが……。
できれば挿絵は、うたたねひろゆきあたりにしてほしかったです。
191名無し調教中。:2009/06/11(木) 22:55:24 ID:uUXaVtEx
>>188
作者さん乙

自分も>>189にほぼ同意で、SFはよくわからないな
でも>>186程度のSM色が出ていればこれはこれでおk

これからも更新を楽しみにしています
192名無し調教中。:2009/06/11(木) 23:15:36 ID:CX5wCOba
お姉さんの、お浣腸は
厳しいお。
涙が止まらないお。
http://candice.h.fc2.com/enema/
193作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/06/12(金) 00:44:51 ID:/pei2xgw
いろいろな御意見ありがとうございます。
「おもしろい」ということのツボが、わからなくて困っているもので・・・・

たとえば、
 ○ エロシーンが多い方が面白い
 ○ リアリティがある方が面白い
 ○ ストーリー性や、どんでん返し、謎解きがある方が面白い
 ○ スリル感が必要だ
 ○ 残虐度が、高いほど面白い
 ○ ギャグの要素
 ○ エロ描写の力
 ○ 登場人物や背景の設定の緻密さ

など考えればきりがなく、プロ作家の書いたものを、分析してみたりするのですが、さっぱりわかりません。
定義、セオリーとか、あるものなんでしょうか?


 
  
194名無し調教中。:2009/06/12(金) 01:30:34 ID:SRGt+Zpz
あえて注文するなら生体実験をまた読みたいけど
そんなに思い詰めないで
195名無し調教中。:2009/06/12(金) 01:59:57 ID:pnURsRDu
作者さんの自由に書いてください

まあ、しいて言うなら由梨香の外伝とか書いてほしいな
特にケチャ族編の話で
例えば2回目の出産と3度目の種付けとジェーンのキャットファイトや糞尿を食べさせられる話とか
196名無し調教中。:2009/06/12(金) 11:17:35 ID:pIO+w7tY
>>193
個人的には話の書き方ではなくて、話のジャンルの問題かと

自分も生体実験や由梨香の続きを読みたいし、
比較的新しいジャンルならば芸能人の転落話や鍵十字編を心待ちにしてる

最近の沙貴編がやや不評だったのは、SMや恥辱の要素がなかったからじゃない?
197名無し調教中。:2009/06/12(金) 19:37:05 ID:TsopNP+b
作者さんは好きに書けばいいと思う
ただ俺が望むのは、エロいというよりやはり鬼畜系SMだな

傲慢な美女が拉致されて無理やり異常な肉体改造を受けさせられたり、
あるいは調教されて人には見せられない姿のまま公衆の前で下品な真似をやらされたり…

ネット上でもなかなかないんだよ、そういう小説
198名無し調教中。:2009/06/12(金) 22:38:14 ID:zr9ESXqZ
>>193内から選ぶなら「残虐度」と「ギャグ」(特にTV系)かな、それと「人物設定」
俺も鍵十字編好きだけど、ゴキブリ女やドジョウ女に関しては>>104のレスに同意
サイボーグ戦隊誕生の実験のように、どこをどう改造か、どこはまだ生身のままかを描写してほしい
199名無し調教中。:2009/06/13(土) 21:09:41 ID:1cdCnnvc
自分も残虐度が高い=おもしろいに一票です。
そもそもここはSM板だから、失礼ながらSFは当初のようにSMを演出するツールにとどまっていてほしい。
たまにはSFの話もいいですけど。
SF話より恥辱系や変態系、エロギャグ系の話の頻度を上げてくれると嬉しいです。

(長文レス失礼。あくまでも一意見ですのでお気になさらずに…)
200名無し調教中。:2009/06/13(土) 23:16:46 ID:UiG//uj5
>>193
乙です。上の連中も書いてるが、2chなんて各自勝手にリクエストとかするだけで
このスレでの評価はまともに検討するに値しないと思うけどw

>プロ作家の書いたものを、分析してみたりするのですが、さっぱりわかりません。

普段読書しない俺はプロの要素なんて求めてはいないけどな
余計なお世話は承知だが、下の2つのネット小説も分析してよ

ttp://www.pandora.nu/summer/u18novels/esthe/

ttp://yaranaiker.blog96.fc2.com/blog-entry-11.html

作者さんの生体実験系の小説が好きなやつらはこういうのが「おもしろい」んだと思うぞ
201名無し調教中。:2009/06/14(日) 21:53:20 ID:g99iVDE1
作者さんも栗本氏のようにここの住人を放置して小説切り上げないでくれよ
個人的にはこのスレのリクエストをたまに小説に反映してくれるだけで十分だから
202名無し調教中。:2009/06/14(日) 23:35:55 ID:+f2n/Ifr
作者さんには好きなのかいてほしいよ
たまにリクエスト答えてくれるだけで十分
203作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/06/15(月) 00:06:43 ID:lvMwpuja
>>200

文章や心理描写がうまいのか、ほのぼの感があり、逆に凄惨さがいまいちかも。
Hな話というより、怖い話の類の気がします。

設定が、ありそうでありえない。普通は他人を傷つけた場合は、外部から報復を受ける。

エステの話は、被害者の、その後の方に、興味をそそられます。

トイレマンの話は、終盤まで、どちらが被害者かわからなかった。

一人称の心理描写とか、入れた方がいいのかなあ。その場合、読者が、スパっと感情移入出来るかどうかが、問題だなあ。

どうも、ネットの場合、文字数が限られてくるので、細かく描写すると展開が遅くなるという弊害もあるしなあ。
204名無し調教中。:2009/06/15(月) 15:00:33 ID:eiKw4cMx
部外者ながら>>200のなかで上のエステの話にはオッキしたけど
下のトイレマンの話のラストにはドン引きしたぞw
トイレマンのラストは被害者の女子大生がトイレウーマンと化し、
そのトイレに入った別の女性をさらにトイレウーマンに…というのをコミカルに書いてほしかった
205200:2009/06/15(月) 23:49:22 ID:Y7TY/hCr
>>203
わざわざレスありがとうございます
確かに凄惨さより怖い話と言えば両方ともホラーに近いかも
個人的にはおしゃれな美人が目も当てられない姿になる話が好きなんだけどね
心理描写は(もちろん作者さんが好きに書くべきだが)今までぐらいでいいのでは?
どんな話でもいいので更新楽しみにしてます、スレ汚しスマソ

>>204
孕ませネタに興味がないとグロいだけかもw
しかしミイラ捕りがミイラになるそのシナリオも怖くないか?俺もそっちの方が好きだけどw
206作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/06/23(火) 17:57:18 ID:lnUPDFPi
ラグナロック編を一旦、中断し、別のエピソードに変えます。
207作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/06/23(火) 17:57:57 ID:lnUPDFPi
上条美由紀(23歳)は、丸菱銀行西新宿支店の窓口に座り、次々と来店する利用客
の対応に追われていた。
「振込をお願いします」
「通常の振込は、あちらのATMでお願いします」
美由紀が、座ったまま掌で、ATMの方向を案内をすると、利用客の女性は、美由紀を
睨みつけ、イライラしながらATMの方へ向かった。
「85番の番号札をお持ちのお客様」
美由紀は、アナウンスしながら時計の針を見た。13時40分・・・まだ閉店まで1時間以上
ある。
(だるいわ。早く仕事、終わんないかしら。今日は、アフターファイブにエステの予約を入
れてるのに、時間がなかなか過ぎないわ)
待合席に設置されたブラウン管テレビでは、ニュース速報が流れていた。今日、未明に
アメリカで、大規模なテロがあったらしい。
(ふーん、だから何って感じ・・・)
美由紀は、気にも留めなかった。遠い海の向こうで起こった出来事など、自分には何の
関係もない。85番の番号札を持った男が、美由紀のカウンターの前に立った。まだ9月
だというのに、暑苦しそうなコートを着た、もっさりとした男だった。
208作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/06/23(火) 17:58:39 ID:lnUPDFPi
「声を出すな。大人しくしろ、金を出せ」
男は、低い声で言った。コートの下から銃口が、美由紀を狙っていた。
「ひっ・・・」
「強盗だ!」
客の一人が気付いて叫んだ。待合席に座っていた男の仲間2人が立ち上がり、拳銃で銀
行内の天井のあちこちに備え付けられていた監視カメラを撃ち抜いた。非常ベルが鳴り、
パニックになった。
「金を出せって言ってんだよ!」
美由紀の前に立っていた男が、美由紀の髪の毛を鷲掴みにして怒鳴った。美由紀が恐怖
に震えて何も言えないでいると、男はヒステリックに、美由紀の顔を何度もカウンターに打
ち付けた。ゴツンゴツンと鈍い音がして、美由紀の額が割れて血が流れる。
「早くしろよ、オラッ!この女、ブチ殺すぞ!」
男は、美由紀の口に銃口を押し込み、力任せに捏ねくり繰り回した。
「あわわわ・・・殺さないで・・・・助けて・・・・・」
美由紀は、涙を流して哀願した。恐怖で失禁し、スカートの間から床へ、オシッコが流れ落
ちた。支店長が、犯人の要求通り金をバッグに詰めるよう指示をする。
「モタモタすんじゃねえ!警察が来ちまうじゃねえかよ!」
犯人たちは、闇雲に銃を乱射した。ガラスが砕け、流れ弾に当たった行員が負傷する。
「止めてくれ、要求には従う。」
支店長の指示で、現金が詰められたバッグ3個が犯人に渡された。
「3億円ある。持って行ってくれ」
「よし、トンズラするぞ。お前は、人質だ、来い!」
髪の毛を掴まれたまま、美由紀は、カウンターを越えて引きづり出された。銃口を突き付け
られているので逆らえない。美由紀は、腰が抜け、へっぴり腰で、犯人達について行く。漏ら
したオシッコが、パンティとスカートを濡らし、気持ち悪かった。
209作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/06/23(火) 17:59:22 ID:lnUPDFPi
「9分か。計画通りだな」
犯人のリーダーらしき男が、銀行の前に路上駐車してあったバンに乗り込みながら言った。運転席でエンジンをかけたまま待機していた4人目の男が、間髪を入れずにスタートさせる。美由紀を入れて5人が乗り込んだバンの車内は、ぎゅうぎゅう詰めだった。
「こいつ、ションベン漏らしてやがる」
両側から犯人の男に挟みこまれた美由紀のスカートが、濡れている事に、犯人の一人が気づいた。
「きたねえ!」
「お願い・・・助けて・・・」
泣きじゃくる美由紀の体に、両側の男が、手を伸ばしてきた。清楚な銀行の制服の
ボタンを引き千切り、胸元に手を入れる。
「おっ、いいオッパイしてるじゃねえか」
「ケツもいい感じだぜ」
「ああ・・・やめて・・・」
美由紀は、銀行強盗に、体中をまさぐられて嗚咽した。
「おい、後にしろ。先に金を確認しろ」
助手席のリーダーの指示で、バッグが開けられた。札束がギッシリと詰まっていたが、
中身をチェックした男が、悲痛な叫びを上げた。
「やられた!新聞紙ですぜ!」
「なんだと!」
札束の一番上と下だけが、本物で、それ以外は新聞紙だった。銀行が、こういう時のた
めに日頃から用意してあったダミーだった。
「チリ紙交換に出せってか!」
「畜生おおおっ!」
怒り狂った銀行強盗は、腹いせに美由紀の顔や、ボディを滅茶苦茶に殴りつけた。
「ひいい・・・やめて・・・」
美由紀の胸元のブラウスが、流れ出した鼻血で、赤く染まった。
210名無し調教中。:2009/06/23(火) 23:37:48 ID:8HZf8M7m
乙です
書ける作品から書いてください
続きを楽しみにしています
211作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/06/24(水) 08:05:31 ID:qAeaOsli
まとめの携帯サイトが、.今月いっぱいで終了になることに、今気づいた。

永久に使えそうな、携帯向けブログサービスないかな?

212名無し調教中。:2009/06/24(水) 23:19:59 ID:E9+zVJxK
>>211
そもそも携帯サイトは必要か?
213作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/06/25(木) 06:32:38 ID:lKlAgPts
利用者が今まで、どのくらいいたか、なのですが、まともにアクセス解析していなかったのでわかりません。
214名無し調教中。:2009/06/27(土) 22:34:03 ID:4wWRmWdi
>>213
ケータイのほうで読めなかった分を読んでるので
作ってくださると嬉しいです(´Д`;)
215名無し調教中。:2009/06/28(日) 00:48:09 ID:UM0C4VcL
携帯サイトより、銀行強盗の話の続きのほうが気になる

>>214
携帯からでもパソコンのまとめサイトに直接アクセスすることで見れない?
216名無し調教中。:2009/06/30(火) 03:33:19 ID:98LAX3mD
由梨香まだ?
217名無し調教中。:2009/06/30(火) 17:26:44 ID:KKHdHqrM
>>215
>>214じゃないけど、携帯だと字数制限があって途中から読めない
218名無し調教中。:2009/07/07(火) 00:31:00 ID:hPR0/dvm
『生体実験』って同じような主旨のサイト何軒くらいと相互リンクしてるんかな?
219名無し調教中。:2009/07/07(火) 06:56:54 ID:0hEl3j1e
相互リンクといえば、自分は犬屋愛玩堂のリンクからこの生体実験のサイトを見つけたが
今は犬屋愛玩堂のリンクページにはリンク先として載っていなくて残念だよ

ところで作者さん、更新マダー!?(AA略
220名無し調教中。:2009/07/08(水) 01:25:59 ID:Q7t1nJcJ
221作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/07/09(木) 11:20:32 ID:a1X6aVJr
銀行強盗の犯人グループは、逃走に使ったバンを途中で乗り換え、港湾倉庫の一画
にあるアジトへと到着した。4人の男は怒り狂っていた。
「全部で、60万円だ!乗り捨てた車の代金にも足りん!」
新聞紙を除く、本物の札はそれだけだった。
「海外へ高飛びする金がない・・・」
「もう一回、銀行を襲いますか?」
犯人達は、困り果てた。
「危険すぎる。危ない橋を渡るのは、もう御免だ・・・それより・・・・」
犯人のリーダー、山岡忠士(37歳)は、後ろ手に縛られ、泣きじゃくっている美由紀の方
をチラリと見た。乱れたスカートの下から白いパンティが覗いている。
「こいつを売ろう。女体売買を扱っているブローカーに心当たりがある」
忠士は、美由紀の顎を掴み、泣き顔を上向かせて値踏みした。
「良く見りゃ、かなり美人だぜ」
「いや・・・帰して・・・」
消費者金融の元社員だった忠士は、仕事上コネのあった女体ブローカーに、携帯電話
で連絡を取った。
「もしもし、黒川さん?山岡です・・・どうもお久しぶりです」
『ああ・・・どうした?』
電話の相手は、広域暴力団、真藤組の若頭、黒川晃次というヤクザだった。真藤組は、
ここ数年、女体売買と麻薬の密売で、大きく勢力を伸ばしている。
「実は、売りたい女がいまして・・・」
『どんな女だ?』
「銀行員で、年の頃は・・・えーっと、20代前半です」
忠士は、美由紀の容姿を眺めながら言った。
『銀行員?・・・わかった、とりあえず現物を見てから、値段を決める。それでいいか?』
「ええ、もちろんです」
『取引の場所と時間は、後で連絡する』
電話が切れた。山岡は、ため息をつき、美由紀の方を見た。
「やれやれだ・・・取引は、多分明日だろう。それまで、せいぜい楽しむとするか。日本とも、
お別れだしな」
山岡は、美由紀のブラウスに残っていたボタンと、スカートのホックを引き千切った。
222作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/07/09(木) 11:21:12 ID:a1X6aVJr
 4人の男は、美由紀の若い肉体に群がった。力任せに、ブラジャーもパンティも
引き千切られ、全裸に剥かれる。美由紀は抵抗したが、容赦ないビンタが浴びせ
られて、屈服するしかなった。
「結構、締まりのいいマンコだな。今まで、何人の男とHしたんだ?」
挿入した男が、興味本位で尋ねた。
「・・・」
「答えろ!」
ビンタが飛ぶ。
「1・・・1人です・・・」
「じゃあ、今日で、一気に記録更新だな」
4人の男が、代わる代わる美由紀の体にのしかかり、次々とオマンコに射精した。
「もう、やめて・・・今日は、危険日なの・・・」
「知るか!」
再び、ビンタが飛んだ。
「お前は、明日、ヤクザに売られるんだよ。妊娠しようがしまいが、俺達には関係な
い。お前が、出産する頃には、俺達は、遥かな海の彼方だろうさ」
男達は、ネットの掲示板を見て集まって来た、職にあぶれ食い詰めた男達だった。
全員が、数日後に出港するリベリア船籍の貨物船で、国際刑事条約に加盟してい
ない国に高跳びする計画だった。
223作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/07/09(木) 11:22:05 ID:a1X6aVJr
「ほら、もう一回しゃぶれ」
一度射精し、美由紀自身の愛液がネットリと付いたチンポを再び、美由紀の口に押
し込んで来た。何度も殴られ、腫れ上がった顔の美由紀は、これ以上殴られたくな
い一心で、しゃぶり上げる。自分の愛液が、すっぱかった。
「ヘタクソ。ちっとも気持ち良くねえよ」
風俗に通い慣れた男は、文句を言った。美由紀は、男性経験の少ない素人である。
フェラチオも、以前付き合っていた彼氏に数回、行った事があるだけだ。美由紀は、
殴られたくない一心で、がむしゃらに男のチンポをしゃぶり上げた。
「力任せに、しゃぶれば、いいってもんじゃねえ!」
男は、さらに激怒して、美由紀の上下する頭を殴りつけた。
「素人っぽくていいじゃないか。どこに売り飛ばされるか、知らんがすぐに、風俗嬢並
に、うまくなるさ」
山岡がなだめた。美由紀は、恐怖に駆られる。
「いやあああ・・・帰して・・・売り飛ばされるなんていやああ・・・」
「こら、口を離すな!お前の銀行が悪いんだ。新聞紙なんか掴ませやがって!お前
を売り飛ばさなきゃ、逃亡資金がねえんだよ!」
美由紀は、チンポを咥え、前後から犯されながら涙が枯れるまで泣き続けた。
224名無し調教中。:2009/07/09(木) 11:23:34 ID:DbWZdPOy
支援
225作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/07/09(木) 11:36:33 ID:a1X6aVJr
女体ブローカーの黒川が、取引に来たのは3日後だった。それまで4人の男と美
由紀は、港湾倉庫から一歩も出る事もなく、セックスに明け暮れた。黒川が到着す
る直前に美由紀は、破れた銀行員の制服を再び着せられ、精液にまみれた顔を洗
ったり、髪の毛を整えたりして、出来る限り見栄え良くされた。黒川は、その美由紀
の体を頭の先からつま先まで、じっくり調べ、さらには、着せられたばかりの服を、
また脱がせて、オマンコや尻の穴まで広げて、念入りに調べた。
「汗臭いな」
黒川が顔をしかめた。
「3日間、風呂に入れてないもので」
山岡が、言い訳をする。美由紀は、恥ずかしさと恐怖に気が狂いそうになりなりなが
らも、黒川の言いなりに、足を広げたり、手を上げたり、体を調べやすいように様々
なポーズをとった。
「200万円ってとこかな」
黒川が、美由紀の口を指でこじ開け、虫歯の治療跡の本数を数えながら言った。
「200万!そんな、安過ぎますぜ」
「この女、この間の丸菱銀行襲撃事件の人質だろ。全国に手配書が回っている。
そういう物件は、リスクが大きいんだよ。厭なら他を当たるんだな」
4人の銀行強盗達は、押し黙った。ダミーの札束と合わせて260万円だ。一人当
たり65万円。必要経費を除くと、ほとんどゼロになる。しかし、警察の捜査は、すぐ
そこまで伸びており、早急に海外に高跳びする必要があった。他に女体ブローカ
ーのツテもなかった。
226作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/07/09(木) 11:37:18 ID:a1X6aVJr
「わかった、それでいい」
山岡は、黒川より200万円の札束を受け取り、今度は本物かどうか、1枚1枚確認
した。美由紀は裸のままトランクケースに詰め込まれる。
「入れ。もっと腰を曲げて、手足を縮めろ」
「く、苦しい・・・」
美由紀は、黒川に強制されて軟体曲芸師のように、体を折りたたみ、猿轡をされた
上で、無理矢理狭いキャスター付きのトランクケースに詰め込まれた。蓋が閉めら
れ、留め金をロックされると、すぐに息苦しくなり、涎が、猿轡のタオルにしみ込んだ。
「じゃ、そう言うことで」
「くそっ、足元見やがって・・・」
蒸し暑い暗闇の中で、美由紀は男達の会話を聞いた。そして、すぐにトランクケース
がゴロゴロと音を立ててコンクリートの床の上を移動する感触を感じた。
227名無し調教中。:2009/07/10(金) 00:49:48 ID:crgiRILV
おお!2週間以上も更新がなかったので少し心配してました

しかし、ヤクザにあげる商品とやりまくるのはヤバイのでは?w
228名無し調教中。:2009/07/13(月) 21:41:19 ID:Lgsr8B7H
虫歯の治療跡を調べるあたりがリアルですね
229名無し調教中。:2009/07/16(木) 15:51:02 ID:vWbcMj3x
屁コキ令嬢編希望!
230名無し調教中。:2009/07/16(木) 22:37:07 ID:6KJV8RgD
>>229
いいですね〜!
自分はエリカ様が斎藤プロの手に落ちる話が読みたいです
由梨香の続きも読みたいけど、続編は作者さんの手がけている作品のなかで一番大変そう
231名無し調教中。:2009/07/18(土) 17:36:18 ID:+TxkUApr
美咲…鼻フック
ヘビちゃん…鼻の両穴にマッチ棒

ときたら、エリカ様は鼻輪だなw
本物の牛に使われてるような馬鹿デカイやつがいい
232作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/07/18(土) 23:27:45 ID:KuDTpzRn
美由紀は、トランクケースが、しばらく移動した後、持ち上げられるのを感じた。
車に乗せているようで、横倒しにされる。
「むぐぐぐぐ・・・」
並行感覚を崩した美由紀は、猿轡越しに、呻くことしか出来なかった。
(あたしが、200万円・・・200万円で売られて行く。そんな、たった200万円で、
あたしの人生が売られるなんて。どこに売られるのかしら?ヤクザ・・・風俗店・・・
売られる先は、外国かもしれないって言ってたわ)
トランクケースの外からは、自動車のエンジン音が聞こえてくる。車は、1時間以
上走り続け、やがて停車した。トランクケースは降ろされ、再び垂直に立てられる。
美由紀は、アクロバチックな姿勢のまま、呼吸困難と高温で、全身汗まみれになっ
ていた。またトランクケースは、ゴロゴロとキャスターで床を転がされ、ようやく蓋が
開けられた。
「ハア、ハア、ハア、ハア・・・」
外の冷たい空気が流れ込んで来て、美由紀は貪るように、新鮮な空気を鼻で呼吸
した。涎まみれの猿轡も外された。
「ハア、ハア、ハア、ハア・・・ここはどこ?」
「女体売買組織の地下室さ」
黒川が答えた。そこは、神奈川県横浜市にある真藤組の事務所の地下だった。か
つて、人妻、片桐久美子が調教を受けた場所でもある。
233作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/07/18(土) 23:28:54 ID:KuDTpzRn
「あたしをどうする気?」
「すぐにでも、外国に売り払いたいところだが、そうもいかん。普通は、こっそり
誘拐して身代金の要求もしないから、家出人捜索願いしか出されないんだが、
お前の場合は違う。新宿の銀行強盗事件は、テレビや新聞で報道されていて、
売れば足が付きそうだからな」
「じゃあ、帰してよ」
「馬鹿か。何のために200万円も払ったと思っているんだ。ほとぼりが冷めて、
売れる様になるまで、ゆっくりここで、調教してやるよ」
「そんなのイヤ」
「ま、銀行強盗事件って言っても、タイミングよく、アメリカの同時多発テロと、重
なっちまったから、実際には、ほとんどニュースでも報道されてないんだけどね」
「・・・」
「今、世間は、大騒ぎさ。ニューヨークの世界貿易センタービルと、ワシントンの
アメリカ国防総省にジャンボジェットが突っ込んだんだ。犯人は、イスラム過激派
のアルカーイダじゃないかって言われている。戦争になるかもしれん」
インテリヤクザの黒川は、国際情勢にも詳しいようだった。しかし、美由紀にはそん
な事は、どうでも良かった。
「今日は何日?」
銀行強盗に犯され続けていたために時間の感覚がなくなっていた。
「今日は、9月14日だ。えーっと、お前が誘拐されたのは、9月11日の火曜日だな。
2001年の9月11日・・・死ぬまで、この日を良く覚えておくといい。お前の人生の
転機になった日だ。人権が剥奪され、メス奴隷になった記念日としてな」
黒川は、面白そうに言った。能書きを垂れるのが、結構好きらしい。美由紀は、絶望
の淵に落ち、壁に掛けてあるカレンダーをじっと見つめた。そして、首を回すと、部屋
中に置いてある様々な拷問器具を、呆然と眺めた。三角木馬や、鉄球の付いた鎖、
X型の張り付け台や、壁には様々な形状の鞭が装飾品のように飾られている。撮影
のための機材や、他の部屋から、調教の様子を監視するためのWEBカメラも、あち
こちに設置されていた。
234作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/07/18(土) 23:29:29 ID:KuDTpzRn
「浣腸器だけでも、20種類以上はある。うちの組長のコレクションなんだ。
すげえだろ?一つ一つ、お前に試してやるよ」
「堪忍して・・・」
美由紀は、哀願した。棚には、巨大な男性器を型取ったディルドーが並べられ
ている。先端部分にイボイボの付いた、プロレスラーの腕程の大きさの物もあった。
「ひっ、無理よ・・・無理よ・・・そんなの絶対に入らない・・・」
美由紀は、それらの器具が自分の体に試される場面を想像して、イヤイヤをし、
髪を振り乱した。
「そう、あせるな。お前の体は汗臭い。まず風呂に入って清潔にしてくれ。調教は
それからだ」
黒川は、二人のチンピラに合図をした。調教室に併設されたバスルームへと美由紀
が引き立てられていく。そこで念入りに体を洗浄されるのだ。
「体の隅々まで、綺麗にしてやってくれ。穴という穴もな」
「へい」
チンピラ二人は、スケベそうに顔をニヤケさせた。都銀の窓口を担当していただけあ
って、美由紀は一般のOLにしては、ハイクラスの美貌である。乳房はそれほど大き
くはないが、清楚な美人で、堅実なサラリーマンが、恋人や、花嫁にしたい女性のイ
メージにピッタリな感じだった。
235作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/07/18(土) 23:30:12 ID:KuDTpzRn
「うっひひひ」
「プルンプルンだぜ、ケツもオッパイもよお」
「若い肌って、いいよな」
ボディソープを塗った、ゴツゴツしたチンピラの手が、美由紀の体を撫で回した。
美由紀は、立ったまま、正面と背後から、挟み込まれるように体を洗われる感触に、
鳥肌が立った。
「あっ!」
背後のチンピラの人差し指が、オマンコに侵入してきた。液状のソープが付いてい
るため、何の抵抗もなく、スルリと入ってくる。
「ほら、どうだ?」
指の先をオマンコの奥に食い込ませてきた。
「はうっ!」
「ケツの穴は、どうかな?」
人差し指をオマンコに入れたまま、親指をアナルに突き立ててきた。こちらは、少し
抵抗があり、キツイ。
「力抜けよ。奥まで、洗ってやるからよ」
「ひぐっ」
正面の男は、美由紀の口をこじ開け、シャワーの湯を流し込んできた。
「うがいしろ。よく口をすすげ」
「ごほっ・・・ガラガラガラガラ・・・ぺっ、ごほっ、ごほっ」
湯を吐き出すと、今度は、鼻の穴に指を2本突き入れてくる。
「ふごっ、ふごっ」
美由紀は、他人に、鼻の穴をいじられるのは生まれて初めての経験だった。
236名無し調教中。:2009/07/18(土) 23:42:25 ID:pkDi+Rdv
237名無し調教中。:2009/07/19(日) 08:22:30 ID:giaXGaiv
>美由紀は、他人に、鼻の穴をいじられるのは生まれて初めての経験だった。

まぁそりゃそうだw
そのうちでいいので久美子みたいに下品な刺青
(蜘蛛だとかっこいいのでゴキブリとか)を体に彫ってほしいです
238名無し調教中。:2009/07/19(日) 23:20:18 ID:CLMEjC/W
>>235
乙です!

この話も悪くないですが、できれば次の話は気が強い美女が
生体実験を受け滑稽な改造人間と化す話にしてほしいッス!
239名無し調教中。:2009/07/20(月) 16:43:26 ID:4L1yP4zV
ネオガイア製のドナルドをだな
240名無し調教中。:2009/07/20(月) 21:22:42 ID:FOgcGmGj
ドナルド?
241名無し調教中。:2009/07/21(火) 13:30:48 ID:A5j84kEs
らんらんるー☆
242名無し調教中。:2009/07/23(木) 00:39:36 ID:6zbBnh6Q
>>239-240
女犬がいるんだからアヒル女への生体実験があってもいいかも

グラビアアイドルとかがアヒル女芸人に成り下がるのもおもしろいかもしれん
243名無し調教中。:2009/07/24(金) 13:29:17 ID:4EGKnlYi
そっちのドナルドかw

面白そうだな
244名無し調教中。:2009/07/24(金) 19:17:48 ID:K2afQn48
『ネオガイア星のドナルド』
黄色い服を身にまとった赤髪の道化師はネオガイア星系では有名なコメディアン。
彼が司会を務める人気番組は拉致された容姿端麗な地球人男女に奇抜な芸をさせ、
それをゲストたちが審査するというもの。審査に落ちればその場でミンチにされ
人間ハンバーガーや人間フライドポテトとしてグレイの市場に出荷される。
仮に合格したとしても次週の番組にまた出演させられるだけで、地球に帰れることはない…

…というのを>>239を見て妄想してしまった
245名無し調教中。:2009/07/24(金) 21:07:19 ID:HQ5P9uzC
>>242
肉体と一体化したくちばしはディルドーとして機能できるようにして
元同僚のグラドルたちのアナルに泣きながら出し入れしてほしい!

>>243-244
俺もハンバーガーのキャラクターの方を想像したw
>>244はぜひアナザーストーリーで(ry

しかしテレビ系は地味にリクエストが多いような
このスレはおっさんが多いのか?
246名無し調教中。:2009/07/24(金) 22:37:55 ID:HsvCDeUF
>>238 気の強い美女
>>244 ドナルド
>>245 ディルドーくちばし
ぜひアナザー書いて下さい!

そう言えばアナザーの『清林館高校の受難』その後の展開はどうなるんだろう。
247名無し調教中。:2009/07/25(土) 00:44:45 ID:P+V3MilG
>>246
SM板の住人はほとんどおっさんだろw
「○○したい(させたい)女優、アナは?」というスレタイもよく見かけるし
テレビ企画で芸能人を犯したり辱めることは一定の需要があると思われ
248247:2009/07/25(土) 00:47:12 ID:P+V3MilG
↑の>>246へのレスは>>245への間違い
失礼しました
249名無し調教中。:2009/07/25(土) 04:13:27 ID:FlSIPmLc
お浣腸地獄実験
http://candice.h.fc2.com/enema/
250名無し調教中。:2009/07/26(日) 10:18:19 ID:DdrlhbrV
夏祭りで浴衣姿の女性を見ると最初にさらわれた三人を思い出すな。
251作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/07/30(木) 09:56:22 ID:ev2Q46CF
体の隅々まで、二人のチンピラによって洗浄された美由紀は、バスルームから出さ
れると、調教室の隅にある化粧台の前に座らされた。
「これから、調教を受けるんだ。自分の手で、目いっぱい綺麗にメイクアップしろ」
化粧水、口紅、マスカラ、フレグランス、ヘアーアイロンなど、ありとあらゆる化粧品
や美容器具が揃っていた。美由紀は、まずドライヤーで濡れた髪の毛を乾かし、ヘ
アーブラシでとかす。複雑な心境で、鏡を見ながら念入りに、容姿を整えていると、
調教室に一人の男が入ってきた。
「おい、美由紀。挨拶しろ。こちらは、調教師の鬼頭竜作さんだ。お前の調教を受け
持って下さる」
黒川が紹介した男は、背が低くズングリとし、髪の毛も薄い。年齢は、少なくとも40
歳以上で、陰鬱な表情をたたえている醜男だった。自分の身だしなみにはあまり気
を使わないタイプらしく、服はヨレヨレである。
「・・・」
「ふっふっふっ、お嬢さん、挨拶も碌に出来ねえのかい。全くの素人だな、こりゃ。調
教のやり甲斐がある」
鬼頭は、薄気味悪く笑った。美由紀はぞっとした。これから、この男に際限なく弄ば
れるのだ。
「私の手にかかれば、すぐに、自分から、もっと責めて、もっと虐めてと、ねだるよう
になる・・・極上のマゾ女に仕上げて見せますぜ」
「頼んだぞ、鬼頭。この女は売らずに、しばらくは、組関係の接待や、ショーで使うつ
もりだ」
「へい、わかりました」
252作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/07/30(木) 09:56:54 ID:ev2Q46CF
黒川が出て行くと、調教室には鬼頭と美由紀、そして、美由紀が暴れた出した時のた
めに、二人のチンピラが、助手兼ボディガードとして残された。
「まずは、ローソク責めと行くか。女を吊ってくれ」
鬼頭の指示で、二人のチンピラが、美由紀の肉体を、天井から、ぶら下げられた4つ
の滑車に、M字開脚の姿勢で仰向けに吊りあげた。両膝と両脇に縄を通され、4点止
めで4方向に四肢を極限まで広げさせられる。美由紀は秘所を大きく広げ、全くの無
防備状態になった。
「もっと、ギリギリまで滑車を回してくれ」
「へい」
「む・・・ぐぐぐ・・・」
不自然な姿勢で、体の健を引き延ばされ、美由紀は呻いた。
「許して・・・恥ずかしい・・・」
「違う。こういう時のセリフは、お願いします、責めてください調教師様、だろ?」
鬼頭は、チャッカマンでローソクに点火した。赤い極太のローソクだ。蝋が、美由紀の
乳房の上に落ちた。
「熱い!」
「このローソクは、特注品だ。プレイ用の低温ローソクとは違う。軽い火傷か、水ぶくれ
ぐらいは、覚悟してもらおう」
「熱い!熱い!」
253作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/07/30(木) 09:57:37 ID:ev2Q46CF
美由紀は、体をねじって、ポタポタと落ちてくる蝋滴から逃れようとした。一滴一滴が、
我慢出来ない程の熱さで、ジリジリと肌を焦がし、時間が経っても痛みが消えない。
「ああっ、いやっ、もう止めて・・・熱い、熱い、誰か助けて!」
「違う、違う。こういう時のセリフは、『気持ちいいです、もっと責めてください。オマンコ
にもローソクを垂らして下さい』だろ?」
「ひいいいっ」
美由紀の苦しみ悶える姿を見て、鬼頭の調教師魂に火が付いた。ローソクの角度を
さらに傾斜させ、落ちる蝋滴のスピードを速める。そして、胸、腹が一面に、落ちた蝋
で固まってくると、開脚縛りで剥き出しになっている、女性の最も敏感な部分に狙いを
絞った。
「ぎゃああっ!」
女の割れ目に高温の蝋を垂らされた美由紀は絶叫した。
「やめて・・・そこはやめて、お願い、そこだけは!」
鬼頭は、無情にも、指で美由紀の肉芽を摘みあげ、包皮を剥いて、ピンク色の小豆を
外気にさらけ出した。
「ふっふっふっ、女の急所責めだ」
蝋が、裸のクリトリスを直撃した。
「うぎゃああああ!」
美由紀は、我を忘れて、真赤になった顔を、さらに引き歪め、アイシャドーを滲ませて、
両眼から涙をほとばしらせた。
254作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/07/30(木) 09:59:54 ID:ev2Q46CF
夏バテ、と携帯サイト閉鎖のショックで、執筆意欲が減退しています。

しばらくは、ゆっくりになりそうです。
255名無し調教中。:2009/07/30(木) 12:46:54 ID:E6b3zQPz
鬼頭竜作、久々の登場!

>>254
作者さん、乙です
てっきり歴史物WWU編を終えて気が抜けたと思いきや、夏バテとは・・・
一読者としては生体実験話をもりもり更新してほしいところですが、
アイディアが浮かんだ話から作者さんのペースで更新してください
256名無し調教中。:2009/07/30(木) 19:24:26 ID:vZGFboEf
ご自愛ください
257名無し調教中。:2009/08/02(日) 00:32:53 ID:GyVjLnIq
>この女は売らずに、しばらくは、組関係の接待や、ショーで使うつもりだ

同じヤクザでも片桐久美子とは別路線でいくというフラグですね
接待やショーというと、最初の頃の桜井奴隷夫婦を思い出すな
258名無し調教中。:2009/08/06(木) 23:51:42 ID:eCW1nm6q
まとめサイト掲載後作品を抜粋すると
4/23〜4/30…アイアン仮面編
5/07〜5/23…沙貴嬢就職編
5/26〜6/11…続ラグナロク編(執筆途中)
6/23〜7/30…銀行強盗編(執筆途中)

こうして見ると続ラグナロク編あたりから苦戦していらっしゃいますね...
私も更新を楽しみにしているスレ住人のひとりですが、長期的に考えたら
ゆっくりではなく少しご執筆を休憩されてはいかがですか?と思うほどに心配してしまいます
259名無し調教中。:2009/08/08(土) 01:16:30 ID:5s5OnV6C
そのうちでいいので、のりピー系のネタをお願いしやす
260作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/08/08(土) 12:51:52 ID:IJnnX6m4
ローソク責めが終わった美由紀は、空中から床に降ろされると、体中に付着した蝋を
払い落すことも許されず、後ろ手に荒縄で拘束された。全身の、蝋を垂らされた箇所
が、火傷でヒリヒリと痛み、気が狂いそうである。
「もう、これ以上、酷い事しないで!」
「何を言っている。調教は、今、始まったばかりだ」
二人のチンピラが、鬼頭の指示で三角木馬を用意した。ちょうど中央に、ディルドーが
取り付けられるような仕組みになっている。
「お前を、フィストファックショーに出せるように調教してくれと、黒川さんから頼まれて
いる。それには、オマンコとアナルを拡張しなくてはならん」
鬼頭は、先端にイボイボの付いた直径10センチ、長さ30センチ程の、肉色の合成樹
脂で覆われた、極太のディルドーを三角木馬の背中に装着した。
「最初だから、まず、これ位から始めよう」
「む、無理よ、そんな太いの!入るわけないじゃない!」
美由紀は、目を見張った。元々、オマンコの穴は小さく、締まりの良い方である。
「ゴチャゴチャ言わずに跨がれ」
鬼頭の手にした鞭が、美由紀の尻を叩いた。こびりついていた蝋が剥がれ、飛び散る。
火傷を負った皮膚が、赤い斑点になっていた。
261作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/08/08(土) 12:52:47 ID:IJnnX6m4
「ひっ、痛い・・・やります。やりますから、もう打たないで!」
美由紀は、恐る恐る片足をあげ、三角木馬に跨った。後ろ手に縛られているのでバラ
ンスを崩しそうになる。ディルドーの先端のイボイボをオマンコの入り口に当ててみたが、
明らかにサイズが大き過ぎ、1センチ足りとも奥には、入りそうになかった。
「腰を沈めろ」
鬼頭の鞭が、容赦なく美由紀の蝋まみれの背中を襲った。
「むぐぐぐぐ・・・」
美由紀は、腰を落とし秘部に体重をかけた。どうにか3センチ程沈み込む。オマンコが避
けるのではないかという恐怖感に、美由紀の顔が真っ青になった。
「世話の焼ける、お嬢さんだ」
鬼頭がリモコンのスイッチを入れた。三角木馬の足が電動で伸び、上昇する。それによ
って美由紀の足が床から離れ、全体重が、オマンコの一点に集中した。
「いやっ、いやっ、やめて。怖いっ、裂けるううううう!」
美由紀は全身の火傷の痛みも忘れて、半狂乱になった。30センチの長さのあるディルド
ーが、ズブズブと美由紀の体内にめり込んでいく。このまま、子宮を突き破られるので
ないかという、恐ろしい予感に美由紀は泣き叫んだ。
「助けてえええ。死ぬううう!」
追い打ちをかけるように、二人のチンピラが、美由紀の両足に重りの鉄球を付けた。一個
が10キログラムの重さがある。
「壊れるうう。オマンコが壊れちゃうううう!」
「大袈裟だな。これぐらいで、壊れてちゃ、うちのフィストファックショーには出れんさ。ショ
ーじゃ、腕を2本入れたりとか、スイカを入れたりとか、とにかく無茶苦茶なんだ。今のうち
に訓練しておかないと、本番で本当にオマンコが裂けて大変なことになるぞ」
鬼頭は、ディルドーのバイブレーションスイッチをONにした。
262作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/08/08(土) 12:53:31 ID:IJnnX6m4
「あっ。ああああああ・・・・」
美由紀の体が、ガクガクと震えた。根元まで、体内に沈みこんだ30センチのディルドーが
膣を内部から刺激する。快楽というよりも、悪寒が美由紀の背中を突き抜け、全身に鳥肌
が立った。
「お嬢さん、やれば出来るものだろ?褒美だ。しばらく、そのまま楽しんでな。次は、アナル
の拡張訓練をするから」
「ああ・・・・いくいくいくいく・・・・」
美由紀の体が痙攣し、一瞬動きを止めた。いったのだ。しかし、余韻に浸る間もなくバイブ
レーションの動きは続いている。AC電源のパワーで動くディルドーは、疲れを知らない規
則的な動きで、美由紀を再び絶頂まで押し上げるのに5分もかからなかった。
「あっ、いくいくいくいくいく・・・また、いっちゃう・・・」
美由紀の肢体が、ピンと硬直し、その後ぐったりとなった。そしてまた、絶頂に押し上げら
れる。
「ああっ、もういい。外して!ここから降ろして!」
美由紀の願いが、鬼頭に聞き届けられることはなかった。美由紀は、3回目の絶頂で、生
まれて初めて潮を吹き、木馬の背中を濡らした。
263作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/08/08(土) 12:54:03 ID:IJnnX6m4
美由紀編、一旦終わりです
264名無し調教中。:2009/08/08(土) 19:42:53 ID:5s5OnV6C
>>263
乙です!

調教が完了し、積極的に卑屈なマゾ態度を取る姿も見たいです
265名無し調教中。:2009/08/09(日) 21:18:17 ID:Y8rzMd7P
ガバガバになった後の姿が楽しみ
胸も手術でヤクザでさえ不気味に思うほど大きくしてほしい
266名無し調教中。:2009/08/10(月) 23:21:02 ID:bT6O83H7
>>265
強制豊胸手術キャラとしてはDからFカップにされた二階堂麗奈がいたか
もしまた別の誰かで豊胸手術をやるなら、被術者本人が望まぬ形で風子並みのPカップにしてほしい!
267作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/08/12(水) 09:45:56 ID:X8cyhlBe
星崎直也(19歳)は、重い鉄扉の開く音で眼を覚ました。監禁されていた部屋に照明が付け
られ、目がくらんだ。
「朝だよ、起きろ、雄豚ども」
良く響く女の声がした。葉桜麗子(42歳)だった。直哉は、全裸で開脚台に大股開きで固定さ
れていた。それが、彼のベッドなのだ。法学部の大学生だった直也が、葉桜組に誘拐されて
から2週間が過ぎ、元々の素質もあったのか、直也は、いじめられて喜ぶ従順なマゾ男に変
貌していた。そのため、表面上だけ合わせている他の二人の雄豚奴隷と比べて、別格の扱
いを受けている。
「お早うございます、麗子女王様」
直也は、うっとりとした表情で、恭しく朝の挨拶をした。麗子は、そんな直也に、目覚めのビン
タを喰らわせる。
「目が覚めたかい?今日は、お前を、いい所に連れて行ってやるから、楽しみにしておきな」
「ありがとうございます、麗子女王様」
直也は、両手両足を固定していたベルトを外されると、自分で開脚台から降りた。ビンタを喰
らわれた事によって、マゾの快楽を感じ、股間が固くなっている。
「まずは、先輩奴隷に、朝の御奉仕を、しなさい」
部屋には、直也と同じスタイルで剛志(33歳)と輝彦(37歳)が、拘束されている。二人とも、
物音で既に目を覚ましていた。
268作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/08/12(水) 09:46:51 ID:X8cyhlBe
「剛志先輩、御奉仕させて頂きます」
直也は、剛志の開脚台の前に跪き、股間に顔をうずめた。剛志のチンポは、何度もしゃぶった
事があるため、抵抗はない。男根の根元から、亀頭の傘の裏側までを丁寧に舐め、ものの数
分で射精させた。塩辛い精液をゴクリと飲み下す。完全にマゾ男として開花した直也に、男の
精液を飲み込む事に嫌悪感はなく、剛志も目をつぶって快楽に身をゆだねているだけだ。
「剛志先輩、朝一番の美味しいザーメンをありがとうございました。お待たせしました輝彦先輩、
御奉仕をさせて頂きます」
直也は、剛志のチンポを奇麗に舌で清めると、口を放し、次に輝彦の股間に顔をうずめた。輝
彦は女主人達に反抗的なため、3匹の雄豚奴隷の中でも、最も傷だらけである。
「くっ・・」
輝彦のチンポは、なかなか屹立しなかったが、それでも直也のテクニックで、最後には射精した。
「輝彦先輩、美味しいザーメンをありがとうございました。今日も一日、お互いにがんばりましょう」
「いい心掛けね、直也」
麗子に褒められて、直也は嬉しさのあまり頬を赤らめた。他の二人の朝食はドッグフードだった
が、直也だけは特別に、地上一階のキッチンで麗子と共に食事をする事を許された。洋風のテ
ーブルで、優雅に朝食を取る麗子の足元にうずくまり、残飯を投げ落とされるのを待つのである。
269作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/08/12(水) 09:47:26 ID:X8cyhlBe
「お食べ」
麗子が、焼けたトーストの耳を千切り、床に落とした。直也は、四つん這いになり、手を使わ
ずに口だけで、犬のように食べる。次に、木目調のフローリングの上にコーヒーがこぼされた。
「お舐め」
直也は、床を流れるコーヒーをすすった。一滴残らず舌で舐めとった後、雑巾で床を奇麗に掃
除する。朝食の間中、麗子のパンティストッキングに包まれた爪先が、直也の股間をいたぶり、
麗子は男のチンポを踏みつける感触を楽しんでいた。
「御馳走さま。直也、いつものように食器を片づけて」
「はい」
直也は、麗子の使った食器を隅々まで舐めて綺麗にしてから、洗い場へ持って行った。洗剤を
使っての仕上げ洗いは、葉桜邸に住み込みの家政婦がやる。朝食が終わると直也は、女装を
させられ、外出することになった。女装と言っても下着類は一切なく、ミニスカートにキャミソー
ルを着せられただけである。屹立したチンポが、ミニスカートの前部を、テントを張ったように持
ち上げた。
「ま、イヤらしい。なんてイヤらしい雄豚なの」
麗子は、女装した直也の、あまりに卑猥な姿を見て呆れ果てた。顔も派手に化粧し、イヤリング
を付けると、直也の元の人相が判らなくなる。しかし、筋肉質な体つきが、あきらかに男と丸判り
だった。直也は、その恰好で、ベンツに乗せられ、誘拐後、初めての外出をする事になった。
270名無し調教中。:2009/08/12(水) 16:46:02 ID:rnasjFNN
新作キタ
271名無し調教中。:2009/08/13(木) 07:59:48 ID:OrF+XIY7
>>269
作者さん、乙
続ラグナロク編の続きに戻るかと思えば、男調教ものかw

>>265-266
Pカップへの強制豊胸手術、いいですね
ただ、美由紀はガバガバマンコになる道が定まったので、
豊胸手術はエリカ嬢など別キャラでお願いしたいです
272名無し調教中。:2009/08/13(木) 16:56:15 ID:67XDmvJh
酒井法子(仮名)という人を覚醒剤漬けにしてセックスマシーンにする改造小説を希望
273名無し調教中。:2009/08/14(金) 13:11:33 ID:r9dIQoAE
花と豚シリーズといえば、「ババァウザイ」のレイコはどうしているんだか…
レイコに限らず、伊藤とか固定HNの連中はすっかり鳴りを潜めてしまったな
ま、ただの荒らしだったことも多かったけど
274名無し調教中。:2009/08/14(金) 15:52:58 ID:ZfLwfMac
>>272
流石にそれは…
275名無し調教中。:2009/08/14(金) 20:25:34 ID:oqwKR+qY
>>272
俺も芸能界のテレビネタは由梨香編と同じくらい楽しみにしてて
一部スレ住人から非難されたアイススケート編も問題ないと思っているが、
さすがに同姓同名はOUTだと思うし、麻薬漬けはナチス南米編で既出だからなぁ
276名無し調教中。:2009/08/15(土) 00:18:56 ID:oAgj3s4M
新参が続き物書いていいのかな?
アナザー下がり過ぎで…
277名無し調教中。:2009/08/15(土) 07:31:08 ID:6skbCG2H
>>276
2chのSM板内にあるアナザー掲示板ではなくて(あそこは破棄されたみたい)、
>>1にリンクが貼ってある作者さんのまとめサイト内の掲示板で書いたらいいと思う

ちなみに>>276はなんの話の続き物を書くつもり?
278名無し調教中。:2009/08/15(土) 11:54:57 ID:1mcAplSQ
>>276
ぜひ書いて下さい
279名無し調教中。:2009/08/15(土) 14:52:45 ID:oAgj3s4M
>>277-278
アナザーであった学校ネタのやつですが
ダラダラと長いのでアナザーの方でひっそりやります…
280名無し調教中。:2009/08/15(土) 17:22:37 ID:1mcAplSQ
>>279
楽しみにしてます
281名無し調教中。:2009/08/15(土) 19:23:05 ID:lqBuIeo7
>>279
ほほぅ、アナザーの学校物がダラダラ長いとな。

それだけ言うならどんだけの文才があるか見せてもらおうではないか。

たぶんあの作者さんはいろいろ文句言われて書く気失せたんじゃねえか?

続きが読みたいんだが。
282名無し調教中。:2009/08/15(土) 23:35:15 ID:3AXqIYU5
>>281
せっかくアナザー書くってやつを煽るなよw

しかし作者さんにはモチベーションを回復してほしい
失礼ながら需要なき男責めを長々と続けられるのは勘弁
283名無し調教中。:2009/08/16(日) 22:15:29 ID:iF37FuXY
>>279のダラダラは自分のプロットを言ってるんじゃないのか?
俺はそう解釈したんだが……
284名無し調教中。:2009/08/17(月) 01:37:52 ID:Twa/Uw2G
レイコの罪は重い…なーんてな
285名無し調教中。:2009/08/17(月) 17:19:47 ID:6cdmIYIm
>>281
お前理解力ないのに、煽るなよ。
どう読んでもダラダラ長いから、
ひっそりやるってのは
自分の事指してるんと違うか?
お前みたいな奴は、疲れる。
友達居ないくちだろ?
286名無し調教中。:2009/08/17(月) 19:24:38 ID:l240Ku00
俺も>>279を読んで、アナザーの作者さん本人の書き込みって思ったよ。
アナザーの作者がココに書き込みするのは、ちょっと新鮮で興味ある。
まぁ真相はどうであれ、作品の投稿楽しみに待ってます。

ていうか、なぜ皆sageるの?
作者さん本人がsageていないから、俺もsageないで投稿してるんだが。
俺は生体実験を読み始めたのは最近で、昔の2ちゃんねるのスレは読んでないから
知らないんだけど、sageて書くっていうルールとかあるの?
287名無し調教中。:2009/08/17(月) 21:56:59 ID:a/dDJSLu
>>286
いや、279はアナザーの作者じゃないでしょ?
すぐ上で新参だけどと言ってる
288作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/08/18(火) 08:24:13 ID:qFgaJbT2
ベンツの向かった先は、葉桜組の傘下にあるSMクラブ『罪と罰』だった。麗子が元々S嬢として
働いていた店でもある。ベンツの後部座席に直也と麗子が乗り込み、運転手は組員の男だった。
直也は、ミニスカートで座席に座ると太腿を閉じ合わせたが、屹立したチンポが、スカートの裾
からはみ出した。
「これじゃ、外を歩けないわ。しごいて一旦射精させなさい」
「はい、申し訳ございません」
直也は、走り出したベンツの後部座席でオナニーを始めた。こういう時、スカートは便利である。
「すね毛も、ボーボーね。アハハハ、変態丸出しだわ」
麗子は、直也の太腿に爪を立て、赤い筋を入れて笑った。直也は、生まれて初めての女装に、
余程興奮していたのか、すぐに射精した。精液が車内に飛び散らないように左手の手の平で受
け止め、舐める。だが、一旦小さくなってスカートの中に収まったチンポは、またすぐに大きくな
ってきた。
「お前、どこまでスケベなの。射精したばかりで、こんなすぐに大きくなるなんて」
直也は、若い上にマゾの炎に身を焦がしており、一度くらいの射精では、疲れないのだ。
「申し訳ございません。もう一回、吐き出します」
直也は、目的地に着くまでの間に、3回射精した。
「どこへ行くのですか?」
「フフフ、いい所よ」
車窓からは、見慣れない町並みが流れている。着いた場所は、見知らぬ町の繁華街の有料
パーキングだった。
289作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/08/18(火) 08:25:01 ID:qFgaJbT2
「お前一人で、この辺をグルリと一周して来なさい」
麗子の命令に直也は、戸惑った。午前中とは言え、人通りは多そうだ。
「もし、戻って来ずに、逃げたりしたら、お前と、お前の家族にヒットマンを送り込むからね」
「僕は、逃げたりはしません」
直也は、ベンツから降り、慣れないハイヒールで転びそうになりながら、フラフラと繁華街を歩き
始めた。すね毛の生足を露出させたオカマの男は、すぐに人目を引く。準備中の風俗店や飲食
店が多かったが、オフィスに向かう会社員や、ショッピングを楽しむ主婦や、学校をさぼって遊ん
でいる高校生などが、直也に軽侮の視線を向けて来た。
(見られている・・・こんな恥ずかしい格好を・・・)
直也の全身から冷や汗が吹き出し、股間のイチモツが再び盛り上がってきた。
(あっ、静まれ、静まれ、僕のチンポ!まずいよ、これじゃ・・・)
ミニスカートの前が盛り上がり、捲れ上がった。ノーパンのため、風がスースーとする。勃起させ
たミニスカのオカマに、通行人は、避けて通り、裾から、はみ出したチンポと陰毛を見て、顔をし
かめた。
(こんな格好を、もし、知り合いに見られたら・・・)
直也は、繁華街の一ブロックを一周し、無事、元のパーキングに戻った。幸いにも、誰にも絡ま
れず、警官に職務質問をされる事もなかった。パーキングでは、麗子と運転手の組員が、ベンツ
から降りて、ニヤニヤと含み笑いをしながら待っていた。
「どう?楽しめた?みんなの注目を浴びるのって、快感でしょ?」
「ええ・・はい・・・まあ・・・」
3人は、パーキングの隣のテナントビルにある、SMクラブ『罪と罰』のドアをくぐった。受付のボ
ーイが恭しく麗子に挨拶をする。専属の店長はいるが、実質的に葉桜組がオーナーなのだ。
290作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/08/18(火) 08:25:44 ID:qFgaJbT2
「お前に、プロの女王様達の練習台になって貰うわ」
控え室には、早番の女王様3人が、タバコを吸い、チャラチャラと装飾品の付いたケータイ
をいじりながら待機していた。午前中なので客足が少なく、暇らしい。股間を勃起させて入っ
てきた女装の直也に、女王様達は、食い入るような眼差しを向けた。
「ジジイや、キモオタの相手ばかりじゃ、つまらないでしょ。若いイケメンのマゾ男を連れて来
たわよ。空いているプレイルームで好きに責めていいわ」
麗子が紹介した。
「ハードプレイも、大丈夫なんですか?」
「いいわよ。死なない程度なら、針でも、スカトロでも、格闘系でも、やりたい事やっていいわ。
この子を真性マゾに育てたいの」
3人の女王様と、麗子と直也は、早速、責め道具の詰まったキャリングバッグを持って、プレイ
ルームに移動した。
291名無し調教中。:2009/08/18(火) 12:27:19 ID:K6mqEng0
男責め、イラネ!(--#)
292名無し調教中。:2009/08/18(火) 23:49:22 ID:znycvNFl
>>290
作者さん、乙です!
今度はぜひ女性の羞恥責めをお願いしたいw

>>291
気持ちはわかるけど、たまにはこういうのもいいんじゃない?
男責めがあまり長続きされると困惑するけど
293名無し調教中。:2009/08/19(水) 09:53:29 ID:a7FgvMUt
密かに需要アリ
294名無し調教中。:2009/08/19(水) 20:01:17 ID:lXB4235m
ひそかにアテクシは女性読者
男攻めむちゃハァハァしてます。
楽しみにしてま
295作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/08/22(土) 22:52:21 ID:UlhVHQUI
ジュリア女王様(27歳)が、ルームの真ん中に、直也を直立不動で立たせた。他の2人の女王
様と、麗子は、ベッドに腰掛け、タバコを吹かして見物である。OLから転職して、女王様歴5年の
ジュリアは、金髪に脱色したロングヘアと、ボンデージファッションに身を包んだベテランだった。
本名は、中西樹里亜である。
「服、脱ぎな」
「はい」
直也は、キャミソールとミニスカートを脱いだ。どんな調教を受けるのだろう、という期待にチンポが、
そそり立っている。
「ボーボーだね。全身脱毛しなきゃね」
ジュリア女王は、ガムテープを持ち出した。直也のスネに貼り付け、一気に引き剥がす。
「うっ!」
直也は痛みに呻いた。スネ毛が、数十本引き抜かれたのだ。
「ほら、こんなに抜けたよ」
ジュリアは直也に、ガムテープの粘着面を見せ付けた。スネ毛が綺麗に毛根から抜かれて張り
付いている。ジュリアは、直也の陰毛を一房つまみあげ、無造作に引き抜いた。
「つっ!」
「こんなに、おっ立てちゃって、気持ちいいんだろ?有難うございますは?」
「有難うございます、ジュリア女王様」
「脇毛も抜かなきゃね」
296作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/08/22(土) 22:53:12 ID:UlhVHQUI
ジュリアは、ガムテープと指で、次々に直也の首から下の毛を抜いていった。全身の脱毛が終わ
る頃には、ガムテープを丸々一個、使い切っていた。直也の足は、綺麗なつるつるの肌に代わり、
股間も思春期前の小学生のように毛が無くなった。
「可愛いわ、直也君」
ジュリアは、直也の股間を撫で上げた。
「ジュリア女王様。僕の淫乱チンポを、女王様の御身足で、踏みつけて下さい」
「あら、ちゃんとした言葉使いが、出来るじゃないの」
直也は床に座り、股を広げて、チンポを踏み易いようにジュリアの前に差し出した。ジュリアは黒
いハイヒールの踵で、グリグリと直也のチンポを踏みにじった。
「あうっ、あううう・・・・気持ちいいです、女王様・・・」
直也のチンポが、より一層硬度を増した。
「そいつ、朝から3回もオナニーしているのよ」
ギャラリーの麗子が言った。
「お前、よっぽど、淫乱なんだね。踏めばいくらでも、大きくなりそうね」
ジュリアは、踵に力を入れた。直也の金玉が圧迫され、女には判らない痛みに、直也は気が遠く
なりそうになる。
「アハハ、こいつ、顔が蒼くなってるよ」
他のギャラリーの、ルイ女王様(23歳)とリンダ女王様(19歳)も、苦しそうな直也の表情を見て、
笑い声を上げた。
「もっと・・・もっと、踏んでください女王様!」
297作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/08/22(土) 22:54:14 ID:UlhVHQUI
直也の哀願に、ルイとリンダも立ち上がり、ヒールの踵で、直也を踏み始めた。ルイが背中を
蹴り上げ、倒れた直也の上半身や顔を、リンダが踏み付ける。全身を3人の女王様に足で嬲
られ、いよいよチンポが爆発寸前になった。
「イケよ、おら、おらっ!」
ジュリアのハイヒールの踵が、直也の亀頭を擦ると、直也は、白濁した液体を、ほとばしらせた。
今日、4回目の射精だったので、さすがに薄かったが。
「お前が、イッたからって、こっちは止めないからね。まだまだ、踏み足りないんだよ!」
3人の女王様は、射精して気持ちの萎えた直也の体を踏み続けた。
(これが、僕の本当の姿だ・・・2週間前までの、大学での生活はなんだったんだろう。受験勉強
に明け暮れた中学や高校時代の自分は、一体何だったんだろう・・・)
冷めて冷静になった直也は、踏まれ続けながら回想した。
(この、快楽に比べたら、試験に受かった時の喜びや、テニスの試合に勝った時の喜びなんて、
ちっぽけなものだ。もう、司法試験なんて、どうでもいい。このままずっと永遠にマゾ男として、
快楽に身を委ねていたい・・・)
射精してから、数分と経たないうちに、またチンポが勃起し始めた。一度、冷めた気持ちも、再び
湧き上がって来たマゾの炎に焦がされた。

298名無し調教中。:2009/08/23(日) 00:02:55 ID:gfsK6G10
>本名は、中西樹里亜である。

これがDQNネームというやつか…
299名無し調教中。:2009/08/23(日) 12:31:13 ID:kAhOlF66
支援

続きを待ち兼ねておりました。
ありがとうございます。
300名無し調教中。:2009/08/23(日) 17:46:16 ID:b4kTItzK
>>279を待っているんだが、アナザー落ちるやん…
遅かったか
301名無し調教中。:2009/08/29(土) 22:40:31 ID:P8eZu5sU
乙です
文枝先生が男子生徒に虐められる話が読みたいれす
302名無し調教中。:2009/09/05(土) 08:57:23 ID:L/sUb/CI
鼻と豚編の後はどうせラグナロク編の続きなんでしょ?
303名無し調教中。:2009/09/05(土) 15:34:19 ID:5N5kXs43
この作者すげぇ・・・俺の中で、何かが目覚めたw
304作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/09/05(土) 21:51:40 ID:lpu3iZtq
「また大きくなったね。お前のチンフリダンスを、みんなに見せてやりな」
麗子が、直也をあざ笑いながら言った。踏まれ続けて全身赤くなった直也は、フラフラと立
ち上がり、足を大きくガニ股に開いて、腰を前後に小刻みに動かし始めた。両手は、頭の後
ろで組んでいる。
「お前の節操のないチンポに、錘を付けてやるよ」
麗子は、350ミリリットルの缶ジュースのフタの輪に糸をつけ、直也の亀頭に結び付けた。
上向きにそそり立っていた直也のチンポもさすがに下に垂れさがる。
「踊れ!もっと激しく!」
ルイ女王様が、乗馬鞭で直也の背中を叩き始めた。直也は激しい運動で全身から汗を流し
ながら、腰を動かし続けた。糸が亀頭の裏側に食い込み、痛い。
「歌え!」
直也は、キューティハニーのテーマソングを歌い始めた。
「この頃、流行りの女の子〜♪お尻の、小さな女の子〜♪〜」
「キャハハハハ!」
3人の女王様と麗子は、直也の哀れな姿を見て大爆笑した。リンダ女王様とジュリア女王様
も鞭を取り、前後左右から直也の体を滅多打ちにする。直也の快楽が頂点に達したのか、缶
ジュースの重みを物ともせず、チンポの角度が上がり始めた。
「まあ、なんてこと!お前の淫乱チンポに、お仕置きをしないといけないわね」
305作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/09/05(土) 21:52:20 ID:lpu3iZtq
麗子は、電流責めの機械を持ち出した。四角い救急箱くらいの大きさの金属の箱に、赤と黒の
リード線が付いている。麗子は、赤のリード線の先端の針状の端子を直也の尿道に差し込み、
黒のリード線の先には、クリップを付けて、チンポの根基にはさみ込んだ。さらに別の赤と黒の
リード線を伸ばし、直也の左右の金玉にクリップで挟みこむ。
「踊りは止めるんじゃないよ」
麗子は、電源を入れ、電圧調整のダイヤルを回した。
「はうっ!」
直也の顔が、苦痛にゆがみ、のけぞった。電流の悪寒が、腰の敏感な部分から駆け上がって
くる。
「あわわわわわ・・・」
直也の口から、だらし無く涎が流れ出た。目が虚ろになり、空を見ている。
「あわわわわわ・・・・」
「腰を振れ!もっと、激しく!」
三方向から、鞭が叩き込まれる。直也の無意識の自己防衛本能を、マゾの快楽が押さえこみ、
頭の中が真っ白になった。
(もう、僕の体、どうなってもいい・・・もうこのまま、壊れてしまって、元に戻らなくてもいい・・・・発
狂して、頭がおかしくなってしまってもいい・・・・)
直也は、女王様達の命令を忠実に守る事だけを考え、自分の健康を損なうことも恐れず、気力を
振り絞って腰を振り続けた。
306名無し調教中。:2009/09/05(土) 22:10:36 ID:gMT67cxT
乙!花豚編は次で決めちゃってくださいな!
307作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/09/06(日) 00:02:11 ID:icVfLjxD
チンフリダンスは1時間以上続き、解放された後、女王達の個別調教に移った。麗子は、ギャ
ラリーとして、その様子をゆっくりと見物している。直也は、休む間もなく、何度も浣腸され、聖
水を飲まされながら、女王様達が、今までの人生で培ってきた、ありとあらゆる手法で、夕方
まで調教され続けた。直也は、際限なく射精させられたが、マゾの炎は消える事はなかった。
「元気だね、お前。いよいよ本物のマゾとして開花してきたみたいだね」
麗子は、直也の睾丸を思い切り、握り潰さんばかりの力で掴んで言った。精根尽きはてた筈の
直也の顔は、桃源郷にでも、いるかのように、うっとりとしている。
「服を着な。次の店に行くよ」
直也は、キャミソールとミニスカートを履いた。頭部以外の全身を脱毛されたため、本物の女
の子に見えないこともない。亀頭に缶ジュースを、ぶら下げたまま、ガニ股でSMクラブ『罪と
罰』を出た。そのままパーキングのベンツには戻らず、繁華街を歩いていく。朝とは違い、夕方
は人通りも多く、通行人が直也に向ける軽侮の眼差しの数も、朝とは比べものにならなかった。
(みんな、見ている。僕の恥ずかしい格好を・・・)
テンションの上がり切った直也にとって、それは、天国への道を歩いているかのようだった。彼
の意識は、別の世界を漂っていた。
「ここよ」
立ち止った、店のネオンの看板には、ホストクラブ『バタフライ・ナイツ』と書いてあった。ここも、
葉桜組傘下の風俗店で、麗子が実質的なオーナーである。洒落た造りの扉を開け、中に入る
と、店長以下、数人のイケメンホストが出迎えた。
308作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/09/06(日) 00:02:54 ID:icVfLjxD
「あら、暇そうね」
「まだ、オープンしたばかりですので。もうすぐ、賑やかになりますよ」
うやうやしく答えたのは、『代表』の肩書を持つ、花吹満都流(はなぶきみつる)だった。他にも、
幹部、支配人、主任、代行など、ほとんど全員がなんらかの肩書を持っている。いずれも芸
能人や、ファッションモデルとしても通用しそうな容姿を持った細面の若い男ばかりである。
ホスト達は、直也に奇異の眼差しを向けた。
「この人は?」
「うふふふ、彼は直也君。あたしのマゾペットよ。すごいマゾで、いじめられると疲れ知らずに、
アソコを勃起させるのよ」
麗子は、直也のミニスカートを無造作にめくり、缶ジュースのぶら下がったチンポをホスト達
に見せた。同性に恥ずかしい姿を見られ、先程までとは、また別の羞恥心を刺激され、顔が
赤く染まる。
「彼に、あなた達の仕事を手伝わせようと思って」
「お言葉ですが、ホストは、こんな変態の素人に出来る甘い仕事ではありません」
満都流が抗議した。
「大丈夫よ。何も女性客とトークをさせようって言うわけじゃないわ。余興で使うだけだから。
ほら、ボーッとしてないで、脱ぎな」
麗子が、直也の頬をビンタした。直也は、我に返りキャミソールとミニスカートを脱ぐ。下着は
付けておらず全裸になった。
「犬にお成り」
麗子は、ヴィトンのバッグから首輪を取り出すと、四つん這いになった直也の首に嵌めた。鎖
を握り、ホストクラブの絨毯の上を歩きだす。クラブには、数組の女性客がいて、ボックス席で
担当のホスト達の接待を受けていたが、全裸で這う直也の姿を見て笑い声を上げた。
309作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/09/06(日) 00:03:30 ID:icVfLjxD
「なあーに、あれ?」
「ほら見て。アソコの毛がないわ」
酔っているのか、全裸の男を異常だと思う者はいないようだった。
「みんなお前を見ているよ。犬らしく、吠えなさい」
麗子が、促した。
「ワンワンワンワン・・・・バウバウバウ」
直也が吠えると、女性客達は大喜びした。麗子は、一番奥の目立たない席に座ると店長を
呼んだ。
「いつもの、シャンパンちょうだい。今日は、ゆっくり見学させてもらうわ」
「はい、かしこまりました」
しばらくすると日が暮れたのか、客足が増え始めた。ホスト達は、オーナーの麗子が来てい
るとあって、いつもより張り切っている。
「今日も、シャンパン飲めるのは!お姫様のお陰です!」
「飲んで!飲んで!飲んで!」
「あなたのために捧げます。ほれ、一気、一気!」
あちこちでシャンパンコールが、湧き起こっている。ミラーボールのビームが絶え間なく店内
に煌めき、ハイテンションな音楽と共に、否が応でも女性客のテンションを高めていく。そして
ノリにノッた所で、高い酒を注文させるのだ。直也は、麗子の指示で通路を四つん這いで歩き、
ボックス席を回って、接待を受けている女性客達に挨拶をして回った。
310作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/09/06(日) 00:04:14 ID:yU3637MP
「マゾ犬の直也です。よろしくお願いします」
「あははは、エサやるよ、ほれ。ワンって鳴いてみ」
「ワン!」
床に投げられたピザの切れ端を、手を使わずに咥えて食べる。金持ちの太客に頭から、ドン
ぺリをかけられたりもした。
「どう?ワンちゃん、生まれて初めてでしょ?こんな高いお酒を飲むのは?」
「ワンワン、有難うございますワン」
直也は、お礼に、足を組んで座っている女性の、ヒールの裏にキスをした。
「勃起してるよ、このワンちゃん、発情してんじゃない?」
「うわー、体中の傷痕すごい。ご主人様に、どんな責めを受けたの?」
「電流とか、鞭とかです、ワン」
「男のクズだな」
ホスト達は、面白がる女性客の前で直也を見下し、イキがった。

311作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/09/06(日) 00:10:56 ID:icVfLjxD
ホストクラブに行ったことがないので、今一イメージがはっきりしません。

涼しくなってきたので、頑張って書こう。「花と豚」編は、M男性と、S女性向けの
エピソードとして書いています。
312名無し調教中。:2009/09/06(日) 00:55:59 ID:tQwDOdmc
>>311
できればこの次は由梨香を
313名無し調教中。:2009/09/06(日) 05:44:45 ID:Xpi//I5Y
>>311
いやいやホストクラブの雰囲気は充分伝わってくるよ
314名無し調教中。:2009/09/06(日) 06:15:34 ID:zSe4WEVD
けっこうおもしろいw
315名無し調教中。:2009/09/06(日) 08:56:20 ID:V0wl2Jo8
>涼しくなってきたので、頑張って書こう。

いくつか他のエロ小説サイトも見てますが、なかなか更新されないところが多いです
ですから作者さん、期待してますよ!(でも無理はしないでね)
316名無し調教中。:2009/09/06(日) 22:48:27 ID:38j/LsCO
>>311
作者さん、乙です
この次じゃなくてもいいので、斉藤プロや財銭教授など
サドな地球人男性の日常生活の話を書いてほしいです
317名無し調教中。:2009/09/07(月) 23:07:30 ID:Ac8d2PWR
>>311
乙です
私もホストクラブの客の一人になりたいわ〜(笑)
欲情しながら床をはい回る男がいるホストクラブなんて 本当マジ楽しそうだわ〜
リアルでもたまにはそんなイベントやればいいのに
318作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/09/08(火) 21:11:34 ID:aWcq+VH4
午後9時を過ぎるとホストクラブ『バタフライナイツ』は、女性客で溢れ返った。仕事帰り
のOLや、学生もいるが、主な客層は、比較的所得の高い仕事についている女達である。
「イッツ、ア、ショータイム!」
店内の小さなステージで、ショーが始まった。若手ホスト5人が露出度の高いレザールッ
クに着替え、ダンスを披露する。5人のホストが、音楽に合わせて華麗に踊る傍らで、直
也は、一人だけ、いつものチンフリダンスを行った。
「あのワンちゃん、踊ってるよ」
「でも、腰の振り方が、なんだかビミュー」
ホストの一人が、曲に合わせて、直也に回し蹴りを入れた。直也の体が、ステージ中央に
吹っ飛ばされて、這い付くばる。別のホスト一人が、レザーパンツを脱ぎ、下半身を露出さ
せると、チンポを直也の口に含ませた。
「キャーッ!」
「愁君のチンポ、あたしも、しゃぶりたい!」
「写メ撮っとこ」
女性客から、黄色い声援が飛んだ。直也が、愁のチンポを喉の奥まで呑み込み、激しくイ
ラマチオした。
「早くイカせろ」
愁にせかされ、直也は、2週間の調教で教え込まれた舌技をフルに使って奉仕したが、ア
ルコールが入っているのと、愁自身が、男にしゃぶられる行為に嫌悪を感じているため、
なかなか射精に至らなかった。
319作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/09/08(火) 21:12:25 ID:aWcq+VH4
「役立たずのワンちゃんに罰を与えてやってください」
司会の満都流が、女性客の一人に、火のついたローソクを手渡した。泥酔して、欲望を
さらけ出した三十代の女が、イラマチオをしている直也の背中にポタポタと蝋を垂らす。
熱蝋が、落ちる度に直也の背中が、ビクンビクンと動いた。
「あたしもやるう」
欲望に我を忘れた女達が、ステージに群がった。満都流が、彼女達にローソクを手渡し、
10本近いローソクが同時に直也を責め立てた。
「オチンチンにも垂らさなきゃ」
女性客の一人が、直也の股の間から、性懲りもなく勃起しているチンポを引き摺り出し、
亀頭の最も敏感な部分に、蝋を垂らした。
「あうっ!」
咥えたままの直也が、籠った悲鳴を上げた。眼から歓喜の涙が流れ出す。ようやく愁を
射精させた直也の口に、また別のホストがチンポを突っ込んできた。
(しょっぱい・・・でも、おいしい)
直也は、愁の精液を飲み下しながら考えた。男の精液を飲み込むことに快楽しか感じな
くなっている。もう、ダンスショーはどうでも良くなり、直也は、女性客に責め立てられながら、
ホスト全員のチンポを咥え、射精させた。気が付くと、時計は11時を過ぎていた。ホストク
ラブの営業は、風営法で午前0時までと定められている。
320作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/09/08(火) 21:13:27 ID:aWcq+VH4
「そろそろフィナーレだ。一気しろ」
満都流が疲労困憊している直也の目の前に、バケツ程の大きさのある特大ジョッキを
ドスンと置いた。中には、一気用の安いシャンパンが、並々と注がれている。
「それ、一気!一気!」
店中のホストと女性客が手拍子で囃し立てた。直也がマゾ奴隷でなくても、この雰囲
気で、一気飲みを拒否する事は出来なかっただろう。直也は、絶望的な表情で、特大
ジョッキを両手で抱え、口を付けて傾けた。
(重い・・・こんなに、飲めるんだろうか・・・物理的に、僕の胃袋よりも、ジョッキの方が
大きい気がする・・・)
直也は、グビグビと飲んで言った。口を離す事なく、鼻で呼吸をしながら胃に落とし込ん
でいく。シャンパンコールの大合唱は、止む事なく、中止することは絶対に出来なかった。
(溺れる・・・店の中だけど、溺れそうだ)
直也は、マゾ奴隷の忠実さで、自分の健康を損なう事も恐れず、シャンパンを飲み切った。
お腹がシャンパンで、太鼓のように膨れ上がり、呼吸が苦しく、今にも口に逆流しそうだった。
「ワンちゃん、さすが!」
「飲み切りやがった!」
床にひっくり返った直也は、拍車喝采に包まれた。直也の事を侮蔑していたホスト達にも、
少しだけ尊敬の念が生まれようだった。
(ああ・・・感覚がない・・・・気分が悪い・・・・)
急速にアルコールが回ってきた。急性アルコール中毒、という言葉が頭に浮かぶ。例え、
そうなったとしても、誘拐されている直也が病院に運ばれる事はないだろう。
(僕、ここで、死ぬのかな・・・さよなら、父さん、母さん。弁護士にはなれなかったけど、直也
は、人生の最後にマゾの快楽を知りました。ああ、もっと、いじめられたかった・・・)
直也の脳神経が、強度のアルコールによって麻痺し、心地よい、無感覚に、意識が飲み込ま
れていった。
321作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/09/08(火) 21:14:00 ID:aWcq+VH4
直也編、終わりです
322名無し調教中。:2009/09/09(水) 00:17:00 ID:dCL0mjzU
>>321
作者さん、乙です!

今までと比べて少し主人公の内面描写が増えたような気がしますが、
改善を図ったということでしょうか?(それとも勝手な勘違い?)

次の話も期待していますよ!!
323作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/09/09(水) 00:43:31 ID:7c3cE9Qe
2009年8月。東京、霞が関にある庁舎の一角に、SAT隊員、道下岳人(26歳)は出頭
した。法務省の外郭団体に出向の辞令を受けたのだ。これから従事する仕事の内容に
ついては、全く聞かされていなかった。
「やあ、始めまして道下君」
長谷川武宏(54歳)は、オフィスで岳人に挨拶をした。この長谷川という男が、これから
岳人の上司となるらしい。肩書は部長だった。
「本日より、こちらでお世話になる道下岳人であります」
「実は、私もつい最近、公安の方から出向してきたのだ。この組織自体が新しく設置され
た団体でね。表向きは、官僚の天下り先確保のため、という事になっている」
岳人の受け取った辞令は、課長待遇だった。
「はあ」
「最近、国内で、謎の武装グループによるテロ事件が頻発しているのは知っているね?」
「はい。自分も警察官の端くれですから」
「鉤十字団と名乗る、オーバーテクノロジーを使う正体不明の組織だ。世界中に犯罪ネット
ーワークを持つ、ネオナチスの下部組織だというレポートもある。なんにしろ、悪の組織で
ある事は、間違いない。我々の任務は、奴らと闘い、一般市民を守る事だ。」
長谷川部長は、ロッカーを開け、赤い戦闘服とヘルメットを取り出した。
「これは、ネオガイア星人の技術供与を得て開発されたバトルスーツだ。これを着ていれば、
鉤十字団の戦闘員が持つ短剣から発せられるビームを浴びても死ぬことはない」
「自分が、これを着て戦うのでありますか?」
「そうだ。君には、リーダーを務めて貰う。そのための課長待遇だ。その名もスカイレンジャ
ー。他にも4人のメンバーを集めてある。いずれも自衛隊や公安、警察から引き抜いたエリ
ートばかりだ。後で、紹介するよ。君は差し詰め、コードネーム、スカイレッドだ」
岳人は、デスクの上に置かれたバトルスーツを見て、呆然とした。
「日曜日の朝にやっている、子供向け番組の戦隊ヒーローみたいですね」
「みたいじゃない、そのものだ。悪と戦う正義の味方なんだよ。もうすぐ衆議院選挙が近い。
与党もイメージアップのためには、国民の生活を守っているというアピールが必要なんだそうだ」
岳人は、派手なバトルスーツを着て戦う自分の姿を想像し、ゲンナリとした。

324名無し調教中。:2009/09/09(水) 01:38:47 ID:0fTefu+7
財銭教授や悲惨な姿にされた怪人女の登場にwktk!
325名無し調教中。:2009/09/09(水) 07:09:43 ID:Y9vCGoxN
なんかしばらく野郎の話が続きそうだな。

やっぱり普通に生活してる女性がさらわれ理不尽な責めを受ける話がいいな。
326名無し調教中。:2009/09/10(木) 01:30:49 ID:lDr+dRCA
>>325
禿しく同意

戦闘シーンだけではなく、むかしのように改造手術シーンも書いてくれないかな
戦隊5人のうち2人くらいは女性で、鉤十字団に捕まって財銭に身体をいじられたり
あるいは撤退してしまった罰と強化目的でピタゴラス博士から拷問手術を受けたり…

さらにわがままを言わせてもらえるなら、
ここらで戦隊メンバーに左遷されたキャリア刑事に登場してもらいたい
327名無し調教中。:2009/09/10(木) 14:00:48 ID:RT80LhC8
>>325>>326
少し黙れ
328名無し調教中。:2009/09/10(木) 22:18:30 ID:GR4GRmDG
昼間から便所の落書き相手に息巻くな、もちつけ

つ茶 >>327
329名無し調教中。:2009/09/11(金) 01:45:05 ID:8UZf9s5f
色んな星人や組織の中で、テクノロジー(特に軍事面)でいうなら、
ネオガイア星人はどれくらいうにランキングされてるのだろう。
>>323を読むと、鉤十字団よりも上みたいだけど。
まぁトップは間違いなくグレイだが。
330名無し調教中。:2009/09/11(金) 10:40:02 ID:/RavnDJY
ムカデ星人がトップじゃね?
331名無し調教中。:2009/09/12(土) 06:46:59 ID:0Xxa861c
>>328
「昼間から」の部分に>328の悪意を感じたw
(土曜の朝っぱらからSM板に書き込むのもどうかと思うが0rz)

>>329-330
ムカデ海賊>グレイ>旧ネオガイア植民星の機械族>ネオガイア星人・その他異星人・時間管理局>鉤十字団>現代地球人

↑多少抜けているだろうけど、こんなかんじじゃまいか?
332名無し調教中。:2009/09/12(土) 22:21:13 ID:3yyLRPbp
グレイよりもムカデ星人の方が上なのか・・・。
ネオガイア星人は、サイボーグ戦隊を読んで、たしかにヘタレっぽいと思った。
特にサイボーグピンクの圭織はヒドイな。
個人的には「ビエェェェ」という泣き声と天然な所が好きなんだけど、
サイボーグとしては話にならん。
いくらなんでもヒトの歩行速度よりも遅いって・・・。
333名無し調教中。:2009/09/15(火) 09:34:22 ID:V5s7CBuD
67話『星間航路』によると、百足星人は別の銀河系で戦争に負けて
逃げてきたらしい。
つまりグレイ以上の科学力を持つ百足星人よりも、さらに強力な未知の
種族が別の銀河に存在するって事か。
334名無し調教中。:2009/09/15(火) 17:12:37 ID:D13caVzF
>>333
ローマ帝国に侵入したゲルマン民族みたいなもんか
335作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/09/16(水) 22:29:06 ID:9oXGXYES
岳人は、ブリーフィングルームで、残る4人のメンバーと初顔合わせをした。全員が今
日が、初出勤らしい。
「自衛隊レンジャー部隊より、転属して来ました剣崎一矢です」
スカイブルーとなる男だった。挑戦的な眼で岳人を睨みつけている。その眼は、なぜ、
俺ではなく、お前がリーダーなのだ?と問いかけているようだった。
「海上保安庁より、転属になりました大山三郎です」
デブの男が言った。スカイイエローになる男だ。太り過ぎて、狭い船内で働く海上勤務
に向かなくなったのだろう。
「警察庁公安部より転属になりました宮前真奈美です」
気だるそうな雰囲気の女が言った。スカイピンクになる女だ。
「厚生労働省社会保険庁より転属になりました風吹春菜です」
清楚な顔立ちの女が言った。スカイホワイトになる女だ。
「あたし、こういう職場は初めてなんですけど、一生懸命、頑張ります」
春菜は、張り切って言った。前向きな性格らしい。彼女だけが、全職ではデスクワークだ。
メンバー全員が若く、見た所20代である。岳人を含む5人と長谷川部長だけが実際に
仕事に携わる職員で、それとは別に、他省庁から天下りしてきた50代以上の人間が大
量にいた。彼らは、与えられたオフィスで、ボンヤリとデスクに座り、昔の仲間に電話を
したり、意味のない書類に目を通したりして時間を過ごしている。彼らは、岳人達が存在
しないかのように、自分達の世界に浸っていた。
336作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/09/16(水) 22:29:50 ID:9oXGXYES
「彼らは?」
気になった岳人が、長谷川に聞いた。
「ああ、気にするな。こういう外郭団体には、つきものだ。」
「クズだな・・・」
一矢が、ボソリと呟いた。若いスカイレンジャーのメンバーには、彼らの気持ちは理解出来ない。
「それから、私の事は部長ではなく、司令と呼んでくれ」
岳人は、自分の新しい職場の全てにウンザリとした。
337作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/09/16(水) 22:30:39 ID:9oXGXYES
伊豆半島にある鉤十字団の秘密基地では、財銭教授が、次々と新しい改造人間を生み
出していた。ウーパールーパー男にエリマキトカゲ女。今、改造手術に、取りかかってい
るのはクジャク女だった。ミスユニバースに選出された、その女は、身長も高く知性も豊
かで、容貌は大和撫子というよりは、西洋人ウケしそうな、彫りの深い顔立ちだった。手術
台の上で、開腹され、体内に強化パーツを埋め込まれている。
「今度こそ、自信作だ。なんとしても、ゲッペルス閣下に気に入られるような、強力な改造
人間を作らなければ」
財銭教授が、夢中で改造手術に取り組んでいると、入室禁止の札を掲げてあったはずの
ドアが開かれ、金髪の小男が一人、入ってきた。
「誰だ?手術中だぞ」
財銭教授が咎めたが、小男は、悪びれた様子もないようだった。
「ほう、直接体内に機械を埋め込んでいるのか?それでは、後々メンテナンスが大変だろう」
小男は、無遠慮に手術中のクジャク女の内臓を覗きこんで、小馬鹿にしたように言った。
「誰なんだ、あんた?」
「申し遅れた。私の名は、ヨーデル・メンゲレ。通称メンゲレ4世と呼ばれている。南極では、
ヒトラー3世閣下の主治医を務めていた。わたしも、人体実験や改造が大好きでね」
財銭教授は、メンゲレという名前に記憶があった。第二次大戦中、収容所のユダヤ人に、
想像を絶する人体実験を繰り返していた、悪名高い男の名だ。そいつの子孫なのか。
「何か、私に様でも?」
「いや、お手並みを拝見させていただこうと思いましてね。宇宙人の技術をマスターしたと言
われる、ドクターザイゼニのメス裁きを」
クックックと、不気味にメンゲレ4世は、笑った。財銭教授は、その小男に、生理的に受け付
けられない、おぞましさを感じて、鳥肌が立った。
338作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/09/16(水) 22:31:25 ID:9oXGXYES
秘密基地の司令室では、ゲッペルス4世が、シートに座り、1999年9月に実施されたラ
グナロック作戦の顛末を回想していた。作戦の立案から計画まで、ほぼ全部、彼が携わり、
実施に当たっては、南極からボリビアのラパスまで出向いて陣頭指揮を執っていたのだっ
た。しかし、4機の旅客機をハイジャックし、ターゲットに突入寸前で、アメリカ側の工作員
の妨害が入り、結局、中止命令を出さざるを得なかった。ゲッペルス4世は断腸の思いで
南極に引き揚げ、2年後の2001年に、作戦案を流用したアルカーイダが同様の作戦を実
施し、成功させた。ネオナチスは、その際、歴史の表舞台に出ることはなかった。2001年
後半から2003年前半までは、世界はテロとの戦いに終始し、2004年からは、ネオガイ
ア星人を始めとする各種宇宙人の度重なる侵攻に悩まされる事になった。総統ルドルフ・
ヒトラーは、アメリカと戦う前に、外宇宙から襲来する宇宙人を排除する方針を決め、腹心
であるゲッペルス4世を日本に派遣してきたのだった。
(我々、ネオナチスの全戦力を投入すれば、地球上に駐留する宇宙人を叩き潰すのは可
能だ。だが、それは、敵の一部に過ぎない。広大な宇宙に、どれほどの戦力が控えている
のか、想像すら出来ない)
ゲッペルス4世は、さざなみ市に近い伊豆半島の海岸にステルスバリアで包み込んだ秘密
基地を造成し、密かに情報を収集していた。宇宙人と日本政府は協力関係にあり、日本へ
の攻撃も必要だった。
(国会議事堂を襲うか、それとも東京タワーにするか・・・)
ターゲットは何でも良かった。日本政府と、宇宙人の植民地総督府に警告を与え、迎撃に
出てきた部隊と小競り合いを繰り返して情報を収集するのだ。財銭教授の作った改造人
間の実戦テストもしなくてはならない。
339作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/09/16(水) 22:32:08 ID:9oXGXYES
「グーテンターク、ゲッペルス閣下」
メンゲレ博士が入室してきた。
「どうでしたか、博士。財銭教授の改造人間は?」
「あの程度の改造手術なら、我々の科学力でも充分行えます」
メンゲレ博士は、含み笑いをしながら答えた。
「ネオガイア星の科学水準について、どう思うかね?」
「地球上で戦う限りは、同等かと思えます。ただ、我々には、恒星間飛行の技術がない」
「ワープ航法か・・・古代のアトランティス人は、行っていたようだが」
「南極の古代遺跡から、データは発掘されています。しかし、現在のところ再現には、至
っておりません」
「アメリカが、1隻、宇宙人から恒星間宇宙船を手に入れたようだ。グランドキャニオンの地
下に隠されている。以前、奪取作戦を展開したが失敗した」
ゲッペルス4世は、奪取に当たったゴキブリ女を思い出し、苦々しく顔を歪めた。
「閣下。南極から、私の子飼いの戦士を呼んであります。次の補給船で到着する予定です。
ドクターザイゼニの造る出来そこないの改造人間より、よほど役に立つでしょう」
クックックと、メンゲレ博士は、不気味に笑った。
「それは楽しみだな」
ゲッペルス4世は、次のテロ作戦のターゲットを国会議事堂にしようと、心に決めた。
340作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/09/16(水) 22:42:38 ID:9oXGXYES
言うまでもありませんが、この物語は、フィクションです。
実在の団体、人物とは関係がありません。
341名無し調教中。:2009/09/17(木) 00:10:42 ID:IT+qn/0M
>ウーパールーパー男

食用フラグですね、わかります><
342名無し調教中。:2009/09/17(木) 11:53:39 ID:Fea8NWLr
そこには立派なネオナチ構成員へと成長した綾香ちゃんが!
っていうのを想像したよ
343名無し調教中。:2009/09/17(木) 17:41:21 ID:CO6VhnI+
>>340
作者さん、乙です!

ミスユニバース代表ならクジャク女よりもカメムシ女とかのほうが
悲惨度が増してよかったような…。でも久々に生体実験が見れてよかったです!

>>342
綾香ちゃんって今いくつだっけ?
344名無し調教中。:2009/09/17(木) 23:38:58 ID:OVOUSPpt
メンゲレ博士の子飼いの戦士…
いろんな意味で楽しみだ
345名無し調教中。:2009/09/18(金) 00:56:43 ID:EqVisQ36
>>340
久々の生体実験、待ってました!!エリマキトカゲ女、気に入りましたよ!
この女の年齢や改造前の職業、身体がどんな化け物姿になってしまったかを紹介してくれると嬉しいです
(どうせならミスユニバースのほうをエリマキトカゲ女と化してほしかったですけどw)
346名無し調教中。:2009/09/18(金) 12:18:43 ID:gZcGyXMd
>>343>>345
改造人間話の醍醐味は「わ、私の綺麗な身体が…いやぁぁぁ!!!!」だと思う
こういうのを読むとゾクゾクするが、ネット上でもあまりに少ないんだよね
347名無し調教中。:2009/09/20(日) 13:37:24 ID:xnWVvGfq
そういえばタイトルは「生体実験」だったな
348作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/09/21(月) 15:02:29 ID:pw0z7MBY
霞が関のスカイレンジャー本部では、岳人達5人の隊員が、バトルスーツや武器などの
装備品の説明を受けていた。天下りの人達の他に、さざなみ市から委託で来ている技術
スタッフもいて、彼らが技術面をサポートしてくれる。
「この五色のバトルスーツは、直接素肌に装着して頂かなくてはなりません」
「えーっ!下着も着ちゃダメなの?」
「そうです」
技術スタッフの説明に、風吹春菜が抗議した。
「このバトルスーツは一見、木綿素材のようですが、実は、特殊繊維です。鉤十字団のザ
コ戦闘員が持つ、短剣のレーザービームを確実に無効化してくれます」
「こんな薄い布が・・・」
剣崎一矢も、半信半疑のようだった。しかし、こんな薄いツナギを下着無しで着れば、体の
ラインがくっきりと浮かび上がり、男は股間がモッコリし、女は乳首や、モリマンが、外から
見ても、鮮明に判るに違いない。
「恥ずかしいわ・・・」
「正義と平和のためです。それくらい我慢してください」
そう説明されても、宮前真奈美は、嫌そうだった。
「それから、こちらがスカイダスト号です」
車庫に案内され、カラフルなペイントを施されたオープンカーを見せられた。
「本来は、4人乗りなんですが、詰めれば5人、乗れない事もないでしょう」
「こんな車で、道路を走ったら、必要以上に目立つんじゃないですか?」
岳人が、素直に思った事を口に出した。
349作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/09/21(月) 15:03:03 ID:pw0z7MBY
「目立っても構いません。国民にスカイレンジャーの活躍をアピールする目的もあるそうで
すから」
技術スタッフが、オープンカーのトランクを開け、バズーカ砲のような武器を取り出した。
「これが、必殺武器のスカイダスト砲です。持ち運びは可能ですが、発射する際は、反動が
大きいため、5人で支えなくてはなりません。スカイダスト号に取り付ければ、一人でも発射
出来ます」
技術スタッフは、ネオガイア人の元で技術を習得してきた日本人科学者だった。正確には、
日本国籍を離れ、さざなみ市の市民権を取得している。
「これがマニュアルです。装置類の使い方の他、各場面での掛け声やポーズも書いてあり
ますので、よく目を通して覚えてください」
分厚いマニュアルだった。岳人は、パラパラと目を通した。
「掛け声ってなんだ?」
巨体の大山三郎が、ぶっきらぼうに尋ねた。
「戦隊ヒーローは、戦いの時、無言ではいけません。戦いながら、正義の味方である事を、
国民にアピールするために、色々決めゼリフを叫んでください。あなた達の戦いは、ネオガ
イア製の無人飛行中継カメラ数台で、全国に生放送されるのですから」
「初耳だぞ」
岳人は抗議した。
「だから何回も言ったでしょう。政府がどれだけ、国民の生活を守るために戦っているか、
判り易くアピールするのが狙いなんです」
「・・・・」
政治の道具か、と岳人は、言葉に出そうになるのを、ぐっと堪えて飲み込んだ。
350作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/09/21(月) 15:04:29 ID:pw0z7MBY
5人のスカイレンジャーが、地下の訓練場でマニュアルに目を通したり、装置類の使い方
を試したりしていると、長谷川司令から、緊急呼出しの館内放送があった。
『国会議事堂が、鉤十字団に襲われている。至急出動してくれ!』
5人に緊張が走った。初出動だ。
「行くぞ。バトルスーツに着替えろ!」
岳人が命令した。
「ちょ、待って、ここで着替えるの?せめて更衣室で・・・」
春菜が、戸惑った。
「そんな時間はない。着替える時の掛け声も、マニュアルに書いてあっただろ。チェンジス
カイレンジャー!」
リーダーの岳人は、率先して服を脱ぎ、パンツも脱いだ。ためらっている暇はない。鍛え抜
かれた筋肉質な体と、大きめのチンポに、春菜と真奈美が顔を赤らめた。
「お前達も早く着替えろ!」
「は、はいっ」
岳人が、真っ赤なバトルスールに着替え、ゴーグル付きの全頭ヘルメットをかぶると、誰だ
か判らなくなった。先に、オープンカー、スカイダスト号に乗り込み、キーを回してエンジン
をかける。全員が着替え終わり、スカイダスト号に乗り込んだ。助手席にはスカイブルーが
座り、後ろの席にはスカイイエローを真ん中にホワイトとピンクが窮屈そうに両脇に座る。た
だでさえ狭い、後部座席に、太ったイエローが座ったため、ホワイトとピンクは、押し潰され
そうになった。
351作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/09/21(月) 15:05:09 ID:pw0z7MBY
「イエロー!あんた、前の席に座りなさいよ!」
「えっ、そんな殺生な・・・」
「時間がない、出すぞ」
レッドが、アクセルを踏んだ。脱ぎ散らかされた5人の私服が車庫に散乱している。ピットの
整備士が、拾い集めながら、真奈美や春菜の下着を、しげしげと眺めていた。
「もう、イヤ!」
振り返って、その様子を見ていたスカイピンクが叫んだが、全頭ヘルメットのため表情が見
えない。二人の女に密着し、薄いバトルスーツ越しにも、女体の感触を感じたイエローは、
股間が自然と盛り上がってくるのを、前かがみになって必死にごまかそうとしていた。スカイ
ダスト号が、庁舎の地下駐車場から公道に出ると、上空から3機の無人飛行カメラが追跡し
てきた。カラフルなオープンカーはとにかく人目を引く。
「信号は、無視していいのか?」
スカイレッドは、運転席のダッシュボードに埋め込まれた通信機で、長谷川司令に確認を取
った。
『警察車両と同じ扱いだから、かまわん。だが、くれぐれも運転は、慎重にな。事故だけは起
こさないでくれ。国民にアピールするどころか、マスコミに叩かれる』
「わかりましたよ」
スカイレッドは、ウンザリし、なるべく安全運転で襲撃を受けている国会議事堂へと向かった。
352名無し調教中。:2009/09/21(月) 18:00:14 ID:Fils0eiW
>>351
久々の月曜更新、乙です!!
いよいよ怪人たちの登場にwktk!!
353名無し調教中。:2009/09/22(火) 08:22:01 ID:ji+Nlv+1
マニュアル製作者、遊び心入れ過ぎだろw
オープンカーにはサイレンも付いていないようだし、
正義の味方(?)たちはたいへんw
354279:2009/09/22(火) 13:31:56 ID:xtZpB2qk
アナザー落ちるやん…('A`)
ネタ確認しようとしたのに……
355名無し調教中。:2009/09/22(火) 21:34:03 ID:rrCzqEhn
ひと月も経ってから現れて、何を今更と小一時間
356作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/09/24(木) 00:33:31 ID:RwJeW6u9
国会議事堂前の広場では、ウナギ男が、新入りのウーパールーパー男と、エリマキトカゲ
女、クジャク女を従えて、数十人のザコ戦闘員に国会議事堂を襲わせていた。衆議員が解
散し、投票日前なので、国会は開かれておらず、いるのは、ほとんどが管理職員と警備の
衛士のみである。通報を受けて駆けつけてきた警視庁の機動隊も応戦に加わったが、オー
バーテクノロジーを装備した鉤十字団の敵ではない。
「ヒー!ヒー!」
ザコ戦闘員が、短剣の先から光線を発しながら、ジュラルミンの盾を持つ機動隊と、激しく
ぶつかり合っていた。
「国会議事堂の内部には、突入しないのですか?」
後方で指示を出している指揮官のウナギ男に、ウーパールーパー男が尋ねた。
「まあ、待て。議事堂を占拠するのが目的ではない。相手の出方を見て、敵の本命をおびき
出すのだ。特にあのアイアン仮面と、巨大ロボットのデータが欲しい」
ベテランのウナギ男の方針に、新入りの改造人間達は、逆らうことは出来ない。エリマキト
カゲ女が、首の回りに移植されたトレードマークのエリマキを広げ、豪快に走りながら衛士
を蹴散らしている。クジャク女も羽を広げ、全身から発散する美貌オーラで、機動隊員を催
眠術にかけていた。
「世の中の男ども!あたくしの美しさに、跪きなさい!」
催眠波を浴びた機動隊の一角が崩れた。機動隊員達は、ジュラルミンの盾を捨て、我先に
とクジャク女の足元に跪こうとする。戦意を失って無防備になった彼らを、ザコ戦闘員達が、
よってたかって足蹴にした。
357作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/09/24(木) 00:34:03 ID:RwJeW6u9
「お前も戦え、ウーパールーパー男よ」
ウナギ男に言われ、ウーパールーパー男は、しぶしぶ前に出た。彼の場合、特に必殺技と
かは持っておらず、あまり気が乗らない。ザコ戦闘員に紛れて、戦う振りだけをした。
(こんな感じで、ウナギ男さんには、戦っているように見えてるかな・・・テキトーな所で、また
後ろに下がろう)
誘拐されてウーパールーパー男に改造される前に働いていた会社でも、そういう風にやっ
てきた。
(世の中は、要領だ。実力や実績が無くっても、上司や周囲の同僚とコミュニケーションさえ
円滑に取れていれば、組織の中で、うまくやっていける)
それが、彼の持論だった。
358名無し調教中。:2009/09/24(木) 18:16:48 ID:rkB1KHOx
>実力や実績が無くっても、上司や周囲の同僚とコミュニケーションさえ
>円滑に取れていれば、組織の中で、うまくやっていける
>それが、彼の持論だった。
いや、私の持論も同じです。

>>354
『アナザー落ちる』の意味が不明なんだが。
>>1 の『パソコン版まとめサイト』からのアクセスでないのでしょうか?
アナザーの柿喰健康さんのSSはかなり面白かったので、続編の投稿を期待してるんですが・・・。
359名無し調教中。:2009/09/26(土) 22:07:26 ID:KuMlVVHU
でも、ウーパールーパー男は少なくとも上司のウナギ男とは
あまりうまくコミュニケーションを取れてるように見えないw
360名無し調教中。:2009/09/27(日) 00:06:42 ID:0p3s5uBQ
>>358
アナザースレが落ちてるの意味だろう
このスレじゃなくて、そっちに書き込もうとしてたそうだから。
別にこっちでもいいんだがな
361名無し調教中。:2009/09/27(日) 00:31:03 ID:jN9SZAfw
>>357
いつの間にやら、まとめサイトの更新も乙です!

そういえばエリカ様が(リアルで)
所属事務所から解雇されるみたいですね

作者さんの小説では美咲顔負けのピン芸人として
芸能界へ復帰することに期待ですw
362名無し調教中。:2009/09/27(日) 18:05:05 ID:CMD0Rk30
>>360
スレ>>1の直リンでアナザー掲示板もあるしね

>>361
そんなまさか…って、あちゃー (ノ∀`)
ttp://tsushima.2ch.net/test/read.cgi/news/1254023560/

明日解雇決定とは…
小説でのエリカ様には過去いろいろなリクエストがあったけど、
個人的には>>231の鼻輪に一票かなぁ
363名無し調教中。:2009/09/28(月) 09:17:26 ID:YA60VSd/
>ハイパービッチ沢尻エリカが所属事務所から契約解除

実際にそうなんだけど、スレタイが酷いなw
364名無し調教中。:2009/09/28(月) 20:12:47 ID:PWHZ++aj
一読者としてエリカ様が小説で落ちキャラとなるか否かも気になるが
それ以上に斎藤プロデューサーが考えた新しいキャラクター性が楽しみだ
365作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/09/28(月) 21:33:56 ID:mgZPdVuh
機動隊と鉤十字団の乱戦の最中、スカイレンジャーを乗せたオープンカーが、国会議事
堂前の広場に到着した。5人のカラフルな戦士達は、車から降り、横一列に並んだ。
「スカイレンジャー見参!」
スカイレッドが叫んだが、命がけで戦っているザコ戦闘員や、警察官達は、彼らの方を見
ている暇がない。しかし、3機の飛行カメラだけが、様々なアングルで、その姿を全国に生
中継している。
「天空より舞い降りた、正義の戦士、スカイレッド!」
マニュアルに書いてあった通りのポーズを決め、岳人が叫んだ。
「国民の生活を守るため、悪を打ち砕く、スカイブルー!」
「国際貢献。インド洋での給油活動にご理解を。スカイイエロー!」
「公共工事は、将来への投資です。景気回復最優先。スカイピンク!」
「年金問題、早期解決、スカイホワイト!」
全て、マニュアルに書いてあったセリフだ。この映像は、今日一日、ニュース番組を通して、
お茶の間でテレビを見ている国民に繰り返し放送されるだろう。
「なんだ、あいつらは?」
ようやくウナギ男が気づいた。クジャク女とエリマキトカゲ女に、ザコ戦闘員の一団を付け、
向かわせる。ザコ戦闘員の短剣から発する光線が、5人のスカイレンジャーを襲ったが、
バトルスーツが中和し、無傷だった。
366作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/09/28(月) 21:34:36 ID:mgZPdVuh
「行くぞ、みんな!」
スカイレンジャーとザコ戦闘員の乱戦が始まった。スカイレンジャーは、飛び道具は使わず、徒手空拳で、ザコ戦闘員と渡り合う。スカイレンジャー1人に対してザコ戦闘員10人ぐらいの比率だ。スカイピンクが、正面の敵と組み合っていると、後ろから蹴りが入れられた。
「ぐえっ!」
薄いバトルスーツは、物理的な衝撃は、全く防いでくれない。背骨が折れるのではないか、という程の衝撃を受けたスカイピンクは、呼吸が出来なくなった。
「い、息が出来ない・・・助けて・・・」
「ヒー!ヒー!」
ザコ戦闘員は、容赦をしない。スカイピンクが引き摺り倒されている隣では、スカイブルーが、
エリマキトカゲ女と渡り合っていた。
「エリマキパンチ!」
エリマキトカゲ女の拳が、スカイブルーの顔面にヒットした。全頭ヘルメットが割れ、顎が砕
ける。
「あがががが・・・・」
「大丈夫か、ブルー!」
スカイイエローが助けに入ろうとしたが、それをクジャク女が阻んだ。
「美貌フラッシュ!」
クジャク女が羽を広げ、裸体からフェロモンとオーラを発散した。イエローの股間が、ムクム
クとそそり立つ。
「うっ、我慢出来ねえ・・・」
イエローは、バトルスーツの上からチンポを揉み始める。
「くそっ、邪魔なスーツだな」
イエローが理性を失い、ツナギになっているバトルスーツを脱ぎ始めた。
「今だ、ヒー!」
ザコ戦闘員の短剣から発せられる光線が、無防備になったイエローの生身の皮膚を襲った。
裸体に直接殺人光線を浴びたイエローの体が、燃え上がる。
367作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/09/28(月) 21:35:20 ID:mgZPdVuh
「ぎゃあああ!」
イエローこと、大山三郎の最後だった。レッドは、イエローの死を目の当たりにして衝撃
を受けた。
(ヤバイ、このままでは、全滅する・・・)
レッドは、死に物狂いで乱戦を抜け、オープンカー、スカイダスト号に駆け戻った。
「こいつで!」
トランクを開け、スカイダスト砲を担ぎ出した。重い砲身を抱えあげ、後部座席に取り付ける。
「天から下る、この威力を見よ!スカイダスト砲、発射!」
マニュアル通りに叫び、トリガー引いた。空色の光線が発射され、ザコ戦闘員の一団を直
撃した。
「ヒー!」
十数人が同時に吹き飛んだ。2発目を打とうとしたが、もうエネルギーがなかった。バッテリ
ーを使い果たしたのだ。
(どうする?逃げるか・・・しかし、それでは国民の信頼が・・・カメラで中継されている・・)
上空では、3機の飛行カメラがしっかりと撮影をしていた。おそらく生中継の筈だ。編集はき
かない。
(くそっ、どうすりゃいいんだ!)
眼前には、イエローの死体が転がり、ブルーと、ピンク、ホワイトが、袋叩きに合っていた。
ブルーはヘルメットに開いた大穴からドクドクと大量に血を流し、気絶したピンクは、ザコ戦
闘員数人に担がれて、どこかに連れ去られようとしている。ホワイトは、ヘルメットを剥ぎ取
られ、素顔をさらして、泣きながら逃げ回っていた。機動隊の隊列は、崩壊寸前だ。
368作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/09/28(月) 21:35:55 ID:mgZPdVuh
(今は、世間体を考えている場合ではない。やっぱり、逃げよう)
スカイレッドが、スカイダスト号の運転席に座り直し、エンジンをかけて逃げようとした時、
突然、上空から黒い影が舞い降りてきた。戦闘用エアバイクに跨った裸の女だった。顔は、
鉄仮面で覆われ、背中には、金髪が風になびいている。
「出たな、アイアン仮面!」
ウナギ男が、待ってました、とばかりにマシンガンを構えた。
「死ね、アイアン仮面!」
マシンガンが火を噴いた。頭部に当たった弾丸は、超合金製の鉄仮面が跳ね返し、裸の
ボディに命中した弾丸は、肉の中にめり込んでいく。しかし、ハチの巣にされてもアイアン
仮面は、平然としている。
「不死身の戦死、アイアン仮面参上!」
アルテミスこと、アイアン仮面は、エアバイクで戦場を縦横無尽に駆け巡り、右手のレーザ
ーサーベルと左手のレーザーガンで、ザコ戦闘員を次々に倒していった。オマンコとアナ
ルで操縦桿を操り、自分の肉体が傷つくことを恐れない戦いぶりは、まさに鬼神のようだ。
女であるアルテミスに、クジャク女の必殺技、美貌フラッシュも効かず、エリマキトカゲ女の
顔面パンチも、超合金製の鉄仮面には無力だった。
369名無し調教中。:2009/09/29(火) 12:27:04 ID:+iQSOn2h
戦死ktkr
370名無し調教中。:2009/09/29(火) 20:33:55 ID:fcZVe7ZO
突っ込みどころが多過ぎる…
だからこそ面白いwww
371名無し調教中。:2009/09/29(火) 22:26:20 ID:MxDCzE6q
>>368
作者さん乙です!

イエローがあまりにも不憫すぎるw
それとピンクとホワイトが鉤十字団に拉致されるか否かは気になるところ
372名無し調教中。:2009/09/30(水) 21:07:37 ID:IyBXB8Pg
この二年感想書かずに、傍観してたが
ここのファンとして、黙ってられない。
どんどん酷くなる。
昔散々荒らしてた、伊藤が正しかったように思える。
残念だ。 でも気にするな!
ここが好きだからこその、書き込みだから…
373名無し調教中。:2009/09/30(水) 21:26:02 ID:Dt1M+G4n
捕まったピンクで久々に改造シーン来るか?
374名無し調教中。:2009/09/30(水) 21:31:18 ID:rOmdHt0T
なにこれおもしれー
375名無し調教中。:2009/09/30(水) 22:00:32 ID:kfKDoKzB
拉致られたピンクのその後ってこんな感じかな?

http://www.videomanial.co.jp/DB/IMAGEI/H10IEVD012b.jpg

期待大!
376名無し調教中。:2009/09/30(水) 22:52:13 ID:G9FULA2K
あこぽんにあいたい
377名無し調教中。:2009/09/30(水) 23:57:56 ID:oLlE3TOU
ここ3時間で書き込み大杉w
378名無し調教中。:2009/10/01(木) 23:54:54 ID:+fso8w7y
架空じゃなく本当にある道具だけど、
うんこ交換器というのがあって、母親と娘のうんこを入れ替える道具。
母親からうんこを捻り出し、それを冷凍庫で固めて、それを娘の肛門に装填する。
凍傷防止の為、装填後にお湯を注入。
同じことを母親にも行い、皆の前でうんこさせるというもの。
母親が娘のうんこを出し、娘が母親のうんこを出すというショー。
379作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/10/02(金) 22:27:31 ID:ybzeg9k0
「必殺!顔面パンチ!」
鉄仮面に炸裂したエリマキトカゲ女の渾身のパンチが、逆にエリマキトカゲ女の拳を砕く
結果に終わった。
「ウナギ男、覚悟!」
アイアン仮面が、エアバイクでウナギ男の本陣に突っ込んできた。取り巻きにいたウーパ
ールーパー男は、自分だけ助かるために、さっと身を伏せる。ウナギ男は、エアバイク目掛
けて、マシンガンを撃ちまくったが、不死身の再生能力を持つ重症マゾのアルテミスには、銃
弾のめり込む痛みも、快感でしかなかった。
「でやっ!」
レーザーサーベルが、一閃し、ウナギ男の胴体を真っ二つに切断した。上下に分かれたウナ
ギ男の体が、マシンガンを持ったまま転がる。改造されて強化されたウナギ男は、それでも
すぐには死なずに、転がりながらも、あらぬ方向に、マシンガンを撃ち続け、ザコ戦闘員が数
人犠牲になった。
380作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/10/02(金) 22:28:11 ID:ybzeg9k0
伊豆半島の鉤十字弾団本部では、ネオナチスの幹部達が、国会議事堂前の戦闘の様
子を、スパイ衛星から送られてくる画像と、ニュースの生放送で見ていた。
「財銭教授。あなたの造った改造人間が、やられましたよ」
メンゲレ4世が嫌味たっぷりに言った。財銭教授は、腸が煮えくりかえる程、悔しかったが、
ゲッペルス4世も同席しているので、言い返す言葉がない。
「アイアン仮面。手強い相手だ」
ゲッペルス4世が、渋い顔で言った。
「御心配なく、閣下。数時間前、南極から私の子飼いの戦士が到着しました。肩慣らしの
ために早速、戦場へ向かわせてあります。もう間もなく参戦するでしょう」
「ほう、それは楽しみだな」
メンゲレ4世の言葉に、ゲッペルス4世が興味を示した。
「幼い頃より、過酷な戦闘訓練を重ねて、ありとあらゆる殺人技をマスターしたエリート戦
士です。どこやらの、できそこないの改造人間とは格が違います」
「くっ・・・」
財銭教授は、睨んだが、所詮日本人である彼は、ネオナチスでは軽く見られている。彼ら
の価値観ではゲルマン民族こそが、アトランティスの遺産を受け継ぐべき、優性人種なのだ。
381作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/10/02(金) 22:28:56 ID:ybzeg9k0
犠牲者が屍をさらし、地獄の様相を呈し始めた国会議事堂前の広場に、フラリとセーラ
ー服を着た少女が一人現れた。あどけない顔をした少女は、高校生というよりは、まだ中
学生の様である。少女は、億する様子もなく、戦場をゆっくりとした足取りで横切り、エア
バイクに跨ったアイアン仮面の前に立った。
「あなた何?危ないわよ、こんな所にいると」
アルテミスが、声をかけたが、少女には聞こえないようだった。
「プロテクトスーツ装着!」
少女は、そう叫ぶと全身が、赤い光輝に包まれた。南極にある転送システムが作動し、
スパイ衛星からの位置データを基に、彼女の体のある場所に、正確にプロテクトスーツ
を送り込んでくるのだ。このシステムがあれば地球上のどこにいても、瞬時にプロテクト
スーツを身にまとう事が出来る。赤い光輝が消えると、少女の全身の各部位に、セーラー
服の上から真紅のプロテクターが装着されていた。
「世界に災厄を!劣等人種を排除する、セーラー戦士アヤカ参上!」
成長した片桐綾香(13歳)だった。炎のようなプロテクターをその身に纏い、氷の様な鋭い
視線が、アルテミスを睨みつけていた。
382作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/10/02(金) 22:29:36 ID:ybzeg9k0
「こんな、子供なのに・・・」
アルテミスが攻撃をためらっていると、アヤカの右手のプロテクターから鎖鎌が発射され、
油断していたアルテミスの左腕を、付け根から切断した。続いて襲ってきた鎖鎌の2刀目を、
どうにか右手のレーザーサーベルで受け止める。鎖鎌の鎖がレーザーサーベルに巻きつき、
アヤカが引っ張ると、アルテミスの右手から、サーベルが、もぎ取られた。
「くっ、やる・・・あなた、ただの子供じゃないわね」
アルテミスは、右手で、切断された自分の左腕を拾い上げ、肩の切断面に押し当てた。見
る見るうちに失われた感覚が戻り、繋がっていく。オマンコに咥え込んだエアバイクの操縦
桿を操り、数メートル上昇させると、アヤカを狙い、クリトリスでミサイルの発射ボタンを押し
た。エアバイクから小型ミサイルが発射されたが、着弾地点には、すでにアヤカはいなかった。
「そんな、とろいガラクタ兵器で、あたしは倒せない。死ね、アイアン仮面!」
鎖鎌が伸び、エアバイクのエンジン部を直撃した。オリハルコン製の鎖鎌の切れ味は鋭く、
エアバイクの装甲を切裂いて、反重力エンジンを破壊した。
「子供に、負けるわけには!」
アルテミスは、墜落するエアバイクからジャンプした。アナルとオマンコから同時に操縦桿を
引き抜いたため、苦痛に混じった快楽が全身を襲う。
「あうっ」
全身に打ち込まれた銃弾からも、絶え間なく激痛が伝わり、アルテミスの脳内麻薬、エンドル
フィンを最大に分泌させていた。
「ああっ、もうだめ、いっちゃう!」
アルテミスは、戦闘どころではなくなった。自分の快楽に全てをゆだねたいという衝動に勝て
なくなったのだ。
383作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/10/02(金) 22:31:14 ID:ybzeg9k0
「気持ちいい・・・・もっと虐めて欲しい・・・」
少し離れた場所から、スカイダスト砲が、アヤカを狙っていた。スカイレッドが、どうにか、
オープンカーのバッテリーに接続し、少しだけ充電したのだ。
「これで、なんとか撃てないものか」
スカイレッドが、発射ボタンを押した。一射目とは、比較にならない程の弱々しい光線が
発射され、アヤカに命中したが、直撃寸前に気付いたアヤカが、両腕をクロスさせ、プロ
テクターで光線を跳ね返した。
「この、劣等人種が!」
鎖鎌が、スカイレッドを襲った。アヤカ自身、日本人なのだが、3歳のころより、殺人技と
共に優性人類学を叩き込まれ、自分が日本人の血を引くことを恥じている。鎖鎌が、スカ
イダスト砲を破壊し、その際に、かすめた刃先が、発射ボタンにかかっていたスカイレッド
の右手首を切り落とした。
「ぐぎゃああ!」
激痛に、のた打ちながらスカイレッドは、全頭ヘルメットの中で涙を流した。
(手が!俺の手が!・・・こんな職場、もう嫌だ。SATに帰りたい・・・)
一方、上半身だけのウナギ男が、ウーパールーパー男に助け起こされていた。
「大丈夫ですか、ウナギ男さん」
チャンスとばかりにウーパールーパー男が、ウナギ男とコミュニケーションを取ろうとする。
384名無しさん@ピンキー:2009/10/02(金) 22:31:32 ID:vEO6FATk
Megaporn盗撮ライブラリ
385作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/10/02(金) 22:31:47 ID:ybzeg9k0
「俺としたことが、不覚を取ってしまった。ウーパールーパー男よ、退却命令を出してくれ」
「判りました、ウナギ男さん」
水を得た魚のように、ウーパールーパー男は、生き残っているザコ戦闘員に向かって退却
命令を叫び始めた。
「退却だ!退却だ!総員退却だ!・・・と、ウナギ男さんが言っておられる!」
「ヒー!ヒー!」
無理矢理戦っているだけのザコ戦闘員達に、異存はない。戦いに参加したばかりのアヤカ
だけが不服そうだった。
「ちっ、ザコども・・・ま、今日は、肩慣らしだ。これくらいにしておいてやるか」
快楽に悶えているアルテミスを放置し、アヤカは鎖鎌をプロテクターに収めた。戦場には、
死んだ機動隊員やザコ戦闘員の屍が累々と横たわり、イエローこと大山三郎の焼死体も
転がっている。彼は、半分バトルスーツを脱ぎかけたまま死んでいた。チンポが、屹立した
まま黒く炭化していた。鉤十字団は、捕虜にしたスカイピンクと、負傷したウナギ男を回収し
て、ステルス装甲車で引き揚げていった。アヤカはプロテクトスーツを解除し、普通の女子
中学生として人込みに紛れた。
386作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/10/02(金) 22:33:02 ID:ybzeg9k0
秘密基地の最下層にあるザコ戦闘員のタコ部屋では、今日の戦いに生き残ったザコ
戦闘員達が、セックスに狂っていた。脱走出来ないように毒薬を打たれ、いつ戦闘や、
幹部の気まぐれで、死に至るかも知れない彼らにとって、生きている今の瞬間を楽しむ
以外に、一時でも、死の恐怖から逃れる方法はないのだ。性欲処理ペットの片桐久美
子(37歳)も、四つん這いの無様な姿をさらして、ザコ戦闘員の股間に奉仕していた。
「うっ、たまんねえ、この感触・・・」
全抜歯された久美子の歯茎フェラは、この世のものとも思えない感触だった。それは、
年齢以上に老けこんだ、久美子の醜悪なオバサン顔を補って余りあるテクニックだ。
かつての久美子を知らない人間にとっては、10年前、彼女が、美貌の人妻だったとは、
絶対に想像出来ないだろう。両足と左腕を切断され、背中にスケベ顔の豚の刺青を彫
られた姿が、さらに悲惨さを増している。久美子が、男女関係なくザコ戦闘員のチンポ
やオマンコを舐め、性欲を処理していると、メンゲル4世と美少女戦士アヤカがやって
きた。
「お前の母親に合わせてやろう」
メンゲレ4世の言葉に、アヤカは、眉をひそめた。アヤカ自身には、4歳以降の記憶し
かなく、物心が付いた時には、ボリビアのナチス本部で、過酷な訓練を受けていた。
両親の思い出はない。
「何?あたしの母親?どいつですか?」
アヤカの問いに、メンゲレ4世は、床を這いまわって、ザコ戦闘員の股間に奉仕して
いる醜女を指差した。
387作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/10/02(金) 22:33:42 ID:ybzeg9k0
「まさか・・・冗談はやめて下さい、博士」
アヤカは、また、博士の性質の悪いブラックジョークだと思った。
「いや、本当だよ。ジョークではない」
気付いて二人の会話を聞いていた久美子が、咥えていたチンポを離した。
「ア・・・アヤカ・・・・本当にアヤカ・・・」
久美子には、目の前に立っているのが10年間、探し続けていた自分の娘だと、直感的
に判った。夢にまで見た、成長した娘の姿に、枯れ果てていたと思っていた、大粒の涙
が両頬を伝い落ちる。久美子が、アヤカの足元に這い寄り、肘から先の無い左手と、四
肢の中で唯一残されている右手とで、アヤカを抱きしめようとした。
「そんな馬鹿な・・・そんな・・・これが、あたしの母親・・・・馬鹿な、そんな筈は、無いっ!」
アヤカは、すがり付いて来ようとする久美子の体に、強烈な蹴りを入れた。
「ぐげえっ!」
「あたしは、ネオナチスのエリート戦士アヤカだ!お前の様な醜悪な代物が、母親である
筈がない!」
「げほっ・・げほっ・・・アヤカ・・・」
久美子の脳裏には、10年前、ラグナロック作戦の失敗のドサクサに紛れて、逃亡しよう
とした時の記憶が蘇っていた。3歳の綾香を連れて逃げた久美子は、結局は、再び捕え
られ、罰として、二度と逃走が図れないように両足を切断されたのだ。その時、手術室で、
クマのヌイグルミを抱きしめて、「ママを助けて」と泣き叫んでいた綾香の姿が、脳裏に焼
き付いていた。それが最後に見た、愛娘の姿だ。
「アヤカ・・・ああ、アヤカ・・・無事に生きていたのね・・・こんなに大きくなって・・・会いた
かった・・・」
「まだ、言うか、この豚女!」
さらなるアヤカの蹴りが、久美子に叩き込まれた。アヤカにとってゲルマン民族ではなく、
アジア系人種に生まれたと言うことさえが、たまらない屈辱なのだ。ましてや、こんな、ザ
コ戦闘員以下の醜い豚女が、母親だなどと、到底、受け入れることは出来なかった。
「アヤカ・・・生きていて、良かった・・・」
久美子は、成長した綾香に蹴られながら、喜びの涙を流し続けた。
388作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/10/02(金) 22:34:21 ID:ybzeg9k0
国会議事堂前広場の戦いから、二週間後、霞が関のスカイレンジャー本部では、よう
やく、退院した道下岳人が出勤してきた。切断された右手首には、義手を嵌め、白い手
袋で隠している。久しぶりに出勤してきた岳人を長谷川司令が出迎えた。
「退院おめでとう、道下君」
「おめでとうじゃありませんよ、司令」
「8月30日の選挙で、与党が負けた。勝った野党は、マニフェスト通り、我々への予算を
大幅に削減しようとしている」
「どうでもいいですよ、そんな事は!」
岳人は、怒りが込み上げてきた。もう、これ以上、政治の道具にされるのは真っ平だ。
戦いで失った右手は戻って来ない。オフィスを見渡すと、特に仕事がなく、時間だけを潰
している初老の男が増えていた。
「増えているじゃないですか!」
「ああ、駆け込みで天下ってきた方々だ・・・気にするな」
「畜生!馬鹿にしやがって・・・」
岳人は、感覚のない右手の義手を見つめて、悔し涙を流した。そこへ、スカイブルーこと
剣崎一矢がやってきた。
「あぼに、はひがねを、いれはんら・・・」
聞き取り難い声だった。顎に針金を入れた、と言っているらしい。
「おふばを、れんぶぬいら・・・」
奥歯を全部抜いた、と言っているらしい。惨たらしい暴力の結果だった。エリマキトカゲ女
に砕かれた顎は、手術をしたが完全には治らず、リハビリをしても、一生普通には喋れな
いとの事だった。
389作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/10/02(金) 22:35:05 ID:ybzeg9k0
「イエローこと大山三郎は死んだ。遺体は、遺族に返却したよ。君達が入院中に葬儀
も終わった。心配するな。私が通夜と告別式の両方に出席しておいたから」
長谷川司令が、慰めるように言った。
「ピンクとホワイトは?」
「ピンクは、行方不明だ。おそらく鉤十字団に拉致されたのだろう。ホワイトはショックで、
精神病院に入院中で、もうスカイレンジャーを辞めたいと言っている」
「俺だって辞めたいですよ!」
岳人は食ってかかった。
「まあ、待て、慌てるな。隊員の補充は申請してある。新政権の公務員改革とかで、各
省庁とも大量の人員を削減せねばならんらしいからな」
「予算が減るんでしょう?」
「予算は減るが、人員は増やす。その方針だそうだ。ただ、各自の残業代をはじめ、諸手
当はカットされるかもな」
「そういう問題かよ!」
岳人は、左手で机を叩き、こんな仕事、いつでも辞めてやる、と思った。
390作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/10/02(金) 22:35:39 ID:ybzeg9k0
スカイレンジャー編、終わりです
391名無し調教中。:2009/10/03(土) 00:07:03 ID:5i412s68
更新乙です
綾香ちゃんがついに来ましたね!
これからのストーリーにも絡んでくるのかな?
期待
392名無し調教中。:2009/10/03(土) 05:06:31 ID:i+VPq54c
更新乙です。
アルテミスの登場がなによりも嬉しい。。。
393名無し調教中。:2009/10/03(土) 22:18:22 ID:guGXlwE8
おっ!綾香が出てきた!

それにしてもクジャク女とか怪人たちは今回も微妙
美女+不気味生物→ゲテモノ怪人女の構図がいい
394名無し調教中。:2009/10/04(日) 14:03:53 ID:xl5Aybwb
前回の男子大学生恥辱調教編ならびに今回のスカイレンジャー編と
各話の掲載を一ヶ月以内に終えてますね

テンポよく書いていただけると見ているこちらも嬉しいです
気苦労も多いでしょうが次回作も楽しみにしています!
395名無し調教中。:2009/10/04(日) 22:07:01 ID:TDE8tVyE
支援
396名無し調教中。:2009/10/04(日) 22:50:36 ID:7STimY5V
397作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/10/07(水) 10:49:58 ID:HOQ0bMlo
1999年、9月11日。グレート・ブリテン航空42便は、午前8時10分にワシントンのダ
レス国際空港を離陸した。目的地は、大西洋を横断したロンドンである。
「アテンション・プリーズ。当機は間もなく、水平飛行に移ります。ベルトを外して頂いて
結構です。只今より、客室乗務員が席を巡回いたしますので、御用があったらお申し付
けくださいませ」
チャールズ・モンド(31歳)は、窓から雲一つない青空を眺めた。空は、宇宙空間へ繋
がる濃紺色をしており、不気味である。眼下には、大西洋が広がっていた。
「コーヒーを下さい」
チャールズは、自分の好みのスチュワーデスが、巡回してくるのを見計らって声をかけた。
栗色の髪をしたチャーミングなイギリス人女性である。チャールズは、紙コップのコーヒー
を受け取る際に、ワザとこぼした。
「アチチチ・・・ズボンが・・・」
「申し訳ございません」
スチュワーデスが、あわててタオルでチャールズのズボンを拭く。チャールズは、美人の
スチュワーデスに股間を拭かせながら、髪の毛の匂いを嗅いだ。
「ロンドンに着いたら、クリーニング代をお支払いいたします」
「いいんですよ、そんな事。どうか、気になさらずに、ミス・ラムゼイ」
チャールズは、スチュワーデスの名札に書かれている名前を読み取り、馴れ馴れしく呼
んだ。イケメン紳士に、自分の名前を呼ばれたスチュワーデスは、ポッと赤くなる。
「どうしてもと、おっしゃるなら、ロンドンでお食事でも」
398作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/10/07(水) 10:50:33 ID:HOQ0bMlo
チャールズは、用意していた名刺をスチュワーデスに手渡した。手書きで、裏に携帯
電話の番号が書いてある。名刺の表面の会社の名前は、架空のものだった。
「クリーニングの件も、ありますので、空港に到着したら、こちらから、また連絡をいた
します。どうも、申し訳ございませんでした」
スチュワーデスが、立ち去ろうとした時、客席から金髪碧眼の男、4人が立ち上がった。
(やれやれ、仕事か。面倒くさいな、デートの前だから、スーツが乱れないようにしなく
ちゃ)
殺しのライセンスを持つ、MI6の情報部員、チャールズ・モンドは、操縦席へ向かおうと
する4人のドイツ人テロリストの前に立ち塞がった。
399作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/10/07(水) 10:51:38 ID:HOQ0bMlo
エル・シャローム航空102便は、8時16分に、ジョン・F・ケネディ国際空港を離陸し、
その直後に機内で銃撃戦が始まった。テロリスト4人に対し、乗客に紛れ込んでいた
モサドの工作員10人が、先制攻撃を仕掛けたのだ。モサドの指揮官であるベンジャ
ミン・ゲラーは、ネオナチスに対して容赦する気は、全くなかった。
「一発で、息の根を止めろ」
テロリストは、カッターナイフしか持っていなかった。空港のチェックを潜り抜けられる
武器はこれしかなったのだ。対するモサド側は、航空会社に協力させ、消音銃を持ち
こんでいた。
「ヴァルーム?はめられた!」
ドイツ人テロリスト達は、座席から立ち上がり、カッターナイフと、徒手空拳で戦おうと
したが、時すでに遅かった。正確な射撃で、全員が左胸を音もなく撃ち抜かれ、絶命
した。
「乗客の皆さん、落ち着いて下さい。テロリストは制圧されました。我々は、イスラエル
の治安関係者です」
ベンジャミンは、何が起こっているのかすらも判らず、騒ぎ出そうとする乗客達を沈めた。
そして、エル・シャローム航空の乗務員に、102便を、ニューヨークへは、引き返させず、
そのまま大西洋を飛び続けるよう指示をする。アメリカの干渉を避けるため、事件をイ
スラエル国内で処理するつもりだった。その方が、面倒がなくていい。
(他の便は、大丈夫かな?CIAとMI6が対応している便は、いいとして、心配なのは日
本のJAM航空73便だ。日本の公安関係者は、銃器の扱いには素人だと聞いている上
に、今回派遣されて来ているのは、女性ばかりだからな)
運を天に任せるしかなかった。4機のうち1機でもハイジャックが成功すれば、数百人、
数千人の人命が失われる事になるだろう。
400作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/10/07(水) 10:52:18 ID:HOQ0bMlo
イーストアメリカン航空57便は、午前7時59分にボストンのローガン国際空港を離陸
した。目的地は、西海岸のロサンゼルスである。
(あいつと、あいつとあいつは、プロだ・・・)
ヴォルフガングは、席に座り、他の乗客を観察して気付いた。乗客に紛れて対テロのス
ペシャリストが何人か乗り込んでいる。彼らが放つ独特のオーラが、どんなに変装してい
てもヴォルフガングには、それと判ってしまう。
(あの女、ハドソン川でヘリから撃ってきた女だ・・・)
ビジネススーツを着た、若いキャリアウーマン風の白人女を見て、ヴォルフガングは思い
出した。周囲の一般市民の犠牲も顧みずに戦う、危ない女だという印象がある。計画通り、
旅行バッグからカッターナイフを取り出そうとした部下を、ヴォルフガングは身振りで静止した。
「待て、しばらく様子を見る。全員に伝えろ。今は動くなと」
「ヤー」
イーストアメリカン航空102便の機内では、何も起こらず、テロリストとCIA工作員の間に異
様な緊張感が保たれたまま、通常通り西海岸へのフライトを続けた。
401作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/10/07(水) 10:53:12 ID:HOQ0bMlo
JAM航空73便の機内は地獄絵図と化していた。乗客の半分以上は、故国へと帰る日
本人である。4人のテロリストのうち2人は、操縦席に立てこもり、残りの2人は、客室で、
見せしめのために次々と騒ぎ立てる乗客を、カッターナイフで切り殺していった。
(久石さん、どうするの?)
城山朋子は、隣の席の千鶴(25歳)に目くばせした。千鶴(25歳)は無表情のままじっと、
犯人の様子をうかがっている。この人には、人間の感情が無いのだろうか、と朋子は一
瞬疑った。機内にいる公安関係者は、朋子と千鶴、木之本恵美の3人だけで、銃器は所
持していない。武器持ち込みの法的申請が間に合わなかったのだ。3人の女は、素手で
テロリストに立ち向かわなくてはならない。
(もう待てないわ!)
8人目の乗客が殺されるのを見て、朋子は独断で立ち上がった。ここ数か月間、ヘレン達
CIAと行動を共にし、かなり大胆になっていた。
「座れ!お前も死にたいか、有色人種!」
ネオナチスのテロリストの一人が、カッターナイフを振りかざし、通路を進む朋子に襲いか
かってきた。朋子は、左右のハイヒールを脱ぎ、踵の部分を握って両手に持つ。武器になり
そうな柄物は、それくらいしかなかった。
402作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/10/07(水) 10:53:50 ID:HOQ0bMlo
「はっ!」
朋子は、繰り出されるカッターナイフの刃をハイヒールで受け止めた。ストッキン
グに包まれた裸足で、蹴りを入れる。相手のテロリストは、訓練された素早さで、
繰り出された右足のふくらはぎを、カッターナイフで切り裂いた。
「きっ!」
血が噴き出したが、隙を見せるわけにはいかない。ようやく、千鶴も立ち上がり、
参戦してきた。
「やれやれね」
千鶴は、腰を抜かして怯えているスチュワーデス、明日香の元へ行き、機内食用の
トレイとフォークを手に取った。
「ふっ、お笑い番組のコントじゃあるまいし。こんなもので戦っていたら、命がいくつあ
っても足りないわ。いい加減にしてくれないかしら、公安庁上層部の平和ボケも」
千鶴は、もう一人のテロリストに、トレイをブーメランのように投げつけた。そして右手に
フォークを持ち、機内食を運ぶカートを全身で抱えるように押して、突っ込んでいく。
「城山さん、どいて!」
猛スピードで、カートごとテロリストに体当たりした。
「ナイン!有色人種の癖になめやがって!」
2人のテロリストは、激昂した。
403名無し調教中。:2009/10/07(水) 14:22:10 ID:pFjriiP4
>>402
乙です
途中までは以前に読んだような?
404名無し調教中。:2009/10/07(水) 23:47:16 ID:2H1o26qQ
3話挟んでのラグナ編か
エシュエムが読みたい…
405名無し調教中。:2009/10/08(木) 00:22:52 ID:AgcWFEW2
>>393
亀だがこんなかんじ?残念ながら美女は出てこないけど
ttp://www.youtube.com/watch?v=MWZP-MRJfps&NR=1&feature=fvwp

>>403
まとめサイトの掲示板に少し載ってたね
406名無し調教中。:2009/10/11(日) 21:23:14 ID:T6I6Gn2h
たーかーのーつーめー
407作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/10/12(月) 09:48:35 ID:Q1AsGm1z
木之本恵美は、自分の座席から立ち上がれないでいた。機内には、怒声と悲鳴が飛び交
っている。
(どうしよう・・・あたしも戦わなくちゃいけない・・・でも、格闘なんか訓練以外でやったことな
いし・・・)
ドイツ人テロリストは、全部で4人。そのうち2人はコクピットに入ったまま出てこず、2人は
客室で、カッターナイフを振り回して、千鶴と朋子と渡り合っている。
(やらなくちゃ・・・)
恵美は意を決して立ち上がり、テロリストに向かった。足が震えていた。
「座れ!ヤパーニッシュ!」
テロリストの一人が、向かってきた恵美の腕を切りつけた。ブラウスが切り裂かれ、鮮血が
飛び散る。戦意を無くした恵美の体を、からめ取り、首元にカッターナイフを突き付けた。
「きゃあああ!」
「下がれ!近づくと、この女の喉を、かき切るぞ!」
千鶴と朋子は、攻撃の手をやめ、後退りするしかなかった。二人の捜査官と二人のテロリス
トは、向かい合ったまま対峙し、緊迫した時間が流れた。
(まずい。こうしている間にも、この飛行機はターゲットに突っ込んでしまう)
朋子は、焦った。自分の右足から血がドクドクと流れ出しているのは気にならない。人質に
取られている恵美の袖も真赤に染まっている。チラッと横目で見ると、千鶴は、無表情だった。
この人は、人質など無視しかねない。スチュワーデスの明日香は、床にヘタリこんだまま、
事の成り行きを見守っていた。後年、戦闘用サイボーグとして銀河中を駆け巡る歴戦の戦士
も、この時点では、か弱いスチュワーデスに過ぎない。その明日香が、信じられない光景を
目の当たりにした。今回が初フライトの筈の、新人スチュワーデスの一人が、目にも止まら
ない速さでコクピットのドアを開け、すり抜けるように入って行ったのだ。余りに素早かったた
め、客室にいるテロリスト2人は気付かなかったくらいだ。
408作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/10/12(月) 09:49:22 ID:Q1AsGm1z
(あれは、確か、米谷さん・・・目立たない感じの新人さん・・・)
米谷正子、というのが彼女の名前だった。常に無表情で、フライト中も、あまり話をした記
憶がない。そこそこ美人なのだが、ロボットのような印象を受ける女だった。米谷正子は、
コクピットに侵入すると、床に転がっているJAM航空のパイロットと副パイロットの死体に
は目もくれず、彼らに代わって操縦席についているドイツ人テロリスト2人の首筋に、頸動
脈を狙って、正確なチョップを叩き込んだ。
(歴史ヲ、変エサセル訳ニハイカナイ。ラグナロック作戦ハ、失敗ニ終ワル。ソレガ、マスタ
ーノ予言シタ、正シイ歴史ダ)
米谷正子は、時間管理局の命令で動いていた。計らずしも、800年前から追っている時間
犯罪者の千鶴を手助けすることになってしまったのだが。米谷正子は、即死したドイツ人テ
ロリストに代わって操縦席についた。73便の位置を確認すると、マンハッタン島の上空だっ
た。あと数分遅ければ、世界貿易センタービルに突っ込んでいたに違いない。正子は、自
分の電子頭脳から、この時代の旅客機の操縦方法を検索し、機体を引き起こして、再び
上昇させた。レーダーには、73便を撃墜するために接近しているF15の機影が映っていた。
409作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/10/12(月) 09:50:06 ID:Q1AsGm1z
 1999年9月11日、午前10時20分。南米ラパスのネオナチ本部の司令室で、ゲッペル
ス4世は、作戦失敗の報告を受けていた。椅子は、四つん這いになった片桐久美子である。
「4機とも、敵側のエージェントに制圧されました」
スパイ衛星からの画像が、ハイジャックの失敗を物語っていた。4機とも、目標には突入せ
ず、現在も、飛行中である。司令室にいたネオナチの幹部全員が、暗澹たる面持ちで、ゲッ
ペルス4世の次の指示を待っていると、意外なことに、ゲッペルス4世は、急に笑いだした。
「フハハハハ!諸君、作戦通りだよ。実は、最初の4機は囮だ。別チームに、一時間遅れで、
全く同じ内容の指令を与えてある。そろそろ、突入する筈だ。敵を欺くにはまず、味方からっ
てね。どうした?失敗したと思ったのか?」
幹部達は、あっけに取られた。その事は、全く聞いていなかったのだ。
「世界貿易センタービルに1機目が突入しました」
スパイ衛星からの画像を見たオペレーターが報告した。十数分後、ペンタゴンへの突入も確
認された。続いて、貿易センタービルに2機目が突っ込み、ホワイトハウスにも、直撃が確認
された。
「ゲッペルス閣下、総統から入電です」
スクリーンに、南極要塞にいるヒトラー3世の、若々しい顔が映し出された。七三に分けられ
た金髪と、チョビ髭が彼のトレードマークである。
「ハイル、ヒトラー!」
司令室にいる全員が、右手を上げてナチス式の敬礼をした。
『ゲッペルス、よくやった。作戦の第二段階への移行を命じる』
「はっ、直ちに、第二段階へ移行します。大気圏外のゲーリング2世に通達を」
その会話を聞きながら、ゲッペルス4世の尻の下にいる久美子は、保育室にいる綾香の事が
心配でならなかった。
(逃げなきゃ・・・なんとか、綾香だけでも助けなくちゃ・・・この作戦が終われば、また引き離さ
れる・・・)
悲痛な思いで久美子は、そう考えた。
410作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/10/12(月) 09:50:59 ID:Q1AsGm1z
「第一波、降下開始!」
衛星軌道上のハウニヴZの司令室で、ゲーリング2世が叫んだ。全裸で、靴を舐めていた
エイミー・マクダネルの腹に蹴りを入れる。捕虜になっているアメリカの女性宇宙飛行士は、
無重力下で、バランスを崩すまいと、あられもない姿で、両手両足をバタ付かせた。司令室
のスクリーン上では、命令を受けた、第一次降下部隊100機が、大気圏に突入していく。眼
下には、青い地球の北米大陸の部分が、ゆっくりと自転していた。
「第二派は、突入体制のまま、待機」
ハウニヴZは、合計で300機。3派に分かれて降下する予定になっている。大気圏に突入し、
そのまま、北米大陸に張り巡らされた米軍の軍事基地のネットワークを、直上から殲滅する
のだ。海からは、原子力潜水艦の部隊が、巡航ミサイルを主要都市に打ち込む事になって
いる。世界最強の軍事力を誇る、自由の国アメリカが、屈服するまで1週間もかからないだろう。
411作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/10/12(月) 09:51:41 ID:Q1AsGm1z
久石千鶴(2023歳)と、リチャード=ミッシェルは、CIAのニューヨーク支局で、事の成り
行きを見守っていた。
「オーノー!歴史が、変わってしまった・・・」
リチャード=ミッシェルは、頭を抱えて塞ぎこんでしまった。12000年の間、守り続けて
来た歴史が、とうとう修正不可能なレベルでまで狂ったのだ。
「所詮、歴史なんて、こんなものなのよ。人の意志と努力で、どうにでも変わるわ」
最悪の事態になっているというのに、なぜか千鶴(2023歳)は、勝ち誇っているようだった。
「なぜ、君は、そんなに嬉しそうなんだ?」
「歴史が不確定なら、2003年の宇宙人の襲来だって、きっと撃退出来るわ」
「その前に、地球は、ネオナチに無茶苦茶にされてしまう・・・」
「あなたは、地球の心配よりも、歴史が変わる方を心配しているのでしょ」
皮肉っぽく言った千鶴に、リチャードは泣きそうになった。
「これは、悪夢だ・・・いや、パラレルワールドだ・・・」
窓の外から、爆発音が聞こえてきた。ネオナチの原子力Uボートが撃った巡航ミサイルが
付近に着弾したのだろう。ニューヨークは、間もなく、火の海となるだろう。
412作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/10/13(火) 10:29:15 ID:15TrFaZh
エアフォースワンの大統領執務室では、全米から刻々と届けられる情報に、全員が危機
感を募らせていた。ニューヨーク、ワシントン、ロサンゼルス、サンフランシスコ、シカゴ、
マイアミ・・・アメリカ合衆国の主要都市が、巡航ミサイルの標的となり被害を受けている。
大気圏外から舞い降りてきたナチスのUFOは、千機以上のアメリカ空軍のジェット戦闘機
が迎撃に向かったが、防ぐことは出来なかった。
「空軍の損耗率70パーセントを超えました。このままでは全滅も時間の問題です」
「う・・・まさか、我々が敗北するというのか」
「大統領、このまま飛び続けていては、エアフォースワンも危険です。どこかの地下要塞に、
避難した方が良いのでは?」
「そうです。地上戦に持ち込みましょう。北米大陸は広大です。ゲリラ戦を仕掛けるのです」
補佐官達の勧めで、大統領は渋々うなずいた。ナチスのUFOも潜水艦も、ステルス技術が
用いられており、レーダーで探知することは出来ない。エアフォースワンの周囲を護衛で飛
んでいたF15が、いきなり撃墜された。爆発の振動が、エアフォースワンにも伝わってくる。
「どうした?」
「UFOが・・・」
窓の外に、いくつもの発光体が飛んでいるのが見えた。ナチスのUFO編隊が、エアフォー
スワンを発見し、攻撃を仕掛けてきたのだ。
「大統領、大丈夫です。落ち着いて下さい!」
国防長官の、その言葉は、気休めでしかなかった。護衛のF15は、反撃する暇もなく、次々
と落とされ、エアフォースワンも、伴走するエアフォースツー共々、レーザー兵器の攻撃で、
火球となった。
413作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/10/13(火) 10:30:42 ID:15TrFaZh
南米ボリビアのネオナチ本部では、久美子が、クマのヌイグルミを持った、3歳の綾香の手
をひっぱり、ドサクサに紛れて逃亡を図ろうとしていた。
「逃げるのよ、綾香」
「ママ、そんなに、きつく引っ張らないで、手が痛いよ・・・」
「我慢して、綾香ちゃん」
久美子は全裸だった。背中に豚の刺青を彫られ、歯は全部抜かれているが、両手両足は、
まだ健在だった。普段、本部内を比較的自由に歩き回ることを許されていた久美子は、迷
わず、警備兵の目を盗みながら通路を進んでいく。幹部達は、ラグナロック作戦の指揮に
夢中で、このタイミングで、奴隷が一匹逃走を図ろうが、意にもかけないだろう。
(なんとか、外へ・・・)
施設を取り囲む、分厚い塀まで、たどりついた。この塀のむこうに自由がある。
「後、もう少し・・・でも、どうやって乗り越えれば・・・」
その時、放し飼いにされていたジャーマンシェパードが襲ってきた。久美子が何度も獣姦の
相手をさせられた犬だった。久美子のフェロモンたっぷりの体臭を嗅ぎ取ったに違いない。
「ウウウッ。ガルッ、ガルッ!」
「シュバルツじゃないの・・・お願い、見逃して・・・」
久美子は、犬に哀願した。綾香が怯えて泣き出した。
「怖い・・・怖いよう・・・大きなワンワン、怖いよう・・・」
「綾香ちゃん、泣かないで。見つかるわ」
「ワオオオオーン!」
ジャーマンシェパードのシュバルツが吠えた。訓練された警告の鳴き声だ。それまで、どう
にか、目を誤魔化していた警備兵達が集まってきた。
「奴隷が、脱走しようとしているぞ!」
「逃がすな。捕まえろ!」
何本もの銃口が、塀を背にした久美子と綾香に向けられた。こうなっては、命乞いをするし
かない。
「殺さないで!もう逃げたりしませんから、撃たないで下さい!」
久美子は、綾香を背中にかばい、土下座をして謝った。
414作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/10/13(火) 10:31:21 ID:15TrFaZh
米軍が壊滅し、全米が火の海になっていた頃、JAM航空73便は、ボストンのローガ
ン空港に緊急着陸していた。着陸直後にコクピットから、スチュワーデス米谷正子の
姿は消え失せ、残されたのは、客室にいた二人のドイツ人テロリストと、日本の公安
関係者と乗客達だった。木之本恵美を人質に取ったテロリストは、依然として機内を
制圧していた。
「お前ら、服を脱いで、裸になれ!こいつを殺すぞ!」
テロリストがカッターナイフで、恵美の胸元を薄く切裂いた。
「ヒイイイイッ・・・殺される・・・」
流れる血を見て、恵美が青ざめる。千鶴(25歳)は、犯人の要求を無視していたが、
朋子は、迷わず、服を脱ぎ始めた。正義感の強い彼女は、仲間を見捨てる事など出
来ない。朋子の肢体は、欧米人に比べ、少し胴長短足だったが、それでも均整のとれ
たプロポーションは、数年後の、手と足、口と肛門を入れ替えられた化け物のような姿
とは、全く相容れない美しさだった。潔く下着も脱ぎ去った朋子に、テロリストは次の要
求をしてきた。
「立ったまま、オナニーしろ」
「やれやれ。やっぱりそう来るのね」
朋子は、客室の通路に立ったまま、少し足を広げて、右手を軽く股間に当て、指先で
オナニーを始めた。
「お前もやれよ!」
テロリストは、再度、千鶴に要求したが、彼女は軽く、無視しただけだった。
「ちっ・・・お前!」
テロリストは、千鶴を動かす事をあきらめ、床にへたり込んでいる明日香に目くばせした。
「あいつと、濃厚なキスをしろ。オナニーを手伝ってやるんだ!」
415作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/10/13(火) 10:31:59 ID:15TrFaZh
明日香は、ヨロヨロと立ち上がり、通路を移動すると、仁王立ちでオナニーをしている
朋子に寄り添った。スチュワーデスとして、乗客の安全を図るため、犯人の要求に従
うしかない。
「ごめんなさい」
明日香は、謝ると、右手を朋子の形のいい乳房に回し、口元に唇を近付けた。
「気にしないで。人質の安全が第一よ」
朋子と、明日香はお互いの舌を絡め合った。もし、千鶴(2023歳)の情報提供がなけ
れば、73便に乗ることもなく、この工藤明日香というスチュワーデスと出会う事もなか
っただろう。二人は、別のパラレルワールドでは、2006年にグランドキャニオンの地
下要塞で初めて出会い、地球初の宇宙戦艦ラストホープに乗り組んで、共に戦う運命
にあるとは、夢にも知らない。
416作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/10/14(水) 10:31:54 ID:5enA7BlI
南極の地下要塞ヴァルハラの中枢にある、総統の間では、ヒトラー3世が玉座に座り、
スパイ衛星が送ってくるアメリカ各地の破壊の映像に、御満悦だった。総統の間は、
アトランティス時代からのコントロール機器や、ネオナチスの科学者が増設した機器で、
びっしりと埋め尽くされ、南極にいながら、世界各地の様子が手に取るように分かる仕
組みになっている。ヒトラー3世の玉座の周りには、ビキニ姿の3人の純粋アーリア人の
金髪美女が侍り、総統の愛撫を受けていた。
「この映像は、何度見ても楽しいぞよ」
ヒトラー3世が、モニターの一つで、繰り返し再生して見ているのは、ナチスの円盤機が
レーザー光線で、自由の女神を粉々に打ち砕くシーンだった。
「エンドレスで流しておけ」
「ハイル、ヒトラー!」
月から降下した円盤機の損耗率は、50パーセント。つまり残りは150機だ。しかし、
アメリカ空軍は最初の一日の戦いで、70パーセント以上を失った。アメリカ大統領の
専用機も、撃墜したとの報告を受けている。深海から巡航ミサイルで攻撃を行っている
Uボート艦隊は、1隻も損害を受けていない。
「そろそろ、第三段階へと移行させるか」
ヒトラー3世は、チョビ髭をさすりながら呟いた。金髪美女のホルスタインのような巨乳
が、目の前で揺れている。
「ロンメル元帥に通達を」
通信回線が開かれ、エルンスト・ロンメルこと、ロンメル3世の若々しい顔がモニターに
映し出された。ロンメル3世は、ヴァルハラの地下格納庫で、100体の巨大ロボット『フ
ェンリル』と共に待機していた。
「ロンメル元帥。いよいよ、出撃の時が来た。転送機の用意は出来ているか?」
「万全でございます、総統閣下」
「では、幸運を祈る」
「ハイル、ヒトラー!」
417作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/10/14(水) 10:32:47 ID:5enA7BlI
四足歩行の狼型巨大ロボットは、次々と転送ゲートをくぐっていった。アトランティス
時代の遺跡より発掘した瞬間物質転送機を、これほど大々的に使うのは、初めての
事である。行先は、北米東海岸、ニューヨークである。巨大ロボット『フェンリル』に続
いて、都市占領コマンドも出撃する予定である。転送機は、今のところ片道通行で、
作戦の失敗は、彼らの死、もしくは未帰還を意味していた。まさにロンメル元帥にとっ
て、背水の陣だった。転送ゲートをくぐり、ロンメル3世の指揮官用『フェンリル』が実
体化したのは、ニューヨーク、マンハッタン島の中心部にあるセントラルパークだった。
「戦闘態勢を取れ!」
実体化した『フェンリル』の部隊は、整然と陣形を整えた。ニューヨークは火の海にな
っており、セントラルパークに避難していた人々が、突然現れた巨大ロボット群に、逃
げまどい、踏み潰される。空には、UFOが舞い、アメリカ空軍のジェット戦闘機と激し
い空中戦を繰り広げていた。
「目標米軍機!撃ち方、始め!」
『フェンリル』の背中に装備された2門の高射砲が、空に向かって放たれた。コンピュ
ーターによって正確に計算された自動照準で、100パーセント外す事なく、次々に米
軍機が撃ち落とされる。一方、ナチス側の兵器は全て、ステルスコーティングされて
いるため、米軍のホーミングミサイルに装備されている追尾システムは役に立たない。
完全なワンサイドゲームだった。数日前まで、世界最強の軍事力に守られ、自由と
平和を享受していたアメリカ市民にとって正に悪夢だった。
418作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/10/14(水) 10:33:42 ID:5enA7BlI
ボリビアのナチス本部も戦勝に浮かれていた。ラグナロック作戦の開始から、ずっと
緊張状態にあったゲッペルス4世は、ひと息付くと、司令室を離れ、手術室に向かった。
彼の奴隷ペットの片桐久美子が、逃亡を図り、捕えられたという報告を聞いたのだ。
軍医のシュナイダーが、手術台に久美子を縛りつけ、彼の到着を待っていた。
「どういたしますか、この奴隷」
「二度と逃亡出来ないように、両足を切断してやれ」
ゲッペルス4世は冷酷に言い放った。彼は、黄色人種など、動物と変わらないと本気
で思っている。暴れる犬を去勢したり、猛獣の牙や爪を抜くのと同じ感覚だ。
「膝の下ぐらいでいいですか?」
シュナイダーが、メスを押しあてた。
「いやああああっ!」
久美子が、あらん限りの声で叫んだ。麻酔は打たれていない。代わりに切断の痛み
で、ショック死をしないように、強壮剤を打たれている。
「お願いします、許して下さい!もう絶対に逃げたりしませんから!」
久美子は、必死に哀願した。歯を抜かれ、オマンコを加工され、背中に豚の刺青を入
れられていても、今までは、少なくとも、2本の足で、自由に歩き回ることが出来た。
これからは、それも出来なくなるのだ。
「ナイン、罪犯した奴隷には、相応の罰を与えなければならん」
ゲッペルス4世には、取り付くシマもなかった。母親の狂態を見て、3歳の綾香も泣
き始めた。
「エーン、エーン!ねえ、ママを許してあげて!あやかの大事なヌイグルミをあげる
から。ママを許してあげて!エーン、エーン!」
綾香は、日本から持ってきた、自分の唯一の所有物である、ボロボロになったクマの
ヌイグルミを、ゲッペルス4世に差し出した。しかし非情なネオナチの幹部は、綾香の
訴えに、眉ひとつ動かす事はなかった。
「シュナイダー、もうちょっと上だ・・・そう、その辺でいい。やれ」
シュナイダーのメスが、久美子の右膝の皿のすぐ上に押し込まれた。
「ぎやあああああああ!」
哀れな人妻、久美子の絶叫が手術室に響き渡った。
419作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/10/14(水) 10:34:45 ID:5enA7BlI
ラグナロック編、終わりです。
420名無し調教中。:2009/10/15(木) 00:12:40 ID:jLZspq0W
>>419
いつの間にこんなに…
たった1週間で1話終わらせてしまうとは乙です
ネオナチス支配後の世界に期待です!
421名無し調教中。:2009/10/16(金) 00:47:51 ID:NJZJfaO1
【TBS】身体に「豚女」「マン毛」などを描かれたグラビアアイドル、収録中に泣く
ttp://kanasoku.blog82.fc2.com/blog-entry-11954.html

作者さんの芸能ネタの話を思い出した
TV番組はなんでも規制傾向だが、一部は変な方向に向かいつつある?
422名無し調教中。:2009/10/16(金) 22:00:51 ID:PjiQuol/
>>421
水着姿なのは結構だが、
こういうのは「顔」に描くべきだと思うんだ
423名無し調教中。:2009/10/19(月) 13:34:03 ID:wMRFeUSX
今日あたり新作がくると思ったが…
う〜ん、残念!
424名無し調教中。:2009/10/19(月) 21:59:57 ID:HXR4894D
作者さんお待ちしております
425名無し調教中。:2009/10/19(月) 22:12:11 ID:feq0PRAg
これで新作が男責め編やラグナロック編の続きだったら泣く
426名無し調教中。:2009/10/20(火) 12:23:02 ID:Ah6+2TJS
男責め編はイヤだがラグナレク編は歓迎だお
427作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/10/20(火) 20:15:44 ID:S/H6GKe0
2009年10月。さざなみ署の刑事、青山優作(39歳)は、署の敷地の裏手にある警察犬
の檻へと歩いて行った。檻の中では、10頭余りの警察犬が飼われていて、歩き回ったり、
エサを食べたり、昼寝をしたりしていた。それらは本当の犬なのだが、1頭だけサイボーグ
犬が混じっていた。
「起きろ、豚犬!仕事だ!」
青山刑事は、檻の隅で眠っているサイボーグ犬を、鉄格子を蹴って起こした。ヘレン・マン
スフィールド(33歳)は、目を覚ました。
「ブヒー」
彼女は、大柄な白人女性である。脳に埋め込まれたコンピューターチップで、サイボーグ
犬としての行動を強制されている。ノーブルな鼻は、豚鼻に整形され、額には、唯一の武
器であるドリルを生やしている。その他、手と足の指が、戦闘や凍傷で何本か欠けている
以外は、元の人間のままだ。全裸のヘレンが、よだれを垂らしながら檻の中を4本足で走
り回り始めると、他の犬達は、怯えてクーンクーンと呻き声をもらした。底無しの性欲を持
つヘレンは、雄雌を問わず、片っ端から他の犬をレイプしようとするため、恐れられている
のだ。
「出ろ、豚犬」
青山刑事は、檻の鍵を開けると、ヘレンを出し、太い鎖付きの首輪をはめた。コンピュータ
ーチップのおかげで、ヘレンは警察官の命令には、絶対服従するように躾られている。青
山刑事は、口からヨダレを垂らし、オマンコからはマン汁を垂らしているヘレンのあさましい
姿を見て、いつもの事ながら、呆れ果てた。
428作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/10/20(火) 20:16:17 ID:S/H6GKe0
「胸糞の悪くなる犬だな」
青山刑事は、ペッとヘレンの顔面に唾を吐きかけた。ヘレンは反抗的な目つきで青山刑事
を見返したが、逆らうことなく、顔にかかった唾を舌でペロリと舐めとった。
「ワンワン!ブヒー、ブヒー!」
「お前、元は、CIAなんだろ。プライドのカケラも、ねえのかよ」
ヘレンのプライドは、コンピューターチップによって押さえこまれている。警察犬と発情した
豚の行動パターンがインストールされていて、自分の意思よりも、そちらが優先されるのだ。
「ブヒー」
ヘレンは、人間の言葉も、喋れるのだが、喋ると、犬の癖に生意気だ、と怒られるので、普
段は豚と犬の鳴き声しか出さない。食事は、もちろん他の警察犬と同様、ドッグフードなの
だが、ヘレンだけは特別に、仕事を頑張った時の御褒美に、栄養満点の豚の飼料が与え
られる場合もある。
「今回の仕事は、麻薬捜査だ。日本の警察から、協力要請が来た。お前の嗅覚センサーを
使って、麻薬犯罪の撲滅に協力して欲しいそうだ。どうも、最近、日本の芸能界にも、麻薬
汚染が広がっていて、社会問題になっているらしい」
青山刑事が説明した。人間だった頃、マサチューセッツ工科大学の情報処理過程を修了し
ているヘレンの知能は高い。CIA時代も、数々の難しいミッションをこなしている。
「ブヒー。御褒美、貰えるワンか?」
「ああ、特別美味い、豚の飼料を、たらふく食わせてやるよ」
「頑張るワン!」
ヨダレと、マン汁を垂らしながら、白人美女が言った。
429名無し調教中。:2009/10/20(火) 21:26:34 ID:G3XmZBHx
作者 乙。
430名無し調教中。:2009/10/20(火) 22:42:54 ID:fLAVbEwN
シャブPキター!!

というか、芸能界の一斉取り締まりはマジですべし
431名無し調教中。:2009/10/20(火) 23:42:12 ID:M8qJW1u2
>>428
作者さん、乙です!
斎藤プロ、久々の出番となるか!?
432作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/10/22(木) 23:08:49 ID:+aDu6TLl
さざなみ市を出て、覆面パトカーで向かった先は、成田空港だった。青山刑事の下半
身は、フルチンである。宇宙人の租借地である、さざなみ市では、フルチンポリスの存
在は見慣れた光景になっていたが、日本国内では、きっと目立つに違いない。それを
考えると青山刑事は憂鬱になった。
(せめて、さざなみ市以外では、パンツとズボンを履かせてくれないかな。冬場、寒いの
には、さすがに慣れて来たけど)
運転しながら、青山刑事は、考えた。しかし、上から、そんな許可が出る筈もない。
「おい、豚犬。マン汁でシートを汚すなよ」
「ブヒー」
後部座席で丸くなって眠っていたヘレンが、返事をしたが、すでにシートは彼女の体液
でびしょびしょだった。青山刑事は、空港に到着すると、成田空港警察署の駐車場に、
覆面パトカーを止めた。下半身を露出した男と、四つん這いで歩く全裸の白人女のコン
ビは、嫌でも人目を引く。
「さざなみ署の青山です。麻薬捜査の応援に来ました」
受付の女性に言うと、不審者だと思ったのか、慌てて内線で、担当部署に確認を取ら
れた。しばらくして、やってきたのは、一人の制服警官だった。
「警備2課麻薬捜査係の羽根田と申します」
渡された名刺には、巡査長の肩書が付いていた。
「羽根田さんなのに成田空港で働いていらっしゃるのですか?」
青山刑事が素朴な疑問を口にすると、羽根田巡査長は、気分を害したようだった。
「私が、ここにいちゃ悪いですか?自分から、勤務地の希望を出して、ここに配属され
ているわけではないのですが」
「これは、失礼」
「あなた達こそ、なぜ、そんな露出狂のような恰好なのです?まさか、その恰好で空港
のターミナルをうろつき回る、おつもりでは?」
「残念ながら、その通りです。でも御心配なく。治外法権条約の適用で、日本の猥褻物
陳列罪には、ひっかかりませんから」
433作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/10/22(木) 23:09:38 ID:+aDu6TLl
青山刑事は、さざなみ市の住基カードを見せた。さざなみ市民は、外国籍の扱いで
ある。
「それに、こいつは、すでに人間ではありません。動物だと思ってください」
青山刑事は、ヘレンの肉付きのいい尻を蹴飛ばして言った。青山刑事と羽根田巡査
長は、別室で、しばらく打ち合わせをした後、早速、空港の国際線ゲートに向かう事
にした。ヘレンの豚鼻に埋め込まれた嗅覚センサーは、通常の麻薬捜査犬の数倍の
感度を持っている。麻薬所持の現行犯逮捕での検挙率が一気に上がるはずだった。
第一ターミナル2Fの南ウィングへ向かう間、青山刑事のフルチンと、ヘレンの全裸は、
嫌でも人目を引き、制服警官の羽根田が同行していてさえ、何度も空港職員に呼び
止められる始末だった。ようやく、手荷物チェックゲートに付くと、ヘレンが、外国から
到着した旅行客らを片っ端から、匂いで回り始めた。
「な、何よ、この犬!」
「オー、スクール!」
「ゲット、アウト、ピッグ!」
「ミ、セント、マーレ!」
入国しようと審査を待っていた外国人達から怒声が飛んだ。
「ワンワンワン!こいつ、麻薬を隠しているワン。多分、高純度のヘロインだブー」
ヘレンが、一人の白人女性のスカートの匂いを嗅ぎながら叫んだ。
「エクスキューズ、ミー。すみませんが、別室に同行願えますか?」
羽根田巡査長が、手慣れた様子で白人女性に話しかけた。その女性は、30歳前後
で、小麦色の肌をしていた。多分、純粋なヨーロッパ系の白人ではなく混血だろう。女
は、最初、言葉が判らないふりをしていたが、他の空港職員も集まって来ると、大人し
く従った。青山刑事と羽根田巡査長は、取調室で、女が持っていたバッグを調べたが、
特に怪しいものは、出て来なかった。
434作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/10/22(木) 23:10:26 ID:+aDu6TLl
「おい、豚犬!何も出て来ねえじゃねえか。間違ったじゃ、すまされんぞ!」
青山刑事がヘレンに詰め寄った。パスポートとビザを調べると白人女はブラジル国
籍であり、観光目的で、最近、頻繁に日本を訪れているようだ。何も出て来なければ、
名誉毀損で訴えられる可能性がある。
「ここから匂いがするブー」
ヘレンは、白人女のスカートの中に顔を突っ込み、豚鼻でパンティの上から股間の
匂いをクンクンと嗅いだ。
「キャッ!」
白人女は、悲鳴をあげ、激怒してブラジル訛りのポルトガル語で罵り始めた。
「どうしますか、羽根田さん。女の隠し場所です。可能性は高いと思いますが」
「実際、オマンコや肛門にカプセルを仕込んで密輸しているケースは、かなり多いの
です。某航空会社のスチュワーデスが、大量に検挙された事例もあります。このサ
イボーグ犬の鼻は、信用出来るのですよね?」
「ええ、折り紙付きです。もし間違っていたら、帰って、ひどいを折檻してやります」
青山刑事がブラジル女の体を抑え、羽根田巡査がパンティを降ろさせた。女は暴れ
たが、どうにかオマンコに手を入れると、卵大のソフトケースに包まれた容器が出て
きた。
「ありましたよ」
愛液でヌルヌルになり、外人女特有の酸っぱい体臭を放っている容器を開けると、
白い粉が詰まっていた。
「鑑識に回します」
結果が出れば、ブラジル女は、現行犯逮捕される事になる。ヘレンは、少し得意気
な様子だった。
435作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/10/22(木) 23:10:58 ID:+aDu6TLl
「でかしたぞ、豚犬!この調子で頼む。とりあえず、御褒美だ」
青山刑事は上着のポケットから、ビニール袋を取り出し、中に入っていた団子状のも
のを床に落とした。それは、特製の豚の飼料を団子状に丸めた代物で、強烈な匂い
を放っていた。トウモロコシや、小麦などの雑穀に、魚の骨粉を混ぜ、野菜屑や、人
糞も加えられている。青山刑事は、特に意味はないが、靴底で団子を踏み潰した。
「ブヒー、ブヒー!嬉しいワン!」
ヘレンは、嬉々として、平らに押しつぶされて靴底の跡が付いた豚の飼料を、手を使
わずに、口だけで食べた。普通の人間なら、吐き気がするほどマズイのだが、5年間、
警察犬として生活を続けてきたヘレンにとっては、この上ない御馳走だった。
「美味しいワン!」
一かけらも残さず、食べ終えたヘレンは、かすかに、匂いと味の残っている床を、名残
惜しそうにペロペロと舌で舐め続けた。
「おい、豚犬。いい加減にしろ、次行くぞ」
ヘレンは、その日、空港のゲートで、9人の密売人を摘発し、大手柄を立てた。
436名無し調教中。:2009/10/23(金) 21:44:46 ID:AdVPVX1P
>>435
乙です。さて、ここからどうエリカ様へと展開を持っていくのか…?
437名無し調教中。:2009/10/24(土) 20:56:24 ID:cSKT1vR4
>>436
エリカ様が登場するか否かは作者さん次第だが、
売人が9人も捕まればすぐ芋づる式に…
438名無し調教中。:2009/10/24(土) 22:40:48 ID:CrPdFbL1
>どうも、最近、日本の芸能界にも、麻薬
>汚染が広がっていて、社会問題になっているらしい

社会問題ということは今回犠牲となる女優やアイドルが複数人登場か?だとしたら
おもしろそうだけど、押尾事件のほうは人が亡くなってるからネタにしないほうがいいかも
(911をパラレル小説化しているので今さらな気もするがw)
439名無し調教中。:2009/10/25(日) 01:08:10 ID:wWfpRlEv
>>438
そこら辺は時事ネタの難しいところだろうね。
個人的にはネタにしてもいいと思うけど、気にする人は気にするだろうし、
スレ住人にはフィギュアスケートのネタでさえ問題視する人もいたしなぁ…。

まぁそれとなく名前をごまかしていればとりあえず大丈夫じゃない?
自分はとりあえず>>361がネタとして出てくることに期待したいなぁ。
440名無し調教中。:2009/10/26(月) 09:48:03 ID:xRy6hF8B
作者さん、更新お疲れさまです。

なんとなくアナザーが寂しい。
>>354さんは どうしちゃったんだろうか・・・
441名無し調教中。:2009/10/26(月) 20:48:25 ID:h/wz7sem
更新マダー?(AAry
442名無し調教中。:2009/10/26(月) 23:51:11 ID:c9UKrUMP
人間犬同士、いつかヘレンと千夏先生で強制セックスさせてほしい
443作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/10/27(火) 17:06:18 ID:06dOzG/e
ヘレン・マンスフィールドは、夢を見ていた。1999年にネオナチスが起こそうとしたテ
ロ事件の夢だった。夢の中で、ヘレンは、相棒のリチャード・ファーマーと共に、ハド
ソン川で、テログループと銃撃戦をしていた。スラリとした長い手足にパンツスーツ姿
のヘレンが、正確な射撃で、テロリストを追い詰めていく。彼女の人生の中で、もっと
も輝かしい時期だった。ヘレンの活躍で、ハイジャックテロは、未然に防がれ、大統領
勲章をもらった。
(でも、まさか、2年後に、アルカーイダが同様のテロを実行するとは、思わなかったわ)
9.11事件に続く、アフガン戦争、第二次湾岸戦争でも、ヘレンはCIAの第一線に立って、
数々の危険なミッションをこなした。そして、夢の最後は、2004年の宇宙人に対する
ミッションだった。
(制圧した転送機で、宇宙人の母艦に突入するという決断は、間違っていなかった。あ
の時は、私と数人の命くらいで、地球全体が救えれば、安いものだと考えていたんだわ)
ヘレンは、宇宙船の中を、アンドロイドに追われながら、4人の日本人女性と共に駆け回
っていた。ヘレンは、英会話学校の教師の変装をしており、グレーのスーツとスカートを
着ている。他の日本の女性捜査官達も、主婦、女子大生、風俗嬢など、様々なコスプレ
をし、銃を片手に、応戦している。やがて、古賀美奈子がアンドロイドに殺され、白木雪
絵が自爆した。雪絵の犠牲で宇宙船の動力部は、破壊したものの、ヘレンは追い詰め
られて降伏した。そして、それに続く、記憶は、人間犬としての屈辱に満ちたものばかり
だ。ヘレンの人間としての人生は、そこで終ったのだ。
444作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/10/27(火) 17:07:14 ID:06dOzG/e
「ウー・・・ウー・・・ワオオオオン!」
悪夢にうなされ、ヘレンは眼を覚ました。ヘレンの体は、全裸で、空港警察のビルの
裏手に首輪で繋がれていた。東の空が白み始めている。全身に引っ掻き傷が付い
ていた。
(夢か・・・ううっ、全身が痛い。そうだわ、昨晩、警察犬の檻の中で乱交しようとして、
全身を噛まれたんだわ)
昨日の夜、ヘレンが、檻の中で大騒ぎしていると、見かねた空港警察の職員が青山
刑事にクレームをつけ、ヘレンだけが檻から出されて、署の裏手に繋がれたのだっ
た。面倒を起こしたヘレンは、青山刑事に、罰として警棒でこっぴどく殴られ、折檻さ
れた。
「今の相棒は、あの優しいリチャードじゃなく、あの禄でも無い、汚職刑事なんだワン」
もともとプライドの高いヘレンは、青山刑事にされた数々の仕打ちを思い出し、怒りに
震えた。しかし、脳内チップの効果で逆らう事は出来ない。成田空港に来てから一週
間が過ぎており、今日で、空港への出張は、最後の筈だった。秋の寒空の下、ヘレン
が眠れないでいると、朝の9時ぐらいに青山刑事がやってきた。
「起きているか、豚犬。今日は、別の場所で、麻薬捜査だ。それにしても、昨日の夜、
呼んだデリヘルのネエチャン可愛かったな・・・」
青山刑事は、一人だけ空港警察の接待費で、高級ホテルに寝泊まりしている。毎晩
のデリヘル代も、経費で落ちるらしい。
「おい、メシだ。早く食え、出かけるぞ」
青山刑事は、持って来たドックフードの缶を、ヘレンの方に蹴飛ばして言った。ヘレン
は、蹴られて、へこんだドッグフードのフタを、指の欠けた手で開け、中身を貪り食べる。
5年間、食べ慣れたドッグフードは、今では美味しいと思える。
445作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/10/27(火) 17:07:57 ID:06dOzG/e
「美味しいブー」
1分で、ドッグフードを腹に掻き込んだヘレンは、青山刑事と共に、覆面パトカーに乗り
込んだ。
「今日行くところは、芸能プロダクションだ。日本の警察から、芸能人を一斉に検査す
るように要請が来ている。日本の警察がやると、マスコミに叩かれる恐れがあるから、
治外法権条約の適用されている俺達にやれ、というわけだ。マスコミも宇宙人の報復
が怖いから、表立っては騒ぐまい、という計算があるらしい」
「わかったワン。頑張るブー」
もともと、強靭な精神力と、優秀な頭脳を持つヘレンは、どんな逆境に合っても、心が
折れることはない。例え、プライドが踏みにじられ、怒り狂ったとしても、精神崩壊には、
至らない。覆面パトカーは、千葉県の成田市から、東関東自動車道で都内へと向かった。
446名無し調教中。:2009/10/27(火) 19:19:12 ID:YF/0rV7O
>>445
乙です!
どう展開するかと思いきや、本丸に突撃とは…
芸能事務所でのヘレンの活躍ぶりに期待!
447名無し調教中。:2009/10/27(火) 23:19:27 ID:0/kK36Gz
乙!なんか日本の警察(政府)とネオガイア星人は
主従関係ながらも持ちつ持たれつの仲になっている?w
448名無し調教中。:2009/10/28(水) 22:03:42 ID:nTN6hauT
>443を読んで思い出したが、ケーブル人間の木之本恵美は今どうしているんだか。
449名無し調教中。:2009/10/30(金) 22:54:54 ID:9tTLixYD
営業指導と称して、スカートを着用した20代の女性社員に卓上で
絶叫させながら繰り返しコマネチを強要させたブラック会社って
「極楽商事」みたいなところなんだろうな…
450名無し調教中。:2009/11/01(日) 07:38:16 ID:zEnTHtkh
撮影舞台でエリカ様にコマネチさせてほしい
451作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/11/04(水) 00:48:15 ID:Ho8khg87
トップ女優、エリカ様、こと永沢エリカ(23歳)は、ドラマのロケ中に事務所から呼び
出しを受けた。
「社長から電話だよ。撮影の合間に、事務所に戻れないかって、言っている」
マネージャーに言われて、エリカは、たちまち機嫌が悪くなった。
「あたしは、今、役造りに集中しているのよ。いい加減な仕事はしたくないの!」
予想通りの反応だった。
「警察の薬物検査があるらしい。ねえ、頼むよ。お上には、逆らえないんだからさあ」
「え?警察の薬物検査?」
「ああ、最近、芸能界で問題になってるだろ。覚せい剤が」
その言葉を聞いて、エリカは、ギクリとしたようだった。
「あたし、やってないもん。だから、いかない」
「そんな、ワガママ言わないでさあ。やってないなら、いいじゃない。すぐ、終わるから」
マネージャーは、渋るエリカをなだめすかして、ロケ現場を後にした。監督に事情を話し、
彼女の出演するシーンの撮影を後回しにしてもらう。付き人が運転する車に乗せて、
急いで事務所に戻った。エリカの所属する事務所は、グラビアアイドルや、歌手、俳優、
お笑い芸人まで抱える大所帯である。中でもエリカは、看板タレントだった。
「エリカちゃん、ゴメンね」
社長自らが出迎え、エリカを、検査の行われている会議室へ案内した。会議室では、
スケジュールに都合の付いた所属タレントが、列をなし、検査の順番を待っている。
エリカは、ぎょっとした。下半身を露出した男と、全裸で四つん這いの白人女が、薬物
検査を仕切っていたのだ。
452作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/11/04(水) 00:49:05 ID:Ho8khg87
「さあ、始めます。すぐ終わりますから。一人ずつ、トイレに来て下さい。この優秀な
麻薬捜査犬が、みなさんのオシッコを直接飲んで、精密に検査します」
下半身フルチンの男、青山刑事がヘレンの頭を小突きながら言った。
「直接、オシッコを飲むのは、誤魔化しを防ぐためです。ご理解をお願いします」
ヘレンは、最初の被験者である、巨乳のグラビアアイドルを伴って、トイレに入った。
名簿とカルテは青山刑事が持って行く。職権乱用で、自ら立会い、グラビアアイドルが
オシッコする姿を見ようという魂胆だ。ヘレンはトイレのタイルの上に四つん這いになり
顔を上向けて口を大きく開けた。グラビアアイドルは、恥ずかしそうにパンティを下ろし、
豊満なヒップを中腰で、ヘレンの顔の上に近付ける。他人に見られている緊張のため
か、時間がかかったが、ようやく、チョロチョロと放尿した。ヘレンは、液体を正確に口
で受け止め、飲み下していく。
「薬物反応は、無いワン」
一滴残さず飲み干したヘレンは、青山刑事に報告した。青山刑事は、検査結果をカル
テに書きとめる。実際に検査しているのは、ヘレンの嗅覚センサーなので、オシッコを、
飲み干す必要まではないのだが、ヘレンのプライドを傷つけるために、ワザと青山刑
事が、そうする事に決めたのだった。
「匂いを嗅ぐだけで、充分判別できるワン」
「うるさい、馬鹿犬!馬鹿犬の分際で、俺の捜査方法に口出しするのか!」
グラビアアイドルの次は、中年のお笑い芸人だった。テレビで見かけなくなって、芸
能界から消えたと思っていた芸人だ。まだ活動していたらしい。お笑い芸人は、哀愁
の漂った、しかめっ面で、ヘレンの口に放尿した。立ちションと変わらない。
453作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/11/04(水) 00:49:47 ID:Ho8khg87
「薬物反応は、無いブー」
「あ、そう」
青山刑事は、男には興味がないようだった。次は、売り出し中の美少女アイドルグ
ループが入って来た。7人のメンバーで構成され、全員が10代後半である。
「こんなに、飲めないブー!」
ヘレンが、訴えた。それでも、青山刑事は許さない。7人全員のオシッコを、どうにか
飲み終えた時、ヘレンの腹は、内側からの圧迫で、妊婦のように膨らんでいた。
「もう、無理、ブー。吐きそうだブー」
アンモニア臭いゲップをしながら、ヘレンが辛そうに言った。動くと、お腹の中でオシ
ッコがタプタプと波打っている。その時、トイレの外から金切り声が聞こえてきた。
「いつまで、待たせるの!あたしは、ロケ現場に戻らなくちゃいけないの!先に検査
させなさいよ!」
永沢エリカが、順番を抜かしてトイレに入ってきた。社長が、順番を抜かされた他の
タレントをなだめている声が聞こえる。
「そこにいる犬の口に放尿してください。それで検査は終わりです」
青山刑事が言うと、エリカは戸惑いながらも、黒いレースのパンティを下ろし、中腰で
ヘレンの顔の前に立った。
「ちょっと、待って、ブー。もう飲めないワン」
ヘレンが、苦しそうな顔で、青山刑事に訴えた。
「元CIAの心意気を見せてみろ!」
そのセリフに、ヘレンがとりわけ屈辱を感じることを、青山刑事は知っている。人間だ
った頃、どんな無理なミッションもこなしてきた、腕利きエージェントのプライドに掛け
て与えられた使命を全うしなくてはならない、という気持ちになる。
454作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/11/04(水) 00:51:00 ID:Ho8khg87
「何を、ごちゃごちゃ言ってるの!あたしは、急いでいるのよ!」
気の短いエリカが、とうとうヒステリーを起こした。ヘレンが、観念して口を開ける。
放尿が始まり、ヘレンは、苦味のするエリカのオシッコを、口に溜めながら少しず
つ、目を瞑って、だましだまし飲み下していった。少しでも気を抜けば、むせ込み、
逆流してしまいそうである。胃が拡張し、破裂するのではないかという恐怖感にも
襲われたが、驚異的な集中力で、嘔吐感を押さえこみ、口に残っていた最後の一
滴まで飲み切った時、ヘレンの青白い顔が、さらに白くなって、気が遠のきそうだ
った。
「豚犬!判定は?」
「や・・・薬物反応は、あるワン・・・」
喋っただけで、胃の中のオシッコが逆流しそうだった。
「何!」
「で、でも、これは日本の法律では、合法ドラッグだワン・・・だから問題ないブー」
「当たり前よ!あたしが、そんなヘマするわけないじゃん!」
エリカは、勝ち誇っていた。
「もういい?ロケに戻りたいのよ」
「ええ、どうぞ。良かったですね」
「フンッ!別に!」
エリカ様は、叩きつけるように、そう言うとイライラしながらトイレから出て行った。
455作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/11/04(水) 00:51:34 ID:Ho8khg87
「今のところ、全員シロか・・・豚犬、被験者は、後、30人くらいだ。飲めないなんて
言うなよ。それから、ここが終わったら、今日中にあと2箇所、別の芸能事務所を回
らなくちゃならん」
青山刑事は、ヘレンを絶望させるために、ワザと意地悪く、そう言った。
「心配するな。お前の胃が破れたら、人工のやつに変えて貰ってやるから」
「ブヒー、ブヒー・・・」
どんなに、いじめられても、あくまで、ヘレンは気丈な態度を崩さない。逆に、それが、
青山刑事には、面白くてならないらしかった。
「さ、次は、お前の好きそうな、ビジュアル系イケメンバンドの4人だ。嬉しいか、豚犬?」
ヘレンは、返事をする余裕もなく、嘔吐を堪え、気分を沈めるために、じっと床のタイ
ルの一点を見つめていた。
456作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/11/04(水) 01:59:43 ID:Ho8khg87
麻薬捜査編おわりです。
457名無し調教中。:2009/11/04(水) 07:59:13 ID:yp7zuYt2
ご、合法ドラッグ!?

おわらせるには中途半端な気がするけど、作者さんの考えあってのおわりか
次の話も、楽しみにしてますよ
458名無し調教中。:2009/11/04(水) 16:20:08 ID:nudda7R5
>>456
1週間ぶりの更新乙です
エリカ様の芸人への転落はまだ先のようで残念
459作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/11/05(木) 10:48:17 ID:p1u6LLwr
スカイピンクこと、宮前真奈美(27歳)は、伊豆半島にある悪の秘密組織、『鉤十字団』の地
下拷問室で、裸に剥かれていた。ザコ戦闘員数名が、真奈美を押さえ込み、両手両足を縛
って、滑車に吊るす。いわゆる駿河問いの姿勢で、縛りあげられた真奈美は、乳房、腹、顔
面など、無防備にその肢体を晒した。
「ひっひっひっ、粋のいい、実験体が手に入ったわい」
メンゲレ4世が、真奈美の乳首を摘みながら言った。捕えられた時、真奈美が着ていたスカ
イピンクのバトルスーツとヘルメットは、脱ぎ散らかされ、床に散乱している。
「卑怯者!」
真奈美が叫んだが、手足の自由を奪われ、どうする事も出来ない。メンゲレ4世は、太い一
本鞭を手に取ると、真奈美の裸体に叩きつけた。
「グフッ」
赤いミミズ腫れが、何本も刻まれた。
「お前は、今日より、鉤十字団の忠実な下僕となるのだ」
「フンッ、誰が!」
気丈に言い放った真奈美のヴァギナとアナルに電極棒が差し込まれ、左右の乳首にも電極
のクリップが挟まれる。
「反抗出来るのも今のうちさ。ヤパーニッシュのお嬢さん」
スイッチが入れられ、真奈美の最も敏感な部位に高圧電流が流された。
「ウゲエエエエエ!」
駿河問いの姿勢に吊り下げられた真奈美の裸体が、海老のように跳ね上がる。流される電流
が全身を駆け巡り、髪の毛が逆立って、フワリと浮いた。
460作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/11/05(木) 10:49:02 ID:p1u6LLwr
「ハア、ハア、ハア、ハア・・・」
電流が一旦切られると、真奈美の体は、ぐったりとし、白目を剥いた両眼から涙が流れ
落ちた。
「畜生・・・負けるもんか・・・」
あくまで屈しない真奈美に再び、一本鞭の雨が降り注ぐ。
「抵抗しても無駄だ。お前は、我々の下僕となる以外に道はないのだ」
メンゲレ博士は、注射器を取り出した。長い注射針を真奈美の尻に突き立て、中の液体
を注入する。
「これは、ザコ戦闘員にも使っている、特製の毒薬だ。一ヵ月ごとに解毒剤を打たないと、
大変恐ろしい死に方をする事になる。つまり、お前は一生、我々から逃れることは出来
ない体になるわけだ」
「何を!そんなもの・・・」
「さあ、大人しく、無駄な抵抗は諦めて、我々に忠誠を誓え。ハイル、ヒトラーと、こういう
風に右手を上げてな」
メンゲレ博士は、ナチス式の敬礼をやって見せた。
461作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/11/05(木) 10:50:10 ID:p1u6LLwr
霞が関のスカイレンジャー本部では、スカイレッドこと道下岳人が、長谷川司令に新メン
バーの紹介を受けていた。右手が義手で、着替えるのに時間のかかる岳人は、普段か
らバトルスーツを着用している。ヘルメットだけを外した姿は、なんとも違和感があって間
抜けだったが、誰も敢えて、その事は口にしない。
「はじめまして、外務省から出向して来ました、柳沢真由です」
2代目スカイピンクとなる女だ。
「元力士の、近藤勇太です」
巨体の男が言った。2代目スカイイエローとなる男だ。
「民間人ですか?」
岳人が、長谷川司令に尋ねた。
「ああ、民間からも人材を入れないと、官僚の独占だと言われるからね。それに、イエロ
ーにふさわしい巨漢が、各省庁で、なかなか見つからなかったんだ」
「イエローが、痩せてたら、ダメなんですか?」
「ふむ、イエローは、巨漢で、大食いの方が、国民のイメージにピッタリくるだろ」
岳人は、よく判らなかったが、そんなものだろうと、納得するしかなかった。
「ホワイトは、どうするのです?」
「初代の風吹春菜君が、もうすぐ精神病院から退院してくるはずだ」
「彼女、大丈夫なんですか?」
「多分な」
スカイブルーこと、剣崎一矢は、顎をやられてから、すっかり寡黙になっている。以前の
ように、リーダーの岳人に対して、ライバル心を燃やしてくるような事もなくなった。うまく
喋れない事で、他人とのコミュニケーションがとれず、いつも一人で塞ぎこんでいる。岳
人にとっては、都合が良かったが。
「鉤十字団の動きは、無いのですか?」
岳人は、長谷川司令に尋ねた。前回の戦闘でスカイレンジャーが被った被害は、メンバ
ーを補充し、これで、どうにか取り繕った。
「あれ以来、成りを潜めている。さざなみ市からも、何も情報が入ってこない。だが油断
しないでくれ。いつ、緊急出動命令が出るかわからんから」
「了解です。リハビリでもして、待ってます」
彼らの頭の中から、戦闘中に捕虜となった、宮前真奈美の事は、すっかり忘れ去られ
ていた。
462作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/11/05(木) 10:51:08 ID:p1u6LLwr
真奈美は、高圧電流を流され続け、獣のような形相で苦しんでいた。ヴァギナとアナル
から流される電流で、強制的に何度もイカされ全身汗まみれである。のけぞり、ビクンビ
クンと痙攣する腰がエロチックだ。
「しぶとい女だ。おろせ」
メンゲレ博士の指示で、助手のザコ戦闘員が、真奈美の体を滑車から降ろした。長時間
の責めで、傷ついた真奈美の体は、立っている事が出来ず、その場に崩れ込む。
「アヤカを呼べ」
「ヒー!」
ザコ戦闘員の一人が、内線電話で連絡をすると、しばらくして美少女戦士アヤカ(13歳)
が拷問部屋に入ってきた。アヤカは、プロテクターは装着しておらず、日本の女子中学生
の着るようなセーラー服を着ているだけである。
「アヤカ。正義の味方の、この女に、少し稽古を付けてやってくれ」
「いいよ」
アヤカは、両手の拳を、胸の前で軽く握り締め、戦うポーズをとった。
「ほら、立てよ、スカイレンジャー!」
アヤカに挑発にされて、真奈美は、ヨロヨロと立ち上がった。全身に電流の痺れが残って
おり、手足の神経が、うまく反応しない。
「子供・・・」
真奈美は、あどけないアヤカの顔を見て呟いた。その言葉にムッと来たアヤカの拳が、
目にも止まらない速さで、真奈美の顔面にヒットした。真奈美は、ガードすることすら出来
なかった。
「我々の下僕となって働く女だ。容赦はしなくていい」
「わかってる」
463作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/11/05(木) 10:51:56 ID:p1u6LLwr
アヤカの体が、稲妻の閃光のように動いた。鋭い蹴りやパンチが、真奈美に浴びせられる。
真奈美も、格闘技の訓練を受けたスカイレンジャーの隊員だったが、アヤカのスピードに
は付いていく事が出来ない。例え、真奈美が長時間の拷問で弱っていなかったとしても、
到底、アヤカには、及ばなかっただろう。それほどアヤカの戦闘技術は、洗練されており
隙がなかった。
「ゲホッ・・・ゲホッ・・・・畜生!」
全身を殴打されて、真奈美は体を丸め、後退りするしかなかった。唇が切れ、口の端から
血を流している。
「こいつ、弱すぎるよ」
アヤカが、文句を言った。そして、部屋の隅に追い詰められ、丸くなって逃げ場のなくなっ
た真奈美の背中に、強烈な踵落としをヒットさせた。
「うぎゃあああ!」
崩れ落ちた、真奈美の体に、さらにアヤカがダメージを与えようとした時、拷問室のドアが
開いて、ゴキブリ女こと羽島菜月(24歳)が入ってきた。
「それくらいに、してやんな」
ゴキブリ女は、グランドキャニオンでの作戦失敗の責任を取らされ、長らく懲罰を受けて
いたのだったが、ウナギ男が戦闘不能になったため、再び戦闘隊長としてカムバックして
きたのだった。
「その女は、あたしの部下として、こき使ってもいいって、さっき、ゲッペルス閣下から言
われたんだ」
ゴキブリ女の腹には、グランドキャニオンで、サイボーグ明日香に撃ち込まれた銃弾の
傷跡が、生々しく残っている。アヤカは、真奈美への攻撃をやめた。
「こんな弱いやつ、使い物にならないよ」
「糞、ザコ戦闘員の下僕として、弾よけに使ってやるのさ」
ゴキブリ女は、2本の触覚をヒクつかせて言った。そして痣だらけの真奈美の体を足で踏
みにじり、唾を吐きかけた。
(あの、片腕マシンガンの女サイボーグ。いつか必ず決着を付けてやる)
ゴキブリ女は、半身をサイボーグ化された工藤明日香を思い出す度に、腹が立った。
464名無し調教中。:2009/11/05(木) 23:11:35 ID:hALeKZkS
>彼らの頭の中から、戦闘中に捕虜となった、宮前真奈美の事は、すっかり忘れ去られ
ていた。

ヒデーwww
真奈美にはザコ戦闘員経験後、昆虫型怪人にでも改造してほしいな
465作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/11/06(金) 11:40:32 ID:U30fO/aO
宮前真奈美の下僕生活が始まった。ゴキブリ女配下のザコ戦闘員と共に訓練を受ける。
他の戦闘員は、黒ずくめにハーケンクロイッツの紋章の入った木綿の制服なのだが、真
奈美だけは、捕まった時、着ていたスカイピンクのバトルスーツのままだ。ヘルメットは没
収され、顔は剥き出しである。一人だけ浮いた存在で、元正義の味方というレッテルを貼
られたまま、悪の組織で生きていかなくてはならない。
「ヒー!もっと大きな声で!ヒー!」
「ヒー!」
真奈美は、ザコリーダーに言われるままに叫んだ。反抗心は消えていなかったが、逆ら
っても拷問されるだけだ。なんとか隙を見て解毒剤を手に入れ、脱走しなくてはならない。
(あたしは、スカイレンジャー。こんなところで死ねない)
真奈美には、ゴキブリ女によって特別過酷な訓練メニューが課され、徹底的に苛めぬか
れた。他のザコ戦闘員が、腕立て伏せ1000回なら、真奈美は2000回という具合である。
途中で力尽きれば、さらに過酷な懲罰を課せられた。
「肩もめ」
「チンポなめろ」
「ビンタさせて」
休息の合間にも、仲間のザコ戦闘員にこき使われた。階級は、ザコ戦闘員の下に設定
されているため、拒否すれば命令違反になる。真奈美は、数日で心身ともに消耗し、疲
れ果てた。
466作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/11/06(金) 11:41:19 ID:U30fO/aO
「トイレを掃除しろ」
「あたしの戦闘服洗っておいて。丁寧にね」
ザコ戦闘員の中で、とりわけ真奈美に辛く当たってくる女がいた。
「ほら、ここ。シミが残っているじゃない」
井沢満里恵(26歳)だった。木綿の戦闘服の股間の部分のシミが、洗濯機で洗っても
なかなか消えない。戦闘服の支給は一人一着ずつで、寝ている間に洗濯し、乾燥させ
るのだ。下着はなく、1年以上同じ戦闘服を着続けているため、薄い布地は擦り切れ、
シミが残り易い。特に股間の部分は、時折漏らすオシッコや愛液で、黒地にも判るほど
汚れていた。
「では、もう一度、洗濯機に入れます」
「バカ、お前の舌で舐めて、シミ抜きするんだよ!」
満里恵は、戦闘服の股間の部分を、真奈美の顔に押し付けていった。仕方なく真奈美
は、舌を出し、布地を舐め始める。汗がたっぷり染み込んでいる戦闘服は、しょっぱか
った。
「ゴキブリ女様の部隊は、特にザコ戦闘員の死亡率が高いって噂なんだ。あたしも、
いつ死ぬか判らない。せめて身の回りだけでも綺麗にして置きたいのさ」
満里恵という女は荒れていた。1年ほど前までは、ごく普通のOLだったのだが、恋人と
共に鉤十字団にさらわれ、しかもその恋人は、すでに死亡したらしい。
「死んで、天国の昌樹に会う時、汚い格好じゃ、嫌われちゃうからね」
満里恵の肉体は、過酷なトレーニングで筋肉隆々に変貌していた。スカイレンジャーで
あった真奈美よりも鍛えられている。彼女だけでなくザコ戦闘員の全員が、人道を無視
した地獄の特訓で、生身の人間としては、極限の状態まで鍛え抜かれていた。
「ついでに、あたしのオマンコも綺麗にしな」
シミ抜きが終わって、戦闘服を乾燥機に入れると、真奈美は、満里恵の股間に顔をう
ずめた。常に死の危険に晒されているザコ戦闘員の女の性欲は強烈で、オマンコも敏
感に反応して、すぐに愛液が洪水のように溢れて来た。
「あう・・ああ・・・気持ちいい・・・この感覚だけが、今日も生きてるって証なんだ。さあ、
正義の味方。お前も祈りな。明日も生き残れますようにって!」
真奈美は、オシッコのように溢れ出る満里恵の愛液を窒息しそうになりながら、吸い続けた。
467名無し調教中。:2009/11/06(金) 13:34:40 ID:9/Lx2h6Q
>>466
2日連続で鉤十字編の更新とは乙です
真奈美も満里恵も戦闘員として死ぬには惜しい!
ぜひ生体実験で醜い怪人と化してほしいですね
468名無し調教中。:2009/11/06(金) 18:50:02 ID:qHVW70Cz
あら?いつの間にか麻薬捜査編が終わってる、、、
というより、今年の更新ペースで鉤十字団絶好調だなw
新たな戦いを観戦できる日も近い?
469名無し調教中。:2009/11/06(金) 23:46:21 ID:rbbrWQRu
>>468
戦いといえば、サイボーグゴールドこと相沢淳子はどうしているんだか
ヘビちゃん編で少しだけ顔出した中島亜矢以外の女子アナたちとは、かなりご無沙汰だな
470名無し調教中。:2009/11/08(日) 21:45:12 ID:s7Jb7Jnd
今年の年末(来年の年始?)でもお笑い芸人番組を取り上げてほしい
美咲の他にガニ股姿のヘビちゃんも一発芸を見せてくれないかな
471作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/11/09(月) 10:17:56 ID:nZFbH3sM
『スカイレンジャー!緊急出動だ!』
5人の隊員が、トレーニングルームで戦闘訓練をやっていると、スピーカーから長谷川
司令の怒鳴り声が聞こえた。
『鉤十字団が、上野動物園を襲っている』
「上野動物園?なんでまたそんな所を?」
岳人は、疑問に思ったが考えている暇はない。左手と、義手の右手でヘルメットをはさ
み込み、自分の頭にかぶせる。リハビリで何度も練習していたためか、スムーズに出来た。
(バトルスーツは、先に着ておいて正解だな。毎朝、出勤する前に、着替えるだけでも、
20分はかかるからな)
岳人は、慌てて着替えている他の4人を見て優越感に浸った。
「俺、先にスカイダスト号に乗ってるから。お前ら、早くしろよ」
「了解、リーダー」
初めての出撃の、真由と勇太は、緊張気味で、恥ずかしそうに着替えている。退院した
ばかりの春菜は、ブツブツ言っていた。
「こわい・・・こわい・・・こわい・・・」
一矢は無言だ。不必要なことは一切喋るまい、と心に決めたらしい。カラフルなバトルス
ーツを装着した5人は、スカイダスト号に乗った。運転は一矢である。右手が義手の岳人
は、ハンドルを握れないため、助手席でリーダーらしく、ふんぞり返っている。
「スカイブルー。交通ルールは、出来るだけ守れよ」
「いはれなふても、わはっている」
派手な塗装のオープンカー、スカイダスト号は地下駐車場を出て、公道に飛び出した。
いつものごとく、生中継用の3機の飛行カメラが飛んでいるのを見て、岳人は、ウンザリした。
472作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/11/09(月) 10:18:33 ID:nZFbH3sM
ゴキブリ女に指揮された、ザコ戦闘員100名とスカイピンクは、上野動物園を荒らし
回っていた。平日なので来園者数は少ない。売店を略奪したり、勝手に檻を開けて
動物を開放したりしている。ペンギンを追い回しているザコ戦闘員もいた。
「どうして動物園を襲うのですか?」
怪人見習いとして、研修のために同行していたウーパールーパー男が尋ねた。
「広くて、戦いに便利だろ。財銭教授が、改造人間を作るための動物のサンプルを
欲しがっているんだ」
「そうですか」
ウーパールーパー男は、それ以上聞かなかった。組織というのは不可解なものだ。
末端の構成員は、どんなにバカバカしくても、上の指示通り一丸となって取り組んで
いる姿勢を見せればいい。それがウーパールーパー男の持論だった。ザコ戦闘員が、
動物園を荒らし始めて数十分後、ようやく警官隊が登場した。
「やれ、ザコ戦闘員ども!」
「ヒー!」
ゴキブリ女の命令で、黒ずくめのザコ戦闘員が、ジュラルミンの盾を持った警官隊に
襲い掛かる。スカイピンクこと宮前真奈美も、彼らに混じって闘わなければならない。
ヘルメットの着用は許されず、彼女は、戦闘員の中で一人だけ素顔をさらしている。
ピンクのバトルスーツが目立っていたが、なんだか間抜けだった。
「ヒー!ヒー!」
真奈美は、叫びながら警官隊と殴り合った。銃弾は、バトルスーツが受けとめてくれる。
それでも、衝撃が、相当痛かったが、致命傷にはならない。ザコ戦闘員は、全員マス
クを着用しているため、胸と股間のふくらみで男女の区別はつくものの、どれが満里
恵なのかは、わからなかった。
473作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/11/09(月) 10:19:25 ID:nZFbH3sM
「スカイピンク。国民を裏切るのか?」
「警察に拳を向けるなんて、お父さん、お母さんが、泣いているぞ」
「うるさいっ!ヒー!ヒー!」
警察官達の説得を無視して、真奈美は戦い続けた。指示がない限り、退くことは許
されない。
「正義の味方!もっと前へ出ろ。腰が引けているぞ!」
ゴキブリ女から叱責が飛ぶ。
「ザコ戦闘員の盾となって戦えと、言っただろ!」
「ヒー!ヒー!」
真奈美は、自分自身の危険も顧みず、ヤケクソになって、警官隊に無謀な戦いを挑
むしかなかった。警棒や銃弾が、バトルスーツを通して痛烈な衝撃を伝えてくるが、
気にしている場合ではない。戦闘開始後、さらに数十分して、スカイダスト号が動物
園に到着した。普段は、関係者以外立ち入り禁止のゲートから園内に車両を乗り入
れてくる。岳人は、戦場には近付かず、遠く離れた場所から、スカイダスト砲を準備
させた。
「今回は、いきなりスカイダスト砲を使う。多分あいつがリーダーだ。あいつを仕留め
れば終わる」
スカイレッドは、ゴキブリ女を指差して言った。5人は、車のトランクから、スカイダス
ト砲を担ぎ出し、5人がかりで砲身を支える。良く狙い、スカイレッドが、左手で、発射
ボタンを押した。空色の閃光がゴキブリ女を直撃した。吹き飛ばされたゴキブリ女は、
羽根がもげた。
「く・・・名乗りもせずに、いきなり砲撃とは、汚いぞ、スカイレンジャー!」
甲殻質の羽根が、シールドとなって致命傷にはならなかったようだ。全身に傷を負っ
たゴキブリ女は、瀕死の状態で立ちあがった。
「糞糞糞糞糞!ザコ戦闘員ども!スカイレンジャーをやれ!」
「ヒー!」
真奈美を含んだ、ザコ戦闘員の半分が、スカイレンジャーに襲い掛かった。スカイダ
スト砲の第2射を打つ前に、乱戦になる。真奈美は、自分と同じスカイピンクがいる
のに気付き愕然とした。
474作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/11/09(月) 10:21:23 ID:nZFbH3sM
「誰だ、お前は?スカイピンクはあたしよ」
「あなたこそ、誰よ。あたしは2代目スカイピンクよ!」
スカイピンク二人が取っ組みあった。初代の真奈美はヘルメットを被っていないの
で判り易い。
「真奈美!裏切ったのか!」
スカイレッドが叫んだ。
「違うわ!でも、言いなりになるしかないの!」
戦いの中で、真奈美が、かつての仲間に事情を説明している余裕はなかった。レッド
は不信感の籠った目で、真奈美を睨みつける。右手を奪った鉤十字団に、強い怒り
を感じていた。
「どすこい!どすこい!」
元力士のスカイイエローが、怪力でザコ戦闘員をふっとばしている。スカイホワイトは、
また逃げ回っていた。
「こわい・・・こわい・・・こわい・・・こわいよ・・・」
「うらひりものは、ゆるはん!」
スカイブルーが、真奈美の背中に蹴りを入れた。ひるんだところに2代目スカイピン
クのボディブローがヒットする。かつての仲間に、よってたかってボコボコされた真奈
美は、胃液を吐き散らして倒れ伏した。
475作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/11/09(月) 10:22:09 ID:nZFbH3sM
「ヒー!やめてえ!ヒー!」
真奈美が、泣き始めた時、上空に3機の円盤が出現した。3つのパーツが射出され、
空中で合体して全長20メートルほどの巨大なロボットに変形した。
『ギガントウナギロボ見参!』
前回の戦闘で、胴体を真っ二つにされたウナギ男が、さらなる改造手術をうけて巨大
なロボットにパワーアップしたのだった。額の部分に、元のウナギ男の等身大の小さ
な生首が生えている。巨大ロボットが出現すれば、もう、スカイレンジャーや警官隊の
出る幕はなかった。
「どうするんですか、レッド?」
イエローが訊いてきた。
「スカイダスト砲で、なんとか・・・」
「無理よ!この状況で、撃つ余裕なんかないわ!」
初代スカイピンクと取っ組みあっている2代目スカイピンクの真由が、言った。
「アイアン仮面、助けに来てくれないかな・・・」
「他人頼みかよ!」
ギガントウナギロボは、暴れ回った。動物園の施設を破壊し、象やキリンを踏み潰して
いく。しばらくして航空自衛隊のジェット戦闘機の編隊が上空に現れた。
476名無し調教中。:2009/11/09(月) 14:48:50 ID:cozakQPL

バカバカしくておもしろいなw
477名無し調教中。:2009/11/09(月) 15:42:59 ID:jQFcboQa
一回でいいから連続で長編の「由梨香スペシャル」とかしてくれないかな
478名無し調教中。:2009/11/09(月) 18:00:29 ID:ZKZ+4+k7
財銭教授の次の実験は哺乳類の改造人間か…

ライオン女やクマ女だと強そうな反面、改造による「惨め度」が
ゴキブリ女やエリマキトカゲ女よりだいぶ下がるので、微妙だな
479名無し調教中。:2009/11/09(月) 23:39:27 ID:/jUEYCbJ
たしか「ウルトラマンA」だったか、
宇宙人がパンダを連れ去ることを目的に上野動物園に侵入した回があったような…
視聴者の子供からも「中国でやれよ!」と突っ込まれた回…
480名無し調教中。:2009/11/11(水) 00:40:18 ID:zehReWSB
>>478
ブタ女やカバ女ならどうだろう?
ひねりがない?

>>479
「パンダを返して!」のスチール星人のことかぁ!?
481作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/11/11(水) 22:03:35 ID:b+wEonoK
さざなみ市の植民地総督府の管理センタービルでは、ピタゴラス総督が、モニターで
上野動物園の戦いの様子を眺めていた。美人秘書の山瀬梨奈(28歳)が、ミニスカー
トに生足のスーツ姿で、傍らに立っている。パンティは履いておらず、一日に何度も潮
を吹いているため、匂いそうなくらい女のフェロモンが発散され、非常にエロチック雰囲
気だ。
「どうします?敵は、巨大ロボットを出してきました。鉄仮面を出動させますか?」
ペルセウス長官が、尋ねて来た。
「いや、実は、あれのテストをしたい」
「あれ・・・と、申しますと?」
「時空戦艦アルゴーだ」
ピタゴラス総督は、デメテール女史に連絡を入れた。
「発進出来るか?初の実戦テストを、やりたいのだが」
デメテール女史は、さざなみ市の宇宙艦ドックに鎮座するアルゴーのブリッジにいた。
『ええ、大丈夫です。タイムトラベル以外なら、恒星間飛行だって可能です』
「わし達も、今から、そちらへいく。発進準備をさせておいてくれ」
ピタゴラス総督は、そう言うと、ペルセウス長官と山瀬梨奈を伴い、短距離転送機に入った。
「ようこそ、アルゴーへ」
3人が実体化したのは、アルゴーのブリッジにある転送ステーションだった。クロノス博士
の亡き今、時間物理学の第一任者であるデメテール女史が出迎える。広いブリッジでは、
ネオガイア宇宙軍の精鋭スタッフ達が、忙しく機器の調整に当たっていた。
「反重力エンジン始動開始。いつでも飛び立てます」
艦長のイアーソンが言った。今年、ネオガイア本星から派遣されてきた、まだ若いが有能
なエリート士官だ。
482作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/11/11(水) 22:04:19 ID:b+wEonoK
「よし、発進させてくれ。目的地は、東京。上野動物園上空だ」
ペルセウスの指示に、アルゴーは宇宙船ドックから、音もなく浮き上がった。全長
800メートル。幅400メートルの卵型宇宙母艦である。オリンポス級よりは、少し小
型だ。主砲である、通常兵装の大口径レーザー砲12門の他、各種武器や搭載艇
が内蔵されている。中でも特徴的なのは、艦首のハイパー時空砲だった。この兵器
は、全ネオガイア星宇宙軍の艦艇の中でも、まだアルゴーにしか装備されていない。
時間エンジンを動力源として使うため、通常艦には装備出来ないのだ。
「ほう、よく飛ぶじゃないか」
ピタゴラス博士が、茶化すように言った。時空戦艦アルゴーは、飛び立ってから、すぐ、
あっという間に東京上空に到達する。加速して、減速する時間が数分かかっただけだ。
モニターで、戦場の様子を映すと、巨大ウナギロボットが、航空自衛隊のジェット戦闘
機群を、小型ミサイルで、片っ端から撃ち落としている最中だった。
「ギャハハハ!日本の自衛隊なんかに、立ち打ち出来るものか」
ピタゴラス総督が嘲笑った。
「どうします、総督?主砲で攻撃しますか?それともハイパー時空砲で一気に消滅さ
せますか?」
イアーソン艦長が、楽しそうに尋ねて来た。買ってもらった高価な玩具を初めて使う、
子供と同じ心境なのだろう。
「いや、待て。わしの考案した、あの兵器を使いたい」
「あの兵器?ひょっとして人間砲ですか」
「そうじゃ」
人間砲とは、真性サディストのピタゴラス博士が、戯れに考案して造らせた武器だった。
裸の人間の尻に小型の爆弾を詰め込み、砲弾の代わりに撃ち出すのだ。協定を結ん
でいるとは言え、ネオガイア星人は、地球人の命など、なんとも思っていない。
483作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/11/11(水) 22:05:00 ID:b+wEonoK
「判りました。準備させます」
艦長のイアーソンの指示が、人間砲の砲塔に伝えられた。この時のために捕まえられ、
檻の中で待機させられていた地球人が引き出されて、発射管の前に連れてこられる。
「男より、女の方がいいかな。男だと尻の穴が一つだけど、女は、前と後ろと二つ、爆弾
が入るからな。破壊力は2倍ってわけだ」
砲術長のヘクトールが、裸で連れてこられた地球人達の前で意地悪く言った。世界中
から捕獲されてきた様々な人種の男女である。
「いやあああ。死にたくないっ」
「爆弾なら、そのまま敵にぶつければいいだろっ!」
生贄の地球人達は、口々にわめいたが、ネオガイア星人達が、耳を貸すはずもない。
デンマーク人の女が、まずアンドロイドに抑え込まれ、潤滑油無しでアナルとオマンコに
野球ボールほどの大きさの高性能爆弾を一つずつ埋め込まれた。
「ぎゃああ・・・痛いっ!」
「痛いとか、わめくな。どうせ、すぐに死ぬんだから」
ヘクトール砲術長の言葉に、さらにデンマーク女は、泣き叫ぶ。彼女は、そのまま発射
管の中に入れられ、フタをされた。
「イアーソン艦長。人間砲一番、準備完了です」
『よし、照準、敵巨大ロボット。人間砲1番、撃てええ!』
ヘクトール砲術長が、モニターを見ながら照準を合わせ、発射ボタンを押した。強力な
バネで、先程のデンマーク女が発射管から撃ち出され、手足をバタつかせながら大の
字になって飛んで行く。悲鳴を上げているかどうかは、モニターからはわからない。
484作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/11/11(水) 22:05:41 ID:b+wEonoK
「当たってくれよ」
砲術長が、食い入るように画面を見ていると、デンマーク女は、見事、巨大ウナギロ
ボットの胴体に命中した。ピシャッと衝撃で、デンマーク女の体が潰れ、内臓がはみ
出し、死んでロボットの表面に張り付いた体が、数秒置いて爆発した。ネオガイア製
の爆弾を埋め込んだ、人間弾の威力は凄まじく、巨大ウナギロボットの胴体に穴が開き、
そこから、もうもうと煙が立ち上った。
『よくやったぞ、砲術長。命中だ。続いて2番、3番も用意してくれ』
イアーソン艦長の御褒めの言葉が、スピーカーから聞こえた。
「了解です」
調子に乗ってきたヘクトール砲術長は、ただちに部下とアンドロイドに、次の人間砲弾
を用意をするように命じた。
485名無し調教中。:2009/11/12(木) 01:18:28 ID:E8HMp8Wb
>>479
特撮オタ的な突っ込みでスレ違いかも知れんが、
スチール星人は中国からパンダを盗んでそのまま次の標的を日本に定めただけだぜ
まぁそもそも何で宇宙人がパンダ欲しがるんだよ!ってのが最大の突っ込みどころなんだが
486名無し調教中。:2009/11/13(金) 17:43:46 ID:pslhuDYq
>>483を読んで思ったが、
爆弾は口内にも入れられるんじゃない?
487479:2009/11/13(金) 22:49:48 ID:efAZR3wJ
>>485
あ、あれ?そうでしたっけ?
ずいぶん昔に見たせいか記憶が曖昧で…
ご指摘、ありがとうございました
488作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/11/17(火) 11:11:46 ID:c7tmYp6q
スカイレンジャー5人は、動物園の広場で、群がるザコ戦闘員と果てしない肉弾戦を
続けていた。上空に現れた巨大戦艦アルゴーが、太陽の光を遮り、辺り一面に影を
落としている。ザコ戦闘員の短剣から発する光線は、バトルスーツが中和してくれる
のだが、物理的な衝撃波は、そのまま肉体に伝わってくるためダメージは大きい。
「許して下さい、お願いします!もう暴力は振るわないで下さい!」
スカイホワイトこと春菜が、土下座をして必死にザコ戦闘員に謝っていた。
「ヒー!ヒー!」
「この通りです。勘弁して下さい。あたしだけは見逃して下さいっ」
ヘルメットを、地面に擦りつけて必死に謝るスカイホワイトの背中を、ザコ戦闘員達は、
取り囲んで踏みつけた。一方、敵に寝返った初代スカイピンクこと真奈美は、以前の
仲間に、ヘルメット無しの剥き出しの顔を殴られ、目の周りにパンダのような青痣がつ
いている。バトルスーツに守られているので外からは判らないが、ボディにも、相当の
ダメージを受けているようだ。
「あたしの事情も聞かないでっ!」
「うるさい、裏切り者!一体、どんな言い訳をしようってんだ?」
スカイレッドが前から。2代目スカイピンクの真由が、後ろから挟みうちで、真奈美に
暴行を加えている。真奈美は前後から殴られ蹴られ、フラフラだった。
「ヒー!ヒー!」
ザコ戦闘員の一人が、スカイレッドに背後から殴りかかった。
「真奈美!なによ、そのザマは?本気でやらないと、死ぬよっ!」
全頭マスクのせいで顔は判らないが、その声は、真理恵の声だった。
「本気でやってるわよっ!」
「ヒー!相手を殺す気でやるのよっ!こういう風にね!ヒー!」
真理恵の、渾身の力を込めた回し蹴りが、スカイレッドの腰に直撃した。スカイレッドは、
吹っ飛ばされ、鳩の糞が散らばった地面に這いつくばる。
489作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/11/17(火) 11:13:03 ID:c7tmYp6q
「いたたた・・・・腰が・・・腰が・・・立てない・・・」
打ちどころが悪かったのか、下半身に感覚が全くなく、力が入らない。義手の右手が、
倒れた衝撃で手袋ごと、ポロリと外れた。
「だひじょうぶか、レッド」
スカイブルーが助け起こし、スカイダスト号の座席に引き揚げた。
「おまへは、そこれ、寝てら。あろは、俺にまかせろ」
レンジャー部隊出身のブルーと、角界出身のイエローは本当に強かった。数十人の
ザコ戦闘員と互角に戦っている。突然、空から裸の女が降ってきた。
「な、なんだ?」
ウナギロボに向けて発射された人間砲の砲弾だった。ウナギロボが避けた為、地上に
落ちて来たのだ。どこの国の出身かは、判らないが、見た目、白人の女は、落下の衝
撃で、全身の骨が折れたらしく、絶叫しながらもがいている。
「エス、ウルヘンテ!」
スペイン語のようだった。女は、立ち上がることは出来なかったが、そこら中を転げ回った。
「爆発するぞ!」
「ヒー!ヒー!」
「よるな、あっちへ行け!」
ザコ戦闘員と、スカイレンジャーが蜘蛛の子を散らすように逃げた。数秒後、ネオガイア
星の高性能爆弾が、白人女の体内で爆発し、スペイン語を話す女は、血片と化して吹き
飛んだ。
490作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/11/17(火) 11:13:47 ID:c7tmYp6q
「何がどうなっているんだ・・・・」
スカイレッドが、ウナギロボを見上げた。フツフツと憎しみが湧いてくる。レッドは、上半
身だけで動き、第一斉射の後、スカイダスト号の後部座席に放り込まれていたスカイ
ダスト砲の砲身を抱えあげた。
「あの、ロボットの頭を狙えば勝てると思うんだが」
上半身をひねって、スカイダスト砲の砲身を、上空の時空戦艦と戦っているウナギロ
ボットの頭に向けた。スコープを覗き込み、額から生えているウナギ男の小さな生首
を狙う。スカイダスト砲を固定せずに撃てば、反動で自分がどうなるか判らない。しかし、
レッドは、憎しみの余り、そんな事は、顧みず、左手で発射ボタンを押した。空色の光線
が発射されたが、反動でスカイダスト号がひっくり返り、レッドの体が、地面に投げ出さ
れた。
「当たったか・・・」
倒れたままレッドが見上げると、ウナギ男の生首の生えていた場所は、破壊されて大
穴が開き、煙が立ち込めていた。
「やった・・・俺は、鉤十字団の巨大ロボットに勝ったんだ・・・」
そのまま、レッドは気を失った。
491作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/11/17(火) 21:52:58 ID:c7tmYp6q
「敵、巨大ロボット沈黙しました!」
アルゴーのブリッジで、オペレーターが報告した。
「主砲で止めを刺せ。残るは、上空の円盤機か」
モニターを見ながらイアーソン艦長が指示を出した。アルゴーよりさらに高高度で、ナチスのシ
ンボルマークの入った、迷彩塗装にカラーリングされた円盤が3機、自衛隊のジェット戦闘機と
空中戦を行っている。スピードが速くてアルゴーの照準に捕えることが難しい。
「円盤は、ステルスコーティングされています。追尾システムに捕捉する事が出来ません」
「地球人の癖に生意気な。奴らの科学水準は、地球の通常レベルを遥かに超えておる。いった
いどこから、こんなテクノロジーを入手したというのだ?」
いつも楽観的なピタゴラス総督には珍しく、眉間にシワを寄せていた。
「我々の知らない所で、恒星間航行種族と接触しているのか、それとも・・・」
(やはり、地球の過去には、何かある。我々の祖先が、地球を出たのが2000年前。数百年間、
牧場惑星で家畜の状態に置かれていたため、口伝の他には、文字すら伝わっていない。今、
我々が使っている楔形文字は、グレイの銀河標準文字だ)
「キュクロプス4号を出しますか?」
イアーソン艦長が提案した。キュクロプス4号とは、飛行形体に特化した量産型ロボットだ。そ
れまでに開発された機体とは異なり、パイロットは必要ない。人工知能AIがプログラムに沿っ
て戦うよう設計されている。
「そうしてくれ。追尾システム無しの空中戦で、1機ずつ地道に落とすしかあるまい」
ピタゴラスは、答えながらも、頭の中では、別の事を考えていた。
(やはり、時間を遡らなくてはなるまい。そのために建造させたアルゴーだ)
時間パラドックスを利用すれば、3000万年もの間続く、グレイの銀河支配に一石を投じること
が出来るかも知れない。だが、ピタゴラスのその思惑は、口が裂けても言えない。万が一にもグ
レイの報復を受けることになれば、彼らの派遣する一部隊に、ネオガイア星全軍を上げて抵抗
しても、数日と持たないだろう。逆らう種族は原始時代に戻す、それがグレイのスローガンだった。
492作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/11/17(火) 21:53:34 ID:c7tmYp6q
 地上では、ウーパールーパー男が退却の指示を出していた。それまで、全く戦闘に参加して
いなかったウーパールーパー男だが、この時ばかりは水を得た魚のように張り切っている。
「退却だ!退却だ!さっさとしないと置いてくぞ・・・とゴキブリ女様が、言っておられる」
十数台のステルス装甲車には、サンプルとして捕獲された動物や、今回の戦闘で死んだザコ
戦闘員を、補充するために捕えられた入園客らが、詰め込まれている。ザコ戦闘員の回転率は、
ブラック企業の社員並みに高い。
「真奈美!退却だってよ。今日も、生き残れたね!神様に感謝しな!」
ザコ戦闘員の真理恵が、素早く逃げて行く。初代ピンクの真奈美も、体のあちこちの痛みを抑
えながら、フラフラと付いていった。
「待って・・・置いて行かないで・・・」
「逃げるの!もっと闘いなさいよっ」
真由が、追いかけようとする。
「うらひりものは、ほうっておへ」
ブルーが止めた。今日の戦いは上出来だった。レッドが全身を複雑骨折して、下半身が麻痺し
た以外、スカイレンジャーに損害が出ていない。警官隊の死傷者は、関係ない。縦割り行政で、
他省庁の問題になるからだ。警官は、警視庁。スカイレンジャーは法務省の管轄だ。
「スカイダスト号がひっくりかえってるわ。どうするの?」
真由が聞いてきた。
「仕方ない、電車か、バスで帰るしかないな」
「レッドは?」
「救急車を呼んであるから大丈夫だろ」
4人は,上野駅から山手線に乗った。暑いのでヘルメットは外す。
「秋葉原で、遊んで帰ろうか」
「それ、いいかも」
「おへは、さきに、かへる」
イエローとピンクは秋葉原で電車を降りた。ホワイトは、気分が悪そうだ。
「怖い、怖いよう・・・あたし、気分が悪いから、今日は、もう家に帰ります・・・」
「ちっ、よわむひの女め・・かっれにひろ」
ブルーは、シルバーシートに座ったまま黙り込んだ。近くで立っている老人にガンを飛ばしながら。
493名無し調教中。:2009/11/18(水) 04:50:53 ID:buRXP0jX
494作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/11/19(木) 08:13:37 ID:kSlRgwxH
>>477
由梨香編は、ネタ切れです。
まとめサイトのアナザーの方で、bibiさんが書いておられます。
そちらを、どうぞ。

>>469
続編の予定があったのですが、うやむやになって、忘れてしまいました。
495名無し調教中。:2009/11/20(金) 00:28:22 ID:PxYGyfIX
>>494
作者さん、乙です。
由梨香編ネタ切れとは残念ですが、奴隷夫婦や芸人美咲など
他の話は続けてくれると嬉しいです。楽しみにしてますよ!
496名無し調教中。:2009/11/20(金) 14:06:10 ID:vsHxMXTY
某航空会社が不渡りしそうで揉めているけど、時事ネタとして
収益改善のためのスッチー達の努力と屈辱をJAM航空を舞台に描いてくれないかな
497名無し調教中。:2009/11/22(日) 22:24:29 ID:IBUYoeY8
スカイレンジャーの話は>>492できりがよさそうだけど、これで終わりか?
498名無し調教中。:2009/11/23(月) 18:54:05 ID:/kaX25tM
>>497
だとしたら「ナントカ編、おわりです。」って注釈付けてくれるでしょ
ピタゴラス博士か鉤十字団視点からの後日談があると思われ…たぶん
499名無し調教中。:2009/11/23(月) 23:58:24 ID:SvbjQZzK
man after man 500万年後の人類たち
ttp://www.sivatherium.narod.ru/library/Dixon_3/16_en.htm

食用のグロイ肉塊も、移動用の馬の様なやつも皆人類の子孫だが、
別の系統に進化した人類の子孫(馬人に跨る虫のようなやつ)に支配されているんだと…

どことなく作者さんの世界感と共通するものがある?
500名無し調教中。:2009/11/24(火) 01:49:06 ID:i3DfXurK
この手の未来予想図は言ったもの勝ちだから嫌いだな
501作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/11/25(水) 11:14:01 ID:O8lnd52L
鉤十字団の秘密基地では、初代スカイピンクこと宮前真奈美が、ゴキブリ女の制裁を受け
ていた。スカイダスト砲の直撃を受けたゴキブリ女は、全身に包帯を巻いている。
「何だ、あの戦いっぷりは!」
ゴキブリ女のビンタが、真奈美の頬に飛んだ。容赦のない強い力だ。
「うっ!申し訳ありませんっ!」
唇が切れ、口の端から血を流しながら真奈美が謝った。
「謝ってすむなら、正義の味方なんて、いらないんだよっ!」
再び、ビンタが飛んだ。真奈美とて、今日の戦いでは、先頭に立って人一倍、疲れ、ダメー
ジも受けている。疲労で、頭がクラクラし、立っているのもやっとだった。
「以前の仲間が、相手だからって、手を抜いていたんじゃないだろうね?」
「いえ、決して、そんな事は」
「信用出来ないね。懲罰室行きだよ。覚悟しな」
いくら弁解をしても無駄だった。ゴキブリ女は、怒りの全てを真奈美に向けているのだ。悪の
組織の中で一人働く、元正義の味方を、どんなにいたぶっても、どこからも文句は出ない。
同情どころか、ザコ戦闘員多くは、心の中で、ざまあ見ろと、声援を送るだろう。
「連れて行きな」
「ヒー」
真奈美は、両脇をザコ戦闘員に掴まれて、懲罰室へと引き立てられた。今日は、夜通し、辛
い拷問を受けるのだ。懲罰室で、真奈美は、今日の戦いでズタボロになったピンクのバトル
スーツを剥ぎ取られ、全裸にされた。全身に、打撲傷の青痣が一面についていた。海老反り
の態勢で縛りあげられ、滑車で宙吊りにされた。
「むぐっ・・」
無理な姿勢で締め上げられ、関節がきしむ。縄で縛られ、全体重を支えている部位が、血行
を止められ、激しく痛んだ。ザコ戦闘員達が、拷問の準備を終えたころ、ゴキブリ女とウーパ
ールーパー男が入ってきた。挨拶代わりにゴキブリ女が、スタンガンを真奈美のオマンコに
押し当てる。
502作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/11/25(水) 11:14:48 ID:O8lnd52L
「ぎゃあああっ!」
「碌な働きもしないで、悲鳴だけは一人前だな」
ウーパールーパー男が、真奈美のオマンコを広げ、クリトリスを指で、はじきながら言った。
「うくっ・・・あなたに、言われたくないわ・・・」
つい真奈美は、言ってはいけない事を口走ってしまった。ウーパールーパー男は動揺し、
エラがピクピクと痙攣した。
「な、なにを!ザコ戦闘員以下の立場のくせに!怪人の俺を愚弄するのか!」
ウーパールーパー男は激怒し、木刀で、宙吊りになっている真奈美の裸体を滅茶苦茶に
殴った。
「うげっ!うげええ・・・やめて!死んじゃうわっ!」
「お前など死んでも一向に構わんのだ。なんなら必殺技の練習台にしてやろうか」
弱い立場の者には、徹底的に強気に出て、周囲に自分の存在感をアピールすればいい。
それがウーパールーパー男の持論だった。
「うげっ・・・あなたに必殺技があったなんて知らなかったわ・・・」
「俺も、怪人の端くれだ。必殺技くらい持っている。いつか見せてやるさ」
ウーパールーパー男は、不敵に笑った。
「この女、少し鉤十字団を舐めている様よ。水槽を用意しなさい」
「ヒー」
ゴキブリ女の指示で、真奈美の真下に大きな水槽が用意された。水面には、無数の氷が浮
かんでいる。
「下ろしなさい」
滑車が下された。真奈美の体が、氷水の中に漬けられた。
503作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/11/25(水) 11:15:30 ID:O8lnd52L
「冷たいっ!」
「どう?塩分多めの海水に氷を入れたものよ」
塩水が、真奈美の全身の傷口から染みてきた。
「ぎゃあああ!痛いっ!沁みるうう・・・出して、早く出して!」
そればかりか、氷点下に近い水温が、急速に真奈美の体温を奪っていった。
「うるさいから、頭まで沈めろ」
滑車がさらに下ろされ、真奈美の頭頂までが水没した。水面下に沈む前、とっさに大きく
息を吸い込み、肺に空気を確保したものの、たちまち酸欠状態になる。水面に浮かび上
がろうともがいたが、海老反りの格好で縛られているため身動き出来ない。
「いい気味だぞ、スカイピンク」
ウーパールーパー男が笑った。真奈美は水中で、頬を膨らませた状態で苦しそうに顔を
歪めている。元が美形だったため、歪められた顔は嗜虐心をそそった。
「上げろ」
窒息の限界ぎりぎりで、ゴキブリ女は、真奈美を水槽から引き揚げさせた。真奈美は、激
しくせき込み、目や鼻から体液を垂れ流している。冷え切って紫色に変色した体を、ウー
パールーパー男が、木刀で滅多打ちにした。
「ぎゃおおお!やめてっ!死ぬうう!」
「うるさいってんだよ」
ゴキブリ女が、水槽に浮いていた氷の塊を手に取り、真奈美の口にねじ込んだ。
「もがががああ」
「こっちも冷やしてあげるわ」
ゴキブリ女は、真奈美のオマンコとアナルにも氷を詰め込んだ。手足を縛られているため、
自分で取り出すことが出来ない。3つの穴から伝わってくる痛いくらいの冷たさに、真奈美
の体はガクガクと痙攣した。
「おおおおお!」
両目から涙が滝のように、ほとばしった。
「沈めろ」
再び、氷水の水槽に真奈美の肉体が沈められる。急速に体温を失っていく体に、真奈美
は死の危険を感じた。
504作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/11/25(水) 11:16:13 ID:O8lnd52L
(殺される・・・)
ゴボゴボと口から空気が漏れた。押し込められている氷のせいで、うまく口を閉じ合わせる
ことが出来ない。喉から肺へ水が流れ込んで来ようとするのを止めるのが精一杯だった。
(寒い・・・苦しい・・・空気を・・・空気を吸わせて・・・なんでもするから・・)
意識を失う寸前に、真奈美の体が水槽から引き揚げられた。ぐったりとし、体温を奪われて
感覚のない体に、再び木刀の雨が浴びせられる。
「糞。腐ってもスカイレンジャーだ。そう簡単には死なないだろ。ウーパールーパー、遠慮し
なくていいよ」
「はい、ゴキブリ女様」
真奈美が、水責めから解放されたのは、十数回、上げ下げが繰り返された後だった。縄を
解かれ、床に放り出された真奈美は、指一本動かす事すら出来なかった。
「糞、糞、糞、次はこいつだよ」
ゴキブリ女は、待ち針の束を取り出した。ザコ戦闘員に真奈美の右腕を抑えさせる。
「さあ、地獄の痛みを味わいな」
ゴキブリ女は、真奈美の人差し指と爪の間に針を刺し込んだ。
「うぎゃあああああ!」
それまで、死んだように目を閉じていた真奈美が絶叫した。桜色の爪に血が滲んでいる。
「そら、もう一本」
「ぎゃああああ!やめてええ!」
中指の爪にも、針を刺し込んだ。
「あと18本あるよ。ほらもっと、いい声で泣きな!」
薬指の爪にも、針を刺し込んだ。
「いやあああっ、もう勘弁してええ」
「おやおや、正義の味方の癖にだらしないね」
ゴキブリ女は、ゆっくりと時間をかけて両手両足、全ての指の爪に待ち針を突き刺してい
った。真奈美は、あまりの苦痛に脳の神経が焼き切れるのではないかと思った。
505作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/11/25(水) 11:16:57 ID:O8lnd52L
「四つん這いになりな。特大浣腸をしてやるよ」
真奈美は、20本の指から伝わってくる激痛を堪えながら、言われた通りに四つん這いに
なった。針は、当分抜いて貰えそうな雰囲気ではない。ザコ戦闘員の一人が、バズーカ砲
ほどもある浣腸器を持ち出してきた。
「10リットルだ。入るかな」
浣腸液は、先ほどの氷水に、濃縮グリセリンとタバスコを混ぜて作ったものである。ザコ戦
闘員の一人が、肩に担いで真奈美の肛門に先端を突き刺し、注入が始まると、真奈美の
内臓は、タバスコの刺激で焼けるような痛みに襲われた。
「熱い!熱い!お腹が焼けるうう!」
真奈美は、針の刺さった両手で腹を掻きむしった。腹の内側から来る余りの痛みは、指先
の激痛を忘れさせる程だった。
「死ぬううう!ぎゃああああ!」
真奈美のお腹が妊婦のように膨張した。内臓が浣腸液で圧迫され、口から飛び出しそうで
ある。肛門から大腸、小腸、胃と浣腸液が逆流して来る不気味な感触に、発狂しそうになった。
「さすがは、スカイレンジャーだね。10リットル全部入ったよ。改造されていない、卑弱な人
間にしては、よく耐える」
「苦しい・・・いっそ、殺して・・・」
真奈美は、ゴキブリ女に哀願した。
「糞、あわてなくても、いつか殺してやるよ。近い将来、確実にね」
「あああ!」
ゴキブリ女は、ザコ戦闘員に命じ、ズタボロになったスカイピンクのバトルスーツを床に敷か
せた。
「お前の大事な、バトルスーツだ。その上にクソを、ひり出しな」
真奈美は、目を開けて、目の前に広げられた、ピンク色のバトルスーツを見つめた。戦闘で
生地が傷み、所々破れているが、それは今現在、真奈美の唯一の所有物だった。正義の味
方にとって、神聖なバトルスーツに排便をしろと言われているのだ。
「ああ・・・そんな・・・出来ない・・・バトルスーツをウンチで汚すなんて・・・」
「じゃあ、そのまま、永久に苦しんでいるかい?」
下腹部の苦痛は限界に来ていた。早く浣腸液を体外に出さないと、圧力で内臓がやられて
しまうかもしれない。その恐怖心は、指先の外傷の比ではなかった。
506作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/11/25(水) 11:17:39 ID:O8lnd52L
「ああ・・」
「早くしな。ついでにオナニーしながらやるんだよ」
真奈美は、観念した。そろそろと四つん這いで歩き、ピンクのバトルスーツの上にしゃがみ
込む。そして待ち針の突き刺さったままの右手で、オナニーを始めた。
「うぐ・・・みじめ・・・」
詰め込まれた氷で冷やされ、凍傷になっているオマンコに感覚はなかった。
「イキながら、同時にクソを垂れるんだよ。タイミングを間違えたら殺すからね」
「はい・・・」
真奈美は、懸命に指で感覚の無いオマンコを擦った。肛門の菊蕾が盛り上がり、今にも浣
腸液が漏れそうになる。タバスコに刺激され、焼けるような便意に、全身から汗が吹き出し、
冷え切って紫色になっていた肉体に、再び赤みが差し始めた。
「イク・・・イキますっ!」
「スカイピンク、イキますって、叫べ」
「あっ、あっ、スカイピンク、イキます!」
菊蕾から、ジェット噴射のように茶色の液体が吹き出した。真奈美の肉体がビクンと反り上
がる。ピンクのバトルスーツが茶色に染まり、真奈美の体内から出た固形物が、特殊繊維
の生地の上に散乱した。
「うわ、臭せえ」
ウーパールーパー男が、たまらず、エラを閉じて言った。真奈美は、排便とオルガスムスに
よる一瞬の解放感を味わい、そのまま精神の糸が切れたように、気を失って、自分の糞尿
の中に突っ伏した。
507作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/11/25(水) 11:19:38 ID:O8lnd52L
スカイレンジャー編、終わりです。

このジャンルは、今まで書いてなかったので、一番書き易いです。
508名無し調教中。:2009/11/25(水) 13:23:40 ID:1+9NM65Q
>>507
乙!スカイレンジャーは体を特に鍛えていないと思いきや
陰ながら努力していたのか・・・?
509名無し調教中。:2009/11/25(水) 21:40:06 ID:l88qMcB3
>>507
執筆活動、乙です

次の戦いに挑む際に、真奈美には全裸か
(美咲が以前着用していたような)卑猥な特注タイツ姿でお願いしたいです
510名無し調教中。:2009/11/25(水) 23:32:15 ID:/8HSbXPB
>このジャンルは、今まで書いてなかったので、一番書き易いです。

今もってこれだけのペースで更新を維持されていることに驚きです
次の話も楽しみにしています・・・もし鼻と豚シリーズだったら不満ですけどw
511名無し調教中。:2009/11/26(木) 01:26:42 ID:dCl/ttei
>>509
くり抜かれた穴あけタイツ姿はもう既出だから、
むしろ反対に極小のV字ハイレグがいいな
着るキャラは誰でもいいから、一人くらい出してほしい
512名無し調教中。:2009/11/28(土) 00:29:48 ID:kD0Hj4vX
>>113の話、アナザー掲示板に少しだけ載っているけど
作者さん続き書いてくれないかな
513作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/12/04(金) 22:36:54 ID:WZArLjtk
2009年11月、新宿にあるJAM航空本社ビルの屋上ヘリポートに、ネオガイア製の小
型飛行艇が着陸した。運ばれてきたのは、ネオガイア星人のクセノフォンだった。代表
取締役社長の小笠原信照が、恭しく出迎える。
「おはようございます、クセノフォン支社長」
クセノフォンはJAM航空の大株主である、ソロン財閥の代理人だ。
「今日は、私が何の用事で来たか、わかっておるな?」
「ははっ」
小笠原は、神妙な顔付きで頭を下げた。JAM航空の業績低迷の件だろう。クセノフォン
を賓客のための応接室へと案内し、飲み物を用意させた。美女を素材にした人間テーブ
ルに、人間ソファなど調度品が揃っている。彼女達は、リストラされた秘書課の女性社員
や、事務社員だった。
「どうぞ」
ミニスカ、へそ出しのメイドがコーヒーを運んで来た。彼女は、唯一、生体家具への改造
を免れた社長秘書だった。クセノフォンは、出された地球製のコーヒーを、まずそうにす
すると、持参した書類をテーブルの上に広げた。
「JAM航空の業績が、あり得ないくらいに、低迷している。なぜだ?」
「ははっ、昨年よりの世界的なサブプライム不況で、利用者が減っているのが主な原因か
と思われます」
小笠原は、当たり障りのない答え方をした。クセノフォンの目が吊り上がる。
「そうじゃないだろう。ライバル会社は、逆に業績を上げている。この項目はなんだ?」
クセノフォンは、財務報告書の一点を指差した。
514作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/12/04(金) 22:37:31 ID:WZArLjtk
「それは、退職者への企業年金です。ソロングループの傘下に入る前に、行ってい
た制度で、退職者OBへの年金の支給を行っております」
「それにしては、多すぎる。こんなものを払っているから、毎年赤字なのだ。全額カット
して、借入金の返済に回せ」
「それでは、労働組合が・・・」
「嫌なら、我が社の100パーセント子会社にして、強制執行させてやろうか?」
小笠原は、受け入れるしかなかった。どうせ、労働組合は、ここ数年、名ばかりの組織
になっている。
「採算の合わない、地方空港への便数を減らせ。それからキャビンアテンダント、パイロ
ットを含む全社員の給料カット」
「ははっ、仰せの通りに」
小笠原は、テーブルの上に額を擦りつけて承諾した。
「その他の施策は、お前に任せる。いいか、一年以内に黒字にするんだぞ。もし出来なか
ったら、お前の首が飛ぶと思え」
「ははっ!」
ネオガイア星人の言う、クビとは、文字通りレーザーサーベルでの処刑を意味している。
生きていたければ、死に物狂いで業務改善に取り組むしかなかった。
(ううっ、死にたくない。どんな手段を使ってでも業績を改善させなければ・・・)
女の裸体で出来た人間テーブルの生温かさを額に感じながら、小笠原は、肝に銘じた。
515名無し調教中。:2009/12/05(土) 12:58:55 ID:k2d0pOtA
>>496がリクエストした時事ネタ、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!

スッチーたちの新制服(全裸は嫌!)やパフォーマンスに期待
516名無し調教中。:2009/12/06(日) 22:51:00 ID:wSkXocYK
>>514
作者さん、乙です
より過激なスッチーショー、楽しみにしてますよ!
517名無し調教中。:2009/12/08(火) 13:27:51 ID:YaAq93+M
芸能人編でもいいけど
マンコを活用した下品な芸のショーをお願いしたい
518名無し調教中。:2009/12/13(日) 23:39:20 ID:o6+2gn2g
作者さんも師走で忙しいのか?
今年のうちにスッチー編読みたいな
519作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/12/14(月) 09:31:11 ID:dPsP04rs
早乙女芹菜(29歳)は、成田空港の待機室で本社からの通達を呼んで愕然となった。
給料3割カットと書いてある。
「冗談じゃないわ」
芹菜のCAの制服は、他の航空会社の物とは違い、股下0センチのミニスカートにノース
リーブスという露出の多い代物である。給料は、元々、他社のCAに比べて半分以下なの
だが、それが、さらにカットされると言うのだ。
「こんな給料じゃ、生活出来ません」
芹菜は、30代後半のチーフパーサーに訴えた。手取りで月、10万円あるかないかだ。
「早乙女さん。我が社は、赤字なんです。生活を切り詰めて対応して下さい」
「無理です、家賃が払えません」
「あなた一人暮らしだったわね。マンションを引き払って会社の寮へ移りなさい」
会社の寮というのは成田空港の近くにある、4畳半で二人一組が生活するという粗末なア
パートだった。芹菜に彼氏はいない。以前付き合っていた彼とはJAM航空が、風俗まがい
のサービスを提供するようになってから、すぐに別れた。会社が、ネオガイア星人の傘下に
入ってからは、従業員が勝手に退職することも許されなくなり、芹菜は、理不尽な労働環境で、
結婚もせずに、働き続けるしかなくなっている。
「さ、いつまでも、ぶー垂れてないで、シンガポール行き56便に搭乗するわよ」
「・・・」
520作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/12/14(月) 09:32:11 ID:dPsP04rs
芹菜は仕方なく、ステイバッグを引きずって搭乗口へと向かった。成田空港で、露出
の多い格好をしているのは、JAM航空のキャビンアテンダントと、地上勤務の女性職
員達だけである。ヘソ出し、ミニスカ、ノースリーブスの制服姿は、嫌でも周囲の目を引き、
あからさまにスケベ心のこもった視線を、彼女達は、嫌というほど注がれた。JAM航空
のジャンボジェット、ボーイング747には、30人あまりのCAと、5人のパイロットが配置さ
れている。通常の倍以上の人数だ。400人以上の乗客に、濃厚なサービスを提供するた
めには、このくらいの人数が必要なのだ。これも、JAM航空の人件費を増大させ、一人当
たりの給料を下げている要因である。キャビンアテンダントやパイロットというイメージに釣
られて応募してきた若者達が、入社後、退職することも許されず、事実上奴隷状態で、風
俗まがいの仕事をやらされている。
「マニラ経由、シンガポール行き56便、離陸します」
400席のシートは、エコノミー、ファーストクラス共に、ほぼ満席だった。乗客は、男性客が
圧倒的に多い。ほぼ全員が、JAM航空のCAによる、お色気サービスが目的なのだ。JAM
航空の国際便は、空飛ぶ風俗店と揶揄されていた。
「当機は、安定飛行に入りました。ベルトを外して、席をお立ち頂いても構いません。御用の
方は、お手元の呼び出しボタンで、お知らせくださいませ」
離陸後、しばらくして、チーフパーサーがアナウンスした。芹菜は、シートベルトを外して立ち
上がった。これからが忙しくなるのだ。芹菜のオマンコの中に挿入されていたバイブレーター
が振動した。短く3回、7回、6回と震動する。376番の席に座っている乗客が呼んでいるのだ。
芹菜は、速足で通路を歩き、呼ばれた席へと向かった。スーツ姿の40代のビジネスマン風の
男だった。
「ホットコーヒーをブラックで一つくれ。それからフェラチオサービス」
自然なイントネーションの日本語だった。日本人の様である。
「はい、すぐに御用意いたします。しばらく、お待ちください」
521作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/12/14(月) 09:35:28 ID:dPsP04rs
芹菜はコーヒーを入れるために一旦厨房に戻った。紙コップにコーヒーを入れ、再度
376番シートへ行く。ファーストクラスは、本番OKだが、エコノミーはフェラチオと素股
までなのだ。芹菜以外の30人のCAも、各自呼び出しを受けて、てんてこ舞いをしていた。
操縦席からパイロットも呼び出され、数少ない女性客にサービスをしている。そのために
パイロットが5人もいるのだ。芹菜は、日本人ビジネスマンにコーヒーを渡すと、広げられ
た両脚の間に蹲り、白魚のような手で、ズボンのファスナーを下した。パンツの下から赤黒
いチンポを引っ張り出す。そして、消毒液の染み込んだ、おしぼりでよく拭いてから、口に
含んだ。
「うっ」
芹菜が、亀頭の裏筋を舐め上げると、男が軽く呻いた。4年間、フライトの度に数多くの肉棒
を咥え込んできた芹菜は、男の性感帯を知り尽くしている。性感が高まって来たところで、
一旦口を離してじらし、再び咥えるのだ。芹菜は、10分きっかりで男を射精させた。シンガポ
ールへ着くまでに、乗客の大半をイカせなくてはならないので、それ以上の時間は、かけら
れない。男のビジネススーツを汚さないように、精液を全て口の中で受け止め、飲み下すと、
ウェットティッシュでペニスを綺麗に拭きあげ、ズボンの中へ戻した。
「また、何かありましたら、お手元のボタンで、お呼び下さい」
「ああ、判った」
大抵の男は、一度イカせると、疲れが溜まっているのか、そのまま、しばらく眠りこんでしまう。
案の定、芹菜が、相手をした男もウトウトとし始めた。芹菜が、トイレの手洗いでイソジンを薄
めた消毒液で、うがいをしていると、オマンコに挿入されたバイブレーターが、2回、1回、9回と
震動した。219番の席の乗客が呼んでいるのだ。他のCAは全員サービス中で、空いているの
は芹菜だけのようである。
522作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/12/14(月) 09:36:29 ID:dPsP04rs
「早乙女さん、219番のお客様に付いて」
チーフパーサーの指示で、芹菜は、服装を正すと呼び出しを受けたシートへと向かった。
チーフパーサーだけは、年増のため、直接、搭乗客への性的サービスは行わず、もっぱ
ら他のCAに、仕事の割り振りをしている。今度の客は、70代のアジア人男性だった。彼
の放つ雰囲気から日本人ではない事が、長年の経験で芹菜には、すぐに判った。
「熱いお茶を下さい」
「はい、かしこまりました」
日本語のイントネーションから、中国系ではないかと、芹菜は推測した。紙コップにお茶を
入れて席に戻ると、老人は飲みながら、空いている方の手で、芹菜の尻をスカートの上から
撫で始めた。股下0センチのスカートの下は、黒のパンティとストッキングで覆われている。
老人は、スカートの中に手を入れ、パンティとストッキングをずり下げた。
「フェラチオをいたしましょうか?それとも素股が、よろしいですか?」
股間を、老人に嬲られながら芹菜が尋ねた。
「いや、この年で、そのような行為は体に悪いです。見るだけで結構。私に、あなたのオナニ
ーを見せて下さい」
老人の申し出を断る理由はなかった。エコノミークラスでは、本番以外は、なんでもありなのだ。
芹菜は、老人の座席の前に、向かい合うように仁王立ちになり、自分の手でオナニーを始めた。
JAM航空のCAにとって、このくらいのサービスは軽い方である。ミニスカートの下から、女の
秘部の匂いが漂い始め、お茶をすする老人の目が、食い入るように、股間の割れ目に注がれた。
老人は、股間の指の動きを見ながら、上目づかいに、じっと芹菜の表情も観察している。29歳と
はいえ、芹菜の肌は、まだまだ若く、張りがあった。オナニーをしながら芹菜が、横目で機内を
見渡すと、すぐ近くの席では、イケメンの副操縦士が、白人女性の足元に跪き、ふくらはぎをマ
ッサージしていた。白人女性は、副操縦士にジェスチャーで、スカートの中に頭を入れるように
指示しているようだった。クンニをさせるつもりなのだろう。機内のそこら中で、CAやパイロットが
サービスに励む様は、まるで新宿歌舞伎町のピンサロのようだった。
523名無し調教中。:2009/12/14(月) 22:45:32 ID:WvFmOtwu
乙です!
以前芹菜の同僚として出ていた
もう一人のスッチーさんはどうしているんだろう?
524作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/12/15(火) 00:08:33 ID:YHu/7KRJ
かなり以前に、少し書いただけのネタなのに、よく覚えていらっしゃいますね。
私自身、読み返してからじゃないと、細部を、思い出せないくらいでした。
525作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/12/18(金) 00:01:12 ID:qwPgejZ8
「うっ、ああっ・・・いく、いく・・」
芹菜が、小さな叫び声をあげ、絶頂に達した。女のオルガスムスは静かな物である。射精も
なく、外見上は何も変化がない。
「お客様、これでよろしかったでしょうか?」
「今度は、私がイカせてあげます」
中国系の老人の指が、芹菜の割れ目に這わされた。人差し指が膣内に入り、親指がクリトリ
スをまさぐっている。老人は、長い人生で数々の女を弄んで来たのであろう。その手付きは、
女の快楽のツボを知り尽くしていた。
「あっ、気持ちいいっ!」
芹菜は、今、イッたばかりだというのに、数分も経たずに再び絶頂に押し上げられた。2度目
のオルガスムスを迎えたが、老人の指の動きは止まらない。
「あっ、あっ、またイッっちゃう・・・いやっ、おかしくなりそう」
「お客様へのサービスを嫌がるのは、ダメあるね。航空会社へクレームを、つけるあるね」
老人が、意地の悪い本性を剥き出しにしてきた。
「お前の名前は、早乙女芹菜と・・・メモしておくあるね。覚悟するあるね」
老人は、CAの制服の胸元に付けられている名札を見ながら言った。
526作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/12/18(金) 00:01:56 ID:qwPgejZ8
「い・・いえ・・そういう意味で言ったのでは・・・あっ・・・あっ・・・また、イッちゃう」
淫液が、ツーッと太腿を流れ落ちた。芹菜のCAとしての理性が吹き飛び、頭の中が真っ赤
になる。こんなに短時間に絶頂を極め続けては、フライトが終わるまで体力が持たない。老
人の愛撫は、中継地点のマニラに着陸する寸前まで続き、ようやく解放された芹菜は、腰が
ガタガタになって通路に倒れ込んだ。
「アテンションプリーズ。当機は間もなく着陸態勢に入ります。お客様は、席にお戻りになり、
シートベルトをお締め下さいませ」
チーフパーサーの声がアナウンスで流れた。芹菜は、這うようにCAの専用席へと戻った。
「早乙女さん、何やってるの?一人のお客様に時間をかけ過ぎよ」
小声で、チーフパーサーに注意された。
「す、すみません・・・」
芹菜は、疲労から来る猛烈な睡魔に襲われながら謝るしかなかった。
527作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/12/18(金) 00:18:35 ID:UzXM8sHr
約7時間のフライトの後、JAM航空56便は、シンガポール国際空港に到着した。以前
なら、職務上の特権をいかして、シンガポールでショッピングと洒落込むのだが、今は、
そうはいかない。短い休息時間の後、空港でのスッチーショーに出演しなくてはならな
いのだ。
「だいぶ疲れているようだけど、大丈夫?」
芹菜は同僚のCAに、心配そうに声をかけられた。
「ええ、大丈夫よ。ユンケル飲んだから」
ターミナルの出発ロビーの一角に、JAM航空用の特設ステージが設けられている。そ
こで客寄せのために繰り広げられる卑猥なショーに、シンガポール政府から度々非難
を受けているが今のところ、強制排除は行われていない。道にゴミを捨てただけで罰せ
られる、お国柄だというのに、金融と貿易中継地点としての立地に頼って生きていくしか
ない小国であるシンガポール政府は、JAM航空のバックに付いているネオガイア資本
を恐れているのだ。本物の日本人スッチー10人が、横一列に並んでパンチラダンスを
始めると、ステージの周りに黒山の人だかりが出来た。
(ステージに立つ時は、キャビンアテンダントではなくて、昔ながらのスッチーなんだわ)
芹菜は、股下0センチのミニスカートの下の、黒いパンティを見せつけながら、考えた。
彼女達が着ている制服は、フライト中に着ていたものと、全く同じ物である。着陸後、着
替えることも許されず、長時間の勤務で汗の染み込んだ、パンティやストッキングもそ
のままだ。アップテンポのテクノ系のダンスミュージックに合わせて踊りながら、黒パン
ティや黒ストッキングを脱ぐと、見物客めがて投げつけた。本物のスッチーが仕事中に
着用していた、お宝である。アジア系の見物客達は、次々とスッチーダンサーの手から
投げられる生下着を奪い合うように受け止め、手に取って、まじまじと眺めた。人目を憚
らず、さっそく匂いを嗅いでいる者もいる。ノーパンになったスッチー達は、さらに激しく
腰を動かし、陰部を前に突き出して、両手でオマンコのビラビラを開いて観客に見せつけた。
528作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/12/18(金) 00:20:52 ID:UzXM8sHr
「いいぞ、ねえちゃん」
「もっと、奥まで見せろ」
「ニッポン人最高ね」
英語や中国語、マレー語で野次が飛ぶ。フェラチオさえ規制されている性的行為や
性表現に厳しい国だけに、ムッツリスケベが多く、目の前に繰り広げられる生の日本
人女のストリップショーは、異常な熱気で迎えられた。
「飛行機乗るなら、J、A、M〜♪」
芹菜が歌い出す。
「バッチリ、サービスいたしますわよ〜ん♪」
ステージの横では、JAM航空の地上職員の女性が、搭乗券を売りさばいていた。
彼女達も、ほぼ半裸に近い露出度の高い制服を着ている。
「俺、チケット買い換えようかな」
「私、シンガポール航空のチケット、キャンセルしてくる、あるね」
JAM航空の搭乗券は、飛ぶように売れた。しかし、これだけ売っても、会社自体は
赤字なのだ。財務的には、退職者OBへの莫大な企業年金が、足を引っ張っている。
芹菜達CAは、雀の涙ほどの安いサラリーで、会社のために、体を張って頑張ってい
るにもかかわらず。
「ヒャッホー!」
奇声と共に、JAM航空のイケメンパイロットが、制服姿でステージに飛び出してきた。
56便に乗っていた副操縦士の一人である。パイロットは、激しく踊りながら制服を一
枚一枚脱いでいき、パイロット帽をかぶっただけの全裸姿になった。
「インサート!ハメハメダンス!」
全裸のパイロットは、並んで踊るスッチーを、端から順番にハメていった。ミニスカノ
ーパンのスッチーは屈んだだけで局部が丸出しになり、ハメやすい。テクノ音楽の曲
のリズムに合わせて一人10ストロークずつ挿入すると、次のスッチーに移る。芹菜
もハメられたが、快感も何もなかった。
529作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/12/18(金) 00:21:30 ID:UzXM8sHr
「ヒャッホー!」
ハメハメダンスが終わると、10人のスッチー全員に、パイロットの手からバナナが
一本ずつ配られた。踊りながら皮を剥き、ガニマタに足を開くと、オマンコに挿入する。
「インサート!バナナ、カット!」
全裸のパイロットがクルクルと回りながら、号令をかけた。10人のスッチーがガニ
マタで腰をくねらせながら、オマンコに力を入れ、バナナをカットした。芹菜も膣の筋
肉を思い切り締め上げ、バナナを切り落とした。数年前、これが出来るようになるま
で、血のにじむような特訓をしたものだった。それはスチュワーデスの訓練よりも辛
かった。
「ヘイヘイヘイ!ネクストステージ、イズ、ジャパニーズ、チャンバラ!」
オマンコからバナナを吐き出すと、次は、小さな日本刀のイミテーションを一本ずつ
渡された。1メートル程の短い日本刀である。刃の部分はアルミで出来ているため当
たっても、皮膚が切れて怪我をすることはない。スッチー達は、柄の部分をオマンコ
に挿入し、尻を突き出して剣舞を始めた。中腰で切り結ぶ、エロチックで無様なスッ
チー達の姿に、外国人の搭乗客達は、大喜びした。
「はっはっはっ、日本人、バカあるね」
「やれー、もっとやれー、もっと、ケツを振れー!」
大歓声に、芹菜は、喜んでいいのか、悲しんでいいのか、よく判らない心境だった。
530名無し調教中。:2009/12/18(金) 01:46:29 ID:FO5zPJ+6
期待以上にツボったwwwww

特に>>529
無様な見世物になると承知しつつ陰では血のにじむような特訓をさせられる…
奴隷夫婦(初期)や芸人モノにも通じる、これはいい羞恥責め
531名無し調教中。:2009/12/18(金) 08:50:23 ID:8hJ9jt5p
ユンケルは俺も毎朝世話に…

中国爺、本当にJAM本社にクレーム→反省のため芹菜だけにペナルティー、な展開希望
532作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/12/18(金) 10:36:01 ID:UzXM8sHr
翌日、シンガポールから成田へ帰るフライトは、別の便だった。56便は、機体の回転
率を良くするために、碌な整備や点検もせずに、既に、昨晩のうちに、代わりの搭乗員
チームを乗せ、別の航路へ飛ばされている。
「何これ」
芹菜は、帰りの機体の塗装を見て、度肝を抜かれた。機体に半裸で緊縄されたCAの
セミヌードが、ペイントされていたのだ。
「本社の宣伝部が、考案したそうよ」
チーフパーサーが説明した。JAM航空の制服を着たCAが、胸をはだけ、スカートをま
くりあげて、亀甲縛りにされている。口には赤いスカーフを猿轡としてかまされ、苦悶の
表情を浮かべている図柄だった。それは、昭和の頃のSM雑誌のイラストを思わせた。
「新たに、客室でのSMサービスも始めるらしいわ」
「そんな・・・お客様に、ロウソクを垂らされたり、鞭で打たれたりされるんですか?」
「そうよ、足で踏まれたり、ビンタをされたりもね。これが業務マニュアルよ、搭乗開始ま
でに読んでおいて」
「ひっ」
芹菜は、手渡された冊子をパラパラとめくりながら小さく悲鳴を上げた。
533作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/12/18(金) 10:36:51 ID:UzXM8sHr
帰りのフライトの機内は、まさに空飛ぶSMクラブだった。そこかしこで、美人のCAが、
お客様の足元に跪き、土足で顔を踏まれたり、唾を吐きかけられたりしている。芹菜は、
乳首に洗濯バサミを挟まれたまま、フェラチオを命じられ、余りの痛さに涙を流した。
「ファーストクラスへ上がる時は、鼻フックを付けて」
チーフパーサーに言われて、鼻フックを付けると、芹菜の、美形の顔が、豚の様に歪んだ。
「ねえ、芹菜。ファーストクラスに、プロゴルファーのジャガー・アイアンがいるよ」
階段を上がろうとすると、同僚のCAに、芹菜は、そっと耳打ちされた。ジャガー・アイア
ンとは、ゴルフに全く興味のない人間でも、名前くらいは知っているほどの有名人である。
アメリカ国籍で、十数人の愛人を持つと噂されるスキャンダラスな男だ。鼻フックで豚顔
になった芹菜が、興味津津でファーストクラスに、さりげなく上がっていくと、人種不明の
その男は、別のCAにセックスサービスをさせている最中だった。
(本当だ。ジャガー・アイアンだわ。わざわざ、JAM航空に乗るなんて、余程セックスが
好きなのね)
彼は、白人と黒人、アジア人の血が全て混ざりあっているらしい。まさに国際的な舞台
で活躍するにふさわしい容貌だった。
(有名人を間近に見れて、セックスも出来るなんて。つらい仕事だけど、これだけは役
得だわ)
芹菜は、韓流スターや、ハリウッドの有名人とも機内でセックスをした事があった。結局、
たぐいまれなる運動神経を持つジャガー・アイアンは、セックスの方も絶倫で、成田空港
に着くまでの7時間の間に、芹菜を含む3人のCAとセックスをし、その度に大量の精子
を放出した。CAの一人などは、わざと膣内に中出しさせ、ジャガー・アイアンの子供を孕
むのだと、意気込んでいた。
534作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/12/18(金) 10:37:28 ID:UzXM8sHr
「法外な、養育費を請求してやるわ」
「一度のセックスで妊娠すればね」
芹菜は、笑って答えた。いくらお金を貰っても、JAM航空との雇用契約は、従業員の側
から一方的に解除するわけにはいかない。芹菜は、機内でのSMサービスで、生傷だら
けになりながら、ようやく成田に到着すると、ホッと胸を撫で下ろした。明日は、休日である。
しかし、JAM航空の待機室で、また新たな通達を受け取る羽目になった。
「なによお、これ・・」
目をむくような内容だった。
「スッチー喫茶、スッチーキャバクラ、スッチーヘルス、スッチーソープ・・・」
「経営改善のため、新たな事業を始めることになったの」
チーフパーサーが説明した。
「早乙女さん。シンガポール帰りで疲れているところ、悪いんだけど、明日の休日は、無し
にして、今晩からスッチーソープで働いてくれる?」
「そんな、あたし、もうクタクタです・・・」
合計14時間の往復フライトに、シンガポール滞在中は、スッチーショーに出演していたの
で、この二日間、ほとんど休んでいない。
「若いんでしょ、大丈夫よ」
30代後半のチーフパーサーは、嫌味っぽく言った。
「本物の、スチュワーデスがいる店、というのが売りらしいの。だから、CAは全員、フライト
の合間に、これらの店に出勤して貰う事になるわ」
「チーフは、どうするんですか?」
「あたしも、フライトの無い時は、熟女専門店で働くわ」
チーフパーサーは、機嫌が悪そうだった。
535作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/12/18(金) 10:38:20 ID:UzXM8sHr
スッチー編、終わりです。
536名無し調教中。:2009/12/19(土) 11:53:58 ID:cLtCkPgS
>>535
作者さん、乙!やっぱりSMですよね!?
もう一人のスッチーさんが出てこなかったのはやや残念
537名無し調教中。:2009/12/19(土) 21:51:32 ID:H9B8vXfM
作者さんも年越しでいろいろと多忙だろうけど
年内にもう一話書いてくれないかな
538名無し調教中。:2009/12/20(日) 20:56:16 ID:rlzIQ0Jk
オマンコ芸、別の機会にまた書いてほしい
539名無し調教中。:2009/12/21(月) 10:57:51 ID:f9S8zK/Z
軽いノリでおもしろかったw
540作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/12/26(土) 21:22:27 ID:7bxxc7xV
2009年12月。さざなみ市の繁華街に近い公園で、矢萩麻衣(24歳)は、突然来た
寒波に、震えていた。
「畜生!また、寒い季節が来やがった。今年は暖冬だと、思ったのによう」
俗にブルーシートと呼ばれるビニールシートで作ったテントで麻衣は生活している。身
なりはボロボロで、主な食事は繁華街のゴミ箱から漁ってきたものだった。麻衣は、若
いだけに、まだ体力はあるが、年老いた浮浪者などは、冬場に凍死してしまう事が多い。
「ねえ、麻衣ちゃん・・・」
テントの隅に転がっていたケーブル人間の木之本恵美(31歳)が声をかけてきた。
「なんだよ。ちゃん、じゃなくて、様、だろ?」
「麻衣様・・・カートリッジに赤ランプが付いたのよ」
よく見ると恵美は泣いていた。ケーブル人間である恵美は、食事は必要なく、切断面の
生命維持装置に取りつけられた栄養カートリッジで生きている。恵美の胴体と首はネオ
ガイア星の技術で切り離され、ケーブルで繋がれていて、それぞれに別個の生命維持
装置が取り付けられていた。両腕はあるが、両足は無い。麻衣が以前に、脚フェチの男
に売り払ってしまったのだ。胴体と頭部の両方のカートリッジに、残量ゼロの警告ランプ
が点灯していた。ついに来るべき時が来たのだ。
「お願い、麻衣様。カートリッジを新しいのと、取り換えて」
「ふん、お前、いつも、死にたがっていたよな。ようやく、死ねて嬉しいだろ?」
「・・・死にたくない・・・」
麻衣は、テントを出て歩き出した。所持金は1361円である。商店街のパーツショップを
覗いてみた。ネオガイア製品も売っている店だ。店の中に入ると追い出されるので、歩道
からショーウインドウを覗きこむ。恵美の生命維持装置と、適合性があるのかどうかは判
らないが、とにかく栄養カートリッジらしき物体が陳列されていた。
541作者 ◆TJ9qoWuqvA :2009/12/26(土) 21:23:03 ID:7bxxc7xV
「23万円!」
麻衣は、値札を見て、目の玉が飛び出そうになった。万引き出来ないかと、様子をうかが
ってみる。ネオガイア製品を売る店には、ネオガイア製の防犯システムが取り付けられて
いるというのが常識だ。浮浪者の麻衣ごときが、万引きするのは絶対に不可能だった。
(無理だよ・・・)
麻衣は、もう一人のケーブル人間、原田慶介の最期を思い出していた。気が狂ってウザイ
ため、一度路地裏に置き去りにした慶介を、再び見つけ出し、恵美のために全ての栄養カ
ートリッジを奪い取ったのだ。自力では呼吸すら出来ないケーブル人間の慶介は、5分と
待たずに、あの世へ行った。その同じ運命が、今、恵美にも訪れようとしている。
「どうすりゃいいんだよ!」
麻衣は、泣いていた。汚い浮浪少女の麻衣が、売春をしたところで、とても短期間に23万
円は、稼げない。
542名無し調教中。:2009/12/26(土) 22:23:12 ID:zrO7UU9T
>>541
お忙しい時期に乙です
麻衣ちゃん、久しぶり!
543名無し調教中。:2009/12/27(日) 15:16:32 ID:rd/R6q4x
そう言えばそんなのもいたな>ケーブル人間
544名無し調教中。:2009/12/27(日) 21:12:05 ID:itcSiLta
>今年は暖冬だと、思ったのによう

禿同。それにしても

>矢萩麻衣(24歳)

う、嘘だろ…。もはや浮浪「少女」でもなんでもない、 ただの浮浪者じゃねーか…
545名無し調教中。:2010/01/08(金) 12:51:13 ID:VMu11rDh
年末年始の規制で書き込み激減
保守
546名無し調教中。:2010/01/09(土) 14:28:43 ID:sSz2Hi/l
んじゃ保守
547作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/01/13(水) 21:59:17 ID:AmYBOSBf
「23万円!」
麻衣は、値札を見て、目の玉が飛び出そうになった。万引き出来ないかと、様子をうか
がってみる。ネオガイア製品を売る店には、ネオガイア製の防犯システムが取り付けら
れているというのが常識だ。浮浪者の麻衣ごときが、万引きするのは絶対に不可能だ
った。
(無理だよ・・・)
麻衣は、もう一人のケーブル人間、原田慶介の最期を思い出していた。気が狂ってウ
ザイため、一度路地裏に置き去りにした慶介を、再び見つけ出し、恵美のために全ての
栄養カートリッジを奪い取ったのだ。自力では呼吸すら出来ないケーブル人間の慶介は、
5分と待たずに、あの世へ行った。その同じ運命が、今、恵美にも訪れようとしている。
「どうすりゃいいんだよ!」
麻衣は、泣いていた。汚い浮浪少女の麻衣が、売春をしたところで、とても短期間に23
万円は、稼げない。その時、麻衣の脳幹に埋め込まれたマイクロチップが活動を始めた。
「うおおおおおお!」
麻衣は、絶叫し両手を振り回しながら走り始めた。
548作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/01/13(水) 21:59:50 ID:AmYBOSBf
青山優作(39歳)は、さざなみ市のオフィス街のストリートで、若い女を物色していた。
上半身には、刑事らしくトレンチコートを着ているが下半身は性器が剥き出しである。
寒さには慣れたが、それでも風が吹く度に鳥肌が立つ。
「いい女、いねえかなあ」
ストリートを歩くOL達は、青山刑事と目を合わさないように避けて通っていく。毎日出
没する、この悪徳刑事は、彼女達にとって非常に迷惑な存在なのだ。
「ねえねえ、そこの君。ちょっと捜査に協力してくれないかな?」
青山刑事は、目を付けた清楚な、20代前半と思えるOLに声をかけた。会社の制服を
着た、そのOLは、金融機関へ持っていくための書類を入れた封筒を抱えている。
「おい、無視するなよ」
逃げようとしたOLの腕を、青山刑事が掴んだ。OLの顔が恐怖に青ざめている。この
刑事に、路上でセックスを強要された同僚が、星の数ほどいるのだ。
「身体検査をさせてもらうよ」
青山刑事が、うつむいて震えているOLの体を、服の上から触っていると、通りの向こう
から矢萩麻衣が、走ってきた。
「うおおおおお!」
「なんだ?浮浪少女か、うるさいぞ」
青山刑事は、肩ベルトから拳銃を引き抜くと麻衣めがけて、ぶっ放した。
「きゃっ!あぶねえ・・・何しやがる」
銃弾は、麻衣の足元を跳弾し、路上駐車してあったトラックのフロントガラスを割った。
「あ・・・止まった」
麻衣の体の動きが正常に戻った。驚いたショックで、マイクロチップが活動を停止したようだ。
549作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/01/13(水) 22:00:24 ID:AmYBOSBf
「ハァ、ハァ・・・ねえ、悪徳刑事、助けてくれよう」
麻衣は、藁にもすがる思いで、青山刑事に相談を持ちかけた。
「誰が、悪徳刑事だ?あ〜ん?」
青山刑事が、OLの胸元に手を入れながら言った。
「恵美が・・恵美が死にそうなんだ」
「恵美?ああ、あの、いつも地面を這いずり回っている裸の女か?」
「生命維持装置のカートリッジが、無くなりそうなんだよ」
青山刑事は、どうでもよかったが、暇なんで相談に乗ることにした。
550作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/01/13(水) 22:01:07 ID:AmYBOSBf
青山刑事は、OLに路上でフェラチオをさせて一発抜いてから、一旦さざなみ署に
もどり、ヘレンを連れて公園に向かった。ヘレンを連れに戻ったのは、ケーブル人間
の恵美と知り合いだと、知っていたからだった。
「ここだよ」
麻衣に案内されて、ブルーシートのテントを開けると、恵美がうずくまって泣いていた。
「交換用のカートリッジが、何十万円もして買えないんだよう。」
麻衣が、訴えた。ヘレンは、かつての仲間が死にかけているのを目の当たりにしたが、
警察犬のヘレンには、ビタ一文、貯金がなく、カートリッジを買ってやる事も出来ない。
「ソーリー、恵美。今のあたしは、ただの犬だワン。あなたが、こんな姿になってしまっ
た責任は感じているけど、どうすることも出来ないブー」
恵美は、両手で、頭部を持ち上げ、ヘレンの方へ向けた。泣き腫らして赤く腫れ上がっ
た目で、じっと、豚鼻になったヘレンの顔を睨みつけた。
「死にたくない・・・死にたくない・・・あなたのせいよ・・・助けてヘレン・・・」
「金貸してくれよ、悪徳刑事。なんでもするからよ」
麻衣が、頼み込んだ。
「ふん。浮浪者に何十万円も、貸す馬鹿が、どこの世界にいる?俺は刑事だ。女にも
不自由していない」
「死にたくない・・・死にたくない・・・」
「いい方法があるぞ。胴体を売れば、頭だけでも助かるかもしれん。もしくは、頭と胴
体をセットで、カートリッジなしのジャンク品として売ればいい。金持ちの物好きなら、
カートリッジを他所で買ってきて、使ってみようと思うかもしれん」
「そ、それだ。さすが悪徳刑事、悪知恵が働くよな」
551作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/01/13(水) 22:01:46 ID:AmYBOSBf
早速、麻衣は、恵美の体を公園の噴水の場所まで引っ張っていき、綺麗に洗った。
冬の冷水は冷たかったが、そんなことを言っている場合ではない。髪の毛も洗浄し、
整えると、公安捜査官だった恵美の、かつての美貌が、少しだけ蘇った。そして段ボ
ール紙にマジックで値段を書く。
『胴体のみ販売、30万円。胴体頭部、セットで100円、ただし栄養カートリッジは、
別途購入お願いします』
それを見て、青山刑事が、不満そうな顔をした。
「なんか、この値段設定おかしくねえか?」
「セットなら、無料で持っていってもいいよ。カートリッジさえ違う店で、買ってくれれ
ばね」
麻衣は、恵美を引きずって、いつも靴磨きをしている人通りの多い場所まで行った。
そして新聞紙を折り畳んでハリセンを作り、恵美の頭を叩きながら叫び始めた。
「さあ、いらっしゃい、いらっしゃい!ケーブル人間の叩き売りだよ!100円、100円
でどうだ。もってけ泥棒!」
暇な通行人が足を止める。31歳の恵美の体は、長年の浮浪者生活でいたるところ
が、虫に刺されたり、雨に打たれて角質化しており、顔にも生気がない。それでも、
オマンコを使ってセックスをしたり、フェラチオをさせたりは出来る。ただし、肉体を
100円で買っても、高額なカートリッジを買わなくては、すぐに死んでしまう。それを
説明すると、なかなか売れなかった。
552作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/01/13(水) 22:02:32 ID:AmYBOSBf
「もってけ泥棒!もってけ泥棒!」
「お願い・・・あたしを買って・・・死にたくない・・・」
恵美も自分から、通行人に売り込んだが、買い手は現れなかった。
「試しにオマンコ、使ってみてもいいよ」
恵美に自分の指で、オマンコを広げさせ、通行人に売り込んだ。しかし、路上で試す
勇気のある者はなかなか現れず、たまに現れても、カートリッジ代を払うのが嫌で、
購入を見送られた。
「いらっしゃい、いらっしゃい!裸の女が100円だよ!お買い得だよ!」
あくる日も、その次の日も、麻衣は叫び続けたが、とうとう3日目に、栄養カートリッジ
が完全に空になり、恵美は息を引き取った。
「死にたくない・・・もっと生きていたかった・・・」
それが恵美の最期の言葉だった。そして麻衣は、また一人ぼっちになった。
553作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/01/13(水) 22:03:15 ID:AmYBOSBf
麻衣編、終わりです。
554名無し調教中。:2010/01/14(木) 01:11:18 ID:z99WIqS7
>>553
乙です
今年もよろしくお願いしますm(_ _)m
555名無し調教中。:2010/01/15(金) 13:09:52 ID:GGh4rFcz
>>553
今更ながらあけましておめでとうございます
今年も作者さんの創作を楽しみにさせていただきます
昨年度のように、次の話は美咲編だと嬉しいです
556名無し調教中。:2010/01/17(日) 22:03:00 ID:DBB9ln4Z
次の話を書いたあたりでそろそろまとめサイトを更新してほしい
557作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/01/18(月) 21:03:24 ID:rUeJpqmv
まとめサイト、更新しました。
558名無し調教中。:2010/01/18(月) 23:56:44 ID:K4kscK3G
>>557
乙!しかしJAL、1万5千人リストラで株券紙切れとかマジ終っちゃったな
明日は我が身と思いつつ、リアル元スッチー出演のAVを楽しみにしてしまう
559作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/01/23(土) 21:45:43 ID:PFnMXCL4
1999年9月11日。ボストンのローガン空港に緊急着陸したJAM航空73便の機
内では、木之本恵美(22歳)が幻覚を見ていた。
(あ・・・夢・・・あたしが、異様な姿で地面に転がり、裸のまま、路上で死んでいく夢・・・)
なぜ、そんな幻覚を見たのかは判らない。その幻覚では、恵美の頭部と胴体は、切り
離されて、ケーブルで繋がれている。両足は無く、数日前に会ったCIAのヘレンが、
なぜか四つん這いで、顔を豚鼻に整形されて登場していた。恐怖のあまり、幻覚を見た
のか。
「こいつを、ぶっ殺すぞ!」
ドイツ人のテロリストが耳元で怒鳴った。胸元をカッターナイフで薄く切り裂かれたショッ
クで、一瞬、気を失いかけたようだった。恵美が幻覚を振り払い、気を取り直すと、目の
前では、全裸になった城山朋子が、スチュワーデスと抱き合ってキスをしていた。
「先輩・・・助けて・・・あたし、死にたくない・・・」
恵美が震えながら言った。久石千鶴は、少し離れた通路で、他人事のように冷たい視線
をテロリストに注いでいる。課が違うので噂にしか聞いた事がないが、この人は、非常に
冷酷な性格で、人質など眉一つ動かさずに、見殺しにしかねないらしい。すでにローガン
空港に着陸してから、かなりの時間が経っており、テロリスト、公安、乗客の間に疲労し
た空気が流れ始めていた。中でも一番疲労しているのは、立ったままオナニーを続けて
いる朋子だろう。
「くっ・・・」
朋子が眉根をしかめ、腰をわずかに震わせた。イッたのだろう。しかし、テロリスト側から
辞めてもいいという指示が出ないため、手を動かし続けなければならない。ハイジャック
されて緊急着陸をした73便の周囲を、普通なら空港警察が取り囲んでいるはずだが、
今は全米がネオナチスの攻撃に晒されており、操縦室もパイロットが全員死亡したため、
この状況では、管制センターと連絡を取ることすら出来ない。1時間が過ぎ、オナニーを
続ける朋子の手が痺れてきた。オマンコは擦り切れそうで痛く、明日香とディープキスを
続けている舌も感覚がない。この状況で動けるのは、千鶴のみだったが、彼女は、手近の
シートにもたれかかったまま、事態の成り行きを見守っている。
560作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/01/23(土) 21:47:48 ID:PFnMXCL4
「ディ、シュトゥワデス、ヤパーニッシュのオマンコを舐めてやれ」
手持無沙汰の方のテロリストが、ドイツ語と英語の入り混じった言語で命令した。明
日香が、顔から唇を離し、朋子の足元に跪くと、長時間のオナニーで赤く腫れ上がった
オマンコに舌を這わせた。舌を酷使している明日香も辛そうである。同性の性器に口を
つけるのは初めての経験である明日香は、胸の底から湧き上がる嫌悪感を押さえつけ、
酸っぱい匂いのする朋子の膣穴に奉仕を始めた。
(乗客を守るためだわ。スチュワーデスとしての務めを果たさなくちゃ)
神聖な職場である機内で、破廉恥な行為をする自分を正当化するために、明日香は、
そう言い聞かせた。さらに2時間が過ぎ、緊張の糸が限界に近づいてきた。テロリスト
二人は、恵美を人質に取ったまま、乗客シートに腰を降ろし、まだ生きているスチュワ
ーデスにあれこれ、指示をしては、飲み物やスナックを持って来させている。一方、恐
怖の余り、押し黙ったままの乗客達は、トイレに行くことすら出来ず、気分が悪くなって、
すすり泣いたり、嘔吐するものもいた。全裸の朋子と、制服を着た明日香は、汗だくに
なって絡み続けており、特に朋子の顔の憔悴が、他人の目から見ても、激しくなってき
ていた。
(そろそろ、潮時ね)
チャンスを見計らっていた千鶴が、そう考えた。
「あなた達、逃げられると思っているの?」
3時間の間、無言だった千鶴が、突然、口を開いた。
「逃げられなくてもいい。俺達のチームは、作戦に失敗したが、今、全米は火の海にな
っている。この空港に、我々の進駐部隊が来るのも時間の問題だ」
外の状況が判らない千鶴は、焦った。もし、彼の言う事が本当なら、ナチスの占領部
隊が来る前に、脱出しなければ、逆に捕虜になるのは千鶴達の方だ。
561作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/01/23(土) 21:48:23 ID:PFnMXCL4
「あたし達をどうするつもり?」
「逆らえば、殺す。そのまま大人しくしていろ」
「大人しくしても、どうせ、全員最後には殺すんでしょ。乗客も含めて、全員を皆
殺しもするんでしょ!」
千鶴の、『皆殺し』を強調した言葉で、乗客の間に、動揺が走った。
「やるなら、今すぐやりなさいよ!」
千鶴は、わざとテロリストを挑発した。
「黙れ、ぶっ殺すぞ!」
激昂したテロリストが、近くにいた何の罪もない、老婦人をカッターナイフで切り
つけた。
「キャアアアアア!」
乗客の間に悲鳴が上がった。
「人殺し!みんな、逃げて、殺されるわ!」
千鶴の扇動で、機内はパニックになった。それまで、大人しく座っていた乗客が、
シートから立ち上がり、右往左往する。テロリストは、カッターナイフを滅茶苦茶
に振り回して、目の前にいる乗客を次から次へと切り裂いていったが、パニックは
大きくなるばかりで、視界が遮られ、カッターナイフの刃も、ポキリと折れた。もとも
と空港のセキュリティを潜って持ち込んだ、ただの文房具である。武器を無くした
テロリスト二人に千鶴の鉄拳が襲いかかった。恵美と、朋子も反撃に転じる。強烈
なアッパーカットで、ノックアウトしたテロリストの喉に、千鶴は、フォークを容赦無
く突き刺した。
562作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/01/23(土) 21:49:06 ID:PFnMXCL4
「ぐえええ!」
「殺したのですか?」
朋子が、咎めるように千鶴に言った。
「正当防衛よ。乗客が何人死んだと思っているの。それに、もう、外の事態は、それ
どころじゃないのよ。ここが、敵の勢力圏に組み込まれないうちに、アメリカから脱出
しなきゃ」
千鶴、朋子、恵美の3人は、明日香にドアロックを開けさせ、非常用の縄梯子で、滑
走路に降りた。案の上、ローガン空港の管制塔もターミナルも、爆撃で破壊されて炎
上しており、職員も、空港警察も、自分達の事で、手一杯のようだった。
「西海岸へ逃げよう」
公安3人のうち誰も、飛行機の操縦が出来なかったため、空港の駐車場から一番早
そうなスポーツカーを見つけて乗り込んだ。泥棒になるが、気にしている場合ではない。
朋子がキーロックを破壊し、手作業でスターターのリード線を直結させる。
「エンジンがかかったわ」
朋子が、歓声を上げた時、JAM航空の制服を着た女が、車に走り寄って来た。
「お願いです。あたしも連れて行って下さい」
明日香だった。
「いいわ、乗りなさい」
4人の日本人女性を乗せたスポーツカーは、避難民で溢れるハイウェイを西海岸へ
突っ走り始めた。
563名無し調教中。:2010/01/24(日) 15:23:34 ID:pQ1mxiLo
支援
564作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/01/27(水) 11:07:44 ID:Sjhq3sp0
1999年、9月。アメリカ東海岸は、ネオナチスに占領された。ニューヨークを中心に、
北はボストン、南はフィラデルフィア、ワシントン、リッチモンドまで、南極から来たナチ
スの占領コマンドが展開し、支配下に置いた。生き残ったアメリカ副大統領は、ネヴァ
ダ砂漠の地下にある要塞に避難し、新大統領への就任式を行った。
「まさか、ネオナチスと戦うために、この要塞を使用することになるとはな」
新大統領は、強化ガラスのカプセルに厳重に保管された2体のグレイの遺体を眺め
ながら言った。南極から来たネオナチスの戦力はそれほど多くはなく、当面は東海岸
の一部を占領するのが精一杯だろうというのが、軍事専門家の見方だった。
「国防長官も、CIA長官も死んだ。新たに任命しなくてはなるまい」
生き残った政府の要人達は、続々と、専用機で、この地下要塞に集まってきている。
その中には、ニューヨークを脱出して来たリチャード・ファーマーと久石千鶴(2023歳)
の姿もあった。
「あたし、ここには前に一度来たことがあるわ」
千鶴(2023歳)は、懐かしそうに言った。
「もっとも、あたしが来たのは、西暦2003年、今から4年後にあたるけどね」
「ここには、ロズウェル事件で撃墜された宇宙人グレイの遺体が収容されている」
リチャード=ミッシェルは、渋い顔をした。
565作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/01/27(水) 11:08:27 ID:Sjhq3sp0
「私の予知した本来の歴史なら、2003年の12月に、この基地は宇宙人の攻撃で
壊滅する。ネオナチスとの戦争に使用されたという歴史的事実はない」
「歴史は、変わったのよ」
千鶴は嬉しそうだった。
「君は、何か勘違いをしている。1999年にネオナチスが、全世界を相手に戦争を始め
たからといって、2003年の宇宙人の襲来が無くなるわけではない。むしろ、ナチスと
宇宙人、両方の侵略に、人類は苦しまなくてはならない」
「うまくいけば、三つ巴になるわ」
「本来の歴史より悲惨な結果になる可能性もある。というより、その公算の方が高い」
「何も、しないよりはマシよ。あなたの役立たずの時間管理局みたいにね」
弱気なリチャード=ミッシェルに対して、千鶴(2023歳)は、あくまで強気だった。
566作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/01/27(水) 11:09:16 ID:Sjhq3sp0
1999年10月。ネオナチスのヒトラー3世とアメリカの新大統領との間で、停戦協定が
締結された。アメリカの首都は西海岸のロサンゼルスに移され、アパラチア山脈以東
は、放棄された。
「総統閣下、あれが、隷属の女神であります」
ゲッペルス4世が、ニューヨーク市内を練り歩く、軍事パレードの車上からヒトラー3世
に説明した。ハドソン河に、かつて、そびえ立っていた自由の女神は破壊され、代わり
に全裸で亀甲縛り、両手両足に鎖付きの枷を装着された隷属の女神が、ナチスの手
で建設されていた。口にはボールギャグが嵌められ、この姿を見たニューヨーク市民
は、絶望の淵に突き落とされるのだった。
「余は、満足じゃぞ」
ヒトラー3世は、金色のチョビ髭をさすりながら、微笑んだ。軍事パレードには、4足歩
行の巨大ロボット『フェンリル』十数体が参加しており、レジスタンスが仕掛けてきたとし
ても、瞬時に粉砕出来る態勢になっている。
「総統閣下には、このパレードの後にワシントンへ、お越し願います」
「完成したのか、余の新たな居城が」
「はい」
総統一行は、絶望するニューヨーク市民に見せつけたパレードの後、円盤機ハウニヴ
で、ワシントンへ飛んだ。かつて、自由の国アメリカの、権威の象徴であったホワイトハ
ウスが、黒く塗り替えられていた。星条旗は降ろされ、ハーケンクロイッツの旗がはた
めいている。
567作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/01/27(水) 11:09:58 ID:Sjhq3sp0
「ブラックハウスです」
ワシントンモニュメントの前に着陸したハウニヴから降りた一行を、先行していたロン
メル3世が出迎えた。
「ハイル、ヒトラー!」
「出迎え、御苦労」
ブラックハウスの庭には、捕えられた大統領補佐官や秘書官達が、首輪を付けられ、
全裸で犬小屋に繋がれて、ネオナチスの兵士に鞭打たれていた。以前からいたホワ
イトハウスのスタッフは、全員、犬の扱いを受けており、代わりに南極から来たドイツ系
の純粋アーリア人が執務や警備に当たっていた。元々、地下一階しかなかったシェル
ターは、突貫工事で拡充され、巨大な地下要塞として生まれ変わっている。ヒトラー3
世が一通り、ブラックハウス内を閲覧し、居住スペースに案内されると、そこには、マイ
クロビキニ姿の絶世の美女達が、集められていた。
「休戦協定以前に、西海岸へ急襲部隊を送り、拉致して来たハリウッド女優達です」
ゲッペルス4世が得意気に言った。既に調教済みの彼女達は、命が惜しいために、し
きりに新たな支配者であるヒトラー3世に秋波を送ってくる。
「余は、満足じゃ。今夜は、10Pといくかな」
「総統閣下。くれぐれも、お体には、お気を付け下さいませ。無茶はなさりませぬように」
「なあに、心配はいらん。生まれついての帝王の血が、余の体内で滾っておる。それを
鎮めるためには、これくらいが丁度良い」
まだ20代の後半であるヒトラー3世は、精力絶倫の好色家でも知られていた。
568sage:2010/01/28(木) 11:15:03 ID:L63mB9fc
支援
569名無し調教中。:2010/01/30(土) 09:42:31 ID:AgR4zE15
支援
570名無し調教中。:2010/01/31(日) 13:12:20 ID:NXfRJoL/
>>567
乙、今週も続きを楽しみにしています!
571作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/02/01(月) 00:27:40 ID:1X3LTPdb
年末以降、多忙のため、執筆の時間がとれていません。
しばらくは、またペースが落ちそうです。
572名無し調教中。:2010/02/01(月) 07:17:58 ID:sIbv+mDH
無理をなさらず。スローペースでいいですし
573名無し調教中。:2010/02/02(火) 09:03:53 ID:0iy/zOEz
>>571
それは残念ですが、仕方がないことですよね
作者さんの小説の続きや新作を首を長くしてお待ちしています
574名無し調教中。:2010/02/02(火) 22:11:52 ID:qR5BBg6v
うん
575作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/02/05(金) 10:19:13 ID:SXR9jVOT
「バリアを張れ、バリアを!それから、現在位置を割り出せ!」
「現在位置。極東、日本、広島上空・・・」
閃光と衝撃波にもまれ、時間航行機は墜落して行った。
「人が死んでおる・・・何万人もの人が、焼かれ、断末魔の叫びを上げておる・・・」
卑弥呼が、苦しんでいた。彼女は、超能力者の素質を持つシャーマンで、多少の
精神感応力は持ち合わせているのだ。
「怖いよう」
3歳の牛若丸と、テムジンが珍しく怯えていた。
「このままでは、爆心地の真ん中に墜落します!」
サブパイロットが悲痛な叫びを上げた。下界は灼熱の地獄と化し、放射能の濃度も
異常な数値を検出している。
「バリアの強度が上がりません。衝撃でエネルギーの供給システムに不具合が・・・」
「えいっ、くそっ!もう一度タイムワープだ!」
メインパイロットシートのオデュッセウスが、怒鳴った。
「この体制で、ですか?」
「爆心地に、落ちるよりマシだ。やれっ!」
バランスを崩した機体が回転し始めた。サブパイロットが時間航行のスタートボタン
を押す。超空間へ突入すると同時に、全員が床や壁に叩きつけられ、シートでベルト
に固定されていた者も、ひどい鞭打ちを味わった。
576作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/02/05(金) 10:19:54 ID:SXR9jVOT
「うわあああ!」
「きゃあああ!」
「母上・・母上・・・」
幼いテムジンと牛若丸は、それぞれの母親であるホエルンと常磐御前が、しっか
りと胸に抱き、自分の身を犠牲にして衝撃から守っていた。
「再度、実体化します」
「今度はいつだ?」
「1999年、10月21日、インド洋上空」
ランダムに時間と空間を飛ばされたようだったが、時間航行機の機体は無事に大
海原に着水した。スクリーンに映る空は青く、海も青い、いたって平和だ。
「放射能正常値です」
「1999年か。現代まで、もう一息だな」
オデュッセウス隊長が、安堵のため息を漏らした。しかし、時空ナビゲーターをチェ
ックしていたクロノス博士が、苦い顔をしていた。
「残念だが、また別のパラレルワールドに入り込んでしまったようだ。このまま未来
へ航行を続けても、元いた世界には、戻れん」
「またですか・・・」
オデュッセウスは、今度は、うんざりした、ため息を漏らした。
「とにかく、どういうパラレルワールドなのか、世界を一周して確認してみよう。どの
時点で、歴史が分岐したのかを調べなくては、戻りようがない。地球の歴史に詳し
い岩波教授に確認を頼む」
「わかりました」
地球人オブザーバーとして、時間旅行に参加していた、さざなみ大学の岩波遼太
郎教授は、スクリーンで観察を始めた。時間航行機が離陸し、高高度から地球を一
周するフライトコースを取る。アジア、ヨーロッパでは特に変化はなさそうだったが、
北米大陸上空に差し掛かった時、各都市に凄まじい戦火の後が確認された。
577作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/02/05(金) 10:20:35 ID:SXR9jVOT
「自由の女神が無い・・・」
岩波教授が、スクリーンに映し出された、隷属の女神像を見て唖然とした。かつて
自由の象徴として、アメリカ建国100周年に建てられた高さ46メートルの銅像は、
亀甲縛りに、ボールギャグを嵌められた巨乳の女性に造り直されていた。
「ワールドトレードセンターも無い・・・」
2001年のテロで破壊されるはずの、ツンタワーも既に無くなっていた。
「ホワイトハウスが、黒く塗り替えられている・・・ナチスの旗が・・・そんな馬鹿な・・・
あの四足歩行のロボットは一体なんだ・・・」
岩波教授は、絶句し続けた。完全なパラレルワールドだった。別の観測器を見て
いたクロノス博士が、声を上げた。
「おや、面白い反応があるぞ。これは、以前、ウラノス博士と共同で、不老不死実験
をやった時に、実験体に埋め込んだ発信機の反応じゃ」
「2000年前のローマ帝国に置き去りにした、あの女ですか?まさか、この時代ま
で生きているとは」
オデュッセウスも覚えていた。彼らにとっては、たかだか3年前の出来事なのだった。
「間違いない。アメリカ中央部のネバダ砂漠で反応がある。あの女、2000年を生き
抜いたのだ。興味深い、実に興味深い・・・そうか、わかったぞ。あの女の存在が時
空を不安定にし、パラレルワールドを派生させているのだ。だから、あの時、現代に
戻っても反応がなかった。つまり、あの女は別の歴史に紛れ込んでいるのじゃ」
「しかし、そんな事、今は、どうでもいいです。我々自身が、自分の未来に帰り着く
事が先決です」
オデュッセウスの言葉に、クロノス博士は、蔑むような眼差しを向けた。
「科学者ではない君には、この興奮は、判るまい。不老不死実験は、成功したのじゃ。
ついでに、時間旅行者が、多元宇宙の発生にかかわっている事も判った。これは貴
重なサンプルデータじゃぞ」
「はいはい、そうですね」
オデュッセウスは、それ以上、クロノス博士と言い合う無意味さを悟って会話を打ち切った。
578作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/02/05(金) 10:21:53 ID:SXR9jVOT
ネバダ砂漠の地下要塞の執務室では、就任したばかりの第43代アメリカ大統領
が、世界を陰で操る委員会から厳しい叱責を受けていた。ホットラインから聞こえ
てくるボイスチェンジャーの声が、世界のどこから送られているのかは、大統領自
身ですら知らされていない。
『由々しき事態だぞ、これは!わかっているのかね、ミスタープレジデント!』
「ははっ、それはもう、重々。目下、休戦と見せかけつつ、反撃の機会を窺っており
ます」
『我々が造った自由の女神が、破壊された。委員会の許容範囲を超えている状況だ』
「ロサンゼルスに新たな、自由の女神を建設いたします」
『馬鹿者!そういう問題ではないっ!』
「・・・」
『お前は、自由の女神に込められた意味が判っているのか?あれは、全世界に自由
と平等の精神を広める旗印にするために建てられた物だ。今や全世界の半分以上が、
我々のお陰で、民主主義の恩恵を受けておる。いずれは、世界を一つにし、火星に
有人飛行を行わなければならん。ナチスの亡霊などに計画の邪魔をされている場合
ではないぞ』
「ははっ、それは充分に、存じております」
『早急に、ナチスを駆逐して東海岸を取り戻せ』
「ははっ!」
大統領は、返事をしながらも、ナチスのオーバーテクノロジーとの、科学力の差を考
えて胃が痛くなった。今は、時間を稼ぎ、対抗する手段を見つけるしかない。もっとも
時間が経てば経つ程、ナチスも占領した東海岸で力を蓄え、今度は北米大陸全域の
制圧に乗り出すだろう。時間は敵でもあり、味方でもあるのだ。
(やれやれ、大変な時に大統領になったものだ・・・)
本来の歴史では、2001年の9月に別の人物が、味わう事になった感慨を抱かざるを
得なかった。
579作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/02/05(金) 23:48:21 ID:SXR9jVOT
ワシントンDC、ブラックハウスの2階にある広いベッドルームでは、ルドルフ・ヒトラー
こと、ヒトラー3世(26歳)が、十数人のハリウッド女優達と戯れていた。10畳ほどの
巨大なベッドに下着姿の女達が、写真撮影の時の様な、様々な肢体でポーズを取り、
総統の機嫌を窺っている。ビバリーヒルズのセレブな生活から引き離され、単なるセ
ックス奴隷に落ちた彼女達は、生きるために悲しみを押し殺し、映画女優らしく笑顔を
振りまいていた。
「総統閣下、次は、あたしのオマンコに入れてください」
腰をくねらせ、アプローチをかけたのは、映画『シャネルを着た天使』で主演を張った
アン・ファラウェイ(27歳)だった。ダークブラウンの髪と瞳を持つ、魅力的な女性である。
「入れて欲しくば、まずは、余のチンポを立たせるがよい」
「では、失礼いたします」
アン・ファラウェイは、ヒトラー3世の、萎えたチンポを口に含んだ。先程別の女優に射
精したばかりのチンポは、他人の愛液の匂いがしたが、嫌悪感を顔に出さずに我慢す
るしかない。総統の機嫌を損ねて、既に2人の女優が処刑されているのだ。アンが勃起
させるために舌技を使っている最中に、ヒトラー3世の背中にオマンコを擦りつけてきた
のは、SFアクション大作『トゥームレイヤーズ』で主演を張ったアンジェリーナ・ジュエリ
ー(24歳)だった。アンに比べて少し明るめの髪と瞳を持っている。
「総統閣下の背中、素敵ですわ」
映画の中で、悪者を豪快なアクションで倒していったヒロインも、現実の世界では、御主
人様に媚を売るだけの、ただのセックス奴隷である。他の女優達は、豊満なダイナマイト
ボディと笑顔を惜しみなく振り撒きながら、ヒトラー3世の周りで、秋波を送っていた。気ま
ぐれで、処刑されるのではないかという恐怖に怯えながら。
580作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/02/05(金) 23:49:02 ID:SXR9jVOT
「余は満足じゃ。そのうち、お前達のうち、気に入った者には、体中に宝石を埋め込
んで、豪華に装飾改造してやるから楽しみに待っておるのだぞ」
ヒトラー3世は、微笑んだ。女優達も、引き吊った笑いを浮かべた。
「ダイヤモンドの歯に、サファイヤの乳首、エメラルドのクリトリスはどうだ?全身に
金粉でタトゥーを彫るのも面白いかもしれん」
この所、ヒトラー3世は、一日のうち半分以上を、ハリウッド女優達とセックスをして
過ごしていた。元々、絶倫の彼は、萎えてもすぐに勃起し、一日平均10回の性交が
可能だった。ただし、純粋アーリア人以外の女が妊娠しても、医師団が、中絶してし
まうため子供の数は少ない。また、常に射精しているため、精液の濃度も薄く、性交
相手の女奴隷が妊娠する確率も低かった。
「総統閣下、気持ちいいですか?」
アン・ファラウェイが亀頭の裏筋を舌の先で舐めながら尋ねた。長さ20センチに勃起
したチンポは、弓なりに反り返り、帝王の力強さを取り戻した。
「どれ、入れて申ぜよう」
ヒトラー3世のチンポが、アン・ファラウェイの柔らかいオマンコを貫いた。
「ああん、総統閣下。アンは幸せでございます」
「はっはっはっ、余は満足じゃ」
ヒトラー3世は、よだれを垂らしながら笑った。
581作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/02/05(金) 23:49:43 ID:SXR9jVOT
ラグナロック編、終わりです。
582作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/02/10(水) 12:42:31 ID:jh1fWczt
2010年2月某日早朝、東京都目黒区にある高級マンションに、さざなみテレビの撮
影隊が、こっそりと忍び込んでいた。
「お早うございます。ここが、変態芸人、成瀬美咲の住んでいるマンションです。」
マイクを持ち、押し殺した声でカメラに向かって喋っているのは、関西出身のお笑い
コンビ、シックスティナインの片割れである中村忠史(39歳)だった。彼は、過激なボ
ケで知られる、猿に似た容貌のコメディアンである。管理人から預かった合鍵で、そ
っと玄関のドアを開け、マンションに忍び込む。3LDKのマンションは、女性らしいお
洒落な装飾がされていた。
「スー、ハー、スー、ハー。美咲ちゃんの、いい匂いがします」
中村は、大袈裟に深呼吸を繰り返し、ウケを狙った。甘酸っぱい匂いが胸いっぱいに
広がる。中村は、玄関脇の下駄箱から、美咲のヒールやパンプス、ブーツを次々と取
り出し、鼻先を突っ込んで、匂いを嗅ぎ回った。
「スー、ハー、スー、ハー、これも、いい匂いです。お土産に持って帰りましょう。」
中村は、下駄箱の中にある靴類を、ドアの外にいるスタッフに手渡していった。そこで、
すかさず、相方の田部善行(38歳)の突っ込みが入る。
「こら!全部持って帰ったら、美咲ちゃん、今日、仕事に行かれへんやろ!」
頭をハタかれて、中村がバツの悪そうな演技をする。長年の経験で磨かれた、息の
合った、お決まりのやり取りだ。
「あ、俺、急にオシッコがしたくなってきた。」
「おい、やめとけって!」
中村が、田部の制止も聞かず、ズボンのチャックを降ろすと玄関のフロアマットに放
尿を始めた。
583作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/02/10(水) 12:43:07 ID:jh1fWczt
「あーあ、やりおった。美咲ちゃん怒るで」
撮影隊は、マンションの奥へと入り、美咲が寝ている寝室のドアを、そっと開けた。
「ここかな・・・あっ、美咲ちゃんが寝ています」
成瀬美咲(26歳)は、ベットで布団を被ってスヤスヤと眠っていた。普段は、テレビ出演
の際に、着用している過激なコスチュームも鼻フックも付けておらず、元々清純派女優
だった美咲の顔は、かなりの美貌である。中村は勝手にクローゼットを開け始めた。
「こら、何しとんねん!」
中村は、美咲のワンピースやブラウス、スカートを取り出し、鼻をかんだり、チンポに擦
り付けたりした。
「おい、今お前が、鼻をかんでいるスカート、エルメスとちゃうか?」
「えっ!」
中村が、とぼけた顔をする。そして、手にしたスカートを無造作に丸めると、部屋の隅に
あったゴミ箱に、ポイと投げ込んだ。
「おいっ!」
中村は、下着類にも手を付け始めた。色とりどりのパンティやブラを、タンスから取り出し、
広げてカメラの前にかざす。
「美咲ちゃん、こんなん履いてるんや、くっくっくっ・・・」
含み笑いを漏らしながら、レース状のパンティの一枚を、寝ている美咲の頭に被せた。
「くっくっくっ・・・」
悪ふざけで、黒いブラジャーを、布団の上の胸の位置に置いてみる。
「くっくっくっ・・・」
寝ている美咲のマヌケな姿を見て、突っ込み役の田部も一緒になって笑い始めた。
物音に刺激されたのか、美咲が寝がえりを打った。
584作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/02/10(水) 12:43:38 ID:jh1fWczt
「そろそろ、起こそうか」
中村が、寝ている美咲の上に馬乗りになり、チンポをピタピタと寝顔に押し当てた。美咲は、
眠ったまま、無意識に顔を動かし、払いのけようとする。
「美咲ちゃん、美咲ちゃんって」
田部が、声をかけたが、熟睡している美咲は、なかなか目を覚まさない。
「さっさと起きんかいっ!」
中村が、力いっぱいビンタを喰らわせると、美咲は悲鳴を上げて飛び起きた。
「キャッ!何、なんなの!誰?・・・キャーッ!」
美咲は、目の前のチンポを見て、二度悲鳴を上げ、ベッドの周りを取り囲んでいる撮影隊を
見回して、目を白黒させた。事前に本人には告げていない、完全な、寝起きドッキリだった。
585名無し調教中。:2010/02/10(水) 14:48:26 ID:W/lq9ozz
>>584
乙!とうとう変態芸人にまで堕ちたか…
586作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/02/10(水) 23:33:27 ID:jh1fWczt
「今日は、みんなで美咲ちゃんの家に遊びに来たんです」
田部が、パニクっている美咲を落ち着かせようと説明した。時刻は、朝の6時過ぎである。シッ
クスティナインの仲間の芸人達や、女性タレント達が勝手にマンションに上がり込み、勝手に
色々な物を使い始めた。
「ちょっと、何やってんのよ!」
ベッドから起き上がった美咲が、勝手に冷蔵庫を開け、牛乳を飲んでいる芸人を注意した。
布団の下は、全裸だった。
「美咲ちゃん、スッポンポンじゃないですか。いつも、こんな恰好で寝ているんですか?」
「ええ、まあ・・・健康と美容のために」
芸人の一人が、鍋を持ち込んできた。
「鍋パーティをしようと思って、いろいろ食材を買ってきました」
「あたし、今からCM撮影の仕事があるのよ。もうすぐマネージャーが迎えに来るわ」
「大丈夫です。化粧品のCMでしょ。その仕事、ウソですから。変態芸人に落ちたあなたに、
化粧品のCMなんて、来るはずないじゃないですか」
田部の説明に、美咲は絶句した。怒りの余り言葉を失い、茫然としている。
「今日の午前中の、あなたの仕事は、僕らとの鍋パーティですから」
リビングで、芸人達が、美咲の高級ステレオを勝手に大音量で鳴らし始めた。
「ちょっと、やめてよ!」
それは、美咲が、清純派女優時代に買った数十万もする代物だった。
「あ、ツマミがとれた」
必死の形相で、リビングに走って行った、全裸の美咲の股間からローターのヒモが垂れ下
がっている。
587作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/02/10(水) 23:34:09 ID:jh1fWczt
「美咲ちゃん、股間から何か、ぶら下がっていますよ」
「昨日、オナニーしながら、入れたまま眠っちゃって・・・」
リビングでは、数人の芸人が、タバコを吹かして、くつろいでいた。大画面のプラズマテレビ
に映る、朝のニュースキャスターの顔をめがけてミカンを投げつけている者もいた。
「やめてええ!」
美咲が、全裸のままテレビの前に立ち塞がった。顔が半泣きである。
「このスカーフ、可愛い。貰っちゃおう」
女性タレントが、クローゼットの中の衣類を物色している。バスルームからは、中村の鼻歌
が聞こえてきた。起きてから、ずっと、驚きの連続で、パンティを頭に被せられている事に気
付いていない美咲が覗くと、中村が蛇口を開いて、湯船にお湯を張りながら、シャワーを浴
びていた。
「美咲ちゃんの陰毛が落ちてるよ。ちゃんと毎日、掃除しないと」
「出てってよ!」
別の芸人が、トイレで用を達していた。
「ごめん、美咲ちゃん、ウンコ飛び散っちゃった」
「ワザとやってるんでしょ!」
美咲が、とうとう泣き出した。リビングに戻ると、田部が部屋の壁にスプレーで下手な美咲の
似顔絵を描いていた。
「本当に、もう止めて!」
「ハッピーバースデイ、美咲.ちゃん」
「今日は、誕生日じゃないわっ!」
美咲は、荒らされていく自分の部屋が、現実の光景とは思えず、クラクラと目眩を感じた。
588名無し調教中。:2010/02/12(金) 02:03:55 ID:nl1iILKM
そのうち何かのCMに出してもいいかも
もちろん化粧品のようなおシャレなものではないが
589名無し調教中。:2010/02/12(金) 20:26:28 ID:oXoQWB/w
今さらながらラグナロック編は
もう少し展開があってもよかったかも。
変態芸人編はより一層磨きをかけた変態芸に期待。
590作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/02/13(土) 22:11:33 ID:TeqUB26B
>.>589
ラグナロック編は、評判が悪い物だと思って、短めにしたのですが
591名無し調教中。:2010/02/13(土) 23:19:17 ID:iNYUJASK
SMや人体改造の描写があればいいんじゃね?
個人的には次のラグナ編で>579の女優たちがどんな姿と化すか楽しみ
592作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/02/15(月) 11:55:22 ID:hU56lK5V
午前中に、ドッキリの撮影隊が帰ると、午後からは、ドラマのロケだった。時間がな
いので、荒らされた自分の部屋はそのままにし、迎えに来たマネージャーと車でロ
ケ現場へと向かう。今日の午前の仕事で騙された事を、車内で、マネージャーに当
たり散らしたが、マネージャーは、笑ってごまかすだけだった。
「まあ、まあ。仕事があるだけいいじゃないですか。お笑い芸人の寿命なんて短い
んだし」
それを言われると美咲も黙るしかなかった。変態芸人として一世を風靡した美咲も、
すでに消えゆく芸人の部類に入っている。今は、コスプレやキャラクター作りではなく、
より、高度な芸風が求められるコントやトーク中心に、お笑い界の主流が変わってき
ていた。元清純派女優の美咲は、フリートークは下手だったが、台本通りセリフを吐
く演技は、うまいため、ドラマ出演のオファーがあるだけ。まだマシだった。現在出演
中のドラマは、平日の夜の9時以降、ゴールデンタイムに放送されている恋愛モノで、
美咲の役は、商社マンの彼氏に貢ぐ、SMクラブで働くマゾ女役だった。彼氏は、取
引先の社長令嬢と二股をかけており、その社長令嬢役は、かつて、美咲と人気を二
分した女優、永沢エリカだった。今日のシーンは、美咲の働くSMクラブに、永沢エリ
カが乗り込んでくるシーンだった。
「ほらほら、こんなのが気持ちいいのか?」
都内某所の実在するSMクラブの一室を借り上げての撮影だった。腹の出た中年
男性に、縄で縛られ、宙吊りにされて鞭打たれている最中に、エリカが入ってくるの
である。
「あなた、こんなところで働いていたのね!」
ヨーロッパ系ブランドの高級スーツに身を包んだ、エリカが目を吊り上げて怒った。
「困ります。お客様の迷惑になります!」
ボーイ役の男が、エリカを止めようとする。ドラマでなければ損害賠償を求め兼ねら
れないシチュエーションだ。手足を縛られて身動きの取れない美咲の顔に、エリカの
渾身の力を込めた平手打ちが飛んだ。
593作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/02/15(月) 11:56:10 ID:hU56lK5V
「この、泥棒猫!伸也さんには、もう近付かないでって、何度言えばわかるの!」
(痛い!本気で殴らなくてもいいでしょ!演技なんだから、手加減してよ!)
美咲は、軽い脳震盪を起こし、セリフを忘れるところだった。
「だって、伸也さんが、あたしに会いたいって、メールをくれるから・・」
「汚らわしい。あの人は、将来有望なエリート社員なの。あなたのような女が、周り
にいると迷惑なのよ。どうして、あなたには、それがわからないの!」
「それは、わかってます・・・でも、あたしだって伸也さんに会いたい。会って、優しい
言葉をかけて貰いたい・・・」
エリカは、おもむろにバッグから札束を取り出すと、床に投げつけた。
「あなたが、昨日伸也さんに渡したお金よ。こんなもの返すわ。マゾ女が体を張って
稼いだお金なんか、あの人にふさわしくないの!これからは、必要なお金は、あたし
が伸也さんに渡すから、あなたは、もう必要ないのよ」
エリカは、中年男の手から鞭をひったくると、憎しみをこめて、滅茶苦茶に美咲の裸
体を打ち始めた。
「このメス豚が!こんなのが、気持ちいいの?変態よ、あなた。イカレてるわ」
「うっ!ううっ!」
(また、本気で打っている!お芝居なんだから、手加減しなさいってば!)
「カーット!」
監督から、号令がかかった。エリカの立ち位置が悪かったらしい。
「永沢さん、もう少し、こっち向きに立って。それから君、もっと中年のいやらしさを醸し
出してくれないと。今のシーン、もう一度最初から撮り直しだ」
監督の指示に、美咲は、また殴られるのかとイラッとした。長時間縛られているため、
手足が鬱血し、紫色になって感覚が無くなってきている。中年男性が鞭打つシーンか
らだった。
594作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/02/15(月) 11:57:08 ID:hU56lK5V
「その前に、浣腸する場面も入れようか。その方がSMクラブっぽい雰囲気が出
るから」
「赤いロウソクも用意した方がいいんじゃないですか」
演出家の男も注文を付ける。
「そうだな、そうしようか。あるかな、浣腸器とロウソク?」
「ここ、SMクラブだからあるでしょ。ちょっと俺、借りてきます」
何度も、何度も撮り直され、美咲は、3時間以上宙吊りのままだった。その間、5
本の浣腸を注入され、ロウソク8本が消費された。
「やっぱり、浣腸シーンはやめよう。絵的に汚らしい。そのかわり、脱がされた自分
のパンティを口に押し込まれるシーンを追加しよう」
何度も、排便を繰り返した揚句に、そのシーンを没にされ、美咲は泣きたい気分に
なった。12回目で、ようやくOKが出た時、美咲の顔は、腫れ上がり、体は鞭跡だら
けになっていた。
「ビンタし過ぎて、手が痛いわ」
エリカが、文句を言っていた。さすがのエリカ様も、監督にだけは頭が上がらず、指
示には比較的従順だった。滑車から降ろされた美咲は、痺れた手足を、その日は動
かす事が出来なかった。台本では、この後、彼氏と別れた美咲が、自殺を図り、一旦、
退場することになっている。そして最終話近くで、エリカの専属奴隷として、結婚式の
最中に元彼の前に姿を現す、というショッキングな筋書きだった。
「お疲れ」
エリカは、次の仕事があるらしく、早々とロケ現場から去っていった。美咲は、これが
朝のドッキリを除けば、今日、唯一の仕事だ。
(もっと、仕事の枠を広げた方がいいのかしら。いくつかのAVメーカーからオファー
が来ていたわ。でも、駄目。アダルトビデオなんかに出たら、芸能人じゃ無くなってし
まう)
かつて、美咲と同じカテゴリーに入っていた裸芸人達は、次々と服を着、同時に人気
を失速させていった。美咲だけは、変態芸人という、新たなジャンルを確立し、なんと
か生き残っている。
(がんばらなくちゃ。でも30歳を超えたら、結婚したいな・・・)
マネージャーに、担がれて、運ばれながら美咲は漠然と考えた。
595作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/02/15(月) 23:08:24 ID:hU56lK5V
翌日は、本当のCMの撮影だった。顔の腫れを化粧で隠し、一晩経っても、痺れの
残る手足で、衣服を着、よろよろとマンションを出る。昨晩も、片付ける気力がなく、
部屋は、まだシックスティナインとその仲間の芸人軍団に荒らされたままだ。迎え
に来たマネージャーの車で、スタジオへと向かう。今度のCMは、ウォシュレットの
宣伝だった。美咲のトレードマークである、乳房とオマンコが繰り抜かれて丸出しの、
ピンクのラバースーツを着ての撮影だった。
「レディピッグ美咲です。美咲ん家のトイレも、ウォシュレットに変えたの」
家庭のトイレを再現したセットで、美咲が解説する。剥き出しの手足に付いている
鞭跡は、メイクさんがうまくファンデーションで目立たないようにしている。ウンチが
出るように撮影に挑む前に浣腸もしていた。
「ビデがとっても気持ちいいのよ」
美咲が、便座に座ると、ノズルから噴き出した水流がオマンコの肉襞を洗う。モザ
イク無しでの放送予定だ。芸人になってすぐ、美咲の移籍した所属事務所は、さざ
なみ市に法人登録してあるため、美咲の出演する映像には、治外法権条約が適用
される。なので、ビデを洗うウォシュレットのCMには、最適なのだ。
「アアン、気持ちいい。病み付きになっちゃいそう。」
水流の強度を最高に上げる。
「アアッ、イク、イク・・・もっと、いじめて!」
美咲が、オッパイを自分の両手で、ゆさゆさと揺さぶり、便座に座ったままオーバ
ーアクションで身悶える。
「でも、本当は、こんな使い方、しちゃダメよ」
美咲が、菊蕾から、破裂寸前になっていたウンチを噴き出した。二つのノズルが交
互に動き、水流で美咲の汚れた肛門を洗い流していく。脱臭装置のファンが自動で
回り、乾燥した風が、濡れたビデと肛門を爽やかに吹き付けた。
596作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/02/15(月) 23:09:23 ID:hU56lK5V
「スッキリ、爽やか。匂いもしない。お求めは、お近くの販売店で!」
編集で、メーカーのロゴが画面上に入る筈だった。
「ハイ、カーット!」
CMの撮影は、スムーズだった。排便シーンは、何度も撮り直しが出来ないため、
監督もOKを出さざるを得ない。ビデで悶えるシーンだけを何度か撮り直し、それで、
撮影が、終了した。
「お疲れ」
缶コーヒーを持ってきたマネージャーに、美咲が言った。
「ねえ、もっとCMの仕事ないの?」
「そうだな、いくつかオファーはあるんだけどね。殺虫剤のCMとか、痔の薬のCMと
か。消費者金融とかもある」
「やるわ。なるべく受けて」
「パチンコ店や、競馬、競艇とかもあるけど」
「なんでもいいわ。仕事があるだけ、マシよ」
「わかった、社長にも言っとくよ」
美咲は、今年は頑張らなくちゃ、と思った。芸能界で働けるのも、そう長い期間では
ない。
597作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/02/15(月) 23:10:05 ID:hU56lK5V
美咲編、終わりです。
598名無し調教中。:2010/02/16(火) 13:34:23 ID:Jl0gTKDF
>>597
乙です
エリカ様もそのうち美咲以下に堕ちてほしい
599名無し調教中。:2010/02/17(水) 00:08:02 ID:+iWJmcTU
>最終話近くで、エリカの専属奴隷として、結婚式の
最中に元彼の前に姿を現す、というショッキングな筋書き

このシーンが作者さんの小説からカットされたのは残念w
600名無し調教中。:2010/02/17(水) 23:04:53 ID:exLxeRMR
美咲じゃなくてもいいけど婚活ブーム?に合わせて
TV企画として雄豚と強制結婚とか希望
601作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/02/18(木) 11:11:31 ID:m3rOHhp2
2010年2月。上野動物園での戦いから3カ月が過ぎていた。伊豆半島の地下にある
鉤十字団の秘密基地では、スカイピンクこと宮前真奈美(27歳)が、相変わらず、最下
層の戦闘員として、シゴキを受けている。一ヶ月ごとに解毒剤を打たないと死んでしま
う毒薬を注入されているため、脱走は不可能だった。
(このままじゃ、いずれ死んでしまう)
真奈美は、右腕の静脈に打たれた解毒剤の注射針の痕を眺めながら思った。そこへ、
上司であるゴキブリ女がやってきた。
「スカイピンク、裸になれ」
「ヒー」
真奈美が、ザコ戦闘員風の敬礼をして、ピンクのバトルスーツを脱いだ。バトルスーツ
は擦り切れたり、洗っても落ちない茶色いシミが付いたりして、かなりくたびれてきている。
「少し、風通しを良くしてやるよ」
ゴキブリ女は、オリハルコン製のハサミを取り出し、バトルスーツの胸の部分二つと、
股間の部分を切り抜いた。アトランティス時代より伝わる超合金のハサミの切れ味は
抜群で、特殊繊維の生地もあっさり、裁断される。
602作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/02/18(木) 11:12:15 ID:m3rOHhp2
「着ろ」
「ヒー」
真奈美は、命令通り再び、ピンクのバトルスーツを装着した。下着の着用は許されてい
ないため、乳房二つが絞り出され、オマンコも丸見えで、黒い陰毛が卑猥だった。
「糞、いい格好だぞ、スカイピンク。次の作戦からは、その格好で出撃しろ」
「ヒー」
真奈美は、屈辱的な、ひどい仕打ちに、ハラワタが煮え繰り返りながらも、顔には出さず、
従順に敬礼した。替えの利かない唯一のバトルスーツを面白半分に裁断されたのだ。
ザコ戦闘員の訓練場に戻ると、彼らに、そのまぬけな格好を大笑いされた。
「ヒー、スカイピンク、お似合いだ、ヒー」
「キックの度に、オマンコ丸見えだ、ヒー」
浴びせられる嘲笑に、真奈美は、唇を噛み、耐えるしかなかった。
603作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/02/18(木) 11:12:54 ID:m3rOHhp2
 秘密基地のブリーフィングルームでは、鉤十字団の幹部達が、作戦を練っていた。
団長のゲッペルス4世、ヨーデル・メンゲレ博士、財銭教授、美少女戦士アヤカ、ゴキ
ブリ女、バッタ男、クジャク女、エリマキトカゲ女、ウーパールーパー男など、怪人クラ
ス以上の者が参加していた。
「スカイレンジャーの本部の場所が判明した」
ゲッペルス4世が、東京の市街地図の一点を指差して言った。そこは、東京霞が関の
庁舎だった。
「捕虜にしたスカイピンクから、拷問で聞き出した場所だ。まず間違いないだろう」
「では、ここに総攻撃を?」
メンゲレ4世が尋ねた。
「ヤー、我々の世界征服の邪魔をするやつらだ。一気に片を付ける」
「作戦は、どのように?」
「まず、ゴキブリ女とウーパールーパー男が、ザコ戦闘員を引き連れて正面から攻撃
をかける。スカイレンジャーが出撃して来た所で、アヤカとクジャク女、エリマキトカゲ
女が裏から侵入する」
「私は、どうすればよいのでしょうか?」
名前の挙がらなかったバッタ男が尋ねた。
「バッタ男は、いざという時の抑えだ。ギガントバッタロボUで待機してくれ」
「ネオガイアの連中が援軍を送ってきた時に、阻めばよいのですね」
「ヤー、スカイレンジャーよりも、アイアン仮面の方が、強敵だ」
604作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/02/18(木) 11:13:27 ID:m3rOHhp2
アイアン仮面の名を聞いて、アヤカが、前に進み出た。
「あいつは、あたしが、必ず倒して御覧に入れます。ネオナチスへの忠誠の証に」
アヤカは、自分を子供呼ばわりしたアイアン仮面が許せなかった。自分が日本人で
あることを恥じているアヤカは、同時にプライドが高く、自分より強い相手がいることが
許せないのだった。誰にも負けないエリート戦士である事こそが、3歳の時より、親も
無く、厳しい訓練を受けてきたアヤカの、唯一の心の拠り所なのだった。
「期待しているぞ、アヤカ」
ゲッペルス4世は、口では、そう言いながらも、心の中では、有色人種である日本人を
蔑視しており、日本人でありながら、ネオナチスの幹部気取りのアヤカを、キワモノの
ように考えていた。
「では、作戦開始だ」
「ジーク、ハイル!」
幹部全員が、右手を垂直に上げ、ナチス式の敬礼をした。
605名無し調教中。:2010/02/18(木) 11:14:11 ID:m3rOHhp2
 東京霞が関のスカイレンジャー本部では、メンバー5人が、6人目の新隊員の紹介
を受けていた。
「黒河内則介だ。よろしく頼む」
横柄な態度のその男は、黒の革ジャンに、黒のジーパンを履いていた。髪の毛はパン
チパーマで、目にはサングラスをかけている。
「ここに来るまでは、探偵をしていた。好きな色は黒、好きな飲み物はブラックコーヒー、
好きな食べ物は、イカスミラーメン。好きなアーティストは、今は解散した黒夢だ」
20代の他のメンバーに比べて、かなり年長のようだった。おそらく30代後半だろう。
「本来は、スカイグリーンをやってもらう予定だったが、本人の起っての希望でスカイブ
ラックに変更になった。ま、バトルスーツのカラーリングだけの問題だがな」
長谷川司令が、説明した。
「ちなみに、クレジットカードは全部ブラックだ。当然ローンも組めない。時々、笑えない
ブラックジョークを飛ばすが、勘弁してくれ」
則介は自分からよく喋る男だった。前回の戦いで、下半身不随になり、車椅子の生活
を送っているスカイレッドをカバーする意味合いもある人事だった。
606作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/02/18(木) 11:14:59 ID:m3rOHhp2
「俺が、リーダーのスカイレッドこと道下岳人だ。頑張ってくれ」
車椅子に赤いバトルスーツを着た岳人が、義手の右手を差し出して握手した。他のメン
バーは普段は私服なのだが、身体障害者で着替えに時間のかかる岳人だけは、常に
ヘルメット以外のバトルスーツを装着して勤務している。
「もしや、あんた、将来サイボーグ手術でも、受けるつもりで、わざと、そんな体に?」
則介の無神経なブラックジョークに、岳人は怒鳴りそうになった。
「メンバーが6人になったから、あたし、もう退職してもいいかしら」
前から辞めたがっていた、スカイホワイトこと風吹春菜が言った。彼女は、この職場に
馴染めず鬱状態が続いている。
「辞めて、死体洗いのバイトでもするのかい?それともあんた自身が、自殺をするとか?」
「・・・」
もう少し、優しい言葉をかけてもらえると思っていた春菜は、涙目で則介を見つめた。

607名無し調教中。:2010/02/18(木) 20:23:30 ID:npBAe65s
旧スカイピンクはヘルメットの着用禁止なんだっけ?>>465
608名無し調教中。:2010/02/20(土) 22:51:34 ID:8AoQpeft
真奈美の新衣装、いい!
609作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/02/23(火) 10:46:08 ID:h6nX3/Ci
2月某日、スカイレンジャー6人は、トレーニングルームのロビーで、訓練をサボり、壁掛
けテレビで、ぼんやりとバンクーバーオリンピックの中継を見ていた。
「寒いのに、よくやるぜ、こいつら」
則介が、バカにしたように言った。
「あたしもフィギュアスケートの練習しようかな」
2代目スカイピンクの真由が言った。
「お前、一体いくつだ?ムリムリ、やめとけって」
則介に頭ごなしにいわれて、真由はムッとして黙った。その時、警報サイレンが響き渡った。
『スカイレンジャーの諸君、大変だ。鉤十字団の装甲車が、本部ビルの前に実体化した!』
スピーカーから、長谷川司令のパニック状態の声が聞こえてきた。
「本部ビルって、ここのか?」
スカイレンジャー達は、車椅子の岳人を除いて一斉に立ち上がった。
「どうして、この場所が判ったんだろう?」
2代目イエローこと近藤勇太が首をかしげた。
「真奈美だ。あいつが教えたに決まっている・・・くそっ、裏切り者め。腹立つ!」
岳人が左手の拳を握りしめた。身体障害者になってから、以前よりも怒りっぽくなっている。
『すぐに出撃してくれ、スカイレンジャーの諸君』
「ラジャー!」
スカイレンジャー達は、更衣室に入りバトルスーツに着替えを始めた。すでにバトルスーツ
を着こんでいる岳人は、車椅子の後ろに引っ掛けてあったヘルメットだけを左手でかぶり、
エレベーターに乗り込む。
「先に行ってるぞ、みんな」
610作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/02/23(火) 10:47:29 ID:h6nX3/Ci
本部ビルの前では、民間の警備員が、鉤十字団のザコ戦闘員達になぶり殺しにされて
いた。ゴキブリ女、ウーパールーパー男が約100人のザコ戦闘員を率いて陣取っている。
だが、陽動が目的のため、本部ビルには、突入しようとしなかった。
「阻むものは、いない。このまま正面から押し切ったらダメなの?」
指揮官であるゴキブリ女が、イライラしていた。副官であるウーパールーパー男がなだめる。
「まあまあ、そう言わずに。ゲッペルス閣下が、お立てになった作戦ですから。第二部隊の
アヤカ達に任せましょうや」
現場の判断は、いくら正しくても、強行すると上司から嫌われる。というのが、ウーパール
ーパー男の持論だった。長い時間、待っていると、ようやく正面玄関からカラフルなコスチュ
ームに身をまとったスカイレンジャー5人が姿を現した。
「あれ、やつら、今日は赤がいなくて、代わりに黒がいますよ」
ウーパールーパー男が言った。
「色なんか、どうでもいいわ。ザコ戦闘員ども、かかれ!今日こそ、スカイレンジャーを皆殺し
にするのよ!」
「ヒー!」
ゴキブリ女の命令で、100人のザコ戦闘員が襲いかかった。その中には、乳房とオマンコを
丸出しにした初代スカイピンクこと宮前真奈美の姿も混じっている。ヘルメットの着用も許され
ず、素顔のまま、局部を晒して戦う真奈美は、屈辱感に、身を焦がす思いだった。
611作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/02/23(火) 10:48:42 ID:h6nX3/Ci
「スカイキック!」
真奈美が、足を高く上げ、スカイブルーに蹴りを繰り出すと、オマンコがパックリと開いて
奥まで丸見えになった。
「うらひりものめ!」
スカイブルーこと剣崎一矢も、真奈美の裏切りに対して、心の底から怒っていた。
「あなたが、本部の場所を教えたのね!許せないわ!」
二代目スカイピンクの柳沢真由が叫びながら、真奈美に殴りかかった。真奈美は顔面に
強打を受けながら、スカイキックを繰り出し続ける。ピンクの乳首のDカップが揺れていた。
「毎晩、拷問されたのよ!仕方ないじゃないっ!鉤十字団に、拷問された事のない、あな
た達に、あの辛さが判るの?」
「いいわへ、するな!」
スカイブルーのキックが、真奈美の鳩尾に決まった。真奈美は後ろ向きに吹っ飛ばされ、
腹を押さえて、うずくまる。たちまち後方からゴキブリ女の叱責が飛んだ。
「スカイピンク!何をやっている。立ち上がって戦え!ザコ戦闘員の盾になるのが、お前
の役目だろう!」
「帰ったら、メシ抜きで、懲罰室へ直行だぞ!」
ウーパールーパー男も、同調して叫んだ。誰も真奈美を、かばう者はいない。
(うう・・・死ぬまで、戦うしかないのね・・・)
「おええ・・・く・・ヒー、ヒー!」
真奈美は、胃液を吐き散らしながらフラ付く足で立ち上がり、ヤケクソになってスカイレン
ジャーに殴りかかっていった。
612名無し調教中。:2010/02/23(火) 12:00:40 ID:BKcaXjik
支援
613作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/02/25(木) 14:44:56 ID:H9IUjMCd
車椅子のスカイレッドが、エレベーターを1階で降りた時、既に正面玄関の前では、スカイレ
ンジャー5人と鉤十字団の戦いが始まっていた。5人は、エレベーターを使わず、階段を駆
け上がって、先回りしていたのだった。
「くそっ、俺だって、こんな体じゃなければ・・・」
左手だけで、必死に車椅子の車輪を回し、正面玄関へ出ようとするが、なかなかスピードが
出ない。モタモタしているところへ、裏口から入ってきたアヤカを始めとする鉤十字団の第二
部隊と鉢合わせた。
「スカイレッド、覚悟!」
プロテクトスーツに身を固めたアヤカの右腕から鎖鎌が飛んだ。とっさにスカイレッドが、車
椅子から身を投げ出して避けると、オリハルコン製の鎖鎌は、空になった車椅子を真っ二つ
に切断した。
「あっ、俺の車椅子が!」
ここ3カ月間、自分の足代わりなってくれていた、愛着のある車椅子を壊されて、スカイレッド
はヘルメットの下で悔し涙を流した。地面に倒れたまま動けないスカイレッドにザコ戦闘員が
群がり、袋叩きにする。
「ヒー!ヒー!」
「そんな奴、放っておけ!早く、このビル全体を制圧するんだ!」
アヤカは、本部ビルの2階へ、階段を駆け上がって行った。エリマキトカゲ女、クジャク女も
それに続く。他の怪人達よりも、南極大陸から来たエリート戦士であるアヤカは、一ランク格
上と見なされている。2階のオフィスでは、初老の天下り職員達が、思わぬ災厄に、為す術
もなくガタガタと震えていた。
614作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/02/25(木) 14:45:32 ID:H9IUjMCd
「殺せ!」
アヤカの命令で、怪人達が襲いかかった。
「エリマキパンチ!」
「美貌フラッシュ!」
それまでの人生で、暴力とは無縁だった、天下り職員達は、次々と惨殺されていった。
その時、オフィスの奥からバトルスーツに身を包んだ一人の男が現れた。
「フッフッフッ、とうとうこの私も、変身する時が来たようだな」
首から下を、グレーの特殊繊維のスーツに身を包んだ男は、長谷川司令だった。ゆっ
くりと脇に抱えたヘルメットを頭に被る。
「法と秩序の戦士、スカイグレー、推参!破防法の名の下に、お前達を始末する!」
長谷川武宏は、若い頃、公安庁の鬼調査官と言われた男だった。宇宙人襲来初期には、
特別チームを指揮して、特攻作戦を敢行した実績もある。50代とは言え、まだまだ体力
は現役だった。
「スカイキック!スカイパンチ!」
スカイグレーこと、長谷川司令は、次々とザコ戦闘員を倒していった。
「クッ、酒楽くさい。貴様一人で、何が出来るか!」
アヤカの鎖鎌が飛んだが、スカイグレーは、事務机に隠れて、華麗にかわした。
「美貌フラッシュ!」
クジャク女が羽を広げ、裸体からフェロモン光線を発散させた。スカイグレーは、一瞬くら
っと来たが、若くはないので、それほど強烈な、理性を奪われる程の性欲は湧いてこなか
った。
「エリマキパンチ!」
エリマキトカゲ女のパンチが、傍の壁を砕いた。恐ろしいまでの破壊力で、破片がスカイ
グレーに浴びせられる。物理的衝撃には弱いバトルスーツの、あちこちにダメージを受け
てよろめいた。いくら、長谷川司令が、熟練した戦士だと言っても、所詮は多勢に無勢だ
った。
「袋叩きにしろ!」
「ヒー!ヒー!」
数十人のザコ戦闘員が、スカイグレー1人に飛び掛かっていった。
615作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/02/25(木) 14:46:03 ID:H9IUjMCd
 さざなみ刑務所で、重労働中だったアルテミスは、緊急出動命令を受けて、キュクロ
プス1号機に搭乗した。刑務所内の転送機から、メビウス研究所のロボット格納庫へ瞬
間移動し、コクピットに転がりこむまでの所要時間は、約5分だった。
「鉄仮面、1号機発進します」
『飛行艇とドッキングして、東京に向かってくれ。スカイレンジャー本部が危ない』
ペルセウス長官からの命令が無線機から聞こえた。アルテミスは、オマンコとアナルに、
がっちりと2本の操縦桿を咥え込んでいる。パイロットにアドレナリンを分泌させるため、
コクピット内の自動装置で鞭が飛んだ。
「アウッ、了解!」
空を飛べば、さざなみ市から、東京上空までは約10分だった。3000万人以上が住む、
世界最大の都市圏である東京は、見渡す限り灰色の市街地が続いている。
「こんなところで、巨大ロボットを運用すれば、多くの地球人が犠牲になってしまうわ」
アルテミスは考えたが、ネオガイア星の植民地総督府は、地球人の人命に対して、いた
って無頓着だった。アルテミスが、着陸地点を探そうとした時、突然、キュクロプス1号機
を吊り下げていた飛行艇が爆発し、巨大ロボットの機体が墜落した。
616作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/02/25(木) 14:46:37 ID:H9IUjMCd
「敵の攻撃?狙撃された?」
ビルをなぎ倒し、どうにかキュクロプス1号機が不時着すると、眼前には、ギガントバッタ
ロボUが立ちはだかっていた。
『アイアン仮面!今日は、この前のようには、いかんぞ!』
ギガントバッタロボUのコクピットに座るバッタ男の声が、無線機から聞こえた。リベンジ
に燃えているようだ。
『お前の弱点は、股間のコクピットだ。パイロットを潰せば、いくら高性能なロボットでも、
戦闘力を失う』
キュクロプス1号機のコクピットは、股間の部分の割れ目の中にある。バッタ男は、そこを
集中的に狙うつもりなのだ。
『ギガント、バッタキ〜ク!』
バッタロボが飛び跳ね、キュクロプス1号機の股間を蹴り上げた。アルテミスは両手でブ
ロックし、なんとかコクピットの破壊をまぬがれる。
「卑怯よ、股間を狙うなんて!でも、生身のあたしの股間だったら、もっと蹴って欲しいかも」
『命がけの戦いに、卑怯もクソもあるか。もう一度だ。ギガントバッタキ〜ク!』
再度ブロックしたキュクロプス1号機の両手が、2度の衝撃で砕けて爆発した。
『さあ、次は、何で防御する?アイアン仮面?・・・ギガントバッタキ〜ク!』
バッタロボの蹴りが、無防備なキュクロプス1号機の股間を直撃し、コクピットがパイロット
ごと、押し潰された。
「あぎゃあああ!」
アルテミスは、自分の肉体が湾曲するコクピットの壁や機器に挟まれるのを感じた。全身の
骨が砕け、内臓が破裂し、筋肉質な体がミンチのようにすり潰されていく。
「あたしの体があああ・・・なんて気持ちいいのっ!快感よっ」
アルテミスの絶叫が、無線越しに、バッタ男の耳にも届いた。
617作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/02/25(木) 14:47:57 ID:H9IUjMCd
スカイレンジャー本部ビルの前では、死闘が続いていた。圧倒的に鉤十字団の人数の方
が多いのだが、陽動部隊のため、積極的に押してこようとはしない。先頭に立たされてい
る宮前真奈美だけが、オマンコを晒しながら体を張って、必死に昔の仲間と戦っていた。
「なんだか、様子がおかしいぞ」
スカイブラックが、最初に異常に気付いた。
「どすこい、どすこい!おかしいって、何が?」
スカイイエローが、張り手で真奈美の体を、ふっ飛ばしながら尋ねた。単細胞のイエロー
には、全く、何が異常なのか判らないらしい。その時、2階の窓を破って、ガラスの破片と
共に、スカイグレーの体が落下してきた。
「うわああ!な、なんだ!」
イエローが、とっさにグレーの体を空中で抱き止める。
「司令!まはか、俺達が、たたはっている部隊は・・・」
スカイブルーもようやく気付いた。
「そうだ、ハメられた。こいつらは陽動だ。本部ビルは、すでに占拠されている。普段仕事を
していない天下り職員の皆さんも、全員殺された・・・」
長谷川司令が、苦々しく言った。
「早く、逃げるんだ・・・ここにいたら、全員殺される・・・」
「逃げるって言っても・・・地下鉄の駅は、敵の集団の向こう側よ」
スカイホワイトこと、風吹春菜が泣きそうな声で言った。その時タイミングよく、地下駐車場
から、スカイダスト号が飛び出してきた。運転しているのはスカイレッドだ。左手だけで、器
用に運転している。ヘルメットは割れ、頭部から血を流していた。
618作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/02/25(木) 14:48:52 ID:H9IUjMCd
「乗れ、みんな!」
5人乗りのオープンカーに7人が乗り込もうとしたが、ギューギュー詰めにしても不可能だった。
「無理だ、全員は乗れない。お前、降りろイエロー」
スカイブラックが、巨体のイエローを突き落とした。何とか、残りの6人が座席にしがみつく。
「スカイダスト砲、発射!」
空色の光線が後部座席の後ろから放たれ、ザコ戦闘員の陣形の一角に血路を開いた。
「みんな、掴まれ。飛ばすぞ!」
「さすが、リーダー、えらい!」
スカイダスト号は、行く手を阻もうとするザコ戦闘員を跳ね飛ばした。しかし、急カーブを曲がる
際に、座席上に中腰になっていたスカイホワイトが、シートベルトをしていなかったため、振り落
とされた。
「キャッ、置いてかないで・・・」
地面を転がりながら、スカイホワイトが手を伸ばして悲痛な声を上げた。
「止まるな、リーダー。追いつかれるぞ!」
スカイレッドは、感覚の無い足を右手の義手で押し、さらにアクセルを踏み込んだ。スカイダスト
号は、国道1号線、桜田通りを、日比谷公園の方角へと疾走していった。
619名無し調教中。:2010/02/25(木) 14:54:59 ID:5wVCVRJk
ホワイト改造フラグktkr
620作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/02/25(木) 14:59:49 ID:H9IUjMCd
地上5階建てのスカイレンジャー本部ビルは、鉤十字団によって完全に制圧された。逃げ遅
れた職員の多くは惨殺されたが、利用価値のあるエンジニアや、若い男女職員は生きたまま
捕獲された。
「作戦通り、占拠しましたが、これからどうするのですか?」
ウーパールーパー男が、ゴキブリ女に素朴な質問をした。ゴキブリ女は、オフィス中央の長
谷川司令が座っていたデスクに、どっかりと腰を降ろしている。オフィス内は、割れたガラスの
破片や、倒れたデスク、散らばった書類などで散乱しており、職員の死体や飛び散った血など
で、ひどい有様だった。誰が見ていたのか、オフィスの隅にある小型テレビからバンクーバー
オリンピックの女子フィギュアスケート、ショートプログラムの中継が、物悲しく流れていた。そ
の廃墟のようなオフィスを、掃除を命じられた初代スカイピンクこと宮前真奈美が、汗だくになり、
一人で片付けている。ノーヘルメットの顔は腫れ上がり、丸出しの乳房とオマンコは、戦闘で付
いた傷や痣だらけである。戦闘中にダメージを受けたのか、右足を引きずり、脇腹を押えていた。
「これから、どうするかは聞いていない。ゲッペルス司令の作戦書は、占拠に成功したところで
終っている」
ゴキブリ女も、判らないようだった。ビルの各所には、ザコ戦闘員を配置させ、日本政府の反撃
に備えている。遅ればせながらやってきた、警視庁の機動隊が、ビルを遠巻きに、せっせとバリ
ケードを築いているが、鉤十字団と戦っても勝ち目がないのが判っているので、敢えて向こう
からは、仕掛けて来ない。アヤカ、クジャク女、エリマキトカゲ女も、手持無沙汰のようだった。
621作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/02/25(木) 15:00:37 ID:H9IUjMCd
「アイアン仮面、今回は、なぜ来なかった?」
アヤカが、闘争心を剥き出しにした口調で、言った。
「先程、出撃して来た所を、バッタロボに、撃退されたようですが」
エリマキトカゲ女が答えた。
「畜生!あいつは、あたしの獲物だ!」
オフィスには、生きたまま捕まった職員達が集められていた。その中には、バトルスーツを
脱がされた近藤勇太と、風吹春菜の姿もあった。2人は、全裸で怪人達の前に引き据えら
れた。
「どうします?こいつら」
ウーパールーパー男が尋ねた。
「鉤十字団に逆らった事を、反省させてやれ」
ゴキブリ女が、足で勇太のチンポを踏みにじった。
「うぐっ、やめろ!」
「うるさい、デブ!」
グリグリと金玉を爪先で踏まれ、余りの痛さに勇太の顔が真っ赤になった。クジャク女も近
寄ってくる。
「フフフ、あたしの美貌フラッシュを、至近距離で浴びせてやるわ」
人間だった頃、ミスユニバースに選出された事もあるクジャク女の、輝くばかりの裸体が、
勇太の30センチ、目の前に迫った。乳白色の肌に、理想的なプロポーションのクビレとバスト、
ヒップに、勇太は目のくらむ思いだった。
「いくわよ。美貌フラッシュ!美貌フラッシュ!美貌フラッシュ!」
クジャク女の体から、強烈な催眠波とフェロモンが連続して発散された。甘酸っぱい女の香
りが、勇太の鼻をつき、ゴキブリ女に踏まれ続けているチンポが、猛々しく、そそり立ってくる。
622作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/02/25(木) 15:01:29 ID:H9IUjMCd
「ううっ、いく・・・」
あっという間に、勇太は射精した。しかし、勃起は収まらない。
「あ・・・ま、また、いく・・・」
「あはは、面白い」
勇太は、自分の意志に反して、勃起がおさまらず、数十秒の間隔を空けて射精し続けた。クジャク女の美貌フラッシュの連続攻撃は、バイアグラの数十倍の効果があった。
「やめ、やめてくれ・・・死ぬ・・・死んでしまう・・・」
「死ね、デブ男!」
クジャク女が、勇太のブヨブヨの腹を、思い切り蹴り上げた。ゴキブリ女が、チンポを踏みつける度に射精する。短時間に十数回の射精を繰り返したチンポからは、もはや透明の液しか出て来なかった。
「お前、こいつとセックスしろ」
ゴキブリ女が、怯えて震えている春菜に命令した。
「あ、あたし、鬱病で・・・25歳なんですけど、まだ処女なんです・・・」
春菜は、伏し目がちだった。黒髪で、日本人形を思わせる清楚な顔立ちの彼女は、自分の手
で、胸と股間を隠し、勇太の裸体を見るのも恥ずかしそうだった。
「ゴチャゴチャ言ってないでやれ」
春菜は、顔を真っ赤にしながら、おそるおそる仰向けになった勇太の腰の上に跨った。踏まれ
続けていた勇太のチンポは、赤く擦り切れて、うっすらと血が滲んでいたが、それでも勃起は
収まっていない。春菜は、ゆっくりと腰を沈めた。
「つ・・・痛い・・・裂ける・・・」
春菜の顔が、苦痛に歪んだ。
「ほらほら、腰を動かせよ、バージン女!」
ゴキブリ女が囃し立てた。春菜が、たどたどしく腰を動かし始めると怪人達は大笑いした。まだ
子供と言っていい年齢のアヤカだけが、興味なさそうに窓の外を眺めている。
「どうだい?生まれて初めてのセックスの感想は?」
エリマキトカゲ女が、意地悪く尋ねた。
「痛い・・・こんなの全然気持ち良くない・・・痛いだけよ・・・」
春菜の目から、涙が流れ、股間の割れ目からは、処女膜を破られて、一筋の血が伝い落ちて
いた。
「あははは、スカイレンジャー同士のセックスだ。ビデオに取っとけ。後で日本政府に送りつけ
てやる」
「ヒー!」
ザコ戦闘員の一人が、戦闘記録用のビデオカメラで撮影を始めた。
623作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/02/25(木) 15:02:14 ID:H9IUjMCd
スカイレンジャー編、終わりです。
624名無し調教中。:2010/02/26(金) 01:43:45 ID:JG+U8Bd8
芸人の美咲たんが、テレビ番組の企画とか罰ゲームとかで、
拘束されて体中をくすぐられまくってうんことしっこ漏らす話が読みたい
625名無し調教中。:2010/02/26(金) 12:10:08 ID:PjiQuol/
>>623
乙!スカイレンジャーものだと筆が速いですねw
626作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/02/28(日) 08:03:17 ID:B0/XMoLc
スカイレンジャー編だけ、集中して書いてみようかな。
627名無し調教中。:2010/02/28(日) 16:01:14 ID:GUsZcYoh
作者さんが書きたい話を書けばいいんじゃね?
628名無し調教中。:2010/02/28(日) 18:59:46 ID:81AW6u0D
元読者モデルか何かで、がに股でコマネチを繰り返すことでエネルギーを充填、
股間からビームを放つ攻撃を仕掛けるよう改造された女怪人を希望
629名無し調教中。:2010/03/05(金) 22:04:03 ID:1sSn4atg
ピタゴラス博士や財銭教授、斎藤プロデューサーといった
サディストたちにも、たまには出番を回してほしい

特に斎藤さんなんか最近見てないぞ
630名無し調教中。:2010/03/06(土) 20:40:02 ID:+A8cfCfO
何の話でもいいけど、次回作を楽しみにしています
631作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/03/08(月) 23:58:41 ID:8KN8m+Db
2010年2月、山川桃子(30歳)は、自宅マンションのパソコンから、ネットゲーム『アナ
ーキーライフ』へとログインした。ネオガイア製の技術供与で作られたオプション品である
3Dメガネとヘッドホンマイクを装着する。USBケーブルでパソコン本体と接続された、この
二つを身につけると、本当の世界にいるように体感できるのだ。コントローラーも専用の物
を使用する。ゲームの中で、桃子はヨーロッパ風にデザインされた城に住み、国を一つ支
配していた。
(普通は、無一文から始めないといけないんだけど、このゲームは、あたしがプログラミン
グしたものよ。オーナー特権って奴だわ)
『アナーキーライフ』が発売されてから、約半年。ゲームソフトは爆発的に売れていた。参
加者の数も右肩上がりに増えている。ゲーム内の人間は全てリアル世界の人間が操って
いるアバターであり、ゲーム内で1度死ねば2度と参加することは出来ない。ゲーム参加時
に、ICカードリーダーによる住基カードの読み込みが求められる。ランダムに設定される初
期のアバターを、自由に変更することは出来ない。顔を変えたければ、金を貯めて整形し、
性別を変えたければ性転換手術を受けなければならない。ただし、開発者である桃子は、
彼女しか知らない隠しコマンドをいくつか持っており、この仮想社会の中では、神のように
振る舞う事が出来た。
632作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/03/08(月) 23:59:16 ID:8KN8m+Db
(所持金を、100万ゴールドに設定して、顔も作り直すわ)
隠しコマンドを使って、外出の支度をした。銃や剣など、大量の武器も持っていく。一歩、
城を出れば、ジェノサイドの嵐が吹き荒れる無法地帯が広がっているのだ。
(では、出発)
城は、ロボット衛兵達が守っていた。城門を出ると、にぎやかな城下町が広がっている。
今のところ、ここは、アナーキーワールド随一の都会である。通りには、古今東西の様々
なファッションをした老若男女が歩いていた。裸で歩いている者や、モンスターのコスプレ
をしている者、迷彩服を着た者や、甲冑を着た者もいる。全身に入れ墨をして見せびらか
している男女のカップルもいた。桃子はいきなり、サブマシンガンを構えると、人込みに向
けて乱射を始めた。
「キャーッ!」
「人殺しだああ!」
人々は、蜘蛛の子を散らすように逃げて行った。警察は存在しないので来ない。こんなこ
とは、この世界では日常茶飯事なのだ。
「ああ、スッキリした」
桃子は、リアル世界での1日のストレスが、癒される思いだった。
633作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/03/09(火) 00:12:02 ID:QXLY7sRz
桃子のアバターは、長い黒髪、長身の日本人美女だった。黒レザーのベストと短パン
姿で、背中には武器を詰め込んだリュックサックを背負っている。マシンガンを片手に
持ったまま酒場に入ると、そこでは様々な容姿やファッションに身を包んだ男女のア
バターが、乱交セックスに励んでいた。
「親父、酒。ウイスキーを頂戴」
桃子は、カウンターに座るとバーテンに注文した。このバーテンも、リアル世界の誰か
が操っている筈だ。桃子以外の人間は、この世界で生きていくための金を、何か仕事
をして稼がなければならない。またゲーム内で稼いだ金は、かなりの高額なレートで、
リアル世界の日本円と交換出来る。リアル世界の不況で、職にあぶれた人間達が、バ
ーチャル世界に流入し、生活費を稼いでいるという実態もあった。
(あたしのゲームは、リアル世界の失業対策にも貢献しているってわけね)
桃子は、受け取ったウイスキーのグラスを傾けながら考えた。さすがに酔う事までは出
来ない。
(いずれ、もっと進歩したオプションが開発できれば、味覚を楽しむことだって出来るかも
しれない。セックスの快感だって・・・・)
桃子は、始まったばかりのバーチャル空間の将来について、あれこれと考えを巡らせた。
その時、西洋風の甲冑を着た一人の男が声をかけてきた。
「こんにちは、はじめまして。僕、ヒロノブといいます。隣に座っていいですか?」
「いいわよ」
ものものしい外見とは打って変わって、たどたどしい喋り方だった。リアル世界では、引
き籠りなのかもしれない。
634作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/03/09(火) 00:12:42 ID:QXLY7sRz
「僕、このゲームを始めて、まだ2ヶ月なんです。僕とパーティを組んで貰えません
か?」
いきなり、本題に入ってきた。リアル世界では、おそらく女性に声をかけたこともな
い男なのだろう。
「2ヶ月で、よくその甲冑が買えるだけの、お金が稼げたわね?」
「これは、リアル世界から、両替したお金で買いました」
ヒロノブは照れながら言った。
「高かったでしょ?」
「バイトで稼いだお金は、ほとんどこのゲームに注ぎ込んでいます。」
「いいわ。あたしモモコよ。よろしく」
桃子は、ヒロノブとパーティを組んで、フィールドに出ることにした。フィールドにはモン
スターがおり、それを倒すとアイテムが手に入る。それを、また町へ持って帰ってくると
高値で換金することが出来るのだ。酒場から通りへ出て、町はずれの門まで行く。門を
出ると、そこには、町の中とは比べ物にならない、さらなる無法地帯が広がっている。
二人のアバターが、平野を通り過ぎ、森へ入るといきなりモンスターが現れた。全長3メ
ートルの巨大なオマンコだ。パックリと開いた襞の奥から、ずらりと並んだ牙が覗いていた。
635作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/03/09(火) 00:13:28 ID:QXLY7sRz
「出たわ。ビッグマンコよ」
桃子は、マシンガンを構えながら言った。このモンスターも、桃子がデザインした代
物だ。ヒロノブもレイピアを抜き、構えた。
「あたしから攻撃するわ」
桃子は、ビッグマンコに向けてマシンガンを連射した。ダメージ30という数字が、モン
スターの頭上に現れ、すぐに消える。ビッグマンコが反撃して来た。赤いクリトリスを
肥大化させ、粘液を放ってくる。桃子は、素早くかわしたが、ヒロノブがまともに粘液
を浴び、甲冑が腐食した。ダメージ45という数字がヒロノブの頭上に現れ、消えた。
「次は、僕が攻撃します」
ヒロノブがレイピアでビッグマンコに攻撃を加えた。うまくクリトリスを突き刺したのだが、
ダメージ10しか、与えられなかった。
「ヒロノブ、あなた、全然、弱いじゃない。これじゃ、埒が明かないわ。下がって!」
桃子は、リュックからハイパークラスター爆弾を取り出した。一発1000ゴールドの高
価な武器である。普通のハンターは、なかなか持っていない。
「喰らえ!」
桃子が投げつけると、爆弾はビッグマンコの体に当たって、凄まじい閃光を放った。ビッ
グマンコの頭上に、ダメージ800という数字が浮かぶ。ライフポイントが0になったビッ
グマンコの巨体は倒れて動かなくなり、割れ目からダラダラと大量の粘液を垂れ流した。
636作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/03/09(火) 00:14:06 ID:QXLY7sRz
「やったわ」
桃子とヒロノブは、ビッグマンコの死体に駆け寄り、アイテムを採取した。
「『聖なる愛液』を、手に入れた!」
二人は歓声を上げた。このアイテムを町に持って帰って売り捌けば、大金が手に入る。
「儲けは、半々の山分けでいいですか?」
ヒロノブが遠慮がちに尋ねてきた。
「そうね・・・全部あたしが貰うわね!」
桃子は、ヒロノブめがけてマシンガンを連射した。甲冑が弾の威力で、ハチの巣のように
へこみ、ヒロノブの体は吹っ飛ばされた。
「ひ、ひどい・・・待って・・・」
桃子は、立ち上がれないでいるヒロノブとパーティを解消し、『聖なる愛液』を採取した瓶を
リュックに詰め込むと、さっさと、その場を立ち去った。
(ふう、疲れたわ。明日も仕事だし、今日は、このくらいにしておこうかしら)
リアル世界の桃子は、パソコン画面の右上にある×印をクリックした。アナーキーライフの
ゲーム画面が閉じられる。ステイタスや、現在位置、持ち物などは自動的にセーブされる
ため、気にしなくていい。3Dメガネを外して部屋の時計を見ると、ゲーム開始から、いつの
間にか3時間以上が経過していた。
(このゲームをしていると、普通より、時間の経つのが早い気がするわ。気を付けなくちゃ。
開発者のあたしが、ネトゲ廃人になったりしたら洒落にならない)
桃子は、パソコンの電源を切り、ベッドに潜り込みながら考えた。
637名無し調教中。:2010/03/09(火) 13:14:51 ID:02qCy4J2
>>636
乙。アバターではまだ痛みや性刺激は感じられないか。
やっぱり奴隷夫婦はオフィスでじりじり虐めてほしい。
638名無し調教中。:2010/03/12(金) 22:07:07 ID:42TV0VwL
由梨香の再登場はムリでも、
あのマゾ化薬品はまた作中に出ないかな?
639作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/03/15(月) 12:11:12 ID:S1y+Jeph
翌朝、山川桃子は、いかにもキャリアウーマンらしい黒のパンツスーツに身を包み、地
下鉄を乗り継いで、六本木にある会社に出勤した。高速エレベーターでオフィスのある
27階まで上がる。エレベーターのドアが開くと、フロアーの入り口では桜井真司(34歳)
と桜井弥生(31歳)の奴隷夫婦が、全裸で三つ指を突き、出迎えた。
「お早うございます、山川課長」
美男美女の夫婦が声をそろえて挨拶をした。桃子は眠くて答える気になれなかった。
ペッと床に唾を吐く。夫婦二人は、先を争うようにして、舌を出し、その唾を床から舐め
取った。それが、桃子流の朝の挨拶なのだ。
「おいしゅうございます」
「フンッ!弥生、コーヒー持って来て」
桃子は、オフィスのプログラミング課の自分の席に着くと、弥生の持ってきたコーヒーを
飲んだ。朝、急いでマンションを出たためにトイレに行っておらず、膀胱が尿意で圧迫さ
れていた。
「オシッコしたいんだけど」
「はい・・・」
弥生は、観念したような少し悲しげな表情になり、デスクの下に潜り込んだ。白魚の様な
手で、桃子のパンツスーツのズボンを最小限度だけ、ずり下げ、正確に尿道口の位置に、
ふくよかな赤い唇を押し当てた。尿意を催しやすいように、チロチロと舌先で尿道口を刺
激しながら、桃子の下腹部を軽く押さえてマッサージをする。通勤電車の中で我慢し、貯
め込んでいた、朝の濃いオシッコが勢いよく弥生の口に流れ込んできた。
640作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/03/15(月) 12:11:56 ID:S1y+Jeph
「うくっ・・・・」
オフィスの床に一滴でもこぼす事は、許されない。ましてや桃子のパンツスーツや下着を
濡らそうものなら、どんな大目玉を食うか判らない。咳き込まず、朝の濃いオシッコを全て
胃に流し込まなくてはならないのだ。弥生は、呼吸を止め、窒息しそうになりながら、一滴
もこぼすまい、という決死の覚悟で飲尿を続けた。奴隷に落ちてから、飲尿歴6年の弥生は、
今回も無事、飲尿を完了した。全てを胃に収めると、鼻で、むさぼるように呼吸をしながら、
口は、まだ離さず、汚れた尿道口を舌で洗い清める。そしてフーフーと息を吹きつけて乾燥
させると、手早く桃子のパンツスーツを元に戻して、ベルトを締めた。
「完了いたしました。桃子様」
「下がっていいわ」
弥生は、飲み干した桃子のコーヒーカップを手に取ると、お辞儀をして立ち去った。しばらく、
桃子が社内メールをチェックしていると内線電話が鳴った。根津社長からだった。
『山川君、悪いが社長室に来てくれ。相談がある』
「わかりました」
桃子は、席を立ち、同じフロアーにある社長室へと向かった。内容は、およそ見当が付く。
『アナーキーライフ』の件だろう。
「失礼します」
「かけてくれたまえ」
根津社長は、四つん這いになった弥生の背中に座っていた。桃子が勧められた椅子も、
弥生の夫である真司の背中だった。マゾ調教されている真司は、背中に桃子の尻の体
温を感じて、勃起した。
641作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/03/15(月) 12:12:45 ID:S1y+Jeph
「アナーキーライフが、マスコミでバッシングを受けている。ゲームに、のめり込み過ぎて
廃人になるネトゲ廃人が続出しているからだ」
「ネトゲ廃人の社会問題は、何も今に始まった事ではありませんわ。それに、他社のオン
ラインゲームでも、同じ現象は起きています」
「それは、そうだ。だが、ゲーム中で一度死亡したユーザーが、再参加を求めて、我が社
の前で、先週デモを行った。そのうち君の身にも、危害が及ぶかも知れん」
「引き籠りのデモなんて、怖いとも思いません」
桃子は、突っぱねるつもりだった。死亡したユーザーの再参加を認めれば、プレイ中の緊
迫感がなくなり、ゲーム自体の存在価値が薄れてしまう。桃子は、その事を社長に説明した。
「むろん、それは、判っている。私も、君にプログラムの変更を求めるつもりはない。だが、
充分、身の安全には、気を付けてくれたまえ。デモに意外な団体が、かかわっているかも
しれないんだ」
「・・・・」
「千羽鶴教団という、新興宗教団体だ。君も名前くらい聞いた事があるだろう?」
桃子は、その名を知っていた。子供の頃、親戚の誰かが入信したと言って、両親が騒いで
いた記憶がある。強引な勧誘と寄付金集めで、悪名の高い宗教団体だ。宇宙人への徹底
抗戦を呼びかけ、裏で大量の武器弾薬や化学兵器を秘匿しているという噂もある。
「知っています。でも、なぜ、彼らが、ネットゲームに関心を?」
「判らん。無気力な引き籠りを、焚き付けてデモを起させたのは、彼らの仕業かもしれない。
ただ単に、ネオガイア星人から技術供与を受けている我が社への嫌がらせなのかもしれん」
「判りました。私も、少し護身術でも習います。スタンガンは、常に持ち歩いているのですが」
桃子は、ポケットから小型の電気シェーバーのような器具を取り出し、パチパチとスパーク
させて、座っている真司の勃起したチンポに押し当てた。
「ぐわあああっ!」
真司は、悲鳴を上げ、バランスを崩して倒れそうになる。しかし、そこは、人間椅子のプライ
ドにかけて踏み止まった。
642作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/03/15(月) 12:14:37 ID:S1y+Jeph
「実は、もう一つ懸念がある」
「何ですか?」
「私も、アナーキーライフにアバターを造って参加しているのだが・・・」
根津社長は、デスクの引き出しから、3Dメガネとヘッドホンマイクを取り出して言った。
「ゲーム内で、妙な噂が流れているのを聞いた」
「また、噂・・・ですか?」
「ゲーム内の世界は、本当に存在している現実の宇宙だというのだ」
桃子は、思わず笑った。
「それこそ、ただの都市伝説ですわ。引き籠りのユーザーには、現実とバーチャルの区
別さえつかないのです。だって、あの世界のシステムや、草木一本に至るまで、私と、私
の課のプログラマー達が、創造したものですから」
根津社長もバツが悪そうに、苦笑いをした。
「それは、そうだ。ま、この件は気にしないでくれ。私もそうだと思う」
(たかだか、私の造ったバーチャル世界に、なぜ、みんな、それ程までに熱中するのか
しら?それ程、このリアルの世界が、つまらないの?)
桃子は、何かを確認するかのように、もう一度、真司の股間にスタンガンを押し当てた。
「ぐわああああ!」
(この痛みと絶望感こそが、現実なのよ)
桃子は、苦しみ悶える人間椅子から立ち上がった。
643作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/03/15(月) 12:17:03 ID:S1y+Jeph
桃子編、終わりです。
644作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/03/17(水) 10:25:04 ID:vvnqBhO6
2009年5月13日、女性科学者のデメテール(29歳)は、時間エンジンの設計図を前
に、苦渋の汗を流していた。いくら考えても父クロノス博士の4次元理論を形のある動
力機関に応用する事が出来ない。時空戦艦アルゴーの艦体は既に完成し、通常エン
ジンで飛行するだけなら可能である。しかし、肝心の時間航行が出来なくては話になら
ない。植民地総督であるピタゴラス博士からは、何度も何度も催促され、デメテールは、
ノイローゼ寸前に追い込まれていた。
(時空砲は、すでに完成している。そのエネルギーをフィールド状に展開し、艦体全部を
包み込むようにすればいいのだけれど・・・)
父クロノス博士の作った時間航行機ですら、アルゴー程の大きさではなかった。エネル
ギーを制御し、なおかつ操縦者の意図する時間ポイントに、正確に移動させなくてはな
らない。しかも、常に発生を続けるパラレルワールドを無視し、元いた世界へ戻る時空ナ
ビゲーションシステムとも連動させなくては意味がない。デメテールは、試作品として卵
型の時間転送機を作ってみた。
「試してみたいけど、危険だわ。地球人の実験体を使おうかしら」
デメテールは、資材調達部に、実験体の提供を依頼した。アンドロイドに連れて来られ
たのは、久保田道康(22歳)だった。道康は、専門学校卒業後、派遣社員として自動車
工場で働いていたのだが、3月にリストラされ、ぶらぶらしていた所を、ネオガイア人に
拉致されたのだった。
645作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/03/17(水) 10:25:48 ID:vvnqBhO6
「俺をどうしようってんだ!」
「簡単な実験よ。この装置を実際に使ってみて、正常に作動するかどうか、試して欲し
いだけ」
デメテールは、卵型の装置にネックストラップを付けた時間転送機を、アンドロイドに両
脇を押さえ付けられ、動けない道康の首に掛けた。
「そんなもん、自分で試せばいいだろ!」
「試作品なのよ。失敗したら危ないでしょ」
「くそっ、離せ!」
道康は暴れた。得体のしれない実験で、自分の命を落とすかも知れない。
「一時間後の未来へ移動するように、セットしておいてあげる」
デメテールは、道康の首にかけられた装置のボタンを押し、液晶画面に表示されている
メモリを動かした。一時間後の同じ場所に、被験者が実体化するかどうかという簡単な
実験である。
「じゃあ、一時間後の未来で会いましょう」
デメテールは、スイッチを押し、離れた。
646作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/03/17(水) 10:26:29 ID:vvnqBhO6
道康の周りで、時間が止まった。両脇を抑えているアンドロイドの動きが止まり、デメ
テールも、道康の首から、ぶら下がっている、卵型の装置のスイッチを押した瞬間の
姿勢のまま、固まっている。
(どうなったんだ?)
道康は、戸惑った。未来へ移動するとか言っていたが、そんな気配はない。停止して
いるアンドロイドのアームから腕を抜き、安々と自由になった。
(よく、わかんねえけど、今のうちに逃げよう)
道隆は、固まっているデメテールの背中に蹴りを喰らわせた。女性科学者の体は、少
し動き、倒れかけたまま、また空中で止まる。
(ざまあみろ)
道隆は悠々と歩き出し、自分以外は時間の止まった研究所内を歩き始めた。
(宇宙人どもめ、散々、人をコケにしやがって!)
道隆は、研究所内の廊下で、歩いている恰好のまま停止しているネオガイア星人の科
学者や兵士を、次々と殴り倒していった。
647作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/03/17(水) 10:27:05 ID:vvnqBhO6
(ああ。胸がスーッとする)
行く手を阻むものは、何もなかった。道隆以外の世界は、停止しているのだ。おそら
く装置の故障だろう。未来へ行くどころか、1秒も前に進めない。研究所の敷地外へ
出ると、さざなみ市の市街地が広がっていた。
(東京へ帰ろう)
道隆は、自動車も電車も使えない事に気付いた。止まっている機械を動かす方法がな
い。移動手段は、自分の足しかないようだ。試しに通行中の、自転車に乗ったまま固ま
っている女子高生を引き摺り降ろし、自分がサドルに跨って漕いでみた。
(おっ、自転車は、使えるみたいだぞ)
道隆は、自転車を漕ぐ姿勢のまま、固まって道路に横倒しになっている女子高生の腕
を、タイヤで轢きながら出発した。グキッと骨が折れる鈍い感触がする。
(この娘、時間が動きだしたら、びっくりするだろうな)
道隆は、そう思ったが、他人の心配している状況ではない。長いサイクリングの始まり
だった。
648作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/03/17(水) 10:28:00 ID:vvnqBhO6
さざなみ市から東京までは、約百キロだ。自転車で行くには、かなりの距離である。
途中、コンビニで勝手に、サンドウィッチや、おにぎりを食い散らかしていく。時間の止
まった世界でも、飲食には、特に問題がないようだ。時計は、5月13日の午後4時14
分で止まったまま動かない。カウンターに立っている、アルバイト店員らしき、若い女
性の上半身を脱がし、口に、おにぎりを3つ詰め込んだ。
「あははは、こりゃ面白いぜ」
道隆は、声に出して笑った。この世界では、どんなに大声を出そうとも、聞いている人
間はいない。道隆は、さらに女性店員の頭から缶ビールをぶっかけ、その情けない姿
を見ながら、乳房を揉んで感触を楽しんだ。カウンターの後ろにある棚からタバコを取
り出し、一本づつ、女性店員の鼻に差し込む。固まったまま動かない女性の瞳は、あら
ぬ方に焦点を合わせ、道隆の悪戯に、為すがままだ。
「最高に、いい気分だぜ!」
道隆は、散々飲み食いし、お菓子や、缶チューハイも飲みまくった。レジをこじ開け、
札束をポケットに捻じ込む。しばらく休憩して、再び、サイクリングを再開した。アルコー
ルが回ってきて、気持ちよかった。
「世界に〜1つだけ〜の花〜♪・・・」
大声で、歌を歌いながら国道を東へと向かう。誰に気兼ねすることもない。世界は、道
隆だけのためにあるのだ。
「イッヒッヒッヒッ!」
道隆は、歩道を歩いたまま固まっているサラリーマンを、走行中に停止したトラックの
前に転がした。
649作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/03/17(水) 10:28:53 ID:vvnqBhO6
「死ね、クズがっ!」
罪もないサラリーマンは、時間が動き出した途端に、トラックにはねられ死亡し、、運転
手は過失致死の罪に問われるだろう。だが、道隆には関係ない。道隆は、休憩のため
に、たまたま見つけた不動産屋の支店に入った。部屋を探しに来た、お爺さんが、カウ
ンターの女性事務員と話したまま固まっている。
「ジジイ、スケベ面しやがって。この女とヤリたいとか、思ってんだろ。その願望、俺が叶
えてやるよ」
道隆は、まだ若い女性事務員をカウンターの向こう側から引き摺り出し、制服を脱がせ
た。遠慮なく、胸やオマンコを触り、唇にキスをする。そして靴下とパンプス以外、全裸に
なった女性事務員を、椅子に座ったまま固まっているお爺さんの上に、騎乗位で跨らせ
た。女性の右手を、お爺さんのズボンの中へと突っ込ませる。
「イッヒッヒッヒッ・・・驚くぞ、こりゃ」
道隆は、悪ノリし、カウンターの引き出しにあった黒マジックで、女性事務員の顔に落書
きをした。目の周りを黒く塗り、口の周りに髭を書く。体には、フランケンシュタインのよう
な縫い目を、あちこちに落書きした。
「楽しいなあ」
道隆は、ふと気付いた。
(時間を、再び動かすには、どうすればいいんだろう?)
急に酔いが醒めてきた。道隆は、不動産屋を出て、充分距離を取った後、胸にぶら下が
っている卵型の装置を触ってみた。スイッチが4つとダイヤルが一つ付いている。どこを
どう扱えばいいのか皆目判らない。試しに、適当にスイッチを押してみたが、何の反応も
無かった。
650作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/03/17(水) 10:29:36 ID:vvnqBhO6
(もしかして、俺は、永久に、この時間の止まった世界に・・・・)
道隆の全身から、一瞬冷や汗が吹き出した。しかし、すぐに気を取り直す。
「まあ、いいや。ゆっくり考えればいい。時間は、たっぷりあるんだから」
さっきコンビニで大量に酒を飲んだせいか、下腹部がムズムズし、尿意を催してきた。
通行中の、ギャル系ファッションに身を包んだ、二十歳前後の女を蹴り倒し、口を開か
せて、その中に放尿する。顔面に飛び散ったオシッコで、マスカラやアイシャドウが溶け、
化粧と混ざり合った。
「イッヒッヒッ、女は化けるって本当だな。化粧がはがれりゃ、それほど可愛くねえや」
道隆は、女のスカートでチンポの先端を拭いた。

651名無し調教中。:2010/03/17(水) 10:48:30 ID:c/PP4muQ
また新しい世界に期待。
652作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/03/17(水) 11:59:08 ID:vvnqBhO6
主人公の名前を、前半と後半で間違えているので、まとめサイト収録時に、修正します。
653名無し調教中。:2010/03/17(水) 21:45:28 ID:mSDyC8kF
久々のサディスト登場
若い女性をターゲットにした悪事に引き続き期待
654名無し調教中。:2010/03/17(水) 22:48:02 ID:BfToV037
ここまでのクズはなかなかいないな
これは展開が楽しみw
655名無し調教中。:2010/03/21(日) 22:25:09 ID:CYJfhhZ/
殴る・蹴る・殺す…よりも
犯す・虐める・馬鹿にする…のほうが好きだな
656名無し調教中。:2010/03/22(月) 00:49:40 ID:9VNjqDvx
コンビニの店員にやったようなギャグ要素はもっとあったほうがいいと思う。
657作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/03/23(火) 22:55:43 ID:9Dt2TzUe
時間停止男のエピソードで、なにかアイデアがあったら、お願いします。
658名無し調教中。:2010/03/23(火) 23:52:42 ID:9bAM6jcu
美容室にいる客の長髪美女の髪、眉、陰毛含め、全身を剃り上げる
ツルツル人形状態になったところで大通りの屋外放置

フェチ過ぎてダメですかね?
659名無し調教中。:2010/03/23(火) 23:58:02 ID:L7jzWWUe
30人ぐらいのイケメンの髪、眉、陰毛含め、全身を剃り上げる
みんなをアナルセックスで連結する
美女をいれてペニバン使用でも可
660名無し調教中。:2010/03/24(水) 07:32:22 ID:2GIq64h1
>>658
さらに美男美女を選び人間マネキン化
661名無し調教中。:2010/03/24(水) 10:55:13 ID:eyiBBtZQ
>>659
30人って一人じゃムリwしかも相手は男かよw

まだ自在に時間は動かせないのか?
例えば「お前は雌犬」「露出狂」もしくは「糞喰い大好き」とか耳元で繰り返し囁く
そして時間を動かす→相手は自分がそうだと思い込み、奇行に走る…みたいな
662名無し調教中。:2010/03/25(木) 06:14:56 ID:ah0hPfso
・汲み取り式の便器に女を頭から突っ込みかき回す
・複数の女体を的にして、ケーキ等を玉にしたダーツゲーム
・口・鼻・耳・下半身の穴という穴に観葉植物を突っ込む
・コンサートのアイドルの着衣剥奪(時間の流れが戻ってからの反応が必要)
663名無し調教中。:2010/03/25(木) 21:58:02 ID:v8tzpSib
反応があれば面白いかも
卵型の装置で時間を自在に動かせないだろうか
まだいいけど次期に>>661>>662の下とか読みたい
664名無し調教中。:2010/03/27(土) 21:19:44 ID:L9erlqqE
作者さん「ろくなアイディアがない...」
665名無し調教中。:2010/03/27(土) 23:55:12 ID:bR+wVsgi
女子トイレに侵入して脱糞中の女性を屋外へ連れ出す
別の女性を仰向けにし、その顔にトイレの女性の糞が当たるようにセッティング

SMショップから玩具をいくつか拝借したら、それで悪戯する
通行人の女性同士の鼻や胸をピアスし、チェーン付きリングで連結させるなど
666名無し調教中。:2010/03/28(日) 03:20:29 ID:rIYlwyIv
チンコと穴を連結に一票
667名無し調教中。:2010/03/29(月) 02:02:29 ID:03RB1VDb
そこに千鶴様登場

そんなことより文枝先生出してよ
生徒たちに苛められる先生
668名無し調教中。:2010/03/29(月) 22:19:39 ID:z94PXaId
今月中にこの続きを書いてくれないかなあ
669名無し調教中。:2010/04/02(金) 21:21:10 ID:mVzBNzrN
>>657
亀でオーソドックスだけど、着せ替え系は?ただの着衣剥奪もいいけど。
あるいは服や下着、髪をハサミでぐしゃぐしゃにするとか。殺傷系は微妙だな。
670名無し調教中。:2010/04/07(水) 20:35:58 ID:+v+FhPbg
前回から3週間更新なしか
続き読みたい
671名無し調教中。:2010/04/17(土) 01:14:03 ID:pNi5bqUq
自分で書こうとしたが難しいもんだな…
作者さん頑張って
672作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/04/20(火) 19:54:56 ID:HTYu7BxB
道康は、約1週間かけて自転車で、さざなみ市から東京へと戻った。1週間といっても時計
の止まった世界では時間を計るすべもなく、道康の体感時間である。ウンコをするのは1日
1回だから、7回ウンコをすれば7日という計算だった。太陽は、同じ位置に静止し、時計の
針はいつまで経っても午後16時14分のままである。道康は、ウンコとオシッコは、目に付
いた通りすがりの女の口にすると決めていた。
「このまま、自分のアパートに帰っても、しゃあねえなあ。高級ホテルにでも、泊まるとするか」
自分しかいない世界で、大声で独り言を言う癖も付いた。道康は、東京駅の前にある地上30
階建ての、誰もが知る、超豪華ホテルへと自転車で、乗り込んだ。さざなみ市から乗ってきた
愛車をロビーのど真ん中に駐輪し、ホテルの受付の女の顔面に、パンチを入れて挨拶をする。
「チェックインだ」
グキッと鈍い音がして、顔がひしゃげ、前歯が折れたが、時間が止まっているせいか、血は噴
き出してこない。道康は、従業員用の女子トイレを開けて回り、今まさにウンチをひり出そうし
ているホテルウーマンを見つけ出した。しゃがんだ肛門からウンチの頭が覗いている。道康は
手押し台車に、女の体を、そのままの格好で、抱いて乗せ、ロビーのカウンターへと押して行
った。ベージュの制服に三角帽をかぶったホテルウーマンは、かなりの美人である。脱糞する
時の力みで、少し顔が歪んでいた。
「クソッ、重てえ」
肉体労働で鍛えた道康は、豊満な女の体をウンチスタイルのまま、カウンターへと押し上げた。
そして、隣でチェックインの手続きをしようとしたまま、固まっている外国人らしき白人の女性客
の体を仰向けに仰け反らせてブリッジさせ、しゃがんだホテルウーマンのウンチの落下位置に、
女性客の顔面を持ってきた。
673作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/04/20(火) 19:56:07 ID:HTYu7BxB
「イッヒッヒッ。クレームじゃすまないぜ。確実にクビだな、こいつ。外交問題になるかもな
・・・イーッヒッヒッ!」
道康は、時間が動き出した時の事を考えて笑い転げた。次に、ホテルの結婚式場へと入
っていく。そこでは、タキシードとウェディングドレスを着た、若い新郎新婦が、手と手を取り
合って、巨大なケーキに入刀している最中だった。
「けっ、豪勢な結婚式だな。一体いくらかかってんだ?」
道康は、悪態をつくと、新郎新婦の手からナイフを取り上げ、振りかぶって新郎の胸にグ
サリと突き刺した。そして新婦の後頭部をつかみ、思い切り顔面をウェディングケーキに突
っ込ませる。時間が動き出した途端に、新婦は生クリームだらけの顔で、新婚早々、未亡
人になった事実を知るだろう。
「イーッヒッヒッヒッ!ざまあ見ろってんだ!」
道康は、狂人のように、けたたましく笑った。
674名無し調教中。:2010/04/22(木) 23:09:03 ID:FcXv/z8S
乙!道康は自転車で箱根峠を越えたのか

花嫁の後にはファッションショーのモデルや
イベント会場のコンパニオンといった美女たちの晴れ姿を
とことん侮辱し、笑い物にするようなのを頼みます
675名無し調教中。:2010/04/23(金) 00:46:20 ID:CJ/MUhVO
狂いっぷりがまたいい味出してるw
676名無し調教中。:2010/04/23(金) 18:22:16 ID:Xp2S/RMf
ホテルでの飯の際にはウエイトレスの鼻や尻など
全身の穴という穴にアスパラガスでも突っ込んでくれ
677名無し調教中。:2010/04/28(水) 01:47:26 ID:ICIBvV0z
昨今タカビー系女キャラが痛い目にあっていないようなので
今更ながらだけど、>>579-580のハリウッド女優たちといっしょに
パリス・ヒルトン的な高飛車お嬢様もナチの奴隷化、悪趣味な姿に改造して欲しい
678作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/05/02(日) 21:39:48 ID:Hrm4fT2v
 疲れた道康は、一眠りすることにした。
「どうせなら、スイートルームがいいな」
時間が止まっている世界では、エレベーターは使えない。フロントで、最上階のスイート
ルームの鍵を片っ端からポケットに詰め込むと、エレベータ横の階段を上がり始めた。
「ゼエ、ゼエ・・・・いい事ばかりじゃねえぜ」
30階を上がりきる頃には、すっかり息が上がっていた。スイートルームの一つに入ると、
若い白人カップルが、英語で書かれた日本の観光ガイドを覗きこんだまま固まっていた。
「新婚旅行中か、こいつら」
道康は、金髪の男を殴り倒すと、ライトブラウンの髪をした女を、豪華なダブルベットに引
き摺り倒し、豊満で大柄な体に、むしゃぶりついた。
「へっへっへっ。亭主より先に俺の子供を孕んじまうかもな」
白人女の服を引き裂き、股を開かせて、自分の硬くなったチンポを押しこんだが、女の表
情は全く変わらない。オマンコの弾力は感じるが、愛液も出てこないため、擦れて痛かった。
「痛えよ。これじゃ」
道康は、一旦挿入を諦めると、自分の口でたっぷりと白人女のオマンコをクンニし、唾液で
濡らせてから、もう一度挿入した。
「これでなんとか・・・・何とか言えよ、おら。痛いとか、気持ちいいとかよ!」
道康は、終始無言の女に逆上し、顔面を思い切り殴り付けた。しかし、表情は変わらない。
「このっ、このっ!なんとか言えって、言ってんだよ。アーンとか喘いで見ろよ!」
道康は、滅茶苦茶に殴り続けたが、時間の止まった白人女が、反応するはずもなかった。
「うっ!」
腰を振って擦り続けていると、一方的に道康は、射精した。
「ちぇっ、面白くねえな!」
道康は、女の顔に唾を吐きかけ、そのままダブルベッドに仰向けに寝転がると、眠りに就いた。
679作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/05/02(日) 21:40:45 ID:Hrm4fT2v
どれだけ時間が経ったか判らない。道康が目覚めると、時計の針は16時14分だった。
「腹減ったな」
道康は、スイートルームを出て、また階段を下り、ホテルのレストランへと向かった。
「おはようさんっと!」
道康は、フロントで、チェックインした時に顔面を殴って前歯の折れている受付嬢の顔を
また殴った。今度は反対側の頬が少し陥没する。別のホテルウーマンはカウンターの上
で、お尻を丸出しにして、ウンチスタイルのままだ。外国人の女性客は、彼女の肛門の真
下でブリッジをしている。
「ずっと、やってろ、バーカ」
バイキング形式のレストランは、まだ時間が早いのか、それほど客は入っていなかった。
道康は、手当たりしだいに食いまくると、ワインをガブ飲みし、酔いが回って気分が良くなった。
「けーっけっけっけっ!俺は、この世界の帝王だ!」
大声で叫ぶと、トレイに乗せた生ビールのジョッキを運んでいるウェイトレスに悪戯を始めた。
680作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/05/02(日) 21:41:26 ID:Hrm4fT2v
「お前も、飲めよ、おら!」
生ビールを頭からぶっかける。手近のテーブルからウイスキーのボトルを掴み取り、
瓶ごとウェイトレスの口に捻じ込んだ。喉の奥深くまでボトルの瓶口を、力任せに押し
込む。食道をこじ開け、胃に達する深さまで押し込んだ。時間が動いていれば、ウェ
イトレスは間違いなく呼吸困難になり、咳き込んでいただろう。
「美人だと思って、澄ました顔しやがってよ!俺が天罰を与えてやるぜ」
道康は調理場から、切断される前のアスパラを数本持って来て、スカートの下から
パンティを擦りおろし、肛門とオマンコに突き入れた。
「ワサビもやるよ」
練ワサビのチューブを探してきて、見開いたまま、瞬きもしない目にすりこむ。鼻と耳
の穴には角切りのポテトを差し込んだ。
「いい格好だぜ、ネエチャン」
道康は、ウェイトレスの胸元をはだけさせ、形の良い乳房にフォークを突き立てた。
「イーヒッヒッヒッ!」
酔っ払った道康は、近くのテーブルを、上に乗っている食器ごと、ひっくり返し、床に撒
き散らすと、その場に大の字になって寝転がり、歩行中のまま固まっている女性客の
スカートの下のパンティを見上げて、けたたましく笑った。
681作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/05/02(日) 21:42:30 ID:Hrm4fT2v
道康編、一旦終わりです。
682作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/05/02(日) 21:48:38 ID:Hrm4fT2v

 2010年2月。東京、霞が関の一角にあるスカイレンジャー本部ビルは、血の海と
化していた。5階建てのビルの全フロアーが、鉤十字団のザコ戦闘員が占拠し、逃
げ遅れた職員は、全員、殺されるか捕まった。生きて捕まったのは、ザコ戦闘員とし
て使えそうな若い人間ばかりで、伊豆半島の地下にある鉤十字団の秘密基地へ、
ステルス装甲車によるピストン輸送が始まっている。ビル自体は、警視庁の機動隊
に包囲されているのだが、ステルス技術を使えば、こっそり脱出することなど、朝飯
前だった。
「ああん、ううん!」
2階の元長谷川司令のオフィスでは、職員の男女が、様々な体位で、ザコ戦闘員達
に犯されていた。その中には、スカイイエローこと近藤勇太(22歳)とスカイホワイト
こと風吹春菜(25歳)の姿もある。100キロを超える巨体の勇太の腰に、春菜が騎乗
位で跨って腰を振っている。その春菜の両側からザコ戦闘員の男二人が乳房を揉み
ながら、代わる代わる勃起したチンポを春菜の口に押し込み、しゃぶらせていた。処
女を喪失した直後に凌辱を受けている春菜の目は、虚ろだ。ゴキブリ女、ウーパール
ーパー男、アヤカら鉤十字団の幹部達は、退屈そうに、窓から、包囲している機動隊
のバリケードを眺めていた。
683作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/05/02(日) 21:49:46 ID:Hrm4fT2v
「ゲッペルス司令からの、次の命令は、まだ来ないの?」
ゴキブリ女が、アクビをしながら言った。
「別命あるまで、現状を維持せよ、とのことです」
ウーパールーパー男が慇懃に答えた。
「あーあ、退屈だ。お前、ちょっと来い」
ゴキブリ女が、床を雑巾がけしていた初代スカイピンクこと宮前真奈美(27歳)を呼
んだ。真奈美のコスチュームは、両乳房と股間の部分が繰り抜かれ、頭はノーヘル
メットで素顔を晒している。ゴキブリ女が、真奈美の耳に何か小声で伝えると、真奈
美の顔に苦悩の表情が浮かんだ。
「どう、判った?判ったら、下に降りて、言った通りにやれ!」
「ヒー!」
ザコ戦闘員以下の身分である真奈美は、怪人の命令には絶対服従である。真奈美
はザコ戦闘員風の敬礼をするとオフィスを出て、階段を下りて行った。そして正面玄
関から、本部ビルの前へ出て、包囲している警官隊の前に、一人で仁王立ちになる。
警官隊に交じって、カメラを構えた報道陣の姿も見えた。真奈美は、ぎりりと唇を噛み
締め、叫び始めた。
「お前らでは、我々鉤十字団を倒す事は出来ない!いい加減に諦めて、軍門に下れ!」
テレビカメラ数台が、真奈美の姿を追っていた。テレビ局のレポーターらしき人間も、
マイクに向かって何か喋っている。正義の味方の筈のスカイピンクが、乳房とオマンコ
を丸出しで、国民に啖呵を切っているのだ。
684作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/05/02(日) 21:50:42 ID:Hrm4fT2v
『お前達こそ、完全に包囲されている。無駄な抵抗はやめたまえ!』
警官隊の指揮官がスピーカーで、言い返してきた。
『スカイピンク!国民の期待を裏切るのか?』
「うるさいっ。劣等民族は、鉤十字団に支配されるのよっ」
SATの狙撃手が狙っているかもしれないと思うと、真奈美は、恐怖感に全身が
汗びっしょりになった。次の瞬間に命が断たれるかもしれないのだ。
「日本人は、大人しく支配されなさい。さもなくば、こうよ!」
真奈美は、いきなり、その場にしゃがみ込むと、丸出しになったオマンコの割れ
目からシャーッと黄色いオシッコを迸らせた。恥辱の余り顔が真っ赤になる。ゴ
キブリ女が退屈しのぎに考えたシナリオだった。
「さもなくば、こうよ!」
真奈美は、下腹部に力を入れて気張り、ウンコを捻り出した。マスコミ各社のカ
メラマンがフラッシュをたき、全てのキー局の中継車が、真奈美の姿を生中継し
ている。真奈美は、トグロを巻いた、自分の黒いウンチの傍の地面に肛門を擦り
つけて汚れを落とすと、何事も無かったかのように立ち上がった。
「どう?参った?」
恥ずかしさのあまり、真奈美は、このまま、スナイパーに、頭を撃ち抜かれたいと
心から願った。しかし、銃弾は、飛んで来ず、真奈美は、くるりと踵を返すと、占拠
されている本部ビルの方へと戻って行った。2階のオフィスヘ上がると、窓から一
部始終を眺めていた怪人達が大笑いをしていた。
「あはははは!傑作だったわ、スカイピンク。次は何を、やって貰おうかしら?」
ゴキブリ女が、2本のヒゲをヒクつかせ、腹を抱えて笑っていた。元々、プライドの
高い真奈美は、悔しさの余り、唇を噛み締め過ぎて、口の端から血が流れた。
685作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/05/02(日) 21:51:59 ID:Hrm4fT2v
都内の国道1号線に面したファミリーレストランの駐車場に、命からがら逃げ伸び
てきたスカイレンジャー達は、スカイダスト号を滑り込ませた。
「ふう、腹が減った。夕飯でも食べながら、今後どうするかを考えよう」
スカイグレーこと長谷川司令が言った。あと、鉤十字団の襲撃から無事に逃げおう
せたのは、レッド、ブルー、二代目ピンク、ブラックの5人だけである。
「すまん。車椅子を置いてきてしまった。悪いが、担いで行ってくれ」
「世話が、やへる奴ら」
ブルーが半身不随のレッドを背中に担いで行く。全員、お腹がペコペコだった。カラ
フルなコスチュームを身に付けた5人の姿は、店内で注目を浴びたが、必要以上
に関わろうとする人間はいなかった。
「御注文が、決まりましたら、ボタンを押してください」
ウェイトレスが、よく冷えた氷水の入ったグラスを5つ持ってきた。
「俺、イカ墨ラーメン!コーヒーはブラックで。おや、君、昨日見たアダルトビデオに
出てた、AV女優にそっくりだね!」
ブラックこと、黒河内則介が、ウェイトレスに絡んだ。
「気にしないで、彼のブラックジョークよ」
二代目ピンクこと柳沢真由が、すかさずフォローを入れる。ウェイトレスはドギマギし
ながら無言で去って行った。5人が疲れ果てた表情で、氷水を飲むと、生き返る心
持がした。
「うまい!こんなに水がうまいなんて!」
長谷川司令が、ケータイ電話を取り出し、ワンセグテレビでニュース番組を探した。
他の4人も覗き込む。ニュースでは、スカイレンジャー本部ビルを取り囲む機動隊が
映し出されていた。初代スカイピンクこと、宮前真奈美が、脱糞しながら啖呵を切っ
ている映像が繰り返し再現されている。
686作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/05/02(日) 21:53:06 ID:Hrm4fT2v
「あーあ、これじゃスカイレンジャーのイメージがガタ落ちよ。何やってるのかしら、先輩。本当に許せないわ」
真由が、怒りを漏らした。
「とにかく、この状況では、本部には戻れん。とはいうものの、我々は、完全独立
の天下り団体だ。他に行くところはない」
長谷川司令が、苦悩の表情を浮かべた。
「警察が、本部ビルを取り返してくれるのを待つしかないな」
レッドこと岳人が言った。
「ここで、解散して、それぞれ家に帰るっていうのはどう?事件が解決するまで自
宅待機でいいんじゃない?」
真由が提案する。
「それは、この私が、許さん。公安畑一筋、30年の職歴にかけて、事件が解決す
るまで、勤務は継続する。これは公務員法に元付いた業務命令だ」
長谷川司令が、珍しく怒り出した。
「ご注文は決まりましたか?」
ウェイターが、待ちかねて注文を取りに来た。込み合う時間帯なので、客の回転率
を良くしたいのだろう。
「おや、君、昨日見たアダルトビデオに出演していたAV男優にそっくりだね」
「もういいって!」
ウェイターは、ムッとしながら全員の注文を取ると、足早に去って行った。
「食い終わったら、さざなみ市に向かう」
長谷川司令が、言った。
687作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/05/02(日) 21:53:54 ID:Hrm4fT2v
「アイアン仮面をバックアップしている組織があるはずだ。そこに援助を依頼
する」
「さざなみ市って、宇宙人ですか?」
真由は、不安そうだった。ネオガイア星人については、鉤十字団以上に、良い
噂を聞かない。地球人を捕まえては、生体実験の材料にしたり、奴隷や家畜と
して外宇宙に売りさばいているという話だ。
「彼らは、現状では我々と同盟関係にある」
「同盟っていうより、支配されているのでは?」
岳人も心配そうだった。
「宇宙人にとっても、鉤十字団は、目の上のタンコブの筈だ。無下にはされまい
・・・と思う」
5人は、運ばれてきた料理を貪り食った。
「ところで、ここの支払いは、どうするんです?急な衣装チェンジで、財布は置
いてきてしまいました。無一文です」
「法人のツケにすればいいだろう」
「ファミリーレストランで、ツケが利くなんて聞いたことがありません。それに請求
先の本部ビルは、占拠されているじゃないですか!」
「気にするな。そんなことは、食ってから考えればいい」
長谷川司令は、サーロインステーキ定食をがっつきながら、答えた。
688名無し調教中。:2010/05/02(日) 23:21:02 ID:r3zIyomp
長谷川司令、正気か!?
689名無し調教中。:2010/05/03(月) 00:44:39 ID:kGrRvQd6
>>681
筒井康隆「お助け」や広瀬正「化石の街」を思い出した
気が向いたらでいいので執筆の続きを頼みます
690676:2010/05/03(月) 22:24:38 ID:g+ZgV50X
リクエストにお応えいただき感謝します

ついでに個人的意見ですが、>>684は地面に黄門を擦るより
電柱か何かに屈んで擦るほうが羞恥責めになりませんか?

ともあれ、戦隊ヒーロー系の続きも楽しみにしています
691作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/05/06(木) 22:40:48 ID:X/iTc7vt
占拠から丸一日が経ち、日が暮れようとしているスカイレンジャー本部ビルでは、
春菜と勇太が、際限のないセックスを続けていた。二人とも、汗だくになり、疲労
と苦痛が顔に滲み出ているが、怪人達から、止めてもいいと言う、お許しが出な
い。勇太が射精して、チンポを引き抜くたびに、破れたスカイピンクのコスチュー
ムを着た真奈美が、舌で念入りに、二人の局部を掃除する。
「スカイピンク!しっかり、清めるのよ」
「ヒー!」
ゴキブリ女の命令で、真奈美は、春菜のオマンコの肉襞の内側に舌を這わせ、
射精された勇太の精液をすくい取る。昨日まで処女だった春菜のオマンコは、
意外にも匂いは強くない。
「スカイレンジャーの追撃に向かったエリマキトカゲ女とクジャク女の報告はま
だか?」
イライラした口調で、ゴキブリ女が副官のウーパールーパー男に尋ねた。
「まだです。私も行きましょうか?」
ウーパールーパー男が、心にも無い事を提案する。面倒なことが嫌いなウーパ
ールーパー男の、却下を見越してのパフォーマンスだった。
「いや、いい」
予想通りの上司の返答に、ウーパールーパー男は、内心ほくそ笑む。
「次の連絡便で、捕えたスカイイエローとスカイホワイトを鉤十字団本部へ送っ
てくれ。ゲッペルス司令からの指示だ。改造手術を施して我々の戦闘員にする
のかも知れないわ」
「わかりました」
ウーパールーパー男は、エラをヒクつかせ、あさましく絡まり合う3人のスカイ
レンジャーを見下した。
692作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/05/06(木) 22:41:33 ID:X/iTc7vt
ファミリーレストランのレジで、スカイレンジャー5人と店員が揉めていた。
「当店では、ツケは出来ません。現金かカードでお支払い下さい」
店長らしき男は、一歩も引き下がろうとはしなかった。
「カードって言ったって、俺のカードは、全部ブラックだぜ」
則介が、なぜか得意気に言った。
「何、威張ってんのよ!」
真由が突っ込む。長谷川司令も、一歩も引かなかった。
「我々は、こう見えても全員が国家公務員だ。日の丸にかけて、食事代を、踏み倒
したりはしない。もっとも今は、外郭団体に出向中だがな」
「とにかく、ツケ払いは、うちはやってないんです!」
店長が、そう言った時、店のガラスが割られ、鉤十字団のザコ戦闘員とエリマキト
カゲ女が、乱入して来た。
「見つけたぞ、スカイレンジャー!」
「しまった、追いつかれた・・・いや、しめたと言うべきか」
店内は、パニック状態になった。もはや、支払いどころではない。
「エリマキパンチ!」
エリマキトカゲ女が、片っ端から、得意の必殺技で、レストランのテーブルや窓ガラ
スを叩き割っていった。
693作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/05/06(木) 22:42:15 ID:X/iTc7vt
「みんな、今のうちに逃げるんだ!」
腹がいっぱいになった、スカイレンジャー5人は元気だった。スカイキックやスカイ
パンチで、次々とザコ戦闘員を倒しながら駐車場への血路を開く。駐車場では、ク
ジャク女が金属バットで、スカイダスト号のボンネットを滅茶苦茶にへこませている
所だった。
「なんへ、ことしやがる。ブルーすへしゃるチョップ〜」
スカイブルーこと一矢が、怒りにまかせてクジャク女の背中にチョップを叩きこむ。
ボコボコになったスカイダスト号に、全員が乗り込むと、一矢が運転席に座り、車を
出した。
「追え!逃がすな!」
「ヒー!ヒー!」
カーチェイスの始まりだった。ステルス装甲車2台に分乗した鉤十字団のザコ戦闘
員達が短剣の先から光線を放ち、追跡してくる。
「さざなみ市へ!さざなみ市へ向かうんだ!」
長谷川司令が、運転席の一矢に指示をした。
694作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/05/06(木) 22:42:51 ID:X/iTc7vt
スカイレンジャービルの占拠から一昼夜が明けたが、状況は変わらなかった。追撃に
出たエリマキトカゲ女とクジャク女も戻らない。鉤十字団の戦闘員は交代で睡眠をとり、
長期戦に備えている。
「スカイピンク、こっちへ来な」
ゴキブリ女が、ザコ戦闘員に朝食を配っている宮前真奈美を呼びつけた。
「ヒー!」
「これを読め」
真奈美が、手渡されたメモを読むと、怒りと屈辱に真奈美の手が震えた。
「よく頭に叩き込んで、その通りにやれ。セリフを間違えたりしたら、ただじゃおかない
からね!」
「ヒー!」
真奈美は、一人で本部ビルを出て、徹夜で包囲していた警官隊とマスコミの前に、そ
の恥ずかしいコスチューム姿をさらけ出した。
「虫けらの人間どもめ!鉤十字団には、勝てないって言ってるだろう。早く降伏して、
軍門に下りな!そうすれば、あたしのように奴隷として生かしてもらえるんだよっ!」
各テレビ局の中継車のカメラが一斉に、啖呵を切る真奈美に向けられた。真奈美は、
中腰で足を開き、剥き出しのオマンコの襞を限界まで指で轢きのばして、体の奥深く
の子宮口を警官隊に向ける。
「必〜殺、オマンコビーム!」
警官隊に、緊張が走り、どよめいた。
695作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/05/06(木) 22:43:30 ID:X/iTc7vt
「な〜んて、ウッソ!ははは、バ〜カ、引っ掛かりやがった!こんな所からビームな
んて、出るやわけないでしょ!」
SATのスナイパーが放った銃弾が、スカイピンクの足元に撃ち込まれ、跳弾した。
スカイピンクは、まだ逃げるわけにはいかない。ゴキブリ女のメモ通りにやらないと、
来月の解毒剤を打って貰えないのだ。そうなると、彼女の全身が溶解し、恐ろしい苦
痛のうちに死ぬことになる。激情に駆られた時は、死んだ方がマシだと思うのだが、
実際に、他の戦闘員が死ぬところを目の当たりにすると、恐怖が先に立ち、命令され
た事は、なんでもやってしまうのだ。スカイピンクは、おもむろに電柱に駆け寄ると、
よじ登り、無残にカッティングされたコスチュームから、剥き出しのオマンコとオッパイ
を、冷たいコンクリートの柱に擦り始めた。
「ミーン!ミーン!ミーン!あたし、セミ女にでも改造して貰おうかしら!」
スナイパーの銃弾が、次々と撃ち込まれる。スカイピンクに当てるつもりはないらしく、
ただ、この恥ずかしいパフォーマンスを止めさせたいだけのようだった。ビルの中では、
ゴキブリ女と、ウーパールーパー男が大笑いしているに違いない。真奈美が、メモに
書いてあった内容を一通り実行し、一分一秒でも早く、消え去りたいような気持で、
電信柱から降りた時、警官隊のジュラルミンの盾の隊列の間から、5人の戦士が進
み出た。全員が緑色のバトルスーツと全頭ヘルメットをかぶっていた。
696作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/05/06(木) 22:44:11 ID:X/iTc7vt
「環境戦隊、エコレンジャー!」
真奈美は、目を丸くした。
「何、なんなの・・・全員、緑って・・・」
「地球の環境を守るために結成された、ヒーロー戦隊。それが俺達だ。環境庁に所属している。俺は、リーダーのエコグリーンだ!」
他の4人も次々と名乗りを上げる。
「CO2削減、エコダークグリーン!」
「ゴミの分別は、キチンとやろう。エコライトグリーン!」
「各家庭に太陽光発電パネルと、エコカーを。普及促進、エコイエローグリーン!」
「紙は、再生紙を利用しましょう。エコブルーグリーン!」
よく見ると、少しずつ違う緑色だった。声から判断すれば、男3人に女2人のようだ。
「5人そろって、エコレンジャー!」
ポーズ取り終えた、緑色の5人は、真奈美に襲いかかってきた。戦うしかない。
「こいつの弱点は、バトルスーツに覆われていない、顔面とオッパイとオマンコだ。その
3か所を集中的に狙え!」
リーダーのエコグリーンの的確な指示だった。連続する過酷な戦闘と、日々の虐待で、
真奈美の体は、すでにガタガタだったが、死力を尽くして戦わなければならない。
「エコパンチ!」
真奈美の顔面にヒットする。
「エコキック!」
オマンコに、集中的に蹴りを入れてきた。ガードしきれず、クリトリスを蹴り上げられて、
さすがの真奈美も悲鳴を上げた。
「ギャウッ!」
ゴキブリ女が見ている筈だったが、ザコ戦闘員の応援は送ってこない。真奈美が、
ピンチに陥るのを見て、喜んでいるのだろう。
697作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/05/07(金) 22:44:24 ID:aZGFEWHu
「ゴキブリ、援軍は、送らないのか?」
ビルの2階の窓から、スカイピンクが袋叩きに合っている様子を眺めて、笑い転げている
ゴキブリ女と、ウーパールーパー男に、見かねたアヤカが尋ねた。
「あいつら、元の仲間同士で慣れ合っているだけさ。助けたければ、あなたが行けば?エ
リート戦士様」
「フン!」
セーラー服の上に、真紅のプロテクトスーツを身にまとったアヤカは、2階の窓からジャ
ンプし、華麗に着地した。新たな敵の登場に、エコレンジャー達は、戦いの手を止め、防
御の姿勢をとったまま、間合いをあける。
「こいつ、かなり出来るぞ。気を付けろ、みんな!」
リーダーのエコグリーンが、一瞬でアヤカの力量を見抜いた。鎖鎌をブンブンと振り回し
ながら歩み寄ってくるアヤカに、5人の環境戦士は、後ずさった。
「テヤーッ!」
アヤカの右手から、鎖鎌が放たれた。間一髪でかわそうとした、エコライトグリーンの肩を
切り裂き、その後ろのジュラルミンの盾を構えた機動隊員の胴体を、盾ごと、真っ二つに
切断する。
「逃げろ!エコレンジャー、全員退却だ!モタモタしていると全滅するぞ!」
エコグリーンの素早い判断だった。5人の戦士は、アヤカが再攻撃に移る前に、警官隊の
隊列の後ろに逃げ込んだ。
698作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/05/07(金) 22:44:57 ID:aZGFEWHu
「逃がすか!戦隊ヒーローども!」
アヤカの右手と左手から同時に鎖鎌が放たれた。
「必殺!ダブルカッター!ジェノサイドアタック!」
2筋のオリハルコン製の鎖鎌が、生き物のように空中で大きく旋回し、警官隊の隊列を
左右から舐めた。数十人の機動隊員が盾ごと切断され、一瞬で現場は血の海となった。
スプラッター映画のワンシーンのように、切断された手足、頭部、胴体が辺り一面に散
らばる。しかし、アヤカが3度目の攻撃を仕掛けようとした時、いち早く退却したエコレン
ジャーは、グリーンの電気自動車に乗って、現場から遠ざかっていく最中だった。
「ちっ、逃がしたか」
アヤカは、鎖鎌をプロテクトスーツの腕の部分に収めると、それ以上戦おうとはしなかっ
た。包囲する警官隊を全滅させろ、という命令を受けているわけではない。
「立てるかスカイピンク?」
「あ・・・え・・ええ」
真奈美は、全身がバラバラになったような痛みに耐えながら、立ち上がった。蹴られた
クリトリスの痛みが引かず、中腰でヨロヨロと歩くことしか出来ない。集中攻撃を受けた
顔面は、人相が判らないくらいに、無残に腫れ上がり、乳房は内出血で、紫色に変色
していた。
「お前、スカイバイオレットに改名した方がいいんじゃないか?」
アヤカが真顔で言ったジョークに、真奈美は苦笑いした。
699作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/05/07(金) 22:45:49 ID:aZGFEWHu
スカイダスト号に乗ったスカイレンジャー5人は、東名高速道路で、追ってくる鉤十字団
の装甲車と、夜通しカーチェイスを繰り広げ、さざなみ市の手前で、ようやく振り切ること
が出来た。
「ネオガイア星人のロボット研究所に行く。そこにメビウス博士という人がいるはずだ」
全員に緊張が走った。宇宙人と直接会った経験があるのは、長谷川司令だけなのだ。
「岳人、お前、サイボーグ手術をして貰え」
則介が無責任に言うと、岳人はムッとして睨んだ。
「おへの、あごも、直してほひい」
一矢も切実な気持ちで言った。宇宙人の医療技術なら、戦いで障害を負った肉体を復
元して貰えるかもしれない。
「でも、相手は、非人道的な行為で知られた宇宙人よ。ヘタに体をいじらせたら、オモチ
ャにされちゃうかも」
真由の言葉に、全員がまた重苦しい空気に包まれた。スカイダスト号は、国境の検問を
超え、市内に入る。そこは、すでに日本ではない。日本国憲法が通用しない、ネオガイア
星の植民地なのだ。市街地の郊外にある軍事施設の一角に、メビウス博士の研究所が
あった。厳重に警戒されたゲートの外で2時間以上も待たされ、ようやく中に入ると、胡散
臭い目つきでジロジロと見つめてくる、ネオガイア星人の職員と兵士達に迎えられた。
「なんだね、君達は?何をしに来たのかね?」
メビウス博士は、迷惑そうに言った。
「私達は、正義のヒーロー、スカイレンジャーです。こう見えても、れっきとした日本国の
公務員です」
700作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/05/07(金) 22:46:23 ID:aZGFEWHu
普段、押しの強い長谷川司令も、別の星から来た人間達を前にして、幾分、鼻白んで
いるようだった。
「で?」
「鉤十字団と戦うための、援助を、お願いしに参りました」
「援助?具体的に言うと?・・・わしは、回りくどい話は、嫌いじゃ」
長谷川司令は、率直に切り出す事にした。
「鉤十字団と互角に戦うための、新しい武器や、巨大ロボットを作っていただけないかと」
「ふむ」
メビウス博士は、カラフルなコスチュームに身を包んだ5人の地球人をジロジロと眺めた。
そして、しばらくして言った。
「いいじゃろう。試作品の合体ロボットと、白兵戦用の武器がある。どれも、ネオガイア星
宇宙軍には、正式採用を却下されたガラクタばかりだが、それを君達に貸与しよう。ただし、
レンタル料は高いぞ」
「あ、ありがとうございます。お金の件は、日本国政府に請求して下さい。ツケでお願いし
ます」
長谷川司令は、藁にもすがる思いだった。
701名無し調教中。:2010/05/08(土) 16:26:51 ID:LR3NQ7Mf
wktk
702名無し調教中。:2010/05/09(日) 16:49:20 ID:O2Rzf/1p
乙!本物のセミ女希望。
703名無し調教中。:2010/05/18(火) 20:38:07 ID:BR0B/nEr
ヘビちゃんの登場をリクエスト
あの設定のキャラを生体実験ワールドの一発屋にするのは勿体無い
美咲と芸を競わせたりエリカ様からバカにされたりしてほしい
704作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/05/19(水) 16:16:43 ID:k+dS98Yu
新宿にあるJAM航空本社ビルの一室に、お客様相談課、直属のコールセンターが
ある。そこに村上真知子(27歳)は、1年前から勤務していた。腰痛のためキャビンア
テンダントが出来なくなり、転属したのだった。コールセンターには、毎日たくさんの苦
情が寄せられてくる。
『私、お前ん所の飛行機に乗って、ヒドイ目に合ったあるね』
中国訛りの、日本語を話す男から電話があった。声から判断すると、老人のようだった。
「どうも、申しわけございません」
真知子は、とりあえず謝った。マニュアルには、まず謝れ、と書いてあるからだ。
「で、どのような、ご迷惑を?」
『お前ん所のスチュワーデス、教育が、なってないあるね。私が、オマンコに指を入れたら、
イヤだと、言ったあるね』
よくある、些細な苦情だった。真知子は、とにかく平謝りに謝って済ませようとした。
「それは、大変失礼なことをいたしました。再度、教育を徹底いたしますので・・・」
『当然ある。早乙女芹菜という、スッチーある。クビにしないと、私、納得出来ないある!』
中国訛りの老人は、語気を荒げてきた。
(えっ、芹菜?)
その名前は、かつて、一緒に、よくフライトをしていた、仲の良い同僚の名前だった。
確か、真知子より2年先輩だ。
『私、中国、東南アジアの経済界に強い影響力、持っているある。各国の政府の友達に
言って、お前ん所の飛行機の乗り入れを、出来なくさせるあるよ!』
705作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/05/19(水) 16:17:36 ID:k+dS98Yu
もっとも、性質の悪い相手だった。対応を誤ると、会社に重大なダメージを与えかね
ない。真知子の一存では、処理出来ず、上司に相談しようと思った。
「申し訳ございません。どういう形で、お詫びをさせていただくか、上司に相談して、折
り返し、お電話をさせて頂きますので」
『中途半端な、詫びでは、納得しないあるよ!よく考えて、すぐに、電話してくるね!』
老人は、受話器を叩きつけるようにして切った。真知子は、耳が痛くなり、顔をしかめた。

数日後、真知子は、早乙女芹菜と共に香港行きの航空便に乗っていた。お客様相談課
の課長が、クレーマーの老人と話した結果、芹菜自身が、お客様の元へ詫びに行く事
になり、お客様相談課からは、真知子が同伴する事になったのだ。
「芹菜、大丈夫よ。行って謝れば、すぐに納得してもらえるわ」
真知子は、不安そうな芹菜に、そう声をかけた。
「そうよね」
芹菜は、憔悴しているようだった。フライト中は、セックスサービスを行い、それ以外は、
スッチーショーに出たり、スッチーソープで客の相手をしたりで、碌な休日も無く、過酷な
勤務が続いている。真知子は、黒のパンツスーツ姿だったが、芹菜は、JAM航空の、キャ
ビンアテンダントの正規の制服を着ていた。
「この格好で行かなくちゃダメなの?」
「スッチーの制服で謝りに来いって言う、お客様の御要望なのよ」
「きっと、変態よ。そのお爺さんは」
香港国際空港に降り立った二人は、タクシーで指定された住所へと向かった。九竜半島
の下町にあるその住所は、俗に言う貧民街だった。
706作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/05/19(水) 16:18:42 ID:k+dS98Yu
「ここって、貧民街じゃ・・・」
真知子が、怪訝そうに言った。いかにもゴミゴミとして使い古されたボロアパートが密集している。香港では土地と、家賃が高く、築数十年の古い建物であっても、高層化が進んでいた。
「この裏道の奥です。ここから先へは、車が入れません」
タクシーの運転手に言われて、二人は料金を払い、車を降りた。芹菜のミニスカ、ヘソ
出し、ノースリーブスの露出制服が、貧民街の人々の注目を集めた。
「間違いないわ。この住所よ」
真知子が、薄汚いアパートの階段を上がり、部屋のドアをノックした。扉が開くと、蓄積
された生活臭がツーンと鼻をついた。
「よく来たな。リーベン、ニャン。日本の娘達」
皺だらけの汚いパジャマを着たその老人の声は、真知子が電話で話した老人の声だっ
た。芹菜もじっと、老人を見つめる。1週間前のシンガポール行きのフライトで、エコノミー
に乗っていた老人だった。
(嵌められた。この、ジジイ、ただのジジイだ。経済界に影響力があるとか、絶対にありえ
ないわ)
真知子は、悟ったが、あとの祭りだった。よく考えれば、そんな大物が、ファーストクラス
ではなく、エコノミーに乗るわけがない。
「詫びに来たんじゃろ。早く、入るある」
真知子と芹菜は、上がるしかなかった。はるばる日本から来て、クレーマーが貧乏人だっ
たので、帰ります、とは言えない。パンプスを脱いで、部屋に上がると、2DKの小さい部屋
だった。老人の一人暮らしらしい。
「妻は、8年前に死んだある。この前、料金が、安かったんで、初めて飛行機に乗ったら、
この女にヒドイ目に合わされたある!」
老人は、芹菜を指差して叫んだ。おそらく、怒っているのは、演技だろう。大手企業にクレ
ームを付けて、タカろうという腹積もりに違いない。しかし、もう、今更気付いても、後の祭り
だった。
「日本人なら、土下座して謝る、のことよ!」
真知子と、芹菜は、飛び散った油でベタ付いているキッチンの床に手をつき、二人並んで
深々と頭を下げた。
「どうも、申しわけございませんでした」
「もっと、大きな声で!誠意が足りないあるよ!」
老人は、角質だらけの素足で、二人の日本人女性の頭を踏み付けた。
707名無し調教中。:2010/05/19(水) 22:36:49 ID:N2seTIBP
あの時の爺さんかよwww
ひと悶着ありそうな続きに期待!
708名無し調教中。:2010/05/20(木) 01:47:40 ID:cQvXJLgV
>>706
乙です!続きを楽しみにしています!

>>703
それもいいけど自分はTV番組「エンタの鬼」をまた観たい
他の架空の女優などを「一流芸能人の赤恥晒します」に出演させて欲しい
誰々はこうなった、みたいな簡単なエピソードの詰め合わせでもいいので
709名無し調教中。:2010/05/20(木) 23:23:41 ID:mKmDeu3i
>>708
むしろ『エンタの鬼』の他のコーナーが気になる
斎藤P絡みで某清純派女優の鼻の穴はどこまで大きくなるかの実験とか
排泄、入浴も含めたがに股モデルの一日を追った密着取材とか…微妙?
710名無し調教中。:2010/05/21(金) 21:01:32 ID:JgS7UpVK
更新乙です
今後の展開に期待
711名無し調教中。:2010/05/21(金) 21:47:44 ID:kMR+6e4q
九龍…貧民街…

中国マフィアでも出てきそうだなw
712作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/05/22(土) 11:54:36 ID:vQLh4Swo
「うぐっ!申し訳ございませんでしたっ!」
真知子と芹菜は、声をそろえて叫んだ。このボロアパートの薄壁だと、隣近所にも聞
こえているに違いない。
(どうして、こんな貧乏人の老人に土下座しなくちゃ、ならないの!)
真知子は、屈辱感で、涙が出そうになった。
「まだまだ、誠意、足りないある。もう二度と、オマンコに指を入れても、嫌がらないか
どうか、徹底的にテストするある」
老人は、芹菜の股下ゼロセンチのミニスカートの制服の下から指を入れてきた。黒い
パンティストッキングを指先で器用に破り、パンティの隙間から、肉の割れ目へと皺だ
らけの指を入れる。
「おや、濡れていないある。お客様に指を入れられる時、濡れていないとは、失礼ある
よ。全然、詫びる気が、感じられないよ」
「うっ、申し訳ございません・・・」
乾いたオマンコに、無理矢理、指を入れられる痛さに眉根をしかめながら、芹菜は謝
った。ここで、少しでも、嫌そうな顔を見せれば、さらに老人を怒らせる事になるだろう。
「お前も、ズボンとパンティを下ろすある」
老人は、真知子にも絡んできた。仕方なく、ブラックのパンツスーツのズボンと下着を
膝まで降ろす。老人は、もう片方の手の指を、真知子の割れ目に這わせてきた。
「ホウ!こちらの娘は、濡れているあるよ」
真知子は、少し股を開いて、両手を背中の後ろで組み、老人が触りやすいようにポー
ズをとった。芹菜と違い、電話対応が日常業務の真知子は、この所、こういった行為
には、御無沙汰だったのだ。
「肉づきもいいある。でも、ちょっと、お前のマンコ、匂いキツイあるね。毎日、よく洗う
あるよろし」
713作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/05/22(土) 11:55:11 ID:vQLh4Swo
真知子は、愛想笑いを浮かべた。老人は、30分以上、二人のオマンコを、クリトリスか
ら子宮の入り口まで、指を何度も出し入れして感触を楽しみ、抓ったり、引っ張ったりし
た揚句に言った。
「私、手が疲れたある。お前達、二人で互いのマンコを慰め合うがよろし」
真知子と芹菜は、向かい合い、老人に言われた通りに、互いの股間に手を伸ばした。
真知子が、まだキャビンアテンダントだった頃、2人は、スッチーショーでレズった経験
もある仲だった。この場は、老人が飽きるまで、言いなりになるしかなかった。
「本気で、イカせ合いなさい。手を抜くと、永遠に、私、怒りがおさまらないよ」
その行為は、1時間以上、続けさせられた。その間、老人はキッチンで料理を作り始めた。
「お前ん所の飛行機の、機内食は最悪だったある。私、これでも若い頃、料理人だったよ。
手本を見せてあげるよ」
日本娘2人の手が痺れて動かなくなってきた頃、老人の料理が出来上がった。それは、
得体の知れない肉と野菜クズを混ぜた、異臭を放つ物質だった。
「食うある。食うある。とっても、美味しいよ」
(そんなに、美味しいなら、あなたが先に食べなさいよ)
真知子は、心の中で思ったが、顔には引きつった営業スマイルを浮かべた。
「ネズミの肉と、公園の雑草を料理したものある。ついでに私の、鼻クソを、隠し味にするよ」
老人は、鼻をほじると、粘土色の丸い玉を、指先ではじいて、鍋の中に入れた。
(ゲッ。無理・・・絶対無理・・・食べれない!)
真知子は、吐き気がした。使い古されたアルミ製の大きな中華鍋が、二人の前に置かれる。
714作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/05/22(土) 11:55:55 ID:vQLh4Swo
「手を使わず、犬のように食べるある。何嫌がっているか!食べないと、各国の政府
の朋友に言って、お前ん所の飛行機の乗り入れを禁止するあるよ!」
(まだ言ってやがる。あなた、ただの、身寄りのない貧乏ジジイでしょ!)
心の中で悪態をつきながら、真知子と、芹菜は、目の前に置かれた物体を眺めた。
そして意を決して、まず、芹菜が、むしゃぶりついた。
(食べなきゃ・・・これを食べなきゃ、許してもらえない!)
泣きながら、芹菜は、料理を貪った。
「ホウ、この娘、責任感のあることよ。お前も、他人事だと思わず、早く、食うある」
真知子も、仕方なく、芹菜が食べている反対側から中華鍋に顔を突っ込んだ。少し
口に含み、恐る恐る歯で噛んでみると、とてつもなく苦く、とても人間の食べる物とは、
思えなかった。
「お前ら二人で、全部食べるまで、許さないある。残したら国際問題にするから、覚悟
するある」
(ホラ吹きジジイめ。調子に乗っちゃって!お願い、芹菜、あなたが、ほとんど食べて!)
あまりにも、まずく、2人がかりで、食べているにもかかわらず、鍋の中の料理は、な
かなか減らなかった。
(うぐっ・・・吐きそう・・・)
真知子と芹菜は、時々横目で、お互いの顔を見た。二人とも、涙を流していた。


715名無し調教中。:2010/05/23(日) 17:10:56 ID:94nwq9aL
凶器で脅されているわけでも弱味を握られているわけでもなし。
ただのクレーマーがそこまでできる?うーん、先が読めん!
716名無し調教中。:2010/05/23(日) 18:42:36 ID:KQVyDbMW
昔読んで途中で止めた、熱唱花沢高校思い出した。
717名無し調教中。:2010/05/26(水) 00:14:56 ID:uC4bRjE+
>>709
おバカタレントに強烈な鼻フック装着して1週間の経過報告などがいい
高かった鼻が歪み、鼻腔も単一電池が楽に出し入れできるほど巨大化
放送後、鼻マンコとしてイソップ局長の新たな性玩具にされる、みたいな
718作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/05/26(水) 22:06:20 ID:c8oF2SFE
(芹菜、あなた、もっと食べなさいよ)
(真知子、あたし、もう限界、吐きそう・・・)
2人が、目で会話しているのを老人が見咎めた。
「お互いに責任のなすり付け合いしているあるか。そんな事だから、JAM航空の飛行機
は、最悪あるよ」
老人は、四つん這いで、犬食いをしている2人の娘の尻に、順番に蹴りを入れた。
「キャッ!」
「早く、食え。一カケラも残さず、最後は鍋の油を綺麗に舌で舐めるある」
老人は、料理で使っていたフライパンを手に取り、2人の日本娘の尻を交互に叩き始め
た。
「熱っ!」
剥き出しの尻を、灼熱するフライパンの底で、叩かれた真知子は、思わず叫んだ。今の
姿勢では、振り返って確認する事が出来ないが、火傷をしたかもしれない熱さだった。
「もっと熱してみるよ」
老人は、フライパンをガスコンロの直火にかけ直し、油をひいて、よく熱してから、再び、
真知子と芹菜の尻を叩いた。
「ヒッ!」
芹菜の黒いパンティストッキングが、熱で溶けて縮んだ。
「早く完食しないと、お尻の皮が、焼き豚みたいに、ペロリと剥がれるあるよ」
「ヒイイイ!」
真知子と芹菜は、嘔吐をこらえながら、必死で、ネズミの肉と雑草を混ぜて、油でいた
めた物体を呑み込んでいった。
「ホラ、最後に油も綺麗に舐め取るのことよ。日本人、島国の少数民族のくせに、普段
から贅沢し過ぎある」
真知子と芹菜は、空になった中華鍋の底にピンク色の舌を這わせ、コレステロールたっ
ぷりのサラダ油を、舐め取っていった。
719作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/05/26(水) 23:46:07 ID:c8oF2SFE
2人の日本娘は、食事の後、布団に横になった老人の体を、マッサージするように命
じられた。芹菜は、JAM航空の制服のままで、真知子は全裸でやるように指示される。
2人とも、フライパンで叩かれた尻の火傷がヒリヒリして、床に座ることが出来ず、中腰
のまま、パジャマを着た老人の肉体を丁寧に手で揉んでいった。
(お尻に、火傷の痕が残らないかしら)
真知子は、不安になったが、ホテルに帰ってから確認するしかない。今は、クレーマー
のジジイを納得させて、一刻も早く、このボロアパートから立ち去ることしか、頭になか
った。
「お前達、マッサージ、ヘタある。人体のツボというものを、全く理解していないある」
老人がブツブツと文句を言った。
(そんなこと言ったって、あたし達は、整体師じゃないのよ!)
「もっと、足の指の爪先から、一本一本、指を丁寧に、揉んでいくこと、基本あるね」
「はい、申し訳ございません」
全裸の真知子は、怒りを押し殺し、汗だくになりながら、老人の汚い、水虫だらけの角質
化した足指を、白魚の様な手を惜し気もなく使って、揉んだ。亜熱帯に位置する香港は、
年中暑い。貧乏で、エアコンも付いていない部屋では、芹菜のCAの制服も、ブラウスが、
汗で素肌に、ピッタリと張り付いていた。
「内腿から、股グラにかけては、特に丁寧に揉むある。チンコは口を使って、やるがよろし」
(それって、マッサージじゃなくてフェラチオじゃ・・・)
真知子は、思ったが、この老人が、それくらいのことを、要求してくるだろうとは、あらかじ
め予想が付いていた。
「両側から2人で、舐めるがよろし」
真知子と芹菜は、恥垢だらけの萎びた老人のチンポを見て、ゲンナリとした。しかし、すぐ
に観念して、両側から亀頭をチロチロと舐める。しばらくすると勃起したが、7センチくらい
の大きさにしか、ならなかった。
720作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/05/26(水) 23:46:57 ID:c8oF2SFE
「今までの人生で、このチンポを使って、100人以上の女を泣かせて来たあるね」
(絶対ホラだわ。この嘘つきジジイめ)
真知子は、先程食べたネズミの油いためで、胃がムカついて仕方がなかった。老人は、
美女2人にフェラチオを受け続けること、40分後に、半立ちのまま、ごく少量の精液を
射精した。
「お前達の舌技は、私が経験して来た中で、最低の部類に入るある」
老人は、文句をブツブツ言いながら、引き続き上半身を揉ませ、終わる頃には、夕日が、
窓から差し込み始めていた。
(そろそろ日が暮れるわ。帰ってもいいか、聞いてみようかしら)
真知子が、どういう言い方が、老人の神経を逆撫でしないかを考えていると、老人の方が、
先に口を開いた。
「お前達、もう一度、誠意をこめて土下座するある。それで、私が、納得すれば、今日は、
帰っていいある」
(これで、やっと解放される・・・)
真知子と芹菜は、床に並んで、跪き、深々と頭を下げ、額を床に擦り付けた。
「機内での接客サービスが至らず、どうも、申し訳ございませんでした。今後、全力で改
善に務めて参ります!」
「今後とも、JAM航空をよろしくお願い致します!」
2人は、必死の思いで、心の底から、気持ちを込めて、口々に謝った。黒髪の後頭部を、
上から見下ろした老人の目が、意地悪くキラリと光る。
「惜しい。とても、残念だったある。誠意は、充分感じられるが、方角が悪いある。お前ら、
風水の、詫びる方角というものを知らないあるか!」
思いもかけないダメ出しに、真知子の心は折れそうになった。
「私、これでは、到底、納得出来ないある。今晩は、オールナイトで、私に詫び続けるあるよ!」
老人の勝ち誇ったような声に、真知子と芹菜の希望は、完全に打ち砕かれた。
721名無し調教中。:2010/05/28(金) 18:31:30 ID:YP+LnVtm
>>720
作者さん乙です!でも制服は初登場のときのように
ストッキングは着用禁止でパンティー丸見えのほうがよかったな
722名無し調教中。:2010/05/30(日) 23:59:47 ID:4/V1y1Qc
JAM航空CAの労働環境の悲惨さは世間に知れ渡ってるだろうから
新人CAの大半はソロン財閥の依頼で軍が転送機で強制徴収なんだろうな

JAMの外国人CAはまだ未登場だけど、アラブや北欧などの王族貴族の娘が
強制徴収後にCAとして下品な制服でマ○コ踊りサービスとかならないだろうか
723作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/06/01(火) 10:44:01 ID:hlJ0JMdR
「お前達、豆と豆をすり合わせて、貝合わせという奴をやる、ある」
老人は、部屋の裸電球を点けながら言った。完全に日が落ちた窓の外は、香港の市街
地のネオンや、他の密集したアパートの部屋から漏れる明かりが、賑々しく煌めいてい
る。芹菜は、諦めて黒いストッキングと、黒パンティを脱ぎ去り、元々全裸だった真知子
と貝合わせを始めた。レズショーで何度もやったことのあるスタイルだ。お互いの両足
を交互にカニ挟みし、充血した赤と赤の秘肉を擦り合わせる。互いの愛液が、結合箇所
で混ざり合い、同性でしか得られない快楽を貪った。
「ああん、真知子・・・もっと、強く擦りつけて・・・」
「こうかしら、芹菜。クリちゃんとクリちゃんを、ぶつけましょ・・・」
2人は、あまりの快楽に、凝視している老人の存在を忘れる程だった。
「私、眠るフリするある。薄目を開けているから、さぼっても、すぐにバレるのことね」
老人は、布団に横になって眠り始めた。多分本当に眠っているのだろうが、万一のこと
を考えて、真知子と芹菜は、行為を中断することが出来ない。貝合わせで、お互い何度
もイカせ合い、床が垂れ流された二人分の愛液でベトベトになった。
「真知子、キスして」
芹菜がせがんだ。元々芹菜には、レズの素質があったのかもしれない。一度、体に火が
付くと止まらないようだった。
「いいわよ、舌を入れて」
真知子と芹菜は、お互いの舌を絡め、唾液を吸いあった。長いディープキスに飽きると、
芹菜が上になり、シックスナインの態勢になる。
「真知子のオマンコ、酸っぱくて、美味しいわ」
「芹菜のオマンコは、無臭で舐めやすいよ」
724作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/06/01(火) 10:45:36 ID:hlJ0JMdR
老人の寝顔は二人の方に向けられていた。本当に薄目を開けているのかもしれない。
二人は、貝合わせ→ディープキス→シックスナインを何度も何度も繰り返し、睡魔と
闘いながら、夜明けを迎えた。疲労困憊し、汗だくになった二人は、ようやく目を覚ま
して起き上がった老人に頼みこんだ。
「喉がカラカラです。お願いします、水を飲ませてください」
昨日から、ネズミ肉の雑草炒めの他は、何も口にしていない。
「ああ、ちょうどいい。私、オシッコしたいある」
予想された展開だった。正座をして並んだ二人の日本人美女は、上を向いて口を開け、
老人は、まず芹菜の口に、そして、半分くらい放尿した所で、次は真知子の口に、チン
ポの先の方向を変えた。
「コホッ、コホッ」
朝一番のオシッコは濃く、たまらなく、まずかった。老人の塩辛いオシッコを飲むことで、
さらに、のどの渇きがひどくなった。
「今日は、まず、あっち向いてホイを、やるある」
老人が言った。やはり、一晩中、眠っていたらしく元気溌剌としている。
「ただし、ジャンケンに勝った方は、指を差すのではなく、負けた方の顔を、右、左、上、
下と、好きな方向から、殴るある」
真知子と芹菜は、寝不足のため思考能力が無くなっていた。言われた通り、ノロノロと
ジャンケンをする。
「ジャンケン、ポン!」
真知子の勝ちだった。芹菜の右頬を思い切り、ビンタする。
725作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/06/01(火) 10:46:43 ID:hlJ0JMdR
「今のは、あたしが勝ったのですか?」
「勝ち負けは、ないある。お前達が殴り合うのを見て、私の心が癒される、あるよ」
次のジャンケンでは、芹菜が勝った。
「思い切りやる、ある。手を抜くと、私の心、癒されないある」
芹菜は、真知子の顎に、強烈なアッパーカットを見舞った。真知子が悲鳴を上げ、
後ろにひっくり返る。
「何度でも、やるがよろし」
暴力的なあっち向いてホイは、昼近くまで続けられ、二人の日本美女の顔は、両
頬が腫れ上がり、唇が切れて血がダラダラと流れていた。
「私、お前達に、詫びられるの、もう、飽きたある。これから雀荘に行くから、もう帰
っていいあるよ」
そういうと、老人は、いきなり真知子と芹菜をボロアパートの部屋から追い出した。
二人は、表通りまで出るとタクシーを拾い、解放された安心感から、車内で泣き崩れた。
726作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/06/01(火) 10:47:22 ID:hlJ0JMdR
JAM航空編、終わりです。
727名無し調教中。:2010/06/01(火) 23:42:29 ID:n8yrRcRO
乙です。JAM航空の話も続編に期待しています!
728名無し調教中。:2010/06/02(水) 23:32:35 ID:1wtOCJiw
似たような意見があったけど、時間停止男編にて顔立ちがいい美女にリング状のSM用具で
鼻、耳、唇、乳首をピアッシングした挙げ句、それぞれをチェーンで繋いでほしいです
729作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/06/03(木) 21:18:07 ID:MWZ+IUQd
2001年9月、上条美由紀(23歳)が、誘拐され、真藤組に売られてから1週間が過ぎ
ていた。調教師、鬼頭竜作による連日の過酷な調教で、美由紀の肉体は、ガタガタに
なっていた。
「おらっ、もっとしっかり感じろ。もっと責めてと、せがんでみろ!」
美由紀の肉体は、三角木馬の上で汗まみれになっていた。オマンコとアナルには、長
さ40センチ、直径20センチの超特大バイブが一本づつ埋め込まれ、震動を続けている。
根元まで入り切らない長さのため、美由紀の腰が、少し木馬の背中から浮いていた。
「ああっ、苦しい・・・もう、堪忍して・・・降ろして・・・」
木馬に跨り、バイブ責めを受け始めてから、10時間以上が過ぎていた。美由紀は白目
を剥いている。跨ったまま、ペットボトルで水分補給を受け、栄養ドリンクや、ゼリー状の
チューブ食品を食べさせられていた。イキッぱなしで、潮も数え切れないほど噴いている。
美由紀が23歳という若さでなければ、心臓麻痺を起して死んでしまっているかもしれな
い過酷さだった。
 「あっ・・・また、イク・・・少し・・・少しだけでいいから、休ませて・・・もう、限界なんです・・・」
美由紀は、虫の息だった。しかし、非情で知られる真藤組の調教師が、許すはずもなか
った。
730作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/06/03(木) 21:18:57 ID:MWZ+IUQd
「駄目だ。お前は、買い手がつかない女なんだ。徹底的に調教しろと、組長からの
命令だ。特にアナルとオマンコを、今までの女奴隷にないくらいに、拡張しろと言わ
れている」
買い手がつかないのは、警察の手配書が回っているからである。オークションに出
せば足がつくからだ。美由紀の美貌とプロポーションは、芸能人なみだった。
「どや、調教は?どんな具合や?」
真藤登組長が、地下室に降りてきた。時々姿を現しては、鬼頭竜作と、調教の方向
性について話し合っていく。真藤組長は、真性サディストで、女体調教は、ビジネス
というより趣味でもある。
「かなり、二つの穴が緩くなってきました」
「わしは、この女を使って、裏ビデオを撮ろうと思うんや」
「しかし、手配書が回っています。顔が出ては、マズイのでは?」
「整形させたら、ええやろ」
組長の言葉を、木馬の上で聞いて美由紀は、恐怖に震えた。美由紀の顔は、普通で
あれば、整形の必要などない程、整っている。その顔に敢えてメスを入れようというのだ。
「今は、昔と違って、アダルト動画やら、なにやらがインターネットで氾濫しとる。生半可
な内容では、高い値段で売れへん。そこで、この女を使って、今までにない、過激な
フィストファックやら、惨い責めシーンを撮ろうというわけや。発狂したり、死んでもかま
へん。どうせ、顔を変えた後は、どこの誰かも判らんようになるんや」
731作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/06/03(木) 21:19:31 ID:MWZ+IUQd
真藤組長のドスの利いた声は、何気ない日常会話であっても、聴く者を腹の底から震え
上がらせた。何人も殺したり、不具者にしたり、死ぬより辛い運命に追い込んできた人間
のみが持つ、暗い魔力を秘めていた。
「いやああ、整形手術なんていやよお。あたしの顔を勝手にいじらないで!」
木馬の上で、美由紀は叫んだ。真藤組長が恐ろしい視線を向ける。
「勝手に喋りおったで、この女。鬼頭、調教が甘いんとちゃうか?」
「申し訳ございません、組長」
鬼頭はそういうと、身動きの出来ない、木馬上の美由紀に近付いた。
「舌を出せ。勝手に喋った罰だ」
「ヒイイ・・・許して・・・」
美由紀は、涙を流して許しを乞うた。鬼頭の右手にはスタンガンが握られていた。
「早く、舌を出せ。命令違反の罪が、2倍になるぞ」
美由紀は、ガチガチと歯を震わせながら、どうにか舌を出した。鬼頭が美由紀の愛らしい
ピンク色の舌肉にスタンガンの先を押し当てる。バチバチッと放電する音がして、美由紀
が悲鳴を上げた。
「ギャウッ!」
ビクンと背筋が痙攣し、白目をむく。失神した美由紀を、鬼頭が強烈なビンタで目覚めさ
せた。
732作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/06/03(木) 21:20:17 ID:MWZ+IUQd
「こらっ、誰が寝ていいと言った?」
「ああ、許して。お願い・・・」
「組長が、お前の顔を整形して下さると言っているのだ。お礼を述べないか!」
美由紀は、真藤登の方に顔を向けた。体は、拘束されているために動かす事が出来
ない。
「あ・・・ああ・・・組長様・・・ありがとうございます。美由紀の顔を整形して下さい・・・」
心とは、逆の言葉を発した美由紀に、真藤は少し、満足そうだった。
「少しは、調教が進んどるようや」
「へい、もちろんでさあ。では、すぐに手術の段取りを」
美由紀は気が狂いそうだった。例え、警察が踏み込んできて、ここから解放されたと
しても、顔を変えられてしまっては、元の生活に戻ることは出来ない。
733名無し調教中。:2010/06/03(木) 22:05:11 ID:J3vIG/+Q
さすが作者さん、整形ときたか。極端なブス顔にするのも萎えるが、
手術前の美貌と比べて何かコンプレックスを抱くような顔に期待。
734名無し調教中。:2010/06/04(金) 12:15:47 ID:GO9foA2/
そういや前スレで作者さんの小休止中に整形手術の小説がリンクに貼られたよな

女医が自分の恋人を盗った美女に「美鈴を醜鈴にしてやる」とか言って
些細な刺激でも感じる身体とブサイクな顔に整形手術で改造するやつ

あれに興奮させられたことを思い出した
735作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/06/04(金) 18:30:02 ID:UTUVM5xi
手術は、翌日に行われた。真藤組お抱えの、整形外科医が呼ばれ、午前中に、
美由紀を診察し、顔面の骨格やら、肉付きをカルテに記入していく。高橋健作
という、30代の男で、父親から受け継いだ個人医院を経営しており、日頃から、
抗争で怪我をした真藤組の組員の銃創や、刀傷を治療していた。今回の様に、
拉致された女の体にメスを入れることも多々ある。真藤組長に依頼されるまま
に、手足を切断したり、クリトリスを肥大化させたりは、お手の物だった。
「切れ長の目は、少女マンガの様に大きく、パッチリとさせます。唇の肉厚は太
く、情熱的な感じにします。鼻は、もう少し高く、頬骨も出過ぎているので削って
小顔にします」
高橋医師が、立ち合いに来た鬼頭と真藤組長に説明した。今回の手術は、単
に身元を判らなくするためのものであり、女の顔を、醜く変形させて屈辱を与え
るための物ではない。
「どうせなら、胸も大きくしますか?」
高橋医師が提案した。
「いらん、顔だけでええ。このままでも、小ぶりのええ乳やないか」
真藤組長が、診察台に座った美由紀の美乳を片手で、揉みながら言った。バ
ランスのとれた顔立ちの美由紀は、整形手術への不安から、死人のように青ざ
めている。
(ああ、どうしてこんな事に・・・夢・・・夢なのかしら・・・目を覚ませば丸菱銀行、
西新宿支店のカウンターに座って、番号札を読み上げているんじゃないかしら・・・)
美由紀は、試しに思い切り目をつぶり、恐る恐る開けてみた。しかし目の前に
いるのは、冷酷そうに笑う安藤組長と、白衣を着た神経質そうな高橋医師の姿
だった。
736作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/06/04(金) 18:31:05 ID:UTUVM5xi
(醒めない!夢なのに醒めないっ!)
美由紀は、パニック状態になって苦悶の表情を浮かべた。
「手術は午後からにしましょう。術後しばらくは、水しか飲めませんから、今のうち
に、クランケには食事を与えましょう」
美由紀は、栄養満点のドッグフードと組員達の食べ残した残飯を腹一杯食べさせ
られた。出されたものは残さず食べるように、鬼頭によって、厳しく調教されている。
午後からは、手術の始まりだった。地下室の手術台に手足を拘束され、顔面に局
部麻酔をかけられる。顔の筋肉や皮膚の感覚が無くなり、まぶたも閉じられたが、
意識はあった。
(怖い・・・)
顔の皮膚に、メスを入れられる感触が鈍く伝わってくる。
(あたしの顔が、切り刻まれていくわ。23年間、慣れ親しんできたあたしの顔が・・
・両親から貰った、あたしの大事な顔が、ヤクザの手で、オモチャにされて、変え
られていく・・・)
麻酔のかかった両目からは、涙さえもこぼれなかった。
(どんな顔になるのだろう。元の顔と、そんなに違和感が無ければいいのだけれど)
それが、美由紀のわずかな希望だった。手術は3時間ほどで終わった。
「普通、これだけの手術をしたら、200万円以上はかかるんだけどね。まあ、僕の
趣味も兼ねているから、シリコン代とかの実費だけ、組に請求させて頂きます」
高橋医師が言った。手術が終わった後、美由紀の顔は包帯でグルグル巻きにま
かれた。夕方になって局部麻酔が切れてくると、顔面全体が火が出るように熱く、
特にメスを入れた個所や、シリコンで補強した顎、鼻、削られた頬骨のあたりが、
焼けるようだった。
737作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/06/04(金) 18:32:04 ID:UTUVM5xi
(痛い!痛い!もうイヤ、死んだ方がマシよ!)
口を動かしてはいけないので、喋らないように言われている。その晩、美由紀は、
眠れないまま、手術台の上で夜を明かした。オシッコやウンチは、看護婦がいな
いので、代わりに、下っ端の組員が始末をする。2日間、調教は休みだったが、
3日目からは、顔に包帯が巻かれたまま、首から下への調教が、再開された。
「へへへ、全く、いい体してるね、あんた。2年前に調教した、人妻を思い出すよ」
三角木馬に乗せられた、美由紀の尻や胸を、ピタピタと掌で叩きながら鬼頭が
言った。包帯の下の顔面は、まだ腫れているようだったが、癒着が進んできて
いるのか、痛みが、痒みに変わってきている個所もある。
「顔が出来上がる頃には、下の穴も完成させとかないとな。オマンコとアナルで
同時に、メロンとリンゴが入るくらいにはな」
鬼頭が、滑車を吊り上げるスイッチを入れた。鎖が巻きあげられ、美由紀の裸
体が、三角木馬の背中から1メートル程上空へ浮き上がる。鬼頭は極太バイ
ブを2本、三角木馬の背に取り付けた。直径25センチ、長さ50センチの白い、
樹脂製のバイブが2本だ。
「今までの物より、一回り、大きい奴だ。存分に味わえ」
「ありがとうございます、ご主人様」
美由紀は、うっすらと涙を浮かべながら、礼を言った。
738作者 ◆TJ9qoWuqvA :2010/06/04(金) 18:33:00 ID:UTUVM5xi
2週間後、顔を巻いていた包帯が取られた。鏡を見せられた美由紀は、変わり
果てた自分の顔を見て、驚きを隠せなかった。
「どうだい、メス奴隷ちゃん。君の新しい顔だよ」
高橋医師がクックッと含み笑いをしながら、言った。自分の作品の出来栄えに
満足しているようだった。
「これが、あたし・・・そんな、ウソ・・」
手術前の面影は、全くなかった。目はパッチリと少女漫画の主人公の様で、二
重瞼になっている。シリコンを注入された鼻と顎は尖っており、唇は分厚く、官
能的だった。頬骨が削られたせいか、全体的にシュッと引き締まり、顔自体が、
小さくなったようだった。
「アハハハ、絵に描いたようだね。日本人には見えないよ。綺麗だけど、顔の各
パーツがアンバランスだ。整形したって、バレバレだね」
高橋医師が笑いながら言った。普段なら患者の心を傷つけるようなことは、絶対
に言わないのだが、その欝憤を今、美由紀に晴らしているようだった。
「人間の顔というより、CGみたいだ。芸術品といった方がいいかな。ピカソとか」
鏡に映った顔は、確かに醜くはなかった。しかし、自然に形成された人間の顔で
はない。明らかに、人の手と、個人の意図で作られた造り物であるのが、一瞬で
わかる肉のオブジェだった。
「これは・・・これは、あたしの顔じゃない・・・戻して、元の顔に戻してよう!」
美由紀は、パニック状態になって暴れた。しかし、こういった事態を想定して、包
帯を取り去る前に、あらかじめ、両手両足は荒縄で拘束してある。
「馬鹿言ってんじゃない。骨を削ったんだ。元に戻せるわけがない。なあに、すぐ
に慣れるさ。君は、その顔で、普通の社会生活をするわけじゃない。一生、メス
奴隷として生きていくだけから、不都合はないさ」
高橋医師は、楽しくてしょうがないらしかった。
(夢なら、夢なら醒めて!)
美由紀は、両眼を思い切り瞑り、そして目を開けた。しかし、現実は何一つ変わっ
ていなかった。
739名無し調教中。:2010/06/04(金) 23:21:55 ID:eo0PQu2r
お疲れ様です!
なるほど、そうきましたか
740名無し調教中。:2010/06/05(土) 20:56:03 ID:NEsAWD50
>>261
>これぐらいで、壊れてちゃ、うちのフィストファックショーには出れんさ。
>ショーじゃ、腕を2本入れたりとか、スイカを入れたりとか、とにかく無茶苦茶なんだ。

>>737
>顔が出来上がる頃には、下の穴も完成させとかないとな。
>オマンコとアナルで同時に、メロンとリンゴが入るくらいにはな


…ゴ、ゴクリ(AA略)
741名無し調教中。:2010/06/06(日) 12:34:02 ID:NN0+siEq
まとめサイト、更新お疲れー。
俺が見ているエロ小説サイトでちゃんと更新しているのはもはやここだけに。

作者さんには末永く生体実験ワールドを広く深く掘り下げ続けてほしい。
身勝手なリクを書き込みつつ、応援しています。
742名無し調教中。:2010/06/06(日) 22:35:05 ID:x7cTwf9r
作者さん、更新お疲れです。

>>741
いやいや、もはやエロ小説の範疇を超えてますよ。
SF小説として読んでも面白すぎる。
743名無し調教中。:2010/06/07(月) 19:25:15 ID:w7EJK25e
>>709
>他のコーナー
恥辱ショー(軟体ガールズ)、フェラチオ競争(女子アナ大会編)、
マンコ笛吹き(桜井弥生)…あとどんなネタが残ってる?

>>722
美人を乱獲し過ぎたせいで日本人の単価輸出額は減少してるらしいしな
芹菜嬢指導の下、ブロンド姫にぜひバナナカット・ダンスの特訓を!
744743:2010/06/07(月) 19:31:10 ID:w7EJK25e
× あとどんなネタが残ってる?
○ 被ってもいいけど、テレビ映えするこのネタは既出か

スレ汚し失礼致しました m(_ _)m
745名無し調教中。:2010/06/08(火) 20:30:15 ID:JN0MNh2R
>>743-744
それら以外に俺個人が思いつくネタとして
・最下位チームには罰ゲーム付きの裸漫才
・美女複数人で隠し芸を披露する赤恥スペシャル
・女優限定で潮吹き飛距離競争 とかかなぁ
746名無し調教中。:2010/06/10(木) 23:01:42 ID:yXAqkXn/
手のひらより小さい扇子を左右の手に持ちながら手拍子に合わせて左右の片足をあげ
あげた足と反対側の手にある扇子で交互に股を隠すというあの踊りを希望
747名無し調教中。
本当にそんなネタ面白いか?
そんな馬鹿馬鹿しいのが、良いの?
本当は、一人しか居てへんのん違うん?