スレ立て保守もかねて、前スレ
>>896の続きを投下。
「…………」
向かい合わせで座った朝食の席。
先ほどから何か言いたげに、莉子がちらちらとこちらへ視線を送ってくる。
だいたいの察しはつくのだが、下手に突っついて昨日の二の舞になるのは避けたいところ。
これは待ちの一手だなと、あえて無視して食事を勧める。
結局、莉子が話を切り出すころには、テーブルの上の食事はほとんど消え去っていた。
「あの……兄さん。どこか、変わったところは無いですか?」
「ん、俺は特にいつも通りだけど」
「いいえ、兄さんではなく私のことでして」
なんとも歯切れ悪く訊ねる莉子。その表情は隠し切れない不安で曇っている。
さて、どう答えるべきだろうか。
「言われてみれば……そうだな。ちょっと膨らんでないか、顔」
「……っ!」
とりあえず、無難そうな反応をしてみると、みるみるうちに莉子の表情が険しくなる。
「や、やっぱり、兄さんもそう感じますか?」
「あぁ。だけど、言われなきゃ気にならない程度だぞ?」
「そ、そうですか……」
ホッと胸を撫で下ろす莉子。その表情が安堵で和らいでいく。
そんな予想通りの反応に、俺は内心でほくそ笑んでいた。
これくらいでダイエットを決意されても、喉元過ぎればなんとやら。
数日後には元の食事量に戻り、「あれは兄さんの勘違いだった」で片付けるのは目に見えている。
完全に改善されるためには、それこそトラウマになるくらいの荒療治が必要なのだ。
莉子自身が自分で自分を誤魔化しきれなくなるまで、せいぜい鈍感な兄を演じているとしよう。
************
ベッドに腰を掛け、現時刻を確認する。
午後九時十五分。
今日び、小学生でもこの時間帯に寝るのは少数派だろう。
あの後、四方八方手は尽くしたのだが、結局、顔のむくみが取れることは無かった。
学校でのことを思い出す。直接口にする人はいなかったものの、私を見てあからさまに表情を変えた人が何人かいた。
少なくとも、その倍程度は私の変化に気づいた人がいたはずだ。
考えるだけでも気が滅入ってくる。気が滅入ると言えば、昨日に引き続いて今日も満腹感を感じることが出来なかった。
何かにつけて食事制限を迫ってくる兄さんのことだから、こっそり気づかれない程度に食事を減らしているということも考えられるが、食べている量は減っていないという認識はあるのだ。
ただ、満腹感が感じられないおかげでその実感が全然沸かない。実感が沸かないということは満足していないということだ。
最初は不思議に思う程度だったが、今ではすっかりストレスとなって私を苦しめている。
「どちらも、明日には治っているといいんですが」
誰にともなく祈り、ベッドに横たわる。
そのまま瞳を閉じれば、深い深い眠りに………
…………………
…………
「……眠れません」
まぁ、実際、眠くないのだから当然か。
すっかり夜型の生活が染み付いているのに加え、食欲が完全に満たされていないことがそれに拍車をかけていた。
考えること、しばし。
「仕方ありませんね」
溜息を漏らしながら、寝返りを打って身体を横に傾ける。
肩を数回揺らして姿勢を安定させると、そろそろと腕を下半身に伸ばしていく。
臍のあたりから、指をパジャマの表面に滑らせて下降させていき、太ももの間に潜り込ませる。
「……んっ」
ピクッと体が震え、鼻から空気が抜ける。
手のひらを太ももで挟んだまま、指の先で股間を引っかく。
パジャマ越しとはいえ、和らいだ感触がしっかりと奥まで届いてくる。
誰にも明け渡したことの無い秘密の場所。だからこそ、そこへの刺激はひどく甘美なものだった。
決して早めることなく、幾度も指を前後に往復させる。
「んんぅ、ぁ……、んふぅ……」
気を抜けば声がでてしまいそうだ。
時計の針が時を刻む音以外、何も音を発しないこの部屋にそれはよく響くだろう。
下手をすれば、兄さんにも……。
「んんっ!」
想像した瞬間、一際大きい快感の波が身体を揺らした。
自分のことをはしたない娘だとは思いたくないが、時々、そちらの素質があるのではと勘ぐってしまう。
もちろん、それは単なる思考遊び。快感を高めるための媚薬のようなものだけれど。
「はっ、んぅっ……、んんぅ、ん……」
もどかしい快感に、もぞもぞと体全体を揺する。
この曖昧な感覚を長引かせるのが、私のいつもの楽しみ方なのだけれど、今回に限ってはそう悠長にしていられない。
パジャマのボタンを上から三つほど外し、生じた隙間からもう片方の手を差し込む。
年相応の膨らみをやんわりと揉んでから、その頂点にカリッと爪を立てる。
「……っ!」
緩急により何倍にも膨れ上がる快感。それで満足せずにさらに乳首を弄っていく。
硬く尖っていく敏感なそこは、力を入れすぎれば痛くなるだけだ。
昂る精神を必死に押さえつけながら、うっすらと先に見えるゴールへ、体全体の感度を高めていく。
それは、予想していたよりも案外早く訪れた。
「…んんんっ!!」
叫びあがりそうになるのを、歯を食いしばって堪える。
全身を突き抜ける快感に意識が飛びそうになるが、それも時間にしてみれば数秒のこと。
波が過ぎ去った後に残るのは、心地よい疲労感だけだ。
「ふあぁぁ…」
人目が無いことをいいことに大あくび。行儀は悪いけど、今は我慢する方が身体に悪い。
後始末もそこそこに、今度こそ私は深い眠りについた。
――――――――――――
今回は以上です。
書いてから思ったんですけど、肥満化以前にエロ書いても大丈夫なんだろうか。
>>730の人
さっそく馴染んでいますね。
連れて行かれた人たちがどうなるか楽しみです。
>>792の人
完結お疲れ様です。
展開は遅めですが、楽しんでいただければ幸いです。
6 :
名無し調教中。:2007/10/06(土) 04:50:15 ID:wGsDhJBh
>>1 スレ立て&続き 乙
流石SS主体のスレだ。1000まで行かずに容量オーバーで終了とかすげぇよ。
7 :
名無し調教中。:2007/10/06(土) 08:42:31 ID:UMEZxMPt
>>792氏も
>>896氏もお疲れ様。
肥満化した美女に一番似合うのは
四つん這いだと思う俺。垂れ下がる爆腹と爆乳とか最高っすよ
8 :
名無し調教中。:2007/10/06(土) 20:26:35 ID:ZYG26+pI
保守&新スレ移行告知age
9 :
名無し調教中。:2007/10/07(日) 16:19:50 ID:nzUhU2HB
誰もかきこまねぇな〜〜〜
10 :
名無し調教中。:2007/10/07(日) 17:39:58 ID:ZKdNCbH8
次スレに移行した事に気づいてない人結構いたりして
11 :
名無し調教中。:2007/10/07(日) 20:28:26 ID:nzUhU2HB
たぶんそうだね
……今のうちに動くか
12 :
名無し調教中。:2007/10/08(月) 00:10:28 ID:WHk1WNNQ
今日ようやく気付いたよ>新スレ
13 :
名無し調教中。:2007/10/08(月) 02:30:52 ID:0EkLuQWX
多分向こうが落ちたら気付くだろ
14 :
F:2007/10/08(月) 17:31:03 ID:wuAXtOEz
いいねぇ、じゅんちょう!!
15 :
名無し調教中。:2007/10/08(月) 22:15:06 ID:PbZ+rdA5
掲示板に新作ktkr!!!
16 :
7th730:2007/10/08(月) 23:54:34 ID:O5VXOmQm
遅くなりましたがスレ立て乙です
今日になってようやく見つけました
これからも文章ガタガタSSを書いていきますので
よろしくお願いします
今日は挨拶だけです・・・申し訳ありませんorz
17 :
名無し調教中。:2007/10/08(月) 23:55:42 ID:zFMQbR86
いやそんな同情を誘うような書き込みされても
18 :
7th730:2007/10/08(月) 23:59:18 ID:O5VXOmQm
同情を誘う気はなかったんですけど
まぁとりあえず、皆でこのスレを大いに盛り上げていきましょう!
>>1 スレ立て乙です。
肥満化とエロで2度美味しいなんてGJです。
>>7th730
焦らずにじっくり書いて頂ければと思います。
またいいネタがあったらSS投下しますので
その時はよろしくお願いします。
20 :
名無し調教中。:2007/10/09(火) 19:08:32 ID:dqG25osY
人間フォワグラ・・・作り・・・・大好きです!
>>5の続きを投下します。
悪夢を見た。
内容ははっきりと覚えている。親友の久美子と教室で昼食を食べているシーンから、その悪夢は始まった。
談笑に花を咲かせていると突然、久美子が銃を取り出し、私に向かって発砲してきたのだ。
撃たれても痛くは無く、外傷も無いのだが、そのかわり撃たれるたびに風船のように私の体は膨らんでいった。
服が内側から弾け飛んでもそれは止まらず、まるでホラー映画のように同級生達が押しつぶされては私の肉に溶け込んでいく。
やがて、私の身体は教室中を埋め尽くし……そこで目が覚めた。
ひどく混沌とした、ある意味で夢らしい夢だったが、夢の中で私は確かな恐怖を感じていた。
そのせいか、パジャマのみならず、シーツまで寝汗でぐっしょりと濡れている。
肌に直に張り付いたパジャマが不快極まりない。
カーテンの隙間から差し込む日の光はあんなにまぶしいというのに、それに反して最悪の目覚めだ。
重い気持ちが身体まで引きずっているのか、起き上がるのすらひどく億劫だが、いつまでもこうしてはいられない。
「んんっ……!」
気合を入れて、一気に起き上がる。
そのままの動きで背を反らせて身体を伸ばし――
「……あれ?」
違和感が生まれた。いつもと同じ動作なのに、いつもとは少し違うような……。
違和感の正体を探るべく、恐る恐る身体を見下ろす。
「……なっ!?」
普段なら背を逸らしても肌を晒すことはないのに、私の見つめる先ではパジャマがお腹の半ばまでめくれ、おへそが完全に顔を出していた。
寝ている間にパジャマが小さくなった?いいや、そんなことあるはずがない。
背中に冷たいものが走り、寝ぼけていた思考が急速にクリアになっていく。
ここにいたって、私はようやくあの悪夢の要因となったあることを思い出した。
焦燥感に急かされるがまま足を速め、部屋の隅にある化粧台の前へと向かう。
「……嘘」
鏡にうつった私の顔は、昨日と変わらず、膨らんだままだった。
むしろ、悪化しているようにも見えるのは私の気のせいだろうか。
無意識に、パジャマがめくれあがって晒されたままのお腹を撫でる。
プニプニとした搗き立てのお餅の様な弾力が、私の手を押し返していた。
「むぅ……」
ケチャップとマヨネーズをたっぷりとかけたスクランブルエッグを頬張りながら、私は何故こうなってしまったかを考えていた。
昨日は単なる顔のむくみだと思い、睡眠時間をたっぷり取ったのだがそれは無駄に終わったらしい。
ボリュームアップしたお腹が、事が顔だけにとどまってはいなかったことを物語っている。
「………」
こっそりと兄さんの様子を伺う。コーヒーを片手に新聞へと目を走らせており、私には微塵も注意を向けていない。
服をきちんと着たら、お腹の膨らみはほとんど目立たなくなったが、やはり他人からどう見えるのか気になるところ。
だが、迂闊に訊ねて、もし相手が気づいていなければ、それこそ自ら墓穴を掘るというものだろう。
考えたところで埒が明かないので、ひとまずそれは棚に上げる。
むくみではないとするならば、これはいったいなんなのだろうか。
考えられるものと言えば……病気?
単なる思い付きだったが、ひょっとしたらいい線をいっているかも知れない。
それまでと変わらぬ生活を送っているのに、急に体が膨らみ始めたなら原因は病気としか考えられないのではないか。
事実、おたふく風邪のような例もある。体全体が膨らむ病気があってもおかしくはあるまい。
ただ、原因が病気だとしたら困ったことが出てくる。
対処法が分からない。つまり、これ以上の悪化を食い止める手段が無いのだ。
やはり、医者に見せるべきだろうか。そういえば先日、明美さんの名前を聞いたような……。
そんなことを考えなら、私は本日4杯目のおかわりを口に運んだ。
「起立!礼!」
学級委員の号令で全員が頭を下げる。
一瞬の間をおいて、途端に教室中が賑やかになりはじめた。
今日の授業はこれで終了。これからは魅惑の放課後タイムだ。
昼休み以上の喧騒があちらこちらで沸き起こる中、私は部活の準備をしていた。
私が所属しているのは陸上部だ。自慢ではないが、県大会でも好成績を残せる程度には実力がある。
ナップサックからシューズを取り出し、続いてユニフォームを取り出そうと手を入れたところで、
「……っ」
ぴたりと動きが止まる。
制服ならまだ隠すことの出来たお腹の膨らみだけど、薄手のユニフォームに着替えたら……。
「莉子ちゃん、どうしたの?」
固まったままの私を不審に思ったのか、久美子が声をかけてきた。
久美子も陸上部に所属しており、その胸には私と同じユニフォームが抱かれている。
「う、ううん、なんでもない。ただ、その……」
一瞬、ナップサックの中身をチラリと見て、
「ユニフォーム、洗濯したまま忘れてきちゃって」
「へぇ、珍しいね。莉子ちゃんが忘れ物だなんて」
その言葉に、ドキリと鼓動が警鐘を鳴らしたが、どうやら他意は無かったようで、「先に行ってるね」と一言を残して、久美子はその場を去っていった。
私は安堵の溜息をつくと、親友を騙した罪悪感に少しだけ心を痛めながら、彼女の後を追った。
その日、私は体操着で部活をこなした。
一人だけ服装が違うことで、周囲からの視線が集まり、まるでそれら全てが私のお腹を注目しているような気がして、心休まる時は一時もなかった。
案の定、タイムは散々で、「いつもとは環境が違うから」と誤魔化したものの、実際は走るたびにたぷたぷと振動するお腹が気になってしょうがなかったからだ。
心なしかスタミナも落ちたような気がする。これから、私はどうなってしまうのだろうか。
今回は以上です。
日進月歩なストーリー展開でしたが、次からちょっと加速していきます。
一応、最後までのプロットは出来上がっているので、次回作のためにネタ出ししてくれるとありがたいかな、と。
二次創作も出来るならやってみたいところ。
25 :
名無し調教中。:2007/10/10(水) 23:48:24 ID:JnoXiEK8
>>24 GJです。
気づくころには手遅れかもしれないですね。
26 :
名無し調教中。:2007/10/11(木) 03:12:52 ID:E6pXEDps
BBWchan復活オメ。
kirstenのスレ立ってて動画うpってる神がいたが、ろだがろだなんで連続してDLできねぇw
誰かDLした人いたら別所にうpってくれ〜!
27 :
名無し調教中。:2007/10/11(木) 23:08:33 ID:S1GQiKvD
>>26 今、現在の太った姿の動画はないよ
前スレ512kb超えたのね。なんで書き込みがないんだ!って思ってたけど
俺は、小学5年生のころお世話?になった先輩と中学校で再会したとき
その先輩が、たぶん20kgぐらい太って揺れる体を見て俺は強制肥満フェチに目覚めた
その先輩が、夢の中に出てくる。何を意味しているんだろうか・・・
28 :
:名無し調教中:2007/10/11(木) 23:09:07 ID:xc/55bzq
もうとっくに皆知ってるかもだけど、ナックルズ系の
マンガ雑誌の裏職業とかそんなんの特集で
女王様のマンガ、一年のぐうたら女王生活で
肥満化して男にすてられるオチだった。
よかったー。一応報告…;
29 :
名無し調教中。:2007/10/11(木) 23:34:04 ID:fVT5hzfi
30 :
名無し調教中。:2007/10/12(金) 00:18:05 ID:fAqBgM6u
>>27 個人的には未出が見れるだけGJ。
あそこでうpられてたfirstvid.part1.rarとpart2のやつ、パスワード分かる人いるかな?
いたら教えてください。
31 :
名無し調教中。:2007/10/12(金) 15:40:47 ID:0Xse29N5
>>30 パスはこのジャンルではお約束のワード
No.48092で神が降臨してるっぽいのに何故あんなロダに( ´・ω・`)
32 :
名無し調教中。:2007/10/12(金) 18:58:04 ID:0Xse29N5
すまんそん勘違いしてたw
>>30 パスは同スレの書き込みにあるお
33 :
名無し調教中。:2007/10/12(金) 19:03:49 ID:fAqBgM6u
ファイルぶっ壊れてましたorz
しょうがないのでパスの無い方を・・・
34 :
名無し調教中。:2007/10/12(金) 19:08:43 ID:34eWGsqd
つーかそのスレ自体がどこにあるのかがわからねえ
35 :
名無し調教中。:2007/10/12(金) 19:13:02 ID:fAqBgM6u
36 :
名無し調教中。:2007/10/13(土) 12:03:32 ID:uV+jLevN
>>29 28じゃないけどコンビニで見つけたので一応。
vol53じゃなくて単行本サイズの「ヤバい職業」っていうやつだった。
絵柄はレディコミ系だけど割ときれいめ。
セブンに置いてあったからけっこうどこでも売ってるっぽい。
個人的には結構良かったです。
劇画系は基本スルーしてるんで28氏が書き込んでくれなかったら気がつかなかった。
28さんthx!
37 :
名無し調教中。:2007/10/13(土) 19:49:49 ID:jGDvhS1R
krystin・・・醜い体になったな
38 :
名無し調教中。:2007/10/13(土) 20:21:12 ID:8WPs9fK0
でも、かわいいなw
あそこのサイトって、暮れか登録すると、危ない?
39 :
名無し調教中。:2007/10/13(土) 23:38:02 ID:uV+jLevN
40 :
名無し調教中。:2007/10/13(土) 23:41:10 ID:i3aINX9O
41 :
名無し調教中。:2007/10/14(日) 02:03:10 ID:5YsJLBZ3
verotelだからまあ大丈夫だけど
今あのサイトwebカメラも掲示板も止まってるよ
42 :
29:2007/10/14(日) 03:45:28 ID:H9IHACCe
43 :
7th730:2007/10/14(日) 23:44:58 ID:iAznTUlM
7スレ落ちましたね(遅
新スレになってのSS初投下いきます
間が開きすぎたorz
・・・翌日・・・
「ん、んぅ〜・・・よく寝た〜w」
そういって香苗がむくりと起き上がった
・・・びりっ
「あ・・・あちゃ〜制服少し破れちゃった(汗」
すでにパツパツだった制服がとぅとぅ悲鳴を上げたのだ
破れたところから肉がはみ出て、少々みっともない
袖も二の腕の脂肪で隙間はなく、スカートも肉で盛り上がってきていた
「・・・朝ご飯食べに行こ」
転入当初よりだいぶ肉がついたのだが、香苗はそんな事を気にしている様子がない
今日も渚を起こし、食堂へと向かっていった・・・
食堂前
「今日は何食べようかな〜♪」
渚は機嫌良く朝食の事を考えていた
渚の顔を見ると、テカテカと少し脂ぎっており顎の下の肉がプルプルと震えている
渚は最近、肉料理中心で食事をとっているため脂分が多いのだ
食堂の中に入ると、数人の生徒がせっせと食べ物をお盆の上にのせていた
もぅ、常人がとる朝食の量を遙かに超えている
二人も毎度の事ながらお盆一杯に食べ物をのせこれくらい普通、といわんばかりに
朝食をスムーズにすませていった
「そうぃえば、今日は体育があるんだよねぇ〜・・・疲れるなぁ」
今日の授業の中に組み込まれている体育のことで渚が文句を言い出した
流石に運動しなければ筋力・体力ともに落ちてしまうのでこれからのために
毎週一時間必ず体育の授業があるのだ。
44 :
7th730:2007/10/15(月) 00:14:08 ID:5zV0aVf0
「運動した後のご飯は格別ですから頑張りましょう」
と香苗も運動よりも食事のことを優先して渚に答えた
・・・そして学校に着き体育の時間
女子生徒が、グラウンドに集まってきた
服装は普通の体操服なのだが・・・彼女たちの体操服は大変なことになっていた
まず、グラウンドに集まる前、更衣室で着替えるときちゃんと着れない者が続出した
転入したてよりかなり体型が変わってしまったため、服がきつくて着れないのだ。
皆、体操服で胸までは隠せるのだが、それから下はポテッとお腹の肉がたれている
スパッツ(この学園は体育時スパッツ着用)も限界まで引き延ばされ、ぴちぴちになっている
そんなお腹を出した体操服姿の女子がグラウンドに集まっている
正直、暑苦しい光景である。
しかもグラウンドに来るだけで肩で息をするような生徒もおり、汗を流している
「はいwそれでは今日の授業は縄跳びをします」
そういって体育の先生が皆に縄跳びを配っていった
皆、最初は普通に難なく飛んでいたのだが・・・
数分後・・・
「ハァフゥーハァ・・フゥフゥ」
たった数分で汗をだらだらと流し、荒く息をしていた
飛んでいると、全身の脂肪が揺れに揺れ、余分に力を使ってしまうのだ
香苗と渚も全身から汗を出し、呼吸も荒い
「こ、こんなに縄跳びってきつかったっけ?」
体重が増えたから当然である。
その後も何人かの生徒は休み休み縄跳びをしていたのだが
授業が終わる頃にはみな、汗だくで座り込んでいた
45 :
7th730:2007/10/15(月) 00:20:54 ID:5zV0aVf0
体育の授業が終わり更衣室に戻る生徒・・・
皆汗だくで、体育が始まる前より数段暑苦しい
そんな彼女たちが更衣室に入ると、中は汗臭い臭いが充満していた。
最近は誰もが皆、くっちゃね生活を繰り返していたので
食べて寝て、食べて寝ての繰り返し・・・
着の身着ままで生活していたのだ。
しかも体重が増えて、また汗っかきになっているらしく制服には汗がしっかりとしみこんでいた
「うぅ・・・汗臭い」
そんな文句を口にしながら皆また制服へ着替えるのだった・・・
今日はここまでです。
ちょっと間が開いたので話が分からないかもしれません。
何方か7スレのミラーをとってる人はいるのでしょうか?
46 :
名無し調教中。:2007/10/15(月) 00:50:28 ID:5gis9UYU
乙。
着々と肥満化が進行していて良い感じ。
ミラーはまとめの管理人さんが作ってくると思うけど…
47 :
名無し調教中。:2007/10/15(月) 07:16:43 ID:WuJQEOW8
今更だがDoWhatNowが更新されていたよ
48 :
名無し調教中。:2007/10/15(月) 18:57:48 ID:wBrTmKEL
女性は思春期を迎えるとぽちゃぽちゃむちむちと太りだす
で、高校生からハタチぐらいになるとすっきり痩せる
この時期が一般的にもっとも痩せていて美しい
そして子どもを産むと太りやすい体になる
ということは中○生をレイプして妊娠させれば
「痩せ期」を経験させずにデブ人生を送らせることができる!
(※妄想です)
49 :
名無し調教中。:2007/10/15(月) 19:34:50 ID:MmOJhvOb
思春期を迎えたら後戻りできなくなるくらい太らせればおk
50 :
名無し調教中。:2007/10/15(月) 20:15:11 ID:jsDZy0eh
食べ物がなきゃ生きていけない体にしちゃえばいいんじゃね?
51 :
名無し調教中。:2007/10/15(月) 21:20:56 ID:jWs+BM5e
そらそうだ
52 :
名無し調教中。:2007/10/15(月) 22:48:20 ID:yKA7tFy3
730氏乙です。
だいぶ太ってきましたね。
53 :
名無し調教中。:2007/10/16(火) 00:17:41 ID:jeGevXoz
みんなは何歳ぐらいから太ってくれるのが好み?
俺は中学の途中ぐらいから肥満化がスタートして
高校を卒業するくらいには120Kオーバーの巨デブに
なってくれると嬉しい
54 :
名無し調教中。:2007/10/16(火) 03:12:09 ID:ZATfEEwz
中学ではスレンダーでやや美人。
卒業後離れ、成人式で再会すると
150kgクラスの肉塊に。みたいなのがいいかな。
55 :
名無し調教中。:2007/10/16(火) 10:29:19 ID:as/7lE9O
友人の彼女がほしいです・・・
173センチで、高校時代はバレーをやっていた。スレンダーだった
今、現在は見た目80kg超で下半身が豊満。それで顔に肉がついていない
56 :
6th 500氏:2007/10/16(火) 12:55:22 ID:2Mujv4cK
かなり久しぶりです。前に投稿したSS・デブ専レズ調教師の番外編というか外伝の様な物が出来たので投稿したいと思います。
が、あくまで外伝なので、あまり期待はしないで下さい。
デブ専レズ調教師・外伝
のどかの夫にビデオレターを送り込んで早くも半年が経過した。みくるは速達でビデオレターを送ったのだが、返事は一向になかった。み
くるも初めの数週間は警戒して、のどかを四つん這いで公園を散歩させたりするのを止めてお屋敷に監禁状態にし、片時ものどかから目を
離さなかったのだが、夫は姿を見せず返事も無い為、みくるは夫の何かしらのアクションはもう無いと判断し、溜まりに溜まった仕事を片
付ける事にした。本当ならもう少しのどかの監視をしていたいのだが、有給休暇や仮病を使って仕事を休むのも限界という事もあり、結局
のどかのお屋敷を離れてしまったのだ。夫がその時を待っていたと分からずに…。
57 :
6th 500氏:2007/10/16(火) 12:55:54 ID:2Mujv4cK
※ここからは、夫の視点
のどかの夫である俺は、みくるとかいう女のビデオレターを見た途端、怒りで自分を忘れそうになった。折角手に入れた金の生る木で、し
かも美人というのどかが、あんな女の雌牛奴隷に成り下がっている事に…しかし、冷静になれば今ののどかも捨てた物ではない体型は体重
が100キロ以上確実にありそうなデブだが、顔は緑の目がデブの割りに大きく顎も2重顎では無い様だし、長い金髪が似合っていて可愛
いらしい、まぁ、あくまでデブにしてはだがな…またかなり突き出ている超乳が堪らない、俺は直ぐに帰国し、のどかの屋敷に向ったのだ
が、あの女が四六時中のどかを監視していやがる…俺は仕方なくチャンスが来るのを待つ事にした。別に強硬手段を用いても良かったんだ
が、あの女のバックにある研究所はヤバイ…見っとも無いがあの女に気付かれずに行動を起こすのが最適だ。のどかを人質に…とも考えた
が、そんな事をしたらあの女は、研究所での立場を利用して、研究員を一個師団は動員して、俺を亡き者にするだろう…俺は別にデブ専で
はない、ノーマルだ。そこまでのリスクを負ってまでのどかに執着する事は無い、海外で新しい女も手に入れてあるからな、単に俺の肉奴
隷にならずに他の女に落ちたのどかを1度は犯したいのとあの女に一泡拭かせる事が俺の目的だ。1回ヤッて直ぐに姿をくらませばあの女
でも追跡する事は出来ないし、自分の肉奴隷を他人に犯されるという事自体があの女に一泡拭かせる行為だしな…そう考えて気長にチャン
スを待った。そして、長い時間をかけて、ようやくチャンスが来た。あの女が監視をするのを止めて、研究所に仕事に行ったのだ。これで
5日は確実に研究所から帰って来ない!…が、1日目は忘れ物等で帰って来るかも知れない為、次の日に行動を開始した。
屋敷に侵入しよ
うとすると、のどかが出て来た。あの女に会いに行くのか?…だとしたら今ここで手を出すのは不味い…尾行する事にするか、面倒だけど
な…ちなみに、のどかの今の姿はポニーテイルの髪型に、服装はブラウスとスカート、それに長いブーツとそれと同じ種類の皮手袋を着込
んでいる…どれも見た事が無いサイズだ。のどかを追いかけて同じバスに乗り込んで後を付けると、のどかは駅から結構近場のデパートの
方に向かって行った。どうやらあの女に会いに来たのではなく、ショッピングをしに来た様だ。成る程な、あの女と居る時はあれだけ淫乱
雌牛奴隷に成り下がっているが、普段は別段普通の女と変わり無い様だな…体型を除けば今時の女と同じだ、俺は物陰に隠れながらのどか
を追いかける。他の客がのどかを珍しい物を見るかの様な目付きでチラチラと窺っている様だ…無理も無いな、アメリカでも無い限り見ら
れない様な巨デブがやって来たのだからな…けどまぁ、汚物を見る目ではないな『デブにしては』が付くがみくるは今でもかなりの美人だ
からな。のどかは一通り店内を回りながら、やたらカロリーが高そうな食い物を手に取ってはかごに入れて行く…既にカートの上下にある
かごは、食べ物の山と化している。良く見れば、何時の間にやら主婦が集まってぶつぶつと話し合っている。耳を凝らすと…。
主婦A「あんなに食べ物を…しかも甘い物や脂っこい物ばかり…」
主婦B「よくもまぁ、あれだけになるまで食べ続ける事が出来たわよねぇ?」
主婦C「今にあの贅肉がデロンデロンに垂れ下がるわよ、きっと…」
おほほほほほ…っとやたら耳に付く笑い声が聞こえて来た、全く持って迷惑な声だ。けど、あの3人の内、2人の意見は俺も賛成だ。しか
し、最後の意見は賛成しかねるな、あの女の事だ、薬でそういう対処もしてあるのだろうな…。
sageるの忘れてました、すみません。
そうこうしている内に、のどかはデパートを出て近くのケーキバイキング店に入っていった。俺も小腹が減っていた為、中に入る。店員が
のどかの姿を見た途端嫌そうな顔をした、デブだからか?…そう思いながらのどかの座ったテーブルの後ろに荷物を置く。そして、俺は勿
体ないから払った代金分位の量のケーキとコーヒーを持ってテーブルに戻ったのだが、のどかの方を見て、流石に驚いた。のどかの奴は本
来なら皿を乗せるお盆にケーキを何層も積んでテーブルに置いてやがる…成る程、店員が嫌な顔をする訳だ…これじゃ大赤字確定だな。店
に同情しつつ俺は、のどかの大食いを静かに見ていた。
のどか(以後”の”のみ)「ん…ごく、ぷはっ…あぁ…美味しい…もっと…」
のどかの食べっぷりは正に豪快だった。一応フォークを使ってはいる物の、殆ど手で押し込んで貪ってやがる…あれだけあったケーキが物
の数分であの寸胴な馬鹿太い腹に収めちまったよ…口元と両手にはクリームがくっ付いて、それを舌で舐め取っている。他の客が帰り始め
たな、そりゃこれだけの物を見れば食欲無くなるよな…これで赤字にはならないかもな?………それからのどかは、同じ位の量…いや、段
々増えていたかも知れないな、ともかく数回のおかわりをして、店を出た。
残りは明日、微調整が済み次第投稿したいと思います。
俺も後を追う様に店を出たのだが、帰り際にケーキのケースを
見たが殆ど空で寂しい光景だった。のどかの真横に離れた位置から良く見てみると、寸胴だったのどかの腹も胸には劣るがドンと突き出て
いて、デパートで買った食い物の入った袋を両手一杯に持ちながら満足げに腹を撫でている。腹がケーキで出っ張った性で雌牛じゃなく雌
豚だな…胸が腹で少し押し上げられてて、歩くだけでゆさゆさと胸が揺れている。男達の欲望の視線やら、女の軽蔑の視線やらがのどかに
注がれているが、のどかは気付いていないのか、相変わらず満腹感で幸せそうな微笑の顔を浮べている。そして、日も落ちた頃に、のどか
は屋敷に帰り始めた。残り徒歩数分という所か…のどかとの距離を縮めつつタイミングを計る。そして、一階の玄関の鍵を開けているのど
かの様子を見ると、あの女はいない様だ…俺は隠れていた電柱から、玄関を開けて中に入ろうとするのどかに、後ろから接近してのどかを
家の中に突き飛ばすと、俺も家の中に入って玄関の鍵を閉めた。何が起きたか分からない様子で、驚いていて倒れているのどかの前に、俺
が仁王立ちになると、のどかは、あろう事か…。
の「だ、誰ですか…?貴方は…」
と、震えながら悲鳴を上げやがった!夫である俺を完全に忘れていたのだ。俺がズボンとパンツを脱いで、既にギンギンになっているイチ
モツを見せ付けると…。
の「きゃあぁっ!!」
悲鳴を上げて腰が抜けたのか、四つん這いの格好で這って逃げようとするのどか…四つん這いだと本当に牛だな、っというよりあれだけの
量を貪ったのにもう全て消化したのか腹は引っ込んでるし(といっても寸胴に戻っただけだが)…と、いけねぇ、俺は後ろからスカートを
掴み、力いっぱい引っ張った。生地が引き裂ける音がして、スカートが引き剥がれると、肉付きのよい大きな尻に、伸びきって尻を覆って
いる白い下着が現れ、俺は下着の股間の所をずらすと、姿を見せたのどかの秘部に一気に突っ込んでやった。
の「嫌あぁっ!!止めてぇー!!んぅ、あぁん!?」
のどかの悲鳴を聞きながら、俺は激しく腰を振ると、のどかのアソコはイチモツをかなり締め付けて来た。あまりの気持ち良さに俺は更に
力強く腰を振り続けると、俺の下半身が、のどかのたっぷりと肉が付いた尻の肉を揺らしながら当たって、パンパンという音が部屋に響い
た。
の「嫌ぁ!!お願いだから!!…お願いですから止めてぇ!!止めて下さいっ!!」
のどかは悲痛な叫びを上げて、肥満な乳牛体型の身体を揺らしているのを、俺は満足気に見ながら腰を振っていたが、やがて我慢の限界が
くると、のどかの中にタップリと精液を注ぎ込んでやった。
の「嫌っ! 嫌ぁ嫌ぁ嫌ぁ…止めてぇ!!止めてぇー!!早く抜いて下さいっ!!あぁっ!!…た、助けて!!ご主人様ーーー!!!」
のどかはずっと叫び声を出して喚いていたが、その中で不快な言葉があった。本当ならその言葉は俺に対して言われる筈だったのに、のど
かはあの女に対してその言葉を言っている。そんなのどかに俺は怒りを覚え、怒りに任せてお構い無しに精液を全部注ぎ込み、イチモツを
引き抜くと、秘部から精液がゴポッと溢れ出し、下着と剥いだスカートの残骸を汚しながら床に零れ落ちていた。
の「うあぅ…ひっ…あぁ…ど、どうしてこんな…こんな酷い事をするんですか?………わ、私はご主人様だけの雌牛奴隷なのに…」
のどかは泣きながら、グッタリと床に倒れ込んだ。のどかの最後の呟きとその姿を見ていると、俺のイチモツが苛立ちと興奮で再起動して
来たので、のどかの下着をずらすのではなく脱がすと、仰向けにして正常位で秘部にぶち込んでやったのだが…のどかはグッタリして全く
抵抗しなかったので、非常に楽に犯す事が出来た。そして腰を振りながら、のどかのブラウスを掴み引っ張ると、肉の丸太の様な太い寸胴
腹と、何も付けていなかったらしく、超乳が目の前に姿を表した。俺は興奮しながら、乳首を舐めたり乳房の顔を埋めたりして、感触を楽
しみながら腰を振ると、のどかの見事な巨大超乳が、腰の動きに合わせてプルンプルンと大きく揺れ動きながら母乳が噴き出て来た。これ
が今のデブのどかの魅力か!? 俺は必死に腰を動かしていると…。
の「うぅっ…お願いですからもう止めて下さい!!どうして…どうしてこんな酷い事が…貴方は、簡単に出来るんですかっ!?」
のどかは涙をポロポロと流す顔で、俺を睨みながら罵っていたが、その行為が逆に俺の心を刺激して、こののどかをもっと凌辱してやろう
という気になった。
俺(夫)「おいっ! お前処女じゃねぇみてぇだけど、よくお前みたいな牛の処女を奪ってくれる奴がいたな。一体どんな奴なんだ?」
俺は処女を喪失した訳を分かっていたが、どんな風にあの女の事を言うのか気になって聞いたのだが、のどかは黙ったまま肥え太った身体
を揺らしながら、荒い呼吸を繰り返していた。
俺(夫)「おいっ!俺の質問に答えろよ、この雌牛がっ!」
俺は平手でのどかの頬を何発か叩く…すると。
の「痛いっ痛いっ!!お願い止めて下さい………前に、気晴らしに呼んだ妹の様な存在だった人に、何ヶ月も何回も…処女はその時に失い
ました………」
のどかはあの女の事を思い浮かべたのか途端に惚けた表情を浮べやがった。このアマ…俺を忘れただけじゃなく完璧に堕ちやがって!!
俺(夫)「もういい!!お前みたいな変態雌牛の犯しなんざ、さっさと済ませてやるよ!!」
本来女に(それなりに)優しい筈の俺だったが、こいつは俺にとって女じゃない、ただの雌牛だ。
の「うっ…うむうぅ〜…」
呻き声を上げて顔をしかめる雌牛にキスして、強引に舌を入れて口の中を舐め回していると、また我慢の限界がきて、雌牛の中に精液を全
て出してやった。
の「嫌あぁ!!…どうして中に出すんですかっ!!…うぅ、ひっく…ご主人様…私、どうしたらいいの…?」
雌牛は泣きながら、ご主人様とやらを呼んでいた。俺は雌牛からイチモツを抜くと、自分の懐からペンを出し、雌牛の汗と母乳で濡れてい
る太い腹にこう書き込んだ。
俺(夫)「お前の雌牛は夫が犯してやった…っと、あばよ、変態雌牛奴隷」
と、声をかけると、転がっていた牛乳瓶に雌牛の母乳を入れて、記念に頂いて俺は国を出発した。
肥満『化』がない内容で申し訳ないですが、以上で終了です。
64 :
名無し調教中。:2007/10/17(水) 19:05:51 ID:zVhVfDGa
せっかくデパートに行って・・・・なので
屋上でアドバルーンにしてしまえば良かったのに 笑
65 :
名無し調教中。:2007/10/17(水) 19:11:56 ID:j4UfRFd7
改行は携帯だからかな?
66 :
名無し調教中。:2007/10/17(水) 19:18:52 ID:i0EIuSgQ
>>63 お久しぶり! 外伝乙でした。
またネタを思いついたら書いて下せえ。
67 :
名無し調教中。:2007/10/20(土) 21:27:53 ID:zLedJAZo
久しぶりに来たがなぜ止まってるんだ
68 :
名無し調教中。:2007/10/20(土) 23:20:27 ID:v1TnIM6X
前スレ208(&315)です。スレが止まってるようなのでカキコ。
69 :
名無し調教中。:2007/10/20(土) 23:22:16 ID:v1TnIM6X
「きゃあ、何すんの! 離してよーー」と牝牛が叫ぶ。
今日、「牝牛」を仕入れた。
なんだこれは、まったく未成熟な躰だ。
まるで仔牛ではないか。
平坦な乳房、アバラの浮いた胸、骨ばった手脚、試しに腹の皮をつまもうとしたが全然掴めん。
重さはたったの100ポンドしかない。
「離してよ!」と騒ぎ泣き叫ぶこいつは従順さも足りない。
怒った俺は仕入れを任せたヘクセ(Hexe)という牧童を呼ぶ。
「おいヘクセ。仔牛を頼んだ覚えは無いぞ、こいつは名前を問うても答えぬし、どういうことだ!」。
ヘクセは青ざめて答えた。
「いや、これでも18才の成牛でして。血統も良いと思って...」。
俺が、
「こいつの名前は何だ」
とヘクセに聞くと、振るえた声で「グレーテル」と答えた。
これは駄目だな。ヘクセのような小娘に仕入れを任せたのは間違いだった。
俺はヘクセに向い、
「手足を縛って無理にでもたっぷり食わせろ、もしグレーテルが優秀な『乳牛』にならなければ、
代わりにお前を『乳牛』にするからな! 覚悟しておけ」。
と言い、震えるヘクセと仔牛を置いたまま立ち去った。
俺は毎日、厩舎へ監督に行く。
牝牛の出来具合と、牧童たちがサボってないか確かめるためだ。
ふっくらと育った数十人の若い牝牛達が、上気しながら一斉に乳絞りされている様子はいつも壮観だ。
俺はそれを見て満足げにうなずく。
牧童は全て若い女だ。男の牧童は信用ならない。
この間も「コイツなら大丈夫だろう」と見込んで雇い入れたヘンゼルという少年牧童が牝牛を盗んで逃亡した。
牛たちは思い思いの格好で食糧をたべ続け、満腹になると昼寝する。
牧場の自慢は牝牛だ。
普通の牛は4本足で普通の牛乳しか出さないが、俺の乳牛達は二本足で立ち、特別な乳を出す。
乳の出が良くなるように牛たちには高価な食糧をたっぷり食わせ、特別な薬をのませる。
我ながら良心的な牧場主だ。
牝牛達の状態をみるため、腹肉と乳房、そして全身を触ってみる。
どの牝牛もタプタプと柔らかく、良い仕上りだ。
どんなに細い牝牛でも、牧場に来て半年もすればふっくらとした従順な乳牛になる。
とりあえず半分終了。
72 :
名無し調教中。:2007/10/21(日) 12:11:39 ID:wurdYLOQ
乙、乳牛とはまた斬新な発想だw
でも脂肪分もたっぷり付けるわけだから間違ってはいないな。
73 :
名無し調教中。:2007/10/21(日) 20:14:28 ID:zV7YTA9W
ホルスタイン萌え〜
******
2ヶ月後。
グレーテルの事を思い出してヘクセを呼んだ。
ヘクセはグレーテルを連れてやってきた。
「牧場主さま、私の身体をお調べください」とグレーテルは鳴いた、これの気性は幾分マシになったようだ。
グレーテルの骨ばっていた四肢は丸みを帯び、あかぎれの目立っていた手先の皮膚もしっとりとした質感を持ち始めている。
俺はこいつの冬毛(衣服)を剥ぎ、乳房を確かめる。まだ全然足りないが最初の頃よりは大分膨れている、乳の大きさは”D”と言う程度か。
柔かい尻をさすってみると上気しながら「あん!」と鳴いた。これは良い兆候だ。
下腹の皮を掴むと、1インチ少々(3cm)の厚みがある。ヘクセに重量を聞くと150ポンドと答えた。
まだ乳は出ないが、これなら今後に期待できると俺は判断した。
おれはヘクセに「うむ、大分成熟してきたな。このままいけば良いだろう」と言った。
その言葉に、ヘクセはほっとしたように胸をなでおろした。
ここでヘクセの気が緩んでは台無しであるので、俺はヘクセに
「グレーテルにはもっとたっぷり食わせておけ。不潔にならぬように世話を怠るな」
と釘をさした。
******
3ヶ月後。グレーテルを検分。重量は180ポンドになった。
躰は丸みを帯び、柔らかな曲線を描く。順調に脂肪が付き、成熟が進んでいるようだ。
二の腕を掴んでみたが、十分な軟らかさを持ち始めた。
筋肉はむしろ減っている。折角食わせた高価な食糧が無駄な筋肉になったら大損だが、その心配は無いようだ。薄暗い畜舎の裏につないでいたせいか、皮膚は色白になってきた。しみ一つ無い、きめ細かな肌だ。
まるく張り出してきた腹を摘んでみる。2インチ以上の厚みがある柔らかな腹肉がつかめた。
尻から腿にかけても十分な肉付きで、触ると指先が沈んで行く。
乳房も十分に発育しており、手の平にずっしりとした重みを感じる。
乳の張りを確かめるため、しばらくいじってたら、乳頭から乳がでてきた。
仕上りを確かめるため腰肉を揉んでいると、グレーテルは上気した表情で
「牧場主さま、わたし我慢できません、御褒美ください」
と大きく育った腰を近づけながら鳴いた。うむ、これは良い資質の牛だ。
もうしばらくすれば200ポンドを越え、滋養たっぷりの濃厚な乳を沢山出すだろう。
俺はグレーテルを「明日から皆と同じ畜舎だ」と褒めてやり、乳牛の印である首輪を付ける。
そしてヘクセには
「うむ、良くやった。おまえを『乳牛』にするのは止めにしてやる(とりあえず今回はな...)」
と言った。
もっとも来月にはヘクセも18歳だ。そうしたらコイツも『乳牛』にしてやろう。
ヘクセはまだ知らないだろうが、ここの牛たちの半分は元牧童だ。
明日、ヘクセに替わる新しい牧童を仕入れに行く。
貧しい村々では口減しに娘を牧場に売りたいという者も多い。
彼らの為にも一肌ぬいでやろう、まだまだ頑張らねば。
******
数年後
辛い「乳牛」を勤めあげたへクセ(Hexe:まじょ)は、郊外に手作りケーキの店を開いた。
その名は「森の中のお菓子の家」。彼女の店は繁盛した。
彼女の逸話は口伝されつつ改変を受け、とある学者兄弟により世界に広められた。
[おしまい]
後半完了。
なぜ牧場の話になったのか、自分でもよくわからないw
79 :
名無し調教中。:2007/10/21(日) 23:40:24 ID:x3Gh26F2
乙です。
ヘンゼル、グレーテルと出てきてたのでむ?とは思っていましたがなるほど、そういうことでしたかw
逃げ出したくせに主人公になったヘンゼルw
80 :
名無し調教中。:2007/10/22(月) 12:13:08 ID:NSHEaeCX
これは上手いオチだw
81 :
名無し調教中。:2007/10/22(月) 20:55:54 ID:dEg69WpA
知り合いに、どちらかと言えばやせ形の女の子が居てて、
2度目の結婚後半年して会ったら、思わず目が点に成るほど肥えてたよ
82 :
名無し調教中。:2007/10/22(月) 23:08:20 ID:w2HmWrWX
2度目の結婚でよほど幸せになったのかw
83 :
名無し調教中。:2007/10/23(火) 01:49:35 ID:5Bcvdojt
そこでお前が三度目の結婚相手になるんだ
何をするかはわかっているな?
84 :
名無し調教中。:2007/10/23(火) 20:44:30 ID:3IOnWSnS
>>81 「久々に会ったら丸くなってた」って割りとあるんですね。
もの凄ごーく久しぶり(例えば10ぶりとか)の場合は別として、
体の型って変わる事なんて有るのか??? と思ってましたが、リアルにあるんですねぇ。
ちょっとだけ驚いた。
85 :
名無し調教中。:2007/10/23(火) 23:24:59 ID:yZaLhYJ0
久々に会ったら と言えば、先日5年ぶりくらいに会った
同級生の小柄で細い系の女性が、けっこう太ってた。
本人はまだ昔の小柄で細いイメージを保とうとしているのか、
細い人が着るようなファッションだったけど、
よく見れば服の上からでも分かる段腹と、
姿勢崩せば思いっきりジーンズに乗る肉、、。
きっと鏡の前だと、姿勢を良くして映っている自分を見てるから
まだいける!と思ってるんだろうけど、現実は、、
良いもの見た。
新作投下します。
「ムフフ、これが谷間かぁ〜」
自分の部屋、半裸で胸をいじりながら鏡の前でにやつく私。
別に頭のおかしい女って訳じゃないけど、しょうがないじゃない。
三ヶ月前の私には考えられなかったんだから。
三ヶ月前の女子更衣室。
「アンタまた胸大きくなったんじゃない?」
「そお?そういやブラが最近きついわ」
「太った?」「アー聞こえなーい聞こえなーい」
皆、体型について盛り上がる。女同士独特の空気だ。
しかしこの流れは…まずい。
「しかし、ホント相変わらず微乳っていうか…無乳?」
「ここまで無いといっそ清々しいわw」
「あたしの小学生時代以下ね〜」
ほら来た。女友達の、いつもの容赦の無い突っ込み。
「うるさいなぁ、胸なんて…胸なんてっ!!ぐすん」
親友の洋子がそっと私の肩に手をやる。
「大丈夫、そういう趣味の男も多いから」
「それ、慰めになってないわよ…」
私は浅川里美。高校1年生。
成績、中の上くらい。容姿、中の上くらい?
健康状態、良好。体型は結構細いほう。
今の一番の悩みは…スレンダーすぎるこの胸。
高校2年生にもなろうというのに私には胸の膨らみというやつが
(ほぼ)無い。
とくに痩せすぎという訳じゃないのに、ブラも要らない程の
ぺったんこなのだ。(一応つけてるけどね)
母親や親戚は平均的なサイズだから遺伝じゃないし…
この胸のせいかは知らないが、今までもてた試しも無いし彼氏もいない。
憂鬱な気分になっていると、周囲からこんな声が聞こえてくる。
「今度ビューティ買おうかな〜」
「あたし飲んでるよ〜」「ウソ〜、効くの?効くの?」
「にひひ、一ヶ月でウエスト3cm減」「おぉー!」
最近、若者の間で大流行のサプリメント「ビューティMAX」。
バストやヒップを増やし、ウエストを減らす女性にとっては
夢のようなサプリ。
ネットで買えるいかにも怪しいサプリなのだが、発売後またたく間に
大流行。周囲に愛用者も多く、クラスの女子も半数は飲んでいる。
効果もかなりあるらしい。
「里美も飲んでみれば?ぺったんこ卒業できるかもw」
「…いい加減怒るよ」
「あたしも飲んでるけど、最近Cカップになりましてな」
「…ホントに?」
「ほれ」
確かに寄せ上げた洋子のバストは、以前より大きくなっている。
ちくしょう、涙出てきた。
とうとう私も、帰って注文してしまった。
1週間後、到着したダンボールを開け、説明書を読む。
(なになに、飲む量によって効果が変わるのね…
1錠ならお腹の脂肪に…2錠ならキュートなヒップに…
3錠からはバストアップも…一日5錠でボン・キュッ・ボンに!
目標を達成したら必ず服用をお止めください…なんかすごく怪しいなぁ)
そう思いながらも一日5錠飲む事を即決意した私。
並大抵の洗濯板じゃないのよ、あたしの胸は。
最初は半信半疑だったが、徐々に効果は現れ…
こうして私は念願のバストを手に入れた。
まぁ、サイズ的には人並みなんだけど…
洋子も私の変化に驚いている。
「凄いね里美〜、ちゃんと胸が膨らんでるw」
「へへ〜、この調子で目指すは巨乳だよっ」
「でも気を付けた方がいいよ。アレ、効果がありすぎて
あんまり飲むと、胸とかお尻がバカでかくなっちゃうらしいから。
ホラ、C組の野川さんとか」
たしかに、もともと巨乳の部類だった野川さんは、服用によって
1m級のバストになっている。本人は満足そうだけど。
街では日本人離れしたプロポーションの女性も最近よく
見かけるし…恐るべし、ビューティMAX。
「アタシもお尻が大きくなってきたから飲むのやめたし」
「でも私胸以外は変化無いよ?」
「アンタの無乳はさすがのビューティでも一杯一杯
なんじゃない?」
まぁ、他に効果が現れたら止めればいいか、と思いつつ
私は服用を続けた。
それからも相変わらず胸以外に効果は出ず…ついに、
巨乳と呼べるレベルまで成長した。
そんなある日、私達の運命を一変させるニュースが流れた。
突然、見ていた番組が切り替わり深刻そうなアナウンサーの顔が映る。
「あの話題の商品、ビューティMAXに重篤な副作用が
見つかりました。服用はただちにお止めください。
尚、この件について厚生労働省に対する責任を問う声が…」
その後、正式に発表があった。
ある程度の潜伏期を置くと、体内に蓄積された成分が
一転、脂肪細胞を爆発的に増やし、一夜にして
体重が膨れ上がって「肥大化」してしまう。
摂取した量に応じ、それは大きくなり、個人差はあるが
確実にそれは起こる。要は肥満薬だ。
しかも薬によって変質した脂肪は運動や食事制限でも痩せる事が無く、
その効果は何年も続く。
脂肪を除去したとしても残った脂肪がそれ以上に増えてしまい、逆効果。
女性にとって夢のような薬は、実は悪魔のような薬だった。
不安になって、洋子に電話し恐怖を紛らわせようとしたが
「里美〜、どうしよう…アタシ100錠は飲んだよ〜」
おぼろげな頭で自分の飲んだ量を計算する。
一日5錠×4ヶ月(120日)=約600錠。
「…私…その5倍以上飲んでる…」
結果、不安は増大した。
今回はここまで。続きます。
90 :
名無し調教中。:2007/10/24(水) 00:14:32 ID:nxOb4kNw
オイ、みんな
俺達でスープーマンを復刻させようぜ
91 :
名無し調教中。:2007/10/24(水) 00:19:58 ID:a7GKxk04
92 :
名無し調教中。:2007/10/24(水) 00:23:28 ID:5JvfnagK
>>86-89 うわー、なんて酷いことを思いつくんだろう(棒読み)
続き期待してます。
93 :
名無し調教中。:2007/10/24(水) 12:02:51 ID:yBVXj+3X
おまいらリンゴ型と洋梨型どっちが好き?
94 :
名無し調教中。:2007/10/24(水) 18:08:23 ID:EH3GgVlz
>>93 両方、でもどっちっかって言うとリンゴ
腹肉大好きだから
95 :
名無し調教中。:2007/10/24(水) 18:08:31 ID:htNnUEwz
>>93 100sくらいまではりんご型にぽちゃぽちゃ太る
100s超すと腹よりもむしろ下半身が肥大化して洋ナシ型に
150sでありとあらゆる箇所が肉塊になるのがよい
96 :
名無し調教中。:2007/10/24(水) 20:40:01 ID:b7ISTT1e
>>86 とくに無いようけだど。何てタイトル(表題)なの?
97 :
名無し調教中。:2007/10/24(水) 21:22:50 ID:XpV5DZg+
>>86 世ニ溢ルルハ肥満女ナリケリ、か。素晴らしすぎるぜ。
>>90 実はこの間国会図書館にリベンジしに行ったんだ。
んでスープーマン見事にゲットしたんだが家に帰ってきてみたらスキャナが故障していたんだ。
しばらく使うことがなかったから気付かなかったぜ。
98 :
名無し調教中。:2007/10/24(水) 21:50:54 ID:zq17b5pm
スープーマンってヒロインがスープーマン通じて
エアーでまん丸に膨らませられるあの話?
99 :
名無し調教中。:2007/10/25(木) 03:59:25 ID:uqMWzx9z
>>100 「してくださいお願いします神様」が足りんだろう!!
まとめサイト管理人さんは元気でしょうか?
なんか更新されてないみたいで少々不安です
今忙しいらしいから無理を言ってはいかん。
前スレより↓
283 名前:まとめサイト”管理”人[sage] 投稿日:2007/08/05(日) 18:57:46 ID:zsHSZrK5
まとめ更新しますた。
あぶらみの画像については
>>196の方針でいったんで
ねりぞう氏や肉玉戦車氏の画像については
ご本人様より要望がありましたら収録するということで。
あと私事ですが数ヶ月ほど忙しくなりそうなので更新が滞る可能性ありです。
なので今日までにうpされたSSや画像は全部収録しておきました。
>>91>>97 ありがとうございます。
>>92 まったく女性にとっては酷い話ですよね(棒読み)
>>96 タイトル考えてなかった…「デブは遅れてやって来る」で。
それでは続きです。
それからは毎日が恐怖だった。
ビューティを飲んだ事のある子の表情はみな暗い。
いつ自分が肥大化するか、その恐怖が毎日襲うのだから無理は無い。
爆弾を抱えて生活しているようなものだ。
TVでは毎日関連ニュースで持ちきりだし、アイドルや女優にも被害は広がっている。
莫大な賠償請求がされたが、販売元の会社はきれいに雲隠れしてしまい、国から
被害者に補償が出るとか出ないとか…
公式発表から半年が過ぎた辺りから、ついに悪魔は牙を剥き出した。
見慣れた女性タレントやアナウンサーが別人のようにぶくぶくに太り、
スタイル抜群だったグラビアアイドルの中には部屋一杯に肥大化
してしまった子もいる。
当然、私の周りも例外ではない。
「…あれ、野川さん…よね?」
遠目からでも分かる見事な肥満体が、のしのしと苦しそうに歩いている。
かつて自慢だったバストは重みで垂れ下がり、歩くたびにみっともなく
揺れていた。
「1週間前にあぁなっちゃったらしいよ…あれじゃ3桁は軽く超えてるね…」
「明日は我が身…なんだよね」
野川さんを皮切りに、周囲でも肥大化はどんどん進んでいった。
クラスでもデブが目立つようになり、肥大化してしまった子は慣れない
大きな体を抱えて窮屈そうに、そして恥ずかしそうに生活している。
目の前で起こった時は正直驚いた。
いきなりボン!と人間が膨れ上がるんだもの。
そんな不安な日々の中、洋子が学校を休んだので、まさかと思い
電話すると…
「…ヒック、昨夜、「肥大化」が起きたの…一気に50kgも増えて…うぇええん」
100錠飲んだといっていた洋子が50kgなら、私は…
250kg?300kg?どうしよう…恐ろしい想像が頭から消えない。
結局その日は一睡もできなかった。
それから私はノイローゼ気味になり、しばらく学校を休んだ。
(怖い怖い怖い…デブは嫌だよぉ…)
布団を被って震える毎日が続き…
そして…ついにその日はやって来た。
いつものように布団を被って震えていると、奇妙な感覚に襲われた。
全身の肉が別の生き物のように蠢き、膨張していく。
(まさか…嫌…来…たの?)
みるみる太くなっていく腕、前方にせり出していく胸とお腹、
座っていたお尻の肉が膨張し、少し体が浮いたような
感触に襲われる。
ブチブチと音を立てて下着とパジャマが破けても膨張は止まらず、
座っていたベッドがミシミシと悲鳴を上げだした。
「いやぁぁぁぁあああ!」
叫び声を上げると、まるで加工されたように太く、重くなって
いく自分の声。
思わず前方へ逃げ出すが、バランスが取れずにそのまま倒れてしまう。
地震のような揺れが部屋に響く。
その振動で背中に物が落ちてきたが、あまり痛くない。
背中にも贅肉がたっぷりと付いており、クッションの役目を果たしたのだ。
立ち上がろうとするが体が重く、身動きできない。
そうしている間もお構いなく膨張し続ける視界の肌色・肌色・肌色。
もはや、見慣れた自分のシルエットは消えており、ショックで私は気を失った。
目が覚めると、私は病院のベッドにいた。
どうやらあのまま運び込まれたらしい。
これが夢なら良かったが、体にのしかかる重量感が私を現実に引き戻す。
何とか体を起こし、自分の体を見渡す。
巨大なキャミソールのような服が着せられており、下は特大のおむつが履かされていた。
芋虫のような太い指、太股のような太い腕。二の腕にぶらんと垂れ下がる贅肉、
牛のような異常な大きさで垂れ下がる胸。脂肪で陥没してしまった乳首に、
異常に大きくなった乳輪。
そして…何より圧倒的な存在感で突き出たお腹。
肌は汗と油でぐっしょりと濡れており、ぬるぬるとした光を放っている。
呼吸をする度にぶるぶると全身の贅肉が揺れる。
どれも以前の私からは考えられない、とてもグロテスクなものだ。
かつての細身の身体は見る影も無く、醜い贅肉に埋め尽くされていた。
ある程度覚悟はしていたが、改めて見るとやはりショックだ。
一瞬で、おそらく女性がもっともなりたくない姿に変貌してしまった…
一人で泣いていると、ノックの音がした。
「は…はい」
声を出すとぶよぶよと顎や頬の肉が動くのが分かる。
まだ鏡を見てないが、顔もブクブクに太っているんだろうな…と思い、
ますます気分が憂鬱になった。
「こんにちは、目が覚めたのね」
巨大な白衣を着た女医さんがのそりと部屋に入ってきた。
大きなお腹が服からはみ出しそうで、かなりの肥満体だ。
「担当医の太田よ、よろしくね。少し、お話しましょう?」
それからしばらく先生と話をした。
私が気を失って病院に運び込まれて2日間眠っていたことや、
両親が変わり果てた娘の姿にかなりショックを受けていたことなど。
「知ってると思うけど、その体で何年かは過ごさないといけないわ」
「えぇ…知ってます。あの、先生も…もしかして」
「私も先月肥大化が起こってね…お陰でこんな姿よ。前は美人女医って評判だったのよ?」
先生は100kg近く肥大化してしまったらしい。
たしかに、脂肪でぼやけているが美人だったんだと思う顔立ちだ。
同じ境遇同士、少し気が楽になったような気がした。
「あはは…お互い見る影も無くなっちゃいましたね…」
「ホントにね…」
大きな体の二人が揃って肩を落とす。
「それで本題なんだけど、里美さん…あなた、約150kg
肥大化してるわ。現在201kgね」
「そんなに…」
数字で聞くと、自分の体重の異常さが改めて分かる。
「ここまで肥大化すると日常生活にも支障をきたすと思うの」
たしかに今の私は起き上がるので精一杯だ。おそらく
トイレにすら行けないだろう。
「だから、しばらく入院してトレーニングをしてもらうわ。
ご両親にはもう話してあるから」
「はい、お願いします…先生、私、元の生活に戻れますかね…」
「大丈夫よ、あなたくらいなら。ある程度は不自由を
感じるかも知れないけど、トレーニング頑張りましょう」
それから3ヶ月ほど私は入院し、日常生活のトレーニングを行った。
はじめて鏡で自分の顔を見たときはショックだった。
すっかり首は無くなっているし、顎の肉は段を作って垂れ下がっている。
首の後ろもみっともない贅肉の段差ができており、
顔のパーツは肉で圧迫されていた。
まるで肉ダルマのようだ…正直、今でも慣れない。
最初は満足に歩くこともできなかったが、徐々に体も慣れ、
何とか日常生活はこなせるようになった。
見舞いに来た洋子やクラスの友人も、私の姿には驚いたようだ。
もっとも、彼女達も皆肥大化し3桁級のデブなのだが、
今の私から見ればまだスリムに見える。
昔は私が一番細かったのに、今ではデブになった彼女達のさらに倍程度の体重…
まるで違う生き物のようだ。
「ずいぶん大きくなっちゃったね…」
「うん…」
気まずい空気が流れる。
「ほら、それにしてもすごい胸…間違いなく学校一の巨乳じゃない?」
「…嬉しくないよぉ」
「里美さんはまだ運がいいわ。歩行できないくらい
酷く肥大化した女性もたくさんいるもの…」
たしかに何度か病院内で見たことがある。
巨大な肉の塊になってしまい、もはや自力で移動できなくなってしまった
女性は、薬の効果が切れるまで何年もベッドの上で過ごさなければならないのだ。
私が飲んだ量はそうなるに充分であった事を後に聞き、背筋が寒くなったのを思い出す。
「たぶん、大量摂取にも関わらず胸以外に効果が出なかった…
薬と相性が悪かったのがよかったのね。
これから大変でしょうけど、お互い頑張りましょう。
定期的に検査して、薬の効果が無くなったら頑張ってダイエットしなくちゃね」
まったく、その日が待ち遠しい。こんな醜い贅肉は一刻も早く脱ぎ捨てたいものだ。
こうして退院し、…久々の学校へ行く。
気は進まないが、これ以上休むと進級できないので仕方ない。
書けた分はここまでです。次回で完結予定。
乙
完結編、期待してます!
乙乙。
楽して綺麗になろうってんだから
これくらいのリスクは背負わなきゃね!と気楽に言い放ってみる。
スープーマン待機
>>106 細かい点だが
おむつをはかされているのが
俺的にグッときた
>>109 遅ればせながら乙です。
>>113 ちょっとリアリティがあっていいよね。
動けないからトイレには行けないだろうし。
うむ、デブ化でシモが自力では不可能になるシチュはよい
肉塊になって立ち上がることもできずに糞尿はおむつの中にビヂビヂと垂れ流し
世話係の男性に腿肉と尻肉を持ち上げられて汚物を処理してもらうしかない
大事な部分が異性に丸見え、露骨に嫌な顔をする世話係、しかし本人は何もすることができずに羞恥攻め
人間オワタな感じですごくいい
まとめ更新しますた。
まだあまり時間に余裕を作れないので
次回更新までまた開くかもしれません。ごめんね。
乙かれ〜。
118 :
117:2007/10/28(日) 05:39:34 ID:9HaBOsfK
あり? 792氏の1が見れない。
>>118 指摘Thx。早速直しといた。
792氏、すみませんでした。
>>110>>111 ありがとうございます。
>>113>>114 こういう場合、現実なら尿道にチューブ突っ込んだりするのかな?
グッときてくれたのでおむつにして正解でした。
>>116 お忙しいのにいつも乙です。
前の制服は当然入らないので、ジャージを着た。
男物の中でもかなり大きいサイズなのだが、それでも下腹のあたり
はパンパンで、油断すると肉がはみ出そうだ。
鏡で見るとどちらかといえば立方体に近いシルエットの…
まるでぬいぐるみの上に衣服を着たような巨体が立っている。
(うわぁ…、我ながら見苦しいなぁ…気が重いよぉ…体も重いけど)
父が車で送ってくれたが、軽自動車はさすがに窮屈で、
助手席には狭すぎて座れないので後部座席を一人で占領する。
教室にやっとの思いで着くと、クラスメイトの視線が私に突き刺さった。
席に座ろうとすると…あれ?椅子、こんなに小さかったっけ。
これじゃお尻がはみ出ちゃう…机もお腹がつかえて邪魔だな…よいしょっと…
今の私には標準サイズの机や椅子は子供用のようだった。
休み時間にはわざわざ私を見に来る生徒も沢山いた。
まるで動物園の動物…いや、珍獣の気分だ。
嫌でもみんなの声が耳に入ってくる。
「うわぁ、あそこまで太るか…凄いな…」
(…わかってます)
「アレ、浅川?嘘だろ…結構タイプだったのに」
(そういう事は早めに言ってよ…)
皆の視線が痛い。
学校に私以上のデブは存在しなかった。
こうして、めでたく私は学校一の巨乳の持ち主になった。
…まぁ体重もお腹もお尻も学校一なんだけど。
「里美〜、早く起きないと遅刻するわよ〜」
季節は初夏を迎え、私にはつらい季節だ。冷房を強めに効かせても肉のお陰で
かなり暑く、家では常に下着姿で過ごしている。
今朝も重い身体を起こし、胸よりはるかに大きい腹を片手に抱え、贅肉をぐいっと持ち上げる。
(このお腹だけで前の私の体重以上あるんだろうなぁ…はぁ)
体は汗でぐっしょりと濡れていた。
この身体になってから発汗が凄まじく、すぐに汗臭くなってしまうので
肉の段差に溜まった汗を丹念に拭くのが毎朝恒例だ。
特注サイズのスカートを履き、巨大なセーラー服を上からすっぽりと被り、
贅肉と格闘しながら何とか靴下を履いて着替え終了。
その後、自分の部屋に置いてある肥満体用の仮設トイレで用を足した。
退院後、家の洋式便座は体重で破壊してしまったし、この巨体からくる緩慢な動作で緊急時に
間に合わない事もあったため、今は情けないがこの方法をとっている。
おそらく、今以上に肥大化が酷ければ排泄にも介助が必要になっていただろう。
その点では自分は幸運だと今さらながら思う。
2階の自分の部屋から1階に降りるのも一苦労で、突き出た胸とお腹が邪魔で
足元が見えないため結構怖い。
そのまま洗面所に向かい、歯を磨き、タオルを濡らして脂ぎった顔を拭く。
情けないが、お腹の脂肪が邪魔で洗顔のためかがむのは辛い。
「はぁはぁ、父さん、母さんおはよう〜」
両親は私の姿にすっかり慣れたようだ。
「ほら、さっさと食べないと。アンタ歩くの遅いんだから」
「好きで遅くなったんじゃないよ〜、身体が重いんだもん」
「そのでかい体じゃあな〜、車で連れてってやろうか?」
「駄目ですよ、お父さん。怠けて動けなくなったらどうするんですか」
「そんなぁ〜」
以前なら自転車で5分の駅までの道程も今の私には遠い。
この体重では自転車も下手すると押し潰してしまうだろうし…
腹を突き出しながら、巨大な尻を振りつつ肥満体独特の歩き方で
駅に向かうと、すぐに滝のように汗が流れ、非常に暑苦しく
嫌でも周りから好奇の目で見られる。
他にも肥大化しデブになった女性は沢山いるが、皆、私には遠く及ばない。
私以上の体重ともなると、さすがに日常生活に支障をきたすらしく
めったに外ではお目にかかれない…つまり、今や私は町で見かける
日常の中では屈指のデブなのだ。
そんなデブがセーラー服を着て歩いていれば、注目されるのも無理はない。
やっとの思いで駅に着くと、既にタオルはびしょびしょになり、
制服も汗を吸い込みつつあった。
学校に着いたらすぐ体操着に着替えなくては。
駅の構内には同級生の杉山君が待っていた。
「おはよう、浅川さん」
「ぷはぁ、お、おはよ〜」
実は先月から…私は杉山君と付き合っている。
どうやら彼はそっちの趣味があるらしい。
まさかこんな力士顔負けの姿の自分を相手にしてくれる男がいるとは
世の中分からない。
痩せていた時は一向にもてなかったのに皮肉なものだ。
「ハイ、喉渇いたろ?」
と言って、2リットルのコーラとお菓子を渡してくる彼。
私はいつものようにそれをガブガブと飲む。
「ぐふぅ〜、やっぱり炭酸は落ち着くね〜」
「浅川さんくらいだと500mlのじゃもの足りないだろ?
ほら、お菓子もまだあるよ?」
「ありがと〜、さすが杉山君わかってるね〜」
何か餌を貰う豚か河馬のようだが、これが今の日常だ。
今では私は食欲が増大し、すっかりデブの生活が染み付いていた。
以前では信じられない程の量の食事を食べ、なおかつ暇さえあれば
常におやつを食べている。
国から毎月、5万円程度の補償金が出ているが元々医療費はかからない分、
親から小遣いとして貰っているため、経済的には少し余裕がある。
しかし使い道はというと、この身体では着られる洋服も限られるし、
とくに私くらいの特大サイズの服になるとまだ日本にはほとんど無い。
お洒落する気もおきないし、そもそも滅多に外出しない。
そこで…結局、食費にあてている。
お陰で体重も更に10kg程増えてしまった。私くらいになると
見た目はあんまり変わらないが。
私だけではない。肥大化した女性はほとんどそうなりつつあるのだ。
「どうせ薬の効果が切れるまで痩せないんだから」
という魔法の言葉を唱えながら、堕落した生活を送っている。
もし薬の効果が切れたとしても、元に戻れるのか最近わからなくなってきた。
まぁいいや。どうせ薬の効果が切れるまで痩せないんだから…
という訳で完結です。読んで頂いた方ありがとうございました。
以下おまけ。
「うぉ!?どうしたんだよファト!」
朝、目覚めるとファトが巨大化していた。昨日までは掌サイズだったのに、
今は大人くらいの大きさだ。
外見も、以前のチープな虫歯菌のような外見から、少し威厳のある悪魔らしい
フォルムになっている。
「お前の日頃の頑張りと、例の肥満薬事件の影響か、
…どうやらパワーアップしたらしい」
「たしかにアレは不謹慎だが素晴らしい事件だったなぁ…
一夜にして大デブに…それもロマンだよな」
「で、能力もパワーアップしたぞ」
「マジでか!?」
「あら、かわいらしいぽっちゃりさんね」
巨大な肉の塊が、バターをたっぷりつけた食パンを一斤丸ごとかじりながら呟く。
テレビには200kg以上の大デブが映されている。
肥大化による被害者の報道番組らしい。
しかし、350kgはあるこの巨大肉塊…天野美紗緒にとっては可愛いものだ。
「まぁ、美紗緒ちゃんから見ればそうなるよね〜」
「それにしてもたちの悪い薬ですね。まるで博士が作ったみたいな」
「よく分かったね〜、面白い作用の薬だったから友人の
製薬会社の社長に情報送ってたんだw彼も僕と同じ趣味だから喜んでたな〜。
今頃、大金手に入れて海外に逃げてるだろうね〜。大・成・功」
「…ホントろくな事に使いませんね、その才能」
「いやぁ、怒らないでよ〜。美紗緒ちゃん」
「…いえ、GJです博士。私よりスリムな女なんて
世の中からいなくなればいいんです」
「…いやぁ、それはさすがに厳しいんじゃない?」
>>124 本編完結、乙です
オマケもGJです
まさか全ての作品がリンクしていたとは…
非常に乙・・・なんだけど
そのおまけから邪推するともう作品書かないのかななんて思ってしまった
>>126 どうでしょうね?
ぱっと見た限りでは
>>124 の
>「で、能力もパワーアップしたぞ」
>「マジでか!?」
ってのが次回作への伏線じゃないかと想像してるんだけど。
128 :
7th730:2007/10/28(日) 23:02:25 ID:S57JQeAO
まとめサイトが更新されてました
管理人さん、おつかれさまです。
>>124 乙です。
いやー、全部繋がってたとは、すごい。
皆様ありがとうございます。
まだ次回作は未定ですが、いいネタがあれば
また書きますので。
それと掲示板に里美さんの絵描いてみたので
うp。
>>130 GJ!!!!
SS職人兼絵師だなんて無敵すぎるぅ!
なんじゃそりゃあああああ!!??wwwww
神じゃないかそれw
>>130 おお、絵も神業。
今後も期待しております。
>>132 何じゃ、この薬はあああああ!!!!
「やせっぽちで魅力が無いのを止めましょう」って、
どんなキャッチコピーだよwwww
ん?これを本人が知らない間に服用させれば…。
それって傷害罪みたいな類の罪に問われるのでは・・・
双方合意の下で服用させてあげられれば問題ないのだが
>>134 なるほど、確かにそうかもね。
まあ、本当にやる奴はいないだろうけど。たぶん。
相手の外見を同意無く変化させるのが傷害罪だっけ?
めんどいからググってないけど。
>>130 「悪魔との契約」で最初にコンビニで+50s+50sと太らされて
豚のように泣き叫ぶ女子高生の画キボン。
画力も文才もあるなんて素晴らし過ぎる・・・。
141 :
名無し調教中。:2007/10/30(火) 11:54:40 ID:ceEZehQl
>>132 いやそれ、反対だから・・・・痩せ薬だよ残念ながら
142 :
132:2007/10/30(火) 13:48:02 ID:a3s3w+/5
黙って服用させて、にっくにく。いいですよね。
薬飲む以外は普通の食事で良いそうです。4ヶ月でXSからXL!
里美さんの制服絵(登校時や彼氏との食事)
なんかが見たくなってきた。
144 :
名無し調教中。:2007/10/30(火) 16:11:10 ID:ceEZehQl
何一部に精神ブラクラ動画入れてるんだよヴォケ
>>144 殆どこのスレと関係無い動画じゃないか・・・
>>146を読んで「一部関係あるのかっ!」と思い一番下から見た俺は負け組
>>141 "diet pill for women"と言って置きながら、thatの後に
"gives you the big round butt, thick luscious legs, wide hips,
and soft warm body that real men lust after! "
やせ薬なのに"the big round butt"とか"wide hips"をあなたに与えます、
って相反してるような…謎の薬だ。
とはいえ…
>>142 本当に太る薬なのかなぁ。
もしそうだとして、これを見て「太りたいから買おう」っていう女いるか?
「彼女を太らせちゃおう」という男とか、自分の気に入らない女を太らせて
やろうとする女とかにしか需要がない気が…。
俺もザッと読んだけど太らせる薬っぽいなぁ
「diet」は広く「食事療法」の意味だし
痩せ薬と偽って彼女にこれ上げて、
食べるときに飲むと消化が良くなるよとプロテインを毎食飲ませるとどうなるんだろうか・・・
152 :
132:2007/11/01(木) 17:45:26 ID:qE0Ueq58
>>148 英語的には太る薬って一貫して主張してます。使用者の声のコーナーに、
女性からの喜びのレポートも書いてありましたよー。
「ちゃんと薬飲まなきゃだめだよ」と言って毎食後に薬のませたり・・・
そういえば、妹さんを太らせようとしていたお姉さんがいたよね。
>>132を妹さんに、っていうのは、どうでしょう…。
>>148 アメリカの場合こんなもん摂らんでもマックに毎日行ってりゃ、嫌でも
太りそうなのだが。「少食だけど太りたい」っていう需要があるのか?
それと、ハーブが原料であることを強調してるけど、むしろ天然にそん
な作用をするハーブが存在する方が恐ろしい…。
ま、このスレ的には「夢の薬」だがww
誰かこれでSS書いてくれないかなぁ
肥満教とかいうくだらない妄想を思いついた
人間は太ることによってのみ神の世界に近づくことが出来る
とかいって施設に信者を隔離して太らせる
興味で聞くんだが
自力移動不可能なレベルのデヴって何sくらいかな?
300sの女が歩いているのをテレビで見た気がする
体どれだけ鍛えてるかってのもあるんだろうなぁ。
俺が300kgだとすると2今の俺が240kgの重りをぶらさげて歩くことになるし。
俺には無理だw
159 :
名無し調教中。:2007/11/02(金) 23:08:57 ID:e8zJGyb1
自然に太るんなら筋肉もそれなりに付いていくんだろうがな
直接脂肪注入とかなら動けなくなりそうだけど
SFバカ本がいくつか復刊してる。
デブ関連の話がいくつかあったからこれからに期待
一度寝たきりになると、それまで辛うじて比例してた脂肪と筋肉が
反比例していくんだろうけど
そんなヒトの体脂肪率ってどうなってんだろう…
皮膚とソファの生地が癒着って・・・。
前792氏、掲示板にSS関連の絵を出したのね。乙です。
>>165 今見てきたら新規の絵師さんもいて幸せだった
167 :
140:2007/11/04(日) 03:45:53 ID:VyBk2Onh
>>130 前792様、リクエストにお応えして下さってありがとうございました。
「悪魔との契約」中に出てきた一文、「妄想の中だけでしか得られなかった
興奮が目の前に」というのはこういう感じなのでしょうね。素晴らしい。
これからもSS、絵、共に楽しみにしております。
くっちゃ…ごくり、ごくり…げぷぅ、はむっ、くっちゃ…
「ほらぁ、まだまだ残ってますよ?」
うるさいわね、そんな事言われないでも眼前に並んだ料理を見れば
嫌ってくらい分かってるわよ…!
私の名前は、樋口朝子。ひぐちともこ、と読む。25歳。
いつも初対面の人にはあさこ、って呼ばれるのが不満で仕方無い。
しがないOLだが、割とプロポーションには自信がある。いや、あった。
自分で言うのも何だけど、脚の細さやくびれの有無、ちゃんと胸だって
平均よりも上の大きさはあるつもり。呼び難い名前を付けた両親は
ちょっと憎いけど、この外見を与えてくれた事には感謝している。
いつもの定時、帰宅してシャワーを浴びて、長い髪を乾かして
寝付くのは何時くらいになるかな、と思った時にチャイムが鳴った。
こんな時間に誰だろう。はい、と声を上げ、玄関へ歩いてドアを少し開ける。
「初めまして〜、私悪魔のファティスって言います。
お客様の美貌・身長・体重等を考慮した結果、是非契約を結びたいと思いまして…」
30分にも及ぶ世間話を終えた末、私が出した結論は
『お帰り下さい』だった。それは当然だ。どこの世界に、ドアをノックして
運送会社の格好をした状態で、悪魔を名乗る女性が居るというのよ?
チェーンがかかったドアをガチャリ、と閉めようとした時に、漸く彼女も
慌てて「ま、待って下さい!本当に悪魔なんですってば!信じてって!」
ハイハイワロスワロス。「巨万の富を授ける事だって、不老不死だって何だってでk…」
…ここまで必死に言っているのだ、笑い話の続きだと思い、私は
ドアをキィ、と開けた。不審者だとしても、チェーンが付いていれば大丈夫。
私の常識はここから崩れていくのだった。
どろり、と彼女の体が崩れる。液状になり、鎖で繋がれたドアと壁の隙間に
するり、と入り込む。絶句する私を前に、彼女の体が再度、固定化していく。
「最近は全く信じて貰えなくなっちゃいまして〜、完全に門前払い、ってケースが
とても多いんですよ〜。私達、悪魔だって神様や天使と同じで信じて貰えないと
力を行使する事すらままなりません故〜…。」
へたり、と腰を落とす私。嘘だ、と言いたいけれどその声すらも出てこない。
夢だ、と思ったけれど、生憎そういう空気でも無い様だ。ならば、少しでも
対等に立たなきゃいけない。トリックか何か知らないけど、相手は「悪魔」なのだ。
いきなり魂を取られたりするかもしれない。華の乙女、こんな所で死にたくはない。
「う〜ん、何か勘違いされてる気がしますよ〜。私がしたいのは契約、そして
ゲームなんですよ〜。」
ゲーム?あまり意味が伝わってこない。普通こういう物は願いを叶える代わりに
何らかの代償があって、まぁ…欲深な輩は最後魂取られたり、死んだり…。
賢いお爺さんは、まんまと悪魔を出し抜き…って話だと思ったんだけど。
腰を上げ、私は悪魔…ファティスに聞き返す。
『ゲームって一体何の事なの?巨万の富、不老不死…とかについても聞きたいわ。』
彼女はポン、と空中から書類を出して読み上げる。何と言っているかサッパリだが。
「あらら、失礼致しました。まず、契約から。これは単純に、これから先に
私と行うゲームの結果、裏切らない、裏切れない…という事ですね。事前に
これをしておかないと、やっぱり辞めた!って言われた時に、私達が得る要素が
無くなってしまうのですよ〜…。ゲーム、ですが、話は単純です。私が貴方の
許容量より一定量オーバーした、『食事』をして戴きます。見事食べ切れれば…
食べた量に基いての、願いを適えますよ〜、って話です〜。」
昨今の悪魔の契約、と言うには変だなぁ…と思った矢先、彼女が言った。
「おどろおどろとした契約よりも、これくらい軽い方がお客さんも
参加してくれるんですよ〜。駅前でやってる、大盛りラーメン食べ切ったら…、と
話のスケール自体は変わりませんからね。あ、今更ですけど、参加料、と言う事で
私の方から事前に見せておきたい物がありますの〜。」
ごろり、と後ろで音がした。燦然と輝く、巨大な金剛石、ダイヤモンドだ。
今更ながらに、私はおかしくなったのではないか、とも思うが頭を振り、尋ねた。
「えぇ、人様の世界ではこれが大人気なのはリサーチ済みです。願いとは別に
ご飯を食べ切ったら、こちらを渡させて戴きます。要はサービスみたいな物ですね。」
サービス!サービスで数億の冨が手に入るのならば…と心が揺らぐ。
『願い事、の内には入らないのよね?正直、数億で命を賭けるなんて馬鹿らしいの。
私が勝った場合、数十、数百億の財産…に、美貌が欲しいのよね。女ですもの。』
「はい、それくらいの気概がある女性が、私の契約対象です。ちなみに勝負に負けても
命の取り合いとか何も無いですよ?1年、私がここに住み込む…だけですから。」
『そんな私にとって楽なゲームで良いの?貴方にとってのメリットは何?』
「負けた時に吸う絶望感と、個人的なフェティシズム・・・ですね。参加と考えて良いのですか?」
その時はダイヤを見せられて、私は思考回路がおかしくなっていたのではないか、と
今でも思う。そう、「欲深爺さん」その物になっていたのだから…。
『分かったわ。ゲームに参加します。』「有り難うございます。では、ここにサインを…」
初めて書く側になりましたが、今回はここまでです。
「食事」による肥満が一番好きなので、頑張って食わせます
乙です。
そのうち物欲が食欲に変わっていくんだろうなあと思うとwktk
>>168 乙。
わーい、一週間ぶりのSS投下だ!
bbw転載早すぎ・・・もはやあぶらみ&豊満と姉妹サイト状態だ
でもアクセス規制も無くなって相互扶助が成り立ってるから良いのかな
問題は絵師が転載についてどう思ってるかじゃね?
あぶらみに初投稿した津村です。SSを誠に勝手ながらあぶらみに早速イメージして描いてみました。 気に入っていただくと嬉しいのですが・・・。
>>167 まだまだ拙い画力ですが、喜んで頂けたら幸いです。
>>168 乙です。どれだけ太るか楽しみ。
「悪魔との契約」の伏線を回収した続編を書いてみました。
前回のおまけの続きという事で。
「悪魔との契約・完結編」
「それで新しい能力なんだが、何かいいアイデア無いか?」
ファトの話によると、パワーアップ…進化した魔物は魔界に帰り、
上司に新しい能力の企画書を持って行き、それを付けて貰うらしい。
まるでサラリーマンだな…どうも人間が想像する魔界とは大分勝手が違うようだ。
「よし、ちょっと待ってろ…前々から妄想してたネタがある。
あぁ、一つ聞いとくけど本当に太らせた女は健康上は問題無いんだよな?」
「それは大丈夫だ。こっちとしてはなるべく長く絶望エネルギーを
いただきたいからな。太り過ぎで病気になったり、心臓とかに負担が
かかる事は絶対無い。重くなりすぎて動けなくなることはあるだろうが」
「それなら安心だ」
それから俺はレポート用紙に新しい能力のプランを書き出していった。
しばらくして、ファトに書き上げた用紙を渡す。
「どれどれ…ほう、ほう、凄いな……お前…ホント悪魔だな」
悪魔のお前が言うか。しかしファトの反応は上々で、それを持って
魔界に帰っていった。
それから三日後、ファトが帰ってきた。
「いや〜、まったく大変だったぜ。上司の大魔王、暴食のベルゼブブ様と、
怠惰のベルフェゴール様も大喜びで散々酒に付き合わされた。
そうそう、新能力もばっちりだ」
新しい能力の解説をしよう。
まず一つ目は、「好きな場所の肉を増減できる」というものだ。
これにより、今以上に自由に肥満化ができるようになる。
まぁ、これは大した事じゃないな。そして次が本命の能力だ。
今までは俺がいちいち体重を奪い、それを他に移していた。
しかし、それでは俺の周囲がどんどんデブになるだけだ。
例の肥大化事件もあったものの、世の中はまだまだ痩せた女の方が多い。
かといって俺が全国を回り、いちいち肥満化させるわけにもいかない。
少しづつやっていてもまどろっこしいし、流石に一気にデブになる事件が続けば
騒ぎになってやりにくくなるだろう。
そこで使い魔を使い、自動的に全国規模でそれを施す。
使い魔は各地の上空に待機し、男や中年以降の女から体重を奪い、どんどん
若い女を肥満化させていく。使い魔には「かわいい子限定で多めにデブ化」
「下半身中心にデブ化」など細やかな設定ができるようになっている。
目の前には小さなハエのような使い魔が袋の中に数百はいるだろうか。
これで全国をくまなくカバーできるらしい。
「さて、あとは設定だけだな。もちろん後からでも設定できるが、どうする?
てっとり早く、女全員デブにするか」
ファトの問いに、俺はすぐに首を横に振る。
「甘いな。皆をデブにしたら「デブが普通」の世の中になって
絶望感もすぐに無くなるぞ。標準体型がいるからこそ、デブがより引き立つんだ。
標準体型を4割は残したほうがいい。デブになってしまった女はそいつら
を見て、醜く太った自分と見比べ絶望する」
「確かにそうだな。じゃあ4割は手を出さないようにしよう」
「それと、太らせるのはなるべく容姿に自信のある子の方が
いいな。その方が肥え太った時の…美人から転げ落ち、周りから
掌を返され、哀れなブタに成り下がる…その時の絶望は格別だろう」
「ふむ、お前の彼女の千晶みたいなのが増えるわけか。たまらんな」
「あとは…そうだ。太らせる女の中でも100kgまでを5割、
200kgまでを3割、それ以上の超大型デブを2割に分けよう。
これで「私はまだマシ」と自分より下を見る事で、
こっちが手を下さなくても更にブクブクと太るはずだ」
「待て待て、いくら無害とは言ってもそこまで体重を増やしたら
身動きできなくなるぞ。それじゃ楽しめないと前に言っていたじゃないか」
「それなら心配無い。お前が魔界に帰ってる間にいいニュースがあってな」
そう言って俺はファトに新聞を渡す。見出しには「肥大化女性に希望の光」と
書いてある。
「どこぞの科学者が発表した新薬だ。筋肉や骨格を強化し、相当な大デブでも
自由に動けるようになるらしい。近日には出回るそうだ」
「成る程、これなら確かに大丈夫だな。しかし、いいタイミングで…
これを作った奴も案外同じ趣味かもな」
「じゃ、地域ごとに設定しよう。まずは寒いところは肉が多いほうがいいだろうから
限界体重を高めに設定…」
こうして、俺とファトは徹夜で調整を行い、俺たちには至福の、
全国の女性にとっては絶望をもたらす使い魔は朝日の中、消えていった。
一方、無人島の研究所では…
「ぶぇっくし!」
「はい、どうぞ」
美紗緒が手渡すティッシュを受け取り、木崎は鼻をすする。
「いや〜、最近働きすぎたから風邪ひいたかな?」
「珍しいですね。博士があそこまで熱心に仕事するなんて」
「まぁ、基本的には美紗緒ちゃんに使った奴と同じだからね〜。ただし、副作用を
ほぼゼロに抑えたから毎日服用する必要があるんだけど。お陰で本社は
大儲けできるんじゃないかな?」
「どうして急に真面目に仕事する気になったんですか?」
「例の肥大化事件で動けないくらい肥った子が結構居たみたいだからね〜、
さすがにかわいそうじゃない。それに俺の好みとしては、
凄いデブがブヨブヨとみっともなく動くのが好きなんだよね。美紗緒ちゃんみたいに」
「…ホント、つくづく変態ですね」
「それに、凄いデブが街にいっぱい増えれば美紗緒ちゃんも目立たなくなるかもよ?
温泉とか行きたいってこの前言ってたじゃない」
「それはいいかも知れませんね…美味しいご飯を山ほど食べて…温泉…」
「よだれ凄いよ〜、美紗緒ちゃん。風邪気味だから、美紗緒ちゃんに添い寝して
もらおうかな〜肉布団みたいで気持ちよさそうだよね〜」
横になった美紗緒は肉がいっぱいに広がり、ベッドを楽々覆い尽くす程だ。
「…私、寝相悪いですから、この身体の下敷きになると骨の1本や2本じゃ済みませんよ?
それでも良いならどうぞ」
350kgの重みでのしかかられれば下手をすれば死んでしまうだろう。美紗緒に
仕込んだ服従させる薬も、寝ている時までは効果は無い。
「あはは…今日は風邪薬飲んで早めに寝るよ」
それから、全国的に順調に若い女性の肥満化は少しづつ進んでいった。
原因不明のそれはもちろん防ぎようがない。じきに若い女性はパニックに陥り、
肥満化を防ぐという謳い文句の怪しい商売も続出したが、もちろん全て無駄で、
落ち着いたというか、諦めというか…とにかく事態は次第に沈静化した。
高校を卒業する頃には、各地で3桁を超える女性はもはや珍しくなく、
欧米でしか見かけない超大型のデブや、とても動けそうもない巨デブが
頻繁に見られるようになった。
若い女性だけに限るなら、間違いなく世界一の肥満大国だろう。
俺も以前はぎりぎり日常生活に支障が無いように加減していたが、あの薬のお陰でその必要も無い。
体型を操作する愉しみもあいまって、少し張り切りすぎてしまい、俺の住む街を100kg超ですら
ぽっちゃりという程に異常にデブばかりにしてしまった(使い魔は俺の活動範囲には居ない)
最近では感覚が麻痺しているのか、100kg程度では物足りなくなってくる。
我ながら、慣れというのは恐ろしいものだ。
しかし、細身の女性も意図的に残しているため「痩せているのがいい」という世の風潮を完全に
崩すまでには至らない。
男や中年以降の女性は至って細身で、若い身体でぶよぶよに太りきった女達に対し、同情や哀れみ、
侮蔑や嫌悪感の入り混じった視線を送る。
太った女性はそれを肌で感じながら、変わり果てた自分の姿に絶望し、残った細身の女性に羨望の
まなざしを送りながら暮らしている。
全国規模で起こる肥満化は今までの日常を大きく崩していき…
結果、みるみる全国からエネルギーは集まった。(ファト談)
今日はここまでです。
続きは明日アップできると思います。それでは。
ぺとり、とファティスが取り出した書類に指で指紋をつける。
汝、樋口朝子は我、ファティス=グラヴィエルとの契約に基き
遊戯をどちらかが敗北とするまで続ける物とす…だの、色々言っていたが
ケータイの利用規約みたいな物でしょう?大丈夫、大丈夫…。
今更だけど、再確認しておこう。
『私が勝ったら、願い事を聞いてくれる。世界の富とか、美貌とか…よね?』
ファティスは頬をぽりぽりと掻き、あっけらかんと言い放った。
「えぇ、それで大丈夫ですよ。悪魔は嘘を付きません。
契約者が『騙された』と思うと、それにより魂の価値が下がっちゃうんですよ」
『まぁ良いわ。万一私が負けたら、貴方がここに住み込む、だけなの?』
「一年ですね。一年同居…と言うか、隔離させて頂きます。
敗北自体で朝子さんの魂を食べたり、来世に影響を与えたりはしないので
ご安心下さいませ〜」サラリと、恐ろしい事を言う。
「それでは 始めましょうか。邪魔な客人が入らない様、この部屋は
他の住人には感知されません。助けを求めても、無理…という事は肝に
命じておいて下さい。」
ぱちり、と瞬きをした刹那。ドアが…玄関が、壁になった。
もう一度、瞬いたら…目の前にテーブルがあった。白いテーブルクロスが乗った
小奇麗なテーブルだ。
「期限は10日。それまでに、出てくる料理を食べ切ったら貴女の勝ち。
食べ切れなかったり、諦めたり降参したりしたら、私の勝ちになります〜」
なるほど、単純だ。とは言え、10日の監禁。少しどころか、スケールは
とても大きい物と思っても良いだろう。気を付けないとダメね…。
「それでは、只今を持ちまして悪魔との遊戯を始めさせて頂きます。
何卒、最後までお付き合い出来る事を心より願っております〜…」
フェティスがうやうやしく頭を下げると、テーブルに料理が出てきた。
じゅうじゅう、と音を立てるぶ厚いステーキ、山盛りの白米。何とも豪華だが…
『悪魔の料理だから…こう、もっと緑色の液体とか、髑髏とか考えてたわよ?』
ふるふる、と首を振り彼女は答える。
「とんでもない、松坂牛のフィレ肉を使った霜降りのステーキ、お米だって
100%コシヒカリですよ?ボリュームも美味しさも保証付きです〜」
ナイフで切り、フォークで刺し、口に入れる。
塩と胡椒だけで味付けされたお肉は、噛む毎にじゅわっ、と肉汁が
口の中に広がり、霜降りと表される脂身の旨味が舌の上で踊る。
『美味しいわぁ…。』最近、仕事疲れの為にレトルト食品で済ます事が多く
こんな豪華な食事なんて、すっかり忘れていたわ…。
「はい、まだまだありますからね!どんどん食べて下さい〜!」
ステーキが残り2枚、続いてラーメンに餃子か。どういう原理かは分からないが
ラーメンはホカホカの湯気、餃子の皮はパリッとしている。本当に出来たてみたい…。
『ちょっと喉が渇いたんだけど…飲み物って何があるかしら?』
彼女が手を差し伸べた方向には、瓶に入ったコーラが2本。
『確かにコーラ飲んだら最高だろうけど…ちょっと太りそうよね…。』
ぽつり、と呟いた一言に彼女がにこやかに、にこやかに答える。
「そうですよ?私は肥満と豊沃の悪魔ですから。遊戯の目的は
美しい女性を肥満化させる事、ですから…。」
『ちょっと…それって、どういう事?』目の前で、ステーキがじゅうじゅうと音を立てる。
背中につぅっ、と嫌な汗が流れた。
「はい、結果は私にはどうでも良いんです。もし契約対象が勝った場合
この過程…肥満化は消し飛ばされます。お客様には願いを行使する権利と、先ほど
見せたダイヤモンドが与えられます。もし私が勝った場合、ここに1年住み込む。
食べたカロリーはそのままで、1年住み込む…というだけの話です」
『だからこんな美味しい物、カロリーが高い物が出てくるのね?
大体話は掴めたわ。要は、勝てば良いってだけの話なんだから!』と息巻き
コーラをぐいっ、と一息で飲み干す。キンキンに冷えて心地良い。
だが、普通の女の子、同僚よりかはご飯を食べる事が好きな私だが
ステーキ2枚、ラーメン半チャー、と来たら流石にお腹に溜まる。げぷぅ、と
誰に見られている訳でもない、はしたない声が口から漏れる。
『ちょっと…休もうかしら?』
「あらあら、良いんですか?まだこの程度、全体を100としたら1つ目、ですよ?」
ぞくり、と悪寒がした。悪魔は、嘘を、つかない。そして私はメニューについて
事前に調査する事を怠っていた…!食べないと!頭の中で軽く計算するが
休んで消化する余裕等、1/100では全くと言って良い程存在し得ないじゃないの!?
ラーメンをすする。美味しい物だな、と分かっているが体が言う事を聞かない。
口の中でくちゃくちゃと咀嚼するが、飲み込めない。餃子を口に無理に入れるが
喉の奥に流し込める絵が想像出来ない…!
「ほらぁ、まだまだ 残って いますよ?」
けたけたと彼女が笑う。悪意が全く無い、だからこそに恐ろしい。
私のお腹は、現状ぱんぱん…。100を限界としたら、今は90前後だろう。
『うるさ…ぃ…わね…げぷっ…』コーラで流し込むが、休むしかない。
そこに彼女から、意外極まりない提案が飛んできた。
「お腹の中身、空にしてあげましょうか?」
魅力的、凄い魅力的だけど…私は何を言われているのだろう。
早食い・大食いの意味が無くなる台詞を前に、食べる努力も忘れ、きょとんと
彼女の顔を見つめてしまう。
「お腹の中の概念である[時間]を進めさせて頂きます。勿論、只ではありません。
その分、お客様の栄養・血肉とさせて頂きますが、悪い話ではないかと思いますよ〜?」
願ったり適ったりだ。サービスが良過ぎるが、思う存分付け込ませて貰おう…!
[空にしたい]と私が願った瞬間、張り詰めていたお腹がぐきゅぅ、と鳴り出した。
代わりと言っては何だけど、胸が少し膨れている。血肉、肥満化…という事か。
色々な意味でありがたい。餃子にラー油をかけ、坦々麺をかっ込んでいく。
「おっぱいやお尻、お腹の柔らかさ、最高に気持ち良いですよね〜…♪」と
彼女が呟いていた。私は、ちゃんと食べ切れるのだろうか…?
続き投下します。
それから二年余りの月日が流れ…
今では俺は地元の大学に通う3年生だ。
いつものように、車で千晶の家に向かう。
「あら、おはよう。いつもご苦労様ね」
家の前には千晶の母親が居た。千晶がかつてそうだったように。
年齢を感じさせないモデル体型と美しい容姿を保っている抜群の美人だ。
「まったく千晶ったら豚みたいにブクブクに太っちゃってねぇ、
ホントみっともないったら…ちゃんとお嫁に貰ってあげてね?」
「も、もう、何言ってるのよお母さん!」
そう言いながら、玄関から巨体を揺らし、顔を赤らめた千晶が出て来る。
横に並ぶと、母親より何倍も巨大になっているのがよく分かる。
あれから俺は千晶に自分の理想的な肉付けを少しづつ施し、それは既に完成していた。
顔には最低限の肉しか付いていないため、十分ぽっちゃりとした美人で通るだろう。
しかしその首から下が…いや、首はもう無かったか。とにかく凄い。
乳は一つ一つが大きなスイカ以上で、発達した乳首は服とブラの上からでも
それとなく分かるほど巨大化している。
腹は見事な三段腹で段差には携帯電話くらい軽く挟めそうだ。
尻と太股は最も拡大し、まるで巨大なクッションを付けたまま歩いているように見える。
見事なカーブを描いた究極の洋ナシ体型。つい5年前まで、モデルとして
活躍していたなど夢にも思えないだろう。
元モデルだけあって、超がつく程のデブだが洋服は気を使っており
今日は俺が3人は入れそうなワンピースに土管のような大きさのブーツ。
こんな大きなサイズのブーツ、以前ではまずお目にかかれないな。
しかもこれでもまだ着痩せするタイプなので、裸になった時の色香と肉量は
凄まじいものがある。もっともそう感じるのは俺だけかも知れないが。
全身がぷよぷよと気持ちよく、抱き心地は抜群だ。
ただし、その巨体ゆえ車の中などで気軽に行為に及べないのが弱点かな。
確か、体重は200kgをとうに超えたと恥ずかしそうに言っていた。
これでも、この街の基準ではやや大きめなデブといったところだ。
俺は千晶を助手席に乗せ、大学に向かった。
最近の乗用車はデブ用に中がゆったりしたつくりになっている為、
千晶の異常な巨尻でも何とか座る事ができる。
肉が喰い込むシートベルトが何ともエロい。
大学に着くと、同世代の多種多様なデブ女達が盛り沢山で
非常に暑苦しく、俺にはそれが心地いい。
全身パンパンに膨れ上がった女、脂肪が段差を作り垂れ下がった女、
リンゴ型に洋ナシ型、自力移動すら怪しい肉の塊…
この大学のデブは全て、俺がこだわりを持って作り上げた「作品」だ。
俺は朝一から講義だったのだが、千晶の方は2限目からなので一旦別れ、
俺は教室に向かう。
大方、食堂で軽く食事を摂るんだろう。今では彼女は俺の3倍はゆうに食べるし、
とても3食では済まない相撲取りも真っ青な食生活だ。
教室に向かう途中、ひときわ大きな肥満体がこちらに近づいてくるのに気づいた。
巨大なオーバーオールを着ており、もう秋も深まったというのに
半袖のシャツ。おまけに汗だくになっている。
この大学でも屈指のデブ、浅川里美。友人の杉山の彼女だ。
杉山とは入学以来交友があり、俺と同じ趣味を持ち、今では
親友といっていい(俺の能力の事は流石に伏せているが)
自然とその彼女である浅川とも、交流を持つようになった。
今では彼女は千晶とも仲良くなり、よく遊びに行っているらしい。
入学式で初めて見た時から肥大化により相当な肥満体だったが、今では
更に二回り程巨大化し、もはや人間のシルエットは消えつつある。
もはや世界びっくり人間のレベルに近いな、これは。
千晶と違い全身にくまなくみっちりと肉が付き、重力に負けて肉が垂れ下がりつつある。
歩くたびに揺れるその贅肉は豪快の一言。とくに二の腕にはゴワゴワと脂肪がぶら下がり、
重みでちぎれんばかりで目を引く。これはこれでまた素晴らしい。
垂れ下がる胸は牛以上の大きさで、ゆったりとしたオーバーオールの前掛けの上から
でも存分に存在感を主張している。もはや衣服というより、脂肪を詰め込んだ袋のようだ。
杉山に昔の写真を見せてもらった事があるが、あのスレンダーな、貧乳の身体がここまで
変わるとは…杉山の話では300kgの大台ももうすぐらしい。
もちろん、俺が体重増加と体型操作に陰ながら協力したのだが…
まぁ、杉山は喜んでいたから構わないだろう。友人として軽く手助けしたまでだ。
「ぷはー、ぷはー、おはよー」
「今日も大迫力だね、浅川さん」
「あはは、ぶひ〜、もう、レディに、向かって、し、失礼ね〜w
ところで、ぷふ〜、宏見なかった?」
宏というのは、杉山の名前だ。ちなみに、ここまで顔や喉に肉が付くと喋り辛いのか、
あまりに太り過ぎた女性は少し動いただけで息が上がり、自然とこんな話し方になる。
大方、駅から歩いてきたんだろう。この身体では車やバイクは到底運転できない。
なかなか豚のようで愉快だが、さすがに見苦しいので千晶はそうならないよう、
俺が肉を調整している。
「今日はまだ見てないな。千晶ならたぶん、向こうの食堂で一休みしてるよ」
「あ、ありがと、じゃあ、ぶふぅ〜、私も、ふひぃ〜、食堂行こうっと。
お腹も空いたし」
そう言うと浅川は食堂に向かい、のしのしと去っていった。
今はまだ朝の9時なんだが、一体1日にどれだけ食うんだ?今度杉山に聞いてみよう。
ここまで太るとあの新薬が無ければ身動きできなくなってもおかしくないだろう。
よちよちと不恰好に歩いている姿は壮観で、思わず見入ってしまう。
巨大な尻を覆う生地は中からの圧力で破けそうになっていた。
二人の巨大な女性が肥満者用の特大の椅子に腰掛け、食後の紅茶を飲んでいる。
千晶と里美は談笑していた。二人合わせると500kgはあるだろうか?
以前なら、こんな異常な肥満体が並んでいれば間違いなく人だかりが
できていただろう。しかし、デブばかりの今の日本では大して珍しい光景ではない。
周りにも腹を減らしたデブ女達がごまんとおり、食堂は常に活気がある。
「でも、この街は凄いよね〜、私みたいなデブが歩いててもみんな、
とくに驚かないし。高校の頃は、ぶふぅ〜、私が外歩いただけで
皆ざわついてたんだよ?」
今、軽く食べたばかりだというのに里美は巨大な鞄からパーティーサイズの袋の
スナック菓子を取り出し、ガツガツとぱくつきながら言った。千晶もそれに手を伸ばす。
「肥大化で大変だったんだよね。でも、そんな騒ぐほどかなぁ?」
たちまち二人によって菓子は食い尽くされる。巨大な鞄からは次々に食べ物が飛び出し、
また無くなる。そんな作業が5回続いた。いわゆる常人にとってのデザートというやつだ。
「ぐぇ〜っぷ、これでやっと腹八分目かな。何とかお昼まで持ちそう…
いや、凄いデブだったんだよ私。今は、ほら、もっともっと太ってるし」
「う〜ん、たしかに里美は結構大きいけど…この街は若い女性が次々に
デブになる怪現象が起きたから、みんなデブに免疫あるのかも知れないね」
いち早くデブが溢れたこの街の住人は、すっかり感覚が狂ってしまっているらしい。
「その噂を聞いて、この街の大学受験してホント正解だったな〜。
私くらいのサイズの洋服もちゃんと売ってるし、食べ物屋さんは
どこも安くて美味しくて量も多いし、ホント居心地良すぎ。
お陰で、かなり体重は増えちゃったけど」
「でも世の中変わったわよね…ちょっと前までは体重3桁なんて
絶対考えられなかったのに」
「今じゃ150kgくらいなんて普通だもんねぇ。ホントデブが増えたわ。
まぁ、私はそれでもちょっと太り過ぎだけど…
でも良かったんじゃない?もし皆痩せてたら、私とか恥ずかしくて
もう外出られないもん。痩せてた頃の私が今の姿見たらショック死しちゃうかも」
「はは…ホント、それは言えてるね」
その時、二人の横を肥満化を免れた細身の女性がさっそうと横切る。二人は自分の体型を
見ながらぼそりと呟いた。
「うわ…千晶〜、私の二の腕、あの子のウェストより太いよぉ…
何か、ちょっと前まであんなに細かったのが信じられないね…」
「…うん」
講義を終えた俺は携帯電話を取り出し、一見無茶苦茶な20桁の番号を押した。
この番号は特殊な魔界への直通電話で、ファトに繋がっていた。
「よう、そっちはどうだ?魔王ファトエル様」
「その呼び方はやめろって」
ファトはあれから更に力をつけ、異例の大出世を遂げた。
半年前から魔界に帰り、今は魔王としての職務にあたっている。
よって、俺は今能力は使えないし、全国に散らばる使い魔も今は活動を停止している。
まぁ、もはや俺が手を下さずとも、デブが減る事は無いだろう。あとは勝手にブクブクと
各自で太っていく事は、俺が手を下さなかったこの半年間で明白だ。
「恐ろしい奴だよ、お前は。俺よりよっぽど魔王にふさわしいぜ。世の中まで変えるとはな」
最近はデブが増えたお陰で全国的に外食産業は大きな伸びを見せ、太る事で買い替え需要が
増大した衣料分野も景気が良い。
自動車も軽では窮屈なので最近は大型車に買い換える家庭が増えた。
逆に、太ったことでだらしなくなるのか、若い女性を対象にした美容分野は大打撃を受けた。
しかし、全体的に景気は上向きで、不景気から脱却しつつある。
ニュースでは「脂肪景気」と言っていたな。傑作だ。
「俺的には楽しい世の中になったな。もっとも、そうじゃあない男には辛い時代かもな?」
大多数の男達は今まで忌み嫌っていたデブと妥協して付き合うか、好みを変え割り切るか、
限られたデブになる事を免れた女を奪い合うかしかない。
まぁ、これは好みの問題なので時間が解決してくれるだろう。
「今忙しくてな…近いうちに、そっちへ行って溜まった絶望エネルギーを回収したいんだがなぁ」
「凄い事になってると思うぜ?いつでも遊びに来いよ。
そろそろ千晶の体型も崩れる前に一度調整しときたいしな。最近はすぐ太っちまう」
「おいおい、お前が仕組んだんだろ…それじゃあ、またな」
電話を切ると、俺は食堂で待つ千晶の元へ早足で向かった。
>792氏
完結ご苦労様でした。
全ての人間を太らせるのでないところがGJすぎる。
凡庸な容姿の子をバカにしていた女が太ったことで
その凡庸な子よりもモテなくなったとかを想像するとすげ萌えるもんね。
>182氏
いよいよ肥満化が本格的に始まりましたな。
無事に食いきってもなんらかの罠が待ってそうで楽しみだ。
>津村氏
一気に3枚も乙。
SSと比べて絵の投下はやっぱり頻度が低いから頑張ってくれると嬉しいぜ。
という訳で完結です。「悪魔との契約」のラストの伏線の回収と、
「デブは遅れてやって来る」のエピローグを足してみました。
読んで頂いた方、ありがとうございました。
>>192 こちらこそ、自分好みな小説を書いてくれた貴方に感謝です
千晶と里美の姿が見たい!
ファトエルといいファティスといい魔界には肥満こそ美という
平安時代的風潮でも来てるのか?それともお二方親戚?w
さて、悪魔召喚の儀式作業に戻るか
ぎゅーぱいびゅ
寿司を掴んで口に放り込む。醤油がちゃんとかかってる上
私が好きなサーモンがしっかり入ってる辺り、悪魔とは
つくづく、計算高い生物なのだなぁ、と思った。
あれから食べてはお腹を空に、を2度繰り返した。
全体的にちょっとむちっ、としたかな…と自分では思うが
この部屋に鏡を置いてないし、何よりも鏡を見ている暇があったら
食べないと時間が全く足りないわ…!
『お腹、空にして頂戴!』
ぽこん、とお腹の肉が…増えない。お腹は一杯のままだ。
「あれ疲れるんですよ〜…。一日数回が以って限度ですね。
後でまた空にしてあげますから〜…」ふぁ、とファティスが
のんびりと欠伸を噛み殺す。確かにあれはサービスだ。
本来、自然の消化・吸収に任せているのを無理矢理消してるのと
同じ事なのだから。
「でも…」
『でもっ!?』だん、と私はテーブルに手を付き、身を乗り出す。
今までは、ふる、としか揺れなかった…とは言っても、Eの90。
結構自信があった胸だが、今ではたぷんっ、と揺れる。
少し心地良い。勿論、お尻やフトモモにも、少し肉がついてきてるのだが。
「私の我侭を聞いてくれれば、ちょっとは頑張っちゃいますよ〜…」
交渉、ネゴシエイトと言う奴か。ここで悪魔の本分発揮、って事かしら…?
ちょっと身を引き、どんな無理難題が飛んで来るのかを待ち構える。
彼女は家の奥に行き、ばたん、キィッ…と音を立て、一枚の布切れを持ってきた。
「これ、着てくれないですか〜?あ、着替えの時間とかは採算度外視します♪」
…これは…水着、だろうか。大学生の時に着てた、ビキニじゃないの?
悪魔が何を考えているのか、全く分からない。分からないが、こんな事で
時間を、願いを稼げるのならば飲まない理由が無いだろう。
部屋の隅っこで、スーツを脱ぎ、シャツのボタンを外し、ゆるめたベルトをしゅるり、と外す。
『ちょっとご飯食べただけ…まだまだ、行けるわよね、私も♪』
ブラを外し、水着に腕の部分を通す。後ろのホック部分に腕…腕を…
届かない。何で!?いや、違う。届きはするが、ホックを伸ばしても
引っ掛からないのだ。まさか、そんなに…太っていたと言うの?
ラインを上から眺めてみる。少し肉が付いただけ、に見える。
でも…こんなのは主観でしか無い。慌ててズボンを脱ぎ、パンツを脱ぐ。
ビキニ水着の下の方に足を入れ、きゅぅっ、と上に持ち上げる。
『…はぁ…はぁ…きつぅっ…』頭の中で、「太らせる事が目的」と
言った彼女の言葉がひたすらリフレインしている。大学の時にピッタリだった
私の水着だが、ぱつんぱつんになったフトモモにミチリと食い込み、
陰部からおへその辺りを容赦無く締め付けてくる。
くすくすと笑いながら、ファティスが近付いてくる。
「似合ってますよ〜、その黒の水着。お乳もフトモモもはみ出して
とてもエロティックです…♪そんな物、そんな表情を見せて貰ったら
頑張るしかありませんね〜…。」ぱん、と手を叩く。
私のお腹の中身が、みちり、と肉になりフトモモやお腹に付いたのが
何となくだが、分かった気がする。悲観してないで、食べないと…!!
「朝子さんは気付かなかったんだろうなぁ…。
服自体のサイズを、こっそりと緩められてた事には…。
気付かなければ、魂の艶に影響は出ない。バレなきゃイカサマじゃないんですよ…♪」
200 :
名無し調教中。:2007/11/07(水) 21:26:04 ID:82oqhw40
>>198 >>199 すいません、どこからの続きですか?
前792氏のSSから分岐かしらん?
読み手(約1名w)は混乱中です。
普通にスレ読んでれば分かるとは思うが
やっぱりコテはつけてほしいところだな
住人のみんな、かわゆいおにゃのこを自由に肥満化できるとして
脂肪以外でつけ足したいオプションある?
食欲増進、デレ化、精神崩壊、性感帯の開発
異常性徴、老化、発毛、淫乱化、減乳、キモ乳化
母乳が出るようにする、妊娠、体臭、失禁癖…
こんなマイナーなところにいる猛者たちは
どんな嗜好領域と被っているのだろう?
俺はかわいい娘が脂肪とともに心身ともに汚く惨めになっていって欲しいなぁ
喪失系スキーの俺としては老化と減乳あたりが好みだな
>>203 中学生が中年太りババァみたいな体型になるとかですか?
>>202 老化、発毛、妊娠、体臭。
それぞれ単体でもいけるけどな。
>>204 それもいいけど基本的には綺麗な子が美点を失うのが好きなんだ。
なのでデレ化とか精神崩壊とかの内面的な変化はあまり興味ない。
肥満に求めているのは乳尻腹の柔らかさだから
それが萎びたり皺になったら困るかなぁ。
みずみずしい肉が好きだから。
うーん、ここに来る人たちはいろいろな方面に被ってるんですねぇ
僕は単体・純粋な老化は興味ないんですけど、太ることで青春を台無しにされて
「若さ」のよさを享受できないってのはクるものがあるなぁ
精神面では絶望に染まってデレなし(淫乱デレ化は可)
肉体面では、びっくり人間特集に出てくるみたいなリアルなキモデブ化がいいですねぇ
ガス風船みたいな太り方じゃなくて、ブヨブヨダブダブな太り方
美が損なわれるのが好きだから、恥ずかしいところの毛がびっしり生えてきたり、グロ乳首化もグッド
仕上げはレイプ妊娠ですな
これは単体でイケますが
自分も瑞々しい肉が好きだから老化は勘弁
あくまでも可愛らしさや美しさを残した、ふっくらとした幸せそうな肥満化が好きだ
グロや限度を越えた肥満奇乳発毛妊娠レイプ全部無理
あくまでもやわらかく美しいもちもち肌を希望したい
ふたなり+肥満化で
戦いに敗れたハイエルフのおねーさんが
ペニスを生やされた上に一回射精するごとに
5kg肥る呪いをかけられてしまう
とかそんな感じのがいいな
食欲増進、デレ化、精神崩壊以外は嫌だな
普通から見れば肥満化だけでもキモイのにそれに老化やらふたなり化だと超グロすぎて嫌だ
俺は美しいものを破壊して屈辱与えるのが好きだから老化でも全然問題なくいけるな。
ただ最低限人間の形は保ってくれないとキツイかな。
そういう意味では異常性徴やキモ乳化はちょっとパスしたい。
牛です
肉付けは勿論、規格外の乳、搾乳、孕ませ
牛にしてしまいたいんです
老化は勘弁
まだふたなり化、男性化の方がマシ
俺は乳より腹萌&二重顎萌
老化は無いな・・・
逆に活発なロリを肥満化ってのがツボだけど
殆ど見ないのは何故?deviantでもまとめサイトでもかなり稀だよね
217 :
名無し調教中。:2007/11/08(木) 16:43:52 ID:hSiLx+SP
まあ、俺としては、AからBに変形するみたいなノリが一番好きだな〜
肥満化は人体改造の一種だと思うからほぼオールOKだな〜
なんとなく思いついたネタ
モン○ンのア○ルー狩りをしていた女性ハンターさん。
300匹は狩り、アイルーからの逆襲……
普段は食べたる事のない極上の食事ととあるアイテムのせいで……
っていうのを思いついた
>>191>>193 ありがとうございます。全員デブにしても面白くないですよね。
>>194 掲示板に千晶さんと里美さん(大学生版)うpしました。
>>199 何というダービー…GJです。
>>202 食欲増加+デレ化で誰もが振り向く程の巨デブに。
「太った事で、周囲に内心では劣等感を感じている」
というシチュがツボです。
文も上手いが画も上手いって神杉だわ
1本書いてみたので晒す。
<1>
才色兼備、文武両道、学園のアイドル…
私を表現する時によく使われている言葉はこんなとこかな。
私の名前は溝口亜衣。今度の誕生日で17歳になる高校2年生。
私の評判については既に言った通り。
美人で勉強もスポーツもできる、学園内の人気者。
言っておくけど、生まれ持った頭の良さや容姿や運動神経のおかげだけで
褒められているんだとは思わないでね。
もちろんそういう要素だってあるけど、大半は私の努力によるもの。
常日頃から授業の予習・復習はかかさない。
美容と健康のために早寝早起きを心がけ、暴飲暴食は決してしない。
運動だって、やるからには中途半端なことはしない。
所属している新体操部では次期主将の座をほぼ射止めているし、
県大会レベルなら上位入賞だって狙えるんだから。
なぜそんなに頑張るのかって?
決まっているじゃない。皆に褒められたいからよ。
褒められれば嬉しいでしょう?
尊敬されれば嬉しいでしょう?
憧れを持たれれば嬉しいでしょう?
その為だったら私はどんな努力だってするわ。
自尊心を満たすことほど楽しいことはこの世にはないんだから。
<2>
夏休みも半分近くが終わったある日のこと。
私は学校の図書館で勉強をしていた。
夏休みが終わればすぐに実力試験がある。
そうそう気を抜くわけにはいかないものね。
「あれ、溝口さんも勉強しにきてたの?」
誰かが私に声をかけてきた。
女性にしては妙に野太い声。
こんな声の持ち主は1人しかいない。
「こんにちは、沼田さん」
私の予想通り、そこにはクラスメートの沼田さんがいた。
正直なところ私はこの沼田さんが嫌いだった。
だってこの人デブだもの。
目測だけど、おそらく100キロ前後はありそうな大デブで、
自己節制なんて言葉を知らなさそうな締まりのない体つき。
私の一番嫌いなタイプだ。
え、もしかしたら『外見よりも中身に重きを置く』という信念を持っているんじゃないかって?
ないない、それはない。確か期末試験で赤点取ってたはずだもの。
外見もダメなら中身もダメ。本当にどうしようもない人だ。
まあ、一緒にいれば私がより引き立つから便利と言えば便利だけどね。
…とまあ、散々こき下ろしてきたけれど、だからと言って不快な顔で応対するほど私はバカじゃない。
「ええ。沼田さんも?」
私は微笑みながら言葉を返した。
尊敬される人間であるには、誰にでも分け隔てなく平等に接さなきゃね。
「うん。私この前いくつか赤点だったから、ちょっと頑張んなきゃって思って。
ねえ、もし溝口さんさえよければなんだけど、分からないところを教えてくれないかな?」
冗談じゃない、私には私の都合があるんだから先生にでも聞けばいいじゃない。
そう言いたいところだったがグッと我慢して言葉を飲み込んだ。
「邪魔なんて、そんなことないわ。私なんかじゃうまく教えられないかもしれないけど」
「ありがとう! じゃあよろしく!」
パッと顔を輝かせて、早速とばかりに沼田さんは参考書とノートを取り出す。
あーあ、優等生は辛いなあ。
その日の夜。
お風呂から出た私はいつものように体重計に乗った。
こまめに体重をチェックしておくのも体型維持の秘訣のひとつだものね。
体重計の針は50キロ付近で振れ回り、やがて51キロを指したところで止まった。
「うん、ちゃんと維持できているわね」
私は安心して体重計から降りようとしたのだが、その時異変が起こった。
「あれ?」
一度止まったはずの針が再び動き始め、目盛りをどんどん駆け上っていく。
しばらくして針は動きを止めたが、その時にはなんと65キロを指していた。
私は一旦体重計を降り、もう一度乗ってみる。65キロ。
もう一度。やっぱり65キロ。どうなってるの?
念のために姿見で自分の体を見渡してみる。
程よい大きさと形のよさを合わせ持っているおっぱい。引き締まったウェスト。細い足首。
新体操で鍛え上げた肉体に、無駄な贅肉は一切見当たらない。
どうやら自慢のスタイルに異常はないようだ。
「やっぱり故障よねえ?」
見えないところが太ったのだとしても、いくらなんでも10キロ以上も一気に増えるわけがない。
体重計の故障と結論付けて、私は洗面所から出た。
これが絶望の始まりとも知らずに。
<3>
次の日は部活のある日だったので、私はたっぷり汗を流した。
しかし、今日はどうも体のキレが悪かった。
どこがどうとは言えないけど、何だか体が重い感じ。
太ったんじゃないかって? バカね、体が重いってのは単なる比喩よ。
昨日のアレは体重計が故障していたの。
不完全燃焼のまま、私は帰途につく。
すると校門を出たところで、また沼田さんに出会ってしまった。
「あ、溝口さん」
「こんにちは、沼田さん」
気分のすぐれない時に嫌いな人間に会うなんてツイてないけど、それでも邪険な態度をとるのはNGだ。
私は愛想良く沼田さんに挨拶して、一緒に歩き始めた。
「昨日はありがとう。おかげですごく勉強がはかどっちゃった」
沼田さんは片手に持ったアイスクリームを舐めながらニコニコとしていた。
まったく、路上で食べ歩きなんてするから余計に太るのよ。
心の中で沼田さんに悪態をつく。
すると、沼田さんが私の顔をじっと見ているのに気付いた。
「あら、もしかして何か顔についている?」
「あ、そうじゃなくて、溝口さんって綺麗だなあって思って」
「やだ、綺麗なんて…なんだか恥ずかしいわ」
内心では凄く嬉しかったが、照れた振りをした。
「だって本当に綺麗だもの。私も溝口さんみたいになりたいなあ…そういうスッキリした体になりたいよ…」
「うーん、そこまで意識したことないけれど、そんなにスッキリしてるかしら?」
「うん。やっぱりちゃんと運動してるからなあ? 私って完全にインドア派だし」
よくわかっているじゃない。それなら少しでも生活習慣を改善するように努力しなさい。
そう思って沼田さんの方へ向き直ると、一瞬変な映像が見えた。
「?」
そこにはどことなく沼田さんに似た、細身の女の子がいた。
体格的には私と同じくらいかしら?
顔の方も私ほどじゃないけどなかなか可愛らしい感じだ。
でもなんだろう…なんとなく輪郭がぼやけていて、まるで幽霊みたいな…
「どうしたの?」
「え、その…あれ?」
沼田さんがキョトンとした顔で私を見た。
さっきの女の子の姿はどこにもなく、目の前には沼田さんがいるだけだ。
「ごめんなさい、ちょっとぼーっとしちゃっただけだから」
目をこすってもう一度沼田さんの方を見たが、やっぱりいつものデブの沼田さんしかいなかった。
幻覚だったのかしら?
部活が終わったばかりで少し疲れているのかもしれない。
その後も他愛のない、言いかえれば実にくだらない会話をしてから私たちは別れた。
その別れ際、沼田さんは昨日のお礼だということでスナック菓子一袋を私にくれたけど、
こんなもの貰ってもちっとも嬉しくなかった。
かと言って捨てるのは流石に後味が悪いので、家に持って帰ることにした。
誰か家族が食べてくれるかもしれないしね。
この日の夜もお風呂上りに体重をチェックした。
74キロ。昨日よりもさらに誤差が大きくなっている。
「もう、新しいの買ってもらわなきゃ」
溜息を付いて私は姿見の前に立った。
体重計がアテにならないのだから、せめて見た目だけでもチェックしなきゃね。
「ん〜、問題はなさそうね」
姿見に映る私の体に変化は見当たらない。
欲を言えば胸にだけはもうちょっと脂肪がついてほしいものだけど、こればっかりは仕方ないわね。
さ、今日は疲れたし、もう寝てしまおう。
そう思って自室に戻ると、昼間に沼田さんからもらったスナック菓子が目に入った。
「……」
普段なら全く食べる気にならない、美容の敵。
でも今はなぜか急に食欲が湧いてきた。
まあ、たまにはいいかしら。
私はスナック菓子を何枚かかじってから眠りについた。
<4>
さらに次の日。
この日も部活があったのだが、私の不調は続いていた。
ううん、昨日よりもひどくなっているかも。
体は思うように動いてくれないし、すぐに息切れしてしまう始末。
あまりにもひどかったから早退させてもらったんだけど、道を歩くだけでもバテてしまう。
フウフウ言いながら歩いていると、また沼田さんに会った。
「こんにちは」
「あら沼田さん、なんだかよく会うわね」
「そうね。ね、せっかくだからお茶でも飲んでかない?」
さっさと帰りたいのに面倒くさいなあ。
でも涼しいところで休憩できるってのは悪くないかしら。
「ええ、いいわよ。そこのお店でいい?」
「うん。じゃあ行こっか」
暑いせいか、涼を求める人たちで喫茶店は混雑していた。
それでも冷房の効いた室内は涼しく、汗が引いていくのを感じた。
「ねえ溝口さん、体調悪いんじゃないの?」
「え? どうして?」
「だってなんだか顔色悪いもの」
「ああ…そうなの、実は一昨日からなんだかおかしくて。でも大丈夫、すぐに治ると思うわ」
「夏カゼかなにか? 体には気をつけてね」
心配そうな口ぶりの沼田さんだが、その割には表情が明るい。
口だけの心配ならしてもらわなくていいのに。
少しイライラしながら私は沼田さんを見る。
「…あら?」
沼田さん、ちょっと痩せたのかしら?
なんだか昨日までよりも若干横幅が狭い気がする。
…っていうか、あれ? 沼田さんって元々この程度のデブだったんだっけ?
「溝口さん?」
「え? あ、ごめんなさい、またぼーっとしちゃった」
「本当に大丈夫なの? お医者さんに診てもらったほうがいいんじゃ…」
「そうね、この後にでも行ってみるわ」
こうして30分ほど休んだ後、私は体調不良を理由に早々に沼田さんに別れを告げた。
少し体力も回復したし、沼田さんに付き合う義理も果たした以上、
ダラダラと時間を潰す気にはなれなかった。
ついでに病院にも行ったが、特に異常は見つからないということだった。
帰宅後、私は自室で1人考えていた。
「沼田さんったらなんかいきなり一回りくらい痩せた気がするけど…気のせいかしら?」
沼田さんってもっとデブだったはずよね?
それとも私の勘違いで、元々あれくらいの体格だったかしら?
…何か得体の知れない不安が心に広がる。
「あーもう! シャワー浴びてさっぱりしよ!」
わからない事をいつまでも考えていたって仕方ない。
気分転換のために私はお風呂場に入り、熱いシャワーを浴びる。
やっぱり暑い時には熱いシャワーに限るわ。
シャワーの後は洗い立てのタオルで体を拭く。さっぱりして気分も落ち着いてきた。
そしていつものように体重をチェック。
どうせ壊れているだろうと思っていたけど、案の定の84キロ。
日に日に誤差がひどくなっているようだ。
仕方がないので今日も姿見で体をチェックすることにした。
大きなおっぱいはその重さにも負けず、釣鐘型をキープしている。
腰周りの肉付きはいい感じに色っぽさを醸し出している。
ふっくらとした、実に女らしい体つきって言えるんじゃないかしら。
どこにも変わりはない。
安心した私は台所に行って冷蔵庫を開けた。
さっき買って入れておいたオレンジジュースがいい具合に冷えていた。
キャップを空け、ラッパ飲みする。
はしたないって?
いいじゃない! 誰も見てないんだから!
夏はこれが一番の楽しみなのよね。
<5>
それから数日が過ぎた。
相変わらず体重計は壊れたままだし、体調不良も続いていた。
今日などは学校に歩いていくだけで疲れてしまい、練習に参加できなかったほどだ。
新体操部の皆や先生も心配して、しばらく休むように言ってくれた。
午前中とはいえうだる様な暑さの中、私は家への道を急ぐ。
すると後ろから声をかけてくる人がいた。
「溝口さーん、こんにちはー」
「こんにちは、沼田さん」
声の主はやっぱり沼田さんだった。
このところ毎日のようにどこかで顔をあわせている。
もしかしてストーキングでもしてるんじゃないの?
冗談じゃないわ、鬱陶しい。
…と、もちろんこんな考えは顔には出さず、私は沼田さんに挨拶を返す。
そして2人で並んで歩き、くだらない雑談をする。
これもこのところすっかりお馴染みとなってしまった光景だ。
実に面倒だけど、沼田さんの話題にきちんと私は乗ってあげている。
こういう地道な努力が人望を集めるもとになるものね。
「…それでね、私すごいダイエット法を見つけちゃったの」
「ダイエット? でも沼田さん、そんなに太ってないじゃない」
そう言ってから私は自分の言葉に違和感を感じる。
何を言ってるのよ私は。沼田さんは自他共に認めるデブじゃない。
そう思って私は沼田さんの体を見直す。
しかしそこにあったのは、少なくともデブという表現は全く適当ではない、ふくよかレベルの体。
変ね。沼田さんってもっとぽっちゃりしていたはずなのに。
…いや、ぽっちゃりっていうか…もっとデブで…大デブだったような…あれ?
「えへへ、そうかなあ」
当の沼田さんは私の疑問になど気がつかないようで、のん気に笑っていた。
どうにも拭いきれない不安感を吹っ切りたくて、私は会話を続ける。
「よかったら私にもそのダイエット教えてくれない?
私も沼田さんみたいに引き締まった体になりたいの。…え?」
今度は違和感がはっきりと声に出た。
沼田さんみたいに? 引き締まった体?
ちょっと、一体私は何を言っているの?
「溝口さん、大丈夫? また顔色悪いよ?」
「だ、大丈夫… ちょっと目眩がしただけだから…」
「しっかりして、ほら、立てる?」
よろめいた私に沼田さんが肩を貸そうとする。
線の細い、華奢といってもいいくらいの体つき。
こんな体で私の体重を支えきれるはずが…
「…! 違う!」
私は慌てて沼田さんの手を振り払った。
沼田さんがビックリした顔で私を見ている。
「あ…ごめんなさい、本当に大丈夫だから… 私、もう帰るね」
沼田さんに謝って、私は足早にそこから立ち去った。
「もう、私ったら一体どうしちゃったのかしら」
その日の夜、私はお風呂に入りながら最近のことを思い出していた。
最初は体重計が壊れたことから始まったのよね。
で、そのうち沼田さんがどんどん痩せてきて。
「っていうか、沼田さんってデブだったと思うんだけど…」
なんだかそのあたりの認識が曖昧になってきている気がする。
うーん。沼田さんは…デブ…じゃなくて…ぽっちゃりさん…だったかな…?
どうも記憶が定まらない。
私ってこんなに物忘れする方だったかしら?
釈然としないまま、私はお風呂から上がって体を乾かし、日課のボディラインのチェックに入る。
ぽってりと膨らんだお腹。2段腹まではいってないけど、ちょっと肉が付きすぎかな。
大きなお尻はちょっぴりコンプレックスでもある。もうちょっと小さくてもいいのに。
そして自慢のビッグサイズのおっぱい。
あまりに大きすぎて少し垂れてきているけど、これはこれでなかなか魅力的じゃないかしら。
まあ全体的に多少太目かもしれないけど、昔からこの体型をキープできてるんだから
これがベストの体型ってことよね。
自分で自分を納得させて、私は台所に向かった。
台所で何をするかって?
もちろん、毎日のお楽しみである就寝前のおやつタイムに決まっているじゃない。
好物のポテトチップスにポップコーンを一袋ずつ開け、
コーラを片手にテレビを見ながらダラダラと貪り食う。
お腹が満たされたところで眠気が襲って来たので、私は寝ることにした。
お腹いっぱいのまま布団に入る。
至福の瞬間だった。
<6>
明日からはいよいよ新学期。
私は休み明けの試験に備え、学校の図書館で勉強をしていた。
「溝口さん」
誰かが私に声をかけてきた。
とても涼やかな声。こんな声の持ち主は1人しかいない。
「こんにちは、沼田さん」
私の予想通り、そこにはクラスメートの沼田さんがいた。
本当にこの夏休みはよく会うものだわ。
私はこっそり溜息をついた。
今更だけど、私は沼田さんが嫌いだった。
だってこの人綺麗だもの。
贅肉ひとつないスラリと引き締まった腰周り。
ほっそりとした小顔。細くてしなやかな指。
本当に女の私から見ても惚れ惚れするくらい綺麗な人だ。
一方の私と言えば…
腰には帯でも巻いてあるかのような分厚い脂肪がへばり付き、3段腹が形成されてしまっている。
座っていると腹肉の上におっぱいが乗っかってしまうという情けない状態だ。
また、そのおっぱいはただ大きいだけの脂肪の塊で、
重力に負けてだらしなく垂れてしまっている。
顎から首にかけてはこれまたたっぷりとした脂肪がへばりついており、
真正面から見ると首がないのかとさえ錯覚してしまうほどだ。
当然顔もまん丸としていて、沼田さんと比較すると明らかに表面積が多い。
と、こんな調子なのでできるだけ沼田さんには近づきたくないのだが、
あちらから声をかけてきたのに無視するわけにもいかなかった。
「ねえ溝口さん、ちょっと時間ある?」
「え? ええ、あるけど一体何?」
「ちょっとね。ここじゃなんだから、屋上で話しましょ」
そう言うと沼田さんはスタスタと歩いていってしまった。
屋上ってことは階段登らなきゃいけないわよね。
全く、疲れるからできるだけ階段は使いたくないってのに。
私はウンザリしながら沼田さんのあとに付いて行った。
「ふう〜… それで、お話って何かしら?」
屋上で私は息を整えつつ沼田さんに質問した。
「うん。ちょっと聞きたいことがあったの。ねえ、溝口さんって昔から太っているのかしら?」
「…そうだけど…それが何か?」
いきなり何よ。人が気にしていることを失礼な。
「ああ、やっぱりそう思ってるんだ。でもね、違うのよ。溝口さんはつい最近まで痩せていたの」
「?」
「実はね、私最近不思議な力を手に入れてね。溝口さんにいらないお肉をあげてたの」
「…?」
肉をあげていた? 一体何を言っているんだろう?
「それで私はこの通り綺麗にやせて、溝口さんはブクブク太っちゃったんだけど…
なんか変な副作用が出ちゃったの。私も溝口さんも最初からこういう体型だった、なんて
世界になっちゃったみたいなのよ」
「はあ…」
さっぱり意味がわからない。暑い日が続いて頭がやられちゃったのかしら?
「周りの人たちも私がやせたって気付かないし、溝口さんも特に何も言われなかったでしょう?
もうそれは昔からそうだったんで当たり前ってことになってるのね。
で、それだけならまだしも、私なんて気付いたら新体操部に所属してるってことになってるのよ!
そんなのやったこともないのにできるわけないってかなりビクついてたんだから!
まあ実際にやってみたら体が勝手に動いちゃったからよかったんだけど」
「…ねえ、もう戻ってもいい? 悪いけど何を言っているのか全然わからないし、私勉強もしたいから」
もう付き合っていられない。
私は沼田さんに背を向けて歩き出した。
「あ、待って! もうすぐ終わるから。ここに呼び出したのはね、
溝口さんに昔のことを思い出してもらいたかったからなの」
「思い出すって?」
「昔の綺麗だった頃のことよ。
だって、昔の記憶がないんじゃ今の自分の惨めさってのがピンと来ないでしょ?
それじゃつまらないじゃない」
「…だから、私が太っていたのは昔からで、思い出すも何も…」
「うん、だから思い出させてあげるっての。ほら!」
そう言って沼田さんが指をパチンと鳴らした。
まったく、何をやっているんだか…そんなことをして何に…なると…
「…え?」
その時、私の頭に何かが入り込んできた。
壊れた体重計。
太ってる沼田さん。
綺麗な私。
「そうだ…私は…」
「思い出したみたいね? でもね、それはもう過去のことよ。ほら、これで見て御覧なさい」
沼田さんが私に鏡を渡す。
私は思わずその鏡を覗き込み、そしてそこに映っているものを見た。
ギラギラと脂ぎった、脂肪に包まれた丸くて大きな顔。
「こ…このデブが…今の私…い、いやああああ!」
「あははははは! いい! いいわ! これが見たかったのよ!」
私は半狂乱になって泣き叫び、沼田さんはそんな私を見て大笑いしていた。
「いやあ、ねえ、お願い、元に戻して! こんな、こんな姿いやなの!」
「ダメ、っていうか戻すわけないじゃん!
せっかくこんな綺麗な体になれたのよ。これからは恋にスポーツに青春を満喫するんだから。
あなたは勉強でも頑張っていればいいじゃない。知能までは変わってないんでしょ?」
「そんな…いやよ、ねえ、なんでも言うこと聞くからお願い、私の体を元に戻して、ねえ!」
「ダメったらダメ。じゃあね、おデブの溝口さん。ダイエット頑張ってね〜」
そう言い残して沼田さんは去っていった。
あとに残された私は追いかける気力もなく、涙が枯れるまで泣き続けたのだった。
<7>
才色兼備。文武両道。学園のアイドル。
昔の私はそう呼ばれていた。
でも今は、せいぜい優等生としか呼ばれていない。
私の名前は溝口亜衣。この間の誕生日で17歳になった高校2年生。
私の評判については既に言った通り。
昔の私は美人で勉強もスポーツもできる、学園内の人気者だった。
でも今は、デブで、動きの鈍い、勉強しかとりえのない人間だ。
沼田さんに美貌と運動能力を奪われた私は、
なんとか昔の輝きを取り戻そうとダイエットを始めたが、長続きはしなかった。
厳しく自己節制をしていた頃の記憶は復活したのだが、
同時にデブとしての生活習慣も根付いてしまってる今、昔のような生活は今更無理だったのだ。
最後の意地で勉強だけは必死に頑張ったお陰で、成績は昔よりもさらによくなった。
あと、相変わらず周囲の人間への心配りは怠らないし、猫かぶりも続けているから、
デブだからといって嫌われることはなく、マスコット的キャラとして仲良くはしてもらえている。
でも、昔のような皆の中心にいることはもうない。
デブは尊敬されないし、憧れてももらえないのだ。
…なので最近ではデブ専の男でもいないものかといろいろ探しているところだ。
せめて彼氏くらいは見つけたいものね。
え? デブ専の男見つけるより痩せた方が結局は早道じゃないかって?
うるっさいっ!
おしまい
徐々に認識が変化していって、いつの間にやら蔑んでいたはずのデブと
立場が入れ替わってる、みたいなものを書きたかったんだけど難しいや。
こういうシチュは国語3の人間が手を出すもんじゃないなと痛感したぜ。
いやいや、結構よかったよ。
GJ!
乙乙!
なんか世にも奇妙な物語っぽくて面白い。
237 :
168:2007/11/09(金) 01:34:42 ID:5XdG8m1B
>>234 こういうハッピーエンドも良いですよね。
バッドエンドも好きですが。
一応コテハン付けてみました。以後お願いします。
…二日目が始まった朝に、ファティスが水着にチラリ、と視線を投げかけ
「それじゃ、窮屈ですよね…脱いだらどうです?裸でも一向に構いませんよ?」と
ニヤニヤと、猫なで声を出した。勿論、お断りだ。悪魔、同性とは言え、人に
そうそう裸なんて見せたくない。とは言え、キツいのも確かだ。
ミッチリとした水着の上部分を脱ぎ、部屋の隅に脱いであった大きめのTシャツを羽織る。
面倒なので下は水着のままで良いかな、と思った時に、ファティスが料理を持ってきた。
マヨネーズやチーズ、サラミがこれでもか、と乗ったピザ、LLサイズだ。
カッターで切り分け、もちりもちりと口に運んでいく。肉の脂身やマヨネーズが
一杯入っているのだ。旨味があるんは当たり前…と、少し自分に言い訳をしつつ
むしゃむしゃと食べていく。口にピザを運びつつ『お腹、空にして!』と叫ぶ。
ファティスもピザを一切れ、もちもちと食べながら、優雅に言い放つ。
「昨日は胸とお尻に重点的にお肉を付けさせて貰いましたが…今日は、ちゃんと
全体的に満遍無く、付けちゃいますけど…良いですか?」と、あっけらかんと言い放つ。
昨夜の私の胸の増量等を笑い飛ばす様な話。ちょっと腹立たしいけど、仕方無い。
良いわ、空にして。
そう思った矢先、今までは胸にみちり、と来た感触が二の腕〜手首に流れ込む。
すらっとしてた(と自負してた)上半身だが、物を食べると嫌でも目に入る
腕の部分に、むっちりとした肉が付くと、流石に私、今太ってるんだ…と
思い知らされる。今まで見えていた胸になら、肉が付いても問題無いかな?と
ちょっと楽観していたが、腕に肉が付くだけで、こうも変わるとは…。
238 :
168:2007/11/09(金) 01:35:54 ID:5XdG8m1B
ファティスが指をぴこぴこさせながら、語る。
「薬や呪いで太らせるのが好みな悪魔も居ますが…、私の好みは
ずばり[カロリー]なんですよ。旨味の後に来る、このズッシリ感。
幸福と不幸の裏返し。最近では願いの代わりの魂なんかよりも
太った女性の怨嗟の方が私達の世界でも貴重扱いされてるんですよ〜♪」
二枚目のピザを食べ終え、お腹を再度空にして貰う様頼む。「次は…♪」
ぶくぅっ…今まで簡単に出来た「うつむく」と言う作業が、急に辛くなった。
首周りにみっちりと肉が付いてきたのだ。無理してうつむくと、今まで無かった場所に
みちぃ、とぷよぷよした感触があり、成年男子のふくらはぎくらいになった腕で
触ってみると、二重顎が出来ているのが良く分かる。私の体…どんどん、変わっちゃってる。
勿論、肉が付いているのは首と腕だけではない。胸もお腹もお尻も、ちゃんと(?)
食べる毎に大きくなっているし、特に胸等は大きさだけで言うなら
そこ等の爆乳を売りにしたグラビアアイドルなんてまるで相手にならない大きさだ。
昨日、『まだまだ全然太ってないわよね♪』と息巻いた自分が、惨めだ。
彼女…ファティスは、全く力を行使していないだけだったのだから…。
『ぷふぅ…今日は…もう、良いかしらぁ…。』
二日目の料理配分を考え、食べられるペースで食べ切り、ファティスに問い掛ける。
『ぜ、、全部食べ切れば…元の体に、戻してくれるのよね…?』ファティスが笑みで返す。
「えぇ、現在…25%を通過、と言った所ですね。頑張ってますよ〜♪」
25%でこんな体…。絶対、負けられない。食べ切って、絶対痩せてやる。私は
半分絶望に染まりつつも、がむしゃらな気持ちを残したまま、床に着いた…。
太らせるのって難しいですねOTL
皆さんの文才に嫉妬。
>>168 GJ!
(いつも楽しみにして拝読させてもらっています。
今の私があるのはあなたのその
SSのお陰と言っても過言ではありません。
これから先もお体に気をつけて頑張ってください。)
GJの2文字にここまでの意味が含まれていたのかw
241 :
200:2007/11/09(金) 21:00:12 ID:1pxU2xDi
242 :
241:2007/11/09(金) 21:15:24 ID:1pxU2xDi
>>220 一気書き下ろし、乙!
「せめて彼氏くらい」な彼氏が世の中にゴマンと居る事に、気づかない主人公が良いね。
(主人公が、「体型」じゃなくて相性の可否が大事ってことが解かってないところがwwな感じでいい)。
243 :
168:2007/11/10(土) 00:08:29 ID:OnLT74h6
三日目。起きると、体が重い。今まで私が感じてきた「朝」って
とても幸せな事だったと、改めて気付く。体を起こすと、お腹の肉が
ムチリと段を作る。初日終わりくらいまでは
『私痩せ型だし、少しくらいの肉ならむしろ+よね♪』と見ていた。
頬に手を当てると、風邪や寝不足の時みたいに、もっちりとむくみ、腫れている。
痩せたい。元の体に戻りたい…。
『今日は、どんな料理が出るのかしらぁ…』気のせいか、声も心持ち
太くなった気がする。喉の所に肉が付いたのだろう。気が滅入った事もあり、
学生時代、透き通っていた様な響きが自慢だった私の声は、低く、
通り難い物になっていた。今日も、急いで一杯食べないと…。1日で全体の
1割を食べれば、10日で10割。そうすれば、この悪魔との今の立場も逆転だ。
願いを沢山叶えて、私に賭けを持ちかけた事、一生後悔させてあげる…!
「今日は気分転換に、甘い物でもどうですか?」ファティスがいつもの様に
ニコニコしながらテーブルの上に料理を出す。出てきたのは、苺たっぷりの
ショートケーキ。勿論、そんな可愛い物ではなく、全くカットされていない
巨大なホールケーキだ。ファティスがスプーンを私に手渡す。
「フォークより、こっちの方が食べ易いと思いますよ〜♪」
『気が利いてるじゃない?』と、こんな最中だけど少し笑ってしまう。
私だって女の子。甘い物が嫌いなはずが無い。大きめのスプーンで、ケーキの端を
掬って、はぐりと頬張る。バタークリームじゃない、ふぅわりとした生クリームと
スポンジ、甘酸っぱいジャムがついた苺がとても美味しい。
244 :
168:2007/11/10(土) 00:09:54 ID:OnLT74h6
『がふっ、もぐっ、んっ、んっ、、、ぷはぁ…』飲み物はミルクセーキ。
今日はファティスが出す物、甘い物ばかりだ。ケーキ1個まるまるお腹に納めた後、
次に出てくるのはチョコレートのロールケーキ。…流石に入らないと思い
ファティスに何度されたか分からない、肉化をして貰う。悔しいけれど、これをしないと10日かかっても、1割食べ切れたかどうかだろう。これを上手く使わないと
私には勝ち目が無いのだ。
『空にして貰える?』
そう言った途端、お腹にビグンッ!と言った感触が広がる。今までとは何か違う…。
熱を持った下半身を抑えていると、ファティスが私の隣に手を置いて呟く。
「今まで朝子さん、微妙に加減や警戒して食べてた事、分かります〜?
いや、分からないと思うので説明してあげますね〜…♪」
「今日食べたケーキ、いつもよりハイペースで朝子さんは食べてたんですよ。
物をあまり噛まない為、満足感が薄れていたんでしょうね…。
食べるペースは、既存の1.3倍。量も牛丼やピザと比べて、お腹にまるまる満ちてから
空にして下さいました。糖分もこれ以上無い程摂取して、その上での肉化。
甘い物は別腹。人間も偶には良い事言いますよね。楽しみで仕方ありません♪」
『や、嫌、、、止めてぇ…お願い…もうちょっと、頑張って食べて、消化するから…』
もう遅い。私のお腹がムリムリと横に広がっていき、Tシャツがラバースーツの様に
胸と腰にミッチリと張り付く。面倒なので下着、普段着に使っていた水着は
肥大化したお尻の肉に挟まれ、見えなくなる。腰周りが膨れ上がるにつれ、水着が
ぎちぎちと食い込んでくる…。
『ひ、、、きつぅ!』慌てて紐を外し、水着をお尻の肉から抜き取る。ぎゅぅっとした
感触と共に、私が昔着ていた水着は、全くの無用の長物となった。もう着れない。
どんどん変貌する、変えられている私の肉体に、私は心から怯えるのだった。
だが、そんな私の気持ちを踏み躙るかの様に、ファティスは場違いな程和やかに、
にこやかに洋服を渡してくるのだった。
245 :
168:2007/11/10(土) 00:10:51 ID:OnLT74h6
「これ、特注品のLLサイズのジャージです。Tシャツとジャージ、ちょっと似合わないけど
裸よりはマシでしょうから…」と、着替えを渡してくれる。分からない。
この悪魔の事を信じては駄目なのは分かっているが、妙な優しさに嬉しくなる事もある。
『次の…料理を…持ってきて…』体を動かすのが少しだるいが、今日のノルマは
まだまだなのだ。着替え、チョコレートケーキを頬張りつつ、私は料理を要求した…。
『げふぅ…さくっ、しゃり、しゃり…もぐっ…』本日の最後のノルマは
焼き立てのアップルパイ。あの後、胃袋を空にする事は1度のみで、割と
順調に食べていく事が出来た。大事なのは、飲み物の使い方、食べる部分等。
少しずつコツが分かってきた気がする。授業料としては、このでっぷりと突き出た
私のお腹は少々割高だったが…。しっかり噛んで、胃を有効に使う。
これならあまり太らされずに済むはず…空にさせようと何時も通り声を上げる。
「いやぁ、疲れちゃったので今日はもう無理ですねー…」とくすくす笑いつつ答えるファティス。
『分かったわよ…今日は何をすれば良い訳?』分かっている。彼女は肥満を掌る悪魔。
無理なはずが無い。私に枷をもたらし、楽しんでいるのだ。だが、乗るしか無い。
本当に悔しいが、下手に機嫌を損ねる訳にはいかないのだ。
「素直になってきましたね…可愛いですよ〜、朝子さん♪」
誉めても何も出ないわよ…、と悪態をつくが、マイペースに彼女は告げる。
「代わりにドリンク一杯飲んで貰ったら、今日のノルマ…全体の30%達成でどうです?」
ドリンク一杯で済むの?それなら…大丈夫かしら。おずおずと、私は頷く。
246 :
168:2007/11/10(土) 00:13:12 ID:OnLT74h6
途端、椅子に手足がビッタリと張り付き、全身が動かなくなる。汗だけが
だらだらと噴き出し、僅かに体に残った筋肉が硬直する。
「はい、あーんして下さいね〜」ファティスがポケットから取り出したのは
ボールギャグ…穴がついた球形の口輪だ。ぽってりとした口を開け、がぽりと私の口に
硬い感触が入ってくる。首も動かせないが、後ろで固定されたのだろう、かちりと音がした。
「はい、それじゃぁこれを飲んで貰いますからねー…♪」ロングヘアーをかきあげ、
おでこに手を当てられ斜め上を向かされる。ファティスが何時の間にか、片手に
ビールの中ジョッキくらいのグラスと、黄金色の液体を持ち、私の口に注いでくる…!
一気に来ると思った感触は、ボールギャグを通し、思った以上に、ゆったりと
私の喉に絡み付いてくる…甘い!?想像とは全く違う事象に、私の脳と喉は
拒否を示し、むせ込む。
『んぶっ…げうっ…ぶうっ』
「あら〜、本場のをわざわざ使ってるんですから、ちゃんと飲まないと駄目ですよ〜」
彼女が注いだのはメープルシロップ。蜂蜜よりも円やかで甘味が強く、パンケーキ等に
塗ると美味しい、あのシロップだ。彼女の手は傾いたまま。糸をねちょりと引き、私の口に
シロップが強制的にどろどろと入り込んでくる。
『んぶぅっ!げふっ、ごぶっ!や…やべで…』飲み込む。今までの人生で
シロップを飲み込む経験なんてした事が無い為、体がなかなか言う事を聞かない。
咳き込んだシロップがTシャツにびちゃびちゃと張り付き、服がベドベドになる。
グヂャグヂャになった私の胸を、ファティスはパン生地を練るかの様に
シロップと一緒に揉みこんでくる。
『がぶっ、んっ、んぅっ…んっ、いぐっ、いっ、いぐぅぅっ!』むせ込み、体をひくつかせながら私は
ゆったり、ねっとりと口に入っていったシロップを飲み込んでいった。
「あぁ、楽しかった〜…パンパンになった朝子さんのお乳、とても気持ち良かった〜…
明日は朝一番でお風呂に入っても良いですよ〜、流石にその格好じゃアレですしね…」
あっけらかんとファティスが告げる。息も絶え絶えに、私はぜえぜえと横になる。
甘ったるい匂いが、何時までも喉と鼻の奥に残っている気がしたまま、眠りに付いた…。
津村です。
あぶらみのヘクゼは何とか完結しました。しかし今、新たに肥満化gifアニメ
(大したものではありませんが・・・。)
を制作してるので気が抜けないです。 ;゚Д゚)
>>246 乙。甘いもの苦手な俺にとっては
同じ量食べるならまだ肉の方がマシだなw
>>247 こちらも乙。
GIFも期待してるから頑張ってくれ。
>>246 まだ3割消化なのに、
立派なデブになってきたなw
ファティスも一筋縄ではいかん性格だし
今後が楽しみすぎるぜ
ギャラクシーエンジェルにもう一つ肥満化確認
251 :
名無し調教中。:2007/11/11(日) 13:15:46 ID:VdWRTUXf
詳細頼む
ガリガリの登場人物達に肥満化スープ
最後豚になるあれかい、肥満化シーンはワンカットしかなかったじゃないか
160cmで、たぶん約80kgぐらい(+5kgあるかな)の彼女の家に行ってきたよ
昔、痩せてた頃の服を嫌々恥じらいさせながら着させたのを見て興奮してきた
ソフトボールのユニの下のパンツのボタン、シャツのボタンが弾くのも見て感動してきた
あぁ俺、変態。写真NGだったのがなぁ・・・
次の日のソフトボールの試合で、ピッチャーでお腹がボヨンボヨン揺れたのも良かったよ
1イニングを投げ終わるたび、フーフー言いながら「ボールが重くなった」
重くなったのは自身の体じゃないのか?
強制肥満と脱線してしまったが
ここはお前の思い出日記だ
忘れないうちにどんどん書け
な!
壊すな!
申し訳ございませんでした
ときどき思うんだが
ここのSS漫画化したらすごく売れると思うんだが・・・
どっかの出版社スレ見てねえかな・・・
>>257 今まで肥満化マンガがほとんど商業出版されてない理由を考えよう
…ハァ…orz
地下教会に潜り日の当たる時を待ちわびる異端信者の気分
いつか、いつか救世主が…
年末漫画祭りでは無理か?
コミケに肥満化漫画あるの?
弾数少ないが出てはいる。
加藤さんとこのとか。
俺の場合通販でしか買ったことない上
コミケに至っては行ったこともないから
他に描いている人がいるのかどうかすら知らん。
他にアガタさんのとこや矩形波さんのとことか。
チビガリから巨デブになるネタ好きにはたまらん。
肥満化だけでもレアなのに
さらに自分の趣味に合致するのはまず無いなぁ
>>264 無ければ作る。
みんな、それが原動力だw
>>265 スキルがあれば
俺の脳内をアウトプットして
掲示板に上げるさ!
>>265 結局SS職人や神絵師の方々も自分が渇望してるから自分で作ってるんだろうなあ。
んで時々疑問に思うんだが、SM板にあるスレなのに
なんでここはこんなに創作系のスレっぽいんだろうなw
お絵かき創作板やエロパロ板のスレよりもよっぽど流れが速くて投下速度も高い。
いまさらだけど
いよなちゃんのデブ時の服のピチピチ感は神だろ。
なんだかんだ江川は凄い
リアルでやってるのなんてそうは居ないだろうね、肥満化なんて。
271 :
270 :2007/11/12(月) 20:47:33 ID:WLpV+0DZ
ところで、♀性って面白い会話しますよね。
昨日ダイエット関連の話をしてたのに、今日は食べ物の話している。
そういう会話を隣で聞いていると「おまいら昨日体重の話してなかったかよ!」と
ツッコミ入れたくてしょうがない。
(でもツッこむ訳にも行かないので席を外す。あとは「好きに喋ってろ、休憩時間だし」な気分orz)
272 :
220:2007/11/12(月) 22:42:26 ID:d+112sQU
>>220-233の別視点バージョンができたので晒してみる。
<1>
動きのとろい、暑苦しいデブ。
面と向かって言われたことはないけど、
私に対して大抵の人は似たようなことを思っているんじゃないかしら。
私の名前は沼田房江。高校2年生。
特徴はデブなこと。これは謙遜しているわけでも自虐的なわけでもない。
デブということ以外、本当に特徴がないのだ。
勉強はできない。だけど時々赤点を取る程度で、
進級や卒業に支障が出るほど悪いわけではない。
スポーツももちろんできない。でもこれもデブだから動きが鈍いというだけで、
運動神経そのものはそんなに悪くないと思っている。
要するに、得意な分野がない代わりに極端に不得意な分野もない、個性の乏しい人物。
それが私という人間なのだ。
唯一目立つのが、100キロ近い超高校級のデブだということ。
これだけはそうそう人には負けない。
勝ちたくもないけれど。
そんな平凡な私だったけど、つい最近不思議な力を手に入れた。
どんな力かというと、一言で言えば「他人に自分の脂肪を移す力」。
人によってはどうでもいい力。
でも私にとってはとても魅力的な力。
ある日、本当に唐突に、気がついたらそういう力が身についていたのだ。
どうしてそんなことができるようになったのかはわからないし、
わかったとしてもそれを話して信じてもらえるとも思えないから省略する。
とにかく重要なのは、これで私の環境を変えられそうだということ。
せっかく手に入れたこの力、大いに利用させてもらうわ。
<2>
夏休みも半分近くが終わったある日のこと。
私は学校の図書館に来ていた。
表向きは勉強のためだけど、本当の目的はある人に会うためだ。
その人が今日ここ勉強しに来ることは、共通の友人を通じて調査済みだ。
ほら、いた。私は偶然を装ってその人に声をかけた。
「あれ、溝口さんも勉強しにきてたの?」
「こんにちは。沼田さんも?」
その人――溝口さんは、にっこりと笑って挨拶を返してくれた。
溝口亜衣さん。
勉強もでき、運動もでき、おまけに美人と言う欠点のない人だ。
さらにそれを鼻にかけることもなく、誰にでも愛想良く接してくれる、まさに理想の女の子。
…なんだけど、実のところ私は溝口さんが嫌いだった。
被害妄想と思われるのが嫌だから黙っているけど、彼女は間違いなく他人を見下している節がある。
特に私のようなデブを見るときは、優越感の混じった視線を浴びせてくる。
本当にたまにしかそういうのを顔に出さないから、私のほかには誰も気付いていないみたい。
できれば私もそんなことに気付きたくなかったけど、気付いてしまったのだからしかたない。
変なところだけ鋭いよね、私も。
「うん。私この前いくつか赤点だったから、ちょっと頑張んなきゃって思って。
ねえ、もし溝口さんさえよければなんだけど、分からないところを教えてくれないかな?」
私はできるだけ下手に出ながらお願いしてみる。
多分溝口さんは断らないと思うけど念のためだ。
「邪魔なんて、そんなことないわ。私なんかじゃうまく教えられないかもしれないけど」
「ありがとう! じゃあよろしく!」
ほらね、やっぱり。
私は心の中で舌を出しながら溝口さんの横に座った。
「ほら、ここは接線を引いて考えるといいのよ」
「ああ、そっか」
2人で勉強中、私は教えてもらう振りをしながら溝口さんの体に近づくチャンスを得た。
これこそが私の狙いだった。
左手を溝口さんの背中に手をまわし、手のひらをそっと当てる。
溝口さんは指導に注意が行っていて、私の動きに気付いていない。
よーし、それじゃ接続開始だ。
全身から左手に集まり、手のひらへと続いていく道をイメージする。
その道は手のひらから溝口さんの背中へと渡り、そこから網のように
溝口さんの全身へ枝分かれしていく。
…よし。これで道はできた。
一旦道を作ってしまえば、あとは離れた場所からでも脂肪を送り込むことができる。
私はニンマリしながら左手を戻した。
さあ、これからブクブク太ってもらうからね!
その日の夜。お風呂から出た私は体重計に乗った。
体重計の針は99キロを指している。
見るのもうんざりするほどの数字だが、もうすぐそれも見なくてすむようになるのだ。
「ふふふ… じゃあいくわよ…」
昼間に作った道から、私は脂肪を送り込む。
スイカップと言えば聞こえは良いが、実際は単なる重りと化している大きすぎる胸から。
広辞苑並の厚さの贅肉がつまめるお腹から。
子供の腰の太さほどもある太股から。
全身から脂肪を集め、溝口さんに押し付けてやる。
そうするうちに体重計の針は戻り始め、85キロを指したところで止まった。
「うーん、いらない脂肪は全部あげたつもりなんだけどなあ」
どうやら実際に体重や体型に現れるまでには時間がかかるものらしい。
まあ焦ることはないわ。あとは待つだけだし、のんびり過ごしましょ。
私は日課である寝る前のおやつタイムに移行することにした。
コーラにクッキー、ビスケットを用意して漫画を読みながらのんびりと過ごす。
こういう楽しみはダイエットをしている子にはわからないんだろうなあ。
自分がデブでちょっとだけよかったと思える瞬間だった。
<3>
次の日。
昨日までと比べて体が軽くなっているのが分かった。
まだ見た目はみっともないデブのままだけど、全然動きが違う。
私がこうなら溝口さんにも何か変化が出ているのかしら?
確か今日は部活があると言っていた。
部活の終わる頃を見計らって学校に行ってみようっと。
「あ、溝口さん」
校門まで来たところで帰宅途中の溝口さんに出会った。
「こんにちは、沼田さん」
相変わらずのきれいな声で、溝口さんは挨拶してきた。
…ぱっと見じゃよくわからないわね。
「昨日はありがとう。おかげですごく勉強がはかどっちゃった」
お礼を言ってから、一緒に帰ろうよと溝口さんを誘った。
並んで歩きながら、じっくり観察したかったのだ。
しかし、溝口さんの体にあまり変化は見られない。
やっぱり体型はまだ変わっていないんだ。
少し落胆したその瞬間、私の目に妙な映像が映った。
「?」
そこには私の知らない肥満体の女の子がいた。
おそらく私と同レベルのデブだろう。胸もお腹もお尻もでかい、ド迫力のボディだ。
顔もムッチリとした脂肪に包まれた丸顔。
デブにしては愛嬌があるほうかしら?
しかし不気味なのは、輪郭がぼやけていてこの世のものとは思えない雰囲気を醸し出していることだ。
思わず食い入るように見つめていると、デブの女の子は口を開いた。
「あら、もしかして何か顔についている?」
溝口さんが不思議そうな顔をしていた。
いつの間にかさっきの女の子の姿は消えてしまっている。
私は動揺しながらも、なんとか言葉を繋ぐ。
「あ、そうじゃなくて、溝口さんって綺麗だなあって思って」
「やだ、綺麗なんて…なんだか恥ずかしいわ」
「だって本当に綺麗だもの。私も溝口さんみたいになりたいなあ…
そういうスッキリした体になりたいよ…」
我ながら歯の浮きそうなお世辞を言って誤魔化す。
しかし、今見えたのは一体何だろう。
もしかして私の力と何か関係あるのかな? デブの女の子だったし。
…結局、その後は幻覚が見えることはなかった。
私は昨日のお礼ということで溝口さんにスナック菓子をひとつ手渡してから別れた。
本当は自分が食べるつもりで持ち歩いていたんだけど、なんとなく食欲がなくなってしまったのだ。
その日の夜。
体重を量ると76キロまで減っていた。
まだ外見に変化はないけど、体重は順調に減少しているようだ。
私はホッとしていつものように冷蔵庫を空け、おやつタイムの準備にとりかかった。
でも。
「……」
なぜだろう。あまり食欲が湧かない。
とりあえずコーラとポップコーンを出しては見たものの、半分ほど食べたところでやめてしまった。
何か大食いでもしたんだっけ?
いまいち納得できなかったが、無理に食べることもない。
私は軽く柔軟運動をして体をほぐしてからベッドに入り、眠りについた。
<4>
さらに次の日。
今日も体が軽い。昨日よりもさらに軽くなった気がする。
そして、それは外見にも表れていた。
「…やった! 痩せてる!」
鏡で見ると、昨日よりも明らかにスマートになっている。
もちろん一般的な視点ではまだまだデブだけど、私にしてみればかなりの前進だ。
「ってことは溝口さんは太っちゃったのかしら? うふふ、これはぜひ見に行かなくっちゃ」
私はウキウキした気分で家を出た。
街でブラブラと時間を潰してから学校に向かうと、その途中の坂道で溝口さんに会った。
まだ部活が終わるには早いけど、早退したのかしら?
「こんにちは」
「あら沼田さん、なんだかよく会うわね」
そういう溝口さんの顔は赤く火照っており、少し息切れもしているようだ。
そして…太っている!
昨日よりもいくらかふっくらした体つきになっただろうか?
やっと私の力の効果が出てきたようだ。
「そうね。ね、せっかくだからお茶でも飲んでかない?」
このまますぐに別れるのもつまらないので、お茶に誘ってみることにした。
もう少しじっくり観察もしたいしね。
「ええ、いいわよ。そこのお店でいい?」
溝口さんは坂の下にある喫茶店を指差す。
私も特に異論はないので、その店でお茶を飲むことにした。
冷房の効いた喫茶店の中は涼しく、外の暑さを忘れさせてくれた。
アイスティーを飲みながら私は溝口さんに質問する。
「ねえ溝口さん、体調悪いんじゃないの?」
「え? どうして?」
「だってなんだか顔色悪いもの」
これはウソ。体調を疑うほどに顔色は悪くない。
太ったの?と直接聞きにくいからそういう言い方をしただけ。
でもそんな私の気持ちに気付かないのか、溝口さんは普通の調子で言葉を返す。
「ああ…そうなの、実は一昨日からなんだかおかしくて。でも大丈夫、すぐに治ると思うわ」
「夏カゼかなにか? 体には気をつけてね」
太ったことに気付いていないのか、それともトボケているのか。
どちらにせよ、太ったという事実は変わらない。
私は気分よく溝口さんの観察を続けた。
顔は…ほっぺたに肉がついて丸みが出てきたわね。
肩から二の腕にかけてのラインもふっくらしてる。
胸は1〜2カップは大きくなったかしら?
これはもう巨乳といえるサイズね。
全体的に見て確実に一回りは太っている。
ただ、元々がスレンダーな人だから今でも十分美人なのには変わらない。
むしろ痩せていた時よりも色っぽさは上がったんじゃないかしら?
これはちょっと誤算だったわね。
こんな調子で溝口さんを見ていたら、溝口さんの方も私をじっと見ているのに気がついた。
「溝口さん?」
「え? あ、ごめんなさい、またぼーっとしちゃった」
溝口さんがこんな反応するのは珍しいわね。
どうしたのかしら?
その後まもなく私たちは喫茶店を出てそれぞれ帰途に着いた。
確実に溝口さんは太り始めており、私は痩せ始めている。
この調子で行きたいものだわ。
この日の夜も体重をチェック。
今日は66キロ。これだけ減ってくれると、体重測定も楽しいものだ。
「さーて、今日はもう寝ちゃおうかな」
いつもならおやつタイムなのだが、今日は全然そういう気が起こらなかった。
体調がいいからお腹も必要以上の栄養を欲しがってないのかしら?
私は昨日と同じように柔軟体操とストレッチをしてからベッドに入った。
おやつなしで眠るなんてかなり久しぶりだけど、これはこれで悪くないわね。
この日、私はいつになくスッキリした気分で眠りにつくことができたのだった。
<5>
数日が過ぎた。
私の体はどんどん痩せてきて、体のキレもどんどん良くなっていった。
あまりに調子がいいので昨日からは朝のジョギングまで始めてしまったくらいだ。
あの運動嫌いだった私が、痩せるだけでこんなに意識が変わるなんて、自分でも驚きだ。
ジョギングから帰ってきてシャワーで汗を流しつつ体型をチェックする。
まず両手でほっぺたから顎の下を撫で回してみる。
つい最近までブヨブヨにたるんでいたほっぺたは引き締まり、2重顎もいつの間にか消えてしまっていた。
次に二の腕に指をはわせる。
歩くだけでふるふると揺れるほどに脂肪のついていた二の腕はかなり細くなってきており、
むにむにとした脂肪がわずかについている程度になってきた。
続いて胸。大きく膨らんでいるだけでだらしなく垂れてしまっていたおっぱいは、脂肪の減少と共に縮小し、
今では張りを保ったままそこそこ大きいサイズを維持しているという理想的なものになっていた。
これからさらに痩せると胸も痩せてしまうのだろう。それだけはちょっぴり残念だ。
そして腹回り。まだまだくびれができるほどではなけれど、
立った姿勢では指で脂肪がつかみにくい程度には引き締まってきた。
最後にお尻。椅子に座るとはみ出てしまうほどに巨大だったお尻はかなりスッキリして、
以前は考えもしなかったジーンズ着用もできるようになった。
もう私を見てデブと思う人はないだろう。
どんなに悪く見ても、ぽっちゃりさん止まりだ。
「それに比べて溝口さんの方は…ふふふ…」
昨日の溝口さんの姿を思い出す。
興味があるからと言って新体操部の練習を見学させてもらったのだが、なかなか面白いものだった。
溝口さんの体は、周りの部員の誰よりも横に大きかった。
それなのにレオタードなんて体のラインがしっかり出ちゃうものを着ているから、
完全に浮いてしまっていた。
大きく膨らんだ胸はぴったりとしたレオタードのなかにきつそうに収まり、
ぼてっとしたお腹はレオタードの生地に段を作って動くたびに揺れていた。
むっちりとした太股は伸縮性のあるレオタードを押し上げ、
そのために裾が肉に食い込んでしまっていて痛々しかった。
もちろんそんな肥満体型でまともな演技ができるわけもなく、
かつての新体操部のエースは鈍い動きで周りの失笑を買っていた。
ただ、ひとつ気になったことがある。
溝口さん自身を含め、私以外の人間は溝口さんの変化に気付いていないようなのだ。
私が「溝口さんってかなり太ったよね?」と聞いてみても「そう?変わんないんじゃない?」とか
「前からあんなもんでしょ」とかいう答えしか返ってこないのだ。
新体操部内の立場についても「彼女はダイエットのためにやってるだけだから」ということに
なっているらしい。つい最近まで次期主将は確実なんて話をしていたはずなのに、
この変化を誰も疑問に思っていないのだ。
これはどういうことなのかしら。
私の頭で考えられる可能性はただひとつ。
あの力の副作用で、私以外の人の記憶や認識が書き換えられるているんじゃないだろうか。
溝口さんは昔から肥満体型だったし、私は太ってなどいなかった。
そういうことになっているのだ。
「それはそれで面白いけど、物足りないなあ」
やっぱり自分が醜く太ったことをきっちり自覚させた上で絶望感を味あわせてやりたい。
それでこそ、今まで影で蔑まれていたお返しになるんじゃないかしら。
と言ってもどうすればよいのだろう。
そう思った瞬間、私の頭に突然その方法が思い浮かんだ。
以前に脂肪を移す力を使えるようになった時と同じ。
今回もまた、唐突に新しい力が使えるようになったようだ。
「うん。昔の記憶を思い出させてあげればいいんだ」
なぜかはわからないが、今の私にはそういう力が宿っているようだ。
不思議なこともあるものだけど、これも今まであまりいい目にあわなかった私に
神様が施しを与えてくれたのだと思うことにしよう。
「よーし。外見が変化し終わったら記憶を戻してあげようっと」
どうせなら一番ひどい姿になった時に戻した方が面白そうだもんね。
えへへへ、今から楽しみだわ。
<6>
明日からはいよいよ新学期。
私は部活を追え、図書館に向かっていた。
突然何の部に入ったのかと驚く人もいるかもしれないが、一番驚いているのは私だ。
いつの間にか新体操部に所属していることになっていたんだから。
数日前、気がついたら私は新体操部の一員として練習に参加することになっていた。
どうも溝口さんとの立場の変化が私にまで及んできたらしい。
おかげで今まで触ったこともないリボンや棍棒の演技なんてやるハメになったけど、
実際にやってみたら体が勝手に(としか言い様がない)動いてくれて助かった。
で、話を元に戻すと、溝口さんはおそらく図書館で勉強をしているだろうと聞いたので
ここにやってきたのだ。どうやら勉強家ということは変わっていないみたいね。
さて、溝口さんは…あ、いた。
「溝口さん」
私が声をかけると、溝口さんはのっそりと顔を上げる。
「こんにちは、沼田さん」
以前とは比較にならない低い声で挨拶を返す溝口さん。
たっぷりついた脂肪が声帯を圧迫しているのだろうか。
せっかく綺麗な声をしていたのに台無しね。
まあ、その体にはその声がお似合いだけど。
私は心の中で嘲笑する。
溝口さん自慢の小顔は今は見る影もなく、丸々とした輪郭に変化していた。
ほっぺたから溢れた脂肪が目や鼻を圧迫し、それぞれのパーツを小さく見せている。
例えるならそう、目や鼻を縮小したアンパンマンにロングヘアーのカツラをかぶせた感じ。
体の方も、いわゆる洋ナシ形というやつで、下半身の肥大が凄かった。
お腹は大きく張り出し、机との間に挟まれた腹肉が窮屈そうだ。
お尻は椅子に納まりきらず、端っこの肉がはみ出てしまっている。
上半身は上半身でかなり肥大しており、おっぱいなんかはGカップはあるんじゃないかと
言うくらいの大きさを持っていたが、この下半身の大きさの前には霞んで見えた。
これだけ太れば、もう記憶を戻してあげてもいいだろう。
私は溝口さんの記憶を蘇らせることにした。
「ねえ溝口さん、ちょっと時間ある?」
「え? ええ、あるけど一体何?」
「ちょっとね。ここじゃなんだから、屋上で話しましょ」
それだけ告げて、私はさっさと歩き出した。
うふふ、溝口さんったら発狂しなきゃいいけど。
「ふう〜… それで、お話って何かしら?」
屋上に来た溝口さんが、汗を拭きながら私に質問する。
階段をちょっと昇ったくらいで情けないものだ。
「うん。ちょっと聞きたいことがあったの。ねえ、溝口さんって昔から太っているのかしら?」
「…そうだけど…それが何か?」
あらら、やっぱり溝口さんもそう思いこんでるんだ。
いいわ、今思い出させてあげるからね。
「ああ、やっぱりそう思ってるんだ。でもね、違うのよ。溝口さんはつい最近まで痩せていたの」
「?」
「実はね、私最近不思議な力を手に入れてね。溝口さんにいらないお肉をあげてたの」
「…?」
溝口さんはさっぱり分からないと言った顔で私を見る。
それはそうだろう、いきなりこんなことを言われて分かる筈がない。
「それで私はこの通り綺麗にやせて、溝口さんはブクブク太っちゃったんだけど…
なんか変な副作用が出ちゃったの。私も溝口さんも最初からこういう体型だった、
なんて世界になっちゃったみたいなのよ」
「はあ…」
「周りの人たちも私がやせたって気付かないし、溝口さんも特に何も言われなかったでしょう?
もうそれは昔からそうだったんで当たり前ってことになってるのね。
で、それだけならまだしも、私なんて気付いたら新体操部に所属してるってことになってるのよ!
そんなのやったこともないのにできるわけないってかなりビクついてたんだから!
まあ実際にやってみたら体が勝手に動いちゃったからよかったんだけど」
ああ、話がそれちゃった。どうもテンションが高くなっているせいか、どうでもいいことまで喋ってしまっている。
溝口さんもうんざりしてきたのか、あからさまに不快そうな顔をしていた。
「…ねえ、もう戻ってもいい? 悪いけど何を言っているのか全然わからないし、私勉強もしたいから」
溝口さんが背を向けて帰ろうとしたので、私は慌てて引き止めた。
「あ、待って! もうすぐ終わるから。ここに呼び出したのはね、
溝口さんに昔のことを思い出してもらいたかったからなの」
「思い出すって?」
「昔の綺麗だった頃のことよ。
だって、昔の記憶がないんじゃ今の自分の惨めさってのがピンと来ないでしょ?
それじゃつまらないじゃない」
「…だから、私が太っていたのは昔からで、思い出すも何も…」
「うん、だから思い出させてあげるっての。ほら!」
私は一気にまくし立てて、指をパチンと鳴らした。
その瞬間、世界がぐにゃっと歪み、溝口さんの頭の中に白い光が舞い下りる。
そして次の瞬間にはもう世界は歪みから立ち直り、白い光も消えていた。
さあ、これで記憶は戻ったはずだけど。
「…え?」
最初はキョトンとしてた溝口さんだが、徐々にその表情が険しくなっていく。
「そうだ…私は…」
「思い出したみたいね? でもね、それはもう過去のことよ。ほら、これで見て御覧なさい」
頃合と見た私は、溝口さんに鏡を渡してやった。
吸い込まれるようにその鏡を覗き込んだ溝口さんの顔が、驚愕の色に染まる。
「こ…このデブが…今の私…い、いやああああ!」
「あははははは! いい! いいわ! これが見たかったのよ!」
泣き喚く溝口さんを横目に、私は笑いがとまらなかった。
「いやあ、ねえ、お願い、元に戻して! こんな、こんな姿いやなの!」
「ダメ、っていうか戻すわけないじゃん!
せっかくこんな綺麗な体になれたのよ。これからは恋にスポーツに青春を満喫するんだから」
あなたは勉強でも頑張っていればいいじゃない。知能までは変わってないんでしょ?」
「そんな…いやよ、ねえ、なんでも言うこと聞くからお願い、私の体を元に戻して、ねえ!」
頭をこすり付けんばかりに哀願してくる溝口さん。
それを見て私は優越感に浸った。
「ああ、そっか。こういう気持ちなんだ…」
この時私は理解した。
昔の溝口さんがどういう気持ちで、どういう目線で私を見ていたのかを。
自分より劣る人間を上から見下ろすのって、こんなに気持ちいいんだってことを。
そりゃ溝口さんじゃなくてもハマっちゃうわね。
特に醜いデブなんて、優越感を味わうのに格好の材料じゃない。
私は深く納得して、うんうんと頷く。
そしてまだ何やらグズグズ言っている溝口さんを突き放した。
「ダメったらダメ。じゃあね、おデブの溝口さん。ダイエット頑張ってね〜」
すがりつく溝口さんを無視して、私はその場を立ち去った。
<7>
新体操部の妖精。美少女アスリート。学園の華。
今の私はそんな風に呼ばれている。
動きのとろい、暑苦しいデブと思われていた私はもういない。
私の名前は沼田房江。高校2年生。
私の評判については言ったとおり。
美人でスポーツ万能な学園の人気者、それが今の私。
言っておくけど、不思議な力のお陰だけでそう言われているんだって思わないでね。
最初は確かにそうだったけど、今は本当に努力してるんだから。
勉強だけは相変わらずあまり好きじゃないけど、部活と美貌を磨くことに関しては手は抜かない。
部活ではその頑張りと実力が認められて、新主将に任命された。
また、県大会で上位入賞した時に体操専門誌で小さな記事を載せてもらえたんだけど、
その時の写真をたまたま目にした芸能プロダクションの人からスカウトされて、
グラビアの仕事もするようになった。
もちろんやるからには手は抜かない。
将来は大きな雑誌の表紙にも載せてもらえるように頑張るつもりだ。
なぜそんなに頑張るのかって?
もうわかっているでしょう? 皆に褒められたいからよ。
褒められれば嬉しいでしょう?
尊敬されれば嬉しいでしょう?
憧れを持たれれば嬉しいでしょう?
その為だったら私はどんな努力だってするわ。
自尊心を満たすことほど楽しいことはこの世にはないんだから。
おしまい
287 :
220:2007/11/12(月) 23:09:46 ID:dL3tgLin
力の手に入れ方がご都合主義とか言われるだろうから先に謝っとく。
ごめん。許して。他に思いつかなかったんだ。
あとタイトルだけど最初の奴が「転落」で次の奴が「上昇」にしとく。
ではさよなら。
話の落とし方とかを見て
世にも奇妙な物語にあっても
おかしくないなぁと思った。
別視点は別視点でなかなか萌えるな。乙。
いつものように平和な日常がひたすら流れるだけの幻想郷に、
これまたいつものように、異変が起きた。
しかし、今回はいつも呑気な住人たちも、恐怖におののくことになる。
皆、次々に体に肉がつき、どんどん膨張していったのである。
妖怪も、人間も、精霊も、みな肥大化していった。
博麗神社の巫女、霊夢は、いつものように勘だけをたよりに飛び出した。
果たして、霊夢は幻想郷の危機を救えるか
「東方肥膨録〜the gaining wait crisis」
★新システム「肥大化」
普通の弾幕の他にある、「糧弾幕」にあたると、
自機の当たり判定がその分大きくなっていく。
大きくなるとその分弾幕に当たりやすくなるので、
いかに糧弾幕にあたらないかがポイントとなる。
東方風神録にハマり、こんなネタが思いつきました。
しかし、これをストーリーにするほど東方に精通してない…
出不精(デブ症)で図書館から動かない(動けない)パチュリーも捨てがたい。
東方ktkr!
ありそうなのに全く見つけられないから自分で描こうかと思ったものの、周囲の反応が怖くて手が出せなかった。
gjすぎる。
こんなところで東方知ってる人に多く会えて感動した、やっぱり皆は
レティ本命でゆかりんがふとましくなった時地味に嬉しかったクチかい?
東方厨のウザさが垣間見える流れ
まあまあ、だがそれに絡めた東方作品投下するならともかく
そんなにここで盛り上がられてもアレだから自重してくださいな
シューターの皆さん
>>215 確かにあまり見かけないので書いてみました。
タイトル「なぎさの成長期」。
「おっはよー、勇くん」
「…おぅ、おはよう」
小学校へ向かう途中のいつもの道、いつもの時間になぎさと出会う。
当たり前だ。わざわざいつもこの為に、この時間に登校しているんだから。
クラスメイトの泉なぎさ。幼馴染で、小さい頃からよく知っている。
くりっとした大きな目と、眼鏡が特徴のかわいらしい子だ。
明るい性格で、男女問わず人気がありクラスの中心でいつも
ニコニコ笑っている。
眼鏡に隠れているが、素顔はそれはもう可愛い。
もう少し成長すればかなりの美人になると俺は見ている。
そんな訳で、俺は昔からなぎさに絶賛片思い中だ。
「来週から冬休みだねっ。楽しみ〜」
「そ、そうだなぁ」
いつも学校に着くまで、なぎさと世間話をしながら歩くこの時間は
俺にとって、一番幸せな時間だ。
何せ、学校では競争相手が多すぎてゆっくり話もできやしない。
この至福の時間も、長期の休みにはしばらくお預けになる。
休みは嬉しいんだが、複雑な心境だ。
そして冬休みを迎え、俺はすっかり暇をもてあましていた。
なぎさの家に電話して遊びに誘う度胸ももちろん無いし、
外は寒いので家でだらだらとコタツで携帯ゲームで遊んでいる。
ある晩の事、布団の中でゲームに熱中し、ついつい
深夜になってしまい、妙に目が冴えて眠れない。
暇潰しに、姉が部屋に置いていった雑誌を読んでみた。
「恋の悩みが叶う魔方陣」 ☆魔方陣の中央に指を置いて、
願い事を念じてみよう☆
馬鹿馬鹿しい。と思いつつ、何となくやってみる。
我ながら痛い奴だと思う。次の瞬間、目の前には…
「私を呼んだのは貴方?…ってまだお子様ですね。
よく悪魔召喚なんてできましたねぇ」
目の前に全身黒尽くめ、腰までのロングヘアーの綺麗なお姉さんが現れた。
おっとりした長身の美人といった感じで、不思議とあまり恐怖は感じない。
「え?そんなデタラメな魔方陣で…あらあら、丁度印刷ミスで
私の魔方陣になっているわ。それに今は午前2時22分22秒…
召喚条件は揃っていますね。貴方、運がいいですわね。
いや、運が悪いのかしら?」
突然の事で、言葉も出ない。
「偶然呼び出したというなら、契約して頂けそうも無いですね。
それではごきげんよう」
「ま、待って!…実は、今、好きな子がいるんだ」
これには、悪魔でも流石に目を丸くした。
「この私に恋愛相談ですか?うふふ、分かりました。
面白そうなので、お話伺いますね」
この悪魔の名はファタナエル。本人が言うには、なかなか優秀な悪魔らしい。
「その娘さんが好きなんですね?それでは、サービスです。
彼女のもっともそうなる可能性の高い未来、お見せしますわ。
これで貴方と彼女が付き合っている所が映れば…いいのですがね?」
ファタナエルが取り出した水晶玉に、中学生になったくらいの
なぎさの姿が映し出される。
眼鏡やめたんだな。胸も大きくなって大人っぽい…くっ、可愛いぜ…
「次です」「なっ…」思わず声が出てしまう。
そこにはテレビの中で初々しい笑顔のなぎさが映っている。
「その後、スカウトされ、国民的アイドルとして活躍、
共演したイケメン俳優と結婚して幸せに暮らしたと。
現在の要素ですとこれが一番確実な彼女の未来ですわね。
…とても貴方の手の届く女じゃありませんね」
水晶玉に次々に出てくるリアルすぎる映像。
「くっ…嘘だっ…」
「貴方も分かってるんでしょ?彼女と貴方じゃ、住む世界が違いますよ」
たしかに、薄々感じていた。クラスのアイドルで明るく、スポーツ
万能、性格もいいなぎさと、人並みの外見で何の取り柄も無い俺。
どう考えても釣り合わない。小学生の頭でも分かる現実…
落ち込む俺に、悪魔が囁く。
「一つ、手がありますよ?もっとも、本当に彼女を
貴方が好きなら。ですが」
「なっ…本当なのか!?」
完全に悪魔の掌の上で俺は見事に弄ばれていた。
言われるがままに、悪魔と契約を結んでしまったのだ。
「…これで結構です。報酬は成功してから頂きますので。
うふふ…ようは他の誰からも彼女が見向きもされなくなれば
いいんですよ」
「ど、どういう事だよっ。まさか、なぎさを…」
「用件は済みましたので、ごきげんよう」
ファタナエルが指をかざすと、俺は意識を失う。
気付くと朝、布団の中にいた。あれは夢だったのか?
妙にリアルな夢だったが…一応手元にまだ雑誌はあるが、恐ろしくて
とてももう一度試す気にはならない。
机の奥に雑誌を突っ込み、もやもやした気分で冬休みを終えた。
新学期、いつもの時間に登校すると、なぎさと案の定出会う。
「お、勇くんおはよ〜。今年もよろしくねっ」
「あぁ、よろしく…」
あれから心配で仕方なかったが、なぎさに特に変化は見られない。
やっぱりあれは夢か?
だが歩いていると、ある違和感に気付く。胸が若干大きくなっている…
…まぁ、もう5年生なんだから当然か。成長期だもんな。
それからも、なぎさはどんどん女らしい、丸みを帯びた体つきに
なっていった。
胸や尻が膨らみ、ブラもつけるようになったようだ。
「いっくよ〜!」ぷよん。
体育の時間のサッカー、少し胸が揺れ、体操服姿のなぎさに俺は
思わず見とれてしまった。バシィッ!
なぎさの撃ったシュートはキーパーの俺の顔面を見事に直撃。
「ご、ごめ〜ん。大丈夫?勇くん」
さすがスポーツ万能だ。強烈だぜ…
この頃には、あの悪魔との契約などすっかり忘れていた。
しかし、しばらくすると次第になぎさのボディラインが崩れていく。
6年生になる頃には、ぽっちゃりを通り越し、肥満といっても
おかしくない体つきになった。
(泉さん、ちょっと太りすぎよね)
(そうそう、たしかに可愛いけど、あれじゃね〜)
などといった声もクラスで聞こえる。
さすがになぎさ本人や周りも、自分の体型に違和感を感じだした。
どう考えても、おかしい。
まさかと思い、雑誌を机の奥から取り出し、あの時間に
ファタナエルをもう一度呼び出してみる。
あっさりと目の前に悪魔は再び現れた。やはりあれは現実だったのか…
「貴方ですか。そろそろ報酬頂こうと思っていたので丁度いいです。
どうです?彼女はそろそろ見苦しくなってきたでしょう?
フフフ、ライバルが減って、これで独り占めできますね」
「じょ、冗談じゃない!あんなデブじゃかわいそうだ!
元の姿に戻してくれよ!」
「私の魔力で痩身は無理ですね。可哀想に、
彼女の未来…貴方のお陰で大きく変わりそうですよ?」
水晶に映される未来の「もっともそうなる可能性の高い」映像。
そこには、人並みはずれた巨大なデブが映っていた。
「う、嘘だろ…これがなぎさ…」
中学、高校とその巨体が原因で馬鹿にされ、苛められるなぎさ。
就職もうまくいかず、みすぼらしい格好で歩き、皆から嘲笑されるなぎさ。
その反動で過食が進み、更にぶくぶくに肥え、病院に入院するなぎさ…
以前見た華やかな未来は、もうそこには無かった。
「う、うわぁぁっ!」
「私は完璧主義ですので…他の男性が誰も見向きもしなくなるまで
まだまだたっぷり太らせて差し上げます。
報酬のこれからの貴方の罪悪感、彼女の絶望感。ゆっくり頂きますので…
それでは、またのお呼びをお待ちしております」
しかし、以降、いくら魔方陣を使おうともファタナエルが
現れる事は無かった。
それからもなぎさの体重はどんどん増えていき、クラスのアイドル、
泉なぎさは誰もが認める汗臭いデブに変わり果てた。
洋服はサイズが追いつかず、すぐにぱつんぱつんになってしまい
にじんだ汗とともに非常に見苦しい。
夏場のプールの授業ではムチムチの新しいスクール水着が張り裂けん
ばかりで、見ているこちらが気の毒になるくらいだった。
しかも、食事制限や運動でもいっこうに体重は減らずに常に右肩上がり。
異常な肥満化に病院にも行ったが健康上は何ら問題は無く、成長期と
いう事で片付けられてしまう。
体重が3桁を超えるくらいになると、クラスでも浮いた存在になり、
休み時間も、一人、教室の隅でじっとしている事が多くなった。
運動も辛くなったのか、体育の時間も見学しがちになる。
「…おはよう…勇くん」
「お、おぅ。大丈夫か?何か辛そうだけど」
「…身体が重くって…気にしないで。
先に行ってていいよ…」
毎朝の世間話も、表情は暗く元気が無い。
それから更にまた時間が経過し…
近所の悪ガキが指を指して笑う。
「お、豚が帰ってるぜw」
「よくあんな身体で歩けるなぁ〜気持ちわり〜」
俺はすぐにそいつらに駆け寄り、問答無用でぶん殴り、撃退する。
こんな事を繰り返すうち、喧嘩もずいぶんと強くなってしまった。
「気にするなよ、なぎさ」
「…うん。慣れてるから」
今にも泣き出しそうな、横幅だけなら俺の三倍はあろうかという
肥満体が、無くなった首で申し訳なさそうにうなづく。
卒業式を間近に控える現在、なぎさの肥満化はようやくにして止まったが、
150kgの大デブになってしまったのだ。
(具体的な数値は身体測定の後に女子が言っていたのを聞いた)
150cmほどの身長に対し、あまりにも異常に多い体重。
顔はまだ幼さの残るぷっくりとした顔立ちなのに、不釣合いに巨大な
胸・腹・尻。腕や足も、大人の男のそれよりはるかに太い。
背中には立派な脂肪の段差ができており、服の上からでもはっきり分かる。
全国広しといえども、ここまで見事に太った小学生なんてまずいない。
子供用の服はまず入らないので、小学生なのに
太りきったおばさんのようなゆったりとした服装をいつも身に付けている。
この巨体では着たい服ではなく、身体に入る服を選んで買わざる得ないのだろう。
黙っていても人が寄ってくる魅力は消え、今では小学校内でも馬鹿にされ、
すっかり玩具扱いになってしまった。
活発だった性格もなりを潜め、暗く落ち込み、常にメソメソとしている。
クラスメイトもその異常な速度の肥満化を気味悪がり、距離を置いており
今やまともに付き合いがあるのは俺だけだ。
正直、俺も当初はデブになったなぎさの外見を気持ち悪く思い、彼女の
人生を台無しにしてしまった罪悪感から、仕方なく守っていたんだが…
最近は、このブヨブヨの身体をいとおしく思うようになってきた。
たるんだ顎も、子供が居そうな巨大な腹も、極太の足も、もしかして
これはこれで、いいんじゃないか?元はとびきり可愛いわけだし…
太った今も、見ようによってはコロコロして可愛いしな…などと
思いだしたのだ。
…俺はおかしくなってしまったのだろうか?
これはもしかしてデブ専に目覚めるというやつなんだろうか?
まぁいい。俺にできるせめてもの罪滅ぼしは、彼女を守ることだけだ。
いつもの帰り道、なぎさの鈍重な歩く早さに合わせ、俺もゆっくりと歩く。
歩くたびに胸や腹の肉が、見事にぶよんぶよんと揺れている。
「いつもゴメンね。こんなデブな私の面倒見てもらって」
以前の可愛らしい高音は消え、すっかり太くなってしまった声。聞く度に良心が痛む。
「気にすんなよ。お前とは…幼馴染だからな」
と一応答えるが、…違う。元はといえば、俺のせいだ。
「来月からは中学生だな」
「うん、この前ね。制服買いに行ったんだけど、私のサイズ、お店に置いて
なかったんだよ。あはは…結局取り寄せて貰ったけど…
お店の人も、私見て驚いてたし…なんで、こんなに太っちゃったんだろう」
大きな身体を恥ずかしそうに縮めながら、落ち込んだ声のなぎさ。
「おいおい、元気出せよ。中学生になりゃ、楽しいこともあるさ」
「そうだね。あの…勇くん、迷惑なら、ゴメンね。
みんな気持ち悪がって私を避けてるのに、勇くん優しいから…
中学生になってからも、私の…友だちでいてくれる?」
「あ、あったりまえだろ!俺が、一生、守ってやるから」
思わず、とっさに言葉が出てしまった。
というか、これプロポーズの台詞みたいだな…恥ずかしい。
俺の返事に一瞬きょとんとしたなぎさだが、すぐに表情が明るくなる。
「…うんっ、ありがとっ」
あぁ、久しぶりにこいつの笑顔を見た気がする。
…何だ、デブになろうが、やっぱり可愛いじゃないか。
「やれやれ、これじゃあんまり負のエネルギーは頂けそうにありませんね…」
魔界から二人を見るファタナエルは愚痴っぽく吐き捨てた。
彼女の予定では、勇は醜く肥えたなぎさをさっさと見捨て、一生強い罪悪感に
さいなまれる予定だった。大デブになったなぎさは、痩せている時よりも
悲惨な人生で、これから多くの挫折と絶望感を味わう予定だった。
しかし、彼女の見通しは見事に外れつつある。
水晶玉には二人の未来が映っている。「現状、可能性が最も高い未来」
そこには幸せそうに歩く成長した勇と、相変わらずの大デブだが笑顔のなぎさが
映っているのだった。
これでは、いただける負のエネルギーは彼女の予想より大きく下回ってしまうだろう。
「困りましたねぇ。最近は他の悪魔さんも頑張ってるようですし、
もう少し、お仕事しないと…」
そう言うと、彼女はだるそうに人間界へ向かった。
という訳で完結です。また悪魔ネタですいません…
読んで頂いた方、ありがとうございました。
>>305 悪魔と言うと言葉遣いが汚かったり卑怯な手段を使うのが多いけど、そうじゃない淑女的な悪魔を書いてくれてGJ!!
肥満描写も良くってGJ!
個人的には優しくて人間よりもお人よしな悪魔が好きです
悪魔ブームだな
逆流とか過剰供給でその女悪魔を肉塊化したいな。
792氏乙。相変わらず悪魔ってのはいい仕事するぜ!
しかし220氏のSSでも思ったが、すげえ興奮する一方で
落ち度のなさそうな子が絶望させられるってのはどうしても良心が痛むな。
そして良心が痛むのに絶望を見て興奮してしまう。
無限ループだ、まいったなこりゃ。
>>309 お前本当は全然まいってないだろw
でもやっぱあまり苛めすぎると引いちゃう奴もいるのかな。
以前とことん絶望させちゃうSSを書いたけど
こりゃ共感得られんわと思って没にしたことがあったんだが。
>>309-30 確かに余りにも救いようが無いとちょっとね…
興奮する一方で、何とか回避できなかったのかとか、そういうことを
考えてしまって素直に楽しめない時はあるよな。
ま、そう言いつつ結局は興奮してる訳だがw
>>310 没作をうpして欲しいと思っている俺がひとり
313 :
名無し調教中。:2007/11/15(木) 01:46:09 ID:DIpTByyf
↑に同意
ここの住人的には、たとえば50kgの女の子を
肥満化させるとして
@60kg程度に
ぽっちゃり型に
A70kg程度に
女性から見ると十分なデブ
B71〜99kg
どこから見ても立派なデブ
C100kg〜
おめでとう。大台突破です
D101kg〜150kg
超デブ。日本人にはあまりいないサイズ
E151kg〜200kg
アメリカンサイズ。身長と逆転
F201kg〜
自力移動すら怪しくなってくる
G250kg以上
どう見ても肉塊です。
どこまでが好みなんだろう。
>>314 彼女、妻にしたい→ふつうの美人
いちゃいちゃしたい、からかいたい→@、A
罵倒、いじめの対象→C〜
肉奴隷、芸術品→G〜
@からCくらいかな。
とどめの破滅には8でしょ
>>314 1か2あたりかな、重くてもせいぜい3まで。
リアルでオイラよりも二まわり以上の体重がある女性って不健康そうで萎え。
3次は
A〜C
2次は
@〜G〜∞
3次なら@程度
2次ならB〜G
三次なら1〜5
二次なら1〜8〜∞かな
俺個人としては。
三次ならAが限界
二次ならBからFまで
>>319 なんで三次より二次の方が下限が上なんだよw
下限が下と書いたほうが分かりやすかったか。
ちなみに、今年の流行語大賞には↓がノミネート
◆もてぷよ 古くから“ぽっちゃり”として親しまれてきた、小柄で
肉付きがよく愛くるしい体型。モテぷよの境界線は難しく、一部では
「顔が可愛ければモテぷよ、そうでなければデブ」など厳しい意見も
ある。
>>323 そりゃあんたアレでしょ、三次独特の汚面が見えなくなるし
250kg〜で肉塊とはまだまだですな
むこうの二次肥満化では1t超えが普通にあるというのに
>>319とにているが、
3次はA〜C(てきぱき動ければDまで)
2次はA〜Gかな
下半身太りが好みです。 パツパツジーンズとか
>>326 500kgぐらいならありそうだけど、1豚までいくと非現実的すぎて箸が動かないな
柳原可奈子までなら許容範囲
1から3までが一番好み
それ以上も受け付けない訳ではないが増えるほど萎える
ダイエット不可能で人生崩壊させるにはC以上は必要だな
急速に太っていって
周囲のデブをどんどん追い越していくのっていいよね
Eいったら間違いなく地域一番のデブ
「女性にしてはデブ」とか「身長の割りにデブ」などの
相対的なデブでなく、絶対的なデブ
どこにいっても男も含めて自分が一番のデブ
女性にとって絶望的な世界でしょう
それが人生まだこれからの十代の少女だったら…
もう言うことないです(´∀`)
332 :
318:2007/11/16(金) 21:21:55 ID:gBpQiLap
そうか、2次元モノと実際を別けて考えなきゃいけないのか!
って気づくの遅すぎだ otz
3次 A〜C(顔にあまり肉が付かなくて可愛いままならDでも)
2次 C〜G(少しの増量じゃ物足りないので)
顔に肉が付いて不細工になるのは苦手かなぁ。
2次元なら画力次第でどんなデブでも可愛くする事が
できるけど、3次だとそうはいかないしね。
稀にC以降でも美人な人もいるけど大抵外人さんだし。
>>333 俺と似たようなやつ居るんだな。
俺も可愛いままのデブがいいな。
意見は333と同じで
3次 A〜C
2次 C〜Gだな。
335 :
津村:2007/11/16(金) 23:13:05 ID:u8rygsJn
336 :
津村:2007/11/16(金) 23:15:15 ID:u8rygsJn
ちなみにBぐらいです。
次は5〜6ですかね。。。
2号も楽しみにしてます
>>335 こりゃまた手間がかかったものをw
乙ですた。
>>306>>309 ありがとうございます。
>>307 悪魔の魔力で肥満化〜は使いやすいのでつい…
食事のみで肥満化だと巨デブにするのに何年もかかるので。
その点でファティスさんの設定は上手いと思います
>>308 超がつく肉塊化はまだやってないのでいずれやってみたいです。
>>335 ファトエル使っていただいてありがとうございます。
増量版も期待してます
掲示板になぎさ(特注セーラー服版)うpしました。
340 :
名無し調教中。:2007/11/17(土) 15:29:13 ID:HTVL4xMq
乙一と古屋兎丸のコラボ漫画「少年少女漂流記」に
ちょっとした女子高生肥満描写あり。
まあAぐらいまでしか太らないけど。
お菓子が近未来に地球征服するという妄想にとりつかれて
目に入るお菓子を全て食べないと気が済まなくなるって設定。
>>339 乙乙。
悪魔っつーか俺らにとっては天使みたいなもんですな。
ファトエルによって太らされた女子高生という設定の絵がもう見れなくなっている
…もう少し早く気付いていれば…。
きっとまとめサイトの中の人がなんとかしてくれるさ。
344 :
津村:2007/11/18(日) 16:53:26 ID:uELsudoC
345 :
津村:2007/11/18(日) 18:19:00 ID:uELsudoC
>>345 GJ!!!
gifアニメになると肥満化する様子が事細かに観察できていいね
柳原可奈子みたいな
「デブだけどかわいい」を売りにしている
芸人・アイドルを
「勘違いすんなボケ、デブはデブじゃ、自分が道化になってるのが分からんのか、豚!」
と徹底的に侮蔑したい
スタイル抜群のグラドルたちと一緒になって侮蔑したい
>>347 激しく同意
しかもぎりぎりきれるサイズの服着させて
腹とか強調される服とか・・・いかんなんかテンション上がってきた
>>348 障害物競走とか鉄棒とか
あきらかにデブが不得意な競技を
グラビア美女たちと競わせて
惨めさを認識させたい
いや待てそれはデブの罠だ。
世の中には機敏なデブというのが存在するんだ。
障害物競走でデブに負けると屈辱は3乗なんだぜ。
デブに負けたらデブになるという訳ですね
…それはそれでSSのネタになりそうですね。
デブに負けたらデブは
太っていく過程で声が低くなるという描写がよく見られるが
実際に太ると声が低くなるのかね?
力士がハスキーボイスなのは確かだけど、女の声が低くなるっていうイメージがわかない
声が低くなるっていう展開は大好きなのでどんな声になるのか
もっと詳しい描写をおながいします職人様
355 :
名無し調教中。:2007/11/19(月) 10:00:57 ID:z1xueCR7
こんなゲーム出ないかなぁ
「肥満化ゲーム(仮題)」
○正統派・お嬢様・ロリなど、多彩な女の子から選択。
タイプによって肥満化の難易度が異なるぞ。
○基本は食事!どんどん食べさせて女の子を肥満化させよう。
育成パターンにより、太り方にも特徴が出る。
投薬や魔法などを使うと、肥満化速度がアップできるぞ。
○アイテムで色々な特徴を持たせられるぞ。レアアイテムの
「発毛剤」「巨乳剤」「噴乳剤」などでキミだけの個性を付けよう。
○衣装は全100種類!ピチピチになった衣装やジャンボサイズ
の衣装を楽しめる。当然全裸もありだ。
○選択肢によって女の子の性格が変化していくぞ。
女の子との会話を楽しむもよし、肉奴隷に調教するもよし!
○パスワードで全国のユーザーと育てた肥満化娘の交換ができるぞ。
自分のこだわりを見せつけろ!
>>347 じゃあその娘を
「君はとってもかわいいよ」
とか言って抱きしめてあげたい
>>356 お嬢様系の細めなゴスロリ少女を徐々に太らせて胸や尻がボーンな状態にして萌え、さらに太らせて萌えて、さらにさらにさらに太らせて
ゴスロリとのアンバランスさを楽しんだり
清楚な感じの幼女を成長+肥大化させてサイズの合ってないピチピチな子供服を着せてみたりとかしたい
子供の状態から投薬でいきなり巨デブにしてみてもいいかもね
破ける子供服と隙間からはみ出す肉に萌え!
しかもリアルタイム3Dで贅肉が揺れまくる!
隠しアイテムとかで、絶対に破けなくて、収縮性0の魔法の服を着せてから一気にズドンと……
超窮屈でぱっつんぱつんになった状態にも出来るなんてどう?
ストーリーモードとして「かわいい女の子を強制肥満化」のSSを完全再現
誰かこの中にゲームプログラマーの方は居られませんか?
色々妄想してみたぜ
※キャラや食生活、アイテムにより太り方は変わります。
衣装がきつそうになってきたら大きめのサイズの衣装を購入しましょう。
お金は毎月支給されますがミニゲームなどでも貯める事ができます。
※苛めたり、罵倒する選択肢で服従度が、優しくする選択肢で
親密度が上昇します(一定値を超える事で奴隷化・彼女化する事ができます)
奴隷化・彼女化すると特別なイベントが発生します。
※選択肢により女の子のストレスが上がる事があります。
体重に対し「筋力値」が低すぎると移動が不可能になり、
ストレスが上がりやすくなります(「筋力値」は運動やプロティンなどで上昇できます)
ストレスが上がりすぎると、体重の増減がとても大きくなりますが
長期間続くと精神が弱くなり、最終的に精神が壊れてしまいます(廃人化)
「アルバムモード」
今まで育てた女の子の詳細なデータを見たり、太る前と後を
並べて見比べる事ができるモードです。入手した衣装を着せ替え
する事もできます。
ポリゴンモデルなら太らせるのもいちいち絵描くよりは楽だろうね。
アイマスみたいにレア衣装やレアアイテムがダウンロード販売なら散財するなw
2万までなら買う!!
>>345 あーうっかり見逃してしまった・・・ってかこのロダ流れるの早いねえ
大食い競争で負けた者が次の試合に進むというイベントも欲しいな。
負けたら次の試合で更にデブるんで、必死になって食いまくるから、負けたらデブ〜ンと爆発的に太る。
じゃあ定価は3万にしようぜ
大食い競争は時間単位じゃなくて月単位でやればいい
週末に互いのどんぶり数がわかって片方が焦る焦る
>>354 一般に声帯の太さや大きさで声の高低は変わる。
背の高い人は声帯も大きいことが多いから低い声になりやすく、
背の低い人はその逆で高い声になりやすい。
んでデブは…なんで低くなるんだろね。
酷いデブになると呼吸器系が圧迫されていびきをかくけど
それと同じで声帯が圧迫されて低い声しか出なくなるんかね?
373 :
名無し調教中。:2007/11/19(月) 22:46:03 ID:amovzKoF
ss読みたい
>>372 SSで声が低くなる描写が多いのは
科学的な信憑性は別にして
単に「太ってかわいくなくなった」ことを
アピールする演出だと思われる
一度SSを放置してしまったから、ここに書き込む資格はないからな……
期待しないでください
しかしオペラ歌手にデブが多いのは何故?
ハァハァできるからそれで十分さ。
脳内で全裸にしてハァハァしてる
>>376 最近はそうでもないけどな。
歌い手は身体そのものが楽器みたいなもんだから、大きい方が息も沢山
入るし(歌う場合は腹式呼吸)、横隔膜とかも発達していた方がいいら
しい。
まあ、太っても高い声は出るってことね。でも細くて高いんじゃなくて
太くて高い気はするけど。
379 :
名無し調教中。:2007/11/20(火) 01:09:31 ID:xQONlI+Q
デブは声がこもってる
太ってると喉が贅肉で震えづらくなるから声が低くなるらしい
だけどオペラ歌手の人はそれを生かして喉を鍛えるからあんな高い声が出る
一般人は喉鍛えたりとかしないから声が低くなる
江原さんが
「ふくよかな人は霊感が強い」
って言ってた
382 :
168:2007/11/20(火) 10:07:13 ID:FPOLJ3qL
最近忙しかったのでペースが遅れてすいませんでした
4日目。
朝、起きるのも割とおっくうだったけどメープルシロップの
濃厚な香りが鼻にふぁっ、とかかる為、嫌でも目が覚めてしまう。
もう割り切っているつもりであるが、体を起こすと、段腹がむにゅぅ、と
嫌でも私に主張してくる。重い体をよたよたと動かし、浴室へ行く。
シロップでベタベタなTシャツとLLサイズのジャージをむちり、と脱ぎ捨て
脱衣所に放り投げる。ふと、横を見ると…鏡があった。いつも、お風呂上りに
こっそり一人、プロポーションににやにやしていたもんだけど、そこに
映っていた物は、余りにも、酷い現実だった。
『や、いやぁぁぁぁっ!?何これ!?嘘でしょ!?』
確かに太った実感はあった。ただ、精々テーブルから見える私自身の肉なんて
肘〜手くらいの部分だけだった。さっき起きた時、お腹で下半身が見えなかったが
鏡は容赦無く、全身像を映し出すのだった。さっきの悲鳴を聞きつけたのか
ファティスが目を擦りながら、とことこと歩いてくる。
「朝子さん、朝起きるの早いですね〜…はふぅ…」と欠伸を噛み殺しながら、だが
私の外見については、全く追求してこない。
首周りには肉、お腹の上にも肉、フトモモにも肉…。
この3日で、明確には気付かなかったが、おぞましいまでの肥満化をしていた。
常人の足の親指もある手の指で、喉の辺りをまさぐると、立派なまでの
二重顎。視線を下げただけではみ出ていたが、実際鏡で見ると顔全体に
肉が付いた為、頬もぷっくり…と言うより、最早もっちり、という言葉がピッタリ。
鏡に映った、何段か数えるのも馬鹿らしくなる段々腹。
何より今までテーブルとお腹の所為で見えなかった下半身が特に酷い。
でっぷりとお尻の肉が弛み、垂れ下がり、少し歩くだけでぶるぶると揺れる。
垂れた肉の隙間に汗をかき、フトモモはまるで象の足の様にずどん、と
存在感を放っている。
383 :
168:2007/11/20(火) 10:07:43 ID:FPOLJ3qL
寝た所為でお腹が空になった分、更に肉が付いたのかは分からないが
昨日よりも、胸や尻…性的な場所への肉付きを感じる。途端、自分が今
どうしようもなく惨めでみっともない、人ではない物になっているのではと感じ
涙が自然と瞳から零れた。
『うっ…うっ…も、もう…助けて…誰か…』
ファティスがニコニコと、いつもの笑みを浮かべながら、私のお腹や
シロップでベトベトになった髪の毛を弄って来る。
「ですから、私との賭けに勝てば良いんですよ。まだ6日もありますしね〜。
現在朝子さんが食べてるペースは、48%。割と分の良い賭けなんじゃないですか?」
そう言われ、ハッと気付く。少しでも希望がある限り、それに捕まらないと
残っているのは絶望だけになってしまう。急いでジャージを脱ぎ、シャツを脱g…
脱げない。着ている内に肉が付き過ぎたのだ。ファティスが後ろでくすくすと笑っている。
「さぁさ、脱がしてあげますよ…このシャワーの時間は抜きにしてあげますからね〜」
少々恥ずかしいが、私は急いでシャワーを浴びるのだった。あぁ、3日ぶりのお風呂だ…
シャワーを終え、身も心をさっぱりした所で、再びテーブルにつく。
今日の料理は何だろう?食べ易い物だと良いんだけど…。
「今日は…麺類で攻めていこうと思いますね〜♪」珍しい、自分から手の内を
言ってくるとは、今まであまり無いパターンだ。伸びると不味くなるからだろうか、
わんこそばでは無いが、出てきたのは一杯のラーメン。ヅルヅルとすすり、
水をガブリと飲み干す。麺が無くなった頃に、今度は素麺…か。
シャワーを浴びた後で少々体が火照っているのか、冷たくて美味しい。
もう分かりきってるので、私はファティスとの会話をいつもの様に行っていく。
384 :
168:2007/11/20(火) 10:08:33 ID:FPOLJ3qL
『今日の…罰は…(チュルルッ)何なのかしら?』
ファティスも否定すらせずに、和やかに笑いかける。
「罰だなんて失礼な。可愛い悪戯じゃないですか。どうしようも無く
でっぷりと太った肉が、一番エロティックになる様、私なりに出した
結論なんですから〜…♪」やはり、この女も悪魔なのだ。おでこを抑え、ちょっと
痛感した。
「じゃ、お腹を空にする代わりに…今日は、この部屋をちょっと暖かくしましょう♪」
ファティスが出した挑戦は、とても温いと思わせる物だったが、この悪魔は
嘘は言わないが、言葉尻をとにかく隠す。
『いきなり焼き豚にされるなんて御免よ?』駄目なジョークだ、と自嘲を込めて
ファティスに釘を刺す。が、飄々と答えた後に
「いえいえ、……そうですね。今この部屋が24度。適温ですから
4度程上げて、28度にさせて頂きます。」それだけ?随分簡単じゃない?
「サービスですよ、サービス♪」と、いつもの様に、むちりむちりと私の体が
太っていく。お腹を空にする、と言えば聞こえは良いが、これって要は
強制肥満化よね…。
ふと思った
一般人がつくれる
一番太りやすい食べ物って何かな?
食えそうなレシピで
パスタのマヨネーズ和えとか
日常的に食べるものでは太りやすいよね
>>384 乙。今回は肥満の描写がより克明になっていて楽しかったぜ。
”チョコパイ”は、太りやすいと思う。
元カノが、チョコパイ食べるようになってから太ったらしい
真のデブは小腹がすいたときにマヨネーズを飲む。
マヨネーズ嫌いの俺には何の罰ゲームかと言いたくなるが。
俺微デブだけどマヨネーズ嫌いだわ・・。
真のデブになったら、マヨネーズがないと生きていけないようになるんだろうか。
標準体型でも食べ物の好みは人それぞれなんだから、真のデブにもいろんな人がいるんじゃないかな?
あぶらみ盛り上がってるなあ、GJ!!!!
しかし管理人さんはどうしてるのかね?
BLOG更新もしてないし・・・・
意外と東方知っている方がいるようなので、稚拙ながらSS書き始めてみました。
PCのスペックの問題でゲーム本編はプレイしてない東方ファンなもので、
設定に色々間違いもあるかと思いますが大目に見ていただけるとありがたいです。
なるべく多くのキャラクターを登場させたいと思っているので、
原作を知らない方は人物を把握するだけで大変かもしれません。
それがどういう人物なのか、最低限の説明・描写は文中でするように努力します。
では、まだ強制肥満化描写はありませんが、話の導入部分を投下させていただきます。
(あぁ、何てことだ…!)
幻想郷の空を翔るものがあった。
豊かな九つの尾を棚引かせて飛ぶ彼女の名は、八雲 藍(ヤクモ ラン)。狐の妖怪である。
強大な力を有する妖怪…八雲 紫(ヤクモ ユカリ)に仕える式だ。
藍はいまだかつてないほどに焦っていた。
脇目も振らずに目指すはあの世……冥界に佇む白玉楼。
(こんな…こんなことがあってなるものか…!)
もっともっと飛ばしたいのに。忌々しいことに体が言うことを利かない。
そうして普段の何倍も時間をかけて目的の屋敷の前に到着すると、倒けつ転びつ庭先に飛び込んだ。
盛大に切れた息を整える間も惜しんで声を張り上げる。
「幽々子殿!西行寺 幽々子殿は居られますか!」
白玉楼の主である亡霊の西行寺 幽々子(サイギョウジ ユユコ)は紫の友人だ。
死を操る能力を持ち、冥界の幽霊たちを統べる恐るべき実力者である。
また、千年以上もの長い時を亡霊として生きている(少々言葉がおかしい気もするが)彼女は、過去に幻想郷で起きた異変にも詳しいはずだ。
(幽々子殿なら何か分かるかもしれない…)
一縷の希望を抱いて返事を待つ。しかし、庭先からのそりと現れた少女と対峙したとき藍の期待は残酷にも砕け散った。
「妖夢、お前もか…!」
藍の見間違いでなければ現れたのは幽々子の従者の魂魄 妖夢(コンパク ヨウム)だ。
白銀の髪を短く切りそろえた小柄な少女…のはずだった。
一瞬本当に見間違いかと思ってしまったのは、剣士にしては華奢だった妖夢の体が衣服をパツパツにするほど膨れていたせいだ。
絶望的な表情を浮かべたのは相手も同じだった。それもそうだろう。妖夢の目に映る藍の体も普段より一回り膨れているのだから。
「そんな…藍さんも…」
丁寧に手入れされた白玉楼の庭先でぽっちゃりした二人の少女が向かい合って立ち話をしていた。言うまでもなく藍と妖夢だ。
二人の表情は柔らかそうな体つきとは反対にひどく強張っている。
「とにかく落ち着いてお互いの状況を確認しよう。まずは私からだ」
そう言って藍はこの数日のことをゆっくりと語り出した。
この二〜三日、藍は主である紫のお使いで住処を離れていたこと。
お使いに出ている間も何となく体がむくんでいるような違和感はあったが特に気にとめていなかったこと。
そして、住処に戻りお使いの報告しようとしたところに自分の式である橙(チェン)が大慌てでやって来たこと。
その橙も心なしか体型が丸くなっていたこと。
わけも分からず橙に引っ張られるままに主の寝床までやって来て呆然としたこと。
…そこまで口早に話すと藍は言いよどみ、そのまま沈黙してしまった。
「あ、あの、それで、紫様は…一体どうしたんです?」
急に押し黙ってしまった藍のことを訝しみ、妖夢が恐々と促した。一瞬の沈黙があって再び口を開く藍。
「すきまに詰まっていた」
「は?」
「だから…。すきまに詰まっていたんだ。紫様が」
すきま妖怪たる八雲 紫には空間をひずませて生じた裂け目に滑り込むことで離れた場所へと瞬間的に移動する能力があった。
今朝方、お使いから帰宅した藍が目にしたのは、その空間の裂け目に大きな腹が突っかかって動けなくなっているブクブクに太った主の姿だったのだ。
…しかも、そんな非常事態だというのにその体勢のまま暢気に寝ていたのだからたまったもんじゃない。
狐につままれたようにしばらく立ち尽くしたのち、藍は弾かれたように脱衣所へ駆け込み体重計に飛び乗った。
果たして体重計の針は無情にも前回計ったときより十数キロも多い数字で止まったのだった。
食生活の正しさと、十分な運動には自信がある。こんなに急に体重が増加することなど考えられない。
…というか、余程の暴飲暴食をしたとしてもたった二〜三日でこんなに太るものだろうか?
「紫様を揺すり起こして尋ねても“長い妖怪ライフだもの、たまにはこんなこともあるわよ。そんなことよりまだ起床時間には早いわ。話ならあとでね”などと言って取り合ってくれなくて」
紫は夜行性だ。その光景がありありと想像出来て妖夢は乾いた笑いを浮かべるしかなかった。
「妙なのは、同じ二〜三日の間に太ったのに私と紫様の体型にかなり差が出たことだな。…個人差があるのかしら。
妖夢お前の方はどうだ。一体何が起こったんだ?…幽々子殿はどうしている?」
一応結論づけて話の主導権を妖夢に譲る。
妖夢は「幽々子」という言葉を聞いた途端ビクリと反応した。
何か恐ろしい体験でもしたのか顔色を赤くしたり青くしたりしながら何か喋り出そうと奮闘している。
まじまじ見てみると紫ほどではないにしろ妖夢の肥大っぷりも相当なものだった。
彼女の話次第では肥満化に差が生じる要因が分かるかもしれない。
「幽々子様が…いや…幽々子様は……」
その呟きは要領を得ない。藍は妖夢の丸くなった肩をそっと叩いてその目を見つめた。
「大丈夫か?やはり幽々子殿にも異変が起きているのだな?」
「はい…。あの、実は、やはり幽々子様も…急に太られてしまって、屋敷中の食料を食い尽くさんばかりの勢いなんです…」
少女の姿をした亡霊という儚げな見た目に反し、幽々子は普段から食欲旺盛である。
しかし、妖夢がポツポツと話し始めたことをまとめると、今の幽々子の食欲はいつもの比ではないという。
屋敷中のものを食べ尽くしかねないというのは誇張ではないかもしれない。
「なんとか止めようとしたんですが、危うく私が食べられるところでした…。目が…目がマジだった…」
「うっ。そ…それは…」
たちの悪いジョークにも聞こえるが青ざめながら語る妖夢の目もマジそのものだ。
他の妖怪や人間が相手ならば幽々子なら本当に喰らいつきかねないが(※前科がある)、自分の従者である妖夢に襲いかかったとなると流石に異常である。
「身の危険を感じて思わず幽々子様を突き飛ばしてしまったんです。そうしたらスペルを発動されて…」
「幽々子殿のスペルを至近距離で撃たれたのか!それは怖かったろう」
(※スペル…簡単に言えば必殺技である)
幽々子ほどの実力者が放つスペルともなれば威力は相当なものだ。
まともに食らえば(いくら体が丈夫とはいえ)並の妖怪であればしばらくは動けまい。
背筋に冷たいものを感じながら藍は妖夢を哀れんだ。しかし、当の妖夢は複雑な面もちで話を続ける。
「それが不思議なんです。確かにスペルは放たれた。
でも、いつもほどのキレがなくて……んー、これは太ったせいなのかしら…。なんとか致命傷は避けられたんです。
不思議なのはそのことじゃなく、見慣れたはずの弾幕に普段にはない弾が混じっていたこと…」
「普段にはない弾?」
曰わく、黄色くてぶよぶよと揺れる不気味な弾だという。
あれは何かとそっちに気をとられている隙に別の軌道で飛んできた同じ弾に当たってしまった。
「その途端、急激に体が膨らみ始めたんです。恐らくアレは肥満化を促す種のようなもの。多分」
自信なげだが身を持って体験しただけに確信はしているようだ。
しかし、肥満化が始まったと思われるこの二〜三日の間、藍は決闘(※弾幕の撃ち合い)を受けていないし、妖夢が言うような不審な弾は見かけていない。
だが現実にこうして太っている。
ということは、肥満化の原因は弾幕に混ざるぶよぶよの弾だけではないはずだ。
「ふむ。では一体何が肥満化の大元なんだろう。
それと幽々子殿以外の者がスペルを発動しても例の弾は現れるのだろうかー……きゃいんっ!?」
真剣に考え込もうとした藍が唐突に尻尾を踏みつけられた犬のように鳴いた。
ハッと顔を上げた妖夢の目に派手な日傘が映り、すぐに空間のひずみへと消えた。
…どうやら日傘が藍の後頭部を強かに打ちつけたらしい。
「私は“話はあと”だと言ったはずよ、藍。勝手な行動は謹みなさい」
「「紫様!!」」
果たして、二人が見上げた空間にはぱっくりと裂け目が生じ、そこから藍の主…境界を操る大妖怪・八雲 紫が現れたのだった。
「…って、どうして尻だけの登場なんですか、紫様」
藍と妖夢は威圧的な妖気を放つ尻と対峙していた。なんともみょんな光景である。
尻…もとい、八雲 紫は二人を見据え(見据え?)話し始める。
「はしたない格好でごめんなさいね。どうも隙間がうまいこと開かないのよ。
そんなことよりも、貴女たち少しは落ち着きなさいな。
姿が醜くなった程度で精神を乱してはならないわ。混乱とはどんな怪我よりも恐ろしいものなのよ。
異変がもたらした体型の変化は絶大かもしれないけれど、異変そのものは大して珍しいものではないでしょう」
「まぁ我々妖怪は人間に異変をもたらす存在ですからね」
「そうよ、藍。異変は概ね妖怪が起こすものと相場が決まっているの」
隙間の向こうで紫が頷く気配があった。
つまり紫が言いたいことは、今回も例に漏れず(八雲一家、冥界の住人以外の)何者かがこの異変を起こしているということだ。
この異変は人為的なものであり、彼女たちは決して自然に太ったわけではない。
「しかし、幽々子殿や紫様にまで影響を及ぼすとは、相手は一体何者なのでしょう?」
「そうね。侮っていたわけではないけれど、予想外に大きく影響を受けたのは事実だわ。
でも一見すると致命的なこの影響も私たちにとってはさして問題ではないの。
では、誰にとってなら問題なのかというと、当然、人間よ。大問題だわ
私たちはどれだけ肥えてもせいぜい動きが鈍る程度で済むけれど、人間はそうはいかないわ。
自重に潰され、移動も、排泄さえも儘ならなくなり、仕舞いには息絶えてしまうでしょうね。
さて、博麗の巫女は、白黒の魔法使いは、どう動いてくれるのかしら。楽しみねぇ」
クスクスと小さな笑い声が漏れ聴こえる。
どうやら紫は異変を起こした犯人が何者なのか分かっているらしい。
…正直、この妖怪に分からないことなどあるのかも疑わしい。
やがてその余裕に圧倒され何も言えなくなった藍と妖夢の目の前で裂け目がパリパリと音を立てた。
うまく開かなくなったという隙間を無理矢理こじ開けて巨大な肉女が降り立つ。
ずしん、と重い音を立てて紫が(今度こそその全身が)現れたのだった。
丸太のような足、普通の人間の太ももより太くなった腕、ででんと前に突き出した腹。
どうみてもただのデブなのだが、その姿はどこか神々しくさえ見えるから不思議である。
「まぁ、私たちに迫る当面の問題といえば、空腹で我を失った幽々子くらいなものよね」
それまでの威圧感はどこへやら、紫は暢気な声であっけらかんと言った。
妖夢は真っ青になる。
「あぁぁ、そうでしたっ!もしも屋敷の食料が食い尽くされてしまったら大変なことになる!
幽々子様が食料を求めて外に出たが最後、私にはもう止められないわ!
運の悪い夜雀でも見つけようものなら小骨も残さず喰らい尽くされてしまう!!」
「安心なさい。少しの間くらいなら私が何とかしておくわ。
でも異変が長引くようなら分からないわね。私に寝ずの番が何日も務まるとは思えないもの」
藍と妖夢は引きつった笑みを浮かべながら、紅白と白黒の人間が一秒でも早く異変を解決することを願うのだった。
・・・・・・
と、今書けているのはここまでです。
1レス辺りの文字量の加減が分からず、大変見苦しい投下になってしまいました。
もう少し小分けにして投下した方が読みやすいのかな。
次回はその辺りも気をつけたいと思います。
いや、十分読みやすいよ
続きを期待して待っとく
すきまに詰ってたwwwwwww
おkおk、某動画サイトでちょろちょろ知りだした程度のニワカだが楽しめてるよ
405 :
168:2007/11/22(木) 11:44:40 ID:RVDDuzSp
前スレ772さん、ファティスを描いて下さって有り難うございました。
文章の方も釣り合う様に、頑張って書いて行きますね
406 :
名無し調教中。:2007/11/22(木) 13:00:58 ID:Z+fgs9fE
香取もマヨネーズ飲むぞ
東方って何故かしらんけどガンダム関係のものかと思ってた。
ガンダム見たことないのになんでこんな勘違いしてたんだろう。
Gガンダムにも東方不敗っていう師匠がいてね…
厨と言われないかビクビクしながらあえて言う
白黒の魔法使いも描いて頂きたく候
白黒の魔法使いと言うと
これまたロクに知りもしないのにプリキュアが思い浮かんだんだぜ
俺はオセロを思い浮かんだんだぜ
黒は黒人の将軍オセロ、白は妻デスデモーナなんだぜ
>>411 そこでシェークスピアを思い出すところが凄いな
白黒といえばシロとクロだニャ
シロとクロって来たらサイバスターだが
サイバスターの肥満化は見たくないのでヴァルシオーネの肥満化を
シロとクロっつったらドラベースだろ。
肥満化ネタもちゃんとあるぜ!
でも、ドラベースのシロとクロって男(オスか?)じゃなかったっけ?
>>401 乙です。東方はよく知らないので、解説助かります。
調べてみると美少女キャラばかりなので肥満化した姿を想像すると
楽しいですね。
>>168 ファティスさんがいいキャラなのでつい…
肥満化+デブいじり、毎回楽しませて貰ってます。
新作投下します。 タイトル「脂肪遊戯」
番組の収録を控えた楽屋、二人の女性が待ち時間を持て余していた。
「ねぇねぇ、先輩、ゲーム…しません?」
「え…いいけど…」
今思えば、これが間違いの元だった。私の名前は黒崎ナナミ。
すらりとした長身とロングヘアが売りのグラビアアイドル。最近ではドラマにも
出て注目されてる、自分でいうのもなんだけど結構な売れっ子。
所属事務所のナンバー1…まぁ、あんまり大きい事務所じゃないけど。
「アハッ、ゲーム成立ですね」
こっちは事務所の後輩の白井早苗。通称さなたん。ロリキャラで一部の層から
抜群の人気を持つナンバー2。私とは「同じ事務所の黒白コンビ」という事で
最近よく一緒に仕事をする。
この子、少女のような幼い外見とは逆にとんでもなく性格が悪い。ロリキャラも
猫かぶってるだけだし、マネージャーは何人も辞めさせているし、後輩いびりも
酷い。ファンの前じゃニコニコしてるけど裏ではボロクソにけなしている。
確かにこの子のファンは外見的にあんまり…とは思うが人間としてどうかと思う。
男遊びも激しく、それなのに上手くバレないように立ち回る。まさに小悪魔だ。
私は一応先輩だから今のところ被害は無いけど…
私はといえば、きつそうな外見だと我ながら思うが性格はいい方だと思う。
後輩にも慕われてるし、マネージャーさんや事務所の人にも気配りは忘れないわ。
ファンの人は怖がってあんまり近づいて来ないけど、サインや握手くらい、気軽に
応じるのに。そんな訳で、黒と白、外見も中身も綺麗に正反対の私と早苗。
当然の事ながら相性はよろしくない。
いつもは早苗も自分より上の私が気に食わないのか楽屋では殆ど無視しているのに、
今日はずいぶん機嫌が良い。珍しいこともあるものだ。
「ルールはやりながら説明します。先輩が先攻でどうぞ〜
じゃ、まずこっちの山から一枚カードを引いてください」
「…クラブの10ね」
「そうしたら、こっちの山からもう一枚どうぞ」
「…何これ、漢数字の十?それとも+(プラス)かしら」
「それをこのセンサーから出てる光にかざしたら先輩のターン終了ですぅ」
言われるままに、センサーの光にカードを通す。
こんなののどこが面白いの?と早苗に尋ねようとした時、違和感に気付いた。
ムクムクと全身が震え、膨らんでいくような…いや、確実に膨らんでいる!?
少し余裕のあったワンピースはパンパンに膨らみ、下着が身体を締め付ける感触。
元々スリムなナナミだったが、今はどちらかといえば肉感的な身体になっている。
「これ、不思議なカードゲームなんです。さすが先輩、
10kg太っても、まだ綺麗だなんて」
「な…どういう事?だ、誰か!」
しかし、周囲は奇妙に静まり返り、不思議な事に部屋から出る事もできない。
「駄目ですよぉ。ゲームが終わるまでは他の誰も
気づきませんし、ゲームを降りる行動もできないんですぅ」
「じゃ、次は私ですね。3…アハッ、マイナスですぅ。
これ以上痩せると胸が無くなっちゃうかな?」
カードをセンサーに通すと、早苗のぷっくりとした頬がすっと小さくなり、
シャープな顔つきになった。
「ちょっと、これどういう事なの!?説明してよ早苗!」
「だから言ったでしょう?このカード、人を太らせるゲームができるんですよ〜。
家の押入れにあったんです。ご丁寧に説明書も付いてましたw
そうそう、早く次を引かないと、ペナルティで体重がまた増えますよ〜?
もちろん、その光に記号札を通さなくてもペナルティですから。
放っておくとどんどんデブになりますよ〜」
「何よそれ?…わ、私を嵌めたのね!」
「嵌めたなんて人聞きが悪いですねぇ。私清純派で売ってるんですから。
次は先輩のターンですよ〜
私はゲームの親ですからいつでも辞められますけど、先輩はゲームを
終えないと一生ここから出られないですよ?」
まさかそんな事はないと思いたいが、起こっている事から考えるに、ここは
ひとまず早苗に従うべきだ。そう判断しナナミは何とか気分を落ち着かせながら、
再度カードを引く。…スペードのキング。
ぶくぶくに太った悪趣味なキングだ。そうして、隣の山からもう一枚…
現れたのは+の記号。そしてその札を光に通す。
とたんに、ミチミチとまた身体が膨張し、着ていたワンピースがビリ、と裂けた。
「プラス13kgですね〜。うわ、さすがに立派になってきましたね〜」
もはや一般的に見ても太り過ぎといえるレベルに、僅かな時間で変貌した
ナナミを、優越感たっぷりの視線で早苗が見下す。
(くっ、私の体重が52kgだったから、…75kgになったという事?
信じられないけど、どうやら本当のようね…)
生まれて初めて付いたお腹周りの立派な脂肪。これでは信じない訳にはいかない。
ナナミはパニックになる事無く…驚くほど冷静に状況を受け止めた。
まずは早苗からなるべく情報を引き出さなければいけない。
第一線で活躍する芸能人だけあり、頭の回転と切り替えは抜群に早い。
「…どうしてこんな事を?」
ドスの効いた声で早苗を問い詰めるナナミ。しかし早苗は屈託無く言葉を返す。
「先輩が居なくなれば私が事務所のナンバー1になれますから、
路線が違うので、先輩にはどうやっても勝てそうにないじゃないですか?
なら、先輩がいなくなればいいでしょう?早苗頭いい〜」
よく当人を前にいけしゃあしゃあと言うものだ。とナナミはなかば呆れる。
思わず飛びかかりたくなったが、下手な手は打てないのでここは抑えた。
もしこの子の機嫌を損ねてここから逃げられると、私はこの空間に閉じ込められてしまう。
でまかせかも知れないが、リスクが大きすぎる。
成る程、私が太って苦しむ様を楽しみつつ、邪魔な私を蹴落とそうという訳ね。
あの子らしいわ。
ゲームが半分程進み、カードを引くたびにナナミの体重は数字の大小はあるものの
確実に増えていき、着ていた洋服や下着は破けてすぐに使い物にならなくなった。
今は胸と股間を破けた洋服の布で何とか隠している、芸能人とは思えない
惨めな格好のデブだ。既に体重は100kgを超えている。
元々美しいだけに、見苦しいほどのデブではないものの、「デブにしては綺麗」
「痩せれば美人なのに」というレベル。一般的な男性の好みからは大きく外れて
いるだろう。
一方の早苗は、+と−が交互に出る事で効果は相殺され、相変わらず目立った
変化は無く涼しい顔をしている。
「恥ずかしがらないでいいですよ先輩。女同士ですし。
それに、フフ、裸よりそのたるんだお肉のほうがよっぽど恥ずかしいですから」
「じょ、冗談じゃないわ!さっきから私ばかり太るのに、アンタは
殆ど変化が無い。明らかにイカサマよ!せめて、もう一度カードをシャッフル…」
そう言って記号のカードの山を奪おうとするナナミ。しかしカードの山は微動だに
しない。
「な、何でよっ…」
それを見ながら、愉快な見世物だ。といわんばかりにニヤニヤと笑う早苗。
(フフ、無駄よ。一旦ゲームが始まったら、数字札も記号札も
もうシャッフルはできない。アンタは+100kgで、私は−1kgで終わることは
カードの順番をいじってもう決定済みなんだから。まぁ、勝った方は体重は元通りに
なるから関係ないけど。一瞬でもあんな醜い姿になりたくないもの)
書き上げた分はここまでです。続きはまた後日投下いたします。
792氏乙。
黒と白からここまで話を膨らませるのは流石だw
そして白に負けフラグがビンビン立ってて今から楽しみで仕方ない。
このスレ的には+された数が多い方が勝ちなんだけどな
どちらに落ち度があるかないか、容姿の良し悪しは勿論だが
聡明な女性には俺はデブってほしくないな
792氏GJ!!
調子のった女をブクブク太らして欲しいっす
本人が書く前から
これから先の展開について
外野があれこれ言うのは
あまりよろしくないな
あれこれ言うって程でもないんじゃね?
あれだ、完結するまではGJぐらいで完結したら感想とかいうのがいいんじゃね?
そっちの方が書き手も変に意識せずに書けると思うし
431 :
428:2007/11/25(日) 02:23:21 ID:jF6eVY8G
ちょっと
>>428で何が言いたかったか説明が足りなかったかもしれないので補足したいと思う
これは今進行中の流れに関しただけの話じゃないんだが
ねぎらいの言葉や発表済みの部分に向けての感想はいいだろう
しかし、これから先に発表される部分に向けた予想や要求は自重するべきだろう
先の部分は職人がレスを送信するまで不確定なんだ
読み手が先の部分に関して予想や要求をすることで
「自分のセンスは支持されないんだ」「そんなつもりはなかったのに…」「展開を変えなきゃ悪いだろうか?」
と、筆者に余計なプレッシャーを与えてしまうかもしれない
例えば
「乙」「GJ」「いつも楽しみにしています」
ねぎらいや応援などのメッセージは言われて嫌になる人はいないだろうから
言いたければ言ってかまわないだろう
「おもしろかったです」「服が破れてはじらう様がよかったす!」「噴乳好きの俺にとってはこの展開は最高です」
のような、既に発表された紛れも無い過去の事実に関しての感想も
作者自身が明らかにして公開しているのでいいだろう
432 :
428:2007/11/25(日) 02:24:15 ID:jF6eVY8G
しかし「もっと太らせてください!」「Aちゃんも太らせてやってください!」
これはいけないだろう
太らせたい程度、太らせたいキャラの好みは人によって違う
100sくらいまで、ギネス級まで、いや家よりも大きく、と好みは様々だ
女の子が誰でも彼でも太ればいいとは限らない
友人との「差」を楽しみたい、S役の痩せ女がいるのがいい、と言った嗜好もあるからだ
決定権はあくまで世界の創造主たる作者にある
気をつけたいのは「これはBの肥満化フラグですね?」「この後Cも巻き添えで太る予感…」と言った反応だ
一見発表済みの部分に関する言及のようだが、まだ帰結してない部分を推測で言っているにすぎない
自分の願望から生まれた単なる勘違いである可能性もある
もちろん作者が本当にフラグを仕込むこともあるだろうけど
その場合は「あぁ、ここはフラグだな」と心にしまっておけばいい(気づいてない人へのネタバレ防止にもなる)
伏線の存在を指摘したかったら予想が当たったことが判明した後で改めて「やっぱり〜はフラグだったんですね」とでも言えばいい
もちろんどんなレスも無視して書く自由が職人さんにはあるが、できるだけ気持ちよく書いてもらうのが読み手のマナーだろう
長文失礼しました
書き手に回ったこともあるけどそこまで気にしたことなんてないなあ。
単純にレスもらえれば嬉しいし、期待に100%は添えられんが
ごめんよってなくらいの気持ちで書いてたもんだ。
つか、この手の話題は水掛け論で終わって荒れるだけだから
さっさと流しちゃった方がよい気がするぜ。
書き終えましたので続き投下します。
「ありがたく思ってくださいね?本当は×や÷のカードもあったんですから。
体重が10分の1になったり10倍になったりしたら、流石に死んじゃうかも
知れないのであらかじめ抜いておきました。早苗優しいでしょう?」
それじゃあ、最大でいきなり体重が13倍になったり13分の1になる事もあるって事?
何てタチの悪いゲームだ。思わずナナミは背筋が冷たくなった。
「アハッ、先輩これで120kg突破〜!うわ、凄いお腹〜。気持ち悪いですね〜?」
ナナミにもたまに−の札も出るが、早苗の反応でナナミはすぐに気付いた。
私が一喜一憂する様を見て彼女は楽しみたいんだろう。猫が鼠をじわじわといたぶるように。
その証拠に、決まって−の出る時は少ない数字、+が出る時は絵札…もちろん、体重は着実に
増え、以前の体重の軽く倍以上。日常ではまずお目にかかれないレベルだ。
快適だったエアコンの効いた室内は今は座っているだけで猛烈に暑い。
全身から汗と脂が入り混じったものが滲み出し、もはやお腹の脂肪は段を作る事も無く
デンと異様に膨れ上がり、股間を完全に隠してしまい手で隠す必要すら無い。
「ふぅ、はぁ、急にこんなに太ったら、皆、おかしいと思うわよ…」
「そこは大丈夫ですよ。このゲームが終わったら、勝者の記憶しか残りませんから」
「…そんな都合のいい話ある訳無いわ。はぁ、洗いざらい、喋ってやるから」
「負けてデブになった方は、元々デブだったって事になるんです。
本人も周りも皆、黒崎ナナミは前からデブでしたー。って事になるんですよ。
その後はどうなるかは分かりませんけどね。
実は、事務所の売れそうな後輩も何人かこのゲームで潰してるんですよ〜。
若い芽は早めに潰しておかないと。先輩も全然気付かなかったでしょう?」
この女ッ…!想像以上のとんでもない腹黒だ。
「楽しみですね〜。これが終わったら、先輩がどんな事になってるか。
こんなデブじゃ、女としても、いえ、人間としても見て貰えないでしょうし…
綺麗だった先輩は早苗の胸にそっと閉まっておきますね。永遠に」
まずい、それが本当なら私はもう終わりじゃない。このままでは全てあの子の思う壺だ。
デブになるのは勿論御免だが、それ以上にあの性悪女にいいようにされるのは我慢ならない。
考えろ…考えろナナミ…必死に頭をフル稼働させる。
そうしているうちにもどんどん体重は増えていき、残りの記号カードは僅かになった。
あらかじめ×と÷のカードが抜かれているため、多少数字札は余っているが、
決着はもうすぐだ。このままではもちろんナナミに全く勝機は無い。
楽屋に置いてある鏡を見ると、醜く変わり果てた自分の姿が映っている。
外見より中身とよく言うが、女性にとって100kg以上の体重がどれだけ絶望的か、
今改めて思い知ったような気がする。
ナナミの美しかった顔には脂肪がみっちりとこびり付き、別人のような顔になっていた。
息も荒く、お腹周りやお尻はもちろん、首や背中、二の腕など至る所に贅肉の段差が
付いている。まだ22歳だというのに、胸は中年女性以上にだらしなく垂れ下がり、
本来の位置よりはるか下に位置している。
誰もが振り返る美人は、ほんの十数分で誰もが振り返り、指さす肥満体になったのだ。
一方は可愛らしいファッションに身を包んだ少女といってもおかしくない童顔の女性。
もう一人は全裸で汗をかきながら座る超が付くほどの大柄な肥満女性…同じ生物とも思えない。
何という奇妙なコントラストだろうか。
発狂しそうになる感情を無理矢理抑えつけ、ついにカードは残り2枚になった。
(…一つ、思いついたわ…でも、普通に考えたらまず無理…いや、やってみるしかない。
でも、その為にはあの子が…)
「ふぅ〜、先輩今日は運が悪いみたいですね〜、ここまで差が開くと逆転は無理ですね。
アハッ、今までお世話になりました。ちょっと痩せすぎたから、最後くらいは
+も引きたいですね〜。あっ、+だぁ〜。残念w」
全部分かっている癖に下手な芝居をするものだ。それじゃあドラマの仕事は到底無理ね。
でも、僅かながら最後に望みが出たわ。このチャンスに賭けるしかない!
光にカードを通すタイミングを狙い、ナナミは早苗の腕をぐいと掴み、捻った。
カードが通されると早苗はナナミの太くなったムチムチの指を振りほどき、ぎろりと
睨みつける。
「ちょ、触らないでよ、このブタっ!脂でぬるぬるして気持ち悪い…でも凄い力ね。
まるで見たまんまの相撲取りみたい…さて、6kg増えて私は終了…さぁ最後のカードを
引きなさ…か、身体が…?」
ドクドクと早苗の身体が脈打ち、全身が膨れ上がっていく。6kgどころか、あっという間に
ナナミの体重を追い越し、なお巨大化は止まらない。
着ていた洋服はあっという間に弾け飛び、続いて下着が裂ける。元々控えめだったバストは
はちきれんばかりに膨らんだと思うと、しぼんだ風船のように垂れ下がった。お腹の脂肪、
お尻の脂肪もそれに続くように膨張し、やがて垂れ下がる。顎や二の腕、顔にくまなく肉が付き、
巨大な山のようなシルエットになってやっと肥満化は止まった。
「う、うわぁぁああっ!!」
思わず大声を上げる早苗だが、その声はもちろん周囲に聞こえる事は無い。
簡易式の粗末な椅子では体重を支えきれず、椅子がひしゃげ、
丸裸になった早苗は巨大なマグロのような太い足をおおっぴろげに大股に開き
後ろに転げ落ち、ズン、と部屋に衝撃が走る。
ナナミからは早苗の肛門や性器が丸見えになり、非常に見苦しい。
余程ショックだったのか、早苗はジョボジョボと音を立て失禁してしまった。
同世代の女性の、ましてこんな特大のデブの失禁風景が丸見えで見れるとはね。
思わず見下ろすナナミは苦笑してしまう。
潰れたカエルのようにだらんと贅肉を垂らし引っくり返った早苗は、自分の力では
もはや起き上がれず手足をジタバタと動かすだけである。
身体を動かすたびに多量の汗が流れ、尿とともに床にしたたり落ちる。
「ふ、ぶはっ、ど、どういう事よっ…重い…何でいきなり…」
「はぁ、はぁ…どう見てもあんたの方がデブね…私の…勝ちよ」
「嘘よっ…たかがプラス6kgなのになんでっ…」
「違うわ。+6じゃあなく、×6よ」
早苗の体重は45kgなので、270kg…いまや小錦と同程度の体重である。
しかも、早苗は小柄な女性である為、肉体の巨大感は更に凄まじい事になっており、
間違いなく日本人女性としては数字・外見とも指折りの超ド級のデブだろう。
「え…そんなはず無いわっ!そんなカード入れてない!」
「私が角度を変えて、さっきあんたの手の+を×にしてみたの。
×や÷のカードもあるって言ってたじゃない。限りなく望みの薄い賭けだったけど…
最後まで望みは捨てる訳にはいかないから、一応試してみた…
随分いい加減な判定のお陰で助かったわ。センサーは不良品のようね?
ホント幸運だった。そしてこれで、ゲーム終了よ」
最後のカードを引く。もう勝負は完全に決しているので、数字も記号もどうでもいい。
案の定+の記号。記号がずれないよう、慎重にカードを光に通す。
(ふぅ、勝ったら元に戻れるかどうか知らないけど…何とか一矢報いてやったわ…
元に戻れなかったらこの仕事ともおさらばかぁ…こんな身体じゃとても人前に
出れないものね。残念だな…)
と、不安に思いながら自分のたるみきった身体を眺めるナナミ。もっとも、その近くには
自分より遥かに大きい肉の塊となった早苗が転がっている為、比較的ましに思えるのだから
不思議なものである。ナナミもきっちり100kg体重が増えており、相当な肥満体なのだが…
しばらくすると、ナナミの膨れ上がった身体はどんどんしぼんでいき、元の見慣れた自分の
身体になった。皮膚もたるむ事無く、太る以前のままだ。
ナナミは心の底から安心し、同時にどっと疲労感が襲う。
早苗はというとその身体はまったく変化せず、規格外のデブのままで相変わらずズデンと
引っくり返っている。
「ぶ、ふふ〜、嫌っ!こ、こん、なデブなんてーッ!!」
半狂乱になりながら泣き叫ぶ早苗を尻目に、フッと辺りが明るくなったと思うと、
ナナミは自分の部屋に居た。時計を見ると、当日の朝に時間が戻っている。
「夢じゃないわよね…」
その証拠に、目の前にはあの忌まわしいカードゲームが綺麗にケースに入って
置かれている。
「…とにかく仕事に行かないと」
考えていても仕方が無いので、奇妙だが本日二度目の仕事場へとナナミは向かった。
それからしばらくの時間が経過し…
事務所の奥、人目の付かない部屋で、ノソノソと動く巨大な肉の塊があった。
その巨体には似つかわしくないロリータファッションに身を包んでいる。
可愛らしい三つ編みに巨大なリボン。フリルとリボンの付いたワンピース。白いタイツ…
以前の彼女なら、その可愛らしさに一部の男は熱狂したのだろう。
ただ、今の彼女は250kgをゆうに超える超肥満体なのだ。
ワンピースは元々ロリ服独特のゆったりとした作りな上に、規格外のサイズで
更に膨張しブクブクに膨れ上がっているし、膨張色の白いタイツは張り裂けんばかり。
贅肉が詰め込まれたそれは、元々極太の脚を更に太く見せる。
気の弱い人間なら見ただけで腰を抜かしそうな衝撃的な姿の超特大デブ…
白井早苗。この事務所の雑用係である。
今は脂肪を揺らしながら、お茶をよちよちと運んでいる。
「せ、先輩、お茶をど、どうぞ」
「ありがとう、早苗ちゃん。そのワンピース新作かしら?よく似合ってるわね」
「あ、ありがとうございますぅ〜。ブハッ、が、頑張って作ったんですよ〜」
早苗はくつろぐナナミの横に、ゆっくりと腰を落とす。座った事でお腹の肉は前にせり出し、
べたりと完全に畳にくっつき、太股を閉じる事もできない。お尻の肉も同様に広がり、
大き目の座布団を完全にはみ出す勢いでだらんと広がった。
当然ながら、こんなサイズの洋服…ましてやロリファッションなど売っている
訳も無いので全て器用に自作しているらしい。こんな姿になっても律儀にかつての
自分のキャラを守るなんて…いや、前はキャラを作っていただけだったが、
よりにもよって今更になって本当にこの趣味にどっぷりと入るとは、まったく大したプロ根性だ。
「ぶふ〜、せ、先輩はホント、スリムで、き、綺麗で、うらやましいですぅ」
早苗は太ったことで常に息が上がっており、満足に喋る事もできない。
かつてはその軽妙なトークとアニメ声も魅力のひとつだったがもはや見る影も無かった。
声も体型に似合ったこもった重低音に変わり、若い女性の声とは思えないほどだ。
「何言ってるの、早苗ちゃんもここに入った頃は可愛かったじゃない」
「で、でも今じゃ、こ、こんなに太っちゃいましたからぁ、ほ、他に行く所も
無いので、じ、事務所の雑用で、働かせて貰えて、よ、よかったですけど。
皆さん、よ、よくして下さって、早苗は、し、幸せものですぅ」
早苗はスカウトされ事務所に入ってから急激に太り、僅か3年で250kgを超える超特大
のデブになった…という事になっていた。
驚いた事に、事務所のアルバムの写真には3年間で面白いように太っていく早苗の姿が写っている。
現実が改変されている…あの時、早苗の言っていた事は全て本当だったのだ。
もし自分が負けていたら、どんな惨めな生活が待っていたか…しかも本人は急激に変わって
しまった自分を自覚する事すらできない。
何て恐ろしいカードだと、今更ながらに思う。まるで神か悪魔が作ったようだ。
皆の話を総合すると。家出同然でこちらに出てきた為、親元にも帰れず、お情けで事務所の雑用
として雇われ、働いているという。
最初は報復の為に嫌がらせでもしてやろうと思ったが、さすがに哀れすぎるので止めた。
かつての白井早苗を知っているのはもはや世界で自分一人なのだから、もうあの性格の悪い早苗
は死んだようなものだ。今の早苗の行動は全てが緩慢・鈍重でみっともなく、あまりに惨めかつ
滑稽で、同じ女性として同情したくなってしまう。
「もう少し痩せれば、ぽっちゃりタレントでグルメ番組に出られるかもしれないわよ?
早苗ちゃん、元はすごく可愛いんだから」
「む、無理ですよぉ。100kg減っても、くちゃくちゃ、ま、まだ150kg以上の
大デブ、なんですから〜w ゴクゴク、そ、それにっ、こんな姿、お、お茶の間に
流せないです…むしゃむしゃ…」
ロケ先から持って帰った、捨てるはずの山積みのロケ弁を、残飯を漁る豚のように
ガツガツと食べている早苗。
薄給で雇われている今の彼女の大切な主食である。事務所の所属タレントが、彼女を哀れに思い
いつもロケ先からいくつか持って帰ってくれるのだ。
もはや、賞味期限など強烈に湧き上がる食欲の前には毛ほども気にならないらしい。
おそらくこの食べっぷりなら、これからも更に体重は増えていき、人外クラスのデブになるのも
時間の問題だろう。
他に変わった事といえば、外見が醜くなったのと比例するように性格は良くなった。
以前とは正反対に人当たりは良いし、よく気が付く。そして礼儀正しく誰にでも優しい。
もっとも、殆どの人間は彼女の異様な姿と服装を見ただけでひいてしまうので、
それを知るのはごく僅かなのだが。
弁当の件でも分かる通り、事務所の後輩や社員からも、姿は別にしてなかなかに慕われている。
(もちろん若くしてこんな醜く太りきった事に対する同情もあるんだろうが)
あの性悪がねぇ。まったく世の中上手くいかないものだとナナミは思う。
「じゃ、そろそろ仕事に行ってくるわね。お弁当の余りがあったら、
また貰ってきてあげるから」
「ブハッ、モグモグ。ありがとうございますぅ。い、いってらっしゃい〜」
3つ目の弁当を食べながら、太い腕をぶんぶんと振り見送る早苗を背に、
ちらりとバッグの中の、あのカードを見る。
何とか自分は機転を利かせて助かったが、もし相手に自分の手を使われたら…
と思うととても恐ろしくて使う気にはなれない。
早苗の変わり果てた姿を知っているだけに尚更に。
「こんな物、やっぱり捨てた方がいいわね…」
丁度ゴミの収集日だったので、ゴミ捨て場にカードを捨て、ナナミは
仕事に向かうのだった。
「あれ?見て見て、カードゲームが捨ててあるよ〜?
勿体無いなぁ、まだ綺麗なのに」
「茜〜、アンタもう子供じゃないんだから、そういうの拾うの止めなよ〜」
「いいじゃん。うんうん、説明書もちゃんと入ってる。体重が増えるゲーム?
アハハ、ジョークが効いてて面白そう〜。学校着いたら皆でやってみよー!
大勢でやるカードゲームって楽しいよねぇ〜」
…こうして、今も確実にこのカードゲームの犠牲者は増えているのだった…
という訳で完結です。読んで頂いた方、ありがとうございました。
連続投稿に引っかかってしまい、間が空いてしまいました。すいません。
黒フルボッコルートや共倒れルートも面白いかもしれないなぁ、と書いてる
途中で思ったりもしたんですが当初の構想予定通り王道逆転展開でまとめました。
>>428 書き手側をお気遣いくださりありがとうございます。マイナーなジャンルですし、
書き手・読み手、お互いいい気分で楽しみたいですね。
>>434 これはいいぽちゃっ子。GJです。
掲示板使わせてもらいお世話になっております。
自分に限った事では無いと思いますが、レスを頂けると書き手としては嬉しいので、
これからもよろしくお願いします。
強引かつありがちな逆転のトリックでしたが、あくまで肥満化がメインという事で
ご容赦下さい。それではまた。
>>445 GJ!!!
正直言って445氏の発想力や文章力は凄いと思った。
絶望的な状態からの見事などんでん返し、外見が酷くなるにつれて早苗の性格がよくなっていく点、勝った者にしか真相は分からないが
ナナミの性格が悪くないから「世にも不思議な物語」ちっくな感じに仕上がっている点、肥大化した早苗が同情を掛けられてある意味周りに
親切にしてもらい、絶望のふちに落ちていない点、ナナミさえ早苗に同情している点など本当にGJすぎます。どうもありがとうございます。
とても好きな文章なので、機会があればもっと書いてくださいね。
その事務所に乗り込んでロリな服装をしている早苗を嫁にしたいです!
魔理沙を描いて頂き感謝の極み、ありがたやありがたや
そして自分の白黒というワードからSSが生まれるとは
良い意味で想定外w良作乙にでしたw
792氏乙!
太りまくったけど性格よくなって回りに慕われてるんなら
これはこれで幸せなんじゃないかと思えてくるぜ。
そしてせっかく処分されたのに見事にリサイクルされるカードに吹いた。
きっと肥満の神様か悪魔の導きに違いない。
792氏の作品は救いがあるから後味がいいな。
( ´ー`)。o○(早苗と聞いて東方新作のあのキャラか!?とか即連想しちゃった自分は黙ってた方が良さそうだ)
>>395-401の続きです。
前回に引き続きプロローグ的な位置づけになってます。
相変わらずデブ描写・肥満化描写が無くてすみません。
明日か明後日にはそういう描写を盛り込んだ部分を投下できると思います。
幻想郷ー……日本のどこかに存在するが、博麗大結界と呼ばれる強固な結界によって外界とは遮断された世界だ。
その世界の東端、外界との境目に博麗神社は在る。
博麗の巫女は代々異変解決を生業とする。
神社からは幻想郷が一望することができ、何か大きな異変が起こればすぐに気がつけるのだ。
当代の巫女は名を霊夢(レイム)と言った。
秘めた力は強いが相当お気楽な性格である。危機感は薄く、退治する対象のはずの妖怪に知人も多い。
(しかし、知人だろうが友人だろうが悪事を働けばきちんと退治する公平さは持ち合わせている。)
もちろん今回の異変にも既に気がついていた。気がついてはいたが。
「気がついたのが今朝だったのよ。あんただって気づいたのは今朝だって言うじゃない。おあいこだわ」
珍しく渋い顔で言い訳をする霊夢。
普段ならもっとさらっと開き直ってるところだろうが、今度の異変は開き直るには事態が重すぎる。
ついでに体も重すぎる。
霊夢も異変の影響で相当太っていた。20キロは増えている。
まともに着れる服がなかったので、いつものを無理矢理着ている状態だ。
丸くせり出したお腹のせいでスカートがずり下がるので小まめに位置を直さねばならない。
…さて、そんな情けない格好の霊夢が言い訳をしている相手は大袈裟に呆れた素振りで、
「私が気づかなかったのは魔法の研究に勤しんでいたからだぜ。
普通の魔法使いなら研究中は他に気を回せないくらい集中するから仕方ない。
でも普通の巫女は異変が起こったらすぐ気づけるように気を回すものだろ」
…とツッコミを入れた。
彼女の名は霧雨 魔理沙(キリサメ マリサ)。霊夢の友人だ。
全体的に白黒のカラーリング、かぶっているのは大きな三角の帽子、その手に握られるのはこれまた大きな箒。
一目見れば魔法使いだと分かる格好をした少女だ。
彼女もまた太り出してはいたが、体重は霊夢ほど増えていないようだった。
魔里沙に鋭くつっこまれた霊夢は少々バツが悪そうに反論を始める。
「太り出したことには一昨日から気づいていたのよ。
でも急激に体重が増加したのは今朝だった。
だから、ちょっと太ったかな程度でそれが異変だとは思ってなかったの」
「まぁ、そういうことにしといてやるか。で、原因の目星はついているのか?」
「本当なんだってば!もう。
もちろん原因はさっぱり不明よ。手始めに怪しい奴らを順に当たってみるつもりよ。
疑わしきはとりあえず罰する、ってね」
霊夢のいう疑わしき連中とはつまり、
●すきま妖怪の八雲 紫が率いる八雲一家。
●亡霊の西行寺 幽々子が率いる冥界の住人。
●吸血鬼のレミリア・スカーレットが率いる紅魔館の住人。
●月の民の蓬莱山 輝夜が率いる永遠亭の住人。
…以上の、現在の幻想郷の主だった勢力である。
この他にも妖怪の山に集落を作る天狗なども大きな力を持つ。
だが、天狗たちはどちらかといえば他の妖怪が起こした異変を取材する方が好きという新聞屋集団だ。
「一番怪しい紫は住処が特定出来ないから後回しにして、近場の紅魔館辺りから行く…」
つもり、だと切り出そうとした霊夢を遮るように魔理沙の指が突きつけられた。
「待った。紅魔館には私が行く。霊夢は永遠亭を頼むぜ」
「ちょっと、魔理沙が出てくると話がややこしくなるから大人しくしていてよ」
先に説明した通り異変解決は博麗の巫女の仕事なのだが、最近はそれを真似て調査に乗り出す輩も少なからずは居る。
その代表選手が霧雨 魔理沙、その人だ。
複数人で原因を探れば解決までの時間は短縮出来そうなものだが、魔理沙のような典型的なトラブルメイカーが出しゃばると逆に解決が遠のく危険性もある。
それにただでさえ参拝客の少ない博麗神社だ。異変が起きたときくらい活躍しておかないとならない。
にわか巫女に横からかっさらわれたとあっては信用がガタ落ちするかもしれないし。
(これ以上下がらないかもしれないが)
そんな霊夢の心配を知ってか知らずか魔理沙は既に箒に跨っている。
「そんな体でフラフラ飛んでいたんじゃ季節が変わってしまうぜ。今回ばかりは手分けした方が得策だな!」
「待ってったら!なんで私が永遠亭なのよ〜!あそこの竹林は迷いやすいこと知ってるでしょ!」
その上、妖怪に遭遇する確率も高い。ちょっかいをかけられると厄介だ。
「要は適材適所だぜ!」
そう言い残すと魔理沙は箒を全速力で発進させた。霊夢が止める間もなく。
「もう!少しは人の話を聞きなさいよー!」
霊夢は青空に消えていく小さな黒い影に向かってありったけ叫ぶのだった。
今回は以上です。
麗夢には永遠亭のメンバーと、魔理沙には紅魔館のメンバーと絡んでもらう予定です。
自分に書ける限りの肥満シチュを盛り込む意気込みで頑張ります。
>>445 いつもながらgjです!
私が言いたいことはまさに
>>446氏が仰るとおりです。
読みやすくて「おぉ!」と思わせられる文章に憧れております。
次回作も楽しみにしてます!
>>456 マリサは箒で飛べるのかなと思いましたが、まだ飛べないぐらいは太ってないのですね。これからに期待ですGJ!!
445氏の文章を読み返してみると改めて白井早苗が自分の好みにがっちり合っている事に気づきました。ロリータファッション、白タイツ、肥満!!
幸薄そうなところもいいです。一緒に暮らして好きなだけ食べてもらいたい。食費が大変なことになりそうだけどw
いつもローゼンメイデンの肥満化を妄想している自分としては凄いご褒美です!
>>456 あんた…東方やってない割には随分と設定・世界観に博識だなw
いや、矛盾に突っ込んだり余計な事しなくてすみそうで安心だ
東方厨は黙って期待しつつ見守るぜ
>>456 これからどう肥満化していくのか楽しみだ、wktk
>>457 知ってるかも知れんが、ローゼン好きなら肉スレにいいのが投下されてたよ。
>>445 乙です。相変わらず良い展開ですね。
ラストのラストは映画『ジュマンジ』を思い起こさせますな
>>449 同意。読んでいて後ろめたさを感じなくて良い。
完全ダークなのも、それはそれでアリだけど。
>>456氏も乙です。
>>445 本文にもあった、
「衝撃的な姿の超特大デブ」
がみたくなった。
いや、別に見たくないし。
464 :
168:2007/11/26(月) 18:59:25 ID:o43pP/kG
ちゅるちゅるとウドンをすする。おたまで揚げ玉を一緒に
口の中に掻き込んで、ぽりぽりと食べる。油揚げをもっちりと
噛み,甘い汁を満喫する。
最近のハードな食べ物に比べ、ウドンや素麺等はお腹に優しい為
割と気楽に食べる事が出来る。ただ、唯一の問題が…
『ちょ、ちょっとぉ…ほんと、に…(ハァ)28度?』
我慢大会どころの騒ぎではない。24度で少々暖かい、程度だったが
朝子の体中からダラダラと汗が噴き出し、ジャージとTシャツが
みっちりと、肉とは別の意味で体に張り付いてくる。
「お風呂入ったのに無駄になっちゃいましたね〜…残念至極です」
当然、分かっててファティスは言っている。
「勿論、28度です。春から夏にかけての暑い日、的な温度ですね。
既に140kgの朝子さんには、真夏の蒸し風呂よりも暑いはずです〜」
ひゃ、ひゃくよんじゅう…。余りと言えば余りの体重に一瞬
目の前が真っ暗になる。だが、これだけ汗をかけばその分取り返すことも
珍しく可能だろう。ナポリタンのソースで口の周りを赤くしつつも
ヂュルヂュルと急いで、お腹の奥に流し込んでいく。
しかし、耐えられないくらい暑い。張り付いて鬱陶しいTシャツを
みちみちと脱ぐ。何時の間にか少しずつ少しずつ、羞恥心が
欠けてきているが、どうせ二人きりだ、問題あるまい…。
465 :
168:2007/11/26(月) 19:00:40 ID:o43pP/kG
「ほらほら、こことか凄いですよ〜!」脱ぐと同時に、ファティスが
お腹の段や、でっぷりと付いた乳肉の下部分の谷間に手を突っ込む。
抜いた手には、べっとりと汗が付いている。指と指を擦ると
きゅぅ、と音がした。濡れる、と表現出来るくらいの汗。
体重を相殺出来るのは良いかもしれないが、少しずつ少しずつ
世界観が変わっている事に気付いているのは、ファティス側だけだった。
『ハァ…駄目…水なんて飲んじゃ…無意味なのに…!』
キンと凍ったジョッキに、氷が浮かび水が注がれる。最近の飲み物は
甘い物だけだった所為か、体が喜んでいるのが良く分かる。
お腹を無駄に膨らませる事、水っ腹になる事、ノルマ…色々な意味で
水を飲む、という行為は無駄だと知りつつも、飲む事を止められない。
結果、4日目が終わった時に55%。ノルマの1日10%に僅かに満たない。
5日で55%、まだリードは保っているが全く油断は出来ない。
「最近、朝子さん美味しそうに食べる様になってきてますね〜…。
そろそろ、摘み取っても大丈夫でしょうか?」くすりくすりと、ファティスが呟く。
人ではない「物」に話し掛ける様に。育てた果樹を可愛がる様に。
掲示板に早苗さん(肥満化後)うpしました。
>>446 もの凄く褒めていただき、光栄です。では早苗さんは
>>446さんの嫁という事で。
絵がイメージと違っていたらすみません。
>>447 おかげで
>>446さんに嫁ができました。
>>448 女性的にはどっちが幸せなんでしょうね。このスレ的には断然肥満化後
なんでしょうけど。
>>449>>460 ありがとうございます。肥満化されたキャラは
たまったもんじゃないんでしょうが、まぁそれはそれという事で…
>>456 そちらこそ、分かりやすい文章で読みやすくてGJです。
褒めていただきありがとうございます。色んなキャラを出すと大変だと思いますが、
肥満化描写楽しみにしております。
>>465 140kg…朝子さん予想以上に育ってるwGJです!
>>466 文章だけでなく、絵も描いてくださって感無量です!!466さんGJです!!
おお、早苗さん(・∀・)イイ!! イメージにぴったりです。
さっそく彼女の好きなだけ食べさせてあげますね ( ・∀・)ノ
>>466 肥満化早苗さんイイ!
元アイドル志望なのに、これだけ太って大食いでロリータファッションとなると、
強烈なインパクトで逆にバラエティーとかで使ってもらえたりしてw
早苗と言われて
「私は古河パンの(ry」
を思い出したウリは負け組
安心しろ、あの方は化け物だ
本当に「お荷物」になるように増量してあげるのもいいかも
思えば鍵キャラの肥満化作品って無いね
肥満化絵ならあるよ
俺もSSを書いてみようかとネタを練ってみたがこのスレでさんざ既出の悪魔ネタになってしまった。
完成してから書き込もうかどうか悩む;
>>473 そういう焦らせたセリフはいりませんよ、
ぜひカキコしましょう。
そうそう、悩む前に書き込んでくれ〜
悪魔ネタだろうが何であろうが、重要なのは、
『どんな女』を『どんなやり方』で『どのくらい』肥満化する
ナンだろうし
476 :
473:2007/11/28(水) 17:16:42 ID:EeVG5QKJ
それもそうか。
1,
ビルの上に降り立つと、街灯りが一面に広がっているのが見えた。
「ここならゴチソウにたくさんありつけそうね。」
あたしの名前はプラン、欲望と絶望に染まった心を食べる悪魔。…と言うといつも他の悪魔に怒られる。最下級のお前が悪魔を名乗るんじゃないとか、もっと修行しろとか、あたしがどう名のろうとあたしの勝手だよ。
「あーお腹すいたー、早くエモノを見つけよっと。」
地獄に堕ちた魂の欲やら無念やらは他の上級悪魔が全部食べちゃうからあたしはこうやって地上に出てきた。
別にあたしが落ちこぼれな訳じゃないよ? 弱い人間相手なら楽に楽に食事にありつけそうだな、と思っただけ。
「さ〜て…なるべく楽に食べられる奴がいいな〜それで量が多くて美味しいの」
背中の羽で夜空を飛びながらエモノを探す。何せもう三日間食事をしていないからお腹ペコペコだ。あまり苦労もしたくない。
「…おっ?」
夜道を歩く人間をチェックしていると、その中の一匹に目がとまった。
他の人間には見えてないだろうけど私にはばっちり見える。その人間の背中からドス黒いエネルギーが漏れ出している。心が欲望や絶望に染まっている証拠だ。
「エモノ第一号決定〜」
若い男だけど、筋肉無さそうで、弱そうだし、こいつに決めた!
あたしは周りに他の人間がいない事を確認してそいつの近くに降りた。
477 :
473:2007/11/28(水) 17:44:58 ID:EeVG5QKJ
「ねえ、そこのお兄さん?」
“お兄さん”と呼ばれた人間は振り返って、ちょっと驚いたような顔をした。
「…君……誰……?」
「ふふ…、あたしはプラン、あなたの心を食べに来た悪魔。」
「え…? え……??」
どんなに人間が怯えてもあたしには関係ない。
「あなたの心は欲望や絶望に染まってる。その心を食べに来たの。」
人間にゆっくり近づいて、抱きつくように首に手をまわす。 逃がさない。
「あたしお腹ペコペコなの…。ね?お願い、食べさせて?」
上目づかいで人間の顔を覗き込む。
こめかみから生えた二本のツノ、背中にあるコウモリみたいな羽、スルリと伸びた尻尾。
着ている服も人間のビキニとかいう水着に似ている黒い服。あたしも地上に来る時、人間文化の研究くらいしてきた、この“悪魔っ子”を前に人間の男ならメロメロのはず!
「え…あの……いや…。とりあえず……家に帰るから…。」
とにかく視線をそらして逃げようとする人間。
「家までついて行くから。」
「え……」
家なんか帰ったら絶対逃げられなくなるのに、バカな奴w
人間の男の家は、マンションの一階にあった。
「ねえ…心ってどうやって食べるの…?」
小さな部屋で向かい合って座っていた男が不安そうに聞いてきた。
「痛くないよ。あなたの口からあなたの心を吸い出すだけ。キスみたいなもんだよ。」
「……同じか……」
「え?」
「あ、いや…すごいディープキスなんじゃないの?それ…;」
そうかもね。まあ確かに他の方法もあるけど、これが一番ラクで手っ取り早いし。
「大丈夫だよ、すぐ終わるから。」
「え、 うわっ!」
肩をつかもうとしたあたしから逃げようとして、後ろのベッドにぶつかる人間。だから逃げられないってばw
478 :
473:2007/11/28(水) 18:03:46 ID:EeVG5QKJ
「いただきまーす」
「えっ…ちょっ… んむっ!!」
“ズズ…ゴクン…ゴクン…”
傍から見たらあたしがこいつを押し倒して唇を強奪しているように見えるだろうけどそんなのどうでもいいや、こうやって食事をさせてくれるならどうでも…
『―――――クス…―――――』
…?今こいつ笑ったような……
“ズン!!!!!”
「!?!!??」
一瞬何が起きたのかわからなかった。
“ドクン…ドクン…ズズズズズ…”
「んむっ!!んんんん…っ!?」
突然あたしの口に大量のエネルギーが流れ込んできた、あたしのお腹が風船のように膨らんでいく。
「んむっ…!!んんんんーー……!!」
すぐに口を離そうとしたけれど首の後ろに手をまわすように抱きしめられていて離れられなかった。
「んんんんんん!!!……ぶはっ!!…はあっ…はあっ…!!!」
やっと口が離れた時、あたしのお腹はスイカみたいに膨らんでいた。
「はぁ…はぁ……え…?な…に…?」
苦しい。声が出ない。
「クスクス…どう? 美味しかった?」
あお向けに倒れたあたしを、人間の男が見下ろしていた。
479 :
473:2007/11/28(水) 18:24:53 ID:EeVG5QKJ
「はぁ……はぁ……あな…た…。いっ…たい…?」
「ああ…名前をまだ教えてなかったね。俺はユウ。有機物の有でユウ。苗字は…どうでもいいや。」
突然威圧感が出たユウの声。
「ずっと待ってた…もう一度悪魔に会える日を…」
もう一度?
「どう……いう……こと……?」
「前にも俺は悪魔に会ったことがあるんだよね…。」
前にも悪魔にあった…?
「お前みたいな女の悪魔だった…。お前に会った時はうれしくて震えが止まらなかったよ…。悪魔なんて二度と会えないかと思ってたから…」
「その……悪……魔……は…… うぷ… …どう…したの…??」
「死んだよ」
…え?
「俺の心を食べさせたら、いきなり膨れ上がって、破裂して死んだ」
「……!!!?」
ユウの体から、ドス黒いエネルギーが噴き出した。ものすごい量で、口を開けているだけでもお腹にさらに流れ込んでくる。
「ウレシイナ…!!マた良い遊び道具がデキタ……!!ハ…ハハハハッ…!!」
いやぁあぁぁぁあぁぁぁ!!!やだやだやだやだやだ!!死にたくないっ!!!
「はぁ……はぁ……いゃ…来ないで……!!」
「…また死なせようとは思わない…。だから今日一気に食べさせはしないよ…。明日までに消化しておいて。」
そう言うとユウは部屋から出て行った。
冗談じゃない!これ以上食べられるわけないじゃない!このままあいつが戻ってこないうちに逃げ…
「…!?」
お腹が重くて起き上がれない!?ウソ!?
「…っ!!……っ!!」何度も起き上がろうとしたけど、苦しくて動けなかった。
480 :
473:2007/11/28(水) 18:29:39 ID:EeVG5QKJ
「…うう……ううう……」
涙が出てきた…。やだ…死にたくないよ……。
地獄に帰りたい…。どうしてあたしがこんな目に…。
「だれか…たすけて……。」
電気が消えて真っ暗な部屋にはあたしの声以外の音は聞こえなかった…
今日はここまでです …改行の間隔が難しい…
481 :
473:2007/11/28(水) 19:14:53 ID:NULJVJHp
あ、一つ訂正が…
最初の方
弱い人間相手なら楽に楽に〜 → 弱い人間相手なら楽に
直さなくても読めないことは無いか…?
ついに悪魔を手篭めにする人間まで現れた!?
十分新しい方向じゃないか、かぶってなんかないない
>さんざ既出の
「悪魔」って単語がある以外は、まったくの新機軸だ。
473氏に不都合なければ、続きを見・・・
お久です。いつかのスレの656です。
同じネタを考えていたところ、2つの話が考え付いてしまいました。
そのため、内容が似ています。
しかし、せっかくなので、2つとも書くことにします。
最近盛り上がっている、悪魔ネタに通じるところがあり、
他の方の話とよく似ているかもしれません。そのときは、ご了承ください。
2つのうち、とりあえず片方を投下します。
「はぁ〜ぁ、今日も食べ過ぎちゃった……」
憂鬱そうなため息をついて、若い女性が電車に乗り込んだ。
人の疎らな深夜の電車。
がら空きの長いすに座った女性は苦しそうにお腹をさすった。
胸の下からぽっこりと膨らんだ女性の腹は服を圧迫し、ズボンのボタンが締まらないでいた。
「あぁあ、また太っちゃうなぁ」
女性は、膨らんだお腹をつまんでみる。食べ物が詰まった中身を包む、分厚い皮がつまめた。
名を、大曽根なつみという女性。
昔から趣味は食べることというくらいの食いしん坊で、いつも人一倍食べている。もちろん、取りす
ぎた栄養はしっかりと蓄えられて、彼女の体をぷくぷくと肥大させていた。体重も、着実に100kgに
近づいている。
太ってはいるが、柳原○奈子よろしくかわいらしい外見のため、男性に声をかけられることも多か
った。しかし、毎回デートの食事の席でその本領を発揮してしまい、いつもフラれているのだった。
その日は、高校時代の友達と久しぶりに会い、食事会を開いていた。
「みんな久しぶり〜元気だった?」
「3年ぶりくらいだね〜」
「なつみ、あんたまた太ったでしょ?」
皆、なつみの体型をちゃかした。これは高校時代からの伝統のようなものである。なつみは、もち
ろん嬉しくはないが、特に気にせず笑って受け止めている。
運ばれてくる食事。この日は中華のフルコースだった。
皆食事とお喋りに夢中になる中、1人だけ、料理にほとんど手をつけない女性がいた。
「あれ? あきえ、食べないの?」
「なつみ、忘れたの? 私、昔から食が細かったじゃない」
そう答えたその女性は金山あきえ。同級生の1人だが、なつみに比べると子供のように見えてし
まう。
……そもそもなつみが、他の誰よりもどっしりとしているから余計にそう見えるだけだが、普通の
同級生と比べても、明らかに細い。背は普通ほどあるが、痩身のせいで小柄に見える。
腕などはもう骨と皮のようで、胸もなく、足も細く、ちょっと力を加えれば折れてしまいそうな体だっ
た。
「私、もうお腹一杯だから……みんなで私の分まで食べて」
「……なんて言うもんだから、つい2人分食べちゃったじゃない」
誰もいない電車で、なつみが愚痴る。
本当は2人分どころか、3人分は軽く食べていることに本人は気づいているのかいないのか。
「あきえはいいなぁ。あんなにスリムで……でも、一杯食べれないのは少し可哀想かも…あーあ、一杯食べても太らない体があればなぁ」
電車は、深夜の街を走り抜けた。
ガタンゴトンという心地よいリズムと、満腹から来る眠気で、なつみはいつの間にか眠っていた。
電車は、ゆっくりとスピードを落とした。刻むリズムの間隔がだんだんと短くなっていき、それはやがて停止した。
誰のためでもなく、ドアが寂しく開いた。
「……ふぁ? ……あっ、やばい! 降りなきゃ」
目を覚ましたなつみは荷物を引っつかむと、慌しく飛び出した。
「…あれ? 嘘っ! ここ違うじゃない!」
なつみは振り返ったが、ちょうどドアがピシャリと閉まるところだった。
動き出した電車はやがて加速をしていき、暗闇へと消えていった。
「やっちゃった……」
誰もいない、古びたホーム。小さな、虫の集まった電灯が1つ寂しく灯るだけで、周りには他に灯は見当たらない。電車の音が消えると、虫の鳴く音だけがただ辺りを占領する。
「……ここはどこ?」
駅の表示板は、かすれていてはっきり読めない。隣の駅名は何とか読めたが、なつみの知らない駅だった。
寝ている間に、どこか知らない路線まで来てしまったようだ。
「マジで……冗談じゃないよこんなとこに1人なんて…」
とりあえず、改札を出た。薄暗い待合室には当然のように誰もいない。駅前も、バス停どころか車1台ない。本当に、その空間になつみ1人だった。
「……冗談じゃないよぉ…」
鳴きそうな声でつぶやいたが、それを聞いた者もいない。
時間は夜の0時近い。この時間なら、こんな小さな駅に止まるのはおそらくさっきの電車が最後だろう。
なつみは、泊まれそうな場所、せめて人家でも、と思い、少し歩いてみることにした。
街灯もない、両側に林の続く道。曇っているのか、星もない。
「誰かぁ、いませんかぁ」
ほとんど涙声になりながら、なつみは歩いた。
「……あれ?」
駅から程遠くない林の中に、小さな灯を見た。
近寄ってみると、小さな街灯が1つ、ぽつりと灯っていた。
そしてその横には、いかにも古そうな、木製の鳥居が佇んでいる。
「神社……?」
もしかしたら、人がいるかもしれない。そう思い、なつみは鳥居をくぐった。
突き当たりに建物はなく、祠が建っているだけだった。当然神主などは見当たらない。
なんだ……となつみが肩を落としていると、
こんなところに人とは、珍しい……
誰もいないはずの空間から、声が聞こえた。
「やっ……何?」
久しぶりだ…何年ぶりだろう?
「何? 何ぃ?!」
半泣きで、なつみはへなへなと座り込んだ。
さぁっと風が通りぬけ、林がざわついた次の瞬間、 なつみの目の前に、少年が立っていた。
「ひぃぃぃぃっ! お、お化けぇぇぇ」
「誰がお化けだ! 失礼な!」
神職の服を着た少年が、仁王立ちでなつみを見つめる。状況が読めず、なつみはただ呆然としているだけだった。
「俺はここに祀られた神だ。お前の願い事を1つ叶えてやることができる」
いささか信じがたい話を、あっさりと少年は言ってのけた。
「願い……? 何いってんの……?」
「信じるか信じないかはお前次第だがな。信じないならいいぞ」
なつみは状況が飲み込めなかった。
誰もいない駅に置き去りにされ、暗い神社に迷い込み、目の前に現れた少年は願い事を言えという。
こんなコテコテのファンタジーな状況、すんなりと飲み込めというのも無理な話だが。
逃げようにも、腰が抜けて立つ事もできない。信じたかどうかは別として、なつみはとりあえず願い事を言ってみた。
「太ることなく、お腹一杯食べられる体が欲しい……」
全てを変える事が出来るかもしれないという状況で、なつみのあまりに私的でわがままな願い事に、少年はいささか呆れたが、すぐに真面目な顔になり、
「それはできない」
なつみの願いを断った。
この世は全て等価交換である。どこかに正が出来れば、どこかに負ができる。
この場合、食料を取り込むということとエネルギーを得ることは不可分であり、
得たエネルギーをゼロにすることは不可能である。正だけを作ることはできない。
少年がここまで説明したとき、なつみが割って入った。
「じゃぁ、負を作ればいいのね!」
「えっ……?」
「どこか、私が得たエネルギーを受け止めてくれる場所があればいいのね!」
「それはそうだが……お前が人間である以上、その相手も人間でなければならない。そんな相手がいるのか? それに、1と1を0と2には出来ないから、お前のエネルギーを相手に移す代わりに、お前は相手のエネルギーを得なければならないのだぞ」
なつみは考え込んだ。
先ほどまで少年の言うことなどこれっぽっちも信じていなかったが、念願の体を手に入れるチャンスかもしれない、と思うと、信じずにはいられなくなっていた。
しばらくして、はっ、となつみは思い浮かんだ。
「……あきえ」
「ん?」
「私の同級生の金山あきえ! あの娘のエネルギーと私のエネルギーを交換してちょうだい! 彼女なら小食だから私はエネルギー過多になることはないわ!」
数秒の間、少年は眉をひそめてなつみを見つめていたが、
「それが本当にお前の望む願いか」
なつみは頷いた。
「それでは、その願い、叶えてやる」
強い風が辺りを通りぬけた。後ろに飛ばされたなつみはそのまま気を失った。
風が止むと、少年の姿は消えていた。
一旦切ります。
今回の話は、肥満「化」の描写はほとんど入れられませんでした…
それどころか、しばらく「肥満」すら薄れるかもしれませんが、
しばしお待ちを…
656さんGJ
>>493 >今回の話は、肥満「化」の描写はほとんど入れられませんでした…
いやいや
肥満化の前に
そういう状況設定や太る前の描写をしっかりしてくれたほうが
結果として完成度の高い物語になると俺は思うぜ
496 :
473:2007/11/29(木) 19:36:54 ID:YgXI6j3o
SSの流れを断ち切るな と言わんばかりの勢いで投下
2,
「ちゃんと全部消化した?」
朝になってユウが部屋に入ってくるなり聞いてきた。
「……そん…な…ワケ…ない……でしょ……はぁ…はぁ……。」
結局あたしは身動きがとれないままこの部屋に横たわっていた。夜が明けても相変わらずあたしのお腹はパンパンのままだし、息もうまくできない。
「うん。そんなの関係ない。また食べてよ俺の心。今、俺イライラしてしょうがないんだよね。このまま出かけたら……すれ違ッタ人とか…殺しチャうカモ……。」
何いってんの!!? もう入るわけないじゃない!! ていうか、人を殺しちゃうって何!?こいつ、絶対ぶっ壊れてる!!!
「ム…リ……やめて………お腹……いっぱい……。」
しぼり出すようなあたしの声を無視してユウはあたしの顔の横に力なく座り込んだ。
「俺だって、通り魔なんかになりたくないし…。喋れるってことはまだ入るよね?」
「だめ…も…ム……リ……」
“ガッ”
「んむっ!!」
ユウが噛みつくようにあたしに口づけしてきた。
「んんんんんーーーーーーっ!!!」
“ズ…ズズズ……ドクン……ドクン……”
また大量のエネルギーがあたしに流れ込んできた。なんとか突き放そうとしたけど、ブクブク膨らむお腹をささえるのに必死で全然抵抗できなかった。
「……っ…ぶはっ…!!」
あたしのおなかがささえきれないほど大きくなったところでユウは口を離した。
「…夜になったらまた食べてもらうから…。」
そう言い残すと、ユウはゆっくり立ち上がって部屋から出て行った。
>>496 GJ!!
実は前からどんどんエネルギーを吸収しちゃってブクブク太る悪魔っ子を想像することがありました。自分の大好きなシュチュエーションです!
498 :
473:2007/11/29(木) 20:01:53 ID:YgXI6j3o
「はっ……はっ………」
苦しい。息ができない。
さっきユウはこれから出かけるような事を言っていた。たぶん、人間の仕事場か何かに行くんだろう。
あいつが帰ってくる前に何とかここから逃げないと本当に殺されちゃう!!
「で…でも……」
あたしは、かすむ目を自分の体の方に向けた。そこには両手で抱えきれないほど大きなあたしのお腹が鎮座しているのが見えた。
…このお腹をなんとかしないと、逃げるどころか起き上がれもしない。
苦しさでボー…っとする頭をフル回転させると、ふと、 生き物の消化吸収をコントロールする魔法 とかいうのをはるか昔に教わったのを思い出した。
「これ…しか……な…ぃ……。」
はちきれそうなお腹に手をまわして念を籠める。
「ん… え… あれ……?」
何も起こらない。
「え……ウソ……なん…で……?」
確かこうやるハズだったのに…
「んっ……えぃ…っ…はぁ…はぁ……うっ……っ……はぁ…はぁ…」
何度ためしても、やっぱり何も起こらない。
「そんな………。」
もしかして、一度習ったばかりで一回も練習しなかったから上手くいかないのかな……。
「う…っ…えぃ…っ………はぁ…はぁ…」
キライな上級悪魔に教えてもらった魔法だったからちっとも覚えてやる気なんて無かった……
そのあとも体を軽くする魔法や体を浮かせて移動する魔法もためしてみたけど、何一つ成功しなかった。
GJ
でも今度からはある程度書けてから一気に投下するといいよ
500 :
473:2007/11/29(木) 20:13:07 ID:YgXI6j3o
「う……う……ふぇ……ぐす……。」
また涙が出てきた。
「ごめん…なさい……。もう……練習……サボリ…ません……ぐす……。ナマ…イキ…な…口も…たたき…ません…。ぐす……ちゃんと…マジメ……に…修行……します…ぐす……。だから…だれか……たすけて……。」
涙が止まらない。
こんなことなら人間界に来なきゃよかった…
もっとちゃんと魔法の練習をすればよかった…
あんなヤバイ人間に捕まっちゃうなんて…
あたし落ちこぼれなんかじゃないのに…
なんでこんな目にあわなくちゃなんないのさ……。
今日はここまで。 消化吸収をコントロールする魔法 というのがファティス姐さんと被ってる気がする今日この頃。
次回こそ肥満化…できるかな?
>津村氏
うわー、私がカキコした話に絵が付いてた。
気恥しいやら、なんやらで・・。
亀ですまん。
>>473 肥満化でなくても膨腹フェチの俺には
これ以上無いオカズです。ありがとうございます。
>津村氏
トンクス。
あぁ。私のカキコしたヤツに絵がついてるなんてびっくり。
2重カキコって。何やってんだ俺。
知り合いに彼氏ができると太る女がいるんです。
別れると痩せていき、彼氏ができると太るんです。
これは珍しいタイプですよね
別におかしくないんじゃないか?
幸せ太りとかいうし。
おお、あぶらみに紫様と妖夢が投下されてるじゃないか
あまり口を開くと熱入って皆にうざがられそうなんで自粛するが
絵師様方乙&グッジョブ
ちゅーわけで
>>492の続きです。
朝日に照らされて、なつみは目がさめた。
そこは、昨日彼女が降りた、人のいない駅のホームだった。
「あれ……いつの間に私……」
右のほうから、電車の警笛が聞こえた。始発列車がやってきたのだ。それはゆるやかに速度を落とし、なつみの目の前にドアを運んで停まった。
あれは夢だったのだろうか
あの夜の出来事を、しばらくの間、なつみは不思議がって思い込んでいた。
「まさかね。そんなことあるわけないじゃん」
1週間ほどして、そのこと自体がなつみの頭の中から消え去ってしまったが、再びそれが思い起こされるのはあの夜から1ヶ月ほど経ってからのことである。
あの夜から半月ほどのある朝、いつものように着替えていると、なつみは違和感を覚えた。
いつもお腹をへこませ、苦労して上げているジーンズのファスナーが、すんなりと上がったのである。
「あれ……?」
不思議に思い、彼女は脱衣所の奥から体重計を引っ張り出してきた。乗るたびに記録を更新するため、うんざりして放置していたものだ。
恐る恐る乗ってみる。すると……
「……5kg、減ってる?」
その針は、前回乗ったときよりも5小さい数を指していた。乗ってない間にも体重は増えていただろうから、それを考えるとかなりの減量である。
「嘘、まさかダイエット成功?!」
全く記憶に無いダイエットの成功に、なつみは舞い上がった。ルンルン気分で出かけたなつみは、その1日が最高に思えた。
体重の減少は、これだけに終わらなかった。
その後も毎日、少しずつだが体重の減少は続いた。1週間後には昔履いていたジーンズに履き替えた。下着も、諦めずにしまっていた1つ小さいサイズのものに変えた。
100kg目前だった体重も90を切り、80を切った。誰が見てもデブだった体も、人によってはぽっちゃりと形容されるまでになってきた。周りから「痩せた?」なんて声をかけられることも増え、なつみは嬉しくてたまらなかった。
食事の量は減っていないのに、何で痩せるんだろう。病気?
なんて一瞬思ったが、結果オーライとして、特に気にすることは無かった。
「あれ? もしかして、なつみ?」
服を選んでいるとき、なつみは声をかけられた。
振り返ると、なつみの見覚えの無い人が立っていた。
「痩せたよね? いいなぁ」
その女性の顔に、面影をみつけた。
「……あきえ?」
それは紛れも無く金山あきえだった。しかし、以前のガリガリで骨と皮の姿はどこにもなく、十分にポッチャリ体型である。デブとまではいかないが、今のなつみとほとんど変わらないくらいに肉がついていた。
「ごめん……気づかなかった。なんか、急に健康そうになってたから、わからなかったわ」
「そうなのよ……最近急に体重が増え始めて、服が入らなくなっちゃって買いに来たのよ。前は痩せすぎで医者にも注意されてたから、丁度いいや、なんて思ってたら、いつの間にか普通レベルを超えて太っちゃて……おかしいなぁ前と同じくらいしか食べてないのに……」
そう言って、あきえはウェストを気にした。
むに、と、肉がつまめているのが、服の上からでもわかる。
太っていたなつみと、ガリガリだったあきえ。かつては2人同じ棚から服を選ぶなど、到底不可能だったはずだ。しかし今や、それが可能となるほど、2人の体重は近づいていた。
激やせしたなつみと、激太りしたあきえ。
この瞬間、なつみはあの夜の神社の出来事を思い出した。
まさか、あの願いが本当に叶ってるの?
あれは夢じゃなかったの?
「でもなつみだって、一瞬誰だかわからなかったよ。前よりずいぶん痩せたね。どんなダイエットをしてるの?」
「えっ?! あ、うん、毎日運動をちょっと……」
店内で適当に話し、あきえは、これから用事があるから、と言って去っていった。
>>
失礼。
>>511の前に、以下の文が抜けてました。
体重の減少に気づいてからまた半月。服のほとんどがブカブカになってしまったので、なつみは、新しい服を買いにデパートへとでかけた。
少し前では買う気など全く無かった小さいサイズ(それでも、普通の女性から見るとまだまだ大きいサイズ)の買い物に、なつみは心躍らせた。
なんであきえが太ってるの? あれは夢じゃなかったの?
何度も、なつみは自問した。
私が痩せて、あきえが太ったのはあの夜の願い事のせい?
あの少年がやったの?
私が願い事をしたから?
私とあきえの摂取エネルギーが入れ替わって?
私があきえを太らせたの?
どうしよう……私、とんでもないことしちゃったのかな…
帰りの電車の中でも、なつみは思いつめた。あきえを太らせて自分が痩せた罪悪感が重くのしかかる。
耐え切れずに、正当化することで罪悪感を必死にかき消そうとしていた。
…そうよあの娘はもともと小食で、痩せすぎで不健康そうだったし、
私と交換して丁度いいのよ。
痩せすぎが解消されて、よかったのよ。私は痩せて、一石二鳥。
見た目にもあまりこだわらない性格だし、大丈夫でしょ。問題ないわ。それに……
「今までいい思いをしてきたんだもん。私だけ太ってて、不公平よ。あきえも、少しくらい太ったほうが良いのよ。いい気味だわ……」
とりあえずここまでです。
515 :
394:2007/12/02(日) 00:07:33 ID:lrGxfUnn
しばらくPCが使えず予定より投下に時間がかかりましたが続きです。
(前回
>>452-455)
とは言え、魔理沙の言うことは間違っているというわけでもない。
普段ならともかく今の体型では幻想郷中を回るのは一苦労だ。
楽な方を持っていかれたのにはちょっと腹が立つが。
「適材適所、ね。単に紅魔館に忍び込み慣れてるだけじゃない」
…表向きは魔法の森にある自宅で魔法店を経営する魔理沙だが、副業は泥棒だ。
主な獲物は紅魔館の大図書館に収められている魔法書。
そんなもんの何が面白いのか霊夢にはさっぱり分からないが。
「仕方ない…。行きますか!」
納得はいかないがいつまでも愚痴愚痴してるわけにもいかない。
第一そんなのは性分じゃない。
霊夢は気合い一発、空を飛ぶ程度の能力を発動すると永遠亭のある竹林を目指すことにした。
のどかな幻想郷の上空を今出来る限りの速度で飛ばしながら霊夢は自分が置かれている状況を整理し始める。
魔理沙はちっとも信じていなかったようだが「急激に太り出したのは今朝」というのは事実なのだ。
(あー、今思い出してもこっぱずかしいわ…)
516 :
394:2007/12/02(日) 00:10:52 ID:lrGxfUnn
目覚める直前まで霊夢は夢を見ていた。
その夢の中、自分は何故だか素っ裸で食事をしていた。
その食事の量たるや食いしん坊で知られる幽々子も多分真っ青になるくらいだった。
何せ夢の世界を埋め尽くすほどの量だ。見渡す限り食べ物食べ物食べ物……どう考えても異常な世界観だが、そこは夢なのでおかしいとも思わない。
ひどい空腹感に追い立てられるように目の前の料理に食らいつく。手掴みで。
口の周りを…いや、裸で料理に埋もれてるので、口だけといわず体中をベタベタに汚しながら食べまくる。
そうして現実なら一日かかっても食べきらないほどの量を一息に平らげるが、どういわけか満腹にはならない。
満足感には満ち足りているのに限界が見えないのだ。いくらでも食べられる。
そして、これまた現実では有り得ないことに一口飲み込むごとに体が膨れていった。
こぶし大に握られたおにぎりを平らげる。ぷっくりと頬が丸くなる。
(あぁ、ダメだ)
香ばしい匂いを立てるうなぎの蒲焼きを平らげる。お尻が一回り大きくなる。
(ダメだってば)
出汁のきいたつゆのうどんを平らげる。腕が、太ももがむっちりと肉を付ける。
(食べちゃダメよ)
大きな椀に盛られた餡蜜を平らげる。下腹がぽっこりと出てくる。
(そんなに食べたら太っちゃうじゃない)
熱々の焼き肉を平らげる。更に遠慮なく腹肉が盛られていく。贅肉の段が形成される。
(あぁ、ダメなのに、ダメなのに)
ダメだと分かっているのにブレーキが利かない。
(止められない…、だって、気持ち良いんだもの…!)
517 :
394:2007/12/02(日) 00:12:44 ID:lrGxfUnn
「…って、なんだそりゃ!!」
霊夢は自分の突っ込む声で目を覚ましたのだった。
鏡を見ずとも顔が赤らんでいるのが分かる。
まるで一人でナニをしたあとのような気だるさと熱っぽさがあった。
それからひどい空腹感。まるで夢の中と一緒だ。
とにかく朝ご飯にしよう、と布団から体を起こした霊夢は不覚にも絶叫してしまったのだった。
以上、ここまで回想シーン。
「はぁぁ…。まさか夢の中と同じ体型になってるとはなぁ」
しかも、腹の虫を抑えるために用意した朝ご飯がいやに美味しく感じて食べ出したら止まらなくなってしまった。
おかわりの食事の準備をしようかどうか本気で迷っているところに魔理沙が訪ねて来たので我に返ったのだ。
(彼女が訪ねてこなかったら数日分の食材を食べ尽くすところだったかもしれない)
518 :
394:2007/12/02(日) 00:17:42 ID:lrGxfUnn
それにしても、この異変の餌食になるのはどういった者なのだろう?
人間が暮らす里ではまだ大した騒ぎになっていないようだ。
また、魔理沙と自分に出た肥満化の差も気になる。
無関心を装ったがやはり自分の方が太ってしまったことにはショックを受けたのだ。
「あいつと私の何が違うっていうのよ……ん?」
眼下の深い草むらで何かが動いた。
速度を落として様子を窺うと小さな妖が草むらを掻き分けて何やらぼやいている。
(あれはリグルじゃないの)
リグル・ナイトバグ、蛍が長い年月を経て人型へと変化した妖怪だ。
白いシャツに短いズボンをはいて真っ黒いマント(に見えるが羽、なのか)を棚引かせる。
そんな服装に加えて短い髪と凹凸のない体つきのせいでパッと見は男の子のようだがれっきとした女の子だ。
人間の子供と殆ど変わらない容姿をしているが、蟲を操る程度の能力を持つ。
たかが虫と侮ること無かれ。当然毒蟲も操れるので一般人にとっては十二分に危険な妖怪なのだ。
だが、この近辺の妖怪の中では最弱レベル。妖怪退治に慣れた者ならそう怖れることもない。
実際、霊夢も相手をしたことがあるが大した被害は受けなかった。
霊夢が最後に見かけたのはもう数ヶ月も前だが、記憶している姿よりぽっちゃりしているように見えるのは気のせいではないだろう。
(ふーん。妖怪も影響を受けるのね。…それにしても)
519 :
394:2007/12/02(日) 00:19:39 ID:lrGxfUnn
霊夢は高度を落としてリグルの背後へと周り込んだ。
「なんで魔理沙といい、あんたといい、私より影響が小さいのかしらね」
「ひぇぇ!?」
後ろからいきなり不機嫌な声を出された妖怪少女は声を裏返して驚いた。
飛び上がった拍子に前のめりに転げてしまう。
その体勢のまま恐る恐る後ろに視線を巡らしたリグルは更に驚いて四つん這いのまんまで霊夢から離れた。
「そ、その格好、まさか、あの巫女?!」
「そんなに驚くことないじゃないの」
「だって…」
異変解決のほか、妖怪退治も巫女の大切な仕事だ。
リグルのようなまだ若く力の弱い妖怪から見れば霊夢は恐怖の対象である。
ふいに目の前に現れたら驚くのも無理はない。
しかし、リグルは霊夢の顔と出っ張った腹を交互に見比べて目をパチクリさせた。
その様子は天敵の出現に驚いたというよりは、巫女が大きな腹を抱えて現れたことに対する驚きのようだ。
そりゃびっくりするのも分かるのだが、霊夢にしてみれば何とも腹の立つ反応である。
「寄り道している場合じゃないんだけど情報不足だからね。
リグル、あんたの話も聞かせてもらうわよ」
ビシッと指を突きつける。リグルの触覚が不安げに揺れた。
520 :
394:2007/12/02(日) 00:21:04 ID:lrGxfUnn
「情報ってみんなが急に太りだしたことについて?知らないよ、なんにも。
まさか私にそんな力があるわけでもないし…」
「別にあんたが黒幕だなんて期待はしてないわ。
この数日間、何をしていたか聞かせてほしいだけ」
「え…いや…それは……」
急に歯切れが悪くなった。何か隠している雰囲気である。
大した情報でなくとも今の霊夢が見逃すはずもない。
懐からスペルカードを抜き出すと目の前でヒラヒラとさせる。
「言う気がないなら力尽くだわ。
あんたも言いたくないなら私を弾幕で撃ち負かすのね」
過去に一度ボコボコにされた相手に凄まれたリグルは既に半ベソ状態だ。
それでもこんな状況でなかったらもっと妖怪らしく堂々と決闘を受けただろう。
こんな状況……リグルにとっては肥満化なんかよりもっと悲惨な事態なのだ。
今が冬で、しかもこの数日で急激に気温が下がったことは彼女にとって致命傷だった。
彼女の仲間であり一番の攻撃手段である虫たちが次々に隠れてしまったのだから。
そもそも彼女自身が寒さにはあまり強くない。圧倒的不利な状況での弾幕合戦なのだった。
(でも、ここで手も足も出なかったなんてことになったら虫の立場がますます危うくなるわ!)
昔は良かった。大百足や大蜘蛛といった人間に恐れられる妖蟲たちがいた。
今は違う。妖蟲族は次第に力を失い、数は減り、自分のような若輩者がリーダーとして活動している。
人間からもたかが虫と侮られてばかりだ。
521 :
394:2007/12/02(日) 00:28:52 ID:lrGxfUnn
「いいよ、今日こそ一泡吹かせてあげるんだから!」
リグルは震える声で啖呵をきった。負けるわけにはいかない。
例え勝ち目がなくとも逃げることは許されない!
「…って、これじゃ私が悪者みたいじゃない」
…と、今回はここまでです。次回はいよいよ弾幕ごっこ。
ゲーム本編を知らない東方ファンの本領発揮ですorz
>>前792氏、前スレ225氏、ねりぞう氏
イラスト拝見しました。イラストで見る肥満化東方キャラ、素敵です。
>>456 段々太っていく過程をどれだけ書けるか分かりませんが頑張ります。
>>458 本編をプレイしてないと表現が難しそうな弾幕ごっこをどれだけ再現できるかが心配ですが…。
473氏、656氏、394氏、皆様GJです。
元々賑わってはいるスレですが、ここ最近はさらに勢いが増してますね。
なんというSSラッシュ…
524 :
名無し調教中。:2007/12/02(日) 09:25:07 ID:moWW8xp9
素晴らしいです。
某掲示板でダイエットしてるけど、本当は太らされて豚扱いされて
みたいという子を見つけました。
メール調教限定らしいんですが、定期的にサイズを測らせて、
前後の比較を楽しもうかと思っています。
3サイズの前に、首回り、二の腕、太股、足首のサイズを測らせたら
よがってましたw
SSみたいに、魔法が使えりゃ楽なんですけどねぇ・・
ここで本人が報告されてない絵でも
SSと関連しているのであればまとめサイトにのっけてほしいな。
でもそういうのはマズいのかな?
>>524 そいつにこのスレのことを教えてやったらどうだ?
>>525 俺も気になってたんだけど
「あぶらみの絵はスレで本人によって報告されたものに限りまとめサイトに掲載」っていう
コンセンサスの存在が最近は空気になってる気がする
SSを元ネタに書かれた絵は報告なくてものっけてもいいんじゃないかなあ。
完全オリジナルの絵は報告ないとダメってイメージがあるけど。
別に法的にどうかじゃなく、俺の中ではそういう感じってだけね。
529 :
473:2007/12/03(月) 16:25:40 ID:jVg+vJI+
>>500 の続きを投下
3,
あの後、何度も何度もためして、消化吸収をコントロールする魔法だけはちょっぴり成功した。夜が明けた今、あたしのお腹は人間の妊婦くらいのサイズまで小さくなっている。
「うう…でも、いきなりデブった……。」
当然かも知んないけど、エネルギーを栄養に変えて吸収した分、お腹が引っこんで体がひとまわり大きくなった。座ってると太ももの肉が広がって気になるし、二の腕とかもタプタプしてきた。胸もちょっと大きくなった気がする。
…お腹さえ完全に引っこめばまだ“ふっくら”程度で済む…かな…?
だけど、それより今問題なのはさっきからずっと頭がクラクラすることだ。
「うぇぷ……キモチ悪ぃ…。」
食べさせられたエネルギーがめちゃくちゃ濃かった上、それをムリヤリ消化したから胸焼けがすごい。こんなんじゃとても外に逃げ出すなんてできない…。
「よい……しょ……」
お腹をかかえて立ち上がる。丸く膨らんだお腹が重くて、歩くだけでも一苦労だ。
「ふぅーーー…。」
あたしはベッドに横になった。体がだるくてこれ以上動けない。あまりの満腹感で気がヘンになりそう。
昨日まではお腹ペコペコで、おいしい心をお腹いっぱい食べたいなー、なんて思ってたけど、こんなにいらない。人間がこんなに危ない生き物だったなんて…。
「つかれた……ねむたい……。」
昨日の夜からずっと、必死でエネルギーを消化していたからものすごく疲れた。このままちょっと寝たら胸焼けも治るかな……。
「……ぅん…。……あれ…もう夜…?」
あたしが目を覚ますと部屋はもう暗くなっていた。いつの間に寝ちゃったんだろう。
「そうだ…ここから逃げ…。……っうわぁ!!?」
ふと横を見るとそこにはユウが立っていた。部屋の灯りくらいつけなさいよ!!ビックリするから!!
530 :
473:2007/12/03(月) 16:46:21 ID:jVg+vJI+
「…ただいま…プラン…。」
「ただいまって……ひぃっ!!?」
ユウの顔を見て、小さな悲鳴をあげてしまった。そこにはどんな悪魔でもかなわないような怖い顔があった。
口は耳まで裂けそうなくらい笑っているけど、眼は鬼みたいに怒ってる。
「な…なに…?その顔…どうしたの…?」
あたしは震えが止まらなかった。歯がカチカチ鳴っている。
「いや…今日許せないことがあってさ…。せっかくだから色々ストレスを溜めてきてみた。お前のために。食べてよ。もう朝の分は…消化…シタンダロ……?」
“ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…”
ユウの体から真っ黒なエネルギーが噴き出した。ものすごい憎悪… っていうか部屋が揺れてる!あんたどこの暗黒騎士よ!!魔人やデーモンでもこんなオーラ出さないわよ!!なんで人間からこんなエネルギーが出るの!?
こんなとんでもないエネルギー食べさせられたら今度こそ破裂しちゃう!!
「イヤよ!!お腹いっぱいでもう入らな……」
“ガッ”
「んぶっ……!!!」
またユウがあたしの口に噛みついた。そして真っ黒でドロドロのエネルギーがあたしに流れ込んでくる。
“ドクン…ドクン…ドクン…”
「!?…んんっ!!!んんんんっ!!!?」
このエネルギー濃すぎ!!体の中が熱い!!苦しい!!!
「……ふぅ…。」
ユウがやっとあたしから離れた。
あたしのお腹は真っ黒なエネルギーで山のように膨れ上がっている。
「……………。」
もう喋れない。何を言おうとしても口がパクパク動くだけ。目の前が真っ暗に……あ、部屋が暗いんだっけ。
「フフ…アハハハ……お前は便利だね。日頃の欝憤を晴らす良い道具だ…。フフ…今日はもう…いいや…。…おやすみ。」
それだけ言うと、ユウは部屋から出て行った。
531 :
473:2007/12/03(月) 16:53:09 ID:jVg+vJI+
…たぶん…体をピクリとでも動かしたらこのお腹は弾け飛ぶ…。
…お腹が爆発して、痛さでのたうち回って死ぬあたし…
そんな想像が頭の中で膨らんでいった。
きっと明日もあいつはあたしに無理やり食事をさせるんだろう…。
――――もしかして明日死ぬのかな…――――
天井を見上げる両目から涙がこぼれ落ちたのがわかった。
今回はここまで。確かに膨腹シーン多いかも……
>>473 乙です。
肥満化&膨腹でどこまで太るか楽しみ。
最近のSSラッシュは素晴らしいですな。どの作品も
続きが楽しみすぎる。
>>513の続きです。
なつみの体重の減少はその後も続いた。
デブからポッチャリになり、そして普通レベルと言われてもおかしくないほどになった。もともと可愛らしい顔つきだったなつみは、痩せてさらに美人になり、ちやほやされるようになった。数日のうちに、誰もがうらやむスタイルを手にしていたのである。
それでいて、食べても食べても体重は増えない。
なつみの望んだ、「食べても太らない体」は見事になつみのものになった。
いざ、自分の思い通りになり、周りからもてはやされると、あきえのことなど、いつの間にかなつみの頭からすっかり消え去っていた。
食べても太らない体を手に入れて、なつみは変わった。
自分に自信がつき、生活スタイルはもとより、性格まで変わった。
食べるのが大好きなのは相変わらずだから、食べても太らないのをいいことに、以前に増してなつみは大食いになった。
週に1回は、安価なバイキングに出かけ、お腹一杯に満足するまで食べた。近くの定食屋の、大盛りチャレンジにも挑戦し、そして賞金を得た。そして、その賞金を使い、さらに念願の食べ放題ライフを満喫したのである。
「今日の晩御飯、○○屋にしない?」
「えっ、あそこって量多いんだよね? なつみは食べられるの?」
「私なら大丈夫よ」
定食屋では常に大盛り。しかも、デカ盛りと称されるような特大盛りの店をよく好んだ。付き添う友人は、最小レベルでも食べきれず、いつも完食するなつみにあきれた。
「なつみ……よくそんなに食べてその体型でいられるわね」
「私、痩せの大食いなのよね〜」
当然、間食も欠かさない。大好きなクッキーやチョコをひたすら買っては、足りなくなったお金はバイトと賞金付き大食いで稼いだ。
「負けたよ……お姉ちゃんすごいねぇ。はい、賞金。」
大盛り有名店の、幾度と無く大食いの超人が挑戦して玉砕してきた最上級の大盛りメニューも、ギャル曽根よろしくあっさりクリア。妊婦のようにお腹を膨らませながら、満足顔で賞金を受け取るのだった。
食べても食べても、太らない。それどころか、体重は痩せ気味を維持したままである。
お金にも困らない。食べれば食べるほど、お金は手に入れることが出来る。
周りからちやほやされる。食べたいものも好きなだけ食べられる。
「あ〜幸せっ!!」
あの夜の願い事や、あの日の友人の姿など、
もはや欠片も残っていなかった。
何週間も経った、ある朝。
「……あれ?」
モデルしか履けないような、細いジーンズ。足を挿れたなつみは違和感を感じた。
「きつい…?」
すんなり上がるはずの、ファスナーが上がらないのである。
「太った…? それともむくみかな?」
特に気にすることなく、タンスの中から、1つサイズの大きいものを出して、履いた。
次の日。
「……ん?」
またジーンズのファスナーが上がらない。昨日、1つサイズをあげたジーンズだ。なのに、今日もまた上がらなくなっていたのだ。
さすがに不審に思い、なつみは体重計を出した。痩せてから、もう増えることは無いと思い、再びしまわれていた体重計だ。
「うそ……」
ずっと50kgを切っていた体重。しかし、いまは60kgを越えていた。ヘソの周りに、わずかに柔らかいものが触れる。
「おかしいな…ちょっと食べ過ぎたかな…」
その日、なつみは食べ放題を、少しだけ自重した。
また次の日。
「なんで?!」
63kg。昨日よりも3kgも増えている。これは到底普通ではない。
「どうしたの? なんで?! …………!!」
なつみは、ようやく思い出した。
自分がこんなに痩せたのは、あの願いのおかげだと。
そして、その願いとは、小食のあきえと、大食の自分の、摂取エネルギーを交換するものだということ。
あきえのエネルギー摂取量が少ないから、自分が痩せたのだ。今回、自分が太った、ということは……
「……あきえの食事量が増えた?」
なつみは、急いであきえの電話番号を押した。しかし、どれだけ待っても電話に出る気配はなかった。
他の友人にあたってみても、県外に出ていたり、忙しかったりで、あきえの今の様子を知るものは誰もいなかった。それどころか、居場所すらわからない。誰も、実家すら知らなかった。
「どうしよう……あきえに食べるのを控えてもらわないと…」
それから、なつみはあきえを探した。
いろいろ交友関係をあたったが、それでもあきえの居場所はつかめなかった。デパートの服売り場や、同窓会のあった店、高校など、思いつくところはすべて訪ねた。
しかし、手がかりはなかった。
日増しに、なつみの体重は増えていく。
1週間後には、80kgを突破した。以前太っていたなつみには、懐かしくもあるが、当然、それ以上に忌々しい数字であった。すっきりとした顎は再び2重になり、腹の肉もぶよぶよとつかめるようになってきた。
以前の服を取っておいたので、服に困ることは無かったが、そんなこと、なつみにはちっとも嬉しくない。
100kg手前だった体重が、数週間もしないうちに50kgを切るまでに減り、また、元の体重に戻ろうとしている。
ここまで劇的に変化すると、周りの友人たちもさすがに奇妙だと思い、なつみから距離を置くようになった。痩せてるのに食べ放題という事をうらやんでいた者からは、自業自得と影で罵られた。
しかし、なつみはそんなことに耳を貸す暇は無かった。
一刻も早くあきえを見つけ、食べるのを止めさせないと、自分がどんどんと太ってしまう。
やがて、なつみの体重はついに以前よりも重くなってしまった。
その次の日には、あれほど嫌がっていた3桁の大台を、軽々と突破してしまった。
もう以前の服すらも入らない。あきえを探す片手間、なつみは服の買い物を余儀なくされた。
日に日に重くなっていく体に、ノイローゼ気味になったある日、一本の電話があった。
「なつみ! あきえの居場所知ってるよ!」
「ほんと?! どこ?! 今なにしてるの?!」
「それが……」
友人の話によると、あきえは某市の自宅アパートに、ここ最近ずっと引きこもっているのだという。外を出歩かず電話も出ないため、誰も居場所がわからなかったのだ。
なつみは、教えてもらった住所へ飛び出した。全速力で行きたかったが、何せ100kgを越えた体重である。走っても、すぐに息が切れる。
周囲に暑苦しさをばら撒きながら、電車を乗り継いで、なつみはあきえのアパートへと向かった。
ピンポーン……ピンポーン……
「あきえ…! あきえっ!」
どれだけチャイムを鳴らしても、ドアを叩いても、中から反応は無い。郵便受けの広告も溜まりっ放しだった。
ガチャガチャ……ガチャリッ
「あ、鍵が開いてる……」
なつみは、そっとドアを開けた。
「……あきえ?」
瞬間、なつみの鼻を異臭が突いた。食べ物の甘い匂い、辛い匂い、酸っぱい匂いと、汗臭さ、生臭さが混じった、なんとも形容しがたい異臭だった。
全力で駆けつけた、100kgのデブの汗の臭いなど、瞬間にかき消された。
中は電気もついておらず、薄暗い。窓もカーテンも開いていないようだ。
「!!」
暗闇に目が慣れたなつみが見たものは、開け放した冷蔵庫の前で床に座り込み、お菓子の袋やらペットボトルやらの空容器の山に埋もれた巨大な人間だった。
おそらく200kgは軽く越えていそうな巨体は、なつみに目もくれず、ひたすら食料を口に放り込み続けている。
両手を油やクリームでこれでもかというほど汚し、顔も、服も、髪の毛までベトベトである。おそらく何日も着替えていないのだろう、服は食料の汚れと汗でシミだらけだった。
ベトベトの腕は太もものように太く、食べ物を吸い込む顔は脂肪でパンパンになり、2重顎なんてもんじゃない。腹も胸も丸々と前に突き出し、座った体勢でまるでテーブルのように作用している。
シミだらけの服から、ブクブクとした腹が自己主張をしている。その腹も、またベトベトになっていた。
もはや、そこにいる人間が誰かは全くわからない。いや、人間かどうかもすでに怪しい。胸の膨らみ方と髪型から、女性だとはわかるが。
「………あ、あきえなの?」
全く反応せず、あきえらしき肉の塊は、次々に食べ物を運び続けている。
あきえの居場所を教えてくれた友人が、あの後、続けて言った言葉を思い出した。
「あきえ、ある日突然太りだして。食べる量は前の小食のままなのよ。最初は特に気にせず、変だな、で済ませてたんだけど、とうとう100kgを越えて……
それでも体重は増える一方で、医者に聞いても理由がわからないし……あの子、おかしくなっちゃったのよ。食べてないのに太るもんだから。それで、
過食症になっちゃったのよ。小食だったあの子がよ。信じられる? それから、ずっと家に引きこもっちゃって……家に行っても出てこないし、電話も出ないし……」
目の前で、ただただ食料をむさぼり続ける肉の塊。
かつて、ガリガリだった友人の姿。
食べても太らないと知った日から、なつみは、驚くほどの暴飲暴食を何週間も繰り返してきた。それだけの脂肪が、すべてあきえに付いてしまったのである。
これ、私がやったの?
私が食べた分のエネルギーが、あきえに行っちゃったの?
私のせい……?
「……やめてよ」
ほとんど泣きそうになりながら、なつみは言った。
「もう、やめてよ! お願いだから食べないで!」
なつみはあきえにしがみついた。それは、自分がこれ以上太りたくないとか、そんなことではなかった。(多少はあるが…)
自分のせいで変わり果ててしまった友人を、見ていられなかったのだ。
「もう食べちゃダメ、食べないでぇ……!」
無言のまま、あきえは100kgを越えるなつみの巨体を力いっぱい振りほどいた。女性の力とは思えない強い力に、なつみは投げ飛ばされた。
そして、あきえは目の前の袋を食べつくすと、次は隣の袋を漁り始めた。彼女に、なつみは完全に見えていない。
「ひっく……うっ…あぎえ゛……」
もはやどうすることも出来ない。
自分のせいで変わり果てた友人は、容赦なく自分を太らせていく。この瞬間も、なつみには肉がついているようだった。朝着てきた服が、少しずつきつくなってきているのがわかる。
「……あ」
なつみの脳裏に、神社が浮かんだ。
あの日、私が願い事をした、あの神社。あそこに行けば、願いを解除できるかもしれない。なんとかできるかもしれない。
なつみは、急いでアパートを後にした。
あきえは、そんなことお構い無しに、食べ続けていた。
駅へ飛び込んだなつみは、急いで、あの日乗った路線に飛び乗った。帰宅のために降りるいつもの駅を通過し、やがて列車は街を抜け、田園と森林地帯へ入った。
いつのまにか太陽は沈み、夜が訪れようとしていた。やがてあの夜の無人駅で、なつみは降りた。
あの日と、何も変わっていない。駅には人の気配が無いし、駅前には灯も無い。
息を切らし、なつみは走った。朝より明らかに重くなっている体が、事態の深刻さを物語る。朝にはピッタリだったシャツから、しっかりと、柔らかな腹肉が覗く。
林の中の灯は、あの夜と同じようにあった。そして、なつみは駆け込んだ。
誰もいない、薄暗い神社。あの日はただ恐怖に怯えていたが、今日のなつみはしっかりと立って、
「神様! 私の願いを叶えた神様! 出てきて!」
叫んだ。
静寂の林に声がこだまし、そして再び耳が痛くなるほどの静寂。
風が、吹いた。
「お前か」
あの日の少年が、同じように現れた。仁王立ちで、恐ろしいほどになつみを睨んでいる。
「この前の、私の願い、あれを無かったことにして欲しいの! 元に戻して欲しいの!」
「できん」
きっぱりと、少年は言った。
「あの日、身勝手な願いをし、友人をめちゃくちゃにしたのはお前だ。お前の力で何とかするんだな」
風とともに去ろうとした少年の袴の裾を、なつみは必死に掴んだ。100kgを越えた巨体とは信じられないほどの早業だった。
「まだ何か用か?」
「お願い……なんとかしてよ…あきえには申し訳ないことをしたと思ってるし…大変なことをしたって、わかってる……でも、あの子には、何も関係ないのに、私のせいであんなになっちゃって…、私、わたし、どうしたら……」
泣きついたなつみに、観念した少年は大きなため息をついて、
「……方法は1つだけある」
「えっ…?」
なつみに向き直り、威厳のある、静かな声で少年は告げた。
「1度叶えた願い事を、全て元に戻す、唯一の方法だ。それは、」
「………」
「願いを叶えたことによって生じた利益、損害、全て、自分で被ることだ」
「!」
「今回、お前は願い事をし、それにより、利益がお前方に生じ、損害が相手方に生じた。利益はすでにお前が被っているので、相手方の損害を全て被ることにより、願い事は解消される。プラスマイナスをゼロにするわけだ」
「……それで、あきえは元に戻るの?」
「すっかり元通りになる。ただ、受けた心の傷や記憶までは消せないが。どうだ?」
「あきえが、元に戻るなら」
「よし、了解した」
風が、林を包んだ。今までに無い、強い風だった。
しばらく木の葉を散らして舞った後、なつみを気絶させ、風は止んだ。
少年の姿も、同時に消えた。
風が止んでから数秒。
意識を失い、倒れこんだなつみの体に、異変が起きはじめた。
100kgを越える肥満体が、さらに膨らみ始めた。朝からの増量で小さくなっていた彼女の服が、さらに小さく見えていく。
覗く程度だった大きな腹肉はずんずん膨らみ、服を押しのけ、完全に露になった。同時にズボンのボタンが弾け、ファスナーも壊れる。
それでもなつみの膨張は止まらない。大根のような足も、2回り、3回りと太くなり、ジーンズを破いた。むくむくと膨れ上がる二の腕はシャツを破き、通常の人の太ももを軽く越える。胸もだらしなく膨らみ、辛うじて残っていた首は下から胸に、上から顎肉に隠された。
かわいらしいおデブちゃんだったなつみが、ただの肉の塊へと変貌していく。
数分間に渡り、膨張は続き、なつみの全ての服を破壊して、やがて止まった。
数日後。
「あれ? あきえ久しぶりだねー!」
街で、笑顔で友人に会うあきえがいた。
「今まで何してたの? それに、前に会ったときは急に太ってたけど、もうすっかり元に戻ってるじゃん」
「あ、うん。そうなのよ〜」
(一体なんだったのかな……)
急激に太り続ける体に発狂まがいになり、自宅に引きこもって過食し続けていたはずの自分が、ある日目を覚ますと、元の体に戻っていた。恐る恐るおなかを触ると、以前の平らなおなかがあった。
夢かとも思ったが、食い散らかした部屋は目の前に確かに在った。自分でもわけがわからなくなり、医者にかかったが、全く健康だと言われた。
(おかしーな…)
「あきえ?」
「えっ?あ、うん、なんでもないよ〜」
あきえと友人は、コンビニに立ち寄った。そこであきえが手にした雑誌には、『怪奇! 神社の肥満女の謎!』 との見出しが載っていたが、あきえは気づかなかった。
なつみが再び神社を訪れた次の朝、地元住民が、神社の境内で横たわる、巨大な物体を発見した。住民は驚いてよく調べると、それは極限まで肥満しきった人間であるとわかった。
一糸纏わぬ丸裸で、荒々しく息をしている。すぐに病院へ連絡し、救急車がかけつけたが、あまりの重さにどうすることもできず、重機が出動するハメになった。
病院に運び込まれたその巨体は人間の女性で、体重は300kgを越えた。あまりの重さに、女性は自分では動けず、荒い息を繰り返すばかりだが、それでも、猛烈に食べ物を欲し、
与えられた流動食を飲み続けた。少しでも流動食が切れると発狂しそうになるので、つねに食料は与えられた。おそらく、精神異常をきたしていて、食欲以外頭に無いのだろう。
女性の身元も、年齢もわからない。どこから来たのかも、どうしてこんなに太ったのか、どうやってあの神社に来たのかも、誰にもわからなかった。
あの夜、願いを解消するため、なつみはあきえが被った損害を全て受け止めた。
願いのせいで増えたあきえの体重がそっくりそのまま追加され、さらに、過食症に陥った彼女の狂ったような食欲も受け止めた。以前からの自分の食欲にそれが重なり、
今のなつみはただの食の亡者であった。猛烈な食欲で食料を取り込み続け、なつみは更に太り続けた。
「自業自得、……か」
肉塊が発見されて以来、オカルトマニアが度々訪れ、少し潤った神社で、少年がつぶやいた。
「都会を離れた、寂れた神社でわがままな願いをすると、怒った神様に、ブクブクに太らされるんだって」
「何それー」
「都市伝説よ、都市伝説。それで、自分勝手な願いをしたひとりの女性が、人知れないとある病院の奥の病室で今でも太り続けてるんだってー」
「こわー………ところでさ、アンタさっきから食べすぎじゃない? また太るよ?」
「うっ……あーあ、食べても太らない体が欲しいなぁ……」
完
というわけで、終了です。
同じようなネタのもう一本のほうは、また書きあがり次第、載せていきます。
GJ!最高!
ある程度、この手の話の肥満化のオチは読めるもの、
全く展開が読めなかった。
そして、読み終えた後と展開部分がとても素直で読んでてかなり気分(・∀・)イイ!
次回も期待してます。
>>656さん
因果応報で肉塊化、お見事です。
もう一つの作品も楽しみにしております!
掲示板に八雲藍さんの絵をうpしました。
>>545 >なつみはあきえが被った損害を全て受
なんか健気だな。
最近のマイブームは顔が奇麗で太っている女性を見て
自分の中でどのように太っていったかと想像している・・・・
細い子を太らせることではなく、あの子がどのように太ったかと逆の発想を・・・
テレビで見かけて以来、私は彼女に夢中で彼女のことばかり考えていて・・・
静止画であげたかったけど、動画のほうが奇麗に映っているので・・・
ttp://karimofu.cc/dlp/mofu2_0329.zip.php himan
>>552 君とはお友達になれなさそうだ。
ポカーン系。
そんなに人がいないだろうと思ってたのに、この短時間で30人って結構いるのね
スレ違い(僕らひたすら(豊満女体)夢見てスレ)のような気がしますので、消します。すみませんでした
欲しかったです・・・
フォトショップで太らせる技術が自分にあればなあorz
557 :
168:2007/12/06(木) 01:28:37 ID:9kDw/hGQ
「さて、5日目ですね〜…。そろそろ降参したりしませんか?」
白いテーブルに何時もの様にドシリと座る矢先、ファティスが尋ねてくる。
『じょ、冗談は止めなさいよね…。絶対負けないからぁ…』
当然だ。ここで降参してもメリットは何一つ無いし、そもそも今は私が
5日で55%と、1日10%、と考えるとリードしているのだ。
「いえ、今の朝子さんのスペックは身長174cmに体重が140kg。
スリーサイズも150オーバーと、今くらいが一番好みなんですよ〜。
可愛い、よりも綺麗な女性がブックブクに太る方が私は好きかな〜…。」
私は好み、と言うか…御眼鏡に適ったと言う事か。勿論、突っぱねる。
『さぁ、一刻も惜しいんだから…ご飯出しなさいよ』
ちょっと残念そうに、目の前に出てきたのは…ステーキだろうか?
「普通のOLさんだと、あまり食べる機会は無いですからね〜…。
世界三大珍味と言われるフォアグラです。ステーキソースをかけてどうぞ。
本当はもっと紳士淑女なソースなんですが、今の朝子さんには
こういったガッツリ系の方が美味しく食べれるんじゃないかなぁ、と…。」
ちょっと小ばかにされたのが分かるが、箸でつまみ、ハクリと齧る。
表面がソテーされているのか、外はサクサクで中は…
558 :
168:2007/12/06(木) 01:30:31 ID:9kDw/hGQ
『お…美味しいじゃないの、これ…。』ファティスがため息をつき、私のお腹を
ムニムニと摘んでくる。
「当たり前です。朝子さんが食べてる物はどれもこれも人間界屈指の素材、それを
魔法で的確に調理した物なんですから。それだって普通に食べたら一口が
一万円とかの最高級ですよ?」
牛丼に国産の牛を使ってる辺りから大体思っていたが、一口が万円と聞くと
流石にちょっと驚く。が、口の中でネトリと絡み付いてくる旨味は驚きを
あっさり打ち砕き、私の食欲をひたすらに刺激するのだった…。
『あぁ…ほんっと、ガチョウには気の毒だけど…もっともっと食べたいわ』
幸せそうに呟く。お腹をブルンブルンと震わせながら、ファティスに
いつものを聞いてみる。食が進むし、ノルマも進む。今日だけで何%進むかなぁ、と
心を躍らせた所で、ファティスが今までで一番にこやかに微笑むのだった。
「それじゃぁ、牛になって下さい♪」…牛?
疑問に思った瞬間、目の前にあったテーブルがフイと消え、椅子も消失する。
私は何時の間にか置かれていたマットの上にぷよんと倒れこみ、仰向けになる。
起き上がる為に転がってうつ伏せから手を付き、膝を付いた所でファティスが止める。
「はい、その姿勢です。牛の様に、卑しくガツガツと食べて下さいね〜♪」
目の前に丼が置かれる。…何時の間にか、箸が無くなっているのだが、もしや…。
559 :
168:2007/12/06(木) 01:31:12 ID:9kDw/hGQ
「そうです、朝子さん頭が良いから好きですよ♪犬食いして下さい〜」
やっぱりか。だが、条件を飲んだ事になっているのだろう。お腹の肉はさっきよりも
少し増え、空腹感が私を煽る。目の前では贅沢な事に、フォアグラの丼が
ほっこほこと湯気を立てている訳で…。
『ぐちゃ…ぐちゅ…べろ…べろ…』悔しい。悔しいが、理性と食欲が同じくらいに
せめぎあっている。何より、丼に入っていても美味しいのだ。
『覚えてなさい、必ず…ガツ…はむ…這いつくばらせてやるから…』
「とんでもない!今の朝子さんが這いつくばってる側…私が今は上なんですよ?」
がっつがっつと貪り続け、日が暮れた頃には更に肉付きが良くなっていた。
胸・お腹・お尻に再び重点的に肉が付く様になった気がするのは、おそらく
ファティスの好みの体重、という意味だろう。
「さて、ここで朝子さんに1つ交渉をしてみます。
明日からも牛食いしてくれるつもりはありませんか?」馬鹿な事を聞いてくる。
『嫌に決まってるじゃない!あんな恥ずかしい態勢で食べるなんて1回だけよ』
ファティスが指をぴこぴこと振り、私に更に質問してくる。
「[牛]を続けてくれたら、もっと、もっと良い物を食べさせてあげますよ?」
560 :
168:2007/12/06(木) 01:32:29 ID:9kDw/hGQ
その一言に、私の理性が揺さぶられる。肉の旨味。少し温いくらいの
ガツガツと食べられるご飯。鼻腔をくすぐる焼けた肉の香り。口でとろける
上品なレバーの様な風味。あれよりも美味しい物…口の中に涎を溜め、つい私は
こくり、と頷いてしまうのだった。
「それじゃ…牛に…服は要りませんよね…♪」ファティスが指をパチリと鳴らす。
食べる毎にゴムで伸びたダブダブのジャージが消失し、私を纏う布は文字通り
全て消えうせた。幸いと言って良いのか、部屋は25〜26度の為に
むしろ暑いくらいだが、羞恥心がジュクジュクと体全体を刺激してくる。
「あとは…ほら、牛にはこれが付き物ですよ」ごとり。牧場で見た事がある
その機械は、搾乳機だ。確かにホルスタイン、と言って差し支えない乳だが…
『で…出る訳無いじゃない!』
「まぁまぁ、やってみないと分かりませんよ…♪」
嬉しそうにファティスが私に器具を取り付けていく。何か魔法でも使われたか
掌と膝が床に張り付いている為、暴れても肉がブルブルと揺れるだけだ。
「それじゃ、今日一日はこうやって終わりを告げるのでした〜…。お休みです。
あ、流石に少し弱めにしてありますから、ご安心を…♪」
パチリとスイッチを入れる。瞬間、乳首がキュゥッと先の方に吸い込まれ
隙間無く刺激が私の胸全体に送り込まれる。
『あ、や、やぁ…出、出な、ン、ンオぉ、んぐぉぉぉっ!!』それでも強い。
刺激の強さからか、獣の様な声を上げ、お尻を震わせながら暴れるが
どうやっても外れない。これが…一晩続くの…??
書くのが遅れてしまいすいませんでした。
なるべく急ぎつつ、まったりと仕上げますね。個人的な主張だけど
流動食よりもガツガツ物を食う娘さんの方が私は好みです!
GJ!ファティスはいい仕事するなあ
562 :
7th730:2007/12/06(木) 15:20:18 ID:N5arKEhY
>>168 さんGJです
SS・・・かなりの期間をおき、一回投げ出したような形になって
しまいました。書く資格はもう、ないかもしれません
ですが、今回、ユシトヨ学園のとある女子生徒のお話を書かせていただきます
・連れられていった女子生徒のその後・
・・・担任の家杉先生から衝撃的な言葉を聞いて
思わず反論してしまった私・・・
「あんなこと言わなかったら・・・良かった」
先生に意見を言ったら数人の先生が私を取り押さえた
教室から出され連れて行かれたところは、人気のない
学校から離れた小屋のようなところだった。
男性教員「・・・入れ」
そう先生に言われ小屋の中に入った
すると・・・中は何もない、使われていない物置のようだった
しかし、先生は奥の方へ行き、床を指さした
そこをよく見るとなにか大きな扉がある
大人三人は軽く横一列で入れるような大きさだ
ギィィ・・・
「入れ」
そう先生に指示され、私はおずおずとその中へと入っていった
なぜ、こうも先生の言うことを聞いているかというと・・・怖いのだ
しかも、普通に怒られるような怖さではない
ただならぬものを先生は漂わせていた
563 :
7th730:2007/12/06(木) 15:48:53 ID:N5arKEhY
びくびくとしながら下へ続いている階段を下りていく
後ろからは刺すような視線を送る先生
とてつもない不安にかられながらも私は階段を降り
一番下までくると、そこにはまた大きな扉があった
先生に、また入るよう指示され中に入ると、突然扉を閉められた
「ひゃぅっ!」
扉を閉める大きな音に驚き声を出してしまった女子生徒
不安げに辺りをきょろきょろと見回すが
薄暗くてあまりよく分からない
オロオロとしていると少しすつ明かりがついてきた
辺りを見てみると、なにもなぃがらんとした部屋だった
ただ、ここにも寮と同じで大きなベットがある
「なんなの・・・ここ」
その疑問に答えるものがあった
「いらっしゃい。お仕置き部屋にようこそ〜」
「っ!」
後ろから声がしたので振りかえってみると、そこには
ぽっちゃりとした若い先生が立っていた
「怖がらなくて良いよぉ。わたしはここの担当をしている冨田。よろしく」
太いなりにさっぱりとした笑顔を振りまく冨田に女子生徒は
警戒は解かないものの、少し安堵した。
相手が名乗ったので自分も名乗ろうと思い
「私は・・・」
「あ、いいよ名前なんて。もぅいらないから」
・・・(いらない?)・・・
564 :
7th730:2007/12/06(木) 16:14:25 ID:N5arKEhY
「貴方の名前は今から「豚」ただの「豚」だからw」
背中を冷たいものが滑り落ちていく・・・
「あの、どういうことですか?」
「貴方、先生に口出ししてここに連れてこられたんでしょ?
ここはね、そんな言うことを聞かない生徒達のお仕置き部屋なの」
「そんな・・・少し反論しただけじゃない!なんでそれだけで・・・」
「それをしたからダメなの。・・・まぁ、とにかくみんなより先に
立派な豚になるだけよ」
急に先生が怖い人に見えてきた
「とりあえず、えいっ」
チクッ
「いたっ・・・!」
先生はいつの間にか注射器を手に持ち私の腕に刺していた
とつぜんの事だったので反射的に抜こうとしたが、
先生のもう片方の手がそれをとめた
「こらっ、下手に動くとかえって危ないよ」
先生はそういいながら私にゆっくりと注射器の中身を
流し込んでいった
565 :
7th730:2007/12/06(木) 16:14:58 ID:N5arKEhY
「初日だし、今日はこれで終了。それと、いまからここ貴女の部屋になった
から好きに使ってね」
そいうと先生はフッと消えたように部屋を出て行った・・・
一人残され、これから先のことを考え心が不安でいっぱいになった
「・・・なんで、私が・・・」
怒りと不安と悲しみで、なにかしゃべろうにも言葉が出ない
そのかわりに涙がこぼれ
・・・いつのまにか泣き疲れそのまま眠ってしまった
今回ここまでです
番外編も肥満化まで少し時間かかります
あと、SS書くのにだいぶ間をおいてしまって
本当に申し訳ありません
遅れたからって気にしない気にしない、気長に待つさ。
遅くなっても大丈夫だから頑張れ。
そだね。
焦らずマイペースで気分良くSSカキコ...
...してくれたら、読む方としても気楽でイイ。
最近SSの投下が多いですね
お陰でスレを除くのが毎日楽しみです。
Yahooニュースより
釈由美子、「おめでた?」と聞かれるほど太る
ブログによると、「超えてはいけない一線を超えてしまっていた」ことが、久しぶりに乗った体重計で判明したのだそう。
デビュー当時と変わらない数字を目の当たりにし、あまりにもショックだったため、
しばらくは事実を受け入れることが出来なかった様子だ。
ttp://netallica.yahoo.co.jp/news/18349 正直好みな事件だ
このまま太りゆくさまを報じる記事を妄想して
さらに、こう脳にビビッとキた
569 :
168:2007/12/07(金) 08:41:06 ID:hId+kT3K
792氏の絵がたまらなく好きなのは自分だけじゃないはずと思いたい。
乳と腹がたまらんですよ(・ω・)
試しにトリップ付けてみました。
弾幕シーンの描写が不安ですが投下します。
(前回
>>515-521)
かくして霊夢とリグルの弾幕合戦が始まった。
草原の上空でパァッと華やかに閃光が走る。
蛍の名に恥じない儚くも命の力強さを感じさせるリグルのスペルが炸裂する。
だが数々の大妖怪と渡り合った霊夢にはこんな威嚇射撃程度の弾幕は通用しない。
すいすいと弾の間を抜けていく。わざわざスレスレのところを行くあたり、かなりの余裕である。
「甘い甘い、こんな薄い弾幕…………っ!?」
ふいに霊夢の笑顔が固まる。
真っ直ぐ自分目掛けて飛んできた弾の影に隠れるようにして、今まで見たことのない弾が一緒に飛んできていたのだ。
巫女の勘が「この弾は危険だ。もっと離れろ」と激しく警告する。
しかし気がつくのが遅すぎた。今から距離を取るのは無理だ。
弾は読み通りギリギリのところを通り過ぎていった。
霊夢を取り巻く霊気の薄い壁がチリッという嫌な音を立てる。
その瞬間に今朝の夢で感じた快感が蘇ってきた。
直後、霊夢は下腹のあたりが一瞬熱くなるのを確かに感じた。
「…んぅっ!?」
みちり、と下着が食い込むのが分かった。
つまり、一瞬にして肉がついたのだと理解して戦慄する。
(リグルが黒幕だったっていうの!?
…ううん、そんなはずがないわ。この子は嘘がつけるほど器用じゃないし)
彼女のような小妖怪がこんな危険な力を急に手に入れたならもっと増長するだろう。
見る限り、リグルは霊夢が弾にかすって(わずかにだが)肥満化したことに気づいていない。
それどころかスペルの発動に手一杯で、自分の弾幕に不気味な弾が混じっていることにすら気づいていないようだ。
(嫌な予感がする。遊んでないでさっさと決着をつけた方がいい)
それまでの余裕のある表情から一転、真剣そのものになった霊夢は一気に間合いを詰めて霊気を爆発させた!
「夢想封印っ!!!」
蛍が放つ光とは比べものにならない閃光。
リグルの顔が紛れもない恐怖の色に歪む。
「ひっ!」
短い悲鳴は霊気の放出が巻き起こした旋風にかき消される。
そのさなかで霊夢は見た。
自らが放ったスペルに引き寄せられるように不気味な弾がリグルに押し寄せるのを。
「だから何なのよ、あれは…」
疑問は思わず呟きとして漏れたが、それに答えてくれる者はいない。
目の前にいた妖怪少女は浮力を失って地上へと墜ちていくところだ。
闘いの結果は明らかだ。リグルの放つスペルをかわしきり、強烈な一撃を見事に命中させた霊夢の圧勝である。
手持ちのスペルを撃ち尽くしたリグルは例え体力にまだ余裕があろうとも敗北となる。
最も、あれだけやられれば体力がどれだけ残っているかも分からない。
霊夢は草むらに墜落したリグルを追って地上に降りた。
「尋問を受ける余裕くらいは残ってるとありがたいんだけど?」
仰向けに倒れるリグルを抱え起こして声をかける。
「うあぁっ……う、ん、ふぁ…っ」
「ちょっと…リグル?」
様子がおかしい。
霊夢の手が触れるとリグルはビクンッと仰け反って奇妙な声を上げた。
未だかつて、弾幕合戦に負けて艶っぽく喘ぎ始めた者を霊夢は見たことがない。
今のリグルはどう考えても異常だった。…Mの道に目覚めてしまったのなら話は別だが。
しかし、これから何が起こるのかを霊夢は予感していた。
「はぁ…はぁ…はっ、熱い、熱いよぉ…」
腕の中の少女はすがりついてしきりに熱いと訴える。
その小さな体を支える手を通して微かな振動が伝わってくる。
(肉が震えているんだわ)
急激に増えていく脂肪が肉体を震わせているのだ。
背中にあてがってやった左手が次第に贅肉に埋もれていく。
「いやぁぁ…っ、はぁっ、な、何、これぇ…!」
それはブクブクと肥えていく体を悲観して上げた悲鳴ではない。
今までに感じたことのない快感に対する喘ぎなのだ。
あの夢を見た霊夢には理解できた。
脂肪に押し上げられてピチピチになった白いシャツが、ぐっしょりかいた汗で変色して見える。
やがて、なんとか持ちこたえていたズボンのボタンが弾け飛んだ。
それを皮切りに下腹から順にシャツのボタンも飛び散っていく。
「…やれやれ」
霊夢は引きちぎれてしまったリグルのシャツの断片を拾い上げると、むき出しになっている彼女の胸にかけてやった。
(局部の方はでっぷりした腹肉と太ももが邪魔で見えないので隠さなくても問題ないだろう)
「うえぇ…、一体何が起きたのぉ…」
心なしかいつもより間延びした調子で問う。
「呆れた。あんた、私たちのスペルに紛れ込んでた弾に気づいてなかったのね。
多分あれには肥満化を促進する効果があるんだわ」
最初の一言はリグルへ向けたもの。後の一言は半ば独り言だ。
冷静に推理しても、勘を頼りにしても、「あの弾に当たると太る」という結論になってしまう。
先ほどまでぽっちゃり程度の体型だったリグルだが、今は(目分量だが)霊夢より大きく太ってしまっている。
「しかし、太っても胸がないってのは器用よねぇ」
「うぅぅ…」
どうも子供相撲の横綱のような太り方である。
みっちりと肉が詰まっていてハリがあるデブ、というか。
「で、落ち着いたなら聞かせてよ。この数日間、どう過ごしてた?」
「何もしてないよぉ。というか何も出来ないのよぉ。みんなが次々に隠れちゃうからぁ…。
ここ最近は食料調達のためにぃ、まだ動ける子を探してたのぉ。
…正直、この3日間ほとんど水だけで生活してたんだからぁ。
あぁ、こんなこと言いたくなかったのにぃー」
期待はしていなかったが、あまりにも参考にならない証言である。
「なぁんだ、それだけ?最初から大人しく話していればこんなことにならなかったのにね」
そう言うと霊夢は宙へ舞い上がった。後に残されたリグルは慌てて声を上げる。
「ちょ、ちょっとぉ!こんな格好のまんまで私はどうしたらいいのよぉ!」
「丁度いいじゃない。あんたも友達と一緒に冬眠したらいいわ」
「うわぁーん!この人でなしぃーっ!」
自分こそ人でない妖怪少女の罵声もどこ吹く風、霊夢は竹林を目指して再び飛び始めたのだった。
…今回はここまでです。ひとまず霊夢編1は終了。
次回はデブマリでもつらくないっ!をお送りする予定です。
弾幕描写もですが、肝心の肥満化描写がうまくいかない。
皆さんのSSを見ながら精進していこうと思います。
すみません、572と573の間の一文が抜けてましたorz
「ふぇ…」
挙げ句、燃え尽きたような声と共に失禁までしてようやく肥満化は収束した。
という文章を入れるつもりでいたのですが…。
メガ(サイズ)マリに期待
掲示板に168さんの作品の「四つんばいで搾乳機を付けられて
大変な朝子さん」をうpしました。
>>7th730
気になっていた連れ去られた子の話が読めるとは
嬉しいです。続きを楽しみにしてます!
>>168 絵にお褒めの言葉を頂き、ありがとうございます。励みになります。
まだPCで絵を描き出して数ヶ月の素人なので未熟だと思いますが
これからも精進いたします。
>>394 乙です。バトル+肥満化とは新しいですね。
この調子でどんどん肥満化が広がっていくのが楽しみです。
リグルさん太っても胸が無いとは不憫なw
肥満化にもバリエーションを付けるなんてGJです!
女子校の女子生徒全員関取顔負けのデブにしてデブ女子学校とかあったらいいなあ〜
そんで制服は全員まわし着用、もちろん裸の上からで、体育の時間は相撲をやるとかあったらいいな
乙乙。
792氏も言ってるけど太っても貧乳のままってのは
まるで美点が見当たらなくてすごく萌えるぜ。
…ところで弾幕ってのは何を指す言葉?
シューティングゲームの細かい区分に弾幕シューティングってのがあって
画面いっぱいに細かい敵弾が飛んで、その間を潜り抜けつつ反撃するタイプのシューティング
SSの元ネタである東方はボスキャラがスペルカードって物を使って一定の形の弾幕を放ってくるんだ
スペルカードをお互い使って戦う様子を弾幕ごっこや弾幕合戦という
>>574 乙です。
激しく肥満化したリグルんに萌え!!
582 :
473:2007/12/08(土) 21:47:54 ID:i/Tg8fiM
>>531 の続きです
4,
「…なんだ…まだ消化していないのか…。」
「ぐ…ぎ…うるさい…わよ…。」
夜が明けて部屋に入ってくるなり、一晩中苦しみに耐えていたあたしに向ってユウは冷たい言葉を言い放った。
「じゃあ、消化が終わるまで待っててあげるよ。今日は日曜日で、休みだからずっと家に居るし。」
そう言ってユウはベッドの横に座った。あたしを見つめる不気味な笑顔がイヤでも目に入る。
そんな…じゃあ、あたしは巨大なお腹に押しつぶされるようにベッドに横たわる、このマヌケな姿をこいつに見られ続けるってワケ…?
「ちょっと…どっか…いきなさい…よ…ぅ…」
人間なんかにこんな姿を長々見られたくない。…まぁ、いまさらな気もするケド…。
「どっか行く…?やだね。俺はお前に心を食べさせるついでに、お前が苦しむ顔も見たいんだ。」
にっこりと微笑みながらとんでもない事を言うユウ。こいつの方があたしよりよっぽど悪魔みたいだ。
「あなた…あたしを…どうしたいの…?」
「うん?そうだな…。一番やりたいのは俺のイライラする気持ちを全部お前に食べさせる事だけど…」
そう言ってユウはあたしのお腹に手を置いた。
「こうやって、毎日ありったけの心を食べさせたら、お前がどうなるのかっていうのも見てみたい…かな。さぞ、オモシロイ事になるんだろうね…。今からワクワクしてきた。…クスクス…」
…もうダメだ…。あたしきっと、こいつの魔の手から逃げられないんだ…。こいつはあたしがたとえ地獄に逃げ帰ったとしても、追いかけてきてあたしを殺す気なんだ…。
「お願い…ゆるして…たすけて…死にたくない……。」
「殺したりなんかしないよ。俺はお前で遊びたいんだ。オモチャは壊れたら遊べない。だから殺さない。」
…誰かこの子に倫理道徳を教えてあげて下さい…。
ユウは本当に、あたしがお腹のエネルギーを消化し終わるまでずっと見ていた。
583 :
473:2007/12/08(土) 22:07:52 ID:i/Tg8fiM
あたしが魔法を使うときに顔を歪めたり、お腹の痛さで思わず声をあげる度にクスクス笑い声を漏らすユウは地獄の番犬なんかよりもずっと怖い。
…昨日と今日で、消化吸収の魔法はすっかりマスターしたのかもしれない。
昨日は一日かかっても半分しか消化できなかったエネルギーが、今日は半日ちょっとでほとんど消化できた。必死になれば案外なんでもできるようになるものね。
「クスス…。でも、お腹のサイズは変わってないね。」
ユウがあたしのお腹を中指でぷにぷにつついた。
「う…やめなさいよ…。」
あたしはユウの手を払いのけた。
とてつもない濃さのエネルギーを大量に吸収したあたしの体には、そのエネルギーと同じくらい大量に贅肉がついた。
体中がむくんでいる感じ。今まで何も無かった場所に体の一部が広がる感じ。体が重い。腕を動かすのだってだるいくらい…。
「ヤダ…こんな体…お願い…もうやめて…。」
「やめる?何を?心を食べさせてるのは俺だけど、お前がいきなり太ったのは俺のせいじゃないよ。」
そ ん な わ け あ る か。
「お願い…地獄に帰して…。」
「やだね。さて、今日の分だ。」
そう言ったユウの目と口が裂けるように開いたかと思うと、既にユウはあたしの口に噛みついていた。
“ドクン…ドクン…ドクン……”
―――あたし、もうダメなんだ…―――
この人間はどうしてこんなに危ない奴なのさ…
この人間はどうしてこんなに真っ黒なのさ…
だれか、こいつを何とかしてよ……。
今回はここまでです。
乙です。
>この人間はどうしてこんなに危ない奴なのさ…
>この人間はどうしてこんなに真っ黒なのさ…
事の発端を思い返すとお前がいうなって感じだぜw
585 :
7th730:2007/12/09(日) 20:14:17 ID:GXb5zkI6
>>394 >>473 とても乙です。
続き投下します
・・・チクッ
「・・・んっ」
泣き疲れていつの間にか寝てしまっていた女子生徒は
腕に痛みを感じて目を覚ました。
「!!」
見ると腕に点滴のようなものが刺されていた。
その点滴の横には、ニコニコとした冨田がイスに腰掛けており
「おはよw」
声まで少し上機嫌である。
だが、このニコニコとしている冨田の顔は、女子生徒にとって
恐怖の以外のなにものでもなかった・・・
「なんなのこれ!」
女子生徒は、不安をかき消すため少し声を荒げて冨田に聞いた。
すると、冨田は
「ん?秘密の薬♪」
っと、これまた上機嫌に答えて、ニコニコとしている
(・・・なんなのよ)
冨田の反応に面食らった彼女は、また、布団に仰向けで倒れ込んだ
このまま、もう一回寝てしまおうか
そう思い彼女は、布団に潜ろうした。がしかし
クキュル〜・・・
とお腹から空腹を訴える音が聞こえた
586 :
7th730:2007/12/09(日) 20:31:44 ID:GXb5zkI6
冨田に聞こえなかったか、確認するため振り向くと
(ばっちり聞こえたよ♪)とでもいわんばかりにさっきより
冨田はいっそうニコニコしていた。
お腹の音を聞かれたことに耳を赤くし
布団に逃げ隠れるように入ろうとする彼女の鼻に
美味そうな匂いが入ってきた。
周りを見てみると、床にご飯がずらりと並べられており
どれもできたてであった。
普通なら目の前にこれほどの量の食べ物があれば、食欲も
失せてしまうはずである。
彼女も例外ではなかった(こんなに食べれるわけないじゃん)
そう思い、寝る体制に入ろうとした、そのとき
「・・あれ?」
身体がどんどんベッドから離れていき、床に置いてあるご飯の方に
向かっていく。
「えっ!?なんで・・・どうして!?」
そう言っている間に身体は彼女の言うことを聞かず
床に座り、食べ物に手を出していった
手が勝手に動き、それを口の中に入れようとするが、彼女は必死に抵抗し
口を閉じていた。・・・だが
ぐきゅるるるる・・・
さっきよりも大きな音がお腹から出ると、口さえも言うことを聞かなくなり
大きく開けて、食べ物を入れていった
587 :
7th730:2007/12/09(日) 20:39:11 ID:GXb5zkI6
「むぐっ!・・・」
もぐもぐ・・・ごくっ・もきゅもきゅ
「ぷぁっ!・・・ちょ・・・とっ、何したの!?」
彼女は食べるためだけに動き出した口を必死になって使い
冨田に聞いた。すると冨田は
「それが秘密の薬の効能よw豚ちゃん」
と、ベットの端に座り直して、女子生徒を見物しながら答えた。
「そっ・・・むぐ。んなこと・・・パクッ・出来るわけ・・・あむ、ないでしょ」
と彼女は反論するが、ものを食べようと動く自分の身体がそれを邪魔する。
「さってと、私は用事があるから出るね〜♪」
そういって、冨田はまた消えるように部屋を出て行った・・・
(・・・ま、まけるもんですかっ)
そう思い彼女は必死になって自分の身体と格闘し、
勝手に動かせなぃようにしようとしたが
それもむなしく身体は勝手に食べ物を詰め込んでいった
(・・・やめて!とまって!)
そう願うもやはり身体は勝手に動く。
そうこうしていると
ぐぎゅるるるぐぎゅ〜!
とおかしなほど大きな音が鳴った・・・
その瞬間、彼女の視界がまるでテレビの電源を切ったかのように
ブツッと真っ暗になり・・・彼女は気を失ってしまった・・・
今回ここまでです
かなり急展開で肥満化へ持って行く方向で頑張っています
後・・・布団とベットが混ざってしまいましたorz
久々に更新できますた。
職人の皆様方、いつもありがとうございます。
>>525 >>527-528 正直その辺の境界が曖昧になってきてるのは自覚してたので
報告されてなくてもこのスレの話題やSSに沿って描かれた作品なら
掲載するようにしました。
もちろん載せないで欲しいと作者様より要望があれば即刻消しますので。
>>557、
>>579 デブ+貧乳は一度やってみたかったのです。
良いという反応がいただけてホッとしました。
>>580 解説ありがとうございます。そういえば肝心の弾幕に関する説明が一切なかったですねorz
>>588 まとめサイト管理人さん、いつもお疲れ様です。
いつかまとめサイトに作品が掲載されることがささやかな夢だったので嬉しいです。
>>582 緊迫の場面のはずなのに、プランちゃんのツッコミがいちいち面白いw
ここのどん底の展開からどう着地するのか楽しみにしています。
>>585 意識とは全く無関係に体が動く。良いですね。
そのうち抗ってた意識も完全に豚化してしまうのでしょうか。
さて、予告通りの魔理沙編その1です。2回に分けての投下になります。
霊夢から逃げるように飛び出した魔理沙は早まった鼓動を何とか抑えようと必死だった。
(私だけじゃなかった)
霊夢には悪いが自分より大きく太った彼女を見たときは内心ホッとした。
男の子のような言葉遣いで性格もさっぱりしている魔理沙だったが、やはり年頃の女の子。自分の容姿くらい気にしているのだ。
霊夢にはバレなかったようだが体重が増えてきたことには数日前から気づいていた。
実は魔法の研究に勤しんでいたというのは事実で、うっかり寝食を忘れることもあるくらいだったのだ。
当然宴会もしてないから食事量は質素と言えるレベルだったし、運動だって魔法の材料のキノコを探して森を飛び回ってたから十分足りてたはずだ。
魔理沙が体重増加に感づいたのは三日前、風呂で体を流していたときだった。
僅かにだが下腹に身に覚えのない肉が付いていたのに目敏く気づいたのだ。
慌てて体重を計ってみると3キロのプラス。
翌朝恐る恐る計ってみたら更に2キロプラス。
まさか異変か?とも思ってはみたが、こんなちっぽけな変化が「幻想郷を脅かす異変」とは考えにくい。
もしも自分の不摂生が原因で太ったのだとしたら、異変のせいにして見ないフリをするのは恥ずべきことだ。
そんなわけで一日絶食して走り回ってみたのだが、今朝の体重測定では5キロのプラス。
いくら何でもおかしいと思って霊夢の様子を見に行ってみたら…
(私はまだマシな方なんだな)
全く。迷惑な異変を起こすやつもいたものである。見つけ次第、全力でふっ飛ばしてやる。
意気込んだ魔理沙をからかうように冷たい向かい風が吹いた。
首をすくめてマフラーを口元まで引き上げる。
怖いもの知らずの魔理沙にも弱点はある。寒さだ。
「う〜。この数日で一気に寒くなったな。
デブは寒さに強いって聞いたが10キロ増えたくらいじゃ体感温度は変わらないのか?」
紅魔館は湖のそばに建つ。目的地に近づけば近づくほど寒さは厳しくなるだろう。
慣れた道のりだが寒さばっかりは慣れでどうにかなるものではない。
それにしても妙に静かである。
いつもなら悪戯好きな小妖精たちがちょっかいをかけてくるものなのだが。
多くの妖精たちは暖気を好む。この寒さでは物陰で凍えているのかもしれない。
「今年はどうも寒すぎる気がするぜ。こんな日に喜ぶのは氷精か冬の怪くらいだな」
ぼやいていると再び強い風が吹き付けてきた。白い息が流れていく。
そのあまりの勢いにたまらず目を瞑って舌打ちをした。
「まだよ、こんなんじゃまだまだ寒くならないわ〜」
「!!」
目を瞑っている一瞬の間に何者かが進路に立ちふさがっていた。
その体を見た魔理沙は思わずポカンと口を開けてしまった。
「せっかく冬が来たというのに、今年はなんでこんなに暑いのぉ〜?」
目の前に現れた少女はまるで雪だるまのような体型をしていた。
大きく丸く膨れた顔、お腹、白い肌。首はない(ように見える)。
一体どういう素材で出来ているのか、身にまとった衣服はゴムのようにびろーんと伸びて体にぴったりフィットしている。
真面目に雪だるまの妖怪なのかと納得しかけていた魔理沙だったが、その服装には見覚えがあった。
「あ、もしかしてレティか?」
「もしかしなくても私よ」
レティ・ホワイトロック、冬にのみ出現する寒気を操る妖怪だ。
もともとふっくらした少女だったが、これはまた大きく成長したものである。
「せっかく寒くなってきたと思ったのに、出てきてみたら急に暑くなりだしたのよ〜。
仕方がないから私の力の及ぶ範囲だけでも冷やして回ろうと思って」
「この数日の寒さはお前が原因か。全く迷惑な奴だぜ。
大体、急に暑くなったのではなく、急に太ったの間違いだ。
そうか、デブは寒さに強いってのは事実だったんだな」
あれだけ太れば防寒具も必要ないのだろう。
寒がりとしてはちょっと羨ましいが、花も恥じらう年頃の少女としては勘弁願いたい体型だ。
「とにかく、私か霊夢が異変を解決すればこれ以上暑くなることはない。もとい、太ることはないぜ」
「その前に参っちゃうわよぅ」
と、のんびり嘆くとレティは何の前触れもなくスペルを発動した!
強烈な冷気が辺り一帯を包み込み、吹雪のレーザーが舞い、雪弾が飛び交う。
「うわっと!?おい、脳みそまで脂肪になったのか?宣言なしにスペルを発動するのは反則……なっ!?」
爆発した冷気の威力に比べて自分に飛んでくる弾が少なすぎる。
訝しむ間もなく魔理沙はすぐに理解した。
間違いない。レティは魔理沙を攻撃したのではなく、レティ自身に向けてスペルを放っている!
(本当におかしくなってしまったのか!?)
恐らく熱を冷まそうとしてのことなのだろう。それにしたってムチャクチャだ。
大体、いくら矛先がこっちに向いていないにしても流れ弾が飛んできて危険極まりない。
更に周囲の気温が急激に下がるため、魔理沙の動きはどんどん鈍っていく。
「ま…まずいぜ、このままじゃジリ貧だ…」
一旦退けば危険は回避出来るだろう。だが、ことは一刻を争う。
レティがあの地獄の冷房を停止するまで待っていたら季節が巡ってしまうかもしれない。
かと言って敵意はなく、決闘の申し込みもしてない相手に攻撃していいものか。少々躊躇う。
(霊夢なら躊躇わずに攻撃したに違いない)
流れ弾も次第に弾数が増してきた。吹雪で視界も悪い。
遠のきつつある意識に鞭打って魔理沙は活路を探しながら箒を滑らせていく。
「……ん?」
吹雪で白く霞む視界に何かが映った。
「なんだ…あれ」
それは弾だった。黄色いぶよぶよとした気味の悪い弾。
しかし、何故か魔理沙はそれにひどく惹かれていた。
朦朧としていたからなのかもしれない。まるで吸い寄せられるように弾に近づいていく。
レティが撃ち出した弾とは別物なのか、それは熱を放っている。
暖かい。そう考えたところで意識に限界がやってきた。
小さな火にすがるマッチ売りの少女よろしく無意識に手を伸ばす。
…今回はここまで。
次回は(メガサイズまでとはいかないですが)魔理沙の肥満化です。
乙。くろまくくろまく言ってるレティさんだけど今回も黒幕じゃなかったか、
にしては流石元祖ぽっちゃり、しょっぱなから飛ばしてますなw
>>588 お疲れ様です。いつもありがとうございます!
>>473 プランさん、悪魔なのに結構常識人ですね。
このままダーク展開一直線か、それとも浮上するのか?
楽しみにしております。
>>7th730
意識を失っても食べ続けてるのかな?もしそうなら
次に目覚めたらどれだけ太ってるか期待です。
>>394 ついにぽっちゃり系で名高いレティさんが!
さすが、既に肥満化の必要が無いくらい太ってますねw
新作投下します。タイトル「才能」
私の名前は七瀬ヒカル。平凡な高校3年生。
突然だけど、何故か私の周りには優秀な才能を持った子が集まる。
歌がべらぼうに上手い、漫画がプロ級に上手い、スーパーモデルのように
整ったプロポーション…エトセトラエトセトラ。
そんな人達を間近で見るたび、何の取り柄も無い自分が嫌になる。
もちろん、努力が大事というのも分かるが、私の周りの子達は
そもそも能力のスタートラインが違い、とても太刀打ちできないのだ。
才能っていいなぁ、と常に思ってきた。将来の進路を決める
この時期、その気持ちはますます強くなった。
進路もまだまったく未定だ。一応就職しようと思うがこんな自分では
大した仕事にも就けやしないだろう。
夏休み前の終業式に向かう途中、暑さと自分の将来の事を考え
少し憂鬱な気分になった。
(今日もあのおじさんいるのかな…)
通学途中のビルとビルの隙間の空間を覗くと、きっちりと正装した
初老の紳士が立っている。
(またいるよ…あんな格好で暑くないのかな)
1ヶ月ほど前から、毎朝ここを通るたびに気になっていた。
不思議なのは、他の子に話してもそんなおじさんなんていないと
皆が口を揃えて言う事だ。
(ひょっとして幽霊?まさかね…)
まじまじと見ていると、おじさんが私の視線に気付いたのか
こちらを向き、目が合った。
(ヤバっ…)
「おや、私が見えるという事はあなた、才能について悩んでいますね」
優しそうな声でこちらに声をかけてくるおじさん。幽霊じゃないみたいね。
「えっ、よ、よく分かったわね。あっ、おじさん占い師?」
「ではこのガチャガチャをお引きなさい」
おじさんの横にはガチャガチャ…人によってはガシャポンとかガチャポン
とか呼ばれてる奴。それが置いてあった。中にはカプセルが沢山入っている。
これで占いでもするのだろう。
変わった方法で占いをする人達をテレビで見た事がある。
「え、でも私お金持ってないし…」
「お金などいりませんよ」
にっこりと微笑むおじさん。サービスいいなぁ。
じゃあお言葉に甘えてっと…ハンドルを回し、カプセルを取り出す。
「何これ?肥満って書いてあるけど…わかった、太りすぎに注意って
事ね。もう、失礼しちゃうなぁ。
あっ、式に遅れちゃう。おじさんじゃあね!」
「あっ、まだ説明が…」
こうして夏休みを迎え、私は学生生活最後になるであろう休みをエンジョイした。
この時の出来事などすっかり忘れてしまう程に。
夏休みが明け、汗をダラダラと流しながら高校に向かう私。
「う〜、暑いよぉ〜」
…当然だろう。夏休みだけで、10kgも体重が増えたのだから。
元は標準体型だったのに、今では女子高生の視点からいえば
デブといっても差し支えない。
休み前はぴったりだった夏服はぱつんぱつんになってしまい、脇腹の方には
贅肉がはみ出している。
スカートもきつく、ホックは止まらず無理矢理ピンで止めて履いている状態だ。
普通なら制服を買い換えるんだろうが、もう高校三年生なのでさすがに勿体無い。
これからダイエットに励むつもりだし、まぁこれでいいや。
しかし、休みで少し自堕落な生活は送ったかもしれないが、ここまで太るとは
思わなかった…
通学途中、あの場所にまたあのおじさんが立っている。
「あ、おじさんまだいる…そういえば、あの時の肥満って占い当たってたな…」
おじさんも私に気付いたのか、帽子を取りぺこりと一礼し、手招きしている。
まだ少し時間に余裕があったので、話をする事にした。
「おはようございます。あの占い当たっちゃいました…ハハ」
「どうも。才能はしっかり発揮されているようですね。この前は説明も聞かずに
帰られてしまいましたから…申し遅れましたが、私は才能を与える者です」
どうも話が噛み合わない。
「え?おじさん占い師じゃないの?」
「違いますよ。私はあなたのような才能で悩む方にチャンスを与えるのが仕事です。
そうそう、最近では絵描き志望の青年が『独裁』の才能を引いたりしましたね」
言っている事がよく分からない。そういえば、何か神々しさのようなものを
おじさんから感じる。まさか神様?
「このガチャガチャには、数多の才能が詰められているのです。あなたがこの前
引いたのはいわば『太る才能』ですから…栄養をしっかり脂肪に溜め込んでますね。
余程厳重な食事制限をしない限り、体重はどんどん増えます。そしてとても痩せにくい」
この前の肥満ってそういう事なの…話が分かってきたわ。道理でこんなにデブった訳だ…
って、ちょっと待ってよ。
そんな才能…相撲取りならまだしも、女の私には絶対にいらないじゃない!
「ヤダヤダ!そんなのいらないわよぉ〜!」
おじさんに必死で懇願してみる。デブなんてまっぴらだ。
「残念ですが、一度入れた才能を取り出すという事は廃人になるという事なのです」
「じゃ、じゃあ私はこれからもどんどんデブになるっていうの!?」
「そうなりますね。これからどんなに太ろうとも…例え普通の人間なら死んでしまう程
の巨体になろうと、あなたには何の問題もありません。
肥満が原因で健康を損なう事も無ければ、自重で動けなくなる事も
よほどの事がなければないはずですよ」
「うぇえ、そんな才能いらないわよ〜」
思わず涙目でわめいてしまう私。そりゃそうだろう。
どうやら私はとんでもないハズレを引いてしまったらしい。
「才能と一言で言っても、現在においては何の役に立たない才能も
あるのです。例えば、太古の昔に火を起こす才能があれば周囲から
尊敬のまなざしで見られたでしょう。しかし、現在においては…無用の長物です」
カチリ、とライターを取り出し、火を点けるおじさん。
「戦国時代に人を殺す才能があれば立身出世は思うがままでしょうね。
しかし現在の法治国家ではまず必要ないでしょう。
そもそも日本に産まれれば、いくら銃器の才能があっても普通は気付かないでしょうし、
常夏の南国の人間にアイススケートの才能がいくらあろうとそれに気付くまでも無く
生涯を終えるでしょうね」
おじさんの言う事は確かにもっともだ。
「あなたの引いた才能もそれです。長い人類の歴史において、ふくよかな女性は
母性の象徴、美しいものとしてもてはやされてきました。ここまで痩せた女性が美しいと
いう異常な信仰が起こったのも、せいぜいここ五十年程のものです。
もし食糧事情の厳しい昔ならば、僅かな食料でふくよかで健康的な身体を維持できる
あなたは男性から引っ張りだこだったはずですよ」
「で、でも今の世の中じゃひどいマイナス能力よ〜、うぇええん」
泣き出す私をなだめるようにおじさんはこう言った。
「まぁ、あなたはまだ若いですしさすがに可哀想ですね。
特別にもう一度このガチャガチャを引かせてあげましょう。
ご安心を。特別にどれも現代において有益な物ばかりにしておきます」
そう言うとおじさんはガチャガチャの上のフタを開け、カプセルを取り出していく。
取り出したカプセルには「暗殺」「拷問」「脅迫」などの物騒な単語が入っている。
中に残ったカプセルには、「投資」や「歌唱」、「絵画」などの文字が見えた。
おじさんの言うとおり、どれが出てもプラスになりそうなものばかりだ。
「あの…好きなの選んじゃだめかなぁ…」
駄目元で聞いてみる。私の狙いはチラリと見えた「美容」や「痩身」だ。もしかしたら
効果を打ち消しあってデブにならなくていいかもしれない。
「そういう訳にはいきません。不確定要素が無いと才能は付かないんですよ」
トホホ、やっぱり世の中甘くない。
私はえい、とハンドルを回し、カプセルを取り出した。
カプセルを見て、辺りを見回すと、おじさんとガチャガチャは跡形も無く消えていた。
あれから5年余りの月日が流れ、私はもうすぐ24才になる。
朝、横に二つ並べたベッドからむくりと起きる。ベッドには金属製の支柱が入っており、
私の体重でもびくともしない。
視界を下に向ければ、常に飛び出した二重顎と大福みたいに膨らんだ頬が見え、
その下にはたわわに実ったという表現も生ぬるい、これだけで数十kgはあろうかという
バスト、そして膝の辺りまですっかり覆い隠す程に垂れ、更に前方にずずんと突き出た
お腹の脂肪が存在している。
最後に自分の足元が立ったままで見れたのはいつだっけ…
もちろんお尻も大きなソファーを一人で占領できるくらい大きいし、この重量を支える
足もとんでもなく太い。身体のどこを触っても、ぶよぶよした脂肪の感触しかない。
用を足しても脂肪が邪魔で拭けないので完全にウォシュレット任せ。
女性として…いや、人間として終わってるなと我ながら思う。
私の現在の体重は約400kg。0,4トン…しかし、体調は健康そのもので、こんな
身体なのに立ったり、歩くのはおろか人並みに走る事だってできる。
太る才能のお陰で、肥満における身体への悪影響はまったく無い。
この前見た特番で、世界一のデブモデル登場!とあったので見てみたら
自分より二回りくらい細いのにほとんど寝たきりの女性が出ており、拍子抜けしたと
同時に改めて自分の異常さを痛感したくらいだ。
一年中快適な温度に保たれた家の中では、服を着る必要も無い…というか、私のサイズの
服なんてまず無いし、異常な発汗ですぐにびしょびしょになってしまうので、
ここ数年はずっと下着(もちろん特注品)もしくは全裸で過ごしている。
キッチンに立つと、シーツ程の巨大なエプロンを身に着けた。といっても背中に手は
届かないので頭からすっぽり被るだけだが…裸エプロンは男のロマンってよく聞くけど
私の姿見たらどう思うんだろ、などとくだらない事を考えながら、朝食の用意を自分でする。
卵にベーコン、パプリカを適当に切り、ハーブと調味料で適当に味付けし調理した。
「…はぁぁあ、相変わらず、美味しい…」
奇跡的なバランスで調和の取れた味が口一杯に広がる。
一人暮らしなのに、思わず声を漏らしてしまう程美味しい。
あの時私が引いたもう一つの才能…それは料理の才能だった。
それからというもの、適当に材料を混ぜて調理しただけで、恐ろしく独創的で、
とても美味しい料理ができるようになってしまった。
お陰で頭では太ると分かっているのに、ついつい作った料理に手が伸びてしまい、
体重はどんどん増えた。
…食欲は止められなかった。自分で言うのも何だが、病みつきになるくらい美味しいのだ。
「肥満」と「料理」…最悪の組み合わせだと思う。
体重が100kgを超えた辺りになると、一生デブとして生きていく決意を固めた。
痩せようと思っても、なかなか痩せない。異常に太りやすい。
しかもいつでも自分の手でどんな一流レストランにも負けない料理が作れる。
これでは痩せられる訳が無い。
肥満体だからかどうか知らないが就職も結局決まらず、バイトをしていたのだが
150kgを突破する頃には周囲の視線がさすがに気になり、家にこもりがちになる。
暇つぶしにブログでオルジナルレシピを公開したところ、大反響を呼び書籍化、世界中で
大ベストセラーになり、私は一生安定して暮らせるお金を手に入れた。
そして同時に気が緩んだのか体重が爆発的に増え、普通の家では暮らすのが難しいほどの
巨体になってしまった。
生活に不自由しないお金は十分にあるが、人前にはとても出られないので購入した
郊外の一軒家からもう2年は外出していない。この家は高い買い物だったが、全てが
超大型サイズの私に対応しており快適だ。生活に必要な物は全てネット通販でまかなえる。
連絡を取る友人ももう居ないし、恋人なんている訳が無い。
人との接触なんて時々両親が様子を見に来るくらいのものだ。
この前新しいレシピ本の打ち合わせに来た編集者も、私の姿を見て腰を抜かしたくらい。
あの時の引きつった顔は忘れられない。
まぁ、自分でも無理もないと思う。私はもう慣れたが、普通の人では一生お目にかかれない
くらいにまで太ってるんだから。
もちろん、絶対に顔は公表しないという条件で契約している。出版社もこんな超巨大デブの
レシピ本ではイメージダウンになるだろうから、快く承諾してくれた。
もし街に私が出れば、どんな事態になるか…もっとも、外出用の洋服なんてもう持ってないけど。
おそらくこれからも私はどんどん太り、美味しい料理を作り、健康な日々を送るんだろう。
最近はさすがに体重増加のペースは落ち着いているが、もちろんゆるやかに増えている。
「はぁ…幸せは幸せなんだろうけど、これじゃあねぇ…」
朝食の後片付けをしながら、動くたびにブルンブルンと揺れる胸やお腹、お尻に二の腕の
立派な肉達を感じながら考えてしまう。
かつての平凡な自分なら今頃どんな暮らしをしていたんだろうと。
同じ年頃の女の子は、今頃、恋や仕事に充実してるんだろうな…と。
自分の極限までぶくぶくに太った身体に、ため息が出るヒカルでしたとさ。
という訳で完結です。読んで頂いた方、ありがとうございました。
>>394氏
乙です。
デブって冬は便利だよな。
…と言いつつ冬はコタツが欠かせないデブな俺。
これはいったいどうしてなのか。
>>792氏
これまた乙です。
時代と才能があわないってのは悲しいな。
のび太は射撃の才能を自覚してるだけまだマシか。
394氏、792氏乙です。
しかし、792氏はよく次々とアイディアを思いつきますな。すごいわ。
>絵描き志望の青年が『独裁』の才能を引いたりしましたね
独裁者ヒトラーを生んだのはこのじいさんだったのかw
その400kgを見てみたいものだ。
現実で400`なら歩けないかな?
支援者がいないと
本人の努力だけじゃ達成できないな
373kgの女性が何とか自力で歩いてるのなら見たことあるけど
>>590-593の続き。魔理沙編1の後半です。
バチッ
「っ!?」
強烈な静電気を喰らったような感覚に魔理沙は我に返った。
わずかに遅れて被弾したことに気づく。だが普段と違って怪我をすることも力が抜けることもなかった。
代わりに下半身が熱くなってくる。妙な快感が襲ってくる。
集中力が散漫になって箒から落下しそうになり、慌てて強く柄にしがみついた。
が、それがまずかった。箒に跨っていたのが災いしたのだ。
「ひぁっ!?」
股が柄に擦れて思いもよらぬ刺激をもたらした。おかしな声を上げてのけぞってしまう。
そんなことをしている間にもレティの狂ったような弾幕が迫ってきている。
今度は寒さとは別の理由で朦朧としながら、魔理沙は必死に箒を制御し続けた。
だが、雪弾を避けようとするとどうしても黄色い弾にかすってしまう。
かする度におかしくなりかける。そのうち、なんとか耐え続けた魔理沙もついに弾道を見誤った。
「しまっ…!!?」
幸か不幸か、魔理沙が真っ正面から突っ込んだ弾はレティの雪弾ではなかった。
黄色い弾……彼女が知らぬところで霊夢を戦慄させた、あの肥満弾だった。
「いっ、あぁぁーっっっ!!?」
それこそ発狂寸前の快感が下半身から頭頂部まで一気に突き抜ける。
そのときの彼女は思考が真っ白で自覚していなかったが、もしそこに第三者がいればその体がみるみる肥えていくのが見えただろう。
箒を握り締める指がむくむくと膨らむのも、肥大化していく尻が柄に食い込むのも、余裕があった胸部がピチピチになるのも、腹が出たせいでエプロンの紐が引きちぎれて落ちていくのも。
「や…、だめぇ…っ!!」
快感が絶頂に達すると同時に今まで攻撃できずにくすぶらせていた魔力が暴発する!
視界を遮る吹雪も雪弾もかき消し、凍てつく大気すらも震わせる魔力の放出。
力の暴走が生み出した弾幕にはもはや見栄も外聞もあったものではない。辺り一面に滅茶苦茶な軌道で弾やレーザーが吹き出す。
それはあまりにも豪快なエクスタシーだった。
やがて空中で果てた魔理沙は地上へと墜ちていく。すんでのところで箒に魔力を流し込み墜死は免れたが、無理な着地のせいであちこちを擦りむいた。
「うぅ…」
その痛みで次第に意識がクリアになっていく。
ようやく焦点が合った魔理沙の目に映ったのは、かろうじて箒を掴んでいる自分の手だった。ただし、それは今までに見たことがないほど膨れ上がっている。
むくみ、などというレベルではない。指にまで贅肉がこびりついているのだ。
「う……うぁぁ…」
擦り傷だらけだが骨に異常はないらしい。恐る恐る体を起こすと手や腕だけでなく、全身が満遍なく肥満化しているのが分かった。
「う、わ……っ」
自らの身に起きたあまりの出来事に絶叫しようとした魔理沙だったが、自分のすぐそばに転がっている肉塊に気づいて悲鳴を飲み込んだ。
「ひっ!?な、ま、まさか、まさかな?レティ…?」
限界までパンパンに膨れ上がった白い塊。
あの攻撃で服は消し飛んだらしく全裸だったが間違いないだろう。レティだ。
見ると顔だけは真っ赤に火照らせて人事負省に陥っていた。
「…雪だるまにしてはバランスが悪すぎだぜ」
もちろん顔も大きくなってはいるのだが、それ以上にお腹が膨れていてまるで雪玉である。
自らのスペルで引き寄せられた肥満弾と、魔理沙の魔力暴発で引き寄せられた肥満弾、それらをもろに被弾した結果なのだった。
(あれに被弾するとこうなるのか?)
もしもあの一発でレティが倒れなかったら。背筋が冷たくなるのを感じる。
今回の異変では戦いが長引けば長引くほど肥満化してしまう?
「上等だぜ。要は立ちふさがる者はさっさと倒せばいいだけだ」
この際、自分の攻撃で相手がどんなに太ろうが気にする余裕はない。異変解決前に動けなくなっては意味がないのだから。
ショックから素早く立ち直った魔理沙は再び箒に跨った……下半身の疼きをちょっと警戒しながら。
「よし。まだ行ける」
箒はゆっくりと上昇した。スピードが落ちた気がするが仕方ない。
100kgの大台を目前に控える巨大な尻に敷かれた哀れな箒は湖を目指して進んで行くのだった。
…以上で魔理沙編1は完結。次回は霊夢編2をお送りする予定です。
乙です。
過酷な労働を課せられる箒カワイソスw
どなたか、どなたかスレ住民様の中に今回の
魔法使いと冬の妖怪を絵に起こせる絵師様は
いらっしゃいませんか!?
世の中には言い出しっぺの法則と言うものがあってな
他人の書いたものを勝手に絵に起こしていいものだろうか?
俺なら構わない。つーか嬉しい。
俺はイヤだな。自分のものを勝手に荒らされているみたいで。
>>618 それは出来が酷い場合の事だろ?
普通、絵に起こすって事は原作への敬意も兼ねるから
作者にとっちゃ喜ばしい事だからな。
あまりにかけ離れた解釈でもしない限り許してくれるはず
・・・じゃない?作者の方々。。
うまければ許すけど下手なやつはわきまえろといいたい。
作品を馬鹿にされた気分になる。
私の場合は他の方と違って二次創作なので(純粋には自分の作品ではないので)、
オリジナルで書かれてる方たちとは感覚が違うのかもしれませんが、
自分の書いたSSがきっかけで好きな作品の肥満化絵が拝めるのはとても嬉しいです。
同性愛者ではないはずなのに肥満化SS読むと濡れる不思議
>>622 それは自分が太りたいという欲求だよ
さあたくさん食べよう
>>616-621 その手の論議は色々なスレで行なわれてきたが
大抵荒れるのでさっさと流した方がいいぞ。
多くの場合絵師様がよりつかなくなるだけだしな。
625 :
473:2007/12/14(金) 14:48:01 ID:WOO79O9D
続きを投下。 何か久しぶりな気がするのは何でだろう。
5,
「ふぅ…よいしょ……。」
この何日かでずいぶん重たくなった体をやっと起こしてベッドから立ち上がる。
毎晩毎晩殺人的な量のエネルギーを食べさせられているおかげで、あたしの胃袋は鉄みたいに頑丈になった気がする。
四日前のあたしと違って、今なら満腹感で動けないようなことにはならない自信がある。……。
「…ちっともうれしくないよ…それ…。」
自分の体に目を落としてみると、なんだか情けなくなってくる。
牛みたいに膨らんで、今にも服を破きそうな胸。ぶよぶよとせり出したお腹。それをさらに上回るくらいでっかいお尻。
股をやや開いて立っているハズなのに太ももとか完全にくっついて……ああ、あたし下半身太りタイプなんだ…気付かなかったよ…今まで…。
だってお腹パンパンだったし…。そうだね…お腹に溜まってた栄養が全身に行き渡ったんだね…ははは…体型のバランスって大切だなぁ……ははは……はぁ…。
「こんな恰好で地獄に帰りたくないよぅ…」
地獄ではスマートな体つきが自慢だったのに…これじゃなんか豚の魔物みたいじゃん…。
でも、このままここにいたらもっとヒサンな事に…。
「あれ?でもちょっとまてよ…。」
よく考えたらここにいる限り食料の心配はしなくていいって事だよね。
そうだ…このままあいつを…ユウをあたしの手駒にしちゃえば…。
「そっか…まだ捨てたもんじゃないわね人間界…。」
あいつにいいように扱われるのがイヤならあいつをいいように扱ってやれば良い。
負けるなプラン、前向きに前向きに…。
「フフフ…今夜が勝負ね……。」
あたしの笑い声に合わせてお腹と胸がぷるぷる揺れた。
626 :
473:2007/12/14(金) 15:06:05 ID:WOO79O9D
「ふぅん…立てるようになったってことは、俺の心を食べる準備ができたって事、だよな…。」
夜になって、ユウは部屋に入ってくるなりそんな事を言った。
「もちろん準備はできたけど、でもちょっと待って。」
「何?」
少しキョトンとしてるユウにあたしはゆっくり語りかける。
「あたしね、思ったんだけど…このまま地獄に帰るよりも、ここに居ついちゃおうかなーって…。」
「…元から帰すつもりはないけど。」
「そう、それでね、そのためにはあなたをあたしの思いどーりにした方がいいなって。」
「…強気だな。」
あなたも十分気が強いけどね。
「でもね…あなたの心は濃すぎるのよ。今までみたいにたくさん食べてたら食べすぎでおかしくなっちゃいそう。だから、今度から一回の食事で食べる量はあたしが決めるから…」
「やだ。」
―――そうくると思った―――
「見てよコレ。」
あたしはお腹をむにむに擦って見せた。
「食べすぎであたし、こんなに太っちゃったの。だからこれ以上太らないように…ね…?」
「いいよ別に。」
…え?
「お前が肉の塊みたいに肥え太っても、俺にデメリットなんか無い。いや、むしろその方がオモシロイかな…。」
「えっ…ちょっと…」
「俺がお前の言うこと、聞くわけないダロ?いきなり何かと思ったら、そんな強気な“お願い”初めて聞いたよ。バカだろお前。」
え…そんな…でも…。
627 :
473:2007/12/14(金) 15:21:31 ID:WOO79O9D
「強引に何かしてくるかと思ったのにね、ただのお願いか。」
「ホ…ホラ…あのっ…じゃあさっ…夜中にイイコトしてあげるからっ…ホラ…だからっ!」
「うん?そうだな…、俺はそんなのよりお前がひぃひぃ言ってる顔を見る方がよっぽどいい。」
えーーっと…えーーーーっと…
「で、でもっ…ほらっ胸とかたぶん人間には無いくらい大きいよっ!!」
特大サイズの胸を両手で寄せ上げてユウに見せる。
「あ、あとっ…きっと抱き心地とか最高だし…っ…だから…!」
「色仕掛けはもういいよ」
「ひざまくらとかしてあげるよっ!?」
「いい必死だ。却下」
「ひっ…」
たぶん必死で笑いをこらえているユウに駄目出しされた。
「まあ…今のは面白かったかな…。」
「え…じゃ、じゃあ…」
「―――今日の分ダ。」
「ひぃっ…あっ…きゃあっ!」
“ズデン!!” “ズズ…ドクン…ドクン…ドクン…”
ユウがあたしを押し倒したと思ったら、あたしの口に大量のエネルギーが流れ込んできた。
628 :
473:2007/12/14(金) 15:32:57 ID:WOO79O9D
「……っ…う…んんっ……ゴクン…ゴクン……………
………っぷは!…はぁ…はぁ…ぅ…げぷ……」
あたしがお腹いっぱいになったところでユウは口を離した。
「…ふぅ…。…くそ…まだ治まらないな…。」
少し不機嫌なユウの声。
「え…げぷ……何が?」
「………クソ……。」
それだけ言ってユウは部屋を出て行った。
まだ治まらないって…。これだけあたしに食べさせて、まだ治まらない心があるの?;
日頃どれだけストレス貯めてるのよ…。情緒不安定にも程が…。あ、器が小さいのかな、あいつ…。いやそんなことより…。
「うーーー…どうしよう……」
男なんだったら女の子の誘い(悪魔だけど)くらいホイホイ乗るもんでしょ、普通。
いやだ…このままじゃあたし、大変な事になっちゃう…
なんとかしなきゃ…うぅ……。
629 :
473:2007/12/14(金) 15:34:40 ID:WOO79O9D
今回はここまでです。 最近このスレのSSの量がハンパない気が…w
これはあれだな、また1000行く前に終わるなwww
ここはジャンルが偏り過ぎなせいか
某関連スレよりもずっとマターリしてるよね
よっぽど痛い起爆剤君でも現れない限り荒れないんじゃない?
太りたいけど社会的に無理なのでSS読んで疑似体験
>>628 この人間、下手な悪魔より悪魔だ!
だけどそれがいいですGJ!
元カノと別れて三ヵ月経ち、再開した彼女の姿は失恋太り
彼女とよりを戻し、彼女をどんどん太らせていったのだった
という夢を見た。現実の世界は、元カノは痩せていました
637 :
名無し調教中。:2007/12/16(日) 12:42:57 ID:rhJ7U5mg
住人的には
デブが好きだからかわいい女の子をデブにしたい!タイプと
デブは勘弁だけど女の子を醜く太らせて嘆き悲しませるのが
たまんねぇ!タイプどっち?
自分は前者後者7対3くらいかなぁ。
>>314の答えみたいに
二次元と三次元じゃまた話は違ってくるんだろうけど。
>>638 どっちかっていういと前者2:後者8だな。
デブになるのを嫌がるのが良い訳で。
二次元なら0対10
三次元なら10対0だな
結果ではなく過程が重要だと思うので前者:後者=2:8
前者:デブ好き 後者:デブ嫌い
これを比で表すって激しく矛盾するのでは?
強制肥満化はメジャージャンルで表すとデブ専+SMじゃないの?
それもあるし、太っていく女に自分を投影している人もいるよね。
二次元なら10対0
三次元なら0対10
だな。やっぱり唯のデブ専なのかな・・・。
>>552の子が、久々にテレビに登場
少し痩せてた・・・。1ヵ月の間に太ってるかなと期待してたけど
ちょっとマテ。
デブ(ふっくら)じゃないのにかわいい女の子なんてアリか?
骨ばって醜い女の子が、太って可愛くなるのが好きな人間はどうするw
「デブは勘弁だけど女の子を醜く太らせて嘆き悲しませるのがたまんねぇ!」
って単なる陵辱だからデブ化じゃなくてもいいって事だよね。
>>202から引用すると老化とか異常発毛とか。
一応SM板だから、そっちルートで来たか
デブ関連スレから来たかで大きく趣味が分かれてるんだろうね。
なかなか興味深いw
いろんな人が居るとは思うけど仲良くしてね
あぶらみに一枚絵を載せました
ふとましい優曇華院
最近の東方の流れに乗ろう、追いつこうと
思ってやっとこさ描けました
>>648 GJです。入らない制服を無理やり着ている姿も見てみたいw
>>648 GJ!デブなのにウサ耳とはw
ツンデブってジャンル流行らないかな。
彼氏「実は俺デブ好きなんだよね」
彼女「バ、バカじゃないの!?この変態!」
三ヵ月後…ちょっとふっくら
「よく食うなー。あ、最近太った?」
「か、勘違いしないでよね!食べ物が美味しいだけなんだからっ!
(もっと体重増やさないと…)」
半年後…ぽっちゃり〜デブに
「うわー、すげぇ腹w」
「ふ、ふん。お陰で冬でも薄着で過ごせるわ!アンタの為に
太ったんじゃないんだからねっ!
(こんなにデブっちゃった…恥ずかしいよぉ)」
2年後…立派なデブに
「さすがに俺でもギリギリだぞお前wでも丸っこくて可愛くなったな」
「な、何言ってるのよ!…でも、ありがとう。嬉しいよ
(うぅ…とうとう3桁突破しちゃった…でも喜んでるしまぁいいか…)」
数年後…200kg級に
「…頼むから痩せろ」
「わ、わかってるわよっ!あっ、す、捨てないでよ!?モグモグ…
(ヤバイ…歯止めが効かない〜せめて120kg前後を維持しないと…)」
「とりあえずそのポテチを離せ」
「待って!これ食べたらダイエット始めるからっ!」
651 :
名無し調教中。:2007/12/17(月) 23:43:55 ID:FFslBdQH
>>651 ババアじゃねえか
それはセルライト違う しわだ
>>651 二次なら解決
三次なら若いうちは大丈夫
こんなことを言っては失礼だが、最近150氏の絵がどんどん上手くなってる気がする。
>>648 太ってるとウサ耳の痛々しさが増していいなあw
>>650 これは素晴らしい
最後は彼氏よりも食べ物にデレデレしちゃってるぜ
656 :
69他:2007/12/18(火) 00:00:27 ID:W9dlb/F1
SS賑やかなのにつられてカキコ。
657 :
656:2007/12/18(火) 00:01:22 ID:W9dlb/F1
「卒業制作」
僕はしがない美大生。このままじゃ大学に残れるか微妙な日々を送っている。
でも塑像・彫刻は大得意。
皆から芸術の悪魔って呼ばれてて、先生達からも評価されてる。
卒業制作はもちろん彫刻。同級生の鮫島さんにモデルになって欲しいと
お願いしたら、なぜか簡単にO.K.してくれた。
翌日、制作室に来て服を脱いでもらった。
軽く催眠をかけて金縛りにした後、ポーズをつけてみる。
ほっそりした手脚にくびれたウェスト、無駄のない腰回り。僕の好きな
スマート体型だ、きっとダイエットしてるんだろうな。
でも裸婦モデルとしては、ちょっとボリューム感が足りない。
今制作ではルーベンスみたいな健康美を顕した像を作りたい。
もう少し肉付きの良い体だったらいいのに。
658 :
656:2007/12/18(火) 00:03:03 ID:W9dlb/F1
そういえば確か制作室の倉庫に年代物の粘土があったな、脂臭くて誰も
使っていない代物だ。それが「肉粘土」であり、使いこなせるのが
限られた人々でしかないのに気づいたのは僕だけ。折角だから使わせてもらおう。
僕は粘土をこねて、鮫嶋さんの体につけ始めた。
まずは手脚。思春期前の子供みたいに骨張った腕や股に、粘土で
「肉付け」する。冷たい粘土を鮫嶋さんの体に塗りつけ、僕の思念を
込めながら撫でるように優しく形を整えてゆく。しばらくすると
冷たい粘土は肉体に同化し、暖かくて柔らかい皮下脂肪になる。
手脚の肉付けの後、上半身から順々に粘土を付けていく。
胸部、肋骨の浮き出た醜い凹凸を埋めるように粘土を付ける。
さらに粘土をこね、半球状にして鮫嶋さんの胸に付けた。
うん、だいぶ理想的な体の型が見えてきた。次はウェストに肉を付けよう...
659 :
656:2007/12/18(火) 00:28:34 ID:W9dlb/F1
前半終了。なんか変な話だな。
今、妹が激太り中。
1年前は骨と皮だけだったが、今は体中の肉が揺れている。
ちなみに妹は小学生の頃からイケメン彼氏が常にいるくらいの美形。
そんな羨ましい設定、妄想に決まってるぜ。
妹さんを僕に下さい。
>>661 俺がお菓子を買ってやることはないが、親やばあちゃんが買って来たお菓子やアイスは全部食っちまう。親が、俺のと分けて置いといても食っちまう。
妹が自分で買って来たお菓子の残りを時々俺にくれるが、それも放置しておくと無くなってる。
他にも、朝食用に親が前日の晩に用意しておいたメシが朝にはなかったり、カレーの残りは肉がなくて芋だけになってたり…。
>>662 あげません。そして、上記も含め100%実話です。
664 :
168:2007/12/18(火) 14:27:16 ID:PlpHTqaG
大変お待たせしました。漸く完結です。
じんじんと胸が痺れる。口を開ければ浅ましく涎がトロトロと零れ落ちる。
『あっ…はっ…んごぉ…』夜が明けたのだろうか。ファティスがこちらに近寄り
ギュポン、と搾乳機を私の胸からもぎ取る。その刺激に、私は再び声をあげる。
「や〜…残念ですねぇ。こう、出るもんだとばっかり思ってましたが…」
勿論、私は妊娠していない。刺激だけで母乳が出てしまってはファンタジーだ。
「そうですね…。やっぱり朝子さんには、乳牛ではなく肉牛になって頂くのが
お互いの為なんじゃないかと思いました〜…」クスクスと、分かっていながら
私の事を弄っていたのだろう。不思議と体に疲れは無いが、汗と汁で
体中がベタベタする。
「それじゃぁ、牛になると認めた朝子さんに、ご飯をあげないと…ですね。」
目の前に置かれたのは、バケツ。中には牛丼らしき肉とタレの匂いが
ふんわりと漂う。
『ハァ…ちょっとぉ…フォアグラよりも…美味しいご飯って…』我ながら
浅ましい事を言っているが、約束は約束だ。ノルマの為にも、なるべくなら
美味しいご飯を食べたいのが人情と言う物…と自分に言い聞かせる。
「まぁまぁ、食べてみて下さいって。多分美味しいですから」
手で掬って食べようとすると、ファティスが上に私の上におぶさり、
乳肉をブルブルと震わせてくる。
「おやおや、牛さんなんですから。手なんて使っちゃダメですよ〜。
その為のバケツご飯です。さぁ、たんと食べて下さい♪」
665 :
168:2007/12/18(火) 14:27:40 ID:PlpHTqaG
仕方無い、と割り切り四つん這いになり、口を付け、食べ易く一口サイズに切られた
牛肉と米を口の中に入れた瞬間、甘味と旨味が口の中でじゅわぁ…と汁になり
零れ落ちる。
『ガツ…ゲフ…けふっ、な、何よこのお肉!今まで食べた事無いわよ!?』
確かに、これは今まで食べた高級牛のステーキや、フォアグラの旨味等とは
全く比べ物にならない。別の食べ物と言って良い。
「秘密…と言いたい所ですが、朝子さんには教えてあげます。
魔界の牛肉です。ミノタウロス、って言えば分かりますかね。
引き締まった肉は成熟すると、とろける様なサシになり、食べてる草や肉も
地上の牛さんとは大違いですから…って、聞いてますか〜?」
何も考えられない。旨味が染み込んだお米をクチャクチャと咀嚼し
バケツの外側の脂をツゥッ、と舌で舐める。その度に旨味と言う名前の快感が
体中を走り抜ける。気が付いたら、バケツは空になっていた。米の1粒も残っていない。『げっぷ…お、お代わり…しても良いの?』ぷはぁ、と漸く一息ついて、私は
こんな贅沢をしても良い物か、とファティスにおずおずと聞き出す。
だが、ファティスは首を振り、クスクスと笑いながらこう告げる。
「お代わりは幾らでもありますが…ほら、頼み方ってあるじゃないですか。
私のゲームに挑戦してる朝子さん。立場の違いを感じて下さい♪」
食べる為…。の、ノルマとか…痩せる為とか…。色々理由を付けながら
私は四つん這いの姿勢のまま、今まで対等扱いしてきたファティスに初めての
懇願をした。
666 :
168:2007/12/18(火) 14:28:01 ID:PlpHTqaG
『ハァ…お、お願いします…。ンッ…ご飯のお代わりを下さい…』悔しい。悔しいが
また食べたいという欲求と、ここで時間を潰す訳にはいかない、という思いから
言葉をプヨプヨになった喉の奥から搾り出す。しかし、ファティスは首を振り
「違いますよ〜。私が聞きたいのはそんな言葉じゃありません。
ほら…。朝子さんも牛さんなんですから。ね?分かるでしょう♪」
人の尊厳とか、今まで生きてきた理由とか。全部飲み込み、私は声をひり出した。
『モッ、モォォ〜!ンモッ、モォッ!ハッ、ハァッ、ンモォォォォッ!』
ファティスが今までに無いくらい幸せそうな顔で、私の前のバケツに
ご飯を満たす。ぶるんぶるんと体中の肉を震わせて、私は齧り付く。
「ほらほら、体中の肉を揺さぶってくれたら、次のご飯出してあげますよ〜♪」
言われるままに、200はゆうに越えたであろうサイズのヒップを、だぷんだぷんと
横に揺さぶる。隣側に出てきたのは砂肝…だろうか。躊躇わず齧りつくと
こちらも牛丼と違わず、この世の物とは思えない旨味を醸し出す。
「最近コッカトリスの数も減ってきてるんですよ〜。朝子さんがしてる事は
この世でも屈指の贅沢なんですよ〜♪」
食べる毎にドッと汗が噴出す。旨味の中に詰まった精力が一噛みする毎に分かる。
こんな美味しい食べ物があったなんて…。
「ほら、これでも食べて食休みしたらどうでしょう?」ころり、と飴玉の様な物が
床に転がる。両方のバケツを平らげた後、ファティスが出した物だ。
口の中の米を飲み込み、ぽってりとした唇で加え、口の中で転がそうとした矢先、
スゥッ、と溶けて甘味と酸味が心地良く通り抜ける。
「[100年後のお菓子]って奴ですね。どうです?ジーン、と来るでしょう?」
モォモォと私は喉を震わせ一風変わったデザートに癒される。
667 :
168:2007/12/18(火) 14:28:43 ID:PlpHTqaG
「さぁさぁ、メインディッシュですよ〜!!」とファティスが床の皿に
ごとり・・・と置いた物は巨大な骨付き肉だ。ジュウジュウと音を立て、
骨が一本ぴん、と端まで通った…いわゆる漫画肉、という物だろうか。
匂いだけでパンパンに張っていたはずのお腹は、むくむくとお尻や
胸、お腹や顎…体への肉になり、ぐぎゅぅ、と鳴いたお腹を沈める為に
私は即座に肉へとかぶりつく。じゅるじゅると肉汁と涎を垂らしつつ
今まで食べた事の無い、牛でも鳥でも豚でもない食べ物に脳を揺さぶられながら
無心にひたすら食べていく。
「ドラゴンステーキ、って幻想世界の中でも屈指のご馳走なんですよ。
………まぁ、聞いてないかなぁ。さて、もうすぐかな〜……」
何も言われてないのに、私はお尻や巨大すぎる胸を震わせながら
声も高く牛の真似をし続ける。何か、別の食べ物が出てくるかもしれない。
『ンァァ…モォッ、ブモォッ!ンモォァ!モォォ〜〜ッ!』
ころり、と小さな粒が目の前に転がる。カプセル?疑問に思ったがファティスが
緩やかな、いつも通りの口調で告げる。
「もうちょっとゆっくり食べた方が…良いと思うんですよ〜…」
だがダメだ。私の食欲は全くと言って良い程止まらない。カプセルを4〜5粒
ぺろりと噛み砕き、飲み干す。先ほどのお菓子の様な味を期待してたが、
味はあまりな・・・い…
その瞬間、体の奥底から弾ける感触が全身を襲う。
668 :
168:2007/12/18(火) 14:29:14 ID:PlpHTqaG
『んっ、、、なぁっ、、、や、何、こ、これぇ!』牛の鳴き声も忘れ
声を荒げる。息が苦しい。お腹が破裂しそうだ。ファティスが坦々と告げる。
「ほら。仙人様が食べる豆、って奴ですね。一粒で数日分のカロリーです。
まとめてそんな一杯食べるから…。忠告してあげたのに〜…。」
『ちょっと、、、やめ、んごぉっ、、お、おな゛か、、、は、はれっ…』
ミヂミヂとお腹が膨らみ、今まで段々腹だった為に見えなかったお臍が
丸見えなくらい、ぷっくりと丸くなっていく。
「そうですねぇ…。生命の危機を100としたら、今70くらい…ですね〜」
『や、び、びぬ゛ぅ…だ、だずげ、てぇ…』
にこり、と笑ってファティスが最後の通告を私に告げる。
「それじゃぁ、私の勝ち、で宜しいですか?」
こくこく、と首を縦に振る。その瞬間、膨れていた胃の中のカロリーが
どっ、と体中に流れ込んでくる。フトモモは人の胴体よりも丸太よりも
太くなり、ぶよんぶよんの柔らかい感触の物体と化し、さっきまで
臍が見えた球体のお腹はまたブクブクと膨らみ、段腹へと戻っていく。
ただし、上の段は下の段を覆い隠す程の肉付きに。
喉は3重か4重か数えるのも馬鹿らしいくらいタップタプ。
頬に付いた肉は数Kg、という辺り美貌と醜悪の両立を兼ねたがっていた
(らしい。後にファティスから聞かされる事になる)ファティスなりの拘りか。
『あ、、、あぁ…わ゛だじの…体…ラ゛イ゛ンが・・・』戻れない事を
本能的に悟り、心にゆっくりとヒビが入る。しかし、ファティスは容赦無く
「さぁ、これからが忙しいんですよ!一年間、たっぷりでっぷりと
美味しい物を食べさせて、完全な肥満家畜にしてあげますからねぇ〜!
ほら…次は…豚さんが良いですね。ほら、早く!鳴いて下さいよ!」
ファティスが目の前にシチューを出す。きっと…美味しいのだろう。
私の喉から自然と漏れた声は、敗北と屈服を意味する物だった。
『フゥッ、フゴッ、ブゥッ、ブヒ、ブヒィッ!!』
GJ! エロい!
670 :
168:2007/12/18(火) 17:49:57 ID:PlpHTqaG
〜エピローグ〜
○月×日。
人間界の珍味を与えてみる。反応は良好。
明日はそろそろ仕上げの段階に入ろうと思います。
○月△日。
魔界の料理を与え、反応を見てみる。
今までに無い反応を見せた為、更に与えつづけてみようと思いました…。
「さてと、これで夏休みの日記も終わり!
ファタナエル先生、審査厳しいからなぁ…。ちゃんと金賞取れるかな〜♪」
ぴこぴことファティスが羽を動かし、意を決した様に机を立つ。
朝子に少しの間待つ様に命令し、時空の渦の中に飛び込む。
…ファト兄さ〜ん、飼いたいペットが居るんだけど、飼っても良いかな〜〜??
〜〜fin〜〜
思った以上に長くなってしまい、申し訳ありませんでした。
挿絵を書いて下さった前スレ792さんに再度感謝を。
個人的に東方キャラの中ではうどんげの肥満化が最高です。
爆乳好きが嵩じての肥満化好きなので、爆乳のうどんげは
太らせ甲斐があってたまらんです。
長編乙彼さまです。
悪魔のペットだったのですか。意外なオチ。
無事達成し元の姿を取り戻し大金をゲットするも異常な食生活が戻らず・・・
という展開かと思ってたら肉ペットですかw
>>672 許可貰ってそれでif書いて見たらwww
何はともあれ乙っス
俺もミノタウロス食ってみてえ。
でも美人じゃないし、つかそもそも男な時点で
悪魔は来てくれなさそうなんだよな…
>>168 GJです!
とても楽しませてもらいました。
拙作のファトエル&ファタナエルも話に絡めて頂いて
本当にありがとうございます。
デブ弄りの上手さが尋常じゃないと思うので
次回作も読めたら嬉しいです。
完結お疲れ様でした!
>>674 ちょっと俺と一緒に性転換しに行かないか?
>>649、
>>650、
>>655 感想ありがとうございます
>>654 ありがとうございます
初投稿から一年、新しく絵を描くときは
常に前の絵よりいい絵を描こうと精進しておりますので
そのようなお褒めの言葉はとても嬉しく思います
新しくあぶらみに載せました
黒白と紅白です
拾った複数の画像を参考に描いているので
原作の衣装と異なっていると思いますが
アレンジということで勘弁してください
追伸:一昔前が信じられないくらい、最近はSSの投下が激しくて嬉しい!
すべてのSS職人さんに最大限の乙の言葉を贈ります!
>>677 GJです!
太ったまりさも可愛い。
個人的には太い足も好きなのでもしよければ次から全身絵を描いてもらえたら嬉しいです。
>>632 >社会的に無理
女の子ですか? (ネカマは勘弁)
だったら太った状態を想像してSSよろ、気が向いたら。
>>677 乙。つーか150氏の初投稿からもう1年経つのか。
俺も初代スレから参加して時々名無しでSS書いてるけど
最初の頃はこんなに賑わうなんて想像もできなかったなあ。
初代スレから4年
「嫌がる女を〜」から見れば6年・・・・
SSも単なるガバージュネタから薬や超能力、そして悪魔ネタなど様々に・・・・
いやぁいい世の中になったもんだ
>>683 こういうまんまるな格闘っ娘は大好物ですwwGJ
687 :
168:2007/12/20(木) 16:35:16 ID:j8mO0eyJ
>>687 「太らせたい」と心の中で思ったならッ!
その時スデに行動は終わっているんだッ!
「太らせるスタンド」って面白いかもね。ただし問題は
どうしても荒木絵で想像するから女の子が萌えないという点w
>>680-681 割と早い段階でまとめサイトができたのも勝因のひとつだろうな。
過去の作品を読める・見られるってのは地味にデカい。
>>683 逆に考えるんだ、重い方が格闘家には有利だと。
つーわけで美人格闘家はみんな太るといいと思うんだ。
シャドルーのベガ親衛隊肥満化とかか!
ベガ様ならやってくれると信じている。
>>689 デブな格ゲキャラと聞くと最初期の方に
スレで活躍されてた人にまた来てほしいといつも思うよ
浜田文子の今シーズンの太りっぷりは、びっくりした
693 :
津村:2007/12/20(木) 23:04:16 ID:MYl2yXKM
津村です。
あぶらみに東方のレミリアを描きました。
それとまとめサイトの方、GIFアニメまで載せていただいて
本当にありがとうございます!
掲示板にふとましいレティさんを載せました。
394さんのSSの描写に比べると
ちょっとボリューム不足かもしれませんが…
肥満家畜に堕ちた朝子がよかった。
見たいわ。
レティの絵ktkr!これはまあギャラリー行き確実でしょうが、4スレ150氏が
描いた鈴仙&てゐの絵はどうなるのか…押し付けがましいがSSに因幡達も登場
したらいいなあ
しかし東方がフィーバーしていて嬉しいんだが、同時に作品を知らない皆様に
俺達だけ蚊帳の外、置いてけぼりでいい加減うざいとか思われてないかと素直に
喜べない厚かましいんだか小心者だか分からない俺ガイル
おお、レミリア来ましたか。私としては願ったりかなったりだ
見せ場や描写があったリグルや橙がまだ描かれていないのに
良いのかね?w
>>696 そう卑屈になるな、どうやら東方が解る人もここには多く
潜伏している様だしな。別の作品も同時に執筆されているし
別に少数でデカイ顔してるってわけじゃないと思うぜよ
東方は知らんけどググればどういうキャラなのかくらいは
ある程度分かるから特別不自由はしていない。
知ってた方が楽しいんだろうけどまあそれは仕方ないと思ってるよ。
まぁいい方悪いかもしれんけど多分わかんない人はスルーしてると思うよ
ぶっちゃけ俺も分からんし
わかんなくても楽しめてるし
702 :
名無し調教中。:2007/12/21(金) 18:13:38 ID:yOojjReR
>>696 ぶっちゃけ東方しらないけど
楽しめてるよ
>>698 >見せ場や描写があったリグルや橙がまだ描かれていないのに
>良いのかね?w
なんか勘違いしてないか?
好きで描いてるんだから
何の問題もないだろう
お久しぶりです。(前回>>609-
>>612)
霊夢編その2を投下します。
さて見事に蛍の妖怪を退治した霊夢だったが思いのほか時間を食ってしまったらしい。
リグルとの交戦(と、その後の事情聴取)がタイムロスになったのは言うまでもないが、普段より飛行速度が落ちているのが一番の原因だった。
「できれば面倒な連中にはこれ以上遭遇したくないわね」
先の戦いで肥満弾の存在を知った霊夢としては無駄な決闘は何が何でも避けたかった。
弾避けには自信のある霊夢だが、攻撃力に関しては不安がなくもない。
パワーとスピードで押し切る戦術は魔理沙が得意とする。
霊夢の得意な戦術はのらりくらりと敵弾を避け、相手の攻撃の届かない場所から器用に攻撃するというものだ。
大きなダメージは受けない代わりに長期戦に陥りがちである。
太ったせいで普段より弾に当たりやすくなってる今、その戦法ではどれだけ保つかは分からない。
「まぁ、魔理沙の方もご自慢のスピードが落ちてるわけだから、お互いに不利なのは代わらないわね」
妖怪たちにも影響が出ているようだし、もしかすると誰も彼もが不利な状況なのかもしれない。
…この異変を引き起こしている黒幕以外は。
「永遠亭の連中が犯人なら話が早くて助かるんだけどなぁ」
もしくは魔理沙が向かっている紅魔館に住む連中。
どうもどちらもハズレの予感がしたが話を聞いて損はないだろう、と霊夢は考えていた。
異変の原因が掴めない今はとにかく手当たり次第で行くしかない。
「……ん?今、何か聞こえたかな」
と、霊夢の耳が奇妙な音を察知した。誰かの声のようだが…。
ここは周囲を鬱蒼と茂った木々に囲まれた薄暗い道だ。…となれば声の主は普通の人間ではないだろう。
「あぁ、面倒な連中の予感だわ…」
こんな陰気なところで出くわすのは大抵が妖怪か普通でない人間に決まっている。
あまり関わり合いたくなかったが相手が有益な情報を持っているなら逃す手はない。
とりあえず様子見だけでも…と霊夢は茂みの中を覗き込んでみる。
「あぅ、いやっ、このぉっ、出てけぇ〜っ!」
森の中を流れる小川で丸々太った小娘が身をよじっている。まるで下手くそな舞踊のようだ。
なんだあれは。悪趣味な見せ物なのか。霊夢は頭を抱えながら茂みを掻き分け、川のほとりへ歩み出た。
「耳障りな歌はやめて下手くそな踊りでも始めたの?」
「はぅっ、巫女!?耳障りとは何よ、耳障りとは…ひゃあぁっ!」
奇妙な声の発生源は川の中で下手くそな踊りを披露していたこの少女のようだ。
幼い少女の姿をしているが、先ほどのリグルと同様に彼女も妖怪だ。
その正体は夜道を行く人間を歌で惑わす妖怪、夜雀。名前はミスティア・ローレライという。
夜雀の名が表す通り普通は夜に出現し、大きな翼で飛び回る妖怪である。妖怪を見慣れている霊夢でも明るい場所で見かけることは滅多にない。
「というか、昼間の夜雀は夜雀と呼んでいいのかしら」
「そんなことはどうでもいいわよ!私は見せ物じゃないのよ!…あぁんっ」
「さっきから何を気色悪い声を上げてるのよ」
威嚇の言葉もサラッと聞き流して霊夢は質問を続ける。が、当のミスティアは何者かと格闘中らしく全く話を聞いていない。
そのうちに足を滑らせたのか飛沫を上げて後ろ向きにひっくり返ってしまった。鈍い音も聞こえたので頭を打ったかもしれない。
大股を広げてジタバタするミスティアの下着が丸見えになって、それでようやく霊夢は納得した。
「ウナギで自慰なんてとんでもない趣味ね」
「ち、ちが…っ、あっ…はっ…はあぁぁっ」
下着の中に何匹ものヤツメウナギが入り込んでいるのが見えた。…うち何匹かは既に夜雀の秘部に頭を潜り込ませているようだ。
ミスティアは自慰ではないと言うが、ではどこをどう間違えたら雀が川でヤツメウナギに犯されるという珍事に陥るのだろう。
「あぁ、そういえば烏天狗の新聞で読んだ気がするわ。あんた、ヤツメウナギの夜店を出してるんだっけ?」
ミスティアは歌で人を惑わすという能力のほかに、人を鳥目にしてしまう能力も持っている。
そして、件のヤツメウナギという生き物は食べると夜盲症に効くらしい。
…つまり、彼女は夜道を通る人間をこっそり鳥目にしてしまい、先回りして屋台に誘い込むという商売をしているのだ。
「じゃあ、今は材料になるヤツメウナギを仕入れてるところなのかしら」
「ガボゴボ…そのはずだったのよ!ゴボボ…」
うまく起き上がれないようで水の中でもがきながらミスティアが答えた。その様子は雀というよりも亀に近い。
やがて起き上がるのは諦めたのか、ミスティアは這いずって岸まで上がってきた。
「ぶはぁっ、ぜぇ…はぁ…、り、陸に上がればこっちのもんなんだから…!」
ぶよんぶよんにたるみきった腹に圧迫されて紐のようになっていた下着を乱暴に引きちぎり、今度は奥へ奥へ潜ろうとするヤツメウナギたちを抜き取ろうと奮闘する。
この娘はどうも“恥じらい”という概念をどこかに落としてきてしまったらしい。
それとも太りすぎたせいで開き直ってしまったのか。
「ひゃっ、こらっ、ソコから大人しく出ていけぇ!あぁーん、ぬるぬるするぅぅぅ!」
下腹の贅肉が邪魔して肝心の部分が見えない上に、腹がつっかえて体をうまく曲げられないミスティアは四苦八苦だ。
ぶっとい腕を必死に伸ばし、前から後ろからヤツメウナギたちを引っこ抜こうとする。
「…はぁ。間違いないわ。これは悪趣味な見せ物ね。
ミスティア、あんた随分太ったみたいだけど、この数日間どう過ごしてた?」
埒があかないので話を進めることにした霊夢。
この太りようだ。ミスティアもあの肥満弾の餌食になった者の一人なのだろうか、と霊夢は踏んだ。
しかし、その返事は霊夢の予想を裏切る間抜けな内容だった。
ヤツメウナギに対する罵倒と、喘ぎ声を省いて内容を要約すると、
「どうも最近お腹が空いて空いて仕方ないのよ。でも人間を捕まえるのも億劫でね。
それで思いついたのよ。仕入れてあったヤツメウナギとかドジョウを食べればいいんだって。
(どうもドジョウや普通のウナギもヤツメウナギと偽って客に食わせていたらしい)
…それも一日で食べ終わっちゃったんだけどね。
あとは夜店で稼いだお金で買えるだけ食料を買って食べたわ。
でも、そっちも尽きちゃったから仕方なくヤツメウナギを捕まえに来たってわけ」
……どうやらずっと食べてたらしい。
食事の合間に弾幕ごっこを挟むことはなかったという。
(…じゃあ、純粋に食べ過ぎて太ったってことなの?
でも、いくら食べまくったって二〜三日じゃこんな立派な体型になるわけない…わよね)
尚ももがき続けている夜雀を見る。たった数日でこのフォアグラでも取れそうな肥え方は異常だろう。
そのとき唐突に霊夢の脳裏で激しいフラッシュバックが起きた。
「まさか、あの夢の通りってことなんじゃないかしら…」
過剰な食欲、少ない栄養でも肥えやすくなっている体、妙な快感。全てが夢と符号するではないか。
(そう考えて思い出してみると、この数日は多少は食欲が増してたかもしれない)
そう、彼女たちは今朝までその異常性を異常だと認識できていなかったのだ。まるで夢の出来事のように常識に靄がかかってしまっていた。
(それで充分な食事が取れなかったリグルと私とに体格差が出たのか。
じゃあ、魔理沙と私の体格差はー……あいつは主食がキノコだからね。きっと)
魔法使いに対する偏見半分、魔理沙に対する当て付け半分の意見であった。
ともかく、この異変における肥満化のメカニズムが少しずつ分かってきた。
あの肥満弾だけが原因なら異変解決まで決闘を避ければそれで済む話だが、食事のたびに太ってしまうなんて冗談ではない。
多少の交戦は仕方ないことと割り切ってさっさと解決しなければ。
まぁ、このまま順調に情報が集まれば遅からず核心に迫ることができるだろう。
「これは永遠亭の識者に期待するしかないわね」
あの屋敷には優秀なブレインが居る。何が何でも情報を聞き出してやらねば。
霊夢はヤツメウナギにイイところを突かれたのかおかしな歌をさえずり出した夜雀を放置し、薄暗い森を後にしたのだった。
これで霊夢編その2は終了。次回は魔理沙編その2です。
>>656氏 有名な絵画に登場する健康的な裸婦って良いですよね。
粘土をこねる様がエロティックですね。続きを期待しております!
>>168氏 SS完結、お疲れ様です。
最後の肥満化描写が「壮絶」の一言。良すぎる…。
>>絵師の皆さん いつもgjです。
ふわふわ服の可愛い女の子が太るのも、
身のこなしが自慢の格闘っ娘が太るのも、
どちらも美味しいですねぇ。
…追伸。調べてはみたけど、いまいちヤツメウナギの生態が分からず。
この時期でも捕れるものなんでしょうかorz
画像をググってみたら歯が凄く鋭くて、大事なところに入れたら大変なことになりそうなんですが、
そこは彼女が妖怪だからってことで大目に見てください〜。
フツーの(?)肥満化SSかと思ったらミステリですか。結末に期待?!
(プレッシャーかけてるわけではありません、気楽にヨロ。
>>394氏)
>ヤツメウナギ
そういえば雑学本「へんないきもの」や、ある小説にヤツメウナギがちょこっと出ていたような..て板違いかw
おつかれっした!しかし丸々太った様だなみすちー、それでも
今の幽々子様には小腹の足し位にしかならなそうだがw
鉢合わせしないのを祈っとくぜ
>>703 いやいやしてないから、ただ出演キャラさしおいて
申し訳ない気分だなと思ったんで
715 :
656:2007/12/22(土) 10:35:37 ID:ek9Sj3zT
...小半日後。へそ周りの肉付けまで終わり、下腹に肉粘土を付け始めたころ、
白い肌は赤みを帯び、ポーズを取ったまま動けない鮫嶋さんの息が荒くなってきた。
そして粘土を付ける僕の手が下腹部を過ぎ、さらに下方に達したとき、
指先に湿ったものを感じた。きっと彼女の躰は暖かくて柔らかな肉体を得た
快感で歓喜に震えてるのだろう。無理なダイエットという呪縛から彼女の
躰を解放してあげることができた事に、僕は深い万足感を得た。
716 :
656:2007/12/22(土) 10:38:31 ID:ek9Sj3zT
後編......の筈がまだ続いてます。
次の投稿までには終わらせますんで(汗)。
>ある朝起きたら太ってた
>自堕落な生活の末、気づかずに太ってた
あーっ、それいぃ
「ぐーや」の元ネタ知らなくても十分たのしいよ。
「少し不思議」系な話や、実際にありがちな話は良いね
ん〜〜クリスマスでサンタ系のネタがあるようでないような・・・
規制されちまったがここは書けるだろうか?
誤爆の上に書き込めた…すまんかった
まあ、難しいかと。
↓の語句で検索してみよう。世も末だってのがわかるから。
太ったサンタに批判の声、ブートキャン
724 :
723:2007/12/23(日) 22:39:42 ID:KH+GumDy
2通りのサンタネタがあるが、『サンタを』か、『サンタが』のどっちがいいかな……
まあ、明日の夜には乗せれるように努力する。
>>394 乙です。肥満弾+太りやすいのコンボでじわじわ外堀から埋められてるようなw
霊夢と魔理沙、今のところは肥満弾を食らった魔理沙の方がデブなのかな?
今後二人の体重がどうなるかも楽しみです。
>>656 こちらも乙です。完成したときの鮫嶋さんの反応が楽しみです。
>>4スレ150
東方絵GJです。詳しくは自分は知らないですが東方キャラは
可愛らしいキャラばかりなので太らせがいがありますよね。
>>719 サンタ系のネタで書いてみましたー。
>>725 楽しみにしております!
メリークリスマス!真夜中に響くクラッカーの音と声に
俺は目が覚めた。
「えー、おめでとう。キミはサンタに選ばれた」
(…何言ってんだ?あぁ、夢かコレ)
枕元に、サンタルックの若い女が座っている。綺麗な金髪ロングヘアー、
知的そうな美人だ。おまけにスタイルもいい。
いくら女っ気のない生活をしているとはいえ、こんな夢を見るとは…
「私はメリィ、れっきとしたサンタだ。あ、
『サンタって白い髭のおじいさんだろ?』って顔してるな。
毎年突っ込まれるからな…とにかく、サンタにも若い女性も沢山いる
とだけ言っておこう。って寝るなぁ!」
うぜぇ…元々俺は寝起きが悪いんだ。こんなくだらない夢に付き合えるか。
もう一度寝かせてもらう…夢の中だけど。たまに目が覚めたと思ったら夢…
って感じのフェイントの夢ってあるよな。アレだなコレ。
と思ったが、女は強引に俺の手にカードとペン、靴下を手渡してきやがった。
「願い事をこのカードに書いて、この靴下に入れるんだ」
「…あのさー、サンタって子供に玩具あげるんじゃね?俺大人だぞ」
面倒だが突っ込んで見る。いいからさっさと消えてくれ。
「それは人間が勝手に広めただけだ。玩具会社の作戦だな。
バレンタインにチョコを送るような…こら、布団に入るんじゃない!」
(めんどくせぇ…まぁいいや、夢だし好き勝手に書いちゃえ)
願いを書き、靴下にカードを入れる。
「よし、これでいい。どうせ金とかクルマとか願ったんだろうが…
まったく、最近の人間ときたら…では、さらばだ!」
朝になり目覚めると、、枕元には夢に出た靴下が転がっている。
…夢じゃなかったのか?いや、漫画や何かじゃあるまいし、ありえん。
夢遊病か何かにかかってしまったか、寝惚けて行動したか…
とにかく、そういう事にしておこう。
俺もおちぶれたもんだな…昨日も一人寂しくクリスマスを過ごしたってのに、
まったく憂鬱な気分にさせてくれるぜ。
とりあえず顔でも洗うか…洗面所に向かう途中、
目の前に…人間が居た。
「あっ」「あっ」
思わず同時に声が出てしまう。昨夜の夢に出た女が立っている。
お互い、目をぱちくりさせながらしどろもどろになった。
「な…どうして私がまたここに?」
「…き、昨日の夢の!?」
「…な、何をしたんだキミは!?
あっ、願い事を書いた紙を見せてみろっ!」
女は何かに気付いた様子で寝室に向かうと、靴下の中のカードを取り出した。
メリィが俺の嫁になる。毎月24日にランダムで体重が増える(この現象は1年続く)
「…こ、こらぁ!キミはなんて事を考えるんだっ!
こ、このバカっ!ド変態ッ!!」
朝っぱらから物凄い剣幕で怒られた。お前が願い事書けって言ったんじゃねぇか。
「すまん、てっきり夢だと思ったんで」
「よくこんな馬鹿な事を考えるものだな…うぅ、どうしよう…」
「よろしくな。メリィ」
「う、うるさぁい!何寝癖つけてさわやかな顔してるんだキミは!
来年のクリスマス、仲間を呼んでキミにこれを
取り消す願いをしてもらう!それで帳消し、すぐにオサラバだっ!」
「じゃあ1年はここに居るんだな」
「…し、仕方無いだろう…願いの強制力は絶大なんだ。抵抗できない…
で、でもエッチな事は断固断るぞ!手を出したらタダじゃすまなくしてやる!
一応、形式上同居するだけだからな!」
「ぐっ…残念…まぁいいや。とりあえず朝食作ってくれない?」
「自分で作れ!バカぁ!」
こうして、俺とサンタ(?)との奇妙な同居生活が始まった。
とりあえずさわりだけ書いてみました。次は肥満化描写入れられるといいなぁ。
更新しますた。帰省するので本年最後の更新かと思います。
それでは皆様よいお年を。
730 :
津村:2007/12/24(月) 14:33:41 ID:ak+ymK8d
今年最後に春麗とヴィエラ族とグリア族を
まとめてあぶらみに載せました。
また来年もよろしくお願いしますね。
管理人さん、津村さんお疲れ様です
よいお年を〜
734 :
725:2007/12/24(月) 23:49:17 ID:2z4bU8Td
雪も降らず、雰囲気も感じられない日本のクリスマスイブ。
「まったく……日本人はクリスマスの意味を分かっているのかよ……」
周囲を見回せばアベック、アベック、アベック……
バカップルばかりである。
そんな嫌な駅前広場で俺、三田九朗は何をするわけでもなく、ただ、ただ、夜の寒さを相手にずっとベンチに座っていた。
「どうせ俺は彼女なんて居ないしな……」
家に居るのも退屈で、外に出たのだが、どこにも居場所は無かった。
「帰るか……」
口にタバコを咥え、ライターで火をつけて立ち上がり、町を歩き出す。
「ん?」
道端の……ちょうど建物と建物の隙間に何かがいた。
小さな小人……というか悪魔チックな外見をした小さな生物がそこに居た。
「……幻覚が見え始めたか」
そう思ったが、なにやらその悪魔チックな生物は俺がみていることに気がつくと必死に手招きを始める。
「ついて来いってことか?」
俺はゆっくりと……ゆっくりとその生物を追いかけた。
735 :
725:2007/12/24(月) 23:49:22 ID:2z4bU8Td
雪も降らず、雰囲気も感じられない日本のクリスマスイブ。
「まったく……日本人はクリスマスの意味を分かっているのかよ……」
周囲を見回せばアベック、アベック、アベック……
バカップルばかりである。
そんな嫌な駅前広場で俺、三田九朗は何をするわけでもなく、ただ、ただ、夜の寒さを相手にずっとベンチに座っていた。
「どうせ俺は彼女なんて居ないしな……」
家に居るのも退屈で、外に出たのだが、どこにも居場所は無かった。
「帰るか……」
口にタバコを咥え、ライターで火をつけて立ち上がり、町を歩き出す。
「ん?」
道端の……ちょうど建物と建物の隙間に何かがいた。
小さな小人……というか悪魔チックな外見をした小さな生物がそこに居た。
「……幻覚が見え始めたか」
そう思ったが、なにやらその悪魔チックな生物は俺がみていることに気がつくと必死に手招きを始める。
「ついて来いってことか?」
俺はゆっくりと……ゆっくりとその生物を追いかけた。
736 :
725:2007/12/24(月) 23:50:17 ID:2z4bU8Td
建物の隙間を進むと、少しだけ開けた場所にたどり着き、そこにおいてあるものをみて俺は驚いた。
「……ソリ?」
そこにはソリのようなものがおいてある。
あくまでソリのようなものなのだが、まるで戦闘機のような形をしており、俺が近寄ると扉が開いた。
「入れってことか」
中に入ると先ほどの生物がにやりと笑いながら俺を見る。
「なんだよ、お前……っとなんだよこれ」
上から落ちてきたものを俺はつまみ、見つめる。
赤い服、真赤な服だった。
「赤い彗星?」
ボケた瞬間、謎の生物にドロップキックを放たれる。
「冗談が通じねぇな」
トリアエズ、おいてあった帽子をかぶってみた。
「サンタクロースの格好なんてさせてなにが……シタ……って!!!」
めのまえにいた生物が、姿を変え、一人の女が俺に抱きついてきた。
「あ〜〜やっと戻れた、ホント助かったよ、ちょいとエネルギーとられすぎてさぁ、あなたの欲望のエネルギーで何とか持ち直したよ」
もはや状況がまったく読めない。
それよりいえることはただ一言、
「離れろ痴女!!」
とまあ、現時刻でここまでと、ここからソッチの方向性へと発展させて見ますか
737 :
168:2007/12/24(月) 23:54:33 ID:azBYHQZ2
取り敢えずシーク族が肥満化トラップを作る感じでSS書いてみますね
メリークリスマス。
>>732 柔らかそうな腹肉がたまらないwGJ!
ここから(年末年始)が本当の地獄だ…!(そばや餅、おせち的な意味で
クリスマスに始まる物語、その先に何があるか?大いに期待してまっせ
>>732 貴様何故もっと早く出撃しなかった!?罰としてこの地で永劫絵を描け!
東方以外の絵も気が向いたら挑戦してみるがいい!我々は歓迎するぞ!
禁呪の詠唱チーム描きました。(東方永夜抄より魔理沙&アリスのチーム)
ttp://bbs1l.net4u.org/sr3_bbss/25694aburami/124_1.jpg 体型の比較したかったので魔理沙はスリムなままです。
>津村さん、まとめサイト管理人さん
お疲れ様でした。来年もよろしくおねがいします。
>740さん
おなかモミモミしたいw
パチェ「えと…消極的に体型を元に戻すには…ポリポリ」
パチェ「間食を控え・・・ムシャムシャ・・・適度な運動を・・・パクパク」
小悪魔「パチュリー様、ダイエットには運動が一番ですよ?」
パチェ「げほっげほっ、持病の喘息が・・・」
小悪魔「・・・せめて、お菓子から手を離さないと説得力がないですよ。パチュリー様」
というやり取りが脳内再生されましたw
ここにきて絵師様がラッシュで来るとはうれしい誤算だ。
その恩に報いるため近日中にスープーマンをうpしてみせるぜ。
年賀状の作成のためPCに張り付いている両親の目を
交わしながらになるから難易度は高いかもしれないが…
魔理沙編2、投下します。…肥満化描写むずかしい。
霊夢が夜雀の歌を聴かされている頃、魔理沙は湖のそばまで到達していた。
ここまでくれば紅魔館はもう目と鼻の先だ。
「はぁ…、さっきまで凍えそうだったのに、今は風が心地良いくらいだな」
レティの引き起こした激しい吹雪に判断力を奪われ、肥満弾に当たってしまった魔理沙。
今やその小柄な体は肉のコートを纏っているようなものである。普通に歩いていたなら暑くなるかもしれない。
『くすくす、見てあれ、見てあれ、小豚が飛んでるよ』
『黒豚、黒豚、くすくす』
失礼な笑い声が風に乗って飛んできた。
「妖精か。レティの能力の影響が弱まったから出てきたんだな」
幻想郷には数多くの妖精たちが存在するが、その殆どは大した力を持たず、人間や妖怪を相手につまらない悪戯を仕掛けてくる程度である。
普通なら妖精は人間から隠れて悪戯するものなのだが、湖付近に湧く妖精はどうも好戦的な気がする。
近くで吹き荒れていた冷気が収まったのをいいことに魔理沙にちょっかいをかけに来たのだ。
『ほらほら、ブーって鳴いてみなよ!ブーブー!』
「喧しいな。普通の豚は飛ばないんだ。飛べる私は少なくとも普通の豚じゃないぜ」
あまり構っているとつけあがってしまいキリがない。
妖精の寿命は生き物の持つ寿命とは少し異なり、消滅してもそのうち同じ姿で復活するので魔理沙は遠慮なく彼女たちを撃ち落としていく。
「…というか、妖精も肥満化の影響を受けてるのか。自分のことを棚に上げて他人を豚扱いとは調子のいい連中だな」
肥満の度合いはまちまちだが妖精も太っている。
薄い羽でフラフラ飛ぶ姿はなかなか間抜けだ………魔理沙も人のことを言えないかもしれないが。
「人間も妖怪も妖精もみんな異変の影響を受けているのか。
まさか紫や閻魔は巻き込まれていないだろうな。…いまいち想像出来ないぜ」
ばっちり巻き込まれている。そんなこと魔理沙は知る由もないが。
さて、妖精の執拗なちょっかいをくぐり抜け、湖のほとり上空へ差し掛かった魔理沙は眼下に見慣れた服装の少女を見つけた。
「チルノ、何やってるんだ?」
高度と速度を落とし箒から飛び降りる。いつもならうまく着地出来るのだが、体が重くなったせいか危うく転ぶところだった。
チルノと呼ばれた少女は這いつくばって湖に顔をつけていた。魔理沙の声に反応して起き上がる。
「魔…理沙?あんたずいぶん大きくなったじゃないのさ」
「お互い様だぜ。で、何やってるんだ」
「あたいは忙しいの。ノドが渇いて死にそうなんだから。ふふ…、最強の氷精も焼きが回ったわ」
大袈裟に自嘲の笑みを浮かべたこの少女は氷の妖精、チルノ。
幻想郷に住む妖精の中では高い能力の持ち主なのだが、如何せん幻想郷屈指のおバカでもあるためその力は使いこなせてはいない。
気性は荒く喧嘩っ早い。自分より力のある者相手でも無謀に突っかかる性分だ。大抵は返り討ちに合っている。
そんなチルノもこの異変には参っているらしい。
「凄い汗だな。もしかして、溶けてるのか?」
彼女のワンピースは頭から水でもかぶったかの如くびしょ濡れだ。
異常な喉の渇きは水分の減りを補わせるために脳がサインを発しているのだろう。
どれだけ水を飲み続けているのか、その体はたゆんたゆんに水太りしている。氷精のくせに実に柔らかそうだ。
もう魔理沙の言葉など聞いちゃいないのか、チルノは一心不乱に水を飲んでいる。
「チルノが突っかかってこないと何だか調子が狂うな…」
溜め息混じりにチルノから視線を外し、何とはなしに澄み切った湖面を覗き込んだ。
「う…」
無意識にうめき声が漏れた。水鏡に映し出されたのは健康そうに太った少女の姿だ。
まさか自分に二重顎ができる日が来るなんて思ってなかった。肉に押し上げられた目は少し細まっている。
湖面から目を反らせば今度はデカい腹が目についた。
服の上からそっと触れてみる。柔らかくて弾力がある。
試しにつまんでみると有り余った贅肉が分厚い魔法書と同じくらい掴めた。
妖精たちのサラウンドな嘲笑が耳に蘇る。豚、豚、豚。
「…異変を解決したとして、増えた体重は元に戻るのか…?」
考えまいとしても不安になる。
妖怪たちは人間に比べて寿命も長いし、新陳代謝も人間より良い。ダイエットするにしても時間はいくらでもあるのだから気楽なものだろう。
しかし、魔理沙や霊夢は人間なのだ。下手をしたら一生ダイエットに費やす羽目に合いかねない。
更に最悪、ダイエットもできないほど(つまりは運動ができないほど)太ってしまうことだってあるかもしれないのだ。
不安にならない方がおかしい。
…だが、ジッとしていたって体重はジリジリと増えて行くのだ。
「……あぁぁっ!暑い!熱い!あついぃっ!レティは何してんの!?もうやってらんないわ!」
「うわっ!?なんだ、唐突に。ビックリさせるなよ」
気分が落ちかけていた魔理沙の横でチルノがキーキー声で絶叫した。
それまではレティの能力で外気が冷やされていたため何とか耐えていたようだが、彼女は魔理沙がのしてしまった。
普通の人間にとってはまだ極寒の世界だが、太りすぎた氷の妖精には徐々に上がっていく気温さえ耐え難いのだろう。
「そうよ、熱いならあたいの能力で冷やせばいいのよ!」
理性を失っているのか眼光をギラギラとほとばしらせる。その目は何故か魔理沙をロックオンしていた。
その殺気が魔理沙には利いた。落ち込みかけていた気分が高揚してくるのを感じる。
「おいおい、なんだよ、私は何もしてないぜ。…不本意にもレティを吹っ飛ばしたのは私だが」
「じゃあ、やっぱりあんたが悪いんじゃない!熱気の魔法使いなんか凍っちゃえ!!
喰らえっ、雹符“ヘイルストーム”ぅぅぅっ!!!!」
水分を溜め込んだ体は重すぎるようで、空に飛び上がれなかったチルノは地上戦を仕掛けてきた。
地面の上での弾幕ごっこは滅多にやらないが、魔理沙は嫌いではない。
「どうした、弾幕が薄いぜ!」
体型に似合わぬ敏捷さでチルノが放った氷の弾と弾の間をすり抜ける。
あの肥満弾が混ざっているのも確認できた。今度は余裕でかわす。
いつもに比べれば不格好かもしれないが、パワーとスピードを生かした戦闘スタイルは健在だ。…もしかするとパワーの方は普段より上がっているかもしれない。
魔法で生み出したカラフルな光線でチルノを牽制する。
「あぐっ!?くっそぅ!おとなしく凍れーっ!!凍符“パーフェクトフリー…」
「させないぜ!!」
大きく体勢を崩したまま氷結のスペルを放とうとしたチルノ。そこに間髪入れずに魔理沙の強烈なヒップアタックが入った。
更にすぐさま体勢を立て直してスペル攻撃で畳み掛ける。怒涛のラッシュの前には反撃の余地などない。
最も、チルノは巨大な尻に吹っ飛ばされた時点で目を回していたので反撃ができるはずもなかった。
無防備になった氷精に容赦なく熱を放つ球体が襲い掛かる。スペルカード…儀符“オーレリーズサン”の発動だ。
哀れ、チルノは水蒸気と化した…かに思えたが、それまで溜め込んでいた水分が蒸発していきみるみるうちに体が細くなっていく。
が、完全に元の体型に戻る前に例の現象が起こった。肥満化だ。
レティ戦では余裕がなくて自分が太っていることさえ認識できなかったが、今度はじっくり観察することができる。
チルノの体はムクムクと膨らみ始め、あっという間に先ほどより大きなデブに成長していく。
その口から喘ぎに似た呻き声が漏れる。時折ビクビクと痙攣し、苦しんでるように見えるが…その表情がどことなく嬉しそうなのはどういうことか。
魔理沙や霊夢よりも幾分か幼い容姿で、実際に頭の中身もまだまだ子供のチルノだが、今の彼女は妙に艶っぽい。大人の女性顔負けだろう。
そのアンバランスな色香に同性である魔理沙も目がそらせない。思わず生唾を飲み込む。
優に五分はかけたろうか。チルノの肥満化は収束した。レティが風船のような太り方だったのに対し、こちらは締まりのない水太りだ。
摘んで引っ張ったらむにゅうっと良く伸びそうである。こんなだらしのないデブなのにやはりどこか色っぽい。
「…みんながみんな同じ太り方をするわけじゃないんだな。いらんバリエーションだが」
ようやく我に返った魔理沙が呟く。好奇心に任せてチルノの二の腕を摘んでみると、柔らかすぎる贅肉がでろんと伸びた。
触れたものを凍らせる力を持つチルノだが、今は素手で触れてもヒンヤリ冷たく感じる程度だ。体温が上がっているらしい。
そういえば戦闘後に見てみたらレティも顔を赤くしていたっけ、と思い出す。
「…基礎体温の上昇・一時的な発熱だけが原因、じゃないよな」
悪びれなくチルノのスカートの中を覗き込む。腹肉、股肉を押し退けて確認すると案の定ソコはぐしょぐしょだった。…これは汗ではないだろう。
体が火照っているのは肥満化に伴う性的な快感が原因だ。
「あのとき、吹雪で意識が朦朧としていたとき、私はアレに惹かれてた。
今も……正直なところちょっと惹かれるな、あの感覚には…」
思い出すだけでうっとりするような快感だった。
「…あぁ、レティが自分自身を攻撃していた理由が分かった気がする」
あれは自慰だったのだ。最初こそ体を冷やすための攻撃だったかもしれないが、恐らく途中から快感に我を忘れていたのだろう。
「だとしたら、この異変は私たちが考えているよりもずっと厄介な異変なんじゃないか?」
平和な幻想郷に暮らす妖怪たちは常に何かしらの刺激を求めている。つまり、簡単にこの異変に呑まれる恐れがあるのだ。
彼らが自滅するのは構わないが、レティのように理性を失った妖怪による無差別攻撃があちこちで始まれば、瞬く間に幻想郷中が巨デブで溢れかえってしまう!
「そんな幻想郷はぞっとしないな。モタモタしてられないぜ」
湖の向こうにぼんやりと見える紅い屋敷、悪魔の住む家…紅魔館。早いところたどり着かねば。
あそこの大図書館なら何かしら情報が掴めるだろうから…。
…今回はここまで。
霊夢があまりに暢気でデブ化の危機感にいまいち欠けてるので、
「太って醜くなることを嫌がる女の子」の要素を魔理沙に持たせてみました。
しかし、あんまり落ち込ませすぎるとらしくないので弾幕ごっこで元気になってもらいます。
試しに東方の格闘系ゲーム「萃夢想」っぽい描写も入れてみました。
(こちらのシステムに関しては本編以上に無知です…)
SS用に色々調べてる最中に魔理沙のヒップアタック技の名称が「マスィヴ(massive)ボディ」というらしいことを知り。つい。
次回は霊夢編の3をお送りする予定です。
>>394 東方は格ゲーもあったのか
肥満化に伴う性的な快感とか超萌える!
>>753 >肥満化に伴う性的な快感とか超萌える!
念レス!
pinkに何が起きてんだ?
>>745 おお!一度見てみたかったんだよ!
お願いします
757 :
656:2007/12/26(水) 20:38:30 ID:QxKQqFY5
全身の肉付けが終わり、改めて鮫島さんの体を観察。
柔らかな手脚に大きな胸、ふっくら張り出した下腹、豊かな腰回り。
脂肪の凹凸感や肉皺も表現できたかな?
地母神的な要素と通俗的な卑猥さを兼ね備えた肉体をうまく顕した素材が出来て、
僕は満足した。
758 :
656:2007/12/26(水) 20:39:21 ID:QxKQqFY5
「よし、明日から彼女をモデルにして卒業制作にとりかかろう」。
そう思いながら外を見ると、もう日が暮れていた。
こりゃいけない! 慌てて彼女の催眠を解いて、僕は謝った。
催眠の解けた鮫嶋さんは、「気にしないでいいよ、別に今日は予定も無かったし」
と微笑みながら服を、手早く着る・・・でなくてお腹を凹ましながら窮屈そうに・・・
着ようとしたがファスナーが閉まらない。
彼女は「あれ? なんでSサイズなんだろ、朝LLサイズ着てきたはずなのに」と首を傾げた。
759 :
656:2007/12/26(水) 20:42:55 ID:QxKQqFY5
あっ、世界を改変したのに服サイズを大きくするのを忘れてた!
「鮫島さんゴメン」僕は心の中で謝りながら、部屋の隅にある黒い毛皮を着せてあげた。
後日。卒業制作が終わった頃。
夜、彼女はいつも僕の尻尾をいじりながら、「こんなのが生えてる
人間なんて普通いないわよ、まるで漫画の”虫歯菌”みたい」と笑う。
えっ! カギ尻尾生えてるのって僕だけなのか?
カギ尻尾って変なの?? 僕の親も生えてるし、普通だよね!
760 :
656:2007/12/26(水) 20:44:03 ID:QxKQqFY5
付記
まだ肉粘土が実習室に100kg以上残ってんだけど、どうしよう。
誰でも使えるように僕の「念」でも込めておこうかな。
[おしまい]
761 :
656:2007/12/26(水) 20:46:20 ID:QxKQqFY5
一応?終了。なんだかなー。
GJ!
その残りの粘土くれッ!
>>728の続き投下します。
「そういう事だ。分かったか?」
一応、メリィに状況を説明してもらった。
まず、メリィの住んでいる国の人間は魔法使いのような特別な力を持っているという事。
それを隠し、人里離れた隠れ里のような土地で生活しているという事。
古来からの風習として、クリスマスに下界へ下りて人間の望みを叶えている事。
それがまわりまわってサンタクロースの元になったという事など。
「じゃあ、魔法とか使えるのか?」
「…いや、現在は一部の者しか下界では自由に力は使えない。毎年クリスマスは
世界中に色んなエネルギーが充満するから、何故か大丈夫だが」
あぁ、たしかにクリスマスはクリスチャンはもちろん、カップルやら独り身の
色んなドロドロしたエネルギーがたちこめてそうだな…納得だ。
何でも、あのカードと靴下は儀式に使う特別なもので、クリスマスにのみ渡される貴重な
物らしい。その力で、大抵の願い事を叶えるそうだ。
とりあえず、来年のクリスマスにメリィの魔法で他のサンタに連絡を取り、そのサンタのカードで
今回の願いを取り消す、という事で話はまとまった。
メリィにしても、魔法が使えなければ国には帰れないのでここに留まるしかないそうだ。
(願いの強制力で、俺から長時間離れられないらしい)
「じゃあ、今のお前は普通のおねーさんって事か。使えねぇな」
「うるさい!くそ何でこんな事に…」
「あぁ、あとどう見ても日本人じゃないのに日本語上手いな」
「ふん、当たり前だ。学生時代から日本コースでみっちり勉強したからな!」
「…はぁ?」
「我々はクリスマスに仕事する事によって、報酬を貰ってるんだ。
各地に派遣されるサンタはそれぞれの土地のエキスパートといっていい。
こう見えてもエリートなんだぞ?私は…」
「よく分からんがまぁいいや。じゃあ、俺仕事行ってくるから」
「あぁ!最後まで聞けーっ!」
怒鳴るメリィを尻目に、俺は仕事に向かった。
仕事を終え、帰宅するとメリィが体育座りでじっとしている。
…ああ、家に帰って誰かが待ってるというのはいいもんだなぁ。
しかしメリィの様子は何か元気が無い。
「どうした?調子悪いのか」
「おなかすいた…どうしてこの家には食べ物が無いんだ…」
「あぁ、悪い悪い。男の独り暮らしだからな。牛丼買ってきたから食おうぜ。
お前の分ももちろんあるから」
「ぎゅ、ぎゅどうん?な、何でもいい。とにかくこの空腹を何とかしないと…」
見たことも無いだろう食べ物におそるおそる箸を伸ばすメリィ。箸の使い方は意外に上手い。
口に肉を放り込み、もぐもぐと咀嚼していくと、表情が一変した。
「う、うまっ!…こ、これはなんという料理なんだ」
「牛丼だけど?お前、牛丼も食べたこと無いのか?」
「こ、こんな美味いものは故郷には無かった!あぁ、このスープもおいしい!」
「…味噌汁でそこまでいいリアクションする奴をはじめて見た」
「はぁはぁ、今日は何か特別な日なのか?こんなご馳走を食べるなんて…
私の知る範囲では、そんなイベントは無いはずだが」
「いや、普通の飯だぞ。安いし。
そんなに気に入ったなら、近くのコンビニでもう一つ買ってやるぞ」
「!!ぜ、是非頼む!」
結局、その後牛丼とデザートに買ってやったケーキを丸々平らげ、メリィは
とても満足そうな表情だった。
そうこうしてるうちに、あっという間に一ヶ月の月日が流れ…
「おーいメリィ、今日は何食べたい?」
「そうだな…やっぱり牛丼だな!大盛りで頼む!」
「分かった。じゃあ仕事行ってくるな」
「あぁ、掃除と洗濯は任せておけ」
メリィはなかなかよく働いてくれる。ただし、料理だけは駄目だ。
話に聞くとこいつの故郷の料理は質素というか粗末で、聞いただけで
げんなりするようなものばかりだった。
木の実はまだしも、樹の皮やら雑草とか普通食べるか?
文化の違いとはいえ、とても向こうには住めそうにない。
メリィにとってはこちらの食事は全てがご馳走に感じる程にとんでもなく
美味いらしいがそれも無理も無いだろう。
新しい食べ物をやるたびに余りにもいいリアクションをするのでこちらも
ついつい面白くなってしまう。
最初は一つ屋根の下にパツキン美女と二人暮し、それ何てギャルゲ?状態
だったんだが今はどちらかといえばペットに色んな餌をやる感覚に近い。
一度手を出そうとしたらボコボコにされたし…
(その時は特上寿司で手を打ってもらった。痛い出費だった)
エロい事はできないが、美女との二人暮しも悪くない。食費やらメリィの普段着
など、色々と出費はかさむが。…何か忘れてる気がするな。
そういえば、今日は1月23日…明日は『メリィが太る日』だ。
さっそく、帰宅するとメリィにその事を聞いてみる。
「ああっ!そうだった!モグモグ、あまりにこちらの食べ物が、ゴクゴク、
美味いので忘れてた!」
「いや、食べるか喋るかどっちかにしろ」
「しかし、なぜそんなトチ狂った願いを書いたんだ?普通は痩せてる女が
いいんじゃないのか。男性は」
「俺は細身のおねえさんも好きだが巨デブのおねえさんも好きなんだ。
あ、美人限定だけどな。この願いならどっちも楽しめると思って」
「…キミの頭は理解できん」
「しかし、本当に太るのかなぁ」
「それは間違いない。今ここに私が居るのが証拠だ。うぅ…不安になってきた…」
メリィの話では日付が変わってきっかりに効果は現れるらしい。
少し夜更かしして、その様子を見る事にした(メリィはもの凄く嫌がったが、
外食に連れて行く事で渋々承諾した)
午前0時、カチリと時計の針が日付が変わった事を指し示すと…
「き、来たぁっ!ひゃぁッ!」
色っぽい喘ぎ声とともにメリィの顔が紅潮し、もぞもぞと身体を震わせる。
着ていたパジャマがぷっくりと膨らみ、胸や太股のボリュームが少し増した。
体重にして5〜6kg太ったといったところか?…ちっ、もう少し増えてもいいのに。
「…マジで太ったな」
「だから言ったろう!くそぅ、こんなのがあと11回もあるのか…」
「でも、まだそんなにデブってわけじゃないぞ。気にするな」
元々細いだけにむしろ健康的な身体といった感じだ。もっともこれから先は分からんが。
「気にするわ!うぅ…お腹の肉がたぷたぷしてる、こんなの生まれて初めてだ…。
いくら今年のクリスマスに元の姿に戻るとしてもこれはちょっと…
こ、こら!聞いているのか!そもそも原因はキミの…」
「まぁまぁ、ホラ、これでも食べてさ」
「あぁ!それはチョコレートという奴!…し、仕方ないな。
それをくれるんなら、今日のところは引き下がろう(じゅるり)」
「…よだれ出てるぞ。ほれ、ちゃんと食べたら歯磨きするんだぞ」
以前よりもむっちりとした身体で真夜中にうまそうにチョコにかぶりつくメリィ。
…何か体重が増えると願うまでも無く、こいつは普通にデブりそうな気がする。
まぁいい。1年でどれだけ太るか、じっくりと楽しませてもらうとしよう…
メリィ 167cm・55kg→62kg(残り11ヶ月)
今回はここまでです。
ここ数ヶ月のこのスレの盛り上がりっぷりは本当凄いですね。
SS職人・絵師の皆様ホントGJです。
掲示板にリグル置いておきました。
ぜんぜん関係ないけど、上野の不忍池のカモが人間のエサやりが原因で太りすぎて、
天敵に襲われやすくなる可能性があるのでエサをやらないよう呼びかけを始めたというニュースを聞いて、
このスレのみすちーが思い浮かんでしまいましたw
>>前792氏
乙。まだ残り11ヶ月もあるわ
食事の楽しさにはまっちゃったわで
実に楽しみな未来が待っていそうですなw
>>前225氏
こちらも乙。
いつにも増してだらしなさそうなぶよぶよのお腹がたまらない。
あぶらみに150氏の新作きてたー。規制に巻き込まれて報告できないそうなので代わりにお伝えしておきます。
HかわいいよHかわいい。
このスレの最初の方で東方の話題が上がったときは、SSやイラストがこんなに賑わうなんて思ってなかったよ。
職人さん方gjです。
>>763 今朝方の夢にメリィが出てきたw
こういう口調の女の子大好きなんで更新を楽しみにしてます。
>>771 ふと思ったんだがデブケモのスレで絵投下してた人か?
>>771 素晴らしい。
この子がライバルキャラの吊り目タカピーお嬢様デブやデータ重視の
メガネクールデブ、天才的センスのロリデブとかとお肉を揺らして
相撲で戦うとかw
そんで強くなるにはやっぱり増量するしかないから皆どんどん太る、と。
掲示板に150氏の射命丸文来てるよ。
でっぷりお腹で重そうに飛ぶ姿に萌え。
>>775 GJです!細い子にいじられる太い子って素晴らしい。
来年もよろしくお願いします。
>>766の続き投下します。
…2月の肥満化は期待外れもいいところだった。
増量分はたったの2kg。これだけでは、外見はほとんど変わらない。
このペースでは今年のクリスマスまでにせいぜい3桁に届く程度だろう。
こんな機会、他には無い事だし、どうせなら肉塊級とまではいかずとも
アメリカにいそうな巨デブ級くらいまで行って欲しいところだな…
そんな事を考えながら帰宅する俺。
今日は3月23日。3回目のメリィの肥満化を目前に控えている。
「おぉ、お帰り」
片手にポテトチップスを持ち、メリィが俺を出迎えた。
最近は菓子類にはまっているらしく、この前の休みも近所の安売り店で大量に買わされた。
それにしても、メリィと一緒に出かけるとかなりの注目を浴びてしまう。
多少太ったとはいえ、まだまだスタイル抜群のブロンド美人がペラペラの日本語で
歩いていれば仕方も無いが。
だが、それもいずれは「美人だから」ではなく「デブだから」注目を浴びるように
なるのかと思うと今から楽しみだ。
「今日はミックスフライ弁当買って来たぞー」
「やった!丁度食べたいと思ってたんだ!」
無邪気に喜ぶメリィ、最近は慣れたのか最初よりも俺に対する態度も柔らかくなった。
…まったく、まるで餌付けをしているようだ。
ポテトチップスの後に揚げ物なんて胸焼けがしそうなメニューだが、メリィは
難なく平らげてしまった。
「今晩は肥満化の日だから、また見せてもらうな。明日は休みだし、外食連れてって
やるからさ」
「仕方ないな。じゃあ、この前行ったバイキングがいいかな♪
あんなに美味しいものが並んでてジュースも飲み放題なんて、天国かと思ったぞ。
…うぅ、またあの日かぁ…先月みたいに大した事無いといいんだが…」
「冗談じゃない。くそ、どうせなら毎月10kg増えるとかにしとけばよかったぜ。
しかしそれではドキドキ感が薄れるし…」
何kg増えるか分からないスリルも楽しい物である。メリィの話では、毎月の増量分は
ランダムといっても、いきなり100kgも増える事は無いという事だ。
もっとも、こんな願いをした奴はいないので詳しくは分からないのが本音らしいが。
こちらとしても、1トン超えの人外になられてもさすがに守備範囲外だし、世話も
大変だ。何よりそんな体重ではメリィも死んでしまうだろうから、好都合というものだ。
「…まったく、キミは本当に変態だな」
浴びせられる冷ややかな視線も気にせず、俺の頭は今夜の肥満化の期待で一杯だった。
こうして午前0時、肥満化の瞬間を迎える。3回目ともなれば、俺もメリィも慣れたものだ。
「い、いやぁッ!はうぅうん!!」
相変わらずいやらしい声を出すメリィ。…そんなに気持ちいいのだろうか?
ぶるぶると震える身体は、少しづつ大きくなっていく。…どうやら、先月のような
つまらない小規模な肥満化は免れたらしい。
「はぁはぁ…くそ、結構増えたな…」
肥満化が終わるとメリィは息を荒げ、自分の身体を確認した。
今回の肥満化では下半身を中心に肉が付いたらしく、はちきれそうな太股や下腹部が
体重の増加を如実に現している。
その後、体重計に乗り増加分を確認した。
「…な、7kgも増えてるぅ…」
体重計の数字に驚き、情けない声を出すメリィ。
先月に比べれば上々の結果といえるだろう。豊満といっていい体つきに変化したメリィは、
何ともいえない色気を発している。
「今月は当たりだったな。よし、寝るか!約束通り、明日はバイキング行こうな」
そう言って寝室に戻ろうとする俺をメリィが呼び止めた。
「あの、そろそろパジャマや下着がきつくなってきたんだ。
…サイズが合わなくなってきたから、新しいのが欲しいんだが…」
そう言われれば、肥満化を見越してやや大きめのサイズの服を買っていたのだが
それも限界を迎え、ところどころに贅肉に食い込んでおり窮屈そうだ。
もっとも、それがたまらないといえばたまらないんだが。
さすがにみっともないので、明日の外出は俺のジャージでも貸してやろう。
「分かった。じゃあこれで適当に選んどいていいぞ。…あまり高いのはダメな」
そう言って、通販のカタログを渡した。
どうせ体重の増加で着れなくなるのは目に見ているのだから、安物で我慢してもらおう。
やれやれ、余計な出費が増えてしまうな。まぁ、こんな楽しい事の為なら安いものだが…
「じゃあ、おやすみ」
カタログを片手に別室の寝室に向かうメリィの後姿を見れば、ボリューム満点の
ヒップが特に目を引く。
上半身はそうでもないが下半身は既にぽっちゃりといっていい段階に達した。
これから先はデブまっしぐらだな…まだ時間はたっぷりある。
明日の休みは、食事の帰りにまた菓子でも買いだめに行くとしよう…
自分の寝室に戻ったメリィは上着を脱ぎ、改めて自分の身体を見てため息をついた。
「はぁ…ついにお腹の肉が段になってしまった…
これじゃあ立派なデブだな…まだクリスマスまでかなりあるというのに」
鏡には、ぽってりと太った自分の姿。見苦しいほど太ってはいないが、標準体型とは
もはやいえない。
ぷにぷにとした弾力の自分の腹やお尻をつつくと、脂肪の厚みが嫌でも分かる。
以前の引き締まった身体はほとんど面影は無い。わずか3ヶ月でこれなら、
先が思いやられるというものだ。
「少し食べる量を減らすか…いや、どうせ毎月太るんだから、そんな事をしても
無駄だな。ようはクリスマスに元の体重になればいいんだ。
よ〜し、夜食のお菓子でも食べながら服でも選ぼうっと」
そこはやはり女の子、新しく服を選ぶとなればなかなか楽しいものである。
下界の服はメリィの目から見ればどれもとても魅力的に見えるのだから尚更だ。
欲を言えば、サイズが合わなくなったからではなく、お洒落をする為に選びたかったが
そう贅沢も言っていられない。
引き出しにあらかじめ隠してあったお菓子をつつきながら、深夜まで楽しそうに
洋服の物色をするメリィであった…
メリィ 167cm・62kg→71kg(2月増加分+3月増加分)
(残り9ヶ月)
今回はここまで。
今年も残り僅かですが自分のSSを読んでくださった全ての方に再度感謝です。
来年もこのスレが賑わいますように。
年の瀬は忙しくてなかなかこれなかったけど大量に投下されていて驚いた。
津村氏、225氏、150氏、792氏、656氏、ねりぞう氏、H氏などなどマジで乙!
あけおめ!
ことよろ!
783 :
【大吉】 :2008/01/01(火) 01:43:19 ID:j+7h7Tzj
今年の肉スレの運命
みんな、あけおめ〜。
>>775 むにっと掴める贅肉の質感が最高です!
786 :
ねりぞう:2008/01/01(火) 19:37:08 ID:vX8MaLTS
あけましておめでとうございます。
早速ですが新春突発企画として「お絵かきチャット」をレンタルいたしました。
正月休みで暇してる方、ぜひとも遊びに来てください。
お絵かきチャットのURLはあぶらみの方へ書き込んでおきます。(常設するというわけではありませんので)
時間は本日の23時ごろからスタートのつもりです。
(ちなみに、私自身絵チャが初めてですので面倒をおかけするかもしれませんが
ご容赦ください)
あと、海外でこんなの見つけた。
ttp://www.sheezyart.com/view/1516135/ ブラをダブルクリックすると恐ろしい事が起こる(マジで心臓が弱い人注意)
>>ねりぞう氏
なんという行動力!
私も見習わなければっ。
>>あと、海外でこんなの見つけた。
うう…
びっくりしたようびっくりしたよう…
参加したいけど麻雀の予定入れてしまった…ミスったなあ。
>>786 びっくりしたw
でもその後にお楽しみがあるわけか(´д`*)
音量消すの推奨。
790 :
787:2008/01/01(火) 21:50:08 ID:MPMdyWR0
>>789 なに…?お楽しみがあっただと…?
ヘッドホン(しかも音量最大)で突入したから即死したorz
参加したいけどペンタブ修行があと五ヶ月…
絵書けないけど行っても良いのかな?(´・ω:;.:...
猪木の言葉を思い出していくんだ
1、2、3、ダッー!
794 :
ねりぞう:2008/01/02(水) 02:34:46 ID:V2iIeIl8
>>786にて告知いたしました絵チャ企画は終了しましたー。
ご参加いただいた皆さんありがとうございました。
では、また名無しに戻りますー。
遅くなったけどクーペ1760にスープーマンうp
昨日の絵チャも持ってる人がいたらうpしてくれるとうれしいなあと思ったり。
サンクス!
こりゃ凄いお年玉だw
これ見て妙な興奮おぼえて早、24年か・・・。
でもこの狼狽、驚愕するさゆりちゃんの姿は今でも使えるなw
クーペってドコだよ
やべえわかんねえよ
799 :
名無し調教中。:2008/01/02(水) 14:35:08 ID:H7uI/ws5
やべえよクーペどこよ
釣りだろうが一応言っとく
ググレ。すぐ見つかるから。
>>795 乙です。
初見ですがいいですね。
絵柄がまた懐かしいw
>>800 クーペ coupe でググったけどでねえんだよ…
>>801 クーペろだでググッていろいろリンクたどりゃ行ける。
まぁがんばれ。
スマン解決した
お詫びにマジカルハットうpする
pパスワードがわかんねぇOTL
>>806 GJ
結構既出多いが欲しかったのが多かったんで良かったぜ。
あの初音いいよなw
久しぶりの良絵師だったぜ。
神よ
パスを教えたまえ
>>808 神はこんな簡単なパスも分からないような
低俗な人間を救いはしない。
>>806 そして貴方は神だ。
>>809 すまんorz
マジで分からん
himanじゃないのかよ・・・
811 :
名無し調教中。:2008/01/03(木) 19:17:07 ID:Il5DMGfN
おおっと、…ここは「肥満」のスレじゃあないんじゃあ、ないのか?
>>810よ…。
ここは女の子を、「どうする」スレだ?言っておくが、強制的に、どうするんだッ!?
私から言えるヒントはそれまでさ…。
それぐらい考えたらわかるだろと言いたくなるのは俺だけか。
ヒント「冬休み」
ヒントが出ても分からない…。
お願いだから、具体的に教えてください!
それでも見たいんです、誰かパスを教えてください…!
本当に考えてもパスが分からない。
なに化するのか・・・
>>806 初見のものもいっぱいあったわ
お年玉ラッシュだな
>>817 「スレタイ」の『漢字』に敬意を払え…いいか、『漢字』を忘れるな…
>>817 このスレでは可愛い女の子を強制 させたい。
上の空白の部分をローマ字で
教えるなよ・・・せっかくの良スレが腐る
PCがぶっ壊れて全てが無に帰した俺にとってはまさに神の手よ、ありがたい
やさしいけど、過保護は良くないですね。
考える力を養ってあげないと。
>>806 ありがとうございました!!!!
>>806 ダイエットgo goの画像探してたんだw マジGJ!!
825 :
806:2008/01/03(木) 22:37:15 ID:jWVeaGuN
>>806 乙だが俺がかつてうpしたものも結構入っていてなんだか吹いたw
福の神がいると聞いて
つ い に き た か 中 国
正月なので投下してみる。
長いとか短いとか、不都合あればつっこんでほしい。
ブルッ ブルッ。
自分の体が揺れたり、自分の体同士が擦れる感覚なんて、3ヶ月前のわたしは知らなかった。
まして、よつん這いで暮らす床の感触や、静かな部屋に響く自分の鼻息なんて。
「すみません、急に呼び止めまして。」
その男に声をかけられたのは金曜の仕事帰りだった。
上品なスーツを着ているけど、撫で肩でどこか胡散臭い風体。
痩せ過ぎでお困りではないですか?そんな奇妙な台詞とともに男が差し出した名刺にはこう、書いてあった。
肥育士
阿藤芳次
正直、何がなんだか分からない。
混乱しながらも、見せられた名刺の肩書きを声に出して読む。
「ひいく・・・」
「ええ、ひいくし、と読むんです。拒食症でお困りの方からご相談を受けて、生活改善のお手伝いをする仕事です。
語弊を恐れずに言えば、健康的に太って頂くという仕事になるでしょうか。申し遅れました。私、阿藤芳次と言います。」
肥育士なんて聞いた事が無い。そんな仕事があるんですか、単純な好奇心からそう尋ねかけた所で、男がまた遮るように言った。
「もちろん、それだけじゃ喰えませんから。こういうのもやってます。」
差し出された名刺は、さっきの物と殆ど同じ体裁だったが、男が親指の爪で示したあたりに食餌療法士、と書いてある。
どっちが本業なんだ、そんな疑問が出るよりも早く、私はわずかに語気を荒くして言った。
「わたし、そんなにガリガリに見えます?」
私は今、痩せていることに少し敏感になっているのだ。今も、自分の口から出たガリガリという言葉にムッとしてしまったくらい。
その大きな原因、それは3回連続でフラれた原因が痩せているせいだった事。
「お前、本当に胸無いな。」
「骨当たるの痛いんだけど?」
「ごめん、俺ガリガリだめなんだよ〜。」
元彼、告った相手から投げかけられた言葉たちを思い出すとため息が出る。
確かにC買うとブラはスカスカだし、お尻も平坦。それでも元々自分の体は割と気に入っていた。
でも、貧弱で痩せっぽちの体・・・この時の私には、そういう風に自分の体を捉えるのに十分な材料が揃っていた。
「いいえ。平均より少し痩せている程度で、全く正常とお見受けします。ただ、大分塞ぎ込んだご様子だったので、お声をかけさせて頂いたんです。」
仕事柄、痩せた人を見ると気になるのは事実だが、普段は路上で声をかけたりはしていない。男はそう説明した。
「照れ隠しに仕事の形を借りたナンパですか?」
「・・・手厳しいですね。」
先ほどまで人の言葉を遮るように喋っていたのは男の癖なのだろう。せっかちという訳ではなさそうだけど、人の話を最後まで聞かないタイプ。
だけど、こちらが少し苛立った態度を見せると、その癖は姿を消して、男はわたしの返答が終わるのをじっくり伺ってから喋るようになった。
「5分だけお時間頂けませんか?」
はじめは惰性で半信半疑のまま話を聞いていたものの、男の過去の実績から施術のリスクまで聞いた5分後にはもう、少し心を開いてしまっていた。ふさぎ込んでいた気持ちを男が看破していた事や、カウンセラー然とした男の受け答えのせいだろう。
なんだか手慣れてますね、半分笑いながら私が言うと、阿藤はまた、手厳しいですね、と言って笑った。
結局そのままカフェに入って、後はただ雑談。
これじゃ本当にただのナンパですね、と自嘲する男と、名前も明かさないままに1時間くらい話し込んだ。
「3回連続で痩せてるからフラれたなんて・・・わたしも運悪いですよね。」
トイレに立ちながら、そう言った私に、阿藤は、
「偶然じゃないかもしれませんよ。だからこそ私がここに居るんです。」
と言った。トイレ中考えても、わたしには阿藤の言葉がどういう意味か分からなかった。
トイレから戻ると阿藤の姿は無くなっていた。テーブルの上には、伝票の代わりに肥育士と書いてある阿藤の名刺が残っていた。
名刺の裏には、気が向いたら連絡下さい、とだけ走り書きがあった。
お、新しい職人さんかな? 乙です。
冒頭の描写がこれからの展開をいろいろ妄想させてくれて楽しみだ。
新年早々皆さんGJすぎる…
今更ながら
>>7で言われてたデブ+よつん這い
のエロスが
>>168氏のSSや
>>830氏のSSで
分かった気がするぜ
ところでSSが豊作なのは嬉しいんだが
容量的にはまだ大丈夫なんかね?
確実に1000行く前に終わりそうだが
836 :
830:2008/01/05(土) 01:47:09 ID:YEHklsFk
「先日はどうも。佐野佑香さん、と仰るんですね。」
阿藤はわたしの書いた問診票を見ながら言った。
結局、電話してしまったのだ。
気が向くも何も、週末になるとすぐ電話をかけた私。
翌週の火曜の午後には阿藤と約束した場所に来ていた。
新宿西口、かなり大きなビルの32F。
エレベーターが階に到着して扉が開くと、看板がすぐに目についた。
阿藤クリニック
内科 婦人科 消化器科 泌尿器科
院長 阿藤芳次
院長の所に阿藤とある。数日前に貰った名刺を出して名前を確認すると、たしかにあの阿藤のようだ。
クリニックの入り口を中心に通路が一直線に続いているが、そこに他の店舗は見当たらない。
となるとかなり大きなクリニックなはずだ。しかし阿藤の人となりを思い出すと、なかなか信じ難かった。
表示によれば、火曜の午後と金曜の午後から日曜までは休診となっている通り、
磨りガラス越しに見る院内は暗く、わずかな間接照明だけが照らしている。
約束の時間を過ぎて、入り口に立っていると、阿藤が通路の端から顔を出した。
「すいませーん、こっちですー!」
阿藤は通路の端にある搬入出用の大きなエレベーターから、無骨な台車のようなもので大きな段ボールを運び出している最中だった。
ちょうど荷物が届いた所だったらしい。クリニックの搬入口だろうか、大きな扉を支えて、阿藤が荷物を運び込むの手伝ってやった。
助かりました、という声を聞き、入り口に向かう素振りを見せた私を阿藤が呼び止めて言った。
「こっちです。肥育外来の入り口はここなんですよ。」
837 :
830:2008/01/05(土) 01:51:54 ID:YEHklsFk
ちょっと書いたので寝る前に投下しました。
期待に応えられたら嬉しいなという感じで頑張ってみます。
まとめサイトの容量?とか事情がよく分からないので、空気読めてなかったらぶっ込んでください。
>>837 掲示板、容量超えると書き込めなくなるんだ
まぁ、書き込めなくなったらスレ立てりゃ良いし、気にしないでつかぁさい
描写がリアルで展開が楽しみ(・ェ・)
839 :
830:2008/01/05(土) 12:18:25 ID:YEHklsFk
>>838 どうもです。
じゃあ、気にしないでぼつぼつやります。
「改めて。阿藤です。宜しくお願いします。」
差し出した名刺には医学博士とある。いくつ肩書きがあるんだろうか。
名刺を受け取りながら、肥育士なんて名乗らないで、普通に医者と名乗ったほうがいいんじゃないかと聞く私。
「全てちゃんと説明しないと気が済まない性質なんです。医者向きだと思いませんか?」
そう言って阿藤は笑う。
「でも普通は肥育っていう言葉がどうしても引っかかりますよ。電話も相当悩みました。今日だってくるのを辞めようと思ったくらいで・・・」
「でも心に引っかかった。気になったんでしょう?」
阿藤は笑みを浮かべながら私の言葉を遮った。
840 :
830:2008/01/05(土) 12:23:04 ID:YEHklsFk
それから10分くらいかけて、問診と簡単な身体測定をした。
「さて、じゃあ、まずは通院してみませんか?経口薬と栄養ドリンクだけ出しますんで。」
「その薬を飲んで・・・あとは何をすれば良いんですか?」
「ええ。薬は毎食後に2錠ずつ飲んでください。それだけ守って頂ければ、後は好きにして頂いて結構です。」
拍子抜け、というのが正直な感想だった。手軽とは聞いていたものの、そんなに簡単に太れるものなのだろうか。
阿藤の話は私の疑問を他所に逸れていった。
「特にこのドリンク、結構美味いんですよ。わたしも時々飲むんです。飲んでみます?」
冷蔵庫から出した500mlペットボトルを無造作に机の上に置く。ボトルの中には牛乳をやや薄くしたような液体が入っている。
乳製品か何かですか、そう聞くと阿藤は頷いた。
私が迷っていると、ややあって阿藤がキャップを捻り、渡してくれた。
味見してみる。
・・・ほんのり甘い。
「ちょっと物足りない感じだけど、やさしい味。美味しいですね。」
「クセになるんですよ。これが。とりあえず薬を3日分出しておくので、やって見ましょう。」
すっかりやる気になっていた私は同意書にサインしたが、
大事な事を聞き忘れたのを思い出して、同意書を手に持ったまま聞いた。
「治療費?っていうんですか?いくら位にかかるんでしょうか?」
「薬と消耗品にかかる実費だけ負担していただければ結構です。当然保険適用外ですが、薬も一ヶ月で6000円で済みますし、ドリンクもこのボトル一本で 100円くらいのものなので。ドリンクを毎日一本飲んだとして、毎月10000円程度です。」
「診察代とか、いいんですか?」
「とんでもない。そんなつもりで声をかけさせていただいた訳ではありませんよ。プロによるボランティアの医療行為だと思って下さい。私も佐野さんのお手伝いができれば、心が満たされますから。」
ありがたく受け取れば・・・いいか。答える代わりに私は同意書を渡した。
やけに投稿の感覚開いてるけどもしかしてその場で考えて書き込んでるのかな?
メモ帳なんかにまとめて書いてから投稿するのをお勧めするよ
842 :
830:2008/01/05(土) 19:54:26 ID:YEHklsFk
>>841 ご心配有り難うございます。手元に書きためてから出してます。
小心者なので、大分先の話が書けるまでなかなか投下する踏ん切りがつかなくて。
間隔が開くのはそんな理由です。
5分位間が空いてるのは、コピペした後に推敲はじめちゃった場合。
ということで、投下します。
843 :
830:2008/01/05(土) 20:01:09 ID:YEHklsFk
この薬はピルみたいなものなのかな?
薬を飲む前に、一応インターネットで調べてみた。
英語のサイトばかりで大体しか分からなかったが、成分はホルモン様物質らしい。
体重増加が見られた、という記述がいくつか見つけられたが、信頼していいのか分からなかった。
いずれにせよ実際の効果は覿面だった。
2日服用した所で感じた変化は、とにかく胸。
生理周期の比じゃない豊胸効果。ブラから抜いたパッドが物語っている。
私は素直に喜んでいた。
それよりも渡されたペットボトル、これが美味しくてついつい飲んでしまう。
一日一本のはずが、水曜の午後にはもう3本とも飲みきってしまっていた。
次の予約は来週の火曜・・・。
とにかく続ける気になった私は、はやる気持ちから、仕事帰りに阿藤に電話していた。
診察時間は過ぎている。ダメもとのつもりでかけてみると、思いがけずつながった。
電話に出たのは阿藤本人だった。
「ああ、佐野さんですか。調子はどうですか?」
「すごい効果です。わたし、決めました。続けようと思うんですけど・・・」
「・・・わかりました。じゃあ来週また同じ時間でお待ちしてますので。」
「いえ、あの・・・すぐに始められませんか?薬はまだあるんですけど、明日で切れちゃうんで。あと、栄養ドリンクが無くなってしまったんです。普通に美味しいですよね。これ。」
「気に入っていただけましたか。それでしたら・・・」
阿藤に金曜の午後の約束をとりつけて、電話を切った。
844 :
830:2008/01/05(土) 20:02:00 ID:YEHklsFk
金曜午後
「効果あったみたいですね。大分表情が明るくなりました。」
会うなり阿藤はそう言った。
「やっぱりコンプレックスがあったんだなって、今になって分かりました。」
前回の身体測定の結果は、身長が150cm、体重が48kg。高校生の頃からもうずっと変わっていない数値。太れない体質なのだ。
それが、この3日で体重は2kg増えて50kgになっていた。増えた分は全部胸に付いたんじゃないかと思うくらいだったが、実際はそんな事はないのだろう。 それでも十分嬉しかった。
「どうです?ご都合が良ければ、このまま週末入院肥育を試してみませんか?」
クリニックに泊まり込んでの3日間の施術。
阿藤の処方の効果を実感し、その週末の予定も特になかった私に、提案を断る理由は無かった。
845 :
830:2008/01/05(土) 20:04:13 ID:YEHklsFk
案内された部屋はクリニックのかなり奥にあった。
厳重な大きな扉を何回か通ってついたその部屋は、白塗りの壁にガラスがはめ込んである穴が空いているだけで、あとは冷蔵庫とベッド、テレビしかない簡素な部屋だった。シャワーは無く、小さなトイレが併設されている。
天井にはマス目のようにレールが走り、照明の隣にはエアコンにしては大きい何かの装置があった。
阿藤の説明によれば、この部屋は代謝を下げるように環境を整えたものらしい。太るのには絶好の部屋ってことだ。
つまり入院肥育というのは気密性の高いこの部屋に閉じ込められるという事だった。
「薬の量は同じ、栄養ドリンクも同じです。ただし3日間の食事は栄養ドリンクだけで採ってください。」
阿藤は冷蔵庫を開けて、中を見せた。例のペットボトルが並んでいる。
総合栄養食品なので、問題はないと言われても流石にちょっと不安になる。
とはいえ検査も兼ねたこの入院によって、今後の施術に必要な、私の体の代謝とカロリーの関係が計測できると聞かされて、渋々従う事にした。
部屋に入る直前、目標体重を申請するよう指示があった。
何となく52kgくらいが理想かなと思ってそう書いた。
空気音をたてて閉まる重厚な扉。
わたしの本格的な肥育はここから始まったのだった。
846 :
830:2008/01/05(土) 21:26:31 ID:YEHklsFk
「ゴクッ ゴクッ ゴクッ ふうー。」
美味しい・・・
また一本、ペットボトルを飲み干す。
痩せていたせいで小食だと思われているが、元々食べるのは好きな方。
しかも私は一旦ハマると同じものを毎日食べる癖がある。
先週まではアボカドだったし、先月はモツだった。
今週はそれがこの栄養ドリンクに変わった。
「あ、くすり飲まないと。」
薬を飲むのにまた一本、キャップを開ける。
乳製品は嫌いじゃないし、寝付きもよくなるし。
そんな理由を考えついて、薬のためにあけたボトルを飲み干してから寝た。
この飲み物に対する執着が嗜好の範疇でなく、異常なものになりはじめている事を、このときの私は気がついていなかった。
847 :
830:2008/01/05(土) 21:27:09 ID:YEHklsFk
私は下着姿の上に渡されたガウンを着ている。
ガウンと言っても、桃色の薄い生地に阿藤クリニックと刺繍のある寝間着みたいなものだ。
それにしても、なんて快適な部屋なんだろう。汗一つかかないし、寒くもない。
ゴクッ ゴクッ
することが無いのでとにかくドリンクが進む。
阿藤に言われた通り、飲み終わったボトルはすぐにゴミ箱に入れる。
私が飲んだ本数はそうすることでカウントされるのだ。
それだけじゃない。室内での歩行や体重移動、トイレまで記録しているらしい。
姿勢を変えると、おなかの中で液体が動く音がする。流石にちょっと苦しい。
昨日から全部で何本飲んだんだろう・・・
848 :
830:2008/01/05(土) 21:27:47 ID:YEHklsFk
日曜日
ちびちびと飲んだり、口の中で転がしたり、一気飲みしたり。
私は一日中この飲み物を楽しんでいた。口中に広がる快感という言葉がぴったりだ。
おなかは常に液体で一杯の状態だったが、それでも飲みたかった。
夜になって、阿藤がガラスの向こうに現れた。
「お疲れさまです。佐野さん、もう目標クリアしてますよ。」
驚いた事に目標を超えた体重になっているらしい。
栄養ドリンクだけなのに増えるなんて、不思議。
「このままお泊まりになって、明日はこのままの服で出社されては如何ですか?」
そういって、クリーニングしたらしい、ビニールに入った私のスーツを見せてきた。
「週末も挟んでますし・・・余計なお世話だったらすみません。」
私は阿藤の好意に甘える事にした。
849 :
830:2008/01/05(土) 21:30:09 ID:YEHklsFk
出社すると、そのまま課長のアポをとり、休職願いを渡した。
「今は別に忙しくないし、会社は大丈夫だよ。それより君は大丈夫なのかね。」
「はい・・・急にこんな事になってすみません。詳しくは診断書を見て頂けますか?」
「しっかり養生したらいい。」
佐野君、急にふっくらしたよね?
背中で課長が誰かと話している。
この週末で体重は54kgになっていた。
正直体が重く感じる。
急に太った私には自分の肉を支える筋肉がないのだろう。
その日は午前中で退社させてもらえた。
帰り道、会社の入り口で、この間わたしを振った男とすれ違う。
完全に私を見る目が変わっている。
「佐野サン・・・?」
私は無視したまま通り過ぎる。
見返してやった、そんな気持ちが無い訳ではないが、もうどうでも良くなっていた。
私はこの後に始まる一週間の入院肥育のことばかり考えていたのだ。
850 :
830:2008/01/05(土) 21:32:47 ID:YEHklsFk
月曜 早朝
計測を終えた私は阿藤の診察を受けていた。
「3日間お疲れさまでした。十分効果がでましたね。」
「はい。鏡で見たら、体の線が柔らかくなってて・・・とっても満足してます。」
胸はもちろん、全身女性らしい線になったのが心から嬉しい。
生まれて初めての事なので、全身を触って何度も感触を確かめてしまう。
肥育自体はここら辺で良いかな、と思いつつ、気になるのはあの飲み物の事だった。
「ところで、あのペットボトルって、どこかで買えますか?自宅にちょっと欲しいんです。」
「在宅で続けたいということでしょうか?もう少し続けたいと仰るんであれば、集中的に入院されるのをおすすめしますが・・・」
肥育じゃなくて栄養ドリンクだけ欲しいっていう意味なんだけど・・・まあいいか。
阿藤によればこの3日間のデータからすると、わたしはあまり自制が効かないタイプらしく、薬とペットボトルだけ貰うのはダメだそうだ。
「一週間・・・」
「はい。7日間ご用意頂ければ、お望みの体つきになれると思います。美しく太るためには、週末入院とは違って少し不都合や苦痛を感じるとおもいますが・・・。でも、あなたが『もう十分です!』そう言うまで、コンピューター制御で確りと管理、お手伝いします。」
入院となると、会社の事が心配になる。簡単にはできないか。そう思っていると、阿藤が提案した。
「診断書書きましょうか?」
3日分の汚れを流すためにシャワーを浴びる。あの部屋の環境のせいか、それほど臭わない。
体を流しながら自分の体に触れる。
すごく良い・・・ガリガリより絶対いいよね、そう思える余裕ができている。
心を決めたわたしは、そそくさと出社の準備をする。入院を上司に報告するための出社。
先週末ぴったりだったブラウスも今は二の腕がキツい。ボタンもわずかに左右に引っ張られている。
スカートを穿いて歩きだすと、太もも同士が触れるのを感じた。
GJ
描写がリアルで良いね
ちなみに薬って、このスレで出てたあれ?
849と850逆じゃない?
そろそろ次建てる?
頑張って安価取って ピザデブラミア描いてもらったよ。
これからも頑張って安価とるよ
まとめサイト移転したから注意せんといかんね
あと20レスもしたら落ちそうだから建てにいくよ。
建ったら報告する。
乙。これで心置きなく埋められるな。
>>855 安価って何?
862 :
830:2008/01/06(日) 02:16:59 ID:mGGMOVdt
お疲れです。
次スレに一個投下してきました。
穴埋め
まじかるはっとマダー?
埋め
埋め〜
867 :
名無し調教中。:2008/01/06(日) 17:37:34 ID:/uBJLz7C
くくk8うる6く6kる6kる6う6くky
思ったんだが、エロパロ板に分家スレ作るってのはどうだろうか。
ここでのSS投下がダメだって意味じゃなくて、SM板にあるせいでこういうスレがあることを知らない人が結構いるだろうし。
実際、俺も属性持ちだったけどここ知ったのは二ヶ月ほど前だったから。
単に広告のためだけに分家スレ作るのは荒れる元だから微妙だな…
これ系好きな人なら検索してるうちに自然と流れつくんじゃないかな。自分もそうだった。
今気づいた
新スレのアドレスがすげぇゾロ目
>>853 私は会社に休職届けを出した
なぜなら、こう、こう、だからだ。
いきなりでなんだが初代スレからいるやつどんだけいるんだ?
もうこのスレできて5年もたってるんだな・・・・
香奈子デブ化作戦やら納忍具娘やら懐かしいね
初代からいるよ
ところで容量がやばいからって新スレ立てたのに
容量の元になってるSSが向こうに書き込まれてりゃ世話ないな
俺は初代スレの後半あたりからいるな
>>878 いや、その方がよくね?
もうこっちは490近く行ってるからいつ落ちるかわからんし。
俺は2代目あたりからここに住み着いている。
んで今更だが
>>855の詳細kwsk
初代からいるけど一回PC壊したからログなくした
>>880 VIPの安価絵スレに取り憑いて頑張ってる
>>882 GJ! その後が気になります。
安価のやつ、ラミアとティファ(FF7)ですよ
>>882 GJ!
あと、たまにはむこうも御願いしますw
どなたか強制肥満化スレ其の2のログ、datファイルを持っていませんか?
埋め代わりに雑談のネタを振ってみる。
肥満化で皆さんの好みのシチュエーションや女の子の反応ってどんな感じ?
過去ログを読んでもこの手の話題は意外と少ないから埋め代わりと思って語ってくれ。
自分の好みのシチュエーションは、環境の変化や不摂生で少しずつ太り初めて
気付いた時には手遅れになっているパターン。
また、服がきつくなって無理やり着ようとしている所や、
太ったせいで体力が落ちて落胆したり死にそうになっているシチュが大好きです。
今まで容姿に自信があって強気だったのに
太った事で徐々にしおらしくなるシチュが好きかな。
あとはデレたりM化したり。
それで痩せてた時の服や写真見て落ち込むとか。
892 :
名無し調教中。:2008/01/08(火) 18:01:07 ID:qOOzJj7K
ダイエットさせる方が楽しいと思うが…
893 :
津村:2008/01/08(火) 18:11:04 ID:1Xcqn5TR
>>890 俺もそんな感じ
初代スレにあったこれがかなりツボ
「よいしょっと……うっ!!」
○○は着替えの途中、圧迫感に襲われた。ジーンズのズボンを履こうとしていたが、どうにもキツイ。
「うんしょっと。ふぅ〜」
ようやくズボンを履いたものの、そのズボンはパッツンパッツンで今にもはちきれそうである。
「く、苦しいかも…。まさかまた太ったかな〜?」
○○はその格好のまま、体重計の前に立った。そしておそるおそる体重計へ脚をのせた。
「ええ〜ウソでしょ〜!!3キロも増えてる!!」
体重計の針は△△を指していた。
ってやつ
>>893 GJ!その発想は無かったわwwwww
不摂生で太るのが止められないシチュか、女同士の嫉妬で無理矢理食べさせられるシチュが良いな
特に強烈なこだわりは無いけど、薬品やファンタスティックな要素とかで一瞬にして太るよりは物を大量に食べて徐々に太る方が好きかな。
SSの人気投票とかやってみたくね?
でもさ、人様の作品に順番付けるような真似したくないよ
最近の悪魔ネタが好きかな?
>>899 以前もその話題は出たが荒れるからやめとこうということになった
さぁて、そろそろ終わりかねぇ……
強制肥満化SS史上最も太ったキャラって誰なんでしょう?
体重表記されてないキャラは微妙なところだけど
パッと思い浮かんだのではデブカレンSSの地下の二人かな。
正確な体重表記は無いけど。
体重表記ありなら看板娘の1トン超えがトップじゃないかなぁ。
>>904 ある日、私は触れた物(生物を除く)を脂肪に変え吸収してしまう能力を得てしまった。
椅子が、机が、脂肪に変化し私の体の中に蓄積されてゆく!
服は裂け、肉が膨張し膨らんでゆく!
そして膨らんだ肉が触れたものを更に脂肪に換え吸収してゆく!
家を、山を、そして地球をも!
地球を完全に取り込んだ私の体重は5.9742×10^24 kgに達した。
元地球に住んでいた生物は私の脂肪の上で新しい生活をし始めた。
私は肉星となったのである。
>>907 服はビリビリに裂けて吸収されました
生物を吸収しないのはグロいから
らきすたの眼鏡っ子が萌え属性を過剰に搭載
しすぎて人気が無い、という話を聞いて
どうせなら肉属性をつければここの住人には
人気出るだろうにな。と思った今日この頃
1話は普通だったのに少しづつ太って
最終話は大デブになるアニメキャラとか出ないだろうか
>>906 高橋葉介的な感じだな
あの人の書く線の軟らかい女は好きだが肥満化はまったく萌えないからね
あぁ、分かる分かる。言われてみると雰囲気それっぽい。
高橋氏の作品は肥満化のシチュエーションは好みなのに、肝心の肥満後がなぁ。
913 :
名無し調教中。:2008/01/12(土) 15:50:51 ID:G5nnDYcq
さ、最終コーナーを回って、
急な坂道を、駆け下ってまいりました。
なんかSS書きたいんだけど全然できねぇorz
やっぱ国語の成績が2だった俺じゃ厳しいのか・・・・・
突如として閃いたりする事も……
好きな職人の文体真似しながら書けば意外と書けるんじゃね?
いきなり完全独力で書ける人はいわゆる天才であって
一般人は真似から始めるものだと思うよ。
絵は特にそうだけどSSにも言えるんじゃないかね
新スレにも書きましたがまとめ更新しますた。
>>855の絵は載せていいのか判断できなかったので載せてないです。
他にあぶらみの絵で載せてないのもありますが、
>>588の方針でいっているのでご了承を。
>>919 乙!前スレだったからなかなか気付かなかったよ。
ほのぼのでも肉々しければ無問題だぜ!
流石にそろそろ終わりだろ
…
今回のブロッケン・ブラッド、あと一歩で神展開だったのに
>>923 ブロッケンブラッドってあの女装魔法少女モノだろ?
どんな展開なのか想像がつかねぇwww
とあるエアロビスタジオで減量に成功したサラリーマンやロッカーが突然リバウンドすると言う事件が頻発。
その原因が、そこへの入会を断られたデブのオッサンの仕業で、バレエのレオタードで何故か登場。
で、そのレオタードを着るとみるみるデブってしまう訳だが、主人公があと一歩で着せられたのに、
レオタード拳の伝承者だかなんだかの邪魔が入ったw
男でさえなければ最高なのに
がっかり
>>926 「あと一歩で神展開だったのに」って
最初の一歩を間違えてるんだな
ところでまだ書き込めるのかしら?