■2156年■女子が男子を追い抜く日

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(20XX年 とある中学の卒業文集から 3年B組 石原里美A)
そんなあたしにとって体育が男女合同になることは、待っていましたとばかりに
嬉しいことでした。これは大抵の女子も同じで、このことが発表された中1の3学期の
終業式も後、春休みに女子は自主的に集まって基礎体力向上に努力しました。
朝学校の近くの運動公園に行くとそこは女子達で一杯でした。女子達は互いに切磋琢磨しあい
打倒男子をスローガンに健闘を誓い合いました。

そして向かえた中2の体育の第一回の授業。やる気満々の女子達に比べ、ダラダラして
いる男子達、ただし男子の女子を見る目だけはギラギラしていました。(ちょっとキモかった)
授業はまず50m走の測定でした。8レーンに男女4人づづでタイムを測定します。
あたしは出席番号が早いのでその1組目でした。スタート位置に向かうと教室で隣の席の
D君がいました。D君はこの男女合同体育へ不満だらけで、あたしに対し「おまえら男の力を
知ったらおどろくぜ、女が男と一緒に運動しようなんていかに無謀なことしっかり教えてやるよ」
と見下して言いました。あたしは「D君こそ、その目に女子の力を焼き付けることね
あなた達男子がか弱いと思っている女子がどれほどの力をもっているかその身で感じなさい」
と言い返しました。D君はちょっと驚いたようですが笑っていいました。
「女は全く口ばっかりだから困るよな、まあいいや、じゃ見せてもらいましょうか
 その女子の実力ってやらをね」その口ぶりは女子に対する侮蔑的な態度がはっきり出ていました。
あたしはこの時思いました。女を馬鹿にしたその態度絶対許せない、この勝負必ず勝つ
222BP:04/10/31 00:14:13
(20XX年 とある中学の卒業文集から 3年B組 石原里美B)
レーンにはD君の他に、E,F,G君。4人とも男子の中ではとりたてて
運動神経がいいレベルではなく、普通の男子です。
それに対し、あたしは女子の中では上位レベル、クラスでもベスト3には
入るでしょう、女子のトップレベルの意地にかけて男子の中位には負けることは
出来ません。女の意地があります。

スタートラインに並んで合図を待ちます。スタートの笛の合図と同時に一気に飛び出しました。
体がスピードにのっていくのがわかります。そのまま全力でゴールを駆け抜けました。
あたしの左右には誰もいませんでした。そうです1位です。振り返るとあたしより
遅くゴールした男子4人がびっくりした表情でこちらを見ています。
あたしはD君に言いました「これが女子の実力よ」D君は「覚えておけ、次は勝つからな」と
まるで戦隊ヒーローものの悪役のように捨てセリフをはいていきました。
そんなD〜G君に対し、見ていた男子からきたない野次が飛びます
「あいつら女に負けてやがる、情けねえ」「おいキン○マついてんのかよ」
逆にあたしに対しては女子達の大きな声援「いいぞ里美、カッコイイヨ」
あたしは大きくガッツポーズをしてそれに答えました。

その後も男女で走るレースで、女子の活躍が続きます。どの組でも男女は
同じレベルでいい勝負を展開しています。ざっくり見ても約半分の男子が
女子に負けていました。そんな状況にやがて男子達の間からは女子に負けた男子に対し
変な野次を飛ばす声も少なくなってきました。なんせ野次を飛ばしていた多くの男子が
実際女子に負けてしまったのですから、そんな声は出ません。
この時のタイムを比べてみると平均で男子8.00 女子 8.02とわずか0.02秒の違い
しかありませんでした。男子達は口にこそ出しませんでしたが、女子の力を見せ付けられて頭をハンマーで
殴られたようにショックを受けていたようです。
これこそ男女合同体育の成果だと思います。男子達には実際に女子がどんな力を持っているか
その身をもってわからせる機会が必要だったんです。
223BP:04/10/31 00:41:02
(20XX年 とある中学の卒業文集から 3年B組 石原里美C)
しかし男子の固定された先入観はこのことでも変わりませんでした。
女子の力を素直に認める男子は皆無だったのです。
50m走の授業は何回か行なわれましたが、タイム測定は毎回同じ組で行なわれます。
あたしは毎回1位でした。ベストタイムは7.3秒。男子の平均レベルの他4人には
全く相手になりませんでした。D君はこの次はこの次は勝つを繰り返していましたが
やがて自分の実力があたしに勝てないことがわかったのでしょう、4回負けた後は
何も言わなくなりました。

その後のハンドボールの授業がありました。男子達は球技ならば負けないと思っていたようです。
男女混合チームを組むことを拒否し、男女別チーム構成にして、男女対決の試合を
行なったのです。しかしそこでも男子は女子に対するイメージを変えざるを得なく
なりました。ボール競技ならば女子は山なりの緩い球しか投げられず。強いボールは
取ることが出来ない。男子の全力のボールを見たらとることよりも逃げることを考えるだろう。
そんな風に思っていたみたいです。しかしそれはあたし達女子に対するあまりに間違った見方でした。

鋭くゴール前に切り込んだ男子がゴールのすぐ前でジャンプしながら強烈な倒れこみシュートを放ちます。
そのボールはキーパーの女子の顔面に向かっています。ハンドボールの球はかなり硬く
当たったらかなり痛いものです。しかしその女子の顔に恐怖心など微塵もありません。
冷静にボールに軌道を追いながらガッチリキャッチ。シュートした男子はそんな至近距離からの
シュートを平然と取られたことが信じられないという表情をしています。
キーパーの女子は一瞬その男子を見てニヤッと笑いながら、すぐパスを出して攻撃を指示します。
無論、女子チームが全勝したわけじゃありませんが、ここでも男女対抗戦の勝敗は5分と5分でした。
224BP:04/10/31 01:14:33
(20XX年 とある中学の卒業文集から 3年B組 石原里美D)
正直、体育授業の詳細を書けばきりが有りません。
男子達はいつも女子に負ける筈がないと思って授業に臨んでいたようですが
そのたびにあたし達女子はその力を発揮し、男子達の考えが間違っていたことを思い知らせました。
男子達が自信満々の表情が、女子の実力を見たとたん驚愕の表情に変わるのを
見るのが、あたし的には快感でした。
女子達みんなで、ほら女子の力は男子に負けないのよ、男女に差なんてない、互角なのよ
何度言ったらわかるのと言うのですが、どうしても男子達はそれを認めようとしません。

正直男子達の考えはあたし達女子にとって理解しがたいです。
眼の前の現実を見ずに、何故男子の方が強いという考えを捨てないのでしょう
ある先生から、男子達は女子に負けるのが恥という考え方が心のそこに消えず
女子の力を認めるのがいやなんだろうと言っていました。でも男子にとって
本当にそれでいいんでしょうか?

あたしは思いました。男子達の考えを変えさせる為には、もっと女子が強くなる必要が有ります。
もっともっと強くなっていけば、その時女子が男子を越える時代がくるはずです。
そうなれば男子達もいやがおうにも女子の力を認めざるを得ないでしょう

225BP:04/10/31 01:18:37
(20XX年 とある中学の卒業文集から 3年B組 石原里美E)
あたし石原里美はここに宣言します。
スポーツで女子が男子を追い越す日が必ず来ることを。そしてその中で
あたしは自らの力を高める努力を怠らず。その日を担う1人として全力で
スポーツに取り組むことを。
女性は本来優しさのある性と言われています。しかしその優しさというのは
柔らかい対応だったり、従順な態度だけでいいとは思いません。
男子達が誤った。歪んだ間違った考えを持っている以上、それを正してやるのが
本来の女性の優しさだと思うんです。

そして全国のMP第一世代の女子達に呼びかけたいと思います。
あたし達は女性本来の能力を引き出すことが出来る幸運な世代です。
この輝かしい時代に生まれたことを誇りに思い、手を取り合って力を高めて
いきましょう。高校生活の開始はすぐ眼の前です
男子達に女子の力を思い知らせてやりましょう、真の女の時代の為に!!!!!
226BP:04/10/31 01:36:11
今回の話は過去の話をおおまかになぞったようなものですが
中学編のまとめとして書きました。これで中学編は終了し、高校編に行きたいと思います。
>>215
ブルマはいいですよ、ハーパンとは違い、足の付け根までフトモモを出して
体のラインにピッタリ張り付いています。ブルマ姿の女子に負けるということは
いやがおうでも自分が女に負けたことを思い知らされれます。
それを感じれない今の中高生は可哀想だなと思います。

>>218,219
確かにこの手のものって少ないんでしょうね、皆さんの反応を見ると結構同好の方は
いるみたいですけど、女に負けちゃう系のサイトはだんだん閉鎖になっているものも多いですし
この手のサイトや雑誌が増えていくことを切に願ってやみません。
227名無し調教中。:04/10/31 08:50:40
>>216
なぶりのサイトとUUのサイト(敬称略w)
どっちもデカ女・小男が多かったような気もするが
そうでなかったかも。