ギチギチ革拘束 3

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1名無しさん@ピンキー
全身を包み込むような、革の拘束スーツで
くまなく拘束されて、口にはペニスギャグを
噛ませた上に全頭マスク。開いているのは鼻の穴だけ・・・
そういう絶望的な責めが好きな人、いますか?

といった感じで始まった「ギチギチ革拘束」スレですが
いつの間にか拘束小説スレになり、マターリスレになり……
part2がdat落ちしたのを受けてpart3を立てました。
これまで同様マターリ逝きましょう。

【過去ログ】
Part1:http://www2.bbspink.com/sm/kako/983/983464709.html
Part2:html化待ち(追って補完しましょう)

【参考リンク】
書庫:http://www.geocities.com/gichi63/ (あんな編)
   http://gichigichi.com/ (冴子編・麗子編)

作者さま各位、素晴らしきスレ住人各位にマンセー
2名無しさん@ピンキー:01/09/21 06:55 ID:XRQ6a1g2
>『冴子編』を書かれた方

ひょっとして更○さんですか?

アドレス見たら、
よく見に行く小説サイトと同じようですから・・・(間違ってたらスマソ)。
3名無しさん@ピンキー:01/09/21 14:52 ID:A.qiCvqU
おお、やっと見つけた。
スレ立てご苦労様です。
4名無しさん@ピンキー:01/09/21 20:01 ID:Db7D6aiA
新スレ告知age

>>1乙カレー
5名無しさん@ピンキー:01/09/21 23:28 ID:pNTrXbkY
>>2
そいうの、ここでは無しにしやしょ。
6いくし:01/09/21 23:32 ID:pNTrXbkY
あらららら…
nimdaウイルスを警戒して近づかなかったうちに倉庫落ちしちゃったのね。
うう、それともネタ振るだけ振って動き始めるのが遅かったオイラが不味かっ
たのかね。
それでも、やっぱりそんなにさくさくは出来ないんで、また落ちちゃったらど
うしましょうねぇ…


ま、取り敢えず気を取りなおしまして…
☆★※☆★※☆★※☆★※☆★※☆★※


それほどたらふく食べた訳でもないのに、どうにか食いつないだ食事を片っ端
から撒き散らす羽目になった。
それどころか、昨日の朝食べた分とかまでも出てきちまったんじゃないだろう
か。
…これ以上は、文字通り「逆さに振ったって」出てきやしない!…
そう思ってたんだけどね。
「ぅ……ゲ……ふっ……」
胡散臭いジジイが操る革鞭が一ッかたまりになってまたもや鳩尾に食込んだ途
端、そこら辺があたしの気持ちなんかをほっぽり投げて、引き攣る。
ボロ切れみたいになってた装備が、とうとう弾けてどっかへ飛んでっちまった。
魔法で動くそいつがばらけて生き物みたいに絡み付いてくる。物凄い力で胸か
ら下をギュウギュウに締め上げられる。
…つ…潰れ…っちまう…
腹が止めようも無く、ぶるぶる震えたかと思うと、
「…!?…うぅっぶぇ……エ…ぇ……げふっ…!!」
すっぱくて熱いかたまりが、喉元を焼きながら口の中に溢れだした。
「…けっ…ふ……ぅ…」
気持ち悪い。
堪えきれずに吐き出しちまったそれが、逆さまにされたあたしの顔を流れて落
ちてくる。
激しく咳き込んでしまって訳がわからない。鼻の奥と目が酷く痛む。
…畜生っ!…息が……もう……
「そろそろ良い返事を聞かせてもらえないかね?
『恐るべきオー・フローデ』(awful Aafrode)」
気に入らない!!…と頭で考えるより先にその顔面に唾を吐きかけちまってた。
へへ。良いねぇ。さすがあたしの身体。
「…っく……ぃ……」
千切れるような痛み。
節くれ立った指が、あたしの胸に食込んで胸糞悪くなるように動いている。
「こちらとしても、出来れば道案内は「人」の姿の方がありがたいんじゃがの
う…」
…胸が剥がれちまう…っ…よぉ!!…
その腕に食らいつこうとしたが届かなかった。
石造りのその部屋に囚われちまったこのありさまでは……両足を広げられて天
井から逆さに吊るされ、両手も同じくらいに広げられて床に繋がれちまってち
ゃ、身動きだってできやしない。
それどころか、何を言われたのかもその時のあたしの頭の中にはこれっぽっち
も入っちゃあいなかったんだ。
7いくし:01/09/21 23:35 ID:pNTrXbkY
紅き革の虜、もしくは魔剣士の誕生

逆さまになったジジイの後ろで扉が開く。
「ア、アーディー…!!」
聞き慣れた声が、何時もは気に障るキンキン声が、どう言う訳かこの時は力無
くあたしを呼んだ。
それでもこのジジイの声より少なくとも百倍はありがたい声だ。
「ピクスヴィー!?…『来れ我が手に!!』」
思わず契約の言葉を唱えて「彼女」を呼ぶ。革紐に絡みつかれた利き腕の手の
ひらを広げる。
「だ、ダメ! アーディ……ぎゃあっ……あぁっ…ぁぁ…」
「ヴィーっ!?」
金属がきしるような音がして「彼女」が悲鳴を上げた。
ジジイが薄笑いを浮かべて、私の前から退く。
「なっ!?」
石造りの台座に突き立てられ、妙な革紐に幾重にも絡まれた剣が、ぎしぎしと
軋みながら青白い火花を上げていた。
「ァディ……ダメ……助け…て……ボクを…呼ばな……い…で……二つに…裂
けちゃう…よぉっ……」
ようやく事を飲みこんだあたしが彼女を呼ぼうとしていた手の平を閉じるまで
の時間はさして長くないはずだったが、それでも「彼女」魔剣ピクスヴィーに
相当のダメージを与えちまったらしい。
「頼みの相棒はここにおるぞ。もはや助けにはなれんだろうがの」
その指が空を切り、あたしらには理解できない軌跡を刻んだ。
「お前さんの浅はかさのせいじゃ」
「彼女」を縛める革紐がぎしぎしと嫌な音を立ててきつく張り詰め、更に新た
な縛が増えた。
「…い…いやぁ…」
耳障りな音とともに、軋むような声で彼女がうめく。
「ピクスヴィーに何をした!?」
込められるだけの憤りを乗せて、わめき散らした。
「別になんもしとらんて。この飾りを着けていて欲しいと頼んだだけじゃ。そ
の台座に細い鎖で繋がったこの飾りをな」
飲みこめた。
嵌められたのだ。
そして、あたしへの誓いと上手いこと仕組まれた忌々しい誓いの間で、どうし
ようもなくなっていたところであたしが呼んだ……。
ぞっとした。長い事逆さにされて、血の昇りきった頭の後ろがいっぺんに冷た
くなっちまった。
…じゃあ…ヴィーの「からだ」と魂は?…
「そうさな。二つに裂けたか、裂けそうになっておるかのいずれかであろうの
う」
「…ひっ…」
呪いの声を上げるより先にあたしの喉から出たのはそんな情けない声だった。
8いくし:01/09/21 23:38 ID:pNTrXbkY
…とまぁ、なんちゅうかこの段階ではまるで「ふぁんたじー」ですの…。
御意見、叱咤、御指導を請うものなり。
終了命令には即時、応じますです。はい。
9名無しさん@ピンキー:01/09/22 00:18 ID:KF/1smqM
ぬうおおお!ファンタジーマンセー!!!
(・∀・) イイ!!

アイノテスマソ
102:01/09/22 06:37 ID:4BeGIHXo
>>5

確かに、余計な詮索をするのはマナー違反ですね。

スマソ。
11名無しさん@ピンキー:01/09/22 12:10 ID:7XwEXz0k
革じゃなくてゴムと革ベルトでギチギチ拘束いかがです。
http://www.alt-fetish.com/movie/1035/1035tour/index.htm
小説もいいけど、たまにはこんな実写もお奨めです(特に筆者のみなさま)
12名無しさん@ピンキー:01/09/22 20:34 ID:AvOuB7MA
>>11
宣伝カキコを目の敵にするヒトも居るけど、オルタのヒトは以前好意的に宣伝してくれたのでageときます。
でも筆者の皆様って言っても今のとこ合計4人だから皆様チェック済みと思われ。(w
ビキビキラバー拘束スレでも立てましょうかって言って、だれだか立ててくれたんだけど結局dat堕ち。
ラバースレではナゼか小説ネタ流行らんようです。
13名無しさん@ピンキー:01/09/23 14:25 ID:OnKY6KIc
>>12
誤解してもらっちゃこまるんだけど、あれは拘束スレではないです。

ラバー派は着るだけで気持ち良いので妄想する必要がないのです。
14名無しさん@ピンキー:01/09/23 15:08 ID:R6WBbgAQ
>>13 うまいことを言う。

つっても漏れラバー持ってないんだよなぁ。
バイト代入ったらキャットでも買うかなぁ……
ってスレ違いsage
15名無しさん@ピンキー:01/09/23 15:24 ID:R6WBbgAQ
スレ違いっぱなしなのもアレなので。がいしゅつかもだけどー。

ttp://www.zoom-bizarre.com/english/products/kollektionen/leder/bondage/zwangsjacke/straitjacket_gallery.htm
一応革みたいです。
つーか拘束されていく過程に萌え
16名無しさん@ピンキー:01/09/23 15:47 ID:LbdGDAUM
>>8
ファンタジーは良いのですが、話の流れ見えません?

これって前の続きなんですよね?
サラマンダースーツの彼女は一体何処へ??
17名無しさん@ピンキー:01/09/23 15:50 ID:LbdGDAUM
>>6-7 ってこれの続きですよね??

237 名前:紅き革の俘囚、もしくは魔戦士の誕生 投稿日:01/09/14 16:57 ID:IlmiLw9M

凍えるほどではないにせよ、寒い部屋だ。
「私」は全ての衣服と装備を奪われてここにいる。
与えられたのは、見たこともないほど「厭らしい」感じのする、見たこともな
い生き物の革で出来た、どうやら服。
あまりの寒さと心細さに、得体の知れないその服に袖を通してしまう。
首から下を完全に覆うツナギ服。
表は恐ろしく頑丈そうなのに、内側はそれなりに柔らかく、何より暖かい。む
しろ暑いくらいだ。(サラマンダー(火トカゲの)革であるから当然)
人心地ついたと思った瞬間、首もとでカチリと嫌な音がする。
慌てるが既に遅く、全く脱げなくされてしまう。
見る間に寒かったその部屋がぐんぐん蒸し暑くなる。
もちろんツナギ服のなかは汗まみれになっていく。
その革が汗を吸い重くなり始めると、全身を焼かれるような激痛が襲う。耐え
がたい圧迫感もだ。
自分の身体のあちこちからシュウシュウと白煙が上がる。
首すじを締め付けられ呼吸もままならなかったのが、少し楽になったのに気づ
いて、緩んだのかふと首筋に触れる。呆然となった。
緩んだどころではない。
その襟元は完全に「私」の首に食い込み、張り付き、いや、溶け込み一体とな
って、もはや小指を指しこむ隙間の切っ掛けすらない。
そしてそれがじりじりとせり上がってくるのが判る。
悲鳴を撒き散らし、半狂乱になって脱ごうとするが、もちろん無駄だ。
痛みはますます激しく、もう立っていられない。
その「服」波打ち、蠢きながら「私」を締付ける。
身体中の骨が砕けるような音さえ聞こえたような気がした。
潰されそうになっていた胸の膨らみの上で硬い革が弾け、赤っぽい薄皮に包ま
れた「私」の胸が絞り出される。
畳み掛けるように、股間で異物感が生まれる。
焼けるような感覚が、圧倒的な力で「私」を押し開き、入ってくる。
凄まじい喪失感とともに下腹部が震える。堪える事など、そのように努力する
事からして望むべくもない。
自分には似合わない可愛らしい悲鳴が喉を震わせたのが判る。
同じような力は大小の排泄口さえその対象とし、入り込み、奪っていく。
そのぽっかりと空いた胎内の虚無めがけて、熱い疼きが押し寄せてくる。
燃えるような全身の痛みと、凄まじい虚無感に打ちのめされていた「私」は
「服」に囚われた肉体を淫らに振り動かして、快感を貪る。
それに応えるように、何か多くのモノがまるで「私」を食らい尽そうと、「私」
の肌を貫いて入り込んでくるような感じがした。
不明瞭な意識の中で、僅かに感じていた肌の上を汗が流れるような不快感が消
えていくのが、なんとなく判った。
どれほどの時間が過ぎたのか、焼けるようだった痛みはやがて、燃えるような
快感に取って代わられようとしていた。
硬い革の違和感は、肌が与えてくれるほとんどの感覚とともに消え、熱くも冷
たくもない。ほの温かい泥濘に全身を沈められ心地よく漂っているような気さ
えした。
むず痒い感覚が、顎のふちを越えて頬にせり上がってくるのを愛しく感じてさ
えいた。
「私」の視界はついに赤い帳に包まれていった。
18名無しさん@ピンキー:01/09/23 15:52 ID:LbdGDAUM
前スレのURLだけなら解ります。
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi?bbs=sm&key=994356973
つーか、中身も保存してあるけど。
19名無しさん@ピンキー:01/09/23 18:19 ID:3SgiQXyc
そこまではいかないけど、目隠しと上半身縛りくらいならやったことあるよ。
しかも複数プレイで。
20名無しさん@ピンキー:01/09/24 12:26 ID:LByeizaw
age
21いくし(2スレ194):01/09/24 18:47 ID:nV5tbqd6
>>16
いや、あのアレはあくまでもプロットで作品じゃなかったんす。
ちゃんと書き始めると、かくのごとくなるって事で、御理解をば…。
辛気臭いの嫌っつー事なら、やんぴしますが…。
22名無しさん@ピンキー:01/09/24 23:14 ID:xZ72wco2
>『恐るべきオー・フローデ』(awful Aafrode)」
修飾の多い名詞、壮大なすぺくたーくるの予感… (・∀・)イイ!
>へへ。良いねぇ。さすがあたしの身体。
気の強そうな主人公! (・∀・)イイ!!
>紅き革の虜、もしくは魔剣士の誕生
サブタイトル、(・∀・)イイ!
>「…ボクを…   …ちゃう…よぉっ……」
ぬう。いきなりボクキャラの合い方の登場。
生きてる剣だし。
いくし様きっとビキビキのらばあのお話なんかもお好きで、
触手に絡め取られてだんだんヒトで無くなってしまうお話なんかもお好かな。
なんて外野的に勝手に想像したりして。 …スマソ

変身変化変容に期待あげ。

>>13
>拘束スレではないです
うう。そうでした。 スマソ
>>14
禿同。

漏れは修行がタ欄ようで鬱… 芯できます…
23名無しさん@ピンキー:01/09/25 00:10 ID:0aa0HhNw
>>21
いくし様マンセー!
続きキボンヌー
2416:01/09/25 01:56 ID:ayZrL18.
>>21
余計なことを書いてヤンピになってしまったら
他のファンタジーマンセーな方々に申し訳ないのですが

題名も前振りも登場人物紹介も無かったので
純粋に何の話なのか解らなかっただけです。
ドラマの続きだと思っていたら何時の間にかCMになっていた心境ですね。

プロットから一転、荒っぽい口調なのは気の強い主人公視点だから?
でも前述の通り人物紹介がないので感情移入しにくいのです。

意見ご希望ということなのでこんなところで。
25いくし(2スレ194):01/09/25 19:31 ID:IpCb4wRs
>>9
>>16
>>22
>>23
うう、ありがとうございますぅ。

>>16
人物の人となりを描写するのはここではちょいと違うだろうと考えて、すっ飛
ばしました。語り口とやり取りで匂わす(…と言うか、漠然としか考えてない
(ヲ))だけで済ますつもりなんで、それぞれの御好きに妄想していただけた
らまことに重畳。普通のファンタジーなら、この苦境から脱出していくさまが
ドラマなんでしょうけど、「そうは行かないぞ○×△□っ!!(好きな悪の組織
を入れる)」ってなもんで、どうなります事やら(ヲイヲイ)
強い女にしたのは、やっぱ女剣士ならデフォっつー事と、弱い女より強い女を
堕とすほうが個人的な萌えっつー事で、御理解のほど。

>>22
>修飾の多い名詞
凝りすぎになり易いので、そう思ったら教えて下さいな。
>気の強そうな主人公!(・∀・)イイ!!
気の強い娘が転ぶと目茶目茶可愛かったりするんですよね。上手く書けたら良
いな。
>いきなりボクキャラ 生きてる剣だし。
生きてる剣は好きなネタだす。でも業界統一的に重厚で超然としたのが多いよ
うな気がして、軽い感じにしてみました。
>ビキビキのらばあのお話 触手に絡め取られてだんだんヒトで無くなって……
大っ好き(はあと)
らばあはニコニコ笑って歩き回られると、ワタシ的にはダメですけどネ……と
言うか苦しい感じでもがいてもらえば、どんなネタでも桶と言う説も…
26紅き革の虜、もしくは魔剣士の誕生(3):01/09/25 19:55 ID:zynYl3tA
寒い。
ガキのころ、ろくすっぽ着る物も貰えずに雪やら冷たい波の泡やらがごっちゃ
になって降る所へ放り出された時のことを思い出しちまった。
きっとこの狭っ苦しくて薄ら寒い部屋の所為だ。
こんなんじゃ身体をゆっくり横にすることも出来やしない。
仕方なく膝を抱えて座りこんでる。背中と尻にあたる感じはツルツルで石か鉄
みたいに硬くて冷たい。
とうとう着るものまで片っ端から剥かれちまったってのも、あの頃みたいで…
……なんだよ……畜生。どうしちまったんだ、あたし。
ぎゅっと自分で自分の肩を抱いた。
しみったれた漁師の娘の名前にしちゃあ、アアフローデってのがとんでもなく
大げさだってぇ事に文句は無い。しかも今どき苗字も無いってえから、笑っち
まう。
そもそもクソ親父だって「何を考えてお前にこんなご大層な名前を付けたのか
俺にも判らん。俺が本当に付けたとしたら、そいつは俺の人生最大の謎で、最
大の失敗だ」なんて言ってやがったんだ。
でもあたしを一番嫌な「あの」ふたつ名で呼びやがる奴はもっと気に入らない。
しかもあのジジイは今度はこんな所に閉じ込めやがった。
「ヴィー…」
そんな事を考えながらだってのに、酷く活きの悪い感じであたしの口から出た
のはあたしが傷付けてしまった相棒の名前だった。
ぶんぶんと頭を振った。
きつく唇をかむ。
あの頃は素っ裸で船屋の柱に括り付けられていたっけ……。今は……縛られて
る訳じゃないもんな…………いよいよとなれば……
くそう…何でこんなに……昔の事を…。
寒いったって、あの頃ほどじゃない、のに…。
骨が凍って砕けてしまいそうな程じゃ……ないのに……
この部屋の壁やら床やらにびっしり刻まれた模様の所為だ。
ヴィーの身体や鞘にもこんな感じの模様が刻まれていたっけ。
これに魔法か呪いが掛かってるんだ。
…ヴィーが居れば…教えてくれるのに…………
「……っ!?」
何てことだよ!弱気になっちゃ駄目だ!!
思わず顔を上げる。
そこには焔みたいに紅い革で出来た、服だか全身革鎧だか判らない物がさっき
からずっとあたしに気づいて欲しそうにぶら下がっていたんだ。
27名無しさん@ピンキー:01/09/26 21:32 ID:iFql8fCc
age
28名無しさん@ピンキー:01/09/27 12:42 ID:ibmVLJ7c
age
29名無しさん@ピンキー
age