ドンドンドンドン!!
「シンジー!早く起きて!」
ボクはいつもその声に起こされる。
時計はA.M.8:00だ。
ボクとユキは毎朝パチンコ屋に並ぶのが日課だ。
別にユキは彼女というワケではないが最近パチンコ屋で知り合って仲よくなった。
「あ、うん。ちょっと待ってて!すぐ準備するからっ!」
そう言うとボクはすぐに支度を始めた。
「まったくぅ〜。なんで毎朝ユキがあんたを起こさなくちゃなんないのっ!?」
待ちくたびれたのかユキはご機嫌斜めらしい。
なんとかいい台を取れればいいのだが・・・
2 :
( ´∀`)ノ7777さん:02/11/18 14:10
2
ボクらはいつもの店に向かいながら
いつものようにあーだこーだと話していた
「だから今日は243番台だってば!絶対そう!」
出た。ユキは「絶対そう!」が口癖だ。
「そうかなぁ?ボクは252番台だと思うけど…」
そうこうしているうちに開店時間がやって来た。
「じゃっ!ユキは243番台に行くからっ!」
そう言うとユキはちょっとカケアシで消えていった。
ボクは昨日からチェックしていた252番台に座った。
測定条件
精度:高 データタイプ:標準
下り回線
速度:54.58Mbps (6.822MByte/sec) 測定品質:95.8
上り回線
速度:38.80Mbps (4.850MByte/sec) 測定品質:97.4
測定者ホスト:
測定時刻:2002/11/18(Mon) 2:26
-------------------------------------------------------------
測定サイト
http://www.studio-radish.com/tea/netspeed/ =============================================================
ボクの思惑通りに2kでビッグ!
「今日は調子いいかもな・・・」
そう思いながらユキの方をチラっと見てみる。
「よっしゃ!やっぱり絶対来るって思ってたんだっ♪イイコイイコっ♪」
ユキが一人で騒いでいた…。どうやらユキも当たったらしい。
ボクらは朝イチはいつもキングパルサーだ。
「朝イチは」と今言ったがボクは朝イチに出なかったらいつもすぐやめていた。
ガックン!
「おっと。連チャンかな…?」
ベリバでリールがブルった。ボクはこの目でブルると大体ボーナスだ。
でれれれっててて〜ん♪
ちぇっ。バケか。でも連チャンは連チャンだ。今日は勝てそうだ。
6 :
( ´∀`)ノ7777さん:02/11/18 14:20
そしてユキは、243番台が実在しない事に気付き、とても恥ずかしいので自殺した。
悲しんだシンジも後を追う様に自殺。
この物語は糸冬了しますた。
短い間でしたが御愛読ありがとうございました。
一通り連チャンが終わってユキのところに行ってみた。
「調子はどう?」
「ん〜。ちょくちょく当たってるんだけど…」
ユキは満足してないらしい。
ビジ4レジ4
まぁこんなもんだろう。というかボクにしてみれば十分すぎるくらいだ。
「んもーっ!レギュラー多すぎるんだもんっ!」
ユキはボクの方なんか見向きもしないで打っている。
「あんまりアツクなるなよ。」
そう言い残してボクはまた自分の台に戻っていった。
さぁ〜てどうしたものか。
ボクは現在ビジ3レジ2で100回回っている。
他にめぼしい台が数台。
そのうちの一つはユキの隣りだった。
「でもユキの隣りって結構でないことが多いんだよなー」
ぼそっと言いながらユキの方をみるとユキと目が合ってしまった。
にこりと笑って「ココがいいよ!」と合図している。
どうやらユキもボクと同じ考えらしい。
「よしっ」
ボクはユキの隣りに座ることにした。
「ここ出るといいねっ」
ユキにそう言われながらユキの隣りに座る。
「ボクもここに移動しようと思ってたんだ」
そう言って打ち始めると
「またぁ〜っユキの隣りにいたかったんでしょっ」
と、チャチャを入れてきた。
「ユキが隣りに来て欲しそうだったからね」
「えへへっばれたぁ〜?」
他愛無い会話をしながらボクらは暫く打っていた。
11 :
( ´∀`)ノ7777さん:02/11/18 14:38
そして、スッカラカンになったので帰宅
12 :
( ´∀`)ノ7777さん:02/11/18 14:40
二人ともやることが無くなったのでセクースした
13 :
( ´∀`)ノ7777さん:02/11/18 14:41
しかし、ユキが膣ケイレンをおこしあえなく救急車で運ばれる
「あれぇ〜?シンジじゃん〜。久しぶりぃ〜」
ふと見上げると高校時代の同級生、チエちゃんがいた。
「おっチエちゃんじゃん。久しぶり。…どうしてこんなトコに??」
「友達についてきたの。アタシはパチンコわかんないからね〜」
タバコに火をつけながらチエちゃんは答えた。
「あはは、せっかく来たんだからちょっと打てばいいのに」
「シンジシンジ。」
後ろからユキの声がした。
「ん?」
「「誰!?彼女!?」」
ユキとチエちゃんが同時に聞いてきた。
「ちっ違う違うっ!えっとね…」
二人に二人を紹介した。
15 :
嫁 ◆lFYOME/SKY :02/11/18 14:47
頑張れ脳内 (プッ
16 :
( ´∀`)ノ7777さん:02/11/18 14:48
>ドンドンドンドン!! ←呼び鈴無いのかよっ!!
>「シンジー!早く起きて!」 ←伸ばすのかよっ!!
>ボクはいつもその声に起こされる。 ←聞こえるのかよっ!!
>時計はA.M.8:00だ。 ←起きるのはえぇーよっ!!
>ボクとユキは毎朝パチンコ屋に並ぶのが日課だ。 ←日課かよっ!!
>別にユキは彼女というワケではないが最近パチンコ屋で知り合って仲よくなった。 ←なんなんだよっ!!
>「あ、うん。ちょっと待ってて!すぐ準備するからっ!」 ←だから聞こえるのかよっ!!
>そう言うとボクはすぐに支度を始めた。 ←始めるのかよっ!!
>「まったくぅ〜。なんで毎朝ユキがあんたを起こさなくちゃなんないのっ!?」 ←独り言で愚痴かよっ!!
>待ちくたびれたのかユキはご機嫌斜めらしい。 ←聞こえるのかよっ!!ユキ声大きすぎだよっ!!
>なんとかいい台を取れればいいのだが・・・ ←いい台わかるのかよっ!!
17 :
( ´∀`)ノ7777さん:02/11/18 14:49
公衆の面前で恥ずかしい思いをしたユキは自殺し、後を追う様にシンジも自殺。
そして火葬され、身よりの居ない二人は無縁仏になった。
ナムー
18 :
嫁 ◆lFYOME/SKY :02/11/18 14:50
19 :
( ´∀`)ノ7777さん:02/11/18 14:52
「そっかぁ〜、あのシンジがパチンコ屋でナンパねぇ〜」
と、チエちゃん。をいをい、ボクの説明聞いてたのか。。
「ちょっとチエさん!ユキはこんなのシュミじゃないっ!!!」
と、ユキ。をいをい。そこまでキッパリ否定しなくても。。。
泣きたくなってきた。その時。
ズゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・ゲコっ
巨大ガエルがボクの台に出現っ!
「おっ?シンジ、なんだそれ?」
と、チエちゃん。
「あぁ、当たりのアクションなんだ」
そう言って7を揃えた。
「いやぁ〜ん、ユキがそっち打てばよかったぁ〜っ!」
「すげーな、シンジ。人間一つくらいは取り柄があるもんだな」
っっっっしっ!
ココロの中でガッツポーズ!
やっぱり今日は調子がイイ。
21 :
嫁 ◆lFYOME/SKY :02/11/18 14:57
なんか脳内ってわかっていても
ムカつくのは私だけなのか?
良スレ?w
笑ってしまう・・・仕事中なのに。。(;´Д`)
23 :
( ´∀`)ノ7777さん:02/11/18 14:57
暫くボクの台を見ていたチエちゃんだけど、携帯をみながら
「おう!ワリぃ、友達が呼んでるわ。じゃーまたな。」
そう言いながらどこかへ行ってしまった。
「あらら、行っちゃったね、チエちゃん。」
「うん。」
「…元カノ?」
「へっ?違う違う!高校の時のグループの一人だって言ったじゃんっ!」
「あぁ〜。なんか動揺してるぅ〜」
イジワルな目でユキがそう言った。
「あっ、お、お腹空かない?そろそろお昼食べに行こうぜ」
「あははっホントに動揺してるしっ」
25 :
嫁 ◆lFYOME/SKY :02/11/18 15:04
>>24 これからユキちゃんとのセークスに発展する
っていうネタか?
その前に万枚コースか?あん?
いつものファミレスに着くと
「あぁ〜お腹空いたっ。ユキ、実は朝ゴハン食べてなかったんだぁ〜」
と、ユキ。
「今日は二人とも調子イイからゴーカなの食べれるね」
「え?シンジのおごりでしょ?ユキの隣りに来て出してるんだもん」
…なぜそうなる。。
まぁいいか。
実際今日は勝ってるし。
「じゃぁ、たまにはオゴラサセテイタダキマス…」
「ホント!?わーいっ♪何食べよっかな〜〜♪」
しっかり一番高いの注文しやがった。。。
27 :
( ´∀`)ノ7777さん:02/11/18 15:15
そして金が尽きた
28 :
( ´∀`)ノ7777さん:02/11/18 15:16
金が無くなったので帰宅する事にした。
29 :
まき ◆1oDpaQGRrs :02/11/18 15:16
やべぇ〜スロするの忘れて見入って板(@_@)ナカナカイイ・・・
「早く行かないと休憩終わるよ!急いで急いでっ!」
お前がデザートまで頼むからだろ。
と、言いたかったがやめておいた。
「さっ2回戦がんばろーっ♪」
「お、おうっ!」
「ユキねぇ〜。今日は勝てる気がするんだっ!」
「え?どうして?」
「だって今日の射手座の金運○が3つだったんだもーん♪」
…そうですか。
「ちなみに蠍座の金運も○が3つだったよーん」
「ほおっ。んじゃボクもがんばらないとっ」
「うんうん」
こうして話ながら打つのは嫌いじゃない。
31 :
( ´∀`)ノ7777さん:02/11/18 15:19
そして まき ◆1oDpaQGRrs が家に来た。
32 :
哀・空気☆徳光の涙 ◆gysigeouU2 :02/11/18 15:20
スロットFC降臨キボン!!
あっという間に夕方になった。
サラリーマンでごったがえしている。
ある意味ここからが勝負だ。
ユキは「この台設定いいっ!絶対そう!」といいながら
意地でも台移動しないらしい。
ボクは周りを伺いながら打っていた。
隣りのおっさんがバケ引いて飲ませてやめていった。
すかさず移動。
「あ、シンジ、ハイエナ〜」
ユキから痛い突っ込み。
「立ちまわりと言ってくれ…」
そういいながらおっさんの台を打ち始めると20ゲームくらいでビッグ!
「ハイエナ…」
ぼそっとユキがつぶやいた。
34 :
嫁 ◆lFYOME/SKY :02/11/18 15:27
この脳内スロ屋はコーヒーねえタンは出てこないのか?
あと台移動自由なのか?
35 :
まき ◆1oDpaQGRrs :02/11/18 15:29
つ〜か男だし(-_-X) なんか大人ばんボーイズビー
フタ箱くらいまで溜まって、連チャンも終わったので
立ちあがると
「あれ?シンジ、やめちゃうの?」
と、ユキ。
「うん、今日はもう十分出したからね。」
「そっか、んじゃ、ユキもやーめたっ」
そう言いながらユキも下皿のメダルを箱に移し始めた。
「ねねねっこれから飲みに行かない?」
と、ユキ。
「えっ…」
トホホ。またボクのおごりか。
どうやら顔に出てたらしい。
「だーいじょうぶだって!今度は…」
お、ユキのおごりか?
「ワリカンねっ」
…なーんだ。
37 :
( ´∀`)ノ7777さん:02/11/18 15:33
途中から展開に無理があるなぁ。
私、おにいちゃんの子供がうみたいの。
39 :
嫁 ◆lFYOME/SKY :02/11/18 15:36
で、告られるんだろ?
「二人で飲みに行くの初めてだねー」
そう言いながらボクらは駅前の飲み屋街を歩いていた。
「居酒屋さんでいいよねっ」
と、ユキ。
「うん、ボクはあんまりカシコマッタところは行かないから。」
そう言ってボクらは居酒屋へと入っていった。
「生2つ!」
そう言ってから
「あ、生でいいよね?」
と確認するユキ。
「うん、オッケー」
「3番テーブル生2ちょ〜〜〜」
と、店員。
「なーに食べよっかなー♪」
41 :
嫁 ◆lFYOME/SKY :02/11/18 15:43
鶏からか?サラダか?チーズ巻揚げか?
43 :
まき ◆1oDpaQGRrs :02/11/18 15:43
スロ休憩しますハマッタイイ(*_*)
生でいいらしい
45 :
( ´∀`)ノ7777さん:02/11/18 15:44
駅前の居酒屋で「なーに食べよっかなー♪」
と考えていると
不幸にも隣の席の人が自爆テロで人質になってしまった。
店内の空気が一気に凍り付いた!
46 :
( ´∀`)ノ7777さん:02/11/18 15:46
次の人ちゃんと続けてね
「串盛りと〜もずくと〜もろQと〜海賊サラダ!シンジは何か他に食べたいのある??」
「ん〜。んじゃ、ブリカマと…」
食べ物を決めていると生が来た。
「二人の勝利にカンパーイっ!」
「カンパーイ!」
プハー!勝った後のビールはウマイ!
「ねねねっシンジはブルリプ=ストック無しってどう思う!?」
「エ…あれってオカルトでしょ?」
「だよねーっ!だって今日ブルリプ出た後に連チャンしたもん!」
「ユキ、ブルリプ出たのって久しぶりなんじゃない?」
「うんうんっ久しぶりだったからちょっとカンドー!」
相変わらず二人の会話はスロット中心だ。
48 :
( ´∀`)ノ7777さん:02/11/18 15:49
その時、とっさに抵抗したシンジに対し、アタッマにきた自爆テロは自爆した。
勿論、シンジとユキは死亡した。
ナムー
49 :
( ´∀`)ノ7777さん:02/11/18 15:50
50 :
( ´∀`)ノ7777さん:02/11/18 15:51
振り返ったシンジの鼻からは極上のチューリップ
がところ狭しと咲き乱れていたのであった・・
51 :
( ´∀`)ノ7777さん:02/11/18 15:59
「だからね…シンジが連チャンした台はね…
ユキが打とうとしてたのよ――――っ!」
をいをい、ユキって泣き上戸だったのかよ。。
「ごめんごめん、ボクが悪かったってば…」
「明日は!っく…明日はシンジに負けないんだから――!」
「たまにはボクが勝ったっていいじゃん…」
「ふんっ。これでユキとシンジ、23戦17勝6敗だかんねっ」
「うんうん、ちゃんとノートに付けてるから…」
知り合ってからというもの、ボクらは毎回勝敗を付けていた。
「そろそろ出ようか?」
ボクが言うと、
「酔ったユキをドコに連れてく気?
キャーキャー♪キャハハハハハっ」
ユキ、完全に酔ってる…
53 :
( ´∀`)ノ7777さん:02/11/18 16:02
ユキが酔った勢いでマムコをさらけ出した。
54 :
( ´∀`)ノ7777さん:02/11/18 16:03
我慢の限界が来たシンジは…
55 :
( ´∀`)ノ7777さん:02/11/18 16:04
果ててしまった。
さーてどーしよ。
こんな酔ったユキをほっとくワケにもいかないしな。
明日起きれるんだろーか。
「ユキ…お前明日起きれるか?明日はボクが起こしに行こうか?」
「ん、っく…ダイジョブ。だいぶ…っく…酔い…醒めてきた。」
全然醒めてるようには見えないんだけど。。。
「しっかしあれだな、ユキって酔うと別人だな。」
「キャハハハっシンジは全然変わらないねぇ〜♪」
確かにユキほどは変わらない。
「これからぁ〜ユキんチに来る?」
げっ…マジかよ。
「また…アレですか?」
「そそっ」
「そんなに酔ってて大丈夫なの?」
「ヘーキヘーキ♪」
57 :
嫁 ◆lFYOME/SKY :02/11/18 16:13
ユキの部屋は超汚かった。
二人で掃除した。完
ユキんチに着いた。
「さっやろーやろー♪」
と、ユキ。ホントに酔いは醒めてきたみたいだ。
「ジャーン♪」
「毎回『ジャーン』て言うよね」
「え?そう?えへへ」
そう、ユキのウチにはキングパルサーの実機があるのだった。
「さっ打って打って♪」
いつもボクに3000ゲームほど低設定で回させてから設定6にしてユキが打つ…。
その間にユキは掃除やら洗濯やら、あげくの果てには風呂にまで入ってるし。。
「そーいえばユキって化粧しねーよな。」
「えーだってめんどいしぃ〜」
…ユキらしいっちゃユキらしい返答だ。
「それにホラ、ユキってすっぴんでも十分イケテルでしょっ♪」
…はいはい。
59 :
嫁 ◆lFYOME/SKY :02/11/18 16:21
おい、脳内ドラマ君。
これから濡場なんだろうな?
いい濡場書けたらえっちねた板に貼ってやるからガンガレ
「おーい、ユキー!3000ゲーム回したぞー」
まだ風呂に入ってるユキに呼びかけた。
「ありがとー!もう少ししたらあがるからー」
…やっぱりちょっとドキドキするな。あのドアの向こうにユキの…。
おっと、イカンイカン!ボクはそんなキャラクターじゃない。
「もうちょっと打ってようかな。」
また暫くまわすことにした。
3000ゲームって半日かかるけど・・・。
62 :
嫁 ◆lFYOME/SKY :02/11/18 16:27
おう。久しぶり。
んじゃあとは見守らせてもらうよ。
「シンジ!起きて!!ねぇシンジってばぁ〜!!」
はっ!
どうやら回してる間に眠りこけてたらしい…
「え?あ、うん、寝てない寝てない。ちょっと目が疲れたから瞑ってただけだよっ!」
…苦しい。
「もう〜ホラ、よ、だ、れ。」
げげっ!慌てて拭おうとすると
「キャハハハっ♪冗談冗談♪」
ユキにはカナイマセンです。
時計を見るとA.M.1:00を回ってた。
「あ、そろそろ帰るよ。」
そう言うとユキが
「…泊まってってもいいのに…。」
ドキドキドキドキ…と、泊まってってもいいって…
「キャハハハハ!冗談だよ〜♪明日も早いんだからさっさと帰って寝るっ!」
がっくし…でもないか。ユキらしいや。
「あんまり大人をからかうんじゃありません!」
「シンジとユキ、おない年じゃん♪キャハハハ♪」
ちょっとでも期待したボク(達)がバカだった。。
「うぅ〜〜っ。帰りますっ」
そそくさと帰ろうとすると
「シンジ、怒ったの?」
と、ユキ。
「怒ってないよ」
と振り返ると…口に柔らかいモノが。
「ごめんねっ♪」
一瞬。ほんの一瞬だけどユキの唇がボクに触れていた。
「ななななななな…」
「今日はありがとっ♪」
「え、あ、う、うん。」
67 :
嫁 ◆lFYOME/SKY :02/11/18 16:45
つまんねーよ
「ジャ…ジャァカエルヨ」
なんだかぎこちない言葉を発しながらボクはユキの家を出た。
キス…だよな?あれって…
したコト無いワケじゃ無いけど…
なんかよかった…
余韻に浸りながらボクは大声で叫んだ
「明日もがんばるぞっ!!」
69 :
嫁 ◆lFYOME/SKY :02/11/18 16:52
一の脳内はとっても純粋だなー。
続きはまた明日か?
楽しみにしてるからな。
>>67 ずっと見ててくれてありがちょー。
さすがに思いつきで書いてるからつまんねーな。
濡場路線にゃいかないよーに、
なるべくさっぱりした展開にしてみたかった。
ご期待に添えなくてスマソ。
またヒマがあったら第2話やるさね。
「やらんでいい」と言われるだろーがw
72 :
( ´∀`)ノ7777さん:02/11/18 17:10
え?終わりなん?
73 :
( ´∀`)ノ7777さん:02/11/18 17:19
読むのが恥ずかしい
74 :
( ´∀`)ノ7777さん:02/11/18 17:21
ボーイズビー亡き今、このスレに期待する事にする。
書いてる人頑張って!
75 :
まき ◆1oDpaQGRrs :02/11/18 18:26
今見たらおわってるよ!オイ デモヨカッタ・・・オレも鯖連おわっちゃったよ(ToT) マタカイテタ
蛍の光りが流れはじめた。
頭上には申し訳程度に箱半分ほどのコイン。それを無表情で抱えてカウンターへと向かった。
「760枚・・・換金1万か・・・。フッ」
自嘲気味に換金所へと向かい、千円殺十枚で差し出された1万円を無造作にポケットに突っ込む。
錆付いたゼロハンに跨り、6回目のキックでやっとかかったエンジンを吹かしながら帰路を急いだ。
帰宅した俺はいつものようにPCの電源を入れる。
黒くなった指さきを石鹸で擦り落としていると言いようのない虚無感が俺を襲う。
すこしでも気を抜くと、そのまま泣き崩れてしまいそうな・・・・・そんな心をなんとかごまかして
帰りがけにファミリーマートで買ってきたサンパチ弁当を電子レンジにぶち込み、やかんを火にかける。
餌ができあがるまでに、ポケットから札束を取り出して、収支を帳面に書き殴る。
11/18 サラリーマン金太郎【-47K】(備考:設定5濃厚)
叫びだしそうになるのをなんとかこらえて、餌を喰らう。
味などどうでもいい。生き続けさえできれば、こんなものにはこだわらない。
それに贅沢言える様な環境でもない。
とりあえずサラリーマン金太郎のスレに、下品な書き込みをして、負けたことに対するささやかな抵抗をする。
勿論虚しさが襲ってくるのは承知だ。
嗚呼・・・・・鬱。
むろん、全ての原因は俺のヒキの弱さにある。
BIGを引けないお前が悪いのだ。
高確率でハズレを引けないお前が悪いのだ。
天井目前でREGを引くお前が悪いのだ。
やっとひいた高確率ハズレ金チャンで2連荘という薄いテーブルを引くお前が悪いのだ。
しかし案ずるな、望みはある。
そう、明日だ。明日があるじゃないか。なんて素晴らしく、美しい事だろう。
生きている限り明日があるんだ。
おそらく設定も据え置きだろう。
そう・・・無理矢理己を慰めて、適当に自作自演をして床に就いた。
明けて翌日。
時計は午前10時を少し回ったところ。
俺はヒッカケ橋から道頓堀川を見下ろしていた。
そう、あれほどリベンジを誓ったにもかかわらず、寝坊したのだ。
それでも諦めずに店までゼロハンかっとばしてなんとか10時前に着いた。
着いた。確かに時計はまだ10時を指していなかった。
しかし非情にもシャッターは下りたまま。定休日、などと書かれたいう張り紙が虚しくなびいていた。
もうね、バカかと・・・アホかと。
曲がりなりにも働かずして日々の糧を得ているものが、この程度の事も気配りできなくてどうするか、と。
俺のような糞、ダニ、カス、所謂社会のゴミ、そんなヤツが生き続けるには、
世の中の隙間を目ざとく感知しなければならないだろう。なのにこの有様。
普段なら、こんなことはありえない。
最近、非常にたるんでいる。
わかってるんだ・・・原因はわかってる。
脳内ドラマinスロ板とかいうスレだ。
あれを見てからなんだ、おかしいのは。
二十何年間、異性とまったく縁のない俺には刺激的すぎた。
それに「スロット」という俺の日常にあまりにも近すぎる題材・・・。
つまり・・・恋だ。
仕方ないんだ。惚れちまったもんは仕方ない。
ユキタンの事で頭いっぱいやねん・・・ああぁ〜ユキタン・・・・・(*´д`*)ハァハァ
そのまま道頓堀川へ飛び込みそうになるのをこらえて、千日前へと足を向けた。
平日の朝っぱらから、一体ドコから湧いて出たのか、人でいっぱいである。
俺もコイツと同じような人種なんだな・・・と思うともう激しく自己嫌悪に悩まされる。
頭の色を変えてみたり。
鼻輪や耳輪をしてみたり。
なんだ、コイツらは。
今すぐにマシンガンで全員皆殺しにしたくなる衝動に駆られる。
しかしそんなことをすると永遠にユキタンに会えなくなってしまう。
とりあえず80Gで捨ててあるキングパルサーに座る。
目を上げると奇遇にもユキタンと同じ243番台!なにか起こりそうな予感・・・。
正直、どうでもよく、投げやり気味に座ったキングパルサー。
しかし243番台となれば、俄然やる気が沸いてきた。
そこで過去のデータを見てみると、コイツがナカナカ・・・俺の運も捨てたもんじゃない。
前日、前々日と、おそらくは設定6だったろうデータ。で、現在朝一から80Gで捨ててある。
なんでこんな中途半端な台が空いているのか・・・まぁなにはともあれ打ってみよう。
1本目のコインが飲まれる寸前に、やっかいな事が起こる。
強制解除である。
左下段白七、ハサミ打ってリプとベルのダブルテンパイがはずれやがりました。
現在G数は116G。
「うぅ〜〜〜、ほんまやっかいなやっちゃのぉ。」
朝一128G以内、以降でのナチュラルな解除が設定変更有無のとりあえずの目安になるだけに
ココで強制解除は参ります。んまぁそれでも128Gのもとりあえずの目安程度だし、と気を取り直して続行。
午後3時。
どうやら3日連続設定6据え置きらしいです。順調に出玉は増え、BIG中ハズレも1/30前後でうろうろ。
しかし俺は気分が良くなかった。どうしても気分良く打てなかった。
それは、俺の右隣の男。コイツの事がめちゃめちゃ気になるのだ。
朝から何度も席を立つんだ、コイツが。
で、みてみるとこのシマのカド台を打ってる若い女のとこへ行ってるみたいなの。
そう・・・俺のコイツへの疑惑は、もう高まるばかり・・・シンジ・・・おまえがシンジか・・・と。
応援SAGE
『いやいや、ちょっと待てよと。
冷静に考えろ、俺。
あのスレのシンジとユキタンは標準語喋ってたじゃないか。
ココはドコだ?糞大阪のど真ん中だぞ。
よってコイツはnotシンジだ。』
『ヲイヲイ、ちょっと待たんかい。
冷静に考えんかい、俺。
あのスレのシンジとユキタンは確かに標準語で喋っとった。
せやさかいゆうて関西人ちゃうとはわからへんで!
ほら、2chで関西弁つこうたらえらい叩かれるやないか。
そやさかいあのスレではあえて標準語で書いてたんかもしれへん。
いったれ!いてもたれ!コイツがシンジやねん!コイツいてもてユキタンモノにせんかい!
男を見せたれ!』
葛藤・・・である。
どうにもこうにも・・・。こんなのはじめてで、どうすりゃいいのかわからない。
あのスレに出会うまでは、コイツらのことなんか、ただのカップルだと思うだけだったろう。
しかし今は違う。非常に気になるのだ。ある日突然不細工ガリヲタ童貞の俺の目の前に舞い降りたユキタン。
嗚呼・・・どうすりゃいいんだ。
正直、俺はシンジより背も高い。
正直、俺はシンジよりもスタイルいい。
正直、俺はシンジよりもスロマナーいい。
正直、俺はシンジよりもユキタン家のキンパルで3000Gでのストック数で負けるとも思わない。
激しく悩んだ。右隣の男、つまりシンジ疑惑のある男に話しかけて事実を聞くのがいいのか。
しかし万が一話しかけて、notシンジだった場合に、ヤツに
「で、そのシンジって誰やねん?」
などと聞かれると非常に困ってしまう。
「いや〜実はインターネットでこんなスレッドがあってな、ほんでユキタンという女性がおって云々」
まさかこんな事言えない。断じて言えない。こんな事言うと明日からミナミ中でキチガイよわばりされてしまう。
俺は一息入れるために厠へと席を立った。
もんもんとしながら用を足していると、となりにヤツがきやがった!!
そう、シンジ疑惑の野郎である!
『くっそ〜、コイツ俺の気も知らんとのん気に小便垂れやがってからに・・・』
心の中で悪態をつきながらヤツを見やった・・・・・
しかし次の瞬間、全て解けた。
金田一ではないが、じっちゃんの名にかけて、コイツはシンジではないと断言できる。
俺は見てしまったのだ。
シンジ疑惑のヤツの逸物を。
それは太く、長く、・・・・・そう、どうしようもなくドス黒かった。
長年使用されている、そういう年季が入ってたのだ。
俺のと比べると一目瞭然。
あのスレのシンジは絶対にこんな色していない。
こんな立ちバックも、松葉くずしももうなんでもやりました!ってな感じの色はしてない。
ヤツ、本物のシンジはきっと俺と同じ、未だ淡いピンク色のはずだ!
俺は心底ほっとした。しかし同時に未だピンク色の俺の亀頭に鬱になった。
気を取り直して席へ戻った。
隣のコイツがシンジではないとわかったからか、心なしかドットのカエルが可愛く見えてきた。
それからはあのスレに出会う以前と同じように、ただ、回し、ただ消化した。
結局閉店まで粘り、4560枚。投資が1本で7.6枚交換なので回収60本の59本浮きだ。
こんな拾い物をしたのは久々なので、気分がいい。シンジ疑惑も解明できたし。
ポン引きに愛想笑いを返しながらゼロハンの所まで歩く足取りが軽かった。
珍しくゼロハンが1キックでかかった事に何かを感じ、
今日は叩き、煽りはしないでおこうと心に決め、帰路に就く駄目人間であった。
妄想ユキタン駄目プロ編
糸冬ア
2時間近くも何やってんだ、俺は・・・。
87 :
( ´∀`)ノ7777さん:02/11/18 22:25
88 :
( ´∀`)ノ7777さん:02/11/18 22:36
ほんと!面白かったよ〜
>>88 サンクスです。
いや〜しかし、文章書くって難しいですね。
やっぱり俺はシコシコスロってるのがお似合いみたいです。
>>1さん、続編あるならまた読ませてくださいよ。
>>86(仮に脳内2としよう)
おれのよりおもしろかった。
今度続編やってみるかな。
「シンジ!シンジ!!!」
「ん…うん…?」
「シンジ起きてっ!!!」
ふぁぁぁぁぁ〜〜〜。
いつもの声で起こされるボク。
「あぁ、おはようユキ。」
「なぁ〜にノン気なコト言ってるのよっ!今日は何の日か忘れたのっ!?早く支度して!」
隣りでボクを急かしながら化粧をしてるのはユキ。ボクの彼女だ。
ユキと出会って今日で丁度3ヶ月。最近はユキのウチによく泊まるようになった。
今日はよく行く店のイベントデー「6の日」でもある。ガンガルぞ!
ふと時計を見るとA.M.6:00…をいをい早過ぎるだろ。。
「だって早起きは三文のトクって言うでしょっ♪」
確かに一理ある。ボクらは毎朝早起きしてるお陰で勝っているから。
でも限度ってものがあると思う…
「ユキは今日早番だから昼前にやめるねっ」
スロットで十分稼いでるのにユキはバイトを始めた。
「あそこの制服チョ→カワイイんだもーん♪」
それだけ理由で…。
先日いつものファミレスに行った時に「バイト急募!」の張り紙を見て、
その場で面接を頼んだ行動派だ。
ボクもそんなユキに段々惹かれたワケだが…。
パチンコ屋に向かいながらボクらは台予想を始めた。
「今日は260番台だろー」
「えぇ〜?シンジ変っ!238番だってばっ!」
「んじゃどっちが早くボーナス引けるか勝負だなっ。」
イマドキ2列もキングパルサーが置いてある店は近所では珍しい。
ボクらにはとてもありがたい店だ。
「朝イチで連チャンさせてからバイトに行くんだぁ〜♪」
ある意味一番賢い立ちまわりかも…。
ボクは仕事をしてないので日中はヒマしてる。
これといったシュミも無い。
スロットで負けた日は2chに書きこみ。
これがボクのライフスタイルだ。
9:00になった。開店。
お互い狙い台にダッシュ。
今日はイベントデーなので朝から客が多い。
「お前等はストック係。ボクらは放出係だ。」
そう言い聞かせて狙い台に座った。
暫くするとユキがやってきた。
「あぁ〜ん!ユキの狙ってた台、他の人に取られちゃったぁ〜っ!」
あらら。。あんなに早起きしたのに。。。
「しょうがないよ。ボクの隣りに来る?」
そう言ってイスを引いた。
「ん〜〜〜〜〜…シンジの隣りにいたいけどぉ〜…」
飾らないユキの発言には相変わらずドキドキさせられる。
「ユキはあっちにするっ」
そう言ってボクのナナメ後ろに座った。
「カエルちゃ〜ん♪今日もお願いねっ」
台と会話してるユキ。
ちょっと他人のフリをしたくなる。
そうこうしているうちに70ゲームを超えてしまった。
あらら。今日は出足悪いな。
すると後ろから
ゲコッゲコッ!ギュロロギュロロ…
3匹カエルの声がした。
「シンジシンジ!っっっしゅあ――!だわよっ!!」
なんとユキがビジを引いてた。
「さっきの勝負、負けたら1時間マッサージだったよねっ♪」
…いつそんなバツゲームを決めたんだ。
ボクは台移動を繰り返し、4台目でやっとビジをゲット。
その間ユキはと言うと…
「シンジ、やっと来たのぉ〜?ユキの見て、見てぇ〜♪」
げげっすでに2箱。
この店の箱は大きくて等価だからすでに6万。。
「ちょっとわけてよ。」
「だぁ〜めっ!自分で出しなさいっ!」
アッカンベーをしながらユキに軽くあしらわれた。
「まっいっか、ユキ、楽しそうだし。」
ボクの台はその後バケ2連で終わった。ショボ…
ど〜しよーかな。
辺りを見渡すとボクが130ゲームほど打ってやめた台が3台とも出ている。
回転数を見ると144ゲーム、138ゲーム、189ゲーム。全部ビジだ。
「そりゃねーよな…もうだめぽ。」
鬱になりながら
「ユキ、ボク今日調子悪いみたいだから帰るよ。」
そう言い残して店を去ろうとした。
「ちょっと待って!シンジ!」
「ん?」
「ユキ、もうすぐバイトだから…打つ?」
「え?このメダル、くれるの?」
すかさずパンチが飛んできた。
「あげるワケないでしょぉ〜!アフォですか?」
「すんません…」
平謝りをしてると、
「ちょっとだけ置いていくから、がんがってねっ!」
そう言って下皿に7割ほど入れてくれた。
「おうっ!さんきゅ、ユキ。」
「なくなってもぜーんぜん気にしないからっ」
イタズラな目でそう言うと、ユキはバイトに行った。
なんとしても勝たなくては…
ユキ…ごめん。。。
なんと全部飲まれた。
ユキの打ってた台に飲まれた。
あっと言う間に飲まれた。
「ユキの引き際って神だよ…」
トホホな気持ちで帰るコトにした。
ウチに着くと、PCに電源を入れた。
「『もうだめぽ。』…っと。」
2chに書きこみをするがレスがつかない。
あーあ。早くユキのバイト終わらないかなー。
負けた日はすごくヒマだ。
なんかシュミでも見つけるかな…
TVをつけるとCMがやっていた。
「○○スキー場!いよいよオープン!」
…スノボかぁ。。。
よしっ!これからはスノボだっ!
早速本屋に行きスノボの雑誌を買って来た。
「えっと…こうして…こうすると…こっちに曲がって…」
板もブーツも何も無い姿でイメージトレーニング。
すごく間抜け。
でも誰かが見てるワケじゃないしな。
そう思うと更に気持ちに勢いがついてきた。
「ヒャッホー♪」
サブロクを脳内でキメているボク。
気分はすでにシュプールハンターだ。
…なんだそりゃ?
「てー♪ててーててー♪ててーててー♪ててーててーてーてー…♪」
唐突にキンパルビッグ(白)の着メロが鳴った。
『バイト終わったよ』
ユキからだ。
ユキがうちに来た。
「ユキ、あのさ…」
ボクがスノボの話を言いかけると
「シンジ!今日勝ったお金でこれ買ってきちゃった♪」
…スノボだった。
「前からこれやってみたかったんだぁ〜♪…シンジもやらない?」
話ができすぎてる。
「あれ?その本…。どうしたの?」
ユキの視線は『スノーボーダー初心者バイブル'03』に向けられていた。
「じ、実はボクも、今日TVのCMで見て、始めようかと…」
もごもごしていると、
「アハっ♪ユキ達って相性いいのかなっ!…それともレベルが同じだけ?」
「アハハハハ…」
「キャハハハっ」
そしてボクらはスノボを始めることになった。
これでいいのか?スロ板と関係無い展開でいいのか?
謎を残しつつ続く。
妄想を爆発させ過ぎではないでしょうか?
あなたの将来が心配でなりません・・・
一度ageてみる。
103 :
( ´∀`)ノ7777さん:02/11/19 00:53
まだでしか(*_*)ねみ〜ので寝ます明日感想書きますがんばって
104 :
まき ◆1oDpaQGRrs :02/11/19 00:56
乙〜ナカナカでも最後が・・・
単に実際にTVCM見てスノボ編をやろうと思いますた。
「ねぇシンジ…ホントに大丈夫?」
「うん。多分…ダイジョブ。夜道だからよくわかんなくって…」
ボクらは前乗りでスキー場に向かっていた。
でもナニブン初めての道だ。ちょっとくらい迷うのも無理は無い。
「ユキが言いたいのは、この路線で大丈夫?ってコト!」
「へっ!?あ、あぁ、なんとなるっしょ。」
…実に不安だ。
ボクの気まぐれとは言えスノボ編などできるのだろうか…
なんとかがんがってユキに惚れ直させてやるっ!
気合いを入れてスキー場に向かった。
おっ
『○○スキー場へようこそ!』
看板だ。やっとついたらしい。
駐車場に車を止めると、毛布を出した。
「こーやって二人で旅行に来るのって初めてだね♪」
ユキが言った。
そっか。これも旅行になるのか。
「ホントはペンションなんかに泊まれると良かったんだけどね。」
と、ボク。でもユキが「車の中で寝ればヘーキだって♪」と言うのでペンションは却下された。
確かにこの方がお金もかからないし
ペンションで変な連続殺人に巻きこまれるコトもない。
車ならカギをかけて窓をちょっと空ければ大丈夫。
「なんかユキ達って、ドコ行っても朝イチ狙いだねぇ〜♪キャハっ♪」
そう言ってユキはコンビニで買った緑水を飲んでいる。
ボクはシートを倒して寝る準備。…完了。
運転で疲れたのかボクはすぐに寝入ってしまったようだ。
目が醒めるとA.M.3:00だ。
ユキも隣りでスースー寝息をたてながら寝ている。
月明かりにうっすら照らされた寝顔を見たらドキドキしてきた。
「おやすみ」頬に軽くキスをして、
押さえきれない興奮を無理矢理押さえて再び眠りについた。
「ねぇシンジ!見て見て!」
相変わらずボクはその声で目覚める。
「雪だよ!雪っ♪キャハハっ♪」
昨夜は暗くてよく見えなかったが辺り一面雪景色だ。
「ユキが雪と戯れている…」
くだらないダジャレを言った瞬間
『ボフッ!』
ユキの140`の速球が顔面に直撃した。
「つまんないコト言ってるからだよーだっ♪」
ユキは笑いながら更に雪玉を投げてきた。
「その勝負…受けた!」
ボクも車を降りてユキに雪玉を投げた。
「ところでさぁ…」
投げながらユキが言いかける。
「ん?」
ボクも投げながら応える。
「右手だけはケガしないよーにしないとねっ♪」
ユキの頭の中はドコに行ってもスロットだった。
ゴンドラが動きはじめた。
「いきなり上に行くと危ないって本に書いてあったよ?」
そう言うボクを尻目にユキはゴンドラに乗りこもうとした。
「ダイジョーブダイジョーブ♪脳内トレーニング積んだんでしょっ」
そんなんでいいのか。
仕方なく一緒に乗りこむ。
ゴンドラから見る景色はまた格別だった。
朝イチというコトもあってボクらのゴンドラには他に誰もいない。
「ユキ…」
そっと抱き寄せてキスをした。
今、ボクは最高の幸せモノだ。
いくらスロットで勝ってもこんな感覚は味わったコトはなかった。
「ユキのコト…好き?」
ユキが尋ねる。
「大好きだよ。」
ボクは応える。
「ユキもシンジのコト台好きっ!」
…変換ミスかよ。
終点に着いた。
ゴンドラは楽でいい。
リフトだと初心者は危ない。
…と、本に書いてあった。
「うわ―っ!広――いっ!」
そう、ここは横幅が広いゲレンデで有名だった。
傾斜もそんなにキツクなさそうだ。
「さってと。。」
そう言って板を履こうとすると
「ダメ!ちゃんと準備運動してからだよ!」
ユキに注意された。…スンマソ。
「いっちにぃ〜さぁ〜んしぃ〜♪カァ〜エル♪カァ〜エル♪」
ユキは何か呟きながら準備運動をしている。
「ゲッコゲッコ鳴ぁ〜いた〜らパァルチャンだぁ〜♪」
「…それ、何の歌?」
一応突っ込んでみた。
「キンパルの準備運動ソング♪ユキが作ったのっ」
「あ…そうでつか…」
>>1 キンパルスレの常連さんですな(ニヤリ。
パルちゃん(*´д`*)ハァハァ
がんがれ!
「まずは横滑りからだね」
「うん。」
そう言ってボクらは滑りはじめた。
…コケル。
…起きれない。
…起きても…コケル。
「……。コケてばっかりだね。」
「キンパルだったらビッグなのにぃ〜♪」
「チェリーかもよ?」
「シンジはね。キャハハッ♪」
やっぱりドコに行ってもスロットだった。
小1時間ほどすると、ようやく二人とも横滑りができるようになった。
「ちょっと楽しくなってきたね」
「うんっ♪転ばなくなったしぃ〜♪」
「もうすぐで下まで降りれそうだから、一度休憩する?」
「うんうん♪さすがに寒くてブルブルしてたのっ♪」
「ブルリ?」
「解除♪シンジはリプレイだねっ」
「せめてオレンジにしてくれよ…」
…やっぱりスロットだった。
「まずは横滑りからだね」
「うん。」
そう言ってボクらは滑りはじめた。
…コケル。
…起きれない。
…起きても…コケル。
「……。コケてばっかりだね。」
「キンパルだったらビッグなのにぃ〜♪」
「チェリーかもよ?」
「シンジはね。キャハハッ♪」
やっぱりドコに行ってもスロットだった。
小1時間ほどすると、ようやく二人とも横滑りができるようになった。
「ちょっと楽しくなってきたね」
「うんっ♪転ばなくなったしぃ〜♪」
「もうすぐで下まで降りれそうだから、一度休憩する?」
「うんうん♪さすがに寒くてブルブルしてたのっ♪」
「ブルリ?」
「解除♪シンジはリプレイだねっ」
「せめてオレンジにしてくれよ…」
…やっぱりスロットだった。
「あー疲れたっ」
「ホント、疲れたねぇ〜♪シンジ、こんなに動いたの久しぶりなんじゃない?」
ビール片手にユキが言った。
そうだ。運動らしい運動はずっとしてなかった。
「でも楽しいから、たまにはいいよね」
「うんっ!また来よう♪」
「をいをい、まだ来たばかりなのに次の話をするなよぉ〜」
「キャハッ♪ごめん♪」
舌をちょっと出してユキが謝った。
「もうちょっと休んだらまた登ろうかっ」
「うんっ♪第2ラウンドだねっ♪」
まさかそれもスロットを意識して…いやいや、ボクの考えすぎだ。
半日がかりでようやくカタチになってきたボクら。
「楽し―――っ♪」
「うん、そうだね。」
風に吸いこまれるように滑る二人。
平日なのであまり人がいなくてよかった。
その時。
「キャッ!」
ユキが派手に転んだっ。
「だっ大丈夫っ!?」
…起きあがらない。
「んっ…」
「ユキ――!」
「っっったぁ――――いっ!!」
起きあがった。
ほっ。
ボクは板を外して駆け寄る。
「大丈夫?」
「イテテテ…んっ、ダイジョブ。ちょっと背中が痛いけど。」
「そっか、よかった。」
そっとユキを抱き上げる。
「もういい時間だし、今回はこれくらいにしておく?」
ボクが聞くと、
「ん〜〜〜〜。そうだね。結構滑ったし。楽しかったし。」
と、ユキ。
「じゃぁ、これ降りたら帰ろうか」
「うん。ごめんね。」
「いいよいいよ。ボクもナニゲに疲れてたし」
駐車場まで一直線に降りると、早速帰り支度を始めた。
「ホントに大丈夫?だいぶ派手に転んでたけど」
「うんうん、全然ヘーキ!痛いの背中だけだしっ」
「あとでシップ貼ってやるよ」
「右手じゃなくてよかった♪」
「ユキ、ホントにスロット好きだよなぁ〜」
半ば呆れ顔でユキを見た。
「うん、スロットだ―い好きだよっ♪…シンジの次にねっ」
じぃ〜〜〜〜ん。。
来てよかった。
幸せいっぱいだ。
「じゃ、帰ろうか。」
「うんっ♪」
そしてボクらはスキー場をあとにした。
…だがまだ二人は知らなかった。
筋肉痛というコトバを…。 スノボ編 完
疲れますた。
寝るage
119 :
( ´∀`)ノ7777さん:02/11/19 08:56
otu
120 :
まき ◆1oDpaQGRrs :02/11/19 10:08
脳内1乙〜スノボーかよっと思いつつ(-_-)ナカナカイイ・・・イヤ、カナリイイ・・・マタタノムヨ(^o^)
121 :
嫁 ◆lFYOME/SKY :02/11/19 10:24
あとでじっくり読んでやる
そして次の日僕は、またもスロットを一緒にしようと思いユキを迎えに行く。
「ピンポーン♪」
玄関のチャイムを鳴らしたがユキが家から出て来ない。
僕は、気付いた!きっと、ユキは筋肉痛で部屋から出て来れないのだなと。
「ユキもか弱い女の子なんだな、僕が手伝えば部屋から出て来れるだろう」と思い、勝手にユキの部屋に行った。
123 :
( ´∀`)ノ7777さん:02/11/19 12:53
._,,,,,,。,,、 广'x、 ,,、._ 」'゙''i、
,,,,,_.,,,,、广゚┐ .,,,v―冖"~゛ ゙'i、 .ト ,|,_ riゃ .} .,i´ '冖i、
.] ` f゙,l° ,i´ .゙l_ .y-┐ 'や'゙"゙’ _,,,vr" .゙ト.゙'x,,,,广 ィ・'''゙~ .._,,v・゚ヒ''''・x、
入、rУ ,iレ-v,,,、 .,r°."'''l゙ ,|√゙゚'i、 匸 ._ .y・'゙゚,,,v―-, .:゚ーa .√ ._,rll_ :}
.,r''y|゛゙゙l..,i´ ,i"゙l, .゙ト ,r°,,, .., ._,,vぐ .`√ .,i´l广._,,,,,,,,i´ ,,i´ ,i´ ,「 .:| .~''''″
.r″ .|゙l、 “ .,i″.yi入-イ il∠i、.` .,メ| | 」'ト .,,i´ .,i´ ,, ̄ .[ .,i´.,,,,,,! .]_
.゙l_,i´,レ .'_,,,,レ ~''┐ .,r°.,i´.| .| ,l゙ :゙l、 ,,i´ ,i´ l゜.゚L__ .:―ヤ゚″_ :~''=、
.,r″.,x=,, .,i´ ,x'".,,x'″ .゙l、 ゙冖''″ .] | .,i´ .゙l, .~1 .゚L '゙〃 ,n, .,,}
.,l彡'''″ .゙~"''''''''''"゜ .テ''~゛ .:゚'―---―・° ―″ .~''¬―'″ .:゚=_,r″  ̄
ユキの部屋に入った僕は信じられない光景を目の当たりにした。
なんと!
二人出よく行くパチ屋の店長が、ユキとベットの上で松葉崩しの体勢で汗をかいているのである!
店長
「ユキタンハァハァ」
ユキ
「店長、もっと激しく!ハァハァ」
僕は不覚にも勃起してしまった。
あまりにエロイ光景であった為、僕は興奮し過ぎて果ててしまった。
店長と松葉崩し編
完
なんかエロゲーみたいだ、文章が
131 :
( ´∀`)ノ7777さん:02/11/19 14:52
このスレ面白いんだけど何がつまらないかって
嫁の横槍がつまらない
>>131 「ありがちなパターン」に進まないように先導してくれるので
おれは助かってまつ。
楽しんでもらえて光栄でつ。
134 :
しおり ◆S0p6o5ULOQ :02/11/19 15:27
脳内1さんは小説家志望なのでつか?
直木賞が取れるエロ小説家になりたいでつ。
137 :
( ´∀`)ノ7777さん:02/11/19 15:40
neshemonouzaiYO!
138 :
まき ◆1oDpaQGRrs :02/11/19 15:44
本物さんトリップつけれ
また今夜ヒマがあったら書こうと思うので
ヒマな人、感想よろしくおながいしまつ。
141 :
脳内1 ◆SHzlU2rkKA :02/11/19 15:50
トリップつけてみますた
143 :
脳内1 ◆bM9QMgzi6w :02/11/19 16:02
144 :
◆DL6xKyOq9k :02/11/19 16:27
テスツ
どれが本物でつか?(;´Д`)
俺ではないことは確かだ
#脳内1
147 :
脳内1 ◆SHzlU2rkKA :02/11/19 20:52
しをりタソ・・・(*´д`*)ハァハァ
おっぱいでかいの?処女?あとそれから、えーと・・・(*´д`*)ハァハァ
ぐへへ(はぁと。
「さってと♪ユキ、そろそろバイトに行くね」
「あ、もうそんな時間か…」
時計を見ると11:00を回っていた。
「シンジ、まだ調子いいみたいだし、一段落したら休憩がてら食べにおいでよっ」
「ん、わかった。ユキのウェイトレス姿も見たいしねっ」
「じゃっ後でねぇ〜♪」
そう言ってユキはメダルを換金してバイトに行った。
ボクらは相変わらずキングパルサーの朝イチ狙いだ。
ユキは昼からファミレスのバイト、ボクは仕事をしてないので出てる日はとことんスロットをしている。
「バイト…かぁ…。」
前に2ちゃんねるというサイトで『スロプーはダメ人間』と言われた。
ボクもそろそろ仕事…しようかな。。
と言ってもボクはずっと仕事をしてないワケではなかった。
バイトだってしてたし、社員として使ってもらっていたコトもあった。
スロプーになって5ヶ月になる…もしユキと出会ってなかったら
ボクはどんな5ヶ月を過ごしてたんだろう。
ボクは色々考えながら…結局スロットにアツクなっていた。
「職安にでも行こうかな。」
ぎゅるるるる〜〜〜〜…。
お腹でカエルが鳴いていた。
「まずは胃袋にストックしてからだな。」
ユキの待つファミレスへと向かった。
「いらっしゃいませぇ〜♪」
入り口を開けると爽やかな声が聞こえた。ユキだ。
「おタバコはお吸いになられますか?」
吸うのを知ってるクセに笑顔で聞いてくる。
「はい」
「こちらへどうぞ〜♪」
ユキに案内されるまま窓際の席についた。
「ご注文お決まりの頃お伺いします♪」
ちゃんとウェイトレスしてるんだなぁ…。
ユキにはつくづく感心する。
家では家事をこなし。
パチンコ屋では毎日のように出し。
ファミレスではきちんと仕事をこなしている。
そしてボクの前では…。
うつむきながらニヤニヤしてると
「お決まりでしょうか?」
ユキが来た。
「あ、えっと…Aセットをおながいします」
チラっとこっちを見て『何を考えてたの?』という顔をした後、
「はい、かしこまりました♪」
そう言って厨房の方に向かって行った。
注文の料理ができるまでボクがずっとユキを見ていたことに気づいたのは
こっちに料理を運んでくるユキの姿を見ていた時だった。
「お待たせいたしましたぁ〜♪Aセットになりまぁすっ」
そう言ってユキはまた厨房に戻っていった。
ん…?ひょっとしてボクって、周りから見たらストーカーじゃないかっ!!
違うんだっ!みんなっ!違うんだよぉぉ〜〜っ!そんな目で見ないでくれぇぇぇ!
誰もボクの視線の先なんか気にしてないだろうが
ナゼかそんな気がして急いで料理を食べた。
「ふぅ〜〜…っ」
食後のミルクティを飲み終わるとユキが来た。
小声で
「もうすぐユキ、休憩だから…裏で待ってて♪」
そう言うと他のテーブルの後かたずけを始めた。
しばらく裏口で待っているとユキが来た。
「はぁ〜〜〜…疲れたっ!」
「オツカレ」
そう言って、コンビニで買って来た緑水をユキに渡す。
「ありがとっ」
「今日、忙しそうだったもんね」
「うんうんっ平日なのにこんなに忙しいの、初めて!」
緑水を飲みながらユキはそう言った。
「しかもねっ!シンジが来る前に、ユキ、ちょっとミスっちゃって…」
「どんなことしたの?」
「BセットとCセットの注文、聞き間違えて、お客さんに怒られちゃった」
ちょろっと舌を出してユキは言った。
ユキでも失敗することってあるんだな。
「ボクもさぁ…仕事…始めようかと思ってるんだ」
「!!…どうしたの?急に?」
驚くユキ。
「このままスロプーってのも、楽だし、勝ってるから生活もできるんだけど、やっぱりこのままじゃいけないなぁ〜って思ってさ」
ありのままを話す。
「そっか―!シンジ、働くのかぁ―♪」
続けてユキは言う。
「ユキね、ちょっと心配だったのっ。シンジ、ユキと会ってからずぅ〜〜っとプーしてたじゃん?そりゃ〜スロットで稼いでるから、生活には困らないけど、やっぱりシンジにはキチンとした仕事して欲しかったのよ!」
そ…そんなコト考えてたのか…。
「それでそれで?どんな仕事するの?」
まだ職種なんて決めてなかった。答えるのに戸惑っていると
「ユキさ〜ん!休憩終わりますよ―!」
厨房の若い男がユキを呼んだ。
「あ、はぁ―いっ!今行きま―す!」
「じゃ、休憩終わりだから、また後でねっ!」
そう言ってユキはお店に帰って行った。
「さってっと…職安に行くかな…。」
頭をかきむしりながらボクは向かった。
「結構…人…いるんだな…」
職安についた第一印象だった。
若い女性から『あんたまだ定年じゃねぇのかよ!?』といった男性までサマザマだ。
「なるべく給料高い方がいいよな…」
以前バイトしていた経験から、『飲食業』のファイルに手が伸びた。
「あ…」
メガネをかけた、内気そうな女のコがつぶやいた。
「これ…見たかった?」
ボクが聞くと
「あ…はい…あの…その…」
何か言っているようだが聞き取れない。
「急いでないから、先に見ていいよ」
そう言ってボクは彼女にファイルを渡した。
「あ…あの…ありがとう…」
そう言って彼女はファイルを受け取った。
一通り空いているファイルを見た後、最後にまた『飲食業』のファイルを探した。
「あれ…?誰かまだ見ているのかな…?」
辺りを見渡すと、さっきのメガネの女のコがいた。
しかも、まだ『飲食業』のファイルを見ている。
ボクの視線に気づいたのか、彼女がこっちに来た。
「あ…あの…さっきは…」
語尾が全く聞き取れないが、どうやら先にファイルを見せてあげたお礼が言いたかったのだろう。
「あぁ、ボク、全然急いでなかったから」
そう言ってボクはファイルを受け取った。
「何かいいトコないかな〜…」
旅館…住みこみはカンベンしてくれ。
和食…安いなぁ。
洋食…ファミレスか…ユキに「マネしたぁ〜」って言われそうだし。
すし職人…あ、給料いいな。あ、でも「経験者のみ」か。
ラーメン店…安いなぁ。
「おっ!」
居酒屋か…。ココなら給料もいいし午後からの出勤だから朝イチも打ちに行ける!
「よしっ!」
ボクは居酒屋で働くコトに決めた。
3店目の面接でやっと受かった。
今日から仕事が始まる。
「え〜…今日から働いてもらうシンジ君だ。一応経験者らしいがウチにはウチにやり方があるから、お前等キチンと指導してやれよっ」
店長がほかの従業員にそう言った。
「オレ、ヨシキ、よろしくなっ!」
チャパツの男がそう言った。続いて
「オレが料理長のカジモトだ。厳しいかもしれんががんがれよ!」
体格のいい、いかにも「料理長」といった感じの男がそう言う。
「アタシはヨーコ、よろしくねっ」
ホールのバイトのコだろうか…。そして
「あの…その…マリ…です…」
「ん!?」
なんとそこには、職安にいた、あのメガネのコがいた!
「マリぃ〜。アンタ、相変わらずホントとろいねぇ。。まっ、入ったばかりだから仕方ないかっ」
ヨーコさんが言う。
「あの…その…すいません…」
ホント、相変わらずだ。よく採用されたなぁ。。
ガシャーン!
ボクがジャガイモの皮むきをしていると、何かが割れた音がした。
「すいません、すいません」
マリさんの声が聞こえる。
今日、これで2度目だ。
「シンジー!マリがまたグラス落としたから、手伝ってやれー!」
カジモトさんが言った。
「あのコ、ちょっとカワイイけど、ドジだよな。」
耳元でヨシキ君が言った。
ユキだったら、こんなにミスしないんだろーな。
そう思いながら割れたグラスを広い集めた。
「イテっ!」
親指の先から付け根まで、スッパリ切れた。
「あ…シ…シンジさん…」
隣りでマリさんが慌ててる。
「あ、あぁ、大丈夫大丈夫、すいませーん!バンソウコウもらえますかー?」
「おいおい〜今度はシンジかよ〜」
右手を押さえながら厨房に戻ると、ヨシキにそう言われた。
初日そうそうケガをしてしまった…。
「よーしっカタズケ終わったかー?」
店長が言った。
「終わりましたよ、店長」
カジモトさんが言った。
「それじゃ、今日は終わりだ、みんな、オツカレー!」
と、店長。
「オツカレサマデシター!!」
従業員一同。
ふぅ〜。初日から指を切ってしまった…。
明日からしばらく朝イチ行けないかな…。
着替えながらそんなコトを考えてた。
「ボクもユキのコト、言えないな。頭ん中、スロットだ。」
ぼそっと言うと
「シンジ、初日っから災難だったなー」
着替え終わったヨシキがボクに話しかけてきた。
「あ、いやぁ、これくらい…」
実際大したケガではない。
「彼女にナメナメしてもらえば、あっという間に治るぜ?」
イヤラシイヤツだ。
怪訝そうな顔をヨシキに見えないようにした。
「お?シンジ、彼女いないのか?」
ヨシキは更に突っ込んでくる。
「…いるよ?ホラ」
ユキとのプリクラをみせてあげた。
「うおっ!すげーかわいいじゃん!やるなー!」
ふふんっ♪
「今度会わせろよっ!」
そう言ってヨシキは帰って行った。
「…ボクも帰るか。」
店を出るとそこには
「あ…マリさん、おつかれさま」
「あ…あの…おつかれさ…」
やっぱり語尾が聞き取れない。
「どうしたの?誰か迎えに来るの待ってるの?」
「え…いえ…その…」
なんだろ?
「指…ホントに大丈夫…ですか…?」
あ、マリさん、ひょっとしてまだ心配してたのかな…
「全然全然!もう血も止まってるし、痛くもないよ!」
「そ…そうですか…よかった…」
なんか調子狂うな。ユキだったらきっと『シンジならすぐに治るねー♪絶対そう!』とか言うんだろーな。
「マリさんチはどの辺りなの?」
「あ…駅の…向こうの…東幸町…」
「え?ボクんチのすぐそこじゃん!?歩き?それとも誰か迎えに来るの?」
「え…いえ…誰も…」
…???なんでここに一人でいたんだろ?まっ、いっか、
「途中まで一緒に帰る?」
「えっ!」
初めてマリさんの大きな声を聞いた。うつむいてた顔を一瞬上げ、そしてまたうつむき
「あ…はい…」
と、マリさん。…なんでそんなに赤くなるんだ?
「そーだよねー。考えてみりゃ、同じ職安で、同じファイル見てるんだもんな、同じ店、面接してもおかしくないよなー」
「えぇ…ホントに…驚きました…」
と、うつむきながらのマリさん。
「でもボク、3つ目でやっとココに採用されたから、他のトコに採用されてたらもう会わなかったんだろーねー」
「あ…アタシは…5つ目で…ココに…」
うげっ!ボクよりも多く面接してたのか…。
見るからにトロそうだしキャシャだもんな。よくココ採用されたな…。
「あの…アタシ…こっちなんで…」
そう言って、ボクと反対方向を指差した。
「あ、うん、オツカレサマ。」
「あ…はい…。」
こんな夜道、大丈夫だろうか…?
「お、送ってこうか?もう夜遅いし。」
と、ボク。
「いえっ!だだだ大丈夫です!オスカレサマデシタ!!」
ちょっと小走りでマリさんは帰って行った。
「なんだろ?変わったコだな…」
アタマの上にハテナマークを沢山背負いながらボクも家に向かった。
波乱篇 第一部 完
とりあえずageとく。
しかし思いつきとはいえ、かなり疲れる。
これからのストーリーも全く未定です。
と、ゆーか、次回はいつになるかも未定です。。。
これを読んだヒマな人、感想よろしくっ
164 :
( ´∀`)ノ7777さん:02/11/20 02:12
偽物の脳内1が書いたエロなのが面白い!
本物もエロなの一発頼む。
>>164 おれはエロいのは書かないので
エロいのは偽者さんにまかせまつ
166 :
まき ◆1oDpaQGRrs :02/11/20 14:14
乙〜いいねぇ〜読むのが習慣になりつつ、次がきになる
167 :
( ´∀`)ノ7777さん:02/11/20 14:22
松葉崩しって何?教えて!
168 :
( ´∀`)ノ7777さん:02/11/20 14:25
セクースの体位
マリ登場でユキの存在が薄い。
どうせこれから苦悩する場面になると思うから
もう少しユキの存在を前に出しとけ。
170 :
( ´∀`)ノ7777さん:02/11/20 15:06
純愛age
171 :
脳内1 ◆SHzlU2rkKA :02/11/20 15:53
>>166 毎回ありがd
楽しく読んでくれる人がいると思うと嬉しいでつ。
>>169 今回はマリ登場の話だったからどうしてもユキを出す場面が少なかった。
次はちゃんと出る…と、思う。
なんせ思いつきなもんで。
>>170 2chらしくないかなぁ…?
172 :
( ´∀`)ノ7777さん:02/11/20 18:18
いきなりだった。
真後ろからしたたかな衝撃を受けた俺は、そのままつんのめった。
「わかってるよな?」
そう問いかけた相手はさらに俺のわき腹を蹴りつけた。そして再び
「わかってるよな?」
まったくもって理不尽な話である。
いきなり人の頭を後ろから殴りつけておいて、わかってるもなにも・・・。
そう思うと体の中が”カッ”と熱くなった。
とりあえず声のするほうを見上げてみた。
20歳を迎えたかどうか・・・というくらいの年端のヤツがクチャクチャとガムを噛みながら俺を見下ろしている。
その後ろには同じような奴等が3・4人笑いながらこちらを見ている。
皆同じように髪を脱色し、耳やら鼻に飾りをしていた。
そういうことか・・・。俺はすべてを悟った。その瞬間にこの場を切り抜ける策を模索し始めた。
俺は今繁華街の路地裏にいる。時刻は午後11時をすこしまわったところか。
今の今までパチンコ屋でスロットルをしていたのだ。
恥ずかしながら、コレが俺の職業だ。スロットルがな。
そんなわけで、今日のあがりを(即ちコインだ)換金して、人通りのほとんどない路地裏から駅へと向かっていたのだ。
あと100mほどで人の行きかうメインストリートと合流する・・・というところでいきなり殴られたわけだ。
人に殴られる覚えがないわけではない。奇麗事は好まない。というよりは奇麗事だけでは生きていけない。
上司の言う事をただ消化するだけでサラリーを貰っているわけではないのだ。
たった一人で考え、たった一人で行動し、たった一人でしのいでいかなければならないのだ。
つまらないプライドは、社会からはみ出る決意をしたときに捨ててきた。
しかしコイツらは違った。コイツ等に殴られる憶えはない・・・・・。
こいつ等の顔は見た事がある。といよりは忘れられない。
今時のパチンコ屋は、”イベント”などと称して甘い日を客に宣言している。
そういう日に、こいつ等はへらへらと朝っぱらからやってくるのだ。
開店間近にきたにもかかわらず、悪びれる様子もなく先頭へと・・・そして先頭に並んでいる知り合いらしき
少年達に合流してそのまま先頭から入店するのだ。
開店すれば、タバコやら携帯電話やらで、目ぼしい台をこれでもかというほど抑える。
あきらかにマナー違反である。
しかし悲しいかな鉄火場的な独特の空気の消えてしまった今のパチンコ屋では
こんな光景が日常化してしまっているのである。一昔前ならば、間違いなくこいつらは出入り禁止になっているであろう。
強気だったパチンコ屋も、今では賭場というよりはアミューズメント施設といったほうがしっくりくるありさま。
時代の流れというやつは、強大である。
こいつ等に殴られる・・・・・理由は一つしかない。
俺の攻略法をめざとく見つけたやつがこの中にいるに違いない。
俺も焼きがまわったもんだ。
こんなガキに感づかれるようになっていたとは・・・平和な日常に感覚が麻痺していたのだろう。
しかしどうするか・・・。
さすがに4人もいると、ブチのめすのは難しい。一昔前は荒っぽい事もよくしたが、最近は拳を握った記憶すらない。
「おい、おっさん!わかってるよな?」
『なにがや?』
「おいおい、とぼけんなや!おっさんが何かやってんの俺等にはわかってんねん!
俺等も一応この世界で喰ってるんや。せやから店にはいわへん。店に言うて終わらすようなことはせん。
俺等にも教えてくれや。なかよぅしようや、なぁ?」
『はっ、アホらし。俺が何してるっちゅーねん。ボーナスひけばコインは出るがな。
そやし、なかようしよ言いながらいきなりドツいてくるヤツなんざはじめてやわ。』
「もうエエ加減にしときや。こうやって下手にでてるんやからはよ唄えや。
それか、ボコボコにしながらききだそか?いややろ?はよ言えや、なぁ?」
『なんもしとらん言うてるがな。それかなんや、証拠でもあるんかいな?』
「アホかおまえ!はよいえや!こないだ獣でハズレ2連続で引いてたやろが!
そのときはコイツ太いのぅ〜くらいにしかおもわんかったわ。
せやけどおっさん、おとついも、昨日もや。今日かてハードボイルドでなんかぎょうさんストックあったしな。」
『ほうほう、お前は人の台をそないによう観察しとんのか。ごくろうなこっちゃのぅ(藁。
まぁせやけど生憎さま、俺はなんもしとらんわ。たしかに最近ヒキ強いわ。それだけのこっちゃ。
とりあえず殴られた礼はまた考えとくさかい、ガキははよ家帰れ。』
「舐めやがって・・・」
ずっと喋っていたやつが突進してきた。おそらくコイツが頭株なのだろう。
俺はそいつをよけると後ろの3人に突っ込んでいった。
予想しない展開に泡を喰らった3人は、3人とも自分をかばう姿勢になった。
おそらく喧嘩などしたこともないのだろう。
まったく・・・なれない事をするんじゃねぇよと腹の中で一人ごちて
俺は3人をやりすごしてそのままもときた道へと走った。
なんとか人ごみにまぎれてガキどもは撒いた。
そのままタクシーに乗り込んで我が家へと向かった。
しかし・・・・まいった。
そう長くは使えないとおもっていたが、あれほど的確にネタの部分を指摘されるとは思っていなかった。
『しばらくはあの店に近づけないな・・・・・。』
その後、俺は滅多に家へ帰らない生活をしはじめた。
というのは、大阪から遠征をしていたのだ。
隣県の兵庫へいけば等価交換主流で見入りも良く、短時間できりあげることもできた。
兵庫、京都、福井、名古屋・・・と、サウナを転々として動き回った。
或る晴れた日の朝。
ついに俺の放浪生活に終止符を打つときがきた。
俺は感じていた。そう遠くない将来、コレは使えなくなると。
その目星を10月いっぱいだと見切りをつけていた。
もう10月半ばだ。
今日、この日を最後に大阪へ帰る。
最後、最大の効果を発揮させてからコイツ(アゴ)とおさらばだ。
軍艦マーチが鳴る。
猫de小判
昼過ぎ・・・・。とうとうBIG終了後1G目にリプレイを引く事に成功する。
2G目・・・・ニャニャニャニャ〜ン
3G目・・・・・・・・・・ニャニャニャニャ〜〜〜〜〜・・・・・・・・
あれから一年と少したった。
今日もどこかでアウトロー・・・・・。
Good Luck!Alone slotter.....
この物語はすべてフィクションです。
178 :
( ´∀`)ノ7777さん:02/11/20 22:29
46〜
「お弁当のほうは温めますか?」
『もし君の体温で温めてくれるのであれば、激しくキボンヌ!!!』
そう言ってみたいのをぐっっとこらえてボソボソと伏目がちに「いや、いいっす。」と答える。
俺は恥ずかしながらスロットルで喰っている。
所謂駄目人間だ。
周囲は色々いうさ。まるで俺の存在そのものが飽くであるかのようにな。
つまりやつらの頭の中にはスロ=悪。人間=働く生き物。
こんな等号があるわけだ。
しかし俺に言わせりゃ・・・そんな奇麗事いってもしかたないだろう。生きてりゃいいさ。と。
こんな俺だが、最近稼動が落ちている。
早上がりばかりしている。
最近引っ越したんだが、それからだな、これは。
引っ越す前は、それこそ狂ったように朝から晩までスロットルしていた。
どん2で2枚チェリーが落ちれば喜び、コンチでREGナビがでれば歓喜し、とにかく狂っていた。
スロットルにしか目が行かなかった。
しかし引越してきてから何かがかわった。
そう・・・・・恋・・・・・かな?(-。-) ボソッ
180 :
脳内1 ◆SHzlU2rkKA :02/11/20 22:44
早上がりの原因は・・・・・・・ファミリーマートだ。
ファミリーマートへ行く為に早上がりだ。
何故にファミマなのだ?そう思うだろう?
それはだな、「温めますか?」という、その声を聞きたいのだよ!
だから早上がりであって、故に早上がりであって、あ〜〜〜〜〜もう!!早上がりなんだよ!!
こないだなんかサラ金の設定5捨ててきちゃったよ。
いや〜こう考えると、「温めますか?」って偉大だよね。
勿論、「温めますか?」にも色々あるんだ。
俺はあの子にいって欲しくて早上がりなのだよ。
わかるかな?これ。
まぁ、そのためには22時までにいかなくてはならん。
22時に店員交代なんだよ。
だから余裕を持って21時だな。
んで、おもむろにサンパチ弁当を手に取るんだ。
コレは譲れん。なぜなら安いから。そして手軽だから。
そして、最大の原因はだな、万が一俺の夢がかなう時、そのときを見越してこれなんだな。
どういうことかというと、彼女の体温で温めてもらう場合にだな、もし580円の普通の弁当だったらどうなる?
ほら、より弁になるだろ?しかもなんかへらべったくて、彼女の体温をこう「ぎゅっ」っとうけとめられないっぽいだろ?
だから小さめのサンパチ弁当!これだね!
まぁそんなことを毎日毎日思いながら通うんだ。
で、ある日突然ばったり行くのをやめるんだ。
そりゃぁもう大変さ。
体はファミマへ行きたがってる。
心はもっと行きたがってる。
でも我慢。
激しくいきて~〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!
温めますかキボンヌ!!
はぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!あうあうあうあ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!
こんな感じで発狂寸前なんだよ。
でもな、男ってのは我慢する生き物なんだよ。
で、我慢。
一週間ほど我慢した。
で、行くの。
これみよがしに21時にいくんよ。
で、彼女を観察。
あ〜〜〜〜キタキタキタキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!
きっとこんな顔してるはず。
そしたらやっぱり今日もサンパチ弁当もっていくわけよ。
で、彼女
「温めますか?」
で、俺
「いや、いいっす。」
我慢我慢、じっと我慢。
で、ずっと続けるのよ。
で、ある日突然、彼女のほうからさ、
「温めませんよね?」
ってきいてくるの。
キタキタキタキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!
キタキタキタキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!
キタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━( )━(゚ )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!
キタ━━━━━(゚(゚∀(゚∀゚(☆∀☆)゚∀゚)∀゚)゚)━━━━━!!
待ってたよハニー!!
で、俺
「い・・・いや実は・・・ほんとはあっためて欲しいんだけどね・・・心をさ」
「え!!!・・・・心を?」
「うん・・・・君の事が・・・・嗚呼!これ以上いえない。」
「・・・・実はあたしも・・・・嗚呼!サンパチさん!」
「いやサンパチさんってアンタ・・・弁当やないねんから・・・」
ゴメソ・・・出会い系を俺も書こうと思ったんだけどさ、やぱ無理だわ。
変態系になっちまうわ。尻切れとんぼ的糸冬でスマンコ。
ってかシヲリタソ・・・(*´д`*)ハァハァおっぱいおっぱいおぱーい!
(*´д`*)ハァハァぐへ・・・ぐへ・・・ぐへへへへぇ・・・・・。
185 :
( ´∀`)ノ7777さん:02/11/20 23:35
この前も言ったけど、そのゲーセンはストUは1プレイ100円だったわけよ。
で、ストU全盛期なもんだから対戦台として終日フル稼働してたのね。
店はそりゃあ儲けまくりだよ。アホみたいに100円玉突っ込んでくれるんだからさぁ。
しかし客もアホばかりじゃなかった。正直言って100円という値段にはみんな不満だった。
そして対戦してるヤシらにもいつしか友情が芽生えて、1勝1敗で3ラウンド目を迎えた時に
きわどい勝負になった場合はダメージを同等にして引き分け→ファイナルラウンドに持ち込もうという
暗黙の了解が生まれたわけよ。顔の見えない知らない相手との友情だよな。
そして「俺はそのルールに従います」ってことを相手に伝えるために、ダメージポイントの調整に
入るときにはお互いに離れた場所で意味もなく弱パンチを繰り返し、攻撃の意図がないことを
相手に伝えるのがその店での慣習だった。そしてそれを確認してお互い調整を始めるというわけ。
でもね、俺、はっきり言ってそのルールが偽善っぽくて嫌いだったのね。
で、ある日を境に俺はとある試みに打って出たんだ。
とりあえず俺の選択キャラはバイソンにする。
で、1勝1敗になったら対戦相手の顔を確認。怖い兄ちゃんでないことを確認。
そしてお互いにダメージの調整に入って、それが終了。で、タイムアップを待つ。
そして残り10秒を切ったら・・・俺のバイソンは何と超必殺技を繰り出した!!!
とんでもない裏切り行為である!!!トァトァトァトァ〜!!!
ノーガードでタイムアップを待ってた相手はあっけなくKOされる(w
中にはとっさにガードをしてくるヤシもいたが、もちろんダメージは食らうので
意味は無い。そいつの負けだ。そして俺は腹を抱えて涙を流して笑った。
こんなに面白いことはない!!!台のむこうで腹いせに台ドツいたりしてるしもう最高!
しかし俺の天下も三日と続かなかった。
豪鬼と対戦した時のことだ。また例によって残り5秒から超必殺技を繰り出す!
と、その瞬間、豪鬼が消えた…背後に移動され波動拳を食らいKO負けしてる俺。
まさに神業だった。これぞ天罰というものだろう。
186 :
脳内1 ◆SHzlU2rkKA :02/11/20 23:43
>>184 いやいや、なかなか楽しいでつ。
妄想房2さんががんがってる間に
おれも密かに書いてました。
一気に書きこみまつ。
187 :
脳内1 ◆SHzlU2rkKA :02/11/20 23:44
>>184 いやいや、なかなか楽しいでつ。
妄想房2さんががんがってる間に
おれも密かに書いてました。
一気に書きこみまつ。
居酒屋で働き始めて1週間になるだろうか…。
ユキがファミレスのバイト仲間と3人で飲みに来た。
「シンジー!来たよー!」
と、ユキ。
オープンキッチンなので客席から厨房は丸見えである。
ユキが手を振っている。
「おっシンジ!あれ、お前の彼女じゃん!」
と、ヨシキ。そっか、ヨシキには前にプリクラ見せてあげてたんだっけ…。
「シンジの彼女!?どれどれっ?どのコ!?」
と、ヨーコさん。
「あ、あの、右側の一番カワイイコです」
「…ハイハイ、ゴチソウサマ。」
ヨーコさんはちょっと飽きれたらしい。
「でも、ホントにカワイイねっ大事にしてやんなよっ!」
「あ、はいっ」
ボクはニヤケ顔でそう答えた。
「こらこら、お前等っ!ちゃんと働けぇっ!」
やべっ!カジモトさんに怒られてしまった。
「キャハっ♪怒られてる〜♪」
客席からユキの声が聞こえた。
…お前が原因だっつーの。
「お待たせしやしたぁ〜。刺身三点盛り合わせです」
厨房要員なのにヨーコさんの命令でユキのテーブルの料理はナゼかボクが運んでいる。
「シンジ、しっかり働いてるじゃん!カッコイイよっ♪」
「へへ…そう?」
料理を運ぶたびにユキはこの調子だ。
「ユキぃ〜。アツイぞっ!酔いが回るぞぉ〜!」
と、ユキの連れにチャカされる。
「もー酔ってるもーん♪キャハハハ♪」
ユキはウソつきだ。まだ5杯目じゃないか…。
二人で飲みに行くと、ユキはいつも10杯くらいで酔い始めていた。
「ユキってお酒弱いんだぁ〜?」
ユキの連れは、ユキがホントに酔ってると思ったようだった。
「ねぇシンジっ!一緒に飲もう♪女3人で飲んでもつまーんなーい♪」
ボクは仕事中だっつーの。
その時、
「シンジぃ〜!油売ってないでさっさと働けっ!」
カジモトさんにまた怒られた。
「あ、はいっ!スンマソン!」
慌てて厨房に戻っていくと
「キャハハ♪シンジったらまた怒られてるぅ〜♪」
後ろからユキの声が聞こえた…。
「それじゃ、ゴチソウサマでした〜♪」
「でしたぁ〜♪」
閉店間際まで過ごして、ユキ達は帰って行った。
「あぁ〜りゃしたぁ〜♪」
「あぁ〜したぁ〜!」
「アリガトウゴザイマシ…」
厨房、ホール、全員が入り口まで来て見送っていた。
見世物じゃねぇっつーのっ!
「お前の彼女、ホンットカワイイよなっ!あのコがお前と毎晩○○○してるかと思うと…!っっくぅ〜〜〜〜っ!羨ましいぜっ!」
と、ヨシキ。相変わらずイヤラシイヤツだ。
「おい!シンジ!ヨシキ!かたずけるぞ!」
と、カジモトさん。
「はぁ〜あ、疲れたなぁ〜。さっさと終わらせてかぁーえろっ」
と、ヨーコさん。
「……。」
あれ?マリさん、元気ないなぁ…。
「マリさん、どっか調子悪いの?」
ボクが聞くと、
「あ…え…いえっなんでもありませ…」
語尾は相変わらずだ。
まっ、オトナシイのはいつものコトだしな。
さーて、さっさとかたずけて帰ろうっ!
――かたずけが終わり、ボクは着替え始めた。
「じゃっ!また明日なっ!」
そう言ってヨシキは颯爽と帰って行った。
ヨシキは今日デートらしい。
「今度アイツの彼女も見せてもらおう」
そう思いながらロッカー室を出た。
するとそこにはマリさんが立っていた。
「あ、オツカレ〜」
「あ…オツカレサマ…」
やっぱり今日のマリさんはいつにも増して暗いな。
「じゃぁ…」
と言って帰ろうとすると、
「あの…」
と、マリさん。
「ん?」
ボクが足を止めると、
「あの…一緒に帰りませんか・・・?」
と、マリさんは言った。
ナゼか一緒に帰ることになったボクとマリさん。
「マリさん、今日、ホント元気無いよ?どうした?」
「……。」
…無言。
「まっ、マリさんが元気無いのはいつもだけどさっ!アハハハ…アハ…ハ…」
「……。」
…なんか気まずい…。沈んでいるマリさんを元気づけようと、必死にジョークを飛ばした。
「携帯電話ってさー、剛毛なんだよ?ナゼだかわかる?」
「…さぁ…ワカリマセ…」
「毛、痛い電話。」
「……。」
さ…寒かったらしい。
「プ…」
おっ?
「フフっ」
マリさんが笑った!
「シンジさんって、面白くて優しいんですね」
「よ…よせやいっ!あ、…オレニホレルトヤケドスルゼ?」
照れ隠しのつもりでボクはニヒルにそう言った。
「えっ…」
ちょっと赤らめながら、マリさんが驚いたので
「じ…冗談冗談!銃弾だってばぁ〜!バンバンバーン!」
右手をピストルのカタチにして、マリさんに向けて構えながら言う。
「フフフ…シンジさんって、ホントに楽しい人ですね」
マリさん、ちょっと元気になってきたかな?
「じゃ、また明日ねぇ〜」
ボクはこの前マリさんと別れた場所まで来ると、そう言った。
「あ…はい…。どうもありがとうございま…」
ペコリとおじぎをするマリさん。
ほっ…どーやら元気になったぽ。
なんだかイイコトをした気分でボクは家に帰った。
ガチャガチャ…カギを開ける。
「ただいまぁ〜お帰りぃ〜」
ちょっとテンション高めかな?
普段は「ただいま」なんて言わないのにな。
早速PCの電源を入れ、2ちゃんねるに行く。
「さぁ〜てと、まずはキンパルスレかな…」
今日の収支を書いては『自慢ですか?』と叩かれる。
優越感と鬱が同居する妙な気持ちになる。
一通りいつも行くスレを見終わると、ボクはユキにメールを送った。
『おやすみっ!また明日は朝イチがんがろ―!』
波乱篇 第2部 完
ageておくので、これを見たヒマな人、感想よろしくでつ。
エロゲーみたい
196 :
脳内1 ◆SHzlU2rkKA :02/11/21 00:04
>>195 おれはエロゲーやったコトないからわかんないけど、
こんな感じなのでつか?
脳内1さん、おつかれ!!
いや〜〜ワロタ。
なんかほんまにおりそうでワロタ。
シヲリタソこねーな。
シヲリタソプロフキボンヌ。
ってかシヲリタソ・・・(*´д`*)ハァハァ
199 :
脳内1 ◆SHzlU2rkKA :02/11/21 00:22
>>197 一応断っておくけど、実在してませんw
フィクションでつ
( ̄ー ̄)ニヤリッ
201 :
脳内1 ◆SHzlU2rkKA :02/11/21 00:26
202 :
( ´∀`)ノ7777さん:02/11/21 00:40
話は面白いけどギャグはつまらんな・・・
____
∧ ∧ /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i\ , -``-、 , -``-、
/ ヽ ./ .∧ \;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ ヽ \ / )
/ `、 / ∧ `、;;;;;;;;;;;;;;/ \ \ / /
/  ̄ ̄ ̄ ヽ ヽ  ̄ ̄ /
( ̄ ̄ ̄ ̄ ̄しをり命 ̄ ̄ ̄) ̄しをり命 ̄ ̄)  ̄しをり命 ̄ ̄)
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄.\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \
/:::::::::: ヽ-=・=-′ ヽ-=・=- /=・- -==・- |・=- -=・=- |
ヽ::::::::::: \___/ / \___/ / \___/ /
ヽ__:::::::::::::: \/ /:::::::: \/ /::::::: \/ /
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204 :
( ´∀`)ノ7777さん:02/11/21 00:57
脳内1=純愛エロゲ系
妄想2=男臭い小説系
偽脳内1=官能小説系
ズレたのでシヲリタソは諦めます。はぁ・・・。
207 :
脳内1 ◆SHzlU2rkKA :02/11/21 01:03
>>202 その場での思いつきなので
この程度のギャグでカンベンしてくらさい
208 :
( ´∀`)ノ7777さん:02/11/21 01:12
>>脳内1
次はミリゴ好きのカップルの話よろしく
209 :
脳内1 ◆SHzlU2rkKA :02/11/21 01:27
>>208 おれ、ミリゴ打たないからネタが書けない…。
スンマソ。
あと、暫くはシンジ&ユキの話を書くので、
別なカップルの話はこれが終わってからになりまつ。
210 :
( ´∀`)ノ7777さん:02/11/21 03:16
暇なヤツなんかかいてくれよ。
211 :
( ´∀`)ノ7777さん:02/11/21 03:17
/⌒ヾ⌒ヽ.
/ 丿 ..ヾ
/ 。 人 )
(。...。_ .ノ 。ヾ。...丿
_( _ . .. ノ )___
./ / ) /|
/ / |
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| |
| ,,....、 __,;;;;;;;,,,,, | |
| l,r"‐''''―、,-r'",..,、 i!`| |
|-ーi '"' ''` ノ ヽ、,,,...-‐' | |
| `''ー'''';:',, ,,, ) | |
| '"ー''''"~~`' .| /
|__________|/
212 :
( ´∀`)ノ7777さん:02/11/21 03:32
>>211 ヽ(´Д`;)ノアゥア...・・・・・・・・・・キモイヨ
あんまり進まないところがまた良い。
マリたんは眼鏡で背が低くてのショートの子に決まってる。そして処女
でもきっと淫乱sage
214 :
( ´∀`)ノ7777さん:02/11/21 03:43
何がおもしろいかって、このスレにレスいれてるやつら。
1にはレスしても、妄想とかいうやつにはレスしていないところ。徹底した放置ぶりにわらた
215 :
( ´∀`)ノ7777さん:02/11/21 09:02
最近恋してねーぞ
216 :
( ´∀`)ノ7777さん:02/11/21 09:04
恋ってすてき
おはようございます!
>>213 おおぁぁ〜。ナイすな妄想っぷり。
眼鏡っ娘萌え〜〜〜(*´д`*)ハァハァ
ってか俺もそういう妄想してたw
>>214 ほなあんさん、レスくださいよ。
。・゚・(ノД`)・゚・。 うえええん。
でも脳内1さんがレスくれてるもん!
さぁて、ほな今日もパチンカスはあほのすくつ(藁)へと逝ってきます。
妄想厨2さんの脳内ドラマも面白かった!w
新作キボンヌ〜!
219 :
( ´∀`)ノ7777さん:02/11/21 14:15
漏れはマリ派だな
220 :
スロットFC ◆E7idzvHwo6 :02/11/21 14:30
良スレ応援age
脳内1 ◆SHzlU2rkKA さん
がんばってください。
221 :
まき ◆1oDpaQGRrs :02/11/21 14:35
よかったよ〜今日は負けたので・・・暇続きキボヌ
222 :
脳内1 ◆SHzlU2rkKA :02/11/21 14:51
>>213 あまり展開早くすると先を作るのが大変なんでつ。
それぞれの容姿はみなさんの脳内にまかせまつ。
>>217−218
うん、オレも妄想2さんの話、面白かった
>>219 おれは中立でつ。
>>220 ありがd
これからもがんがりまつ
>>221 負けましたか…明日はがんがりましょうっ!
「っっかしぃなぁ〜…」
いつもの時間になってもユキが迎えに来ない。
メールを送っても返事がない。
「寝坊カナ…」
ボクはユキのウチに向かった。
ユキのアパートは、ボクのアパートから歩いて10分程度。
『ピンポ―ン』
「ユキ―!起きてるか―!?」
更に
『ピンポ―ン…ピンポ―ン…ピ―ン…ポ――ン』
呼び鈴を鳴らすが返事が無い。
…と、思ったら
「キャ―――!もうこんな時間!!!」
中から声が聞こえた。ユキ、やっと起きたみたい。
「ごっめ―ん!全然起きれなかったぁ―!」
「いいよいいよ、まだ開店には間に合うし」
携帯の時計を見るとA.M.8:50だ。パチンコ屋までは歩いて5分。
「…ギリギリ…カナ…」
今日は平日だし、朝イチはイベントの日じゃなければワリとガラガラだ。
「お待たせっ!さっ!行こう♪」
急いだワリにはキチンと化粧している。ボクと付き合うまでは化粧なんてしなかったのに。
ちょっと嬉しい。そんなコトを考えてると、ユキが
「何ぼ〜〜っとしてるの!置いてくよっ♪」
さっさと走って行ってしまった…
「ま…待ってくれよ―!」
お前が寝坊したクセに…
ゼ―…ハァ…ゼ―…ハァ…
一生懸命走った。走りながら携帯を見る。
―A.M.9:04―
やべっ!こりゃ完全に遅刻だ。
パチンコ屋が見えた。ユキはもう入り口まで着いている。あ…もう入っていった…。ヒデー!
と、その時。
『ドスン!』
「イテっ!」
「キャっ!」
ボクは誰かとぶつかった。思いきり派手に転んだ。
「イテテテ…」
ヒザを押さえながら起きあがるとぶつかった相手はしゃがんだまま何かを探していた。
「あ、ごめん…大丈夫?」
ボクが聞きながら近寄ると
「あ…メガネ…落として…」
ドキッ…ちょっと…いや、かなりカワイイコだった。そのコのメガネは彼女の3bほど先に落ちていた。
ボクは拾って渡してあげる。
「あ、メガネ…あったよ!」
「あ…ありがとうござい…」
聞き覚えのある語尾だ。そのコがメガネをかけ、やっと気づいた。
「マリ…さん…?」
「だっ大丈夫だった?ケガ、してないっ?」
ボクが聞くと
「あ…はい…だい…じょうぶ…」
俯きながらそう答えた。
「そっか、よかった。」
キングパルサーが…いやいや、ユキが待ってる。ボクはパチンコ屋に向かおうとした。
「あの…」
マリさんが呼びとめる。
「う、ん?どした?」
「あ…いえ…なんでも…」
がっくし。急いでるのにぃ。。
「じゃっまた後でねっ!」
そう言ってボクはパチンコ屋に入っていった。
今までは前日の閉店間際にチェックしに来ていたが
バイトを始めてからはチェックに来れない。
朝イチで培ってきたカンだけがたよりだ。
でも今日はイベント日でも無いのにすでにほとんどの台が座られ&回されている。
残っている3台からめぼしい1台を選ぶと、ボクは打ち始めた。
「シンジぃ〜。遅かったねぇ〜♪」
元気な声が聞こえた。ユキだ。
ユキの方を振り向くと…ユキはもうビッグを引いていた。
「残り物には福があるってゆ―もんねっ♪」
Vサインをしながらニカっと笑った。
悔しい。なんとしても遅刻した分を取り戻さなければ…。
カッカしながら再び打ち始めて数ゲーム…
「あの…」
後ろから誰かが肩を叩いた。
「あぁ!?」
ちょっとヤツアタリ気味に振り向く。
「あ…ご…ごめんなさ…」
マリさんだった。
「ど、ど―したの?」
ボクが聞くと、
「あ…シンジさんが…パチンコ屋さんに入って行くの…見えたので…」
たどたどしくマリさんが話す。
「マリさんもスロットするんだ?」
手を止めてマリさんと話す。
「あ…いえ…」
「そっか、面白いのにネ」
「え…そう…ですか…」
相変わらず会話が弾まない。
「まぁ座れば?」
そう言って隣りに促す。
「はい…」
マリさんが座る。再び打ち始めようとした時
「シンジ―!またビッグ…来た…よ…――って…誰?そのコ」
ユキの形相が険しくなった。
なんだ?なんだ?ボク…シンジはなんとなくピンチなのか?
「あっえっと…っ、このコ、ボクの店のホールのコで…」
ナゼにボクは焦るんだ?怪しいコトなんて全然ないのに。でもユキの顔を見ると焦らずにはいられなかった。
「ふぅ〜〜〜ん…。そんなコこの前行った時、い〜たぁ〜か〜なぁ〜〜」
マリさんとボクを交互に睨むユキ。
マリさんの存在感って…。
「いたいた!!ちゃんといた!働いてたってば!」
「ふぅ〜ん…まぁそれはいいでしょ…。でもなんでココにいるワケ!?」
ギロリとマリさんを睨む。ユキ…恐い。
「あ…あの…」
俯きながら、マリさん。
「アタシ…さっき、シンジさんと…店の前でぶつかって…その…ココに入って行くのが見えたから…それで…」
「そうそう!さっき、偶然そこでぶつかってさ―!」
なんでこんな言い訳っぽく話さなきゃならないんだ…。なんだか泣きたくなってきた。
「あの…それで…まさか彼女さんと一緒だったなんて思わなかったから…!その…」
珍しく…でも一生懸命にマリさんが大きめな声で話す。
「お…オジャマしましたっ」
最後にそう言うと、ボクらの前から去って行った。
…なんだったんだ…?
その後ボクはユキにキチンと説明した。
最後に
「愛してるのはユキだけだよ」
と付け加えて…。エヘっ
「なぁ―んだ!ユキの誤解っ♪キャハ♪」
すっかりキゲンの治ったユキ。良かった…。
「ユキも、シンジのコト愛してるよ♪だから、浮気なんてしたら絶対許さないんだからねっ♪」
さっきまでの恐ろしい剣幕を思うと浮気なんてできっこない。
そもそもボクが愛しているのはホントにユキだけなのだから。
この先何が起ころうともユキ…キミだけを愛し続けるよ…。
ボクには何もかもがすべて丸くおさまったかのように思えた…。
波乱篇 第3部 完
仕事に行く時間になったので今回はこれで一区切りにしておきまつ。
できればもうちょっと付け加えたかった…。
急いで書いたので多少(?)無理矢理まとめたカンジがして鬱でつ。
夜ヒマだったらまた続き書きまつ。
シヲリタソキタキタキタキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!
おもろいって!!(*´д`*)ハァハァ
ありがd。
脳内1さんもいっつもいっつもありがd。
んで、マリタソ・・・がんがれ!
マリタソみたいなの・・・応援したくなる。
楽しい展開にワクワクしてきたぞぃ。
脳内1さん、仕事ももたれてるようで大変でしょうが頑張ってください!
232 :
脳内1 ◆SHzlU2rkKA :02/11/21 22:14
>>231 自分の作ったキャラクターを応援してもらえたりするとかなり嬉しいでつ。
がんがろ―!とゆー気にさせられまつ。
233 :
脳内1 ◆SHzlU2rkKA :02/11/21 22:50
訂正でつ
>>226の
× バイトを始めてからはチェックに来れない
○ 仕事を始めてからはチェックに来れない
職安で仕事を見つけたのにバイトってのもなんか変なんで。
234 :
( ´∀`)ノ7777さん:02/11/21 23:01
かまいたちの夜とか昔のサウンドノベルを見ているみたいでとても楽しいでし
235 :
脳内1 ◆SHzlU2rkKA :02/11/21 23:14
>>234 かなりの影響があると思われ。
自分で書いててそれっぽい言い回し多いと思ってた。
しかしメガネを外したマリさん、可愛かったな…
ユキはもうバイトに行って、今はボク一人で打っている。
仕事まで後2時間。現在プラス2万といったところカナ。
「よし!今日は早めに切り上げよう!」
ボクはキンパルのシマを後にした。
仕事の支度をするために一旦ウチに帰る。
「ユキの様子でも見てからにしようか」
ちょっと遠回りだがユキの働くファミレスの前を通る。
ガラス越しに見えるユキの笑顔がたまらない。
ボクに気づいて手を振っている。
さっきまでメガネを外したマリさんを思い浮かべていた自分に自己嫌悪。
「ユキ…」
そう呟くと、ボクはウチへと戻った。
PCの電源を入れ、とりあえず2ちゃんねるに行くボク。
『キンパル朝イチウマー!パルチャン最高!!』
キンパルスレに書きこむ。
この時間はレスがつきにくい。
「ん?」
妙なスレを見つける。
「『適当に和訳して回胴を語る(英語禁止)』ってなんだろ…」
見てみると結構笑えた。ついでにボクも一つ書きこむ。
「最近『オウ!ワイヤ!』系のスレが減ってるな…」
実際ココにはあんまり興味が無い。スレタイを見てたまに「ふふ…」と思う程度だ。
そうこうしている間に出勤時間が近づいてきた。
「支度するか…」
駅の近くまで来ると、見覚えのある後姿が。
…マリさんだ。
「おーい!マリさん!」
声を掛ける。
「あ…こんにちわ…」
続けて、
「あの…今朝は…ごめんなさい…」
と、マリさん。
「あぁ、気にしなくていいよ、誤解解けたからっ」
と、ボク。
「今日は40名の宴会が入ってるね〜」
「あ…ハイ…。」
「がんがろう!」
「あ…ハイ…。」
…会話になってない。
店の近くまで来ると、
「シンジ!」
と、声を掛けられた。ヨシキだ。
「あれぇ〜?シンジお前、なんでマリちゃんと一緒なんだぁ?まさかお前等…デキテルんじゃねーのか!?」
「をいをい!勘違いすんなよな、マリさんが困ってるだろー」
マリさんの方をチラっと見ると、俯きながら真っ赤になっている。
…そこまで嫌がるコトないのに…。
ちょっと鬱になりながらお店に入った。
「オツカレー!」
「オツー!」
やっと仕事が終わった。
今日はデカイ宴会が入ってたので激疲れた。
「シンジさん…」
ロッカー室に向かうと、呼びとめられた。マリさんだ。
「ん?どした?」
「あ…あの…」
なんだろ?
「あの…」
なんじゃいっ!?
「…その…」
をいをい、いい加減にしてくれ。。
「ど う し た の ?」
ボクが言う。
「ハッキリ言ってくれないとわかんないよ」
更にそう言った。
「〜〜〜〜…あの…これから…ヒマ…ですか?」
「へ?」
予想外のコトバが聞こえたのでびっくりした。すぐに落ちつきを取り戻すと
「あ、うん。ヒマっちゃーヒマだよ?」
と答える。
「あの…一緒に…飲みに行きませんかっ!!」
これまた予想外のコトバだ。
なんでボクなんか誘うんだろ?よっぽどヒマなのかな?
「うん、別にいいよ。今日は何も予定無いし」
ボクはマリさんと飲みに行くことになった。
しかし困った。
ボクは今の自分の職業をすっかり忘れてた。
ボクが仕事終わる時間といったら他の居酒屋も終わってる時間ではないか。
数軒回ったがやはり閉店だ。
「どーしよっか、せっかくマリさんが誘ってくれたのにね」
「あ…いえ…はい…」
ど っ ち だ よ 。
「…カラオケでも行く?駅前のトコなら6時までやってるし」
と、ボク。
「アタシ…ヘタですぅ…」
と、マリさん。
「いいよいいよ、ボクも上手じゃないんだから」
ボクらはカラオケ屋へと向かった。
243 :
( ´∀`)ノ7777さん:02/11/22 01:35
マリのマムコにマイクを近づけてみた。
「212号室だってさっ!」
店員に案内されながらボクは言った。
「あ…はい…」
…こんなんで歌えるのかなぁ…?ちょっと不安になりつつも部屋に入る。
「ごゆっくりどうぞ」
マイクテストを済ませた店員がそう言って部屋を出る。
「取りあえず…何飲む?生でいい?」
そう聞くと
「あ…アタシ、ビールはダメなんで…」
と、答えた。
「えっと…カルアミルクで…」
マリさんらしいっちゃらしい飲み物だ。飲み物を注文したボクは早速歌おうと、番号を入力した。
ミスチルのシーソーゲームだ。いつも最初は声出しにこれを歌う。
「愛想〜無しの〜キミが笑った〜♪」
曲の合間にマリさんにも入力するように促す。
「勇敢な戦士〜みたぁいに〜愛したいなぁ〜Fu〜〜…♪」
ふぅ――――!歌った歌った!やっぱりミスチルは歌っていて気持ちがいい。
すると次の曲の前奏が流れる。
「え…これは…」
なんとイマドキ川本真琴の1/2だ。
「背ぇ〜中ぁ〜にみぃ〜みをピっとつけて〜抱き締めたぁ〜♪」
似…似てる…そして上手い!
次の曲をいれるのも忘れ、暫く聞き入ってしまった。全くの予想外だった。
あんな口ベタなマリさんがこんな早口の歌を…しかも、今まで聞いた誰よりも上手に歌っている。
「太陽がずっと沈まないようにぃ〜♪」
パチパチパチパチ…無意識のウチに拍手をしているボクがいた。
「すげー上手いじゃん!びっくりしたよ!」
ビール片手に思ったままのコトを言う。
「あ…え…そんなコトないです…」
真っ赤になりながらマリさんが言った。
「カラオケは上手いし、メガネ外すとカワイイし、マリさん、モテるでしょ〜?」
「そそ…そんなコトないですぅ…」
ますます赤くなっている。
照れてるのかな?
酔ってるだけだよな?
次はボクの番だ。負けちゃいられない。
気合いを入れてB'zの熱き鼓動の果てを歌った
「あぁ〜〜〜〜〜〜つき鼓動の果てにぃ〜…あぁ〜〜〜〜〜何が待っているんだろ〜♪」
これを歌うと、以前この歌の替え歌をキンパルスレに書きこんだことを思い出す。
「沢山歌ったねぇ〜〜!」
3時間を2人で歌いまくるのはカナリ疲れる。
「はい…アタシも…もうノドがガラガラですぅ…」
ちょっと汗ばんだマリさんが言う。
「そろそろ出ようか?」
「あ…はいっ」
カラオケってなんでテンションが高くなるんだろう…?
あのマリさんでさえ語尾がハッキリしていた。
ボクは上着を着ると、ポケットに入っていた携帯が鳴っているコトに気づいた。
メールだ。ユキからだ。
携帯を開くと、未読メール7件…ヤバイ!!
『お仕事オツカレサマ♪』
『まだ仕事なの?』
『何してるの?』
『ドコにいるの?』
血の気が引くってのはこのコトを言うのだろう…。
『もう知らないから!バイバイ!』
メールはこれで終わっていた。
波乱篇 第4部 完
いったんageまつ。
ん?今日は終わり?
249 :
脳内1 ◆SHzlU2rkKA :02/11/22 02:46
>>249 最初はエロゲーみたいとか言ってたけど
なんとなくおもしろくなってきたのでがんがってください
251 :
まき ◆1oDpaQGRrs :02/11/22 09:58
脳内1さん!かなりイイーー(☆_☆)おもしろすぎ〜今日は狙い台とれたのでしかもイベント!がんばります。続き又ヨロ〜
>>250 なんだか展開がリアルだよね。実際ありそうなカンジ。。w
おもしろいなり。脳内1さんがんがって!
253 :
脳内1 ◆SHzlU2rkKA :02/11/22 10:41
>>250-252 あまり期待されるとプレッシャーが…
思いつきで書いていくのでこれからもよろしくおながいしまつ。
無い頭をひねりながら、現実離れしないようにがんがってまつ。
これから仕事なので休憩中にひょっとしたらまた書くかもでつ。
急いでボクはユキに電話をする。
『オカケニナッタ電話ハ電波ノ届カナイ場所ニアルカ…』
電源は切られていた…。
するとマリさんが
「あの…どうしたんですか…?」
と尋ねる。
「あ、いや、メール、えっと、彼女が」
シドロモドロだ。
「ごめん!とにかく急いで帰らなくちゃっ!」
そう言ってボクはマリさんを連れ、店を出た。
「あ…今日はありがとうございました…」
と、マリさん。
今はそれどころじゃない。
「ホント急でごめん!また明日ねっ!」
そう言って、キョトンとしているマリさんを置いてユキのウチに向かった。
走る。
走る。
走る。
吐く息がボクの頭の中のように真っ白い。
…ユキ!!こんなカタチで終わりなんて絶対やだ!!
ユキのウチに着いた。
『ピンポンピンポンピンポン!!!』
禿げしく呼び鈴を鳴らす。
『ドンドンドン!!』
ドアを叩く。
「ユキ―――!!」
叫ぶ。
…返事は無い。
すると、『ガチャリ…』
「ウルセーぞ!何時だと思ってるんだ!!」
隣りの部屋の人が出てきて怒られた。
あんたなんか呼んでない。ユキだ。
ユキ…ユキぃ……。
凍えそうになりながらボクはユキのウチの前に座りこんだ。
ドアにもたれかかる。
ユキ…違うんだ…誤解なんだ…。
「ユキ…」
ポツリと呟く。
すると手に小さく冷たい感触が。
雪だ。
ふわりふわりと舞い落ちる雪…。
違う…雪なんて呼んでない。ボクはユキを呼んでいるだけだ。
そんなボクの想いを尻目に雪の勢いは段々増してきた。
このままボクは雪に埋もれるのだろうか。
いっそ、それでも構わなくなっていた。
ユキのいない人生なんてボクには考えられないのだから…。
もうどれくらいココにいるのだろう…。
雪は5aほど積もっている。
街が明るくなるのに比例して意識が段々遠のいていく。
「ユキ…」
ウワゴトのように呟く。と、その時。
『ガチャリ…』
背中に圧力を感じた…。ドアが開こうとしているのだ。
「ユキ!!!」
ボクは勢いよく飛び起きた。
「シンジ…」
ユキの目は真っ赤だ。
ずっと泣いていたのだろうか…。
雪に覆われたままボクはユキに抱きついた。
「ユキ…ユキ…!!」
「…。」
ユキは黙ったままだ。ユキの両肩に手を置き
「ユキ!違うんだ!誤解なんだ!」
なんとしてもこの誤解は解かなくては。
「お店の人とカラオケ行ってて、上着脱いでて…携帯は上着に入ってて…」
ありのままを話す。
ユキは俯きながらずっと聞いてくれている。
「それで、ずっとメールに気づかなくて…ゴメン!!!」
「…。」
黙ったままのユキ。
暫く沈黙が続く。
あぁ…ユキ…。
すると、
「なぁ〜〜んだっ♪そ―だったのっ!心配してソンしちゃった♪」
両目は赤いままだがいつもの笑顔だ!ユキぃ〜〜〜〜っ!!!
「あ―っ!シンジ、雪まみれっ!キャハ♪」
ユキぃ〜〜〜っ!!!
ボクは力いっぱい抱き締めた
「ちょ…シンジ…痛いよぉ…」
そう言うがユキも力いっぱい抱き締めてくれる。
あぁ…よかった…ユキ…。
とんでもなく長い一日だ。
ユキのウチでこたつに入りながらボクは思った。
「まだ寒い?」
ユキが聞く。
「あ、うん…。でもユキが隣りにいてくれるから…」
「シンジったらぁ〜♪」
思ったことを素直に言ったが、ユキはちょっと照れている。
♪chu♪
ユキが頬にキスをする。
ユキ…。
「でも、シンジっ!お店の人達との飲み会なら飲み会って、最初から教えてよねっ!」
ギクリ…。どうやらユキはボクが複数とカラオケに行ったと思っているようだ。
「うん…ホントにごめん…」
罪悪感でいっぱいのコトバだ…。
「キャハ♪」
いきなりユキが笑った。
「…?どうしたの?」
ボクが聞く。
「だって、さっきのシンジ、雪に埋もれて、まるで冬眠してるみたいだったんだも―ん♪」
むむ…確かに。
「きっと今日シンジが座るカエルさんも冬眠中よねっ♪」
「…ロングRTですか…?」
「うんうん♪キャハハっ♪」
「アハ…アハハ…」
ボクらは開店までのつかの間の時間を他愛ない話で過ごした…。
波乱篇 第5部 完
おつかれー>自分age
あぅあぅ…ネタが出てこないでつ。
キリもいいしこれでやめようかどうしようか。
あぅあぅ…ネタが出てこないでつ。
キリもいいしこれでやめようかどうしようか。
マリタンはどうなんの?
続きキボンヌ
264 :
まき ◆1oDpaQGRrs :02/11/23 00:58
脳内1さんそんなこといわずゆっくりでいいので続けてくださいねっおもしろいですよ〜チナミニキョウ+250K(☆Д☆)/~
265 :
脳内1 ◆SHzlU2rkKA :02/11/23 01:17
(,,゚Д゚) ガンガレ!
いやむしろageか。
●
ピュ.ー /▽\
=〔~ ̄ ̄ ̄〕
= ◎――◎
「あぁ〜したぁ〜♪」
「あ〜りゃしたぁ〜!」
「アリガトウゴザイマシ…」
ふひぃ〜〜疲れた。
やっと宴会の団体さんが帰って行った。
今日もお店は忙しかったなぁ〜。。
「マリ!ちょっと来い!」
と、店長。どうしたんだろう…?
店長はマリさんを連れて事務室に入っていった…
「なんだなんだ?」
ヨシキが一人でヤジウマしている。
「シンジぃ、マリちゃん、なにかしでかしたのか?」
と、ボクに聞く。
「さぁ…?」
ボクが知るワケない。
でもちょっと気になる。
ボクはヨシキと一緒に事務室のドアに聞き耳を立てた…。
…会話が聞こえる。
「マリ!お前もっと元気な声出ないのかっ!?」
店長は大変ご立腹だ。
「あ…あの…その…」
こもった声でマリさんが言う。
「だからな、お前!そのハッキリしない言葉使いなんとかならんのかっ」
店長は大変ご立腹だ。
「あ…す…すいません…」
きっといつものように俯きながら謝っているのだろう…なんとかしてあげたいがボクにはどうするコトもできない。
「オレは別にお前をいじめたくてこんなコトを言ってるんじゃないんだ!でもお前がそんな調子じゃオレもお前の身の振り方を考えなくちゃならんっ」
店長は大変ご立腹だ。
小声でヨシキが
「シンジぃ…マリちゃん、ヤバくないかっ?まさか辞めさせられたりしないよなっ?」
と言う。だからボクに聞くなよっ!!
とは言うもののマリさんが辞めさせられそうだと言うのはヨシキに言われるまでもなくわかっていた。
「ヨシキ…どうしたらいいと思う?」
小声でヨシキに尋ねる。
「オレとお前でなんとかマリちゃんを助けようぜっ!」
ボクらに何ができるってゆーんだ…。
すると、
「あの…アタシ…向いてないんでしょうか…」
泣き声混じりでマリさんが言う。
その言葉を聞いた瞬間、ボクは無意識に行動に出ていた。
『バタン!』ドアを開ける。
「マリさん!そんなコトないよっ!!」
「をいっシンジっヤバイってそれは…っ」
扉から隠れてヨシキが小声で言う。
「シンジ!お前まさか立ち聞きしてたのかっ?」
店長は大変ご立腹だ。
しかしボクはそんな店長の言葉に耳も貸さずに続けた。
「マリさん!自分に向いてるか向いてないかなんて、そんなコトすぐにわかるもんじゃないよっ!何ヶ月も…何年もやって、初めてわかるもんなんだよっ!こんな数週間やって、『向いてない』なんて決めつけるのって絶対おかしいよっ!」
「…。」
黙ったままのマリさん。
ボクは更に…でも穏やかな声で続けた。
「マリさん…マリさん、ホントのホンキで努力した…?この仕事で自分の足りない部分を補おうと、少しでもがんばった?…ボクはそうは思わない。『向いてない』なんてすぐに決めつけるのって…卑怯だよ…逃げてるだけだよ…。」
ちょっとくさかっただろうか…
そう思った時だった。マリさんの重い口が開いた。
「あ…あの…アタシ…ひっく…アタシ…」
大粒の涙がこぼれる。
やべ…女のコ泣かせてしまった…
そのまま泣き崩れると思った。
多分、ヨシキも、大変ご立腹の店長もそう思ったに違いない。
でも現実は違っていた。
メガネがオデコに上がるくらい勢いよく涙を拭うとマリさんは言った。
「店長!!!」
マリさんの口から今まで聞いたこともないくらい大きな声だった。
ヨシキも、大変ご立腹の店長も驚いている。
こんな大きな声を聞いたのは…そう、あの『カラオケ事件』以来だ。
「店長!!アタシにもう一度チャンスを下さいっ!」
メガネをずり上げたままマリさんが叫ぶように言った。
「アタシもっとがんばりますからっ!だから辞めさせないで下さい!」
その時だった。
「マリ…お前…」
大変ご立腹の…ん?店長の様子がおかしい。
「マリ、お前、メガネ外してみろ」
店長の言葉に、ボクもヨシキも…マリさんも驚いている。
「え…はっはいっ!」
そう言ってマリさんはメガネを外した。
…カワイイ。仔猫のようにクリクリっとした目だ。
まるで品定めするかのように、まさに『舐めるように』マリさんを見る店長。
「ふんふん…ふん…いいじゃないか。マリ…お前明日からメガネ外せ。」
「え?」
聞き返すマリさん。
「何回も言わせるな。明日から メ ガ ネ を 外 せ と言ったんだ」
「店長…今、『明日から』って…」
ボクが聞く。
「あの…アタシ、辞めなくてもいいんですかっ!!」
目に涙を浮かべながらマリさんが言った。
「オレがお前を辞めさせるなんていつ言った?」
…このスケベオヤジが…。
「ヨシキぃー!シンジぃー!いつまでサボってる気だっ!さっさとかたづけ終わらせろっ!」
厨房の方からカジモトさんの声が聞こえた。やべっ!!
「マリさんっやったねっ!」
そう言うとボクは事務室をあとにした…。
「お前等ドコ行ってたんだっ!座敷をかたづけてるのかと思って行ってみたが誰もいやしねぇ…」
厨房に戻ると、カジモトさんは半ばいじけていた。
「「すんませんでしたっ!今すぐ終わらせます!」」
二人でそう言うと、そそくさとかたづけ始めた。
「シンジっマリちゃん辞めなくて済んで良かったなっ!」
「あぁ、そうだなっ」
イイコトがあると仕事もはかどる。
ボクらはいつもより早いペースで終わらせた。
「お前等…なんでいつもこのペースで仕事できないんだ?仕事やる気あるのか!?」
ごもっともで…さっきマリさんに偉いコト言ってたのに、ちょっと情けない。
「ままっホラ、カジモトさん、残ビールですよっ」
さすがヨシキ、宴会場にあった残りモノのビールをカジモトさんに渡していた。
「あの人、酒には目が無いからなっ」
ボクの耳元でそう呟いた。
はぁ〜〜〜〜…今日はなんか疲れたなぁ…。
相変わらずヨシキはさっさと帰るし…。
そう思いながら店を出ると、マリさんが待っていた。
「あ、おつかれぇ〜」
「シンジさん…さっきはありがとうございます」
にこりと笑ってそう言うマリさん。
「イヤ…ハハ、ボクとヨシキもカジモトさんに怒られちゃったよ」
苦笑いしながらそう言った。
「帰ろうっ」
ボクが歩き出そうとすると
「あの…」
マリさんの口から思いもよらない言葉が。
「アタシ、シンジさんのコトが好きですっ!」
「へっ!?」
天秤篇 第1話 完
今日は思ったよりスラスラ書けました。
続きはまた今度でつ。
今読み返したら今回一度もユキが出てこなかったw
279 :
( ´∀`)ノ7777さん:02/11/24 01:38
おもしろい!自分的にはユキ応援してまつ。
脳内1さんがんがれ!!
280 :
脳内1 ◆SHzlU2rkKA :02/11/24 01:43
281 :
( ´∀`)ノ7777さん:02/11/24 03:10
1から読ませてもらいました。
かなりイイですねー
なんつーか、同じスロッターとしての文章にぐいと引き込まれる魅力を感じました。
頑張ってくださ〜い!
今日はお休みか。保守。
283 :
( ´∀`)ノ7777さん:02/11/25 01:34
まりたんに告白されたい…
な…なんだ?
一体何が起こってるんだ??
言葉の意味が理解できていないボクに追い討ちをかけるかのようにマリさんは続けた。
「アタシ、初めて会った時から、ずっとシンジさんのコトが好きでしたっ!
…でもシンジさんには彼女がいて…だから、何度も、諦めようっ心の中に閉まっておこうって決めてました!
でもやっぱり…」
一度深呼吸をするマリさん。
「でもやっぱりシンジさんのコトが好きなんですっっっ!!!」
「………っっ!!!」
びっくりして声も出なかった。
まさか、マリさんからこんな言葉を聞こうとは思ってもみなかった。
「あ…、あの、えっと…」
ボクが困惑しているのをみると
「急にこんなコト言ってごめんなさい…でもさっきシンジさんにきつく言われて、
『このままじゃダメだっ』『もっと強くならなくちゃっ』って思ったんです…だからアタシ、
シンジさんと彼女さんの間に割って入ろうなんて思いません、
ただ…アタシの気持ちを伝えたかったんですっ!」
うっすら目に涙を浮かべながらマリさんはそう言った。
少し息切れをしている。
暫く沈黙が続いた…。
この沈黙を利用してボクは必死に考えた。
そしてやっとボクは状況を理解できた。
マリさんはボクに告白しているのだ。
ボクはマリさんに告白されてるのだ。
…この場合はどっちの表現が正しいのだろう…?
いやいや、今はそんなコトどーでもいいっ
とにかく、『マリさんがボクのコトを好きだ』という事実。
これだ。
「あの…マリさん、ボクは…」
ボクは何を言おうとしていたのだろうか…?だが言葉の続きはマリさんの言葉によってかき消された。
「いいんですっ!…答えなんていいんです!アタシ、シンジさんの彼女さんにかなわないの解ってるんですっ!…ただ、気持ち…伝えたかっただけなんです…」
最初はハッキリと…でも最後は消え入るようにそう言った。
「アタシっ…帰りますっ!」
顔を真っ赤にしてマリさんは走って行った…。
ボクはただ呆然とマリさんの後姿を見送るだけだった…。
マリさんが…ボクを…?
今まで女の子に告白されたコトの無かったボクは、明らかに動揺している。
でも、ボクにはユキがいる。
ボクはユキのコトを愛している。
ボクはユキのコトが一番大事だ。
ボクはユキと一緒にいればそれだけで幸せだ…。
そっ…そりゃぁ〜マリさんはカワイイっ。
ドジで要領悪くて、どこかほっとけない。
気にならないと言ったらウソになる。
そんなマリさんがボクに告白したのだ。
動揺するなと言うのはムリだろう。
でもやっぱりボクにはユキ以外考えられない…。
瞬く星の下でボクは暫く立ちすくんでいた。
「っくしょいっ!!」
寒い。
カゼひいたら大変だ。
「…帰ろう…」
ボクはウチに向かった。
帰りながらもボクはユキとマリさんのコトを考えていた。
ガチャガチャ…ギィ…
…バタン。
ウチにつくと、いつものようにPCの電源を入れる。
そしていつものように『脳内ドラマ』に書きこみを始めた。
「『マリさんにコクられた』…っと。」
はぁ…一体ボクは何をやってるのだろう。
自分の恋愛体験を、2ちゃんねるの、しかも、スロ板に書き綴って何の意味があるのだろう…?
『展開がリアルで』とレスをもらうのも当然だ。
でもボクはあくまでも『フィクションでつ』『思いつきなんでつ』と、答えるコトを貫き通すのだろう…。
これからこの先どうなったのかも、きっと書きつづけるのだろう…。
天秤篇 第2話 完
明日朝イチに行くので今日は短いでつ。
一応断っておきますが、フィクションなんでつ。
!!!!!!!!!!!!!!!!!!
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!
仮眠グアウトキタキタキタキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!
>>1最高!!
うぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜いえ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!
神ガンガレ!
どっちだよw
291 :
脳内1 ◆SHzlU2rkKA :02/11/25 03:09
292 :
脳内1 ◆SHzlU2rkKA :02/11/25 11:35
あぅ…寝坊でつ。
朝イチ逝けなかった(´・ω・`)ショボーン
293 :
まき ◆1oDpaQGRrs :02/11/25 15:18
寝坊ですか?毎晩ごくろうさんでつ! かなりいいですよ(*_*)私は土日休みで今日は今6000枚ぐらい!最近ツキスギ・・・アトガコワイ・・・
眠れない。
明日もユキと朝イチに行くのに…
マリさんのコトが気になって眠れない…。
マリさんのコトを考えるとますます目が冴えてくる。
ボクはひょっとしてマリさんのコトを…?
いやいや、そんなコトは無い。
ボクはユキが好きだ。
スロットよりも好きだ。
例え世の中すべてを敵に回してもユキを守る。
ずっとユキの傍にいる…。
ユキの…傍に…。
「シンジ!起きて!!」
誰かがボクを呼んでいる…ユキだ。
合鍵で入ってきたのだろう。
ボクはどうやらいつの間にか眠っていたらしい。
時計はA.M.8:00だ。
昨日の出来事はユメだったのだろうか…?
「ユキ…」
おもむろにユキに抱きつく。
「シっシンジぃ…どうしたのっ?…寝ぼけてる?キャハっ♪」
屈託の無い笑顔。あぁ…やっぱりユキだ。
ボクにはユキなんだ。
ボクは改めて自分の気持ちを確認できた。
一時でも『マリさんのコトを好きなのでは…?』と思った自分を恥じた。
ボクはありったけの気持ちを込めてユキにキスをした。
「ちょっ…シン…ったら…ん…」
ユキ…ユキ…
「シっシンジ!朝っぱらからどどど―したのっ?」
「ユキ…」
「シンジ、ちょっと変だよっ?何かあったの?」
「…な、何もないよ。ユキの顔を見たらつい…」
と、俯きながら言う。
「シっンっジっ♪続きは夜にしましょっ♪ねっ♪ホラっさっさと支度するっ!」
ユキを抱きたい。今すぐにでも抱きたい。
そんな気持ちを押さえてボクはユキと一緒にパチンコ屋へと向かった。
でも不思議なものだ。
さっきまで『ユキ、ユキ』と言ってたのにいざキングパルサーを前にすると目の色が変わってしまった。
「今日は…ココかな?」
おもむろにカド台に座る。
ユキはドコに座ったんだろ?
「ユキはねぇ〜久しぶりに238番っ♪」
キョロキョロしてるとユキがジュースを持ってやって来た。
「珍しいね、朝から飲み物飲むなんて」
ボクが尋ねると
「今日はユキ、休みだから気合い入ってるのっ♪キャハっ♪」
「よぉ〜しっ!ボクもガンガルよっ!」
「お互いがんがろぉ〜♪」
そう言ってユキは缶を開けた。
『キュルルキュルル…』
20ゲームほど回すと7匹が出た。
『ビンっビンっビンっビンっ』
第一リールを止めると跳ねる。
『…パシャーン…』
帰って行った…。
ボクは次ゲームに期待した。
297 :
脳内1 ◆SHzlU2rkKA :02/11/26 02:19
スマソ。
書き始めたはいいけど眠くなったので続きは明日にしまつ。
乙
しかしそれから全くカエルが来ない。
リールがブルってもオレンジ。
ユキはと言うと…
「シンジぃ〜〜。今日は全然カエルちゃん出てこないよぉ。。」
ユキも調子悪いみたいだ。
「今日はもうやめておく?」
ボクが聞くと
「う〜〜ん…ユキ、今日の予定なんにも入れてなかったのにぃ…」
他の台を見てみると良さそうな台も見当たらない。
ここで勝ち組と負け組の差が出る。
「帰ろうか?」
ボクらは帰るコトにした。
「ユキんちで口直しっ♪ユキのキンパルでパルチャンさせよ―っ♪」
ユキはカケアシで先に行く。
「まっ待ってくれよぉ」
ボクも後を追う。
「シンジっ!」
白い息をこぼしながらユキは言う。
「ユキ、シンジと会えて良かったっ♪」
「ボクもだよっ!ユキっ!!」
ボクも応える。
「キャハっ♪」
「フフっ」
でもボクの中ではマリさんが引っ掛かっていた…。
ユキのウチにつくとボクはまたユキのタメに打ちこみを始めた。
仕事までの少しの間だけでもユキにタメに何かをしてあげられる喜びをかみ締めながら。
「シぃ〜ンジっ!できたよっ♪」
ユキはお昼ご飯を作ってくれていた。
「何が出来たの?」
ボクはお皿を覗きこむ。
「ジャ―ン♪」
ボクの好物、カルボナーラスパゲティだった!
「シンジ、これ大好きでしょっ♪パスタ屋さんに行くと必ず頼んでるもんねっ」
う…美味そうだ…。そこら辺のパスタ屋にヒケを取らない。
ゴクリ…
ボクは思わず唾を飲んだ。
「ホラホラ、見てるだけじゃお腹はふくらまないよっ♪食べて食べて♪」
ユキに勧められるがままにボクは食べた。
美味い…!
パスタ屋にヒケを取らないどころじゃない…。
「これ、ただのカルボナーラじゃないよね?何か…何か一工夫した?」
「ふふっ♪気づいた?」
「うん、だってすげ―美味い!」
驚いた。
ユキの手料理は今日が初めてというワケではないが今回のはいつにも増して美味い。
「何を入れたの?」
ボクが聞く。
「ひっみっつっ♪」
笑顔で言われた。
その笑顔…絶対教える気はない笑顔だ。
「強いて言うならぁ〜…ユキの愛情がいっぱい入ってるのっ♪」
そうきたか…。
「ゴチソウサマデシタっ!ホントに美味かった!」
「キャハっ♪ありがとっ♪」
時計を見ると出勤時間まで30分くらいだった。
「ボク、もう行かないと。」
「うんっ行ってらっしゃいっ♪」
ボクはユキのウチをあとにした…。
「シンジさんっ!」
駅の近くまで来ると、聞き覚えのある声に呼びとめられた。
マリさんだ…。
「おはようございますっ」
ハッキリとした語尾。マリさん、昨日のコトで何かがふっきれたみたいだ。
「あ、お、オハヨゥ」
昨日のコトを思い出し、ぎこちないボク。
ん?あれ?マリさん…?
ボクが驚いた顔をしていると、
「あ、メガネですかぁ…?店長に、外せって言われたから…今日からコンタクトにしたんですぅ」
と言い、照れ隠しのようにニコリと笑った。
ドキ…。カナリカワイイッス!!
303 :
脳内1 ◆SHzlU2rkKA :02/11/27 01:54
またハンパですが眠気の限界でつ…。
続きは明日でつ…。
さりげにいつも読んでるYO!
マリたんの処女をシンジが!?
期待アゲ!
脳内1さんおつかれさまですた おやすみー
306 :
脳内1 ◆SHzlU2rkKA :02/11/27 15:48
>>304-
>>305 ありがd
誰も読んでないのかと思いまつた。
実際何人の人が読んでくれてるのでしょうねぇ。
まっ、脳内1の自己満足&ヒマツブシなんでこれからも勝手に続きまつ。
ボクがちょっとドキドキしてると、
「やっぱり、急にメガネ外すと変ですかぁ?」
と心配そうな顔で聞いてくる。
「そっそんなコトないっ!かっカワイイっ!」
ついボクは本音を言ってしまった。
でもマリさん、
「フフっ♪やっぱりシンジさんって優しいですねっ。そんなに気を使わなくっていいのにぃ」
…ボクが建前を言ったと思ったらしい。
「マっマリさん、昨日のコトなんだけど…」
と言いかけた時だった。
「シンジ!マリちゃん!お前等まぁた仲良く出勤かぁ〜?」
ヨシキが現れた。
「おっおいヨシキっ!あんまりチャカすなよっ!」
明らかに動揺するボク。
「あっ!マリちゃん!今日からホントにメガネやめたんだな〜!すっげーカワイイじゃん!」
ヨシキはボクの言葉なんか聞いちゃいなかった。
「ねぇマリちゃん!今度オレとデートしよーぜっ!」
ヨシキがマリちゃんを誘ってる。
ボクは聞こえないフリをしていた。
「えっ…でっでも、アタシ…」
チラっと視線を感じる。
ココでヨシキを止めたらマリさんに変に期待されてしまいそうだし…。
すると、マリさん、
「アタシ、今好きな人がいるんですっ!だから、デートできませんっ」
笑顔で断っていた。マリさん、雰囲気かなり変わったなぁ…。
「が――――ん…ヨシキしょっく…」
ヨシキはボクにもたれかかってきた。
「くっつくなよ、うっと―しいっ!」
ボクはヨシキに軽く足ゲリした。
「ひでーなーシンジぃ!ハートブレイカーなオレによくもまぁそんなシウチを…」
「お前彼女いるんだろーがっ!彼女とデートすれよっ!!」
「はぅあぅ…まぁ、それはそれぇ〜♪」
するとボクらのやりとりを見ていたマリさんが笑った。
「フフフ♪お二人は仲がいいんですねっ♪」
「「ドコがぁっ!?」」
二人でマリさんに突っ込んだ。
「じゃぁ、アタシはこっちなんで…」
そう言ってマリさんは女子ロッカー室に向かっていった。
「オレもこっちだった♪」
ヨシキがついていく。
「をいをい…」
ボクは醒めた目で一応突っ込み男子ロッカー室へ向かった。
「じっ冗談だってばっ!シンジそんな目ぇすんなよぉ〜っっ」
ヨシキもこっちに戻ってきた。
着替えながらヨシキが言う。
「なぁシンジ、マリさんの好きな人って誰だろーなっ」
ギクリ…
「さ、さぁ…ボクに聞かれてもわかんねぇよ。あ、それよりも今日、宴会の予約入って無いからヒマだなっ」
ボクは話をはぐらかした。
「いらっしゃいませぇ〜♪」
「ありがとうございましたぁ〜♪」
マリさんの澄んだ声が店内に響き渡る。
「あのコ、カンジ変わったなぁ〜」
と、カジモトさん。
「昨日の一件以来ハキハキしてるし、仕事もテキパキしてるのよねっ、アタシは助かってるわぁ〜」
と、ヨーコさん。
「うん、よい!中々よいよっ!!」
と、にやにやしながらの店長。マリさんのメガネを取った顔がかなり気に入ったみたいだ。
そうこうしているウチに閉店の時間が来た。
「よーしみんなオツカレ!あと一息だからがんばって片付けてさっさと帰るぞっ!」
カジモトさんがみんなに気合いを入れる。
「う〜いっ」
イマイチやる気の出ないボクとヨシキ。
「シンジぃヨシキぃ〜…昨日のペースでやれないんかっ!」
飽きれ加減でカジモトさんに言われた。
「昨日は昨日、今日は今日、明日はきっとイイコトがありますよ、カジモトさん。」
ワケのわからないコトを言うヨシキ。
はぁ…ますますだるくなる。
片付けも終わり、着替えてるとヨシキは
「お前ホント着替えるの遅いよなっ!オレ、先に帰るぜっ」
と言って帰って行った。
廊下の方でヨシキの声がした。
「あ、マリちゃんオツカレぇ〜♪」
「おつかれさまでしたっ」
マリさんの声も聞こえた。
マリさん、ボクのコト待ってるのかな…。
着替え終わって廊下に出ると、案の定マリさんが待っていた。
「シンジさん、おつかれさまでしたっ」
「あ、うん、おつかれぇ」
暫く間があった後、
「あの…」
と、マリさんが何か言いかける。
「ん?」
ボクが聞くと、マリさんは言った。
「ア タ シ の う ち で 飲 み ま せ ん か ?」
天秤篇 第3話 完
今日はここまででつ。
313 :
( ´∀`)ノ7777さん:02/11/27 23:57
あぁーっ気になる!ユキたん…
ハァハァ
315 :
脳内1 ◆SHzlU2rkKA :02/11/28 01:15
ユキたん……。
そのへんのクソ漫画よりよっぽどおもろいYO!
脳内1さんのラブコメもイイ!けど、
妄想厨2 さんの世界が妙に懐かしい・・・。
173−176読んで脳汁湧いたので書きますた。
よかったら読んでくだちぃ。
「シカトすんじゃねえよ、おっさん!ビビッてんじゃねえよ。
俺を誰だと思ってやがる。ええっ、おっさんよ!わかってるよな?」
と、俺が後ろからいきなり殴りつけたもんだからオヤジはつんのめって、
どうっ、と倒れこんだ。更にそいつのわき腹をつま先で蹴りつけて、もう一度言った。
「わかってるよな?」
まったくもって理不尽だ。
確かに俺は高校もロクに行かなかった・・・。中学でいじめられて登校拒否じゃあ
、まともな高校にも入れねえ。そんなクソ溜めみてえな学校でなんとかイジメる側
に立たなきゃと、金髪に鼻ピアスと一通りの体裁を整えてみりゃあ、なんのこたあ
ねえ世間からみりゃあただのクズ人間のできあがり・・・。気がつきゃあ、勉強な
んかできるわきゃねえし、真面目に働く気にもなれなかった。
真面目・・・?
真面目ってなんだ?
自分がやりたくなくても、毎日毎日我慢して、ロボットみてぇに他人に
ペコペコしながらじじぃになっていくことなのかよ!
もっとも、偏差値35の高卒の俺を雇ってくれる有望な会社なんて、こんな
ご時世にある訳もなく・・・。
そう、いまの俺はスロプーだ。
誰もスロプーなんて目指して成ったわけじゃねえ。
本当は飛行機のパイロットになりたかったんだ、俺は。小学生の時の寄せ書き
にもそう書いてある。成績も良かった。なのに、中学入ったとたんにイジメに
あった。ただ単に俺の家が部落地域のとなりに接していただけだ。
其のせいで登校拒否になっちまった。
そうだ、こんなスロプー生活をしているのは俺のせいじゃねえ。
周りがみんな悪いんだ。全部こんな世の中にしたやつらのせいだ。
「おい、おっさん!わかってるよな?」
『なにがや?』
ヲイヲイ、とぼけてる場合じゃねえんだよ、オヤジ。
こっちだって洒落でスロプーやってんじゃねえんだよ。
ご立派な会社で働いて貯め込んだ金で遊びでやってる奴にゃ、
5万負けても10万負けても「あ〜負けちゃった」でまた月末に
なりゃあ決まった額の給料が出てリセットされるんだからいいじゃないか。
多少数十万負けがこんでも、「ボーナスつぎ込んじまったよ〜」で済ませて
りゃいいんだから、いいご身分だよ、ほんと。
こっちゃ、スロで飯喰ってんだよ。そんだけで家賃から食費、酒にタバコに
スロ雑誌、デリヘル代と必要経費だけでかなりのしのぎをあげなくちゃなら
ねえんだ。おまけに負けが込んだ連れを養う分も必要だし、毎月髪も染め直
さなくちゃなんねえ。もちろん、常に周囲の連中に舐められないようにする
ためだ。
しかし、最近しのぎがあがらねえ。AT全盛で運が勝負を左右することが多い
からか。この間も、2万ぶっこんで天井鯖からビジでようやく1500枚流して浮き
が出たが爆連はしねえ。で、高確抜けたところで切り上げたら次の香具師が
5Kでビジひいて、高確抜けたかどうかの瀬戸際ハズレでエイリやんだと〜。
あれが掴めてりゃ今月楽だったのによ。
しかし、最近店が締めてきてるじゃねえか。
どいつもこいつも攻略本でデータ掴んでるせいで、都合よく天井間近なんて
落ちてねえ。天井前の台で粘ってる香具師の後ろで連れとプレッシャーかけて
ハイエナ待ちしても、止める奴なんかいやしねえ。
・・・こいつはヤバイゼ。
今月ミリゴで20万いかれて、これでサラ金3社で120万だ。返済も近いし何が
なんでも金を掴まないと・・・。ん?最近よく抜いてるオヤジを見かけてる
が、間違いねえ。攻略だ。でなきゃあ、ハズレ2連発なんてありゃしねえ。
・・・あいつだ、見つけた!
「おいおい、とぼけんなや!おっさんが何かやってんの俺等にはわかってんねん!
俺等も一応この世界で喰ってるんや。せやから店にはいわへん。
店に言うて終わらすようなことはせん。
俺等にも教えてくれや。なかよぅしようや、なぁ?」
へっ!ビビッてる。ビビッてるぜ、このオヤジ。
そりゃそうだろ、この世で一番恐れられている人種「キレ易い若者」が4人も
いるんだからな。ビビらねえ訳がないだろ、実際。ヒッヒッヒッ・・・!
『ほうほう、お前は人の台をそないによう観察しとんのか。ごくろうなこっちゃのぅ(藁。
まぁせやけど生憎さま、俺はなんもしとらんわ。たしかに最近ヒキ強いわ。それだけのこっちゃ。
とりあえず殴られた礼はまた考えとくさかい、ガキははよ家帰れ。
「舐めやがって・・・」
舐めやガッテ・・・
舐めヤガッテ・・・
舐メヤガッテ・・・
ナメヤガッ・・・・
ナメヤ・・・・・・
ナメナメナメナメ〜〜〜!キーーーーーーー!
・・・それからの事はよく覚えて無い・・・。
連れは俺が倒れたまま、手足をジタバタさせてうわごとをつぶやいてたのを
なんとか連れて帰ってくれたようだ。
「どうしたんだよ、地面でジタバタして。まるで電源入ったまま放り投げら
れたおもちゃみたいにどうしようもなかったぜ。おっさんには逃げられるし。
ところでどうすんだよ、借金。」
・・・あれからあのオヤジは現れないし攻略もわからず終いだったが、
運良く鯖潜伏中ルーレット肉止まり演出であっさり止めてった香具師の
ハイエナで残り鯖が爆連したおかげで、今月分の支払いはなんとか済んだ。
しかし俺の人生は相変わらず
あの日、地面でジタバタしていた、そのままなのかもしれない・・・。
Good Luck! Young Pro-slotter.....
324 :
脳内1 ◆SHzlU2rkKA :02/11/28 15:51
面白かったでつっ!
妄想2さんの相手側のお話でつねっ!
ありがd。
ヤパーリ、マリたんは「脱ぐとスゴイのよ」であると思われ・・・。
では、今から猛獣打ちに逝ってきまつ。
またきまつ。
326 :
( ´∀`)ノ7777さん:02/11/28 18:50
ティッシュ持って待ってんだけど続きまだですか?
マリタン…ハァハァ
「え…?」
ボクは聞き間違えたのかと思った。
するとマリさんはもう一度言った。
「あっアタシのウチで…二人で飲みませんかぁ?」
やっぱり聞き間違いじゃない。
はたして、ボクはマリさんのウチで飲んでもいいのだろうか…?
マチガイでも起きやしないだろうか…?
いやいや、ボクにはユキがいる、いくら酔ってもマリさんに手ぇ出すワケがない。
そう自分に言い聞かすと
「あ、うん、いいよ」
と、答えてしまった…。
コンビニで酒を買い、マリさんのアパートに向かうと、見覚えのある通りだと気づく。
「あ、もうすぐですっ」
マリさんが言う。
「汚れてるけど、気にしないで下さいねっ」
「そんなこと言って、キレイなんでしょ?」
ユキ以外の女のコの部屋に入るのは初めてだ。
どうして女のコの部屋ってイイ匂いがするんだろう?
きっとマリさんの部屋もイイ匂いがするに違いない。
ドキドキしてくる。
「あっあのアパートですぅ」
ボクはマリさんの指差したアパートを見るなり、今までのドキドキとは違うドキドキに変わった。
ユ…ユキと同じアパート…。
どうりでよく見る通りだと思った。
をいをい、マジっすか…。
ボクが呆然としていると、
「どうしたんですかぁ?」
と、不思議そうにマリさんが言った。
「あ、なっなななんでもないよっ!」
辺りを気にしながら恐る恐る階段を登る。マリさんの部屋は2階のようだ。
ユキの部屋は1階だ。電気が付いてる。まだ起きてるんだろーなぁ…。
『カンカンカンカン…』
階段を登る音が奇妙なほど大きく聞こえる。
ユキの部屋からはほとんど聞こえないのにな…。
そんなコトを考えているうちに、マリさんの部屋の前についた。
202号室。
ユキの部屋の真上だ…。
「さっど―ぞっ♪」
ニコリとボクを迎え入れる。
「あっ…じゃ、オジャマします…」
『バタン…』
ボクは静かにドアを閉めた。
中に入って見まわす。
玄関の先にはキッチン、その先には6畳くらいの部屋がある。
隣りにもう一つ部屋があるのだろう。ユキの部屋の作りと同じだ。
「やっぱり結構キレイじゃん…」
ボクは小声で話す。
「なんで小声なんですかぁ?」
コートを脱ぎながらマリさんが聞く。
「あ、ホラ、あんまりうるさくすると、周りの部屋に迷惑じゃんっ」
ユキの部屋に聞こえないかとドキドキしながら話す。
「大丈夫ですよっ♪下の部屋、いつもうるさいですからっ」
あ…。ボクとユキのコトか…。
そう思いながらボクもコートを脱いだ。
「あっ、今、ハンガー持ってきますねっ」
そう言ってマリさんは隣りの部屋に入って行った。
隣りの部屋をチラっと覗くと、ベッドと洗濯物が見える。
ボクが見ているのに気づくと
「あ…こっちの部屋、あんまり見ないでくださいぃ」
マリさんが恥ずかしそうに言った。
「ごめんっ、つい…」
ボクはすぐに別の方向を見た。
部屋の真ん中にはコタツ。部屋の隅には、14インチだろうか…?テレビが置いてある。
そしてコタツの上にはノートPCがあった。
「マリさん、パソコンするんだ?」
ハンガーを持ってきたマリさんに聞く。
「あっはいっ…でも、全然使いこなせてなくって…」
「アハハ、ボクも持ってるけど、全然わかってないよ、ネットに使うくらいだ」
「あっアタシもそーなんですっ」
そんな話をしながら、ボクはタバコを取り出す。
「は、灰皿、ないんです…」
あ、そうか。…困った。
「缶、開けましょう♪」
「そうだねっ、飲もう飲もう!」
ボクはビールを、マリさんはあんず酒を手に取った。
『プシュッ!』
「「カンパーイ!!」」
もうどれくらい飲んだのだろうか…?
かなり酔いが回ってきた。
「シンジさん、大丈夫ですかぁ?」
そう言ってくれているマリさんも、もう真っ赤だ。
「マリさんこそ、飲みすぎなんじゃない?」
「えっ…そ、そうですかぁ?」
「うん、だって首の辺りまで真っ赤だよ?」
そう言うと、マリさんが
「そうかもですぅ♪」
と言ってシャツの胸元を指で引っ張り、覗きこんでいる。
ドキっ!!
そんな仕草をしないでくれっっ!!!
ヤバイ気持ちになってしまう…。
あ〜〜〜…。
ダメだ。本格的に酔ってきた。
クラクラしている。すると、
「シンジさん、ホントに大丈夫ですかぁ?」
と言って真っ赤な顔をしたマリさんがボクの顔を覗きこんできた。
「わわっ!」
ボクはびっくりした拍子に後ろに倒れてしまった。
すると、マリさんが…
「シンジさんっ!!!」
ボクに抱きついてきたっ
「ちょ…マ、マリさんっ!!!」
「アタシ、シンジさんのコト、すごく好きなんですっ!!この気持ち、止められないんですっ!」
あわわわわわ…っ
シンジ、最大のチャーンス!…じゃなくって、ピーンチ!
ボクにはユキがいる!ユキがいる!!ユキがいるんだぁぁぁぁぁ!!!
ボクはユキ一筋なんだっ!
そう自分に言い聞かせる。
強く言い聞かせる。
心臓がバクバクいってる。
ボクとマリさん、どっちの音なんだろう?
頭がクラクラする。
「マ、マリさん、まずいよぉ…ボクには」
『ボクには彼女がいるんだ』と、言おうとした時だ。
「シンジさん…アタシを抱いてください…」
マリさんの衝撃的なコトバにボクの頭は真っ白になった。
天秤篇 第4話 完
335 :
脳内1 ◆SHzlU2rkKA :02/11/28 23:34
今日はここまででつ。
336 :
( ´∀`)ノ7777さん:02/11/28 23:49
>>1 乙です
この見も心も寒い季節にうらやますぃ展開になってきましたなぁ
あーーー俺もそんなこと言われてみてー!
男の夢ですな
337 :
( ´∀`)ノ7777さん:02/11/29 00:01
>>336 ちみの周りにも絶対にあるはず。
一生のうちに3度はチャンスが来るはずだろ?
漏れはもう消化してしまいましたが...
338 :
脳内1 ◆SHzlU2rkKA :02/11/29 00:14
>>337 確かにある。
おれももう消化しますた…。
339 :
( ´∀`)ノ7777さん:02/11/29 00:15
元妄想厨2です。
>>318-323 脱帽です。最高。
あれからこのスレでは名無しに戻り、他スレで書いてたんですが、なかなか進まなくて・・・。
俺もまたなんか考えてみます。
>>1いつも楽しく読ませて貰ってます。
最近のドキドキハラハラな展開には手に汗握りながら・・・w
(,,゚Д゚) ガンガレ!
340 :
脳内1 ◆SHzlU2rkKA :02/11/29 00:23
>>339 他スレで書いてるってのは小説を書いてるのでつか?
詳細キボンヌ←久しぶりに使ったw
えーと
1回、2回、3回…あったなぁ(T-T)
うち一回は取りこぼしましたが何か?
(部屋誘われたから行って、終電無くなって2駅あるいて帰った)
343 :
( ´∀`)ノ7777さん:02/11/29 00:35
漏れも3回ほどありますた…
一回目は 中学の時小学校からの女友達から突然の告白…
2回目は コンパ行ったら向こうから遊びに誘ってきた…←結局付き合うことに
3回目は クリスマスイブイブ(23日)に突然映画のお誘い…
部屋誘われて行ったが、緊張して酒ガブのみし過ぎてノックダウンw
そんな人生なのに未だ童貞ですが、なにか?
1〜3回目共に結構かわいめの女のこですた。。。。。
ちなみに今まで告白3回されて一回だけ付き合いますた。
なのに、どうして俺は童貞なんだYO! 激鬱
345 :
( ´∀`)ノ7777さん:02/11/29 00:41
なんか、本当に童貞しか集まらないスレっぽいね。
めちゃキモイんですけど。
私の周りで童貞っていないわ。
はずかしくない?
346 :
( ´∀`)ノ7777さん:02/11/29 00:45
347 :
脳内1 ◆SHzlU2rkKA :02/11/29 00:49
>>342 見てきましたよ!あっちの32にワロタでつ
348 :
( ´∀`)ノ7777さん:02/11/29 00:52
>>346 いや、私女なんだけど、
気味こそ童貞なんでしょ?きもっ!(プ
349 :
( ´∀`)ノ7777さん:02/11/29 00:53
女に童貞だと名乗る香具師はいないと思われます。
あ、ネカマに釣られてしまたよ
350 :
( ´∀`)ノ7777さん:02/11/29 00:55
なんか、ネカマだの童貞だの言い合いしてたら
情けなくなって来るね。スロ板自体。
かわいそうだよ、本当。
>みんな
良い人生歩めよ。
351 :
( ´∀`)ノ7777さん:02/11/29 00:55
2ちゃんに書き込む女の方がよっぽどキモイから心配すんな
352 :
( ´∀`)ノ7777さん:02/11/29 00:57
>>351 お前みたいに「2ちゃんは男の場所だ」なんて思ってる奴いるんだろうね。
ほんと、情けないというか、かわいそうというか。。。
>2ちゃんに書き込む女の方がよっぽどキモイから心配すんな
だって。女だってみんな知ってるんだよ。
お前の周りには女はいないか?
353 :
( ´∀`)ノ7777さん:02/11/29 00:58
なんかブサ女が顔真っ赤にして暴れてますな
354 :
脳内1 ◆SHzlU2rkKA :02/11/29 01:01
荒れないで!!
ヽ(`Д´)ノ ウワァァン
355 :
( ´∀`)ノ7777さん:02/11/29 01:02
脳内1 ◆SHzlU2rkKAさんのスレを勝手に汚すなYO!
356 :
( ´∀`)ノ7777さん:02/11/29 01:09
357 :
脳内1 ◆SHzlU2rkKA :02/11/29 01:16
>>355 そう言ってもらえると嬉しいでつ
。・゚・(ノД`)・゚・。
358 :
まき ◆1oDpaQGRrs :02/11/29 01:16
>>脳内1さん、今回もかなりイイー(^∀^)すっげぇ〜ドキドキ次ぎがかなり楽しみ!
359 :
脳内1 ◆SHzlU2rkKA :02/11/29 01:17
続きはまた明日書きまつ
おやすみなさい
360 :
脳内1 ◆SHzlU2rkKA :02/11/29 01:18
>>脳内1
>>345に勝手な設定をつけて小説に登場させれ
362 :
脳内1 ◆SHzlU2rkKA :02/11/29 16:04
気がつくとボクはすでにマリさんを抱き締めていた。
天井からブラ下がっている明かりが眩しく思えた。
耳元にマリさんの息づかいが聞こえる。
マリさんの黒い髪がサラサラとボクの顔を覆う。
「シンジさん…」
小刻みに震えながらボクの名を呼ぶマリさん。
「マっ…マリさん…!」
もう我慢の限界だった。
ボクは、男ならこの状況になれば誰もがそうなる行動をしようとしていた。
その時だった。
『でーんでーんでっででぇ〜ん♪でぇ〜でででっでっでっででぇ〜ん♪』
キンパル(赤)の着メロが鳴った。
ちなみにこの着メロは「♪KMelo♪」というサイトからDLしたものだ。
アドレスはこちら↓
ttp://kmelo.tripod.co.jp/ ボクはここの掲示板の常連でもある。
気が向いた人は寄ってって下さい。
…っと、まぁそんなコトは今は関係無い。
これはメール着信音じゃない。電話だ!!ユキだ!
そう言えば今日はユキ、バイト休みと言っていた。
そして今夜、ボクはユキとオタノシミの夜のハズだった…。
ボクはマリさんのお誘いですっかり忘れていた。
「シンジさん…電話………出ないで下さい…」
だめだよマリさん!
やっぱりボクはユキなんだ。
ユキを裏切るコトは出来ない。
マリさんのコトも確かに気になるけど、ボクにはユキが必要なんだ!
ボクが起きあがろうとすると、
「シンジさんっ!!」
マリさんが泣きそうな声で叫んだ。
「…マリさん…ゴメン!!!!」
そう言い残すとボクはマリさんの部屋を出た。
これで良かったんだ。
ユキを裏切らなくて良かったんだ。
『カンカンカンカン…』
ユキに見つからないかとドキドキしながら急いで階段を降りる。
そしてボクは、鳴り続ける電話に出た。
「あ、もしもしっ」
なるべくユキのアパートから離れて電話に出る。
『シンジっ!ドコにいるのっ!?』
ユキは大変ご立腹だ。
「あ、ごめんっ!えっと、急に職場の仲間んチで飲むコトになって…」
『職場の仲間?誰のウチ?』
「ん?あ、ヨシキってヤツ、ホラ、厨房の…」
またボクはウソをついている。でも、マリさんの部屋に…ユキの真上の部屋にいたなんて言えるハズもなかった。
『ンモ―!!!今日、ユキ、休みだって言ってたでしょ――っ!!」
ユキは大変ご立腹だ。
「ご、ごめん、すっかり忘れてたっ」
ありのままを言う。誰だって60レスも前の発言を覚えてるワケがない。
「確かに
>>296でユキ、今日は休みだって言ってた!ごめん!今から行くから待っててっ!」
『今何時だと思ってるのっ!?3時だよっ!?今から来たってしょうがないでしょっ!シンジのあほ―――!!』
そう言ってユキは電話を切った。
『ツ―ッツ―ッツ―ッ…』
ボクの緊張の糸も一緒に切れたかのように、ボクはヘナヘナと座りこんだ。
『ばれずに助かった』と言う安心感と同時に『だったらマリさんと…してればよかった』と言う後悔。
いやいや、ばれなければ何をしてもいいのか、シンジ!
違うだろ?シンジ!
一瞬裏切りかけた自分を恥じながらボクはトボトボと自分のウチへ向かった…。
部屋に戻るといつものようにPCに電源を入れる。
そしてまたいつものように2ちゃんねるへ…。
そして今や日課となっている『脳内ドラマ』へ書きこみを始めた。
「『マリさんの気持ちは嬉しかったが、ボクはユキを選んだ。ボクはこれからもユキを一生大切にしていくだろう 完』っと…。」
きっと今回でボクの書きこみは終わる。
マリさんを抱くことはボクには出来なかった。
次にマリさんと会う時にははっきり返事をしよう。
『ボクはユキを…彼女だけを愛してる』と。
マリさんの気持ちは嬉しかったが、ボクはユキを選んだ。
ボクはこれからもユキを一生大切にしていくだろう…。
脳内ドラマ 完