1 :
errai:
平成14年4月1日から施行される新学習指導要領。
小学校では天文分野が5・6年生の授業から消え、
内容がぐっと単純になり、4年生のみに移行される。(下記参照)
中学校では1年生から、
もうほぼどうでもいいような3年生3学期に移行。
月や金星など、理解しがたいものが
これ以上ないほどに単純化されるみたいだ。
例えば月の形が変わることを理解するのにも、
形は2つしかとり扱わないらしい。
また星の動きも東西南のうちの2つのみを扱う。
星の色が違うということは取り扱っても、
なぜ色が違うのかといったことにはふれないという。
これでは当初の目的がどうであれ、余計に理解しがたくなる
のではないだろうか。
七夕の夜には織り姫と彦星が本当にくっつくと信じ、
地球の周りを太陽が回っていると思いこむ人間が、
更に増えるのではないかと不安に思う。
新学習指導要領(4年生)
(1)月や星を観察し,月の位置と星の明るさや色及び位置を調べ,
月や星の特徴や動きについての考えをもつようにする
ア 月は絶えず動いていること。
イ 空には,明るさや色の違う星があること。
ウ 星の集まりは,1日のうちでも時刻によって,
並び方は変わらないが,位置が変わること。
内容の「C地球と宇宙」の(1)については,次のとおり取り扱うものとする。
ア 月の動きについては,三日月や満月などの中から二つの月の形を扱うこと。
イ ウの「星の集まり」については,二つ又は三つの星座を扱うこと。
旧学習指導要領(5年生)
(1) 気温、雲、風などを観察したり、映像などの情報を活用したりして、
天気の変化を調べることができるようにする。
ア 1日の気温の変化は、太陽高度や雲、風、降水などと関係があること。
イ 天気の変化は、観測の結果や映像などの情報を用いて予想できること。
(2) 太陽と月の形や位置などを観察し、
それらの動き及び位置の関係を調べることができるようにする。
ア 太陽や月は絶えず動いていて、
東の方から出て南の空を通り西の方に入ること。
イ 太陽や月は球形をしているが、月は日によって形が変わって見え、
月の輝いている側に太陽があること。
ウ 月の表面の様子には太陽と違いがあること。
旧学習指導要領(6年生)
(1) 星の明るさ、色及び位置を観察し、
星の特徴や動きのきまりを調べることができるようにする。
ア 星には、明るさや色の違うものがあること。
イ 星の集まりは、時間がたつと位置や向きが変わるが、
並び方は変わらないこと。
ウ 南天の星の動きは太陽の動きと似ていること。
また、北天の星は北極星を中心に回っているように見えること。
エ 全天の星は、同じ方向に動き、1日たつとほぼ元の位置に見えること。
2 :
偽スレッドストッパー(High):2001/04/29(日) 05:58
学習指導自体ほとんど何を考えているのか理解に苦しむ(旧も含めて)
”北極星は動かない”幾ら簡略化したとは言え嘘を教えるな!
他の教科との兼ね合いで角度の1度以下の呼称を教えていないから
といってごまかすな
科学分野(特に実験をあまり伴わないものに関して)は、
”この年齢にはここまで”と言う制限を付けるのはおかしいと思う
子供は暇が有るから興味を持ち、環境を整えれば幾らでも覚え演習し理解する
”教え込む、覚えさせる”が現在の教育の基本(初等時の訓練は別)
と考える教育体制”考えて、試行し、理解する”事を放棄させるのを
目標としているのではないか?と疑いたくなる
(そういうのが増えると、”支配”しやすくなるからか?
江戸時代ではないが”民知らしむべからず” シーザー曰く”大衆には娯楽を”)
通勤途中に隣の席に、小学校の教師と思しき人が何かの書類を読んでいたので
盗み見してみると、どうも3年生の担当らしく”3年次で教える内容で、高次の
学年の内容に触れたときは教育委員会にに報告すること”とあった
つまり、”遅れたものは”引きずって”でも”先に行くものは”あしを引っ張って”
皆いっしょのゴールしましょう”と言う考え方が根底にあるのではないか?
文化体系が異なるが、イギリスでかつて落ちこぼれが問題になった時に
落伍者が出ないように教育水準を落としたが、それでも落伍者が出て何の解決にも
ならなかった事が有る、日本も同様の結果に為ると思われます
天文(学)では、一部に例外をのぞいて飯は食えないが科学分野の内で
基礎科学から応用的な部分まで包含しているので教材としては良いもの
なのに利点をスポイルしてしまっている
(天文に興味があると他分野の科学事項に関しても知識を得る機会が多い
数学、物理学、化学、ひょっとして生物学、又派生効果として
機械工学、素材工学(望遠鏡を作る事に関して)
コンピューター、電子(気)工学(軌道計算、メカコントロール、データ処理)等)
3 :
偽スレッドストッパー(High):2001/05/01(火) 21:52
erraiさん
さびしいスレになってしまいそう。
ハンドルの由来
私が書くと1レス程度でそのスレが止まってしまう(もう既に6個はある)
4 :
中学数学教員:2001/05/01(火) 22:17
教育版から遊びに来ました。^^;
今度の教科書改訂は ひどいものです。
(全教科1律3割減ですが)特に理数科は、頭が痛いです。
文部科学省は、下限としての内容と近年言い直していますが、
「肉体労働者(人件費の低下)狙いは明らかです。」
とりあえず、こんなレスでいいかな。
5 :
errai:2001/05/01(火) 22:24
今帰ってきました。
3さんが書いたのが原因ではなくもともと
人が集まらなそうなスレッドじゃないですかー。
というか、オレのたてたスレッドは
ほぼ全部このスレッドと同じ運命を辿るのです!
幾ら簡略化したとは言え嘘を教えるな!
ということですが全くその通り。
「赤い星は年老いた星」というのも厳密にいえば
間違いではないかと思うんだが。
なぜか教育機関というものは、どうでもいいことを
理由に重要な事を消し去る傾向が強い。
6 :
errai:2001/05/01(火) 22:49
>4
書き込みありがとうございます。
全教科1律3割減ともなれば、あの恐るべき単純化も
仕方ないんだろうなあ。
それにしても肉体労働者(人件費の低下)狙い
これが根本にあるとはさすが文部科学省!
凡人のオレにはわからん、あの非合理主義。
でもね。理数関係減っていくと、ますます日本は貧乏国になること請け合いです。
天文や気象に興味のある子供を育てたいとお思いなら、
「総合的な学習の時間」というものができるので、それむけに、
企業や公共でHP作成したり、講話の派遣ができるようにしていかないと、
ますます理科離れが増えていくと思います。(TV番組で科学向けの番組も
あることはありますけどね。)え゛、先生がやれって? 現実問題としては、
新しいこと(教科書改訂)に手一杯っていうのが本音ですね。
多忙化政策で、今 教員は手一杯です。(生徒指導もあるし・・)
あと、選択教科ってのも中学ではあります。(これは選んだ子しかこない。)
8 :
errai:2001/05/05(土) 06:18
なるほど講話か。理科の先生などに来てもらうのは
そりゃあ、時間的に無理ですよね。教師という職業は
いろいろあるそうですから。理科の教師も望遠鏡派だとは
限らず顕微鏡派の人もいるだろうし。
天文台のエラーイ時間を持て余した老講師とかは
どうなんだろう。ときどきやってるよなあ。
9 :
High:2001/05/06(日) 16:05
”偽スレッドストッパー”で無くなった(:->
(”まとも”な論議のスレになりそう)
>>5 >肉体労働者(人件費の低下)狙いは明らかです。
此れは、私も感じます。
大学進学率が、上がり(確か60%を越えていたように思う)
ただし、”おつむ”の程度は下がっている。(藁
エンジニアに於いては、院卒が当たり前的な状況
(不景気も手伝い大企業が採用を控えたためか中小企業でも院卒が
ごろごろ居る、従業員200名足らずの所で13人新卒採用で6人院卒
<私の勤務先>)
”差別化”し難い状況に成ってきている。
新たな”階級”制を作ろうとしているかのような印象を受けます。
(米なみに、月まで行く技術を持つ者も居るが、
片や買い物するのに”九九の表”を持ち歩くような人が出現するか?)
共通一次世代の私(爺です)でも、大学初年度の一般教養での数学で
高校で習わない事が出てパニックた経験がありますが、さらにそれから
”削減”が続いているようなので多分まともな、理工系大に進学を
希望するなら私立学校を早い時期に選択しなくてはならなくなるのでは、
無いでしょうか?
(金持ち有利、現在もそうだが小中高校を公立で”塾も行かず”
旧帝大ストレートで入る奴何人居る?
(注:旧帝大が必ずしも良いと言ってる訳ではない)
10 :
High:2001/05/06(日) 16:05
>>7 >TV番組で科学向けの番組
私の子供時代(年寄りの戯れ言です)は、4つの目(草加英明氏が司会)、
みんなの科学等、NHKが通信高校講座などNHKが頑張っていたと
思いますが、
ちゃんと”地に足が付いた”レベルの内容(アマチュアでも実験等が出来るような物)
が多かったが、最近は先端科学とか、民放のややオカルト系の底の浅い物が
多いような気がします。
>>7 >ますます理科離れ
友人が、高校2年時代に理系にしようか文系にしようが進路指導の教諭に
相談したところ、「エンジニア、職人に成るつもりなら理系、商売して
金持ちに成るなら文系」と言われたそうです。(拝金主義のにおいがプンプン)
また、理系に限らず”学問”的分野 ”教養”的分野をおろそかに
しすぎていると思われます。
海外の研究者の話ですが(確か米)
巨大口径の望遠鏡やCCDを使用できるようになり、土星や木星の衛星が
発見できるようになり、発見した衛星を命名する際に、たしか木星は
ギリシャ神話、土星はシェークスピアの戯曲の登場人物を伝統的に付けている
ので、発見者は原典をひも解いて命名したそうです
(現役バリバリの天文学者が古典文学を読めるというのも凄い、
まかり間違って、新彗星発見して命名権もらっても”平家物語”私は読めんぞ!)
11 :
High:2001/05/06(日) 16:07
>>8 >そりゃあ、時間的に無理ですよね。
教育者のみに頼るのには限界が有ると思われます。
又、子供が接触している時間を考えてもAM9〜PM5ぐらいで、休日もある
本当は”ここ”に子供(厨房でなく)が登場して”一番影響されるものは”
何か聞くことが出来れば良いのですが。
(まあ現在は、情報が氾濫して何を選択してよいのか分からない状態になって
選択することを”放棄”するという考え方も出ているので一概には言えませんが)
公共に期待するのも”?”では無いでしょうか、地方自治体の役人や議会の
議員が動くとも思われない。
(自分の利権に繋がるなら別ですが、旧ソ連の航空会社のスチュワーデスの
ように”サービスとは自分のノルマを増やす事なり”的発想しか無いと思われます。
不思議と”まとも”に頑張っているなと思われる行政の人に限って”出世”しない)
企業も採算優先、景気の良いときには”企業イメージ”の向上という別の形の
コマーシャルとして有り得ますが、現状では”明日の銭”が大事な状態。
(頑張っている所には失礼ですが、”町工場”がそのまま大きく成った
だけの様な中堅企業が多いです。
どうも、アップルのように”製品や産業に於いて文化(信者)を作る”と
いうような発想が日本では起こり得ないのでは無いか?と思われます。
特に、グループ系企業、旧財閥系企業、怪しげベンチャー(笑))
12 :
High:2001/05/06(日) 16:09
期待できるのは、GNUのような”有志”のプロジェクトでは?
ただし問題点は、”バーチャルな環境でなくリアルな環境”でどのように
実現するか?ではないかと思います。
バーチャルの利点
1)プル型のコンテンツの為”興味が有る者”が来る、
(学級崩壊が有り得ない?;学級と言う概念自身が無いか)
従来の教育方法ではプッシュ型のコンテンツなので”興味が有ろうが無かろうが”
均一メニューそれも大人が決めた望ましい子供像に合致したメニューになる
(自分が子供のとき”つまらなかった”記憶がある。)
2)小規模のレベルでも情報発信出来る
Webを起こすことは、比較的容易に可能
(但し、見て面白いか?役に立つか?は別、作者の技量による)
バーチャルの欠点
1)多様化を許す為に全部を網羅すると”コンテンツが爆発”
Web製作者の負担が増大する事で個人1人では自ずと限界が有る。
2)Webコンテンツで伝えられないもの、
視覚、聴覚以外の感覚(ひょっとして触覚もやり方によれば出来るか?)
が必要な事項、実時間の感覚は必要は事項、身体能力が必要な事項等を含めないと
体系だった知識とはならないと思います。(クイズ王養成なら別だが)
又実際にオブジェクトを制作しないと成らない場合も有り得ますし
特にフィールドワークや実験に関する事柄では重要と思います。
(特に、子供にとっては印象に残ると思われます)
リアルな問題
1)受け手側の問題としてコンピュータリテラシーの教育をどうするのか?
又、リアルな世界で1度は教えないといけない。(箱の鍵は箱の中状態になるから)
(某PCメーカーの”サポートはWeb上のみ”と言うおおぼけ発想に為ってしまう
ネットに繋げない状態の人はどうするんだ!)
2)PC自身は”リアルな世界の物”なので”銭”をどうするのか。
(現実に、米ではPCオペレーションが出来るできないで給与格差が30%もある例もある。
start:
親が貧乏 = 食うにせいイッパイ(けど何故か太っているし、子沢山)
教育できない = PC買えない ≒ ぐれる
子供も仕事が無い ≒ 貧乏
goto start
のドキュソループが形成されている。)
”イット”改革とかでファイバー引いて”土建業に金ばらまき、
(労働人口の20%を占めているが一向に景気回復の兆候なし。)
ネットバブリンを煽る程度の政府が、学校にPCを導入といっても
”ワープロオペレーター”の養成程度の内容、新たな”労働階級”の養成か?
本当に必要なのは、Webコンテンツ(現実も)を見て”本当か?”と検証する能力
必要な物を探し出す能力、既存の知識との融合を教えるべきではないか?
文句”ぶーたれ”だけだったら某何処かの政治団体でも出来るので、
微力ながら、Webを起こそうと思います(現在まだ空っぽ、請うご期待)
見れる程度の物が出来たら、URL乗せますので
(めげない程度に”たたいて”下さい)
あぼーん
14 :
名無しSUN:2001/05/09(水) 18:32
と
15 :
名無しさん@1周年:2001/05/10(木) 01:30
真の問題は、寒酷が、なんというかだな。
>>15 新しい云々の連中は、彼らの説が認められる事を期待しているのではなく
とりあえず何でもいいから"騒がれる”ことを目的としている<荒し>と一緒
主流(正道)から弾きだされた連中が”見て見て〜”と
鳥なき里の蝙蝠に成りたがってるだけ(”と”にも通じる所あり)
まともな奴なら"臭い”とわかるが、ドキュソは引っかかりそう
”と”が来てからこのスレもり下がってしまった
errai さん何処行ったんだ〜
>>1 ならないと思います。
>>10 > 土星はシェークスピアの戯曲の登場人物を伝統的に付けている
土星ではなく天王星ですね。
うわ、久々にレスが付いた
天王星でした(おはずかしや)
20 :
名無しSUN:01/09/06 22:38
>>10 理系の職人も特許で儲かるようになればいいんだけどねぇ。
会社にいると、特許出願の時に数万円くれてそれで終わりだから。
特許の維持費が馬鹿にならんから仕方ない部分もあるんだけど、
それにしても貢献に対する報酬が低いという不満は多いよ。
どっかみたいに裁判起こして何億請求なんてのは桁違いにしても。
あぼーん
>>20 外資系の場合、本人にも権利を与える所もあります
また、会社に全て帰属させる、会社と折半、本人持ちで会社が金を出す
を選択出来ると所もあります
よくできたプラネタリウムの番組を見せれば教科書に書いてあることは
30分もあれば理解するだろうがな
教室で説明すると面倒だろうが
24 :
名無しSUN:01/09/08 21:08
教育を作ってる人間に理系のわかる人間はいないからなぁ。
小学生並にも理系のことを理解できない連中が理系の教育を作っている。
奴ら、自分が解らないことは小学生にも解らないと思ってる。
25 :
名無しSUN:01/09/09 00:56
理科専門の男の小学校先生と話をする機会があって、
一気圧が1013mb(会話当時はミリバール単位だった)だと知らなかったのには
本当に驚いた。
その人とは違う他の中学の公立学校の先生(数学担当)は、
低気圧は中心にむかって直角に風が吹くといってた。
(ネタじゃあなくて、マジ真実です。)
26 :
名無しSUN:01/09/09 01:00
北極星は動かない とりあえず、それはそれでいいんじゃないの? 厨房までは。
27 :
名無しSUN:01/09/09 01:02
北半球では、南北方向の進行方向をコリオリの力が右へ、右へと曲げようと働く。
では、それなのに、台風の渦は、なぜ左巻きなんでしょう?
ちゃんと厨房に説明できる?
28 :
名無しSUN:01/09/09 01:07
29 :
名無しSUN:01/09/09 01:41
>27
黒板に図を書くとき、中心に直角じゃあ痛すぎ。
理屈はともかく・・・。
30 :
名無しSUN:01/09/09 01:51
低気圧の中心に向かって直角に吹くと信じていると、西高東低の冬型の気圧配置では、
西風とか南西風が吹くはずになっちまうからなぁ…。
北西の季節風が説明できなくなっちまう。
このスレッドが続いていたとは知らなかった。
来年もそろそろなのでage。
総合学習についても、ちまたでは議論されてるね。
High さんレスできなくてすいませんでした。
どうも難しくて分からない話だったので…
33 :
こぐま座てんちゃん:01/12/18 22:56
Ω_Ω / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
( ´◎`)< 揚げザンス。テンテン。
( ) \___________
| | |
(__)_ )
34 :
名無しSUN:01/12/19 13:58
今は、何でも地域で協力して子供に教える必要があるみたいです。
中学校からクラブ活動自体がなくなりつつある。
体育会系なら教えてやれる大人も多いが、文化系(特に理科系)は
教えてやれる人が少ないんですよね。
うちの実家の近くでも、有志が集まって天体観測(観望)会なんかを
やっているようです。
結構子供達が集まるみたいです。
子供(特に男の子)って理科(教科じゃなくて)は好きですよ。
うちはたまたま夫婦揃って理系なので、子供にも教えてやれますが、
そうでないところは、どんどん理科離れが進むんでしょうね。
35 :
名無しSUN:01/12/19 15:54
>>1 > これでは当初の目的がどうであれ、余計に理解しがたくなる
> のではないだろうか。
超激しく同意。
余計に「丸暗記」を助長する。
36 :
名無しSUN:01/12/19 19:19
今までの教育の結果が理科離れにさせたんだから、
この辺で大きく変えなきゃならないんじゃない。
天文を難しくして初心者を近づけなくしてしまった某雑誌の某元編集長の
ような考えじゃ、理科離れはますます深刻になるからね。
今の文部科学省の小学校の教育課程の担当官は、アウトドア派で
天文好きないい人だよ。
今年は、プラネタリウム番組の制作もして、前向きだよ。
そのプラネ見れば、学習指導要領の意図がよくわかるぜ。
37 :
名無しSUN:01/12/19 19:28
教科書も大事だが、「実物」が身近にないことこそが
大問題だと思う。
教科書や本などさまざまなソフトによって、幸いにして
子どもらが関心をもったとしても、それを向ける対象がない。
新指導要項にはあきれるが、「理科離れ」はさまざまな
複合要因による、自然科学そのものの社会的退行現象と思われ。
38 :
名無しSUN:01/12/19 19:34
都会じゃ星も見れんし、昆虫採集もできん。
自然がないのに自然科学は勉強できんですね。
39 :
名無しSUN:01/12/19 19:45
天文だけが学問の人には理解できないだろうが、
内容が減ったことに目頭をたてるのはナンセンス
解説本の中には、
「直接観察する機会を多く持つようにし、夜空に
輝く無数の星に対する豊かな心情を大切にし、
天体に対する興味や関心をもつようにする」
「実際に月や星を観察する機会を多く持つよう
にし天体の美しさを感じ取る体験を重視する」
とある。
本や言葉で覚えるのではなく、体で感じとる
学習をしろといっているのだよ。
ここもそうだが、現場の教員たちももっと
学習指導要領を理解したほうがいい。
40 :
名無しSUN:01/12/19 19:55
しかし、星や月の観察は夜間になるわけで、子供だけで機会を持たせるのは
?では。
どうしても大人が指導してやる(してやるとは偉そうですが)少なくとも
そういう場を提供してやらねばならないでしょう。
そこまで、現場の先生達がやってくれるとも思えないし。
小学生の親としては頭の痛いところです。
>>39 >夜空に輝く無数の星・・・
>実際に月や星を観察する機会を多く持つ・・・
そうあってほしいものだな。
しかし言葉は美しいが、現状はあまりにも悲惨だ。
わずかな星オタでさえ、それを求めて右往左往しているのに、
全国15万人(推定)の教師そして2000万人(でまかせ)の生徒に、
いったい何ができるだろうか。
解説本も大事なのだが、まあここは要領のスレだからな。
要領よくやってくれ。
42 :
名無しSUN:01/12/19 20:18
私は、プラネタリウムで働いています。
今年はいつになく親からの問い合わせが多くありました。
親子で星を見上げるのもいいのではないでしょうか。
これからの教育は、家庭や地域社会の受け皿が必要だと思います。
43 :
名無しSUN:01/12/19 20:24
小学校学習指導要領解説 理科編
平成11年5月 文部省 90円+消費税
ぜひ、読んでくれ。現場の教師たちよ。
夜空に輝く星の美しさを教えてやってくれ。
内容じゃ、ないよ。
44 :
名無しSUN:01/12/19 20:42
>ここもそうだが、現場の教員たちももっと
>学習指導要領を理解したほうがいい。
マニュアルも大切かもしれんが、教師の中で、土星や木星を
望遠鏡で見たことがあるのは、ごく少数ではないか?
インターネットできない教師がパソコンを教えるのも無理が
あるが、実体験がない事を教えるのも、それと同じぐらいの無理
があると思われる。
理科に限らず、学習指導要領に縛られ、ロボットに成り果
てている現場にマニュアルを読めというのは全く効果がない。
おれは、学習指導要領に「地域で観望会を開け」と書け
といっているのではない。そこのところを誤解しないで欲しい。
45 :
名無しSUN:01/12/19 21:31
>>44 おおむね同意。
だが、ビルの谷間から眺めた金星一つで宇宙を語れる教師
もいれば、ホンモノの天の川をみても何とも感じない者も
いるだろう。結局は資質の問題かもしれない。
しかし、天文ひとつでこの有り様なのに、自然科学全般に
わたって「教科書にとらわれずに」語れる人間が、いったい
どれだけいるのだろうか。そちらのほうも心配だ。
46 :
名無しSUN:01/12/19 22:09
俺たちの時代は実体験せずに教科書をせっせと憶えさせられたからな。
星の学習は教科書読んでビデオ見て終わりだったよ。
新指導要領で内容を削ったら教科書も薄くなった。
教科書は最低の内容で、科学館に行ったり直接観察や実験したり
して体験的に学べということだ。
新指導要領は、内容のリストから教育の進め方のマニュアルに
かわったといえる。
次の指導要領では、内容をばっさりと削って、授業がさらに
実体験を進められるようにしてほしいね。
でも、総合学習であご出している偏差値採用教員たちには無理か?
47 :
名無しSUN:01/12/19 22:17
私たちの子供の頃は「デモ・シカ」先生という言葉が流行りましたが、
今はそれ以上に厳しい状況かも知れませんね。
学校に頼れない以上、親が教えないとダメですかね?
48 :
名無しSUN:01/12/19 22:29
地元の教育学部の学生見てごらんよ。
ぼんぼんばっかりで、何も期待できそうもないよ。
今後も学校はたよりにならないだろうね。
親ならいっしょに星ぐらい見上げてやれよ。
昨年就任した理科の教科調査官は密林に何ヶ月も篭って現地調査した人だからね。
期待したいところだが。
49 :
名無しSUN:01/12/19 23:45
>>45 >結局は資質の問題かもしれない。
結局そういうこと。
ところで、教員は大変なエリートである。中学の数学の
教員の募集が、県内で一人なんていうのは、ざらである。
教育学部の学生の数を考えてみてくれ。そういう買い手
独占市場であるのに、資質を見抜けない教育委員会は、よ
ほどの大バカ集団か、わざとそういうロボットを増やして
いるとしか、考えようがない。
学習指導要領は、全国均質の教育を実現したかもしれな
いが、失ったものは予想以上に大きい。
こういうことを書くと、かならず日教組とか文部科学省
とか言い出すのが居るが次元が違う。
>48 そうですね。
いや、我が家はいろいろ見てますよ。
望遠鏡も有るし、天文イベントはできる限り見せてますよ。
でも、地域でとなると急に難しくなるんですよね。
文部科学省でしたっけ?もしここを見ている人がいたら、地域活動を
活発化する施策でも作って欲しいですね。
51 :
名無しSUN:01/12/19 23:49
文部科学省の小学校の教育課程の担当官って
誰でどういった人なんですか?
> 本や言葉で覚えるのではなく、体で感じとる学習をしろといっているのだよ。
この流れに沿ってるのかもしれないけど、最近の私立中学の理科の入試
問題、実験をネタにするの多いよね。科学が好きな子供なら簡単かも知
れないが、そう興味ない子供には大変だ。
そのせいか、オレ児童館なんかの科学実験の講師ときどきやるんだけど、
こいつほんとに実験やりたくて来てるのか?っていう、妙に生意気で
知ったかの子供が多いんだよ。決まって張り切りぎみの母親付き。
私立中高では、卒業論文を書かせるところが増えてます。
私立はそれぞれ個性的な教育方針を出してきていますね。
公立は安くていいけど、今のまま行くと公私の格差がどんどん
広がるんじゃないでしょうか?
その結果さらにお受験が盛んになって、結局小学生の体験学習
なんて出来なくなってしまうんじゃないでしょうかね。
(個々まで書くとスレ違い?)
54 :
名無しSUN:01/12/28 19:10
年末あげ。
55 :
名無しSUN:02/02/24 23:28
参考age
56 :
名無しSUN:02/02/24 23:51
なんだか理科教育の心配age
土曜日が休みになったら小学生はどうするかな、
たぶん、テレビゲームでもするかな。
土曜に総合学習で天文を扱うとしたらどういう内容があるだろう。
夏休みアゲ
59 :
名無しSUN:02/11/03 21:46
学問の秋age。
60 :
名無しSUN:02/11/03 22:14
経験も必要だけど、経験だけで考えるのはDQNだよね。
これじゃ、よくいるタイプのヲタ。
経験+知識、これ最強。
61 :
名無しSUN:02/12/20 13:12
科学の冬age。
(^^)
63 :
名無しSUN:03/01/16 16:23
将来、ロケットが上がらなくなる。
あぼーん
65 :
名無しSUN:03/03/05 02:16
うちの従兄弟(29)は月が地球の衛星であることも知らず、
夜空に輝く星々は隕石が光っているものだと思っていたらしい。
太陽以外に恒星があることも知らない。
そいつバカ?すげえなそれは。
67 :
名無しSUN:03/04/17 09:25
教育がなっとらん
↓
(^^)
69 :
名無しSUN:03/04/19 20:54
70 :
名無しSUN:03/04/20 02:46
新しいガクツュウツドウヨウリョウは無能な先生が
つくったものである。だからマイナスにしかならない。
71 :
名無しSUN:03/04/20 03:36
>> 70 同感 あんなの作ったの誰だろね 知ってたら教えて
あぼーん
73 :
名無しSUN:03/04/22 01:37
あぼーん
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―
↑
再教育が必要だな
↓
∧_∧
ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄〕
= ◎――◎ 山崎渉
78 :
名無しSUN:03/06/06 18:31
79 :
名無しSUN:03/06/29 11:03
とりあえず星は夜間にしか見えないから、臨海学校や修学旅行(林間学校系、京都や東京なら諦め)で星の観察をさせればいいかも。小学校高学年なら、夜外に出る機会が少ないから喜ぶし、安全性さえ気をつければうまくいくと思います。
もしくは、秋の夕方少し前に昼間の金星探しをやるとか?
80 :
名無しSUN:03/07/26 00:44
(⌒V⌒)
│ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
⊂| |つ
(_)(_) 山崎パン
あぼーん
84 :
名無しSUN:04/04/12 19:05 ID:IIz7glZ1
調査】「太陽は地球の周りを回っている」小学生の4割/ その2【教育・科学
http://news5.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1081758232/ ★「太陽は地球の周りを回っている」…小学生の4割
・小学生の4割は「太陽が地球の周囲を回っている」と思っている――。
国立天文台の縣(あがた)秀彦助教授らが行った調査で、天文現象に
対する子供たちの理解の乏しさが浮き彫りになった。
調査は2月、長野市と北海道上富良野町の公立小学校の4、5年生
計116人を対象に行った。「地球は太陽のまわりを回っている」「太陽は
地球のまわりを回っている」という2つの文章から正しいものを選ばせた
ところ、41%が“天動説”を選んだ。
同助教授らはまた、2001―2004年の間に、長野市、上富良野町、
広島市、東京都三鷹市の小学校4―6年生の約500人に対する調査も実施。
「日が沈む方角はどこか」「月の形が毎日変わるのはなぜか」という質問の
答えを4つの選択肢から選ばせた。
日没の方角を西と答えたのは71%だったが、月の形が変わる理由を
「地球から見て月と太陽の位置関係が変わるから」と正しく答えた子供は
49%に過ぎなかった。「月が地球のかげに入るから」という誤答が多く、
少数だが「いろいろな形の月があるから」という解答を選んだ児童もいた。
この結果について、縣助教授は「現在の学習指導要領が、目で見える
事象の観察や実験を強調し、なぜそういう現象が起きるのかを考えさせる
仕組みになっていないため」と分析。地球と太陽、月の関係を鳥観的に
とらえることなども授業に取り入れるべきだと話している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040412-00000306-yom-soci
85 :
名無しSUN:04/04/12 19:35 ID:/xhrgpAv
>>84 オリも見ました。ちとショック。
しかし、まぁ・・・大人でも
「月と太陽は同じもの」とか
「恒星は太陽系の中にある」とか
「月からは地球の出が見られる(by朝日新聞)」とか
思っちゃっている人って結構いますからね。
1の懸念どおりになったな・・・
これなんだけど、
> 「地球から見て月と太陽の位置関係が変わるから」と正しく答えた子供は
と言うんだったら、
> ・小学生の4割は「太陽が地球の周囲を回っている」と思っている――。
「地球から見て太陽は地球の周囲を回っている」という意味で正しいのでは。
元の問題文を見てないからはっきりとは言えないけど、何か引っかけっぽいのを感じる。
記事も「49%に過ぎなかった」みたいな煽りに近い文章だし。
89 :
88:04/04/13 01:56 ID:CCbalwj6
補足ですが、
問.昼と夜とがあるのは
ア.太陽が地球の周りを回っているから
イ.地球が自分で回っているから
というような問題ならわかるけど、
自転と公転をわざと混ぜて出題しているのは、混乱させようとしているように思える。
前頭葉を鍛えれば大丈夫!
そもそも天動説・地動説は旧の学習指導要領でも教えて無いでしょ
一般常識として捉えているだけという点では地動説を選んだ子供も安心は出来ない
水金地火木土天海冥を覚えれば、自然と太陽の周りを回ってるって認識になるんじゃないかと
その辺の大人だって、惑星の逆行や光行差を知った上で
地動説を受け入れているわけでもなだろうし。
92 :
名無しSUN:04/04/14 11:10 ID:9Yq7slyr
おまいらひみつシリーズ読め!
93 :
兵藤まこ:04/04/15 22:21 ID:LYHHY39U
月の秤動によって、
月面から地球の出や地球の入りが観察される。
ということはあり得ないの?
94 :
名無しSUN:
あり得ますというより、ある。