【イトカワ】小惑星探査機はやぶさ Part102【ISAS】

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977名無しSUN
こんばんは。
本日、旭川市科学館にて渡部潤一先生によるサイエンスセミナーがありまして、
その時「はやぶさのその後」についての講演もありましたので、その時の
ことをうpします。まあ、そんなに大した内容ではありませんし、一部2月6日
の旭川での講演と内容が重複している部分もありますが。

サイエンスセミナー「2012年天文現象 金の年」
 (この公演の一部としてはやぶさのその後を紹介。時間的には結構な時間を
  割いて説明されていました。)
講師:渡部潤一先生
   旭川市博物科学館顧問
   国立天文台 天文情報センター広報室長
    (広報担当だったのですね byうp主)

内容
・小惑星イトカワの大きさについて
 小惑星はわかっているだけで約28万個。そのうち探査機が接近し観測したのは
 数個だがイトカワはその中で一番小さい。
 (等倍率による比較写真を紹介。イトカワはホコリ以下位の大きさだったので
 全然見えなかったです byうp主)
・はやぶさ帰還のアクセス数は鳩山首相辞任のアクセス数の3〜4倍
 (前回もそんなこと言ってたなあw byうp主)
・はやぶさの通信途絶からの回復について
 惑星間探査機において、通信途絶からの回復ははやぶさ以外は皆無。なので
 この道の関係者からは、はやぶさが帰ってきたことよりも通信回復のことの方が
 驚かれたとのこと。
・イオンエンジンのAとBをつないでおいた件
 川口マネージャーは当初知らなかったとのこと
 (これも前回も同様のことを言っていたが、ホント? byうp主)
978名無しSUN:2011/11/20(日) 17:17:51.16 ID:UK8MOS+A
>>977続きです
・はやぶさのサンプルリターンの意義
 例えるなら、小惑星=たまご、準惑星=ひよこ 惑星=鶏。惑星では形成時に
 一度溶融しているので今地球を調べても当時の資料は無いが、小惑星なら当時の
 資料を採取し、形成時(たまごの時 byうp主))の様子がわかる可能性がある。
・カプセル回収時の物々しい防護服
 オーストラリアはハエが多い。なのであれはハエ除けw
 (万一の爆発の可能性のためにあのような防護体制をとったこともちゃんと説明
 されてましたw byうp主)
・イトカワからのサンプルによりわかったイトカワ形成の様子
 20kmの母星がバラバラになり、その一部が再び集まり形成された。そして
 イトカワは徐々に小さくなり、数億年後には消滅すると予想される。
 渡部先生曰く
 「分析屋さんというのは凄い。天文学者もわずかな光から見てきたようなウソを
  言うが、分析屋さんは1mmの20分の1の資料からイトカワ形成の様子を
  解き明かすのだから。この資料を三枚に下ろす分析屋もいる」
 (ウソってw 渡部先生面白いわw byうp主)
・はやぶさの映画の予告を4本ムービーで紹介
 一つのテーマで4本もの映画が製作されることは日本初とのこと。
 渡部先生曰く
 「一つ流すと、残りも全部紹介しないと」と言って4本ともムービーを紹介。
 うち一本は3Dなのですが、
 「3Dでやる必要ないなあ」
 (やっぱこの先生面白いわw byうp主)
 
とまあ、こんな感じでした。この後、2012年の天文現象である金環食、金星の日面通過、
金星食の講演をされ、最後は先生執筆及び監修のブック販売があり、全般を通して楽しい
講演でした。