>>327さんへ:
ギア比を変える意味を理解されていないようのなので、再度説明しよう。
■モーター側を小径のギアに変える意味
・トルクが大きくなる。
・同じだけ望遠鏡を動かすのに余計に回転しなければならない。
・よって、導入速度がオリジナルより落ちる。
・ギアの初速が、じわっと上がるのをかなりごまかせる。
最後の事は、天蛾とかには書いていないが、よく考えればわかります。
要するに、同じたけウォームギアを回すのに、モーターのギアは小さく
しただけ余計に回転しなければなりません。この「余計に回転」は、一瞬、
デメリッド(導入スピードが落ちる)だけのように聞こえますが、実は、
ガイド撮影には、大きなメリットとなります。
何度も言いますが、DCモーターにサーボを掛けて制御しているので、
廻り始めのスピードがじわぁ〜とスピードが上がるので、
1秒間の逆転ガイド修正の場合は、このようなモーターのスピードになります。
(スタート→ストップ動作(恒星時追尾を0として))
(Speed)
| / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
|/ \
0 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄時間
この↑(斜め)の部分が問題なのです。前回も書きましたが、ガイド修正の時間が
短い場合(精密ガイド)の場合、この部分だけになっちゃう可能性があります。
そうすると、時間とモーターの回転移動距離が正比例の関係ではないので、正確な
ガイド修正ができないわけです。