銭谷とエロイモイに腹抱えて笑いました
919 :
童話職人:2006/04/19(水) 23:59:52 ID:ihsgIHBwO
ハイキング・霧に誘われ童話編 その10
「おじいさーん!」
「ハイジ、いい子にしてたかいふぉっふぉっ」
ー(ピッ)ー
「ユキちゃんっ」「めぇ」
ー(ピッ)ー
「ロッテンマイヤーさん!」
ー(ピッ)ー
「クララ!クララが立った!」
じぃい〜ん…
ランビ「アア…何度ミテモ感動スル!」
ランビは持参してきたDVDを見て感動し涙ぐんでいた。
早送りして好きな場面を何度も見ながら。
ランビ「堪能シタ!サア、次ハ『誰も知らない』デモ見ルカナ。」
その時、人の気配がした。
霧の向こうを覗くとよく見た顔が並んでいる。
ランビ「ヤア、君達!」
スグリ「…あ、あらランビさんご無沙汰してます」
真央「こ、こんにちは」
殿「や、やあ」
プル「コンチワ…」
実は生徒達は、いい奴だがナルでたまにポエマーなランビがちょっと苦手だった。
こんな所で会うなんて。何を話そうか。
920 :
童話職人:2006/04/20(木) 00:03:45 ID:JAycCn/kO
荒川「ランビはこ、ここで何してるの?」
ランビ「イテツク冬山ニ、シマウマガ迷イ込ンダノサ」
ただの休暇だったのだが。
全員「 あ、 そうですか」
荒川「…じゃ、私達はこれで…」
ランビ「モウイクノ?ジャア〜ニィイ〜」
ランビは頭の両横に指立てて、テントウ虫のまねで見送った。
ランビ「ア!セメテ『誰も知らない』ヲ、ミンナニ見テカラ帰ッテ貰オウ!」
ランビは一行を追いかけた。
中野「…なんかどっと疲れたわね」
美姫「それよりさーあのゼブラーマンみたいな格好なんとかならね?」
デー「でもあれ以上のものはないって自信満々に言ってたからなあ」
スグリ「あなた達、いくらあの格好が醜いからって言い過ぎですよ」
荒川「てめぇが一番きつくね?」
ランビは物陰からそのやりとりを聞いてショックを受けた。
醜いー醜いー醜い…
921 :
童話職人:2006/04/20(木) 00:09:14 ID:JAycCn/kO
ランビ「オ、俺ノ格好ハ醜カッタノカ?コストナーハ褒メテクレタノニ!
自称、『流行ノ奴隷』ノ俺ノコノ格好ガ…」
ランビは自信喪失になり、頭を抱えこんだ。
「これ、嘆くでない」
ランビ「?」
木の上から声がした。
オウムの精だった。
オウムの精「おまえは醜くなんかはないぞ。
しかるべき所へいけば、お前は白鳥のごとく人気者だ」
ランビ「シカルベキ所?ドコダ?ソコヘ連レテ行ッテクレ!」
オウムの精「よかろう。このオウムの羽で君は別世界に飛んで行くんだ。」
ランビ「ジーザス!!」
閃光が走る。
羽を貰ったシマウマはまるでペガサスのように空を飛んでいった。
ザワザワ…人混みの気配。
ランビ「…ココハ…」
『♪一、十、百、千、千林♪親しい町千林♪』
ランビ「…!?」
『♪あなたも私もランララーン♪』
ランビはアーケードを見た。
ランビ「センバ…ヤシ商店街…??」
922 :
童話職人:2006/04/20(木) 00:11:28 ID:JAycCn/kO
一人のおばちゃんが近寄ってきた。
おばちゃん1「いやーあんたちょっと、おっとこ前やなあ〜奥さん見てみいな〜」
ランビ(困惑顔)
おばちゃん2「ほんまやわぁ〜いやー!あんたそのアニマル服ええやんか〜!どこで買うたん?」
おばちゃん3「素敵やん!星の王子様みたいでええわあ!うちの旦那にも買うたろかいなあ」
おばちゃん4「どの口が言うとんねん、あの顔じゃ無理ムリ!」
おばちゃん5「しかしええ男やな〜うちがあと十年若かったら」
おばちゃん6「二十年やろ!」
ガハハハハハハ!!
大阪のおばちゃんは果てしなく湧いてくる。
ランビ(…醜イアヒルデモイイ、帰リタイ…泣泣)
>>919-922 ランビ悲惨ww
やっぱりあのセンスを理解できるのは大阪のおばちゃんだけかwwwww
ハロース〜イス♪キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
って思ったらランビおばちゃんまみれwww
今回も登場キャラにまつわるコネタが散りばめられてて面白かったw
童話職人さん乙です!
ランビもアーティスト系不思議ちゃんキャラが立ってきてイイヨイイヨ〜
千林商店街ときましたか
たしか有名所が宣伝ソング唄ってたよね
かに道楽、京橋グランシャトー、パルナス、千林商店街の歌は大阪人なら誰もが知ってる名曲だw
ここを読み始めてから、てんとう虫グッズに目が行って仕方が無い自分がいるw
ひとつだけ贅沢言わせてもらうと
>ランビ「ジーザス!!」
ここだけは「モンデュー!」にしてほしかったw
ランビのインタ
「曲を聴いていて、いてつく冬にシマウマが迷い込む場面を想像した。
シマウマはやがて、オウムの羽で飛んでいくんだ」
「シマウマは自分、現実世界に疎外感を覚え、想像力の羽を広げて飛んでいく」
「僕は星の王子様」
・・・ランビの頭の構造かちわって見てみたい
やっぱりハイジ好きなんだな。
あののどかな故郷の村、現代のデルフリ村そのものって風景だもんなぁ
ともあれ職人さん乙
「こんちゃ〜すっ!配達で〜っす!」
フロアに集まっていた男子シングル勢が一斉に注目した。
今日は日本のファンから届いた手紙を転送配達人がやってくる日なのだ。
上位陣は前方に陣取りmy手紙袋持参組もいるが、後方で「の」の字を書いてる人もいる。
今回はトリノ五輪と06World終了後なので、みんなソワソワした雰囲気が漂っている。
配達人は予め纏めた手紙の束を、名前を呼び上げながら配っていく。
ファンレターの数を競っているのか、熾烈な視線が降り注ぐ儀式だ。
一通り配り終えると、ここで毎度の「魔の宛先」の読み上げが開始される・・・。
配達人「・・・しまうま様、ゼブラーマン様・・・いますか?」
ランビ「シマウマ僕ノナイス衣装ノコトネ。日本デモセンスイイ聞イテマス!」
誇らしげにランビ君が名乗るのをジョニー君は必死で笑いを堪えていた。
配達人「・・・鯖様、鯖のホイル・・・ップッ・・・鯖様・・・ブブッ」
噴き出している配達人を尻目にこの推理ショーの主役と言わんばかりに、
眼鏡をかけたサボイとバトルが詮議し始めた。
バトル「鯖・・・日本ノ青魚ノ一種。マサバが一般的で旬は秋、ヒシチジンヲ多ク含ム・・・」
サボイ「イヤ、コノ場合『鯖』ハ魚デハナク、巨大掲示板ノ・・・」
ジュベ「ケイジバン???」
サボイ「!!・・・ダカラ実況糞重イ時ハ鯖ノセイダッテコト、運営板ニ鯖落チスレg(ry」
ジュベ「ジッキョウ??オモイ???サボイダセ〜気味ワリ〜」
サボイ「・・・配達人サン、コレヒロユキニ転送シテ、DQNニハワカラナイ問題ダカラ」
配達人「失礼しました。(ちっ!ちゃねらーかよっ!!!)」
いつものお馴染み宛先や簡単なロジックの宛先の手紙はどんどん捌けていく。
配達人「鳥の大便と書いて鳥糞様いらっしゃいますか〜?」
鳥糞「ア☆ハァ〜イ!イマス!鳥糞デェ〜ス☆☆☆」
バフタン「ナンデ鳥糞ナノ?」
鳥糞「アノネ親切ナ日本ノヲタサン?ガ教エテクレタンダ。日本語デ書クト『鳥糞』☆」
サボイ「・・・フ━━━( ´_ゝ`)━━━ン・・・」
配達人「次、フローラパパ様」
チッパパ「待ッテタヨ、フローラパパ頑張ッタ甲斐ガアッタヨ!!」
セロフ「フローラ元気?コノ前サインシテアゲタンダヨ」
チッパパ「ミンナのサイン集メニ夢中サ。ミンナモフローラニサインチョーダイ!!」
プル「(・・・モウスグ僕モパパッテ呼バレル・・・早ク呼バレタイ!!!)」
配達人「次は・・・あ゙ーっ!・・・?アッー!・・・???」
あ゙ー「ソレ僕デショ。」と、SPの振りをしてみる。
一同「ア゙━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ッ !!!!! 」
バトル「毎年面白イ音楽サガシテクルヨネ」
あ゙ー「僕モバトル君ト同ジデ音楽ヲタダカラネ!来年モ期待シテテネ」
配達人の手元に残った手紙の山は4つとなった。ここからが大変なのだ。
配達人「ええと。海外選手ですが、倉庫様、小林様、有田様、倉田様・・・出て下さい」
誰も進み出る選手などいない。当たり前だ。日本人選手の名前のようだから。
バトル「ズバリ小林君=ウクライナノAnton KOVALEVSKI君デショウ!」
いつになく出来杉君バトルが冴え渡っている。小林は初めての体験に物怖じしながら、
配達人から手紙の束を受け取った。実に初々しい光景である。
「頑張って下さいね」と配達人から声を掛けて貰いながら、ずっしりと受け取る。
まだ台詞は貰えない小林は感激のあまり言葉が出ないらしい。
サボイ「倉庫って『100人乗っても大丈夫』のイナバ物置ノコトジャナイ?」
配達人「・・・本家イナ・バウアーさん宛という事でしょうか?」
(なんでそんなに日本に詳しいんだよっ!)
ジュベ「イナバウアーサン、ママンニ似テ美人ダッタヨネ〜」
プル 「僕のマーマのほうがジュベのママンの835倍綺麗ダッ!!!」
ジュベ「何ダトッ!?鼻デカ星人勝負シロ!!!」
プル 「フフン、マグレで勝ッタコトシカナイクセニ(プッ」
ジュベ「怒ッタ!!!ユルサン!!!コノマザコ・・・
二人は転がるように外へと出て行った。おなじみのユーロ決戦第083幕開始だ。
サボイ「配達人。有田のヒントを」
配達人「(ちょwwwおま日本語wwww)
トリノ後から殺到している宛名のひとつです。」
サボイ「・・・ではトリノで大活躍した選手ですね・・・表彰台の可能性が高い。
腐女子枠が一番拡大したバトル君ではないでしょうか?自然です。」
バトル「エエェ僕ゥ〜?モウイッパイ貰ッタヨ〜」
サボイ「一般のファンレターと腐女子層は全く別腹です。受け取れ。」
配達人「(何で断定?何で命令口調?何で腐女子?何でサボイ?)
バトル様・・・では中身を見て違うと思ったら返してくださいね」
バトル「う〜ん・・・ワカッタヨ!全部チャント読ムモンネ!」
サボイ「倉田は面倒になってきたのでクリムキン」
配達人「えっ!ちょっと・・・」
と言いかけた所に栗がもう来ていた・・・。今日も丸い青いドラえもん風だ。
栗無菌「ヤァ〜、トリノでクリムキンイーグル失敗シタオ叱リノ手紙カナ?デレデレ」
配達人「(ダメだ・・・その気になってるよ・・・あっ!勝手に持って行っちゃった」
栗無菌「ワールドデヤラナカッタカラ皆寂シクナッテルンダナ、アハハ!」
結局、眼鏡サボイを中心として今月の日本からのファンレターは各々の手渡ったのだった。
〜〜〜開封〜〜〜
・ランビ(しまうま)→「センス悪い」「頭おかしいんじゃね?」「付いていけない」
「
>>919-922」
・ひろゆき(鯖)→「ヨダレ出る」「史上最凶の破壊力」「見てるこっちが恥ずかしい」
「マイミクのサボイの言ってた事はこれか・・・意味わかんね('A`)」
・鳥糞(鳥糞)→「駅にいっぱいあった」
「同ジ駅使ッテルファンガイルノカナ・・・サインノ練習シヨウ!!!」
・チッパパ(フローラパパ)→「フローラのサイン入り生写真を30000円で買います」
「恐ロシイ・・・フローラハ僕ガ守ル!美少女ロリコンシネ!シネ!シネ!」
・あ゙ーっ(あ゙ー)→「イリヤの3Aに見惚れました。いつ復帰したの?」
「偽クリクジャナイヤイ・・・!アンナニ個性的ナプロニシタノニ・・・(´Д⊂グスン」
・小林(小林)→「プル」「プル」「プル」「プル」「プル」「プル」
「・・・(無言で涙を流す、台詞はない)」
・バトル(有田)→「3A失敗許すまじ!」「お前トリプル跳べないんだろ?」
「・・・orz・・・orz・・・orz・・・orz・・・orz・・・orz・・・orz・・・orz・・・orz・・・orz・・・orz・・・orz」
・栗無菌(倉田)→「露3枠しっかり取れ!」「露を任せられない」
「・・・ダッテ・・・グリャーツェフが・・・(寂しい表情でおでこを撫でる)」
メガネサボバトキター!
…ってか鯖の解釈とかその辺で的を射てないサボサボとバトル…
しかもサボイにちゃんねらだったのかよw
つか日本語喋ってなかったか?!推測外れてるし頭良いのか悪いのか…
開封にワロタ!
あながち内容が外れてないせいか皆ダメージオオキス!
バトルへこみ杉w
今日も沢山新作がうpされて嬉しいな
みんな乙
>>921 「ジーザス!」
青田典子じゃあるまいしw
職人の皆様乙!
大阪のおばちゃんに囲まれてガクブルランビを想像して吹いたw
「ジーザス!」発言、シマウマ衣装が有る意味バブリー青田の衣装とかぶるのでオケ!
眼鏡サボバトカコ(・∀・)イイ!
サボイはきっとインターネッツで日本語と日本の情報仕入れてるんだろう。
妙に偏った日本通って感じがするw
ぐぐってみた
千林商店街
・日本一安い商店街
・足を踏み入れると流れ出すテーマソングは、あの大御所デュークエイセスが歌っている
チッパパの「シネ!」にワロタwww
「クララ!クララが立った!」
爆笑です、童話職人さん・・・
すごいところをついてきますね
>>934 バトルの3Aはシャレにならないよね・・・
>>933 バトたん、栗…。・゚・(ノ∀`) ・゚・。
みんなファンレターっていうより、ダメ出しwww
まとめサイト見て吹いたw
登場人物紹介の安藤、かわいい…
サンデュ、さわやか好青年で誰かと思った
別人すぎww
なんでバトル=有田なの??詳しい人誰か教えてw
サボイ2ちゃんねら〜の上、ひろゆきのマイミクかよwwwいっそ★持ちで
>>942 トリノでスロー3Aをれなちゃんずでやって人気爆発したのを、
サボイが勝手に銅バトル腐女子からの支持と決め付けた。
そして、フリーでスロー3Aとトリプル失敗した有田とバトルが重なる。
・・・って感じではないかとw
>>939 ならないよ…
3Aがクワドより苦手らしいバトルだから余計…orz…orz…
え?3Aがクワドより苦手なのはランビでしょ?
バトルは確かに3Aは苦手だけど、毎回毎回失敗って訳じゃないし。
クワドの方は(試合で)成功したのは数年前の4CCだけだから・・・
>>946 スレ違いになるけど…
クワドの方が上手くいってるニュアンスなインタブ読んだポン。
練習では毎日一回は降りてるとか何とか…
3Aは並があって不調な時はなかなか降りれないらしい。
以前から一番難しいジャンプとも話してるよ。
じゃあ何故試合で………orz…orz…orz
スレ違いゴメソ!
メガネッ子のサボイの写真、マジに大学教授とかに見えるw
ホントに新郎・友人&恩師だwww
んで花嫁はどこ?(藁
950 :
名無し@自治スレでローカルルール検討中:2006/04/22(土) 14:11:00 ID:e7QKF07m0
まとめスレの表紙変わってた!!なんかイイ!!
なんかところどころにストッキングが見つからないの・・。とか
出陣でござるとか、まじツボ・・
>>950 あら、いつの間にか亜弓さんの「恐ろしい子」から
まさに昼ドラどろどろ人間関係風表紙に変わってたのねん。
(中身はどろどろじゃないけど)
あまりにも素晴らしかったので、さっそく壁紙にしましたw
いい仕事してますねぇ〜
ほんとだ!すごい!
でも遊び心でバラから金パンのプルがにゅっと出てくるのキボンw
ネタ職人さん達どれもグッジョブwww
学園シリーズでトッド先生とか出てきたら笑うな〜
ゲー坊とか兄貴もキャラが立ってるような。
漢なロシェット姐さんとかアニシナも見てみたい…
954 :
名無し@自治スレでローカルルール検討中:2006/04/22(土) 21:19:52 ID:e7QKF07m0
そろそろ1000レス近くなってきたな。
誰か新板キボン タイトル聖フィギア学院で(笑)
めずらしくあがってんなあ
乙ありがとう!
でも昼ドラもどこかにいれといた方がよかったかも?
結構昼ドラスレって名前他スレで出てる時あるし・・・
まとめスレの「フィギュア学園・学園天国」すごく芸が細かい!
ヤグの画像なんかすばらしい
>>956 乙!
学園物だからスレ名はこれでいいと思ふ
960 :
名無し@自治スレでローカルルール検討中:2006/04/22(土) 22:14:21 ID:e7QKF07m0
乙!!感謝!
961 :
名無し@自治スレでローカルルール検討中:2006/04/22(土) 22:27:27 ID:udXPgtej0
>>956 ボルドウィンしく乙
まあ彼は2323なんだけどね
>>957 ふむ、確かに・・
昼ドラスレで通ってるからねえ
試しに提案なんだが、もし3スレ目まで行ったら、その時は両方入れて
「フィギュアスケート昼ドラスレ〜聖フィギュア学園3〜」(ここが実質1、次スレが実質2)
とかにする、というのはどうだろう
せっかく立てて貰ったのでこれでいいと思いますよ。
もし3スレ目になった頃も昼ドライメージが残ってるようなら
その時は入れたらどうでしょうか。
聖フィギュア学園〜次スレに向け、現状打開編1/2〜
日本列島を春の嵐が駆け抜ける夕べの帰り道
安藤「ぐすっ、新学期になってから、美姫って存在感薄いなあ。
特別奨学生からも外れちゃうし、ロッテ組も解散しそうだし、
このスレももうすぐ埋まっちゃうけど、美姫、主役のお話、ほとんどないんだよなあ。
こんなにカワイイし、ナイスバディなのにぃ」
突風に吹かれ、安藤は弱気の時のお約束で、フェンスに激突した。
コーエン「ミタワヨ〜!」
中野「ちっ(アメリカでも「家政婦は見た」、やってんのかよ!?)」
コーエン「来季ニ向ケテ、アタック練習ノターゲット捕捉!」
コーエンは誰から借りたのか、全身ロボコップの衣装で、身長が1.5倍になっている。
シャキーン!
勢いよく飛び出したコーエンだが、道ばたの針金に足を取られてしまう。
コーエン「オー、ノー!!!!」
ライサ「ヒドイヨ、イクラ僕ガキャラ立ッテナイカラッテ、踏ンヅケナクテモイイダロ!ゲ、ゲホッ」
聖フィギュア学園〜次スレに向け、現状打開編 2/2〜
ジュベ「ネエ、ママン、変ダヨ!ワイヤーガ血ヲ吐イテルヨ!!ジェ・ペール〜〜」
ジュベ母「大丈夫ヨ、モン・プティ! アレハワイヤージャナクテ、ミミズジャナイノ!」
ジュベ「ワーン、ミミズ、コワイヨ〜〜〜!」
安藤「え、針金!? 美姫はぁ、縛られたいですぅ♪」
更に吹き寄せる風に、ライサはアイアンウィードのようにころころ転がっていった。
ジュベ母は力強く娘…もといっ! 息子を抱き寄せた。
安藤「待って〜 あたしを縛って〜〜〜」
ライサ「僕ノ体デハ、キミノベルトニモ足ラナイヨ〜」
中野「ちっ(こいつら、次スレでも主役にはなれねえな。さ、ミスドにでも寄って帰ろ♪)」
日もとっぷりと暮れた道に、風が舞い、雨も降りそぼっていた…
コーエン「ワ、ワタシハ!?」
聖フィギュア学園〜次スレに向けて進路指導編〜
進路指導のベテラン教師、佐藤信夫は困っていた。
同僚の城田がホリエモンと同じところに行ってしまい、
全クラスの進路指導を一人で背負う羽目になったからだ。
しかも新学期早々、進路に悩む生徒が、指導室に押し寄せている…
舞「やっぱり、聖アクトレス&モデル学園に転校しようと思うんです。
このまま残っていても、選手権には出られないと思うし、
由希奈ちゃんが戻ってきたら、私の居場所はなくなるし。
……でも、女優になったとしても、スケートが滑れる女の子
っていう役しかもらえないのは分かってるし、
野球の始球式にも呼んでもらえなくて、くすぶるしかないのかって思うと…」
舞は泣き崩れていて、とりつく島もない。
佐藤「(参ったな、入っちゃってるよ。これだから女生徒は苦手なんだ)」
荒川「先生、私、やっぱりアメリカ学園の専修科に進もうと思います。
ここにいてもライオン頭の政治家とオペラ見たり、歌わされたり、
ぜんぜんスケートがやれないんです。
逃げたって思われてもかまいません。
ただ、私、英語が全然駄目なんで、床先生のところにホームステイできないかと」
佐藤「(この子は傍目が思ってるより、グジグジ考え込むタイプだからなぁ)」
村主「先生、私、この学園に四年後も残ってられますよね?
私からスケートとったら、何も残らないんです!」
佐藤「(荒川と村主の性格が逆だったら…は、いかんいかん、私は生徒の個性を重んじるのだ!)」
織田「先生、僕の背、まだ伸びるでしょうか?
このままだとお笑いバカ殿路線驀進で、真央ちゃんと肩を並べられなくなりそうで…」
佐藤「牛乳飲め!(てか、それ、進路指導じゃないだろ…)」
といいつつ、自分も全く進路指導してない、佐藤信夫であった……