丸山真男

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1右や左の名無し様
  現実はいつも、“仕方のない”過去なのです。(『「現実主義」の陥穽』)


何を言っているのだろうか。雑多な社会の中で「自分は高い場所にいる」と
思っているだけの、手前勝手な「現実」にすぎないのではなかろうか
2右や左の名無し様:2006/02/28(火) 22:14:22 ID:???

3 名前:ふざけた奴 ◆Sa5SBMSRMc 本日のレス 投稿日:2006/02/28(火) 21:46:39 BvtU3JHz
本人キタ―――(゚∀゚)―――― !!
3右や左の名無し様:2006/02/28(火) 22:15:02 ID:???
>>1
丸山は現実主義的だよ。彼が論じる対象はわりとしっかりした人が
多くて、間違っても北一輝や大杉栄はでてこない。

それでもM・フーコーが「丸山はすごい」と言って、来日したとき
わざわざ会いに来たぐらいなのだから、本当に「すごい」のかも
しれない。
4右や左の名無し様:2006/02/28(火) 22:21:56 ID:???
>>1
『日本の思想』の、累計で102万部以上売れている。
その中の小論「『である』ことと『する』こと」は高校の
教科書にも採用されている。
5ふざけた奴 ◆Sa5SBMSRMc :2006/02/28(火) 22:26:09 ID:BvtU3JHz
>>1 >>2 >>3 >>4 ほらもっと頑張れよ。
6右や左の名無し様:2006/02/28(火) 22:26:16 ID:???
しかし、「日本ファシズム論」は、ファシズムの定義も曖昧でひどく批判された。
橋川文三も「昭和超国家主義の諸相」で丸山を評価しつつも批判している。
7ふざけた奴 ◆Sa5SBMSRMc :2006/02/28(火) 22:27:36 ID:BvtU3JHz
>>6 駄目駄目そんなんじゃ。
8糞ウヨ厨房 ◆EO.qomHMmU :2006/02/28(火) 22:30:33 ID:KOGHTgBX
>>3
そこが面白くない。
北(あんまり好きじゃないが)や大杉(こっちもあんまり好きじゃない)
は丸山とは比較できないほど魅力があるよ。関係ないが、大杉をテロった
甘粕も興味深い人物。
良くも悪くも丸山は近代主義の枠組みからはみ出すことはない。
9右や左の名無し様:2006/02/28(火) 22:33:49 ID:???
>>3
だけども「無責任の体系」てな言い方は、表面的にはそうだと
言えるし、間違ってはないのだけども、<社会>と<自然>が
未分化だった感性が、日本人の根底にあったことに気づいて
ほしかった。
10右や左の名無し様:2006/02/28(火) 22:36:23 ID:???
>>8
いくら「魅力」があっても、サークル活動の延長みたいな
ことばかりやって、一般庶民の人生や生活に関係ないんじゃ
しょうがないでしょうに。
それに貴方は、大杉が何人女を泣かしたと思っているの。
11糞ウヨ厨房 ◆EO.qomHMmU :2006/02/28(火) 22:40:22 ID:KOGHTgBX
>>10
男としてちょっとうらやましぃ、なんて言ったらいけねえかw
神近市子に刺されたのは自業自得だと思ってるよ。
12糞ウヨ厨房 ◆EO.qomHMmU :2006/02/28(火) 22:44:02 ID:KOGHTgBX
>>10
ところで、丸山の思想も一般庶民からかけ離れたところにあったんじゃないの?
近代西欧の「個」の確立を理想化した丸山にとって、戦前の「臣民」も、
戦後の私利私欲を追求した庶民も、侮蔑の対象でしかなかったんじゃないか。
13右や左の名無し様:2006/02/28(火) 22:44:14 ID:???
>>10
まあ、丸山がどこまで「一般庶民の人生や生活に関係」した
かも疑問だがね。
日本の政治家で、丸山に感化されたとか、丸山の提言を実行
したという人はいるのかな。
14右や左の名無し様:2006/02/28(火) 22:46:35 ID:???
>>12
そうですね。吉本隆明の「収集の論理」(だったっけ)もそういう
ことを言いたかったんだろうけれど。論旨がちょっとそれてしまっ
たようにも思える。
15宏明 ◆ZS4YjI4csc :2006/03/01(水) 01:09:09 ID:ANeACSnu
>>13
政権を担当した政治家にはいないだろ。
石橋湛山とかもずいぶん違うし。

(コテとしての名前を変えることにした)
16右や左の名無し様:2006/03/01(水) 07:30:49 ID:???
>>12
丸山は象牙の塔にこもった特権層に過ぎなかったが、自覚がなかった。
丸山だけでなく、学者にはそういうのが多い。
藤原弘達や西部邁のように椅子をけとばすのは少ない。
17右や左の名無し様:2006/03/03(金) 02:43:48 ID:oETOKaoH
なんで学者が大衆迎合しなきゃいけないのか理解できない。
これも日本が中韓から受け継いだ悪しき伝統で
知恵知識を身に付けた人間は「士大夫」として
民衆の中へ行き教化しなくてはならないという。。。
18右や左の名無し様:2006/03/03(金) 07:27:47 ID:???
>>17
本当にそんな伝統があるのなら、「悪しき伝統」でなく良き伝統
ではないでしょうか。
そんな伝統があれば、ですけれど。
19右や左の名無し様:2006/03/03(金) 08:50:43 ID:???
>>17
そういう考えかたは「和光同塵」と形容した方がいいな。士大夫の思想というよりは、隠者の思想に
むしろ近い。
20右や左の名無し様:2006/03/04(土) 17:42:43 ID:zO+RTYtP
インテリの言うことを理解したいのなら
聞くだけではなく自らも色々と学ぶ必要があるのに
それを怠るからいまだに乞食ばかりなんだよ
21民族派見習青年:2006/03/05(日) 11:18:02 ID:???
竹内洋著『丸山真男の時代』を既読の方はいますか?
22右や左の名無し様:2006/03/06(月) 15:00:17 ID:ib+sV1VW
中江兆民(なかえ ちょうみん)
(1847〜1901)
職業: 思想家
代表的著作: 『三酔人経論問答』
解説 土佐藩うまれ。藩校「文武館」の創設とともに入学。18歳に長崎留学。フランス語勉学。1871年岩倉具視の使節団に参加。
フランス留学2年半後帰国。仏蘭西学舎を運営しながらルソーの民約論を翻訳。1881年東洋自由新聞を創刊。廃刊までのわずかーケ月半の間に30編の社説をひとりで執筆。
人権に基づいた法治主義の確立を訴えた。しかし、富国強兵の明治政府は民権運動を弾圧しはじめ、1887年保安条例をしき、兆民も東京から追放された。彼の最高傑作といわれるものに「三酔人経綸問答」がある。
それは南海先生の家に二人の客人が訪れ、ブランデーをまえに政論を戦わすというもので、この三つの立場は、当時の世論をみごとに描いており、兆民の鋭い分析を物語っている。
彼は自由と平和を国の基礎とすべきであり、それは徐々にでも実現されるべきとした。 ここにたんに新思想に酔う民権論者たちと兆民の違いがあった。
彼はつねに世界を見据えつつ日本のとるべき道を考えていた。本書が時がすぎでも清新さを失わないのは大部分の日本人の考えがあらゆる重要問題においで「三酔人経綸問答」の枠内にあるといって過言でないからであろう。
23右や左の名無し様:2006/03/07(火) 13:45:29 ID:???
>21
24民族派見習青年:2006/03/07(火) 18:38:07 ID:???
>>23
おお、いましたね。
で、どうでしたか? 私は持っているのですが未読なんです。
面白かったですか?
25糞ウヨ厨房 ◆EO.qomHMmU :2006/03/18(土) 00:17:27 ID:l8RkP3zr
>>21
俺の丸山嫌いに拍車がかかったよw

それはともかく、全共闘と原理日本社との比較は面白く読んだ。
同じ著者の「教養主義の没落」(中公新書)と併読するのもオススメ。
26右や左の名無し様:2006/03/18(土) 01:45:41 ID:+ysa/c3t
良いとか悪いとかなしに、丸山はかなりの部分で戦後民主主義の形成に一翼を担った感があるんだが、オレだけかな?
27民族派見習青年:2006/03/19(日) 14:18:07 ID:???
>>25
御教授感謝致します。『教養主義の没落』も買ってみますね。
28糞ウヨ厨房 ◆EO.qomHMmU :2006/03/21(火) 02:53:35 ID:???
なんで丸山だけが抜きん出た存在になれたんだろうな。川島武宣や大塚久雄は今、
殆ど読まれなくなってると思うが。

今、丸山門下の橋川文三「ナショナリズム」(紀伊国屋書店)を読んでいるんだが、
吉田松陰論はいいね。
29右や左の名無し様:2006/03/21(火) 08:21:24 ID:CPZa6GjL
丸山真男もその門下ももうダメだな。
著作の中で示した、日本人がバカだってことは正しかったけど。
30右や左の名無し様:2006/03/21(火) 17:57:20 ID:???
松下圭一教授は「まるやま・しんだん」と言っていた。
31右や左の名無し様:2006/05/07(日) 11:14:02 ID:dwDRGSA/
保守上げ
32右や左の名無し様:2006/05/07(日) 12:13:40 ID:QEk0RDj8
 私は全共闘時代の人間だが、丸山真男先生の考えには私たちが経験した敗戦直後の変に明るい世相の背景がある。
 思想も時代を反映するものである。そういう時代背景も考えてほしい。
 自分の生きている時代を反映しない思想ははないと私は思う。
 私の、小学時代、中学時代には先生たちははるかに謙虚だった。
 先生たちも我々も、民主主義というものを学ぼうとしていた。
 学校に今のような権威主義はなかった。先生たちは我々の意見を聞いた。
 学校は、民主主義だった、権威主義ではなかった。
 彼はぶつぶつふう貧しいが変に明るい時代だった。
 民主主義という思いが目の前にあった。
 私たちは幼少のころから懸命に民主主義を模索している学校の先生や大人たちに囲まれて育った。
 全共闘はその行き着く思いであったと今は思う。
 当時の日本経済は右肩上がりたった。ベトナム戦争のおかげである。しかし、経済を知らない私たちは、将来はますます発展すると我々は思っていた。
 思想や哲学には固定(solid)とか永遠(eternal)というものはない.
 一人一人が獲得して,一人一人が判断するものであるかもしれない。初老に差し掛かりつくづくと思う。
 私は小さいころ、碩学の人が死んだというニュースに接するたびに、この人たちの農事の保存しておくことはできないのだろうかと思ったことがある。
 若い人たちよ頑張って下さい。 
 あの敗戦当時の、貧しいけれども変に明るかった日本の世相は今は感じられない。
 本当の生きることは、心を生きることなのかも知れない。
 
33右や左の名無し様:2006/05/07(日) 13:23:13 ID:nQ3yDZk9
若輩ですが僭越ながら
>しかし、経済を知らない私たちは、将来はますます発展すると我々は思っていた。
団塊の明るさ、且つ憎まれる元凶をここに求める人は多いと思うぞ。

>学校に今のような権威主義はなかった。先生たちは我々の意見を聞いた。
これが本当なの?
34右や左の名無し様:2006/05/18(木) 21:02:14 ID:PoiDjHhe
【世界的】筑紫哲也丸山真男鳥越俊太郎【三賢人】
http://academy4.2ch.net/test/read.cgi/sociology/1110256598/l50
●卍●丸山真男総合雑談スレッド●卍●
http://academy4.2ch.net/test/read.cgi/sociology/1049548354/l50
35右や左の名無し様:2006/05/18(木) 21:04:00 ID:ndCVyQjT
36右や左の名無し様:2006/05/25(木) 23:20:42 ID:95xuRNx3
苅部直『丸山眞男 リベラリストの肖像』読みやすいね。
ぼくのお勧めは水谷三公!
37右や左の名無し様
丸山本はホントに毎年毎年よく出るなあ