2 :
右や左の名無し様:
3 :
右や左の名無し様:04/09/30 15:12:59 ID:k88fFsOd
『国民の道徳』 西部 邁 (著) 産経新聞ニュースサービス
>日本人はエリート知識人に導かれて、
>第2次世界大戦を「全体主義対民主主義」の戦いであったと信じ込んでいるが、
>ヒトラーもムッソリーニも大衆が民主的手続きで選んだのであり、
>スターリンも人民によって選ばれた独裁者だった。全体主義と民主主義は矛盾するものではない。
>そのことを見ぬかずに、民主主義を普遍的価値と崇め、
>伝統的価値観を廃棄して、いたずらに自由と平等を唱えてきた結果、
>個人が己れの欲望を放縦に主張する「みだらな」社会が作り出されたと言うのである。
抜粋だけだが、民主主義・自由・平等への敵意に溢れている。
こいつに言われなくても独裁者の出現はフロムの「自由からの逃走」
リースマン「孤独な群衆」のように民主主義思想が真剣に取り組んできた問題だ。
そして、強者にすがる権威主義思想の排除やNPOのような中間集団の充実が成果として示された。
ところがこいつは、民主主義を制限して伝統的価値を持ち出せ、といっているだけだ。
無論、それをやって破滅したのが大日本帝国以外の何者でもない(藁
こんな反民主主義政策をやっている国なんて見たことないよ。
米共和党の宗教原理主義を除いては。
4 :
右や左の名無し様:04/09/30 15:13:41 ID:k88fFsOd
『民主主義とは何なのか』 長谷川 三千子 文春新書
>民主主義の根幹である「人権」に対しても、著者の目は容赦ない。
>「人権」の概念を初めて提示したのは、17世紀イギリスの思想家トマス・ホッブスである。
>個人が己の「自然権(人権)」を放棄し、人間相互の「安全保障契約」を結ぶプロセスを保証するのが、
>ホッブスのいう「主権」で、これは「独立宣言」と「人権宣言」が「創造主」ないし「至高の存在」によって
>与えられたとする「人権」とは正反対のものだった。
この抜粋によると、人権は「創造主」「至高の存在」に与えられるモノであって、
国民固有の権利でもなければ、社会契約的取り決めでもないということになる。
二つの宣言が教会と宗教の影から抜け出せなかった問題を無視している。
まさに天皇からの温情として与えられる人権である。
なお、民主主義については西部とほぼ同じ議論、批判も同じ
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右や左の名無し様:04/09/30 15:15:58 ID:BX5c7ohc