【代理レス】シベリア郵便局・287通目【レス代行】

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367いやあ名無しってほんとにいいもんですね
【依頼に関してのコメントなど】2通あります、よろしくお願いします
【板名】なりきりネタ板
【スレッド名】人間とエルフTRPGスレ
【スレッドのURL】http://127.0.0.1:8823/thread/http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1275408771/l50
【名前欄】マイノス代理
【メール欄】
【本文】↓
「ツレナイね、仕方無いから言われた通りにしてあげよう、これも誼(よしみ)というやつだ」
そういうとその大きなシルフの姿をしたモノはマイノスへと近づいていく。一方で彼はというと
全く動けないところにわずかに痛みが走り、継いで少しだけ調子が良くなったことでやっと
我に返る。その顔からは完全に血の気が引いていた。

>少年よ、アレは多分風のエレメンタルの上位体。話せるかどうかは解らないが。頑張って契約取ってくるんだ
>今日用があるのはそこな少年ネ、彼に力を貸して欲しいネ
冗談ではなかった。精霊使いが使役できる精霊は本人の適正によるものでその数もまた本人の器次第だった。
言い換えれば上位ないし下位の精霊を多く契約するか。それともその中でも強い力を持つ大精霊を1つか2つ
と契約するかのどちらかとなる。がマイノスにこの風の大精霊を収めるだけの器はまだない。

無理に契約を結べば器が不足し最悪自分が爆ぜるか良くて心か失くなり本当の風となってしまうかのどちらかだ。
今連れている者達と縁を切れば万に一つの可能性も出てくるがそんなことは絶対にしないしできない。
契約ではなく友好の儀というのを結べばイーネと同じようなことも可能だが属性持ちでない以上は相手の
出す試練を受けて耐え切る必要があるが、齢16歳の少年に無茶な注文だった。

「そう怯えることはない、小さな人間。キミが思うようにボクもキミがボクを受け入れられるとは思わないよ」
「あ、で、ですよねー!いくらなんでも無茶ですよね。僕じゃ破裂しちゃいますよ」
「それも面白いかもしれないけど、今は同胞の願いを聞くのが先だ。そうだな、キミはボクの子と契約を交わそう
としてたんだろう?ならキミに見合う中で少しだけ力のある子を供にしようじゃないか。どうだい?」

そう言うと大きなシルフがふっと息を吐くとマイノスの目の前に先ほどのものと変らぬ見た目の小人がいた。
368いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/08/21(土) 09:11:27 発信元:110.233.144.68
【依頼に関してのコメントなど】もう半分です。お願いします。
【板名】なりきりネタ板
【スレッド名】人間とエルフTRPGスレ
【スレッドのURL】http://127.0.0.1:8823/thread/http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1275408771/l50
【名前欄】マイノス代理
【メール欄】sage
【本文】↓
「もちろんそれで構いません!(というか最初からそれが目的だったんだけど)こっちこそお願いします」
マイノスはそういうと契約の指輪を差し出す。小さい方のシルフは自分達の大元の前だけあって静かにしている。
「まあそんな連中を連れ歩いてるっていう時点でキミが未熟なことはわかるよ。本当はあまり気が乗らないけど
今はそんなことは関係ないからね。この子を通じてキミが良い精霊使いになれればいいけどね」

そういって小人をマイノスとあっさり契約させると自分はイーネの方に歩いていく。恐らくは帰るのだろう。
風の大精霊はこの少年の連れているモノが気に食わなかった。風の精霊の本質は自由であり勝手であり「それはそれ、
これはこれ」の精神である。そんな精霊の親玉とも言える存在ともなれば、マイノスの連れているのモノとの相性の
悪さも相当なものになる。固体によって違いはあるがほぼ無関係、無関心が心情の風の精霊と縁結びの精霊、魔物、
精霊のようなものは、少なくとも大きなシルフには反りが合わなかったようだ。

その証拠にイーネにもう遊ぼうとは言わずに帰り支度をせがんでいる。
「同胞よ、用件は達したぞ。また何かあれば呼ぶ事だ、いいな?なくても呼ぶのだぞ!」
そう言うと大きいシルフは突風と共にその場で掻き消えてしまった。マイノスは契約を結んだ
小さな精霊に挨拶を済ますとその場にへたり込んでしまった。

周囲の人々はすごいモノを見たとはしゃぐ者もいれば、ほっと胸を撫で下ろす者もいる。
件の精霊が去った事により少年も緊張の糸が切れその場にへたり込む。
(流石に死ぬかと思ったな、二人には後でちゃんと言っておかないと)
マイノスはそう思いながら契約の済んだオパールの指輪を拾いそっと懐に仕舞い込むとその場にへたり込んでしまった。