( ^ω^)ブーン系小説シベリア図書館のようです★4
◆ブーン系小説とは?
一行アスキーアートと地の文を併用したVIP発の読み物、創作物のことです。
2005年から始まり、今日まで様々な素晴らしい作品が生まれていきました。
当館ではお勧めの作品紹介も受け付けております。シベリアの方々も、ぜひお立ち寄りください。
| _____ | <`/>'^ヾヘ/> サムイワネ ココ
| |.::..:..:..::::..:..::.:..| | {三} ((ノ、`'ノ))}.
| |.::..:..:..::::..:..::.:..| |ヽ .{ニ}ゝd *゚听) [,|,,,★,,|] ダオダオ
| |.::..:..:..::::..:..::.:..| オイシイ? ヽ リ (__]っ l: .>つ ( ^ω^)
| |.::..:..:..::::..:..::.:..| [,|,,,★,,|]. |\ \ .</_i\,__(__つ/ ̄ ̄ ̄/ i\
| |.::..:..:..::::..:..::.:..| (´・ω・`) |.::..:\ \ |\i\ \/___/ .\|\i
| |.::,.:-一;:、 ::.:..| ( つロO) . |.::..:..:..:\ \. |\| ̄\ \,|
 ̄ ̄ \ ̄ ̄ ̄ミ;;:;,. _,.;:゙ミ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ .\ | ̄ | `┰―― liニニi―┰|
____\___川川 ゚)_______________\ ┃ |\|__| ┃
────|__ l _つ[_]______________| | |
.::..:..:..::::..:..::.:..| (,, ヽ. .___ ___ |
.::..:..:..::::..:..::.:..| └┬┬┘_,) └┬┬┘ └┬┬┘ . | [★] ヒャー キセイヤー
.::..:..:..::::..:..::.:  ̄ ̄ └┘ ̄ ̄ ̄ └┘ ̄ ̄ ̄ └┘ ̄ ̄ ('A`)
タマニハシベリアモイイモンダ (< ≡≡≡スイー
のんびりブーン系について語ったり、規制の避難地に。
ここ、シベリアでブーン系を楽しむのはいかがですか?
前スレ ( ^ω^)ブーンがシベリアで切磋琢磨したいようです★3
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/siberia/1266856205/
2 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/11(木) 02:14:47 発信元:121.2.98.95
( ^ω^)ゞ 司書のブーンですお
( ^ω^)まずは僕の説明を聞いてほしいお!
◆シベリアの住民さんへ
ブーン系小説の勝手がよく分らない、という方はこちらなど御利用ください↓
ttp://gyokutonoyume.blog116.fc2.com/blog-entry-2718.html 作品感想、絵投下なども大歓迎です。
その他、いろいろ勝手が分からないときはお気軽に住民にお尋ねください。
当館では作品を投下することが可能です。
しかし、図書館は公共の場ですので、以下のルールをお守りください。
☆シベリア図書館での投下のルール
・基本的に30レス以下推奨です。
・ながら投下(作品を書きながら投下すること)は禁止です。
・他の人が投下していた場合は、投下できません。
・感想、批評が貰いたい際にはその旨を告げましょう。
・自虐と卑下の禁止。堂々と投下しましょう。
3 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/11(木) 02:18:06 発信元:121.2.98.95
◆ブーン系の住民さんへ
こちらはブーン系スレの図書館となります。
VIPとは違うルールがあるので、ご確認を。
「単発スレ、連載スレなどはシベリアでは 絶 対 立てないようにしてください」
立てるようなバッボーイには、こちらへ誘導するとともに、スレ削除を依頼しましょう。
・スレ進行は、作品投下以外なるべくsageでお願いします。
・さるさんがvip同様存在しますので、投下時には充分ご注意ください。
・保守はほとんど必要ありません。
・絵スレとしてもご利用ください。
シベリア観光案内所です。シベリアについて知りたい方はこちらをどうぞ↓
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/siberia/1247659946/l50 シベリアAA物語
i・'"'',━' '・"'"''` ━''`'・" ''"・'`',"、''・''"`;, ' 。 ο
ο,.┃ SiberiaRailway. ,. ;:これはシベリア民の聖典、とも言うべきお話です。
┃ ο 。 ゚ ο ┃日本に日本書紀、ユダヤに旧約聖書、ギリシャにホメロスが
┃o Сибирь ;: o ,.:-一;:、 ,.あったように。
┃ ο 。 ο ,. i: 。 ミ;;:;,. _,.;:゙ミ 'ο 。 ゚
┠──────────────‐; , r( ´・ω・) o
┃←1001 o ゚ 。 1→ ;; ツィー=ニ彡' ο
。┣━━━━━━━━━━━━━━・i 〜'l つとノ ,. ゚
,, ._.┃_,,_o, __ _ ,_ .,.。゚. _ , __ο_. ,_ ;|!, ..,,:;;;u‐―u' __ _ , .,._,o ,、,. , _.,,
ト ';:''`'';"'' ゚; ''"'::"' ';: '';"' ゚;;:゙''"':: '゚';; ' "' ;:;'' '゙' ; '' '';;:' ''゚;:;:''"'';"'' :"' '゚ ''゚;:;:'";:
| '' :: ' :: ;
http://wald.xrea.jp/siberia/←まとめサイト
4 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/11(木) 02:19:21 発信元:121.2.98.95
また、当館では作品を連載することが可能です。以下のルールをお読みください。
・一回の投下では長丁場になりそうなので、小出しする……という感覚でお願いします。
・長編ほどのレス数は禁止です(100レス以内推奨)
・また、長期に渡って連載しないでください(一週間以内完結で)
・作品名の統一を心がけてください。
・成り済まし防止にトリップをつけるのもいいかも知れません。
繰り返し言いますが、
ブーン系の単発、連載スレ立てはシベリアでは禁止しております。
スレ立て作品は、VIPやしたらば避難所でお願いします。
ニュース速報(VIP)
http://yutori7.2ch.net/news4vip/subback.html ブーン系小説スレ避難所
http://jbbs.livedoor.jp/otaku/6178/ ( ^ω^)このスレは開拓されて間もないんだお! 意見や提案があったらバシバシ書きこんでくれお!
( ^ω^)イベントとか、やりたいことも遠慮なく言ってほしいお!
5 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/11(木) 02:21:08 発信元:121.2.98.95
【Q&A】
Q.…投下してもいいの?( ・∀・)
A.( ^ω^) 他の作品が投下されていない限り自由だお。
Q.なんか他の話題で盛り上がってるし、いきなり投下するのは気まずいぞ (´<_` )
A.( ^ω^) そういう時は「投下する」とか言って会話を中断してほしいお。投下していいかどうかなんて、聞かないでくれお
Q.叩かれるのが怖いよ…(-_-)
A.( ^ω^) 卑下、自虐、謙遜は叩かれる元だお。 堂々と投下すればいいだお。
Q.他の作品が投下されてる途中みたいっぽ……(*‘ω‘ *)
A.( ^ω^) なら、今は支援にまわってほしいお。 自分の作品を守ることにも繋がるお。
Q.タイトル? トリップ? めんどくせーな (・∀ ・)
A.( ^ω^) まとめさんのために名前欄は最初から最後まで統一してほしいお。安価でまとめるのも推奨だお。
Q.書き溜め無理wwwながら投下してやんよwwwww m9(^Д^)
A.( ^ω^) 「ながら」や「長期連載」はVIPの自スレ、避難所でやれお。 立たないなら代理を依頼すれば代わりに立ててやるお。
Q.あのスレって… ('、`*川
A.( ^ω^) 悪口はそのスレに行って直接言って欲しいお。 ここはそういう場所ではなく、みんなの場所なんだお。
Q.絵を投下したいんだけど下手くそなんだぃょぅ…(=゚ω゚)ノ
A.( ^ω^) 最初からうまい人なんていないお。 ここには絵師もたくさんいるから、アドバイスを貰うといいかもしれんお。
Q.どうしたらいいんでしょう、投下したらAAがズレまくるんですの……|゚ノ ^∀^)
A.( ^ω^) 書いているソフトのフォントの設定はMSPゴシックになっているかお? このスレでテストしないでほしいお。
6 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/11(木) 02:22:04 発信元:121.2.98.95
Q. 長編はどのくらい書き溜めるんだゴルァ?(,,゚Д゚)
A. ( ^ω^) 人によって変わるけど、自分が区切りが良いと思ったところでいいと思うお。ながらもアリだお。
Q. ミセリの髪型ってどうなってんだ?<_プー゚)フ
A. ( ^ω^) お前が言うなお……。 文字通りだお。 AAを見て思った通りに描けばいいんだお。
Q. AAのキャラがよくわかんないんです…( ><)
A. ( ^ω^)つ
ttp://www.google.co.jp/ これで調べて、それでも分からなかったら自由に書くんだお。
Q. ……(電話で書きためるとAAが変になる) ( ∵)
A.( ^ω^) AUはメールで書くと半角カナが全角になるらしいお。 それさえ気をつければ大丈夫だと思うお。
Q. AAの顔が変だと言われたんだが……('A`)
A.( ^ω^) テンプレをコピペするといいお。 携帯なら下のメニューの"写"をクリックだお。
Q. 長中短編の区切りがわかんないんじゃがのぅ……/ ,' 3
A.( ^ω^) まとめさんの分類を参考にするといいお。
一応30レス以内→総合短編、1スレ内→短編、一カ月以内完結→中編、それ以上→長編 っていうイメージだお。
( ^ω^)スレ立て作品はシベリアでは御法度なので、VIPに行くか、したらば避難所でお願いするお。
投下開始するときに、ここのスレで呼びかけるのは全然アリだお。
( ^ω^) それと、ここは批評、作品案内なども受け付けてるお。
詳しくは住人に聞くといいお。
7 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/11(木) 02:23:00 発信元:121.2.98.95
【AAテンプレその1】
( ^ω^)内藤ホライゾン ξ゚听)ξ ツンデレ ('A`)ドクオ 川 ゚ -゚) 素直クール ζ(゚ー゚*ζデレデレ
_
( ゚∀゚)o彡゜ジョルジュ長岡 ノパ听) 素直ヒート (´・ω・`)ショボーン (`・ω・´) シャキン
( ´∀`) モナー ( ・∀・) モララー (,,゚Д゚) ギコ猫 (*゚ー゚) しぃ (*゚∀゚) つー (#゚;;-゚) でぃ
/ ,' 3 荒巻スカルチノフ ミ,,゚Д゚彡 フサギコ ( ´_ゝ`) 兄者 (´<_` )弟者
(*‘ω‘ *) ちんぽっぽ ( ><) わかんないんです=ビロード ( <●><●>) わかってます
<ヽ`∀´> ニダー ( ,,^Д^) タカラ ( ^Д^) プギャー *(‘‘)* ヘリカル沢近 川д川 貞子
(・∀ ・) 斉藤またんき (-_-) ヒッキー ( ´ー`) シラネーヨ (=゚ω゚)ノぃょぅ ( ゚д゚ ) こっちみんな
从'ー'从 渡辺さん ('、`*川 ペニサス伊藤 从 ゚∀从 ハインリッヒ高岡 ( ФωФ)杉浦ロマネスク
|゚ノ ^∀^)レモナ ( ∵) ビコーズ ( ゚∋゚)クックル lw´‐ _‐ノv 素直シュール J( 'ー`)し カーチャン
※ショボーンはショボン、ツンデレはツン、デレデレはデレ、ハインリッヒ高岡はハイン、
素直クール・ヒート・シュールはそれぞれクー・ヒート・シューと書かれることが多い。
10 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/11(木) 02:34:41 発信元:121.2.98.95
【AAテンプレその2】
\(^o^)/人生オワタ | ^o^ |ブームくん | ^o^ | いとこのゆうたろう /^o^\ フッジサーン
@@@
@#_、_@ _、_
( ノ`) 母者 ( ,_ノ` )y━・~渋澤さん(おじ者) ∬´_ゝ`) 姉者 l从・∀・ノ!リ人 妹者 o川*゚ー゚)o 素直キュート
彡⌒ミ
( ´_ゝ`)父者 / ゚、。 / 鈴木ダイオード |;;;;| ,'っノVi ,ココつ 榊原マリントン (-@∀@)アサピー ( ,'3 ) 中嶋バルケン
ミセ*゚ー゚)リ ミセリ (゚、゚トソン 都村トソン (´・_ゝ・`)盛岡デミタス ( ・3・) ぼるじょあ (゜3゜)田中ポセイドン
<_プー゚)フ エクストプラズマン ,(・)(・), シャーミン松中 ( ^^ω)マルタスニムは瀬川 ( ∴) ゼアフォー
( `ハ´)シナー (‘_L’)フィレンクト ( ・□・)ブーン ハハ ロ -ロ)ハ ハローさん 【+ 】ゞ゚) 棺桶死オサム
(’e’) セントジョーンズ |(●), 、(●)、| ダディクール ( ^ω^) 西川ホライズン 川 ゚ 々゚) 素直くるう
('(゚∀゚∩ なおるよ 爪'ー`)y‐フォックス ▼・ェ・▼ ビーグル (・(エ)・) クマー ⌒*リ´・-・リ リリ
〃∩ ∧_∧
⊂⌒( ・ω・) 佐々木カラマロス大佐
`ヽ_っ⌒/⌒c
11 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/11(木) 02:36:05 発信元:121.2.98.95
【AAテンプレその3】バージョン2
N| "゚'` {"゚`lリ 阿部さん ( ゚∀゚ ) アヒャ (゜д゜@ あらやだ 彡 l v lミ 鈴木 ( l v l) 宗男
〈::゚−゚〉 ぃし (;TДT) モカー ||‘‐‘||レ カウガール ( ‘∀‘) ガナー i!iiリ゚ ヮ゚ノル 花瓶
イ从゚ ー゚ノi、 狐娘 从´ヮ`从ト 狸娘 リi、゚ー ゚イ`! 狼娘 ( "ゞ) デルタ関ヶ原
リハ´∀`ノゝ モナ子 从リ ゚д゚ノリ ギコ子 li イ ゚ -゚ノl| 雪苺 (ノリ_゚_-゚ノリゝ ギコアイス ヽiリ,,゚ヮ゚ノi スパム
|::━◎┥ 歯車王 (十) 原子王 /▽▽ 電気王 /◎ ) =| ) 蒸気王 [ Д`] エンジン王
爪゚ー゚) じぃ 爪゚∀゚) づー 爪゚A゚) ぬー ( ・−・ ) シーン ノリ, ^ー^)li ジャンヌ
( ´W`) シラヒーゲ ( ・∀ ∀・) 奇形モララー (;;・∀・;;) 黒マララー リ´−´ルリル子さん
<(' _'<人ノ 高崎美和さん <゚Д゚=> ギコタイガー (=゚д゚) トラギコ < ゚ _・゚> ギコイヌ
ハソ ゚−゚リ なちっ娘 ( `ー´) ネーノ ( ノAヽ) ノーネ ,.:-一;:、
ミ;;:;,. _,.;:゙ミ
(゚A゚* ) のーちゃん | l| ゚ー゚ノl ・(女末) ミ*゚∀゚彡 ふー ,r(・ω・` )
ツィー=ニ彡'
ィ'ト―-イ、 l つと ノ〜
以`゚益゚以 イトーイ増井 ¥・∀・¥ マニー ( ゚¥゚) 偽モナー u‐―u' ショボーンビッチ
( ^ω^)テンプレは以上だお 当館はいついかなるときも、ブーン系を愛する作者と読者、そして未来の作者達を応援するお
乙!
13 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/11(木) 02:37:49 発信元:121.2.98.95
【シベリア図書館で企画中のイベント一覧】
◆ 『 ( ^ω^) ブーン系小説シベリア図書館 ・ 読書感想文発表会 ('A`) 』
・ 日時: 3月26日(金)〜28日(日) 3日間
・ 開催場所: ここ
・作品紹介を兼ねた、展覧会的な感想祭り
◆ブーン系小説シベリア図書館絵祭り
・日時:来月末? 続報を待て!
◆10分ヘタクソ絵描き祭
・次の開催日時:未定
以下ルール
・描画には何を用いても大丈夫(携帯からの投稿には後述の手段をとって欲しい)
・提示された作品のフルタイトルからひとつ選択
(もし読んだことがない作品ばかりでもインスピレーション湧いたものから選んで欲しい)
・ヨーイドンから描画開始、制限時間10分
・描いた絵を、タイトルと合わせて貼る。未読なら未読と明記
・貼られた絵の好きな作品、既読の作品について語る。大体20〜30分もやればいいかな。
・そして次の絵題選択、もう一回ぐらいループ
14 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/11(木) 02:38:41 発信元:121.2.98.95
【シベリア図書館で企画中の機能一覧】
◆完結作品記念カード発行
・連載完結作品の簡単な記録レス
◆共有お題、共有お題による品評会
・皆で共有するお題の提示。議論の余地アリ?
◆紹介タイトル、新刊イベント記録帳
・スレの動きのまとめ。900レス以降。
◆図書館専用シベリア郵便局
・コテハンによる、VIPへの代理レスの機能。
詳しくは住民にお尋ねください。
※今後、増設したり消滅する場合があります。
15 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/11(木) 02:41:22 発信元:121.2.98.95
以上です
16 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/11(木) 02:46:30 発信元:121.2.98.95
企画が沢山あってwktkだね、
改めて乙。
いちおつ
19 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/11(木) 05:54:06 発信元:222.5.62.193
いちおつ
乙
おつ
乙です。気付いたら前スレ埋まってたぜ
23 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/11(木) 10:57:47 発信元:59.135.38.216
乙
いちおつ。シベリアの礼儀はよく知らんから何とも言えんが、とりあえずsageとこうぜ
シベリア品評会はやるのかな?
ブーン速が開催したし、難しいか
ほう、VIPから。寒いねここ。
いちおつ、いつの間にか規制されてたでござる…
サラッと現行のプロット見直したら百話オーバーだったでござる
まだ十数話しか投下してないのに……
投下前に気づけよw
戦闘シーンって長いと疲れるよな?
もう話も後半だから派手さは欲しいんだけど、短めの方が読みやすいだろうし
どうしたものか
>>30 btcmみたいにバトルメインの話なら一話丸々戦闘でも気にならないよ
単に自分が戦闘系が好きというのはあるだろうけど…
>>31 やはりジャンルによるか
自分が書いているジャンルがバトルメインかどうかいまだ分からないが、
とりあえず目前に迫った完結を目指そう
ここで連載されてる作品があったみたいだけど、ここは良いのか?
規制されてたのでここで代わりに投下させてもらいたい
>>34 すまん、
>>5からしか見てなかった
規制が解除されるまで大人しくする
>>36 長編といっても、第一話なんだけどな
避難所のことをすっかり忘れていた
そっちで投下することも検討しておく
投下したら報告させてもらうよ
thx
1.すごい毒男
('A`) あーすごく暇だなーすごく外に出ようかなー。そうしようそうしよう
ガチャ バタン
J('□`)し あらドクオ、外にいくの?
('A`) うん。ところでカーチャン何故マスクをしているんだ?
J('□`)し お前がすごく匂うからだ
('A`) そうか
そう、この俺ドクオはすごく風呂に入っていない!!
だからそんなことを言われるのはすごく当然だしすごく慣れている!!
('A`) いってきまーす
かくしてこの俺は外に出た!!
('A`) あ、なんか突然すごく屁がしたい
ブゥゥゥ……
この俺は産まれて始めて屁をした!!
すごい!! こんなにも爽快な屁が!! あっていいのだろうか!!
(;A;)
ああ、あっていいのだろう!! ありがとう俺!!
('A`) ?
俺は何気無く後ろを振り向き、俺の屁が す ご く 紫 色 だと言うことを知った。
そういえばうんこも す ご く 紫 色 だったな。
読者のみんな! この光景を思い浮かべてみてくれ! なんかシュール!
――次の瞬間――地球は――爆発した――
俺の屁は……猛毒だったッ!!
これぞ、この俺「毒男」の名にすごくふさわしい能力ではないかッ!?
でも死んじゃったよ!! まあいっか!!
ちなみに……すでに紫色の魂となったこの俺が地球の破片を見ると、
「保守」と書いてあるように見えた……。
そんなもの!! シベリアでは!! あんまり必要ないぞ!!
どうやらこれが筆者の最後の言い訳らしい。
ざんねん!! 読者はすでにここまで見る気がない!!
第1部打ち切り!!
40 :
あとがき:2010/03/12(金) 01:09:00 発信元:211.18.236.209
すみませんでした!! 寝ます!!
乙?
(・∀・)カエレ!!
そろそろ総合が落ちそうな悪寒
魔女狩りなら賞に送っても相当いいところ行くだろうなぁ
避難所って一個しかない? 書き込めないをだけども
46 :
( ^ω^)司書ブーンの憂鬱だそうです:2010/03/12(金) 17:47:12 発信元:123.221.192.183
新スレ記念投下
>>45 たしか、総合用の避難所があったような……
そして支援
48 :
( ^ω^)司書ブーンの憂鬱だそうです:2010/03/12(金) 17:51:43 発信元:123.221.192.183
ここはブーン系小説シベリア図書館。膨大な蔵書が自慢の図書館だ。
しかしここの魅力は単に本の数にあるのではない。
司書(館長兼任)のブーンは読者のニーズに答えて的確な本を選び出してくれるのだ。
( ´∀`)これ面白かったよ。たまには探偵物もいいね。
今度はファンタジーが読みたいな
( ^ω^)わかったお
と言って司書のブーンはカウンター後ろの書架から一冊の本をとりだして、それを検索し出した。
これこそが秘密の鍵である。この図書館にはいろいろな項目別に目録を作成する専任の学芸員がいるのだ。
49 :
( ^ω^)司書ブーンの憂鬱だそうです:2010/03/12(金) 17:53:20 発信元:123.221.192.183
司書の名前はアサピーと言った。彼にとってこれはまさに天職で、朝から夜遅くまで本の山と格闘して目録を作っていた。
しかし目録作りそのものが目的となってしまって実用とは大きくかけ離れている、と司書は感じてもいた。
( ^ω^)夜遅くまでご苦労さん...今は何の目録をつくってるんだお?
(-@∀@)ドクオとモララーが出てきて、ドラ焼きが作中に登場しない本の目録です
( ^ω^).........昨日作り終えた目録は何だったお?
(-@∀@)ページ数が15P以下の目録の目録です。
( ;^ω^)
ブーンは病気に近いものを感じた。もともと偏執狂(パラノイア)的な性格は一層強められ、休憩時間も休日も目録作りに没頭する
という有様だった。しかし直接助言すると、彼は突如キレて暴れだす可能性があった。以前目録の上にコーヒーのシミをつけた
職員に、給湯室の果物ナイフを携えて抗議して来たこともあった。
出かける前にもいっちょ支援
51 :
( ^ω^)司書ブーンの憂鬱だそうです:2010/03/12(金) 17:54:42 発信元:123.221.192.183
ブーンは一計を案じた。なるだけ、自ずと目録作りをやめにしてほしい。どうしたらいいか....
良い案が浮かんだ。
( ^ω^)君にやってほしい仕事があるお。
「題名が文中に出てこない本の目録」を作成してほしいお
(-@∀@)わかりました。そんなの簡単ですよ
( ^ω^)君の仕事は完璧だおね。もし、目録が不完全であったり欠陥があったりしたら、君の名に傷がつくお。
(-@∀@)その時にはもう目録作りなんか止めてやります
( ^ω^)たいしたプライドだお。たのんだお!
52 :
( ^ω^)司書ブーンの憂鬱だそうです:2010/03/12(金) 17:55:47 発信元:123.221.192.183
それからというもの、寝る間も惜しんで件の目録作りに勤しんだ。そのかいあって、1週間ほどで目録は完成した。
(-@∀@)ふう、ようやく終わった。この目録は完璧だ。「題名が文中に出てこない本」は全てこの中にリストアップされている。
ん、よく考えたらこの目録自体も「題名が文中に出てこない本」だな。
このままでは不完全だ。
これもリストに加えなきゃ....
いやいやまてよ....。
リストに加えたらこの本は「題名が文中に出てくる本」になってしまう。
だからリストから除外しなくてはならない。
でも加えなきゃ、この目録は不完全なままだ.....
53 :
( ^ω^)司書ブーンの憂鬱だそうです:2010/03/12(金) 17:56:36 発信元:123.221.192.183
この決して答えの出ない問いを繰り返したまま、彼の思考は48時間の間ループし続けた。
そしてその後、一本の電話が図書館に入った。
ξ゚听)ξ 館長。アサピーさんが1週間自宅で療養したいとのことです
( ^ω^)ニヤリ
(終)
ご支援ありがとうございました
乙!
とんち物っぽくて面白かったw
乙!
58 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/12(金) 19:15:27 発信元:123.221.192.183
>>57 こんなボディーガードは俺なら断るな…
お題下せえ
63 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/12(金) 23:39:10 発信元:118.0.92.78
投下する
批評をお願いする
元ネタありのロボバトルで、練習用にバトルだけを書いた
そこで描写で変なところや物足りないところがあったら指摘してくれ
後、ロボモノを書く上で何かアドバイスがあったらお願いします
65 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/12(金) 23:41:47 発信元:118.0.92.78
第一層第二都市区。
多数のビルが立ち並ぶ900万平方Kmにも及ぶ区域だ。
高速道路はその上をいき、都市を一周出来るようになっていて、
区画内を容易に移動できるようになっていた。
今この区画を彩る物は輝かしい街明かりであり、空は暗い。
暗き空。光の無い夜空を飛行機が切っていく。
身を揺さぶる羽音を響かせ、別区画から飛んできたであろう機影は大きく、
頭上に二つの大型プロペラを回転させており、
腹の下には何かを格納させる為の収納スペースが設けられていた。
AC用輸送機。
第二都市区画へ到達したそれは、羽音とは別の音を二つ生んでいく。
『作戦領域に到達。ACを降下する』
輸送機に接続されていた二機のACが落ちる。
10m程の人形をしたそれらは真っ直ぐに落下していき、
高度から5tを超える重量物が落ちてきたことで強力な衝撃が生じるが、
ACの脚が曲げられ、アクチュエーターが稼働することでそれは緩和された。
重量のバランスを上体操作で整え、二機のACは目前の敵を捉えていく。
66 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/12(金) 23:43:07 発信元:118.0.92.78
逆くの字に折れた足の生えた、二足歩行戦車型MT。
レーザー銃と小型ミサイルで武装したCR−MT77M
―――クレスト社製のそれが、ACの前方に立つ。
その背後にはもう一機が控えており、レーダーにはもう十四機の姿が捉えられている。
ACのパイロットは機内でその姿を確認すると、
('A`) 「作戦を開始する」
無線を使用して"試験官"へとそう告げた。
"AC"――――アーマードコア。
目的に沿ってパーツを機体の核であるコアに組み上げていくことで、
どのような状況下での戦闘を可能とする、汎用性の高い、
最強の人型機動兵器。
それを操る傭兵"レイヴン"となる為の試験が今、開始された。
67 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/12(金) 23:43:09 発信元:121.2.98.95
支援
68 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/12(金) 23:44:27 発信元:118.0.92.78
******
試験官の声がスピーカーから発される。
HMD(ヘッドマウントディスプレイ)から鼓膜へとそれは突き刺さり、
緊張しきった俺の脳を揺さぶった。
『試験開始。このミッションを達成した時、
君達は"VIP"に登録され、レイヴンとして認められる』
『このチャンスに二度目はない。失敗する時は死ぬ時だ』
『諸君の奮闘を期待する』
二度目はない。
失敗すれば死ぬ。
受ける前から覚悟していたことが現実としてぶち当たることで、
俺の緊張感は最高潮に達していた。
だが、HMDの画面には既に敵が映っている。
逆関節型MT。訓練で何度も相手をしたことのある機体だ。
クレスト社製の安価で頑強なそれは、こちらを捉えている。
画面にLOCKと警告文が表示されているので、何時撃たれても可笑しくはない。
69 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/12(金) 23:45:53 発信元:121.2.98.95
支援
70 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/12(金) 23:46:16 発信元:118.0.92.78
敵と相対した事実が、煮詰まりきった脳みそに突き刺さり、
それは今まで受け続けてきた訓練の記憶を揺り動かしたのか、
身体が自然と動き始めていた。
フットペダルを浅く踏み込み、ブースタを起動する。
コアの背部に備えられた二つのブースタが火を吹き、
機体の身を持ちあげていく。
そのまま重量操作で斜め右へと跳ぶと、敵MTのミサイルが飛来する。
コア右側を抉るように向かってきたそれを、
ブースタが生んだ慣性力を活かして、上体バランスを左に崩すことで回避。
空中で浮き上がったACが突如として身を左に振ることで、
発射されたミサイルは明後日の方角へと飛んでいく。
それよりも早く、武器をライフルからミサイルへと切り替えていた俺は、
回避動作と同時に敵MTをロックオンサイトに収めていた。
ロック完了まで、後、3、2―――ターゲットマーカーが赤く変色した途端、
すぐさま俺は操縦桿のトリガーを引いた。MTは後退を始めるが、遅い。
左肩部に装備されたCR−WR69Mからミサイルは発射される。
小型ミサイルは夜空に白い尾を引いて敵へと襲いかかり、
MTの頭部を粉砕し、破片と爆発を撒き散らした。
しかし、大破には至らない。
背後に控えていたMTがバックアップに回り、
被弾したMTが姿勢制御を行うより早く後退しようとするが、やはり遅い。
71 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/12(金) 23:46:25 発信元:124.146.174.47
お、支援
72 :
( ^ω^)司書ブーンの憂鬱だそうです:2010/03/12(金) 23:46:44 発信元:123.221.192.183
siensibe
しえしえ
74 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/12(金) 23:47:53 発信元:121.2.98.95
俺も戦闘描写練習したい
75 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/12(金) 23:48:21 発信元:118.0.92.78
足を一歩踏み出そうとしていた時には、既にもう一機のACが接近していた。
間合いは零距離。俺と同じ機体のそれは、
エネルギーの刀身を左腕から出現させ、大きく一閃することでMTの装甲を断ち、
ブレードを食らったMTは火花と破片を散らして爆散していった。
撃破と同時、ACは次の敵を捉える。
( ^ω^) 『一機撃破』
ホライゾンの子供のような高い声が俺にそう告げ、敵に再び向かっていく。
……突出しすぎだ。そう思うが、ならば俺がサポートに回ればいい話だと、
瞬時に頭を切り替え、ブースタを吹かせて前進する。
ホライゾンのACの背後に付けていく形となり、奴の動きに従っていく。
相手はクレスト社製のMTで、装甲は頑強だ。
こちらはACとはいっても、パイロットの俺達はレイヴンの卵といった腕で、
長期戦になればダメージが蓄積し、撃破される可能性がある。
武装の中で一番攻撃力の高いブレードを使用すればほぼ一撃で敵は倒せて、ダメージを抑えられる。
最も、無理に近づけば余計にダメージを受けてしまう可能性もある。
が、ブーンはMTに接近し、更に距離を詰める。
レーザー砲がACを捉えて発射されようとするが、
俺がブーンの背後から飛び出し、ライフル弾を浴びせてやることで、
MTはこちらへと照準を向け直す。
76 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/12(金) 23:49:08 発信元:118.0.92.78
LOCK。HMDにその文字が浮かぶが、
次の瞬間にMTは真っ二つに切り裂かれて倒れていった。
( ^ω^) 『二機撃破』
再び告げられた言葉に、安堵感を覚える。
上手くいっている。そう確信出来る。
('A`) 『順調だな』
HMDのマイクに声を浴びせ、ホライゾンへと繋げる。
( ^ω^) 『おっおっお、独男と一緒で良かったお』
笑みで返って来た言葉に、俺は再び安堵する。
画面の右端に映るレーダーにはまだ12もの機影が残っているが、
こいつとなら問題はないだろう。
こちらを取り囲もうとするMT部隊を確認し、ホライゾンに言う。
('A`) 『まだ始まったばかりだ、抜かるなよ』
( ^ω^) 『了解だお。西側の展開が僅かに遅れてる、そっちに向かうお』
ホライゾン機がビルの裏を回り、その先にいたMTを斬り捨てながら進んでいき、
俺はそれについて都市区の西方面へと向かっていった。
77 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/12(金) 23:50:04 発信元:121.2.98.95
支援
78 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/12(金) 23:50:17 発信元:118.0.92.78
******
無骨なシルエットをした中量級二脚のACが二機、第二都市区を行く。
右腕にライフル、左腕にブレード、
左肩にミサイルと右肩にレーダーを装備したその二機は、
MTの大群へと立ち向かっていく。
包囲網を完成させつつあるそれらの、西側へと切り込む二機。
数は三。隊形を組んでいたMT三機は、
扇状に独男とホライゾンを向かえ、レーザーとミサイルを浴びせた。
二機のACは左右に分かれ、ミサイルを避けると反撃にミサイルを見舞う。
左側に位置していたMTに二発のミサイルが被弾し、炎に飲まれて倒れていく。
そのまま進路を左に取ったホライゾンは、先程のMTの傍に立っていたMTに食らいつく。
直線的な動きを取る彼のACは、放たれたレーザーを避けられなかった。
宙に青い線が走り、鼓膜を射抜く鋭い音が立つと、ACの左腕が突かれてしまう。
分厚い装甲板に焼け跡が出来るが、大したダメージではない。
しかし、もう一、二撃と積み重ねられれば、流石にACと言えども無視は出来ない。
ホライゾンは別機のレーザーを受けてしまうが、構わずに目前のMTを斬り捨てた。
爆散し、炎が二つ吹き上がった。
黒煙が棚引き、視界が開けると、ホライゾンのHMDには独男機が映った。
79 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/12(金) 23:51:21 発信元:118.0.92.78
三機撃破。
二人はそのまま道路を抜けていき、レーダーを確認。
北東にMTが三機、東に四機、南東に二機。
ビルを通り過ぎていくとその背後にはMTがいた。
独男はライフルを放ち、ホライゾンもそれに重ねて放つ。
ホライゾン機が先をいき、独男は旋回して裏へ回っていく。
銃撃を浴びせられたMTは装甲を抉られ、足をやられる。
動けなくなったMTを接近したホライゾンがブレードで切り捨てる。
ブォン。鈍く唸りを上げたブレードが橙色に輝き、
MTは動力炉を焼き切られて爆発した。
轟音が響き、ホライゾンの背後にMTが現れる。
すかさずミサイルが放たれてACへと殺到する。
着弾するまでそれほどの時間はかからない。
しかし、爆発音がまた響き、ホライゾンの前方に独男機が飛び出してきた。
彼の機体の左胸に備えられたミサイルの迎撃装置が、
ホライゾン機を狙うミサイルを捉える。
すると、砲口から放たれたレーザーがミサイルを撃ち落とした。
ホライゾンはそれを確認する間もなく、背後へ跳ぶ。
80 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/12(金) 23:52:16 発信元:118.0.92.78
地面を両足で蹴り、宙へと浮かび上がったACは、
ブースタを吹かしてMTに背を向けたまま接近。
迷いの無い素早い動き。
予め計算していたとおりに動いたACにMTは対応できない。
あっと言う間に背中を取られたMTは、無残に切り捨てられてしまった。
橙の炎がHMDを通してホライゾンの目に灯る。
破風をものともしないACはブースタを稼働させ、東へと向かっていった。
独男はそれに先行する。5機もの数を相手に中距離戦を挑めば、被弾は免れない。
ましてや初期装備であるのならば尚更のことだ。
だから彼らは、ダメージを度外視した接近戦を望んだ。
ビルを遮蔽物として部隊を展開させるMTに、正面からACはぶつかっていく。
迷いの無い素早い動き。MTはレーザーとミサイルを怒涛という勢いをもって浴びせていくが、
二機のACは物ともせずに突貫していき、懐へと飛び込んでいく。
跳躍した独男機は空中から橙の刃を繰り出し、MTを斬り捨てた。
着地直前にブースタに火を吹かせ、着地の衝撃を緩和すると、
すぐに加速して傍にいたMTを切りつける。
そのまま旋回して真っ直ぐに進んでいけば、ビルから姿を覗かせたMTに突き当たった。
81 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/12(金) 23:52:33 発信元:121.2.98.95
支援
82 :
( ^ω^)司書ブーンの憂鬱だそうです:2010/03/12(金) 23:52:46 発信元:123.221.192.183
syen
83 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/12(金) 23:53:21 発信元:118.0.92.78
右腕を伸ばせば、ライフルの銃口がMTのコックピットに向けられる。
MTパイロットは目を見開き、咄嗟にトリガーに指を掛けるも、
それはあまりにも遅すぎた。
ライフルがコックピットに密着し、銃弾が放たれる。
一発、二発、三発と。
銃弾を受ける度に衝撃に身を震わせたMTは倒れていき、
コックピットからは炎が噴き出していった。
遅れて、回り込んでいたホライゾンが独男の左手側に現れる。
どうやら、独男が先程倒したMTは、彼が取り逃した物らしい。
( ^ω^) 『すまないお。敵機を二機撃破したお』
('A`) 『こっちは三機撃破。次だ』
ここまで、何も問題はない。APは90%を保っている。
大したダメージは受けていない。
残るは三機。
84 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/12(金) 23:54:09 発信元:118.0.92.78
……それで終わりか。
そう思った独男は、さっさと終わらせてしまおうと機体を南東に向けるが、
『作戦領域に輸送機が接近。敵の増援だ』
(;'A`) 「……ちっ」
増援の報せに、思わず彼は舌打ちを吐き、
考えが甘かったかと自分の能天気さを悔やんだ。
『予定外ではあるが、これも撃破してくれ。
全敵勢力の撃破を以って試験を完了とする』
('A`) 『了解』(^ω^ )
短く、そう応えた二人の試験生は、
その後、事の重大さを改めて知ることとなる。
86 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/12(金) 23:55:12 発信元:118.0.92.78
******
『作戦領域に輸送機が接近。敵の増援だ。
予定外ではあるがこれも撃破してくれ。
全敵勢力の撃破を以って試験を完了とする』
試験官の人の渋い声がHMDから聞こえてくる。
( ^ω^) 『了解』
そう応えた僕は、レーダーの端に映った青い敵のマーカーを眺める。
青は敵が高高度にいる証で、たいていが航空機か何かだ。
試験官が言う通り輸送機なのだろうと判断した僕は、
輸送機の進路から降下ポイントを予測する。
北西から飛んできたそれはMTを降下した後に南東に逃れるつもりだろう。
……そうはいかない。
僕はACを北西へと向け、ブースタを点火する。
機体内のエネルギーが炎に転換されていき、機体を前方へと押し出していく。
それほど速くはないが、まだ間に合うはずだ。
黒い空には灰色の翼と身体が我が物顔で存在しており、
MTを数機詰める輸送機に相応しい巨体で風を切っている。
……僕の目的は一つだ。
87 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/12(金) 23:56:03 発信元:118.0.92.78
相対距離は400mほど。ミサイルとライフルの射程距離内に入った。
右の操縦桿に備えられた照準軸を親指で操作し、上空へと照準を持ちあげていく。
すると、輸送機が照準の中に収まり、ミサイルが発射準備に入る。
……MT降下前に輸送機を落とす。
その間も僕は輸送機へと接近していき、ロックオンが完了すると同時にトリガーを引く。
が、
(;゚ω^) 「……ッ!?」
ミサイルは発射されなかった。
遅れて、耳障りな警告音が鼓膜を突き刺す。
HMDに映しだされる光景の左端に、エラーの文字が赤々と浮かび上がった。
(;^ω^) 『ECM!? ジャミングだお!!』
('A`) 『ホライゾン、前に出過ぎだ! 早く後退しろ!』
独男の声が聞こえ、驚きの虚脱から抜きだされた僕は、
慌てて機体を後方にさげていこうとするが、
それよりも早く敵MTは降下された。
ACよりも若干劣る体長を持ち、太い足と腕を持ち、
厚い装甲を持ったそのMTは、紛れもなくミラージュ社の高性能MT、MT09−OWLだ。
88 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/12(金) 23:57:06 発信元:118.0.92.78
ECMを搭載し、ホバリング機能を持つこの人型MTには訓練で散々苦労させられた。
それが、1機、2機、3機と続々と降下されていき、
僕へと向かって突っ込んでくる。
OWLはライフルを構えて、ACにも劣らない火力を持つ銃弾を僕の機体に浴びせた。
装甲に銃弾が爆ぜて甲高い金属音が立ち、火花が散っていく。
その間にも弾丸は連射されて僕へと近づいてくる。
反撃しようにECMによって光学ロックは封じられてしまっているので、
ライフルはまだ扱えるがミサイルは使い物にならないと言っていい。
後退して、独男と合流するべき。
瞬時に操縦桿を切り、機体を反転させてその場を離脱しようとするが、
ブースタを吹かせて向かったその先には、もう一機のOWLが待ち構えていた。
(;^ω^) 「ちっ……」
ライフルが突きつけられ、弾丸がコアに突き刺さる。
損傷は軽微。しかし、背後からも銃弾は迫っており、
集中砲火を浴びる羽目になった僕のACは、ダメージを蓄積していった。
89 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/12(金) 23:57:57 発信元:118.0.92.78
AP残り60%
HMDの端にそう表示される。
僕は前に立ちふさがるOWLへと真っ直ぐに突っ込んでいき、
ブレードを振るっていくも、ホバリングで宙に浮くこのMTはヒョイと後退することで避けてみせ、
再び僕にライフル弾を見舞ってきた。
ブレードが振るわれたことでエネルギーが消耗された所に、
弾雨を食らい続けてしまったことでACが熱暴走を起こしてしまい、
コンデンサ内のエネルギーは一気に零となってしまう。
(;゚ω゚) 「ちゃ、チャージングかお!?」
警告音が響き、緊急稼働に入ったジェネレーターが慌ただしく
空になったコンデンサ内に電気を満たしていくが、
そんなものをただ待っているだけではACはすぐに破壊されてしまう。
冗談じゃない。
僕はとにかくここから離れようと機体を操作していく。
フットペダルを重く踏み込めばACはジャンプする。
その時に生まれる慣性力を活かして前へと進み、
OWLを振り切ろうとするが、ホバリングによる機動から逃れらるはずもない。
ただ距離を、MTとの距離を取って被弾率を下げることのみを考えていた僕には、そうする他なかった。
だが、僕の努力は水の泡となって消えてしまう。
90 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/12(金) 23:58:29 発信元:121.2.98.95
支援
91 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/12(金) 23:59:23 発信元:118.0.92.78
外部マイクが拾った、羽音が聞こえてきたのだ。
大きな身体を持つ、輸送機の羽音を。
ジェット音を響かせて第二都市区に進入してきたそれは、
ハッチを開いて更にOWLを降下したのだ。
新たに現れた3機のOWLが僕を囲み、銃撃を浴びせていく。
空中で身を振り、当てずっぽうにライフルを撃つも、
かわせず、当てられず、成す術もなく僕のACは抉られていく。
AP40%..30%...20%
どんどんと減っていくそれは、機体の状態を深刻な物にさせていった。
ジェネレーターはエネルギーを生成し、コンデンサ内を満たしていくが、
それよりも早く僕の機体は撃破されてしまうだろう。
……せめて一機だけでも。
その一念が僕に取りつき、目前にいたOWLへと僕は真っ直ぐに走り抜けていく。
フットペダルを軽く踏むだけでそれはなされ、
ロックオンをしない照準機でもだいたいの敵位置は捉えていた。
弾丸が発射され、OWLの装甲をあちこち抉っていくも、
反撃に向こうもライフルを発射していく。
弾丸が装甲を削り、ボロボロとなった腕部から火花が吹きだした。
92 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/13(土) 00:00:07 発信元:118.0.92.78
恐らく、アクチュエーターか何かを損傷したのだろう。
腕の安定性能が落ち、銃の反動を上手く緩和しきれなくなってくるが、
構わず僕はOWLへと弾丸を連射していく。
続々と殺到していく鋼鉄の弾にOWLは貫かれ、甲高い音を響かせるが早いか爆散した。
道が開け、そこへと向かっていくが、周囲から浴びせられる弾丸が襲ってくる。
「AP10%―――危険です」
HMDから男性の機械音声が流れ、警告する。
死に物狂いで僕は包囲網を脱出しようと走り抜けるが、
左右から再びOWLが迫って来た。
チャージングは……後、3秒ほどで完了か。
3秒。残りAP10%で耐えきれるか耐えきれないか。
僕はACを大きく跳躍させ、空中で上体操作を行って弾丸をなんとか避けるも、
どうしても5機のMTからの集中砲火を浴びせられればかわしきれないものが出てくる。
どこからか飛んできた弾に被弾してしまい、着地するとOWLが懐に踏み込んできていた。
(;゚ω゚) 「―――っ!」
……読まれていた。
93 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/13(土) 00:01:15 発信元:118.0.92.78
思わず息を詰め、死の覚悟を決めると、僕の目前でOWLは切り捨てられた。
その後ろには灰色のACの姿があり、二つの目が赤色に輝いていた。
(;゚ω^) 「は……ッ!」
呆気に取られてしまうが、咄嗟にブースタを吹かせて背後へと引いていく。
チャージングは、既に完了していた。
目前でMTが大きな爆発を生み、突如として現れた増援に、
残るMTパイロットは彼へと注視する。
('A`) 『ホライゾン、急いで後退しろ。残存勢力はこいつらだけだ』
傍に立っていたOWLが独男機にライフルの銃口を突きつけるも、
彼は右手に構えたライフルで、正確にOWLのカメラアイを撃ち抜いた。
大気を震わせる破砕音が響きわたり、OWLが後ろから倒れていく。
独男は右へと機体を加速させ、僕は彼の背後を抜ける。
包囲網を作りだしていたOWLの一機に接近し、
独男機はライフルを乱射する。
狙いの定まっていない、デタラメな撃ち方だ。
独男のACもECMの影響を受けてしまっているのだろう。
それでも牽制にはなったのか、動きを鈍くしたOWLの懐に易々と踏みこむと、
左腕を大きく一閃して切り払ってみせた。
胴から真っ二つにされたOWLは大きな炎を抱き、飲まれていってしまう。
94 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/13(土) 00:02:36 発信元:118.0.92.78
あっと言う間に数を半分に減らした独男は、ここで動きを止めた。
隊形を組み直し、扇形になったMT部隊と相対して銃を構える。
('A`) 『数を減らす。ホライゾン、ECMの影響が弱まったらサポートを頼む』
(;^ω^) 『了解だお』
三機のOWLが、動きを見せる。
それは鎖で繋がれているかのように連なった動きだ。
三機全てがそれぞれ動き出していき、独男のACをほぼ同時に取り囲む。
対し、独男機はそれを許さない。
ブースタから炎が噴射されてACが前方を行く。
エネルギー消費を無視した、速度重視の軌道だ。
僕はそれを見届けながら後方に屹立するビルの陰に隠れていった。
AC規格のライフルから放たれた、人間の使う物と比べ物にならない銃声が街に一つ、響きわたった。
95 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/13(土) 00:03:34 発信元:118.0.92.78
******
MTパイロット達は一機のACを取り囲む。
灰色の、AC開発初期に作られたパーツで組まれた機体だ。
もともとダメージを受けていたというのもあり、ACには所々破損が見られていた。
OWLに乗る三人のパイロット達は、後にやってきたもう三機のOWLと合流したというのもあり、
ACを撃破出来ると確信出来た。ましてや、大金を叩いて買ったミラージュ製の高級MTだ。
勝てなくては意味がない。
六機のOWLがACを取り囲む。
それよりも僅かに早く、MTパイロット達はトリガーを一斉に引き絞り、
ACへと一斉攻撃を開始する。
堅牢なACの装甲が続々と抉られていき、火花を散らせ、破損していく。
なんとか逃れようとするも、MTパイロット達が巧みにOWLを操ることで、
ACは包囲を突破できなかった。
熱暴走を引き起こしてしまったその機体はチャージングに陥り、ブースタを使えなくなる。
敵に囲まれた中で機動力が大きく削がれた、絶体絶命の窮地。
しかし、決死の覚悟を決めたのか、ACは自分の突き当たりにいるOWLへと銃を放った。
ECMの干渉により光学照準器を使えない中で行われるそれは、
狙いが出鱈目な一心不乱の乱射だ。
96 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/13(土) 00:04:20 発信元:118.0.92.78
MTが一機、その弾丸の嵐に見舞われて倒れていく。
ACはそれを好機としたか一気にそこを突きぬけていこうとする。
跳躍し、移動距離を稼いだそれの動きを、MTパイロットは読んでいた。
宙へと浮かび上がった機体が落下していき、その衝撃を和らげるために身を折っていく。
そこへ、すかさずOWLが踏みこんできた。
ライフルを構え、正確にコックピットへと狙いを定めたパイロットは、
トリガーを引く間もなくこの世を去った。
OWLは身を真っ二つに超高熱を持つ光に切り裂かれ、爆散した。
赤の火球が破片を吹き飛ばすと、その後にはもう一機の灰色のACが姿を現す。
その刹那、傍に立つOWLが慌てて銃を突きつけるも、遅い。
銃を振るったその時にはOWLの頭部を撃ち抜く。カメラアイの破砕音が、大きく鳴った。
残る四機のOWLはこの機体に対処する為に、動きを作っていく。
そして、瞬く間にもう一機撃破されてしまう。
咄嗟に隊形を組み直し、MTパイロット達は身を強張らせた。
……何かが違う。
彼らは、それを肌で感じ取っていた。
この機体は先程の機体と全く同じであるが、纏う雰囲気は全然別の物である、と。
三機のOWLが、その機体を取り囲む。
水が流れていくかのような緩やかな動きで、隙を見せず彼らはACを取り囲む。
対し、それは前へと突っ切っていき、大きな損害を被ったACは後退していく。
97 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/13(土) 00:05:08 発信元:121.2.98.95
追いつかねえw支援
98 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/13(土) 00:05:47 発信元:118.0.92.78
その動きを見たMTパイロットはそれを追うが、もう一機のACがそれを許さなかった。
追撃の動きを作った、その直後。ACは銃弾を一発放った。
空を裂いて進む弾丸は、OWLのブースタへと飲みこまれていくかのように突き立っていった。
ブースタは大爆発を起こし、背部装甲を飛び散らせていく機体は、
浮かび上がらせていた身を地に落として硬質な金属音を響かせた。
アスファルトに火花が散っていき、数mほどの距離をOWLは滑っていく。
深手を負ったACはビルの陰へ隠れ、銃口から白煙を燻らせる銃を斜めに
構えたACは、残る二機のOWLと対峙する。
戦慄が彼らへ走っていく。
光学ロックが使えない状態から、ブースタを正確に狙い撃った
ACパイロットの技量に、彼らは我が目を疑った。
一人のMTパイロットが、もう一人へと告げる。
『敵増援を撃破する。機体間の距離を等距離に保て、敵機を撹乱する。相手も無傷では無い』
99 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/13(土) 00:06:44 発信元:118.0.92.78
******
一機撃破。
ホライゾンを追撃しようとしたMTを撃ち抜き、残弾を確認。
逆関節型MTに大量の弾を使ってしまったが、まだまだ余裕はあるようだ。
砂嵐しか映らないレーダーが少しずつ回復し、嵐に紛れて一瞬だけ敵のマーカーが現れる。
目の前に見える敵と、背後に立つ敵。この二つが残存敵だ。
こいつらさえ倒せば俺達は晴れてレイヴンとして登録され、"自由"を得る。
自由になれる。多くの一般市民と違い、
俺達は企業の言いなりになる必要はなくなるのだ。
その為にも、俺はこのMT部隊を排除する必要がある。
操縦桿を握る手に微かに力が籠り、親指で照準軸を操作するが、
オレンジ色の四角形の枠が敵機を捉えるもロックをしてはくれない。
先程放った弾は相手の動きが読めていたから当てられたが、
二機との機動戦の最中にはそんなまぐれは通用しない。
さて、どうしたものか……。
目前のOWLと睨み合い、思考していくと、脳裏に師匠の顔が過ぎった。
(;'A`) (ハインさん、アンタならどうする……?)
不利は承知でも距離を離しての銃撃戦を挑むか、
相手の軌道を読んで距離を詰めてブレードで切りかかるか。
効率が良いのは後者だろう。
100 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/13(土) 00:08:25 発信元:118.0.92.78
だが、もし俺が一機に接近した時、もう一機がホライゾンのほうへと向かったら?
後もう一撃でも受ければ、アイツの機体は爆発しかねないような状態だった。
恐らく、ブースタを点火させるのにも危険が伴うだろう。
数多くの戦法が次々に頭の奥から浮かんでくるが、
それを実行してホライゾンを守り切り、こいつらを撃破できる自信が無い。
自分の心臓の鼓動がやけに大きく聞こえ、じわりと脂汗が滲んでくる。
トリガーに掛けた人差し指が小刻みに震えだし……
(;゚A`) 「――――ッ!」
目前のOWLが動きを作りだした。
前方へと一気に高速に乗りだしたOWLは、ACの脇を抜けていく。
反射的に振り返ろうとすると、コックピットシートから震えが来る。
コックピットに脳を揺さぶる硬質な金属音が轟いていく。
(;'A`) 「……被弾したか」
気付けば、正面にはもう一機のOWLがこちらに照準していた。
もう一撃が放たれていき、弾丸は足元を通り過ぎていく。
瞬時にフットペダルを思いきり踏みつけ、機体を跳躍させていた俺はOWLの姿を捉える。
……こいつら、すれ違いざまに撃ってきたのか。
照準軸を操作してOWLに銃を向けるが、その頃には既にOWLは移動していた。
急加速し、上空に昇って来たその機体は俺の前後に取りついてくる。
101 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/13(土) 00:09:21 発信元:118.0.92.78
それよりも速く、弾丸は飛んできた。
上体の重量を上手く利用して身を振って避けるが、
これで照準がブレてしまい、発砲の機会を失ってしまう。
機体は落下を始めていき、OWLは追撃してくる。
そうか。お前らがそのつもりだって言うんなら話は早い。
このまま俺は垂直に地面へと落下していき、真上から迫ってくるOWLに照準。
しかしそいつは機体を背中から落として宙を切り、俺の照準から逃れていった。
……そうだろう、そのつもりなんだろう。
俺には、こいつらの考えが手に取るように分かった。
先程までとは打って変わって、頭の中に一本のレールが通ったかのようだ。
何をするべきか。
先手は既に打ってある、後は結果を出すのみだ。
ブースタをほんの一瞬だけ吹かし、操縦桿を後方に倒していく。
すると機体は後方へと重量を預けていき、ブースタの推力と相まって浮かび上がっていった。
次の一瞬には、足元をOWLが通過していく。
……狙い通りだ。
すぐさま操縦桿を前へ倒していくと、機体は前のめりになり、
ブースタをもう一度噴かせるとそいつの上空へと移動。
ブースタが切られ、ただ落下していくだけとなったACは一気にOWLへと高度を等しくしていく。
102 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/13(土) 00:09:38 発信元:123.221.192.183
そろそろ猿がきそうだな
しえん
104 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/13(土) 00:15:12 発信元:123.221.192.183
つ い に き た か
105 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/13(土) 00:16:35 発信元:121.2.98.95
まったくシベリアのさるは極悪ですぞ
テンプレに猿のこと書いてないね
10分待ったら直るのだったか、他のスレに書き込みしまくれば直るのか忘れてしまったよ
107 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/13(土) 00:21:53 発信元:121.2.98.95
>>106 10分待ち、他スレに書き込み、あと00分になれば解除……だっけ
たしかちょっと前の総合にさる対策テンプレがあったし、貼り付けるお
ちょこっと書いてあったが、シベリアからブーン系に来た人にはわかりにくいね
一応
バイバイさるさん(規制)
・一定時間内に一つのスレにたくさん投稿しすぎると、バイバイさるさん(規制)を受けてしまいます
これを阻止するため作者が数レスする内に、読者からのレスをいくつか挟むようにしましょう
(これを「支援」といいます)
・なお、現時点では規制は約10分で解除されるようですが
解除されたと思ってすぐに書き込むと連続でさるさんを食らうことも
あるようですので、多少時間を置き、レスがいくつかついてから書き込みをするのが安全です
もっと詳しく知りたい人はこちら(tp://boonkei.wiki.fc2.com/ )で記載しています
109 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/13(土) 00:26:14 発信元:121.2.98.95
乙んこ。そしてまったり再開街
時間がかかるだろうから、とりあえずの論評。聞き流してくだせえ。
精緻な表現が冴える文章だと思います。
メカニック好きにはたまらないでしょう。戦闘シーンだけの描写なので、
実際のメカについての詳しい説明はおそらく話の前の方でエピソードを作って
行い、話に組み込む際にはもっとスマートになるのでは無いかと思います。
戦闘シーンとしてはとてもいいと思います。
これ単体で読む場合には論評しづらい点ですが、各乗組員の関係性が分かるといいと
思います。また、サポートの仕方などにもそれが現れるとグッと良くなると思います。
あと、
「目の前に見える敵と、背後に立つ敵。この二つが残存敵だ。
こいつらさえ倒せば俺達は晴れてレイヴンとして登録され、"自由"を得る。
自由になれる。多くの一般市民と違い、
俺達は企業の言いなりになる必要はなくなるのだ。」
これが多分動機として最重要なものとなるので、文章の最初の方で暗示するか、
何回か挟み込むか事によってドラマとしての軸を太くすることができると思います。
戦闘シーンそのものの描写は素晴らしいので、実際の物語に組み込むときにどれほど
スマートにできるか、そして人間ドラマをどれほど織り込めるかが楽しみです。
駄文失礼しますた
しえしええええ
ACとOWLでは、機体の重量が違う。
機動力ではこちらが劣るが、落下速度ではこちらの方が上だ。
OWLのパイロットが俺の動きに気付いたのか、振り返ろうとする。
だが、もう遅い。
ACの左腕に装備されたブレードが唸る。
橙色の光が剣と化していき、OWLは真一文字に切り裂かれた。
破片をばら撒いてそれは落下していったが、まだ破壊には至らない。
しかし、ブースタは破壊されたのだろう。姿勢を制御する術を失ったOWLは
鈍い動きで身を振り、何とか着地していく。
遅い。
照準が使い物にならなかろうが、これほど鈍い動きをしていれば弾を当てことは難しくはなかった。
ライフルが火を噴き、弾雨がOWLの頭部に降り注いで破砕されていった。
穿たれ砕かれ、機体が火花を散らし炎に飲まれていく。
バラバラになった機体の上に俺のACが着地し、破片を踏み散らす。
様々な金属の音が入り混じり、後に重い音が響いた。
目前には、着地した最後の一機であるOWLが、
ビルを背景として立ちはだかっている。
uoo最下位私怨
その機体はブースタをこちらの着地の隙を狙ったのか、急接近してこちらへ踏みこんでくる。
即座にライフルを向けてトリガーを引き倒すと、OWLのカメラアイを打ち砕き、
HMDの画面が真っ白に焼きついていくと、一拍の間が空くと何か違和感を覚える光景が映し出された。
(;'A`) 「……ちっ」
頭部のカメラアイを片方やられたことに舌打ちを零し、
同じくカメラアイを失ったOWLを探した。
HMDを見れば、既にECMの影響は弱まっているようで、レーダーが回復していた。
それには、敵のマーカーが青く現われていた。
……上ッ!
即座に判断を下し、瞬く間に頭上へと銃を向けるが、
トリガーを引き絞る間もなくOWLは背中から落ちてきた。
大の字に転がったそれはもはやMTなどではなく、ガラクタであった。
視線を上げれば、ビルの陰から飛び出してきたのであろうホライゾンの機体が目に映った。
左肩に装備されているミサイル射出機からは白煙が立ち上っている。
115 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/13(土) 00:39:34 発信元:121.2.98.95
再開ktkr
『敵戦力の殲滅を確認』
スピーカーから教官の声が響く。太く、静かな力を感じる声。
爆発音と被弾の音以外の音が、酷く新鮮に聞こえた。
試験開始からどれほどの時間が経ったのかも分からない。
一体どれほどの敵を撃破したのかも覚えていない。
初めての戦場。
生と死が傍にある場所で戦い、俺達は生きることが出来た。
そして―――――
『レイヴンズVIPようこそ、新たなるレイヴン』
今この瞬間から、俺達はレイヴンとなった。
―――――"レイヴン"―――――
最強の人型機動兵器、アーマードコアを操り、
莫大な報酬と引き換えに依頼をこなす傭兵。
支配と言う名の権力が横行する世界で唯一、
何者にも属さない例外的な存在である
118 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/13(土) 00:51:21 発信元:118.0.92.78
乙!
おつおつ
批評とかはわからないが、苦になることもなく読めたので良かったと思う
乙
乙でした。機械バトルに疎い奴ですが、感じたことを。
専門用語はよく分からなかったけど、英単語以外のものはふいんきで読むことが出来、
楽しむことができました。描写も元が読みやすいのでなおさらでした。
それとこれは個人的な好き嫌いだろうから、聞き流してくれて構わないけれど、例えば、
「大の字に転がったそれはもはやMTなどではなく、ガラクタであった。」
というような文章。
読点の前は長く、後は短い……て感じの文章がちらほらありました。
これが多いと、なんだかバランスが悪いなぁって思ってしまいます。
小説技法的な正誤は分かりませんが、自分としてはあまり好きじゃないなぁ……と。
ほんと個人的なことかもだけど。
123 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/13(土) 01:10:15 発信元:118.0.92.78
>>122 描写読みやすかったですか、
読みにくいとよく言われるのですが、ありがとうございます
自分もあまり技法に詳しくはないのですが、バランス悪いですか
自分でももう一回読み返してみたいと思います
アドバイスありがとうございます
読みやすいと思います。
そう言われるのは、たぶん単語が一般向けではないからでは。
想像のしやすい、ふいんきある描写でした。
125 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/13(土) 01:20:23 発信元:118.0.92.78
いや、もっと別のジャンルの作品の話しなのですが
そう言っていただけて嬉しいです。もっと洗練された文章を心がけていきます
>>13に記載されている発表会について、告知文を作成してみました。
以下↓
◆ 『 ( ^ω^) ブーン系小説シベリア図書館 ・ 読書感想文発表会 ('A`) 』
・ 日時: 3月26日(金) 〜 28日(日) 3日間
・ 開催場所: シベリア超速報板(
http://anchorage.2ch.net/siberia/)内
『 ( ^ω^)ブーン系小説シベリア図書館のようです 』 最新スレ
(※開催日直前の宣伝時は、ここにスレのURLをお願いします)
・ 備考: ブーン系小説の作品紹介を兼ねた、展覧会的な感想祭り。
好きな作品・印象に残っている作品について、思いのたけを存分にどうぞ。
※ まとめサイトのURLは貼っても貼らなくても構いませんが、
貼らない場合、作品のタイトルは思い出せる限り正確に。
※ 期間中もsage進行、かつ、小説作品の投下があった場合は支援に回りましょう。
↑
二週間後になりました。新スレが立った場合は↑の文章を貼って戴けるとありがたいです。
では月末に。
お題くれまいか
よし把握
132 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/13(土) 12:55:02 発信元:123.221.192.183
俺にもお題3つください
おお、ブーン系小説とか懐かしいな!
シベリアにも出張してたとは知らなかったわ。
VIPにはほとんど行かなくなっちゃったけど、今でもブーン系は元気そうでなによりだ
137 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/13(土) 16:19:02 発信元:111.86.142.24
>>136 携帯規制で致命傷喰らってる
ぶっちゃけ瀕死
スレ立ってなくて悲しい…
エイプリルフールでのまとめサイトが今から楽しみだ
お題2つください
142 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/13(土) 19:52:14 発信元:122.102.231.42
把握しました
145 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/13(土) 23:43:49 発信元:114.48.111.184
( ^ω^)
146 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/13(土) 23:54:08 発信元:222.5.63.149
こんなスレあったのか
規制強化で○○系SS壊滅だよね…
投下します。
煮詰まった作品なんで、オチはないです……
(゚ー゚*NノV 素直パニックのようです (゚◇゚;NノV
.
149 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/14(日) 00:02:41 発信元:123.221.192.183
ktkr
150 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/14(日) 00:03:08 発信元:121.2.98.95
支援
そのいち
『Vの部分はポニテをイメージしています』
川 ゚ -゚) パニ姉
(゚ー゚*NノV なんですかクーちゃん?
川 ゚ -゚) 今日の食事当番はパニ姉なんだが……
(゚ー゚*NノV
(゚ー゚;NノV
Σ(゚◇゚;NノV
川 ゚ -゚) ……その調子では忘れていたみたいだな
(゚◇゚;NノV 私、ど、どうしたらいいのかしら!?
川 ゚ -゚) 時に落ち着くんだパニ姉。一度スイッチが入ったら……
(゚◇゚;NノV と、取りあえずスーパーにいってきます!!
\(゚◇゚;NノV/ 三 スタコラサッサ
川 ゚ -゚) ……落ち着けないのがパニ姉の悪い癖だ
副題『左向きなのは絡み易いからです』
そのに
『恋路編突入』
\(゚◇゚;NノV/ 三 スタコラサッサ
(;-_-) パ、パニックさんこんばんは……
(゚◇゚;NノV うわッ! ヒッキー君!? こ、こんばんは!!
(;-_-) こ、こんな所で会うなんて、偶然で……
(゚◇゚;NノV す、すみません!! 急いでるんで!! それじゃあ!!
\(゚◇゚;NノV/ 三 スタコラサッサ
(;-_-) ……すね
副題『恋路編終了』
そのさん
『妹達が鎮火剤』
(゚ー゚;NノV ふう、やっと買物を済ませて帰ってこれたわ……
ノパ听) ねーちゃんおかえりー
(゚ー゚*NノV あら、ヒーちゃん帰ってたのね。シューちゃんは?
ノパ听) シューねーちゃんはもう少し蟻の巣に水を注いだら帰るって言ってたぞー
(゚ー゚;NノV あ、相変わらずね。
ノパ听) ねーちゃん、今日の晩御飯はなんだー?
(゚ー゚*NノV 今日晩御飯はカレーライスよ
ノパ听) あれ? でも米は全部シューねーちゃんが昨日使い切っちゃったハズだぞー
(゚ー゚*NノV
(゚ー゚;NノV
(゚◇゚;NノV
(゚◇゚;NノV あわわ、どうしましょ!?
川;゚ -゚) またか……落ち着けパニ姉
(゚◇゚*NノV ク、クーちゃん! わ、私どうしたら!!
川 ゚ -゚)b 大丈夫、うどんがあるからカレーうどんにしよう
(゚◇゚;NノV あっ、え!?
(゚◇゚;NノV じゃ、じゃあ大丈夫なのね!?
川 ゚ -゚) あぁ、大丈夫だ……だから落ち着くんだ
(゚◇゚;NノV
(゚ー゚;NノV
(゚ー゚*NノV
(゚ー゚*NノV ありがとうクーちゃん、落ち着けたわ
(゚ー゚*NノV 素直パニックのようです (゚◇゚;NノV
lw´‐ _‐ノv I'm home.
(゚ー゚*NノV あら、シューちゃん帰ってきてたの?
lw´‐ _‐ノv あぁ、ついさっきね
lw´‐ _‐ノv 時にパニ姉
(゚ー゚*NノV 何、シューちゃん?
lw´‐ _‐ノv まさか本気でカレーライスを諦めてカレーうどんにする気じゃないだろうね?
(゚ー゚;NノV えっ!?
lw´‐ _‐ノv 米に……かけて……食べてこそ……
lw´‐ _‐ノv カレーは本物のカレーと呼べるのだ!!
(゚д゚;NノV ズキューン!!
(゚◇゚;NノV ご、ごめんなさいシューちゃん!! 姉さんは間違ってたわ!!
lw´‐ _‐ノv ふむ、分かればよいのだよ分かれば
(゚◇゚;NノV す、すぐに買ってきます!!
\(゚◇゚;NノV/ 三 スタコラサッサ
lw´‐ _‐ノv よって、ここに私の秘蔵米を使う許可を……
lw´‐ _‐ノv あれ?
副題『ただしシュールは除く』
そのよん
『パニック七変化』
[鏡](゚ー゚*NノV ‖
[鏡](゚〇゚;NノV ‖
[鏡](゚□゚;NノV ‖
[鏡](゚△゚;NノV ‖v
[鏡](゚听;NノV ‖ノv
[鏡](゚д゚;NノV ‖‐ノv
[鏡](゚◇゚;NノV ‖_‐ノv
[鏡]Σ(゚◇゚;NノV‖‐ _‐ノv
副題『口の形に結構悩みました』
そのご
『パニックの友達』
川д川 おはようパニちゃん
(゚ー゚*NノV あ、おはよう貞子ちゃん
川д川 昨日渡した原稿、どうだった?
(゚ー゚*NノV すっごく面白かったよ! やっぱりモラ×ギコこそ至高よね!!
川д川 うふふ、次のコミフェスも頑張りましょうね
副題『我らVIP大学 漫画研究部』
さいしゅうわ
『姉妹の共通点』
(゚ー゚*NノV
川 ゚ -゚)
ノパ听)
lw´゚ _゚ノv
副題『目』
160 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/14(日) 00:26:26 発信元:123.221.192.183
乙?
161 :
('A`)シベリアキョセイクラブのようです ◆Ai.p5y3NWQ :2010/03/14(日) 00:29:05 発信元:123.221.192.183
3ー5回に分けて投下。
162 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/14(日) 00:30:35 発信元:121.2.98.95
乙! 面白かったw 素直パニックとは初耳
乙
あなたの作風好きです
165 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/14(日) 00:33:13 発信元:121.2.98.95
そして支援
166 :
('A`)シベリアキョセイクラブのようです:2010/03/14(日) 00:34:05 発信元:123.221.192.183
世の中にフェミニストと呼ばれる人々がいる。
女性の地位向上を目指し、男性優位の社会に物申す人々だ。
しかしフェミニストの団体は数あれど、こんな激しい団体名をもったフェミニスト集団はいないだろう。
「シベリアキョセイクラブ」
この過激団体の目的はこうだ。
「我々は、人の姿をした猛獣に他ならない男性の誇りを奪い去り、女性の手下とすることを目的とする。
これはシベリアの制圧からはじまり、ソヴィエト連邦全土、また世界同時革命とともに完遂される。
我々の闘争は新世代の仮借なき階級闘争である」 宣誓ー19XX年、X月
こんなことを宣言したら、いくら辺境であるシベリアといえどもクレムリンの目を免れ得まい。
だが実際にはクレムリンどころか、村役場でさえ関知しなかった。
男性の誇りを奪う儀式を彼女らは「キョセイ」と読んでいた。
陽気の良い午後の昼下がり、このシベリアの片隅で今日も陰惨なキョセイが行われようとしていた。
167 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/14(日) 00:35:25 発信元:121.2.98.95
とんでもない奴ら過ぎる
168 :
('A`)シベリアキョセイクラブのようです:2010/03/14(日) 00:36:47 発信元:123.221.192.183
彼女達のアジトから、ものすごい勢いで出て行く何者かがいた。
ξ゚听)ξ あいつが逃げたわ!追うのよ!
o川*゚ー゚)o おいこら、まてー
('A`) 畜生、捕まってたまるか、毎回毎回....
獲物は少年である。
少年は村から続く一本道を必死に逃げていたが、追いつかれると知ると横の草原に飛び込んだ。
そして、必死で草原の中を駆けていった。
が、背の高い草の群落に遭遇すると、根元にけっつまづいてこけてしまった。
('A`)うわあああああああ、やめろ、やめてくれ!
まるでライオンの爪にかかったインパラのように、恐怖と諦めの混じった表情を浮かべている。容赦はない。
少年はずるずるとアジトへと引きずられていく。最初、悲惨な叫び声が聞こえるが、じきに声は弱々しくなり、やがて途絶える。
支援
170 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/14(日) 00:39:47 発信元:121.2.98.95
しえーん
支援
172 :
('A`)シベリアキョセイクラブのようです:2010/03/14(日) 00:42:11 発信元:123.221.192.183
こんなことを書くと、凶悪な逆レイプ集団のように思うかもしれない。
だが、何のことはない。彼らは子供で、兄弟姉妹なのである。
そして、キョセイと言う言葉は単に男性の誇りを奪う、という意味でしかない。
というよりも、彼女らは(及びドクオも)キョセイの意味をよく知らない。
もともと近所の牛飼いの親父が冗談めかして使っていたのを勘違いして、「男性の誇りを奪う、服従させる」の
意味で使っていた。無知とは恐ろしいものである。
一番上がツニャーナ(書記長)、二番目がスナオリャ(副書記長)、そして獲物が末っ子のドクオ。
本当は書記長代理兼特命秘書がいる。しかし彼女はこうした茶番には付き合わず、どこかの木陰でいつも読書に
いそしんでいた。
173 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/14(日) 00:46:51 発信元:124.146.175.21
支援
174 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/14(日) 00:47:27 発信元:121.2.98.95
役場が関知しないわけだw
175 :
('A`)シベリアキョセイクラブのようです:2010/03/14(日) 00:51:27 発信元:123.221.192.183
さて木陰で読書をしていた書記長代理兼特命秘書に近づく一人の得体の知れない人物がいた。
ζ(゚ー゚*ζまたお姉さんたちにいじめられたの?
彼女の名前はデレーニャといい、ドクオと双子の姉妹であった。
('A`)いじめられたんじゃない、き ょ せ い されたんだよ
キョセイとは詰まるところ、強制的に化粧を施され、女装をさせられることであった。
ζ(゚ー゚*ζふふふ、やだ....
さすがに本をよく読んでいるだけあって、キョセイの意味を知っていた。
のみならず例の宣言文は彼女の手になるものだった。読書家の彼女は単調な児童文学に飽き足らず、
初期共産主義者やアナーキストの文章を好んで読んでいる変わり者だった。
もっとも姉たちの暴挙には一線を引いていて、特別に要請されると渋々任務を果たしていた。
176 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/14(日) 00:58:56 発信元:121.2.98.95
sien
177 :
('A`)シベリアキョセイクラブのようです:2010/03/14(日) 00:59:00 発信元:123.221.192.183
得体が知れない、と書いたのは、普通の人であればドクオであると見分けられないほど悲惨な化粧が
施されていたからであった。おしろいはまるでピエロの化粧のように分厚く、口紅は真っ赤なゴムパッキンを
おもわせるように太く引かれていた。
彼女はドクオの頭に手をやり、一つ一つヘアピンを抜いてやった。
そして持っていたハンカチでドクオの悲惨な化粧を拭ってやった。
だが拭っている最中にドクオはくしゃみをした。
その結果、口紅が鼻の下まで塗り伸ばされた。
ζ(゚ー゚*ζアハハ...もうやだ.....フフフフ お化けみたい
('A`)ちくしょう、何の因果でこんな目に会うんだ
こんな感じで彼の週末はいつも過ぎていった。
(続きは明日以降)
乙
乙ー!
180 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/14(日) 01:04:12 発信元:121.2.98.95
乙! 期待してる
181 :
(゚ー゚*NノV 素直パニックのようです (゚◇゚;NノV:2010/03/14(日) 01:07:19 発信元:124.146.175.34
182 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/14(日) 01:08:10 発信元:123.221.192.183
183 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/14(日) 01:08:53 発信元:121.2.98.95
前スレにあった、郵便局制度についてもう一度検討してみない?
個人的にはいい機能だと思うけど、配達員コテが根付くとはあまり思わない。
これがテンプレ
【代理先スレURL】
【名前欄】
【メール欄】
【本文】↓
スレ立て代理の時みたいに、依頼して立候補が現れるのを待つ形の方がいいんじゃない?
それでいいと思うんだけどなァ
そっちのが良さげですね
配達員コテは、可能な人は出せばいい、てスタンスのがいいかな
>>189 シベリアだろうとVIP発祥なわけで
コテ嫌いな人だっているんだからコテじゃなければ無い方がいい
総合時代が長いせいかついつい保守したくなるな
いまVIPに来てるクーは天才〜
どこかで読んだことがある気がするんだが
>>192 確かに
だがその手の文句は直接スレに書き込みに行ったほうがいい
配達員ならできるぞ
配達員制度固まったんだ
馴れ合い作者否定派だっけ
それそれ
展開がかなり似てて、名前欄に1と入れてるからか
なんだか胡散臭いものを感じてしまうんだ
杞憂ならいいんだけど
1 ネタ被り説
2 リメイク説
3 続編説
>>196 設定は近いが
展開は大して似てなくね?
似てないな
ですな
>>140 遅レスだが把握した。今からwktkしておくよ
全然似てなかった
まあ作者は同じだろうけど
いい感じにメタってて面白かった
ついに総合が落ちたか
203 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/15(月) 07:22:00 発信元:222.5.62.149
久しぶりに来たら規制……だと……?
題下さい
すみません、作品の案内をお願いします。
主人公はξ゚听)ξと医師の(´・ω・`)
ξ゚听)ξは過去の記憶が現在の意識と混濁する精神病で、
過去に殺人を犯しているという設定の作品なのですが…。
どなたかタイトルをご存知ありませんか?
207 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/15(月) 09:48:15 発信元:222.5.62.152
208 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/15(月) 10:25:44 発信元:111.86.142.15
7xが変なんだけど携帯だから変なんのか?
ファイルシークかGoogleで携帯用に変換すればおk
210 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/15(月) 12:27:55 発信元:111.86.142.23
>>206 おお!どうもありがとうございます。これで間違いありません
タイトルこんなのだったんだ…。
ようです検索全滅
貰ったお題がうまく使えない時ってどうしてる?
もう半年くらい考えてるんだが、未だ纏まらなくて……
>>213 どのIPにどんなお題をだしたかなんて覚えてないと思うから別人のふりしてお題をもらう
VIPでお題をもらっていたなら特定とか不可能だしね
別にお題をそのまま使う必要は無いと思うんぜ
お題の取捨選択は自由
絶対に使わなければならないものではない
どうしても気になるなら
「お題をA、B、Cの3つ貰いましたがAはどうしても使えませんでしたごめんなさい」
とか最後に言えば良し
かく言う私も二年ほど前にもらったお題を消化できずにいてね
もらったお題から特定するとかほぼ不可能だから
どうしても書けないなら投げ出したっていいよ
いいはずだよ
おいおいおいおい風呂からあがったら練習に描いてた絵が机に陳列されてるとか、どんなイジメですかァ?
>>214-216 ありがとう。決して捨てる気は無いけど、当分の間距離をおいてみるよ。
とりあえず夜まで待ってから別人のフリしてお題募集してみる。本当にありがとう!
お題くれ
人少ないな把握
主役AA・タイトルでお題くれ
>>221 ( ´∀`)はあやしいカバンを拾ったようです
把握した
224 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/15(月) 20:29:36 発信元:124.146.175.8
なんかセンチメンタルなお題くれ
厄姫様に乙がしたいぃぃぃ
今面白いの多いねvip
壁|
スッ
壁|^ω^)
壁|^ω^)ダレモイナイ
壁|^ω^)トウカスルナラ イマノウチ
232 :
( ^ω^)の時間が少しずつ動き始めるようです:2010/03/16(火) 04:05:20 発信元:219.125.145.46
( ^ω^)「……」
十年間生活した、塀の奥を目に浮かべつつ、僕は刑務所をあとにした。
僕はその足で、ある墓地へと向かった。
墓地の隅に忘れられたように立っていた墓石。
そこに刻まれた文字。
それは僕に命を奪われた被害者達の名前。
刑務所では、僕宛に遺族からの手紙は一切来なかった。
彼女の家族は、夫だけだったから。
彼の家族は、両親だけだったから。
僕は、十年前の出来事を脳裏に浮かべた。
――――――――――――――――――――――――――――
( ^ω^)「ちょっと友人の引っ越しの手伝いをしてくるお」
ξ゚听)ξ「夕飯までには帰ってきなさいよ」
( ^ω^)「わかってるお」
お腹を大きくした妻に向かって、僕は答えた。
正直、出産間近の妻の身体が心配ではあるが、友人の引っ越し手伝いは以前からの約束であった。
( ^ω^)「さっさと終わらして帰ってくるお」
僕は軽トラで友人宅へと向かった。
('A`)「よぉ。助かるぜ」
( ^ω^)「ちゃっちゃと運ぶお」
あまり多くない荷物量だったため、やるべきことは順調に進んだ。
('A`)「ありがとうな」
( ^ω^)「いつでも呼んでくれお」
('A`)「……一杯どうだ?」
( ^ω^)「いや、軽トラで来たし……」
('A`)「祝いの席だし一杯位大丈夫だろ」
( ^ω^)「……じゃあ一杯だけもらうお」
今思うと、その一杯が駄目であった。
しかし、押しに弱い僕は友人に勧められる形で、酒を一杯呷った。
当初、酔った気はしなかったが、帰り道の車内で揺られていると、程よく酔いが回ってきた。
( ^ω^)「――お?」
僕が車内で意識をはっきりさせた時、眼前に広がっていたのは、
歩道から見た風景。
トラックに乗っていたはずなのに、と少し視線をずらすと、壊れたガードレールが見えた。
そして、フロントガラスの下方に見える、
人の足。
( ゚ω゚)「うゎ……うわあぁぁあああぁー!!!」
237 :
( ^ω^)の時間が少しずつ動き始めるようです:2010/03/16(火) 04:21:37 発信元:219.125.145.47
そこからどうやって家に戻ったかは覚えていない。
僕は家に戻ると妻の名前を叫んだ。
( ゚ω゚)「ツン! 何処だお! 返事をしてくれお、ツン!」
今思うと、非日常に遭遇した僕は、日常の中にいるはずの妻を探していたのだろう。
僕は多分、十数分間は叫んでいたと思う。
なんてこった寝る前に開いたら・・・・支援
239 :
( ^ω^)の時間が少しずつ動き始めるようです:2010/03/16(火) 04:27:41 発信元:219.125.145.52
ある程度の落ち着きを取り戻した僕は、居間の机の上に書き置きを見つけた。
『散歩に行ってきます
ツン』
( ^ω^)「散歩……」
妻が家に居ない理由を知った僕は、その紙の裏に妻への書き置きをした。
『少し出掛けてきます
ブーン』
実を言うと、この時既に自首の気持ちは固まっていた。
妻の悲しむ顔を見たくない、という気持ちが、僕に書き置きをさせた。
僕は近くの交番へと向かった。
これはドクオも裁かれるべきだよな・・
241 :
( ^ω^)の時間が少しずつ動き始めるようです:2010/03/16(火) 05:00:01 発信元:219.125.145.44
( ω )「すいませんお」
( ^Д^)「はい、どうしました?」
( ω )「ひき逃げ……」
( ^Д^)「はい?」
( ω )「僕は人をひいてしまったお……」
(;^Д^)「へ? そ、それは本当ですか!?」
警官が慌てて周囲に連絡したり、事実を確かめようとしている間、僕は書き置きを見たであろう妻のことだけを考えていた。
242 :
( ^ω^)の時間が少しずつ動き始めるようです:2010/03/16(火) 05:06:43 発信元:219.125.145.53
それから数日が経ってから、僕は取り調べを受けた。
( ^Д^)「君がひき逃げをおこしたんだね?」
( ω )「そうだと思いますお」
( ^Д^)「? 自覚は無かったのかい?」
( ω )「当時少し酔っていましたお」
( ^Д^)「なるほど、飲酒運転か」
( ω )「刑事さん、僕がひいてしまった人は……」
( ^Д^)「妊婦さんだ。残念ながら亡くなったよ。お腹の中にいた赤ちゃんもな」
( ω )「妊婦さんでしたかお……」
僕はそれを聞くと、自分の妻と同じ、妊婦をひいてしまった事に対する、後悔の念に呑み込まれた。
243 :
( ^ω^)の時間が少しずつ動き始めるようです:2010/03/16(火) 05:11:12 発信元:219.125.145.56
( ^Д^)「ところで、あなたと奥さんとの夫婦関係は?」
( ω )「仲は良かったと思いますお」
( ^Д^)「喧嘩等は?」
( ω )「特には無かったと思いますお」
( ^Д^)「それは本当かい?」
何故だろう。妙に刑事が夫婦関係について質問をしてくる。
そう思った瞬間、僕の頭にあってはならない考えが浮かんだ。
244 :
( ^ω^)の時間が少しずつ動き始めるようです:2010/03/16(火) 05:16:06 発信元:219.125.145.86
( ω )「あの、その妊婦さんの家族は……」
( ^Д^)「両親共に亡くなっていて、夫が唯一の近親者だ」
( ω )「もしかして……」
( ;ω;)「――もしかして、その妊婦さんの名前は『内藤ツン』ですかお!?」
刑事の首が肯定を示した瞬間、僕は絶望の闇に包まれた。
245 :
( ^ω^)の時間が少しずつ動き始めるようです:2010/03/16(火) 05:22:08 発信元:219.125.145.54
その後、僕は裁判で懲役十年の判決を受けた。
妻を殺してしまった後悔
妻を無くした悲しみ
その二つの重い負の感情と共に過ごしていた僕に、あの刑事が一つだけ伝えてくれたことがある。
( ^Д^)「あなたの子供は、事故に遭遇した直後に産まれて、亡くなったらしい」
自分と彼女の子供がこの世に生を受けた。
例え、玉響の命であったとしても。
その事実が、わずかに、ほんの少しだけ、僕の中の闇を和らげてくれた気がした。
――――――――――――――――――――――――――――
246 :
( ^ω^)の時間が少しずつ動き始めるようです:2010/03/16(火) 05:24:50 発信元:219.125.145.54
テレビなどで遺族の方はよく、時計が止まったままだ、と表現されるが、本当にその通りだと思う。
僕の時間は、十年前のあの日から一切動いていない。
法律上は罪を償ったとはいえ、僕の心が晴れることは無い。
しかし、このままでは彼女に怒られてしまうだろう。
ξ゚听)ξ「何やってんのよ、早くしなさいよ」
彼女なら、今の僕にそう言う気がする。
もしかしたら、息子からも怒られるかもしれない。
247 :
( ^ω^)の時間が少しずつ動き始めるようです:2010/03/16(火) 05:30:30 発信元:219.125.145.55
( ・∀・)「何やってるの、父さん。早く行こうよ」
僕の中の彼は、僕の時間を動かす為に僕を引っ張ろうとし、
ξ゚听)ξ「ほら、私が一緒にいるんだから」
僕の中の彼女は、動こうとする僕を全力で支えようとしてくれる。
248 :
( ^ω^)の時間が少しずつ動き始めるようです:2010/03/16(火) 05:39:08 発信元:219.125.145.58
僕は電話帳を取りだして、飲酒運転被害者の会に電話をかけた。
飲酒運転撲滅の為に、被害者からの視点の他、加害者からの視点を世の中に伝える。
そうすることで、僕の中の時間が少しずつ動いていく。
そんな気がする。
僕のしたことは、一生許されないだろうし、僕自身が許すことは無い。
それでも、
( ^ω^)「僕は少しずつでも動いてみるお」
( ^ω^)「もちろん、お前たちの分も背負って」
僕は
『内藤 ツン
内藤 茂等』
と刻まれた墓石に、そんな誓いを立て、前に歩き出した。
( ^ω^)の時間が少しずつ動き始めるようです 終
久々に大規模さるさんに出会ってしまったorz
いかんせん眠い
お題は
『壊れたガードレール』
『玉響』
この内容について何か書くのは野暮かなー、と思うので書きません
展開については色々突っ込み所ありますけどNE
言い回しとか勉強不足を感じるこの頃
誤字脱字があったりしたらごめんなさい
おやすみ( ^ω^)ノシ
乙乙
ちょっと聞きたいんだが、
一人暮らしってどこでまとめられてる?
にゃっはははー
作者失格の酉、解析されてたけど本人だったんだろうか
ナイトスクープは話のネタの宝庫だなぁ。
金曜夜ならいくらでも設定考えられるw
まとめサイトを立ち上げてみました。
BoonStyle─ブーン系小説まとめ─
http://boonstyle.web.fc2.com/ 作った後に同名のサイトさんがある事を知りました・・・
更新停止しているようなので問題ないかな・・・?
問題あったら名前変えます。
新規現行を中心にまとめていく予定なので、これからよろしくお願いします。
見辛い等ご意見頂けたら、嬉しく思います。
>>258 中々にスタイリッシュだね
でも、PCで見るとちょっとフォントが見づらい
ちなみにブラウザはFireFoxとIEで見た
あと、デザイン的に中央に小ぢんまりとしてるから、フォントを変えてもう少し広くするか、左よりにした方がいいかも
フォントのおススメはMSPゴシック
ぱっと見はこんな感じかな?
>>258 おおー、開設おめでとうございます&お疲れ様です。
>>259 ありがとうございます。
TOPの書体は私の好みでやってしまいました・・・
タイトル以下は通常のゴシック書体に戻そうと思います。
作品部分さえ見やすければ胸を撫で下ろせるので、あまりTOPに拘りはありません。
中央寄りは芸さんを参考にしました。(左寄りサイトさんが多いので)
まとめ作品が増えていけば、それにより縦長になっていくので、こぢんまりな印象は払拭できると考えています。
ご意見ありがとうございました。
>>260 ありがとうございます。
なぁ、本スレで作品案内を求めてる奴がいるんだが、規制のせいで教えてやれん
すんごく歯がゆいから誰か教えてきてやってくれないか?
ちなみにのその作品は
川 ゚ -゚)はイジメに遭っているかもしれないようです
だと思うから誰かよろしく頼む
263 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/17(水) 01:51:17 発信元:124.146.175.3
配達員、VIPのギャングに支援を五つ頼む。
報酬はヲッカ一瓶だ。
支援できぬ歯がゆさ
プロバイダ変えたら規制掛かってたでござるの巻
ああ…支援してえよお…
支援がしたい。乙もしたい。投下もしたい。
お題を三つほどください。
お、俺の分もギャングに支援頼む
このアザラシ肉の燻製で、、、、
>>262だけど書き込んでくれたみたいで安心した
ありがとう!
配達員に感謝申し上げる。
春には鹿肉の燻製もつけよう。
配達員にもう1つ依頼だ。
ギャングに何話構成のつもりか質問したい。
あと無理しないようにだけ伝えたいんだ。
いじめにあっているようです読んだら欝になった
>>273 48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/17(水) 02:49:58.73 ID:dkGocWTh0
273 名前:いやあ名無しってほんとにいいもんですね[sage] 投稿日:2010/03/17(水) 02:28:06 発信元:210.153.84.7
配達員にもう1つ依頼だ。
ギャングに何話構成のつもりか質問したい。
あと無理しないようにだけ伝えたいんだ。
だそうです
49 名前: ◆4972gaB/9o [] 投稿日:2010/03/17(水) 02:57:41.41 ID:2lXxadlX0
>>48 この話は全13話完結にしようと思っています。
まぁ理由はなんとなくわかるかと。
しかし、非常にアク禁に巻き込まれやすいので
更新に関しては不定期になりますが
なるべく多く更新していきたいと思います。
シベリアのみなさん、ありがとうございました。
ちょ、総合がバルケン……バルケン?
279 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/17(水) 11:58:44 発信元:210.136.161.2
しばらくぶりに速行ったらしたらば無くなってるが荒れたかなんかしたの?
281 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/17(水) 16:50:52 発信元:211.124.255.92
小六から登校拒否するようになったブーンの書こうと思ってるんだが
自由に書いていいの?
良いのなら書き溜めする
ちなみにこの手のものは一切書いたことがございません
いいよ
283 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/17(水) 17:10:28 発信元:121.119.213.65
もちろんいいよ
待ってるよー
284 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/17(水) 17:48:06 発信元:211.124.255.92
さて、書き溜めしようにもタイトルが決まらない…
ストーリーも決まらない。
投下はまだ先になりそうですw
誰でもウェルカムだし書きたい時に書きたい分だけ書けばいい
ちょっと配達員制度かたまりそうだし、いろいろとまとめてみた
修正点があったら言って欲しい
あとコテはどっちでもいいよね
自由にするために書かなかった
◆図書館専用シベリア郵便局
ボランティアによる、VIPへの代理レスの機能
○配達員への諸注意
*規制されたときはお互い様です。積極的に配達しましょう
*代理レスは正確にコピペしましょう
スレ立て代理と同様、事前に一声かけると親切です
誤爆しないように心がけましょう
○頼む場合の諸注意
*代理を頼めるのは
・乙や保守
・投下中規制などでの連絡や誘導
・総合への絵代理投下
・その他安価付きレス
*支援は配達員の時間を制限してしまうので、頼むのは控えましょう
代わりに、短い感想などのコメントをつけた乙運んでもらうと作者に気持ちが伝わります
*また、頼む時は出来る限り下のテンプレを使いましょう
【代理先スレURL】
【名前欄】
【メール欄】
【本文】↓
>>287 いいんじゃねえかな
細かいことを言うと、
「代理レス〜」の「スレ立て代理と同様」の前に
「VIP内での」とか一言入れた方が良いと思う
シベリアへのスレ立て代理する奴は居ないとは思うけどなwww
一応「ブーン系スレへのレスに限るよ!」の一文は入れといた方が
以前総合に「ようです」付けただけのブーン系でないスレ立て代理頼んだのがいてな
改善してみた
1レスに収まるようにしたかったんだけど、ぎりぎり大丈夫っぽい
まだ何かあったら改善するよ
◆図書館専用シベリア郵便局
ボランティアによる、VIPへ『ブーン系小説スレ専門』代理レスの機能
○配達員への諸注意
*規制されたときはお互い様です。積極的に配達しましょう
*代理レスは正確にコピペしましょう
総合で、VIPへスレ立て代理をする時同様、事前に一声かけると親切です
誤爆しないように心がけましょう
○頼む場合の諸注意
*代理を頼めるのは
・乙や保守
・投下中規制などでの連絡や誘導
・総合への絵代理投下
・その他安価付きレス
*支援は配達員の時間を制限してしまうので、頼むのは控えましょう
代わりに、短い感想などのコメントをつけた乙運んでもらうと作者に気持ちが伝わります
*また、頼む時は出来る限り下のテンプレを使いましょう
【代理先スレURL】
【名前欄】
【メール欄】
【本文】↓
見事にpcも携帯も規制されてるんだぜ
書き溜めがたまるたまる
せめて携帯の規制が解ければいいんだけども、もしかして永久規制なのかな
295 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/17(水) 22:51:25 発信元:61.202.100.127
?
?? ???? ??? ???
???? ????▲ ????
??? ??????? ???
? ?? ?? ?????? ▼ ?
? ?????????■?? ?
? ??■??■??▲ ?
? ???? ?▼?????? ?
? ?? ??? ??????? ?? ?
? ?? ??? ?? ????? ?? ?
??? ???? ??????????? ?
?▼ ??? ?????????? ???
? ?▲?? ??????■ ?? ?
? ?? ??? ? ?????? ?? ?
┃ ?? ??? ??????? ?? ┃
┃ ?? ??? ?????■ ?? ┃
┃ ?? ?? ??????? ?? ┃
?■ ? ?????▼ ??
?? ▼????? ??
??? ??■?
296 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/18(木) 00:10:02 発信元:202.229.132.2
投下しようかと思うけど、携帯なうえに少し長くなりそうでためらいます
ためらわなくてイイーンダヨ
連載してもイイーンダヨ
グリーンダヨー!
299 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/18(木) 00:30:05 発信元:202.229.132.2
297 298
ありがとうございます、テンプレ見直しました。
300 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/18(木) 00:44:51 発信元:202.229.132.2
>>299はすみません、テンプレも見直してきました、と言いたかったのです
投下します
拙い、日本語がおかしい、話が薄いです
以前知り合いのサイトに投稿したものを焼き直しました
>A.( ^ω^) 卑下、自虐、謙遜は叩かれる元だお。 堂々と投下すればいいだお。
なまってるけどブーンさんもこう言っておられます。
gdgd言わずに胸を張って投下しましょう。
支援
302 :
lw´‐ _‐ノvお似合いなようです:2010/03/18(木) 00:52:17 発信元:202.229.132.2
秋、見上げればどこまでも続いていそうな青空に雲はひとつたりとも無く、視線を地面と平行に近づければ遠く山際は茜色、無機質な建物は灰色の上から薄く被せた橙色と、青色がかった灰色をしていた。
放課後の屋上は、緑色をしたフェンスと手すりを除けば、町を一望できる。
なんて勿体無い、そう少女は思った。
こんなに良い眺めならいっそ、展望台にしてしまえばいいのに、と口にした。
(´<_` )「ちょっとそこのあんた、止めなよ」
直後に少女は後ろから声を掛けられ、今の幼稚な独り言を聞かれてはいまいかと、内心焦りながら振り返る。
lw´‐ _‐ノv「安心しろ、人生なら今すぐ終わらせる」
焦りを完璧に隠しつつ彼女は、おそらく男性であろう、声の発信源に振り返る。
(´<_` )「いやだめだよ、とりあえずこっちこない?」
lw´‐ _‐ノv「だるい。せっかく越えたフェンスをまた越えろだと?嫌だね」
303 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/18(木) 00:52:23 発信元:121.2.98.95
支援
ここで連載出来るとは思わなんだ
それより支援
305 :
◆4972gaB/9o :2010/03/18(木) 01:00:51 発信元:114.48.160.215
306 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/18(木) 01:02:22 発信元:121.2.98.95
避難所とかVIP以外に投下する時だけでいいと思うけどな、宣伝
VIPは見てる前提で、書けないだけで
308 :
lw´‐ _‐ノvお似合いなようです:2010/03/18(木) 01:05:16 発信元:202.229.132.2
ひとりで少女を説得しようとしているのは、少女と同じクラスの男子生徒。
少女とはフェンスを挟んで数歩の距離がある。
(´<_` )「まあそう言わずにさ、いや、何故にあんたがそこまでの決意をしたのか知らないけども」
lw´‐ _‐ノv「なら止めるなよ」
(´<_` )「そうもいかない。あんたに何があったかは知らないが、俺はあんたを止めなきゃならん」
lw´‐ _‐ノv「知った事か、どうせくだらない理由なんだろ?道徳心とか、正義感とか」
(´<_` )「そんな理由ではない、俺個人の身勝手な理由さ」
lw´‐ _‐ノv「面倒な奴だな、我が儘を押し付けるなと、親や先生に教わらなかったのか?」
309 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/18(木) 01:09:15 発信元:124.155.74.175
宣伝しすぎw
そんなことしなくても皆読んでるから大丈夫だぞ
支援
310 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/18(木) 01:09:49 発信元:121.2.98.95
しえーん
311 :
lw´‐ _‐ノvお似合いなようです:2010/03/18(木) 01:16:19 発信元:202.229.132.2
(´<_` )「教わったさ、母親には他人に迷惑をかけるなと、よく叱られたよ」
lw´‐ _‐ノv「ならば早く帰ったらどうだ。また叱られるぞ」
(´<_` )「その心配は無用だ、少なくともこの世に居るうちはね。あんたこそ早くこっちに来たらどうだい?」
lw´‐ _‐ノv「断る。そっちに行くだけの理由は無い」
(´<_` )「ならこれから見つけようじゃないか、思いとどまるに値する理由を。俺も協力するよ」
lw´‐ _‐ノv「臭いうえにつまらない台詞だな、そんなことでは想い人を口説くのに苦労するぞ?」
(´<_` )「心配してくれるとは優しいね、ついでに自殺者を口説く時のアドバイスが欲しいのだけど」
lw´‐ _‐ノv「自殺者なんて大概は死にたくて死ぬんだから、放っておいたら良いと思うがね」
(´<_` )「個人的には激しく同意するよ、今回は別だけど」
lw´‐ _‐ノv「やれやれ鬱陶しいな、あまりしつこいとハブられるぞ君」
(´<_` )「あんたがフェンスを越えれば、俺は消えるさ」
lw´‐ _‐ノv「そもそも、なぜ君は私をこの世に留めようとするんだ?」
(´<_` )「うん、別に君が自殺する事そのものはどうでもいい。ただ、君に自殺されては俺の予定が狂う」
支援
313 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/18(木) 01:27:55 発信元:121.2.98.95
ほう
さる?
この速度と支援数でさるなら、シベリアのさるはどんだけ強力なのかと。
支援
316 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/18(木) 01:39:20 発信元:121.2.98.95
シベリアさるの実力は未知数だからなぁ……
lw´‐ _‐ノv「うん?」
不可解な説明に少女は首を傾げた。
(´<_` )「俺は、一番のお気に入りである屋上から飛び降りる予定でな」
lw´‐ _‐ノv「では、お先にどうぞ。私は後から飛びますから」
(´<_` )「嫌だよ、俺は一人で死にたいんだ。それに、男女の死体がワンセットではまるで心中だ」
lw´‐ _‐ノv「んじゃ、別の場所ならいいだろう?」
(´<_` )「うん。一応形だけ止めろと言っておくけど、それだけ」
lw´‐ _‐ノv「わかった、君の最期の願いだろうし、同じ自殺者のよしみで此処は譲るよ」
(´<_` )「ありがとう、気をつけて登ってね」
lw´‐ _‐ノv「言われなくとも」
318 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/18(木) 01:42:04 発信元:121.2.98.95
エラー……? 新手のスタンド使いか!?
少女は風に吹かれながら慎重にフェンスを登り、少年は時折ガシャガシャと鳴る耳障りな音を聞きながら、頂上を目指す少女を眺めていた。
lw´‐ _‐ノv「よっ…あれ?」
(´<_` )「どうしたのさ?」
少女はフェンスの頂上へ辿り着くと、フェンスの骨組み部分に跨った状態で動きを止めた。
支援
321 :
lw´‐ _‐ノvお似合いなようです:2010/03/18(木) 01:52:10 発信元:202.229.132.2
(´<_` )「降りないだなんて、まさか其処から飛ぶ気かい?」
lw´‐ _‐ノv「…違う。違うんだ」
(´<_` )「はやく降りないと下着が見えるよ?」
lw´;‐ _‐ノv「なっ…見るな、見るんじゃない!」
(´<_` )「そりゃ無理だ、嫌ならはやく降りてよ」
lw´;‐ _‐ノv「うぐっ…」
(´<_` )「…ねえあんたさ、まさか動けなくなったとか?」
支援
しえーん
324 :
lw´‐ _‐ノvお似合いなようです:2010/03/18(木) 02:02:10 発信元:202.229.132.2
lw´;‐ _‐ノv「…違う。これはあれだ、眺めが良いからだ」
(´<_` )「それはいいけどさ、あんた今スカートの内側の眺めが良すぎだよ。俺としてはいい眺めだけども」
lw´#‐ _‐ノv「だからっ…見るなと言ってるだろ!」
(´<_` )「なら其処から降りれば良いだろう」
lw´‐ _‐ノv「……無理だ」
(´<_` )「やれやれ、手伝うから待ってて」
少年は小さな溜め息をひとつ吐くと、少女の隣めざしてフェンスを登り始めた。
lw´‐ _‐ノv「え?おい、なぜ登る」
少年は少女のすぐ隣で、背中を少女に向け骨組み部分に跨った。
(´<_` )「よいしょっと…ああ、確かにいい眺めだね。さて、俺につかまってもらおうか」
lw´‐ _‐ノv「…仕方無いな」
(´<_` )「うん、仕方無い」
少女は少年の背にしがみつき、少年は慎重に、ゆっくりとフェンスを降り始める。
325 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/18(木) 02:03:42 発信元:219.125.145.58
lw´‐ _‐ノv支援
326 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/18(木) 02:04:45 発信元:121.2.98.95
いまさら下着で騒ぐなよw
327 :
lw´‐ _‐ノvお似合いなようです:2010/03/18(木) 02:13:49 発信元:202.229.132.2
lw´;‐ _‐ノv「んっ、だ、大丈夫か?」
(´<_`; )「馬鹿にしてる?
lw´‐ _‐ノv「いや違うけど」
(´<_` )「ほら、無事接地成功」
両足がついた少女は少年の背から離れると、髪を整え少年の目を真っ直ぐに見る。
lw´‐ _‐ノv「助かったよ、ありがとう」
(´<_` )「いいよ、どうせお互い死ぬんだし。さっさと何処へでもいきなよ」
lw´‐ _‐ノv「ああ、それじゃな」
(´<_` )「うん、じゃあ」
少女は手を軽くふり、少年と反対に体を向けると、凛と歩いて階段に続く大きな金属の扉の向こう側へと消えた。
しえ
329 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/18(木) 02:20:35 発信元:121.2.98.95
sien
330 :
lw´‐ _‐ノvお似合いなようです:2010/03/18(木) 02:22:48 発信元:202.229.132.2
(´<_` )「…やれやれ…畜生」
赤錆だらけの扉から目を離し、少年はフェンスに足を運ぶと片手をゆっくり上げ、フェンスを掴む。
(´<_` )「それじゃ、逝くとしますか」
少年がもう片方の手を上げようとした時、背後から少女の声がした。
先程よりもしっかりとした声に少年は驚きを隠せなかった。
lw´‐ _‐ノv「おいそこの君、フェンスから離れろ」
まさかの声に少年が振り向くと、髪やスカートを翻しながら歩み寄る少女の姿があった。
少女は少年のすぐ傍で歩みを止め、先ほどと変わらぬ顔で少年と向き合う。
(´<_`; )「…逝くんじゃなかったの?」
lw´‐ _‐ノv「死ぬ前に、下着を見られた恨みを晴らしにきた」
(´<_` )「それで、邪魔しにきたと?」
間隔が五分もあれば、無支援でもしばらくはいけた、と経験者が語ってみる
支援
333 :
lw´‐ _‐ノvお似合いなようです:2010/03/18(木) 02:30:47 発信元:202.229.132.2
lw´‐ _‐ノv「私も邪魔されたしな、これでお互いさまだ」
(´<_` )「言ってることが違うじゃないか。それに動けなくなった時に助けたろう、仇で返すなよ」
lw´‐ _‐ノv「言いながら手を掛けるな…あれは君自身がいいと言ったろう、だから無効だ」
(´<_`# )「なんだいそれ、ふざけるな」
突然に少女は少年の腕を掴み、目を覗き込む。
(´<_`# )「…手を放せよ」
lw´‐ _‐ノv「だめだよ、とにかくフェンスから離れろ」
(´<_`# )「嫌だね死にたいもの、俺は此処から飛び降りる。自殺者を放っておけとあんたは言ったろう、面倒なやつだな」
lw´#‐ _‐ノv「君だって私を止めただろう」
334 :
lw´‐ _‐ノvお似合いなようです:2010/03/18(木) 02:32:48 発信元:202.229.132.2
(´<_`# )「鬱陶しいな、今すぐ死なせろ。同じ志願者なら少しはわかるだろう?」
lw´‐ _‐ノv「そりゃね、けどだめだ。それでは私が困るんだよ」
335 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/18(木) 02:34:18 発信元:121.2.98.95
支援
336 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/18(木) 02:43:35 発信元:121.2.98.95
寝る前に最後の支援
337 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/18(木) 02:45:59 発信元:122.102.231.42
起きたら読む
支援!!
lw´‐ _‐ノv「私も邪魔されたしな、これでお互いさまだ」
(´<_` )「言ってることが違うじゃないか。それに動けなくなった時に助けたろう、仇で返すなよ」
lw´‐ _‐ノv「言いながら手を掛けるな…あれは君自身がいいと言ったろう、だから無効だ」
(´<_`# )「なんだいそれ、ふざけるな」
突然に少女は少年の腕を掴み、目を覗き込む。
(´<_`# )「…手を放せよ」
lw´‐ _‐ノv「だめだよ、とにかくフェンスから離れろ」
(´<_`# )「嫌だね死にたいもの、俺は此処から飛び降りる。自殺者を放っておけとあんたは言ったろう、面倒なやつだな」
lw´#‐ _‐ノv「君だって私を止めただろう」
(´<_`# )「何に困るってのさ、邪魔ならもうしただろ?」
lw´‐ _‐ノv「違う、吊り橋効果的なものだ。私は君が気になって仕方無い。だから今は死なせないことにした」
(´<_`; )「…呆れた、意味が分からない、なんて我が儘なんだ、殴るぞ」
lw´;‐ _‐ノv「どうせ死ぬんだ、知るかそんなこと」
(´<_` )「てかさっきから言ってることがおかしいぞ」
lw´‐ _‐ノv「死ぬな」
(´<_` )「馬鹿が」
lw´‐ _‐ノv「死ぬんじゃない」
(´<_` )「発狂したか?」
lw´‐ _‐ノv「死なないでくれ」
(´<_` )「…めんどっくさいな、なんなんだもう」
lw´‐ _‐ノv「君がフェンスから離れれば、私も手を離すさ」
340 :
lw´‐ _‐ノvお似合いなようです:2010/03/18(木) 03:13:26 発信元:202.229.132.2
(´<_` )「殴るぞ」
lw´‐ _‐ノv「それでも私は離さない」
(´<_` )「……ああもう、うざったいな、わかったよ離れる」
lw´‐ _‐ノv「ん?…あ」
少年は少女の両手を握り、その瞳を真っ直ぐに見つめる。
少女は若干戸惑いながらも見つめ返す。
(´<_` )「離れはするが死にもする」
lw´‐ _‐ノv(おい待て、しかも私もそのつもりなんだけど)
(´<_` )「…それともうひとつ」
だが支援
342 :
lw´‐ _‐ノvお似合いなようです:2010/03/18(木) 03:15:16 発信元:202.229.132.2
申し訳ない、電池切れそうなんで寝落ちします
支援に感謝
また今日に投下します
乙、待ってる
ひとまず乙
ついでに質問なんだけど、一話の一部だけど一人の台詞が凄い長い作品は敬遠する? 気にしない? 作中から一例を上げるから教えてくrいやください
例
ζ(゚ー゚*ζ「今の今まで、こんな状態まで無理をさせてきたのです。あるわけがないですよね?
その報いが今来たのです。ですが、皆様には三つの選択肢がございます。
ここでペナルティを受けて、また一からやり直すこと。
この話を受けず、生まれ育った土地を捨て新天地を求めること。
そして、何も手を打たず、ただ滅びゆくその日まで今まで通りの生活を過ごすこと。
もう既に、何のマイナスもない選択肢など存在しないことだけは分かってください」
別に敬遠はしないなぁ
間に他キャラの合いの手を入れると読みやすくなるかもだけど
展開次第かと。
バトルシーンみたいなテンポが大事なときは冗長すぎるとgdgdになるけど、
ゆっくり話し合ったり議論したりする静かな場面だと長文でも違和感ない。
347 :
344:2010/03/18(木) 04:24:05 発信元:219.125.145.30
意見ありがとう
二人の回答ならとりあえず書き直すことはなさそうだしこのまま突っ走ってみる
そういうの俺も不安だ
意識してやらないと地の文一文一文がかなりの長さになるのだけれど、
そういう場合はこの文みたいに読点で改行入れるのと、
多少強引にでも。
短く文を切って――例えば、こんな感じに。
やって行くのはどっちがいいんだろ?
個人的に緊張感出したい時はなるべく下を使うようにしてるんだけど、
日常描写だろうと上を使うと読みにくかったりするんだろうか
自分で読み返してもわからん
言い回ししだいかな、極端な話だけど厨全開で独自の言葉とか、難しい言葉を
あえて使うとかだと、上の場合面倒くさく感じるかと。
下でもやりすぎはよくないしバランスかと思う
文章は実際に朗読して、おかしくないと感じたらそれでいいと思ふ
あまりに長かったら息継ぎの所で読点入れよっかな、位の感じで
あんまり深く考えることも無いかと
352 :
lw´‐ _‐ノvお似合いなようです:2010/03/18(木) 12:55:49 発信元:202.229.132.2
どうも、夜中はありがとうございました
再開は今夜になります
ところで、高負荷CGIとやらが検出されて画像がうpできません
どうしたら良いのでしょう
353 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/18(木) 13:18:24 発信元:222.5.63.243
ちょっと上と似たような質問
一レスが横に長いのはどうなの?
一レス縦30行まで使うんだけど、
そのバランスが横長の長方形に近いとこがあるんだよね
多いところがだいたい行60〜70文字くらい
専ブラはjaneが主流だろうから、
janeのデフォで横に長すぎない程度の文字数ってどんくらいだよー、ってのを知りたい
>>352 今のロダはエラー吐くけどちゃんとUPされる
>>353 俺は40〜50字よりも多くなるとレス番とか名前欄とかの行より長くなって「あ、長ぇ」って思う
355 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/18(木) 14:17:25 発信元:202.229.132.2
>>353 20〜30文字、多くても40文字くらい
できるだけ末尾揃えると読みやすい、とか聞く
電話なんで横長には表示されないんだけど
長い改行入れてない文読むと「多分PCじゃ読みにくいんだろうなあ」と思う
自分で書くときはAASPreviewで使ってどんなんなってるか確認する
俺も質問
長編でも短編でもいいんだが、書く際に
1話の流れ(本筋)
2登場人物のキャラ
3書きたい1場面(オチ等)
4題名
5その他
どれから考える?
俺はお題結構もらうから、
お題をつなげる(上記1)
↓
書きたい場面が考え付く(3)
↓
流れに合う様なキャラを設定(2)
↓
実際に書いて多少修正
↓
テーマ的な題名を決める(4)
といった感じ
俺は大抵2〜5が平行で、その後1だな。
「あ、これ使いたい」な感じを一番大事にしてる。
俺もちょっと聞きたいんだが、*(‘‘)*とかξ゚听)ξを逆向きにする方法って無いかな?
>>358 *(‘‘ )*
半角スペースを入れる
*(’’)*
目を変える
ξ(゚、゚ξ
ξ(゚ー゚#ξ
口は誤魔化す
>>358 ヘリカルはこうかな? 何か違うような……
*(’’)*
ツンはこれのどれかだけど、使用頻度から言うと
ξ(゚听ξ ≧ ξ(゚△゚ξ
な気がする
>>357 俺は書きたい場面からストーリー考えて、
そのあとキャラ配置、て感じだな
363 :
lw´‐ _‐ノvお似合いなようです:2010/03/18(木) 19:37:27 発信元:202.229.132.2
続きしえ
365 :
lw´‐ _‐ノvお似合いなようです:2010/03/18(木) 19:44:04 発信元:202.229.132.2
>>340の続き
(´<_` )「それに、俺もあんたに興味が湧いてきた。だから死ぬ前に、まずあんたの邪魔をする」
lw´‐ _‐ノv「…そうか。私に興味が湧くとは、変なやつだな君は、気が狂ってるのか?」
(´<_` )「あんたに言われたくはないね、このキチガイが」
lw´‐ _‐ノv「で、とりあえず君は何をする?」
(´<_` )「そうさね、とりあえずフェンスから離れようかな。あんたはこれからどうしたい?」
lw´‐ _‐ノv「そうだな、とりあえず学校から出ようと思うが、君から目を離すわけにはいかないし」
366 :
lw´‐ _‐ノvお似合いなようです:2010/03/18(木) 19:48:26 発信元:202.229.132.2
(´<_` )「俺もあんたを見失うわけにはいかないな」
lw´‐ _‐ノv「なら話は簡単じゃないか、君」
(´<_` )「そうだな…なあ、こんなつまらないやつで良ければ、一緒に帰らないか?」
lw´‐ _‐ノv「こんなつまらないやつで良ければ、喜んで」
(´<_`* )「決まりだな」
lw´*‐ _‐ノv「うん」
367 :
lw´‐ _‐ノvお似合いなようです:2010/03/18(木) 19:53:53 発信元:202.229.132.2
連れ立って階段を降りる二人は、隣に誰かが居るからなのか、普段見ている夕映えを殊更に綺麗だと感じていた。
校門を出で、茜色と影の色に染まる道を、二人はゆっくりと歩く。
ふと少年が言った。
(´<_` )「なあ、何だったんだろうねさっきのやり取りは」
少女はそれに返し、互いに前を向いたまま帰り道での初めての会話が始まる。
lw´‐ _‐ノv「傷の舐め合い?」
(´<_` )「あんたと俺、傷を晒したっけ?」
lw´‐ _‐ノv「馴れ合い?」
(´<_` )「慰めた覚えは無いなあ、慰められたのも」
368 :
lw´‐ _‐ノvお似合いなようです:2010/03/18(木) 20:00:46 発信元:202.229.132.2
lw´‐ _‐ノv「だめだ、適当な言葉が見つからない」
(´<_` )「何だろうなあ…いや、まあいっか」
lw´‐ _‐ノv「良いのかよ」
(´<_` )「少なくとも今は。これ以上は無粋だ」
lw´‐ _‐ノv「君とは気が合いそうだな」
(´<_` )「俺もそう思うよ」
ゆったりと歩く二人の帰り道に、他の人の影は無く。
369 :
lw´‐ _‐ノvお似合いなようです:2010/03/18(木) 20:06:09 発信元:202.229.132.2
終了です、ありがとうございました
この春に高校を卒業したゆとりが初めて書いたブーン系でいくらでもアラがありますが、指摘などは遠慮なくどうぞ
むしろお願いします
乙
なんか、文章が読みづらかった
371 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/18(木) 20:46:30 発信元:202.229.132.2
亀だが乙
会話なんだけど、無理に難しめの言い方をしている気がする。それにしては中身がシンプル
少しネタを入れるみたいなコミカルな部分を入れたり、シンプルな言い方の所
もあると変化があって流れができるかと思う
373 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/18(木) 21:27:47 発信元:210.4.163.80
どなたか・・・・・
今きている( ^ω^)途中で飽きた短編達のようですのスレに支援していただけないでしょうか・・・
「もしかしたら奇跡が起きて規制が解除されているかもしれない!」
と思って支援しにいったが、やっぱりダメだったぜ……
375 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/18(木) 21:58:16 発信元:202.229.132.2
>>373 俺も支援したいんだけど、外出中だから出来ないんだぜ・・・
無念。
377 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/18(木) 22:31:24 発信元:210.4.163.80
>>374 >>376 ぐおおお・・・
なんということだ・・・
わざわざありがとうございました。せめてここ作者さんがみてくれていたらうれしいんですが・・・
こういった状況を見ていると、今の時期の投下が敷居の高いものだと思わせるな
久しぶりだし、リハビリがてら短編投下してもよろしいか?
380 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/18(木) 23:30:42 発信元:220.24.183.29
VIPの本スレまだ立ってないな…
>>379 ドゾー
>>380 ありがとう。
すぐ終わるから生暖かい目で見てくれ
川 ゚ -゚)「本気出せば漫画家なんて余裕だろう」
彼女の名はクー。ただのニートである。
彼女はただいま少年ジャソプに載っている漫画賞に注目していた。
川 ゚ -゚)「デツカ賞……入選すれば賞金200マソとは」
川 ゚ー゚)「……勝ったな、この勝負」ニヤリ
これは、大したうつけもののお話である。
『川 ゚ -゚)が漫画家を目指すようです、が……』
383 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/18(木) 23:40:28 発信元:124.146.175.107
イマキタシエン
彼女には自信があった。
「ガキンチョの頃からアホみたいに漫画を読み続けていた」
「だから漫画を描くのも簡単」
「むしろ楽勝」
「完璧なストーリーが自分の中にある」
「後はそれを原稿用紙に描けばいいだけ」
クーの頭の中はそんなんでいっぱいだった。
385 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/18(木) 23:42:26 発信元:124.146.175.107
支援
支援
川 ゚ -゚)「よっしゃ、いっちょ描いてみるか」
ジャージを脱ぎ、外用の服を着装し、近所の画材屋さんへと自転車を飛ばす。
川 ゚ -゚)「カネはあんまりないが、
まぁとにかくペンと原稿用紙は買わないとな」
所持金は3千円。でも、入選すれば十二分におつりはくる。
クーはガチでそう考えていた。
程なくして原稿用紙とGペン、ペン軸、製図用インクを購入し自宅に戻った。
川 ゚ -゚)「フ……フフフ」
まさか自分が漫画を描くことになるとは。
実のところ、漫画は小学生の頃ちょろっと描いただけだが、
今のクーにはデカすぎる野望と希望あふれる未来(という名の妄想)を前に、
身の程を知るとかいう発想は微塵も浮かぶことはなかったのだ。
川 ゚ ヮ゚)「賞金は私のモノだぁ!」
シベリア支援
389 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/18(木) 23:48:24 発信元:220.24.183.29
支援
ナギ戦記さんって見れない?
☆
川 - )「……」
「全ては思いのまま」
そのはずだった。だが、この目の前の現実は何か。
原稿用紙を出す、Gペンをペン軸に着ける。
ここまでは思惑通りであった。
しかし
見事道具を購入し終えたはずのクーに
戦慄走る
しえん
川;゚ -゚)「マンガの底が見えない!!!!!!!!!!!!!!!」
過去何百という漫画を読みまくった自身の経験から、
漫画を描くということは簡単、という結論に至ったクー。
川;゚ -゚)「31ページで!?起承転結!?コマ割!?構図!!?」
川;゚ -゚)「描ける!? ネームから!? 下書き!? スクリーン!?」
川;゚ -゚)「……否!」
想像の5倍、10倍、いや、それ以上の作業量が待っている事を知った。
川;゚ -゚)「なん……だと……!?」
川;゚ -゚)「素数を数えて落ち着け!」
川; - )「1……3……4……」
絶望がクーのゴールか?
しえ
395 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/18(木) 23:58:16 発信元:121.2.98.95
支援
シエンタ
☆
川;゚ -゚)「直線も上手く引けないなんて」シャッシャッ
川;゚ -゚)「くそぅ、ジャソプ連載作家は化け物か!?」ガリガリ
川;゚ -゚)「このままじゃ締め切りが……」ギリギリ
締め切りまであと2週間を切った。
このままでは間に合うはずもない。
川 ゚ -゚)「……少々歯がゆいが、ヤツに頼むか」
ちょっぴりの悔しさを押さえ、クーはヤツに救援を乞うことにした。
トゥオルルルルン……トゥオルルルルンピッ『もしも川 ゚ -゚)「おい今暇か」
『え? 今はちょっ川 ゚ -゚)「なら今すぐ私の家に来い」
『……あの川 ゚ -゚)「待ってるぞ」ピッ
川
☆
しばらくして、ヤツが来た。
(;'A`)「なんだよ……何の用だよ」
川 ゚ -゚)「実はな、今漫画描いているんだが」
('A`)「おやおやそれは」
彼の名はドクオ。彼もまた漫画家志望の青年である。
クーとは幼い頃からの腐れ縁とかなんやかんやで高校時代から付き合っている。
ドクオは発作的に漫画家という夢を抱いたクーとは異なり、
中学生の頃から出版社に持ち込みをしていたできる子である。
ちなみに今は週栄社に担当もついた。まさに漫画家の卵。
川 ゚ -゚)「ちょっと背景とか効果線とか頼む」
('A`)「まぁちょっとならいいけど……って」
渡された原稿用紙に、ドクオは未曾有の衝撃を受けることになる。
(;'A`)「ほとんど全部白紙て」
川 ゚ -゚)「うん、そうなんだ。すまないと思ってる。
でも私はドクオを信じるよ。お前も私を信じてくれるだろ?」
(;'A`)「発想が おかしい」
☆
ドクオは泣いた。ひたすら泣いた。
彼もまたデツカ賞に送るため漫画を描いている所であった。
クーに頼まれた日から、彼に安眠の時間はほとんど無くなっていった。
自分の漫画とクーの漫画の同時作業、地獄である。
(;'A`)「なんで下書きとかしてないんだよ」カリカリ
川;゚ -゚)「私だって(自分なりに)努力したんだ! それに」
川#゚ -゚)「やらなきゃなんにも進まないだろうが!」
(;'A`)「自分理論を振りかざしといて、俺に頼むなよ……」カリカリ
こうして、二人は朝も夜も関係なくひたすら漫画に取り組んだ。
そして……
しえーん
川 ゚ -゚)「できた!」
('A`)「ほとんど俺の作画だけどなぁ」
川 ゚ -゚)「いいんだよ細かいことは」
荒削りの画、適当なストーリー。できたものはお世辞にもいい出来とは言えない。
だが、それでもクーは満足だった。
(;'A`)「いや、作画はほとんど俺だからね? 天の声よ」
川 ゚ -゚)「うるさいなぁ」
(;A;)「あーなんか目にゴミが…ウェェン」
川 ゚ -゚)「とりあえず郵便局行こうか」
二人はそれぞれの夢を詰めた封筒を持ち、郵便局にダッシュした。
川 ゚ -゚)「これで賞金は私のものだな。
おまけにジャソプ掲載の可能性すらある」
('A`)「う〜んどうだろうね。デツカ賞ってすごい人ばっかりだから」
しべん
数ヵ月後、結果が少年ジャソプ本誌にて発表された。
ドクオは見事準入選に選ばれ、作品が少年ジャソプに掲載されることになった。
一方で、クーは……
川 - )「歯牙にもかからないとは……」
('A`)「しょうがないよ。今回は時間無かったもの」
川;゚ -゚)「そっ、そうか! 決して私の才能が無いわけではないと!」
('A`)「う〜んまぁそうなんじゃない。
でも次はちゃんと自分で描けよぅ」
川 ゚ -゚)「じゃあ今度は持込用にまた描く!」
こうして二人の漫画バカは、更なる漫画の深淵に足を踏み込むことになる。
後に、クーは美少女戦隊モノで一発当て、
ドクオは、少年誌と思えぬハードな展開の漫画を大ヒットさせることはまぁ別の話である。
<おわり>
乙でした
以上でおわり。支援ありがとうな
思ったより緊張したお
乙!
408 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/19(金) 00:41:30 発信元:121.2.98.95
乙。ダメクー好きだw
409 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/19(金) 01:24:37 発信元:202.229.132.2
乙です!
キョセイクラブまだかなぁ、wktkだ
411 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/19(金) 02:19:52 発信元:220.24.183.29
>>392 そうなのか…
前違うまとめでナギ戦記さんの分もまとめてたのを見た気がするんだけど
どこのブログか分かる?
ナギさんからの引き継ぎ分だけ違うカテゴリに分けられててあのイラストも一緒にまとめられてた
月末の感想会まであと一週間となって
今からwktkしてる俺
ちょっといつもとは違う感じで短編書きたいので、
題名かキャラ設定でお題下さい
>>406 乙!何か最後の行にデジャブ
まさか描いては休みの夫婦じゃないよな…
>>413 単なるお題でいい?
それで良ければ「春眠」で
VIPであらかた投下実績ある作者が投下しなくなって投下されても微妙なのばっかだし、
品評会だの内輪でやってキャッキャしてるようになってるしブーン系から人離れしてるな
>>415 大規模規制があるから、投下しなくなったんじゃなくて出来ないのだよ
人離れしているように見えて、ただ携帯が規制されているだけ
内輪キャッキャは同意するけど、それは某スレで言ってくれ
今見たら全滅してたよ。
書きたいから何かください
421 :
('A`)シベリアキョセイクラブのようです ◆Ai.p5y3NWQ :2010/03/19(金) 17:59:33 発信元:123.221.208.163
422 :
('A`)シベリアキョセイクラブのようです:2010/03/19(金) 18:01:39 発信元:123.221.208.163
さて、この恐るべきシベリアキョセイクラブの本拠地はと言うと、シベリアのどこにでもある
和やかな家庭だった。
J( 'ー`)し「ただいま。さあ、子供たち、今日はお父さんが帰ってくる日だわ」
('A`) 「おかえり」
J( 'ー`)し「あら、まだあんたしか帰ってないのね」
('A`) 「シラネ」
J( 'ー`)し「また姉さんたちにつかまったのね。口紅がまだ残ってるわよ、フフフ」
どぎつい化粧があらかた拭われた後には、まだうっすらと化粧が残っていた。
皮肉な事に今の方がはるかに女っぽく、そしてその道らしく見えるのであった。
423 :
('A`)シベリアキョセイクラブのようです:2010/03/19(金) 18:05:35 発信元:123.221.208.163
('A`) 「元はと言えば母さんのせいなんだからな、うらむぞ一生」
J( 'ー`)し 「でも化粧すると...あんたもなかなかなのにねえ
男の子にしちゃ冴えないのに、皮肉なものね」
もともと母親は子供は全員女の子がいい、と思っていた。だが、残念な事に最後の双子は
片方が男だった。諦めきれない母親は、幼いころのドクオをしばしば女の子に仕立て上げた。
もちろんドクオは激しくそれを嫌がった。
そして、それを見て姉たち(主にツニャーナ)はドクオに女装を強要することを思いついたのである。
そうこうしているうちに、大きな音を立てて玄関が開いた。
424 :
('A`)シベリアキョセイクラブのようです:2010/03/19(金) 18:08:48 発信元:123.221.208.163
( ´W`) 「ただいま」
J( 'ー`)し「お帰りなさい。お疲れさまです」
('A`) 「お帰り父ちゃん」
( ´W`) 「おお、ドクオ、元気にしてたか?何だお前... 色っぽいな」
('A`) 「くそう」
( ´W`) 「お前にお土産だ....ほれ」
父親の手に光ったのはベッコウのカチューシャだった。
('A`) 「父ちゃんなんか....嫌いだ」
そう言ってダッシュで2回へドクオは駆け上がった。
( ´W`) 「ああ、間違えた。悪い悪い。お前には本当は鉄道模型を...
おーいドクオ、戻ってこんか」
425 :
('A`)シベリアキョセイクラブのようです:2010/03/19(金) 18:15:47 発信元:123.221.208.163
やがて娘たちも帰ってきた。
o川*゚ー゚)o 「おかえりなさーい」
ζ(゚ー゚*ζ「おかえり、パパ」
下の娘たち二人は父親によく懐いていた。
過激派の姉の手下ではあったが、スナオリャは別にそれほど男性を敵視しているわけではない。
彼女は姉に追従しているだけなのである。
やがてツニャーナも入ってきた。久々に見る父親に、ツニャーナは距離を空けて対峙した。
父親は一歩歩み寄る。
( ´W`) 「おお、ツニャーナ。帰ってくる度に女らしくなってくるなあ」
ξ゚听)ξ 「...............」
睨んでいるとも眺めているともつかない少女独特の目つきで父親を見ている。
( ´W`)「お前にお土産だ、ほら、カチューシャ...」
ξ゚听)ξ「いらない」
J( 'ー`)し「なんてこというの。お父さんからのおみやげよ」
ξ゚听)ξ「いい」
と言い残し、ぷいっと行ってしまった。
( ´W`)「はっはっは、参ったな、こりゃ」
キター支援
427 :
('A`)シベリアキョセイクラブのようです:2010/03/19(金) 18:25:48 発信元:123.221.208.163
やがて夕食となった。サケのクリームパイにイクラがどっさりと添えられたものが主食だ。父親の好物である。
サケのクリーム煮がパイの中に入っているが、ここの家庭ではピクルスのみじん切りがクリームに入っている。
それが、単調になりがちなクリーム味のアクセントになっている。
もちろんイクラは地場ものの粒の大きい新鮮なやつである。
父親は、食い、飲み、久々の、そしてつかの間の家族団欒を楽しんだ。
父親は川を航行する貨物船の船長をしていた。それで、途中で経由した街の土産話をたくさん家族に話した。
何度も聞いた話もあるが、いちいち指摘しないのが家族の掟となっていた。
やがて話題は学校や日頃の生活の事になり、父親は子供たちに水を向けた。
ドクオは、話す機会が訪れると、日頃の不満をぶちまけた。
428 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/19(金) 18:26:18 発信元:210.136.161.46
支援
429 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/19(金) 18:28:17 発信元:121.2.98.95
ktkr
430 :
('A`)シベリアキョセイクラブのようです:2010/03/19(金) 18:29:52 発信元:123.221.208.163
'A`) 「もうやんなっちゃうよ。俺、学校でも家でも落ち着かないんだ」
( ´W`) 「なんだ、いじめられてでもいるのか?」
('A`) 「毎日、キョセイされてるんだよ、姉ちゃんたちに」
茶の間の空気が淀んだ。
('A`) 「このまえさ、キョセイされたあとに、偶然友達に見かけられたんだ。
そしたらそいつ、『ギャーッ オバケ』って逃げ出したんだよ。
気づかれなかったからよかったものの、もう止めてほしいんだよ、キョセイなんか。
姉ちゃんの同級生にはさ、『お前、あの女の下僕なんだろ』ってからかわれるし、もうやだよ」
さらに続ける。
('A`) 「姉ちゃんは、全ての男をキョセイするなんてのたまってんだぜ」
しーえん
432 :
('A`)シベリアキョセイクラブのようです:2010/03/19(金) 18:34:33 発信元:123.221.208.163
完全に凍てついた空気を破るように憤然とツニャーナが発言する。
ξ゚听)ξ「だから何?男なんて、この世界からいなくなりゃいいのよ
手始めにあんたってこと」
デレーニャは笑いをかみ殺していたが、やがて声に出してクスクスと笑い始めた。
ξ゚听)ξ「何がおかしいの?あんたは私たちのグループ、シベリアキョセイクラブの書記長代理でしょうが」
ζ(゚ー゚*ζ「あのね、今だからいうけど、実はキョセイっていうのは....」
ξ゚听)ξ「女らしくさせるってことでしょ?近所の牛飼いのオヤジも言ってたわ、キョセイしたウシは大人しくなるって」
父親と母親は顔を見合わせた。そして、彼らも大声で笑い出した。
スナオリャはなんだかよく分からないけど回りにつられてニタニタしていた。
ドクオもよく分からなかった。
が、姉がなにやら物笑いの種になっているのをみて、なんとなく「ざまあみろ」と感じていた。
支援
434 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/19(金) 18:37:30 発信元:121.2.98.95
ざまぁw
435 :
('A`)シベリアキョセイクラブのようです:2010/03/19(金) 18:37:37 発信元:123.221.208.163
ひとしきり笑ったのちに、息も絶え絶えに母親は言った。
J( 'ー`)し「フフフフ..もうやだ、あのね、キョセイっていうのはね.....ねえあなた」
( ´W`)「ちんちんをとっちまうことだ」
オオーーーーーン
どこかで犬が遠吠えをした。
支援
面白い
438 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/19(金) 18:40:25 発信元:121.2.98.95
しぇん
439 :
('A`)シベリアキョセイクラブのようです:2010/03/19(金) 18:41:58 発信元:123.221.208.163
これはツニャーニャにとって痛恨のミスであったが、団体は解散したわけではない。
シベリアキョセイクラブはシベリア少女連盟と名前を変えて存続した。
そして決死の告発者であるドクオにはさらに激しさをますリンチ(かつてのキョセイが)行われた。
化粧とヘアメイクだけではなく、スカートを履かせるという最高の屈辱を与えられることとなった。
女はバカだ、とドクオは思った。
こんな事をされているのだから女性に幻想を抱かないのは当たり前である。
だがその思いをさらに深くした理由があった。
書記長であるツニャーニャは、別の団体のリーダーでもあったからだ。
440 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/19(金) 18:44:27 発信元:121.2.98.95
ツニャーニャ?
441 :
('A`)シベリアキョセイクラブのようです:2010/03/19(金) 18:46:06 発信元:123.221.208.163
支援です
443 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/19(金) 18:52:52 発信元:121.2.98.95
茶々いれてすまんかった支援
彼らが通う学校には、デミターチョフという若い先生がいた。
授業を終えて廊下を歩く先生に、ツニャーナが背後から近づく。
(´・_ゝ・`)「やあなんだい?」
ξ゚听)ξ「あの、先生の好みの女性のタイプについてちょっとインタビューさせてください」
(´・_ゝ・`)「この前は好きな食べ物についてだったね。またインタビューかい」
ξ゚听)ξ「月一で会誌を発行してるので。私たち、先生の全てを知りたいんです」
(´・_ゝ・`)「そんなことに精を出していると、またテストで赤点とっちゃうよ」
ξ゚听*)ξ「てへっ」
と舌をだしてかわいらしく笑った。そう、彼女は過激なフェミニスト団体の書記長である一方で、
学校のアイドル、デミターチョフ先生のファンクラブの会長を兼任していた。
445 :
('A`)シベリアキョセイクラブのようです:2010/03/19(金) 19:01:03 発信元:222.149.133.16
先生が去ったあとも、ツニャーニャはときめきの余韻に浸っていた。もし漫画家であれば、彼女の
周りにキラキラの星を描いたであろう。
が、それを覚ます不快な一撃があった。
( ^ω^)敵機発見!敵機発見!各機遊撃態勢に移れ!
<ヽ`∀´> ( ・∀・)「アイアイサー!」
クラスメートのブーンとその取り巻きたちだ。
彼らはブーン三連星と称してスカートめくりの徒党を組んでいた。
両手を広げて彼らは近づいてくる。
( ^ω^)<ヽ`∀´> ( ・∀・)「ブーーーーーーーーン!!!!」
ダッシュしながらツニャーナのスカートをめくった。
さるめ・・・・
447 :
('A`)シベリアキョセイクラブのようです:2010/03/19(金) 19:04:30 発信元:222.149.133.16
ツニャーナは廊下じゅうに大きく響き渡る声で言い放った。
ξ゚听)ξ「死ね!クラスの男子全員死ね!」
ツニャーナの顔は、恋する乙女から冷酷な粛清者の顔に戻っていた。
その鬱憤は弟のドクオが処理することになろう。
シベリアキョセイクラブは彼らに対する猛烈な敵愾心から生まれたのだった。
(父親に対する猜疑心を植え込んだのも彼らだ。
船乗りなんかみんなホモかスケベだ、とはやし立てられたのに端を発している)
448 :
('A`)シベリアキョセイクラブのようです:2010/03/19(金) 19:08:22 発信元:222.149.133.16
まだ怒り冷めやらぬうちに、クラスの学級委員が近づいてきた。
ガリ勉タイプ(秀才ではない)のアサピーだ。
なぜかブーン三連星のスカートめくりとセットになってやってくる。
(-@∀@)「またあいつらかい?ほんと、野蛮な奴らだね」
ξ゚听)ξ「あんたも死ね」
目も合わせずに言い捨てた。そして、教室に向かって歩き出した。
なんで男ってこうバカでスケベか、キモいのしかいないんだろう。クラスの全員逝ってよし。
いや、世界中の男は逝ってよし。キョセイ、いや粛清せねば。
もちろん彼女がこう考えるとき、デミターチョフ先生は含めないのであった。
支援
450 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/19(金) 19:09:54 発信元:121.2.98.95
支援
451 :
('A`)シベリアキョセイクラブのようです:2010/03/19(金) 19:12:16 発信元:222.149.133.16
そんなダブルスタンダードな姉を見て、ドクオは女はバカだ、と思った。
だが男が賢いとも思えなかった。あれだけ口で罵っている女にスカートめくりやらの
ちょっかいを出し続けるのはバカだと思った。
そしてそのバカ達の板ばさみになっているとも思った。
下校中の事である。
( ^ω^)<ヽ`∀´> ( ・∀・) 「おい、下僕」
('A`) 「な、なんだよう.....」
( ^ω^)「あの女、生意気なんだお!
この前なんか、俺たちを女子トイレにおびき寄せて、外側から鍵をかけやがったんだお!
学校中の晒し者だお!」
<ヽ`∀´>「お前も相当ひどい目にあわされているニダか?」
('A`) 「そ、そんなことは....」
女装させられているなんて死んでも言えない。
452 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/19(金) 19:14:47 発信元:121.2.98.95
スカートめくりはフラフープでやる派でした
453 :
('A`)シベリアキョセイクラブのようです:2010/03/19(金) 19:14:57 発信元:222.149.133.16
( ・∀・) 「あいつは、『男の誇りを奪ってやる』なんて事を言うんだぜ?」
( ^ω^)「お前も男だお?一つ反撃するお!」
( ^ω^)<ヽ`∀´> ( ・∀・)「あいつのパンツをとってこい」
嫌だ嫌だ嫌だ。
どいつもこいつもバカばっかり。家に変えると、ドクオは腹立ちまぎれに母親の衣装ケースを開けた。
そこからパンツを一枚取り出して袋に入れた。
そして翌日それを渡した。さすがにこれはバレて、後日ボコボコにされるハメになった。
454 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/19(金) 19:16:37 発信元:210.136.161.76
支援
455 :
('A`)シベリアキョセイクラブのようです:2010/03/19(金) 19:17:27 発信元:222.149.133.16
こんな感じで彼らの日常は概ね平和に、ときにやや波乱含みで過ぎていった。
そしてわれらがツニャーナは一方でフェミニスト団体の書記長、一方でデミターチョフ先生のファンクラブ会長
という充実した日々を営々と送っていた。
だがそんな日常にくさびを打ち込むようなニュースが流れた。
デミターチョフ先生が異例の人事移動、となったのである。
そして囁かれた理由は、穏やかならぬものだった。
(続きは明日)
乙!
457 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/19(金) 19:23:45 発信元:121.2.98.95
乙でした、続き楽しみ
乙!
乙。
なんという気になる引き
これは続きにwktkせざるを得ない
460 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/19(金) 19:41:12 発信元:202.229.132.2
乙
質問良いかな?
続きものの投下は一週間以内完結が原則のようだけど、短編連作の形の場合はどうなるんだ?
数レスで完結するような話を長期にわたって書くような
>>461 合計レス数にもよると思うけど、50とか100を超えるなら普通にスレ立てても良いと思う。
ってゆーのも、決まった人が同じ話を延々連載してたら、新しい人は入ってきづらいんじゃないかと。
シベリアでスレ立ては厳禁
464 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/19(金) 20:36:53 発信元:121.2.98.95
連作の場合はそもそも止めようがない部分もある気がする。
独立して読むことさえできれば、別にいいんじゃないって思うんだ。
>>463 シベリアじゃなくてVIPに立てればいいじゃない
それが無理なら最初に何回かここで投下してから避難所とかさ
ageすまん。
あと、一週間完結原則も、目安みたいなものかなぁ。
>>465 避難所は禁止ワード多すぎて投下できないらしい
>>467 そんなの、1人だけ特別なわけじゃないでしょ
投下する人は実際投下してるんだし、投下自体を我慢してる人だっているんだからさ
俺の意見は、特定の人物が同じ話をずっと続けるのは、
新規参入を妨げる可能性があるから、反対って事
そうならなければ魅力的だと思うけどね
昔総合でショモラってあったな
>>468 なるほど、新規参入の促進がメインなわけね
総合的な役割と言うか、批評等のレスポンスがメインかと思ってたわ
避難所は禁止ワードひっかりまくるから無理だなあ
投下自体を我慢……?もしここで投下できるならする、って人はいると思うけどね
あと、一話5レスで一日6話投下しても、一週間で40話だからね
今のルールでもあんまり問題無いとも思うよ
個人的すぎて言うにも憚れるんだが、
シベリアにスレ立て厳禁ってルールに違和感が抜けないんだよな。俺だけじゃないみたいだが
いや理屈はわかるよ? でも、そう、ここも2chの一ヶ所な訳だしさ?
>>470 どっちがメインって言うか、両方大事だと思うよ
一部メンバーだけってのも避けた方が良いだろうし、批評感想も大事だし
ただ、批評感想をしっかりやるなら、やっぱり一部の人間しかいない状況は避けた方がが良いだろうしね
あとは
>>469でも書きましたが、現行ルールでも結構な量の連作が可能なわけだし
>>473 まあ結局やる気次第ってことだな
把握把握、投下するにしても全部書いてからにするよ
避難所変えてみたらどうです?
したらばなんてすぐとれますし
新規参入も大事だし、短期集中連載の名目で行っていますしね
個人的には一週間というか、そのスレ内での完結目安の方が重要かな、とも思う。
>>472 2chだからといって、シベリア板に迷惑をこれ以上かけるのはどうでしょうか。
シベリアの役場を覗いてみても、スレの乱立に手を焼いている現状のようですし。
完結しても、1000まで使いきらないと、ほとんどスレは落ちてくれません。
さるも強いので、倫理以前に投下が不向きな地だと思うんです。
>>477 最後の一行は納得ですな。
そか、たぶん自分はその「迷惑」って言葉に違和感があったんだな。すまないね、わざわざ長文いただいて
ええまったく
VIPの規制さえなければ…はぁ
482 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/19(金) 21:36:51 発信元:222.149.133.16
スレ立ては前から厳しかったけど、猿はほんと厳しくなった
前は40ぐらい平気だったと。
ブリザードとか荒らしが流れつく場所だからね...
シベリアがほのぼのしているってのは、だからちょっと不思議な事なんだ。
つまり1000まで使い切る予定なら立ててもいいと
待て、よせ早まるな まずは話し合おうじゃないか
>>476 新したらばいいと思う
頑張って定着させれば
したらば取ってみますか
設定できたらURLのせるので、使いたい人から試供してくれると嬉しい
いらないなら消すし
規制解けたら一斉に投下祭りでもしようじゃないか
そのためにここに来た人達は書き溜めしまくれば万事解決
したらばwktk
したらばはメール送ってくるのが遅いから、結構かかるかも
明日にはうpれるようにしたいです
NGワードって避難所のルールじゃなくて、したらば自体のルールじゃなかったっけ?
あと、パー速みたくsagaでNG回避出来ないのかな?
ちょっと確かめてくる
493 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/20(土) 00:31:13 発信元:220.24.183.29
ほ
>>493 ここはVIPじゃないから保守する必要はないぞw
書き込みがなかったら不安になる気持ちはわかるけどね
下がってきたからあげたんじゃね?
新しい避難所したらばを作ってみました
禁止ワードは無し
つまらん死ねは挨拶ですから
なにか改善するべき所があればどんどん言って下さい
ここか、したらばの方に自治スレを立てておくので、そっちでもおk
要望があればなんとかがんばってみます
もし自分がブーン系をやめることがあれば他の人に監理を頼むつもりです
今日は寝るので、明日起きて何か書いてあったらそれから調整します
遅くてごめん
( ^ω^)ブーン系避難所のようです
http://jbbs.livedoor.jp/sports/37256/
乙!
500 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/20(土) 05:55:34 発信元:220.24.183.29
ほ
501 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/20(土) 08:13:23 発信元:210.153.84.164
503 :
('A`)シベリアキョセイクラブのようです ◆Ai.p5y3NWQ :2010/03/20(土) 12:16:13 発信元:222.149.133.16
504 :
('A`)シベリアキョセイクラブのようです:2010/03/20(土) 12:20:18 発信元:222.149.133.16
なぜデミターチョフ先生がこの中途半端な時期に移動となったのか、理由は詳らかにされなかった。
が、その発表と前後して、次のような作者不明の壁新聞が学校のいろいろなところに貼られた。
こんなセンセーショナルな見出しが付けられていた。
「ハレンチなる若教師の実態ー未成年と同棲して妊娠?」
名前は伏せられていたが、それがかえってスキャンダラスな感じを煽っていた。
写真にははっきりとデミターチョフ先生と思しき男性が写っていたからだ。
そして腹の突き出した16歳くらいの娘とアパートの入り口に写っていた。
学校中の先生は火消に奔走した。無論それは火に油を注ぐようなものであった。
生徒達は何かあるとその噂で持ちきりになった。
505 :
('A`)シベリアキョセイクラブのようです:2010/03/20(土) 12:23:09 発信元:222.149.133.16
ツニャーナはファンクラブ会長としての責務を果たそうとした。
20人ほどの会員を勇気づけ、先生を信じよう、と呼びかけた。
そして、先生に本当のことを問いただそうとした。
歩きながら先生に近づく。
ξ゚听)ξ「先生、あの.....先生が遠くに赴任されるって聞いたんですけど...」
(´・_ゝ・`)「まだ発表してないはずだけど、まあそうだよ」
ξ゚听)ξ「なんで、この時期に...」
(´・_ゝ・`)「いろいろと事情があるんだよ」
ツニャーナの足はそこで止まった。
先生は構わずどんどん進んでいく。彼女は、振り絞るように声をかけた。
ξ゚听)ξ「あの
噂って、本当ですか」
振り向かないまま、先生は言った。
(´・_ゝ・`)「...........答えたくない」
それ以上聞けなかった。
506 :
('A`)シベリアキョセイクラブのようです:2010/03/20(土) 12:27:50 発信元:222.149.133.16
教室に戻ると、皆の視線をかき分けるようにツニャーナは席に座った。
そして机に顔を伏せて座り、微動だにしなかった。
そんな空気を打破しようと、ブーン三連星は彼らなりに気を遣った。
不器用な彼らは、あえて無神経を装った。つまり普段どおりの彼らである。
( ^ω^)<ヽ`∀´> ( ・∀・)「ヤーイ、ざまあ、男なんてみんなそんなもん」
顔を上げずにそれに答える。
ξ゚听)ξ「うっさいわね....」
言葉にいつもの覇気がない。ブーン達は拍子抜けした。
( ^ω^)「なんだおあいつ...」
やがてデミターチョフ先生の離任式の日となった。先生は、いままでありがとうございました、と簡単に挨拶を述べた。
すでにファンクラブは壊滅状態にあった。それでツニャーナはその日、そのまま下校した。
支援
508 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/20(土) 12:30:15 発信元:202.229.132.2
>>496 乙!
ところで、投下は「('A`)シベリアキョセイクラブのようです」の続きがくるまで待つべきなんだろうか?
510 :
('A`)シベリアキョセイクラブのようです:2010/03/20(土) 12:33:35 発信元:222.149.133.16
ライ麦畑が途切れたあたりである。
何者かが突然横からタックルしてきた。ツニャーナは道の横に停めてあったトラクターのほろの中に押し込まれた。
そしてタックルしてきた奴が入り口を塞ぐように乗り込んだ。
<ヽ`∀´>「いままでのお返しニダ GO!」
すぐさまエンジンが過回転を起こして発進した。
前を見ると運転席にブーンが、横にマタンキが座っていた。
離れたところで、弟のドクオが一部始終を見ていた。
('A`)「姉ちゃんが....姉ちゃんが....さらわれた
いよっしゃああああああ!!!」
ちょwww
512 :
('A`)シベリアキョセイクラブのようです:2010/03/20(土) 12:37:40 発信元:222.149.133.16
普段のツニャーナだったら騒ぎ立っただろう。
でも、ここのところ落ち込んでいた彼女にはそんな気力は無かった。
低い声で、
ξ゚听)ξ「どこにいくつもりよ」
としか聞かなかった。三連星はそれに答えなかった。
( ^ω^)<ヽ`∀´> ( ・∀・)「ロリ誘拐〜ロリ誘拐〜♪」
着いたのは駅である。プラットホームには、スーツケースを片手にしたデミターチョフ先生がいた。まさに列車に乗り込もうというところであった。
ブーンが背中をどつく。
( ^ω^)「最後の挨拶ぐらいきちんとしろお」
そして三連星はブーンといいながら車に戻った。
し
514 :
('A`)シベリアキョセイクラブのようです:2010/03/20(土) 12:41:50 発信元:222.149.133.16
ξ゚听)ξ「先生....」
(´・_ゝ・`)「ああ、ツニャーナ君か。驚いたな.....
いままでありがとう。楽しかったよ」
ξ゚听)ξ「本当の事を言ってください」
(´・_ゝ・`)「あの壁新聞にかかれてるとおりだよ。僕は、年下の娘と一緒に暮らして、彼女は妊娠してる
でも君には伝えておきたいな、あれは、僕の妹なんだよ」
ξ゚听)ξ「えっ」
(´・_ゝ・`)「僕の妹が、誰とも知れない奴の子供を孕んだ。うちの親が勘当してさ、僕んとこに身を寄せてたんだよ」
ξ゚听)ξ「なぜそのことを皆に言わないんですか」
(´・_ゝ・`)「僕が泥をかぶるくらいだったら、いい。
でも君に話せてよかったよ。お願い、このことは誰にも言わないでおいて」
列車の奥から、妹らしき人物がペコリと頭を下げた。
先生は列車に乗り込み、扉がしまった。
ツニャーナは風に吹かれながら列車が遠ざかるのを見ていた。
支援
516 :
('A`)シベリアキョセイクラブのようです:2010/03/20(土) 12:45:53 発信元:222.149.133.16
トラクターのほろの中で、ツニャーナはぼんやりと物思いに耽っていた。
そして、前の方を向いて何か言おうとした。
ξ゚听)ξ「ねえ、あんたたちは先生を信じる?」
( ^ω^)「何も言わなくていいお」
( ・∀・)「お前が信じてられりゃそれでいいんだよ」
<ヽ`∀´> 「ウリはいかなる時でも祖国マンセーニダ。お前も見習えニダ」
ξ゚听)ξ「あんたたち....あ、あり...」
感謝の言葉なんて、彼らに言ったことはない。それゆえ、なかなか出てこない。
517 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/20(土) 12:49:33 発信元:202.229.132.2
>>509 ありがとう、そして気づいたら来てた
先生、男だぜあんた…
518 :
('A`)シベリアキョセイクラブのようです:2010/03/20(土) 12:49:45 発信元:222.149.133.16
もっとも、彼らもそんなシュチュエーションはこそばゆかった。
( ^ω^)「お前のスカートめくるのも理由なんて無いお。それと同じだお」
( ・∀・)「そうそう、色っぽくもねえし」
<ヽ`∀´> 「可愛げもないお前のスカートめくる理由なんてないニダ」
ξ゚听)ξ「ねえ、お願いだから死んで」
こんなにやさしい感じの「死ね」は、いままで言ったことがなかった。
しばらくして、ツニャーナは重要な事に気づいた。
ξ゚听)ξ「そういえば、なんであんた運転なんかしてんの?
そもそもこのトラクター誰のよ」
( ^ω^)「オヤジのだお。見よう見まねでなんとかなるお おっ」
といったまさに次の瞬間、衝撃音がして車は用水路に脱輪した。
519 :
('A`)シベリアキョセイクラブのようです:2010/03/20(土) 12:54:01 発信元:222.149.133.16
それからツニャーナの男子に対する敵愾心は収まっていった。
三連星は相変わらずだったが、もっと大きな心で対応できるようにもなった。
いままでツインテールだった髪をストレートロングにしたのもその頃であった。
ξ゚听)ξ「ねえお母さん、お父さんがいつかくれたカチューシャ、ある?」
J( 'ー`)し「どういう風の吹き回しかしら。座って。髪をとかしてあげる」
髪をとかしながら、鏡台に写ったツニャーナに言う。
J( 'ー`)し「ひょっとして、好きな男の子でもできた?」
ξ゚听)ξ「えー、そんなんじゃないよ」
そこへ父親とドクオが帰って来た。久々の休暇で、親子で釣りに出かけていたのだ。
しえん
521 :
('A`)シベリアキョセイクラブのようです:2010/03/20(土) 13:00:08 発信元:222.149.133.16
( ´W`)「ただいま。
おお、ツニャーナ、よく似合ってるよ、そのカチューシャ」
ξ゚听)ξ「ありがとう
ドクオ、魚は釣れた?」
('A`)「......」
ドクオは魚の入ったバケツを持ちながら、ぽかんと口を開けて見ていた。
ブーン達にさらわれた日以来、姉の様子がおかしい。
得体の知れない気持ち悪さを感じていた。こんなの姉貴じゃない。
特に気持ち悪かったのは、つい1ヶ月前まで自分に乱暴(キョセイ)していた姉が、もう何年も前から
落ち着いているような素振りを見せていることだった。40パーセントの気持ち悪さと50パーセントの
腹立たしさ、そして残り10パーセントの寂しさのようなものが彼の胸に去来した。女はバカの上に
不気味だ、というのが彼の新たなテーゼになった。
確かに、シベリアキョセイクラブは過去のものになった。
が、再びその名を、しかもシベリア中に轟かせることになろうとは、この時思わなかった。
(続く)
乙
乙
乙
3連星いいやつらだな
おつー
細かいようだがマタンキがモララーにしか見えないのは仕様ですか
526 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/20(土) 14:09:25 発信元:202.229.132.2
乙
527 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/20(土) 14:16:22 発信元:222.149.133.16
乙 この話好きだ
ところで新しい避難所なんだけど、書き込めるかテストしていい?
いいと思うよ。
したらばを作ったものです
ちょっとお知らせを
多分前の避難所で不具合が出た人は、携帯やPCにフィルタリングサービスが掛っていたかもです
フィルターをかける機能を切っておいたので、多分大丈夫なはず
投下し終わってからもスレが長く残るのが嫌だという人は、したらばの要望スレに書いてくだされば
頻繁に見に行くので対応できます
それと避難所は普通にながらでもおkなはずです
上記の通り、落としたいスレは本人確認さえ出来れば対応しますので
従来の避難所よりも気軽に扱ってくだされば幸いです
>>532 配達員の事といい、色々テンプレ引き伸ばしてすみませんです
534 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/20(土) 20:09:54 発信元:202.229.132.2
むしろ充実して嬉しい
シベリアに移住してから全体的な作品に対する雰囲気が良くなった気がする
空気が合うのかね?
537 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/20(土) 20:52:08 発信元:202.229.132.2
>>536 そうかもね
キョセイクラブの続きを待つ間に投下しますね
538 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/20(土) 20:54:21 発信元:222.149.133.16
539 :
lw´‐ _‐ノv月夜のようです:2010/03/20(土) 20:56:17 発信元:202.229.132.2
俺には兄、正しくは姉がいる。
自身の性別は女性だが、自分は男だと言い張る。
それがあまりに必死な主張だから、仕方なしに俺は便宜上兄として接し、でも内心は義理の姉であって欲しかった。
親の再婚後に初めて兄を見た瞬間、俺は恋愛感情とはいかなるものかを知るが、世間体を少しは理解していた俺に為す術はなく。
結局、俺と兄は家族のまま二度目の離婚を迎え、それっきりだった。
(´<_` )「覚えてくれてると良いんだがな」
月夜の晩に、一年と二日ぶりの再会である。
駅に程近いアパートの二階、角部屋のドアには知らない名字の表札。
向こうの再婚相手だろうか?それとも旧姓?
(´<_` )「どうでもいいか」
チャイムが鳴ってしばらく後、兄がドアを開けた。
開けたは良いが、ドアの蝶番が心配になる勢いで、しかもパジャマ姿なので色々な意味で驚いた。
正直に表現すると、
(´<_`* )(パジャマだと!やっべ可愛いうわやっべ!)
とまあ、兄を見て脳内が興奮している俺を見て、兄は少し怒りぎみだ。
540 :
lw´‐ _‐ノv月夜のようです:2010/03/20(土) 20:57:52 発信元:202.229.132.2
lw´#‐ _‐ノv「ばかっ!着替える暇くらいあたえろ!」
ちなみに俺が兄に電話連絡したのは、チャイムを押す一分前。
(´<_` )「すまん、電話したら起きてたんでつい」
lw´#‐ _‐ノv「現在時刻!」
(´<_` )「フタフタマルナナ」
lw´#‐ _‐ノv「わかってて押し掛けんなボケ!」
なんやかんや、兄は俺を忘れてはいなかったようで、ひとまず安心した。
居間に通された俺は、兄の淹れた玄米茶を味わいながら、着替える兄を待つ。
ああ、着替え覗きたいなあ。
541 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/20(土) 21:00:26 発信元:180.94.246.187
支援
542 :
lw´‐ _‐ノv月夜のようです:2010/03/20(土) 21:01:21 発信元:202.229.132.2
(´<_` )「しっかし、なんとも質素な塒だこと」
lw´‐ _‐ノv「失礼な、寝室はもっと生活臭に溢れとるわ」
(´<_`; )「あ、着替え終わったか。洗濯はちゃんとしてるんだろうな?」
lw´*‐ _‐ノv「ふん、昔と一緒にするな。人は成長するのだよ」
(´<_` )「胸以外の変化は見えないぞ」
lw´‐ _‐ノv「……だまれ小僧」
(´<_` )「まだサラシ巻くのか?」
lw´‐ _‐ノv「いや、そういうことはやめたんだ」
(´<_`; )「どうしたんだ?あんなに拘ってたのに」
lw´;‐ _‐ノv「あー…実はな」
うつむき、まるで嘘を自白する時のようにばつの悪そうな兄。
なぜだろう、嫌な予感しかしない。
lw´‐ _‐ノv「…告白、されたんだ」
(´<_`; )「へ」
lw´;‐ _‐ノv「せめて二文字以上反応しろよ」
支援
544 :
lw´‐ _‐ノv月夜のようです:2010/03/20(土) 21:06:31 発信元:202.229.132.2
全身が捻られているような感覚。
焦りとも嫉妬とも絶望とも喜びともわからない、混沌とした痛みが心を蹂躙する。
lw´;‐ _‐ノv「…なにか言え」
(´<_`; )「…そうか…そうだよな、あんた綺麗だものな」
lw´‐ _‐ノv「男でも良いと言われたよ、君が男ならホモになる、とな」
(´<_` )「たいしたものだな」
lw´‐ _‐ノvああ、流石にちょっと引いた
(´<_` )(ざまあwwwwwwwwww)
(´<_` )「ん?あんた、男の格好してたのか?」
lw´‐ _‐ノv「ああ、胸もなるべく目立たないようにしてたが、どういう訳か見抜きやがってな」
(´<_` )「いやまあ、制服でもないしな、目ざとい人は気付くだろ」
lw´‐ _‐ノv「やはり、はやく手術を受けるべきだったよ」
545 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/20(土) 21:07:42 発信元:121.2.98.95
支援
546 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/20(土) 21:08:08 発信元:222.149.133.16
私怨
547 :
lw´‐ _‐ノv月夜のようです:2010/03/20(土) 21:08:15 発信元:202.229.132.2
(´<_` )「それは賛同しかねると、前にも言った」
lw´‐ _‐ノv「まだ覚えてたのか、あの時の話」
それより俺としては告白した野郎が凄く気になる、ていうか会って殴り倒したい。
だがとにかく重要なのは、兄は、そういうことはやめた、と言った。
あの兄が、断固として俺と男子トイレを使用し続けた兄が。
嫌な過去を克服できるほどに良い男なのだろうか?俺にはついぞできなかったことを、告白した野郎はやってのけた。
(´<_` )(尊敬すべきかな)
(´<_` )「なあ、あんたは告白をされた。して、返事は?」
lw´‐ _‐ノv「保留。だってまだ男になりたいし」
(´<_` )「でも胸」
lw´‐ _‐ノv「男になりたいけど、最近ある感情を自覚した」
548 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/20(土) 21:10:24 発信元:121.2.98.95
支援
549 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/20(土) 21:13:03 発信元:222.149.133.16
私怨紫煙
(´<_` )「……」
lw´‐ _‐ノv「ひとつ質問だ。おまえ、恋愛経験は?」
(´<_` )「…ある、あるともさ」
lw´‐ _‐ノv「私は初めてだ。同性愛者の気持ちが少しだけわかったよ」
(´<_` )「…俺は、あんたが同性愛者でも軽蔑しないよ」
lw´*‐ _‐ノv「ありがとう」
ああ、そうか、そういう逃げ道もあったんだな。
lw´‐ _‐ノv「ところで、おまえはなんで家に来たんだ?」
しーえん
552 :
lw´‐ _‐ノv月夜のようです:2010/03/20(土) 21:16:35 発信元:202.229.132.2
*****
人気のない夜のアスファルトを歩き、小さな公園へ。
兄と夜に散歩したのは、二年と五ヶ月と三日ぶりだ。
雲の多い空模様で、黄金色に輝く月が雲を明るく照らし出す。
やはり雲がある方が、月は映える。
lw´‐ _‐ノv「まさか、散歩したいとはな」
公園のベンチに座り夜空を見上げていると、兄が可笑しそうに言った。
lw´‐ _‐ノv「そういえば、おまえから教わったんだよな」
(´<_` )「俺、なにを教えたっけ」
(´<_` )(できればあんたに男を教えたかったがな)
lw´‐ _‐ノv「虹だよ。夜中、雲が月の周りを囲むと、照らされた雲に丸い虹が見える」
(´<_` )「ああ、言ったなそんなこと」
(´<_` )(よく覚えていたな、随分昔の話なのに)
lw´‐ _‐ノv「あの時はどうでもよかったが、こうして目の当たりにすると凄く良い、神秘的だな」
553 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/20(土) 21:20:52 発信元:222.149.133.16
shen
554 :
lw´‐ _‐ノv月夜のようです:2010/03/20(土) 21:20:55 発信元:202.229.132.2
(´<_` )「虹っていっても、ただの光の輪が見えるだけだがな」
lw´‐ _‐ノv「だが綺麗なものは綺麗だ」
(´<_` )「俺はもう怖いや。綺麗すぎて、狂いそうだよ」
lw´‐ _‐ノv「狼にでも変身するのか?」
(´<_` )「男は皆狼らしいな」
lw´‐ _‐ノv「草食系とかいう連中は、草食性の動物に変身するのかね」
(´<_` )「それは違うだろ、どう違うか知らんが」
lw´‐ _‐ノv「まあ、どうでもいいか」
思い出話やくだらない、どうでもいい会話。
不毛だ。
でも、これでいい。
俺はこんな会話を望んでいた。
兄と昔のように過ごしたかった。
…欲を言えば姉であってほしかったのだけれど。
lw´‐ _‐ノv「…なあ、また話そうじゃないか」
(´<_` )「ああ、できたらな」
555 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/20(土) 21:23:36 発信元:222.149.133.16
setunee
556 :
lw´‐ _‐ノv月夜のようです:2010/03/20(土) 21:25:17 発信元:202.229.132.2
lw´‐ _‐ノv「おまえには世話になったし、死んだ後にでもデートしてやるよ」
(´<_` )「そりゃ嬉しいな」
lw´‐ _‐ノv「次に会う時は、ちゃんと時間を考えろよ?」
(´<_` )「ああ、約束する」
lw´‐ _‐ノv「あと、近いうちにシベリアかVIPでおまえの黒歴史ノート晒すから」
(´<_`; )「ちょっとまて本当やめてそれ頼むから」
lw´‐ _‐ノv「おまえ、油彩画はまともに描くのになんであんな…お兄ちゃんは悲しいです」
(´<_`; )「お願いしますごめんなさい勘弁してまじたのんますオネガイシマスカラ!」
lw´*‐ _‐ノv「ふふ、冗談だって。本当おもしろい反応するわ」
支援
558 :
lw´‐ _‐ノv月夜のようです:2010/03/20(土) 21:26:36 発信元:202.229.132.2
兄の微笑みは、間違いなく満月にも勝るもので、それを久しぶりに見れた俺は幸福感で満たされた。
lw´‐ _‐ノv「さて、と。明日休みとはいえ、もう遅い。戻るか」
(´<_` )「そうだな」
思い出話で盛り上がり、ゆっくり歩いた帰り道。
大好きだとは告げぬまま、ドアの前で鍵を開けた姉に、俺は別れを告げることにした。
(´<_` )「もう帰るよ。遅くにすまんかった」
lw´‐ _‐ノv「そう思うなら時間考えろ」
(´<_` )「じゃあな兄貴…いや姉さん」
lw´‐ _‐ノv「…兄貴と呼べ、弟よ。またな」
(´<_` )「ああ、そんじゃあな」
559 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/20(土) 21:28:39 発信元:222.149.133.16
noteうpきぼんぬ
560 :
lw´‐ _‐ノv月夜のようです:2010/03/20(土) 21:30:42 発信元:202.229.132.2
兄に手を振り、背を向け、アパートの階段を降りる。
最後の一段を降りたところで、俺の両脚は消えていた。
自分が、下半身から音も光もなく消えていく。
(´<_` )「情けないな俺は。死んだってのに、一番云いたいことを云えないなんて…」
(´<_` )「まあでも、元気そうで良かった」
さよなら、俺の大好きな…
*****
lw´‐ _‐ノv「…馬鹿なやつ。葬式のあとに会いにきてどうすんだよ」
lw´‐ _‐ノv「お茶だって、初めて淹れたのに残しやがって」
lw´‐ _‐ノv「つーか私のあげたネックレス、こんな所に落とすんじゃないよ」
lw´‐ _‐ノv「…ちゃんと向こう側に持ってけよ…」
lw´‐ _‐ノv「……」
lw´‐ _‐ノv「じゃあな、弟よ。愛してるぞ」
561 :
lw´‐ _‐ノv月夜のようです:2010/03/20(土) 21:34:32 発信元:202.229.132.2
以上で終了です
支援ありがとうございました
尚、これは知り合いのサイトで晒したものの焼き直しです
タイトル・lw´‐ _‐ノv月夜のようです
しーえん
563 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/20(土) 21:35:48 発信元:222.149.133.16
CRY
564 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/20(土) 21:36:32 発信元:222.149.133.16
>>561 乙
都会的な情緒とほの暗さがなんとも言えなかった。
ありがとう。
乙、今日の夜に合う短編だった
乙乙
567 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/20(土) 22:30:06 発信元:202.229.132.2
乙に感謝
ところで、
>>559の意味をどなたか教えていただけませんかね?
568 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/20(土) 22:31:53 発信元:222.149.133.16
乙だし!
シューかわいいよシュー
昔放置した短編が出てきて書いてるんだが
ネタが尽きたのでカオスなお題が欲しい
571 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/20(土) 22:40:45 発信元:202.229.132.2
>>568 そうでしたかwwwww
うpはないですが 絵が得意 思春期 自分の部屋 こっそり ノート ←あとは想像してください
572 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/20(土) 22:45:46 発信元:121.2.98.95
574 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/20(土) 22:49:55 発信元:222.149.133.16
>>570 社会主義による生殖/結婚の機会均等政策
576 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/20(土) 22:58:42 発信元:121.2.98.95
前後編に分けて投下する。今日は前編。
ヴィップグラードという表現は、某リマスターからの影響です。
577 :
( ^ω^)図書館で講座が開講されるようです:2010/03/20(土) 23:00:05 発信元:121.2.98.95
シベリアの地にブーン系小説図書館が設立されてから、もうずいぶん経ったけれども、
この頃は来客数の減少が目立ってきたし、ヴィップグラードからの移民が
利用者のほとんどという現状のことを考えると、館長も一計を案じないわけにはいかなかった。
('A`)「え? ここでブーン系小説講座を開くんですか?」
( ^ω^)「そうだお。生粋のシベリアンを対象にした、小説講座だお!」
幸薄そうな唇のこの男――ここの館長は、息まいた様子で言い放った。
('A`)「はぁ……それは構いませんけど、経費は自分で払ってくださいね」
( ^ω^)「えっ」
( ^ω^)図書館で講座が開講されるようです パート1
・ブーン系小説の定義について
・支援とさるさんについて
・乙と読者の楽しみ方について
・作品の分類分けについて
578 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/20(土) 23:02:15 発信元:222.149.133.16
kitai
579 :
( ^ω^)図書館で講座が開講されるようです:2010/03/20(土) 23:03:07 発信元:121.2.98.95
会計の一言で、講座の費用はすべて館長の自腹という羽目になってしまった。
貧乏館長のポケットマネーでは、ろくな宣伝も出来ない上、
しかも割り当てられた講義室は、埃臭い倉庫の一角なので、期待感はまったく薄れていった。
('A`)「じゃあ頑張ってくださいねー」
(;^ω^)「おい! 一人くらい助っ人くれお!」
('A`)「みんな忙しいんです。あなたとは違うんです。一人でやってください」
〜講義室〜
(;^ω^)「なんだこれ。ここの連中は心もシベリアだお……」
垂れ幕も筆耕人でなく、自分で書いた稚拙な案内文。
路上の占い師のがよほど集客できるだろう。
開講して一時間経っても、
生徒がまったく訪れないので、館長はもう諦め顔で俯いていた。
支援
581 :
( ^ω^)図書館で講座が開講されるようです:2010/03/20(土) 23:06:47 発信元:121.2.98.95
(;^ω^)「こんなんじゃ、シベリアンにブーン系を認知させられないお……」
キィ。扉が開いて誰か入室したが、館長は愚痴に夢中で気付かない。
(;^ω^)「たしかに運営厳しいけど、でも、ちょっとくらい助けてくれてもいいじゃないかお……」
( ´・ω・)「あのー……」
(;^ω^)「投資と思って、ドカンと宣伝費払えお……。つーか集会室使わせろお。何この扱い」
( ´・ω・)「ええっと」
( ;ω;)「ここの司書達はほんと冷たいお! しかもなんで館長にトイレ掃除ばっかりさせんだお!」
(;´・ω・)「………(ここも大変なんだなぁ)」
( ;ω;)「おろろーん……隙間風が寒いおお……世間も、、、おっ? 扉が開いて………る……」
(;^ω^)「あ」
( ´・ω・)「ど、どうもこんにちわ……受講に来ました」
(;^ω^)「……………………はい」
しえ
もういいよこういう講座系は
584 :
( ^ω^)図書館で講座が開講されるようです:2010/03/20(土) 23:09:59 発信元:121.2.98.95
・プロローグの終わり
(;^ω^)「えーっと。では、気を取り直して……」
( ´・ω・)「はい」
( ^ω^)「まず、あなたの名前を教えてくれないかお?」
( ´・ω・)「ショボーンビッチです。帽子はズレるので今日は外してきました」
( ^ω^)「なにがズレるのか分からんが……初めましてショボッチさん。講師の館長ですお」
( ´・ω・)「はい。よろしくお願いします館長さん」
( ^ω^)「いやいや、こちらこそだお」
そういって館長はファイルからルーズリーフを取り出して、講座の要点を確認した。
すべて手書きなのが、資金の少なさを物語っている。
ショボーンビッチは、さっきから「ここも大変なんだな」と同情してばかりであった。
585 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/20(土) 23:11:10 発信元:222.149.133.16
naruheso
586 :
( ^ω^)図書館で講座が開講されるようです:2010/03/20(土) 23:13:03 発信元:121.2.98.95
1.定義と、読者としての楽しみ方。
( ^ω^)「まずはブーン系小説の定義だお。ショボッチさんはどうお考えだお?」
( ´・ω・)「んー、"2chに書くAAつきの読み物"、ですか?
( ^ω^)「まあ、八割がた正解……というか、基本的にはそれでしょう」
( ´・ω・)「例外とかあるんですか?」
( ^ω^)「あるおー。まず、2chに書く……つまり2chに投下するだけでなく……」
( ´・ω・)「投下?」
( ^ω^)「そのスレに作品を書きこむことだお。話を戻すと、投下場所は2chだけじゃないんだお」
( ´・ω・)「へええ。他にも書…投下する場所あるんですか」
( ^ω^)「たとえば避難所したらばなんか真っ先に挙げられるお。ほかには、
自サイトで投下してる人もいるお。まあ、これは投下って言葉は使わないけど」
( ´・ω・)「自分のサイトに書く人もいるんだ……」
( ^ω^)「有名なとこだと、私的ブーン小説さんとかだお。ググってみるといいお」
( ^ω^)「ブーン系を書くところは2chだけじゃないんだお。といっても、ほとんどは2chだけど」
( ^ω^)「だから定義としては、"2chで主に投下される、スターシステム採用のAAつきの読み物"て感じかお」
587 :
( ^ω^)図書館で講座が開講されるようです:2010/03/20(土) 23:15:26 発信元:121.2.98.95
ここでルーズリーフを裏返して、要点を確認。
( ^ω^)「ブーン系は作者として、読者として、色々ルールなどがあったりするんだお」
( ´・ω・)「はい」
( ^ω^)「だからまずは、ブーン系のもっとも基本的な楽しみ方の、読者としての嗜みを教えるお」
( ^ω^)「読者でも、大きく分けて二つあるんだお」
( ^ω^)つ ・まとめサイトの読者
・スレ内での読者
( ^ω^)「まとめサイトの読者は別にルールとかないから、後者について説明するお」
( ´・ω・)「はい」
( ^ω^)「あと、一応まとめサイトについても説明を入れておくお。
まとめサイトというのは、投下された作品をその名の通りまとめるサイトだお。
たくさんの長編や短編を読めるし、色んなところを回ってみるといいお。
URLは当館のテンプレ案内に書いてあるんだお。ぜひ巡ってほしいお」
588 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/20(土) 23:15:45 発信元:222.149.133.16
スターシステム懐かしい言葉だな
589 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/20(土) 23:17:17 発信元:219.125.145.57
支援
590 :
( ^ω^)図書館で講座が開講されるようです:2010/03/20(土) 23:18:31 発信元:121.2.98.95
( ^ω^)「で、スレ内の読者のルールだお。ショボッチくん、君はさるというのを知ってるかお?」
( ´・ω・)「一人でスレを独占してたら訪れる、あのさるさんですか?」
( ^ω^)「そのさるさんだお。2chの規制の一つで、
ひとつのスレに、ある時間内に、最近の投稿のうち沢山投稿したら発生する、というものだお」
( ´・ω・)「そうなると、作者さんは途中でさるさんにかかるんですね」
( ^ω^)「だお。だから、読者はレスの合間合間に書きこみをしてさるさんを防ぐんだお」
( ^ω^)m9 「これを支援というッ!!」
( ´・ω・)「支援……!」
( ^ω^)「図書館で投下されるときよく見るかも知れない、あれだお。
内容はそのまんま支援と書きこんだり、ちょっとした感想を入れたり、……」
( ´・ω・)「なるほどー、あれはさるさんを防ぐための」
( ^ω^)「その通りだお。あれは別に妙な儀式とか降霊術ではないんだお」
( ^ω^)「支援には、作者さんに読んでますよー、と元気づける効果もあるんだお」
591 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/20(土) 23:19:17 発信元:222.149.133.16
プロゴルファー猿
592 :
( ^ω^)図書館で講座が開講されるようです:2010/03/20(土) 23:21:41 発信元:121.2.98.95
( ^ω^)「とくに当館は人が少ない時間帯も多いから、なるべくやってほしいところなんだお」
( ´・ω・)「わかりました」
( ^ω^)「シベリアのさるは強烈なんだお……昔はその強さからイエティとか喩えられたもんだお……」
、、、┯、、、
彡(・)(・)ミ
彡 д ミ_
⊂彡 ミ⊃
彡" "" ミ
彡_ミ""ミ_ミ
( ^ω^)「作品が投下し終わると、作者さんにねぎらいの言葉をかけるといいお」
( ´・ω・)「あ、はい」
( ^ω^)「これを乙という!」
( ^ω^)「乙も支援と同様に、そのまんま乙と書きこんだり、面白かったと言ったり……」
( ´・ω・)「これは何となく意味は分かってました」
( ^ω^)「乙を言われると作者はすごく癒されるんだお」
593 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/20(土) 23:22:56 発信元:222.149.133.16
シベリアだとスレ保守は数週に一度とかだからね...
寡黙な人も多いし
594 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/20(土) 23:26:00 発信元:219.125.145.58
支援で元気にな〜れ
*``・*。
| `*。
。∩ *
+ (・ω・`)*+゚
*。 ヽ つ*゚*
゙・+。*・゚⊃ +゚
☆ ∪~ 。*゚
゙・+。*・゚
595 :
( ^ω^)図書館で講座が開講されるようです:2010/03/20(土) 23:26:11 発信元:121.2.98.95
( ^ω^)「まあ大部分はこんな感じだお。支援、そして乙」
( ´・ω・)「ポンとチーみたいなもんですか?」
( ^ω^)「全然違う。どっちがポンでチーなのかも分からない」
( ^ω^)「他には、自作絵を投下したり、感想を言ったりもあるお。安価もあるし」
( ´・ω・)「(明カンと暗カン、リーチ)」
( ^ω^)「そのスレ内でやることも出来れば、感想祭り、絵祭りでもおkだお。
もちろん、当館はいつでも誰でもウェルカム!」
( ´・ω・)「(小明カンと大明カンにも分けられるのか)」
( ^ω^)「ぶっちゃけ支援と乙の意味さえわかれば、ルールなんてないお。
楽しく読んで過ごせば、それでオッケーなんだお」
( ´・ω・)「なるほどー」
( ^ω^)「次に、ブーン系作品の事業仕分けをしてみるお」
596 :
( ^ω^)図書館で講座が開講されるようです:2010/03/20(土) 23:29:22 発信元:121.2.98.95
2.長編 短編 総合短編 その他
( ^ω^)「ブーン系小説では、投下する場所とその作品の長さで、ある程度分けられるんだお」
・長編
・短編
・総合短編
( ´・ω・)「中編とかはないんですか?」
( ^ω^)「あるおー。でも、連載作品は基本的に長編扱いが多いんだお。長編との区別も人によって違うし」
( ´・ω・)「なるほどー……」
( ^ω^)「とりあえず、スレ立てて連載していたら長編、と思ってくれていいお」
( ^ω^)「まずは長編について説明するお!」
597 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/20(土) 23:30:23 発信元:222.149.133.16
ジャン語が飛び出たほい
しーえん
599 :
( ^ω^)図書館で講座が開講されるようです:2010/03/20(土) 23:33:12 発信元:121.2.98.95
・長編
( ^ω^)「
vip、避難所内でスレ立て投下される連載作品は長編と呼ばれるんだお」
( ´・ω・)「図書館やシベリアではダメなんですか?」
( ^ω^)「図書館では長すぎる作品は禁止になってるお。これも後で説明するお。
シベリア内でスレ立て投下も、難しい問題だけど、禁止なんだお」
( ^ω^)「スレが落ちにくく、いつまでも板に残るので、乱立になる危険性があるんだお。
そうなると、役場の方から何言われるかわかんないし、下手したら荒らし集団と思われるかも……」
( ´・ω・)「自警団やギャング、特殊部隊まで揃ってるシベリアンを怒らせたくないですね……」
( ^ω^)「まったくだお」
( ^ω^)「長編作品は待つ楽しさもあるし、ブーン系の醍醐味のようなものなんだお。ただ……」
( ´・ω・)「ただ?」
( ´ω`)「逃亡、があるんだお……」
(;´・ω・)「ええー……」
7割は逃亡な気がする
601 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/20(土) 23:36:24 発信元:222.149.133.16
中編でいっぱいいっぱいです
602 :
( ^ω^)図書館で講座が開講されるようです:2010/03/20(土) 23:36:56 発信元:121.2.98.95
( ´ω`)「他にも更新停止とかもあるんだお。これは読者として、とっても悲しいことなんだお」
( ´・ω・)「わかります」
( ´ω`)「現行――というのは、現在連載している長編作品のことなんだけど、
その現行のうち、完結するものは半分にも満たないって話なんだお……」
(;´・ω・)「わ、少ない……」
( ´ω`)「だお。リアルの事情があるから仕方ない部分もあるけど、
でも読者はその作品を待ってるんだお。作者さん達にはぜひとも完結を目指してもらいたいお」
( ´・ω・)「その分、完結した長編はすごく楽しめそうですね」
( *^ω^)「だお! 長編作品はそこが素晴らしいんだお。
最終回のあの哀愁とwktkは、表現できない旨みがあるもんだお」
( ´・ω・)「なるほどー」
( ^ω^)「長編作品はブーン系の華だお。その分、苦難の道もあるけど、楽しみはハンパじゃないんだお」
( ´・ω・)「タンピン三色みたいな感じですか?」
( ^ω^)「君はさっきから麻雀のことばっかですNE」
603 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/20(土) 23:38:49 発信元:222.149.133.16
よろしく哀愁
604 :
( ^ω^)図書館で講座が開講されるようです:2010/03/20(土) 23:40:49 発信元:121.2.98.95
・短編 総合短編
( ^ω^)「短編作品とは、そのスレ内で完結する作品のことだお。これもスレ立て作品だお」
( ´・ω・)「これは逃亡の心配がなさそうですね」
( ^ω^)「だお。そのスレ内で全て表現されるから、取っ付きやすいんだお」
( ´・ω・)「あれ? スレ立て作品だけなんですか? 図書館に投下されてるのは……」
( ^ω^)+ 「よく気がついたお。当館や、総合で投下される作品のことは、
総合短編……あるいはシベリア短編と呼ばれるんだお」
( ´・ω・)「総合……てなんですか?」
( ^ω^)「まずはそこから説明するお」
( ^ω^)「総合というのは、ヴィップグラードに建っているブーン系の案内スレのことだお。
そこでは作品案内をしたり、絵を描いたり、短編を投下することが出来るお。
その短編というのが、総合短編、なんだお」
( ´・ω・)「ヴィップグラードの図書館のようなとこなんですね」
( ^ω^)「んー、どっちかと言えば当館が総合の派生みたいなもんだお」
( ^ω^)「じゃあ、総合短編の説明をするお」
605 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/20(土) 23:43:11 発信元:222.149.133.16
VIPなう
606 :
( ^ω^)図書館で講座が開講されるようです:2010/03/20(土) 23:44:01 発信元:121.2.98.95
( ^ω^)「総合短編とは、その総合で書かれた基本30レス以下の短編のことだお」
( ^ω^)「連載禁止、ながら禁止、割り込み禁止で、練習としての趣も強いお」
( ´・ω・)「図書館もそんな感じですよね」
( ^ω^)「だおだお。ただ、図書館はある程度の連載作品なら認めているんだお」
( ^ω^)「詳しい説明はテンプレの方に丸投げするけど、短期集中連載の前提でお願いだお」
( ´・ω・)「百話とかダメなんですか?」
( ^ω^)「それは1レス一話かお? 長すぎる作品は、ヴィップグラードか避難所でお願いだお」
( ´・ω・)「把握です」
( ^ω^)「あとは……他には、イベントで投下される作品とかもあるお」
( ´・ω・)「イベントですか?」
607 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/20(土) 23:45:35 発信元:118.1.131.98
しえんだし
608 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/20(土) 23:48:27 発信元:124.146.174.46
支援
609 :
( ^ω^)図書館で講座が開講されるようです:2010/03/20(土) 23:49:20 発信元:121.2.98.95
( ^ω^)「イベントには合作といって、作者同士が作品を作りあうものや、
短編祭りという一つのお題を元に短編を投下するものや、いろいろあるんだお」
( ´・ω・)「面白そうですね」
( ^ω^)「けっこう頻繁にやってるから、楽しんでくるといいお」
と、ここで図書館内のチャイムが鳴り響いた。
( ^ω^)「おっおっ。じゃあここで一旦、休憩にするお。ショボッチさんもお疲れでしょう」
( ´・ω・)「あ。じゃあ、トイレに行ってきますね」
( ^ω^)「ふふ。わが図書館のトイレはピカピカだお。なんせこの僕が掃除してるのだからな!」
( ^ω^)
( ;ω;)
ひとまず、ここで一旦完結。次の時間は作者としての講座となります。
ショボーンビッチがトイレからかえってきて、再開するのは、おそらく明日以降。
(前編 終)
支援しまふ
611 :
( ^ω^)図書館で講座が開講されるようです:2010/03/20(土) 23:51:11 発信元:121.2.98.95
ひとまずここで終わり
作者編はちょっと長いので、もしかしたら中編、後編と分けるかも
おっと、遅れてた…一旦乙です
613 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/20(土) 23:52:04 発信元:222.149.133.16
懇切丁寧な説明 乙!
乙。読みやすいな
乙!
ところでヴィップグラードってベオグラードと掛けてるの?
616 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/20(土) 23:56:37 発信元:121.2.98.95
そうなんですか?
617 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/20(土) 23:57:51 発信元:222.149.133.16
グラードというのは都市という意味(だったような)
VIP市 と言う意味れす。
618 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/20(土) 23:58:00 発信元:202.229.132.2
ひとまず乙です
621 :
('A`)シベリアキョセイクラブのようです ◆Ai.p5y3NWQ :2010/03/21(日) 00:05:39 発信元:222.149.133.16
622 :
('A`)シベリアキョセイクラブのようです:2010/03/21(日) 00:08:17 発信元:222.149.133.16
さて、そんなこんなでツニャーナたちの卒業シーズンが迫ってきた。
ツニャーナは三連星とちょっといい仲になっていた。特にブーンとは、たまに一緒に下校するぐらいの
間柄になっていた。
そんな日々に事件が起きた。
また壁新聞によって、スキャンダルが報じられたのである。
今度の標的は、ブーンだった。
「激撮!女子更衣室を覗く出歯亀野郎」
鼻の下をのばして女子更衣室を覗くブーンがしっかりと写っていた。
しかし、先の事件ほどの反響は得られなかった。
「ブーンだったら仕方ない」
という反応がほとんどであったからである。残りは(先生方がほとんどだが)
「あいつの所業はこんなもんじゃない」
というものだった。ブーン自身は、「ネタになっておいしい」とすら思っていた。
その後もネタを変えていくつも壁新聞が貼られたが、一向に効果が無かった。
ktkr支援
624 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/21(日) 00:09:46 発信元:202.229.132.2
支援!
625 :
('A`)シベリアキョセイクラブのようです:2010/03/21(日) 00:11:06 発信元:222.149.133.16
ついに匿名の憎悪は、単なる中傷だけでなく身体的なものに及んだ。
ブーンは自転車通学をしていたが、彼の自転車に何者かが細工をしたのだ。
ハンドルの付け根の部分のナットが一本抜かれていた。
スピードを出したときに、ハンドルが付け根から外れた。前のめりになってブーンは道路に顔を擦った。
全治2週間の怪我である。
残る二連星とツニャーナでお見舞いに行ったら、相変わらずの調子であった。
(//ω^)「顔が命がブーンなのに、なんてこったい」
( ・∀・)「いってろいってろ」
<ヽ`∀´> 「まだ今の方が見られるツラニダ」
ξ゚听)ξ「....なんか、ごめん.....」
(//ω^)「何でお前が謝るお?」
( ・∀・)「自意識過剰なんじゃねーの?」
<ヽ`∀´>「お前なんか、東海における小日本の如き存在ニダ」
(//ω^)「そんな事より、ここの看護婦さんが美人なんだお....」
下らないおしゃべりで少し気が晴れたが、自分のまわりを狙って何者かが攻撃をしている。
ツニャーナはそう感じていた。
キター
627 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/21(日) 00:14:05 発信元:121.2.98.95
支援!
628 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/21(日) 00:14:24 発信元:118.1.131.98
もちろん支援だし!
629 :
('A`)シベリアキョセイクラブのようです:2010/03/21(日) 00:15:07 発信元:222.149.133.16
勿論この事は学校中の話題だったので、妹や弟も知っていた。
('A`)「一体誰なんだろうな、ほんとに薄気味悪い。
何が目的なんだろう」
ζ(゚ー゚*ζ「そりゃ、勿論姉さん狙いでしょ」
('A`)「確かに、恨みは相当買ってるだろうな。
だけどそれだったら姉貴を狙えばいいじゃん」
o川*゚ー゚)o 「馬鹿ね。姉さんに近づく奴が邪魔なのよ」
ζ(゚ー゚*ζ「姉さん、結構な美人だもんね
最近は特に綺麗になった」
('A`)「は?意味わかんねぇ
おいおい、ちょっと、もしかして、姉貴の事が好きな奴がやきもち焼いて
それで先生やブーンを狙ったってこと?」
o川*゚ー゚)o「そうよ」
ζ(゚ー゚*ζ「それ以外、何があるっていうの?」
630 :
('A`)シベリアキョセイクラブのようです:2010/03/21(日) 00:17:21 発信元:222.149.133.16
ドクオの頭は完全に混乱していた。
その姿は、地球が球体であるとか太陽のまわりを回っているということを
受け入れにくかった古代人にも似ていた。
o川*゚ー゚)o「私たちで犯人を捕まえましょう」
ζ(゚ー゚*ζ「そう、姉さんに内緒でね」
('A`)「変に心配したりギャーギャー騒がれてもうざいからな」
o川*゚ー゚)o「女の敵に鉄槌をくだすのよ!」
ζ(゚ー゚*ζ「シベリアキョセイクラブ、復活ってこと!」
('A`)「やめ、やめてくれ!!!」
だがなぜか、ドクオの顔はにやけていた。
631 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/21(日) 00:18:41 発信元:121.2.98.95
支援
632 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/21(日) 00:19:27 発信元:118.1.131.98
しえん!
633 :
('A`)シベリアキョセイクラブのようです:2010/03/21(日) 00:20:28 発信元:222.149.133.16
翌日から早速シベリアキョセイクラブ探偵団は活動を開始した。
まずは犯人のプロファイリング、絞り込みである。
その結果、
1.クラスメートによる犯行(ブーンとの仲を察知できるほどの距離にある)
2.中程度以上の知的能力(壁新聞による中傷、自転車のボルト外し)
3.写真愛好家(同上)
4.逆上癖、エスカレート行動(中傷→身体的攻撃)
などの人格的特徴が認められた。あてはまる人物は1人しかいなかった。
その人物のアリバイを探った。
o川*゚ー゚)o「職員室から出欠簿をコピーしてきたわ」
ζ(゚ー゚*ζ「...............やっぱり。この日は半日授業。登校から下校まで、自転車置き場に行き、
人目に付かずボルトを外すタイミングがあるのは.....」
o川*゚ー゚)oζ(゚ー゚*ζ('A`)「欠席したこいつだけ」
三人がビシッと指差したところには、あの人物の名前が表記されていた。
634 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/21(日) 00:23:38 発信元:121.2.98.95
探偵団tuee
ぼ、ぼ、僕たち少年探偵団♪
636 :
('A`)シベリアキョセイクラブのようです:2010/03/21(日) 00:24:38 発信元:222.149.133.16
その夜、被疑者の家へ偵察にいった。その部屋は庭に面した一階にあった。
庭の芝生の上に、部屋の光が落ちていた。
三人は窓から覗いた。思ったとおりであった。
壁一面に、ツニャーナのベストショットが貼り付けられていた。
そして、床にミステイク、ブーンや他の人物がともに映ってしまったものが破かれていた。
窓際には机があり、その上に騒動のもととなった壁新聞の原紙が置かれていた。
犯人は確定した。
やがて犯人が部屋に戻ってきた。犯人は、壁のツニャーナの写真に息を荒くしだした。
ζ(゚ー゚*ζ「やだ....信じられない」
こう言ったのはショックを受けたからではない。あまりにも犯人像がありきたり過ぎて、ベタだと感じたのだ。
彼女は物事を、小説を読むような感覚で捉えていた。
もっともスナオリャは純粋に嫌悪感を抱いたらしく、
o川*゚ー゚)o「男どもは皆死ね」
というクラシカルなフレーズを口にした。
637 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/21(日) 00:26:21 発信元:202.229.132.2
支援しますね
勅使河原みたいだなw
639 :
('A`)シベリアキョセイクラブのようです:2010/03/21(日) 00:29:14 発信元:222.149.133.16
家に戻り、作戦会議が行われた。
できれば大っぴらにしたくない。これ以上混乱に姉を巻き込みたくない。
そして、逆上癖のある犯人が自分たちに手向かう危険性も考慮された。
どうすればいいか。小一時間ほど頭をひねった後で、デレーニャが何か閃いた。
そして、自分の机の抽出しから一枚の紙を取り出して、
ζ(゚ー゚*ζ「これ、結構使えるかもよ」
o川*゚ー゚)o「これ?ああ、まだとっておいたの、どうすんの?」
ζ(゚ー゚*ζ「目には目、新聞には新聞を、よ」
o川*゚ー゚)o('A`)「?????」
640 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/21(日) 00:31:26 発信元:202.229.132.2
支援…っと
641 :
('A`)シベリアキョセイクラブのようです:2010/03/21(日) 00:31:43 発信元:222.149.133.16
その作戦を実行に移すべく、スナオリャとデレーニャはシベリア新聞社に赴いた。
シベリア新聞社
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/siberia/1233231586/ シベリア唯一の新聞社ともあって、購読数は結構あったが、日刊ではなく不定期発行であった。
それゆえ、ニュースがない時には印刷機が遊んでいた。
o川*゚ー゚)o「すいません、紙面を印刷して欲しいんですけど」
( ´_ゝ`)「ああ、ニュースの持ち込みかい?歓迎するよ」
o川*゚ー゚)o「いやそうじゃなくて、個人的に数部欲しいだけなんですけど」
( ´_ゝ`)「そういう用途では印刷しないんだよね。個人的にって、なぜうちに?」
o川*゚ー゚)o「.....え、あの.....」
ζ(゚ー゚*ζ「学校の謝恩会で、演劇するんですけど、その小道具で使います。
リアリティを追求するために、実際の新聞社で印刷したものが欲しいんです」
( ´_ゝ`)「ずいぶんと凝ってるね。そういう事情なら分かった。紙面を見せてもらおうか」
642 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/21(日) 00:33:59 発信元:121.2.98.95
支援
643 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/21(日) 00:34:33 発信元:118.1.131.98
しえーん
しえ
645 :
('A`)シベリアキョセイクラブのようです:2010/03/21(日) 00:36:15 発信元:222.149.133.16
編集長(と言っても社員は一人だけだが)は紙面を見た。
( ´_ゝ`)「なかなか過激だねえ。これを学校でやるのか。どんな話なんだろうな、おもしろいな。
じゃ、印刷しとくよ。夕方にはできるから、取りにおいで」
ζ(゚ー゚*ζ「あ、あの、新品の紙で全部印刷するんじゃなくて、いくつかは、日焼けしたような紙で
お願いします」
( ´_ゝ`)「ほんとに凝ってるな。わかった」
その頃ドクオはというと、古着屋で長身のコートやら軍服を漁っていた。状態のよいものではなく、着古した、
ほとんどタダに近いようなものを買ってくるように命じられた。
その後、ヲッカの瓶数本とタバコの吸殻を大量に集めた。
('A`)「こんなんで、上手くいくかなあ」
決戦は近づいていた。
646 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/21(日) 00:36:43 発信元:121.2.98.95
面白い
支援
648 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/21(日) 00:37:54 発信元:202.229.132.2
さあ、支援だ
649 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/21(日) 00:39:20 発信元:118.1.131.98
面白い
支援だし
650 :
('A`)シベリアキョセイクラブのようです:2010/03/21(日) 00:42:04 発信元:222.149.133.16
ドクオは姉たちに命じられて、朝早く被疑者の家へ行った。ポストに手紙を投函した。
「 シベリアキョセイクラブ 宣言
我々は、人の姿をした猛獣に他ならない男性の誇りを奪い去り、女性の手下とすることを目的とする。
これはシベリアの制圧からはじまり、ソヴィエト連邦全土、また世界同時革命とともに完遂される。
我々の闘争は新世代の仮借なき階級闘争である。
我々の同士から、おまえに関する情報が上がっている。
次 は お ま え だ 」
その次の日も同じように出かけていき、特製の新聞を投下した。
その見出しは衝撃的なものであった。
「国境付近で男性兵士ら7人殺害
潰された股間、声明文には”シベリアキョセイクラブ”」
そして無関係な兵士の惨殺画像が掲載されていた。
VIPでさるった支援
シ
653 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/21(日) 00:45:04 発信元:121.2.98.95
koee
654 :
('A`)シベリアキョセイクラブのようです:2010/03/21(日) 00:48:50 発信元:222.149.133.16
効果はてき面であった。
ζ(゚ー゚*ζ「ばっちり。あいつ、げっそりしてたわ」
('A`)「なんとなくかわいそうな気がするな」
o川*゚ー゚)o「何いってんの。2度とこんな事させないようにするんだから。
まさしくキョセイよ」
ドクオは、女はバカで不気味で敵に回すと恐ろしい、とテーゼを変更した。
何日か日をおいて、さらに新聞を投下した。
見出しはさらに大げさになった。
「シベリアキョセイクラブ、NATOから資金援助か」
小見出しにはシベリアから程近いところで、やはり股間を潰された死体が発見されたという
ニュースが書かれていた。
あまりにも荒唐無稽だが、実際の新聞社が印刷したものなので質感は上等だった。そしてリアリティがあった。
ここまで脅しておいて、最後の一手をかける。
(明日 最終回)
655 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/21(日) 00:49:45 発信元:202.229.132.2
gokuri…
乙だし!
あぁ股間が…
657 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/21(日) 00:50:57 発信元:121.2.98.95
乙、楽しみ過ぎる
乙です
乙でし!
660 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/21(日) 01:06:40 発信元:202.229.132.2
乙!
661 :
( ^ω^)図書館で講座が開講されるようです:2010/03/21(日) 01:45:23 発信元:121.2.98.95
書き終わったので投下しまふ。
前後編から、前中後編に変更しました。
今回は中編の投下です。
662 :
( ^ω^)図書館で講座が開講されるようです:2010/03/21(日) 01:47:51 発信元:121.2.98.95
( ´・ω・)「ただいまです」
( ^ω^)「おっお。それじゃあ、次は作者としての楽しみ方を説明するお!」
( ^ω^)図書館で講座が開講されるようです パート2
・作者入門の道
・AA
・ごく簡単な感情表現
・トリップ
663 :
( ^ω^)図書館で講座が開講されるようです:2010/03/21(日) 01:50:34 発信元:121.2.98.95
・作者入門の道
( ^ω^)「それじゃあ、次は作者としての習わしなんかを解説するお!」
(*´・ω・)「わーい!」
そういって、館長は「小説講座」という目録をパラパラめくって、
( ^ω^)「まずはこれ。( ><)わかんないんです がブーン小説を書くようです」
tp://boon4vip.web.fc2.com/wakannai/001.html
( ^ω^)「作者入門として読むべき作品だお」
( ´・ω・)「はい」
( ^ω^)「次にこれ。( ^ω^)ブーンは小説を書くようです」
tp://vipmain.sakura.ne.jp/end/45-top.html
( ^ω^)「こちらは作品づくりの足がかりとして有効」
(;´・ω・)「は、はぁ」
664 :
( ^ω^)図書館で講座が開講されるようです:2010/03/21(日) 01:53:13 発信元:121.2.98.95
( ^ω^)「( ^ω^)あり得たかも知れない可能性が集まるようです」
tp://vipmain.sakura.ne.jp/end/403-top.html
( ^ω^)「プロローグの色んな種類がまとめられてる。非ッ常に参考になるお」
( ^ω^)「一般書籍だと、『2週間で小説を書く!/幻冬舎新書』なんかがオヌヌメだお」
( ^ω^)「小説を始めて書く人間を対象にしているだけあって、
なるほどと頷くようなことが書かれているお。分量も多くないので、読みやすいお」
( ^ω^)「特に、この書籍では『カラオケ現象』という言葉が登場するんだお。
これはブーン系でも適応されるものだから、あとで説明するんだお」
(;´・ω・)「ちょ、ちょっといいですか?」
( ^ω^)「なんだお?」
(;´・ω・)「えっと、ここで、書き方とかの講座はしないんですか?」
665 :
( ^ω^)図書館で講座が開講されるようです:2010/03/21(日) 01:58:21 発信元:121.2.98.95
( ^ω^)「うむ。だらだら語るより、こっちのが手っ取り早いし効果的」
(;´・ω・)「ええー……」
( ^ω^)「本講座に面白い作品の書き方は範疇にふくまれてません!!」
(;´・ω・)「そんなー……」
( ^ω^)「その代わり、作者としての世渡りとかを……おっ? 新しい生徒かお?」
扉がふたたび開いて、現れたのは細い目の、自警団の格好をした男だった。
< #`∀´>「ショボッチ!! ウリに内緒で講座受けるとは卑怯ニダ! ニダーも受けるニダ!!」
( ´・ω・)「あ、ニダー君」
< `∀´>「当然ニダ! ブーン系小説でヒットさせて億万長者になるニダ!!」
( ^ω^)「ニダー君かお? 途中からだけど大丈夫かお?」
< `∀´>「ウリは作者としての話しか用がないニダ!」
666 :
( ^ω^)図書館で講座が開講されるようです:2010/03/21(日) 02:01:14 発信元:121.2.98.95
( ^ω^)「ほいほい。それじゃ、再開するお。まず、ブーン系小説は
漫画や小説、映画なんかと同じでジャンルというのがあるお」
・シリアス
・恋愛
・青春
・ギャグ
( ^ω^)「上に挙げたのはほんの一例だお。一作品であらゆるジャンルを内包することもあるお」
< `∀´>「質問ニダ! 一番ウケがいいのはどのジャンルニカ!?」
( ´・ω・)「面白い作品じゃないの?」
< #`∀´>「ショボッチは黙る! しかも答えになってないニダ!!」
( ^ω^)「いや、面白い作品が答えだと思うけど」
< #`∀´>「ふざけてるニカ!? ジャンルの話をウリはしてるニダ!!」
( ^ω^)「面白ければどのジャンルも等しく人気が出ます」
( ^ω^)「(正直、バトルなんかは注目度が高いけど、そういう曖昧なことは言えんお)」
667 :
( ^ω^)図書館で講座が開講されるようです:2010/03/21(日) 02:04:38 発信元:121.2.98.95
・AA
< #`∀´> ブツブツ「この講義は役立たずニダ……しょせんイルボン……」
( ^ω^)「話を戻すお。まず、作者になるには、総合や当館で練習をするといいお」
( ´・ω・)「いきなりスレ立てはダメなんですか?」
( ^ω^)「それもオッケーだけど、まずは練習で感覚を攫むのも大事だお」
( ^ω^)「2chで投下するだけあって、やっぱり叩きなんかは付いて回るもんだお。
いきなり投下して叩かれたら、それは新人にとってきついとものと思うお。
総合や図書館はスレ立てよりは叩きも少ないし、初めての人にオススメなんだお」
( ´・ω・)「叩きかあ、怖いなぁ……」
< `∀´>「ショボッチは臆病者ニダ! 叩きなんかウリは全然怖くないニダ!」
( ^ω^)「総合や図書館は批評を頼めるので、そこで上達も出来ますお」
< `∀´>「上達とか笑わせるニダ! ウリはもともと巧いから問題ないニダ!」
( ^ω^)「………」
真夜中の支援
669 :
( ^ω^)図書館で講座が開講されるようです:2010/03/21(日) 02:08:56 発信元:121.2.98.95
( ^ω^)「ブーン系小説は一般小説と大きく違うのは、AAの有無なんかだお」
( ´・ω・)「ぼくらの顔文字みたいなのですよね」
( ^ω^)「そうだお。それ以外にも、
\ What's up!? /
__________ ( ) ))
////////// /\((⌒ )) ノ火
////////// /(⌒((⌒)) )), γノ)::)
////////// /(⌒( ⌒ ) ⌒ ) ゝ∧ノ ♪
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ( (( ⌒ )) ) ♪ ||
| | ̄ ̄| | (( ⌒ )) )), . ||
| | | USA | 从ノ.::;;火;; 从))゙ ヽ<`∀´>ノ ♪ チョッパリwwww (・ω・ )
| | | | 从::;;;;;ノ );;;;;从 ( へ) ビビって何もしてこないニダw (っ旦⊂
| | | | 从;;;;;::人 ;ノ;;;;;从人 く もっと痛めつけてやるニダwww ( (
□
こんなのとか、
バコッ
∧_∧ ∧_∧
( ・ω・) ∩ 三;;)Д´>・∵;;
(っ _彡 三 つ つ
/ ) 三 /
从 ( / ̄∪ ∪ ∪
こんなのとか、
支援
671 :
( ^ω^)図書館で講座が開講されるようです:2010/03/21(日) 02:10:29 発信元:121.2.98.95
,,,,,,,,,,,
(⌒\[|,,,★,,|]
\ヽ( ゚∋゚) | アイゴォォォォォォォ!
(m ⌒\ | ごめんなさいごめんなさい!
ノ / / |
( [|,,★,,,|] |/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ミヘ丿 ∩Д´ >
(ヽ_丿ゝ _ 丿
こんなのも作品内に挿入することが出来るんだお!」
( *^ω^)「ブーン系は文章による創作だけじゃないんだお。AAは無限の可能性が……」
(;´・ω・)「(ニダー君も苦労してるんだなぁ)」
< #`∀´>「何ニカ! このモデルは!! 謝罪と賠償を(ry」
( ´・ω・)「でも、ブーン系では大型AAより、一行系が多い気がするなぁ」
( ^ω^)「その通りだお。いろいろな表現があるから、一般小説とは違う味が出るんだお」
支援ニダ
673 :
( ^ω^)図書館で講座が開講されるようです:2010/03/21(日) 02:15:08 発信元:121.2.98.95
・ごく簡単な感情表現(とある日の館長について)
( *^ω^)「うはwwww御新規さんが入館wwwwテンション上がるおwwっうぇwww」
( #^ω^)「またトイレ掃除かお! 僕を何だと思ってんだお!!」
( ;ω;)「オロローン……司書に怒られたおー、トイレ掃除の作業が始まるお……」
(;^ω^)「やばい、目録にコーヒーぶっかけたお!」
( ゚ω゚)「罰としてトイレ掃除一週間……!? しかも手洗いだと……!」
・・ ・・・・
・・ ・・・
・・ ・・
( ω )「なにこれ」
( ´・ω・)「あ、それも感情表現ですね?」
< `∀´>「怒ってるニカ……? 悲しんでるニカ? 含みのある顔ニダ」
674 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/21(日) 02:18:37 発信元:222.149.133.16
おっ支援紫煙
読み物としておもしろいし勉強になるます
675 :
( ^ω^)図書館で講座が開講されるようです:2010/03/21(日) 02:19:18 発信元:121.2.98.95
( ^ω^)「とまあ、色々あるんだけど、とりあえずの基本はこんな感じだお」
( ^ω^)+ キラーン
( ^ω^)】「これは電話とかに使えるお」
( うω^)「ネムタス。マンドクセ」
< `∀´>「キモいニダ」
( ´・ω・)「自分で作るのも楽しそうですね」
( ^ω^)「だおだお。ほかの作品を参考にしたりと、色々と技を増やしてって欲しいお」
( ^ω^)「次に、文章について説明するお」
えらい伸びてんな
と思ったら3時間近くやってんのか?
大丈夫かお前ムリすんな
し
677 :
( ^ω^)図書館で講座が開講されるようです:2010/03/21(日) 02:22:07 発信元:121.2.98.95
・文章力
( ^ω^)「特にシリアス系作品は地の文が厚めになるから、文章力で評価されることもあるんだお」
( ´・ω・)「どうやって文章力ってつけるんですか?」
( ^ω^)「さあ? 人の作品を読んで、言い回しとか勉強するのが一番じゃないかお?」
( ^ω^)「だけど、文章力にだけ固執するのもあれだお」
( ´・ω・)「?」
< *`∀´>「ウリの作品はハングルで書いてやるニダ! 選ばれた人間にしか読めない高尚な……」
( ^ω^)「とか、こんな風に考えたりしたら、……文章による選民意識を持ったら、ちょっと自分を見直した方がいいお」
( ^ω^)「もちろん。好きな風には書くべきだろうけど、あんまりに文章を詰め過ぎたりして、
読者への配慮を無視した挙句、"これは崇高な作品だから"とか特別意識を持ったりするのは……
あんまりいいことではないお」
( ´・ω・)「はあ……。あと、改行なんかも必要ですよね。どうすればいいんですか?」
( ^ω^)「改行、文章の開け方は作者によるお。ただ、文章は三行区切り、というのが
ブーン系では一般的な考え方だお。蕎麦屋理論、とかそんな名前だったような」
( ^ω^)「つまるところ、読者への配慮も、必要なんだお」
しーえん
679 :
( ^ω^)図書館で講座が開講されるようです:2010/03/21(日) 02:26:19 発信元:121.2.98.95
( ^ω^)「配慮といえば……ちょっとしたポイントを教えるお。これも又聞きなんだけど」
「そうなれば、勿論彼も配慮をしないわけにはいかない」
( ^ω^)「例えばこんな文章の場合、漢字の単語と単語とがくっついてて読みにくかったりするお」
( ´・ω・)「はい」
( ^ω^)「だから、読点を工夫したり、どちらかを平仮名にしたりすると、読みやすくなるお」
「そうなれば、勿論、彼も配慮をしないわけにはいかない」
「そうなれば勿論、彼も配慮をしないわけにはいかない」
「そうなれば、もちろん彼も配慮をしないわけにはいかない」 etc.....
( ^ω^)「これなんかは、ほんの一例なんだおー。自分でいろいろ発見して試すといいんだお」
680 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/21(日) 02:27:54 発信元:222.149.133.16
naruhodo
681 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/21(日) 02:28:30 発信元:180.94.246.187
支援
682 :
( ^ω^)図書館で講座が開講されるようです:2010/03/21(日) 02:29:29 発信元:121.2.98.95
( ´・ω・)「なんか、ボキャブラリーとかも重要になりそうですね」
( ^ω^)「だお。語彙を増やせば、文章力がつくと思っちゃうことがあるお」
( ^ω^)「でも、そこに欠点があるんだお」
( ´・ω・)「?」
( ^ω^)「合わない言葉を無理に使うと、作風が壊れてしまうことがあるんだお」
( ^ω^)「簡単な例だと、世界観に合わない言葉で喩えを使ってしまったり」
( ^ω^)「ほのぼの作品なのに難しい漢字が出てきちゃったり」
( ´・ω・)「あー、なるほど」
( ^ω^)「たとえば子育て奮闘ストーリーで"驕僭"とか、"怯懦"とか書かれても困るんだお!」
( ^ω^)「"ビロードはご飯を食べおえると、莞爾して眠りについた"」
< `∀´>「イルボンみたいに頭でっかちな文章ニダwwww」
( ´・ω・)「無理して使うと、とんでもないことになるんですね」
( ^ω^)「だお」
683 :
( ^ω^)図書館で講座が開講されるようです:2010/03/21(日) 02:32:50 発信元:121.2.98.95
( ^ω^)「文章書きとして、新しく覚えた格好いい言葉なんかは、どうしても使いたくなるもんだお」
( ^ω^)「でも、それが作品を壊す危険性さえあるんだお。……注意するお!」
( ^ω^)「あと、基本的なところも押さえるかお。ら抜き言葉やい抜き言葉も注意するんだお」
・い抜き言葉 (してる→している)
・ら抜き言葉 (食べれる→食べられる)
( ^ω^)「難しい単語使ってるのに初歩的なミスをしてたら、赤っ恥になるから注意だお」
( ^ω^)「半ばを"はんば"と読んだりするのも恥ずかしいお。使う単語はよく確認するように!」
( ´・ω・)「はーい」
< `∀´>「ホルホル」
( ^ω^)「とりあえず文章力については、ここで一区切りするお。
次は再び作者ロードのことを、まずはトリップについて説明するお」
支援
支援
686 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/21(日) 02:39:15 発信元:125.173.17.29
乙!!!勉強になった
誤字脱字変換ミスキャラ間違いが多いので恥ずかしくなった
687 :
( ^ω^)図書館で講座が開講されるようです:2010/03/21(日) 02:43:48 発信元:121.2.98.95
・トリップ
( ^ω^)「多くの作者はトリップを持っているお」
< `∀´>「トリップって何ニカ?」
( ^ω^)「名前欄に#〜〜(〜〜は自分の好きなものを)を入れることで、
書きこんだときに表示されるものだお。2chだけでなく、したらばでも適応されるお」
( ´・ω・)「 #チートイツで、◆K4cblJN2L2と出ましたー」
< `∀´>「ウリは#キムチにするニダ」
( ^ω^)m9「おっと、ここでひとつ注意!!」
( ^ω^)「辞書に載っているような簡単な単語だと、トリップキーを看破されてしまう危険性があるお。
実際、過去にトリップディスクロージャにトリップ解析を依頼し
多くの作者のキーが暴かれた、という事件があるんだお」
(;´・ω・)「ええー、怖いなあ……」
( ^ω^)「だから、トリップキーは工夫した方がいいんだお」
( ^ω^)「たとえば#チートイツなら、#七トイ子 とか、改編してみたり
#キムチなら、#キ ムti とか、より複雑にしたりすることで、解析を困難にさせることができるお」
688 :
( ^ω^)図書館で講座が開講されるようです:2010/03/21(日) 02:49:50 発信元:121.2.98.95
( ´・ω・)「トリップをつけることで、どんなメリットがあるんですか?」
( ^ω^)「まず騙りを防ぐことができるお。連載作品なんかだと、偽物が現れる危険性も
出てくるんだお。でもトリップさえあれば、対策をすることができるお」
( ´・ω・)「じゃあ、連載作品は全部つけなきゃいけないんですか? トリップを」
( ^ω^)「うんにゃ。無酉で書かれる連載もゴマンとあるお。
強制されるわけじゃないんだお。便利ってだけで」
( ^ω^)「トリップは連載だけでなく、短編投下の際にもつけられることがあるお」
< `∀´>「つまり、同じトリップで名作を書き続ければ、有名作者になれるニダ!」
( ´・ω・)「? どういうことニダーくん」
( ^ω^)「作者読み……て知ってるかおショボッチ君は?」
( ´・ω・)「いいえ」
支援
690 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/21(日) 02:55:06 発信元:220.24.183.29
sie
691 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/21(日) 02:55:07 発信元:222.5.62.215
支援
692 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/21(日) 02:58:56 発信元:219.125.145.87
さるっちゃいましたかね?
ニダーは将来のラドン候補だな・・・
( ^ω^)「作者読みってのは、作者の名前……ブーン系の場合はトリップで、
読む作品を選ぶことだお。これは現実の世界でもよく行われているお。
面白い小説があれば、その執筆家の別の小説を読みたくなる。これと同じだお」
( ´・ω・)「あ、なるほど」
( ^ω^)「ブーン系小説の作品数は年々、膨大に増えていってるお。質やジャンルも違うから、
当然、よさそうな作品を知る手がかりとして、酉は使われることがあるんだお。
もちろん、それ以外にも感想スレやお勧め紹介なんかもあるんだけど」
( ^ω^)「クセの強い作風の作者さんなんかだと、酉での作者読みは顕著になるお」
( ´・ω・)「分かる気がするなぁ。ぼくもキューブリック監督のは全部観たし」
< `∀´>「つまり、作者のファンが増えるニダ! ウリはそうやって有名作者になれるニダ!」
( ^ω^)「んー、まあ、その通りなんだお。そういうことになるお」
695 :
( ^ω^)図書館で講座が開講されるようです:2010/03/21(日) 03:04:19 発信元:121.2.98.95
( ^ω^)「これがトリップの最大のメリットなのかも知れないお」
( ^ω^)「作者としての"個"が、トリップと継続性で作ることが出来るんだお」
< `∀´>「素晴らしいニダ!」
( ´・ω・)「なるほど……」
( ^ω^)「作者のキャラクター性、ブランド性、アイドル性……色々だお」
( ^ω^)「〜〜の作者だ、と認識されるのは正直うれしいものがあるお。
でも、弊害がないわけではないんだお」
( ´・ω・)「どんなのですか?」
( ^ω^)「ありがちなのは、"あんたにしては詰まらない作品だった"
"腕が落ちたな" などなど、期待はずれ系やら……」
( ´・ω・)「ブランドが裏目に出ちゃってるんですね」
< `∀´>「常に面白い作品を書けば問題ないニダ!」
( ^ω^)「ニダー君の言うことはもっともだけど、読者や作者には趣向の違いがあるから、
どうしようもないっちゃ、どうしようもないことなんだお。
作者だって、作風を変えたいこともあるし。
となると、トリップを出さないという選択肢も有効になってくる」
696 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/21(日) 03:05:23 発信元:219.125.145.87
支援
支援
698 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/21(日) 03:06:00 発信元:220.24.183.29
ショボンの眉毛か片方ないのは仕様?
699 :
( ^ω^)図書館で講座が開講されるようです:2010/03/21(日) 03:07:50 発信元:121.2.98.95
( ´・ω・)「ブランドを守るためですか?」
( ^ω^)「というより、あとがきでトリップを出して驚かせたりとか……
作者としての先行イメージを回避するとか、そっちのが多いお」
< `∀´>「評価の高い作品にだけ後出しで酉を出せばいいニダ!」
( ^ω^)「……まあ、ありっちゃありだけど」
( ^ω^)「というわけで、一旦ここで区切って、次の暗黒編〜希望編に繋ぐことにするお」
( ^ω^)「作者のキャラクター性の弊害、ブーン系と一般小説の違いなんかを説明するお」
(;´・ω・)「あ、暗黒編……!?」
< `∀´>「意味わからんニダ」
( ^ω^)「ブーン系には落とし穴といえるものが存在するんだお。
講座として、その落とし穴の回避の方法を教えるのは、義務、だお」
700 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/21(日) 03:10:05 発信元:219.125.145.87
(´・ω・)「あ、あんこ食う編……!?」
701 :
( ^ω^)図書館で講座が開講されるようです:2010/03/21(日) 03:11:39 発信元:121.2.98.95
( ^ω^)「では、もう一回休憩を取ることにするお。次でラストだお」
(;´・ω・)「ト、トイレ行ってきます」
< `∀´>「ニダーも行くニダ。汚してくるニダ」
(;^ω^)「よっ汚っ……!?」
気がつけば、窓から射しこむ陽光はすでに消えうせていた。
ヴィップグラードに比べれば、シベリアの日照時間はたいへん短い。
この講座が終わる頃には、シベリアの空は星々で埋め尽くされるに違いないだろう。
二人がトイレからかえってくるのは、おそらく明日以降。
・書き忘れていた一幕
( ´・ω・)「同一のトリップを使い続けなきゃいけないんですか?」
( ^ω^)「そんなことはないお。作品毎にトリップ変えるのもアリだお」
(中編 終)
702 :
ほの板のT:2010/03/21(日) 03:12:09 発信元:59.135.38.147
( 'ω')「う、うんこ?」
有名作者だのブランドだのはシベリアではやめてほしい。反吐がでる。
そういうのは某スレだけで十分。
成りすましを防止するだけならその都度酉変えてけばいいだけ
乙!
705 :
( ^ω^)図書館で講座が開講されるようです:2010/03/21(日) 03:14:52 発信元:121.2.98.95
次でラストです。支援どうもでしたー。
あまり価値観を押しつけない作品にしたいです。
>>698 ショボーンビッチは横向いてるAAが多かったから、片眉に。
こっちのが可愛いかも、と思ったのも。
706 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/21(日) 03:19:51 発信元:124.96.205.24
乙 勉強になりましたー
707 :
( ^ω^)図書館で講座が開講されるようです:2010/03/21(日) 03:20:57 発信元:121.2.98.95
>>703 まったくその通りだと思います。
しかし、そういう事実も存在することも、
ブーン系を知る上では大切なことだろうと考えました。
綺麗な部分だけ見せるのも卑怯だろうと。
もちろん、波風立てるような内容にはしないよう、注意を払います。
気分を害するような作品を投下して申し訳ございませんでした。
708 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/21(日) 03:39:28 発信元:220.24.183.29
乙
711 :
( ФωФ)我が家の猫は復習上手なようです:2010/03/21(日) 09:15:49 発信元:219.125.145.9
('、`*川「うりうり〜
ロマは可愛いなぁ〜」
( ФωФ)ゴアーン
('、`*川「お腹空いたかー」
( ФωФ)ナウー
('、`*川「めんどいから後でね」
( ФωФ)そ
〜数時間後〜
( ーωー)Zzz
('o `*川「ふぁ」
('〜`*川
('、`*川「寝るか」
<オヤスミー
( ーωΦ)
712 :
( ФωФ)我が家の猫は復習上手なようです:2010/03/21(日) 09:18:26 発信元:219.125.145.3
(-、-*川 zzZ
( ФωФ)ナアーン
(-、-*川「んー」
( ФωФ)ナアーン モゾモゾ
(-、-*川「んー……いっしょにねるー?」
( ФωФ)ナアーン
(-、-*川「はいりなぁー」
( ФωФ)+
今北支援
714 :
( ФωФ)我が家の猫は復習上手なようです:2010/03/21(日) 09:22:01 発信元:219.125.145.8
〜朝〜
ジリリリリリ
(-、-*川「うるさ」
ジリンッ
(-、`*川「あれ?ロマいないや……まあいいや起きよ」
('、`*川 ゴソゴソ
('、`*川「なんか布団冷たい、しかも微かに異臭が」
('、`*川 「…………」
□('‥`*川 フンフン
('д`;川クサッ
('、`;川「な、なんぞ!?」
|ФωФ)+ ナアーン
Σ('、`#川「お前か!?」
おわり
支援
可愛いなw
あ、字間違えてる
× 復習
○ 復讐
です。
ほんとすみません
あ、終わってた復讐か
頑張ってしたらば新しく作っても結局支援欲しがってしたらばでの投下は無いって言う現実
>>719 まだ始まったばかりですし、そう決めつけるのはいささか早計ではないでしょうか。
変に敬語使うと逆に不自然だぜ
722 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/21(日) 18:09:08 発信元:220.24.183.29
題kr
シリアスとかバッドエンドとか悲恋とかになりそうなやつ2〜3個
AAと一緒にでもおkだけど初心者なのでマイナーなAAは勘弁。
地下鉄のホーム
725 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/21(日) 18:19:50 発信元:121.119.213.65
726 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/21(日) 18:28:29 発信元:222.5.63.223
投下します
727 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/21(日) 18:29:25 発信元:222.5.63.232
ξ゚听)ξ「あ、ブーン煎餅とって」
( ^ω^)「はいお」
ξ゚听)ξ「ありがとう」
( ^ω^)「……」
( ^ω^)(ツンと付き合いはじめて初めて家に来たけど)
ξ゚听)ξ「煎餅美味しいわぁ…」
( ^ω^)(何の変化もねぇ……)
( ^ω^)がξ゚听)ξの家に来た
728 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/21(日) 18:30:19 発信元:220.24.183.29
729 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/21(日) 18:31:20 発信元:124.96.205.24
shien
730 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/21(日) 18:31:24 発信元:222.5.63.232
( ^ω^)(何かこう、変化を)
( ^ω^)(そう…進展をっ!)
( ^ω^)(た、例えば……)
ξ゚听)ξ←テレビを見ている
ξ゚听)ξ「鍋美味しそうねぇ」
( ^ω^)(鍋とか悪くねぇな)
(#`ω´)「ツーンっ!」
ξ;゚听)ξ「え?なに?」
(#`ω´)「……白菜買ってくるお!!!」
ξ゚听)ξ
ξ;゚听)ξ「う、うん」
731 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/21(日) 18:32:27 発信元:222.5.63.228
(#`ω´)「……白菜買ってくるお!!!」
ξ;゚听)ξ(大事なことなので二回いいましたっ!)
(#`ω´)「ポン酢とごまだれどっち派だお!?」
ξ゚听)ξ「ごまだれ」
(*^ω^)「ごまだれ美味しいおー」
ξ゚听)ξ「美味しいわよね」
(*^ω^)「いってくるお!」
ξ゚听)ξ
ξ゚听)ξ「……なにがあった」
ごまだれ支援
733 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/21(日) 18:33:46 発信元:222.5.63.224
〜五分後〜
(#`ω´)「買ってきたお!」
ξ;゚听)ξ「う、うん」
(#`ω´)「待ってるお!」
ξ;゚听)ξ「う、うん」
〜10分後〜
(*^ω^)「できたお!」
ξ*゚听)ξ「美味しい」
(*^ω^)「美味しいおー」
734 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/21(日) 18:34:40 発信元:222.5.63.224
(*^ω^)
(*^ω^)
( ^ω^)(なぜ鍋をした……)
( ^ω^)(そう!もっとこう!大人な何かをで!)
( ^ω^)(あ、あああアダルトななにかをっ!)
(*^ω^)(そ、それはつまり…)
ξ゚听)ξ「ブーン紅茶飲む?」
(*^ω^)「紅茶だなんてツンはアダルトだお!」
つん「?」
735 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/21(日) 18:35:34 発信元:222.5.63.234
ξ゚听)ξ「はい」
(*^ω^)「おいしいおー」
ξ゚听)ξ「ねー」
(*^ω^)
(*^ω^)
( ^ω^)(進展してねぇ……)
(;>^ω^)>(一体どうすれば……)
ξ゚听)ξ(さっきから何コロコロ表情変えてるのかしら……)
736 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/21(日) 18:36:30 発信元:222.5.63.225
( ^ω^)(こ、こうなったら容赦しないお!)
( ^ω^)(ククク……やってやるお!)
( ^ω^)(お、大人なお医者さんごっこを……)
( ^ω^)(待てよ…大人なお医者さん……)
( ^ω^)(……)
ξ゚听)ξ(なに考えてるのかしら……)
支援でござる
オレはポン酢派
ブーン可愛い支援
かわいいね、支援
さる去れ支援
741 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/21(日) 18:48:46 発信元:220.24.183.29
俺はごまだれ派支援
742 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/21(日) 18:50:35 発信元:121.119.213.65
ksk
ゆずぽん支援
00分過ぎたらさる解除だよな
( ^ω^)(アダルトなお医者さん……)
( ^ω^)(西暦20××年……世界は阿鼻叫喚のパンデミックだった……)
( ^ω^)(時のカリスマ名医、内藤ホライゾンは治療法を探し苦悩する……)
( ^ω^)(ナースさんとの恋、ライバル医師との対立……)
( ^ω^)(そして……辛い別れ……)
( ;ω;)ブワッ
ξ;゚听)ξそ
( ;ω;)(くぅ……全米が泣いたおっ!)
ξ;゚听)ξ(いきなり泣き出したっ!?)
支援
748 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/21(日) 19:07:28 発信元:222.5.63.227
( ;ω;)「ツーンっ!」
ξ;゚听)ξ「は、はい!」
( ;ω;)「健康でいるお!」
ξ;゚听)ξ「う、うん!」
( ;ω;)「手洗いうがいするお!」
ξ;゚听)ξ「す、する!してるよ!」
( ;ω;)「ならよかったおー」
ξ゚听)ξ「……」
( ^ω^)
( ∩ω∩)(僕は一体なにを……)
かわええ支援
750 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/21(日) 19:10:15 発信元:222.5.63.234
( ´ω`)(結局帰る時間だお…)
ξ゚听)ξ(なんだかめちゃくちゃへこんでるわね……)
( ^ω^)ハッ
( ^ω^)「ツーンっ!」
ξ;゚听)ξ「は、はい!」
( ^ω^)「こ、ここここここ」
ξ゚听)ξ「コンドル?」
( ^ω^)「コンドルはカッコいいお……」
ξ゚听)ξ「いいわよねぇ……」
751 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/21(日) 19:12:54 発信元:222.5.63.235
(;^ω^)「ち、違うっ!」
ξ;゚听)ξ「え、コンドル嫌い?」
(;^ω^)「いや好きだお!」
(;^ω^)「えっと、そのっ!」
(;^ω^)「今度は僕のウチに遊びに来るといいおっ!」
ξ*゚听)ξ「……う、うん」
(;^ω^)
ξ*゚听)ξ
(;^ω^)「そ、それじゃあ」カクカク
ξ゚听)ξ(右手と右足同時に動かしてる……)
コンドルwww
支援
754 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/21(日) 19:14:30 発信元:222.5.63.222
〜そして後日〜
( ^ω^)「あ、クッキーとってくるお」
ξ゚听)ξ「うん」
ξ゚听)ξ「……」
ξ゚听)ξ(ブーンの家に初めてきたけど)
ξ;>゚听)ξ>(進展ねーっ!)
〜別の部屋〜
(;>^ω^)>(進展ないおーっ!)
(;>^ω^)>がξ;>゚听)ξ>の家に来たようです 終わり
755 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/21(日) 19:16:21 発信元:222.5.63.227
シベリアのさるが予想以上にキツかった…
支援ありがとうございました
お題は
煎餅
パンデミック
ドクター
でした
乙!
757 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/21(日) 19:20:28 発信元:124.96.205.24
乙です!
乙。
乙!癒された!
おっつー
おつ!
おつ、和んだwwwww
おつ!どっちも可愛いなwww
764 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/21(日) 21:50:30 発信元:118.159.133.3
ジョルジュが虫とかを雑食していくブーン系小説のタイトルって何だったっけ??
>>764 ガンガン異色をしていくようです、かな?
おーっ、と
異色じゃなくて異食、な
例えば
lw´‐ _‐ノv「雑ぜご飯なら水はこのくらいか…」
炊飯時の水量を調べたり
_
( ゚∀゚)「おっぱい!おっぱい!」
お気に入りの画像を自動で集めたり
(;´_ゝ`)「FMVタソが…」
ウィルス退治の仕方を調べたり
('A`)「こういう時モテるにはどう言えば」
モテる方法を調べたり
何でも叶えるソフトがある
そう、iboonにはね
768 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/21(日) 21:55:45 発信元:118.159.133.15
769 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/21(日) 22:44:48 発信元:126.232.100.244
きのうの講座の人こないかな
すごく勉強になる
770 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/21(日) 23:17:18 発信元:121.2.98.95
>>770 今書き始めてます。
後編は明日の夜辺りに投下できたらいいなぁっと。
御無礼、ageでした
ということは、今から俺がダラダラ投下して
「俺が昨日に続いて今日も投下したいのに空気嫁よ」
みたいな感じにはならない訳だな!
以前VIPでもらったお題が
・湿布ソムリエ
・⌒*リ´・-・リが火星人
だったかな
細かい部分は忘れた
んで書き直して改めてもらったお題が
・あの娘とマッシュポテト
・歩く姿はマジ紳士
・社会主義による生殖/結婚の機会均等政策
そもそも安価くれた奴は『湿布』と『昆布』を間違えてたらしいから滅茶苦茶なのは必然的
とりあえず
『深夜テンション』
という言葉を頭の片隅に置いて読んでいただければ俺は嬉しい
では投下するでつ
773 :
( ^ω^)は湿布ソムリエを目指すようです:2010/03/21(日) 23:45:20 発信元:219.125.145.87
一年前、とある町にて
( ><)「さぁ、最終問題です。
これが正解すれば文句無しの優勝です!」
( ><)「それではどうぞ!」
( ●∀●)「右から順に、
サロンペス(40枚入り)
ちびちびサロンシッペ
サロンペス(80枚入り)
フェミタス
ノビールしっぷぺたーと
マトリックス55EXだモナ」
( ><)「果たして、判定は!?」
( ・∀・)「―――正解!」
( ><)「やりました! モナー選手、優勝です!
第五十二回湿布王選手権の優勝者はモナー選手です!」
774 :
( ^ω^)は湿布ソムリエを目指すようです:2010/03/21(日) 23:47:31 発信元:219.125.145.56
( ><)「それでは優勝したモナー選手へインタビューです」
( ><)「おめでとうございます」
( ´∀`)「ありがとうだモナ」
( ><)「圧倒的な強さでしたが何か秘密が?」
( ´∀`)「モナは知識ではなくて五感で感じてるモナ」
( ><)「知識ではないんですか?」
( ´∀`)「もちろん知識は必要だモナ。だけど一番大切なのは湿布を想う気持ちだモナ」
( ><)「貴重な言葉ありがとうございました。インタビューは優勝したモナー選手でした」
775 :
( ^ω^)は湿布ソムリエを目指すようです:2010/03/21(日) 23:49:04 発信元:219.125.145.44
( ^ω^)は湿布ソムリエを目指すようです
( ´∀`)「あぁ、その症状ならこの温湿布が良いモナよ」
( ´∀`)「その箇所はアンメノレシソたてたてが最適モナ」
モナーが大会で優勝してからというもの、モナーの経営する湿布専門店は常に繁盛していた。
(;´∀`)「ふぅ、やっと休憩出来るモナね」
( ^ω^)「師匠、お疲れ様ですお」
そして彼はモナーの一番弟子、ブーンだ。
( ´∀`)「いやー、やっぱり接客は疲れるモナ」
( ^ω^)「大会で優勝したんだからしょうがないですお」
( ´∀`)「優勝したのも一年前モナね……」
( ^ω^)「今年は出ないんですかお?」
( ´∀`)「いやー、モナももう歳だからねぇ」
湿布ソムリエは人気ある職業だが、
多くの商品名と効用、そしてその効き目を直に感じ取らなければならないため、
歳を取ると第一線で活躍するのは難しいのだ。
( ^ω^)「……師匠」
( ´∀`)「――お前はまだ出てはいかんモナ」
(;^ω^)「な、なんでですかお?」
( ´∀`)「お前はまだ若すぎて、経験が足りないモナ」
(;^ω^)「経験位どうにだって……」
( ´∀`)「なるわけないモナ。だから修行へ行くモナ」
( ^ω^)「……修行?」
( ´∀`)「この修行を終えた時、お前は私をも凌ぐ湿布ソムリエになるはずだモナ」
779 :
( ^ω^)は湿布ソムリエを目指すようです:2010/03/21(日) 23:57:38 発信元:219.125.145.51
( ´∀`)「出てくるモナ」
⌒*リ´・-・リ「こ、こんにちは」
( ^ω^)「どなたですかお?」
⌒*リ´・-・リ「リリー、と申します」
( ´∀`)「ブーン、リリーと共に火星へ行くモナ」
( ^ω^)「おk、はあk――」
( ^ω^)「……はい?」
( ^ω^)「火星? それより病院じゃね?」
( ´∀`)「まだボケてないモナよ」
⌒*リ´・-・リ「私、宇宙人だから……」
( ^ω^)「何その設定、初耳なんだけど」
⌒*リ´・-・リ「それは眠かったから……」
( ´∀`)「ほら、さっさと火星へ行くモナ」
( ^ω^)「いやいやいやいや」
781 :
( ^ω^)は湿布ソムリエを目指すようです:2010/03/22(月) 00:01:00 発信元:219.125.145.47
( ^ω^)「最大限譲歩して火星はいいとするお。でも火星へ行く方法がないお」
( ´∀`)「そこら辺は大丈夫だモナ。これを使うモナ」
( ^ω^)っ□「ただの湿布だお」
( ´∀`)「その湿布を粘着面が外になるように半分に折るモナ」
( ^ω^)っ[]「これでいいですかお?」
( ´∀`)「そして自分の背中に貼ってリリーのロケットとくっ付けるモナ」
/\
|ロ|
|ケ( ^ω^)「こうですかお?」
|ッ‖ つ
|ト‖_つ
| |
/| |\
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ビシッ
( ´∀`)b「よし、それではグッドラック」
( ゚ω゚)「いやいやいやいや」
支援する
783 :
( ^ω^)は湿布ソムリエを目指すようです:2010/03/22(月) 00:04:52 発信元:219.125.145.48
(;^ω^)「死ぬお! どう考えても死ぬお!」
( ´∀`)「ブーン、私はお前の強さを信じてる」
(;^ω^)「ちょっとカッコいいこと言ってんじゃないお!」
( ´∀`)「安心するモナ。その湿布の粘着力はゴキブリほいほい並みモナ」
(;^ω^)「そういう話じゃねー!!
つーかなんだよその例は!」
⌒* ´・-・ 「それではそろそろ行きますね」
( ´∀`)「行ってらっしゃいモナ」
(;゚ω゚)「いや、まだ話は済んで――アッ--!!!」
( ´∀`)ノシ
784 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/22(月) 00:05:56 発信元:122.30.197.125
しえんするし
785 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/22(月) 00:06:28 発信元:124.146.174.11
しえん
火星 一番街
⌒*リ´・-・リ「着きましたね」
(( ω )) ソラコワイ ウチュウコワイ
⌒*リ´・-・リ「それではブーンさん、私は家へ行くので」
( ^ω^)「え? 僕は?」
⌒*リ´・-・リ「その内誰か来ると思いますよ。それではまた後で」
( ^ω^)
( ^ω^)「会って早々にこの扱いか」
( ^ω^)「すでに嫌われてるかもわからんね」
( ^ω^)「それにしても……」
( ゚∋゚)
【+ 】ゞ゚)
( ∵)
( ^ω^)「火星は中々個性的な生き物が多いおね」
<ヽ`∀´>
( `ハ´)
( ^ω^)「個性……あれ?」
( つωと)「目が壊れたかな」
( ^ω^)「つーか俺はここで何をすればいいんだ」
( ^ω^)「しかし火星にも空気があるとは凄い時代になったおね」
<オイ、ソコノヘチャムクレ
(^ω^ )「お? 僕のことかお?」
(‘_L’)「そうそう。聞いているとは思うが、私が有名なリリーの兄のフィレンクトだ」
( ^ω^)(聞いてねえし知らねえ……)
( ^ω^)「ちなみに隻腕ですかお?」
(‘_L’)「えっと……何て読むんだい?」
( ^ω^)(頭が片方足りないのか)
789 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/22(月) 00:16:48 発信元:122.30.197.125
支援だお
(‘_L’)「で、一体何しに来たんだ?」
( ^ω^)「なんか湿布ソムリエになるための修行だとか」
(‘_L’)「いや、それは知ってる。そんな情報はいらん」
( ^ω^)(こいつうぜえ……)
(‘_L’)「君の師は何か言っていたか?」
( ^ω^)「火星で土産を買ってこい、と」
(;‘_L’)「いや、湿布の件でだよ……」
( ^ω^)「んー」
( -ω-)「えー……と」
( ^ω^)「なんか五感で感じろ、とか
>>774らへんで言ってたお」
今北支援
(‘_L’)「そう、湿布ソムリエにはそれ大事。
ニイチャンヨクワカッテル」
( ^ω^)(何故片言……)
( ^ω^)「知識だけじゃ駄目ですかお?」
(‘_L’)「無理無理絶対無理ム〜リ〜」
( ^ω^)「どの位無理な話なんですかお?」
(‘_L’)「地球のとある島国で脱税して首相になる位無理」
( ^ω^)(余裕じゃねーか)
>( ^ω^)(頭が片方足りないのか)
ひっでぇw
余裕ですな
( ^ω^)「で、具体的には何をすればいいんだお?」
(‘_L’)「あぁ、あっちにいる奴と戦って貰う」
( ^ω^)「お? 戦うのかお?」
(‘_L’)「何事も経験だよ経験」
( ^ω^)「果たしてソムリエに戦いの経験はいるのか」
(‘_L’)「んじゃ、俺は用があるからこれで」
( ^ω^)「え? お前の出番終わり? 大丈夫なの?」
(‘_L’)「お前顔よりは大丈夫さ、へちゃむくれ」
( ^ω^)「火星でも人を殺したら罪になるのか否か」
しえん
支援だし
798 :
( ^ω^)は湿布ソムリエを目指すようです:2010/03/22(月) 00:27:58 発信元:219.125.145.50
( ^ω^)「なんか言われるがまま来たけど……」
( ^ω^)「あの娘かお?」
lw´‐ _‐ノv
( ^ω^)「こんにちは」
lw´‐ _‐ノv「はい?」
( ^ω^)「変なおっさんに言われて戦わなきゃいけないらしいんだが……」
lw´‐ _‐ノv「あぁ、ちょっと待ってて。もうすぐ済むから」
( ^ω^)(正直女の子だとは思いませんでした)
( ^ω^)「ところで、何をしてるんだお?」
lw´‐ _‐ノv「小麦粉の替わりに米粉を使って、パンを作ろうかと」
( ^ω^)
( ∩ω∩)(突っ込んじゃ駄目だ突っ込んじゃ駄目だ)
( ^ω^)フゥ
( ^ω^)「まぁ……いいんじゃないかお」
※支援
猿怖い支援
801 :
( ^ω^)は湿布ソムリエを目指すようです:2010/03/22(月) 00:31:06 発信元:219.125.145.47
lw´‐ _‐ノv「さぁ、始めようか」
( ^ω^)「待ってくれお、どうして戦わないといけないのかお?」
lw´‐ _‐ノv「お前は湿布ソムリエを目指すのだろ?」
( ^ω^)「そうだお」
lw´‐ _‐ノv「私は米ソムリエだ」
(;^ω^)(何というディープな世界)
lw´‐ _‐ノv「故に我々は戦わなければならない」
( ^ω^)「なるほど、それでか」
( ^ω^)「いや待て、意味がわからん」
わかる、わかるぞぉ!
米粉パンってあるよね
804 :
( ^ω^)は湿布ソムリエを目指すようです:2010/03/22(月) 00:35:00 発信元:219.125.145.52
lw´‐ _‐ノv「あれか? 一から言わないとわからないのか?」
( ^ω^)「俺は君がわからない」
lw´‐ _‐ノv「しょうがない、教えてやろう」
lw´‐ _‐ v「まず米と湿布の共通点だ。それは――」
lw#´‐ _‐ v「白ッ!! 圧倒的白ッ!」
lw#´‐ _‐ v「この世で白いものは白米だけでいいのに!」
lw#´‐ _‐ v「他の物が白いのは許せん!」
lw#´‐ _‐ v「故に我々は戦わねばならんのだッ!」
( ^ω^)「待て、その理屈はおかしい」
lw´‐ _‐ v「ちなみに昨日は洗剤ソムリエを葬った」
(;^ω^)「え、マジで?」
lw´‐ _‐ v「その前はマッシュポテトソムリエを」
( ^ω^)「君、嘘を吐いちゃいけないよ」
圧倒的支援っ…!
806 :
( ^ω^)は湿布ソムリエを目指すようです:2010/03/22(月) 00:37:55 発信元:219.125.145.46
( ^ω^)「で、具体的に何をするんだお?」
lw´‐ _‐ v「私はこれで戦う」
(;^ω^)「そ、それは!」
lw´‐ _‐ v「そう、これこそが正義――」
lw´‐ _‐ v「米(魚沼産コシヒカリ)だ!」
(;^ω^)「くっ……」
(;^ω^)(この圧倒的なオーラ……ヤバい!)
lw´‐ _‐ v「さて、貴様は何を使う?」
(;^ω^)「僕が使えるもの……」
Σ( ^ω^)(そういえば……)
大根とかメジャーな物とは戦わないんだろうな
今北支援
809 :
( ^ω^)は湿布ソムリエを目指すようです:2010/03/22(月) 00:42:53 発信元:219.125.145.88
―――――――――――回想シーン――――――――――――
( ´∀`)「ブーン、どうモナ?」
( ^ω^)「すごく……立派です」
( ´∀`)「ちょっと散歩してくるモナ」
( ^ω^)「師匠が全裸で歩く姿は何よりも紳士、まさに変態紳士ですお!」
―――――――――――回想シーン終わり―――――――――
( ^ω^)「いや、この記憶じゃねえし」
―――――――――再び海藻シーン――――――――――――
( ´∀`)っ□「困ったらこれを使えモナ」
―――――――――再び海藻シーン終わり―――――――――
( -ω-)「変態紳s――師匠、今使わせてもらいますお」
わかめ
811 :
( ^ω^)は湿布ソムリエを目指すようです:2010/03/22(月) 00:46:51 発信元:219.125.145.88
カード
( ^ω^)っ□「湿布ドロー!」
カード
( ^ω^)「ブーンは湿布を一枚ふせ、ターンエンド!」
カード
lw´‐ _‐ v「ミーのターン! 白米ドロー!」
lw´‐ _‐ v「コシヒカリを一粒攻撃表示、そして『米蒔き』!」
カード
( ^ω^)「甘い! リバース湿布オープン!」
バリア
( ^ω^)「聖なる湿布、ミラーパック!」
lw;´‐ _‐ノv「こ、この力は……うわああああぁぁぁ!!」
lw;´‐ _‐ v「くっ……貴様、強いな」
( ^ω^)「当然だお」
lw´‐ _‐ v「――お前はもう師匠を越えたはずだ」
(;^ω^)「マジかお!? なんでわかるんだお!?」
lw´‐ _‐ v「昔、お前の師と戦ったら『訳がわからないモナ!』と言って、敗けを認めたからな」
( ^ω^)「あぁ、なんとなくわかります、その気持ち」
遊戯王かwww
しーえん
815 :
( ^ω^)は湿布ソムリエを目指すようです:2010/03/22(月) 00:58:10 発信元:219.125.145.54
( ^ω^)「じゃあ、もう帰っていいんだおね?」
lw´‐ _‐ノv「いいんじゃないかな」
<ヽ`∀´>「ちょっと待つニダ!」
( ^ω^)「誰だお!」
<ヽ`∀´>「ウリはソムリエ四天王の一人、ニダー」
( `ハ´)「同じくシナー」
( ^ω^)(……四天王? 誰?)
<ヽ`∀´>「我々は女ソムリエ」
( `ハ´)「我々は、社会主義による生殖/結婚の機会均等政策を推し進めているアル」
( ^ω^)「いや、それ駄目だろ」
<ヽ`∀´>「うるさいニダ! 低能ジャップは中華様にボコボコに論破されればいいニダ!」
( ^ω^)「詰まる所、モテないから強制的に付き合える政策を!、ってことだろ?」
( `ハ´)「そうともいう」
支援です
817 :
( ^ω^)は湿布ソムリエを目指すようです:2010/03/22(月) 01:01:05 発信元:219.125.145.49
( ^ω^)っ□「じゃあ、これを股間に貼れば、万事解決だお」
(*`ハ´)「おお、やはりジャパー二は良い人アルね」
<;`∀´>「や、止めるニダ! それは罠ニダ!」
(*`ハ´)ピタッ
( `ハ´)
(;`ハ´)「こ、これは……」
<アッ-------!!!
<;`∀´>「中華様! くっ、ジャップめ覚えとけニダ!」
( ^ω^)「唐辛子入りの湿布は奴には早過ぎたか」
鬼畜w
しえ
股間がぁ…
821 :
( ^ω^)は湿布ソムリエを目指すようです:2010/03/22(月) 01:03:56 発信元:219.125.145.57
⌒*リ´・-・リ「茶番は終わりましたか?」
( ^ω^)「あ、やっぱりあれ茶番なんだ」
(‘_L’)「俺はお前が成長するだろう事がわかっていた」
( ^ω^)「お前は今すぐ死ねよ」
⌒*リ´・-・リ「それでは地球へ帰りましょう」
( ^ω^)「……どうやって?」
ニコッ
( ^_L^ )「ロ・ケ・ッ・ト」
( ;ω;)「いやあぁぁあぁぁ!」
うむうむ
823 :
( ^ω^)は湿布ソムリエを目指すようです:2010/03/22(月) 01:07:01 発信元:219.125.145.47
ちきゅうのなかのにほん
⌒*リ´・-・リ「ただいま帰りました」
( ω ) へんじがない。ただのしかばねのようだ
( ´∀`)「よく帰ってきたモナ」
( ´∀`)「それでは本当に強くなったか、モナと戦うモナ」
( ^ω^)「では師匠、行きますお――」
(;´∀`)「――ウッ」
(;^ω^)「? 師匠? 師匠ー!?」
おかえり
825 :
( ^ω^)は湿布ソムリエを目指すようです:2010/03/22(月) 01:09:54 発信元:219.125.145.50
(;´∀`)「こ、腰を痛めたモナ……」
( ^ω^)っ□「師匠、この湿布を」
(;´∀`)「サンクスだモナ――!?」
( ´∀`)「――おお、この湿布がベストだモナ!」
( ^ω^)「へ?」
( ´∀`)「ブーン、今日からお前は、一人前の湿布ソムリエだモナ!」
( ^ω^)「……こんな終わり方で良いのだろうか」
( ^ω^)は湿布ソムリエを目指すようです 終
乙
つ□
医者の不養生か
乙
やったよ! さるらなかったよ!
少しでも笑ってくれたらこれを書いた甲斐があったというものです
指摘その他あったら適当に
乙です
乙wwwww
おつおつおつ
早く講座始まらないかなあ
833 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/22(月) 19:50:06 発信元:61.215.153.45
絵のお題ひとつお願いします
835 :
('A`)シベリアキョセイクラブのようです ◆Ai.p5y3NWQ :2010/03/22(月) 20:15:01 発信元:58.88.223.62
836 :
('A`)シベリアキョセイクラブのようです:2010/03/22(月) 20:18:15 発信元:58.88.223.62
アサピーサヨクチョフは真面目な優等生として学校でも近所でも通っていた。父親はノンキャリアの地方官僚で、猛烈な
コンプレックスを持っていた。母親も、夫の立場の低さに苛立っていた。それで、子供には6歳から1日5時間の
勉強を強要し、早いうちから競争心を植え込ませた。反面、彼の感情や欲求と言うものは抑え込んだ。
買い与えられたカメラだけが唯一の慰めであった。
最高の被写体を探し求めるうちに、一人の少女に目が留まった。それがツニャーナであった。
ξ゚听)ξ「死ね!クラスの男子全員死ね!」
(なんて素直な、ありのままの表情なんだ....僕の被写体にぴったりだ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
ああ、そしてこの怒号!モーツァルトよりも癒される.....) 【◎】(@∀@*):::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
特に素晴らしい表情を見せるのは、ブーン三連星のスカートめくりの後だった。
それで、ブーンたちの後にこっそり付いてまわり、フィルムに、心にツニャーナを焼き付けた。
来てやがったかこの野郎
支援
838 :
('A`)シベリアキョセイクラブのようです:2010/03/22(月) 20:22:16 発信元:58.88.223.62
だが、最高の被写体にまとわりつく(実際には逆なのだが)邪魔者が現れた。それが、デミターチョフ先生だった。
ξ゚听)ξ (´・_ゝ・`)
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
(僕の被写体を汚すやつめ!学校にいられないようにしてやる..) ::::::::::::::::::::::: 【◎】(@∀@#)
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
皮肉な事に、これがきっかけとなって本来水と油のはずであったツニャーナとブーンを結びつけてしまった。
そしてそれとともにアサピーの愛した彼女の怒りの表情は無くなってしまった。
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: :::: : :: :
(#@∀@)【◎】(許せん....デミターチョフの二の舞にしてやる....奴の痴態を晒してやる!)
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: :: :: ::: : :
(*^ω^)< ナマ着替エ中ダオ
キター
840 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/22(月) 20:23:10 発信元:59.106.88.247
し
841 :
('A`)シベリアキョセイクラブのようです:2010/03/22(月) 20:24:23 発信元:58.88.223.62
だがブーンには無効であった。
(#@∀@;)(くそう、おのれブーンめ!こうなったら実力行使だ)
攻撃は身体的なものへとエスカレートした。
でも彼は元々人に危害を加えて平気でいられるほどタフでも無神経でもなかった。
それに、本来危害を加えることが目的ではなかった。
だからブーンを病院送りにしてからというもの、眠りは彼から去り、神経は昂る一方であった。
そしてそこにシベリアキョセイクラブを名乗る団体からの脅迫状、(架空のだが)恐ろしい報道が来た。
アサピーはノイローゼに陥り、見るもの聞くものすべてに陰謀がかくされているとさえ感じた。
そして、全ての物陰、木の陰、草原や茂みの中から、何者かが自分を四六時中監視しているような気がした。
不眠症も手伝い、夢か現かわからぬような状態で昼も夜も過ごした。
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::: :::: ::::::::::::::::::::::(-@Д@)::::::::::::::::::: :: ::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
しし
843 :
('A`)シベリアキョセイクラブのようです:2010/03/22(月) 20:26:29 発信元:58.88.223.62
そんなアサピーに引導を渡す最後の一撃が下った。
「ねえ、シベリアキョセイクラブって知ってる?」
という声を聞いた。
ミ;;:;;:゙ミ
rJ('A`)し
彡彡'ミ
彡彡'ミ
u u
目の前に小柄な少女がいた。
目深に帽子をかぶり、すっぽりとコートにおさまっている。
女装したドクオだ。
(-@Д@;)「な、なに?お、おま、お前は一体誰だ?なぜ知っている?」
アサピーは衝動的に、半狂乱になりながら追いかけた。
ししし
なんというカーチャン……
846 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/22(月) 20:27:58 発信元:124.146.175.76
ここで女装か
847 :
('A`)シベリアキョセイクラブのようです:2010/03/22(月) 20:29:25 発信元:58.88.223.62
しばらくすると、少女は消えた。アサピーは辺りを見回す。すると、50mも先に少女がいた。
追いかける。少女は消える。また先にいる。
ミ;;:;;:゙ミ
rJ('A`)し
彡彡'ミ
彡彡'ミ
u u
実はスナオリャがドクオと同じ服装をして、交互に先回りしていたのだ。
遂に村はずれの小屋の前まで誘導した。そこはかつての彼らのアジトであった。
扉は開いており、吸い込まれるようにアサピーはそこへ突入した。横に隠れていたドクオは外側から鍵をかけた。
(-@Д@;)「あ、おい、出せ!くそっ」
848 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/22(月) 20:30:01 発信元:59.106.88.247
しししっ
849 :
('A`)シベリアキョセイクラブのようです:2010/03/22(月) 20:31:20 発信元:58.88.223.62
真っ暗な室内は、ヲッカとタバコのすえた匂いで充満していた。
そこへ、地をはうような女の声が響いた。
「われわれは、シベリアキョセイクラブ 女の敵を殲滅する事を目的としている
そう、貴様のような」
(-@Д@;)「ぎぇっ!」
声は続く。
「貴様の股間は、粛清に値する
少女盗撮と、デミターチョフの妹を晒し者にした件だ」
次の瞬間、部屋の明かりがついた。
しえん
しえーん
852 :
('A`)シベリアキョセイクラブのようです:2010/03/22(月) 20:35:19 発信元:58.88.223.62
壁には長身のコート、シベリア全土の地図、ハンマー、ナイフ、そして×を付けられたいくつもの男性の顔写真...
いや、×を付けられていない顔が一つだけあった。
「(-@∀@)【◎】」
(-@Д@;)「あわ、あわああ....」
しかしとどめを指したのは机の上に置かれたものであった。
新聞、飲み倒されたヲッカ、タバコの吸殻.......
そして瓶があった。
青緑色の水溶液の中に15センチほどのチューブ状のものが何本も入っていた。
アサピーの理性は完全に崩壊した。
853 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/22(月) 20:36:31 発信元:124.146.174.17
これは辛いな
しえんしえーん
855 :
('A`)シベリアキョセイクラブのようです:2010/03/22(月) 20:37:42 発信元:58.88.223.62
(@Дo)
「キヤア{‘\ネエ$%&$#&#$#%”$”#%#&&”」
バスクラリネットが狂ったような音だった。
外にいたドクオは戦慄した。自分たちが演じている狂気よりもはるかに、アサピーの断末魔の声に戦慄した。
デレーニャはテープを再度低速で再生させた。
「だが、あのハレンチなブーンを攻撃したことは評価する。
それに免じて、キョセイはしない。だが、再度このようなことがあった場合、貴様の股間は保証しない」
スナオリャはドアを開けた。まさしく脱兎のようにアサピーは疾走していった。
し
857 :
('A`)シベリアキョセイクラブのようです:2010/03/22(月) 20:40:41 発信元:58.88.223.62
空にはもう月が照っていた。
o川*∀)oζ(∀*ζ「やった、やったあ!キャッキャウフフ」
キャッキャウフフとしか表現しようの無い少女特有の高周波数で喜びをわかちあっていた。
だがドクオは後味の悪さを感じていた。心理的不能にされてしまったアサピーに心底同情した。
小屋に入ると、ドクオはおやつがわりに食べていたピクルスの瓶を見つけた。
('A`)「あ、こんなところにあったんだ」
ピクルスをボリボリかじりだした。
しし
859 :
('A`)シベリアキョセイクラブのようです:2010/03/22(月) 20:44:04 発信元:58.88.223.62
さて、このようにシベリアキョセイクラブは大勝利(と言うべきか一方的な処刑と言うべきか)をおさめ、平穏な日々が
また戻ってきた。
しかしである。
ある朝配達されたシベリア新聞を見て、ドクオは仰天した。
小さな見出しであったが、そこにはあの団体名があった。
「小学校の謝恩会で異色の前衛劇
"シベリアキョセイクラブ"とは何か」
シベリア新聞社の編集長がデレーニャの言葉を真に受けて記事にしたのである。
ζ(゚ー゚*ζ「どーすんのこれ....」
o川*゚ー゚)o「訂正してもらうしかないでしょ」
('A`)「アサピーが知ったら事だな」
ζ(゚ー゚*ζ「それは大丈夫。『新聞を見ただろう。我々の思想教育は、学校にも及んでいる』と書いてポストに入れておいたから」
ドクオは女は恐ろしいとの思いを強くした。
860 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/22(月) 20:45:18 発信元:219.125.145.45
支援
ししし
支援
863 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/22(月) 20:49:11 発信元:59.106.88.247
しししっ
864 :
('A`)シベリアキョセイクラブのようです:2010/03/22(月) 20:49:24 発信元:58.88.223.62
o川*゚ー゚)o「学校で、シベリアキョセイクラブ楽しみにとか言ってるから、『は?何の事?』っていったら新聞見せられた。
小道具の新聞かと一瞬思った」
ζ(゚ー゚*ζ「ツニャーナ姉さんが愕然としてたわよ.....どうしよう」
そのとき、ドクオの頭に何か閃いた。
('A`)「やろう。やろうぜ、シベリアキョセイクラブの劇を。みんな楽しみにしてんだからさ」
o川*゚ー゚)o「やーよ」
ζ(゚ー゚*ζ「絶対無理」
だがドクオの決意は固かった。
姉二人の賛同が得られないのを知ると、自分で劇団員を集め、謝恩会に向けて着々と準備をした。
ドクオは燃えていた。
しえん
支援
しえーん
868 :
('A`)シベリアキョセイクラブのようです:2010/03/22(月) 20:59:13 発信元:58.88.223.62
よく晴れたうららかな春の日。
謝恩会の日となった。ブーン三連星とツニャーナは並んで座っていた。
やがて下級生たちからの出し物となった。
( ^ω^)「次はシベリアキョセイクラブってやつだお」
( ・∀・)「キチガイ度100だな」
ξ゚听)ξ(...............何、ほんとにやるの?)
<ヽ`∀´>「始まったニダ!」
( ^ω^)「なんかすげえ女が出てきたお」
「我々は、人の姿をした猛獣に他ならない男性の誇りを奪い去り、女性の手下とすることを目的とする。
これはシベリアの制圧からはじまり、ソヴィエト連邦全土..............」
しえんしえーん
870 :
('A`)シベリアキョセイクラブのようです:2010/03/22(月) 21:04:14 発信元:58.88.223.62
( ・∀・)「やべーマジキチだ」
<ヽ`∀´>「なんかちょっと前のツニャーナみたいニダ」
( ^ω^)「全ての男は死ねなんていってるとこなんてまさにそうだお」
( ・∀・)「ツインテールだしな」
ξ゚听)ξ(もしかしてこれは.....ああああああああああああ)
(;^ω^)「おい、あのブーソ三連星って俺らのことかお!」
(;・∀・)「は?なんで俺らパンツ頭からかぶってんの?」
<;`∀´>「あれじゃスカートめくりじゃなくて単なる変態ニダ!」
し
wwwwwwwwww
( )∀( )<ヽ)∀( >( )ω( )「「「我らこそブーソ三連星!!!111」」」
874 :
('A`)シベリアキョセイクラブのようです:2010/03/22(月) 21:09:29 発信元:58.88.223.62
ξ゚听)ξ「実際変態じゃないの...てかあんたたち私のパンツ盗もうとしたのね」
<#`∀´>「お前の弟に母親のやつをつかまされたニダ!謝罪と賠償(ry」
ξ゚听)ξ「なんで私のじゃないってわかったのよ」
( ^ω^)「ニオイで」
ξ゚听)ξ「サイテー やっぱり変態じゃん」
( ・∀・)「しかしキョセイクラブってつくづくひでえ名前だな」
( ^ω^)「逆セクハラで訴えられるレベルだお」
<ヽ`∀´>「クラブ と付ければ可愛らしく聞こえると思ってるとこが痛いニダ」
ξ゚听)ξ(知らなかったんだから....しょうがないでしょ)
しし
876 :
('A`)シベリアキョセイクラブのようです:2010/03/22(月) 21:14:08 発信元:58.88.223.62
( ・∀・)「でもほんととんでもねえ女だよな」
( ^ω^)「おっ、女装させられた奴が反撃をくらわせてるお」
<ヽ`∀´>「いけ!いけ!チョパーリをやっつけろニダ!」
ξ゚听)ξ「いや内容違うから」
( ^ω^)「やった!」
( ・∀・)「ツニャーナ、ざまぁ」
ξ゚听)ξ「いやあれ私じゃないし」
<ヽ`∀´>「どう見たってお前ニダ」
( ^ω^)「お前ニダ」
ξ゚听)ξ「うぜぇ」
ししし
878 :
('A`)シベリアキョセイクラブのようです:2010/03/22(月) 21:17:51 発信元:58.88.223.62
( ・∀・)「お、化粧をぬぐって、カツラをとって、なんだ、どっかでみたことあるな.....?」
( ^ω^)<ヽ`∀´> ( ・∀・)「下僕だーーー!」
ξ゚听)ξ(あああああ......やっぱり....)
(#^ω^)「ちくしょう、あいつ、後でぬっころす」
<#`∀´>「身体的制裁を加えてやるニダね!」
(#・∀・)「とんだ卒業記念になりそうだな....」
しししっ
880 :
('A`)シベリアキョセイクラブのようです:2010/03/22(月) 21:20:50 発信元:58.88.223.62
万来の拍手と、喝采を受けて、ドクオは積年の恨みを晴らした満足感に浸っていた。
調子こいて、fuckyouポーズを取った。
('A`)凸
それは「俺はキョセイされなかったぞ」と勝利宣言しているかの様だった。
会場はさらに沸いた。
だが、半笑いしながら「後でコロス」オーラを放っている上級生達をみて、ぞくぞくするような別の気分になった。
それは姉の「キョセイ」がなくなってから、久しくご無沙汰していた感覚だった。
('A`)(俺はひょっとしてドMなのでは....?)
そんな事を思った。
(終)
乙ですwwwwww
乙。
乙でした!
乙!!
非常に楽しめました。ハラハラと笑いを一作品で味わったのは久し振りだなぁ
885 :
('A`)シベリアキョセイクラブのようです:2010/03/22(月) 21:38:10 発信元:58.88.223.62
>>832 大変お待たせしました。今から投下したいと思います……が、
このままだと、このスレ内に収まりきらないと思うので、全部はできません。
( ^ω^)図書館で講座が開講されるようです
書きためた作品は、「中編の書き忘れの補充」と「後編」に分類されます。
なので、いまから中編の書き忘れの補充だけを投下します。
後編は新スレになってから、いろいろ配慮をしたうえで、やろうとおもいます。
887 :
('A`)シベリアキョセイクラブのようです:2010/03/22(月) 21:45:05 発信元:58.88.223.62
何レスやる気だwww
バッチコイ支援
あら
まだ安価まとめの途中かスマン
安価まとめの中割り込んでスマンお。
キョセイクラブさんのまとめ完了後に投下します
892 :
( ^ω^)図書館で講座が開講されるようです:2010/03/22(月) 21:49:59 発信元:121.2.98.95
( ´・ω・)「ただいまです」
< `∀´>「いやー、ペーパー使いまくったニダ」
( ^ω^)「(こいつ……! ペーパーは僕の自腹なのに!)」
( ´・ω・)「で、では……暗刻……暗黒編ですね」
( ^ω^)「ふふ……ビシバシ言ってやるお。だが、その前に」
( ´・ω・)「?」
( ^ω^)図書館で講座が開講されるようです パート3
・前回に書き忘れていたことについて(キャラクター、ストーリー、推敲)
・タブーについて
・ラドンと某スレについて
・カラオケ現象について
・・まとめ――ブーン系と各分野との違いについて
893 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/22(月) 21:51:41 発信元:58.88.223.62
siensiensien
>>891 乙っした
しゃあああああおらあああああああ
wktkwktkwktkwktk
896 :
( ^ω^)図書館で講座が開講されるようです:2010/03/22(月) 21:53:32 発信元:121.2.98.95
・前回に書き忘れていたこと(キャラクター、ストーリー、推敲)
( ^ω^)「暗黒編に入る前に、前回やり忘れていたパートの補充に入るお」
( ´・ω・)「やり忘れ?」
< `∀´>「講師として最低ニダw」
( ゚ω゚)「うるせーハゲ!! まずはキャラクターについてだぁあ!!」
・キャラクター
( ^ω^)「ブーン系でキャラといえば、おにぎりの具ほどに重要なものなんだお」
( ´・ω・)「そうな大事なんですか?」
( ^ω^)「最近は一般小説に近づいている趣も強いけれど、やはりブーン系は、
キャラとキャラの掛け合い抜きには語れないと思うお。
例えば、一般小説なら登場人物ナシでも進行できるものがあるお。
でも、ブーン系でそれをやると、ただの横文字の一般小説になるんだお。
キャラクターがいるからこそ、ブーン系はブーン系らしさを保てるんだお。
地の文ナシでも、キャラの掛け合いだけで進行できるんだお」
( ´・ω・)「掛け合い……が重視されるんですか? ブーン系では?」
始まるし…わくわくするし…
898 :
( ^ω^)図書館で講座が開講されるようです:2010/03/22(月) 21:56:29 発信元:121.2.98.95
( ^ω^)「掛け合いも大事だお。でも、それよりキャラを生かす方が大事と思うお」
( ´・ω・)「キャラを生かす……ニダー君のような祖国万歳みたいな感じですかね」
( ^ω^)「だお」
< `∀´> 〜♪
( ´・ω・)「キャラを生かすにはどうすればいいんです?」
( ^ω^)「手っ取り早いのはインパクトだと思うお。これは厳密には
キャラを生かす、とは違うかもしれないお。
でも、インパクトが強いキャラは作品全体を盛り上げてくれるんだお」
( ´・ω・)「インパクトですかぁ。どんな感じでしょう」
( ^ω^)「一例を挙げるお。「HIGH SCORE」という少女マンガがあるんだけど、
これに出てくるキャラはどれもインパクトが強いお。
主人公が世界一可愛い女子高生、しかし性格最悪の悪女という時点であれだけど、
ちゃぶ台から手足が生えた守護霊が登場したり、長身イケメンが
リボンしたり、しかも虫をいたぶり殺すのが趣味だとか……」
(;´・ω・)「意味わかんないキャラばっかですね……」
( ^ω^)「でも、とにかくキャラが生き生きしてるし、読んでて面白いんだお。
ストーリーのほとんどない学園モノだけど、15年続いてるのは、やっぱキャラがいいからだお」
899 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/22(月) 21:57:26 発信元:58.88.223.62
naruheso
15年……だと……
901 :
( ^ω^)図書館で講座が開講されるようです:2010/03/22(月) 22:01:41 発信元:121.2.98.95
( ´・ω・)「面白そうですけど、、、でも、僕の作りたい作品って、シリアス系なんです。
あまりキャラのインパクト任せなのも、どうなのかなって……」
< `∀´> 「というか漫画のインパクトは参考にならんニダ」
( ^ω^)「視覚性によるインパクトは、ブーン系で表現できないこともないけど、
現状では、たしかに難しいかもしれんお」
( ´・ω・)「どうすればいいんでしょう」
( ^ω^)「なら、キャラの行動の動機付けに重点を置くといいお」
( ´・ω・)「動機、ですか……」
( ^ω^)「そのキャラの行動に理由はあるのか? その目的にどんな意味はあるのか?
そしてその目的、動機に共感できるものはあるのか……?」
( ´・ω・)「難しそうですね」
( ^ω^)「参考になりそうなURLをここに置いておくお」
週刊少年Blog!! / キャラがたってるキャラ、たってないキャラの違い
http://blog.livedoor.jp/hitokata/archives/29625255.html
902 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/22(月) 22:03:59 発信元:58.88.223.62
深い
903 :
( ^ω^)図書館で講座が開講されるようです:2010/03/22(月) 22:06:05 発信元:121.2.98.95
・ストーリー
( ^ω^)「ストーリーはやっぱり大事だお。ノンストーリーの名作も
ブーン系では多いけど、ショボッチ君の書きたいシリアスなんかでは、
ストーリーの良し悪しは避けては通れない課題なんだお」
( ´・ω・)「ストーリーは作るの難しそうですね」
( ^ω^)「だお。ストーリーはポンポン作れるわけじゃないお。
閃きと努力で苦心しながら作るものなんだお」
( ´・ω・)「どんな風に作ればいいんでしょう?」
( ^ω^)「僕もストーリーを作るのは得意な方じゃないから、ちょっと大層なことは言えないお。
パート2の頭で挙げた講座モノを熟読したり、他作品見た方がいいお」
< `∀´>「丸投げニダ! ちょっとは努力するニダ! 何のためにウリがここに来たのか(ry」
( ^ω^)「そう思って、少しストーリーの作り方を教えてみることにするお。
ただ、これはあくまで僕個人のやり方なんだお。自分に合った作り方を
どうにかして模索してもらいたいもんだお」
904 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/22(月) 22:06:46 発信元:202.229.132.2
905 :
( ^ω^)図書館で講座が開講されるようです:2010/03/22(月) 22:09:08 発信元:121.2.98.95
( ^ω^)「日常の中の非日常。これが一番ストーリーの糧になりやすいお」
( ´・ω・)「どういうことでしょう?」
( ^ω^)「日常の中で"あれ?"って思ったり、感じたことをそのままネタにするんだお。
これまた例を挙げるお。これは実体験なんだけど、充分に創作の糧になれるものだお」
ある朝、目覚めて煙草に火をつけようとしたが、うまくライターが着火しない。
燃料切れかと、ライターをためつすがめつしてみると、そのライターは最低出力に設定されていた。
しかも、セロハンテープでツマミの部分をグルグル巻きに固定されていたのだった。
どうしてだろうか。誰がこんなことをしたのだ……?
( ^ω^)「導入部分としては、使える実例だお。さらに、もう一つ」
ベランダで一服しながら、煙の行く末を眺めていた。
すると、煙草の煙はふわふわと上昇しながら、真上のベランダに干してある
布団にぶつかっては染み込んでいっていることに気がついた。慌てて僕は煙草を消すと、
申し訳ないと上の階の住民に、心の中で謝ったのだった。
( ^ω^)「この二つのネタを組み合わせると、最低出力に固定した犯人は
上の階の住民だった、という簡単なストーリーが出来るんだお」
( ´・ω・)「なるほど」
< `∀´>「なんでわざわざ最低出力にするニカ? そのままライター捨てればいいニダ」
906 :
( ^ω^)図書館で講座が開講されるようです:2010/03/22(月) 22:12:33 発信元:121.2.98.95
( ^ω^)「そう。こういう手法の場合、矛盾点なんかは出てしまうもんなんだお」
( ^ω^)「それに理由づけし――前項のキャラ付けもここで活かされ――
付け加えたり削除したりして、ストーリーを作り上げていくんだお」
( ´・ω・)「わかった。その上の住民はヒステリーとか、狂人だったんですね」
( ^ω^)「それも一つの手。狂人はストーリー作りのエキスパートだお。
とくにストーカーものなんかは、スリリングな展開も生みだせるからいいお。
でも、あんまり頼り過ぎると陳腐になるんだお。キャラ付けも然り」
( ´・ω・)「苦労が多そうですね、ストーリー作りって」
( ^ω^)「でも、閃きでいいストーリー、設定がパパーっと出来ちゃうこともあるんだお」
< `∀´>「ていうか、そのストーリーは面白くなさそうニダ」
( ^ω^)「たしかに。ストーリーとしては掴みもイマイチだし、出来はよくない。
だから、自分でどうにか斬新で面白いストーリーを作るといいんだお」
( ´・ω・)「うーん……うーん……」
( ^ω^)「これは自分で頑張ってほしいお。ストーリーはこのぐらいにして、次は推敲の話をするお」
支援
908 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/22(月) 22:14:25 発信元:58.88.223.62
tameninaru
・推敲
( ^ω^)「推敲とは、文章を何度も練りかえすことだお。
ブーン系で言えば、投下前に読みかえして誤字脱字を直したり、
表現を変えたり、情報の入れ忘れをチェックしたり……本当に重要なものなんだお」
( ^ω^)「こんなパート2の補充をやってるのも、推敲を怠ったからなんだお」
< `∀´>「ほんと講師失格ニダ」
( ゚ω゚)「うるせーハゲ!! 反面教師として受け入れやがれ!!」
( ^ω^)「推敲は、書いてから時間が経てば経つほど、いい効果が出るんだお」
( ´・ω・)「どうしてですか?」
( ^ω^)「創作時の熱が冷めて、客観的な眼で見ることが出来るようになるからだお」
( ^ω^)m9「つまり、一番いい推敲とは他人に見てもらうことなんだお!
ブーン系でも、投下前に知人に作品を見せて推敲をしたという
とんでもないプロ意識をもった作者が居たんだお!
そこまでやれ! とは言わないが、それほど推敲というのは大事なんだお!」
< `∀´>9m「推敲しないと、これみたいに泣く泣く前回の補充とかする羽目になるニダw」
耳が痛い
( ^ω^)「よし……前回の補充はこれで以上! これでも足りないという奴は
参考URLを読みまくりやがれ!!」
( ´・ω・)「ついに暗黒編ですね……」
< *`∀´>「暗黒……ニダーもダークな力がほしいニダ」
( ^ω^)「では、まずは手軽な処から行かせてもらうお。第一幕。"タブー"ッ!!」
・タブー
( ^ω^)「逆手に取ったギャグでもない限り、やってはいけない行いというのが存在するお」
( ^ω^)「まずは作者の卑下、自虐、謙遜ッ! 投下前に"初投下ですので……"とか、
"駄作ですが"なんていうのは以ての外だお。テンプレにも書いてあるお!」
( ´・ω・)「でも、ついつい言っちゃいそうだなぁ」
( ^ω^)「気持ちは分かるお。でも、読者の目からしたら、そんな作者公認の駄作なんて
どういう風に読めばいいんだお? 批評だって、その作者のMAXの力で
書かれた作品じゃなけりゃ、やる意義ってもんがないお」
< `∀´>「ウリは自虐なんてしないニダ! ウリの作品は最高傑作ニダ!」
( ^ω^)「ニダー君くらいの心構えが、投下時には合ってると思うんだお」
勉強になるな
しえん
一晩経って冷静になってから読み返してみると
こっぱずかしくて全削除してしまう という落とし穴
914 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/22(月) 22:22:33 発信元:58.88.223.62
韓黒面
915 :
( ^ω^)図書館で講座が開講されるようです:2010/03/22(月) 22:23:03 発信元:121.2.98.95
( ^ω^)「次に、支援が少ないと嘆いたりすること。投下中にやろうものなら、
カチンとくる読者だって出てくるお。読者に支援を強制するのは
作者の心構えとして疑問だお。読者も毎回支援が出来るわけじゃないお。
作品に読みふけって支援できないこともあるんだし」
< `∀´>「これは分かるニダ。みっともないニダよ」
( ´・ω・)「投下中……は叩かれても仕方なさそうですね」
( ^ω^)「投下中に無駄話をして投下を遅らせるのもタブーの一つだお。
しかもそれが原因でさるになろうものなら、読者のイラつきはMAX!」
( ´・ω・)「投下中は喋っちゃいけないんですか?」
( ^ω^)「そういうわけでもないお。ミスの補足や、投下中断の旨を告げたり……、
まったく喋らずに再開と中断を繰り返すのも、読者は困惑してしまうもんだお。
メール欄に言いたいことを書くのも、使える手段だお」
< `∀´>「でも、読者と話したいニダ!」
( ^ω^)「なら投下終了後に存分に語ればおk。やり過ぎも叩かれる原因になるけど、
別にタブーではないんだお」
916 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/22(月) 22:24:09 発信元:59.106.88.247
し
深夜テンションのギャグだけは後から見直しちゃ駄目だよなwww
こんな定義にがんじがらめになって今のブーン系って面倒臭いな
919 :
( ^ω^)図書館で講座が開講されるようです:2010/03/22(月) 22:28:26 発信元:121.2.98.95
( ^ω^)「トリップを付けっぱのまま、他作者のスレとかで書きこみまくる。これもタブー」
( ^ω^)「投下の迷惑、余韻のぶち壊しになる。誤爆はしょうがないお。
でも、意図してやりまくれば、もう叩かれること山の如し」
( ´・ω・)「コテハンみたいに行動しちゃいけないってことですか」
( ^ω^)「それもあるけど、さっき言った迷惑って方が大きいお。
コテハンだから何もかもしてオッケーってのも、どうかと思うが、まあ自己責任だお」
( ^ω^)「あとは感想をせがんだり、自作自演したり……これらはやっていることが
バレたとき、むっちゃくっちゃ叩かれるお!! やめた方が懸命だお」
< `∀´>「自作自演とは情けないニダ! ウリはそんなことしなくても(ry」
( ´・ω・)「みっともないことはするな、てことですね」
・ラドンと某スレ
( ^ω^)「そして、もっとも伝えたい重要なタブー……それは、ラドンに触れてはいけないことだお!」
( ´・ω・)「ラドン?」
< `∀´>「怪獣ニカ?」
920 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/22(月) 22:28:53 発信元:58.88.223.62
定義というか慣習じゃないかな
しし
gokuri
しえんだし
>>920 そんなに無理してまでVIPに行く必要もないよね
ここなら叩かれる心配ないし
現にこんな講座をVIPでやってたらボロ雑巾のように叩かれてたと思う
925 :
( ^ω^)図書館で講座が開講されるようです:2010/03/22(月) 22:33:59 発信元:121.2.98.95
( ^ω^)「ラドンというのは、他作者の成功に嫉妬して、迷惑をかけまくる作者、人間のことだお」
( ^ω^)「語源は空気(作者)の中で、最も重い元素、といわれているお」
( ´・ω・)「そんな作者が居るんですか……」
( ^ω^)「前回に言った、作者のキャラクター性の弊害、がこれかも知れんお。
哀しくてジェラシーする人、苦しむ人が出てきたんだお」
< `∀´>「(ラドン……ちょっとかっこいい響きニダ)」
( ^ω^)「迷惑をかける方法は様々だお。荒らし紛いのレスをしてきたり、煽ったり、
某スレで誹謗中傷をしたり……実態が分からないだけに、不気味なんだお」
( ´・ω・)「某スレ……?」
( ^ω^)「ブーン系内の2chみたいなスレだお」
( ´・ω・)「???」
( ^ω^)「ブーン系のアングラな部分だお。正式名称は"( ^ω^)ブーンなようです"。
ここでは多種多様な雑談が展開されてるけど、大部分は叩きなどの暗い話題なんだお」
< `∀´>「ほう……」
926 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/22(月) 22:35:18 発信元:58.88.223.62
go on
でも本気の感想聞くなら某スレの方がいいときもあるよね
ズタボロに酷評された事もあったけどな…
928 :
( ^ω^)図書館で講座が開講されるようです:2010/03/22(月) 22:38:03 発信元:121.2.98.95
( ^ω^)「ブーン系内の食屍鬼街(オウガーストリート)だお。
よく知らないままで近寄るのは危険だお。
しかし、有益な情報があったりするのも事実。諸刃の剣だお」
(;´・ω・)「よく分からないです。結局、行っていいんですか、ダメなんですか?」
( ^ω^)「行くのは止めないお。でも、覚悟がないと傷つくことがある可能性が高いお。
ラドンの温床地になっているし……失望することもある。けど、批評感想も盛んだし、
それを進んで引き受けてくれる良い人にもたまに遭遇できるお」
< `∀´>「スピードワゴンニダ」
( ^ω^)「その時点での住民層によって雰囲気がコロコロ変わるスレだお」
( ^ω^)「話をラドンに戻すお」
( ^ω^)「まず、目をつけられても無視を貫き通す! 叩きに屈しない!」
( ^ω^)「そして、自分から喧嘩を売りにいったりしない!」
( ^ω^)「最後に、自分自身がラドンにならない!!」
( ´・ω・)「了解です」
支援
ラドン風呂
ブーンなようです
ブーンのようです
( ^ω^)なようです
( ^ω^)のようです
( ^ω^)ブーンなようです( ^ω^)ブーンのようです
などのパターンあり
では最初の某は『な』と『の』のどっちだったのか?
という疑問が上がり誰かが最初の某を発掘してきたが
どっちだったか覚えてない
ユウメイサクシャ(笑)もラドンの一種
933 :
( ^ω^)図書館で講座が開講されるようです:2010/03/22(月) 22:41:02 発信元:121.2.98.95
( ^ω^)「読者の立場であっても……好きな作品、作者だからって
煽ってくるラドンにレスするのはやめた方がいいお。
結果、スレが荒れることがあるし、一番困るのは作者だったりするんだお」
( ´・ω・)「荒らし全般にいえることですね」
( ^ω^)「だお。完全スルーが一番の対策だお」
< `∀´>「フン。荒らしなんて全然怖くないニダ」
( ^ω^)「ふふ、ブリザードという、凶悪な荒らしを耐えてきたシベリアンの力強さに期待だお」
( ^ω^)「タブーについてはこれくらいにしておくかお。次からは別の話題だお」
・カラオケ現象
( ^ω^)「『2週間で小説を書く!/幻冬舎新書』で、カラオケ現象というのが出てくるお。
それの説明をするお!」
カラオケ現象――カラオケに行くと、誰かが歌っているときに他のみんなはお喋りしたり、
自分の歌いたい歌を選ぶのに没頭していて、歌声を聞くものはほとんどいない現状のこと。
( ´・ω・)「これが……どうブーン系と繋がるんです?」
シエン
なるへそ
936 :
( ^ω^)図書館で講座が開講されるようです:2010/03/22(月) 22:44:56 発信元:121.2.98.95
( ^ω^)「その続きだお」
――小説の場合もそれと同じで、書きたい人はみんな書くことばかりに
夢中になっていて、他人の作品を読む余裕がない。
自分の書いた小説を読んでもらいたい、意見を聞かせてもらいたいと願っているくせに、
当の自分が他人の作品を真剣に読んだり意見を言ったりすることはあまりしないのだ。……
(『2週間で小説を書く!/幻冬舎新書』 p17より)
( ´・ω・)「はあ、なんとなく、繋がりは見えました」
< `∀´>「読んでもらいたいのは当然ニダ」
( ^ω^)「そう。作者なら自作品は読んでもらいたいと考えるお。でも、それはみんな同じだお。
だから作品の感想が貰えないと嘆くぐらいなら、他人の作品を書くべきなんだお!」
( ´・ω・)「情けは人のためならず……とは違いますけど、それは巡り巡って、いい空気になりそうですね」
< `д´>「読んで貰えないなら拗ねちゃうニダ……」
( ´・ω・) ヨシヨシ
( ^ω^)「けど、スネてラドンに成り下がったりしちゃダメだお。
あの作者はいっぱい感想貰ってるのに……とか僻んだりするなお。
作者読みのせいだ、ブランド性だ、話題性だ……なんて、そんな苦しんだらいかんお」
( ^ω^)「作者として行き詰まりが見えたら、一旦、他の作品を読むといいお……
作者は読者でもあるんだお。それを忘れたらダメだお」
し
しえ
naruhodo
940 :
( ^ω^)図書館で講座が開講されるようです:2010/03/22(月) 22:47:37 発信元:121.2.98.95
( ^ω^)「引用元では、カラオケ現象の後に"小説を読まない人でも小説は書ける"と
いう流れになるけど、ぼくは、読者として振り返ることが重要とも受け取ったお」
( ^ω^)「他の人の作品を読むのは、とても勉強になるし、新鮮な気持ちになれるお。
AAの使い方にしても、文体にしても、ストーリー、キャラの立て方……。
読者として楽しみ、そして同士として学ぶ。上達もできるお」
( ´・ω・)「わかりました。作品をいっぱい読みます」
< `∀´>「上達の早道ッ!?」
( ^ω^)「そして最後の項目。本講座のまとめだお」
・まとめ――ブーン系と各分野との違い
( ^ω^)「よく、ブーン系は劣化小説だの、生首小説だのと揶揄されるお」
( ´・ω・)「哀しいですね」
( ^ω^)「取っ付きやすいし、キャラとして使えるAAは用意されてるし、文章を書かなくても
作品に成りうる。そりゃ、一般小説と比べたらはるかに書きやすい分野だお」
< `∀´>「でも読みやすいから好きニダ」
( ^ω^)「ありがとう。だから分かってほしいお。ブーン系はブーン系の良さがあって、
決してバカにされたりするもんじゃないってことを」
生首会話なんていう言葉あったな
ししし
943 :
( ^ω^)図書館で講座が開講されるようです:2010/03/22(月) 22:50:12 発信元:121.2.98.95
( ^ω^)「一般小説を書く上での練習、踏み台なんかではないんだお。ブーン系は補助輪じゃない。
色々な手法が使え、試すことが出来る。そして融合もさせられるんだお。
今も新しい書き方はどんどん生まれているし、これからも発展していくお」
( ´・ω・)「はい」
< `∀´>「ウリもパイオニアになってやるニダwwwww」
( ^ω^)「だから、、、ブーン系ってのは、、、ブーン系ってのは……!!」
そのときちょうど扉が開いたので、館長の言葉はそこで止まってしまった。
現れたのは司書で、きわめて事務的な調子で口を開いた。
('A`)「お取り込み中すみませんが、もう閉館の時間ですよ、館長」
(;^ω^)「え、マジ?」
('A`)「はい」
< `∀´>「ってことは、ここで終了ニカ?」
( ´・ω・)「そうみたいだね」
・・ ・・
・・ ・・・
・・ ・・・・
しえん
945 :
( ^ω^)図書館で講座が開講されるようです:2010/03/22(月) 22:51:30 発信元:121.2.98.95
ショボーンビッチとニダーは、司書の案内のままに玄関の方へ歩いていった。
すでにほとんどの灯りは消えていて、目立つのは非常用扉の緑の蛍光という有り様だった。
( ´・ω・)「わぁ、もうこんな時間なんだ」
('A`)「はは、あの人の話は長いですから、こんな時間にもなります」
前を歩く司書は、乾いた笑い声をたてながら返答し、
('A`)「どうでしたか? 今日の講座については」
( ´・ω・)「えっと、勉強になりました」
< `∀´>「ウリの知識ならあれくらい当然ニダ」
('A`)「初めての試みですからね、身のあるものなら、続行も悪くないかな、と」
司書は正面玄関の前に立つと、振りむいて、
('A`)「しかしまあ、ブーン系で講座ってのも変な話だと思いますが」
< `∀´>「そうニカ?」
あらあらうふふ
生首生ゴミ生卵
948 :
( ^ω^)図書館で講座が開講されるようです:2010/03/22(月) 22:53:40 発信元:121.2.98.95
('A`)「ブーン系は講座にするような堅苦しいものじゃないでしょう?
読んで楽しい。書いて楽しい。参加して楽しい。それだけじゃないですか」
('A`)「だから館長の試みには不安があったんです。需要があるのかってね」
( ´・ω・)「でも、館長さんはすごく熱心でしたよ」
('A`)「あの人はいつもああです。ブーン系の未来とかを、頭こねくり回して考えてる。
また相手してやってくださいね。………では、次のご来館を待っております」
< `∀´>「ニダニダ(ブーン系の未来なんて、ウリの天下に決まってるニダ)」
( ´・ω・)「はい。それではありがとうございました」
('A`)「私と館長はブーン系に対する捉え方は違いますが……」
扉が閉まるその前に、司書は、最後に言葉を送った。
('A`)「共通している思いもあります。そしてそれは、私と館長だけの思いじゃない。
"ブーン系に参加してくれる人が増えてほしい"……てことです。
そのためなら、図書館はその人のバックアップをまったく惜しみません。
いつでも、気軽にお立ち寄りください。よい夜を」
しししっ
950 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/22(月) 22:55:03 発信元:58.88.223.62
館長の鏡
951 :
( ^ω^)図書館で講座が開講されるようです:2010/03/22(月) 22:55:19 発信元:121.2.98.95
..::.. 。 ... .....
+ , .. . + ’。 .......
,:‘. 。 .. . . ::: ' ,:‘. , .. . + 。 , .. . + . : :...
, ,:‘. .. . . .... .. ..; ', . . ::: ' ,:‘.
, ,:‘. ....
。 .. へ o 。 o o 。 ο 。
ο 。/ \/丶/\ ゚。 o * ○ o 〇 。 o
/ \ 丶 \ \ヘ 。 ゚ . ο 。 ゚ 。
/ 丶 \ ο ο 。 ,. ゚ ο
凍える夜道を、二人はとぼとぼと歩いた。
( ´・ω・)「ニダー君は作者目指す?」
< `∀´>「当然ニダ! ウリにはもう栄光のロードが見えてるニダ!」
( ´・ω・)「面白そうだけど、大変そうだよね作者って」
( ・∀・)「ぼくは読者のままでいいよー、こっちのが気楽だしね」
横合いから口を入れたのは、二人の同僚だった。
(;´・ω・)「わっ! いつからいたの?」
( ・∀・)「図書館でエロ小説探そうと思ったけど、もう閉まっててさ」
< `∀´>「ウェーハッハ ウリはお前みたいなバカを信者につけてやるニダ」
図書館でエロ本探し
俺にもそんな時代がありました
953 :
( ^ω^)図書館で講座が開講されるようです:2010/03/22(月) 22:57:10 発信元:121.2.98.95
( ・∀・)「へーえ。頑張ってくれよ、ニダー君」
( ´・ω・)「うん、応援するよ」
< `∀´>「お前たちはニダーファンクラブの会員ナンバー、一番二番にしてやるニダ!」
( *・∀・)「それにしても読みたかったな、エッチいブーン小説。
すっごい充実してるんだって。目録もいっぱいあってさ。ほら、こんな分厚い」
< *`∀´>「!! ちょっとそれ貸してくれニダ! し、執筆作業の勉強のために……」
( ・∀・)「だーめ。又貸しなんて許されないもーん」
<#`∀´>「ちょっとくらいならいいニダ!! さっさと見せる!!1」
(;´-ω-)「二人ともここで騒がないでよ……」
それから三人は、次はみんなで図書館へ行こうと、予定を立てたのだった。
***
幕はしまらない。これからも、しまることはない。
観客が舞台に上がってくるのを、いつまでも待っている。
(後編 終)
支援
しかしコレはいいなぁ……
最近書き始めたものだから、ビッシバシ来る
乙
956 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/22(月) 22:58:09 発信元:58.88.223.62
乙です!
乙だし
なんか気が引き締まるな
958 :
( ^ω^)図書館で講座が開講されるようです:2010/03/22(月) 22:58:53 発信元:121.2.98.95
あとがき
今作は、ブーン系の暗い部分や、蓋をさせられるような臭いところまで、
なるだけ扱おうとしましたが、これによってスレが荒れたりしたら、申し訳ありません。
また、今作によって、ブーン系を無理に枠の中に収めようとか、
がんじがらめにしようというつもりは一切ありません。
不愉快に感じた方もいらっしゃると思います。
ブーン系はとても幅広く、書き足りない部分はたくさんあります。
書きためツールのことも言及すべきだったでしょうが、万年メモ帳ニストのおれには不可能でした。
携帯での書きためも然り。
いろいろ不足した今作でしたが、これを読んで
ブーン系に興味を持ったり、参加してみようと思って頂けたら本当にありがたいです。
それでは、たくさんの支援、感想、乙ありがとうございました。
乙!
ちゃんと汚い所まで書いたのはいい着眼点だった!
乙。
書きためツールかい
総合テンプレにあったり玉兎の夢さんにまとめがある
電話なので携帯での書きためについて
アプリがなんやかんやあったりするけど
俺の電話はiモードとアプリ同時起動できないため、テンプレからコピペできなかったり
アプリからコピペで投下とかできないので結局メールに書きためてる
ただ、Q&AにもあるけどAUはメールからコピペすると
AAが妙なことになるので要注意
あとAAS Previewはマジ便利
乙です!
面白かった・・・
>>960 なるほど、あとは個人用にしたらばを借りて執筆という
手段も聞いたことがありますね
>>931 「な」のようです
963 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/22(月) 23:22:24 発信元:121.119.213.65
乙!
先週まで月末感想会がスレをまたぐんじゃないか
とか思ってたが大丈夫そうだな
宣伝失礼します。
規制がひどいので
川 ゚ -゚)は1/1スケールフィギュアのようですの第10話を
新しい避難所のほうで投下させていただいています。
読んでいた方がいたら覗いてやってください
以上宣伝失礼しました
966 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/22(月) 23:42:52 発信元:114.163.20.86
乙
為になった。是非ブーン系を書きたいと思っている人に読んで貰いたい。
投下をしていると、
>>2とかに『投下する意味なし』とか、
『つまらないから止めろ』とか書き込まれるのを見かける。
これはラドンなのか?
荒らしにも見えるが意図が分からない。
連載作品がスレを跨ぐ場合の対策を考えてみる
1.まとめさんのURL等を貼ってから、次スレでその続きを投下する
2.避難所に今までの投下分を貼り、次スレでその続きを投下する
3.跨いだ場合は避難所送り
4.その他
>>968 アンチSSのVIPPERの書き込みの可能性もありますね
>>972 借りモノなので、もしかしたら勘違いかも。間違いだったらゴメン
1の案、まとめなかったらしたらば〜みたいな感じかな
975 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/03/23(火) 02:30:35 発信元:118.14.108.42
ラドン知らんかった 乙!
>>978 乙!
>>293の配達員テンプレもこの後に追加していいかな?
機能一覧みたいに変えるほうがいい?
連載規定とQ&Aの間に入れてありますお>配達員テンプレ
>>980 本当だ……
今回のテンプレと同じ配置だと思い込んでいて見逃してました
申し訳ないです
>>14にあるみたいな、カード発行機能なんかはテンプレに入れないってことでいいのかな
それともまた見落としてる?
あ、カード発行機能……忘れてた
>>14は需要あるようだったら、入れますかね。
726氏のタイトルはこれで大丈夫ですかね?
987 :
訂正、連投失礼:2010/03/23(火) 15:20:00 発信元:210.153.84.87
乙!
乙でございます
乙
スレ埋め代わりにちょっと聞きたいんだけど、2005年〜現在まで
ずっとブーン系で書き続けている作者さんってどれくらい残っているんでしょうか?
>>993 ほとんど居ないんじゃないかな
多分最古参はポケモン、アルファの人かと
ありがとう。ポケモンの人、続けてるのか。
俺もまた連載目指したいなぁ。
もうすぐ埋まるね
埋めちゃう?
埋め。
次スレ立てないといけないな
閉☆館
1001 :
1001:
i・'"'',━' '・"'"''` ━''`'・" ''"・'`',"、''・''"`;, ' 。 ο
ο,.┃ SiberiaRailway. ,. ;: 終着駅についても旅はまだ続く…
┃ ο 。 ゚ ο ┃ ο ο 。
┃o Сибирь ;: o ,.:-一;:、 ,.
┃ ο 。 ο ,. i: 。 ミ;;:;,. _,.;:゙ミ 'ο 。 ゚
┠──────────────‐; , r( ´・ω・) o
┃←1001 o ゚ 。 1→ ;; ツィー=ニ彡' ο
。┣━━━━━━━━━━━━━━・i 〜'l つとノ ,. ゚
,, ._.┃_,,_o, __ _ ,_ .,.。゚. _ , __ο_. ,_ ;|!, ..,,:;;;u‐―u' __ _ , .,._,o ,、,. , _.,,
ト ';:''`'';"'' ゚; ''"'::"' ';: '';"' ゚;;:゙''"':: '゚';; ' "' ;:;'' '゙' ; '' '';;:' ''゚;:;:''"'';"'' :"' '゚ ''゚;:;:'";:
| '' :: ' :: ;
http://anchorage.2ch.net/siberia/ ' :' ': : ' ;: