◆( ゚∀゚)ゲームに集うは、切り札のギャング達のようです◇

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36以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/18(木) 01:43:15.71 ID:FXa7nzzg0
しえしえ
37 ◆4972gaB/9o :2010/03/18(木) 01:44:10.50 ID:JZqKctbx0
(; ゚∀゚)「ぶ・・・・・・・・・・ブーン!!?」

いくらなんでも予想外だ。

( ^ω^)「何を焦ってるお?お前もこの飛行機に乗ってたのかお」

ワインボトルを脇に抱え、手に持った機内販売のサンドイッチを貪るこの男。ブーン。
「Player」のメンバーであり、コードネーム【セブン】を持っている。
中肉中背のくせに、胸元を開けたスーツを着ている。

  _
(; ゚∀゚)「そ、それは俺のセリフだ!!」

まさかこいつもプルトニウムを狙っているのか?
情報漏れすぎだろ。

くそ…ほんとにどういうことだよ…
  _
(; ゚∀゚)「いいか?お前がなんと言おうとあれは俺がいただくからな!」
38以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/18(木) 01:45:34.40 ID:FXa7nzzg0
支援
39以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/18(木) 01:46:05.51 ID:20DuKhfh0
>情報漏れすぎだろ
たしかにw
40 ◆4972gaB/9o :2010/03/18(木) 01:46:35.96 ID:JZqKctbx0
( ^ω^)「?…何を言ってるんだお?僕は別に・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
  _
(; ゚∀゚)「な、なんだよ…」

そこでピタッと言葉が止まる。
とぼけたかと思えば黙る。相変わらず喰えない奴だ。

( ^ω^)「…密輸かお?」
  _
(; ゚∀゚)「え…もしかして本当に知らなかったのか?」

( ^ω^)「僕のビザは観光だお。ビジネスはそれから」

意外だ。コイツに関しては本当に偶然乗り合わせただけだったのか…

( ^ω^)「なるほど…こりゃ面白くなってきたお」
41以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/18(木) 01:48:12.94 ID:FXa7nzzg0
支援支援
42 ◆4972gaB/9o :2010/03/18(木) 01:48:38.43 ID:JZqKctbx0
何が面白いんだよ…こっちは死ぬかもしれないってのに呑気な奴だ。
俺は思わず溜息を吐く。その5秒後、ハッと我に返った。
  _
(; ゚∀゚)「そうだよ!!ミサイル!だよ!」

( ^ω^)「みさいる?」
  _
(; ゚∀゚)「ここに向かって発射されるんだ!俺もお前も死ぬかもしれないんだよ!」

( ^ω^)「なんと」
  _
(; ゚∀゚)「ミサイルは軌道補正できるから必ず当たっちまう!」

( ^ω^)「まあ」
  _
(; ゚∀゚)「もう30分もねーんだよ!」

( ^ω^)「あらら」




とりあえず一発殴っておいた。
43以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/18(木) 01:50:28.53 ID:eJq/tJ5W0
今日もきてたか支援
44以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/18(木) 01:50:31.04 ID:FXa7nzzg0
wktk
45 ◆4972gaB/9o :2010/03/18(木) 01:50:35.34 ID:JZqKctbx0
―12:09:55―

4…3…2…1…

( ・∀・)「ミサイル…発射!」

大統領に与えられたミサイルのスイッチを押す権限。
あまり使わない…というか俺が就任する日から60年前に作られたスイッチも、今日まで誰も使うことがなかった。
まぁ歴史はいつだって塗り替えられる。気にしない気にしない。

一発のミサイルが発射された。
今頃軍の基地では轟音と地響きを立て、真っ赤な火花を起こしながらミサイルがこの空へ飛んでいったのだろう。
ここからでは窓を眺めても見えないが、電話から無事に発射されたという連絡が来たのでひとまずは安心だ。

とりあえず俺の役目は終わった。あとは熟練の操縦士が何とかしてくれるはず。
後は結果を待つだけ。

しかし…

( ・∀・)「何かがおかしい。」

一つ気になる事がある。
そもそもジョルジュはどこからこの密輸を嗅ぎつけたのだ?
46 ◆4972gaB/9o :2010/03/18(木) 01:52:00.64 ID:JZqKctbx0
俺達がこの密輸計画を企てたのは昨日の夜。しかも港で。
あそこは厳重態勢で見張られていたから付近に近寄ることはできないはずだ。

となると、考えられる可能性は一つ。


( ・∀・)「……盗聴か」

ジョルジュは俺とツンの会話を盗聴していた。
そうすれば納得がいく。
恐らくこの服にも付いているのだろう。スーツの上着を脱ぎ、隅々まで調べる。

( ・∀・)「お……コイツか」

襟元に、グリーンピース程のサイズの機会を見つけた。
恐らくこれはマイク。つまり今までの情報は全てジョルジュの元へ筒抜けだったわけか。

豆を床に捨て、革靴で踏みつぶす。
ぼろぼろと壊れたこのマイクはもう使い物にならないだろう。
47 ◆4972gaB/9o :2010/03/18(木) 01:53:44.84 ID:JZqKctbx0
だが、ジョルジュはいつこのマイクを俺に着けた?
昨日再会したが、奴と接触したことは一度もない。
夕食の時は…奴は俺の真正面に座っていた。

俺の隣に座っていたのはドクオと…

(;><)「たっ…大変なんです!!」

扉を強く開けて、ビロードが転がり込んできた。

(;・∀・)「うるさい!!今は黙ってくれないか!」

俺の怒鳴り声にビロードは委縮してしまった。
今はそれどころじゃないんだ。
このロジックは後々重要になってくる。

(;><)「す、すいません!!」

ビロードは静かに部屋を出る。

(;・∀・)「そうか…そういうことか」

やっと理解した。
ジョルジュに密輸の情報を流したのは…
48以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/18(木) 01:55:06.09 ID:FXa7nzzg0
支援
49 ◆4972gaB/9o :2010/03/18(木) 01:55:56.66 ID:JZqKctbx0
―12:13:40-

(#)^ω^)「ショボン?」
  _
(  ゚∀゚)「ああ。俺はアイツから密輸の情報を受け取った」

僕は頬を擦りながら、ナルシストの話を聞く。
意外に効いたぞこんちくしょう。
  _
(  ゚∀゚)「ショボンは、モララーとツンが手を組んで大量のプルトニウムをラウンジに運ぶっていうんだ。まぁそいつは正しかったんだが」

熱烈と語っているところ悪いが正直どうでもいい。
ってかミサイルはいいのか?
  _
(  ゚∀゚)「それを俺らが奪って山分けしようっつー話になったんだが、今思うと何かおかしい。」
  _
(  ゚∀゚)「ジャックするのは俺だけだし、VIPに戻った後の計画もあやふやだった。」

…あ、サンドイッチがなくなった。
もう、客席に座りたい。

  _
(  ゚∀゚)「そこで俺は気付いたんだよ。」



  _
(  ゚∀゚)「騙されたんじゃないかってな」

( ^ω^)「おせーよ」
50以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/18(木) 01:58:40.63 ID:FXa7nzzg0
支援
51 ◆4972gaB/9o :2010/03/18(木) 01:59:17.37 ID:JZqKctbx0
  _
(  ゚∀゚)「いやこれは本当にしょうがなかったんだ。親父が死んでちょっと気がめいってたし。」

( ^ω^)「まぁそういう依頼だったらジョルジュより流石兄弟のほうが向いてるおね。明らかに騙されてるお」
  _
(  ゚∀゚)「あのひきこもりハッキングブラザーズより俺が劣ってるわけねーだろ」

( ^ω^)「適材適所って言葉、知ってっか」

コイツの語り癖は未だに治っていないのか。
人には向き不向きがある。ジョルジュはハイジャックが。流石兄弟はハッキングが。
まだまだコイツは子供だなとしみじみ思った。
  _
(; ゚∀゚)「とにかく、このままだとミサイルがこの飛行機にぶつかる。俺は逃げるぞ」

( ^ω^)「しかも逃げるのかお」
  _
(; ゚∀゚)「当たり前だろ?体あっての仕事だ。こんなとこでくたばってたまるか。」
52以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/18(木) 02:00:02.43 ID:20DuKhfh0
おせーよwww
53 ◆4972gaB/9o :2010/03/18(木) 02:00:13.47 ID:JZqKctbx0
ふ〜ん。ミサイルねぇ…
いまいち実感がわかない。ホントにこの飛行機が爆破するのかお?
  _
(; ゚∀゚)「お前も行くぞ!今ならまだ間に合う」

ホントに騒がしい男だな。
決定権すらも僕には貰えないのか。

ジョルジュは慌てて立ち上がり、自分の鞄からパラシュートの入ったバッグと空気の抜けたゴムボートを取り出す。
ホント用意周到な奴だな。

( ^ω^)「もし…」
  _
(; ゚∀゚)「ああ?」



( ^ω^)「もし、ミサイルが来なかったらどうするお?」
54 ◆4972gaB/9o :2010/03/18(木) 02:02:34.44 ID:JZqKctbx0
僕の発言があんまりにも現実離れしていたのか、ジョルジュの口が面白いぐらいに開いた。
  _
(; ゚∀゚)「は?だからここに来るんだっつーの!」

( ^ω^)「来ないかもしれないお」
  _
(; ゚∀゚)「お前俺の話聞いてなかっただろ!!」

( ^ω^)「僕は来ないと思うお」
  _
(; ゚∀゚)「お前…何かしたのか?」

( ^ω^)「なにも。僕はこれからラウンジのカジノに行くためにこの飛行機に乗ったお。ミサイルなんて予想外にもほどがある」
  _
(; ゚∀゚)「してねーのかよ!!じゃあ来るんだよ!」

( ^ω^)「じゃあ賭けるかお?」
55以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/18(木) 02:03:52.62 ID:FXa7nzzg0
支援
56 ◆4972gaB/9o :2010/03/18(木) 02:05:44.37 ID:JZqKctbx0
(; ゚∀゚)「あ?」

僕はポケットから1枚の金貨を取り出す。

( ^ω^)「飛行機がミサイルとぶつかったらジョルジュの勝ち。ぶつからなかったら僕の勝ち。わかりやすいおね」
  _
(; ゚∀゚)「馬鹿なこと言ってんじゃねぇよ!お前の力も完全じゃないだろうが!」

( ^ω^)「そんなのミサイルが来ないとわからないお」

ジョルジュは何度も地団太を踏んだ。
僕の言うことが納得いかないようだ。
  _
(; ゚∀゚)「ああ、もう好きにしろよ!俺はここから脱出する!」

( ^ω^)「ミサイルが来るに賭けるって事おね?」

ジョルジュにコインの裏側を見せる。
57以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/18(木) 02:06:04.10 ID:0V+ZiaiI0
面白い
58以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/18(木) 02:07:57.32 ID:eJq/tJ5W0
59以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/18(木) 02:07:58.17 ID:FXa7nzzg0
支援
60以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/18(木) 02:14:09.84 ID:JZqKctbx0
ジョルジュはあきれ顔でコインを受け取る。
  _
(; ゚∀゚)「・・・形見は預かっておいてやるよ」

( ^ω^)「おっおっおwじゃあ頼んだおw」

  _
( ゚∀゚)「ブーン!!」

( ^ω^)「お?」

ジョルジュは僕の名前を呼ぶと渡したコインを親指で弾いた。
ジョルジュの真上へあがりクルクルと回転して落下する。
その着地地点でジョルジュは小さな木箱を構えた。

木箱の中で硬貨特有の金属音が鳴り、カタカタと音を立てて箱に入る。
そしてジョルジュは音が鳴りやむ前に箱の蓋を閉めた。

( ^ω^)「裏。」

僕はすっぱりと言い切る。
  _
( ゚∀゚)「へっ…達者でな」

そういうとジョルジュは振り返り、駆け足で去って行った。
どこから飛び降りるのか知らないが、無事を祈る。

僕はビュッフェに置いてあったサンドイッチを3箱掴み取り、自分の席へ戻る。
61以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/18(木) 02:14:58.01 ID:JZqKctbx0
―12:23:35―




さて…そろそろ準備に取り掛かるか…

仕事の失敗は許されない。


62トリ忘れ ◆4972gaB/9o :2010/03/18(木) 02:16:15.47 ID:JZqKctbx0
―12:25:09-

ξ ゚听)ξ「ふぅ…何とか間に合ったわね…」

海上の手配はできた。あとは爆破を待つのみ。
車のキーを外し、外に出る。
ここは昨日、モララーに呼び出された場所。
この大海原のどこかにプルトニウムがある…

悪いわね、ジョルジュ。
あんたといる日々も退屈しなかったわよ。
63 ◆4972gaB/9o :2010/03/18(木) 02:18:20.14 ID:JZqKctbx0
―12:28:11―

( ^ω^)「おっおっおっ」

サンドイッチを片手にウイスキーボトルを掴み、口にくわえる。
流れ出るアルコールが喉を絡めとり脳を刺激する。


( ^ω^)「ゲームはまだ始まったばかりだお。おっおっおっw」

64 ◆4972gaB/9o :2010/03/18(木) 02:19:30.76 ID:JZqKctbx0
―12:29:34―

(;・∀・)「こい…!!」

俺の計画に狂いはない。
こんなところでつまずく様な男では無いんだ。

来い…!!


65以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/18(木) 02:20:32.06 ID:20DuKhfh0
支援!
66 ◆4972gaB/9o :2010/03/18(木) 02:20:48.08 ID:JZqKctbx0




―12:30:00―



67 ◆4972gaB/9o :2010/03/18(木) 02:23:06.16 ID:JZqKctbx0
―12:30:51―

(;・∀・)「……どうだ?」

俺は繋げたままの軍の情報部に問いかける。
とりあえず、確認の取れ次第、次の行動に移らなければ。


しかし、そこから返ってきた返事に俺は唖然としてしまった。

『ミサイルはターゲットにぶつかりませんでした!!』


(;・∀・)「なんだと!!?」

失敗した?そんな馬鹿な。
何故だ。何故だ。何故だ。

『先ほど、軍のデーターベースにハッキングが入り、座標数値がデタラメに改ざんされたようです!』

ウソだろ?世界一安全といわれるこの国のコンピューターが。

(;・∀・)「一体誰が…?」
68以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/18(木) 02:23:14.57 ID:FXa7nzzg0
支援
69 ◆4972gaB/9o :2010/03/18(木) 02:24:55.07 ID:JZqKctbx0
―12:31:47―
  _
(; ゚∀゚)「………ウソだろ?」

俺は夢でも見ているのだろうか…。
俺はミサイルが飛行機とぶつかり、爆破すると思ってあの空から飛び出した。

確かにミサイルは発射されていた。
ミサイルらしき飛行物体が飛んでくるのをこの目で見たからだ。

しかしどうだ?
ミサイルは飛行機を逸れ、そのまま何にもぶつかる事無く空を浮遊していった。
それは巨大な流れ星のようにも見えた。昼なのに。
  _
(; ゚∀゚)「ち…ちくしょおおおおおおお!!」

やられた。
飛行機はそのままVIPに向かうだろう。
そしてプルトニウムは奴らの手の中にもう一度戻る。

くそ…大人しくブーンの言う通りにしておけば良かったのか…。
俺はさっきの木箱を開ける。

そこには裏向きになった効果が静かに眠っていた。


悔しいが俺は認めよう。
アイツの…奇跡の力を。
70以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/18(木) 02:25:50.25 ID:FXa7nzzg0
71 ◆4972gaB/9o :2010/03/18(木) 02:26:15.72 ID:JZqKctbx0
ぼ、ぼくはずるなんかしてないお!!

うそつき!うそつき!うそつき!

し、してないお!ほんとだお!

じゃあなんでいっつもいちばんになるんだよ!
そうよ!そんなのありえないもん!
ずるしたー!ぶーんがずるしたー!

し…してないお!ほんとに…
72以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/18(木) 02:27:15.30 ID:0V+ZiaiI0
sien
73 ◆4972gaB/9o :2010/03/18(木) 02:27:44.51 ID:JZqKctbx0
―12:31:48―

( ^ω^)「………」

やはり死ななかったか。
先ほど窓の外を見たら光の塊が横を突っ切った気がする。
恐らくあれはミサイルだろう。

ぶつかるどころか、かすりもせずそのまま通り過ぎて行った。

( ^ω^)「まぁ、当然っちゃ当然だお」

僕は昔から運が強かった。
一言で言ってしまえばそうなるが、正確には違う。

外れないんだ。どんな賭けも。
この世界に存在してはならない100%という数字。
それを僕は生まれつき手に入れた。

じゃんけんをすれば必ず勝つし、宝くじを買えば1等が当たる。
今のような、ギャンブルとは言い難いような賭けにもそれは適応される。

絶対に負けない力―。これを人は奇跡と呼ぶのだろうか。
74 ◆4972gaB/9o :2010/03/18(木) 02:28:58.20 ID:JZqKctbx0
―12:37:03―

ξ;゚听)ξ「ちょっとどういうことなの!!?」

私はおもむろに声を張り上げる。
相手が電話だとはいえ容赦はしない。

(;・∀・)「ハッキングが軍に入った。まさかミサイルの軌道をずらされたとは…」

そんなことはどうでもいい。わたしにとって重要なのはあのプルトニウムだ。

ξ;゚听)ξ「荷物はどうすんのよ!取り上げられたら私達はもうおしまいよ!?」

(;・∀・)「こうなった以上、俺が責任を持つ。無理やりだが、ジャックされた飛行機の現場に私がメスを入れる。まわりは不思議に思うがこれしかない。」

かなり荒いやり方だ。だが今はこれしかできない。

ξ;゚听)ξ「わかったわ。そっちはあなたに任せる。何かあったらただじゃおかないから!!」

電源を強く切り、画面を閉じる。

ハッキング…恐らくその犯人は私の知る人物たちだ。
どこまでも邪魔してくれるじゃないの…。
75 ◆4972gaB/9o :2010/03/18(木) 02:31:37.53 ID:JZqKctbx0
―13:05:02―

『VSL-AW280』が国際航空に無事帰還した。
乗組員および乗客は救助され、なぜか犯人は消え去っていた。
VIPに戻る途中、今まで断たれていた回線が繋がり、機長より中の報告が伝えられた。
被害者は1名。乗客の尊い命が失われた。

今はそれどころじゃない。
プルトニウムの確認だ。

( ・∀・)「まず、私が入る。誰も入れさせるな。」

ボディーガードも飛行機外に置いておき、側近としてビロードを連れていく。

誰もいない廊下を渡る。
キャビンを越え、ベリーに入っていく。
そこには広い空間が待っていた。
大きな損傷は無く、全ての貨物がずっしりと固定されていた。
これならプルトニウムも無事だろう。

さて、俺の愛するハニーはどこにいるのだろうか。

(;><)「あっそうなんです大統領。」
76 ◆4972gaB/9o :2010/03/18(木) 02:32:51.68 ID:JZqKctbx0
急にビロードが声をかけてきた。

( ・∀・)「なんだ?ビロード」

無視するわけにもいかないので呼びかけに答える。

(;><)「先ほど、大統領あてに、手紙が届いたのですが…」

先程、ああ、彼が行きよいよく部屋に入ってきたときのことかと、思い出した。
あのときは切羽詰まっていてビロードの話を聞く暇がなかったのだ。

( ・∀・)「ああ、手紙だったのか。どれだ?」

(;><)「これです。でも…これただの手紙じゃなくて」

プルトニウム探しを一旦止め、渡された手紙を開ける。
その中から出てきたのは1枚のカードだった。





(;><)「予告状…みたいなんです」
77 ◆4972gaB/9o :2010/03/18(木) 02:33:52.84 ID:JZqKctbx0
(;・∀・)「ま、ま、まさ、…まさか!あ、ああ…あああああ…ああああ!!!」

左手からカードがするっと抜け、落ちて行った。

俺は急いでベリーをくまなく探す。
奥の空間に足を運んだ時、そこで俺が見たものは
大きな正方形分の空になったスペースと、はらはらとまき散らかされた固定用に使うロープ。

そして

(#・∀・)「くそおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!ロマネスクううっ!!」

1枚のカード。そこに書かれた文章は

『ありがとうございました。大事に使わせて貰います。ダイヤより』



◆2:ブラック・ジャック 後編〜END〜 To Be Continued―
78以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/18(木) 02:34:56.14 ID:FXa7nzzg0
おつおつ!
79 ◆4972gaB/9o :2010/03/18(木) 02:35:40.43 ID:JZqKctbx0
本日の投下はこれで終わります。


宣伝すいません。
昨日全然来なかったので馬鹿みたいに不安になってました。

ほんと申し訳ない。
80以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/18(木) 02:36:41.18 ID:20DuKhfh0
乙!
81以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/18(木) 02:38:49.45 ID:20DuKhfh0
規制がある今じゃ新作にしては支援多いよ
不安なら21時頃とかに投下してみてはどうかな
頑張ってください
82以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/18(木) 02:42:09.45 ID:MLlY85gR0


今携帯は全規制なんだし、時間帯も深夜とか人いないの当たり前。
よっぽど名前の知れた現行かノリのいい短編でもなければ人つかない。
他のSSは知らないが、ブーン系はそんなもの。

特に新規現行の最初の方なんて、ひどいもんだ。
これはまだマシな方なんだからあんまり痛いことはしない方がいい。

馴れ合いを嫌うのがVIP。

次回もがんばれ。
83 ◆4972gaB/9o :2010/03/18(木) 02:43:48.92 ID:JZqKctbx0
次回
◇3:バカラは未定です。
明日はまず無理。

それでは支援乙です。
84以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/18(木) 02:59:24.93 ID:xXYbM37W0
しえんぬ
超おもしれぇ
85以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
まとめてあるの読んできたが面白いな、頑張って続き書いてくれ