1 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね :
2006/02/09(木) 07:47:07 発信元:210.135.99.5 BE:59976667-#
廃れてるなぁ
3 :
◆DAIKOUEnIQ :2006/02/11(土) 14:17:14 発信元:203.180.80.114
(@wぷ
携帯で
>>
7 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね :2006/02/22(水) 19:50:50 発信元:210.135.99.5 BE:29988173-#
本スレはいづこ
8 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね :2006/02/23(木) 01:17:27 発信元:61.21.216.83
油豚の本スレは何処なんだぁぁぁ!!!
9 :
◆DAIKOUEnIQ :2006/02/23(木) 16:13:15 発信元:203.180.80.114 BE:6390656-#
10 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね :2006/02/24(金) 01:47:19 発信元:61.21.218.111
>>9 代行さん、ありがとう。さっき3ちゃん行ったら豚が暴れてたんで
軽くジャブ打っておいた。あいつ厨房に囲まれて喜んでたよww
11 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね :2006/02/24(金) 02:42:03 発信元:210.135.99.5
12 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね :2006/02/24(金) 02:56:51 発信元:210.135.99.5
13 :
トラックバック ★ :2006/02/24(金) 12:06:30 発信元:210.136.161.19
14 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね :2006/03/01(水) 21:15:41 発信元:210.153.84.201
>>
15 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね :2006/03/02(木) 16:35:14 発信元:210.136.161.8
ここ寒いね
sssssssssssssssssssssssssssssssssssssssssss
たまには保守
18 :
3は学割野朗 ◆BJ3GET/Ezc :2006/04/10(月) 00:06:07 発信元:219.215.216.176
age
第6話「激突! kitty vs. ナツミ」 スラスターをふかして、跳躍。頭上の空間をイメージする。 「飛べ!」 するとβIIは大空に躍出た。そのまま、前進。 『ナツミさんお上手ですよ。Low-CNの感覚は大体掴めたみたいですね。 《敵》は2時の方角の港から鈍速でこちらに向かっています。 しかし付近には刑務所施設が多く、塀を破壊してしまえば大量脱獄は免れません。 12時の方角にある自然公園に引き付けてそこで戦ってください。 できれば破壊せず、中破程度に留めて拘束していただけると助かります』 「わかったよ、シマさん――飛べ! 一番速く!!」 、、 漆黒の機体が彼方へと飛去った。 あっ、そういえばPS装甲の説明忘れてましたね。ま、大丈夫でしょう――。 シマはそうつぶやき、舌を出して自分の頭をコツンと叩いた。 *** すごい、自分の体みたいだ――。 NEVADAは特別な操作が要らない代りに、一歩遅れる感じの違和感があった。 でもこのガンダムは、自分の思うとおりに良く動く。 完全ではない、直接と間接による二階層二階立の制御。 この力があれば、サトミにだって負けるはづがない。そう確信した。 ***
ユーガマから奪取されたブータは鈍速で飛行していた。 「Mad Lard――ヲレの町と似てる名前だな(@wぷ ナツミちゃんはどこかね?(@w荒」 男はそう呟くとスイッチを捻った。 ブータ頭部の黒い物体が鈍い音を上げてうねる。 「なんだ、ヲレの向かっていた方向でいいんぢゃないか(@w荒 やっぱりヲレは天才だな(@wぷ ……ところでここはガチムチの兄貴とヲッスヲッス天国ぢゃないのかね(@w男色 もったいないから先に兄貴を四五人連れ帰ってヲレの下僕にするよ(@wぷ 勝ったな(@wヴヒー」 *** 「ナツミさん、ブータが進行方向を変えました! ナツミさんの位置から三時、 連邦軍寿都丸戦犯収容所に向かっています。なんとしても侵入させないようにお願いします」 『わかった――!』 「刑務所から狙うやり口、やはり弟の仕業だな……」 シマの背後で芳鳴が言った。 「ええ。しかもあなたのお兄さん、"F"です。少々やっかいなことになりましたね」 「そうか……やはり、な。今のナツミさんの力で弟を墜とせる確率は」 「無理、ですねぇ。100%。敵の正体を知ったナツミさんが巧くLow-CNを 扱えるとは思えません。その後の問題も……」 「シマ」 「なんです?」 「ストライク6…デュエル5…キムチ2だ」 そう言うと芳鳴は倒れた。
*** 『やっぱり場末のゲイバーとは質が違うな(@wぷ ごついしもべも手に入ったし、思わぬ収穫もあった(@w荒 また勝った!(@wぷ をやをや、あの男もいいなあ(@wヴヒヴヒ』 この声は恒寿……!!!!!!!! ……だめだ、キレてかかっても敵には勝てない。 落ち着いて、冷静でなきゃガンダムは動かない。 電波垂れ流しで男漁りに精を出していやがるのか。きめぇ。 奴ヘの距離、1200……。落ち着いて、後ろから蹴り跳ばす……!! 『見え見えなんだよ、バーカ(@wぶぉ』 まづい、気付かれていたのか……!! ブータが器用に横跳びする。このままでは当たらない。 地面に激突する……。 ……。助かった。一瞬の判断に従ってβIIが受け身を取ってくれた。 即座に起ち上がり、奴に 『をやをやナツミちゃん、ヴザマに墜落かね(@w荒 ざまあ(@wぷぷ』 「うるせぇ豚野郎!!」 あくまで冷静に、未来をイメージする。目標、ブータの破壊。 冷静に冷静に冷静に冷静に冷静に冷静に冷静に冷静に冷静に冷静に冷静に冷静に。 どうして……どうして攻撃が当たらない……?
をやをや、こんな所で続編かね ヲレも規制喰らってカキコできなかったよ(@wぷ 続編を早い所頼むよ(@wぷお
NEVADA Destinyの作者よ ネタ切れなら「松戸に死す」の続編書くぞ いいか?
>>23 全然ネタ切れぢゃないがしばらく間が空きそうなんだ(@wぷ
できれば投下頼むよ(@w荒
>>24 ぢゃあNEVADA Destinyの次回作が来るまでイカせてもらうよ(@wぷ
千葉県松戸市 AM1000 松戸新田駅は朝のラッシュも過ぎまったりとした時間が流れていた。 平日のどこにでもある風景。ホームに立つ人の数もめっきり減った 学校をサボったのか、二人の女子高生が携帯を操作しながら話をしている 「学校、超ダルイしぃ〜」「どうするぅ〜、渋谷でも行く〜?」階段の脇にだらしなく座わる そんな二人を大人達は怪訝な顔をして見て見ぬふりをしていた。午前中の駅はそんな彼女達の 格好の井戸端会議場なのだ。ホームに下り列車が到着した。早足で改札に向かう人達。彼女達には そんな人ごみすら眼中には無い。下り列車の発車間際、一人の男がゆっくりとホームに降り立つ。 ほとんどの乗客がホームから去り、改札へと向かって行く中何故かその男は二人の女子高生を見つめ 立ち止まった。二人は会話に夢中になるもその男の存在に気が付くのにそう時間はかからなかった。 「あんだよ、ヲッさん! 何ジロジロ見てんだよ !」一人の女子高生がその男の視線に気づき声を荒げた。 その男はニヤリ、いや、ニマーと笑うと着ていたシャツのボタンを一つずつ外しはじめた 「な。なんだよヲっさん、何脱いでんだよ !」「何かヤバクね? このヲッさん」突然の脱衣に戸惑う二人 その男は突然、シャツの前を左右に広げると上半身を二人に見せつけた 「ヲイ、ヲマエら。ヲレの名前を言ってみたまえ(@w荒」 「・・・・・・!!!????」二人の女子高生は驚きで声も出せずその場から逃げ出した
AM1100 松戸新田駅前いなげや 昼食の食材を物色する主婦でごったがえす店内。一人の主婦が重そうなレジ袋と 乳児を小脇に抱え、いなげやから出てきた。彼女は駐車場の車に向かう。助手席の チャイルドシートに乳児を乗せると運転席に向かいドアを開けた。だが慌てたのか車の キーを落としてしまった「あーん、もう!」彼女は一人言をつぶやきながらキーを拾いあげ 立ち上がった。その時、彼女の眼の前に一人の男が現れた。その男はこちらを見つめている。 「あの・・何か・・」一瞬戸惑った彼女だったが平日のこんな時間にこんな所をフラフラしている 無職風の男に身の危険を感じ身を翻した瞬間、男が突然シャツをめくり彼女に上半身を見せつけた 「ヲイ、ヲマエ。ヲレの名前を言ってみないかね?(@wぷ」 白昼のいなげやの駐車場を悲鳴が轟いた
PM1200 松戸新田とある路地 授業が午前中で終わったのか小学生が5人、家路に向かっていた。 「この道ってさ、先生が通学路にしちゃダメだって言ってたじゃん」 「え〜、でもこの路地が一番近道なんだよぉ。」 「ここって白い車に乗った変なヲジさんが猛スピードで走るから危ないって言ってた」 「え? 俺はこの道、何回も通って帰ってるけど変なヲジさんなんか居ないよ」 「まあいいや。帰ったら何して遊ぶ?」彼等には通学路より遊びの話題の方が重要な様だ そんな彼等がとある町内会の掲示板の前に差し掛かった時、影に隠れていた男が立ちはだかった 「ヲジさん、なんですか?」一人がその男に問いかけた。 男は無言でシャツを開き彼等に見せ付ける。 「ヲイ、ヲマエら。ヲレの名前を言ってみたまえ(@wぷお」 「う、うわー、で、出た〜!!!」彼等は一目散に逃げ出した。 「ははははははははは!!! 勝った(@w荒」男は逃げ出す小学生を見送ると 一人勝利宣言をした。
松戸新田とある住宅街 一人の主婦が自転車で帰宅した。「よいしょっと」ガチャンと派手な音を立てて それは玄関前に収まった。彼女は前カゴから荷物を降ろすと玄関に向かった 「ちょっとちょっと鈴木さん!」彼女に向かいの家の主婦が声を掛ける 「あら、伊東さん、この前頂いたお魚美味しかったわぁ〜」笑顔で振り向くも伊東さんの奥さんは 顔が引きつっていた。周りを素早く見回すと伊東さんの奥さんは小声で話掛けた 「ねぇ、前の通り・・出たのよ・・」「ええっ? まさか・・・・」凍りつく二人。 「寒小の子が下校中に追いかけられたって・・」「いや〜ね〜、治安悪くて・・」 一通り話すと二人は別れた。鈴木さんの奥さんは玄関のポストから郵便物を抜いた。 郵便物に一通り目を通すと彼女の顔面は青冷めた ! 「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ ! !」 「ちょ、どうしたの ! 鈴木さん !」悲鳴を聞いて伊東さんの奥さんが駆け寄った。 玄関前に座り込み恐怖で立ち上がれない彼女の手に一通の手紙らしき物が握られていた 「何よ、どうしたの? 大丈夫?」「い・・伊東さん・・こ・・これ・・」 差し出した一枚の紙切れには下手な毛筆で何やら記されていた。「!!??} その瞬間、遠い過去の悪夢が甦った。「ま・・まさか・・・・・」手にした紙には 毛筆でこう記されていた「@w荒」 「や・・奴だ・・。奴が帰ってきたんだわ・・・・・・・・・・・・」 二人は恐怖のあまり、その場で震えて抱き合った
PM0200 稔台交番 「部長、昼前から不審者出没の通報が4件も来てますよ。」若い巡査はファイルを 閉じながら年配の警官に話しかける。そんな折、二人の女子高校生が交番に訪れた。 「ん・・何か様かね?」彼女達に気づくと若い巡査は椅子から立ち上がった。 「あ・・あのぉ・・」「ちょ・・マジで言う気 !?」小声で相談する彼女達。警官は 引き出しからペンを取り出しながら言った。「財布が携帯でも落としたのかい?」 「いえ・・あのぉ・・ウチ等、今日学校サボって松戸新田駅に居たんですぅぅぅ」 「コラコラ、駄目じゃないか。ちゃんと学校に行かなきゃ」叱咤する警官。が、次の瞬間 二人は泣き出した。「おいおい、自分で学校サボッた事を言っておいて泣かれても困るなぁ」 若い警官は予想外の展開に困惑した。だが二人は落ち着くと事の顛末を話し始めた。 「ご・ごめんなさい。でも超怖かったんで・・」「怖かったって私がか?」 「いえ、駅で見た人です・・」「駅、みのり台駅かね?」「いえ、松戸新田駅です」 落ち着きを取り戻した二人は淡々と話始めた
「駅で何があったんだ? 痴漢の被害にでも会ったのかい?」彼は調書に日付を入れながら質問した 「いえ・・うちらホームの真ん中で話してたら・・突然中年の男の人が電車から降りてきて・・ 着てる服をバァーって感じで・・」「服? 君達の前で服を脱いだのか? ズボンをか?」 「ズホンじゃなくてシャツでした。シャツを突然脱いで・・」「??シャツ、上着を?ズボンでなく?」 調書を取る警官の筆記スピードが上がっていく。「で? その男はどうした?」 「胸を見せてこんな俺の名前を言ってみろ。みたいな事を言ってました・・」 「じゃあ、その男は上半身を君達に見せたのか? そいつは女性用の下着でも着ていたのかい?」 「いえ・・何も着てませんでした。ただ・・」「ただ? 」 「その人、胸に5つの傷があったんです・・・」「どんな傷かね?」彼は女子高生にメモとペンを渡した 「こんな感じ・・何か北斗七星みたいな形で下が足りないみたいな・・」 「するとその男は君達に胸の傷をみせながら自分の名前を言ってみろと聞いた訳か?」 彼女達は警官の問いに黙ってうなずいた。 「胸に5つの傷の男か・・・ん、待てよ !」彼は警らに出た同僚が昼過ぎに取った調書に手を伸ばした 「ま・まさか・・こっちも胸に5つの傷の男だと!?」「おい、胸に5つの傷の男の被害届けなら私もさっき取ったぞ」 奥の部屋から年配の警官が顔を出した。「いなげやの駐車場みたいだがな」 「こっちは小学生が被害に遭ってる」二人の警官は顔を見合わせた
「むううう・・で、その男の特徴を教えてくれるかい?」 「えっと・・顔がでかくて・・背は180位・・頭は薄くて・・なんかヅラみたいでぇ 色はちょっと白っぽくてぇぇ・・顎の辺りが青くてぇぇ・・足が短くてぇぇ・・ 何かボソボソ喋る感じでしたぁ・・」警官は前に取った被害届けを見比べた 「部長、見事に人相、体系も一致してますよ。同一犯の様ですね」 「おいちょっと待て。こいつ10年位前に松戸駅前のドーナッツ屋で目撃されてた変質者にも 特徴が一致してるんでは?」年配の警官は奥の部屋から古いファイルを持ち出してきた。 「似てますね・・て事は犯人は近隣に在住してる可能性が強いですね」 「お、お巡りさん、あの男の人マジヤバイ気がしたぁぁ・・超怖かった・・」 二人の女子高校生はそう言うとまた泣き出した
PM0300 松戸新田超創会本部二階 薄暗いその部屋は奴の牙城だ。その部屋の中で彼は大きな鏡の前でポージングをしていた。 「あの雑魚警官め・・ヲレの白い肌に実弾5発も撃ち込みやがって・・(@w荒」 彼は紫色のTバッグ一枚になり両腕を振り上げた。 「精神障害が認められたから不起訴になった物のあんまりぢゃないかね(@wぷ」 たるんだ三段腹、醜い胸毛、そして胸の5つの傷。彼は鏡でそれらを見つめた 「はははははははははは! ! ! 美しい(@wぷ」彼はナルシストになっていた。 「この5つの傷、そして前科一犯、をっと、大学の時に痴漢と器物損壊で捕まっているから 前科ニ犯だったね(@wぷ ヲレも男としてハクが付いたよ(@wぷぷ」完全に勘違いしていた。 彼は脂ぎったワカメヘアーの下から額足れる脂汗をぬぐった。 「ヲレは完全に復活したよ(@w荒 雑魚共に天誅を下す為に舞い戻ったよ(@wぷ 「東京kittyこと遠сcネトシは悪魔の化身なのだよ(@wぷおお−ん」 釈放後も壁打ちが得意なツネトシだった
ヲレに5つの傷を付けたあのコンビニめ・・まずは奴等に代償を払ってもらうよ(@wぷ ツネトシの体を逮捕時に五発の38口径の弾丸が貫いた。だが奇跡的に内臓を逸れ即死を免れたのだった。 その跡が彼に残された5つの「傷」なのだ。 「ヲレのこの傷・・そして前科・・男としては完璧だか一つ足りないな(@wぷ」 彼は紫色のTバッグで室内をウロつきそして立ち止まる。 「ヲレは生贄の処女を持ってして全世界の支配者となるのぢゃないのかね〜!(@w雄叫び そう、彼は40にして未だ童貞だったのだ。 「はははははははは! ! ! まずは中川麗子、ヲマエにヲレの生贄になってもらおうか(@w荒 ヲレはストーキング、アンブッシュは十八番だよ(@wぷ ヲレの熱く煮えたぎったマイスンを受け入れてもらおうか(@wぷおん 電波ぶりはさすが父親譲りだった。だがその時、超創会の玄関で物音がした。 「をや? 誰か来た様だね(@w荒」彼はTバッグのまま一階へ降りた
超創会を訪れたのは弟、ヨシナリだった。彼は実家の荒れっぷりに絶句した。 玄関を開けた瞬間、彼の目に飛び込んだのは母、トシコだった。彼女は玄関前の 廊下に倒れていた。「か、母さん!?」ヨシナリはトシコを抱き起こした。 「あら・・よっちゃん・・帰ってきてたの・・?」細々とした声で息子を出迎える彼女。 「母さん、一体どうしたって言うんだい? 久しぶりに帰ってきてみたら!」半狂乱になるヨシナリ 「おやおや、ごめんよ・・ちょっとお腹が空いて倒れてただけなんだよ」トシコはそんな彼をなだめた 「お腹が空いたって母さん、食事はちゃんと食べてるの!?」トシコは彼に一つの箱を差し出した。 「これがねぇ・・美味しいんだよ・・ツネちゃんが私にって・・買って来るんだけどねぇ・・」 彼女が差し出したもの。それは金魚の餌だった。彼女はツネトシが買ってくるこれを主食としていたのだ 「!!??兄さんは母さんに金魚の餌なんか食べさせてるのっ!!??もう許せん!!!!」彼は立ち上がった。 その時、二階からツネトシがやってきた。 「をや、ヨシナリ、帰ってきたのかい(@w荒」彼はTバッグ一丁で弟の前に姿を現した 「兄さん! 一体、何やってんだ! また事件起こして今日釈放だって聞いたから会社休んで帰って見ればこのザマだ!」 「ははははははははははは! ! ! 勝ったな! ! ! ざまぁ(@wぷお」 「ざまぁじゃないよ。ザマだよ! 相変わらず会話が噛みあわないけど病院には行ってきたの??」激しい口調で攻め立てるヨシナリ。 「をやをや、雑魚社畜が会社休んでファビョってるのかね? 勝ったな(@w荒」もうメチャクチャである。
「兄さん、ちょっといい加減にしてくれよ ! あと母さんにもちゃんと食事を食べさせてよ まったく、金魚の餌なんかあげて何やってんだよ ! 母さんと自分の障害者年金はどうしたの?」 ファビョるヨシナリ。だがツネトシはノラリクラリと攻撃を避わしていく。 「ははははははははははははははは! ! ! ヲレはラゾーナで鉄板焼きを食べてきたよ(@wぷ」 「兄さん、ちょっとホントに話が噛みあわないけど薬はちゃんと飲んでいるんだろうね?それと病院 に行く時は車は使ったら駄目だからね! 障害者一級は車運転したらダメなんだから!」それを言った瞬間 ヨシナリはハッとする。「に・・兄さん・・、さっき隣の鈴木さんが最近白い車に乗った男が前の道をもの凄い スピードでクラクション鳴らして走ってる男が居るって言ってたけどまさか・・・・・」勘のいいヨシナリ。 「ははははははははははははははは! ! ! それは雑魚運営の陰謀ぢゃないのかね?(@wぷ」全く噛みあわない兄弟の会話を 横でハラハラしながら聞いているトシコ。ヨシナリが帰ってくるといつもこんな調子だった。 「兄さん! いい加減にしてくれ! こっちは心配して来てるのにっ!」そうていいながらツネトシの肩を揺するヨシナリ。その時、 彼はツネトシの胸の5つの傷が目に入る。その傷を見てギョッとするヨシナリ。その瞬間をツネトシは見逃さなかった 「ヲイ、ヲマエ。ヲレの名前を言ってみたまえ(@w荒」「兄さん、何言ってんだよ・・兄さんは遠сcネトシじゃないか・・」 「はははははははは! ! ! ヲレは東京kittyだよ(@wぷ 孤高の武道家駄よ(@wクルクルパンチ」頭を抱えるヨシナリ 「はぁ〜、俺が統合失調症になりそうだよ・・・」ヨシナリは頭を抱えた
そんなヨシナリを見てツネトシは言った。 「兄より優れた弟など存在しない! 勝った(@w荒 圧倒的に勝った(@wぷ」 「兄さん、もういい加減にしてくれっ!!」ヨシナリはヴち切れツネトシを突き飛ばした。 「ブフッ」ヴザマに廊下に転がるツネトシ。だがそんなツネトシをトシコは身を挺してかばった。 「よっちゃん、もうやめておくれ。ツネは悪気があってこんな事を言ってるんじゃないのよ」母、トシコは ツネトシに抱きついてかばってる間もツネトシは壁を見て一人でブツブツと何か言っていた。この行動がヨシナリ をさらにヴチ切れさせた。「だいたい母さんがそうやって兄さんをかばうから何の解決にもならないんじゃないか!! 兄さんが昔、痴漢で逮捕された時も父さんが偽の診断書なんか書いて障害者認定するからこんな事になったんだ! おかげで俺はこの家を出るはめになったし会社のHPの掲示板にも悪戯書きされるしもうまっぴらだ!」ヨシナリはそう言うと 靴を履いた。「兄さん! また来るけどこんどまた母さんに金魚の餌なんか食べさせたら承知しないからね! それと車は運転したら ダメだからね! 約束守らなかったらまた病院に閉じ込めるからね!」ヨシナリはそう言うとドアを開けた。 「ぢゃあ、亀の餌ならいいのかね?(@wぷ」ツネトシは言った。だがヨシナリはそんな彼を睨みつけるとそそくさと出て行った。 「ツネや、怪我は無いかい?ヨシナリも昔はあんな乱暴な子じゃなかったのに・・」うなだれるトシコ。悩むポイントがちょっとズレていた。 「どきたまえ、オバハソ!(@w荒」ツネトシはそう言うと抱きついていた母トシコを突き飛ばし再び二階へ上がった
PM0400 ツネトシは以前バイトしていたコンビニに向かって歩きだした。 「ははははははははははは! ! ! あの腐れヲーナーと麗子をどうしてくれようかね?(@wぷ ヲーナーにはヲレの流星パンチを。麗子は店を終わったら後を付けて物影に連れ込んでヲシヲキ が必要な様だね。(@wぷ」一人言をブツブツ言いながら歩く彼に前から歩いて来る人達は気味悪がって 次々と避けていった。ミスタードーナッツ、みどりの窓口を過ぎて彼はコンビニの前までやってきた。
PM0500 ツネトシはその巨体を電信柱の隙間に押し込みアンブッシュを続けた。おかしい。 麗子が来ない。確か5時からだったはずだ。彼はあせり始め額を脂汗が伝う 五時一分過ぎ、見覚えのある男がやってきた。「ぶひっ(@w焦」それは以前みた麗子の 彼氏であった。その隣には・・な・・なんと麗子が居た。だがその麗子はツネトシの知る 麗子ではもはや無かった。黒髪は栗色に染められメイクをした彼女は立派なコギャル(死語)し化していた 二人は店の影でキス(路チュー、これも死語)すると別れ麗子は店内に駆け足で入って行った。 自動ドアの開いた瞬間、オーナーの「麗子ちゃん、遅いよ〜!」と言うのが聞こえた。その光景をうつろな目で 眺めるツネトシ。「はは・・ははははは! !・子供の分際であんな格好して・・ヲマケに物陰で接吻などもっての 他ぢゃないかね(@w泣 これだから低学歴は困るなぁ(@w泣 あんな使用済み腐れマソコぢゃヲレの生贄には相応しく ないよ(@w荒 勝った(@w泣」強がるストライクフリーダムなツネトシだった。彼はブツブツ一人言を言いながら 電信柱からその巨体を剥がしフラフラと通りに踊り出た。「ヲレは・・ヲレは・・」もはや彼にはコンビニに入る気力すらも無い。 ドン! 彼は一人の男とぶつかった。「ヲヤ、ヲレにぶつかるとはいい度胸ぢゃないかね?(@w怒 ヲイ、ヲマエ。ヲレの名前・・」 ここまでいいかけると彼はハッとした。ぶつかった男は何とさっき中川麗子と別れたその彼氏であった。 「あんだよ、ヲッサン!!」ツネトシは彼の右ストレートを喰らいヴザマにその巨体を地面に沈めていった。「負けた(@w惨」
>>
42 :
◆DAIKOUEnIQ :2006/12/01(金) 23:48:35 発信元:203.180.80.114 BE:2556162-2BP(3009)
こっちでやってたのかw
PM0600 何分その場に倒れていたのだろう。ツネトシは顔にかかる水滴で目覚めた 「をや・・ヲレは・・ヲレは・・・」曇り空の松戸についに雨が降り始めた。 通りのど真ん中でパンチで伸びていたツネトシを通行人はまるで車に轢かれた 猫の死体を避ける様に歩いていく。「ヲレは・・ヲレは・・」ツネトシは立ち上がった。 麗子の彼氏にパンチを喰らい彼はミジメでヴザマになっていた。彼は半ベソをかきながら フラフラとまた歩き出した。「今日はヲレの流星パンチは封印しておいてやるよ。ザマァねぇな」 彼はお得意の強がりを見せた。だがフラフラと歩く彼の瞳からは大粒の涙がこぼれはじめた 「ヲ・・ヲレは・・東大合格したこのヲレが・・ブフッ、ブヒッブヒヒッ」 我慢できなくなり号泣しはじめたツネトシは雨粒のカーテンの向こうに消えていった・・」
PM0700 ずぶ濡れになった彼は松戸新田から電車に乗り彷徨った。「ヲレは・・ヲレは・・」 かつて東大に合格し神童と言われたツネトシだったが痴漢と器物損壊で逮捕され引き篭もり 挙句、自分より一回り以上歳の違う少年のパンチ一発で倒された彼のプライドはズタズタだった。 「ヲレは自衛隊も三日あれば壊滅させられるんだ(@w壊」電車の長椅子に座り独り言を繰り返す ツネトシを乗客は皆、避けていた。彼は彷徨った。もうこの世界に彼の居場所は無いのであろうか? ずぶ濡れのツネトシは歩き疲れ立ち止まった。彼は知らない内に神保町のロイホの前に立ち止まった 雨の中、歩き回った彼の体は冷え切っていた。「コーヒーでも飲むかね(@w荒」彼は財布を開けた 「所持金\195」ツネトシは店の前で叫んだ「さいたまぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
PM0800 ツネトシはその場に崩れ落ちた「負けた(@w負 圧倒的に負けた(@w負 銀河(ry」 かつて東大文Vに合格した男がファミレスでコーヒー一杯すら飲めないのである。 「ブフッ、ブヒッ、ブヒッヒッック(@w泣」ツネトシはまた泣き始めた。こんなに泣いたのは かつて父、光翁にどやされた中学生以来であろう。だがその時であった。ズブ濡れになり泣き崩れる 彼に一人の女性が傘を差し出した。「あなた、もしかして東京kittyさん?」その女性はツネトシに尋ねた。 「東京kitty」ツネトシがかつてTVに出演していた頃の芸名でもありHNでもある。だがその呼称は本人もしくは 一部の限られた人間しか使わない呼称であった。大多数の人間が「油豚」「無職豚」と言う呼称を使う中、彼女は 彼を「kitty」と呼んだ。「ヲ・・ヲマエは誰かね?(@wブヒッ」ツネトシはガクブルしながら問いかけた。 「私? ふふっ、麻布って言ったら分かってくれるかしら?」彼女はそう言うと微笑んだ。 「こんな所じゃなんだからこのお店に入りません?」ツネトシと麻布はロイホに入った。
PM0900 「ごゆっくりどうぞ」 店員はややビビリながら二人の席から離れていった。 「ハムッ、ブブッ、ブヒッ、ハフッ!」ツネトシはテーブルの前に出された 食事をむさぼった。飯粒は飛び散りカチャカチャと音を立てて食い漁るその姿は 「豚」そのものだった。だが彼はここである事に気がつく。「所持金\195」この現実が ツネトシに突き刺さった。彼はコップの水を飲み干すと麻布に言った。 「ははははは、ヲレは今日はアメックスのカードを忘れてしまって支払いが出来ないんだが貸しておいてくれないかね?」 ツネトシは500gステーキと大盛りご飯の上に置いたナイフとスプーンを再び握り締めながら米粒を口から飛ばしながら尋ねた 「ふふっ、いいわkittyさん。今日は私のおごり・・」麻布はコーヒーカップを置くとそう言った。 「ははははははは、すまないね。をや、お姉さん。食後のメロンソーダがまだ来てないんだが(@w威」彼は店員を怒鳴りつける 「はいっ、すみません。今、お持ちします」そそくさと厨房に去って行く店員を見つめながらツネトシは呟いた。 「まったく、これだから高卒の店員は困るなぁ(@w荒 ファミレスなんて高卒の店員しか居ないのじゃないのかね?(@wぷ」 満腹になったツネトシは悪態をつきはじめた。「東京さん?」麻布がそんな彼に話しかけた。
PM1000 「何かね?(@w荒」 メロンソーダを飲み干し残った氷をバリバリと食べはじめたツネトシの動きが止まった 「東京さんってホントに東大卒業してるのかしら?ネットで結構、話題になってるわよね?」 麻布の外角高めの質問に彼はのけぞった。「いや・・はは・・当たり前に決まってるじゃないかね(@w荒」 「そう・・でも何故、卒業証書の事であんなに盛り上がってるのかしら?」ド真ん中やや低めの質問にツネトシは 手も足も出ない。「はは・・はははは!ヲ、ヲレのネットでのカキコを見てくれればそれは証明されてるぢゃないかね?」 ツーナッシングで追い込まれるツネトシ。「ふふっ、東京さんってやっぱり東大卒業してないんじゃない?」 麻布のキメ玉についにツネトシのバットが回った。「ヲレの過去を雑魚運営どもに教える必要はないよ!(@w荒」かろうじて 内野安打でこの局面を切り抜けるツネトシだった。麻布はコ−ヒ−を飲み干すしカップを置いた 「そうね・・私は東京さんの言う事を信用するわ・・」ツネトシはその一言を聞いてホっとする。 彼は雨でズブ濡れになったワカメ頭と脂汗をおしぼりで拭った。 「東京さん? 今日はここで何をしていたの?」麻布の攻勢は続く。「は・ははっ今日は古本屋巡りだよ(@w嘘 スペイン語に関する 書物を探していたら迷ってしまったよ(@w荒」ワカメ頭をセットしながら彼は答えた 「あら?東京さんって千代田区在住よね?都内に住んでるのに詳しくないのね?それに古本屋に行くのに現金はおろかカードも持ってないなんて」 「ははっ・・ははぅ(@w追詰 いつもは愛車のベンツで移動しているんだが今日は電車でねぇ・・京成電」墓穴を掘る所であった 「そう、まぁいいわ・・」麻布は外の街路樹を見つめた
PM1100 「東京さんって女子中学生や女子高校生に人気があるんですって?」麻布はネットリとした 視線でツネトシを見つめた。「いや・・ははっ・まあそんな所かなぁ(@wぷ」大嘘である。 「私みたいな・・そうね。東京さんで言う所のモイキッシュバーハソと食事なんて苦痛だったかしら?」 「いやっ、そんな事はないよ(@w焦」怯むツネトシ。「私みたいなヲバサンじゃねぇ」麻布は視線を逸らす。 「ははははははは、何をいきなり言い出すのかね?(@w荒 麻布はとても魅力的な女性だと思うよ(@wぷ」ここ一番で 言いたくない台詞を発射するツネトシだった。「このヲバハソはこのヲレに飯を奢っておいて絡むのかね?(@w怒」 心中穏やかでないツネトシだったがここは耐えるしかなかった。「もう出ましょう」 麻布は立ち上がると会計を済ませ一人、店を出た。「待ちたまへ(@wぷ」追うツネトシ。外の雨は止んでいた。 「何をそんなに怒っているのかね?(@w荒」「あら、私は何も怒ってなんかいないわよ。東京さんこそ変よ」二人は歩道で立ち止まる 「をやをや、食事を奢って頂いた事は礼を言うが女性のヒステリーは頂けないなぁ(@wぷぷ」ツネトシ節がリアルで炸裂した。 「ぷ(@wぷ」麻布が笑った。「何がおかしいのかね?(@wぷ」見つめあう二人。「東京さんってリアルでもネットみたいな事言うのね」 「ははははは! ヲレはいつでもクールなkittyさ(@wぷ」ツネトシ節が松坂のストレートの様に決まる ! 「東京さん! 来て!」麻布はそう言うとツネトシの腕を掴み歩き始めた。二人が着いた場所は場末のラブホテルだった。 「こ・ここはラブホテルぢゃないかね!!(@wブッヒィィ!!!」麻布は何も言わずツネトシを連れこんだ。 二人の官能の夜が今、始まる!! 待て次号!!!!
49 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね :2006/12/07(木) 04:59:20 発信元:125.174.130.215
http://school5.2ch.net/test/read.cgi/ojyuken/1143779750/253-259 以下表の左はオウム犯罪関係者陣。右は秋田県立大に関連がある非公然活動家名簿(本当の実名です)。
全員がオウムとは言えないが 偶然に一致する可能性はゼロに近い。すなわち作為があると言えると考えます。
松本智津夫、松本サリン、松本剛・・・・・松本聡
(彰晃:ショウコウ)・・・・・・・・・・・藤井祥子(ショウコ)
石川公一(オウム法王官房長官)・・・・・石川祐一
遠藤誠一・・・・・・・・・・・・・・・・牧野誠一 + 遠藤俊徳
青山弁護士・・・・・・・・・・・・・・・青山技師
鈴木俊一都知事・・・・・・・・・・・・・鈴木昭憲
菊地直子・・・・・・・・・・・・・・・・菊地勝弘 + 佐藤直子
高橋克也・・・・・・・・・・・・・・・・高橋正 + 岡田克也
私が今回、第一段階の計算根拠にしたのは、7万7000人もの秋田市電話帳名簿。
恣意的な操作は行い得ない。7万人余のうち松本姓は約130名。石川●一は35名でしたので
「松本」姓を持つ人物と、「石川●一」という名前を持つ人物が
抽出できる確率は、
600分の1 × 2200分の1 × 2 (松本→石川、と 石川→松本 の2通り)
になる訳ですから、7万分の一の確率しかない訳です。
その上で石川公一も石川祐一も双方ともオウム事件当時、東大学生
だった訳ですが、その場合、仮に東大生の確率を1000分の1とすると
上で述べた確率は
7万分の一 × 1000分の一
になる訳ですから、この段階で、7千万分の一の確率しかありません。
7万人以上の名簿を対象にしても、この段階でもうありえない訳です。
てす
薄暗い間接照明が灯る室内。 無論、恒寿はラブホテルに入るのは初めてだ。Wベッドに並べられた枕 怪しげなスイッチの数々、ティッシュの横には木の皿に置かれた銀色の小さな パックが三つ程置かれていた。恒寿は今までにない程にキョドった。 「東京さん、少し落ち着いたら?」麻布はそう言いながら彼に缶ビールを渡した 恒寿はビールの缶をマジマジと見つめた。 「は・ははははは、ヲレは酒も煙草もやらないんだが(@w荒」冷や汗ダラダラの恒寿 「そう・・」麻布は缶ビールを飲み干した。「東京さん、私遣り残した仕事があるから 先にシャワー浴びてきてくれないかしら?」彼女はそう言いながらノートの電源を入れた 「は・ああ。そうだったね(@w荒」 恒寿はその場で服を脱ぎ始めた。それをを見て驚く麻布 「やだ! 東京さんったら・・いきなりそんな所で脱ぐなんて!」 「あっ、ああ。すまなかったね(@w焦」恒寿は半ケツ出しながら浴室に向かった
恒寿はシャワーを全開にしながらその流れに自分のワカメヘアーを漂せた 「ヲレは・・ヲレは・・」未だに自分の置かれた状況が把握できない恒寿 「ヲレはついに童貞とオサラバできるのかね?(@w別」何とも言えない感覚が彼を襲う ネット上で18歳以上の女はヲバァハソとバカにし続けてきた彼であった。 だがしかし初体験の女性は彼より四歳下ではあるがヲヴァハソには変わりない。 彼のボーダーラインより20歳もヲーバーしているのだ。だが妄想の女子中学生より 現実の36歳の肉体を彼は選んだのだ。苦節四十年、ついに童貞とオサラバできるのだ! だが彼の肉体に異常が起きていた。超創会の片隅で「あおおおおー」とオナる時には ヴィンヴィンになる彼のマイスンが目覚めないのだ。おかしい・・・恒寿はあせった。 石鹸をつけて擦ったり自分で扱いてみても彼のマイスンはピクリともしないのだ。 彼はシャワールームの中で一人焦った(@w焦 「東京さん?」麻布がドアの向こうで呼んだ
「あ・ああ、な・何かね?(@w挙動不審」キョドる恒寿 「もう、入ったまんま30分も出てこないからどうしたのかと思って・・」 恒寿は体にタオルを巻いた麻布にその時、始めて気づく。 「紳士は女性をベッドで待つものよ」麻布はそう言うと恒寿を押しのけ浴室の ドアを閉めた。「ザァーー」再びシャワーの流れる音が響いた。 恒寿は頭をタオルで拭いた。何気にタオルに目をやるとまた抜け毛が酷くなっていた 彼のワカメヘアーも後、何年持つのだろうか?だが今はそんな心配をしている場合ではない 彼のマイスンは沈黙したままだ。チンコだけにチン黙ではシャレにならないはずである。 彼は冷蔵庫からおーいお茶を取り出した。ペットボトルの口にマイスンを突っ込んで見るものの 相変わらず沈黙を保ったままだ。その時、恒寿の視界に麻布の畳まれた衣服が目に入った。 彼は恐る恐るその塊に手を伸ばした。 「ほう・・これは?(@w疑」彼が手に取ったのは黒いブラジャーと黒のヒモパンであった。 母、利子以外の女性下着を見るのは始めてである。彼は興奮した。右手のヒモパンを鼻にあてる 「!?(@w驚」今までに嗅いだ事の無い臭いが彼の臭覚を襲った。だがその刺激が彼の股間に作用した。 たちまち彼のマイスンはヴィンヴィンになった。かつてなつめを膝の上に乗せ悪戯しようとした以来の感覚だ。 「あおおおおおおおおおおおおおおお!(@w荒」彼はついに右手でマイスンを扱きはじめた
「青おおおおおおおおおおおおおおおお!(@w荒」 「ふぅ〜(@w荒」麻布のヒモパンで自家発電してしまった恒寿。 この後の本番行為の事を全く考えていないのはさすがウスラバカである。 だが恒寿は誤算を犯してしまった。イク瞬間に彼は自分のザーメンを麻布の 下着で受け止めてしまったのだ。恒寿の濃い〜ザーメンまみれになってしまった 麻布の下着。彼はベッドの上にそれを並べ事の重大さに気がついた。 「どどどど・・どうしよう・・(@w荒」 だがそれを見てる内にまた彼はムラムラしてしまった 「あぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!(@wぷ」 「ふぅ〜(@w荒」 さすがウスラバカである
ガチャリ 浴室のドアが開きバスタオルを巻いた麻布がやってきた。 そのタイミングは恒寿の二回目のオナニーでイクのと同時であった。 「東京さん!!??」麻布は驚きの表情で彼をみつめた 「はっ!(@w荒」恒寿は固まった。母親以外の女性にあられも無い姿を見られて しまったのだ。しかも彼女の下着は恒寿の濃い〜大量のザーメンでヌタヌタになっていた。 「あ。いや、こ・・これは・・・」変態ぶり丸出しを見られ怯む恒寿。終わった・・恒寿は思った かつて開成に落ちた時・・千代田線車内で痴漢をして捕まった時・・同じ感覚が彼の体を駆け抜ける・・ 「ふふふ・・東京さんって・・」麻布は体に巻いたタオルを剥ぎ捨てると恒寿を優しく包んだ 「我慢できなかったからって私の下着で抜いちゃったのね・・・」恒寿の眼前には母親以外(くどい)の女性の 生乳が鎮座していた。彼は一瞬固まったが無我夢中でその乳首に吸い付いた。 ああ・・・何か懐かしい感覚だ・・・まどろむ恒寿。果てた彼のマイスンを麻布の指がゆっくりと覆った。 「うふっ、東京さん、Hするの初めて?」麻布は恒寿のマイスンを扱きながら聞いた。 見る見る間に硬くなる彼のマイスン。「は・・ははは・・何を言ってるのかわからないなぁ(@wぷ」 「あああ〜、東京さんのって硬いわぁ・・・」麻布は恒寿のマイスンを扱くスピードが速くなる。 「ぶふっ!」恒寿は麻布を押し倒すと正上位の体勢から挿入を試みた だが麻布は彼のマイスンを握りながら言った 「まだだめよ・・東京さん・・・私の下着を汚したんだからお仕置きしないと・・」 彼女はよっくり起き上がると彼のマイスンを握った
「ぶふっ、ぶふっ(@w荒」荒くなる恒寿の呼吸 麻布は彼を仰向けに寝かせると彼の股にポジションを変え再び彼のマイスンを 扱き始めた。「ふふっ、東京さんって結構おっきいのね。これでサイコ君のも堀ったの?」 彼女はいやらしい視線を投げかけた。彼女の上下運動のスピードは緩急を織り交ぜながら彼の マイスンを刺激している。イキかけながら何度も平然を保つ恒寿。彼のチンポ先からはガマン汁が タラタラに出ている。「も・・もう・・入れさせてくれないかね?(@wカウパー」情けない声を発する恒寿 「ダメよ、東京さん・・お仕置き中なんだから・・それに童貞の癖に生で入れようとするなんて」 麻布はそう言いながら右手の上下運動を早めた。「お母さぁ〜ん!!!!」恒寿は叫んだ? 「ふふっ、お母さんだなんて・・東京さんたら。」 ピシュ!!! 麻布の顔面に恒寿の精液が直撃した。 「おいしいわぁぁ、東京さんのって・・・」彼女はザーメンを指で救うといやらしく舐めまわした。
「もう勘弁してくれないかね?(@wぷ」恒寿はそう言うと起き上がり麻布の乳房を触った 「駄目よ、東京さん。ヲ・シ・ヲ・キ・中」彼女は再び彼のマイスンを扱き始めた。 「お仕置きが終わるまで私に触ったら駄目よ」彼女はそう言うと69の体勢を取った。 恒寿の眼前に彼女のマソコが現れた。「こ・・これは一体何かね?(@wぷ」恒寿はその物体に 声を失った。彼が今までエロ本やビデオでしか見た事のない女性器が今、眼前にあるのだ。 だが硬直して成すがままにされる恒寿だった。「ふふっ、いい子ね東京さん」麻布は彼のマイスンを 口に含んだ。「はうっ!(@w荒!」最初はゆっくりとカリを口で締め付けその後に根元まで咥えこまれていく 恒寿のマイスン。彼女の口内でそれはヴィンヴィンになっていく。グチュグチュといやらしい音を立てて攻められていく 「東京さんのっておっきいから顎が疲れるわぁ」彼女はポンと言う音と共に口からそれを離して再び扱き出した ガマン汁と麻布の唾液が混じった恒寿のマイスンはヌチャヌチャといやらしい音を立てている。 「ああ〜、いやらしいわ〜、東京さんのってぇ〜!」彼女は再び口にマイスンを含んだ 「うっ!」麻布の口内で果てる恒寿
「東京さんって強いのね」麻布は恒寿のザーメンを飲み込みながら再びマイスンを扱く。 「も・もう入れさせてくれないかね?(@wぷ」ぜぇぜぇと呼吸が荒い。 「ダメよ、東京さん・・お仕置きがまだ終わってないわぁ」再び手コキで攻める麻布。 見る見る間に硬くなっていくマイスン。そのチンコは伊達に超創会で鍛えられていない。 「今度はコンドームも付けてみようかしら」彼女はそう言うと恒寿のマイスンにコンドームを 装着した。「い・入れてもいいのかね?(@w荒」焦る恒寿 「まだダメよ」再びハイスピードで動く麻布の右手。 「あぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!(@w荒」ヴィクンヴィクンと波打つマイスン コンドームの精液溜に彼のザーメンが貯まっていくのが見える。 「ああ〜。いやらしいわ〜東京さんのってぇぇ」それを見ながら果てる麻布 そう、勘のいい読者なら御分かりだろうが実は彼女は「ドS」だったのであるwww
「も・・もう・・勘弁・・し・・して・・くっ・くれないかね?(@w荒」 さすがの恒寿でも五連発はキツイようだった。だが麻布の執拗な攻撃は続いた。 銀行勤務時代、ドSな上司と不倫して散々攻められた彼女。本来ならM女となるはずだったのだが この時の体験がトラウマとなり年上の男を攻めるのが彼女の癖になってしまいドSとして覚醒したのであった 「ああ〜、東京さんっていやらしいわぁぁぁ!!」激しくマイスンを扱く彼女の右手。 「あ。あじゃぶ〜!!!」吠える恒寿。「ふふっ、今度はお母さんって言わないの?」 「美香のチンチン扱きは最高だ!って言って見なさい!?」 「あ、あじゃ、い・いや美香のチンチン扱きはサイコーじゃないかねぇぇぇ(@w絶頂」 「うっ!」果てる恒寿。だが次第にフニャる恒チンだった。 「あ〜ん、元気無いわぁ、東京さんのぉ〜」彼女は再び口に含んだ。だがさすがに40過ぎのおっさんのチンコは ここらが限界であろう。彼女は再び右手で扱きながら恒寿が先ほど飲み干した「おーいお茶」の空のペットボトル を取り出した。飲み口にマイスンを入れる彼女。 「痛てててててててててててて!!!(@wぷ」絶叫する恒寿。 「ちょ、ちょっと休まないかね(@wぷ 時間もまだある事だし(@w荒」時計の針は午前四時半を指していた。 「少し休んでそれから入れようぢゃないかね?(@wぷ」 黙ってうつむきながら手コキを続ける麻布。何も答えない・・・・ 「ヲヤ? どうやら疲れたようだね(@w荒」恒寿は起き上がろうとした。が、その時だった 「テメェ! ざけんなよ!!」恒寿の顔面に麻布のパンチが命中した! 「ぶっひぃぃ!!」何が起きたのか把握できない恒寿。
ワカメ頭を振り乱しながらベッドに倒れる恒寿 醜い三段腹、ギャランドゥ、そして抜かれまくったマイスンも丸出しだ。 「てめぇ! ヲレが36にもなって結婚できないからってバカにしやがってぇぇ!」 枕を恒寿に投げつける麻布。全裸で半狂乱になっていた。彼女はそう言うとバッグから 何やら取り出した。彼女の手に銀色の輪が光る。それはかつて恒寿の両腕にも二度程、ハメられた 「手錠」であった。「ヲレが嫁に行けないからってバカにしやがってぇぇ!」先ほどとは明らかに違う 麻布の言動。彼女は四つの手錠を恒寿の両手、両腕に掛け、それぞれをベッドに固定した。緊縛される恒寿。 「ハメようとしたのにハメられてしまったぢゃないかね!(@wぷ」 時すでに遅しである・・・ 「ハァハァ・・」彼女はベッドに拘束された恒寿を見て落ち着きを取り戻した。 「ごめんなさい、東京さん・・取り乱したりして・・」彼女はライターとロウソクを取り出した 「ねぇ、たまらないの・・東京さん・・私を満たして!!」彼女はライターでロウソクに火をつけた 「そっそれで何をするのかね?(@w荒」平然を装う恒寿。 「お仕置きの続き・・」白いロウソクを彼のマイスンの上に止める麻布。ポタリと蝋が垂れる。 その蝋は彼の尿道を捉えた「!!!!!??????(@w!!!????」声にならない声を出す恒寿。 「ダメよ、東京さんったら。こんな朝早くから大声出したら・・」麻布は恒寿に猿ぐつわを噛ませた 「ふふっ、ロウソクで東京さんのが真っ白になっていくわぁぁ」ポタポタと垂れていく蝋は恒寿のマイスンを 直撃していく。悶える恒寿。麻布はそれを見ながら秘部に指を突っ込んでいる。 「あぁ〜、たまらないわぁ〜、東京さんって!!」
麻布のロウソクプレイは続いた。 それは恒寿の乳首をも攻撃し始めた。「むがっ!むぐっ!」だが恒寿は足を切り落とされ もがく豚のようだった。麻布は恒寿の乳首を舐めながら果てた。 「東京さんのチ○コも凄いけどこの胸の5つのキズも素敵だわぁ〜」彼の銃跡を見つめる麻布。 タバコに火をつけながらマジマジと見つめる。 「東京さん、私、北斗の拳大好きなの・・知ってる?」彼女は続けた。 「東京さんのキズ、ケンシロウの七つのキズみたいよ、でも2つ足りないわぁ」 彼女はタバコを大きく吸い込むと煙を吐き出した。次の瞬間、タバコを恒寿の腹に押し当てた 「!!!???(@wぷぷぷふぷぷ」声にならない恒寿 「ふふっ、これでケンシロウと同じ七つのキズを持つ男になったわぁ〜」再び手コキを始める麻布 恒寿のマイスンをかろうじて硬くなる「ロウソクが効いたのかしら?でもまだ元気無いわぁ」 彼女はそう言うと恒寿の陰毛にライターで火を付けた「バチバチバチ!!」音を立てて燃える恒寿の陰毛。 彼は白目をむいて気絶している。だが麻布は残っていたビールを彼の顔面にかけたたき起こした 「一丁前に気絶してんじゃねえよ、豚野郎! 本番はこれからだ!」麻布の第二の人格が再び目覚めた。
「あら・・だいぶ元気になったわ・・東京さんの・・」 麻布は手コキのスピードを速める。ピュッ! 申し訳なさそうに放出される恒寿の ザーメン。蝋で火傷したのか?それには血が混ざっている。 「まだよ・・まだ終わらないわよ・・」クワトロ大尉の名セリフを麻布が知っていたとは・・ 彼の頭の中を走馬灯の様に記憶が流れていく・・・光翁に怒られた幼少時代・・・ 弟と喧嘩したこと・・・東大に合格した時のこと・・・ヲレは・・ヲレは・・・・ 彼はまた気絶した
「はっ!」彼は目覚めた。隣には麻布が背を向けて眠っている。 「ヲレは・・」彼はガニマタでヨロヨロとトイレに向かった。放尿すると尿道に激痛が走る 「夢ぢゃなかったのかね(@w泣」彼は途方に暮れた バタン。 トイレのドアを閉めベッドに向かうと麻布も起きていた。時間は七時ちょっと前だ。 「昨日は凄かったわぁ・・東京さん・・」麻布はもう着替えていた。 「東京さん、私仕事あるからもう行くわ」彼女はバッグを持った。 「あ・ああ・・そうかね・・」怯む恒寿。そんな彼の前で立ち止まる麻布。 「ねぇ、東京さん・・私の仕事のお手伝いをしてくれないかしら?そんなに難しい仕事じゃ ないのよ。そうね・・運転手って所かしら・・東京さんって車、持ってたわよね?」 もちろん車とは利子名義のヲンボロインスパイアである。 「必要なら連絡用に携帯も買って・・そうPCも買ってあげるわ・・遅くなるから夕食も私で出すわ、どう?」 だが恒寿は内心穏やかではなかった。昨夜の暴れっぷり・・この女とはこれ以上関わりを持ちたくない・・彼は迷った 「は・はははは・・ヲレは翻訳の仕事も忙しいからちょっと考えさせてもらうよ(@w荒」誤魔化そうとした恒寿だったが 「東京さん・・・あなたはもう私の奴隷・・私の言う事は拒否出来ないわ・・・」彼女はそう言うとデジカメを彼に渡した 「?」恒寿は怪訝そうな顔をしながらフォルダを開けた。 そこには、な・なんと昨夜の恒寿の攻められる姿が何枚も納められていた。慌ててSDカードを抜く恒寿! 「無理よ、もうバックアップも取ってあるし・・・動画だってあるわ・・ホラ・・」 彼女は再びデジカメの電源を入れた「お母さ〜ん!」「あじゃぶ〜!」恒寿の情けない声がそこにはふんだんに撮られていた。 「私の仕事の誘い、断れば2ちゃんで画像流出祭りよね?いい返事待ってるわ、代表固定さん!」彼女はそう言うと部屋を出ていった
「はぁ〜(@w溜息」恒寿はSDカードを握ったまま頭を抱えた。 彼は足元にあったゴミ箱にカードを投げ捨てた。カツーン! ゴミ箱が鳴る。 「ヲヤ?これは?」彼はゴミ箱から何かを拾いだした。それは昨日の晩、彼がぶっかけた 麻布のブラとヒモパンであった。恒寿はそれを持つと洗面台で洗った。 「ほう、こんなに小さくなるのかね?(@wぷ」彼は一人ごとをぶつぶつ言いながらそれらを 自分の体の身に纏ってみた。 「ほう、なかなかぢゃないかね(@wぷ」お気に入りの45度の角度でポージングを決める 二代目超創会会長であった。「・・・・・(@wぷ」その姿を見て彼は再びヲナニーを始めた 「あぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!(@w荒」 「ふぅ〜(@w荒」 昨晩あれだけ抜かれたのにさすがウスラバカであった 「やっぱ、ヲナニーが最高ぢゃん(@wぷ」
65 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね :2006/12/26(火) 16:16:07 発信元:125.102.255.18
ホモの嫉妬か
66 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね :2006/12/26(火) 16:17:11 発信元:125.102.255.18
>>65 そんなことにこれほど時間使うなんてどうみてもウスラバカはお前w
>>65 >>66 よう! 恒寿。元気かい? 俺の小説の感想を聞かせてくれよ?
東大文V除籍の人の意見を是非、聞かせてくれないかい?
「あの女はノーブラ、ノーパンで帰ったのかね!(@w荒!」恒寿は青冷めた・・ 彼は扱いたマイスンをティッシュで丁寧に拭いた。まだ先っちょが痛い。 愛用のHRCTシャツを頭から被る。ふとベッドの枕に目をやると貴重なワカメヘアーが ビッシリと抜け落ちていた。がっくりとうなだれる恒寿。戦利品の麻布の下着を落ちていた コンビニの袋に入れると彼はそそくさと部屋を後にした。 朝8時。会社や学校に向かう人の波に逆らい、彼は超創会への帰途に向かう。 40近い無職のキモデブヲタがコンビニの袋を持ちブラブラと歩く。誰もがそんな彼を横目でチラ見して 過ぎ去って行く。この時間帯に彼の存在は浮きまくっていた。その時、彼の携帯が震えた。と同時に恒寿自身も震えた 発信先はそう、あの麻布であった。不在を決め込もうと思った彼だが思い切って通話ボタンを押す 「東京さん? あたし・・麻布だけど・・」あの乱れっぷりが嘘の様な彼女の声。その正反対の声がさらに恐怖を増長させた。 「あ・ああ、何かね?(@wぷ」冷静を装う恒寿。
「仕事の話なんだけど・・今、返事貰えないかしら?」淡々と喋る麻布 「あ・ああ・・、考えたけどヲレも翻訳の仕事が忙しいんで今回はちょっと無理」 と言うやガチャリと電話は切れる。「ツー、ツー」恒寿は立ち止まる。何故、この女がヲレの 携帯の円周率を知っているのかね!(@w驚 ネット上で散々出回っているのだ。さすがウスラバカである。 だが、間髪入れず、麻布から着信が来た。「も・・もしもし・・」恐る恐る電話に出る恒寿。 「てめぇ! 何様だと思ってんだ!この糞豚野郎!! あの画像バラしてもいいのかよ! ああ!!??」 Sバージョンの麻布が炸裂する。「ひぃぃぃぃぃ(@w泣」泣く恒寿。 「はぁ・・はぁ・・ごめんなさい・・東京さん・・で、どうなの?返事は・・」このギャップがさらに恐怖感を煽る 「はっ、ぜ・是非、お手伝いさせて頂きますぅ〜(@w土下座」彼は携帯を地べたに置くと土下座をする。 「そう・・手伝ってくれるのね! 東京さん!! あたし嬉しいわぁ! 東京さんの上着のポケットにあたしのオフィスの 地図を入れておいたわ。後、帰りの電車賃が無いみたいだったからお財布にお金を入れておいたの。じゃあ、今晩 六時にあたしのオフィスに来てくれないかしら。じゃあ後で会いましょう!」一方的に彼女は喋り途切れる電話。 道端で土下座する恒寿を人々は避けて通り過ぎて行く。 それから松戸新田まで彼はどの様にして帰ったのか彼の記憶は途絶えていた・・・
「ヲヤ、新生kittyにはピッタリぢゃないかね?(@w荒」 麻布のオフィスに出社する為に20年ぶりにスーツに袖を通す恒寿。成人式に買って貰った 彼の一張羅だ。だがズボンが入らない。逮捕後、引き篭もりブクブクと太った彼の腹には 成人式時のウェストが通用するはずがなかった。彼はファビョった。「お母さん! お母さん!」 彼は狂った様に吠えた。下からヨロヨロと母、利子がやってくる 「ああ、ツネや、私もお前に用があったんだよ・・玄関に置いてあった袋に入った下着は私に買って きてくれたのかい?私にはちょっと派手な・・」んな訳がない。 「ババァ! ヲレのズボンが入らないぢゃないかね!(@w怒」彼は母を突き飛ばすといそいそとGパンを履き 玄関に向かった。「ヲレは今日から仕事なんだよ(@wぷ」その言葉に母、利子は号泣した。 「ううううう、本屋のバイトも三ヶ月しか続かなかったヲマエが・・ついにやる気になったんだねぇぇ」 バタリと超創会のドアを閉め、ヲンボロインスパイアで出勤する彼であった。
「あら。東京さん、おはよう」こじんまりとした麻布のオフィスに出勤した恒寿。 「や・やあ(@w荒」ドアの前でモジモジする恒寿に麻布がソファ-に座る様に促した。 そんな彼の足元に一匹の犬がやってきた。とても人懐っこい。 「リリィって言うのよ。可愛いでしょ?」麻布はバッグから書類を出しながら言った。 「ほう、でも何故かこの犬は凄くバター臭いんだが(@wぷ」余計な事を言うウスラバカ 「さあ、東京さん。仕事の話なんだけどあなたにはあたしの運転手をやって貰うわ。ガソリン代は 私が出すの。携帯もあたしが買っておいたわ。携帯代もあたしが出すしPCもそこに置いてあるから 使っていいし何なら家に持って帰ってもいいわ・・あと、夜食位も出すわ」麻布はコーヒーカップを持ち 恒寿の対面に座る。「で、ヲレの時給はいくらかね?(@w荒」彼女は笑いながら答えた。 「ガソリン代、携帯、PC、食事代まで出させて手当てなんか出ないわ、何か不満?」 「い・いや・・不満は無いんだが・・」ムクれる恒寿。 「日当は・・・あたしじゃダメかしら?」 不覚にもマイスンがヲッキする恒寿だった
「運転手」聞こえはいいが只のパシリだ。 鴨高時代、パシリでよく焼きそばパンを買いに行かされていた恒寿はそれを思い出していた 結局、麻布の買い物ら付き合わされた後、叙々苑でヴヒヴヒと焼肉を食いお決まりのホテルコースだ。 だが肉社蓄は不満は漏らせないのだ。 「ああっ〜、東京さんのちん○からガマン汁が出てるぅ〜!!!」あいも変わらず手コキでイカされまくり 玩具にされる恒寿。手コキ→ゴム尺のコンボで彼のマイスンはヘロヘロになっていた。 「今日もオール手コキかね(@w荒 今日こそは挿入するよ(@wぷ」肉社蓄がご主人様に反旗を翻した! 「ヲレは! ヲレは!(@w荒」麻布にマングリ返しを決める恒寿。120kの巨体で彼女を押し潰す。 「ああっ、ダメよ、東京さんったら。生で挿れたらっ!」麻布の悲鳴の様なよがり声が響く 「ははははははは! 勝った!(@wぷ」勝利を確信した瞬間、その時だった。 「ぶっひぃー!(@w死」彼の身体の自由は奪われた。うつ伏せに倒れ込む恒寿。腹の隙間から麻布の右手が飛び出る。 彼女の右手にはスタンガンが握られていた。 「てめぇ、この豚野郎! あたしに挿入なんて14万八千光年早いんだよ!」覚醒である。 スタンガンで失神、脱糞、放尿してヴザマな醜態を晒す恒寿。その姿を麻布はデジカメで捉える。 麻布は右手で彼の大便を救うと彼の顔面にそれをぐちゃりとつけた。 「ヲラァ! この蛆虫野郎! もう終わりかぁ!?まだあたしは一回もイってねぇんだよ!!」ゲシゲシと恒寿を蹴り飛ばす 麻布であった。ベッド上では恒寿がピクピクと痙攣を起こしながら横たわっている
「ヲイ! この養豚場に湧く糞蛆虫野郎! 起きやがれ!!!」Sモードの麻布の怒声で 恒寿は目覚めた。顔に何やら生温かい物がジョボジョボと当たっていた。 「ぶっへー!(@w荒!」麻布に顔面騎乗のポジションから小便をかけられていた。 「豚公! まだあたしはイッてねぇんだよ! 仕方ねぇから挿れさせてやっから起きろ! このウスラバカ!」 その言葉を聴いて彼は起き上がった。それは碇シンジの叫びを聞いて暴走を始めたエヴァ初号機のようであった。 「ヲラ! とっとと挿れろや!」麻布観音御開帳である。 「こっ、これは何かね?(@w荒」散々、ネット上で腐れマソコなどババァの使用済みマソコなど大口を叩いてきた 恒寿であったがマジマジと見る女性器に彼はおののいた。だが彼のそんな思考とは裏腹にマイスンはヴィンヴィンだ。 おそるおそる挿入する恒寿。「はぁ〜ん、東京さぁ〜ん〜」挿入した瞬間、正気に戻る麻布。 「ヲやっ?(@w疑」彼は今までに無い感覚を味わった。全く、感じないのだ。SEXと言う行為が自分の想像していた物よりも 全然気持ちよくないのだ。「ヲッスヲッス(@wヲッス」彼は二回、三回と腰を振った。だが三回目で中折れしてしまう。 「どうしたの?東京さん?」麻布は枕を抱いたまま恒寿に問いかける。 「い、いや、全然気持ちよく無いんだが(@wぷ」致命的な一言であった。 「テメェ、この糞豚野郎! ヲレのマソコが使用済みのガバガバだって言いてぇのか!!??、ああ〜ん!!」フニャチンごと 前蹴りを喰らう恒寿。「ぶふっ(@w蹴」ゴロンとベッドの下に転げ落ちた。 「たく、テメェみたいな東大除籍されて痴漢で捕まった屑野郎に情けかけてやらせてやってんのになんだぁ、このザマは!?」 「ゴン」麻布は恒寿にガラスの灰皿を投げつけた。
「ヲい! 恒寿じゃねえや、フニャ寿。ささっと起きろよ屑野郎! テメェはそんなでかい図体して 女もイカせられねぇのか!?さすがに女子中学生にイタズラするだけあるな?おおっ!!??」 「ヲレは・・ヲレは・・」鼻血をたらしながら起き上がる恒寿。 「ヲラ、もういっちょ来い!」「ブッヒー!(@w突」 だが何度やっても中折れフニャチン化する恒寿のチ○コであった。 不思議である。麻布の観音様に挿入するとフニャチンになるものの出すと彼のマイスンはヴィンヴィンだ。 「てめぇのチン○はターミネーターかよ、この役立たず糞蛆虫豚野郎!」麻布に罵倒され、殴る蹴るの暴行を受ける 恒寿。彼は薄れ行く意識の中でかつての最強アンチコテ「屠殺人」を思い出していた。 「糞豚、勝手にしろや!」麻布はそう言うと彼に背を向け熟睡に落ちていった 「カチッ、カチッ、」時計の秒針の動く音で彼は目覚めた。ムクリと彼は起き上がった。 側には麻布の脱ぎ捨てたシルクのパンティとブラジャーが落ちていた。彼はそれを手に取った。 「アヲヲヲヲヲヲヲヲヲヲヲヲ!!!(@w荒」 「ふぅ〜(@wふぅ〜」 お約束のヲナニーであった。彼はもはや、ヲナニーのやり過ぎで人間の女性は受付られない体になっていたのだ。 「ぷ。やっぱりヲレの右手はいい仕事するぢゃん(@wぷ」壁打ちする恒寿。 「うるせぇんだよ、この糞豚!」麻布は恒寿に買い与えたSH902を投げつけた 「ガツン!」それは彼の広いオデコに直撃し、彼はフニャチンと共に沈んでいった・・・
「ねぇ、東京さん、起きて!」麻布の呼ぶ声で意識が戻る恒寿。 「うぅぅぅぅ〜ん(@w起」20年引き篭もりの恒寿は著しく寝起きが悪い。 「あたしは仕事だからもう行くわ。また今夜の仕事の件、電話するから」そう言うと彼女は 自分の使用済み下着を彼の顔面に投げつけた。峰不二子がルパンにやってるあれである。 「アヲヲヲヲヲヲヲ!!(@w興」 「ふぅ〜(@wふぅ〜」 朝立ちを理用したヲナニーは彼のヲハコだ。だが彼の肉体と精神は完全に蝕まれていた。 お決まりの格好でお決まりの時間にホテルを出る恒寿。右手には麻布の下着入りコンビニ袋をぶら下げ 駐車場にやってきた。だがなんと彼のヲンボロインスパイアが無いのだ。 「ヴッヒィーーーーーーーーーー!(@w泣」
忽然と姿を消した彼の愛車、ホンダインスパイアV32 彼は焦りまくり部屋に戻った。 「まったく、最近この部屋に泊まるバカはどんな奴らなのかねぇ?」掃除のおばさんが ブツブツと文句をタレながら部屋を掃除していた。 「これじゃ、ファルージャの民家で米軍とイスラムゲリラが室内近接戦闘したみたいだねぇ」 その時だった。 「ぶひっ!」 「!!??」ビビる掃除のおばさん。 「ヲ、ヲ、ヲレの車を知らないかね?(@w焦」 「?は?いや、知らないですが・・・」呆気に取られる掃除のおばさん。 「さいたま〜(@w荒」意味不明な雄叫びを上げ去っていく恒寿。 「あんなキモい男が泊まってたなんて・・・ここもホモが多いのかねぇ・・」 おばさんは溜息をつくと掃除を続けた
「ブフッ、ブヒッ、ブブ」恒寿は汗だくになりながらインスパイアを探した。 だが彼の愛車は見当たらない。あの思い出の詰まった愛車が無いのだ。 その時、彼のSH902が鳴った。電話の主は飼い主の麻布である。 「東京さん、あたしだけど今日は8時にあたしのオフィスに迎えに来てくれないかしら? 今日はちょっと遠出するからガソリンは入れておいてよね」麻布は言った 「ちょ、ちょ、ヲレの車が無いんだが知らないかね?(@w焦」キョドる恒寿 「ああ!? テメェ、あたしの運転手が嫌だからって見え透いた嘘付いてんじゃねぇぞ!フニャチン野郎!」 麻布の罵声がスピーカーから響く。 「い・いや、本当なんだが(@w泣 もう勘弁してくれないかね?(@w泣」 「おい・・・・恒公・・・・それがおまえの答えか・・・・?・・・ふぅーん・・よし解った」 彼女がそう言うと静かに電話は切れた。 その後、恒寿は泣きながらインスパイアを探したが結局見つからず電車で松戸新田へ帰ることになった
「ヲレは・・ヲレは・・」 愛車を失った恒寿はフラフラと街を彷徨った。だが悲しいかな彼はネカフェを 発見するとフラフラと誘われる様に入ってしまう癖があるのだった。 「おのれ雑魚運営どもめ。ヲレの愛車を盗みやがって(@w怒」 彼はそう言いながら自分のスレ「東京kitty」スレを開いた。 スネークが油豚の愛車を盗んだと言うカキコが無いかくまなくチェックする恒寿。 だがおかしい。スレが異様に加速してるのだ。代行のまとめサイトのうpローダーの リンクが貼られてから異常に盛り上がっている。 「ヲヤ?ヲレがラ行ネカマで降臨していないのにこの盛り上がりは何かね?(@wぷ」 恒寿はリンクをクリックした。すると・・・・ 「ひぃぃぃぃぃぃぃ(@w悲」 そこには全裸で手コキで悶える恒寿の画像が何十枚も貼ってあるのだ。 さらには動画まで貼り付けてある。麻布に手コキされ「お母さ〜ん」「あじゃぶぅ〜」と悶える 恒寿の醜態が日本全国、いや、全世界に配信されているのだ。勿論、犯人はあの女性である。 この瞬間、彼の頭の中の何かが音を立てて切れた・・・
松戸駅に向かう常磐線の車内。 サラリーマンやOL、学生でごった返していた。恒寿もその中の一人だ。 「さいたま〜」「ヲマエが死んで手本を見せろ」「いつも本当の事を書くと思うのかね」 等等、壊れかけの恒寿、いや壊れた恒寿はブツブツと独り言を発していた。突然、 「はははははははははははははははは! ! ! 勝った(@w荒」と一人車内で勝利宣言を始める。 周りの人はそんな恒寿を冷ややかに見つめていた。 そんな恒寿の前に彼の腹に包囲され、逃げ場を失った一人の女子高生が孤立していた。 彼女は明らかにおかしい恒寿に背を向けるのが唯一の抵抗であった。病院にも通わず、治療も 投薬も受けず、麻布の肉奴隷と化していた彼の精神はもはや崩壊していた。シロッコの魂に自我を崩壊 させられたTV版のカミーユの様に・・・・・ 恒寿は自分の前に背を向けて立つ女子高生に気が付いた。ショートカットの黒髪の彼女はかつてコンビニバイト 時代に恋心を寄せた中川麗子を連想させた。ムラムラ感に襲われる恒寿。 一見、純真そうなそんな彼女に彼のマイスンは爆発寸前になった。思わずそのでかい顔を近づけ彼女の臭いを嗅ぐ恒寿 「ヲヤヲヤ、やっぱり女子高生はいい臭いだなぁ(@wぷ」変態丸出しである。 ふと目を下にやると彼女のブラが透けて見えていた。清純そうな彼女には不釣合いな黒のブラに彼は一瞬、麻布を連想した。 「こ、こんな真面目そうな子が黒のブラとは何事かね(@wぷ ヲシヲキだなぁ(@wぷぷ」 マイスンを彼女のおしりに擦りつける恒寿。もう彼を止める事は誰にもできない
恒寿のマイスンを押し付けられた女子高生は声も出せずただ耐えていた。 「ヲヤ?耳が真っ赤なんだが感じているのかね?(@w荒 ヲマエはスケベなんだな(@wぷ」 耳元で囁く恒寿。「やっぱ女子高生は最高ぢゃん(@w荒 麻布なんかヲバハソぢゃん(@wぷ」 その時だった。 「ヲイ! ヲマエ何をしている!」彼の肩を一人の男が掴んだ。 痴漢撲滅キャンペーン中の最中、車内で警戒中の警官に声を掛けられる恒寿。一瞬、18年前の記憶が蘇る。 車内中の乗客の視線が彼と警戒中の警官に向いた。ひるんだ恒寿はよろけた パサッ! 恒寿は持っていたコンビニの袋を落とした。中身は勿論、麻布に貰った使用済み下着である。 袋は床に落ちると中身を露出させた。麻布のシルクの紫の下着上下だ。警官は一瞬、目を丸くした。 と、同時に恒寿は失禁してしまった。「ヲ・ヲレは・・ヲレは・・」ズボンから漏れ出す小便。その液体が コンビニの袋の周りに広がった。だがこの失禁が車内にパニックを引き起こした。 「サリンだ!!!!!」 一人の乗客が叫んだ! ビニールから漏れ出し床に広がる液体。 あの事件を連想させるのは容易かった。パニックになる車内。 「うわー!!」「キャー!!」人々の悲鳴と怒号は広まりそれはすぐに隣の車両にも伝わった
「助けてくれー!!」「列車を止めろ!!」恒寿の周りから乗客が皆、一目散に逃げる。 彼は自体が把握できない。誰かが非常コックを引いた。「キキーー!!」 「キャー!」「うわー!!」揉みくちゃにされる乗客達。その様を見て恒寿も走ろうとするが 警官に掴まれる。「おまえ! 逃げる気かぁ!」だが非常ブレーキの一効きで彼は吹き飛ばされ 手すりに頭を打ち気絶した。列車は鋭いブレーキ音を立てながら江戸川橋梁上で停止した。 「うわっっ!!」「逃げろっ!!」人々はドアを開ける余裕も無く、窓を開け車内から逃げ出した。 「ヲレは・・ヲレは・・」失禁した恒寿はその場にペタリと座り込んだ。15両編成の車内には彼と 頭を打って気絶した警官しかいなくなった。
江戸川橋梁上に停車した常磐線 JRと並走している国道6号線も封鎖された。 橋の両端にはパトカーが赤灯を点けて何台も止まっていた。 何人かの警官が姿勢を低くして橋の真ん中まで渡り車内の様子をうかがっていた。 列車から脱出して誤って江戸川に落ち救助された人も居るが行方不明の人も何人かいるようだ。 「で、犯人の特徴は!?」救出された会社員から松戸署の署員が事情聴取をしていた。 「は、犯人は歳は40位・・無職風で太ってました。頭は額が広くてちょっと薄い・・」 「で、その男はいきなり液体の入った袋を撒いたの?」 「じ・・自分は良く見てはなかったんですが・・何か違う男の人に何かを咎められていたようで・・」 同じ時をして常磐線車内 「ヲヤ?松戸の手前で止まったままなんだが(@w荒 ヲーイ誰かぁ〜、出してくれないかね?(@wぷ とても息苦しいんだが(@wぷ 何か橋の向こうで赤い光が灯ってるんだが彗星かね?(@wぷ いや、彗星はもっとこうブァーって光るんぢゃないのかな?(@w荒」壁打ちは続く。 恒寿は床に倒れる男に気づいた。 「ヲヤ?そんな所に倒れてたら風邪引くんぢゃないのかね?ヲレはお腹が空いたんだが何か食べ物を持ってないかね?(@wぷ」 恒寿は倒れた私服警官のコートを漁った。
「ほう?これは(@w荒」 恒寿は倒れた男の脇に収まるホルスターが目に入った。「パチン」彼はホルスターに 収まる黒く冷たい鉄の塊を抜いた。実弾5発入りのニューナンブM60 3インチバレルである。 「こここここここここ・・・これは・・・(@wぷ」彼の胸に5つの傷を付けたまぎれもないあの拳銃と 同系の銃だ。恒寿はホルスターと繋がるランヤード(脱落防止紐)を外した。 「こここここんな物を持ってるなんてヲ・ヲマヘは雑魚運営だな(@w荒」完全にイカれる恒寿。彼はゴトリと床に 拳銃を置いた。「何か暑いな、この中は(@wぷ」彼はそう言うと自慢のHRCTシャツを脱ぎくすんだGパンも脱いだ。 失禁した小便を含んだ彼のGパンは重く彼の足にまとわりついた。「ええーい(@wぷ」勢い良く脱ぎ捨てると彼は紫色の Tバック一枚になった。「随分、軽くなったなぁ(@wぷ ヲレは腹ペコだよ。家に帰ったらババァに飯を作らせるかね(@wぷ また不味い物を作ったらヲレの流星パンチをお見舞いしないとなぁ(@w荒」彼はそう言いながら乗客が車内に残していった 荷物を物色し始めた。「ヲヤ? これは(@wぷ」網棚に置かれた紙袋。手を伸ばし中身を見る恒寿。中には白い包みが。 「ほう(@w荒」その包みを解くと中身は包丁だった。 「そう言えばババァが包丁が切れないと言ってなぁ(@wぷヲ土産に持って帰るかね(@w荒」 彼は剥き出しの包丁を左手に取った。 「何か、上半身がスースーするなぁ(@w荒 ヲヲッ、あれがあったね(@wぷ」 恒寿はそう言うと麻布の紫のブラを装着し、パンティーを頭に被り、床の拳銃を拾った。
「ヲヤ?ヲレの一週間洗濯していないTバックと随分とマッチングしているなぁ(@w荒」 彼は窓ガラスに映る自分の姿に酔った。すっ裸に紫のTバック、ブラを装着し頭にパンティを被り 右手に拳銃、左手に包丁。史上最強の変質者である。いや、これが本来の彼の姿であろうか? 「ヲッと、ちょっと恥ずかしいね(@w照」彼はそう言うと車両のブラインドを下ろした 「課長!」一人の警官がデジカメと双眼鏡を持って橋から千葉側へ走り寄る。 「犯人の姿を捉えました」液晶画面をオンにして手渡す 「な、何だこいつは!!??」周りに居た警官が皆、絶句する。キモデブヲタの色白の男がギャランドゥ 丸出しで紫の女物の下着を付け、拳銃と包丁を持って車内を闊歩してる姿が収められているのだ。 「SATの出動を要請しよう!」ついに所轄では対応できなくなった。 常磐線車内 「う・・ううう・・」私服警官が意識を取り戻した。 「ヲヤ?雑魚運営がお目覚めの様だね?(@wぷ」 私服警官は周りを見て唖然とした。周りに誰も居ないのは当然だが自分の目の前には女物の下着を 纏い包丁と拳銃を持ったどう見ても変質者の男しか居ないのだったからだ。彼は脇に手をやった「!!?」 「キサマァ! それは本官の拳銃かぁ!」怒鳴る警官。 「ははははははははははははは!!! 雑魚運営はヴァカだなぁ(@w荒」恒寿は銃口を彼に向けた。 「おい! 何をする!」 「ヲレの体に傷を付けたお返しだよ(@w荒 勝った!(@wぷ」 「よせ! やめろ!」 「パン!」 誰も居ない常磐線の車内に一発の銃声が響いた
私服警官は額から血を流して倒れた。即死だ。 「たった一発で死ぬなんて、雑魚運営はチョロいな(@w荒 これで代行も殺るかね(@wぷ」 恒寿は拳銃をTバッグに挟んだ。死体に近寄るとその場に座り込んだ。 「がぁぁぁぁ! ヲ、ヲヤジィィ!(@w叫」彼は父、光翁が死んだあの日を思い出した。父の呪縛から 解かれたあの日。死体を見て錯乱する恒寿。「ヲ、ヲレはっ! ヲヤヂのせいでこんな事にぃぃ!(@w発狂」 彼はそう言うと持っていた包丁で死体をメッタ刺しにした。返り血を浴び顔面が真っ赤になる。 「ハァ・・ハァ・・(@w荒」彼はそばに落ちていたコンビニの袋を拾いあげた 「ヲッと、落ち着いたらおしっこがしたくなったね(@wぷ」彼はそう言うとその袋の中に放尿した。 「今、銃声がしなかったか!」盾を持った機動隊が欄干に近寄る。 「課長!」若い警官がまた駆け寄る。 「どうも目撃者の話によるとマルタイの男が痴漢行為を働いていて警官が一人、制止しようとした直後に 薬品が撒かれたようです」署員達は目を丸くした。 「ま、まさか射殺したのか?」だがその時だった。 「さいたま〜(@w荒」列車の窓を開け雄叫びを上げる恒寿。 「おっ・・おい、あの男、拳銃を持っているぞ!」「警官が殺られたのか!?」 「なんか言ってるぞ!」「何て言ってるんだ!?」 「さいたまぁ〜(@wぷ」吠える恒寿 「サリンと言ってるみたいです!」一人の警官が叫んだ。右手に拳銃を持ち、左手に小便の入った袋を持つ恒寿。 「だがあの男がまだ生きてると言う事はサリンはまだ撒かれていないようだ!」指揮を執る警官が叫んだ。 その時、上空から二機のヘリが飛来すると工事中の外環の道路上に着陸した。 SATが到着したのだ!
「急げ! 両端に展開。A班は千葉側、B班は東京側へ。狙撃チームは橋の中央へ!」 黒づくめの機関拳銃を持った男達が素早く配置に付く。レミントンM700ボルトアクションライフルを持った 隊員が三人、配置に付く。すると鳥籠を持ったSATチームの指揮官らしき男がやってきた。 「状況は!?」「男が一人、車内に立て篭もってます。中央の7両目に立て篭もってます」 「人質は?」「中の状況は分かりません、ただ警官が一人射殺され拳銃が奪われた様です」 所轄の指揮官はお手上げ状態で淡々と答える。「そ・その鳥は何ですか?」 「ああ、これはカナリヤだ。サリン探知機なんだがな」SATの指揮官はぶっきらぼうに答える。 「で、マルタイはまだサリンを所持しているのかね?」その時、また恒寿が窓を開け雄叫ぶ。 「さいたまぁぁ!(@w荒」「パン! 」さらに警官に向け発砲している。 「隊長! 発砲命令を!」狙撃チームの隊員が無線で叫ぶ。 「待て、A、B班がまだ位置に付いてない。状況確認が優先! 繰り返す、発砲は許可しない!」 時間は夜の6時になっていた。薄暗い闇の中、常磐線の両端の先頭車両に張り付くSAT隊員たち。 「隊長、マルタイは右手に警官から奪ったと思われるニューナンブを所持、左手にサリンの入ったと思われる袋を持っています」 ライフルスコープで挑発する恒寿の姿を確認したスナイパーから無線連絡が入る。 「くっ、この場で射殺するのは容易いが倒れた瞬間、サリンが撒かれるか最悪、江戸川にでも袋が落ちたら大惨事だぞ・・」 憎憎しく恒寿を見つめるSAT隊長。再び無線を手に取る。 「A、B班。ファイバースコープで車両内を偵察、報告せよ!」 恒寿はSAT創設以来の最強の敵となった
時、同じくして首相官邸。 危機管理室では安部総理、塩崎官房長官、久間防衛庁長官が頭を抱えていた。 「またサリンかね? オウ○の残党かね?」 「その辺りは何とも・・・・」 「犯人の身元は割れているのか?」総理は椅子にドカッと腰を下ろす 「男の身元は遠州恒寿40歳、無職です」塩崎長官が答える。 「まだ所轄にもSATにも割れていません。内閣情報室からのデータなんですが・・」 「まったく、無職の男の犯行とは・・私の再チャレンジ政策に対するアテつけかね?」 憮然とする総理に防衛庁長官が言葉をかける。 「総理・・どうもこの事件は北の工作員が絡んでるみたいですが・・」 「なんだと! どう言うことかね?」 「この遠州とか言う男、日々、ネットで在日や総連を中傷するカキコミを続けていたみたいですが 実は当の本人が在日で撹乱工作していたとの情報があります」 「て、ことは、この男が工作員なのかね?」 「はぁ・・でないと首都圏で科学兵器テロなど起こす理由が・・おりしも六カ国協議が中断していますから・・」 「また北かね! 不審船の一件で宣言を破棄する気満々だな。で、どうしたらいい?」 総理は防衛庁長官を見てニヤリと笑う。 「大宮の科学防護小隊を現地に派遣させましょう。これは国民に対してのアピールです。表向きのね」 「裏があるのかね?」総理は手を組んだ。 「習志野の特殊作戦群を派遣しましょう。北へ対して見せしめです」 「そんな・・実弾を所持した部隊など国内で動かしたなんて知れたら総理の政治生命が!」官房長官が叫ぶ。 「マスコミなどどうにでも操作できるだろう。サリンの危機から首都圏を自衛隊が救ったとなれば防衛省昇格の件で 野党も叩きにくくなるだろう?よし、いいだろう。やってくれ!」総理は決断した。
「ヲ・ヲシッコをしたのはいいんだけど表で雑魚運営どもが表で騒いでて袋を捨てられないんだな(@w荒」 恒寿は小便で満タンになった袋を右手に持ち左手に拳銃を持った姿で7両目をウロついた。 「仕方ないかね(@wぷ」彼は左手首にその袋を縛りつけた。 「隊長! B班から報告! 5号車に女性が一人、取り残されています!」 ファイバースコープで偵察をしていたSAT隊員から報告が入る。 「何っ!」その女性とは恒寿が先程、車内でマイスンを押し付けていた女子高校生だった。 「7号車で男性が血を流して倒れています。おそらく拳銃を奪われた警官と思われます」 「生死の確認は!?」「動きません、絶命してる模様です」 「犯人の様子は!?」「手首にサリンの袋を結びつけています。右手に拳銃、さらに包丁も所持しています!」 「包丁は聞いていなかったな・・」SAT隊長は無線のマイクを置く。 その時、外環から緑のトラックの群れがやってきた。それは橋の50m手前で制止した。 「全員降車! 急げ!」防護マスクと防護服に身を包んだ化学防護小隊が到着したのだ。 「SATの指揮官はどなたかな?」陸自防護小隊の指揮官が割って入る。 「私だが」「我々は指示あるまで後方で待機する。犯人がサリンを撒いたら無線で知らせてほしい」 「ちょwwおまwwwあんたらは後方で傍観かね?」ヴチ切れるSAT隊長。 「我々はサリン中和以外の命令は受けていない。では」陸自の指揮官は去っていった。 「バババババババ」上空には報道陣のヘリが旋回していた。 「なんか外がうるさいなぁ(@wぷ」恒寿はブラインドを開け上流側の空をみつめた 「ははははははは! ! 雑魚がバタバタとバカ駄なぁ!」そう言うと彼は窓を開けヘリに向けて発砲した。 「パン!」その時、車内を偵察する為に列車に張り付いていたSAT隊員を彼は発見した。 「ヲヤ? こんな所にも雑魚運営がいるぢゃないかね?ヲマエがヲレの車を盗んだのかね(@wぷ」 彼はSAT隊員に発砲した。「パン!」「ぐあっ!」被弾するSAT隊員! 「隊長! こちらB班山本、福島が撃たれました。発砲許可を!!」 「ぷぷぷぷ(@wぷ ヴざま駄なぁ(@w荒」彼はそう言うと窓を閉め再びブラインドを閉めた。
夜のTV番組は軒並みニュース特番に変更になった。 「常磐線でトレインジャックが発生、犯人は警官を射殺して篭城している模様です 現場から中継でお伝えしたいと思います。現場の荒木さぁ〜ん?」 「はい、こちら現場です。先程、犯人が窓から発砲して負傷者が出た模様です また犯人が化学兵器を所持しているとの情報も伝わっていますがまだ警察から詳しい 発表はありません。ただ、後方に・・見えますでしょうか? 自衛隊の車両も停止しています。 95年の地下鉄サリン事件を思いだしますが・・あの車両が化学防護小隊の物かは不明です。 以上、現場から荒木がお伝えしました〜」流暢な解説が終わる。 某税理事務所。 「まゆみちゃ〜ん、コーヒー入れてくれる〜?」 「もう、遠州さんたらもう飲んだんですかぁ?もっとゆつくり飲んだ方が・・」 ブツブツ文句を言いながら彼女はコーヒーサーバーからカップにコーヒーを注いだ。 「あたし上がりますねぇ・・ええっ、常磐線でトレインジャックだってぇぇ怖い〜」帰ろうとしていた 税理事務所のまゆみちゃんの目は釘付けになった。どのチャンネルを回してもこの事件で持ちきりだ。 「しっかしどこのバカかなぁ? こんな事して家族はいい迷惑だろうなぁ」 もちろんコーヒーを頼んだ遠州先生とはヨシナリ先生の事だ。 テレビのキャスターが叫んだ 「あっ、今、現場のヘリが犯人の姿を捉えました。見えますでしょうか?ここだけブラインドが開いてますねぇ」 ワカメ頭に紫のTバッグ、ブラを付け頭に紐パンを被り右手に拳銃、左手に包丁と小便袋を持った兄、恒寿が日本全国、 いや全世界にまたもや配信された。コーヒーを飲みながら画面を見るヨシナリ。 「ぶっはぁぁぁぁぁ!! に、兄さん!!??」コーヒーを吹く。 「えっ?先生この人知ってるんですかぁ?」事務のまゆみちゃんは突っ込んだ。 「え?はは? いや、知り合いの新見さんに似てるかなぁって?あだ名でニイさんって呼んでるんだよ」 冷や汗をかくヨシナリ。「ぢゃあ、センセ、お疲れさまぁ」彼女はそう言うと帰っていった。 ヨシナリは超創会に電話をした。 「か、母さん、ヨシナリだけど兄さんは? えっ、まだ帰ってないって!!」 彼の顔から血の気が失せ携帯を床に落とし立ち尽くすだけのヨシナリ先生だった。
日本のTV、新聞局はおろか全世界のマスコミがこの事件に注目した。 CNN 新華社通信 アルジャジーラ等等。まさに恒寿は全世界のカリスマとなった。 恒寿の異様なその振舞いを見て悪の枢軸の某テロ組織は公式コメントを発表 「彼はサムライだ」と。 江戸川橋梁の現場ではSAT隊員が被弾し混乱していた。 「おい、福島、しっかりしろ!!」「隊長! 何故、発砲を許可してくれんのですかぁ!?」 「・・・・・・・・・」黙り込むSAT隊長。その時、また工事中の外環の上にホバリング するヘリが二機、やってきた。ヘリからは垂直降下で人が降りている。それを見つめるSAT隊長。 ほどなくして機関拳銃を持った陸自の指揮官がやってきた。 「防護小隊の方では無いようですな」SATの隊長はその男の階級証を見て言った。 「以降は我々が現場の指揮、作戦を任された。お帰り願おうかね」機関拳銃を持った男が話しかける 「なんだと・・こっちは隊員が一人やられているんだ! おめおめと帰れるかっ!」怒鳴るSAT隊長。 その時、彼の携帯が鳴った。 「はい!?・・はい・・はっ?・・・はい・・はっ。・・解りました・・」彼は電話を切ると無線のマイクを握った。 「A、B班及び狙撃班に告ぐ。作戦終了。撤収だ!」彼はそう言うと無線の電源を切った。 「隊長!? 何故ですか!?まだ犯人はっ!」一人の隊員が食い下がる。だがSAT隊長はヘリに向かって歩き出す。 後ろから装備を持った隊員達がついて行く。「隊長!?」隊員の問いにSAT隊長はボソッと言った。 「我々の役目は終わった。後は任せよう・・特戦群にな・・・」 「!?・・じゃあ、彼等が陸自の特殊部隊の特戦群なんですか!?」
SATを乗せたヘリは飛び去り闇の彼方に消えていった。 「アルファはJRの変電所を制圧、指示あるまで待機、ブラボーは車両の両端に付け! チャーリーは突入のバックアップ! デルタは現場の警戒! 敵は一人とは限らんぞ! 訓練通りやれ!」指揮官が叫ぶ。 「対テロ作戦において照明の電源の確保も出来ないとは・・SATもまだまだだな・・」 「ちょっ・・待ってください!」所轄の警官が叫ぶ。「何だ!?」「まだ車内に人質が!」無線のマイクを持って黙る指揮官。 「それも織り込み済みだっ!」怒鳴る陸自の指揮官を特戦群の隊員が走りぬける。見た事もない自動小銃を持っている。その姿は 米軍の特殊部隊そのものだった。「アルファよし」「ブラボーよし」「チャーリーよし」「デルタよし」各チームから無線が入る。 その時だった。
92 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね :2007/01/04(木) 03:51:20 発信元:222.7.56.114
続きまだー?
とてもをもしろいよ(@w荒
94 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね :2007/01/04(木) 13:17:09 発信元:220.208.85.157
底辺台本作家の出来の悪い必死の時間外バイトですな(時給ゼロ)
95 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね :2007/01/04(木) 22:02:10 発信元:219.109.91.16
IPアドレス 220.208.85.157 ホスト名 u20157.koalanet.ne.jp IPアドレス 割当国 ※ 日本 (JP) 都道府県 千葉県 市外局番 -- 接続回線 CATV
96 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね :2007/01/04(木) 22:07:26 発信元:221.189.116.216
名無し最高ですね
「ははははははははははは! ! ! ヲマエら雑魚運営がヲレを倒せると思っているのかね?(@w荒」 恒寿は窓を開け、包囲する警官、自衛官を挑発した。おもむろに胸の7つの傷を誇らしげに見せながら 彼のショータイムは始まった。ネット上で三日もあれば自衛隊など全滅できるとほざいた男である。 特戦群チームチャーリーのスナイパーのSR25は彼を完全に捉えていた。 「一尉、奴の左手のサリンの袋に当てなけりゃいいんですよね? いつでも撃てますよ!」 「待て待て、奴が倒れたらサリンがこぼれるようになってたらどうする?」 二丁のSR25は発砲命令を今か今かと待ち構えていた。 「ははははははははははははは! ! 勝った(@w荒」 窓を開けて勝利宣言する恒寿。彼の常軌を逸脱したその格好はTVでお茶の間に流れた。 視聴率は浅間山荘事件も軽くぶっちぎっていた。ただ一人、歯軋りをしながらTVを見つめる男がいた 「に・兄さん・・何でこんな事に・・・・」 ヨシナリは頭を抱えながら辞表を書く準備をしていた。
「うっ、うっ、」6両目から嗚咽が漏れてくる。 「ヲヤ? 誰か居るのかね?(@wぷ」恒寿は拳銃をTバックから抜きながらそちらを向いた。 ドア横の狭い隙間に恒寿が痴漢をしていた女子高生が取り残され座り込んでいた。 彼女は逃げ遅れ、隠れていたが恒寿の異様な行動についに我慢できなくなり泣きはじめていた。 「ヲヤヲヤ、さっきの子ぢゃないかね?(@w荒 ヲレが魅力的なんで残っていたのかね?(@wぷ」な、訳ない。 彼女は恒寿に発見された事に気がつき、振り向いた。 「い・嫌! 来ないで!!」脅える表情で恒寿を見つめる 「はははははははははは! ! ! ヲレとヲマエは二人っきりなんだよ(@w荒 照れているのかね?(@wぷ」 恒寿の脳内には18年前に千代田線内で痴漢した時の記憶がヲーバーラップしていた。 あの時は・・屈強な男達に邪魔された! だが今度は邪魔者は居ない!!! 「ヲレは・・・ヲレは・・・」彼の紫色のTバックの前から勃起したマイスンがコンニチワしている。 彼は6両目の入り口で立ち止まった。そしておもむろに拳銃を左手に持ち替え右手でマイスンを扱きはじめた 「ははははははははは! ! ! さいたま〜(@w荒 あヲヲヲヲヲヲヲヲ〜(@w自家発電」 立ちヲナニーする彼の姿をスナイパーは冷静に捉えていた。 「一尉! 奴は人質の女子高生に接近! あ・あいつ、ヲナニーしてます!」 「なんだと!?」突入チームブラボーの指揮官は耳を疑った。 勝ち誇った恒寿は二人しか居ない車内で勝利のヲナニーに酔いしれていた。 「!?」 ライフルスコープのレティクルが飛び散る彼のザーメンを捉えた。 「あ・・あんな変態見た事がない・・・・」 スナイパーは言葉を失った。
99 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね :2007/01/04(木) 23:28:02 発信元:125.174.131.213
【ダミーではなく秋田県にて実際に当該殺人研究(もしくは殺人教育)を行なっている被疑がある研究機関】 1)秋田県総合食品研究所(秋田県庁の一機関) @高橋慶太郎主任研究員ら: 具体的な研究内容は明らかにされていいないが、秋田県庁が当該プロジェクトの基幹機関 に位置づけている。各種課題は秋田県総合食品研究所の開放研究室にて進行中。 2)秋田県立大学生物資源科学部(秋田市) @稲元民夫・福島淳:BM活性水による大量殺人養殖の消臭カモフラージュ技術の開発 A佐藤了・谷口吉光:小坂町の大量殺人養殖業者への学生実習(但し豚飼育カモフラージュ区域) 3)秋田県立大学システム情報科学部(本荘市) @岡野研究室(機械工学):大量人間殺害に同時使用可能な豚の自動肉解体ロボット開発 A電子情報システム学:小坂町で大量人間殺害養殖業にも使われているマルチRFID関連システム開発 4)株式会社●本バ●オ *1〜4)は大量殺あ人を動物実験のように扱っていると見られる。人間養殖は明確な凶悪犯罪である。 ホロコースト(刑法の殺人罪)犯罪の共犯として明確に位置づけられる被疑が出ている。 彼らは「人間」だろうか?殺人犯そのものである。
100 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね :2007/01/04(木) 23:38:28 発信元:220.211.60.202
125.174.131.213 HOST:p3213-air02hon128k.tokyo.ocn.ne.jp
その頃、2ちゃんの核等スレはもの凄い勢いで加速していた。 「油豚、リアル犯罪者ケテーイ!!」 「江戸川橋梁でオフ会やろうぜ!!」 TVの画像は目線にボカシが入っているが豚追い隊は誤魔化せない。 「油豚が何時に射殺されるか賭けようぜ!!」などなどスレは盛り上がる。 「はぁ、はぁ、(@w荒」ヲナニー後のまどろみに包まれる恒寿。ユラリと立ち尽くす。 「さて・・ヲレとヲマエしか居ないこの車両でセックス的な事をしないかね?(@wぷ」 「いやーー! 来るなぁ!!」女子高生は叫んだ。 「そんなに嫌わなくてもいいぢゃないかね?(@wぷ 二人っきりなんだからね(@wぷ」 「来んなよ!! 変態豚野郎!!」この一言が彼に火を付けた。 「ぶ・豚!? ヲイ、ヲマエ。立て!」珍しく強気な言葉を吐く恒寿。拳銃を彼女に向けた。 「ヲレがヲとなしくしてればいい気になりやがって(@w怒」女子高生は震えながら立ち上がった。 「ヲイ、脱げ(@wぷ 服をを全部脱いで生まれたままの姿でこっちにきたまえ(@w荒」命令する恒寿。 「あ、あんた・・何なのよ・・あたしにさっき散々、いやらしい事しておいて・・うっ、ぐすっ」 「ヲレは東大に入学したんだ!! いいからさっさと服を脱げ!(@w怒」キョドりながら怒鳴る恒寿。 銃口を向けられた彼女は泣きながらYシャツのボタンに指をかけた。 「違う!!(@w吠 スカートから脱ぎたまえ(@w荒」いやらしく命令する恒寿。彼女は下を見ながらスカートを脱いだ 「ヲヤヲヤ、ブラも黒ならパンティも黒かね?(@w荒 ヲマエはやっぱりスケベな女なんだな(@wぷ」陵辱な言葉を投げかける マイスンはヲナニーしたばっかりなのにヲッきし始めていた。 「まったく、そんな歳で黒い下着なんか付けていたらろくな大人にならないなぁ(@wぷ」麻布に対するアテツケである。
「よし、今度は上を脱ぎたまえ(@wぷ」恒寿がそう言うと彼女は泣きながらシャツを脱いだ。 「ヲヤヲヤ?上下黒の下着とは(@w荒 やっぱ女子高生は白がいいんじゃないかな?(@wぷ」 下着姿で立ちつくす彼女を見て恒寿のマイスンはヴィンヴィンだ。 「よし、そのままこっちへ来て、ヲレのビッグマグナムをほおばりたまえ(@wぷ」 「い・・いや・・うっうっ・・ぐすっ・・」 「ヲイ・・ヲマエ、ホント撃つよ(@w怒」恒寿はニューナンブのハンマーを起こした。 「これは夢だ。雑魚運営がヲレに見せている夢なんだ。早いとこ、この子にいやらしい事をしようぢゃん(@w荒」 いいえ、夢ではございません←惨敗日記コメント風 カチリと言う撃鉄の起きる音にビクッとするも彼女は一歩足を踏み出すしかなかった。 「二佐! 人質が犯人に脅され衣服を脱がされ接近しています! 突入命令を!!」 突入の為に車両の側面に張り付いたブラボーチームのガラス越しに彼女は泣きながらとゆっくりと歩いて行く。 「犯人に捕まったら厄介だ。あと、15Mほどで接触! 」 「突入準備! アルファ! 合図と共に電源を切れ! ブラボー、準備はいいか?」 車両の屋根にあがった隊員は暗視ゴーグルを装着した。
「犯人と人質の間にスタングレネード(閃光音響手榴弾)を投擲、人質を確保しつつ 犯人を背後から拘束! 銃は4発撃っている。情報では射殺された警官は装填された弾丸 以外に実弾は所持していない。残りは一発だ! 犯人の身柄とサリンの確保が優先! だが 抵抗するなら射殺して構わん!! 」指揮官がマイクに向かって怒鳴る!! 常磐線車内 「ははははははははははははは! ! ! ぢょし高生がヲレの言いなりぢゃないかね?(@wぷ 勝った(@w荒 圧倒的に勝った(@w荒 銀河系的に勝った(@wぷ よし、明日になったら麻布のヲヴァハソを撃ち殺しに行くかね(@wぷ インスパイアが見つかったら代行の所にもヲ礼参りに行かないとなぁ(@wぷ さぁ、ウスラバカの運命はいかに! 待て次号!!!!!!!
続き早く書いて!
これ面白いねw
106 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね :2007/01/06(土) 01:05:45 発信元:222.7.56.106
やった、続き来てるw
107 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね :2007/01/08(月) 02:02:25 発信元:220.221.216.86
ふりゃあ
108 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね :2007/01/08(月) 08:14:38 発信元:211.15.48.162
トン吉、脳内じゃいくつになったんか知らんが、 お前はネットで馬鹿を晒している無職の40歳なんだよ。 お前の周りにいるやつらはお前より若いし、なんとかなるんだよ。 気がついたときには周りには誰もいなくなって、 ただ歳だけ無駄に重ねたお前が残されているんだよ。 誰かがお前を掬い上げてくれたか? すぐ捨てられただろう。 死ぬまでこの繰り返しだぜ。 それでいいのか? 残念だったな。 もう遅いのかもな。 みんながお前の人生の敗戦処理をニヤニヤしながら見てるぜ。
誤爆。 ヲチスレと間違えた。 作者さんスレ汚しすみません。
>>109 おk 気にしない気にしない!
下着姿の女子高生が恒寿にあと5M迫った所だった
「ヲヤ?停電かね?(@w荒」車内の電気が消えた。と同時に、
「ガシャン!」窓ガラスが割られゴロゴロと何かが床を転がる。
「ヲヤ?食べ物かね?(@wぷ」それを拾おうとした恒寿だったが次の瞬間、耳をつんざく
音と光が彼を襲った。特戦群の突入部隊が投入したスタングレネードが炸裂したのだ!
「行け、行け、行けぇ!!!」ガスマスクをした屈強な男達が一斉に車内に飛び込んむ。
「目!目がぁ! ヲ、ヲレの目がぁぁぁぁ!!(@w叫」恒寿は絶叫した。
「人質を確保!!」二人の隊員がうずくまる女子高生を引き寄せ車内から引きづり出し毛布をかけた。
恒寿の背後から左手に縛り付けたサリン入り(実際は小便入り)の袋を奪おうと走り寄るその時だった。
「ざ、雑魚共がぁぁぁ、何をするのかねぇぇぇぇぇぇ(@w叫」彼は連結部分の幌によりかかりニューナンブを
振り回した。「キサマ! 投降しろっ!」小銃に付けたフラッシュライトで照らされる恒寿。その姿はあまりにミジメ駄った。
「パン!」恒寿が放った最後の一発は空しく逸れシートに命中した。
「カチン、カチン!」弾の切れたシリンダーは空しく空撃ちを続ける。何人かの隊員は銃の安全装置を解いた。だが指揮官は発砲許可を出さない。
「キサマぁ!」一人の隊員が銃床で恒寿の顔面を殴りつけた。「ぶふっ!」恒寿の鼻から鮮血が飛び散る。
「くっ来るなぁっ!(@wぷ」彼は弾の切れた拳銃を投げつけるとTバックから包丁をスラリと抜きそれを振り回す。
「ヲ・ヲレはぁぁぁぁ!!ヲレはぁぁぁ!!(@w狂」パニクった恒寿は右手で包丁を振り回し 左手に縛り付けたサリン入り(中身は小便)の袋を高々と上げた。 「一尉、奴はあの袋を包丁で切りつけて中身を出すつもりでしょうかっ?」 「おまえら餅つ、いや、落ち着け!」車内に突入した屈強な男達は恒寿に銃を突きつけたまま固まった。 「ヲレッ!ヲレッ!ヲレはっヲレはっ!(@w狂」恒寿はキョドりまくり幌によりかかったままだ。 「くっ、あの男、我々に背後を取らせない為に連結部分の幌に寄りかかるとは・・北の工作員は一筋縄ではいかんな・・」 じりじりと逆に恒寿から距離を取り始める特戦群の隊員達。その時、一人の隊員が奇抜な行動に出た。 咄嗟にナイフでIRサイリュウムを切断し、中身の液体を恒寿に振りかけたのだ! 説明しよう。 サイリュウムとは棒状の筒に化学薬品が入ったもので筒を折ると中の薬品が混ざり発光する物体だ。 アイドルのコンサートなんかでよく光ってる棒状のあれだが軍用の物のIRタイプは暗視ゴーグルでしか 発光が見えない。恒寿は折った後の薬液を隊員にかけられたのだ
「ぺっ、ペっ、何かねこれはっ?ヲマエは男の癖にヲレに顔射かね?(@wぷ」 最前列にいた隊員がハンドシグナルを示す。咄嗟に弾けるようにして彼等は恒寿から下がり伏せた。 「ヲヤ?、雑魚運営共がヲレに惨敗のようだね?(@wぷぷぷ」 「パシッ、バシッ」ガラスの割れる音が二回、いや、割れると言うより弾ける音だ。 「ブフッ!!」チャーリーチームのスナイパーが暗視スコープ付きのSR25から放った二発の刺客が恒寿を襲った。 暗がりの中、着弾点の誘導で彼の顔面にかけられたサイリュウムの中身を暗視スコープで確認、その弾丸は右肩と 右胸に着弾した。衝撃で包丁が弾け飛ぶ。だがサリン入り(中身は小便)の袋は左手に縛られたままだ。 その場に崩れ落ちる恒寿、だが最後に踏みとどまった。 「ヲレは・・・ヲレは・・・(@w死」ケンシロウに秘孔を直撃され崩れ落ちるラオウの様だ。 「さすが北の工作員は7,62mmを喰らっても立っていられるのか!?」隊員達は愕然とする。 「射撃用意、左手は狙うなっ! 撃てっ!!」 「タタン!タタン!」外から見る常磐線の車内に一瞬、光が灯り発砲音が響く。
「ああっと、今、SATが突入! 中で銃撃戦が起きている模様です!」橋の向こうで見守っていた 報道陣のキャスター達が叫びフラッシュが一斉にたかれた。 「なぁ、美香。おまえあの遠州って男とマジで付き合う気かぁ?」 ベッドの中で煙草を吸いながら男が女に問いかける。 「あたしがぁ?やめてよ・・あんなキモヲタ・・ただの暇潰しよ・・」 麻布は行為が終わった余韻に浸りながらTVをつけた。どこを回しても事件の番組だ。 「今、犯人の身元が割れました。松戸市在住の41歳の無職の男で精神病院に通院暦があり過去に 逮捕暦もあったようです。何故、この男が化学兵器を持っていたのかは謎ですがネットの掲示板上に 数日前からサリン犯罪を臭わすカキコミをしており警察では事件との関連をしらべています!」 キャスターが叫ぶと車内をうろつく恒寿の姿は何度もリピートで放映されている。 「あれっ? こいつ油豚によく似てんなぁ? なぁ美香、似てねぇか?」 「まさか・・・あの男にこんな事が出来る訳ないじゃない・・もしあいつだとしてもあたしには関係ないわ・・」 「よしっ、今夜は寝かさないぜ!!」 「だめよ、今終わったばっかりじゃない・・」 二人はシーツの波間に身を任せた。 「ぶふっ、ぶふっ・・ヲ・・ヲレは・・・(@w虫の息」 「一尉殿! 犯人の袋を確保! 防護小隊に回します!」恒寿の左手からサリン入り(小便入り)の袋が外された。 「この豚野郎、至近距離から5,56mm弾喰らってまだ息してますよ」 「ガツン!」「ぶふっ!ぶふぅ〜ぶふぅ〜(@w荒」一人の隊員がまた銃床で恒寿の顔面を殴りつけた。 「うわっ、キモッ、こいつ殴られてんのに笑ってやがる! この異常犯罪者めっ!」さらに二発、三発と殴られる恒寿。 「一尉殿、防護小隊から連絡です!それが・・あの・・・」 「何だ?言ってみろ。」 「はっ・・解析にかけた所、中身はサリンどころか・・小便だそうです。」 「な・・何ぃ〜!!」特戦群の隊員達は唖然とした。
「一左殿、どうしますか?」ブラボーの指揮官が指示を仰ぐ 「我々は現場には居なかった。事件を解決したのはあくまで所轄とSATの警察であり 自衛隊は防護小隊のみの出動だった。意味が分かるか?」 無線連絡する脇で醜い三段腹から血を噴出し死にかけている恒寿の姿があった。時折隊員に 蹴りを喰らっているが彼はニヤニヤと笑っている。 「ははははははははは! ! !(@w荒 何やら雑魚共がこの東大出のヲレに向かって何か言ってる みたいだがバカ駄なぁ、これは夢なのに(@wぷ ばかぢゃん(@wぷ」 出血が酷くなり意識が遠のいてゆく恒寿。 車内に灯り戻った。彼の視界にはぼんやりと常磐線の天井だけみえる。視界の端には赤い物も見える。 彼自身の血だった。 「ヲヤ? この赤い物は血の様だね(@w荒 そう言えば昔、経血をテーマにした機動戦士ガンダムNEVADAなんて 小説も書いたっけっ(@wぷ ヲレはやっぱり天才なんだな(@wぷぷ」死ぬ間際まで彼の壁打ちは続く。 「はっ、解りました。善処します。」ブラボーの指揮官は無線のマイクを置いた。 うつろな目で天井を見る恒寿。もはや長くは持たないであろう。 「ヲヤ? なんか18年前に痴漢で捕まった時もこんな光景を見たっけなぁ(@wぷ なんだかまた屈強な男達な妨害された様なんだがまた病院に入ってしばらく休むとするかね(@wぷ 退院したら麻布と代行にヲッスヲッスしてやるよ(@wぷぷぷふ」この後に及んでもウスラバカに恒寿だった。 彼の視界に一人の屈強な男が目に入った。何やら腰から黒い物を取り出した。 「何こいつ? バカぢゃん(@w荒」 「ドンッ!」 恒寿がこの世で最後に聞いた音であった。
「あーっと、今、現場から犯人と思われる射殺死体が警察の手によって運びだされています! この担架で運び出される男がトレインジャック犯のようです!」現場は騒然となっていた。 「油豚っ!」「ヲマエ、ホントに死んでどうすんだよ!」「俺達のおもちゃが無くなっちまったじゃんかよ!ww」 橋のたもとでオフ会をしていた2チャンネラー達が恒寿の死体に怒鳴る。 「今、自衛隊の防護小隊が車内を防除しています。やはり化学兵器は撒かれていたんでしょうか?しかし、現場からは 退避命令は出されていません! 色々と謎の多い事件でしたが解決しました。2346! 犯人射殺で事件は急展開を迎えましたっ」 首相官邸。 「久間君、ご苦労。マスコミは何とかなりそうだね」 「そうですね、首相・・警察で事件を解決にした事にしておきましょう」 二人は廊下の向こうに消えていった。 「松戸に死す 完結編」 完!! ※この作品はフィクションです。登場人物、団体は全て架空の物です
116 :
名無し ◆TyM8FraF3o :2007/01/09(火) 21:37:05 発信元:219.126.183.191
書き込みテスト
コードネームは「E.T」
「僕、お父さんのように立派な医者になるんだ」 自宅にあった父の百科事典を開きながら、幼いツネトシは父に向かっていつもそう言っていた。 「そうか、そうか。早く大きくなって、家の医者を継ぐようになってくれよ」 それが父、ミツオがいつも返す言葉だった。 医者、それがツネトシの夢であった。あの、夏の日のある事件を経験するまでは・・・。 小学校、中学校と地元では神童と呼ばれるほど頭脳明晰な子供だったツネトシ。しかし、その反面、当時から、父の背を常に見て、父のようになりたいと思っていた彼は、父の常人とは少しずれた思想をそのまま受け継ぐこととなり、人格形成において大きく影響することとなる。 神童と周りから囃し立てられながらも、影では彼の奇行を心配する声も挙がっていた。 幸い、弟のヨシナリは物心ついたときから父の異常な様を察知していたため、父の言葉などは半分以上聞き流す程度でやり過ごしていた。 神童といわれ続けたツネトシは、父からある日突然こう言い渡された。 「医者を目指すのなら、必ず東大に行け。そのためなら、俺はいくらでも苦労をしても構わない」 医者を目指すために東大に行く。少年から青年へと成長しようとしていたツネトシにとって、いや、親子共々での大きな目標であり、それに向かって突き進むのであった。 しかし、それが、その後の彼の人生にとって大きな足枷になるとは、このとき誰も知る由もなかった。
目標が決まった親子は、まるで「巨人の星」のよなスパルタ教育で今まで以上に勉強漬けとなった。 結果、地元の高校では駄目だと判断した父は、都内の中高一貫学校の高校入試という難題をツネトシに突きつけた。 それに応えるかの如く、ツネトシは見事にその入試に合格し、晴れてその高校に入学することができた。 しかし、今まで神童と周りから騒がれていたツネトシはそこで現実を突きつけられることとなる。 自分と同じようなレベルかまたはそれ以上の人間がその学校にはたくさんいたのである。 今まで常に成績では一位、悪くても上位を取っていたツネトシにとってはそれは屈辱以外の何物でもなかった。それは、ミツオにとっても同じことで、せっかく育て上げたツネトシをこのまま腐らせるわけにはいけないと考え、今まで以上に勉強漬けの毎日を送ることとなった。 その成果もあってか、中間テストでは、ツネトシは何とか上位にまで這い上がることができ、その結果を知らされたミツオとその日は歓喜の声を上げ、それは近所の人間も耳にすることとなり、「やはりあの家族は・・・」という噂が回ることとなった。
順調に見えた高校生活、しかし、生まれながらの人格形成の異常と、勉強に集中しすぎてしまったがために、人間関係の構築という幼少期から青年期にとても重要である人間としての本来の機能を捨てたという代償がここに来て出始める。 学校の人間と馴染めないのである。 入学した学校が、中高一貫の男子校ということもあり、周りは全て男。しかも、ほとんどが中学からのエスカレーター式で上がってきた人間である。 ツネトシと同じように高校から入学した者ももちろんいたが、彼らは人格形成や適用能力、人間関係の構築といったことは概ねできていたので、自然と周りと馴染むことができていた。 しかし、ツネトシは常に孤独であった。授業が終われば、誰とも話さずまっすぐ家に帰り、勉強に勤しんでいたので、友人らしい友人も作る事をしなかった。 さらに、ツネトシの知らぬ間に、日頃から勉強漬けで運動もせず、外に出ることもしなかった事もあってか、異常なまでの肥満体の容姿を嘲笑するあだ名がいろいろと考えられ、まるで隠語のようにクラス中を駆け巡った。 人格形成に異常をきたしていても、ツネトシには「人を好きになる」という恋愛感情だけは何故か植え込まれていた。しかしそれは、普通の男子高校生とは違った異常な恋愛感情となってツネトシの中に芽生えていったのである。
いつもの学校へ向かう電車の中。電車は常にすし詰め状態であり、ツネトシにとっては耐え難いものでもあった。 しかし、時々、乗換駅が一緒で途中で降りてゆくセーラー服姿のある女子高生にツネトシは、ほんのわずかではあるが恋心を抱いて、それを糧として学校へと通っていた。 また、同じクラスの中で、身長は小さく童顔ではあるが、クラスのリーダー的存在である杉田にも恋心とは違うまた言いようのない感情を抱いていており、これも学校へ行くための糧となった。 期末試験も終わり、結果が発表され、またツネトシの家の近所が迷惑を被るような歓喜の奇声が上がった日の夜、一人部屋に入ったツネトシは、杉田のことを考えていた。 できれば友達になりたい、今まで友達という概念がなかったツネトシにとっては大きな成長である。 試験から開放されたという心もあってか、電車で見かける彼女にも告白してみたい。 彼は一大決心を試みることにした。 明日、もし彼女に会えたら告白をしてみよう。 わずか数時間で、彼の恋心は大輪の花を咲かせることとなる。
そして次の日、夏の暑さと人の体温で冷房も効いているのかわからない電車から降り、乗換駅のホームに向かうと彼女の姿はあった。 夏なのでオーソドックスな白の半袖のセーラー服に、膝丈ほどのスカートをはいてホームで待っている姿が見える。 ツネトシの心臓の鼓動は学校で体育の授業をしている時以上に早まった。 早くあの娘に自分の気持ちを伝えたい。その一身でツネトシは彼女のいるホームまで普段ならしないダッシュを試みた。 早く行かないと会えなくなる。 恋心の花の咲いたツネトシの頭の中には、ここまで勉強以外で頭を使ったことが果たしてあっただろうか、夏休みに彼女としたいことが色々と、まるで花の花びらの数だけ思い描かれていた。 まさに妄想の花束を彼女に渡して告白をせんと夏の朝の駅を走った。 彼女と同じホームに立ち、電車が来ないということを確認し大股で彼女に近づいてゆく。 「あ、あ、あ、あの〜」 ツネトシはノミの心臓から勇気を一気に振り絞って彼女に声をかけた。
「はい?」 まっすぐ線路の方を向いていた彼女は、声をかけられたので、当然の如く声の主ツネトシの方を振り返った。 彼女の見たものは、顔中脂汗だらけになり、ランニングシャツまで透けて見えるくらいにシャツを濡らし、まるで大雨でも浴びたかのような肥満体の大男であった。 即座に彼女の中には嫌悪を通り越した感情が湧き上がった。まるで人の形をしているようで人ではない何かである。 そんな感情を持っていることも全く考えずに、ツネトシは、いきなり核心を突いた。 「ぼ、ぼ、ぼ、僕と・・・つ、つ、つ、つ付き合ってください」 これしか言えなかった。いや、今までの彼からしてみれば上出来なほうだった。 この一言で自分の気持ちと、昨日咲かせた自分の妄想の花束を彼女に渡したつもりになっていた。 全てを聞いた彼女は、まさかこんな人間ともいえない人間からそんなことを言われるなんてという、一瞬ショック状態に陥った。 二人の間の時間は彼女の待っていた電車が到着し、周りの人間が不審に思いながらも各々の目的地へ行くために乗車して、発車して電車が見えなくなるまで凍りつかせた。 凍りついた時間の間、彼女はもちろんこんな人間とお付き合いするなんて死んでも断るつもりでいたが、如何せんショックから立ち直れず言葉にならない。 そしてやっと出てきた言葉は。 「お断りします。そんな汚れたE.T.みたいな人と私はお付き合いする気にもなりません」 タイミング良く、次の電車がホームに滑り込んで、彼女はツネトシを置いて電車に乗って、電車は発車していった。 ホームに残されたツネトシは、人生で初めて大きな挫折をした。 彼女のための花は、無常にも突き返されるどころか、目の前で踏みにじられたのであった。
挫折を味わって数日、ツネトシの学校も終業式も終わった放課後、まだ教室にクラスメイトがいる中で、意外な人物がツネトシに向かって話しかけてきた。 「エンシュウ君。ちょっといいかな?」 ツネトシがもうひとつの歪んだ恋心を持っていた杉田であった。 突然、しかも前触れもなく話しかけられ、一気にあせるツネトシ。 一度折れてしまった心を何とか立ち直らせ、ここで一気にお近づきになれる願ってもないチャンスがやってきたのである。 「な、どっ、どうしたの?いきなり」 「いやぁ、ちょっと前から話したいことがあってさ。ほら、もうしばらく会わないからと思って・・・」 何か含みのある言葉に、ツネトシは一瞬期待を膨らませた 『もしかしたら、僕と同じ感情を持っているのかも・・・』 勝手に杉田を男色傾向にあると思い込み、この前の挫折も踏まえて、一気に行くのではなく、まずは友達から始めようと決心したツネトシ。 「そうなんだ。い、い、いっ。いやぁ、僕も杉田君に話したいことがあったんだ」 「ふうん、そうなんだ。で、何?」 杉田はツネトシの話を聞こうとしている。 心の中では焦ってはいけない、落ち着けと何度も言い聞かせながら、この前の失敗だけはしたくないという思いもあって、結局、鼓動は早くなるばかり。 どの言葉からかけていいのか頭をフル回転させていると。 「どうしたの?言いたい事あったんじゃないの?早くいってよ」 ツネトシの心を擽るような甘い声でせかされる。 もう、頭の中の回路がショートしかけた途端に発したのは。
「ぼ、ぼっ、僕と・・・・・・おっ、おっ、おっす、おっす・・・・・・あれっ・・・・・・」 全く言葉としては他人には理解不能な言葉がツネトシの口から出てきた。ツネトシ自信も、なぜそんな言葉が出てきたのかはわからない。 それを聞いた杉田は、今までの態度が嘘のように、教室中に響くような大きな声で大笑いした。 当然、教室にいた生徒全員が杉田とツネトシに視線を向け、何があったのかと黙った。 「ハハハハハハハハ、何?今の『おっす』って?何言ってるか全然わかんないよ。ハハハ・・・」 二人以外の生徒はまだ何が起こったのかは理解できていない、そんな中で杉田は畳み掛けるようにツネトシに言った。 「なに?そんな顔してこの前俺の彼女に告白したの?笑えるよ。しかも彼女に『汚れたE.T.』みたいって言われたんだって?」 杉田は実はツネトシが友達がいないことも知っており、タイミングよく彼女からツネトシに似た男に駅で告白された話の全てを聞きだし、今日この日にターゲットを絞って落としいれようと周りと合わせていたのであった。 そのため、クラスの全員が放課後になっても残っており、杉田が何か言い出すタイミングを待っていたのだ。 「始め、彼女から聞かされた時はあんまり実感わかなかったけど、今こうしてみると本当に汚れたE.T.みたいにきもちわるいな。あっ、お前、名前エンシュウツネトシだよな。頭文字とれば、まさにE.Tじゃんハハハ・・・」
こんな大勢の前で、こんな辱めを受けたことは当然ツネトシの中ではなかった。 まさか二度にわたってこんなことになるなんて。しかも、この前告白した彼女は、杉田の彼女だったとは・・・。 辱めに顔を赤らめ涙目になって俯いているツネトシを確認した後、杉田は周りを一周見回してクラス中に言い放った。 「これからさぁ、こいつのあだ名『E.T』でいいよな?」 クラス中から嘲笑の雨霰がツネトシに投げかけられる。 「E.T、E.T、E.T・・・」 嘲笑の中から一人が声を上げ、それに呼応するかのように最終的にはクラス全体がそのコールにシンクロしていった。ただ一人ツネトシを除いては。 いたたまれなくなったツネトシは、カバンにそそくさと教材をしまって、そのコールの渦の中を泳いで逃げるが如く教室を後にした。 ツネトシの去った教室では、大爆笑が沸き起こっていた。 ツネトシが本当の意味での挫折、屈辱、言葉には言い表せない負の感情を抱いたのはそのときであった。 そして、その日を境に、ツネトシの体は声なき悲鳴を上げ始めたのだった。 第一章「コードネームは『E.T』」 完 ※この作品はフィクションです。登場人物、団体は全て架空の物です
丸々肥ったE.T.豚wwww 続き待ってるwwwwwww
改行もちゃんとお願いね
124 :東京kitty ◆PKOQvq4IIE :06/03/31 22:11 ID:VHWNVPM6 中1のころ、 学校(中高一貫)の中のジュースの瓶を拾って、 店にもっていってお金もうけをしたことがあるよ。 当時は1瓶10円で交換してくれた(@w荒 夏とかは1ヶ月で3万円くらいになったかな(@wぷ 当時の3万円だから、今の9万程度かな(@w荒 第二章は、このエピソードも盛り込んでくれ。
何か油豚小説もスターウォーズみたいになってきたなww
131 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね :2007/01/13(土) 00:32:29 発信元:125.174.129.92
機動戦士ガンダムYOUBUTA 〜逆襲のtsunetoshy UC0207 未曾有の宇宙国家戦争が終わり戦後復興を遂げた地球。 国家と言う枠組みが消え地球連邦政府は地球と。そしてコロニーの平和を 取り戻したかに見えた。だがその影で新たな脅威が迫っていたのであった ↑ S.Wのオープニング風に宇宙空間をスクロールする 地球連邦軍守谷駐屯地。 その司令室の前に一人の男が立っていた。 「司令、失礼します」帽子を取ったその男は司令官に敬礼をした。 「おお、遠州大尉か。もう行くのかね?」基地司令の和田大佐は椅子から立ち上がった。 「はっ、司令。この6年間大変世話になりました。」遠州大尉とは遠州芳鳴大尉である。 「どうしても宇宙(そら)にあがるのかね? 君の歳でMSのパイロットはキツイぞ・・・もう一度、 考え直さないかね?兵站勤務から前線勤務志望なんてどうかしている。今まで通り基地の兵達に 税務相談をしてやってくれないか?」慰留に和田大佐は必死だった。 「はっ、司令。ですがもう決めたことですから・・・」遠州大尉はうつむいた。
「君の兄、遠ыP寿中尉のことだが・・戦死報告が来てからもう7年立つ・・生きては居ないと 思うがな。君が入隊して戦死したお兄さんより階級も上になった。中尉が引き起こした拉致事件を 隠匿する為に君の苗字を「遠пvから「遠州」にして別人として育てあげたがやはりお兄さんを探しに 宇宙に上がるか・・・まあ、達者でな。遠州大尉。」和田大佐は目を閉じた。 「大佐、お世話になりました!」遠州大尉は敬礼し、司令室を出た。 成田宇宙港へ向かうスカイライナーの中で遠州芳鳴大尉は車窓から景色を見つめていた。 「兄さん・・きっとどこかで生きているに違いない・・ネオソーカの残党に捕虜になってでもいいから生きててくれ」 大尉は兄、恒寿の戦死報告を握りしめた。 成田宇宙港に到着した遠州大尉は迷っていた。 「ううむ・・グラナダ行きのシャトル乗り場はどこなんだぁ・・・」 大尉が彷徨っていると女性が一人、三人の軍人に絡まれていた。 「おい、姉ちゃんいいだろ?付き合えよ!」「やめてください!」←コテコテの展開だ! 「なんだ、あいつら、連邦軍兵士の癖にガラの悪い! おい、キサマら何をしている!やめないか!」 遠州大尉は駆け寄った。そんな彼を睨みつける三人の兵達。 三人組の兵士の階級証を見る。制服の色が違うが軍曹、伍長、中尉の三人連れだ。 「よせ! キサマら! 一体何さま・・」そこまで言った遠州大尉の顔面に中尉の階級証を付けた男のパンチが飛んだ。 「ブフッ! キサマァ! 上官を殴るとは!」芳鳴大尉は吠えた。だがハッとして我に返った。 「こ・こいつらブターンズだ!」 ブターンズとは先の大戦の敵国、宇宙国家ソーカの残党、ネオソーカの掃討専門部隊だ。 「ヲヤヲヤ〜、宇宙軍の大尉さんよぉ、ブターンズは宇宙軍の階級の二階級上って事をお忘れか?」 金髪リーゼントの中尉は拳を振り上げた。目をつむる遠州大尉。パンチは寸止めで止まった。 「ひよっこの大尉さんをぶん殴ってもつまんねえしな。俺は中尉だが宇宙軍の兵士と比べると階級は少佐だ。 今度は注意するんだな。俺はジェリド中尉、宇宙に出るんなら覚えておくんだな」 彼等はそう言うと去って行った。
「あらあら、大丈夫ですか?兵隊さん?」 絡まれていた女性が遠州大尉の荷物を拾いあげた。 「いや、これ位、どうってことはない。急ぐので失礼・・」そこまで言った遠州大尉の 顔が青冷めた。何故ならその女性が右手に持った週間誌の下には拳銃が隠され銃口が彼に 向けられていたからだ。「あらあら、私はあなたに用があってよ。ちょっといいかしら大尉さん?」 銃を突きつけられた遠州大尉は彼女の言うまま歩き出し、横付けされた車に乗せられた。 「さっきのゴタゴタは俺を誘拐する為の自作自演か?」 「いえいえ、ホントに絡まれてたのよ。ブターンズの士官に。そこにあなたが ホントタイミングよく現れたって訳。おかげで仕事がスムーズにはかどるわぁ」 「俺を・・誰かに頼まれて殺すのか?」 「殺す?あはははははははは! あたしはただ、あなたを連れて来いと命令されただけ、 紹介遅れてごめんなさいね」彼女はそう言うと銃をしまい大尉に名刺を渡した。 「連邦宇宙軍情報3課、シマ四丈半?、俺をどうする気だっ?」 「そんなにテンパらなくてもよくってよ。遠州芳鳴大尉殿。あなたに会わせたい人が居るのよ。 これはあなたの今後の人生を大きく左右する事になる事、いえ、あなたの逃れられない運命かも」 シマはタバコに火をつけた。 「あなたのお父上、遠ъ男少佐、そして遠ыP寿中尉の事に関してもね」 「な・なんだって。父さん、そして兄さんのことも・・・まさか兄は生きて・・」 シマはテンパる遠州大尉をチラ見しながら微笑むだけだった。
シマはバッグからファイルを取り出した 「遠ъ男少佐、超創会技術研究所所長・・MSの開発と運用に携わる・・・ 遠ыP寿中尉、元第四遊撃艦隊ストライクタスクフォースMS隊所属、UC2010、 ソーカ艦隊と交戦中行方不明・・そしてあなた遠州、・・いえ遠芳鳴大尉、 元連邦軍守谷駐屯地ライフアドバイザー、転属で連邦宇宙軍艦隊付けパイロットね」 シマは遠чニの全てが網羅されたファイルを淡々と読み上げた。 「遠利子、UC2010、超技研本部で連邦地上軍特戦群と交戦、射殺され・・」 「その話はやめてくれないかっ!」怒鳴る遠州大尉。 「兄の犯罪を隠す為に母は犠牲になった・・・俺も名前を変え生活した・・・」 シマは黙ってファイルをしまった。 「俺をどこに連れて行く気だ?」車は成田を出てハイウェイに乗りもう一時間は走っている。 「そうね。もう着くころよ」シマは再びタバコに火をつけた やがて視界におおきな湖が見えてきた。 「こ、ここは。箱根・・芦ノ湖か?」廃墟が並ぶ市街地を車は走り抜け 巨大なシェルターの前で停止した。 「さあ、到着したわ、大尉殿。今度は銃なんて向けないわ」 シマと遠州大尉は車から降り巨大なゲートの前に立った。IDカードをチェックし セキュリティロックを解除するとゲートはすんなりと開いた。 「こ・・こんな施設・・連邦軍が持ってたのか?」 遠州大尉は狐に包まれたようだ。
>>135 UC2010×
UC0201○に訂正します。スンマソ
その施設の中は巨大だ。 長い廊下を歩くとエレベーターに乗りまた廊下。その繰り返しだ。 「四丈半さん、こんな施設、連邦軍が持っていたのか?聞いた事がないぞ!」 「あらあら。大尉殿、ここは軍の施設ではないわ。「今」はね」 「今? 今は違うって事は昔は軍の施設だったのか?」突っ込む遠州大尉。 だが風化したその「施設」の設備はどう見ても何十年は経過している感じだ。壁には気のせいか 血の跡のような物も見えるが遠州大尉には目の錯覚に見えた。いや、見ようとしていた。 「大尉殿、その壁の血の染みは本物よ」そんな彼の疑惑をシマは否定しなかった。 「四丈半さん、一体ここは何かね?(@wぷ」 「シマって呼んでくれていいわ。大尉殿」彼女はそう言うと巨大なリフトに彼を案内した。 「ここはかつて連邦制が導入される前、「国連」が秘密裏に保有していた施設。 と、ある物を開発していた場所なの。そしてそのある「物」を巡ってここで惨劇が起きたわ いえ、ここでと言うより「全世界」でね。そしてあたし達が出現して今の社会が出来たったわけ」 シマの話に遠州大尉は耳を疑った。 「はははははははははははははははは! ! ぢゃあ君はここで神様でも作ってたっていいたいのかね?(@w荒 「あたし達」が出現したって? 一体何千、いや、何万年前の話をしているのかね?」ファビョる大尉。 「あたしは正気よ、大尉殿。そしてここにはあなたの父上、遠эュ佐の魂が宿っているのよ」 車の中でさっきまでケラケラと笑いシマと今のシマの表情は明らかに違っていた。
リフトは二人を乗せ降下していった。下は暗闇で何も見えない。 「シマさん?じゃあこの施設は一万年前から存在していたって訳かい?」 「そうです。大尉殿。あたし達が生まれる何千、何万年も前からここにあったのよ。」 シマは壁を見つめながら続けた。 「地球に生命体が現れ人間に進化していったわ。その進化の過程に途方もない歳月をかけてね でもあなたも知ってるでしょ?ナスカの地上絵とか・・」シマは続ける。 「南極に核爆発、いえ、それ以上の爆発痕があるのってご存知?」 「はぁ? 軍は南極で核実験なんかやっていないし・・・何かの間違いでしょう?」あざ笑う大尉。 「連邦軍情報課では様々な情報を管理しているわ。この案件を調査してるのが三課、つまりあたし達なのよ 南極で起きた太古の爆発紺、そしてこの施設の爆発痕は年代的にも一致してるの」 「シマさん、与太話はいいよ。それじゃあ、我々が生命体として地球に出現する前に核爆発クラスの何かが 存在していたってことかい?」遠州大尉は冷や汗をかく。 「その通り・・・我々が人類として地上に出没する前に人類がこの地上に居たってことね。つまり進化の過程は 捏造って事になるってこと。あたし達はその生き残った人類の末裔なのよ」シマは再びタバコに火をつけた 「では・・アダムとイプはホントに存在したってことか・・・」芳鳴大尉は始めてマジになった。 「だが待ってくれ・・それとうちの父がどう関係あるんだ?」 「さっきも言ったでしょ。ここでは太古に神様を作っていた。あなたの父上、遠эュ佐も同じ事をしようとしていたのよ」 「はぁ?」またもワケワカメになる芳鳴大尉だった。
「ここは当時の国連直轄の施設で「ある物」の製造と管理を行っていたの。そしてその ある物は先代の人類を滅ぼしたのよ・・・人間が神の領域に手を出したバチね・・。ただ、一説に よるととある秘密結社が裏で糸を引いてその「爆発」を意図的に起こしたらしいわ。」 「何のために!?」マジになって食い入る遠州大尉。 「やっと信用してくれるのね、大尉。そう、その組織はあるスローガンの下にその「ある物」を開発 していたのよ。そしてまんまと実行したって事。でも謎はほとんど解明されていないわ」 「だからそのある物って何なのさ?」ついにキレ出す大尉。キレ方は兄譲りだ。 「人造人間。汎用の人型兵器よ。MSではないわ。もっと高度な物、いえ・・神への冒涜ね」 「はぁ? 人型の兵器? 訳わかんねぇな・・」芳鳴大尉は頭をバリバリと掻きだした。 ふたりを乗せたリフトは最下層に到着した。再び歩き出す。「なんでこんなところに桟橋が?」 その狭い通路を抜けると桟橋とボートが目に入った。その桟橋上には一人の男が立っていた。 「少尉、お連れしましたわ・・こちらが遠ыP寿元中尉の弟さん、遠州芳鳴大尉ですわ」 その男は遠州大尉に敬礼をした。 「大尉殿、連邦軍技術士官の真田少尉であります。」 そう、彼こそ、戦艦オオクボの生き残り、真田であった。
三人を乗せたボートは地底湖の上を滑り出した 「少尉、私に何をさせようと言うのかね?(@wぷ」 「大尉殿、申し訳ありません。これ以外方法が無かったもんで。三課の連中から 依頼されて私もどうしたらいいのか・・・」真田は黙って操船している。 「少尉、君は私の兄と「オオクボ」に乗船していたそうだな」 「はっ、大尉殿。一瞬、お会いした時は遠中尉が生きていたのかと思いましたよ、 でも大尉殿の方が顔付きがマイルドですね?」その言葉にシマが反応して笑いを隠せない。 「ウォッホン! して少尉、兄の最後はどんな感じだったのか・・?」 「私もモニター上でしか確認していません。コロニーレーザーの発射退避命令が出てビーコンで 所在を確認したのが最後です。レーザーの支援砲撃に巻き込まれたとしか・・」 「そうか・・・兄は・・・」黙り込む大尉 「まさかヲンボロアクチ切れOSが原因で脱出できなかったなんて口が裂けても言えんな」あせる真田少尉。 「で、少尉。私をどこに連れていくのかね?」 「はっ、大尉殿にあれを見て頂くためであります」 「あれとは?」 ボートの先に巨大な影が見える
「私だ。発電機を始動。照らしてくれ」真田が無線で命令するとその影は照らされた 「こっ、これはっ!!!」 巨大な十字架に貼り付けにされた巨人。ゆうに100Mはある。 「モ、モビルスーツ、いや・・人かっ!・・まさかっ!」遠州大尉の顔が青ざめる。 紫のTバッグを履いたその巨人は色白で腹も三段腹だ。頭に髪の毛も生えているがワカメ頭だ。 だが顔面には八目の鉄のマスクが被せられ顔は視認できない。だが芳鳴にはそれが誰であるかが 一発でわかった。いや、わかってしまうのだ。 「に・・兄さん!!」その巨人は遠ыP寿中尉そのものである。 「兄さんが巨大化したのか?」錯乱する遠州大尉を真田が落ち着かせた。 「大尉殿、これは行方不明になったあなたの兄、遠中尉ではありません。ですがあなたの お兄さんでもあるのです。」その後にシマが続ける。 「この巨人がさっき言った「ある物」なんですよ。大尉殿」その言葉にハッとする大尉。 「な・・なんで兄さんが巨人になってるんだぁぁぁぁぁ」泣き出す芳鳴 「大尉殿! あなたのお父上、遠эュ佐はMS開発の権威でありました。がその技術はすべてこの「巨人」 の為であったのですよ。恐ろしいことに・・・」真田は見上げながら語り始めた。 「ネオンジェネシスプロジェクト・・・聞いたことありませんか?」 「あああ・・そう言えば小さい頃、父の書斎にそんな名前のファイルがあった気がする・・」大尉は力無く答える。
オオクボに艦載されていたMS、ガンダムNEVADAの意志解釈ユニット、CNコントロール。 あれはアナハイムが開発した物ではありません。遠эュ佐が開発したんですよ。だが あのシステムはMSの為に物ではなくあくまでもこの「巨人」の為の物なのです!」 「って事は、この巨人も操縦できるのかね?(@w荒」 「技術部で調べた所によると背部に操縦ユニットの様な物があります。ですがそれ以上は・・」 「何故調べられん?」 「この巨人を刺激すればまた人類が滅亡するかもしれないからですよ。廃棄処分にしたいのですが 油が環境にどう言った影響を及ぼすかも未知数です。なので発見した状況のまま十字架に貼り付けに しておくしかないのです!」 「し・・しかし父がこんな物を作っていたなんて・・・何をするつもりだったんだ・・」 「大尉殿でも解りませんか・・・こいつは人類の厄介者ですよ・・」真田は憎憎しくその巨人を見上げた。 「遠эュ佐が残したファイル、資料はごくわずかで手掛りになる物は少ないのです。ですがこう記してあります 「利子より生まれし恒、世界を滅ぼす。恒、芳が揃う時、地獄の門が開くと・・・」 「ま・まさか・・私の顔をした巨人まで存在しているのか!?」ヴィヴィる芳鳴大尉。 「はっ、むこう側のケージに固定してあります。大尉殿にそっくりであります」シマはまた影で吹き出していた。 「大尉殿。巨人の名は「ツネンゲリオン」汎用豚型決戦兵器とあります。こいつが「ツネ零号機」でむこうのが 「ツネ初号機」とあります。」真田も笑いを隠しきれない。 「はぁ・・・父さん・・・余計な物を作ってくれたね・・・・」
「この二体の巨人が目覚める時、世界に何が起きるかまったく解りません。軍としても この厄介な巨人を廃棄したいのですが・・・宇宙に投棄しようと考えているのですがこんな でかい物体をここからどう出してどう宇宙へ上げるかがネックなのです・・・」 溜息をつきながら答える真田に遠州大尉は言った。 「こいつはNEVADAと同じコントロール機能を持ってるんだろ?なら始動させて外にだせば・・」 「始動?あらあら大尉殿、お言葉ですがこの巨人を目覚めさせたら何が起きるか解らなくってよ」 黙っていたシマが口を開いた。 「かつてこの設備で開発されていた巨人は全部で三体、たびたび暴走を引き起こしたらしいわ、大尉殿の 父上、遠эュ佐は残された資料からそれを知った。作られた三体の巨人以降に量産型が製造され「そいつら」が 謎の爆発を引き起こし人類を滅亡においやった。不幸か幸いかこの施設は生き残ったようね。資料によれば 巨人のうち一体は当時のアメリカで製造されていたものの開発中に爆発事故をおこして消滅したわ・・・」 「消滅? 爆発したんだろ?」再び頭を掻く大尉。 「だからそれが謎なのよ。その時作られていた巨人の動力源は全く未知の機関で動いていたの・・・その機関が 爆発を起こし施設や人を丸ごと飲み込んで消滅した。」シマがここまで言うと真田が割り込んだ 「つまり、こいつにも同じ機関が使われている可能性が高いと言う事です。下手に解体なんかしたらそりゃもう・・・」 真田とシマはアボーンの手ぶりをしておどけて見せた 「つまり、こいつは解体も撤去もできずここに封印しておくしかないって事か・・・はぁ〜、父さん何て物を作るんだぁぁぁ」
「とにかくツネンゲリオン零号機と初号機の存在はトップシークレットなんですよ 遠эュ佐がMSの基礎開発を何故この巨人達にフィードバックしたのかが謎なんです」 真田が無線で指示すると照明は落ち暗闇が戻った。船は再び桟橋に戻った。 「ここはセントラルドグマと呼ばれ何かを保管、係留してあったようです。上層階に 巨人用の格納庫があるのでここでは別の何かが保管してあったのでしょう。」 下を向いたままうつむく遠州大尉にシマが問いかける 「大尉殿、父上の遠эュ佐の口癖、「超克」って覚えてらっしゃるかしら・・・」 その瞬間、大尉はバッと顔を上げ発狂した。 「やめろっ! その言葉は聴きたくないっ!! うわーーーーーーー!!」 「大尉、落ち着いてください! 」発狂する彼を二人はなだめた。 「はぁ、はぁ、はぁ、うううう」大尉は落ち着きを取り戻した 「大尉殿?どうもあの巨人はその超克を実践する為に作られたようなのです、我々も 少佐の残した文献を読み漁ってみたのですが何分、難解な書物でして・・現段階では 研究中なのでまた後ほど詳しい報告ができるとは思います。もはや謎を解けるのは大尉、 遠чニの最後の生き残りのあなただけなんですよ!」 「超克・・超克・・もうやめてくれぇぇぇ・・・」 真田少尉の強い口調の言葉も遠州大尉の耳には入っていなかった。
頭を抱え座りこむ大尉に真田は嫌がらせの様に話しを続けた。 「現段階で解明しているのはこの施設から発掘された資料からによる物で我々が 人類としてこの地球上に出現する以前に高度な文明があったと言う事。そして彼等が 我々と同じ言語を使用していた事。彼等が存在した世界にも国際連合と言う組織があったの ですからこれは驚きです。未曾有の大爆発の後に生き残った「アダムとイブ」が自分達の知識 を後世に伝えたとしか考えられません。バカバカしい話ですが」真田は続ける。 「この施設で管理されていた人造人間は人が乗り込んで操縦していた事も確かです。遠эュ佐が 何故、この場所を知っていたかも謎ですがね。ただ間違いないのはNEVADAに使われていたCNシステム はこの場所で太古の昔に開発された神経接続系の操縦ユニットと著しく類似している事です。 もっとも今となっては当時作られていた巨人のデータも無いので詳細は不明なのですが・・・」 真田が話しかけても遠州大尉は顔をあげなかった。だが、彼は一人、ボソボソと語り始めた。 「私が小さい頃、父に連れられて芦ノ湖横の旧市街地に来たことがあった。父はここはMSの射撃実験場と 言っていた。と、同時にここは墓場でもあると言っていた・・・」その言葉に真田は興味深く反応した。 「大尉、あなたは過去にこの場所に来たことがある?・・・湖横の市街地は非常に高度な文明による作りで ビル群の残骸は地下収納式、さらにいたる所に「巨人」の武器と思われるものが収納されていた。地下からトンネル が伸び、巨人がそこを伝って地上に出ていた痕跡もある・・大尉の記憶は貴重な情報ですよ」 真田はPDIに記録を始めた
「あくまでも私の推測ですが・・」真田は話を続けた。 「ここに居た巨人達はここに隠されていた何かを守る為に居た防人だったようです。 この施設の中層に司令所の様な物がありました。驚く事にスーパーコンピューターが三台も ある立派な施設ですよ。我々のPCに比べれば時代遅れの物ですがね。巨人達はそこからの司令 で活動していたようです。もっとも三台のコンピューターはクラッシュしていて何も出ませんがね」 その話を聞いてムクリと遠州大尉がようやく立ち上がった。 「つまり、今度は我々がその巨人達に代わってツネンゲリオンを守れと・・・」 遠州大尉はそう言うとリフトに向かって歩きだした。
木星、エリア164付近。 地球連邦宇宙軍第2艦隊の強襲揚陸艦「ユーガマ」は四隻の駆逐艦を引き連れ 作戦行動中だった。この果てに逃げ込んだソーカの残党の掃討作戦参加の為だ。 「艦長! まもなく作戦空域です。」オペレーターが叫ぶ。 「うむ。ブターンズとの共同作戦だが彼等から交信は?」 「はっ、未だ交信ありません!」 ユーガマ艦長の安部大佐はキャプテンシートに座ったまま眼を閉じた。 「まったく・・ブターンズの連中と来たら・・彼等の方が掃討作戦慣れしているとは言え 時間は守ってもらわないとな・・・レーダー、機影は無いか!?」 「まぁまぁ、艦長、そう苛立つな。艦の兵達の士気にも関わる」 「はっ、中曽根提督。そうは申してもブターンズのやり方はどうも・・」 苛つく阿部艦長を百戦錬磨の中曽根提督がなだめた。 「軍隊が派閥を作るようではな。ましてその連中が政治的発言力まで持つとなると・・ やつらはソーカの残党に対してはとにかく徹底的だ。しかしこれも上からの命令だからな」 中曽根提督はブリッジの最前列に立つと星を見上げた
その時、至近弾がユーガマを襲った。 「!?」「敵襲かっ!」怒鳴る安部艦長。 「いえっ、熱源センサーに反応無し。レーダーはミノフスキー粒子が濃く感無し!」 その時、ユーガマの左舷に閃光が走った。「シラヌイ」撃沈されましたっ!」 「ば・バカな・・」敵影は見えんのか!中曽根提督は衝撃によろけながら手すりに捕まる。 「ブターンズの艦船の誤射じゃないのかっ?」 「いえっ本艦360℃、機影無し。IFF識別信号も感無し!」またブリッジに閃光が走る。 「ハツシモ撃沈されました。超至近距離からの砲撃です!」「敵は見えんのか!」 ユーガマは混乱状態に落ちた。艦内電話を取る安部艦長。 「主砲、メガ粒子砲スタンバイ! 目視でいい。動く物を撃て!」 ユーガマは回避運動をしながら砲のハッチを開いた
反撃に出たユーガマであったが連続した衝撃と閃光が彼等を襲う 「艦長! アキカゼ撃沈 ! 本艦も主砲に直撃弾が命中! どうにもなりません!」 「なんだとっ! 我々は一発も撃ち返していないんだぞ! しっかり索敵しろっ!」 手も足も出ないユーガマ。猫になぶり殺しにされる鼠のようだ。 「だめです。熱源センサー、レーダー共に感なし。しかし敵は近くに居ます!」 その瞬間、激しい衝撃が二回、彼等を襲った。「どうしたっ!」 「艦長! 右エンジンと船体中央に被弾。機関をやられ操舵不能!」 「安部君、総員退艦だ。もはやこれまでだ」中曽根提督がつぶやく。被弾し漂流する ユーガマの周りを唯一生き残った駆逐艦、ハルカゼが旋回、周りに応射していた。 「総員退艦、ハルカゼに乗り移れ!」ユーガマからシャトルが飛び出す。ハルカゼは生き残った シャトルを回収しながら離脱を始めた。爆沈、炎上するユーガマを見つめる安部艦長と中曽根提督。 「くそっ、ユーガマが沈む・・・・」うなだれる安部艦長。 「おかしいな、敵は何故、我々を生かした。沈める気ならハルカゼも簡単に墜とせるだろうに・・」 連邦宇宙軍の駆逐艦三隻と揚陸艦一隻はまさしく瞬殺されたのであった。
「ブーター卿、連邦の駆逐艦が一隻離脱しますがトドメは?」 「ははははははははははは! ! 雑魚は放っておきたまへ(@wぷ 勝った(@w荒」 黒いマスクを被った男が声高らかに笑い勝利宣言を放った。 「生き残った者達がこの恐怖の伝説を語り継ぎ連邦の兵達は恐れ慄くであろう(@w荒」 その男はコマンドルームで雄叫びをあげた。 「ネオソーカの最終兵器、移動要塞「ブタスター」があれば連邦軍など烏合の衆だろう(@wぷ」 説明しよう。ユーガマ率いる艦隊を急襲したのはネオソーカのブタスターであった。 その要塞は直径50Kの球体の移動要塞である。ステルスアーマーとアンチサーモアーマーの複合装甲により ミノフスキー粒子下では捕らえにくくかつ熱源センサーでも捕らえられない恐怖のステルスフォートレスなのだ。 さらに特筆すべきはソーカ戦争の終戦直後、ソーカが開発していた空間光学迷彩を実戦投入してるのである。 そしてその球体の中央部からはコロニーも一撃で破壊できる「ヲッスキャノン」を装備。 出力10%の砲撃でみごと連邦の艦船を撃沈したのであった。 黒尽くめのその男・・・我々はこの男を知っている・・・・その男がコマンドルームを出ようとした時だ。
一人の将校が笑いながら話かけた。 「いやぁ・・・ブーター卿も人が良すぎる。連邦の駆逐艦をわざわざ一隻逃がすなど」 その将校は声高らかに笑った。立ち止まるマントの男。 「ヲヤ? ヲマヘはヲレのやった粋な計らいにケチを付けるのかね?(@w荒」 笑い飛ばす将校にその男が睨みつけた。すると将校は首に手をやり苦しみだした。 「ブフッ・・・グッ・・グェッ・・・」 「ネオソーカにヲマヘの様な下品な男はいらないなぁ(@w荒 まぁいいや(@wぷ」 マントの男が視線を逸らすと将校はガクッと力尽き膝から崩れ落ちた。それを見届けると マントの男はコマンドルームから出ていった。将校は窒息死していた。救護兵が駆け寄る。 「おい、またブーター卿に殺られたぞ・・」「あの不思議な力は何だ?」「何も使わず人を殺すとは・・」 「あれが力(フォース)なのか?」ざわめく兵達。一人の将校が叫んだ。 「キサマら、見たか。あれがブータベイダー様のお力だ! 超克と共にあらん事を!」 ブータベイダー、そう、我々はこの男を知っている・・・・・はずだ。
「ヲッスキャノンを格納、月に向け出撃する」将校が叫んだ。 「ヲッスヲッス」コントロールパネルに座ったオペレーターが返答する。 「中佐殿」ブータベイダーのやり取りの一部始終を見ていた士官が話しかける。 「ブーター卿とは何者ですか?」その質問に中佐と呼ばれた男が答える。 「私も良くは解らん。噂によると元は連邦の兵士だったらしいが我が方に不思議な力と 共に寝返ったらしい。今ではアザーブ様の側近だがな。持ち場に戻れ!」 士官は敬礼すると走り去った。 「ブータベイダー、恐ろしい男よ」中佐は身震いした。 「アザーブ様。ブーター卿、呼ばれて参りましたよ(@w荒」 ネオソーカ女総帥アザーブ。彼女がこの要塞、ブタスターの飼い主、いや、女主人だ。 「ご苦労、プーター卿。連邦の艦隊をやったそうだが」 「このブタスターとヲッスキャノンで連邦を血祭りにするよ(@wぷ」ひざまづくブータベイダー。 「我々が祖国を追われて早、七年。今こそ連邦に我々の力を見せつけるのだ。お次は次だけに月かねぇ」 アザーブがダジャレを放つ。だがブータベイダーは動じない。 「仰せのままに、アザーブ様。次はグラナダを血祭りにあげるよ(@w荒 では(@wぷ」 ブータベイダーはそう言うとアザーブの宮殿を後にした。
エリア164から辛くも離脱したハルカゼ。 「艦長! 正面に発光信号! IFF識別。ブターンズの機動部隊です」 「今ごろ登場とは・・・ブターンズの連中め」 ハルカゼはブターンズの艦艇と共に彼等の本拠地、ブトゥーンに向かった。 資源衛星ブトゥーン。ブタンの採掘衛星をブターンズは拠点としていた。 「やあ、安部大佐。命からがら逃げてきたようだな」 「・・・バスク大佐。あなたのおかげで我が第二艦隊は全滅ですよ。」 ブターンズ指揮官、バスク大佐を安部大佐は睨みつけた。 「ほう。君の指揮ミスで艦隊を全滅においやって・・私の責任かね?7年前にもそんな 男が居たなぁ・・・君から見たら本来、私は中将だ。まぁ、今のは聞かなかった事に しておこうかな。」バスクは安部大佐の後ろに回りこみ嫌味を言う。 「二人共、その辺で止めたまえ。不幸な事ではあったが済んだ事をどうこう言っても仕方あるまい!」 中曽根提督が二人の口喧嘩を遮った。 「ほう、さすが提督。これは失礼しました。ハルカゼをゲラゲラまで我が艦隊に護衛させましょう。 ネオソーカにまた奇襲されてハルカゼまで沈められたらたまりませんからなぁ」 バスクはそう言うと司令室から出て行った
ブターンズの巡洋艦に護衛されゲラゲラに辿り着いたハルカゼ。 「さあ、安部君。山本長官がお呼びのようだ。」ゲラゲラ司令室に二人は向かう。 「まったく、ブターンズの連中ときたら、我々と共同作戦などやる気が全くないですな」 「口を慎め。安部大佐。今では連邦宇宙軍の6割がブターンズだ。かつてソーカに酷い目に あわされた連邦政府の有権者達がブターンズを担ぎ上げた結果だ。なんて時代だ・・」 二人は長官室に入った。 「一体、何があった・・中曽根中将、君も居ながら艦隊が壊滅とは・・」 地球連邦宇宙軍連合艦隊総司令官、山本長官は呆れながら二人を見つめた 「申し訳ありません、長官。正体不明の敵になす術もなくユーガマを失いました」 力無くうなだれる安部大佐。 「ネオソーカの新兵器なのか?」 「今、ハルカゼで収集したデータで解析中です。超至近距離から砲撃を受け、艦隊はやられました。 ブターンズの艦艇の援護も無く我々は一方的にやられました。一体、何に攻撃されたのか・・」 溜息をつく山本長官。 「今や、保有艦艇数もブターンズの方が上だ。もう少し連携をうまくやらんとな・・。して安部大佐。 今回はお咎めなしだ。君には横須賀工廠で建造中の新型艦艇の艦長を務めてもらう。中曽根君、君と二人 でとりあえず地球に降りてもらい、部隊の育成に励んでくれたまえ」 ホッと胸をなでおろす二人。その時、長官室の電話が鳴った。
「私だ・・何? グラナダが空爆され壊滅だとっ?」 月面基地グラナダ。連邦宇宙軍とブターンズの軍事的要衝でもあり巨大な軍港が 存在している。ほどなくして司令室の扉がノックされ伝令の兵がやってきた。 「長官! 中将殿! 大佐殿! 作戦室へお集まりください!」 作戦室ではエリア164での戦闘が解析されつつあった。 「敵の機影、熱源は感知されませんでしたが我々を攻撃したのはビーム兵器です。しかもかなり大口径です。 ソーカは先の大戦末期に空間光学迷彩の実験に成功しています。おそらくこれが実戦投入されているのでしょう。 画像データを解析した結果・・」オペレーターが端末を操作する。 「な・なんだこれは・・・要塞・・移動要塞かっ?」 空間の歪が補正され「ブタスター」の巨大な姿があらわになった。 「レーダーで捉えられんのか?」 「ミノフスキー粒子下でなければ捉えられます。ですがこの要塞自体、かなりの粒子を 散布していると思われます。熱源センサーに感知されないのはアンチサーモアーマーのおかげと 思われます。何にせよ見えなくてもそこに実体は居るので攻撃が当たればダメージは負うはずです」 「で、グラナダはどうなった!!」 「はっ、ブターンズの艦艇が緊急出動して向かっています。基地との通信は途絶。全滅と思われます!」 「我が艦隊も向かわせろ! しかしこの敵は厄介だな・・」 ブタスターは連邦軍の一角を崩し始めた。
「ブーター卿! ヲッスキャノン格納ヲッス!」 「ははははははは! ご苦労ヲッス(@wぷ」 ブータベイダーは壊滅した月面を見てご満悦だった。 「ははははははははははははは! 勝った(@wぷ またアザーブ様に報告しないとなぁ(@w荒」 彼は三段腹をたるませながら勝利の雄叫びをあげた。 「ブーター卿! 1-9-5からブターンズの艦隊が接近中!」ヲッスキャノンのガンナーが叫ぶ。 「迎撃したまへ(@w荒」 「ヲッスヲッス!」ガンナーはヲッスキャノンの電源を再び入れた。 「大佐! ジュピター被弾爆沈! マリアナ操舵不能旋回漂流! 我が艦隊はこのままではっ!」 ブターンズ艦隊旗艦「アレキサンドリア」艦橋でバスク大佐は苦虫を噛んでいた。 「キサマら何をしている! とにかく撃て! 我が方はもう8隻も沈められているのだ!」 「ですが大佐! 敵が見えません! 方位の指示をっ!」僚艦が指示を請う。 「くっ、安部の言ってた事は本当だったのか・・このままでは我々は全滅だ・・」 ブタスターアザーブ宮殿 「アザーブ様。ブターンズの艦艇は全滅がよろしいかと(@wぷ」伏れひすブーターベイダー。 「待て、ベイダー。私に考えがある・・ブタスター光学迷彩解除。」 「ぶひっ(@w?」 「バ、バスク大佐! 熱源センサーに感! コ、コロニー??いや、要塞ですっ!」 アレキサンドリアの前に迷彩を解いて現れたブタスター。ブターンズの兵達は驚愕した。 「も、もはやこれまでか・・・」バスクは死を覚悟した。
「こ・・こんな巨大な要塞は見た事がない・・ソーカの連中は何処でこんな物を」 バスクはブタスターの巨大さに完全に負け犬ダンスを舞った。 「た、大佐! 敵要塞から発光信号! 停戦の申し入れです!」アレキサンドリアの通信兵が叫ぶ 「て、停戦だと・・?我々が圧倒的に不利なのにか?」 「はっ、大佐! 敵要塞から指揮官を我々の要塞に招きたいとの事。拒否すれば再攻撃すると」 「うむむむむ・・止むを得ん! シャトルを出せっ!」 バスクはブタスターに向かった。 「ようこそ・・私はネオソーカ総帥、アザーブ。彼は私の下僕ブータベイダー、我が ブタスターへようこそ」アザーブが命令すると使用人がバスクにワインを持ってやってきた。 「私はブターンズバスク大佐だ。停戦の申し入れ感謝する。目的は私の命か?」 「ほう、あなたがバスク大佐?我が同胞を宇宙の果てまで追い詰め惨殺した指揮官か・・」 アザーブはバスクを見つめるとワインを一口含んだ。 「む・・私がやったわけではない!ジャミトフ閣下の命令なのだ! 閣下は次期連邦政府大統領の座を・・」 「ほう?今のニシムラ大統領をブターンズの軍事クーデターで追いやりブターンズの軍閥を作るのかね?」 その言葉にバスクはたじろいだ
「バスク大佐?あなた方ブターンズは連邦政府の掌握を狙っている・・そして我々 ネオソーカは我々を迫害した連邦政府を憎んでいる。敵の敵は見方と言うじゃないかね? どう?我々と手を組まない?あなた方が今の政府を倒して地球を掌握する・・我々は元の コロニー、サイドコリアを「ソーカ」と認めてくれれば地球の権益には口出ししない。どう? お互い悪い話じゃないと思うの・・」麻布は椅子から立ち上がりバスクの元に寄った。 「あなたは拒否できないわぁ・・拒否すれば艦隊は全滅・・帰還すれば機動部隊を全滅させた 指揮官として銃殺よね?どう?今、即答してくれないかしら?」 アザーブの申し出にバスクは首を縦に振る以外なかった。 この瞬間、ネオソーカの残党掃討部隊だったブターンズとネオソーカは手を組んだ 宇宙は揺れた!
アレキサンドリアに帰還するシャトルを見つめるアザーブとブータベイダー 「アザーブ様・・本当にブターンズと手を組むおつもりで?(@w荒」 「我が軍はMSも艦艇も足らぬ。ブターンズの艦艇を護衛に付ければ一石二鳥ではないか? 元連邦兵士のヲマエとしては面白くないのであるか?ベイダーよ?」 伏れひすブーターベイダー。 「ヲマヘがヴォロヴォロのMSのコックピットの中で瀕死の状態で発見し、救ったのは私だ・・ コロニーレーザーの直撃をMSで受けて助かったなど奇跡だな・・これも「超克」のフォースなのか? ヲマヘの父はMSの開発者だったと聞いたが余程設計の良い機体だったのだな・・」 だがベイダーは何も答えずうつむいたままだ。 「ふん、まあ良い・・月を壊滅させたのだ。後の連邦の施設はブターンズに急襲させ我々は地球へ 向かうぞ。もう良い、下がれ」アザーブがそう言うとベイダーは宮殿を後にした。
ブタスター内倉庫ブロック。 ブーターベイダーがとある扉の前にやってきた。 「ヲイ、ここを開けたまへ(@w荒」 「はっ、ブーター卿!」門番の兵士がロックを解く。その扉は五重の扉からなっていた。 ゆっくりと倉庫中央に歩き出すベイダー。彼は倉庫中央にある巨大な物体に目をやった。 巨大な槍、いやパールローターのジャンボバージョンであろう。その物体。 「ブタアナルの槍・・・こいつとあれが手に入れば全宇宙はヲレの物・・・我が超創会の ネオンジェネシスプロジェクトは「人類超克計画」の名の下に完成するのだ!(@w荒荒〜」 「この槍の存在はアザーブも知らないよ(@w荒 バカ駄なぁ(@wぷ」 「ブタアナルの槍」「ネオンジェネシスプロジェクト」「人類超克計画」 この3つが地球市民の知らぬ間に密かに進行していたのであった。 「はははははははははははははははははは! 勝った(@w荒」 ブタアナルの槍の前で発狂、勝利宣言するベイダーであった。
>>161 乙でした。
俺としては、SFモノ(?)は余り良く判らないので
学生編とかがいいなぁ。
>>162 油豚の謎に包まれた学生編、東大除籍編とか小中学生編とか
結構需要があるのかね? 松戸に死すで現代編は完結にしようと
思ってた(過去の謎が多すぎてタイムリーなネタが無いから)
でもYOUBUTAを書き終えたらチャレンジしてみたいと思ってるw
「このウスラバカめ!!」 本拠地、ブトゥーンへアザーブのジャミトフ宛の親書を持って 帰還したバスクはジャミトフに激しく叱咤されていた。 「申し訳ありません、閣下。ですが奴らのあの要塞には我が軍の兵器は無力です。 ああするしかありませんでしたし・・・・」バスクは土下座をして謝罪していた。 「バスクよ、もう良い。我々が連邦政府の実権を握れればそれでよい。ネオソーカの 奴らにコロニーの自治権をくれてやるだけで我々のプランに協力してくれるなら良いだろう。 そのブタスターとやらの力を借りて政府のバカ共を皆殺しにしてやろう。まずは・・」 ジャミトフは部屋の中をゆっくり歩きながら続けた。 「連邦宇宙軍連合艦隊長官、山本一二三を血祭りにあげてやろう・・。連邦政府とネオソーカを 和睦させようとしているがそんな事をされたら我々のプランは台無しだ。」 ジャミトフはアザーブの親書に目を通した。 「山本さえ居なければ宇宙軍はお終いだ。ネオソーカに山本が殺られたとなれば宇宙軍の左派も 徹底抗戦を唱えるだろう?その方が我々には好都合だからな・・・」 土下座していたバスクが顔を上げる 「閣下・・どんなプランがあるのですか?」 ジャミトフはニヤリと笑った
遠州芳鳴大尉は「その施設」の入り口のベンチで頭を抱えていた。 「ツネンゲリオン??なんであんな物を父さんが作った??」その時、シマがやってきた。 「あらあら、大尉さん。お悩みのようね・・でももっとあなたを悩ませるニュースよ」 ハッとした顔でシマを見つめる大尉。 「あなたの部隊の集合地、グラナダが空爆され全滅したわ」 「!!??何だって!!!」彼は立ち上がった。シマは携帯電話を仕舞いながら話続ける。 「おそらく・・ネオソーカの攻撃ね。12時間前に木星付近で宇宙軍の艦隊が奇襲されたわ 基地や艦隊を全滅させるなんて相当な戦力だと思うけど不思議な事に敵の戦力は把握できていないわ」 遠州大尉は顔面蒼白になり言葉が出ない。その時、大尉の携帯にメールが着信した。 「!?」彼はメールを開いた。 「発 地球連邦軍宇宙艦隊司令部。宛 遠州芳鳴大尉。貴官を現時刻を持って宇宙艦隊第三航空戦隊付 勤務に命ず。明日、1200までに連邦軍横須賀基地へ集合されたし」彼はメールを読んで目を丸くしている。 「あらあら、大尉殿は三航戦所属になったのね。私も明日、横須賀に行くのよ。よかったら送っていくわ」 シマは彼のメールを横から盗み読んだ。 「あら?でも三航戦なんて聞いた事ないわね?新部隊かしら・・」シマは首をかしげる。 その横で芳鳴大尉は深い溜息をついていた。
連邦宇宙軍ゲラゲラ泊地 多数の修繕、補給用のコロニーから成り立つこのコロニー群。 勿論、中心は悪名高き大量破壊兵器「コロニーレーザーゲラゲラ」だ。 先の大戦でソーカの主力艦隊を丸ごと消失させたこの兵器。前宇宙軍長官のカークが 使用してから7年の歳月が流れていた。現長官の山本はこの兵器の廃棄を決定。解体が決定していた。 「長官、入ります」一人の参謀が長官室にやってきた。 「うむ・・何かね?」山本は書き仕事の手を止めた。 「長官! ブターンズのジャミトフ准将から入電。ネオソーカの例の要塞の所在を確認、 現在これを追撃中で我々に援軍要請です。どういたしますか!!」参謀は直立不動で指示を待つ。 「ふうむ、ブターンズは仕事が速いな。今、すぐ出せる戦力は?」 「はっ、戦艦コンゴウ、キリシマ、ハルナ、空母ジュンヨウ、ヒヨウ、 ゲラゲラ基地所属の駆逐艦及び巡洋艦は全て出航準備が出来ています。」返答する参謀を山本は見つめた。 「一隻たらんな」「は?」参謀は?になる。 「ジャミトフ准将が直に指揮を取っているのなら私も行くのが筋であろう。旗艦ナガトも出す」 「で・ですが長官。それはあまりにも危険です!」参謀の意見を振り払う山本。 「コンゴウ級なら速力、火力共に問題無いだろう。空母部隊の随伴には持ってこいだしな。これ以上無駄な血は 流したくあるまい。もしネオソーカと停戦の話が出れば私が居れば話も早い・・ジャミトフの暴走を止める事が できるじゃないかね?」 山本長官はそう言うと帽子を被り「ナガト」に向かった
ブターンズ旗艦「アレキサンドリア」 「宇宙軍からの返信はっ?」バスクが叫ぶ 「はっ、第三艦隊より戦艦4隻、空母2隻、巡洋艦10隻、駆逐艦16隻が現在、我が エリア17に向かっています。到着予想時刻は2130の模様!」 「宇宙軍の戦艦四隻だと? 艦名は?」 「はっ、ナガト、コンゴウ、キリシマ、ハルナの四隻です!」それを聞いてニヤリとするバスク。 「山本め・・やはり旗艦ナガトでやってくるか・・よし、手はず通り行く。 ブタスターに発光信号を送れ。ゲラゲラの射線空域には入るなと伝えろ!」 連邦宇宙軍旗艦「ナガト」艦橋。山本長官ははるか彼方を見つめていた。 「ブターンズ艦隊との会合地点までは?」 「はっ、2130に到達予定。」先行する高速戦艦、空母群の後から巡洋艦、 駆逐艦に両脇を固められた「ナガト」は暗黒の宇宙を突き進んでいた。 「作戦の打ち合わせをしたい。私は艦載機で先にアレキサンドリアへ向かう。 ジャミトフ准将にそう伝えてくれ。私が出た後でよい」 山本長官はそう言うとブリッジを去ろうとした。 「長官! 危険です。前線で連絡飛行などお止めくださいっ!」参謀達が彼を止めた。 「何を言ってる? ブターンズとの連携が取れなくてどうする?先の木星空域の 様な出来事が起きぬようにする為だ。ジャミトフに釘を刺しに行くのもかねてな」 彼は参謀の制止を振り切り格納庫に向かった。 「長官! せめて護衛のMSを付けてください!」 「バカモノ! 味方の艦隊に連絡飛行するだけなのに護衛などいらん!」 彼は参謀達を一喝した。
山本長官と参謀を乗せた二機の一式空間攻撃機は「ナガト」を離陸する。 空母「ジュンヨウ」から8機の護衛のMS「ガンダムヒエン(飛燕)」がウェーブライダー 形態で編隊を組み、空攻の両脇を固めていた。 「空母から貴重な戦力を無駄に護衛に付けおって!」山本は不機嫌になっていた。 「長官! ソロモン空域を抜け、追撃中のブターンズ艦隊に接触します!」 宇宙要塞ソロモン。連邦の外宇宙の最前線基地でもある。この要塞は連邦宇宙軍直轄の基地であった。 「おかしい。ソロモンと連絡が取れません。基地との交信不能!」通信士が叫ぶ。 先行していた二機のガンダムヒエンがバンクを振りながら旋回している。 「こちら直掩4番機、基地の施設は破壊されている。繰り返す! 基地は全滅!」青冷める参謀達。 「まさかネオソーカの別働隊にやられたのでは?」 「危険だ、艦隊に帰還しますっ!」その時だった。
「二時方向より所属不明MS接近中! 機影20! IFF識別信号無し、ブターンズのMSではありません!」 「まさかネオソーカのMSかっ!」八機のガンダムヒエンはMS形態になりライフルを構える。 「20対8だ。長官機を逃がす。時間を稼げ!」直掩隊の小隊長が叫ぶ。 「ネオソーカめっ! いつの間にこんな新型機をっ!」 山本長官の乗った編隊を襲ったのはネオソーカ新型のMS「ブータキムチ」であった。 だが数で劣る直掩隊のガンダムヒエンは三機を瞬殺された。 「少尉! ネオソーカのMSのスピードに付いて行けません!」 「20対5だ。一人四機やるまで食われるなよ!」 宇宙空間に縦横無尽に飛び回る閃光。またガンダムヒエンが撃墜された。 空攻に追いついたブータキムチに空攻の機銃座から対空砲火が発せられるが全く当たらない。 「こ・このままではやられるっ!」山本はうろたえる参謀達の横でジッと目を閉じた。 「0時方向にIFF識別!友軍のブターンズMSですっ!」 「助かった! ブターンズが来てくれた!」 12機のブターンズMS「ジムペヤングー」が飛来してきた。
「少尉!援軍ですっ! ブターンズのMSが来てくれました!」反航してきたジムペヤングーと 向かい合ったその時だった。ジムペヤングーのビームライフルが一機のガンダムヒエンに直撃した。 「!!?? おい、何をしている!何故味方撃ちなんかするんだっ!」 12機のジムペヤングーは弾ける様に編隊を解くとブータキムチと共に長官機に襲い掛かった。 「こ、こいつらネオソーカの偽装部隊かっ!」 「いや、こいつらはブトゥーン基地直属のジムペヤングー隊だ! ま・まさかっ!」 混乱する直掩部隊。長官機の後ろに付いていた空攻が被弾し撃墜された。 生き残ったガンダムヒエン二機と長官を乗せた空攻はソロモンの前線小惑星基地「ブーゲンビル」 上空に差し掛かった。一機のジムペヤングーが長官機に襲いかかる。 「へっ、まさか連邦宇宙軍の最高指揮官をこの手で始末出来るとわなっ!」 そのペヤングーのパイロットは成田宇宙港で遠州芳鳴大尉を殴った男、ブターンズ ジェリド中尉であった。機内で山本長官は座ったままつぶやいた。 「やはり裏で手を組んでいたか・・バスクめっ、謀ったな!!」 ジェリドのビームライフルの直撃を受け、山本長官を乗せた一式空間攻撃機は背面飛行のまま 小惑星ブーゲンビルに墜落、爆発していった。
地球連邦軍横須賀基地。 シマの運転する車で遠州大尉は基地のゲート前に乗りつけた。 「じゃ、大尉さん。またね」 シマと分かれた彼はダッフルバックを担いで兵舎に向かった。 「遠州芳鳴大尉であります! 本日付を持って宇宙艦隊三航戦配属になりました」 先任の士官が彼のパスを確認しながら言った。 「大尉、すぐに3番ドッグへ向かってくれ。君の乗り込む艦が係留されている」 「まったくあっち行けこっち行けとここは役所かよ」彼は一人つぶやいた。 厳重なゲートをくぐり彼は一隻の巨大な艦と遭遇した。 「な・なんだ・・この巨大な艦は・・・」 その艦こそ宇宙艦隊三航戦の主力空母「シナノ」であった。
居室を割り当てられた遠州大尉は格納庫にやってきた。そこでは整備兵達が 艦載MSガンダムヒエンの整備に明け暮れていた。その作業を見つめていた彼に 一人の士官が怒鳴りつけた。 「おい、キサマ! そんな所にボケッと立ち止まるな!」階級は少佐である。 「はっ、少佐殿! 申し訳ありません!!」その士官は遠州大尉の顔をマジマジと見つめた。 「芳鳴?芳鳴じゃないのか?」 「えっ、まさか秀則おじさん?」 その男は彼の叔父である遠эG則少佐であった。 「叔父さん、何故ここへ?」 「はははは! 釜石部隊の移駐先が三航戦でな。はるばる横須賀までやってきたわけよ」 遠эG則少佐は連邦軍北部方面釜石駐屯地所属であったがシナノ艦載の部隊不足の為に 転属になっていた。彼等は格納庫内を歩きながら話を続けた。 「恒寿の戦死報告が来てはや七年か・・俺も兄貴と同じ階級になったがまさか おまえが搭乗員勤務に志願するとはな・・正直、宇宙はキツイぞ」 叔父、秀則少佐に釘を刺される芳鳴大尉。だが後戻りは出来ない。
「芳鳴、おまえMSは始めてか?」ガンダムヒエンのウェーブライダー形態の 機首をバシバシ叩きながら秀則少佐は彼に話かけた。 「演習とシミュレーションで50時間程・・・・」 「ぶっ、50時間だと?そんなもんで実戦が務まるかぁ!」少佐は笑い飛ばした。 「このガンダムヒエンだがな。先の傑作機、ゼータガンダムの簡易量産改良型だ。 発動機にウォーターマン機構を備えたのだが稼動率がイマイチだな。実際、宇宙軍でも 実戦投入されているが評判はあまり芳しくないらしい・・・。直にガンダムハヤテ(疾風)に 機種転換されるらしいがこのご時世だからなぁ。」大尉には何が何だかチンプンカンプンだ。 「そうだ、芳鳴。お前に凄い物を見せよう」少佐は並ぶガンダムヒエンの群れを抜け、彼を 別の格納庫に案内した。一機のガンダムタイプのMSがウェーブライダー形態で駐機している。
「叔父さん、いや少佐殿。このMSは?」問いかける芳鳴大尉。 「はははははははははは! ! この機体こそ我が超創会技術研究所「超技研」 釜石製作所が完成させた新型MS「リガブー」だ!」胸を張る遠эュ佐。 「リ・リガブー?」 「そうだ。リファインガンダムオブブータ。略してリガブーだ。お前の父、我が兄 光翁が作った名機、「ブータガンダム」の改良機だ。超技研本部が破壊されて設計図が 行方不明になってたらしいが実は俺が持っていたのよ。実機のブータは七年前に恒寿が破壊 してくれたからなぁ(@wぷ いやぁ、データが無くて苦労したよ」 遠эG則少佐はそう言うと芳鳴大尉の背中をバシバシと叩いた。
「我が超技研釜石支部の傑作機、リガブー、開発コードCGI-X408はまだ試作機だ こいつが量産されればガンダムハヤテや大気圏内局地型のガンダムライデンなんか 目じゃねぇ! 機動性、火力共に量産型のどのガンダムタイプを上回っているんだ! ああ、ちなみにコードの「CG」は超技研で「I」は岩手の釜石を表す記号だ。「X」は 試作機で「4」は4番目に開発されたと言う意味で「08」はその改良8番機って事だ。 まぁ、芳鳴。おまえにこいつの扱いは無理だろうがな。はははははははは!!!」 遠эG則少佐はそう言うととっとと去って行った。 「叔父さんは相変わらず豪快駄なぁ(@wぷ)」遠州大尉はポツンと一人残された。その時だ。 「おい、おまえ、ここに誰の許可で入った!」また怒鳴られる遠州大尉。 「はっ、遠эュ佐の許可で入りました!!」敬礼をして呼び止めた士官を見つめる。階級は中佐だ。 「私は宇宙航空班の新田中佐だ。君は?」彼はバインダーを広げながら尋ねた。 「はっ、本日付で三航戦に配属になりました遠州芳鳴大尉でありますっ!」 「ん・・??エンシュウ・・・?まさか・・・いや、まさかな・・」新田中佐は目を疑った。
「はっ、中佐殿。何か?・・」 「いや、昔、エンシュウと言う名で君と似た搭乗員が居てな。まあ「シュウ」の 字が違うから別人なんだろう。気にしないでくれ」新田中佐はリガブーに近づく。 「こ・この人は兄を知っている・・!」だが芳鳴大尉は実の兄、恒寿中尉と兄弟である事は 公にはできない。もし知れれば除隊処分確実でろう。 「しかし・・また超技研のMSか・・ブータもアブラブータも欠陥機だったがこいつもなぁ」 新田中佐は呟きながらリガブーをチェックしている。 「遠эュ佐も大変だがな。釜石から横須賀に出てきていきなり母艦勤務だ。さらに甥が戦犯認定 されたのも苦にせず前線で指揮を執っているのだからな」その言葉で芳鳴大尉は新田中佐を睨んだ。
「中佐殿!お言葉ですが身内に戦犯が居ようが関係無いと思いますが!」 その言葉に新田中佐はハッとした。 「そうだな、大尉。すまなかった。私は七年前、エリア84海戦に参加して多くの 部下を失った。一人の男の暴走を止められなかったばかりに貴重な艦艇と多くの搭乗員を 宇宙に散らしてしまったのだよ・・今だにあの時の事は夢に出てくる。・・個人の感情を 部下に漏らしているようでは現場の指揮官は務まらんな・・」 ボソリと言う新田中佐を芳鳴大尉は見つめた。 「総員に告ぐ! 上部甲板に集合せよ!」艦内放送がけたましく響いた。 連邦宇宙軍第三艦隊。ブターンズ艦隊と合流を果たしていた。 「艦長、ブターンズ艦隊旗艦「アレキサンドリア」より入電。「ワレテキヲミウシナウ」 「なんだと? ブターンズはあの見えない要塞の攻略を掴んだのではないのか?」 「艦長、もうひとつ気になることが・・・長官機のIFFビーコンの反応がありません・・」 「バカな! 先に着いていたのではないのか!? アレキサンドリアに打電しろ!」 だが第三艦隊の両脇後方を追従していたブターンズ艦隊から返信は来ない。 「か! 艦長! ブターンズ艦隊の砲が我が艦隊を指向! ロックされました!」 オペレーターが叫び終わった瞬間、第三艦隊はブターンズ艦隊の十字砲火を浴びた。 「さらに、6時下方からジムペヤングー接近! 機影約80!」 次々と撃沈される第三艦隊艦艇。成す術は無い。
「回避だ! 弾幕を抜けろ! 反転しつつ反撃に移る!!」 反転するナガトの横でMSを発艦させようとしていた空母「ジュンヨウ」が大きく傾き 爆沈していった。「ヒヨウ」も甲板に大穴を開けられ漂流していた。 「ま・・まさかブターンズとネオソーカが手を組んだのか・・宇宙軍の戦力の2/3はゲラゲラ基地 の艦隊だぞ・・まさか奴ら、ゲラゲラ基地の防備を手薄にさせる為に我々を誘きだしたのか!!」 反転を終えた「ナガト」は主砲塔を旋回させたその時、ジムペヤングーの急降下銃撃でブリッジに被弾、 爆沈していった。 「ははははは! ! ! 連邦宇宙軍の大半を葬ってやったぞ! 山本も処分したしなぁ!」 バスクは旗艦「アレキサンドリア」で圧倒的勝利に酔いしれていた。
連邦宇宙軍「ゲラゲラ泊地」は正体不明の敵の攻撃を受けていた。 「司令! 所属不明のMSの空爆と支援砲撃で各バンチとも壊滅状態です!」 「MSは解るがあの強力な砲撃は何だ!?」 砲撃の主はブタスター「ヲッスキャノン」だった。 「ははははははははははは! ! ! 雑魚がのたうちまわっているなぁ、ざまぁ(@wぷ」 ブータベイダーはコマンドルームで発狂していた。 「ヲイ、ガンナー、次はあのメインコロニー「ゲラゲラ」を砲撃したまへ(@w荒」 「ヲッスヲッス」ガンナーは諸元入力をはじめた。 「司令! 熱源センサーに感! 巨大な球体の・・目に見えない何かがゲラゲラの前に!」 「バ、バカな!! 我々の哨戒網を突破してゲラゲラの目前まで敵の侵入を許すとはっ、 ゲラゲラにエネルギーチャージ! 急速だ、急げ!」司令官はテンパった。 「ですが司令、ゲラゲラは山本長官が解体命令を出したはずです、使用には長官の・・」 「全責任は私が取る! 急げ!」三度、ゲラゲラに火が入った。
「ブーター卿、コロニーに高エネルギー反応。チャージしてる模様ですヲッス」 「ヲッス、その前に破壊したまへ(@wぷ ヲッスキャノン発射(@w撃」 「ヲッスヲッス」 光学迷彩を纏ったブタスターからヲッスキャノンが発射された。 「司令! 至近距離から敵の砲撃! 発射間にあい・・ウワーーーー!!」 コロニーレーザーゲラゲラはヲッスキャノンの直撃を受け大爆発を起こし木っ端微塵になった。 「ははははははははは! ! ! 勝った(@w荒 圧倒的に(ry」 かくして連邦宇宙軍はグラナダ、ソロモン、ゲラゲラと言った各拠点を失い宇宙空間における制空権を 失っていた。最高指揮官を失い主力艦隊の2/3を失ったのは致命的だ。 ブタスター内連絡通路 ブータベイダーが通路にしゃがみこんでいた。 「や・やっとあの憎きゲラゲラを破壊してやったよ(@wぷ ヲレにこの古傷を付けたあの ゲラゲラを破壊してやった(@wぷぷ あぉぉぉぉぉぉ、ヲレの古傷がぁぁぁ(@w発狂!!」 一人発狂するブータベイダーを兵達は見て見ぬふりをして立ち去って行った。
「宇宙艦隊地球方面隊の中曽根だ。」 飛行甲板に整列した兵達が一斉にその男を見つめた。 「諸君に残念の知らせだ。宇宙艦隊司令の山本長官が戦死した。」 ざわつく兵達。 「静まれ! もうひとつ悪い知らせがある。ネオソーカが本格的な侵攻を始めた。 しかももっと悪い事にブターンズとネオソーカが手を組んだ。今や地球連邦政府は 内戦状態に入った。だが、この動きで反ネオソーカの立場でブターンズを支持していた 各コロニーの自治政府は連邦政府支持を表明してくれている。ネオソーカとブターンズの 目的が連邦政府の転覆を狙っているのは明らかである!!」 中曽根中将の後に艦長の安部大佐が割って演説に入った。 「これより呉の基地から出撃した宇宙艦隊第一航空戦隊、第二航空戦隊と衛星軌道上で合流、 ブターンズとネオソーカの艦隊を迎撃する!作戦の詳細は後程説明する。なお我々第三航空戦隊は 6時間後、2230に出撃する。以上、解散!!」 「ついに宇宙(そら)に出るのか」 遠州芳鳴大尉は武者震いをした。
横須賀を出港した第三航空戦隊「三航戦」旗艦の空母「シナノ」と護衛の巡洋艦 「ミョウコウ」「チョウカイ」と旧型護衛空母「コヨウ」と10隻の駆逐艦は、太平洋上 を低空で飛行していた。先に出撃した一、二航戦と地球上に残存している連邦軍の貴重な 戦力である。ブリッジから薄暗い海面を中曽根中将と安部艦長は見つめていた。 「提督、地球上のブターンズの主だった拠点は地上軍に制圧させましたが奴らの宇宙艦隊は 脅威です。MSも新型を搭載していますし、ネオソーカのMSも未知数です。この「シナノ」は 新造艦ですが搭乗員達の錬度不足は否めません・・・・」 「やるしかないだろう、安部艦長。我々が負ければネオソーカとブターンズの恐怖支配の世界が 待っているだけだ。さぁ、どうなるかな地球は」中曽根提督は水平線上に浮かぶ月を見つめた MSデッキ 自機のガンダムヒエンのコックピットで遠州大尉はシートに座り瞑想していた。 「大尉殿!」ふいに呼びかけられ彼はコックピットから身を乗り出した。
「僚機を務めさせてさせて頂きます坂井軍曹であります!」 「同じく永野一飛曹であります!」 二人の兵が遠州大尉に敬礼をした。 「!!??」坂井軍曹がハッとする。 「ま、まさか・・遠中尉殿?・・生きていらっしゃったんですか!」 「いや・・私は遠州大尉だ。誰か人違いぢゃないのかね?(@wぷ」 芳鳴大尉は兄、恒寿元中尉の弟とバレる訳には行かないのだ。 「し・失礼しました!大尉殿!我々は自機の整備がありますのでこれでっ!」 二人は再び敬礼すると整列しているガンダムヒエンの向こうに消えて行った。 「ふぅ〜(@w荒」芳鳴大尉はドキドキしながらコックピットに戻るのが精一杯だった。 空母シナノブリッジ 「艦長!間もなく上昇地点です。」安部大佐は艦内電話を取る。 「機関室、出力全開! 上昇に備えろ!」シナノは推力を増していく。 僚艦の「ミョウコウ」「チョウカイ」からも上昇スタンバイの発光信号が灯る。 過去の艦艇は重力下からブースターを付けてそれを振り切っていった。だがこの新鋭艦は 自力で重力を振り切る事ができるのだ。 「提督、我々の動きはネオソーカとブターンズの連中に丸見えなんでしょうか?」 「ああ、多分な。奴らは監視しているだろう」シナノの機関音は次第に増していった
その時だった。 「艦長! 機関に異常発生! 出力ダウン、上昇は不可能です!」 「なんだとっ! 原因はなんだ!」怒鳴る安部艦長。シナノの横を三航戦の艦艇が 次々と上昇していく。だがシナノはこれ以上高度を上げられない。 「なんとかならんのかっ!」その横で中曽根提督は帽子を取り顔をぬぐった。 「ワレシナノ キカンコショウ ヨコスカニキトウス」 僚艦に空しい発光信号を灯し地球連邦軍宇宙艦隊第三航空戦隊旗艦、空母シナノは 護衛の駆逐艦二隻を伴い反転、上昇する「ミョウコウ」「チョウカイ」空母「コヨウ」 を見送るしかなかったのだった。 「この大事な一戦の時にっ!」安部艦長はパネルに帽子を叩きつけた。 「仕方あるまい、三航戦の他の艦艇は一航戦の南雲提督指揮下に付けてもらおう」 中曽根提督は上昇していく他の艦艇を見送りながら呟いた。
「諸君、艦長の安部だ。シナノは機関故障で横須賀に帰還する。以上!」 艦長の艦内放送で搭乗員達は皆、orzしかなかった。 衛星軌道上 地球連邦宇宙艦隊 一、二航戦旗艦「アカギ」ブリッジ 南雲提督は合流してくる三航戦の艦艇を見ていた。 「シナノが居ないようだが」 「提督、シナノは機関故障で横須賀に帰還したとの事です!」伝令兵の言葉で顔色が悪くなる。 「この大事な時にMSの一機でも欲しい所なんだがな。何をやっているんだか」 連邦宇宙軍の残存艦隊は迎撃体制を完了していた。 「艦長、なんとかネオソーカの移動要塞の尻尾を掴めればいいのですが」ブリッジで新田中佐は唸った。 「君と真田少尉で新兵器を発案したらしいが?」中曽根提督は問いかけた。 「ええ。見えないのなら見える様にすればいいんですよ。一式空攻に黄色のペンキを充填した空間魚雷を 装備。奴らはミノフスキー粒子に紛れて光学迷彩を纏っています。が、実体その物は見えないだけでそこには 居るのです。空攻の魚雷で奴らの要塞に印を付け、MSと艦砲で叩きます。一、二航戦の空母「アカギ」「カガ」 「ソウリュウ」「ヒリュウ」には空攻が計88機搭載されています。非常に危険な任務ではありますが」 「あとは南雲提督に任せよう。もし、彼の艦隊が全滅する様な事があれば我々の出番だろう」 中曽根提督はそう言うとブリッジを出て行った
ブターンズ宇宙艦隊旗艦「アレキサンドリア」ブリッジ 「バスク大佐! 連邦宇宙軍の残存艦隊が衛星軌道上に集結中! あと15分程で 主砲の有効射程距離内に入ります。いかがなされますかっ!」その声を聞くと 彼はチェアからゆっくりと立ち上がった。 「MSを発艦させろ! ブタスターに発光信号を送れ! 我々の艦隊とブタスターで 宇宙軍の艦艇を挟撃するぞ! 雑魚の集まりめが! まとめて始末してくれるわ!」 ブターンズの空母からMS「ジムペヤングー」が次々と発艦していった 連邦宇宙軍一航戦旗艦「アカギ」及び各空母からも「ガンダムヒエン」と「ガンダムゼロ」 が次々と発艦していった。それをブリッジから見送る南雲提督。 「我々が敗れれば連邦政府はお終いだな」 かくして連邦宇宙軍VSネオソーカ・ブターンズ連合軍の艦隊戦の火豚、いや火蓋が 切って落とされたのであった。
連邦宇宙軍二航戦空母「ヒリュウ」 山口少将は特殊弾(ペイント弾)装備の一式空間攻撃機の発進を指示していた。 「少将! 南雲提督より入電! 空攻の装備を特殊弾から通常の空間魚雷に兵装転換しろ との命令です! どうなさいますかっ!」伝令の士官が指示を待つ。 「今更、兵装転換だと? 敵の見えない要塞を見える様にする為の特殊攻撃なのだぞ!」 一航戦旗艦空母「アカギ」ブリッジ 「山口の所へ連絡はついたか?」南雲提督は通信兵に向かって振り返る 「はっ、ヒリュウへ発光信号を送りました!」 「やれやれ。この大事な一戦で貴重な攻撃機にペンキの魚雷など積ませてられるか! ネオソーカの奴らはどうせブターンズの艦隊の向こうに隠れているんだろう?MS隊に 敵艦隊を突破させろ! ミノフスキー粒子を隠れ蓑に使ってるんだ。粒子の一番濃い エリアに集中攻撃させろ。いいな!」連邦軍の戦術に歪が生まれ始めた。
ブタスターCICコマンドルーム 「で、ブータベイダー君、宇宙軍の残存兵力も結構あなどれないようだが?」 ブターンズ総司令、ジャミトフ准将はブータベイダーと共にモニターに釘付けに なっていた。ベイダーは「ブーフー」と異様な呼吸音と共にジャミトフに話しかけた。 「はははははは! 閣下、この海戦は我々の圧倒的勝利だよ(@wぷ」 「ほう?随分と自信があるようだな。まぁお手並み拝見と行こう」 ネオソーカの新鋭MS「ブータキムチ」とブターンズMS「ジムペヤングー」とブターンズ艦隊の 対空砲火によりガンダムヒエンとガンダムゼロは次々と撃墜されていった。戦いはネオソーカ、 ブターンズ連合軍の圧倒的攻撃力に連邦軍が圧倒されていた。それでも尚、連邦艦艇の艦砲、魚雷で ブターンズの艦艇も多大な損失を被っていた。 「おのれ、連邦め、MSの損耗は激しいくせに艦艇の攻撃はたいしたものだな!」 旗艦「アレキサンドリア」でバスクは焦りを隠せなかった。そんな折、ガンダムヒエンと一式空攻の 編隊がブターンズの艦隊を突破しつつあった。
「隊長! 下方に強烈なミノフスキー粒子帯を発見! 球状で巨大です!」 「バカな。ブターンズの要塞がこんな至近距離に居る訳が無い。奴らはこの向こうだ!」 三機の空攻は直掩のガンダムヒエンを振り切り降下を開始した。 「司令は我々にネオソーカの要塞の発見が第一目標と仰っていた。破壊よりもまず見えない敵を 曝け出すのが我々の目的だ! 命令違反で私の空攻は特殊弾を搭載している。ついてこい!!」 「ブータ卿! 連邦の攻撃機がこちらへ向かってきます!」ブタスターの策敵班が叫ぶ。 「バカ駄なぁ。見えるはずが無いのに(@wぷ でも対空砲はまだ撃っちゃ駄めだよ(@w荒」 急降下する三機の空攻 「隊長! この空間だけミノフスキー粒子がレベル5を超えています! 何もないのに!」 「センサー上に粒子を実体化できるか!?」 「前方10宇宙キロ先に球体の粒子反応発見! コアに照準セット完了!」 「よし、特弾撃て!」 一発の空間魚雷が何も無いはずの先に向かって飛翔した。
魚雷は暗闇の中に消えていった 「くそっ、やはり違ったか!」 だが、次の瞬間、何も無いはずの空間に赤いペイントがパッと飛び散った。 何も無い荒野に咲く一輪の花の様に。 「おい、特弾が着弾したぞ! 二番機、三番機! あのペイントに魚雷を撃て! それと敵要塞発見の信号弾をあげろ!」空攻の放った二本の魚雷と信号弾が交って消えていく。 「ズズゥーン」ブタスターが激しく揺れた。 「ブータ卿!連邦の攻撃機に発見されました! 敵に位置を知らされ敵機が続々と向かってきます!」 「ほう?そうかね。ぢゃあ、対空砲火で向かえ撃ったらいいぢゃないかね?(@wぷ」 「さ、さらに光学迷彩発生装置に敵魚雷が命中!迷彩が解けます!」 突入する空攻とガンダムヒエン、ゼロ隊の眼前に巨大な要塞が立ちはだかった。 「な、なんてでかいんだ!」パイロット達はその巨大な物体に恐怖した。
連邦宇宙軍機動部隊。 直掩の迎撃MSも撃墜され丸裸にされた空母群もブータキムチとジムペヤングーの 攻撃に遭い全滅の危機に瀕していた。回避を続ける空母、巡洋艦。ネオソーカ、ブターンズ の連合軍を相手に獅子奮迅の活躍を見せていた艦隊も次第に数を減らしていった。 「提督! 敵要塞発見の信号弾を確認!」炎上する空母「アカギ」のブリッジで南雲提督はその報せを聞いた。 ブターンズの戦艦群の射程距離に捉えられた空母群はヴォコヴォコにされていた。 「あ、あの時、特弾装備を撤回していなければもっと早く敵要塞を発見できたものを・・」 南雲提督の言葉と共にアカギは爆沈していった。 おなじく宇宙艦隊二航戦空母「ヒリュウ」 「少将、アカギ、カガ共にビーコンが途絶えました。撃沈された模様です。」 ヒリュウ艦長の加来大佐は力無く話しかけた。 「いや、艦長、我が攻撃隊が敵要塞を発見したようだな。もっと早く攻撃できれば よかったがもはやこれまでの様だな」山口少将は加来艦長に背を向けながら答えた。 「艦長! 司令! 脱出用シャトルへ!」副官の伊藤中佐がブリッジへ駆け込みながら叫ぶ。 「脱出だと?我々が破れ地球はネオソーカとブターンズの支配下になるのに何処へ脱出するのかね? まぁいい。伊藤君。君はシャトルへ行きたまえ。この敗北は我々の責任だ。シャトルでもここからなら サイド4までなら何とか辿り付けるだろう。各サイドは反ブターンズ、ネオソーカの意志を表明している。 後は頼んだぞ!」山口少将はそういい残すと撃沈されていく僚艦を見つめていた。加来艦長は彼の退艦を だまって促した。後ろ髪を引かれる思いでブリッジを出る伊藤中佐。炎に包まれるヒリュウ。もうそれほど もたないであろう。
後続の空母「ソウリュウ」にブータキムチのビームライフルが雨の様に突き刺さり 爆沈、船体は四散していった。「ヒリュウ」の対空砲火も次第に衰えていった。 被弾した空攻撃、ガンダムヒエンを回収していたヒリュウも直撃弾を受け爆沈していった。 かくして衛星軌道上海戦は連邦軍の敗北に終わった。だがブターンズだけならば勝敗はドローで あったであろう。ブターンズ艦隊は旗艦「アレキサンドリア」と巡洋艦二隻、駆逐艦五隻しか残存 していないのだ。しかもアレキサンドリア以外は全艦、中波、もしくは大破しているのだ。 「むぅぅぅぅ。我が艦隊も手痛い損害をこうむったな。艦載のジムペヤングーはブタスターへ 収容してくれるのだな?」ジャミトフは頭を抱えながらブータベイダーに話しかける。 「ヲッスヲッス(@wぷ」ベイダーはジャミトフに手をかざす。 「ブブッ!」ジャミトフは首を押さえ悶絶し始めた。 「な。な・何を・・・」超克のフォースでジャミトフを絞め殺すブータベイダー。 ジャミトフの側近達が銃を抜きベイダーに発砲する。が、弾は当たらない。彼を避ける様に 弾は逸れていく。ほどなくしてブターンズの側近と幹部達は拘束されていった。 「ヲレはそんな簡単に殺せないよ(@wぷ」 彼が再び手をかざすとヲッスキャノンのガンナーが諸元の入力を開始した。 「ブータ卿。目標ブターンズの残存艦艇。ヲッスキャノンスタンバイヲッス!」 「発射したまへ@w荒」 「ヲッスヲッス」
撃沈されていくブターンズの艦隊。アレキサンドリアのブリッジでバスクは発狂した。 「おのれ、ネオソーカめ!我々を露払いに使いおって! 全砲門ブタスターへ!」 だが砲塔が旋回しきる前にヲッスキャノンの直撃を受けアレキサンドリアも沈められた。 「アザーブ様。雑魚は始末したよ(@wぷ 次はいよいよ地球だなぁ@w荒」 「ふはははは! 連邦政府のニシムラ大統領がターゲツトの様だね。彼は簡単に降伏するかなぁ?」 「次はヲレが直々に出向いてニシムラ大統領に負け犬ダンスを躍らせるよ(@wぷ」 ブタスターは連邦政府大統領府のあるアカバネシティーを目指していった。
地球連邦政府大統領府アカバネシティー。 ニシムラ大統領は連邦宇宙艦隊壊滅の報せを受けていた。 「大統領、あまりお話したくないのですが・・・」執事が申し訳なさそうに話しかける 「何だ。はっきりいいたまえ!!」 「はっ・・ネオソーカの指揮官から映像回線が繋がっているのですが」 「うむ、私が直接話そう。回せ! ウホン! 私が大統領のニシムラだが君は?」 彼の目の前のモニターに黒覆面の異形の男が映し出された。 「ヲレはネオソーカ侵攻軍のブータベイダーだよ(@wぷ 大統領に即時無条件降伏及び 残存している軍の武装解除、そしてアカバネシティの受け渡しを要求するよ(@w荒」 ニシムラ大統領は机を叩いた。 「断る! おまえ達の様な侵略者に我々は決して屈しない! 先の大戦でお前達がやった 事を我々は決して忘れていないぞ! ふざけるな!!」ヴチ切れる大統領。 「ほう?そうかね(@wぷ ぢゃあこれから起きる出来事は大統領の責任だね(@w荒」 そう言うと回線は一方的に途切れた。 「くっ、ネオソーカめ。何をする気だ!?」
「ガンナー! ヲッスキャノンスタンバイ! 目標の諸元入力!」 「諸元入力ヲッス!」パネルのエネルギーゲージが上昇していく。 「ブータ卿! 発射準備完了ヲッス! 」ブータベイダーは大きく息を吸い込んだ。 「さいたまぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」 「さいたまヲッス!」ガンナーは赤く点滅した発射ボタンを押した。 「何事だ!!」 アカバネシティは強烈な閃光と地響きに包まれた。 大統領官邸内はパニックに覆われた。割れる窓ガラス。倒壊する建物。 ニシムラ大統領に奇跡的に怪我は無かった。強烈な衝撃波は一分程で収まった。 「な・奴らは核兵器でも使ったのか? だがこれは一体??」 「だ! 大統領大変です。川向こうのサイタマシティーが消滅しました!」 「何? バ・バカな!」大統領室に非常電源が入り衛星からの映像が映し出される。 「これは!!・・・サイタマシティーが巨大なクレーターになっている・・・」 絶句するニシムラ大統領。 「大統領、先程のネオソーカの指揮官から映像回線が!」執事が主モニターに切り替える。 「はははははははは!!はが八つ。大統領。サイタマシティーが消滅したのはヲマエの責任だよ(@wぷ 我らのブタスターのヲッスキャノンの威力を思いしったかね?(@w荒 あ〜あ〜、ヲマエは罪の無い サイタマシティーの住人を皆殺しにしちゃったね(@wぷ さぁどうするね?(@w荒」
「ぐっ・・くくっ」声にならないニシムラ大統領 「ヲヤヲヤ? ヴザマに負け犬ダンスかね?(@wぷ 今のは50%の砲撃だよ。 さぁ、どうするかね? ホラホラホラホラ〜(@w荒」迫るブータベイダー。 執事や他の官僚が大統領に耳打ちする。 「大統領、ここは何とかして時間を稼ぎましょう。各地の残存兵力をアカバネシティーに 集結させネオソーカの要塞を迎撃しましょう。それしかありません!!」 この動きをライブカメラで見ていたブータベイダーはさらに煽った。 「ヲヤ? 雑魚官僚共が腰抜け大統領に具申かね? ヴザマだなぁ(@wぷ まぁいいや。24時間待ってやるよ。その後に降伏か徹底抗戦か聞くとしようかね(@w荒」 ベイダーはそう言うと画面から消えた。 「この・・衛星軌道上の巨大な要塞を迎撃する手段はあるのか?」 ニシムラ大統領はガックリと肩を落とした。
同時刻、連邦軍の地上基地及び軍港はヲッスキャノンの砲撃を受け壊滅していた。 「大統領! 先程のブータベイダーと言う男からまた映像回線が!」 「私が出る。何か用かね?」ヴチ切れるニシムラ大統領。 「ヲヤヲヤ? 先程、後ろの雑魚官僚共と残存兵力をアカバネシティーに集結させる なんて話していたみたいだけど進み具合はどうかね?(@wぷ」煽るブータベイダー。 ニシムラ大統領に一人の参謀が駆け寄り耳打ちをする。 「大統領、お伝えしにくいのですが各基地との通信途絶。奴らの砲撃で壊滅した模様です」 「!!・・・・・・・・」ニシムラ大統領はその場に崩れ落ちた。 「ヲヤ? 負け犬土下座かね?ざまぁないなぁ(@wぷ まぁ返事は楽しみにしているよ(@w荒」 再び画面から消えるベイダー。ニシムラ大統領の後ろでざわつく閣僚達。 「もはや連邦政府にネオソーカと戦う戦力は無いのか」 「降伏しよう!」大統領はうなだれたままだ。 「大統領! まだ手はあります!」補佐官が叫んだ。 「横須賀基地所属の空母「シナノ」と駆逐艦二隻が残存しています!」 「たかが空母一隻で何ができる? しかも話によれば機関の故障で宇宙に あがれなかったらしいじゃないかね? バカらしい! 降伏しか我々が生き残る・・」 一人の閣僚の言い放つ言葉を大統領は遮った。 「いや、我々は最後の一兵まで戦う。「シナノ」の艦長と話はできるかね?」 連邦政府は唯一の残存艦艇「シナノ」に全てを託した。
空母「シナノ」飛行甲板上。 その上から中曽根提督は潮風を受けながら行く先を見つめていた。 「提督、ここでしたか。実は・・」安部艦長が切り出す。 「あぁ、先程伝令の兵から報告は聞いたよ。南雲の艦隊が全滅したそうだな。 地球上の基地や施設も壊滅状態のようだな。さて・・どうするかな?これから・・」 「はい。連邦軍の艦隊で我々が唯一の生き残りだそうです。今、大統領と話をしましたが 大統領が提督とお話がしたいそうですが・・・」だが中曽根提督は振り返らなかった。 「安部君、太古の昔、この「シナノ」と同じく艦名を付けた航空母艦があったそうだ。その艦は その国の危機を救う事無く沈められたそうだ。だが我々の「シナノ」は違う。そう思わないかね?」 「はっ、提督。私もそう思います。大統領も全く同じ意見です」 その言葉を聞いて中曽根提督はようやく振り返った。 「大統領閣下と話をしようか。」
ブタスタードッキングベイ 地球連邦政府官邸制圧部隊が発進しようとしていた。 「何もヲマエが直々に行かなくても」女帝アザーブはブータベイダーを引き止める。 「いぇ、アザーブ様。ヲレが占領一番乗りだよ。もはや連邦には降伏しかないよ(@wぷ」 「そうか。ベイダー。なら占領軍はヲマエに任せよう。頼んだぞ」 「はっ、おおせのままに。アザーブ様」 だがネオソーカの艦艇戦力は微々たる物だ。戦艦1隻 揚陸艦1隻 巡洋艦2隻 駆逐艦4隻だけだ。 「出撃するよ(@wぷ 兵達はブターンズから鹵獲したジムペヤングーで出撃させたまへ(@w荒」 慌しく出撃準備をする横をさっきまでのジムペヤングーのパイロット達が拘束され二列で歩いて行く。 それをジッと見つめるブータベイダー。 「おい、ヲッさん? おまえ成田でヲレがぶん殴った大尉さんじゃねぇのか?」 連行される隊列から一人のブターンズの搭乗員が叫ぶ。ジェリド中尉だ。 「ヲマエ誰?(@wぷ」 「なんだよ、ヲッさん。あんたマスクなんか被ってもヲレの眼は誤魔化せないぜ。その体系で バレバレなんだよな。なぁ、あんときゃ悪かったよ。まさかあんたがネオソーカの将校だったとはなぁ」 ジェリドは手錠をされたまま両手でベイダーをバシバシ叩いた。 「でょぉ。物は相談なんだがこの手錠外してくんねぇかな? ヲレとあんたの仲じゃねぇか。なぁ頼むよ」 「ゴキッ」次の瞬間、ジェリド中尉の首が真後ろを向いた。その場に血を吐きながら彼は倒れた。 「ぷ。何こいつ。(@w荒 ヲイ、もう行くよ(@w荒」超克のフォースでベイダーはジェリドを即死させた。 「まったく、ブターンズの兵は下品だなぁ(@wぷ ヲイ整備兵! ヲレのガンダムはどうかね?(@w荒」
揚陸艦のMSハンガーに収まる一機を見上げるブータベイダー。整備兵が駆け寄る。 「ブータ卿専用のMS「ブータストライクフリーダムガンダム」いつでも出れます!」 「ほう、そうかね?(@w荒。何か名前が長ったらしくて言いづらいんだが何とかならないかね?(@w荒」 整備兵は困惑する表情を見せる。「はぁ・・ではブータ卿のお好きなヲ名前をどうぞ・・」 「そうかね。ぢゃあ、この期待は今から「kittyガンダム」と命名するよ(@wぷ」 ネオソーカの侵攻部隊は静かにブタスターを離れていった。
空母「シナノ」作戦室に将校が集められた。 新田中佐が概要の説明をはじめた。 「衛星軌道上における海戦で一、二、三航戦は全滅しました。地上の主たる施設も 砲撃によって破壊されました。我々が最後の生き残りであります。ですが不思議な点が 幾つかあります。まずはブターンズの艦艇が海戦終了後に次々とビーコン反応が消失した事。 恐らく、ネオソーカの要塞に撃沈された物と見られます」一人の将校が質問する。 「それはネオソーカとブターンズが仲間割れしたって事ですか?」 「どうやらそのようだ。海戦終了後に敵要塞と隊列を作っていたブターンズ艦艇が次々と消失 している。艦載のMSは鹵獲されたようだな。だが二航戦の攻撃隊が敵要塞の光学迷彩の破壊に成功。 相変わらず熱源センサーでの探知は不能だが目視はできる様になったらしい」 作戦室内に歓声が沸き起こる。 「もうひとつは敵に我々が探知されていない事です。「シナノ」は新造艦でブターンズにも当艦のデータが無い。 ブターンズとの戦術リンクで敵要塞は我々の施設を攻撃しているがどうやら我々の存在は知られていない模様。 上空には低気圧の雲があって隠れるには絶好であります。熱源探知をかけてもタンカーか輸送船と間違えるでしょう」 新田中佐の説明の後に中曽根提督が立ち上がった。 「諸君。我々はこの低気圧の雲に隠れ敵を迎え撃つ。敵要塞を撃破できるのはもうこの艦だけだ。 我々が全滅した時、全てが終わる。だが希望が潰えた訳では無い。作戦の成功を祈る。以上!」 その時、作戦室の艦内電話が鳴る。 「提督! ネオソーカの艦隊が降下中です!」 「来たか。全機出撃せよ!」
「ですが提督、艦載のMSを出撃させたら本艦の位置がバレて宇宙から狙い撃ちにされますよ?」 「熱源探知されてればそれまでだ。MSを出撃させる前に沈められるよりマシだろう。」 格納庫へ走るMS搭乗員達。 その中にもちろん遠州芳鳴大尉の姿もあった。 「芳鳴、いよいよ初陣だな? 食われるなよ!」 自機へ急ぐ彼に叔父である遠эュ佐が話しかける。 「あっ、叔父さ・いえ、少佐殿! 簡単にはやられませんよ!」 「ほう?そうか。ヲレも今回は新型のリガブーで出るつもりだったが整備がまだでな。 まぁ、お楽しみは後に取っておこう。それより芳鳴。ヲマエは死んだ親父に似てきたな!」 そういい終えると遠эュ佐は自機に乗り込んだ。 「ヲレが親父に?」芳鳴大尉は自問自答しながらコックピットに乗り込み起動スイッチを押していった。 直後、全機へ遠эュ佐の指示の無線が入った。 「全機聞け! 敵は揚陸艦を護衛している戦艦1 巡洋艦2 駆逐艦4隻だ。侵攻部隊にしては数が少ない。 恐らくネオソーカの艦艇の全てだろう。情報によればブターンズの艦艇は仲間割れして全て沈められたようだ。 問題は揚陸艦搭載のMSだがこれは無視しろ。厄介なのは戦艦の火力だ。シナノが沈められては元も子もない。 WR形態で敵戦艦に一撃離脱の反復攻撃だ。他は無視しろ。以上!」
シナノを次々と離陸していくガンダムヒエン。遠州機がエレベーターで飛行甲板に 持ち上げられ発進位置に付いた。僚機の坂井、永野機は母艦上空で旋回している。 「くっ、こんな視界で離陸できるのか!」 ブタスターからの砲撃を避ける為に低気圧の雲を隠れ蓑にしているシナノだが新兵には この天候下での発艦は難しい。大尉の額に油汗がつたう。 「ええぃ、ままよ!!」スロットルを踏み込むと同時にカタパルトで射出される遠州大尉の ガンダムヒエン。海面スレスレに降下した後上昇をかける。 「おい! 芳鳴。なんだそのザマは? 敵機と遭遇する前に海水浴かね? ガハハハハハハ!!」 指揮官機の遠эュ佐のガンダムヒエンがバンクを振りながら横をすり抜けていった。 「相変わらず叔父さんは豪快だなぁ」 各機は編隊を組みネオソーカの艦隊を目指した。
「アザーブ様! 太平洋上に敵MSらしき物の編隊を発見!」 「なんだと? どこから現れた?」ブタスターCICでは女帝アザーブが直々に指揮を 取っていた。出撃したブータベイダーの代わりだ。 「洋上に敵戦艦、もしくは空母が存在している模様です。MSは全部で32機。 我が侵攻艦隊に向かっています!」 「なんだと? さっきの海戦で連邦の艦隊は全て片付けたのではなかったのか? 索敵班。一体何をしていた!」イラつくアザーブ。 「アザーブ様。先程の連邦の攻撃機の魚雷で光学迷彩司令所と熱源センサーシステムに被弾。 現在復旧作業中ですが修理に24時間はかかります! 洋上の低気圧の雲の下の敵艦までは・・・」 「もうよい! 修理は12時間以内に終わらせよ! それと敵艦の位置を敵MSの侵攻角度から計算し 砲撃を加えよ! 敵の戦力がわからない内は我が侵攻艦隊にとって脅威だ!よいな!」 ヲッスキャノンのガンナーが砲の電源を入れ索敵を開始する 。 「!!」 低空で飛行するシナノの右舷前方にヲッスキャノンが着弾した。 「艦長! 敵要塞の砲撃です。発見された模様!」さけぶオペレーター。 今度は左舷後方に着弾する。巨大な水柱があがる。 「一発目は右舷前方15キロに着弾。二発目は左舷後方10キロに着弾!」 「おかしいな? サイタマシティや軍の施設を破壊した時は正確に砲撃を加えていたのに 何故こんな誤差のある着弾をしているんだ?」中曽根提督は艦橋の窓に張り付いた。 「恐らく敵要塞の熱源探知システムに何らかの異常が起きたのでしょう。雲下の我々を 正確に捉えられていない証拠です!」新田中佐が助言する。
「ベイダー様。アザーブ様から緊急伝です」 「ほう?ヲレにかね?(@wぷ」ベイダーが振り返ると映像回線にヴチ切れた アザーブが映し出された。ミノフスキー粒子下で映りは極めて悪い。 「ベイダー。敵の機動部隊らしき物を探知した。ヲッスキャノンで砲撃しているが 精度を欠いている。迎撃がてら砲撃目標の座標を指示してくれないかね?」 「ヲヤ? まだ連邦の生き残りが居たようだね(@wぷ ぢゃあヲレが行くよ(@w荒」 ベイダーは三機のブータキムチを引きつれキティガンダムで発艦した。 「隊長! 11時方向より敵MSらしき機影4 さらに1時方向から同じく48機。接近中!」 「ふぅむ。52対32か。恐らく別働の4機は母艦の索敵機だな。かまわん、敵機を突破、 予定通り敵戦艦を沈める。後は追って指示を出す。まだMSに変形するなよ!」 「シナノは大丈夫なんだろうか?」遠州大尉はモニター下方に移った映像をズームする。 「ブターンズの新鋭機、ジムペヤングーとネオソーカの新型機?」敵MSの機影は次第に接近していた。
ネオソーカ戦艦「白頭山」 「艦長! 敵全機、こちらに向かってきます!」 「対空砲で迎撃させろ! 敵艦隊の所在は掴めたか?」「まだですっ!」 白頭山から無数の対空砲火がガンダムヒエンに浴びせられる。 「ビビるな! 急降下からブリッジ及び主砲を狙え! 射角が浅いと破壊できん!」 遠эュ佐のガンダムヒエンが砲撃を開始、離脱する。 「ほう? 何かあっちは楽しそうだね(@w荒 ヲマエら、敵艦隊を索敵したまへ(@w荒」 ベイダーのキティガンダムは戦艦白頭山の掩護に回った。 「大尉! 突撃します!」 躊躇する芳鳴大尉を尻目に坂井、永野両機は敵艦に急降下砲撃を加える。 「あ、あそこに飛び込むのか・・」彼は怯んだが操縦桿を倒し込んだ。 スクリーンの両サイドに敵艦からの対空砲火が流れていく。どんどんと迫る敵艦。 モニターの照準機を敵艦のブリッジに当てる。だが敵艦も動いてるのだ。狙いは逸れていく。
「当たれ!!」 遠州芳鳴大尉は操縦桿のトリガーを絞った。ガンダムヒエンの 機首から閃光が放たれる。 「うわっ!」彼の機体は戦艦「白頭山」の船体にぶつかりそうになりながら 辛くも体勢を立て直し離脱する。船底は対空砲火が薄いようだ。 「ふぅ〜(@w荒」冷や汗を拭う遠州大尉。旋回しながら左手に敵艦を見ながら上昇する。 「大尉、やりましたね! 敵艦のブリッジに大尉の弾が直撃しましたよ!」 永野一飛曹の声が無線に響く。 「!?」大きく傾く敵戦艦。確かにブリッジから火を噴いている。射撃指揮装置も 破壊されたのか対空砲火がパタリと止んでいる。次の瞬間、大爆発を起こし海面に突き刺さった。 「やった!・・俺がやったのか!」 「おい、芳鳴、いや遠州大尉、やったな。」隊長機の遠эュ佐からも無線が入る。 周りを見ると早くも他の機は後続の敵巡洋艦に攻撃を仕掛けている。一隻は黒煙を噴出し 速力も低下している。長くは持たないであろう。その光景を見て彼は興奮した。
「よし、敵艦隊に取り付いた! MSに各機変形! 敵MSをやるぞ!」 遠эュ佐の指示で各機はMSに変形した。ジムペヤングーとブータキムチは背後に 友軍の艦艇が居るので発砲できない。ビームサーベルで切りかかる敵MS群。 「はまったぞ。ジムペヤングーとスピードで勝負はできないからな。格闘戦なら互角だ!」 次々とジムペヤングーとブータキムチを撃墜する遠эュ佐のガンダムヒエン。隊長機ならではの貫禄だ。 「大尉! 直上より敵MSがダイブ! ガンダムタイプです! 」坂井軍曹が叫ぶ。 「ほう、白頭山をやったのかね? こいつらやるね(@wぷ」 ベイダーの放つビームライフルを避けながら照準機で捉える。 「くっ、このガンダムタイプは早いぞ!」見越し射撃をするもジグザグに避けるキティガンダム。 だがかつてのエリア84海戦の生き残りの坂井軍曹は激しい違和感を感じていた。 「あのガンダムタイプ・・どこかで見た事があるぞ! あのおかしな機動も・・」 キティガンダムは大きく旋回しながら左手にビームサーベルを抜いていた。 遠州芳鳴大尉はロックアラームがコックピットに響くもその動きに魂を奪われていた。 「大尉! 回避してください!」 「遅いね(@wぷ」遠州大尉に切りかかるキティガンダム。だが寸前に遠эュ佐のガンダムヒエンが割って入る。 「うわわわわわわ!」シールドで防御した次の瞬間、キティガンダムと遠эュ佐ガンダムヒエンはビームサーベル で鍔迫り合いをしながら上昇していくのが彼の目に入った。 「お、叔父さん!」 「ほう、なかなかやるね、このパイロット!(@wぷ」
二機のMSはビームサーベルで切りつけあいながらも射撃の間合いを探っていた。 だが二機共、ライフルの射線は紙一重で避けていた。 「くっ、ネオソーカめ! いつの間にかガンダムタイプをパクリおって!」 「はははははは! 連邦のパイロット。何を言ってるのかね?我が超創会の MSをパクリ扱いとは何様かね?(@w荒 ヴザマ駄なぁ!(@w荒」 遠эュ佐の無線にベイダーが割って入る。 「はぁ? キサマ何を言っている。超創会だと? 私こそが超創会の正統後継者だぞ!」 遠эュ佐はヴチ切れた。その時、キティガンダムが後ろに下がった。 「ほう・・ヲマエが超創会技術研究所の後継者だと?(@wぷ 遠рフ一族かね(@wぷ」 「むう? 我が遠чニにネオソーカに付いた者などおらんが・・キサマは誰だ!」 空中で睨み合う二機のガンダム。 「ヲマエはもしかして釜石の秀則のヲジキかね?(@wぷ」ベイダーがボソッと呟く。 「私が超技研釜石支部の遠эG則少佐であるっ!!」 その時、キティガンダムのコックピットハッチが開いた。 「キサマ、戦闘中にハッチを開けるとは何のつもりだ!」遠эュ佐は怒鳴った。 彼はキティガンダムのコックピットに収まるベイダーに照準を合わせた。 「こいつ・・何のつもりだ」 ベイダーはゆっくりとマスクを取った。 「ヲレの顔を忘れたかね? ヲジキ(@wぷ」 「ヲ・ヲマエは七年前に戦死した恒寿ぢゃないかっ!」
「つ・・つね・・恒寿・・生きていたのか・・」遠эュ佐の目は涙で溢れた。 「ヲマ・・ヲマエは・・何故。ネオソーカに加担しているのだ・・さぁ、こちらへ戻れ! そうだ! 芳鳴、ヲマエの弟の芳鳴もこの空域に居るのだ。さぁ、我等の下へ来い! 恒寿!」 「よ・芳鳴がここに居るって?(@w荒」 「やはりあれはブータガンダム・・遠ыP寿中尉が生きていたのか!!」 二人のやり取りをみていた坂井軍曹。 「じゃあ、遠州大尉は遠я蛻ム、あの恒寿中尉の実弟だったのか!」 感極まった遠эュ佐はコックピットハッチを開けブータベイダーこと、遠ыP寿元中尉に手招きをしている。 「お〜い、芳鳴! 恒寿が! ヲマエの兄が生きていたぞ!」 「まさか! 兄さんが生きていたって!」二機のガンダムに駆け寄る芳鳴のヒエン。 だが次の瞬間悲劇は起きた 「(@wぷ」ベイダーはためらいも無くビームライフルを遠эュ佐のヒエンに向け発砲した。 爆発炎上しながら遠эュ佐の機体は四散し海に落ちていった。 「秀則叔父さん!!」 「バカだなぁ、こいつ。戦闘中にハッチ開けてファビョってやんの。ヴ・ザ・マ(@wぷ」 「に・兄さん!!」遠州大尉のヒエンはキティガンダムの前で止まった。
「に・兄さん! なんて事を!!」呆然とする芳鳴大尉に ブータベイダーこと遠ыP寿元中尉は言った。 「ははははははははははははは! 真の超創会の正統伝承者はヲレだよ(@wぷ 邪魔者は消えてもらうよ。勿論、芳鳴。ヲマエもな(@w荒」 キティガンダムは芳鳴大尉のヒエンにビームライフルを浴びせた。 「兄さん! 何故だ! 何故、兄弟で殺し合いなんかしなきゃならないんだ!」 上昇、回避しながらシールドを立てるヒエンにキティガンダムは突進をかける。 「ヲレは・・ヲレは・・ヲマエを弟だなんて思った事はないよ!(@wぷ」 ビームライフルが直撃するもシールドで防御する芳鳴のヒエン。だがシールドは 弾け飛んで海の中へ沈んでいった。 「大尉! 攻撃してください!」坂井軍曹が叫ぶ。だが芳鳴大尉のヒエンの銃口は降りたままだ。 「兄さん! 母さんは兄さんの犯罪を最後まで隠し通して射殺されたんだ! いつもいつも人様に 迷惑をかけてあんたって人はっ! なぜいつも・・あんたはそうなんだ!」スラスターを噴き姿勢を整えるヒエン。 「ほう・・(@w荒 ママを射殺した連邦の手先にヲマエはなった訳なんだが(@wぷ」 キティガンダムはミサイルポッドから5発のミサイルを発射した。 「くっ!」芳鳴大尉はバルカンでミサイルを迎撃しながら横っ飛びする。見事な機動だ。 「ヲヤ? いい機動だね(@w荒」ヒエンの退路をキティガンダムはビームライフルの散布射撃だ絶つ。 だが坂井軍曹のヒエンがキティガンダムにサーベルで斬りかかった。なんなく避けるキティガンダム。 「ガキン!」逆に坂井軍曹のヒエンは右腕をサーベルで切断される。
「こ・こいつ・・デブのくせに強い!」後退しながら坂井軍曹はWRに変形をかける。 「雑魚はひっこんでいたまえ(@wぷ」再び芳鳴大尉のヒエンに猛襲をかけるキティガンダム。 遠ъZ弟の戦いは始まったばかりだ。 空母シナノ艦橋 「艦長! 三時方向に機影。IFFありますが一機のみ。全部で三機です!」 オペレーターの報告で阿部艦長はメインスクリーン最大望遠を命じた。 「見た事ない機種だ・・ネオソーカの新型が二機とブターンズのジムペヤングーか」 「恐らくジムペヤングーを鹵獲してネオソーカの搭乗員が乗っているのでしょう。対空戦闘用意!」 だが三機のMSは旋回して去っていった。 「強行偵察か・・奴らに我々の戦力を確認されたな」 「こちらフライングピッグ1、ベイダー様聞こえますか!」 強行偵察のMS「ブータキムチ」がベイダーに呼びかける 「何かね?今、戦闘中だが(@wぷ」 「敵艦の戦力を確認しました。空母1 駆逐艦2です。ですがベイダー様の仰せの通り ブタスターのアザーブ様には敵艦の位置の座標を報告していませんが?」 ブータキムチのパイロットが不安そうに報告する。 「ああ(@wぷ ヲレから報告するよ。ご苦労。ヲマエ達は艦隊の直掩につきたまえ(@w荒」 偵察の三機のMSは戦列に加わった。
「遠州大尉! 遠эュ佐を救助しました!」 永野一飛曹が水面スレスレにホバリングし、海面にライフジャケットを付けて 漂う遠эG則少佐を救助した。だがかなりの重症のようだ。 「坂井軍曹、永野を掩護しながら母艦に戻れ! 敵は私が食いとめる!」 「そんな、大尉。まだイケます!」 「隊長を母艦に届けるのが先だ。行け!」二機のヒエンは戦場を離脱した。 「兄さん、叔父さんは助かるか分からない・・でももし死んだら私はあなたを許さない!」 芳鳴大尉のヒエンは始めてキティガンダムに銃口を向ける。 「ほう?実の兄に銃口を向けるのかね?(@wぷ」キティガンダムをヒエンの照準機がロックした。 「くそっ!」ビームライフルを撃ってもキティガンダムは上昇して避ける。 五発の光の帯は空しく空の果てに消えていった。ヒエンはビームサーベルを抜き上昇する。 「これならどうだ!」サーベルで間合いを詰め退路をライフルの弾幕で絶つ攻撃。芳鳴大尉は短時間で ベイダーが仕掛けた攻撃を会得した。ビビるベイダーこと恒寿元中尉。 「ほう?なかなかやるね。だが兄より優れた弟など存在しないのだよ!(@wぷ」 圧倒的、銀河系的な機動力、火力を持つブータストライクフリーダムガンダムが量産機のガンダムヒエンに 劣る点などどこにもないであろう。かの傑作欠陥機、アブラブータガンダムを遠ыP寿元中尉が徹底的に 改良を施し彼の専用機体となったこのMS。心技体どれもとっても非の打ち所が無いのだ。 「死ねよ、ヲマエ(@wぷ」キティガンダムはダイブをかけながらビームライフルを放つ。
ベイダーの放ったライフルはヒエンの左腕に直撃する。破片を撒き散らしながら スピンするガンダムヒエン。性能は圧倒的だ。 「ぐっ、ぐぁぁぁ!」芳鳴大尉はスロットルを踏み込み水面スレスレで体勢を立て直す。 「勝った!(@wぷ」キティガンダムはビームサーベルで斬りかかる。 「大尉、上昇してください!」坂井軍曹のヒエンが突っ込んでくる。 「坂井、艦に戻れと言っただろ!」怒鳴る芳鳴大尉。坂井機の攻撃を避けるキティガンダム 「ヲヤ?また雑魚の登場かね?(@wぷ」 「大尉、作戦終了、艦に戻れとの艦長の命令です!」叫ぶ坂井軍曹。 「な・なんだと? くそっ!」二機のヒエンはWRに変形し、離脱をかける。 「ヲヤ?もう豚走かね? ヴザマだなぁ(@wぷ」その時、ベイダーにアザーブから通信が入る。 「ベイダー!私だ。そんな連邦の雑魚にかまってないで早くアカバネシティーに向かいなさいっ!」 「はっ、アザーブ様。ヲレとした事がつい夢中に・・(@wぷ」 「大体、ヲッスキャノンの砲撃座標指示の連絡も忘れて! とにかくアカバネシティへ向かえ!」 「仰せのままに(@w荒」ベイダーは通信のスイッチを切ると呟いた。 「まったく。これだからヲヴァハソは(@wぷぷ」
空母シナノ飛行甲板に降り立った遠州大尉。 「何だ? たったこれだけか?」彼は愕然とした。出撃した32機のガンダムヒエン の内、帰還できたのはたったの4機。しかも帰還した機体も何らかの損傷を被っている。 「こちらの戦果は!」 「はっ、大尉殿が沈めた戦艦1の他巡洋艦1 駆逐艦1を沈めるのが精一杯で・・」 遠州小隊ではないヒエンの搭乗員が弱弱しく答える。 「空攻も魚雷を抱いて出撃しましたがほぼ全機、敵艦に辿りつく前に撃墜されました 攻撃隊のあまりの損耗率に中曽根提督が作戦中止を指示したそうです」 「そうか・・敵の揚陸艦とMSは健在な訳だな・・」彼は曇り空を見上げた。 「大尉! 医務室へ! 遠эュ佐が!」永野一飛曹が叫んだ! 「なんだ! 叔父・いや、少佐殿がどうしたって!」彼は医務室へ走り出した。
医務室に駆け込んだ遠州大尉。だが軍医の顔は険しい 「大尉、遠эュ佐は重症だ。長くは持たないだろう・・」 ベッドの上では遠эュ佐が横たわっていた。 「おぉ・・芳鳴・・私とした事が・・・恒寿は・・あいつはどうした・・」 「叔父、いえ、少佐殿。残念ながら兄を連れ戻す事は出来ませんでした」 「そうか・・我が攻撃隊の戦力は・・?」 「MS隊は四機が帰還。航空機は全滅です。我々にはもう戦力がありません」 「いゃ・・だが格納庫に我が超技研釜石支部のプロトMS「リガブー」がある。芳鳴、 あれをお前にくれてやる・・あれを使って恒寿を連れ戻せ! いいな!」 重症を負っている遠эG則少佐は大尉の手を握る。 「分かった・・叔父さん・・分かったよ・・叔父さん、一つ教えて欲しい。父が没頭していた 「ネオンジェネシスプロジェクト」って何だか教えて欲しいんだ。一体なんなのさ!」 その言葉を聞いた遠эュ佐の顔が青冷める。 「ネオンジェネシスプロジェクトだと! 何故ヲマエがそれを知っている・・まさか・・ゲホッ!」 吐血する遠эュ佐。だが彼は芳鳴大尉を見て話を続けた。 「ま・まさか・・見たのか・・あの巨人を・・」その言葉に大尉は静かにうなづいた。 「我が兄、光翁が「人類超克計画」の為に開発したあの巨人。「プロジェクトツネ」は我が超創会の 悲願なのだ。兄が開発した最初に開発した機体「ガンダムNEVADA」はその実験機に過ぎない・・」 「ちょっと待って叔父さん! NEVADAはアナハイムの開発機じゃなかったのかい?」 遠эュ佐は静かに首を横に振った
「NEVADAに搭載されていたCNコントロールユニットはあの巨人が開発された「あの施設」に 残された資料から兄が再び開発した物なのだ。あのユニットが量産されれば・・MSは OSのフィードバック無しでパイロットの脳波だけで操縦できる様になるはずだった。だが 「あのユニット」で機体を操縦するには「適格者」でないとシンクロする事はできないのだ。 「適格者」は13歳の少年、もしくは少女でなくてはいけない・・」 その年齢を聞いて遠州大尉はギョッとした。 「まさか・・兄が旧超技研に監禁していた13歳の少女ってもしかしたら・・・」 「七年前のあの忌まわしい出来事か・・利子さんが特戦群に射殺された事件だったな・・ まさか・・恒寿が地球に降下してきたのはあの巨人の復活を・・ウッ!」 「叔父さん!」 遠эュ佐は静かに息を引き取っていた。
格納庫の「リガブー」を見上げる遠州大尉。彼に一人の男が話しかけた。 「やはり君はあの遠ыP寿中尉の弟さんだったのか・・」 声の主は新田中佐。後ろには坂井軍曹も居た。 「大尉、君と遠эュ佐の話を聞かせてもらった。盗み聞きをしたのは申し訳なかった。 ネオソーカの侵攻部隊の指揮官は君の兄、遠中尉で間違いないのだな?」 その問いに大尉は静かにうなづく 「私とこの坂井軍曹は以前「戦艦オオクボ」に君の兄、恒寿中尉と乗艦していた。軍曹は 中尉と七年前の84海戦の時はいっしょに作戦行動を共にしたそうだ。」坂井軍曹が前にでる。 「大尉殿。恒寿中尉はあの時のゲラゲラのコロニーレーザーの支援砲撃に巻き込まれ戦死したと 思っていました。あの作戦の時に私は不思議な光景を見ました。」 ここまで押し黙っていたいた芳鳴大尉が口を開く。 「不思議な光景・・とは?」 「はっ。全滅の危機に瀕した我々はMSの攻撃隊で敵コロニーの砲台を爆撃する任務につきました。 ウスラバカ、いや勇敢な中尉は砲台に一人攻撃を敢行しようとした際に敵の対空砲火を浴びたのですが・・ 中尉の機体にバリアーの様な物が貼られ敵の対空砲火が逸れていったのです」 その言葉に新田中佐が問いかけた 「あの当時、我が軍のMS、いやアブラブータガンダムにそんな装備が付いていたとは聞いてなかったがな」 黙り込む芳鳴大尉「超克」この二文字が彼の脳裏に浮かんだ。 「今日、敵の指揮官、いや、遠中尉が乗っていた機体はアブラブータガンダムに著しく似ていました。 ワカメ型フェイズドアレイレーダー、ステルス鎖カタビラチェーン、細かい所は変わっていましたが・・」 坂井軍曹の言葉の後に新田中佐が付け加えた 「おそらくアブラブータガンダムをベースに遠中尉がネオソーカで開発した機体だろう。我が軍の開発データは ネオソーカに漏れているな。実際、奴らの新型機は当時のブータガンダム並みの機体だ。ジムペヤングーよりも機動性は いいようだし・・さて、大尉。君はこれからどうするのかね?」
「どうする・・と申しますと?」答える芳鳴大尉 「君の実の兄が敵の司令官だ。君は兄弟に銃を向けられるのか?艦を降りるなら 私が善処するが・・・どうするかね?大尉」新田中佐の言葉に彼は言葉を荒げた。 「お言葉ですが中佐殿。それは私が兄と繋がっていてネオソーカのスパイであると 仰りたいのですか?いえ、私はこのままシナノに残り兄を倒します」 「そうか・・大尉。疑ってすまなかった。」彼の肩を新田中佐は軽く叩いた。 「我が攻撃隊のMSは帰還機のヒエンが四機。どれも機体に損傷を受けている。四機をバラして 稼働機を二機作れるらしい。坂井と永野をこの二機に乗せる。君はこの機体で行けるか?」 遠州大尉はリガブーを見上げた。 「そうですね。私は叔父の残したこのリガブーで出ます」 「そうか・・大尉。分かった。だがリガブーってネーミングがイマイチだな。君の名を 取って・・・そうだ。ヨシナリィガンダムと呼んだらどうかね?」 「ヨシナリィガンダム・・・」大尉は一人呟いた。
「大尉・・もう一つ聞きたい。真田から報告を受けている「巨人」の 話なんだが・・それは君の父上遠ъ翁少佐が開発したと聞いている・・・ 一体、「ネオンジェネシスプロジェクト・ブロジェクトツネ」とは何だ!?」 新田中佐は後ろに手を組みながら格納庫を歩き回った。 「中佐・・ご存知でしたか・・実は私も良く知りません。父が作った物とは聞かされました。 あの巨人が居る施設も幼少の頃に父に連れられて行った事があります。父が何故あんなに兄と私に 酷似している巨人を作ったのか私にも分かりません・・・」 「そうか・・・真田が今、あの「施設」で巨人の解析を進めている様だが・・一体何のために・・」 そのプロジェクトは謎に包まれていた。 ネオソーカ侵攻部隊 揚陸艦「ホモワカメ」 「ブータ卿、閣下のご命令通り進路を変更しましたがその件についてアザーブ様から入電しています!」 「ヲレが出るよ(@wぷ」またしてもヴチ切れたアザーブがモニターに映し出された。 「ベイダー! どーいう事だ! ヲマエの艦隊はアカバネシティとは逆方向に向かっているではないか!」 モニターの前にひざまづくブータベイダー。 「アザープ様。芦ノ湖方面に連邦の秘密基地を発見したよ(@wぷ 偵察機によると結構な戦力との事だよ(@w荒」 「なんだと! 連邦の施設はヲッスキャノンで叩いたのではなかったのか!?まぁ良い。必要であれば援軍を出そう」 「はっ、アザーブ様。ブタスターの第六倉庫にあるヲレのガンダムの追加装備が必要だよ(@wぷ」 「うーむ分かった。ヲマエの必要な物は援軍の駆逐艦に搭載させ射出させる。良いか、早くアカバネシ(ry」 彼はそこまで聞くと回線を切った。通信士がヴィヴィる。 「ベイダー様、アザーブ様のお言葉を最後まで聞かなくてよろしいのですか?しかも芦ノ湖の 近辺に敵基地など存在していませんが・・・・・・・・・・」 「あんなヲヴァハソうるさいぢゃん(@wぷ 全艦目標芦ノ湖上空! 全速だよ(@wぷ」 ネオソーカ艦隊は進路を変更した。
空母シナノブリッジ レーダーの光点を見つめていたオペレーターが異変に気づく 「艦長! ネオソーカの艦隊が針路を変更! 2-9-5にコースを変えました!」 「なんだと! 2-9-5の先な何がある?」 オペレーターは端末を操作しながら答えた。 「少々お待ちを・・・針路上に軍の施設はありますが全て奴らの要塞の砲撃で 破壊されていますね・・・いや、あります。ひとつ、軍の施設が!」テンパるオペレーター。 「まだ残った施設があるだと?」中曽根提督も振り返る。 「はっ、かつて軍が使っていた射爆実験場です。MSの開発プラントでもあった場所です」 キャプテンシート上で安部艦長が頭をひねる。 「ああ・・その昔の人類の遺跡があったと言われてた芦ノ湖畔のあの施設か・・だが何故そんな所に?」 ブリッジのエアロックが開いた。 「艦長、中将閣下。その話の続きは私と大尉がしましょう。」 新田中佐と遠州大尉が現れた。
君らはネオソーカの艦隊の狙いが分かるのかね?」 その問いに遠州芳鳴大尉は重い口を開き、告白を始めた。 「閣下。全てをお話します・・・・」 「君があの超技研の遠ъ翁少佐のご子息であり七年前の海戦で行方不明になった 遠ыP寿中尉の実弟なのは分かった。遠эュ佐が旧連邦軍箱根射爆実験場の地下でMSの開発に 携わっていたのは記録として残っている・・だがそれと彼等の侵攻先がどう関係あるのかね?」 安部艦長と中曽根中将の質問に芳鳴大尉は淡々と答えた。 「ネオソーカの艦隊の指揮官、ブータベイダーと名乗る男は我が兄、恒寿です・・」 「な。なんだと!」愕然とする二人。 「兄の狙いは射爆実験場の地下に眠る巨人です・・恐らく・・間違いないでしょう」 「巨人? それはMSの事かね?」問う中曽根中将 「いえ、汎用豚型決戦兵器、人造人間「ツネンゲリヲン」です。父、光翁が開発しました」 「ツ・ツネンゲリヲンだと!!??、だがそれで何をするつもりだ!」 「艦長、中将、私が補足します。」新田中佐が割って入った。
「その巨人の名はツネンゲリヲン零号機と初号機と言います。現在、情報三課と 技術士官の真田が共同で解析をしています。この二体の巨人は遠ъウ中尉、そして この遠州、いや遠я蛻ムと著しく酷似しています。彼等兄弟のフルコピーと言っても 過言ではありません。」巨人の写真を彼は二人に渡した。 「だが新田中佐、この二体の巨人がどう関係あるのかね?」 「今、分かっている事はこの巨人がかつての人類を滅ぼした巨人のコピーであること・・・ かつてあの射爆実験場は有史以前の人類の国連管轄の「ネ○フ」と呼ばれる機関で秘密結社の プロジェクトの元、巨人は開発されとある計画の下にそれは実行されました。それが前の人類を 滅ぼした南極、いや・・箱根を爆心地とする大爆発の原因でもあり前の人類の滅びる原因となった ようです・・・サー○インパクトと呼ばれているようですがね。」 新田中佐の答えっぶりに二人は口をあんぐりと開けたままだった。 「・・・で、その○ードインパクトが前の人類を滅ぼしたのは分かったんだが・・ では遠ъウ中尉は四番目の爆発、フォースインパクトをその巨人を使って起こす気かね? それで人類を滅ぼそうと? バカバカしい・・・もはや宇宙国家の戦争の枠組みを超えている!」 中曽根中将はそう言い捨てると向こう側を向いてしまった。
「閣下、残念ながら兄はそれを実行しようと考えてるとしか思えません・・」 芳鳴大尉が弱弱しく答えそして続けた。 「父はMSの開発者でありました。ですが裏であんな恐ろしい物を開発していたとは 知りませんでした。父が居ない今、あの巨人を何の為に作ったかは不明です。ですが 今、やっと分かりました。兄は・・・あれを使う気です!」 「では何か?君の兄、遠ъウ中尉は人類の滅ぼし方を知っていると言うのか!」 安部艦長はパネルを叩き、声を荒げた。ブリッジ内は静まりかえった。 「艦長、閣下。どうか冷静に話を聞いてください」新田中佐が話を続ける。 「かつて戦艦、オオクボに搭載されていたMS「ガンダムNEVADA」はアナハイム社が開発 先になっていましたが実は下請けであった超技研が作った物なのです。あの機体に搭載されていた CNコントロールユニット、脳波シンクロシステムは先の巨人に搭載され「○2機関」と呼ばれて いたようです。ですがその「S○機関」は度重なる暴走を引き起こしていたようです。遠ъ翁少佐 は改良を加え、その設計をパクリ「ガンダムNEVADA」にフィードバックしそれを「ツネンゲリヲン」で 完成させた・・「NEVADA」はその叩き台に過ぎなかったのです!先の巨人も操縦できたのは13歳の子供、 かつて「NEVADA」を操縦していた小川ナツミ少尉も13歳。超技研の地下室に監禁されていたのも13歳の 女子中学生、彼が何をしようとしていたかはもうお分かりでしょう!」
「・・・・そんなに13歳にこだわるとは・・遠ъウ中尉はロリコンなのか?」 新田中佐は胸を張って答えた。 「かつて彼とはオオクボで一緒でしたがロリコンでホモに間違いありません 遠ъ翁少佐があの巨人を何の目的で作ったかは知りません。ですがあの二体の 巨人が目覚める時は人類は滅びるでしょう。何が起きるかそれは巨人が地上に出なきゃ 分かりません! あまりに未知数なのです!」 「じ・・・人類・・人類超克計画・・・・」 芳鳴大尉はボソッと呟いた。
「人類超克計画だと!! 大尉、それは一体!!??」 三人、いや、ブリッジに居たクルーの視線が遠州芳鳴大尉に一斉に向いた。 「私の父、光翁が人類は困難を克服する為に哲学的観点から進めていた計画だと かつて父の書斎で書物を読んだ事があります。このまま行けば人類は滅びる、滅びる前に 人類は一丸となって超克しなければならないと・・・父は大腸ガンで死去しましたがまさか その遺志を兄が受け継ぐとは思っても見ませんでした・・・」 「ではあの二体の巨人・・ツネンゲリヲンが超克、いや人類を滅ぼす力を持っているのか? あれはいわば人類のリセットボタンって事なのか!!」新田中佐は発狂寸前だ。 その発狂ぶりに中曽根提督もつられていく 「そんなバカな! 彼、いや君の一族は神にでもなったつもりか!!」 「私はそんな気は全くありませんが父と・・いえ、兄は神になるつもりでしょうね」 淡々と遠州大尉は答えた
ネオソーカ強襲揚陸艦「ホモワカメ」に後から降下してきた駆逐艦「寒風台」から 回線が繋がる。「ブータ卿、アザーブ様からのご命令でブータ卿専用のMSの武器を お持ちしました。これはいかがなされますか?」寒風台の通信士が彼に問いかける。 「ほう、あれを搭載してきてくれたのかね?ぢゃあ座標を指示するから射出したまへ(@wぷ」 データが送信された直後、寒風台の通信士はすっとんきょうな声をあげた。 「ブータ卿、お言葉ですが何かの間違えでは? 閣下の御指示された地点は連邦の施設のど真ん中で ありますが・・・」ブータベイダーは外の景色を見つめながら答えた。 「いいから射出したまへ(@wぷ」胡散臭そうな顔をして「寒風台」の通信士は回路を切った そんなベイダーに副官が駆け寄る 「ブータ卿、アザーブ様は結果を求められています。何故大統領府のあるアカバネシティを無視してまで 連邦の射爆場跡地になど向かうのですか?これは明らかに命令違反なのでは?」 その直後、副官は床に口から血を吐きながら倒れた。 「ヲヤ?ヲマエは指揮官に反抗するのかね?上官侮辱罪で死刑だな(@wぷ ヲッと、もう刑は執行された後だが・・ヲイ、他のクルー達。ヲレの作戦に何か不満でも?(@wぷ」 「ホモワカメ」ブリッジ内は静まりかえった。その直後、オペレーターが叫ぶ 「寒風台より物体射出確認! 目標地点に到達まであと10分!」 「ヲヤヲヤ、それでいいのだよ(@wぷ」
追い打ちを掛ける様にブタスターから通信が入る。 「ブータ卿!アザーブ様から入電です!主モニターに切り替えます!」 青筋を立てたアザーブが映し出される。 「ベイダーよ! 一体何をしている! おまえの行く先に戦略的拠点などないではないか! 直ちに艦をアカバネシティに向かわせろ! このウスラバカめ!!!」 ひざまづくベイダー。 「アザーブ様、これは我が一族の背負った十字架なんだよ。超克こそが地球を・・いや 全人類を救い宇宙をも救う指針になるんだよ。ヲマエの様なウスラバカに超克の教義は理解 できないだろうな(@wぷ ゴリラーフェイス5963(@wぷ」 「キサマ! 私を侮辱し艦隊を私物化する気か! 宇宙の放浪者と化していたお前を助け、食い物を たくさん奢ってやった私の恩を仇で裏切るつもりか!!」アザーブは発狂モードに突入だ! 「もうよい! アカバネシティ侵攻部隊は別枠で出撃させる!オマエはヲッスキャノンであの世にいけ!」 そう言うと通信は途絶した。
ブタスターコマンドルーム内は騒然としていた。 「ガンナー!ヲッスキャノン発射用意! 目標は「ホモワカメ」だ!」 「しかしアザーブ様、まだ連邦の空母らしき艦影が一隻残ってますが・・」 「ベイダーは反逆罪で私にたて突いた。かまわん、照準開始!」 「ヲッスヲッス!」ヲッスキャノンの電源が入れられた。 「ホモワカメ」ブリッジ 「ブータ卿!ブタスターよりヲッスキャノンロックを確認! ヤバイッス!!」 まさか味方の砲に狙われるとはホモワカメのクルーも予想外であった。 「うろたえるんじゃないよ(@wぷ」ベイダーは平然としていた。 「ヲペレーター、今から言うコードをブタスターに送信したまへ(@wぷ コード36 ろ・720?/408-1だよ」(@wぷ 「コード送信完了!」 「ブタスターコマンドルーム」 「アザープ様! ヲッスキャノンの電源が遮断されました!!」 「何だと!」 「うわっ、さ、さらに自爆装置が起動! 10秒後に爆破する様にプログラミングされました!」 「あの青顎!! おのれぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」アザーブはシミを掻き毟って発狂した。 衛星軌道上のブタスターは強烈な閃光と共に四散した
「ブータ卿! ブタスターがレーダーより失探・・いえ消失しました」 ホモワカメりオペレーターが叫ぶ 「勝った!(@w荒 圧倒的に勝った(@wぷ ゴリラーマン的に勝った(@wぷお」 「ヲヴァハソ抹殺用に自爆プログラミングに細工をしていたヲレの勝利ぢゃん(@wぷ」 その動きを「シナノ」のレーダーも捉えていた 「艦長! 後から降下してきたネオソーカの駆逐艦からミサイル・・いえ、何か巨大な質量を 持った物体が射出されました。着弾予定位置は箱根射爆実験場跡地の模様。あと5分で到達します。 さらに衛星軌道上に居たネオソーカの移動要塞が消失しました。爆破された模様です」 安部艦長はシートから身を乗り出す 「消失?失探の間違いじゃないのか? ゲラゲラクラスのコロニーレーザーでなければあれは 破壊できんぞ! まして宇宙軍は全滅しているのに一体・・・・」 「敵要塞消失直前に侵攻艦隊から暗号コードが送信されています。爆破はこの直後ですね」 「ネオソーカ内でも仲間割れか・・・」中曽根提督がつぶやいた
シナノの通信兵が叫んだ 「新田中佐殿! 箱根から回線が繋がりました!」 「よし、私だ! 真田、今の状況は!」 「中佐、真田です。地下の発令所と思しき施設の復旧に成功しました。設置して あった三機のコンピューターには及ばないもののバックアップ機器で作動しました。 レーダーがこちらに飛来中の物体をキャッチしたのですが・・・これが何かお分かりで?」 モニターに映る真田の画像はミノフスキー粒子で乱れている 「少尉、そちらに接近中の物体は降下した敵駆逐艦から射出された。分析の結果、巡航ミサイルや 爆発物の類では無いらしい・・物体の正体は不明だ。着弾の衝撃に注意してくれ!」 「はっ、中佐。もう一つ・・悪い知らせがあります! 例の巨人が・・仮面の下から血の涙を垂らしているのです」 いつもは冷静な真田少尉が珍しく動揺していた。 「何か・・何かに共鳴している感じなのです。センサーが巨人内に熱源を感知しています。やばい予感が・・」 その会話に遠州大尉が割り込む。
「真田少尉! 巨人は・・兄の超克のフォースに共鳴しているんだ! 今すぐ そこを離れろ! そいつが目覚めたら・・人類は・・・くそっ!」 激しく動揺する芳鳴大尉を新田中佐がなだめる。 「少尉! 巨人が覚醒する前に、そいつを処分せねばなるまい。だが手を付ければ 何が起きるか分からん・・そちらの戦力は?」新田中佐の問いに彼は答えた 「地上軍の第四特化連体が護衛に当たってますが戦力は微々たる物です。彼等の火砲で この巨人を破壊できるかは疑問です・・破壊した後の環境への影響も未知数ですがやるしか 無いようですね。ギリギリまで援軍が来るのを待ちます。ネオソーカの艦隊を迎撃してみます。」 二人の会話を安部艦長と中曽根提督はジッと聞いていた。新田中佐は通信を続けた 「少尉、巨人の破壊と敵艦隊の迎撃、両立は困難だがやってくれ。もしも防衛線を突破された場合・・」 彼は言葉を詰まらせた。 「中佐殿! その時は遠慮なく核弾頭装備の巡航ミサイルをこの施設にヴチ込んでください!」 真田少尉は笑顔で答えた
安部艦長は静かに艦内電話を取った 「CIC、私だ。VLSに巡航ミサイルを装填、弾数は6発、弾頭は「特」だ。以上」 特とは核弾頭を指していた。その時、箱根との映像が途絶した。 「どうした!」問いに通信士は頭をひねる 「箱根の通信施設に先ほどの物体が着弾、損害が生じて通信不能のようです」 「こうしてはおれん! 中佐! 箱根に残存のMSを向かわせろ! 人類の存続をかけた戦いだ!」 モニターの前で愕然としていた新田中佐は我に帰った。 「遠州大尉、地球を・・人類を頼んだぞ!」 箱根旧「○ルフ」発令所跡 「ズズズゥーン!」 低い地鳴りと共に天井が揺れた。ほこりを払いながらシマ四丈半がやってきた。 「あらあら、少尉、何か落ちたようね」 「ああ、シマさんか。今、モニターで確認している。何だ! 何が落ちてきた!」 「この施設って昔N2爆雷の直撃受けても耐えたって話しよね?」彼女はこの状況下でもマイペースだ。 発令所の主モニターに「物体」が映し出された。 「な・なんだ! これは!!」 それこそ、超克の創造神「ブタアナルの槍」であった。
空母「シナノ」飛行甲板 残存したMSガンダムヒエン二機とヨシナリィガンダムが離陸しようとしていた。 WR形態のヨシナリィガンダムりコックピットに新田中佐が頭を突っ込む 「いいか!大尉、第一の目的は敵艦隊の射爆場への侵入の阻止! 洋上で阻止しろ! MSの速度なら追いつける! 第二はツネンゲリヲン零、初号機の破壊だ! もし・・」 「もし・・?」 「もしも君らが全滅した場合は残念だが巡航ミサイルによる核攻撃、しかもシナノ搭載の 全弾を撃ち込む事になる・・核兵器6発とフォースインパクト、どちらがいいかね?」 芳鳴大尉はニヤリと笑った。 「それを阻止するのが我々の役目ですよ! 永井のヒエンは空母の直掩として 置いていきます。私と坂井で箱根に向かいます。」彼はそう言いながらバイザーを下ろす。 「頼んだぞ」 「遠州、ヨシナリィガンダム、出る!」 轟音と共に灰色の機体は打ち出されて行った。 北西に向かう二機の機影をブリッジから安部艦長と中曽根提督は見つめていた。 「人類の危機に・・たった二機のMSしか出せない我々はあまりにも無力じゃないかね?」 安部艦長は答えた 「いえ、提督・・遠州大尉なら・・彼ならきっとなんとかしてくれるはずです」
235 :
作者 ◆XvQzUZ.XyY :2007/05/18(金) 00:14:04 発信元:61.25.163.54
強襲揚陸艦ホモワカメの艦内は混乱していた。 「ブータ卿がアザーブ様を暗殺したって?」 「ブタスターはブータ卿に爆破されたって?」 「俺達はこれからどうするんだ!!」兵達は動揺を隠せない。 「総員に告ぐ!! よく聞きたまへ(@wぷ」艦内放送が鳴り響く。 声の主は勿論、ブータベイダーだ。 「アザーブ様、いや、我々のブタスターは連邦のウスラバカ共に破壊された、 我々は連邦に対して報復を行わなければならないよ(@wぷ」 「よく言うよ・・自分で殺したくせに・・」一人の兵が呟く・ 「これより連邦政府大統領、ニシムラが隠れている旧射爆場跡地に侵攻を開始するよ(@wぷ MS隊は全機発進準備したまへ。以上(@wぷぉ」 だが女帝と本拠地を失ったネオソーカ兵の士気はおもいっきり低下していた。
>>
237 :
作者 ◆XvQzUZ.XyY :2007/06/08(金) 00:22:29 発信元:61.25.163.54
「kittyガンダム、出るよ(@wぷ」 ホモワカメのカタパルトから鉛色の空へ打ち出されるブータストライクフリーダム。 その後ろから残存した14機のブータキムチ、ジムペヤングーの混成部隊が編隊を組む 「これよりMS部隊で連邦の基地へ攻撃をかけるよ(@wぷ 艦艇部隊は180度回頭後、追撃してくる 連邦の機動艦隊を殲滅したまへ(@wぷ 以上」 「なんて凄い機体なんだ、こいつは!!」 リガブーのコックピットの中で遠州大尉は歓喜の声を上げた。 「レスポンス、機動性、機体強度、これだけの速度域で全く不安が無いっ!」 ネオソーカ部隊にレーダーに捉えられぬ様、海面スレスレを飛行する二機のMS。坂井のヒエンは リガブーについて行くのがやっとだ。 「遠州大尉のガンダム、なんて機動性なんだ。いくら先行増加試作型とはいえケタが違いすぎる」 二人のMSのレーダーが機影を捉えた
「大尉!! ミノフスキー粒子濃度0!! 敵機とあと5分で遭遇します!!」 「兄さん、居るな・・・もう許さん!!」遠州大尉はスロットルを踏み込んだ 「艦長! 敵艦隊、針路を変更。我が艦隊に反航してきます!!」 シナノブリッジにCICから報告が入る。 「敵艦隊、戦艦1 巡洋艦2 駆逐艦3 揚陸艦1 来ます!」 「MSを射出後にこちらに来るとは予想外だったな・・艦長どうするね?」 中曽根提督の一言にクルーは固唾を飲んだ。安部艦長は艦内電話を取った 「CIC、私だ。VLSの特弾を一発使うぞ。これで奴らが怯んでくれればな・・まともに撃ち合ったら勝ち目はない。」 「巡航ミサイルを使うのかね?」その判断に中曽根提督は驚く。 「一番、発射!!」シナノの甲板から尻下がりに打ち出された巡航ミサイルは姿勢を整えるとその先に飛翔していった。 「ミノフスキー粒子の影響が無ければ誘導弾で行けるはずです」 安部艦長はキャプテンシート上で深く溜息をついた。
「少佐! 連邦の艦隊よりMSの射出を確認。一機来ます!」 強襲揚陸艦ホモワカメは機影を捉えた。 「こちらは艦載のMSを全て敵基地攻撃に出撃させてしまった後だ・・あのウスラバカ、 いやブータ卿の完全な作戦ミスだな・・・全艦対空戦闘用意! 」 だがネオソーカ艦隊は完全にやる気を失っていた。 「方位0-2-0より機影、MS一機・・いやミサイルです!」 先頭に居た駆逐艦、巡洋艦から一斉に対空砲火が放たれる。その時だ。 「!!??」白い閃光に包まれるネオソーカ艦隊 シナノ前方に巨大なキノコ雲が観測された 「艦長・・巡航ミサイルの着弾を確認。敵艦隊はレーダーより失探」 「妨害電波さえなければ核兵器は最強だな・・もう使いたくはなかったんだが・・」 安部は額の汗を拭った。その横で新田中佐が呟く。 「いえ、艦長。我々は残りの5発の核兵器も使う事になるでしょうね・・」
「真田少尉! 敵MSの編隊を確認。施設上を旋回降下中です!!」 「くそッ、味方はまだ来ないのか!!」 発令所で真田はモニターを見つめる。 「はははははははははははは!! ヲレのプレゼントは気にいってもらえたかね?」 ブタアナルの槍の上空をkittyガンダムは旋回していた。 その時、kittyガンダムの僚機のブータキムチが爆発した。 「ヲヤ? 基地の対空砲でもないね・・・ほう、どうやら来たようだね芳鳴(@w荒」 「大尉! 他のMSは私が引きとめます。大尉は隊長機を!!」 ネオソーカMS隊に突入する二機のガンダム。 「すまん、坂井!!」だがリガブーことヨシナリィガンダムにジムペヤングーが立ちはだかる。 量産型のガンダムヒエンではいくらジムタイプとは言え苦戦を強いられた機体だ。 「これなら・・行ける!!」鋭い機動でペヤングーのビームライフルの火線を避け反撃するヨシナリィ、 またたくまに三機のペヤングーが破壊された。 「ほう・・その機体は少しはやる様だね?(@w荒」
「はははははははははは!! 芳鳴よ、決着を付ける時が来たようだね!!(@wぷ」 スラスターを吹かし上昇するキティガンダム。ビームライフルの連射を浴びせる。 「敵機は全部で15機、今、四機やったから残りは兄さん入れて11機だ!!」 錐揉みの体勢からビームライフルを避けるヨシナリィガンダム。そのポテンシャルは計り知れない 「あっ・当たらないぢゃないかね(@w焦」「ドカッ!!」 衝撃音と共にkittyガンダムのシールドが吹き飛ばされた 「ちっ、浅かったか!!」射撃体勢から背面上昇して離脱するヨシナリィガンダム モニター右に警告表示が点滅した。 「邪魔するな!!」飛び出てきたブータキムチにバルカンを浴びせる。メインカメラに80mmのタングステン弾頭を くらったキムチは仰け反りながら墜落、地上に叩きつけられ爆発した。 モニター上の赤のレティクルは常にキティガンダムを捉え離さない。だが緑のレティクルは他の 敵MSを捉えている。同時に5機まで攻撃できるリガブーのイージスシステムである。 「アッ、アヲヲヲヲヲヲヲ!!!!」その攻撃っぷりに発狂したkittyガンダムはミサイルポッドからそれを乱射した
「坂井!! 離脱しろっ!!」 ブータキムチとビームサーベルで格闘していたガンダムヒエンにミサイルの帯が伸びる。 ドン!!二発のミサイルはキムチに命中しそれは粉々になった。だが坂井のヒエンにもミサイルは 直撃した。火を噴くガンダムヒエン。 「たっ、大尉!!」サカイのヒエンは芦ノ湖に墜落していった 「はははははははははははははは、芳鳴よ、ついにヲマエ一人ぢゃないかね?ざまぁ(@wぷ」 「・・・・兄さん・・あなたももう一人ですよ」 「何を言ってるのかね?負け惜しみかね?(@wぷ」 ブータベイダーはその台詞を吐いた後、冷や汗をかいた 「ヲ・ヲマエがたった一機で・・13機のMSをやったと言うのかね(@w焦・・」 kittyガンダムの僚機の14機のジムペヤングー、ブータキムチはまさに瞬殺されていたのだ。 「兄さん・・秀則おじさんの仇・・坂井の仇・・討たしてもらうよ」 ヨシナリィガンダムはビームサーベルをぬいた
「アヲッ! く、来るなぁ(@w狂」ブータベイダーは発狂した。 「兄さん、昔、兄さんが痴漢で捕まって父さんに怒られた時もそうやって発狂したね」 ヨシナリィガンダムはkittyガンダムの右腕をサーベルで切り裂いた。 「はうっ。はうううう(@w泣」失禁するブータベイダー、いや恒寿だった。 「一体・・あんたは何なんだ。家族に迷惑かけて・・一体・・!!」 上昇して逃げるkittyガンダムをまるで嬲り殺しにするヨシナリィガンダム。 パンチ。キック、ヴォコヴォコにされ機体は砕けていく 「ううう・・よ・芳鳴・・もう許してくれないかね?(@wぷ」 「兄さん・・・」その一瞬の間だった。 「はははははははははは、死ねやぁ(@w荒」kittyガンダムはビームサーベルを投げつけた バシュ!!!!!!! 「兄さん・・僕は叔父さんと同じ手は喰らわないよ」 遠州大尉に握られた操縦桿に添えられた赤い発射ボタンは押し込まれビームライフルは kittyガンダムの腹部を直撃した。 「ブフッ!!」kittyガンダムは爆発、炎上しながら箱根の山中に墜落していった。 「終わった・・何もかも・・・・」 遠州大尉はコックピットの中でぐったりした
「こちら遠州、シナノ聞こえますか?」 「艦長! 遠州大尉から入電です!!」 「敵MSは全て撃墜しました。これより敵艦隊の攻撃に向かいます。」 安部艦長が電話を取る 「大尉、敵艦隊は巡航ミサイルで殲滅した。ネオソーカは全滅した」 その報せはアカバネシティのニシムラ大統領にも届いた 「地球は・・人類は救われたのだな・・・」 終わった・・・何もかも・・・・ ヨシナリィガンダムは射爆場に着陸するとコックピットハッチを開けた。 何時間ぶりに吸い込む空気がいつもより新鮮に感じられる。 脱いだヘルメットのマイクから無線交信が飛び交っていた。 「芦ノ湖上に不時着したヒエンのパイロットを救助!!機体は大破していますが搭乗員は無事です!!」 「坂井・・生きていたか・・・」 遠州大尉は大きく息を吸い込んだ。
「大尉! 大尉! 実はもう一仕事あるんだ!! シナノへ帰還せよ!!」 その呼びかけに彼は我に返った。 モニターには新田中佐が映し出されていた。 「ビームライフルでツネンゲリヲン二体の破壊が残っている! シナノへ帰還、補給の後 任務を遂行してもらう。頼むぞ!!」入れ替わりに真田少尉からも連絡が入る。 「大尉殿、敵の掃討作戦を特化連体が実行中です。はやいとこツネンゲリヲンの処分を!!」 「やれやれ、息付く暇も無いな」 ヨシナリィガンダムはシナノへと飛び立った
「ご苦労だった、大尉。坂井軍曹の生存は確認している。」 飛行甲板上で新田中佐が出迎える。 「次の任務は施設中央部にある人造人間ツネンゲリヲンの破壊だ。ビームライフル、 サーベル、ハイパーバズーカ、スーパーナパーム、全て使ってもらって構わん。破壊後に シナノの巡航ミサイルでセントラルドグマごと埋めてしまう。これなら環境に悪影響を与えないだろう」 敵の脅威も消えた。永野をバックアップとして連れていけ!」 相模湾で着水したシナノから二機のMSが発艦しようとしていた時だ。
「しかし敵は射爆場にあんな意味不明な塔を打ち込んで何する気だったんですかね?」 「通信アンテナか・・何らかの精神汚濁兵器だったのか・・今、調査中だが爆発物ではないらしい」 「シナノ!! シナノ!! 敵が侵入!!至急応援を!!」 「敵? 全滅したんでは?」 爆装したヨシナリィガンダムは再び射爆場へと飛行していた。そのコックビット内で彼は 新田中佐の通信を受け取っていた。 「真田少尉の連絡によると敵兵が一名侵入、現在特化連体と交戦中のようだがライフルの弾丸が 通用しないらしい。新手の小型のMSか何かか分からんが・・・・」 「ヤツだ!!」遠州大尉は直感した。 「こちら発令所真田!! 第8ゲート!!どうか??」 「こちら第8ゲート、煙でターゲットが良く見えません!」 「いいか? 動く物は何でも撃て!!」 「はっ、少尉、分かりました」
「曹長、正面に人影が!!」 「ヤツだ!!撃て!!」 ドドドドドドトドドドドトドドドド!!!! キンキンキンキンキン!!!! 三脚に据え付けられた重機関銃が火を噴く。空薬莢が壁にぶつかり共鳴する 「撃ち方やめ!!」硝煙と着弾の埃で当たりは真っ白だ。 「やった・・、仕留めたぞ・・この距離からこれだけ喰らってれば・・」 「第8ゲート、状況は?」真田少尉はモニターを擬視した。 「?!」煙の向こうに黒マントの男は立ち尽くしていた 「バ・バカな!! あれだけ銃弾を喰らって・・グアッ!!」 マントの男が手をかざすと機関銃手はその場に倒れこんだ。 「はははははははははははは!!! 超克のフォースの前では銃弾なぞ小便以下だよ(@wぷ」 瞬殺される隊員たち。真田少尉はその黒づくめのマントの男に見覚えがあった 「遠中尉!!」 直後第8ゲートの画像は途絶した
「遠州大尉殿、聞こえますか?」 「ああ、感、明共に良好だ」 発令所の真田からヨシナリィガンダムに通信が入る。 「ブータベイダーこと、遠ыP寿中尉の侵入を許してしまいました。現在、巨人の 格納場所へ向っている模様。我々では食い止められません・・・」 「やはり生きていたか・・・その場所は我々兄弟にとっては第二の家みたいなものだ。 兄は恐らく秘密の通路を知っていたのであろう。」 ズズゥン!! 発令所に振動が響く。 「大尉、ベイダーがセントラルドグマへ侵入! やはり目的はツネンゲリヲンの様ですね もはやこれまでです、シナノに核攻撃を依頼します!!」 「待て少尉!! 我々があと3分で到着する。それまで粘れ!」 ザァー!! 通信は途絶してしまう。
「グァッ!!」「ブフッ!!」 超克のフォースの前に次々と首をへし折られ死んで行く特化連体隊員達。 「敵、第17層を突破」モニターに映し出されるツネンゲリヲンとブータベイダー。 「こ・・こいつまさか・・・」 「ヲヲッ、ヲレの分身、そして忠実な僕のツネンゲリヲン零号機よ!! さあ、ヲレと共に人類超克計画を実行しようぢゃないかね(@wぷ」 「ツネンゲリヲン零号機、エントリープラグ挿入!!A10神経接続開始!!」 「あらららら、やっぱり動かすつもりなのね」シマは椅子に座ったまま途方にくれた 「エントリープラグ強制射出!!」 「ダメです、内側からロックされてます。信号受信拒否!!」 「零号機、リフトから第2ケージへ移動、そのまま射出台へ!!」 「とめろ!! ヤツが地上へ出たら・・人類は終わりだ!!」 真田の叫びも空しくツネンゲリヲン零号機は射出された。
「大尉!! 地上に物体を確認!! 何ですか?あの醜い豚・・いや物体は!」 永野はモニターを最大望遠にしてツネンゲリヲンを確認する。 「ついに・・・ヤツの復活を許してしまった。私の責任だ・・」 「ツネンゲリヲン零号機、リフトヲフ!!」 プラグ内でブータベイダーはLCLの中で溺れかけていた。 「ブフッ、なんだねこの乗り物は(@w溺 ヲレを殺す気かね?(@wぷ」 「このピチピチのツナギと言い猫耳みたいなセンサーと言いヲカシな感じだが(@wぷ」 「だがMSの操縦よりは簡単なよう駄ね(@w荒」 ゆっくりと歩きだす零号機。隣にあったビルからライフルが飛びでる。 「ほう、こんな所に武器があるのかね?(@wぷ」 「ツネ初号機、バレットライフルを装備!!」 ついにキチガイの化身、ツネンゲリヲンが地上に踊り出たのであった。
「遠州大尉殿、真田です。ツネンゲリヲンの射出阻止に失敗しました」 「そのようだな。状況は?」 遠州大尉はパネルのスイッチを操作しながら真田の報告を待つ 「ツネンゲリヲン零号機はライフルを装備、現在着弾した謎の棒状の物体を引っこ抜いてます!」 「・・あれはツネンゲリヲン専用の武器なのか・・・最初から目的はツネンゲリヲンだったのか・・・」 二機のガンダムは再び芦ノ湖上で旋回降下した。 「大尉、目視でターゲットを捕捉! 方位3-0-0に向っています!」叫ぶ永野一飛曹。 「よし! 先回りしてアンブッシュ(待ち伏せ)する」 「ほう、雑魚がまた現れたようだね(@wぷ」 プラグ内のモニターで飛び去るガンダムを確認すると恒寿はニヤリと笑った
空母シナノブリッジ 「艦長!! 真田少尉より入電!! ツネンゲリヲン零号機が地上に出たそうです」 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」安部艦長と中曽根提督は黙り込んだ。 「提督! 駆逐艦二隻で対地攻撃をかけましょう!!」新田中佐が具申する 「中佐・・・駆逐艦も失えば我々はもう裸同然だ。ここは遠州大尉達に任せよう・・だが 最悪の状況は想定しておかないといけない様だな・・・」彼はそう言うと安部艦長を見つめた 「私だ。CIC、VLS二番から六番はいつでも撃てるな。このまま発射指示を待て」 艦内電話を置く安部艦長に食ってかかる新田中佐 「艦長!! 無茶です! 移動している目標に核攻撃など!! 目標を破壊できても避難している近隣市町村の 住民までもがまきぞいになりますよ!! ツネンゲリヲンが地下施設にあるから核攻撃を具申したのです!!」 「・・・中佐・・もはや自体は日本だけの問題ではない。人類の存亡がかかっているのだよ・・君も言っただろう フォースインパクトと核爆発どちらがいいか?と・・・もう選択の余地はないのだ・・」 新田中佐は何も言い返せなかった。
「永野、この辺りでいいだろう!!」 着陸するヨシナリィガンダムとガンダムヒエン。 「L字型で十字砲火を浴びせる。俺はライフル、おまえはバズーカで頼む」 「了解しました。大尉殿!!」 静まり返る箱根山中。二人のレーダーには接近してくるツネンゲリヲンの機影が はっきりと映っている。操縦桿を握る右手に汗がつたう。 「大尉殿、ツネンゲリヲン零号機接近、方位0-0-0 距離9k!!」 「近すぎたな・・射撃用意!!」 バサバサバサ・・・・・・鳥がモニターの前を飛び去る 「撃て!!」 二機のガンダムの火器は火を噴いた
「ヲヤ?(@w荒」恒寿は火線に気づいた。だが遅かった 「ドンドンバキッ!!!ズドンドドン!!!」着弾するビームライフルとバズーカ リロードを繰り返す二機のガンダム、ツネンゲリヲンは着弾の煙で姿は見えない。 だがその立ち位置で確かに砲弾とビームは炸裂している。直撃なのだ。 木々は吹っ飛び山も崩れる。 「死ね!!死ね!!」叫びながらトリガーを絞る永野一飛曹 「よし、撃ち方止め!!」箱根の山々にまた静寂が戻った。 「これだけ撃ち込んだんだ。もはやバラバラだろう!!」 煙が風に流され視界が開けていく 「!!??」 「バ・・バカな!!」 そこには右手にバレットライフル、左手にブタアナルの槍を持った ツネンゲリヲン零号機が立ち尽くしていた。
「こ・・こいつ無傷だ・・戦艦だってこの至近距離からこれだけの砲撃を喰らえば沈むぞ!」 「ははははははははははは!!! ヲマエら雑魚にヲレが止められると思っているのかね?(@wぷ」 再び前進を開始するツネ零号機。 その機体の腹部めがけ遠州大尉はビームライフルを放つ。 「!!」 ライフルの火線は折れ曲がる針金の様に弾かれる。 「こ、こいつバリアーを張っているのか・・・・」 「はははははははは!!!今度はヲレの番だね(@w荒」 バレットライフルを乱射する零号機。みかけの割に機動は早い。 「ならばこれならどうだ!!」 スーパーナパームを持った永野のガンダムヒエンが機体めがけ突入を試みた。 「行け!!!」零号機に頭部を狙ったナパーム弾攻撃は成功した。ワカメ頭に火がつく 「あちちちちちち(@w火」暴れる零号機。同時に八目のマスクも外れそれは地上に落ちた。 「こいつ、なんてヴサ面なんだ!!」
「ヲ・ヲレの貴重な髪の毛によくも(@w怒」 接近しすぎたガンダムヒエンにバレットライフルの弾幕を浴びせる零号機。 「うっ、うわぁぁぁぁ!!」直後、ヒエンの機体はバラバラに砕け四散した。 「永野!!脱出しろ!!永野!!」 ヨシナリィガンダムはビームサーベルを抜き零号機の前に踊り出た。 「兄さん!! もう、絶対に許さん!!」 「ほう(@w荒 何を許さんと言うのかね? そもそもヲマエは兄に対する口の聞き方 が全くなってないなぁ(@wぷ ヲマエは昔からヲレの処置リストに入っていたからなぁ」 「ふざけるな!!」ビームライフルを撃つヨシナリィガンダム。 だがその光線は無情にも弾かれる。 「はははははははは!! 無駄無駄無駄ぁ!!(@wディヲ ATフィールドの前では そんな武器は雑魚運営と同じだなぁ。ブザマ(@wぷ」前進を続ける零号機。 「ATフィールドだと!! 心の壁か!! 兄さんはそうやって昔っから心に壁を張って 現実から逃げてきたんだ!! 痴漢で捕まった時も、東京士官大学を放校された時も、 士官候補生気取って女子中学生に悪戯した時も!! いつも殻に閉じこもって現実から 逃げ回って、嫌な事は全部母さんに押し付けて!! あんたなんか!! 」 ライフルを捨てたヨシナリイガンダムはサーベルで零号機に切りかかった。 「邪魔なんだよ(@wぷ」 迫り来るヨシナリィガンダムに張り手を浴びせるツネ零号機。 「ブフッ!!」その衝撃で装甲も吹っ飛び機体は大破しながら山中に落下していった
「ははははははははははは!! やっと雑魚は片付いたようだね(@wぷ」 ツネ零号機は再び前進を開始した。 「遠州大尉!! 遠州大尉!!」発令所からシマが呼びかける 駆け寄る真田にシマは無言で首を横に振った。 「艦長、遠州大尉、永野一飛曹との連絡が途絶えました。恐らく・・・」 安部艦長はシートに深く座りながら大きく深呼吸した。 「・・・ツネ零号機の位置は捕捉してるな・・」 「はっ。ツネ零号機方位3-0-0に進行中。御殿場絶対防衛線を突破」 「ヤツは一体・・何をする気なんだ?」 中曽根提督はブリッジから箱根方面を見つめつぶやいた
「俺は死んだのか・・結局兄さんの暴走を止める事ができなかった・・・」 大破したヨシナリィガンダムのコックピットの中で彼は朦朧としていた。 「地球は・・人類はお終いだ・・もはや連邦にMSは一機も残っていない。 あのバケモノを止められる術もない・・駆逐艦で体当たり、いや・・シナノで 体当たりしてもあのバケモノは止められない・・我々の惨敗だ・・・」 その思考の中に誰かり意思が流れこんでくる。 「芳鳴・・・起きろ・・・」 「誰だ・・もう戦いは終わったんだ・・楽にさせてくれないかね」 「いや・・ダメだ。戦いは終わっておらん・・ヲマエは遠чニの最後の末裔として 恒寿を葬らなければいけない。さぁ、立て!!」遠州大尉の目の前の砕けたパネルの前に 一人の男の姿が映った。 「モニターは壊れてるはずなのに・・ヲバケ?・・ああ・・・秀則ヲジサンか・・・ でもなんで秀則ヲジサンがこんな所に居るんだ・・・やはりヲレは死んだのか・・」 「芳鳴よ、超克する事によって肉体は滅んでも魂は生き残る。まだ恒寿を止める術はある」 「止めるだって・・もう武器は何もないよ・・」 「ツネンゲリヲン初号機を使え。零号機のATフィールドを中和して攻撃するにはツネ初号機しかない」 「僕があのバケモノを・・・」
「トシコより生まれしツネ。零号機には死んだトシコさんの魂がサルベージされている、 その息子であるヲマエしかアレは操縦できん・・・さぁ行け、芳鳴よ!!」 「ヲジサン・・兄さんは零号機で何をしようとしているの?」 「恒寿は我が兄でもありヲマエ達の父、光翁の遺志を継ぎ「人類超克計画」を実行しようと しているのだ。四回目の爆発後に恒寿の理想のネバーランドがこの地球上に誕生するのだ!!」 「兄さんの・・・ネバーランドって???」 「・・・・・男は自分一人で残りの人類は永遠に13歳の女子中学生と言う世界だ」 「そ・・そんな外道世界!!」遠州大尉の意識がはっきりと戻った。その瞬間、秀則の声が遠ざかる 「よいか!! 芳鳴、これは善の超克と悪の超克の最終決戦なのだ!! 行け、初号機の下へ!!」 「わかったよ、ヲジサン!!」遠州大尉はヨシナリィガンダムの再起動を試みた
「まだ動く、通信機能も生きてる。この機体剛性のおかげで助かったんだ! これが量産型のヒエンだったらおそらくバラバラだっただろうな・・・・」 遠州大尉は右手と左足の?げたヨシナリィガンダムを上昇させた。 「こちら遠州、発令所真田、聞こえるか!!」 「少尉! 遠州大尉が!!」シマは真田に振り返りながら叫ぶ 「大尉殿! ご無事で!! 今どちらですか!?」 「射爆場から北西5Kの地点だ! 機体は破損が著しいがなんとか飛べる、どこへ着陸すればいい?」 シマは発令所のパネルを確認して応答する 「大尉さん、旧市街地跡の46番エレベーターに着陸を! あとはなんとか機体を回収します!」 ヴォロヴォロのヨシナリィガンダムはなんとか射爆場跡地に飛んできた。 「あれか!」 廃墟と化したビルの谷間に赤い誘導等が点滅している 「ズズゥン!!」 最後の力を振り絞りヨシナリィガンダムは崩れ落ちる様にエレベーター上に着陸した。 バチッ!! 同時に全ての電源が落ちヨシナリィガンダムは息絶えた。
ゴンゴンゴン 鈍い音と共にエレベーターは下降を開始した。 「こ、これは・・この地下にこんな設備があったのか!!」 ハッチを開けた遠州大尉はその内部にただ驚いていた。 ガゴーン!!! 「大尉殿、ご無事で!!」 真田少尉が出迎えにくる。 「大尉殿、たった今、シナノより連絡が入りました。ツネンゲリヲン零号機に向け 巡航ミサイルによる核攻撃を開始するとの事です!大尉殿を回収できて幸いでした!!」 「待て!! 奴には核兵器など通用しない!!それに避難民も巻き込む事になるぞ!!」 遠州大尉はそう言うと再びヨシナリィガンダムのコックピットに戻る。 「シナノ、シナノ、こちら遠州、聞こえるか!! あっ、くそぉ!!」 完全に息絶えたヨシナリィガンダムの通信機能はもはや機能していなかった と、同時にコックピットから飛び降りた彼は走りだす。 「大尉殿、どちらへ!!」 「発令所はどこだ!! シナノに連絡を取りたい!!」 「大尉殿、無理ですよ! ここから発令所まで走っても10分はかかります!!」 「なにぃ〜!!」
「艦長、ツネンゲリヲン零号機速度針路変わらず」 「奴の針路上に何がある?」 オペレーターは端末を操作しながら返答する 「はっ、恐らく富士山ではないかと・・・・」 その返答を聞いてしばらく黙った後、安部艦長は艦内電話を取った。 「CIC、VLS2番から5番まで諸元入力、目標、ツネンゲリヲン初号機。発射準備!!」 その言葉を聞いて中曽根提督は目を閉じながら言った 「安部君、全ての責任は私が負う・・・、やってくれ・・・・」 「発射!!」 シナノの甲板から4本の銀色の閃光が放たれた 「ぜぇ、ぜぇ、シ・・シマさん・・シナノに連絡を取りたい・・ブフッ、通信機を」 「あらあら大尉さん、ちょっと見てくださいな。レーダーに四つの光点が! シナノから 巡航ミサイルが発射されたみたいで・・・コースから見ると零号機みたいね」 「おっ、遅かったぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・・」 遠州大尉はその場に崩れこんだ。
「こ、こちら遠州、シナノ!聞こえますか!!」 「艦長、攻撃隊の遠州大尉から通信が!!」 ざわつくシナノブリッジ。新田中佐が通信席に着く。 「大尉、生きていたか! 今どこだ!!」 「はっ、現在射爆場地下の発令所です!」 「永野はどうした?」 「・・残念ながら・・」 「そうか・・仕方あるまい。今、ツネンゲリヲン零号機に向け巡航ミサイルを四発発射した。 あのキチガイの化身を焼き払うにはちょっと奢りすぎた感もあるが仕方あるまい!!」 「中佐、聞いてください。今すぐ巡航ミサイルを自爆させてください!!」 「なんだと?」その発言に中曽根提督も安部艦長もギョッとする。 「君は正気か?奴はどうする?あのキチガイの化身を!!」 「中佐、奴、いえ、兄と戦って解りました。ツネンゲリヲン零号機にはATフィールドと言われている バリアーの様な物が存在しています。超至近距離からのビームライフルも弾きます。恐らくN2爆雷、 いえ、核弾頭も通用しないでしょうね」 「ビームライフルも弾くだと!!」新田中佐は卒倒した。 「毒は毒を持って制す、奴のATフィールド中和可能なツネンゲリヲン初号機で僕が今から出ます!!」 「いかん!!」中曽根提督が一喝する 「あんなバケモノを二体も地上には出せん・・、大尉、君はそこで巡航ミサイルの着弾を確認、戦果を確認せよ! いいな、これは命令だ!!どんなバケモノでも核弾頭を四発喰らえば蒸発するだろう・・」 「お言葉ですが提督、アレは・・」 「もういい、大尉。君は発令所で次の指示を待て!」 中曽根提督はそう言うと通信機の電源を切った。
「ぐぅぅぅぅぅ」崩れ落ちる遠州大尉。その時、ハッと我に帰る。 「待て、永野が!永野は生きているかもしれないんだ!! この基地にもMSの一機位は 残っているだろう!! いや、ヘリでもいい。さっきの地点まで飛んでくれ!!」 彼は発狂した。 「大尉殿、落ち着いてください。もう間に合いません!! 今出て行けば大尉殿も吹き飛びます。 永野一飛曹はよく戦いました!今、ここで大尉殿が出ていったら誰が戦うんですか!!」 真田の言葉で遠州大尉は我に帰った。 「・・すまん・・真田少尉・・・すまん・・・永野・・・ヲレは・・ヲレは・・」 泣き崩れる遠州大尉の頭上のモニターに四つの光点が映し出される。 「ミサイル着弾まであと30秒!」 「ツネンゲリヲン零号機の爆心地から半径100Kは今後何百年も草木も生えず人も住めないでしょう 地球人類の為とは言え、なんの罪のない避難民をも巻き添えにするんですから・・ 我々のやった事はネオソーカの残虐行為と何ら変わりませんね・・・・」 真田少尉はモニターを見ながらボソッとつぶやいた 「着弾まで10秒!!」
ツネンゲリヲン零号機の中で恒寿はモニターの光点を確認していた。 「ヲヤ?何か接近してくるね。雑魚共はまだMSを繰り出してくるのかね(@wぷ 雑魚を何機持ってきてもヲレに勝ち目はねーな(@wぷ」 彼はその方角を振り返った 「ヲヤ? 飛行機? ミサイルか(ry} 辺りは一面真っ白な光に覆われた。フラッシュが四発焚かれる。 その後、強烈な衝撃波が零号機を襲う 「アヲヲヲォォォォォォォォォォォォ(@w叫」 ズゴゴゴゴゴゴ!!!!!!! 強烈な振動と音が発令所を襲った 「おいおい、ここは崩落しねぇだろうな!!」真田少尉は司令席の机の下に潜り込む 「さっき言ったでしょ! ここはN2爆雷の直撃受けても大丈夫だったって!!」 「艦長、ミサイル着弾を確認。後から飛ばした無人偵察機の画像が間もなく入ります」 その言葉に安部艦長は黙ってうなずいた。 「見事、あの巨人が消滅しこの作戦が終了したら私は除隊しよう。不名誉除隊だがな」 「除隊届をだす組織があればな」 中曽根提督はブリッジからミサイルの飛び去った方角を見ながら言った。 「艦長、偵察機の映像出ます!」 息を呑むブリッジクルー達。 「こ、こいつ・・・生きてやがる・・・」その画像には無傷のツネンゲリヲン零号機が 映し出されていた。山は吹き飛び形は変わり木々も跡形すらない荒地にそのキチガイの化身は 立ち尽くしていた。クルーは恐怖におののいた。 「レーダーにもツネンゲリヲン零号機を確認。健在です」 オペレーターの報告に安部艦長はがっくりうなだれた。
「箱根発令所、シナノ安部だ。皆無事か?」 「こちら発令所、全員無事です。建物にも被害はありません。ただ今の放射能レベルでは 外には出られませんが・・・・・・」真田少尉が応答する。 「そうか・・残念な報せがある。巡航ミサイル四発を持ってしてもツネンゲリヲン零号機を 破壊できなかった。もはや打つ手は無くなった。これより相模湾を離陸、駆逐艦で君らを回収の後、 機関故障のシナノを放棄、奴が爆発を起こす前に宇宙へ上がる。それまでに「アレ」がフォースインパクトを 起こさなければいいんだがな」 「艦長、まだ手があります!!」真田少尉が言う。 「ツネンゲリヲンは外部電源で作動しています。奴は途中のポイントでアンビリカルケーブルを接続し直しながら 移動していますが間もなく有効長範囲を超えます。内臓電源では五分しか移動できません。さすがにあのウスラバカも そこまでは知らないでしょう。まだ手はあります!!」真田のその答えと同時にシマが叫ぶ 「ツネ零号機、外部電源バージ、零号機内蔵電源に切り替わります!!活動限界まであと4分50秒!!」 「ガス欠待ちだとぉ? そんな手が通じるのか?」 その時、遠州大尉が走り出した。 「大尉殿?どちらへ!!」 真田も追って走る。
通路で遠州大尉を呼び止める真田少尉。 「大尉殿。「アレ」を動かすつもりですね。ですが待ってください。まだ手はあります!! 「少尉、もはや我々に残された時間は短い。僕は「アレ」に乗る。「アレ」で兄さんを倒す」 「零号機活動限界まで30秒!!」カウントダウンが進む 「大尉殿、あと30秒待ちましょう!」 「4.3.2.1.ツネ零号機活動限界です!!」 「ヲヤ? 止まってしまったようだね(@wぷ」 停止した零号機の中で恒寿はファビョっていた。 「動け動け動けアォォォォォォォォォォォォ!!(@w叫」だが零号機は止まったままだ。 「アヲヲヲヲヲォォォォォさいたまぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ(@wさいたまぁ」 その瞬間、零号機の眼光は蘇った。 「零号機活動を再開!! 信じられない!!」シマが叫んだ。 「シンクロ率400%よ」 その声を聞くと遠州大尉はケージに走り出した。
初号機の固定されたケージの前で遠州大尉は着ていた衣服を脱ぎだした そんな彼に真田少尉が駆け寄る 「大尉殿、服なんか脱ぎだして一体何をっ!!?? それも超克の何かなのですか?」 問いかける真田に大尉はある物を見せた。 「なんです?そのツナギみたいな物は?」 「少尉、これはプラグスーツと言われている物だ。さっきロッカールームで発見したんだ」 遠州大尉はそう言うとそのピチピチのツナギに足を突っ込んだ。 「はぁ・・・して大尉殿。その頭に乗っている猫耳な様な物は?」 「うむ、これは脳波シンクロ用のセンサーだ。」ここまで聞いた真田は全てを理解した。 「大尉殿。あなたはツネンゲリヲン初号機で出撃するおつもりですね」 遠州大尉はプラグスーツのチャックを閉め終わると彼の問いに答えた
「もはやシンクロ率400%の零号機と兄を止められるのはこの私だけだ。核兵器も ATフィールドによって無力化される。「アレ」を止められるのはATフィールド中和 可能なこのツネンゲリヲン初号機だけなのだよ」その言葉を聞いて真田はさらにハッとする 「大尉殿、あなたの父、光翁博士が開発したツネンゲリヲンシリーズ、まだ何か秘密がありますね? 博士の息子であるあなたは今まで知らないフリをしていただけですね?・・・一体・・・ ツネって何なんですか!!??」真田は遠州大尉を引き止めた 「トシコより生まれしツネ、零号機は兄の分身、初号機は私の分身だ。こいつは人が作った神様なんだ」 「神・・・そう言えば・・・エリア84海戦の時に遠中尉は言っていた。ヲレは神になる(@wぷ と」 「少尉、君も知っての通りガンダムNEVADAはこのツネンゲリヲンシリーズの先行試作機に過ぎん。父、光翁が 目指していたのはこのツネンゲリヲンシリーズの完成だったのだよ」ゆっくり歩き出す遠州大尉。 「じゃ、じゃあ遠中尉の乗っている零号機が纏っている赤ネルのシャツやヨレヨレのGパンやTシャツの様な物はっ?」 「あれは拘束具だ。ツネ本来の力をデチューンさせる為のな。だがそれもさっきのシナノの核攻撃で吹き飛んで今は紫色の Tバック一枚だ。我々は自ら零号機の封印を解いてしまったのだよ。もう誰も零号機を止められない」 「大尉殿、零号機が持っている槍の様な物は一体?」 「あれは「ブタアナルの槍」超克神の生まれ変わりと言われている。フォースインパクトを起こすには 絶対に欠かせないし「人類超克計画」の要とも言われている物だ」
そこまで話を聞くと真田は腰のホルスターから拳銃を抜いた 「大尉殿、申し訳ありませんがあなたを拘束しますっ!そこまでツネンゲリヲンシリーズ の情報を知りつつも隠匿していたあなたは軍規違反ですっ!!」彼は銃口を遠州大尉に向けた 「・・・・少尉。私を拘束したら誰が零号機を・・兄を止める?我が軍にはMSは一機も残存していないし 仮にあったとしても何のダメージを与えられない。兄は槍を使って富士山の山頂でフォースインパクトを起こす つもりだ。私が、実弟の私が責任を持って兄を葬ろう。さぁ、その銃を下ろしてくれ」 「あなたが裏切らないと言う保証は?」真田は銃を突きつけたまま問う。 「私にはチバシティに妻も子供もいる。妻子を見殺しには出来ない。いや、生き残った人類をだ」 その言葉を聞くと真田少尉は壁に向けて拳銃を一発発射した 「バン!」チキィーン 跳ね返った空薬莢が遠州大尉の足元に転がる 「大尉殿、私はあなたに拳銃を突きつけられ脅されて初号機の発進に手を貸した。あなたを信じます。 発令所から最大限のバックアップもさせて頂きます。御武運を!」彼はそう言うと敬礼をした。 「すまん少尉、では行ってくる」 遠州大尉はエントリープラグに乗り込んだ。
「初号機起動!!」 「パイロットは誰??」シマが叫ぶ。 「え・遠州大尉です!! A10神経接続開始!!」混乱する発令所に真田が現れた。 「し・少尉、初号機が!!」 「知ってますよ。大尉殿が出ます。話の続きは後で!」 初号機のエントリープラグ内と回線が繋がる。 「大尉殿、ライフルはエレベーター出て右側のA90のビルに!アンビリカルケーブルは10kごとに ケーブルポイントがありますが御殿場が最後です。活動限界に気をつけて!!」 「うむ。少尉、すまん。電源は父が作った試作の物を搭載しているので追撃に問題は無いと思う」 「了解、初号機射出!!」 「バシッ!!」轟音と共に地上に射出される初号機。 「ツネンゲリヲン初号機、リフトヲフ!!」
ビルからライフルを取り出す初号機。遠州大尉はモニターで辺りを見回した さっきまで青々と繁っていた山々の木々が跡形も無く吹き飛んでいる。シナノの核攻撃で 無残な山肌を露出している箱根の山々だった。 「人類とは・・・愚かな生き物だな。かつてソーカの連中が言っていた様に人類はもはや 地球に居てはいけない存在なのかもしれんな・・・」彼は兄の乗る零号機の追撃を開始した。 「提督! 箱根より入電。遠州大尉がツネンゲリヲン初号機で出撃したそうです!」 中曽根提督も安部艦長も黙ったままだ。新田中佐は山を見つめた 「頼んだぞ、遠州大尉!」 「シナノ無人偵察機からの情報リンク完了、画像入ります!!」発令所のオペレーターが叫ぶ 「あらあらあら、零号機は無職っぽい格好だったけど初号機はサラリーマン風のスーツ姿なのね」 「ええ、シマさん。どうやら背中に背負っているリュックの様な物が電源みたいですね。今はケープルで 駆動していますが・・・・」モニターを見つめる二人。 「でも大尉さんはツネンゲリヲンに乗るのが始めてなのになんであんなにスラスラ操縦できるのかしらね?」 「彼等兄弟は幼少の頃より光翁博士から脳波兵器の被験者として訓練を受けていたのでしょう、事実、遠中尉は 前の大戦時、アブラブータガンダムでファンネル兵器を操っていましたから。おかげでクルクルパーになった様ですが」 「ふぅ〜ん、ところで少尉さん、コーヒー一杯入れて来てくれないかしら」 「えっ、シマさん、自分は技術部少尉なんですが・・・」 「あらあらごめんなさい、あたし情報三課所属って言ったけど階級言ってなかったかしら!」 真田は彼女の襟に髪の毛で隠れていた階級証に始めて目をやった 「少佐殿、失礼しましたっ!! 今、コーヒーをお持ちしますっ!!」
ヤマナシシティ コスゲビレッジ 地元の老婆達が井戸端会議をしていた 「ちょっとトメさん、あんたは疎開しないのかい?」 「いやだよぉ、シゲさん、死ぬときゃあたしはここで死ぬよ」 「さっき野良仕事してたら西の方で何か光ってたねぇ」 「まったく戦争なんてやだやだ!」 二人は集落へ向う一本道を歩き出した。と、ある古い祠の前に差し掛かった 「トメさんやぁ、なんかここ最近、祠から呻き声みたいなのが聞こえるんだがねぇ」 「ああ〜、遠祠ねぇ、ここが弐番祠で頂上まで拾参祠まであるんだいねぇ〜」 二人は祠の前の大石にドッコイショと腰を下ろした。 「なんでも昔、この村で研究してた遠某って人が立てたらしいけどあまりのキチガイっぷりに 村を追い出されたって死んだ爺さんが言ってたねぇ。軍の人だったらしいけど・・」 「グゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ」 確かに低いうめき声が響く。 「ちょっとトメさん、聞こえるだろう?何か気味悪いねぇ」 「駐在呼ぶかね?」
彼女達の通報でほどなくして駐在がやってきた 「やぁ、トメさん、シゲさん。元気ですかね?」 駐在は額の汗を拭いながらバイクを押してやってきた。 「ちょっとちょっとあんた、なんかここ数日、祠かに変なうめき声がするんだょぉ」 「ああ〜、遠祠ねぇ、昨日も上の集落の人から同じ様な通報があったなぁ」 「ちょっと笑い事じゃないよぉ、調べておくれよぉ」二人の老婆は心配気だ。 「あ〜、大方野良犬でも住み着いてるんでしょう。じゃあちょっと調べてみっぺ」 駐在を先頭に三人は祠への階段を上がる
祠の前にやってきた三人。うめき声は続いていた。 「ほらぁ、駐在さん。中に何か居るだろう?」 「はははははははははははははは、どうせ野良犬かイタチでしょう?」 彼はそう言うと一気に祠の戸を開いた。 「ゴラァ!! 野良犬かぁっ!!」次の瞬間、駐在は凍りついた。 祠の中にはワカメ頭のキモデブヲタの顔だけが祠ギリギリに収められているのだ。 「な。なんだこりゃぁ!」が、次の瞬間、 「アォォォォォォォォォォォォォヲヲヲ!!(@w吠」野獣の様な咆哮と共にその巨顔は目を開いた バキバキバキッ!! 祠は壊れ地面の石畳にも亀裂が入る。 「ヒィィィィ!!」三人は慌てて逃げ出した。 「ドカン!!」祠は完全に崩壊しその下から巨大な白い醜い巨人が大空に向って飛び出した 山腹から山頂までに一列に続く11の遠祠から一斉に11体の巨人が空へ向け飛んでいく ワカメ頭を振り乱し白いブヨブヨの三段腹。とてもこの世の物とは思えない醜い天使だ。 同時に首の根元が稼働する。白いプラグ状の筒が巨人に挿入されていく。プラグの横には「MITSUOH」の文字が! 「あのヤブ博士めっ、こんなモン作って隠してやがったのかっ!!」 駐在の罵声は11体の巨人の飛び去る轟音に掻き消された
遠州大尉の駆るツネンゲリヲン初号機は先行する零号機の追撃を始めた。 「大尉さん、さすがね。シンクロ率は安定しているわ」 エントリープラグ内のモニターにシマの顔が写る。 「ああ、シマさん、あなたは少佐だったんですね。僕より階級は上でしたか」 「大尉さん、もはや階級なんてタダの飾りよ。あなたの双肩には全世界の人類の命がかかっている」 いつになくシマの顔はマジであった。次の瞬間、遠州大尉の顔が引き締まった。 「シマ少佐殿、零号機を捉えました!! 映像、見れますか!!??」 初号機から送られてくる映像信号が発令所の主モニターに映し出される。 「ついに・・・捉えたか!」 かくして善の遠州と悪の遠рフ最後の戦いの火蓋は切って落とされた
「零号機、初号機共に御殿場絶対防衛線を突破!!」 モニター上の画像では先行する遠ыP寿元中尉ことベイダーが乗る零号機に向けて 初号機のバレットライフルの火線が映し出されていた。 「初号機、発砲!!」だがその火線は零号機のA,T,フィールドによって難なく弾かれる。 「零号機に強力なA,T,フィールドを確認!! 相転移空間がモニターでもはっきり確認できる 位の強力な物です! やはり近接戦闘でフィールドを中和しつつ・・・」と真田が叫んだ瞬間だった。 「あっ!!」遠州芳鳴大尉の搭乗するツネンゲリヲン初号機は零号機へ向けて走り出した。 「ほう、どうやら追っ手が来たようだね(@wぷ ツネンゲリヲン初号機、芳鳴かね(@w荒」 零号機は振り返った。
「はははははははははは、兄より優れた弟など居ない(@w荒」 零号機は突進する初号機に向けライフルを放つ。だが遠州大尉の初号機は見事な機動で その火線を回避、零号機にドロップキックをキメる。 「ブフッ!!」零号機のキモイ面に蹴りは見事に命中する。 「兄さん、もう許さん!!」遠州大尉は零号機の背後に回るとボディスラムの体勢から零号機を 富士山に向け投げつける。ふっ飛ぶ零号機。五合目に叩きつけられた零号機に初号機の猛攻は続く。 「このっ、このっ、ヲマエのせいで!! ヲレはっ、ヲレはっ!!」 横たわる零号機を蹴る、殴りつける初号機。まるでジャギをいたぶるケンシロウのようだ。 「つ・・強い・・遠州大尉・・・」シマは唖然としていた。 「ベイダー、いや、遠ъウ中尉は相当なダメージを追ってますよ。あの攻撃は神経接続でモロに自分に ダメージがイッてますからね。ツネンゲリヲンの神経接続のカットはここでしか出来ませんから」 「ブフッ、ブフッ〜ゥ(@w死」半殺しにされた零号機はヨロヨロと頂を目指す
「も・・もう・・許してくれないかね(@w泣」 遠ыP寿元中尉はエントリープラグの中で涙目になっていた。 「兄さん・・あんたを一秒でも心配した自分が恥ずかしい・・自分の私利私欲の為に 軍を私物化しそして裏切り多くの人達を傷つけた。一体・・一体あんたは何なんだ!!」 そう言うと零号機の三段腹を蹴り付けた。 「ひでぶっ!!」遠ъウ中尉はエントリープラグの中でゲロを吐いた。LCLの海の中をゲロが漂う 「ツネンゲリヲン零号機、神経系統に異常発生!! ゲロで神経パルスにノイズが混じった模様!!」 「凄い!! シンクロ率400%の零号機を圧倒している、勝った!(@w荒」 富士山山腹では延々と初号機によるなぶり殺し状態が続いていた。 「この豚野郎!! キサマのせいで!!」ガスガスと殴り続ける初号機、遠ъウ中尉はフルボッコ状態だ
発令所でモニターを見つめる真田少尉とシマ。 「うむむむ、遠州大尉殿は隠れドSだったようですね。」 画面上ではフルボッコされる零号機が映し出されていた。 「提督!! 無人偵察機からの映像です!! 遠州大尉のツネンゲリヲン初号機が零号機に 圧倒的な勝利状態のようです(@wぷ 見てください!!」シナノの主モニターにも映像が映る。 「おおっ、これは凄い。あとは零号機を葬れば我々の勝利だな」沸きあがるシナノブリッジ内。 「よし、遠州大尉を掩護する。ハツシモとシラヌイ、両駆逐艦を出撃させろ!!」安部艦長の命令が響く 「で、ですが艦長、二隻の駆逐艦を出したらシナノの護衛が無くなります!!」 「構わん、あともう一押しであのバケモノを退治できるのだ。出撃させろ!!」中曽根提督も叫ぶ。 両駆逐艦が上昇を始めたその時だった。 「提督!! 0-3-5より未確認飛行物体接近中!!」電探員が叫ぶ 「ブターンズもネオソーカのMSももう残存していないだろう、味方の生き残りのMSかっ!?」 「MSにしては大きすぎますし高速です。」 「安部君、技術工廠で新型のMA、もしくは可変タイプのMSを開発をしていたと言う話は?」 「いえ、提督、私は何も聞いてはいませんが・・ガンダムハヤテに替わる新型機が開発中とは聞きましたが・・」 「安部君、我々も向おう、嫌な予感がする」 「同感です、提督。機関長、シナノは飛べるか?」安部艦長は艦内電話を取った
霊峰富士。 その山頂で二体の汎用豚型決戦兵器の最後の戦いは繰り広げられていた。 戦いと言うよりリンチであろう。 ヨロヨロとはいずりまわる零号機をゆっくりとした足取りで追う初号機。 時折、激しく零号機を蹴り上げる。だが零号機はブタアナルの槍を放さない。 「ブフッ、もう勘弁してくれないかね、芳鳴(@w泣」 「兄さん、昔、ヲレが冷蔵庫に大事にしまってあったケーキを勝手に食べてヲレがキレた 時の事を覚えているかい?あの時も兄さんは口の周りに生クリームを付けたままヲレに命乞いしたっけ」 「ヲ・・ヲマエがキレるとヲ・・ヲレは敵わないよ(@w泣」 「そうかい、じゃあ死ね!! このビチグソ芋虫野郎!!」 初号機は零号機の頭を足で押し付けるとグリグリと踏みにじった。 ワカメ頭から毛が抜け落ちる。 「いくらどんなに強固なA,T,フィールドを張ろうと中和させればこんな物、屁でもないんだよ!! 兄さん、あんたは昔っから自分に都合が悪いと殻に閉じこもった。東京士官大学を痴漢で除籍された時も 自分は殻に閉じこもり面倒な事は全て母さんに任せて・・超創会のあんたの部屋はまさしく「結界」だったね でももう終わりだ。あんたはA,T,フィールドを失ったただの焼豚だ。このごに及んでまだその槍を放さないのかい? まるで除籍された後にあんたが言いふらしていた「東大卒」にすがりつく様でヴザマだなぁ!!」 その様子をモニターで見ていたシマと真田はドン引きだった。 「え・・遠州大尉殿ってドSどころかもう・・なんか・・・」 「よっぽど兄である遠ыP寿元中尉に恨みがあったのねぇぇ・・・」 「真田少尉!! 0-4-2より未確認飛行物体!!」 「何っ!!??」
「数は?」 「全部で11機。MSにしてはでかいです。また1-1-5よりシナノと駆逐艦接近中!!」 「味方のMS・・いや・・なんだ?」 「無人偵察機によるアンノン機の画像出ます!!」オペレーターが画像を回す 「な・なんだ、こいつらは!!」 富士山山頂ではツネンゲリヲン零号機が虫の息になっていた。 その手から初号機がブタアナルの槍を奪い去る。 「兄さん・・この槍がそんなにお気に入りなら・・この槍であんたを葬ってやる。 これであんたの頭を一突きにすれば全てが終わる。フォースインパクトを起こし全世界を 13歳の処女の女子中学生にするなんて言うあんたの妄想もお終いだ。誰がそんな世界など・・」 槍を振りかぶるツネンゲリヲン初号機。 「ま・・待て・・芳鳴・・女子中学生は・・いいと思わないかね(@w荒・・」 「あんたって人は・・」芳鳴大尉は最後まで兄の謝罪の言葉も聞けずイラついていた。 「はっ・ははははは・・はははははははははははははははははは(@w荒」 「なんだ、こいつ。ついに頭がイカれたか・・早い所殺っておこう」 初号機が槍を振り上げた瞬間だった。 「!!??」 倒れた零号機と立ち尽くす初号機を囲む様に白い醜い天使が降りてきたのだ。 「ズズン、ズズン!!」 山頂に真っ白な紫色のTバックを履いた巨人が11体降り立った。 「な・・何だこいつら・・まさか・・こいつらも・・同じ顔・・ツネンゲリヲン!?」 「はははははははははははははははははは(@wぷ 芳鳴よ、ヲマエはマンマとヲレの罠にはまったのさ(@wぷ」 「な・なんだと!!」 「人類超克計画にはこのツネンゲリヲン13体とブタアナルの槍が必要なのさ(@wぷ ヲマエはまんまと俺に焙り出されたって訳。ざまあ(@wぷ」 「くく・・くそぉ」 「さぁ、時間だ芳鳴(@w荒」零号機はゆっくりと立ち上がった。
箱根の地下発令所とシナノの艦橋では複数のツネンゲリヲンの襲来の画像を キャッチし、大混乱状態になっていた。それが敵なのか味方なのか誰一人として 区別が付かないからだ。だがその異様な風体から大体の予想はついていた。 「シマ、いえ、四丈半少佐殿! 無人偵察機の映像受信! 複数のツネンゲリヲンに 初号機が包囲されています! あれは味方なんでしょうか!!」 「・・・・あの様子からすると・・・恐らく・・敵ね・・・」 シマはその画像を見たまま立ち尽くした。 「艦長!! 味方のツネンゲリヲンの様です。遠州大尉の圧倒的、銀河系的な勝利ですよ!!」 「あの白いツネンゲリヲンの出現位置は特定できたか?」 「はっ、コスゲビレッジの研究所跡地です!!」 「何の研究施設の跡地だ!!」中曽根提督は怒鳴る 「はっ、旧超技研の跡地ですが・・・」 オベレーターのその声に艦橋に居たクルーは全員震え上がった。
槍を持ったツネンゲリヲン初号機を白い天使達は取り囲んだ。 それらは額に零号機や初号機の様に「参」などの漢字がかきこまれていた。 倒れていた零号機をゆっくりと起き上がらせる天使達。それらは地獄からの 使者であった。この世を滅ぼす使徒達である。 遠州大尉は槍を地面に突き刺すと左肩のアーマーからブログレッシブナイフを抜いた。 「この間合いで槍は不利だ。ライフルも弾切れだし・・やるしか・・ないか・・」 だが白い天使達は初号機を見つめたまま「はははははははははははは(@w荒」と笑ったまま 動かない。時間がゆっくりと流れていく。 「こいつら・・量産型のツネンゲリヲンか・・だが変だ。13体居るのに量産型は参号機からになっている」 遠州大尉は横にいる参号機をみつめた。 「ほう、芳鳴。気づいたかね(@wぷ」 兄、恒寿の声が脳内に流れこんでくる。 「ヲレ達が乗っているのは試作型のプロトタイプのツネンゲリヲンだよ(@wぷヲレ達以外の 機体は全て量産型さ。ヲヤジが作ったのさ(@wぷ。本当はヲレの零号機が初号機でヲマエの 初号機が弐号機ってわけさ(@wぷ 何故だかわかるかね?(@wぷぉ」
「我が兄、光翁はヲマエを超創会の正統伝承者にするつもりはなかったはずだ」 「ヲ、ヲジサン!!??」芳鳴大尉の前に超克のフォースで戦死したはずの秀則少佐が 姿を現した。彼は恒寿の乗る零号機を睨みつけた。 「ヲマエの言うとおりだ。我が兄、光翁はその機体に最初は「初号機」と名づけた。 だが度重なる暴走で数々の死傷者を出したその気体を兄は恥じて封印した。痴漢で東大を 放校処分になった恒寿、ヲマエの様にな!! そのご統失になったヲマエがクルクルパーになった ヲマエの様にこの機体にIQ0の意味を込めて「零号機」と付けた。そいつはヲマエその物なのだよ」 図星な秀則少佐の言葉に恒寿は発狂した。 「はははははははははは(@wぷ そうさ、シンクロ率400%のこいつはまさしくヲレその物さ(@wぷ もうクルクルパーのIQ0とは言わせないよ、勝ったな(@wぷ」 「シンクロ率400%とは・・?」発令所の真田少尉は零号機のエントリープラグ内の映像入力回線を開いた 「こ・これはっ!!」LCL海の中をさっきまで遠ъウ中尉が着ていたプラグスーツとゲロが漂っていた。 「遠ъウ中尉、いや、ベイダーが居ない!!」発狂する真田にシマがつぶやいた 「彼は零号機に取り込まれた・・・零号機はもはや彼自身なのよ・・光翁博士、あなたはなんて物を作ったの・・」 呆然とするシマに真田は問いかけた 「少佐殿。自分には何が何だか・・一体・・ツネって何なんですか!!??」 「人造人間ツネンゲリヲン、人が作った神様のコピーよ。光翁博士はMSを開発中にたまたまこの遺跡を発見した。 前の人類が作ったこのハイテクのジオシティーをね・・彼はここで自らの理想の神様を作った・・」 「じゃあ、あの醜いあの三段腹のワカメ頭のキモデブヲタなあれが神様だって言うんですか!!」 真田はバネルをたたきつけた
「恐るべしマッドサイエンティスト遠ъ翁博士、あなたは何て恐ろしい物作ったの・・」 シマの一言で発令所に居た人間も全て固まった 「はははははははははははははは芳鳴よ、ぢゃあ始めるかね(@wぷ」 零号機はそう叫ぶとツネンゲリヲン参、四機が初号機の背中に付いていた外部電源リュックを もぎ取った。プログレッシッブナイフを振り回す初号機、だが多勢に無勢だ。 「ツネ初号機、内蔵電源に切り替わります!! 活動限界まであと4分58秒!!」 「はははははははははははは(@wぷ その電源リュックは元々この零号機専用だったんだがなぁ(@wぷ 赤ネルアーマーとの組み合わせが最高だったんだがまさかヲマエが背負ってくるとはなぁ(@w荒 もはやS2機関を取り込んだ零号機には不要なんだよ(@w荒」 「遠州大尉!! 逃げて!!」シマが叫ぶ 「駄目です!!富士山頂に強力なA.T.フィールドを確認!! 通信途絶!! エントリープラグ射出信号送信しても受信しません!!」 無人偵察機の画像のみが彼等を繋ぐ唯一の絆になっていた
「くそぉ!! こいつら!!」ナイフを振り回す初号機。だがあっさりとナイフも奪われてしまう。 「ちっ!!」初号機の蹴りが拾参号機の頭にヒットする。グラリと頭部がスライドして立ち止まる。 「やった!!」遠州大尉は叫んだ。だが頭の付け根から飛び出た赤いプラグはまた挿入されると 拾参号機は何事も無かったように笑い出した「はははははははははははははは(@w荒」 「あ、あれはダミープラグ!!」シマは画像の赤いプラグを見てさけんだ。「MITSUOH」の文字の入ったプラグを。 「四丈半少佐、何ですかそれは?」真田の問いに彼女は淡々と答えた 「11機のツネンゲリヲン、シンクロできるのは13歳の少年少女か遠чニの人間のみなの。かつて遠中尉が 超技研の地下に幽閉していたツネンゲリヲンのパイロット候補は全て解放されていた・・・。だが光翁博士は すでに完成させていた・・・恐怖のダミーシステムを・・・」 「それって人が乗らなくてもツネンゲリヲンが動くって事なんですか?」 「そう・・ツネがそこに人が乗っていると思わせるだけの物、一種の擬似信号ね」 「四丈半少佐、ますます解りませんよ! ツネってホントに何なんですか?」 発狂する真田にシマは黙ってしまった
遠州大尉の乗る初号機は量産型ツネンゲリヲンに包囲され背後から羽交い絞めにされていた 「放せっ!! こいつっ!!」暴れる初号機 「ツネ初号機、活動限界まであと2分20秒!!」その時、突如交信回線が復活する。 「シナノ、聞こえますか!! こちら遠州!! 初号機の最後の電源が切れる前にA,T,フィールドを中和します!! フィールドを中和してる間にもう一度、核攻撃を!!」シナノとの交信を発令所も受信していた。 「大尉、今からプラグの強制射出信号を送ります。核攻撃の前に脱出を!!」 シマの通信に彼は首を横に振った。 「シマ、いえ四丈半少佐殿、私が居なくなったらフィールドが中和できなくなります。 早く、核攻撃を!! 電源切れまであと2分です!! 急いで!!」大尉はそう言うと発令所との交信を切った 「四丈半少佐、初号機、プラグ射出信号受信しません。内側からロックされた模様!!」 「遠州大尉・・・死ぬ気なの・・・」 「VLS5番諸元入力完了!!」 シナノのブリッジでは有り得ない核攻撃にクルーは安部艦長の指示に戸惑っていた。 「艦長、待ってください!! 撃てば遠州大尉も!!」新田中佐もここまで言って黙ってしまう 「中佐、彼の行動を無駄には出来んのだよ。すまん・・・」彼はそう言うと命令を下した 「5番、てっ!!」 巡航ミサイルは富士山山頂に向けて飛翔した
「シナノより巡航ミサイルの発射を確認。着弾まで15秒!!」 発令所のモニターに光点が映し出される 「シナノ、ハツシモ、シラヌイ、射爆場上空に接近、高度落としてます」 「私達を回収して宇宙へ退避する気ね・・」だがシマは退避する素振りも見せない 「をや? また雑魚共が何か撃ってきたようだね。バカ駄なぁ(@wぷ」 零号機は接近する巡航ミサイルをキャッチした。 「世界皇帝、いや宇宙皇帝であるヲレにむかって何てことをするのかね。 どうやらヲシヲキが必要な様だね(@wぷぉ」 その言葉と同時に量産型ツネンゲリヲンは巡航ミサイルの方を向くと口を開けた。 「アヲヲヲヲヲヲヲヲォォォォォォォォォ!!!!!(@wアヲォォ」 巨神兵のごとく彼等の口からは光線が発射されそれは巨大な渦の光の帯となってミサイルへと走っていく。 「艦長、3-5-0より高熱源体接近!!」オペレーターの叫びと同時に安部艦長は叫んだ 「回避運動!! 2-7-0 急げ!!」 シナノ艦橋をツネンゲリヲンの光線の至近弾が襲う
「巡航ミサイルはっ??」シマは何が起きたか把握できなかった 「山頂のツネシリーズから高熱源の発射を確認!! 巡航ミサイルは消滅した模様・・」 「艦隊はっ??」 「今、調べてます!!」 シナノブリッジ あらゆる警報音が鳴り響く。 「被害状況はっ!!」 「僚艦のシラヌイが今の攻撃で撃沈、いえ・・蒸発しました ハツシモは健在です。ですが・・ シナノ後部甲板大破、及び機関室で火災発生。操舵不能、レーダーマスト、火器管制装置機能喪失、 不時着します!!」安部艦長はキャプテンシートから立ち上がった。 「航海長、どこかに不時着できる場所は?」 「艦長、あそこしかありませんね」彼はそう言うと前方の芦ノ湖を指差した。 「総員、何かに掴れ!! 耐ショック姿勢!!」 シナノはフラフラと高度を落とすと芦ノ湖に巨大な水柱を上げ着水した
「四丈半少佐殿、艦隊はシラヌイが撃沈、シナノは大破、航行不能で芦ノ湖に着水した模様」 「なんてこと・・・もう、誰にもツネシリーズを止められないの・・・」 呆然とするシマに追い打ちをかける様に悪い報せか入る。 「ツネ初号機、内部電源切れ、活動限界です!!」 発令所のカウントダウンタイマーが空しく「0」を並べていた。 「艦長、傾斜甚大、退艦命令を!!」オペレーターが叫ぶ。 「提督、先にランチへ避難を」安部艦長はそう言うと再びキャプテンシートに座った 「安部君、バカな真似を考えてるのではあるまいな・・艦と共に運命など大昔の人類の蛮行だぞ」 中曽根提督の言葉に安部艦長は目頭を押さえた。 「て・提督、私はユーガマに続き貴重な艦艇を二隻も采配ミスで失いました・・いえ、艦艇だけでなく MSや優秀な搭乗員も失いました。私の責任です・・どうか・・・」中曽根提督は彼を引っ張った。 「安部君、今の連邦軍はそんな簡単に責任を取ってもらっては困るのだよ、まだ打つ手はある」 「ですがツネシリーズに核攻撃は通用しません・・もはや我々に残されたのは駆逐艦ハツシモとVLSに残った 一発の核弾頭搭載の巡航ミサイルですがね・・火器管制装置をやられ発射も出来ませんが・・」 安部艦長の言葉の後に新田中佐が続ける 「ハツシモからは巡航ミサイルを撃つ事はできません。仮に撃てたとしてもハツシモに移し変える術がないのです MSでもあれば別ですがね。ハツシモの艦砲ではツネシリーズのA,T,フィールドは貫けないでしょう・・」 電源の落ちたブリッジで三人は途方に暮れていた
「はははははははははははははははははは(@wぷ 連邦の艦隊なんてチョロいなぁ(@wぷ ミジメだのうwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwあわれだのうwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」 山頂で零号機は発狂していた。 「さて、芳鳴よ、超克計画を続けようか!!(@wぷ」 「くそっ、動けっ!!動けっ!! 兄さん、一体何をする気だ!!」 電源切れのエントリープラグ内で遠州大尉は操縦桿をガッシガッシと動かした 「ヲッスヲッス!!(@wホモ」初号機を羽交い絞めにしていた参号機はそう叫ぶと 紫色のTバッグを脱ぎ捨てた。股間からはマイスンが仁王立ちしている。 「くそっ、こいつは何するつもりだ!!」 その様を無人偵察機の画像で見ていたシマが叫ぶ。 「初号機全神経接続カット!! 急いで!!」だが遅かった 参号機の硬くなったヴィンヴィンのマイスンは初号機のアナルにヴチこまれたのだった 「あ〜〜〜〜っ!!!(@w穴」遠州大尉は吠えた 「初号機、尻穴に被弾!!」 「なんてこと・・・・」シマはモニターの前で立ち尽くす 「パルス逆流!! パイロット、呼吸、脈拍数上がります!!」 「遠州大尉、しっかり!!」 「フィールドが消失した模様、初号機エントリープラグ内画像でます!!」 「大尉!! 大尉!!」 「!!??・・・・・」 そこには尻穴を開発され口から泡を吹きながら痙攣している遠州芳鳴大尉が映し出された
「はははははははははははははは 勝った(@wぷ」 零号機は勝利の雄叫びを上げた。その横では参号機に尻穴を貫かれた初号機が 両腕をダラリと伸ばしたまま動きを止めてしまっていた。 「遠州大尉!! 遠州大尉!!」真田やシマは彼に呼びかけた。だが彼はピクリともしない。 真田は空しくモニターを見つめるとポツリと呟いた。 「・・・ツネンゲリヲン初号機、完全に沈黙しました・・・・」 「地球は・・人類はお終いね。この後、フォースインパクトでブータベイダー、 いえ、遠中尉が望んだ世界が現れる・・・彼の欲望のままの世界がね・・・・・」 発令所が静まり返った時、一人の男がその場に現れた。 「こっ、ここの指揮官はどなたですか!!」
「あたしだけど・・・あなたは・・?」 振り返るシマにその男は敬礼をした。 「連邦宇宙艦隊第三航空戦隊「シナノ」所属の坂井軍曹であります!! 搭乗機を 撃墜され芦ノ湖の警備艇に救助されました!! ありがとうございました!!」 シマは彼の方を見ると事の顛末を伝えた 「そうですか・・永野は逝きましたか。しかし大尉殿が無事だったのは幸いでしたが まさかあんなブサイクなバケモノに乗って出撃とは・・・・」坂井はうつむいた。 「こ、この基地には、攻撃機かモビルスーツは残ってないのですか!!?? 一機でも残っていれば大尉を掩護に私が出撃します!! 」 「軍曹、もう我が軍には駆逐艦一隻しか残ってないのだよ」真田が呟いた。 「ハツシモ、上空へ移動、着陸します!!」 「四丈半少佐殿、中曽根中将と安部大佐がこちらにお見えになるそうです!!」 「宇宙へ逃げるって事は諦めたわけね・・・12番エレベーターから回収して!!」 ほどなくしてハツシモのランチから発令所へシナノの将官達がやってきた
「状況は?」 中曽根中将、安部大佐、新田中佐に発令所のクルー達は一斉に敬礼をした。 無人偵察機の映像を見て彼等は納得した。 「我々も先程、艦内から画像で確認していた。初号機の状態は?」 問いかける新田中佐に真田少尉は挨拶もそこそこに返答した。 「はっ、初号機は完全に沈黙、遠州大尉は気絶コンタクト不可! ツネシリーズ は円陣を組んだままです。スーパーコンピューターはフォースインパクトまで後、 3時間23分と言う答えを導きだしています。ツネシリーズは現在A.T.フィールドを 展開していません」彼等は憎憎しくツネシリーズをみつめた 「なんとか接近して攻撃できないものか・・・フィールドを解いているなら今がチャンスなんだがな」 「シマ君、我々は艦隊勤務で地上戦の指揮は執った事がない。君に指揮を任せる」 中曽根中将は発令所の最上部にある椅子に腰掛けた。 「あらあら、宇宙艦隊の提督さんは弱腰ねぇ」彼女はそれを口には出さずに 笑顔でそれに答えた。だがもはや打つ手は無い。圧倒的な敗北状態であった。
「忌むべき存在のツネシリーズ、後は世界の破滅する光景をここで 見届けるのか・・・我々の真の敵はネオソーカでもブターンズでもなかった」 中曽根中将が呟いた時だった。 「四丈半少佐殿! 特化連体の残存部隊からの報告です!!」 「特化連体の自走砲なんて役に立たないわよ・・」シマはぶっきらぼうに答えた。 「第15層格納庫にモビルスーツを一機搬入してあるとの事です!!」 「・・・・何でそれをもっと早く言わないのよ!!」 その言葉に鋭く反応したのは坂井軍曹であった。 「軍曹! 機体と武装を確認、発令所まで報告して!」 彼は敬礼すると姿を消した。 「まだ・・我々には希望が残されていたのか・・・」 安部艦長も立ち上がった。
薄暗い格納庫に機体を積んだトレーラーは置き去りにされていた。 「これは?」坂井はトレーラーの横に佇む兵に問いかけた 「はっ、軍曹殿。我々の小隊はブータベイダーによって被害をこうむりました 奴を止める為に重火器を探していた所、この機体を発見しました」 坂井はその横たわる機体によじのぼりカバーをめくり上げた。 「こっ、これは!!」 「四丈半少佐、坂井軍曹からの報告です!」 「機体はガンダムタイプの量産機、通称ガンダム5式と呼ばれている物だそうです 固定武装のバルカン砲とビームサーベルがあるだけで他の武装は無いそうです」 「我が軍の新型機かね?」中曽根中将が新田中佐に問いかける 「おそらくアナハイムのムーンファクトリーで製造された物を重力下で試験する為に 地球に持ち込んだのでしょう。それとも特化連体が持ち込んだ物なのか・・・」 「だがバルカンとビームサーベルだけではツネシリーズには勝てんぞ」
「提督、名案があります! 5式でシナノのVLSに残っている核弾頭で山頂のツネシリーズに 直接攻撃を。A.T.フィールドが消失している今がチャンスです!」 「聞いたかね、四丈半少佐。ただちに五式を起動。シナノへ核弾頭搭載の巡航ミサイルを 五式にサルベージさせろ。回収後、パイロットを発令所へ」 「解りました。提督閣下」 芦ノ湖に艦首を上げ着底しているシナノの甲板の装甲を剥ぎ取りVLSから巡航ミサイルを サルベージする五式。作戦は順調に進んだ。だが・・・・ 「さぁ、芳鳴・・超克計画を続けようか(@wぷ」 「アヲヲヲヲヲォォォォォォォォォ(@w吠」 ツネシリーズは雄叫びをあげると初号機を貫いた参号機を先頭に四号機が参号機の尻穴に ヲッスヲッスするとその機体番号順にヲッスヲッスを始めた。 「アヲヲヲヲヲヲヲヲォォォォォォォォ!!!」 尻穴を貫かれる度にツネシリーズは咆哮をあげる。 初号機から拾参号機までが貫かれ一つになるとその列は白く発光を始めた。
「少佐! 山頂のツネシリーズがヲッスヲッスを開始。11体全て合体の後、 発光を開始! 超高エネルギー反応を確認。かなりヤバイ状態です。」 「いよいよフォースインパクト5秒前まで来たってわけね・・・」 その画像を見ながら坂井軍曹は息を呑みシマの指令を待っていた。 「軍曹、見ての通り初号機は沈黙。ツネシリーズは合体、発光を開始したわ。 最後に零号機とあのブタアナルの槍を使って超克するつもりね。我々はそれを 止めなくてはならないわ。例え、遠州大尉を犠牲にしてでも・・・・・・・・・」 「少佐殿、シナノよりサルベージした巡航ミサイルは小惑星要塞攻撃用の貫通型特殊弾頭の 小型核弾頭です。でもなんとかツネシリーズの円陣の中で炸裂させれば奴らを破壊できるでしょう」 「軍曹、勘違いしないで。あなたは巡航ミサイルを発射したら離脱する。変形してビームサーベルやバルカン砲での 攻撃は許可しません。無論ミサイルを抱いたままツネシリーズに特攻などしないように・・いいわね、これは命令よ」 シマに念を押された坂井軍曹は敬礼するとケージへと向った。 「・・・・わかりました少佐殿」
核弾頭搭載の巡航ミサイルを搭載したガンダム5式はWR形態のまま ケージより静かに地上に上げられた。彼の機は兵装ビルの谷間に現れた。 「軍曹、御殿場より針路を変更。ツネシリーズの背面に回り爆撃針路より攻撃せよ」 「了解」 真田の指示の下、五式はゆっくりと離陸し地上ギリギリを飛行した。 ツネシリーズに居場所を悟られない為である。 「どこでバレるか・・だわね」シマは呟いた。 富士山頂 「ははははははははははははは芳鳴よ、ヴザマ駄なぁ(@wぷ 最後にヲレの 零号機で拾参号機にヲッスヲッスした後にこの零号機のアナルに検査棒、いや、 ブタアナルの槍を挿入しトドメに初号機が零号機を貫けば超克の魔方陣が誕生し フォースインパクトが起きるって訳さ(@wぷ またヲレは神に近づいた(@w荒」 そう言うと零号機は拾参号機にヲッスヲッスした。 「アヲヲヲヲヲヲヲォォォォォォォォォォ!!」咆哮する二体のツネンゲリヲン
「ハツシモを発進させて! ツネシリーズへの艦砲での攻撃は認めません! そのまま相模湾へ離脱させ私達がここから逃げ出したと思わせて!」 シマの指示に発令所がどよめく 「少佐、敵に背後を見せるなんて無謀です。ハツシモが撃沈されます!!」 「何もしないよりマシよ。ツネシリーズの目をハツシモに向わせて五式の 接近を欺くのよ。今は五式の攻撃が優先よ。我々が、いえ人類が生き残るにはこれしかない」 シマの命令を中曽根提督は黙って聞いていた。 「五式旋回ポイント通過。爆撃針路に乗りました。攻撃ポイントまであと30秒!」 「この30秒がもどかしいわね・・・・」 「ははははははははははははは(@wぷぉ 雑魚連邦軍どもはヲレに恐れをなして 逃げ出したようだね。前にも駆逐艦を一隻見逃してやった事があったっけなぁ。ヴザマ(@wぷ」 零号機は山頂で発狂していた。 「まぁいいさ(@w荒 さあ、超克への儀式の続きだよ(@wぷ」 零号機はブタアナルの槍を自らのアナルへ突き刺した 「アヲヲヲヲヲヲヲヲヲォォォォォォォォォ(@wヲッスヲッス」 零号機の顎部の拘束ジョイントは外れ雄叫びをあげた
「あれか・・・人造人間ツネンゲリヲン。なんてブサイクなんだ」 坂井軍曹は光学ズームを最大望遠にしてその姿をコックピット内で捉えていた。 「奴がA.T.フィールドを張っていたらこの攻撃は失敗だ。だがセンサーでは フィールドを感知していない。これなら行ける!」彼はレティクルのセンターを 発光するツネシリーズの円陣の真ん中に合わせた。 「五式、攻撃ポイントまであと15秒!」真田少尉の叫び声に発令所は静まる 「遠州大尉、ごめんなさい。あなたの努力は無駄にはしないわ・・・」 シマはモニターを見つめながら呟く 「最終安全装置解除! 射爆管制装置電源ON!」五式のコックピット内のインジケーター ランプが点灯する。それは核弾頭搭載の巡航ミサイルの発射準備完了を示していた。 「逝けや! バケモノ!!」彼がトリガーを引こうとした時、彼の目に遠州芳鳴大尉の搭乗する ツネンゲリヲン初号機が目に入った。参号機にアナルを貫かれ両手両足をダラリと力なく垂らして その機体の姿は彼の目には遠州大尉の死体にしか見えなかった 「たっ、大尉!!」
その一瞬の迷いが悲劇を呼んだ。 攻撃ポイント接近を知らせるアラームが鳴り響く 「!!??」 「五式、攻撃ポイントに到達、ミサイル発射は確認できません!!」 「火器管制装置の故障!?」シマはモニターの前に立ったままだ。 「ヲヤ? また雑魚が来たようだね(@wぷ アヲヲヲヲヲヲヲヲヲ!!(@w荒」 零号機の口から五式に向って光線が発射された 坂井軍曹は一瞬、我を失っていた。だが次の瞬間、零号機から発射された「光」 を確認した。彼はトリガーを引きながら機首を下げ高度を下げた 「ピーーーー!!」 コックピット内にはミサイル発射を告げるアラームが鳴り響く 「山頂のツネシリーズより再び熱源の発射を確認! 恐らく零号機だと思われます 同時に五式のミサイル発射も確認! 2秒遅れての発射です!!」 「坂井軍曹、判断に迷ったか・・・・」 安部大佐は手に汗を握った
「ダメです。五式より発射された巡航ミサイル、高度が足りません。山頂より逸れます!」 モニターを見つめる真田少尉 「坂井軍曹・・エリア84海戦の時の精密爆撃の時とは別人だ・・一体何が」 五式から発射されたミサイルは空しく山頂から逸れ富士山の五合目付近に着弾、貫通潜行弾の それは土埃だけを残して山腹に潜り姿を消した。 ミサイルを発射した五式は零号機の攻撃を大きく回避したもののターゲットを逃したのであった 彼は旋回しながら山頂に立つ零号機を目視で捉えた 「くっ、しまった・・・・・」 「ははははははははははははははははは(@w荒 雑魚が何回攻撃しても無駄なのだよ(@wぷ」 アナルにブタアナルの槍を挿した零号機はゆっくりと歩き出した。 「槍を挿しただけでこの気持ちよさはヲレのヲナニーの何万倍の快感だよ(@wぷ さぁ。芳鳴よ。ヲマエの初号機でこの槍をもっともっとヲレの奥に挿入するのだ!(@w荒」 「万事休すか・・・・」中曽根提督は立ち上がった 「我々は艦隊も失い大統領の救出にも失敗した。ブータベイダー、いや、遠ыP寿中尉の 陽動作戦にまんまとはめられたのだ。もはや人類の滅びの時をここで見届けるしかないようだな 少尉、アカバネシティの大統領官邸に回線は繋がるかね?」 「提督、先ほどの核攻撃の影響で中継回路が損傷、通信不能です」 首を横に振る真田少尉を見ると彼は再び椅子に腰を下ろした。 「遠ыP寿中尉・・我々の惨敗だ」
ズズズズズズ・・・・・ン 低い振動が伝わる 「ついに奴の超克計画が始まったのか」 「いえ、五式の放ったミサイルが山腹内で爆発した模様」 それは止むと再び低周波の振動がゆっくりと鳴り出した。 「こっ、これは!!」真田少尉が吠える 「何?」シマはサブモニターを覗き込む 「ふっ、富士山が・・・噴火します!」 「外れたミサイルが山腹内で爆発! マグマの活動を誘発したもようです!」 モニターに映る富士山の山頂から煙が噴出すと次の瞬間、オレンジ色のマグマを噴出した 「まさに・・人類の終わり・・黙示録の光景だな」 「ははははははははははははははは(@w荒 この噴火は神の祝福かね(@wぷ さぁ芳鳴よ。ヲマエはこのヲレの生贄となるのだ。初号機と共にね(@wぷ」 拾参号機をズルズルとヲッスヲッスしたまま歩いてきた零号機は初号機の前に 尻を突き出した。 「ついに・・フォースインパクトが起きるのね」 シマはあっさりと言い放った
「さぁさぁさぁさぁ(@w荒」 ずるずると後ずさりしてきた零号機は初号機のそそり立ったマイスンの 前で尻を突き出し挿入の準備に入った。ついに魔方陣が完成するのである 「さぁ、いざ我が理想の超克ネバーランドへ(@wぷ」 零号機が槍の柄を初号機のマイスンに押し当てた瞬間だった。 「!?」 沈黙していた初号機が柄を掴んだのだ 「初号機、再起動!!」真田少尉は顔を真っ青にして叫んだ 「何だと!!」発令所に居た人間が全員立ち上がった 「嘘・・嘘・・でしょ・・・遠州大尉!!」シマは涙目を堪えきれない。 モニターに映る初号機のスーツ型拘束具が次々と弾け飛んでいく 「少佐・・・初号機の拘束具も・・・」 「そうよ少佐・・もう誰にも初号機を止める事はできない・・彼もまた目覚めたのよ」 「初号機もシンクロ率400%達成!!」真田はそう叫ぶと小声でボソっと言った 「初号機の覚醒と解放。こいつは超創会が黙っちゃいませんぜ・・・」 「よよよよ・・芳鳴(@w泣」 アナルに刺さった槍の柄を掴れた零号機はヴザマにアナルを晒していた 奇跡の逆転劇の始まりだった
「山頂にA.T.フィールドの発生は確認できません。初号機エントリープラグの 画像繋がります!!」真田が叫ぶと遠州芳鳴大尉の姿が映し出された 「大尉!! ご無事で。あなたはツネ初号機に取り込まれていないのですね」 「少尉、残念だがそれも時間の問題だ。後、数分で私はこいつに取り込まれる S2機関を取り込み暴走を始めかけている初号機を制御できるのは後数分だ!」 股間を押さえ立ち尽くす零号機の尻をグイグイと引きづりまわす初号機。 「よ・芳鳴・・ヲレが悪かった。だが超克の魔法陣が完成すればヲマエの 理想の世界が出現するんだよ(@wぷ ヲレに協力しないかね(@w荒」 今更になって泣き言を言い出す零号機遠ыP寿中尉だった 「兄さん・・私の理想の世界とは・・・あなたが存在しない事だ」 彼は実兄に向ってそれを言い放った 「ヲ・ヲマエは何て事を・・(@w荒 参号機! やりたまへ(@wぷ」 「ヲッスヲッス」 初号機にバックからヲッスヲッスしていた参号機は初号機の首を絞めた 「ぐはっ!!」 「初号機、再起動と共に神経接続再開! ですが背後の参号機に首を圧迫され パイロットの生命維持に支障をきたしています!!」叫ぶ真田軍曹
「四丈半少佐! 坂井軍曹の五式に掩護させたらどうだ!」叫ぶ新田中佐 「中佐! それは駄目です!」首を押さえながら遠州大尉は答える 「ならば・・ハツシモを呼び戻し艦砲で掩護射撃を!!」 「それも・・・駄目で・・す」遠州大尉は必死に答える 「大尉! このままでは君は死んでしまうぞ! なら我々はどうかればいいのだ!」 叫ぶ中曽根中将に彼は答えた 「・・私達兄弟の・・せ・いで・・多くの人達が死にました・・ぐっ・もう誰も・・ この・・遠чニの・・・戦いに・・巻き・・込みたくないのです!」 「坂井軍曹! モビルスーツに変形! 遠州大尉を掩護して!」 「四丈・・半・・小・・佐・・そんな事をしたら私は・・あなたを・・許さない・・」 顔がどんどん青冷めていく遠州大尉。もはや失神寸前だ 「山頂にA.T.フィールドの発生を確認! ・・・初号機の物が展開中!」 「え・遠州大尉・・・」発令所に居た者は呆然とその光景を見守るしかなかった
「四丈半少佐! A.T.フィールドの展開を確認! ツネ初号機に接近できません!」 ビームサーベルを抜いた坂井の駆る五式は空中にとどまったままだ 「真田少尉! エントリープラグ強制射出信号はっ!」 シマの悲鳴にも聞こえる絶叫が発令所に響く 「無理です。先程から何度も送信していますが内側からロックされ受信しません!」 「遠州大尉、どうするつもりだ!」中曽根中将と安部大佐は地団駄を踏んだ その時だった 「ああっ!!」 画像に映る初号機が背後にぶら下がる参から拾参号機までの全てのツネシリーズ を持ち上げたのだ。だが零号機の尻穴にささる槍は放さない! その横ではマグマが轟々と吹き上げている 「うわわわわわわわわわわわわわわ!!!!」 そのままから投げっ放しの尾?骨割をツネシリーズにかます初号機 初号機に刺さった参号機のマイスンは衝撃で外れる 「そこに居ろ!!」初号機は零号機のアナルに刺さったブタアナルの槍を抜く その槍はまるで遠州大尉の意思を読み取ったかの様に長さが倍以上に伸びた 同時に零号機に蹴りをかます 「ブフッ!」ワカメ頭を振り乱しながら零号機は顔面から転んだ
「ツネシリーズよ、おまえらに邪魔はさせん!!」 彼はそう言うと伸びたブタアナルの槍で参号機を貫いた 「ブフッ!!」参号機を貫いた槍は一番後ろまで居る拾参号機までを貫く 彼はそのまま槍を地面に突き刺した。11機のツネシリーズは槍に指され身動きができない 「凄いぞ! 遠州大尉が・・やった!!」歓喜に包まれる発令所内。 その時エントリープラグの画像がまた途絶する。 「大尉! 遠州大尉!! どうした!! 真田少尉、画像が出んぞ!」中曽根中将は焦る 「閣下・・それがプラグ側から画像を切られました」真田がそこまで言った瞬間 遠州大尉からの通信が入った。 「提督閣下・・・」 「おお、大尉無事か!!」安堵の表情を浮かべる発令所のクルー達。 「残念ながら私の体はもう初号機に取り込まれ始めました・・このヴザマな 姿を・・私は見られたくありません・・申し訳ありませんが画像は切らせていただきました」 ざわつく発令所。次の瞬間静まった 「たっ・大尉! 今ならまだ間に合いますっ! エントリープラグを射出して脱出を!!」 シマは発狂しながら強制射出信号の赤いボタンを連打した。
「四丈半少佐・・ありがとう・・でももう私の両足はLCLの中に溶け込んでいる 両手の感覚も間もなく無くなるだろう・・私が完全に初号機に取り込まれたら・・ もうこのツネシリーズ。いや、この初号機は誰にも止められないだろう・・ブタアナル の槍とこのツネシリーズが存在する限りフォースインパクトは確実に起き人類は滅びるだろう」 初号機はゆっくり歩き出すとヴザマに地面に顔面からめり込んでいる零号機の頭を掴み背後から ヘッドロックをかけた。背後を取られた零号機こと遠ыP寿中尉に成す術は無い。 その二体のツネシリーズに坂井の五式は接近した 「大尉殿、お願いです! フィールドを解いて私にツネシリーズの破壊と 零号機の首を取らせてください。今ならサーベルで一撃で破壊できます!!」 「坂井軍曹・・・前の大戦からの歴戦の勇士に・・我が連邦軍の撃墜王にこんな事を 言うのは申し訳ない・・・これは最後の命令だ。今すぐサーベルを収めこの空域から離脱したまえ」 「出来ません!!!」坂井は怒鳴った 「・・・軍曹・・私は兄を葬らなくてはならない・・今からツネシリーズをブタアナルの槍ごと この富士山の火口に落とし焼き尽くす。その後、兄と共に火口に飛び降り自爆する・・・ いくら強靭な超創会技術研究所製のメタボ複合装甲でもマグマの温度には敵うまい・・・」 「ば・・ばかな遠州大尉! ツネシリーズごと火口内に飛び降りてマグマで焼き尽くされると言うのか!」 その最後の手段に全員黙るしかなかった
「遠州大尉!! 早まらないでっ! 槍で零号機も貫くのっ!! その後、あなたは 脱出して! 槍でS2機関を破壊されていればツネシリーズはフィールドを展開 できないはず!! そこをハツシモの核弾頭搭載の巡航ミサイルで焼き尽くせば・・」 発狂するシマを新田中佐は肩を押さえ横っ面をひっぱたいた 「少佐! 指揮官の君がうろたえてどうする! 何なら私が指揮権を剥奪しようか? それに・・ハツシモには小惑星要塞攻撃用の核弾頭搭載の巡航ミサイルは搭載していない・・ さあ、どうするね!!」シマはうつむいたまま震えた 「中佐殿・・申し訳ありません・・坂井軍曹・・直ちに帰還して」 「しっ、しかし少佐殿!」 「命令です!! 帰還しなさい!!」 「了解しました」 気丈に振舞うシマを見て新田中佐は自分の椅子に戻った 「ありがとう・・四丈半少佐殿・・新田中佐殿・・ありがとう・・」 遠州芳鳴大尉の声は気のせいか小さくなっていた
「これが私の最後の戦いだ・・・」 遠州大尉はエントリープラグ内のシートから腰を浮かすとシートのハッチを開け 自爆装置のレバーを引いた。モニターには自爆信管の調停時間が浮かんでいる 「ツネ初号機・・Dドライブ作動・・信管は60秒に調停セット」真田は震える声で言う 「さあ・・兄さん・・帰ろう・・母さんと父さんの下へ・・」 初号機は右手で零号機の首を締め上げたまま左手で串刺しになっているツネシリーズを持ち上げた 横では轟々とマグマが噴出しその飛び散るマグマの高温はツネシリーズに容赦なく飛びつく だが溶岩が付着してもツネシリーズの装甲は瞬時に再生している。 「・・・ツネシリーズ・・こいつは危険すぎた・・もはや神をも凌駕している」 零号機とツネシリーズを引きづるツネ初号機。 「ななななななななな何するのかね(@w荒」 声が裏返る遠ыP寿中尉。だが無言で初号機は噴火口に接近していく 「よ・よよよ・芳鳴・・バカな事はやめろ! ヲ、ヲレ達は兄弟ぢゃないかね(@wぷ わ、わわわ解った、ぢゃあ女子中学生ぢゃなくて女子高校生、いや女子大、いや美人OLだけの世界を ヲレとヲマエで作ろう(@wぷ OLなんてヲヴァハソはヲレの趣味ぢゃないがヲレの精一杯の妥協案を 飲んではくれないかね(@w荒」このごに及んで恒寿の泣き言は続いた 「兄さん・・・」 「ヲヲッ、解ってくれたかね?(@w荒 ぢゃあ超克計画の続きを(ry」 「父さんは超克の意味を人々に広める事は出来なかった・・ツネシリーズで人々の心を・・ 困難からの解放なんて所詮無理だったんだ・・超克なんてしなくても人類はきっと立ち直れるさ・・ 何度も愚かな過ちを繰り返すけどね」 恒寿中尉はこの時始めて気がつく。 「よよよ芳鳴よ・・ヲマエはすでに超克していたのか(@w叫!」 「トシコより生まれしツネ、世界を滅ぼす。破滅の使者、ツネンゲリヲンは 今、母なる地球に戻そう・・・たとえそれが父さんの遺志に反す事になっても」 そう言うと彼は、初号機は火口に飛び降りた 醜い兄、ツネンゲリヲン零号機こと遠ыP寿と11体のツネシリーズを抱えたまま 「や・やややや止めろォォォォヲヲヲヲヲヲヲヲヲヲヲ!!(@w断末魔」 13体のツネシリーズはマグマの海の中に消えていった
「ツネンゲリヲン零号機、および初号機、ツネシリーズ火口にダイブ!!」 発令所のクルーは全員画面から目を伏せた 「遠州大尉ィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィ!!!!」 シマの絶叫がまた響く。 「初号機、A.T.フィールド反転!!」 「あの温度でまだ耐えているのかっ!!」絶句する中曽根提督 「うわっ!」その時、火口から真っ黒な巨大な手が飛び出しへりを掴んだ。 「たっ大尉!!??」 「いやっ、違いますっ、あれは零号機、遠ыP寿中尉ですっ!!」 「おのれっ何てしぶといんだ!!」 真っ黒焦げになりながらも装甲を再生させ頭だけ火口から飛び出す零号機。 それはボットン便所から這い出る自縛霊のようだった 「オェェェェェ!!」 その光景を見ていた何人かのクルーは吐き気をもよおした あまりにもキモすぎる光景だった 「ヲッ、ヲレはっ、ど・素人童貞のままぢゃ・・しっ死ねないよ(@wぷ アッ、アザーブなんて・・あんなモイキッシュバーハソに筆下ろししてもらったって 女子中学生とセックス的な事を・・ブフッ! するまで死ねないのだよ・・・ブフッ! まだだ!! まだヲわらんのだよ(@wクワトロ!」 「こっこいつ・・・一応童貞ではなかった・・だが素人童貞かっ!」新田中佐はたじろいだ だが次の瞬間、零号機が頭を引っ込めた 「初号機! 零号機をさらに引きづりこみますっ!」 それはアリジゴクにはまったアリの様だった。零号機は再びマグマの砂の中に消えた 「ヲヲヲヲヲヲレはっ!!女子中学生とセック(@w(ry!!」 火口からその手は再び中に引きこまれていく 「初号機臨界突破! コアが潰れます!!」
ズズズズズン!!!! 発令所は微振動が襲う 同時に富士山の噴火口から十字架のキノコ雲がそびえ立った。 「ツネシリーズ各機、信号途絶・・目標は完全に沈黙しました・・・・」 シマはその場に座り込み中曽根中将も安部大佐を下を向いたまま黙りこんでしまう 「少佐っ! レーダーに感! 駿河湾方面から下降する艦艇多数接近!!」 ハッとするシマは再び立ち上がった 「ネオソーカ!? それともブターンズの残存艦隊!?」 「いえっ、IFF確認!! サイド4所属の機動艦隊です。」 安部大佐はモニターに駆け寄る。ミノフスキー粒子の存在しない今、艦隊の 通信は極めて明瞭な感度で受信された。 「こちらは連邦宇宙艦隊第二航空戦隊 伊藤中佐だ。誰かこの通信を聞いているか!!」 「提督!! 二航戦の伊藤中佐です!!」 「中佐、私だ。中曽根だ。聞こえるかね?」 「中曽根中将閣下、ご無事で! 今どちらに?」 「芦ノ湖に刺さっているシナノを目標にしてくれ、それより大統領は無事かね?」 「はっ、サイド4の別働艦隊が既にアカバネシティに降下、大統領を無事保護しました。 今、こちらもハツシモのIFFを確認、これより救助に向います。敵は?敵はどこですか?」 歓喜に沸く発令所にシマの声が響く 「敵は・・・排除されました。救援を待ちます」 「了解しま」ブチッ!! 彼女は黙って通信回線を切ると発令所から出て行った
そして一ヵ月後・・・・ 芦ノ湖に艦首だけ突き出し座礁しているシナノの飛行甲板上で新田中佐と 真田少尉は谷間で稼動するマシン群の作業を見つめていた 「少尉、放射能レベルがここに二,三日で一気に落ちたがあのマシンは?」 「ああ、あれは私の家に代々から伝わる古文書、と言っても大昔の記憶媒体に 入っていた設計図で作った放射能除去マシンです。以前に中佐殿にお話しましたが 私の先祖が光の速さを超える宇宙戦艦で銀河系外の惑星に出向き、そこの異星人から 伝えてもらった物らしいです。まさかこんな所で役に立つとは・・・・」 「少尉からその話は前に聞いたな。銀河系外へ出れる宇宙戦艦などとても信じられんが このマシンを見る限り地球の文明で設計された物ではないようだ・・これさえあれば地球上 でも核兵器を無力化できるな」新田中佐はそう言うと防護服のマスクを脱いだ。 シナノ搭載の核弾頭搭載巡航ミサイルによる6発の核攻撃。向こう百年は草木は生えないであろう と言われた箱根の山々からは放射能は完全に消え去っていた。 「ええ、中佐殿。私のご先祖様は放射能を大気とする異星人と戦ったらしいですよ。一時はその 攻撃で地球上は放射能まみれになり人類は滅亡の危機に瀕したとか・・まぁ信じられませんがね」 真田少尉も防護服のマスクを脱いだ
「うむ、しかし我々の周りには今の常識では説明の付かない物が沢山あるな」 「あの・・ツネンゲリヲン・・ツネシリーズですか?」 「ああ、資料こそ少ないが遠ъ翁少佐があのジオフロントに居た謎の巨人を フルコピーしてツネシリーズを作ったのは確かだ。彼が亡き今、その事実を知る 者はもう誰も居ないがな・・・そしてそれは永遠に隠蔽されるのだ」 新田中佐は気配に気づき振り向く。そこにはシマが居た。 「新田中佐殿、放射能除去はほぼ完了しました。」 シマの報告を聞くと彼女からファイルを受け取る新田。 彼女は敬礼すると飛行甲板上のVSTOL機へと足早に歩き立ち去ろうとした 「四丈半少佐!!」新田は彼女を呼び止めた 「は?」 「遠州大尉の安否は?」 「彼は・・戦死しました。それは中佐も確認したはずですが」 彼女は表情一つ変えず報告する 「そうか・・そうだな・・解った・・ありがとう」 彼女はそれだけ言うと再び敬礼をしVSTOL機ら乗り込み飛び去った
「少尉・・だがあのツネンゲリヲンの技術をモビルスーツへフィードバック出来れば 無人攻撃機が作れた。パイロットの育成にも気を使わずダミーシステムだけで稼動する 不死身の兵がな・・・少しは惜しいとは思わないかね?」 「中佐殿・・それでは地球が何回滅びますかね?」 二人はそう言うと黙ったままシマの乗った機を見上げた シナノを飛び立った連邦軍情報三課所属のVSTOL機は富士山上を旋回した。 シマは窓から山の中腹を見つめる。そこにはブルーシートがかけられていた。 彼女はバックから携帯電話を取り出すと電話をかけた 「シマです。宇宙軍新田中佐には放射能除去に関するデータを渡してあります。 はい、はい。ええ。山腹の作業はあくまでも6発目に五式が放った貫通弾の残留放射能 の調査と言う形で・・・・。で、山腹で発見された射出されたエントリープラグは?・・ ええ、ダミープラグでは無く有人のエントリープラグですか・・プラグの機体ナンバーは?・・ はぁ、00か01かは損傷が酷く読み取れない・・・プラグ内も損傷が酷くどたらの物かは識別は不能・・」
「でも明らかに人が中から開けた形跡があるのですか・・・解りました。 横須賀基地に帰投し報告書を上げた後、また山腹へ調査に向かいます。 はい・・勿論、宇宙軍、及び地上軍にはまだ公表はしていません・・解りました」 彼女はそう言うと電話を切った。 「遠州大尉・・・生きているの・・それとも・・」 「中曽根中将! 三課のVSTOL機からの電話内容の盗聴に成功しました!」 「三課の連中め。やはりアレを独り占めする気だったのか・・四丈半少佐から 監視の目を外すな。それと偵察衛星で24時間体制であの場所を監視させろ。いいなっ!」 その後、五合目には超克の碑が作られた。亡き遠州芳鳴大尉を讃える為の記念碑だ。 「超克」 人類がその真の意味を知る時は来るのだろうか・・・・・・ 「機動戦士ガンダムYOUBUTA 〜逆襲のtsunetoshy〜」 Fin ※この物語はフィクションです。登場人物、団体は全て架空の物です
さあ、油豚のヲナニー小説に完全にトドメを刺してやりました。 豚がどんなにmixiで「NEVADA」の続編をやろうと奴がコテハンを付けて 2ちゃん上でカキコしない限りそれは認められない物でしょう。 酒の力でなんとか完結させました。酔いでアラを探すと結構あるけど (巡航ミサイルの発射弾数とか階級とか)勘弁してやってくださいw んで設定集。(キャラ編) 「遠сtァミリー」 もう説明不要でしょう。東京kittyとは何ら関係の無い 名前を無作為でフィクションにて使用しました。「アザーブ」もねw 「シマ 四丈半少佐」 3ちゃんで「煽りあい宇宙編」書いた後に違う住人が続編を 書いててくれたのをgdgdになってしまったキャラをサルベージして使いました 「中曽根中将」「安部艦長(大佐)」も同じです。安部ちゃんは煽りあい宇宙編が初出です。 「新田中佐」煽りあい〜では少佐。元々、ナツミの直属の上官て事で設定。名前の由来は松戸「新田」から。 「ニッタ」でなく「シンデン」中佐です。 「真田少尉」煽りあい〜では軍曹。懐かしの宇宙戦艦シリーズの子孫と言う設定です。 「坂井軍曹」煽りあい〜でも登場。旧海軍の撃墜王から拝命しますた。
こんどはタイムリーに豚が好きなエヴァネタメインで行くかな 「新超克ツネンゲリヲン」 近未来 「雑魚運営」と言う正体不明の敵が迫る第三新松戸市。それを迎撃する 特務機関「超創会」42歳の無職、恒寿は三行半を突きつけられていた超創会 司令で実の父親である遠ъ翁に20年ぶりに本部に呼ばれる。 彼はそこで汎用豚型決戦兵器「ツネンゲリヲン初号機」に乗れと父、光翁に命令される。 ツネンゲリヲンを操縦出来るのは「ニート」と呼ばれる。ファーストニートは謎の美少女 不知火レイ。そして恒寿は「セカンドニート」と命名される。 果たして恒寿の運命は?そして人類超克計画の実態とは!! あー、もう飽きたwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
324 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね :2007/10/05(金) 20:35:11 発信元:210.135.99.5
-
325 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね :2007/10/25(木) 06:04:12 発信元:210.153.84.104
>>
w
hrth
328 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね :2008/04/26(土) 19:13:02 発信元:121.94.159.231
クソデブ豚は残酷ベビー@〜様のキンタマ蹴り上げ用の道具☆ クソデブ豚が国民の皆様に嫌われキンタマ蹴り上げられてイジメられる理由 これからの季節超汗くさい ラードでベトベトの頭 胸肉と腹肉の間に汗溜めてる ワキ下いつも湿ってる 吐く息、鼻から出る息両方くさい あまりの臭さに周囲にミステリーサークルが出来る 鼻息がブヒブヒスーハー耳障り 電車バスで2人分の座席を占拠する 電車バスの座席を汗でじっとり湿らせる 満員電車でブタ腹を人の背中にスリスリ〜♪させてきもい みんなの大切な公衆トイレの便座を割る、ヒビ入れる ドスドス足音立ててうざい ごはん食べる時クチャラー ワザとうっとうしい咳とか咳払いする 室温と湿度上昇させて冷房効果低下させる イビキは恐竜の叫び チンポは包茎で肉に埋もれてる 短小だから座らないとおしっこ出来ない 包茎だから股間から悪臭が漂ってる お尻に手が届かず拭けてないからウン筋だらけのトランクス 手の平がべとべとで脂ギッシュ 靴脱ぐと毒ガスレベルの刺激臭 刈り上げ頭(後頭部に肉饅頭) 眉毛垂れてる 口がいつも半開き 雪だるまみたいな首なし(しかし雪だるまみたいに可愛くない) イノシシみたいに無駄に太い首(しかしイノシシの様な逞しさはない) 無駄にデカい足(28cmとか馬鹿丸出し) 食べ放題の店へ行くと「いらっしゃいませ〜(^^)」と言って貰えない それどころか当てつけの咳や咳払いで迎えられる 国民の皆様の嫌われ者クソデブ豚は残酷ベビー@〜様にキンタマ蹴り潰されて 脂肪のだぶついた体をひくひくと痙攣させて口からぶくぶく泡吹いてろ☆
329 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね :2008/07/29(火) 19:37:50 発信元:210.153.84.108
???
シベリアは広いな こんなスレがあったなんて 。 ο ,.。 ο 。 ο ,.。 ο ο ο ,. ゚ ο o ,. ゚ ο o 。 o 。 o ο 。 ゚ ο ο 。 ゚ ο ,ヘ、 ,.:-一;:、ο ο ゚ ,. ゚ _,.-';: ミ;;:;,. _,.;:゙ミ '^ー、 ο 。 ,. ゚ ,r( ) ,.*。\,r'! ο .......:::::::::::::::;;::;;;:::::::::::::::. .,。 ツィー=π彡'つ ,.。 _j: ::::::::::::::::::::::::::;;''" ''';;;::::::::::::::: 〜'l ノ | '" {-:-‐‐=-.'.::-‐‐=.'.::‐=‐‐=-.'.::-‐‐=-.'.::-‐‐ ,.;:;u‐‐‐u' ,, .ト ._,.-! '''' ''';‐-,, .'.::-'''' ''';‐-,, : '''' ''';‐-,, -=、,r'ο ο.・ ,r='i:,ィ' ,.*。 ο.・_,.-=':トー' ヘ_,ο ・/;;::-一' ‐-、`-'iニレ'^'
シベリアや つわものどもが ゆめのあと 。 ο ,.。 ο 。 ο ,.。 ο ο ο ,. ゚ ο o ,. ゚ ο o 。 o 。 o ο 。 ゚ ο ο 。 ゚ ο ,ヘ、 ,.:-一;:、ο ο ゚ ,. ゚ _,.-';: ミ;;:;,. _,.;:゙ミ '^ー、 ο 。 ,. ゚ ,r( ) ,.*。\,r'! ο .......:::::::::::::::;;::;;;:::::::::::::::. .,。 ツィー=π彡'つ ,.。 _j: ::::::::::::::::::::::::::;;''" ''';;;::::::::::::::: 〜'l ノ | '" {-:-‐‐=-.'.::-‐‐=.'.::‐=‐‐=-.'.::-‐‐=-.'.::-‐‐ ,.;:;u‐‐‐u' ,, .ト ._,.-! '''' ''';‐-,, .'.::-'''' ''';‐-,, : '''' ''';‐-,, -=、,r'ο ο.・ ,r='i:,ィ' ,.*。 ο.・_,.-=':トー' ヘ_,ο ・/;;::-一' ‐-、`-'iニレ'^'
シベリアの人の流れは 絶えずして しかももとの人に非ず 。 ο ,.。 ο 。 ο ,.。 ο ο ο ,. ゚ ο o ,. ゚ ο o 。 o 。 o ο 。 ゚ ο ο 。 ゚ ο ,ヘ、 ,.:-一;:、ο ο ゚ ,. ゚ _,.-';: ミ;;:;,. _,.;:゙ミ '^ー、 ο 。 ,. ゚ ,r( ) ,.*。\,r'! ο .......:::::::::::::::;;::;;;:::::::::::::::. .,。 ツィー=π彡'つ ,.。 _j: ::::::::::::::::::::::::::;;''" ''';;;::::::::::::::: 〜'l ノ | '" {-:-‐‐=-.'.::-‐‐=.'.::‐=‐‐=-.'.::-‐‐=-.'.::-‐‐ ,.;:;u‐‐‐u' ,, .ト ._,.-! '''' ''';‐-,, .'.::-'''' ''';‐-,, : '''' ''';‐-,, -=、,r'ο ο.・ ,r='i:,ィ' ,.*。 ο.・_,.-=':トー' ヘ_,ο ・/;;::-一' ‐-、`-'iニレ'^'
淀みに浮かぶ泡は かつ消え かつ結びて するけど 。 ο ,.。 ο 。 ο ,.。 ο ο ο ,. ゚ ο o ,. ゚ ο o 。 o 。 o ο 。 ゚ ο ο 。 ゚ ο ,ヘ、 ,.:-一;:、ο ο ゚ ,. ゚ _,.-';: ミ;;:;,. _,.;:゙ミ '^ー、 ο 。 ,. ゚ ,r( ) ,.*。\,r'! ο .......:::::::::::::::;;::;;;:::::::::::::::. .,。 ツィー=π彡'つ ,.。 _j: ::::::::::::::::::::::::::;;''" ''';;;::::::::::::::: 〜'l ノ | '" {-:-‐‐=-.'.::-‐‐=.'.::‐=‐‐=-.'.::-‐‐=-.'.::-‐‐ ,.;:;u‐‐‐u' ,, .ト ._,.-! '''' ''';‐-,, .'.::-'''' ''';‐-,, : '''' ''';‐-,, -=、,r'ο ο.・ ,r='i:,ィ' ,.*。 ο.・_,.-=':トー' ヘ_,ο ・/;;::-一' ‐-、`-'iニレ'^'
シベリアに浮かんだスレは なかなか消えない 。 ο ,.。 ο 。 ο ,.。 ο ο ο ,. ゚ ο o ,. ゚ ο o 。 o 。 o ο 。 ゚ ο ο 。 ゚ ο ,ヘ、 ,.:-一;:、ο ο ゚ ,. ゚ _,.-';: ミ;;:;,. _,.;:゙ミ '^ー、 ο 。 ,. ゚ ,r( ) ,.*。\,r'! ο .......:::::::::::::::;;::;;;:::::::::::::::. .,。 ツィー=π彡'つ ,.。 _j: ::::::::::::::::::::::::::;;''" ''';;;::::::::::::::: 〜'l ノ | '" {-:-‐‐=-.'.::-‐‐=.'.::‐=‐‐=-.'.::-‐‐=-.'.::-‐‐ ,.;:;u‐‐‐u' ,, .ト ._,.-! '''' ''';‐-,, .'.::-'''' ''';‐-,, : '''' ''';‐-,, -=、,r'ο ο.・ ,r='i:,ィ' ,.*。 ο.・_,.-=':トー' ヘ_,ο ・/;;::-一' ‐-、`-'iニレ'^'
335 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね :
2008/09/27(土) 16:24:10 発信元:220.254.1.121 test