財務省は17日、2002年度末の国の資産や負債を、民間の会計手法でまとめた「国の貸借対照表」を発表した。
一般会計と特別会計を合わせると、負債が資産を227兆円余り上回る「債務超過」となっている。
国債や財投債など、公債による国の負債が42兆円近く増えたため、債務超過額は27兆円増えた。
道路など国の資産は公債による国の負債の増加分の1割も増えておらず、
国の借金が人件費や地方向け補助金などに使われ、資産として後世代に残されていないことが改めて浮き彫りになった。
特殊法人や独立行政法人など140法人を含めた連結ベースの債務超過額も、前年度末より39兆円増えた。
http://www.yomiuri.co.jp/business/news/20040917ib25.htm