184 :
具体的事件---平成14年(う)1073号:
証 人 尋 問 調 書
(この調書は、控訴審第5回公判調書 と一体となるものである)
証人:N氏 (警察官:京都府警本部 捜査1課 係長)
裁判長:公判手続き更新の後、先に控訴審第2回公判で為した宣誓の効力を
本日の公判でも 維持する旨を告げた。
尋問および供述: 別紙 速記録のとうり
大阪 高等裁判所第6刑事部
裁判所書記官x6. 以上
速 記 録
平成14年(う)1073号
○T弁護人
問:本件「殺人」事件が発生する前に K,およびMが 何度か台湾へ
行っていたことは 事実ですか。
答:事実です。
問:では、Lが MやKと会わなかった事実について、捜査官としては
どのように評価するのでしょうか?
【異議申立】 検察官: 全然、意味のない質問だろうと思います。
【意見表明】 弁護人:どうして、意味がないですか。関係「ある」質問ですよ。
185 :
具体的事件---平成14年(う)1073号:04/01/14 17:17 ID:MjiCPaQb
裁判長は、尋問の続行を勧告した。)
問:いかがですか。
答:わかりません。
問:結局、Lは、「大陸」に行ってるという口実で、MやKらとは、接触しなかったわけでしょう?
答:誰の話でしょうか?
尋問者:わたくしどもは 検 面 しか【証拠開示】をしてもらつていないので
「検 面」 の話ですが。
証人:わたくしは、警察官調書しか、記憶がありません。
問:関係者の検察官面前調書の中で、ある事件関係人が Caと連絡を取って、
という供述があるでしょうが。
答:Lとの件については、(その供述は) 記 憶 に あ り ま せ ん。
問:【証拠開示】を受けた Mの供述調書、平成10年7月14日付 ピーエスを
示します。ここに、
「兵馬俑28体について……Caから言われた」と書いてある
186 :
具体的事件---平成14年(う)1073号:04/01/15 18:11 ID:+48DTR0V
裁判長(おうみ):証人ね、問いと答えが重ならないようにして下さい。
速記官が記録できなくなりますから。
T弁護人
問:で、Mは、Lの信用を得るために何か示したんだ、ということを【捜査官に】
しゃべってますやろ?
答:はい、Mじしんの預金通帳を、Lに示したんだ、ということでした。
問:結局、Lじしんの行動は、Caと矛盾しますやろ? 【捜査官たる,あなた】
としては、 このこと を、ど う 評 価 するのですか?
答:ち ょ っ と、質 問 の 趣 旨 が わ か り ま せ ん。
問:ぢゃあ、質問を変えます。Mは、Lと会った時にね、刑事告訴の話しをしましたね?
答:はい、事件が発生してからは……
尋問者(T弁護士):余 計 は こ と は い い 。時間がないから。
端 的 に 言 っ て く だ さ い よ。
問:そういう【供述】を、Mは、【捜査官】にしているでしょうが。
答:はい。
問:なんで 刑事告訴したのか、L自身が、日本から来たM,およびK,ら4名に
話しをしていますね? あなたも「そのこと」は知っているでしょう?
答:ち ょ っ と、思 い 出 せ な い ですね。
問:Lは、「Caが、自分にリベートを寄越さない」と説明したんでしょうが。
答:そういう話しを聞いたかも、わかりません。
尋問者:Mの さきほどの(
>>185)ピーエスの 61丁から先を示す。
問:あなたね、 この 「調書記載」部分を 見ても、まだ、ハッキリとした【記憶】を、
思い出せないの?
187 :
具体的事件---平成14年(う)1073号:04/01/15 18:11 ID:+48DTR0V
答:1998年の11月ですよ、これ。
尋問者:そんなことは聞いてないの!! この調書が作成されたのは、平成10年7月14日
ですよ。
問:警 察 段 階 で も、ここの 検面に書かれているような【供述】
が、4人から 出ているでしょう?
答:今 の 時 点 で は、そのことは、思 い 出 せ ま せ ん 。
問:ところで、《ニッポンの,ヤクザ》から、Caが脅されたという話しは、【捜査官たる,あなた】
も知っておるでしょう?
証人:岐阜県の文化記念会館 についてですか
尋問者:そうです。
答:はい、それは知っております。
尋問者:ここで、1998年7月11日付のCaのピーエス
32丁から33丁にかけて、の部分を示す。
問:「この,検面調書」によると、
「…(前略)…○○が来て、『ワシの知り合いの マ カ オ のマフィア…(中略)…
お前は Lに収めるべきカネを、Kmと2人で、 ネコババ したんやろが』と言って」
と 記 載 さ れ て ますやろ?
答:書 い て ま す ね。
問:それで平成9年3月になり、兵馬俑28体の取引が問題になるんですが
答:はい。
問:ところでCoの受け取るべきカネは、いくらでしたかね?
答:確か、日本円で84万円だったと思います。
188 :
具体的事件---平成14年(う)1073号:04/01/15 18:18 ID:+48DTR0V
尋問者:違いますやろ? あなたね、分かっているのに
ト ボ ケ る の は、ヤ メ て く だ さ い よ cf
http://school.2ch.net/test/read.cgi/shikaku/1056973394/387 証人:そうではありません。
尋問者:だって、84万円の方は、Coではなくて、Caの方じゃないか!!
答:それは、……兵馬俑28体 の契約は8千万円ですから……。
問:だつて、【捜査官たる、あなた】としては、実際に受け取るべき カネも、知ってますやろ?
答:私 ど も は、Coについても、 8千万円と【認 識】 し て お り ま し た。
問:本来であれば、Lの取り分であるし、あと、ある事件関係者と直接話をしたのはCaだ。
結局、この3人の「取り分」の「割合」は、いくらなんですか。
答:誰が、何パーセントだったのかは、記 憶 に は、あ り ま せ ん。
問:Coについては、【捜査官たる、あなた】としては 調べて、把握しているでしょう?
答:そんなことを ひょっとしたら、調べたのかも、わかりませんね。
尋問者:あなたね、「知 ら な い 」と は 言 わ せ ま せ ん よ。
証人:私の記憶にあるのは、8千万円だけであります。
尋問者:これ、ホントか、どうかは 分からないけれども、
平成10年8月20日付、Coのピーエスを示します。24丁にはね
いいですか 「Caは、”合計200万台湾ドルで支払いをする”ことにしました」
と書かれているし、 その次の 25丁のところには
「200万台湾ドルを、一括払いしてもらったので」 と記載されている。
問:要は、200万台湾ドルを、実際に受領したと【調書.記載】されているぢゃないですか。
答:思 い 出 せ ま せ ん 。
189 :
具体的事件---平成14年(う)1073号:04/01/16 17:43 ID:Z4Tr0AYl
問:あなたね、前回、この法廷(注.昨年10月の公判)にて、検察官からの「再.主尋問」 (刑訴「規則」199条の2)
に対して その公判速記録40丁で、
「Lは、仲介料を貰う立場でありますし」と述べているんですが、具体的に いくら なんですか?
答:思 い 出 せ ま せ ん 。
問:では、 誰からの 仲介料なんですか?
答:それが、Caであるのか、Coであるのか わかりません。
問:Coからの手数料ぢゃないんですか。
答:記 憶 に あ り ま せ ん 。
問:何でや、 10パーセント、そうでしょう。だつて、捜査 調 書 には、
「そしてLには、10%、10万台湾ドルで 支払いました」 と書いてある。
答:思 い 出 せ ま せ ん 。
問:10万台湾ドル は、事 件 当 時、日本円換算で いくらでしょうかね?
答:思 い 出 せ ま せ ん 。
問:関係者の 捜査 調書 だと、1「台湾ドル」は ¥4円ということですが、
それくらいじゃないんですか。
答:そ れ な ら ば 、そうだと思います。
問:ところで、本件 28体の兵馬俑が、台湾からニッポンへ向けて 船出 したのは
1998年3月10日のことでしょう?
答:はい、そうです。
問:ところで、この際の <輸出入に必要な>「税関関係の書類」、つまり、ビルとインボイス
についてですが、【捜査官としての、あなた】の 認 識 を聞くのですが、まず、
ある事件関係者のところへ この2種類の書類が届いたのは 事件後 のことですね?
答:はい、そうです。
190 :
具体的事件---平成14年(う)1073号:04/01/16 17:45 ID:Z4Tr0AYl
問:必要書類が、まだ、届かないということで、ニッポンと台湾の当局間で トラブルが
生じましたやろ?
答:Lのところに 輸出入の,ビル が残っている ということでしょうか。
尋問者:あなたねえ、分かっていて、わ ざ と、そ う い う こ と
を 言 う の は ヤ メ て く だ さ い よ。(
>>188)
証 人:ご 質 問 の 趣 旨 が、わ か り か ね ま す 。
問:じっさい、事件関係者の●●さんのところに、まだビルやインボイスが届いていない
と 連絡が入っているでしょうが!!
答:思 い 出 せ な い で す 。
問:3月10日に 台湾から 船便を出したのに、10日経過しても、まだ、
日本に荷物が届かないんですよ。
答:当 時 の 捜 査 で は、な ん ら、このことを
不 審 と は ,思 い ま せ ん で し た。
問:では、これらのビルやインボイスは、 実際には <誰が>保管していたんですか。
答:わたくしども【捜査機関】では、これらは、LからCaを通じて、●●さんに渡った と
考えております。
尋問者: 要は、Lは、10日に 荷物を発送していながら、ずっと、これらの書類を
自分の手元に保管していたんですよ。
191 :
具体的な事件-----平成14年(う)1073号:04/01/18 22:32 ID:IdS4/vEI
問:ところでね、28体の兵馬俑 についての 契 約 書 は、見つかりましたか?
答:わたくしどもの【捜査の結果】, みつかりませんでした。
問:ところが、ある事件関係者は、「始皇帝俑」 についても取引していて、
こちらについては**との間で 契約書 が交わされていますやろ?
答:はい、そのとおりです。
問:すると、「28体の兵馬俑」についても、契約書が「ない」というのは おかしい
のではないですか。単に、「警 察 に 提 出 さ れ な か っ た だけ」
ぢゃないんですか?
答:○○さんも Caも、すべて、真実を述べております。
尋問者:【捜査官の,評価】なんて イイんですよ。 事 実 は どうなんですか?
答:契約書はありませんでした。
問:検察官証拠請求番号44号の、○○さんのピーエスを示します。
”3月6日ころ、日本に来ていたCaに対して、母は、手付金2000万円
のうち、 その半額の壱千萬円を支払いました” と記載されてますね?
答:はい、そうですね。
問:残りは、日本に「荷物」が来てから、ぢゃないんですか。
証人:六千萬円ということでしょうか?
尋問者:ちがう。6000万円は、「この,1年後」ですやろ?
問:結局、 「じっさいに」 事件後に、「この1千万円」が支払われているか、どうかなんだが
【捜査官としての, 記憶】はありますか?
答:わたくしの記憶では………