状況証拠の積み重ねによる裁判

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182控訴趣意補充書より


二 給油ポンプの残渣がないこと
  燃焼実験では、給油ポンプは溶けてはいるが、燃えカスがはっきりと残っている。

  しかし、本件火災現場からは、給油ポンプの燃えカスは発見されていない。火災の翌日に大々的に
なされた実況見分においても、翌日から3日間にわたってなされた現場検証においても
給油ポンプの燃えカスは発見されていない。

  ポリエチレンは、火で熱せられれば、小さく固まるはずである。このことは、同じ材質のポリタ
ンクが小さく縮んでいることからも分かる。警察は、本件火災現場に残された影のようなものを給油
ポンプが溶けた後の付着物であると考えたようであるが、現物の給油ポンプよりも大きい影が残るこ
となどありえないことである。

  原判決は、何かが溶けたと思われる付着物が認められる、として供述と符合する事実として
土間の影を指摘している。しかし、原判決は、付着物が何たるかも確定できていないにもかかわらず、
燃焼実験でみられた事実をことさら無視して、供述の信用性を裏付ける根拠としていることには
大きな疑問を感じざるをえない。 http://www.jca.apc.org/~hs_enzai/kousosyui.html

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この「弁護側」主張を 裏付ける 「証拠物」として、弁.43号として、
ポリタンクの残渣が 先日、法廷に提出され、取調べられています。
 cf. http://school.2ch.net/test/read.cgi/shikaku/1056973394/751-757