>>931 失礼ですが立法趣旨や制度趣旨という基本原則を誤解又は誤読されています。
基本書で了解できないときは,判例百選,争点,それでも分からなかったらコンメを読んで,立法趣旨や制度趣旨をしっかり身につけましょう。
そうすれば〜〜と思ってました,という「趣旨の誤解誤読(論文なら大減点なので要注意です)」は避けられると思います。
>>932 一般的指示権,一般的指揮権及び具体的指揮権の立法趣旨や要件解釈を相当誤解されて,以後の推論が明後日説になっています。
あなたの基本書に書いてないのであればコンメンタールを読んでください。百選と争点には掲載されていません。
基本書精読(コンメ一瞥)を避けてイメージや独自の推論で論文答案を書いたり,択一の肢を選択するのは極めて危険な受験となりますので注意しましょう。
私たちのころの旧試時代は,出る出ると言いながら出なかった1行問題
警察(官)と検察(官)の関係を説明(論術)せよ
捜査構造論で自説を述べ他説を批判せよ
を思い出しました。
当時の「刑事訴訟法の争点」や「司法試験シリーズ刑訴法」にも掲載されていたと思います。
ただ,ベテラン受験生に有利で若年に不利だから出ないという下馬評も強かったです。
田宮先生や松尾先生が中年バリバリ教授でご活躍だった時代です。
936 :
氏名黙秘:2012/11/14(水) 06:53:50.91 ID:???
>>935私も現職Pさん
横ですが、旧司54年の1問あたりも関連するように思います。
この問題に即答する事は無理だったとしても、謎Pさんが仰るように、原理原則から勉強していたら避けられた誤解のようにも思います。
>>936 さん
最近は捜査構造論ははやらないですが,私が学部生だった約30年前はさんざん議論されてました。
ご指摘の通り昭和50年代にカスル問題があった記憶な上に田宮先生と松尾先生がバリバリだったらです。
Pの公判専従論や司法警察員の簡裁立会資格(簡裁専属管轄事件の起訴権限も委譲)すら議論されていました。
こういう問題は,原理原則から考察しないと通常の回答すら困難でした。
938 :
氏名黙秘:2012/11/14(水) 07:12:22.15 ID:???
まさか原理原則って弾劾的捜査観とか糾問的捜査観とかの話を
言っているんだろうか。
939 :
氏名黙秘:2012/11/14(水) 13:00:08.26 ID:???
940 :
氏名黙秘:2012/11/14(水) 15:18:45.04 ID:???
いや、そういうことじゃなくて、実務がどうなってるかを質問してるんじゃないかな。
原理原則は基本書に書いてあるけど、実際のとこはどうなのって。
>>938 松尾先生や田宮先生を引用したのは,受験生に失礼にならないように松尾説や田宮説の混合主義(訴訟的構造論類似説)を勉強して欲しかったからです。
弾劾的構造論と糾問的構造論は,戦前までの法制史の意味は否定しませんが。
>>940 捜査構造論と条文知識まで誤解した基本書を読んでない質問には,実務の実際を説明しても大混乱となって合格から遠ざかるので遠慮してます。
捜査の内角の和は460度と誤読した明後日推測の方に三角関数の計算実務を説明するようなものだからです。
無論アラシを呼び込んだり,曲解クリームスキミングされるのがオチですし。
942 :
氏名黙秘:2012/11/14(水) 20:03:12.68 ID:???
自他ともに認める「変な奴」です。
協調性がなかったり、きつい上下関係に馴染めなかったりということは、自分の思っている限りありません。
P志望者の王道ではないと思いますが、キャラ採用のような形で拾ってもらえる可能性はそれなりにあるでしょうか?
>>942 P大先輩が認める「法務省の異端児」「赤レンガの変人」「検事のクセにXXが得意な変な奴変わった奴」という方が現職Pでいます。
若いときからXXでは右に出る者が法務検察にいないと密かに言われていて,最近は前田教授がXXがわかる人はこのPしかいないと嘆かれたそうです。
ちなみにXXは,法律や語学などメジャーではなく,どちらかと言えば私を含めほとんどのPがよくわからない分野ですが,XXの専門家と対等なギャグをかましています。
そこまで「変な奴変わった奴」というキャラなら採用されるチャンスがあるでしょう。
944 :
氏名黙秘:2012/11/14(水) 23:16:07.95 ID:???
鉄道ファンの現職さんは多そうだから、鉄じゃなさそうだし・・・
前田先生も同じご趣味というので、興味は尽きないですがますますわからないですね。
>>944 鉄っちゃんPは多いので違うと思いますよ。
ちなみにバイクσ(^_^)やレーシングでもないです(隠れPが少なくないから)。
Jなら医者でしょうけど,Pさんは分かりません。m(. .*)mペコリ
947 :
氏名黙秘:2012/11/15(木) 05:03:54.15 ID:???
ハッカー検事さんじゃないですか?
2文字だと「PC」、コンピュータ。
948 :
氏名黙秘:2012/11/15(木) 06:32:54.10 ID:???
>>947 前田先生のwikiを見ると、そうかなと思ったりしますね。
でもそこまでマイナーな趣味でも無い気がするので、ちょっとひっかかります。
949 :
氏名黙秘:2012/11/17(土) 00:04:49.90 ID:???
前田先生はいろいろ批判はあるけれど地道にサイバー刑事政策を広めた功績は大でしょう。
ただ,受験用の基本書としては(以下略。
950 :
氏名黙秘:2012/11/18(日) 07:58:37.43 ID:???
>>949 難点があるとは聞いたことが・・・
多分使わないとは思いますが。
それで合格してる人もいるので、全く駄目ではないと思いますが。
951 :
氏名黙秘:2012/11/18(日) 15:21:56.01 ID:???
>>949-950 刑事法の実務家教員(元判検事)は,参考書ならいいけど基本書はちょっと……という人が多いみたい。
基本書の選定は,ローや学部の指定に惑わされず,合格者の多くが使った良書がいいですよ。
学術的に精緻な理論であっても,証拠構造で実務で使えなかったり,論文答案が書けない長文理論は司法試験受験の基本書としては不適かもしれません。
採点する実務家教員は,我妻団藤で合格した世代で,判例通説にしたがって仕事をしていることを考慮すると良いかもしれません。
ご参考まで。
基本書の選定は,ローや学部の指定に惑わされず,合格者の多くが使った良書がいいですよ。
学術的に精緻な理論であっても,証拠構造で実務で使えなかったり,論文答案が書けない長文理論は司法試験受験の基本書としては不適かもしれません。
採点する実務家教員は,我妻団藤で合格した世代で,判例通説にしたがって仕事をしていることを考慮すると良いかもしれません。
ご参考まで。
954 :
氏名黙秘:2012/11/19(月) 19:45:04.40 ID:???
>>953ヘボPさん
アドバイスありがとうございますm(__)m
優秀な人は、割と結果無価値に魅かれる傾向がある気はします。
基本書としてどうか、という
>>951さんの指導教員の方のご意見も、ヘボPさんが仰る事と同じ趣旨なのでしょうね。
>>954 私の同期では,平野理論という古典的結果無価値で合格した人もいました。
行為無価値は法益侵害から離れる規範を嫌い,結果無価値は法益侵害の危険で未遂を包摂することによって,実は答案で理由付けが異なるだけで,体系がガチならどっちでも合格します。
最近の基本書として著名なものは,判例理論の統一や新類型犯罪(医療過誤やサイバー)まで統一しようとして,大部になったり,原則に対する類型的例外を多く構築したりで,理解するのがたいへんだと思います。
早期合格には,基礎理論と体系がしっかりできて,新類型や新判例事案には,自己の体系と頭でその場で考える論理的思考を身に着ける方が合理的です。
いわゆる蛸壺型や論証パターン認識(論証ブロック)では,ちょっと事案をずらされると総崩れになるのは,旧試のころから目立ってました。
これが新試でも再現されるとは予想もしませんでしたが(汗。
956 :
氏名黙秘:2012/11/19(月) 21:11:47.82 ID:???
>>955ヘボPさん
>行為無価値は法益侵害から離れる規範を嫌い,結果無価値は法益侵害の危険で未遂を包摂する
ここが理解出来ず、団藤先生の刑法総論の主観的違法要素の所を読み返してしまいました (^^ゞ
わかった気分でいましたが、角度を変えて聞かれるとわからない典型例かも知れないです;^_^A
957 :
氏名黙秘:2012/11/19(月) 21:28:29.53 ID:???
基本書選定にこだわっていつまで経っても受からないのが行為無価値
アンチョコ本で要領良く受かったはいいが基礎が出来てないので二回試験で引っ掛かるのが結果無価値
958 :
氏名黙秘:2012/11/19(月) 21:30:24.89 ID:???
>>957 結果無価値をあえて選んだ人がいましたが、そういうタイプじゃなかったですね。
むしろ逆でした。
>>958 さん
>>957さんは,「無価値」にひっかけたエスプリですよ。
行為無価値一辺倒でも結果無価値一貫でも,妥当性がないという機知でしょう。
検察実務や刑裁実務に触れれば,実質的違法性の程度(量刑)は,「態様」と「結果」が要素の半分近くを占めるとわかりますよ。(^-^)/
960 :
氏名黙秘:2012/11/19(月) 22:53:17.00 ID:???
>>959ヘボPさん
なるほど、そうでしたか。
>>957さん、失礼しました。
結果無価値は山口先生なんかが話題になったりするので、安易に飛びつく人がいるイメージが無いでも無かったので。
ただ、基礎が出来てないので二回試験でひっかかる人が、アンチョコ本を使っているかというと微妙な気がします。
少なくとも司法試験に合格出来たのなら、むしろ最後までアンチョコの類で乗り切れる場合が多そうです。
961 :
氏名黙秘:2012/11/19(月) 23:06:54.70 ID:???
>>958-960 さすがは現職さんです。
エスプリなどと気の利いたものでは有りませんが意は汲みとって下さいました。
実態がどうかなどは一切無視して創ったものなので気にしないで下さい。
>>960
>>960 採点者側ないし実務指導担当側に立てばわかりますが,残念ながらアンチョコのマグレないし手抜きで合格しても,実務成績や二回試験で涙を飲む人が大半です。
実務と二回試験では,アンチョコ本はもとより基本書にすら書いていない事案に遭遇するので,すぐ馬脚があらわになります。
司法試験合格は,実務家のパスポートだけのスタートラインに過ぎず,旅費やビザは自前で血が滲む考察で揃えるしかないのです。
963 :
氏名黙秘:2012/11/19(月) 23:18:12.29 ID:???
>>961 流行りすたりやそれに伴う批判はあるので、変にデリケートな話になるのかも知れないですね。
司法試験のレベル自体が取り沙汰されている状態だと特に。
>>962ヘボPさん
そうである事を祈ります。
>>961 (957) さん
それでは返歌をば一つ。
もしも行為無価値と結果無価値らがバイクレースに登録したら。
行為無価値はマシンのチューンナップに拘りレースに間に合わない。
結果無価値は優勝に拘りテケトーマシンで無理走行して事故った。
優勝したのは適度にチューンナップして適宜走行したアウフヘーベン。
965 :
氏名黙秘:2012/11/19(月) 23:51:29.95 ID:???
折衷説最強ということですかw
アハハ
バイクレースはマシンも走行も共に大事でバランス感覚がないと優勝できないという古事のモジリです。(^^ゞポリポリ
967 :
氏名黙秘:2012/11/20(火) 00:08:32.29 ID:???
>>962 最後の一文、旅費やビザは自前で血が滲む考察で揃えるしかない、の箇所がよく分からなかったのですが
旅費・ビザというのは、国内や海外を駆けまわって足で稼ぐ意味だと思うのですが
それを「考察」でというのはどういうことですか?
>>967 未知の問題(大半が証拠評価と事実認定)は,その場で既知の体系から頭を振り絞って考えて(法的推論能力で)解くしかないのです。
969 :
氏名黙秘:2012/11/20(火) 06:34:25.69 ID:???
多分、アンチョコのイメージローが出来る以前と違う事と、修習期間が短すぎ、人数が多すぎる事等、今の修習の
事情のせいで、変わってきた部分はあると思います。
司法試験に合格できたなら、というのは、合格できたなら後はちょろいという意味ではなく、それなりの力があるはずと
いう意味です。
実際に試される場面で馬脚が出るというのは変わりは無いでしょうが、そこまでひどくない場合に、むしろ深刻な問題が
あるようにも思います。
970 :
969:2012/11/20(火) 06:35:34.97 ID:???
×イメージローが
○イメージが、ローが
でした。
失礼しました。
971 :
氏名黙秘:2012/11/22(木) 02:34:59.33 ID:???
うんちまで読んだ
>>969 修習上の要因としても,
@前期修習の欠落,
A実務修習期間の実質3分の1化,
B修習生3倍化による指導記録不足と指導自体の雑薄化,
C就活激戦による修習専念希薄化
も本当は考慮しなければいけないと思います。
昔のようにジックリと実務修習でしごいて旧二回試験レベルまで引き上げる,なんて夢の夢になったような感じです。
そのため,P庁では,任官時研修(旧では実質1週間程度)が実質数か月まで必用になって,実務修習不足を任官時研修で補わないともたなくなっていると思います。
973 :
氏名黙秘:2012/11/23(金) 09:47:40.27 ID:???
>>972ヘボPさん
二回試験の合否についてもそうですが、PJ採用の際の評定についても、影響があるのではと思います。
以前私も現職Pさんが、複数の担当者による総合的な判断をしておられると仰っていましたが、それでも
評価対象となる成績について、旧の時代とはかなり違う部分はあると思います。
達成不可能な課題を要求されては、機会の平等のみでは実質的平等が担保出来ないのは、むしろ自然かと思います。
>>972 ヘボPさん
小生も実務修習の二段階短縮化と修習生増員を目の当たりにしているので,問題意識は共通です。
新司法試験の科目や出題改革を置いても,この短縮化と増員だけでも,二回試験の合格率が下がるのは,やむを得ないと想定していました。
国家財政が自転車操業状態では,予算を要する再改革(修正)も難しくなっており,修習生への負担が増えるだけかと暗澹たる感じです。
>>973 さん
横レス失礼します。<(_ _)>
ご指摘はごもっともで,基礎体力(法知識)が不足している修習生が多くなりました。
小生は,修習生,若手P,同SPを問わず,しごけば伸びる法的推論能力や事案分析能力があれば,法的知識不足でも高評価を与えています。
一番困るのは,たとえ舌を巻くような法知識は抜群でも,推論能力や分析能力が既に限界に来て伸びが見込めない人材です。
976 :
氏名黙秘:2012/11/23(金) 11:47:38.76 ID:???
185 :名無しさん@13周年:2012/11/23(金) 11:30:48.44 ID:qb71unNu0
米軍が脱走にピリピリする時は近々戦争が起きる可能性が有る時だからな。
砂漠の嵐の直前もそうだった
平時ならすぐやめられるけど戦争を控えるとやめられないルールになってる。
最近不祥事が続出してるだろ?それは
どうしても!処罰されても!今!やめたい!
兵士が沢山いる訳よ。
977 :
氏名黙秘:2012/11/23(金) 11:50:14.81 ID:???
>>975謎Pさん
法的推論能力や事案分析能力があるかのように答案構成する、というのも一種のテクニックの面はあると思います。
予備校批判もそこにあったと思いますが、むしろローによって促進されている事は皮肉だと思います。
>>977 さん
そういう付け焼刃のマグレ合格は,実務修習で化けの皮がはがれ,二回試験の大量不合格の母体になっているようです。
979 :
氏名黙秘:2012/11/23(金) 18:18:16.55 ID:???
>>978謎Pさん
大量不合格というと、最後の旧試組がそれで話題になっていたと思います。
旧試組がマグレ揃いだったのか、別に原因があるのか。
現場からは特に旧試組が優秀だったという声も無いようですが、何が原因かは不思議に思います。
>>979 さん
合格者数の増加は,分母や受験条件が同じと仮定しても,統計上,確実に合格者の質の低下とマグレ合格者増価を招きます。
特に,準合格者レベルの在庫がはけた後(競合校の倍加後と等価)は,質の低下が急増します。
これは,幼稚園〜大学院までの全ての受験に共通です。
これに分母の減少化が加算されると目も当てられなくなります。
比喩で言えば,教育条件と経済条件が同じと仮定したら,人口が多い国に比例してノーベル賞受賞占有率が高くなるのと等価です。
受験の出口である大学数や医学部定員を増やせば万事解決というわけではないように。
981 :
氏名黙秘:2012/11/23(金) 18:44:37.41 ID:???
>>980謎Pさん
確かに仰る通りだと思います。
ただ、合格率も低かったように思うので、二回試験の合格率が現行に比べて極端に低かった事に疑問が残る気はします。
仰られた事と同様の事が、現行そのものに起こりつつあるようにも思います。
>>980謎Pさん,
>>981さん
修習生の質の低下を考慮して二回試験の採点基準を徐々にさげたら,BPJの新採現場から,何でこんな程度が二回試験を通るんだ!という不満が爆発的に増えました。
そして,しばらくすると,もうこれ以上は二回試験の合格水準を下げられなくなり,結果,不合格者数三桁寸前まで増加するに至った模様です。
まことに受験制度と合否ラインの設定は難しいものだと思います。
「接見禁止が付いたから接見に行けない」と接見依頼を断った若手国選弁護人,「他人物売買は合法だから詐欺の嫌疑無し」を理由に勾留取消請求した若手私選弁護人の話題が出た時代に(以下略。