445 :
逆噴射トロワ:
前置き================
職人の皆さん。笑わせていただいております。
ありがとうございます。
このスレはシャア専用板の良心といっても過言ではありません。
稚拙ながら、オレも一つレスを。
ところで、2ちゃん歴7日のオレには、「あげ」「さげ」の意味が不明です。
どう言う意味でしょうか?
前置きおわり==========
夜中、急に、以前に見たZZの、あのシーンを思い出したので、オレもやってみたくなった。
(たしか、こんなポーズだったかな)……オレは両腕を広げて走り出した。
「プルプルプルプル〜〜〜〜〜」
けっこう気分がいい。くせになりそうだ。
「トロワ!?何してるのっ!!!!!!!」
しまった!キャスリンに見られちまった。
その声は、いけないモノを見てしまった声だった。
ここでアニヲタなどと思われては末代までの恥。
「あっ、あっ、新しい芸の開発だ。」
声がうわずってしまったが、我ながらナイスな言い訳だ。
芸の開発は団長命令だしな。
翌日、楽屋に入るといつもの衣装が無い。
あれ?どこいったんだ?
「さあ、トロワ。この衣装着てみて。」
キャスリンは紙袋を差し出してきた。
どうやら、キャスリンが衣装を修繕してくれていたようだ。
よく見れば、キャスリンの両目は真っ赤だ。
「夜鍋したのか、キャスリン…………ありがとう。」
オレは素直に喜んだ。
戦争ですさみきっていたオレの心が浄化されていくような気分だった。
早速、紙袋から丁寧に衣装を取り出す
………って、これ、プルの服じゃねぇか! しかも、ヅラまで!
全部知ってやがった。この女。
だからって、夜鍋までして衣装作るか?ヴァカ女め。
当のキャスリンは、いつのまにか登場した団長と一緒に、
大笑いしながら床を転げまわっていた。
「新しい芸。期待してるぞトロワ」
もう、引き返せない状況になってしまった。
あの時、素直に認めていればアニヲタで済んだが、
言い訳のせいで、アニヲタ以下にまで成り下がろうとしていた。
わたしよ、氏ねぇぇぇぇぇ!!!
完全にオレの敗北だ。
しかし、芸と言ったからにはやらねばなるまい。
団長はプルの服を着るように迫ってきたが、
キャスリンへのあてつけにフル○ンで走り回ってやった。
「プルプルプルプル〜〜〜〜〜」
>>445 ワラタですよ。
「あげ」というのは、発言によって掲示板を上のほうへ持っていくこと。
発言すると掲示板が上に上がって人の目に付くようになります。
「さげ」とは荒らしを防ぐ為に上げずに発言する事です。
448 :
逆噴射トロワ(レスありがとうございました):01/09/26 04:19
公演終了後、オレはサーカスの中をライオン君と散歩をしていた。
すると突然、唸り声を上げ始めるライオン君。
ライオン君の目線の先には、西アジア系の男達が草むらに潜んでいる。
数えてみたら40人いた。
サーカスの中をうかがっているようだ。
男達の視線の先にあるものは………キャスリンの部屋?
しかも、そろいもそろって右手を小刻みに往復させながらハァハァ言ってやがる。
ゴシャ! メキッ! ボキッ! バキバキッ!
ノーモアアームズの脚がみるみるうちに真っ赤に染まる。
ライオン君達のエサ代として、団長から預かっていた30万が浮く事になった。
さて、何に使おうかな……
449 :
ある男に日記:01/09/26 04:51
某月某日
負けた。しかもノインに・・・何が悪いのだ! 私か? 私の所為か?
独りで暴走していたとでも言うのか? 確かに、舞い上がってはいた。
しかし、二人の温度差を考慮しても充分いけていたはずだ。
あの二人がいなければ、完璧な笑いにはならない。ヒイロは撮影終了後に
一緒に泣いてくれた。トロワは寿司を奢れと言ってきたので、三発ほど殴っておいた。
その時、奴の放った捨て台詞がまだ耳に残っている。
「お前がノインに負けたのは、温度差を読み違えた事と、ダチョウ倶楽部と被ってるからだ」
分かっていたさ!!! 分かって・・・分かっていたんだ・・・
奴等と芸風がかぶっている事くらい、分かっていたんだ。くそっ!
「ドリフのミー君」私はこの名前に縛られたいたのかもしれないな・・・
この夜。彼は枕をしぼったら水が流れ落ちるくらい濡らして、風邪を引いた。
450 :
通常の名無しさんの3倍:01/09/26 07:38
448ト449
は別人なのか?
ソーダとしたら、本家は449だと思うけど。
今度さートロワのかみなり様見たんだけど
トロワとヒイロとゼクスあたりでやってくんない?
>>450 本家とか、そんなのやめよーや。
せっかく書いてくれてる人に失礼だよ。
452 :
通常の名無しさんの3倍:01/09/26 11:00
今日は久し振りにマリーメイアとお出かけだ。心なしかマリーメイアは緊張しているようだが何故だ?
まあいい。皆は忘れ去っているかもしれないが、俺の夢はラーマン屋を開く事だ。サーカスはそのためのスッテプに過ぎない。
と言うわけで、今日は材料の買出しだ。この頃、お笑いにうつつを抜かしすぎてしまったからな。
「あんな事は二度とごめんです」
マリーメイアは真顔でそう言った。瞳の奥で憎悪とも取れる感情が蠢いているのが分かった。
しかし、今の俺はかなりの余裕がある。アホどものおかげで三十万もの大金を手に入れたのだからな。
商店街へ行く途中で、一人ブツブツ言いながら歩いてるゼクスがいた。目が血走り、今にも変なオジサンを始めそうな勢いだ。
見ちゃダメだよマリーメイア。あれは敗北した人間だ。
商店街に着いた。
新鮮な食材をマリーメイアと共に吟味する。途中、五飛にあった。満干全席の材料を買っているらしい。
この前は残念だったな。そう言うと、五飛は店の親父に向かって、
「俺を叱ってくれ!」とかほざき出した。誰でも良いのかお前は? しかも、
叱られたら叱られたで逆切れしだした。うるさいので、当身を食らわし眠らせる。
マグロの口の中にでも突っ込んでおいてやろう。まるで半魚人のようだ。服も脱がせて置こう。
大体の材料を買うと、さっさと家に帰る事にした。帰りにもゼクスに会ったが見てはいけない。
「ドリフから逃れられんのか・・・」と辛うじて聞き取れた。こらこら、見てはダメだよマリーメイア。
後ろで、変なオジサンのテーマが聞こえ出したので足早にそこを去った。
「よぉ。トロワ!」
デュオか。この前は残念だったな。
「いやあ。しかたないっしょ。ノインはかなり面白かったしな。完全に負けだよ」
たしかにな。こいつはあんまり傷ついていないようだな。よかったよかった。
アホどもの相手をするのは少なからず労力を使うからな。
「それにしても、この頃は日が落ちるのが早くなって助かるよ。お? マリーメイアじゃないか」
こいつ。まさか・・・
「うまそうな・・・いや、可愛い子連れてるなぁトロワぁ。少し貸してくんない?」
俺はデュオの口に買ったニンニクをねじ込むと急いでそこから逃げ去った。
何だよ。ここは! なんだ・・・俺の・・・涙か・・?
うわあ。読みにくいな。力不足だ。
始めるか、俺の自爆ショウ。
454 :
通常の名無しさんの3倍:01/09/26 11:10
一時期書き手が2人くらいしかいないと思われる頃もあったけど、
最近そこそこ活気あるね。
元々トロワの日記は日記系の中で一番面白かったと思う。
途中 ドズル→ディアナ→(五飛やデュオ)→カツ→ハマーン と
色々出てきたケドやっぱりトロワが好きだな、俺は。
キャラが加工しやすい(?)し…
ところで
>>1 のメール欄ってちゃっかりpart-2とか入れてんだな。
このスレ立ち上がって以来ずぅ〜〜〜っと気付かんかった(藁
part-1は何処いったんじゃ?
カトルがエシュロンを買収した。
明日から不安だ。
誰かが俺の後をつけている…ふっ。俺をトロワ・バートンと知っての事か?
だとしたらかなりのマヌケだな。角を曲がるフリをして尾行している奴を待つ。
来たな。曲がってきた瞬間に三回転半ドロップキックを食らわす。道の反対側までふっ飛んでいった。
すかさずマウントを取りにいく。ん? なんだカトルか。
「やあ、トロワ。変わった挨拶だね」
ブルジョワめ。こんな事で怒る様な器の小さい男に見られたくないか。
「昼食は済ませたのかい?」
そう言えばまだ喰っていないな。なんだ? 奢ってくれるのか?
冗談半分にそう言ったらなんとOKだった。
「たまにはね」
そう言って微笑むカトルの笑顔は、ジャパネットタカタの社長のように怪しかった。
カトル。何故昼間からスッポンなのだ? しかも一匹丸ごと。
「トロワ。スッポンの血って飲みたくないかい?」
いや、いらない。いらないと言っているのに何故お前は赤黒い液体を持っているんだ?
「ワインと思って飲みなよ」
半ば強引にスッポンの血を飲まされた。生臭い。くそ! 後でドラえもんシールだ。
「ほら食べて、ウナギも用意したよ」
ウナギか。ウナギは好きだな。魚のくせに肉の味がするからな。喜んで頂こう。
カトルが俺の顔を、ぎらついた目で見ている。そりゃあ部下を狙う女上司のように。
ここで俺に異変が生じた。マイサンが大人への階段を昇り始めたのだ。
それを知ってか知らずか、カトルは幸せそうに笑っている! こいつ・・・!
「ねえ、トロワ?」
やけに甘ったるい声だ。そう言えばこいつ、アイドルデビューしてるんだったな。
しかも、国民的なアイドル、お前はマクロスに出てくるミンメイか。
「キャスリンとはどうなの?」
き、貴様に何の関係がある。懐のドラえもんシールに手を伸ばしながら後ずさる。
「ご無沙汰だよねぇ? まさかマリーメイアと? 炉利だけどそこまでしないよねぇ」
はめられた! はめられてはめられそうだ! もしくは、はめさせられそうだ!
「ねえ、トロワ?」
瞳が潤んでいる。マジだこいつ。今まで色んな恥ずかしい思いをしてきたが、貞操だけは守りきってみせる。
このとき、俺は叫んだ! うなれ! ドラえもんシー―――ル!! と。
460 :
トロワ危機一髪3:01/09/27 03:51
その後は壮絶なリアルファイトだった。しかも俺が圧倒的に不利。
バックを取られる、下手したらバックを取った拍子にマイサンが奴を貫いてしまう可能性もある。
「産ませろー――!!」
訳のわからない事を言いながらパンチを繰り出してくるカトル。それをかわしつつ、
ドラえもんシールを顎へとめり込ませる。
奴も伊達にガンダムのパイロットをしているわけではない。立ち上がり様にアリキックを
放ってきた。しまった。
「もらったよ!」
俺のズボンに手を掛ける。くそ! うごけぇ! 動けェ俺の足ぃぃ!!
しかし、全神経を下半身に向ける。頼む動いてくれ! そして、奇跡は起きた。
「ごふぅ!!」
俺の膝がカトルの顎を捉え、砕いた。マリーメイア…お兄ちゃんは綺麗なままでいられたよ。
とりあえず、カトルの穴という穴にドラえもんシール張っておいた。
その後、キャロルが活動をしばらく休止すると言うニュースが流れた。
まあ俺には関係のない事だ。
しかし、全神経を下半身に向ける×
そして、全神経を下半身に向ける◎
でした。スマソ。
462 :
通常の名無しさんの3倍:01/09/27 09:24
やべえかなりワラタ >VSカトル
久しぶりに吉牛に行き並盛を食いながら店のテレビを見ていると「話題の若手お笑いコンビ」なる物をやっていた。
・・・ああ、ああいうことも以前やっていたなと感慨深げに見ていたら見覚えのある二人が白タイツと黒タイツでブラウン管に。
「ノインでーす!デュオでーす!二人合わせて「2929(にくにく)」でーす!」
・・・裏切ったなデュオ。
俺がそう考えてる間も「白黒もじもじ君」は次々とギャグを披露している。
ふとバイトのゼクスの方を見るとヘルメットではなく銀色の仮面をつけパンドラがどうとか言っている。
ついに壊れたか、ゼクス(今更だが)。
その後俺は腹いせとしてデスサイズのアクティブクロークをハロにすべくテレビに出演中のデュオ邸に忍び込んだ。
俺の手に掛かればそんなことはものの五分で終わり帰りに奴の寝室に寄った。
だがそこで豊富に取り揃えられたDVDプレイヤーやプラズマ液晶テレビといった家電だった。
悔しいのでテレビを上部にスーファミのカセットを差してプレイできるものと取り替えて置いた。
翌日テレビではアクティブクロークを閉じてハロに変形できるデスサイズが女子高生に大人気と紹介されていた。
・・・ん、なんだ・・・?
・・・俺の・・・涙か・・・。
訂正。
×→だがそこで豊富に取り揃えられたDVDプレイヤーやプラズマ液晶テレビといった家電だった。
○→だがそこで見たのは豊富に取り揃えられたDVDプレイヤーやプラズマ液晶テレビといった家電だった。
465 :
通常の名無しさんの3倍:01/09/27 20:00
ヒイロの元に行くと、奴もまたデュオとノインが出演した
番組を見ていたらしい。だいぶご立腹だ。
「デュオを殺す。次はノインだ。それでお笑いブームは終わる」
お前、そこまで悔しいのか。
466 :
通常の名無しさんの3倍:01/09/27 20:13
//
〈/∀`) ♪
ゴソゴソ /(ヽι) トロワ窓からチンポコ出して
く ゝ
467 :
通常の名無しさんの3倍:01/09/27 20:14
ずれた・・・
468 :
通常の名無しさんの3倍:01/09/27 20:23
猛烈に歯が痛い。甘い物を食べ過ぎたわけではない。
むしろそんな金があれば俺はもっと別のことに使っている。
どうやら水道代が勿体なくてしていなかった歯磨きのせいらしい・・・
鬱だ。金がまたかかる。
・・・そうだ!トレーズの所ならタダだ!
そうときまれば善は急げだ。あいててて・・・
タダで治ったには治ったが、エレガント治療とか言う新療法のおかげで歯が金色になってしまった。
始めるか、俺の自爆ショー・・・
>・・・そうだ!トレーズの所ならタダだ!
に藁タ。
470 :
通常の名無しさんの3倍:01/09/27 23:05
この頃、テロやらなんやらで殺気立っている全員を落ち着ける為に、
再び火垂るの墓を見ることとなった。全員、「二回目では泣かない」
「いくらなんでも泣かない」「時間の無駄」など言っていたが・・・
さてどうなる事やら。ちなみに、カトルから身を守るためにマリーメイア、
キャスリン、ヒルデ、リリーナなども誘った。
女性陣はリリーナを除いてボロ泣きしていた。マリーメイアは可哀想を連発していた。
お前は優しい子だな。リリーナとカトルは相変わらずポカーんとしていた。ブルジョワめ!!
どうせ貴様等は、最後に出てくる。「やっぱ家が一番やわ」っていう金持ち風の嬢ちゃん達なんだよ!
五飛は、全身で泣いていた。進歩無しか。デュオはヒルデをなぐさめていた。
今日の夜はお楽しみだな。ヒイロは…いない。多分、自分が殺した人間たちの墓参りでもいっているのだろう。
俺も涙を拭い、キャスリンとマリーメイアの肩に手をかけた、その時。
「美しい…」
なぜかトレーズがソファーの真ん中に陣取って涙を流していた。
なぜか無性に殴りたくなったのを覚えている。
詳しい事は
>>309のネタを見てください。
本ネタ書いた方、参考にさせていただきました。そしてここで続きを。
火垂るの墓を見たあと予想外の事が起きた。マリーメイアとともにラーメン研究をしていた
時の事だ。
「なんで、蛍すぐ死んでしまうん?」
なにぃ? まさか! 影響されているのか? この板、唯一の良心キャラであるお前が!
そんな潤んだ瞳で俺を見るな。
ん? 何で口をもごもごさせているんだ? まさか! マリー! お前なに食うてんねや!
案の定、おはじきをなめていた。
「お食べ…」
息も絶え絶えに俺に石ッコロを差し出してくる。マリーメイア…お前がそうなってしまうのなら…
俺はこの日から絶食を始めた。主人公が最後そうやって死ぬからだ。
一日・・二日…三日……日に日に弱っていく俺を見て、マリーメイアは我に戻りだした。
「お兄ちゃん! もういいよぉ!」
お握りを差し出すマリーメイアをヒイロが止めた。
「話して! お兄ちゃんが!」
「お前が殺したんだ」
いあや、ヒイロ止めなくてもいいよ。死のうと思ってなし。
「お前が殺したんだ」
だからとめなくて良いんだって。元に戻ってるじゃん。マリーメイアをあまりいじめるな。
「お前が殺したんだ」
「うわーーーん!!」
マリーメイアは泣きながら去っていった。それを見送り、俺の方を見るヒイロ…
笑ってやがる!!! さてはこいつかぁ! マリーメイアをあんな風にしたのも。くそ!
もっと早く気付くべきだった…
薄れて行く意識の中で、ヒイロの不気味な笑い声だけが響いていた。
あとで・・・ドラえもんシールだ……
472 :
通常の名無しさんの3倍:01/09/28 01:21
ドラえもんシール復活age
最近、ライオン君の調子が悪い。
獣医の診察だと、狂牛病のようだ。
そう言えば、以前、カトルの家でラシードを見かけた時、目がうつろだったな。
チッ! まずい事をしたもんだ。
しかたがないので、ライオン君サイズのAIBOを特注したら、
数え切れないくらい0が並んだ請求書が回ってきやがった。
特注AIBO納品の翌日……
オレは以前にゲットした試作ヘビーアームズ2号機を持ち出した。
「SONYよ、私は帰ってきた!!!!」
あぼーーーーーーーーーーーーーーーーーん!
オレには理由は判らなかったが、なぜかキノコ雲が立ち昇った。
「ただの気化爆弾さ……まさか……な」
朝、目覚めるとオレ宛てに小包が届いていた。
差出人はドクトルS。
とりあえず開封……ビガーパソツだった。
調べてみても、変な細工は見つからなかったので、装着する事にした。
ふっふっふっ……待っていろキャスリン。
オレは生まれ変わる。
もう「早い・臭い」とは言わせない。
明日からのオレは「カリ高スネ夫」だ。
夕方の公演で、オレはいつものように玉乗りをしながら、ナイフでお手玉をしていた。
ふと、客席に視線を移すと……ヒイロ!? その手に持っているのは、ライフルか?
マリーメイアを泣かせるだけでは飽き足らず、オレ命までも狙うのか?
突然、視界が真っ赤に染まった。
「レーザーサイトか!?」
ヒイロにナイフを投げつけつつも、玉の上から全力で跳躍。
危うく難を逃れたものの、着地に失敗して、額をしこたま打ちつけた。
額の痛みもさることながら、スネ夫カットがひしゃげた事の方が、はるかに辛かった。
くそっ、あのトゲトゲ頭め。
明日から、お前の事を「首領パッチ」って呼んでやる!
目がさめると、オレは病院のベッド上に寝かされていた。
額を打ちつけたせいで、気絶してしまったらしい。
「あっ、トロワ。目が醒めた?」
微笑みを浮かべるキャスリンの手には、クシが握られていた。
いつの間にか、スネ夫カットが復活している。
さすがは、キャスリン。甲斐甲斐しい。やっぱりやさしい姉さんだ。
「お友達がお見舞いに来てくれてるわよ。」
えっ? 友達? ……あっ、カトル。
「びっくりしちゃったよ、トロワ」
さすがに耳が早いな、エシュロンの賜物か?
いや、ここは素直に感謝すべきだな。ありがとう友よ。
「トロワ。ヒイロも来てくれたんだよ。」
病室の隅っこにたたずむヒイロの頭には、痛々しくも、血のにじんだ包帯が巻かれていた。
眉間を狙った甲斐があったというものだ。痛み分けと言う事にしておこうか。
反省して、詫びを入れに来たのか?
「安心しろトロワ、軽い脳震盪だそうだ。しかし、お前がドジを踏むとは珍しいな。」
「(ヒイロ! 貴様よくもそんな事が言えるなっ!)」
あれ? 声が出ないぞ?
カトルは、唇の動きだけで語り掛けてきた。
(僕の病院へようこそ……ふっふっふ。)
何? オレの声が出ないのは、貴様の仕業か!
(悪く思うなよトロワ。最近リリーナが金を出し渋っていてな。)
雇われていたのか、ヒイロ。
(ラシード達がねぇ……行方不明なんだよねぇ……何処にいったのかなぁ……)
くっ、白々しい。
第一、被害者はオレの方だ。
あのバカどものせいで、ライオン君は機械の身体になったんだぞ!
(ところでトロワ。そろそろ、もよおして来たんじゃないかな?)
(生理食塩水でも、5リットルも点滴すれば、効いてくる頃だろうな。)
(利尿剤も混ざっているからね。)
そういえば、とてつもない尿意を感じる。
「あ、キャスリンさん。トロワ、トイレに行きたいみたいですよ。」
わざわざ大声を出すカトルが、とてつもない悪意抱いているのは明白だ。
「あら、そうなの?」
「トロワは、恥ずかしがり屋だからな。」
突然、カトルが動いた。
「一人で歩けないみたいだから、これが要るだろう? トロワ。」
その手に持っているのは…………尿瓶(しびん)!?
そういえば、オレの足は痺れてるぞ。何故だ?
カトルの目が、とたんに輝きを増した。
ふっ。甘いなカトル。やっぱりお前はお坊ちゃまだ。
(オレはすでにヨゴレ芸人だぞ。この程度の報復など、痛くも痒くもない。)
ふっふっふっ、キャスリンの目の前では、殴りかかる事もできまい。
オレの勝ちだ。
(……それて勝ったつもりなの? トロワ。)
ただの強がりか?カトル…………まさか、まだ策があるというのか?
(気に入ってくれてるみたいだね。あれ。)
あれ、だと? あれ、とは何だ? 何なんだっ?
(さっき、キャスリンがいない間に確認した。ちゃんと履いているな。)
しまった! あの小包は、お前等の仕業かぁぁぁぁぁぁ!!!!
「あっ! 暴れちゃダメだよっ! トロワ。」
「キャスリン。オレとカトルが押さえつける。早くしろ。」
オレがビガーパソツを履いている事を、キャスリンに発見させるのが狙いのようだ。
「暴れるな、トロワ。傷に障るぞ。」
軽い脳震盪だ、放っといてくれ! って言うか、ヒイロ、お前の方が重症だ!
「おとなしくしててね、トロワ。」
やっ、やめろ!キャスリン。甲斐甲斐しいにも限度があるぞ!
こんな物見られたら、オレは、オレは……
どうにもこうにも、進退極まった。
隠すしか無いっ……しかし、何処に?…………………………
カトルとヒイロを振りほどき、オレはパンツに手を掛けた。
「トロワっ! 何をする気!?」
「はがっ! ふがほっ!」
オレは無力だ。
もう、証拠隠滅には、この方法しかなかった。
「吐き出しなさい、トロワ! それは食べ物じゃないのよ!!」
カトルとヒイロは、青い顔をしてすごすごと病室を後にした。
さすがに、いたたまれなくなったらしい。
……オレは、勝ったんだろうか?……………………
それから、3日。
せめてもの救いは、事件が、マリーメイアにはバレていない事だ。
マリーメイアには、余りにも刺激が強い。
知ってしまったら、人格が破綻するかも知れない。
キャスリンも話すのをはばかっているようだ。
しかし、当のキャスリンからは、強烈にシカトされ続けている。
どうしよう、オレ……
今日は、試作ヘビーアームズ2号機でカトルを襲撃する事にした。
黒焦げ・蜂の巣などとケチな事は言わず、核弾頭でプラズマにしてやる。
カトルめ、大気の一部になるがいい!!!
戦略核だから、たとえ10キロ外れても結果は同じだか、
あえて、あのヤンキー頭をロックオンしてやる事にした。
正面モニターを最大望遠にして、カトルの部屋を確認……
居た。のん気にティータイムのようだ。
あれ? となりに誰かいるぞ?
……あれは、……マリーメイアだ。
考えたな、カトル。
マリーメイアを接待するふりをして、盾に取る作戦か。
2号機を使う事を読んでいたんだな? 小賢しい奴め!!
2号機の使用を断念し、生身でウィナー邸に潜入する事にした。
例の殺人ゲーム用の格好に着替え、マガジンに弾を込める。
今回は、フルオートに改造した軍用のスナイパーライフルに、
1000発入りドラムマガジンと、特殊鋼の徹甲弾をチョイスした。
少々離れても、30ミリ鋼鈑に穴が空く代物だ。
至近距離なら、ガンダムの装甲でも打ち抜くだろう。
例え、サンドロックの中に逃げ込んでも無駄だ。
必ず仕留める……オレは、堅く心に誓った。
天井裏から、カトルの部屋を覗うと、まだマリーメイアが居た。
「マリーメイアちゃん。ビデオでも観ないかい?」
「ビデオですか?」
「そうだよ。今度のは火垂るの墓よりも面白いよ。」
許せん。カトルめ。
盾に取るだけでは飽き足らず、またしても、オレのマリーメイアをキティにするつもりか!
急に部屋が暗くなり、天井からスクリーンが下りてきた。
ブルジョワめ、こんな所にも金を掛けてやがる。
そして、上映会が始まった。
「どうだい? マリーメイアちゃん。面白いだろう?」
「あっ……あうっ……」
「滅多に見れないよね〜。こんなのって。」
200インチの大画面に映し出されたビデオの中身は、
滝のように脂汗を流しながら、ビガーパソツを丸呑みするオレ……
マリーメイアは、テーブルに突っ伏して1時間ほど泣き続けた。
そのマリーメイアに話し掛けるカトルの目は、爛々と輝いている。
「パンツを食べちゃうなんて信じられないよね。マリーメイアちゃんはどう思う?」
すると、不思議と、マリーメイアは泣き止んで、顔を上げた。
そして、一言。
「あえて言おう。カスであると。」
それから、4日。
傷心のオレは、あても無く原野をさまよい歩いた。
すっかりやつれ果ててしまった。
キャスリンもマリーメイアも、まだ怒っているだろうか?
あっ、そうだ!
オレには、忍法ウソ記憶喪失かある。
記憶喪失のフリをすれば、二人とも、きっと優しくしてくれるハズ……
サーカスに戻ると、キャスリンが居た。
まずいな。いきなりか……いや、臆する事など無い。
すかさず、第一声を切り出した。
「僕は名前は、トロワですか?」
「そうよ、トロワ。」
しっ、しまった〜〜〜〜〜〜!!!!
その日から、キャスリンお手製のあの服で、観客の前を走り回った。
耐えろ、オレ。今は我慢の時だ。
1週間後。
ようやく、キャスリンの怒りが解けた。
一安心したのも、つかの間。
今度は、マリーメイアがとんでもない事を言い出した。
その日から、オレは手品師に転向した。
演目は、パンツ消失マジックだ。
もちろん、種も仕掛けも無い。
それから、2週間。
オレは、手品師のままだ。
「……教えてくれ、マリーメイア。俺は、あと何回パンツを食べればいい?」
481 :
通常の名無しさんの3倍:01/09/29 00:52
最近生活費が苦しい。なので、何かうまいもうけ話はないかと考えていた。しかし、
俺の手元にあるのはヘビーアームズとドラえもんシールのみ。一体ここからどんな
錬金術が可能だというのか。いっそガンダムを質に入れてみようかとも思ったが
止める。仕方なく俺はストックのドラえもんシールをいじくって遊んでいた。
「ドラえもんシールですか? 沢山ありますね」
気がつくとマリーメイアが隣にいた。・・・全部同じものだが、良ければ持っていくといい。
「いいんですか? じゃあ、少しだけ・・・? トロワ、これ、デザインが他のものと違うような・・・」
何? そんなはずはない。オリジナルデザインは一種類しかない・・・!! こ、これは。
・・・礼を言うぞ、マリーメイア。どうやら俺の運はまだ尽きていなかったらしい。
翌日、俺はカトルの屋敷を訪れていた。
「で、何です? 話って」
これを見てくれ。このシールは俺の魂とでも言うべきドラえもんシールだが、特にこの一枚が
重要なんだ。印刷が少しだけずれているだろう? 実はこのシール、第一期シリーズの際に
生まれた不良品なんだがそうとは知らずサンクキングダムの頭首が一枚だけ購入して保管して
いたと言ういわく付きの代物なのだ。しかるべき所に持ち込めば高い評価が得られる筈だ。
「・・・何で僕なんです? 」
出来るものなら自分でそうするが、悲しいかな、俺にはそのつてがない。カトル、お前ほどの
男ならば鑑定士の一人や二人知っているだろう?
「・・・で、いくらなんです? 」
さすがに話が早い。そうだな、ざっと十万・・・おう、即金か。まあいい、邪魔したな。
アスタ・ラ・ビスタ(また会おう、前田慶次)。
482 :
通常の名無しさんの3倍:01/09/29 00:56
大金が入ったこともあって今日は一日いい気分だった。さて、何に使おうかな・・・
? なんでも鑑定団、もうそんな時間か・・・!! カ、カトル!? 何故貴様がテレビに!?
『今日の品ですが、このシール、実は第一期シリーズ当時の不良品で・・・』
俺の与太話を真に受けている!! これはたまらん!! 全国ネットの恥さらしだ!!
「あ、トロワ、ご飯が出来ましたよ」
ちょっと待ってくれ、マリーメイア。今いい所なんだ。
『それでは今日の鑑定人、スペシャルゲストをお呼びしています。サンクキングダム頭首の
ご子息、ミリアルド・ピースクラフトさんです、どうぞ』
・・・何だと? ゼクス? 狂牛病のせいで仕事が減ったと嘆いていたが・・・
『どうですか、こちらの品』
『・・・間違いない、これは、父の・・・』
即答かよ!! もっとよく見ろよ!! 感極まって泣いてるよ、この人!!
『良かったですね、ゼクス』
『私としたことが・・・大きな借りが出来てしまったな、カトル』
まとめに入ってるよ!! もうわけ分かんねぇよ!! 自分勝手な解釈をするなぁ!!
『さて、ミリアルドさん、お値段の方は・・・』
『父の形見とも言うべき品に値段などつけられないが・・・あえて言うならば5百万!!』
・・・何かもう、どうでもいいや。夕飯食って風呂入って寝よう。
「今日のスープは美味しいですよ」
483 :
通常の名無しさんの3倍:01/09/29 06:01
この頃なんだかついていない。先日のビデオ騒ぎ。マリーメイアのある意味での独裁。
ドラえもんシール嘘から出た真実事件。ライオン君機械の身体も外せない。これはどういう事だ?
全ての原因。そう、カトルだ。あのモー保ーでブルジョわなあのカトルの所為だ!!
奴は俺をなめきっている……フフフ…あの阿保め。俺がこの前髪のポリシーを崩した時の恐ろしさを知らんようだ。
オールバック、サブマガジン、手榴弾、雰囲気をだす為の学生服と首輪。完璧だ。
ためしに、「ぱらららら」と言ってみた。癖になりそうだ。早速、カトル邸に忍び込む。
奴の身体にドラえもんシールを貼りたくってやるためだ。
見張りの犬どもに狂牛病(かどうかは知らないが)の肉を食わせ、音もなく忍び込む。
奴の部屋はこの部屋はずだ。サブマシンガンを両手に構え、ドアを蹴り破る。汚してやるぞカトル!!
しかし、そこにいたのはゼクスだった。
「来たな」
何故ここにいる?
「……だ。」
ん? なんだって?
「貴様を俺のお笑いグループにいられためだぁ!」
こいつ。まだ諦めていなかったのか。
「そのために俺はカトルに魂を売ったのだぁ!! 行くぞトロワァァァ!」
狂人の目だ。今のこいつに何を言っても無駄だな。マシンガンを打ち込み、黙らせる。
意外と粘ったが、蜂の巣になって立ったまま気を失ったようだ。
俺は次の部屋のドアを開けた。
ドアを開けた瞬間。青龍刀が俺の手からマシンガンを弾き飛ばした。五飛か!
「貴様とは一度戦ってみたかった」
黙れ若禿げ。見ろ、同じオールバックでも明らかに生え際の位置が違うぞ。
「黙れ!」
青龍刀を振り回す五飛の攻撃をギリギリの所で避ける。奴の手から青龍刀を払いのけ、肘を跳ね上げる。
しかし、奴も流石は中国人。それを難なく止めて見せた。
「目標補足。行くぞ俺!」
何行ってんだこいつ?
「正義! 正義! 正義!」
奴は攻撃するたびに「正義!」と叫ぶのが少しウザイ。しかし、中々鋭い攻撃だ。
しかし、そんな事をすれば・・・
「ぜぇ・・・へぇ・・・正・・・義、正義ィ・・・」
息が続かないだろうな。くらえ、ドラえもんシール壱式!
「ぐはぁ!!」
奴のデコが二cmほど陥没し、そこにドラえもんシールが張られていたのは言うまでもない。
次の部屋に行くと、そこにはデュオがいた。こうしてみるとこいつの黒服は何か不気味だ。
「いよう。トロワ」
どうせ金で雇われたんだろ? 早く消えろ。
「これを見ても、そんな事が言えるか?」
奴は鎖に吊られた人形を俺にかざして見せた。なんだ? いっこく堂でもするのか? いや、違う。
あれは・・・・マリーメイア!! 貴様ぁ! てめェの血は何色だぁ!
「URY・・・おっとと。さあどうする? トロワ」
俺は反射的に奴に殴りかかっていた。
ガス! バキ! ゴリ! ドカァ! シュルルーン! ポワーン!
貴様が泣くまで、殴るのをやめない!!
渾身の一撃。デュオが部屋の端までふっ飛んでいくのが見えた。どうだ。
「よくも殴ったな…この汚らしい阿保がぁ!」
ん? ドッかできった台詞だ。案の定、パチンとナイフを出す音が聞こえてきた。
マリーメイアを傷つける奴は、俺が許さない。
「そうかい! へっ。いっくぜぇ!!」
華麗なナイフさばきだ。だが! 俺のドラえもんシールには敵うまい!
「ゴフ!」
腹にドラえもんシールを伴ったパンチをめり込ませる。終わったな。
「へへへ。無駄無駄無駄無駄ァ!!」
なに! 奴の拳が飛んでくる。鎖骨に当たっただけですんだが、かなりの衝撃だ。
「トロワ。今までこんなに清々しい事はなかったぞぉ。最高にハイって奴だぁ」
この野郎!! 俺は怒った。そう、いつか俺が野村幸代に怒った時のように。
しかも、卑怯にも奴は 目潰しをおれに放ったのだ!
「勝った! 死ねい!」
俺の怒りはMAXをはるかに越えていた。
俺の前髪光って唸る! ドキュソを殺せと輝き叫ぶ! 必殺! ドラえもんシール怒髪天クラッシュゥゥゥウウ!!
「何ぃ!」
オールバックだったはずの俺の髪が。いつも通りの前髪へ凄い勢いで戻って行く。そして、奴を貫いた!
「このDI・・・デュオがぁぁぁ!」
やつはそう言って跡形もなく消え去った。
はっ、そうだ! マリーメイア! 大丈夫か? 鎖に縛られたマリーメイア。少し萌えるな。写真に収めておこう。
「大丈夫です」
それを聞いた俺は次の部屋へと向かった。マリーメイアが「癖になりそう」とか言ってた様な気もするが気のせいだろう。
次の部屋は。ヒイロか。
「任務完了」
手に持っているのは、自爆スイッチ。奴が押すよりも早く手榴弾を奴にぶつけた。轟音、余韻、沈黙。
「任務・・・失敗」
可哀想に。あとで俺が任務をやろう。何だ・・・俺の・・・涙か。
さあ! カトル! 今度は貴様だ。三回転半捻りをしながら、カトルの部屋へと乗り込む。そこにはムーディな音楽と回転ベットがおいてあった。
「トロワ!」
そこにはキャロルの格好をしたカトルがいた。
「助けにきてくれたのね!」
三回転ドロップキックをお見舞いする。ふっ飛んだ所をすかさずマウント。耳から血が出るまで殴り続ける。頭突きもしておこう。
俺の毛先が程よく赤く染まったところで、ドラえもんシールを隙間なく貼っていく。
全身ドラえもんシールは結構迫力があるなだ。動かすたびに「ぱりぱり」と音もする。
日が昇る頃にはカトルかドラえもんシールかわからなくなっていた。
これくらいかな。朝日に当たるかカトル、もといドラえもんシールは綺麗だった。何万と言うドラえもんシールが俺に微笑みかけている。
任務完了…俺はカトル邸をマリーメイアを連れて後にした。
その後、キャロルがまた芸能活動を休止すると言うニュースが出たが、まあ、俺には関係ないだろう。
この頃、また、カトルの動きが怪しい。
つい、この間、成敗したばかりだというのに。
懲りないモー保ーだ。
この際、こちらから打って出る事にしよう。
オレはあのスッポン料理の店に忍び込んだ。
以前、カトルと大乱闘をした、あの店だ。(参照
>>458)
店内を物色し、防犯カメラのビデオテープをゲットした。
オレに都合の悪い部分を適当に編集し、後はバイク便で……
何処に送ったのかは、言うまでも無いだろう。
その日の夜、ウィナー邸を、100機のビルゴUが包囲した。
「ドロシーめ、やりすぎじゃないのか?…………まあ、いいか。」
面白いので、観察してみるとしよう。
カトルはサンドロックで何とか応戦したが、
10機倒した時点で、弾切れになった。
20機倒した時点で、シールドが砕け散った。
30機倒した時点で、ヒートショーテルがへし折れた。
40機倒した時点で、頭がもげた。
50機倒した時点で、両腕が千切れた。
60機倒した時点で、両足がひん曲がった。
とうとう、進退極まったカトルは、モビルドールを相手に、説得を始めた。
「戦ってはいけないんだ! 僕達は!!」
…………カトルは、ガンダムサンドロックという名の棺桶の中で、火葬された。
次は、6人目だったかな?
一方、オレは、ドサクサ紛れに、無傷のビルゴUを3機ほど捕獲した。
ヘビーアームズの予備パーツとして、ストックしておくか?
コクピットを付けて、愛機にするか?
ライオン君をガンダニュウムに改造するか?
売り払って、ラーメン屋の開店資金にするか?
使い道が有り過ぎて、困る位だ。
(語り:デュオ・マックスウェル)
宇宙世紀0079。 人類が宇宙にその生活…ん?
・・・・・・・・・(やべぇ、この字なんて読むんだっけ?)
お、おい五飛。 この字なんて読むんだ?
・・・ 何? 聞こえないっつーの、もっと大声で頼むよ。
・・・ だから聞こえないって、ハッキリ言えって!
・・・ おい! 意地悪しねぇで教えてくれよ!!
「『圏(けん)』だって言ってるだろうが、小学生でも読めるぞ!!!!」
バキッ! ドガッ!
・・・い、痛ぇ。 ともかく、サイド7にジオンがやってきた!
ヒロ「ニンム、カンリョウ! ニンム、カンリョウ!」
トロワ「こいつ…動くのか?」
で、ザクを相手に何故か大道芸人のトロワ少年が
連邦の新型MSで応戦することになったんだと。
ジーン「少佐だって手柄を立てて出世したんだ、俺だって!」
どぱらたたたた・・・
トロワ「・・・!」
ジーン「どうだ! …ん? げっ、ザクマシンガンが効かない!」
トロワ「…損傷は軽微、少々軽率な攻撃だった様だ」
おいおい、トロワのMSがザクの動力パイプを掴んだぞ?
デニム「ジ―――ンッ!」
あぼ――――――――――ん!
あぼーんするザク(ジーン)大爆発、合掌。
トロワ「これは…、今度ザクがあぼーんしたらサイド7が危険だな」
デニム「お、おのれ。 ジーンのカタキ!」
トロワ「と言って、逃げ回るワケにもいかないし… コクピットを狙うか」
刃物を取り出すトロワのMS、同時にザク(デニム)も突っ込む!
トロワ「この牛刀(アーミーナイフ)の威力なら!」
ざしゅっ!
デニム「ぐわぁぁぁっ!」
あぼ―――――――――ん!
トロワ「終わったか…」
うって変わって連邦の新造艦ホワイトベース。
ハラハラしながら戦いを見守ってた様だなァ、爺さんなんて顔面蒼白(藁
ノベンタ「うぐふっ…き、君。 リリーナ君と言ったね?」
リリーナ「はい」
ノベンタ「あのヘビーアームズのパイロット、少年だと聞いたが。」
リリーナ「その様ですが…どうなされますか?」
ノベンタ「こ、古来から年少でも初陣が無いことも無い。 HA共々回収したまえ。」
リリーナ「はい。 …HAのパイロット聞こえるかしら? HAをHBに収容しなさい。」
トロワ「…分かった。」
ザクを撃破してほっと一安心ってとこかい、トロワ?
でも残念。 ヤツが、ヤツがやってくるんだよな〜!
ゼクス「見せて貰おうか、連邦のMSの性能とやらを…」
続く、、、(かもしれない)
ゼクスをどうするか?
ライトニング・カウント…
赤い彗星…
うぅむ。
493 :
通常の名無しさんの3倍:01/09/29 17:58
今日は夜まで暇なので昨日たてたスレッド、『トロワの名ゼリフだけで1000レス
目指すスレ』を確認することにする。最初の方は順調に伸びていたが一晩経ってどう
なったことか・・・カタカタ。
トロワの名ゼリフだけで1000レス目指すスレ(201)
おお、微妙だが、いいぞ。さて、投稿は・・・?
201 :発情期トロワくん :01/09/29 00:52
昨日、近所のブリュッセル大統領府行ったんです。大統領府。
そしたらなんか人がめちゃくちゃいっぱいで通れないんです。
で、よく見たらなんか垂れ幕下がってて、エンドレスワルツ、とか書いてあるんです。
もうね、アホかと。馬鹿かと。
お前らな、エンドレスワルツ如きで普段来てない大統領府に来てんじゃねーよ、ボケが。
映画版だよ、映画版。
なんか親子連れとかもいるし。一家4人で大統領府か。おめでてーな。
よーしパパサーペントに乗っちゃうぞー、とか言ってるの。もう見てらんない。
お前らな、ガンダニュウム合金やるからここから失せろと。
大統領府ってのはな、もっと殺伐としてるべきなんだよ。
円形テーブルの向かいに座った奴といつ謀殺が起こってもおかしくない、
殺るか殺られるか、そんな雰囲気がいいんじゃねーか。女子供は、すっこんでろ。
で、やっと通れたかと思ったら、トロワの奴が、カスタムガトリング二丁で、とか言ってるんです。
そこでまたぶち切れですよ。
あのな、実弾兵器なんてきょうび流行んねーんだよ。ボケが。
得意げな顔して何が、ガトリング二丁で、だ。
お前は本当に両手が塞がってもいいのかと問いたい。問い詰めたい。小1時間問い詰めたい。
お前、ガトリング二丁って言いたいだけちゃうんかと。
戦場通の俺から言わせてもらえば今、戦場通の間での最新流行はやっぱり、
ツインバスターライフル、これだね。
ツインバスターライフルで雑魚一掃。これが通の戦い方。
バスターライフルってのは洒落にならない光学兵器。そん代わりバッテリーが少なめ。これ。
で、最後に盛大に自爆(迷惑)。これ最強。
しかしこれをやると次から完全平和主義者にマークされるという危険も伴う、諸刃の剣。
素人にはお薦め出来ない。
まあお前らド素人は、地上用リーオーでも乗ってなさいってこった。
・・・ヒイロ・・・これがお前の意志なのか?
翌日、ガトリングガンの猛襲を受けてある意味ミンチよりひどくなったヒイロが
発見されたそうだが、俺の知ったことではない。
494 :
通常の名無しさんの3倍:01/09/29 18:06
495 :
通常の名無しさんの3倍:01/09/29 21:53
久しぶりに、五人で飲みにでも行くかという話になった。
昨日の敵は今日の友。殴り合いの果てに友情が芽生えるというものだ。
ふふ、俺ってばロマンチストさんだな。
俺達が未成年で酒は飲めないというツッコミは、毎度のことながら却下である。
当日。残念ながらカトルは仕事の都合で来られなくなってしまった。
残念だ。しこたま飲んで、太っ腹なカトル社長に会計を任そうと思ったのに。
しょうがないので、俺達は四人だけで、歌舞伎町の某監獄風居酒屋へ行った。
出迎えたミニスカポリス店員に五飛が手錠をかけられ、「正しいのかっ!?貴様は!!」と
裏声で叫んだ。しかし視線は彼女の太ももにくぎ付けだ。このエロガッパめ。
「四名様、連行しまーす」
496 :
通常の名無しさんの3倍:01/09/29 21:53
牢屋風の小上がりに通され、俺達は手当たり次第、飲み物や食べ物を注文した。
「監禁」とか「人体実験」とか物騒な名前のカクテルを、ヒイロはいたく気に入ったらしい。
普段あまり酒を飲む奴ではないのだが、今日は随分ハイペースだ。
今も嬉しそうに「電気ショック」を飲んでいる。
お前・・・。そうじゃないかとは思っていたが、やっぱり軽いマゾっ気があるんだな。
ロシアンルーレット風のアスパラベーコン巻きは、やはりというかデュオがはずれ(激辛)を
食べた。さすがミスター貧乏クジ。お前の運のなさは筋金入りだ。
途中、モンスターやジェイソンが襲ってくるパフォーマンスに、五飛が本気で闘おうとしだしたが、
それ以外は、実にマターリと過ごしていた。こんな平和なひとときは久しぶりだ。
・・・と、ヒイロの目がある一点を凝視している。どうした、ヒイロ?
「・・・スイッチ」
ん?スイッチ・・・・ああ、呼び出しブザーか。確かに時限爆弾のスイッチっぽいな。
「お、押させてくれ・・・」
ヒイロはハァハァ言いながら、ブザーに指を伸ばした。おいおい、スイッチフェチかよ。
しばらくしてから、「はーい、お呼びですか?」とミニスカポリスの格好をした金髪の
美少女が・・・・・・・・・・・・・って・・・・カトル?
「み・・・みんな!?」
やはりカトルか。財閥の御曹司が、なんでそんな女装してまでバイトをしているんだ!?
「ぼ、僕の秘密を見た者は、生かしてはおけない・・・みんな、死んでもらうよ」
言うなりカトルはミニスカートの中に手を突っ込み、太ももに巻いてあったスイッチを
取り出した。俺達(というかヒイロ)にはお馴染みの、例のスイッチだ・・・・。
「さよなら、僕の友達・・・・」
カチッ ドカーーーーーーーーーン!
不意をつかれた上、狭い個室の中にいた俺達は逃げる事も出来ず、爆風に巻き込まれた。
薄れゆく意識の中で、カトルの呟きが聞こえたような気がした。
「言ったよ・・・僕は投降しろって」
言ってねーっつの、このオカマめ・・・・・・・・・・・。
やはり今日の友は、明日の敵だ。
ビルゴUが三機…さてどうしたものか。一機は売るとして、後の二機はどうしよう。
金は一機を売れば事が足りるのだが。ビルゴ一機で新車五台は買えるからな。どうしよう。
とにかく一機が売った。その金で昨日、あのような場所へ行って酷い目にあったからな。
マリーメイアとキャスリンに相談しよう。
「それには鎖はついてますか?」
何を言ってるんだマリーメイア!! くそ! DI・・・デュオめ! よくもやってくれた!
マリーメイアは今はそっとしておこう。けっこう影響され易いのかもしれないな。火垂るの墓の件もある。
「そうね。サーカスでライオン君の受けがいいのよ。もっと凄いのに作り変えてくれない?」
キャスリン。お前は鬼か? ライオン君の命より、芸が先にくるとは…しかし、それはいいかもしれない。
ビルゴUをもう一機売れば何とか成るな。親友のライオン君のためだ。この前髪にかけてそうしよう。
えらい事になった。ライオン君を調子に乗って改造しすぎた。ター峰―ター2に出てくる敵みたく液体化できるようになってしまった。
これでは、檻から出てきてしまうし、下手すりゃガンダムでもてこづるぞ。
「トロワ! 終わったの?」
はっ! キャスリン!
「ねぇ、トロ・・・何これ!」
早かったな、俺の死も…
「凄いじゃないトロワ! これだったら満員御礼よ!」
何? 言われてみれば液体化は客受けするかもしれないな。だが、キャスリン。これでは危険だ。
ライオン君も獣だ。これでは檻に入れられない。
「大丈夫よ」
残りの金でキャスリンは完全密閉の強化ガラスの箱を買ってきた(一メートル四方)。キャスリンまさか…
キャスリンは暴れるライオン君を、こねてこねて箱の中に詰め込んだ。しかも無理矢理。
「これで良しと・・・」
五分後。銀色の液体が入った箱があった。もうライオン君かどうかなど関係なく箱だった。時々、痙攣するように動くのが怖い。
「はあ、つかれた。どうしたのトロワ? 顔が青いわよ」
こいつは鬼だ! 芸の為なら女房泣かすタイプだ。このままだと俺、いや、それよりマリーメイアさえ毒牙にかかってしまう。
「鎖好き少女」とか言って…それはいいかも。
「ねえ、トロワ。残りの一機どうするの?」
そういえば、さてどうしたものだろう? 金は有り余るほどあるというのに…
498 :
通常の名無しさんの3倍:01/09/30 00:50
ライオン君を美少女に変身できるようにする(バビルU
話はそれるが、
ある日、突然、ドロシーがオレの部屋にやってきた。
「カトルが変なの。直せるのは、トロワしかいないわ。」
係わり合いになりたくなかったので、本当の事を言ってやる事にした。
「モー捕ーに女装、最近では自爆まで……あれ以上、変になる訳が無いだろう。」
すると、ドロシーは無言で、オレの目前に、金のインゴットを積み始めた……
1時間後……
オレとドロシーは、ドアの隙間からカトルの部屋を覗き込んだ。
ここから先は、書くのも嫌だが……
カトルは、モーター入りの道祖神をケツの穴に突っ込んで、ハァハァ言っていた。
「普通じゃないか。何の変哲も無いカトルだろ? これくらいはするだろう。カトルだし。」
オレは、やっぱり、本当の事を言ってやった。
すると、
「確かに、今は、普段通りだけど、もうそろそろ変になるのよ。」
それは、突然だった。
カトルは、思い立ったように、何かを呟きながら探し物を始めた。
あらかた、部屋中を探し終えると、絶叫した。
「電話ここにあるじゃねぇかぁぁぁぁぁ!!!」
やおら、道祖神を引き抜くと、自分の頬に押し付けた。
そして、何事も無かったかのように、一言。
「もしもし、ドッピオです。」
オレは無言のまま、一斗缶に目一杯積めこんだプラスチック爆弾に、時限信管を差しこんだ。
ドロシーも無言でうなづいた。
ついに、7人目か……
困ったな。
金の使い道に悩んでいたのに、ますます金が増えてしまった。
多少散財しても良いだろう。
そこで、ネットオークションで掘り出し物を探す事にした。
「おっ。これは……」
そのブツは、オレの心を捉えて放さなかった。
直径は3メートルの空飛ぶ円盤。
珍品だ。
もちろん、即座に購入した。
翌日、ブツは届いた。
やっぱり、手に入れたら、使いたくなるのが人情だ。
そういえば、カトルが新しくなったついでに、
ラシード達も新しくなってたよな……
「2ダースもあれば十分かな?」
その夜、ウィナー邸では、至るところで、絶叫が轟いた。
「人間だけを殺す機械かよぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!」
今日は久し振りにまともな所で集まった(リリーナ邸)。テーブルを囲み。紅茶を五人ですする。
しかし妙に殺気立っているのは何故だ? 少なくともカトルとデュオは明らかに俺に殺意を向けている。
「トロワ・・・この頃、羽振りが良いんだってねぇ」
カトル。貴様ほどではない。
「この前は痛かったなぁトロワ。カトルも痛かっただろう?」
デュオ。それは逆恨みという物だ。貴様は金で雇われ俺に負けた。しかも、卑怯な手を使ってでだ。
それで俺を恨むなど片腹痛い。
「何だとてめェ!!」
「やめないか。デュオ」
「ヒイロ…」
お。ヒイロ。流石だな。人間が出来ている。伊達に同人誌作家をやっているわけではないようだ。
「恨みを晴らしたければ後にしろ」
後にしろ? なに言ってんだこいつ? これだから電波系は。
「ヒイロ、貴様!」
五飛。どうした? うっ。なんだ。急に眠気が…ヒイロ貴様。
「安心しろただの睡眠薬だ」
そう言ってヒイロはその場に倒れこんだ。自分も飲んでたのか・・・
クソ・・・ぼやけていく意識の中で、リリーナの高笑いが聞こえた様な気がした。
気が付くと、そこは教室だった。何の変哲もない教室。目が覚めているのは俺だけのようだった。
案の定学生服に首輪。リリーナめぇ!! 酔狂な事する!
「なんだぁここはぁ?」
デュオのマヌケな声が聞こえてきた。続いて、カトル。
「どういう事でしょう?」
黙れブルジョワ。いつの間にか五飛も起きていたが、「面白い」と言って机に足をのけて座っている。
横柄な奴だ。
ヒイロは…爆睡していた。涎までたらしている。「もう食べられにゃい・・・」
と御約束な寝言まで抜かしている始末だ。ナイフを投げてやろうと思ったが、ナイフがない。
服をまさぐっていた、その時。
「はーい。皆。目が覚めたカァ」
トレーズの声!
教室の教卓にトレーズがいつの間にか建っていた。
「今日はァ。皆にちょっと…」
殺し合わせるのか!? このスレッドが終わってしまうぞ!
「サバイバルを、して、もらいます」
なんだ。サバイバルか。
「ルールを説明・・・クラァそこぉ! 寝るな!」
鈍い音がしてゼクスの仮面が割れた。いたのか・・・ゼクス。どうやらヒイロを狙ったナイフは、
大きく外れて後ろの席のゼクスに当たったらしい。
「じゃあ。説明するぞぉ」
「謝罪無しかよ!(三村風)」
大人しくしろ、ゼクス! お笑い狂いめが。
「ルールは簡単。この無人島で己のMSの武装で戦ってもらいまぁす。だから、ヒイロの場合・・」
トレーズは小さな(といっても、バズーカー砲くらいある)ツインバスターライフルを取り出した。なるほど。
「こうなるわけだぁ。いいかぁ。殺さなくても良いけど、勝ったって言う証拠に印を残してください」
俺の場合ドラえもんシールだな。
「それじゃあ、武器を配りまーす」
そこで俺は気付いた。しまった! 俺のへヴィーカスタムはノーモアだから武器が無い!! ドラえもんシールだけで…やってみるさ!
ヒイロに武器が配られた瞬間。ヒイロの座席が戦闘機の脱出ポットのようにふっ飛んだ。
天井を突き破り、遠くへと飛んでいくのが窓から見えた。次のデュオはかなりビビッていた。
鎌を配られた瞬間に、眼つぶって怯えていたが。しばらくしてもなんともない。
「なんだ? なんとも・・」
気を抜いた瞬間に座席は飛んだ。舌噛んでなきゃ良いが。窓から見えるデュオの軌跡。綺麗だな。
ザブーン…
ザブーン? トレーズ。今、海に落ちたようだが?
「はい、トロワ。武器無しは可哀想だから、これ」
聞けよ。まあいい。トレーズから受け取ったのは…ハリセン。
おいちょっと待……景色がぶれた。テレビでカメラマンが転倒するみたいに。頭に衝撃。天井を突き破ったようだ。
下を見下ろすと二キロ四方の島のようだ。ほとんどを森で覆われている。地形を頭に叩き込んでおこう。
二分ほどして俺は地面に降り立った。正確に言うと激突した。背中を打って息が出来なくなったのは秘密だ。
学校は山の上にあるらしく、俺のいる森からも確認する事が出来た。カトルが打ち出される。
二分おき五飛。ゼクス。
「はーい。じゃあ存分に戦ってくださーい」
トレーズの放送が戦いの始まりを示していた。
始まって、十分。まだ大きな動きはみられない。むやみに散策するのは迂闊だな。迂闊な動きは死に繋がる。
おっ。カッコいいな俺。
ガサッ!
ハリセンを構える。草むらの中に何かいる……誰だ?
「ニャ―ン」
人間が物まねしたバレバレな声が聞こえてきた。思わず吹き出してしまった。
「生ませろぉぉぉ!!」
カトルか! ヒートソードをかざしながら突っ込んできた。ハリセンで防ぐ。火花が散る。くそ! このままでは・・掘られる!
「トロワァァァ! 何で判ってくれないんだぁ。僕は金持ちでアイドルなのに!」
ボンボンめぇ。ヒートソードを払いのけ。ハリセンを振り回す。カトルがそれを防御する。金属音が静かな森に響く。このハリセン何で出来たんだ?
「いたっよ。僕は投降しろって」
カトルの目つきが急にかわった。こいつ! マジで切れやがった! 必死にハリセン叩きつける。
「ううううわあああああ」
腹を蹴られた。ごふっ! その場にしゃがみこむ。
「さあ、トロワ。一つになろう」
なるかボケェ! がら空きの腹にハリセンを突き立てる。うずくまった所に三回転半ハリセンアタックをかましてやった。
明日はホームランだぁ。
勝った。気絶したカトルの鼻の穴にドラえもんシールを貼る。その瞬間。カトルの下の地面が割れ。カトルは穴に落ちて消えた。
どうなってんだ? この島は。ともあれ、幸先の良いスタートだ。
記録者 ヒイロ・ユイ
作戦開始から十七分後。戦闘音が聞こえた。肉弾戦。ここで阿保な奴は気付いていないかもしれないが跳び道具を持っているのは
俺だけだ。ゼクスにはビームサーベルとヒートロッドだけだ。任務を続行する。
場所を移動しよう。戦闘音に気付いて他の奴らがやって来るかもしれない。音も無く移動する。森を抜けるとそこは砂浜だった。
ちょうどいい。海水を頭に撫でつけオールバックにする。
ん? この海水しょっぱくないな。真水だ。どういう事だ?
「我が世の春が来たァ!!」
この声はゼクス! 振り向くと宙を飛びつつ、ヒートロッドを振りかぶる奴がいた。
ハリセンで防御する。が、奴の狙いはそれだった。ヒートロッドでハリセンを巻き取り、俺の手から奪い去った。
「ははははははぁ! ひざまずくが良いわ!」
くそっ。何だこのテンションの高さは。壊れたか? 元々壊れているが・・・
「トロワ。どうする? このままいたぶられたいか?」
そう言う趣味は無いんでね。そう言った瞬間。ヒートロッドがうなった。水の中に逃げる。
「逃がすか!」
ヒートロッドを水中の俺めがけて唸らせる。馬鹿め。水中では勢いが殺される、はずだった。
俺は見事に吊り上げられた。かつおの一本釣りよろしくだ。
「絶好調である!!!」
貴様! それは…それは…∀だろうがぁ! くらえ! 前髪ドラえもんシールスピードスター!!
俺の前髪から放たれたドラえもんシールは奴の頭に命中した。
「ぐはぁ」
血を吐いて倒れるゼクス。俺の多芸さを知らなかったようだな。
「だ・・・だっふんだぁ」
俺の勝ちだ!
残り四人。
「はー皆元気カァ? 先生はスッゴイ元気でぇす。それじゃあ負けた人言うぞぉ。
ええと。カトルとゼクスの二人でーす。スッゴイいいペースだぞぉ。がんばれよぉ」
開始から一時間。俺はビームトライデント(先行者風と命名)を片手にじっと動かないでいた。
手にはドラゴンファング(先行者龍と命名)をはめている。こんな馬鹿馬鹿しいゲームだというのに、
俺は歓喜していた。これぞ戦場だ。
グゥーーー
腹が減ったな。そう言えば今朝から紅茶以外何も食していない。配給されたパンを齧る。中々上手いな。
意味もなく服を脱いだりする。気持ち良いな。そういえば、色々あったな。お笑い大会出場。もう少しゼクスを制御できていれば・・・
ガサっ。
上か! のびろぉ! 先行者龍!
「無駄ァ!」
先行者龍が伸びた脇からデュオが姿を現した。光る鎌を振りかぶりながらだ。
「いっくぜぇ!」
がきぃぃぃん。
先行者風で防ぐ。しかし、デュオの蹴りが胸に命中した。グゥ!
「蹴って蹴って蹴りまくる!」
デュオに足蹴にされる。なんだか無性にむかついてきた。俺よりも髪が長いし、それに多い!
黙って蹴られていればいい気になりおって!
「ぬお!」
先行者風でデュオを押しのける。くらえ! 正義正義正義正義正義ィ!
俺の攻撃は完璧にデュオを捕らえていたはずだった。しかし、
「さすがだな。攻撃する瞬間。息の乱れも動機の高まりもない」
いつの間に後ろに!
「無駄ァ!」
デュオの一撃は俺の意識を完璧に消し去った。暗転。
気が付くとそこは地下室らしき部屋だった。くっ。頭痛を覚え頭を触ると、
肉の芽? うわあああああああああああ!! 俺は気を失った。
残り三人。
記録者ヒイロ・ユイ
残り半分だ。ミスター貧乏くじのデュオがけっこう奮戦している。トロワもまたしかりだ。
俺の戦法はやつ等が争っている間に、ツインバスター…ゴフッ! 貴様は! DI…デュオ! ガフ!
あーあー。聞こえてるか? リリーナお嬢さん? あんたの手駒は落ちたよ。肉の芽を埋め込んでおいた。
大丈夫すぐに取れるさ。五飛のも取っておいてくれ。それじゃあな。
ブツン
残り二人。
「はーい。残り二人でーす。デュオぉ、トロワ。先生君たちの事誇りに思うよ。そして、美しく思う。
それじゃあガンバレェ!」
デュオか。厄介な奴が残ったな。奴はDI・・・・いや、言わないでおこう。言ったら本当になりそうだ。
ハリセンを構える。奴は近くまできているはずだ。神経を研ぎ澄ませる。
サア、ザザーン、キュ。
靴のすれる音。しまった後ろか! ビームトライデント(五飛の所有物)が飛んで来た。
ハリセンで叩き落す。なんか間抜けだな…
「トロワァ! 恨み晴らしてやるぜぇ!」
鎌を振りかざす。ハリセンで受ける。無敵のハリセンに傷がついた。くそっ!
「切って切って切りまくる!」
デュオの乱舞をハリセンで何とか受け止める。俺はいつも銃ばかり撃っていたからな。接近戦はあまり得意ではないのだ。
だが! ドラえもんシールを使う俺に、敵などいない!
懐からドラえもんシールを取り出す。
「きやがったなぁ」
デュオも武器を捨てた。奴も懐から何か取り出した…あれは! キテレツシール!
やるなデュオ! 最初っから俺以外はアウトオブ眼中か。
「いっくぜぇ」
勝負は一瞬。ならば全身全霊を込めて、必殺技を出すしかあるまい。メキメキと前髪が元に戻っていく。
「俺のお下げが怪しく唸る。トロワを埋めろと囁きかける! 必殺! お下げドリーミング IN キテレツゥゥ!」
俺の前髪光って唸る! ドキュソを倒せと轟き叫ぶ! くらえ! (マリーメイアへの)愛と、
(キャスリンに対する)劣等と、煩悩の! 前髪ドラえもんシールノーモアテロリズムゥゥ!!!」
ぎゅオオオオオオオオオオオオオオオン!!
俺の前髪は奴のお下げ髪を突き破り、奴の胸を貫いた。
「ばかなぁ!」
一朝一夕のシールで俺に勝てると思わん事だな。
「くそぉぉぉぉ!!」
優勝者 トロワ・バートン
ここはリリーナの庭の中にある池の孤島だった。リリーナはいい暇潰しが出来たと大喜びだった。
帰り際にリリーナ邸がドラえもんシールに埋め尽くされたのは言うまでもない。
ごめんなさい。これが限界です(T口T)
age
>509
立ち上がれ。キーボードを叩け。反論は許さん。
512 :
通常の名無しさんの3倍:01/09/30 21:08
今日もいつものように吉野家で食事をしていると、携帯に知らない番号から
着信が入った。これは、誰の番号だろう・・・・はい、もしもし?
『やぁ、トロワ・バートン。こちらはトレーズ・クシュリナーダだ・・・』
トレーズ・・・・なぜ俺の番号を知っている?
『まあまあ。ところで、きみのヘビーアームズを勝手に改良させてもらった。
いい感じに仕上がったので、身に来てくれないか』
い、いつのまに・・・・。俺のノーモア仕様を改変しやがったというのか。
『バトル・ロワイヤルの優勝者である君には当然の権利だ。では食事が
終わったら、私の屋敷に来てくれたまえ・・・』
・・・・しかたがない。気になるからさっさと食べて行くとしよう。
トレーズの屋敷に行くと、むせ返るような薔薇の香りに出迎えられた。
く、くさい・・・・。鼻が曲がりそうだ。
過度のエレガント嗜好は、破滅を招くという事が何故わからないんだろう。
「こちらに来たまえ、トロワ」
トレーズは屋敷の裏にある格納庫に俺を案内し、電気をつける。
パッと視界に入ってきたのは、俺のヘビーアームズ・・・・・いや、
正確には「ヘビーアームズであったもの」だった。
カラーリングは赤。ただし薔薇色。ガトリングガンの代わりに薔薇の茎を
模したムチ・・・トゲのムチというやつだ。
「ガンダムヘビーアームズエレガントカスタムだ。美しいだろう」
トレーズは一人満足そうにそう言った。
ふざけるな。俺にガンダムのSM女王様にでもなれというのか?嫌過ぎる・・・。
「ちなみに、股間部にはオマケとしてエレガントキャノンをつけておいたよ」
まるで中華キャノンだ。いつから俺のヘビーアームズは先行者になったんだ?
腹が立ったので、試運転と称してエレガントカスタムに乗って、トレーズの屋敷を
破壊してやった。ふうむ、ムチもなかなかイイかもしれん。
今度、ゼクスにエピオンに乗ってもらって、ムチ対決をしてみよう。
513 :
通常の名無しさんの3倍:01/09/30 21:29
それにしてもこのヘビーアームズ、意志があるように思えるのは俺だけか?
最近水をほしがったりするのだ。とりあえず水をあげてみる。
翌日、格納庫に巨大な花があった。ヘビーアームズは近くに倒れていた。
興味深いので観察してみる。名前はビオランテにしよう。
二日目、格納庫の屋根をビオランテが貫いた。しかもムチで俺を攻撃してきたりする。
三日目、俺のアパートが侵食され始めた。もう止められない。
四日目、この日記を読まれていると言うことはビオランテは撃破されたと言うことか。
願わくば俺も生き残っていてくれ。
自宅もビオランテに占領され、フェヴィーアームズもビオランテの所にあるから応戦できない。
一つ良い事があれば十個くらいになって帰ってくるのだろうか・・・欝だ。
何とか通帳は持ち出し、金は何とか確保できている。ビルゴUもサーカスに置いている。ビルゴUで応戦するか?
いや、無理だ。絶対、撃墜される。しかも酷い方法で…いかんいかん。ベクトルが内向きになっている。
そうだ。トレーズに責任を取らせよう。そうと決まれば実行だ。
オールバック以下略。もはや定番だな。トレーズ邸に忍び込む。窓から奴を狙う。この家は俺が頂いてやるよ。
ん? あれは、マリーメイア! そうか、親子だったな。ん? 待てよ・・・この展開。
>>478通りだ。
「マリー…いい物を見せよう。とっても面白いよ」
「なんですか? お父さん」
トレーズが俺の方を見た。気付いていたのか! トレーズ目は語っていた。マリーメイアを帰してもらう。
このスネ男カットの貴様には任せてられんからな。フッフッフッフ。
「これだ」
そこに映し出されたのはハリセンで戦う俺の姿だった。こうして見るとかなり恥ずかしい。必死に形相でハリセンを振り回している。
やめろ! なんだかとっても恥ずかしいから!! 奴は勝利の笑みを浮かべていた。
「カッコいい」
「えっ」
「お兄ちゃんはカッコいいです」
マリーメイア……おまへ…
「正気かマリー!?」
「このビデオ、貰って良いですか?」
マリーメイア。決めたよ、この金はお前のために使おう。
「あ、ああ。もちろんだとも」
トレーズの目には敗北の二文字が浮かんでいた。マリーメイアが退室したと頃合いを見計らい、トレーズを射撃。
死体はビオランテのそばに置いて来た。
急げ! マリーメイアに愛の抱擁をせねば! ライオン君マリーメイアを知らないか? キャスリンの部屋?
キャスリンの部屋に向かう。マリーメーアー―――――!!
「ねぇ! 馬鹿みたいでしょう?」
「あはははは。本当!」
「ハリセンでこんなに必死になってる!!」
「前髪で突っ込んでるYO」
何ぃィィィイイイィィ!! マリーメイア、嘘だといってくれ。何だ・・・俺の・・・涙か・・・
始めるか、俺の自爆ショウ・・・・
515 :
通常の名無しさんの3倍:01/10/01 08:42
素薔薇しくエレガントだ
最近、マリーメイアが新しい遊びを開発した。
その名も『ライオン君風呂』。
マリーメイアの弁によれば、「フワフワしてる」だとか。
フリル付きの水着を着て、ライオン君(液体)に浮かぶマリーメイアに、ちょっと萌え……
それから、マリーメイアは毎日のように『ライオン君風呂』を続けている。
病み付きになったようだ。
1週間ほどが過ぎた頃、ライオン君に異変が……
「少し減っている……」
オレは、即座に『ライオン君風呂』を禁止した。
それから、3日。
まだ、マリーメイアに変化は無い。
オレの取り越し苦労であればいいんだが……
翌日、エレガントカスタムをしげしげと眺めながら、鬱になるオレ……
「どうしようかな、コレ……」
「お茶でもいかがてすか?」
ふと、振り向くと、エプロン姿のマリーメイアがいる。ちょっと萌えた。
「ああ、ありがとう。」
ジャスミンティーを飲み干したオレは、
マリーメイアが、何かを凝視しているのに気がついた。
その視線の先にあったのは、ビルゴU……
まさか…………欲しいのか?
よくよく考えてみれば、鎖好きは良くない趣味だ。
この際、鎖好きを忘れるためにも、他の事にのめりこむのも良いだろう。
オレは、ビルゴUをマリーメイアにプレゼントする事にした。
意外だったが、マリーメイアは、上達が早い……しかも、異様に。
まさか、ライオン君の……いや、違う! 違ってくれぇぇぇぇ!
カトル(8人目)がケンカを吹っかけてきた。
今度は、気合が入っているらしく、果たし状には、ウザい位に『聖戦』と言う単語が並んでいる。
ひょっとして、原理主……
まあ、エレガントカスタムの性能試験もいいだろう。
翌日、指定された砂漠に着くと、またと言うか、やっぱりと言うか、
ダサダサなガンダムが復活していた。
あれ? 数が多い……ガンダムの他に40機いるぞ。
カトルめ、今回は手段を選ばないらしい。
さて、どうしたものか。さすがに数が多いと辛いな……
ヘタレなMSでも、41機も揃うと、迫力がある。
あれ? いつのまにか、もう1機増えてるぞ……ビルゴU?
「助けにきてくれたのか、マリーメイア。でも、まだお前には無理だ。」
しかし、マリーメイアはお構い無しにラシードをロックオン。
あぼーーーーーん。
カトル達に戦慄が走った。
「あっと言う間に、1機!?……あいつは……エースだ!!」
続いて、アウダ、アフマド、アブドゥールもあぼーん。
「人型にもビーム兵器。足の遅いヘビーアームズには、脅威となる!」
オレを気遣ってくれているのだな。やっぱりマリーメイアは優しい子だ。
でも、何か言葉遣いが変だぞ? まさか、ライオ……
気になったので、ビルゴUに回線をつないで、コクピットの中を覗いてみる……
とっても楽しそうだ。ちょっと怖い……
それにも増して、急加速の度にシートベルトが身体に食い込むのが嬉しそうだ。
別の意味でかなり怖い……って、よく見たら、何故シートベルトが鎖でできている?
その後、オレが手を下す事もなく、30機ほどがあぼーん。
さすがに、カトル達もビビって逃げ出した。気持ちは判らなくもない。
まあとにかく勝った事だし、帰ってお茶でも飲むか……って、マリーメイア?
もう、勝ったんだから、追いかけなくってもいいんだぞ!!
異常に正確な射撃で残りのマグアナックも、全てあぼーん。
こうなると、断末魔の悲鳴をあげるカトルに、同情さえしてしまう。
「ひぃぃぃぃっっっっ!」
「脅えろォ! すくめェ!! モビルスーツの性能を生かせぬまま、氏んでゆけェェ!!!」
自分はROMでは職人さんに申し訳ないので自分も書いてみる。
初めてなので至らない所が有ったらスマソです。
(たくさんあるでしょうが)
さて、俺は今日こそマリーメイアの鎖好きを止めさせるべく、
マリーメイアと二人きりで話し合いの場を設けることにした。
そして今日がそれの実行の日だ・・・果たして俺はできるのか?
いや、やらねばならないのだ。マリーメイアの(義理の)兄として・・・
さて、マリーメイアを迎える準備も出来たし、後はこのまま待つだけだ・・・
(それから約5分後)
コンコン・・・
「お兄たま・・・。マリー=メイアです。」
来たか!!「お兄たま」に激しく萌え〜・・・って萌えてる場合じゃない。
深呼吸して・・・「入れ。」
「お兄たま・・・お話とは、なんですか?」
(トロワよ・・・ココが勝負だぞ。兄として、なんとしてでもやめさせなければ・・・)
「お前に兄として言う。鎖遊びはこれからのためにはよくない。
だから、コレ以後の鎖遊びを禁止する。」
予想通り、マリーメイアの表情が凍りつく・・・しかし、ココで情けをかけるわけには行かない。
「お前のことを1番思ってる兄として言っているんだ・・・解ってくれ。」
「お兄たま・・・解りました。もう鎖遊びはしません。その代わり・・・」
〜〜〜1日後〜〜〜
マリーメイア専用ビルゴUの鎖もすべて通常のシートベルトに変更し終わった。
しかし、今思えばこの条件、のんでよかったのか・・・
マリーメイアがオレの手を引っ張りながら言った。
「お兄たま♪今日はずっとマリーと一緒に※※※※をしてくれるんだよね♪」
俺はマリーメイアの条件を飲んだことを激しく後悔した。
欝だ鬱だ欝だ欝だ・・・
感想次第ではもっと書きますんで。 by carry
失敗した・・・欝だ能・・・
521 :
通常の名無しさんの3倍:01/10/01 13:10
最近新規の書き手さんが増えたみたいだけど、ここはあくまで不特定多数の人が
書き込んでいるネタスレだから、特に前置きとかいらないよ。
できるだけ30行以内で収まる(省略されない)ネタにするくらいかな、暗黙の了解ルールは。
>>521 前半は同意、せっかく良ネタを書き込んでくれても前書きとかあったりすると冷めるよね。
微妙な自己主張もいらないと思う。
ただ30行以内ってのはどうかな? 確かに漏れもただ長いだけより話がスマートにまとまってる方が
優秀な作品って感じはするけど、長くてもやはり良いものは良いと思し…
ま、そこら辺は職人のウデの見せ所ってトコで(藁
------------------------ 再 開 ------------------------
524 :
通常の名無しさんの3倍:01/10/01 16:02
最近人間が信じられなくなってきた・・・。
ヒイロ達はもちろん、幼いマリーメイアにまで手玉に取られている俺って一体。
あまりに鬱すぎて、某カミーユ少年みたくイっちゃいたくなる。
・・・ははは。これは吉野家の牛丼かなぁ?
いや、ちがうな。吉牛はもっと玉ねぎがバーって入っているもんなぁ。
・・・ーい、だれかおごってくださいよー・・・。
「なにしてんの、トロワ」
あ、姉さん。ここは寒いんだよ、助けてよ。
「トロワって、カミーユの声と結構似てるわね」
・・・俺のこの姿を見て、そんな感想しか出ない姉さんなんて嫌いだ。
525 :
通常の名無しさんの3倍:01/10/01 16:04
×・・・ーい、だれか・・・
○・・・おーい、だれか・・・
スマソ。
第一回
>>491 カトル「トロワ聞こえて? 赤い彗星よ、気をつけて!」
トロワ「問題無い…」
前回かろ〜じてサイド7を脱出したトロワとその他諸々。
だけども地球近くで一瞬の隙を狙って”赤い彗星”(と書いて
ライトニング・カウントと読むんだぜ!知らなっただろ?)が襲って来た。
ドタドタドタ…
…ん? なんだこの音は? はっ! う、五飛!!
『どこをどう読んだら赤い彗星がライトニング・カウントになるんだ!』
バキッ! ドガッ!
・・・い、痛ぇ。 そう文句言われてもなぁ。
『しょうがねぇだろ、こうでもしなきゃ…』
『俺が正義だ!』
・・・・・・
『わ〜った、わ〜〜〜ったよ! 五飛、もっかい言い直せば満足か?』
『いいだろう』
ハァ… じゃもっかい最初から行くぜ?
えっと、前回…(省略)…狙って”赤い彗星”…
ピクッ(五飛)
『・・・』
『どうした? 続きを言え。』
『あ、あぁ…』
『・・・』
『・・・』
…くっそ! こ、こうなりゃ自信薄だが”アレ”を使うしかねェ!
行くぜっ!俺に才能があるならできるハズだァァァ!
『ザ・○ールド! 時よ止まれぃ!!』
ドォォォォ〜〜〜〜〜〜ン!
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・
『…や、やった! できた…のか!? 今のうちに続きを言うぜ!』
(と書いてライトニング・カウント…(以下省略)…だろ?)
『言い切った! 時は、動き出す…』
…が襲って来た。
『どうだ五飛? これでいいよな?』
『よし、いいだろう!』
スタスタスタ…
『ふぅぅ、なんて奴だ! あいつのせいでこんなにスペースを使っちまったぜ。』
トロワ「ほぅ、機体の温度…下がってきた様だな。 これならいけるかもしれん。」
! うぉっ! 俺と五飛がすったもんだやってるうちにドンパチ、終わっちまったのかよ!
…マ、マジかい? もうちょっと粘ってくれってのに。 あんたらそれでも軍人かァ?
ゼクス「ぬぅっ、連邦のMSは化け物か!?」
…う゛〜〜
ゼクスの策略によってジオンの制圧領域に入ったトロワ一行の運命やいかに?
『もう知らねーよ馬鹿ヤローッ!』
続く、、、(かもしれない)
マリーメイア専用ビルゴUは、今や俺たち五人を凌ぐ強さを見せていた。この前、軽く手合わせをしたら即行で目標をロストし、
奇妙な笑い声に怯えさせられ、精神に深い傷を負わされかけた。
いまや、マリーメイアの奇行を止められる物は俺(本当に時々だが)しかいなかった。五人からも非難轟々出しな。
再び、会見の間を求めなければなるまい。
部屋でマリーメイアを待つ。廊下から靴の音。来たか…
バタン…!
マリーメイアがドアを蹴破り入ってきた。マリーメイア? いつからお前は…まあいい。MSに乗っているんだ。このくらいの態度は取るかもしれないな。
「お兄様…なんの御用ですか?」
威圧的な態度だな。ここは、少し兄としての威厳を示さねば!
「お兄様?」
この頃、オイタが過ぎるようだな。いくらお前でも目にあまるぞ。
「お兄様? 何を言っているのです? 私はただ、皆様の役に立ちたいと…」
しかし、お前は・・・俺の言葉を遮り、マリーメイアは俺の膝の上に乗っかってきた。妖しい魅力。
どういう事だ? わずか十を越えたばかりの子供が…しかも、心なしかガンダムAの萌えハマーンのような体系になってきている。
「お兄様?」
指で俺の顎を撫でる。どういう事だ! これは大人のテク! マリーメイアがこんな事をするはずが・・・
一瞬視線を感じ、窓の外に目をやる。ヒイロとカトルが薄ら笑いを浮かべているではないか。ここで、俺の頭がある事を弾き出した。
マリーメイア(影響され易い)×ヒイロ(前科あり)+カトル(俺を狙っている)×ライオン君風呂=マリーメイアを使って俺を弄ぶ。
なーるほどねぇ。あはははははは…………殺す。
俺のナイフが奴等の眉間を貫いたのは言うまでもない。しばらくして、マリーメイアは少しおかしいながらも元に戻った事も付け足しておこう。
ヒイロ。突然だがお前に任務をやろう。
「なんのつもりだ。トロワ」
ヒイロの胸ポケットにリリーナの使用済みハンカチを入れる。
「それで。任務は?」
乗り乗りじゃないか。この頃、トレーズとリリーナが徒党を組んでいる。バトルロワイヤルの事もあるしな。
そこでだ、あいつらの次の目的がなんなのか調べてくれ。
「任務了解」
ヒイロ、どうだった?
「何のことだ?」
!? おい! とぼけるなよ。任務の事だ。俺はヒイロに詰め寄り、肩を揺らした。
「知らないな・・・」
ヒイロ! 何があった! おい! よく見るとヒイロは泣いていた。秘密を必死で守っている子供のように。
「知らないよ! 知らないってば!」
俺の手を払いのけヒイロは逃げてしまった。不意に邪まな視線を感じる。リリーナ、それにトレーズ。
俺の方を見て不気味に笑っている。木の葉が舞い落ちる中。それは戦慄の序曲の伴奏に過ぎなかった。
続く。
その日を不安に過ごしながら。俺は眠りについた。その日は寝苦しい夜だった。
ふと目を開け、天井を見る。何もない。こういう時はシミとかが人の顔に見えるが、幸いそんなシミはない。
横向けに寝る。もう寝よう。考えすぎだ。目をつぶる。
しかし、またすぐに目を覚ました。ああ、もう! 何でこんなに暑いのだ!
夏は終わったと…言う・・・・のに? なぜか俺の眼前にカトルがいた。笑っているゥウ!
ひきゃああああああああああああああああああああ!!!
「なんですかお兄たま! うるさいです!」
「トロワ! 静かにおし!」
違うんだ二人とも。そこにカトルが! ブルジョワカトルが! 笑ってたんだよ! ジャパネットタカタの社長並みに!
「誰もいないじゃない」
「寝ぼけてたんですか?」
そんな。確かにそこに…
「もう、馬鹿なんだから」
そういって、二人は部屋から出て行った。気のせいだったのか? そうだな。ストレスが溜まっているのだ。
この頃はハードだったからな。スイッチに手を掛け、電気を消す。消した瞬間にカトルがいた。
懐中電灯を逆さまにつけ、「お化け」っていうギャグを満面の笑みでしていた。
ひぎゃあああああああああああああああああああああああああ!!
「うるさいわね!」
「お兄たま!!」
その夜。俺はライオン君(液体化可能)の入っていた強化ガラスの箱の中で寝る事となった。
今日はサーカスの公演がある。俺も出演する。当たり前だ。道化兼マリーメイア狙いの炉利達を追い払う為だ。
今日も満員御礼だ。ふん! 愚民どもめ。貴様らは俺の日々の苦労や悲劇を知らずにここに来ているんだ。
はっ! 何を言っているんだ俺は。集中集中。さあ始まりだ。キャスリンのナイフ。
液体ライオン君。俺の綱渡り。空中ブランコ。マリーメイアはアシストだ。
「わぁぁぁぁああああぁぁあ」←観客。
さあ、玉乗りだ。かなりでかい玉の上に飛び乗り、上で逆立ちをしてみる。受けてる受けてる。愚民どもめ。
観客達を見る。五飛がいた。何をしている? おもむろに服を脱ぎだしたぞ。その間、俺は片手逆立ちに移行した。
下も脱ぎだしたぞ。何してるんだ? パンツにピンポン球がついている。
「見てろよトロワ」
?
「チャっチャマンボ。チャチャマンボ。ナタク! 正義! 正義=俺!」
ぶふううううう!
吹き出した俺はバランスを崩し、思いっきり玉に頭をぶつけた。メキっ!
首が一瞬、曲がってはいけない方向に曲がった。更に地面に向かって落ちる。
受身を!
全然間に合わなかった。前髪がひしゃげた。バネみたいに。っていうか弾んだ。
ビヨーンって。あははは。笑えよ。笑えよ。俺は道化だ。ピエロだ。俺の人生後ろ向きさぁ。
この日。俺の芸は過去最高に笑いを取った。
俺は引きこもった。もう誰も信じないし、信じられない。くそ。あの二人の目的はこれだったんだ。
俺のスレッドに対する嫉妬だったんだ。自分じゃまともにスレッド立てられないからって…
「トロワ。ここを開けて。どうしたのよ」
「お兄たま。出てきてください」
来るな来ないでくれ。こんな調子で一週間がたった。
ウイイイイイイイイン。
モーター音。ドアを壊すつもりか! やめろぉぉぉ!
ドカーン!
ひいいい。くるなあ!
「誕生日おめでとう!!」
へっ? こ、これは。
「トロワ。ごめんなさいね。こうした方があなたらしいと思って…」
リリーナこれは?
「私からの感謝の気持ちです。いつも楽しませてもらっているから」
そんな。
「おめでとうトロワ」
「良かったなトロワ」
皆からの祝いの言葉。なんだ・・・俺の・・・涙か。
「これ、プレゼントですわ」
金塊だった。重っ! 金には困ってないんだけどな。まあ、ありがとう。
次々と皆からプレゼントが渡される。ゼクスからはドリフのカトちゃんセット。
ノインからは全身タイツ。ヒイロからは新作同人誌。微妙〜〜。
お前ら、俺この件で首の骨を折りかけたんだぞ。もうちょっといい物をくれても良いだろうが!
五飛にいたっては「あのギャグがプレゼントだ」と言い出した。お礼に頭の形が変わるまで殴っておいた。
「なんだなんだぁ。皆ヘっボイなぁ。トロワ。俺のは凄いぜ」
おっ。デュオ。でかいな。なんだ? アシモか? それとも先行者か? とにかく見てみよう。
期待に胸を膨らませ包装を破る。箱の中には。
「凄いだろう?」
鎖に巻かれて悦に浸っているマリーメイアが。デュオ。俺の前髪の錆びになる覚悟は出来たか?
こうして、俺の誕生日は少し血生臭く過ぎていった。
FIN
532 :
通常の名無しさんの3倍:01/10/01 20:16
今日も吉野家で牛丼を食らう俺。吉野家フリークとしてはトップレベルだろうな。
食べながら目の前に張ってある中居のポスターに目を止め、中居なぞよりも
牛丼愛好家の俺をイメージキャラクターにすればイイのに・・・と思ったくらいだ。
俺がスーツを着こんで牛丼持ってるポスター・・・・カッコイイじゃないか。
「ぷっ」
・・・ゼクス、いつからそこにいた・・・。
「ププ・・・お前がイメージキャラクター・・・プププ・・・・」
必死に笑いをこらえているのがムカツク。なんだというんだ。
「お前の髪型じゃ、正面向けないくせに・・・プププププ」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・っ!?
「いつも微妙に左か右を向いていないと、顔が見えないくせに。中居くんのように
真正面を向いたポスターは作れんなぁ・・・」
・・・キーーーーーーーーッ、ねたましい!!この自慢のヘアーを愚弄するのは許さん!!
腹が立ったので、お新香とサラダが収納されている冷蔵ケースに、持っているだけの
ドラえもんシールを張って、最後の一枚を呆気にとられているゼクスの額に押し付けてきた。
533 :
通常の名無しさんの3倍:01/10/01 20:32
金が心許無くなって来たので、久々にマリーメイア軍で働く事にした。
この涼しい季節に半ズボンは辛い。
司令所勤務になった時、ふと後ろを見るとマリーメイアを膝に乗せたデキムが満面に笑みを浮かべていた。
あのロリコン禿爺が。
怒りに身を震わせていると、指揮席からの二人の会話が聞こえてきた。
マリーメイア「おじい様 わたくし、ハイドラガンダムが欲しいですわ」
ハゲ「うむ… すぐに手配しよう」
悪逆非道のハゲも所詮は孫に弱いという事か。
そうだ。 俺も考えてみれば奴の息子だニセモノだけど。
早速ハゲの肩に手を回し、耳元に息を吹きかけながら囁いてみた。
俺「ねぇん、おじい様ぁン」
その後しばらくハゲ頭を血管でメロンみたくしたデキムに青竜刀振りまわされながら追いかけられた。
ハゲめ、差別はいけないな。
ムカついたので奴のクローゼットのズボンを全部少年兵用の半ズボンにすり替えておいた。
別の働き口を探さなくては…。
534 :
通常の名無しさんの3倍:01/10/01 20:44
最近ヒイロはリリーナに随分可愛がられているようだ。このことを、ゼクスは知っているんだろうか?
シスコンのゼクスの事だ。怒り狂ってヒイロと隕石を食い止めながら無理心中を図ってしまうかもしれない。
「それって、なんか違わない?」
カトルか。なぁ、お前はどう思う?ヒイロとリリーナの関係をゼクスに教えるべきか否か。
「そうだね・・・リリーナさんの個人的問題だから、わざわざ教えなくてもいいと思うけど、見ている分には、
バラした方が面白いよね・・・どうしようか?ヒイロがリリーナさんの仕様済み用品をコレクションしている
ことをバラす?それともこの前スカートの中に隠れていた事を教える?あ、全部やっちゃおうか」
カトルはどこかに電話をすると、ヒイロのコレクションを盗むように命じた。
次の日、バイトが休みだったゼクスを喫茶店に呼び出して、ヒイロのコレクション(俺がヒイロに
提供した物達)を見せつけてから、ここ最近の二人について、俺とカトルで熱く語って見せた。
ゼクスは顔が青くなったと思ったら赤くなり、最後にはどす黒くなってワナワナ震えている。
最後にカトルは、テープレコーダーを取り出して、中のテープを再生させた。
「ヒイロぉ〜ん、愛してるわぁ〜ん。早く私を殺せばぁ〜?ピーマン食べれる〜?」
先ほどリリーナの声に良く似た、ノリ眉毛の幼稚園児(♂)に頼んで、録音させてもらったものだ。
「ぬぉぉぉぉぉっ!!ヒイロなんかに私の大事なリリーナはやらんぞぉぉぉぉぉぉっ!!」
爆発したようにゼクスは叫んで、店から出て行ってしまった。慌ててカトルも席を立つ。
「ほらトロワ!ゼクスを追うよ!!」
「リリーナぁ!!奴との戯言は止めろぉぉぉぉぉぉぉっ!!」
ちょうど一緒に歩いていたヒイロとリリーナを発見したゼクスは、ヒイロに殴りかかっていった。
ヒイロは寸前でよけて、そのまま二人は乱闘を始める。
俺とカトルが面白がって見物していると、おもむろにリリーナが歌い始めた。
「喧嘩をやめて〜 二人をとめて〜 わたしのために争わないで〜 もうこれ以上〜」
・・・素だ!素で歌っている!なんて天然なんだ、このお嬢さんは。
結局リリーナの歌声でゼクスとヒイロは争いを止めて、三人で仲良く去っていった。
くそ、なんてつまらないんだ。期待はずれだな、カトル。
「なぁに、修羅場はいくらでも作れるよ。次はゼクスの醜態をノインさんに晒すか、デュオの
痴態をヒルデさんにバラすか・・・ねぇ、どっちがいい?ふふふふ・・・・」
・・・・怖いな、カトルは・・・・。元の優しいカトルに戻ってくれ。
>526、ちびっと見づらい。
536 :
通常の名無しさんの3倍:01/10/01 22:23
最近すっかり忘れていたが、ビオランテはまだ成長を続けている。
ヘビーアームズはなんとか回収してエレガントカスタムのままだが、ビオランテの成長は止まったようだ。
しかし近くの道路を通っている通行人を襲うのはやめてくれ。
あのアパートには俺の大事なルリちゃん目覚ましが置きっぱなしだ。
・・・行くぞ。
攻撃をかいくぐり格納庫にたどり着いた俺は、根の部分に除草剤をまいた。
しかも薄めてないので超強力だ。しかしもだえるビオランテの攻撃でアパートが半壊した。
そして俺は最終目標であるルリちゃん目覚ましの奪取に向かった。
目と鼻の先にあるドア。そこを開けて待っていたのは・・・
床に落ちて破壊されたルリちゃん目覚ましだった。
おれはノーモア宣言を撤回する。そのご、ビオランテは俺の手で完全に焼却された。
ちなみに、ルリちゃん目覚ましは電池が外れていただけだった。よかった・・・
537 :
通常の名無しさんの3倍:01/10/01 23:52
どうも最近身の回りで物騒な事が起こり過ぎる。まるで一時期の嵐のような日常が
帰ってきたかのようだが、近頃まったり生活に染まりきっていたせいか、どうも
体の動きが鈍い。よって、これから俺は山ごもりをすることにした。
「次の公演は一週間後だから、それまでには帰って来てね」
・・・あのな、キャスリン。男が決意を固めて出立の時を迎えたというのにそれでは
あまりにも素気なさすぎやしないか?もっとこう、足元にすがりついて引き止めるくらいの・・・
?どうした、マリーメイア。
「お土産を何かお願いします。いい子で待ってますから」
・・・・・・・・・。
それから数時間後。俺は郊外の地元の人間ですら恐れて立ち寄らないという山脈の
中腹で体慣らしのランニングをしていた。大方予想はついていたが、足が重い。
しばらくは筋トレの毎日だな。この際鍛え直して、ザ・ガッツぐらいマッシヴになってみるかな。
二日目は朝から格闘訓練。相手がいないのでシャドーや巻きワラ突きを繰り返す。
・・・いやに静かだ。夜になるにつれて、いいようのない気持ちが押し寄せる。
・・・一人の夜には慣れていたつもりだったが。
三日目。・・・何だ?俺の、涙か・・・。そんなことを言っている場合じゃない。
本当に下山したくなってきた。まさかここまで俺の精神が軟弱になっているとは
我ながら驚きだが、本当にヤバイ。この押し寄せる感情に負けそうだ・・・いかんいかんいかん!!
・・・そうだ、それなら下山できなくすればいい。昔の空手家が俺と同じ状況に陥った時
片眉を剃り落として修行を続行したという。要は恥ずかしくて下山できないような格好になれば・・・
俺の恥ずかしい格好・・・俺はうつろな頭でハサミを手にしていた。
四日目。・・・ほんのちょっと頭に十円ハゲを作るつもりだったのに、手元が狂って全部
剃ってしまった。このままもの凄い勢いで仏門に入れそうだ。
・・・ううっ・・・寒い。もう秋だもんな・・・誰か、出てこいよ。カトルでもいいから・・・助けてよ・・・
たまには変わったものを食おうと、山菜取りに出かけてみた。
しかし、麓の村で奇怪な噂を耳にする。
なんでも、ここの山には化け物が出るらしい。
そんな馬鹿なと笑い飛ばして入ってきたが…うわっ、なんじゃこりゃあああ!!
何か丸い物体が、うごうごと蠢いている。ん?何か言ってる?
「置いて毛ぇぇぇ……」
毛!?この俺の、おさげが狙いか!?化け物の分際で、生意気な!
エサを使っておびき寄せ、持参のカマでとどめを刺しておいた。
ふーやれやれ。これでこの山も平和になるだろう。
良いことをした後は、気持ちがいいぜ。
そうだ。ついでに供養もしといてやろう。
更についでに、決して転生しないように、御祓いもしてもらった。
こんなに晴れ晴れとした気持ちになったのは、生まれて初めてだぜ。
今日、久し振りにCDショップに行くと、キャロル(カトルの芸名)のアルバムがウザイくらいに置いてあった。
改めてあやつの凄さを認識し、手に取る。男だというのに滅茶苦茶可愛く笑っているキャロルに、
無性に腹が立った。まあ良いだろう。俺には関係ない事だ。曲名の羅列を見る。ん?
「前髪が素適な人」
妙にひっかかった。そのほかにも「三回転半の愛」「スッポンリアルファイト」
「私を助けに死亡遊戯」「一つになるためのバトルロワイヤル」「アパート半壊のアノ人」
何だこれは?
買いたくも無かったが、真偽を確かめるべく購入する事となった。その際、キャロルストラップを貰った。
いらないので五飛のコックピットに吊るしておいた。
全部聞き終えた瞬間。俺はCDラジカセごと窓の外へ放り投げた。パッケージも砂糖のように粉々にしてやった。
歌の終わりの詩がすべて「一つになった」で終わっている。寒気がする。あいつめぇ! 十人目になりたいらしいな。
俺のガンダムヘビーアームズエレガントカスタム(ノーモア撤回)で分子レヴェルまで分解してやる。
しかし、俺一人では無理だな。マリーメイアを呼ぼう。マリーメイア。手伝ってくれるよね。
「けど、MSは乗ってはダメだと。お兄様が…」
俺の操を守るためだ。仕方が無い。マリーメイアに鈍く光る鎖を見せる。
「行きます!」
翌日。キャロルが三度の活動休止宣言をしたが。まあ俺には関係ないだろう。
540 :
通常の名無しさんの3倍:01/10/02 20:22
俺があまりにも牛丼を食べ続けるせいか、ある日打ち合わせの最中に、
団長が俺のことを「額に肉の王子」と呼んで、サーカス団一同が大爆笑した。
その時俺は別段気にすることもなく流したのだが、その話があっという間に
他の人間に知れ渡ったのには参った。会うたびに「王子」とか「額に肉の人」とか
「屁のツッパリはいらない人」とか言われるんだからたまったものではない。
情報の伝達を推測するならば、キャスリン→ヒルデ→デュオ→各人という具合だろうか。
くそっ、キャスリンめ。いや、この場合デュオが悪いのか?ん、そのデュオに話した
ヒルデのせいか?・・・面倒だから、今度三人まとめてお仕置きしてやろう。
ダークな考えを巡らせながら、懲りずに吉野屋へ行ったら、五飛がいた。
五飛は俺を見るなりプッと吹き出しやがった。
「ひ、額に肉の・・・とにかくすごい自信の人・・・わははは・・・」
こ、この野郎。ナマズヒゲつけて、額に中って書かれたいのか?
虫の居所が悪かった俺は、有無を言わせずそのとおりにしてやった。
うん、素敵なラーメンマンの出来上がりだ。
そうだ、ついでにデュオを見つけ出して、額に米と書いてやるか・・・・。
541 :
通常の名無しさんの3倍:01/10/02 20:24
サーカスの動物達にエサをやりに行くと、マリーメイアが一人でテントにいた。
一人で遊んでいたのか、マリーメイア。キャスリンはどうした?
「キャスリン姉さまは、レディお養母様たちのお茶会にお呼ばれされたと言って
おでかけしてしまいました」
レディ・アンとノインとサリィがたまにやっている、「大人の女のお茶会」のことか?
そうか、ついにキャスリンも呼ばれるようになったのか・・・・。
「大人の女」というフレーズを聞くと、優雅なティータイムを想像してしまうが、
実際は男の話と結婚の話と、仕事の愚痴と嫌いな奴の悪口を言いまくる、下世話な
茶飲み程度なんだろうなぁ・・・・。
どれ、面白い情報でも仕入れられるかもしれないから、ひとつ盗み聞きしに行こう。
マリーメイア、どこでやるか言っていたかい?
「サリィさんのマンションだと言っていました」
そうかい、じゃあちょっと俺の代わりに、動物達にエサをやっておいてくれないか?
「・・・お土産、期待していいですか?」
むう・・・。とらやのどらやきでいいか?
「・・・・・・」
なら、文明堂のカステラは?
「・・・・・・」
ええい、ゴディバのチョコレート「オータムコレクション」でどうだ?
「行ってらっしゃい、お兄ちゃん」
くっ、やはり女は生まれたときから女か。ちゃっかりしているな。
・・・トレーズ、一度お前とゆっくり話をしたいものだ・・・。
542 :
通常の名無しさんの3倍:01/10/02 20:25
サリィのマンションにやってきた俺は、身軽に他人の部屋のベランダをつたい飛んで、
彼女の部屋までたどり着くと、身を潜めて盗聴の準備をした。
ふむ、以前見た岡めぐみの甲賀流忍術をパクってみたが、意外と上手くいったようだ。
伊達にスパロボに(「Wいらねー」と言われつつも)参戦しているわけではない。
さて、チラリと中の様子を覗いてみると、奴らは大きいサイコロを振りながら、
「何が出るかな、何が出るかな」と合唱している。今時「ごきげんよう」かよ!!(三村風)
サイコロの目は「情けない話」。ノインはしばし考えて、思いついたようにゼクスが
いかに夜の生活で情けないかを披露して、笑いを呼んだ。哀れなゼクス・・・・。
その話が引き金となって、どんどん話が下品な方向へ移っていく。
ああ、いやだいやだ、女同士の猥談なんて・・・。
そのうち「ガンダムパイロットの中で一番ブツが立派なのは」という話題になった。
おいおい、たいがいにせぇよと思ったが、彼女達の予想がどう出るかも気になる・・・。
サリィは「五飛はカワイイのよ・・・」と意味深なことを言って、周りを動揺させた。
デュオはデカそうという意見は満場一致。けっ、アメリカンだからって全員立派なわけじゃないんだぞ・・・。
逆にカトルは意見が真っ二つに別れた。「デカそう」「いやそんなことはない」としばしアツイ討論を
重ねていたが結論が出ずに、結局間を取って「そこそこ」ということになったらしい。なんじゃそら。
ヒイロについては、キャスリンが驚くべきことを言いやがった。
「平常時は小さいけど、膨張率は多分一番です!」
ひょっとして、自爆したヒイロを看病しているときに確認済みってやつですかい?恐ろしい女だよ、お前は。
「あと、トロワ。トロワは、あの行動と髪型の割にはフツーですね」
「あ、そうなんだ。拍子抜け」
「なんだ、つまらんな」
「フツーなのか。トロワのくせに」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
ん、雨が降ってきたのか・・・?前が、見えない・・・・・。
いや・・・・俺の涙のせいか・・・・。帰ろう・・・マリーメイアが待っている・・・。
打ちひしがれて帰ったサーカスでは、お土産を忘れた俺にマリーメイアが痛烈な一言、
「お兄ちゃんて、サイテー」を浴びせてくれた。
・・・始めるか、俺の自爆ショー・・・・・。
543 :
通常の名無しさんの3倍:01/10/02 23:03
デュオから手紙が来た。珍しいな、手紙だなんて・・・。早速読んでみた。
「ぃよう、トロワ。元気か?俺は今ヒルデとジャンク屋の仕事で香港まで来てるんだ。
思ったより仕入れや取引に時間がかかりそうだから、しばらくこっちにいることになりそうだぜ。
そんな事よりトロワよ、ちょいと聞いてくれよ。香港とあんま関係ないけどさ。
このあいだ、ヒイロの新刊(ロリ物)買ってやろうと思って、コミケ行ったんです。コミケ。
そしたら近くのスペースになんか人がめちゃくちゃいっぱいでヒイロのスペースまで辿り着けないんです。
で、よく見たらなんか垂れ幕下がってて、「ヒイロ×デュオ新刊出ました!」とか書いてあるんです。
もうね、アホかと。馬鹿かと。
お前らな、801如きで狭いスペースにわらわら群がってんじゃねーよ、ボケが。
801だよ、801。しかも俺が受けかよ、なんでだよ。
なんか親子連れとかもいるし。親子でコスプレか。おめでてーな。
よーしママ写真撮っちゃうぞー、とか言ってるの。もう見てらんない。
お前らな、俺の鼻かんだティッシュでもくれてやるから、その巨体をどけろと。
コミケってのはな、もっと殺伐としてるべきなんだよ。
スペースの隣に座った奴といつ喧嘩が始まってもおかしくない、
刺すか刺されるか、そんな雰囲気がいいんじゃねーか。女子供は、すっこんでろ。
で、やっと買えたかと思ったら、横から来た奴がヒイロに、新刊貰ってください、とか言ってるんです。
そこでまたぶち切れですよ。
あのな、新刊プレゼントなんてきょうび流行んねーんだよ。ボケが。
得意げな顔して何が、新刊貰って、だ。
お前は本当に自分の本見て欲しいかと問いたい。問い詰めたい。小1時間問い詰めたい。
お前、お返しでヒイロの新刊(ロリ物)タダで欲しいだけちゃうんかと。
同人誌通の俺から言わせてもらえば今、同人誌通の間での最新流行はやっぱり、
ロリ同人誌、これだね。
ロリとペドは違うんだけど、俺の場合はツルペタロリ。これ。
で、それにネコ耳。これ最強。
しかしこれにハマると次からPTAにマークされるという危険も伴う、諸刃の剣。
素人にはお薦め出来ない。
まあお前、トロワは、さっさとマリーメイアを俺に預けてみなさいってこった。
そんじゃな。 デュオ」
・・・・・・ふふふ。デュオめ、香港で何かおかしな物でも食べたんだろうなぁ・・・。
無理して改ざんして文章支離滅裂にしなくても、吉野家そのままの方が俺にピッタリなのに。
早く帰ってこないかなぁ、デュオ・・・。弾薬用意して待ってるぞぉ・・・。
我らのマリーメイア・クシュリナーダ御大将が皆の質問に答える! (17)
1 :デキム :01/10/01 04:23
集えェェェェェ、厨房たちィィィィィィィィ!
諸君の質問に、マリーメイア御大将がお答えになるゥゥゥゥ!
2 :おさげ :01/10/01 04:24
トロワについて一言?
3 :おさげ :01/10/01 04:25
ヌいて ヌいて ヌきまくる!
4 :おさげ :01/10/01 04:28
ムチに興味ある?
5 :おさげ :01/10/01 04:29
デュオってどうよ?
6 :ヘタレスネ夫 :01/10/01 04:30
シスコンを直したいんですが?
7 :マリーメイア :01/10/01 04:32
>>2
パンツの化身です。
>>3
私のようなツルペタロリが、皆様のお役に立てて幸せです。
>>4
乗馬用が好きです。
是非とも、数え打ちして下さい。
>>5
私を導いて下さる立派な方です。
>>6
氏んでよし。って言うか、氏ね。
「デュオめ、コロス!!!!!!!」
545 :
通常の名無しさんの3倍:01/10/03 13:19
俺はもうだめかもしれない・・・。
みんなに馬鹿にされコケにされ弄られて・・・。
せめて貞操まで汚されないうちに、さっさと長島監督のように引退してしまおうか。
ガンダムパイロットを辞めて、普通の男の子に戻りマース。
・・・いかん、これではアイドルの引退表明じゃないか。
体力の限界です。
・・・だいぶイイ感じだが、少し逃げが入ってるようで嫌だな。
トロワ・バートンは、永遠に不滅です。
・・・全然引退と逆のことを言っている。
あ、そういえば、ヒルデにデュオの犯罪物的証拠(手紙やログ)を送りつけるのを忘れてた。
せめてデュオが小遣い抜きにされて途方にくれる様を見てからではないと、退くに退けん。
よし、もう少しがんばってみよう。
546 :
通常の名無しさんの3倍:01/10/03 14:39
最近不調なのは、久しくAVを見てないからだろう。
俺は気分転換にレンタルショップに行って、AVコーナーを物色した。
2、3本ほど、ニュータイプのようにピキーンと脳にくる商品があったので、
それを借りることにする。
と、背後に人の気配がしたので、振り返ってみると、そこにヒイロが立っていた。
ヒイロは俺の手にあるAV3本(人妻モノ×1、制服モノ×2)を見るなり、
駄目、全然わかってない!といわんばかりに首を横に振って、ため息まで吐いた。
そして有無を言わせずビデオを3本とも取り上げると、棚に戻してしまった。
何をするんだ、ヒイロ。俺が講義しようと身を乗り出したところ、やつは何本かの
別のビデオをチョイスしだして、それを俺の手に乗せた。
・・・全てロリモノだった。
ヒイロは呆気にとられる俺の肩にポンッと自らの左手を置き、右手は親指を立てた
ポーズをして見せた。その時の、ヒイロの笑顔といったらなかった。
歯磨き粉のCMに出られるくらい、さわやか白い歯が光っていた。
こんな素敵な笑顔のヒイロ、見たことがない。
俺は驚きのあまり、しばらくその場で硬直してしまったが、ヒイロはかまわず
その場から去っていった。
どうでもいいが、最近ロリが流行っているのか・・・・・?
547 :
通常の名無しさんの3倍:01/10/03 14:45
その日の夜遅く、俺のパソコンに緊急通信が入った。珍しいな、平和になった今
緊急通信なんて。どれどれ、こちらトロワ。応答せよ。
「いよ〜う、トロワ」
・・・今すぐ香港の海に沈め。
「つれないこと言うなよ。やっと完成したぜ。あの爺さん達のガンダムを超えるガンダムが」
このご時世に、まったく技術屋という奴は。
「俺もガンダムシリーズは一通りチェックしてるからさ、香港に来てピンときたぜ。
こいつしかいないってな」
・・・まさか、それは・・・
「リアル画像で見えてるだろう?これが俺の開発した、サイコガンダムデスサイズヘル・カスタムだ。
従来のMSでは及びもつかない超規格外の巨大ボディにひと振りでバルジ一つは落とせるメガビームサイズ。
注目すべきはこの巨体でありながら変形なしで飛ぶ事も出来るんだぜ。ガンダムはやっぱ芸術品でないとな」
デュオ。一ついいか。お前のガンダムの特性は何だ。
「あん?そんなの決まってるじゃねえか。隠密行動を主とし、格闘戦やゲリラ活動に
優れる機体・・・あッ・・・!!」
・・・ようやく気づいたか。このガンダムではお前の持ち味を完全に殺してしまっているのだ。
何でもでかくすればいいというものではない。
「・・・そうか。だからヒルデの奴、こいつを作る時にあんなに渋ったのか。・・・死神失格だな」
ヒルデは優しい娘だからな。お前が張り切っている姿を見ると、どうしても強くは言えなかったんだろう。
「・・・・・・」
しばし沈黙。それから俺達は色々なことを話し合った。みんなのこと、これからのこと、夢のこと。
夜の帳は不思議なもので、普段は言えないようなことまで話せるようになる。そろそろ寝ようかと
デュオが言ってきた時には朝日が昇りかけていた。
「じゃあな。あ、そうそう。もし本格的にラーメン屋をやる気になったら教えてくれよ。力になるぜ」
すまない。それでは、通信を終了する。・・・体は徹夜で疲れているが、何故か清々しい。
デュオもあれでいい所がある。そう思いながら俺は充実感とともにベッドに倒れこんだ。
しばらくして実はデュオが国際電話をコレクトコールでかけていて俺に莫大な請求書が届き、
逆上した俺がサイコガンダムヘビーアームズ・カスタムで香港を舞台に「サンダとガイラ」
ばりの大決戦を繰り広げることになるのだが、それはまた別の話だ。
548 :
通常の名無しさんの3倍:01/10/03 14:51
トレーズにまた呼び出しを食らった。
またヘビーアームズを改造されていたらどうしようと心配したが、
今日のトレーズはやけに深刻な顔をしていた。
どうしたというんだ?
「トロワ・バートン・・・・最近うちのマリーメイアが変だと思うんだが」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
そういえば、マリーメイアはこいつの娘だったか。
ちなみに俺も義理の弟(ニセ)なんだけどな。
「昔は勉強をよくして、たまにMSのプラモを買ってあげると喜んでくれるような
手のかからない子供だったのに・・・・。君のところに出入りするようになってから、
おかしくなってしまったのだよ?」
ずっと放っておいたくせによく言う。
「なにかね?」
いやー・・・・いろいろ周りの環境に影響されたというかなんと言うか。
むしろ問題なのは、デュオが余計なことばかり教えるからだと思う。
「デュオ・マックスウェルか・・・・自分のことを疫病神というだけのことはあるな」
疫病神じゃなくて死神だろう。
「よし、しばらくマリーメイアはレディに頼んで、スイスの別荘にでも隔離してしまおう。
更正している間に、私は害虫駆除としゃれ込むか・・・・」
マリーメイアがそばにいなくなるのは寂しいが、これ以上怪しい趣味に目覚められても困る。
俺も協力しよう、義兄さん(ニセ)。何かあったら遠慮なく言ってくれ。
「ありがとう、トロワ」
次の日、レディ・アンが迎えにきて、マリーメイアは渋々スイスへと旅立った。
その一方、デュオがバラのエッセンスが入ったバスタブで溺死。なぜかケツの穴には
バラが一輪刺さってあったという事件もあったが、気にしないでおこう。
549 :
通常の名無しさんの3倍:01/10/03 14:58
さらに次の日。何事もなかったように香港のデュオからメールがきていたが、
もう俺たちの身体能力にとやかく言うものはいないと思うから、割愛する。
俺、何人目なんだろう…(遠い目)
この頃、何か空虚な気分になる時がある。原因はわかっている。マリーメイアだ。いつもお兄様と付きまとっていたあの子が、
いまや遠い空の下だ。キャスリンも流石に気を使っているようだ。何かと面倒をみてくれる。ライオン君もマリーメイアに変形してくれたりする。
お礼に液体窒素を吹きかけてあげた。
「電話すれば良いのに」
街でたまたま会ったノインがそう言った。そうしたいのはやまやまだが、トーレズが妙に俺を警戒して教えてくれないのだ。電話番号を…
「まあ、それも判るが・・・」
ちっ! 役立たずの阿婆擦れめ。もうちょっと考えろってんだ。
「聞こえてるぞ! このスネ夫!」
ノインにボコボコにされた後、ヒイロが俺を踏んづけて通り過ぎようとした。そうだ!
ヒイロの足を掴み四の字固めをかける。
「なんのつもりだ? トロワ」
あくまでもクールか。あのビデオ屋で見せた笑顔はなんだったのだ?
「死ぬほど痛いぞ」
あ。一応痛いんだ。それより、チミチミ。任務があるのだよ。リリーナの使用済みヘアブラシを渡す。
「それで?」
道の真ん中で無表情に四の字固めをしている二人は、とても滑稽に移っている事だろうが、別に構わない。
マリーメイアの電話番号の為ならな。それに俺はピエロだし。
「任務了解」
「これだ・・・」
ヒイロはメモを俺に渡してきた。見ると数字が書いてある。なになに、ほうほう。さすがヒイロだ。
仕事が速いな。
「おれはこれで」
手間をかけたな。早速電話だ。
とぅるるるるるる。とぅるるるるるる。
けっこうドキドキするな。さあ早く出るんだマリーメイア。お兄ちゃんと話をしよう。
ガチャ。
マリーメイア? おれだ。お兄ちゃんだよ!
「もしもし? ドッピオです」
ヒイロオオオオオオオオオオオオォォォォ! カトルと二人でまた嵌めやがったなぁ!!
翌日、血の化身と化したヒイロが見つかった。カトルは犬神家よろしく池に刺さって見つかった。
俺の前髪がほんのり赤みを帯びていたが。まあ、関係ないだろう。
>551
液体窒素……ワラタ
「馬鹿ばっか」
ルリちゅあん目覚ましで今日も目を覚ます。マリーメイアお前も・・・そうか、マリーメイアはスイスだったな。
いつの間にか俺はシスコンになっていたらしい。はは、はははは。何だ・・・俺の・・・涙か・・・。
俺の携帯が鳴っている。「主人は冷たい土の中」トレーズか。
「もしもし! トロワか!?」
なんだ。お前らしくもない。
「マリーメイアが…マリーメイアがさらわれた!」
なんですとぉ! トレーズそれは本当か!
「すまない。スイス銀行に口座を作りに言ったところ、銀行強盗にあってそのまま・・・・」
そんな・・・俺は電話を落とした。あの可愛いマリーメイアの事だ。強盗どもにあんな事やこんな事…
考えただけで恐ろしい!! 再び電話を拾う。トレーズ犯人の居場所は!
「それは判っている。やつら。私に脅しをかけてきたからな。場所は・・・」
俺は場所を聞き出すと、戦闘用の服に身を包んだ。へヴィーアームズでは目立ちすぎる。
一斉発射したらマリーメイアごと吹き飛ぶしな。
「君だけが頼りなんだ」
まかせろ。今日の俺はシリアスで行く。
ここか。強盗どもは古い城にねぐらを得ていた。ここを貴様らの墓場にしてやる。
見張りに近づき…締める。容赦など無い。マリーメイアのために俺は悪になる。これは五飛の台詞か。
壁を登り、進入に成功。殺してやるぞブタども。
「お前誰だ?」
あっ。見っかっちゃった。氏ねぇ! 渾身の回し蹴り。
「ふごぉ」
敵は壁を突き破りふっ飛んだ。結果的にそれが新たな敵を呼ぶこととなった。そりゃあそうだ。
壁を突き破る音なんザ敵を呼ぶ恰好の的だ。
「なんだ!」
「敵襲だ!」
「殺せぇ」
ひえええ。銃持ってるよ。いてっ! 撃つなって。痛いって。防弾着てても痛いんだって。痛い。
痛いです。痛いっていてるだろうがああ! コンのボケナスどもがぁ!!
肘打ち! 正拳! 裏拳! オリャア!
「ぐぎゃわあああ!」←敵
マリーメイアは何処なんだ!
「いたぞ!」
くそ! メタルギアやってる暇は無い! 真正面からいっくぜぇ! これはDI…デュオの台詞か。
はい! そりゃ! とう! くらえ!
俺は次から次へと出てくる敵を、倒しつつ(時には逃げつつ)倒していった。これもひとえにマリーメイアに対する愛ゆえにだろう。
しかし・・・
「またんかこらぁ!」
「やったんどぉ!」
流石にこの人数は疲れるな。とう! おりゃ! ん? あの部屋に逃げ込もう。敵が来る前に、俺は部屋へと潜り込んだ。
ここなら安心だろう。
「来たな」
む! 反射的にナイフを投げる。声の主はそれを難なく受け止めた。その声・・・ヒイロか。
「そうだ」
ナイフを俺に投げ返す。ナイフは俺の首を掠めて行った。
「任務を妨害する物は排除する」
ヒイロの目は本気だった。
そうか、ならばこちらも容赦しない。いくぞ。って、お前…その手に持っているものは…
奴はバトルロワイヤルの時に持っていたツインバスターライフルを取り出した。
「目標確認。これより排除する」
いくらなんでも、いきなりは撃たないよな。僕たち友達だろ? なっ? 何でこっちに銃口を向け・・・
ギュオオオオオオンン!!!
どわ! ヒイロ! あんなの当たったら死んでしまうぞ! くそ! そっちがその気なら。
「戦闘を続行する」
一気に懐へ飛び込む。その際に二発目が俺の発射された。サーカスで鍛えたこの身体。避けてみせる。バスターライフルを飛び越える。
当たらなければどうと言うことは無い!
「く!」
ホアタァ! 跳び蹴り。怯んだ所にドラえもんシールの嵐。ヒイロ、こういうシリーズで出番が少なかった事を、根に持ってやがったな!
そのためにマリーメイアを攫うとは…片腹痛いわ! ドラえもんパーンチ!!
「グハア」
ヒイロは壁を突き破り、城の外へと飛んで行った。ヒイロ、お前はネクラに同人誌でも書いてろ。
それがお似合いだ。
ヒイロが飛んでいく際に何かを落としていった。これは・・・地図じゃないか。なるほど、ふむふむ。
ここにマリーメイアはいるのか。なら、無駄に時間を費やす必要は無いな。レッツゴーだ。
途中に出てくる雑魚を適当にあしらって、マリーメイアの部屋へと向かう。マリ―メイアは司令室にいるらしく、
この通信室を抜ければ…殺気!
あぼーーーーーん
誰だ!
「侵入者発見。防衛システム作動」
こいつは・・・メカトロワ! 最近見ないと思っていたら、こんな所にいたのか。ここで会ったが百年目だ。
もうキャスリンが夢中にならないように、ぶっ壊してやる。
メカトロワの指の先からグフよろしくマシンガンが発射される。どわ! なんちゅう威力だ!
だが! あたらなければ(以下略)
「侵入者接近」
遅い! ほあた!
がしーん
くそ、さすが金属。攻撃したこちらが痛い。だが! 攻撃を止めるわけには。メカトロワの前髪が回転しだした。
「前髪ドリー――ル」
なに! オリジナルの俺でも出来ない攻撃を! あぶね! ドリルを避ける。外れたドリルは金属の床にめり込んだ。
なんという威力だ。
「避ケルトハ」
前髪ドリルを必死で抜こうとする。メカトロワ。しかし抜けない。しまいにはドリルに吊られて自分が回り出した。
「メ・・・メカトロワ大回転ーーー!」
明らかに計算ミスだろ。俺は大回転するメカトロワをほっといて、司令室へと足を勧めた。
ここに、マリーメイアがいる。入った瞬間にマリーメイアを攫った阿保をボコボコにしてやる!
出で来いクラァ! ドアを蹴破る。誰もいない?
「お兄様」
その声はマリーメイア!? お兄ちゃんだよぉ(ハート)
ゴリ
銃口? マリーメイア? 何故俺に銃口を向けている。オイタは後だ。今は逃げ出す・・・何故激鉄を引く?
「お兄様。この組織のボスは私です。私は聖戦のための資金を集めているのです」
何を言っている? マリーメイア…聖戦だって? どういうことだ。
「お兄様に関係はありませんわ」
おい・・・兄に向かって・・・
「まったく、こんな所まで来て。うざったくて仕方がありません」
がーーーーーーーん。なんだ。何言ってるんだ? マリーメイア? 嘘だろ。嘘だといってくれ。
お前のために俺は・・・
「それがウザイ」
ふごおお。完敗だあ。いくらなんでもマリーメイアに勝てないよね。マリーメイアは舌打ちしながら、携帯を取り出した。
「もしもし? 御曹司ですか? 兄は捕まえました。掘るなり何なり好きにしてください」
御曹司? 聖戦。掘る。まさか・・・否! そうに違いない!
「お兄様!?」
マリーメイア! お前はまた影響されてぇ!! 俺は心を鬼にしてマリーメイアの頬を打った。
乾いた音が響き渡る。
「お兄様・・・私は何を?」
目が覚めたか、マリーメイア。携帯を手からとる。
「もしもし? どうしたんだマリーメイア?」
カトルか? 十一人目になる覚悟は出来ているよな?
一週間後。マリーメイアが帰ってきた。キャスリンがまた休止するのを悲しがっていたが・・・
まあ俺には関係ないだろう。
559 :
通常の名無しさんの3倍:01/10/04 12:49
トロワ壊れすぎ!
560 :
通常の名無しさんの3倍:01/10/04 13:02
ああ! キャロルがキャスリンになってる。
欝だ逝って来ます。
562 :
メタルギア・トロワ:01/10/04 20:35
残念だが俺はまだ壊れていない。
どうしても壊したければスクラップトロワと呼べ。
今日は久々に任務が来た。なんでもテロリストが島を占拠したらしい。
久々に腕が鳴る。行くぞ。
一つ、情報を確認し忘れていた。任務実行先は極寒の孤島と言うことを。
「安心しろ、トロワ」
何だ、ヒイロか。お前もこの任務に廻されてきたのか?「違う」
じゃあなんだ・・・?
「とりあえず侵入できる所を教えてやろうと思ってな」
それはありがたい・・・
「水中なら監視は無い。そういうことだ」
なるほどな。特注ウエットスーツに身を包んで、俺は海中に身を消した。
非常に重要なことを忘れていた。
極寒の孤島と言うことを・・・
岸に上がった、いや搬送ドックに上がったときは俺の身体はカチコチだった・・・
寒い、特性カイロで暖まろう・・・
暖をとった後、俺は偶然降りていたエレベーターで上に上がった。
情報に寄ればヘリポートと言うことだ。ウエットスーツを脱いで、俺の自慢の前髪が飛び出した。
ここがヘリポートか、行くぞ。ん?ヘリのライトか・・・まあ関係ないだろう。
(タッタッタッタッタッ・・・ピカッ!!!)
「侵入者だ!!!」
くっ!俺としたことが。敵兵が群がってきた。
こういうときは格好良くかわしながら敵を撃つというのが・・・
・・・銃を忘れたようだ。
(ダダダダダダッ!!!ダダダダダダダッ!!!)
ちっ!少しは手加減しろ!ナイフは持っていたようだ。
空中三回転半ひねりで敵の背後を取って、人質を取った。
貴様ら!撃てる物なら撃って見ろ!!!・・・決まったな。
(ダダダダダダダッ!!!ダダダダダッダダ!!!)
うおっ!貴様ら、人間じゃねぇ!
たまらず俺はトラックの下に逃げ込んだが、手榴弾を投げ込まれて追い出されてしまった。
今は換気口に潜んでいる。しばらくは待たなくてはなるまい。
排気口に潜んで3時間、兵士達の会話を偶然聞いてしまった。
「おい、知ってるか?ハゲた野郎が青龍刀振り回して殺戮してるんだってよ。」
「ああ、知ってる。もう30人も殺られたらしい・・・」
「おっそろしいなぁ。」
「貴様ら!誰がハゲだ!」
「うっ、うわぁーーーーー!!!」(ドシュッ!ズバッ!)
あくまで会話だけだが、五飛も潜入・・・というのかわからないが居たようだ。
下手に見つかれば俺もコロされる。早いトコ任務をすまそう・・・
換気口から抜け出た俺は、速攻で監視カメラに捕まった。
群がる敵兵、そして武器はナイフと前髪だけの俺。ピンチ・・・
しかし、そんなとき救世主が現れた。
「うわぁーーー!!!ハゲだ!西ブロックに出現した!」
「なにぃ!こんなヤツに構ってられないぞ!!!」
というわけで俺は難を逃れた。どさくさに紛れて銃もゲット!
さて、さっさと首謀者を捕まえるか。
エレベーターで下りた先には爆弾があった。俺の最も得意とする分野だ。
それを使って壁に穴を開けた。まるでメタルギアそっくりだ。
そして、通路の先には案の定カトルがいた。
「やあトロワ。久々だね。」
何で貴様が居るんだ?
「そりゃ・・・」
貞操を奪うつもりだな。
「ごめいとう。さすがはトロワだ。産ませろぉぉぉぉお!!!」
いつも通りの言葉を履いてやって来たヤツを俺は即かわして眉間に銃を撃ち込んだ。
しかし・・・弾がなかった。
「うわはははははは!!!」
くっ!俺ピンチ!とその時救世主が!
「俺が正義だ!!!」
突如現れた奴は、カトルの右腕を切り落とし去っていった。
「くっ!トロワ、覚えていろよ!!!」
カトルは捨てぜりふを吐いて消えていった。まあ、問題ないだろう。
どれ、弾薬を補給して部屋の探索だな。
部屋を暇つぶしに探索(ドアは全て破壊)していると医務室に紛れ込んだ。
しかも拷問器具らしい物が置いてある。一歩間違えば俺もこれに掛けられていたかもしれん。
どれ、この辺りは探索し尽くしたようだ。行くか・・・
戦車格納庫を抜けた先は雪原だった。あまりの寒さに俺は縮こまってしまった・・・
その時、前方から砲撃が来た。とっさに岩陰に隠れる俺。
「いよーう、トロワ。」
デュオか!!!
「こんな所で会うなんて奇遇だな。」
くっ。戦うしかないか。
そうと決まれば俺は空中三回転半ひねりで戦車のコクピットに飛び込み、デュオをドラえもんシールだらけにした。
あっけない、時を止めるぐらいはやってくれ。DI・・・おっと。
デュオから奪ったカードキーで続くドアを開けた。
先には核兵器が何故か保存されていた。鬱だ・・・
こういうときは先程手に入れた段ボールで進むのが一番だ。
(カサッ、ガサガサガサ・・・)
「ん?」
しまった、気付かれたか!?
「・・・段ボールか・・・」
良かった、気付かれては居ないようだ。さあ、エレベーターまでダッシュ!
「敵だぁ!!!」
ちいっ!見つかったか!とっさにエレベーターに飛び込み群がる敵兵を投げ飛ばしていく俺。
そしてドアを閉めた時ちょうど毒ガスが噴射されたところだった。
ふっ、危なかったな・・・
地下二階に降り立った俺は無線機を手にした。
なぜかコールがかかったからだ。
はいトロワです。
「気を付けろ!そこの床には電流が流れている!」
誰だ?
「ふっ、お前のファンだ。」
名を名乗れ。
「どうしても名前で呼びたければチョン・ウーファイとでも呼べ。」
・・・・・・了解、五飛。
「お、俺はチョン・ウーファイだ!」
・・・切るぞ。
・・・五飛、何考えて居るんだ・・・?
そして俺は厳重にロックされた扉を破壊し、侵入した。
さらに一歩踏み出した瞬間、俺は痺れた。そうだ、電撃的な恋をしたかのように。
頭に来た俺は天井をつたって別の部屋にたどり着いた。
そこに待っていたのは敵兵の無惨な死体であった。立ちこめる異臭、血の臭い・・・
これが戦場・・・改めて実感した・・・
少し進むとドアがあり、入った。
そこで待っていたのは、眩しく光る禿頭だった。
「来たか・・・」
五飛、貴様こんな所で何してる。
「俺は一度貴様と戦ってみたかった」
・・・・・帰るぞ。
「俺が正義だ!!!」
うおっ!斬りつけるな!
五飛が振り回す青龍刀を華麗にかわし、その輝く禿頭に俺は華麗にドラえもんシールを貼り付けた。
ドラえもんシールに発狂する五飛。
「もっとだ!もっとシールを!」
そうか、望むのならば容赦しない。
食らえ!ドラえもんシール全弾発射だ!(ペタペタペタペタ!!!)
「ぐはぁ!そうだ、このシール!俺のはげを癒すことの出来る・・・」
ふざけたことをぬかす五飛をドラえもんシールだらけにして俺は去った。
この部屋には特に何もあるまい。
元々俺もテロリストだが、それは聞こえない事になっている。っていうか、聞く気もないし。
そう言えば、テロリストの目的はなんなのだろう? 島を占拠するだけならトマホーク一発打ち込めば良い事だ。
何だ? この階は音楽が流れている。何の曲だ? 変なおーじさん。だから、変なおーじさん。
なんだこれは? まあ、いい。司令室はこの階の廊下を抜けないとつかないからな。
北棟と南棟を繋ぐ部屋へと入る。ここでは、「えんやーこらさっと」が流れている。
「来たな・・・トロワ」
声の主にナイフを投げる。しかし、そのナイフは空中で止まり、ぐしゃりと捻じ曲がった。
「無駄だよ」
ゼクス! 貴様いつの間にそんな力を…
「これは磁場を人工的に発する装置さ。そして、敵の電気パルスを介して思考も読む事が出来る」
ZEROシステムの応用か。少し厄介だな。だが、ドラえもんシールさえあれば・・・ない! ドラえもんシールが無い!
五飛に全部貼ってしまったのか。
「行くぞ! トロワ! 磁力最大!」
いきなり全力か…早かったな俺の死も。
グシャっ!
ゼクスは飛んできた部屋の貴金属類に潰されていた。その中に何故かタライが多かった。阿保だなこいつは。
タライをどけてゼクスの顔を見る。何故か幸せそうだった。むかついたので額に肉と書いてあげた。
優しいな俺って。いよいよ、次は南棟だ!
ドラえもんシールが無くなってしまったので凄く鬱だ。
仕方ないので段ボールをかぶって移動する。
・・・なかなか良いな。やみつきになりそうだ。
しかし途中の洞窟では犬に追いかけまくられた。鬱だ・・・
そうこうしている内に連絡通路についた。どれ、行くか・・・(ポチッ)
ん?・・・何だ、地雷か。
俺の意識はそこで途切れた。目が覚めたときは前に見た拷問台の上にいた。
しかも目の前にはカトルが・・・
「やあ、トロワ。」
クッ!貞操を奪うつもりなら、この前髪の餌食になることを忘れるな!!!
「ふふふ、そう言うと思ったよ。そう言うことで、秘密兵器を用意した。」
俺の目の前に出された拷問器具は、全自動くすぐり機だった・・・
あれから、何時間たっただろうか・・・
カトルの不気味な笑い声と共に繰り出されるくすぐり機の攻撃に、俺は死にかけた。
今、俺は監禁室の中だ。見張りにはゼクスが付いている。
・・・しかし腹が痛そうに見える・・・
「ふっ、トロワ。何のつもりだ?私は隙など見せん・・・うっ!」
・・・やはりな。
「ううっ!おおっ!!は・・・腹が痛い・・・ううん・・・・」
どうしたゼクス、遠慮などするな。
安心してトイレに行け。リリーナにはこんな事はばらさん。
「す、スマントロワ!!!おおーーーう!!!」
ゼクスは穴を押さえながらトイレに駆け込んだ。
どれ、五飛に助けて貰うか・・・五飛のつるっぱげーーーーーー!!!
「誰がつるっぱげだぁぁぁぁ!!!」
五飛、貴様がリアップを使っていることをバラされたくなければここを開けろ。
「何っ!貴様、何故そのことを!」
ふっ、迂闊な動きは死に繋がるぞ。
早く開けろ。
「クッ!トロワ、この次はこうはいかんぞ!!!」
言うだけ言ってヤツは消えていった。とりあえずドアも開いた・・・
ゼクスの居るトイレにはモーションセンサー爆弾でも仕掛けておこう。
ドアを開けた瞬間大爆発だ。さっさと首謀者を捕まえるか・・・
これオモロイage
おなか急降下のゼクスを捨て置き、俺は通信塔に向かった。
脇のあたりにまだ違和感があるがまぁいい。
これが尻の穴だったらと思うと寒気が走る。
俺が通信塔の屋上へと登った、その時だ。
轟音と共に何かが俺の視界に立ちふさがった。
これは・・・トーラスか?
「トロワ!ここがキサマの墓場だ!」
・・・ノイン?
「ちっ、違う!私はノインなどという名前ではない!」
何をぬかす。このご時世トーラスなどに乗っているのはお前くらいだろーが。
「だ、黙れ!リ○ッドと呼べ!」
やれやれ・・・お前のような奴がいるから2ちゃんが危なくなったんだ。
早く帰ってゼクスにリンゴでもすりおろしてやれ。
「黙れ!ゼクスの仇だ!」
いうなりトーラスは急速旋回し、ビームカノンが俺を狙い打った。
くっ、奴め本気だな。
とにかくここから脱出しなくては・・・ロープでもあればいいのだが。
その時、ふと俺の視界に飛びこむものがあった。
鎖。
見まごう事ない鎖。
嫌な思い出が脳裏によぎりつつも、
俺はその鎖を握り、屋上のフェンスへと走って行った・・・
鎖を使い、通信塔の壁を駆け下りる俺。
ストッパーをかけ忘れたらしく、ほとんど急降下だ。
しかしノイン。怒りにまかせて通信塔は破壊するな。俺が死ぬ。
「ははははははははっーーーーーーーーー!!!」
クッ、基地外め!
急降下する俺の身体は止まらず、危険と感じた。
俺は空中三回転半ひねりで脱出した。トーラスは俺の落下スピードに合わせていたので止まれない。
減速しきれず地面に激突するトーラス。ノイン、貴様にリ●ッドはムリだ。
なんたって最後に上半身裸にならなくてはいけないからな・・・
黒い噴煙が立ち上る通信塔を後にし、俺は次の通信塔に向かった。
もう一つの通信塔に向かったとき、強力なビームが俺を襲った。
このビーム、バスターライフルか。
「トロワ、お前を殺す。」
俺の目の前にはWガンダムのMAモードが居た。
フッ、貴様が首謀者と言うことか。
「残念だがそれは違うぞ。」
隠しても無駄だが・・・まあいい。
この俺を殺そうと思うならこの前髪をかわしてからにしろ。
「その必要はない。」(ドウッ!)
うおっ!少しは手加減しろっ!
たまらず俺は通信塔に逃げ込んだ。そこで見つけたのは案の定スティンガーミサイル。
俺のようなテロリストにはピッタリだ。
ヒイロ、屋上で決着を付けるぞ。
577 :
通常の名無しさんの3倍:01/10/06 15:33
>>576 書く気あんのか?他の職人さんが待ってんだろうがゴルァ!
屋上に上がった俺を待っていたのは、やはりヒイロだった。
「決着を付けよう、トロワ。」
それはゼクスの台詞だろう。
Wの性能は知り尽くしている。わざわざそんな兵器で出てこようとは、ヒイロらしくないな。
迷わず俺はコクピットにスティンガーをぶち込んだ。コントロールを失って堕ちていくW。
早かったな、ヒイロ。
「クッ!まだ堕ちるな!・・・・ト・・・トロワァァーーーー!!!」
爆発音と共にそんな音声が通信機から聞こえてきたがまあ問題は無かろう。
しかし、爆発の衝撃で通信塔が崩れ始めた・・・
しかも下を見るとそこにはWの形に空いた穴が・・・
クッ・・・ヒイロ!謀ったな!!!ヒイロ!!!
崩れ落ちる通信塔。最後までテロリスト精神を貫いたヒイロは立派だが、俺はこんな所で死ぬ気はない。
意を決して屋上から空中三回転半ひねりで飛び降りる俺。下は雪。
着地した瞬間、背後の通信塔は瓦礫の山となった。
しかし、自爆したはずのヒイロを雪原で見つけてしまった。
とりあえず雪に埋めて置いたがまた復活するかもしれん・・・不安だ。
先へ進んだ俺を待っていたのは、言わずと知れた溶鉱炉だった。
一瞬飛び込みたい誘惑に駆られたが、そんなことをすれば命はない。
とりあえず先へ進もうと思ったが、エレベーターが来ていない。
と言うことは、危ない橋を渡るしか無さそうだな・・・
通路のはしにある細い足場。それを渡る俺。
天井さえなければ一気に飛び越えるのだが、今それをやれば確実に落ちる。
と、目の前をクレーンがかすっていった。危ない、これに触れても俺は死ぬだろう・・・
危ない橋を渡って俺は先に進む。橋と端をかけていたのは秘密だ。
大きなドアをくぐった先には巨大リフトがあった。手持ちの火器はマシンガンと各種爆弾。
そして段ボール・・・こんなので俺は大丈夫なのか・・・?
リフトを降りた先に待っていたのは、巨大冷蔵庫・・・ではない。
多分倉庫だろうが、そこにいたのはDI・・・否、デュオだ・・・
「いよ〜う、トロワ。」
何だデュオ。俺は先に進みたいのだが・・・
「そう言うわけには行かないんだな、これが。」
フッ、やると言うのか?
「そうと決まれば話は早い。本気で行くぞ。」
・・・口調が変わった。ヤツめ、本気か。
と、そう思った直後目の前には何故かロードローラーが・・・
「ロードローラーだっ!」
ちいっ!時を止めたな、デュオっ!
時を止められてはまずい。やらせんぞ、デュオ。
「フッ、時よ止まれ、ザ・●ールド!!!」
何っ!?しまった!目の前にはデュオが!
ドラえもんシールの手持ちはない。
「死ねっ!」
デュオはナイフで俺を攻撃してきた。間一髪、かわす俺。
しかし、あることに気付いた。前髪が切られている・・・
「と・・トロワ・・お前・・・」
・・・見たのか?
「あ・・ああ・・・」
それからどうなったかはしらない。ただ、目の前に血だらけのデュオが横たわっていたことだけは確かだ。
さあ、先へ進もう。
先へ進んだ俺を待っていたのは、大量のガンカメラだった。
降り注ぐ銃撃を回避しつつ、ついに俺は最深部に到達した。
そこで見たのは、おそらく最新モデルと思われるMSだった。
「トロワ、とうとうここまで来たか。」
・・・生きていたか、ヒイロ。
「フッ、そうそう死にはしない。」
これは何だ?
「・・・次期主力のMSだ。新型のレールガン搭載機でな・・・」
お前、そんなに秘密を漏らして良いのか?
「・・・安心しろ。トロワ。お前を殺す・・・」
フッ、そう簡単にはいかんぞ!
ヒイロが放った銃撃を回避して逃げる俺。ヒイロは、その新型に乗り込んだ。
「目標確認、破壊する。」
チッ、やるしかないか。
新型MSと共に、俺は発進カタパルトへと降りていった。
ヒイロ、やはりやるしかないか。
貴様の同人誌も、これから見ることは出来なくなるんだな。
俺が生き残ったら、ぷにぷにぱんちゅのPNは引き継いでやる。
「甘い。あの絵は俺にしかかけん。貴様はAVでも見ているが良い。このメタルギアで、お前を殺す。」
・・・やるか。狙うのは、メインカメラだな・・・
予想以上にヤツの動きは素早かった。しかし人とMS。
大きさの違いという物がある。
俺は壁蹴りを繰り返してヤツのメインカメラまでたどり着いた。
そしてそこにC4を仕掛ける。そして、振り払おうとするMSの手をかわし、飛び降りた。
・・・迂闊な動きは死に繋がる。
「クッ!」
爆発音と共に砕け散るヤツのメインカメラ。しかしヤツはコクピットを開いて襲いかかってきた。
「トロワ、お前を殺す!」
聞き飽きた!
しかし、ヤツの攻撃は的確だ。一歩間違えばやられる。
そして、ヤツの攻撃が俺を捉えたその瞬間。眩しく光るものが攻撃を止めた。
五飛、来たのか。
「俺が正義だ。ヒイロ、俺は一度貴様と戦ってみたいと思っていた。」
「望むところだ。」
激しく斬り合う五飛とヒイロ。生身でMSと戦うなど、無茶だぞ五飛・・・
しかし予想に反して五飛は以外と奮闘した。なんとヤツの両腕を切り落としたのだ。
だが、ヤツはついに追いつめられた。だから無茶だと言ったのに・・・
追いつめられた五飛にヒイロは銃を向ける。
「これでオシマイだな、五飛。」
「トロワぁ!俺ごと撃て!」
五飛・・・
「俺はお前に何もしてやれなかったからな。せめてもの礼だ。」
そうか、すまんな。
迷わず俺はトリガーを引き絞った。飛び出すミサイル。
直撃を受けてコクピットは崩壊。ヒイロは投げ出された。
そして、俺はとどめを刺すべく、偶然残っていたドラえもんシールをスタンバイした。
「クッ!」
食らえヒイロ。今だ試作の域を出ないがとりあえず実験だ。
必殺!空中三回転半ひねりクロスドラえもんシールチョップ!(ビシッ!!!)
「グハッ!」
ヒイロの両頬に張られたドラえもんシール。崩れ落ちるヒイロ。
終わったか・・・
「・・・ええ。大丈夫です。誰にも知られていません。
データは既に送っています。・・・はい、はい、ありがとうございます。
ああ、ネズミが一匹残っていますが、ヤツも同類ですから・・・
はい、はい、ありがとうございます・・・『ビンラディン』様・・・」
〜〜〜〜糸冬〜〜〜〜
584 :
逆襲のメカトロワ1:01/10/06 19:43
無人島での激務を終え、俺は早速マリーメイアとラーメンの食材を買いに行った。さて、今日は何ラーメンに、
挑戦するかな。ところで、マリーメイアは何処だ? ライオン君。知らないかい?
何? 俺と一緒に歩いていただと? ライオン君つまらん冗談はよせ。また液体窒素だぞ。
まったく。この頃の液体型ロボットは。おっ。キャスリン。マリーメイアを見なかったか? ん? 何を驚いているんだ?
「あなた。マリーメイアと一緒じゃなかったの?」
キャスリンまで何を言ってるんだ。俺はここにいる。
「でも・・・確かに・・・・」
なんだよ。また俺を騙そうって言うのか? また俺を引き込ませようって言うのかよ。また、俺をせせら笑おうというのか?
「何言ってるのよ!?」
わかった。なってやるよ。お望みどおり、立派なヒッキーになってやるぅ!! オロローンオロローン。
泣きながら自宅に向かう途中。俺と仲良く歩くマリーメイアを見つけた。ん? 俺と?
「今日のお兄様は、なんだか無機質ですね」
「ソンナコトナイ。ソンナコトナイ」
メカだああぁぁぁ。メカだよあれ! メカトロワだ! あの野郎。ノコノコとまた現れやがって。
ぶっ壊してやる。
待てい! 三回転半で、二人の前に降り立つ。
「お兄様が二人?!」
「俺ガ本物ダ。アイツ偽者」
バカめ。そんな合成丸出しの声にマリーメイアが騙される物か。
「うん。信じてるお兄様」
騙されてるよ! 全く。影響され易いな! スイスで直すべき所はそこだろうに。
なら、ハッキリさせてやる。三回転半ドロップキーーーク!
グワシャーーーん
メカトロワを覆っていた布が破け、機械の顔が露わになる。どうだ。
「お兄様は、サイボーグだったのですか!」
もう寝てなさい。話がこじれる。ホアタ。当身を食らわせる。そのまま気絶した。
「クックック。マタ会ッタナ。オリジナル」
メカトロワめ。俺か全てを奪う気か? そうはさせない。機械の貴様になどな!
「ソウ言ッテラレルノモ今ノウチダ」
メカトロワの腕からマンシンガンが発射される。マリーメイアを抱いて、その場から逃げる。
マリーメイアを安全な場所に寝かせると、メカトロワの前に立ちはだかる。こい。木偶。
「クックック。愚カナ」
マンシンガンの嵐を避けつつ、接近する。コンビネーションドラえもんシール!
「効カヌナ」
何! メカトロワの勝ち誇った顔。その前髪が俺の眼前へと迫っていた。
「氏ネーーー」
なめるな! 俺はその前髪目掛けて前髪で対抗した。奴の前髪が砕け散る。
「バカナ!」
俺を誰だと思っている。トロワ・バートンだぞ! 貴様のようなスクラップ三太夫ごときが、
勝てる相手ではないのだよ。
「ヒィィィイイイイイ」
頭突き、頭突き、頭突き、頭突き、ドラえもんシール、頭突き、頭突き、ドラえもんシール、頭突きぃ!
「ガ・・・ガガガ」
程よく凹んだ、メカトロワに更に頭突きをかます。そうだ、ここで精神的にも追い詰めておこう。そう思ったそのとき。
「中華キャノン!」
奴の股間からバスターライフル張りのビームが放たれた。あぶね! コンのクソメカぁ。
「ゴメンナサイィィイイ!」
うーーーん。駄目(はあと)
ドラえもんシールスペシャル!!
ドンガラガッコーン!!
ふっ飛んだメカトロワに歩み寄る。よく聞け。お前にカトルから貞操を守れる自信があるか? リリーナからの暇潰しに耐えれるか?
ヒイロに程よい任務を与えられるか? デュオからマリーメイアを守れるか? 五飛を適当にあしらえるか? なんだ?
言ってて自分で泣けてきた。グスっ。お前に・・エック・・・お前に俺の代わりが出来るのか?
「ゴ・・・ゴメンナサイ。モウシマセン」
ヒック・・わかれば・・・エック・・・いいんだ。もう帰れ! 帰れよぉ!
「すいませんでした」
こうして、俺の少し甘酸っぱい午後は過ぎていったのだった。
586 :
通常の名無しさんの3倍:01/10/06 23:11
今日、古本屋に足を運ぶと、俺達の写真集(イラスト集)を見つけた。
表紙は俺達5人がサンクキングダム学園の制服を着ている図柄だった。
中のポスターは・・・リリーナの水浴びシーン(もちろんヌード)だ。
俺は慌てて本を閉じ、周囲に目をやってから、また恐る恐るポスターを開く。
ううむ、これは・・・いやはや・・・たまらんものがある・・・。
値段を確認する。450円。安い。俺はレジに直行した。
さて、急いで帰ってこれをオカズに頑張ろう。
「なんだ、トロワ。なぜそうオドオドと歩いている?また記憶喪失か?」
ヒイロ・・・・。まずい、こいつに俺がリリーナをオカズをすることが知れたら、
半殺しじゃすまない。出来る限り冷静を装って見せよう。
すまない、ヒイロ・・・今重要な任務を遂行中なのだ。邪魔しないでくれ。
「ほう、その小脇に挟んでいるのは、何か重要な書類なのだな?」
そういうことだ。また今度飯でもおごってくれ。じゃあな。
部屋に帰って、ドアに鍵をかけてカーテンも閉める。戸締り良し。指差し確認で万全だ。
さて、今再びリリーナのヌードとご対面と行くか・・・。
「・・・リリーナのヌードだとぉぉぉ!?」
いきなり背後で声がしたかと思うと、クロゼットの中からヌッと人が飛び出てきた。
ぜ、ゼクス・・・。貴様人ン家のクロゼットの中で何をしていたんだ?
「黙れ、トロワ・バートン!今リリーナのヌードとか言ったな!?説明してもらおう!」
い、いや・・・俺達の本にな、たまたま載っててな・・・・。
「ええい!ヒイロだけでなく貴様もかトロワ!!芸人の風上にもおけん!叩き斬るっ!!」
全国の購入者が同じ物見てるんだぞ!?何故、俺だけ?つーか、俺って芸人か?
「問答無用!!はいっ、突いて!突いて!押して!押して!払って!払って!最後に斬る!!」
ズダンッ
ぐっ・・・こんな時までドリフか・・・・。早かったな、俺の死も・・・。
結局本はゼクスに没収されたのだが、その中身を確認している所をリリーナに
目撃され、奴は誤解を解く間もなく、東京湾に沈められたとか・・・・。
しかも、本の方は回り回ってヒイロのコレクションの中に加えられたらしい。
返してくれ、俺の450円・・・・・。
♪僕の先生は〜(フィーバー)嵐を巻き起こす(フィーバー)どんな時だたあて(フィーバー)
くーじけなーい男ー…トロワ・バートン♪
またリリーナ暇潰しだ。俺を先生に仕立て上げて遊ぶつもりだ。欝だ。今日急に目隠しされて、イヤーフォンをはめられ、
気が付くとここにいた。ここと言うのは、サリィの家だ。家庭訪問をしろというのだ。何で俺が…
まあ良い。適当に終わらせよう。
ピンポーン
「はーーーい」
ガチャ。
「トロワ? 何しに来たの? スーツ姿で、似合うじゃない」
リリーナの暇潰しだ。お前のうちを家庭訪問しろというのだ。すまないが付き合ってもらうぞ。
「大変ねぇ。はいはいどうぞ」
一歩家には行った瞬間。俺はその場にへたり込んだ。廊下いっぱいに写真が張ってある。五飛の写真だ。サリィも写っているのもあるが…
いつも元気な俺の前髪も流石に下を向いた。
「どうしたの?」
いや、なんでもない。先に行っててくれ。サリィが廊下を曲がるのを見計らって、ドラえもんシールを写真に貼っていく。
これで、剥がす時に、なんか白いのが残ってしまうだろうな。俺って悪だなぁ。
居間につくと、更にゲンナリだ。壁にでかでかと五飛の上半身裸体の写真が張ってあった。サリィはそれの異様さに気付いていないようだ。
阿保だこいつは。
「それで、具体的には何をするの?」
そういえば、リリーナから聞いていないな。まあ良いだろう。お前の生活態度を効いてそれで終わりにしよう。俺が適当に突っ込むから。
「そうね〜」
何か嫌な予感がした。
「普段は五飛の後を尾行けてるわ」
やっぱりな。それは犯罪だぞ。
「いいじゃない。付き合ってるんだし」
女で一番嫌なタイプだな。まあいい。他には。
「五飛が気付けば、偶然を装って会って。食事したり? デートしたりするけどぉ」
最悪だな。まあ、それだけか? それだけなら俺から言えることは一つ。やめておけ。それだけだ。
「そう。じゃあ終わり?」
ああ。終わりだ。それでは失礼するよ。
「ちょっと待って。御土産渡すから」
くれるなら貰おう。サリィを待っているあいだ。五飛のポスターにラーメンマンの落書きをする。
ん? こいつ、ビデオデッキにビデオを入れっぱなしだぞ。見てやろう。……これは!
それは五飛とサリィのハメ撮りだった。無修正だ。フフフ。良い物を手に入れたぞ。リリーナ。この企画は大成功のようだ。
家に帰って早速おかずだ!
この夜は久し振りに楽しめた。五飛が動くたびに「正義!」と叫ぶのはうるさかったが。今度ヒイロにも見せてやろう。
見難いな…欝だ。逝って来ます。
589 :
逆噴射トロワ:01/10/07 19:02
今日の夜食は、吉野家で食う事にした。
「いらっしゃいませ。ご注文はお決ま…………トロワ! またか!」
それはオレの台詞だぞ。ゼクス。
毎度毎度、オレが吉野家に来るのを待ち構えているかのような登場ぶりだな。
それにしても、この男、何を考えているのか、未だに理解不能だ。
ヘルメットみたいなマスク着用で勤務するアルバイト店員など、世界中でゼクスただ一人だろう。
店から支給された紙の帽子を、マスクのてっぺんに無理やり乗せているのも変すぎる。
帽子がずり落ちないように、セロテープで張りつけてあるし。
「まあ、良い。今日は特盛をもらおうか。」
久しぶりの特盛に舌鼓を打つ。やはり、吉野家はいい。
すると、突然、店内に3人組みの覆面男が乱入してきた。
「カネヲダセ。オマエヲコロス」
強盗か!?
「カネカネカネカネカネカネェェェェ!!」
「セイギ! セイギ!」
ここは、ゼクスと二人で協力して撃退したかったが、2対3では分が悪い。
ゼクスもそれを承知したのか、レジから現金を抜き取ると、それを3人組みに手渡した。
「ニンムカンリョウ!」
そう言い残すと、3人組みは立ち去っていった。
やはり、どう考えても、あの3人……
すると、3人と入れ替わるように警官が店に入ってきた。
近所の住人が通報したらしい。
「お前か! 観念しろ!」
「おとなしくしろゴルァ!」
「わっ、私が何をしたというのだ!」
「それで店員に変装しているつもりか!」
「覆面を被った店員なんて、世界中のどこにもいないぞ!」
もっともだ。
「トロワ! さっきから全部見ていただろう! 助けてくれ!!」
「トロワ? それは誰だ? オレの名はトリトンだ。」
「とぼけるつもりか!」
オレまで、強盗の仲間にされたら、かなわないからな。
「お巡りさん、そいつはさっきから、言動がおかしいんですよ。」
「貴様ァァァァ!!」
「話なら、署で聞く。おとなしくついて来い。」
450円の貸しは、これでチャラという事にしておいてやるか。
590 :
機動戦士ヘビーアームズB:01/10/07 20:24
第一回
>>491 第二回
>>526 ”ジオンの支配領域に入ったWBの皆さん、今日も一日労働頑張ってくれ。”
デュオ「ってワケなのさ。」
バタバタバタ… ドタバタ…
デュオ「ん?」
五飛「む〜っ! む〜っ!(き、貴様ッ! このガムテープをとれっ!)」
デュオ「あぁ五飛か。 …悪いけど終わるまでその状態で暫く我慢してくれ。」
五飛「むぐっ! むぐっ!(クソッ、俺にこんな事してタダで済むと思うなよッ!)
デュオ「だってさ、五飛がいると話が進まねぇだろ?」
五飛「むぐぅ! うぅっ!(弱い俺を叱ってくれ、ナタク!)」
地球に下りたゼクスとカ(ト)ルマ
カ(ト)ルマ「ゼクス、こんな手柄をくれるなんて… 君と僕との「愛」にあらためて感謝する。」
ゼクス「何を水臭い、君は私の「友」じゃないか。(このホモがッ!)」
カ(ト)ルマ「君への「愛」に報いるため必ず任務は成功させる!」
ゼクス「…(この状況で任務を失敗する様な奴はまさに無能ではないのか?)」
カ(ト)ルマ「では行ってくるよ・・・・・・・・・・ゼクス。」
ゼクス「ん、なんだ?(ハッ…いかん! こ、この目つき…やられる!)」
カ(ト)ルマ「もし、もし無事に今回の任務が果たせたら…僕と…」
ゼクス「じゃ、じゃあな、無理はするな!(…やはり、今度こそケジメをつけんといかん、か。)」
カ(ト)ルマ「お、おいゼクス!」
一方、ジオン軍の集中砲火を受けているホワイトベースでは…
リリーナ「カトルは何処行ったの、この忙しい時に!」
トロワ「…よくもこれだけ囲んでくれたものだ。」
ジオン兵「出たぞ、ヘビーアームズだ!」
ジオン兵「凄い性能らしい、囲んで仕留めるんだ!」
トロワ「・・・」
ジオン兵「なぁにこっちは小回りの聞くドップだ、奴の頭上から…な、何ィっ!」
ジオン兵「これはッ!?」
トロワ「墜ちろ。」
言うまでもないけどこの時HA大ジャンプしてます。
ジオン兵「モ、モビルスーツが飛んだ!」
ジオン兵「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・・・・・ぁ、ぁ、あれ?」
でもざ〜んねん、ちょっとダイエットした方が良かったよなァ、ヘビーアームズ。
トロワ「・・・・・・・・・」
バランスを崩して谷底へまっさかさま。
トロワ「少々、軽率な行動だったようだ…」
ひゅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ…
どぐわっしゃぁぁぁぁっ!!
キャスリン「トロワ、ヘビーアームズ大変ですッ! 谷底へ…いやぁ、私のガンダムがッ!」
リリーナ「なんですって!?」
団長「な、なんでワシがジョブ…うぅっ!」
とまぁトロワ君大ピンチだとよ。
続く、、、(かもしれない)
♥
592 :
通常の名無しさんの3倍:01/10/07 21:00
今日は暇だったので通信傍受に精を出した。
・・・これは・・・ヒイロだな。
「・・・てくれ、五・・・。俺は後・・・人殺せ・・・?」
ヒイロよ、飽きないヤツだ。
お前はカトルを殺し続けてくれればいい。分かってくれ。
「俺は・・・ワとトロワのクロ・・・せばいいんだ!?」
・・・なんと言った!?ヒイロ。お前こそ教えてくれ!
いや・・・聞き違いだ、そうに違いない。俺は何も見てない聞いていない。マリーメイア、弱い俺を叱ってくれ!
・・・ん、なんだ・・・?
・・・俺の・・・涙か・・・。
今日はヘヴィーアームズの整備でもするかな。色々改造されたが、やはりこれが一番しっくり来る。
何せ、爆装状態で大気圏突入できるんだから・・・後でカトルをシコタマぶちのめしたが。(それからだな。
アイツが俺のことを変な目で見始めたのは…)
隣を見ると、マリーメイアがビルゴU(マリーメイアカスタム)を磨いていた。おいおい。MSは禁止だぞ。
「そんなのアルフ●ンスがかわいそう」
・・・・・・・・・マリーメイアさっきまで誰に会ってたんだ?
「DI・・・デュオ様に、会ってました」
ほう。あいつ。どうやら反省していならしいな。今度はパト●イバーか。味な事をする。
後日、額に米と書かれ、お下げが引きちぎられたデュオが見つかったが。俺は何も見ていない聞いていない。
594 :
通常の名無しさんの3倍:01/10/08 06:00
今日も吉牛だ。
狂牛病が騒がれ出して久しいが、おかげで牛が安いのはありがたい。
平日は吉牛か半額マックばかりで、異常プリオンの摂取量がやや気がかり
ではあるが、どうでもいい事のような気もする。
自分で言うのもなんだが、オレやヒイロなら、1万3千プリオンくらい蓄
積しても、体質的に問題ないだろう。デュオや五飛はすでにスポンジ脳に
なっている事が明白だし、カトルに至ってはいくらでも予備がいる。
もっとも、ブルジョワなカトルが吉牛を食うなどとは考えられんが…腹が
立ってきた。
「ゼクスさ〜ん、従業員価格でつゆだくにしてくださいよ〜宇宙のこころ
がそう言ってるんです〜」
吉牛に入るなり、予想外の光景にオレは氷ついた。これがカトルか?
服装はいつもと変わらないが、あまりに薄汚れている。頬はコケ、何気に
握りしめた競馬新聞が哀愁を誘う。
そうか、結局、ブッシュに資産凍結されてしまったのだな。エシュロンは
握っていたようだが、昨今あれだけ聖戦聖戦と騒ぎを起こせば、当局に睨
まれるのも無理はない。吉牛の大株主も、こうなっては哀れなものだ。
オレに気付いたゼクスが、頬を引きつらせながら救いを求めるような視線
を送ってきたが、三回転半捻りでオレは吉牛を飛び出した。逝っているカ
トルにかかわると、ロクな目に会わない事は先刻承知である。にしても、
いまだに吉牛でバイトをしていたとは、ゼクスも懲りない奴だ。
何にしても、いい気分だ。今日は豪勢に月見バーガーで餓えとプリオン
を満たそう。
595 :
通常の名無しさんの3倍:01/10/08 06:44
久しぶりに行った本屋で、五飛とかちあった。オレと目が合うと、五飛は慌てた様子で
手に持っていた本を背中に隠した。何の本かと問うと、
「パ、パンダの本だ! 祖国の天然記念物だからな!!」
そう言えば、この間買った文庫本のしおりが、パンダの柄をネタにした4コマ漫画だっ
たが・・・何にしても、あず○んがをパンダの本とは恐れいる。
「そ、それよりキサマ、この本を読んだらどうだ。お前にはぴったりの上に、極めて参考
になるぞ!」
苦し紛れに五飛が差し出したのは、「拳法云々」と題されたいう分厚いハードカバーだ
った。これだから、拳法オタは度しがたい。こちらに背を見せずに、レジの方角へ去って
いった五飛を無視して、オレは鼻を鳴らしながらページをめくった。
「弓や石弓を利用した拳法の発達は、戦乱の多かった宋の時代に劇的な進化を遂げた。
宋の将軍 蛇 編図(だ へんず)は両手に三連石弓と全身に小型の石弓を装備し、
一度に数十本の矢を放ち、敵を圧倒したという。この戦法は瞬間的な戦力を増大させたが、
常に矢切れという諸刃の剣を背負っていた。
なお、近年において、重火力をもった地上兵器やモビルスーツに、ヘビーアームズと名
づけるのは、蛇 編図を「へび あむず」と誤読した西洋研究者に端を発するのは、あま
りにも有名である。」
・・・知らなかった。目から鱗が落ちるとはこの事である。今日ばかりは五飛に感謝しな
くてはなるまい。長年連れ添った愛機の名称には、こんな秘話が隠されていたのか。
さっそく、5食分の食費を削るのを覚悟で、オレは「びっくり モビルスーツ戦術と中
国拳法(民明書房刊)」を抱えてレジに走った。
596 :
通常の名無しさんの3倍:01/10/08 11:08
同時にレオパルドには
「グオゴゴゴ」「ギャー」の伝説があるので
ヘビーアームズにかなわないことは明白だ。
597 :
通常の名無しさんの3倍:01/10/08 13:08
珍しく、本当に珍しくトレーズが俺達を旅行に誘った。紅葉を見に行こうと言うのだ。
カトルなどは明らかに難色を示した。以前の温泉旅行がトラウマになっているのだろう。
が、結局トレーズの訳の解らないカリスマビームに誤魔化され、参加するらしい。
当日、トレーズが用意したバス「エレガント号」にいつものメンバーが乗りこんで、紅葉見物へと出発した。
バスガイド代わりに、レディ・アンがマイクを握っている。良く見ると運転手はトレーズだった。
なぜ、お前ほどの男がわざわざ運転手を・・・・。
「要するに、今回の旅行はヤツが観光バスの運転手をやってみたかったから開催されたということだ」
五飛が小声で教えてくれた。さすが五飛、トレーズのことはお見通しと言う事か。
歯医者だけではあき足らず、運転手までなりたがるとは。トレーズという男、ただの好奇心旺盛野郎か。
山のほうに入ると、すでに色づき始めた木々が出迎えた。ううむ、キレイだ。久しぶりに心が和む。
「紅葉はいいなぁ〜」
ゼクスが何故かギターを弾きながら、そう呟いた。
・・・どうでもいいが、随分と運転が粗っぽい気がするのは気のせいだろうか。
山道なので、カーブが多いせいもあるが、やたら左右に揺れて怖い。
「トレーズ・・・いつの間に免許を取ったんだ?」
さすがに心配になったのか、ヒイロが運転席の方まで行って、不安げに聞いた。
「免許?なんのことだ?」
トレーズが前を向いたまま応える。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
その時流れた気まずい沈黙といったらなかった。
「トレーズ・・・・バスを運転するには大型2種免許が必要だ・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
2度目の沈黙は、恐ろしくて形容しがたいものがあった。
「・・・と、止めろぉぉぉぉぉっ!!!」
「まだ死にたくなああああいっ!!!」
「ああああああアラーの神よぉぉぉぉっ!!!!」
バスの中は狂乱の渦と化した。
トレーズはブレーキをかけることもなく、粗っぽいハンドルさばきで叫ぶ。
「まだだ!まだ終わらんよ!」
終わってくれ、頼むから!
三回転半ひねりで運転席に突っ込もうとしたが、狭い車内のため、それも出来ない。
そして、前方に迫ってきた急カーブに、俺達は身を硬くした。
トレーズは鼻歌混じりに曲がろうとハンドルを回し・・・・曲がりきれずに尻振りをして、
ガードレールに激突した。その勢いで、バスは後ろから転落していった・・・・・・・・・。
紅葉の紅を楽しむ前に、自分たちの紅い血潮を目の当たりにしてしまった。
数日後、お約束通り何事もなく生活している俺達のもとに、トレーズからお詫びと称して、
「もみじまんじゅう」が送られてきた。
今日、俺は「ヤマカシ」を見てきた。もう凄いのなんのって。六人の男が部屋中をアクロバティックに
飛び回っていた。ビルとビルとの間を飛んだのはビックリだ。早速五人に自慢だ!
「へえ、凄いなぁ」
カトルは素直に驚いたようだ。フッ。可愛い奴。
「ふん! それくらい俺だって出来る」
五飛。そう言うならやってみせろよ。さあ。
「よかろう。見てろよ!」
早速、ビルの屋上へと向かう俺たち。さあ、飛んでみろ。名前に「飛」ってついてんだから。
「なめるな!」
助走をつけて五飛は飛んだ。そう、彼は鳥になったのだ。「飛べない」鳥に。
ガツン!!
全然飛べてなかった。五飛は飛び移るはずだったビルの中腹に激突した。大きな赤いシミが出来ていた。
そのまま空中で回転しながら、たまたまそこに止めてあった車の上に落ちた。
「あっちゃ〜」
「死んだな」
そうだろうな。下を覗き込む。なんとまだ息をしていた。救急車くらいは呼んでやろう。さて、帰るか。
「待て」
何だヒイロ?
「お前もやったらどうだ。責任として」
何の責任だ!? おい、三人ともやめろよ。押すな! 落ちるだろう! わかったやるから!
「さすがトロワ」
クソヒイロめ! 飛べばいいのだろ? 飛んでやるよ。サーカスで鍛えたんだ。それくら・・・
高い。これは洒落にならないぞ。良くこんなの飛べたなあいつは。ええい! やってやるさ!
「速く飛べ」
ドン
ヘッ!? 俺はその時重力を感じた。他の誰よりも強く。かけがえのない地きゅ…あべし!
俺はその日、五飛の隣のベットに並ぶ事となった。
age
|_|
| |
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L||| _
||=⊂⊃
[]っ|
(0))c
| ̄| ̄|
| | |
\ | 0<
| | | |\ __
|_|\ |_| |\ ヽミヽ
\|_\\| |_ ̄ \
L|____/ミ/\_|〉
「| ̄ ̄ // ̄| //
| ̄ ̄ || ̄|//| 600!
// /| ̄|| ̄□[V[□
|__凵」_||__| | ̄|_|
/ // / _」__」|
/ // / \
| // / \\_ ヘ|
0) / ̄|/ 0)/| \
/|| || | \_ |
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| / 7 「/ \| | |
|/ |/ | | |
/ | 〉/|二二|
0〔| ̄ ̄ ̄|〕 0)/\  ̄ \
/ / ̄ ̄| ̄| / ̄ ̄\ ̄ ̄\
/ ̄/ ̄ ̄ ̄| ̄|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
\/____|/
ちなみに俺の勇姿を見たいのならアドレスを18から17にかえるのだ。
安心しろ、俺はちゃんとしている・・・。
603 :
通常の名無しさんの3倍:01/10/09 21:14
デュオの表情がおかしい・・・
やはりヤツはDI・・・いや、やめておこう・・・
アドレスを45に変えてみる……
マグアナックの頭部のエンプレムは?……拳王親衛隊なのか?
age
やはり俺が一番男前だな。しかも、渋い。前髪は伊達ではないと言う事だ。
そんな事はさておき、今日はマリーメイアが父親参観日らしい。父兄に配られるプリントにそう書いてあった。
やはり、行くべきだな。スーツに着替えていると、背後に殺気! やらせるか!
「く!」
トーレズ! そうか。アイツは一応マリーメイアの父親だったんだな。しかし、俺の立場を渡すわけには行かないな。
「剣を取りたまえ」
トレーズは俺に向かって剣を投げ捨てた。ふんっ。決闘か。面白い。俺は言われるがままに剣を取った。
「行くぞ!」
トレーズが向かってきたところにサブマシンガンを打ち込む。トレーズは踊りを踊るようにその場に倒れた。
さ、バカは放って行くか。
学校に着いた。確か、マリーメイアの教室は…ここか。流石にマリーメイアに気を使い、
俺はオールバックだった。周りの人間が警戒しているようだが、関係ない。
すでに大勢の保護者たちがいるようだ。くそ! 一番良い場所を取られている。こうなれば…
俺は銃にサイレンサーをつけ、教室の壁に向かって撃った。跳弾は見事真ん中にいた保護者に命中。
誰にも見られないように窓の外に放り投げた。
「はいはーい。皆座って」
ん? カトルではないか。そうか、教師をしているのか。まあ、子供にまで手を出しはしないだろう。
「それでは、教科書を閉じて」
ほう。こころの授業でも始めるのか? やるなカトル。
「まずは銃の使い方だぁ。聖戦に勝つ為には必要だからな」
トスッ
奴の眉間に俺のナイフが刺さったのは言うまでもない。
少し場内がざわついたが、本物の先生が出てきて収まった。カトルは一杯いるしな。さて、今日はどんな授業かな?
「はーい。今日は家族について話し合いまーす。もんな、作文書いて来たかなぁ?」
作文? そうか、どうも夜に何か書いてると思ったら、作文を書いていたのか。
「それではァ・・・クシュリナーダさん! 読んでみてぇ」
「は・・はい」
マリーメイア即行で当たるとは…なんか俺が緊張してきたぞ。
「はい、先生」
「ん? なにヨハン君」
なにか、ガキ大将みたいな奴が手を挙げたぞ。全く。マリーメイアの作文だと言うのにナイフ投げてやろうか!
ヨハンというガキが続ける。
「クシュリナーダさんは、親子そろって戦争をした悪い人でーす。そんな人の作文なんか聞きたくありませーん」
周りから嘲笑があがる。保護者までが笑っている。マリーメイアは? 泣いていた。教師もオロオロしていて役に立たない。
「ヒッグ。エッグ、ウッグ」
俺は自分の後ろにある壁を思いっきり殴った。轟音と共に建物全体が揺れる。壁には大きなひび割れが出来ていた。
「調子に乗るなよ・・・! マリーメイアが何も言えないからって! 貴様ら、調子に乗るな!」
俺の手からは血が滴り落ちている。オールバックの髪型が、いつの間にか怒りで元に戻っていた。
「お兄様…」
「マリーメイアは先の戦争で恐怖を知ったんだ! そして、もうしないと約束したんだ! それを貴様らは笑えるのか!」
いつもの俺らしくもない激情だった。俺はマリーメイアのそばまで行くと手を差し伸べた。
「帰るぞ」
「・・・・・・はい!」
マリーメイアは差し伸べた手ではなく、壁を殴って血がしたたる俺の手を取った。
帰り道。俺たちは実に仲の良い兄妹に見えただろう。
〜マリーメイアの作文より抜粋〜
こんな風に、変な事ばっかりしてるお兄様ですが、変な髪形のお兄様ですが、変態のお兄様ですが、
そんなお兄様が、わたくしは大好きです。
終わり。
608 :
通常の名無しさんの3倍:01/10/10 21:04
> マリーメイアは差し伸べた手ではなく、壁を殴って血がしたたる俺の手を取った。
泣かせるな。
今でこそプチブルのオレだが、以前はひどいものだった。
毎日のようにタカリを繰り返し、新たな錬金術を模索し続けた。
ラーメン屋の道に足を踏み入れたのも、そのせいだ。
しかし、そんな貧乏なトロワ・バートンは、もう存在しない。
正直に言えば、今の資産だけで遊んで暮らせるのだか、
一度火がついた職人魂は、決して消す事などできようはずがない。
むしろ、オレのラーメンを世界中のみんなに食べてもらいたいという境地にまで達した。
そこで、ラーメン屋を開店するに事にした。
しかし、悲しむべき事に、世間は不景気だ。
以前のオレと同じように、食べたいものを我慢しなければならない者も、少なからずいるだろう。
そんな訳で、できる限り利益を切り詰め、客に還元する事にした。
味には自信がある。固定客が付けば、少なくとも損をすることは無いだろう。
開店初日、
客足は上々で、20席程のこじんまりとした店は満席になった。
最初はかなり嬉しかったオレだったが、客達の様子がおかしい事に気がついた。
客達は「ポアカレー」や「これでもか丼」などと、メニューに無い注文をするではないか。
いったいどうなっているんだ!?
まさか、オレの店を他の店と勘違いしているのか?
まさか、「うまかろう安かろう亭」を名乗る店が、ウチ以外にあるというのか!?
>>607 クソガキヨハンに似た話をどこかで見たような気がする。
611 :
トロワの御宅訪問:01/10/11 02:51
……どうにもおかしい。他でもない、デュオのことだ。
カトルは、奇行をドロシーにばらした後は、ビルゴII100機によっておしおきされていた。
ヒイロは、風俗通いをリリーナにチクった後は、修羅魔破拳をたたき込まれていた。
無論、ゼクスや五飛、この俺も例外ではない。日頃の珍行を女性陣にバラされた後には、苛烈なお仕置きが待っているのが常なのだ。
だが、デュオだけはお仕置きに遭っていない(トレーズに薔薇風呂に沈められたことはあったが)!
これはおかしい。早速、調べに行くことにした。
「ぃょ〜ぅ、トロヮ」
デュオのジャンク屋に出向くと、どこぞのAAのような口調で出迎えられた。
ヒルデと二人でかいがいしく働いている。ペアルックなのはこの際気にすまい。バカップルめ!
「今日はどうした?ヘビーアームズをカスタム化でもしたいのか?」
今日はそうじゃない。ちょっと聞きたいことがある。
「カスタム化ならな、良い素材があるんだよ。マウンテンサイクルから掘り出したやつでな、カプ…」
話を聞けといっている。
「ん?俺が変なことしても、ヒルデに怒られない理由?」
ようやく本題に入った。
「いや、怒られてるぜ。俺はいつでも手綱を握られっぱなしさァ」
何を言っている。俺はお前がお仕置きされているところなど、見たためしがない。
怒られているなら少しは険悪になっていることもあるだろうに、お前らは相変わらずのバカップル振りだ。
……「バカップル」という言葉を口にすると、ヒルデが赤くなってイヤンイヤンしだした。なんかムカつく。
「ハハハ、そりゃお前らのフォローが下手だからだよ。
喧嘩してもな、そんなの障子や襖と一緒だぜ」
「障子や襖」とは何のことかといぶかしんでいると、意味を知っているらしいヒルデが顔を赤らめつつデュオをぽかぽかと叩き出した。
クッションで頭を叩かれながらも、デュオは言い放った。
「いいかトロワ、夫婦喧嘩と襖はな……『ハメれば直る』んだ」
ひどい脱力感に襲われながら、デュオの元を辞去した。
キャスリンとかメリーメイアじゃ、ハメる云々以前の問題だ。結局何の解決にもなりはしない。
そう考えるとひどく腹が立ったので、掘り出したばかりのモビルカプルにあるだけのドラえもんシールを貼り付け、ついでにジャンク屋の看板を『渡会牧場』と書き替えてきてやった。
ポニーテールとショートカットの組み合わせだ、お似合いだ。俺って悪だなぁ。
…後日、ジャンク屋に仕掛けた盗聴機を調べてみると、
『ヒルデさん!おれはもう、おれは!』
などという声が入っていた。
どうやら、俺はあの二人に新しいプレイを教えてやっただけだったらしい。
……始めるか、俺の自爆ショー。
612 :
通常の名無しさんの3倍:01/10/11 05:38
参観日から数日たって、俺はある事に気付いた。マリーメイアが俺を避けている。しかも、さり気なく。
キャスリンと話していても、俺が来ると会話はするがいつの間にか居なくなったりする。何故だ?
「嫌われたんだ」
滅ッ・・・・殺! 後ろから茶々を入れてきたヒイロに踵落としを決める。演技でもない事を言うな。
「お前の日頃の態度を見てみろ。嫌われ指数100%だぞ」
うっ。言い返せない。しかし、こののままヒイロにバカにされるのも癪だ。ドラえもんシールを奴の
コックピットも貼ってやろう。
「ええ? マリーメイアから何か聞かされて無いかですって?」
キャスリン。これは由々しき事態だ。マリーメイアは俺が心を許せる数少ない友達(ライオン君を含む)だ。
それを失う事は、かなり痛い。
「そんなこと言われても、この前の参観日に、お兄様は素適でしたって言ってたくらいよ」
悪口とかは?
「あの子がそんな事言うと思う?」
いや。そうだな。言うわけが無いよな。
「色々と難しい年頃なのよ」
まだ小学生だぞ。俺はうなだれながら自室へと戻った。そのままベットへとなだれ込む。
どうしたというんだ・ マリーメイア。お兄ちゃんは心配です。
カチャ
ん? 何の音だ? ドアの方を見るとマリーメイアが立っていた。どうしたんだ? そうだこの際直接聞こう。
「お兄様」
声が熱っぽいぞ。何か嫌な感じがした。俺は思い出していた。密室、二人きり、リアルファイト。まさかな。
「これ食べない?」
スッポン・・・とう! 俺は窓から三回転半で逃げると、カトル邸へとまっしぐらに走った。
カトル! 自分の欲望をマリーメイアによって成就させようとは! 十二人目になる覚悟は出来ているようだな…!
後日、タリ番の元最高青年幹部が撲殺されたらしいが、まあ俺には関係ないだろう。
sage忘れた。欝だよ。逝って来るよ。
さて、今日の食事は何にするとしようか・・・。
やはり、吉牛だな。安さ、早さは世のサラリーマンのお供だな。
うまさについては何も語るまい。いつもの吉野家に行くとしよう。
「ブッシュ違う、違うんだよ。僕は関係ないよ。お願いだから信じてくれよ」
店内に入ると、空気が重い。どうしたというのだ。
ふと見ると、うつろな表情でぶつぶつとつぶやいているよれよれの身なりのモノがいる。
…カトル!?カトルなのか?
全世界で資産を凍結され、アメリカの特殊部隊に追われているそうだ。
哀れな、驕れる者は久しからずだな。
と、店内のTVからアフガン空爆のVTRが流れる。
「……ははは。これは流星かなぁ? いや、ちがうよね。
流星はもっとバーって流れるもんなぁ。 」
とうとう、空爆を受けたこともあって精神崩壊したのか……。
カトルは何も頼んでいないらしくゼクスも剣呑な雰囲気を漂わせている。
ゼクス、牛丼並盛り2つだ。腹が減っては動きもままなるまい。
食すがいい、カトル。
「正気か、トロワ」
「あ、ありがとう、トロワ」
カトルは涙を浮かべて、感謝している。
ふふふ、立場逆転とは……。
この優越感はたまらないな。
ゼクスは渋々とだが並盛りを2つ持ってきた。
「トロワ、一つ忠告しておく。敵に塩を送るのはかまわない。
が、ゴミに恩を売っても仇で返されるのがオチだ。
気をつけるがいい。」
ゼクスはゴミを見るかのような目つきでカトルを見ると
乱暴に並盛りをテーブルに叩き付けた。
「ゼクスめ……。」
俺はカトルの目の中に暗い光が宿っているのを見たが
気にしないことにした。
良いことをするのは気持ちのいいものだ。
「いょ〜う、トロワ」
いつもの調子でDI…いやデュオがやって来た。
何をしにきた?とっとと帰れ。
「カトルもやばいよな〜。ああなっちゃぁ、ウィナー家も終わりだな?」
こちらの様子を全く気にする様子もなく、にたにたと笑いながらにじり寄ってくる。
相変わらず、挙動不審だな。まさか!新しい体でも手に入れたか?
デュオ、何のつもりだ? 何が言いたい。
「あのウィナー家だぜ。何かの時のために、財宝を隠しているに違いない。
この間のサイコガンダムデスサイズヘル・カスタムで金が底をついちまってな。
お金が入り用って訳さ。トロワ、手伝ってくれよ」
いつでもそうだがデュオに関わるとロクなことにならない。
それに、ビルゴUのおかげで懐も潤っている。
「断る。今の俺には火事場泥棒などする必要がない。マリーメイアのためにもとっとと帰れ。」
いうが早いか、空中三回転半捻りを決めて、デュオを部屋から放り出した。
「見つかっても、おまえにはやらんからな」
もんどり打って放り出されたデュオは負け犬の遠吠えをして去っていった。
その日以降、デュオの姿を見ていない。
トロワにでも捕まったのだろうか? まあいい。
そのうちまた、新しいヤツがかえって来るに違いない。
デュオが姿を消してから一週間がすぎた頃、
夜中に突然、カトルがやって来た。
騒ぎが収まるまで潜伏するらしい。
「トロワ、君は牛丼並盛りをおごってくれた。
君にだけは教えておきたいことがあるんだ」
焦点の合わない目でつぶやくように言った。
やはり、良いことをすると帰ってくるものだな。
で、ウィナー家の隠し財宝の場所を教えてくれるとでもいうのか?
「違うよ、トロワ。僕は重大な秘密を知ってしまったんだ。
僕たちの存在に関わることさ。『2+4=6』とだけ言っておくよ。」
そういうと、カトルは暗闇の中に消えていった。
?、精神崩壊だけでは飽きたらず酸素欠乏症にでも併発したのだろうか。
まあいい、俺には関係のないことだ。
次の日
なんと、ゼクスが犯行声明を出していた。
ただ、姿形はゼクスなのだが、どうもおかしい。
「いょ〜う、ブッシュ。アラーの裁きはどうだった?
僕に手を出すなんていい根性してるよね。無駄無駄無駄無駄ァ!!
今度、僕の姿を見た者は死んじまうぜぇ。」
……『2+4』!?……まさか!!
いや、俺は誰とも会っていないし、何も知らない。ただの道化師だ。
>>613 細かくて申し訳ないが
×欝 ○鬱
でわ、、、というか左ってよく変換で出るけど同じ意味なの?
「う、、、む」
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・
トロワ「…ん、ここは?」
???「いらっしゃいませぇ、こちらへどうぞ〜♥」
トロワ「?」
かつてデュオと呼ばれた男「あらァん、貴方はじめての方かしらン?」
かつて五飛と呼ばれた男「その前髪がとってもキュウトォォォォッ!!」
かつてヒイロと呼ばれた男「…名前、スネティではどうだ。」
かつてデュオと呼ばれた男「あらヒイロちゃん、それグッドじゃなァい?」
かつて五飛と呼ばれた男「気に入った! スネティを特別室へ案内だ!」
トロワ「な、何だお前達?」
かつてデュオと呼ばれた男「いいからいいから、こっちいらっしゃいって。」
トロア「…ぬぅっ!?」
かつて五飛と呼ばれた男「ヒィちゃん、ちゃんと足を押さえてなさいよッ!」
かつてヒイロと呼ばれた男「任務了解♥」
トロワ「…!」
かつて五飛と呼ばれた男「ママッ! 連れてきたぞ!」
かつてカトルと呼ばれた男「! ハァハァ… 貴方がスネティちゃんね?」
トロワ「カトル!?」
かつてカトルと呼ばれた男「ハァハァ… だ、駄目よそんな目でお姉さんを誘っちゃ。」
トロワ「う…」
かつてカトルと呼ばれた男「ハァハァ… こ、こっちいらっしゃい…」
トロワ「うぉっ…」
かつてカトルと呼ばれた男「ハァハァ… 私の全てを貴方に教えて…」
トロワ「うぉぉぉぉぉぉぉっ…」
かつてカトルと呼ばれた男「あ・げ・る♥」
トロワ「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!」
ガバッ!
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・
「…ハァ、ハァ、夢…か?」
昨日お友達のウィナー家のお坊ちゃんに頼んで、
昔地球に落ちたエンジェルハイロゥっていう兵器を発掘・修理してもらいました。
他人の脳波に影響を与えることが出来るらしくて、
昔使ってた女の子は戦闘意欲を無くさせることしかできなかったらしいけど、
その子より4倍可愛くて4倍人気があって4倍CDも売れてて4倍キレ・・・いえいえ、それは置いておいて
そんな私が使えば皆の潜在意識を呼び起こして皆が望んでる夢を見させることが出来るんです。
昨日早速とある人に試しちゃいました。
えっ?それは誰かって?
私の大好きな人です。
どんな関係って?
そんな、恥ずかしいですよ、ポッ&hearts
しまった。セミコロン抜けた。鬱
622 :
マリーメイア:01/10/12 16:05
このスレをageるニダ!
アイゴー、トロワは謝罪しる!
トロワ「デュオか!デュオの仕業かぁぁぁぁッ!」
今日は五人を稲中で例えるとしたら誰かで盛り上がった。
さて、まずは・・・
ヒイロ「お前は井沢だろ」
五飛「井沢だ! それが正義だ!」
デュオ「あはははは、決まりぃ」
カトル「ごめんね。僕が神谷さんになってあげるから」
いらん! くそ。反論できない自分が嫌だ。次は竹田だ。
ヒイロ「デュオだろう」
五飛「デュオだな」
デュオ「何でだよ!」
カトル「でかそうだから」
デュオ「・・・・・・」
たしかに、
>>542でも、デュオはでかそうっていってたな。
ヒイロ「俺は知っているぞ。お前の破壊力を…!」
ちなみに俺も盗聴しているから知っている。貴様のビックマグナムの威力をな。
デュオ「お前ら変態だ」
一同「オマエモナー」
され、次は前野だ。ある意味、一番の主役といえるだろうな…一同の視線が、五飛へと集まる。
五飛「何を見ている」
デュオ「プッ!」
カトル「笑っちゃ駄目だよ・・・!」
五飛「何故俺なのだ!」
デュオ「だって、お前の芸風て汚れ(露出系)ジャン」
決定。田中はヒイロで決まりだな。
一同「賛成」
ヒイロも納得しているようだ。良かったね。
カトル「僕は?」
デュオ「お前なぁ・・こいつみたいなキャラいたか?」
ヒイロ「・・・・」
五飛「いないな」
良かったなトロワ。お前はいないぞ。喜べ。
カトル「そんな・・・」
その日はそれで終了した。
後日、豊胸手術を受けようとするカトルを、泣きながら止めているドロシーを見かけた。
そこまでして・・・なんだ・・俺の・・・涙か・・
ゼクスが意気消沈の面持でテントにやって来た。
「トロワ、ちょっとこれを見てくれ。」
「ゼクスか…珍しいな。」
奴がそう言って懐から取り出したのは3枚の写真だった。
「・・・」
「正直に聞かせてくれ、どう思う?」
写真に写っていたのはゼクス・・・に酷似したある男の姿。
「そうだな…似ている、といった所か。 瓜二つだ。」
「そうか、やはりそう思うか!」
「なんといっても 仮面、軍服の色、髪の色、肌の色 これだけ揃えば…」
「くッ! このプロマイド… 巷でかなり売れているらしいのだ。」
「ふむ、で?」
「…でだ、この男まさしく俺のイメージをパクったとは思わないか!?」
「・・・?」
「トロワ、俺はこれからコイツの事務所に殴り込もうと思っている。」
「いや、ゼク…」
「もし俺がやられた暁には、お前に私の無念を世間に公表してほしいと思っているのだ!」
「・・・」
「確かに頼んだぞ! …私はこれからトールギスの調整をしなければいけない多忙な身なので、失礼する。」
「・・・」
「ではさらばだ。」
スタスタスタ… バタムッ
「・・・・・・・・・ゼクス、この男は」
”シャア・アズナブル”
スレよ上がれィ! ザ・○ールドッ!!
626 :
通常の名無しさんの3倍:01/10/12 23:50
最近、五飛とヒイロがつるんでいる。二人してヒッキ―になって何かをしている様子だったが、
さほど気にも留めなかった。その時は。
数週間後、マリーメイアと一緒にガンプラでも作ろうと、玩具屋に足を運ぶと、二人に会った。
・・・二人とも不気味な薄笑いを浮かべて目だけがギラギラと輝いている。
「トロワ!丁度良いところで会ったな。見せたいものがある。来い」
断るとヤバイ雰囲気なので、とりあえずついて行く事にした。
着いたところはヒイロがいつも入る薄汚い倉庫だ。
そこから二人が大事そうに手に持ってきたのは・・・
ただのガンプラ(1/100)だった。
「違う。ガンプラじゃない。ラジコンガンダムだ」
そう言いながらヒイロが片手に持っていたコントローラーを操縦すると、
Wガンダムゼロ二足歩行で歩き出し、いきなりバード形態になると空へ飛んでいった。
「俺のも見ろ!トロワ!」
ナタクはドラゴンハングを伸ばし、火炎放射を放った。
ライターをMAXにしたような炎は重力に従って上へ伸び、ドラゴンハングの先端を焼いていた。
ちょっとヘコむ五飛。だが先端は溶ける気配が無い。
「当たり前だ!ガンダニウム合金だからな!」
完全オーダーメイドか・・・さすがは東洋人、揃って器用だな。
まだ開発中だそうだが、なかなかの精巧ぶりに、俺の職人魂が刺激される。
ガンプラ購入など頭から消え去ってしまい、二人に土下座して弟子入りを志願した。
ちなみに、ラジコンガンダムではセンスが悪いので、ミニガンダムはどうかと
提案すると、二人とも気に入ったらしく快諾してくれた。
「ミニモニみたいでいいな・・・」
ヒイロが見当ハズレな事をほざいていたから、軽く前髪でつついてあげた。
そういう訳で、俺もミニHAを作ってみる。
「やあ、トロワ、君も作ったんだねえ。」
・・・どっかのへタレブルジョワの声が聞こえる。
「戦争のせいでガンダニュウムが手に入らなくてね。
仕方なく、仕方なくだよ、トロワ、純金て作ってみたんだ。
仕方なく、ね。」
・・・嫌味に「仕方なく」を、連呼している・・・。
後日談だが、金のSRは盗まれたらしい。
カトルは、
「いやああぁぁ!私のガンダムがぁぁ!」
と某二股女のようなセリフを口走っていたが、俺は知らない見てない聞いてない。
俺の部屋の延べ棒は奴とは関係ない。
628 :
通常の名無しさんの3倍:01/10/13 13:00
あれから俺達は狂ったように自分達のミニガンダムの性能UPに力を注いでいる。
やはり、機体の外観は元より性能も限りなく1/100にしたいものだ。
奴等の武器も改良を重ねるごとに実物に近づいている。
「だがトロワの武器は大変だな。武器の大半が消耗品じゃ」
ヒイロが憎らしい顔つきで鼻で笑いやがった。
そうだ、俺の魂と言うべきヘビーアームズのミサイルもろもろは、今の技量じゃ
時間がいくらあっても足りない・・・・・。
仕方が無い。大量生産用弾薬器具が揃うまで、弾薬はBB弾の玉で凌ぐとしよう。
ミサイルは米粒だ。米を使用するのは、お百姓さんには申し訳ないが、許してもらおう。
それを見て五飛とヒイロは爆笑し出したので、ムカついた俺は二人の顔面めがけて
全弾発射してやった。
「くぅ!当たると痛い!」
「は、鼻の中に米粒が・・・っ!!」
ふふふ、ザマミロ。
カトルもガンダニゥムを闇ルートから調達して、ミニサンドロックを作ったらしい。
いや、やつは自分で作ったりはしない。自分は口だけ出して、職人に作らせて
いるようだ。しかもマグアナック隊のMSまで作らせて、40体を後ろに並べて
悦に入っている。これだから金持ちは嫌いだ。
腹いせに奴が目を離した隙に、ミニサンドロックの
腰のスカート部分を壊してスモーの回しを付けてさしあげた。
「いやああぁぁ!私のガンダムがぁぁ!」
カトルの2度目の某二股女のセリフが、ウィナー邸に響き渡った。
629 :
回転トロワ:01/10/13 19:54
ヒョイ , \\
( _(,,゚Д゚) ミ ___
⊂___,.つつ て. ) クルリ
彡 ⊂ .ノ
(" ) \\
. /// 彡 (,,゚Д゚)
/ ,つ
〜、 ノつ スタッ !
.(/
630 :
通常の名無しさんの3倍:01/10/14 01:21
教えてくれヘビーアームズ…俺はあと何回スレをageればいい?
荒らし対策が決まったようだ。これで一安心だな。このスレは荒らしも少ないし、って言うかいないし。
大丈夫だろう。
ん? ヒイロどうした? 顔が青いぞ。
「なんでもない」
そうか。なら良いんだが。
後日、パソコンを叩き割っているヒイロを目撃した。半泣きだった。そうか。適用されたか。
可愛そうに。その考えとは裏腹に、俺の顔には満面の笑みがこぼれていた。
633 :
通常の名無しさんの3倍:01/10/14 17:20
俺の元に届いたメール>632を見て、驚愕した。
・・・・こ、これはヤバイ。
解ると思うが、アイコラではない。正真正銘、俺達のコスプレだ・・・。
昔、超高額バイトがあるからと、サリィに強要されたものだ。
おのれ、ゼクス・・・いやウインド!こんな不発弾、どこで手に入れやがった!?
俺は急いで他の4人に連絡を取ってみた。
案の定、全員の元に同様のメールが届いていたらしい。
俺達の結束は、今だかつてないほど強固なものになった。
火消しのウインドを殺る!!
明日のロイヤルホストが、貴様の死に舞台だ。覚悟しろ、ゼ・・・・ウインド!
634 :
通常の名無しさんの3倍:01/10/14 22:03
決戦の日。
ここはロイヤルホスト前だ。
今までに無いほど固く結束を固めた俺たち5人の前にもはや敵などない。
あのイカレプリンスをブチ殺す作戦はもうすぐ決行される・・・
約束の時間がきた。
目の前にトールギスVのゼクスとなぜかトーラスに乗ったノインまでがやってきた。
相変わらずのバカップルぶりか。貴様らがイチャつけるのも今日が最後だ。
俺たちは愛機の起動スイッチを押しこむ。
ゆっくりと俺達の「ミニガンダム」が立ち上がった・・・
翌日、ペシャンコになった数人の少年の死体とラジコンらしき残骸が散乱してるというニュースが入った。
635 :
通常の名無しさんの3倍:01/10/14 22:11
ミニガンダム、こんな形で壊れるなんて・・・
636 :
通常の名無しさんの3倍:01/10/14 22:17
しかし・・・ゼク・・・ウィンドは何の目的で俺達を呼びつけたんだろうか?
薄れゆく意識の中で俺はそう思った。
そして数分後俺は目を覚ました。・・・ん?デュオがいない・・・。
「ムゥゥゥダ無駄無駄無駄無駄無駄無駄ぁっ!!」
あ・・・あれは・・・デュオ!?
しかし何故生きているのだろうか・・・。
何だかよく分からないがとりあえずデュオは新手のスタンド使いという結論が出た。
丈助でも来たんだろうか?
637 :
火消しのウインドの日記より抜粋:01/10/14 22:30
某月某日くもり
面白い写真を手に入れた。ガンダムパイロット達の恥ずかしい写真だ。
本当に恥ずかしい。プ。
よし、これをネタにゆすってたかって貢いでもらおう。
とりあえず、ロイヤルホストのメニューを制覇したいという密かなる野望を
成就すべく、私はメールを発信した。
あと、ヒイロのヤツは島流しだ。2度とリリーナの側には近寄らせん。
カトルからは別荘でも貰おう。軽井沢にほしいな。
某月某日晴れ
ロイヤルホストに行く準備をしていると、ノインが遊びに来た。
「どこかへ出かけるのですか?」と聞いてきたので、詳細を教えてやる。
せっかくだから、ノインもつれていこう。一緒に食事だ(やつらのおごりで)。
車の変わりに、それぞれのMSに乗って、ロイヤルホストまで行った。
現地ではすでに5人が揃っていた。ん?おもちゃを持ってきたのか?
凄く小さいガンダムだ。ラジコンぽいなぁ。
メインモニタを拡大しても見難かったので、近づこうと着地したら、誤って
彼らを踏み潰してしまった・・・・。やばい・・・。
ノインと二人で慌てて逃げた。
・・・今、この日記はフランス行きの飛行機の中で書いている。
ほとぼりが冷めるまで、しばらくノインと巴里でのんびりしようと思っている。
・・・巴里はイイよなぁ・・・パン固いけど。
「トロワ…助けて欲しいんだ」
カトルか? なんだ? 貴様には嫌というほど嫌な思いをさせられたからな。どうしよっかなぁ♪
「お願いだよ。今までの仕打ちは謝るから。このとおりだ」
そこまでやられると聞かないわけにはいかないな。顔を上げろ。聞いてやる。
「ありがとう」
こころの広い俺は、許してやる事にした。コーヒーを差し出す。二人きりだと危険なんで、ライオン君を傍らに置く。
カトルが切り出した。
「実は僕…ストーカーにあってるんだ」
大変だな。俺はそれだけ言ってその場を去ろうとした。
「いかないで! お願いだから! 真面目に聞いてぇ!」
ちっ! 鬱陶しいたりゃありゃしないよ。まったく。それで! 俺にどうしろというんだ?
「僕が、アイドル(女装)ってことは知ってるよね?」
ああ。キャロルだったかな?
「うん。僕、資金が凍結されちゃったから、ほら戦争でさ。僕はラディンやオマルとは関係なのに…」
嘘をつけ! と突っ込みたかったが、話がこじれるのでやめた。
「それで、このごろ生活のために一杯仕事を入れてたんだ。特にライヴは一杯やった」
それで? カトルはコーヒーをすすると、一息ついてこう言った。
「毎回来る人がいるんだよ。男で、最前席でこう・・能面みたいに笑ってるんだ。表情一つ変えずにね」
それは怖いな。顔はよく見たのか?
「それが。恥ずかしいけどライヴって結構激しい照明使うから、よく見えないんだ。けど、独特の空気が流れてる」
さっきからこいつ、ライヴライヴってブルジョワ気取りか。ライブって言え。なんかむかつく!
「それで、今日…電話がかかってきたんだ。すごく怖かった」
ふうん。それは大変だな? それで。俺にどうしろと?
「追っ払って欲しいんだ。追っ払ってくれたら僕を・・!」
その先は言わなくて良い。言った瞬間ぶっ飛ばすからな。まあ、面白そうだしやってやっても良いぞ。
「本当?」
このとき。ワタクシ。トロワ・バートンは、恐ろしい恐怖と遭遇する事を予想できませんでした。
翌日から、俺はカトルの身辺の警護についた。今時のストーカーは「たち」が悪いからな。
徹底的にやらねば。
深夜零時。カトルのマンション前の電信柱に立つ。今の所…変化は無い。
深夜零時二十分。おしっこしたい。ジュース飲んだのが悪かったのかな? カトルの部屋に上がらせてもらった。
手早く排尿行為を済ませると、女上司が部下を狙うような目つきで迫ってくるカトルを鉄拳で黙らせる。
深夜零時二十五分。再び、位置の付こうとマンションから出ると、独りの男が立っていた。手には・・・
包丁!?
「僕のキャロルに! 何をしたぁ!」
こいつか! 包丁を蹴り上げ、そのまま後ろ回し蹴りを決める。ほあたぁ!
「ぐはぁ。きゃ・・キャロル…萌え」ガクっ
任務完了と。さて帰るか。帰ろうとした時、俺は何十…否、何千という視線を感じた。目を凝らすと、
闇の中に何千という男たちが立っていた。まさか!
男達「俺のキャロルに何をしたぁ!!」
うわぁぁああああ!! アホが一杯だぁ! 逃げよう! 何! 後ろにもいる。
男達「キャロル萌え〜」
は、挟まれたぁ! くそ! どうする。今日はドラえもんシールしか持ってきていない。
「トロワ! これを使ってぇ!」
カトルが自室かの庭から何か投げた。空中でそれを受け取る。これは・・ハリセンではないか。
「それでOKね!」
あほかぁ! ベーゴマでドンパチやるアニメキャラみたいな口調で喋るな。むかつくぞ!
「キャロルちゃーん」
「萌え〜」
よし、今のうちに。
ガキョ、メキ、パチコーン、ムッシャァ、シュビビーン。
くそ! きりが無いな。
こうして、俺の秋の夜長が始まった。
もうどれだけ、どれだけ倒しただろう。何の感覚もない。ただ、向かってくる敵を倒すだけ。
まるで、まるで戦争だ。あの時のようだ。名前も知らない敵を倒すだけの日々。
「氏ねぇ!」
聞こえるのは怒鳴り声。何かと何かがぶつかる音。手に残る感触。ふっ飛んでいく敵。その屍を越えて来る敵。
戦争だ。これは戦争だ。何だ…俺の・・涙か…
ザクッ
かは! 脇腹を刺された。くそ! 刺されたのは今回は初めてだ! こいつ! ハリセンを振り下ろす。
ガコン
ハァハァ。疲労と、眠気で、どうにこうにも…しかし、こんなところで死ぬわけには行かない。再びハリセンを振る。
「ぎゃあ!」
「くそぉ!」
何人いるんだ。こいつら・・・・いかん。意識が。
ガキッ、ドコッ。
が! くそ。コイツら。グフ! 体が動かない! 早かったな、俺の死も…走馬灯が見える。
「お兄様」
「トロワ!」
「ガウゥ」
マリーメイア。キャスリン。ライオン君。こんな俺を許してくれ。そのほかにも楽しい思い出が、いっぱ…
今振り返ると、俺の人生…ろくな事無い。あまつさえ俺は今、キャスリンのストーカーにボコボコにされている。
視線を変えれば、カトルに群がるモー保ーどもにだ・・・・
死ねるかぁ!!!!
図に乗るなよ馬鹿どもがぁ!! 前髪ぃぃぃぃぃレーーーーーーザーーーーー!!
説明しよう。前髪レーザーとは発狂寸前まで身体を追い込んだ時のみ発動する、コロニーレーザー並のレーザーっぽいものである。
男達「ぐわぁああああぁぁぁ」
終わったよ。皆。戦いが終わった時。カトルがキャロルの恰好で立っていた。
「ご苦労様」
何故か涙目のカトルが俺に抱きついて来た。俺には跳ね返す気力もない。そのままマンションに引っ張り込もうとしたので、
レーザーで粛清した。なんだか充実した気分だ。今日はぐっすり眠れる。
後日。マリーメイアが泣きながらフォーカスもどきを俺に見せてきた。そこには、
『激写! キャロルの恋人がストーカーを一掃! 前髪で今夜はお楽しみ(笑)』
これについてキャロルは、「え〜。ばれちゃったのぉ。仕方ないなぁ。彼とは充実した生活を送ってるわ!」
俺はフォーカスもどきを握りつぶすと、出版社とカトルの家を爆破した。
オチに激しくワラタ。
この頃、シャア専用板に「泣けるスレ」と言うものが登場したらしい。なになに?
「実家に電話して一言〜」ふん! シャア専用板にそんな物はいらん。
荒らしてくれる! 五人に呼びかけると喜んで乗ってきた。
ヒイロ「任務了解」
デュオ「あらすぜぇ!」
カトル「楽しみだなぁ」
五飛「正義は俺が決める!」
よし、深夜二時に作戦決行だ。
深夜二時。よーし、来たな。まずはヒイロからだ。吉野家の例のコピペで始まるはずだ。リロード。
あれ? 手間取ってるのか? リロード、リロード、リロード。何やってんだ!
トゥルルルルルルル。ガチャ。
「もしもし。俺だ」
ヒイロ何をしている!
「任務は了解できない。任務失敗だ カチ」
爆音。自爆しやがった。くそ、ならDI…デュオ。奴が無駄無駄と永遠に入れ始めるはずなんだが。
ん? お下げ髪の兵士。投稿してる! 何やってんだあのアホは! 普通に投稿してどうする。くそ!
コンコン
誰だこんな時間に。カトルか。何してる。荒らすんじゃないのか?
「ごめん!」
それだけ言って奴は走り去った。フヌケめ。ならば。俺だけでも!
「正義ぃぃ!」
窓を突き破って五飛が入ってきた。
「これは正義ではない悪だ! 俺は降ろさせてもらう」
なんで。何で皆やめていくんだ。このスレにどんな魅力が・・・・・・・・・・・・
ええ話や。泣けるなぁ。心が洗われる様だ。荒らしなんてしちゃいけないよね。
始めるか。俺の自爆ショウ・・・・・・・・・・・
643 :
通常の名無しさんの3倍:01/10/17 02:23
age
644 :
通常の名無しさんの3倍:01/10/17 19:17
age!
645 :
通常の名無しさんの3倍:01/10/17 20:23
ヒイロが遊びに来た。
「映画は好きか?」
いきなりどうした?まぁ、嫌いじゃないが・・・。
「・・・俺とした事が、公開予定の映画を見に行くかどうか、凄く悩んでいる」
ヒイロは深刻そうな顔をして、そう言った。
こいつが行くのをためらう映画って、なんだ?
「トロワ・・・公開されたら、俺と一緒に“あずまんが”の映画を観に行ってはくれないか?」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
つまりあれか。あずまんがに、でじこに、スレイヤーズに、サクラ大戦の4本立てのことか。
あれは恥ずかしいな。確かに観に行くのにためらってしまうな・・・・・・。
・・・少し、考えさせてくれ。
結局、ヒイロに即日返事を返せなかった。
ふ、俺も人の子か・・・・。
646 :
通常の名無しさんの3倍:01/10/18 03:42
「おまんこ見せろ!」
なんかよ…なんか俺、最近カゲうすくね?
俺だけミニガンダム作らせてもらえなかったしよ…
ホントは、俺こっそり作ってたんだぜ?驚かせようと思ってさ
けど、誰も気づいてくんなかったよ…
くそっ、くそぉぉぉぉっ!!ここでこんなこと言ってても
無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァァァァ!!(号泣)
ミニガン作りに燃え(萌え?)ていてすっかり忘れていたが
俺はいつまでエレガントカスタムに乗るのだろう?
いくらトレーズとは肉親の間柄とはいえ
早々何時までもヤツの趣味に義理立てする必要もあるまい。
っていうか俺は厳密に言えばトロワじゃなく名無しの筈だ。
「それではこの私が改造して差し上げますわ」
ドロシーか…確かにまだお前に改装を任せたことはなかったな。
だが、俺は百式に乗るつもりはないぞ。
「百式…その手がありましたわね」
数日後、カトルから模擬戦の誘いがきた。
何だかとても嫌な予感がするのだが…
やはり…俺の予想通りの展開だ。
カトルのサンドロック(だったもの)は眩いばかりの金色に輝き
象徴とも言える巨大ヒートショーテルの代わりに
単なるビームライフルを携帯している。
何だ、これならこのエレガントカスタムでも楽勝だ。
余裕で準備体操代わりの三回転ジャンプをしていると
「兄さん!もう戦いは止めて!!」
「アルテイシア…いい女になるのだな」
グラサンをかけたカトルと言い争いをしているのはドロシー?
髪型まで変えて…そこまでやるのかこのバカップルは!!
どうでもいいがいつもと言ってることが逆だぞ戦争大好き女め!
付き合いきれないな…さっさと勝負を決めて
二人ともドラエモンシールだらけにしてやる。
ガンダムファイト!レディ〜ゴー!!
「そうそう当たりはせんよ!」
「何!?」
楽勝かに思えた模擬戦は圧倒的に俺が不利。
何故かカトルの回避力は通常の3倍近くなっている。
何処かで聞いたような台詞をはきながら、
ことごとく俺の攻撃をかわすカトル。ば…化け物か!!
「MSの性能の差が…戦力の(以下略)」
クワトロなのかシャアなのかはっきりしろ!
なんて暢気にツッコミを入れている場合ではない。
ビールライフルの一撃が、エレガントカスタムの左足を直撃!
ヤバイ…やられる!!カトル、おいカトル!俺達は友達だろ?
「今の私はカトル・バジーナだ。それ以上でも、それ以下でもない!」
向けられるビームライフルの銃口。早かったな、俺の死も…(泣
不意に百式もどきが後退した。僅かに遅れて着弾。
誰だ?救いの神は!?
「ようやく見つけたぞ偽者め!!」
ゼクスか!?
そう言えば何時だったか赤い彗星と決闘するとか言ってたな。
「仮面は私が正統なる着用者だ。貴様など認めん!」
ゼクス…誰がどう見てもお前の方がパクリだぞ…。
だが救ってくれた恩は忘れん。
クワトロ(カトルだけど)と思う存分勝負してくれたまえ。
後日ヒイロを雇って(報酬はリリーナのセミヌード写真)調査させたところ
カトルが妙に強かったのは百式もどきに無理矢理積んだ
ゼロシステムに影響されていたらしい。
因みにカトルはまだゼロの支配から抜け出せずにいるようだ。
夜な夜な彼の部屋からは
「まだ終わらんよ」とか
「兄さん、もう止めて!」
等という声が聞こえてくる byヒイロ
真の狙いはそれだったのかドロシー…?
お前に改造させないで正解だったようだな。
今日は、5人を「実況パワフルプロ野球」に当てはめてみた。
もちろん、サクセスの面子だ。
2「パワプロったって色々あるぞ。どれだよ」
4「プレステの2001でいいんじゃないかな?伊集院光もはまってるらしいし」
1「ゲームWaveでも話していたな」
2「よし、じゃあ決まりな」
2「まず、猪狩…」
5「カトルだ」
1「カトルだな」
2「ああ、カトルだ」
4「ちょっと、何でさ!」
5「金持ちだからだ!」
1「ムカつくしな。能力値を下げるイベントばかり起こす」
2「親の威光を笠に着てるあたりとかも、かな」
4「ひ、酷いよ!トロワ、何とか言ってよ!」
ああ、お前ならファニーニョを追い出しかねないな。
4「酷いよぉぉぉっ!」
2「んじゃ、次はそのファニーニョで」
5「トロワだな」
2「あれ、オレの名前が出るかと思った。何でだ」
5「暗い」
……暗いだけなら、ヒイロもだ。
4「スパロボを考えてみなよ。ファニーニョと同じ、万年二軍じゃないか」
…オマエモナー。
2「ンまぁ、女房も年上だしな。30歳とは行かないけど」
1「ちょっとしたことで行方をくらますあたりもか」
2「はい、じゃあトロワがファニーニョな」
ん……何だ?
俺の……涙デース……
2「次は鮫島先輩かな」
5「俺だ!」
意義無し。
全「意義無し」
5「俺が正義だ!お前らをシゴいてやる!」
五飛はそう言うと、漢魂鉄ゲタを履いてウサギ跳びを始めた。
いずれコーチさんに追い出してもらうとしよう。
2「次は、矢……」
全「おまえ」
2「ちょっと待て!何で即決だよ!
俺は彼女もいるし、アニオタでも声優オタでも無いぞ!」
5「諦めろ。貴様はそういうキャラクターだ」
4「少なくとも、松戸社長や看護婦の加藤さんじゃないよね」
5「いちいち調子を下げたり疲れをためてくれたりするキャラクターは、貴様にピッタリだ。
泣き言の絶えないキャラクター、それが貴様だ」
1「成程。一軍昇格もプレイヤーキャラのおまけだしな」
2「だから!俺にはちゃんと、バレンタインに本命チョコをくれる相手だって!」
そうか、ヒルデはさしずめビームか。
2「お前ら…お前ら…ひ、ひどいでヤンスー!」
やっぱり矢部じゃないか。
2「最後はヒイロだけ残ったけど、これは難題でヤンス」
矢部になりきりか。
4「そうだね。コーチさんって柄じゃないし、松戸社長も違うし」
5「かといって、プレイヤーキャラというのは」
いや、それだ。プレイヤーキャラがヒイロだ。
2「えぇ?何でだよ、個性も何も無いぜ」
4「ラジオ聞いてるくらいだよね、プレイヤーキャラの個性って」
1「…俺は別に、ラジオに葉書を出したりはしない」
どの口で言う、このぷにぷにぱんちゅめが。
理由は別にある。ついて来い。
目的地に到着。目標の人物、確認。
リ「あら、今日はお揃いでいかがなさったの?」
こいつだ。
このリリーナこそが、ヒイロがプレイヤーキャラである理由だ。
1「どういうことだ」
2「リリーナも何かのキャラなのか?」
そう、リリーナにふさわしいキャラがパワプロ2001に登場している…
4「彼女にふさわしいキャラクターなんて……まさか!」
5「そうか!そういうことか、ナタク!」
リ「? ??」
もう皆気付いたようだな。
そう、リリーナこそ『なぎさ』だ!
2「プレイヤーキャラの妹!」
5「結果が出ないと病状が悪化する!」
4「なるほど…確かに、プレオヤーキャラとなぎさなら接点がありますからね」
いや、それだけじゃない。
人が元西武の辻発彦とかを再現しようと思って短打屋を作っているというのに、
そんな状況もわきまえず「ホームラン打って」とかぬかす空気の読めなさ加減!
5打数5安打打ったにも関わらず、「約束守ってくれないなんて大嫌い」とぬかすワガママ加減!
海外の病院に転院するのに、兄に何の断りも無い身勝手ぶり!
自分が物語の中心であると勘違いした、パワプロ界の『害毒』……それが「なぎさ」!
そう、まさにリリーナに生き写しだ!
「宇宙の心理だ」「貴様の正義、見せてもらった」と賞賛の声が渦巻く中、ふと
リリーナに目をやると、ふるふると肩を震わせ静かに憤っていた。
あからさまにドス黒い、なぎさ色のオーラが立ち上っていた。
リ「ねぇ、ヒイロ……いいえ。ねぇ、お兄ちゃん」
1「!」
全「!!」
リ「ねぇお兄ちゃん、私お願いがあるの……ゴホゴホ(赤字・強調フォント)
もしこのお願いを聞いてくれたら、私の病気も治るかもしれないの」
既に聞く気になっているヒイロ。静かにほくそえむリリーナ。
よせ、ヒイロ!
リ「次の試合、私のために自爆してね」
1「任務了解」
あぼーん。
バラバラに吹き飛ばされた俺達は、あえなく9日間の骨折とあいなった。
もちろん肩と守備力が大幅ダウンだ。
マ「まったく、お兄たまには困ったもんです」
すまないマリーメイア。
一日も早く怪我を治して、また遊んでやれるようになるからな。
マ「早く治す方法なら、無いわけでもないのです」
何!それは本当かマリーメイア。
そうと決まれば話は早い、そいつを教えてくれ。
マ「デスガ、成功率ハ30%デース…」
oh、ダイ・ジョーブ博士…
ってーかお前もか。
657 :
通常の名無しさんの3倍:01/10/19 14:02
一応、ageておく。
……全パラメータAの選手作成なんて、俺には無理だ……
第一回
>>491 第二回
>>526 第三回
>>590 ヘビーアームズがぶっ壊れて修理中、意気消沈のホワイトベース乗組員。
おまけにオペレーターのカトル・マスまで行方不明ってワケ。
それに前回のトロワ、HAぶっ壊しちまったから代わりのMS使って出撃する
みたいだが…設定まだ決まってねぇんだよなァ。
でも、どうすんだよコレ?
五飛「しかし…大分、原作と話が違ってきたな。」
デュオ「え? そ、そうかな? 気のせいだろ。 アハ、アハ、アハハハハ…」
トロワ「デュオ、すまんがオマエのMSを使わせてもらう。」
デュオ「え!? ト、トロワ? な、なんでこんな所に…!」
五飛「俺が呼んだのだ。」
トロワ「安心しろ、もうホワイトベースに搬入している、恩に来るぞ。 じゃあな。」
デュオ「あ、ちょ、ちょっと待てって!」
五飛「良かったなデュオ、設定が決まって。 感謝しろ。」
デュオ「・・・・・・・・・」
ヘビーアームズ支援用MS「デスサイズ」でゼクスを追いかけるトロワ。
トロワ「今度は仕留める…」
ゼクス「カ(ト)ルマ、貴様との腐れ縁も今日までだ。 思えば士官学校時代より性的悪行の数々…」
トロワ「…待て、ゼクス。」
ゼクス「断じて許さん!」
バウにて。
カ(ト)ルマ「思えば士官学校時代よりのあの愛に満ち溢れた日々…」
ゼクス『…ルマ、カ(ト)ルマ。 聞こえるか?』
カ(ト)ルマ「…今となっては懐かしい!」
ゼクス『…?』
カ(ト)ルマ「この作戦が無事に終了したら、必ず… 僕はゼクスと添い遂げる!」
ゼクス『!!』
ジオン将校「カ、カ(ト)ルマ様。 ゼクス様との回線が開いている様ですが…」
カ(ト)ルマ「ん? あ、ああ…すまないゼクス。 で、どうだ? 白いのを誘導できたのか?」
ゼクス『…ゴホッ! …OKだよ、あとは手はず通り頼んだぞ。 (プツッ)』
カ(ト)ルマ「了解、よし… これより我が艦は木馬を強襲する!」
ホワイボベースにて。
団長「敵艦が特攻を仕掛けてくるぞぃ!」
ドロシー「ホホホホホ、トロワったら一体何をしているのかしら?」
リリーナ「ドロシー、笑い事じゃないでしょ! 迎撃するのよ、迎撃!」
ヒルデ「トロワ、赤いザクを追いかけて連絡がありません!」
リリーナ「もう! あれだけHBの護衛をする様に言ったのに!!」
団長「赤い彗星にしてやられたの。」
リリーナ「全く…みんな無能なんだからッ! 使えないわ!!」
ヒロ「オマエモナー。」
リリーナ「・・・・・・」
ヒロ「・・・・・・」
再びバウにて。 でも木馬の集中砲火を浴びてあぼーん寸前だけどな。
カ(ト)ルマ「うおおおおおっ!! こ、これは…ッ!?」
ジオン将校「おのれ… 話が違うではないか!」
カ(ト)ルマ「謀ったな、ゼクス!!」
ジオン将校「駄目だ、持ちません!」
カ(ト)ルマ「くそォォォォォォォォォ!!!!」
ジオン将校「カ(ト)ルマ様…」
カ(ト)ルマ「・・・・・・」
キリッ(居直って背筋を張るカ(ト)ルマ、大きく息を吸い込んで…)
カ(ト)ルマ「ジオン公国にえいくぅぉ…フガッ!」
ジオン将校「あ゛…」
ゼクス「あ゛…」
トロワ「あ゛…」
リリーナ「あ゛…」
五飛「あ゛…」
デュオ「ま、まさか… 噛んだ…のか?」
カ(ト)ルマ「うわあああああああああああああああああああああああッ!!!!」
あぼ――――――――――――――ん
続く、、、(かもしれない)
ホワイボ→ホワイト
…スマソ、他にも誤字・脱字は堪忍してたもれ。
661 :
通常の名無しさんの3倍:01/10/20 17:45
>>659 バウ
もしかしてガウのこと?
バウはMSなんだけど
今日はなんだかアンニュイな気分だ。ん? ライオン君遊んでくれるのか。それではお言葉に甘えよう。
やばい。調子に乗りすぎた。森で遊んでいたらライオン君が野生化してしまった。くそ! 機械の身体の
癖に野生化しやがって!
ガサッ
そこか! 素早い手さばきでナイフを投げる。手応えありだ。
「なにをする! お前は悪だな! 悪だから俺にナイフを投げたんだろ! そうだろ!」
茂みの中から、額にナイフを深々刺した五飛が出てきた。何だ五飛か。
「何だとは何だ! 謝れよ!」
はいはい。面倒な奴だ。謝るよ。俺は煙草を取り出し、火を点けた。ゆっくりと吸い、吐く。
五飛を流し目で見ながら、言った。
ごめりんこ
「馬鹿にするなぁ!!」
五飛が俺に殴りかかろうとした瞬間。銀色の触手が五飛を襲った。
「なんだこれは!」
あっという間に後ろの茂みの中へと引き込まれる五飛。あわわわ。
「これは・・・!」
五飛! 何が見えるんだ! 教えてくれ五飛! これはヒイロの台詞か。
「これは・・・・・・なんだろ? ぎゃああ!!」
茂みの中で鮮血が飛ぶのが見えた。そして、骨が砕ける音。ライオン君…容赦なしか!! ライオン君の気配が消えた。
どうやら食い終えたようだ…
ふん。面白い。機械の身体で野性の心を持つライオン君なら相手にとって不足なし! 俺が調教しなおしてやろう。
さすが野生。風下に立って匂いを感じさせないな。逆に言うと、風下にさえ注意を払っていれば襲われる事は無いな。
サーーーー
風の音。ライオン君はどうやら俺を甘く見すぎているようだ。いつもキャスリンにいびられているからって、
弱いわけではないんだよ。ライオン君。前髪にはこういう使い方もあるのだよ。
前髪アンテナ!! 説明しよう。前髪アンテナとは前髪で空気の流れや熱、湿度や振動のわずかな違いを感じ、
敵の居所を知る事が出来る技である。
サク。サク。サク。
一歩、二歩。感じる。感じるぞ。抜き足差し足で歩いているな。後ろに回りこんでいる。ライオン君。ふっ。
野生化しても感までは戻ってないようだな! ライオン君! そこは風下だよ!
サクッ。サクッ。
五歩。止まった。血の匂いがするぞ。ライオン君。やはり俺には勝てないようだな。俺は振り返り、ドラえもんシール片手に、走った。
くらえぇ! ドラえもんシール! シュートヒムッ!
この時。俺の頭にある疑問がよぎった。ライオン君。何故五歩だけ歩いたのか? 何故それから動かないのか? そう思った瞬間。横の茂みから
銀色の身体が踊り出た。真横だとぉ!
一気に前に飛ぶ。そのまま俺は茂みの中へと身を隠した。
「ぐるるるる」
そうか。液体化しているから、足音なんて立てなくても移動できるのだ。もっと注意深くならねばな。それにしても、何だこの匂いは。
匂いのする方向を向く。そこには無残な姿の五飛がいた。可愛そうに。せめて、額に「中」と書いてやろう。
「グルルル」
さて、どうした物か…相手は液体だ。物理的な攻撃によるダメージは期待できそうに無いな。
俺は武者震いをした。
茂みの中を一目散に走る。正確に言うと猿みたいに木々の間を飛び回っている。ライオン君がすごい勢いで迫ってくる。
能力はどれを取っても向こうの方が上だ。下手すりゃガンダムでもてこずるかも知れないからな。気が抜けない。
「ガウッ!」
このクソライオン!! 調子に乗りやがって。俺が何の策も無く逃げ回っていると思うか? 長い木の枝を集めながら、移動していた。
それを縄で結ぶ。トロワ特製のギロチンの完成だ。イカダの先が尖っている物と思ってくれればいい。
「グルルル」
俺は今風下に立っている。木の上だ。気付かれる可能性は低い。戦は量よりも勝機なのだよ。
「ウウウウ」
抜き足差し足。丁度真上にきた。これで両断してくれる! 両断してお前のことを「マーライオン」
ッて呼んでやる!
そんなことを考えていると。風の向きが変わった。上から下に吹き付けるような風だ。まずい!
「ガァァアアアア!」
おそい!
ザシュゥ!
ふはははははは。いくら貴様が早かろうと、襲ってくる位置が正確にわからなければ、
一瞬私の方が早い!
「ガアアア!」
さて、どう始末してくれよう。もう二度と戻れないように、細切れにしてやろうか?
「ニヤリ」
何がおかしい?
ガシッ!
何!? 両断した下半身の方が俺に巻きついている。こいつ! 両断されても動けるのか!
「グルルル」
ちょ、ちょっと待て。ライオン君。俺だよ! トロワだ。俺たちナイスなコンビだっただろ? 思い出せ!
「ガオ!」
この畜生がぁ! 所詮は獣か!・・・・・・・早かったな・・・俺の死も。
俺は覚悟を決めた。
迫りくる歯。俺はあれに噛み砕かれるのか。
キャスリン。今までありがとう。
マリーメイア。皆に迷惑かけちゃいけないよ。
ヒイロ。俺のビデオコレクションをお前に見せたかった。
DI…デュオ。ラーメン食わせてやりたかった。
カトル。氏ね。
五飛。あの世で仲良くしような。
「ガアアア!」
来る・・・!
「トロワ? どうしたの?」
キャスリン! 来ちゃいけない! これは悪魔のマシーンだ! ライオン君がキャスリンを見る。
「ライオン君。どうしたの?」
ライオン君は目標をキャスリンに変えた。くそ! やらせるか!
「ガアアアア!」
「悪い子ね!」
キャスリンは箱を取り出すと、ライオン君の攻撃を避け。ライオン君をこねてこねて、箱の中へと詰め込んだ。
「これで良しと。どうしたの? トロワ」
いや・・・なんでもない。恐ろしい女だ。今までこんな女と住んでたのか…!?
「マリーメイアが心配してるわよ? 帰りましょう」
そ、そうだな。その日から、ライオン君が今まで以上に良い子になったのは言うまでもない。
666 :
トロア・バートンの華麗な一日:01/10/21 11:36
AM0:00 2チャンネルを見ている。いい加減飽きてきた・・・
AM1:00 エロゲ版に逝く。ハァハァ・・・
AM1:35 レスを煽られる。頭に来たのでAAをぶち込んだ。そして寝た。
AM9:58 起床。2ちゃんに逝くとアクセス拒否されていた。はめられたか。
AM10:25 髪を整えてアキバへ繰り出す。ついでにAVも借りるつもりだ。
AM10:30 五飛に会う。昨日死んだはずなのに何故生きて居るんだ?不思議だ。
AM10:43 五飛とゲーセンで連ジをやる。予想外の出費だ。
AM11:03 立ち寄った本屋でカトルらしき人物を見つけた。
667 :
通常の名無しさんの3倍:01/10/21 11:42
>666
悪魔の数字らしい一日ダネ・・・
>>661 あ"〜〜〜!! それもかッ!!
すまん、これからはチェックするんで。。。 本当に申し訳ない!
ホワイボ→ホワイト
バウ→ガウ
おりゃアホだ… 「死」んできます
第一回
>>491 第二回
>>526 第三回
>>590 ヘビーアームズがぶっ壊れて修理中、意気消沈のホワイトベース乗組員。
おまけにオペレーターのカトル・マスまで行方不明ってワケ。
それに前回のトロワ、HAぶっ壊しちまったから代わりのMS使って出撃する
みたいだが…設定まだ決まってねぇんだよなァ。
でも、どうすんだよコレ?
五飛「しかし…大分、原作と話が違ってきたな。」
デュオ「え? そ、そうかな? 気のせいだろ。 アハ、アハ、アハハハハ…」
トロワ「デュオ、すまんがオマエのMSを使わせてもらう。」
デュオ「え!? ト、トロワ? な、なんでこんな所に…!」
五飛「俺が呼んだのだ。」
トロワ「安心しろ、もうホワイトベースに搬入している、恩に来るぞ。 じゃあな。」
デュオ「あ、ちょ、ちょっと待てって!」
五飛「良かったなデュオ、設定が決まって。 感謝しろ。」
デュオ「・・・・・・・・・」
ヘビーアームズ支援用MS「デスサイズ」でゼクスを追いかけるトロワ。
トロワ「今度は仕留める…」
ゼクス「カ(ト)ルマ、貴様との腐れ縁も今日までだ。 思えば士官学校時代より性的悪行の数々…」
トロワ「…待て、ゼクス。」
ゼクス「断じて許さん!」
ガウにて。
カ(ト)ルマ「思えば士官学校時代よりのあの愛に満ち溢れた日々…」
ゼクス『…ルマ、カ(ト)ルマ。 聞こえるか?』
カ(ト)ルマ「…今となっては懐かしい!」
ゼクス『…?』
カ(ト)ルマ「この作戦が無事に終了したら、必ず… 僕はゼクスと添い遂げる!」
ゼクス『!!』
ジオン将校「カ、カ(ト)ルマ様。 ゼクス様との回線が開いている様ですが…」
カ(ト)ルマ「ん? あ、ああ…すまないゼクス。 で、どうだ? 白いのを誘導できたのか?」
ゼクス『…ゴホッ! …OKだよ、あとは手はず通り頼んだぞ。 (プツッ)』
カ(ト)ルマ「了解、よし… これより我が艦は木馬を強襲する!」
ホワイトベースにて。
団長「敵艦が特攻を仕掛けてくるぞぃ!」
ドロシー「ホホホホホ、トロワったら一体何をしているのかしら?」
リリーナ「ドロシー、笑い事じゃないでしょ! 迎撃するのよ、迎撃ィ!」
ヒルデ「トロワ、赤いザクを追いかけて連絡がありません!」
リリーナ「もう! あれだけHBの護衛をする様に言ったのに!!」
団長「赤い彗星にしてやられたの。」
リリーナ「全く…みんな無能なんだからッ! 使えないわ!!」
ヒロ「オマエモナー。」
リリーナ「・・・・・・」
ヒロ「・・・・・・」
再びガウにて。 でも木馬の集中砲火を浴びてあぼーん寸前だけどな。
カ(ト)ルマ「うおおおおおっ!! こ、これは…ッ!?」
ジオン将校「おのれ… 話が違うではないか!」
カ(ト)ルマ「謀ったな、ゼクス!!」
ジオン将校「駄目だ、持ちません!」
カ(ト)ルマ「くそォォォォォォォォォ!!!!」
ジオン将校「カ(ト)ルマ様…」
ゼクス「逝けガウよ! 忌まわしき記憶と共に!!」
カ(ト)ルマ「・・・・・・」
キリッ(居直って背筋を張るカ(ト)ルマ、大きく息を吸い込んで…)
カ(ト)ルマ「ジオン公国にえいくぅぉ…フガッ!」
ジオン将校「あ゛…」
ゼクス「あ゛…」
トロワ「あ゛…」
リリーナ「あ゛…」
五飛「あ゛…」
デュオ「ま、まさか… 噛んだ…のか?」
カ(ト)ルマ「うわあああああああああああああああああああああああッ!!!!」
あぼ――――――――――――――ん
続く、、、(かもしれない)
671 :
トロア・バートンの華麗な一日:01/10/21 11:55
AM11:09 カトルを尾行することにする。
PM0:03 一時間近く尾行したが、ヤツは特に変わった行動はしていない。
PM0:39 カトルが突然駅のトイレに入った。俺も入ろうとしたが、ヤツは女子トイレに入っていた。
PM0:48 待つこと約10分。カトルはキャロルとなって現れた。
PM0:58 キャロルの後ろにはヲタ共が群がっている。俺も付いていくことにした。
PM1:43 時折ファンサービスを繰り返しつつ、ヤツは人気のない方向へ進んでいく。
PM2:00 裏路地に入ったところで、ヤツは突然マシンガンでヲタ共を攻撃した。
PM2:01 ヲタ共が倒れている。後一秒遅れていれば、俺は蜂の巣だった・・・
PM2:12 キャロルは再びカトルに姿を変え、執事の車で戻っていった。
PM2:35 同人誌即売展でヒイロを見つけた。とりあえず俺も品揃えを見る。
PM2:38 なかなかハァハァな物が置いてある。3冊ほど買って店を出た。予想外の出費だ。
PM3:01 立ち寄ったビデオ屋でデュオを見つけた。とりあえず行動を観察。
PM3:05 どうやらヤツはジョジョのOVAを借りるつもりのようだ。そっとしておこう。
PM3:08 ここのAVは品揃えが悪い。ヒイロのおすすめの店へ行くか。
672 :
トロア・バートンの華麗な一日:01/10/21 12:02
PM3:35 遠いだけあってなかなか品揃えが良い。
PM3:45 悩みに悩んでロリ物3本とSM5本借りた。
PM4:02 吉野屋で少し早い夕食。ゼクスが肉を少し増量してくれた。
PM5:12 久しぶりにたらふく食べた。ゼクスは売り上げが落ち込んでいると嘆いていた。
PM5:32 炉端で牛肉特売をやっている。キャスリンのために少し買って帰ろう。
PM6:03 門限を3分過ぎて帰ったのでキャスリンに殴られた。
PM6:13 キャスリンに牛肉を渡す。喜んでいたので明日はどうやら肉料理のようだ。
PM6:53 いつものように2ちゃんへいく。
PM10:35 風呂にはいる。
PM11:54 エロサイト巡り開始。
これで報告を終わる。
いつ寝てるんだ?
今日、ヒイロにトレーズの家を捜索させたら、ビデオテープを持って帰って来た。
「ヒイロ、このビデオは何だ?」
「トレーズとレディのハメ撮りだ。」
…………。
今晩のオカズは決まりだな。
深夜、
まず、サーカス全体を回って、起きている者がいないかを確認した。
次に、ドアの鍵を掛けて、窓をカーテンで覆った。
完璧だ。
アイナブリッジ(前スレ352)の再現など、有ってはならないからな。
テープをビデオデッキに差しこんでから、画像が出るまで少し時間があった。
その間にズボンとパンツを脱ぎ、傍らにティッシュの箱を置く。
これで、準備完了だ。
本番が始まると、オレの倅は、ニュートンにケンカを売るかの如く、
万有引力に逆らって力強くそそり立った。
利き腕でしごきながら、もう片方の手をティッシュに伸ばす。
天国への扉が目前まで迫っていた…………
『コン! コン!』
ドアをノックされる音が聞こえる。
「だっ、誰だ?」
「お兄様、もうお休みになりましたか?」
「トロワ。明日の公演の事で話があるんだけど。」
「マリーメイアとキャスリンか? ちょっ、ちょっと待……」
「何をそんなに焦ってるんですか?」
「怪しいわね……勝手に入るわよ。トロワ。」
勝手に入るってどう言う意味だ?
『カチャ……カチャ……カチャ……』
まさか、ピッキングか!? 何て恐ろしい女だ!!!
大急ぎで、テレビのリモコンに手を伸ばそうとしたが、見当たらない。
くそっ! こんな時に……仕方がない。
オレは立ちあがると、テレビの前まで駆け寄った……暴発寸前のナニを利き手で戒めながら。
我ながら情けない格好だ。
『つるっ!』
不意に足が滑ってしまった。
バランスを崩して、前のめりに倒れるオレ……
坂本竜馬という人物は、「死ぬときは、たとえドブの中でも、前のめりに死にたい」
といった言葉を残したそうだが、今のオレの場合は、前のめりでは非常に困る。
『グキッ!』
「ふぉぉおぉぉぉおおぉぉおおぉぉぉぉおおおぉぉ!!!!!!」
折れた!!!!…………中ほどから直角に…………
しっ、死ぬほど痛い…………
普通、怪我をしたら患部を手で押さえるものだが、余りに痛すぎて、それさえもできない。
オレは、その場にへたり込んで絶叫するしかなかった。
まもなく、キャスリンとマリーメイアが部屋に入ってきた。
キャスリンは、無言のまま、ただ呆然と立ち尽くすだけだった。
「………………………………」
マリーメイアは一言だけ発した。
「みじめな男だわ………………………………角度とか。」
677 :
通常の名無しさんの3倍:01/10/22 22:50
>676
むう、参考になる…って何がや!
679 :
通常の名無しさんの3倍:01/10/23 20:35
今日、秋葉原をヒイロと歩いていたら暗黒の破壊将軍を見かけた。
呼び止めてやったら顔色を青くしたり赤くしたりして立ち竦み、近付こうとしたらダッシュで走り去っていた。
奴の去った後、周囲から「暗黒の破壊将軍だってよ…」「ハンドルネーム?だせえ」等と言う嘲笑が聞こえた。
奴自身の蒔いた種とは言え、哀れな奴だ。
そういえば暗黒の破壊将軍の本名を失念した。
まあいいか。
680 :
通常の名無しさんの3倍:01/10/23 21:47
ネタかもしれないけど、ヴァルダー・ファーキルです。
682 :
通常の名無しさんの3倍:01/10/24 16:40
トロワ奮闘中age!
俺の名前が奮戦しているようだが、なんか複雑な気分だ。
もし、もし俺の名で決定すると、ネタを書きもむのも俺。レスするのも俺。レス立てるのも俺。
ageるのも俺。sageるのも俺。AAぶち込むのも俺。コピペしちゃうのも俺。マジレスするのも俺。
荒らすのも俺。煽るのも俺。自作自演も(以下略)。
とにかく、あんまり嬉しくは無いな。ガンバレェ。通常の名無しさんの三倍(現在一位)もしくは、
2CHの名無しは化け物か!?(現在一票)
抜いた!抜いた!抜きました-ッッ!!?
このトロワすごいよ!さすがマリーメイアのおにーさんっ!
ええ!! 抜いてるぅ!? なんてこったい…
「通常の名無しさんの3倍」なんかにまけるな。
1位だっ!
絶対1位っ!!!!!!!!!!!
687 :
通常の名無しさんの3倍:01/10/24 20:18
何度も言うようだが、俺はマリーメイアの叔父(ニセ)であり、兄ではない。
正直、名無し投票で俺の名前が一位というのは複雑過ぎる。
名無しさんも何もあったものじゃない。
どうせなら、「通常の名無しさんの3倍の回転」の方が俺っぽい。
閑話休題。
先日、Mステを見ていたら、キャロルが出ていた。
まだいたのか、カト・・・キャロル。相変わらずウザイ。
と、キャロルの隣に座っている女の子に目が行った。
うーむ、可愛い。通常の3倍くらい好みだ。
デビューしたばかりのアーティストらしい。
名前は、ローラ・ローラ・・・・。
よし、今度CDを買おう。
次の日。さっそくCDを買いに行った俺は、CDショップの前でヒイロを目撃した。
ヒイロはローラ似の少年と一緒にいた。なんだか凄く気になったので、聞き耳を立ててみる。
会話の内容だが、どうやら二人とも、お嬢様の世話に疲れてしまったとかなんとか
言っているようだ。ふーむ、あとでリリーナにチクってやろう。
二人はしばらくの間、互いに愚痴あっていたが、段々と友情が芽生えたらしい。
やがて、ヒゲと羽根のガンダム同士で手をつなぎ、ガシャンガシャンとスキップさせながら、
夕焼け空を背に去っていった・・・・。
何故か涙が出てきた。今夜は暖かいものが食べたいな・・・・。
>このトロワすごいよ!さすがマリーメイアのおにーさんっ!
ギムギンガナムのセリフをいじっただけでしょ
どうせなら「団長の穴兄ー弟ッ!」の方が良かったか(笑
五飛が泣きながら電話してきた。珍しい。
聞けば、「たんそきん」と書かれた手紙が届いたらしい。
・・・泣くなよ、おい。
690 :
通常の名無しさんの3倍 ◆NoXbcpc6 :01/10/24 21:11
デュオ「おっ、カトル髪染めたのか?」
カトル「ハハハ… やっぱ分かる?」
五飛「黒髪もなかなか似合うんじゃないか…
よし、俺が中国人としての心がまえを叩き込んでやる!」
カトル「え、、、ちゅうご…?」
ヒイロ「オマエ。 こんな自己中心的な民族に帰化するのか?」
五飛「な、なんだと… ヒイロ! 貴様…ッ!!」
ヒイロ「・・・・・・」
デュオ「ほ〜ら、おめ〜ら喧嘩ならどっか行ってやりやがれって。」
トロワ「・・・・・・」
ふっ、「イメチェン」というやつ…か。
カトルめ、これみよがしに見せびらかしにきたようだが…
その汚らしい動機でみすみす自分の評判を落とした様なものだ、愚か者。
何せこいつは真面目そうな顔して腹黒い奴だからな。 例え笑っていても裏で何を言ってることやら。
第一髪の色を染めて何になるというのだ?
ハッキリ言おう、オマエや俺が髪を染めたところで情けないだけなのだ。 全然似合わんぞ。
黄猿が黒猿に変わっただけだ、馬鹿馬鹿しい…
それに、、、こいつらもこいつらだ、こんな髪の色の何処が良いのだ
頭でもおかしいんじゃ…
トロワ「・・・・・・」
・・・いや、こいつら全員頭がおかしいではないか。。。
トロワ「・・・・・・・・・ふんっ。」
――――――――――――――― 次の日 ―――――――――――――――
カトル「やぁ。」
デュオ「ぃょ〜う… ありゃ?」
五飛「貴様…なのか?」
ヒイロ「・・・・・・オマエは」
トロワ「よう。」
一同「ノイン。」
691 :
トロワ@新人:01/10/25 01:48
カトル「トロワ!!」
トロワ「・・・カトル・・・俺達は必要なくなった戦士なんだ・・・」
カトル「トロワーーーーーっ!」
トロワ「感情で行動するのは正しい人間の生き方だ」
トロワ「だが・・・今ここに存在する俺達の思いだけは・・・
変わることのない真実だからこそ大切な物・・・俺達の生き方が正しいかどうか・・・
それはいずれ歴史が審判を下すだろう・・・」
バチッバチッ(ヴァイエイトの中)
トロワ「カトル、君の思いは正しいんだ 俺達には痛いほど理解できる。
だから
きみを 助けたい。 ・・・たとえ俺のとる方法が最悪だとしても。」
カトル・・・・折れは今初めて感情で行動する事ができるんだな・・・
あぼーん
シュールでスマソ。
トロワ、最近面白くない。
頑張ってー。
693 :
通常の名無しさんの3倍:01/10/25 12:39
名無し選考投票でトロワ消せ消せムードが高まってる。
このままトロワは消されてしまうのか?
694 :
通常の名無しさんの3倍:01/10/25 12:40
みんながトロワじゃ正直困るだろw
今日五人で集まり、リングを見た。全員未見だったので、わくわくしながら鑑賞した。
最初らへんは、「松嶋萌え〜」とか、「真田渋い」とか言っていたが、中盤辺りになると、
無駄口を叩く奴はいなくなり、最後のテレビから出てきたときなんぞ、阿鼻叫喚の嵐だった。
カトル「今日のシャンプーは、後ろが気になるだろうね」
小市民が。ブルジョワか小市民かどっちだ? お前は。そんな事を話していると、ヒイロが、
手相で寿命を見てやると言い出した。面白い。見てもらおうか。
ヒイロ「・・・・・・・・お前は死ぬ」
は?
ヒイロ「っていうか、今日死ぬ」
なにぃ? 何言ってるんだこの電波野郎。前髪で突っついて欲しいのか?
カトル「何言ってるんだよヒイロ。そうだ、僕がアラーに聞いてやるよ」
いや、いらん。断ったが、既にカトルはトランス状態に入っていた。
カトル「お・・・お・・・・お・・・・オクレ兄さん!!」
そう叫んだあと、カトルは部屋中を転がりながら叫んでいた。俺たちはその間、ハマーン(14)
は有りか無しかを議論していた。
カトル「ハァハァ・・・結果が出たよ」
別に聞いてないんだけどな。
カトル「やっぱ死ぬんだって」
コキャ
カトルの頚椎を曲がってはいけない方向へ曲げる。カトルは泡を吹きながら倒れたが、もはや誰も気にしていない。
デュオ「死神の俺がタロットで占ってやるよ」
だから…もう良い。
デュオ「そういうなよ。簡単なんだから。ほら、一枚引くだけでいいんだ」
デュオの持つタロットカードの束から一枚引く、出てきたカードは…
「死神13」
ザシュ
奴のお下げ髪を刈り取る。奴は「この汚らなしい、阿保がぁ!!」 と言ってなきながら逃げていった。
五飛「俺が何とかしてやろう」
いや、良いよ。俺は占いなんぞ信じていない。
五飛「別に、占ってやろうといっているわけではない。風水で、未然に防いでやろうというのだ」
なるほど、気休めにはなるな。
五飛「これを持っていろ」
何だこれは?
五飛「我が家に伝わる薬だ。記憶を消してくれる作用がある」
やばい薬じゃないのか? まあ、受け取っておこう。俺に額にドラえもんシールを張り付ける。
殴り返されたのは奴の愛情表現として受け取っておこう。
俺は部屋を後にすると、街へと出た。すると、銀髪の綺麗な少女が、佇んでいるではないか。
この前、ヒイロと話していた娘だな。声を掛ける。
銀髪の少女「なんでしょう?」
何かお探しかな?
銀髪の少女「はい。晩御飯の献立を(すごい頭だな)
それでは私がお供しよう。独りだと何かと大変だろう?
銀髪の少女「はあ」
その後、俺はその少女の買い物に付き合い。自宅まで上がり込む事に成功した。甘い。甘いよ子猫ちゃん。
銀髪の少女「あの、今日は晩御飯食べていってください。ご馳走します」
俺は君をご馳走してもらうよ。台所でのセクース…燃えるな。俺は台所で調理する少女に詰め寄った。
銀髪の少女「あの・・・なにか?」
さあ、楽になりなさい。後は静かにしてれば終わるよ。
銀髪(以下略)「あの! 何か勘違いしてませんか?」
ん?
「僕、男です(ですですです)←エコー」
ユゥニバァアアァァアアァァアアス!!!!!
まずい! まずいぞ! こんな事が全員にばれたら、笑い者されるどころか、陵辱されてしまう!!
特に、カトルには絶対にまずい!! どうする? このままだと俺の男が死んでしまう!!
銀髪「大丈夫ですか?」
この悪魔めぇ!! 男の癖に何でそんなに可愛いんだよ!! 声も女みたいだし! どうする。
・・・・・・そうだ!! 五飛から貰ったこの薬を! 君、口を開けたまえ。
銀髪「こうですか・・・んっぐ。はぁ。飲んじゃったぁ」
あてみ!
銀髪「げふぅ」
後日、キャロルの友達のローラ・ローラが活動を休止したらしいが、まあ俺には関係ないだろう。
697 :
通常の名無しさんの3倍:01/10/25 18:10
age
698 :
トロア・バートンの華麗な一日:01/10/25 20:55
ふと思った。俺のヘビーアームズ、元に戻してない。
しかし、修理できない理由は3つある。
1,金がない。(いつの間にか預金から引き出されていた)
2,部品がない。(ビルゴでは代用できない)
3,時間がない。(俺は忙しいのだ)
深夜まで2chに逝っておいて何を言うか、と思うかも知れないが。
俺は時間も部品も金もない。一番手っ取り早くすることは・・・
〜〜〜思考中〜〜〜
今、俺はマリーメイアからサーペントを借りている。しかし、頭だけはヘビーアームズだ。
・・・イイ
699 :
通常の名無しさんの3倍:01/10/26 22:20
ヒイロがウイングゼロカスタムに、ヒゲを付けた。どうしたんだ、突然。
奴はヒゲゼロに搭乗すると、おもむろに外部スピーカーをオンにして、
「たんたんたんた たーんたんた たんたんたんた たーたん」
ひ、ヒゲダンス・・・
ヒイロは淡々とした声音でヒゲダンスのテーマを口ずさみながら、
ガッシャガッシャとヒゲゼロでステップを踏んでいる。
しばらく踊った後、ヒイロはハッチを開いて俺をじっと見つめてきた。
・・・き、期待している目だ!
数日後。俺のサーペントアームズにヒゲが付いた。
今日もヒゲゼロと一緒にヒゲダンスだ。
700 :
ガロード・ラン@カメオ出演:01/10/27 00:15
仕事仲間のデュオから電話がかかってきた。オレ納入する人、デュオ買い取る人。
俺のガンダムDX持って、すぐに来てくれだと。
「ヒゲガンダム持ってる者として、お前も呼ばなきゃなぁと思ってな。
ロランにも連絡入れたんだけど、何か怪我して来れないとかで。
お前もやるだろ?ヒゲダンス」
ガチャ。
無言で電話をたたき切った。
あっ、ティファが呼んでる。
今日の晩御飯は何かな〜♪ エプロンスガタモ カワイイゾ!
701 :
哀・トロワ:01/10/27 00:47
整備場でヘビーアームズの改造プランを練っていたが、どうも上手い案が思いつかない。
ほんの遊び心で予備のビームガトリングをヘビーアームズの股間に装着してみる。
他意はない。本当はこの位置のほうが安定するのだ。
試しに起動させてみる。
バルルルルルルルルルル・・・
いい感じだ。
後ろを振り返ると何故かノインが頬を上気させてウットリしている。
変な女だ。
俺の視線に気付くと慌てて走り去っていった。
面白いのでこのまま使おう。
702 :
トロア・バートンの華麗な一日:01/10/27 07:20
急にゼロと模擬戦をすることになった。ゼロとの戦闘用に新たに改造を加えた。
股間にはガトリング砲。腕にはヒイロのPCからハッキングして改良したバスターライフル(ガトリング仕様)を2門×2。
さらに胸のガトリングは五飛を見習って火炎放射器を搭載。
肩のミサイルは改造してビームサーベルが出るようにした。
敵が接近したところでガバッ!と開いてガブッ!とつかむ。これ最強。
残りのミサイルは誘導性能の高いミサイルに替えた。
ヒイロとの模擬戦当日。ヤツはこちらのデータを予測していたのか常に飛行していた。
汚いヤツだ。しかし、ミサイルを積んでいると言うことは知らなかったようでミサイルを撃つと直撃した。
バランスを失って墜落するW。俺はすかさず先回りし、必殺カニばさみを起動させた。
『ガバッ!ガブッ!』
ビームの刃はWのボディに直撃し、Wは動かなくなった。
そこへ俺はガトリングとビームガトリングとミサイルを全弾ぶち込んだ。
完全に破壊されたようだが、多分明日には復活しているだろう。
翌日、リリーナから電話があった。
「家のヒイロは高いんですのよ!そう簡単に壊さないで頂戴!」
と言って電話は切れた。切り際に
「記憶のデータ回収が大変なのに・・・」
ともらしていた。
・・・ということは、ヒイロは何人もいるのか・・・・
703 :
哀・トロワ:01/10/27 17:58
キャスリンが「あなたは元がいいんだから、もっと笑いなさい」としつこい。
元がいいのはたしかにその通りだが・・・
無下にするのも悪いのでためしに鏡で笑顔を作ってみる。
うむ、この顔がベストだろう。
夕飯の時間だ。
テーブルを囲むキャスリンとマリーメイアに先程編み出した最高の笑顔を見せてみた。
キャスリン「・・・」
マリーメイア「・・・ヒッ」
マリーメイアが怯えたようになって大声で泣き出した。
キャスリンが大慌てでなだめている。
俺の笑顔がそんなに愛くるしいのか?
夕食後、キャスリンに呼び止められてひたすら平謝りされた。
キャスリン「あ・・・あなたはやっぱり自然体が一番よ!」
ん・・・なんだ・・・俺の・・・涙か・・・?
704 :
通常の名無しさんの3倍:01/10/27 21:51
デュオ「お前らには爽やかさが足りない」
急にDI…デュオがこんな事を言い出した。何を言ってるんだ?
デュオ「いいか? 俺とカトルは劇中でもよく笑ってるし、感情を出してるが、お前らはどうだ?
全然じゃないか」
どうやら、ヒイロ、俺、五飛の三人の事を言っているようだ。
五飛「何をいっている! 俺は笑ってもいるし、感情を剥き出しにしているぞ!」
うわあ! ビックリした。いたのか五飛。
デュオ「お前は爽やかを通り越して暑苦しいんだよ」
まあ、たしかに。
五飛「くっ! 正しいのだ俺は!!」
居直りやがった。性質わるいな。
ヒイロ「俺も笑っているぞ」
やはりいたか。お前らの笑いは、なんか気持ち悪いぞ。それに比べて俺の笑顔はどうだ?
物憂げで儚さをかもし出しているだろう?
デュオ「じゃあ、お前ら笑ってみろよ」
ニヤァ
その日から、デュオは部屋から出てこなくなった・・・・
705 :
通常の名無しさんの3倍:01/10/28 17:17
今頃、本当に今頃だが「落ち着けシーブック」スレを読み終わる。あともう一度
F91を見直す。・・・見れば見るほど俺達にはないキャラ造形だ。さすがは御大、
と言ったところか。・・・だが、悪くない。率直に言えば俺も残像を出したい。
翌日俺は秋葉原でバイオコンピューターを購入した。バルク品だったので結構安く手に入った。
早速ヘビーアームズに搭載する。さて・・・これからどうするんだ?
確か劇中ではシーブックが燃えている時に色んな怪現象が起こった気がするが・・・
そうか、気合だ。クールが売りの俺には奴のような 燃えたぎる闘志が欠けているのだ。
俺のキャラが変わるのは痛いが仕方ない。目指せ、フェイスオープン!!
キャスリン「トロワ、今度の公演のことだけど・・・」
なんとぉー!!
キャスリン「と、トロワ!?」
ドクトルS「トロワ、今度の指令じゃが・・・」
このっ・・・ジジイがっ・・・!!
デュオ「いよう、トロワ。何かカトルが聖戦から手を引くらしいぜ?」
そんなわけないだろ、だって、アラブなんだぜ!?
ゼクス「トロワ、悪いが仕事中で手が離せないんだ。画材を買ってきてくれないか?」
でかくって、軍のメシを食ってりゃ偉いのかよっ!!
ヒイロ「・・・任務完了」
終わったのかよ!!
・・・途中何か別のキャラクターが入った気がしたが、めでたく質量を持った
残像が完成した。しかし、放熱板の代わりに胸のハッチが開きっ放しになり、
飛ぶとミサイルがこぼれ落ちて結構な被害を引き起こしてしまった。
『トロワご乱心』
その報を聞きつけたヒイロ達は総力を結集して俺を止めにきたので仕方なく残像で
迎え撃った。俗に言う『サンクキングダム火の七日間』のきっかけはこうした、
ごく些細なことから始まったのだ。
706 :
通常の名無しさんの3倍:01/10/30 00:05
保全age
707 :
通常の名無しさんの3倍:01/10/30 00:14
遠い世界では一行AAが流行っているらしい。
流行に敏感な俺は早速試してみる。
どれどれ・・・ほう、意外と簡単だ。
バートンです∠゜∀゜)
・・・・・・・・・酷すぎる・・・・・・叱ってくれ・・・サーベントアームズ・・・・・・・・・
708 :
通常の名無しさんの3倍:01/10/30 15:31
ageとこう
709 :
///_-):01/10/30 15:36
710 :
通常の名無しさんの3倍:01/10/30 20:35
デュオを作る (地_味\
・・・似てない・・・
カトルを作る (気ε違)
更に似てない・・・
五飛を作る (゜∀゜)≡
何が何だか・・・
ヒイロを作る //-_-)
・・・もうだめだ。
711 :
通常の名無しさんの3倍:01/10/30 21:12
//-_-)
これ、トロワだろ?
712 :
通常の名無しさんの3倍:01/10/30 22:10
五飛 (`o´)-
デュオ b(`ー゜)。。。
カトル ( ^∀^)/ \●カトルサマー\ ●\ ●カトルサマー \ ●←マグアナック隊
ヒイロ (−_−)q
俺 (√/_−)
これを見た五飛が、「俺だけ嫌に小さいじゃないか!」と怒り出した。
うるさいなぁもう。
ウザイから、五飛のデコにドラえもんシール ((≡゜♀゜≡)) を張ってやった。
713 :
これだろ!?:01/10/31 19:40
//
〈/∀`) ♪
ゴソゴソ /(ヽι) トロワ窓からチンポコ出して
く ゝ
714 :
//-_-):01/10/31 19:53
トロワとして見るならかなり良い出来だ
715 :
通常の名無しさんの3倍:01/10/31 21:08
//_-)の方がよくないか?
716 :
逆噴射トロワ:01/11/01 02:32
ある日、デュオが言い出した。
「俺達を『聖闘士星矢』に例えるとしたら、誰になるんだろうな?」
ヒイロ「………………………………」
オ レ「………………………………」
カトル「………………………………」
五 飛「………………………………」
翌日、ボロ雑巾と化したデュオが近所のゴミ置き場で発見された。
触れてはいけないもの……………それが『禁忌』というものだ。
何かパッタリだな
718 :
通常の名無しさんの3倍:01/11/02 00:56
>>715 いいねぇ
さらに言うなら ///_-)
719 :
逆噴射トロワ:01/11/02 04:28
今日は5人で集まって、オレ達をHUNTER×HUNTERに例えたら誰になるかを語り合った。
デュオ「まず、誰から決めるかな……」
トロワ「そうだな…………五飛からにしよう。」
ゴネそうな五飛には、早々に適当なのを割り当てて、黙ってて欲しいからな。
トロワ「……クロロがいいんじゃないか?」
五 飛「トロワ! 貴様、何のつもりだ!!」
トロワ「髪型がオールバックだからだ。」
五 飛「髪型だと!? 髪型だけで、俺にあんな悪を押しつけるつもりか!」
五 飛「俺はクラピカに決まっている! 俺は正義だ!
悪を裁くクラピカこそが相応しいのだ!」
んな訳ゃねぇだろ!
あんまりうるさかったので、五飛を布団圧縮袋に押し込んで、掃除機で中の空気を全て吸い取った。
これで、少しはおとなしくなるだろう。
デュオ「んじゃぁ、次はカトルにするか。」
トロワ「カトルは………………」
ヒイロ「難しいな…………」
トロワ「……コルトピだな。」
カトル「!? ト、トロワ! ちょっ、ちょっと待ってください!
どうしてボクがコルトピ……」
トロワ「自分のことを『ボク』と呼ぶからだ。」
カトル「そっ、そんな理由で!?」
トロワ「嫌なのか? カトル。」
カトル「当たり前じゃないですか!
第一、ヒソカだって、自分のことを『ボク』って言うじゃないですか!」
デュオ「馬鹿いうんじゃねぇよ。ヒソカは俺だろ?」
カトル「え?…………って、その方が変じゃないですかっ!
髪型だって違うし、自分のことを『ボク』って呼んだりしないじゃないですか!」
デュオ「よく考えてみろよ。ヒソカは天空闘技場で『休みがちな死神』って呼ばれてたんだぜ。
死神っていったら俺だろ?」
カトル「そっ、そんなぁ……」
ヒイロ「カトル。どうしてもコルトピが嫌のようだな。」
デュオ「まあ、いいか。俺たちも鬼じゃねぇんだ。今度はまともなやつを考えるか……」
トロワ「……………………ひらめいた…………」
カトル「トロワ。いったい何です? 早く言ってください。」
トロワ「バッテラだ。ブルジョワだからな。」
カトル「…………………………よ、よっ、よく、き、きっ、聞こえませんでした。
も、も、もっ、もう一度いってください。」
トロワ「バッテラだ。」
カトル「トっ、トロワ。よっ、よく聞こえなかったよ。も、もう一度言ってくれない?」
トロワ「バッテラだ!」
カトル「いっ、いやだなぁ〜〜トロワったら。
ハッ、ハッキリ言ってくれなきゃ聞こえないだろ。」
トロワ「さっきから何回もバッテラって言ってるだろ! 聞こえてるだろ!」
カトル「気に入らないから、聞こえないフリして聞き返してるんだろ!」
デュオ「おいおい。二人とも。ケンカするほどの事じゃないだろ……」
カトル「ウザい! この下膨れ! それで仲裁者気取りなの!?
長髪しか取り柄がないヘタレのくせに。」
デュオ「……下膨………ヘタレ……ひっ、ひどい……いくらなんでもその言い草……」
ヒイロ「落ち着けカトル。俺たちはケンカをする為に集まったんじゃないはずだ。」
カトル「あ゙あ゙っ!? これは俺とスネ夫のケンカだろうが!
リリーナのバター犬はすっこんでろや(゚Д゚)ゴルァ!」
ヒイロ「バター……」
オレが覚えているのは、ここまでだ。
ただ一つ確かなのは、意識を取り戻した時、
オレはヒイロ・デュオ・五飛と共にドブ川に浮いていた事だけだ。
ヒカ碁はガンダムWのパクリです。
私はミリアルド・ピースクラフトとして後世で生まれ変わります。
725 :
通常の名無しさんの3倍:01/11/03 14:20
五飛「SDガンダムみたいな顔しやがって!」
ンゴ!
726 :
通常の名無しさんの3倍:01/11/03 18:14
ここもさびれたなぁ
727 :
通常の名無しさんの3倍:01/11/03 18:44
立てよ職人!
728 :
逆噴射トロワ:01/11/03 20:07
今日はヒマなので、家でテレビでも見る事にした。
テレビの電源を入れてみると、ちょうどニュースの時間だった。
この頃の話題は、どこの局でもアメ●カのアフ●ン進攻だ。
ハッキリ言ってウザイが、まあ、カトルの資産凍結に免じて、
ホワ●トハウス襲撃は勘弁してやるとしよう。
ニュースのトップ項目は、ブッ●ュの記者会見を生中継するらしい。
会見場に入ってきたブッ●ュは、入念にマイクのテストをすると、絶叫した。
記者たちに、いや、全世界の視聴者に向かって……
「キャロル萌えぇぇぇぇぇっ!!!!!!」
……まさか、カトル、ブッ●ュにエンジェルハイロゥを使ったというのか!?
729 :
逆噴射トロワ:01/11/03 20:31
記者団のどよめきが収まらないまま、ブッ●ュが次の言葉を発した。
「私は、全世界の皆様にお詫びしなければいけません。
なぜならば、ア●リカは全人類の友と呼ぶべき人物に対し、
不当な嫌疑を抱き、彼に対し不当な扱いをしてしまったからです。
今、アメ●カは、その人物に対する過ちを正し、
彼を新たなる友人として迎えましょう……」
何を言ってるんだ? ブッ●ュのヤツめ……あっ! ヤツは……
ブッ●ュの紹介で、記者会見場に入出して来たのは、カトルだった。
「全地球、並びに全コロニーの善良なる市民に告ぐ。
僕はカトル・ラバーバ・ウィナー。
いわゆるロリコンと思われた、トロワ・バートンの性癖が偽りのものであることは、
誰の目にも明らかである!
なぜならば、トロワはロリコンを騙り、本当の性癖を隠蔽しているだけだからだ。
僕はいささかも戦いの目的を見失ってはいない。それは、間もなく実証されるであろう。
僕は日々思い続けた。
トロワ・バートンの愛を信じ、戦いの業火に焼かれていった10人目までの事を。
そして今また、敢えてその本心を欺かんとするトロワの事を。
僕の心からなる希求である合体要求に対し、トロワが凶悪なるマリーメイア嬢を使役して、
ささやかなるその芽を摘み取ろうとしている意図を、証明するに足る事実を僕は存じている。
見よ、これが僕達の戦果だ。 」
730 :
逆噴射トロワ:01/11/03 20:39
突然、カメラの画像が切り替わると、何かの格納庫のような場所が映し出された。
そこには、ガンダムらしきモビルスーツ………
って、試作ヘビーアームズ2号機か!? いったい、いつの間に持ち出したんだ?
いや、そんな事よりも、核装備の事を追求されたら、非常にまずいな。
「このガンダムは、マリーメイア嬢の搭乗を目的として開発されたものである。
児童福祉法違反のこの機体が、密かに開発された事実を以ってしても、
呪わしきトロワの悪意を否定出来得る者がおろうか!」
おい! ツッコミどころは、そっちかよ!
「かえりみよ、なぜ『聖戦』が勃発したのかを!
なぜ僕達が同人誌と共にあるのかを!
僕達は三年間待った。
もはや、我が軍団にためらいの吐息を漏らす者はいない。
今、ラシード達の熱き血潮を我が血として、
ここに僕は改めてトロワに対し、宣戦を布告するものである。
繰り返し心に聞こえてくるトロワの嬌声に為に…………ジーク・ラディ●!!」
翌日、謎のガンダムがホワイトハウスを襲撃したらしい。
カトルの家には、L3X18999コロニーが降ってきたらしい。
一方、オレは、ラディ●から『ムジャヒディン』という称号を貰った。喜んでいいのだろうか?
731 :
通常の名無しさんの3倍:01/11/03 22:12
個人的に、凄く気になることがある。
俺は全然自爆ショーを行っていないのだ。
というわけで実行することにする。
まず、フル装備のヘビーアームズを用意する。ピエロの仮面はどっちでもいい。
そして、大気圏外へ上がる。
更に、耐熱スーツを着込みパラシュートを装備する。
準備は完了した。この状態で大気圏に突入するというもの。
そして、俺は宇宙船を飛び立った。見送りはヒイロだった・・・
予想以上の熱で装甲が熱くなる。
表面温度はかなり高い。そして、ついに火薬に引火した。
轟音と共にコクピットが熱気に包まれた。更に爆発。
ガンダムは塵となってしまった。
さあ、パラシュートを・・・・・・・
開かない・・・・・
・・・早かったな、俺の死も・・・
数日後、俺は底引き網に引っかかっている所を発見されたらしい。
キャスリンからはビンタ10連発を食らうし、マリーメイアからはお小遣いナシと宣言されてしまった。
・・・・・もう自爆ショーなんてするものか・・・・・
732 :
通常の名無しさんの3倍:01/11/04 00:14
すげえ・・・面白えよ・・・
頑張れ逆噴射!
733 :
通常の名無しさんの3倍:01/11/04 16:42
逆噴射応援age
734 :
通常の名無しさんの3倍:01/11/04 20:10
最近「クッキーをオンにしてちょ」エラーが出て、
書きこみが出来ない2ちゃんねらーが続出しているらしい。
ひょっとしたら、このスレの書きこみが少ない原因の一つでは? と疑ってみる。
もし、そうなら、以下のサイトで「ホットゾヌ」というブラウザを
ダウンロードして使ってみると良い。
このブラウザならば、書きこみが出来るぞ。
ちなみに、Windows専用だ。
http://www30.freeweb.ne.jp/computer/hotzonu/ インストール作業などという面倒なものは一切無い。
オススメだ。
736 :
通常の名無しさんの3倍:01/11/05 20:26
おねがい頑張ってアゲ
737 :
通常の名無しさんの3倍:01/11/05 21:37
ガンバてアゲ。
738 :
通常の名無しさんの3倍:01/11/05 22:00
しばらく山篭りをして、修行をしていた。
おかげで前髪のとがり具合が、よりいっそう鋭くなったようだ。カッコイイ。
家に帰ってシャワーを浴び、こざっぱりしたところで、飯を食いに行くことにする。
行き先は、いつものとおり吉野家だと思わせつつ、フェイントでま・つ・や☆
これも修行の成果だと思ってほしい。
松屋の店の前まで行くと、ヒイロを見かけた。
ヒイロは道端でポロンポロンとギターを弾きながら、淡々と歌を歌っていた。
「僕達ピクミン〜 あなただけについて行く〜
今日も運ぶ〜 戦う〜 増える〜 そして〜食べ〜ら〜れる〜
いろんな命が〜 生きている〜 この星で〜
今日も運ぶ〜 戦う 増える〜 そして〜食べ〜ら〜れる〜
今日も運ぶ〜 戦う 増える〜 そして〜食べ〜ら〜れる〜」
・・・・切ないものがこみ上げてきた・・・。
・・・ん、なんだ?・・・俺の・・・涙か・・・。
ヒイロは俺に気づいた様子もなく、ただ真っ直ぐ前を見つめながら、
2番にまで突入していた。
「引っこ抜かれて〜 戦って〜 食べられて〜
でも私達〜 愛してくれとは〜 言わないよ〜
引っこ抜かれて〜 戦って〜 食べられて〜
でも私達〜 あなたに従い〜 尽くします〜」
・・・もういい、やめるんだ、ヒイロ。一緒に森へ帰ろう。
739 :
通常の名無しさんの3倍:01/11/05 22:17
ノインが溜めこんでいた全身タイツをくれると言う。
・・・お前が着用した全身タイツを、俺に着ろと言うのか?
はっきりいって願い下げだったのだが、中にはまだ新品のものが
あるというので、とりあえず頂いておいた。
貰ったタイツを物色していると、レオタードも混ざっていた。
・・・何か閃くものがあったので、思わず袖を通してみる。
うーん、この青いレオタード、なかなかイカス・・・。
無意識に腰に布を巻いたりもしてしまった。
こうなると、レオタード姿の姉さんと妹が欲しいな。
あ、俺、姉さんと妹(姪っこ)いるじゃん。
俺は黒いのとオレンジ色のレオタードを抱えて、キャスリンと
マリーメイアの元へと走った。
2人は俺のレオタード姿にギョッとしていたが、構わず俺は詰め寄った。
トロワ・バートン、一世一代のお願いだ!2人ともこれを着て、俺と一緒に
美術品専門の怪盗に・・・へぶーーーっし!!
俺の頬に、キャスリンの右ストレートが炸裂したかと思うと、
「惨めな男だわ・・・」
マリーメイアの一言が、俺に止めを刺した・・・。
鬱だ・・・始めるか、俺のマジック・プレイ・イズ・ダンシング・・・。
//_=)ageとくか・・・
741 :
通常の名無しさんの3倍:01/11/08 07:23
一日でログ読みきれん・・・感動した
職人よ 頑張れ
742 :
しずかちゃん:01/11/09 19:39
//_=)ageですわ
743 :
通常の名無しさんの3倍:01/11/09 22:30
今日、俺達5人と、リリーナ他でカラオケに行った。
運良く広い部屋に通されたので、皆ご機嫌だ。
おのおの得意な歌を歌って、テンションを上げていく。
順番が回って、カトルがモーニング娘。のLOVEマシーンを入れた。
キャロルの歌を入れなかっただけ、誉めてやろう。
「次曲:LOVEマシーン」と画面に表示されると、ヒイロが妙にウズウズしだした。
ハハーン・・・踊りたいんだな。
以前、温泉でやる余興の練習をした時、踊りの参考にするため、俺達はモー娘。の
曲目全ての振り付けをマスターしたのだ。
しかし、「今更LOVEマシーン踊るのかよ」というツッコミを恐れて、躊躇しているようだ。
俺は微笑みながら、ヒイロの肩を叩いて頷いてやった。
つきあうぞ、と。
ヒイロはぎこちなく笑い返してきた。恐らく奴なりに照れているのだ。
そういうことならと、デュオと五飛も立ちあがった。
スッと我々4人が、それぞれポーズを取ってイントロを待った。
突然の俺達の挙動に、リリーナ達が唖然としている。ふふふ、驚くのはこれからだ。
「AHHHHHHHHHHHHH」
五飛のジェイソン飯田の真似から始まり、俺達のダンスがスタートした途端、
そりゃもう室内大爆笑。
カトルも調子に乗って、歌詞をアドリブでアレンジしながら歌ってみせ、さらに笑いが起こる。
最後の「LOVEマッシーン」まで、非常に良く出来た。
大変盛り上ったのだが、ゼクスが一人で不満そうにウーロン茶を飲んでいたのが気がかりだった。
「モー娘。の振り付け程度で、笑いを取ろうとするとはけしからん」とでも思っているのか、
「俺は全然踊れないのに、お前らだけズルい」と思ったのか・・・・真意の程は定かではない。
744 :
通常の名無しさんの3倍:01/11/09 22:39
>>743 久しぶりに爆笑
これぞこのスレらしい作品
745 :
通常の名無しさんの3倍:01/11/09 23:01
デュオが吉原に行って、6万円取られてきたという。
6万円・・・どんな高級な女か知らないが、俺は6万払って商売女の世話になるくらいなら、
牛丼をたらふく食べたい。いや、牛丼なんてセコイことを言わず、ぶ厚いステーキでも
たいらげたい。何枚でもたいらげてやりたい。
すき焼きでも良い。しゃぶしゃぶでも良い。焼肉も捨てがたい・・・・。
そんなことを切々と語っていたら、カトルがポツリと、
「・・・トロワって、狂牛病怖くないの?」
とほざきやがった。
たわけめ、ニッポンはそこまで駄目な国か?
ここまで騒がれて、検査を怠ったような牛が出荷されると思うか?
本当に牛骨ラーメンが敬遠されて、豚骨ラーメンが流行っているのか、問いたい。
小1時間前髪でツンツン刺しながら問い詰めたい。
とりあえずお前は、メッカの方向に向かって土下座して、畜産業者の方々に謝っとけ。
「訳わかんないよ、トロワ・・・だいたいトロワの食べ物の発想って、貧困なんだよね。
二言目には、牛丼。続いたと思えば、ステーキ?デュオじゃないんだからさぁ・・・」
・・・このブルジョワ小僧め。
今の台詞、さりげなくデュオも馬鹿にしているようだが、それはまぁいい。
だが、俺の牛丼への情熱を馬鹿にするのは許さん。歯ぁ食いしばれ!修正してやる!
「か、顔は止めてよ!!アイドルなんだから!」
顔を庇おうとするカトルに構わず、俺はブライト艦長ばりの痛烈修正パンチを食らわせた。
746 :
通常の名無しさんの3倍:01/11/09 23:25
747 :
通常の名無しさんの3倍:01/11/11 20:59
古畑任三郎のビデオを借りてきて見ていたら、俺の心はすっかり今泉に奪われた・・・。
イイ!あのデコッパチ加減はイイ!いつもあのデコをペチペチやっている古畑が羨ましい。
俺はいてもたってもいられなくなって、五飛の元に走った。
「おお、トロワ。どうしたんだ?」
五飛が話しかけてくるのも構わずに、俺は古畑の真似をして、五飛のデコをペチっとやった。
ん〜、今泉くんって感じだなァ。
その後、俺は五飛の家の地下室に一週間監禁された。
748 :
通常の名無しさんの3倍:01/11/13 01:04
トロワ頑張れage
749 :
通常の名無しさんの3倍:01/11/13 02:25
今日はわざわざカトルがご馳走してくれるとのことで隣町まで外食した。
ここか・・・世でいう三ツ星レストランってヤツだな。
カトル「トロワじゃ一生来れないと思ってね。」
いちいち腹の立つヤツだ・・・まぁいい。高級料理の為だ。
ん?あのオヤジ・・・なんてもみあげだ・・・・この世のモノとは思えんな。
じろじろと眺めていると、隣には色白少女が居た。
この外見でまさか・・・いやいやそんなはずはない。
俺は帰りに変な所に連れていかれないかと心配して食事を終えた。
たぶん続く。
なんだかあんまり面白くないな・・・続きどうしようか・・・
751 :
通常の名無しさんの3倍:01/11/13 02:44
ふぅ・・・ご馳走なった。
カトル「気にするなよ・・仲間じゃないか。」
ヤバイ。絶対なにか企んでいる・・・・俺は車に詰められそうになる瞬間3回転ひねりでその場から脱出した。
カトル「あっ・・・・待てぇ!!マグアナック!!」
40「はい!カトル様!」
くっ、大の大人がみっともない。
さすがに逃げ切れるかどうか・・。
続く。
752 :
脱出のトロワ:01/11/13 02:55
路地に差し掛かった時、目の前に人影が現れた。条件反射で懐の銃をぬく。
???「・・・。」
目の前にいたのはレストランの少女だった。銃を向けられてピクリともしていない。
なんだ・・・?
???「待って・・いました・・・」
ラシード「見つけたぞー!!」
くっ、もう追いついてきたか・・・しかたなく俺は少女を背負って暗がりに飛び込んだ・・・
ふぅ・・全然軽いな。
???「来ます・・・」
アウダ「いたぞぉぉーー!」
すこしは近所迷惑を考えないのか・・・・
服の袖をくいくいひっぱられる。
ん?
???「右・・・・」
言われた通り右に跳ねるとそこには花瓶が飛んできた。いや、正確には落ちてきたのだろう。
花瓶はそこまで来ていたアウダに当たった。
な・・・これは?
???「私は・・・ティファ・アディール・・・・」
続く。
ティファ・・・?
ティファ「あなたを・・・助けにきました・・・・
754 :
脱出のトロワ:01/11/13 03:10
ガーン 送信してしまうとは・・見なかったことにしてくれ。
ティファ・・・?
ティファ「あなたを・・・助けにきました・・・・。」
なんだか知らないが助かる。
ティファ「はい・・・こっちです・・」
走るものの全然遅い。背負って連れていくことにする。
タッタッタ・・・・
ティファ「そこ・・左・・・・次、止まってそこに・・・そう・・・イイコね・・・」
俺は馬か。・・・まあ、いい。実際一度この狭い街で一度も出くわさないのは奇跡に近い。
ティファ「ここで・・・」
指定された場所はすでに街の出口だった。
助かった・・・礼を言う。
ティファ「いえ・・・じゃあ・・みんなが心配しますので・・・」
ああ・・それじゃあ、ティファ。
ティファ「・・・あの・・お名前は・・・?」
・・・名前なんてない。あえて呼ぶならトロワだ。トロワ・バートンとでも呼んでくれ。
ティファ「トロワ・・・ばいばい。」
ああ、またな。
・・・その夜オカズにしたのは言うまでもない・・・
755 :
通常の名無しさんの3倍:01/11/13 07:15
今日は5人をシスタープリンセスに例えたら、という話になった。
遂にやるべくしてやってしまったという気がする。
いいじゃないか、ピュアストーリーズもはやヤフオクに出ていることだし。
1「俺は・・・千影がいい」
千影萌えだったのか・・・お前は。ぷにぷにぱんちゅの癖に・・・。
4「ヒイロは春歌でもいいかもしれませんね〜?暴走気味だから」
5「それは貴様もそうだろう!」
・・・オマエモナー。
とお約束を言ったところで、相当に今更ながら
俺以外の4人は暴走気味の危ない人格だということに気付く。欝だ氏脳。
五飛の心無い突っ込みによってカト坊の目が怪しく光りだしたので、話を進める・・・。
3「デュオは四葉でいいだろう」
5「異議なし」
2「おっ、すんなりマトモな配役だな!チェキチェキチェキーッ」
・・・お前が言うと無駄にむかつくな。
4「躁病ですからね・・・」
さて、カトルはどうだろうか。
2「うーん、お前は・・・もんのすんげー金持ちそーだから、亞里亜かな」
3「やはり・・・そんなところか」
5「実際、じいや、とか吐かしてそうだからな」
4「まあ当然ですよねー」
1「・・・・・・俺は、咲耶かと思ったんだが・・・キャロルなだけに」
ハッ!
4「みんなカワイイけど、私が一番可愛いでしょ?」
・・・・取り敢えず、あとでカトルはキンコーズのシュレッダーにかけることにする。
5「俺はどうだ」
五飛か。難しいところだな。
1「・・・俺の春歌を譲ってやる」
何時の間にお前の春歌になったんだ・・・?
3「最後は俺だな。」
1「・・・・違和感なく妹(敵)に紛れこんでいたから、眞深」
いい線を行っているとは思うが、すまない・・・。俺はアニメは観ていないんだ。
2「もうお兄ちゃんでいいんじゃないか?適当に」
適当って・・・・。もはやデュオは鼻をほじりながら話している。
くそっ、後でお前はドラえもんシールだ・・・。
4「でも以外と適役ですよね?」
確かに、お前らとマトモに付き合ってられるのは俺だけだ。
1「兄くん・・・・の周りに綺麗な鬼火が・・・・」
2「キャッホ〜ゥ!兄チャマのスネ夫カットをチェキチェキチェキよーっ!!」
5「兄君さまは私がお護りします!」
4「お兄様は誰にも渡さないんだから!だって、赤い糸で結ばれているんですもの・・・(はぁと」
俺は・・・・もう・・・・・!!
756 :
通常の名無しさんの3倍:01/11/13 11:20
両方ともおちがイイ!
「俺は・・・・もう・・・・・!!」
に爆笑
ageてやろう。
さて、今日は吉牛を食いに行こう。ゼクス。特盛りツユだくで。
ゼクス「スネ夫カットがなぁ! 特盛りツユだくなんて、食えるわきゃねえだろぅ!!」
何! 間一髪のところで、奴のヒートロッドを避ける。どうやら、売れ行きの停滞でとうとうプッツン来たらしい。
ゼクス! 戦いが終わって、貴様に職を与えたのは、牛だろう!
ゼクス「俺に職を与えたのが牛ならば、それを奪ったのも牛なんだよ! それも分からぬ貴様に、特盛りツユだくは喰わせん!」
喰うぞ! 喰ってみせる! ドラえもんシールを構える。奴はヒートロッドにビームサーベルを構えている。
ゼクス「そんなに吉牛が好きかぁ!!」
ヒートロッドが唸る。
声優ネタはいい加減に・・・やめろ! アッパーの要領で奴の顎にシールを貼る。間髪いれずに、腹に連打。ドラえもんシールで、
奴の制服が埋め尽くされていく。
ゼクス「おのぉれぇ!!」
翌日。奴の店が閉店していた。どうやら、ゼクスが店の金を全額持ち逃げしたらしい。
すこし…悪い事したな…
スーパーロボット対戦Fを完結編から先に買ってしまった。
欝だ・・・死ぬ・・・・。
同時に一昨日パワーソフトで新品を買った、ブラックマトリクスADを中古で2800円で発見してしまった。
欝だ・・・死ぬ・・・・。
・・・今日の俺は、朝から奇妙な感覚に支配されていた。
「・・・マリーメイア・・・」
そう、姪(血縁無し)の姿が脳裏から離れない。
「マリー・・・ハァハァ・・・メイア・・・ハァハァ」
い、いかん!? 姪(自称)でオナっては、俺のこれまで築いてきた神話が崩れてしまうではないか!
『身内では決して抜きません』
この、自身に課した戒めが・・・ハァハァ・・・ハァハァ・・・戒めがああぁぁっ!!!
しかし、すでに俺の意識は楽園一歩手前に突入し始めていた。
「お、お兄たんのティムポが、マリーメイア・・・あぁ! そ、そんなに吸っては!?」
「コスコスコスコス・・・マーリーメイィィィアアァァーーーーッ!!!!!」
・・・・・・・・・ドピュ。
・・・ふぅ。ついに、ついに! オニイタン、イッチャッターヨ・・・マリーメイア・・・。
ふと、行為を終えた俺は、何者かの気配を感じ周囲に気を配る。
「!!」
・・・ふ、気のせいか。ここんとこ疲れてるからな、俺。
妄想のマリーメイアに口内発射し頬を照からせながら、俺はティッシュ箱に手を伸ばした。
丹念に己のナニを拭き取りながら、俺は頬に手を伸ばす。
なんだ・・・俺の・・・涙、か・・・?
でも、ロリも(・∀・)イイ!かもしれない。
そう思い始めた俺は、カルパー様で汚れたパンツを履き替え、部屋を後にする。
ドアを空け、廊下に出た俺の目の前には・・・マリーメイア?!
「・・・ぐすっ・・・ぐすっ・・・ヒドイ・・・」
ち、聞かれていたのか? 俺の発射ショー!!
違うんだ、マリーメイア! 俺の話を聞いてくれー!!
トタタタタタタタタ・・・。
大粒の涙で顔を歪めながら、マリーメイアは走り去っていく。
・・・これで小1時間後には、キャスリン私刑、確定だな。
ヒイロやデュオにも、カナーリイジられるだろう。
禿げには「悪だ!!」とナジられるだろう。
坊ちゃんには「聖戦だよ!!」とか、ドサクサ紛れに誘われるかもしれない。
鬱だ。始めるか、俺の自爆ショー。
ganbare age
>「聖戦だよ!!」
バカウケ
764 :
あるモー保ーの日記:01/11/16 21:50
ラマダンに突入して三日目
エンジェル・ハイロゥの動作は良好。作戦の第一段階は成功だ。
トロワは罪悪感にさいなまれるだろう。そこで、アラーの教えの尊さと、僕の『愛』
を教え込めば、貴重な戦力と奴隷になるだろう。
頭を垂れるトロワに僕はこう言ってやるのだ。
「聖戦だよ!!」と・・・
考えただけで新曲が出来そうだ(はあと)
あげ
766 :
哀・トロワ:01/11/17 20:35
○HKから体操おにいさんの仕事の依頼が来た。
ギャラもいいしサーカス団のアピールになるので皆は賛成しているが・・・
ちなみに俺は国籍どころか戸籍もないのでオリンピックには出られない。
偽造は駄目だ、もう俺はカタギなんだ。
・・・やはり諦めよう、怖くて家を空けられない。
俺が居ない間、マリーメイアに魔の手×4が迫ってしまったらと思うと。
特にカトルだ。
奴は贔屓目に言ってもキチガイだし、普段ろくな相手がいないので危険だ。
ヒイロも危ない。
既に俺が使用済み及び進行形のキャスリンに奴等は興味を示さないだろう。
だが!マリーメイアだけは!
彼女に男女の雌雄を決する闘いの作法を教えるのは断じて俺だ。
断じて犯罪ではない、叔父として当然の勤めだ。
せっかくのナイス仕事を、俺は涙を呑みつつ断った。
767 :
通常の名無しさんの3倍:01/11/19 13:31
あげておこう。
じゃああげます
769 :
火消しの風:01/11/20 00:23
がんばってくれ・・・!阿解・・・!
770 :
通常の名無しさんの3倍:01/11/20 09:03
気を取り直して、ヒイロの家に遊びに行くことにする。
「・・・・トロワか・・・俺は忙しいんだ・・・特に今の時期はな・・・・」
何だ、珍しい。来客が随分居るじゃないか。
と、むさくるしい周囲を見回すと、机上に積み上がった印刷所のDMと原稿用紙を発見する。
そうか、今頃の時期はヲタの冬の祭典の締め切り間近なんだな。
ゼクスも手伝いと称してだろうか、「ぷにぷにぱんちゅ」既刊同人誌を見てハァハァしているようだ。
この後に及んで何も言うまい。だが、ちゃんと店の金は返しておけよ・・・
今期の新刊も矢張り炉系なのか?ヒイロ。
「いや、今回はちょっと趣向を変えようと思ってな・・・」
そうか。俺は買い専だからよく解らないが、色々と事情があるのだろう。
それに上手くすればマリーメイアも奴の眼中に入らなくなるかもしれん。フ
忙しいらしく相手にしてくれないので、勝手にPCでもいじらせて貰おう。
悪戯気分でブックマのフォルダを片端から開く。恐喝のタネになるものがあるかもしれないしな。
ん?これは2ちゃんのアイコンだな・・・
「アムロ・レイとシャア・アズナブ(略)」
「カミーユ・ビダンとクワトロ・バジー(略)」
シャア専のスレなのだろうか。しかし、何故かの彗星は半端に(略)されているのだろう・・・
こ・・・・これは!!
思わず立ち眩みに襲われ、真横にあったベッドによろけた。
なぜだ。何故炉のヒイロがこんなものを・・・さ●らたんで抜くたびageるスレならまだしも・・・・
それに手を突いた場所がやけにフカフカしているような・・・ハッ!これは「アムロたん抱き枕」!!
「ああぁ、いいよ〜、アムロた〜ん!ハァハァ・・・・・ウ・・・」
ゼクスは手伝いもせず描き上がった原稿を見てハァハァしている。ブルウタス、お前もか!
気づけばヒイロの部屋に貼られていたポスターはなんだ!哀・戦士になってるじゃないか!
フレッシュな葉鍵系ギャルの面影はない。あるのは安彦良和のネッチリした漢の太腿だ。
人は2ちゃんねるのスレッドにここまで影響されるものなのか?そんなのって・・・
そんなのって絶対におかしいですよ!!カテジナさァーーーーーんッッ!!!!
「オマエモナー」
俺に名前などは無い。
どうしても名前で呼びたければ、トロワ=バートンとでも呼んで貰おうか。
俺は今、アメリカに来ている。
ある人物のコネでFBIに潜入する事に成功したのだ。
憧れてたんだ・・・ずっと・・・。
ちなみに、ある人物の事については、一切ノーコメントだ。
都合悪いから。
・・・FBIに潜入してからというもの、来る日も来る日も仕事仕事。
しかも、その仕事と言うのがわけのわからんブッ飛んだものばかりだ。
宇宙人に人がさらわれたとか、野人発見とか・・・。
・・・そういったブッ飛んだ内容の事件をW-FILEと呼ぶらしい。
俺はそのW-FILEの担当、というわけだ。
鬱。
他にも色々と複雑な設定があるが(妹さらわれてるとか)、面倒臭いから省かさせてもらう。
・・・そんな俺の元へ、新しい事件の発生を告げる、知らせが飛び込んできた。
『事件だ』
・・・ヒイロか。
『事件だ』
しかもお前がスカリーなのか。
『事件だ』
役を演じようって気は全く無いんだな・・・。
『事件だ』
・・・。
『ここが現場だ』
変な牧場に連れてこられた。
・・・とてつもない異臭が周囲に蔓延している。
ふと、だだっぴろい草原の真ん中に横たわる肉塊を発見した。
『ガイシャだ』
・・・デュオじゃないか。
いずれ、こんな死に方するだろうと思っていたがな。
『見ろ』
・・・ん?
内臓が綺麗に奪い取られている・・・。
体液も全く残っていないな。
これは・・・。
『カトル・ミューティレーションだ』
違うだろ。
それを言うならキャトル・ミューティレーションだ・・・。
ハッ!
待てよ、物凄く嫌な予感がしたぞ・・・。
でも怖いから今は気にしないでおこう・・・っと。
『第一発見者だ』
ゼクスじゃないか。
『いんや、おらさ、あのデュオっぺの飼い主だぁ、ここの牧場主だべ。』
なんだ、その無理のあるエセ田舎言葉は。
しかもデュオは家畜なのか。
『溜息出ちまうべぇ、可愛がってた牛が、あんな死に方するなんてよぉ・・・。』
ノインまで・・・。
『デュオは一番乳出す良いやつだったのによぉ〜・・・今日の朝だってぇ、たっくさん出してくれたべぇ。』
気分が悪い、それ以上喋らないでくれ。
『大丈夫か』
・・・ヒイロ、優しいんだな、お前は。
『・・・当然の事をしたまでだ』
とりあえず、どこから手をつけて良いのやら見当が付かない。
助言を求め、俺達は上司の元へ訪れた。
長官、いるか。
『入りたまえ。』
案の定、お前がスキナー長官なのか。
『黙れ!』
これ以上無い程のハマり役だ、褒めてやろう。
『俺が望んだわけじゃない、これはナタクの意思だ!』
なら、本望だろう。
いいから、さっさと助言してくれないか。
進退窮まった、といった感じなのだよ。
『犯人はカトルだ!』
・・・何の謎解きもないのか。
『全てはナタクの意思だ』
ご都合主義か。
『いくぞ』
ヒイロ、お前はこの展開についていけているのか?
『いくぞ』
・・・うわーん。
『待て。』
・・・なんだ五飛。
『俺が正義だ!』
白い歯と額が眩しく、そして爽やかに輝いた。
親指を立て、何度も『俺が正義だ!』と連発する。
妙に五飛が愛しくなった。
俺達は無言で部屋を去った。
(ヒイロの)勢いで飛び出たは良いものの、カトルの所在がわからない。
・・・が、手がかりが一つだけあった。
>>764の日記だ。
日記によると、カトルはラマダンに居るようだ。
・・・ラマダン?
地理は弱い・・・海外となると尚更だ。
『俺は知っている』
ヒイロに任せることにした。
・・・にしても、とんでもない事ばかり書いてやがる。
直々に性根叩き直してやる必要があるな。
目を覚ますと、そこは砂漠だった。
・・・とてつもなく暑い。
だが、俺の自慢のスネ夫カットは健在だ。
準備は万全だ。
ポケットには、ドラえもんシールを潜ませている。
・・・何故銃を持ってこなかったのか、今更になって自問する。
『全然万全ではないな』
そういうヒイロも、その手に持っている書類はなんだ。
『これは計算のうちだ』
・・・そうか、忙しい中、こんな事に付き合わせてしまったのだな・・・。
『気にするな』
そう言いながら、ヒイロはポケットから別の紙切れを取り出し、俺に手渡した。
・・・別に構わないさ、ヘリのレンタル料なんて・・・。
突然、ヒイロが険しい表情をする。
トイレか?
『違う』
じゃあなんだと言うんだ。
『これ以上近づくのは危険だ』
・・・そうか、エンジェルハイロゥが・・・。
しかし、どうすれば良いんだ?
『俺はVガンダムをよく覚えていない』
それは書き手の苦悩だ。
とりあえず、気休め程度にほふく前進で進む事にした。
ズリッ・・・ズリッ・・・。
『あ』
ん?
・・・あれ、居ないぞ。
どこへ行った、ヒイロ。
『ここだ』
後方に目をやると、巨大な穴が口をあけていた。
そこを見やると、ヒイロの頭部が確認できる。
全く・・・落とし穴に落ちるようで、よくガンダムパイロットをやってるな。
『ただの穴ではない』
・・・よく見ると血だらけじゃないか。
一体何事・・・?!
『キシャーッ!』
なんと、蟻地獄ですか!
・・・でも、まるで怪獣・・・。
『死ぬほど痛いぞ』
マジで痛そうだ。
・・・よし、唸れッ!ドラえもんシールッ!
俺の放った渾身のドラえもんシールは、化け物に見事命中した。
化け物は最後の咆哮をあげ、ぐったりと倒れ込んだ。
I'm Win!
その晩はその蟻地獄を食し、明日への英気を養う為、早々に寝床についた。
朝、目覚めると同時に、妙な違和感を感じた。
・・・何故、俺は裸なんだ。
隣りに目をやると、なんとヒイロも全裸だ。
・・・ま、まさか・・・。
いや、そんなはずはない、まさかまさか・・・。
嫌な考えばかりがグルグルと頭を巡る。
と、ヒイロが起きたようだ。
『・・・おはよう、トロワ』
なんだ、昨日と全然雰囲気が違うぞ。
何故そんな女っぽいんだ・・・。
『スカリーだからよ』
やめてくれ!いつものヒイロに戻ってくれ!
このままじゃ、勢い余って自殺しかねん・・・。
『フ・・・』
・・・なんだ、手の込んだ冗談だったんだな。
一人で馬鹿騒ぎした自分が恥ずかしいよ。
すまんな、ヒイロ。
『別に構わないわ・・・でも、知らないほうが良い真実もあるのよ、トロワ』
・・・えっ。
『・・・それよりも、この穴は使えるぞ』
う・・・え?あ、ああ、そうだな。
この穴が都合良く、カトルの居場所まで繋がっているかが問題だが・・・。
『地上を這いずりまわるよりは良いだろう』
ああ。
俺達は、蟻地獄の作った空洞を進む事にした。
『この辺りがクサイな』
立ち止まり、呟くヒイロ。
・・・だが、どうやって地上に出るつもりだ。
すると、ヒイロがなんだかとっても微妙な笑みを浮かべ、言った。
『企業秘密だ』
ドッカーン!
轟音を立て、地面を突き破る企業秘密のブツ。
次第に太陽の光が差し込み、あの地獄の暑さを思い出させる。
すると、地上のほうが徐々に騒がしくなってきた。
『なっ、何事だい?!』
聞き慣れた、寒気のする声がした。
ビンゴか!ビンゴなのか、ヒイロ!
すると、ヒイロは再び微妙過ぎる笑みを浮かべ、『当然だ』と一言呟いた。
『・・・トロワ、トロワなんだね!』
感動の対面だとでも言うのだろうか。
声が震えている。
『トロワ、ずっと待ってたんだよ・・・今、そっちに行くからね』
く、来るなーッ!助けてくれ、ヒイロ!
『案ずるな』
異様に落ち着いているな・・・まあ、カトルだしな。
『トロワ・・・これからはずっと一緒だ。ずっとずっと・・・一生だよ。』
恐怖。
体が拒絶反応を起こす。
『トロワ・・・僕だけの物だ・・・楽しい事・・・たっ・・・くさん、しようね・・・。』
・・・そうか、どうにもカトルの言動がおかしいと思ったら・・・。
奴め、俺が洗脳状態にあると思っているな?
ふと、
>>764の日記を思い出す。
よーし・・・御望み通りの展開にしてやろうじゃないか。
ああ、カトル様・・・早く私を奪ってくださいまし!
『!!!』
その顔はなんだ、ヒイロ。
これは芝居だぞ、勘違いするな!
そうこうしているうちに、目の前にロープが垂れ下がってきた。
『フフフ・・・トロワ。愛しているよ・・・。』
ついに現れやがった。
目が危なすぎる。
ああ・・・私は自分の姪をオカズにするようなクズです。
どうか、カトル様の手でお裁きを!
『トロワ・・・わかった。僕の手で裁いてあげるよ。』
涙ぐんでる・・・。
『トロワ・・・聖戦だよ!!聖戦こそ、トロワの償いさ!アラーの為、ビンラディン様の為、戦うんだ!』
・・・アブネー。
『デュオの中身はどうした』
中身って・・・他に言い方があるだろうに。
『デュオの中身はアラーへの生け贄さ!もう食べちゃったよ!』
アラーへの捧げ物はお前の胃袋へ消えるのか。
『トロワ・・・もう一度言うよ・・・聖せ・・・ブバァッ!』
刹那、カトルの生首が宙を舞った。
目の前に、血塗れの青龍刀を持ったハゲが現れた。
『俺が正義だ!』
どう考えたってスキナー長官の台詞じゃないぞ・・・って言っても無駄か。
『トロワ、ヒイロ。エンジェルハイロゥとラシードは私に任せろ。』
・・・漢モードですか?!
『お前達はカトル達を!』
えっ。
つい先頃、貴方が殺したはずじゃないですか・・・。
すると、地上から声がした。
『聖戦だよ!!』
急いでロープをつたい、地上に上がってみる。
すると、地上には恐ろしい景色が広がっていた。
一面の砂の絨毯の上に、犇めき合うカトル達。
口々に言う。
『聖戦だよ!!』
・・・と。
『腕が鳴る・・・』
気付くと、ヒイロはすでに戦闘モードだった。
本気で戦うのか。
『当然だ』
ヒイロ、この数相手じゃ、いくらなんでも無茶だ。
しかも丸腰。
『・・・』
無言のままのヒイロを引っ張り、俺は一時撤退を試みた。
・・・その瞬間。
エンジェルハイロゥが轟音をたて、地上に迫る。
・・・落ちてくる!
『任務完了・・・』
そのまま落ちてくるかと思われたエンジェルハイロゥは、中空に留まり、掃除機のようにカトル達を吸い込む。
その様を口を開けたまま、呆然と見詰める俺達。
エンジェルハイロゥは、カトル達を回収するとゆっくりと上昇し、遥か彼方へと一瞬にして飛び去った。
『カトルは異星のエイリアンであり、エンジェルハイロゥはその乗艦だった』
ヒイロの報告を受けたお偉いさん達は、まるで信じようとしなかった。
もしかしたら、信じたくないだけなのかもしれない。
別の星の驚異的な科学力、そしてそれらが地球へ偵察を行い、実際に侵略を開始しようとした・・・。
俺達はそれを食い止めた、英雄なのかもしれない。
・・・だが。
そんな事はどうでも良かった。
あの砂漠での忌まわしい記憶は、忘れ去ってしまいたい。
今は、このデスクにだらしなく足を乗せ、コーヒーを静かに啜る時だけを、過ごしていたい。
-Fin-
779 :
通常の名無しさんの3倍:01/11/21 17:17
サーカスでの俺の待遇は最悪。この前は夕飯に肉骨粉が出てきた。俺に氏ねと言うのか?
マリーメイア。あれはカトルの陰謀だったんだ。許しておくれよ。キャスリンも、そんな目で、
俺を見ないでくれ。
翌日、何事も無かったかの様に歩いているヒイロとデュオを見つけた。お前ら死んだんじゃ
なかったのか?
ヒイロ「なるほど。任務了解だ」
待てぃ! 何を了解したんだ?
ヒイロ「だからマリーメイアとキャスリンを(ピーーーー)して、(ピーーーー)ば、お前と同類…」
奴が言い終わらないうちに、三回転半ドロップキックを決める。
デュオ「前にも言ったろ? はめれば…」
デュオの目玉にドラえもんシールを貼り付ける。絹を引き裂くような声を上げ、奴はのた打ち回った。
馬鹿どもでは話にならん。どうすればいいんだ。
俺の苦悩は続きそうだ…
あ・げ・る
は・げ・る
782 :
通常の名無しさんの3倍:01/11/23 21:30
腹が減った・・・・。
吉野家へ・・・と思ったが、今日は気分を変えて、マクドナルドの
グラタンコロッケバーガーでも食うとしよう。
マクドナルドへ行った俺は、レジの前でしばし固まった。
「いらっしゃいませ、こんにちはー・・・ト、トロワ!?」
・・・・・・ウフェーイ・・・。
いったい何をやっているんだ、五飛。まさかお前が、バイト?
「ほ、ほっとけ!注文は何だ!早くしろ!」
んまっ、お客様に向かってその態度はなんでしょう。
いくら知り合いとはいえ、レジに立つ以上は、ちゃんと研修で習ったとおりにやってもらおうか・・・。
「くっ・・・き、期間限定グラタンコロッケバーガーはいかがでしょうかー?」
ぷぷぷ、明るい口調の五飛・・・・。
じゃぁ、グラコロをLセットで・・・あと、スマイルひとつ。
「・・・ス、スマイル!?」
あるじゃん、スマイル¥0って。
「・・・・・く、くっそぅ・・・・(`∀´;)ニコッ」
ぎこちなく笑顔を見せる五飛に、俺は吹き出してしまった。
・・・次の日、五飛がマクドナルドのバイトを早々に辞めてしまったと聞いた。
まぁ、人には向き不向きがあるしな。仕方がない。
783 :
通常の名無しさんの3倍:01/11/23 22:33
>>782 ワラタ!!贅沢を言えば(`∀´;)ニコッ←にしっぽもつけて欲しかった。
784 :
通常の名無しさんの3倍:01/11/23 22:36
785 :
とろわばーd:01/11/23 22:58
そんな事よりツバロフ技師長よ、ちょいと聞いてくれよ。スレとあんま関係ないけどさ。
このあいだ、近所のうんこ行ったんです。うんこ。
そしたらなんかうんこがめちゃくちゃいっぱいで座れないんです。
で、よく見たらなんか垂れ幕下がってて、うんこ引き、とか書いてあるんです。
もうね、アホかと。馬鹿かと。
お前らな、うんこ引き如きで普段来てないうんこに来てんじゃねーよ、ボケが。
うんこだよ、うんこ。
なんかうんこ連れとかもいるし。うんこ4人でうんこか。おめでてーな。
よーしパパうんこ頼んじゃうぞー、とか言ってるの。もう見てらんない。
お前らな、うんこやるからその席空けろと。
うんこってのはな、もっと殺伐としてるべきなんだよ。
うんこの向かいに座ったうんこといつうんこが始まってもおかしくない、
うんこするか、うんこされるか、そんなうんこがいいんじゃねーか。うんこは、すっこんでろ。
で、やっと座れたかと思ったら、隣のうんこが、うんこ盛うんこだくで、とか言ってるんです。
そこでまたぶち切れですよ。
あのな、うんこだくなんてきょうび流行んねーんだよ。ボケが。
得意げな顔して何が、うんこだくで、だ。
お前は本当にうんこだくを食いたいのかと問いたい。問い詰めたい。小1時間問い詰めたい。
お前、うんこだくって言いたいだけちゃうんかと。
うんこ通の俺から言わせてもらえば今、うんこ通の間での最新流行はやっぱり、
うんこだく、これだね。
大盛りうんこだくうんこ。これが通の頼み方。
うんこだくってのはうんこが多めに入ってる。そん代わりうんこが少なめ。これ。
で、それに大盛りうんこ(うんこ)。これうんこ。
しかしこれを頼むと次からうんこにうんこされるといううんこも伴う、うんこのうんこ。
うんこにはお薦め出来ない。
まあお前、ツバロフ技師長君は、うんこでも食ってなさいってこった。
786 :
火消しの風:01/11/24 01:17
>>785
・・・駄目だな・・・
787 :
通常の名無しさんの3倍:01/11/24 05:56
賑わっていて嬉しいよ
788 :
トロア・バートンの華麗な一日:01/11/24 20:37
ふと、皆に話題を持ちかけてみた。
「エンドレスワルツ」を踊ってみないか、と。
1「任務了解・・・」
2「耐久レースみたいなヤツか?」
4「賞金ならボクが出すよ」
5「俺が正義だ!」
というわけで、エンドレスワルツを踊ることになった。
8時間後・・・
デュオがヒイロと五飛の妨害で脱落した。
15時間後・・・
道ばたにギャラリーが集まり始めた。
18時間後・・・
カトル倒れる。自分が優勝して金を払わないつもりだったんだろうが、そうはいかなかったようだ。29時間後・・・
五飛が泡を吹いて倒れた。
48時間後・・・
ヒイロに疲労の色が見え始めた。
52時間後・・・
ヒイロが倒れた。同時に誰かが通報したらしく、警察がやってきた。
59時間後・・・
俺は今、留置所の中でこれを書いている。
789 :
通常の名無しさんの3倍:01/11/25 02:00
ジオンVS連邦のヒットに気をよくしたカプコソが
Wもゲーム化するらしい。
早速ロケテストを偵察しにシャトーに逝ってみる。
「なんだよヘビーアームズ、すぐに弾切れでつかえねぇ」
「武器多過ぎでコマンド入れにく〜」
・・・。
彼らにいかにヘビーアームズが使えるかを身をもって
教育したのは言うまでもない。
790 :
通常の名無しさんの3倍:01/11/25 19:56
PS版ドラクエ4の会話システムで、クリフトのあまりの壊れっぷりに
嫌気がさした俺は、散歩でもして気分転換をすることにした。
街をブラついていたら、前方に五飛発見。
なぜかいつもの人民服ではなく、袖なし白チャイナ服に青帽子を着用。
これから寒くなるというのに、このアホは何を考えているんだ・・・。
「おおトロワ!ちょうどいいところに!」
俺に気づいた五飛は、嬉しそうにこちらに近寄り、ずいっと紙袋を差し出してきた。
「これを着て俺の弟になれ!」
紙袋の中に入っていたのは赤い袖なしチャイナ服だった。
・・・シャア専用チャイナ服?それともクワトロ用?
「違うぞ!これで俺と二人でストリートファイト兄弟になるんだ!!」
うわ、何言ってんの、このデコ。
興奮気味に詰め寄ってくる五飛を、バックステップで避けていたら、
「ユンは俺の方が似てるゼェ!!」
とデュオが勢い良く走り込んできた。見るとこいつも袖なしチャイナ服を着ている。
やがて二人は、どちらがユンにふさわしいかを決めるべく、ストリートファイトを始める始末・・・・。
・・・いつか、こんなことにもなるかなぁとは思っていたが・・・・。
俺は紙袋をそっとごみ箱に捨て、その場を去った。
悪いな、五飛、そしてデュオ・・・。俺はやはりスネ夫・・・もしくは矢吹の方が好きだ。
791 :
通常の名無しさんの3倍:01/11/25 20:06
AC196年―――。
全ての闘いが終わった。
戦う力は、全て消えていった…。
しかし、俺の中にいる『戦士』は生きていた…。
AC203年。
俺は、地球連邦に対し闘いを挑んでいた。
再び堕落に落ちた地球圏。
キャサリン達を苦しめたアイツら…、許せなかった。
地球。
八年前、ヒイロ=ユイと俺達コロニーの戦士が闘いを挑んだ。
結果、敵は身近なところにいたんだがな…。
俺が行動を起こせば、かつて共に闘った彼らが立ちはだかるだろう。
俺は、彼らを…………殺せるだろうか。
いや、トロワ=バートンはもういない。
ここにいるのは、トロワの前の俺――――エリック=ウォスターだ…。
792 :
通常の名無しさんの3倍:01/11/25 22:38
晒しage
793 :
通常の名無しさんの3倍:01/11/26 04:32
職人さん召還age
気に入ったので今日もグラタンコロッケバーガーだ。
マクドナルドJAPポイント店にはもう五飛はいない。 安心してゆっくり出来る。
帰り辛い事もあるしな…。
まだマリーメイアやキャスリンの視線が痛い。睨まれるだけで心臓止まりそうだ。
グラタンコロッケバーガーを3時間かけてパクついていると、ふと気付く事があった。
これって原料が殆ど小麦粉じゃあないのか…?
バンズも薄力粉もマカロニもコロッケの衣もパン粉(入ってるか知らんが)全部小麦粉だ。
小麦粉ならそれなりに安く手に入る。 懐も寒くなって久しい事だ、自分で作ってみるのもいいだろう…。
と言う訳で今、俺は小麦粉とミルクと塩を前にしてキッチンに立っている。
小麦粉は盗んできて自分で臼を引いた。 ミルクはライオン君用のを盗んだ。 塩は海水から作った。
原材料費ゼロ、実に経済的だ。 ついでに言うと俺はキャスリンより料理が上手い。
さて、始めるとするか。
暫らくこねたり焼いたり掻き回していると、背後に人の気配がした。 振り向くと団長がいた。
「お前が料理とは珍しいな、トロワ。 何を作っているんだ?」
隠しても意味が無い。俺は答えた。「グラタンコロッケバーガーだ…」
「ほう、団の夕食はそれで決まりだな。 期待してるぞ、トロワ」
団長は去っていった。
おい、ちょっと待て。 これは俺の飯だ。 おい、コラ。
その晩、団の食卓は珍しく美味い夕食で盛り上がった。
何時もはキャスリンの生ゴミスープだしな。
しかし俺の飯…。
いや、マリーメイアやキャスリンが多少態度を和らげてくれただけで今回は良しとしよう。
でも飯…。 鬱だ…。
795 :
通常の名無しさんの3倍:01/11/26 19:11
次の日、マクドナルドに逝くとヒイロがバイトをしていた。
どうやらリリーナに追い出されたらしい。
嫌がらせのつもりでスマイル100個を頼むと、嫌がるどころか満面の笑みを100回プレゼントしてくれた。
さすが任務のためなら自爆すらする男。
ヒイロの笑顔の連発で気分が悪くなった俺はグラタンコロッケバーガーとポテトでお持ち帰りを選択した・・・
796 :
通常の名無しさんの3倍:01/11/26 22:41
キャスリンが突然、「料理勝負よ!トロワ」と言い出した。
どうも先日の夕食の件で、いたくプライドを傷つけられたらしく、
料理教室に通っているそうだ。
俺としては、それでキャスリンの料理の腕が上がるのなら大歓迎なのだが、
彼女の料理魂は、俺に勝たないと納得しないらしい。
お題目は、カレーライス・・・。単純なだけに、奥の深い料理だ。
団長が、料理の鉄人を真似て「私の記憶が確かならば・・・」とやり出したので、
さっさと蹴飛ばした。
しかたない。キャスリン、手加減はしないぞ。
出来上がった二種類のカレー。サーカス団員で、いざ試食・・・というときに、
突然何者かが襲撃し、キャスリンが作った方のカレーを強奪していった。
・・・あの緑色のタンクトップ・・・ヒイロだな。そんなに放浪生活は厳しいのか?
キャスリンは「せっかく作ったのに!」と泣き喚き、俺に八つ当たりグーパンチを
かましてきた・・・なんで俺が・・・。
鬱だ。始めるか、俺のどっちの料理ショー・・・。
余談ではあるが、翌日ヒイロが謎の腹痛を起こして入院したらしい・・・。
797 :
通常の名無しさんの3倍:01/11/27 22:54
ついでに、その翌日にヒイロは再び行方をくらましたらしい。
798 :
通常の名無しさんの3倍 :01/11/29 23:42
あが
799 :
通常の名無しさんの3倍 :01/11/30 20:52
たまには、他の板も廻ってみるか・・・・
半角板?なんだ・・・
どうやらいろいろと画像をうpする場所らしい
俺もひとまず手元にあったマリーメイアの風呂場の盗撮シーンの
画像をうpしてみた・・・
神とまわりからさんざん言われてしまった。調子にのった俺はキャスリン
のものをうpした・・・・・反応が悪くなった。
もう一度マリーメイアをうpした・・・・・・俺は神になった。
ん?レスのひとつのコテハンにピンときた「ヒイ炉」
あいつだ・・ばらされたら俺は死ぬ。
逝ってきます、木星あたりに・・
キャスリンに買い物を頼まれた。
シャンプーを段ボールで30箱分。
そんなに買ってどうするんだと尋ねたらヒールで踏みつけられた。
どうやらまだ根に持っているらしい。
もちろんシャンプーを買う金は与えられなかった。
市場までトレーラーで出かける道の途中、
「市場」と書いてあるスケッチブックを掲げたハゲを見かけた。
見覚えのあるハゲだったが無視して通り過ぎようとすると、
そのハゲは「正義!」という掛け声とともに
フロントガラスにへばりついてきた。
「やはりトロワか。ふん、丁度いい。俺を市場まで連れて行け」
仕方が無いのでフロントガラスに五飛をくっつけたまま俺は市場へと向かった。
市場じゅうのシャンプーを買い集めて戻ると
まだ五飛はへばりついていた。
さすがに邪魔になったので中に乗らないかと訊ねると、
「俺にはトレーラーに乗る資格はない」
そのまま家路につくこととなった。
BGMの「道化師」にあわせて歌いながら運転していたのがまずかったようだ。
ふと気づくとフロントガラスの五飛の向こうで人影が突然躍り出た。
あれは・・・ヒイロ?失踪していたんじゃないのか!!?
「僕は、氏にま・・・ゴフゥ!!」
急ブレーキをかけるも間に合わず、ヒイロとトレーラーはぶつかり
ヒイロは数十メートル先に倒れた。
ついでにフロントガラスの五飛も衝撃で飛び上がり地面に倒れた。
ヒイロの状態を確認しようとトレーラーから飛び降りた俺に向かって
目つきの悪い黒髪の女が走り寄ってくる。
お前はリリーナか?しかし、どうして髪を染めている??
「どうしてくれるんですの!?」
俺の発言は無視か。まあ、とりあえずすまない・・
「せっかく盛り上がってたところでしたのに!!」
・・・は?
失踪していたヒイロはリリーナの暇つぶしに
「101回目のプ●ポーズごっこ」に駆り出されていたようだ。
ちょうど俺が通りがかったとき、
トラックの前に躍り出て、「僕は氏にまっしぇ〜ん!!」と叫ぶ
あの名シーンを再現するところだったらしい。
翌日、何事も無かったかのように
リリーナの「3年B組金●先生ごっこ」に付き合わされているヒイロを見た。
・・・そういえば、五飛はどうしているだろう・・・?
放置して帰ってしまったような気がするが、まあ俺には関係の無いことだ。
802 :
通常の名無しさんの3倍:01/12/01 20:46
市場を歩いているとなにやら騒がしい
「まさこさまおめでとー!!」
「新宮様まんせー」
俺には関係ないことだ、帰るか
「新宮様お誕生記念タイムサービス!!今から全品半額だー!!」
新宮様まんせー!!
金が無い……
一時期は億単位だった預金残高も、今は4桁だ。
誰かが勝手に引き出したのはわかっているが、誰の仕業なのかは未だにわからない。
いずれは究明するつもりだが、とにかく今は当座の資金を確保する事が先決だ。
そんな訳で、マリーメイアに小遣いの前借りを要求する事にした。
しかし、最近はマリーメイアの態度が冷たい。
少し気が重いなぁ……いや、やらねばならない!
もし、前借りに失敗すれば…………
明日から、残飯と野草で飢えをしのぐ事になるだろう。
「マリ〜メイアた〜ん♥ ちょっとお願いがあるんだけどなぁ〜♥」
「ナニカ御用デショウカ? スネ夫サン。」
何かの台本のセリフを棒読みしたかのように、抑揚の無い反応が返ってきた。しかも、「スネ夫」って……
しかし、ここで凹む訳にはいかない。
「今月ピンチなんだ。お小遣いを前借りさせてくれないか?」
「何に使うんですか? 風俗ですか? AVですか?
ひょっとして、新しいティッシュを買うつもりですか?
それなら、物置に買い溜めしてありますから、自由に使ってくださって構いませんが?」
オレは泣きながら走りつづけた……
どこまでも……どこまでも…………
道端に食べられそうな物が落ちていないか探しながら…………
こうなりゃヤケだ! 何でも食ってやらぁ!!
804 :
通常の名無しさんの3倍:01/12/02 06:21
頑張って!おもしろいので応援あげ
805 :
通常の名無しさんの3倍:01/12/02 17:59
(デュオの)カバンの中にハリーポッターの無料招待券が二枚入っていたので
早速見に行くことにする。
マリーメイアを誘ったが、冷たい声で
「惨めな男ね…そんな子供だましで気をひこうなんて」
と、なじられてしまったので単身映画館へ乗り込むこととなった。
…魔法使いの女の子に萌えた。
可愛いが生意気な顔に期待を裏切らない生意気な言動…
10歳という年齢も俺のストライクゾーンにジャストミートだ。
台詞が棒読み気味だがそこもまた(・∀・)イイ!
ふと隣を見ると、サリィ・ポォがいる。
今日は五飛と一緒じゃないのだろうか。
「ハリーたんハァハァ」
…そっとしておいてやろう。
ただしサリー・ポォ、11歳に手を出すのは犯罪だぞ。
サーカスに戻ると、マリーメイアがはしゃいでいた。
団長がハリーポッターを見せに連れて行くらしい。
フッ…あんなにはしゃいで……マリーメイアもまだまだ子供だな…
とりあえず余った無料招待券は
半券の部分を破り捨て、デュオのカバンに戻しておいてあげた。
最近富みにオモロイ!!すげえこのスレっぽい。
808 :
通常の名無しさんの3倍:01/12/03 20:35
デュオと町を歩いていたら、見慣れたハゲがいた。
昨日3週間ぶりに洗面台でなくちゃんと浴場のある風呂に入れた俺
はフロ〜ラルな気分そのままに声をかけてやった。
するとなんと、あのゲハ年下女とちちくりまんぼー!!
横を見るとデュオも半べそだった。
女と離れた隙に便所に呼び出し問い詰めると、
「俺の妻だ」とかなんとか照れながら言いやがった。
横を見るとデュオも泣いていた。
取りあえずボコッた後、泡を吹いた奴にでことケツにドラエモン切手(50円)
を貼り付けて去った。
あとヤツの実家に隠し撮りしたフランス書院館を読みふける写真と、
チャイナドレスでママチャリ全力疾走写真(DEKO丸だし)を
送りつけてやった。
年増好きかと思ってりゃ、とんでもない食わせモンだったぜ・・・
その後デュオとビーだマンをやった。
何故か涙が出た…
>>808 改行を句読点の代わりにするのは、かなり読みづらいです。
810 :
通常の名無しさんの3倍:01/12/03 20:53
読点はあるじゃん
晒しage
811 :
初です。下らなくてスマソ:01/12/03 21:06
>808で言った通り俺とデュオはビーだマンをやった。
(ビーだマンとはビー玉を打って遊ぶ玩具)
買った方がラーメンをおごると言う条件付きで。
さっきボコったハゲ野郎の写真を切り抜き、的を数個作った。
まず、デュオが的を狙ってビー玉を数発打った。
ビー玉は的からはずれて違う方向へ転がる。
しかし、一瞬見えた鞭のようなモノで全部倒れた。
あまりにも不自然なのでデュオに文句を言ったが、
「鞭??そんなもん俺は持ってないぜ??」との事。
なんだか怪しかったが、あーだこーだ言ってても仕方ないので、
俺は的に狙ってビー玉を打つ。
しかし的へまっすぐに飛んでいったはずのビー玉は、
さっきの謎の鞭によって弾かれた・・・が鞭の正体が分かった
・・・三つ編みだ。デュオの三つ編みだ
俺も髪を武器にしているので、キャラがかぶるといけない
罰として前髪で刺しまくった後、傷口をドラエモンシールで塞いでやった
デュオ、ラーメン代は頂くぞ
812 :
通常の名無しさんの3倍:01/12/03 23:43
あれほど痛めつけてやったのに、またデコッパチが年下チャイナと歩いてやがった。
許せん。俺はもはや無言でドラえもんシールを叩き込む。
しかし、五飛は俺のシールを全て受け止める。バ、バカな!
な・・・なに!?奴の手に輝くあのシールは・・・スネ夫くんシール!?
「くっくっく・・・貴様の時代はもう終わりだ。」
そんなバカな!俺以外の人間がシールを使いこなせるわけがない!
「ふん・・・強がりをいうな。
キサマのドラえもんシールはせいぜい1秒間に100発・・・
しかし俺は1秒間に1億発ものスネ夫くんシールが敵めがけて襲い掛かる。
わかるか?これが俺と貴様の決定的な力の差だ・・・
観念したら・・・さっさと死ねやロリコン!!」
そう叫ぶと光のような速さでシールが俺に飛んできた!
しかし、俺には3回転空中ひねりがある。当たり前のように全弾避けてやった。
奴の顔が蒼白になった。当然だろう。一度に一億枚もシールを投げたんだ。在庫があろうはずかない。
丸腰の奴に俺は悠々とドラえもんシールを絶命するまで叩き込んだ。
813 :
通常の名無しさんの3倍:01/12/04 00:33
今日五人でらんばだを踊っていたときのことだ。
俺はある事に気づいた。ヒイロとカトルの髪型ってかぶってないか?
ヒイロ「・・・・・・・・お前を殺す」
カトル「そんな事ないよ。まったく、こんな電波と一緒にしないでよ」
一同「オマエモナー」
俺はこの前に雄雄しく伸びる前髪がある。デュオは長いお下げ髪。五飛はデコッパチだ。
五飛「だれがでこっぱちだ!!」
黙れ。てめえは八百屋の助手でもしてろ。話を戻すと、Wキャラにしては、お前ら髪型に個性が無さ過ぎだ。
デュオ「たしかにな。ヒルデとかノインとかにも被ってるしな」
お。いいこと言うなミスター貧乏くじ。と言うわけでだ、どっちかアフロにしろ。
カトル「えーー!! やめてよ!! アイドルなんだからさ!!」
知るかブルジョア。じゃんけんで勝ったほうがアフロだ。
五飛「普通負けたほうがやるんじゃないのか?」
別に罰ゲームじゃないし。ほら、二人とも構えろ。出さないと負けよ。じゃんけん!
一同「ぴょん」
ヒイロ パー
カトル チョキ
カトル「勝っちゃった…」
その時だった。ヒイロの目が光ると。カトルのチョキを握りつぶした。
ベキ
カトル「ホゴゥ!!!」
立ち去るヒイロの後姿は明らかに怒っていた。やりたかったのか? アフロに。
おそまきながら俺もWin MXを始めた。
そのことをデュオに話したところ、
「お前も始めたのかー。よし、せっかくだから記念にいいファイルを一つやるぜ」
おお、ありがたい。
そういえば、最近デュオからは貰ってばかりだということに思い当たる。
映画の券といい、ラーメン代といい。
「他の奴にも声をかけとくぜ〜」
サ―バーに繋げると、メッセージが届いた。
『ぃょぅ、トロワ。早速始めようぜ〜。どれでも1つ持ってけ』
このメッセージの送り主のユーザー名は…DI……何でもない。
この文面から察するに、確実にデュオだろう。
礼を返し、まほろまてぃっくの最新話をダウンロードし始める。
「待ち時間ってさあ、無駄だとおもわねえかぁ、トロワ?
ホント、無駄だよなあ。無駄無駄」
何が言いたい?とは思ったが、
大物をダウンロードさせてもらっている身なので黙っておく。
どうやら、待ち時間の間にチャットがしたいようだ。
「チャットを嫌がる奴ってなんか怪しいじゃん。
そういう奴はダウンロードさせてやらない主義なの」
何て主義だ。とは思ったが(以下略)。
ふと残り時間をみる。
なんと、軽く残り4時間はある!
毎日のように顔を合わせているこいつと4時間もチャットしてろとでもいうのか!?
『そんなことより、トロワよ。ちょいと聞いておくれよ…』
って、もう始まってるのかよ!?(三村風)
しかも吉野家かよ!!?
・・・夜はまだまだ始まったばかりのようだ・・・。
『お、もうダウンロードは終わったようだな。じゃ、早く寝ろよ〜』
どのくらいこいつのチャットに付き合わされただろう…東の空が明るくなりはじめている。
まあ、チャットとは名ばかりのデュオの独演会(吉野家のコピペ風)だったが……
この時間から寝ても辛いだけなので検索をかけて遊んでみよう。
とりあえず、『ロリ』と『18禁』で検索。
…お?画面上に無数に表示される『ロリ』と『18禁』の中に見慣れたタイトルが…
って、これヒイロの同人誌じゃん。
ユーザー名は…「panchufreak」…まさか、通常の三倍の名称を持つ男・ゼクス?!
「panchufreak」は、ぷにぷにぱんちゅの同人誌しか持っていなかった。
…なんだかとても痛いものを見てしまった気がする…
……やはり今日はもう寝ることにする。
後でヒイロに報告しておこう。
ところで、俺は自分の持ち歌である「道化師」と「愛は流星」を共有リストに入れているが、
未だにダウンロードされたことがない…鬱。
ちなみにあまり知られていない「make my way」も誰もDLしない・・・
今度デュオに「きっとOK!」「GOOD LUCK & GOOD BYE」「WILD WING」「It's so all right」が
DLされているかどうか聞いてみよう・・・。
817 :
通常の名無しさんの3倍:01/12/05 21:37
sagAtteru
カトルからウィナー家の晩餐会に招待された。
普段の俺なら何としてでも出席しないところだが、
今は近くの山の木の皮を剥いて食べるという
どこかの鹿のような生活をしている身の上だ。背に腹はかえられない。
しかし俺自身が喰われてはシャレにならないので、
他のメンバーを誘い、Gチーム総出でお呼ばれした。
「ようこそ、トロワ。みんなも(呼ばれてもないのに)よく来たね。
僕は準備があるから、会場で待っててくれ」
晩餐会会場には回転式のベッドが置かれていた。
看板には『ふたりのビッグショー』という文字。
そしてそこに登場したのは…
「おまたせ☆」
キャロルの恰好をしたカトルだった……やはり喰う気だったのか。
俺は便意を催した振りをして逃亡を図った。
819 :
通常の名無しさんの3倍:01/12/06 15:03
age
今日は五人でオフ会をした。いつも会っているのにオフ会とは変だが、ともかくオフ会だ。
ヒイロ「来たかスネ男カット」
よう。プニプにパンチュ。お互い、青筋を立てながら挨拶をする。
デュオ「まあまあ。オフ会なんだから、落ち着こうぜ」
俺とヒイロ「だまれ! 貧乏くじ!!」
デュオ「んだとこらぁ!!」
五飛「馬鹿馬鹿しい。俺は帰る」
逃げるのか? 若禿げ。敵に背を向けるのか?
五飛「なんだと? 上等だ。俺は逃げはせん! それが(以下略)」
そう言えば、カトルがいないようだが?
デュオ「そういえば。何してるんだろうな」
薄々嫌な予感がしているが。あそこでオタどもを引き連れて歩いてるの、カトルじゃないか?
ヒイロ「キャロルで来たか…」
五飛「阿保だな」
カトル「はーい。皆さーん。こんばんわ(はあと)早速飲みにいきましょう☆」
俺は皆を代表して、奴にラリアートを喰らわせた。
無事に居酒屋についた。しかし、これからが修羅場だ。なんせ面子は一癖もふた癖もある野郎どもばかりだ。
ここは一番まともな俺が全体を把握する必要があるな。
デュオ「じゃあ俺は、梅酒」
ヒイロ「俺はビール」
五飛「俺はウィスキーをくれ」
中国人の癖にウィスキーなんぞ飲むなよ。若禿げ。
五飛「なんだと!!」
おっと。怖い怖い。そんなに怒ると禿げるぞ。俺がそう言うと五飛はすぐに大人しくなった。
悪い事言ったかな?
カトル「私は日本酒で。本当に飲みたいのはトロワなんだけどねぇ」
助けて姉さん。怪物がいるよ。俺は焼酎で。
待ち時間の間。古今東西で盛り上がることにした。
デュオ「俺から始まる。古今東西」
一同「いぇーい」
デュオ「今までやった場所。(パンパン)風呂」
パンパン 動物小屋。BY キャスリン
カトル「(パンパン)彼の部屋(はあと)」
一同の視線が俺に集まる。待て待て。こいつの妄想だ。もしくは幻覚だ。
ヒイロ「怪しい事このうえないな」
んだと電波野郎。お前こそリリーナの舐め犬じゃねえのかよ!!
五飛「この頃溜まってるらしいからな」
年増好きは黙ってろ。
五飛「きさま!」
カトル! 貴様がこんなことを言うからだぞ!! 何とかしたらどうだ!
カトル「激しかった(ポッ」
氏ねえええぇぇぇ!! ボクシャーー。
俺の前髪が真っ赤になったちょうどその時、酒が運ばれてきた。
オフ会も終盤に差し掛かり、全員が良い具合に酔ってきた。
五飛「年上とか好きだああぁぁ!!」
叫ぶなよ。周りの客が驚いている。
デュオ「URYYYYYYYYYYYY。最高にハイってやつだ!!」
本性でてるぞ。
ヒイロ「いいか? ロリって言うのはな、ちっちゃいだけじゃ駄目なんだ。父性本能を刺激しないと…云々」
はあ。馬鹿ばっかりだ。もう、帰るかな。
カトル「トロワ? ぜんぜん飲んでないじゃない。飲みなよ」
デュオ「そうだぞ。ほら飲め」
やめろ。悪酔いして変な事になるのだけは勘弁だ。
一同「トロワ君の。ちょっといいとこ見てみたい。はい、いっきいっきいっき!!」
これほど、自分の乗り易い性格を恨んだ事はない。気がつけば腰に手を当て、ビールを飲んでいた。
一同「鼻から飲め。鼻から!!」
飲みました。飲みましたとも。脳に来ましたよ。ヘルメットがなかったら即死でしたね。ええ。
そして俺は見事に酔いつぶれた。
気がつくと、俺はベットの中にいた。自室の天井。記憶はないが、何とか帰ってこれたようだ。
うん? 裸? 何で俺は裸…隣にはカトルが安らかな寝顔をしていた。
ヒイイイイイイイイイィィイイ!!
「どうしたの? トロワ?」
キャスリン来るな! 来ないでくれ!
「なに言ってるの? 入るわよ?」
合鍵持ってるのかこのくそ女!! キャスリンはこの参上を見ると、口元を押さえ逃げていった。
もう終わりだ。俺は自分の穴に手をやった。うん? なんともない。じゃあ、まさか。
俺はそれ以上考えるのをやめ、寝ているカトルをライオン君の檻に放り込んだ。
俺の嫌われ要素が増えたのは言うまでもない。はじめるか。俺のマジ自爆ショウ……
823 :
火消しの風:01/12/07 04:50
おもろい!揚げ!
824 :
通常の名無しさんの3倍:01/12/07 23:12
デュオと町を歩いていたら、見慣れたハゲがいた。
ハゲはいきなり襲いかかってきた
「食らえ!!新必殺技!!サイ・フラーッシュ!!」
ぴかーん!!
う、五飛、それはどちらかと言えば太陽拳だ
しかし俺はそのことを言う前に力尽きてしまった、無念
825 :
通常の名無しさんの3倍:01/12/07 23:15
翌日、ヒイロが自らの頭髪を剃ろうとして、リリーナに涙ながらに止められていた。
「あれは・・・あれは俺の十八番なのに!」
ヒイロはとても悔しそうに呟いていた・・・。
この間川原でヒイロがフリスビーをやっていた。
あいつも普段は普通の遊びをするんだな・・・・などと思いつつ見ていると
こっちに気づいたらしいヒイロが手を振りながら
「コイツはおまけだ、とっときな!!」とか言ってきた。
なにいってるんだアイツは、そう思った瞬間。
なんとフリスビーが空中で何もしていないのに急旋回、急降下、俺の前髪に突き刺さった。
薄れ行く意識の中で俺は前髪から白と黒の猫が出てくるのを見た・・・・。
ちなみにヒイロはその日なぜかリリーナ廷へたどり着けなかったという。
827 :
通常の名無しさんの3倍:01/12/08 21:56
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| / ヽ/ ヽ | | /
. | | ・ | ・ | V⌒i | 始めるか・・・・
_ |.\ 人__ノ 6 | <
\ ̄ ○ / | 俺の自爆ショー・・・
. \ 厂 \
/ _____/  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄, -/へ/\/`- 、
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828 :
通常の名無しさんの3倍:01/12/09 00:48
し…師匠!!
ピエロごときが・・・。
クリスマスも近いというのに、相変わらず懐が寒い。年越しすらも疑わしい
現状を打破するため、俺はカトルからのバイトの依頼を受けた。
このままではマリーメイアへプレゼントすら用意できそうにないのだから、
背に腹は変えられない。ただしカトルには、連絡事項は全てメールか電話で
受けとるという条件を呑んでもらった。勿論、報酬は口座振り込みだ。俺も
自分の身が可愛い。
カトルから詳細な依頼メールを受けた俺は、早速深夜を待って恐怖の蟹眉女
ドロシーの家へと出かけた。
なんでもあの戦争マニアがアイドルデビューするとかいう噂があるらしい。
あんな恐ろしい眉の女がアイドルなんぞなれるか!と個人的に断言できるの
だが、カトルはそうは思っていないらしい。まあ、確かにキャロルとか言う
芸名でデビューした男も居るし、蛇の道は蛇と言うことなのだろう。
とにかく、その噂の真偽の程を確かめるのが、今回の俺の仕事だ。ライバル
は必要ないというカトルによる、ようは敵情視察という奴だ。
カタロニア邸は何故だか必要以上に警戒が厳重だった。しかし俺にとっては
用意していたドラエモンシールの出番を感じないほど、穴だらけな警備だ。
一番警戒厳重な部屋への侵入を難なく果たした俺は、不必要に金ピカに輝く
金庫を発見した。どんな高性能な鍵を掛けていようが、俺の前髪に不可能は
ない。
重い金庫の扉を開けると、まず極秘と記入されたファイルが手前に置かれて
いた。よく見ると奥にはズラッとDVDが並んでいる。そのタイトルにハッ
として、俺は慌ててファイルを手に取ると中身を確認した。
なになに『リリーナ様アイドル伝説計画プロジェクト』だと?
俺の嫌な予想見事には的中した。ドロシーが企画立案したらしい、このプロ
ジェクトは、遠大にしてかつ、恐ろしいものだった。
さすがは宇宙の心と言うべきか、カトルの懸念は当たっていたのだ。
確かにドロシーは近くデビューする。芸名は“朝霧麗”。まずは蟹眉女自身
が、その名前で先にデビューしてから、奴はエリリンの芸名でリリーナをも
上手いことデビューさせる気なのだ。そして最終的には………。
そこまで読み進めた段階で、俺は背後に異様な気配を感じ、慌てて振り向い
た。
「見ましたわねぇ〜、トロワ・バートン」
いつの間にか背後にドロシーが立っていた。
「わたくしのエリリンなリリーナ様に“麗さん”と呼ばれてラブラブ計画を
邪魔する危険要素は排除させて頂きますわ」
ドロシーの宣言と共に、二つに裂けた眉毛が音もなくシュルシュルと延びて
俺の身に迫る!!命の危険を感じて、迎え撃つべく俺の前髪も戦闘モードに
切り替わった。
「オーホホホホホホ、無駄ですことよぉ〜〜!」
ジャッキン!!!
蟹眉女の高笑いと共に、俺の前髪は無惨にも床の上にハラハラと散っていた。
お前の眉毛は、ハサミかぁーーーーー!!!
さすがの俺も力の源とも言うべき素敵な前髪を失ってしまっては勝機はない。
フッ、早かったな俺の死も……。
その後、意識を失った俺がハッと目覚めると、何故かそこは自分の部屋だっ
た。夢だったのか?アレは……?
「大変よ!トロワ!」
いきなり血相を変えたキャスリンが、ノックもせずに部屋に入ってきた。
何なんだ一体?
「団長が今度芸能プロダクションを新設するんですって!」
この貧乏サーカス団のどこにそんな資金が?という俺の疑問は、続くキャス
リンの言葉で解消された。
「やたら気前の良いスポンサーが付いたらしいわ。もう色々と決まってて、
トロワは新人アイドルのマネージャーですってよ」
棘を含んだ声から察するところ、どうやらキャスリンにはあまり面白い話で
はないらしい。まあ、確かにアイドルデビューするにはトウが立ちすぎてい
るからな、キャスリンは…。
鉄拳グーパンチは遠慮したい俺は、内心を微塵も感じさせない鉄壁の無表情
でキャスリンに尋ねた。
「そうなのか、なんて子なんだ?」
「えっと…確か、“朝霧麗”って芸名だったわね」
悪夢は、終わっていなかったらしい。
いや、これから始まるのかもしれない……。
アイドル伝説えりこか…、俺はどちらかというとようこの方が…、いや無理は言うまい。
黄金の伝説が達成される日は、間近のようだ。
「おはよう。トロワ・バートン」
ドロシー、ナンダこんな朝か…へぶし!! ドロシーの蹴りが俺の横っ面を捉える。
「私は『朝霧麗』よ。今後気をつけることね」
そう言えばそうだった。俺はマネージャだったんだな。忌々しい。俺は痛む頬を押さえながら布団から出た。
「ボディーガードもかねてるわ。数々の武勇伝…カトルから聞いてるわ」
そりゃあどうも。いつもの服に着替えると、再びドロシーの蹴りが飛んできた。しかも、急所に。
貴様。俺の男を殺すつもりか…! もう少しずれてたら砕け散ってたぞ!
「その方が私としては都合が良いんだけどね。それより、マネージャーならスーツを着なさい」
そういって、ドロシーは俺にグレーのスーツを手渡した。渋々それに着替える。
「それと…その前髪、切りなさい」
ん? 今この女なんっつた? 前髪を切れ? 言っている意味が分からない。俺の前髪を切れば、松崎しげるから歌を取ったとの同じだぞ!
松崎しげるから歌を取ったら何が残る! なんか黒いのしか残らないぞ! それくらい重要なんだよ!
「知らないわ。恥ずかしいから切ってよ」
このクソ女。言わせておけば…! 唸れ! ドラえもんシール!!
俺の放ったドラえもんシールを。ドロシーは眉毛で難なく落とした。馬鹿な!
「私をあなた方変態五人組と一緒にしないでほしいわ」
そう言うと、まるで鞭の様に眉毛を繰り出してきた。D・F(ドラえもんフィールド)でなんとか防ぐが、奴の猛攻にはそんなに耐えられないだろう。
「ふっふっふ。怖かろう!」
くそ! 一方的だ。俺はじりじりと壁際へと追い詰められていった。どうにかならない物か!?
ビシィ!!
しまった。ドラえもんシールが!! D・Fを構築するシールが切れてしまった。いかん! 切られる!!
「その前髪! 貰い受ける!!」
奴の眉毛が大きくしなって俺の前髪へと迫る。その時だ。奴の眉毛がルリルリ目覚ましを両断した。
ピキーン
俺の前髪から放熱板が飛び出す。その瞬間。奴の眉毛が俺の前髪を両断した。否、正確に言うと残像の前髪をだ。
「馬鹿な! 質量を持った残像だというのかぁ!」
俺はすでにドロシーの背後に回りこんでいた。手にはバトル・ロワイヤル使用のハリセンを握っている。
「よく動く!」
奴の眉毛をハリセンで弾くと一気に懐へと飛び込んでいく。
「化け物かぁ!!」
俺はハリセンを手放すと奴の眉毛の根元を掴んだ。そして…
ブチィ!!
「ふごう!!」
貴様の眉毛を抜けば!
ドロシーは悲鳴を上げながら、窓を突き破り逃げていった。
後日、朝霧麗のデビューが当分延びることとなった。これで、いつもどおりの生活が送れるというものだ。
834 :
通常の名無しさんの3倍:01/12/09 21:04
age
835 :
通常の名無しさんの3倍:01/12/09 22:00
このスレも限界に近いのでそろそろ移行すべきかと。
836 :
通常の名無しさんの3倍:01/12/09 22:47
スレタイトルはどうする?
837 :
通常の名無しさんの3倍:01/12/09 22:48
逆襲のカツ
838 :
通常の名無しさんの3倍:01/12/09 22:54
トロワ空中三回転
839 :
通常の名無しさんの3倍:01/12/09 22:58
∀トロワ
840 :
通常の名無しさんの3倍:01/12/09 22:58
841 :
通常の名無しさんの3倍:01/12/09 23:03
え、ていうか、ほんとに新スレ移行!?
このスレ使い切って終わりじゃないの!?
842 :
通常の名無しさんの3倍:01/12/09 23:04
>>841 サイズが496KBを超えています。512KBを超えると表示できなくなるよ。
843 :
通常の名無しさんの3倍:01/12/09 23:40
「トロワの奇妙な冒険」でもいいんでない?
845 :
逆噴射トロワ:01/12/10 20:47
846 :
通常の名無しさんの3倍:01/12/10 21:37
新スレに書き込めないのだが・・・・