刹那が種・種死に介入するようです13

「もしも刹那がコズミック・イラに現れたら」について語り合い、
ＳＳを投稿し、職人をＧＪ！するスレです。

荒らし煽りは徹底スルー、職人さんへの敬意を忘れずに。
次スレは>>950を踏んだ方か480KBからお願いします。
スレは、基本的にsage進行です。

前スレ
刹那が種・種死に介入するようです12
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/shar/1349954929/

まとめページ：
ガンダムクロスオーバーSS倉庫
http://arte.wikiwiki.jp/
避難所
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/10411/1297454125/

刹那以外の00キャラの来訪等違う形の00・SEEDクロスSS、
新規職人さんも随時大歓迎です

立て乙！

>>1
乙るしかないじゃないか！

敢えて言わせてもらおう、>>1乙であると！！

乙色に染め上げる

刹那「タコタコタコ〜乙タコタコタコ〜乙おいしいタコ乙はアミ〜ゴタ・コ・乙☆」

乱れ乙ぜぇぇッ！！

>>1乙です。
皆さん遅くなりましたが明けましておめでとう御座います。
年越しになめたを食べた>>378です。長々と音沙汰無し&投下出来ずにすいません。
今週末には投下しますのでもう暫くお待ちください。


前スレで出ていた三次の話ですが自分は一向に構いません。
ただもしかしたら展開に被りが出てしまうかもしれません。
そこはご容赦下さい。ではでは。

おお！
378氏、明けましておめでとうございます。
昨年はお世話になりました。今年もよろしくお願いします<(_ _)>

>>8
謹賀新年だと言わせてもらおう！
更新頻度が下がったのは残念だが、今年も期待してるぜ
そしていずれ出る新型機にもな

ぶっちゃけ言うと、オーブでの改修がフレーム移植だけだったのは不満だったんだ
外見が変わらないからな
またイラストを描きたくなるような魔改造機を考えてくれぃ

>>8
378氏、明けましておめでとうございます！
三次許可ありがとうございます。数日考えた結果、378氏の本編が終わってから執筆を始めることにしました。378氏のシナリオに悪影響を与えては元も子もなくなりますから…
｢完結してからのほうが魔改造ネタいっぱい貰える｣とかそんなこと考えてませんよ？ﾅﾆﾓｶﾝｶﾞｴﾃｲﾏｾﾝﾖ？

フリーダム乗り換えあたりでせっさんはいったいどんな機体に乗ってるのだろうか
楽しみ

刹那「プロトジンかっぱらってきた」

種と00の人間のパイロットの技量差ってどれくらいなものなんだろうね？
MSの開発からの時間差やパイロットの適正年間の違いとか色々差はあるけど

現状種で一番強そうなクルーゼは00世界ではどれくらいのランクになるんだろうか？
話にあまり関係はないが、なんとなく気になるな

初期アロウズ兵位じゃね？
トップエースってったって本編の描写じゃ周りが弱すぎだったようにしか…
でもやっぱり精鋭クラスにはなると思うからアロウズ兵が妥当かなと

>>15
アロウズって世界のトップクラスのパイロットの集まりだし、流石に上すぎる気が…
中堅どころくらいじゃね？

本編のクルーゼはよくてアロウズ一般兵クラスだろうがこのSSのクルーゼはグラハムクラスに強化されてると思う

阿修羅を凌駕するクルーゼがゲイツでフリーダムと張り合うのか胸熱

ここではクルーゼの強さってどの程度だっけ？
まだQB持って無いし刹那が能力引っ込めてたとはいえかなりいい勝負してたのは覚えてるんだが

QB？

QBって何？

クイックブーストの事だろうな
ジンオーガーの加速力とトリッキーな機動を併せ持った戦闘描写がアーマードコアに似てたからか何人かそう呼んでた

某白い奴を(アムロではない)思い出した

二人の傭兵か。あいつらも相当な化け物だよな

こんなコラが
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org3834022.jpg

QBが二期決戦に介入したようです

劇場版00を見返して、SEEDや00みたいな機動ができる戦場の絆的ゲームがあってもいいんじゃないかと思えてきた
コックピット視点で動かしたいです

よし、まずはハルートのシザービットを全部見切る訓練から始めようぜ！

ハルートが現実に存在していると仮定した場合、できそうな人がハルトマンとかマルセイユ等のエースパイロットしか思いつかない。

>>25
なんか配色も赤・白・黄と合っているしwww

>>29
アメリカ「視線を読み取ってその先の敵をビットが攻撃するようにしたったｗｗ」

>>19
でもあの時点でメビウスのブースター二個付きだぜ？
武装強化された逆流王子が飛んでるようなもんかと。それも中身が銀翁クラスの猛者で

結論：メタル刹那が人間やめてるだけあってやばすぎるだけ

まあ正直イノベになる前からやばかったよな

>>19
今までの描写からすると
クルーゼ＞アスラン≒ミゲル＞イザークディアッカニコルぐらいで
アスランは刹那を自分やミゲルより強いかもしれないけど勝てないヤツではない、クルーゼなら多分勝てる
って評価してたように記憶してる

金目刹那＞クルーゼ＞刹那＞ミゲル＞アスラン＞その他

凸の評価はこんな感じだったと思う。まあ刹那は素の状態でも能力が高すぎて逆に足枷になってるわけだけども

そうだ
ジンを神経接続にしたらもっとちゃんとﾄﾞﾋｬｱﾄﾞﾋｬｱ出来るんじゃね!?
種族:刹那ならGがかなりかかろうと平気だろうし

>>35
それくらいの評価だったけど、ミゲルが金目刹那に瞬殺されて手加減してたのか！って感じで評価変わって
なかったっけ？

クルーゼも「戦場すべてを支配するほどの力」って言ってたしね
内心「っべーこいつバリ強ええ」とか思ってたんだろうか

>>37
今でも危ないのにそんなことやったら機体の方がもたないぞｗｗｗ

時空を歪めてしまった！
俺僕私！

メタル刹那「しかも脳波コントロールできる」

鉄仮面とは別のベクトルで怖いな

>>40
そこでコッソリELSと同化させてストライクや西暦GN機群と同等のフレーム強度にするんだお

>>43
ストライクのフレームって本編で疲労してたからそんなに強くなくね？

PS装甲って当然間接部にも影響してると思ってた

お前らあんま無茶言うな
ジンがどっかのザルヴァートルモデルみたいになっても困るだろwww
ジンの両手から結晶がぱきぱきぱきって伸びて、パリーンしたらGNソードとかになったらアスラン泣くわw

>>46
刹那「頭の中にＵＸとかいう因子ががが」

種世界のビームって発射口と発射されたビームの太さが同じように思えるけど、00世界のビームって
発射口よりも発射されたビームがぶっとい気がする
クアンタがビットの合体状態で撃ったやつとか

種と00じゃ同じビームと称してても威力は全然違うんだっけ？

集束砲っていうより拡散砲って感じだよね
種と00だと元から違うね。電気とGN粒子だし
ところでGNフィールドはタンホイザー止められるのかな？
　陽電子破壊だから壊されるんかいね

アカツキで防げるんだからどう見てもビームだしＧＮフィールドでも止めれるんじゃない？

ジェネシスですら無傷だしな

「ホント」の陽電子砲ならGNフィールドじゃ厳しいかも
撃ち込まれる陽電子より多くGN粒子出して機体に届かせないようにしなくちゃだから
前だけにフィールド張るかビームで相殺するのがいいと思う
フィールドだと対消滅反応の爆発でどっか飛んでいきそうだけど

最大出力じゃないとはいえストライクの盾が拙攻するぐらいだし、ぶっちゃけ大したことないのかもね

拮抗？

>>53
まつがった

今日が新年初の投下になるかな？ということでガ裸ッゾでト 裸 ン ザ ム！！

失念してたが、今日は日曜日か！

過去スレを見たら、378氏の記念すべき第一話投下日が2011年1月27日だった
もうじき2周年記念なんだね

劇場版OO再上映するのか

何か新展開来るかもな

GN粒子は光子の変異性亜種とか言われてたから、陽電子では対消滅させられないんでないか？
単純に余波で押し切られるかもしれないけど

何卒、HGGN-X�W(指揮官機)、(一般機)とHGサバーニャハルートの最終決戦仕様を…何卒、何卒…！

>>57
新展開に期待したいよね

対話という物語の主題から離れてるのは分かってるんだけど
クアンタとラファエルの無双シーンが見たいれす・・・　　第5世代ガンダムの活躍もっと見たひ・・・
ELSガデラーザとバトっても良いと思うの

クアンタとガデラーザって出力はどっちが上なんだろう？

そら普通にクアンタでしょ

ツインドライヴは二乗化だもんな

両方通常:ガデ>クアンタで
両方TRANS-AM:クアンタ>ガデくらいじゃね？
常に主人公機が最強！っていうのが嫌なひねくれものの私見だが

ELSの中隊にやられたガデラーザと色々条件あるとはいえELS殲滅可能といわれたクアンタ
次元が違いすぎる

ガデラーザ好きだけどさ

あれはファングを主武装としてたガデラーザとELSが相性悪かっただけだから（震え声）
まぁトランザム時のクアンタの出力はあのライザーソードから圧倒的だと思うの

正直ソードビットの方が相性最悪だよね

よく言われるが殲滅できる「可能性がある」だぞ
しかもかなり無茶な条件付きで
本編では先遣隊ELSにやられちゃったガデラーザだけど、それもただの一つの結果であってそうならない「可能性もあった」
それだけで判断するのは早計かと
スレチすまぬ

ELSが擬態しない、増殖しない、パイロット休憩なしで1週間で殲滅だっけか

それでもガデラーザが戦った時より遥かに難易度高いからクアンタ＞ガデラーザでいいと思うけど

クアンタ>ガデラーザだろうことは否定しないよ
ただ出力と性能は比例しないでしょ？

比例はしないだろうがあのライザーソード（まったく本気でない）を見れば出力もクアンタ＞ガデでしょう

攻撃方法の多彩さにおいてはガデの方が上だと思う

ELSは擬態して逆に弱くなったって話もあるけどね

スピードは間違いなく小型ELS＞ELSジンクスだよな

聞いたことないぞ？
というか、飛び道具や複雑な機動を手に入れたELSが弱くなるわけないだろ
数は多少減るが

少なくともGNミサイルに擬態した時は弱体化してるな
小さくなって被弾面積減ってるのはいいが、ELS最大の武器たる物理的融合がただの爆発にすり替わってしまった

弱体化してもコミュニケーションを取ろうとしてるだけだからいいんじゃね

1体のELSジンクスに6体か7体くらいの小型ELSが必要って点は結構見逃せない
物量はそれだけで力だから

それに距離をとって戦うって真似をしたばかりに、命中すれば同化というELSの持つ最大の特性が死んでる

まぁ小熊の言ってた1万対1の戦力比が多少マシになった程度だけど

有効を示しているだけだからね。本気で敵対行為をするなら今までに得たすべての生命体の能力使うと思う

ELSの本気とか怖すぎ

いつも思うんだがもしも00の連邦がELSに負けて地球ごと融合されてたら
次にELSと接触した生き物はELSジンクスとかELS戦艦それにELSガデラーザの群れと出会ったのだろうか

>>78
融合の代わりにビーム本気で当てに来るからそれはそれでやばい

さて、今日は更新あるだろうか

こんばんわ。おばんです。
新年一発目＆久々の投下行きます。

脚付きが連合の勢力圏に入るまでもう猶予は無い。
この機を逃せば、アラスカの防空圏に突っ込む事になる。
そうなれば単艦でどうにか出来る話では無くなり、脚付きえお取り逃がしたと同意になる。
『少しでも戦闘が長引けば、アラスカの防空圏に接触する可能性がある』
コクピットに響く艦長の声を、アスランは目を瞑ったまま聞いていた。
『仮に貴官達が防空圏内で撃墜された場合でも、本艦は危険を避ける為捜索は行わない』
「全て承知しています」
事務的な艦長の言葉を、アスランは責めなかった。
形式的に同じ隊とはいえ、この潜水母艦は
脚付き追撃の為にザラ隊に貸し出された足に過ぎない。
使う側と使われる側、結局の所、そんな形式的な関係でしかない。
だからこそ、この艦のクルーにはニコルの死など関係無いのだ。
「これは我々の問題です」
戦力が減り敵の増援も考えられる状況。本来なら、撤退が妥当な判断だ。
しかし彼らザラ隊には、ニコルの死という、脚付きを追う新しい動機が出来たのだ。
その為隊員の士気は今までに増して高い。
今ならば、脚付きとアラスカとを同時に相手取る事も出来そうな程。
『艦長！四の五の言わず、早く出撃させろ！』
怒気を孕んだイザークの声が出撃を催促する。
口に出さないだけで、既に乗機で待機した隊員達は皆同意見だ。
『・・・仕方が無い。せめて武運を祈るぞ、艦を浮上させろ！』
艦長の命令で、艦に振動が走る。続いて、ハンガーの上部がゆっくりと開き始めた。
空はどす黒い雲が立ち込め、直ぐにでも雨が降り出しそうな天気だ。
『システム、オールグリーン。ザラ隊、発進どうぞ』
「了解、ザラ隊出撃する」
艦の上部から突き出た電磁カタパルトから、MSが次々と打ち上げられる。
イージス、デュエル、バスターは続け様に射出されたグゥルに機体を接続した。
前の出撃と何ら変わる所の無い手順。
違うとすれば、出撃したMSが一機少ない事だけだった。
しかしその事実がザラ隊の全員を鼓舞する。
『今日でカタだ、ストライク！』
『ニコルの仇は、俺が取ってやるぜ』
『二人とも、熱くなるのはいいが、作戦通り動けよ』
「時間が惜しい。行くぞ！」
アスランの声を合図に、四機のMSが暗い空を駆けて行った。


「・・・有難う、フレイ。乗り物酔い辛いのに」
「そんな事関係無いわ。貴方に比べれば」
フレイから差し出されたコップを受け取り、中の水を舐める程度に飲む。
トールに運ばれ、自室で寝込んでいたキラはフレイに介抱されていた。

現在第一種警戒態勢発令中の為、他の学生組を含めた殆どのクルーは持ち場に着いてる。
「少しでも食べたら？酷い顔してるわよ、貴方」
「今はいらないんだ。フレイ、食べてよ」
「そう？」
フレイが水と一緒に持っていたサンドイッチは美味しそうな色形をしていたが、
水でさえやっとの事で口を付けたキラでは到底体が受け付けそうにない。
キラに勧められて、フレイがサンドイッチに口を付ける。
士官以上とそれ以下の階級では食事内容が異なる。
二等兵のフレイは、そのお嬢様な育ちでは考えられない様な食生活を送っていた。
それでも文句を言わないのは、サイへの愛故だろうか。
士官用のサンドイッチをおいしそうに食べる彼女が微笑ましい。
「フレイ、頭痛の方はどうなの？」
キラの言う頭痛とは、乗り物酔いのそれとは意味が異なる。
素早くそれを察したフレイは、可笑しそうにクスリと笑った。
「フフッ、サイもキラもそれよく聞くわね。
たまに痛くなるけど、中尉さんに薬を貰ってからは前より酷く無いわ」
「・・・そうなんだ」
何の影も見えない笑顔に、キラの胸がズキリと痛んだ。
今の所、フレイは何も思い出さない。
軍医から処方されている薬も、軽い頭痛止めで、
乗り物酔いに対するそれと殆ど変らないものだ。
しかしキラには、そんな彼女の笑顔が堪らなく辛かった。
彼女の父を守れなかった自分が、その笑顔を向けられる資格などあろう筈が無い。
だからこそ、彼女の事は許婚であるサイに任せて、自分は距離を取っていたのだ。
「キラこそ大丈夫なの？本当にただ具合が悪いだけ？」
「うん、大丈夫だよ。次敵が来ても、僕は戦える」
刹那やムウの前ではとても出そうにない台詞も、彼女の前では滑る様に言える。
そうだ。彼女の為にも、自分は戦わなければならない。
フレイと距離を置く事で薄れていた使命感という名の罪の意識が、
キラの中で再び強くなる。参ってしまった心を隠し、力強く頷いてみせる。
どうやらそれは上手く行った様で、フレイはホッとした様な笑顔をキラに向けた。
「分かったわ。でも食べなきゃ駄目よ。サンドイッチがダメなら、お粥を貰ってくるから」
そう言って食堂の方へ駆けて行くフレイ。
その背中を見送ってキラは、力の入らない体に鞭打って立ち上がった。
もう一度、フレイに笑顔を向けられたら、どうなってしまうか分からない。
彼女を守る為にも、早くストライクへ。
「迷っちゃいけないんだ、僕は・・・。戦わないと―――」
敵の死にショックを受けている暇など自分には許されない。
壁に凭れながら通路に出ようとした丁度その時、
艦内に第一種戦闘配備の警報が鳴り響いた。

アークエンジェルのブリッジは、
思ったより接近していた敵機に慌ただしく戦闘準備に入っていた。

「前の戦闘から殆ど経っていないというのに・・・！」
モニターに表示された因縁の相手は、真っ直ぐこちらへ向かってくる。
敵機発見が遅れたのは、何も気を抜いていたからではない。
恐らく最後になるであろう戦闘を予測し、
少しでもパイロットを休ませようと偵察機を飛ばしていなかったのが原因だ。
敵がこうも早く再攻撃に打って出るとは思いもしなかった。
「ヤマト少尉は出られるか？」
『ハンガーには着ているわ。でも・・・』
ブリッジクルーに指示を飛ばしながら、回線をハンガーと繋ぐ。
体調が優れないと連絡されていたキラだが、
最後の攻撃は今までより一層激しいモノとなるだろう。
こちらも総力戦で当たらなくてはならない。
モニターの向こうで言葉を濁らせるマリューが映ったと思ったら、
すぐにノイズが入って画面が切り替わった。
『大丈夫です、行けます！』
代わりに映ったのはストライクのコクピットだった。
突然響いた声に、ブリッジのクルーの目がキラに集まる。
彼がストライクのコンピュータから手動で画面を切り替えたのだ。
以前彼がアークエンジェルをハッキングしていた名残である。
勿論ハッキングの事は知らないナタルは、その現象を不可解に思いながらも、
キラの言葉に耳を傾けた。
『ストライクも僕も、すぐにでも出れます・・・行かせて下さい！』
必死の形相のキラは、彼の言葉とは裏腹に顔面は蒼白でとても大丈夫な様には見えない。
それでも、その気迫は本物だった。
「・・・分かった。しかし無理はするな。
貴官のストライクが撃墜されては元も子も無い。先の様な深追いは許さんぞ」
『有難う御座います』
漸く出た出撃許可に、キラは心の底からホッとした様な表情で答え、モニターから消えた。
「あの少年がここまで出撃を求める様になるとはな・・・」
戦争は人を変える。しかし、それが良い結果を招くとは限らない。
ナタルは、ヘリオポリスで出会った気弱な少年を思い出し溜息を一つ、
直ぐに別の回線を開いた。
「フラガ大尉」
『なんだ艦長、秘匿回線とは』
「ヤマト少尉も出します。援護を」
『・・・・・・今のアイツを出すのか？』
リラックスしたムウの返事は、ナタルの言葉を聞いて不機嫌のそれに代わった。
予想していた彼の変化に、ナタルは一息置いてから口を開いた。
「不満ですか？これから仕掛けて来る敵を相手に、
戦力を出し惜しみしている余裕が無いのは、貴方も分かっている筈です」

戦力を出し惜しみしている余裕が無いのは、貴方も分かっている筈です」
『・・・・・・』
パイロットに必要な気質、即断、迷わない事をモットウとするムウが珍しく沈黙する。
その態度は、それだけキラの状態が悪い事を示していた。
だがこちらには、出し惜しむ余力も、考える時間も無い。
「敵機、距離700まで接近！」
ミリアリアの報告がブリッジに響く。
無論、それは各コクピットにいるパイロット達にも同時に聞こえた。
「大尉」
『ああ、分かったよ。・・・憎まれ役を任せてすまねぇな』
「それが仕事ですから」
『坊主の面倒はしっかり見るぜ。ムウ・ラ・フラガ、スカグラスパー一号機、出るぜ！』
戦闘に勝てるなら、艦を生かす為なら、誰からどれだけ憎まれようと構わない。
その覚悟に圧されて、ムウが首を縦に振った。
姿見えぬ相手に頷き返すと、出撃するスカイグラスパー一号機が、
ナタルを鼓舞する様に一瞬ブリッジに映って大空に舞い上がった。

ジンオーガーが、鹵獲したグゥルに乗り、脚部を固定する。
右手にはデュエルのバズーカを保持し、左手にはストライクの予備シールド。
グランドスラムはグゥルにマウントされている。
前回万全では無かったアストレイフレームへの対応もマリューが頑張り、
フレームと装甲の間に緩衝剤とサスペンションを増設、
運動性を確保したまま耐弾性を上げている。

刹那が視線を移すと、起動するストライクが映った。
「キラ、出るんだな？」
『・・・それ以外に、僕がここにいる理由がありますか？』
平静そのものの口調で、キラは答える。
『僕はパイロット、兵士なんです。戦う事が仕事な・・・』
「違うな」
続くキラの言葉を、短く遮った。
「言った筈だ。自分の中の神に従えと。
今のお前は、戦わなければならないと自分に言い聞かせているだけだ」
脳量子波に乗って伝わる困惑と悲しみ、それをストレートに言葉にする。
『・・・カマルさんは厳しいですね。でも、それが今の僕なんですよ』
厳しい言葉にもアッサリと白旗を揚げてしまう所を見ると、やはり相当参っている様だ。
表面上だけでも必死にもたせている闘志は、刹那の前では通用しない。
「ブリッツを撃破した時に感じた喪失感、その答えは出たのか？」
出ている筈も無いが、敢えて問う。
『・・・それも分かりません』
案の定首を振ったキラに、畳み掛ける様に刹那は言葉を重ねた。
「この戦闘で答えを見付けて、俺に教えてくれ」
『・・・そんな滅茶苦茶な』
今のキラは生きる気力に乏しい、そんな状態ではこの戦いに生き残れない。
そう判断した刹那は、無理難題を彼に課した。少しでも生きる理由を作る為に。
『システムオールグリーンです。マジリフさん』
「死ぬなよキラ。カマル・マジリフ、ジンオーガー出る！」
カタパルトは使用せず、グゥルのスラスターでアークエンジェルから離脱した刹那は、
ムウを追って暗い空に舞い上がった。

支援

>>48
金ジムの羽ビームやらサバーニャの「俺に任せな！」だけどGN粒子で仮想砲身形成したうえで
そこに圧縮粒子ブチこんでるからあんなビームが撃てると聞いた
……正直信憑性は怪しいけどね

投下終了です。
散々待たせて短くてスイマセン。切の良い所で切ったら短くなってしまいました。
次からは戦闘になります。長い間鬱々とした状態が続いていますがそろそろそれも終わりが近付いて来ました。
これで少しは筆が速くなりそうです。


あとスパロボに劇場版出ますね。クアンタ長く使えたら嬉しいですが
刹那専用フラッグ改造しながら使うのも悪くないと思う今日この頃です。
ではでは。

投下乙！
作中の天候からして嫌な予感しかしないぜ！

乙
タンクOO、刹那の脳の損傷も間に挟まるだろうからクアンタの出番は短くなりそうですよねぇ
さらに間にR3が入ってくれたらそれはそれで嬉しいんですが

>>91
投下乙です！

この戦闘でトールの生死が決まるのか…
この山場さえ生き残れば今後は大丈夫な気がするんだ

パクったグゥルを早速活用する刹那ｗｗ
このために前回無傷で乗っ取ったんだろうか？
さすがに空を飛べずに敵機に対処するのは刹那でも限界があったみたいですね
下駄履きで飛んだことは一度もないけど、それでも刹那ならやってくれると信じてます

原作でこの戦闘で行方不明になるキラはもとより、なんだか刹那のほうにもフラグが立った気が…
「帰ってきたら〜するんだ」系って、帰ってこれないフラグですよね(笑)
まあ刹那なら死にはしないと思ってますが
このままアラスカに入る方が危険度高いですし、ここで一時脱落ってのもアリでしょうか
でもここで脱落したら次の登場までが長そう…

乙！
あれ？おかしいな
戦闘のない静かなパート、ただの出撃シーンの筈なのに鳥肌が…

乙でした

最近結構刹那はキラからすると厳しい助言与えてるけど、キラ的にはどう思ってるんだろ
理屈では分かってるし、尊敬もしてるけど感情で納得できない感じ？
一時期の刹那が強すぎて自分はいらない、戦う必要が無いんじゃないかって強迫概念染みた考えは若干薄れてる漢字だよね

>>91
乙！
今年も楽しみにしてます

乙です！

新年初投下乙です！

刹那専用フラッグ、Z2のリペア程度でもいいから使いたいな
UXはハムやアンドレイ、デカルトも味方ユニットとして使えるのか気になる
スポット参戦が一番ありそうだけど

>>91
乙でした！
前回のあの動きで調整不完全ってマジかよ…下手すりゃエクシア並の格闘性能あるんじゃないのか…？おまけにグゥルまで改造済み…

四肢の運動性能自体はジンを始めとしてそう悪くなさそうだからな
問題はそれにプログラム通りの動きをさせずに使いこなせるかどうかなんだろう
マニュアル操作してんのかな

慣性・質量操作技術があればもっと良くなるんだが…
その類の技術はCEにはなかったよね？

>>101
OSが未熟、コーディにしか動かせない時点でそうなんだろうな。

新年初投下乙！！
今後は捕虜になったディアッカと刹那がどんな会話をするのか楽しみにしています

>>101
勇者王みたく気合操縦してんだよ多分

>>105
某第０８ＭＳ小隊隊長「呼ばれた気がした」

>>105
某盟主王「呼ばれた気がした」

隊長さんは帰れwww

某ランク1「無秩序すぎる…修正が必要だ…」

>>1乙

スパロボは、フラグ管理でもいいからグハラム生存がある事を願ってやまない

>>102
スタゲのあれとかが一番近いかな

>>110
誰だそのアラビア人

そういえば劇場版の放送って何時だっけ？

調べたら年末年始ワウワウプライムでガンダムラッシュだったのか
見ればよかった……

劇場での再上映は新宿ピカデリーで1/31っぽい

チケット販売が1/18 16:00からだが、劇場HPからの購入のみ
そしてクレジットカード必須らしい
一人六枚まで。転売屋は塵芥と化せばいいと思うよ

何か新しい動きあるのかな、と思ったらスパロボUXの存在を今しがた知ったわ
踏み切りすぎってか頭沸いてるような参戦ラインナップだなこれ…

劇場版参戦だけで楽しみだわ、他所様をディスろうとは思わん

第三次Zで参戦かと思ったから驚いたわ

もしガンダムユニコーン世界のｓｓ書くとして、原作かアニメ版どっちベースがいいと思う？

>>120
自分の好みでどうぞ、但しこのスレでは書くなよ

>>121
ありがとう
あいよ

>>118
UXスレでは寧ろディスられる側だけどな。

ファフナーは素直に嬉しいわ
是非とも前作のリベンジを果たして欲しい

劇場でまた見られるのは嬉しいな
･･･今度こそシザービットを見切れるだろうか

>>124
？ ファフナーは今回初参戦でしょ(真顔)

>>123
どうせ00叩きに必死なのは種厨でしょ

信者やアンチを叩いてるならともかく
アンチスレでもないのに作品そのものを叩く奴のことなんて気にしなくて飯

驚いた
00厨で種厨の俺は希少生物だったんや…

一応言っとくが厨とファンは全く違うぞ
厨はもはやアンチと一緒

>>129
どっちも好きな奴なんていくらでもいるだろうｗ
他のもいけるけど俺だってどっちもいける

>>129
てかこのスレ見てるのは大抵両方好きな連中だろ。
378氏も種のキャラ凄く大事に扱ってるし好きなんだろう。

種は好きだけど種死は嫌い

種死の例があるし、あんまし悪いほうには持っていかれないんでないの？性能はどうなるか知らんが
…それより劇中劇版の参戦はまだですか？

ＧＮフィールドorＰＳ装甲のダメージ軽減
ＧＮドライブとハイパーデュートリオンのＥＮ回復
むしろ三国伝にテコ入れしてやる必要があるレベル

種死は振り返ったら萌えエロを除けば、悪夢の回の為に見てたといってもいいな
タイトルからして突っ込みどころはあったけどその辺は除いて
深く考えず単純にロボアニメの戦闘を見る回としては総力戦といい爽快感といい良かった

ぶっちゃけ種より評価してる

>>136
萌え・・・だと・・・・・・！？
インパルスがフリーダムになる様なバンクの多い戦闘に見処ってあったっけか

記憶間違いでは無ければ無印でもフリーダムのはずがコクピットがストライクだったりした事もあったな。

最終話ですらストフリがフリーダムになるからなぁ

種死全体でみればクオリティ高いが悪夢回自体は既にVガンでやった演出ばかりという欠点が･･･
いや面白かったけど

>>140
>種死全体でみればクオリティ高いが

えっ

>>141
種死全体の中でってことだろうよ

それでも破損だかしたライフルか復活してたりするんだっけ

種死って色々とお粗末だよな

種死批判はここまでにしようぜ
荒らしを呼ぶことになったら、>>378氏にも迷惑かかる

投下は来週かな？

ELSQ「向けられている照準が唯のゴットフリートだと思ったかー残念。正解はライザーソード!!　
実は私オーブで乗りました。暇なんで出てきましたテヘペロ」

ディアッカ「･･･」

ディアッカ巻き込んで地形変えるつもりかｗ

地形どころか地質･気候･勢力図…色々変わるわ…
…はっきりいって核の冬訪れなきゃ至高の幸運って領域じゃねぇの…？

宇宙で散々ボコボコにされ地上でもディアッカ無惨かwww
が、それでもザラ隊メンバーで一番欲しい人材だ･･･

対AA戦はこのSSでもいいとこ無しだが刹那が居なかったら間違いなく最大の脅威だよな
援護射撃に徹して前に出ないだけでここまで厄介だとは

ユニウスセブンを落とすところまでは割と楽しめた

スパロボだとバスターに乗った（味方の）ディアッカ強いだろ？つまりそういうことだな。

でもサルファのバスターの使い方って移動後熱血散弾砲ぶっぱのＴＶ版と似たような戦いかたですよね

味方になるとユニット弱体化するじゃねーかｗ

>>153
逆に考えるんだ、七光り部隊所属で単独行動が基本なザフトの赤福ならスパロボ感覚でも可笑しくないと

種死リマスターどうなるんだろう・・・
今週は投下あるかな？

4月からTVで見れるな。
楽しみだわ。
なんだかんだ言っても

影の付け方や明暗の調整で良くなった部分結構あったからそこは種死でもしっかりやって欲しい

>>155
ザフトの赤福


…美味しそうじゃないか！！

銘菓-座府都の赤福-(１ｹにつき2アース$）

わからんけどトランザムしておく
サルファのバスターはフリーダムより使いやすい。

まぁ加入時期からするとメビゼロが一番なんだけどな
サルファのフラガマンそれ以降と違って強いし

今日はいよいよニコルの弔い合戦かな？ということでガ裸ッゾでト 裸 ン ザ ム！！

更新があると信じてガデ裸ーザでト裸ンザム！！！

全機、フルブ裸スト!!
略して全裸!!

投下しますよよ。

戦端を開いたのは、この戦場で最長の射程を持つバスターだった。
狙撃ライフルが火を吹き、アークエンジェルを狙う。
艦船にとってこれ以上怖い存在は無い。しかし、それを阻む者がいた。
「ちっ、またアイツか」
『連合め、ジンだけでも飽き足らず！』
これだけ離れているにも関わらず、ディアッカはビームを
防ぐ者――蒼い奴――からの突き刺さる様な視線を感じた。
如何に長距離用の火器とはいえ、大気内でビームは減衰する。
グゥルに乗ったジンオーガーは、それを確実にシールドで受け止めていた。
「くそ、着弾位置は変えてるのに・・・エスパーかよアイツは！」
グゥルは本格的な戦闘機などに比べれば速度が落ちる。
その機体で逐一着弾位置を変える狙撃を防ぐのは、単純な操縦の腕だけでは不可能だ。
着弾地点を的確に予測されるのは、ディアッカにとって遭遇した事の無い恐怖だった。
『ディアッカ、あまり無駄弾を使うな。俺達が隙を作るまで待て』
「ちっ、了解・・・！」
アスランの制止と同時に、バスター以外の三機が速度を上げた。
今回バスターに護衛は付かない。ブリッツを失ったザラ隊に、そんな余裕は無かった。
「へっ、来いよナチュラル。今日こそ全員叩き落としてやる」
ディアッカに、最早自らの身を案ずる気持ちは無い。
今はただ、狙撃スコープに映る敵機を全て葬る事に全力を注ぐだけだった。


「来るか」
接近してくる三つの光点を認めて、刹那は左手に保持していたシールドを放棄する。
減衰しているとはいえ、対艦用のビーム砲を何発も受けたシールドは、
最早使い物にならなかった。
「キラ、大丈夫だな」
『・・・足手纏いになるつもりはありません』
強気な発言を返すキラだが、甲板に佇むストライクは何時もより動きが重い。
『キラはアークエンジェルに取付いた奴の相手をしろ。それ以外は俺達でやる』
『そっそんな、僕は・・・！』
『たまには大人が良い所見せないとな。いくぜ曹長！』
ムウがキラにアークエンジェルの直衛を指示すると、
刹那はそれに頷いてグゥルのスラスターを吹かした。
「大尉はバスターを。後は俺が相手する」
『はぁ！？お前また何言って・・・』
「バスターに撃たせる訳にはいかない。無理は承知でも、やってみせる」
迫る三つの敵影に向かって、ジンオーガーが躍り出る。
ディンを除けば、グゥルに乗っている条件は同じだ。
つまり、新型と機動性では互角という事。
これは今まで機体性能で劣っていた刹那にとって大きな意味を持っていた。

『ちっ、分かった。無理な様ならすぐ言えよ！アークエンジェルだって少しは保つんだ』
「了解した」
ジンオーガーとスカイグラスパーが二手に分かれる。
スカイグラスパーは急上昇して、三機を飛び越えてバスターを攻撃するのだ。
勿論それを許す敵ではなく、スカイグラスパーと同様
空戦機であるディンが迎撃に向かおうとする。
「させるか」
近接信管弾頭を装填したバズーカが火を吹き、ディンの行く手を遮った。
スカイグラスパーが三機の頭を飛び越える。
その間に、デュエルがジンオーガーに接近した。
何時もの様に格闘戦を挑んでくると思われたが、
デュエルは迂闊に格闘の間合いには近付かず、シヴァとミサイルで牽制をかけてきた。
それを躱すと、間髪入れずにイージスの放ったビームが飛んでくる。
「ちっ」
牽制の中で放たれる正確無比な射撃は、シールドで防ぐしかない。
その隙に、デュエルが更に接近。ビームサーベルを一閃する。
横薙ぎに来たそれを、小型スラスターを用いた急制動で躱した。
次に来る二撃目に合せてカウンターを入れる。
何時ものパターンなら、それでデュエルは墜ちる。
しかし、腰のアーマーシュナイダーを掴もうとした手が寸前で止まった。
背筋が粟立つのを感じ、すぐに別の操作に切り替る。
機体をその場から離脱させると、次の瞬間、ビームの閃光がその場を通過した。
デュエルも射撃の邪魔にならない様すぐに離脱した様だ。
「・・・一筋縄ではいかないな」
これまでとの違いに、刹那は静かに驚愕した。
スタンドプレイ、猪突猛進だったデュエルが、イージスと連携を取っている。
新型の中で、この二機のパイロットは間違い無く2トップだ。
それが正確に連携してくるとなっては、これまでの様にはいかない。
「復讐か」
デュエルはパイロットの性格から付け入る隙が多かったのだが、
それが今は全く感じられなかった。
あるのは、ブリッツを、戦友を殺された復讐心、それだけだった。
敵全体に言える事だったが、戦友を失った悲しみ、怒り、
自責の念が、彼らを一つにしている。
「だが・・・」
少年兵として戦場を駆けていた頃から、嫌になる程慣れ親しんだ負の感情。
向けられる事も、自分が抱く事もあった。
「その感情は何も生まない！」
通信は繋がっていない。それでも、刹那は声を張った。
この世界には、まだこんなにも憎しみに溢れている。
今はただ、そんな感情で戦う戦士を少しでも救う為に―――。
「カマル・マジリフ、目標を破壊する！」

近い様で遠い空中戦が繰り広げられている戦場を、
キラは一人アークエンジェルの甲板上で見詰めていた。
皆に心配されていた通り、今のキラは操縦桿を握っている事すら億劫だ。だがそれでも。
「やれる事が、ある筈だ」
弱気になる自分に首を振り、自分のやるべき事を考える。
エールストライクは跳ぶ事は出来ても飛ぶ事は出来ない。
あの戦場に介入していく術が無いなら、やれる事は自然と限られていた。
「マリューさん、アグニを下さい！後電源コネクターも」
『分かったわ。今そちらに上げる』
やれる事といえば、アグニによる狙撃。
初めから用意していたのか、キラの要請から幾分も経たずに
甲板上へアグニがエレベーターを使って上がって来た。
ストライクにそれを構えさせ、エネルギー供給ケーブルをアークエンジェルと直結させる。
「よし、これで・・・」
狙撃用スコープを覗き込むと、目まぐるしく空中戦を繰り広げるMS達が映る。
刹那のジンオーガーが、イージス、デュエル、ディンの三機を同時に相手している。
卓越した技量があっての事だが、それでも負担が大きい事に代わりは無い。
「そうやって何時も一人で背負い込んで・・・」
キラは刹那のそんな所が嫌いだった。何時でも、最も過酷な役割に自分を充てる。
その役割を成し遂げられるだけの技量が刹那にはあるし、キラが未熟な事もある。
それでも、歯痒さは降り積もっていく。彼の背中は一見頼もしい。
しかし良く見れば、その中に危うさが潜んでいる。
「せめて援護を」
ストライクに片膝を着かせ、狙撃体勢を取る。攪乱役のディンとデュエルは問題では無い。
真っ先に倒すべきは、正確にジンオーガーを狙撃している紅い機体だ。
イージスは刹那の動きを追うのに集中する為か、射撃の直前に動きを止める。
そこを狙えば―――。息を殺し、スコープの中のイージスに集中する。
その間にも、ジンオーガーの苦戦の色は濃くなっていく。
「早く・・・早く・・・！」
焦れる心を抑え、手の力が抜けそうになるのを必死に堪えて、その刻を待った。
ディンの散弾砲とデュエルのミサイルでジンオーガーの動きが鈍った瞬間、その刻は来た。
イージスがグゥルの脚を止め、両手でビームライフルを構える。
パイロット――アスラン――の思惟も完全に刹那に向いていた。今なら墜とせる。
「これで！」
トリガーを引く。迷いは無かった、それなのに―――。
直前、無常にも操縦桿を握っていた手が大きくブレる。
疲れ切った体で、力み過ぎた結果だった。
発射されたアグニは大きく狙いを外し、イージス手前の海面に大きな水柱を作る。
「ああ・・・」

それを眺め、愕然とするキラ。
しかし無力感に苛まれる余裕も無く、背筋に冷たい物が走った。
その源は、探すまでも無く紅いガンダム。
抑え切れない憎悪に全身を貫かれ、キラは無意識にストライクを半歩後退させた。
今までの冷静な動きとは一転、イージスがキラ目掛けて突進してくる。
ムウはバスター、刹那はデュエルとディンを相手にしている為援護は期待出来ない。
アークエンジェルから対空砲火が上がり始めるが、
そんな物はアスランの前に通じる筈も無かった。
「僕がやるんだ、僕が・・・フレイを守るんだ。僕が・・・」
呪詛の様に呟いて、アグニを捨て去る。アスランに、大きな獲物は意味を為さない。
イージスは既にアークエンジェルに肉迫する程接近し、ビームライフルを構えた。
「フレイを・・・！」
ストライクもビームライフルを構え、接近してくるイージスを狙う。
ビームが飛んでくると思っていたキラだが、
その直後に飛んできたのはグゥルのミサイルだった。
「くっくそ」
アスランの憎悪があまりに強くて、思考が全く読み取れない。
それでも、一拍反応が遅れたもののイーゲルシュテルンで迎撃を試みる。
それで半分は撃ち落とせた。後の半分は何とか回避するしかない。
何時もに比べると頼りない動きだが、
この程度のミサイルを回避するだけならなんとかなる。
一発目をギリギリで回避、近接信管でない事に胸を撫で下ろした直後。
―――甘い！―――
聞こえる筈の無いアスランの声と共に、着弾直前のミサイルが次々と火球に変わる。
破片の殺傷圏内にいないストライクにダメージは無い。
だが、爆発により視界が塞がり、衝撃がキラを襲う。
「あうっ！」
キラは咄嗟に何をされたかは分からなかったが、
イージスがミサイルをビームライフルで狙撃したのだ。
目的は、ストライクの動きを封じ、目を潰す事。そして―――。
『キラ、上だ！』
刹那の通信が届いた時には既に手遅れだった。
グゥルから跳び、暗雲を背負ったイージスがストライクの直上で変形する。
禍々しいMA形態が姿を現すと、
機体中心部から大口径のビーム砲、スキュラが発射された。
咄嗟にシールドを構えたキラだったが、構えた角度が悪かった。
ストライクのシールドにはビームコーティングがされているが、
ビームに対してしっかりと角度を取らなければ効果は半減する。
それが高出力のスキュラとなれば尚の事だった。
「ああっ！？」
スキュラの出力に耐え切れず、シールドが爆発する。
ミサイルを躱す為に甲板端に寄っていたストライクは、
爆風によって為す術も無くアークエンジェルから落下を開始した。

投下終了。短くてスイマセン。
自分で撃ったミサイルを後から撃った射撃で爆発させて目くらましにするって
前々からやってみたかったんですよね。次回はガチギレアスラン君の猛攻（予定）です。
ではでは。

投下乙です

キラはやっぱりダメージ大ですね
原作よりかなり弱ってますな
この状態でイージスの猛攻を受けたら押されまくりそうですね
そして見かねたトールが出てきて撃墜される→キラもマジ切れ、のコンボしか思い浮かばない…

投下乙



この時点のキラ。それも精神的に弱ってる時にガチモードのアスランは厳しいなほんと

乙！
相変わらず刹那かっけえ
思えば一対三って刹那結構やってんだよね
エクシア対スローネやフラッグ対GN-X�Vや
ただこの状況でも本気出さないのは見てるこっちはもどかしいな

乙です！
なんかザラ隊の面々がマイスター４人に重なって見えてきた…
せっさんの破壊宣言は普通に脳内再生されるし…

乙でした。
しかし、ここは突っ込んじゃいけない所かもしんないけど、
さんざモブコーディネーターパイロット殺しておいて、
キラくん、あたかもニコルがコーディ殺し初体験でした
みたいなのもどうかと。
キラに殺されたコーディパイロット達「解せぬ・・・」

>>176
どっか他（やる夫スレ関係なく）でも言われてたな　それ
まぁ、フォローするとすれば
量産機であり数が出てくるジンより、
ワンオフ機を撃墜して、個　をしっかりと感じてしまったのが原因かな?

1stのアムロの「相手はザクだから人じゃないんだ」と同じような感じだろうね

このSSでは脳量子波でニコルショックを説明してるな
ホント上手い構成だわ

人間じゃないんだ！という感じだとすれば仲間を庇って死んだ様から改めて｢人間｣を感じてしまったんだな
>>174 戦闘に支障が出るという判断かもしれんよ？
思念を読めた結果としてイザークの時は防御ミスったしミゲルを生かしておいたら危険と分かっていながら殺れなかったし

>>175
ディアッカ「狙い撃つぜ！」



あれ？ディアッカに死亡フラグが立った！？

投下乙です
キラ、弱ってはいるが以前よりは周りや自分自身の状態が見えるようになってるな

>>180
セーブ無し脳量子波は便利だが対人の戦闘でずっと続けてると鬱になりそうだ
サーシェスくらい内面がぶっ飛んでたら問題ないかもしれないが

>>>181　ディアッカの弟が出るフラグでしょうか（笑

乱れ撃ちが得意なバスターの後継機か･･･
ストライクノワールのが乱れ撃ち得意だよなー

投下乙
次でバスターの鹵獲が出来るかな？

>>182
セルゲイや他シリーズではアムロ見たいに割り切るなんてキラにはまだ無理か・・・

???｢割り切れよ、でないと死ぬぞ｣

凸「ハイネーーーーッ！！」

打ち上げ花火キレー

>>186
普通の人間より相手の断末魔や走馬灯が生々しく感じられるようなもんだしなあ
割り切ろうとしても色々辛いんじゃないだろうか、特に心が揺らぎやすい若者時代は

刹那ですら普段能力使ってないんだよな
キラと同程度には読めてしまっているが全開時に比べたらまだ耐えられる範囲なのか
それとも実は思念の表層を拾ってるだけで普段はキラより全然読めてないのだろうか

思考は意図しないと完全には読めないけど
感情だと伝わったりするのかもしれないね

SS見る限りだとどちらも大まかな感情や思考に反応してるっぽいし
普段の戦闘時のキラと刹那は同程度に読めてるんじゃないか
全開時の刹那だとミゲルの映像的な記憶まで頭に流れ込んでたからまた別かな

普段からキラより読めてるけどそこを自分の中の戦士の部分が抑えているんだと思う

戦いから降りるか否かで悩んだけど敵を打ち倒す覚悟は決まってるしキラと同程度かそれ以上読めたとしても問題無いんだろうな
イザークの｢戦友を助ける｣という激情を拾った時ミスしたけど反省し同じミスはしていないし
全開時は会ったことの無いミゲル弟のビジョンまで見えてしまうレベルだから別次元

ところで、何のゲームの話なん？

コーティ！

誤爆しました
すみません

悪気はないもんな
だからジンで連合の蒼鬼と相対してきたら許そう

何度か言われてるけど死の間際の叫びやら恐怖の感情やらを拾えてしまってる事で更にナイーブになってるここのキラにそれを期待するのは酷だよな
ヒイロや刹那ですら戦いは辛かったというのに

前回の投下を読み直して気になったけどキラが使用しているアグニが予備でムウのスカイグラスパーはランチャー装備ってことになるかな？さすがにストライカーパック無しでバスターを相手にするのは厳しいから……

そもそもスカグラにストライカーパックいる？
ランチャーってアグニは射角かなり狭いしコンボウェポン横向いてるし
ソードは論外だしエールは増槽で間に合うと思うんだよね
火力は本体の旋回式ビーム砲塔で十分じゃない？

スカグラはパック運送用じゃなかったっけ？

>>202
スピアヘッドの設計を基にしたG(特にストライク)の地上での支援戦闘機、だったと思う
パックを戦場に届ける為のコネクタが付いてるのとビーム兵器積んでるの以外はただのでかい戦闘機
G含むMSが地上だと本来の機動性を活かせなかったからスカグラが活躍できて、その結果
なぜかしらないけど宇宙戦闘機(MAのルーツ)コスモグラスパーとして再設計されたりしてる

UXでクアンタの戦闘シーンきたね。さすが捏造トランザム乱舞は、スパロボのお家芸だな！（褒め言葉）

ｷﾘｻｧｸｯｺｺﾊｯｵﾚﾉｷｮﾘﾀﾞｯｴｱｯ

亀だが乱れ撃つ後継機はカラミティじゃね

全く読んでないんだけど、刹那がザフトや連合、ラクシズに対して俺TUEEEEEする話？
それともキラ様がソレスタルビーイングを謎パワーで返り討ちにしてやめてよねってする話？

>>207
劇場版の刹那が宇宙放浪中にCE世界にたどり着いて、ヘリオポリスに住んでたらザフトの襲撃
成り行きでAAに乗って、魔改造MSでクルーゼ隊を翻弄しつつキラの精神面サポート→上手く行かない
この世界の事はこの世界の人間に〜って受動的に動いてたから原作から大して変わらないでニコル死亡
ザラ隊の怨念篭った猛攻←今ココ
キラが脳量子波使えて難民シャトルの死に際思念モロに感じたりしてコーディネーター憎しになってる
そのせいでキラとアスランの関係が著しく悪くなってる

思ったよりずっとまともな話だった
まだその辺ってことはまだまだ種死シナリオは遠そうだな

基本原作の筋に沿ってる

原作と違い脳量子波があるせいで逆に関係が悪化してるってのも皮肉だよな
最初から相互理解方面で使いこなせてたらまた違ったんだろうが

84話超えてまだ中盤差し掛かったところってのは逆に凄いようなそうでもないような
描写の密度が濃いんだよなー

ザラ隊の上から順に選んだ3人と多少の改造はあれどジンで挑むって怖すぎる
ハイレザ持って引き撃ちしたくなるわ

378氏の話と原作との最大の違いはミゲルがまだ生きていることだよね。

トールも生き残ることができるのか

ここでトールが死んだら本格的にキラがコーディを憎みそう
でも、お互い友人を失ったってので、ある意味和解にワンチャンありそうだが

>>216
お互いの憎しみの動機が
・キラ
難民シャトル守れず、その後落としたイザークの開き直り
・アスラン
ニコル死亡...一応ラスティも?
だからこの上トール迄殺られたら修復不可能なところまでいきそう

アムロとシャア的な関係になるかもな

今のアスランなら裏切ったラクスを躊躇なく殺しそうな気がする

>>216
実際問題、原作でのお互いに親友を殺しちゃったからチャラだよねって
あの精神は狂ってるとしか思えない
なんであそこで和解できるわけ？


このまま原作沿いだとそうなっちゃうのかねぇ
先に行けばいくほど破綻していくストーリーだから気になる

アラスカでの人事も気になるな
原作通りの流れならフレイの代わりにサイが飛ばされるのだろうか

友を殺して、友を殺されて±0ってのはおかしいわね
-2だろう

人事といえばナタルがどうなるかもだ
AA残留ならドミニオンの艦長はどうするか
ドミニオン行きになった時どう都合つけるのか

あと連合ルートか第三勢力ルートかもアラスカで決まるから重要な局面だよな

>>221>>223
それだとドミニオン行きがナタルとせっさんになりかねん
（せっさんがアラスカ入った場合）

古い話だが、アルテミスでの採血サンプルがフラグに見えて
しょうがないんだ･･･

ナタルが降りたら誰がAAの艦長やるんだって問題も
このスレのマリューではさすがに無理だろうし

まともに考えたら同級の艦を運用していたAAクルーから友人組だけ降ろして乗せ変えるんじゃ?
どうせAAは運用データ抽出や修理改修目的でドック入りさせれば良いし

>>220
あれは『チャラだよね』ってことじゃなくて、お互いの友人を殺して殺されて、相手を憎む気持ちは良く理解できる
でもその憎しみを持ち続けても前に進むことはできないから、自分はアスランを憎むのをやめるよ
ってことじゃないか？

そうなんだろうけど、それがお互いの中で完結してるのがちょっと…

シン｢他人にまで強要すんな、ハゲ」

キラ「だからその命は君だ！彼じゃないっ(俺の物でもないし、残りの人生楽しんで＾p＾)」
レイ「･･･(お前が言うな)」

>>227
普通はそれだけで作品描けるくらいのテーマなんだよ。
和解したとしても最後か最期にやっとってレベル。
それを1クールもしない内にアッサリ解決してるから問題。

お互い絶叫しながら死にかけるまで戦ったのに怪我が治って共闘したらハイ和解、だもんな

少し、頭冷やそ・・・冷えたんだろ。多分。

あのあとトールのこと全く出てこなかったしな。
種死でもトールはおろかフレイすら出てこないというｗ

意味不明のキラワープがないとフリーダムは手に入らないし
本当にアラスカ戦後がターニングポイントだね。

ロウがイージス自爆の現場に居合わせて負傷したキラを回収し治療の為近くにあった施設に預けたんだっけか
んでたまたまマルキオが居る施設だったんだよな
SEEDを持つもの云々言ってたからマルキオがラクスに引き合わせようとプラントに送ったんだろうな
キラが負傷してるのに病院で治療受けさせないんかいとか合意無しで送っていいんかいという突っ込み所はあるが一応筋は通る

まぁ理由付けなんて378氏の匙加減次第だしどうとでもなる

>>234
あの辺りの突っ込み所はそこだけじゃないんだ
アスラン自爆後からアークエンジェルがアラスカ到着して、サイクロプス目前までの間に
マルキオ島からプラントまで搬送、クライン宅で療養、自由奪取してMS単機で追手を倒しつつ地球に
なんて言うハードスケジュールを組んでることが問題な訳で
アラスカ直前でコーディネーターのアスランの骨折が治りきってない事考えると結構短い期間だし

外伝含めるとその通りだけど
福田は外伝キャラ関係なしとか言ってたような

でもアレは外伝側の苦肉のフォローなんでしょうね。
コクピット露出状態で位置的にも自爆の爆風が直撃するのに助かった理由としてセーフティシャッター機能があった、とか。

なにも考えて無いだけ

>>237
PS装甲でさえダメな自爆をコックピットハッチより薄い鋼板のくせして防いだ実績のあるアレか
装甲材として使われていない事を考えると余程希少価値が高いか製造が難しい合金何だろうな(棒)

クルーゼがイノベイターの特性を知ったら、
クルーゼにとってイノベイターはムカつくことこの上ない存在と認識するのだろうか

それこそ「知れば誰もが望むだろう!!」って感じじゃない
コーディと違ってデメリットほとんどないし

イノベれば寿命は延びるだろうけど
そんな物を求めてるわけじゃないしな

亀だが外伝はマルキオに預ける所までしかフォローしてない
本編でもマルキオがプラントに送った事になっているし

せめてフリーダムがオーブかカーペンタリアにあれば矛盾も少なかったろうに・・

>>244
ヘリオポリス培ったノウハウに回収したイージスとストライクからPSとフレームを融合させて
発泡金属＋PSで重さ足し引き0、パワーエクステンダーでEN消費も改善されたストライクアストレイ
キラは未だに未完成であったその機体のOSを完成させ仲間の元へと舞い戻る！って所まで妄想した

自機爆発に巻き込まれたとは思えないエンジョイぶりに吹いた
ヒイロですら意識不明になったというのに……

>>239
シャッター最強伝説ByガンダムAGE

そういえば、カガリ達がストライクの
残骸見つけた時シート焼けただれてたな…
全身火傷ものだろあれ…
スタゲのジンみたいに蒸し焼きだって…
まあ一瞬だし…

あ、あれだ、キラの趣味に合わせたそういう感じの内装だったんだよ(震え声

>>248
キラ「何を言ってるか分からないな。多分『二人目』だから」

記憶だけ移したカーボンヒューマンってか？某ファーストチルドレンみたいに。

キラはまぁ良いとしてムゥが死んでなかったのには納得いかない

いつからここは種の粗を探すスレになったんだっけ？（すっとぼけ

それでも売れちゃったんだから仕方ない

ここのように無印ベースならまだしも、種死あるいは逆襲のシンはじめ
アフターが舞台になるとクローンキラ説は結構採用されてたからな。
細分化すれば種死最終回の時点で六代目ぐらいになってるとか。

種関係のssってやっぱ無印より種死舞台の方が多いのかな
書き換えがいはありそうだけど

>>254
大まかには
一代目：ヘリオポリス〜イージス相討ち
二代目：キラワープ〜ヤキン戦
三代目：種死スタート〜自由撃墜
四代目：それ以後　だっけか

んでその他にも無印の大気圏再突入に耐えれなかったとかの諸説を挟むと。

>>256
大気圏突入が　と言おうと思ったら既に入ってたw

三代目はどうした？
普通に二代目ヤキンのあと生き残ってると思うんだが（アスランやカガリに救助されてたはず）

>>257
コックピット周辺の外装とかは残ってたけど、破損した部分からジェネシスの余波のΓ線浴びたとか
実は種死で修復される前は試作機だったせいで放射能漏れがあってヤキン後に死んだとか
クルーゼは倒せたけど、目の前でフレイを殺された(また守れなかった)ことから精神崩壊とか諸説ある

なんだかんだでサイクロプスのところまで来てるのね
刹那と常夏３兄弟の対決とか是非読んでみたいところですな

あいつらバッテリー機のくせに核機とやりあえるチート機体だからなぁ
ビルゲイツ鹵獲はよ

アストレイ級の機体性能+ビーム兵器装備でもフォビドゥンはキツいかもな〜

ところで刹那がアストレイに乗るなら普通とバリー・ホーやソキウス達が乗っていたＡ１のどっちがいいかな？

宇宙なら狙撃できるA1でしょそりゃ
相手の索敵範囲外から艦橋ぶち抜くとかしそうだ
そんな感じで進路が常にクリアーな状態だったらつまらんことこの上ないがｗ
でも地上なら機動力の低下を嫌って普通のにするだろね

>>263
？？？「いただくよ！ダブルオー！」
な出落ち(誤字に非ず)がまた見たいというのか！

>>258
>>試作機だったせいで
まさかシンのデスティニーの欠陥ぶりの原因って…

>>261
せっさんがセブンソード使い潰しアタックの準備始めたぞ、おい!!

刹那は本当に１期の頃から出し惜しみしない性質なんやな
視聴者的には嬉しいけど整備士は毎夜泣きを見てるんだろうな…

>>265
運命を欠陥なんて言うんじゃない！　動力と武装と意味フな分身除いた
素体のスペックは無駄に装甲空けない分和田より防御力上で人体に近い動きができるんだぞ！

例え人体の動き云々は連合がとっくにストライクで実用化してたり
足斬られただけでコックピット誘爆する仕様だからって……

>>267
自軍初のMS開発でほぼ完全に完成されたフレームとTMSを造り上げた連合さんマジ最強
その後もビームを曲げる盾やSFS機能付きのTMSや近接格闘機に改造できる砲撃機造ったり
ザフト驚異の工業&科学力設定は何処にいってしまったのか

その出し惜しみしない性質が今は機体とフレームにも向いてるんだなww
既にジンをオシャカにしてるしおそらくジンオーガーもフレーム限界を迎えるだろうし
さりげに投擲でもデュエルのサーベルを破壊したりジンのマシンガン破壊したりと絶好調w
AAの整備士達は最早感覚麻痺してるだろうけど連合ルートに入ったなら補給部隊から苦情くるレベル

無印時代で刹那の格闘技術を一番生かせるのはストライクだな 次点でアストレイ

>>270
手に入らん物も含めるならどのG乗っても超強いやろん。
刹那inイージスとかいじめになるわ

ストライクならアーマーシュナイダー投擲しまくるんだろうなぁ…ｗ
ブリッツが一番エクシアに近い戦いができるかもね。

何気にバスターに乗られてもこわいよな
超遠距離から狙い撃ってくる

結論:弘法筆を択ばず

ガンダム全てを乗りこなせなくて何がガンダムマイスターか

>>275
お見逸れしました

>>275
よくいったガンダム！！

>>275
岡山県の某道の駅にＺガンダムあるだろ？油圧駆動で動くらしいから動かしてみてくれ！

ユニウスセブン落下まで続いたら某MADのアクシズみたいにライザーソードで切ってほしいな

>>278
ELSとなら動かせそうだ

意外とニールとフリーダムの相性もよかったりするのかな？
「乱れ撃つぜぇ！」

乱れ討つのはライルの方だよ。

個人的にはカガリとせっさんの絡みに期待
反抗期の子に刹那おじいちゃんが何を言うのか

カガリってなんであんなに自分で出撃したがるんだ？

>>275
Gジェネウォーズではマイスター4人に「ガンダムマイスター」ってアビリティがあって、ガンダム系MSに乗ると命中と回避にボーナスが付いたんだよなぁ。

>>284
脳筋で湯沸し器だからさ

>>284
命知らずだから

>>284
砂漠の戦闘はプロフェッショナルだから

キングは最前線に出るものだろう？
ンフハハハハハハハ！！！
って変な仮面つけた人が言ってた

どこぞのマザコンも総帥のくせに前線に出てフルボッコにされるしな

カガリだろ
クワトロ大尉だろ
アレハンドロだろ
金色のＭＳに乗る指揮官って３分の４が無駄に前に出て撃退されてるな

アレハンドロは指揮官どころか無駄に財力と権力を投入して出撃してきた国連大使じゃないですか

>>291
1/3多いぞｗ

クワトロ大佐(棒）は後年でも前線に出てきて撃退されてるから……

>>293
ハリーのことは察してほしかった

ハリーは普通に強かった覚えが

>>296
だから３分の４なんじゃない？

>>295
小熊「言ってくれなきゃ、何も解らないじゃないか･･･！」

そんなことはない！
私はアフリカでコーディネーターの砂漠の虎と戦っていたんだぞ！

もう許してやれよww

>>298
虐められたり服貰ったりしてたね、うん
あ、いやでもケバブのソースをヨーグルトとチリどっちかけるかで争ってたか

>>295
あーいや、4分の3でしょ？ってこと

せっさん「……銀色で良かった…のか？」

>>295
ハリーと言われるとハリーチャンプしか思いつかない俺金属生命体

どっちのソースをかけるか論争に対してガチで対話しろよ、となるのか
それとも本場風にそのまま派なのか

いや、もうそこは終わってたのか
前に読んだ時から時間がたちすぎて忘れてた
すまない

>>304
醤油か照り焼きソースかマヨネーズで

そういや、wikiの方ってだいぶ前に更新止まってるんだな

>>307
おうごめんいつも編集してる奴だけど最近やってなかったわｽﾏｿ
近いうちに加えとく

>>308
ありがとう
気づいた人がやるべきなんだろうけど
自分は編集ができないから押し付けてるみたいで申し訳ない

>>309
いいってことよー
出来る奴がサクッとやるのが一番！
好きにやってるようなもんだし気後れすることなんかねーぜー

【種】ジオンがCEに来たら14【種死】
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/shar/1359720452/1-100

>>311
宣伝乙、帰れ

>>304
本場ってそのままなんだな
知らなかった
チリソースもヨーグルソースもないんだ・・・

>>313
知り合いの独身貴族のおっちゃんがSEEDを見て「本場のが食べたいな」と言って実際に行ったから本当だ
ソースなしもおいしいよ。店の人に言ったらしてくれるかもしれん

>>314
ソースは外国人向けのサービスだったのか・・・
確かにソース無しも肉の風味は堪能できそうで美味いだろうな
しかしわざわざ現地まで行くなんておっちゃん凄いなｗｗｗ

>>315
パソコン見に行きたい、で東海から以前住んでた東京に行って何も買わずに帰ってきたりするよ

秋葉原だとソース無しで作ってくれたな

しかしせっさんケバブ食えるような環境にあれたとは思えないがね…
クルジスの大方の位置(名称的にも描写的にもトルコ東部･クルジスタン付近)的にはあの時代ケバブ文化あっても良さそうだが、幼少期の状況考えるとなぁ…

CB加入後はちゃんと飯食えてるし食べる機会いくらでもあると思う
介入前の訓練期間とか日本に潜伏してる時とか各地を放浪してる時とか
幼少期に食えたかは分からん

CEのMSってそんな大した性能じゃないから核融合にプラズマ駆動のザク�Uきたら蹂躙されるのではないだろうか

種ならどうにかなるだろうけど種死になると飛べないＭＳの方が希少だから無理だろうな

誤爆？

バッテリーという事でバカにされ易いがCEMSの特記すべき点はそのエネルギー効率の良さ。

バッテリー設定が生きてるのほとんど最初の５機だけだけどな

大気圏内ならメインスラスターの推進材入らないからな。
空気その物を吹き出しているし。

大型重機(人型)に装甲や武装付けて(Gに至っては常時装甲に電圧掛けてる状態)
兵器として運用できるレベルの機動性や稼働時間を維持できるバッテリーちゃんマジﾊﾟﾈｪ

>>324
外伝描写有りならアストレイとジン(フエゴとテンペストだけど)がバッテリーなのは確定的に明らか

>>325
フリーダムさんの推進力は52万7千ｋｇもある事になったのにか？
どこから空気を取り込んでるんだよｗｗ

今日は投下あるかな？あるならトールの出撃がありそうな気がするというわけでガ裸ッゾでト 裸 ン ザ ム！！

じょ、常時全力出す必要はないから…

フリーダムは空気出すシーンあったな…
ジョシュアのときに

>>328
いつの間にそんな事になったw

アスランのオーブ戦介入は委員会の特命でフリーダム回収が困難なときのための布石だったとか？
アスランがプラントに戻る前にこっそり時限プログラムが仕込まれてＮＪキャンセラーが壊れて自由も正義も動かないなんてことになってたらな〜。
でもエターナルがその時来てたから直せたか？

>>333
あの介入はｱｽﾗｰﾝの独断だし

>>328
まじかよｗ

マジだよ。
笑っちゃう話だが

今週は無しか

>>335
マジだよ。
同じ本でコーディネイター5億人、プラントに住めるのは6000万人って設定も載っているので
ナチュラルvsコーディネイターってのはデタラメで事実上、人類vsプラント占拠したテロリスト
ってことにもなってる。

過去翌日の夜になったこともあったし(確か)
気長に待ちましょうや

まあ三連休だしね
希望を持ったっていいよね…

>>320
よく動力原を比べられるけどさ、動力で重要なのってどういう原理で動いてるかではなくてどのくらいの出力が出せるか、だと思うんだが

でも原理によって出力の限界は決まってくるよ
まあ宇宙世紀は、∀含めて軒並み出力が低すぎると思うが
数値なんか決めなきゃいいのに

>>342
それが宇宙世紀の技術の限界ってことだろ、ミノフスキー核融合炉は現代の核分裂炉とかと比べても出力が低いってことだと思う

そういうとこではいい意味で設定に拘ってるのがフルメ○だなｗ
ここでは何の関係もないが。ああ、共演経験は数度あるのかそういえば。

>>343
まあ、昔のSFのハイテクがローテクチックになるのはよくあること

いいじゃん
現代科学の進歩がみえるし

>>341
でも宇宙世紀のＭＳの出力はガンダムの6万500馬力をkwを変換したときに計算間違いで出た数値が
そのまま公式になって、それを基準に後年のＭＳの出力が決まったって聞いたけど
つまり、kwの単位が現実や他の世界と宇宙世紀では違う可能性もあるんじゃね？

>>347
そんなん言いだしたら何もはじまらねえだろ
現代の宇宙と宇宙世紀ｎ宇宙は物理法則が違うんだ！で全ての議論終了じゃん

逆に言えば出力なんて大したことなくてもぐいんぐいん動ける非常識技術なのかもしれん

世界が違うんだから物理法則も違うかもしれないだろ(´・ω・｀)
それに、宇宙世紀とCEなら別スレあったからそっち行けばいい

物理法則が違うって設定がないなら同じと考えなきゃダメってばっちゃが言ってた

単位が違うのと物理法則が違うのを一緒にしたらアカンやろ
物理法則が違った場合「物理的な辻褄設定」のあるミノフスキー粒子やＧＮ粒子が他の世界で使えなくなる可能性が出て
クロスオーバー物が成り立たなるんちゃうか

つまり宇宙空間でも羽ばたいて前進することができるＥＷ世界と種世界は物理法則が違う可能性が微レ存？

そもそもガンダニウム軽過ぎてな……

宇宙空間でバク転したり、四足走行したりもできるで！
あとヘルメット取れても（ｒｙ

あの軽さで丈夫でしかも海に沈む
ミノフスキー・ＧＮ・コロイド・気合に並ぶ万能要素だな

Wは搭乗者からして人間法則からずれてるから…

ゼロカスの翼にはスラスター付いてるんだぜ

外れたことないティファの予知を覆したガロードも相当なもんだと思うが
まあAWの世界も戦わなければ生き残れない！！だし
一話のおばさんからしてでかいライフル持ち出してMS狙撃してた
ちゃんとした弾使ってたらやはりあのMS、ガロードが出るまでもなく撃破されてたんだろうな

人間の潜在能力は、時に科学の測りの目盛を凌駕する

……マスター・アジア

他作品の話は他所でしろ

今日は投下あるのかな？
外は雪で明日は最低気温予想だけど、ト裸ンザム！！

あ、でも、忙しくて、負担になるなら、ムリしないでください
ら、裸体待機には、な、な、慣れてるんで、ちょっとやそっとのささささ寒さなんて

ト裸ンザム空間って皆裸になるけど
服は着てる感覚なのかな?
それとも開放感がハンパないのかな

肌感覚なんて比較にならないだろうな…服とか裸体とか些細なことじゃないか？
肉体どころか、心が丸裸状態と言っても良い状態だろうから
解放感も半端ないだろうけど、『個』を裸に剥かれる恐怖もあるんじゃないかと思う

そういや、現実で核融合炉が実現しそうらしいね。

>>378氏が報告なしとは珍しいな
なんか心配しちゃうな

>>347
微亀レス失礼
６万500馬力だと0.7355掛けるとkWなので44498kW

ハイブリッド車のプリウスのモーターは60kW
陸自の１０式戦車のディーゼルターボは1200馬力(883kW)

計算が間違ってなければ結構高出力だったのね……てか６万馬力って原潜並みｗ

ミノフスキー核融合炉の利点は小型化とオデッサからアジアまで踏破できるだけの持久性

と言うのはスレ違いだが>>378氏は一体どこに・・・
俺はト裸ンザムしていつまでも帰りを待ち続けるよ

きっと50年後に会えるさ

ならば時間潰しにELSの母星まで行ってくるﾉｼ

ｲｯﾂﾀｰｲﾑﾅｰｳ

ｸｱﾝ･ﾀｰ　ｼｮｳﾀｰｲﾑ

ぼくは誓う、50年後の君を今と変わらず愛していると

♪〜余計な物などないよね〜♪

それにしても……378氏の反応は依然としてシグナルロストだな

大雪の大群に包囲殲滅されかかっているのかもしれん…
378氏を救援するフリーダムはよ

クアンタ「心得た、トランザム!!」

投下日間違えてるだけだといいが

>>375
MIAと認定されますか？

今週末は投下してほしい

投下はしてほしいが、無理はしないでほしい
忙しかったらそれはそれで仕方なし
50年先まで待ってます

まあ気長の待つさ
ちなみにいまの進行
話数でいうとどんくらいまでいったの？

ガチンコ真っ最中の話だが…何話だったかな…

しかし…こうまでト裸ンザムを継続するのも辛いものだな…
…378氏には前に三次の許可は貰ってるが、378氏とは別のやつを始めてみるかな…

それは楽しみだね
期待してまってる

>>375
>>378氏の脳量子波が…消えた…？

というのは冗談として、インフルやノロにかかってないか心配
特にノロなんてss書くどころじゃないらしいし

ああでもノロならもう治ってるな…

ともかく今夜に賭けてみよう。378氏が投下しないみたいなら、未熟者ながら小生が新しいのを投下してみる。

とりあえず生存報告は欲しいな
病気で書き溜め出来なかった、リアルが忙しかった
モチベが上がらなかった、ネタに詰まった
なんでもいいから

378氏の話は今のところ原作だとPHASE.30の中程くらいだな。

今まで投下が無い時も報告を欠かさなかった律儀な>>378氏だから
連絡が無いと心配になるな
でも、PCにトラブルが発生して、ネットに繋がることが出来ない環境にある可能性も否定できないな…
今は待つしかないか

>>386
期待してるよ

>>386
俺も暖めたのがあるんだよな

378氏からの反応が無くともガ裸ッゾでト 裸 ン ザ ム！！

>>391
むう…かち合わせになっちまうか…
投下するようなら今週は退くが、どうする？判断は任せる。

スレが盛り上がるなら大歓迎だな

書く側の人達のレス番が皆300代とは
センチメンタリズムな運命を感じずにはいられない

>>391氏は暖めているものがあるというだけで書き下ろしてはいないと思われます
大丈夫かと

今日は投稿してくれると信じて ト 裸 ン ザ ム！！

>>396
…書き下ろす気zeroの俺が言われるとグサッとくるな…
俺は即興でやる気満々だが(笑)

さて…誘い出されて現れるか？378氏(ガンダム)…

>>386氏
CBに撤退は許されない。それが例え罠であっても・・・！

久しぶりです心配かけてスイマセン。
恥ずかしながらちょっとインフルかかってたもんでレス出来ませんでした。
その代わりと言ってはなんですが今回は少し文量大目です。病み上がりで文章荒いのはご勘弁を。

「いや」
そう考えて、すぐ首を振る。刹那は、敵を殺すのに躊躇して味方を死なす様な事はしない。
低軌道会戦で彼の中を覗いた時以外、刹那は常に彼を殺すつもりで攻撃してきた。
彼が今生きているのは、正真正銘、彼の実力だった。
「今はデュエルか・・・！」
猛攻を仕掛けて来るデュエルがいては、キラの援護どころでは無い。
刹那は多少の被害を覚悟して、グランドスラムを保持したジンオーガーに前進を促した。
デュエルもそれに応える様に、ビームサーベルを抜く。
デュエルのパイロットは、自分から格闘戦を挑む事は自制出来る様になっても、
敵に挑まれると反射的に応えてしまう癖は抜けていなかった。
刹那はデュエルの斬撃を躱し、グランドスラムを繰り出す。
振り切られたグランドスラムは、しかしデュエルの掲げたシールドに防がれた。
「まだだ！」
刹那が吠えると同時に、両手の大型スラスターを点火する、勢いが死に切る前に新たな力を得たグランドスラムが、鋭さを増してシールドを切り裂いた。
思いがけない奇襲に、デュエルが仰け反る。
しかし、無理に振り切ったジンオーガーの方が隙は大きかった。
デュエルが先に体勢を立て直し、大上段からビームサーベルを振り下ろす。
それに対し、ジンオーガーもスラスター操作でグランドスラムを持ち上げ、
ギリギリで防いだ。
『それで済むかよ！』
接触回線から、デュエルのパイロットの怒号が響く。
直後、デュエルは裂かれたシールドを投げ捨て、もう一本のビームサーベルを抜いた。
「ぐっ！」
二本目の斬撃が、グランドスラムを弾き飛ばす。
掛けられていた力が強い分、勢いよく弾き飛ばされたグランドスラムが、
小島の森林の中に突き刺さった。
刹那はグゥルに後退を促すが、この機を逃さんとばかりにデュエルが飛び込んでくる。
「かかった」
無表情に刹那が言い放った直後、デュエルが横合いから叩き付けられた爆発で吹き飛んだ。
巨大な爆発に、グゥルは瞬時に大破、デュエルは海へと落下する。
爆発したのは、グランドスラムを保持する際にグゥルにマウントしていたバズーカ本体。
手から離した後も、アンカーで腕と繋げていたのだ。
そして、全残弾の信管をオンにしデュエルにぶつけたのだった。
刹那は初めから、デュエルと格闘戦を演じ切るつもりは無かった。
格闘戦を演じたのは、ディンからの横槍を防ぐ為。
グランドスラムを落としたのも、デュエルの視野を奪う為のブラフに過ぎなかった。
「ジンオーガー、ストライクの援護に向かう」
道は開かれた。刹那はグゥルを促し、キラの援護に向かった。


「ぐっ！」
小島に墜落した衝撃が、全身を貫いた。

着陸の直前にスラスターを吹かして着地するつもりが、上手く行かなかった様だ。
「くっ、イージス」
機体の状況を把握する暇も無く、上空からイージスが向かってくる。
それをモニターに捉えた直後、イージスがビームライフルを発射した。
コクピットを狙った正確な射撃を、スキュラを受けボロボロになったシールドで防ぐ。
「今は、森の中に・・・」
キラはストライクの有りっ丈の火器を乱射し、爆炎と砂埃でイージスの視界を奪う。
その間に、森の中にストライクを向かわせた。
幸い、この小島にはMSを隠す程の高さの木々が森を形成している。
PS装甲を切り、機体の発熱量を最低まで落とせば、
優れたイージスの索敵能力からも少しは隠れる事が出来る筈だ。
地上に降りてこられたら見つかるだろうが、イージスには未だグゥルがある。
飛べるという絶対的なアドバンテージを簡単に手放す事は出来ない筈である。
おまけに、キラは脳量子波でアスランの位置を知る事が出来る。
あれだけの殺気を発しているのだ、細かい事が分からなくとも、位置くらい掴める。
事実、視界に捉えなくとも、必死に自分を探すアスランを感じ取る事が出来た。
その事実に、キラは一人感嘆する。
「ああ、君は僕を殺したい。僕も君を―――」
―――言い切れない。
以前のキラなら、フレイへの罪の意識だけを持ったキラなら言い切る事が出来ただろう。
だが、ブリッツを撃破した時から、キラは何かに気付いてしまった。
ブリッツのパイロットの放つ光に毒されたのだろうか。
「僕は・・・」
『キラ！』
「トール！？」
突然の通信に、キラは目を丸くした。見知った思惟が、一直線にこちらへ向かってくる。
イージスもそれに気付いた。
「このままじゃトールがやられる・・・」
イージスがスカイグラスパーへビームライフルを向ける。
トールの腕では躱し切れるものでは無い。
「くそっ！」
満身創痍の体に鞭打って、ストライクを起動させた。
突然の熱源反応に、スカイグラスパーを撃墜しようとしていたイージスの動きが、
一瞬だけ止まった。
「今だ！」
イージスがストライクを認識するより紙一重早く、
キラがビームライフルのトリガーを引く。
真っ直ぐ伸びた光が、イージスのグゥルを貫いた。
「もう一発・・・！」

グゥルを失い、自由落下するイージスに再度狙いを付ける。確実に当てる自信は無い。
手は震え、頭は早鐘が鳴る様に痛む。それでも、先程グゥルを落とせた射撃が出来れば。
イージスが小島に墜落する寸前、照準がイージスを捉えると同時にキラは引き金を引いた。
緑色の閃光が走り、イージスは爆発の中に消えた。


デュエルが大爆発に飲み込まれて海中に落下した。イザークに通信を送るが応答が無い。
あの爆発だ、衝撃は相当な物だろう。彼が気絶していても無理は無い。
最悪の場合死んでる事も考えられたが、イザークに限ってそれは無いだろう。
「よくやったイザーク、後は俺が！」
ミゲルは笑う。イザークが墜とされたのは痛いが、代わりに蒼い奴は射撃武器を失った。
コケにされた雪辱を果たす、良いお膳立てだ。
蒼い奴はデュエルを片付け、そのままこちらを撃破するつもりかと思いきやしかし、
ミゲルに背を向け小島へと向かおうとする。その行動がミゲルの癇に障った。
「おいおいおいおい！そっちには行かせねぇよ！」
グゥルを優に超える機動力で上を取ると、進路を遮る様に射撃を加える。
案の定上手く躱すが、射撃での反撃が無いというだけで
ミゲルは先程より余裕のある攻撃が出来る。
そう思った矢先、急旋回したジンオーガーからミサイルが飛んできた。
グゥルに搭載された小型ミサイルである。
前半の三発を回避し、後半の三発をマシンガンで撃ち落とす。
「あぶねぇあぶねぇ失念してたぜ。だがよ・・・」
虚を突いたタイミングとはいえ、蒼い奴にしては実に大雑把な射撃だ。
そんな物でミゲルが墜ちる訳が無い。
蒼い奴は追撃をせず、ディンが回避運動を取ってる隙に小島へ少しでも向かおうとする。
「俺は眼中に無いってかこの野郎！」
ミサイルで稼いだ距離など、空戦機であるディンにとっては取るに足らない。
ミゲルは屈辱的な扱いに激昂し、ディンを最大戦速で奔らせた。


「やったの・・・？」
『確認してみる』
爆発が起こったのが砂浜という事もあり、
舞い上がった砂で未だにイージスは確認出来ない。
トールが上空から爆発のあった地点に近付く。キラも抜かり無く慎重に接近していく。
しかし砂浜に足を踏み入れた瞬間、言い知れぬ悪寒がキラを襲った。
「駄目だトール、逃げろ！」
『えっ？』
戦場では一瞬の判断が生死を分ける。
これがムウなら、聞き返す前に回避行動に移っていただろう。
しかし戦闘機に乗って日の浅いトールに、それは望むべくも無く。

砂煙の中で復讐者の眼光が揺らめいた直後、一筋の閃光がスカイグラスパーを貫いた。
「トールッ！」
キラの叫びも空しく、断末魔の一つも上げる事無くスカイグラスパーは爆発した。
同時に、今まで感じていた脳量子波が一つ途切れる。
まるで体の一部を失った様な計り知れない喪失感に、キラは叫びだしそうになった。
しかし状況がそんな事を許しはしない。
砂煙から現れたイージスがストライクに射撃を加える。
ストライクはそれを避けきれず、左腕の肘より下が吹き飛んだ。
「あっ・・・あっ・・・」
アスランからは何の変化も感じられない。
スカイグラスパーを撃墜してもその焼かれる様な憎しみは陰る事無く、
トールの死が彼にとって全くの無価値だとキラに教えた。その事実が最後のタガを外した。
キラにも、アスランと同じその熱い物が流れ込んでくる。
理性はそれに流されまいと必死で抵抗するが、
今のキラにとってそんな事はどうでも良かった。
あるのは、アスランがトールを殺したという事実だけ。
「そうだ・・・」
遠くで刹那の声が聞こえた様な気がしたが、
今のキラにはただの雑音にしか聞こえなかった。
「僕は・・・」
イージスが迫る。トールだけで無く、自分を殺そうとビームライフルの銃口を向けてくる。
「そうだ僕は・・・」

―――　　ア　　ス　　ラ　　ン　　を　　殺　　し　　た　　い　　―――

腹の奥からせり上がってくる様な感情に身を任せると、
久しく無かった感覚がキラを支配する。
頭の中で何かが弾ける感覚、世界が俯瞰で感じられる状態。
トランス状態、バーサーカー、好きに呼べばいい。
今はただ、トールの仇が討てればそれで良かった。


「トール・・・！」
間に合わなかった。小島の上空に起こった爆発に、刹那は顔を歪ませた。
戦場に出た以上、その結果は本人の責任だ。
それでも、この世界で初めて関係を持った人の死に動じない程、
刹那は兵士にはなり切れていなかった。
「くっ！」
その動揺が表に出たのか、ディンから放たれた散弾の一部がグゥルを捉えた。
「エンジン部に掠ったか」
掠っただけとはいえエンジン部、もうそろそろもたない。
ミサイルの残弾も後一斉射もすれば尽きるだろう。小島はもう目の前。
「仕掛けるなら今か」
普通に射撃をしても、あのディンは回避してしまう。
パイロットが射撃してくるタイミングを呼んで、それに合わせて攻撃する他無い。

後方から迫るディンの動きを、脳量子波で読む。
掠ったエンジン部に二撃目を与え、確実に墜とすつもりだ。
「そこっ！」
ディンがマシンガンを撃とうと直線的な機動になった瞬間、
グゥルを振り返らせ、ミサイルを放った。
同時にディンから放たれた弾丸がグゥルを捉える。
刹那のした戦術は、つまる所相討ち覚悟だった。
しかし、ミゲル用にチューンされたディンはそのミサイルも紙一重で躱してしまった。
グゥルを失ったジンオーガーは、小島へと落下していった。

落下するジンオーガーを見詰め、ミゲルは凶暴に笑う。
こちらの射撃とタイミングを合わせてきた時は肝が冷えたが、
ディンが空戦機であった事が幸いした。
「アスランの方も上手くやってる。こっちも上からいたぶってやるぜ蒼い奴！」
そう意気込んだ直後、ガクンと機体が揺れると同時にコクピットに警報が鳴り響く。
モニターの表示を見ると羽が損傷している。
「なんだっ！？奴のミサイルは全部躱した筈・・・！」
そう言ってモノアイを使って直に翼を確認すると、羽の付け根に、ナイフの様な物が刺さっている。
「まさか、ミサイルも囮だと！？」
ジンオーガーはミサイルを撃ち、グゥルを撃墜された直後、
その爆発の中からアーマーシュナイダーを投擲していたのだ。
「くそ、曲芸じみた真似をっ」
どの道これでは飛び続ける事は不可能だ。
ミゲルは高度を下げてから飛行ユニットを切り離すと、森林の端に着地した。
丁度ジンオーガーが墜落した場所の近く、
ストライクとイージスがいる場所とは反対側になる。

「さて、どこにいる」
この森林には背の高い木々が多いが、MSが派手に動けば場所は捉えられる。
蒼い奴もそれを分かっているから大きな動きを見せない。
ミゲルは周囲を警戒しつつ、マシンガンを捨てて重斬刀を装備した。
この状況では、ストッピングパワーの低いマシンガンは持っていても意味が無い。
蒼い奴がストライクの援護を考えるなら、まずは自分を撃破しにかかるだろう。
「やっぱヤメだ。待つのは性に合わねぇ！」
元々強襲、電撃作戦が好きなミゲルである。
敵が出てくるのを待ち構えるより、燻り出す方がずっと力を発揮出来る。
ミゲルは胸部ミサイル発射管を開くと、適当に森林をロックして有りっ丈ぶちまけた。
接近戦でミサイルを持っていても良い事は何も無い。
それどころか、誘爆を起こす危険もある。それで敵の隠れ蓑を消せるなら一石二鳥だ。
残弾は少なかったが、森林の一部を燃やすくらいなら十分である。
森林の至る所にミサイルが着弾し、辺りは爆発で燃え上がった。
「さぁ、出てこい蒼い奴」
まさかミサイルでやられる訳が無い。
ミゲルが舌なめずりをして辺りを注視すると、早速MSらしき影が見えた。
「いたっ！」
漸く見付けた蒼い奴はしかし、ディンに向かってくるどころか踵を返して走り出していた。
「なっ・・・！？待てよこの野郎！」
この後に及んで自分より味方の援護を優先するのか。
ミゲルはディンを走らせ追撃を開始した。

投下終了です。
やったか！？はやってないフラグ、そして死亡フラグ。
トールは少し呆気無さ過ぎるかとも思いましたがこのヅラはなんか凄い強くなってしまった
（自分でもちょっと想定外）のでまぁこんなもんかなと。
皆さんも健康には気を付けて下さい。他の職人さん達にも期待しております。
ではでは。

乙！　やはりトールは死ぬか
「そういう流れは変えられねぇんだ。すべて過ぎたことだ、昔を悔やんでも仕方ねぇ」

墜落する一機のMSは、戦場にいる全員の視線を奪う事になった。
『キラ！』
『坊主が墜とされたのか！？』
ミリアリアとムウの声が響く中、直ぐ様動いたのは刹那だった。
「いや、まだ墜落しただけだ！」
この海域全体には小島が数多く点在していた。
機器を操作し、ストライクの落下方向から墜落する小島を割り出す。
「今のキラに、イージスの相手は・・・！」
墜落するストライクを追って、イージスが小島に向かうのも視認出来る。
技量的な面でも精神的な面でもキラは太刀打ち出来ない。
三対一とはいえ、イージスを通してしまったのは自分のミスだ。
まさかイージスがあんな感情を剥き出しにした突撃をみせるとは思わなかった。
ジンオーガーを後退させ、キラの援護を―――。
しかし、敵もそう簡単には事を進めさせてはくれなかった。
刹那を後退させまいと、ディンが回り込みながら弾幕を張ってくる。
「くそっ」
まずはデュエルとディンのどちらかでも何とかしなければ、
キラの援護へは行けそうに無い。ムウも、バスターの相手に手一杯だ。
それでも、刹那はすこしずつジンオーガーを小島に近付けて行く。
だが、それではキラへの援護に間に合わない。
「万事休すか」
『俺が出ます！』
イノベイターとしての力の使用も考えた直後、
アークエンジェルから少年の声が飛び込んで来た。
『トール・ケーニッヒ、スカイグラスパー二号機で出ます！』
見ると、アークエンジェルのハッチが開き、リニアカタパルトが展開している。
『やれるのか！？』
『キラはやらせません！』
「っ・・・」
一瞬止めようか迷った刹那だが、背に腹は代えられない。
それに、トールの意志の強さを感じては、止める事など出来なかった。
「トール、座標を送る。ただしやるのは援護だけだ。イージスに睨まれたらすぐに退け」
『了解！』
アークエンジェルから二機目のスカイグラスパーが飛び出すと、
真っ直ぐにストライクが墜落した小島へと向かった。
それを見送る暇も無く、ジンオーガーにデュエルが迫る。
イージスが抜けた事で、デュエルが先程より前に出てくる。
幾分倒しやすいのは確かだが、ディンの的確な援護がそれをさせない。
「やはりあのディンか」
鮮やかな橙色に彩られた機体は、間違い無く低軌道会戦時に刹那が撃破したパイロットだ。
やはりあの時殺しておくべきだった。


投下ミススイマセン頭の部分が抜けてました。↑の文が>>400の前に入ります。

>>378氏
会いたかった…会いたかったぞ！ガンダムｩ!!!敢えて言わせてもらおう、乙であると!!
…やっぱりトール死んだか、驚きもしないがな。そしてせっさんはやっぱり投げる、刃物はおろかあまつさえバズーカさえも。

さて…今週は378氏の投下もあったことだし、帰投させてもらうとしよう。

投下もあって安心
次は>>386のが気になってねむれないのだがどうしよう

待ちかねたぞ！少年！乙！
二重の意味で！

トール・・・出墜ちか・・・
んでミゲルもやばげ
量が多くても続きが気になっちまわぁ！ト裸ンザム！

ここの凸は種割れするのだろうか

投下乙！ 復帰おめでとうございます
種割れが宇宙で見せたトランス状態･･･では地上に降りてからのは？
もし砂漠決戦でのアレが戦闘モードの一つだとすればメンデル関連が一気にキナ臭くなるな･･･
まぁ感情によるブースト掛かっただけで完全にキラの実力ともとれるけど

>>378氏キタ！これで勝つる！
ミゲル久々の活躍...トールの死...キラと刹那の動揺...
場が混沌としてきてハラハラさせる展開ですね！
まだまだ寒いので身体をお大事に

投下乙！！
次回の投下は、ムウＶＳディアッカがメインになるのかな？

これからも体調管理をしっかりしてください

投下乙です！毎回楽しみにしてます！ああ、なんかこの流れだとミゲルも死にそうな雰囲気に…
よくよく考えるとオーブ出港以降のAA隊の戦果大きすぎでしょ。
最新鋭とはいえMS1機と支援戦闘機2機の編成で、同じく最新鋭MS4機で構成されたエースパイロット部隊をほぼ壊滅ってところまで追い込んでるんだもん。
まぁその分被害も虎の子のMSと戦闘機を1機失っちゃうんだけども。

乙です！
また寒くなってきたのでお体大切に…

>>386
帰投命令は出ていません！
ただちに戦線復帰してくださいいやマジで。

>>417
許可が出てない？ふぅん…そう。で、それが何か問題？
ま、言われずとも再出撃するさ。来週な。

>>418
これだから面白いんだ…SSスレってやつは…！

SSこそが人類の可能性なのかもしれん

けどなっ！SSってのはこうでなくっちゃいけねえよな！？
こうでなくっちゃ！

発言の意味が不明です

いつか分かり合えるさ

刹那「クアンタム・バーｓ
金色金属生命体「あなたはそこにいますか」
宇宙蟲「ｱ~ｲﾓ~ｱ~ｲﾓ~」
邪神「やあ」

分かり合うことが・・・でき・・・？

一番下はちょっとどうかと・・・

スパロボＵＸネタか、ハードルたけぇなぁ

UXのクアンタの戦闘なんであんなにショボいんだ？

はいはいしょぼいしょぼい

>>428
触らない方が良いよ、某腐れ豚かもしれないし

実機でプレイするとまた変わってくるのかな

所でこのスレの住人はUX買うの？

参戦作品自体はすげぇ好みだけど、Kの例があるんで2，3日様子見
評判あんま悪いようなら値崩れしてからでもいいかなと

上のヤツとは違うけど、俺もUXの戦闘デモは全体的にあっさりし過ぎてると感じた
PV公表されてないだけで、各機の最強武装はもっとこってり仕上がってると良いんだが

あんまり長いと呆れるほど有効ななんちゃらになるしPV故に結構早回し＆場面カットがあったからまだ慌てるような時間じゃない

任天堂携帯機のスパロボは戦闘アニメでそこまで長いのは少ないと思う。音声がない分言い終わるまで待つ事が無くて、動作が速い感じでさ。
UXは音声つきになるから多少は長くなってるとは思う

アニメが長すぎると一度見たら暫くカットしてて
次に見るのは大ボスへのトドメとかってパターンが多いなぁ
任天堂携帯機スパロボはテンポよくサクサクとプレイ出来るから
その辺の調整は慎重にしてほしいなぁ

マクロスに介入してた
http://www.youtube.com/watch?v=Wvl9lf6VHfQ

トールは死んじゃったなぁ
これで刹那を受け入れられるかどうかのハードルが上がったか・・・
クアンタなんて持ってたのに使わなかった理由を理解してもらえるのか

クアンタならクルーゼ隊との戦闘被害も最小限にできた筈だしな

クアンタ使ったらCE世界のバランスが崩れちゃうじゃないか･･･

刹那がCEに来る以前に何をしていたかを知ってもAAクルーは感情的には納得出来ないだろうなぁ

種死では同じテロリストじゃないか
AAの連中は戦場で好き勝手やってるだけだが

理解と納得は別物だしな
クアンタを最初から使ってたら死人は出なかった
でもクアンタの存在が知れたせいでCE世界がもっと悪い方へいってしまう可能性もあるわけだし

軍人組は理解してくれそうだけど、子供組はどうだろうね
クアンタ持ち出した頃にはオーブも滅んじゃってる可能性もあるし

クアンタならELS無しでも社会崩壊、ELS有りで地球滅亡ぐらい簡単にこなせるからな

ある種ラクスの「思いだけでも力だけでも」発言のアンチテーゼ？
平和を思う心も、如何なる敵を倒す力を持っててもうまくいくわけじゃない

時の運とかいくら力と思いがあってもどうにもなら無いことなんてそこら辺にゴロゴロ転がってるし

流石に第三勢力ルート突入後なら学生組も分かってくれる
クアンタの存在知られる事がどれ程ヤバいか嫌でも理解出来るだろうさ

確かな事は理解出来ても納得出来ない分の感情は刹那なら黙って受け止めるということだな

また黙って殴られるのか・・・せっさん

刹那は自分を大事には思えないタイプの人なんかね

両親を殺した罪のせいで、自分は幸せになってはいけないと考えている。
そんな公式設定があったような気がががが。

>>448
刹那は自分の命で目的を達するならばためらいなく死ぬような人だと思う
脚本家の黒田さんは死にたがりの生きたがりって言ってたな

>>450
なるほど。で、その原因が>>449なのか

｢ソラン=イブラヒム｣としてではなく｢刹那=Ｆ=セイエイ｣として戦うことを決めた時点で、自分の命は無いものと捉えてるのかもな

刹那が自分を許せるようになったのが劇場版のラストじゃないのか

そうだな
俺にも生きる意味があったっていってたしな
ただ無茶なだけなのかも

そうだね
世界と対峙し続け変革をとげ自身が今出来る事と共に生きている意味を見出だせた
だからこの世界の特異点のようなキラを支えている

でも00の時から自分が出来る事を客観的に判断してやれる事しかしてないから半分位は素じゃないかな
｢絆｣と｢アニュー･リターン｣でもあの時してやれる事があれしか無かったからそうしたとしか思えん

いかんリロードしてなかった

種世界でなくてもいいから刹那には何時か幸せになって欲しい

>>450
せつなは本来生存欲求の強い子なのよね。1期なんかが分かりやすい。
でもそれを親殺しの罪の意識で蓋をしてる。
そんな矛盾した自分の存在意義をガンダムに見出だした訳だ。
ただ死にたいだけならガンダムに乗る必要無いからね。
悪く言えば生きる理由をガンダムに依存してる。
その状態から段々と色んな物を得てガンダム依存が治っていき
最終的に自分で自分の存在意義を見出だす訳だ。
まぁ見出だした答えがあれな辺りホントに不器用なんだなぁと笑ってしまったが。

でもこのＳＳではマリナの死によって生きる理由を見失いつつある気もする
自分自身の為に生きろって遺言が無ければ自ら命を断ってたかもしれない位だし

>>459
このSS刹那のマリナ依存度高めだからな。
そこら辺もどう決着を付けるのか楽しみな所。

ところで明日は他の作者の話が見れるかな？
378氏は基本的に隔週投下となっているので……

当初、種厨が集まって刹那叩きのスレ否定をしてたのが嘘のようなキラ刹マンセーだな

>>461
ああ、そのつもりだ。
コピー%ペーストじゃなく打ち込みでやるからダラダラと長く掛かってしまうかも知れんがな…

>>463
期待してるよ

間違いとか、同じ表現も何度も使っちゃって読みにくいとかあるから
一旦書いてみたほうがいいと思うよ

PCからならwordで書いてコピペがいっちゃん楽か
もしもしならめんどそうだな

さてとガ裸ッゾでト 裸 ン ザ ムして投下を待つとするか

>>476
ト裸ンザム確認した、これより大寒波でもって襲来する。

こんばんはです、恥曝し投下逝きます。
378氏のつま先にも及ばぬ低レベルっぷりなんで、あんまし期待しないで下さい…

―光が、広がってゆく―
そう思った瞬間から続く、大海の如き情報の湖に呑み込まれてから、何時間経ったのだろうか。いや、何年とも、何十年とも判らない。そもそも時間とは何なのか、そんなことも考える余裕すら無かった。
空気を求めて海面に出てはまた荒れ狂う白波に呑まれる―そんな膨大な情報の波の海原の中から少しずつ、しかしおぼろげに「何か」が見えてきた。
―光だ。光が近づいて、そして消えた。また一つ、近づいては消えていく。それが星だと気付く頃には、周りには幾万幾千の星が瞬いていた。唖然としてそれを眺めているうちに、見慣れた―しかし知らない筈の星が近づいてきた。そして、止まった
木星―いや、それに似た星。何故、今までとは異なり、はっきりとこの星だけが見えるのか。そんなことを考えている間に、光が一点に収束していく。そして、熱くなっていく。
熱い、眩しい。そんなことを考えている間にも、光は収束していく。
―もう耐えられない。そんな思いに反し、光は強く強く強く―

――
「では被験体はコーディネイターではないと？」
はい。少なくとも、第一世代の可能性は無いかと」
「しかし、本来ナチュラルに見られない遺伝子も多く、新しいタイプのコーディネイターの可能性も…」
「それにしては不自然な部分が少な過ぎます。こんな自然なコーディネイトをする技術は未だに確認されていません」
『………』
ベッドに拘束されている男―デカルト＝シャーマンに目をくれる様子も無く、白衣姿の研究員らしき男達が何やら話し合いをしている。
『何を訳の判らないことを何時までも喋っている!?ここは何処だ!?お前らは何者だ!?』
「黙れ、暴れるようなら撃つ」
自力で無理やり拘束を抜けようとするが、ＭＰを持った警備兵らしき男に銃口を眉間に突きつけられる。―本気だ。今の乱れた脳量子波でもそれくらいは解った。
―あの情報の海原から解放され、目覚めてから早三カ月。デカルト＝シャーマンは拘束され続けていた。
彼の心情は最悪だった。あの情報の波のせいか脳量子波は乱され、目眩まで伴う始末。そんな状況で、昨日まで目隠しに猿轡、おまけに耳栓まで着けられ、情報を仕入れる事すらままならないまま、拘束され続けていたのだ。
不機嫌を通り越して発狂しなかったのは、ひとえにイノベイターの実験台として酷使されていた過去があっての事だろう。

そんなこんなで研究員の話を耳に入れていると、急に辺りが騒がしくなってきた。今まで眉一つ動かさずに銃口を突き付けていた警備兵の仏頂面にも、僅かならが戸惑いの表情が見えた。
僅かな脳量子波を頼りに情報を集めようとするが、うまくいかない。解ったのは何かがここに来るらしい、という不確実な情報だけだった。
暫くして、黒服の男が数名入ってきた。それと入れ替わりに今までこの部屋にいた男達が出て行く。
ある者は名残惜しげに、またある者はやって巡ってきた休みに歓喜するかのように。
「いやー、すいませんねぇ。こんな非道いことやっちゃって」
馴れ馴れしい、人を小馬鹿にしたような声を小さな部屋に響かせながら、その男は入ってきた。それも、苛立つような大袈裟なジェスチャーを伴いながら。
「ご機嫌はいががかな？奇妙な被験体さん？」
『…最悪だ、とだけ言わせて貰いますか…』
顔の表情は僅かににこやかに、目は警戒心を剥き出しに、デカルトにとって三カ月ぶりの会話が始まった。どうやら自分を被験体にしたのはこの男らしい。

「早速で悪いんですけど、貴方何者ですか？」
『…デカルト＝シャーマン…』
「ああ、名前じゃなくて、貴方の「種族」ですよ」
『……』
「あらら、黙りですか…」
喋る訳にはいかなかった。イノベイターに関する情報は連邦軍軍機、まだ外部に漏らす訳にはいかない。
「ま、いいでしょう。…次はこれです」
言うが早いか、男が写真を取り出す。その写真に映っている男の姿に、デカルトはまた沈黙するしかなかった。
「貴方ですよね？この写真に映っているのは、ほら、瞳が光ってる男の人。これ、何です？」
『…ちっ…』
―光る瞳、それはイノベイターが脳量子波を使用している証。それを見られるという事は、軍機の流出すら意味する。
「あらら、答えてくれませんか。では今日はこれで最後にしましょうか。貴方は我々、連合の敵ですか？プラントの一味ですか？」
『プラント？連合？何を言っている？』
「…状況を理解していないのですか…？」
『監禁しておいてよく言う…』
こんな会話をしながら、デカルトは軍機に迫ろうとしているこの組織に関し何らかの情報を仕入れようと考えていた。

確実な所は何も言えないが、もしかするとこの組織は連邦軍に対し、何らかの危害を加えようとしている存在なのかも知れない。ならば…
『…条件を聞き入れてくれるならば敵には回らない。あくまで、条件を聞き入れてくれるならば、だ』
「…ま、いいでしょう。今日は最後と言ったので明日になりますが、その上で貴方の事をどうするか決めさせて頂きましょう。」
言うなり、男達が外に出て行く。鍵こそ掛けられたものの、いつもの監視の一人も居ない。
やけに早すぎる決定だが結果的に話は聞いて貰えたようだ。全ては明日になってからになるだろうが、情報を仕入れることは出来そうだ。危険な賭けにはなりそうだが…。
そう判断しつつ、どうなるとも知れぬ我が身を案じながら、デカルトは一人静かな眠りに就くのだった。三カ月ぶりの、拘束も監視もされずに快眠出来る眠りに。

投下終了です。…ああ、恥ずかしい…
こんな低レベルっぷりですが、何卒よろしくお願いします…

デカルト介入ssか。目覚めてアズラエルと出会うとなると例のザフトいじめssを思い出すな
このssもそんな感じになるのだろうか

おお、新たな職人さんが！！
>>382氏を歓迎します！！

デカルトがきたかぁ〜
しかもアズラエルと接触とは・・・
彼はイノベイターをどう捉えるのか、異種族とみなすか人類の進化系とみなすか

しかし旧人類を大幅に上回る能力を持つイノベイターと、連合に多大な影響力を持つアズラエルが組んだら
プラントに勝ち目なくないか(笑)
動力さえどうにかなったら人類には操縦不能なハイスペックMS（MAでもOKか）で戦場を無双しそうだわ・・・
デカルトは刹那と大分違うから、身の安全のために連合に手を貸すくらいしそうだし

続きを楽しみにしてます！

乙です。
丁寧な導入で読みやすかったです。
次回も期待。

デカルトとは予想外だった
ガデラーザは来ているか、乗機はどういう路線で行くのか、アズラエルがイノベイターと出会った事で世界がどう変わるのか等気になる事は山程あるけどまずは乙！
楽しみが増えたぜ

デカチンとか新しい。おつ

>>478
ガデが来てたら核が不要になるしエネルギー問題も解決するな

乙！！アズラエルが出てきたけどまだ原作でいうとどの時期なのか不明なので今後が楽しみです。

投下乙です、状況を全て理解したら種族は「異世界人です」と答えざるえなくなりそうだ

デカルト乙！
ちょっと改行増やしても良いカモ？

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　　　　　　♪ 　　|￣￣＼三＼　♪　./　　　　　 /　　　　　　 ＿＿＿
　　　　　　　　 ∩|　　　　 | 　　.|　( ./　　　　 　/　　 ♪ ∩/　||￣￣||　　 ♪ ∩／00＼　　　　ウリの人生
　　　　　 　　　 ヽ|＿＿___|＿＿|　　￣￣TT￣　7_　 .　 ヽ|......||＿＿|| 7 　 　ヽ（ ;;ﾟ'ё;｡;）7　どうしてこうなった！
　　　　　　　 /｀ヽJ　　　,‐┘　　　/｀ヽJ￣　　,‐┘ 　　　/｀ヽJ　　　,‐┘　/｀ヽJ　　　,‐┘　　　どうしてこうなった！
　　　　　　　 ´｀ヽ､_　 ノ　　　 　　　´｀ヽ､_　 ノ 　　　　　 .´｀ヽ､_　 ノ　 　 　´｀ヽ､_　 ノ
　　　　　　　　 　　｀) ）　♪　　　　　　　 　｀) ）　♪　 　 　　　　　｀) ）　♪　　　　　｀) ）　♪
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　↑負け組ヒキニート自宅警備員００厨

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|.....||＿＿|| （ 　　　 ）　　要するに種死が爆死だろ…
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|.....||＿＿|| （ ;;ﾟ'ё;｡; ）　　どうしてこうなった！？
|￣￣＼三⊂/￣￣￣/
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　＿＿＿ ♪　／００＼.∩　　　　　ウリの人生
/　||￣￣||　ｒﾓ ;;ﾟ'ё;｡; ）ﾉ　　どうしてこうなった！
|.....||＿＿|| └‐、　　　リ´｀ヽ　　　どうしてこうなった！
|￣￣＼三　 /￣￣￣/ノ´｀　♪
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　　　　　　　　　￣￣TT￣ 7_ 　　ヽ|......||＿＿|| 7　 ヽ（ ;;ﾟ'ё;｡; ）7　どうしてこうなった！
　　　　　　　　/｀ヽJ￣ 　,‐┘ 　/｀ヽJ　　　,‐┘　/｀ヽﾓ　　　,‐┘　　　どうしてこうなった！
|￣￣＼三　　´｀ヽ､_　 ノ 　 　 　´｀ヽ､_　 ノ　　　　´｀ヽ､_　 ノ
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　　　　,i´;;;;;;;;;;;;,,／｀　　　　　　　　　: : : ::/｀;;;;;;;;;;;;;;;;ﾞl　　　　　　　俺に仕事が回ってこない！
　　　: |;;;;;;;;;,r=ﾆ,,,,,,　　　　._,,,----,,,_: : : :lﾞ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ﾞl,　　　　　原に据えかねた！
　　　│;;;;,,r‐---､ﾐ、　 : 彡='''''''''ﾆ-ﾐ'-: : ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|　　　　　　　
　　　: ﾞl;;;|'i,!.r=l=ii､::'ﾚﾆii":: :､rlﾆﾆi､ﾞr‐---/i､;;;;;;;;;;;;;;　|　　　　　
　　　　`!iﾞl,二二,,,,-": 　＼,,_、: : ::,,,i´: : : : :::::ﾞ--:r;、、,i´　　　　　　
　　　　　|　 　　 _,、　　　 　｀￣ﾞﾞ｀　　 : : : : :::::::i":|;;:ﾞllﾞ　　　　　　
　　　　 │　 ..,,‐ヽ,,,,___,,,,_: ,|＼　　　: : : : : : ::::_,!,lﾞ:|:./　　
　　　　 │: : lﾞ: : : : : ｀: : ｀": : ."　: : : : : : : ::::::|｀::/,i´　
　　　　　|　 .": ::,,,―----､,,,_: : 　　: : : : : ::::::::|i､,│　
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　　　　　　　＼:、　　　　　 　 　: : : :::::::;;;;;;;;;;::lﾞ

デカルトまたオナニーもできない環境に…（泣）
>>483のいうように改行もうチョイした方がいいと思う

>>480 太陽炉があれば機体強化の為に必ずしも核エンジンを使う必要は無くなるかもしれんが発電などのインフラ目的には弱いぞ
戦闘用のエネルギー機関としてなら充分すぎるが

>488
2期でアフリカか中東あたりにカタロンとかの反連邦組織の通信阻害と発電目的で
擬似太陽炉が配置されてるんじゃなかったっけ？
まぁ普通はオービタルリングからの奴もらってると思うけど。

疑似って火を入れる→止まるまで動く→電力でまた火を入れる
んじゃなかったっけ？
継続的に電力供給しても意味ないんじゃ？

GN電池って単語をよく見るがガクブルオーの動力って電池なの？
だったら電童みたくすぐEN切れ起こすはずだよな

エクシアが投売りされてふとこのスレのこと思い出して戻ってきちゃったぜ
スレタイ１３って不吉な数だなおい

それではこれより代理投下を行います
全7レス、連投規制にひっかかりそうなので途中ご支援レスをお願い致します

AGE―MS・ウェア外伝
file1―1「ガンデットの砲火」


緑髪の少年がデスクに伏したまま浅い眠りから目を覚ますと
少し狭く感じる暗い部屋で、デスクのパネルが光を放っている
コウモリ退治戦役からの２ヶ月程の時間を置いてガンダムは有用性を認められ
バルガス・ダイソンを後見人として正式に民間の協力者となったのは
つい先日グルーデック・エイノアの軍事裁判が終了してからであった
現在はヴェイガンのMSによる行動の目立つ宙域の調査任務に就いている
１手遅れて攻撃を受けたコロニーや特に意味もなくデブリ・小惑星帯の探索が殆どで
戦闘に使われることは殆ど無かった

「眠っちゃったのか、報告書…早く書かないと」

フリットは割り当てられた部屋でつい先ほど行っていた調査活動の報告書を作成していたが
とくに何か発見できたわけでもなく、廃墟の基地に友軍の残骸が音もなく漂うのみであった

「これじゃな何の為に軍に入ったんだ…」

フリットは少しイラつき、部屋を出て格納庫に向かった

「バルガス、ガンダムの補給できてる？」
「あぁ、動かせるが…少し前に戻って来たばかりで今は休みじゃろ？」
「分かってるけど、あんなに何も無いんじゃ報告書書けないから
　僕達と入れ替わりで出た部隊、まだ調査続けてるよね？」

コクピットに入りデバイスをセットしモニターは細かに各部位のコンディションを伝える
作業用のタラップが外され、ガンダムは発進口に向かう

『今はスチュアートの部隊が破壊された基地に残ってデータの回収作業中じゃ
　色々あって気持ちの整理がつかんのもわかるがあんまり無茶はするなよ』
「心配ないよ、フリット・アスノ、ガンダムAGE1出ます」

ガンダムは青白い炎を吹き加速しながら調査の続く基地へと向かう

file1-2

基地の入口ドックではジェノアスが小さなコンテナを運び出し
作業ポッドがランプを回し誘導していた

「スチュアート隊長フリットです、何か作業の手伝いを」
『うーん、資料やデータ以外使えそうな物もないしなぁ…悪いがもう１周基地周辺を探索してくれ』
「そうですか…了解です」

ため息をついて向きを変える
（さっき１度調べた時は何も出なかったけど、ここはいくつかのコロニーから
　ちょうど同じくらい距離にある基地、戦力だって並の駐留軍以上だ。
　きっと戦闘も相応に激しく、何か敵を知る手がかりがあるはず）
この任務のついてから始めて手応えを感じることができそうに思い
暗い宇宙で細心の注意を払い調べていくとゴン…と小さなノイズを拾った
すぐに反応しドッズライフルを向けるとノイズは増大し歪んだ大きな鉄塊が赤い炎を上げ粉々になっていた

「これは…こちらフリット、隊長聞こえますか」
『どうした？何か見つけたか』
「この基地には自動砲台って配備されてましたよね？」
『あぁ、かなり古い大型のタイプで今は飾りみたいなもんだ』
「MSだけで完全に破壊することは？」
『難しいだろうな、奴らのMSが強くたって倍近いサイズだから戦闘不能にする事はできても
　こっちはあと少しで作業も終わるから切り上げろ』
「了解すぐに帰投し…」ｷｭｲｲﾝ！

フリットの脳に気味の悪い感が走る、経験したことのある感覚、近くに能力者がいる
しかしながら過去共感してきた者達に比べると著しく弱いものだった

「隊長！すぐに避難を！」
『どうした！こっちは…なんだ！どこから…ｽﾞｽﾞ』

通信が途切れフリットはすぐにドックへ向かった
「母艦が来てるのか、だとしたら最悪だ…」

GN電池って2ndシーズンで確かトレミーの中で待機していたアリオスがトランザムしていたことから命名されたんじゃなかったかな？

触っちゃダメ

フリットが駆けつけた時にはすでに部隊は交戦状態に入り
戦闘力を持たない作業ポッドでさえ容赦なく蹴り飛ばされていた

「間に合った！僕が注意を引き付ければ！」

素早く銃身を敵に向けてトリガーを引くと鮮やかな光が螺旋を描きガフランの横腹を抉る
そして爆発の瞬間フリットに一瞬風に当たる程の感触が伝わる
爆発の煙から２機のガフランが飛び出しビームバルカンを放つ
素早く盾を構え敵の攻撃を防御しながらXラウンダーの勘に合わせ敵の先を射つ
ボディに直撃する確信があったが、またしても微弱な感触があり
次の瞬間ガフランは体勢を変え、ビームは右の手足を同時に打ち抜いた

「な…今のに反応したのか！？」

バランスを崩したガフランはいくつかのデブリに連続して衝突し動きを止めた
数秒もなく迫るもう１機が右手を振り上げ掌からビームサーベルを形成する
フリットは素早くライフルを手放し盾で振り上げられた手を抑え
さらに空いた手で頭部にビームサーベルを刺す、またしてもあの感触

「Xラウンダー…じゃない、動きは少し速いけど何か…」
『全隊！艦砲射撃を加える、今の内に下がれ！調査隊収容完了と同時に撤退だ！』
「ダメだ！今前に出ちゃ！」

高い出力のビーム砲が戦場を貫き、発射されたミサイルが起爆し目をくらませる
生き残った調査隊のジェノアスも応戦しつつ後退し始めた時

『な…なんだあれ！？』

狼狽した隊員の声に遅れてモニターの端で新しいマーカーが点滅し
廃墟と化した基地の上方に巨大な三股の戦艦が虚空を割いて現れる

「やっぱりいたんだ！ここを起点に他の基地やコロニーを襲う為に！」

からあげ氏の作品か？、ここは新人ＳＳスレじゃないぞー

あくまでここはOOキャラが種・種死だからな。
面白そうだけどスレチだよ。

SSスレのからあげが荒らしてるのか？

だいぶ前の作品を今更投稿するかよ
ID出るならNGにできるものを

>217(1): からあげ ◇klcFbgW3xg氏の代理投下 11/25(日)23:12 ID:1+eOQaFS(11) AAS
> それではこれより代理投下を行います

ちょっと調べてみたんだが…
>11/25(日)23:12
奴がまた他人の文章使って荒しやがってんのか……

まあ無視が一番だな

SSスレのからあげについて
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/shar/1345461726/223

誰に言うでもないけど、人のコピペしてさも自分の作品のように見せるって虚しくならないのかな？
感想や評価が欲しかったら自分の頭で作品を考え、人に読んでもらう努力をしないと。
少なくともSS作者は皆そうして感想なり評価をしてもらってるんだろ。

過疎SSスレのマルチやらかす奴や他スレで職人募集しだす厚顔無恥な奴が未だに居るしそいつらと一緒にスルーが一番

コズミック英雄伝説　７人の戦士

銀英伝と銀英伝のスタッフが再集結し製作した戦国英雄伝説眞田十勇士をモチーフにした二次創作

登場人物（４人の主人公）

アスラインハルト
本作の主人公にしてザフト艦隊を指揮している上級大将

キラヒアイス
本作の主人公にしてザフト艦隊指令アスラインハルトを補佐する大佐

まさゆき・クライン
先代の皇帝ラクスクラインの孫　ザフトの三代目皇帝

石田光男
大西洋連邦を率いユーラシア連邦に戦争を挑んだ実質的な指導者

CE１０３人類は未だに争いを続けていた
一つにまとまっていた地球連合が自らの領土を拡大するために地球上で戦いを開始した
そんな中戦いを静観するする姿勢を見せるプラントだったが終わらない不毛な争いに嫌気がさし連合軍を一掃してしまうことを決意
戦いはさらに泥沼化したまま既に５０年がすぎていた

年表

CE７３　戦争終結
CE７４　ラクスプラント議長に就任
CE８０　シン・アスカの乱
CE８３　プラント、首謀者シン・アスカを処刑
CE９０　ユーラシア連邦と大西洋連邦が冷戦状態
CE９２　ユーラシア連邦が大西洋に向け進軍開始し大西洋連邦がこれを鎮圧
CE９３　ユーラシアと大西洋が本格的に衝突　戦争に発展
CE９５　アフリカと南米がユーラシアに　北米が大西洋側につくことを表明
CE９７　戦争こう着状態　オーブが両国に死者を派遣
CE９８　使者が暗殺される
CE９９　オーブ軍大西洋側につくことを宣言

もしガデラーザにELSがくっついて来ていたら......CE世界の人類が全滅するな

>>510
羽クジラが何とかしてくれるよ、多分

デカルト「脳量子波同調……鬱憤を晴らさせてもらう！！」

って感じで382氏の話ではデカルトが､ガンバレルダガーで出撃する場面あるかな？

ファングのデータを採ってエグザス仕様に近いガンバレル搭載verになったりして

ガデラーザが来てるか来てないかでプラントの命運はちょっぴり変わりそうだね
ちょっとだけだろうけどｗ

誰か俺の作品にも意見頂戴

投下してくれないと意見の言いようがないよ

>>515
>>493にしても>>507にしてもスレ違い、>>507に至ってはただの粗筋&設定だから何も言えない

>>515
一言、消えろ

まあまあ
温かく見守ってやんのが大人だぜ

>>514
GNドライブを搭載した事で慣性制御によって小回りが効くようになったMA軍団で蹂躙されるぞ
フリーダムがハイマットフルバースト()してもGN−X見たいな変態機動で避けられる
挙げ句の果てにはガデラーザの劣化版(連合版ミーティア)を量産されてあばばばばばばば

>>516-519
どうせ吹上の腐れ豚だから相手しない方が良いよ

コテつけてくれると感想付けやすいかな

これは名作だな
叩いてるのは嫉妬してる種アンチだけ

腐れ豚乙

524
相手にすんな

相手にしてる奴もスルーしろアホ
どうせ自演だろ

アホって言うやつがアホ

>>520
ゲロビが大河の様に洗い流し、無線誘導式のファングが雨霰の如く降り注ぐってか
んでもし反撃が有ったらTP装甲にGNフィールドと光波防御帯を展開して鉄壁のガードと

よい子はこっから普通の会話に戻りましょう！

CEって技術の吸収がめっちゃ早いもんなぁ、連合ザフトとわず
連合のPS装甲もあっという間にザフトは自軍に取り入れちゃったし
ガデラーザが来てたら擬似太陽廬やGN粒子も解析されて自作可能状態になりそうだｗ
MAだけど使われてる技術にもCEにとっての未知の技術も多いだろうし、MA自体もパワーアップすること間違いなし

あの世界に太陽炉と言うか西暦の技術供与は危険だな
平和利用より軍事一辺倒に使いそうだし

>>531
西暦というより他のガンダム世界全部な気がするな
UC：核融合炉を初めとする各種ミノ粉関連技術、サイコミュ
W：ガンダリウム?ガンダニュウム?合金、殺人的なG、MD、ゼロシステム、エレガント
G：気合、DG細胞、石破ラブラブ天驚拳、超級覇王電影弾
X：サテライトキャノン、Gビット
00：太陽炉などGN〜系技術、ELS
AGE：あげシステム、ビームマジカルステッキ、強いられているデスペラード

>>520
GNメビウス部隊による特攻トランザムとか

>>531
どのガンダム世界でも概ね一緒じゃね

デカルトがミラコロミサイル攻撃を進言するだけでプラントは終了しそうだが果たして

>>533
量産型ラウ「トランザム」×いっぱい(AA略)

みんなそんなにプラント嫌いなの？

>>535
正直ガデラーザで突撃すれば全て解決な気がしないでもない

>>537
プラント理事国の施設を勝手に私物化して独立を自称するわ
エイプリルフール・クライシスで同胞のはずのコーディネーターも
地上に住んでた奴らはナチュラル同様に汚らわしいとお構いなしに殺しまくるわ

ハッキリ言って良く思える要素がこれっぽっちもない

>>537
プラントの連中は傲慢過ぎる
選民思想極まりだから嫌い

コーディネーターは出生率が第三世代以降低いみたいだから、放っておけば自然に滅ぶんじやないの？
ブルーコスモスみたいに極端に排斥しようと言うのが分からん

>>541
復讐の対象はあくまでシーゲルやパトリックなどの第一世代だからな
自然に滅ぶから放置しとけ、って意見に賛成できないやつが多くても仕方ない
そこまで考えてない気もするけど

>>541
どうせ滅ぶならとクルーゼみたいにヤケを起こされたら人類終了ですし

自演が強く疑われるコペルニクスやらかした上で、違法に農業プラント化してたユニウスセブンに核だからなぁ
そら二次で両方ともコーディネーターの自演でしたとか書かれたりもするわｗ

そして何より設定を調べ、本編描写を良く確認してわかるプラント市民の恵まれっぷりがなぁ
せめて、ジオンやヴェイガン並みに辛く厳しい生活を送らされ、その行動には賛同も納得も出来ないが、行動したくなる気持ち自体は理解できるってレベルの設定にできなかったもんかね……

地上がエネルギー難で凍死者も出てる中、海鮮ジョンゴル鍋食いながら
愚かなナチュラルなんかなんぼ死んでも構わないｹﾞﾊﾊﾊとか言い散らかしてたら
そりゃプラントアンチも育つわ

(原作におけるプラントの負の面が)大きすぎる…修正が必要だ…

忌々しい砂時計だな プラントは

マジでコーディネイターは宇宙の悪魔だな

種だけでもプラントに対して「え〜」って思うことがいっぱいあるのに、種死ではもっと凄い「え〜」がでてくる
からな・・・
プラントには戦争当事国だという意識が低すぎる
プラントを数基レクイエムで落とされた後の戦闘でも、市民は避難もせずにTVでニュース見てるだけとか
ありえんわｗ

file1-4

連邦の戦艦はMSと比べかなり大型であるが
ヴェイガンの戦艦「ファ・ボーゼ」はさらに連邦の戦艦よりさらに大型で
コクピットのモニターからでもその巨大さは十分に伝わる

「誰かと思えば先遣隊の報告にあったガンダムではないか
　ここで同胞の仇討ちと行きたいところだが、奴は新兵器のテスト隊まで挫いて来た
　我々は先ずは正面の敵艦を叩く！連邦の新型がいようと頭を取れば良い」

着物のような装束を纏う指揮官が命令を下しファ・ボーゼ側面の砲塔が戦場に向く
AGE1も後退し始めるが、戦艦に収容されるタイミングが無い

「くそ！今から艦を後退させても間に合わないか！」
『フリット君！もうじき調査隊の回収は済む、君も戻れ！』
「隊長！生きてたんですね！」
『あぁ、なんとかな!』

連邦艦を斜め上からファ・ボーゼのビームが掠める
直撃弾をフリットがAGE1の盾で庇うが、あまりの威力に左手が吹き飛んでしまう

「バルガス！タイタスを出して！」
『修理したばかりじゃ！調整はしてないぞ！』
「それぐらいはなんとかするよ！」
『わかった！アメンボで出すぞい！どっせーい！』

アメンボが射出され、AGE1が速度を合わせ並走し手足をパージする
レーザで軸を合わせアメンボのアームが大柄な手足を装着させカメラと胸部が発光する

「撤退の支援だけでも！これなら！」

飛びかかるバクトをパンチで弾き、ビームタックルで胴体を拉げさせ、さらにビームニーで突き破る
すかさず戦艦前方に立ちはだかりタイタスの両の拳を合わせてハンマーのようにし前方に突き出す
リストカバーがシフトし両手首のビーム発生器が共振、たちまち巨大なビームの円が出現する
円の中にビームが飛び込むが尽く弾けて消える

「なんだあれはガンダムがやっているのか！」
「高出力のエネルギーがガンダムから出ています！ビームが輪の外側に流されて通りません！」
「火線を集中させろ！エネルギーも無尽蔵ではないだろう！」

逃げる調査隊もなんとか艦にたどり着き、ヴェイガンのMSもビームの円に火線を集中する


「長くは持たなくても後退の時間くらいは作れる！」

file1-5

格納庫では収容された基地のデータやジェノアスの整備が慌ただしくなっていた

「今からでも出れるだろ！」　
「同時に何機も整備しとるんじゃから喚くな！」
「ガンダムのオマケの機械が勝手に動いてますけど？」
「機体から直接データを転送してるんじゃ！もうすぐ何かできるわい！」

AGEビルダーは現在までのガンダムとの戦闘データを素にパーツを考案、すぐさま整形に入る
煙を吐いて卵の殻が割れ出現したのは黒い装甲に赤いパイプが通り
右手には二つ折の四角い砲と左肩にウェア専用のエネルギータンクが装備されている

「こいつが新たなガンダムパーツか！」
「整備士長！MS隊は半分以上健在だ！ガンダムを換装させる時間ぐらいなら稼げる！」
「それではお前らが危険じゃろうが！」
「攪乱膜を展開してもらえば十分戦える！いくぞお前ら！」
「ぐぅ…すまん、フリット聞こえるか！もうすぐビーム攪乱膜を展開するから
　お前は戻ってガンダムの換装じゃ！」
『新しい武器ができたの！？』
「そうじゃ！スチュアートの隊が時間を稼ぐ内に戻れ！」

連邦艦のミサイル砲塔が稼働し特殊弾頭が装填される
タイタスの後方からビームの円に何発もミサイルがぶつかりキラキラと粒子が撒かれる
途端にビームの円は手元を覆う程に小さくなり
横を掠めるビームも獲物に届いても殆ど無傷な程弱くなった

『よーし！ジェノアス出るぞ！』
「ありがとうございます、すぐに戻りますから！」
『ごゆっくり！向こうはまともな武器は封じてるからな、こっちには作業用の武装がある！
　ガンダムの手を借りるまでも無いさ、MS用のレーザートーチで焼き切ってやる！』
「無理しないでくださいね！」

file1-6

『スタンド固定！換装作業準備できたよ！』
「よし！換装作業開始！」

手早く四肢を交換し、コクピットではモニーターから新しいデータを確認する
これまで作られたウェアのどれとも似つかない新たな姿、AGE-1ガンデット

「格闘武装はノーマルのサーベルのみ…射撃戦用のウェアか」

各部のチェックが終了し戦場に戻るフリットとガンダム
戦況は劣勢であり少しづビームの攪乱効果も薄くなっている

『この緑の奴らどうにかならんか！パワーが違いすぎる！』
『こちら３番機、頭を潰された！トーチもヒートスティックも役にた』ｽﾞｽﾞ
『距離はできてるが向こうからの艦砲が厳しい！』
「遅くなりました！皆さん、その緑のから離れて！」

電磁装甲と圧倒的なパワーで戦場を荒らすバクトをモニターでロックする
数機の視線がガンダムに向けられ、近づかせまいとフリットがトリガーを引く
ガンデットの右腕から巨大なビームの奔流が１体を飲み込み、近くにいたもう１機も半身を削がれる

「凄い、戦艦や大型兵器の砲塔並だ…」
『それが新たなガンダムの姿、ガンデッドじゃ！
　腕部のギガント・ブラスターは弾数は少ないがドッズライフルの数倍の威力がある！』

敵機は放たれた威力を警戒し散開して多方向から仕掛ける
Xラウンダーの直感が最初の攻撃を予測しサーベルを抜いて正面の敵の関節を縫うようにして斬る
迫る数機の攻撃を回避し、少しずつ味方部隊から離れていく

「こっちだ！ついて来い！」
『おいどこ行くんじゃ！一人では危険じゃ戻れ！』

ガンデッドは敵の攻撃をギリギリでかわしつつファ・ボーゼに迫る
しかしガンデッドは機動力に優位を持てず
少しずつガンダムを挟む艦とヴェイガンMSの距離が縮まる

file1-7

掌から打ち出された小粒なビームがガンデッドを捉え始めた時

「ここだぁ！」

フリットは急激な逆噴射で敵MS群を過ぎ去りその全体と敵艦を同じ視界に入れたた時
ガンデッドは自身の左腕を右腕に差込みコアと左肩のジェネレータからエネルギーを集める
右腕に折りたたまれた砲身が展開し、コクピットに情報を送る

「プラズマエネルギー収束、ギガントブラスター出力最大、ハイパー・キャノン砲発射！」

フリットがトリガーを引くと目の前が眩い光に溢れ、目の前のMSやデブリが一掃され
後方のファ・ボーゼの側面が深く抉られる

「うおおおおお！」

そのまま腕の向きを変え周辺のMSをなぎ払いながら表面装甲を切り裂く

「な…なんだこの衝撃は！？」
「第３ブロック中央から後方被弾！エンジンの一部も破壊されました」
「くぬぅ！生意気な！」
「レーダーに新たな敵影！連邦のパトロール艦隊です！」
「ガンダムは捨て置けんが…このままでは本隊まで嗅ぎつけられかねん、傘を使え！離脱するぞ！」

煙を吐きながら目の前から巨大な戦艦が消えていく様に連邦兵は驚きを隠せず
ただ見ているだけで先ほどの戦いが嘘の様に基地廃墟周辺は静かになった

『フリット！無事のようじゃな、近くのコロニーのパトロール隊が来ておる
　合流してわしらもコロニーに寄港するぞ、お前も早く帰還しろ』
「分かってるよすぐに戻るって、なんとか追い払えたけどこのままじゃいずれまた被害が出る…」
『全くお前は無茶しよる、後見人になったばかりなのにハラハラさせんでくれよ』
「あのさバルガス、連邦の軍学校って僕でも入れるかな…もっと多くの人を守れる様に」
『なに士官学校？まだ入れる年齢でないし、第一お前さんは先にスクールの修了証明をだな』
「うわぁ忘れてた、学校無くなったんだった」

時A.G151年、フリット、頭を抱えながらも士官学校を目指すと決意

コーディネーターとナチュラルは滅びるまで戦うしかないのかね

>>555
あの世界に未来は無いよね…

ユークリッドみたいな重MAを早めに用意して
メビウスを歩兵と見立てた場合のMBTみたいに運用すれば、多少キルレシオ悪くても
全 人 口 で 6000万かそこらしかいないプラントを殲滅できたんじゃね

まずは遺伝子操作の技術を捨てないと
ロクなことにならねぇ

コーディネーターは私見だが、 被害者的な面が本放送では思ったが印象変わるな

>>556
大丈夫、コーディネーターって種族に未来が無いから
後には世界規模の連合国家でNJ、戦争、BtWを乗り越えた実績のある地球連合の統治が待ってるよ
>>559
言いたいことはなんとなく分かるけど落ち着いて書き込もうぜ

>>532
アゲ：最強のシャッター、イエス！ドンのいう通り！！

これ忘れてるゾ

>>560
コーディは最終的にナチュラルへ回帰していくんだろうね

公式からしてアスカガやミリアリアとディアッカを破局させたしナチュラルとコーディネーターの相性悪いのか？

第1世代は普通に生殖能力がある
第2世代は第3世代があまり生まれてないって情報からすると、第1世代と比較しても格段に生殖能力が
低下してるよね
ひょっとして世代を重ねるごとに生殖能力がガクンと下がってるんだろうか？

人工子宮が開発されたとしても、生殖能力自体が下がってるとなると人工子宮で育てる受精卵自体を用意
できなくなるんじゃ・・・って思うな
体外受精で受精卵を作るとしても精子や卵子にそれだけの能力がなくなってるのかも？

まあ自然界に淘汰される形で繁殖能力が低いコーディネイターが消え去っても驚かないな
というか、そうなる未来しか思い浮かばないよ

>>564
好きな人が出来ても子供が作れない
婚姻統制している社会に未来は無いと思うけどな

このssの刹那の行動が無意味になるじゃねーか

第1世代コーディネイターは親の身勝手な都合で産み落とされたにも関わらず世間の目は冷たくされた結果
自己を保てるのが"無限の可能性"というハリボテにすがるしかなかったから仕方ない
根本を辿れば全ての原因はナチュラルに行き着くわけだ
と擁護してみる

>>566
>>378氏刹那はあくまで世界の行く末はＣ．Ｅの人達に委ねて自分は身の回りいる人達を守るってことに
徹してるだけじゃないの？

子供を欲しがる人は多いだろうけど、それって前提条件で『好きな相手の』って付くから子供を欲しいと思うもの
じゃないかねぇ

子供はできないけど心から愛する人と過ごす人生（結婚と言う形は取れない）と、好きでもない相手（結婚後好意を持つ
可能性はゼロじゃない）の子供を育てる人生、どっちを選ぶ人が多いだろうね

西暦世界のようにナノマシン技術が発達していれば遺伝子操作で生まれた子供なんてなんのそのだったんだろうけど

>>566
別に刹那はコーディネイターという種を守りたいわけじゃないからな
ただ『戦争』という殺し合いでどちらか一方が『滅ぼされる』という結果を避けようとして介入してるだけだろう
戦争と言う殺し合いではなく対話という形で向き合って欲しいってのが理想なわけだしね

戦争が終わった世界でコーディが緩やかに数を減らしていく分にはまったくかまわないと思う

>>570
西暦世界のナノマシンって具体的にどういう作用があるんだっけ？
アニメと小説しか見てないから細かい設定がイマイチ分からんな

リボンズがルイスに与えてたテロメアを修復する薬ってのは一般にも出回ってるんだっけ？

>>572
本編の描写だけになるけど一般レベルだと1期で王留美の説明があったように宇宙線に対する耐性とか
国家機密レベルだと超兵クラス

ルイスの薬は特別製

議長のデスティニープランは何が悪かったの？

>>573
宇宙線に関することは言ってないよ、少なくともアニメの中では
ナノマシンで宇宙に適応できるけど精神衛生上地上に降りる必要があるって言ってた
だから俺は筋力が落ちることを防げる程度に思ってた

>>574
人間の意思というものを蔑ろにしたところかな？
あれが実施された世界って自分の人生ってものがない世界になる気がする

>>575
宇宙に適応＝宇宙線に適応と勝手に脳内変換されてた
すまん

>>576
所謂ディストピアだな
そしてその支配構造を破壊する為に刹那が武力介入する訳だ

>>576
でも現実は自分の好きな仕事に就いてる人は少数だし難しいね
一長一短か

>>576
もっとも実施されてなくても、TVのCE74年以降の世界で
自分の意志に沿った自由な人生とやらを謳歌できるのはごく限られた層、
ぶっちゃけラクシズの取り巻きぐらいしかいなくね？

ラクシズ独裁の世界なんて俺は・・・嫌だね・・・

最近このスレ見始めたんだけど刹那はELS取り込んでるけど、ELS刹那みたいに全身銀色じゃないってことでいいの？

>>576
いや、議長のそれまでの行動は置いといてアレ自体は拡大版ハロワだったと思うんだが
ラクシズが自由がなくなるって言ってた証拠も議長がメンデルに捨てといた大学時代のノートだし
地球自体も復興で職業が選べる状態じゃないから少しでも効率的に仕事を回した方が良いだろうし
別に就きたい職選んでも良いけどそれ向きの才能が有る奴斡旋してるから競争厳しいよって社会になる

>>579
好きな仕事って言っても知名度が高かったり収入が多かったりするってだけだし、あまり気にすることはないと思う
そんなことより遺伝子検査で適性を判定できるのかっていうところに疑問がある

>>583
秀才(スウェン)が量産されて天才(クルーゼ)も出るけど努力家(イライジャ)がほぼ居ない世界になりそうだ

>>584
コーディネートである程度データは取れてるだろうし、火星の例も有るから以外といけるんじゃない

>>582
そうそう
内臓にでもなってるのかもｗ

>>585
むしろ議長的には努力家だらけの世界になる事想定してね？
自らに適した職につくから努力すれば能力は伸びやすくなるし、周囲の者達も自分と同じく才能がある奴ばかり揃うから努力しなけりゃ落ちぶれてくだろうし

>>583
違うよ！議長のノートじゃなく、議長の知り合いが書いた走り書きだよ！

つか、デュランダルって
「ちょっとマシなぽっぽ」
でしかないんだぜ…？基本お花畑だし

>>582
以前の融合方法と逆の術を身に付けたんじゃね？ELSが

>>586
そうかな？　そもそも人間の適正って遺伝子だけで決まるもんじゃないだろ
仮に的中率8割あったとしても残りの2割にとっては到底受け入れられないだろ
それを多数決の名のもとに強制していいのか？

>>588
パレートの法則というのがあってな、どんな集団でも2割の努力家と8割の凡人に分かれるそうだ
適性がある集団なら平均点は上がるだろうけど、努力家の割合はそれこそイノベ化でもしない限り変わらんと思う

議長って（元ネタの総帥もだけど）やることが極端過ぎたんだよね。
だから本来心強い味方になってくれるかもしれなかったキラやラクス達に負けた。

＞心強い味方
ノートだか走り書きだかで敵認定する狂信者集団を味方につけても獅子身中の虫だろ

誰か>>554にアドバイスを

種死終盤の展開は取り合えず議長をラスボスにする為に
DPとノートを無理矢理捻じ込んだのが丸解り
何の掘り下げもないからラクシズの行動が異常にしか見えない
話の軸となる物が無いと酷い脚本にしかならんという見本だな

他スレのSS盗んで勝手に投下する荒らしはスルー

SS作者本人ならわざわざ投下済みのスレ違い作をコテ抜きで再投下するわけもなし
当該スレの投下代理人も他スレで荒らしに代理人になりすまされているとの被害を報告している
他スレでもモリーゾによる同様のSS作者、もしくは代理人になりすました偽投下荒らしが続いてる
アドバイスするとしたら放置

>>594
スレチ

ラクシズの連中こそ武力介入が必要だな

デスティニープランは嫌だなぁ
だって産まれた時からもう将来つく仕事とか決められてるわけじゃん
何の自由もない人生になるよ・・・

自分で選択していくからこそ自分の人生って実感があるものじゃないか
この仕事が自分に向いてる・向いてないも、自分で判断して別の仕事にいくのと遺伝子で向いてないって判断
されて別の仕事を目指すのとでは大分意味合いが違うよ

人によっては好きでも才能のない仕事に就き続けたいって考える人もいるだろうしさぁ・・・

ラクスたちの言い方は抽象的だけど、的外れと言うわけじゃないと思う

遺伝子は優秀なはずなのに性格（アスラン）や精神（レイ）がダメダメな奴が側にいたのにプラン立ち上げるのはなかなかいい度胸だよね議長

>>599
Dプランはあくまでハロワの拡張版でしか無いと何度言えば
努力しても良いけどお前以上に向いてる奴がいるから厳しいぞって事にはなるけど
第一今の社会だって面接とかで向いてると判断した奴から採用していくんだから対して変わらん

>>600
同じ（？）遺伝子でもアルダ、クルーゼ、プレア、レイでかなり性格違うしな

>>601
そんなニュアンスだっけ？
やってもいいけどやらなくてもいいって感じじゃなかったと思う
だってDプランで戦争撲滅を目指すってことは、全員がプラン通りにしないと意味ないよね

>>599
あの世界に仕事なんて選んでる余裕なんて有るんか？

>>600
精神まではコーディネート出来ないんだね

>>603
作中では生まれた時からの流れに沿うべき
っていうニュアンスが強かった。
未来は生まれた時から決まっている。
だから私達が正しい道を教えましょう。
ってことだと思います。

種では短絡的な人間が多いから良いんじゃないの？

>>606
どう解釈してもハロワにはならないよなぁｗ

どうすればナチュラルとコーディネーターは和解へ繋がると思う?

別にいがみ合ってはないでしょ、あくまでプラントvs地球連合なわけだし
個々人での好き嫌いはあってもナチュラルがコーディネーター狩りとかしてる訳でもないし
しかも前に出た設定集だとコーディネーター人口比は地球：プラントでほぼ10：1になってるし

身も蓋も無いけど

無理じゃね？

>>601
＞Dプラン
プラントだけで勝手にやってろよとしか
コーディってやたらと遺伝子に拘るんだねｗ

>>609
無理でしょｗ

ナチュラル対コーディではなくあくまでも地球対プラントという争いの現状でどれ程意識改革出来るかにかかっている
地球側はプラントの連中と地球在住コーディは全く違うものという認識を持つべき
地球在住者達も調整者という意味を正しく理解しプラントのような連中とは違うという事を平和的に訴え続ける必要があるだろうな
プラントの壊滅が前提だけどこれならある程度難易度下がるのでは

>>601
学校や企業は、適正ない奴は書類選考だけで落とすだろうね
面接にすらたどり着けないから、結局職業選択の自由なんかない

ヒトゲノム解析がちょうど種死の頃だったと思うが、遺伝子情報の流出・悪用についての議論が起こってた
デスティニープランを実施したらこういう問題が起こると思う

>>605
そこは皮肉を込めて精神ではなく「品格」といってやるべき

>>615
コーディネーターも万能ではないね
やっぱり同じ人間だ

ふと思ったんだけど、デスティニープランってコーディネーターの優位性を確立させるだけじゃね？
遺伝子だけで判断したらコーディネーターのほうが上に決まってる
政治家や知識人がコーディネーターばかりになって劣等種ナチュラルは底辺職に就いてろって政策になる気がする

ラウ見れば分かると思うがナチュラルでもコーディに一点勝負なら勝てる
そもそも最初のコーディからして多才ではあったが他を圧倒する程一点で優れてはいない
議長がその辺りを歪めて実行しない限りはありえないな

ジョージもオリンピック各競技で“銀”メダルだったしな
コーディネーターが遺伝子を削り形質を決める以上代を重ねる毎に多様性が無くなっていく訳だから
その多様性の中から出てきたフラガ家のような天才や刀の爺さんみたいな努力の頂点が一番になる
そもそも、君の遺伝子を分析して眠ってる才能に相応しい職を決めようって言うのがDPだから
ナチュラルの方が職の選択の幅や才能の開花させやすさは上になると思う

>>618
実力ではそうかもしれんが、デスティニープランでは実際に能力を比べるわけじゃなく遺伝子の適正だけを見るんだから、ナチュラルに勝ち目はないよ
それに知識階級に求められるのは総合力だ
大学入試だって難関校ほど受験科目が増える傾向があるだろう？

そもそもの話、コーデネイト技術ってナチュラル、人間が持ちうる才能や能力の限界を超える物を与える事は出来ない技術だし
数十億のナチュラルと一億いるかも怪しいコーディなら、普通に才能あるナチュラルの方が多くて当たり前じゃね？
コーデネイト技術自体未熟で、設計図通りのコーディネイトも出来んし

あとプラントコーディ達ってナチュラル達を舐め腐ってるから、努力不足で能力低い奴多いし

>>621
人口比のことは考えてなかったけど、全人口の1%もいれば十分支配できると思うぞ
あと、コーディネーターが努力不足って描写はあったっけ？

>>620
?遺伝子を削って形質を出してるコーディネーターよりナチュラルの方が総合的な才能はあるぞ?
>>622
靴文庫のアストレイで出てきたアスランと同レベルの遺伝子を持ったアマゾンのピザデブとか?
元から平均以上の能力を持っている上に親がDQNな金持ちor優越感に浸る一世代目だから
神童も二十過ぎればただの人っていうのを体現しがちになる
逆に遺伝子がナチュラルとほぼ変わらないシンやイライジャは努力の結果かなりの実力者になった

>>620
コーディネーターはあくまで形質Aを持った人間をつくるために大きく異なる形質Bの遺伝子を削る
っていう調整で調整者の要望に寄った形質の人間が産まれてくる訳だ
つまり特定のある職業に就かせる為だけに調整された者が産まれてくる可能性は余り高くない
実際本編でもコーディネーターは身体能力と外見が優れているという大雑把で曖昧な共通点があった
逆に言えばただの秀才でしか無いわけだ、ならば遺伝子はナチュラルと同じ未知数でしかない
むしろ親の理想像を叶える為に差っ引いた遺伝子の分だけ可能性の分母を消している事になる

不利な鉤型赤血球が実は何かの病気に強かったとか
表面的な形質だけで遺伝子は計れないしね
違う調整を受けてる筈のコーディネーターも
皆未知の病気S2インフルエンザに強かったし
遺伝子の何が何処に作用してるのか

S2インフルエンザは怪しすぎ
コーディの生物兵器って言われても余裕で納得できる
ただほぼ全部のコーディが同じ遺伝子を削ってたってのがあり得るのか？っていうのが気になる

つまり００の爆死だな

>>626
一応ジョージが発表した設計図?をもとにしてるらしいから共通点は有るっぽいけど

未知の病原体に対する抵抗力を遺伝子操作されてるコーディネイターだけが持ってたって、ある意味凄い
奇跡だよな
遺伝子に多様性があるナチュラルなら一部の人間が抵抗力を持つことになってもおかしくないけど

もし再び未知の病原体とかが現れたら、S2インフルエンザの時とは逆に結果になりそう

いや、百歩譲って容姿だけしかコーディネイトしていない奴まで含めて何らかの共通項があり、罹患しなかったってのまでは未だ良いんだ、問題はその後の流れが異常としか言えない事で
内科技術が地球よりも劣ると設定されている筈のプラントで、未知の病気に対しての特効薬を、それもプラントの総人口の数十倍の量のワクチンを短期間で作り上げ地球へ輸出するとかさ
もうどう考えてもプラント制の細菌兵器です、ありがとうございます

プラントは滅ぼすべき はっきり分かんだね

V戦記やNみたいな書き方の00のSSを発見した
空白の50年間を描くみたいだからまた新たな楽しみが増えた

コーディネイターは民族問題と言い自分達で火種を大きくしてるってのは酷い自作自演だよね

さて……今日は378氏と382氏二人の話が読めるかな？ということでガ裸ッゾでト 裸 ン ザ ム！！

>>599
そのシステムが進んだ世界がサイコパスじゃん

>>635
行動を起こす前に殺されるなんて酷いよなぁ

>>634
…え!?…ええ、やる気ですとも…！
やりますよ…多分、恐らく、だいたい、大方、きっと…
(…い、言えない…隔週でやる気で今から準備するところ、なんてこと…言えない…)

準備できてないなら来週でいいんじゃないか
別に毎週日曜必ずってルールがある訳じゃないし

自分がやり易いペースでお願いします

エターならなけりゃそれでいいんじゃないかと思う。
勿論、ときどき生存報告しないと忘れ去られちゃうかもしれないけど。

自分も投下出来ません。
パソコンに触れない日が続いておりまして･･･。
最近隔週どころか三週に一回の投下になってしまって本当に申し訳ないです。

ヒョギフ！
でも忙しいなら仕方ないね…
重要な場面だからクオリティ落ちてもあれだし

どっちの人も自分のペースで頑張って下さいな、のんびりと語ってますんで

待たせました…どうにか纏められた…
日付は変わったけど日が登るまでは同じ夜の内ってことでセフセフ…だよね？
とりあえず投下！

『…くぅ…ふぅ…』
眠り心地の良くないベッドで迎えた筈の、しかしとても心地良い眠りから、一時間は掛けてその身体を起こした。
こんな心地良い眠りは久しぶりだ。その眠りのせいか、小さい窓から僅かに見える空は既に昼下がりの陽気を纏っていた。
「デカルトさーん、起きてますかー？」
昨日の、あの人を小馬鹿にしたような声と同時にその声の主がドアを開けて現れる。
少々不機嫌そうな脳量子波から察するに、どうやら相当待たせていたようだ。
『良い眠りをさせて貰った、監視を解いてくれた事に感謝するべきか』
「それは何より…。別室に食事と着替えを用意してますから、本題はそこで話しますか」
言いながら、男が別室から立ち去る。さっさと動け、とでも言いたげな態度だ。余程時間が惜しいのだろう。
デカルトからしてみれば気に入らない事この上ない態度だったが、彼の意識は別の方向に向いていた。
なぜなら、彼の思考の中に「戦争」「兵士」という、その姿に似合わない言葉が入り乱れていたのだから。

「…成る程、自身の秘密への不介入、人権の保証、情報の提供ですか。意外と安い御用ですね？」
『…だから何だ？』
―別室、といっても今まで居た部屋と大して変わらない部屋だったが、いくらかは過ごしやすいそこで「交渉」は始まった。
男の名はムルタ=アズラエル、国防産業連合の理事長とのことだった。どうやら政治家ではなかったらしい。
―だが、そんな部署が連邦政府にあるとは聞いたこともない。が、デカルトはまず交渉を先に進めることにした。交渉が成立すれば、情報は自ずと入ってくるのだから。
『で？受け入れるのか？』
「ええ、これぐらい不法移民にも認められてますから。既に情報はある程度は纏めてありますよ」
言うなり、一枚のファイルを渡してきた。受け取るなり拝見するが、一ページ目から早くも大きな難題にぶち当たる。

『これは…年表か？』
「見て分かりませんか？」
そう、年表だった。だが様子がおかしい。
コーディネイター、ナチュラル、プラント、コペルニクス、オーブ、ザフト―
訳の解らない単語が軒を連ねている。それどころか年号すら異なる。それよりも、もっと大きな違和感が彼の思考をフリーズさせていた。
―なぜ年表が渡されているんだ？
ページをめくっていく度に、それらに綴られた情報が、逃れられない現実として襲ってくる。
そして、最後のページ―２枚の写真に写っていた、銀の結晶に包まれた赤紫の巨大な機体と、そのコックピットの中の写真が、アズラエルの言葉とともにトドメを刺しにくる。
「―300メートル以上の金属塊の中にいた、金属塊に飲み込まれかけたヒト。そんなヒトをこの世界の存在と思えますか？あなたは」
―300メートル以上、金属塊、金属、ELS―
少しずつ、しかし鮮明に、「あの時」の記憶がフラッシュバックする。
壊滅する連邦先遣艦隊、孤立した自分、侵食される機体、叩き込まれる脳量子波…
戦友は、仲間は、司令は、地球は、自分は―
「…大丈夫ですか？」
アズラエルの言葉で我に還る。どうやら、知らぬうちにパニックに陥っていたらしい。体中が脂汗だらけだ。

―現実を受け入れる。
その行為は言葉では簡単だが、実際にこなすとなると途端に難しい行為となる。厳しい現実となればなる程、その難しさは加速度的に上昇していく。
それでも、まだ一人だと決まった訳ではない。
『…他に…同じような奴は…』
僅かな、ほんの僅かな期待に賭けて、絞るように言葉を発する。
誰でもいい、誰でもいいからこの苦しみを共有できる仲間が欲しかった。一人でも、一人でも仲間が居れば―
「存在するならば、３ヶ月も掛けてあなたを調べる事も無いでしょう？」
非情な現実が、デカルトを打ち倒す。
―また、また一人なのか―
望みもしない現実に一人で立ち向かわされる、そんな経験は一度経験していた。
自分が人類初のイノベイターと知らされ軍の実験施設に収監された時も、自分はたった一人だった。今度は、たった一人で異世界に放り出されるというのか―
『…結局は…俺はまた一人か…』
呟くように独り言る。その精一杯の、されど小さすぎる悲鳴は、誰の耳にも届かなかった。
今度は、アズラエルも言葉を掛けない。むしろ、この異世界よりの来訪者の反応を楽しんでいるようにすら見える。
しばらくして、デカルトが重い口を開く。
―理性ではなく、本能に従って。
『―お前は俺に何を求めるんだ…』
「はい？」
『利用しようとして俺を留めているんだろう？思考が見え見えだ』
そう言ってアズラエルに向けられたデカルトの瞳は、金色の光を放っていた。それは、脳量子波を使っている証にして、イノベイターの証。
その脳量子波を一点に集中させる。強引に、思考の悉くを読み尽くす。
脳量子波を扱えないアズラエルにも、その脳量子波は気迫となって確かに伝わり、アズラエルが無意識のうちに半歩退いていた。
「な…何をいきなり…」
『解るんですよ、あんたの思考。読みやすくて助かる』
デカルトの意識に、既に機密も何も無かった。
在るのはただ、やり場の無い怒りと悲しみと、「生きる」ことへの執着のみ―
『やりますよ。来訪者の力、知りたいんじゃないですか？』

支援

投下終わり？

多分終わりじゃないかな？でも今回でELSに侵食されたガデラーザごとCEに来ていることが判明したな

済みません、投下完了報告しようとしたら連続書き込みでストップ喰らってました。
とりあえずオナ禁大尉にはフルボッコにされてもらいました。…ごめんよ、大尉…(´･ω･`)

成る程、では投下乙！
デカルトは不憫な子
救いは外宇宙航行艦スメラギか刹那によって西暦の顛末と待ち望んだイノベイター同士の対話が得られる可能性がある事
そして(距離的な意味でかなり無理がある気がするが)西暦の決戦後ならELSとの対話の可能性も残っている事か
でももっと不憫なのはデカルトの鬱憤をぶつけられるザフトかw

ガデラーザだけでもパワーバランスがぶっ壊れるレベルなのに、ELSつきできちゃってるとは
時間経過が良く分からないけど、刹那と意思疎通できた後ならデカルトも脳量子波でELSと対話できるよね？
アズラエルがELSの生態に気づいたら、こっちも利用しようとするのだろうか…

脳“量子”波で“量子”通信のドラグーンを操るって出来るんだろうか
それともただ単に同じ単語が入ってるだけの関係ない別物なのか

トランザムorELSパワーで単独大気圏離脱出来るからマスドラ要らなくなるな
ザフトｵﾜﾀｗｗｗ

5回連続でストップされるんだったかな

デカルトはなまじ力を持ってしまったが故に周囲に振り回されるという可哀想なお人だとつくづく思った
それでも公私混同しない辺りはしっかりした人間だってのは伝わる

>>655
脳量子波はGN粒子、ドラグーンはCE独自の謎粒子だから違うんじゃね？
まあ、作者さんの解釈次第だけどさ

種世界の超技術って何も説明ないよね
NジャマーとかPS装甲とかどういう仕組みなんかな

ドラグーンの量子通信は何か粒子が媒介してるって設定あったっけ？

>Nジャマー
結果だ！結果だけが残るッ！中性子の運動を阻害するという結果がッ！
>PS装甲
結果（ｒｙ

>>659
まあそれはガンダムどころか大抵のロボットアニメ、SFがそうだから仕方ない

ＮＪ「電波障害を引き起こすけど、携帯の電波は強すぎて防げません＞＜」

ドラグーンは第一世代なら特異な空間把握能力を有する者が量子通信で操って云々、因みにその量子通信がエネルギー馬鹿食いで核ＭＳだけらしいよ！つまり、アカツキは完全な違約ＭＳ疑惑が……
ストフリやカオスの第二世代ドラグーンになると、特別な能力要らなくなるし、エネルギー問題も解決するらしいよ！

うわぁ

>>662
暁の不知火パックは種死で開発された奴でカオスのポッドと同時or後発の装備だから核動力不要だし
ユニウス7残骸で結んだ条約も連合・ザフト間で交わされた協定だからオーブに遵守する義務は無いよ
復興期間に何造ってんだとか公共物のマスドラ吹っ飛ばして娘には高価なMS残してんじゃねえとか
光じゃないビームを反射させる装甲ってなんだよとか突っ込み所満載だけど

あれ？
条約締結時はオーブも連合にならね？条約締結して、再度独立できたわけだし

>>664
オーブなぁ......本当にツッコミどころ有りすぎてなぁ、特にアスハ家
・自国のコロニーが襲われるとそこでやってた後ろめたい事を隠す為に証拠隠滅部隊を送る
・裏で少しは繋がってた国vs自国に被害を与えた見境無しの集団、の間で中立を保つ
・国防用MSは熟練者向けで多数との戦闘に向かない軽量紙装甲、しかも島国なのに
空戦オプション未完成、海戦オプションはデータが手元にないので造れない状態
・追い込まれると国民の資産であり、社会情勢的にも価値の高いマスドラとモルゲンレーテを爆破
自分は死んで後の責任を放棄し、ちゃっかりと娘を国外に逃がしている
ここまで無印

アニメに現実に沿う設定は求めないけど、その世界観の中で説明できる設定にして欲しいよね
GN粒子の万能さを思い知るわｗ
00は大抵のことはGN粒子で解決したもんなぁ

>>665
どっちにしろ>>664のその前の文と暁はバッテリー機って事から大丈夫なんじゃね?
>>666の続き、死編
・国の上層部が軒並BANor国外の状態で2年で戦前以上に復興させたセイラン家を軽視、軽蔑
・防衛大臣相当の人物に現場の細かい作戦と指揮を求める将校や士官
・復興で財政が暁の車、もとい火の車の時に前々首長の命で秘密裏で高級MSの開発を続ける
・国の理念の象徴として作られたそのMSを新造の追加兵装付きで元脱走兵のテロ集団に譲渡する
最後に最大の突っ込み所を
・国民など様々な物を犠牲にして守った理念、実は開戦直後に決めた歴史の無いモノだったりする

>>667
GN粒子はミノ粉を更に万能にした様な物だよな、それが良いか悪いかは置いといて取り敢えず矛盾は無かった

ミノフスキー粒子さんやサイコミュさんの大立ち回りがあればこそさ

実はモルゲンレーテとマスドライバーの爆破はザフト特殊部隊の仕業だった！ならまだよかったんだがｗ

>>669
なんか外伝で、劇場版の決戦時にアドヴァンスドジンクスで出た馬鹿が居るらしい。
でも、公式のメカニック-Finalにはそんな機体が居るとはまったく出てなかった

ヴェーダは本体がきちんとあるのに、外伝だとネットワークそのものがヴェーダ　とか言ってるらしい。
まぁ外伝の暴走だろうけど矛盾してるね。

まーた千葉の暴走か

>>672
後方で暇だからってCBガンダム攻撃しようとした鋼鉄のカウボーイ()さんですね。

>>672
残念ながら素人の二次創作はNG

公式が出してる出版物にそういうこと言って虚しくならない？

まあね
なんでアレが公式なんだろ…

つーかそんなんにOK出した水島監督の責任だろ･･･

ラクスはもうどうしようもないけど、クラウス達カタロンメンバーもよく議員になれたよな。
アロウズが最悪だったとはいえテロをやってたんだし、
反連邦テロでジニン大尉の奥さんが死んだらしいし一般人巻き込んだりしてたと思うんだけど。
それともジニン大尉の奥さんも軍関係の人で一般人を巻き込んだことってないの

刹那がクアンタで戦いだしたらCE脳量子波持ちにも影響出たりするんだろうか？
GN粒子は脳量子波の伝達の媒体になるっぽいし、キラとか戦闘中にもっと相手の動きを先読みできるように
なったり意思を感じ取れたりするのかな
さすがにイノベイターになっちゃうことはないと思うけど…
種後でも国（人種）同士の争いの火種が燻りまくってるし、イノベイターになっちゃったりしたら危険すぎるよな

もしそうなったら戦争根絶の手段が
さらなる戦争の火種になったら皮肉だな
基本的に00と同じもしくはそれ以上の性能持った
ツインドライブだから可能性はあるわな
そうなっては欲しくない・・・

>>679
幾ら何でも視野が狭すぎやしないかい？

>>681
００本編でも１期序盤にトランザムバーストによる意識共有なんてしたらゼロサムゲームが崩壊して地獄絵図と化してたかもな

>>668
そこまでまとめておいて、なぜ
・カガリが政権奪取後、セイランが連合と結んだ同盟を理由にプラントに艦隊派遣
・なぜかショッピングの為コペルニクスに立ち寄り、たまたまコペルニクスにいたミーアが巻き込まれて死亡
が入ってないんだ

>>680
逆に考えるんだ、そこで白、黒、黄、コーディの各人種からイノベが出れば
民族に依らない人の革新、CEにおける真の意味でのコーディネーターの証明になると

>>679
うろ覚えだが確か小説だとアロウズのスキャンダル情報の大半を提供
MSでの戦闘、収監施設や拠点攻略以外では出来るだけ(無差別テロなどの)暴力に訴えずにいた
クーデター派が政権とった後は即武装解除、投降、組織解体

等の理由からクーデター派の一派に数えられて便宜を図ってもらったとかだった気がする


ジニン大尉の奥さんについては別口の反連邦組織だったはず。まぁ大尉からしてみりゃあ同じ穴の狢だっただろうけど

分かりあえないのか

人は分かりあおうとしなければ永遠に分かりあえないのかもしれない…

種世界の人間は無理でしょ

戦争根絶なんて妄想です
人類全体が分かり合う事が出来たとしてもだ
人間は平等ではないからな

妄想って決めたら一生出来ない
むしろ平等じゃないからこそ
分かり合うこともできるんじゃないか？

>>690
ひろしみたいに相手の考えを理解した上で、 それで? みたいなタイプも居るしね

分かり合えたとしても上の人間妬むのも下の人間蔑むのもやめられんよね

そうだとしても
それだけが人間性ってわけじゃない

少なくとも分かりあおうとす者同士ならば分かりあえるんじゃないかな？
感情の折り合いは難しいけど、人間には理性とか思いやりってものだってあるんだし
希望はあると信じたいな

争いはなくならないが、それを小さなものに留めることならできるんじゃないか？

発明とか経済とか人間社会には競争が付き物で、競争と争いは=ではないがかなり近いモノ
争いを起こさないようにするより争いで身体or精神に生きていく上で致命的な傷を負う人を
出来る限り少なくしようとした方がまだ現実的だと思う

シャアとか人生の前半はザビ家への、後半はアムロへの復讐だけで生きてたようなもんだし
本人はそれだけじゃダメだなーって分かりつつも色々回り道して最終結論がそれ

シャアはほんの少し自分の視点を変えるだけで、もっと別の人生が生きれたんじゃないかと
不器用というか何というか…

>>697
悪いが現実的には見えない
戦争とかにたとえると無人機とか方法もいろいろあるように
みえるがそれってコストもかかるだろうし何より自身に降りかかる
リスクが少なくなることで争いの抵抗意識を持つ人が多くなるんじゃないだろうか

間違えた
上のコメだけど
抵抗意識を持つ人が多くじゃなくて
少なくでしたすいません

>>680
二人だと対立か融和しかないが三人だと派閥がこれに選択肢として加わる。
イノベイターが少数でも第三の派閥として見られれば
ナチュラルとしては“自分もなれる可能性”があるイノベイターをコーディネイターと同列視は出来ないし
仮にイノベイターになったのがキラ一人ならムウなどと同じ特殊能力を持った個人として扱うか
Ζガンダム前のアムロ見たいに隔離して匿えば良い。
アムロと違いキラとラクスは種死までは自分で（後始末放り出して）隠棲していたんだから、本人からも文句は出ないだろうし。

CEはどうか分からないが、現実世界なら、人類全てにアメリカの中流階級並の生活水準を用意してやれば争いの大半は無くなるだろ
そんな資源もエネルギーもありはしないけど

共通の敵が現れると人類が団結するっていうパターンっていうか考え有るよな
ＣＢもそれにのっとったものだったらしいし、ＣＥ世界でもせっさんはそれをやるのだろうか

人類共通の敵が現れても現実世界だとまだ内輪もめしてそうだなｗ

「ＵＦＯが攻めてきて一致団結できるくらいなら、
人類は、そんなもん攻めてこなくたってとっくの昔にダンケツしてたはずなんだよ」っていう昔読んだラノベの台詞を思い出すなー
外敵を作る事で国内を纏めるって言う手法は良くあるけど、それだけで団結できる程単純ではないよな

単純だろ
中共と南朝鮮だって日本という外敵を作って纏めてるじゃん

こっちから見ると関わり合いたくない国で一まとまりに見えるけど向こうが一まとまりって思ってるのか？
中国なら寧ろ北じゃね？
んでもし今外敵来ても中韓と足並み揃えれそうにないからやっぱり無理じゃね？

外敵が世界を滅ぼすレベルのヤバさで目に見える形で示されたら(国1つ消滅とか)ともかく
中途半端だとラクシズ見たいに戦争を煽る結果にしかならないし

00の場合手詰まりになるまで軍が負け続けたってのは意外とデカイ気がするな
1000対4を10時間以上続けようやっと勝ち目見えたと思ったらたった三機の増援で台無しとかさ

マブラヴオルタやその外伝作であるトータル・イクリプスなんかでは冗談抜きで人類滅亡レベルの外敵と戦ってるのにどの国も団結する気ゼロなんだもんなぁ…。
BETAとの戦争後を見据えてラプターを開発したアメリカとか、脳味噌お花畑かと思ったんもんだ。

>>710
仮にあそこでトリニティが来なくてもハレルヤだけは生き残りそうなんだよね
力温存してたし

>>711
日本もソ連も十分お花畑だったよ。

こんばんわお久しぶりです。ひっさびさの投下ですだよ。

「シッ！」
突進しながらビームを撃つイージス。
体に力が入らなかった先程までと違い、飛んでくるビームの軌跡が手に取る様に分かる。
シールドが無くとも、腕が片方無くとも、負ける気がしない。
キラはビームの一本に狙いを定め、ビームライフルを放る。
思惑通りビームがビームライフルを貫くと、
充電されていたエネルギーが弾け、両者の間に爆発が起こった。
至近の爆発に、イージスが一瞬怯む。その躊躇も、今のキラには丸見えだった。
迷いなくストライクを爆発の中に突っ込ませると、
すぐ眼前に反応の遅れたイージスが現れる。
キラは、ビームサーベルを抜く時間さえ惜しいと言わんばかりに
イージスの顔面を乱暴に鷲掴みにすると、イージスを砂浜に叩き付けた。
「アアアアアアアアアッ！」
怒りの全てを乗せて、ペダルが壊れんばかりにスロットルを踏み込む。
それに応え、スラスターが轟音を立ててイージスを引き摺って行った。
砂浜の奥にある岩場にぶつかって漸く止まると、
マウントポジションからイーゲルシュテルンと
コンボウェポンのバルカン砲を至近距離から乱射した。
PS装甲でダメージは無くとも、衝撃は確実にアスランの体力を削る。
『こ、のっ・・・調子に乗るな！』
接触回線からアスランの声が響き、
腕のサーベルを発振させたイージスがストライクを振り払おうとする。
が、今のキラの前にはその斬撃の全てがお見通しだった。
頭部や腕を狙った斬撃を上半身の動きで躱し、
次の斬撃が来る前にイージスの頭部へ頭突きを食らわす。
イージスの象徴とも言える頭頂部のセンサーが破損した。
「アスラン、今、コクピットを狙おうとしたね？」
『な、に・・・？』
イージスは三撃目の初動に出る前に動きを止められた。つまり本来なら分かる筈が無い事。
しかし、アスランの思惟が、明確にその狙いをキラに教えた。
「僕を・・・」
苦し紛れに抵抗し、あまつさえコクピットを狙おうとした。
アスランへの怒りが、憎しみが、悲しみが更に高まり、視界が真っ赤に染まって行く。
「僕を殺そうとしたなっ！」
もう自分が何を言っているかも分からない。キラは涙を流しながら咆哮した。

―――コクピットを狙おうとしたね？
「な、に・・・？」
キラの言葉に、アスランの背筋に冷たい物が走った。
どういう事だ？機体の初動で、パイロットの狙いを見抜く事を出来る者はいる。
だが、今のそれは初動に入ってすらいない。その狙いを、キラは明確に当てて見せた。

「心が・・・読まれて、るっ！？」
言い終わる前に、キラの咆哮と共にストライクがイージスを殴り付けた。
数発殴った後、それで気が済まないのか、立ち上がってイージスを何度も踏み付けた。
「くっ」
激しい衝撃に襲われながら、アスランは何とかイージスを地面から脱出させる。
今の攻撃でPS装甲の為にエネルギーをかなり消費した。
だが撤退は無い、ニコルの仇を討つまでは。


その頃、海上では未だバスターとスカイグラスパーの激しい空中戦が繰り広げられていた。
「たくっ、援護無しとはいえ、こうまで砲撃機を単機孤立させるのはどうなのよ？」
バスターとスカイグラスパー以外の機体は、
全機前方に見える小島へ戦場を移した為、今のディアッカは完全に1人だ。
おまけに、空を飛ぶ敵が一機になったせいか
脚付きからの砲撃もバスターに集まってきている。
唯一の救いは、小島上空で新たに発進したスカイグラスパーが撃墜されて以降、
目の前のスカイグラスパーの動きが悪くなっている事か。
「どうしたどうした、お仲間が死んだのがそんなにショックか！」
動きの鈍ったスカグラスパーに、ミサイルと散弾砲で弾幕を張る。
相手は勿論回避するが、先程までの直ぐ様切り返してくる鋭さが無い。
その隙に、狙撃砲に切り替えた砲門を脚付きに向けた。
「俺もショックだったぜ？・・・だから全員、あの世に送ってやるよ！」
アークエンジェルのメインエンジンをロックする。後はトリガーを引けば脚付きは墜ちる。
しかしスカイグラスパーはそれを許さず、ビーム砲で牽制してきた。
「ちっ！」
回避する為に体勢を崩されるが、ディアッカは直ぐ様標的を変更、
崩れた体勢のままトリガーを引いた。
発射されたビームはメインエンジンこそ外れたものの、
こちらを狙っていた敵の主砲の片方を破壊する。
充填していたのか、ビームが突き刺さった瞬間派手な爆発を起こした。
「くそっ！」
爆発で傾いだ白亜の船体に、ディアッカは顔を顰めた。
致命傷とはいえずとも、脚付きに深手を負わせたのに、だ。
だが彼は狙撃手だ、照準上の敵を一撃で仕留めてこそ彼のプライドは保たれる。
もうすぐ脚付きはアラスカの防空圏、つまり連合の勢力圏に入る。その前に何としても。
次弾に備えてポジションを取るバスターに、
スカイグラスパーがしつこく纏わり付いて来るが、
動きだけでなく射撃の精度までお粗末になっている。
「情け無ぇなナチュラルって奴は。味方が死んで動きが悪くなるなんてよ！」
俺達コーディネーターは違う。悲しみを怒りに、戦う糧に昇華する事が出来る。
「もう一撃っ！」

「心が・・・読まれて、るっ！？」
言い終わる前に、キラの咆哮と共にストライクがイージスを殴り付けた。
数発殴った後、それで気が済まないのか、立ち上がってイージスを何度も踏み付けた。
「くっ」
激しい衝撃に襲われながら、アスランは何とかイージスを地面から脱出させる。
今の攻撃でPS装甲の為にエネルギーをかなり消費した。
だが撤退は無い、ニコルの仇を討つまでは。


その頃、海上では未だバスターとスカイグラスパーの激しい空中戦が繰り広げられていた。
「たくっ、援護無しとはいえ、こうまで砲撃機を単機孤立させるのはどうなのよ？」
バスターとスカイグラスパー以外の機体は、
全機前方に見える小島へ戦場を移した為、今のディアッカは完全に1人だ。
おまけに、空を飛ぶ敵が一機になったせいか
脚付きからの砲撃もバスターに集まってきている。
唯一の救いは、小島上空で新たに発進したスカイグラスパーが撃墜されて以降、
目の前のスカイグラスパーの動きが悪くなっている事か。
「どうしたどうした、お仲間が死んだのがそんなにショックか！」
動きの鈍ったスカグラスパーに、ミサイルと散弾砲で弾幕を張る。
相手は勿論回避するが、先程までの直ぐ様切り返してくる鋭さが無い。
その隙に、狙撃砲に切り替えた砲門を脚付きに向けた。
「俺もショックだったぜ？・・・だから全員、あの世に送ってやるよ！」
アークエンジェルのメインエンジンをロックする。後はトリガーを引けば脚付きは墜ちる。
しかしスカイグラスパーはそれを許さず、ビーム砲で牽制してきた。
「ちっ！」
回避する為に体勢を崩されるが、ディアッカは直ぐ様標的を変更、
崩れた体勢のままトリガーを引いた。
発射されたビームはメインエンジンこそ外れたものの、
こちらを狙っていた敵の主砲の片方を破壊する。
充填していたのか、ビームが突き刺さった瞬間派手な爆発を起こした。
「くそっ！」
爆発で傾いだ白亜の船体に、ディアッカは顔を顰めた。
致命傷とはいえずとも、脚付きに深手を負わせたのに、だ。
だが彼は狙撃手だ、照準上の敵を一撃で仕留めてこそ彼のプライドは保たれる。
もうすぐ脚付きはアラスカの防空圏、つまり連合の勢力圏に入る。その前に何としても。
次弾に備えてポジションを取るバスターに、
スカイグラスパーがしつこく纏わり付いて来るが、
動きだけでなく射撃の精度までお粗末になっている。
「情け無ぇなナチュラルって奴は。味方が死んで動きが悪くなるなんてよ！」
俺達コーディネーターは違う。悲しみを怒りに、戦う糧に昇華する事が出来る。
「もう一撃っ！」

狙撃ライフルの砲門を再度脚付きに向ける。今度こそメインエンジンを貫く。
脚付きは船体を立て直す暇も無く、必死の砲火も照準を狂わすには至らない。
「これで・・・」
狙撃スコープに映る船体に舌なめずりをしつつ、慎重にトリガーを引き絞る。
しかしトリガーを完全に引き切る直前、背筋に冷たい物が走った。
バスターの直上から急降下してくるのは、腑抜けになった筈のスカイグラスパー。
それが、回避を無視した急降下から全武装を使ってバスターに射撃の雨を降らせる。
「まだだ、まだ・・・！」
ミサイルやバルカンがバスターを叩くが、ディアッカは狙撃姿勢を崩さなかった。
ここで脚付きを墜としてこそ、ニコルへの弔いになる。
二度も敵に邪魔されて狙撃が失敗したとなっては、天国の少年に笑われるだろう。
鳴り響く警告音の中、しかしディアッカは狙いを外さない。
「これで・・・終わりだ！」
この振動では機械は当てにならない。ディアッカは己の癇を信じてトリガーを引いた。
しかし無常にも、同時にスカイグラスパーから放たれたアグニが
バスターの右肩ごとグゥルを貫いた。
それでも発射されたビームは、脚付きのメインエンジンに直撃はしなかったものの
左エンジンを掠め、大きな爆発を起こす。これで少しは脚付きの足を止める事が出来る。
だが、それで満足出来る訳が無い。
ディアッカは落下を始める機体の中で、二度も狙撃を邪魔した戦闘機を睨み付けた。
「この、ナチュラルがっ！」
スカイグラスパーは全速力で急降下してきた為、制動にも限界がある。
身動きが取れないそれに、ディアッカはミサイルを有りっ丈撃ち込んだ。
長い事自分を苦しめた戦闘機はそれでもミサイルの殆どを回避し、
最後の一発が辛うじて爆発有効範囲にスカイグラスパーを巻き込んだ。
煙を上げながらフラフラ飛んでいくそれを見届けると、
直後下からの強い衝撃に晒されてディアッカは意識を手放した。
バスターが小島に墜落したのだ。


ストライクの猛攻に晒されながらも、アスランは敵を見定めていた。
今目の前にいるキラは先程のキラでは無い。
どういう原理かは知らないが、反射神経が飛び抜けて高まり、
おまけにこちらの思考を読む。恐ろしい戦闘能力だ。だが欠点はある。
それは今のキラが完全に感情で動いている事だ。
イージスを破壊するだけなら、アスランを殺すだけなら、
マウントポジションのままでいた方が都合が良い筈だ。
そして、もう一つ決定的な欠点がキラにはあった。
アスランは怒りと憎しみに駆られながら、心の奥は驚く程冷静だった。しかし―――
「それはお前が、戦闘の素人だという事だ！」
今のキラは感情が高ぶっている。

一見凄まじい機動に見える動きも、良く見れば感情丸出しの雑な動きでしかない。
例え相手の思考が読めようと、反射神経がずば抜けていようと、
そこから取れる行動が稚拙なら付け入る隙はある。
キラとアスランには、未だ圧倒的といっていい経験と技量の差があった。
「見えようが読めようが、これは躱し様が無いぞ」
力に振り回されている様な者に、自分は負ける訳にいかない。
父パトリック・ザラの顔が頭を過る。
目を細めたのも一瞬、アスランは素早くビームライフルを三点射した。
前回の戦闘で見せた、高精度にて最速の三点射である。
一射目、二射目を、ストライクは発射される前に反応、躱してみせた。
予想してはいてもその人外じみた反応にアスランは背筋を凍らせる。だが―――
「狙い通りだ」
ストライクの機動に、アスランは鋭く笑う。
二射目を回避したその軌道上、吸い込まれる様に、三射目がストライクに突き刺さった。


「―――っ」
戦場で乱れに乱れる脳量子波に、刹那は顔を顰めた。
キラの脳量子波がどんどん乱れていく。
こんなに乱れきった脳量子波を感じるのは初めてだ。
ELSのそれは、あまりの量に頭が爆発する感じだったが、
キラのそれは数多の針が全身を突き刺し続ける様な激しい痛みを伴う。
これを発している本人は果たしてどうなってしまっているのか、
刹那には想像も出来なかった。早く援護に駆け付けたい所だったが、
激しくぶつかり合う二機は複雑かつ高速で移動している。
森林の中で背中の大出力スラスターが使えないジンオーガーでは、
追い付くのに中々骨が折れる。
「それに」
背後に迫るディンを見やる。
ワザと森林で身を顰める事で遠距離で有効な火器を全て失わせた筈だが、
それでもしつこく刹那を追ってくる。
こちらの武装はアーマーシュナイダーが一本、搦め手を使うにしても心許無い。
「・・・グランドスラム」
前方で鈍い光を放つその名を呼ぶ。
今や刹那の主武装と言って良いそれは、この小島に落下していた。
刹那が後方から放たれる散弾をジャンプで躱すと、
着地の衝撃で後退りながら素早くグランドスラムを引き抜く。
再び飛来した散弾をグランドスラムで防いだジンオーガーは、威風堂々と大剣を構えた。
「反撃開始だ」

真っ赤に染まる視界の中、イージスから放たれたビームがストライクの右足を捉えた。
三点射が来る、それは読めた筈だった。
なのに、三射目は初めから当たるのが決まっていたかの様にストライクを貫いた。
キラ自身は気付かない事だったが、今の彼は冷静な判断力が欠如している状態だった。
相手の行動は読めても、そこから繋がる狙いまでは読み切る事が出来ない。
初めの二点射は、三射目を物理的に回避出来ない状態へ
ストライクを誘導する為のブラフだったのだ。
「ぐぅぅぅぅっ！！」
爆発にストライクが傾ぎ、転倒する。
宙に浮いた状態である宇宙とは異なり、地上でのMSは重力に縛られた存在だ。
それを支えている脚部の破損はMSにとって致命傷となる。
「まだだ、まだだ、まだだ、まだだ」
転倒したストライクに浴びせられるビームを、スラスターを吹かして無理矢理回避する。
お返しにグレネードとバルカンで弾幕を張った。
その間に、キーボードを取出してOSを弄り始める。
狂った様に踊る指は、普段のキラなら成しえない事を迅速に実行する。
最後にENTERキーを弾くと、ストライクの装甲が一瞬灰色に変わって元に戻る。
一瞬の再起動の後、獣と化したストライクがゆっくりと立ち上がった。

投下終了です。
途中二重投下してしまいましたテヘペロ。
ホントはもっとキリの良い所で切りたかったのですが
なんだかキリが良い場所が遠すぎて変な所で終わってます。スイマセン。
実をいうと自分が書きたい事はキラがフリーダムに乗ってからが本番なので頑張っていきたいと思います。

乙です！
最後のOS書き換え気になるわ〜

378氏復活おめでとうございます！やっぱり面白いですよ〜このSS。
フリーダムに乗ってからが本番とはいったいどんな展開になるのか、
とっても気になります

乙！
次で決着な感じ！片足片腕失ったストライクがどう出るのか見ものですな！

あと、一つ気になることが
イージスのライフル最初にやられちゃいましたよね？
もう一丁持ってきてたんでしょうか？

乙でした、378氏。

獣…四足歩行か…？まさかな…

今週は楽させて頂きました。入れる予定の戦闘に手間取ってますが…来週には投下できる筈。
…ACVにハマってたのは内緒だ

投下乙です！

なんかもう展開にハラハラしっぱなしで、手に汗握る勢いで読みきりました

脳量子波で心を読まれて圧倒的に不利なアスランだけど、経験と訓練の量の差でまだキラより強いのかぁ
まあキラは脳量子波使えても体は人間だから、イノベイターみたいな超反応は無理ですもんね

刹那はキラを心配して焦ってはいるけど、ミゲル相手では負けそうにない安心感は相変わらず
しかしこの戦闘で脱落しないとアラスカまで行っちゃうことになるんだけど、それはないんじゃないかと
予想してるんで、いつ何があるか分からないよな・・・って思いながら読んでる感じ

再来週が楽しみだわ〜

乙デース

例え脳量子波で行動が読めても通じないってのは
ひろし対ハレルヤみたいなものでしょうか
いやぁフリーダム登場が楽しみだな
その頃には刹那が何に乗ってるのかも併せて期待してます

乙です

ディアッカが地味にピンチ
投降しないと撃たれる気がするんだが……

乙です

そろそろ一人ぐらい沈めときたくはあるな
今のところ原作のIF程度に納まってるけど、どこかで路線から大きく外れることあるのかな？
原作と大分キラの心情とアスランとの関係も変わってきたし
良くも悪くもフリーダム強奪周辺がターニングポイントかな

>>728
ニコルに笑われるなんて言ってたディアッカが自分から投降するのはないかと
それするくらいなら撃たれて死んでくれた方がいい

ディアッカが気絶して捕虜にされる可能性もあるよね
気絶したまま収容されたらミミリィへの暴言はなくなるかもしれないが、ディアッカがナチュラルを見直す
辺りの流れが結構変わるかもな

フリーダム登場してからが本番かぁ
これはｗｋｔｋせざるを得ない
今でもwktkしてるのにな！

出遅れたが乙！
結構OS弄って機体駆動の最適化をしっかりやってる筈だが何が飛び出すやら…
砂漠で断念したアレを使うのかな？
でも獣という単語が引っ掛かる…

ガイアか…（笑）

何だろう、どこかの初号機の暴走を思い出したのはおれだけかな

やっぱりそれ思い浮かぶよね
OS操作前の時点でもマウントポジションから殴る蹴るの暴行→頭突きとかしてるし
次回どうなっちゃうんだろ
>>732 使いこなせるかは置いとくけど設定すればあの機動が出来ると判明してるからここで出しても不自然じゃないね

オーブでOS製作を手伝う等色々時間あったからな〜
副産物として色々思い付いていても不思議じゃない か
過去二回の模擬戦の結果からやっと形になった物もあるかもしれないし

プログラミングから攻める戦い方っていいな

コード反転…裏コード
ザ・ビースト!!

最大の違いは本人が暴走してる事かな
ところで刹那がグランドスラム回収して構えたシーン思いっきりサンライズパースで脳内再生されたんだが･･･

>>738
GNソードの形状では出来なかったしなあ

サンライズパースは思い浮かばなかったな
刹那がする印象がないからかな

グレート化勇者が剣を取り出して構える時のあの構図か。

そーいやSストやSインパもやってたよなぁ。

乗ってる機体がC.E製かつ実体剣装備だから何か思い浮かんだ
本来は取り出すか刀身展開して自然に構えたりそもそも一瞬で取り出して斬ったりするからやらないけど

378氏のSSを昨日見つけて一気に読んでしまった。
SEEDも00もどちらも大好きだからこのクロスオーバーはかなり嬉しい。
どんな展開になっていくのか、とても楽しみ。

俺も初めて読んだ時は衝撃的だったなぁ
刹那無双じゃないし
変な話、刹那が前作主人公ポジというか
キラがしっかり主人公してるのがいいよね
ただ物語をなぞるだけじゃなく上手い塩梅で改変してるのも楽しい

刹那無双じゃないところが378氏のSSの面白いところだよね
刹那（新人類イノベイター＋ELSと同化済み）とクアンタ（00世界でも高性能＋ELS＆異星体と同化済み）が
揃うと無双以外ありえないだけに、武力よりも心に重点を置いた話は面白い。勿論戦闘シーンも面白いけどね

「荒んだ心に武器は危険なんです」を全力で突っ走るキラの明日はどっちだろう

刹那がCEの兵器で頑張ってるのがいいな
今は隠してあるクアンタが果たして活躍するのか、しないのか…

アラスカ沖で必要になるかもね

クアンタだと簡単にCE世界のバランスが崩れちゃうからな
シナリオ的にも戦闘的にも意外と扱いが難しい
機体が平凡だったり、ピーキーだったりする方が戦闘描写を工夫できるってのもあるね

クアンタ使うと
GNソードV　相手は死ぬ
ソードビット　相手は死ぬ
トランザム　相手は(ry
になっちゃうからな

あくまでも攻防の切り札はストライクという体で進んでる所がいい

ガチで「もうあいつ一人で良いんじゃないかな」になるからなｗ

GN粒子はNジャマーなんてちんけな電波妨害のレベルじゃないから命令系統ズタズタだろう
おまけに慣性ガン無視な機動するし、何とか当てても効かないとかもう戦意喪失
いや、一般兵からすれば白鬼も蒼鬼も十分冗談みたいな強さだがｗ

トランザムバーストもザフト上層のキチガイ共には効きそうにないしな

>>753
むしろ『青鬼』みたいなガチホラーに分類されるだろ、訳ワカメさからして

砂漠のバクゥ部隊を10機以上切り伏せた件は間違いなく戦史に残る
エース級の力量が無いと彼の前に立つことすら出来ないと記述されるだろう

そういえばすっかり忘れてたけど、GN粒子って電波妨害もあるんだっけか・・・
クアンタ使う時どうするんだろ？
いっそELSと通信機器の辺りを同化させるとかすればいいｗ

一応ドラグーンはGN粒子下でも動かせるな
だからどうしたって感じだが

>>743につられて最初から読み返したけど

キラも昔はあんなに素直だったんだなぁ…

…と、思春期の子供を持つ親御さんの気分を味わったｗ

>>757
1期で録音がハムに襲われた時に全粒子を火器に回せって
言ってたから妨害無しで戦闘も出来るんでない？

ジェネシスをライザーソードでぶった切ってほしいわ

>>760
そういやそうだったね、失念してたわ（；^ω^）
意図して妨害の方に粒子を割けば、妨害できるんだっけ
通常戦闘で使用した分には大丈夫か

クアンタで戦うとしても先陣切ったりはしなさそうだし（主力はキラたちに任せそうな気がする）、ザフト陣営に
GN粒子ばら撒いたりしてフォローとかも出来るなｗ

ＮＪ「俺だって電波障害あるもん！作中で時々存在無かったようになるだけだもん」

ＮＪって結局止められないのか？

・地球全土を３個でカバー可能なＮＪを数万個ばら蒔く（デコイもかなりあるらしいが）→回収困難、本物が３個残るだけで無意味
・投下されたＮＪは地中深くまで潜り込む→回収困難
・エネルギー源は地殻を利用して→エネルギーは半永久的
・停止用の装置をザフトは準備していたが、電波障害の為使用不可に→責任者でて（ｒｙ
・ＮＪＣ製作には希少なスペースマテリアルが必要で、効果範囲はかなり狭い→ＮＪＣを利用しての地球全土ＮＪ無効化は厳しい
・種期の地球の国家は、インフラが死にかけてる中で空からはザフトが攻めてくる世紀末→余裕なし
経年劣化の問題があるから数十年まてば自然消滅するんじゃね？
後は経済ボロボロの地球連合に数万個のＮＪを全回収するくらいの余力が戻れば、ワンチャン？あ、宇宙はにＮＪ撒かれてない地域もあるみたいだよ！

>>765
ほとんど知らない情報ばかりだわ
これ本編でやってたっけ？

＞・停止用の装置をザフトは準備していたが、電波障害の為使用不可に→責任者でて（ｒｙ
これが一番の間抜け(笑)
実行前に想定できなかったのかよｗ

>>765
＞＞ＮＪＣを利用しての地球全土ＮＪ無効化は厳しい

ドレッドノートに搭載してる初期型タイプは結構広域に作用しなかったっけ。
ブルコススレ曰く連合が入手したら核動力復活のみならず誘導兵器復活で
長距離ミサイル飽和攻撃でプラントが即行乙るレベルなやつ。

>>757 >>760 >>762
たしかに、ハロ、全ジェネレーターを火気に回せ！で電波妨害事態は収まるはずだけど
問題は「その状態だとクアンタは飛べない」わけで……
まぁ、もともとセンサーとか電波が使えない世界だから、レーザー通信とか使えばGN粒子の影響受けない可能性はあるだろうけどね。

上記が成り立つ場合の一番簡単な解決策としては、ELSクアンタに（この世界の）通信機を取り込ませて使えるようにする　だろうね。
通信方式が西暦とCEで違った場合でもこれで解決できるんじゃないかな？

>>761
クアンタのライザーソード…つーかバスライ振り回しなんかじゃ
ジェネシスを斬れるわけないだろｗ



斬る以前にジェネシス消滅しますがな

ドレッドノートに搭載しているタイプは外部にも影響を及ぼすタイプではあるけど、広範囲ってのは聞かないなぁ
漫画ではせいぜい青枠の補助で使ってただけだし

>>768
電波妨害を起こさないようにしたらクアンタ自体が飛べなくなるのかｗ

ELSは種世界放浪中にすでに同化して学習してそうだけどな＞通信機器
ELSクアンタは大分登場してないけど、今どこにいるんだろうね？
オーブに先回りしてるんじゃって予想してたけど外れたし
本気で最終決戦まで登場自体がないかも？

>>765
それに加えてＣＥの兵器製造単価がどんだけ安いんだよと突っ込みどころ満載の生産力
いずれ滅びるべくして滅びるしかない世界である

盟主王「僕の力をもってすれば格安で兵器を生産することなんて容易いんですよ」

ま、まあ貴方があれだけ作っても自由と正義＋その後継機がバカスか壊してくれましたが・・・

>>764
地球の中心って核融合で発熱してるんじゃなかったっけ
NJで地球が死ぬ

>>775
そりゃ太陽だｗ
地球の核は鉄といわれてる

>>775
そもそも抑止するのは核分裂
核融合炉まで止まったら戦艦動かへんで

>>776>>777
地熱の大部分は核分裂によるものだからNJで地球が死ぬっていうのは正しいんじゃない？
戦艦って核融合で動いてんの？

それにしても、平和利用すれば放射能汚染を防げる凄い発明なのに、どうしてこうなった……

地球内部で起きてる事→不安定な原子が安定した原子になる為に、自身の内部にあるエネルギーを外へ
核分裂（所謂原発で使われてる奴）で起きてる事→割れやすい原子を集め、そこに中性子をぶつけて無理矢理二つに割って熱を
ＣＥの原発が現代と同種のシステムとの前提なら、↑と言う感じに原理が違うから、原発停止＝地球内部の反応停止とはならないと思うよ！
文系の聞きかじりな知識だから、信頼性低いけど

>>779
原理的には同じものだよ
ただ、自然のものは薄いから反応が鈍いってだけ
NJって間近で被曝しても放射線障害起こさないくらいすごいから、自然のものはほとんど反応しなくなるんじゃないかな

被爆しても放射線障害起こさないって、そんな設定あったっけ？

キラはコーディネイターなので自由からの放射線被曝も大丈夫です
みたいな福田のつぶやきなら知ってる

>>778
ＮＪはその名の通り中性子の運動を阻害するものだから、
核分裂反応は起きなくてもα崩壊は普通に起きるはず
よって地熱はなくならない、やったね！
仮にα崩壊が起きなくて地熱の発熱がストップしてもしばらくは（人からすれば長い期間）
マントルが対流しつづけるだろうし、その影響が出る前にＮＪが壊れるか、ＣＥが滅びるんじゃないかと予想

>>782
えっ　あれってコーディネーターだからなの？
NJのおかげだと思ってた
どんだけ万能だよコーディネーター……

>>784
だ、大監督様の妄言は全て非公式発言だから（震え声）
あと、所詮ナチュラルと変わらないコーディの能力じゃなく、スパコーの能力らしいよ！肉体を構成する有機物が全くの未知の物質で出来ているキラさんは文字通りの意味で人外、化け物になったよ！やったね、ヒビキ博士！
因みに他の組織の核ＭＳは普通に放射能対策をエンジンに施す必要あるから、ＮＪに放射能対策能力は欠片も無いよ！

ただの種を小馬鹿にするスレに成り下がったなここ

>>785
それも大監督様のつぶやきだよ
最近はつぶやくのがお仕事みたい

まあ、ここはSSスレなんで、雑談も程々に…
確かに種本編は不満がいっぱいあるけれど

種と種死は何でリマスターやってんの？
ageが爆死したから？

>>789
一応１０周年だからサンライズの種にかかわってる人間が圧力かけたんじゃないの

790
789は腐れ豚だからレスしちゃダメだよ

10周年だから記念だろ
疑念ばっかじゃ楽しむものも楽しめない
種死はストーリー変更はないかな・・・

ストーリー変更するならラクシズが全滅で

>>789
放送時に「とにかく放送に間に合わせる」を最優先にしたら
そのままブルーレイでのソフト化できない代物になったためブルーレイ化するためのＨＤ作業
せっかくだから宣伝も兼ねて放送、と言うのが理由

大監督の所為でその放送にすら間に合わなくなったり予算を途中で使い切ったりと
反省もせず平常運転の為、この後はいよいよサンライズから干されると思われ

794
>>791

>>789
ＡＧＥは関係ないと思うし、第一爆死したならなんでＭＯＥみたいな企画が通るんだ？
サンライズのＡＧＥに関わってる人間が圧力掛けたﾆﾀﾞ!!とか馬鹿な意見は聞かんぞ

だから何で腐れ豚にレスするかなあ…

00orAGE爆死なんてぬかしてる奴は大抵腐れ豚なのに


※このスレに凸する荒らし「腐れ豚」はガルドスの刑（アンカーの有無を問わず一切のレスしない）での対応をお願いします。

なんか変なの沸いて来た

>>1を読まない奴が多すぎて困る

腐れ豚って何？

>>800
腐れ豚ことモリーゾについてはここで

ヲチスレ
http://anago.2ch.net/test/read.cgi/tubo/1323960318/

まとめブログ
http://ameblo.jp/rmote/　

>>801
ありがとう

>>786
ホントになぁ。
378氏が散々種をdisらない様に作品作りして後書きとかでもそう言ってるのに。

disってるのは種じゃなくて設定や当時のリバイバルブームを全く活かせてない負債だから
設定上は出てくる形質が選べるだけのコーディと完成ver.のスパコを超人にしたり
地球在住のコーディネーターもハーフも出てきてなかったりNJ被害のでかい所通ってなかったり
本編の時間軸以前の事が血バレぐらいしかピックアップされてなかったり
外伝ともろくに打合せしないからカーボンヒューマンとか出てくるはめにもなった

ダメな所も可愛い的な感覚で種を捉えている俺からすれば見当違いの称賛と売上の話しかしない自称ファンも行き過ぎたアンチも居ないこのスレは天国
実際舞い降りる剣の話振った時割と前向きな反応が返ってきた事から作品の良いところの話題を振れる土壌はあるしな

「舞い降りる剣」以降が嫌われているのは悟ったツラして何も考えずに周りをみんな悪として
手当たり次第に軍事介入して責任も取らずに消えたからで
その原因は“間違いを指摘する大人”がいなかったこと。（ＡＡにもメタ的に監督にも）。

クロスオーバー物は成長した主人公がキラたちの「兄貴（父親）役」としてそのポジションにいるので
本編より成長したキラたちになるから「舞い降りる剣」以降も期待できる。

…ここの刹那は「孫に甘い爺ちゃん」ポジションな感じもするけど…

「孫に甘い爺ちゃん」で、「孫に甘すぎてオカンに叱られる爺ちゃん」で
現在は「反抗期の孫に振り回される爺ちゃん」
そんな姿を放任オヤジ（ムウ）にからかわれながらも日々奮闘する実は「凄腕爺ちゃん」
数あるクロスオーバー物でもこんなポジションにいる主人公は珍しい…と思う

そうえいば、以前○子のトモゾーに例えられてたなぁ

現時点での不安要素はアスランか
まあ伏線も張ってあるし大丈夫だとは思うが

アラスカ以降がどう変わるかだよな
フリーダムは乗ると明言していたし
できればオリジナル路線がいいなぁ

そういえばアスランが自爆した後はアストレイだとロウがキラを発見してマルキオ導師の元へと運んだけどそこらへんを378氏はどう処理するんだろうな

それと今日は382氏の投下があるのを期待してガ裸ッゾでト 裸 ン ザ ム！！

ジン・オーガーがアラスカで戦闘データを解析されたら、ダガーの完成度が上がってザフトはピンチじゃね？

>>811
ただし、ダガーのパイロットはＧにより死ぬ。

ん〜あんな魔改造機だとあまり参考にならない気もする・・

ナチュラルのエースクラスなら乗れるだろうと乗せたら格納庫から出れなかった。
コーディネーターなら大丈夫だろうとジャンを乗せたら勘弁してくれと土下座された。
最後にソキウスを乗せようとしたら逃亡された。

某スツーカ大佐の愛機みたいにトンデモ改造だからな・・・

せっさんアラスカに着いたら徹底的に分析されるな

さすがにサザーランドの前には出ないんじゃないのかなあ
その前にキラを探しに行ってジャンク屋に会うとか…
だって、マリューが泣いて止めるシーンはもうやってるんだから
2回目はないでしょ

連邦についてもいいことないがプラントもちょっと
かといってオーブもな…

刹那に安息の地はないのか・・・

こんばんはです。
やっぱりACVにハマってる今日この頃、でもオフライン。
では投下します。

長い廊下を、デカルトは進む。その後ろに、施設を「案内されている」ように見えるアズラエルとその側近を伴って。
道行く職員達が何事かと道脇に並ぶ。大西洋連邦の重鎮を後ろに従える見慣れない男が我が物顔で突き進むとなれば無理も無い。脳量子波で先読みした結果の奇妙な光景を、デカルトはその進路上に長々と築き、最後尾の側近が解いていく。
交渉はうまく事を運ぶことが出来た。ある「交渉材料」を使ってやったら、アズラエル側の要求を満了した後の戸籍から雇用までの保証まで確約させることが出来た。
振り向きもされずに嫌味混じりの質問を浴びせられた雇用主ことアズラエルは、その質問に答える余裕すら無かった。
可哀想なことに不機嫌真っ盛りのデカルトの鬱憤をぶつけられたアズラエルは、強烈な脳量子波を叩き込まれたと同時に他人には言えないような事を多数読まれてしまっていた。
非合法的な裏取引、法外な額の献金、上院議員との癒着、愛人とのスキャンダル、性癖、恥ずかしい隠し趣味、ベッドの下にあるような本の数…これらが側近にばらされる寸前の所までいってしまい、一部は本当にばらされてしまった。
それらを交渉材料にデカルトが攻勢を掛けた結果が、圧倒的にデカルト有利の契約内容だった。
アズラエルからすれば頭が沸騰する程の屈辱である事は言うまでもない。
「…お…お前…ふざけるのも…」
手が側近の脇の拳銃に伸びて行く。それを慌てて側近が阻止する。これが今までの300ｍの道中で既に４回は起こっていた。

「お、おい…もう勘弁してくれよ…あの方を落ち着かせるのは難儀なんだから…な？」
デカルトに一番近くに居た側近、アドルフ＝ハイネマン少佐が、その顔を青くさせながら頼み込む。
アズラエル曰わく彼はデカルトが就くことになる任務の担当らしく、デカルトが今着ている軍服や今昼の食事の世話をしてくれたのも彼だった。
軍人と言うには明るい性格で、３０近くと年が近い事もあって既に軽い冗談を交わす事もある程度の仲になっていた。
『言いたい事を言っただけだ。交渉材料も手元にあることだし、契約に支障は来させない』
「そういう問題じゃないっての…」
そんな話をしているうちに、前から１人の男がやってきた。今の状況に見向きもせず、真っ直ぐにアズラエルの手前に向かう。
「…ゲーリー情報官ですか、遅い到着ですね…」
「お久しぶり、ってか？大将さんよぉ！機嫌悪そうじゃない？」
あれほど殺気立っていたアズラエルが、ほとんど間を掛けずに落ち着きを取り戻す。様子から察するに、かなりの重要人物のようだ。
「一悶着あっただけです、機になさらず…ハイネマン少佐、彼に関しては」
「はい、お任せ下さい！」
アズラエルの声にハイネマンが元気良く応答する。どうやら今日はアズラエルとはさようならのようだ。
「…情報は？」
「ええ！特ダネが盛り沢山ってね！」
「そうですか。では特別室に…」
言うが早いか、ハイネマン以外の側近とアズラエル、それにゲーリー情報官と呼ばれた赤毛の男は来た道を戻っていってしまった。

「デカルト大尉予定官、こっちです！」
その様を見ていたデカルトを階段を降り始めていたハイネマンが呼び出す。大尉予定官と呼ばれたのは、契約でデカルトが大尉として勤務する事になっている故だ。
『ハイネマン、あの男は？』
「ゲーリー情報官の事？ザフトに関しての情報集めてるって噂だけど…俺はサッパリ」
降りながら話すデカルトの思考は、少しばかりゲーリー情報官のほうに向いていた。
何故か、あの男が発する脳量子波に僅かながら既視感があった故に。



「この部屋だった、と思う…よし、合ってた！」
たどり着いた先にあった扉の向こうに広がっていた光景は、先ほどの光景と同じくらい奇妙なものだった。
左手には２人の少年と１人の少女が遊んでいるという和やかな光景。右手には８つ程の若干歪んだ球形の機材と２つのモニター、そして聞こえてくる爆発音と爆音、そして相手を罵倒する大声。
「クロトてんめぇ！そんな破砕球(ミョルニル)の使い方なんて聞いてねぇぞ!?」
「うっさい…邪魔…！」
「邪魔すんなシャニ！抹殺!!」
どう聞いても17歳程度の少年の声だ。だが聞こえて来るのは物騒な言葉ばかり。そしてモニターに映し出されている物。
それらから導き出された答えは。
『ＭＳシミュレータか？』
「ま…まぁそうなんだが…またアイツら熱中してやがる…1500に整列って指示出してたのに…」
『…子守も大変だな。だが、どうして子供があんなものを使っている？遊具用とは思えないが？』

デカルトには、整列しているＭＳシミュレータが遊具用とは思えなかった。モニターに映し出されている状況の精度は、連邦が制式採用しているシミュレータと拮抗する程のものだ。
振動機構は持たないようだが、シミュレートしているものがＭＳによる本格的な戦闘なのは少年達の脳量子波から見るに間違いない。
「…説明すると長いんだよ…ったく、時間も無いってのに…」
…何か、嫌な思考が見えた。面倒なことになりそうだな、という考えがデカルトの頭に浮かんで来るのには１秒と掛からなかった。
『…アイツらをシミュレータ上で叩き潰して引き出してこいと？』
「おっ！ご名答、大当たりだ。頼めるか？」
『…勘弁願いたいがな』
どうやら本当に面倒なことになりそうだ。それも苛立ちそうな内容になりそうな…。
頭を抱えているうちに、ハイネマンが一枚のカードを渡してきた。
「ＩＤカードだ。お前の戦闘データとかを記録する為のな」
『…つまり俺の任務というのは…』
「ＭＳの戦術データの取得および実戦と、今中に居る連中の訓練担当だ。あんなデカいのに乗ってたんだ。俺たちが知らないＭＳに乗ってたりもしたんだろ？」
どうやら、アズラエル側はガデラーザではなく、パイロットのデータを採って量産型ＭＳに反映させるつもりだったらしい。
『…パイロット補佐の為のＯＳか？』
「そういうこった。アイツらは自分専用のＯＳを自分らで作ってやってるからいいんだが、量産となるとそんな悠長な事もやってられないんでね」

『…動作の類を出来るだけＯＳに仕込んでしまおうって訳か？』
「…大方合ってはいる。さ、早いとこやっちまってくれ。時間が限られてるんだ！」
どうやらこの騒音で機嫌が悪くなっているらしく、扉から見て左手・窓側で遊んでいた金髪の少女が傍にいる碧髪の少年に訴える。
「スティング…アウル…あの人たちがうるさいよ…」
「大丈夫だ、ステラ。あの士官の人がやっつけてくれる、ってさ…」
「っつー訳でちゃっちゃとやっちまってくれよ、おっさん！このままじゃステラが泣いちゃうぜ！」
…おっさんという言葉にはイラっと来たが、あまり長引くのは良く無さそうだ。
『…仕方ない…そこの青髪、終わったら覚悟してろ…』
「さっさとやっちまえよ！おっさん！」
かなり傷つく言葉を背に受けながら、いそいそとシミュレータに入る。掃除もしっかり行き届いている、文句なしの状態だ。
「ＯＳの類いは連中と同じのをセットしてある。扱いにくかったら好きに変えてくれ、お前の乗機にも反映するから」
『機体が幾つか選べるが？』
「ああ、GAT-01って奴を使ってくれ。初期試作機GAT-X-102をベースにした制式採用予定の機体だ。癖は無いから『こっち』のＭＳに慣れるのには最適だろ」
『…舐めた真似を…』
「お前の能力のテストも兼ねてるんだとさ！採用試験だと思って思いっきり行け！」
ヘッドセットから聞こえていたハイネマンの声が途絶える。始めろと言うことか…。
『全く…面倒な…』
モニターに光が点る。各機能はオールグリーン。出撃準備良し。
『…GAT-01、デカルト＝シャーマン、馬鹿３人に説教を開始する！』

投下終了です。前置き長くなった結果戦闘に入れなくなっちまったよコンチクショウ！
個人的にストライクダガーはストライクよりデュエルのほうがベースだろ、と思ったのでそっちに。105ダガーは出番無いかも…
ではまた再来週に。

投下乙
デカルトさんならデストロイでも軽々と操縦できそうだ

デュエル素体の量産機はロングダガーがあったはずだが……
まぁいい、14歳くらいのエクステンデッドたちが出てきたのは予想外だったな
時期的にはアラスカ戦の前後あたりか？

>>827
それは承知の上です。ただ原作とかなり離れた路線にずれ込ませる予定なので、メカニック達も相応の変化をさせていく予定です。原作版とオリジン版の差と考えて下されば結構かと。
時系列的には378氏のものとだいたい同じ時期のつもりです。

乙
サーシェスいるな…めちゃめちゃに引っ掻き回すんだろうな…
154基のファング乗っけてたガデラーザに比べりゃＭＳはおもちゃみたいなもんだろな
このまま無双させるのか、縛るかが気になるな

>>828
そうか。オリジナルのMSVを展開するのはいいことだ
楽しみにしてる
気が向いたら描かせてもらうよ

ステラたちが出てくるとは思わなかった！
オリジナル展開ですか・・・どんな風になるのか楽しみです

しかしアズラエルとデカルトが組んじゃうとマジでプラントに未来はないっすね(笑)
デカルトのデータでOSを作り、ガデラーザから技術を得て試作機時点でかなりハイスペックになる予感

しかも気づかなかったけどアリーがいるの？

ゲーリーって名前とあの口調は
ＡＥＵフランス外人部隊所属のゲイリー・ビアッジ少尉＝サーシェスじゃないか？と思ったんだけど

デカルトが呂布ポジのCE三国志か

ストライクダガーはデュエルベースで間違いないはず。
ただし戦時省力生産期で正式な後継機がロングダガー、ストライクベースが105ダガー。
小説で敵に奪われたデュエルじゃ間が悪いのでストライクを冠した記述がある。

外見的にはロングと105の合の子のような気がする
背面のスラスターは素ストライクのと同じでコネクターの名残っぽいものがあるし肩も105に似てる
でも前から見ると105よりロングの方が似てるし性能的にはそっちに近いし

投下乙！！
ステラ達がいるってことは場所は『ロドニアのラボ』のようですね。
次回のシミュレーションの結果を楽しみにしています。

>>832
831じゃないけど、なるほど言われてみれば…
しかしデカルトに加えアリーまでもが連合側だとしたら、もうプラント完璧詰んでる気がw

ageてました…すまん。

主任も入ってる気がするｗキャラ的に

すげーめんどくさそうな感じで話聞いてる様が何か新十郎とダブって見えた
その･･･中の人的にw

あとあれがサーシェスかは情報が少なすぎて何とも言えないなー
ただの戦争大好きな困ったおじさんかもしれないし

ひろしさんがCEに来てたら
最終的にはデカちんVSひろしになるんだろうな

デカちん、やさぐれてても根っこは良識人だし

アリーの登場でオーブが戦火の危機に・・・
サハクかセイラン煽れば内乱起こせるだろうし

しかし実際にアリーが種世界に行ったたとして種世界の戦争なんて楽しめるのかねえ
科学技術以前にパイロットの技量はもちろん、戦術とか最前線での連携とか
ほかのガンダムの世界に比べて低次元過ぎるのが強さ議論で種勢が最下位を
争っている要因だし（クロスではうまく補正されていることが多いが）
手応え無いどころかまさに案山子を打っているようで退屈するんじゃない？

だからこそ、面白くなるように立ち回ったりもしそうじゃない？
裏切ったりとかしてさ

強弱についてはガンダム奪った時テンション上がってたから物足りないと感じてるかも分からん
しかし中東時代の超拡大版みたいなC.Eの戦争は新鮮で退屈はしてないかも

osが発展途上でほぼマニュアル操作の種でひろしに勝てる技量の持ち主なんているのかな
初見で慣性制御してるガンダムどころか未知の兵器であるファングを使いこなしてたし
イナクトでCB勢を苦しめてたからウィンダムあたりでで和田に勝てそうな気がする

ひろしがOS未成熟な種MSで実力発揮出来るかって微妙だと思う
だって00の世界ってMS自体はある程度生産されてから時間経ってるし
ウィンダム位じゃあまだまだひろしの要求に答えきれないんじゃないかな

アリーはOS組み替えたりはできないんかね？

>>848
出来る可能性はある

ツヴァイを奪ったときに、バイオメトリクスを書き換えてる（ヴェーダの補助アリ　もしかしたらヴェーダがやっただけかもしれないけど）から、システム関係もある程度弄れるとは思う。
それに、傭兵とかやってるなら、ある程度機体のメンテナンスとかも出来なきゃいけないはずだから、ハードソフト両方人並み（一般的軍人）以上の腕はあるはず。

イナクトの前はヘリオン１機で敵機１２機撃破とかやってたりする（小説版）
ＯＳはともかくＣＥの量産ＭＳでも無双して余りあるほどの実力だな

長期間リボンズの下で暗躍してたし下っ端イノベイド以上の知識はあるかも

ガガに乗って特攻したトランザムさんの悪口はやめれ

サーシェスはOSを弄って自分に合わせるより
OSに自分自身を順応させて機体を無理矢理乗りこなしてしまいそうなイメージ

>>853
確かに、与えられた環境に対する適応力は半端ない気がするわ…
後でメカニックに山のような注文を出しそうだけど。

ある意味、最強の戦争狂だね…

サーシェスの何がマズイかって、女性陣の貞操だろう。

どこその地上最強の生物みたいに性欲もないことはないが戦闘に対する欲求のほうが強そう。

マリューは「何甘ちゃんみてえなこと抜かしてんだこのアマ！」と罵られるな。

生身でザフトの実行部隊より強かったマリューもさすがにサーシェスには敵わないだろう
コーディネイターより強いナチュラルのおっさんはやっかいだわ

正面からデザインベイビーの銃弾躱すからな
もういい年なのに

アリーは戦争の馬鹿馬鹿しさも死の恐怖も知りながら
それを自分の快楽にしている究極の変態だからなぁ…
中途半端（理性＆肉体）なコーディじゃ相手にならないような気がする

ラクスをテキトーに誑かして
連合とザフト両軍相手にヒャッハーしそうだな

ひろし「民族紛争どころか種族間の絶滅戦だと！？何百年前のアタマしてんだこいつら、最高じゃねえか！」

うずうず、自分もSSうｐしてみていいですか？
378氏に影響されてSeed Destiny×劇場版00で話を考えているんですが・・・

整備のされていない山道をただひたすらに走る一家がいた。
蒼いMSが大空を切り裂き、地上にいる重武装型のMSとビーム砲による銃撃を交わす。

「ハッハッハッ」

家族の上空を一機の黒いMSが通り過ぎる。
巻き起こる強風に一家は立ち止まり、吹き飛ばされてしまわぬよう身を縮こまらせる。
息が切れ、空を…………あたりを見渡し立ち止まった。
海岸線沿いに、オーブ軍による最終防衛ラインが見える。
もたもたとおぼつかない動きで、明らかにMS部隊の練度が低く突破されるのは時間の
問題と思われた。

「とうさん」
「あなた……」

少年は声が震えるのを押し殺し、父を呼ぶ。
母親は手をつないだ少女の体を強く抱きしめ、涙を零しそうになりながら夫の顔を覗く。

「大丈夫だ、シン。おそらく連合の目的はモルゲンレーテとマスドライバーだ。
とにかく、今は先を急ぐぞ」

彼は妻に抱きしめられた少女の柔らかな髪をそっと撫で、心の内にある恐怖をごまかす。
今、家族を守れるのは己の判断だけなのだと強く念じながら。

「おとうさん…………」

まだ幼さの残る少女が、父の顔を見上げる。
今、自分たちの置かれている絶望に気づかぬ少女は、ただただ頼りにしている父の手の
温もりに安らぎを感じ、泣き叫びたい思いを必死に我慢するしかない。

「いくぞ！走れシン、マユ！！」

肩に担ぐ荷物を抱えなおし、父は走り出す。
娘の手を引き、母もまたそれに続く。
少年は憎々しい思いで空をもう一度見上げ、呟いた。

『戦争なんかしやがって……』

我が物顔で戦う蒼いMSも、重武装型のMSも、オーブのMSも全てが彼の瞳に
憎らしく映った。

どれだけ走っただろう。森の終わりに差し掛かり、視界の先には避難のために準備された
軍艦が見える。続々と集まる避難民を軍人が怒声をあげ、誘導している。
先頭を走る父の顔に微かに安堵が浮かぶ。
これで助かる――――家族を守り、救うことができる。
そんな思いがこみ上げたのだろう。妻も、息子も、娘も……父と同じく心に張り詰めて
いた緊張が緩んだ。
その時。

「あ、マユの携帯が！！」

ポケットにしっかりとしまってあったはずの少女の携帯電話が、坂道を転がり落ちていく。
まだ買ってもらったばかりで、何かある度に開いては楽しんでいた少女の大切な宝物。
しっかりと母親が握り締めていたはずの手をするりと抜け、少女は坂道を転がるように
駆け下りていく。母親が悲鳴を上げた。

「マユ、そんなのいいから！！」
「心配しないで、かあさん。俺がマユのこと拾うから。とうさんと先に行ってて！！」
「シン、先に行って待ってるぞ。必ず来いよ！」
「マユのことお願いね、シン！」

坂道を滑るように降り、父と母の声を背中に受けながらシンは大切な妹の元へと急ぐ。
シンはちらりと背後に視線を向ける。父と母が互いを抱きしめ、心配そうに自分たちの
ことを見つめていた。
先に行ってくれって言ったのに…………こんな状況でも、自分たちのことを待っていて
くれる父母のことがたまらなく大切に思えた。
妹は木の根元で転がり止まった携帯電話を大切そうに取り上げる。

「行くぞ、マユ！早くしないと危ないんだからな！！」
「うん、おにいちゃん！」

幼い妹のか細い体を抱き寄せ、坂道を登るために振り返った――――そのとき、

『ドゴッ！！』

空から何かが降ってきた。シンにはそうとしか思えなかった。

「うわぁあああ！！」
「キャァアアア！！」

シンは思わぬ事態に叫ぶ。
反射的に抱きしめていた妹の頭を守るように左腕を回し、右腕で妹の体を少しでも
守れるように必死に力を込める。

シン・アスカの行動は正しかった。
何メートルも少年と少女の小さな体は吹き飛ばされ、アスファルトで整備された道に
叩きつけられる。
もし身を挺して守っていなかったら、妹はどれだけの怪我を負っていただろうか。
泥と砂埃にまみれ、あちこちが鈍い痛みで支配された体を叱咤し、身体を起こそうとする。

「だいじょうぶか……マユ」
「お、おにいちゃん――――なにがあったの？」

搾り出すように妹に声をかけようとする。

軽症のマユが先に起き上がり、あたりを見渡した。
少女の視線の先にはまるで爆弾でも落ちたのか、大きなクレータがあり、そこには――

「あっああっ…………」
「どうした、マユ。なにかあったのか」

体中が痛くて、視界がぼやけてなにも見えない。妹が何を見ているのかわからず
シンは心配になってマユに声をかける。
妹の震える声が聞こえる。いったいどうしたんだ、マユはいったい何を見てる？
背中が熱い、痛い。膝もズボンが破れ、ダラダラと血を流す。

それでも、それでもただただ妹のことが心配でシン・アスカは立ち上がった。
彼の視界の先にあったのは、グチャグチャになった父母の姿があった。
母は手足や首が通常ではありえない方向に折れ曲がり、血の海に沈む。
父は上半身だけが残り、倒れた木のそばにうつ伏せになって地面にめり込んでいた。

「いや、いやあああああああああああああああああああああああああああああ」

少女の絶望が木霊した。

いつも家族のことを考え優しかった父の笑顔が。
躾にはうるさかったが、常に自分たちに愛情を注いでくれていた母の面影が。
幾つもの家族みんなで過ごした光景が少女の目の前を通り過ぎていく。

小さな頃はよく家族で動物園や、遊園地に連れて行ってくれた。
泳げるようになると、必ず夏休みに海へ泳ぎに連れて行ってくれた。
何度かスキー旅行にも連れて行ってくれた。初めて触れる雪に感動した。
家族で近くのキャンプ場を借りてバーベキューをし、おにいちゃんと二人かくれんぼした。
店先で見つけた携帯電話が欲しくて、お父さんとお母さんを困らせもした。

ゆらりふらり。少女の小さな体が揺れる。
シンは倒れそうになる妹の体を抱きとめ、何度も揺さぶり声をかけた。

「マユ、おいマユ！！しっかりしてくれ、目を覚ましてくれ！マユ、なあマユ！！！」

死人のように青白い顔をする妹のことを何度も何度も叫び呼ぶ。


少年は、ただただ涙を流し、嗚咽した。
悲しくて、悔しくて、憎くて。
少年の純真な心に、怒りの炎が灯る。

空を見上げる。

蒼いMSが好き勝手にビームライフルを乱射し、その隙間を縫うように3機のMSが
反撃を仕掛けている。
あいつらが…………あいつらがいたから！！

「あ、ああぁ…………うぅあああああああああああああ！！」

幼い妹の小さな体を抱きしめ、少年の慟哭がむなしく戦場に響いた。


機動戦士ガンダムSeed Destiny –An Encounter with the Trailblazer-
プロローグ 『Destiny』

いま、少年の運命がはじまる。

382さんのSSの話で盛り上がっているところ水を差してすみません。
378さんのSSを読んでいたら無性に頭の中でシンが奮闘する話が浮かび上がった
ものでつい衝動的に書いてみたんですが…

>>864
宜しいならば続投だ
......良さげなふいんきだし是非続きを、是非に

>875さん　ありがとうざりまする！

おもしろそう！

>>864
新規様参戦大歓迎でございまする！
序章の背景描写も丁寧で良いですね
続き期待しても良いですか？
マイペースでの完走期待してまっす！！

マユ生存ルートとは新しい……おうみんな支援するんだよあくしろよ

マユの精神状態が気になるところではあるが…
マユが生きていると死んでいるとでは、シンの心の余裕度が段違いだろうなぁ
その辺、今後の展開がどうなるか楽しみだ

>>864
SS投下乙！
種デスと00のクロスも読んで見たかったから支援する！！

投下乙！！
OOから誰がやって来て二人にどう影響を及ぼすのか続きが楽しみです。

乙です！
蒼のMSってせっちゃんのジンかと思った（笑）

投下乙。
その旨をよしとする。

シン＆マユ×00劇場版というのが斬新です。
ELSの皆様だったらどうしよう(某)

乙
他のＳＳ同様これから楽しみにしてます
>>884
ちょっと待てー!!
ＥＬＳだったらもうＣＥ世界お仕舞いでしょうがｗ
第一話が最終回だよ

おこんばんわー。好意的なご意見多々頂きありがたいかぎりでありんす。
一応書き溜めていたもうひとつのプロローグ、劇場版00編を今日うｐしたいと
思います。
また、自分2ch初心者なため、スレを立てるとかそういったことが分からないの
でご容赦くださいし。
…………あー、皆さんが思ってるような介入パターンじゃないかも（苦笑

「行こう、彼らの母星へ。俺たちはわかりあう必要がある」
「いいのか？」
「良いも悪いもない。ただ俺には、生きている意味があった」

洗脳されていたとはいえ、己の手で父母を殺めた。
親殺し――――こんな自分がのうのうと生きていても良いのか？

心をいつも縛るこの想い。
だから、いつ戦場で果てても良いと思っていた。
そんな自分が、生きることに対して意味を…………ただ純粋に生きたいと願えるようになるとは。

「みんな同じだ、生きている」
「生きようとしている」

戦場で、地球で、コロニーで。
GN粒子を介して見える、多くの人たちの生きたいと願う想い。
それは強く、しなやかで、したたかで。

「だが、なぜこうもすれ違う？」
「なまじ知性があるから、些細なことを誤解する」
「それがウソとなり、相手を区別し」
「分かり合えなくなる」

誤解が不和を呼び、臆病になり、人が怖くなり疑ってしまう。
心に壁を作り、仮面を作り、分かり合うことそのものを放棄してしまう。

「ただ、気づいていないだけなんだ」
「だから、示さなければならない――――――――
世界はこんなにも、簡単だということを」

分かり合えれば、こんなにも世界はまばゆいものだと。
生きる命の力に満ち溢れているのだということを示したい。
イノベイターとなった自身の使命と、確信する。

「ダブルオークアンタ、エルスの中枢から出てきた模様」

はやる気持ちを抑え、息苦しそうに胸元を握り締めながら戦況オペレーターのフェルト・
グレイスは告げる。拡大された映像にはGNソードを放り捨て、量子ワープゲートを創る
ダブルオークアンタの姿が映った。

『もう戦う力は必要ない、だから――――』

GNソードビットが煌く輪を創る。
おそらく量子ワープゲートを抜けた先は、エルスの母星にたどり着くのだろう。
フェルトは胸が苦しくて思わず叫ばずにいられなかった。

「刹那！！」

彼女の思いが通じたのか、ダブルオークアンタがプトレマイオスに振り返る。
鋭いデュアルアイに淡い光がともる。
その姿は、まるで刹那が別れを告げるように見えて――――フェルトは瞳に涙を浮かべ
見送ることしか出来なかった。
本心では行って欲しくない…………でも、彼女は悟ってしまったのだ。

『あの人の愛は大きすぎるから、私はあの人のことを想っているから、それで良いの』

刹那の想いを、成し遂げたいと思っていることを、小さな独占欲などで妨げてはならない。
フェルトは見送ろうとする、『早く帰ってきてね』という想いを乗せて。
だが、そのとき――――

「おいおい、刹那。お前一人で行っちまうつもりかよ」

ガンダムサバーニャに乗っているロックオンの通信が、トレミーやクアンタ、ガンダム
ハルートと繋がる。
画面越しのロックオンは、やれやれと言いたげに彼は首を竦め調子付いてみせる。
それに続くように、今度はアレルヤが通信をつなぐ。

「本当にキミは無鉄砲って言うか、向こう見ずなところは変わらないね」
「もう、アレルヤ。あなたも人のこと言えないわよ」

先程まで、生死を掛けた戦闘をしていたとは思えぬほど穏やかな顔で告げるアレルヤ。
そんな彼のことをおかしそうに……それでいて嗜めるような声色でマリーが告げる。
指摘されたアレルヤはというと困ったように苦笑いをし、彼女の手を握った。

絶望的な戦場の中、命を落としそうなものたちを、身を挺して助け続けたアレルヤ。
そんな彼のことを黙ってサポートし続けたマリー。

つがいの鳥のように戦い続けた彼らのことを、少しだけフェルトは羨ましくなった。
『私にも、何か刹那にできることがあれば――――』
そんな彼女の可憐な想いに気づかぬ振りをして、スメラギはイアンに通信を繋げる。

「イアンさん。トレミーの修復、どれくらいかかるかしら？」
「むぅ…………エルスに侵食された部位を丸ごと交換せねばならんからな。
ざっと4ヶ月、いや3ヶ月といったところか。もちろん、ガンダムの整備を含め取らんぞ」
「結構です、イアンさん。刹那、急がば回れとも言うわ。少しだけ待ってくれないかしら」

母親のように穏やかな表情で刹那に頼むスメラギ。
それを見ると刹那は一瞬渋った表情をしてから、諦めたように頷いた。

「了解した。ダブルオークアンタ、これよりトレミーに帰還する」

この選択が彼らに新たな試練を与えるなどと、誰一人予感出来るものはいなかった。
そう――――イノベイターといえども、未来が分かるはずもないのだ。

機動戦士ガンダムSeed Destiny –An Encounter with the Trailblazer-
プロローグ『Trailblazer』

「お帰りなさい、刹那」

フェルトの柔らかな声が、戦士に安息を告げた。

以上−−−−とこんな感じです。
はい、CB全員で種運命の世界に介入というか、漂流することになると思われます。
書きたい方向性としては、シンをかっこよく。刹那をかっこよく。フェルトを
可愛く…などと考えていたのですが、どちらかというと種運命の再構成+劇場版00
といった感じになりそうかもしれません。
では、ご意見・ご感想ありましたらうれしい限りです。

>>864
うんうん、良いんでないかな、乙です
次スレは>>900でどうだい

>>892
乙です！！
まさかとは思いますが、ELSもCBと一緒に種世界へ介入、なんてことは有るんでしょうか…

ラクシズに武力介入決定だな

ELSの本星に行くっていうのが当分は口約束だけで実行はされないって状況になったのか？ ELSそれでも停戦するのか？ 物分かり良い子だな

投下乙です

ははぁ、なかなか斬新な感じ
CB全員で種世界に介入かぁ…

武力介入はやっぱりするのかな？

>>896
っていうか、そもそもELSが戦闘停止したのは、対話が出来たからじゃないかと
ELSの星に行ったことと直接関係してるわけじゃないんじゃないか？
あと、ELSの星に行くと刹那が明言したのは、クアンタムバースト終了後だから、口約束というような口約束でもない気がする。


あと、劇場版ソレスタの機体も
・クアンタ　無傷
・サバーニャ　中破（太陽炉無事）
・ハルート　大破（太陽炉ほぼ間違いなく喪失）
・ラファエル、セラヴィー�U　大破（擬似太陽炉なのでそれ自体に問題は無し　ただし補給必要）

さらに言うなら、サバーニャもほとんどの武装がなくなってるし、手足ももげてる、コクピットブロック損傷
ハルートはもっと酷い
しかも、ミサイルが多くなってるから、これから先補給大丈夫か?と

ガンダムの整備含まないとはいえ、数ヶ月でCEに行って戦うってのは難しいな
事実上の戦力はクアンタだけだからな

CBのガンダムの性能ならCEの機体を無双しそうだな
ラクシズに武力介入期待

>>896
実際戦闘終了時は停戦って感じだったしそんくらい待ってくれそうではある

>>898
そのクアンタ一機でCE世界を制圧できるレベルだけどな

ヴェーダと繋がってたら種世界の技術を取り込んで応用して機体に反映させるってのもできるんじゃないか？

>>898
一応監督曰くハルートの太陽炉は無事らしいぞ
Twitterで言ってた

ロゴスとラクシズに武力介入期待

864氏のも面白そう、だから余計に思う
「続いてくれ」と…

>>902
太陽炉さえ無事なら旧型機に移植するだけでいいからトレミーが直り次第、すぐに出発できるな

ロックオンはデュナメスリペアに載せればいいしハルートはダルマ状態だったとしても用途が電池だから問題ないな。
エクシアが余るがほかの人載せるのは刹那が許さんだろ

この時点のトレミーって電池要らずじゃ

劇場版って確かトレミーが電池無しでトランザム可能だし連邦の戦艦もトランザム可能な性能だったよね

粒子が自給自足できないだけで劇場版は擬似と純正の性能差ほぼないんやったか

>>907
いや、コンデンサが大容量になっただけで、不要じゃない

>>908
2ndの最終決戦の段階でトレミー単独トランザムは可能になってる
連邦の戦艦も劇場版で見せたように可能
ただし、トレミー単独は非常に時間が短く、粒子の回復も出来ないから行動可能時間を大きく縮めるはず

>>909
正確に言うと、純正が補給無しで粒子を生み出し続ける
擬似が電力を使用して粒子を生み出す
あと、擬似だとイノベイターへの革新が促せないっていう違いがある


ここの人がよく言ってる、クアンタ1機でCE制圧できる　だけど、正直いろんな意味で無理だと思う。
1期のタクラマカンのような作戦なら、あの時以上に時間は掛かるだろうけどクアンタを撃破可能かもしれないし

え？外伝でフルセイバーがELS全滅？　明らかにアレは監督の描きたかったものじゃないし、設定としてもおかしいし、その後公式で、いろいろなクアンタ有利の仮定があっての話といわれてるからなぁ

>>910
アホみたいなＧＮフィールドと遠距離攻撃能力、ついでにワープがあるのをお忘れか
釘づけにできるわけないし逆にまとめて消し飛ばされるのがオチ

そもそも連合もザフトも協力しないし

そういった話は該当スレでやって欲しい
頼むから

済まぬ
強さ議論は荒れる可能性あるもんな

せいぎのそれすたるびいーいんぐがらくしずにてんちゅう！
らくしずだいはいぼく！
しん・あすかだいしょうり！
みたいなクッソつまらないＳＳにならないことを祈るぜ

しかしCBは『誰と』もしくは『どの陣営と』敵対するんだろうね？
デスティニープランに反対か賛成かで大分変わってくるし

個人的にはDPに賛成はしないんじゃないかと思ってるんだけど
遺伝子で人間に格差をつけるようなものだし、リボンズと大差ない気がするし（リボンズはイノベイドを優良種と
定義して、劣等種を導くって言ってたから）

まずはユニウスセブン破壊から介入するのかな？

そもそもCBがロゴスとラクシズ潰した後にデスティニープラン提唱しても誰も賛同しないと思う

DPはラクシズがぶっ潰したけど、その後ラクシズはどういう風に導くんだろう？
結局既得権益の塊みたいな連中だからDPに反対したんじゃないの？

そわそわ……最後の書き溜めうｐしてもいいよね

ピッ……ピッ……ピッ……ピッ……
規則正しい電子音が、白い部屋を満たしていた。
小さく可憐な手を柔らかく握り、一人の少年が祈りを捧げるように傍らにあるベッドで
眠る少女に寄り添っている。
ベッドには小さな女の子が眠り続けている。体中のあちこちに電子コードをつなぎ、
けれどその寝顔は安らかに眠っているように見える。
だが、この少女はもう２年近くもこの病室で眠り続けていた。
今日も少年はささやくように少女に語りかける。

「ごめんな、マユ。お兄ちゃん、今度お仕事で遠くに行かなくちゃいけなくなったんだ」

今にも泣きたそうな顔をしながら、少年は語る。
もう、二年も続けている行為。兄として、そしてたった一人の守るべき家族として
少年は強くあろうとする。

「でも大丈夫。休みをもらえたら、すぐこうしてマユのところに帰ってくるよ。
だから、待っててくれよな――――マユ」

泣きたい想いを飲み込み、やわらかく微笑みかけながら少年は語った。


ピピピピピッ。
少年の懐からアラームの音が鳴り響く。
もう時間か……少年は億劫な思いになりながら少女の手をそっとベッドの中に戻し、
立ち上がる。去り際にもう一度だけ、少女に『行ってきます、マユ』と別れを告げた。

長い廊下を少年は足早に歩く。
鼻につく消毒液のにおいのする病院。だが少年はもう慣れていた、そのにおいに。
何度も何度も病室で眠り続ける妹、マユ・アスカのために見舞いに来ていたことが分かる。

「あっ」

廊下の先で、少年の見知った顔の女性が目に付いた。
柔らかな金髪をした女性看護士は、手を小さく振って彼に挨拶をしている。
職場へ向かうため毅然としていた表情を彼は、少しだけ表情を緩め彼女のほうへ向かった。
女性は少年を出迎え、ふわりとした微笑をうかべていた。

「今日も来ていたのね、シン君」
「お世話になっています、レミさん。マユに会えるのが、これから難しくなりますから」

困ったように表情をゆるませ、彼シン・アスカは零した。
戦災によりオーブから焼きだされて以来、眠り続ける幼い妹の命。
年頃の少年が背負うにはあまりにも重過ぎるそれに、女性看護士は少しでも彼が癒される
よう優しく微笑みかけ、ふわりと少年の一見華奢に見える体を柔らかく抱きしめた。
鼻腔に女性看護士の爽やかな香りがし、気恥ずかしげに少年は頬を赤らめる。
初心な少年のしぐさに好感を抱きながらも、彼女は毅然とした表情で彼の瞳を見つめた。
そっと少年の頬を包むように、彼女は白く細い手で触れる。

彼の真紅の瞳に、女性看護士の美しい顔が映る。

「いいこと、シン君。どんなときでも決して諦めたりしては駄目よ。
あの子にはあなたが。あなたにはあの子が必要なの。だから……」

彼女の唇からその先は語れなかった。その言葉を口にした瞬間、実際に起こってしまい
そうで恐ろしいから。『決して死を願ったりしてはダメよ』という一言が。
戦場など知らぬ彼女だが、自らの命に諦める人を数多く見てきた。だからこそ思う、
戦場などという狂った場所で、この少年が死を望んでしまわぬことを。

これより、彼の所属する最新鋭艦・ミネルバは月軌道周辺にて防衛部隊の一部となる。
戦時中で無いとはいえ、地球連合軍及びナチュラルとの緊張感は続いており、何が火種で
戦端が始まるといえない状況が未だ続いている。
生きるため、妹を守るためとはいえ、兵士になるしかなかった幼さの抜けぬ少年のことを
思うと、彼女の胸に熱い想いがこみ上げえてくる。

『何故、こんなにも世界は争いに満ちているの』