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掌から打ち出された小粒なビームがガンデッドを捉え始めた時
「ここだぁ!」
フリットは急激な逆噴射で敵MS群を過ぎ去りその全体と敵艦を同じ視界に入れたた時
ガンデッドは自身の左腕を右腕に差込みコアと左肩のジェネレータからエネルギーを集める
右腕に折りたたまれた砲身が展開し、コクピットに情報を送る
「プラズマエネルギー収束、ギガントブラスター出力最大、ハイパー・キャノン砲発射!」
フリットがトリガーを引くと目の前が眩い光に溢れ、目の前のMSやデブリが一掃され
後方のファ・ボーゼの側面が深く抉られる
「うおおおおお!」
そのまま腕の向きを変え周辺のMSをなぎ払いながら表面装甲を切り裂く
「な…なんだこの衝撃は!?」
「第3ブロック中央から後方被弾!エンジンの一部も破壊されました」
「くぬぅ!生意気な!」
「レーダーに新たな敵影!連邦のパトロール艦隊です!」
「ガンダムは捨て置けんが…このままでは本隊まで嗅ぎつけられかねん、傘を使え!離脱するぞ!」
煙を吐きながら目の前から巨大な戦艦が消えていく様に連邦兵は驚きを隠せず
ただ見ているだけで先ほどの戦いが嘘の様に基地廃墟周辺は静かになった
『フリット!無事のようじゃな、近くのコロニーのパトロール隊が来ておる
合流してわしらもコロニーに寄港するぞ、お前も早く帰還しろ』
「分かってるよすぐに戻るって、なんとか追い払えたけどこのままじゃいずれまた被害が出る…」
『全くお前は無茶しよる、後見人になったばかりなのにハラハラさせんでくれよ』
「あのさバルガス、連邦の軍学校って僕でも入れるかな…もっと多くの人を守れる様に」
『なに士官学校?まだ入れる年齢でないし、第一お前さんは先にスクールの修了証明をだな』
「うわぁ忘れてた、学校無くなったんだった」
時A.G151年、フリット、頭を抱えながらも士官学校を目指すと決意