刹那「エヴァ初号機、刹那・F・セイエイ、目標を殲滅する!」
エヴァとか厚かましいんだよ00厨
ミサト「良いわね刹那君」
刹那「……だ…」
リツコ「今は歩くことだけを考えて」
刹那「エヴァンゲリオンだ…」
ミサト「え?」
刹那「俺がエヴァンゲリオンだ!」
刹那じゃあっさりエヴァと一つになるだろ
ティエリア「万死に値するよ」
刹那「バンシ?」
ティエリア「死ねってことさ」
こいつ悩んだりしなさそうだから面白くない
破の覚醒シンジさん見て
ちょっとトランザムと純粋種せっさんを思い出した。
アスカ「で、どれがサードチルドレンなの?まさか今の…」
刹那「俺だ」
アスカ「え?」
ミサト「彼がエヴァ初号機の専属パイロット、サードチルドレン、刹那・F・セイエイ君よ」
アスカ「(カ、カッコイイじゃない…///)」
刹那「目標をセンターに入れて狙い撃つ・・・目標をセンターに入れて狙い撃つ・・・目標を」
せっさん普通にイケメンだからなあ
3号機戦で刹那の場合だと
人が乗ってる事に躊躇しながらも
ゲンドウの言葉通り、自分がやられないために目標撃破
撃破後に中身がトウジって判明して「す、鈴原トウジ……うわぁぁぁぁぁ!!」
ってロックオン死亡時並に叫ぶ展開だろうな。
ゲンドウ「…出撃」
ミサト「出撃?!零号機は凍結中のはずでしょ?!」
ゲンドウ「刹那、お前が乗れ」
刹那「…わかった」
ミサト「(ものわかり良すぎっ!)」
刹那「………」
レイ「………」
刹那「………」
レイ「………」
あれ?似たような展開10年位前スパロボで見たような
レイ=フェルト
アスカ=ネーナ
ミサト=スメラギ
カヲル「…君、あんまり好意に値しないな」
イスラフェル=アレハレ
マリ「裏コード…トランザムっ!!」
シンジの代わりって事は年齢的に1期のせっちゃんなわけで
やばいな、決戦!第3新東京市で詰みゲーになりそうだ。
ラミエルに射撃が当たらん。
刹那「世界を救うため、俺は俺の意志で使徒を駆逐する!」
こんな感じになるだろうからあまり悩みそうにない
戦場育ちだから初戦でもビビらないだろうし
>>19 刹那「俺は…エヴァンゲリオンになれない…」
刹那だったら100発100中のプログナイフ投げが見られそうだ
刹那「カヲル…貴様のような男がエヴァに乗るなどっ…!」
刹那とカヲルはなんでかすげー相性悪そうな気がするw
>>23 仲悪くなりそうだよなw
刹那「貴様は…!俺に近づき、俺を裏切り
その上で神を語るつもりか渚カヲルっ!!」
>>23 カヲルも本気のガチバトルを仕掛けてきそうだなww
>>24 カヲル「そうしたのは君だ!リリンという存在だッ!!」
カヲル君系統的にちょっとリボンズっぽいからかなw
レイ:無口同士だけど何となく戦いの中でお互いに分かり合っていきそう
アスカ:相性悪そう。刹那、ネーナも苦手だったみたいだし。
トウジ:殴られた時に殴り返す。ちょっと険悪
レイくらいか?相性悪く無さそうなの。
>>28 トウジとは仲良くなれそうだけどな
っていうかああいうとき絶対殴り返さない、被害者ぶらないのが刹那だぞ
>>29 そういわれればそうか。
サジにもライルにも殴られっぱなしだったもんな。
無言でトウジの拳を受け入れて、シャムシェル戦で助けて仲良くなるって
シンジとあんま変わらない流れになりそうかな。
刹那ってシンジとはまた違う系統で内罰的だからな
バキッ
トウジ「すまんなぁ転校生、ワシはお前を殴らなあかん。殴っとかな気が済まんのや」
刹那「俺がエヴァに乗るのは理由があるからだ。分かってもらおうとは思わない。恨んでくれて構わない」
殴り返すのはスパロボのヒイロだなw
「悪く思うな、1発は1発だ」
>>23ー27
刹那とカヲルのガチバトルMITEEEEEwwww
刹那主人公なら間違いなくラスボスはカヲルw
カヲル「これが人間か…」
ガチでサードインパクトを起こしにかかるカヲル君
エヴァ初号機セブンソード(プログナイフ×5 カウンターソード、マゴロク)装備で
ターミナルドグマで待ち構える刹那。リリスの前で最終決戦が始まる!!
よし、ここまで来たら職人による刹那のヱヴァが見たいな!
職人さん、お願いします!
加治さんが刹那のいい兄貴分になってくれそうだ
アスカ「アンタって、つくづくエヴァバカね!」
刹那「ありがとう、最高の誉め言葉だ」
アスカ「なっ、何よ…バッカじゃないの…///」
体育の時間(男子はグラウンド、女子はプール)
女子A「やだー男子がこっち見てる〜」
女子B「鈴原の目つきやらし〜」
女子数名「刹那く〜ん」
刹那「………」
プールの方を見つめる刹那
次の瞬間プールにはミサイルが直撃!
吹き飛ぶ生徒。阿鼻叫喚を見つめる刹那。
と言う妄想を普段から学校でしてしまう刹那
綾波「ごめんなさい。私はこんな時、どんな顔をしたらいいかわからない」
刹那「俺もわからん」
>>44 wwwwww
二期の刹那なら「笑えばいい」って言えそうだけど16歳の刹那には厳しいだろうなw
>>44 ちょwwwwそれじゃオチないじゃないかwwwww
EOEではアスカと一緒に量産機相手に大立ち回り
「オレが・・・オレたちが・・・エヴァンゲリオンだっ!!」で
うなぎどもを駆逐してくれそうだ。
レイが自爆して吹っ飛んで流石にちょっと落ち込む刹那
慰めようとして手を握ろうとするミサトに「俺に触れるなっ!!」
取り敢えずせっちゃんがどうやってラミエル倒すか考えようぜ
ポジトロンスナイパーライフルは2期せっさんじゃないと無理だ。
カヲル「ゴロゴロし〜た〜い〜♪」
カヲル「歌は良いねぇ。そう思わないか?刹那・F・セイエイ君」
刹那「動け…動いてくれエヴァ初号機……!」
「ここには…弐号機と…零号機と……オレがいるっ!!!」
ゲンドウ「乗るのか乗らないのか、乗らないなら帰r」
刹那「俺がエヴァだ!」
おい、みんな。
エヴァOPの最後のシンジの笑顔を、刹那で想像できるか?
俺は…出来ないね…。
レイ「何泣いてるの…」
刹那「お前が泣かないからだ」
刹那「何か用か、惣流・アスカ・ラングレー」
アスカ「アンタぶゎっかぁ?!フルネームで呼ばないでっていつも言ってるでしょ!!」
刹那「何の用だ、葛城ミサト」
ミサト「…刹那君、私は一応あなたの上司なのよ?」
ミサト「はぁ…また命令違反…。」
刹那ならミサトさんの家に居候せずに一人で住みたがるだろうな…
まぁそれでもミサトさんが「これは命令よ」とか言って無理矢理連れてくかもしれんがw
『せっちゃんのおへや(はぁと)』
60 :
通常の名無しさんの3倍:2009/07/11(土) 20:34:35 ID:VQROtwa8
スメラギ「サービスサービス」
ペンペン見てもフルチン見られても動じないな
レリエルのディラックの海ブチ破って出てくるシーンが相当カッコイイことになりそうだな
ユニゾン練習のダンス、刹那絶対嫌がると思うんだ。
刹那は任務なら何でもするってタイプじゃないのか
ドラマCDか
>>63 あの回はただでさえギャグ回なのに、刹那がやると更に面白いことになりそうだww
ユニゾンダンスは刹那ならすぐにマスターできそうだ
運動神経べらぼうにいいんだよな確か
アスカ「こ…これは、日本j」
刹那「日本人は形から入るものだとか言われて
葛城ミサトに無理矢理着せられた。そこに何か他意があるのか?」
鈴原(そもそもお前日本人ちゃうやないか…)
参号機戦その後=サジレイプ
刹那「じゃあ味噌汁はどうだ?…暖まるぞ」
ミサト「刹那君、暴走はしちゃダメよ」
刹那「ああ、分かっている」
マヤ「初号機、再起動!そんな…動けるはずありません!」
リツコ「まさか…暴走?!」
ミサト「…あのバカ」
カヲル「もう終わりなのかい?」
刹那「ああ、もう寝なければ」
カヲル「君と?」
刹那「イカレているのか?」
ミサト「ミサト、でいいわよ。改めてよろしくね、刹那・F・セイエイ君」
刹那「ちょりーっすwwwよろしちょりーっすwwww」
ミサト「げ、元気な子ね…」
>>49 直前に兄貴分死なせとけば
「狙い撃つ!」とか言って命中率各段の上がるさ
じゃあ、加持さんには早めに来日して貰って
早めに刹那に影響を与えて、早めに死んで貰わないとな・・・
レイ「あなたは死なないわ。私が守るもの」
刹那「その必要はない。一撃で殲滅する」
刹那ならレイとのおっぱい事件も回避できるな。
裸見ても動じなさそうw
まぁ、せっさんは全裸への耐性は恐らく全ガンダムパイロット中最高だろうからな。
全裸空間をあれほど形成しまくった奴は他には居ない。
せっさんは、全裸よりMS見て興奮するタイプだからなw
エヴァに一度溶け込んだら最後
二度と戻ってきそうにない
MS萌え的な意味で
刹那だったら逃げちゃダメだってセリフは出てこないなw
>>85 多分、あそこは「俺がエヴァンゲリオンだ…俺がエヴァンゲリオンだ…俺がエヴァンゲリオンだ…」
とかに変わるなw
>>85 「俺はエヴァになれない・・・エヴァになれない・・・エヴァになれない・・・」
あくまでこのスレは001期の性格の刹那がシンジの役回りだったらで進んでいるが
もしも刹那というかソランがゲンドウの子供として普通に育ってシンジと同じ境遇になったら
どうなったんだろうな。
>>84 エヴァに溶け込むのは母体回帰って意味合いがあるから
結局は振り切って戻るんじゃないか
母親殺しの過去や擬似母のマリナを振り切って戦いを選んだように
アスカ「ねぇ、キスしよっか」
刹那「断る。そんな暇はない」
>>88 母ちゃん死んだし、父ちゃんはああだし
結局のところ、この世界に神なんていない・・・って結局になりそうだ、ソラン少年
本質が違い過ぎるからシンジみたいにはならんだろうな
まあ、ソランが神認定するエヴァは結局母親なんだがな
刹那も母性に揺れ続けてたから結構しっくりハマりそうだ
刹那「……」
リツコ「あら、どうしたの、初号機を見つめちゃって」
刹那「頼みがある」
リツコ「何かしら?初号機の装備内容かしら?」
刹那「装甲を変えて欲しい
プランならある、これだ」
リツコ「装甲の変更…?
現状では無理だけど一応要望として受け取っておくわ」
刹那「ああ」
ミサト「あら、リツコなに見てるのよ」
リツコ「刹那君からの初号機の装甲プランのスケッチよ、見る?面白いわよ」
ミサト「ん〜『えくしあ』?』
アスカは病む前に仲間2人とも無口だと心労で倒れそうだな
>>88 俺は少々強引なシナリオを幻視した。
ユイとゲンドウはある理由で中東に滞在してた時、
謎の巨人を見たという情報を聞いて、その現場へ急行したところに
満身創痍の刹那を発見する。
刹那は『神はいないと思ってたら…神がいた』という台詞に近い事を口走る。
(つまり、エヴァかもしくは使途に助けられた。
台詞が要約になってるのは、刹那らしい返答が思いつかなかった為。反省)
詳しく調べると紛争で戦っていたソルジャーチャイルドだという事が発覚。
さらに親殺しをも経験してる偽の神に洗脳された少年だという事がわかる。
それを受けて、ユイが刹那を養子にする事を決意する。
…なんていう流れで。
見たのが使途かまだ完成してないはずのエヴァなのかで、
話が広がると思い、こんな設定に。
なお、ここでのゲンドウとユイは子供に恵まれなかったという設定で。
んじゃ、初号機のコアはユイじゃないのか?という話になるんだが、
そこを膨らますのも面白い。実は刹那が殺したはずの母親がいたでも面白いと思う。
そうなると消えたユイはどこに?とか、謎が膨らむという感じで。
その設定なら割と無理なくエヴァ一話に繋げれそうだな
>>94 スレタイからネタスレのみかと思いきや、クロスSSスレにも化けそうだな
刹那は碇刹那なのかそれとも刹那・F・セイエイなのか
仮に刹那・F・セイエイを名乗ってるとしたらそこにも何かドラマが有るんだろうな。
一方その頃シンちゃんは…
シンジ「僕は…僕は、ソレスタルビーイングのガンダムマイスター、碇シンジです!!!」
グラハム「よく言ったガンダムゥーッ!!!!」
しかしそれだと綾波はどうなる?
せっさんならEOEで戦自が攻めてきた時も自力で白兵戦こなして初号機までたどり着きそうだなww
まあプロだからな
しかも戦場育ち
宮野「俺が初号機だ」
ブシドー「私が新2号機だ」
ミサト「あれぇ?せっちゃん、おダシ変えたぁ?」
刹那「ああ、赤木博士からもらった鰹ダシだ」
>>99 ガラガラガラ
レイ「ハァ、ハァ…」
ドォーン!!!(サキエルの攻撃で揺れる)
レイ「ううっ!!」(ベッドから落ちて刹那に接触する)
刹那「俺に触るな!!!」
カヲル「この気持ち、まさしく愛だよ!」
刹那ならアスカじゃなく弐号機で最低だ俺するな
刹那「……クラビカルアンテナ?」
カタッ
ガンダム「……」
刹那「あ…あ…ガンダム!こ、これは違」
ドシン!ドシン!
刹那「うあっ!」ドサガション!!
ガンダム「………」
刹那「…………」
刹那「あ、ス、すまない……こ、これ、新しくなったコンデンサー、届けようと、…思って……」
ガンダム「……」
刹那「済まない!!!」タッタッタッ
ガンダム「………」
意味わかんね
111 :
通常の名無しさんの3倍:2009/07/12(日) 11:37:05 ID:SOl64eoM
アスカ「あんたバカァ!」
刹那「俺はエヴァ!」
使徒→イノベイター
第一使徒リボンズ
アレハンドロ「そうだ。最初のえんじぇう、リボンズだよ」
シンジが00に来たら、沙慈とキャラ被りすぎてダメだろw
まさかの接点!
つか、業界はわりと狭いからこういう事はざらか。
しかし、それでも驚いたわ。
思わずグラハムを超えてブシドーな台詞をいわざるえない!
刹那「あれがエヴァ弐号機…」
アスカ「えぇ。アンタの初号機や零号機とは違う、本物のエヴァンゲリオンよ!」
刹那「赤いからか」
アスカ「え?」
刹那「やはり赤い奴は通常の3倍速いのか!」
アスカ「あの…ちょっと?」
刹那「やはり綾波レイが零のパイロットなのはシステムに選ばれたからなのか!?だが俺のエヴァはツインアイで角がある!そうだ!俺が!俺達が…」
ガンッ!!
ミサト「まぁ、こんな子だけど…仲良くしてね?」
アスカ「無理だと思う」
キラだったらシンジとほぼ同じになっちゃうかもなー
でも人類補完計画は作動しないだろう
>>114 「僕はあんなにヘタレじゃない!」という叫び声が、トレミーに木霊しているですぅw
ガンダムファイターならいざ知らず通常のパイロットなら
腕や足が吹っ飛んだ時点で気絶するかもしれん。
初号機には刹那が殺してしまった母親の魂が宿っているのか
>>122 気づかせないで欲しかった…
どうすんだよ
この鬱設定…
いや、そのくらいが良いかも知れない。
そうでないとゼルエル戦で溶けた時「俺はエヴァになった」と帰ってこない恐れ大。
カヲル「さぁ、僕を消してくれ。そうしなければ君達が消える事になる。滅びの時をまn」
刹那「了解した」
ドグシャア ポチャーン
ノータイムで握り潰すな
いっその事他のマイスターもパイロットとして召喚したらどうだろう
零号機…ティエリア
弐号機…アレルヤ
3号機…ロックオン
量産型…トリニティ
駄目かな?
>>126 スレタイに反してる
つーかそれだと同じ世界のキャラ大杉てつまんね
刹那「俺はどうなってもいい…世界がどうなろうが構わない! だが、○○○だけは返してもらうっ!」
…うーん、刹那が「世界がどうなろうとは構わない」ってのは想像がつかないし、
これほど執着する相手がいたら何かもう刹那じゃないような気がする
スレタイに反するけどシンジだからエヴァは良いという話ではあるからね。
メタ的な話だが今回はそれこそ12年越しのカタルシスだし。
絡みに関してはスパロボ待ちか?
内容としてはまぁ埋葬確定だろうが、αの時のヒイロとの差異とか沙慈の動きとかが
流れを判らなくさせるな
>>122 アラエルみたいな精神攻撃受けたらさすがの刹那も壊れるな…
>>120 本気のシンジさんは沙慈よりずっと漢だぞ
>>131 辛い過去を思い出しまくりでやられながらも対抗するために「俺がエヴァだ俺がエヴァだ俺がエヴァだ」って連呼してるはずだ
>>132 うん。本気を出したシンジくんは漢だ。
ただ、その本気を出すまでがややこしいんだアノ子は
破のシンジさんはもはや別人だからな
欲を言えばアスカのとき熱血して欲しかったがorz
レイ「セイエイ君といるとゴロゴロするの。だから、セイエイ君も碇司令と仲良くなって、ゴロゴロしてほしいと思う」
綾波「碇くんといると、ブロブロする」
大野木「……なんだこりゃ? 新しいメカか?」
シンジ「サジさんっ!!ドッキングだ!!」
サジ「りょ、了解っ!!」
>>137 普段は性格かぶってるなw
沙・シ「僕は戦いたくなんかないのに・・・」
刹那「エヴァに乗るかどうかで悩む奴なんているのか?」
マリ「さ〜ぁ?」
>>139 シンジ「わかってますよ、ティエリアさん。もういいじゃないですか、勝ったんだから。言われれば乗りますよ、乗れば良いんでしょ」
初期のティエリアだったら撃ち殺しかねないw
グラハム「隠れてないで出てきたまえ!」
シンジ「あ、あの…僕、このあたりで戦闘があったって聞いて…それで…」
マリ「しっあわっせはぁ〜♪あ〜るいてこ〜ない♪だ〜からあるいてゆくんだね〜♪」
刹那「歌が…歌が聞こえる…」
刹那だったらマリと激突しないで
避けるか受け止めるかぐらいしそうだな
カヲル「I love you〜♪I trust you〜♪君の孤独をわけてほし〜♪
…歌はいいねぇ。リリンが生み出s
刹那「貴様ッ、何者だ?!」ジャキッ
>>145 マリ「…君、いい匂い…LCLの香りがする…クンカクンカ」
刹那「俺に触れるなッ!!」
ひろし「ちょいさー!」
マリ「よっ、ほっ、はっ」
ひろし「ところがぎっちょん!」
マリ「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれっ!」
ちょっと見てみたい対決
シンジ「…ちゃダメだ…」
ロックオン「おい、聞いてんのかシンジィ?返事しろぉ!」
シンジ「…げちゃダメだ、逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ!」
ロックオン「おおおおいちょっと待てシンジ!シンジ!」
アレルヤ「子供のお守りをよろしく」
ティエリア「作戦行動に移る」
ハロ「ビンボークジ!ビンボークジ!」
グラハム「この気持ち・・・まさしく愛だッ!」
シンジ「アッーーー!」
沙慈とライルに殴られたら、シンジ死ぬなw
>>151 その前に多分シンジはアニュー殺せないと思う…
>>152 そうするとライルが確実に死ぬから、貞本エヴァのトウジポジションか
シンジ「イノベイターのせいでライルさんは死んだんだ!」
ティエリア「そして君は、ただ見ていただけだった」
やっぱりシンジは純粋種になるの?
それでトランザム空間で裸のグラハムと・・・
それ以前にシンジの性格で、ボロシア駆ってアロウズに戦いを挑めるかどうか・・・
>>153 刹那はカヲルと相性悪いって話が上にあったが
シンジはティエリアと相性悪そうだよなw
ティエリアと刹那は最終的に友情を結んだが、
シンジとティエリアとなると…撃ち殺されるのが先臭いwww
つか、ソレスタに参加する事すら出来無そうなんだがwww
普通に考えれば選考外の人材のはず。仮にスカウトしてもシンジは断わるだろうがな。
二期の沙慈ように、やもえずトレミーorガンダムへ搭乗させるケースが似合うか。
…でも、仮にスカウトされるような(戦争根絶したいと思う)理由を持つとしたら、
どんな風なエピソードになるのだろうか?
刹那のように、戦争に放り出されてガンダムに救われるような事が必要かもしれない。
…まあ、そんなのを経験した時点でシンジじゃなくなるだろうけど。
>>128 自分の心を大儀の元に押し込められそうになっているのに反発しているのがシンジで
大義の元に個を抑え込むことを自分の意志で選んだのが刹那だから
ベクトルとしては正反対の主人公なんだよな
まぁヴェーダが選んだならティエリアはとりあえずは認めそうだがな
サキエル「オイオイどこのどいつだ?分かってんのか?俺はスペシャル様なんだぜ?」
ゲンドウ「勝ったな」
刹那「ああ」
シンジ「僕がどうなってもいい…世界がどうなったっていい…!!
でもルイスだけは…せめてルイスだけは、絶対に助けるっ!!!」
サジ「あれ?えーっと…」
>>162 サキエル「模擬戦なんだよぉ―――!!」ドォォーン
青葉「目標、完全に沈黙しました」
ラッセ「よぉ。たまにはデートでもどうだ?」
シンジ「…僕、男ですよ?」
ラッセ「愛に性別は関係ないぜ?」
シンジ「ア゛ッー!!」
刹那「零号機を返せえぇぇぇ!!」
綾波「…」
刹那一応料理できるけど弁当なんて作らないから話が成立しねぇww
刹那とゲンドウは和解する必要もなくうまくやりそうだな
せっさん父親に関しては割とどうでもいい人だしな
シンジには沙慈救出は無理だなw
一期サジルイとシンジは仲良くなれそうだな
ルイス「ねぇさじぃ〜、あたしこの子のこと気に入っちゃったーww」
サジシン「「え゛えぇっ?!」」
一期でのシンジはTV版、二期でのシンジは新劇場版:破の性格にすれば、あんまり違和感無いかも
TVシンジに、1期1話刹那並みの決意が持てるくらいなら、あんなオチにはならん気が
刹那「葛城ミサト」
ミサト「何?」
刹那「(ペンペンの首根っこ掴んで)これは?」
ミサト「ああ、彼?温泉ペンギンよ」
刹那「こんな鳥がいるのか」
ミサト「名前はペンペン、もう1人の同居人。それより前隠したら?」
刹那「すまない」
フルチンでも冷静なんだろうな
仁王立ちしてても違和感ねーな
綾波の裸見ても気にせずにカード渡して帰るだろうな
眼鏡もシカトして
>>177 綾波「何?」
刹那「IDを持ってきた」
綾波「そう」
刹那「ここに置いておく」
※注 綾波は全裸
異様なシーンですね
視聴者の間がもたない
一期のバカンスでおっぱいガン見してた刹那さんなら、動じることなく視姦してくれるはずだ
レイ・アスカ・ミサト「私と一つにならない?」
刹那「断る。」
初号機「私とひとつにならない?」
刹那「了解」
アスカ「ちょっとアンタ、クルジス語で考えてるでしょ!ちゃんとドイツ語で考えてよっ!」
刹那「バームクーヘン」
綾波「セイエイくん…戻ってきて。私はもう、わら人形には戻りたくない」
刹那「だが断る」
シンジ「楽しみだな〜食事会。…でも、ルイスの料理って大丈夫なのかな?」
→宅ピザでした。
シンジなら、パーティー会場でビリーに
「この男はソレスタルビーイングだ!」って言われたら腰ぬかしそうw
別に刹那ってエヴァに放り込んでも世界観を変えれるようなパワーを持った主人公とはとても思えんけどな
所詮一期じゃ狂信者だし
狂信者にもなれない、ホントにあらゆる点で半端者なのがTV版シンジじゃん。
何か一つ目標を定めて、それに向けて努力をする力がシンジにあれば、あのラストには至らないはず。
>>187 狂信者だからこそ世界観が変わると思うんだが…
ネタスレで、マジレスすんな!と言ってみる
とりあえず、刹那版エヴァはかなりネタ度が高くなりそうだから、一度見てみたいw
結局補完計画を突き進めたのは「ユイたんに会いたいハァハァ」というゲンドウのリビドーだしな
刹那とアスカが絡むとフルメタっぽくなりそうな気がする
>>183 刹那だったらアスカに一緒に乗れって言われても乗らなさそう…
刹那「だったら見せてみろ。お前の言う本物のエヴァンゲリオンを」
アスカ「言われなくたって、見せてあげるわよっ!!」
刹那にライバル意識持ち始めるアスカ
ミサト「大人のキs(ry」
刹那「俺に触れるな!」
綾波「セイエイくんの手(ry」
刹那「俺に触れるな!」
刹那「俺に触れるな!」
カヲル「一次的接触を極端に避けるね、君は。怖いのかい?人と触れ合うのが」
刹那「(なんだコイツ…)」
即前歯全部折り
関係ないけど参号機ってカラーリング的にグラハムに似合うな。アメリカ産だし
>>199 ミサト「紹介するわ。アメリカ空軍のエース、エヴァ3号機専属パイロット、グラハム・エーカー上級大尉よ」
グラハム「初めましてだなぁ、第三の少年!」
>>201 リツコ「ありえないわ、エヴァは14歳の少年少女しか動かせない筈・・・」
ハム「そんな道理、私の無理で(ry」
こうですね、わかります
>>201-202 永遠の14歳フイタwwww
まあ、厳密にやりすぎると刹那すら操縦不能になるからな。
一応、14歳バージョンどころか、10歳バージョンもあるし、
間を取って15歳搭乗でもいいんだけどね。
カヲルも実は15歳だって話だしな。
セカンドインパクト発生時刻生まれだっけ?
まぁカヲルはエヴァ操ってるだけだから実際年齢は関係ない
グラハム「気合いで居合ッ!!」
ちゅどーん
日向「目標は完全に沈黙しました!」
リツコ「まさか…侵食タイプの使徒を気合いだけで殲滅するなんて…!!」
マヤ「そんな…信じられません!いえ、理論上ありえないです!」
ミサト「でも事実なのよ。まずは事実を受け止めて、それから原因を探ってみて」
刹那「手強い奴…」
グラハムなら使徒の精神攻撃すら跳ね返しそうだなw
>>205 アスカ「チートよ!そんなのチートよ!!」
>>206 「その気持ち、まさしく愛だ!!」とか言っちゃうのかw
ホントにやってるとはいえ、そんな戦闘は嫌だw
次の日
グラハム「諸君!朝の挨拶、則ちおはようという言葉を謹んで贈らせていただこう!」
アスカ「なぁんでアンタがここにいんのよッ?!」
グラハム「本日付けで君達のクラスの英語教師に着任したグラハム・エーカー上級大尉だ」
刹那「教師だろ」
やっぱり刹那はアスカのこともフルネーム呼びなのだろうか?
かなりめんどくさいなw
仲良くなったら呼び捨てだろう
>>210 アスカ「…今日、どさくさに紛れて名前呼んだでしょ」
刹那「…そうだったか」
アスカ「特別にアスカ、でいいわよ。あたしもバカ刹那って呼ぶから」
刹那「式波・アスカ・ラングレー、アンタは何故エヴァに乗る?」
アスカ「(プッツーン)」
刹那「貴様はエヴァではない」
刹那にエヴァから降りろと言ったら銃を向けられるな
>>212 なんというバカ刹那w
何だかんだで刹那とアスカは相性良さそうだけど(ボケとツッコミ的な意味で)、刹那とレイは会話が成立しづらいから難しいかもな
グラハム「身持ちが堅いな!ラミエル!」
グラハム「まさか2体になるとは…聞いてないぞイスラフェル!」
グラハム「撤退命令だと…!?くっ…ようやくレリエルに巡り会えたというのに…」
グラハム「抱きしめたいなぁ!アルミサエル!」
グラハム「よくいった!タブリスー!」
グラハムのセリフの方がエヴァと合うんだがw
アスカって00のキャラならコーラに当たるポジションだと思うんだが。
ただ、コーラの持ってる超楽天性は、アスカには全くないが。
アスカ「加持さんのキッスはいただきよっ!」
アスカ「ねぇ、ずっと気になってたんだけど刹那・F・セイエイのFって何なのよ?」
刹那「F型装備のFだ」
アスカ「温めたら私の胸も大きくなるかな?」
刹那「・・・・・(胸を一瞥してため息)」
アスカ「プッチーン」
刹那「初号機、刹那Fセイエイ。目標を咀嚼する!」
ハム「歌はいいなぁ!少年!」
微妙にスレチだが破のシンジは「よく言った少年!」って思ったわ
グラハムのセリフは何か表現したいときに便利だから困る
ハム「私を握り潰し、その手に勝利を掴んでみせろ!」
バキボキグシャ
ぼちゃーん
>>225 なんかATフィールドあんまり強くなさそうなイメージがあるな。
心の壁なんてなさそうだ。
>>225 ハムが最後の使徒で初号機の手の中でそんな事喚いてたら、シンジ君でもノータイムで殺るな
>>226 二期ではワンマンアーミーとか言って周りの人に心閉ざし気味だったじゃん
MSにしか心を開かない奴なんだよ
グラハム「さぁ!私と共にいこう!アダムの分身!そしてリリンの僕!」
日向「パターン青!間違いありません!使徒です!」
ミサト「使徒…!?あの青年が!?」
グラハム「フハハハハ!」
刹那「グラハム・エーカーが使徒というのは本当か!?」
ミサト「事実よ。受け止めなさい」
刹那「了解。3分で占滅する」
刹那「なっ…!?エヴァ弐号機と戦えだと…くっ、卑怯な!」
ハムが使徒とかwwwww
ハム「使徒道とは…死ぬことと見つけたり…!!」
対バルディエル戦
刹那「ダメだ・・・俺にはエヴァを傷つける事などできない・・・」
ゲンドウ「ダミープラグを使え」
刹那「やめろ!やめてくれ!」
とりあえず武士道とは死ぬことと見つけたりってのは
死んでるつもりで生きたほうが結果的に長生きするって事なんだけどね
>>235 ガンヲタならぬエヴァヲタの叫びwwww
刹那「俺がエヴァだ」
マヤ「シンクロ深度上昇!エヴァ側に引き込まれて行きます!このままじゃパイロットの精神が!」
刹那「がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁんだぁぁぁぁぁぁむぅぅぅぅぅう!」
第三使徒 エクシア
アスカ「バカ刹那!」
00もエヴァも大好物な俺にとってここは松屋のカレギュウのようなスレ
グラハム「プロフェッサー、この参号機を私色にチューンしていただきたい」
リツコ「って言われてもね…」
グラハム「期限は一週間でお願いしたい」
リツコ「無理ね。初号機の改修が最優先だもの」
アスカ「人類を守るくらい、私一人で十分よ!」
グラハム「あの巨大な使徒は私が相見える。干渉、手助け、一切無用!」
アスカ「ぬゎぁんですってぇ?!!アンタも何か言ったらどうなのよ、エコヒイキ!」
レイ「………」
刹那「(ダメだこいつら…)」
グラハム「ママ!」
アスカ「あたしは!スペシャルで!天才で!模擬戦なのよぉぉぉ!!」
旧劇場版
アスカ「殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる」
マヤ「ああ! アスカが!」
デーンデーテ、゙デーデーンデデーン(ガン○スター登場時の音楽)
「あ、あれは!」
刹那in初号機F型「お前達が、お前達のような白鰻がエヴァであるものか! そうだ! 俺が! 俺達がエヴァンゲリオンだ!」
グラハムin参号機マゴロク装備「やはり新型かぁ! だが! どれほどの性能差であろうと。 今日の私は、私達は!……阿修羅すら凌駕する存在だ!」
量産機フルボッコ
リツコ「ヒトの域に留めていたエヴァが本来の姿を取り戻していく。 ヒトのかけた呪縛を解いて、ヒトを超えた神に近い存在へと変わっていく。 .……純粋にヒトの願いを叶える。ただそれだけのために」
マヤ「私、もう見ていられない……(馬鹿馬鹿しくて)」
グラハムってマゴロクソードしか使わなそう…
ミサト「ライフルを出すわ、受け取って!」
グラハム「要らんっ!!」
グラハムまで出てくると無茶苦茶過ぎて面白くないな
刹那がエヴァ世界に溶け込んでるような溶け込んでないようなのがイイ
スレ前半くらいのとか
ブシドーはもとより、グラハムでも出オチだからなw
空気を壊すどころが、土台まで貫通する奴だから……。
よって、グラハムが乗るのは戦闘機止まりにするべき。
旧劇場版で初号機か弐号機と張り合うで十分おいしいし。
うむ。
少し暴走し過ぎたな…
クールダウンしないと
待てハムだと戦闘機でも阿修羅凌駕しちゃうから元の世界でシンジと絡ませとけば?
グラハム「グラハム・エーカー、君の存在に心奪われた男だッ!」
シンジ「逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ」
ならビースト弐号機の前世、ジェットアローンにでも乗せとくか……エヴァ2みたくなりそうだがw
早くスパロボでの絡みが見たいなー
マリナ「あなた、アザディスタンの人でしょ?」
シンジ「え?いや、そのー、あの…クルジス…です」
マリナ「え?ご、ごめんなさい」
シンジ「いえ、そんな。僕の方こそすみません」
マリナ「そんな。私の方こそ(ry」
シンジ「いえ、僕が(ry」
以下、延々とループ
シンジがマリナの屋敷に忍び込んだらエロイベントが起こる気が…
>>256 貧乏姫「ぐーすかぴーすか」
シンジ「はぁーはぁーはぁーはぁー・・・うっ」
シンジ「最低だ、俺って」
こうですね、ホント最低です
シンジ「マリナさんって、何かお母さんって感じがする」
マリナ「な、何を言うのよ…(私ってそんな歳に見られてるの…?!)」
一話
刹那「ゲンドウ…なぜ俺をここに呼んだ?」
ゲンドウ「お前が思っているとおりだ」
刹那「なるほど。俺にこのエヴァに乗ってあれと戦えというのか」
ゲンドウ「そうだ」
刹那「了解した」
ミサト、リツコ、綾波出番なし
刹那「前歯全部折ってやる!」
刹那ならそのセリフを口にするより先に折り始めていると思えてならない
ストレスで過呼吸になる刹那とか想像出来ねぇw
>>259 シンジ君より親子っぽいのは何故wwww
「で、カヲル君に暴行した理由は?彼、前歯全滅してたわよ」
「ヤツは綾波を…戦死者を侮辱した」
「なるほどね」
>>262 同様にアスカのプラグスーツを着る刹那も想像できんなw
>>265 俺はむしろ一切の恥じらいもなく、言われた通りにアスカのプラグスーツを着る刹那を想像した
レイ「碇指令」
ゲンドウ「レイか。どうした?」
レイ「こんにちは」
ゲンドウ「あぁ」
レイ「……」
ゲンドウ「……」
レイ「セイエイくん」
刹那「綾波レイ…」
レイ「こんにちは」
刹那「あぁ」
レイ「……」
刹那「……」
レイ「碇指令とセイエイくんは似てる気がする」
綾波と刹那なら最初から完璧にユニゾンしそうだw
惣流涙目w
なんだろう、一期刹那とアスカだと仲悪そうなのに二期刹那だとアスカがデレる様が目に浮かぶw
アスカが求めているのは自分を救ってくれる力強い存在だからな
>>269 アスカ「刹那さんは明日も仕事ー?」
刹那「あぁ。ネルフに呼ばれている」
アスカ「加治さんもー?」
加治「悪いな。俺の方も碇指令とちょっとな」
アスカ「えぇー!つまんなーい!」
刹那「俺なら夕方には戻れるが…」
アスカ「本当!?じゃあ買い物に付き合ってくれない!?」
刹那「了解」
アスカ「やったー!」
…って2期刹那だとパパと娘じゃねぇか!
何、このなごみ具合はwwwww
二期刹那の底知れぬものをみた気がしたwwww
ミサト「ちょーっち散らかってるけど、気にしないで」
刹那「…これが…ちょっち…?」
3号機のっとられ事件
刹那「貴様が・・・貴様がエヴァンゲリオンであるものか!」
アスカ「初めて気があったわね!」
ミサト「あの二人が・・・フォーメーションを?」
マヤ「遠慮なくボコってますね、三号機を」
マコト「うわあぶな!今のプラグに直撃するところでしたよ」
>>273 そりゃマンションにベッドしか置いてない奴には特にビックリだろうなw
せっちゃんがエヴァ世界で活躍してるそのころのシンちゃんは
「ふふふ、少年・・・儚げな少年! 私好みだ!」
「うわあああああああああああああああああ!?」
>>276 シンジ「もう…スメラギさん、飲みすぎですよ」
スメラギ「あーら、いいじゃないシンジくぅん」
シンジ「はぁ…何か元の世界と変わらない気がするなぁ」
マリ「モード反転、裏コード・BUSHIDO!」
リツコ「弐号機の角が兜に!?」
>>278 俺、劇場版みてないから聞くけど弐号機って劇場だと角があるの?
刹那ならシャムシェル戦でも器用にナイフ使って倒しそうな気がするなw
刹那「・・・赤いな、弐号機は。だが・・・」
リツコ「どうかしたの?」
刹那「何故、弐号機には初号機のような角が付いていない?」
リツコ「必要ないからじゃない?」
刹那「アンタは何もわかっていない!赤と角はセットなんだ!」
リツコ「・・・何なの?」
二期刹那だとミサトさんでもフツーに落としそうで困るなw
>>279 オデコのところにクワガタみたいなツノパーツがついてるよ
カヲル「僕はキミが好きだからね」
刹那「貴様は歪んでいる!」
刹那「武力による人類補完、エヴァがそれを為す! 俺と、共に!
俺が……俺達がエヴァンゲリオンだ!」
書いてから気づいたが刹那は人類補完については知らないか
グラハム「この想い、まさしく愛だ!」
シンジ「僕は男を好きにならないよ!」
ヤシマ作戦後
レイ「こういうとき、どんな顔をしていいのかわからないの」
刹那「…笑えばいい」
レイ「…(にっこり)」
刹那「…」
レイの微笑みに笑みを浮かべる刹那
レイ「…あなたも笑うのね」
刹那「嬉しいことがあれば、誰でも笑うさ…」
二期刹那ならフラグ量産するな
一気刹那ならフラグクラッシャー
ビリー「だけど人のフラグは遠慮なく折るよ、彼・・・」
ビリーはシンジにまでフラグバキボキ
>>283 dクス
赤に角は狙ってますね、分かります
>>288 だけど刹那は2期だと21だからロリ(ry
トウジ「済まんな、転校生。ワシはお前を殴らないかん。殴っとかなァ気がすまへんのや」
刹那「この世界に神はいない・・・」
バキッ
レイ・アスカ・ミサト『私とひとつになりたくない?』
刹那「ハッ!・・・夢か・・・いや、それよりも・・・ヤりたいのか・・・ヤりたがっているのか、俺は・・・」
せっちゃん思春期の悩み
刹那なら綾波・アスカ・ミサトじゃなく
初号機・弐号機・零号機
リツコ「刹那君、まずは歩くことだけを考えて」
刹那「歩く・・・」
リツコ「歩いた! いける!」
刹那「歩く・・歩く・・いや、このまま全速力で接近、奴の腕を取り可能ならば破壊。頭部からの光線に注意しつつ背後に回りカタをつける
武装は・・・ナイフか丁度いい」
サキエルフルボッコ
刹那、プログナイフ投げまくりw
刹那はラミエルにどうやって勝利するのだろう?
一期の刹那で精密射撃は無理な気が…。
マジレスするとあれ機械がほとんど調節してるんだから可能だろ
双子山からラミエルのコア目掛けてロンギヌスの槍を投げるとか
ロックオン死亡後の刹那なら「狙い撃つ!」の魔法の一言でアラ不思議。
いきなり命中率がうなぎ上りですよ!
そもそも一般人のシンちゃんですらできたのだからせっちゃんはそれよりは高い精度でできると思うが
てめーらシンジさんの射撃能力なめんなよw
地球の磁場自転の影響で直進しない陽電子砲を手動で、しかもかなりの距離からコア一点のみの狙撃成功してんだぞw
刹那の射撃下手ってのはあくまでパイロットとして一定水準をクリアした上での話だからなあ
ネタ的にはあえて素人並に下手糞にして話を進めてもいいとは思う
ルナ○リアじゃあるまいし・・・
射撃で牽制しつつ接近して切りまくるのが刹那だしなー
もともとエクシアのライフルは牽制用だからね
外しても問題無いんだよ
むしろ射撃上手かったら面白くないだろ
>>296 刹那「目標をセンターに入れてスイッチ」
刹那「目標をセンターに入れてスイッチ」
刹那「目標をセンターに入れてスイッチ」
リツコ「刹那君、プログナイフばかりそんなに投げないでちょうだい」
Qに出てくる8号機は黄金のエヴァンゲリオンかもしれんな
>>308 その戦法が有効ならむしろ投げても投げてもどんどん補給してくれるんじゃないかw
マヤ「初号機、ナイフ投擲、目標に命中!」
ミサト「次! 二番から三番に大型ナイフを! 刹那君、いけるわね!」
刹那「了解した」
普段も刹那がナイフ投げも合わせた訓練もするので、
初号機が自然と格闘型装備が充実していくのですねw
マヤ「エヴァの理想的な戦闘法とはマッチしてますが…」
リツコ「接近してのATフィールドの中和。そして近接戦闘…。
けれど、敵は常にそれに合わせてくれる訳じゃない」
ミサト「零号機の再起動…急ぐ必要があるって事ね」
変わりに零号機が銃器で溢れてゆく。
ゲンドウ「問題ない。むしろ、零号機の凍結を解く口実になる」
>>309 国連大使「ふははははっ、忌々しいネルフの狗共め・・・この私、アレハ(ry
エヴァ初号機セブンソードが刹那の最終機体だな
原作では使用されなかったマゴロクとカウンターソードの2刀流が見れそうだ
>>312 綾波が狙い撃つようになるのか?
…キャラ的にはむしろ零号機がメタボな姿になるのかも。
エヴァって技量的にはアスカが1番なんだっけ?
とにかくシンクロ率第一でその辺曖昧だったな
漫画版では技術的にはカヲルはアスカ以上とか言われてたな
>>312 刹那「シャムシエルを破壊。ミッション終了」
日向「使徒、纖滅を確認しました!」
ミサト「今回、何本ぐらい飛んだ?プログナイフ」
日向「今日は5本ぐらいですかね」
マヤ「回収できるのは使徒に刺さった3本で、外れた2本の回収は不可能だと思われます」
ミサト「だから遠距離からライフルで攻撃しろと言ったのに…」
リツコ「とりあえずプログナイフ代分、給料を覚悟しといてね」
ミサト「orz」
>>319 おやっさんだって00セブンソードに巻き戻る投擲みたいな武器を用意したんだぞ
>>320 名前はたしかガタールだったか?
俺的には戻す為の糸を敵の拘束にも利用するだろうと想像したぞ。
マヤ「初号機、プログガタール装備!」
刹那「使途を拘束する!」
ミサト「ガタールを突き刺して、回収用のロープで使途を拘束!?」
リツコ「なんて柔軟な使い方なのかしら!?」
冬月「合理的だな」
ゲンドウ「だが、使途をそのまま捕獲出来るかどうか…」
マヤ「使途がロープの切除を開始!ロープの強度が間に合いません!」
ふと、参号機戦で使えると思ったり。
拘束中にエントリープラグを引っこ抜けば、トウジ救出が出来る…かも。
破バルディエル戦
刹那「アスカ、待ってろ!今助ける!」
>>212へ続く
スレ見てないが
苦悩しない人間がエヴァ乗ってもどうにもならなくね
基本何が起こってもスルーだし
>>323 とりあえず見てから言えよ、と言わせてもらおう
俺がガンダムだシリーズとか結構苦悩してるじゃん
>>313 エヴァの世界にまで出張ってくるな、鬱陶しいw
>>327 何故だか知らないが無表情でスリッパストライクを決めるレイと零号機を幻視したwww
カヲルに私のエンジェルとか言ってそうだw
その頃シンジくんはくぎゅに絡まれてました
シンジ君はあまり無茶しないからな…
カヲル「好意を抱くよ…」
刹那「コウイ?」
カヲル「興味以上の対象だということさ…」
ネーナ「君がエクシアのマイスター?」
シンジ「あ、はい。そうですけど…」
ネーナ「つまんなさそうな子ねぇ」
シンジ「そ、そうですか…」(ん?デジャヴ?)
ミハエル「てめぇ、ネーナに声かけられたからって調子こいてんじゃねぇぞ!」
シンジ「あ、はい…」(違った。もっと酷そうだ)
>>333 ありそうだw
絶対ミハエルにいじめられるな
シンジ君はアレルヤと気が合いそう
>>335 でもいきなりハレルヤになってシンジ君涙目
>>336 いや、わりとハレルヤがいい兄貴分みたいになって庇ってくれそうな気がするw
ハレルヤ(…おセンチ野郎が2人…………うぜぇ)
ミサト「さぁ〜て、劇場版もサービス、サービスぅ!(トランザム的な意味で)」
ニール死亡のシーンで破よろしく「今日の日はさようなら」が流れたら間違いなく号泣する
>>333 ネーナはイケメンに弱いから美少年設定のシンジには好意的だと思うけどな
ブシドー『私は純粋に戦いを望む!!』
シンジ『戦うだけの人生なんて…』
ブシドー『ガンダムとの戦いを!』
シンジ『僕は嫌だ!』
ブシドー『そしてガンダムを超える!それが私の…』
シンジ『だけど今は…』
ブシドー『生きる証だ!!』
シンジ『みんなを守るために僕は戦うッ!!』
>>342 2人とも相手の話を聞いてやろうぜwwww
刹那が主人公だったらEOEがどんな結末になるか想像もつかないな…
やっぱり巡り巡って最終的には同じようなことになるのかな
>>346 戦自が攻めてきた→白兵戦で大暴れ
エヴァシリーズ投入→弐号機と一緒に大暴れ
かな?
>>347 まあ躊躇わないよね
そして量産型にユニゾンアタック
刹那の場合、悩むけど行動を止めないからな。
旧劇場版のシンジはカヲルやアスカの事で完全に機能停止してた事があって、
結局、一番悪いタイミングで出撃し、儀式の御輿にされてしまったからね…。
刹那の場合、戦うのを止めないから弐号機との共闘は可能。
アスカが帰ってくるまでの防衛戦後、弐号機との共闘戦線。
さらに量産エヴァとの戦闘になるはず。
ここでアスカと弐号機がやられなければ、あのオチにはならないはずだ。
>>341 アスカに初見で「冴えない」と言われてたからぱっと見地味なんだろ?
いかにも派手好きそうなネーナの好みからは程遠い
まあ色合いからして派手から程遠いし
雰囲気地味だけど綺麗な顔って感じだろ
シンジはしょうゆ顔のイケメンか、そういう意味でも沙慈と被るな
刹那は眼力の強いバタくさい顔のイケメンだろうからタイプとしては正反対か
シンジ「ひっく・・・ぐす・・・ひっ、・・・ぐすっ・・なんで僕が・・・」
ロックオン「お、お、おいシンジ!」
ティエリア「ミッションを開始する」
ロックオン「おいティエリア!?」
ハレルヤ「子供のお守りはよろしく」
ロックオン「お前ら!」
ハロ「貧乏クジ! 貧乏クジ!」
イケメンつか、ボーイッシュな女の子だろ
本編でどう扱われてるかが全てじゃねえの
別に引っ張るネタじゃないが…
ミサト→可愛い顔して
アスカ→冴えないわね
女子→きゃーいかりくーん(はぁと)
美少年だけど溌剌としたアスカから見たら冴えないけどモブからはきゃーきゃーで終了
シンジは美少年設定だから女顔に描かれてる
他の男キャラは皆どう見たって男にしか見えない顔に描かれてるし、カヲルですらシンジに比べると男っぽい顔をしている
シンジは色んな意味で沙慈とかぶる
ああいう顔って少年期は少女のような美少年なんだが
大人になったらただの人になる悲劇の顔なんだよ
鋼鉄のガールフレンドの成長したシンジはまさに若い頃のゲンドウだったな
>>349 でもいくら共闘してもあのチート性能のウナゲリオン達にたった2機だけで勝てるかね?
翼あるわ、再生能力あるわ、ロンギヌスの槍もどき持ってるわ…
まぁ初号機もチートだから大丈夫か
>>361 初号機は性能自体は零号機と変わらないはずなんだけど、中の人の力か…一度倒れたあとが本領発揮だな
>>360 成長したシンジなんて、でてねーよww
貞本がデザインした青年シンジ以外は妄想だろ
戦自の皆さん相手にミサトさんも真っ青の銃撃バトルをしそうだ>刹那
>>361 初号機はチートだけど中の人もチートだけどパイロットもチートだからなぁ…
>>362 刹那「動け初号機、動いてくれ!エヴァァァッ!!」
初号機「ウォォォォォ」
・・・何とかなりそうだな
>>361 そこで初号機F型セブンソードの出番ですよ!
>>365 つまりこういうことだな。
リツコ「ヒトの域に留めていたエヴァが本来の姿を取り戻していく。 ヒトのかけた呪縛を解いて、ヒトを超えた神に近い存在へと変わっていく。 .……純粋にヒトの願いを叶える。ただそれだけのために」
刹那「そうだ! 俺が! 俺達がエヴァンゲリオンだ!」
あれ? 最近どっかで見たぞ?
零号機と初号機って性能変わらないのか
弐号機のが性能イイとか?
>>359 二期沙慈の地味っぷりは異常だったからなw
ある意味リアルだが
まあ二人とも日本人だからな
外人と比べて地味なのはしょうがない
日本人だらけのエヴァなら別に問題ないんだけどな
そもそも外人のアスカと日本人のシンジが同じ顔と言う世界だしw
サルベージ不可能www
溶けたまんまエヴァを動かしそうだな刹那なら
刹那「俺は・・・ついにエヴァに・・・!」
量産機とのバトルはいいとして、問題はその後なんだよね
アスカ「おじさん、アタシフカヒレチャーシュー大盛り!」
レイ「…私、にんにくラーメンチャーシュー抜き」
刹那「…ホットドッグ1つ」
この葛城家は毎日ジャンクフード三昧だなww
つーか、家事できる奴がいねぇw
即、腐海だな…
アスカ「刹那!とっとと朝マック行くわよ!!」
刹那は家事能力はあるそうだぞ
でも他の二人の面倒までみてやるってのは想像できねえw
>>381 刹那「いや、今はロッテリアだ。今行けばエヴァグッズがもらえる」
>>383 アスカ「あんたバカァ?!そんなのとっくに売り切れよ!いいからさっさとマックに行くのよっ!!」
ケンスケ「よっ、お二人さん!」
トウジ「なんや、朝っぱらから夫婦喧嘩かいな〜」
アスカ「ち、違うわよっ!!///」
刹那「違う」
何気に刹那とアスカの相性は悪くないと思うw
刹那「・・・・・・」
レイ「・・・・・・」
アスカ「あんたら!もっと自発的にしゃべりなさいよ!」
刹那「了解した。綾波レイ、調子はどうだ?」
レイ「・・・問題ないわ」
刹那「そうか」
アスカ「あー、もう!もっと色々と話すことはない訳ぇ!?」
刹那「守秘義務がある」
アスカ「普段からエヴァエヴァ言ってる奴が何を言うか!」
刹那「そこまで言うなら仕方がない。ちょりーっす、レイさん今日も可愛いっすねwww」
レイ「・・・・・・・・・・・・」
刹那「その無口な所もたまんねwwwめっちゃクールwww暇ならこの後俺とお茶しなぁいwww?」
アスカ「どういうキャラ設定よ!」
刹那「擬似人格R35だ」
ネーナは使命を軽んじていたから刹那とは相容れなかったが
アスカはエヴァに乗ることに自分の存在意義をかけてるから
分かり合える部分はありそうだよな
>387
何があったんだー!
せっちゃん
ミサト「ファーストチルドレン、綾波レイ。
過去の経歴は白紙。全て抹消済み。
サードチルドレン、刹那・F・セイエイ。
過去の経歴は白紙。全て抹消済み…
…何なのよ、ネルフって…」
>>390 リナレイ「遅刻、チコクぅ〜!!しょっぱなから遅刻なんて、かなりヤバいって感じだよねー!!」タッタッタッ
刹那「たしかにーマジヤベェしーwwwwつか食パンくわえたまま走る綾波サンまじパネェwwwwww」
アスカ「(何なのよこいつらは…ッ?!)」
>>392 レイ「ん?どしたのアスカぁ?ノリ悪いよ〜?」
刹那「そうっスよアスカさん!ホラ、もっとテンション上げていきましょうよ!」
アスカ「あ、う、うん…そうね」
二人のテンションの高さについていけないアスカさん
うぜぇぇぇぇえwwwww
初号機「チョォォォォォォォォォォォォォォォォォリス!」
リツコ「まさか・・・」
ミサト「暴走!?」
ゲンドウ(ユイ……まさか、お前なのか? 違うよな、そうと言ってくれ……)
冬月(そう言えば、ゲンドウと会う前の昔のユイ君はあんなノリだったな)
いろんな意味で暴走すんなwwww
つか、擬似人格R35は只のまもだからなw
もっとも、CDドラマ収録の時にこんなんやっていいのかと震えてたらしいけどw
…そういえば、旧劇場版前に出たおまけのCDドラマ、
あれも凄い勢いで暴走してたよねぇw
音だけのアニメという名の経費削減とか、
番長アスカに、口の拘束具が開放されたレイのマシンガントーク+
息付きなしのピンタ連発とか…。
駄目だw思い出しただけで腹がいてぇえww
>>397 『終局の続き』(仮)だな
俺も持ってるし、今でもたまにも聞き返してるわwww
リツコ「刹那くん。今は歩く事だけを考えて」
刹那「ちょりーっすw分かりましたーwwアイゴーアイゴーwwww」
ミサト「動いた!」
刹那「アイゴーアイゴーwってあ、今月のガンダムエース買ってな…」
ズガーン!(こけた)
リツコ「…やけに資料と人格が合わないわね、彼」
ミサト「こっちに来るときに色々あったみたいよ」
その頃00の世界では
ニール『シンジ、お前は変われ。変われなかった俺の代わりに・・・』
シンジ「(体育座りで)もう嫌だもう嫌だもう嫌だ・・・助けてマリナさん、助けてよ」
ニール『・・・ダメだこりゃ』
シンジ生`
しかし、人類補完計画もアレだが、
イオリア計画も生半可じゃないよな。
最初の計画でソレスタの実行部隊は壊滅するのがデフォルトだしな。
刹那達はロックオンら数名の仲間達を失いつつ壊滅。
そこからソレスタを復活させる決意と復活を実現させた努力はハンパじゃないよな。
シンジの場合は……考えるだけで鬱になるような状態だろうな……。
旧劇場版より精神崩壊してそうだ。
>>401 シンジ「そんな…じゃあ僕達は最初から死ぬ事が決まってたって事ですか…」
シンジ「嘘だ嘘だ嘘だ嘘だそんなの!今まで言うとおりにしてきたのに!最初から死ぬように仕掛けられてたなんてそんなの嘘だ!なんで僕がこんな目に合わなきゃならないんですか!死にたくない!僕を殺さないで!」
書いててなんだけど後悔した
>>400 ネーナ「そうやっていじけてても何にもいいことないよ?」
>>402 そこからキレたシンジさんなら、エクシアだけで国連軍に無双しそうだけどな
実際、新劇場版シンジさんは言わずもがな
TV版でもアスカとレイが手も足も出なかったゼルエルを暴走無しで圧倒してたし
電池切れ無かったら勝っていたかもな。
ゲンドウ「息子のおかげで計画がめちゃくちゃだ…」
>>401 前にキラと刹那の立場を入れ替えるというスレを思い出した
種厨が立ててたがどう考えてもキラが過酷な目に会うのが
目に見えててサッパリのびなんだな
というか刹那が他のガンダムの主役に比べて過酷すぎ
>>404 あれを初めてリアルタイムで見た時は燃えたな
初号機は片手で素手なのにシンジ強ぇ!って思ってたら、次の瞬間に電池切れだから今度は絶望感が凄かった…
>>407 そこで最初を思い出せ
性能にギャップがありすぎるザコMSとの一騎打ちばっかりしてると思ったら主人公なのに雲を切る場面しかなかったあの回を!
シンジ「最初は凄く楽だったのになぁ…」
大使相手にシンジが対ゼルエル戦並にがんばってくれたら燃える気もする
それこそ一期最終話みたいにめった斬りで
ラッセ「すまねぇ…何もできなかった…」
シンジ「いいんだ…これでいいんだ…」
スメラギ「シンジ君、私とひとつにならない?心も体もひとつになりたくない?
それはとてもとても気持ちのいいことなのよ。さぁシンジ君…」
ネーナ「シ〜ンちゃん!あたしとひとつにならない?心も体もひとつにならない?
それはとてもとても気持ちのいいことなんだよ。このあたしが言ってるのよ、早くきなさいよぅ!」
グラハム「少年!私とひとつにならないか?心も体もひとつになろうではないか!
それはとてもとても気持ちのいいことなのだぞ!さぁ少年!いざ!いざ!」
シンジ「うわあああああああああああああああああああ!!!!!!」
ハムwwwwwww
そこにラッセも追加でw
色んな意味で精神崩壊しそうだ、シンジ
ラッセ「シンジ!俺と や ら な い か ?
心も体もひとつにドッキングしようぜ!それはマジ半端なく気持ちのいいことなんだからよ…
さぁ早くきやがれ!シンジ!」
シンジ「ぎゃああああああああああああああああああ!!!!!!!!」
兄貴ストレート過ぎww
シンジきゅんwww
ラッセ→アルミサエル
ですね。分かります
ハム→サキエル?だって身体ごと抱き締めて自爆したし
サキエル?「抱きしめたいなぁ!少年!」
刹那「はぁなせぇぇぇぇぇ!!」
カッ――
自重しろwww変態使徒どもwwwww
ハム→イスラフェルだと一曲如何かなエヴァ!そして少年!になる
マトリエル?「相も変わらず頑なだな、少年!それでこそ溶かし甲斐があるというもの・・・!」
刹那「エヴァの装甲が!貴様ぁ!」
マトリエル?「あいにく、私の粘液は酸性でね」
刹那「やめろぉぉぉ!」
サハクイエル?「私を受け止めろ!少年!」
刹那「俺に触れるなぁあああ!!」
おいw
いつの間に第3新東京市は変態を集めるようになったんだwwww
これじゃあ綾波もアスカも狙われないだろwwwww
?「興が乗らん!」
イスラフェル?「ところがぎっちょん!」
刹那「分裂?!」
前にも言われてたけど、ハムが変態過ぎて他のキャラがかすんじまうよw
グラハmじゃない使徒欲望出し過ぎだwwセントラルドグマじゃなくて、刹那狙い過ぎww
変態が変態を呼び寄せる
きっとドグマには黄金の変態(使徒)がいるに違いない!
刹那「あれは何だ?」
ミサト「あれは第三変態サキエル――人類の敵よ。そしてNERVは変態を倒す為に設立されたの」
冬月「自己進化までするのか」
ゲンドウ「変態だからな。奴らは留まることを知らん」
刹那が変態ホイホイすぎるだろwwwww
リツコ「どうやら刹那君は変態に執着される宿命を背負っているようね」
ミサト「キッツイわねぇ、それ」
???「うちの息子になにさらすんじゃぁ!!!」
アスカ「だから私を見てぇ!!」
アラエル?「断固辞退する!!」
アラエル?「私が見たい心は君ではない!少年だけだ!」
アスカ回避フラグ
刹那「俺がみんなを護る!だから、誰か俺を変態から護ってくれ!」
次第に変態に浸蝕され病んでいく刹那。
そしてEOEへ…
刹那「そうだ・・・俺が・・・俺達がガンダムだ!!!」
ミサト「おめでとう」
リツコ「おめでとう」
アスカ「おめでとう」
レイ「おめでとう」
・
・
・
全てのマイスターズに、おめでとう
グラハム「もしも願い一つだけ叶うなら」
ラッセ「刹那の側で眠らせてくれ! 尻でいい!」
その頃シンジくんもラッセとGNアームズで…
刹那「モード反転。裏コード、ザ・ビースト!」
リツコ「初号機にはないわよ」
刹那「ぐっ……///」
リツコ「刹那君、裏コードを使用しては絶対にダメよ、絶対によ」
刹那「了解」
刹那「使徒か!?ザ・ビーストッ!」
???「寝ても覚めても少年ばっか、夢見てばっか」
もうここの使徒にはA.T.フィールドが存在しねぇw
「A・Tフィールド? 絶対領域? その道理、私の無理でこじ開ける!!」
???「邪魔すんなよ、3番目の小僧が!」
刹那「第13使徒バルディエル!?何故貴様がエヴァに!!」
バル?「おらおら、どしたよ、エヴァン何たらァ!!」
刹那「貴様のような菌がエヴァに乗るなど!!」
バル?「てめェの許可が要んのかよォ!!」
ミサト「うるさい奴等ね」
ゲンドウ「さぁ、レイ。アダムと融合し心の壁を、ATフィールドを解き放つのだ」
レイ「アダムと融合…」
アダム?「ハァハァ…ドッキング…(ビクンビクン)」
レイ「碇指令……無理です」
ゲンドウ「やはり息子を媒体にする他ないか…」
アレルヤ「待ちわびた?僕は憂鬱だよ…」
シンジ「僕もですよ…」
なんかロックオンがシンジのフォロー回るの大変そうだ…
>>451 シンジ「チクショウ!チクショウ!チクショウ!チクショウ!」←と言いつつエクシアでズバズバ切る
ロックオン「おーい、シンジ?」
シンジ「チクショウ!チクショウ!チクショウ!チクショウ!」
ロックオン「そんな無理に突っ込みまくったら援護が…って聞いてないなコリャ…」
ハロ「ビンボウクジ!ビンボウクジ!」
綾波「刹那君が、もうエヴァに乗らなくてもいいようにする・・・!」
刹那「(別の意味で)やめろおおおおお」
シンジがビリーの部屋からスメラギさんを連れ去る姿が想像できない・・・
特に裸シーツの漫画版
シンジ「お酒の飲みすぎですよ!体重が増えてるじゃないですか!」
スメラギ「あなた、どこまで恥をかかせる気!?」
意外とシンジって空気にならないな
シンジがトレミーに来たら、ティエリアの血管とロックオンの毛根がやばそうだw
ティエリア「君はガンダムマイスターに相応しくない」
シンジ「僕はなりたくてマイスターになったわけじゃない!」
ティエリア「貴様!」カチャッ
ロックオン「やめろって!」
アレルヤ「・・・はぁ」
リボンズ「ヴェーダを使って君をガンダムマイスターに推薦したのは僕なんだよ」
シンジ「あなたが諸悪の根源かぁ!」
アリー「おっと」バキュン
シンジ「くぅ・・・」
アレルヤ「僕らは滅ぶべき存在・・・」
シンジ「僕たちはいらない人間なんだ・・・」
ティエリア「イライライライラ」
>>454 シンジ「スメラギさん、逃げちゃダメですよ」
スメラギ「シンジきゅん…」
もう刹那はレリエルのディラックの海に落ちても、ヴェーダのバックアップが切れた時みたく、俺はまだ生きてるんだ!でエヴァ暴走にならずに自力で殲滅してきそうだ
レリエル?「さぁ…私の中の宇宙で永遠に眠り続けるがいい…少年!」
刹那「酸素も尽きるか…くっ…だが俺は生きてる…生きているんだ…そうだ!俺が…エヴァンゲリオンだ!」
レリエル?「何!?」
メキメキメキ
刹那「うおぉぉぉ!!」
レリエル?「ぬおぉ!私の中で暴れ回るとは…破廉恥だぞ少年ー!」
ドーン!
日向「使徒、纖滅を確認しました!」
シリアスとグラハムは混ぜると危険
もうハム出禁にしろよwww
シンジ「逃げちゃだめだ逃げちゃだめだ逃げちゃだめだ」
アレルヤ「マリーマリーマリー」
ライル「アニューアニューアニュー」
ティエリア「もう嫌だこんなトレミー…」
ライル「テメェ!何でアニューを撃った!」バキッ!
シンジ「・・・僕だって好きで撃ったわけじゃない」
ライル「この野郎!」ドカバキグシャ
アレルヤ「止めなくていいのかい?」
ティエリア「その必要はない」
沙慈「本当にああするしかなかったの?」
シンジ「撃たなかったらロックオンさんは死んでいたから・・・」
沙慈「・・・最近の君は少し変だよ」
シンジ「・・・・・・」<◎><◎>
沙慈「!?」
>>465 19歳シンジくん、イノベに覚醒しちゃらめっ!
自虐的な電波人間なんて見るに耐えない!
破の刹那だったら加持さん殴られてるww
>>467 加持「愛に性別は(ry」
刹那「目標を駆逐する!」
ドガシャ
刹那の場合は、素直にスイカって言った方が釣れそうだな
アレルヤ「マリー!大丈夫かい、マリー!?」
マリー?「すっげー痛い・・・けど、楽しいから・・・いいッ!」
アレルヤ「・・・マリー?」
マリー?「さすがはCBの最新型のパイロットスーツ…胸もピッタリで気持ち、イイッ☆」
アレルヤ「ま、マリー…////」
マリって意外とソレスタに順応しそうだ。
マリ「ガンダムかぁ、こりゃとんでもない兵器ねぇ。でも戦い甲斐があるっ♪」
あれっ、どっかでこんな人・・・
マリはひろしと組んだら厄介ww
グラハム「ガンダムの圧倒的な性能に私は心を奪われた!」
マリ「私も分かりますよその気持ち!」
グラハム「ほぅ!ならば私と君は同志という事か!」
マリ「はい!」
グラハム「では行くぞ!」
マリ「はいな!」
「「抱きしめたいなぁ!!ガンダムぅぅ!」」
スレの主題を飛び越え過ぎだろwww
ってかまじキッショwwwww
なんだガンダムとかwwそれに
アニメキャラになりきっちゃってwwwww
きもいwwwww
きもすぎるwwwww
いくら暑いからって
頭いっちゃてるだろ?
吐き気すらするわ〜
いちいち発表会なんてやってねぇで、家で一人お人形遊びしとけよ
>>478 何を今更…
君だってこういう事は熟知しているはず…
さぁ。さらけ出すといい。
君の存在を!その全てを!
ガガ部隊殲滅戦
アレルヤ「脳量子波が使えなくたって!」
ドドドドドドドドド
アレルヤ「こちとらには一万二千枚の特殊装甲と――」
ガガガガガガガガガ
アレルヤ「GN粒子があるんだからっ!!」
バババババババババ
アレルヤ「負けてられないよっ、君達にィィィ!!!!」
あー夏休み
グラハム「プロフェッサー、この機体を私色に染め上げてほしい」
マリ「私のもっ♪」
グラハム「パイロットへの負担は考えなくて結構」
マリ「とりあえず最新のをお願い♪」
グラハム「但し、期限は一週間でお願いしたい」
マリ「とにかくめちゃ早く!」
エイフマン「無茶を言う奴らじゃ」
ビリー「彼らガンダムにメロメロなんですよ」
めんどくさいのが増えたなw
パイロットスーツの新型だけは、何よりも早く
支給して欲しそうなイメージがある>マリ
グラハムの「機体を私色に〜 の台詞は、破を見た後だと死亡フラグに見えてしょうがないw
三号機にあんな変態が乗ってたらせっちゃん躊躇わないな
シンジですら殺りそう
刹那がエヴァの主役だったら、ボロボロのレイみても
これは俺のガンダムじゃないっつーて機体乗らずに終わるだけじゃねーのか?
>>488 安心しろ
「俺がエヴァだ」って言って喜んで乗るから
綾波はシカトして
綾波が出てくる前に乗るだろうな
基本的にビビるということがほとんどないキャラだから抵抗なく乗る
ゲンドウのこととか後回し
刹那「零号機を・・・返せ!」
綾波「・・・」
シンジはイノベイターに覚醒することで熱い男シンジさんになる
>>493 対ゼルエル戦の今動かなきゃ今やらなきゃ皆死んじゃうんだ!もうそんなの嫌なんだよ、だから動いてよ!で
トランザムバースト?
>>495 そんな君はいますぐ『破』を見てくるんだ。
本当に覚醒したシンジさんはそんなもんじゃない。
それこそ、ここであれこれ言葉でネタバレして感動をそぐ真似をしたくないぐらい…。
>>496 今日行ってくるわ!なんかみんなもう一回観たいとか言ってるのが気になるし、マリも気になるから
お前らきしょいなww
家で勝手にお人形遊びしてろよ
みんなで気持ち悪いことするから面白いんだよ
そう言いながら何回も見に来てくれる
>>498はツンデレ
このスレは刹那厨とシンジストが叩きあわずにうまいことやってていいな
>>499 アイデンティティないの? 団体でしか動けないゴミが。
アイデンティティ(笑)
>>502 みんなナカーマ
君もこのスレにきたならナカーマ
初めてあなたが僕に笑ってくれました
ありがとう心から今も感謝してます
あぁ〜おぅ 忘れません
アイデンティティ?
そういえば以前、種死とエヴァの「アスカ」を入れ替えるスレがあったなぁ
2スレ目で消えちゃったけど…
ミサト「刹那君、他のエヴァーのパイロットを紹介すえるわ」
刹那 「頼む」
レイ 「綾波レイ・ザ・バレルだ。よろしく頼む」
アスカ「惣流・シン・アスカ・ラングレーだ。辛気臭いツラしてるな、アンタ」
刹那 「なん……だと……?」
カオスだからやめてくれw
種死の入れ替えすると、血涙で叫ぶA氏が現れるからやめた方がいいww
破はある意味おいしい弐波アスカだったが、それがA氏と入れ替えすると、悲惨しか出てこない役になっちまうからww
だから、00のみでよろしく。
カオスすぎるww
もう使徒どころじゃねーよwww
破になってから使徒が積極的にエヴァに触ろうとしてるような…
511 :
通常の名無しさんの3倍:2009/07/30(木) 19:43:47 ID:GBL4RhnJ
エヴァに心奪われたんだろ
マジレスだとシンジと触れてサードインパクト起こしたかったんだと
>>511 嫁スレに行ったら、精神汚染されるから行ったら駄目だよ
どちらかと言うとサードインパクトより、一人で寂しいから誰かと一つになりたいって印象が
どっちにしろマトリエルは即死なんだろうな
マリナエル
魔王か
マトリエル?「刹那、もう戦わなくていいのよ」(ジュウジュウ)
刹那「目標を駆逐する!」
マトリエル?「暴力はいけない事よ」(ジュウジュウ)
ミサト「…下品な攻撃だこと」
マトリエル?「笑えない冗談だわ」
ミサト「!?」
ハムも姫様も自重してくれよ!
>>313 補完委員会の一人なのに真っ金金の機体で自ら戦自を率いてネルフを攻撃するんですね
>>518 カヲル君「また金ピカとはね。相変わらず器量が小さいな、君は」
器量が小さい?
ごめん
デギまスレ新シャア出張版かと思った
スレ読み返してたら
>>118 スパロボMXでケンスケが同じ様な事をアスカ登場時に言ってたな
そのころのシンジ
サジ「シンジ・・・僕はキミを殴らなきゃならない」
シンジ「もう嫌だ・・・」
刹那「エヴァのシンクロ率を自在に操れるだと…!?くっ…!貴様がエヴァであるものか!!」
刹っちゃん激しく嫉妬
>>525 ↑の方でも言われてるが、やっぱり刹那とカヲルは相性最悪っぽいなwww
シンジありきのカヲルのキャラだしな
刹那だったら姫様的なキャラだったかもな
刹那は我が強いから一歩引いて見守ってくれるようなタイプじゃないと無理だなw
しかし姫様ではチルドレンになるにはお年――
貞カヲルだとより一層相性悪そうだな
刹那「武力による戦争の根絶!それがソレスタルビーイング!!ガンダムがそれを成す!俺と…共に!!」
カヲル「あのさ、なんで君はそんなに必死なの?」
カヲル「ロックオンのことならしょうがないよ。彼がバカだっただけだ」
刹那「もう一度言ってみろ。前歯全部折ってやる」
http://eiganavi.csgyao.com/news/2009/07/post-ccd0.html 6月27日より全国120館で公開中の『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』は7月28日付けでの動員200万人突破を記念し、
「大入御礼・真夏のご挨拶キャンペーン」を実施する。(全3弾を予定)
その第1弾として8月8日(土)より公開劇場にて、入場の際特製ポストカード3種類を1セットにした
「大入御礼・スペシャルカードセット」を先着でプレゼント。
カードの絵柄は、今回のキャンペーンのためだけに映画本編の場面から抜出した、初出し画像。
なお第2弾は8月15日(土)〜、第3弾は8月22日(土)〜を予定。
刹那「俺はエヴァでいいのかもしれない…そうだ、俺はエヴァでいたい!俺はエヴァでいいんだ!」
みんな「おめでとう」
>>533 「おめでとうだなぁ!少年!」
「めでたいぜ!刹那!ドッキングしてくれ!」
刹那「変な奴が2人いるが…」
カヲル「おめでとう」
刹那「黙ってろ!」
>>533 「ちょりーっすw」
刹那「だからこの人格設定はやめろ!」
TV版シンジだとCB入っても結局
「ガンダムマイスターじゃない僕もありえるんだ!」
で終わりそうだと昨日の最終回見て思った
シンジ「エクシアに乗るとみんなが褒めてくれるんだ…」
リボンズ「すべて僕のシナリオ通りだよ」
アスカ「あんたバカァ?」
刹那(バカ…?そういえばロックオンにもガンダム馬鹿と言われたな…。)
刹那「ありがとう。最高の誉め言葉だ。」
アスカ「!?!?」
リボンズがチルドレンだと、サハクィエル戦で
「たかが使徒コロひとつ、エヴァで押し出してやる!」
ってなりそうなんですが
選民思想の権化みたいなキャラクターで人類を見下しているけれど、
チルドレンみたいな立場になったら割り切って人類を守ってくれそうな
きがするんだよなあ、リボンズ。
>>540 使徒コロ1つwwwwなんか可愛いなオイww
マグマダイバーで弐号機を助ける刹那
アスカ「無理しちゃって…」
刹那(…弐号機が無事でよかった)
すまん。聞きたいのだがガチ気味でSS書いていいだろうか?
なんか、此処のスレのネタのクオリティに勝てる気はしないのだが
久しぶりに色々と電波を受信してしまった。
ネタスレのまま進行の方が良いならそっちで
どっちで?
つまり「刹那inエヴァ世界」なのか「シンジin00西暦」なのか
多分前者だとは思うが
>>546 前者で。刹那と言うか結構OOの面子も入れ込ませて
滅茶苦茶なカオスをやりたい。恐らく、此処のネタみたいなのとは違った
かなりの別物つーかOOの面子でEVAごっこに近い感じかな。
反対する理由はない。やりたまえ。
沢山のメンツを混ぜると面白くなくなるから刹那1人だけにしてほしいのが本音
んじゃ、軽く書いてみる。早ければ、今夜。遅くて明日明後日には投下する。
>>549 すまん。刹那以外も乱入させないと正直、EVA破を見た後だと天元突破が難しい。
元が充分突き抜けて昇華し切れてるんで色々と人物関係や所属、設定も弄りたいのですまない。
その分頑張るのでorz
メメントモリ攻略戦&男の戦い
アレルヤ「やぁ、シンジ君じゃないか」
シンジ「アレルヤさん!?何してるんですかこんなところ(格納庫)で!」
アレルヤ「何って、トランザムさ」
シンジ「トランザムって…こんな時に…」
アレルヤ「こんなときだからこそだよ。マリーの胸の中もいいけど、死ぬときはここで死にたいからね」
アレルヤ「シンジ君。僕はここでトランザムすることしかできない」
アレルヤ「しかし君には、君にしかできないことがあるはずだ」
アレルヤ「まぁ、いずれにせよ悔いの無いようにね」
ちょww色んな意味で泣けてくる(´;ω;`)
やべ、泣けてきた……
ミサト 「どうしたの、アスカッ! 出撃よッ!」
アスカ 「……っ動かない……ッ! 動かないのよ……ッ!」
マヤ 「シンクロ率が低下しています! 基準値にも達していません!」
リツコ 「───限界ね」
ゲンドウ 「作戦変更。弐号機を下げて初号機を出撃。零号機の支援に回れ」
アスカ 「(私の時は出さなかったくせに……ッッ!)」
刹那 ≪それでいいのか、惣流・アスカ・ラングレー≫
アスカ 「!?」
刹那 ≪このままでいいのか、惣流・アスカ・ラングレー≫
ミサト 「刹那君ッ!?」
刹那 ≪お前はエヴァンゲリオン弐号機こそが最強だと俺に言った。それを俺に証明
しないまま、何もしないで終わるのか。惣流・アスカ・ラングレー≫
アスカ 「……っ……わね」」
刹那 ≪お前にとって弐号機での証明が全てなら、俺も初号機が全てだ。
俺達がエヴァンゲリオンなんだ。俺達がエヴァなら、どうすればいいか
分かるはずだッ、惣流・アスカ・ラングレー!≫
アスカ 「……っさいわねっ! いちいちフルネームで呼ぶんじゃないわよバカ刹那ッ!」
マヤ「ッ!? シンクロ率、急上昇! 凄い……最高数値ですっ!」
>>556 刹那がどこかのバレーのコーチに見えてきたw
刹那が、松岡修造に見えた。
SS書くって言ったもんです。明日の夜九時前後予定。
そして、その前にちょっと相談を。
刹那同居するなら誰かねぇ。
原作通りミサトさん、OOの順当な割り当てでスメラギさん
人道的理由で引き取ると言い出しそうなのはグラハムとラッセ辺りかな(下心抜きで……と思いたい)
EVA、OO問わず面白そうな人おらんだろうか?
常識的に加地とか、意表をついてあの団地で綾波と…
普通にミサトさんでいいと思うよ
ハムとラッセは強烈すぎるだろw
キモww
>>560 原作通りミサトか、プライベートを尊重して隣の部屋とかでいいと思うよ
このスレのネタをうまく繋ぎ合わせてくだけでも面白いの作れそうだなw
エクシアでマリナのところにいくものの、思わず○○○○してしまうシンジ君
シンジ「…最低だ、俺って…」
ユニゾン最終日
アスカ「ふー、いいお湯だった。ねぇ、ミサトは?」
刹那「葛城一尉は今日は泊まりだそうだ」
アスカ「じゃぁ、今夜は2人っきりってわけね」
刹那「…?」
アスカ「いい?これは決して崩れることの無いジェリコの壁!こっち来たら殺すわよ!」
刹那「了解した」
この後、キス未遂どころか本当に何もしないことでますますアスカの怒りを買うことになる刹那
アスカ「隣で一晩中、腹筋の息遣いが聞こえて眠れなかったわ……」
ミサト「刹那君、どうして私の指示を無視してトランザムしたの?」
刹那「すまない」
ミサト「私は作戦部長なの。君は私に従う義務があるの。わかる?」
刹那「ああ」
ミサト「今後、このようなことがないように」
刹那「了解」
しかし、この後もことごとくミサトの命令を無視してトランザムする刹那
刹那「はぁはぁはぁはぁはぁ……うっ! ……ガンダムだ、俺って」
すまん、自分でも意味が分からなかった
奇遇だな、俺もよく意味が分からなかったがなんか切なかった
こんばんは。今から投下します。
その前に基本的な諸注意
・二次創作です。一部設定等を弄っています。細かい事はある程度気にしないで下さい。
基本お話重視なので後で矛盾が出たらすいませんorz
・基本的にOO世界から飛ばされた等ではなく刹那以外も多数OOのキャラが登場し
また、一部設定もごちゃ混ぜになっています。出来る限り説明はしますが解らない部分は聞いて下さい。
物語の影響の無い程度にはお答えします。
・OOキャラ、EVAキャラ両方とも全員出せないし、不遇、優遇はあります。
○○を出して!と言う要望全てにはこたえられません。すいませんorz
刹那・F・セイエイを新世紀ヱヴァンゲリオンの主人公にしてみる
第一話前編「襲来と再会」
うっそうと茂る山々の木々。澄み切った青空に硬く整備されたアスファルトの道路。
少年にとって目に映るその景色は故郷の荒廃とした大地に比べれば、まるで楽園であった。
しかし、其処はその発展とは裏腹にまるで全ての命が飲み込まれてしまったゴーストタウンの様相を呈していた。
車の往来は勿論、人の気配すらその街には無い中、ぽつんっと一人少年が備え付けの公衆電話を使用していた。
つなげられた通信からはシェルターへの避難誘導を告げる録音された音声だけが
機械的に繰り返されている。受話器を元に戻すがちゃりという音が僅かに静寂を乱していた。
「駄目か。この場合はシェルターに向かうべきだな」
背の小さい褐色の肌の少年がその死んだ街に一人佇んでいた。
空港からタクシーで直接本部に向かう筈だったのだが途中非常事態の通行止めに合い
わざわざ山を下ってきた所為かズボンのあちこちに枯れ枝や泥がついている。
その瞬間、空気を切り裂く衝撃の音がその少年、刹那・F・セイエイの鼓膜へと襲い掛かる。
遠くから、爆発音が聞こえた。空を仰ぎ見れば、其処には数十機の戦闘ヘリ。
後退をしながらもミサイルを撃ち込んでいるのが見えた。着弾が近いのでよほど近距離で撃っているのだろう。
そして、刹那は目撃する。薄桃色に突き出した”何か”がその戦闘ヘリを貫き爆散させる。
その突き出した”何か”の方向から黒い原油の様にぬらぬらと黒光りを見せる”それ”を刹那は目撃した。
肩には白く硬そうな甲殻、中央には肋骨と仮面の様なモノ。そして、紅く光る球体を大事そうにしまいこんでいた。
「あれが……使徒か。まずいな、急がなければ」
爆音、あっちこっちの駆動音や風の音が入り混じり入り組んだビルが
視線を妨げているので状況の把握は困難だと刹那は判断した。
走りながらも急いで通信で示された避難経路へと足早に立ち去ろうとする。
彼の横目では戦闘ヘリがまるで虫けらの様に次々と叩き落されていた。
一つ一つの機体には当然パイロットが居て、一つ堕ちる度に命が散っている。
幼少の頃、ゲリラに混じっていたあの戦場と意識はフラッシュバックをし
刹那の脳裏を焦がしているが生きる為という本能が彼の足を動かしていた。
ざらざらと砂をこすり付ける様な感触に鈍痛。
右耳の裏側辺りの骨を荒い紙やすりで削ぎ落とされていると例えれば良いだろうか?
磨耗する精神と痛みなど知る由もなく、刹那が使徒と呼んだ巨大な化け物は薄ピンクの波動を纏い
その巨体を持ち上げて宙を浮かんでいく。僅かな滑空、そしてその巨体の足は丁度刹那の逃げ込もうとしてる方向へと
着地をしようとしていた。刹那は足を止め、そのまま折り返そうとしたがそれでも衝撃波や周りの建物の損壊から
自分が生き残れる確率の低さを脳が告げていた。最善という道を目まぐるしく思考と視線を交わらせている中
白い巨体の影が目の前を覆い、蟹の殻をハンマーで砕く様な音と共にその化け物に体当たりを食らわせた。
「そこの少年! 大丈夫か!」
「……問題ない」
「宜しい。君が刹那・F・セイエイだな!? 乙女座の私としてはセンチメンタルな運命を感じざる終えない!」
「そうだ(何を言っているんだこの男は)」
「グラハム中尉! 早く回収作業を!」
「解った! 下ろすぞ!」
その白い巨体。手足が異様に長く、不思議の国のアリスのハンプティ・ダンプティの様な
巨大な機械人形から男の声が聞こえた。なにやら興奮して高ぶっているのか刹那にとっては意味不明と受け取るしかない
言葉を投げかけながらも、その片手にしがみついていた人物がワイヤーをその機械人形の指に括りつけて地面に降下する。
言葉にしては単純だがありえない光景だった。ざっと、5mはある高さからの落下をクッションなしで降りてきた。
普通の人間なら足を折っている高さであり、またそうしようとは思わない。
フルフェイスのヘルメットを被っているので顔はわからないが、体つきから女である事は刹那でも推察できた。
しかし、刹那も全くその一部始終をただ涼しい顔をしたままじっと見つめている事もまた異常であった。
「驚かないの? 随分度胸が据わってるね」
「問題ない」
「ふふっ、指令と似てるね。NERV所属クリスティナ・シエラ二尉です。クリスで良いわ。
これから、あなたをNERV本部まで送りますね」
「助かる」
「じゃ、ちょっと荒っぽいけど行くね!」
自分の行動に眉一つぴくりとも動かさない刹那を見て逆に驚くクリスティナと名乗った女性。
そのまま刹那を抱きかかえると繋いでいた命綱のウインチを巻き上げれて、その機械人形の手のひらへと上っていく。
高い位置。そこからその倒れている巨体は起き上がりながらも目が一瞬光った。
次の瞬間、その機械人形の左腕ははじき飛ぶ。巻き上げられている途中だった二人は振り子の様になる。
クリスはそのまま刹那を抱きかかえたまま、話さない。呼吸が圧迫されるほどの強い力。
そして、その抱きしめられている中、刹那はその女性への違和感を感じながらもしっかりと
相手から離されない様にしがみついていた。
「ちぃっ。目標の回収を終了。ただちにりだ……何っ!?」
「っ、なんとか到着。どうしたの?」
「N2爆雷を使うそうだ!」
「こんな街中で!?」
「連中は元よりアレには期待してないからな。くぅっ! クリスティナ二尉、死んでもその少年は離すな!」
「解った!」
「此方グラハム・エーカー中尉。非武装型試作JA(ジェットアローン)、離脱!
回収ポイントは……Eの3地区だな!? ユニオン軍は支援を頼む!
使徒ぉぉっ、この勝負は預けるぞ!」
その通信と共に生き残っていた戦闘ヘリ達は一斉に使徒へとミサイルを叩き込む。
しかし、使徒には傷一つ付いてはいない。だが、それでも爆発の煙幕や衝撃で足を止める事には成功していた。
それを機にJAと呼ばれる機械人形は使徒に対して、背を向け全速でその場から走り逃げていく。
使徒はよろめきながらも一つ、一つ、戦闘ヘリをその手からだしている光の槍で潰していく。
戦闘ヘリ一つで稼げる時間はほんの数秒。自分の命がその命によって繋がっている事を
その場に居た三人はまざまざと実感させられていた。刹那はクリスの腕の中で
無表情のまま唇を千切れんばかりに噛み締めている。
そして、じっと目を見開いていた。機体越しなので見えないが
少しでもその命一つ一つを忘れない様に眼に焼き付ける様にしていた。
『爆雷投下カウント100、99、98……』
「うぉぉぉぉぉぉーーーーーーーー!!!」
グラハムと呼ばれた男の絶叫、クリスの通信から漏れてくるカウントダウン。
戦闘ヘリの最後の一機が落ちる。使徒は目標を刹那達へと切り替える。
かざされる使徒の手。中央からは薄桃色の光が見える。そう、槍はJAへと向けられいてた。
一心不乱に駆け抜けた先の道路の真ん中がぽっかりと空いておりそこを目指していた。
放たれる光の槍は先ほどとは逆の手、刹那とクリスが乗っている手を狙っていた。
薄ピンクの光が目の前へと貫き掛けるのと寸の出で逃れる様にJAは離脱すべきポイントへの穴と滑り込む。
火花を散らしながらも壁に背中をこすり付ける様にして速度を殺していく。
その火花は刹那達へと飛び散っていくがクリスはそれから護る様に刹那を抱きとめていた。
ゴムのこげる様な匂いが鼻先を掠める中、上からドンッ!と大きな衝撃と振動
ちかちかと灯りは点滅している。先ほど会話であったN2爆雷というのが投下されたのだろうか?
その為か、折角接地する事に成功したのにリフトは動かずにずるずると重さに耐えられない様に滑り落ちていく。
暫くまるで遊園地のアトラクションの様に滑り落ちていたリフトがぎぎっぎぎっと音を立てながらも
その衝撃を殺して、段々と電力と機械の動きによる下降へと切り替わっていった。
「ふぅ、なんとか大丈夫だった……かな?」
「ああ、とりあえず第十階層までは送ってくれるそうだ」
「助かった。感謝するクリスティナ・シエラ二尉」
「いえいえ、これも仕事だからねぇ」
「その腕」
「ん? あぁー。こーいうのってもっといざって時とか最期の別れとかでバレるべきだよねぇ」
クリスの腕は本人すら気が付かない間に傷付いていた。うっすらと白い皮膚が破れ、露出されていたのは
赤い血肉ではなく銀色の輝く鉄の塊と漏れ出していたのは少し匂いのきついオイルの様な液体だった。
刹那の違和感は全て説明が付いた。抱きしめられた時の違和感はつまりそういうことだ。
彼女の何%かは知らないが機械化されているのだろう。
刹那は彼女に腕の筋肉の感じ、体温、心音、人としての匂いに違和感を感じていた。
特に匂いに関しては香水で誤魔化していたが、やはり密着していた時間も長かった為かほぼ確信に近かった。
それに驚く事はなかったが、クリスは少し気まずそうに言葉を濁し、苦笑の表情を向けていた。
恐らく、誰かバレて欲しくない相手がいるのだろう。刹那は小さく頷いた後、首にまいていた白いターバンを取り
それを手で引き裂きいた後、クリスに差し出した。
「使え」
「ん? 君、意外と気が利くね。ありがと」
差し出されたターバンの切れ端を受け取るとクリスはヘルメットを取りその顔を見せる。
茶色の癖の付いた長い髪の毛とその顔は優しげな笑みを浮かべていた。
滴っていたオイルを拭い、そのターバンを腕に巻きつけている中、上からの騒音や振動は時々起こっていた。
戦闘はまだ続いているのだろう。刻一刻と誰かが銃を取り、誰かが引き金を引き
誰かが爆炎で身を焦がされ、誰かが突き刺さった破片に体をえぐられている。
その場の三人はそれをわかっていながらも出来るだけ意識を前に向ける様にたわいの無い会話を繰り返していた。
刹那はやや言葉すくなだったが、クリスは上手く言葉を回し
グラハムが勘違いをし、刹那はそれが本当なのかと聞き返し、クリスがあきれ返りながらも訂正をする。
「さて、そろそろ到着だ。此処でお別れだな、少年!」
「また、出るのか?」
「いや、私はユニオン所属だからこれ以上は機密では入れないのだよ。
奥へはクリスティナ二尉が同行してくれる」
「そうか。ありがとう」
「礼には及ばん! では、少年、また戦場で逢おう!
私の名は、グラハム・エーカー。君の可能性に心奪われた男だ!」
「了解した」
「あー。グラハム中尉、そういう言い回しだから皆に誤解されるんですよ」
「ん? なにがかね?」
「(自覚無しだからなぁこの人)いえ、なんでもありません。じゃ、刹那君。此方へ」
がこんっと音を立てながらもリフトは10thと書かれた階層で止まる。
その衝撃にまた距離縮まりながらもやはり刹那は動揺する事無く、そのまま受身を取っていた。
駆動音とともに刹那達が乗っていた手を床へと下ろせば、ようやく二人は地面に足をつく事が出来た。
グラハムの通信越しの声はまるで演劇かオペラでも聴いているかの様な熱の篭った声に
若干引き気味にクリスがJAのメインカメラ位置辺りから視線を逸らしている事にグラハムは気付く事無く
刹那とグラハムは別れを終える。刹那も全く彼の言葉遣いに違和感が無かったという訳ではないのだが
彼の自分に対する行動を鑑みれば、そんな些細な事は気に留めるほど物事に関心が無かった様だ。
クリスとともにエレベーターで更に地下へ、モノレールなどを乗り継いで進んでいく。
途中刹那は事前に聞かされていた事の確認と突っ込んだ聞くことになる。
この機関がどういうモノなのか。そして、あの巨大な化け物について。
先ほどグラハムが居た中では話せない内容も含まれていたのだろう。
そもそも、刹那が聞いていた情報は断片的だった。場所、機関の名前、倒すべき物の名前etc。
そして、エレベーターを乗り継ぎ、その扉が開くと一人の刹那と年の対押して変わらない人物が立っていた。
紫色の髪が肩の近くまで掛かっており、白い肌と眼鏡が特徴的。
逆に言えば、男性か女性か断定できないほどの中性的な容姿をしていた。
険しい表情と苛立ちを隠していない様子であり、口を開けばあからさまな不快感をにじませた声色で言葉を紡いでいる。
「……遅いぞシエラ二尉」
「ご、ごめん。ティエリア。これでも急いだんだけど」
「言い訳はいい、走るぞ。刹那・F・セイエイ、君もだ」
「ん。N2でも駄目だったのね。初号機と零号機は?」
「駄目だ。使い物にならん。両方ともパイロットがな」
「そう……じゃあ、彼頼みって訳ね」
「僕はティエリア・アーデ。此処の技術顧問の助手だ。事情は聞いているな?」
「ああ。あれを倒す為に呼ばれたんだな、奴に」
「よろしい。細かい事は現物を見てから話す」
ティエリアと名乗った人物はそういってきびすを返せば、そのまま振り返る事も無く走り始める。
クリスもそれにつられ、刹那の手を引っ張っていく。ティエリアと名乗る人物は途切れ途切れの言葉で
断定的に情報を伝えていく。今は刹那が必要とされていること。他に二名のパイロットが居るという事。
そして、その二名が使えない事。また、つまり最低でも二機分の機体が用意されている事。
刹那は僅かな情報からおおよその意義を認識する。無駄な感情が無い分すんなりと耳にする情報が入り整理されていく。
そして、長い廊下を走った先に開けたフロアに出た。赤い水面。には丁度同じ感覚で配置された3体の巨人が居る。
装甲で覆われ、まるで鬼の面の様な仮面をつけていた。そこの音はひどい有様だった。
橋の中央付近に大人の男が一人。もう一人、大人の女性と少女が一人と数名の白衣を着た職員。
大人たちは罵倒し合い、女性の傍らに居た少女の方はタンカーに乗せられたまま
床にびちゃびちゃと吐しゃ物が散らばる音と嗚咽の声が聞こえている。
医療スタッフらしき男性がその少女の背中をさすっていた。
悲劇を凝縮したような正に阿鼻叫喚がその場で垂れ流されていた。
「使徒ってのが来てるんだろ? さっさとこの小娘詰め込んで外に放りだしゃ良いだろ?」
「そういう訳にはいきません! かろうじて起動してるけど、シンクロ率は5%を切ってるんですよ!?
今、出て行っても良い的になるだけなのはあなたにも解るでしょ?」
「的になりゃ時間も稼げるってもんさ。上手く自爆装置を働かせりゃ、相手も潰せる」
「……!! ……うっ…げ……ほっ」
「そんなひどい! 非人道的です。問題発言ですよそれは!」
「ガキにしか動かせねぇようなもん作ってる奴に人道倫理を語れるとでも思ってんのか?」
「っ……! あなた、これを作るのに一体どれだけの人間とお金と技術が掛かってると」
「銃でも戦車でもこんなロボットでもな、使って敵を殺せなきゃなんの意味もねぇんだよ!
はぁ、これだから男も知らねぇようなお嬢ちゃんじゃ駄目なんだ!」
「い、今はそんなこと関係ないでしょう!?」
大人の若い女性はやや、腰を引き気味ながらも怒りを露にしたまま怒鳴り散らしていた。
それに対する大人の男、こちらは赤い髪の長髪で無精ひげを生やした中年の男は言葉や態度は汚い。
男の方はすぐに女に言い返すが、女も負けじと矢継ぎ早に言葉を放っていくがどれもこれもいなされていた。
その、怒声が耳に入っているのか先ほどから吐きっぱなしだった少女の顔色はますます悪くなっている。
男の下品な例えに女は顔を真っ赤にし、僅かに涙目になっていることからその言葉が図星である事を物語っていた。
そんな二人の様子にぴくぴくと青筋を立てながらも不機嫌そうな顔のままティエリアは二人へと割っている。
「全く、この非常時に……二人とも言い争ってる場合ではない! 予備パイロットが到着したぞ!」
「っせーな! そんなでけぇ声しねぇでもぉっ……と、おぅーソラン。よく、辿り着けたな。上出来上出来」
「アリー・アル・サーシェス!!!」
今まで寡黙に必要以上の言葉を話さず、顔色一つ変えることの無かった刹那は
その男の名を呼びながらも駆け寄っていく。サーシェスと呼ばれた男は来て当然と言わんばかりに
目をじとりっと細めながらも刹那の方を振り返れば、軽く唇の端を吊り上げて拍手を送っていた。
クリスは最初それが何か運命的な再会だと勘違いして気付く事が出来なかった。
その少年の懐に鈍く輝く鋭利なモノを隠し持っている事に。
つづく
以上。なんか、久しぶりにSS書いたんで色々と不備があるかも知れませんorz
では、投下失礼しました。
GJ!
…だけどコレって敵が使徒って事以外は設定が00の部分多くね?
あとグラハムはどんな立場でもウッセェなwwww
刹那がエヴァの主人公だったらというよりも
エヴァの登場人物が00だったらって感じだな
エヴァキャラとどう絡むのかと思ってたけど、これはこれでおもしろいw
エヴァ側のキャラは誰も登場しないのかよw
何名か名前出てないのが居るな。
吐いてる少女とサーシェスと言い争ってる大人の若い女。
吐き気繋がりでルイス辺りかそれとも出てないエヴァキャラか?
大人の若い女は男も知らないとか揶揄されてることから十中八九マリナ
吐いてる少女はルイスかフェルトってところかな
問題はマリナ姫に大人は兎も角若いって形容詞が(ry
年齢が1期設定なら問題ない
…筈
24なら十分若いよ、お前らどんだけロリコンなんだ
あとマリナでそんなこと言ってたらミサトやリツコの立場が無いだろ
二期のマリナはそのミサトやリツコと同い年さ
彼女達もコメディ部分では年増扱いされてたからしゃあないw
一期マリナの年齢に文句ある奴はマヤをディスってんのか
試しに対話させてみた
マヤ「マリナ様は大人びてますね」
マリナ(一期)「いえ、マヤさんこそ若々しい雰囲気で羨ましいです」
マヤ「いえいえ、私なんていつまでも子ども扱いで中々認めて貰えなくて
なんだか、貫禄のある雰囲気は私には無いですからね」
マリナ「そう? んー、目がぱっちりしてるからそう見えるのかしら?」
マヤ「うーん。日本だとこういう目は受けるんですけどね。
けどやっぱり、マリナ様みたいな落ち着いた感じのアイラインは
年を取っても雰囲気が変わらないから良いですよ?
母性的というか包容力があるというか」
マリナ「そうかしら。まぁ、童顔はいつまでも若いままで
ある日、突然おばさんになるって聞きますね」
マリナ・マヤ「うふ、うふふふふふふふふ」
刹那「この世界はゆがんでいる」
ハレルヤ「世界の悪意が透けて見えるよ」
ロックオン「言葉だけ聴くと普通なんだがな」
ティエリア「ん? 何の問題があるんだ?」
>>595 2人はそんなギスギスした空気にはならないだろw
シーリンとリツコなら・・・いやなんでもない
リツコ「あら、皇女様との仲良し侍女ごっこはもうおしまい?」
シーリン「猫で寂しさまぎらわせてる人に言われたくないわね」
>>597 一触即発www
この流れだと加持と絡むのはクラウスだな
>>598 いや、どうせなら。
日向&ビリーで酒びたり女片思いの会をだな
>>599 色々被りまくってねぇかw
内面的にも外見的にもwwww
00世界最強の開発者と、エヴァ世界最強の事務屋が結託して陰謀を始めたら…
>>601 ショボいのしか思い浮かばんw
愚痴言いあってそう。
そういや、OOもEVAも死んだ博士が優秀だったな。
赤木博士にエイフマン教授。
加持「よう、童貞!」
ビリー「どどどどど童貞ちゃうわ!」
MAGIvsヴェーダ、ミサトvsスメラギなんとなく観てみたい
前もって立案していた戦術プランを駆使するスメラギと、その戦術をムチャクチャな戦術で返してしまうミサト
スメラギ「なんてデタラメな戦術なの・・・」
ミサト「奇跡ってぇのは自分で起こすモンなのよ」
この二人はなんだかんだで仲良さそうな気がするね
酒を酌み交わせるのんべぇは大抵仲良くなる法則。
ただ、キャラ被ってるよなぁっと思う。
なんか、スメラギさんはミサトの位置に居てもあんまし違和感が
マリュー艦長よりスメラギさんのがミサトさんっぽいという
二人の共通点は、酒で辛い記憶を薄めてるってとこだからな。
マリューは酒豪なだけだし、実は似ても似つかない類似キャラでしかない。
人に頼る事をしても、思考を放棄したりしないしな。
スメラギさんもミサトさんも、全力投球で足掻くからね。
全力で逆らって、全力で後悔して、立ち直ったら全力でまた倒れないようにする。
立ち直るプロセスが、人の導きか、自分の足でかでスメラギさんかミサトさんかと分かれるけどね。
それにスメラギさんはわりとアスカタイプの努力型秀才で、
ミサトさんはとっさの思いつきで戦術を思いつくタイプ。直感型指揮官というべきか。
戦わせたら、『女の直感VSデータ戦』っていうキャッチフレーズが出てくるぐらい対極。
ただ、一期と二期だとスメラギさんの戦い方が変わってくるから、
かならずしも直感の思いつきで勝てるほど、ミサトさんが有利でなくなってくる。
まあ、どっちの主力にも初号機、ダブル・オーライザーというジョーカー的存在があるので、
戦術云々を超える部分が大きくって、予想不能の展開になりやすいんだが。
どっちも何をやらかすかわからんしな。
609 :
通常の名無しさんの3倍:2009/08/08(土) 01:33:08 ID:m1p8EF3v
このスレおもしろ!!
いや、スメラギってぶっちゃけ戦術家としてみたら無能じゃね?
まだ二期はマシになったけど相手にとって未知の技術で押せ押せってのは変わらず
少なくても、敵味方問わず最小被害ですませてる手腕は評価するべき。
そこは未知の技術による力押し戦術だけじゃ出来ない領域だし。
ソレスタがソレスタであるためには不可欠な要素。
トリニティが生ぬるいとか言ってたが、意識の改革が計画にある以上、
時間が掛かった方がある意味反動による被害を計算してもやっぱり最小被害だったはず。
まあ、砂漠のアレはあのままだと捕獲されたのは間違いないが。
もっともヴェーダがトリニティの介入を予測ずみだったから、
しくじても捕獲されないというヴェーダのしたたかさはあるが。
ミサト「シンちゃんビール持ってきて〜」
スメラギ「アレルヤも一杯やりましょう〜」
シンジ「…お互い駄目な大人を持つと苦労しますね」
アレルヤ「そうだね…やる時はやる人だけどね」
>>612 日向・ビリー「だが、それがいい!」
刹那「世界の歪みが聞こえる」
>>611 ヴェーダとMAGIじゃ役割分担大分違うよなぁ。
アレルヤ奪還の回と大気圏離脱の回の戦術見てりゃ無能なんて評価は出て来ないはずだがな
>>610 それ言い出すとミサトも大概だから突っ込まないのが吉
自分たちの方が常識の通用しない兵器を持ってるの(00)と、
相手に常識が全然通用しないの(エヴァ)とで、求められる性格が
全然変わってくると思う。
成功率一割も無い作戦でも、人類生存のためにやらなきゃ行けなかったりするし。
>>615 九話だな
敵の攻撃による爆発もトレミー加速の推進力にして、トランザムで更に加速というスメラギの豪胆な戦術
そして、それを読んでガデッサに射角をずらさせて、ジェジャン率いる艦のいる宙域にトレミーを追い込むカティ
しかし、自分の戦術が読まれる事も予め織り込み済みで、刹那を大気圏離脱中に出撃させるスメラギ
二人の戦術予報士が互いに手を読み合うシナリオだった
子供たちの前でチェロとピアノを演奏するシンジとマリナ
個人的にだが、なんかシンジってわりと子供に懐かれそうなイメージがある
>>617 あれは成功率11割未満の作戦をあっさり承認した司令もすごいな。これ以上
成功率の高い作戦がないなら当然ではあるんだが。
>>620 ちょw 11割って確実に成功するw
キセカチの時は、司令と連絡とれてなかったよね。
>>618 逆に、お互い相手の裏をかいて、みたいな状態だと
ミサトさんが読み負けする気もする。スメラギさんがミサトさんの
女の勘を読み取れれば、のはなしだけど。
スメラギもミサとも結局最後は力押しな気が・・・
ミサト、スメラギ「『成功率などただの数字だ!後は勇気で補えばいい!』って司令官が言ってた」
>>623 アンタらの司令官は鬼畜オヤジと人工頭脳なはずだぞ!
スメラギさんはどっちかというとデータの人だからな。
過去のああいう戦術と新しいアイディアとの複合って感じで
ミサトさんは常に手にある駒で斜め上の発想を出す感じか?
正直、リアルタイムEVA世代なんだが
あれみてた当初、ミサトさんの頭の回転が異常に早いことに戦慄した思い出がある
某やる夫スレみてると
作戦考えるミサトも凄いが
それを実行に移せる作業班が一番凄そうに見える
>>627 作業員「ポジトロンスナイパーライフルで日本中の電力とか勘弁してくださいよ…」(しかも制限時間付き)
CBスタッフ「GNアーチャーとオーライザーを同時に作れとかキツい事いいますね…」
アロウズ「またあのブシドーから変な要求きたよ…」
その中だとアロウズがしんどそうだな。
本来、無理な限界を上げる要求されそうだし。
他の葉NERV作業員はある程度理論込みとはいえ、作業量が一番ヒドイし
CBスタッフは人員の確保次第か?
ずっと思ってたんだけどヤシマ作戦時の準備ってどれだけの人員がいれば半日でできるんだよと
映画見た感じだとわざわざEVAが伏せれる場所作ってそこにコンデンサ積みまくって日本中から電力集めてライフルも組み立てて
絶対職員過労死してるだろ
>>628 アロウズ「とりあえず角つけて置けばパワーアップしたと思うんじゃね?」
「もっと強くしろ? 色変えておけば強くなったと思うんじゃね?」
「また変な要求が・・・。赤く光るようにしとけば勝手に奥義と勘違いして限界以上引き出すんじゃね?」
>>630 もともとデカイ兵器を運用することが前提の場所だから、エヴァが伏せ撃ちできる
場所とか道路とかは整備されていただろう。
電力ももともとエヴァ用の配線がそこらにあるから一般都市よりはまし…多分。
変圧機の手配とかはえらいことになりそうだが。
ちょっとマジメに考察。
セカンドインパクト後は、おそらくライフラインは各地でズタズタになってただろう事は
容易に想像できる(新劇場版で、山口県宇部市を停電を宣伝する車が走ってるシーンでは
電柱が傾き、電線が切れたりしている)。
全国の電力供給を、10年足らずで現在のような形に再編成するのは、人材的にも
資材的にも無理が生じてくるはずだ。
となると全国へ電気を供給する「大元」を西日本・東日本に設置し、そこから各地へ
引っ張っていく方式を(一時的に)採用してたんじゃなかろうか。
となれば、送電・変電システムの変更、送電線の組み替えや新たな接続作業で済んだんじゃ
ないかな?(それでもかなり大変な作業なんだが、ゼロからの構築よりは楽なはず)
あとは狙撃拠点の陣地設営の土木工事だけど、もともと第3新東京市の迎撃システムは
フル稼働しておらず、建設中であったらしいから作業機械の調達なんかも楽だったんだろう。
人員については戦略自衛隊から陽電子砲と一緒に人員を徴集したとか。
ま、現実には予備電源とか諸々の影響の為ストップ。
全国の数パーセントか数十パーセントで何とかした感じかね?
まぁ、どっちにしてもNERVの作業員のゾンビ化は避けられないって事で…
作業員「給料少ないんですけど…」
ミサト「だってライフルの開発費と零号機の修理費と電力会社への慰謝料にお金回しちゃったもん」
戦自研A「このポジトロンライフルさえ完成すれば・・・!」
戦自研B「ネルフのやつらの鼻をあかせますね!・・・けどエネルギーの問題が・・それに完成と運用には莫大な費用や人員が・・・」
A「弱気になるな! 戦自研の底力をみせろ!」
ミサト「使うから寄越しなさい。エネルギー?日本中からもってくるし費用も出るし半日もあれば運用できるわよ」
スレタイからズレてきてる件
まぁ、サジ辺りがNERV作業員にって設定の為の話し合いとでも思えば。
何でも利用できるもんは利用せんとだし、楽しくなけりゃ意味ないしね。
考察スレ化し始めてる件
SS書いたもんです。二話投下明日明後日中にはなんとかなると思うんですが
その後の展開に一個壁が。
ミサトさんとスメラギさんどーしようorz
キャラとポジションが被る、EVAキャラの率を増やしたいが
スメラギさんのが話がドロドロ出来るし
ミサトさんでも十分ドロドロだから大丈夫。
いっそ融合させちゃえ!
『スメラギ ミサト』
それだw
なにそのウワバミ合体ヤマタノオロチ。
酒量がどこまで増えるやら。
なんか、ワンピースのルーキーの奴の紅一点の酒版みたいなノリだな。
書いてて解る奴居るかコレと思ったが気にしない。
ごめん、言いたいことがさっぱりわからない
漫画ワンピースに新しく賞金首の筆頭になっているルーキーと呼ばれる若手の海賊の頭連中が居る。
その1人が女性で大食い設定。レストランで次から次へと料理を頼む大食いキャラ。
それの酒版。つまり、大酒飲み。
アニメ見てると解るがあの食いっぷりを酒でやられると大体、スメラギ+ミサトさんになるかなと。
もしスパロボ的世界観だったら、リボ太郎エヴァもアロウズ動かして接収しそうな気がする。
綾波さんとカヲルクンもライセンス持ちにしたり・・・レイはともかくカヲルはあの緑服似あいそうだ。
ユイさん的に人の生きた証=エヴァを作りたいワケだから、イオリア計画も少しクロス出来そうだ。
マリ「第5次防衛線を単機で早くも突破、速攻で片づけないと本部がパーじゃん」
サーシェス「ハッ!デカブツがァ、イイ的なんだよぉ!!!」
マリ「よっ!はっ!これで行くか〜?にゃあ!」
サーシェス「なんだ?!あのデカブツ!!この俺の動きを読んでやがるのか!」
マリ「おりゃ〜!!0距離ならば!・・・っ?」
サーシェス「ところがギッチョン!」
マリ「隠し腕ェ?!にゃろ〜」
サーシェス「イッちまいなぁ!エヴァなんたらァ!」
マリ「エヴァに乗るのが好きで好きでたまらない、チルドレンのプリミティブな衝動に準じて生きる、最低最悪のチルドレンでーす。」
>>649 楽しそうだなお前らwww
時田さんも混ぜてやれ
マリ「ひっさしぶりだね、クルジスのワンコくん!」
刹那「真希波・マリ・イラストリアル・・・貴様、どうして!?」
名前のセンスは似たようなもんだなw
マリ「しっあわせはぁ〜っ、あるいてこないぃ〜っ♪」
刹那「・・・歌が・・・聞こえる・・・」
マリ「いい匂い……GN粒子の香りがする……」
刹那「GN粒子は無臭のはずだが……」
ライル「逃げんなよ・・・逃げんなよ、アロウズっ!」
マリ「そーだ!逃げんなオラァ!」
ライル「・・・え?」
刹那「綾波レイ、弁当だ」
つりんご
レイ「(かぶりつけというのかしら…)」
SS……2話の最後の部分がこじれてちと遅れそうです。
駄目だ、刹那が素直過ぎてなんか駄目だ!
けど、逆にあまり引き伸ばしてもorz
>>657 ……うむ。それは是非、採用させて頂きたい
リツコ「参号機のパイロットの選出、あなたに任せるわよ。」
ミサト「わァーってるわよ、上から送られてくるらしいけど、凄腕みたいよ。」
後日
???「やはり新型を開発していたか… 」
リツコ「ちょっとあなた、ここは関係者以外立ち入り禁止・・・」
???「... 断固辞退する
私はゼーレより、独自行動の免許を与えられている。
つまりはワンマンアーミー…たった一人の軍隊なのだよ。」
リツコ「そんな勝手が通ると思って「免許があると言ったッ!」」
リツコ「・・・で?そのライセンス持ち様が今日はどのようなご用件で?」
???「ウム、あの機体を、私色に染め上げて欲しい
それと最高のスピードと、最強の剣(つるぎ)を所望する!」
リツコ「・・・これだけの無茶を言うからには、期待には答えてもらいたものね?
ミスター・ブシドーさん?」
ブシドー「勝手にそう呼ぶ。迷惑千万だな。」
>>659 そう言いながらニタニタ笑ってるんですね
分かってますよ
>>659 凄腕だけれども…………命令は聞いてくれないぞww
アスカ「え〜っ、お弁当作るの忘れたあ!?」
刹那「ああ」
アスカ「ああ、じゃないわよ!アンタ、このアタシにお昼ご飯抜きで過ごせってぇの!?」
刹那「弁当はないが、りんごとホットドックならある」
アスカ「キーッ!!」
トウジ「なんや、また夫婦喧嘩かいな」
ミレイナ「やっぱりお二人は恋人同士なんですかぁ?」
アスカ「ち、違うわよ!///」
刹那「違う(きっぱり)」
ミレイナ「ぶぅ〜、カンが外れたですぅ」
ブシドー「私の心は永遠の14歳だからな!!!」
レイ「碇君・・・貴方のお味噌汁とお弁当に、私は心奪われた・・・この気持ち、まさしく愛よ」
シンジ「あ、愛ぃ!?///」
>665
なんか八頭身化した綾波レイを幻視した。
>>662 アスカ「昼食がホットドッグとリンゴ…テラシュール」
刹那「晩飯は魚のスープだ」
>>663 ブシドー「十四歳と○ヶ月だ!」
ミサト「ならこっちだって十四歳と○ヶ月よ!」
アスカ「バッカみたい。こちとら現役の十四歳よ!」
リツコ「・・・馬鹿馬鹿しいからやめなさい」
刹那「十四歳でないとエヴァに乗れないのか?なら俺は永遠の十四歳でいい」
アスカ「刹那もイヤ。大使もイヤ。ブシドーはもっとイヤ。コーラもイヤ。ひろしもイヤ。こいつら全員イヤ!もぉおイヤ!!我慢できないっ!!」
その面子だったら俺も切れるわwww
「俺がエヴァだ」
「ネルフを私色に染め上げる!」
「君の視線を釘付けにする!」
「俺は二千回でスペシャルで模擬戦で不死身で幸福ッ!」
「ぎっちょんぎっちょんぎっちょんちょん!」
よう、お前ら……
満足か、こんな面子で……
俺は、嫌だね
>>669 正確には14歳しか乗れないんじゃなくて、セカンドインパクトの起こった次の年に生まれた少年少女じゃなかったっけ
ANIMAだと17歳になっても乗ってるし
>>670 グラハム「パターン青!抱きしめたいなぁ!使徒よ!」
アレハン「フッ!この私、アレハンドロ・コーナーが総員退避といってやろう!」
コーラ「大佐のキッスは頂きだぁー!」
アリー「ところがぎっちょん!エヴァの発進準備完了だぜぇ!」
刹那「俺がエヴァンゲリオンだ!」
ミサト「もっと緊張感持って仕事してくれない!?」
>>680 あいつらも(一人を除いて)女っ気ないんだがwww
>>659 ゼーレA「ところで、奴にライセンスを与えたのは誰だ?」
キール「私ではないぞ、誰の仕業だ?」
ゼーレB「自分ではない。」
ゼーレC「私もだ。」
全員「・・・」
>>682 金色のモノリス「ふははははっ、彼にライセンスを与えたのはこの私、アレハ」ブツッ
ツーッツーッツーッ・・・
アwwレwwハwwンww
ヽ、レ'´ ̄ ̄ ̄`丶
/.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.:`ヽ
_/::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.`¬
{::.::.::.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`¬/.::.::.:.:.:.:.:.:{_
j::.::.::.::.::.::.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,ヘ }::.::.::.:.:::::::::::::}
〈::.::.::.::.::.::.::.::/.::.::.::.::.::./`ヽ/"ヽ::.::::::::::〈
ゞ:::::::::::::{::::{:: !::.::.|::{::ト、{ }::::::::::::: }
ミ::::/`ヽ:: !-{,xニl_土‐ 、,xニ_二l::::::::: ハノ
`レ{ r'} \{八_ノ_` }ァニ{_ノ_`ハ}/}/
ム.__. ゝ'_ ' .ノ { t.'__'/ノ
_.. イ/ 、 、 ̄ ,\`く.√i
_| { ヽ  ̄ ̄/^ヽ. \{
_ノ | ヽ >-イ´─- ハ\
, ' ´ | \ { _| j -‐ } ヽ 小生もガンダムマイスターになりたいでヤンス
/ | ヽ,ィ 7 ` '´ j { 、__,. / ',
/  ̄`ヽ | } 〈‐-‐…' >‐{ ,' 、
大分遅くなりましたorz まだ、このスレ見てる人いるかな?
今から、第二話投下します。
刹那・F・セイエイを新世紀ヱヴァンゲリオンの主人公にしてみる
第一話後編「救済への決意」
NERV技術開発部技術局第一課所属臨時技術開発責任者伊吹マヤ一尉。
この長ったらしく、数回に一回は噛んでしまう役職につく彼女は目の前で起こった事態に混乱を極めていた。
ソレスタルビーイングから派遣された予備パイロット候補刹那・F・セイエイの出向予定日に
第四使徒サキエルの襲来。現状を一言で表現するなら最悪という言葉に尽きる。
予備機のパイロットは暴走事故の負傷から搭乗はほぼ不可能……否。
もし、初号機とパイロットも駄目なら包帯でくくりつけたまま突撃させるだろう。
それを未然に防いでくれる筈の初号機パイロットもシンクロ率の安定性から起動を維持する事すら危うい現状。
ようやく到着した救いの手であり、唯一の希望でもあった少年は
懐から原始的な手法で作られたひとかけらの刃物を握り締め
不本意ながらも彼女の同僚である男、アリー・アル・サーシェス三尉の喉元に突きつけようとしてた。
「な、何やってるんですか!?」
「伊吹一尉、近づいたら危険だ! 二人とも止めないか」
「ソラン考えたな。成る程、野蛮で原始的だが良いアイディアだ。
確かに石刀なら金属探知機のチェックにもひっかからねぇからなぁ!」
「アリー・アル・サーシェス! 今更俺を呼んでどういうつもりだ!」
「あぁん? 事情はそこのねーちゃんとめがねのガキに聞いてるだろ?
コレに乗って闘えっつってんだよ」
「お前は……お前はぁ!!!」
激しい怒りの剣幕をぶつける様に刹那は怒声と共に突きつける。
だが、手首を捕まれてそのまま刃はその手から落ち、砕け散る。
黒曜石で作られたと思われる黒い刃の破片が音を立てて床に散らばる中、開いた左手が
懐からもう一つ取り出すがそれも手刀であっけなく払い落とされる。
刹那は一瞬たりとも視線を外す事は無く足を上げてサーシェスの腹部に両足を叩き付ける。
一瞬僅かによろめいて力の弱まった手を振り解き、僅かに距離をとった後、更に刃を取り出し、投擲。
しかし、サーシェスの反応も早く、軌道を読み取ってそのまま横に飛ぶ。
投擲された刃は嘔吐する事をようやく止める事が出来た少女の足元で砕け散る。
ひぃっと声を上げる事もなくよろめく少女に僅かにサーシェスが舌打ちをした事を刹那は見逃さなかった。
「かぁっ、まったくちょこまかと!」
「止めないか! こちらには発砲する準備もあるぞ」
「やめときなティエリア! こいつは撃たれたって、下手すりゃ死んでも噛み付いてくらぁ」
「ティエリア、ここでの発砲はダメ! 二人とも止めなさい!」
「なんなんですか貴方達は……い、今は敵が、使徒が来てるんですよ!?」
「中東流の挨拶だから気にすんな! それより出撃準備しとけ!」
銃を構えるティエリアとクリス。しかし、二人は戦闘をとめる気配が無い。
刹那は小さく「すまん」っとつぶやいた後、懐から取り出した石の刃を今度は
嘔吐してよろめいていた少女に向かって投げつける。一瞬気付くのが遅れたのか
目の前に迫る刃に目を見開いて避ける動作も取れず、そのまま当たれば
怪我は免れないだろう。サーシェスは再び舌打ちして、少女に立ち塞がる様に
自らの身を盾にする。突き刺さることはなかったが左肩にその刃は食い込み
肉は裂け、じんわりと赤い染みが彼の袖へと広がっていく。
「はっ、てめぇも中々外道になってやがるな。褒めてやるぜ」
「アリー・アル・サーシェス! お前は……お前の神は何処にいる!」
「俺はがっこの先生じゃねぇんだ! 聞かれてなんでもほいほい答えるわきゃねぇだろ!」
「わ、私誰か呼んでくる! ティエリア! あの娘の保護をお願い」
「解った」
クリスが銃下ろしてその場からきびすを返し、来た道へと走っていく。
ティエリアも周りこむ様にして、先ほどの投擲のシーンで気を失ってしまっていた少女へと駆け寄り抱き上げる。
やはり、最優先すべき命は初号機パイロットである彼女であった。
刹那はそんな周囲の動きに気をとめることなく、腕を負傷して一瞬足が止まったサーシェスの太ももを狙い
投擲の姿勢に入った瞬間、大きな振動と共に天井に吊るしてあった電灯と柱の一部が崩れ落ちる。
ちかちかと明かりは点滅し、一瞬暗くなった後、刹那は自分が何か大きいものの影に入っていることに気付く。
ゆっくりと目を恐る恐る開けると目の前には巨大な腕が掲げられていた。
黒く白いラインの入った色合いに脂肪が殆ど感じられず、アスリート選手の様な筋肉のラインをそのまま浮き出したシルエット。
壁に器具で括り付けられていた巨人が拘束具を引きちぎって刹那を助けたのだ。呆然と見上げる中
視界の端に何か動くモノが入る。気付くのが遅れ、次の瞬間には顎を蹴り上げられて脳が揺さぶられる。
「EVAが助けたというの……彼を?」
「コイツはさっきの礼だ、とっときな!」
「ぐっ……お、俺は……」
「全く、君達はもっと穏便に出来ないのか? 此処で死人が出たら本末転倒だ」
「なぁに、ちょっとした腐れ縁でな。それより、さっさとこいつ詰めるぞ。
すぐ出張って貰わなきゃならんからな。ティエリア、手伝え。腕やられてるから1人じゃ無理だ」
「了解した。伊吹一尉。彼女を頼む」
宙を掴む様に手を伸ばしたまま倒れる刹那を追撃する様にサーシェスは腹部へと足を伸ばし一撃。
完全に意識を失ってしまう。事態に未だについていけないマヤを尻目に、刹那を両腕を抱える。
ティエリアは足のほうを持って二人掛かりで運ばれていく。侮蔑の視線をサーシェスにぶつけながらも
マヤはそのまま昏倒している少女を抱きかかえる。ようやく喧騒がおさまり、各々の行動で対処し始めている中
そのフロアの天井近くに設置され出っ張ったガラス越しのフロアにはいつの間にか1人の男が立っていた。
サングラスをかけ、髭を蓄えた中年の男性。白い手袋と襟元まできちっと締めた黒服は異彩さを放っていた。
その姿に一瞬皆の動きが止まり視線が集中する。するとその中年の男はさっと手を掲げてマイク越しに指示を出した。
「手は動かしたままでいい。何か問題が起きたのか? 報告しろ」
「はっ、パイロット候補と揉めましたが今無事に解決しました」
「そうか。その子供は使えるのか?」
「気を失ってるだけなので。今、出撃させます」
「よろしい。早くしろ。君には期待している」
「はっ、了解しました」
「では、私は戻る。後は任せた」
「お前ら、こいつをとっととエントリープラグにぶち込め。俺は司令部に戻る。
後、念のためその小娘も放りこんどけ。こいつがダメな場合、すぐ出撃させるぞ!」
「ゴマすりの時だけは常識的なのね。汚い人」
僅かな言葉を残してその中年の男は去っていった。その時だけ、サーシェスはきちっと
背筋を伸ばし、口調も丁寧で敬語で喋っていた事にマヤは訝しげさと侮蔑の視線を向けたまま一言つぶやく。
ティエリアとサーシェスはなにやら円柱形をした金属の筒の様なもの、中にはイスが備え付けられた
エントリープラグと呼んでいるモノへと刹那をそのままに押し込める。合図と共にその扉が閉まっていく。
ぱんぱんっと手を叩いた後、フロアの出口へと何食わぬ顔で向かう中、サーシェスはストレッチャーに
少女を乗せたのと確認すると、大きく振りかぶってマヤの左頬を打ちつける。
乾いた音がフロアの中に響き渡り、マヤも一瞬何をされたかのか解らなかったのか僅かに視線を泳がせながらも
自分が言った事が聴こえていたのかと思い、視線を逸らす。サーシェスはそのままマヤの胸倉を掴んで
背の低い彼女を僅かにもと上げる様に顔を引き寄せる。
「そーいうのはなぁ? 面と向かって言える位の度胸と実績
何より”綺麗なままで勝てる自信”を持ってから言うもんだぜ? 前の奴は綺麗だったのか?」
「せ、先輩は優秀で……立派な人でした! 貴方に何が解るっていうんですか!」
「そうかい。まぁ、”今”の現場責任者は俺だ。階級が上とは言え、あくまで臨時代行の技術大尉である事は忘れるなよ。
実戦も知らねぇ御嬢ちゃんに、ずべこべ言われてこんな所で心中なんてごめんなんでな」
「っ……! そんなこと、わかっています」
「人が死んだの引き摺ってりゃその内自分も死ぬ。
後追い希望の死にたがりなら、生きようとしてる奴に口出すするんじゃねぇ。わかったか!」
「問題は解決した筈だ。両名ともすぐに持ち場に戻るぞ。伊吹一尉。私は彼と彼女の出撃準備を手伝う」
マヤは言葉を濁して僅かに反論するのみだったが、サーシェスはそれでも言葉を続けていく。
先ほどの喧々諤々の言い争いとは違い、一方的な罵倒。何か痛い所を突かれたのは明白で
目にはうっすらと涙を浮かべている。サーシェスが手を緩めれば、すとんっとそのままひざをついてしまう。
二人の言い争いに痺れを切らしたのか大きくため息を吐きつつ、ティエリアはマヤへと手を差し伸べる事も無く
少女を乗せたストレッチャーをもう一体の巨人の方へと押していく。泣き崩れる彼女を支える時間的余裕も無く
袖で目元を大きくぬぐった後、立ち上がる。
―数分後NERV本部司令部にて
鳴り響く警報。タイプをする指先の音を掻き消す様に騒然としている司令部。
目の前のスクリーンには肌を焼け焦がしながらも、悠然と立ち尽くしている使徒の映像が映っている。
ぬらりと仮面の奥から新しい仮面が生え変わり、進化と再生を続ける未知の化け物から
少しでも情報を拾おうと多くの人間がデータと数値に視線を泳がせて飲み込み、組み込みなおしている。
基本的に日本人で構成されている為、白髪の副指令は良いとして、赤髪の長髪である
サーシェスはその中でも異彩を放っていた。明らかに場違い的な雰囲気を見せている為
職員も彼が視線に入る度にどきっと瞳を揺らすモノも少なくない。
基本的に実験、技術班中心である彼らにとって場数と実戦を踏んでいる男とではそもそも空気が違うのだ。
「サーシェス三尉。データの解析終わりました」
「起動準備出来てるか。青葉、現状は?」
「目標はN2爆雷によるダメージの修復をほぼ完了。後数分で本部への移動を開始しますね」
「何分持った?」
「ざっと、30分ですね」
「ま、上出来だな。パイロットはどうだ?」
「まだ、意識を取り戻していません。一体何やってたんですか?」
「ちょっとした、じゃれあいだよ。おし、叩き起こせ」
「え、でも。いいんですか?」
サーシェスほどではないが青葉と呼ばれた垂れ眼の長髪の男がサーシェスに声を掛ける。
彼だけはあまりサーシェスに気兼ねをしていない様子だった。
タイピングを進めながらもかちかちと視線は連ねられる数字と書き記されていく言葉に目を追わせたまま
言葉を続けていく。つらつらと言葉の応酬を淀みなく続けている中、途中の言葉でその手はとまり
顔を見上げている。多分、この男は本気なのだろうと言うのは察しがついている。
彼なりの処世術なのだろう。あくまで確認を取る。視線の先には司令塔に鎮座している無口な司令官や副指令も
静止をする声を上げることも無い。僅かな間をおいて席を向きなおせば、早々と作業を進める。
サーシェスもそれが解っているのかぽんっと肩を叩く。
「死なねぇ程度にだよ。L.C.Lちょっと弄ってくれ」
「解りました。L.C.L圧縮濃度上昇させます」
「ぐっ、がっ……ぐはっ!」
「パイロットの意識レベル確認。圧縮濃度戻します」
「おはよう、ソラン。どうだった? エントリープラグの寝心地は」
「なっ、ここは、水中!? ぐっ、息が」
「呼吸出来るらしーから死なねぇらしぞ。俺は試してねぇからしらねーけど」
「むっ、これは……此処は何処だ?」
「さっき傍らにあったでっかい巨人の中だ。そこで念じりゃ、そのでっかいのが動くんだとよ」
「そんなアバウトな」
エントリープラグと呼ばれる金属製のカプセルを満たす液体。
オレンジ色のソレはL.C.Lと呼ばれていた。本来、人間は水中で息をする事は出来ない。
肺、喉、胃の中を満たしていた事に刹那は気付くことが無く、そのイロが紅くなると
全身を万力で締め上げる様な激痛に刹那は意識を取り戻す。
視界はややオレンジがかっている事から目を負傷したこと、その匂いから
一瞬、どこか負傷していたのかと混乱し、きょろきょろと周囲を視線で舐める様に見る。
見たことも無い機械とやけにすわり心地の良い背もたれ。椅子に座っていることに気付いたのは
意識を戻してから大分時間を要するほどにせつなの意識は混乱していた。
しかし、その混乱していた意識もマイクから聴こえてくる声に一気に集中し、敵意で凝り固まる。
「アリー・アル・サーシェス! まだ、俺は話が」
「ソラン。いー事教えてやる。そいつを上手く躾けりゃなぁ、神様になれるそうだ」
「な……に? また、そうやって騙すつもりか!」
「嘘じゃねぇさ。まぁ詳しい事は機密なんで、俺は知らんし、興味ねぇがな」
「サーシェス三尉!」
「貴様、そんな適当な事を」
「ちょっと、子供に夢持たせるだけだ。黙ってろ」
「……っ! あなたと言う人は!」
見えはしないがあっちとは通信で繋がっているのだろう。
現在の状態が危険では無いと判断するや否や、刹那はサーシェスへと噛み付く様に声を荒げる。
無表情で言葉少なだった少年からは殺意と怒気と色々な感情が織り交ぜられた言葉が吐かれる。
だが、そんな必死な言葉すらサーシェスの一言で全て飲み込まれてしまった。
刹那には解らないがその瞬間、司令室の空気が凍り付いたのがわかる。
無表情だった指令と傍らに付き添っている白髪交じりの老人も訝しげにため息を漏らす。
怒声と共に司令部へと息を切らして駆け込んだのはマヤだった。
その張り上げた声の”迂闊さ”に更に緊張感が増す。
ただ、マヤの怒りに関しては機密漏洩の他にも既に経歴を確認していた所為もある。
あまりのあの敵対振りにおかしいと資料を見直してみれば、消されたデータの中の彼との因縁を見つける事が出来た。
その衝撃は相当なモノで刹那と同等まではいかないが、マヤもサーシェスに侮蔑と敵意を向けている。
手をぎゅっと握り締め、わなわなと震えかみ締める中、刹那の声はどこか救いを求める様な弱さを滲ませていた。
「少なくともそいつは近代軍隊の一個師団以上の力はある。
さっきの使徒ってのがN2爆雷喰らっても生きてるのと一緒でそいつも耐えられる。この意味が解るな?」
「現存する軍事兵器をはるかに上回る価値がある」
「そういうことだ。そいつが片っ端から戦場に駆けつければ、戦争なんてやる奴は居なくなるかもしれないな」
「し、しかし……俺は」
「使徒ってのが目標を達成すると人類が滅びるそうだ。幾ら世の中よくしよーたって死んじまったら意味ねぇだろ?
後、手前が出ないとさっきの小娘が自爆覚悟で特攻だ。寝覚めはよくはねぇわな」
サーシェスはぺらぺらと機密ではないが、恐らく刹那が知っているであろう情報から”推理”出来る部分を
敢えて言葉にして確認させ、意識を刷り込んでいく。神になるという空想的な発言の意図を
既に与えられた情報から統合させてそれに現実味を帯びさせている。彼の得意な論法だ。
マヤはそれをじっと見つめながらも仕事出なければ、怒鳴り散らすか、もし仮に男だったとしたら
既に殴っていたかも知れない位の怒りと、それを許してしまう事への無力さに奥歯をぎゅっとかみ締めていた。
そう、サーシェスが言っているのは殆ど事実である。不可能か可能で言えば、可能。
EVAは使徒を全て葬った後には最強の兵器と足りえ、運用次第では戦争を根絶する事も出来るかも知れない。
そして、その開発を許しているほどにこの”使徒”と言う化け物は危険なのだ。
「…………解った。だが、後で話は聞かせて貰う」
「ああ、幾らでもな。ソランやっぱお前は聞き分けがよくて一番物覚えが良い。おし、起動させろ!」
「エヴァ参号機起動。ハーモニクス安定。パルスの逆流もありません。
シンクロ率は……41.5%! いけます!」
長い沈黙の後、刹那は決めてしまった。この世界を救うという決意を。
それを見て、司令部の上の方に鎮座していたサングラスの男は小さく笑う。
待ってましたといわんばかりにサーシェスのGOサインを出せば、オペレーター達は一斉にコンソールをたたき始め
カタカタとキーを叩く音のオーケストラが始まる。知らない専門用語が矢継ぎ早に並べられる。
専門家でなければ解らない様な単語ばかりだが、オペレーター達の声色だけでそれが良好であるコトは刹那にもわかった。
明らかに目に悪そうな色の乱れる映像の後、刹那の視界が晴れる。其処は先ほどまで居た風景が別の視点から描かれている。
巨人の目線からの映像は、それに搭乗しているという事を改めて実感させる。思考に介入されている感触を僅かに感じ始めていた。
「青葉。今使えそうなのはなんだ?」
「はい。現在保有する武装はプログレッシブ・ナイフのみです」
「だそうだ。後、使徒は紅い珠が弱点だ。適当に其処に突き立てとけ」
「銃はないのか?」
「あるにはあるが、君はまだ射撃モードへの対応訓練を受けてないから使っても当たらない。
今は兎に角エヴァを動かす事だけを考えた方が良い。さっきサーシェス三尉が言った様に
エヴァは基本的にその機体との意識のシンクロで動く。これには慣れが必要だ」
「了解した」
「代行技術主任。ほかに問題はあるか?」
「……いえ、全て正常です」
司令部の中の僅かなやり取り。刹那の声のやり取りには迷いなどを一切感じさせなかった。
自分の死がイメージできていないのか?とオペレーターの一部はそう首をかしげながらも作業を進めている。
そして、マヤもこのサーシェスと刹那の経歴を知っても尚、事態にすぐに対処している事への驚愕が隠せなかった。
何故?と聞きたそうな顔をしているのは司令部の人間が誰もがわかるほどであり、サーシェスもそれに気付いたが無視をしている。
そして、ぐっと拳を握り締めた後、サーシェスは振り返り、司令部の一番上に鎮座する男へ声を掛ける。
「碇指令。出撃許可を」
「構わん。作戦はサーシェス三尉に一任する」
「了解。じゃ、ソラン。死んでも良いから敵は潰して来い。エヴァンゲリオン参号機、発進」
「エヴァ参号機発進!」
次回予告
刹那はエヴァ参号機と共に夜の街で使徒と対峙する。
まだ、歩くことすら覚束ないエヴァに対し、使徒との力の差は歴然となる。
司令部の誰もが彼の死を感じ取った時、エヴァは少年の意志と決意へ応える。
次回第二話前編「聖戦への裏切り」
次週もサービスサービス♪
以上。なんか、ムダに長くなって、しかも戦闘シーンが入らないという件prz
スメラギさんとミサトさんに関しても大体ネタは固まりました。相談に対してレスをして下さった方感謝。
では、投下失礼しました。
GJ。いろいろとカオスな状況なのがやばすぎww
つか、アリーはやっぱり頭がいいな。
都合の良い真実の情報を露営するだけで躍らせる役者っぶりっていうのがな…。
とりあえず、冬月と碇がいるようだがアリーはちょいと厄介だぞ。
さて、ソランは願いを敵える神を覚醒できるか、
さもなくば偽りの聖者として十字架に掛けられてしまうのか?
にしても、参号機とな…。
てっきり初号機に乗ると思ったがそれはそれで誰かいるようだが…。
シンジ君はそのまま残ってる設定なのだろうか?
気になる展開ですね。
696 :
通常の名無しさんの3倍:2009/08/27(木) 02:10:36 ID:1JKnMaEu
GJ!
697 :
通常の名無しさんの3倍:2009/08/27(木) 05:30:09 ID:w5ygI0dI
gj!
マジレスするとサキエルにフルボッコされて一話で終了
ATフィールド張れない、暴走しないエヴァじゃサキエル相手に出来んだろ
ゼルエル戦でトランザムに覚醒
>>698 ATフィールドも暴走も無しでも、勝てるチャンスはある。ミサトシンジ組ではまず
出てこない手だが、指揮官がアリーでせっちゃんがその指揮通りに動ければあるいは…
>>206 嫌な過去はあるがな、ハワダリ教授が死んだ後だったら尚更。
でもポジティブだから結局気合いで跳ね返しそうwww
703 :
通常の名無しさんの3倍:2009/08/27(木) 16:44:39 ID:Kbr7wpBs
アレルヤ「撃ちたくないんだ!!ぱああああああああああああああああああ!!
あああああああああッ!!」
シンジ「逃げちゃだめだ…逃げちゃだめだ…!!うわああああああああああ!!
ああああああああああああああッ!!」
ティエリア「うるさい」(イライラ)
>>698 そういう設定で矛盾しちゃう点はとりあえずおいといて、ってのがこのスレの趣旨じゃね?
刹那が動かせるんだからATフィールドも張れるんじゃないの?
一期刹那はまだ心の壁があったのでATフィールド展開余裕です
問題ない
2nd刹那も歪み認定検定に落ちた奴に対しては強固な(ry
イノベ化してない刹那がどこまで戦えるのか見ものではある
なんというかアレルヤ此処でも扱い難しいな。あまり、名前も出ないというか
ロックオンなら仕事をしてるオペレーターや諜報員系、ティエリア、刹那はチルドレンでいけそうだが
アレルヤだけは年齢が微妙過ぎる。19歳って学生なら大学生だから
学校が違くなるし、仕事してるにしてもぺーぺーの新人だし、高卒でNERV職員も微妙。
奥の手の海外の飛び級も正直、そんな頭良い印象無いし、おまけに扱いにくい二重人格って
使途役やればいいんじゃね?
>>710 おまwww それはそれで酷いな。けど、電池よりマシか?
登場するときのBGMも自分で歌えるし、ピッタリじゃないか
誰かお客様の中で、アレルヤを補完して下さる方はいらっしゃいませんか?
ソーマ「だが、断る」
>710
せっちゃんとアスカにユニゾン攻撃で倒される訳ですね、分かります。
>>714 刹那「俺が!」
アスカ「私たちが!!」
2人「「エヴァンゲリオンだ!!!!!」」
って光景を幻視した
>>715 いけるんじゃないか?その話、水島が演出してたから
イスラフェル「見せてやろうぜ!本当の使徒って奴をよォ!!」
もう、誰かそれでSS書け。
いや、マジで良いアイディアだわ、それ。
アスカ「いーわね?最初からフル稼働!最大戦力でいくわよ!」
刹那「了解している。62秒で駆逐する」
アスカ「いーわね?最初からフル稼働!最大戦力でいくわよ!」
アレルヤ「了解したよ。62秒で充電する」
エヴァンゲリオン用移動式充電装置
ヤシマ作戦の変電所の片隅にて
アレルヤ「・・・・・・トランザム(キリッ)」
アレルヤさんパネェ
ハレルヤ「ヒャハハハハ!ハッハッハッハァーッ!」
初号機「ウオオオォォォォォン!」
これは怖い
っと、話切って失礼。今夜九時頃に二話前編を誤字チェック後投下予定。
後、コテ付けましたが大丈夫かな?
大分書き溜めとプロットも出来たので週1回ペース位になりそうです。多分
アレルヤとハレルヤがイスラフェルなら、ロックオンはラミエルか?可粒子砲的な意味で
ラミエルにロックオンの射撃精度があったらネルフ終わっちゃうよ
ラミエル「よぉ、お前ら。こんな世界で満足かい?」(サードインパクト的な意味で)
刹那「刹那・F・セイエイ。目標を、狙い撃つ!」
ズキューーーン!
ラミエル?「よぉ、お前ら・・・こんな世界で満足か?俺は・・・嫌だね」
ドォーーーン!
刹那「ロックオン・ストラトスー!・・・何故か叫ばなきゃいけないような気がした」
レイ「・・・どうして泣いているの?」
刹那「・・・わからない」
>>729 悲しすぎるからやめれ。
しまいには、ガンダム型使途とかやりだして、さらに泣けてくるから…。
そういえば、劇場版だったらエヴァはメインの初号機、零号機、弐号機の他に、
伍号機、参号機、さらに謎の六号機まであるんだよね。
四号機はあいかわらず稼動する前にロストする運命だったけど、
旧劇場版での残りのエヴァはまとめてウナギゲリオンにならない以上、
残りのエヴァに配役してもいいかもしれん。
零号機にロックオン、弐号機にティエリア、参号機に刹那、五号機にアレルヤ…。
初号機はシンジか沙慈で。
まあ、これはここで書いてる職人さんのSSに合わせた配役だが。
ビーストモードを早くも出して、ハレルヤで第三使途と戦ってもいいし。
…で、六号機はどうしよう?
カヲルが乗ってるような特殊エヴァゆえに、ラッセでお茶を濁せるような機体じゃないからな…。
正直、六号機と7,8号機に関してはきついだろ。
映画で出なきゃ解らないし、そもそも性能とか展開が不明だ。
>>731 まあ、そうなるけどね。
別にオリジナル設定でもかまわんとも言える。
ようするに話として面白いを体言してれば、中二設定でもいい訳だし。
とりあえず、わかってる範囲内で話を作って、
その先はQ公開後でもいいし、TV版を元に良くも悪くも進めばいい訳だ。
まあ、設定うんぬん言ってたら、終わるまで書けなくなるから、
ある程度は割り切りは必要。
っと、遅れてすいません。誤字チェックに時間食いました。
5分後位から投下始めます。
刹那・F・セイエイを新世紀ヱヴァンゲリオンの主人公にしてみる
第二話前編「聖戦への裏切り」
照らされている町の光は僅かに山々の隙間から僅かに見えるが
ぽつぽつと蛍の灯火を髣髴とさせるものばかり。
街は夜の暗がりに飲み込まれたまま死んでいた。
その死んだ街の中を悠然と進んでいるのは黒いゴムの様な肢体と
皹の少し入った白い甲殻を肩に背負った、ビルより大きい化け物であった。
第四使徒サキエル。後にこう呼ばれたこの化け物はビルから発射される自動迎撃装置を
一睨みの光線で焼き切り、誰も乗っていない車を玩具どころか紙細工の様に踏み潰す。
だが、その化け物も別に地下から高速で何かかが近づいてくるを察知したのか、歩みを止める。
凄まじいGを感じながらも地下のルートから射出される黒の巨人。
交差点が割れ、それと同時に伸びるレールを頼りにまるでビックリ箱の様にその姿を現す。
ずんっと来る衝撃に中に乗っている刹那は目を閉じる事も無く、まっすぐにその夜の街に目を慣れさせる。
繋がれていたレールが拘束を解くとずしっとその巨体が道路に重みを感じさせている音が聞こえた。
「ソラン。応答しろ」
「問題ない」
「おし! じゃぁまず歩け。頭でイメージしろ。自分が手足を拘束されたる中
それを引き千切って今すぐにでも歩きてぇって感じだ」
「歩く……歩く……歩く……歩く」
刹那が目を閉じてを意識を集中するとふわっとした感覚の後にずしっと踏みしめる音が響く。
そして、目を開けば僅かに距離感が変わる視界。一歩踏みしめた事に司令部の誰もが驚いた。
起動実験が今まで一度も成功をしていない上にまして”新しい装置を組み込んだばかり”の参号機が
今こうやって第一歩を踏みしめているのだ。まるで、自分の子供が始めて立ち上がり歩くことが
出来た時の様な感動を一部の職員は感じ取っていた。
「おし! 後は全部その応用だ。青葉、ナイフの装備は外部から出してやりな」
「了解しました。刹那君、左の肩のパーツから刃物が出る。それを手にとって握り締めてくれ。
今、それが取れる様に信号を送る」
「了解した……手を上げて……違う……もっと下……そう、そのまま……取る!」
そういうと、左肩のパーツが一部開いて中から刃物の柄の様な物体が現れる。
EVAと呼ばれる漆黒の巨人は手をゆっくりと挙げて、左肩の方へと伸ばす。
ぎぎぎっときしむ金属音が聞こえそうなほどぎこちない手の動き。
最初はその位置も上手くつかめず、手を何度も宙を漂わせていた。
空を掴んでいる間にも敵はその存在を察知したのか、ずしっずしっと足音を徐々に大きくしてくる。
焦りで手汗を握っているのだろうが液体漬けになっている今の手の感覚ではそれも解り辛い。
そして、手の感触もシンクロしているのかようやく”ソレ”を掴んだのが瞬間一気に引き抜く。
途中、熱を強く発して発光するナイフは緩やかに光の残像で弧を描いていた。
それを佇んで見守る司令部の人間達。ほっと、胸を撫で下ろしたその瞬間
刹那の乗っているEVA参号機の胸の辺りが爆散する。
「ぐあっ!! 痛みも……来るのか!」
「まだ、そこら辺の調節出来ねぇらしいからな。男だったら我慢しな!」
「り、了解した」
「強い子ですね」
「ま、場慣れしてるからなぁ。青葉! 今すぐ、D2地区防御壁展開!
残ってる自動迎撃ミサイルを”上から”浴びせてやれ!」
「は、はい!」
刹那は座椅子の掴めるトリガーの様な部分を掴む。それが可動する事に意味を認識できなかったが
がむしゃらに握り締めたまま、ぐっと神経を弄る痛みに耐える。奥歯で僅かにきしむ音も
L.C.Lの中に吸い込まれて良く聞こえない。吹き飛ばされたが、先ほど伸びたレールに
何とか背を預けたので体制を立て直すには時間が掛からなかった。
脳がぐつぐつと煮える様になりながらも、刹那の意思と共にEVAも体制を立て直す。
甲殻の様な顔の仮面もまるで生きているかの様に黒い穴が瞬きをする。
向き直るEVA。腰を僅かに屈めながらも踵を上げて、踏み込む体制を作る。
体が覚えている。それを意識的に動かす。その意識をEVAに伝える。
徐々にEVAもそれに慣れてくるのか再現率は低いモノもその巨体の動きは応えてくれている。
使徒もそれを察知して光線を再び撃つ。まっすぐに突き立てると見せかけて、そのまま横転を掛ける。
突き立てる様に見えた姿勢からの回避、だが使徒もそれも考慮しているのか
光線は地面を貫き、十字路から左右にも伸び、十字架の様な形で焼き尽くそうとする。
その左右に伸びた内、使徒から左側側の光線はその横転したEVAも焼け焦がした……筈だと使徒は認識している。
その認識に疑いを持つ前に”必死な位の量”のミサイルが上空から飛んできた。
「感謝する」
「見抜いたか。そーだ。奴の攻撃は基本的に直線。そして、オツムも弱い」
「迷っているな」
「ははっ、人間様がなんで何千年闘い続けてるのかよーく、あの化け物に教えてやんな!」
「了解した」
「緊急回避用レーンの開閉と非常用隔壁の準備、この地点だ!」
「はい! コマンド送信完了! 5秒後展開可能になります」
刹那の乗るEVAは無事だった。アリーの指示を出した防御用隔壁が表面と第三層あたりまでを焼け焦がしたが丸々形を残す。
それにあわせて刹那もぴくりとも動かずに息を潜めている。使徒の思考は目の前の巨人はさっきの光線でやれたのか?
息と存在は感じられる。ただ、動かないというのは既に瀕死なのか? ミサイルは対して痛くは無いが
また”上から”来るかも知れず、その量からあの巨人を守る為なのか? 使徒は知能あるが故に迷う。
選択肢が思いつけば付くほど、予想されうる事態は増えてくる。僅かな知能と目覚めたばかりの僅かな経験。
そのほんの小さな情報量が使徒の判断を鈍らせる。現状を改善するには確かめるしかなく、使徒は歩を進めながらも
その横転したEVAの居る地点へと近づく。足音が大きくなり、その交差点へと差し迫った瞬間
EVAは先ほどの使徒の攻撃により薄く脆くなっている防御壁を蹴りつける。
えぐれるコンクリートに金属の軋むけたたましい音、へしゃげたままの壁が使徒の目の前へと覆いかぶさる。
支援!
「よし、いまだ! 緊急回避用レーンを開き、それと同時に非常用隔壁閉鎖!」
「ぇ? あ、はい!」
「へへっ、待ち伏せに落とし穴。実に原始的だが、手前にはコレで充分だ!」
使徒はそのまま、覆いかぶさる壁に手から伸びる光の槍を付き付ける。恐らく、その向こう居るEVAを壁もろともと突き刺すつもりなのだろう。
だが、それによって使徒の意識はその壁の方向へと集中する。同時、今使徒が立っている交差点のの床が抜ける。
ずるりっと光の槍は羊羹に突き刺したフォークの様に隔壁の下の方へとその壁を熱で溶かす中、その巨体は重力で沈むと同時
分厚い隔壁がその使徒の細い足をねじ切る様に締め上げる。ぎゃりぎゃりと大きな歯車やポンプの駆動音が地下から鳴り響き
必死にその穴を使徒の足ごと塞ごうとする。使徒はそれに足をとられる中、一番重要なことへと意識が逸れる。
次の瞬間、刹那の乗ったEVAは使徒が突き刺し、くの字に凹んでいる防壁を足場にして、そのまま飛び掛る様に熱をじっとりと溜めた
ナイフを突き立てる。火花と共に使徒の肉体、胸の部分にある光珠に向かってまっすぐに向かう。動こうにも足をとられている使徒。
一瞬、勝ったか?と司令部の誰もが思った中、使徒はピンク色に発光し、足を取っていた隔壁も、目の前に覆い被さっていた防壁も
勿論、上空から切りかかっていた刹那の乗るEVA参号機も纏めて数十メートル吹っ飛ばし使徒は僅かに飛翔する。
ソレにあわせてミサイルも数発打ち込まれるが歩を止める事すら出来なかった。
「ソラン! 死んだか!?」
「ちぃっ……アリー・アル・サーシェス! アレはなんだ!?」
「A.Tフィールド。要するに意思で作るバリアみたいなもんだ。ちっ、奴さんも使い時が分かってやがる!」
「バリア? どう対処すればいい?」
「エヴァはそいつと同じくA,Tフィールドを持っている。お互いにそれを張り合っていれば、中和されるシロモンだ」
「俺も張ればいいのか?」
「その通り。技術代行。説明を”手短に”」
「ぇ? あ、はい。 刹那君。A,Tフィールドは心の障壁、それは拒絶や拒否の意思。だから、刹那君。
君がその意思を示せば、エヴァもそれに応えてくれる……筈」
「筈?」
「まだ、実戦で三号機は一度も――」
「バカ野郎! 戦場で兵士を迷わすな! ソラン! 手前が出来るかとか出来ないとか考えるな! ”やれ!”」
「了解した」
刹那は困惑を隠せないまま、何とかEVAを立ち上がらせる。EVAも頭を打ったのか、刹那自身もクッションがあるとはいえ
椅子に頭を打ちつけたのとEVAの神経の伝達とで二重の痛みに意識が朦朧としている中、サーシェスの声で叩き起こされる。
刹那が吹き飛ばされる瞬間に目に焼き付けた、オレンジ色の何かについて説明を求める。
サーシェスの説明された言葉、意味は大よそ理解した。続いてマヤの言葉にも頷きつつも一瞬、疑念がわく。
それを待たずにサーシェスは声を張り上げ、打ち消そうとする。人が倒れる様な音が刹那には聞こえたが
そんな些細な事は彼の判断の中に入る事は無かった。ゆっくりとEVAは立ち上がる。
それに対して、使徒は再び光線を放ち、今度は右手を爆発させる。ナイフは飛んでしまった。
それでもまっすぐ歩を進める。 再び放たれる光線。今度は左肩の拘束具が爆発と共に吹き飛ぶ。
ただ、それに使徒は瞬きを繰り返す。そうだ。なぜならば、使徒の本来の狙いは”中央の胸部”だった。
再び放たれる光線は頭部へと放たれるが逸れる。もう一度放たれれば
光線は目の前で爆発し、爆風には僅かに透けて見えるオレンジの壁が見える。
司令部にもどよめきが起こる。今、現在の時刻をもって人類は初めてEVA参号機によるA.Tフィールドの展開を成し遂げたのだ。
「いいぞ、刹那君! それがA.Tフィールドだ!」
「了解した」
「まさか、初めての搭乗で行き成り?」
「信じられない」
「いや、だがあれは確かに」
「……凄い」
青葉はマイク越しに絶叫に近い賞賛を贈る。
歓声に近いざわめきの中、サーシェスだけはそれを訝しげに見ていた。
サーシェスが視線をさまよわせる中、戦場でEVAは一歩一歩進んでいく。
使徒はひるむことなく、光線を放ち続ける。目の前で爆散する。逸れる。
焼け焦げた気配もなく、煌々とオレンジの障壁が張られている。
使徒は両手を掲げて今度は光の槍を掌から突き出す。硬く割れる様な音と共にそれが突き入れられようとする。
EVAは大きく手を振りかぶり、それを前に押し出そうとすれば、そのままATフィールドの領域は前へと突き進む。
使徒の出していた光の槍はかき消され、両腕がへし折れ、勢いに推されて使徒はビルへとたたきつけられる。
ぷらぷらと骨が折れた様になった両腕をにちゅにちゅっと肉の軋む音と共に再生をする中、更なる追撃。
オレンジの障壁が投げつけられ、胸部中央の仮面へと皹を割らせる。
今度は大きくおおぉっと言う歓声が司令部の中に木霊する。
しかし、サーシェスは皆が浮き足立っている中、ぽんぽんっと青葉の肩を叩く。
「悪い。アレはなんて読むんだ? 俺は漢字読めないからよ? 何かタイム計ってるみたいだが」
「え? えーと、あれは予備電源残り時間……0分00秒!?」
「はぁ? 予備電源? って事は」
「今、映像を巻き戻して確認します! 最初の攻撃で元の電源部分が損傷。電力がコードから先に送られて無かった模様。
敵、使徒のA.Tフィールド展開時にはケーブルは完全に外れていて……これは!」
「どういうことだ。手短に説明しろ」
「我々が最後に刹那君との通信を取っていたのは伊吹代行技術主任が説明をしている最中サーシェス三尉がやれと言ってる辺りかと。
本来は、その後……エヴァは動くことが出来ません……理論上は」
「はぁ? それじゃ、お前、俺達の通信に”誰が”応答してたんだ? アラームは何故鳴らなかった!」
「最初の攻撃時ではコードの途中までは送られていた事、ケーブルがEVAに繋がっていた為、タイムラグが発生してたと思われます」
青葉の言葉に司令部の殆どの人間が聞き入り、それを理解すると皆画面を食い入る様に見つめなおす。
まるで狐につままれたか、幽霊に騙されたかの様な違和感に司令部が一斉に凍りついた。
EVAが活動するには大量の電力が要る。それを賄っているのが背中についているアンビリカブルケーブル。
紐付きでしか行動出来ず、それが切れてしまったら五分と持たない。それがEVAの最大の制約であり、弱点であった筈だった。
そして、司令部の疑念と沈黙とざわめきを破ったのもまたEVAであった。
拘束された口を大きく開き、まるで全ての獣に対して、己が存在を立証せんが為に上げた様な声。
司令部の誰もが抱いていた疑念が確信に変わった。EVA参号機は暴走していると。
サーシェスは状況の確認の為に声を荒げる。それに我を取り戻したのか。ほぼ、同時にオペレーター達も一斉にデータの分析を始めた。
「ちぃっ! 暴走だと!? どの段階でだ? 何が起きてる!」
「解りません! ヴェーダも回答を保留にしています!」
「状況が解らないから、そいつに聞いてるんだよ! 他に解る奴は!?」
「MAGIは現在凍結中。動かせません!」
「ちぃっ、パイロットはどうなってる!」
「心音と脈拍を確認.生きてはいます!」
「エントリープラグ強制射出! その後自爆……いや、まだあのガキは使えるな。
パイロットの生命を最優先だ! クリスティナは何処にいる!?」
「駄目です、信号受け付けません!」
「クリスティナ二尉は指令に報告後、持ち場に待機しています」
「くっ、サイボーグ女でも流石にあれから救出するのは無理か」
司令部の下部と一つ高い部分、そして戦場での温度差は歴然たるモノであった。
シンクロ率も切れ、いつの間にか信号も拒絶している巨人。それは制御できて兵器足りえる存在であった。
それを失った今、モニター越しに移る黒い巨人は使徒と変わらぬ化け物である事は明確であった。
司令部パニックになりながらもパイロットの保護を優先している。
少なくとも起動は出来た優秀な人材にある事には変わりない。
直ぐに救助して別の機体に乗せられる事も選択肢にある。
だが、そんな最善の選択を選び取ろうとしている最中、目の前に広がった映像は彼らの思慮の範疇を超え始めた。
その映像に司令部の皆……否、指令と副指令の二人の男以外全員がその現実に目を疑った。
「勝ったな」
「ああ」
「しかし、”受け入れさせた”のか。確かに優秀だな、彼は」
「ふん、当然だ」
「太陽炉。GNドライヴを起動させたの!?」
EVA参号機はその咆哮と共に背中から血飛沫の様に緑色の粒子を吐き出す。
きしくもその行動は夜の第3新東京市に”O”の字を描くことになった。
次回予告
エヴァは使徒に勝つ。だが、それは全ての始まりに過ぎなかった。
病院で出会った少女に刹那は自分の弱さを指摘される。
穢れと悲しみから逃げるマヤにサーシェスは新たな苦悩の種を与える事になる
次回第二話中編「見知らぬ温もり」
次の回もサービス、サービスゥ♪
以上。それと、前回についての反省点。
EVAの記述がカタカナになったり英字になったりしてましたorz
えーと、なので今後は基本的に「」や人物が語る部分は「エヴァ」
地の文で説明などをする所は「EVA」とします。
では、投下失礼しました。
GJ!やっぱ、サーチェスはやり手だな。
古典的でありながら、効果的な仕掛けを駆使してくるから、
反応が動物的な使途にはかなり効果が高いわ。
しかし、いつの間にか断線してたり、暴走してる辺り、
今までとは違うエヴァを演出できてるな。
しかも太陽炉を搭載してるだと?
以後の展開でツインドライブ搭載、起動、そして…。
やべえwwww考えるだけでも神か降臨する以外に浮かばねえwwwww
742 :
通常の名無しさんの3倍:2009/08/31(月) 14:06:05 ID:rPekDhxJ
GJ!
00の厨ニ臭さが全開のエヴァだな
EVAも00もだが、それがいい!な作品じゃね?
どっちかというと。
「もっとも恐るべきクロスオーバーSSとは何か わかるかねガノタ」
「・・・・・・・ガンダム00×EVA・・」
「そうだその通りだよ 我らが宿敵EVAだよガノタ
ではなぜ『00×EVA』はそれほどまでに恐ろしい?
『00×EVA』は弱点だらけだ
トミノ節を嫌い アンノ節を嫌い 黒田の脚本は作品を焼く
荒熊・小熊・リューミン・兄兄ズは登場できず 設定に目をそむけ キャラの性格に耳をそむけ
ほとんどのマイスターはガンダムしか乗れず 安息の登場場所は唯一ツ暗く小さなネルフ本部だけ
それでも『00×EVA』は無敵の怪物(クロスオーバー)と呼ばれる
ガノタ 何故だかわかるかな」
「…………刹那やアスカを絡ませる事?」
「それは決定的ではない」
「使徒のATフィールドをトランザムしないと破れない事?」
「少々役不足だ 破る法(ロウ)はそれに限らん」
「00からキャラを吸い上げ いくらでも登場人物を増やす?」
「それは確かに恐るべきことだ だが無敵か とは少し違う
もっともっともっともっと単純なことだ」
「…………厨二臭が強い?」
「そうだ『00×EVA』はとっても厨二的なのだよ ガノタ
腐女子妄想 百合展開 エロ展開 軍事用語連発 擬音連発
どこかで見た展開 オサレ台詞 オリジナルキャラ 半端なSF考証 etc(エトセトラ) etc(エトセトラ)
しかし最も恐るべきはその純粋な創造力………『厨二的展開』だ
読んだ人間達を軽々とぼろ雑巾の様に引きちぎる
そしてたちの悪いことに書き手達はその力を自覚している
単一能としてでなく 彼の理知(ロジック)を持って力を行使する『厨二病患者』だ
『00×EVA』との近接読書は感染を意味する
いいかねガノタ 『00×EVA』とは知性ある
読み手の魂を汚染する『SS』なのだ これを最悪といわず何をいうのか」
つまり、SSが厨ニ臭くてつまんねと?
>>745 「これだから厨二病は。そんなだからスレが衰退するのだ」
「厨二的な空気も楽しめぬ繁栄など こちらから願い下げだ」
ていうか、続きはガ板のヘルシングスレでやれ。
中二的な設定でも、話が面白ければそれでいい。
むしろ、互いの設定を無視して00やエヴァの名を借りた別物になってなければいい。
エヴァや00を最初と違うものにしていいのはそれぞれの本家だけだ。
(水島監督&黒田脚本家、庵野監督がそれぞれの作品をいじっていいって事です)
見てる方は本心で物事を言っていいと思うが、
他の見てる人達やそれこそ書いてる職人に自分の意見を押し付けるなと。
俺はそう思うぜ。
板のネタに触発されてSSを書いてるんだが、一話出来たら投下してもOK?
>>748 貞元も一応な。芝村に関しては情報貰って展開しただけだから原本は弄ってないと思われる。
PSP版で初期ロットの分を完結させたという点では末席に入りそうでもあるが。
失礼。貞元→貞本。
エースでEVAの漫画書いてる人ね。
芝村はガンパレードマーチと言うゲームを作ったプロデューサーで
EVA2で庵野AIとか色々作ってる。
純粋にシンジのポジションが刹那に変わった(他の00キャラが出てこない)SSを
読んでみたい気もする
>>753 そんなんでいいなら俺が書いていいかい?
携帯からだから時間かかるがね
>>754 基本的にやったもんがち
ただ、SSは携帯だと結構厳しいかなぁと思う
改行とか見る印象がパソコンとは大分違うから
>>754 dクス
じゃあリタイアしとく
やっぱパソコンじゃないとな
萎えるぉ
>>756 ま、ネタなら平気だと思うし、何より最ネタの投下がちょっと減ったから
散発的なシーンのネタでも良いかも知れない。需要はあると思う。
ただ、SSとなると文章量が凄いから指が物理的にやばい(経験談)
前の小ネタ満載のときのが面白かったなあ。
別に歓迎されない訳じゃないんだし、それが良いならネタ投下すればよくね?
むしろ、SSなんて歓迎出来ない住人が多いなら自然と姿消すもんだし
>>758 小ネタは手軽だけど、ネタが消耗しやすいので、
長編投下の合間に落とされるぐらいが丁度いいです。
ギャグはシリアスより難しいんですよ…。
此処でくぎゅぅとソーマを何かネタに出来ないかね。
そのまんま、アスカとレイに割り振れそうだが
>761
電池が(´・ω・`)しているのを幻視した。
アレルヤは年齢による立ち位置がな。
せめて、18だったら高校三年で済んだし、いっそショタルヤのが出易いか?
実は刹那の乗るエヴァの中にはアレルヤ組み込まれており内部電源終了時には彼が電力を生成
刹那「アレルヤ。もう少し時間は長くならないのか?」
アレルヤ「ごめん。僕の力だと五分が限界みたい」
ミサト「(つかえねぇ)」
リツコ「(いやいや、五分でも呼び電源として使えるのは偉いわよほんと)」
ゼルエル食ったらアレルヤはどうなるんだ?
用済みになるのか、それともアレルヤ自身が無限の動力を・・・
アレルヤ「ちょ!? なんで、僕が既に電池以外役に立たない流れに!?」
(全力で顔を背ける数名)
刹那「心配するなアレルヤ」
アレルヤ「刹那! 君だけはわかってくれるんだね?」
刹那「ああ。どうみても、NERVの指揮官はうちと同じタイプだ。つまり」
アレルヤ「まさか」
ミサト「アレルヤ君。ちょっち付き合ってくれない?(ずるずる」
アレルヤ「マリー! マリー! むしろ、ロックオンじゃダメなのかい!?
なんか、ミサトさんの元彼にふんい(ごふっ」
ミサト「何か言った?」
アレルヤ「なんでもありません(ずるずる」
刹那「アレルヤはガンダムだ」
なんか、ノリが某愚痴スレだorz
>>766 拘束具と一緒に外れて落ちて来るアレルヤ
稼働時間が無限になるとアレハレになるんだろ
電力を生成ってやっぱりチャリ発電か?
五分だけとはいえそれでエヴァの電力をまかなう・・・凄いぜ、アレルヤ!
超兵パネェな
更に一週間の筋肉痛による地獄を見るが
ソーマがデレるとトランザムして
最大、30分まで持続します
ミサト「アレルヤ君はエヴァの予備電源として待機。ただし、ハレルヤ君が目覚めた場合のみエヴァを直接操縦、戦闘を許可します」
ハレルヤは躊躇いなく裏コード使用しそうだ
えーと、一応予告今夜九時ごろ投下予定です
なんというか此処のネタ見ててアレルヤの方針が大体決まりました(ぇ
その宣言でアレルヤが「ばああああああああ!!!」と叫んだのを幻聴したwwww
電池の悪夢再び?
っと、また遅れたorz 今から投下します。
刹那・F・セイエイを新世紀ヱヴァンゲリオンの主人公にしてみる
第二話中編「見知らぬぬくもり」
刹那・F・セイエイが目を開けば、其処は真っ白な天井に真っ白い壁で作られた一室だった。
病院なのだろうか? 近くには三つの引き出しのあるキャスター付きの棚があった。
首から上だけ僅か左右へと向けて、周囲を観察、警戒する。まさか手当てしてまで襲撃の可能性も無いが
全てをもう体に染み付いてしまった故の行動だった。天上の端には監視カメラが付けられている。
視線だけをぎょろりっと部屋を見回した後、むくりと起き上がれば、それと同時にナースコールに手を掛かる。
「刹那・F・セイエイ。起床しましたか?」
「ああ」
「意識、体に異常はありますか?」
「見た範囲では問題ない」
「では、担当者を向かわせます。あなたの位置は把握しているので
好きに出歩いて構いませんが、くれぐれも院外へ出ないで下さい」
「了解した」
僅かな言葉によるマイク越しでの応答。手をベットの上で開いて閉じて、首を鳴らし
指の動きを確認する。そのまま、ひざを曲げ伸ばししつつもまるで、工場の製品を
チェックしているかの様に言葉少なに自らの体をチェックする。
昨晩の事をうっすらと回想する。この都市に来たこと、クリスティナ・シエラと出会った事。
ハンガーにてEVAと呼ばれる巨人を見た事。そして、その場に居たアリー・アル・サーシェスとの再会。
ぎゅっとひざを抱え込みながらも思想に耽る。なぜあの時、彼を殺せなかったのか。
決めた筈だった。再会した際はどちらかが死ぬ時だと……それなのに。
握りこぶしに力が入る。モノに八つ当たりをする前にぎゅっと足の指でシーツを掴む。
そのまま、横に寝転がり、綺麗に敷かれていたベットシーツにしわを作る。
胎児の様な姿勢になったまま、目を開き、じっと宙空を見つめ静かにため息を掃く。
再開される回想。あの巨人の中では意識が飲み込まれそうになる。
サーシェスの言葉に答え、自らの拒否と拒絶の意思を強く念じた途端……其処に誰かが居た。
何か問答をされた記憶がかすかに残る。アレは誰だ?
見知らぬ人だった。弱々しさを感じた。そして、温かさを感じた。何より優しかった。
静かでいると心臓の鼓動が体中に感じられる。血液が循環する感覚を錯覚する。
刹那はそれが怖くなったのか、起き上がる。用意されていたスリッパを履き、廊下へと出る。
白い廊下に白い壁はまだ続いていた。廊下の真ん中には色のついたラインが引かれている。
窓を見る。ここでもやはり空は青い。空は共通して青いものだと改めて実感をする。
窓ガラスに手をついているとからからと車輪の回る音。ストレッチャーの送り出されているのが視界に入る。
振り返る。其処には1人包帯を巻いた同い年位の人物が居た。
「ちょっと止めて」
「検査が立て込んでいます。手短に」
「解ってるって。あんたが例のパイロット?」
「……」
「ああ、機密漏洩は平気。此処はNERVの病院だから」
「何故、解った?」
「ん〜、L.C.Lのにおいがする。いいかおり〜♪ えーと、あんたで何番目だっけか?」
ストレッチャーを止めさせた少女は首だけ刹那の方へと向ける。起き上がる事もままならないほどの重症。
それなのに少女は明るく振舞っていた。くしゃくしゃの癖のついたショートヘアは
頭に巻かれた包帯で更に跳ね上がり、生白い肌は本当に生きているのかと言うのが怪しい位艶めいている。
包帯が巻かれていない左手をそっと伸ばしながらも刹那の指先に少し触れる。
刹那も一瞬ぴくっと僅かに震えるがじっとその場にたたずみながらも視線を返した。
目を閉じてすぅっと息を吸い込み、少し鼻歌交じりに気分よさげな声色で
ギプスの手首をギプスで固定された指でひぃふぅと指折り重ねながらも数を数えていく。
刹那はずっとその様子を凝視しながらも言葉の節から思考を巡らせていた。
「他にも居たのか」
「ええ、私が四番目、君はえーと六番目かな」
「初号機パイロットが五番目か」
「そそ。あいつとはもう逢ったんだ。なんか、入院してる間に初陣始まってたりとかもう最悪ね」
「……」
「ま、生きてる間はチャンスがあるかな。次は私の獲物とっておいてね?」
「作戦内容による」
「ふふっ、ありがと。ん? あんた、勝ったのに浮かないね」
「そうか?」
「ははぁーん? さてはアリーのオッサンに虐められたのかな?」
「違う!」
肩をすくめると少し「いつぅっ」と呻きながらも心底残念そうな顔を見せる少女。
刹那はその様子に顔色一つ変える事はなく、坦々と言葉を返している。
少女は視線を僅かに泳がせながらも、思考を練りながらも言葉を続けている。
刹那にとって彼女はとても奇怪に見えた。望んで戦いを欲するというのは無い訳ではない。
ただ、好戦的な女性と言うのは軽くカルチャーショックを受けるほどに意外性を感じていた。
もし、もう少し刹那の表情が豊かだったら「何を言っているんだ?」とでも言わんばかりの表情のこわばりがあっただろう。
唇の下に指を当てて、うーんっと唸りつつも視線だけきょとりっと刹那の顔を見上げる。
目をすぅっと細めながらもサーシェスの名前を出せば、先ほどまでの鉄面皮が一点。
強い拒絶の言葉と共に否定する刹那にくすくすと笑いを漏らしながらもその笑いの振動が傷に響くのか再び呻きを上げる。
「その顔、図星ね。私が慰めてあげよっか?」
「……っ! 俺に触るな!」
「人との接触を嫌がるなんて母親以外に抱かれて泣きじゃくる赤ちゃんみたい。
自分の事を気取られるのが怖い? こんな、怪我だらけで笑うのすら痛がってる奴にさぁ?」
「違う……俺は」
「そろそろ、検査の時間です」
「ジャパニーズはほんと空気読めるね。じゃ、またね? 六番目の子供(シックス・チルドレン)」
ぐっと僅かに身を起こし、少女は刹那の指を絡め取る。冷たくて白い手、体温は低い。
さらさらときめの細かい肌は絹の様な手触りだった。指と指の間、褐色の肌にその白が混ざることなく
絡み付くと同時、刹那はその行動に激しい嫌悪と恐怖を抱く。ばっと、指を振りほどく様に引っ込めれば
憤怒の表情を向けながらも、拒否と警戒の意を示す。しかし、少女はソレに動じる事も無く、目を僅かに細めたまま
言葉を続ける。刹那は顔を逸らし外を見る。少女は視線を外さない。暫しの沈黙。
刹那は向き合うこともなく、誰に向けてか解らないが言葉をつぶやいている中、連れ添っていた医師が
ふぅっとため息を漏らすと、刹那と少女二人に言い聞かせる様に少しの遅れても問題ない検査の時刻を告げて
ストレッチャーを押し始める。少女は刹那に別れを告げながらも左手で、彼が見ていなくても手を振り続けている。
『何故、接触した?』
『通りがかっただけよ。あいつ、可愛いわね』
『ほぅ。それは異性としての認識かな?』
『もし、そうだったら妬いてくれる?』
『パイロットの資質が君より高いとなると少し嫉妬せざる終えないかな? 送り出した者としても』
『あら、そっちも御執心ね』
『まあね。で、結局どうなんだい?』
『ん? ん〜、ひ・み・つ♪』
―NERVのとある一室にて
NERV技術開発部技術局第一課所属臨時技術開発責任者伊吹マヤ一尉は新たな任務書の文字の視線を追って
沈黙から一気に氷結したかと思うほどの硬直をスローモーションで見せる事になった。
立ちくらみそうなほどの現実にこのまま倒れてしまったらどれだけ楽なのか。
わなわなと震えながらも、ぎょろと目を見開いたままその任務書の親の仇の様に睨みつける。
手に持った任務書をくしゃりと音を立てながら握り締めた後、それの任務を渡した事務官にまくし立てる。
「ちょっと、待って下さい! この任務なんなんですか! ありえ――」
「うぇっ、おっほんっ!」
「……! あ、いえ、その。すいません」
事務官はわざとらしく大きく咳込めば、ちらりとマヤの斜め後ろにいる刹那へと視線を送る。
マヤはその視線の意図を察したのか、ばつの悪そうにくぅっと下唇をかみ締めた後
当人がす後ろに居る事を思い知らされる。人を傷付けず、自分の我を通すというのは実に難しい。
無論、刹那には日本語が解らない。だから、この事務官との会話の意味は解らない筈だ。
それでも気配や態度で気取られるだろう。もとい、さっきの一発でもう大体空気が解ってしまった筈だ。
後悔の念が頭に渦巻くが、それでも彼女は受け入れる事が出来ない任務だった。
「けど、非常識じゃありませんか? 彼は幾ら子供とは言え、少年……男の子なんですよ?」
「伊吹一尉にそういう趣味があるとは聞き及んでいませんが……もし、そうなら確かに問題ですな」
「違います! あのですね、私は倫理とか道徳的にですね!」
「クリスティナ二尉も前任の葛城一尉もパイロットにはそういう処置を取っている。
まして、彼は日本語が喋れない上にひらがなも読めない。何かと生活に不便だろう」
事務官は顔色一つ変えずにマヤをからかえば、彼女は顔を真っ赤にしながらも必死になって否定する。
だが、この言葉も気取られないか?、刹那を傷付けていまいか?と一々思考にストップが掛かる。
如何したらいいかと涙目になったまま事務官の続く言葉にははっと我に変える。
そうだ。幾ら、あの戦場で生還したとはいえ、彼はまだ二十歳にもならぬ学生。
子供なのだ。おまけにこの国の言葉も文字も解らない。
アラビア語だったら自分は少しは解るし、幸い英語ならクリスティナ二尉とも
コミュニケーションが出来る程ではあるが、それでもフォローが必要な事は誰が見ても明白だ。
自分よがりな部分に対して軽く自己嫌悪へと陥る。ドロドロと、地面がのめりこむ様な
テンションの下がり方に頭が痛くなる中、ふと頭にある人物が過ぎる。
「それじゃ、サーシェス三尉に……いや、アレは」
「送り出してどちらかが死体で帰ってきては困るだろう? 二人とも今のNERVには必要な人材だ」
「それはそうですか」
「では、了承と見る。私も今回の報告書を纏めなければならないのでね。失礼」
「あ、ちょ……はぁ〜」
1人他の候補が浮かんだがすぐにその選択肢は駄目だと気付いた。
昨晩の事、あんな非常時ですら平気で命の取り合いが出来る程の中。
戦闘中の指揮は阿吽の呼吸でもあったがそれが日常となると血の惨劇しか思い当たらない。
仮に生き残ったとしてもお互いが命の危機を感じているとなれば、通常任務にも支障をきたすのは間違いない。
他にアラビア語が話せる職員は青葉シゲルがいるが、少しずぼらな所がある彼に生活力があるとは思えない。
となると目ぼしい適任者は自分だけだった。その現実にがっくりと肩を落としそうになるが
後ろから静かに見つめている刹那の視線にそれをぐっと堪える。
その様子に刹那は今まで重かった口にようやく開いた。
「どうした? 何か問題でもあったのか」
「問題って……ほどじゃないけどね。はい。これ。
えーと、本日付を持って私、伊吹マヤ一尉が
参号機パイロット刹那・F・セイエイの保護者兼同居人という形になりました」
「同居人?」
「今日から一緒に住むって事。幸い、私は前任者の部屋を間借りしてるから。あの部屋ちょっと1人暮らしには広かったしね」
「そうか。了解した」
「ほんとにいいの?」
「問題ない」
「私は……その」
「何かあるのか?」
マヤは今までこういった類に色事を持ち込む輩が一番苦手であったが、今日認識を改めざる終えなかった。
そう、鈍すぎると言うかそういうのが全く無ければ無いで、人と人との歯車というのはかみ合わないのだ。
そういえば、前のパイロットの1人もこんな感じだった。そして、それを懇切丁寧に相手をしていたあの人も
立派に職務をこなしていた。そう考えるとようやくマヤの背筋にぴしりっと一本線が通った様になる。
そんなマヤの一喜一憂に多少の違和感を感じながらも、刹那はじっと視線を見返している。
「まぁ、良いわ。任務だしね。という事でよろしく。あ、それとこれサーシェス三尉からお手紙」
「サーシェスの? そういえば、アイツは見かけなかったが」
「作戦責任者だからね。今から、報告書と新たな使徒に備えて、色々準備があるらしいわ。
彼も仕事で此処に来ているの。色々やることが多いのよ? 責任者っていうのは」
「……了解した」
その言葉に表情では読み取れないが何となくがっかりしているのでは?と言う気配をマヤは感じ取る事が出来た。
続く言葉は慰めになっていたのか本人にも良く解らないまま、刹那はその手紙を受け取り開封する。
刹那は手紙と言う事で少し不機嫌そうな気配を一瞬漏らしたが、すぐに普段の平静を取り戻して文章を読み始める。
癖の強いアラビア文字で書かれているので中東の人間や専門家以外は読解をするのは難しそうだ。
内容は簡潔だった。
『仕事で暫くは出れないから話はその後で。日本では義務教育というのがあり、お前も学校に通え、これは命令だ』
そして、最後の一文はあまりよく意味が変わらなかった。刹那はマヤと途中のコンビニでつくまでずっと何度も何度も読み返していた。
その間の沈黙、空気はとても重い。否、正確には刹那は正に空気の様な気配だったのだが、それを気にするマヤはとても気が気ではなかった。
勉強一辺倒でずっと過ごしてきた。職場以外で男性と連れ添うのはあまり経験が無い。それが、行き成りの同居。
うまくやっていけるのか。心配と対処の思案の積み重ねが頭の中でぐるぐるとバターの様に溶け、思考停止と言う拘泥状態へと陥る。
そして、思考の行き着く先は取り合えず、夕餉の買出しを済ませてしまおうという生活観溢れる現実逃避へと落ち着いた。
「じゃあ、今日は此処で買って済ませちゃうから。刹那君も好きなの選んでね?」
「わかった」
次回予告
突然の新しい生活に刹那もマヤも戸惑いを隠せないままのスタートとなる。
言葉の壁、文化の壁、ココロの壁を積み上げているマヤ。彼女は刹那を支える決断が出来るのか。
そして、時を同じくして動き出す、委員会。彼らの目指す目的とは?
次回、第二話後編「越える壁、壊す壁」
次のお話もサービス、サービスゥ♪
以上で今回のお話は終わりです。
今回この作品に辺り、説明されてなかった各キャラの言語設定です。
一応、原作設定でもっと色々喋れたりする場合もありますが物語上で現れている部分のみ抜粋。
・全言語習得(ヒリング・ケア、ティエリア・アーデ)
・アラビア語中心。英語も喋れて、読み書きはそれなりに。日本語は読み書き出来ない(サーシェス、刹那)
・日本語中心でアラビア語も習得、簡単な英語も少々喋れる(青葉シゲル)
・英語、日本語、ドイツ語、簡単なアラビア語(伊吹マヤ)
・英語主体、日本語の日常会話は大よそ取得。
日本の歴史や文化などに関する言葉の知識の”量”だけは多い(グラハム・エーカー)
サーシェスと青葉の会話は基本的にアラビア語で話してます。
マヤ、刹那の会話はお互い覚えてる単語を英語、アラビア語で補完しています。
その他では日本語での会話が多く、フォローをする形で英語が時々混ざり
アラビア語がある種暗号化しています。
青葉とマヤがアラビア語を習得してるのは物語の進行の為。
イノベが万能翻訳機なのはまぁチートという事で。
他、登場人物が確定次第追加していきます。
では、投下失礼しました。
マリがちょっと混ざってるヒリングの破壊力高ぇなオイ
なんか配役が見事にテンプレをぶち壊しにかかってる感じがしていいわ
とりあえず乙。そしてマヤ大丈夫かw
GJ!
786 :
通常の名無しさんの3倍:2009/09/08(火) 09:31:29 ID:cFqXXBg4
GJ
発電装置付ダミープラグ
通常時はアレルヤが必死こいて発電
緊急時はハレルヤに切り替わってエヴァを操縦
アレルヤ「…トランザム」
アレルヤ「………」
アレルヤ「今日も外が騒がしいな…」
もはや、それはリーマンのリストラ用プログラムではないか?
SS投下の後は静かになるなこのスレ
それとも、もうネタ切れ気味か?
ルイスってなんか二期に入って復讐ルートに入っていかにもって感じだが
一期のままだと結構エヴァに居ないタイプだよな
アスカみたいな能力誇示のタイプじゃないし
けど、あの雰囲気とノリは平和な世界だからこそなんかね?
ルイス出すとサジとセットになるな
エヴァのカップルキャラとなるとトウジポジ?
すいません。先週と今週ちょっと用事が立て込んでて週末と連休で1〜2回投下できる位になりそうです
そして、スレとまってしまってて申し訳ないほんとにorz
余裕が出来たらなんか小ネタ投下しようかなと考えてます。では、失礼しました
別にSSとかいらないから
>>794 じゃ、ネタ投下してくれね?
ネタもねぇ、SSもねぇ、レスもねぇで何しろと?
もう殆どのネタやっちゃったからね〜
ってか見直して纏めてみたら刹那のスルースキル激しいなw
>>793 スレが止まったのはあんたのせいじゃなくてただのネタ切れだ。
安心して続きを書いてくれ。
と、シンジをなだめすかしてエヴァに乗せようとするように言ってみる。
なんとなく、ですぅのドリルなら破のゼルエルっぽい攻撃ができるんじゃないかと思った。
刹那はスルースキルが激しいというかガンダムと紛争根絶に一途だったから
ガンダムが無い世界だと殆どのものに無関心に見えてしまう所為かね?
ミサト「刹那くん、撤退しなさい」
刹那「…………エヴァンゲリオンだ………………」
ミサト「え…………何刹那くん?聞こえないわ」
刹那「俺がエヴァンゲリオンだ」
ドガァー
スレの原点に立ち返ってみた
シャムシェル戦辺りで早くもって感じだな。そのノリ
類似ネタはあったが
バルディエル「始めようじゃねえか、エヴァ同士によるとんでもねえ戦争って奴を!」
,. -‐'''''""¨¨¨ヽ
(.___,,,... -ァァフ| あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
|i i| }! }} //|
|l、{ j} /,,ィ//| 『おれはSSで使う為にナディアの資料を見てたら
i|:!ヾ、_ノ/ u {:}//ヘ PC版のナディアゲーを中古で探しまくっていた』
|リ u' } ,ノ _,!V,ハ |
/´fト、_{ル{,ィ'eラ , タ人 な… 何を言ってるのか わからねーと思うが
/' ヾ|宀| {´,)⌒`/ |<ヽトiゝ おれも何をされたのかわからなかった
,゙ / )ヽ iLレ u' | | ヾlトハ〉
|/_/ ハ !ニ⊇ '/:} V:::::ヽ 頭がどうにかなりそうだった…
// 二二二7'T'' /u' __ /:::::::/`ヽ
/'´r -―一ァ‐゙T´ '"´ /::::/-‐ \劇場版アニメの設定とかアニメを一話から見始めるかだとか
/ // 广¨´ /' /:::::/´ ̄`ヽ ⌒ヽ そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ
ノ ' / ノ:::::`ー-、___/:::::// ヽ }
_/`丶 /:::::::::::::::::::::::::: ̄`ー-{:::... イ もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…
という事で、今夜九時投下予定ですorz
ああ、次はFMタウンズ版の「ナディア」(声入り)だ・・・
あとFC版とメガドラ版とPCエンジン版。
「すまないが ジャンくん あの スーパーキャッチこうせん を どうにかしてくれないか?」
と超他力本願なネモ船長が出てくるメガドラ版は要チェックだ。
投下、楽しみにしてます。
よし。今から投下します。
後、以前貼った注意事項
・二次創作です。一部設定等を弄っています。細かい事はある程度気にしないで下さい。
基本お話重視なので後で矛盾が出たらすいませんorz
・基本的にOO世界から飛ばされた等ではなく刹那以外も多数OOのキャラが登場し
また、一部設定もごちゃ混ぜになっています。出来る限り説明はしますが解らない部分は聞いて下さい。
物語の影響の無い程度にはお答えします。
・OOキャラ、EVAキャラ両方とも全員出せないし、不遇、優遇はあります。
○○を出して!と言う要望全てにはこたえられません。すいませんorz
刹那・F・セイエイを新世紀ヱヴァンゲリオンの主人公にしてみる
第二話後編「越える壁、壊す壁」
薄暗い会議場。昨夜、司令部の中央の座席で眉一つ動かさず、事の成り行きを全て見守っていた男。
特務機関NERV指令碇ゲンドウはいかにも怪しげな集会の末席に座っていた。
中央に座るのはバイザーをつけた、白髪の老人。左手にはやや、うねった長髪の青年とも中年とも捉え辛い男。
もう1人はスタイルのいい中華風のドレスを身に纏った女性。右手にはまだ幼さも残るがそれでも
大人びた雰囲気を漂わせる青年。後は白人のややいかつい顔の老人、禿げ上がり鼻の高い老人。
数にして10に満たない老若男女が一堂に会している。
「使徒再来。あまりに唐突ですが、まずはその初陣の勝利を祝しましょうか」
「ええ、私たちの投資の甲斐もあったというものです」
「そいつはまだ解りますな。役に立たなければ無駄と同じでしょう。
特に我が物面で人員を送り込んでおきながら、要らぬ事故で貴重な資金を水泡と化したどこぞの機関などね?」
「金など幾らでもかき集められましょう。能力ある人間を作るのはお金には変えられませんからね。
まして、人類の危機だと言うのに金庫に溜め込んでいるなど具の骨頂ではありませんか?」
「天国に金は持ってはいけぬからな」
「あら、地獄の沙汰も金次第と言う諺もありましてよ?」
「ああ、それはあの世には金を持っていけないからどうにもならないという意味だと思ってたよ」
口をまず開いたのは長髪の青年。張り上げる声は自信と思慮深さに満ち
視線は委員会全員の顔色を見つめたまま、まずは議論の音頭を取る。
それに同調するのは中華風のドレスを纏った女性。穏便なムードのまま事が進むと思ったが
ソレに対して、老人の1人が噛み付く。皮肉めいた言葉をぶつけたのは一番若そうに見える青年へ。
しかし、青年もそのやっかみを袖で振り払う様に軽く一蹴する。
一気に険悪になるムードを比較的若いメンバーが茶化す。
年老いたメンバーはその言葉に眉をひそめながらやり込められる様子を鼻で笑っていた。
苛立ちも僅かに湧く中、その怒りの矛先は末席に座るゲンドウへと向けられる。
「まぁ、死んだ後の事などどうでも良い。それより、碇君。NERVとエヴァ。もう少し、何とかならんのかね?
そんな口車だけで国を何個傾ければ気が済むのかね?」
「使徒の存在が明確になった以上、我々としても金の回し方に気をつけねばならない」
「それに金だけではない。資源、人材、時間。エヴァには色々と掛かっているのだよ」
「我々は常に最善を尽くしています。情報操作、諸々の問題については既に対処済みです」
「それはやって当然の事ですわ。その為に我々は資金を出し合っているのですもの」
ゲンドウは苛立ちを募らせていた老人達を軽くいなしながらも資料と成果を提示していく。
苛立っていたメンバーもふんっと鼻息を荒げながらも攻撃材料を探してるぶつくさと文句を言うが
先ほどから、チャイナ服を着た唯一の女性メンバーは老人も若者の肩どちらも持って
煽っている中、バイザーを付けた老人がごほんっと大きく咳を払う。
メンバーはソレに目を通しながらも皮肉めいた言葉を吐く為の口を閉じていた。
女性はそれに対して失礼と僅かにつぶやいたまま、空転しかけた会議が本来の路線へと戻っていく。
「聞けば、何処の馬の骨だか解らん孤児にあの玩具を与えているそうじゃないか」
「失ったものが大き過ぎたからといって、自らの痛みを避ける逃げの一手に思えるが?」
「彼にたまたま適正を見出したまでです。それに使徒殲滅だけが我々の仕事ではありません」
「左様。全ては唯一つの目的の為に」
メンバーは資料に目を通しながら、老人達は不機嫌そうに椅子に背をもたれながらも、ゲンドウへと言葉をぶつける。
しかし、彼もまた動じることもなく、適切かつ最低限の言葉を切り返す。
実質的にNERVは当面の存在意義と成果は出していた。
だが、それでも投資家としてはリターンを増やし、リスクを減らしたいのだろう。
皮肉めいた言葉も全て、打算的な損得あっての事。それに呆れる面子
もっともだと思う面子、敢えてそれを放置して議論の行方を見守る面子。
本音は皮肉と毒を混ぜて、交し合う会話は酷く殺伐としていた。
そんな中、沈黙を破ったのは中央でバイザーを掛けていた老人だ。
その言葉と共に1人の老人の映像が出る。頭は禿げ上がり、それに反比例するかの様に
豊かな髭を蓄えた老人。老人といっても此処にいる面子とは違い黒々とした髪色を保持している。
それと同時にファイルが展開される。其処に”人類補完計画”と書かれていた。
「イオリア・シュヘンベルク。今は亡き、彼の導き出したプランこそが我々人類に残された最後の選択肢」
「邪魔をされては困りますからね。その前にゲームオーバーでは全てが無意味」
「そう、もう人類には時間がありません。これが君のすべき最優先の急務ですわ」
「左様。人類補完計画。その為のエヴァであり、使徒の殲滅なのだ」
「如何なる事態を持ってしても計画の遅延は認められない。
既に我々は2年の遅延を余儀なくされている。
碇、心して任務を続けてもらう。予算については一考しよう」
「では、後は委員会の仕事だ」
「碇君。ご苦労だったな」
「碇……後戻りは出来んぞ」
―新第3東京市コンビニエンスストア
伊吹マヤは故あって目の前の少年、刹那・F・セイエイと同居をする事になった。
しかし、今まで1人暮らしと実家暮らししか経験のした事が無い大学上がりの女性。
実生活において、親以外の他人を考慮する事など無かった女性が
行き成り年頃の少年と同居などと言う刺激的な環境の変化に頭を悩ませていた。
しかも、その相手は気難しいという表現では表現しきれない無口で無表情。
この少年とどう接していいのかさっぱり見当も付かない。
更にそのコンビニでの食事の買出しで更なる問題を一つ浮き彫りになった。
「好きなの選んでいいわよ? その分のお金は貰っているから」
「……」
「え、えーと。遠慮はしなくて良いからね? ほんと」
「……これを」
「ん? これだけでいいの? あ、えーと宗教上の理由で食べられないとか?」
コンビニの食品棚を睨み殺すつもりなのだろうか?と思わせるほど刹那は沈黙と凝視を続ける。
その時間はおよそ5分。店員も何事かと訝しげに見つめていた。マヤにとってその無言の五分は
何倍にも感じられている。そして、少年がようやく手に取ったのはホットドック一つとカップに入ったサラダ。
安いパンであり、包装も簡素でHOTDOGと書かれているだけの変哲の無い代物にレタスとコーンが乗っただけのもの。
年頃の少年にしてはあまりにも量も少ないし、何よりまだ遠慮されているのではとマヤは少し心配になる。
体調管理も無論、求められるだろう。だから、これは早めに対処しなければいけない。
だが、頭では理解はしているモノの目の前の少年に対して如何切り出して言いか解らない。
思考をめぐらし、ギクシャクとしながらもそれでも言葉をつむぎ少しでも理解を得ようとする。
「伊吹マヤ一尉。俺が食べたことが無いものばかりでよく分からない。文字も何を書いているか解らない」
「ああ、なるほど」
「えーと、まぁ見た目で選んでも。パンとかはそんな変なモノじゃないし」
「この国ではヌードルをわざわざパンに挟むのは変じゃないのか?
この黒い三角や丸はそもそも、食べ物なのか?」
「うん。まぁ、その……意外といけるのよ。コレはコレで」
「そうか。……俺には良く解らない。伊吹マヤ一尉と同じ物か選んだ物で良い」
「そ、そう? まぁ、それじゃ」
マヤの心配を他所に案外とあっけない部分で難題への回答は出た。
刹那の言葉に合点が要ったのかぱんっと手を軽く叩いて納得のジェスチャーを返す。
今、マヤとは自然と大学時代に軽く齧ったアラビア語と英語を混ぜて会話をしているが、彼はそもそも日本に来たのは初めてなのだ。
首都や露店などでの買い物経験はあるだろうが、コンビニエンスストアとなるとそれも場所が限られる。
まして、英単語の羅列と発音の違いで言葉の差異を図る押収の言語と違い
平仮名、カタカナ、漢字で構成される日本語はさぞ、難しい文字に見えるだろう。
それを理解すると、適当にというわけにもいかず、選択を迫られる訳で今度はマヤも食品棚と睨む形になる。
今まで他人のために食事を選ぶなどと言う行為はあまりした事が無い。まして、異性、男のためにななんて考えた事も無かった。
相手は日本食に一切の免疫も無い事と自分達とは違う宗教教義で長い生活をしていた子供。
長い沈黙。……結果、手に取って追加したのは二つで一セットのヨーグルト。
そして、ホットスナックのコンビニオリジナルの唐揚とフライドポテト。マヤの分はナポリタンとサラダだけである。
「ふむ。ヨーグルトか? 山羊か羊か?」
「そう。えーと、牛のだからちょっと味が違うかも。此処の唐揚……あーえーと、フライドチキンは結構美味しいのよ」
「そうか」
刹那はその籠に入れる所作についてもじっと見つめていた。
唐揚と言いかけた後、フライドチキンと言いなおした。恐らく、カラアゲといっても刹那はぴんとこないだろうと
判断してのことである。何せ、ヨーグルトが牛乳製という選択肢が思い当たらない相手なのだ。
短い受け答えに刹那は頷き返す。マヤは本当にそれで良かったのだろうか?と
軽く疑心暗鬼になりながらもレジを通し、二人で家路へと急ぐ。その間、二人に会話は全く無かった。
―マヤ宅にて
刹那が、マヤの部屋のマンションの前に立つ。開けられ、招かれた部屋の印象はまず、生活観がない。
というか汚れが極端に少ない。掃除が行き届いていた。刹那は見たことはないが
マンションのモデルルームの様な雰囲気。整理整頓された部屋から導き出される推理は二つ。
一つはあまり部屋に帰っていないのか、もう一つは異常なほどに綺麗すきなのかどちらかだ。
コンビニの袋を抱えたまま、テーブルへと置く。独り暮らしの割りに意外と大きなテーブルだ。
目に着くのは二つの冷蔵庫。一つは標準的なサイズだがもう一つは業務用サイズで大きい。
刹那はふと疑念を抱く。何故、二つもあるのか? 一つあるのは解る。
だが、コンビニで食事を済ました事と台所の使用形跡が無い事から、この大きな冷蔵庫を使う理由が見あたらなった。
実験機材や媒体などを置いているのかも知れない。そんな結論に至っているとマヤから声が掛かる。
マヤの方向へと顔を向けると刹那の視界に衝撃を受ける。
多分、アレはゴミ箱なのだろう。それは解る。ゴミ箱位は刹那でも解る。ただ、問題は”数”だ。
大小あわせて7個程ずらーーっと並んでおり、壁の一角を占拠していた。
「これは?」
「じゃ、刹那君。えーと、まずはゴミの出し方から。
ごみ箱は右からが燃えるごみ、燃えないごみ、カン、ビン、ペットボトル、こっちは雑誌、本。
ペットキャップとラベルは燃えるごみね? ビンのキャップはカンに
ああ、えーとトレイとかプラスチックのはシンクにおいておいて。
洗ってから後でスーパーに出しに行くから。
あー、出来たら飲み残しがない様にしてね?
一度水で洗ってくれたら嬉しいかな。虫とか湧きにくくなるし」
「…………?」
「分別よ。日本はこういうのが厳しいの。あんまし、混ぜてるとゴミ持っててくれないのよ」
「そ、そうか」
「あ、貼り紙貼っておいた方が良い?」
「いや、大丈夫だ。覚える」
「そう。じゃあ、えーとこっちがトイレ。お風呂はここで」
マヤは一つ一つ空けて見せながらもどれがどの分別のゴミなのか説明する。
小さいゴミ箱はあまり数が出ない種類の様で一番大きいのは燃えるゴミだった。
マシンガンの様に矢継ぎ早に出される情報を確認しながらも刹那は視界から入る状況と
説明される言葉を一つずつ噛み砕きながらも、刹那は表情は変えてないが内心かなり動揺はしている。
まず、同居するに当たってゴミの分別から話すというのはどうなのだろうか?
刹那は最初、伊吹マヤの印象は真面目で平凡な人間だと思っていた。
今でも真面目な印象は変わっていないのだが、文化圏の違いと言う他にも一癖ありそうだと確信する。
案内される生活に必要な部屋の数々。どれも小奇麗に掃除が行き届いていた。
少し1人暮らしにしては広いという印象がある。部屋が2〜3個余分にあるし
使われた形跡はあまりない。刹那は日本の住宅はウサギ小屋の様に狭いと
前に聞いたのだが、その情報による認識も改めなければいけなかった。
「此処が君の部屋ね。何もないけど、後から荷物は届くと思うから」
「………誰か住んでいたのか?」
「解る? 此処ね、前のパイロットと現場主任が住んでた部屋なの。
ちょっと事情があって私が維持管理も兼ねて間借りしてるから」
「それで、こんなに綺麗なのか」
「あ、それは……私がちょっと綺麗好きなだけだから。
あんまし、お酒も飲まないし、部屋がごちゃごちゃしてると仕事が進まなくて」
「そうなのか」
「まぁ、この部屋は好きにして良いから。
荷物は別に保管してあるし、流石に入って勝手に掃除したりはしないから」
明らかに他の部屋とは様子の違った部屋。誰かが使った形跡こそは無いが
家具の配置などしっかりと誰かが使う為に調整された後が見えていた。
中々几帳面な性格の持ち主だったのだろう。よく言えば機能的、悪く言えば
利便性のみを追求した感じの部屋であった。
マヤは少しずつ緊張をほぐそうと無理に明るく振舞っているのが透けてみるのか
刹那もある程度それにあわせようとする。
そんな中、マヤは”しない”のではなく、”出来ない”と言うのは伏せておいた。
多分、彼が住むという事になれば入る事は出来ないだろう。荷物の整理も青葉にやってもらった。
その後のがらんどうとした部屋の掃除は出来たが誰かが入るとなればとても無理だ。
伊吹マヤにとって”男の部屋”に入る事なんという事は溶岩の中を泳ぐのと同意義であった。
そんな酔狂な真似をする者などこの世に居る筈が無い。
この部屋に対する認識の切り替えが無言で行われる。
刹那は一人、部屋の広さなどに視線を巡らせていた。
そして、何かが無いのかきょろきょろと入り口の付近眺める。
「キーは無いのか?」
「日本の”襖(ふすま)”ってのは、そういう作りなのよ。気になるならドアを変えて貰うけど?」
「キーを掛けないで良いのか?」
「私の部屋は掛けてるから平気」
「………そうか」
刹那は不可思議に首を傾げる。マヤはその疑問について気付く事は無く
刹那に必要かどうかを尋ねていた。刹那にとって鍵は”掛けられるもの”であった。
戦場では恐怖から脱走する者がしばしば出る。それはあってはならない。
なぜなら、その脱走した者が情報を漏洩したり、敵側に付く事があるからだ。
故に自分が管理されるモノという認識が強かった事とそれで今目の前に居る女性と同居する理由が立ち消えた。
何故、自分がこの女性と暮らさなければいけないのか? 監視、管理する為ではないのか?
実験する為か、観察をする為か? 刹那には理解が出来ず疑念だけが膨らんでいた。
マヤはマヤで基本的に自分のことしか考えてはいなかった。
仮に何か刹那が間違いを犯そうとしても部屋には鍵が掛けてある。
まさか、壊してまで事をなそうとはいくまい。
お互いプライベートは入る事は無いだろうし、入れるつもりはない。その安全が唯一の支えだった。
目の前の少年ならドア一枚位どうとでも出来るのは少し考えれば解るのだが
敢えて、その思考を停止する事で懸念に近づかない様にしていた。
しかし、刹那のその不可思議な質問にその芽は残している。
こうして、お互いを知る事で逆にお互いの疑念を植え付け合う結果に終わる。
その後の食事は実に重い空気であった。刹那は疑念からマヤをどうしても見てしまう。
マヤは面と向かって男性と食事をする事は久しぶりなのでどうしても遠慮がちになる。
視線を逸らされれば、刹那は相手の気分を害したのだと思い、見るのを一旦中断する。
視線を合わさない時間とお互いの遠慮が更に空気を重くする。
「あ、えーと」
「なんだ?」
「シャワーは先で良いわ。私は片付けと書類の整理がまだ残っているから」
「了解した」
「着替えは持ってきたバックにあったわね? 脱いだ服は籠に入れておいて。洗濯機はかけておくから」
「感謝する」
食事は恙無く終わりを差し迫った頃、マヤの提案に刹那は重い口を開く。
理由、動機は不明だが取り合えずシャワーは先に済ませて欲しいのだというニュアンスは受け取れた。
立ち上がり、シャワー室へと向かう刹那。服を脱いでいるとバスルームに気配を感じる。
それに反応して僅かに身を屈めながらも対処が出来る様にしておく。
扉がひとりでに開く。影は小さい事から相手も身をかがめているのだろうか。
緊迫した空気の中、刹那はその影に向かって手を伸ばす。
「はぁ、大丈夫かな。ほんと」
「うーん、言葉は何とか通じてるみたいなんだけど」
「なんだか、レイみたいな子ね。ほんと」
「悪い子じゃないとは思うんだけどな……うん」
マヤはシャワーを浴びに言った刹那を見届けると、はぁあーーっと大きなため息とともにテーブルにうつぶせになる。
緊張感ある食事だった。コレは以前の技術主任と初めて食事した時に匹敵する。
自信は融解し、不安と恐怖だけが言葉と共に癒着、結合し大きな塊へとなっていく。
言葉でごまかそうとしても理論立ててくる不安要素のマーチに呑まれていく。
どろどろと視界が溶けて真っ暗になっていく感覚。このまま眠って何もかも忘れたいと思っている中
どたどたとやや駆け足気味の足音が耳と腕にひびいてくる。
なんだろう?とボケッとしてそのまま陥没しそうな空気がサルベージされていく。
「伊吹マヤ一尉」
「どうしたの?」
「風呂場に不審者、もとい鳥らしき生物が侵入していた」
「クァッー」
「ああ、それは前の人が飼ってたペットで名前はペンペン。
新種の温泉ペンギ………っきゃあああっーーーーーーーー!!!」
「? 何か問題が起きたのか?」
「何かってナニが問題――ってそうじゃなくて、あっ、えああぅっ」
「? どうした、伊吹マヤ一尉?」
「――先輩、私もうダメです」
「伊吹マヤ一尉!?」
まどろんだ思考と意識の中、声を掛けられて最初は生返事を返す。
声のする方向にはもう1人の同居人であるペンギンの姿があった。
見た目はイワトビペンギンの様な目元に毛の生えおり、温泉や風呂につかる事を好む
変わったペンギンだ。風呂の沸かし方などを理解しているのか時々1人で勝手に入っている。
姿を見ないと思ったら先に入っていたのだろう。
だが、にこやかにその説明を続けようとしてた中、マヤの視界がはっきりとそれを捉えていた。
服を一切身に着けていない少年。鍛え上げられた薄い筋肉に引き締まった腹部。
そして、やはり男であるが故にぶらさがっているモノ。
意識の覚醒が正確にそのモノを視界に焼き付けてしまう。
絹を引き裂いた様な絶叫。その声に刹那も僅かに驚きを隠せないまま、直立不動で返事を待っている。
冷静な対処が逆に堂々としている様に見えてしまい、マヤの思考は加速、そのまま焼き切れてしまう。
今日一日色々あった事、先ほどまでの重苦しい空気、悩ましき諸問題。
数々が一気に押し寄せて、マヤの意識を融解させ刹那の呼び掛けが聞こえる事は無かった。
次回予告
刹那の日本での学生生活が始まる。
しかし、現実に対して執着のない刹那は言葉の壁もありクラスで孤立してしまう。
学校に所属する意味すら見出せないまま日々を過ごす中
アリー・アル・サーシェスはとある病室を訪ねていった。
次回、第参話前編「意義無き青春」
じゃ、次の回もサービスしちゃうわね!
GJ!
マヤさん、最悪ですなwww
そういえば刹那は宗教は宗教でも邪宗教だから、
裸に関してはレイみたいにノーリアクションでOKかのかw
それにいて神はいないと思ってるし、余計に恥部うんぬんはわからんか。
ここも文化の壁やねぇ…特に日本は恥の文化。他人とは遠慮しあう文化だし。
それはそうと絵を描けるとはなかなかやりますな。
ただ、股間の部分がどうみても女性使用な気がするんですが…w
股間部が?…まさか、この後再起動&暴走したマヤに切られ…
まあシンジも目立ってなかったし>>股間
せっちゃんのGNソードは普段は折り畳まれてるんだろう
トランザム発動でライザーソードを放つんですね。
>折り畳まれてる
最初どっかの誤爆かと思ったがそういう意味か
ところで鞘に入っているのか抜き身なのか其処が重要だ
イスラム系なら生まれた時に鞘は取っ払っちまうんじゃないか?
割礼はユダヤだったと思うがイスラムでもやってるんだな。勉強になるわ
間違ってたら嫌なので念のためググって来た
どうも出生7日後にやることもあれば、5〜12歳ごろにやることもあるらしい
成人男性が改宗してきた場合でも「出来ればやった方がいい」とのこと。
スレチスマン
刹那「なんで皆俺の下の話で盛り上がる! スレ進み過ぎだろ!?」
マヤ「不潔です!」
サーシェス「そもそも、あそこは全裸の必要があったのか?」
シンジ「まぁ、そのエヴァのお約束と言うか」
グラハム「OOでも全裸シンクロは十八番だったからな!」
アスカ「騒ぎ過ぎなのよ。私なんてSSのゲームどころかスクリーンで裸晒してた訳なんだけど」
レイ「………私は旧劇場で更にその一歩先に」
そう言えば両方裸の多い作品だな
精神世界=全裸みたいな
まっぱだカーニバル
リツコ「その方が殿方に受けるのよ」
ミレイナ「赤木博士! 男子の裸体は女子にも受けるですぅ!」
刹那「この世界は歪んでいる」
ミレイナちゃん、ご両親が泣いているよ...
残念だが、ミレイナ腐設定は準公式なんだぜ?
おまけ4コマからだけど
刹那「裸になって何が悪い」
綾波「別に恥ずかしくないから問題ないわ」
アスカ「それなのに女物のプラグスーツ着ただけで恥ずかしがるアンタって…」
シンジ「僕とあの二人の感性を一緒にしないでよ!」
ミレイナ「では、刹那さんもこの紅いプラグスーツを着るですぅ!」
刹那「………」
冬月「うん、悪くないな」
アスカ「ちょ、何着せてるのよ!」
マヤ「ふ、不潔です!」
シンジ「君もちょっとは恥ずかしがろうよ」
刹那「問題ない」
刹那「今なら3倍の力が出せる気がする」
>>834 乙です
シンちゃん生きてるのかな?
無事では無さそうだけど…
シンジはというかチルドレン組はほんとどうなるんだろうな
ダブル主人公は種と種死で見ていると避けたくなるが
修正に時間が掛かってますorz
大体十時頃に投下予定です。今回結構緊張します色々と
うし、多分大丈夫! 今から投下します。一応毎度の注意事項
・二次創作です。一部設定等を弄っています。細かい事はある程度気にしないで下さい。
基本お話重視なので後で矛盾が出たらすいませんorz
・基本的に00世界から飛ばされた等ではなく刹那以外も多数OOのキャラが登場し
また、一部設定もごちゃ混ぜになっています。出来る限り説明はしますが解らない部分は聞いて下さい。
物語の影響の無い程度にはお答えします。
・00キャラ、EVAキャラ両方とも全員出せないし、不遇、優遇はあります。
○○を出して!と言う要望全てにはこたえられません。すいませんorz
刹那・F・セイエイを新世紀ヱヴァンゲリオンの主人公にしてみる
閑話窮題「再始動にして、終幕」
―2年前 松代にて
「じゃあ、シンジ君? 打ち合わせ通りね。NERV本部でやってた通りにやればよいから」
「解りましたミサトさん」
「リツコにあんまし長く話すとハックされて面倒だって言われてるから短いけどコレだけね?
あ、それと自分の名前……後、指令の事をお父さんって言わないでね? 色々面倒になるかもしれないから」
「はい。その説明は聞いてます」
「っと、えーと入り口の反対側を向いて。それの斜め下ね。ちょっと出っ張ってる所。
あそこでお父さんも見てるんだからしっかりね! 中に乗ればきっとカメラで見える筈よ」
「え? 父さんが来てるんですか? ……は、はぃ! 頑張ります!」
少年のやや弱弱しい声も父の存在を明らかにすれば、少し覇気が出てきたのか
声も僅かに上ずっている。土を深くえぐる様に削られた巨大なクレーターの様な場所。
NERVの第二実験場松代基地。其処に将来的にEVAと呼ばれる巨人が鎮座していた。
黄色がかったカラーリングに一つ目に見える頭部のデザイン。
汎用人型決戦兵器人造人間エヴァンゲリオン試作零号機。
それがその巨人に付けられた名前だ。あくまで、動かす事が可能か不可能か立証する為の巨人。
ミサトさんと呼ばれた女性は司令部とは遠く離れた車両から直接通信を掛けていた。
搭乗位置まで運ぶクレーンの移動中、シンジと呼ばれた少年と携帯で僅かに言葉を交わしている。
ミサトと呼ばれた女性は少年に方向と位置を指示して顔を向けさせる。シンジと呼ばれた少年は
映像と指先を追えば、ガラス張りの監視室の様な場所にある人影が目に入る。
数人の大人。老人が1人、中年の男が1人、中年とまで行かなそうな男女が3人。
それと多くの技術者らしき人物が機械に張り付いている。
まるで、クーラーボックスの様に詰められた様な白い壁に囲まれた施設の中
その出っ張った部分への人の密集率は異常だった。
「ユニオン軍技術顧問、ビリー・カタギリであります」
「AEU所属戦術予報士、リーサ・クジョウであります。
本日は大変名誉な機会に恵まれ、光栄であります」
「左に同じく。まさか、噂の決戦兵器の起動実験に立ち会えるとは」
「うむ。話は聞いているよ。まぁ掛けたまえ。堅苦しいのは抜きだ」
「「はっ! 恐れ入ります」」
監視室らしき部屋の中、ポニーテールの長髪をした眼鏡を掛けた男と
やや癖の強い髪をなびかせる女性が老人へ挨拶をしていた。
二人とも違う所属だがその衣装や立ち居振る舞いから軍人である事を確信させる。
ぴしっと背を伸ばし、掲げられる敬礼は白髪交じりのオールバックを固めている
老人にやれやれと肩を竦ませる。そんなやり取りが行なわれている中、入り口の扉からはサングラスを掛けた男が1人
無愛想な態度を崩さぬままやや頭を垂れた後、つかつかと金髪の白衣の女性の方へと歩いていく。
憮然とした態度。声を一言も掛けずにちらりと視線を送っただけでまるで虫けらの群れを見つけた程度の様な興味ない素振り。
挨拶を交わす間もなく、進行方向へと進んでいるその男に対し、軍人二人は顔を見合わせながらも首を傾げる。
「何アレ? 無愛想な人ね」
「あのぉ……あの方は?」
「すまない。彼は碇ゲンドウ。中々気難しい男でね」
「っ!? 指令自ら指揮を執っているのでありますか?」
「彼も私も学者肌でね。ああ見えて、好奇心旺盛なんだよ」
「はぁ。人は見かけによらないもので」
「こら、クジョウ君!」
「あ! すいません。大変、失礼な事を」
「ははっ、私も彼に対しては第一印象から随分と認識が変わっている1人だ。
ところで二人は見知った仲なのかね?」
「え? ええ、実は同じ大学の出でして」
「ふむ。そういえば、二人とも例の国際大学で名前を見た様な……確か、君はエイフマン教授の教え子か」
「はい。エイフマン教授の勧めで冬月副指令の論文は僕も拝見した事があります。実に興味深い内容で」
「おや、ユニオンは技術屋にまでそんなリップサービスを仕込んでいるのかね?」
「い、いぇ! それは僕自身が興味を持って取り寄せたものであの内容はですね!」
訝しげに入ってきた中年の男を僅かに観察した後、クジョウと呼ばれた女性が気味悪そうに言葉を漏らす。
老人から説明を受けると軍人の男女二人はぎょっとした様子で慌てて敬礼を返した。
しかし、ゲンドウと呼ばれた男はそれを見る事も無くつかつかと歩を進めている。
白髪交じりの老人、冬月副指令と呼ばれた男は無愛想な男のフォローの為、砕けた言い回しで言葉をぼやきの様に語りだす。
一見堅物そうな老人には見えるが話の物腰は柔らかく、徐々に緊張していた二人の軍人を落ち着かせる様な言葉と
此処が軍任務で来ている事を忘れさせる様な話題のチョイスをしてくる。冬月と呼ばれた老人は二人の経歴書は事前に目を通していた。
ただ、それを敢えて”今”気付き、線が一つに繋がっている様に演じている。
冬月と呼ばれた老人は勿論そのエイフマン教授と言う男性の方の師である人は見知っている。
少し思い出すのに時間を掛ければ、それなりの話題も出せるだろう。だから、敢えて話を濁す。
たわいもない会話。カタギリと名乗った男の方は体よく食いついてくれた。
良くも悪くも実に熱心な技術者なのだろう。その良心を利用するのは聊か冬月も心苦しい所があった。
もう1人の女性も方も「また、始まった」と感じたのかため息を僅かに漏らす。
”出来るだけ詳細は覚えず、良い思い出話だけは持って返させる”
そんな意図が冬月にあったとも知れずに軍人二人と老人はたわいもない話の花を咲かせていた。
「しかし、AEU、ユニオンの軍隊が査察ですか。我々も信用されてませんね」
「もしもの時の為だろう。いざという時はわれわれ諸共というつもりだ。
上では煩そうに爆撃機やら色々と配備されている」
「普段いがみ合う二陣営が仲良く共通の気がかりを見学。まして、日本政府がそれを許しているとは」
「所詮、ユニオンの経済特区となった日本の自治政府などその程度だ。我々は我々で勝手にやる」
「碇指令。その……やはり、本部に残った方が」
「いや、私は此処で見届けねばならん」
「解りました。折角のご子息の晴れ舞台ですものね」
「……あぁ。そんな所だ」
ガラスに数センチで鼻が着きそうになる位まで接近し、凝視する男女。
ゲンドウと呼ばれた男の傍らで白衣を見に纏い、髪はショートボブ程度の金髪、唇には赤いルージュを塗った女性は
冬月と軍人二人の空気とは真逆。此方は愚痴やぼやきなどというレベルではない。
異物である二人に対する嫌悪。そして、それを許している現状に絶望の色も僅かに漂わせている。
そう、コレは長年に渡って自分達の組織が積み上げてきたものだ。
ホイホイと未だに「世界戦略ごっこ」をやっている俗物には見せるべきものではない。
迂闊な野心と好奇心を刺激して、折角のEVAを戦争なんて下賎なモノに使われたら溜まったものではない。
そういった、共通した認識が二人の会話を最低限の音量と言葉で確認しあっている。
故にその言葉は、もし二人が聞いていたら胸を突き刺さる程に重く、悪意は露骨であった。
最後、男の子供の話をされるとゲンドウと呼ばれた男は氷の様に固まる。
嘘なのか、テレなのか、それとも自分が一番想定したくない動機なのか、白衣の女性には図りかねていた。
いや、むしろ全部なのかもしれない。どっちにしろ、”今”聞くのは得策ではない。
白衣の女性は賢かった。故にその話をそれで区切る事にし、作業の陣頭指揮を再開する。
通信にスイッチを入れる。顔は出さないし、音声も加工されている。軍人二人に対する配慮だ。
身元が割れたら色々と面倒な事になる。優秀な人材の引き抜きは何時の世も何処の世界でも変わらない。
「では、テストパイロット。此方の通信は聴こえるかしら?」
「はい。リツコさ、っとすいません。技術主任。聴こえています」
「私の名前は割れてるから問題ないわ。
ちょっと不恰好だけど許してね。いろいろ計測しなきゃならない機器が多くて」
「いえ。……こう、なんかコスプレみたいですね。拘束されてる感が」
「ふふっ。思ったよりリラックスしてるのね。その試作型プラグスーツ。
今回データが取れれば、もっとすっきりしたモノを作るから」
「は、はい」
「何色が好き? カラーリング位は自由に出来るわよ?」
「え……ええぇと……空……空みたいな青が好きです」
「スカイブルー? 解ったわ。では、今回はプランA-1からT-3まで」
「解りました。その、ありがとうございます」
「その程度お安い御用よ。じゃテスト始めるわよ?」
リツコと呼ばれた白衣の女性は少年に手に取る様に感じられる緊張をほぐそうとする。
本来、こういう事は現場主任の女性が担当なのだが、彼女は嘘が下手なので最低限の通信をする様に断っている。
当の少年はごてごてとしたコードに計測器、バイザーのついたヘルメットも被っており
そのまま、変身ヒーローとなり地方の採石場や港付近の倉庫街で悪の怪人を叩き伏せそうなデザインだ。
無論、そんな様子は少年以外は観測用カメラしか捉えておらず、軍人二人には絶対に目に掛かる事はない。
少年のたどたどしいながらも僅かな要望にリツコと呼ばれた女性はくすりっと笑みを返して、それに応える。
そして、起動テストは始まる。専門用語の羅列。かちかちっとコンソールを叩く音に画面はめまぐるしく変わる。
オペレーター同士はインカムで互いに確認を取り合い、一見物静かに見える中、凄まじい量の伝達と情報が流れていく。
軍人二人は老人と話を進めながらも、聞き耳を立てている。
「話の感じから言って男かしら?」
「女っぽくも聴こえる。優しい感じだしね」
「実は子供だったりして?」
「いや、うーん。けど、子供にあんな大きな機体動かせるかな? 制御機器とか大変そうだし」
「実は口頭命令だったりね。『いっけぇーロボォッ!』とかで動いたり?」
「はははっ、まぁこの国のアニメではよくありそうな話だけど、流石に現実的じゃ。
ん? いや……ありえるかな、それも。コレを見せられたらね」
クジョウは勘が鋭かったがビリーはそれを現実的に散見して可能性の低さを指摘する。
お互いにこの機体に関しての知識は殆ど聞き及んでいない。ただ、巨大な人型の兵器で
パイロットは1人。軍すらも関与出来ない特殊な世界機関が関わっている事。
そして、それが現実に存在する事を目のあたりにして驚愕していた。
人型兵器など実用性で言えば、ナンセンスだ。まず、人型というシルエットは被弾効率が悪過ぎる。
それ故にに実際、戦場では歩兵達が匍匐全身をして、塹壕を掘っているのだ。
あの大きな巨体でどうやって戦車の砲弾や戦闘機のミサイルを避けるのか?
ビルですら隠れられないし、そもそも維持費諸々は天文学的な数字になるだろう。
そんなモノは本来は存在し得ない。まぁ、言うならばロマンではあるのかもしれない。だがそれが現実にある。
ビリーも言った様にアニメの中でしかありえない存在が目の前にいる事で
その既存の理論で組み上げられた”可能性”の脆弱さを露呈させていた。
リツコと呼ばれた女性が「ふむ。此処までは順調」と言おうと口を開いた途端、警報がなる。
次々とクリアされていた確認事項が赤い文字へと変わっている。
画面一杯にERRORの文字が躍る。次の瞬間、目の前に居た巨人は背中についていた何本のコードを引き千切り
その場所へと拳をたたきつける。へしゃげるフレームに割れるガラス。
殺意の篭った一撃に対し、ゲンドウと呼ばれる男はまっすぐにそのEVAと呼ばれる予定の巨人を見つめている。
「なっ、どうしたの? まさか、暴走!?」
「碇、彼でもダメなのか?」
「……っ! 状況を報告しろ。何が起きている?」
「内部で熱源が発生。このパターンは!?」
「なんだ?」
「パターン青! 使徒です!」
「「!?」」
「エヴァの中に居たというのか!」
ゲンドウと呼ばれた男は僅かに歯軋みをしながらも、静かに命令を伝達する。
その場に居た全員に衝撃が走っていた。敵の潜入、それも試験中の機密情報の塊にもぐりこまれる。
その失態もそうだが、何より距離が近過ぎる上に、対抗策が一切無い。
使徒と自分達の間に立ち塞がるモノは既に皹も入り、節々が割れて砕けている強化ガラスのみだ。
使徒を倒す為の”EVA”。その唯一にして、完成形に最も近いとされる零号機が今、この瞬間”使徒”になってしまった。
続きの予定は未定。だが、物語は確実に続いている
なんかシンジ君が行き成りクライマックスだよ?
寸止め過ぎて感想し辛いのかな。投下乙!
零号機なのにいきなり惨号機状態!!
ああ…たしかにこれじゃ、代理が必要だな。
けど、いきなり零号機がこれじゃ、誰がこれを止めるんだ?
N2爆弾、爆雷、ミサイルなど使っても焼却しきれないんじゃ…。
槍はまだ回収してないだろうし…MSは開発してないのか?
どうやって止めたんだろうか?気になります。
このスレおんもすれえええwww
>>848 鴇田「これ、置いておきますね つJ/A」
>>850 JA改ならなんとかしてくれるかもなww
ゼーレの会議のときも思ったけど会話パートと地の文がはっきり別れているせいで
だれがどの台詞喋っているのかちょっちわかりにくい
うーん、この設定だと零号機の中に溶けちゃったかな、シンちゃん…?
r、ノVV^ー八
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|.:::::::::::::::::::::::::::::: | ニ= J そ -=
|:r¬‐--─勹:::::| ニ= A れ =ニ
|:} __ 、._ `}f'〉n_ =- な. で -=
、、 l | /, , ,ヘ}´`'`` `´` |ノ:::|.| ヽ ニ .ら. も ニ
.ヽ ´´, ,ゝ|、 、, l|ヽ:ヽヽ } ´r : ヽ`
.ヽ し き J ニ. /|{/ :ヽ -=- ./| |.|:::::| | | ´/小ヽ`
= て っ A =ニ /:.:.::ヽ、 \二/ :| |.|:::::| | /
ニ く. と な -= ヽ、:.:::::::ヽ、._、 _,ノ/.:::::| | /|
= れ.何 ら -= ヽ、:::::::::\、__/::.z先.:| |' :|
ニ る と =ニ | |:::::::::::::::::::::::::::::::::::.|'夂.:Y′ト、
/, : か ヽ、 | |::::::::::::::::::::::::::::::::::::_土_::| '゙, .\
/ ヽ、 | |:::::::::::::::::::::::::::::::::::.|:半:|.ト、 \
/ / 小 \ r¬|ノ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| \
ゼーレのシーンは元々ゲンドウとキール以外
そもそも誰が誰だか解らんから余計にだよなぁ
レイみたく自爆したってことはなさそうだな、ゲンドウ巻き込むし
ここのシンジとゲンドウはちゃんと親子やれてたみたいだな
その分ゲンドウもダメージでかそう
本来、シンジとゲンドウの親子の溝みたいなのが
エヴァの要素の一つだからね。刹那にはソレが無いがサーシェスが代用か
ゼーレのメンバー、留美は間違いないけど
あとは若いのがリボンズでうねうね長髪がアレハン?
ヒリングの件からするとリボンズはいるよね?
ゼーレメンバー。登場がそこだけフラグっぽいのもあるな
キールとかキールとかキールとか
キールは椅子に座って喋る以外できないから…
00要素が加われば途中でさっさと暗殺されそうな気もする
旧劇では座ったまま溶けたしな
キールとユイの出自だけが未だに謎なんだよな
考えてないだけかも知れないが
>>858 電撃ホビーにて連載中のエヴァ24話からの再構成物ANIMAではキールはバイザーが本体だった。
ループ世界で受け継がれる記憶の媒体らしく、うっかり付けた加治さんが新たなゼーレになっちゃいました。
シンジはやっぱサードか?零号機に乗ってるし、最初から訓練受けてるっぽいんでファーストかも知れんが
あとのチルドレンは女性一人に性別不明二人か…
っと、すいません。ちょっと都合で今夜は厳しそうですorz
今日深夜or早朝か明日夜になりそうですので目処が立ったらまたレスしますね
>>859 ちょ、何その面白設定www なんかマトリックスのMrスミス?みたいですな
おk待ってるぜ!
ANIMAは色んな意味でブッ飛んでるからなあ
もし00とクロスしたら、ライザーソードが無限に伸び続けて遂には衛星軌道上を一周してリングを形成し、最終的には地球をトランスアキシャル面切断することになる
うし、細かい所のチェックが終わり次第投下始めます。目安は3時前後かな
遅くになって失礼しますorz
刹那・F・セイエイを新世紀ヱヴァンゲリオンの主人公にしてみる
第参話前編「意義無き青春」
かちゃかちゃと目まぐるしく動く機械で覆われた眼球の部分。
脳みそと脊椎がむき出しになっているEVAのシミュレート装置二基。
中に入っているのは、褐色の肌にやや癖のついた黒い髪の少年
次世代試験参号機パイロット、刹那・F・セイエイ。
もう一人はピンクの髪色をうねらせたツイストヘアの少女
試作初号機パイロット、フェルト・グレイス。
二人は3Dグラフィックスで形成される使徒を撃ち殺すゲームの様な訓練を行っていた。
刹那は次々と反射的に敵を視認し、直感で射撃を繰り返している。
機械のロックオンがそれに追い付かないので最初は弾が散発的になっているが
確実に使徒に有効的な打点を上げていた。
それに対し、フェルトは良くも悪くもマニュアル的な操作に終始……否、そうせざる終えなかった。
敵を見つけ、そのまま目標がセンターに入るまでじっと待ち、ロックオンの完了と共に
ようやくトリガーを引くような格好。確実だが、基本でしかない射撃。
銃への認識、判断力、敵との対峙、経験etc。刹那とは段階が違っていた。
「ようやく、フェルトも初号機を動かせる様になってきたね」
「そうですね。此処のところシンクロ率も安定し始めていますし」
「実践に耐えられるかははっきりいって歴然の差がありますが」
「ティエリアは相変わらず厳しいわね」
「事実を言ったまでです」
「あんまし、根詰めても駄目よ、ティエリア? 焦ってどうにでもなる問題じゃないし」
「貴女達は緊張感が足りない」
その成果を丹念にデータに打ち込んでいるのは三名。
内訳は伊吹マヤ一尉、クリスティナ・シエラ二尉の女性二名。
そして、ぱっと見女性と見紛う容姿をしている技術官のティエリア・アーデ。
ティエリアは腕を組みながらも冷ややかな視線を女性二人に向ける。
眼鏡掛けなおしながらも、パイロット二人の成果を睨み付けたまま
評価を吐いて棄てた。マヤはその様子にやや眉尻を下げて戸惑うが
クリスは合間に入ってまぁまぁっと空気を和ませる。
それが気に入らなかったのかただでさえ目つきの悪い目で
にらみつける様な視線と共に苛立ちの矛先をクリスへと向けている。
また、始まったと二人は心の中で小さいため息を漏らす中
ティエリアはばんっと大きく机を手で叩いた後、静かに
だが一言一言は攻撃的な声色で捲くし立てていく。
「前回の参号機による勝利も暴走による不確定要素による勝利。
言うなれば、偶発的な要素が重なり、運良く殲滅に繋がったに過ぎない。
負けは我々人類が全滅を意味する。
パイロットがいつまでも未熟ならそれだけ
戦車随伴歩兵(スカウト)の貴女の危険が増す訳ですが」
「あら、心配してくれるの? 今日はやけに優しいじゃない?」
「そういう意味で受け取らないで頂きたい」
「んー? それじゃ、アレか。好きなほど苛めたいっていう奴? どうなのかしらねぇ、伊吹一尉」
「い、いえ私はそういうのはよくは」
厳しい言葉が続く。反論の余地はない。事実の羅列に暗くなりそうな雰囲気を
蹴飛ばすクリスの茶化しに、ティエリアは呆れて言葉を一蹴する。
突然、振られるマヤも対応できずに顔を赤らめる中、皆子供だなぁっと一人のんきに笑っていた。
戦車随伴歩兵(スカウト)。EVAは一応軍事兵器の分類では戦車に当てはまる。
公式での世界最大重量であるマウスの記録を軽くぶち抜いたこの機体は
当初、この兵器単独での運用を主軸と考えられていたが
パイロットの人材育成の困難さと暴走事故の教訓によりエントリープラグ射出から
いち早くパイロットを救出、保護する為など諸々のフォローの為に設けられた兵科である。
無論、先の戦闘でもあった様に通常兵器すら有効的打撃を与えられないのに
生身の人間一人にやれる事など限られている。まして、クリス本人のサイボーグ化も試作段階で
精巧で補充の利く、義手、義足パーツに毛が生えた程度。本来は、デスクワークの方が適任な位だ。
それでも尚も必要性を求められている事がEVAの重要度をNERV職員に意識付ける事になっていた。
「下らない。もうちょっと自分の立場を弁えられてはどうか?」
「私の維持にはお金掛かってるし、場違いな階級を与えられてるのも解ってるわよ?」
「そこまで解っていてその献身さを勤務態度に向けられないのか?」
「あら、ちゃんと仕事量は増やしてるじゃない? こうやってそっちのお手伝いもしてる事だし」
「刹那君? 次はGNドライヴの試験と新しい武装の試験をするから、それが終わったら私と一緒に移動ね」
「了解した」
「ティエリア君。えーと、例の装備のデータはまとめてある?」
「はい。此方に」
「では、初号機とフェルトさんの事は引き続きお願いします。私は数日は帰ってこれそうにないので」
「はいはい」
「解りました」
手をひらひらと振りながらも、クリスは砕けた表情を向けたままデータの解析を手伝っていた。
コンソールを叩く指の正確さや早さは義手とは思えない程正確であり
作業量は専門部署とほぼ同量をこなしている。単独で運用される歩兵。
しかも22歳と言う若さで二尉クラスなのもこの仕事量が評価されての事なのだが
現実は彼女の肉体の維持費用を給料から大分引かれている世知辛い現実もあった。
マヤは二人のじゃれあいの様な衝突にはあまり口を挟まず、必要なデータが取り終えれば
刹那と連絡を取り、そそくさと次の仕事の準備を進めている。
ティエリアとも必要最低限のやり取りをした後、丁寧に頭を下げて部屋を出て行ってしまった。
それを見て、クリスは大きなため息を漏らし、きっとティエリアの方へと鋭い視線を向ける。
「ほら、ティエリアがツンツンしてるからマヤさん逃げちゃったじゃない」
「次の任務が待っているだけだ」
「あなたねぇ。しっかし、あの人も大変ね。私と二歳違いなのにパイロットと同居に技術主任だなんて」
「前任は28歳、しかもその人物直々の採用だったと聞いている。それほど、優秀なのだろう」
「そうじゃなくてさぁ? もぅっ! ティエリアも聞いてるでしょ?」
「パイロットが学校で揉めた件か?」
「そうよ」
「たいした怪我ではないと報告は受けている」
「ティエリア? 学校って言うのはね、そう簡単じゃないのよ」
クリスは呆れ返り、嫌味をティエリアにぶつけたままデータの打ち込みと報告書の作成作業に入っている。
当の台風の目であったティエリアは台風の目らしく我関せずという態度のまま作業を進めていた。
気難しい同僚の苦慮を忘れる様に話題はマヤへと移っていく。正直な話、マヤの能力を二人ともそんなに高くは評価していない。
言うなれば、良くも悪くも彼女が一番真面目で扱い易い人物だっただけだ。
仕事も卒なくこなし、特に目立った問題行動も無く、前任者赤木リツコの研究データ及び立案されていた計画を一番理解しているだけ。
優秀だが天才ではない。自分の引き継いだ仕事ですら手一杯に見える彼女が更なる苦労を背負っているのを
クリスは心配していた。だが、ティエリアは純粋な意味で職場での実力しか見ていないのでクリスとは会話が噛みあわない。
そんな中、クリスのある話題でティエリアも手が止まる。数日前諜報部から報告を受けたパイロット達の学校での問題行動。
そして、やはりティエリアはそれの真意をわざとなのかと思えるほど理解をしていなかった。
―二週間前 学校にて
「今日からこの学校で学ぶ新しい生徒が来ています。どうぞ、入って」
「失礼します」
「黒板に名前を。後、簡単に自己紹介をして」
「はい。日本名は刹那・F・セイエイです。
日本語あまり解りませんがEnglishは多少解ります。宜しくお願いします」
「英語が解る生徒は率先して手伝ってやってくれ。
しかし国際色豊かになったな、このクラスも。髪の色だけでもちかちかする」
学校の教壇に立ち続けて何十年居るのだろうか定かでない化石の様な老教師が紹介をしたのは
日本人の平均身長よりはやや背の低い少年であった。中等部の編入ミスではないかと思われるほど
子供の様なサイズと童顔の少年だったが、浅黒い肌と目つきの鋭さからまるでアラビアンナイトの世界から
出てきた様なミステリアスな雰囲気を見せていた。
黒板で書かれた名前はメモを片手に見比べながら書き進められていく。
実際、漢字、カタカナの部分は書き順は滅茶苦茶だ。メモに書かれた図をそのまま書き写している様で
ただ、名前を書いているだけなのに見ている生徒達に不安を駆らせた。
自己紹介も機械音声の様なイントネーションも抑揚もない声。
これでも当人は保護者と二人で三時間、練習していたのだがその成果も虚しく
既に生徒数名からひそひそと声を上げられている。その空気を老教師のとぼけた一言で和ませた。
目をしぼませ、眉間につまむ所作にしながらもその老いた眼が教室をぐるりと見渡す。
「じゃあ、席はグレイス君の隣で良いかね? 彼女は英語も喋れた筈だが」
「問題ありません」
「了解しました」
席へと案内される。隣の席は先日でハンガーで逢ったパイロットだった。
日本人の生徒からは好奇の視線が注がれていく中、刹那の視界の中には何名か茶色や金髪の者も居る。
肌の焼けた者が居ない訳ではないが、完全な褐色肌である刹那は髪の色こそ普通だが
傍目から目立っていた。隣の席のグレイスと呼ばれた少女は無表情ながら少し緊張した面持ちで居る。
刹那はふと、先日の使徒が襲撃した顛末を思い出して小声で話しかける。
日本人の生徒からは既に何を話しているか解らない様子で「何、話してるんだろ?」っと僅かにざわめいている。
邪推が邪推を呼ぶ事など気にすることなく、刹那は僅かな会話を交わしていた。
「先日はすまなかった。怪我はさせるつもりはなかった」
「う、うん。大丈夫」
「そうか。ならいい」
「では、授業を始めます」
一時限、刹那は日本で始めて授業と言う者を体験する。全員に支給されるノートパソコン
生徒達は皆同じ白いシャツと黒いズボン、青の上下制服と赤のリボンと規格統一された様子はまるで
此処が軍か何かの予備学校の様に映っていた。基礎教育の部分は刹那もソレスタルビーイングに居た頃に
多少受けてはいたが、現役の学生達の中ではやや難しい内容であった。そもそも、進学の為の
勉学と言うモノを今まで意識した事の無い刹那にとって意義を見出す事すら難しかった。
そして、学生生活の出鼻を挫くのに決定的になったのはその後の休み時間の事だった。
やはり、近寄りがたい雰囲気があるとはいえ、物珍しさ目当てに女子と男子が数名集まっていた。
皆興味津々だが、日本学生の平均的英語能力しかない者が大半で声を掛ける事に皆躊躇していた。
「ねぇねぇ、グレイスさん。刹那君に聞いて欲しいんだけど」
「何?」
「何処の国の出身なの?って。そういえば、自己紹介の時話してなかったし」
「解った。刹那君、何処の国生まれだって聞いてる」
「故郷はもうない」
「え?」
「何て言ったの?」
「故郷はもうないって」
「何それ?」
「外国でも中二病ってあるんか?」
「孤独な俺、格好良い!って奴か」
そして、その人だかりの影響を受けてしまったのは隣に座っていたフェルトであった。
先生からの御指名もあっての事もあり、簡単な質問を通訳の様に先ほどから通している。
たわいない質問を坦々と応えている刹那にだったが、一つの質問でやや時間を置き、静かに答えを返す。
その言葉にフェルトも一瞬きょとりっとした様子でそのまま言葉を生徒達に伝える。
ざわめきが広がり、一部の生徒は訝しげな視線、侮蔑的な視線が混じっている。
男子達は女子にもてはやされているのが気に入らない者も居るのか
日本語が解らない事を言い事に好き勝手を言い始めている。
刹那はそんな言葉など端から気にする様子もなく、一通りざわめき終わって
静かになった後、言葉を続けていく。
「クルジスと言う国だったがアザディスタンに武力併合された。
その時、住んでた村は焼かれ、故郷と呼べる国はもう無い」
「フェルトさん? なんて言ってる?」
「えと、数年前に紛争があってなくなった国出身だったみたい。
その時住んでた所も焼けちゃったって。今はアザディスタンって言うらしいけど」
「マジで? ああ、何年か前にニュースで見た奴か? クルジス紛争だっけ?」
「うっそ、リアル天涯孤独?」
「けっ、被害者面かよ」
「いや、普通に被害者だろ」
「むしろ、どうやって日本に?」
「NPOの支援かなんかか?」
「……可哀想」
坦々と語られる言葉に最後まで聞いたフェルトは沈鬱した面持ちでソレを伝えて良いモノか迷っていた。
しかし、せっつかれた事により迷いはあったモノも刹那の言葉をそのまま伝えていく。
その言葉に生徒全員の空気が凍り付いた。茶化していた男子達は罪悪感に苛まれたり
それを突っぱねる様な強がりもする。女子生徒は同情的な視線を寄せて感想を漏らしていく。
先日、謎の事件があったとはいえ、それでも此処は紛争や戦争を何十年と経験していない経済特区日本である。
テレビ越しでしか、見聞した事の無い国と戦争の悲劇。その産物が今目の前に居る事に対処できる生徒は居なかった。
数日は同情的な感情から何名かの生徒がちょくちょく話しかけては来たがそれも徐々に減っていき
用事の無いモノが刹那に話し掛けて来る生徒は殆ど居なくなっていた。
学校生活ではなんら問題は起きていない。ただ、それだけでは済まされない事件が数日後起こってしまう。
―病院受付にて
「三階310号室になります」
「あいよ。あんがとな」
ぱりっと決めたスーツ、剃られた髭に巻き毛気味の赤紙は年齢を10歳は若く見せている。
鍛えられた肉体はスタイルの良さと比例し、受付の女性をやや頬を赤らめさせる程であった。
先日の使徒襲撃の際、人道軽視気味に作戦に当たっていたアリー・アル・サーシェスはそんな雰囲気を
微塵も感じさせない程、爽やかな印象を振りまきながらとある病室へ向かっていた。
病院では襲撃の際怪我をした人たちが溢れている中、目的の病室の前に立つ。面会謝絶と書かれていた札を気にする事はなく
がらりっとその扉をあければ、びくっと肩をすくめたまま、振り返る。眼鏡でオールバックの青年が居た。
器用に林檎の皮を繋げている中、サーシェスの来訪と共にそれが途切れてしまう。
「貴方ですか。ノック位したらどうですか? ほんと、しつこいですね」
「仕方ねぇだろ。暇なのは俺しかいねぇんだとよ。
どっかの事務官さんはこの糞忙しい時に女の見舞いにいってるそーでね」
「自分の仕事は持ち帰ってやっている」
「日向君。ちょっと席外してくれる?」
「……っ。解りました」
声の主は先日マヤに同居を言い渡した事務官。そして、ベットに横たわる女性に日向と呼ばれた男性。
先日はぶしつけな態度で逢っていたマヤと違い、慈愛に満ちた顔で楽しげに会話をしていたのを見ると
人によって大分態度が違う人間の様だ。現にサーシェスが入ってくるなり、行き成り不機嫌そうに
冷ややかな視線を送る。その視線をものともせずにサーシェスは扉に肘を預けて皮肉を返す。
痛い所を突かれたのか気まずそうに視線を逸らしている事務官の男にベットに横たわっていた女性は退席を願い
事務官は不満そうな顔をしつつも席を立っていく。どんっと肩をぶつけながらもご苦労さんっと手を振り払うサーシェスに
苛立ちを感じながらも入れ替わりとなっていった。サーシェスはずかずかとそのベットの傍らへと歩を進めていく。
女性はまるでそれを劇激するかの様に言葉を連ねていった。
「サーシェス三尉? 私はもう既にNERVの依願退職届を出した筈なんだけど」
「あぁ? まだ、受理されてねぇからな」
「変ね? 二年前に出した筈なんだし、貴方が毎度来る度に受理のお願いをしてる筈なんだけど」
「三顧の礼って知ってるか? 昔のスゲー軍師様には君主は三回も頭下げてようやく口説き落としたんだぜ?」
「碇指令に頭下げられても私は嫌よ。というかあの人が頭なんて下げると思えないけど」
「ああ、そりゃそだな。で、送った資料は見てくれた様だな?」
「こ、これは……その」
「あんた位の年の意地っ張りなんざ見ても起たねぇよ」
カーテン越しだった女性の姿があらわになる。ベットに寝たきりになっているが髪はきちんととかされていた。
近くにあるクシから推察するにあの日向と言う男がやったのだろうか。身だしなみは綺麗でおしとやかそうな雰囲気もあったのだが
その声と口調で全てそれが水泡と化していく。砕けた口調は女性がラフな性格だという事が一発で解った。
そして、映像プレイヤーと資料の一部が枕の下に隠してあるのをめざとくサーシェスは見つける。
ぴらっとそれを引っこ抜けば、先日の取れたてほやほやの機密情報がびっしり載っている。
それをにたにたとした顔で見ながらも、拗ねる女性を返す刀でサーシェスは一刀両断する。
空気が一瞬固まったかの様な錯覚。ぴしりっと体に皹が入った様にひくひくと頬を引きつらせる女性はじろりっと
サーシェスの方へと睨みを利かせる。サーシェスはその睨みなど意に関することなく、どかっと座り込む。
なにやら傍らには大きな荷物があり、それを花瓶やら写真やら色々おかれている棚をがさっと
手で一気に退けて置くスペースを作っている。
「中々失礼ね」
「どういたしまして」
「ちっ。なんかアイツに似てて気に入らない」
「じゃ、これでご機嫌取りでもすりゃいいかい? 眠り姫?」
「ふつー、病院に持ち込む?……………はぁー、善処するわ」
「OK。で、感想を聞かせてくれ。グラスは無いか?」
「棚の二番目の所に入ってるわよ。ま、良いわ。それに免じて」
傍若無人極まりない行動にベットに横たわる女性はむぅっと眉間にしわを寄せたまま
ふとその行動パターンになにやら思い浮かぶ人物が居るのか軽く歯を軋ませている。
明らかに交渉、話し合いの空気ではない。しかし、そんなギスギスした空気も
サーシェスが持ってきた包みを紐解けば、一瞬にして氷解した。
持ってきたものは自宅用ビールサーバー。しかも中身は高級ブランドのモノでなかなかの量だ。
ベットに横たわる女性は目をぱちくりした後、やられたっと額に手を当てているが
その間もずっとそのサーバーに釘付けである。サーシェスは指示通り束からガラスのコップを取れば
備え付けの洗面所で軽く濯ぎながらも相手、戦術作戦部作戦局第一課所属戦術課長葛城ミサトの言葉を待っている。
「ありゃ、あんたとパイロットが知り合いだから出来るもんね」
「あー、現場でも言ってたな。”アウンノコキュー”だっけか。漢字しらねぇけど」
「そう。つまり、お互いをある種把握してなきゃ無理ね。で、NERVが私を頼る理由も今回ので完璧に解ったわ」
「ほぅ?」
「あんた、戦術だけなのよ。戦略性が無い。確かに野生の獣みたいにその場その場で最適な戦術を導き出せる。
それは貴方個人や仲間数名が生存する為には最適だけど、戦闘で勝つだけであって戦争に勝利出来ない」
「ま、さっさと戦争終結したらおまんま食い上げだからなぁ」
鼻歌交じりにコップを漱ぎながらもミサトの言葉にサーシェスは耳を聞いている。
ふっと僅かに唇の端を歪ませながらもすっぽ抜けない程度にコップのしずくを落としながらも
グラスをミサトのほうへと持ってくる。ミサトの視線はそれを追尾しっぱなしではあったが
言葉は続けられていた。内容は大よそサーシェスの想定した範囲内の模範的回答。
返すサーシェスの言葉に一瞬罰の悪そうな顔をする。この男の素性は大よそ知っていたとはいえ
面と向かってきっぱりといわれると中々応えるものがあった。一瞬ミサトの言葉が詰る。
数分の沈黙。何か自分の中で気持ちの整理をつけているのかそれをじっと待ちながらも
サーシェスはサーバーからビールを注いでいる。こぽこぽと音を立てる液体は程よく
泡立ち、僅かな麦の香ばしさが鼻先にはをくすぐっている。
その匂いに押し負けた訳でもないが、ミサトは自ら沈黙を自ら破る。
次回予告
使徒襲来。人類の未曾有の脅威に人々がそれを受け入れられないのを待たず第五の使徒が現れる。
EVA初号機パイロットフェルト・グレイスは初めての実戦に戸惑いを隠せないまま戦場へと降り立った。
誰もが心を、意識を処理し切れていない中、なし崩し的な事情など構わずに続けられる使徒の猛攻。
そして、物語はNERVとEVAパイロット以外の人間へと因果を飛び火させていく。
次回、第参話中編「「知り得ぬ距離」
じゃ、次の回もサービスサービスぅ♪
以上です。それと今回のおまけ後もうちょいお待ちを。ちょっと今上げてみたらバランス悪かったんで今直してますorz
投下乙
フェルトだったんか
綾波か00ならアニューかと
まあ、フェルトの元々の設定から考えれば、
そのままマイスター入りしてもおかしくない経歴だしな。
年齢制限とか考えれば、アニューよりはそれっぽいけど。
シンジがユイの立場になってそうな気がするんで
ユイや綾波はいないのかな
投下乙!
確かにレイとアスカの情報はさっぱりだな
ユイは元々情報少ないけど、ミサトさんは生きてるみたいだね
この世界では刹那以前にも使徒と戦ったっぽいんで
残り二人のチルドレンも生きてるとは限らんのかな
弐号機パイロットにはアスカに出てきて欲しいが…
少なくともネーナよりは…
正直この作者の捻くれ具合から見て
ネーナ=アスカの代役は一番やらなそうだ
レイは兎も角順番的にアスカはラミエル倒してからじゃね?
原作的に考えて
作中に思いっきり「第四使徒」って書いてあったわ
第一と二が原作通りとしたらシンジのアレ以外まだ戦闘を行ってないわけか
じゃあパイロット二人の負傷はどっちもそのときに負ったのかな?
「二年の遅延」っつってたからシンジの事件から二年たってるのかと思ったけどそうでもないのか
待て。二人ってヒリングは怪我してたがもう1人は誰だ?
>>882 あ、フェルトは「嘔吐」とは書いてあったけど怪我してたわけじゃないのか
勘違いしてた
そういやフェルトが吐いてたのはなんでだろ?
つわり?
極度の緊張で戻す人もいるぞ。
想像妊娠
結構ありそうだから困る
ねーよ、あるあ…ねーよ
想像妊娠は流石にやり過ぎだとは思うが
実際に作中、アスカは生理痛の描写があったからな
あの年頃ならそういうのもあって当然か?
「シンクロ率5%切ってる」
と関係あるのかな
原作だと生理でシンクロ率下がったりはしないはずだけど
ちょい役も含めてだけど
00
Drモノレ、リヒテンダール、ラッセ、コーラ夫妻、エイフマン教授
ブリング、デヴァイン、ホーマー、アーバ、他ちょい役軍人
EVA
ヒカリ、トウジ、トウジの妹、時田、霧島マナ、マリ、赤木母、ユイ
以外のキャラほぼ出演確定記念カキコ! このレス書いてる最中にリヴァイヴ、小熊の出番が決まりました
やばい、結構目処が立った筈なのに00の面子入ってないの多過ぎるorz
むしろ、名前アリキャラでも結構出れ無いのが多い。フラッグファイターとか
そして、約一名の出番と見せ場がもりもり増えるのに反比例して出番がどんどん削られそうなアレルヤさん
で、次の投下ですが日曜夜予定。本編間に合わなければ既に出来てる設定補完話(シンジのとは別)投下予定です。
設定、プロットは決まってるんですが文章構築がそれに追いつかない
>フェルトの嘔吐理由
いや、そんなに難しい理由でも無いんですが、明確な回答出すより色々考察意見貰った方が
話の裾野が広がりそうなんで明言は避けますね。上記リストキャラも何か良い意見レスが出れば採用するかも知れません
特に原作元からちょい役なのは兎も角、コーラ夫妻とトウジ、ヒカリ辺りは何とかしたいんだけど難しいですorz
マネキン単体、ヒカリ単体なら良いんだけど、それを出すと
コーラとかトウジとかつられて出したくなる→出演者が供給過多になってしまう&EVA(機体)が足りない→無かった事に
と言うループになってます。では早朝から失礼しました
読めば読むほど
カヲルの声がリボンズの声に変わっていく…orz
カヲル「ボクと声イメージが被るなんて良い度胸してるね」
リボンズ「おや、君みたいな若造が吼えるとはね。中の人が誰だか知らない訳じゃあるまい?
まして、ガンダム作品には君もお世話になっているというのに」
カヲル「中の人的にはアレはなかったことにしたいらしいから問題ないよ」
リボンズ「うちの御大はしょっちゅうそんな事言ってるからあまり説得力が感じられないな」
アレルヤ「世界のゆがみが見えるよ」
刹那「その前にアレルヤは出番を見つけないとな」
>>894 逆に考えるんだ。リボンズの喋ってるシーンが石田彰に聞こえれば、問題ない
土壇場になって「この人間風情が!」とか言い出すカヲルくんは嫌だ
設定上言えるけどな。彼は
すいません。投下ちょっと延期します。風邪引いたかなぁorz
体がだるいのにプラス、NERVドイツ支部の指令がイマイチぴんとこない
アーサー・グッドマンだとキャラが薄いし
アーバ・リントだとキャラは良いが階級が少佐だしなぁ
>>898 乙かれん
インフルエンザはやってるから気を付けてね
ちょwwwこんなスレあったのか!
エヴァヲタ00厨でよかった
時間あるときに一気読みするぜwktk
データが吹っ飛んで酉を危うく忘れる所でしたorz
焦ったー。分かり易い酉って重要だよね。
という事で今夜九時辺りに投下予定です。
大分お待たせしましたサーセンorz
うし、見事に十分遅刻orz というわけで投下開始しますよ。
今回本編が間に合ったのでそちらでー
刹那・F・セイエイを新世紀ヱヴァンゲリオンの主人公にしてみる
第参話中編「知り得ぬ距離」
―NERV司令部
ビルと山岳の谷間を抜けて、その赤銅色の巨大な物体が都市の中心部へとまっすぐ目指していた。
スペードの形をした頭部には目の様な紋様と仮面が付けられている。
下からの映像には紅く輝く光珠が映っており、それが使徒だという事を裏付けていた。
ざわめきと共に前回の襲撃よりは一段落落ち着いた雰囲気を滲ませている中
いつもとは違うスーツ姿にしっかり剃られた髭と整えられた髪。
一瞬誰だが区別が付かないほどにきっちりとした正装をしているサーシェスがモニターを睨みつけていた。
「ッたく、あー、日本語で言うタライマワシって奴はしんどいな青葉。目標到達まで後何分だ?」
「今の進行速度のままならおよそ20分後って所ですね。各省、政府への通達を済ませています」
「おし、上の許可の返事待ちな訳だな。ソランは何分で此方に到着出来る?」
「参号機は実験場から調節が終わり次第ですが、あそこからだと、どんなに飛ばしても30分は」
「じゃあ、あの小娘は10分持たせれば良い訳か。かー、厳しいなぁ」
腕組みをしたまま、頬を引っかきつつも縛り上げていた髪留めを解いて
わしゃわしゃと後頭部を掻き毟る。ネクタイを緩め、今度は首筋をぽりぽりと
引っ掻きながらもトンボ帰りで戻ってきた司令部で情報を頭に詰め込んでいく。
相変わらず使徒の生態等は不明。敵の形態、攻撃方法も不明。
ミサイルで突っついてもものともせず、まっすぐに向かってくる敵。
手の内を明かさない様にしているのか? 前回の奴から学習したのか良く解らない。
此方の手の内はどんどんとバレている中、進化をし続ける敵に対し危機感が脳裏を過ぎる。
その苛立ちを見せること無く、青葉と共に状況を確認するサーシェス。
参号機と刹那がいないのが痛い。サーシェスからすれば、戦力7割減と言った所だろう。
「アリー三尉。政府から正式な許可が出た。作戦行動に移ってくれ」
「了解しました! ……っと、初号機パイロット聴こえてっかー?」
「はい」
「作戦を伝達する。マニュアル通りで良い。
狙って撃って逃げろ。ヤバイ時はこっちで誘導する。
上手くやれるなら倒せ。無理なら参号機を待て。無茶をするな、以上」
「解りました」
司令部の一番上で陣取っているゲンドウが僅かに声を上げれば
茶番の様に敬礼を返しつつもモニターを見つめる。
映る少女の顔色はあまりよくなかったが、そもそもサーシェスは期待をしていなかった。
投げ槍気味ではあったがそれだけ多くの責務が無いのもまた事実。
サーシェスは端的で自由度があり、確実に実行出来そうな言葉を並べ立てた作戦と呼べるか怪しい指示を出す。
フェルトは待機しているエントリープラグの中で、習った事を反芻する様に
何度も何度も小さく呟いている。脳裏から出来るだけ余分なモノを搾り出す様に
じっと蹲り、意識を集中させている。余計な考えを入れるとシンクロ率が下がる。
そんな強迫観念が渦巻く中、ハンガーに載せられたEVAと言う名の巨人。
正式名称人型汎用決戦兵器人造人間エヴァンゲリオン実験初号機は
以前の三号機と同じくレーンへと運ばれて射出される。
押し出される重力にぐっと歯を軋ませる中、フェルトは初めての実戦へと駆り出されるのであった。
―シェルターにて
「……っ、なんなのよ、もう!」
「ルイス。あれはそのルイスだってさぁ」
「何? 沙慈もあの女の肩を持つの?」
「い、いやそうじゃなくて」
シートを広げて学生達がまるで集団でピクニックをしているかの様な雰囲気。
しかし、其処には晴れた青空もうっそうと茂る芝生もなく、冷たい鉄壁にぐるりと囲まれていた。
ルイス・ハレヴィは苛付いていた。脳裏にヒリング・ケアの嘲笑する笑みと言葉が何度もリピートされる。
そして、気遣う沙慈・クロスロードの慰めすらも気に障るほどに心がささくれ立っていた。
その敵意の混じった言葉に沙慈はややひるむ。ルイスはそれでも献身的に優しくしてくれている沙慈への甘えを認識していた。
それを自覚していると破綻しそうな心境を敢えて気付かない振りをするのも甘え。
甘えの自己嫌悪が螺旋式に気分を盛り下げるのをなんとか歯止めを掛ける事にルイスは必死であったが
その意識も沙慈の優しい言葉に乱されていく。
「お二人さーん。死んだ後まで痴話喧嘩しそうだね? こんな所じゃ犬どころか虫だって食えないよ?」
「ケンスケ君、その今は」
「何よ! 見世物じゃないのよ!?」
「あははっ、ごめんごめん。まぁまぁ落ち着いて」
そのカップル二人の会話に割り込む様に入ってきたのは白いシャツに眼鏡をかけた少年。
手にはデジタルカメラを持っており、検閲した情報しか流せないニュースをちらつかせていた。
茶化す言葉にきっと睨みつけるルイスの視線。肩をすくめつつもケンスケ君と呼ばれた少年は
どかりっとその二人の隣に座り込む。ルイスは不機嫌さを隠しきれては居ないが
沙慈の前と第三者が入る事よる空気の変化にはそれなりに対応しているらしく
視線をそらしている。沙慈も一時的とはいえ、出した角を引っ込めてくれた事に
内心ほっとしていた。その解り易い様子にケンスケと呼ばれた少年はにたにたと口元を緩めていた。
「見てたよ。女だってのに怖いねぇ、二人とも」
「私は……別に」
「まぁ、あの娘の言う事も一理あるし、ルイスちゃんの言う事も解る。
けど、二人が決定的な差が一個あるからそれが壁になっている。なんだと思う?」
「何? はっきり言いなさいよ?」
「ん、えーとー僕達は知らない事が多いからわからないな」
「そう、正解! ……っと失敬。指差すのは失礼だったね」
「え? あ、うん。平気。気にして無いから。で、如何いう事?」
皮肉めいた言葉にルイスの苛立ちは火に油を注ぐ結果となっていた。
猫かぶりをしていたまま怒りを抑えている中、ケンスケはわざわざカップルの会話に突っ込んで来るには
なんらかの確信があったのだろう。いかにも理解者ぶった口調の中に自分の話へと誘導しようとしていた。
沙慈も薄々その流れを察しているのかルイスのトゲトゲとした応対を宥める様に言葉を返していく。
引っかかるワード、正解と人差し指で沙慈を指す。その挙動にルイスも沙慈も驚くが
それに反して”しまった”っとケンスケは指を引っ込めて非礼を詫びる冷静さを見せていた。
こほんっと咳払いを合間に挟んだ後、ケンスケはゆっくりと言葉を続けていく。
「知らないんだよ。その闘ってる兵器も目の前で襲い掛かってる敵も。
戦争だったら解り易い。兵隊さんが兵器や武器を持って闘ってる。多少のオリジナリティがあっても
それは既存のモノの延長上にある。けど、どうやらそういうのじゃないっぽいんだよ。今度の奴は」
「ミリオタの講釈を聞くほど暇じゃないんだけど」
「まぁまぁ、最後まで聞いて? 時にルイスちゃん、初めて箸を持った時はどうだった?」
「「へ? 箸?」」
ケンスケは聞いてもいないのにぺらぺらと薀蓄を垂れ始める。
段々とボルテージが上がってきたのか途中から熱っぽく早口気味になっていた。
確かに言葉等はある程度理解を得易い言い回しになっているがそれはある程度知識が精通している人間の話。
ルイス、沙慈はあまり軍事に精通していない事からイマイチ容量がつかめていない。
あからさまに不機嫌な様子を隠さないルイスはさっさと追い払いたいという真意を隠す事もなく
刺々しい口調でケンスケをけん制する。だが、ケンスケもそれにひるむことなく出された話題に対して
ルイスはややきょとりっとした顔をして、一瞬その威勢をそがれる。その言葉の後にあまり良くない想い出が
頭の中でフラッシュバックしていき、不機嫌さに拍車をかけていた。
その様子に先ほどから沙慈は気が気ではない形相で言葉を挟むタイミングを見計らっていた沙慈も
急に出てきたそのワードにルイスとそろえた様なすッ頓狂な声を出して
「私、あれあんまし好きじゃないんだけど」
「AEU圏生まれの君では馴染みが無いもんだろ? アレの持ち方や作法は色々難しいと日本人は思ってる。
けど、箸を知り、使い続けていく内にただの食べ物を挟む二本の棒キレだと解る。
ヌードルの食べ方もナイフ代わりの切り方もね」
「見知る事が理解に繋がるという事?」
「ソーいう事。お互い不理解のまま、いがみ合っても体力の浪費になるだけだよ。
で、心中穏やかじゃない日々は続くって事さ。折角の学生生活がストレスで蝕まれるのは嫌だろ?」
「まぁ、あの話し振りからじゃ……ね」
「で? その認知の話をしに来たの? なら、もう用が済んだわね」
「ノンノン。実は耳寄りな話があってね」
ルイスは露骨な嫌悪を表す。それは箸に対するモノと目の前の少年に対するモノも含まれていた。
しかし、言葉が進むにつれて、徐々に沙慈もルイスもケンスケの言いたい事が大よそ理解に繋がってきた。
成る程っと沙慈は素直に感心しているのに大して、ルイスはもうさっさとケンスケを追い払いたくて仕方ない様子だ。
だが、それもケンスケのある提案に対して、二人の態度は一変する事になった。
―同時刻、第三新東京市
悠々と空を泳ぐその紫色の巨体が作る影はビルをなぞる様に這いずり回り、都市の中心部へと伸びていく。
影の主は低空スレスレでビルに傷を着ける事もない、丁寧な滑空を見せていた。
前回襲来した使徒に比べて、都市への攻撃性は低かった。図らずとも、EVAと言う確実な兵器が出来た事による迎撃兵器の温存に繋がり
相手もEVAに集中しているのかお互いにじりじりと焼け付く様な拮抗状態が保たれていた。そんな水面下の攻防が続く中
フェルト・グレイスの搭乗する初号機は地下のレールを経由して、ビルの中へと押し出されていく。
その気配に気付いたのか使徒もまるでそれを待っていたかの様に長い体を曲げて蛇が威嚇する様なポーズを取る。
わしゃわしゃと胸部の節足を出して、いかにも臨戦態勢といった感じだ。
「作戦は事前説明どおり。まずは、フィールド張って、銃器のテストがてら浴びせてやれ!」
「解りました……っ!」
「相手は目の前だ、先制!」
「……目標をセンターに入れて……スイッチ!」
「ダメだな。撃った後、後ろに飛べ!」
ビルのシャッターが開く。紫色にカラーリングされた巨体の手には巨大なガトリングガンが備え付けられていた。
一本一本が長距離砲か戦車の主砲の様なサイズの銃身から銃弾と呼ぶにはにつかわしいサイズの弾丸が浴びせられる。
相手の甲殻と呼ぶべき装甲にぶち当たり、砕け、硝煙と爆薬の煙に包まれていく巨体。間髪入れず吐き出されるソレに
ただただ、撃ち込められている様子から緊張感が走る。だが、直撃したにしては煙が大き過ぎる事とタイミングが遅かった事。
サーシェスは二つの理由から有効打は無理だと判断。通信で間髪入れずに指示を出す。
案の定、敵に有効な打撃は与えられず、爆煙の中から伸びる様に光の鞭が打ちつけられる。
手に持った銃の先はまるでネギの緑の部分にに包丁を入れた様に輪切りにされ、こぼれていく。
僅かな判断の差、EVAも傷を付けられた訳ではないが、撃てない銃を後生大事に抱えている様子にサーシェスはため息を漏らす。
「やっぱり遅いか。ったく、ガトリングガンで一々狙いをつけるバカがいるか!
それは敵に投げつけとけ。青葉! ライフル準備」
「はいっ!」
「えっ!?」
「疑問に思うな、脊髄で応えろ! ッたく素人が。予備の射出!
「は、はい………あっ……そ、あのっ………!?」
「さっさと受け取って、ばら撒きながら距離をとれ!」
叱責と指示。それに独特の言語が混じって何処から何処までが自分に向けられたのかか判別が付かない。
耳に響いた英語の指示だけを読み解こうと判断が遅れれる中、そんな事情を考慮してくれる筈もなく
打ち付けられる使徒の連撃。前回の使徒とは違い、攻撃にしなやかさがある為、避けるのも受け流すのも難しい。
何処まで伸びて、何処まで曲がるのか。定まらない距離感。何より始めての実戦に不明瞭な言葉での指示。
フェルトの脳の処理は限界を感じ、それにあわせる様に紫色の鬼の様なデザインのEVAは
その禍々しい外見とは裏腹に女々しく逃げ惑っていた。フェルトは途中から言葉は聞こえなくなっていた。
錯乱する光景と処理しきれない情報。その中で、脳が導き出す判断は動物的反応に等しく
それにシンクロしたEVAもまた同じ反応を示す。 なんとか決定打は避けているが
それでもしなる鞭はプラグスーツ越しにミミズ腫れの様な痛みと傷跡が残る。
「くっ………あああっ」
「ちぃっ、3分ももたねぇか。指令! 一時撤退許可を」
「解った。良いだろう」
「パイロット! こっちで誘導する。さっさとずらかるぞ! 幸いそいつは地下への進入能力は高く無さそうだ。
殲滅はソランと二名で当たる! おらっ! 聞いてんのか!」
フェルトはガトリングガンを離せないで居た。まるで、篭城をする為の最後の一振りの様に大事に抱え込んでいる。
ただの錘にしかなっていないそれはEVAの動きを鈍くし、使徒との距離を取る事が出来ない。
だが、それが不幸にも使徒には何か重要なモノであると認識しており、執拗にソレを狙ってくる。
茶番の様な戦闘の成り行きにサーシェスは大きくため息を吐きつつも怒声と繰り返す。
通信からの音声、使徒との戦闘で崩れていくビルの崩落音、つぶれる車の音、色々な音が混じっている中
フェルトの耳には一切の音が入ってこなかった。瞼にはただただ反射的に逃げる為の敵の攻撃の軌跡を刻むだけで
悠然と立ち尽くし、光の鞭をしならせたまま、じりじりと詰め寄る圧迫感が脳裏へと焼き付けられてくる。
「しゃあねぇ、サイボーグ女と回線繋げ」
「はい。クリスティナ二尉応答して下さい」
「どうしたの? なんだか、随分一方的なんだけど?」
「あのガキ、俺の言う事全然聞きやがらねぇ。お前が通信で誘導しろ。こっちは指示に合わせて何とかする」
「……あちゃー。やっぱ実戦は厳しいか。了解ー。フェルトー聞こえてるー? フェルトー?」
「………あ、く、クリス? クリスなの?」
「そうy――」
アリーは観念したのか頭をかきむしりながらも青葉に回線の指示を出す。
通信の向こうで地下のエヴァと同じレールゲージに待機しているクリスティナが居た。通信映像は小さく
カメラも司令部のモニターとは違って追いきれて居ないのは解っているが、それでも劣勢なのは明らかで
心配そうにサーシェスへとたずねていく。そして、得られた回答には落胆と諦めに近いモノが混ざっていた。
戦闘向きの性格でも無く、模擬訓練しか経験していないフェルトに対する実戦の困難さ
おまけに指揮官との人間関係がアレでは有利な材料など一つも無い。
ある程度予想されていた事態だが、それが最悪の形でクリスの所までお鉢が回ってきた。
優しく宥めすかす様な言葉にフェルトはようやく通信に答える程度には冷静さを取り戻した途端
鋭く振り上げられる光の鞭が、ガトリングガンごと初号機を一閃する。
大きくビルと一緒に切り刻まれ、その際ケーブルが断線する。
サーシェスの要望もあり、緊急警報は解り易くという意見を受け入れられた警報は
モニターを真っ赤に染めて、警告音と残り稼働時間をでかでかと見せ付けている。
「ったく、やり過ぎなんだよ。サイボーグ女、聞こえるか? 今、予備電源に切り替わった。残りは4分半だ」
「うそっ!? くっ、フェルト! 返事して!?」
「あ……後、4分!?」
「サーシェス三尉! 私をフェルトの一番近いところへ出して!」
「落下予想地点、C5地区! 山岳付近です!」
「其処に射出だ! 舌噛むんじゃねぇぞ!」
再び混乱の渦中へと叩き込まれるフェルトの精神。回避行動すら覚束ない中、ついに足をとられてしまう。
そのまま、まるで人形の様に大きく空へと大きく振り回された後、山のある方向へと放り投げられる。
視界、意識は空転している中、地面へとたたきつけられる初号機は山に大きく人型の痕跡を残していた。
意識が半ば朦朧とする中、初号機のカメラは手元に三人ほどの人影を確認する。
それを見た瞬間、フェルト及び司令部の誰もがその事実に驚嘆を隠せなかった。
次回予告
使徒の襲来中に巻き込まれた少年少女達。自らの愚かな好奇心が初号機を窮地へ追い込む。
その事実は場慣れしていないフェルトへのプレッシャーと混乱を更に強める中、彼女のとった行動とは?
そして、使徒を殲滅する事ができるのか?
第三話後編「為すべき使命」
次は戦闘を盛りだくさんでサービスサービスぅ♪
>>909 投下乙。GJ。
改行タグ挿してwikiに保管しました。問題は無いと思います。
しれい【指令】
* (名)スル
* 命令系統がはっきり決まっている組織の中で、上の者が下の者に指図すること。また、その指図。命令。
*
o 「本庁の―を受けて行動する」
o 「―書」
しれい【司令】
* (名)スル
* 軍隊、あるいは警察・消防などで、その全体や部署を指揮すること。また、その役や人。航空隊司令・通信司令・消防司令など。〔もと中国で、製塩場の監督官の意〕
*
* ◆アクセント : しれい 0
日本語くらいちゃんと使おうぜ
まあ、厨二病SS書きは大抵「碇指令」がデフォだから気にスンナw
投下乙
フェルトをわざわざ初号機に乗せたのはこういうのをやりたかったのね
過疎っとるのぅ
ども、少し本編が遅れているので今回も過去補完話を投下します
後、今回事前にちょっと注意事項が
今回の話で対峙するキャラはDrモノレ辺りの予定だったのですが
インパクトが足りないのでちょっとある登場人物の設定補完用としてモブキャラに性格を持たせました
モデルは歴史上の人物で名前と研究思想借りてますが本人とは関係無いフィクションです
では、投下始めます
刹那・F・セイエイを新世紀ヱヴァンゲリオンの主人公にしてみる
閑話窮題「死の天使・前編」
―8年前ドイツNERV支部
私はアイツが嫌い。絶対にアイツも私が嫌い。ていうか、確か何回か嫌いって面と向かって言われた事がある。
背も高くてスマートな体格の癖に薄気味悪い気配を漂わせるアイツ。
いつも手術用のマスクをして細い目をぎょろつかせながら研究所を闊歩するアイツ。
そのアイツに今、私は口の中を見られている。問答無用だった。レディーに対するマナーも何もなっちゃいない。
偶然廊下ですれ違ったと思ったら、行き成り人の顔を掴んで口の中をこじ開ける。太い大人の指が私の舌を押し退け
口の中を弄り、顔を近付けて中を覗き込む。最初にコレをやられた時は泣いた。本当に今思い出すだけでも悔しい。
あんな奴に見られるのもそうだけど、たかだか歯科検診でびびってしまうなんて屈辱過ぎ!
虫歯で怖がるなんてまるで子供じゃない? 何よりこの時子供だったから分からなかったけど
セクハラモノよね、コレ。ま、訴えた所で却下されるのがオチなんだろうけど
「きちんと歯磨きはしているか? 虫歯の一本でもあればお前などすぐ選考から除外してやる」
「子供じゃないんだからそれ位やってるわよ、Dr(ドクトル)」
「……ふん。今回もパスか。命拾いしたな、式波・アスカ・ラングレー」
「どーも。これで気が済んだ? ヨーゼフ博士」
アイツは指を口から引き抜くと酷く残念そうに上げた。当たり前よ。
虫歯になんてなって、折角のEVAパイロット候補生から外れてたまるもんですか!
毎日4回10分掛けた上に日本製のモンダミンで仕上げ
おやつにはキシリトールガムを常用しているのは伊達じゃないわよ。
アイツは私の名前を呼ぶ。その名をあんたなんかに呼ばれたく無い。
ママとパパが付けてくれた大事な名前。
嫌味にもあてつけにもならないけど、私も意地になって自分の相手の名前を呼ぶ。
それにピ栗とも反応をせずばっと手をかざせば、先ほどから後ろについてきていた
赤毛でそばかすをつけた少女がちょこちょこと近づいてくる。毎度決まった指示なので
言わなくても解るのだろう。にたにたと私をバカにした様な目で見ている生意気な子。
「日本人(ヤーパン)の血の混じった薄汚いガキめ。貴様など人体標本にする価値もない。ネーナ、ハンカチを」
「は〜い、Dr」
「あたしのママの悪口を言わないで!」
「キョウコ女史の能力を卑下している訳ではない。血を濁らせた事を言っているのだ。
まぁ、お前の様なガキにはまだ解るまい」
後ろに立ってた少女ネーナ・トリニティはさっとハンカチを取り出して渡すと、アイツはソレを掴み手を拭いてくる。
念入りな仕草が私の癪に障る。このやり取りから数年後になるが大学に行ってああいう奴がどういう人間かも解った。
筋金入りの人種差別主義者(レイシスト)にして純血主義者。
旧世紀の遺物。否、死滅した筈の天然痘ウイルスみたいなモノね。
研究所って言うのはサンプルを何でも大事にとっておくものだとは思ってたけど
あんな人間まで取っておくなんて気が知れないわ、ほんと。
何より私の中にアイツと同じドイツ人の血が半分以上も混じってるって思うだけで反吐が出る。
むすっとした表情で私がにらみを効かせていると二人分の足音が耳に入ってきた。
「Dr、女の子をあんまし虐めんなよ。紳士の風上にも置けないぜ?」
「アスカ? あんまし、気にすんなよ。ちっと俺達がしくじってな。Drはご機嫌斜めなのさ」
「う、うん。ありがと、ライルお兄ちゃん、ニールお兄ちゃん」
「よしよし、良い子だ。Dr? そんなんだからゲイとかペドコンの疑惑が出るんだ。女の子には優しくしろよ」
「生意気を言うな、ライル、ニール。お前等は目を掛けてやっているとは言え、そろそろ年齢も厳しくなっているのが現実だ」
「「ったく、解ってるよ」」
歩いてきたのは白人で背の高い格好良い少年二人。
私の”元”憧れの人、ライル・ランディお兄ちゃんとニール・ランディお兄ちゃん。
二人とも私に優しくしてくれていた。顔も格好いいし、性格も明るくていつも遊んでくれる。
アイツは二人の言葉が気に入らないのは目に見えて解るが、それでもこの二人にはあまり厳しく当たらない。
二人が純血のイギリス人だからだ。後、なんかもう一個理由があるらしいんだけど、私は知らない。
アイツには二人の言う様に少年愛嗜好なのかも知れない疑惑が付き纏っていた。
私みたいな可愛い女の子にきつく当たるんだから、きっとそうなんだと今でも思っている。
お兄ちゃん達は私とアイツの間に立って盾の様に立ち塞がってくれる。私は二人が大好きだった。
なんで、過去形かっていうとあの二人は女の人誰にでも優しいって知っちゃったから。
フェルト・グレイスとアニュー・リターナー。あんな人達の事なんて知りたくも無かった。
だが当時の私の憤りの勘定も沸く事は無く、護ってくれる優しい二人に対して、アイツはある言葉を投げかける。
ソレに対して、息がぴったり合った反論。二人も内心焦っていたのだと今思い返せば解るが当時の私には
必死に私を庇ってくれる優しい騎士(ritter)に見えていた。
「解っているなら、少しは成長を遅らせる努力でもしたらどうだ?」
「出来たら苦労しないぜ?」
「Dr、やっぱそれってペドコン発言じゃないのか?」
「ふつーは俺達位は大人になりたがるもんなのに、子供のままで居ろってのもおかしな話だ」
「まだ、エヴァにも解らんことが多い。しかし、今の段階でシンクロの兆候が見られるのは13から17歳前後の子供でしかない。
お前等も今年で16だ。いよいよ切羽詰っているぞ? コレでもお前達には期待していたのだからな」
「ああ、俺達が絶対にエヴァを起動させて見せるさ。NERVには拾って貰った恩があるからな」
「そうそう、ネーナ。お前の兄ちゃん達なんかには負けないぜ?」
「な、何よー! にぃにぃ達があんた達なんかに負ける訳ないじゃない! にぃにぃ達がエヴァを起動させるのよ!」
皮肉を込めた口調でニールお兄ちゃんが言えば、ライルお兄ちゃんも続いてアイツに口撃する。
EVAのパイロットには適正年齢がある。あいつの言う様に思春期のごく僅かな年数。
それを上がってしまうとぱたりとシンクロの兆候が見れなくなってしまう。
だから、研究所には何人も私の様な子供が居た。孤児、研究者、NERV職員の子供etc。
色々な子供が居る其処は全寮制の学校みたいなもので兄弟、姉妹ごと此処に所属している子供たちも居る。
今まで事の成り行きの傍観者であったネーナも兄達の事を示唆されれば、ムキになって反論する。
あの子もあの子でDrの腰ぎんちゃくだったけど、まだまだ子供だったのね。
『Drメンゲレ。司令が御呼びです』
「解った。では、私は失礼する。くれぐれも実験前の大事な素材だ。瑣末な喧嘩などして傷付けるなよ」
「解ってますよ」
「Dr〜いってらっしゃーい」
二人のお兄ちゃんとネーナがやんややんやと言っている間、それを面倒くさそうに見ていたアイツに通信が入った。
丁度子供の面倒ごとから逃げるチャンスが出来たのだと内心喜んでいたがマスク越しの為その表情は見えなかった。
Drと呼ばれた男はそのままいかにも幹部階級が居座っている調度品と来客用ソファー。ムダに大きい机のある部屋へと向かった。
挨拶も僅かに済ませ、その机で黒革の椅子にふんぞり返っている中年の男はかっぷくの良い狸腹を隠すことない。
とても、軍人とは思えぬ官僚っぷりを見せつつもその男に対して、つらつらと遠まわし気味に管を巻いていった。
美辞麗句に叱責と責任追及を織り交ぜて、話の本質が見えてこない。やれ、日本での実験性かが
やれそれに比べて、ランディ兄弟の実験データの数値はと伏線を張り巡らせて行く。
「ではグッドマン司令。つまり、あなたはこう言いたいのだな。
今度ランディ兄弟が失敗したら、次はアスカのみで行くと?」
「ああ、残念ながら君の考える理論は未だ成果を見せていない。
何より、日本での実験で徐々にシングルでのシンクロは実験成果を上げつつある。
双子(ダブル)の理論はリスキーな上にトリニティ達の成果が今ひとつでは……ねぇ?」
「………解りました。あの二人でエヴァを起動させてみせましょう! それがダメなら私は此処を去る」
「ふん、アーリア人らしい潔さだと褒めれば良いのかな? ま、御託はいい。結果を早く出してくれたまえ。
ただし、くれぐれも問題を起こさんでくれよ?」
Drと呼ばれた男は拳を握り締めて、力んだ表情をマスクで隠したまま上司であるその男に啖呵を切って部屋を後にした。
しかし、ライル・ランディ、ニール・ランディの両名はEVAを起動させる事が出来ず、年齢的に”上がって”しまう。
そして数日後NERVドイツ支部技術所属Drヨーゼフ・メンゲレは実験データと”その成果”と共にNERVドイツ支部から姿を消す事になった。
閑話窮題「死の天使中編」は続く
以上で投下終わります。今回おまけありません。ごめんなさいorz
それと、次回に関して少しペースが大分遅れてしまったので
次の投下は目処がたたなそうです。すいませんorz
また、ある程度予定が決まったらレスします
>>910 編集、いつもありがとう御座います
えーと、一つ要望があるのですが閑話窮題に関しては
本編より何年も前の事柄や設定補完を機軸としているので
本編の順列とは別に纏めて頂けると良いのですが修正派可能でしょうか?
GJ
一つ訂正を。ニール、ライルの双子の姓はランディではなくディランディです。わざと演出上の都合で変えているなら失礼しました
………………………………orz
なんで、ディ抜けてたしorz
すいません、演出とか関係なく、また素のミスです。なんか大分参ってたみたいですねorz
SSを書く人にはよくある事。
俺なんか、あなたより比較にならないぐらい……。orz
だから、これぐらいでへこんでちゃらめっ☆
乙!
俺が良く行くスレには登場人物の苗字を3話ぐらい間違えてて、指摘されるまで全く気付かなかった人もいるんだから気にしちゃ駄目だぜ!
しかし、こういう役回りはモノレさんにはできないよなぁ。
メンゲレはもしかしてムダヅモですか?
投下乙!
アスカと新旧ロックオン、トリニティの出演は確定って所か
>>922 kwsk ナチスの奴以外で居たのか?
てかモノレじゃなくてモレノじゃね?
あ、ほんとだ。公式サイト見て初めて気付いたわ
ずっとモノレだと思ってたが流石に日本人じゃないよな?洩野とか?
>>925 いかにもラッセに掘られそうな日本名だな
ほっす
えーと、一応生存報告。生きてます
後、編集して下さっている方へ
閑話窮第の項分けとシンジ編壱話と入れたのは自分です
これからは編集と見易い様に閑話窮題の話にも○○編此方から入れるor投下前に告知するので
荒らし、匿名の方が勝手にやった類ではないのでご安心下さい
死の天使シリーズは最終章で何編か明かす予定なので伏せておきます
携帯から。
編集終わり。確認請います。
>>929 おお、ページ名変更も出来たのか、これは一度削除した形なのかな?
ありがとうございます。
保守だ。
遅ればせながら投下乙!
保守
934 :
通常の名無しさんの3倍:2009/11/20(金) 22:34:21 ID:N4s3wpZ4
下がりすぎた!
スレッドを緊急射出age!
保守
シンジのかわりに沙慈がのったら全く違和感なさそう
一期の匙ならシンジとは≒だな。しかし全く同じ結果にはならんだろう
というか、匙はルイスの存在もあるし
バイトして指輪買ってやろうというのもあるから大分違うと思うが
保守
>>937 >>938 新劇のシンジに近いかもな
使徒相手で自分に人類の存亡が掛かってるとしたら沙慈も戦うだろう
ルイスへの気持ちにブレが無いのもでかい
>>940 いや、正直アニメシンジとはやや前向きとは
シンジは自分の自信の無さや消極性だが
匙に関しては思想的に戦いはダメってのがあるからどうかね
化け物の使徒相手は兎も角カヲル君とか
バルディエルで詰みそうだ
SSが面白かったから思わず一気に読んじまったぜ
明日テストなのにどうしてくれるんだ寝腐さんよぉGJ!
お久しぶりです。大分間が開いてしまいましたがまた連載再開出来そうですとご報告レス
週末の夜に投下したいと思います
後、原作四話でシンジ脱走エピソードの部分が丸々カットになりそうなので
其処の分、何かリクエストがあれば書いてみようかと思います
リクエストされたキャラがアニメ四話時点位で何かしているエピソードを書く予定で
場合によっては原作アニメ六話以降に出演予定キャラのエピソードが早まるかも知れません
基本的にシンジ、レイ、リツコ、コーラサワー夫妻、新旧ロックオン、アニュー、リヴァイブ以外は大体対応出来る予定ですのでお気軽にどうぞ
リクエスト締め切りは次の次の投下予定です
投下楽しむにしてます!
そしてリクエストですがフェルトを所望する次第であります!
待ってました!
どう考えても暫く活躍シーンがなさそうなグラハムでお願いします。
ども。大分遅れましたorz
では今から投下します。5レス予定
刹那・F・セイエイを新世紀ヱヴァンゲリオンの主人公にしてみる
第参話後編「為すべき使命」
「なんで、こんな所に」
「サイボーグ! とっととあのガキ共を回収しろ!
パイロット聞こえるか! 下の連中には構うな。回収は済ませてやる! その機体だけは失うな!」
「フェルト! 今は目の前の敵に集中して!」
「……っ!?」
錯綜する思考の中、EVAと言う名の巨人が手を退ければ、其処には怯え震えている学生が三人も居た。
即座にデータは照合される。同じ学年、同じクラスの生徒だと判明しモニターには名前が出ている。
ルイス・ハレヴィ、沙慈・クロスロード、相田ケンスケ。名前から報告を受けていたクリスは
それらの意図する事が大体頭で繋がっていた。その思考を中断させる騒音。
正体はエヴァのリフトゲージと同じ機構でクリスティナの三輪バイクが搬送されていく際の駆動音。
山の入り口手前の近くの射出口にがきんっと大きな金属音を立て、そのまま放り出される。
これを登りあがらなければならないとなると中々苦労するが泣き言は言っていられない。
車輪を固定していた器具が外れるとフルスロットルでエンジンの吹かす。
まるで、世紀末の荒くれ者が乗る様な機体。エンジンが唸りを上げ、環境に明らかに悪そうな
煙を吐き出し、山道と獣道を直線で縦断する様に上がっていく。
「迎撃支援……は、当たるな。ちっ、あのガキ共ごとって訳にはいかんのか」
「サーシェス君。解っているが無駄に事を荒立てたくはない。その決断は此方がする」
「了解しました」
もし、此処が紛争地地帯であった場合、罪無き民間人の被害があっても
サーシェスは構うことなく作戦を続行していた。
だが、現実はパイロットは混乱したままろくに指示も聞けない状態。
これで、あの民間人ごと吹っ飛ばしたら余計に錯乱することは目に見えている。
おまけに保障だ人道だなどの戯言はどうとでも出来るがそれもそれで金と手間が掛かる。
組織としての立場の縛り、素人の運用、無駄な情報と配慮が歴戦の傭兵の判断を鈍らせていく。
それを見かねたのか指令の傍らに居た副指令の老人が声を張り上げた。
現場指揮官の懸念を一つ潰した事でサーシェスは目の前の事態に集中する。
そんなどたばたした事情を使徒が察してくれる筈も無く、上空を覆いかぶさる様に現れる巨体。
ゆらゆらと光の鞭をうねらせながらも暫く様子を見ていたのか、じっとりとした緊迫の時が続く。
その永遠とも思える時間がほんの一瞬過ぎた時、光の鞭の殴打に初号機の装甲へと叩き付ける。
まるで、庇うかの様にその攻撃を受けている。顔を護る様に手を掲げている姿は
中のパイロットの弱さを現す様でもあった。
「な、なんで、反撃しないの?」
「僕達がいるから上手く闘えないんだ」
「そんなあぁ」
「兎に角、安全な所……安全な所って何処!?」
少年と少女達は口々に声を張り上げつつも、抜けた腰を何とか元の位置に戻して立ち上がろうとする。
だが、それもままならない。光の鞭の攻撃がいつ自分達に飛んでくるかも解らない。
降りるべきか、登るべきかの判断も敵わず、ただ小動物の様に震えている。
やや、ヒステリック気味に叫ぶルイスの声がきんきんと男子二人の耳を貫いていく。
ケンスケの推測が通りフェルトは動くことが出来なかった。
EVAが下手に動けば踏み潰してしまうし、使徒の攻撃を集中させねばならない。
もし鞭をまともに下へと流れれば、人間など軽く蒸発させられてしまう。
EVAは口を閉じたまま苦痛の一つも漏らしていない様に見えているが
司令部の通信にはまるでSMショーの様な少女の悲鳴が響いている。
彼等ごと纏めて消し飛ばすか否かの判断を一任した冬月は
いつでもそのGOサインを出せる様にはしていたがそれでも気が気ではない。
緊迫した時を過ごしている中、草木を分け入って出てくる三輪の鉄の獣。
ライダースーツに身を包み、ヘルメットも被っているその人物は
まるで一つの生き物としての機械に組み込まれている様にも感じられた。
未来から来た殺人ロボットの様な威圧感のある姿であり、一瞬学生三人はソレを見て固まってしまう。
だが、声は厳しい口調ではあるが女性の声だったことから少年と少女達はそれが味方であると判断する。
「説明は後! 後ろに乗って! ココから離れるよ!」
「は、はい!」
「ルイスも早く!」
「あ、えっ……う、うん!」
クリスの掛け声に三人は乗り込みその場からすぐさま離れようとする。
フェルトの視界にもその様子が映り、安心したのも束の間。
使徒はその救助している人間達に向かって光の鞭を突き刺していく。
木の葉を焼きちらし、地面へと貫かれるそれはまるで大きな光の柱が山へと突き立てられたかの様に見えた。
えぐれる地面とそれを伝えていく衝撃は砂煙を巻き上げる。
男子二人は何とかそのバイクに乗り込んでおり、取っ手を掴んで身を振り落とされない様にしがみつく。
しかし、ルイス1人だけがその場に残されてしまう。
吹き飛ばされた衝撃とともに既にバイクは数メートル先の麓へと滑り落ちる様に
進んでおり、スピードも乗ってしまっていた。もう既にルイスがとても小さく見える程に離れている。
沙慈は既に離れている彼女をようやく視界に入れるとしばしその現実に絶句していた。
「ルイスッ! も、戻ってください!」
「バカ、そんな事したら僕達まで、いやでもそれでも」
「沙慈!」
「ダメよ! 相手はこっちに狙いを付けてる!」
「そんな! なら、僕は降りま――」
「バカなこと言わないで! こっちだって死人を増やしたくないのよ!」
クリスもその状況には混乱を隠せていなかった。今、Uターンしてあの開けた場所へ戻るべきか。
判断は非常に難しい。だが、今救助した二人が更に攻撃を受けて命を失っては元も子もない。
まず、二人を助けるべきだとクリスは判断し、一気に山を駆け下りる。
沙慈もその言葉にびくっと首を屈めるが、どんどんと離れていくルイスの影を見て涙を溢れさせていた。
ルイスは遠ざかっていく沙慈へと声を上げている中、使徒は残っているルイスへと狙いをつける。
目の前の初号機は片手間で倒せるという判断なのだろう。光の鞭はゆらゆらと狙いをつけ
泣き叫んでいるルイスへと狙いを付けて突き刺す。誰もが少女の命が散ったと思った瞬間だった。
「あああっ……っ!!!」
「私を護って……くれたの?」
「……早く乗って……持ち応えられない……っあつぅ……いぃ」
「これに乗れって言うの?!」
少女の小さな肉体を焼き焦がし、骨を溶かす筈だった光の鞭は今、初号機の手の平を貫通していた。
ばちばちという音、そして焼け焦げる匂いを辺りに立ち込める。
だが、それでもフェルトは必死の思いでそれを掴み続ける。
掌にも熱さと痛みがシンクロしている中、熱で装甲が剥けるている両手でその光の鞭を掴み続けていた。
ぐっぐっと突き入れる様に上下させる度に手に摩擦と熱が伝わり、激痛が脳髄へと響いてくる。
そんな中、EVAの首筋の部分が開けられて、プラグが半分ほどされている。
ルイスはそれの意図を何とか感じ取ったのか、多少迷った後駆け寄っていく。
使徒の攻撃により、地面へと半ばめり込んでいる初号機のエントリープラグへと乗り込んでいた。
「水!? い、息がぁ」
「……っ! シンクロ率が……時間がない……」
「勝手な事を……まぁ、良いっ! 一旦退避だ! 聞こえているかパイロット!」
ルイスがそのプラグを開けばそれが水中である事の驚愕、それに加えて
パイロットが目星をつけていた少年ではなく、自分とさほど年齢の違わない少女であることの衝撃。
混乱はルイスに沈黙と言う選択肢を本能的に与えてくれた。ここで彼是聞いて自らの延命を阻害すると言う判断。
しかし、その判断とは裏腹に遺物が混入した事により初号機のシンクロ率が右肩下がりで下がっていく。
プラグ内の映像も乱れていく。残り時間は2分をきっていた。通信からは撤退の命令が何度も下されている。
しかし、フェルトの耳にその言葉は届いていない。脳髄が焼き切れてしまう程の処理を重ねる。
バグやエラーは何回も発生している思考の中、いつの間にか自我はゆっくりと融けていく。
ルイスもフェルトの様子の変化に気付く。日本語で言う所の鬼気迫る何かを感じていたと思ったが
それが急にその気配を失せ、薄氷の様な透明感のある雰囲気へと代わる。
まるで其処に先ほどまで怯えすくみ続ける醜態を晒していたのと
同じ人物が居る事が認識出来ないほどの静けさと落ち着きを見せていた。
「ちょっと、なんか撤退って言って」
「その命令は聞けません」
「「はぁっ!?」」
「目標に対して、白兵戦闘を敢行。殲滅を図ります」
ルイスは後になって気掛かり程度に思い出すのだが、彼女の眼には一瞬フェルトの瞳の色の変化を感じられた。
結構なインパクトをもたらす事象ではあるのだがそれを持って余りある行動の決断と態度の変化。
通信先の男の声と少女の声はほぼ同タイミングで驚愕の声色へと変わっていた。
フェルトの駆るEVAは両手を掴んでいた光の鞭をそのまま相手ごとビルへと投げ飛ばす。
肩の拘束具からナイフを取り出し、手に持てばその刃は発光し、熱量を持ちはじめる。
ビルから起き上がる様に浮遊を始める使徒に対して、山をそのまま駆け下りてナイフの柄を
先ほど風穴を開けたEVAの手の甲で抑えたまま中央の光珠の部分に突き立てる。
使徒も負けじと光の鞭で腹部へとそれを突き刺し、貫通する。
本来なら痛みと絶叫で失神するほどの痛みが脳髄を駆け巡っている筈のフェルトだが
ソレに一切リアクションを取る事も無く刃を突き入れる。
唇をかみ締め、水中の中に血液が浮遊するのを見れば、ルイスは呼吸を止める為口を抑える。
純粋な畏怖がルイスの心理へと入り込み、拒絶と恐怖を相殺している。
自分と対して変わらない少女がこんな大きな巨人を動かし命を賭けて闘っている事もそうだが
何より先程から様子が明らかに違う。まるで、別人格だ。
「痛くないの?」
「痛覚は正常に機能しています」
「な、なんで」
「使徒を殲滅しなければ、人類が滅びるから。やるしかないの」
「人類って」
ルイスの口から漏れた疑問にフェルトは冷静に答える。
問いかけた本人はその呟き程の疑問に答えが返ってくる事に驚いていた。
数秒のやり取りだったが目の前の惨状とは違った冷静なやり取りとのギャップが混乱を塗り替える。
熱を持った刃を突き入れる事に専念している様に見えるが必死の作業を片手で済ませているかの様な発言。
実際はフェルトは蹲る様に腹部を片手で押さえながらも残ったもう片方の手はトリガーを前へと押し出している。
その言葉と態度の変化、自暴自棄とも取れる言葉にルイスは言葉を失い、誰とも知れない神に祈ることにした。
時間は後数秒しかない。倒せば終わる。倒せなければ命が終わる。
そんな状況で祈る事しか出来ないと判断できたのはフェルトの冷静な態度の影響だろうか。
まるで劣勢の激戦地へと運ばれる歩兵輸送車の様な空気が支配する狭いプラグ内。
お互いどちらか死ぬか解らないチキンレースに司令部もそれを沈痛な面持ちで見つめていた。
「失敗」
「ど、如何するのよ……貴女の勝手な判断で!」
「あの位置からだとこの機体を自爆をしても巻き込まれる。撤退は危険が大きい。
動きの鈍った相手を許して逃がしてくれるとは思えない。もし二人生き残る為ならコレがベスト。
最悪殲滅出来なくても、外部から自爆信号が来るか上手くいけば、回収される」
「自爆ってそんな……貴女、死んでもいいの?」
「私が死んでも代わりが居る………か……うっ」
EVAの電源が切れる。目の前の使徒は未だに健在だ。使徒もEVAの動きが無くなった事に気付く。
それは生命の停止としての沈黙なのか解らず、目の前の巨人から光の鞭を引き抜き数秒の対峙をする。
その間、非常電源で僅かに薄暗くなっているプラグの中でフェルトとルイスは会話を続けていた。
これ以上何もする事は出来ない。後は死ぬか生きるかは全て外部の状況と判断による。
諦めにも近い判断にルイスは怒る気力も無いのか
八つ当たり気味に声を振り絞って張り上げるがそれもいなされててしまう。
冷静に湧いた疑問。しばし、黙り込んだ後つぶやいた言葉を言いかけた後、気を失ってしまう。
それとほぼ同時、どしっと何か上から押し潰される様な感覚と重圧を感じさせる。
金属の軋む音とEVAの筋肉が痛めつけられる音がプラグの中にまで聞こえてきた。
ルイスはそれが使徒の攻撃の再開と感じ、自らの死を感じ取り意識を失っていく中
かすかに二人の少女は非常用無線の声が耳へと入ってきた。
「刹那・F・セイエイ。目標を殲滅する」
次回予告
ルイス・ハレヴィ。彼女は焦っていた。 転校してきた少年とその時期。
そして、先日起きていた軍の戦闘行為。それ等の全てが繋がり危機への連想を感じさせている。
確かめなければいけなかった事象が行動を前のめりにし、そして自らの無力さをかみ締める事になる。
第五使徒襲来の前に一体彼らに何があったのか?
次回、第四話前編「知られざる者達」
次回はちょっとドロドロでサービスーサービスー♪
という事で今回は以上です。ちょっとブランクが空いたので色々不安ですorz
次は今年中に一回投下出来るか最悪来年でしょうか。
>>944のリクエストは続行中。では、投下失礼しました
乙!
シンジは撃破できたけど、フェルトは駄目だったか。
最初のほうgdgdだったからなぁ……そして現れる主人公!
次も期待して待ってますぜ!
GJ!
久々の投下、お疲れ様でしたー
一気に読んだ!
GJ!
保守
少し話題振り。今のところリクエストはフェルトとグラハム一票ずつか
フェルトも展開上散々だがグラハムも一話で出たっきりだからどちらも気になるな
えーと、今夜九時投下予定です。
今回ちょっと次の話分のエピソードも混ぜて長めにしてみた結果が
見事に年内投下が出来ずすいませんorz
ども、珍しく時間に間に合ったorz
では、今から投下します。
刹那・F・セイエイを新世紀ヱヴァンゲリオンの主人公にしてみる
第四話前編「知られざる者達」
黒い人影が山の影から降ってくる。その人影の正体は実際高さ10mを軽く超える巨人の跳躍。
つま先に引っかかる木々は折れながらも、黒い巨人は停止した初号機の背中を踏みつける。
手に持つは巨大な剣。緑色の粒子を吹き散らしながらも使徒の頭部へと突き刺していく。
鰻を捌く為に打ち付けられた釘の様にその剣は使徒の頭に対して深々と貫通し
蒲焼の串の様に波打って、胴体の手前の方にも切り込みを入れる。
通常兵器に対して全く歯が立たなかった使徒の甲殻に対して
熱したナイフでバターを切る様に融けていく。黒い巨人EVA参号機が持つ剣は
滑らかな曲線を刀身に柄の先はケーブルがつながれており
参号機の背中のアンビリカブルケーブルの接続部分へと伸びていた。
光球の部分に突き刺していたナイフはそのまま刃の先から折れてしまい
初号機は衝撃に対してもそのまま膝を突くことなく、彫刻の様に其処にたたずんでいた。
「遅れました!」
「言い訳と謝罪はいい! 武装の説明を”簡潔に”!」
「参号機のGNドライヴから運用した
試作白兵兵装GNマゴロク・エクスターミネート・ソードのシリーズ1です」
「……よく噛まずに言えたな」
「名前が長い! もっと短く!」
「では、以後はGNマゴロックスで」
通信から聞こえてくる女性の声に悪態をつきながらも返事を返すサーシェス。
声の主は伊吹マヤであった。遠隔通信かそれとも移動中の所為か若干音声が乱れてはいたが
二人の通信会話を聞いて『え、変えちゃった良いの!?』という視線に
思わず振り替えざる終えなかった司令部の人間が約半数。
その動作をした数名が頬を僅かに赤らめつつも作業に戻っていく。
感嘆をもらす青葉を尻目に突き刺さったそれから逃れる様に後退する使徒。
引き裂かれた頭はまるで先割れスプーンの様になっており
その切り裂かれた肉の部分が時ゅくじゅくと膨張し、再生をしようとしている。
それを待たずして、丁度初号機との間に割り込む様に着地をする参号機。
使徒の頭部を貫通させた剣を左手で引き抜きつつも暫しの対峙。
「GNドライブから粒子と微振動を加えた白兵兵装です。威力は映像の通り。
参号機のGNドライヴにより内部電源の持続時間が飛躍的に延びましたが
この武装の展開中は以前の内部電源の持続時間と同等しか動けません。
また、試作段階なので本来の用途であるAテ――」
「其処でストップだ! 制限時間付きの武装ねぇ。まぁ、運用すりゃ良いんだろ!」
「説明は受けている。残り2分でけりをつける」
やはり省略することの出来なかった長ったらしい説明を途中で切り捨てて
参号機パイロットの刹那は僅かに通信を返した後、初号機の手を取る。
ぎぎっと関節が軋む音が聞こえそうに鳴っている初号機をそのまま右手で背負い込む様にして
投げる。
初号機は大の字をさかさまにした様な格好でそのまま使徒にぶつけられた。
光の鞭で応戦しようとするもその質量と速度に対処することも無く、弾き飛ばされる。
糸の切れた操り人形の様にずるりと使徒の前面から垂れ下がり、脳天から地面へと落ちる。
「初号機下方の緊急回避用の隔壁開放! 初号機を回収する!」
「D−5地区隔壁パージ! 初号機ケージ内で落下中!」
「よし、懸念は一個消えたな」
「救助した子とパイロット……大丈夫かなぁ?」
「んなこたぁ俺が知るか。命令違反の自己責任だ」
「……無茶をするな」
「勝てば問題ないと今は言っておくしかあるまい」
中のパイロットが最早どうなっているかは想像したくないほどの粗末な扱いを気にする節も無く
サーシェスの指示と同時に道路が割れる。頭から初号機は地下へと落下していった。
流石にどうかと思ったのか青葉が一言口に挟みそれをアリーが無責任な発言で返す。
浮遊する使徒にはあまり効果が無かったが、狙いは別にあった。
丁度初号機がズレ落ちて地面へと落ちるのと入れ替わる様に
剣をまっすぐに突き立てた参号機の突進。丁度初号機が落ちた穴の淵を蹴り上げて飛び掛り
初号機が既に傷を付けていたコアの皹を狙い済ましたかの様な一撃で貫く。
先ほどまでの苦戦が嘘の様なあっけない勝利に司令部は歓声を出すのも忘れ
殆どのものが呆然としていた。冬月は今後のコトヲを思う頭が痛い様ではあるのか
僅かに首を傾けて左右に振る。それのぼやきに返している司令の自己暗示の様な返答に
眉間に皺を寄せて黙り込んでいる。勝利の確信は喜ばしいがそれを差し引いても
余りある問題点が浮き彫りにはなっていた。
「目標の沈黙を確認。刹那君、そのまま使途の死骸を指定の場所に運んでくれ」
「了解した。GNマゴロックス発動解除」
「ふぅ……あーあー、くそ!」
「ま、負けるよりは良いと思うしか……ねぇ」
「わーってるよ! こりゃ、早めに作戦指揮官殿って奴に来てもらわねぇとダメだな。
小娘があそこまで使えんとは……おまけに新しい武装もアレじゃぁな」
「数分で終わらせろって言うのも厳しいですしね。で、それって葛城一尉ですか?
何とか口説き落として、再生治療に入らせたとは聞きましたが」
「いや、あれはすぐに使えそうにはないな。予備のご推薦をあたるしかねーか」
光の鞭も消えて、ただの木偶になった使徒。その巨体は悠然と立ち尽くしている。
流石に一度目の勝利とは違い、司令部の誰もが重い空気に飲まれていた。
幸い今回はまるまる相手の姿が残っているから分析などデータは取れるだろう。
指示通り、その巨体を担ぎ上げる様にして抱えていく参号機を最後にいったん映像は途切れた。
眼下の問題は兎にも角にも機体運用に尽きる。戦略的思考が無いという事は辛く
戦術的検知から見れば、対応出来るのがほぼ刹那だけと言う状況。
それは替えの利かない少年一人に全てに委ねているのと同意義であった。
ワンマンアーミーに賭けて良いのはフィクションの中だけの話だ。
誰もがこの綱渡りではダメだと言う危機感の渦中にあった。
アリーは苛立ちを隠せずに壁を蹴る。慰めの言葉すら火に油を注ぐ様で
青葉の言い回しもおっかなびっくり気味の声色であった。
現実は厳しい。殆ど良く解ってない今まで人類が扱った事が無いサイズの人型兵器を
16歳やそこらの子供達を乗せて運用する。
更に敵は此方も正体どころか形状や襲来時期すら不明な謎の未確認生命体。
これらに対応すると言うのは発想力の問題だ。尚且つ軍事的戦略を考慮できる人材は限られる。
「ところで、青葉君。民間人が被害にあったって聞いたけど」
「え? ああ、同じクラスの子らしい。相田ケンスケ、沙慈・クロスロード、ルイス・ハレヴィの三名。
まったく、避難警報はちゃんと出してたってのに。警備は何やってたんだ?」
「え? クロスロードにハレヴィ……それって」
「ぁん? サイボーグ女も知ってたみたいだがガッコでなんかあったのか?」
「ええ。ちょっと……はぁ。刹那君は大丈夫って言ってたのに」
「大抵、子供はそーいうもんだよ。報告じゃなくて願望と隠したい気持ちが強いのさ」
「自分が出来る前の予行練習させてる訳じゃねぇんだぞ? ちゃんとしとけよ」
「……っもう、他人事だと思って! まぁ、ちょっと帰ったら話してみます。
そもそも、誰が押し付けたんだと……」
通信越しに恐る恐るたずねるマヤに対して、青葉は程よい逃げ道と感じたのか
処理の手を一旦止めて通信を返す。お互いの苛立ちを他にぶつける様は酷く醜くくみえているのは
承知の上でもそれを吐き出さずには居られなかった。ちゃかす様な青葉の言葉に
サーシェスも無責任な言葉が追撃を許す。行き成り来た矛先に
場の状況があまり読めてなかったマヤはより重く受け止めてしまい、深刻さが顔に滲み出ていた。
―第五使徒シャムシェル襲来前日
詰め寄る校舎裏での問答を傍目から見るといかにも青春ドラマの一場面の様なシーンを彷彿とさせる。
残念ながら当人同士の会話は皆、たどたどしい英語とアラビア語、怒りで早口になってるスペイン語。
如何見ても海外の吹き替えられた日本ドラマどころか登場人物も白肌金髪の少女、やや栗毛色の少年に
褐色肌と黒髪でターバンを首元に巻いている少年と言う実に国際色豊かな面子で
そもそも、此処が本当に日本だという事が疑わしい程であった。
「刹那君。君、ネルフって所に行ってない?」
「……質問が何を言っているか解らない」
「惚けないでよ! 沙慈はアラビア語解るんだから!」
「俺の地方とは違う言葉みたいで。君の英語もスペイン訛りが強くて聞き取り辛い」
「なんですって!」
「……いや、ルイスの英語は確かに癖が強いし」
「沙慈! どっちの味方なのよ!?」
刹那が数分前にちょっと顔を貸して欲しいという有無の問答して、現場に着いた途端
この金髪の少女ルイス・ハレヴィのマシンガンの様なスペイン語に圧倒された後
隣に居た少し優しい雰囲気の少年沙慈・クロスロードのアラビア語通訳で話が進められていった。
刹那は何処でその情報を聞いてきたか解らない様子で首をかしげてわからない演技をしている。
ニュアンス的には演技力がどうのこうのというレベルではなく、そもそもお互い不慣れな共通言語で
会話をしているのでそれが嘘どころかどういう意図なのかすらよく解らない。
ルイスも途中から英語に切り替え始めたのだが本人はスペイン語の基盤が強いのか
沙慈も聞き取り辛い程の訛りが入っており、わざわざ沙慈が訳している程だ。
「あんな事件の直後に転校なんて怪しすぎるわ。天涯孤独なんていかにもありがちじゃない!」
「えーと、ほらこの事件のあった後引越してくるのは変だって」
「それは前に村が紛争で無くなったと。此処に着たのも日本の支援者の方の意向で」
「嘘っ! ネルフが子供を集めて実験やってるってのは沙慈の御姉さんが調べてたんだから!」
「過去形?」
「まぁ落ち着いてよ。ほら、人が見て………!?」
ルイス過激な発言は一種の排他性、差別を感じられる程だった。何か余程因縁があるのだろうか。
傍から見れば純粋に刹那が有色人種だからと言う理由だと疑いかねない程の剣幕であった。
本来、この手のシチュエーションなら男が食って掛かり、女がそれを止める様な流れなのだろうが
この場では全く逆であった。ルイスは手こそ出さないが酷い言いがかりを吹っ掛けまくっている。
刹那にとって軽いカルチャーショックでもあった。何をこの女は怒り狂っているのだろう?
疑問と疑念が耐えない中、ヒントを口に出すがそれにも疑問が付随されている。
取り合えず、何となく発音の箸から過去の話であるのはかろうじて推察できた。
そして、それとは全く同じ状況と時間軸において沙慈は全く別の衝撃を受けていた。
余りの剣幕に視線をそらしていたら、ふとその視界の中に人影が見えた。
生徒の誰かが二階の窓からその様子を眺めている。
不味いと思ったのかルイスを止めようとするが現実はそれの斜め上をいく。
「……ええぇっ!?」
「沙慈、何? 変な声出して」
「ちょ、ルイス伏せ……うわああっ!?」
沙慈の素っ頓狂な声に問い詰めていたルイスも手を止めて沙慈を見ると別の方向を眺めていた。
沙慈が見たのは自分達の様子を見ていた女子生徒が二階の窓を開けると其処から飛び降りた。
その時点で沙慈は軽く思考停止をする。
その女子生徒はそのまま膝を曲げ片手をついただけで地面へと着地。
砂煙を軽く上げた後、自分達の方へと駆け寄ってくる。片目に眼帯、更に左手は骨折しているのか
ギプスをつけたままだった。もうこの時点で訳がわからない。
古今東西怪我人は大人しくしているモノだ。だが、女子生徒の行動は止まらない。
駆け寄った後、左足を横に向けてブレーキをかけ、それを軸足に右足で後ろ回し蹴りを繰り出す。
狙いはルイスの頭部だ。沙慈はそれに気付き、ルイスを伏せさせようと突き飛ばす。
そして、狙いを定められていた女子生徒の足は沙慈の頭部へと打ち付けられて体を吹っ飛ばす。
音と砂煙を立てて沙慈は地面へとたたきつけられて、真っ白な制服が茶色に汚れていく。
ルイスはその一連の動きに口をパクパクとさせながらも事態を飲み込む事に時間を掛けていた。
「ちっ、外したわね。優しい彼氏さんだこと」
「お前は何をやっているんだ」
「あら。助けてやってるのに素っ気無いね」
「別に助けを求めてない」
「沙慈大丈夫!?」
「く、首が……う、うん。大丈夫かなぁ?」
悔しそうに舌打ちをする少女。沙慈もルイスもその人物は名前だけは知っていた。
刹那が転校する数日前に怪我で長期に休んでいた同じクラスの女子生徒ヒリング・ケア。
二人には交遊は無かったというか殆どの生徒と接点の無い彼女の登場は想定外だ。
その彼女に対し、素朴な疑問が突っ込みと同意義に等しくなっている刹那の言葉。
ルイスは倒れた沙慈に駆け寄って介抱をする中、三人はヒリングに視線を一斉に向ける。
首を抑えながらも沙慈は立ち上がる。ズボンについた砂煙を払いつつも
ルイスを落ち着かせようと少し強がってみせた。結構綺麗に入ったのかずきずきと痛みが続く。
湿布ではすまないかも?と思いつつも向けられた視線の矛先は
むしろ、何で疑問を思っているのか不思議そうな表情を見せている。
「ちょっと……えーと、ケアさん? 何なの!」
「ん? 喧嘩してたんでしょ? だから、その喧嘩買ってやってんのよ」
「「!?」」
「最初は見物してたんだけど、何時までも始まんないからさぁ。混ざった方が早いと思って。
しっかし、ひょろいボディガードね。あの位の蹴りで膝をつくなんて」
「療養はどうした」
「登校許可は明日からなんだけど、ちょっと用事を頼まれてね。
そしたら、面白い事になってるし、コレはもうボコりに混ざるしかないじゃない」
「そんな無茶をするから怪我の治りが遅いんだ。じっとしていろ」
「へーきへーき。足はもう治ってるし、手を使わない位が丁度良いハンデになるわ。
リハビリやんないと勘も鈍るしね。あ、それとも心配してくれてる?」
「それは俺の役割ではない」
「……ちょっとあんたら」
「知り合いみたいだね」
外国籍の人間とはいえ、人間として一般常識的を持っている沙慈とルイスにとって
ヒリングの言葉は一瞬受け入れがたいものであった。何処の蛮族だ。
言動に目を疑っている中、二人の驚愕をほぼ無視する形で刹那の方へと声を掛けている。
それにつられて刹那も素らしき先ほどの穏やかな言葉の調子から
言葉は冷淡かつ厳しい言葉遣いへと変わっていく。そんな変化を気にすることも無く
松葉杖とギプスから介抱された足首を地面に擦らせて柔軟体操をしているヒリング。
むしろ、飛び降りる前にやっておけと言わんばかりにジト目で睨みつける刹那。
沙慈とルイスの視線など何処吹く風か。和気藹々?と話す様子は
先ほどの常軌を逸した行動とのギャップも併せ持って話に入れる空気ではなかった。
ひそひそと会話によりコンセンサスを続けた後
二人の温度差のある会話に意を決して割り込む。
「あのね、あたし達は別に喧嘩をしたい訳じゃなくてちょっと聞きたい事が」
「喧嘩じゃないの? つまんなーい」
「つまんないって、そんな。いや、そういうのじゃなくてさ」
「で、何か知らないけど、なんで教えなきゃならないのよ? 何の義務? 誰の命令?」
「いや、義務は無いけど、僕達はその」
「なら話はお終い。こんなのに一々構って時間の無駄だわ。特に豚の態度が気に入らない」
「豚!?」
「あんたの事よ、雌豚。スペイン産だからイベリコ豚かしら? 良い血統なんだっけ?
ほら、スペイン語なら解るでしょ、イベリコ雌豚ちゃん」
「あんたねぇ……割って入って何言ってるのか解ってる?」
「あら、彼氏の前では猫被るの。豚が猫を被るって何の冗談?
ねぇ、男の影に隠れて猫も被って中身は豚とか最悪だと思わな〜い?」
会話に入るルイスに明らかに鬱陶しそうにヒリングは睨み返し、わざと話を遮って不平を漏らす。
一瞬その視線に怖気づきそうになるがそれでも引かないのを見れば
ヒリングは挑発的な文言をわざと混ぜる。AEU圏では豚という形容は肥満を指す事よりも
侮蔑として強いインパクトを与える。宗教認識が変わっていくとはいえ
年頃の少女には一瞬何を言っているか解らない程の衝撃。
それを更に煽るかの様にわざわざ言語を切り替えて追撃する。
拳を握り締め、今にも掴みかかりそうな程、目に見えて怒りの形相を見せるルイス。
沙慈が居なければ、もう既に乱闘が始まっていたかも知れない。
その様子をサディスティックな快感を感じつつヒリングは楽しげに腕を組みながら嘲笑う。
沙慈も刹那もスペイン語の習熟の関係から何を二人が話しているのはわからないが
トコトン険悪な状態になっているのは 誰の目に見えても解る。
刹那は手が出さない限り止めるつもりは端から無かったのだが
沙慈はそれでもおろおろと事態の悪化に対処するべく割って入るタイミングを探していた。
「喧嘩売ってんの?」
「喧嘩買うって最初に言ったでしょ?」
「あ、あのケアさん? さっきから何を言って」
「何かを強請っただけで得ようとする発想は柵に囲まれた家畜の豚と一緒って言ってやっただけよ。
あんたも彼氏ならちゃんとイベリコ雌豚の躾け位しといてくれない?」
「あ、いやその。ちょっとそれは」
「あんた、さっきから……あたし達はn」
「ピーピー鳴くな。うるさいのよ」
やや、ドスの聞いた声で言葉を返すルイスにヒリングはしれっとした態度で
ギプスをしていない方の手でくいっくいっと指を折り曲げて挑発する。
コレは不味いと思ったのかルイスが一歩出る前に沙慈が間に入ってヒリングへと問いかける。
少し残念そうな視線を向けながらも面倒臭そうに日本語に言語を切り替えて返すヒリングの答えた。
沙慈もある程度の口汚い言葉を想定していたがそれでも衝撃は大きかった。
動揺が言葉を濁している中、更に突っ掛かろうとするルイスが
出てきたところを見計らってヒリングはルイスの顔を掴む。
親指と人差し指が頬を掴んで少し顔を不細工にしつつも、薬指と小指が喉元に食い込ませる。
握力は女の細腕とは思えないほどの力でそれにも驚きを隠せない。なんというか色々規格外すぎて
さっきからルイスは驚かされっぱなしだった。
「豚の事情なんて興味ないの。どうしても何か知りたければ力尽くで聞き出してみたら?」
「その位にしておけ」
「えー、良い所なのに」
「……っ!」
「ルイス行こう。これじゃ話にならない」
「……沙慈!」
「喧嘩はダメだよ。刹那君も悪かったね。ケアさんもその……もうちょっと穏便にね?」
喉へと食い込む痛みを受けてルイスがヒリングへと反撃をする為に
手を伸ばそうとする前に刹那がヒリングの腕を掴む。
ヒリングが既にルイスの腹部に蹴りを入れる準備動作を見ていたからの行動だった。
そして、視線でそれを沙慈に促す。そのやり取りにヒリングが不平を漏らしている中
沙慈もルイスの肩を掴んで引き離すのと同時に手を離し男同士が合間に入ってけん制をする。
ルイスは暴言と行動に傷つけらた分を巻き返したいと視線で訴えていたが首を左右にふる。
刹那とヒリングに苦笑いを混ぜたまま頭を下げてルイスを連れて行く。
涙目に抗議をしたそうな顔をしたルイス。大きく口を開いて「バーk」と言いかけた瞬間
満面の笑顔でヒリングはギプスをしていない方の手で中指を立ててルイスへと向ける。
ソレを見てもう何かを言う気力も残っていないのかすごすごと苛立ちを隠せないまま帰っていった。
「あまり、感心しない。騒ぎを起こすなと言われている」
「これで学習するから良いのよ。こそこそ嗅ぎ回られても気分悪いしね。
あっちがあれ以上何か無茶すれば諜報部が止めるし……それともお友達になりたかったの?」
「いや。そうではないが」
「ならいいじゃん。無理する事は無いのよ。私達の仕事は別にあるでしょ?」
二人が見えなくなれば、殺気立っていたヒリングも棘が抜け、あっけらかんとした表情と態度で
刹那の方へと振り向く。そのギャップに驚くことも無く、刹那は憮然とした態度でいた。
しかし、続くヒリングの問いに僅かに考えた後の刹那の即答。
ヒリングは目に見えて非常識だが、そもそも自分がこの国の常識に当てはめて
正常かと問われれば間違いなく違うと言わざる終えない。
自分の立場を考えると下手に係わり合いを持つよりはと言う判断も出来る。
困惑したがそれが伺えない無表情のまま視線を泳がせている刹那を
にまにまと楽しげにヒリングは見ていた。その視線をどう受け止めて良いか解らない刹那は
顔を逸らして視線を泳がせている内にふと見知った人影が映る。
何処から見ていたか解らないが話しかけようか迷っていた雰囲気だった。
「どうした、フェルト・グレイス」
「あ、あの」
「あら、五番目(フィフス)。どしたの?」
「二人とも16:30の集合時間聞いてない? 予定変更になったって」
「あー。そーいや、それで迎えにきたんだっけ? ごめんごめん」
「それを先に言え!」
「今思い出したんだから仕方ないでしょー? じゃ今靴取ってくるから」
ヒリングに五番目(フィフス)と呼ばれた少女フェルト・グレイスに刹那がフルネームで尋ねると
やや弱弱しい口調で話し掛け近寄ってくる。原因は二人の空気もあるが「なんでまだ居るの?」
と言う事の方が強かった様で情報を確かめる様に二人に問えば、刹那は首を僅かに傾け
ヒリングは手をぱんっと叩いていかにも今思い出したという様子をアピールする。
その事を平謝りしながらも珍しく怒りを見せる刹那を相変らずニマニマと楽しげに観察した後
きびすを返して上履きのまま、昇降口へと向かうヒリング。僅かにため息を吐いたまま
ふと、なんでわざわざ人を使わせてきたのだろうという疑問。
かといって今から追いかけて見るのも何か釈然としないというか
また、当人の悪戯にまんまと引っかかりに行く様で躊躇われた。
「何やってたの? 携帯にも出ないから怒ってたよ」
「……原因は解った。問題ない」
「そ……そう」
「俺も鞄を取ってくる」
「解った。それじゃ校門で待ってるね」
フェルトの指摘にはっとした様子で携帯を見れば、マナーモードにしたままなのを忘れていた。
既に留守電とメールが10件近く入っている。それに気付かない程自分は
あのやり取りに、気を使っていたことに刹那は驚きを隠せず
苦々しい顔を僅かに見せた後、自己暗示をかける様に呟く。
フェルトもそれ以上突っ込むことは無く頷き返すがそれでも
この一件は諜報部からの報告は上がったおり、伊吹マヤが当人に尋ねた結果
今の様子とほぼ同じく「問題ない」との一言で終了。
それ以上話題に上がる事は襲撃の当日までなかった。
次回予告
フェルト・グレイス。EVAパイロットとして2年前の零号機起動実験後
何の準備も無く登録された少女は未だに自分の存在意義を見出せてはいなかった。
己の無力さは周知の上、それなのに何故自分が乗せられ続けているのか解らぬままに過ごす日々。
閉塞する気持ちを振り払う事も出来ない彼女の日常を変える事は出来るのだろうか?
第四話中編「逃げ出せぬ夜」
次回はちょっとまったり展開でサービスサービス♪
―あとがき
という事で今回エピソードを長めにしてきました。
次の話のエピソードを詰め込んだので次の更新はまぁ今月中位を目処に。
それとリクエストに関してはフェルトはそのまま4話エピソードに結構入るので
グラハム予定で色々と当初予定より先に出る人物が何名かいます。
後、最後に質問なんですが投下の無い間何か話のネタに出来る様に
簡単にプロットとか設定の小話をレスしようかと思うんですがそういうのはない方がいいですかね?
では、投下失礼しました。
私怨!
ここでヒリングか。意外といえば意外な人物の登場ですね。
しかし、なんというかいろいろと複線が…というか、
恩讐がやたらとややこしい人間関係がすごいですね。
なんというか、元ネタのシンジとトウジのシンプルな恩讐よりも凄いわ。
しかも、書いてる文としては日本語で統一してますけど、
飛び交う言葉はどこの国連ですかというぐらい、言語が多い事w
しかし、ヒリング…いくらイノベイト人種だからといって、
そこまでごくノーマルな人間様に喧嘩を売ってはいけませんw
中性設定とはいえ、一応君は女性よりの性格でしょうがww
あ、プロットの方は無しでいいですけど、設定話はいると思います。
現時点の人間関係とか整理した方が書きやすいと思いますし、
本家のエヴァよりも複雑な状況ですので、破綻がないように整理しながら進めるべきかと。
972 :
通常の名無しさんの3倍:2010/01/02(土) 07:43:36 ID:TZvMxaYu
イノベイドで思いついたが白鰻には量産型イノベイドか?
そして白鰻どもが一斉トランザムか。
975 :
通常の名無しさんの3倍:2010/01/03(日) 07:31:22 ID:Ky9h/q0F
>>973 そしてグラハム補完計画
ハム「私と補完されようではないか少年!さあ!さあ!」
刹那「やめろおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
sageろと言おうと思ったがテンプレには決まってないか
落ちそうな位置になる事もあるが基本sage進行が望ましいか?
まぁ、結構後ろだたし
基本はsageだろ
つーかそろそろ次スレの事を考えないといけなくね?
979 :
通常の名無しさんの3倍:2010/01/10(日) 13:28:28 ID:gn63DnOr
3人「何を願うの?」
刹那「エヴァ」
刹那なら言いかねん
エヴァのクロスとか懐かしい感じがしてしまうな。
実際、種の全盛期の頃は無かったんだっけ?
ありそうな雰囲気ではあるが新劇始まる前だったが