【IF系統合】もし種・種死の○○が××だったら 5

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1通常の名無しさんの3倍
このスレは種系SSスレのうち、まとめサイトのカテゴリでIF物とされるスレの統合を目的としています。
種作品内でのIF作品を種別問わず投下してください。
種以外とのクロスオーバーは兄弟スレにお願いします。

過去スレ
【IF系統合】もし種・種死の○○が××だったら 4
http://mamono.2ch.net/test/read.cgi/shar/1209267080/
【IF系統合】もし種・種死の○○が××だったら 3
http://mamono.2ch.net/test/read.cgi/shar/1205047619/
【IF系統合】もし種・種死の○○が××だったら 2
http://mamono.2ch.net/test/read.cgi/shar/1202222711/l50
【IF系】もし種・種死の○○が××だったら【統合】
http://mamono.2ch.net/test/read.cgi/shar/1196438301/l50

まとめサイト
ttp://arte.wikiwiki.jp/

兄弟スレ
【もしも】種・種死の世界に○○が来たら 3【統合】
http://mamono.2ch.net/test/read.cgi/shar/1212323601/
2通常の名無しさんの3倍:2008/06/04(水) 21:32:37 ID:???
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瀬戸 燦 (瀬戸の花嫁)
3通常の名無しさんの3倍:2008/06/05(木) 18:29:44 ID:???
やれやれ
4通常の名無しさんの3倍:2008/06/05(木) 18:35:06 ID:???
「やれやれ、やはりだいぶやられたな」
ジブリール邸のシェルターのモニターの並ぶ部屋。
この間、アズラエル邸で顔を合わせたロゴスの面々の顔が映る。いわゆるテレビ会議と言う奴である。
「パルテノンが吹っ飛んでしまったわ」
「あんな古くさい建物、なくなったところで何も変わりはしませんよ」
「バチカンは、なぜ無事だったのだ? 大きな破片が直撃のはずが……」
「暗黒の雷が地上から天空に放たれたと言うぞ」
「老魔法王の魔力か……」
「恐るべしヨーゼフ・ラッツィンガー」
「桑原桑原」
彼らは、この世に触れてはならない物事があるのを知っているのだ。
「で、どうするのだ、これから」
「デュランダルの動きは早いぞ。奴め、もう甘い言葉を吐きながら、なんだかんだと手を出してきておる」
「ジブリール、ファントムペインが面白い物を掴んだそうだな」
ブルーノ・アズラエルが言う。
「はい、皆さんのお手元にも、もう届くと思いますが。ファントムペインがたいそう面白いものを送ってきてくれました」
「ん?」
「これは?」
「おいおいなんだ?」
ロゴスの面々に送られた動画には、ユニウス7で行われた戦闘の記録が映されていた。
「フレアモーター?」
「やれやれ結局そう言う事か」
「思いもかけぬ最高のカードだな。これは。これを許せる人間などこの世の何処にも居はしない。そしてそれは、この上なく
強き我等の絆となるだろう。今度こそ奴等の全てに死を。青き清浄なる世界の為に!」
ブルーノ・アズラエルは嬉しそうに言った。


5通常の名無しさんの3倍:2008/06/05(木) 18:35:25 ID:???
「やはり駄目です。粉塵濃度が高すぎて今はレーザー通信も」
「そうか、すまない」
カガリはオーブ本土と連絡を取ろうとしていた。
「いえ」
「艦のチェックと各部の応急処置が済み次第オーブへは向かわせて頂きますわ」
タリアは言った。
「ああ、解っている。今更こんな所から話しをしたって、もうあまり意味はない事もわかってはいるんだがな」
「島国ですものね、オーブは。御心配も当然ですわ」
「到着したら、その勇気と功績に感謝してミネルバには出来るだけの便宜を図るつもりでいたが、これでは軽く約束も出来ないな。
許してくれ艦長」
「いえ、そのような事は」

「ん?」
アスランがデッキのそばを通りがかると、外で何人か射撃の訓練をしていた。
「っあー……」
マユとか言ったか。集弾がばらけるので残念そうな顔をする。
「ん? あら!」
マユが、アスランに気づいた。
「訓練規定か」
「ええ、どうせなら外の方が気持ちいいって。でも調子悪いんですよー」
「ん……」
「あ、一緒にやります?」
「え……いやぁ俺は……」
「ん……。ほんとは私達みんな、貴方の事よく知ってるわ」
マユは突然アスランの話題を振る。
「え?」
「元ザフトレッド、クルーゼ隊。戦争中盤では最強と言われたストライクを討ち、その後、国防委員会直属特務隊フェイス所属。
ZGMF-X09A、ジャスティスのパイロットの、アスラン・ザラでしょ?」
「……」
アスランはちょっと面映い表情をする。
「お父上のことは知りませんけど、その人は私達の間じゃ英雄だわ。ヤキン・ドゥーエ戦でのことも含めてね」
「えぇ……ああいやぁ……」
「射撃の腕もかなりものと聞いてますけど?」
そう言うと、マユはアスランに銃を差し出した。
「お手本! 実は私あんまり上手くないんです」
「ふふ」
6通常の名無しさんの3倍:2008/06/05(木) 18:35:40 ID:???
アスランは銃を受け取る。そして射撃訓練装置のモードを調節し、標的が次々に出てくるモードにする。
訓練がスタートする。次々に出てくる標的を、アスランは、撃つ。撃つ。
全て、急所近くに当たっている。
周囲で見ている皆が、溜息をもらす。
「あぁ……」
「うわー、同じ銃撃ってるのになんで!?」
「銃のせいじゃない。君はトリガーを引く瞬間に手首を捻る癖がある。だから着弾が散ってしまうんだ」
「そうなんだ。ありがとうございます!」
「こんなことばかり得意でもどうしようもないけどな」
アスランは苦笑する。
「そんな事ありませんよ。敵から自分や仲間を守るためには必要です」
「……。敵って……誰だよ……」
「ぁ……」
いきなりの棘の入った言葉に、マユは言葉が出なくなる。
アスランは艦内に入ろうとする。そこにルナマリアが声をかける。
「ミネルバはオーブに向かうそうですね。貴方もまた戻るんですか? オーブへ」
「ああ」
「なんでです?」
「……」
「そこで何をしてるんです? 貴方は? 英雄とも呼ばれた貴方が、お姫様の護衛だなんて、似合いませんよ」
「……」
アスランは無言で艦内へ入っていった。
「ルナ」
マユは、ルナマリアに声をかけた。
「なぁに?」
「ルナ、アスランの事好きなの?」
「……ば……馬鹿言わないでよ!」
「そう? そうならいいけど……。あたしの方が先に好きになったんだからね」
「だから私はなんでもないって!」
「じゃあ、応援してくれるよね?」
マユの目がきらりと光った。
7通常の名無しさんの3倍:2008/06/05(木) 18:36:05 ID:???
キラは、目を覚ました。
どれくらいの時間が経ったのだろうか。少し、眠ってしまったらしい。
窓の外を見ると、もうすっかり暗くなっている。水でも飲もうと階下に下りていくと、話し声が聞こえてきた。
キッチンの方だろうか。
「今まで、本当にありがとう……ラクスさん」
父が、自分の子供のような年齢の相手に、頭を下げた。キラはそんな父の姿を見るのは、初めてだった。
「あれも、感謝していると思います」
「……」
「しかしラクスさん」
「はい」
「私達は、もう疲れてしまった……」
「え……?」
「あれは、大切な物があると、それ以外を切り捨ててしまうような……そんな子でした。しかし、それもまた美徳ではないかと
思っていた……。だが……」
父は顔を上げた。
「しかし、これからはあなたの幸せを追ってください……」
「え?」
「縛られてはいけない。それでは、あれと同じです、ラクスさん」
「キラはいつか回復します! もしかしたら……明日にでも」
「しかし、それは十年後かも知れない」
「……」
「だから……」
「……嫌です……私、嫌です!」
ラクスは烈しくかぶりを振る。
「私、キラの事……絶対に見捨てたく……絶対に……」
「ラクスさん、あなたは若いんだから、こんな風に時間を浪費してたら……」
それまで黙っていた母が、ためらいがちに声をかける。
「浪費だなんて……思ってません!」
「ありがとう……本当に……。しかし、キラはもう病院に引き取ってもらうことにしました」
「え……」
病院?
キラは不思議に思った。
僕はどこも悪くないのに。おかしな話だ。きっと勘違いだな。
「ですから……」
「そんな……」
訂正しないと。
キラはキッチンに足を踏み入れた。
「あのさ……僕、どこも悪くないけど……」
「キラ!」
三人の視線が俺に集まる。瞬間的に空気が変わる。ざらりとして、触れてはいけない空気に触れたような感覚。
「僕、病気なんかしてないから」
「あ、ああ……そうだな……」
「だから、病院に入る必要なんてない」
「わかった……わかったから、もう部屋に戻りなさい」
「おやすみ」
キラは、そのいたたまれない空気から逃げるように部屋に戻った……。

8通常の名無しさんの3倍:2008/06/05(木) 18:36:24 ID:???
「面舵2度、減速更に20%」
アーサーが、オノゴロ島の港に入るための躁艦指揮を執る。
そう。ミネルバはとうとうオーブに着いたのだった。
「アイ。面舵2度、減速更に20%」
『オノゴロ、オートコントロール1より全ステーションに伝達。ズールアルファ、アライバルを確認。以後ズールアルファは誘導
チャンネル、イオタブラボーにてナブコムとリンクする。入港シークエンス、ゴー』
「ザフトの最新鋭艦ミネルバか。姫もまた面倒なもので帰国される」
オーブ連合首長国宰相ウナト・エマ・セイランが誰ともなしにつぶやく。
「仕方ありませんよ宰相。代表だってよもやこんなことになるとは思ってもいなかったでしょうし、国家元首を送り届けてくれた
艦を冷たくあしらうわけにもいきますまい。今は」
五大氏族マシマ家の族長、タツキ・マシマが答える。
「ああ、今はな」

「あ、ウナト・エマ」
出迎えの人々の中にウナト宰相を見つけると、カガリは声をかけた。
「お帰りなさいませ代表。ようやく無事なお姿を拝見する事ができ、我等も安堵致しました」
「大事の時に不在ですまなかった。留守の間の采配、有り難く思う。被害の状況などどうなっているか?」
「沿岸部などはだいぶ高波にやられましたが幸いオーブに直撃はなく。……詳しくは後ほど行政府にて」
「ザフト軍ミネルバ艦長、タリア・グラディスであります」
「同じく副長のアーサー・トラインであります」
タリアとアーサーがウナトに敬礼する。
「オーブ連合首長国宰相、ウナト・エマ・セイランだ。この度は代表の帰国に尽力いただき感謝する」
「いえ、我々こそ不測の事態とはいえアスハ代表にまで多大なご迷惑をおかけし、大変遺憾に思っております。また、この度の災
害につきましても、お見舞い申し上げます」
「お心遣い痛み入る。ともあれ、まずはゆっくりと休まれよ。事情は承知しておる。クルーの方々もさぞお疲れであろう」
「ありがとうございます」
「では、代表。まずは行政府の方へ。ご帰国そうそう申し訳ありませんがご報告せねばならぬ事も多々ございますので」
「ああ、解っている」
「ユウナ。お前も来い」
「了解しました。あー、君も本当にご苦労だったねぇアレックス」
「いえ……」
「報告書などは後でいいから、君も休んでくれ」
「は……」
「じゃあ、カガリ。行こうか」
そう言うとユウナはカガリの背中に手をやる。
「あいや……あの……」
「はぁ……」
アスランは溜息をついた。

「でも、ほんとのところはどうするつもりなのかしらね」
その様子を眺めている男女がいた。
「ん?」
「セイランは元々大西洋連邦よりだわ。カガリさんが戻ったところで今のこの情勢では……」
「だろうな。とにかく、とんでもないことになったもんだよ。まったく……」
彼らは、先の大戦で活躍したアークエンジェル艦長、マリュー・ラミアスと、エターナル艦長、そして、「砂漠の虎」と呼ばれた
アンドリュー・バルトフェルド。
彼らは戦後、オーブに身を隠していた。
9通常の名無しさんの3倍:2008/06/05(木) 18:36:42 ID:???
「なんだと!? 大西洋連邦との新たなる同盟条約の締結!? 一体何を言ってるんだこんな時に! 今は被災地への救援、
救助こそが急務のはずだろ!」
行政府に戻ったカガリを、思わぬ案件が待っていた。
「こんな時だからこそですよ代表」
五大氏族長のタツキ・マシマは言った。
「うぅ……」
「それにこれは大西洋連邦とのではありません。呼びかけは確かに大西洋連邦から行われておりますが、それは地球上の
あらゆる国家に対してです」
「……」
「約定の中には無論、被災地への救助、救援も盛り込まれておりますし。これはむしろそういった活動を効率よく行えるよう
結ぼうという物です」
「いやしかし……!」
「はぁ……。ずっとザフトの艦に乗って居られた代表には、今一つ御理解頂けてないのかもしれませんが」
「ぁ!」
「地球が被った被害はそれは酷い物です。そしてこれだ」
「あぁ……」
モニターに映し出された物――それはユニウス7での戦闘。そしてフレアモーターだった。
「我等、つまり地球に住む者達は皆、既にこれを知っております」
「こんな……こんなものが一体何故……」
カガリはユウナの方を見た。
ユウナは、自分は知らないよ、と言うように肩をすくめて見せた。
「大西洋連邦から出た情報です。だが、プラントも既にこれは真実と大筋で認めている。代表も御存知だったようですね」
「ぅ……だが……でもあれはほんの一部のテロリストの仕業でプラントは……。現に事態を知ったデュランダル議長やミネルバ
のクルーはその破砕作業に全力を挙げてくれたんだぞ! だから、だからこそ地球は……!」
「それもわかってはいます。だが実際に被災した何千万という人々にそれが言えますか?」
「ぅっ……」
「あなた方は酷い目に遭ったが地球は無事だったんだからそれで許せ、と」
「ぅぅ……」
「今これを見せられ、怒らぬ者などこの地上に居るはずもありません。幸いにしてオーブの被害は少ないが、だからこそ尚、
我等はより慎重であらねばならんのです」
「……」
カガリは黙ってしまった。
「理念も大事ですが我等は今誰と痛みを分かち合わねばならぬ物なのか、代表にもその事を充分お考えいただかねば。
……ウナト宰相? 先程から黙っておりますが、いかがなされた?」
ウナトは閣議の間、じっと黙って腕を組んで目を瞑っていた。
「……代表が戻られて時間もない。考える時間が必要だろう。我々もまた、な。情報もまだまだ集めたい。話はまた、明日にしよう」
そのウナトの一言で、閣議はお開きとなった。
10通常の名無しさんの3倍:2008/06/05(木) 18:37:04 ID:???
続く。

>>1乙であります。
11通常の名無しさんの3倍:2008/06/06(金) 00:45:53 ID:???
>「……。敵って……誰だよ……」
元ザフトのクセに寝言言ってるバカ凸。
マユもそこでつまるなよ。
12通常の名無しさんの3倍:2008/06/06(金) 00:55:10 ID:???
護衛の癖に寝言逝ってるバカ、凸。
凸だけ原作どおりといっちゃそうなんだけど。作者氏凸嫌いですか?
13通常の名無しさんの3倍:2008/06/06(金) 01:04:32 ID:???
14通常の名無しさんの3倍:2008/06/06(金) 01:37:53 ID:???
それより老魔法王
岩の塊を落とせるフォース
15通常の名無しさんの3倍:2008/06/06(金) 01:46:45 ID:???
法王猊下ならしょうがないなw

つーか法王猊下御健在なら基督教の権威失墜はありえないなw
回教もムスリム国家築いてるし、神道仏教儒教はもはや生活習慣と一体化してるしなぁ……

あれ?どこの宗教も権威失墜してなくね?
16通常の名無しさんの3倍:2008/06/06(金) 02:35:04 ID:???
って、あの法王猊下CEまで生き延びてんかい!

……ヨーゼフ猊下ならありえるか。
コレがありなら、日本に落ちたのもきっと、神風か何かに弾かれたに違いない。
17通常の名無しさんの3倍:2008/06/06(金) 02:46:45 ID:???
軍隊の敵は国の敵対勢力でSPの敵は暗殺者だろ。
明日欄て馬鹿なの?
18通常の名無しさんの3倍:2008/06/06(金) 10:50:34 ID:???
アスランに限らず、ラクシズの面々は全員陰謀史観に取り付かれてるよな。
だから、敵は国家じゃなく、その裏にいる『何か』だと考えてしまう。

一見入り組んで見えても、大抵は単純な問題の積み重ねでしかないんだがなー。
19通常の名無しさんの3倍:2008/06/06(金) 18:57:45 ID:???
いや、本当に「一族」という存在が歴史の裏で暗躍してたんだけどね・・・
ラクシズはそれに気付かないまま、表立って歴史を破壊してしまった
20通常の名無しさんの3倍:2008/06/06(金) 19:04:25 ID:???
猊下いたらマルキオの本業やりにくいだろうな
SEEDってぶっちゃけ救世主思想だし
イスラム国家に至ってはムハンマドが最後で以後はいないって解釈だし
ひょっとしてマルキオ、詰んだ?
21通常の名無しさんの3倍:2008/06/06(金) 20:02:51 ID:???
マルキオの正体次第じゃない?
マルキオ=這い寄る混沌とかの場合ならMS戦とかぶっちぎって好カードだぜ!
22通常の名無しさんの3倍:2008/06/07(土) 09:07:15 ID:???

・・・こんな可能性もあるのかな?(冷や汗)

キャスター「只今未確認ですが昨夜未明長年領土問題になっていました
対馬沖にある○島が破片にぶつかり消滅したとの情報が入ってきました」
23通常の名無しさんの3倍:2008/06/07(土) 14:03:32 ID:???
>>22
すでに日本も朝鮮もなくなってるので領土問題も残ってないだろ
24通常の名無しさんの3倍:2008/06/07(土) 15:22:37 ID:???
隕石の威力を甘く見てるのが多いが、現実にあの位置に数メートルクラスの破片が落ちたら中国の沿岸も壊滅だ
サイズ的に小島に過ぎん日韓両国なんぞは一溜まりもない
25通常の名無しさんの3倍:2008/06/07(土) 15:51:53 ID:???
沿岸都市はBTWで壊滅だよな、jk
特に港湾能力や船舶の対波性能の低いお隣の半島は……
26通常の名無しさんの3倍:2008/06/07(土) 16:27:05 ID:???
>>22-25
ハイハイ壊滅壊滅、これで満足?
とっとと巣に帰ってね。
27通常の名無しさんの3倍:2008/06/07(土) 17:21:42 ID:???
と、チョンが申しております
28通常の名無しさんの3倍:2008/06/07(土) 18:36:19 ID:???
別に普通の考察だろ
29通常の名無しさんの3倍:2008/06/08(日) 12:50:23 ID:???
まあ理念や建前にかまけて現実の自国民をないがしろにするのは
最末期の大日本帝国やそれ以降現在に至る中朝、そして作中のオーブへと
連綿と受け継がれてる伝統だからな。
で、たしか夫妻曰く理想の日本の姿なんだったっけ?
30通常の名無しさんの3倍:2008/06/08(日) 13:23:01 ID:???
負債って怖い奴らなんだな
31通常の名無しさんの3倍:2008/06/08(日) 16:06:46 ID:???
あれは単に枕営業に対する言い訳だろ
32通常の名無しさんの3倍:2008/06/08(日) 17:25:43 ID:???
TV本編はもとより、きょうびのリアルの圧制国家より怖いオーブ
(支配層だけでなく臣民のほとんどまでがガチで狂ってるという意味で)を
描いたザクレロSEEDの続きもそろそろお願いしたいところ。
正直現状のヘリポリに核攻撃でもやりかねん剣幕だし。
え、核保有なんてアリかって?理念の為には当然だ!とか言うだろフツーに
あの気違い父娘なら……って、誰かノックしてるがなんだr
33通常の名無しさんの3倍:2008/06/08(日) 17:36:02 ID:???
核はNJで使えないので『毒ガス』にしました。

                                  /\___/ヽ
    (.`ヽ(`> 、                      /'''''' ウ ''''''::::::\                      ,. <´),r'´.)
     `'<`ゝr'フ\                  +  |(●),   、(●)、.:| +                  /フ'rゝ´>'`
  ⊂コ二Lフ^´  ノ, /⌒)                   |  ,,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::|                 (⌒\ ,!、  `^フ_l二コ⊃
  ⊂l二L7_ / -ゝ-')´                 + |   `-=ニ=- ' .:::::::| +                `('-ゝ- ゙i _7_l二l⊃
       \_  、__,.イ\           +     \   `ニニ´  .:::/   + +           /ト.,__、  _/
        (T__ノ   Tヽ        , -r'⌒! ̄ `":::7ヽ.`- 、   ./|   `  ̄!⌒'r- ,        ,r'T   !、__T)
         ヽ¬.   / ノ`ー-、ヘ<ー1´|  ヽ | :::::::::::::ト、 \ (  ./ヽ :::: | ,r'  |`「ー>ヘ、-ー`(, ゙i   .¬,r'
          \l__,./       i l.ヽ! |   .| ::::::::::::::l ヽ   `7ー.、‐'´::::::: |.   | !,r'.l i       \.,__l/
34通常の名無しさんの3倍:2008/06/09(月) 01:27:15 ID:???
隕石議論していたみたいだが、マジレスすると
金属などで出来た隕石だとかなりの威力、しかし空中で爆発するわけではないのでサイズによっては核より被害は少ない
氷で出来ている彗星、コイツはよほどでかく無い限り空中で爆発して直下でもない限りは被害は限定される
で、コロニー落としな。
中身スカスカとはいえ全長30kmの、それなりに質量のある物体が落ちたらタダでは済まないが実際にやればUCのシドニー湾のスケール縮小版ができる威力だと思われ。
ただしAWみたいにドカドカやればガチでああなる。
ユニウスセブンなら、前者と比較して小さいし、更にその片割れだし、丸々落ちてもオーブが消えて大きめの津波が起きる程度だろう。
劇中通りに粉砕されると、大した被害はない。殆どは燃え尽きるか空中分解する。残骸が大都市に命中しても酷くて半壊する程度。
35通常の名無しさんの3倍:2008/06/09(月) 12:09:19 ID:???
隕石の被害で一番重要なのは物体の速度なんだが……。
それにツングースカで超低速50m級の彗星が空中爆発して最大600km先まで被害を与えてる事実は無視か。
36通常の名無しさんの3倍:2008/06/09(月) 16:11:11 ID:???
え、あれってUFOじゃなかったん?
37通常の名無しさんの3倍:2008/06/09(月) 16:41:46 ID:???
木星人の爆弾だろ
38通常の名無しさんの3倍:2008/06/09(月) 20:37:28 ID:???
>>35
600kmも被害あったのか?爆発した真下は木が直立して残っていたが周囲数kmに渡って森が倒壊した、ってやつじゃ無かったっけ?
39通常の名無しさんの3倍:2008/06/09(月) 21:19:29 ID:???
落下したユニウス7が何Kmあったかは知らんが、隕石なら1kmで世界は破滅するそうだ
10kmが恐竜が絶滅したやつな
ツングースカクラスで関東平野が壊滅する威力らしい


5thルナが落ちた時点でUCの地球は壊滅していたようだ
40通常の名無しさんの3倍:2008/06/09(月) 21:30:24 ID:???
>>39
直径8km
それを砕いた。
41通常の名無しさんの3倍:2008/06/09(月) 21:51:40 ID:???
それで考えるとたった15年でほとんどの影響が浄化されたAWの地球は結構強いんじゃなかろうか
42通常の名無しさんの3倍:2008/06/09(月) 22:03:33 ID:???
>>40
数個にしか割れてないから・・・
もう終わってね?
43通常の名無しさんの3倍:2008/06/09(月) 22:16:11 ID:???
数十個のコロニー落し…
たしか大陸のほとんどが消し飛んでたな
44通常の名無しさんの3倍:2008/06/09(月) 22:53:42 ID:???
ガオガイガーでは、20数メートルがどうとか必死に砕いてたな
45通常の名無しさんの3倍:2008/06/09(月) 22:58:46 ID:???
ガガガで破砕作業なんかあったっけ?
超竜神が押し返したやつぐらいしか思い出せん
46通常の名無しさんの3倍:2008/06/09(月) 23:41:58 ID:???
>>42
嫁の脚本に考証なんて言葉はない。
47通常の名無しさんの3倍:2008/06/10(火) 00:21:18 ID:???
きっと外側だけ岩盤で、中身の大半は発泡スチロールだったに違いない
48通常の名無しさんの3倍:2008/06/10(火) 03:12:02 ID:???
この前火星に落ちた小型の隕石が幅1.4キロ深さ200メートルのクレーターを作ったらしいから
結構威力は凄いんだろうね
49通常の名無しさんの3倍:2008/06/10(火) 11:50:54 ID:???
まあ素人考えでも、火星だと大気とか引力とかいろいろ条件が違いそうな気がするけどね
50通常の名無しさんの3倍:2008/06/10(火) 13:59:51 ID:???
まあ、某マンガみたく
小型隕石
パワー:超凄い
ぐらいでいいだろこの場合。
条件がどうとか言い出したらそれこそ限がないし、材質も重量もわからんのじゃあ考えるだけ無駄だろ。
51通常の名無しさんの3倍:2008/06/10(火) 14:28:36 ID:???
ところで某スレでこっちで聞いてみたほうがいいと言われたんだが
種死本編途中で軍を抜けるシンという話ってあります?
ザフト・連合・オーブからお尋ね者になる展開とか(本当にキラが死んでたら議長にとっては用無しだし)、
ユウナをザフトのオーブ侵攻から運良く逃げ延びさせて凸凹コンビの珍道中とか
キラが生きているのを知った議長が条件付で軍に復帰させるとか
52通常の名無しさんの3倍:2008/06/10(火) 16:10:52 ID:???
もしもオーブ国民がまともだったら:
例えば自分 だ け の理念に酔って国を焼き民を無駄死にさせたウズミと
直後の一番苦しい時にさっさと逃亡したカガリへの支持と幻想が完全に消え失せ、
短期間で建て直したセイランを正当に評価して、その結果セイラン家ももはや
アスハの家名を必要とせず堂々と政権を握って現実主義に徹していたら
シンの故郷への見方もいくらか変わっていただろうか…?
53通常の名無しさんの3倍:2008/06/10(火) 16:28:43 ID:???
シンはツンデレと言うか、初期の時点ではグレているので大差はないかと
シンにとってのオーブって『守ってくれなかった国』であって
現在進行形でのオーブがどうであろうと恨み持ちなことに変わりはないし
まあ、ちゃんと向き合えば分かり合えることもなきにしもあらずかな?

下手な論破されちゃうとアスハ憎いからオーブ嫌いに変わるだけかもだけどね
54通常の名無しさんの3倍:2008/06/10(火) 16:34:54 ID:???
解り合うってユウナとかと? 何処にも向けられない怒りがくすぶり続けるんじゃないかとは思うが、
デュランダルがオーブ侵攻を計画した時にぐらっと来るかもな。戦火で家族を奪われた自分が、今度は
奪う側に回るのかみたいな
55通常の名無しさんの3倍:2008/06/10(火) 16:44:46 ID:???
オーブ国民がまともならシンもまともなんだろーけど、まともなシンって言葉の響きは
宇宙の法則が乱れそうな感じがするんだよな。
56通常の名無しさんの3倍:2008/06/10(火) 18:13:19 ID:???
それだったら多分お偉いさんか、ユウナあたりが亡命者に頭下げて回るんじゃネーか?パフォーマンス的な意味で
それで少しでも人材が戻ってくれば万々歳ってことで
でも民衆が泥だらけで逃げ回ってた時に
まっさらな制服着てた某一佐とか軍事裁判行き確定だろうなw
57通常の名無しさんの3倍:2008/06/10(火) 18:28:49 ID:???
言われてみりゃシン達がボロボロなのに綺麗なままの某一佐はおかしいなw
本当に救助や先導役してたのか?
安全な場所で突っ立ってただけなんじゃ
よくトダカはシンの命の恩人で、シンは恩を仇で返したって言われるけど
そうでもなくね?
トダカ達がもっと懸命に活動してりゃ誰かしら助かったんじゃね?

オーブの軍人がマトモだったら…
駄目か。それはもうオーブじゃない別の国だ
58通常の名無しさんの3倍:2008/06/10(火) 18:32:31 ID:???
もしオーブがオーヴだったら
59通常の名無しさんの3倍:2008/06/10(火) 18:34:49 ID:???
>>57
いや、一佐が自ら動いてたら、それはそれでその軍はやばい
階級高い人は安全な所で指示を出すのが仕事なんだから、現場に出てきたらダメだ

トダカは現場うろつくな、民間人の避難誘導が任務なら、もっと事前に計画練って万全に対処しろっていう指摘なら正しいが
60通常の名無しさんの3倍:2008/06/10(火) 18:57:24 ID:???
連合によるオーブ侵攻の際にセイラン派がクーデターを起こしたら・・・?
61通常の名無しさんの3倍:2008/06/10(火) 19:17:36 ID:???
しかしあの当時のセイラン派というか反アスハ派って凄く少数派だったんじゃないだろうか?
それから種死までの間に、ウズミのやり方に疑問を持つ物が出てきてセイランに集ってきたので
種死ではカガリの影響力が少なくなったとか
62通常の名無しさんの3倍:2008/06/10(火) 19:30:14 ID:???
ユニウス7落しが、種のラストだったら?
つーかジェネシスなんて作ってる暇があったら、
ユニウス7にフレアモーター付けた方が遥かに安上がりじゃないか?
63通常の名無しさんの3倍:2008/06/10(火) 19:39:46 ID:???
戦乱のドサクサにクーデターを起こせばなんとかなるかも
うまくすれば連合部隊が上陸する前に5大氏族の4つまでを抑えられる
そうしたら被害が出る前に連合にマスドライバー貸与を持ちかける事も可能
ここは抜け目無くマスドライバー使用料をふんだくりたい所
戦闘による損失に比べれば安いものさ
中立国ってのはどちらも突っぱねる国ではなく、どちらにもいい顔をして付き合う国の事だ
だから別におかしくない
64通常の名無しさんの3倍:2008/06/10(火) 19:44:16 ID:???
>>62
ジェネシス自体は戦前からあったものだ
それを兵器に転用しただけ
それと種の終盤は核が飛び交ってるから、ユニウス7なんぞあっさり粉々にされるよ
これをミラージュコロイドで覆い隠して、大気圏に突入するまで気付かれないようにすれば話は別だけど
65通常の名無しさんの3倍:2008/06/10(火) 19:57:25 ID:???
>>63
というか、クーデター起こすならセイランよりサハクだと思うぞ。
この2家しか人間的にも政治家的にもまともな思考を持っていない国ってのもどうかと思うが
66通常の名無しさんの3倍:2008/06/10(火) 20:21:09 ID:???
サハクもギナが死んでからミナが狂いだしてきて
種死時には発狂して『天空の宣言』なんてしだすからなぁ……
67通常の名無しさんの3倍:2008/06/10(火) 21:43:55 ID:???
>>59
安全な所っつーより状況を把握して適切な指示を出せる場所だな
68通常の名無しさんの3倍:2008/06/10(火) 23:44:43 ID:???
>>66
あれって事実上の支配者宣言だぞw
69通常の名無しさんの3倍:2008/06/10(火) 23:54:05 ID:???
国土も持たずに(食料を地球にたよってる宇宙事情で)支配者宣言とか発狂してるだろw
70通常の名無しさんの3倍:2008/06/11(水) 07:48:15 ID:???
一応、
コロニー=領土
周辺宙域=領宙
と解釈出来ないこともない

つまり、食料及び水を何とか自力で調達出来ればあるいは、って感じだが
71通常の名無しさんの3倍:2008/06/12(木) 12:59:11 ID:???
もし本編の中盤あたりでミネルバが沈んでシン一人が残されたら
72通常の名無しさんの3倍:2008/06/12(木) 13:29:38 ID:???
議長のスピーカーか、ラクスの手先だな。
73通常の名無しさんの3倍:2008/06/12(木) 16:28:02 ID:???
もしも中盤以降のライバルがキラじゃなくて
ブラックシン・アスカだったら
74超種運命の大戦(仮) ◆Lna0TEvcJM :2008/06/12(木) 17:40:15 ID:???
地球圏外縁L4――
そこにDSSD――深宇宙探査開発機構――の補給コロニーがある。
今、そこに一隻の宇宙船が接続しようとしていた。
「マーズシップ0357『アキダリア』認識コード確認! ドッキング許可のシグナル発信」
……
『ようこそマーシャン(火星人)、地球へ。火星からの旅はどうだった?』
管制官が尋ねる。
マーシャン――火星人とは、火星にコロニーを作り入植したフロンティアスピリット溢れる人々を指す言葉である。
火星は地球に年に一回使節団を送ってくる。そして希少な鉱物と引き換えに地球の珍しい食材――ウニ、カラスミ(ボラの卵巣の塩漬け)、
このわたなまこの腸の塩辛)は元よりハチノコ、イナゴ、ザザムシ等と言った物まで持ち帰るのだ。
今回の使節団はオーストレールコロニーの人々が当たっている。
「順調でしたよ。でなければ、ここには到着していない。でしょ?」
使節団の副官、ナーエ・ハーシェルが答える。
『ははは。そりゃそうだ』
「地球の様子はどうですか?」
『うーん、あんまりいい感じではないな。ユニウス7が落下してからこっち、荒れちまってる。今すぐにでも戦争になりそうな雰囲気だ』
「……愚かな!」
ナーエの後ろに座っている男が吐き捨てるように言う。
『……!? なんだ?』
「いえ、大変ですね。世界は常に動いている、と言う事でしょうか?」
ナーエは取り繕うように言う。
『あんたらが来るのは一年に一回だもんな。最近じゃあ一年あれば戦争が終わるし、また始まるさ――ドッキング確認』
「積荷の転送リストを送ってもいいですか?」
『ああ。また地球のうまいもん持ってってくれ! じゃあな!』
管制官との交信が切れると、ナーエは後ろを振り向いた。
「……少し自重してください。アグニス。不信感を持たれたらどうします?」
ナーエの後ろにいるのはアグニス・ブラーエ。この使節団の団長である。
「また、戦争を始めようなど、愚かでないとしたらなんと言うのだ!」
「それをこれから調べる。それが私達の任務ではないのですか?」
「ああ。だが――DSSDの連中が、さも自分達は戦争に無関係だと言う態度も気に食わん! 俺達の世界で、他と無関係な所などないのだ!」
「アグニス。落ち着いてください。さあ、次の指示はなんですか?」
「惑星間航行ユニット及びコンテナ部切り離し! アキダリア、メインユニットで地球へ向かう!」
「了解です。まずはどの勢力と接触しますか?」
「まずはプラントへ――!」


75超種運命の大戦(仮) ◆Lna0TEvcJM :2008/06/12(木) 17:40:36 ID:???
「え? 本当?」
ヴィーノは嬉しそうに聞く。
「いやぁまだ分からないけどさ、修理で数日って事になるんなら案外出るんじゃないかって。上陸許可」
「出してあげるねって、タリアさん言ってたよ」
シンが答える。
「うわぁ。この艦長の恋人!」
「恋人なんて……息子代わりに可愛がられてるだけだよ」
「でも、キスはしたんだろう?」
「ん? ふふ」
シンは自慢げに微笑む。
「こいつぅ!」
「ちょっとここまできつかったからなぁ実際。なんか夢中で来ちゃったけどむっちゃくちゃだったもんなほんと。あぁ! ねぇオーブってさぁ……」
その休憩室から聞こえる声に、廊下を歩いているマユは眉を顰める。マユは、弟と艦長の関係にいい感情を持っていなかった。
「あ、お姉ちゃん!」
「あ。……何よ?」
「お姉ちゃん、なんだか顔が怖い……。もし、上陸許可が出たら、一緒にどっか行かない?」
「いいわよ」
「ルナはどうするのかな」
「お墓参り、したいとか行ってたけど。私の方で誘ってみるわ。……あんた達、ルナにオーブの名所とかおいしい物とか、浮かれ気分で聞かないようにね」
「えー。なんで?」
「……いい思い出ばかりじゃないのよ。ルナにとっては……」

マユが部屋に入ると、ルナマリアがベッドに寝ていた。
「上陸……出来るのかな?」
「出来るらしいわよ。弟の艦長情報によると」
「ふーん。艦長もさぁ、いいかげん、ショタよね」
「やめてよ」
マユは服を脱ぎ捨てる。
先程のシンの自慢げな顔が甦る。
「不潔よ……」
不快な感情を洗い流すかのようにシャワーを浴びた。


76超種運命の大戦(仮) ◆Lna0TEvcJM :2008/06/12(木) 17:40:58 ID:???
暇が出来たアスランは、高波で家が壊されたラクス達が引っ越したと言う家を探しに車を出した。
「ん? キラ?」
海岸の砂浜に、キラらしき人影を見つけた。子供に囲まれている。ラクスもいるらしい。
アスランは車を止め、降りていった。
「あはは。こっちこっち! あ?」
「あーアスラン!」
「違うよアレックス!」
「アスランだよ!」
「アレックス!」
「どこ行ってたんだよねえ」
「どこ?」
「カガリは?」
「アスラン」
どこか、ぼんやりとした表情でキラはアスランに声をかけた。
「お帰りなさい。大変でしたわね」
ラクスも、アスランに声をかける。
「君達こそ。家流されてこっちに来てるって聞いて。大丈夫だったか?」
「そうお家なくなっちゃったの」
子供達が、アスランにまとわりつく。
「あぁぁ……」
「あのね見てないけど高波っての来て、壊していっちゃったって!」
「ばらばらー」
「おもちゃもみんななくなっちゃった」
「新しいの出来るまでお引っ越しだって」
「そうだよ、お引っ越しすんの」
「あらあら。ちょっと待って下さいなみなさん。これではお話が出来ませんわ」
「そうだな、ちょっと待っててくれ、みんな」
アスランはラクスをちょっと向こうまで連れ出すと、聞いた。
「キラは相変わらず?」
ラクスは悲しそうに頷いた。
「そうか……」
アスランはため息をついた。
「あいつは優しいからな。心が耐えられなかったんだろう」
「ええ」
「だけど、君は前に進まなけりゃいけない。捕らわれるな」
「……ふふ。キラのお父様とお母様にも同じ事言われましたわ」
「そうか……」
「もう少しだけ、時間を下さい」
「ああ」
「ありがとう」
そう言うと、ラクスはキラに向かって言った。
「キラー! 子供達を頼めます? 私は少し先にアスランと帰りますわ」
「うん、いいよ。気をつけてね。……さあ、遊ぼうか」
そう言ってキラは笑顔を子供達に向ける。子供のような純粋な笑顔だった。

77超種運命の大戦(仮) ◆Lna0TEvcJM :2008/06/12(木) 17:41:14 ID:???
「あの落下の真相はもうみんな知ってるんだろ?」
アスランはラクスに聞いた。
「ええ」
「連中の一人が言ったよ」
「え?」
「撃たれた者達の嘆きを忘れて、何故撃った者達と偽りの世界で笑うんだお前らは、って。」
「……戦ったのですか?」
アスラン ユニウス7の破砕作業に出たら、彼等が居たんだ。あの時、キラに聞いたんだ。やっぱりこのオーブで」
「ええ」
「俺達は本当は何とどう戦わなきゃならなかったんだ、って」
「ええ」
「そしたらキラが言ったんだ。それもみんなで一緒に探せばいい、って。……でも、やっぱりまだ、見つからない……」
ラクスが慰めるように肩に手を伸ばしてくる。
何をやってるんだろうな。
アスランは思った。
ラクスは、もう俺の婚約者じゃない。気持ちを吐き出すべき相手は、カガリだろうか。だが、カガリも……
やりきれない感情が募る。
俺はオーブに来て何がやりたかったんだ? ボディーガード? 馬鹿な!
「プラントへ戻るか……」
「え?」
「ああ、いや、なんでもない」
アイリーン・カナーバが半ば厄介払いのように自分をオーブに来る事を認めたのは知っている。
あの女!
アスランの胸の中で父に対する愛憎が渦巻く。
誰が、厄介払いなんかされてやるものか!
アスランはプラントに戻る事を決心した。

78超種運命の大戦(仮) ◆Lna0TEvcJM :2008/06/12(木) 17:41:33 ID:???
キラは、子供達を連れて帰るとマルキオ導師にあずけて、自分の部屋へ帰る。
いつもなら、すぐに出迎えてくれるはずのラクスが現れない。
「ははは……ついに、見捨てられたかな」
でも、それがいいかもしれない。僕なんか……。
少し落ち込んだ気分で、自分の部屋のドアを開ける。
――そこに……いた。
「フレイ……」
椅子に座って、向こうを向いている。
長い深い赤色の髪、ぴんと伸びた背筋……。
カーテン越しの淡い陽光が、傾いだ柱を何本も作る。
その光の柱を浴びるようにして、フレイは座っていた。
「フレイ……どうして……生きて……?」
微妙な均衡を保ってきた認識が、ぐちゃぐちゃに混乱していくのかわかる。
これは一体どういうことだろう? フレイが、フレイがここにいるなんて。
だってフレイは……そうフレイは……。
「フレイ……僕は……。ずっと昔から好きで、守りたくて、大切で……傷つけてしまって……。だから、だから……僕が言いたいのは……」
言葉に、ならない。
「わかってるわよ、キラ……」
窓を向いたまま、フレイは言う。
「大切に思ってくれてるって、知ってるから」
「ああ、フレイ……」
キラはふらふらと近寄る。背後から、そっと肩に手を触れる。
「……だから、もう終わりにしましょう、キラ」
フレイがゆっくりと立ちあがり、頭に手をかける。する……と髪が流れた。
ヘアピース?
下から、薄い赤色の本物の髪が現われる。
そして、ゆっくりと振り返ったその顔は。
79超種運命の大戦(仮) ◆Lna0TEvcJM :2008/06/12(木) 17:41:42 ID:???
「……ラクス……?」
「……」
神妙な顔で、じっと僕を見つめるラクス。
改めて見ると、どうして間違えたのかさえ疑問に思えてくる。
「フレイじゃ……なかったのか……」
「体格だって違うし、雰囲気だって違うだろうし……ただ、かつらをかぶっただけ。それだけですわ、私がした事って」
「どうして、そんな事を……」
「そのくらい、キラの目は曇ってたって事ですわ」
「……」
意識が、また暗く深い場所に沈んでいきそうだった。
一歩、下がる。
「また、逃げるのですか? キラ?」
目ざとく察したフレイが、少し厳しい口調で告げる。
「もう……逃げるのやめにしましょう……。フレイさんは……もう死んだんですよ」
「……何言ってるんだよ……そんなことない!」
むきになって怒鳴ると、ラクスはもっと声を張り上げて、僕の胸倉をつかんだ。
小さい手で。力いっぱい。耳がびりびり痺れるほど、大声でまくし立てて、叫びながらラクスは泣く。
「ぅぅぅ……」
目頭が熱い。これは……涙?
僕が、泣いているのだろうか?
キラは頬に手をやる。
びしょびしょだ。
「僕……」
これは、まるで子供の泣き方だな。
そんな自覚をしながら、キラは泣いた。まっすぐに喋れないほど、激しい嗚咽をいくつもこぼして。
話した。
フレイとの事を。
わずかの間だったけれど恋人と呼べた、大切に思っていた、かけがえのない存在だった少女の事を、嬉しかった事を、救われた事を、
傷つけてしまった事をキラはひたすら話した。
ラクスは、そんなキラの頭を抱いて、上手にあいづちを打ってくれた。
それだけの事が、死ぬほど嬉しくて、キラはさらに泣いた。
今まで、自分を偽装していたため、流れる機会を失っていた涙を、全て出しきるように。
すべての呪縛から……解き放たれるように。
やがてラクスは、キラの肩を叩いて、言った。
「やっと、私を見てくれましたね」
そう言えば、人をしっかり見るのは久しぶりかもしれなかった。
「明日、慰霊碑に行きましょう。フレイさんのお墓はオーブにはないけど、気持ちは伝わりますわ。……ね?」
「うん……うん……」
キラとラクスは、濡れたまぶたをぬぐって、立ちあがる。
長い悪夢は終わりを告げ、ようやく、キラは自分の時間を歩き始める――かに思えた。
80超種運命の大戦(仮) ◆Lna0TEvcJM :2008/06/12(木) 17:41:51 ID:???
続く
81超種運命の大戦(仮) ◆Lna0TEvcJM :2008/06/12(木) 17:44:31 ID:???
ちょっぴり修正

あの女!
あの女がいなければ父も死なずに済んだかもしれない。いや……自分の手で父を殺さねばならなかったかも知れない。
だが……。
アスランの胸の中で父に対する愛憎が渦巻く。
82通常の名無しさんの3倍:2008/06/12(木) 22:58:38 ID:???


BTWの被害で漁業及び海洋生態系に被害甚大でマーシャン絶望決定w
そういやマーシャンってプラント同様理事国出資のはずなんだが行き先がフリーダムだな……
そしてマーシャンで思い出した
△アストレイでプラントに「強すぎる力は争いを呼ぶ!」と豪語してた某国家元首がM1シュライクやムラサメをマーシャンに疲労してたのを
83通常の名無しさんの3倍:2008/06/12(木) 23:10:41 ID:???
「2年前に作ったスカスカ金属のM1アストレイと戦闘機としてもMSとしても中途半端な性能の
ムラサメが“強すぎる”訳ねーじゃん」
というカガリの国家予算ブチ込んだ自虐ネタなんだろう。
84通常の名無しさんの3倍:2008/06/12(木) 23:35:40 ID:???
>>83
の割には三機掛り+パイロットの腕があるとしても、
種死本編で唯一ガンダムを落とした量産機だが?>ムラサメ
85通常の名無しさんの3倍:2008/06/13(金) 01:21:40 ID:???
>>84
飛行形態だと撃つ事ができる強力なビーム砲があるそうだ、あの機体
86通常の名無しさんの3倍:2008/06/13(金) 01:37:25 ID:???
>>85
マジカ
そのわりにゃ、くるくるしゃきーんと変形→MS形態でライフルずきゅーんを延々繰り返してたくらいしか
印象ないんだが
思えば戦闘機っぽいことやってなかったような(ミネルバへの特攻くらいか?」
87通常の名無しさんの3倍:2008/06/13(金) 02:07:25 ID:???
>>86
だが、戦闘機形態で活躍してしまうと、MAが役に立たないって言う設定が崩れるんじゃね?
メビウスなんかと大差無いじゃんよ、ムラサメのMA形態。
88通常の名無しさんの3倍:2008/06/13(金) 05:02:02 ID:???
そうなると、なんでわざわざMAのときにしか撃てないような武装つけてんだろう…。
当たるかどうか以前に生きて帰れるかどうかすらわからんのに。

キラのOSや2年間の技術革新でMA対MSのキルレシオの比率が改善されたと考えたほうが
いいのか。
89通常の名無しさんの3倍:2008/06/13(金) 08:08:52 ID:???
ジブリールが乗ったシャトルを追撃するも、後から来たフォースインパルスに追い抜かれたムラサメ(´・ω・`)
90通常の名無しさんの3倍:2008/06/13(金) 10:00:02 ID:???
追撃?護衛&ザフト妨害の間違いだろ?
91通常の名無しさんの3倍:2008/06/13(金) 15:23:58 ID:???
凸のキャラがどんどん酷くなってるw
92通常の名無しさんの3倍:2008/06/13(金) 19:59:46 ID:???
でもこのアスランの感情は少なくとも理解できるわ、TVの凸とは違って
93通常の名無しさんの3倍:2008/06/13(金) 21:32:39 ID:???
>>88
だからこそのコスモグラスパーやエグザスなのか。
ザムザザー、ゲルズゲーみたいな機体もあるし。

というか本来ガンダムではMSよりもMAの方が総合性能は上なんだよな、それぞれに小回りきかないとか装甲薄いとか致命的な欠点があるだけで。
94通常の名無しさんの3倍:2008/06/14(土) 20:32:19 ID:???
もしシンが亀有公園前派出所に配属されたら
95通常の名無しさんの3倍:2008/06/14(土) 20:46:14 ID:???
もし種・種死がカブトボーグみたいな全話最終回みたいな流れだったら
96通常の名無しさんの3倍:2008/06/14(土) 23:09:25 ID:???
>>94
クロススレ向きじゃないか?
97通常の名無しさんの3倍:2008/06/15(日) 07:44:28 ID:???
カナードスレの避難所って誰か解る人いるか?
Wikiにもしたらばにも見つからなかったのだがまだ、活動してるんだろうか?
98通常の名無しさんの3倍:2008/06/15(日) 17:15:05 ID:???
wiki更新止まってるし、活動止まってるかもなー

金糸雀改変AAのカナードが保守かしらーってやってるAA誰か持ってない?
99通常の名無しさんの3倍:2008/06/15(日) 17:50:29 ID:???
もしヘリオポリス崩壊前のキラが種〜種死までをまとめた設定本を拾ってしまい、
その内容を目にして色々と壊れ始めていたら。

ユーレン・ヒビキの事を息子から問い詰められて泣き崩れるカリダ。
その突然の変貌に付いて行けずにキラとの距離を離し始める友人達。
虚ろな表情で立っていたキラを避難させようとしてそのまま残留してしまうカガリ。
ヘリオポリス内でストライクから発せられた「キラ・ヒビキはここに居るぞ!」の声で
内にある負の感情を爆発させるクルーゼ。
あまりにも不安定なキラの様子に、このままストライクに乗せていいのかと悩むAA仕官組。
不安定なキラを慰めようとして「君が、君がいるからっ!」と首を絞められるラクス。

超やべぇ/(^o^)\
100通常の名無しさんの3倍:2008/06/15(日) 18:02:44 ID:???
ちょっと読んでみたいと思ったのはないしょだ
101通常の名無しさんの3倍:2008/06/15(日) 18:04:09 ID:???
書いてくれ
102通常の名無しさんの3倍:2008/06/15(日) 18:19:11 ID:???
そして、御互いヤンデレずぶずぶの愛の螺旋降下をするキラとフレイ


……これぞ、まさしく愛だ!
103通常の名無しさんの3倍:2008/06/15(日) 18:24:50 ID:???
記憶逆行モノと比べても
・実体験じゃなくいきなり現実を突きつけられている
・キラが知ることないはずの情報までてんこ盛り
の点で、一層タチが悪いなw

ついでに設定本に落書きしたりページ破いたりすると凄いことになるよ!なるよ!
(※原典でもよくあることです)
104通常の名無しさんの3倍:2008/06/15(日) 18:39:58 ID:???
>>99に鬼を見た

……お前はその想像力を誇っていい!
105通常の名無しさんの3倍:2008/06/15(日) 18:42:43 ID:???
もし種死までの流れを見て、その流れを変えようとするキラとか無いよな…
ラクスの思想はおかしいと感じて反ラクス勢力作るとか
106通常の名無しさんの3倍:2008/06/15(日) 18:47:43 ID:???
えーと、想像出来るのは取り合えず、BTWを止めようとしたり
後はジェネシスとか戦略兵器系の被害を少しでも止める。
トールやイザークに落とされた民間船など被害者を減らす。
フレイに凄く優しくするんじゃね?
だって、死んじゃうし後から謝ろうとしてるって事も知ることになる。
ただ、寝取り行動に入った際、流されるか
もしくは思春期の少年として事態を受け入れるかは器次第か。
107通常の名無しさんの3倍:2008/06/15(日) 18:48:47 ID:???
>>105
ラクスに流されたのは精神がパンクした状態で依存としてしまったのが原因だから
結果だけ見た後では好意は抱かないだろうな
108通常の名無しさんの3倍:2008/06/15(日) 18:52:32 ID:???
設定を知るって事はアスランがトールを殺した事や種死での非常識な行動も客観視点で知るわけで、
多分、友情は再会前から完全崩壊だろう……
109通常の名無しさんの3倍:2008/06/15(日) 19:05:51 ID:???
リプレイ物の変化球か
110通常の名無しさんの3倍:2008/06/15(日) 19:27:20 ID:???
>>99
それがシンの場合でも面白そうwwwww



オーブ防衛戦の前日に自分宛に封筒が届くシン。
そこには、マユ達家族が死んでしまうことが書いており、
更に、2年後には自分が大切な人を守れなかったという未来の事実を突き付けられる。
それを全て阻止する為に、事実を知ったマユと共に奮闘する事を決意する。
両親はその事実を否定し、実史通り死んでしまうが、生き残った2人は、
守りたい人を守る為、シンはザフトへ、マユは連合軍へと入隊する。
(マユはステラを守る為、裏で工作する為に入隊)





うん、なんか面白くないorz
111通常の名無しさんの3倍:2008/06/15(日) 19:32:43 ID:???
シンの場合だと客観視してもあまりブレがないから、普通の逆行モノと変わらないってことだな
112通常の名無しさんの3倍:2008/06/15(日) 19:36:27 ID:???
まぁオーブ防衛戦で家族失う前まではごく普通の一般人だしな。
奮闘とかしないで親に相談→手紙の通りになっても気味が悪いから
早めに避難→ハッピーエンドの流れになるんじゃね?
113通常の名無しさんの3倍:2008/06/15(日) 19:37:07 ID:???
オーブに避難してるラクスの所に殴り込みに行くってのもあり得るな
114通常の名無しさんの3倍:2008/06/15(日) 19:42:55 ID:???
ラクスの乗った救命ポッドをわざと無視しても、他の面子が拾ってきたり、
アスランを説得しようとしても、全然聞き入れてもらえなかったり、
なんとかイージスの自爆から逃れようとしても、結局負傷してラクスの所に連れ込まれたり、
どうやっても史実を大きく変える事が出来ずに絶望するキラ
何を言おうが、何をしようが史実の通りの結果になってしまう



インパルスに撃墜されて、そこでキラの意識は途絶えた



目を覚ますとそこはヘリオポリスだった
CE72年1月25日に戻っていたのだ
そして手元にはあの設定本が・・・
115通常の名無しさんの3倍:2008/06/15(日) 19:43:52 ID:???
>>110
マユの携帯にちょっとずつメールが届いてくるってのも面白そうだ
116通常の名無しさんの3倍:2008/06/15(日) 19:44:56 ID:???
>>114
何そのデモンベインのバッドエンドみたいなの
117通常の名無しさんの3倍:2008/06/15(日) 19:46:48 ID:???
ああそうか
過去の追体験じゃないって意味で今は亡きシン⇔キラに近いんだなある意味
118通常の名無しさんの3倍:2008/06/15(日) 20:30:32 ID:???
・・・もう何度こんな事を繰り返しただろうか
何度でも繰り返す歴史
人々の憎悪を一身に受け、只撃墜されていくだけの自分

OSの書き換えをしなくても、突然誤動作を起こしたストライクがジンを撃破した
ストライクに乗ることを拒否しても、友人達が豹変して自分をコックピットに押し込んだ
さらにスタッフが不眠不休でOSを改良したのだが、それはすべてキラの仕業という事にされた
何時の間にか全責任をキラに押し付ける形で、「設定」通りの出来事が起こるのだ

傍らには桃毛の少女が眠っている
何度拒絶しても結局キラの傍にはラクスがいた
次の出撃で自分はインパルスに撃墜される
そして再びこの3年を繰り返すのだ
「設定」はそれから先のページが破れていた
ふとラクスの方を見ると、その手元には自分のものと同じ「設定」が・・・
その「設定」にはそれから先の事が書かれていたのだ
そこから先はとても読むに堪えない酷いものだった

思い出した
23165464回目の人生の時だ
「設定」を読んでしまった自分は総てに絶望し、インパルスのパイロットに仇を取らせる形で人生を終わらせる事にしたのだ
それから先のページを破棄すれば定められた運命に終止符を打てると思ったのだ
しかし結果は史実が3年という短いサイクルで繰り返されるようになっただけだった



自分の「設定」が優先されたのは「主人公」と記されているからに違いない
ならば・・・


キラは残された総てのページを破棄した
119通常の名無しさんの3倍:2008/06/15(日) 20:52:43 ID:???
>>118
キラが思い切った行動を!


しかし・・・
>二千三百十六万五千四百六十四回目の人生の時だ
(色んな意味で)おかしいだろ常孝wwwww
120通常の名無しさんの3倍:2008/06/15(日) 20:54:38 ID:???
ひぐらしみたいな展開で誰か書いてくれ
121通常の名無しさんの3倍:2008/06/15(日) 20:57:39 ID:???
>>120
自分で書けば?
122通常の名無しさんの3倍:2008/06/15(日) 21:34:02 ID:???
もしストライクが砂漠ら辺でナチュにも乗れるようになったら
お払い箱になるキラ
123通常の名無しさんの3倍:2008/06/15(日) 21:47:22 ID:???
もしヘリオポリス襲撃が無かったら・・・
124通常の名無しさんの3倍:2008/06/15(日) 21:50:22 ID:???
アークエンジェルは普通に出港してどこかでガンダムもろとも撃沈
カガリは地球に戻ってテロ活動
キラ他は工業カレッジを卒業して技師に
フレイは知らね。つーかフレイみたいなタイプが工業カレッジになんでいんの?
ラクスは漂流して死亡か誰かに拾われる
125通常の名無しさんの3倍:2008/06/15(日) 21:55:25 ID:???
もし青森湾襲撃が無かったら・・・
126通常の名無しさんの3倍:2008/06/15(日) 22:01:32 ID:???
もし種MSがプラスチックで出来てたら
127通常の名無しさんの3倍:2008/06/15(日) 22:05:24 ID:???
もし「こんな種は嫌だ」程度のネタを連発する馬鹿がいなかったら
128通常の名無しさんの3倍:2008/06/15(日) 22:22:23 ID:???
>>125
普通にミネルバの記念式典が行われる
ミネルバが緊急発進しないためユニウスの破砕作業には加わらない
凸はサトー達の言葉を聞かないので復帰しない
新連合は乗る機体がない
ミネルバは地上に降りない

シン蚊帳の外

こうですかわかりません><
129通常の名無しさんの3倍:2008/06/15(日) 22:23:33 ID:???
ああ、青森湾ってアーモリーワンの事かwwww
130通常の名無しさんの3倍:2008/06/15(日) 22:24:39 ID:???
てっきり、GPO白の章が始まるかと思ったんだぜ
131通常の名無しさんの3倍:2008/06/15(日) 22:26:34 ID:???
ミネルバが参加しなかった場合、ユニウス落としの被害がどのくらい悪化するんかなあ…
132通常の名無しさんの3倍:2008/06/15(日) 22:42:57 ID:???
ミネルバがどれくらいユニウス破壊に貢献してたかだな
133通常の名無しさんの3倍:2008/06/15(日) 22:49:10 ID:???
>>128
普通の処女航海の時にユニウスの破砕作業に加わるハメになるんじゃないか?
そしてマーレにシンが殺されかける
134通常の名無しさんの3倍:2008/06/15(日) 22:49:25 ID:???
それなりに貢献したんじゃないか?
メテオブレイカーを守りながら戦うのもジュール隊だけじゃ無理だろうし

下手したら地球滅亡してたかもな
135通常の名無しさんの3倍:2008/06/15(日) 22:52:21 ID:???
地球滅亡してたらロゴスもラクシズも滅んでいるなwww
136通常の名無しさんの3倍:2008/06/15(日) 22:52:28 ID:???
>>133
緊急発進してガーディ・ルー追っかけてたから、ユニウスが落下するまでに現場に到着出来た
式典終わってからじゃ間に合わない

もしそれでも間に合うのなら
本編でミネルバとジュール隊以外のザフト軍も大勢参加してただろう
137通常の名無しさんの3倍:2008/06/15(日) 23:03:00 ID:???
>>136
式典中断して緊急発進とかになるかもね
間に合わないと話として成り立たなくなってしまうんだな・・・
そもそも直径8キロの物をたかが数個に割った所で、人類滅亡は避けられない



ファントムペインが一切関わってこない話として組み立てるのが吉だな
ミネルバでのカオス・ガイア・アビスの運用の描写とか、そのパイロットとの絡みが主な内容になるかと
幻のインパルスバリエーションも登場させられる
138通常の名無しさんの3倍:2008/06/15(日) 23:08:11 ID:???
つーかPPはMSでテロする余裕があるなら
G3ガスでも流し込めと(ry
139通常の名無しさんの3倍:2008/06/15(日) 23:23:16 ID:???
PPは破砕作業の邪魔して何考えてたんだか
アレはネオの指示なんだよな・・・
140通常の名無しさんの3倍:2008/06/15(日) 23:24:53 ID:???
あれがコロニー落としだとか知らなかったんだっけ?
141通常の名無しさんの3倍:2008/06/15(日) 23:25:40 ID:???
>>137
8kmといっても、あれコロニーだからさほど質量は無いぜ

まああそこは、ヨウカンだかヴィーノだかが言っていたが、地球壊滅したら楽じゃね?っていう発言から、
プラントの一般コーディは自分達の食料やら必要物質がどこから届いているか、そして地球があってプラントが存在出来るっていう現実を未だにわかっていない、って視聴者に認識させるシーンでもあるだろうしな。
142通常の名無しさんの3倍:2008/06/15(日) 23:29:19 ID:???
>>141
どう見ても岩塊にしか見えん・・・
プラントの両底部は隕石削って作ったとしか思えない
143通常の名無しさんの3倍:2008/06/15(日) 23:48:13 ID:???
>>139
偵察してたんだっけ?
ジブリがPPからの映像で開戦をごり押ししてたような
144通常の名無しさんの3倍:2008/06/15(日) 23:53:23 ID:???
プラント側が、「連合の所属と思わしき戦艦が邪魔した」って言わなかったのは何でだろ。
145通常の名無しさんの3倍:2008/06/15(日) 23:54:54 ID:???
議長なりに気使ってたんじゃない?
一応、形では連合から仕掛けてる事になってるし種死の戦争。
146通常の名無しさんの3倍:2008/06/15(日) 23:55:23 ID:???
>>118
なんか火の鳥みたい
147通常の名無しさんの3倍:2008/06/15(日) 23:58:26 ID:???
アレが連合なのか、テロリストなのか、海賊なのかを判別出来なかったからだろう
連合の正式カラーではない機体を運用していたしな
ヘタな事言って開戦ムードになったら大変だし
もっとも、向こうは何言おうが開戦する方向で来たけどな
148通常の名無しさんの3倍:2008/06/15(日) 23:59:56 ID:???
その余計な気遣いのせいとかで議長があれやろうとしたーとか後々言われるんだけどな

議長がユニウス落とし指示した、って完全に証拠無いんだよな
デスティニープランのノートだって廃棄された研究所に放置されてたやつだし
(なんでそんな所に残して置いたんだって突っ込みは不可か?)
149通常の名無しさんの3倍:2008/06/16(月) 00:04:57 ID:???
>>148
ノートってのがアナクロすぎないか?
あの時代なら重要な事はディスクに収めるだろうに・・・
そもそも何年前のノートだ?
150通常の名無しさんの3倍:2008/06/16(月) 00:19:35 ID:???
ユニウスに関してはプラントに管理責任とかないん?
旧理事国に返還されてたら放置しとくわけないし
151通常の名無しさんの3倍:2008/06/16(月) 00:35:36 ID:???
あのノートは議長的に厨二病満載な黒歴史ノートだと思うw

もし黒歴史ノートを見られたら…
あああー嫌だやめてくれ
152通常の名無しさんの3倍:2008/06/16(月) 00:38:42 ID:???
>>148
議長「あーどこだどこだ」
レイ「ギル、どうしたんですか?」
議長「ああ、レイ。ちょっとね、研究員時代に書き留めていたノートが見当たらなくてね。
   引越しの時にゴタゴタしてたから、もしかして忘れてきたかな?」
レイ「重要なものなんですか?」
議長「いや、こっちに戻ってきたら行ってみたかったレストランとかの住所を記録
   していたりもしていたからね、重要なものじゃないけどなかったらなかったで
   気になるものなんだよ」
レイ「ああ、メモしてた内容が喉まででかかってるけどなかなか出てこない、そういう感覚
   ですね。わかります」
議長「そういう事だ」
153通常の名無しさんの3倍:2008/06/16(月) 00:39:47 ID:???
そんなものを根拠に攻め込んだラクシズって・・・
154通常の名無しさんの3倍:2008/06/16(月) 00:42:38 ID:???
>>152
レイが「〜ですね。わかります」使ってることに吹いた
普段は何も感じないがレイが使うと可愛いなオイ
155通常の名無しさんの3倍:2008/06/16(月) 01:05:55 ID:???
あのノート、友人がメモったとか虎かラクスが話してなかったっけ?
酔っ払いの戯言を勢いでメモしただけかもしれん

というか議長って友達いたのねと酷いことを思ってしまった
若い頃はそうひねくれてなかったのかな
156通常の名無しさんの3倍:2008/06/16(月) 01:23:16 ID:???
なんにせよ、廃棄された研究所に残されてたような古いノートをソースにするとかアホすぎるだろ
157通常の名無しさんの3倍:2008/06/16(月) 01:25:17 ID:???
というか、あれってターミナルとかその辺りが偽造したモノだとずっと思ってる

ユニウスに関しては種後に共同で管理するとかそんな代物になってたんじゃない?
メテオストライクは確かに想像出来得る地球への攻撃方法だけど
レーダーの逝っちゃってるあの世界じゃどの隕石を使うかなんて一々マークしてらんないだろうし…
158通常の名無しさんの3倍:2008/06/16(月) 08:50:39 ID:???
>>157
だれそれが一晩でやってくれましたと言う奴ですね。


そうかNORAD(の後進)も目つぶしされた状況か。
連合のパトロール艦隊がウザイほどいて、
なのにザフト残党とジャンク屋という雑魚に
一方的に狩られてるというのがCE73と予想。
159通常の名無しさんの3倍:2008/06/16(月) 09:22:59 ID:???
117を見たら
昔、堂本剛がやってた「君といた未来のために」ってドラマを思い出した。
160通常の名無しさんの3倍:2008/06/16(月) 18:28:34 ID:???
>>155
クルーゼだって友達じゃないかw
161通常の名無しさんの3倍:2008/06/16(月) 21:10:41 ID:???
>>160
じゃあクルーゼがノート書いたのか
正直クルーゼとレイとタリア以外が絡んでるとこが思いつかんw
162通常の名無しさんの3倍:2008/06/16(月) 23:36:50 ID:???
というかまず「つるむ」シーンが思い浮かばん。



・・・4人での話だけど。
163通常の名無しさんの3倍:2008/06/17(火) 00:08:16 ID:???
ああ「つるむ」か
いい言葉が思い浮かばなかっただけで別に変な意味じゃないぜ

アッー!には興味ないしな
164通常の名無しさんの3倍:2008/06/17(火) 01:33:12 ID:???
もしヘリオポリスで奪われたのがストライクだけだったら・・・

ネオ・ロアノークの指揮の下、最も完成度の高いストライクを奪ったのはザフト最高のコーディネーター、キラ・ヤマト!
カレッジの学生だったアスラン、イザーク、ディアッカ、ニコルは生き残る為に残されたGに乗るハメに・・・
バルトフェルドを艦長としてアークエンジェルは発進する・・・
メビウスゼロでネオと戦いを繰り広げるラウ・ル・クルーゼ!
ユニウス7近辺で発見された救命ポッドにはカガリが!

ぶっちゃけザフトとAA組のキャストが逆のお話
165通常の名無しさんの3倍:2008/06/17(火) 01:37:40 ID:???
キラがザフトにいるってのは同人でやり尽くされたネタだが、その設定は新しいw
166通常の名無しさんの3倍:2008/06/17(火) 16:48:39 ID:???
もしプラント議長がジェイデッカーの冴島警視総監だったら

運命とかの無意味な機構の数々の疑問も「カッコいいからだ!」と大真面目に言いそうだ
167通常の名無しさんの3倍:2008/06/17(火) 21:07:31 ID:???
・冴島総監にノリノリで戦争の道具作らせるとか馬鹿かよ
・せめてクロス系のほうで言えよ
・ていうか勇者スレもあるよ

好きなのを選びたまえ
168通常の名無しさんの3倍:2008/06/17(火) 21:30:04 ID:???
>>166
> カッコいいからだ!
なんだブラボーでも来たのか?
169通常の名無しさんの3倍:2008/06/17(火) 21:33:21 ID:???
ジェイデッカー知らないのになんで聞き覚えがあるのかと思ったら…そうかブラボーか
170通常の名無しさんの3倍:2008/06/18(水) 04:30:56 ID:???
ヘリオポリス襲撃時にすでに外道組がそこにいたら
171通常の名無しさんの3倍:2008/06/18(水) 11:10:01 ID:???
えーと、片方は偶然で、もう片方はウズミの依頼だったんだよな。
つまりなにか、ウズミが完全中立の固守の為にヘリオポリス毎GATを潰してくれと依頼して、
流石にそれを拒否ってアスハ派にコロニー毎攻撃される傭兵達と偶然居合わせたジャンク屋が必死こいてコロニー防衛するのか?

そこに、コレがチャンスと介入、戦闘介入しつつ新型機奪取を狙うZAFTと、
外部で起きた戦闘に機体回収と情報破棄を始めていたお陰で戦力と人材が原作より充実しているAA(キラ達は、所属研究室の教授の絡みで回収作業に協力させられて、AAに乗る)。


……普通に面白そうだな。
ただ、ウズミ終了のお知らせが出ているがなぁ。
カガリがオーブのヘリオポリス破壊部隊の存在を知ってしまったら特に。

ウズミの狂気を知ったカガリは、
アストレイ組に拾われて現実路線のサハク姉弟と出会い、
オーブを取り巻く危うい現状と、ウズミの狂気の現実から彼等の担ぐ神輿となることを選択……とか。
172通常の名無しさんの3倍:2008/06/18(水) 17:20:03 ID:???
もしギレンっぽくしたら
脅威みたく
連合・アズラエル
連合・ジブリール
ザフト・パトリック
ザフト・デュランダル
オーブ・ウズミ
オーブ・サハク
ジャンク屋ギルド
マーシャン
って感じになんのかな


なんかずれてるか
173通常の名無しさんの3倍:2008/06/18(水) 21:57:05 ID:???
もし連ザIIPLUSそのまんまだったら

アスラン・ザラがフェイスとしてミネルバに赴任すると、奪われた筈のGが戻ってきていた
しかも連合の制服を着崩した三人組がミネルバの連中と楽しげに談笑しているではないか
格納庫にセイバーを収めると、テロリストが使用したものと同じ型のジンが補充されて並んでいた
この時アスランに議長に対する不信感が芽生えた

やむなくオーブ軍と戦う事になったミネルバ
圧倒的な物量の差は、ムラサメ隊が裏切る事で引っくり返った
されには連合の指揮官までもこちらに寝返ってしまった
アスランは投降してきた指揮官を見て驚いた
彼はムウ・ラ・フラガその人だったからだ

転戦するミネルバ
道中アークエンジェルとフリーダムが乱入して混戦状態となったが、
ミネルバのMS隊は見事な連携でこれを毎回撃退していた
キラが、カガリが何を言おうとも、聞く耳を持つ者は居なかった
アスラン只1人を除いては
「キラ・・・!」

戦局は総てがミネルバに都合の良い形で進んだ
続々と敵軍のパイロットが投降し、ミネルバの戦力となった
しかしアスランはこの空気に馴染めず、意見の食い違いから孤立していく
ミネルバに居場所の無くなったアスランは脱走した

デユランダルがロゴスを真の敵とする声明を発表した
アスランには議長の自作自演ではないかの疑念が拭えなかった
ザフトの矛先は遂にオーブへ向いた
オーブを守るべく出撃したアスランとキラが見たものは投降したオーブ軍と、
ミネルバのMSと協力してジブリールの行方を捜索するカガリのアカツキだった・・・

174通常の名無しさんの3倍:2008/06/18(水) 21:57:32 ID:???
双方に多大な被害を出しつつも、遂にロゴスは倒れ、ロード・ジブリールは討ち取られた
この後デュランダルがデスティニープランなる職業斡旋システムを発表するが、アスランには未来を殺す罠に思えた
ラクスの名の下、決起したかつての三隻同盟
しかし、出撃の度に未帰還機が増えて行く
ドムトルーパー隊が寝返り、スタッフも続々と抜けて行く
帰還したアスランとキラを迎えたのは無人のエターナル
とうとうバルトフェルドまでもが裏切ってしまった
「ラクスは・・・?」
一機のMSが飛び立つのが見えた
先程まで自分が駆っていたインフィニット・ジャスティスでラクスは脱走してしまったのだ

アスランとキラに出来る事はメサイアに突入し、デュランダルを討ち取るしかない
しかしそんな二人にミネルバのMS隊が、デスティニーの刃が迫る
たった二人の戦争の果てに待つものは死だけであった

二人のラクスを従えたデュランダルは戦乱の終結を宣言した───



あれは総て夢だったのだろうか?
アスランが目覚めると、ヴェサリウスの自室だった
これからミーティングが始まる
ヘリオポリスに侵入して連合のMS「G」を奪取するのだ
そこでキラと再会するのだ・・・

総ては夢の通りに進んだ
アスランの忠告を聞かず、防弾装備をしなかったラスティは戦死した
キラと出会うが、何も出来ないままイージスで脱出するしかなかった
「次こそは説得を・・・!」
そう思ったアスランの前にストライクを守るようにデスティニーが立ちはだかった
175通常の名無しさんの3倍:2008/06/18(水) 22:02:31 ID:???
連ザUPLUSってそんなストーリーだったのか
176通常の名無しさんの3倍:2008/06/18(水) 22:04:10 ID:???
やべぇおもしろかったw
177通常の名無しさんの3倍:2008/06/18(水) 22:09:19 ID:???
ミネルバにMSを置くスペースが足りないな
178通常の名無しさんの3倍:2008/06/18(水) 22:22:14 ID:???
スパロボみたいな感じで気にしないでw
179通常の名無しさんの3倍:2008/06/18(水) 22:28:34 ID:???
ミネルバは実際、原作でも5〜7機は積めてるが
確かにそれでも足りないか
180通常の名無しさんの3倍:2008/06/18(水) 23:03:30 ID:???
やばい普通に吹いた
181通常の名無しさんの3倍:2008/06/18(水) 23:11:08 ID:???
確か、時間素行能力に目覚めたシン・アスカが世界を改変していく話だよな。
ラスボスが同じ能力を持つクルーゼで、キラを全キャラでフルボッコにできるとか聞いたが……。
182通常の名無しさんの3倍:2008/06/18(水) 23:33:39 ID:???
文才の無い自分にはここまでです・・・
だれか続き書いて
183通常の名無しさんの3倍:2008/06/19(木) 00:33:21 ID:???
ひぐらしみたいな世界だと思えばいいのか?
184通常の名無しさんの3倍:2008/06/19(木) 00:33:55 ID:???
むしろタイムホロウ?
185通常の名無しさんの3倍:2008/06/19(木) 00:40:55 ID:???
バイツァダスト?
マンダム?
186通常の名無しさんの3倍:2008/06/19(木) 01:01:29 ID:???
連ザUPLUSは、シン視点で、シナリオも無いようなミッションゲーだったから違和感なかったけど
よく考えてみれば無茶苦茶だったな。
シンが連合でデストロイ乗り回したり、ラクシズ所属で∞正義をラクスから受領したり、
サトーたちと組んでユニウスセブンを落としたりやりたい放題した後は、
いきなり種シナリオが始まって、ラスボスがクルーゼになってたしな。
187通常の名無しさんの3倍:2008/06/19(木) 01:38:36 ID:???
ザクレロさんおげんきですかーー
188通常の名無しさんの3倍:2008/06/19(木) 01:39:50 ID:???
もしもミネルバのクルーが妙な人ばかりだったら。

妹の携帯が冥界とこの世を繋ぐ扉の鍵だと信じ、扉を開ける時に必ずマユ携帯を接触させるシン。
壊れた骨董人形集めが趣味で、MSの中にフランス人形や市松人形を大量に持ち込んでいるレイ。
刃物が好きで好きでザクのブレードアンテナを刃物に改造した挙句、刃毀れするからと蹴りや
鉄拳、銃身で敵を攻撃するルナマリア。
189通常の名無しさんの3倍:2008/06/19(木) 01:48:22 ID:???
>>188
たぶんジブラルタルに着く前に凸逃げ出すと思う。
190通常の名無しさんの3倍:2008/06/19(木) 02:02:05 ID:???
そんなクルーばかりなら凸だってMSに植毛するくらいのことはやりかねない
191ザクレロSEED:2008/06/19(木) 02:10:23 ID:???
>>187
元気です

気がつくと、名前のあるキャラが一人もいないシーンを延々と書いていて、これは面白いのかなと悩んだりしてます
海兵によるシルバーウィンド臨検のシーンを細かく書いてたらそうなってしまった
続きはもうちょっとかかりそうです
192通常の名無しさんの3倍:2008/06/19(木) 02:17:12 ID:???
ガキっぽくて無類のダンス好きでライフルを多用するシン
好戦的なソード使い、そして必殺技に拘るレイ

これだけでも大分違うと思う

193通常の名無しさんの3倍:2008/06/19(木) 02:30:17 ID:???
>>186
「Gジェネの皆さんがいつもやってる事」だと思えばどうってことないさー
194通常の名無しさんの3倍:2008/06/19(木) 11:40:21 ID:???
>>191
イイ!おk!楽しみにしてますよ!
195通常の名無しさんの3倍:2008/06/19(木) 16:04:06 ID:???
ザクレロ氏が待ち遠しいぜ
196超種運命の大戦(仮) ◆Lna0TEvcJM :2008/06/19(木) 20:17:20 ID:???
「アスラン!」
翌朝、食堂でモーニングコーヒーを飲みながらノートパソコンをいじっているアスランにカガリは声をかけた。
「おはよう」
「昨日はすまなかった。あの後もずっと行政府で……ああ今日も朝からずっと閣議になるからゆっくり話しもしていられないが、あの……」
「いいよ、解ってる。気にするな。それよりどうなんだ。オーブ政府の状況は」
「ぁ……」
カガリは沈黙する。アスランはその沈黙で状況を見て取る。
「……そうか」
「今は情勢がああ動くのも仕方ないかとも思う。他と比べれば軽微だろうがオーブだって被害は被った。首長達の言う事はわかる。
けど、痛みを分かち合うって、それは報復を叫ぶ人達と一緒になってプラントを憎むって事じゃないはずだ!」
「……」
しばらくの沈黙が続く。
「俺は、プラントに行ってくる」
「ええ……?」
「オーブがこんな時にすまないが、俺も一人ここでのうのうとしているわけにはいかない」
「アスラン……けどお前それは……」
「プラントの情勢が気になる」
「ぁ……」
「デュランダル議長ならよもや最悪の道を進んだりはしないと思うが。だが、ああやって未だに父に、父の言葉に踊らされている人もいるんだ。
議長と話して、俺が…俺でも何か手伝えることがあるなら…アスラン・ザラとしてでもアレックスとしてでも……」
「ぁ……」
「このままプラントと地球が啀み合う事になってしまったら、俺達は一体今まで何をしてきたのかそれすら分からなくなってしまう」

197超種運命の大戦(仮) ◆Lna0TEvcJM :2008/06/19(木) 20:17:46 ID:???

「な、どこ行きたい?」
「うーんそうだなぁ」
「俺腹減った!」
マユ達は、はしゃぎながらオーブ本島へ向かうバスに乗り込んだ。

その頃、ルナマリアは一人射撃の訓練をしていた。
撃ち終わって、隣をみるとレイが入ってきていた。
「上陸したかったんじゃないのか? 出たろ? 許可」
レイが聞いてきた。
「後で行くわ。皆でわーきゃー行きたくなかっただけよ。あそこは……そう言う所じゃないから」
「そうか」
それだけ言うと、レイは銃を撃ち始めた。


「では、お兄様、行ってまいりますわ」
「ああ、気をつけてな」
「でも護衛など必要ないのに……」
「お前はプラントのラクス・クラインに似ている。血迷った馬鹿が出ると困るからな」
「ふふふ。ブータニアスがいれば大丈夫ですわ」
「まぁ、確かにブータニアスは……」
なんと言うか、頼りがいのような物を感じてしまうのも確かだ。
「では、ブータニアス。セトナをよろしく頼むぞ」
ジブリールがブータニアスの頭を撫でると、ブータニアスは「にゃー」と鳴いた。
セトナとブータニアスは赤十字のマークが付いたヘリコプターに乗り込んだ。
窓からセトナが手を振るのが段々と小さくなっていく。
ジブリールは神々に、できる限りの祝福をセトナのために祈った。
汚れた手の自分よりも、はるかに幸福になる資格があの子にはあるのだ……。


プラントに出立するアスランを、カガリは時間を割いて見送る。
「ユウナ・ロマとのことは解ってはいるけど……」
突然アスランは言った。
「え?」
「やっぱり、面白くはないから……」
アスランは、赤い石の付いた指輪を取り出すと、カガリの手を取り、指にはめる。
「ぁ…ええッ!?」
アスランは顔を赤らめ、横を向く。
「ぁぁ……ぅ……ぉ……おま……いや……あの……こういう指輪の渡し方ってないんじゃないか!?」
「悪かったな」
「ぁ……うふふ。気を付けて。連絡寄こせよ」
「カガリも、頑張れ」
二人はどちらからともなく、身を寄せ合いキスを交わした。
アスランは迎えのヘリに乗り込むと、旅立っていく。それを小さくなるまで、カガリは見つめていた。


198超種運命の大戦(仮) ◆Lna0TEvcJM :2008/06/19(木) 20:18:05 ID:???
「ここか……」
夕暮れ。ルナマリアは一人、あの場所を訪れていた。オーブ攻防戦の流れ弾により、父を、母を、妹のメイリンを失った場所――。
一面に花の株が埋まっている。戦争の傷跡なんてまるでない。
そのせいだろうか。
「意外と、出ないもんね、涙」
……花束が……違う。傍らに植えられた花が花束に見えたのだ。石碑……慰霊碑だろうか。
その前に、男の人が立っている。
「慰霊碑……ですか?」
「うん。そうみたいだね。よくは知らないんだ。僕も此処へは初めてだから。自分でちゃんと来るのは……。僕は今まで、逃げてたから。自分から」
ひょっとしたら彼も、彼の知り合いを亡くしたのだろうか?
「せっかく花が咲いたのに、波を被ったからまた枯れちゃうね」
その男性が言った。
「誤魔化せないって事かも」
「ん?」
「いくら綺麗に花が咲いても、人はまた吹き飛ばす……」
「君……?」
「すみません。変なこと言って」
その男性にお辞儀をして、ルナマリアは踵を反した。
もう、ここに来る事はないだろう……。


「やっと着いたか」
シャムスが言った。
「心細かったんですか?」
マホ・イサワ少尉が聞く。
「強がるなよ。誰だって味方の所に着きゃほっとする」
「……そうね」
案外素直にマホは頷いた。12歳年上の彼氏の事でも思っているのだろうか?
「よお、お前ら、お疲れさん!」
ネオが休憩所に顔を出した。
「ネオー!」
ミューディーが飛びついていく。
「なんだか基地はごたごたしているようですが」
スウェンが尋ねる。
「ああ。何か作戦があるらしい。だが、うちらには何にも命令は来ていない。まるまる3日間休暇をくれるそうだ。しっかり休んどけよ」
「おー! じゃ、基地のプールバーでも行くかな」
「じゃあ、あたしも付き合う」
「スウェンはどうする?」
シャムスはスウェンを誘った。
「んー。俺は、観測所の見学だ。すまんな」
「いいって。お前は宇宙好きだからなぁ。……DSSD(深宇宙探査開発機構)でも行ければいいんだがな」
「……」


199超種運命の大戦(仮) ◆Lna0TEvcJM :2008/06/19(木) 20:18:21 ID:???
セトナは被災地の救護活動に勤しんでいた。
「これが被災地……」
でも。
火星の環境も厳しかった。運良くジブリールお兄様の世話になって、安楽とも言える生活もできた。
今度は自分が返さなければ……。
「あ、あんた、ラクス・クラインじゃないか!? プラントの?」
「何だって?」
「プラント?」
いきなり上がったその声に、セトナに視線が集中する。
中には憎しみの篭った視線もある。
ブータニアスがセトナを守るように動く。
「静まれ!」
セトナの護衛が声を張り上げた。
「こちらに居られるのは、ジブリール家ゆかりののセトナ・ウィンタース様だ。断じてプラントのラクス・クライン等ではない!」
「ジブリール?」
「あのコーディネーター嫌いの?」
ロード・ジブリールがコーディネーター嫌いである事は広く知られていた。この場は、その悪評? が役に立ち、周囲のざわつきが静まっていく。
「なぁ、あんた」
一人の老婆がセトナに声をかける。
「ラクス・クラインにそっくりって事はさ、歌もうまいんじゃないかい? 歌っておくれよ、一曲」
セトナはちょっと戸惑ったが、両手を胸の前で組み、静かに歌いだす。
「Amazing Grace…… How sweet the sound…… That saved a wretch like me…… I once was lost, but now I'm found,
Was blind, but now I see……」
セトナの歌うアメイジング・グレイスが、静かに流れてゆく……。


その頃オーブ内閣府――
執務をしていたカガリのところにとんでもない知らせが舞い込んできた。
「そんな馬鹿なッ!? 何かの間違いだそれは!」
「いえ、間違いではございません」
カガリの願いを裏切るようにウナト宰相が言う。
「先ほど大西洋連邦、ならびにユーラシアをはじめとする連合国は、以下の要求が受け入れられない場合は、プラントを地球人類に
対する極めて悪質な敵性国家とし、此を武力を以て排除するも辞さないとの共同声明を出しました」
「ぁぁ……」
カガリはため息をつく。

200超種運命の大戦(仮) ◆Lna0TEvcJM :2008/06/19(木) 20:18:33 ID:???

プラント評議会は紛糾していた。
「全く以て話にならん! 一体何をどう言ってやれば、彼等に分かるのかね」
「何を言ったって分からないんじゃないですか?そもそも最初からそんな気などなかったように思えます。これではっ……」
「何を今更、テログループの逮捕引き渡しなどと。既に全員死亡しているとのこちらからの調査報告を大西洋連邦も一度は
了承したではありませんか!」
「その上賠償金、武装解除、現政権の解体、連合理事国の最高評議会監視員派遣とは。とても正気の沙汰とは思えん」
「奴等だって、こちらが聞くとは思ってないでしょうよ。要は口実だ。例によってプラントを討ちたくて仕方がない連中が煽っている
のでしょう。宇宙にいるのは邪悪な地球の敵だとね」
「しかし、いくらなんでもこれは無謀です。連合は、本気でこのまま戦端を開くつもりなのでしょうか。今そんなことをすれば
むしろ彼等の方が……」
「従わなければそうすると言ってきているではないか、現に!」
「月の戦力は無事らしい。被害の大きかったのは赤道を中心とした地域だ。大西洋連方とユーラシアは元気なものさ」
「戦争となれば消費も拡大するし、憎むべき敵が明確であれば意欲も湧く。昔から変わらぬ人の体質ですよ」
「しかし……それにしてもこれは……」
「やると言っているのは向こうですよ。我々ではない」
「皆さん」
デュランダルが発言するが、誰も聞いてはいない。
「弱腰では舐められる」
「ともかく、こちらも直ぐに臨戦態勢を」
「いや、それではあまりにも遅い」
「どうか落ち着いて頂きたい! 皆さん!」
無視されて、デュランダルは少しいらついた声を張り上げる。
「お気持ちは解りますが、そうして我等まで乗ってしまってはまた繰り返しです。連合が何を言ってこようが我々はあくまで、
対話による解決の道を求めていかねばなりません。そうでなければ、先の戦争で犠牲となった人々も浮かばれないでしょう」
「だが、月の地球軍基地には既に動きがあるのだぞ。理念もよいが現状は間違いなくレベルレッドだ。当然迎撃体制に入らねばならん」
「軍を展開させれば市民は動揺するでしょうし、地球軍側を刺激することにもなります」
「議長!」
「でも、やむを得ませんか。我等の中には今もあの血のバレンタインの恐怖も残っていますしね」
デュランダルは、結局軍の展開を許可した。
「防衛策に関しては国防委員会にお任せしたい。それでも我等は、今後も対話での解決に向けて全力で努力していかねばなりません。
こんな形で戦端が開かれるようなことになれば、まさにユニウス7を落とした亡霊達の思う壺だ。どうかそのことをくれぐれも忘れないで頂きたい」


「やぁ、また来たのかい」
観測所の職員は言った。
「すみません。またお邪魔します」
スウェンはすまなそうに答える。
「ははは。いいって。宇宙ってきれいだものな。今度はどこを見たい? どこでも出してやるぞー」


「デュランダル議長がお会いになると?」
ナーエは驚きの声を上げた。
アグニス達はプラントに到着後、接触は友好的に進んだ。だがこの緊迫した世界情勢の中、すぐに会えるとは思わなかった。
「火星とプラントは友好関係にある。マーシャンにはコーディネーターも多いしな……。だが、いつ開戦してもおかしくない状況で、
議長自ら俺達に会うとはな……」
「何か裏があると?」
「わからん。だが、実際会えばわかる事もあるだろう」
201超種運命の大戦(仮) ◆Lna0TEvcJM :2008/06/19(木) 20:18:49 ID:???
続く
202通常の名無しさんの3倍:2008/06/20(金) 11:54:04 ID:???
乙!
しかし慰霊碑ならちゃんとユニウス7管理しとけよプラント
203通常の名無しさんの3倍:2008/06/20(金) 14:37:38 ID:???
プラント的に考えて、敵=ナチュ=地球側だからな
管理するにしても、まさか地球にメテオストライクするとは思わんかったんだろ
となると、別に何かあるわけでもないのに、人を使って監視する理由も予算もつかなかったんじゃまいか?
カメラかなんかで監視してて、動き出した時にわかっただけまだマシじゃね?

あれ?なんかMSや輸送船がやってきて、ブースター取り付けてるぞ?って気付かなかったのはダメだって意味なら、俺もそう思うが

投下乙。アスランが凸じゃないっぽいけど、どう動くんだか
204通常の名無しさんの3倍:2008/06/20(金) 21:24:49 ID:???
というか普通に『国家として機能してないから国連預かりにするよ』ってののCE版なんだけどなぁ
実際に日本はその状態に王手が掛かってるし……
せっかく小泉で抑えて阿部で減らした借金を200兆近く増やしちまうんだもんなぁorz
205通常の名無しさんの3倍:2008/06/20(金) 21:34:12 ID:???
>>204
巣に帰れ
206通常の名無しさんの3倍:2008/06/20(金) 21:44:12 ID:???
>>205
奇形サヨク乙
必死だな(プ
207通常の名無しさんの3倍:2008/06/20(金) 21:59:21 ID:???
現代日本の話はスレ違い
208通常の名無しさんの3倍:2008/06/20(金) 22:20:06 ID:???
>>204
生まれが比較的近いキラをアクメツにでもしてみる?
209通常の名無しさんの3倍:2008/06/20(金) 22:42:16 ID:???
キラ(ラクシズ)はどっちかつーとアクメツされる側じゃないのか。
むしろカナードを主役にした『真夜中の戦士』の方が
210通常の名無しさんの3倍:2008/06/20(金) 23:29:12 ID:???
ヘイトにしかならねえな
211通常の名無しさんの3倍:2008/06/21(土) 09:08:16 ID:???
>>204
将来立派なアスハ信者やラクス信者になりそうだな
212通常の名無しさんの3倍:2008/06/21(土) 09:55:50 ID:???
>>211
日本語でおk?
213通常の名無しさんの3倍:2008/06/21(土) 11:12:36 ID:???
>>204
年度別国債発行総額

01年度 133兆円
02年度 139兆円
03年度 141兆円
04年度 162兆円
05年度 167兆円
06年度 162兆円
07年度 143兆円
08年度 126兆円(予定)

財務省 国債管理政策
http://www.mof.go.jp/jouhou/kokusai/policy/index.htm
214通常の名無しさんの3倍:2008/06/21(土) 11:17:10 ID:???
頼むからニュー速+の子供の相手をしないでくれ……
215通常の名無しさんの3倍:2008/06/21(土) 11:28:31 ID:???
>>204
現実を見よう。
216通常の名無しさんの3倍:2008/06/21(土) 11:47:32 ID:???
小泉さん万歳!!売国奴親中親韓在日氏ね
ミンスが獲れば(ry

そんな単純に世の中出来てないのにねぇ・・
217通常の名無しさんの3倍:2008/06/21(土) 12:05:29 ID:???
昨夜Wスレ荒らして今度はこっちかよ…ホント死んでくれねえかな
218通常の名無しさんの3倍:2008/06/21(土) 12:14:55 ID:???
どう見ても三■目とは別人だろ
219通常の名無しさんの3倍:2008/06/21(土) 14:05:27 ID:???
どうみてもサヨクが暴れてるだけです、本当に(ry
220通常の名無しさんの3倍:2008/06/21(土) 14:29:13 ID:???
>>219に敗北宣言も来たことだし路線修正しようか
221通常の名無しさんの3倍:2008/06/21(土) 14:36:30 ID:???
キラがもしストーカーだったら
222通常の名無しさんの3倍:2008/06/21(土) 15:58:42 ID:???
>>221
「アスランがキラへの」であればTV版がそもそもそのケがあるし、
SSでもギャグ・シリアス・IF・クロス問わずチラホラしてるが(代表例が阿部さん)
キラが、というのは案外見かけないね。
TVだとストークなんかするまでもなく負債補正で何でも手に入れてるし
そもそもそれほど他者に執着するタチかというと案外そうでもないし…
223通常の名無しさんの3倍:2008/06/21(土) 16:56:43 ID:???
キラがストーカーだったら、は同人でよく見る
アスランは馬鹿というかネタのストーカーなんだが、キラの場合
ねちっこいヤンデレ気味のストーカー化される
224通常の名無しさんの3倍:2008/06/21(土) 16:57:27 ID:???
追記
アスランがヤンデレストーカー化もあるけどね
225通常の名無しさんの3倍:2008/06/21(土) 17:07:17 ID:???
アスランのヤンデレストーカーってシンに対しての普段の対応だよね
226通常の名無しさんの3倍:2008/06/21(土) 17:59:26 ID:???
クマ吉くんみたいなキラを想像してしまった俺は……
227通常の名無しさんの3倍:2008/06/21(土) 18:04:29 ID:???
前にあったな、アスランがシンのストカーだったらスレ。
ねらーのシンとROM専のレイの話が割と好きだった。混沌兄さんとか。
228通常の名無しさんの3倍:2008/06/21(土) 18:38:22 ID:???
>>227
実はみんなシンの味方なやつか
本当は敵同士なのにネット上では仲良し
もしかしたら戦場で出会ってるかもなとか話しててワロタ
229通常の名無しさんの3倍:2008/06/21(土) 18:43:18 ID:???
過去ログみようとしたら死んでやんの
230通常の名無しさんの3倍:2008/06/21(土) 19:02:12 ID:???
231通常の名無しさんの3倍:2008/06/21(土) 19:19:59 ID:???
>>230

46 :通常の名無しさんの3倍:2006/12/14(木) 11:07:34 ID:???
あ〜、AAに逝ってから思考の半分以上はシンだったな凸
ミネルバいるときはキラキラ病だったのに・・・


47 :通常の名無しさんの3倍:2006/12/14(木) 11:48:38 ID:???
隣の芝生は良く見える



的確すぎて糞ワロタ
232通常の名無しさんの3倍:2008/06/21(土) 23:49:19 ID:???
もしムゥの兄貴が寒い駄洒落好きだったら

「――ガンバレルがあるから頑張れる、なーんつったりしてな!」

ハハハと朗らかに笑うムゥを一人除いて、その時その場にいた人々の体は凍りついた。

この非常時に、この男はいったい何を笑っているのか?

マリューはコメカミを押さえ、ナタルは何かに耐えるように天井を見上げ、先立って
「コーディネイターだからこーでないと駄目だってのはないんだぜ?」などと励まし(?)を
受けていたキラ達は、あからさまに不安げな顔を見合わせるばかり。

地球を目指すアークエンジェルの前途は、見事なまでに真っ暗闇だった。
233通常の名無しさんの3倍:2008/06/22(日) 00:19:21 ID:???
最後の真っ暗闇で吹いたwwwww
234通常の名無しさんの3倍:2008/06/22(日) 00:31:47 ID:???
最後までしゃれでしたな
235通常の名無しさんの3倍:2008/06/22(日) 01:15:40 ID:???
キラが2chネラーだったら
236通常の名無しさんの3倍:2008/06/22(日) 12:14:58 ID:???
某STGのRの系譜のごとく用途ごとにカスタマイズされたMAの群れでMSに対抗する地球連合軍とか見てみたいけど
CEの技術じゃ無理かね?
237通常の名無しさんの3倍:2008/06/22(日) 12:55:42 ID:???
用途ごとにカスタマイズする技術力はある。
でも、用途ごとにカスタマイズする頭が無い。
238通常の名無しさんの3倍:2008/06/22(日) 13:14:39 ID:???
クルーゼ「新型1機を逃したか・・・これは少々計画が狂うぜ」
アスラン「あ、あの隊長」
イザーク「そ、その。すいません」
クルーゼ「よし、次の出撃には期待してるぞミゲル。相手がみげられないように
     徹底的にやってこい」
ミゲル「いや、それは逃げられないじゃ」

ニコルはもはや話を聞いていないで譜面を見ている、ディアッカは頬をぴくぴくと動かし
苦笑するので一杯一杯、アデスは胃がキリキリしだしたので胃腸薬を飲んだ。
クルーゼ隊はクルーゼを除き、今後の作戦の事を思うと不安の色が隠せなくなった。
239通常の名無しさんの3倍:2008/06/22(日) 15:08:59 ID:???
なんという呪われた血筋……!
240通常の名無しさんの3倍:2008/06/22(日) 16:11:16 ID:???
「――いつまでも小煩い! いい加減に落ちたらどうかね、ムゥ!」
「うるせぇっ! てめぇこそさっさと落ちやがれ!」

戦場にて対峙する因縁の二人。
一つ目巨人の手に握られた重砲が、無音の世界を切り裂くように吠え猛る。
銃口が狙うは異形の翼を持ちし鷹。
だがしかし、敵も然る者。
変幻自在に宇宙を翔ける鷹は迫る砲弾をスルリと抜けて、鋭く尖った鉤爪で
巨人の首を刈り取るべく襲いかかる。

「へっ! てめぇもツイてないなクルーゼ! ついにヒヨッ子どもにも見放されたかぁっ!?」

合間見えた二人の周囲は漆黒の闇。友軍ははるか遠く彼方、観客は浮かぶデブリのみ。

「なに、貴様程度なら私一人で十分だということだ。それに、彼らには別の任務を与えているのでな!」
「なんだと!? っ、まさか!!」
「フ、いまさら気づいた所で遅いっ!」

嘲りと共に放たれた砲弾が、ついに異形の翼の一つを撃ちぬいた。
翔ける翼が重りへと変わり、しかし鷹はあきらめない。

「っ、まだだ! それに坊主なら、きっときらぬけ(切り抜け)てくれる!」

暴れ馬のようにバタつく機体を無理やり抑えながら、鷹が巨人へと飛び掛かる。
反応が遅れ、壊れた翼をしたたかに打ち付けられた巨人は、装甲の欠片を煌かせながら吹き飛んだ。

「―ぐぅっ! ……やるじゃないかムゥ。しかし甘い、アスランはあすらん(焦らん)よ!」

――決着は、当分付きそうになかった。
241通常の名無しさんの3倍:2008/06/22(日) 20:07:31 ID:???
ス・・・スレが凍ってる?!
242通常の名無しさんの3倍:2008/06/22(日) 20:32:29 ID:???
もし全てのキャラが三話分の未来を知っていたら
一話
連合「ザフトが攻めてくるぞー!早く作業をするんだ!、後指令室は爆破されるぞー」
ザフト「ふふん、強奪作戦は大成功の筈だ」
キラ「ほら皆退いた、邪魔になってるよ」
ラスティ「俺、今回の作戦参加したくないんですけど」
ミゲル「俺も俺も」
243通常の名無しさんの3倍:2008/06/22(日) 20:37:43 ID:???
>>242
ラスティとミゲルは生き残り、他のザフトは見事に罠にかかりそうな……
未来を知って「成功する」となると、幸せ回路じゃなくとも信じたくなるからなぁ
244通常の名無しさんの3倍:2008/06/22(日) 21:00:39 ID:???
>>243
アスランはどうするだろうか?
キラが居る事は知ってるからやりたくないと言うか、
それとも誰かにやらせるくらいならと進んで参加するか…
245通常の名無しさんの3倍:2008/06/22(日) 21:06:17 ID:???
MSそっちのけでキラを攫いに行くんじゃね?
246通常の名無しさんの3倍:2008/06/22(日) 21:22:31 ID:???
もしミネルバがバイク型戦艦だったら
247通常の名無しさんの3倍:2008/06/22(日) 22:07:24 ID:???
>>246
融合炉の爆発でもびくともしねえぜ!
248通常の名無しさんの3倍:2008/06/23(月) 05:12:56 ID:???
>>242
ウズミ「ヘリオポリス虐殺大成功!」
249通常の名無しさんの3倍:2008/06/23(月) 18:04:44 ID:???
>>248
うわw
盲点だったww
確かにキラたちAA組やザフトはその情報知らないわwww
250通常の名無しさんの3倍:2008/06/23(月) 18:08:42 ID:???
>へリオポリス虐殺大成功

自分もこの情報知らない
外伝?
251通常の名無しさんの3倍:2008/06/23(月) 18:29:25 ID:???
>>250
アストレイ赤と青での情報だったかな
オーブ宇宙軍が大量のメビウスで証拠隠滅の為に
プロトアストレイの破壊を依頼した傭兵諸共皆殺しにしようとウズミが画策した

だが青枠を手に入れたサーペントテール(MS2機:青枠&ジン)に裏切りの報復としてフルボッコにされて失敗した
252通常の名無しさんの3倍:2008/06/23(月) 20:58:40 ID:???
きれいごとを言うだけのお花畑かと思っていたが、なかなかやるじゃないか。
オーブ侵攻のときの自爆は、実は死んだ振りだったかもしれんなw
253通常の名無しさんの3倍:2008/06/23(月) 21:13:25 ID:???
もしもウズミが生きていて種死終了後に表舞台に舞い戻り
オーブで世界征服を狙ったら
「今やオーブに敵などおらん!今こそ世界中を平和に統一する国家が必要なのだ!」
そしてすぐ死ぬと
254通常の名無しさんの3倍:2008/06/24(火) 00:25:54 ID:???
ウズミ「人類に逃げ場なし!!」
255通常の名無しさんの3倍:2008/06/24(火) 02:26:32 ID:???
機動戦士ガンダムSEED ウズミの野望 オーブの侵略
256通常の名無しさんの3倍:2008/06/24(火) 02:31:50 ID:???
もしエターナル一行が第二次大戦中の太平洋どまんなかに飛ばされたら

ジパングみたいな展開を考えてくれればいい
257通常の名無しさんの3倍:2008/06/24(火) 02:39:54 ID:???
>>256
エターナルは大気圏内飛行能力を持ってないので、墜落後、太平洋に沈む
艦が水圧に耐えきれば、しばらくは中の人間も生きてると思うが、脱出できる装備がないのでいつかは酸欠か餓死で全滅する

避けられない全滅を前にしたクルーたちの絶望を描く、壮絶な作品になるな
258通常の名無しさんの3倍:2008/06/24(火) 02:46:39 ID:???
アークエンジェル…アークエンジェルがあれば…
259通常の名無しさんの3倍:2008/06/24(火) 10:09:26 ID:???
いや、宇宙船で気密は完璧だから普通に浮くだろう。
推進システム自体はAAと同じだから、
操縦手の技量によってはある程度は飛行して移動することも不可能では無いんではないかと。
そこら辺のプログラム改変なんかは、コーディーのお家芸っぽいしな。
尤も、突然の環境変化に混乱して水面に叩き付けられ全員死亡なんて可能性もあるが……。

また、艦載機の中には補給不要(笑)で飛行可能なものがあるので、
最初の墜落さえ乗り切れば生き延びる事は容易だと思われる。
260通常の名無しさんの3倍:2008/06/24(火) 12:40:07 ID:???
気密が完璧なら浮くって、どういう理屈だ(汗
そんな世界では潜水艦は存在しえないな

推進力が同じなのにエターナルには大気圏飛行能力がない設定だというなら単純にエターナル重たいんだろ。
でも海に沈めば浮力分軽くなって動けるようになるかも
酸素や食料は小人さんが届けてくれるってことで
261通常の名無しさんの3倍:2008/06/24(火) 13:23:20 ID:???
大気圏飛行能力じゃなく大気圏突入能力がないんでない?
262通常の名無しさんの3倍:2008/06/24(火) 14:28:48 ID:???
>>259
そんなわけねえだろwww
263通常の名無しさんの3倍:2008/06/24(火) 15:36:45 ID:???
気密が完璧なら普通に浮くんじゃね?
水上船よろしく進むくらいは出来そうだと思えるんだけど…。
264通常の名無しさんの3倍:2008/06/24(火) 15:56:55 ID:???
浮くか沈むかは気密の問題じゃなくて、比重の問題だ
潜水艦だって気密は完璧だが、潜行するときは沈むだろうに

で、水上艦は浮くように計算されて作られているんだが、エターナルはそうじゃないでしょ
浮くように計算するってのは、浮かせるために武装や装甲を削るって事で、弱体化は必須
宇宙艦に不必要な浮航能力なんて考えて作られてたら、設計者の正気を疑うぞ

竜骨から武装から装甲まで、発泡金属とやらで出来てるなら浮くかもだけどなぁ・・・・それも正気の沙汰じゃないよな
265通常の名無しさんの3倍:2008/06/24(火) 16:01:49 ID:???
水取りこまんでも沈む潜水艦とか危なすぎて運用できねぇよ
266通常の名無しさんの3倍:2008/06/24(火) 16:26:47 ID:???
ああ、気密が完璧であんだけ中空な構造で沈むって一体……。
267通常の名無しさんの3倍:2008/06/24(火) 16:45:37 ID:???
あのさ、潜水艦が船体サイズに対して異常に居住区域が狭いのは、
沈む為に水を取り込む構造にスペースをとられているからなんだよ。

空母として複数のMSを運用できる構造で、しかも気密が完璧な宇宙船が沈むなんて、
よっぽどの重金属をごっそり使ってでも居ない限り有り得ん話だ。

重量配分の問題で傾いだり、上下逆さになるとかはあるかもしれんが、
常識的に考えれば普通に浮くぞ。
268通常の名無しさんの3倍:2008/06/24(火) 17:14:27 ID:???
エターナル内部の空気の浮力がエターナルの重量以下なら沈むだろ、って話。
エターナルの排水量も不明なのに機密完璧だから浮くに決まってるとかアホじゃねぇの。
269通常の名無しさんの3倍:2008/06/24(火) 17:16:47 ID:???
はいはい、わかったから鼻水拭きましょうね^^
270通常の名無しさんの3倍:2008/06/24(火) 17:23:32 ID:???
>>269
必死すぎwww
271通常の名無しさんの3倍:2008/06/24(火) 17:49:18 ID:???
沈むかどうかワカンネ、でFA
272通常の名無しさんの3倍:2008/06/24(火) 17:58:19 ID:???
浮くか沈むかはともかく無意味に重い宇宙船なぞ考えられん
ましてや高速艦で・・・
273通常の名無しさんの3倍:2008/06/24(火) 18:42:48 ID:???
浮くような気はするが、航行できずに魚雷の的だと思われる
274通常の名無しさんの3倍:2008/06/24(火) 18:46:31 ID:???
もはやどうでもいい
275通常の名無しさんの3倍:2008/06/24(火) 18:48:38 ID:???
ミーア起用に当たって議長が本物に許可を取っていたら
276通常の名無しさんの3倍:2008/06/24(火) 18:54:21 ID:???
それを無視して勝手な事をするのがラクス
本編でも語られていないだけで、隠遁生活を送る為に議長と密約を交わした可能性は十分にあり得る
そうなると寅が真っ先に議長を疑った理由が説明できる
277通常の名無しさんの3倍:2008/06/24(火) 19:54:33 ID:???
ラクス暗殺に来たヨップ達が偽装の為にフォビドンブルーに乗って
「国債指名手配中のテロリストマルキオ(ギガフロート窃盗他)を出せ!でないと仲間と見做して攻撃も辞さんぞ!」
と最初に勧告してたらどういう展開になっただろうか?
まぁヨップたちの狙いはそれでノコノコ出て来たラクスとかを問答無用でぶっ殺すことだけどな
278通常の名無しさんの3倍:2008/06/24(火) 22:06:36 ID:???
本当にぶっ殺すのが目的なら最初からMS使えって話だけどな
279通常の名無しさんの3倍:2008/06/24(火) 22:31:18 ID:???
虎が同居してる事くらいは把握してたかもしれないが、
他は生身での戦闘力はたかが知れてるし、よもや自由が隠匿されてるとは
思いもよらなかったから、数で圧倒し確実に鉛ダマ撃ち込んで息の根止め、
比喩ではなく実際に首級を挙げるつもりだったんじゃあるまいか。
280通常の名無しさんの3倍:2008/06/24(火) 22:34:43 ID:???
MS持ってきてるなら最初からマルキオハウスを踏み潰せばいいし、一部を殺すのが目的なら
催涙弾なりなんなり放り込んでから行動起こすもんじゃないのかってことじゃなかろうか
281通常の名無しさんの3倍:2008/06/24(火) 23:17:13 ID:???
そんな方法ではすぐどこか隅に逃げ込まれるだけです。
あいつを殺すには頭から熱湯をかけるのが一番です。
282通常の名無しさんの3倍:2008/06/24(火) 23:22:47 ID:???
死体の確認したかったんじゃない?
手榴弾のたぐいすら使ってなかった気がするし
283通常の名無しさんの3倍:2008/06/24(火) 23:29:38 ID:???
マルキオハウスは孤児院でもあるからなぁ
ラクスもろとも子供達あぼんを避けたかったとか
284通常の名無しさんの3倍:2008/06/24(火) 23:35:19 ID:???
屋内で銃撃戦の時点で怪しいもんだけどな>避けたかった
285通常の名無しさんの3倍:2008/06/24(火) 23:35:53 ID:???
暗殺するならいっそ子供に爆弾巻き付けて家に帰らせるくらいしろと思わないでもない

ラクスが出迎えた所でドカン
286通常の名無しさんの3倍:2008/06/24(火) 23:39:46 ID:???
むしろ宅配便に爆弾とかベタな手でも良かったような
287通常の名無しさんの3倍:2008/06/24(火) 23:40:53 ID:???
>>282
明らかに死んでいそうでも確認しないとダメとなると、

ムウみたいに明らかに死にそうな状況で生きてる例は、
あの世界じゃ他にもたくさんあるのかもしれんな。
288通常の名無しさんの3倍:2008/06/25(水) 00:01:56 ID:???
>>287
なんと!S2インフルエンザウイルスという未曾有の災厄によって!
人類の肉体は、より強靭になっていたのである!
ってんじゃないだろうな
289通常の名無しさんの3倍:2008/06/25(水) 00:10:48 ID:???
正体偽って生活してるだけで、別に隠れ潜んでるわけでも襲撃を警戒してるわけでもなさそうだから
生活行動を把握して狙撃銃でパンパンで済むはずなんだけどな。殺すだけのつもりなら。
290通常の名無しさんの3倍:2008/06/25(水) 00:16:49 ID:???
ってかあの孤児院自体の知名度とかどうなんだろう
得体の知れない孤児院出身の子供とか引き取る人いないだろうし
291通常の名無しさんの3倍:2008/06/25(水) 00:41:40 ID:???
あの男に連絡だ!!
なんて展開になったらカリダさんがえらい事されちゃったりな。

とりあえずラクスの脳天をビシッとするのは確定だけど
292通常の名無しさんの3倍:2008/06/25(水) 23:09:47 ID:???
もしキラをキム・カッファンが更生したら
293通常の名無しさんの3倍:2008/06/26(木) 00:14:12 ID:???
無理
294通常の名無しさんの3倍:2008/06/26(木) 00:33:31 ID:???
もしも種1話のキラと種運命最終回のキラが入れ替わったら
295通常の名無しさんの3倍:2008/06/26(木) 00:40:50 ID:???
徹底的に「不殺」をやるんだろうなぁ・・・
クルーゼだけは有無を言わさず殺すだろうけど
でも毎回達磨にされてたんじゃ赤服お坊っちゃんズのプライドはズタズタだぜ?
さらに手心を加えていたせいで本来と違う所で死人がでたり・・・
296通常の名無しさんの3倍:2008/06/26(木) 00:43:20 ID:???
ストライクのOSをストフリ仕様に改造したあげくフレームアボン とか?
297通常の名無しさんの3倍:2008/06/26(木) 00:49:20 ID:???
フル装備で出撃して相手を即無力化
しかし周りからは敵をいたぶっているようにしか見えず、孤立していく
折り紙幼女からは「こわい・・・」と言われて大ショック
あまりの酷いやり口にアスラン大激怒
殺る気マンマンで襲ってくる
オーブで顔を合わせた時に銃口を向けられてしまう
298通常の名無しさんの3倍:2008/06/26(木) 00:50:24 ID:???
もしシンのモデルがジュド―だったら

プラントのMSを盗んで売る為に悪友達とミネルバに潜入、途中でFPと鉢合わせながらも
どうにかインパルスを盗むのに成功したが目の前の戦闘でFPを撃退したため議長からスカウト、かな?
299通常の名無しさんの3倍:2008/06/26(木) 00:52:48 ID:???
それってむしろ 種死のベースがZでなくZZだったら って感じだな
その戦闘でマユが行方不明になってネオに養われてたりとかしそう
300通常の名無しさんの3倍:2008/06/26(木) 00:55:42 ID:???
何かそっちのほうが幸せになりそうな気がする。
301通常の名無しさんの3倍:2008/06/26(木) 01:08:33 ID:???
ラクスにマユが撃たれるんですね
302通常の名無しさんの3倍:2008/06/26(木) 12:44:30 ID:???
そこはメイリンかアスランじゃね?負債がラクスの手を直接汚すような話をかけるとは思えん。
303通常の名無しさんの3倍:2008/06/26(木) 15:54:44 ID:???
>>299-300
ネオ「シン・アスカ。彼がこの戦いのキーマンだ。
    彼が敗れた時には私が起つことになる…だが…
    マユの兄なら…私の出る幕はないだろう……グッバイ、マユ。」

こうですか、わかりません!
304通常の名無しさんの3倍:2008/06/26(木) 17:02:10 ID:???
仲間とジャンクの海を漁ってたシンがムウを拾うのか
305超種運命の大戦(仮) ◆Lna0TEvcJM :2008/06/26(木) 17:44:02 ID:???
「アレックスさん」
アスランは無事プラントに着き、迎えの者と会った。
「すみません。状況はどうなっていますか?」
「良くありませんよ。プラント市民は皆怒っています。議長は、あくまでも対話による解決を目指して交渉を続けると言っていますが、
それを弱腰と非難する声も上がり始めています」
「……」
「アスハ代表の特使と言うことで早急にと面談は申し入れてはいますが、この状況ではちょっとどうなるか判りませんね」
「分かりました」


「……少なくとも、無能ではないな」
「しかし、それは善悪とは別ですね。そうでしょ?」
アグニス達とデュランダルの会見は無事に終わった。デュランダルは、殊にオーストレール・コロニーの社会システムに興味を抱いているようだった。
オーストレールコロニーの社会システム――その特徴は必要とされる職業にあわせて遺伝子調整された人間で構成されている事である。
そのような、余裕のない環境の証拠でもあるような事に若干コンプレックスを抱いていたアグニスには、デュランダルがそれを
評価している様子を見て戸惑った程である。
「……」
「なんです、アグニス?」
アグニスは通路の向こうを見ていた。
「あれは……」
「ああ、ラクス・クラインですよね。驚いた。プラントに戻っていたのですか?」
「……」
「なんですか? アグニス?」
「いや、彼女の事はニュース映画で見た事があるが、なんとなく違和感がな」
「そりゃ、年月が経てば印象も変わりますよ。でしょ?」
「ああ……しかし、あんな風かな」
「なんです?」
「いや、セトナ姉さんが成長した姿は……と思ってな。前に見たニュース映画ではおしとやか過ぎた」
ふふ……とアグニスは笑った。

306超種運命の大戦(仮) ◆Lna0TEvcJM :2008/06/26(木) 17:44:30 ID:???

月面――
「コンテナリスト、R34〜R42は積み込み完了。レダニアフ搭乗のモビルスーツパイロットは第35ブリーフィングルームに集合して下さい」
「第34〜37エレベーターは17時から18時の間、閉鎖されます」
「シャトル608便が12番ゲートに到着します」
「第4ダガーL部隊の補充パーツ、搬入完了しました」
プラント撃滅のための準備が進められていた……。

「さて、それで、具体的にはいつから始まるのか? 攻撃は」
ブルーノ・アズラエルは大西洋連邦大統領ジョゼフ・コープランドに尋ねた。
「そう簡単にはいきませんよアズラエル老。せっかちですなぁ。あなたも」
「ふ……」
「プラントは未だに協議を続けたいと様々な手を打ってきておるし、声明や同盟に否定的な国もあるのだ。そんな中、そうそう強引な事は……」
「おやおや。前にも言ったはずだがな。そんなものプラントさえ討ってしまえば全て治まると」
「はぁ……」
「奴等が居なくなった後の世界で、一体誰が我々に逆らえると言うのだ? 赤道連合? オーブ? スカンジナビア王国?」
「まぁ、オーブはすぐ潰せるだろうが、スカンジナビアは、怖いですな。何事かあれば48時間以内に200万以上の兵を動員可能な
国を甘く見るべきではない。実の所彼らが昔からカレリア地方などの奪回を狙っている事はわかっている。戦争になってヘイヘ並みの
兵が輩出されれば我らとて目も当てられません」
「ふん。世界はもうシステムなのだ。だから創り上げる者とそれを管理する者が必要だ。人が管理しなければ庭とて荒れ、
誰だって自分の庭には好きな木を植え、芝を張り、綺麗な花を咲かせたがるものだろう? 雑草は抜いて。所構わず好き放題に
草を生えさせてそれを美しいと言うか? これぞ自由だと」
「アズラエル老……」
「人は誰だってそういうものが好きなのだ。きちんと管理された場所、物、安全な未来。今までだって世界をそうしようと人は頑張って
きたんじゃないか。街を造り、道具を作り、ルールを作ってな。そして今、それをかつてないほどの壮大な規模でやれるチャンスを得たのだ!」
ブルーノ・アズラエルはごほごほと、咳き込む。
「だからさっさと奴等を討って早く次の楽しいステップに進むのだ! 我々ロゴスの為の美しい庭。新たなる世界システムの構築と言うな!」
「……」
結局のところ、この老人は息子の仇を取りたいだけなのではないか、と言う思いをコープランドは飲み込んだ。

程なく……全世界に向けて大西洋連邦大統領ジョゼフ・コープランドから声明がなされた。
『是より私は、全世界の皆さんに非常に重大かつ残念な事態をお伝えせねばなりません。先のユニウス7落下事件より、プラントに対して、
我々はいくつかの提案を致しました。……が、未だ納得できる回答すら得られず、この未曾有のテロ行為を行った犯人グループを
匿い続ける現プラント政権は、我々にとっては明かな脅威であります。よって先の警告通り、地球連合各国は本日午前0時を以て、
武力による此の排除を行うことをプラント現政権に対し通告しました』

「第44戦闘団は搭載機の発進を完了した。フォックスドロットノベンバー発令。現時点を以てオペレーションをフェイズ6に移行する。
全ユニットオールウェポンズフリー」
ついに、月面の地球軍に対しプラント攻撃の命令が下った。

「やー。とうとう出撃か」
出撃していく艦艇を見ながらシャムスはつぶやく。
「俺らには関係ないけどな」
サノキチ・ハラダ少尉がシャムスに答える。
「でも、これで片が付けばいいな。そうすりゃ世の中平和になる」
「そんな簡単なもんじゃないだろう。内戦が始まるだけさ。東アジアなんかきな臭い」
「ふ……」
307超種運命の大戦(仮) ◆Lna0TEvcJM :2008/06/26(木) 17:44:48 ID:???
「マーシャンの方々!」
プラントからつけられた案内人が血相を変えてアグニス達を追ってきた。
「申し訳ありませんが、待機所に来ていただきます!」
「何が起こった?」
「地球連合が宣戦を布告してきました!」
「なんだと!?」
「どうぞこちらへ」
「すぐに戦いになるのですか?」
ナーエは聞いた。
「月基地よりすでに地球軍の艦隊が発進しております!」
「そのような情報を……伝えていいのですか?」
「議長から、盟友であるマーシャンの方々にはすべて伝えて保護するようにと言われております」
アグニスは、下を向くと憤怒を押し殺した。
「この地が……プラントがこれから戦場になると言うのか?」
「わかりませんが万一を考えて……我々にはあなた方の安全を守る義務があります!」
「――我慢ならん!! すぐに議長に取り次いでもらおう!」
アグニスは駆け出した。
「アグニス? 一体何を考えているのです?」
ナーエも後を追う。
評議会が開かれている部屋……。そこに入るとアグニスは議長に向かって言った。
「出撃の許可をいただきたい!」
デュランダルは、微笑んで、頷いた。

『第一戦闘群、間もなく戦闘圏に突入します。全機オールウェポンズフリー』
『シエラアンタレス1、発進スタンバイ。射出システム、エンゲージ』
「結局はこうなるのかよ、やっぱり。こちらシエラアンタレス1、ジュール隊イザーク・ジュール、出るぞ!」
「ジュール隊、ディアッカ・エルスマン、ザク発進する!」
ザフトのモビルスーツも次々に発進し、とうとう戦闘が始まる。

「アグニス! 出撃してどうするつもりですか?」
ナーエが、アグニスを止めようとする。だが、アグニスはかまわずモビルスーツを起動させていく。
「プラントは俺達に誠意を示した。俺は戦う力を持っている。だのに見ているだけなど……我慢できん!!!!」
「しかし、これは連合とプラントの戦いでしょ? 私達が関与すべきではない。そうは思わないのですか?」
「下がれ、とにかく出撃する!」
アグニスは、強引に出撃した。
彼の乗機はデルタ――
核エンジン、そして次世代の推進システムとして開発された新型スラスターユニット『ヴォワチュール・リュミエール』を搭載した
火星のファーストモビルスーツである――。

308超種運命の大戦(仮) ◆Lna0TEvcJM :2008/06/26(木) 17:45:05 ID:???
「これが戦争……」
出撃したアグニスは、目の前で戦われている光景に目を奪われていた。
何機かの地球軍モビルスーツがデルタ目掛けて襲ってくる!
「くっ」
アグニスはソードを抜くと、斬り飛ばす!
「はぁ、はぁ、はぁ……」
無我夢中だった。
「おい、なかなかいい動きだな」
「ん?」
「お前か。マーシャンの助っ人と言うのは」
ジュール隊のイザークだった。
「おい、失礼だぞ、イザーク」
ディアッカが突っ込む。
「うるさい! 俺が隊長だ! お前こそその口の利き方はなんだ! ……協力感謝する。認識コードは全軍に通達した。味方に
撃たれる心配はない。だが、状況によっては撤退してもらう。ここでは俺の判断に従ってもらう。いいな?」
「……ああ」
「では、武勲を祈る!」
あれがザフトの兵か……。
アグニスは気持ちを切り替えると、周囲の様子を探る。先程の初陣の昂ぶりも収まったようだ。
「はあぁぁぁ! 核エンジン起動! ヴォワチュール・リュミエール展開!」
デルタはその高速で地球軍のモビルスーツを翻弄した。
……十機もやっつけた頃だろうか。
『アグニス!?』
ナーエから通信が入った。
『そちらは囮です! 本体はプラントに!』
「なにぃ!!」


「本隊、戦闘を開始しました」
「よーし、予定通りだな。こちらも行くぞ。この蒼き清浄なる世界に、コーディネーターの居場所などないということを今度こそ
思い知らせてやるのだ!」
プラント本国を狙う艦隊はその身を現し、進軍を開始した。


309超種運命の大戦(仮) ◆Lna0TEvcJM :2008/06/26(木) 17:45:23 ID:???
「地球軍、モビルスーツ隊20、第二エリアへ侵攻中。第三管軍はオレンジ、ベータ15へ」
「敵主力隊の狙いは、やはり軍令部とアプリリウスか」
「だがまだわからん! 敵艦の動き、どんな小さなものでも見逃すな!」
「哨戒機からの報告は?」
「極軌道哨戒機より入電。敵別働隊にマーク5型、核ミサイルを確認!?」
「なんだと!?」
「数は!?」
「不明ですがかなりの数のミサイルケースを確認したとのことです」

『全軍、極軌道からの敵軍を迎撃せよ! 奴等は核を持っている。一機たりともプラントを撃たせるな!』
「核攻撃隊? 極軌道からだとぉ!?」
イザークは怒鳴った。
「じゃぁこいつらは、全て囮かよ!」
「くっそおおぉぉ!」

ザフトが混乱に陥る中、地球軍の奇襲部隊の前面に、プラントの盾となるように立ち塞がる艦があった。
「全システム、ステータス正常。量子フレデル、ターミナル1から5まで左舷座標オンライン。作動時間7秒。グリッドは標的を追尾中」
「一発勝負だぞ。最大まで引きつけろ、いいか!」
「フルチャージオンライン。ニュートロンスタンピーダー起動」
「スタンピーダー、照射!」
「照射!」
何かが、その改造されたナスカ級から迸った――!
地球軍の核ミサイルが、艦艇に保管されていた物も合わせて、爆発し、盛大に宇宙に花火が咲いた。

「……核ミサイルは全て撃破。各攻撃隊は完全に消滅しました」
オペレーターは努めて冷静な声で報告した。
「よしやったぞ!」
「はぁ……」
プラント評議会の会議室に、安堵のため息が広がる。
「スタンピーダーは量子フレデルを蒸発させブレイカーが作動。現在システムは機能を停止しています」
「まったく堪らんな」
「スタンピーダーが間に合ってくれて良かったですわ」
「だが、虎の子の一発だ。次はこうは……」
「これで終わってくれるといいんですがね……とりあえずは」
デュランダルもため息をついた。

310超種運命の大戦(仮) ◆Lna0TEvcJM :2008/06/26(木) 17:45:31 ID:???
「んー……」
先程からアスランを迎えに来た男が、熊のように部屋を歩き回っている。
彼も、戦況が気になるのだろうか。
「ちょっと顔を洗ってきます」
「はい」
廊下に出ると、アスランはため息をついた。息詰る空間から逃れられてほっとした。
アスランは、顔を洗うと鏡を睨み付けた。
我ながらいい男……じゃない!
鏡に映った顔が、歪む。
祖国の危機に何にも出来ないとは、これほどまでに苦しい物なのか。
アスランは顔を拭くと、部屋へ戻る階段を上がりかけた。
「ええ、大丈夫。ちゃんと解ってますわ。時間はあとどれくらい?」
「ん?」
あの声は……アスランは階段を駆け上がる。
聞こえてきたのは、忘れもしないオーブで会ったばかりのラクスの声だった。
311超種運命の大戦(仮) ◆Lna0TEvcJM :2008/06/26(木) 17:47:52 ID:???
続く。

本編ではオーブがスカンジナビアより強大なような台詞がありましたがどうにも違和感大爆発です。
オーブのモデルが日本だった種初期ならともかく種死では……
312通常の名無しさんの3倍:2008/06/26(木) 18:22:55 ID:???


アグニスは本当に猪武者だな、悪い意味で
しかしこの戦いで連合視点のも見てみたいな、結構悲惨そうだ
次回も待ってるぜ
313通常の名無しさんの3倍:2008/06/26(木) 19:36:19 ID:???
いや、オーブは十分強大な戦力を持ってるよ
何あの宇宙艦隊
314通常の名無しさんの3倍:2008/06/26(木) 21:17:01 ID:EKe+Jv6h
確かに種死のオーブは弱小国家ですよね。
宇宙軍だって最終回のあれは大西洋連邦軍の艦隊が殆どだし。オーブ宇宙艦隊はイズモ級「クサナギ」「スサノオ」「ツクヨミ」+「アークエンジェル」の
4隻だけだから・・・。
それに比べ中立を守り抜いたスウェーデン、ソ連と冬戦争を戦い抜いたスオミ(フィンランド)、最後までナチスへの抵抗をあきらめなかったノルウェーの連合国家である
スカンジナビア王国のほうが十分巨大な戦力を持っていそうだ。
315通常の名無しさんの3倍:2008/06/26(木) 22:38:24 ID:???
もし連合がプラントに秘密で常温核融合炉を完成普及させていたら……

特に本編と変わらないことに気付いた
316通常の名無しさんの3倍:2008/06/26(木) 23:12:46 ID:???
現実の兵器ってガンダムの世界のものよりもよっぽどえげつないから・・・
第二次世界大戦の時点の兵器でPS装甲の特性攻略できてるってすげえよ
っていうか硬いだけの装甲って意味ねえってことにその時点でわかってるのになんでそんな設定つけたんだよ負債
317通常の名無しさんの3倍:2008/06/26(木) 23:21:45 ID:???
40センチオーバーの砲弾なんて硬くてどうにかなるレベルじゃないからなぁ
318通常の名無しさんの3倍:2008/06/26(木) 23:36:49 ID:???
恐ろしいことに、戦艦の主砲弾って基本的に「 炸 裂 弾 」なんだぜ・・・
数十センチの厚さの装甲板をブチ抜いた上で爆発する仕組みになっている
ただ硬いだけの戦車の徹甲弾とはまったく違う
319通常の名無しさんの3倍:2008/06/27(金) 01:29:24 ID:???
MSに蹴られた程度の衝撃がパイロットに通ってちゃあなあ……
320通常の名無しさんの3倍:2008/06/27(金) 05:25:45 ID:???
炸裂弾がPS装甲に当たった場合

PS装甲の機能によって貫通することはないがそのせいで衝撃がモロに機体に

中の人がシチューに

その後炸裂弾大爆発

中の人さらにシェイク ジュースに
321通常の名無しさんの3倍:2008/06/27(金) 17:11:43 ID:???
なんというミンチより酷い状態
(((;゜Д゜)))ガクガクブルブル
322通常の名無しさんの3倍:2008/06/27(金) 17:24:41 ID:???
交通事故のニュースで「全身を強く打って死亡」って言うのはぐちゃぐちゃで判別がつかないってことを
テレビ的にマイルドにした表現なんだぜ
車に当たった程度でそんなことになるんだから音速を超える物体が当たったらそれは大変なことになるよ
323通常の名無しさんの3倍:2008/06/27(金) 18:08:13 ID:???
全身を強く打ち病院に運ばれたがまもなく死亡、ってのと
全身を〜死亡が確認された
ってのはどう違うんだ?
前者は瀕死で搬送されたって事?
324通常の名無しさんの3倍:2008/06/27(金) 18:49:21 ID:???
もし種で過去のガンダムが伝説として語り継がれているお陰で
ガンダム=神という認識が人々に蔓延してたら
325通常の名無しさんの3倍:2008/06/27(金) 18:55:07 ID:???
グチャグチャで助からないけどまだ息はある状態

グチャグチャで死んでる
程度の差だとオモ
326通常の名無しさんの3倍:2008/06/28(土) 04:22:04 ID:???
アインラッドに轢かれたPS装甲MSは悲惨な事請け合いだな
327通常の名無しさんの3倍:2008/06/28(土) 23:58:19 ID:???
ttp://ntr3.net/img/src/img0142.jpg

もしも、キラが↑みたいな奴だったら。
328通常の名無しさんの3倍:2008/06/29(日) 18:15:29 ID:???
最初からそういう設定ならむしろウェルカムです
329通常の名無しさんの3倍:2008/06/29(日) 22:25:59 ID:???
もしも種死のラクシズがソレスタみたいな活動してたら
青森湾襲撃時
何故!ここにフリーダムが!奴らが犯人か!
ユニウス落とし
何故!ここにフリーダムが!奴らが犯人か!
オーブ脱出編
何故!ここにフリーダムが!オーブが犯人か!
カガリ誘拐時
何故!ここにフリーダムが!オーブの自作自演か!
330通常の名無しさんの3倍:2008/06/30(月) 18:17:57 ID:???
もしシンが、インパルスが何らかの原因によって動かせず、成り行きで偶然置いてあったフリーダム2号機に乗ったら・・・



なんだかんだ言っておきながら、だんだんその機体に愛着持ってきて、
中盤のキラ戦で相打ちになって大破するも、支給機体はフリーダム系統がいい、デスティニーにはルナが・・・って感じで。
ちなみにインパルスは前期のルナ搭乗機体で、後期ではシンが(シンの)フリーダムが届くまでの代替機。
あと、シンのフリーダムの翼の色は勿論赤。





・・・ダメですかそうですかorz
331通常の名無しさんの3倍:2008/06/30(月) 20:10:26 ID:???
いいんじゃないの
俺もシンがジャスティスに乗る話考えてるし
アスランはアカツキ、キラはセイバーの予定
332通常の名無しさんの3倍:2008/07/01(火) 02:31:57 ID:???
インパや運命以外の機体にシンが乗っても別にいいと思うんだ
333通常の名無しさんの3倍:2008/07/01(火) 02:55:30 ID:???
シン「俺は…俺はぁっ!!」

とか言いながら誤射された陽電子砲からザムザザーに乗ってオーブを守るシン
334通常の名無しさんの3倍:2008/07/01(火) 13:55:34 ID:???
>>330
シン自身の出自に加えて、『これぞフリーダムの本来あるべき戦いの姿』
云々と一段とプロパガンダに利用されそうな気もするが面白そう。
335通常の名無しさんの3倍:2008/07/01(火) 17:23:07 ID:???
もしザフトの技術者に京田四郎がいたら

シンの新マシンは装甲と武装を強化したパーフェクトインパルスか?
336通常の名無しさんの3倍:2008/07/01(火) 22:34:02 ID:???
もしガンダム00の世界に対アマルガム組織 ミスリルが存在していたら

ソレスタより活躍しそう

宇宙で制空権持ってるっつっても
深海はまだ未踏の領域っぽいしな
337通常の名無しさんの3倍:2008/07/01(火) 22:44:15 ID:???
>>336
スレ違いだ、豚のケツめ
338通常の名無しさんの3倍:2008/07/01(火) 23:30:10 ID:???
もしもアスランが議長の誘いに乗らずにオーブに帰っていたら?

まぁ、ふつうはテロリストの仲間疑いで監禁か。
正式にオーブ軍に入ってラクシズと対立してくれないものか・・・
もしくはザビーネばりにぶっ壊れてキラと戦ってくれりゃいいけどな。
339通常の名無しさんの3倍:2008/07/01(火) 23:47:30 ID:???
>まぁ、ふつうはテロリストの仲間疑いで監禁か。
ねーよwww

ボディガードのアレックス・ディノとアスラン・ザラは別人ですヨ?(棒
340通常の名無しさんの3倍:2008/07/01(火) 23:52:35 ID:???
IF系総合だろ

いいだろ
341通常の名無しさんの3倍:2008/07/02(水) 01:50:56 ID:???
クロス統合は別にあるんだよ。
342通常の名無しさんの3倍:2008/07/02(水) 01:53:10 ID:???
「いいだろ」と聞くと「やらせろよ」という言葉が続いてしまう俺は逝ってよしですか
343通常の名無しさんの3倍:2008/07/02(水) 21:00:37 ID:???
>>332
オーブ出身ということでアカツキもいける
ソードシルエットやアロンダイトのイメージが強いだけに
近接戦闘特化のジャスティス系列もおk

立ち位置がおいしいだけに便利じゃのう。
天帝やら伝説だけはさっぱり似合わんが
344通常の名無しさんの3倍:2008/07/02(水) 21:39:42 ID:???
もし種の制作予算と作画班がX並だったら
345通常の名無しさんの3倍:2008/07/02(水) 21:47:56 ID:???
>>344
逆境に追い詰められた末に嫁が神脚本家に超進化!……してくれないかな。
346通常の名無しさんの3倍:2008/07/02(水) 21:50:18 ID:???
>>344
すぐに負債が降板、番組自体は打ち切りになるが、代打が頑張ってきちんと終わる
347通常の名無しさんの3倍:2008/07/02(水) 22:00:14 ID:???
>>346
Wがそれに近い事にならんかったか?
348通常の名無しさんの3倍:2008/07/02(水) 22:24:07 ID:???
Wは監督と日昇が喧嘩して
監督が仕事投げてインドに釣りに行っただけだw
作品の骨子は既に出来上がってて
Xの監督が勇者シリーズやりながらWのスケジュール管理もしてた
そんだけだぜ
349通常の名無しさんの3倍:2008/07/02(水) 22:44:56 ID:???
>>348
高松www
350通常の名無しさんの3倍:2008/07/03(木) 11:38:55 ID:???
もしもキラがルーデルみたいなキャラだったら。





……いや、急降下爆撃を読んだら何か急にこう書きこみたくなったんだ。
351通常の名無しさんの3倍:2008/07/03(木) 12:36:45 ID:???
>>350
史実的には種序盤に登場したエルちゃんがヒロインで、レギュラー化だな。
ラクスもフレイも全てスルーで、キラが怪我するとようじょが付きっ切りで看病してくれる
純愛ロリコンアヌメになってしまう・・・・・・
352通常の名無しさんの3倍:2008/07/03(木) 13:50:47 ID:???
あのアンサイクロペディアが秀逸な記事になってしまっているので誰か助けて(´;ω;`)と
延々真実を書き続けた伝説のスツーカの魔王ですか
353通常の名無しさんの3倍:2008/07/03(木) 15:26:44 ID:???
初出撃で機体が小破しているトールに向かって「なに休んでるのトール、出撃するよ!」
とトールをひきずって出撃。
ザフトが嫌いで嫌いでラクスに助けられてからも新兵器を強奪してあたりかまわず破壊しながら脱出。

絵面がどうしてもゲッター線浴びたようなぐるぐる目になっちまうな
354通常の名無しさんの3倍:2008/07/03(木) 15:34:53 ID:???
むしろ、フラガがルーデルだったら。
トールを後部座席に乗せたスカイグラスパーでの初陣で虎勢が全滅。
事態を重く見たZAFTは周辺基地から兵を集めて攻撃するが、またも全滅。
足が遅いストライクのキラは出番が殆ど無いために、ランチャー装備でシモ・ヘイヘ化する。
かくて、アフリカ戦線からZAFTは駆逐されたのであった。
355笑う仮面の英雄:2008/07/03(木) 16:36:04 ID:???
PHASE-05「“●●は■■かと思ったけど、そんな事は全然なかったぜ!”で全て説明できる最終回ってどうよ!?」

「時代はこの男を必要としているのか……」

 TVを見ながら呟くこの男は、今は予備役であるハルバートン元提督である。
 クーデター未遂で逮捕されたが、MSの登場で自らの戦略戦術が一切通じなかった事で錯乱し、心身喪失状態にあったとして罪は問われなかった。
 当然予備役に回らざるを得なかったが、現役だったとしても若い連中の盾になる程度しか出来なかったからいいよね、結果生き長らえたし。
 そんな老兵が見るのは新たな時代のヒーロー=クルーゼであり、彼はオーブでこれからの地球権の平和を考えると言う講演会を行っている。
 これが連合・ザフトを含む地球圏へ向けた平和へのメッセージなのは、彼の隣に座っている“連合の裏番”ことアズラエルの姿からも明白で、2人はこれからの地
球圏の平和に向けた歩みや、どうするべきかを公演し合い、最後はしっかりと握手したのだ。
 だが、無論それだけでは済まないのが汚れた大人の世界、クルーゼが平和などこれっぽっちも考えていないアズラエルをワザワザ呼び出したのには理由がある。
 別れ際にクルーゼがアズラエルに渡したのは……ニュトロン・ジャマー・キャンセラー(NJC)の構造設計図だったのだ。
 なにせ無駄に有名になり過ぎたクルーゼはその一挙一動全てが注目され、例えば捕虜にNJCを渡して連合に帰す…といったことすら不可能な状態。
 そこで堂々と本人を呼び寄せ、直接手渡す為にこの茶番を実行。
 今や英雄クルーゼの言葉はネ申にも等しく、提案は満場一致で可決され実行されるという人気っプリだ……本人は嫌がってるけど。

「クルーゼの奴め……茶番に付き合わせる代りにプレゼントがあると聞いて付き合ったが……NJCだったとは……」

 帰りの連合が用意した航空機の中、ノートPCで手渡されたメモリの中の情報を確認したアズラエルは大喜び……する訳でもなくため息を付いた。

「アズラエル様、NJCと言えばあのいまいましいNJを無効化できる物ですよね、嬉しくは無いんですか?」
「サザーランド君、だから君は無能なのだ、無能は罪悪だよ!」
「(くそっ、いつか殺してやる)……ですがNJCさえ手に入れば……」
「なんに使うのかね?」
「それはもちろん……ええと…MSに搭載すれば核エネルギーでビーム打ちたい放題・PS使いたい放題の無敵のMSが……」
「少しは頭を使いたまえ、敵がくれたNJCだぞ…罠では無いとは限らん。
 もしNJCを停止させる毒電波を敵が既に開発していたら……その最強MSを前線に展開させた瞬間それを使われてみろ、いきなりゴミだ。
 金も時間も資材も大量に使ったMSが使えませんでした、なんて可能性のある真似ができるか」
「では現在停止中の核発電所に設置して、更に生産性を高めて物量でザフトを押し潰せば……」
「それもな……もしNJCを探知する機械があったら、NJCを作動させている場所が重要な施設だと知らせているようなものだ。
 そこを攻撃されたら、今は停電で停止しているだけの生産施設が根こそぎ破壊されるか、奪われるかされてしまう」
「それじゃNJCの使い道は、単発で瞬間しか作動しない、使い捨てに出来る場所ってことに……核弾頭にでも装備しますか?」
「僕も考えたんだが、それぐらいしか思い当たらないよ……まぁ核なんて宇宙じゃちょっと大きな爆弾程度だから、とりあえず100個程度作ってみるか?」
「実は核も直前に暴発させ、こちらがダメージを負う装置が完成しているのかも……」
「NJCを渡したってことは、その可能性もあるんだよな……」
「これが罠でなければ、ありがたくって感涙物なんですが」
「相手の技術開発状況が判ってれば使えるんだが……プラントのスパイ網はズタズタでちっとも情報がない。
 あのクルーゼから直接渡されたんじゃ何か考えがあるとしか思えん、NJCはしばらく放置だな」
「それが良さそうですね」
356笑う仮面の英雄:2008/07/03(木) 16:38:44 ID:???
 こうして疑心暗鬼にかかった2人の連合の大物はNJCを有効利用することも出来ず、結局は今までどおりに戦力を増やして物量戦で圧倒する方法を選んだ。
 核ミサイルに搭載するNJCも作られたが試験運用の域を出ず、ピースメーカー隊みたいな核兵器運用部隊は最後まで編成すらされなかったのである。
 もちろん連合やブルコスのスパイ網をズタズタにしたのはいつぞやのクルーゼ当人だ。
 こうしてまたクルーゼは『大量殺戮兵器を使い合って人類滅亡』という自らの計画を未然に防いだのであったが……それが判るのは戦後であった。


「ふっふっふ……ギル、私は運命に打ち勝ったのだ!」
「唐突に何を言い出すかと思えば……で、どうやって英雄の運命から逃れたのかね、ラウ?」
「うむ、今の私は機嫌がいいから教えてやろう……神や宇宙や運命に打ち勝ったその方法とは……そう、私は何もしなかったのだ!
 何もしなければ行動が裏目に出たり、誤解されたり、いいように解釈されようが無いのだからな!」
「ああ、どうりで最近君のニュースを聞かないと思ったよ……確かに何もしなければ誤解すらされない、英雄に祭り上げられることも無い、か。
 ……その変わり我が軍が押されっぱなしじゃないのかね? 今ビクトリア宇宙港が連合に奪還されたってニュースが入ってきたぞ」

 あれ(10行前)から何の説明も無いが数ヶ月は経っていた。
 人類絶滅を企むものの、歴史上稀に見る大英雄に祭り上げられたクルーゼ、それでも自らの野望の成就に努力は怠らない。
 しかし、悪い事をしても常に逆に作用し彼の名声を上げてくれる……虐殺や人殺しをしようとすれば倒したのはテロリストや放置するとヤバイ組織、建物を壊せば
ガスが充満していて死に掛けた人達を救出し、電線をMSで引っ掛けてちぎればその先の電線に子供が引っかかって感電の危機がどーのこーの。
 文字通り汚名挽回・名誉返上を試みてもやることなすこと全て逆になり、じゃぁいいことをしてやろうと善行をすればそれには何の邪魔も入らない。
 もはや八方塞りのクルーゼ、いわれの無い栄誉に押し潰されていっそ狂ってしまえば楽だったかもしれないが、幸か不幸か彼の精神は限りなくタフであった。
 そりゃぁクローンとして生まれ、破棄されかけても生き延び、プラントに渡って空間把握能力者とはいえナチュラルでMSを乗りこなすぐらいだし。
 ともかく、最後の手段としてクルーゼが取ったのが、何もしないという方法だった。
 確かに何もしなければ何も起こらない、その為彼はジェネシスの警備という何も起こらないであろう職についており、実際何も無かった。
 その間に連合はMSの大量配備を行い、無駄な戦力を消耗していないとはいえザフト以上の戦力を揃え、物量による正面突破という軍事作戦を開始。
 作戦ともいえないただの力押しだけど、数倍の戦力で責めればそりゃぁ上層部が無能でも勝てるよね。
 こうしてジブラルタル、カーペンタリアが相次いで陥落、そして宇宙への足がかりを得た連合は宇宙へ進軍し、気が付くとボアズ要塞も落ちてたりなんだり。
 だがこうしている間にもクルーゼは悪巧みをしていなかった訳ではない、否、悪巧みの為に何もしなかったというのが真相だ。

「……ふっふっふ、これでいい、これでいい! 戦いが激化すればする程、人類はその本来の凶暴性を表す!
 この戦いに投入された多くの兵士達は敵を憎み、敵陣営を皆殺しにする事を望み、破壊と殺戮と狂気が世界を支配するのだ!!」

 クルーゼの目論見では、戦いが激化するだけで人類の凶暴性が露になり、憎しみが憎しみを呼び、破滅の坂道を転がるように落ちていく……筈である。
 だ が 、 人 類 は そ う は な ら な か っ た !
 ザフトの兵は『英雄クルーゼ』が指揮する軍として、その英雄の名に恥じないよう襟を正し、紳士たるべく行動するよう心がけ、規律は守られていた。
 また連合も『救星主クルーゼ』に幾度となく助けてもらったという思いがあり、敵軍とは言えその彼が率いる兵士を殺すのは躊躇わられたのだ。
 もちろんクルーゼが活躍する前の戦いや被害で、怒りや憎しみを持って敵を殺そうと考える兵士はたくさんいた。
 だが、個人の怒りを相手にぶつけるのが理性のある人間のすることであろうか? 憎しみを憎しみで晴らし、その憎しみの輪を広げるだけでいいのか?
 人類の歴史は戦いの歴史、血で血を洗う抗争は脈々と続き、死山血川を築いてきたが……そろそろ人類は次の段階に進むべきではないのか?
357笑う仮面の英雄:2008/07/03(木) 16:41:38 ID:???
 そう人々に訴えるように行動した男がいたのだ…その男こそ、みんなの英雄ラウ=ル=クルーゼ!
 ……と、人々はそんな風に英雄クルーゼを見出してしまったのだ……実際に人類を救っているし、間違いじゃ無いと思い込んだ。
 こうして多くの兵士が英雄クルーゼに憧れ、その行動を模倣した為、敵とは言えむやみに殺さず、捕虜を取っても虐待する事無く誠意を持って対応した。
 いや別にクルーゼが敵を見逃したりもして無いし、攻撃をすんドめして未熟な敵を見逃してないし、不殺していた訳じゃないんだけどね。
 英雄という名前が一人歩きして、それぞれがなんかカッコ良さそうな英雄像をかってにクルーゼに重ねて目指し、ある意味暴走していた。
 また両軍の主力兵器がMSというのもそれを助長した、有視界で遭遇する人型兵器故に、旧世紀の騎士同士の戦い……を連想させるに十分だったのだ。
 電動騎士に乗ったヘッドライナー気取りかよ、おめでてーな。
 まぁ目に見える人型だと、レーダーに映る光点に攻撃を撃ち込むより人の存在を確認できて、思わず引き金も緩むしね。
 それに、連合のMSの性能がどんどん上昇し、始めは集団戦法を取らざるを得なかったが、今では1対1でも技量次第では対抗できるようになっていた。
 ……その影には、技術者達の絶え間ない努力――特にOSを開発した民間人の更なるOSのグレードアップ作業――があったのだがそれは別の話し。
 こうしてMSが1対1で正々堂々勝負する戦いが主になったのだ。 MSは手足や頭さえ狙えば無力化は簡単で、コクピットは案外丈夫に出来ているし。
 戦場は主に相手を無力化する、不殺に徹する奇妙な騎士道精神と言うかスポーツマンシップが支配し、人が死ぬのが珍しい場所になってしまった。
 もちろん都市や市民を攻撃するなんてもってのほか、そんな発言した奴は恥を知れと周囲から叱責され、後方や予備役に回されたのだ。
 こうなると俄然頑張り出すのがイザークその人、元々無駄に騎士道と言うか武士道精神旺盛だったので、1対1で決着を付けられるというのがいいらしい。
 もうPS装甲は卑怯だとか言い出して、フェイズシフトダウン状態で出撃する始末、まぁ追加装甲に色付いてるからいいんだけれど。
 逆に立場が悪化したのはディアッカ……1対1の格闘戦が支配する戦場じゃ砲撃戦用MSは立場無いよね、バスターを改造するとか何とか言ってるらしい。
 もう完全に『英雄クルーゼ』が理想化され、一人歩きしていて本人が否定しようがその流れは止められなかったのだ、実際全てが善行になった訳だし。
 クルーゼも不殺などというまるで子供お遊びのような戦争には色々言いたい事もあった……だが何も言わなかった、またそれが変な誤解を生まない為に。

 そしてヤキン・ドゥーエ……眼前の宇宙には連合の大艦隊がびっちりと並び、偵察のザフト兵が『敵が7で宇宙が3だ!』と言ったとか言わないとか。
 戦力は軽くザフトの5倍、このままぶつかればザフトは敗北必死、プラント最大の危機が訪れていた。
 だが……ザフトもプラントの人々も絶望はしていなかった……クルーゼなら…クルーゼなら何とかしてくれる……っ!
 そして今まで表立って活動してこなかったクルーゼが、数ヶ月の沈黙を破ってザフトの全権を議会より預けられ、決戦に挑む。

「諸君、ラウ=ル=クルーゼである。 私はプラント最終防衛線、ヤキン・ドゥーエを守る為に最初の命令を下そう。
 ジェネシス、地球へ向けて発射っ!!」
『えええ!?』

 クルーゼが命令した瞬間ザフトに震撼走り、それと同時に今まで姿を消していた元星間航行用外部推進器な最終兵器が禍々しい姿を現す。

『クルーゼ隊長、それヤバくないですか!?』
『敵艦隊じゃなく、地球その物を撃つんですか!?』
『まだ味方の兵士も地上にいるんですよ!?』
『ジェネシスの原理は判りませんが、なんかいかにも最終兵器で撃ったらマズいって形してますよ!?』
『非グゥレイト!?』
「ええい、全員フヌケているぞ! これはプラントの未来を賭けた戦争だ、や(殺)らなければならないことなのだ!
 この一撃で人類がどんな物であったかを思い出させてやる! 構わん撃ちまくれぇっ!」

 ジェネシスからほとばしるヤバそうな光の奔流は一直線に地球を目指し、見事に直撃してた…命中した地表から、月面からでも見える衝撃波が広がって行く。
 ヤキン・ドゥーエを前にどうしようかと止まっていた連合の艦隊は度肝を抜かれる、あんなの撃たれたら全滅だったね。
 大混乱の連合艦隊では、状況を把握しようとしたり、逃げ出そうとしたり、攻撃しようとしたりで、人々は右往左往し混乱しきっていた。
358笑う仮面の英雄:2008/07/03(木) 16:44:00 ID:???
「何が起こった、状況を報告しろ!」
「敵の攻撃だ、反撃しろ!」
「いや、転進だ!」
「すさましいエネルギ−っポイ物が感知されましたが……詳細不明!」
「地球は…地球はどうなった!?」
「現在確認中です!」
「くそぉ、ザフトめ! 敵わぬと悟って先に地球を滅ぼすつもりか……!」
「アズラエル様、大変です!」
「そんなの見れば判る! いったい地上はどうなったのだ!?」
「はっ、命中した北米周囲に被害はまるで無し、雲が吹き払らわれ快晴になったおかげで洗濯物が良く乾くと、ご近所の主婦に大好評です!」
「近所の主婦などどうでもいい! それより……本当に地上は無事なのか!? なんともないのか!?」
「何かの強力な電波を観測しただけのようで…ご老人達が血行が良くなって体が楽になったとの報告が入っています」
「主婦も老人もどうでもいい!誰だそんな報告してきた奴は!!首にしろっ!!!
 ……ディスティニー計画でEMP対策されていたから効果が無かったのか? 他に影響は無いのか!?」
「それが……怪光線が命中した周辺で……ニュートロン・ジャマーの効果が消失したとのことです」
『なっ、なんだってーっ!』
「それは本当かサザーランドぉーーーっ!!!」
「ああ、間違いない!」

 ジェネシスは確かに地上に向けて照射された。
 だが、照射された怪光線は大気圏とかオゾン層とかの影響で地上に到達する前に変貌し、人が北斗神拳喰らったように膨れてポン! にはならなかった。
 あれって宇宙服とか着ていたからああいう表現だったけど、生身だったらさぞグロくてやばかったろうね。
 変貌した怪光線は、生物に無害になっただけではなく、ある波長の電波となって地上に降り注いだのだ……その波長とは、NJへの停止信号である。
 元々NJは戦略兵器であり、使用者が操作できなければ意味が無い。 もちろん大量に散布されたNJも、外部から無線コントロールできるようになっていた。
 そりゃぁ占領した地域はNJ止めた方が、原子力発電できたり通信障害起こら無いから止めるのが普通だよね。
 しかし、あまりにも大量に地上にばら撒かれ地中深く潜ったNJは、お互い干渉しまくって予想以上の電波障害を起こしてしまっていた。
 これによりリモートコントロールできる筈のNJに電波が届かないという事態が起こり、地上に降りたザフトすらその影響を受け、色々と苦労してたりなんだり。
 ところが、膨大なジェネシスのエネルギーから変換された電波は電波障害に負けないぐらい強力で、地中深くのNJにも到達したのだ。
 こうしてザフトの凄い科学力で作られたNJは、一年以上経っていても設計通りに動いた……停止信号を受信し、自らの動きを止めたのだ。

「どういうことだザフトめ……今更NJを止めるなんて……」
「勝ち目が無いと知って、NJを停止させてゴメンナサイと謝るつもりでは?」
「いや、これは地上へ無差別核攻撃する兆候なのでは!?」
「だが地球周囲の制宙圏は我々が握っている、核ミサイルを発射しても全て撃ち落せる!」
「それぐらいザフトだって判っていよう。 一体どうするつもりなんだ!?」
「既に地上主要エリアには核兵器を持ち込んでいるとか!?」
「ともかく、地上の警備を密にしろ!」
「地球上空の警備もだ! いや、プラントから出るもの全ても! もう何でもかんでも警戒しろ! 警戒に警戒を重ねろ! 殺られる前に警戒しろ!!」
359笑う仮面の英雄:2008/07/03(木) 16:47:01 ID:???
 連合上層部はこの事態に対して困惑した……そりゃそうだろう、地上の状況を知ったら発射した当人も困惑するだろう。
 こうして意見がまとまらないまま会議は踊り、ジェネシスの第二射、第三射が地上に打ち込まれ、NJの無効化したエリアは広がって行く……。
 なにせ地上の情報は簡単にはザフトに入って来ないから、クルーゼは地上の阿鼻叫喚を妄想しつつ、予定通り嬉々としてじゃんじゃん打ち込んでいた。
 そうして両軍にらみ合ったままジェネシスは発射され続け、とうとう地球を一回りして地上すべてのNJは停止したのである。
 ジェネシスは反射ミラーを全て使い果たして使用不能になっていたが、クルーゼの予定では怒れる連合にプラントが殲滅される筈なので、これでいいのだ。
 こうなると連合上層部は完全にザフトの意図が判らず、混乱した……24時間経っても、NJを停止させた後のザフトに動きが無かったからだ。

「……そういえば、奴らのあの怪光線兵器の防衛責任者は……確かあのラウ=ル=クルーゼ殿だったな……」
「ああ、ザフトの最終防衛ラインの総指揮を取るのも彼だった筈だ……」
「……もしかして、あの英雄クルーゼのやることですから……本当に和平へ向けての行動なのでは?」
「確かに、彼ならありえる」
「そうだ、きっと最終兵器を発射すると偽り、NJから地上を開放したのではないか?」
「そうか、まずは戦争の被害で一番苦労しているであろう地上の一般の人々を解放する……その民意で和平にたどり着こうと?」
「……確かに彼ならありうる。 だがそれだけでは我々連合も、ザフトも、お互い向け合った剣を納めるには至らないのでは無いか?」
「彼のことだ、まだ手を残しているに違いない!」
「ここは様子見した方がいいようですね……警戒はより密にする必要がありそうですが」
『報告します! 敵要塞から出撃する艦を確認……ピンク色の気色悪い船です!』

 これのピンクの艦はもちろんエターナル、今はザフトの英雄クルーゼの艦であった。 乗っているのはクルーゼと、彼直属の部下達。
 少し前までクルーゼは、司令室で地上が阿鼻叫喚の地獄図になっていることを妄想し、危うくエクスタシーに達しそうになっていた。
 ようやくザフトにも地上の情報が入ってきたが、それはNJが停止して喜ぶ地上の人達と、それを行ったであろうクルーゼを称える数々の声だった。
 またもやクルーゼが何かしたのだと期待に満ちた視線を向ける人々を、まるで盗んだバイクで走り出すように司令部を飛び出して振り切り、エターナルで出陣。
 クルーゼは気が付いてしまったのだ……また神という名の、気まぐれで、無茶で、いたずら好きな魔物に、自分がもてあそばれたということを……。
 そして何事かと状況を見守って動かないザフトと連合の丁度中間地点に来て、地球圏全通信域帯に向け回線を開き、本当の最後の最後の勝負に出たのだ。

「聞け、人類共よ! 私を英雄などと勘違いして崇める愚かな人間共よ!!
 この私、ラウ=ル=クルーゼはナチュラルであり、コーディネイターなどではない! プラント全ての人間は私に踊らされていたのだ!
 そして私はある人物のクローン、実験の為に生み出されたのだ! それ故に私の命は残り少ない、だから私は憎悪した、人間を、命をもてあそぶ人類を!
 私は私のもう僅かな命が尽きる前に、全ての人間を道連れにする為、さまざまに暗躍してきたのだ!
 血のバレンタインが起こるよう情報を流し、NJを地上に投下させてエイプリールクライシスを引き起こし、数々の悲劇を引き起こしたのは私なのだ!
 もうS2型インフルエンザを流行らせたのも俺!マンデルブロー号を破壊したのも俺!コペルニクスの悲劇も俺!3丁目の爺さんの入れ歯を壊したのも俺!
 ……なんか途中からやること成すことおかしくなって貴様らは誤解していたようだが、全てはより多くの人を殺す為にやったことだ!
 そして今、ジェネシスを地上に照射して人類を皆殺しにしようとした! 失敗したけどな!!
 プラントは俺にコーディネイターと騙されて人類滅亡の片棒を担がされていたアホの集団! ナチュラルもそんな俺を英雄と誤解したバカの集団だ!!
 貴様らは私に騙されていたのだ、私は常に人類の滅亡を願い、実行してきたのだ……その思いは今でも変わらない!
 今、ジェネシス計画が失敗し、全ての計画は水泡と帰した……だが私は只では死なぬ!
 もはやザフトも連合も関係無い、大量殲滅MSであるフリーダムとジャスティス、その武装強化機ミーティア、そして私専用MS
360笑う仮面の英雄:2008/07/03(木) 16:50:19 ID:???
“ ス ー パ ー プ ロ ヴ ィ デ ン ス ガ ン ダ ム ”
 で、ここに居る全ての人間を殺して殺して殺しまくってやる!連合の艦隊とプラントの後は地球だ!殺ると言ったら殺る!!
 滅びよ人類、ふはははははははははっ!」

 その声と共に現れたのは、全長50mにも及ぶMSであった……どこから出たかは不明だけども。
 “スーパープロヴィデンスガンダム”……その厨ニ病臭いネーミングの通り、普通のMSの倍の身長を持ち、全てが通常の2倍! 体積に至っては8倍!
 腕の数も脚の数も2倍の4本づつ! ついでにモノアイも2倍装備し、まるで目のようになってます!
 ドラグーンだってびっちりと100機搭載して100機の敵も一瞬で落せます! PS装甲はNJCを搭載した核動力炉の凄い出力でビームも弾くぜ!
 腕は武器を持てないから指がなく、たくさんのビーム砲と、ミーティア並のビームサーベルが腕の先にあって100mのビームサーベルでどんな戦艦も真っ二つ!
 もう『ぼくのかんがえたさいきょうがんだむ(ふくだ やすお君、64年前は7歳)』って感じの超厨MSだ!
 これにミーティアつきのフリーダムとジャスティスがあればどんな艦隊でも殲滅されかねない、ザフトと連合、大ピンチである。
 思わぬ強敵に両軍からは声一つ無く、静寂に満ちた宇宙空間はクルーゼの狂気に満ちた笑い声が響き渡っていた……真空だから電波でね。

 だがその声とは裏腹に、クルーザは内心焦っていた。
 既に人類滅亡の万策は尽き、いくらうそ臭いMSがあるとは言えテストして無いし、どこまで戦えるか判りやしない。
 艦隊とか、プラントとか、それだけじゃない…彼が目指すのは全人類抹殺なのだ……これじゃ地上の人類まで皆殺しできるかどうか……。
 だから最後の手段、壮大な心理戦を全人類へと仕掛けたのだ。
 無駄にやることなすこと全てが善行になってしまい、ナチュラルやコーディネイターに拘らず英雄視されたが、そんな彼が諸悪の権化だったとしたら?
 この衝撃は並ではあるまい、英雄に騙されていたと人は疑心暗鬼になり、世界は乱れ、人々は再び憎しみ合い、殺し合う。
 クルーゼはそう思った、いや、そう願ったといってもいい。
 そして待った、地球圏全てから彼に向けて沸きあがるであろう、憎悪と怒りと憎しみを……だが……。

『……もういい、もういいんだ、クルーゼタン!』
『明らかに君の仕業じゃない事まで…全て自分の罪にする気か!』
『そうだクルーゼタン、君一人が罪を被らなくったっていいんだ!』
『全ての責任を自分で被り、自分が討たれる事で世界平和を成そうと言うのか!』
『そんな嘘をついてまで……そこまで人類全ての事を考えてくれていたとは!』
『なんと言う世界平和へのメッセージと覚悟! 君の自らを捨てて世界の平和を願う心に正直感動した!』
『もう人間同士で争っている時代じゃない、そういいたいんですね、判ります』
『目が覚めたぜ……君の世界平和へのメッセージと行動、しかと受け取った!』
『人に出来ない事をやってのける……そこに痺れる憧れるぅっ!!』

 なまじ全世界へ回線を開いていた為、彼の言葉は全世界に伝わったのだが……あまりに胡散臭い事まで自分の罪だと吹かしたので誰も信じてくれなかった。
 人々は逆に、何故英雄である彼がそんな事を言い出したかを考え、全ての罪を自分で被り、そして討たれる事で世界に平和をもたらそうとしたのだと考えたのだ。
 誰しも一度得た地位や名誉を手放すのは嫌だ……だがそれを捨て、それどころか全ての悪行を背負い、そして死ぬ、その後に訪れるであろう平和を祈って。
 クルーゼの放送を聞いた世界中全ての人がそう思い、そして崇高なクルーゼの意志を理解(誤解)したのである。
 誰しもがこの英雄的自己犠牲行為に涙し、自ら武器を持ち相手を撃とうとしていたことを恥じた。
 多くの人々がクルーゼの行為に強く心を打たれ、新たな人類の道程を見出したのだ……その思いは直ちにLOVE&PEACSへの動きとなった。
 連合とプラントは直ちに戦闘を停止(元から始まってなかったが)、その場で停戦への同意と、その後の交渉へ入るというスピード和平。
 プラントからはオーブ占領政策で実績を上げたデュランダル執政官が召還され、クルーゼと共に停戦交渉へ望んだ。
361笑う仮面の英雄:2008/07/03(木) 16:52:11 ID:???
「……はっ!? 私は一体ナニを!?」
「ラウ……気が付くのが遅いよ……ここはヤキン・ドゥーエの中、あの扉の向うには連合の高官達が和平交渉すべく、英雄クルーゼを待っているよ」
「わ…わへいこうしょう? なんだそれは、いつの間にそんな所まで話が進んだんだ!?」
「君が茫然自失していた間にさ。 惜しかったネェ、最後の演説はなかなか狂人めいていて良かったが、あまりにも胡散臭過ぎだ。
 何でもかんでも自分の罪にし過ぎだよ…あれでは疑ってくれといわんばかりだったよ、君が思う以上に、民衆という物ははしっこい物なのだよ」
「くそっ、こうなったら連合の高官共を皆殺しにしてでも……」
「武器はさっき預けたから何も無いよ、それともそのヘルメットを外して殴って回るかい?」
「うぬっ…………ん?待てよ……。 交渉の場、か……フフフっ、まだ手はある!」
「やれやれ、もういい加減諦めたらどうだい?」

 事の成り行きに茫然自失としていたクルーゼであったが、和平交渉の場でも悪巧みを考え、実行に移した。
 そう、停戦条件を思いっきりプラントの不利なように仕向けたのだ、その不利っぷりは連合のオブザーバーとして同席していたアズラエルも思わず聞き返す程。
 その内容は
1:連合各国へ対しての器物・人的損害の国家賠償として莫大な戦争賠償金を支払う
2:各プラントはコロニーの製造費を出資した理事国に支払い、コロニーを買い取った上で国土とする
3:それによりプラントは独立した国家として各国より承認される
4:プラントの領土はL5コロニー群のみとし、占領地域や資源衛星はすべて元国に返却する
5:プラントの国防軍としてのザフトの所持を認める(武力の制限等の交渉は後日改めて条約を締結する)
 というものであり、戦争の終結と共にプラントは莫大な借金を背負い、国庫は空どころかマイナスになる可能性もあった。
 これがクルーゼの陰謀であった……プラントにとって不利な状況で無理矢理停戦し、プラント国民に貧困を強いれば不満は高まり、戦争が再び起きる。
 戦争が起こればまたクルーゼが暗躍しやすくなり、人類滅亡できるチャンスや、大量破壊兵器が出現する筈……そう考えたのだ。
 これら不利な条件に対し、プラント評議会や国民は反発し、デュランダル和平交渉委員長及びクルーゼも批判を受けた……が、ここでデュランダルが演説を打つ。

『親愛なるプラントの国民諸君、この和平案に対しては不満も多いであろう、特に他国へ支払う賠償金は国家予算の数十倍にも及ぶ。
 だがこれは我々が一つの国として各国に平和裏に認められる為に必要な金額なのだ…確かにこの金額は長期間我々の経済を圧迫し、貧困に喘ぐ事になるだろう。
 しかし、プラントの生産力を持ってすれば払えない額では無いと私は信じる。
 そして耐え難き貧困に、苦しみ難き屈辱に見舞われた時、プラントの国民諸君、思い出して欲しい……我らが英雄、ラウ=ル=クルーゼの事を!
 彼はナチュラルの身でありながら厳しい訓練を経てMSを乗りこなし、数々の戦いの中でも自分と人類の未来を信じ、不可能と思われる平和を成し得たのだ。
 どれだけの艱難辛苦の道のりだったろうか…ある時彼は私に話してくれた『私がここまで来れたは、友と、部下と、そして逆境のおかげだった』と。
 コーディネイトされて生まれた我々にとって、ナチュラルを上回るのは当たり前であり、努力の結果だけでは無いのだ!
 今我々に必要なのは緩慢な勝利では無い! 歯の喰いしばりと血の滲みが、艱難辛苦を乗り越える努力と根性が、力を会わせて乗り切る逆境こそが必要なのだ!
 その事を我らが英雄、ラウ=ル=クルーゼは、それを混沌とした世界に平和と自由と正義をもたらすことで、身を持って教えてくれたのだ!
 プラントの国民諸君、今こそその教えを実践する時なのだ!
 この条件を喜んで迎え、そして完遂し、胸を張って世界に我々が平等な立場で国家を樹立したと宣言しよう! 英雄クルーゼに恩返しをしようではないか!』

 もちろんクルーゼがデュランダルにそんな話した事は無い、全てはデュランダルの捏造であったが、クルーゼ=英雄という世界の認識から疑われる事は無い。
 プラントに足りないのは逆境だ!と言い切ったこの演説は“逆境演説”と呼ばれ、クルーゼをうまく絡めた為プラント国民に拍手を持って受け入れられた。
 こうして地球連合とプラントは停戦、プラントは莫大な戦争賠償金と引き換えに独立を果たし、続いて各国と平和条約を締結。
 地上には今だ地域紛争の残り火がくすぶっている所もあったが、多くの人々は英雄クルーゼの生き様に考えを改め、ここに平和な世界が訪れたのである。
362通常の名無しさんの3倍:2008/07/03(木) 16:54:11 ID:???
クルーゼが着てる!?

……やべぇ、桁違いすぎるwwwwwwwwww

支援
363笑う仮面の英雄:2008/07/03(木) 16:56:11 ID:???
 こうして訪れた平和……クルーゼは自らの野望である人類絶滅を達成する事無く、その絶好の機会を失ってしまった。
 平和に沸く人々を他所に、クルーゼは一人失意の日々を送っていた……場末のバーで酒を飲み、繰り返し放送される“逆境演説”に『坊やだからさ』と言う程に。
 戦後、その働きによりプラントの議長に、とのプラント国民の声の高まりもあったが、既にそんな気力も無かった……が。
 とある計画の閃きにより失意の縁から立ち上がったクルーゼは、再び人類滅亡の為の計画を練り始めたのだ。
 まず議長の座は辞退するが、強くデュランダルを議長に薦め、それまでの執政官や和平交渉委員長としての働きと、何よりクルーゼの薦めとあって彼が就任。
 そしてデュランダル議長の進める政治を強くバックアップしたのだ……デュランダルの企む『ディスティニー計画』を行わせる為に。
 デュランダルの『ディスティニー計画(既に連合が同じ作戦名を発表していた為、“運命計画”に変更)』は、遺伝子により全人類の職業を決め打ちする計画。
 この遺伝子至上主義で押し付けがましい、まるで見合い話を強引に決めてくる親戚のオバちゃんのような計画は成功する筈が無い、必ず世は乱れる……。
 そこに人類抹殺の隙が生まれる筈、とクルーゼは読んだのだ……きっと真の自由とか言い出して反対する勢力が出てくるに違いないさ!
 デュランダル議長は内政を整え、ザフトを軍として再編成し新兵器が行き渡った所を見計らって『秘密結社ロゴス』について声明を出す。
 ……本当は戦争や虐殺や大破壊等で人々が不安になってから発表したかったが、クルーゼのおかげで世界が平和になってしまったのでこのタイミングだ。
 ロゴスを“死の商人”“人類が戦うべき世界の真の敵”と断言、平和の影に彼らの存在がある限りいつか戦争が起こる、これを殲滅しなければならないと発表。
 そのような組織は許しておけないと世論も沸騰!
 そう、誰もが望んでいた、クルーゼのようになりたいと、クルーゼのようでありたいと! そして許されていたのだ、英雄クルーゼという存在は!
 誰しもが英雄クルーゼのようにありたいと願い、そのチャンスを狙っていた為、人々は燃え上がる炎のようにロゴス糾弾を始めた。
 ちなみにデュランダルは、ロゴスは地球のほぼ全ての企業に関与していると知っており、ロゴス壊滅後、地球圏の経済界は大混乱に陥り、空前のインフレーション
が起こるであろうと考えていた……そのタイミングこそ、“運命計画”を発表し、実行すべき最良のタイミング。
 そして人々はロゴスのメンバーを襲撃し、暴徒と化した人々により私刑の据えにロゴスは壊滅……のような流れにはならなかった。

 まず、ザフトのオーブ占領の時にモルゲンレーテが世界中に武器を輸出していた事を発端に、死の商人的軍産複合体が争いをコントロールして利益を貪る組織を、
調査していたマスコミや個人が数多く存在し、ロゴス参加者に、ロゴスに関わり世界平和への妨げと見なされれば、立場が危うくなりかねないと思わさせたのだ。
 そういう身の危険には敏感なのがロゴスに関わるほどの経営者や実力者達。
 ロゴスを発表した時点で既に多くのロゴス関係者が身を隠していたり、ロゴスを抜けたり、ロゴスと関係のある企業はそれら人事を一新していたりしていたのだ。
 いくつかのまだ利潤や組織にしがみ付いていたロゴス関係者もいたが、程なくして民衆の力で流血する事無く、退陣させられたり企業が解体された。
 人々はクルーゼの見せた行動で、争いがいかに虚しい事か、例え正義と思っていても暴力を振るうのは良くない事だと知っていたのだから。
 ……もちろんクルーゼは一言もそんなこと言って無いのだが……クルーゼの世界平和をもたらした行動はそう捕らえられていたのだ。
 クルーゼのオーブ占領にともない、マスコミが行った記事の捏造が今効いて来たとは……サブマリンアッパー的なこの流れはデュランダルも読めなかった。
 もちろん極めて小規模な混乱しかなかったので、クルーゼの見込みも大外れだ、何がどう影響してこうなるかまるで判らない……これがバタフライ効果って奴?
 そしてデュランダルは“運命計画”を発表し、新たな試みとして先ずプラントが実施する運びとなるのだが……これも大きな混乱は無い。
 クルーゼが押すデュランダルの計画だから、やってみようという風になったのだ……とりあえず受け入れられたが、内心デュランダルは複雑な思いだった。
 反対する組織(例:歌姫の騎士団)が真の自由がどーのとかで襲い掛かってくるかと期待していたクルーゼは、またしても期待を外されたのである。
364笑う仮面の英雄:2008/07/03(木) 16:58:46 ID:???
「……“運命計画”、何一つ混乱も無く普通に受け入れられたな……」
「ああ、全ては君のおかげだ」
「私は何もしていない!」
「いや、君のおかげだよ。 君は“運命計画”の発表で世界が乱れる事を祈った、だから何も起こらずに受け入れられたのだよ」
「くそっ、人類はまるで、闘争本能を失い府抜けた羊にでもなったようじゃないか……っ!
 私を作り出した時ような、己の欲望とかエゴとか他人を憎み憎悪する心とか人を妬み嫉妬する感情とか疑心暗鬼で信じられない不信感とかは無いのかよ!!」
「無くなった訳では無いだろう……だがそれより大切な物を、自己犠牲や崇高な心を、憎むより怨んだり嫉妬するより信じる道を、人は見出したのだよ……。
 ……君の行動によってね、例えそんな意図が全然無かったとしても、人は見たい物しか見えない、聞きたい物しか聞こえないのだから」
「く……っ、ここでも神とか悪魔とか宇宙の意志か……っ!!
 ……なぁギル、私はこの先どうやって生きて行けばいいんだろう……この憎しみの眼と、心と、引き金を引く指しか持たぬ私が……」
「そうだな……成るように成るしか無いんじゃないのかな……」
「そうか……まぁどうせこの先短い身だ……あと何年か、成り行きに身を任せて生きて行くのもいいかもしれない……」

 とうとうクルーゼは観念した……どうせ我慢しても残り数年、かえって彼が何もしない方が無いか起こるかもしれない、そうなったら笑ってやろうと心に誓って。


 こうして十数年の月日が流れ……CE世界は今、どうなっているであろうか?
 まず人は生まれると遺伝子を含めて詳しく調査が行われ、遺伝病等、病気は治療され、遺伝子等のステータスは全て記録され一括に厳重管理されていた。
 だから世界の中心で愛を叫ばなくても、骨髄移植はドナーに確認するだけで簡単にできるし、臓器移植も相手に提供意思があればできるようになってます。
 そしてロゴス壊滅時にロドニア研究所等からエクステンデッドの精神洗浄の為の“ゆりかご”が押収されていたのだが……これが精神洗浄や洗脳だけではなく、
改良して睡眠学習等に使えることが発覚。
 これにより人々は“ゆりかご”で必要な知識を誰でも覚えられるようになり、知識の差はナチュラルとコーディネイターの間には無くなったのだ。
 こうして子供も学校に入ってから15歳で卒業するまで、誰でも今で言う大学卒業レベルの知識を平等に得られ、そして今まで授業として詰め込んでいた時間は、
道徳やモラルといった情操教育に振り分けられ、富や欲望ではなく世の為人の為になるように、理性的で理知的な人間性の向上に主眼を置いた教育が行われた。
 そうして“運命計画”により、一人々に向いた職業があらかじめいくつか提示され、その中から自分で選んで将来の為の準備ができるようになっていたのだ。
 もちろん“運命計画”で記されない職業を目指す子供もいる。だがそれを成し得るには相当の努力が必要とあらかじめ判っているのだ、努力せずにはいられない。
 例えば“運命計画”で示される将来の中にコンピュータ技師があって、それを選んだ子供がいた。 彼は一般教養と共にコンピュータの学習をし将来に備えた。
 ……もっとも“裏運命”を調べると宇宙海賊が向いていたので、卒業後は宇宙海賊船のコンピュータ技師をしているのだが。
 こうしてデュランダルの“運命計画”と、元ロゴスの“ゆりかご”を組み合わせた人間教育は地球圏に定着。
 高い教養とモラルを持ち、自分にあった技術や職業を持つ新世代の子供達と、クルーゼの英雄行為を目にしそれまで旧世代的な人間の業から目覚めた人々。
 2つの世代の力によって、人々は見た目や無知から来る偏見や差別も存在しない社会を構築し、人類はますます繁栄を高めていった。
 これら人類の革新が無ければ、プラント独立戦争後にも訪れた数々の災悪……宇宙怪獣の襲来を始め、巨人型宇宙人同士の星間戦争に巻き込まれたり、大量の隕石
衝突の危機があったり、トカゲ型やニワトリ型や鳩型や小動物型の宇宙人の侵略や和平、銀河系の他惑星の異星人達との邂逅や交流と、惑星連邦の創立と他の星間国
家との外交や駆け引き……これらを乗り越え、地球が宇宙へ他の種族と共に進出する事はできなかったであろう。
 もちろんそれらの戦いの先頭には、常に仮面の英雄…ラウ=ル=クルーゼの姿があったのは言うまでも無い。
365笑う仮面の英雄:2008/07/03(木) 17:00:42 ID:???
「……あれから20年近く……人類の進歩には驚きだな」
「ぬかせ、その手綱を握って人々を導いたのはお前だろ。
 ……それよりギル、お前あの時、メンデルで私の遺伝子を調べた時、嘘を言ったな……私の寿命が短いなんて……」
「いいやラウ、私は嘘は言っていないよ、私はあくまで『君のテロメアはオリジナルより短い』と言っただけで、寿命が短いとは言って無い」
「だが、細胞のテロメアは分裂の度に短くなって、この長さによって分裂の回数が制限されるから、テロメアが短いと寿命も短い筈では……!?」
「テロメアの長さ=寿命だなんて、どっかのエロゲー……誰●じゃあるまいし、そんな訳無いだろ。
 分裂の周期はあくまでホルモンバランスの問題であって、テロメアの長さとは関係ないし、テロメアの長さを回復するテロメアーゼという酵素だってある。
 つまり、テロメアが短いから、老化が早く来てすぐ寿命が来ることには因果関係は無い、元遺伝子学者の私が言うんだから間違い無い」
「じゃぁ私のテロメアが短かったのは……」
「たまたま採取したサンプルが短かったんだろ、大体身体全てのテロメア調べるなんて不可能だし、比較したオリジナルの細胞サンプルも1つしかなかったしね」
「じゃぁじゃぁ、この私の醜く老化した皺だらけの顔は……」
「それなんだが……レイ、来たまえ」
「はい、ギル」
「彼は……まさか私と同じ……!?」
「そうだ、彼もアル=ダ=フラガのクローンの一人だが……綺麗な顔をしているだろ、君よりおよそ10ぐらい年下かな」
「なっ…何故だ…私には顔にこんなに皺があるのに……そうか、私より若いとのならば、遺伝子改良も進んで……っ!」
「いや、君と彼の遺伝子を比較したんだが……まるで同じ、同一人物だったよ……性格は随分違うがね、レイはどっちかと言うと無表情キャラで通っている」
「馬鹿な、全て同じであればなぜこんな…こんなに普通に歳を取っているように見えるんだ!?」
「その事なんだが……なぁラウ、ナチュラルである君がMSを操縦するのは大変な苦労があっただろうねぇ」
「そりゃそうだ、パイロット要請学校では、血反吐を吐いて血尿を出しながら、歯を喰いしばり人の3倍訓練する血の滲むような努力でようやく手足のように……」
「レイ、君はどうだったかな? やはり歯を喰いしばって訓練に耐えたのかな?」
「はいギル、私も血の滲むような苦労を長時間続けましたが……別に歯は喰いしばりませんでした、基本的にこの顔のままです」
「だそうだよ」
「……そうか……そうだったのか……っ! この醜い皺は、MS訓練の時に歯を喰いしばり続けてたからできた皺かっ!!
 私も……私も無表情で訓練すればよかった……っ!!!」
「いや、それまで表情ありまくりだった君が突然無表情キャラには成れないだろ」
「じゃぁじゃぁじゃぁ、お前がくれた老化を抑える薬って……」
「皺が気になっていたようだからね、コラーゲンとかヒアルロン酸とかの錠剤を……」
「化粧品かよ! それじゃ時々私を襲うあの痛みは……」
「そういえば当時、君は忙しくってメディカルチェックの結果とか見てなかったみたいだが……私が見た君のカルテにはストレスから胃に来てるって……」
「胃炎かよ!! 大体私に、短い命であるなら、やるべきことがあるとか何とか…そういって目標を持てといったのはお前じゃなかったのか……!?」
「人間僅か50年、大宇宙の営みに比べたら一瞬の流れ星のような我々人の命、そのような命であれば有意義に使いたいよね…という一般的な話をしたまで。
 当時君は何か悩んでいると言うか絶望していた様子だったのでね、何かうまく力付けることを助言しようと……」
「はっ……謀ったな……っ、ギルーーーっ!!!」

 こうして惑星連邦会議に出席する地球代表のデュランダルを乗せ、ワープドライブエンジンを積んだ“エターナルB”は太陽系を抜け出そうとしていた。
 艦長はこれまで幾度と無く地球を救った稀代の英雄、ラウ=ル=クルーゼである、彼は今日も“エターナルB”にあり、無限の宇宙で活躍しているのだ。

「艦長、太陽系ワープ規制エリアを抜けました、現在20パーセクまで障害物無し」
「各種兵装、及び搭載MSに問題無し」
「ワープドライブ、異常無し」
「現在、艦内に問題ありません、全て順調です」
「よろしい。 これより本艦は、惑星連邦本星に向けてワープ5に入る……“エターナルB”、ワープ開始!!」
366笑う仮面の英雄:2008/07/03(木) 17:02:15 ID:???
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  お し ま い

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>>362
 支援サンクス!
 150行で書いていた、直す時間も無かった、すまない

 大量投下ゴメソ、でも投下する機会がこれで最後、許して
 総行数1000に収まってよかった
 最後は飛躍し杉たけど、これぐらいハッチャケてもいいよね、最後だし
 4月から一月怒号の研修後、昇進して忙し杉てもう書く暇が無い、一月離れて書き方忘れてたし、これに2ヶ月かかった、もう限界
 これで2chに入れるのは多分最後、完結できてよかった
 付き合ってくれてありがとう、そして永遠にサヨナラだ!
367通常の名無しさんの3倍:2008/07/03(木) 17:04:54 ID:???
>>366
いままでお疲れ様!!
というかなんという平和すぎて素晴らしすぎる社会。
これはもうクルーゼが愛覚えてますかを歌ってヤックデカルチャー!!


なんか時間があったら気まぐれでいいからその後が見たいというのは贅沢かなw
368通常の名無しさんの3倍:2008/07/03(木) 17:23:15 ID:???
GJ!!完結お疲れ様でした!
369通常の名無しさんの3倍:2008/07/03(木) 17:59:19 ID:???
>「テロメアの長さ=寿命だなんて、どっかのエロゲー……誰●じゃあるまいし、そんな訳無いだろ。

言った!ついに言った!言いやがった!
370通常の名無しさんの3倍:2008/07/03(木) 18:12:14 ID:???
すげぇ、竹本泉のネタがw

考えてみれば、洋物SFとかにはコンピューターが仕事を決めるってのが結構あるよな
371通常の名無しさんの3倍:2008/07/03(木) 18:20:20 ID:???
>汚名挽回・名誉返上
素で吹いたw
完結お疲れ様&おめでとうございます!
ニヤニヤが止まらなかったぜw
372通常の名無しさんの3倍:2008/07/03(木) 18:50:19 ID:???
GJ!
そうか、サヨナラなのか・・・
楽しい作品をありがとう
アンタ、本当の英雄だったよw
373通常の名無しさんの3倍:2008/07/03(木) 19:21:02 ID:???
>>366
完結お疲れ様でした&昇進おめでとーヽ(*⌒∇⌒)ノ::・'゜☆。.::・'゜★。.::・'゜☆。
374通常の名無しさんの3倍:2008/07/03(木) 20:09:33 ID:???
最高でした!!超展開のはずなのに、筋が通っていると思わせる面白さ。
ある意味SSの鑑といえますね。
375通常の名無しさんの3倍:2008/07/03(木) 20:10:54 ID:???
GJ!
クルーゼすげーw
そして昇進オメ!
376通常の名無しさんの3倍:2008/07/03(木) 23:05:16 ID:???
こんな所で○彼の名を見ようとはw

作者乙
最後もきっかり笑わせて貰ったぜ
377通常の名無しさんの3倍:2008/07/04(金) 01:20:18 ID:???
笑う仮面の英雄氏超GJでした、どうしたらこんな面白い文章が書けるのか見習いたいところです(`・ω・´)

ところでスパロボZのパッケージが運命だった記念に三日坊主だったシン主体再構成書き直してみたいんですがどうでしょうか
378通常の名無しさんの3倍:2008/07/04(金) 01:27:24 ID:???
>>377
それは支援するぜ!
379通常の名無しさんの3倍:2008/07/04(金) 13:59:54 ID:???
勢いだけで走り出すのはよくあるけど、走りきるヤツは稀。
笑う仮面の英雄氏、GJっした!
380超種運命の大戦(仮) ◆Lna0TEvcJM :2008/07/04(金) 20:23:14 ID:???
アスランは階段を駆け上がった。
「ならもう一回確認できますわね」
向こうに見えるのは……。
「ラクス!」
「ぁ……ぁ……あぁ……アスラン!」
「ぁ……あぁ?」
これは……ラクス? いや、最近のラクスはこんな笑顔を見せた事など……
「あー嬉しい! やっと来て下さいましたのね」
ラクス? は、待ち望んでいた恋人を迎えるかのような笑顔で、こちらに駆け寄ってきた。
「ぁ……ぇぇ? ……ぁ……」
抱きつかれた? 何が起こっているんだ!?
「うふ」
「君がどうしてここに?」
こいつはラクスじゃない。
理性ではわかっている物の、アスランは、つい尋ねてしまう。
「ずっと待ってたのよ、あたし。貴方が来てくれるのを。うふ」
ラクスの姿をした少女は再び微笑んだ。


「なんですと!?」
ジブリールは届いた知らせに驚愕した。
「ですから全滅です。核攻撃隊は一機残らず跡形もなく全滅したんですよ。一瞬のうちに。地球軍は一旦全軍、月基地へ撤退しました」
「そんな……馬鹿な!?」
一体何が、起きたのだ?
ジブリールは混乱しながらも情報の収集と分析を命じた。

「おいおい、なんだよこれは」
ネオは報告される状況に思わずぼやいた。
「核攻撃隊が全滅ってどう言う事だ? まさか前大戦のフリーダムを量産して隠し持ってた訳じゃないだろうな?」
「艦艇も短時間に一気にやられています。その可能性は低いかと」
「やれやれ、だな。艦長。これで片がついてれば楽が出来たのに」
「はぁ……」

381超種運命の大戦(仮) ◆Lna0TEvcJM :2008/07/04(金) 20:23:35 ID:???
「どいてくれ!」
シャムスは人込みを掻き分けながら走った。
撤退してきた艦隊から怪我人が降りてくる。
「ごほごほ……」
咳き込む音に視線をやると、血を吐いている男がストレッチャーに乗せられていた。
「オキタ!」
シャムスはその男に駆け寄った。ファントムペインで顔見知りの友人だ。
「大丈夫か、オキタ!」
「ああ、シャムス……。大丈夫だ。ちょっと肋骨を骨折しちまった。面目ない」
「そうか……。ともかく無事でよかった。しかしお前がやられるなんて」
オキタはファントムペインの中でも腕が良い事で知られていた。
「……だが、作戦は失敗したようだな」
「ああ」
率直にシャムスは言った。今気休めを言った所でしょうもない。
「ザフトが、新兵器を使ったらしい。別働隊は……」
シャムスはうなだれた。
「おいオキタ、何をしている。怪我人はさっさと行かんか」
二人に声がかけられた。
「コンドウ隊長!」
厳つい顔をした男が立っていた。
オキタに隊長と呼ばれたその男も怪我をしたようで片腕を三角巾で吊っていた。
「コンドウ大佐!」
「おお、シャムス。敵に一機データに無いモビルスーツが居ってなぁ、これが機動性が高いの何の。ワシもオキタもこのざまよ」
「ザフトの新型でしょうか?」
「かもしれん。やはり油断ならん奴らよ。……ヤマナミがやられた」
「――!」
シャムスは絶句した。ヤマナミは彼の面倒をよく見てくれた先輩だった。誰からも好かれていた男だった。
「ちょっ」
コンドウは舌打ちした。
「さっさとザフトの奴らを砂時計から引きずり落とさねば安心して眠れぬわ。……にしても奇襲隊だ」
コンドウはぎょろりと目を光らせた。
「セリザワの隊もニイミの隊も、絶望的だそうだ」
「あのセリザワ大佐も……」
コンドウが挙げた名前の二人とも、シャムスやオキタにとってファントムペインの上官である。
シャムスはセリザワの剛胆さを懐かしく思い浮かべた。そして。懐かしいと思ってしまった事に愕然とし、セリザワ大佐達が死んでしまった事があらためて思い知らされるのだった。
「おおい、別働隊のモビルスーツが帰って来たぞぃ!」
向こう側で、声が聞こえた。
「――! オキタ、お前は早く医務室に行け!」
そう言うとコンドウは駆け出す。シャムスも後を追う。

382超種運命の大戦(仮) ◆Lna0TEvcJM :2008/07/04(金) 20:23:55 ID:???
「ハットリ! トウドウ!」
目が血走った男が二人、ストレッチャーで運ばれてきた。
「おう、コンドウ大佐、シャムス!」
「俺達のほかには帰ってきたか? イトウ隊のみんなは? 隊長はどうなった?」
小柄な美男子――トウドウが聞いた。
「……いや。お前達だけだ」
コンドウが答えた。
「いったい何が起こった?」
シャムスは聞いた。
「わからん。とにかく核ミサイルは撃ったんだ。しばらくしたら、いきなり周囲が爆発の嵐だ。揉みに揉まれて、モビルスーツはぼろぼろよ。よくまぁ助かったもんだと思うわ」
ハットリがぼやくように言った。
「おおい、別働隊の艦だ!」
「ぼろぼろじゃないか」
声がした。
はっとハットリはその方向を注視する。
だが、しばらくしてイトウ隊の艦では無いとわかり、ため息をつくとトウドウと二人で運ばれていった。


383超種運命の大戦(仮) ◆Lna0TEvcJM :2008/07/04(金) 20:25:51 ID:???
「ラクス様」
ラクス? のマネージャーらしき男が声をかけてきた。
「ああ、はいわかりました。ではまた。でも良かったわ。ほんとに嬉しい。アスラン」
ラクス? はアスランの前から去って行った。
「ぁぁ……」
何がなんだかわからない。
「ん? アレックス君」
その時、後ろから声をかけられた。
デュランダル議長だった。
「ああ君とは面会の約束があったね。いや、たいぶお待たせしてしまったようで申し訳ない」
「あ……いえ……ぁぁ……」
アスランは混乱から立ち直ろうとする。
「ん? どうしたね?」
「いえ、なんでもありません……」

議長室に通されたアスランは、そこで初めてプラントが核攻撃された事実を知った。
「核攻撃を!?」
「ああ」
「そんな……まさか……!」
「と言いたいところだがね、私も。だが事実は事実だ」
デュランダルはテレビを付けた。
『繰り返しお伝えします。昨日午後、大西洋連邦をはじめとする地球連合各国は我等プラントに対し、宣戦を布告し、戦闘開始から
約1時間後、ミサイルによる核攻撃を行いました。しかし防衛にあたったザフト軍はデュランダル最高評議会議長指揮の下、
最終防衛ラインで此を撃破。現在地球軍は月基地へと撤退し攻撃は停止していますが、情勢は未だ緊迫した空気を孕んでいます』
テレビは、緊急ニュースでプラントが核攻撃を受けた事実を伝えている。
「ああ……」
アスランは、絶望的な思いを感じた。
「君もかけたまえ、アレックス君。ひとまずは終わったことだ。落ち着いて」
「はい……」
「しかし……想定していなかったわけではないが、やはりショックなものだよ。こうまで強引に開戦されいきなり核まで撃たれるとはね。
この状況で開戦するということ自体、常軌を逸しているというのに。その上これでは……これはもうまともな戦争ですらない」
「はい……」
「連合は一旦軍を引きをしたが、これで終わりにするとは思えんし。逆に今度はこちらが大騒ぎだ。防げたとはいえ、またいきなり核を撃たれたのだからね」
「くぅぅ……」
アスランは歯噛みをした。祖国の危機に……自分は……。これから世界は……。
「問題はこれからだ」
「それでも、プラントは……この攻撃、宣戦布告を受けてプラントは……今後どうしていくおつもりなのでしょうか」
「んー……。我々がこれに報復で応じれば、世界はまた泥沼の戦場となりかねない。わかっているさ。無論私だって
そんな事にはしたくない。だが、事態を隠しておけるはずもなく、知れば市民は皆怒りに燃えて叫ぶだろう。許せない、と」
「……」
「それをどうしろという。今また先の大戦のように進もうとする針を、どうすれば止められるというんだね。既に再び我々は
撃たれてしまったんだぞ、核を」
「しかし……でもそれでも、どうか議長! 怒りと憎しみだけでただ撃ち合ってしまったら駄目なんです! これで撃ち合って
しまったら世界はまたあんな何も得るもののない戦うばかりのものになってしまう……。どうか……それだけは!」
アスランの脳裏に、キラと憎しみ合い、殺しあった過去が甦る。
「アレックス君……」
「俺は……俺はアスラン・ザラです!」
アスランは、アレックス、と呼ばれた事を訂正した。
384超種運命の大戦(仮) ◆Lna0TEvcJM :2008/07/04(金) 20:27:14 ID:???
「ん?」
「二年前、どうしようもないまでに戦争を拡大させ、愚かとしか言いようのない憎悪を世界中に撒き散らした、あのパトリックの
息子です! 父の言葉が正しいと信じ、戦場を駈け、敵の命を奪い、友と殺し合い、間違いと気付いても何一つ止められず、
全てを失って……なのに父の言葉がまたこんなっ!」
「アスラン……」
「もう絶対に繰り返してはいけないんだ! あんな……!」
「アスラン!」
「ぅ!」
自分の言葉が感情の昂ぶりを呼んでしまったようだ。
アスランは我に返る。
「ユニウス7の犯人達のことは聞いている」
「ぅ……」
「君もまた、辛い目に遭ってしまったな」
「いえ違います。俺はむしろ知って良かった。でなければ俺はまた、何も知らないまま……」
「いや、そうじゃない、アスラン。君が彼等のことを気に病む必要はない。君が父親であるザラ議長のことをどうしても否定的に
考えてしまうのは、仕方のないことなのかもしれないが。だが、ザラ議長とてはじめからああいう方だったわけではないだろう?」
「いえそれは……」
厳しい、だが、優しい父でもあったのだ。……母が生きていた時は。
「彼は確かに少しやり方を間違えてしまったかもしれないが、だがそれもみな、元はといえばプラントを、我々を守り、より良い
世界を創ろうとしての事だろう。想いがあっても結果として間違ってしまう人は沢山居る。またその発せられた言葉がそれを聞く人に
そのまま届くともかぎらない。受け取る側もまた自分なりに勝手に受け取るものだからね」
「議長!」
「ユニウス7の犯人達は行き場のない自分達の想いを正当化するためにザラ議長の言葉を利用しただけだ」
「……!」
天啓を受けたように、アスランの頭に電流が走った。
「自分達は間違っていない。何故ならザラ議長もそう言っていただろ、とね」
「ぁぁ……」
「だから君までそんなものに振り回されてしまってはいけない。彼等は彼等。ザラ議長はザラ議長。そして君は君だ。例え誰の
息子であったとしても、そんなことを負い目に思ってはいけない。君自身にそんなものは何もないんだ」
「議長……」
アスランは、ずっと心に背負っていた荷物が降ろせた気がした。
「今こうして、再び起きかねない戦火を止めたいと、ここに来てくれたのが君だ。ならばそれだけでいい。一人で背負い込むのはやめなさい」
「ぁぁ…」
「だが、嬉しい事だよ、アスラン」
「……」
「こうして君が来てくれた、と言うのがね」
「ぁ……ぁぁ……」
「一人一人のそういう気持ちが必ずや世界を救う。夢想家と思われるかもしれないが私はそう信じているよ」
「……議……長……」
いつしか、アスランは涙を流していた。
「おや。だいぶ、溜まっていた物があるようだね。泣きたまえ、泣いてすべて出してしまうといい」
アスランは、議長の胸に顔を埋めて、泣いた。泣いた。
385超種運命の大戦(仮) ◆Lna0TEvcJM :2008/07/04(金) 20:28:49 ID:???

『わたくしはラクス・クラインです』
「ぁぁ……?」
ふいに飛び込んできたラクス? の声で、アスランは、我に返った。
「すみません、みっともない所を……」
「いいのだよ。男も泣かねば成らない時ぐらいある」
テレビのラクス? は語り続ける。
『皆さん、どうかお気持ちを沈めて、わたくしの話しを聞いて下さい。この度のユニウス7の事、またそこから派生した昨日の
地球連合からの宣戦布告、攻撃。実に悲しい出来事です。再び突然に核を撃たれ、驚き憤る気持ちはわたくしも皆さんと同じです!
ですがどうか皆さん!今はお気持ちを沈めて下さい。怒りに駆られ想いを叫べばそれはまた新たなる戦いを呼ぶものとなります」
「議長、これは……?」
デュランダルは、微笑むとテレビに視線を向けた。
『最高評議会は最悪の事態を避けるべく、今も懸命な努力を続けています。ですからどうか皆さん、常に平和を愛し、今またより
良き道を模索しようとしている皆さんの代表、最高評議会デュランダル議長をどうか信じて、今は落ち着いて下さい』
ラクス? は、話し終わり、静かな歌を歌い始めた。

「笑ってくれて構わんよ」
「ぅ……」
「君には無論判るだろう」
「ぁ……」
アスランは、自己嫌悪に駆られた。カガリともなかなか会えない。ラクスはもうキラの恋人だ。だが……こうあって欲しいと言う恋人像を、
先程のラクス? の中に見ていた。一瞬でも信じた……いや、信じたかったのだ。こんな風な恋人がいたらと。
「我ながら小賢しいことだと情けなくもなるな。だが仕方ない。彼女の力は大きいのだ。私のなどより、遥かにね。評議会のお偉方が
あれこれ言うより、彼女の一言の方が有効なのだ。馬鹿な事をと思うがね。だが今私には彼女の力が必要なのだよ。また、君の力も
必要としているのと同じにね」
「私の?」
「一緒に来てくれるかね」
デュランダルは先に立って歩き出した。
アスランも後に続く。

386超種運命の大戦(仮) ◆Lna0TEvcJM :2008/07/04(金) 20:28:56 ID:???
デュランダルはエレベーターを上がり港湾部へと入っていく。
何重ものセキュリティを通過して、辿り着いたのは格納庫。
扉が開かれる。
闇の中にあるそれは、ガンダムヘッドのモビルスーツだった。
「ぁぁ……」
「ZGMF-X56S インパルスだ。性能は異なるが例のカオス、ガイア、アビスとほぼ同時期に開発された機体だよ。この機体を
君に託したい、と言ったら君はどうするね?」
「……どう言う事ですか? また私にザフトに戻れと」
「んー……。そう言う事ではないな。ただ言葉の通りだよ。君に託したい」
「……」
「まあ手続き上の立場ではそう言う事になるのかもしれないが。今度の事に対する私の想いは、先ほど私のラクス・クラインが
言っていた通りだ。だが相手は様々な人間、組織。そんなものの思惑が複雑に絡み合う中では、願う通りに事を運ぶのも容易ではない。
だから想いを同じくする人には共に立ってもらいたいのだ。出来る事なら戦争は避けたい。だがだからと言って銃も取らずに一方的に
滅ぼされるわけにもいかない」
「……」
「そんな時のために君にも力のある存在でいてほしいのだよ。私は」
「議長……」
「先の戦争を体験し、父上の事で悩み苦しんだ君なら、どんな状況になっても道を誤ることはないだろう。我等が誤った道を
行こうとしたら君もそれを正してくれ。だが、そうするにも力が必要だろ。残念ながら」
「……」
「急な話だから、直ぐに心を決めてくれとは言わんよ」
「ぁ……」
「だが君に出来る事。君が望む事」
「ぁぁ……ぁ……」
「それは君自身が一番よく知っているはずだ」
そう言うと、デュランダルは身を翻し、アスランを残し去って行った。
俺は……どうすれば……。
だが、アスランは気づいていた。自分の心がとっくに答えを決めている事を。
387超種運命の大戦(仮) ◆Lna0TEvcJM :2008/07/04(金) 20:30:22 ID:???
続く。

知り合いが大変な時まっさきに飛び出していくのはやはりシャムスでしょうか。お気に入りです。
388通常の名無しさんの3倍:2008/07/04(金) 20:40:17 ID:???
乙!
うはwアグニスの機体バッチリ記録されてるwマーシャン\(^o^)/オワタ
389通常の名無しさんの3倍:2008/07/05(土) 03:18:23 ID:???
凸が女々しいw
インパルスってコレ、シルエットをウッソのブーツアタックみたいに編隊組んで引き連れていくの?
390機動戦士ザクレロSEED:2008/07/05(土) 17:30:09 ID:???
 暗礁宙域。
 民間船シルバーウィンドは、連合艦の臨検を受けていた。
 臨検を行っているのはアークエンジェル。そして、ドレイク級宇宙護衛艦“ブラックビアード”。その意は“黒髭”であり、海賊の名を冠した船である。当然、その任務の内容も推して知れた。
 ムゥ・ラ・フラガの駆るメビウスゼロの援護の下、ブラックビアードから発進したスペースランチがシルバーウィンドに接近していく。
 接すれば、シルバーウィンドの大きさに比して、ランチはあまりにも小さい。シルバーウィンドの外殻に一滴の影を落としながら、ランチは滑る様にシルバーウィンドの表面を移動していく。
 そして、宇宙港で乗員乗客の乗り降りに使われる搭乗口に寄せると、そこでランチは動きを止めた。と……搭乗口のハッチよりも一回り以上大きい移乗チューブがランチから伸び、ハッチを覆う様にしてシルバーウィンドの外殻に貼り付く。
 まず、移乗チューブの中で機械のアームが動き、ハッチに指向性爆薬の箱を貼り付けた。箱は搭乗口とほぼ同じ大きさがあり、ハッチをほとんど覆ってしまっている。
 そしてアームが離れた後に爆破。一瞬、箱とハッチの隙間が光り、ハッチの周りから黒煙が溢れる。
 アームが再び伸びて、ハッチを掴んで引く。ハッチは簡単にもげ落ちて、その中をさらけ出した。
 ハッチの向こうはエアロックなのだが、ハッチを貫通してきた燃焼ガスによる爆風が荒れ狂った為に滅茶苦茶に破壊されており、奥にもう一つあるハッチも奥にめり込む様にして壊れている。
 奥のハッチからは船内の空気が流入し、エアロック内に溜まっていた黒煙を移乗チューブ内に猛烈な勢いで流し込んでいた。
 ややあって、移乗チューブ内に空気が満たされると、アームが再び動き出す。今度は、アームが奥のハッチを乱暴に突いた。
 ハッチは船内側に倒れ、船内への道が通じる。
 そして、アームは内蔵されたカメラで、船内の様子を確認した。敵の待ち伏せがあったなら、アームに機銃なり爆薬なりを使わせて排除するのだが、その場に敵はいない。
 敵の抵抗無し。その情報は、ランチの中で待つ海兵達に伝えられる。
 ランチの中では、移乗チューブへ繋がるエアロックの前に海兵達が集まっていた。
 身じろぎも出来ないほどに密集してはいるが、時が来れば一斉に動けるよう全員が整然と並んでおり、素早く敵船の内部に突入できるように移乗チューブへ繋がるガイドレールを各々しっかり握っている。
 中の安全が確認された段階で、ランチのエアロックが解放された。
『GO! GO! GO! GO! GO!!』
 ランチの司令部より、突入を促す号令。直後、雄叫びを上げ、ガイドレールにすっ飛ばされる様にしながら、海兵達が次々にシルバーウィンド船内に突入していく。
 エアロックの向こうはロビーになっており、若干広い空間が広がっている。
 奥の壁際には無人の案内カウンターがあった。迎撃があるならば、カウンターは絶好の遮蔽物となる為、突入した海兵達はまずそこに飛び込んでいく。
「クリアー!」
 敵兵の姿無し。一番最初にカウンターの向こうへ飛び込んだ海兵が声を上げた。残る海兵達もまずはそこに飛び込んで、カウンターを盾にしながら周囲に銃と視線を向ける。
 そして一人の海兵が、このロビー全体を見渡せる位置の壁に設置されている、半球状をした黒く透けたプラスチックの小さなドームを見つけた。
 海兵は躊躇せずにそれにアサルトライフルを向け、引き金を引く。同時に三発の銃声が響き、ドームが砕け、中に隠れていた監視カメラもまた砕けた。
 他に撃つべき物は見当たらない。案内カウンターに橋頭堡の確保に成功。
 案内カウンターに入った海兵達は、そこを拠点に定めてとどまる。
 残りの海兵達は、ロビーから伸びる幾つもの通路の中から自分が進むべき道を選び、ガイドレールと背中に背負ったパーソナルジェットを使って進んでいった。
『アルファは艦橋を制圧! ブラボーは船室! チャーリーは機関室を制圧しろ! エコーは待機しランチを守れ!』
 海兵達に命令が再び出されて確認される。その命令に従い、海兵達は一隊三十二人ずつに別れ、船内各所に向けて移動を開始した。
391機動戦士ザクレロSEED:2008/07/05(土) 17:30:28 ID:???
 

 ランチから船内突入成功との報告を受け、ブラックビアードはシルバーウィンドに接近を始めた。
 船内の制圧が終わった後に、ブラックビアード自体がシルバーウィンドに接舷するのだ。そうして直接行き来が出来る様にして、中の物を洗いざらい奪う。
 ランチでちまちまやりとりするするよりも効率が良いが、敵船に接舷する事は危険を伴うし、接舷中はブラックビアードも移動できなくなるため外から来る敵に対しても対応が難しくなる。
 アークエンジェルは、ブラックビアードを守る為に周囲へ監視の目を光らせていた。
 アークエンジェルの直掩は砲戦型に改造されたミストラルだけというお粗末さだが、それでも与えられた仕事はしなければならない。
 そんな警戒態勢のアークエンジェルの中、避難民達を収容した大部屋で自分にあてがわれたベッドの中にいたフレイ・アルスターは、内心に押し寄せる不安と戦っていた。
 今、アークエンジェルを守っているミストラルには、フィアンセのサイ・アーガイルが乗っているのだ。
 前の戦いの時には知らなかった。しかし、今は知ってしまっている。
 サイが戦いに出ている……しかも、自分を守る為にと。
 戦うという事は、死ぬ事も有り得るという事。それに気付かないまま騎士に守られるお姫様の気分に浸れるほどフレイは幼くはなかった。
 今、恐れる事は、サイが死んでしまう事。それも、フレイが何も出来ずにベッドの上で転がっている間に、フレイの知らない場所で死んでいく事。
 フレイだって、このアークエンジェルが落とされれば終わりなのだから、死ぬ時は一緒となる可能性は高い。あくまでも今のところは。
 しかし、サイは志願して入隊してしまったのだ。フレイ達避難民とは違う。
 フレイがこのアークエンジェルを離れても、サイは戦いを続けなければならないだろう。そして、フレイが地球で暮らし始めた後、ある日届く一通の手紙でサイの死を知るのだ。
 フレイは、サイが何時何処で誰と戦って死んだのかも知らないまま生きる事だろう。
「嫌よ……そんなの!」
 フレイは身体を固定するバンドを乱暴に外すと、ベッドを蹴って飛び立った。
 そのまま部屋の出口に向かい、自動ドアが開くと同時に外へ飛び出す。
「ちょ……戦闘中は危険なので、部屋に戻って!」
 部屋の外で歩哨に立っていた兵士が、フレイを押し止めた。フレイはその兵士に向けて、苛立った声を上げる。
「入隊志願書を持ってきて!」
「え? 何を……」
 フレイは、戸惑っている兵士に向けてはっきりと言いなおす。
「連合軍への入隊志願書を持ってきてください。私、志願します!」
 何も知る事が出来ない立場にいるのが嫌なら、知る事が出来る立場になればいい。
 フレイの下した判断は論理的に正しくはあったが、フレイ自身にもわかるくらいに愚かな行動だった。自分から、危険な戦いの中に身を投げ出すなど……
 それでも、ベッドの中で恐怖に耐えながら待つ事など出来るはずもない。
 フレイは、自分に言い聞かせるように呟く。
「何も出来ないままなんて嫌なの」
392機動戦士ザクレロSEED:2008/07/05(土) 17:30:45 ID:???
 

 船橋の窓には、それを完全に塞ぐ様にザクレロの顔があった。
 最初はその凶相に取り乱した船橋のクルー達も、今では落ち着きを取り戻しつつある。
 とは言え、顔に慣れたとしても、敵の兵器が目の前を塞いでいる状況には慣れる事など出来ず、クルー達は不安の色を隠せないで居る。
 船長もまた、重苦しく迫ってくる恐怖感に耐えながら、船橋に立ち続けていた。
 と……船橋に満ちる沈黙を破り、船長の手元でインターホンが鳴る。
「私だ」
『警備室です。船内に連合兵が侵入したのを確認しました』
 警備室では、艦内の各所を監視している。海兵の突入は、既に知る所となっていた。
 船長は緊張した表情を少し苦悩に歪め、それから答える。
「わかった。乗客の安全を第一に、気を付けて対応してくれ。抵抗は……するな」
『……わかりました』
 抵抗をしても無意味だと判断し、船長は警備員達に抵抗を禁じた。
 警備員の声に無念さが滲む。彼らはナチュラルの無法を許す事が許せず、警備員達は船長に抗戦を訴えていたのだ。だが、それは受け入れられなかった。
 警備員は、拳銃程度の武装ならしている。しかし、それで海兵達と戦えるかどうかは疑問だ。コーディネーターが身体能力で勝っていようとも、それは武装や訓練の質、数の差を覆せる物ではない。
 それに、仮に船内での戦いに勝って海兵達を殲滅出来たとしても、外には敵のMAや戦艦がいるのだ。船ごと沈められる事が目に見えている。
 つまり、出来るだけ音便に事をすませ、早急に帰って貰う以外にとれる手はない。
 船長は意を決し、船橋のクルー達に行った。
「……さて、私は彼らを出迎えに行く。君らは自分の仕事を全うするんだ。もし連合兵から何か指示があったら従うように。無駄な抵抗はするな」
 その指示に返ったのは、無念さや不安、あるいはナチュラルに屈した船長への侮蔑。
 何でも構わない。今は、この状況を乗り越える時だ。
 船長はそう自分を納得させながら、船長席を蹴って宙を飛び、船橋の外へと通じるドアへと向かった。
393機動戦士ザクレロSEED:2008/07/05(土) 17:31:47 ID:???
 

 海兵達は進む。通路を飛び抜けて。
 ブラボーと呼ばれた小隊が向かったのは、乗客達がいる区画だった。
 しかし、彼らが先に訪れたのは、イベントなどで使われるパーティホール。以前、ラクス・クラインのコンサートが開かれた場所だった。
 そこは十分な広さを持っている。乗客やスタッフを一時的に入れておく檻として。
 海兵達は無人だったそこを確保した後、一分隊十名を残してホールを出て行く。
 残された海兵達は、持ってきた道具の中からバーナーをとりだし、一つを残し全てのドアを溶接し始めた。檻に、扉は一つで十分だ。
 残りの海兵達は、ホールへと通じる通路上の要所に二人ずつを残していって更に一分隊を消費し、最終的に一分隊十人が客室の並ぶ場所に入る。
 先頭の海兵に、通路に溜まる乗客達の姿が見えた。彼らは、その制服からして警備員であろう若い男に詰め寄っている。
「連合兵が入ってきたと言うじゃないか! 早く、脱出ポッドに連れて行け!」
「このまま殺されるのを待てと言うの!?」
 乗客達は男も女も関係なく、早く自分達を逃がせと、焦りと恐怖、苛立ちと怒り、様々な感情をむき出しにして警備員に詰め寄る。
 しかし、臨検の最中に乗客を脱出させた等という事になれば、確実に連合軍の怒りを買う事になるだろう。返って危険な事になるかも知れない。
 故に、警備員は乗客達をなだめようとしていた。
「落ち着いてください! 外にはMAも居るんです。脱出ポッドを使っても逃げられるかどうか……」
 警備員は言いかけて気付く。接近してくる連合の戦闘宇宙服の集団に。
 そして、警備員の言葉が途切れた事を切っ掛けに、他の乗客達も次々に同じものに気付いていった。
「う……うわ!? きた! きたぁ!」
「きゃああああああああっ! 連合よ! ナチュラルよ!」
 高価なスーツを着た中年男が、だらしない悲鳴を上げる。豪華なドレスに太めの身体を押し込んだ婦人が金切り声を上げて、自分の身体を抱きしめる。
「落ち着いてください! 安全になるまで、部屋で待機してください!」
 声を上げたのは、まだ若い警備員だった。彼は乗客達を押しのけて海兵達の前に出た後、抵抗の意思がない事を示す為に手を挙げる。
 警備員の背後、乗客達は思い思いに逃げ出し、各々の部屋の中に飛び込むようにして姿を消していった。
394機動戦士ザクレロSEED:2008/07/05(土) 17:32:02 ID:???
 海兵隊はそれら一部始終を銃の照準の中に捉えており、可能だったにもかかわらず撃つ事はせず、そのまま距離を詰めていく。
 ややあって、警備員の側まで銃を向けつつ通路を飛んできた海兵達の中、分隊長たる曹長が前に出て警備員に声をかけた。
「乗客は全員、客室の中か?」
「……はい。その、抵抗はしませんから、お客様に危害は加えないで……ぐぁ!?」
 返事の後、乗客達の安全を約束して欲しいと言いかけた警備員を、曹長はすかさずアサルトライフルの台尻で殴りつける。
 身体を回すようにして振り下ろされた銃の台尻に頬の辺りを打たれ、警備員は通路の壁に身体を打ち付けた。苦痛の声を上げる口からは、血の滴が吐き出される。
「余計な事は言うな。抵抗したら殺すだけだ。わかったか? わかったら、『はい、ナチュラル様』とでも言ってみろ」
 苦痛に呻きながら怒りと憎悪の目で海兵達を睨む警備員を、曹長は嘲り、そして後ろの部下達に向かって言った。
「予定通り始める。五人は、勝手に逃げ出す奴がいないか見張れ。殺してもかまわん。残りは俺と……この勇敢な警備員君と一緒に一部屋ずつ回って、クソ虫どもを檻に送り込む。で、警備員君、返事はまだだったな?」
 曹長は手にしたアサルトライフルを、警備員の顔の前に突きつける。その後ろで、海兵が五人、この場を離脱していった。
 曹長は、無言の警備員に、もう少しだけ言葉を続ける。
「これは悪い話じゃない。俺達が命令したんじゃ、ナチュラルを甘く見て反抗し、そして死ぬ奴が出る。今までにもよくあった悲劇だ。だが、お前が説得して歩けばどうだ? 素直に乗客が従えば、俺達も弾を無駄にしないですむ。どうだ? 良い話だろ?」
 曹長の言う事は事実だった。
 ナチュラルに対して従いたがるコーディネーターなどはほぼ居ないし、戦争で連勝を重ねている事もあって無意味な程にナチュラルを過小評価する者もいる。
 前線で戦う軍人には流石にいないが、銃を持っているか持っていないかという事は、コーディネーターであるか否かよりずっと大きな意味を持つのだという事を、理解していない者も少なくはないのだ。
 故に、無謀な抵抗をして死ぬ者は確実にいると言える。
 しかし、コーディネーターが説得して回るなら、ナチュラルに言われるよりは多少は言う事も聞きやすいはずであり、無謀な抵抗も減るはずだった。
 ついでに、これは海兵達の都合でしかないが、ドアを開ける者はドア向こうにいる者からの奇襲を受けやすいので、その肩代わりをさせるという意味もある。警備員が殺されてる間に、海兵は手榴弾を部屋に放り込めばいいと言うわけだ。
「返事の仕方はさっき教えただろう? 俺達はどっちでも良いんだぜ?」
 曹長はニヤつきながら再度問う。これで返答がなければ警備員はそのままホールに行かせるつもりだった。
 だが、警備員は一度強く奥歯をかみしめ、何かを吹っ切るようにして口を開く。
「はい、ナチュラル様。協力させて頂きます」
 出来る限り乗客に被害を出さない。その為に警備員が出来る唯一の事。
 その為に、警備員はプライドを捨てる決心をした。
395機動戦士ザクレロSEED:2008/07/05(土) 17:32:32 ID:???
 

 機関室周辺、メカニック達が常駐する整備室にも海兵達はやってきていた。
「ぐぁっ!?」
 鈍い悲鳴と同時に、銃床で顔を横殴りにされたメカニック主任の身体が宙を泳ぐ。
 高圧的な海兵に、主任が部下を守ろうとくってかかった為だったが、海兵達にしてはずいぶんと紳士的に応対したと言えるだろう。まだ、引き金に指はかけていないのだから。
「主任さん!」
 メカニック見習いの少年が、悲鳴のように叫びながら飛び上がり、主任の身体にを縋り付くようにして抱き留めた。
「大丈夫ですか!?」
「あ……ぐ……」
 少年の腕の中で、主任は顔を苦痛に歪めながらも目を開く。
「ああ……殴られて耳が良く聞こえん。もっと近くで話せ」
 言われて少年は、主任の耳元に口をやって話す。
「あ、はい……大丈夫ですか?」
 主任は苦しげながらもニヤと笑って見せて答えた。
「頭が割れそうだが、それ以外は大丈夫だ」
 そんな二人に、海兵は他のメカニック連中を追い立てる片手間に命令を投げつける。
「早くホールへと移動しろ! 小僧! 大事なお前の主任を連れて行ってやれ!」
「……主任、行きましょう」
 少年は、主任の身体に抱きつくようにしながらその身体を押して、ホールへと向かうべく廊下へと向かった。
 そして、廊下に出た後は、二人寄り添ったまま廊下をホール目指して飛ぶ。
 主任はふと、少年の身体が震えている事に気付いた。見れば、少年の表情は恐怖に強張り、目尻には涙が浮かんでいる。
 余程、怖いのだろう。それでも、主任を助けようと必死になっている。
「なあ、お前の夢って何だ?」
「え?」
「聞かせろよ」
 突然の問いに戸惑う少年に、主任は静かに笑いかけながら少年の答えを促した。
 夢見た未来を思い出そうとする少年の顔から恐怖が薄れていく。
「えと……軍のメカニックになってMSに触りたいんです」
「だから、あの悪戯か」
 得心がいったとばかりに主任は頷く。もっとも、少年がMSを弄り回していた事から、そんな所だろうとは思っていたのだが。
「ごめんなさい!」
 あの日、酷く怒られた事を思い出したのか、少年は慌てて謝った。
 主任はそれに笑いながら返す。
「良いって。気にするな。良く直してあったぜ、あれならきっと良いメカニックになれる。俺がお墨付きをくれてやらぁ」
「主任……」
 いきなりな褒め言葉に、少年は驚きを見せた後、少しだけ微笑んだ。
 恐怖を少しでも和らげてやれた事に安堵しながら、主任は表情を引き締め、少年に語りかけた。
「その為にも、ここは生き延びないとな。お前は絶対に無茶はするなよ? ここは戦うべき場所じゃない。メカニックになるお前には、もっと別の戦う場所がある筈なんだ。今は逃げて、隠れて、生き残れ。もちろん、俺もそうする。お前もそうしろ」
「はい、必ずそうして、生き残ります」
 少年はしっかりと頷き、主任と約束を交わした。生き残ると……
396機動戦士ザクレロSEED:2008/07/05(土) 17:32:45 ID:???
 

 医務室に海兵が二人入り込んで来た時、船医は救急箱に薬を詰め込んでいた。
「動くな!」
 突きつけられる銃。それに動じず、船医は救急箱を海兵達の方へと流す。
「……ああ、来たか。では、見て欲しい。応急手当の道具と乗客の常備薬しか入れていないのだが、これは持っていて構わないかね?」
 無重力の中を漂った救急箱は、海兵達の手元に届く前に銃で撃たれて弾かれた。
 銃声を聞きながら船医は落胆の声を漏らす。
「もったいない事を」
「応急キットなら、我々も携帯している。衛生兵もいるから、お前の出番はない」
 海兵の一人がそう言いながら、腰のポーチを叩いてみせた。
 それを見て船医は皮肉げに薄く笑う。
「その衛生兵は、コーディネーターも診てくれるのだろうね?」
「必要ならばな。無駄話は止めて、そろそろ移動して貰おう」
 海兵はもう船医に付き合う気はないようで、銃で船医を突くようにしながら言った。
「待ってくれ。病人が居る」
 と、船医は、医務室の片隅を指で差す。そこには、ベッドに横たえられ、バンドで動かないように固定された男の姿があった。
 顔は幾重にも巻かれた包帯で見えはしない。着ている物は何の変哲もない病院着。口には酸素マスクが付けられている。呼吸はしている様で、胸は僅かに上下していたが、それ以外の動きは一切していなかった。
「漂流者を回収してね。酸素欠乏症で、自分では動けない。酸素マスクは外さず、できるならベッドごと運んでもらえるかな」
「コーディネーターか?」
 海兵が問う。もちろん、コーディネーターなら死んでも構わないのだから、幾らでも乱暴な扱いが出来た。しかし、それを察している船医は、すまして答える。
「いや、確認していない。治療が先だったからな」
 確認していないのは事実だ。MSに乗っていた以上、ZAFTの兵士なのだから、コーディネーターだろうと誰も疑ってはいない訳で、確認などする筈もない。
 ともかく、海兵達にナチュラルである可能性もあると思わせておけば、そう酷い扱いをされる事もないだろうと船医は考え、そしてその考えは当たっていた。
「わかった。ともかく、お前が先に移動だ。出ろ」
 海兵はそう言って、船医を銃で追いやるようにして医務室から外に出す。
 医務室に残されたのは、海兵達とベッドに横たわる男。
 海兵は少し迷い、それから互いに顔を見合わせた。
「どうする?」
 問われた方が、少し考えてから答える。
「……面倒だ。後で回収しよう」
397機動戦士ザクレロSEED:2008/07/05(土) 17:33:13 ID:???
 

 船長と海兵達は、船橋からさほど離れていない通路にて邂逅した。
 海兵は十人に数を減らしている。他の場所の制圧に向かったのだろう。
 海兵達の前で手を挙げ、抵抗しない事を示しながら船長は、緊張を呑み込んでゆっくりと話し出した。
「私が、この船の責任者です。この船はプラント船籍の民間船ですが、軍とは……」
 緊張の面持ちで、民間の船である事を説明しようとする船長に、海兵達は改めて銃を向けた。そして、その内の一人……小隊長たる少尉が口を開く。
「お前達が民間人だろうと関係はない。抵抗する者は殺す。俺達は、無謀な抵抗者を、他の従順な者達の前で見せしめにする事を躊躇しない。だが、抵抗しない者の命の保証はしよう」
「……その言葉を信用します」
 船長も馬鹿ではないので、それを額面通り信じる事はなかった。しかし、だからとて抵抗をする事も出来るはずがない。
 少尉の言葉が嘘であっても、無駄に戦って今すぐに死ぬか、捕まって後で死ぬかの二択しかないのだから。
「船内放送をしろ。クルーと乗客を全員、ホールへと集める。抵抗せず、連合兵の誘導に従うようにとな」
「さ……最低限のクルーは、船橋や機関部に必要です」
 クルーが船橋や機関部から居なくなれば、船は本当に身動き出来なくなる。それを恐れて抗弁した船長に、少尉は冷たく拒絶の言葉を投げた。
「ダメだ。臨検が終わるまで、この船には行動を一切許さない。よって、クルーは不要だ。放っておいて船が沈むというわけでもあるまい」
「それは……」
 返す言葉を失う船長に、少尉は再度命じる。
「さあ、船内放送をしろ。拒否するなら、別の手を打つ」
 言葉の終わりに、音を立てて銃が構えられる。その筒先の真円を覗きながら、船長は恐怖を抑えつつ頷いた。
 自分が拒否しても、誰か別の者がやらされるだけだ。もしかすると、乗員乗客を従わせる為、もっと凄惨な手を使うかも知れない。
 ここで抵抗する事は意味がない。何度も繰り返し出た結論ではあったが、ナチュラルに従う事はコーディネーターとしての船長のプライドを傷つけた。
 おそらくは他の者も、同じく屈辱に耐えているのだろう。だからこそ、船長が率先してこれに耐えなければならない。
 乗員乗客の暴発を防ぎ、無事にこの臨検をやり過ごす事が自分の勝利となるのだ。
「わかりました。指示に従います」
 船長は素直にそう言って、船橋の方へと向き直った。そして、海兵達に促されて、進み始める。船橋で放送を行う為、そして残るクルー達に移動を命じる為。
 船長は、何としても今を平穏無事に終わらせようと決意していた。
398機動戦士ザクレロSEED:2008/07/05(土) 17:34:01 ID:???
 

 ランチから船内制圧成功の報告を受け、ブラックビアードはシルバーウィンドへの接舷作業を開始していた。
 その作業を見守りつつ、周辺宙域の監視を続けるアークエンジェル。緊張に咳き一つ起こらないブリッジ。その沈黙は、突然の闖入者によって開かれた。
「入隊志願書です! 戦わせてください!」
 書類一式を振りかざしつつフレイがブリッジに飛び込んで叫んだ時、ブリッジクルーはその突然の申し出に訝しがりつつも単純に驚く。
 普通、任務中のブリッジに怒鳴り込む奴など居ない。怒鳴り込む必要があるなら、まずは通信で怒鳴るはずだ。
 しかも、ブリッジに乱入したのは民間人の少女なのだから、驚かないはずもない。だからこそ、ブリッジクルー達は惚けたようにフレイを見返すしかなかった。
 そして、ややあってから、我に返った艦長のナタル・バジルールが声を荒げる。
「今は作戦遂行中だ! 後にしろ!」
「MAに乗せてください! でなければ、ブリッジでも、砲座でも何処でもかまいません、戦場が見える所に置いてください!」
 フレイは、ここで引き下がれば後がないとでも言うかのように、ナタルに向かって怒鳴り返した。そして、ナタルの元まで一息に飛ぶと、書類の束をナタルの膝の上に叩きつけるようにして置く。
「志願書です! お受け取りください!」
 フレイのその勢いに押され、ナタルは書類を手にとって流し見た。書類は揃っているし、必要事項も埋まっているようだ。
「まて、こんな物は事務に回せ! 私の所に持ってこられても……」
「仕事をくれと言ってるんです!」
 フレイは、勢いに任せてナタルに迫る。ナタルは、この突然の自体にどう対処した物か軍学校での士官教育を思い出し、ほぼ役に立たない事に気付いて困り果てた。
 基本的には、とりあえず誰かに命じて、この闖入者をブリッジから摘み出すくらいしかない。そうしようとナタルが考えた時、ブリッジの中で声が上がった。
「あの、良いですか?」
 声をかけたのは通信士。元は陸戦隊の通信兵で、専門外の通信任務に苦労をしている人だ。
 彼は、ナタルに提案した。
「通信オペレーターを増員して欲しいと頼んでましたが、人員不足で却下されてましたよね? いっそ、彼女はどうでしょう?」
「何も出来ない新人が使えるのか?」
 ついさっきまで民間人だった上に、いきなりブリッジに怒鳴り込むような者が使い物になるのか? ナタルでなくとも気にする所だろう。
 だが、通信士は肩をすくめて言った。
「自分だって専門外なんですから、何も出来ない新人と一緒でしたよ。専門家が居ないんじゃ、一から仕込む以外に無いじゃないですか」
 背中に背負うタイプの通信機が使えるからと言って、戦艦に積んである通信機を使わされる羽目になった彼なりの皮肉も混じってはいる。
 ともあれ、門外漢の通信士が一人で仕事を回しているのは辛い。
 それに、通信は時に理不尽な命令や悲惨な報告も飛び交う事から、ストレス緩和の為、通信オペレーターは若い女性がつくのが好ましいと慣習的にはされている。通信士は残念ながら男であり、別に見目麗しくもないので、ストレス緩和の役には立たない。
「難しい通信は自分がするしか無いでしょうが、通信オペレーターとして言われたとおり通信するだけならやれるのでは?」
「やります! やらせてください!」
 通信士のナタルへの申し出に、フレイは飛びついた。
 通信オペレーターなら、通信のほとんどを仲介するわけだから、サイに何かあればきっと知る事が出来る。知った後に何かが出来るのか……いや、何も出来ないかもしれないが、それでもそれは後で考えればいいと割り切った。
「……考えておこう」
 ナタルの方も、考えてみたが一応は異論はない。
 フレイが志願兵として扱われる以上、何処かに配属しなければならないわけで、とりあえず人手不足だと言われてる場所に配置するのは悪い事ではなかった。
 それに、これ以上、フレイにかまけていたくはない。今は任務中なのだから。
 それに、どうせ書類審査がある。身元が怪しくないかどうか調べないと、危なくて使えたものではないからだ。
 それにはかなりの時間がかかるので、しばらくは時間の猶予が得られるだろう。今すぐに戻ってくる事はあり得ない。
 そう考えると、ナタルはフレイに向けて言った。
「わかった。とにかく、正式な着任は、この書類を事務に届け、制服を受領してからだ」
「了解しました! すぐに行ってきます!」
 フレイは、ナタルから返された書類を受け取ると、素早く身を翻してブリッジの外へと向かう。
399機動戦士ザクレロSEED:2008/07/05(土) 17:34:27 ID:???
 

 フレイが、「大西洋連邦事務次官のご息女であり、身元はこれ以上なく確か。採用に問題なし」との報告と共にブリッジに帰ってきたのは、ほんの数十分後の事だった。
400通常の名無しさんの3倍:2008/07/05(土) 18:14:48 ID:???
さるさんかな?
支援
401通常の名無しさんの3倍:2008/07/05(土) 18:16:03 ID:???
お疲れ様でした
SSはおろか本編でも殆ど描かれてないナチュラルとコーディネーターの対人レベルでの衝突や非戦闘員への対応、
艦内の面々の様子や制圧方法等が書かれて、なるほどなと思いながら楽しみながら読めました
402通常の名無しさんの3倍:2008/07/05(土) 18:26:14 ID:???
GJ!
  _  ∩
( ゚∀゚)彡 ザクレロ!ザクレロ!
 ⊂彡
403機動戦士ザクレロSEED:2008/07/05(土) 18:40:34 ID:???
 

 デブリの漂う暗礁宙域。ジン長距離強行偵察複座型とそれに従うジンが宇宙を駆けていた。
「隊長、基地に報告はしないんですか?」
 ジン長距離強行偵察複座型のコクピットの中、後部座席の情報収集要員の部下がパイロットシートの隊長に聞く。
 彼らの母艦は、連合軍が仕掛けたトラップによって撃沈されていた。
 助かったのは、爆発を繰り返しながら崩壊していく母艦より、とっさに宇宙に飛び出す事の出来た彼らMS偵察小隊だけ。後は脱出する間もなく、暗礁宙域を漂うデブリの仲間入りをしてしまった。
 これを基地に報告しないわけにはいかない。部下はそう考えたのだろう。
 しかし、現在彼らは、母艦撃沈前に予定されていた偵察任務そのままのコースを辿り、民間船シルバーウィンドへ向かっている。
「なあ……あの攻撃は周到に用意された罠だった。なら、敵の狙いは何だ? 俺達を殺す事だけじゃない筈だ」
「そうか、シルバーウィンド!」
 隊長に言われ、部下は声を上げた。
 民間船シルバーウィンドと合流する筈の母艦が狙われた。ならば、シルバーウィンドこそが真の狙いだろうと、容易く推測する事が出来る。
「でも、それならなおさら報告して援軍を……」
「長距離通信が出来ない以上、基地まで帰って直接報告する事になる。だが、それまでに何時間かかる? もし、今襲撃を受けていたとしたら、援軍を呼んで戻った所で、残っているのはシルバーウィンドの残骸だけだ」
 隊長は、おそらくは既に襲撃が行われているだろうと推測していた。
 母艦への攻撃は、待ち伏せではなくトラップによるものだ。ならば、トラップを仕掛けた者は、必ず別の場所で行動を起こしている。
「報告はシルバーウィンドの無事を確認してからでも出来る。今は急ぐぞ……おい、そいつはもう捨てていけ!」
 隊長の言葉の後半は、通信機を通して後続のジンに向けられたもの。
 後続のジンは、もう一機のジンの腕を掴んで曳航している。
『な……何言ってるんですか隊長! 仲間を見捨てるんですか!?』
 後続のジンから、もう一人の部下の非難めいた声が返った。
『こいつ、艦が沈む時に俺を押して……ラクス様は俺の嫁だなんて、馬鹿な事しか言わない奴だったけど、俺の事を助けて……』
「死んでるんだ。反応が無いだろう」
 隊長は苦い物を噛むような顔で、重苦しく言葉を吐き出す。
『死んでなんかないですよ! きっと……きっと、機械の故障か何かで……出られないで、通信も出来ないで……きっと、あいつの事だからコックピットの中で文句言いながら、またくだらない事を……』
 通信から聞こえる部下の声は、狂騒的な物となっている。
 隊長の後ろの席から、いつの間にか啜り泣きが聞こえていた。
「畜生……畜生……」
 情報収集要員の部下が何度も繰り返し呟く。
 隊長は、通信機から溢れてくる部下の声には耳を貸さず、静かに問いかける。
「気付いているんだろう? コックピットなんて、もう無いんだ」
 曳航されているジンは、胸から下を食いちぎられたかの様にして失っていた。
 通信機から聞こえていた部下の声が途切れる。
 知っていたのだ。そんな事は皆が知っていた。ただ……認めたくはなかったのだ。
 しばらくの沈黙の後、部下の乗るジンはその手を放した。曳航されていたジンは、ゆっくりと隊列を離れ、デブリの中へと紛れていく。
『あいつ、良い奴でした』
「連合のクソナチュラル共に、それを良く教えてやれ」
 隊長はゆっくり息を吐くように言葉を並べる。彼も、母艦と部下を失った事に怒りを持たないわけではない。
「もうすぐシルバーウィンドとの合流予定地点だ」
404機動戦士ザクレロSEED:2008/07/05(土) 18:41:01 ID:???
 

 シルバーウィンドの中は、海兵達に完全に制圧され、乗員および乗客をホールへと集める作業が行われていた。とは言え、それなりの大人数である事もあり、作業はまだ終わっては居ない。
「止まらないで! 速やかに移動してください!」
「臨検に伴う一時的な処置です! 危険はありません!」
 警備員や客室乗務員といった者達が、乗客達の誘導を行っている。無論、海兵達がそれを監視しており、下手な動きを見せれば乗客ごと殺されるのは確実だった。
 コーディネーターである客達は、海兵とナチュラルの軍門に下った乗員達に侮蔑や憎悪の視線を浴びせながら、自らも為す術無く羊の群れのように追い立てられていく。
 抵抗した者がどうなるのかは、何人かがそれを身をもって教えてくれていた。廊下の所々に浮かぶ死体というオブジェクトとなって。
 その数は決して多くはない。多くの者達は、抵抗が得策ではない事を悟り、おとなしく指示に従っていた。抵抗したのは、ナチュラルへの憎悪を抑えられなかったか、ナチュラルを甘く見すぎた、極少数の例外に過ぎなかったのだ。
 海兵達も、必要以上の暴行は起こさなかった。これは、私掠は禁じられている事。そして何よりも、素早く事を終わらせる事が作戦で求められている為、無駄な遊びはしている暇がないからだ。
 状況は極めて静かに進んでいた。乗客も乗員もまだ残っているが、後僅かでホールへの収容を完了する。その後は、ある程度の選別を行いつつブラックビアードへと移送する手筈だ。
 イベントホールには、既に多くの乗客乗員が集められてきていた。広いホールは、その全員を難なく収用している。
 ホールの中は低く唸るようなざわめきに満ちていた。大きな声を出す事は許されていなかったが、人が多く集まればそれなりに音も出るし、聞こえぬほどの囁きも数が合わされば大きな音となる。
 人々が漂うように浮かび、不明瞭なざわめきに満ちたホール。扉は一つだけ開放されており、そこから次々に乗員乗客が送り込まれてくる。海兵達はホールの中には入らず、唯一の扉の外からホールの中に銃を向けている。
 船長も、船医も、メカニック達も、既にホールの中にいた。そして、ラクス・クラインもまた、ホールの中へと送られてきていた。
「ピンクちゃん、怖いですわ……」
 ラクスは、数日前に自分が歌ったこのホールの中に浮かびながら、ピンク色のハロを強く抱きしめて震える。
 婚約者のアスラン・ザラからもらったこのハロだけではなく、アスラン本人が居てくれたら、この状況から助け出してくれるだろうか? そんな事を考えて、その考えを振り払うように頭を振った。
 アスランは、プラントの為に戦いに出ているのだ。それを、自分の勝手な都合で居て欲しいと考えるなんて、アスランに悪い事だと。
 しかし、怖いと思う心と、誰かに助けて欲しいと願う心は消す事が出来なかった。誰でも良い。ここから助け出して欲しい……と。
 震えながらハロを抱く腕に力が入る。
「ハロォ……クルシーイ」
「あ、ごめんなさいピンクちゃん」
 ハロが潰されそうな声を上げたのに気付き、ラクスは腕を緩めた。そして、いつも通りに愛らしいハロを見て、少しだけ落ち着きを取り戻す。
 その時、子供の泣き声がラクスの耳に届いた。
 見れば、そう遠くない場所で、小さな女の子が声を上げて泣いている。女の子の目から溢れ出す涙が水滴となって、ホールの中に散っていた。
 そんな女の子を母親が必死でなだめようとしているが、女の子が泣きやむ様子はない。
 怖いのは誰だって同じ、まして子供ならなおさら。ホールの中には、泣いている子供も幾人か居た。泣かないまでも、恐怖に震えてじっと我慢している事だろう。
 何かしてあげられないかとラクスは思い、せめて少しでも心を安らげてやりたいと願い……ラクスは、自分にただ一つだけ出来る事をと。
 ラクスはホール内に配された手摺りを使い、女の子の所まで静かに移動した。そして、頑張って恐怖を押し殺しながら、泣いている女の子に笑顔を向ける。
「泣かないでください。大丈夫ですから」
 ラクスの笑顔に、女の子は泣き声を止める。涙は止まらなかったが。
 ラクスは笑顔を崩さぬように注意しながら、言葉を続ける。
「ほら……お歌を歌いましょう。きっと怖くなくなりますわ」
 そして……

 ラクスは……歌ってしまった。

 歌声がホールに満ちていく。歌声と共に、唸るようにざわついていたホールの中に静寂が広がっていく。
 静寂の中、歌だけが流れる。
 ……歌姫の歌が響き渡る。
405機動戦士ザクレロSEED:2008/07/05(土) 18:41:49 ID:???
 機動戦士ザクレロSEED‥‥以上。

 名前ありキャラほぼ登場せず
 サルさんに引っかかったのは久しぶりだ
406通常の名無しさんの3倍:2008/07/05(土) 18:50:47 ID:???
改めてGJ!

ひえええー!
逃げてー!綺麗なラクスにげてー!!
この後、心身喪失なコーディ達とそれをやったラクスの処遇を考えるだけでガクブルしちまうぜ……
次回もwktkして全裸正座しちまうぜ!

                ∩
                ( ⌒)      ∩_ _グッジョブ !!
               /,. ノ      i .,,E)
              ./ /"      / /"
   _n グッジョブ!!  ./ /_、_    / ノ'
  ( l    _、 _   / / ,_ノ` )/ /_、 _    グッジョブ!!
   \ \ ( <_,` )(      /( ,_ノ` )      n
     ヽ___ ̄ ̄ ノ ヽ     |  ̄     \    ( E)
       /    /   \   ヽフ    / ヽ ヽ_//
407通常の名無しさんの3倍:2008/07/05(土) 19:09:52 ID:???


クルーゼが何をしでかすのか、はたまたナチュとして第2の人生を送るのか……
ラクスは何があっても生き残るだろうから気にしないw

しかし、
>銃を持っているか持っていないかという事は、コーディネーターであるか否かより
>ずっと大きな意味を持つのだという事を、理解していない者も少なくはないのだ。
プラントとかザフトの行動って一言で言うと、こういう事だよな。
408通常の名無しさんの3倍:2008/07/06(日) 02:58:37 ID:???
GJ

綺麗なピンクなら銃殺フラグ
腹黒いピンクなら生存フラグ

さあどっちだ!?w
409通常の名無しさんの3倍:2008/07/06(日) 05:00:07 ID:???
>>408
もう一つあるじゃないか……
海兵隊は女日照りの屈強なヤロウどもの集まりですよ……
410通常の名無しさんの3倍:2008/07/06(日) 07:48:37 ID:???
コーディの子供が出来にくい設定なんて中だしフラグにしか見えないからな
411通常の名無しさんの3倍:2008/07/06(日) 09:58:20 ID:???
俺、ちょっくら連合に志願してくるわ
412通常の名無しさんの3倍:2008/07/06(日) 10:04:04 ID:???
海兵隊はアッー!!!!!!!のすくつだってばっちゃが言ってた
413通常の名無しさんの3倍:2008/07/06(日) 11:10:56 ID:???
>>409-410
君らは日々頑張っている兵隊共にあれの相手をしろというのかね?
この獣姦趣味の変態がw
414通常の名無しさんの3倍:2008/07/06(日) 14:19:55 ID:???
>>410
それってコーディ同士限定でしょ?
415通常の名無しさんの3倍:2008/07/06(日) 14:22:21 ID:???
>>413
HAHAHAHA!
何を言っているんだ、ブラザー!
人の形をしているんだ、全くもって無問題さ!!
少なくとも、「アッー!」何てやるよりよっぽど生産的じゃないか!!


ナ、ナニヲスルキサマラー!!
416通常の名無しさんの3倍:2008/07/06(日) 16:54:36 ID:???
GJ
やっぱりザクレロ好きだ〜、ちょっと顔の描写があって嬉しかったです
本当にちょっと運命が変わっていたら原作本編の出来事は起こらない
可能性ってあるんですよね。こういうSS読んだ事ないので本当に面白いです。
フレイやサイにも幸せになって欲しい・・・
417通常の名無しさんの3倍:2008/07/07(月) 03:00:45 ID:???
ザクレロのフレイいいなぁ。
418通常の名無しさんの3倍:2008/07/07(月) 10:40:48 ID:???
もしシンが湖にステラを沈めた時点でまだステラに息があったら
419通常の名無しさんの3倍:2008/07/07(月) 10:45:12 ID:???
>>418
凍死して終わり。つか、何が言いたいんだw
420通常の名無しさんの3倍:2008/07/07(月) 11:28:19 ID:???
GJ!

「ラクスは……歌ってしまった」という一節以降に形容し難き恐怖を感じるのは俺だけだろうか……
421通常の名無しさんの3倍:2008/07/07(月) 14:17:03 ID:???
まさかヘリポリのアスハ派市民みたいに、老若男女問わずイッた目になって
武器無しでも撃たれても最後の一人までゾンビのようにわらわらと抵抗し続けるとか
いうんじゃないだろうね…
422通常の名無しさんの3倍:2008/07/07(月) 14:28:17 ID:???
あれだろ、タイトル忘れたけどロードスの漫画でジハド使った後の状態。
これのどこが正義だーとかアシュラムが叫ぶ奴。
423通常の名無しさんの3倍:2008/07/07(月) 16:12:30 ID:???
漫画の奴だったか?あれは描写が恣意的すぎて気に食わなかったな。
作者の「正義の宗教」に対する偏見が丸出しすぎる。
確か抵抗しようとすれば誰でも自動成功するような、被術者の同意が必要な魔法だったはず。
424通常の名無しさんの3倍:2008/07/07(月) 17:39:05 ID:???
もしキラがとことん怠け者だったら

ラクスも扱い辛過ぎてキラ使うの諦めるんでは無かろうか
425通常の名無しさんの3倍:2008/07/07(月) 18:17:19 ID:???
>>424
種死のラクスは間違いなくニートキラを養うためにカガリ誘拐を実行……って、どっかで見たネタのような
426通常の名無しさんの3倍:2008/07/07(月) 20:42:49 ID:???
俺もだ。
427通常の名無しさんの3倍:2008/07/07(月) 22:21:59 ID:???
もし種死のキラが神コラ職人だったら

os書き換え時みたいにぶつぶつ呟きながら、光速でエロコラ作って放流するニート。
薄暗い部屋で作業するキラの姿を勘違いして、報われないヒロイン役気分に浸るピンク。
知っているけど言い出せない乳と虎。汚物でも見るような目のヅラとゴリ。
428通常の名無しさんの3倍:2008/07/08(火) 00:44:14 ID:???
まとめサイトで一気にザクレロ読んでからここに来ました。


なにこの超絶シリアスダーク系SSw
ザクレロに萌えてるマリューが浮きまくりw
とはいえ、すっげぇおもしろくて続きwktkしてます。作者さん、がんばってください。
にしてもすさまじいセンスだな……
429通常の名無しさんの3倍:2008/07/08(火) 00:57:02 ID:???
タイトルを見てうはwwwギャグktkrwww
中を見て( ゚д゚ )

それがザクレロクオリティ
430通常の名無しさんの3倍:2008/07/08(火) 01:15:29 ID:???
ザクレロSEEDって主人公格のキャラが居ないよな
431通常の名無しさんの3倍:2008/07/08(火) 01:33:35 ID:???
しかし未だに高品質のSSが生み出されてるところを見るとなんだかんだで種は人気があるんだなぁ。
つーか、種に納得いかない人が書いてるのかもしれないけど。
432通常の名無しさんの3倍:2008/07/08(火) 01:34:26 ID:???
逆に考えるんだ
トール、サイ、マリュー、ラクス、カズィ、ダメなキラ……etcのそれぞれが主人公な群像劇だと
そう考えるんだ
433通常の名無しさんの3倍:2008/07/08(火) 01:35:25 ID:???
そういやザクレロseedってまとめに入ってる?
434通常の名無しさんの3倍:2008/07/08(火) 01:41:53 ID:???
>>430
主MA公
435通常の名無しさんの3倍:2008/07/08(火) 01:42:06 ID:???
一応入ってる
Seed統合→Seed-IF総合にある

・・・これwikiのまとめ方絶対間違ってるよ
ジャンルじゃなくて、掲載スレで分けてやがる・・・
超種運命の大戦(仮)はLnamaria-IFに分類すべきだろ・・・
436通常の名無しさんの3倍:2008/07/08(火) 02:33:52 ID:???
>>435
作者の人に連絡を取って(投下直後とかに)どこの分類がいいか聞いてからの方がいい
437通常の名無しさんの3倍:2008/07/08(火) 02:40:37 ID:???
同じ作者のはちゃんと同じ作者のと分かる様にして欲しいんだけどね
あの纏めサイトは同じカテゴリーでも纏めてないんだよな
438通常の名無しさんの3倍:2008/07/08(火) 02:54:52 ID:???
掲載スレでわけなきゃ登録されてないもんだと思わんか、普通。
疑問ってんなら両方に登録しちゃえばいいんでないかと思う。
439通常の名無しさんの3倍:2008/07/08(火) 04:12:32 ID:???
一回整理し直すべきとは思う
最初、ザクレロの場所が全然見つからなくて困ったし
440通常の名無しさんの3倍:2008/07/08(火) 07:29:22 ID:???
「統合スレ」だと過去ログ置き場のように思ってしまうかもね
(自分はそう思ってて更新履歴でSSがあるのを知った)

428読んでたら自分もザクレロ読み直したくなって今読み終わった
ザクレロは原作から離れていっているifなんだけれど
キャラの性格を作者さんがすごく掴んでいて、
原作と違うシーンでもその行動に違和感がないところがすごい

例えば3話のムウとマリューの会話
マリューのおもらしのことを、気にするなよと周囲に聞こえる声で
言ってしまうムゥの行動の根拠は
原作での君、コーディネーター?ですよね
そういうところがほんとすき
441通常の名無しさんの3倍:2008/07/09(水) 04:00:30 ID:???
種死の身長体重設定で1からやり直したなら
442通常の名無しさんの3倍:2008/07/09(水) 16:58:48 ID:???
これからまとめサイトのSSを読もうかと思うのですが
完結作って少ないのでしょうか?
443通常の名無しさんの3倍:2008/07/09(水) 19:00:09 ID:???
完結どころか大半は途中で更新がストップしてる。
SSの宿命だけどな。
444通常の名無しさんの3倍:2008/07/09(水) 19:12:19 ID:???
ルナマリア主人公は3作完結してる
445通常の名無しさんの3倍:2008/07/09(水) 19:14:54 ID:???
カミーユin種はオヌヌメ
446通常の名無しさんの3倍:2008/07/09(水) 19:22:05 ID:???
W種の歌姫は完結してるな。
447通常の名無しさんの3倍:2008/07/09(水) 19:26:00 ID:???
完結作品のまとめページとかあってもよさそうだね
448通常の名無しさんの3倍:2008/07/09(水) 19:27:00 ID:???
レスサンクス。
取りあえず、シンがジュール隊にってのとカミーユの見てきたわ。
>>444氏と>>446氏の紹介のを読んで来るわ。
449通常の名無しさんの3倍:2008/07/09(水) 20:14:39 ID:???
>>441
ごめん意味がよくわからない
もうちょっと詳しく説明してくれ

もしかしてアレか?種→種死間のダイエットの話か?
とりあえず種死は栄養失調な奴多すぎ
450通常の名無しさんの3倍:2008/07/09(水) 20:24:07 ID:???
もしOOの水島が種第三弾の監督を引き受けてたら

OO風味の種があったんだろうか?
451通常の名無しさんの3倍:2008/07/09(水) 21:04:07 ID:???
種のデザインラインを引きずった00になってるだけじゃね?
あくまでコズミック・イラの続編を蹴ったって話だが、未完成だったアメノミハシラは3本の軌道エレベーターとして完成しているし、
ソレスタルビーイングはラクシズに対する痛烈な皮肉ともとれる
それは2期目の平和=ラクシズが作り上げた平和に置き換える事ができる
えーと、フレームアストレイズだっけ?
あれってザフトの部隊が敵として出てくるけど、それを命じているのはラクスなんだよな
必要以上に打撃を与えると最終的にはキラがやって来て手に負えなくなるという・・・
まさに偽りの平和
452通常の名無しさんの3倍:2008/07/09(水) 21:13:34 ID:???
もしラクスとマルキオの本体がアーマードコア3シリーズの管理者みたいなコンピューターだったら
453通常の名無しさんの3倍:2008/07/09(水) 22:26:54 ID:???
連合はバランスとるために、セラフださないとな!
454通常の名無しさんの3倍:2008/07/09(水) 22:48:14 ID:???
>>521
アストレイズは種死の中〜後半あたりでの出来事だ。
455通常の名無しさんの3倍:2008/07/10(木) 00:22:35 ID:???
521に期待
456通常の名無しさんの3倍:2008/07/10(木) 00:32:54 ID:???
うわwwwwww
なに間違えてんだ俺。


正しくは>>451ね。慣れてない携帯で書き込むんじゃねえや。
457超種運命の大戦(仮) ◆Lna0TEvcJM :2008/07/10(木) 17:59:24 ID:???
「冗談ではないよアズラエル。一体なんだねこの醜態は」
再び、ジブリールはモニターの前に座り、ロゴスの面々とテレビ会議を行っていた。
「しかしまあ…ものの見事にやられたもんじゃの」
「……ぬぅ……」
ブルーノ・アズラエルは歯軋りをする。
「ザフトのあの兵器はいったい何だったのだ?」
「意気揚々と宣戦布告して出かけていって、鼻っ面に一発喰らってすごすごと退却か。君の書いたシナリオはコメディなのかね?」
「くっ!」
「これでは大西洋連邦の小僧も大弱りじゃろうて」
「地球上のザフト軍の拠点攻撃へ向かった隊は未だに待機命令のままなのだろ」
「勢いよく振り上げた拳、このまま下ろして逃げたりしたら世界中の物笑いだわ」
「さて、どうしたものかの。我等は誰にどういう手を打つべきかな。アズラエル、君にかね?」
「くっ」
アズラエルは何も言う事が出来ず、歯噛みをする。
ここで、ジブリールが口を出した。
「お待ちを。皆さん。ザフトの新兵器の分析、今皆さんの下へ送らせました」
「ふむ?」
「……これは、奇妙な」
「左様、プラント奇襲部隊の中で、核ミサイルを持ち込んでいなかった艦、最初の攻撃で出払ってしまった艦のみがかろうじて
生還しているのです。これが何を意味するのか!? おそらくは核物質に強制的に核分裂を起こし、爆発させると言う物です。
そしておそらく。ザフトの新兵器がこのまま発展を続けた場合、地球に存在する核は無意味になると言う事です! 地上に『あれ』が
放たれればおそらく再建した核発電所は爆発し、周囲に放射能汚染をもたらすでしょう。いや、彼らはそれすらしなくて良いのです。
ただ、『あの兵器』を地球に向けて放つぞと恫喝すれば……。まさしくエイプリルフール・クライシスの再来――国民の反応は
最悪の物が予測されます。我らはエネルギーすら、彼らの手に握られて、地球人類はまさしくザフトの奴ばらの奴隷となるでしょう!」
「うむ!」
「報告書では、ザフトの技術力を勘案した結果、あのザフトの新兵器が地球全土に影響を及ぼすまでに発展するには、2年と予測されています」
「短いな」
「そう。やるなら今のうちだ、と言う事です。戦いは、続けなければなりません。最後まで。我らの、そして地球人類の未来のために! 
……核は封じられました。後は、まともに戦い、まともに勝つしかないでしょう。そして、今度こそ奴等を叩きのめしてその力を完全に
奪い去るのです! それを行わねば、2年後に地球連合は崩壊します。……ご静聴、ありがとうございました」
ジブリールは口を閉じた。
場を沈黙が支配した。
「……戦うしかないな」
「それも一刻も早くにだ!」
「ジブリール。指導は君に任せる。頼むぞ」
モニターの一画面で、ブルーノ・アズラエルが感謝の念を浮かべ、謝意を表すように頭を下げるのが見えた。


458超種運命の大戦(仮) ◆Lna0TEvcJM :2008/07/10(木) 17:59:52 ID:???
「ほう、地球に降りると言うのかね」
デュランダルはアグニスに尋ねた。
「ああ。俺達の任務はまだ終わってはいない」
「では、彼を連れて行きたまえ」
デュランダルは、一人の兵士を紹介した。アグニス達がプラントに着いてからアグニス達の係りになっていた者だ。
「アイザック・マウです。あらためて、よろしく!」
……
「地球連合と連絡を取ると言っても、どうやってするのですか? 今は戦時ですし、落ち着かれてから行かれた方が……」
アイザックが心配そうに言う。
「それが、俺達の任務だ。まず月の地球軍基地に連絡を取る。その後は地球連合の指示に従う!」


アスランは、奇妙に落ち着いてしまった気持ちのまま、宿舎に帰った。
「あぁ! アスラ〜ン!」
「ぁ?」
「ぁぁうふ」
「うわ……」
いきなりロビーから出てきたラクス? にアスランは抱きつかれ、焦る。
「お帰りなさい。ずっと待ってましたのよ」
「ぇぇ……ぁ……君……あの……」
「ミーアよ。ミーア・キャンベル。でも、他の誰かがいる時はラクスって呼んでね。うふ」
「ええ……? ……はぁ……」
その眩し過ぎると言ってもいい明るさが、やっぱり穏やかな春の光のようなラクスとは違うのだと認識させられる。
アスランはため息をついて中に入ろうとした。
「うわぁ!」
ミーアはそのままアスランの腕に腕を絡めると、宿舎の中へ連れて行く。
「ね、御飯まだでしょ? まだよね。一緒に食べましょう」
「え……いや……あの……」
「アスランはラクスの婚約者でしょう?」
「あ……いやそれはもう……」
結局アスランはミーアに押し切られ、レストランへと連れ込まれた。

459超種運命の大戦(仮) ◆Lna0TEvcJM :2008/07/10(木) 18:00:12 ID:???
「ええと、アスランが好きなのはお肉? それともお魚? んー……あ! そうだ! 今日のあたしの演説見てくれました?」
「え?」
「どうでした? ちゃんと似てましたか?」
一瞬でも、ラクスが自分の元に戻ってきたように感じてしまったのが馬鹿だったのだ。
アスランは憂鬱になり窓の外に目をやる。
「……」
「……駄目……でしたか……」
ミーアの失望した声に、アスランは自分がどこにいるのか気づく。
「ああいや、そんな事はないけど」
「ええ! ほんとに!?」
「ああ、よく似ていたよ。まぁほとんど本物と変わらないくらいに。親しい人でもなければわからないだろう」
「やぁぁぁっ! 嬉しいぃぃ! 良かった、アスランにそう言ってもらえたらあたしほんとに!」
その喜び様が、また違和感を感じさせ、アスランはまた夜景に目をやり、ため息をつく。
「私ね、ほんとはずーっとラクスさんのファンだったんだです」
「……」
「彼女の歌もよく好きで歌ってて、その頃から声は似てるって言われてたんだけど。そしたらある日急に議長に呼ばれて」
「はぁ……。それでこんな事を」
「はい! 今君の力が必要だって。プラントの為に。だから」
「……君のじゃないだろ、ラクスだ、必要なのは」
心をざらつかせる違和感。それから来るいらだちのまま、アスランは横を向いたまま皮肉のように言ってしまう。
「……そうですけど。今は……」
「あ?」
ミーアの沈んだ声に、アスランはまた我に返る。
「ううん。今だけじゃないですよね。ラクスさんは、いつだって必要なんです。みんなに。強くて、綺麗で、優しくて……。ミーアは
別に誰にも必要じゃないけど……」
「ぁぁ……」
「だから今だけでもいいんです! 私は。今いらっしゃらないラクスさんの代わりに議長やみんなのためのお手伝いが出来たら
それだけで嬉しい。アスランに会えてほんとに嬉しい!」
「……」
「アスランはラクスさんの事、色々知ってるんでしょ? なら教えて下さい。いつもはどんな風なのか、どんな事が好きなのか。
えっとあとは苦手なものとか、得意なものとか、他にも色々……」
ミーアの様子に、自分の身を思う。必死で覚えた偽りの身分。オーブのアレックス・ディノ――偽りの自分……。ユウナに引っ張ら
れていくカガリを見送る事しか出来ない自分……。
「ふ……」
アスランはワインをあおった。
アルコールが気分を高揚させる。
もう自分はアレックスなんかじゃない。アスラン・ザラだ!
一気にワインを飲み干すと、ドンとテーブルに置いた。
ミーアがちょっとびっくりした顔でこちらを見ている。
「ふ……」
アスランは唇を吊り上げた。
「うまい酒だ。君もどんどん飲むといい」


460超種運命の大戦(仮) ◆Lna0TEvcJM :2008/07/10(木) 18:00:31 ID:???
「ほう、マーシャンとな」
ジブリールは、月基地からの知らせを読んだ。
「ふむ……今年の使節団の出身はオーストレール・コロニーか。なんだったかな、聞き覚えがあるが。ああ、セトナの出身地ではないか!」
セトナはどう思うだろうか? 故郷の者に会いたいだろうか? 会いたくないだろうか? とりあえず、聞いてみるか。私もセトナに会いたい。
「ん?」
ジブリールは月基地の司令官から、補足という形で付けられているファイルを開いた。
見るに連れ表情が強張っていくのが感じられる。
「こ……これは! 何を考えている! マーシャン!」


「大西洋連邦との同盟か……」
オーブの氏族長会議は沈滞していた。
議題は大西洋連邦との同盟の是非。
大体の氏族長は、同盟を結ぶ事に賛成していた。
意見は出尽くしていた。
だが、代表首長のカガリは、反対するでもなく黙っていた。
「……」
「カガリ、どうするんだ?」
隣の席のユウナが小さな声で囁く。
「お前はどう思う」
「んー……。大西洋連邦は、今回は敵をプラントに絞っている。地球上のコーディネイターはむしろ保護の方針だ。その意味では、
先の大戦のような、国民を切り捨てるとかしないとか言う事はないよ」
「だよな。だが……それで本当にいいのか? 迷うんだ」
ユウナも気持ちはわかる。ミネルバで知り合いも出来た。プラントに友人がいるカガリなら、迷うのも当たり前だ。
しかし、いつまでも決断を引き伸ばすのは事態を悪化させるだけとも思える。
このままでは埒が明かない、と見たのか、一人の氏族長が発言した。
「ウナト宰相……宰相は先程から黙っておいでだが、宰相からも代表にひとつ……」
その言葉に、腕を組んで目を閉じていたウナトは、静かに目を開けた。
「……カガリ様、オーブの中立を守りたいですかな?」
「あ、ああ。できる物なら、そうしたい」
「……」
「……」
「……いいでしょう。その方向で、大西洋連邦と交渉してみましょう」
議場を、ざわめきが走る。
「出来るのか? ウナト?」
「セイラン家は幸い大西洋連邦に近しい。話の持って行き方次第では、できるかも知れません」
「おお……」
「ですが、皆がらとは行きませんよ? オーブ軍の諸君にも血を流してもらう事になるでしょう。……それでも、オーブ本国は、
中立を守れるかもしれません」
「では、ウナト。交渉一任する。中立が得られそうもない時は、しょうがない。同盟を結ぼう」
「お任せください。まぁ、詐術のような手ですがな。伊達に大狸とは呼ばれておりませんよ」
ウナトは右手で腹をぽんと叩いた。


461超種運命の大戦(仮) ◆Lna0TEvcJM :2008/07/10(木) 18:00:39 ID:???
「ふーん……」
ネオ・ロアノークは地球からの通信文を手にすると顎に手をやった。
「まぁ、プラント狙った艦隊が消滅じゃぁねぇ、ま、しょうがないか?」
「まず、地上からザフトを追い出す。その後宇宙へ。ま、順当な作戦ですな」
リーが答える。
「奇襲部隊が片をつけててくれれば、楽だったんだがねぇ。スウェン達も連れて来いってさ」
「ほかの部署からも地上に引き抜きがあるようですな」
「戦力の集中は戦略の基本だからね。核の無い戦争、か。リー君、人類はどうやら退行しているようだぞ」
「核の冬よりはまし、と明るく考えましょう」
「そうだな。じゃ、すまんが留守を頼む」
「はっ。また大佐の指揮下で戦える事を願います」


「……いやしかしですね艦長、もう開戦してるんですよ? 宣戦布告されたんですから」
アーサーは、開戦後ミネルバがオーブを出航しようとしない状況に不満を持っていた。
「わかってるわよそんな事。けどしょうがないでしょう? こっちは物資の積み込みもまだ終わってないんだし」
「いや……ですからもうそんな事を言っていられる場合では……」
「焦る気持ちは解るけどだからと言って今私達が慌てて飛び出して何がどうなるっていうの? かえってバランスが微妙な時期
でもあるのよ、アーサー。あのとんでもない第一派の核攻撃を躱されて地球軍も呆然としてるんでしょ? カーペンタリアへの
攻撃隊も包囲したまま動けないみたいじゃない」
「いや、だからこそですね……」
「今本艦が下手に動いたら変な刺激になりかねないわ。火種になりたいの?貴方」
「いえぇ! そんな……」
「情勢が不安定なら尚のこと艦の状態には万全を期すべきだわ。幸いオーブはまだ地球軍陣営じゃないんだし、もう少し事態の
推移を見てからでも遅くはないでしょ? 出港は。軍本部からは何も言ってきてはいないんだし」
「はぁ……『まだ』ですかねえ……」
「でしょうね。いつまでかは知らないけれど」

プラント――
「では、プラント最高評議会は議員全員の賛同により、国防委員会より提出の案件を了承する」
デュランダルが宣言する。
「しかし、これはあくまで積極的自衛権の行使だということを決して忘れないでいただきたい。感情を暴走させ過度に戦果を拡大
させてしまったら先の大戦の繰り返しです。今再び手に取るその銃が、今度こそ全ての戦いを終わらせる為のものとならん事を切に願います!」

「やっぱりそうだよなあ、プラントとしちゃあ」
プラントのニュースを見ていたアンドリュー・バルトフェルドはつぶやいた。
「せっかくキラも回復してきたんだ……」
バルトフェルドはしばらく目を瞑る。そして、目を開けると、ある所に回線をつなぎ、チャットをし始めた。
462超種運命の大戦(仮) ◆Lna0TEvcJM :2008/07/10(木) 18:01:26 ID:???
続く。
463超種運命の大戦(仮) ◆Lna0TEvcJM :2008/07/10(木) 18:04:23 ID:???
うむむ。今回は群像的に書きたいのですが本編のストーリーに引かれてルナマリアが目だっちゃいますね。
筆力が欲しい。
464通常の名無しさんの3倍:2008/07/10(木) 19:15:11 ID:???


綺麗なジブリールが実に兄バカでいいなw
そしてマーシャンオワタフラグ成立したww
465通常の名無しさんの3倍:2008/07/10(木) 19:32:38 ID:???

ええと、まとめサイトの分け方に不満だか疑問点はない?
466通常の名無しさんの3倍:2008/07/10(木) 19:40:43 ID:???
とりあえずわかりやすく分類してほしいなぁ
467超種運命の大戦(仮) ◆Lna0TEvcJM :2008/07/10(木) 20:02:31 ID:???
誰かが言っていたように、ルナマリア主人公のページにも載せると言う事はかまわないです。
容量もあると思うので、あちらのページに作品ページへのリンクを貼ると言う事になるでしょうか。
統一ページも作品が増えると話数ページを全部貼ると見にくくなりますか?
作品毎にページ作るべきでしょうか?
もうルナマリア主人公スレを知らない人も来ていると思うので統一ページに作品への入り口は載せておきたいですね
468通常の名無しさんの3倍:2008/07/10(木) 20:31:18 ID:???
作品紹介ページ的に横断的にやって、作品内容とか、改編内容とか主人公的扱いのキャラとかでまとめないとダメだよな

あれは、慣習だって理由だけで初投下箇所で分類してるからね。
469通常の名無しさんの3倍:2008/07/10(木) 20:41:02 ID:???
IF系統合なんて分け方は不要なんだよなぁ・・・
現行スレのリンクだけがあればいい代物だし
ただ今んとこ、分類可能なのは超種運命の大戦(仮)だけだったりするが
他のはetcのその他作品に分類されそうなやつばっかだ
その方がよっぽど検索しやすいけど
470通常の名無しさんの3倍:2008/07/10(木) 22:27:19 ID:???
雰囲気を変えるためにこんな妄想。



ifネタテンコ盛りの作品「種死夢十夜」
要するに色んなifをごちゃまぜにして一話完結作品にしたものとか。
471通常の名無しさんの3倍:2008/07/10(木) 23:08:01 ID:???
つまり、カナードが主人公で綺麗なクルーゼでルナマリアが活躍したり痔が炒飯屋の店主だったり
キラが引きこもり精神障害者になってたり、そういう1話完結物ですね?
472通常の名無しさんの3倍:2008/07/10(木) 23:41:49 ID:???
ifのクロスオーバーみたいな?
473470:2008/07/11(金) 00:38:52 ID:???
>>471>>472
大体そんな感じ(>>471については俺は分からないが)。
例えばこんなの。
・キラが男っぽく見える女で、誰でも(特に女性を)魅了するフェロモンが自然にでている(長い間一緒にいると免疫ができる)
・フレイがキラ(お姉様)一筋の武道派
・カガリとフレイが避難していない(マリューと一緒に4人でストライクに乗り込む)
474通常の名無しさんの3倍:2008/07/11(金) 02:11:30 ID:???
それにザクレロ成分を加えるのか・・・
475通常の名無しさんの3倍:2008/07/11(金) 02:14:48 ID:???
・キラが男っぽく見える女で、誰でも(特に女性を)魅了するフェロモンが自然にでていてザクレロに乗っている
・フレイがキラ(お姉様)一筋の武道派でザクレロに乗っている
・カガリとフレイが避難していない(マリューと一緒に4人でザクレロに乗り込む)

完璧だな
476通常の名無しさんの3倍:2008/07/11(金) 14:37:43 ID:???
自分勝手な介入馬鹿はラクシズだけで十分なのにマーシャンなに考えてるのかわからん。
CE世界には介入がかっこいい文化でもあるのかよ
477通常の名無しさんの3倍:2008/07/11(金) 19:32:37 ID:???
もしキラが重病を抱えていたら

後半に実はスパコディの弊害として短命だとクルーゼに明かされるが
それでも仲間の為に戦い、最後はヨレヨレの状態でクルーゼと相討ち。
凸とカガリが見つけた頃には既に息を引き取ってた、みたいな。
478通常の名無しさんの3倍:2008/07/11(金) 20:14:03 ID:???
>>476
普通のマーシャンは不介入を貫いてるよ
問題は大使に選ばれたアグニスという脊髄反射の猪武者だよ
原作の方でもそんな感じだ
479通常の名無しさんの3倍:2008/07/11(金) 20:26:48 ID:???
>>478
「我慢ならん!」で即出撃しちゃうからなww
480通常の名無しさんの3倍:2008/07/11(金) 21:56:23 ID:???
そんなのが大使って、あれでしょマーシャンはデスティニープランが実質施行されてるはずなのに大使に向いてない人間が大使
481通常の名無しさんの3倍:2008/07/11(金) 21:57:49 ID:???
「素質がある人間」と「適任者」は別物だからなw
482通常の名無しさんの3倍:2008/07/11(金) 22:29:43 ID:???
本国に何も言わずに戦争始めちゃうような大使は素質がある人間もないだろ!
483通常の名無しさんの3倍:2008/07/11(金) 23:57:29 ID:???
超種運命の大戦1話でジブリールが
自分が出資したプラントを乗っ取った奴らは今でも憎ったらしい
って言ってるけど分割でも何でも出資者にお金を返還する態度を見せればもっとまともな状態だったかもね
484通常の名無しさんの3倍:2008/07/12(土) 00:27:15 ID:???
もし種キャラを戦国BASARA風にアレンジしてみたら
485通常の名無しさんの3倍:2008/07/12(土) 00:50:28 ID:???
>>480
ああいうのは経験や性格が大事だからなあ。
486通常の名無しさんの3倍:2008/07/12(土) 02:31:26 ID:???
ちょっとネタを思いついた、つまらんかも知れんが書いてみた

CE73年―――
人類は日々、自らの幸福の為に科学を発展させてきた。
科学の力とは人々の生活においてあらゆる意味で役立ってきたが、
それを犯罪に利用し、私腹を肥やす者達のため、
そして科学の力が人の手を離れ、
暴走した時に起こる被害は増すばかり。
しかし、それらに対処する為、警視庁は
犯罪捜査と人命救助をモットーとした特別チームを設立した。
その名を、「特捜ミネルバ」と言う。
これは、そんな犯罪社会に敢然と立ち向かっていく若者たちの物語である。

デュランダル本部長「シン、レイ、ルナマリア、話は聞いているね」
レイ「はい、先ほどの緊急指令で工場からジンを強奪したテロリスト数名が
   ポイントAの市街地でビーム兵器等の武器を使用し、現在街は恐慌状態であると」
デュランダル本部長「うむ、そのテロリストの身元だが、命からがら逃げ切った
          作業員からの目撃情報を元に洗った結果、
          リーダーは元警視庁所属の、サトー元刑事と判明した」
シン「元警視庁・・・でありますか?」
ルナマリア「2年前に突如消息不明になるまでは、何より犯人逮捕に執念を燃やし、
      犯人検挙率も高く、エリートコースをも期待されていた人物ですね」
シン「そんな人が、何故今こんな事を!?」
デュランダル本部長「それはわからない、が、今はそれよりも
          彼らの暴挙を止めなくては、街は火の海と化し、
          多くの犠牲が山を築くだろうね」
シン「だったら俺、いや自分達を出動させてください!絶対このままにしておけない!」
レイ「今行ったところで相手はMSだ、銃弾だけでは彼らに立ち向かえない」
デュランダル本部長「そこでだ、君達の能力を見込んでわが特捜ミネルバにも
          MSを使用することになった。シン・アスカ!」
シン「はい!」
デュランダル本部長「君には警視庁科学班の粋を集めて開発された試作型だが最新鋭のMSを装着してもらう、
          その名はインパルス。レイ・ザ・バレル!」
レイ「はっ!」
デュランダル本部長「君もシンと同じく、MSザクファントムを装着して
          今回の事件に当たって欲しい、ルナマリア・ホーク!」
ルナマリア「はい!」
デュランダル本部長「そして君にはMSザクウォーリアで迎撃して貰いたい。
          任務はサトー元刑事を主犯としたテログループの逮捕、
          そして被害者の救助である。特捜ミネルバ、出動!」
シン・レイ・ルナマリア「はっ!」(敬礼)
487通常の名無しさんの3倍:2008/07/12(土) 03:54:38 ID:???
警視庁を警死庁と読み誤った俺はこのスレにはいらない子
488通常の名無しさんの3倍:2008/07/12(土) 09:30:45 ID:???
種キャラを戦国BASARA風にというとだな…
キラ「戦場でミニスカなど……破廉恥であるッ!!」
489通常の名無しさんの3倍:2008/07/12(土) 10:47:25 ID:???
>>488
あれか、砂漠の商人が愛溢れることになるのか
490通常の名無しさんの3倍:2008/07/13(日) 09:23:06 ID:???
凸が吐血しながら虎に付き従うんですね
491通常の名無しさんの3倍:2008/07/13(日) 15:02:15 ID:???
>>486
どう考えても、ラクシズが警察とマフィアの抗争中に、暴力反対と叫びながら両方を攻撃する
そんなイタイ市民団体にしか設定できないんだがw
492通常の名無しさんの3倍:2008/07/15(火) 16:48:19 ID:???
ポイントA 市街地――

恐怖の叫びを轟かせつつ逃げ惑う人々の喧噪を横に紫のジン・ハイマニューバを中心に複数のジンが
ビームライフルとマシンガン、バズーカを乱射して
周囲のあらゆる建造物を瓦礫と化し、迎撃していた警官達をパトカーごとなぎ払っていた。
警官達の銃弾も彼らの装甲には何ら傷を与える事なく、微量の火花を伴って弾かれるばかり。
接近戦を挑む勇敢な者もいたが、
ジンの持つ重斬刀の前にはセラミックの警棒もただの棒に過ぎず、効果的なダメージを与えられないまま
MSの持つ強力なパワーで時に投げ飛ばされる者、
時に殴打されたまま再起不能になる者が生産され、
たちまちテログループの独壇場となっていった。
そんな時、一台のタンクローリーがスクラップになったパトカーや瓦礫を小石の如くふっ飛ばしながら
ジン・ハイマニューバ達の眼前に躍り出た。
タンクローリーのドアを開け、彼らの仲間と思わしきジンが降りてくる。
部下A「隊長、例の物をお持ちしました。」
ジン・ハイマニューバことサトーは頷き、部下のジン達と共にタンクローリーの中身を確認した。
そこには大量のガソリン、ダイナマイト、LPガス等が積載されていた。
サトー「うむ、これほど材料あらば、街を一つ吹き飛ばすなど造作もなかろう」
部下B「後はこの時限スイッチを取り付け、そして火薬工場で爆発させれば。」
サトー「さぞ盛大なる花火であろうな。我らの子へのはなむけとしてこれ以上相応しきものはあるまい」
その時、ジン達の足元に銃声と共に火花が。
サトー「ぬう、まだ残っておったか、警察の犬めが!」
モノアイが振り向いた先には特殊パトカー「シルエット」が迫る。
窓から身を乗り出し撃ったのはシン・アスカ。特捜ミネルバの一員である。
493通常の名無しさんの3倍:2008/07/15(火) 21:25:42 ID:???
……メタルジャックか(笑)
494通常の名無しさんの3倍:2008/07/17(木) 01:52:22 ID:???
もし種、種死の裏切り、寝返りを全部無くしたら
495通常の名無しさんの3倍:2008/07/17(木) 02:14:11 ID:???
フレイがサイを裏切らない→キラが鬱から帰ってこない
496通常の名無しさんの3倍:2008/07/17(木) 02:22:09 ID:???
>>494
ウズミがカガリを裏切らない→ヘリオポリスは今日も平和です。
497通常の名無しさんの3倍:2008/07/17(木) 02:40:45 ID:???
カガリが国を裏切らない→そもそもヘリオポリスに来ない
ウズミが国民を裏切らない→抹殺部隊の変わりにヘリオポリスに救援部隊が到着
クルーゼがZAFTや人類を裏切らない→ヘリオポリス襲撃は発生しない
そもそもコーディネーター達が、プラントを不法占拠しない→世界は今日も平和です


*宣戦布告後に行われたユニウス攻撃は、通常の軍事行動の範疇なので裏切りには含まれません
498通常の名無しさんの3倍:2008/07/17(木) 02:59:40 ID:???
>>494



"今から私が書き記そうとしている事は、君を勇気付ける事にならないかもしれない。
私の一方的な君への謝罪と、そして我々の感謝が少しだけだ。それが君の気に障るというなら、
二枚目の便箋は読まずにどうか捨ててほしい"


"……そうか、読んでくれるのか。ありがとう。

 この手紙を読んで居る頃、君は引き返すことのできない旅路につこうとしているだろう。
 半年ほど前の晩を覚えて居るだろう?
 君が、人類の踏み出す大きな一歩の、最初の航海者として選ばれた夜の事だ。
 君ならばその時の会話を一言一句覚えて居るのかな。
 私は、君が私に始めて見せた、本当に不安そうな顔だけはちゃんと覚えている。
 私は君の不安を笑い飛ばして、型どおりに君を勇気付けたことだろう。

 その時に私は気付いているべきだったんだ。君は才能に恵まれた人間ではあっても、
フィクションの中の超人ではないことに。

 実は今日、事故を見たんだ。
 私は研究室に向けて車を走らせていた。それなりのスピードを出していた私の車を、
別の車が追い抜いていった。その車が眼の前で事故を起こしたんだ。
 私が前を行っていれば、私が事故を起こしただろう。
 その車に乗っているドライバーが、君に見えた"

499通常の名無しさんの3倍:2008/07/17(木) 03:00:49 ID:???
"私は大きな勘違いをしていたのかもしれないと、そう思うようになった。
 よりよい能力を持つ人間が、よりよい人生を歩む。そんな事を当たり前のように信じて、
君に厳しい教育を――教育だけを与え続けた。
 生まれたばかりの君が見せてくれたあどけない微笑みに、私の内側から溢れた純粋な気持ち、
君がどれ程私に、言葉にも式にも表せない幸せをもたらしてくれたか、それを何時の間にか
忘れていた。我々が、君と言う存在と、その『成果』に酔いしれて居る内にどれ程
君の不安や苦しみを看過していたのだろうと、それを考えることが恐ろしくてならない。
 何より恐ろしい事は、この後悔を君に伝える事が、私の心痛を和らげるだけの自己満足に
過ぎないのかも知れないことだ。
 発展の旗印の元に君を産み出した欺瞞に満ちて、臆病故に卑怯な保身を続ける我々。
 君は我々を何と呼ぶのだろう?
 私達は、君の手によって滅ぼされるべきなのかも知れない。

 すまなかった。

 しかし我々が、私が君を誰よりも誇りに思っている事は真実だ。
 君の生きざまが多くの人々に希望を与えて居るのは、紛れもない真実なんだ。
 ありがとう。
 君の航海の安全だけを、ひたすらに祈っている。

 息子へ"


「……父さん」
 涙の落ちた便箋を丁寧に折り、ついさっきまで用意していた原稿を丸めて捨てた。
 復讐のために、密かに用意していた遺伝子操作のデータ共々、全てを消去する。
 旅立ちの直前に届いた手紙が、彼に秘密を暴露する気分を失わせていた。
「そうさ、ジョージ。慌てる事はないんだ。どれくらい待ったっていい」
 時間はたっぷり在るのだから。
 いや、これからは自分自身を話し相手にしなくてもいい。彼は一人ではないのだから。

 ジョージ=グレン。木星往還への出港前日の事であった。






 すまない、自分にはこれぐらいだ。
500通常の名無しさんの3倍:2008/07/17(木) 14:52:53 ID:???
>>492の続き

サトー「だが、我らには崇高たる使命がある。こやつらの相手などしておれん!おい!」
部下B「はっ!」
サトーがタンクローリーに乗り込んでいる間、
部下のジンはサイレンを轟かせながら近付くシルエットを狙うかと思いきや、
脇のビル、そして頭上のブリッジに向けてバズーカを構え、発射する。
爆音とともに降り注ぐコンクリートの破片は車や人を巻き込み、新たなる瓦礫や負傷者が生産され、
シルエットは足止めを喰らわざるを得なかった。
そして最後の一人を乗せたタンクローリーが目的地目掛けてエンジンを吹かせた。
また新たに築かれた瓦礫の山脈を前にシルエットから降りるシン、レイ、ルナマリア。

シン「あいつら・・・!どこに行く気だ!」
レイ「シン、それよりも負傷者を!まだ息がある。」
ルナマリア「大丈夫ですか?しっかり!」
苦痛に呻く怪我人を肩を貸して担ぐ。
瞬く間に群がる消防車と救急車と事件の光景を見守る人々。
もはや現場は阿鼻叫喚の坩堝であった。
怪我人を救急隊員に渡す途中、シンの赤い制服の胸の通信機から本部からの連絡が入った

デュランダル本部長「シン、聞こえるかね?」
同じく怪我人を担いでいたレイとルナマリアもデュランダルの声に耳を傾ける。
デュランダル本部長「先ほどテログループに爆発物を大量に積んだタンクローリーが盗まれたとの通報を受けた。
          今君達が追っているのがそれだが、科学班の方でモデルスケールを使い、臨時の実験をしたが、
          あれが万一大爆発を起こすと都市一帯が塵介となる。最悪の場合、それ以上もの被害が・・・」
ここで通信席のメイリン・ホークに目をやる。
デュランダル本部長「メイリン君、現場周辺のマップを出してくれたまえ」
メイリン「はい!」
キーボードを叩いて現場周辺のマップおよびテログループを示す赤いマークを画面に映す。
デュランダル本部長「もし彼らの目的が被害の拡大とすれば進行ルートから推測して目的地は危険物貯蔵施設、つまり都市最大規模の火薬工場になるだろう。
          しかし途中でルートを変更させれば・・・」
メイリン「ルートを変更させるって・・・他のルートを行くと断崖に通じて、ってまさか!?」
デュランダル本部長「断崖から車ごと転落させる!そしてその間に犯人達を確保するんだ。後は君達の判断に委ねる。」
501通常の名無しさんの3倍:2008/07/17(木) 14:54:23 ID:???
通信が終わり、顔を見合わせるシン、レイ、ルナマリア。
3人は頷き、シルエットに駆け出す。
シンが車内に乗り込み、「装着!」と叫んでパネルの青いスイッチを押すと
緑色の光、デュートリオンエネルギーがシンの身体に照射され、
青と白のアーマーがフィットする。
最後にシンの顔が4本のアンテナとツインカメラアイが特徴のマスクに変わり、
警視庁強化スーツ「インパルス」となった。
続いてレイとルナマリアが、それぞれ「装着!」と叫んで横の赤と白のスイッチを押すと、
車内後部のトランクが開き、2人のザクの強化スーツ一式が躍り出た。
インパルスがシルエットから降りて、背に高機動ユニット「フォースシルエット」を取り付ける。
そして6枚の翼を展開し、大推力のスラスターを展開して高速のスピードで駆けて行った。
それに続くようにルナマリアのザクウォーリアが車体上部に登って大型消化砲「オルトロス」を構え、
ブレイズザクがハンドルを握り、シルエットを発進させた。
目指すはサトー率いるテログループのタンクローリー
果たして特捜ミネルバは間に合うか!?
502超種運命の大戦(仮) ◆Lna0TEvcJM :2008/07/17(木) 17:51:52 ID:???
「では、しっかりやって来い」
「はい、父上」
ユウナをある任務のためにシャトルに送り出すと、ウナトはジブリールに回線を繋いだ。
「どうしました? ウナトさん。我が国との同盟、決まりましたか?」
「いやあの、それがですね……」
ウナトはハンカチで汗を拭いた。無論、演技である。
「実は、いざと言う時、大西洋連邦への亡命の手はずをお願いしたいと……」
「……!? 一体なんなんです、急に」
「それが、その、オーブには未だウズミ派とでも呼ぶべき者達の勢力が強く……大西洋連邦と同盟の話が漏れますと、早速
マスドライバー始め国内各所にテロの気配がありまして」
「せっかく再建したマスドライバーを? ウズミ派ってのは何を考えてるんです!」
「それでですね、名目だけでも中立にしてもらえない物かと……そうしないと私の身辺にも危険を感じまして、はい」
「名目だけ? 詳しく聞きましょうか」
……
数分後、回線が閉じた時、ウナトは満足そうに、笑みを浮かべていた。
その顔を引き締めると、別の回線を開く。
「私だ。ユーラシアの西部、中部と東部及び中東の独立派への資金と武器供与、いつでも開始できるようにしておけ。ああ、IRAや……」
ウナトはオーブを守るためのあらゆる方法に手をつけようとしていた。
誰もが忘れがちな事であるが、狸は立派な肉食獣である――。


宇宙――
ザフト軍事ステーション管制官では地球降下作戦の準備が始まっていた。
「しかし、なんとも篩った言い回しですな、積極的自衛権の行使とは」
「そう言ってくれるな。政治上の言葉だ、仕方ない」
ザフト司令官にリカルド国防委員長が答える。
「第一派で現在包囲されているジブラルタルとカーペンタリアから地球軍を追い払うと言うのはいいとしましても、その後は?」
「さあてどうなるかな。無論我々とて先の大戦のような戦争を再びやりたいわけではない。国民感情を納得させられるだけの
上手い落としどころ見つけ、戦闘を終結させて後は政治上の駆け引き、と言う事になるのだろうが、またも核を撃ってきた
ナチュラルに対する憎しみは最早消えんだろうな」
「でしょうな」
「議長のお手並み拝見、と言う事になるか、その後は……」


503超種運命の大戦(仮) ◆Lna0TEvcJM :2008/07/17(木) 17:52:20 ID:???
呼び鈴が鳴ったので、アスランはドアを開けた。外出にプラントの者が付く手筈になっていたのだ。
外にいたのは……
「イザーク!」
「貴様ぁ!」
イザークはアスランの服の襟を掴み喉を締め上げ、部屋の奥へと連れ込む。
「あ……うわ……」
「一体これはどういう事だ!」
「ちょっ、ちょっと待ておい……」
アスランはやっとイザークを振りほどいた。
「何だって言うんだいきなり!」
「それはこっちのセリフだアスラン! 俺達は今無茶苦茶忙しいってのに、評議会に呼び出されて何かと思って来てみれば
貴様の護衛監視だとぉ!?」
「ええ?」
「何でこの俺がそんな仕事の為に、前線から呼び戻されなきゃならん!」
「護衛監視?」
「外出を希望してんだろ? お前」
もう一人、外にいたディアッカも部屋の中に入ってくる。
「ディアッカ!」
「おひさし。けどまあこんな時期だから、いくら友好国の人間でも勝手にプラント内をウロウロは出来ないんだろ」
「ぁ……ああ……それは聞いている。誰か同行者が付くとは。でもそれが、お前!?」
「そうだ! ふん!」
「……」
「はぁ〜」
相変わらずつんけんしているイザークにディアッカはため息をついた。

「ま、事情を知ってる誰かが仕組んだってことだよな」
エレベーターを降りながらディアッカが言う。
「……ぁ! ……はぁ……」
アスランの脳裏にデュランダルの顔が思い浮かぶ。アスランは微笑んだ。
「それで何処行きたいんだよ」
「これで買い物とか言ったら俺は許さんからな」
「そんなんじゃないよ。ただちょっと……ニコル達の墓に」
「「……!」」
「あまり来られないからな、プラントには。だから行っておきたいと思っただけなんだ」

504超種運命の大戦(仮) ◆Lna0TEvcJM :2008/07/17(木) 17:52:47 ID:???
アスラン達は車を借り、ザフトの軍人墓地へ着いた。
ミゲル・アイマン、ラスティ・マッケンジー、そしてニコル・アマルフィ等、先の大戦で亡くなった仲間達の墓に花束を置く。
「積極的自衛権の行使…やはりザフトも動くのか」
アスランが二人に尋ねた。
「仕方なかろう。核まで撃たれてそれで何もしないと言うわけにはいかん」
「……」
「第一派攻撃の時も迎撃に出たけどな、俺達は。奴等間違いなくあれでプラントを壊滅させる気だったと思うぜ」
「で、貴様は」
「え?」
「何をやっているんだこんな所で」
「ぁ……」
「オーブは? どう動く!?」
「……まだ分からない」
「くっ……。戻ってこい、アスラン!」
「……!」
「事情は色々あるだろうが俺がなんとかしてやる。だからプラントへ戻ってこい。お前は」
「……いやしかし……」
「俺だって、こいつだって、本当ならとっくに死んだはずの身だ」
ディアッカが口を挟む。
「ぅ……」
「だが、デュランダル議長はこう言った。『大人達の都合で始めた戦争に若者を送って死なせ、そこで誤ったのを罪と言って
今また彼等を処分してしまったら、一体誰がプラントの明日を担うと言うのです。辛い経験をした彼等達にこそ私は平和な
未来を築いてもらいたい』とな。だから俺は今も軍服を着ている。それしか出来ることがないが、それでも何か出来るだろう。
プラントや死んでいった仲間達の為に」
「イザーク……」
「だからお前も何かしろ」
「……」
「それほどの力、ただ無駄にする気か」
「ふ……」
「何がおかしい」
「俺は、ザフトのアスラン・ザラだ」
「そうだ、戻って来い!」
「いや、それがわかるのに時間がかかっちゃったな、とね。ははは」
上を向いて、アスランは笑った。


505超種運命の大戦(仮) ◆Lna0TEvcJM :2008/07/17(木) 17:53:06 ID:???
「はい、デュランダル議長にアポイントを」
アスランは、議長に連絡を取った。

「良く来てくれた、アスラン」
デュランダルが言った。
「議長。議長の言っていた事……インパルス、ありがたくお借りします」
「うむ。制服を用意しておいた。着てくれたまえ」
「はい。ありがとうございます
……」
「わぁぁ!
制服に着替えたアスランを見てミーアが歓声を上げる。
「これを」
デュランダルは何かの襟章を取り出した。
「これはフェイスの!」
「君を通常の指揮系統の中に組み込みたくはないし。君とて困るだろう。その為の便宜上の措置だよ。忠誠を誓うという意味の
部隊、フェイスだがね。君は己の信念や信義に忠誠を誓ってくれればいい」
「……議長……」
「君は自分の信ずるところに従い、今に堕することなく、また必要な時には戦っていくことの出来る人間だろ?」
「そうでありたいと思ってはいますが」
「君になら出来るさ。だからその力をどうか必要な時には使ってくれたまえ。大仰な言い方だがザフト、プラントの為だけでは
なく、皆が平和に暮らせる世界の為に」
「はい!」
「オーブの情勢も気になるところだろうから、君はこのままミネルバに合流してくれたまえ。あの艦にも私は期待している。
以前のアークエンジェルのような役割を果たしてくれるのではないかとね。君もそれに手を貸してやってくれたまえ」
「はい!」

アスランは格納庫へ向かった。
機動力強化用のシルエット「フォースシルエット」を装備する。
「アスラン・ザラ、インパルス、発進する!」
目指すは、地球――


506超種運命の大戦(仮) ◆Lna0TEvcJM :2008/07/17(木) 17:53:26 ID:???
「ん? あれ、誰?」
マユが言った。ルナマリアがマユの視線の方を見ると、恰幅のいい男性が歩いてきた。
「あれ……オーブの氏族長の服よ」
「あらら。いよいよ最後通告かなぁ」
「……」
「結構好きだったのにな、この国。あ、ごめん、ルナマリアには辛いね」
「いいわよ、別に……」
ルナマリアは横を向いた。

「わざわざすみません、ご足労頂いて」
「いや、大切な事ですので直に伝えないと」
応接室に通されたウナトは答えた。
「では……早速ですが。今後のオーブは、中立を貫きます」
「ええー!」
アーサーが驚く。
「アーサー! ……本当ですか?」
「本当ですとも。ただ、問題もある」
「なんでしょう?」
「わが国の法により、交戦国の艦船はわが国の領土に24時間しか留まれない」
「あ!」
――ウナトが宰相になってから、オーブは「他国の軍隊を領海に入らせない」と言う対応を取りやめていた。
それを唱えたウズミの時代に、すでにオーブの都合で恣意的に運用され、空文化していたと言う事もある。
507超種運命の大戦(仮) ◆Lna0TEvcJM :2008/07/17(木) 17:53:33 ID:???
「まぁ、修理などで出航できない場合、相手国……この場合はオーブですな……の承認があれば引き伸ばしも可能だ。そして
オーブはそちらから要請があった場合、承認する気でおります」
「ありがたくあります」
「もう一つ。オーブ自身は中立ですが、地球軍側に義勇兵を出す事になるでしょう。貴艦と戦う事になるやも知れん」
「それは……」
「気にせんで下さい。それが世の中です。そこで、話は元に戻るのです。……いっそ、戦争終結までオーブに留まりますか?
 我々としてはそれでも構わない。ミネルバへの警戒を名目にオーブ義勇海軍は領海外に遊弋させておくだけで済むかも知れない。
オーブの血は流れずに済むかも知れない」
「それは……しかし……」
「ま、無理でしょうな。では、善意の警告です。出航するなら早い方がいい。現在もカーペンタリアを包囲している地球軍海軍から、
フリゲート艦がこちらに向かって来ています。数は8隻。ミネルバがこのままここに留まれば、包囲の網もきつくなるでしょう」
「……よろしいのですか? そのような情報?」
「あなたはこの話を誰にも言わない。私もこのような事があったなどと話さない。それでよろしい」
「ありがとうございます」
「修理させて頂いた者として、ミネルバならばその程度の相手、振り切れると思っていますが、もし、無理なようなら、思い切って
オーブへ引き返してもよろしいですよ」
「いいのですか?」
「ミネルバの出航の時、我が海軍も出航します。先頭艦の中身は無人です」
「無人……ですか?」
「もしオーブ海軍艦艇が、ミネルバに攻撃を受けたら、オーブは当然の権利として貴艦を攻撃する権利を得る。まず降伏を
勧告する事になるでしょうな。受け入れられなければ攻撃です。いいですな。オーブの軍艦艇に攻撃を受ければ降伏を勧告する」
タリアはウナトの言外の意味を悟った。もしミネルバがオーブ軍に降伏すれば、ミネルバはオーブの物となる。乗員は拘束
されるだろうが、安全は保障される。
タリアは自然と頭が下がる。
「何から何まで……ありがとうございます!」
「では、話はそんな所です。また、落ち着いたら会いたい物ですな」
「ええ、ぜひ!」
508超種運命の大戦(仮) ◆Lna0TEvcJM :2008/07/17(木) 17:56:35 ID:???
続く。

アスランは原作と比べて吹っ切れてるようです。

オーブのミネルバに対する扱いは、第二次大戦中の「グラフ・シュペー」に対するウルグアイの対応を参考にしました。

CE世界の国際法はわからないし、ウズミの時もオーブ独自にやっていたようですから国際法とはしませんでした。
509通常の名無しさんの3倍:2008/07/17(木) 18:59:59 ID:???
>>498-499
不覚にも涙が出た
年を取ると涙もろくなっていかんな、GJ!

ウナトパパンかっけーーーーー!!!!
このウナトになら掘られてもいい
510通常の名無しさんの3倍:2008/07/17(木) 20:13:18 ID:???
前回といい今回といいウナトパパン格好よすぎだろ
前回の腹をポンと叩いて〜みたいな下りも可愛かったし
この狸なら飼ってもいい
いや飼われてもいい
511通常の名無しさんの3倍:2008/07/18(金) 04:04:22 ID:???
>>498-499
いい手紙ジャマイカ。素直に賞賛するよ
512通常の名無しさんの3倍:2008/07/19(土) 10:44:07 ID:???

しかし自由を隠してる事とか分かったらどうなる事やら
513通常の名無しさんの3倍:2008/07/21(月) 20:34:49 ID:???
保守
514通常の名無しさんの3倍:2008/07/21(月) 21:04:00 ID:???
もし種、種死をモンキー・パンチが書き直したら
515通常の名無しさんの3倍:2008/07/21(月) 21:54:18 ID:???
もし種、種死にHOSがあったら
516通常の名無しさんの3倍:2008/07/22(火) 09:17:12 ID:???
やべぇウナトさん格好良すぎるwwwwっww
517通常の名無しさんの3倍:2008/07/22(火) 12:25:46 ID:???
もし、種・種死の監督が富野だったら
518通常の名無しさんの3倍:2008/07/22(火) 15:06:38 ID:???
37564ENDしか思い浮かばないな
519通常の名無しさんの3倍:2008/07/22(火) 15:30:47 ID:???
いやいや、白トミノなら・・・ひどいことになりそうだな
520超種運命の大戦(仮) ◆Lna0TEvcJM :2008/07/24(木) 17:55:34 ID:???
「あれが、『地球の天使』か」
フリーフォトジャーナリスト、ジェス・リブルは遠くからセトナ・ウィンタースを見てつぶやいた。
「ああ。ほんとにラクス・クラインにそっくりだろ」
護衛のカイト・マディガンが言う。
「ああ……驚いちまった」
「ユニウス7落下までは医大に在籍。落下後は各地で救援活動を積極的に行っている。ラクス・クラインが『プラントの
歌姫』と言われているのになぞらえて付けられた異名だ」
「なぁ、生き別れの双子の姉妹とか……」
「ないない。『地球の天使』のバックはジブリール財閥だ。コーディネーターなんか支援するかよ」
「そりゃあ、ぜひ取材したいなぁ! おーい!」
「あ、待て!」

「お断りします」
ジェスの取材申し込みを、セトナは言下に撥ね付けた。
「今は、仕事中です。フォトジャーナリストって事は、写真を撮られるのでしょう? 被災者の方はそう言うの、嫌がる
方が多いんです」
「そうですか……」
ジェスのがっくりした声を聞いて、セトナは少し口調を和らげた。
「仕事の後、写真を撮るのは私だけ、と言う事なら……」
「やったー!」
ジェスはガッツポーズをした。

ジェスは、許可をもらって被災者の簡易宿泊所を見学した。
カメラをぶらさげていると、撮ってくれ、と言う人もいる。ぜひ世界に伝えてくれ、と言う人もいる。
ジェスは喜んで撮らせてもらった。
ついでにそう言う人からセトナの評判を聞きだす。
「そう言えば、あの大きな猫はセトナのペットなのか?」
「ほっほっほ。兄ちゃん」
老人が答える。
「あの大きな猫さんを撫でてるとな、元気が出るんじゃよ」
近くの被災者達も、頷く。

521超種運命の大戦(仮) ◆Lna0TEvcJM :2008/07/24(木) 17:56:00 ID:???
「お待たせしました」
ジェス達は、ようやく、セトナの診察室へ呼び出される。
「お疲れ様でした!」
「ふふ、ありがとう」
「じゃあ、さっそくなんだけど……」
外からヘリの音が聞こえる。
その時、セトナの護衛が入ってきて、セトナに封書を渡す。
「急ぎだそうです。セトナ様」
「まぁ、なんでしょう。ジブリールお兄様から?」
セトナは封書を開ける。
「……まぁ! まぁまぁ! アグニス達が! すみません、ジェスさん。急用ができました!」
セトナは急いでヘリに乗り込む。
ヘリは飛び立つと、急速に飛び去っていく。
ジェス達はぽつんと残された……。
入れ替わりのように、一機のモビルスーツが降りて来る。
「セトナ様はどこだー!」
「あー。今のヘリで、行っちゃったよ?」
ジェスはふぬけた声で答えた。
「あ〜……。くくう、セトナ様、今行きます!」
再びモビルスーツは飛び立っていった。
「なんだったんだ?ありゃ?」
「さぁ?」

「進入角修正プラス000015」
「進路クリアLC3バランサー、オールグリーン」
「アキダリア、地上に降下する!」
この日、アグニス達は地球に降り立った。


522超種運命の大戦(仮) ◆Lna0TEvcJM :2008/07/24(木) 17:56:29 ID:???
「タイムリミットか」
バルトフェルドはコーヒーを飲み干すと、通信機をいじりだした。

「艦長」
バートがタリアに呼びかけた。
「どうしたの?」
「これを」
『……ミネルバ聞こえるか。もう猶予はない。ザフトは間もなくジブラルタルとカーペンタリアへの降下揚陸作戦を
開始するだろう』
「秘匿回線なんですがさっきからずっと」
『そうなればもうオーブもこのままではいまい。黒に挟まれた駒はひっくり返って黒になる。脱出しろ。そうなる前に。
聞こえるかミネルバ』
タリアは送信ボタンを押した。
「ミネルバ艦長、タリア・グラディスよ。貴方は? どう言う事なのこの通信は」
『おーこれはこれは。声が聞けて嬉しいねえ。初めまして。どうもこうも言ったとおりだ。のんびりしてると面倒な事になるぞ』
「匿名の情報など正規軍が信じるはずないでしょ? 貴方誰? その目的は?」
『んー……アンドリュー・バルトフェルドって奴を知ってるか? これはそいつからの伝言だ』
「砂漠の虎……」
タリアはまさかと言う思いでつぶやいた
「えぇ?」
アーサーはやっぱり驚いた。
『兎も角警告はした。降下作戦が始まれば大西洋連邦との同盟の締結は押し切られるだろう。アスハ代表も頑張って
はいるがな。留まることを選ぶなら
それもいい。あとは君の判断だ、艦長。幸運を祈る』
通信は切れた。
「どうします、艦長?」
アーサーが尋ねた。
「どうするもこうするもないわ。どっちにしろ明日出航の予定に変更無しよ。準備、万全にね」


523超種運命の大戦(仮) ◆Lna0TEvcJM :2008/07/24(木) 17:56:56 ID:???
「ヘブンズベースですか。地球軍の本部と言う事ですが?」
ナーエはアイザックに尋ねた。
「ええ。先の大戦でアラスカのJOSH-Aが自爆してから……」
「なんだか気分が悪そうですね?」
「ええ、私達ザフトにとって見れば、敵の総本部ですから……」
その時、通信が入った。
『こちら、ヘブンズベースコントロール。『アキダリア』応答せよ』
「こちらアキダリア」
『誘導に従い第3番ゲートに入港せよ』
「こちらアキダリア。了解した」
……
「まぁ、アグニスだわ! ほんとにアグニスだわ! 大きくなって!」
「セトナ……姉さん?」
アキダリアから降り立ったアグニスは目を疑った。あんなに探しても見つからなかった姉が、ここにいる。
「久しぶりね、アグニス」
「それにしても何故地球に?」
ナーエが尋ねる。
「あなたはオーストレールのシンボル。みんなのリーダーとなるべく生み出された人だったのに?」
セトナは一瞬目を閉じると微笑んだ。
「――人はどのように生きるか。それを自分で決める事ができるのです。私は、皆のシンボルとしてお世話されて
生きるより、人々に尽くして歩んでいきたい……
そう思ったのです。でも、それは火星では許されないから……」
「それで地球に」
「ええ。運良く、ジブリールお兄様と知り合えて……」
そのセリフで、セトナの後ろに控えていたジブリールは前に進み出た。
「私は国防産業連合理事、ロード・ジブリールです。大西洋連邦大統領ジョゼフ・コープランドより、あなた達への
対応を一任されております。本来ならば、首都にでもお迎えしたかったのですが、なにぶんプラントと開戦してしまい
まして。いっそヘブンズベースなら訓練された兵士ばかり。間違いも起こらないかと思った次第」
「ご配慮、感謝する」
「では、積もる話もあるでしょうが、まずこちらへ」
ジブリールは微笑んだ。
セトナは、その微笑に微かに作ったような影を認めた。
「お兄様? どうかなさいました?」
「いや、なんでもないよ」
ジブリールはセトナに笑った。
よかった……本物の笑顔だ。気のせいだったのね……。
セトナは安堵した。
……
「では、先に政治向きの話を済ませてしまうよ。待っていてくれ」
「ええ。では後でね、アグニス」
セトナは応接室を出て行った。

524超種運命の大戦(仮) ◆Lna0TEvcJM :2008/07/24(木) 17:58:50 ID:???
「――では、火星はどことも敵になりたくないと」
「そうだ」
「地球連合も同じですよ」
「では、何故、プラントと開戦するなどと言う愚かな事を!」
「過去からの積み重ねがあるのですよ。アグニスさん。ニュートロンジャマーの地球上への無差別投下からこっちの。
プラントは……ああ、私はプラントとコーディネイターを一緒くたにはしません。安心してください。プラントは、ユニウス7の
落下で管理能力がなかった事も露呈させ。要するに、地球連合はプラントへの信頼を完全に失っているのです。
この度の開戦は地球に対する危機を取り除くための緊急避難と考えられたい」
「だが……!」
ジブリールは静かに片手を挙げ、アグニスのセリフを遮った。
「マーシャンは敵を作りたくないとおっしゃった。そうですね?」
「ああ、そうだが?」
「これをご覧下さい」
ジブリールは、何十枚かの書類をアグニスに手渡した。
「……?」
アグニスはその書類を見た。なんの変哲もないような、ただの軍人の経歴書にしか見えない。しかし、凝ってはいる。
家族のデータ、写真まで載っている。
「この者なんかは子供が生まれたばかりでして。かわいいでしょう」
ジブリールが示す先には子供を抱えて幸せそうに笑っている女性が写っていた。
「ええ。これが、何か?」
「初陣は如何でした?」
さりげなくジブリールは言った。
「ああ、最初は緊張……ぁ……」
「半分ブラフで言ったのですがね」
ジブリールは唇を吊り上げた。そして。宇宙の戦場を捉えた写真を次々にテーブルの上に並べだした。
「……ぁ……」
アグニスは気づいた。皆、自分のモビルスーツ、デルタが移っている物ばかりだと。
「……何故殺した」
もはや作り笑いを消して、ジブリールは言った。
「……え?」
「渡したのは、先日のザフトとの戦いで君達マーシャンのモビルスーツに殺されたと推定された者達のデータだ――何故殺した」
再び、眼光鋭くジブリールは問う。
「こ、これは、戦いなど愚かだと思ったから!」
「だから殺した? 彼らが、地球軍がお前達マーシャンを敵ともしてもいないのに?」
「違う! デュランダル議長は俺達に誠意を示してくれた。だから……」
「だから殺した? 地球連合は君達に誠意を見せた。では、次はザフトと戦い、ザフトの兵を殺してくれると?」
「違う!」
「では、何故殺した――! 中立を捨て地球軍を敵に選んでまで! これは火星の地球への敵対行為とみなしてよいか!?」
「違う!」
「エイプリルフール・クライシスの惨禍から、這い上がった我らだ。火星との距離の防壁など、防壁になると思うなよ。
地球の平和のために、必ず叩き潰す。火星が地球と敵対すると言うなら……かかってこい! 相手になってやる!」
「ちが……」
言葉を失うアグニス。
525超種運命の大戦(仮) ◆Lna0TEvcJM :2008/07/24(木) 17:58:58 ID:???
その時、ナーエが進み出て、深々と頭を下げた。
「地球軍と戦ってしまったのは、我らの浅慮によるもの。決してマーシャンの総意ではありません。この場では、
如何様にお詫びしようにもしようがありませんが……罪は我らのみあるもの。なにとぞ、マーシャンの総意と受け取られますな」
「ナーエ! お前は俺を止めたじゃないか! 罪があるなら俺に……」
「アグニス。まずは謝罪を?」
「――すまなかった。俺の短慮だった――」
アグニスは頭を下げた。
「……」
「……」
「……」
ジブリールは何も言わない。だが、アグニス達は頭を下げ続けた。
「……この事は、私の段階で留めておきます」
長い沈黙の後、ジブリールは言った。
「……」
「その書類は差し上げます。一生忘れないで下さい。それがあなたの贖罪です。……では、セトナを呼んで来ましょう。
水入らずでゆっくりなさい」
アグニス達は再びジブリールに頭を深く下げた。

「ああ、ジブリール様、どうしましょう?」
セトナを呼びいれ、自分は外に出たジブリールは話しかけられた。
「ん?」
「セトナ様に会わせろと言う方が、モビルスーツに乗ってやってきまして……。マーシャンと名乗っております。
一応降ろさせ、監視をつけてありますが」
「ふむ。連れて来い」
……
連れて来られたのは黒髪の青年だった。
「ほう、マーシャンと言うのは君か。実はオーストレール・コロニーのアグニス・ブラーエ達も来ているのだがね、
知り合いかな?」
「げ、アグニス!? ……ふん、俺はディアゴ・ローウェルだ。あいつらがさっさとセトナ様の捜索をあきらめた後も、
探し続けていたんだ!」
「ここの事は、どうやって?」
「被災地からヘリ、飛行機と追ってきたんだ。苦労させやがって!」
「いいでしょう。セトナと会うがいい」
「ほんとか?」
「今、セトナはアグニス達と会っているところだ。行きなさい」
ジブリールは微笑んだ。
526超種運命の大戦(仮) ◆Lna0TEvcJM :2008/07/24(木) 18:02:17 ID:???
超種運命の大戦(仮)編、終わり。


いい訳じみたもの

いあ、灰田さんが頻繁に登場すると話があっという間に終わってしまいそうで。
UCのMS出ても、XのでもWのでもGのでも、CEのMSが踏み台にしかならなさそうで。
自分の筆力不足を痛感します。
527通常の名無しさんの3倍:2008/07/24(木) 21:07:54 ID:???
ホントに言い訳だな。そんなの良い訳ないよ。
528通常の名無しさんの3倍:2008/07/24(木) 22:31:12 ID:???
乙でした。
しかし、お、終わり…だと…?

じゃあ俺が書くよ!(ダチョウ的なノリで)
529超種運命の大戦(仮) ◆Lna0TEvcJM :2008/07/24(木) 22:37:05 ID:???
いあ、超種運命の大戦(仮)『編』終わりと言う事で。
次回からは新章に入る予定でつ。
530通常の名無しさんの3倍:2008/07/24(木) 22:37:25 ID:???
まさか次からは(仮)じゃなくなるのか
531通常の名無しさんの3倍:2008/07/24(木) 22:45:28 ID:???
次からは(笑)になるとか?
532通常の名無しさんの3倍:2008/07/24(木) 22:57:59 ID:???
いや(爆)かもしれん
533通常の名無しさんの3倍:2008/07/24(木) 23:19:32 ID:???
案外(仮面)とか
534通常の名無しさんの3倍:2008/07/24(木) 23:22:29 ID:???
>>531-533
どこの笑う犬シリーズだよwwwww



もしかしたら内戦になるかもしれないじゃないか・・・え、それはない?
535通常の名無しさんの3倍:2008/07/25(金) 03:03:14 ID:???
乙です
こんなジブをアニメで見たかったなぁ
536通常の名無しさんの3倍:2008/07/25(金) 09:14:06 ID:???
>535
つまりジブりアニメだと
537通常の名無しさんの3倍:2008/07/25(金) 10:22:00 ID:???
乙。そうだよな。
相手の陣営の方で戦ってた奴がぬけぬけと顔出したら確かに怒る。
538通常の名無しさんの3倍:2008/07/25(金) 23:58:52 ID:???
ジブ「あなたはだあれ?まっくろくろすけ?」
539通常の名無しさんの3倍:2008/07/26(土) 00:35:47 ID:???
「本来ビジネスマンなので環境さえ違っていれば合理的・理性的な思考や行動ができる」
ということできれいなムル太が活躍するSSはよく見かけるが、ジブがこんなに改善されてて
しかもその物言いで溜飲が下がったのなんて前代未聞…か…?
540通常の名無しさんの3倍:2008/07/26(土) 03:09:58 ID:???
黄色と黒は勇気のしるし

24時間戦えますか

ビジネスマン ビジネスマン
541通常の名無しさんの3倍:2008/07/26(土) 23:03:23 ID:???
後は人の行き来とベースマテリアルの交渉だな。
542通常の名無しさんの3倍:2008/07/27(日) 18:55:21 ID:???
SRCってこのスレ的にはどうなのかな?
フレイヒロインで最後までやり遂げた+続編リリース中の「機動戦士ガンダムSEED -AnotherStory-」
旧キャラが揃ってまともでシンの成長を描く「機動戦士ガンダムSEED-DESTINY 〜Rebellion〜」
ちょっと変わったところだと色々とぶっ飛んでる激動戦鬼ランダーTANEってのもあるな
543通常の名無しさんの3倍:2008/07/27(日) 19:20:53 ID:???
三人のキラや裏切らない凸の話のやつも好き
あの教祖様とクローンが桃色自由に乗って十人ぐらいで攻めてくる絶望感といったら
544通常の名無しさんの3倍:2008/07/27(日) 19:50:52 ID:???
>>543
kwsk
545通常の名無しさんの3倍:2008/07/27(日) 20:31:34 ID:???
シナリオ名忘れた
ネタバレしてもいいなら色んな点を書いてく
546通常の名無しさんの3倍:2008/07/27(日) 22:17:48 ID:???
できればシナリオ名を思い出してくれたほうがうれしい
ネタバレは遠慮しとく
547通常の名無しさんの3倍:2008/07/31(木) 06:25:46 ID:???
保守
548通常の名無しさんの3倍:2008/07/31(木) 12:30:55 ID:???
ザーーークーーーレーーーロロロロロォォォォ
549金色(こんじき)の艦隊(仮) ◆Lna0TEvcJM :2008/07/31(木) 18:05:50 ID:???
「駄目ですね。地球軍側の警戒レベルが上がっているのか、通信妨害が激しくレーザーでもカーペンタリアにコンタクト出来ません」
バートはタリアに報告した。
タリアはため息をついた。
出航に当たってカーペンタリアの了承を取りたかったのだけど……。
「いいわ。命令無きままだけど、ミネルバ明朝出港します」
「艦長……」
「全艦に通達。出れば遠からず戦闘になるわ。気を引き締めるようにね」
「はっ!」

『……今回の地球連合とプラントとの開戦について、ウナト・エマ・セイラン宰相はオーブは中立を維持するとの方針を表明……』
「へぇ、以外だったな」
休憩室でテレビを見ていたマユは言う。
「ん……」
ルナマリアはなんとも言えない顔をしていた。
「でも良かったじゃない。祖国と戦わなくて。知り合い、いるんでしょ?」
「まーね」
「でも、心配か」
その時、廊下から話し声が聞こえてきた。
「うふふ、シンったらもう」
「えへへ」
タリアとシンの声だ。
マユの顔が険しくなった。
「あ、お姉ちゃん!」
シンがマユを見つけた。
「じゃあ、またね、シン」
「はい、艦長」
タリアはシンに手を振ると去っていった。
「このっ」
「いったー! なに頭叩くんだよ、お姉ちゃん」
「ふん、おばさん相手に鼻の下伸ばしてんじゃないわよ」
「なに? お姉ちゃん、艦長の大人の魅力って奴に嫉妬してるの?」
……シンはまた叩かれた。


550金色(こんじき)の艦隊(仮) ◆Lna0TEvcJM :2008/07/31(木) 18:06:17 ID:???
「どうやら、オーブは中立を保つか……。我々の予想とは違ってしまったな」
バルトフェルドはつぶやいた。
「ええ、ですが、とりあえず、ですわ」
ラクスが答える。
「『とりあえず』かねぇ?」
「……」
ラクスは右手の親指を噛み厳しい顔をして俯く。
「ラクス、探しちゃった」
その時、部屋に入ってきたキラが声をかける。
「ああ、キラ! 調子はどうですの?」
顔を上げたラクスの顔は一瞬にして笑顔に変わっていた。
「うん、大丈夫だよ。オーブは中立を守るって」
「ええ、見てましたわ。良かったですわ、本当に」
「さすがカガリだよ!」
「ええ、そうね……。さぁ、そろそろ食事にしましょうか」
ラクスはキラの手を握るとキッチンへ向かう。
残されたバルトフェルドは目を閉じてむっつり黙り込んでいた。
「どうしたの? 食事よ?」
「ああ、ラミアス艦長、今行くよ」
バルトフェルドは目を開けるとキッチンの方へ歩いていった。

551金色(こんじき)の艦隊(仮) ◆Lna0TEvcJM :2008/07/31(木) 18:06:43 ID:???

「ふぅ、なんとか無事に済みましたね?」
「……」
アキダリアの前で、ナーエの言葉にアグニスは無言だった。
「これでわかりましたね? 短慮はいけないと?」
「……ああ」
「ベースマテリアル。どちらかと言えば不足しているのはプラントの方でしょうが、プラントにも供給、と言うわけにも
いかなくなりますね? ジブリール氏は、二度目の利敵行為を決して許さないでしょうからね?」
「ああ……。俺は、俺が殺した人達の遺族に謝罪に回りたいが」
「それは止めた方がいいですね。ジブリール氏がわざわざ、テラナーとマーシャンの関係を考えて、無かった事に
してくれたのですからね? ディアゴ、あなたはこれからどうします?」
「決まってるじゃねぇか。セトナ様の手伝いだ!」
「ふふ、ありがとう、ディアゴ。心配かけましたね」
セトナはディアゴに微笑んだ。
「……うう、感激っす!」
「そうですか。くれぐれもマーシャンの評判を落とさないようにしてくださいよ?」
「当ったり前よ!」
「セトナ様、ジブリール様はお見えにならないのでしょうか? もしやまだ……?」
ナーエは心配そうにセトナに尋ねる。
マーシャンがジブリールの怒りを買ってしまった事を心配しているのだ。
「お兄様はそんな方じゃないわ」
セトナは答える。
その時、ジブリールが一人の兵士を連れてやってきた。
「やぁ、積もり話も一杯出来たかな」
「はい。おかげさまで!」
「そうか。セトナはこれからどうする?」
「被災地での活動を続けます」
「そうか。……マーシャンの諸君、君らにはプラントのオブザーバーがいるそうだな」
「ええ、そうですが?」
「では、地球軍からもオブザーバーを出そう」
ジブリールが連れて来た女性兵士が前に進み出て、敬礼する。
「イサワ少尉であります」
「このイサワ少尉はエイプリルフール・クライシスで家族を失っている。プラントにも言い分はあろうが、アースノイド
の言い分にも耳を傾けてくれたまえ」
「はい」
……
アキダリアが発進する。
「どう見る、ジブリールを」
「悪人ではないが、善人とも言いがたいですね」
アグニスの問いにナーエが答える。
「はぁ? 政治は善悪じゃないでしょう? マーシャンってばそんな事もわからないほど初心ですか?」
イサワ少尉が口を挟んだ。
「いや……あー。イサワ少尉、名前はなんでしたっけ?」
「マホ・イサワです。まほりんって呼んでもいいですよ?」
「いやぁ……。とりあえずオーブに向かいましょうか、アグニス?」
「……そうだな。では、行くぞ、オーブヘ」
「了解。目標オーブ!」
552金色(こんじき)の艦隊(仮) ◆Lna0TEvcJM :2008/07/31(木) 18:07:44 ID:???
アグニス達が去り、セトナ達も去った。
ジブリールには次の予定が待っていた。
「まったく忙しいな……」
ジブリールは飛行機に乗り込んだ。
……
「やあ、良く来てくれた」
飛行機から降り、自動車である邸宅に駆け込んだジブリールは急いで衣服を整え、ネオ・ロアノークを出迎えた。
「これはわざわざ盟主、ありがたくあります」
「さあ、ファントムペインの諸君もご苦労だった! 良く任務をやり遂げてくれた。バヤン中尉、コーザー中尉、
ホルクロフト少尉、それから……」
「ジョン・デイカー少尉です」
「ナイトハルト・ミラー少尉です」
「ほう。卿の噂は聞いている。鉄壁ミラーとは卿の事か」
「いえ、それほどでも」
「それで最後の君は……」
「サノキチ・ハラダ少尉です」
「ああ、そうだった。奇襲を見事成功してくれた。さあ、入ってくれたまえ。軽く食事でもしようじゃないか」
……
「ははは。実にうまい。イサワの奴に悪いな。我らばかりうまいものを食べて」
ハラダが笑う。他のメンバーもうまそうに食事を食べている。
「では、オーブに言っておこうかな。マーシャン達が着いたらうまい物を食わせてやってくれと」
ジブリールが受けて冗談を飛ばす。
テーブルが笑い声に包まれる。
「ところで、新型機、ウィンダムはどうだった? プラント攻略戦では手荒くやられてしまったが」
ジブリールが話を振る。
「基本的には機動性が高く、悪くはない機体です」
とりあえずネオは褒めた。
「ですが、新兵には向かないでしょう。防御装甲が薄すぎる。訓練の様子を見ていましたが、新兵はウィンダムの
機動力に振り回されていましたね。あれでは航空戦力としても中途半端です」
「んー。そうか。では、どうする?」
「空はレイダー制式仕様機を量産。ザフトにはあまり数はいないでしょうがPS装甲対策にアフラマズダとダガー用の
MX703G ビームライフルを装備する後期型を量産すればいいでしょう。後、105ダガーとの連携を考えて、グラスパー
系も量産したらよいでしょう。これなら戦闘機からモビルスーツへの転換がうまくいかなかった者達も拾い上げられます」
「ふ……む。現在開発が進められている大型モビルアーマーはどうだ?」
「……小官の考えですが……。モビルスーツは元来コーディネーター特有の反応速度や判断能力の速さを有効に
活用するための兵器です。物量が圧倒的に劣るザフトが、コーディネーターの優位な『質』を生かすため、攻撃力が
高く小回りが効く兵器を作ったのがモビルスーツです。そういう兵器であるモビルスーツをナチュラルパイロットに大量に
配備するのがそもそもの間違いです。先の大戦では、ほとんどのパイロットは、シールドの後ろに隠れて銃を撃つ、
事しかできませんでした。これは、オーブ軍も同じです」
ネオはここで言葉を切った。
「興味深いよ、続けてくれ」
「では、どうするか。一つは、連合の圧倒的優位である『数』を利用する事です。先の大戦でのザフトの戦い方は、
『質を生かして敵の中心に飛び込みフォーメーションを撹乱した上で、混乱状態にある敵を撃破もしくは、突破して
艦を狙う』事です。その戦法は変わっちゃいないでしょう。それがわかっているなら打つ手はあります。数を生かして
敵が飛び込めないほどの弾幕を張る、敵が飛び込んできたときに対応するフォーメーションを用意する、など。
事前に訓練しておけばなお効果は上がるでしょう」
「うん」
ジブリールは頷く。
553金色(こんじき)の艦隊(仮) ◆Lna0TEvcJM :2008/07/31(木) 18:08:05 ID:???
「もう一つは兵器にモビルスーツが突破できないほどの防御力を持たせる事です。機動力では、コーディネーターに
かなわないとあきらめて防御力に重点を置けばモビルスーツを足止め・倒すことは充分可能です。その意味で、
ザムザザーのようなモビルアーマーは開発を進めてもよいかと思います。ですが、ザムザザーは機体が大きすぎます。
しかもそのでかい機体をバーニアで強引に浮かして移動しています。このような方式では殆どスピードがでません。
しかも機体を支えるために大出力バーニアを複数装備しているので燃費が最悪です。このような機体は到底モビル
スーツ戦はできません。艦船攻撃に使うくらいしかないですが、武装が貧弱。使い物にするにはもっと大型化して
防御火器を充実、艦船攻撃用の大口径砲を積んで、護衛にモビルスーツを随伴させて……。いっそ陽電子砲リフレクターは
艦船に載せた方がいいのでは? いや、モビルアーマーに積んでいてもいいですが、速度と機動性のいい奴を開発して
欲しいですね。グラスパーやエグザスを強力にしたような。いや、私の好みも入ってますが。はは」
「やれやれ、ザムザザーも駄目出し食らったか」
ジブリールは面白そうに笑った。
「陽電子砲リフレクターか。宇宙艦に載せる計画は確かに上がっていたが。……ちょっと見てくれ」
ジブリールはネオにファイルを渡した。
「ほう、『プリンス・オブ・ウェールズ』ですか。新型ですね。月基地で建造中の」
「ああ、2年前の戦ではモビルスーツに戦艦を落とされまくったのでね、対空火器を充実させてある」
「……全部ビームになっていますな」
「ああ、何か?」
「こちらで発明された技術は早晩プラントでも発明されると考えた方がいいでしょう。ビームシールド対策が必要です」
「では、どうする?」
「んー。アンチビームコーティングされた銃弾をイーゲルシュテルンで撃ち出す、と言うのはどうです?」
「わかった。検討させよう。話は戻るが地上戦力はどうする? 地球軍はまず地球からザフトを叩き出す方針だが。
モビルスーツが頼りにならないとなると……」
「まったく頼りにならない訳ではありません。やはりモビルスーツには汎用性と言う利点がありますから。それに、
もうフォルタレザ市テロはご存知でしょう?」
「ああ」
「先の戦でのスエズ攻防戦の事もあります。やはり、もうリニアガンタンクでは力不足です。……しかし、装甲が薄い
ウィンダムは止めた方がいいでしょう。それよりも兵が扱いに慣れたダガー系列を……それも、ラミネート装甲を廃し、
装甲を削減したダガーLより、装甲を強化した、PS装甲かTP装甲を使った105ダガーをお願いします。これが現場の声です」
「……そうは言っても、君も直接に確認したろう。現在ザフトの武装はビームが主になっている。意味無いのでは?
 それにコストがな」
「無いよりましです。全くビームを防げないということでは無く、ビームマシンガンレベルのダメージなら耐えられます。
それに、ザフトは全てをビーム兵器に切り替えた訳ではありません。すべて105ダガーにすれば量産効果もあるでしょう。
もしだめでも、モビルスーツに向いていない者を既存の兵器に振り分ける事で、数を絞る事もできます。盟主は、ザフトとの
戦を長く続けるつもりはないのでしょう? ここはすべての力を集中し、一点突破を図るべきです」
「結局ウィンダムはだめだと言う事か」
ジブリールは苦笑した。
「……わかった。国防省に話を通しておこう。後で直接開発部に話してくれ」
「ありがたくあります」
「君達の奪ってきた機体はさっそく役に立っているぞ。ガイアを参考にしてバクゥ等に対抗すべく新しいダガーが
開発中だ。歓迎されるだろう……」

彼らが去った後、ジブリールは古いアルバムを開いていた。
二人の子供が写っている写真がある。
「くっ」
ジブリールは呻いた。
「幼い頃の友すら偽りの記憶で縛らねばならんとは……なさけないっ……」

554金色(こんじき)の艦隊(仮) ◆Lna0TEvcJM :2008/07/31(木) 18:08:34 ID:???
「やあ、ギナ。お出迎えご苦労さん!」
ユウナが到着したのはアメノミハシラ――オーブの宇宙ステーションである。先の大戦以来、半ばオーブの支配下から
外れ、サハク家の姉弟――ロンド・ミナ・サハクとロンド・ギナ・サハクが支配している。
「ふん」
ギナは鼻息を立てる。
「ありがたく思え」
「相変わらずモビルスーツで一人でふらついているかい?」
「くっ……」
「ん? なんだ?」
「なんでもない! さっさと姉上の所へ行くぞ」

「やぁ、ミナ! お久しぶり!」
「久しぶりだな、ユウナ……。テレビは見た。オーブは大西洋連邦と同盟する物と思っていたが」
「さすが僕の父って所だね」
「ふ……意外とやる。もし同盟していたらオーブとは距離を置くつもりだったが」
「おっと、僕は別に同盟を忌避しちゃいない。国益になるなら同盟もまたよしさ」
「わかっているよ。で、用事は何だ?」
「うん。これを見てくれ」
ユウナはミナに書類を手渡した。
「書類は概要だけだ。残りはチップにある」
「ほう……特殊な装甲……ビームを跳ね返す? 『ヤタノカガミ』? もう一つあるな。ビーム兵器に対する耐性、
物理的な衝撃に対する耐性共に非常に強い、か」
「それを、実際に出来るかどうか追試をして欲しいんだ。無重力でしか出来ない物もあるらしい」
「……『ヤタノカガミ』はともかく、もう一つの装甲のデータ、地球にいるお前がどうやって手に入れた?」
「さぁ? 父上から預かっただけだからね」
「子供の使いか、お前は。やってもいいが、代金は払ってもらうぞ。希少鉱物が必要だ」
「ああ。僕と一緒に運ばれてきたろう。現物で払うよ。はい、これがリスト」
「……希少鉱物などか……多すぎるな。国家予算並みだぞ」
「実は、話はここからでね。オーブ宇宙軍を再建するのに力を貸して欲しい。君達は本国から距離を取っているが、
そこをなんとか。月に置いてあるイズモ級2隻も指揮下に置いてくれ」
「大盤振る舞いだな」
555金色(こんじき)の艦隊(仮) ◆Lna0TEvcJM :2008/07/31(木) 18:08:41 ID:???
「あ、その際には、『ヤタノカガミ』を艦船の装甲に使ってくれとの話だよ」
「もう一つの装甲の方は使わんのか?」
「あー、あれは、どうやら『ヤタノカガミ』と違って量産効果が認められないらしい。艦船に使うと金がかかりすぎる。
エース用のモビルスーツにでも使ってくれ。……オーブ本土を制圧できるような奴を作ってくれ。雛形はいくつか
つけて置いた。ブラックボックスになってる部分もあるがね。それはまぁ必要なだけ持ってきた」
「……話が物騒になってきたな。裏に何がある。はっきり言え!」
「んー。父の言う事には、クーデターの危険があるそうだ」
「クーデター!? 一体どこの派閥だ? ウナト宰相は現実と理念とうまく合わせたと思うぞ。大西洋連邦派では
ないとすると、アスハ派か? いや……」
「ああ、カガリと父上の間もうまく言っている。なんと言うか、不気味だそうだ」
「不気味?」
「ああ、はっきりとはしないが、知らずに真綿で首を絞められているように浸透しているような、そんな感じだそうだ。
特にやっぱり軍があぶない。義勇兵として国の外に出すのもその対策を兼ねてさ。で、はい、これ」
ユウナはミナに封筒を渡した。
「なんだ?」
「カガリの委任状さ」
ミナは封筒からそれを取り出した。
『全責任は私が取る。危急の際にはオーブのために最善と信ずる行動を取られたし。――オーブ連合首長国
代表首長カガリ・ユラ・アスハ』
ミナは一瞬顔をほころばせた。が、すぐに顔をしかめる。
「余計な苦労をさせる」
「それがノブレス・オブリージュって奴だろう? 僕も本国に帰れば義勇兵に加わる。国の上層部が参加していない
のは士気に関わるからね」
「まぁ、いいだろう」

『――この時こそが、オーブ宇宙軍第一期黄金時代の始まりだったのだ――』
CE300年代の歴史家ヨッシー・アラマッキー著『オーブ宇宙軍史』より。
556金色(こんじき)の艦隊(仮) ◆Lna0TEvcJM :2008/07/31(木) 18:12:35 ID:???
続く。

あとがきとして地政学について数レス書こうかと思いましたがめんどくさいので止めました。

イサワ・マホ少尉 15歳年上の彼氏がいます。

ウィンダムは生産中止になりそうです。
作者はダガーとユークリッドに愛を注いでいます。

オーブ艦隊……舞台が宇宙に移った時にその真価は発揮されるでしょう。ピカピカしながら。
557通常の名無しさんの3倍:2008/07/31(木) 18:55:33 ID:???
このタイトルでしばらく続くの?
今度はオーブ視点?
クーデター起こすのはやはり・・・
558通常の名無しさんの3倍:2008/07/31(木) 21:20:48 ID:???
いや、ジョン・デイカーいるのはやべー!
うっかりMSが黒の剣持ちかねねーw
乙でしたー
559金色(こんじき)の艦隊(仮) ◆Lna0TEvcJM :2008/07/31(木) 21:32:38 ID:???
ジョンは黒い剣なら、11話ですでに持って戦ってますw

しばらくはこのタイトルで続きます♪
560通常の名無しさんの3倍:2008/07/31(木) 23:31:06 ID:???
鉄壁ミラーとかwwギリッギリの活躍を期待して良いのでしょうか?
561通常の名無しさんの3倍:2008/08/01(金) 00:57:39 ID:???
でっていう・新巻スカルチノフwwwwwww
562通常の名無しさんの3倍:2008/08/01(金) 02:22:15 ID:???
GJ!あなたもユークリッド好きだったのか同士よ
アニメじゃ地味なやられ役だったから大活躍を期待してます
563通常の名無しさんの3倍:2008/08/01(金) 10:05:50 ID:???
>>559
しまったwもう持ってたwレーヴンブランドなら穏当かなぁw
カナヤーナがCE世界だとかなりの威力を発揮しそうだw
564通常の名無しさんの3倍:2008/08/01(金) 20:41:36 ID:???
連座IIにも出してもらえなかったユークリッド・・・
565通常の名無しさんの3倍:2008/08/02(土) 00:41:02 ID:???
名前の元ネタからして何の意味もないから忘れられて当然
566通常の名無しさんの3倍:2008/08/02(土) 01:30:09 ID:???
山根のデザインだっけ?
ユークリッドって
もう劇中のどこに登場したのかも判らないよ・・・
567通常の名無しさんの3倍:2008/08/02(土) 02:59:49 ID:???
38話と45話に出てくる灰色の大型MAな
まあネルソンやドレイクみたいなもんだが
568通常の名無しさんの3倍:2008/08/02(土) 03:09:19 ID:???
ユークリッドって艦名とかならともかく機動兵器の名称に使うような人名じゃないと思うが
569通常の名無しさんの3倍:2008/08/02(土) 08:04:15 ID:???
人名じゃない

ユークリッド幾何学が元ネタ

それも古代エジプトの学者、エウクレイデスが由来だが

570通常の名無しさんの3倍:2008/08/02(土) 08:28:13 ID:???
エウクレイデス=ユークリッド(英語読み) だな
571通常の名無しさんの3倍:2008/08/02(土) 10:32:22 ID:???
ニュアンスとしてはメビウスの後継機だからだろうがね

エウクレイデスはザフト艦にありそうなネーミングだな
572通常の名無しさんの3倍:2008/08/02(土) 14:50:59 ID:???
しかしどうしても「ゆっくりと」というイメージが浮かんで起動兵器の名前には思えないんだが
573通常の名無しさんの3倍:2008/08/02(土) 15:06:09 ID:???
そんな君はスローターダガーのことを「よりとろいダガーとか、ねーよw」と
そう思ったに違いあるまい?
574金色(こんじき)の艦隊(仮) ◆Lna0TEvcJM :2008/08/02(土) 15:06:55 ID:???
   _,,....,,_  _人人人人人人人人人人人人人人人_
-''":::::::::::::`''>   ゆーくりっどしていってね!!!  <
ヽ::::::::::::::::::::: ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄
 |::::::;ノ´ ̄\:::::::::::\_,. -‐ァ     __   _____   ______
 |::::ノ   ヽ、ヽr-r'"´  (.__    ,´ _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ 、_ イ、
_,.!イ_  _,.ヘーァ'二ハ二ヽ、へ,_7   'r ´          ヽ、ン、
::::::rー''7コ-‐'"´    ;  ', `ヽ/`7 ,'==─-      -─==', i
r-'ァ'"´/  /! ハ  ハ  !  iヾ_ノ i イ iゝ、イ人レ/_ルヽイ i |
!イ´ ,' | /__,.!/ V 、!__ハ  ,' ,ゝ レリイi (ヒ_]     ヒ_ン ).| .|、i .||
`!  !/レi' (ヒ_]     ヒ_ン レ'i ノ   !Y!""  ,___,   "" 「 !ノ i |
,'  ノ   !'"    ,___,  "' i .レ'    L.',.   ヽ _ン    L」 ノ| .|
 (  ,ハ    ヽ _ン   人!      | ||ヽ、       ,イ| ||イ| /
,.ヘ,)、  )>,、 _____, ,.イ  ハ    レ ル` ー--─ ´ルレ レ´

575通常の名無しさんの3倍:2008/08/02(土) 17:46:15 ID:???
>>574
つまんねえっす
576通常の名無しさんの3倍:2008/08/02(土) 17:54:08 ID:???
待ってーメビウスの後継機ならエグザスも忘れないでー
577通常の名無しさんの3倍:2008/08/02(土) 19:29:41 ID:???
作品に関係の無い時は名無しさんになってくれ
578通常の名無しさんの3倍:2008/08/02(土) 19:33:47 ID:???
>>573
どんくさいイメージは持ったな、確かに
579通常の名無しさんの3倍:2008/08/03(日) 12:21:47 ID:???
スローターダガーはSlaughter(屠殺、殺戮)だろ普通w
580通常の名無しさんの3倍:2008/08/03(日) 13:52:31 ID:???
マホの態度がなんか気になった
いくらなんでも初対面の相手にああいう態度って…
581通常の名無しさんの3倍:2008/08/07(木) 14:19:23 ID:???
582金色(こんじき)の艦隊(仮) ◆Lna0TEvcJM :2008/08/07(木) 17:55:03 ID:???
「では、こちらからもちょっと頼みがある。ギナ、ロウを呼んでくれ」
「ふん」
「なんだ? 機嫌悪いな」
「ふふふ。凄腕の傭兵に殺されそうになった所を、今から呼ぶロウ・ギュール――ジャンク屋に助けられてな。それ
以来懲りたのか、一人で出撃する事がなくなったわ」
「ああ! それで!」
「おう、この人か?」
ギナが人を一人連れて帰ってきた。
「ああ、ロウ、こいつがユウナ・ロマ・セイランだ」
「やあ、よろしく!」
ロウは手を出す。
「よろしく。で、頼み事とは?」
「いやぁ、俺ちょっと火星に行ってたんだけども、やっと地球ってとこで、一緒に火星から来た奴にモビルスーツを
ぱくられちゃって!」
「そりゃ、災難だったねぇ」
「で、火星から地球に使節団が来てるはずなんだわ。オーブにも寄るはずだから、待たせてもらおうかと思って」
「もう、来て、すれ違いかもよ?」
「それでも、情報は手に入る……実は、ぱくったのは使節団の一員じゃないんだけどさ。なんか手がかりがないかと思って」
「おーけー!」


583金色(こんじき)の艦隊(仮) ◆Lna0TEvcJM :2008/08/07(木) 17:55:39 ID:???
オーブ――
『発進は定刻通り。各艦員は最終チェックを急いで下さい。砲術B班は第三兵装バンクへ。コンディションイエロー発令。
パイロットはブリーフィングルームへ集合して下さい』

「やれやれ、せっかくオーブが中立守ったってのに、出航かぁ。もう少し居たかったな、この国」
マユは天井を見上げる。
「しかたがない。時間がたてばカーペンタリアの地球軍がこちらへやってくる」
レイが答える。
「ま、そうなんだけどね」
マユとレイが会話している間、ルナマリアはモニターから外を眺めていた。
「やっぱり名残惜しいかい?」
ショーンがルナマリアに話しかけた。
「名残惜しい……かなぁ。複雑です」
「まぁ、帰る所がある奴はいい」
「……あ……」
ショーンの故郷はユニウス7だった。
「ああ、気にするな。もう、吹っ切れてる」
さばさばした声でショーンは言った。
「カーペンタリアまで、頑張ろうぜ!」
「ええ!」
ショーンは去っていった。
「ショーンは……強いな」
ルナマリアはつぶやいた。
「あたしも……頑張らなきゃ」

「FCSコンタクト。パワーバスオンライン。ゲート開放」
発進準備を進めるアーサーの声を確かめて、タリアは命令する。
「前進微速。ミネルバ発進する!」
「前進微速。ミネルバ発進!」

オーブ軍本部――
「ミネルバ出港しました」
オペレーターがウナトに報告する。
「かなりの高速艦と言う事だからな。領海を出るのも直ぐだろう。地球軍の様子はどうか」
「哨戒艇の報告から、もう領海の近くまで来ているものと」
「こちらの配備は終わっているな」
「はい」
「ふん、さあて、どうなる事かな?」
ウナトは、ザフトの最新鋭艦たるミネルバが情けない戦いを見せた場合、プラントを見限るつもりでいた。
もっとも、ミネルバがあぶなくなった時に、ウナトが示唆した行動をとった場合、裏切るつもりは無かったが。
もしそうなった場合、オーブはミネルバを手に入れる事ができる。地球軍はミネルバを無力化できる。ミネルバの
乗員は身の安全を得られる。誰も損をする者がいない様にウナトは配慮したのだ。

584金色(こんじき)の艦隊(仮) ◆Lna0TEvcJM :2008/08/07(木) 17:56:04 ID:???
「間もなくオーブ領海を抜けます」
「降下作戦はどうなってるのかしらね。カーペンタリアとの連絡は? まだ取れない? シン?」
「はい。呼び出しはずっと続けているんですが」
「本艦前方20に多数の熱紋反応」
「ぇ!?」
「これは……地球軍艦隊です。ステングラー級1、ダニロフ級2、他にも数隻ほどの中小艦艇を確認。本艦前方
左右に展開しています」
「ええぇッ!」
「想定の範囲内よ。驚かないの、アーサー。地球軍の足は速かったようね」
「後方オーブ領海線にオーブ艦隊」
「え!?」
「展開中です。……? 先頭艦がえらく突出しています」
「先頭艦……? そう」
タリアは微笑んだ。
「オーブ艦隊はとりあえず気にしなくていいわ。コンディションレッド発令。ブリッジ遮蔽。対艦、対モビルスーツ戦闘
用意。大気圏内戦闘よアーサー。解ってるわね」
「は、はい!」
「コンディションレッド発令。コンディションレッド発令。パイロットは搭乗機にて待機せよ」
「艦長、タリア・グラディスよりミネルバ全クルーへ」
タリアは全クルーに通達する。
「現在本艦の前面には空母1隻を含む地球軍艦隊が展開中である。地球軍は本艦の出港を知り、網を張っていたと
思われる。本艦はなんとしてもこれを突破しなければならない。このミネルバクルーとしての誇りを持ち、最後まで
諦めない各員の奮闘を期待する」
「ランチャー2、ランチャー7、全門パルシファル装填。シウス、トリスタン、イゾルデ起動!」
「ルナマリアには発進後あまり艦から離れるなと言って。レイとマユは甲板から上空のモビルスーツを狙撃」
「はい」
「イゾルデとトリスタンは左舷の巡洋艦に火力を集中。左を突破する!」
「はい!」

『カタパルト推力正常。針路クリアー。セイバー発進どうぞ!』
「ルナマリア・ホーク、セイバー、出るわよ!」
「ザク、レイ・ザ・バレル機発進スタンバイ。全システムオンライン。発進シークエンスを開始します。マユ・アスカ機
発進スタンバイ。ウィザードはブレイズを装備します』
「海に落ちるなよ、マユ。落ちても拾ってはやれない」
「意地悪ね」

レイとマユ、ショーンとゲイルは上甲板に上がって対空砲火を作り出す。
セイバーはダイブ&ズームで襲って来る地球軍モビルスーツを翻弄する。
「このままなら、いける! ……あ、あれは!?」」

585金色(こんじき)の艦隊(仮) ◆Lna0TEvcJM :2008/08/07(木) 17:56:29 ID:???
それはミネルバからも確認された。空母から何かが、発進してくる。
「アンノウン接近。これは……」
「ん?」
「光学映像出ます」
「なんだあれは!?」
「モビルアーマー……」
タリアはそのモビルアーマーの凶悪な人相に息を呑んだ。
「あんなにデカい…!」
「あんなのに取り付かれたら終わりだわ。アーサー、タンホイザー起動。あれと共に左前方の艦隊を薙ぎ払う」
「ええー!?」
「沈みたいの!?」
「ぁはいー! ぃいえッ! タンホイザー起動! 射線軸コントロール移行! 照準、敵モビルアーマー!」
アーサーは、ごくっと息を呑むと言った。
「てぇ!」

盛大に水煙が上がる。そしてそれが晴れると……
「「あぁ…」」
「あぁ……タンホイザーを……そんな……跳ね返した?」
「取り舵20、機関最大、トリスタン照準、左舷敵戦艦」
タリアが一瞬の呆然から立ち直ると指示を出す。
「でも艦長! どうするんです? あれ……」
「貴方も考えなさい!マリク、回避任せる」
「はい!」
「シン、ルナマリアは? 戻れる?」
「ぁはい」

「させない!」
地球軍のモビルアーマーがミネルバを狙おうとする。
ルナマリアは上空から逆落としに射撃する。
――!
何かに弾かれる。モビルアーマーのビーム砲が、上空を狙う。
「くぅぅ、相手がこいつだけならどうにでもできるのに!」
スラスターを吹かしてモビルアーマーを振り切り、上昇すると、ミネルバに接近する地球軍のモビルスーツを追い散らす。

586金色(こんじき)の艦隊(仮) ◆Lna0TEvcJM :2008/08/07(木) 17:56:46 ID:???
「あ、艦長!」
「なに、シン?」
「通信です!」
「どこから? 出して」
『……ミネルバ聞こえるか?』
ミネルバの状況とは打って変って落ち着いた声が答える。
「聞こえるわ。貴方は誰? こっちは忙しいのよ?」
『こちらはザフトのアスラン・ザラ。貴艦への着艦許可を求む』
「ええー!」
「アスラン・ザラ!? 残念だけどその暇はないわ。本艦はオーブ近海で地球軍と戦闘中よ」
『なんだと!?』
相手の声に初めて驚きが走る。
『位置を知らせろ! 加勢する』
「シン、位置を知らせてやりなさい」
「ぁはい」
「艦長!?」
「アーサー、今は一機でも援護が欲しいの」
「は、はい!」

「……アスランが?」
ルナマルアは驚く。
その時上空から何かが急降下してきて、地球軍のモビルスーツを撃破する。
――アスラン・ザラのインパルスであった。

「――! アスラン! 地球軍のモビルスーツの相手、頼めますか?」
「ルナマリアか! わかった!」
「艦長、敵空母を狙ってタンホイザーを撃ってください!」
「どう言う事?」
「いいから早く!」
「わかったわ。アーサー、タンホイザー起動!」
「はい、タンホイザー起動。照準、敵空母!」

再び、あのモビルアーマーが空母を守るようにミネルバとの間に入る。
そして上面をミネルバに向ける。
「やっぱり!」
ルナマリアはすばやくモビルアーマーの後方に回り込むとビーム砲を連射! そして急上昇!
後ろで、弱点の下腹をやられて爆散していくモビルアーマーが見えた。

587金色(こんじき)の艦隊(仮) ◆Lna0TEvcJM :2008/08/07(木) 17:56:53 ID:???
「やった!」
「やったか!」
「タンホイザー、てぇ!」
タンホイザーのビームが空母に伸びる!
水煙が止んだ時、空母は消滅していた。

「ふふふ。ざまあ見ろ!」
ルナマリアは急降下し、地球軍の戦闘艦のブリッジにビーム砲を叩き込む。叩き込む。
地球軍のモビルスーツはアスランのインパルスに牽制されている。
ルナマリアは軒並み地球軍艦艇のブリッジを潰すと、次に戦闘艦の砲塔、ミサイル発射管を狙う。とうとう、
沈み始める艦が出る。
地球軍は、撤退を開始した。

「ザク全機、収容完了。セイバー、インパルス、帰投しました」
「もうこれ以上の追撃はないと考えたいところだけど、判らないわね。パイロットは兎に角休ませて。アーサー、
艦の被害状況の把握急いでね」
「はい!」
「ふぅ。ああ、それから、状況が聞きたいわ。アスラン・ザラ、連れてきて頂戴」
「はっ」
「ダメージコントロール、各セクションは速やかに状況を報告せよ」
「第4後方バンクに……」
「でもこうして切り抜けられたのは間違いなくルナマリアのおかげね」
「ええ、おお、信じられませんよ! あのモビルアーマーにタンホイザーを防がれた時は終わりかと思いました!」
「でもあれがセイバー……と言うかあの子の力なのね」
「え?」
「何故レイではなく、ルナマリアにあの機体が預けられたのかずっと、ちょっと不思議だったけど。まさかここまで
解ってったってことなのかしら。デュランダル議長は……」
「かもしれませんね。議長はDNA解析の専門家でもいらっしゃいますから」

「ルナー!」
「ん?」
「あはは、おーい!」
シンはモビルスーツから降りた。
「よくやったな」
「お疲れさん」
「すげーなおい」
整備員が、声をかけてくる
「聞いたぜーこのー。すっげー活躍だったんだって?」
ヴィーノが抱きついてくる。
「いやーほんとよくやってくれたー」
ルナマリアは人垣の中からある人の顔を捜す。
人垣の向こうで、レイが微笑んだ。ルナマリアは顔をほころばせた。
588金色(こんじき)の艦隊(仮) ◆Lna0TEvcJM :2008/08/07(木) 17:59:16 ID:???
続く。

アスランはテレビ本編より決意するのが早かったので戦いに間に合いました。

まほさんはクールでプライドが高いのです。でも恋人には甘えるんです(何
589通常の名無しさんの3倍:2008/08/07(木) 20:45:00 ID:???
乙。頭を使うルナマリは珍しい気がするw
590通常の名無しさんの3倍:2008/08/10(日) 00:19:45 ID:???
キラって種で維持に自爆されてMIA扱いになってるんだっけ?
キラが種死で偽名で連合入って戦うss考えたんだが、
自由関係の経歴が抹消されてるのなら別に偽名使う必要はないのかな
591通常の名無しさんの3倍:2008/08/10(日) 00:49:22 ID:???
詳しくは知らないけど、キラヤマトって名前とフリーダムのパイロットって経歴だけは、裏(?)の世界じゃ有名じゃなかったっけ?
顔も外伝では一部にバレてたし…、まあストーリーに邪魔なら細かい事は無かった事すればおkじゃないかな?
面白いSSならそれでおk!
592通常の名無しさんの3倍:2008/08/10(日) 01:17:44 ID:???
最高のコーディネイターとして、メンデルの生き残りの間でキラの名前は知られてる
それとは別に、フリーダムのパイロットは誰だかわからないけど最強クラスって事が知られている
二人を結びつけていたり、同一人物って事を知ってる奴は居る事は居るけど、でも基本的に連合はその辺の事情は知らない
それに、連合が知っても意味が無いことではある
593通常の名無しさんの3倍:2008/08/10(日) 03:31:33 ID:???
まあ、固く考えず。
594通常の名無しさんの3倍:2008/08/10(日) 09:00:39 ID:???
普通に考えたら、知らない人は最高のコーディネーター言われてキラみたいな虚弱児をイメージしないと思う。
595通常の名無しさんの3倍:2008/08/10(日) 10:38:40 ID:???
まあ全く逆のイメージで噂されてそうだよなw
596通常の名無しさんの3倍:2008/08/10(日) 11:04:45 ID:SD3oALmY
筋肉マン29周年。
597通常の名無しさんの3倍:2008/08/10(日) 20:00:13 ID:???
種世界で噂されてる最高(最強)のコーディネーターは
叢雲劾らしい
598通常の名無しさんの3倍:2008/08/10(日) 20:05:29 ID:???
>>597
まあ、妥当なところだな
599通常の名無しさんの3倍:2008/08/10(日) 20:09:21 ID:???
「イージス自爆でキラが死んで、その後サイが努力でストライクのパイロットを継ぐ」

ってのはもう既出のIFかい?
1stの小説版から思いついたんだけど
600通常の名無しさんの3倍:2008/08/10(日) 20:17:56 ID:???
>>599
よく考え付くネタだけどOS設定の所為で未出
601通常の名無しさんの3倍:2008/08/10(日) 20:45:45 ID:???
OSを皆で改良して、っていうのならいけるんじゃあるまいか。

もしくは、キラが死ぬ前に食材としてナチュ用OSを残していくとか。
602通常の名無しさんの3倍:2008/08/10(日) 21:56:36 ID:YizyBnpJ
そして死んだはずのキラが厨MSで出て来るんですね。
主役になったはずがそれも奪い返されるんですね。
なぜかキラの性格が電波に塗れてるんですね。
非常によくわかります。
603通常の名無しさんの3倍:2008/08/10(日) 22:10:11 ID:???
そもそもムウが居るからサイの出番ないんじゃ…
M1アストレイ魔改造しながら2番手〜エースにじゃだめかな
604通常の名無しさんの3倍:2008/08/10(日) 22:12:05 ID:???
>>602
本編そのままw
605通常の名無しさんの3倍:2008/08/10(日) 22:21:58 ID:???
>>802
なぜだか良くわかってしまう……なんでだろう!
606通常の名無しさんの3倍:2008/08/10(日) 22:26:20 ID:???
>>602
こ れ は ひ ど い
よくこんなの思いついたなw
607通常の名無しさんの3倍:2008/08/10(日) 22:29:10 ID:???
>>602
いくらIFでもそんなのねえよw
608通常の名無しさんの3倍:2008/08/10(日) 22:35:17 ID:???
>>602
本来の計画通りの量産型フリーダムとキラクローンの大群か!?
なんて絶望的状況なんだ!?
まさに人類に逃げ場なし!?
609通常の名無しさんの3倍:2008/08/11(月) 00:14:40 ID:???
>>602
こんな話を考えるのはロクな奴じゃないな
610通常の名無しさんの3倍:2008/08/11(月) 01:58:50 ID:???
さりげなく>>802にロングパスが
611通常の名無しさんの3倍:2008/08/11(月) 02:35:48 ID:???
>>602
でもそれってキラ主役って言うよりも……ラスボスじゃね? それも
「ああっ! 俺の目の前で血まみれになってOSを託して死んで、この手で遺体を墓に埋めた筈の親友キラが何故か精神破綻した敵となって!!
 おのれ…おのれ悪の秘密結社め!!! キラの墓を暴いて悪の生体改造を施したなッ!!!
 死んだ人間の尊厳を踏みにじる悪の秘密結社ZAFT、このOMNIが絶対に許さんッ!!」
的な展開であるような気が
612通常の名無しさんの3倍:2008/08/11(月) 08:12:47 ID:???
厨二キャラが気付いたら主役になっていたというのは、作者として敗北だろ……
613通常の名無しさんの3倍:2008/08/11(月) 16:47:32 ID:???
キラ死亡→アラスカ到着、鷹・フレイ・バジ子転属→オーブで作ったナチュ用OSをストライクに適用
→サイが訓練を始めたようです→土下座以外もできるようになったよ!→スピブレ発動
→防衛戦を始めるAAに迫るデュエル→遺作にフルボッコされるサイ
→鷹が変態仮面と撃ち合ってAAに帰還、サイクロプスを警告→脱出

一方その頃プラントでは
ラクス「収集したデータのフィードバックは終わりましたか」
技術者「はい。前の躯体よりMS戦に適した調整をしてあります」
ラクス「そうですか。では、“彼”を起こしてください」
キラ2「おはようございました」
こんな感じ?
614通常の名無しさんの3倍:2008/08/11(月) 16:51:28 ID:???
まずは日本語の教育が先だなw
615通常の名無しさんの3倍:2008/08/11(月) 17:17:31 ID:???
いや、どーせなら某17の方向に突き抜けるというのも一興です
616通常の名無しさんの3倍:2008/08/11(月) 18:17:12 ID:???
>>612
厨二キャラが主役ってのは、
こんなにも厨二だったキャラが主人公にふさわしい人格へと成長しましたよ〜♪ 的な意味で?
それとも厨二病のままにマンセー話の中心ポジションにいるよ…(涙) 的な意味で?
617通常の名無しさんの3倍:2008/08/11(月) 22:54:07 ID:???
そのキラ2は言語崩壊起こしてるな
当たれ
当たれ
当たれ
みたいなのとか
アースラーン!お願いです死んでいただけませんでしょうか?
とか
618通常の名無しさんの3倍:2008/08/12(火) 02:44:15 ID:???
キラ2「ニート・・・フフフ、それは我が忠誠の名前・・・」
619種キャラ×マテリアライズ:2008/08/12(火) 12:44:15 ID:???
投下します

If設定

種キャラ女がマテリアライズできたら

詳しくは舞乙を見てください
620種キャラ×マテリアライズ:2008/08/12(火) 12:46:59 ID:???
第1話 赤と金のオトメ

移民暦74年、惑星エアル
世界は大きなうねりを迎えていた。
惑星エアルの極東にあるオーブ首長国連邦は早くから宇宙開拓を行っており、数多くの人間を宇宙に調査として輩出してきた。
人工的な人が住めるコロニーを建造。諸外国よりも大きく進歩した技術を持っていた。

しかし、その宇宙開拓者たちは宇宙において生活圏を広げ、大きな力を持ち始めていた。
これが気に入らないオーブ首長国連邦の一部は、コロニー爆発事故を起こす。
これにより、宇宙開拓者は自らをコーディネイターと名乗り、オーブに対して戦争を開始した。

優れた技術を用いたコーディネイター軍は電撃戦を展開。
オーブ国内を蹂躙することとなる。
オーブはこれに対抗するため、超人的な力を持つオトメの力を持った特殊部隊を編成し、これに対抗させることとなった。

機動巡洋艦『フリーダム』
 そこに1人、たたずむ少女。
 その金髪の少女は、鼻歌を歌いながら窓の外…それよりもさらに向こうを見ているようだった。
 これから戦争だというのに彼女は落ち着いており、そして澄んだ瞳をしている。
「綺麗な歌ね?なんていう歌?」
 それは赤い髪をした女。
 壁にもたれながら、金髪の少女の歌を聴いていたようだ。
 金髪の少女は赤い髪の女のほうを見ると微笑んで
「海の底」
「へぇ〜…変わった歌ね」
「そう?」
「なんていうか味気ないじゃない。もっとあなたの声にあった綺麗な名前にしたら?」
 そういう女の言葉がよくわからないようなのか、不思議そうな顔を浮かべる金髪の少女。
そんな困惑している金髪の少女を見て微笑む赤い髪の女。

『ルナマリア・ホーク、発艦準備お願いします』

 艦内放送が響く。その言葉を聞いた赤い髪の女…ルナマリアは、置いてあった缶ジュースを持つと、歩き出す。
「そろそろいかないと…あなた名前は?」
 金髪の少女はルナマリアを見つめ
「ステラ……。ステラ・ルーシュ」
「私は、ルナマリア・ホーク。また聞かせてよね。ステラの歌」
 ルナマリアはステラを横目で見て、そのまま艦内の奥に消えていく。
 一人残されたステラは再び窓の外を見る。
 すると彼女のポケットの携帯電話がなる。
 ステラはそれを取り出し耳に当てた。
『作戦時間だ』
 すると先ほどまでの純粋な少女の顔は、鋭い眼差しを持つ兵士の顔に変化する。
621種キャラ×マテリアライズ:2008/08/12(火) 12:49:07 ID:???
戦場はまさにコーディネイター軍の独壇場であった。
数で勝るオーブ首長国連邦をコーディネイターは宇宙開拓から発見した旧世紀の遺物を改良し使用していたのである。
その破壊力にオーブ軍はなす術がなかった。

 艦内の格納庫に到達するルナマリアは、缶ジュースを置き、他に待つオトメたちを見る。
そこには自分の妹であるメイリン・ホークもいる。
「お姉ちゃん!遅い!」
「ごめんごめん。それで作戦内容は?」
 ルナマリアはメイリンとともに少し呆れた顔をしている彼女達のマスターであるシン・アスカを見る。
 シンは作戦指令書を見て読み始める。
「集結しつつある北側の敵の増援部隊を排除」
 淡々と棒読みなところが、とてもこれから戦場というようには思えないわけだが。
 これももう慣れてしまっている。
 いつものことだ。
「オッケー。それじゃーちゃっちゃと済ませましょう?」
「もう!真面目にやってよね」
 メイリンは文句を言いながら、これも姉の性格であると弱冠諦めている部分もある。
 ルナマリアとメイリンの前の扉が開かれ、露になる広がる青い空とそして広大な砂漠。

「我が力を解放する」
 
 ルナマリアとメイリンそれぞれのGEMがついた耳に口づけするシン。

『マテリアライズ』

 オトメの力を解放させた2人はその開かれた扉を飛び出して猛スピードで前進していく。
 それこそオトメの力の賜物である。
 オトメをとめることが出来るのは、通常兵器では無理だ。
 オーブ軍の集結部隊は機銃掃射で2人の動きを封じようとするが…。

「まったくうざったい」

 ルナマリアは艦隊の真上に飛ぶ。
 そしてエレメントとして取り出した巨大な砲身。
「コーディネイターの赤はダテじゃないのよ!」
 巨大な砲身から放たれた閃光が艦隊を貫く。爆風と供に。
 艦隊は次々と爆発していく。
 ルナマリアは息をついて他の敵がいないかを確認する。

「お姉ちゃんやりすぎ。私の出番ないじゃん」
「ごめんごめん。だって私のエレメントって小回りきかなくてさ」
 メイリンはそういいながら、後方で何かが光ったのを見た。
 振り返るメイリンが見たのは爆発する巡洋艦『フリーダム』
622種キャラ×マテリアライズ:2008/08/12(火) 12:50:31 ID:???
「母艦が!!」
「誰!?」
 メイリンとルナマリアは炎上する巡洋艦のブリッジにたっている人影を見た。
 煙と炎の中、たつ存在。
 それは自分たちと同じオトメの姿。

『…ステラ。作戦はあいつらの動きを封じることだ。殺すなよ』

 耳にあてられた通信機からの声に頷くステラ。
 彼女は飛ぶと、そのまま宙に浮く。
 その姿を見たルナマリアとメイリンはかまえる。

 ルナマリアはここでその目の前にいる女を見て思い出す。
(あの子……確かさっきの)
 ルナマリアの一瞬のスキをついて、一気に距離を縮めるステラ。
「お姉ちゃん!」
 メイリンが簡単に弾き飛ばされる。ルナマリアはすぐに両手でステラの蹴りを防ぐ。
 重い蹴りだ。身体をしっかりと支えなければ、メイリンと同じく飛ばされていただろう。
 ルナマリアは両手で防ぎ、そのままステラの足を掴むと、身体を軸にぐるぐる回して、砂漠の中に投げ飛ばす。
 ステラはそのまま砂漠に吹き飛ばされるが、体勢を立て直して、砂漠に両足で着地する。
 ステラが前を見ると、既にそこにはルナマリアが目前に迫っていた。
「あんた!敵だったの!?」
「私は、お前などしらない!!」
「なにいって…!あなたの歌聴いてたの覚えてないの?」
「何を言って…」
 一瞬、脳裏に浮かぶ記憶。
623種キャラ×マテリアライズ:2008/08/12(火) 12:51:49 ID:???

(へぇ〜…変わった歌ね)
(なんていうか味気ないじゃない。もっとあなたの声にあった綺麗な名前にしたら?)
(私は、ルナマリア・ホーク。また聞かせてよね。ステラの歌)

「ルナ…マリア?」
 ステラの瞳が一瞬、あのときのものになる。
 ルナマリアは彼女の異変に気がついていた。
「そうよ。思い出した!?」
「うぅっ!あ、頭が痛い」
 ステラは急に頭を抱えて膝をつく。
 ルナマリアはそのステラの異変にどういう対処をしていいのかわからなかった。
 ここで彼女を倒すべきなのかどうか。
『ステラ。撤退しろ』
 顔をあげたステラはルナマリアの腹部に強烈な拳の一撃を加え、退けるとそのまま空を飛んで逃げていく。
 ルナマリアは足をふらつかせながら、逃げていったステラを見つめる。
 一体彼女はなんなんだろうか。
 そして新たなる事実…オーブ首長国連邦もまたオトメを武力として手にいれたということ。
 これで一般兵器での戦闘は無に帰すことになる。
 ここからはオトメによる総力戦になるだろう。


戦闘地域より数キロはなれた場所。
「…ただいま」
 ステラは地上に降り立ち、オトメの武装を剥がすといつもの優しい顔に戻る。
 そんなステラの頭を撫でる仮面の男。
「さすがはスペシャルなだけはあるな。オトメ二人相手に文句なしの実績だ。ファントムペインはこれより、敵オトメを追撃し、これを殲滅する」
 ステラには、仮面の男が何を言っているのかわからなかった。ただ自分は命令どおり動けばいい。そうすれば彼は喜んでくれる。
 そして今日はもう1ついいことがあった。
 自分のことを普通に接してくれる女の子にあったこと。
 早くそのことを彼に話したくてステラは仕方が無かった。

移民暦74年、オーブとの戦争の激化はオトメ介入によるこのときからである。
そして2人のオトメ、ルナマリア・ホークとステラ・ルーシュの初めての出逢いの日でもあった。
624種キャラ×マテリアライズ:2008/08/12(火) 12:52:11 ID:???
続く…はず
625通常の名無しさんの3倍:2008/08/12(火) 21:38:02 ID:???
続かなくて良いよね
626通常の名無しさんの3倍:2008/08/12(火) 21:43:35 ID:???
舞乙を知らないので評価できないが、クロス統合の方がいいんじゃあるまいか。
627通常の名無しさんの3倍:2008/08/12(火) 22:03:53 ID:???
クロスで妥当かと
でふとやばいことに気がついたんだが……ザクレロってクロスじゃね?
628通常の名無しさんの3倍:2008/08/12(火) 22:11:37 ID:???
>>627
お前がザクレロ読んでない事はわかった
629通常の名無しさんの3倍:2008/08/13(水) 00:09:39 ID:???
ザクレロは、もしもCEでザクレロが造られていたら……
だからな
ザクレロがどこかからやって来たわけではないし
630通常の名無しさんの3倍:2008/08/13(水) 01:37:27 ID:???
いちゃもんつけようと思えばできなくもないのか?実際独立クロススレの作品の中には世界転移じゃないタイプもいくつかあるわけだし。
まあ、メカ一種単独だしこっちでいいと思うけどね。
631通常の名無しさんの3倍:2008/08/13(水) 10:08:01 ID:???
Zスレ即死?
632631:2008/08/13(水) 10:09:24 ID:???
そんな誤爆でしたとさ
633通常の名無しさんの3倍:2008/08/14(木) 10:11:28 ID:???
もしカガリが2chねらーだったら
634通常の名無しさんの3倍:2008/08/14(木) 11:09:39 ID:???
>>633
自演を叩かれて涙目
635通常の名無しさんの3倍:2008/08/14(木) 11:50:50 ID:???
>>633
自分の書きこみを突つかれたら瞬間湯沸器の如く即座にファビョるだろ。
636通常の名無しさんの3倍:2008/08/14(木) 12:06:40 ID:???
2ちゃんは詐欺師に騙される子の宝庫だから普通に英雄扱いになってるんじゃねえの?w
637通常の名無しさんの3倍:2008/08/14(木) 12:14:45 ID:???
ソッコーでフシアナトラップにかかりそうだw
638金色(こんじき)の艦隊(仮) ◆Lna0TEvcJM :2008/08/14(木) 18:03:56 ID:???
「あ」
アスランが、モビルスーツから降りて来る。
「ふぅ」
アスランはヘリメットを脱いだ。
「認識番号285002、特務隊フェイス所属アスラン・ザラ。乗艦許可を」
「フェイス……」
その言葉に周囲がざわつく。そして。ルナマリア達はアスランに敬礼をする。
アスランも答礼する。
「ふ。艦長は艦橋ですか?」
「ああ、はい。だと思います」
「私が御案……」
マユが声をかける。
「アスランさーん! お待ちしてましたー♪ ご案内しまーす♪」
弾んだ声がアスランにかけられる。
向こうからやって来たシンだ。。
「ぁ……」
マユは悔しそうにシンをちょっと睨む。
「ぁ…ありがとう」
「ザフトに戻ったんですか?」
ルナマリアはつっけんどんに尋ねる。
「そう言う事に、なるね」
「何でです?」
「ふ……」
アスランは微笑んで、立ち去った。

「よくやったな、ルナマリア」
レイがルナマリアに話しかける。
「ううん。アスランが来てくれなきゃ、あのモビルスーツの数だったもん。倒せなかったかもしれない」
「なんにせよお前が艦を守った。生きていると言う事はそれだけで価値がある。明日があると言う事だからだ」
そう言うとレイは去って行った。
「ふふ」
ルナマリアは暖かい物が胸に満ちるのを感じた。

639金色(こんじき)の艦隊(仮) ◆Lna0TEvcJM :2008/08/14(木) 18:04:21 ID:???
「でもでも、なんで急に復隊されたんですか?」
シンはアスランに聞いた。
「え?」
「な〜んて、とっても聞いてみたいんですけど、いいですか?」
わくわくした顔でシンはアスランを見上げる。
「……復隊したというか、まあうん…ちょっとプラントに行って議長にお会いして……そんな感じだ。そうだ。ミネルバ
はなんでオーブをこんなに早く出航したんだ?」
「んー。カーペンタリアとは連絡がつかなかったんですけどね、艦長情報だと、オーブから、地球軍が来るから早く
逃げろってこっそり言われたそうです。実際、オーブを出たらすぐ戦闘になったし」
「そうか……」
「でも嬉しいなー!」
「え?」
「アスランさんの話題、結構出てたんですよ? お姉ちゃんなんか、大喜びですよ、きっと!」
「ああ?」
「マユ・アスカ。覚えて、ないですか?」
「ぇ……と」
「オーブの代表に嫌味言ってたって」
「ああ!」
「お姉ちゃん心配してたんですよー?」
シンは上目遣いにアスランを見る。
「ん? 何がだ?」
「アスランさんに嫌われちゃったんじゃないかって」
「ははは。嫌わないよ」
「よかった! ねぇ。お姉ちゃんの事どう思います? 弟の僕から見てもかわいいなって思うんだけど」
「あ……ああ、かわいいな」
「ほんと? よかったらお姉ちゃんと結婚しません? アスランさんがお兄ちゃんになったら、僕、嬉しいな」
「ぇ? ……えぇ?」
アスランがうろたえている間に艦長室に着いた。
「はーい、艦長室、到着でーす。じゃあ、またね、アスランさん!」
「あ、ああ。ふぅ……」
アスランは溜息をついた。

640金色(こんじき)の艦隊(仮) ◆Lna0TEvcJM :2008/08/14(木) 18:04:47 ID:???
「はぁ……」
アスランがデュランダルからの預かった物を渡されて、タリアは溜息をついた。
「貴方をフェイスに戻し、最新鋭の機体を与えてこの艦に寄こし……」
「ぁ……」
「私までフェイスに? 一体何を考えてるのかしらねえ。議長は。それに貴方も」
「申し訳ありません」
アスランは頭を下げる。
「別に謝る事じゃないけど。それで? この命令内容は、貴方知ってる?」
「いえ、自分は聞かされておりません」
「そう。なかなか面白い内容よ」
タリアがパソコンをいじるとスクリーンに地図が映る。
「ん?」
「ミネルバは出撃可能になり次第、ジブラルタルへ向かえ。現在スエズ攻略を行っている駐留軍を支援せよ」
「スエズの駐留軍支援ですか!? 我々が!」
アーサーは驚いた。
「ユーラシア西側の紛争もあって今一番ゴタゴタしてる所よ。確かに、スエズの地球軍拠点はジブラルタルにとって
は問題だけど。何も私達がここから行かされるようなものでもないと思うわね」
「ですよね。ミネルバは地上艦じゃないですし。一体また何で?」
「ユーラシア西側の紛争というのは? 済みません。まだいろいろと解っておりません」
アスランが尋ねる。
「え……ああ」
「常に大西洋連邦に同調し、と言うか、言いなりにされている感のあるユーラシアから、一部の地域が分離独立を
叫んで揉めだしたのよ。つい最近の事よ。知らなくても無理ないわ」
「……」
アスランは考え込んだ。
「開戦の頃からですよね?」
「ええ」
「確かにずっと火種はありましたが」
「開戦で一気に火がついたのね。徴兵されたり制限されたり。そんな事はもうごめんだと言うのが、抵抗してる地域
の住民の言い分よ。それを地球軍側は力で制圧しようとし、かなり酷い事になってるみたいね。そこへ行けと言う事
でしょ? つまりは」
「あっ……」
「……」
「我々の戦いは、あくまでも積極的自衛権の行使である。プラントに領土的野心はない。そう言ってる以上、下手に
介入は出来ないでしょうけど。行かなくてはならないのはそう言う場所よ。しかも、フェイスである私達二人が。覚え
ておいてね」
「はっ!」
「はい」
アスランとアーサー、二人が出て行った後、封筒を開いた。今回タリアに言付けられていた物で、個人的な物だ。
『やぁ、タリア。相変わらず苦労をかけてすまない。前世の私ならきっと父親代わりなど迷惑に感じたろうが、最近は
面白い。ジェイクはやっと平気で私に小遣いをねだるようになってきた……』
そこには、何枚かのレターと、デュランダルに預けられているタリアの息子――ジェイクが写っていた。タリアは微笑
みながらそれを見ていく。そして、一枚を選び出すと、デスクに飾られている古い写真と換えた。

641金色(こんじき)の艦隊(仮) ◆Lna0TEvcJM :2008/08/14(木) 18:05:04 ID:???
「ええ!マジで!?」
ヴィーノが驚く。
「うん」
シンは頷く。
「ほんとのほんとに艦長もフェイスになったの?」
「うん。いずれ正式に通達するけど、そうだって副長が。なんか凄い嬉しそうだったよ」
「えぇぇ!」
「副長関係ないじゃん」
ヨウランが突っ込む。
「え?そうなの? 副長は違うの? え? じゃあ俺達は?」
「関係ねえよ。あのな、フェイスってのはな、個人が任命されるもんなの」
「え?」
「何で知らないんだよヴィーノ。お前はもう……」
「はぁ……」
「個人的に戦績著しく、かつ、人格的に資格有りって評議会や議長に認められた奴だけが成れんの。その権限は、
その辺の指揮官クラスより上で、現場レベルでなら、作戦の立案、実行まで命令できんだぜ?」
「へぇ〜」
「評議会直属のザフトのトップエリートだぜ? 何でお前が関係あんの?」
「ヨウランだってそうじゃん」
「そうだよ」
「トップエリート……お義兄さん。ふふふ」
シンは含み笑いをした。


642金色(こんじき)の艦隊(仮) ◆Lna0TEvcJM :2008/08/14(木) 18:05:24 ID:???
アキダリア――
「しかし、地球連合が便宜を図ってくれたおかげでパナマ運河が使えてよかったですね?」
ナーエがアグニスに話しかける
「ああ」
この時代、パナマ運河は20個もの核爆弾を使うと言うまったくの力技で全幅100mの艦船すら通過できるほどに拡張
されていた。
「しかし、後ろの二人、黙ってばっかりですけど、どうしたんです?」
「別に……特に話す事もないし」
マホはぶっきらぼうに言う。
「わ、私もです」
アイザックも言う。
「はぁ……とりあえず一緒に旅する事になったんだからもうちょっと打ち解けてもらわないと……イサワ少尉」
「マホでいいですよ?」
「ではマホさん。あなたはエイプリルフール・クライシスで家族を失ったそうですが、もしかして復讐のために地球軍に?」
「いえ、学資稼ぎです。両親いなくなっちゃったから。私、将来医者になりたいんですよね」
「前向きですね?」
「そうでもないです。でも、いつまでも過去見たってしょうがないでしょう?」
「プラントの人達を憎んでる?」
「憎んでるって言うか……嫌いなんですよね。何かと言えば血のバレンタイン、血のバレンタイン、謝罪しろ賠償しろ
償(まど)うてください償うてください、まるでツェねずみみたい」
「ツェねずみ?」
「ちょ……」
アイザックが口を挟んだ。
「謝罪しろとか賠償しろなんて言ってませんよ!」
「そうね。でも、なにかあれば血のバレンタイン持ち出すのは間違ってないわよね」
「でも、ナチュラルが先に核を撃ってきたのは違いないでしょう?」
「宣戦布告はとっくにされてたけど? それに、ナチュラル? 地球軍じゃなくて、ナチュラル? そうやって勝手に話
を広げて無関係の人達まで巻き込むのが嫌いなのよ! その調子で対戦国も中立国もお構い無しに無差別に
ニュートロンジャマーばら撒いたんでしょう? 敵が増えるのも当たり前じゃない。迫害? 自分で敵を作ってるん
でしょうが。地球軍にもコーディネーターの人達がいるけど怒ってたわよ? プラントは地上のコーディネーターの
事を考えてなんかないくせに都合のいい時だけ同胞扱いするって」
「うう……」
「血のバレンタイン、血のバレンタイン言われれば、こっちもエイプリルフール・クライシス持ち出して反撃したくも
なりますよ。とにかくあんた達って加害者でもあるのに被害者意識ばっかりでそのくせ権利意識だけ強いのよね。
そんな所が嫌い。弾圧されてた? ――今月のプラントではジョンゴル鍋が大人気――はっ! プラントのような
贅沢な暮らしができるアースノイドの人口比ってどれくらいだかご存知?」
「……まぁまぁ」
ナーエが間に入る。
「同じ船なんだから仲良くしましょうよ、ね?」
ナーエは頼むから早くオーブに着いてくれ、と思った。


643金色(こんじき)の艦隊(仮) ◆Lna0TEvcJM :2008/08/14(木) 18:05:34 ID:???
「調子はどうだ?」
ネオはスウェン達に聞いた。
「ほとんど違和感ありません」
スウェンが答えた。乗機はストライクノワールだ。もっともトランスフェイズ装甲になり、外側装甲にラミネート装甲を
張り巡らすと言う贅沢な改修がされている。
「こちらもです」
ハラダが答える。彼の乗機はやはり同様の改修を施された105スローターダガーだ。
「よくやってくれたな」
ネオが技術官に礼を言う。
「これだけの贅沢な改修は、さすがに全機に、と言う訳には行きません。この間ジブリール氏が来られまして」
「ん?」
「戦時であるから、量産性、整備のし易さを優先せよと言われまして。この様な改修はエース機に限定されるでしょう。
現状のダガーL、105ダガーはラミネート対ビームシールドをとりあえず配る位になるでしょうか。後は、おいおい……」
「それでもいいさ。実験ではカラミティのスキュラを防げるんだろう?」
「はい! レールガンの速射性を維持する冷却装置の技術を取り入れまして。オーブからデータが届いていたフリー
ダムの物よりも良い物が出来ました」
「ならいいさ。とりあえずの対策としては充分だ」
「大佐には感謝していますよ」
「ん?」
「この間、ジブリール様は、今は戦時であるから、信頼性を重視しろとも言われまして。おかげで今はダガーシリーズ
と後期GAT-X制式機シリーズが大増産中です。正直、ウィンダムはまだまだ満足のいく機体ではありませんでしたか
らね。生産中止になってほっとしてます。若い連中の中には新技術を試したくてがっかりしている者もおりますが。はは」
「はは。確かに俺はあれこれ言ったが、ご本人も考えてはいたんだろう。聡いお人だからな」
「ただ、グラスパー系はダガーの数に準じた数に抑えられるそうです。その代わりに新型のモビルアーマーが良い
のが出来たので、生産力はそちらに……」
「ほう、楽しみだなぁ。さっそく見せてもらおうか?」
「はっ、こちらに……」


「はぁー。やっとカーペンタリアに着いたわ」
「オーブのあれから襲撃無くてよかったね」
「カーペンタリア封鎖してた地球軍はザフトの降下作戦で追い散らされたってさ」
「あ、そうだ、アスランさん、ひまだったら一緒に上陸しません?」
マユはアスランに誘いをかける。
「あ……ぁぁ……いや、ちょっと用事があるから」
そう言うとアスランは休憩室から出て行った。
「あーあ、振られちゃったね」
「ふん。あきらめないわよ」
「あたしと一緒に上陸する?」
ルナマリアはマユを誘う。
「んー。中にいてチャンス狙うわ」
「じゃ、レイ」
「なんだ? ルナマリア」
「あたしと一緒に上陸ね」
「いや、俺は……」
「だーめ! 上陸! あんたオーブでも降りなかったでしょ?」
「わかった」
「よし!」
644金色(こんじき)の艦隊(仮) ◆Lna0TEvcJM :2008/08/14(木) 18:09:33 ID:???
続く

マユはシンに邪魔されちゃいましたがシンは姉とアスランをくっつけようと画策中?

宮沢賢治 ツェねずみ ネットで読めます。

スウェン達のモビルスーツも仕上がってきたようで。
あれ?ネオはの乗機は? 次回お楽しみください。
645通常の名無しさんの3倍:2008/08/14(木) 18:37:48 ID:???
「あふぅ」に吹いた
646通常の名無しさんの3倍:2008/08/14(木) 18:56:45 ID:???
>前世の私ならきっと父親代わりなど迷惑に感じたろうが、

前世って…まさかこのシリーズ単なる書き換えじゃなくて荒巻義雄パターン?
言われてみればタイトルからしてアレだけど気づいてなかったの俺だけ?
647通常の名無しさんの3倍:2008/08/14(木) 21:08:48 ID:???
マホ少尉がいいこと言ったw
648通常の名無しさんの3倍:2008/08/15(金) 08:18:12 ID:Ijjer/Gm
>>647
考察スレとかブルコススレではずっと言われてるけど
SS内ではっきり言われるのは少ないよね。

シンのショタっぷりにワラタ
649通常の名無しさんの3倍:2008/08/15(金) 10:24:30 ID:???
>>646
俺は中の人ネタかと思ったが。
650通常の名無しさんの3倍:2008/08/15(金) 10:38:35 ID:???
CEものでアースノイドと言う言葉が出てくるのは初めて見た気がする。
651通常の名無しさんの3倍:2008/08/15(金) 11:50:08 ID:???
>>648
しかしこのまま行くとひょっとしてアスランがシンを連れてグフで脱走
という可能性もあるのか?
いや厳密には問題はそこじゃなくて、そこに至る過程で風呂上りを装うための
濡れねずみシンたんという図がハァハ(以下返り血?で判読不能
652通常の名無しさんの3倍:2008/08/15(金) 19:05:56 ID:???
もしも、地球連合軍に1st及び1st系外伝作品の地球連邦軍将校がいたら
653通常の名無しさんの3倍:2008/08/15(金) 21:53:41 ID:???
>>652
大局に影響を与える事はない。
654通常の名無しさんの3倍:2008/08/15(金) 21:58:25 ID:???
レビルならなんとかしてくれそうだ
655通常の名無しさんの3倍:2008/08/15(金) 22:05:52 ID:???
SEEDは、軍将校が実権を握っているようには見えないからなぁ
それに、多数の国の軍による連合軍だから、一つの国で将校でも全体を動かせるわけじゃないし

連邦軍とは土台が違いすぎる
656通常の名無しさんの3倍:2008/08/15(金) 22:28:26 ID:???
軍のトップが史実と違う事をするのが艦隊シリーズの流れだしなぁ
657通常の名無しさんの3倍:2008/08/15(金) 22:32:50 ID:???
一人二人の有能な将校が増えたところで意味はないわな。
658通常の名無しさんの3倍:2008/08/15(金) 22:40:35 ID:???
トップが違う指示を出せば戦局が大きく変わる
種のトップは厨学生並だったし
659通常の名無しさんの3倍:2008/08/15(金) 22:45:33 ID:???
>>658
楽観的で羨ましいなぁ
660通常の名無しさんの3倍:2008/08/15(金) 23:04:20 ID:???
>>659
そうかな?
ただ種の首脳陣が最悪の選択しかしてなかったというだけ
661通常の名無しさんの3倍:2008/08/15(金) 23:08:29 ID:???
>>660
負けたから最悪だったと言われても、後知恵でしかないんだが
662通常の名無しさんの3倍:2008/08/15(金) 23:25:43 ID:???
>>661
考察する痛い子達は後出しジャンケンが得意なのさwww
663通常の名無しさんの3倍:2008/08/15(金) 23:29:57 ID:???
基本的には仮想戦記ものはそれで成り立っているんだから仕方が無い
664通常の名無しさんの3倍:2008/08/15(金) 23:32:42 ID:???
勝つと言う概念はあっても負けるという概念が欠落してるよね。
都合の良い解釈しかしないwww
665通常の名無しさんの3倍:2008/08/15(金) 23:46:32 ID:???
基本的に仮装千機は俺TSUEEEEですからwww
666通常の名無しさんの3倍:2008/08/15(金) 23:49:35 ID:???
結局史実通りに負けちゃうと、それはそれでつまんないんだけどね
仮想戦記ものって重厚な内容のやつもあれば、ラノベっぽいやつまでピンキリ
基本的に大人が読む物の筈なんだけど
667通常の名無しさんの3倍:2008/08/16(土) 00:04:20 ID:???
火葬戦記をやるなら、「SEEDの連合将官に三国時代の武将軍師が次々に転生」とか
「長島巨人軍が時空を超えSEEDの世界に」とかくらいまではっちゃけて欲しいもんだ

つぅか、>>652はクロススレの管轄だな
668通常の名無しさんの3倍:2008/08/16(土) 00:41:26 ID:???
>667
志茂田乙
669通常の名無しさんの3倍:2008/08/16(土) 01:07:41 ID:???
>>666
そりゃラノベだって購買層の半数以上は大人なんだぜ?
「十代が読むノベル」じゃなくて
「十代も読んでくれるノベル」なのがラノベの実態
それでも普通の小説だと十代の読者は数パーセントになるから相対的には
充分「若者向け」だけど
670通常の名無しさんの3倍:2008/08/16(土) 01:32:56 ID:???
もし種、種死の劇中でグランドスラムが使われてたら
671通常の名無しさんの3倍:2008/08/16(土) 06:09:43 ID:???
……エリア88のドリルミサイルか?
672通常の名無しさんの3倍:2008/08/16(土) 07:00:11 ID:???
スケバン刑事のグランドスラム作戦かもな
673通常の名無しさんの3倍:2008/08/16(土) 07:25:48 ID:fWIxQW1Z
>>667
長嶋巨人軍よりも名将・川上哲治率いるV9戦士の方が面白いと思うよ。
674通常の名無しさんの3倍:2008/08/16(土) 07:52:54 ID:???
>>671
東京フレンドパークだろjk
675通常の名無しさんの3倍:2008/08/16(土) 12:23:37 ID:???
ロマサガじゃねぇの?
676通常の名無しさんの3倍:2008/08/16(土) 12:43:18 ID:???
エルラン辺りはクルーゼと繋がってそう

677通常の名無しさんの3倍:2008/08/16(土) 15:55:49 ID:???
>>661
とりあえず、自分達に有利な砲撃戦を行なわないで相手が有利な航空戦を選んだ
知将ハルバートンより有能なら誰でもいいと思う。

ワッケインクラスなら連合大勝利じゃね?
678通常の名無しさんの3倍:2008/08/16(土) 16:09:33 ID:???
>>677
戦術レベルで勝っても意味ねえんだよ
679通常の名無しさんの3倍:2008/08/16(土) 16:20:51 ID:???
>>678は種を見たことないのか
戦術どころか戦闘レベルで戦局がひっくり返る世界だぞw
680通常の名無しさんの3倍:2008/08/16(土) 16:24:05 ID:???
枝葉の局地戦に勝とうが大局には影響はない。
必要なのは有能な指揮官よりも有能な軍政家。
681通常の名無しさんの3倍:2008/08/16(土) 16:24:40 ID:???
つか戦術的勝利を積み重ねていけば普通に勝てるだろ
戦術的勝利を水泡に帰されてしまうのは国力の劣ってる方であって
連合の場合は本来勝てるはずの戦争を戦術的敗北の積み重ねで膠着状態に
されてるんだから
682通常の名無しさんの3倍:2008/08/16(土) 16:29:13 ID:???
>>678
ジオン−連邦並に実戦部隊数に差があるから
戦術レベルで引き分けでもそれを数回繰り返せば
ザフト制宙権は縮小する。
十分意味があるね。
683通常の名無しさんの3倍:2008/08/16(土) 16:29:34 ID:???
連合の方が戦力多いんだから、戦術的勝利続ければ敵戦力を撃滅し、主要拠点を全て制圧
する事も可能だわな
もちろんジェネシスのように危険物は破壊か拿捕
それでも「戦術的勝利では大局は動かない」のかw
684通常の名無しさんの3倍:2008/08/16(土) 16:34:49 ID:???
お前らちょっとは手加減してやれw
685通常の名無しさんの3倍:2008/08/16(土) 17:28:52 ID:???
>>681
ちょっと違うのでは。まず主役ありきなんです。
キラが特攻すればキルレシオとか補給とか疲労とか関係ない世界なんです。
負債がその気になれば単機で世界滅ぼせるんです。
実際滅んだようなもんだけど。
連合は勝てるはずの戦争じゃないんです。
最初から負けが決まってるんです。
普通のアニメは戦争と描く場合は敵側もきちんと描写したり
最初から悪党として書いちまいます。
しかし種は設定等を見てみると他国から認められるような大儀は連合側にあります。
それにも関わらず描写だけは悪として連合を描き、
事実としてのテロリストを持ち上げるからおかしいのです。
ねこだいすき。

686通常の名無しさんの3倍:2008/08/16(土) 17:35:47 ID:???
>>677
しかし、他の戦場ではZAFTのビックリドッキリメカに逆転食らうような戦闘しかないような
地道な戦術が有効な戦いでは連合も勝ってるし
将官の優劣で勝敗が逆転しそうな戦闘って他に何かある?

あと、第8艦隊が軌道上戦で生き残って、大局に及ぼす影響って何だろ
687通常の名無しさんの3倍:2008/08/16(土) 17:37:19 ID:???
楽観的にしか考察出来ない奴しかいないんだなwww
688通常の名無しさんの3倍:2008/08/16(土) 17:39:59 ID:???
>>686
そこは第8艦隊が生き残るよりザフト艦隊潰すことの方が重要じゃないか
ザフト脅威の科学力で3ターンで戦艦建造できますみたいなことがない限り
689通常の名無しさんの3倍:2008/08/16(土) 17:41:55 ID:???
>>686
ブルーコスモスの影響力低下

それに伴う連合軍の戦略変更
690通常の名無しさんの3倍:2008/08/16(土) 17:43:46 ID:???
単純に連合戦艦の性能が低すぎて話にならんぞ
電波障害が無くても宇宙ならMS相手にボロ負けって設定だから
691通常の名無しさんの3倍:2008/08/16(土) 17:49:40 ID:???
>>688
でも、ザフト艦隊はローデシア級数隻とナスカ級1隻だから、それほど大きな損耗じゃないような
MSは艦砲では落とせないから、そっくり残るだろうしなぁ

>>689
劇的に影響力が低下するって事は無いんじゃない?
第8艦隊は、MS奪取されて既に政治的に死に目だったわけだし

結局は、AAの後ろ盾の第8艦隊が残って、地上のAAへの支援が強化されるくらいかと
上手くすれば、AAの裏切りフラグが消えるかなぁ
692通常の名無しさんの3倍:2008/08/16(土) 17:59:43 ID:???
敵艦沈める
→MSはどこにも帰れない
→連合に投降するか漂流刑
→アスランとクルーゼを喪ってパトリックがファビョる。


……パトリックの狂化が早まれば、ただそれだけで連合有利になると思う。
ザフトにマトモな戦闘指導者なんて一人も居ないもの。
693通常の名無しさんの3倍:2008/08/16(土) 18:14:21 ID:???
なんで連合勝利が前提なん?
後出しジャンケンなの?
694通常の名無しさんの3倍:2008/08/16(土) 18:24:50 ID:???
戦争は数が多い方が勝つ
これが常識
695通常の名無しさんの3倍:2008/08/16(土) 18:30:12 ID:???
>>692
クルーゼにここで死ぬ意義が無い以上、全滅するまで戦うはずがない
で、ZAFT艦隊が逃げに転じたなら、AAの降下支援が目的の第8艦隊は追撃が出来ない
つまり、ZAFT艦隊全滅は有り得ない

ついで言うと、仮に艦隊全滅しても、ガンダムに乗ってる奴らは自力で地球に降下できる
アスランを失ってパトリックがファビョる事はない
696通常の名無しさんの3倍:2008/08/16(土) 19:05:50 ID:???
>>694
ベトナム戦争は?
697通常の名無しさんの3倍:2008/08/16(土) 19:12:52 ID:???
>>696
それは特殊すぎる例だよ
アメリカは国力を消耗し尽くしたわけでもなければ
テト攻勢以外では戦闘に負けたわけでもない
世論に負けたんだよ
698通常の名無しさんの3倍:2008/08/16(土) 19:12:54 ID:???
>>696
北ベトナム軍+ベトコンの方が、米軍+南ベトナム軍より数は多かった
699通常の名無しさんの3倍:2008/08/16(土) 19:23:27 ID:???
ベトナム戦争は引き分けみたいなものだからな
700通常の名無しさんの3倍:2008/08/16(土) 19:24:43 ID:???
ベトナム戦争はアメリカを病ませたよね。
701通常の名無しさんの3倍:2008/08/16(土) 19:26:08 ID:???
あの国力の差で勝てなかったアメリカはかなりの池沼www
702通常の名無しさんの3倍:2008/08/16(土) 19:28:42 ID:???
ただ単純に勝つってだけなら
地形が変るまで爆撃するか、手っ取り早く核でも打ち込みゃいいんだろうけど、
そうすっとソ連が黙っちゃいないだろうしな…
703通常の名無しさんの3倍:2008/08/16(土) 19:34:40 ID:???
少数で多数に勝つっていうのは物語としてはよくある要素で盛り上がるんだけど、
種の場合は逆につまらなくなっているというのがなんとも・・・
704通常の名無しさんの3倍:2008/08/16(土) 19:38:11 ID:???
政治が制限をかけると、どんな強力な軍隊でも敵に勝てなくなる好例って事で

連合軍がプラントを殲滅出来なかったのも、プラントの穏健派と地球連合が停戦合意したからだろうしなぁ
あのまま戦争継続してたら、プラント本国を落とせただろうに
705通常の名無しさんの3倍:2008/08/16(土) 19:47:45 ID:???
少数で多数を打ち破るって関ヶ原の戦いとか?
706通常の名無しさんの3倍:2008/08/16(土) 19:52:06 ID:???
>>705
桶狭間の戦いと間違ってねーか?
707通常の名無しさんの3倍:2008/08/16(土) 19:52:23 ID:???
あのまま戦争を継続していたらラクシズの一人勝ちです。
それが負債クオリティ。
708通常の名無しさんの3倍:2008/08/16(土) 19:53:18 ID:???
>>705
あれは少数と見せかけて裏切りで戦力を逆転させる戦略だよ
709通常の名無しさんの3倍:2008/08/16(土) 19:54:08 ID:???
それじゃあ長坂とか官渡とか?
710通常の名無しさんの3倍:2008/08/16(土) 19:55:04 ID:???
>>708
裏切りじゃなくて調略ね
711通常の名無しさんの3倍:2008/08/16(土) 19:59:36 ID:???
軍事的・政治的にも孤立したラクシズがボロボロになりながらどんどん追い込まれて、
最後はメサイアに特攻して議長の首を取らざるを得なくなったりとか、そういう展開ならヒロイックで燃えたんだがなぁ
712通常の名無しさんの3倍:2008/08/16(土) 20:01:39 ID:???
>>711
痛ーい
713通常の名無しさんの3倍:2008/08/16(土) 20:10:58 ID:???
>>707
無理無理
だって、最終回では既にフリーダムもジャスティスも落ちて、ラクシズには売れそうなプラモが一つもない
バンダイの御加護が無くなれば、負債なんて何も出来ねーって
714通常の名無しさんの3倍:2008/08/16(土) 20:14:26 ID:???
>>712
孤立している筈なのにやりたい放題で、襲い掛かる軍勢を総てゴミクズのように蹴散らして無双、
あっけなくメサイア陥落させて議長の座を簒奪する展開とどちらが痛い?
715通常の名無しさんの3倍:2008/08/16(土) 20:15:18 ID:???
>>713
あのまま続いてたら謎の超絶MSが登場してもおかしくない。
716通常の名無しさんの3倍:2008/08/16(土) 20:16:02 ID:???
>>714
痛いよー
717通常の名無しさんの3倍:2008/08/16(土) 20:25:22 ID:???
>>715
その前にエターナルが変形してマクロスばりに主砲発射・ダイダロスアタックてな展開だろ…
勿論名前はエターナルガンダムで。
718通常の名無しさんの3倍:2008/08/16(土) 21:07:27 ID:???
>>金色の艦隊(仮) ちょっと遅れたけれど投下乙。
719通常の名無しさんの3倍:2008/08/16(土) 21:09:02 ID:???
>>693
そんなにザフトが好きなのか?
真正面からマトモな戦術で戦えば数が10倍の連合が勝つ。
そう言ってるだけだと思うが。

艦隊は砲撃戦+メビウスとの連携で十字砲火。
航空戦は一撃離脱+十字砲火エリアへの追いこみ。
時間稼ぎでMSが後退したら対艦兵装のメビウス投入。
これで十分勝てるでしょ。

変態仮面が撤退を選択したら、大規模会戦で連合初?の勝利となり
連合の士気は上がる。

どこか間違ってるか?
720通常の名無しさんの3倍:2008/08/16(土) 21:13:42 ID:???
>>719
全然間違ってないけど、実際に劇中で負けてる地球連合が、
こうしていれば勝ったのに、という考察をするのは後だしジャンケンに過ぎないでしょ。

ただ、普通は連合の勝ちだとは思う。これ以上は考察スレの題材だろうと思うけど。
721通常の名無しさんの3倍:2008/08/16(土) 21:15:25 ID:???
>>719
SSの設定と実際の設定をごっちゃにされても困る
722通常の名無しさんの3倍:2008/08/16(土) 21:18:09 ID:???
>>719
ザフトよりも俺補正入れまくりの客観的じゃない考察が嫌いです。
723通常の名無しさんの3倍:2008/08/16(土) 21:20:15 ID:???
>>719
NJ投入前から少数のMSに袋叩きに合うほど弱いのにそんな立派な作戦が出来るとは思えないけど。
724通常の名無しさんの3倍:2008/08/16(土) 21:21:50 ID:???
なんで考察君は客観的じゃないのかねぇ
725通常の名無しさんの3倍:2008/08/16(土) 21:23:28 ID:???
>>720
アツクナッタカラマケタワ
726720:2008/08/16(土) 21:28:16 ID:Xyl0WbPi
マケタ……
727通常の名無しさんの3倍:2008/08/16(土) 21:29:50 ID:???
>>719
って素人だって考えつく程度の作戦だよね。
それ以下な提督しか居ない連合ってどれだけ無能ぞろいなんだか。
未来のヤン・ウェンリーは居ないのか・・・
728通常の名無しさんの3倍:2008/08/16(土) 21:30:56 ID:???
これが軍ヲタクオリティwww
729通常の名無しさんの3倍:2008/08/16(土) 21:31:27 ID:???
>>727
電波障害でレーダーが死んでたら連携どころじゃないぞ
730通常の名無しさんの3倍:2008/08/16(土) 21:32:19 ID:???
田中厨の降臨で御座います
731通常の名無しさんの3倍:2008/08/16(土) 21:36:39 ID:???
>>719
噂の三人目さんですか?
732通常の名無しさんの3倍:2008/08/16(土) 21:37:46 ID:???
>>727
劇中の出来事は妥当である。というスタンスを取るなら、
素人だって考え付く程度の作戦はすでにできない状況であるという見方も出来る。

CEの時代では不可能な作戦だったのかもしれない。
733通常の名無しさんの3倍:2008/08/16(土) 21:38:17 ID:???
三人目は、もっとしょうもない事を言うよ

てか、場の空気を悪くしすぎだ
自重しようぜ
734通常の名無しさんの3倍:2008/08/16(土) 21:39:36 ID:???
ここはIF系統合SSスレなんだから、つべこべ言わずにIFなSSを落とせば良いんじゃないの?
ザフトが勝とうが連合が勝とうが、筋が通っていれば受け入れられるでしょう。
735通常の名無しさんの3倍:2008/08/16(土) 21:42:15 ID:???
大本の>>652については、連邦の将官が居ても大差ないって話で終わりにしよう

そもそもスレ違いだからクロススレにいけって話だし
SS書くなら歓迎だが、議論はこれ以上続けてもしょうがない
736通常の名無しさんの3倍:2008/08/16(土) 21:42:47 ID:???
もしAAの艦長が徳川家康だったらってSSはここでいいの?
737通常の名無しさんの3倍:2008/08/16(土) 21:44:31 ID:???
旗色が悪くなった軍ヲタが撤収をはじめたの?
738通常の名無しさんの3倍:2008/08/16(土) 21:44:56 ID:???
将官がいたところでな。兵卒に至るまで種クオリティだから、まともに指揮されてもまともに
動けないだろっていう…
>>736
ある意味クロスなのでスレ違い?w
739通常の名無しさんの3倍:2008/08/16(土) 21:45:18 ID:???
>>736
クロススレ。


連合の戦術・戦略が○○だったら勝てていたのか、で考察スレに持ち込めばいいんだよね。
740通常の名無しさんの3倍:2008/08/16(土) 21:45:40 ID:???
>>736
徳川家康が、日本の戦国時代とかから来たって設定ならクロススレ
SEED世界の生まれならここ
741通常の名無しさんの3倍:2008/08/16(土) 21:46:15 ID:???
>>732
> CEの時代では不可能な作戦だったのかもしれない。
CEには孫子の兵法が存在しないってネタをどっかで見た気がする。
そういう事なんでしょうね。
742通常の名無しさんの3倍:2008/08/16(土) 21:49:40 ID:???
ごめんなさい。勘違いさせたみたいです。
もしもドカベンの明訓高校の元監督の徳川家康がCE生まれでAAの艦長だったらってSSです。
743通常の名無しさんの3倍:2008/08/16(土) 21:50:19 ID:???
>>742
それは流石に勘違いするってw
744通常の名無しさんの3倍:2008/08/16(土) 21:51:16 ID:???
えーと、もし登場キャラの性別が逆だったら

ミネルバとかAAとかドミニオンとかの艦長が男になってなんとなく気分がすっきりする
745通常の名無しさんの3倍:2008/08/16(土) 21:52:25 ID:???
それなら100%クロスだろ。 元キャラが存在するんだから。
746通常の名無しさんの3倍:2008/08/16(土) 21:52:52 ID:???
>>742
ネタだと思うがふいたwww
ここで良いと思うけど、ドカベンを知ってる人間がいるかどうかは微妙だと思うよ。
747通常の名無しさんの3倍:2008/08/16(土) 21:54:07 ID:???
CEが「パンツじゃないから恥ずかしくないもん」な世界だったら

これもクロス?
748通常の名無しさんの3倍:2008/08/16(土) 21:54:50 ID:???
種世界で孫子を元に戦争させてみるならおK?
749通常の名無しさんの3倍:2008/08/16(土) 21:55:08 ID:???
>>747
パンツじゃなくてズボンだからここ
750通常の名無しさんの3倍:2008/08/16(土) 21:58:48 ID:???
>>744
それは多分ここだな。キラが女になってフレイが男になるけど、後悔しないか?
751通常の名無しさんの3倍:2008/08/16(土) 22:00:49 ID:???
イアン艦長が熟女になるんなら問題ない>>744
752通常の名無しさんの3倍:2008/08/16(土) 22:05:27 ID:???
>>750
戦闘の中で不安定になるキラをつなぎ止める為、ベッドに誘うフレイか
そして、フレイは優しかったんだとか言っちゃう訳か

良いな、是非書きなさい
753通常の名無しさんの3倍:2008/08/16(土) 22:13:02 ID:???
>>652
フルボッコにされて楽しい?
754通常の名無しさんの3倍:2008/08/16(土) 22:18:55 ID:???
1話で見ず知らずの少女にストライクのOSを改造されちゃう技術士官とか
エンデュミオンの鷹として有名な女エースパイロットとか出てくるのかw
755通常の名無しさんの3倍:2008/08/16(土) 22:28:35 ID:???
>>753
楽しくはないですが、マゾヒストなので
フルボッコにされて嬉しいですwwwwww
756通常の名無しさんの3倍:2008/08/16(土) 22:32:53 ID:???
もしもルナマリアが肉便器だったら
757通常の名無しさんの3倍:2008/08/16(土) 22:39:06 ID:???
>>756
CEの男性陣はヘタレが多いからルナマリアを肉便器にするような甲斐性はないだろ。
ルナマリアがシンやレイを性処理用の下僕として扱ってそうだ。
758通常の名無しさんの3倍:2008/08/16(土) 22:39:22 ID:???
そんなのは各種エロ同人誌で選り取りみどりの状態だ
見飽きた
759通常の名無しさんの3倍:2008/08/16(土) 22:52:44 ID:???
>>754
俺様キャラなフレイもあるでよ
760通常の名無しさんの3倍:2008/08/16(土) 22:54:23 ID:???
>>677
じゃあ、アルテミス司令官で
761通常の名無しさんの3倍:2008/08/16(土) 22:59:38 ID:???
>>758
エロ同人痛乙w
762通常の名無しさんの3倍:2008/08/16(土) 23:04:20 ID:???
>>758
見飽きるほど読み漁るなよ、そんなの…
763通常の名無しさんの3倍:2008/08/16(土) 23:05:42 ID:???
>>758
きめえw
764通常の名無しさんの3倍:2008/08/16(土) 23:37:39 ID:???
好きで見飽きるほど見たんじゃないやい!
765通常の名無しさんの3倍:2008/08/16(土) 23:48:58 ID:???
エロネタはありふれてるから総ボツって事で
前に考えた敵味方逆転キャストが一番斬新だったかな
766通常の名無しさんの3倍:2008/08/17(日) 00:00:39 ID:???
好きでもないのに見飽きるほど同人誌を読む男>>764
仕事なんだねきっとw
767通常の名無しさんの3倍:2008/08/17(日) 00:49:19 ID:???
キラが筋金入りのブルコスシンパだったら……。

アイツコーディネーターなんだよねとか言われて

「僕だって好きでコーディネーターに生まれたわけじゃない!」

プラントの連中と一括りにされて

「あんな宇宙の化け物どもと一緒にしないでください。
 コーディネーターだと言うだけであんなテロリストどもと一緒くたにされるのは不愉快です。
 大体、ちゃんとした教育を受けた士官が、あんな露骨な離間策を真に受けてどうするんですか?」

アスランやイザークとあって

「何でキラが連合に……」
「それはこっちの台詞だよアスラン!
 何でアスランがザフトなんかに参加しているんだ」

「このコーディネーターの裏切り者がッ!」
「僕がコーディネーターの裏切り者だったら、お前らプラントの連中は地球人類全体の裏切り者だろ!」


 ……結構面白いかも……。
768通常の名無しさんの3倍:2008/08/17(日) 01:13:30 ID:???
>>767
好きでこんな風に生まれたんじゃないっていうのは、スーパーコーディネイターだと
明かされた時にまた別の意味を持ちそうだな…結構良いんじゃないか?
769通常の名無しさんの3倍:2008/08/17(日) 01:46:31 ID:???
昔、キラinファントムペイン設定のSSあったね
あと性別そのままでキラとラクスの立場入れ替えるネタスレがあったわ
770通常の名無しさんの3倍:2008/08/17(日) 04:19:48 ID:???
ムウに「君コーディネイター?」って言われた時に「だったらなんだっていうんです」とか返しそうなキラだw
771通常の名無しさんの3倍:2008/08/17(日) 04:21:00 ID:???
>>767
ナチュラルに混じってキラが戦うと、頑張れば頑張るほど周りとの能力差が
浮き彫りになって、孤立や差別の遠因にもなりうるっていうジレンマがあるから、
結構面白そう。
772通常の名無しさんの3倍:2008/08/17(日) 10:17:14 ID:???
>>770
元々「やめてよね」が地だろうから、2000万人ぽっちの奴らを絶滅させるどころか地球まで
侵攻されてしまった連合軍の軍人にも敵愾心を持ってたりするんじゃない?ワザとやってんのか、
みたいな。プラントの独立運動の所為で、地球のコーディネイターは随分肩身が狭くなってる
だろうしね。
773通常の名無しさんの3倍:2008/08/17(日) 19:24:14 ID:???
爆弾首輪を付けた連合コーディネーター キラ・ヤマト

ムウ「キラ お前の爆弾は?」
キラ「こんなもの、とうの昔に解除済みだ」
ピッ!
キラ「ハーハハハハハ!」
774通常の名無しさんの3倍:2008/08/17(日) 20:36:04 ID:???
もし自由がストライクのマイナーチェンジだったら
見た目は変えずせいぜいパワーはストライクの1、2倍で出力、稼動時間もストライクより少しうpした程度

これならキラも機体性能頼りと呼ばれんと思うが
775通常の名無しさんの3倍:2008/08/17(日) 20:40:29 ID:???
そしてキラは超絶技術の持ち主に?
厨臭いな。
776通常の名無しさんの3倍:2008/08/17(日) 20:46:28 ID:???
強敵は常夏機と天帝くらいなんじゃないの?
フルバーストが出来れば雑魚は問題ない
777通常の名無しさんの3倍:2008/08/17(日) 20:52:51 ID:???
新しいストライカーパックにすれば、と考えたことはある
ストライクのプラモに自由の羽付けてて思いついたんだけどね。
フリーダムストライカー、案の定すごい厨デザインになったw
778通常の名無しさんの3倍:2008/08/17(日) 21:03:58 ID:???
それならストライクE+IWSPをキラの新型機にすればいいと思う
779通常の名無しさんの3倍:2008/08/17(日) 21:19:30 ID:???
ノワールでよくね?
トリコロールのノワール
780通常の名無しさんの3倍:2008/08/17(日) 21:55:42 ID:???
手足を取り除いたディンを無理やりバックパック化(空中用)
手足を取り除いたグーンをバックパック化(水中用9
利点はモビルスーツ2体分のバッテリーで作戦時間延長
それと入手が容易で替えもききやすい(戦場で拾ってくる)
781通常の名無しさんの3倍:2008/08/17(日) 21:58:19 ID:???
ストライクEよりメッキ落としてトリコロールカラーにしたアカツキのが
主人公っぽい感じがすると思う。

>>773
行動目的が地域の征服なみみっちいキラの誕生ですね
782通常の名無しさんの3倍:2008/08/18(月) 13:50:01 ID:???
>>775
秘められた能力が解放されて
いきなり超絶技術に進化したら厨臭いが
血の滲むような訓練や
紙一重の実戦を積めんだ後で
超絶技術を手に入れれば、むしろ汗臭くて王道。

さらにそのマイナーチェンジを
サイトールカズィがやればさらによい。
783通常の名無しさんの3倍:2008/08/18(月) 15:00:34 ID:???
サイトー・ルカズィって読んでなんて厨臭い名前だと思ってしまった
784通常の名無しさんの3倍:2008/08/18(月) 15:16:15 ID:???
>>783
サイトールカズィが変形して合体したのですな?
785通常の名無しさんの3倍:2008/08/18(月) 15:29:27 ID:???
サイトー専用リガズィ
786通常の名無しさんの3倍:2008/08/18(月) 15:31:59 ID:???
サーイ トール カーズィー サーイ トール カーズィー
おーれたちーのーたまーしいーがーもーえーてーいーるー
787通常の名無しさんの3倍:2008/08/18(月) 20:34:52 ID:???
もし種死の最終決戦で対戦相手を逆にしたら

和田対運命
伝説対隠者

て具合に
788通常の名無しさんの3倍:2008/08/18(月) 20:39:19 ID:???
隠者が和田の加勢に飛んでくるから結局同じ結果にしかならない
凸ウザッ
789通常の名無しさんの3倍:2008/08/18(月) 23:19:04 ID:???
伝説は距離をとってドラグーン撃ってれば勝てそうな希ガス
790通常の名無しさんの3倍:2008/08/18(月) 23:21:41 ID:???
囁き戦術が逆効果になる分、元の組み合わせよりは相性がよくなりそうな気がする。
791通常の名無しさんの3倍:2008/08/18(月) 23:25:31 ID:???
>>790
妹の仇の言葉に耳を貸さないシン、議長を裏切ったヤツの言葉に耳を貸さないレイ
普通にいい感じだぞw
792通常の名無しさんの3倍:2008/08/18(月) 23:34:14 ID:???
「シン、議長に手を貸したその未来には、自由が無くなってしまう!」
「たとえ不自由な世界でも、俺はマユに平和に生きて欲しかった!
それを殺したのがキラ=ヤマト、お前だあ!」

「レイ、議長の甘い言葉は、必ず世界を焼く。それぐらいは分かっているだろう!?」
「その後には平和が来るのです。ギルを裏切った貴方が、これ以上寝言戯言を
言うのには付き合いきれない――今日までにしてもらいましょう!」
793通常の名無しさんの3倍:2008/08/19(火) 01:30:25 ID:???
そうなるのが目に見えて、収拾つけられなくなりそうだったから相手とりかえっこしたんじゃね
794通常の名無しさんの3倍:2008/08/19(火) 01:59:00 ID:???
議長の方はお互い様って感じだがな
795通常の名無しさんの3倍:2008/08/19(火) 07:21:36 ID:???
>>794
と思う。つか、普通に考えるとラクシズがやりそうな気がw>ディステニープラン
796通常の名無しさんの3倍:2008/08/19(火) 10:26:16 ID:???
>>795
遺伝子で社会的地位が決まる世界……
何でまた、よりにもよって最高級コーディネイターの集団であるラクス達が反対したんだかさっぱりわからん。
797通常の名無しさんの3倍:2008/08/19(火) 10:51:57 ID:???
 ラクシズの母体はシーゲル派。
 で、シーゲル派は穏健派ブルコスに近い、

『コーディネーターは混血によってナチュラルの中に帰るべきだ』

と言う思想を持っている。
 だから、あまりに急激且つ正反対な方向転換では受け入れられない可能性があると考えたんじゃない?

 それに、本来運命計画は、ナチュラル向きの強制力の無いハローワークプラン。
 >>795のような誤解は、ラクシズのプロパガンダを真に受けた結果でしかないんだぜ。
 元々、どのような調整がなされたかがわかるコーディネーターには適用されないもので、
施行されればコーディネーターの優位は減少する。
 最高位のコーディネーターと、狭い分野では天才的な能力を持つナチュラルを中心とした組織だからこそ、
自らの優位性を揺るがされる運命計画は認められないと考えた……とするのが妥当なんじゃない?

 特にラクスにとっては、狭い分野であれ、コーディネーター並みの能力を持つナチュラルが増えるってのは悪夢のようなものだろう?
 そもそも、奴の洗脳はコーディネーターにしか効かないんだから、さ。
798通常の名無しさんの3倍:2008/08/19(火) 10:52:14 ID:???
効率的な社会運営なんて興味がないのでナチュラルがどんな職につこうが構いませんし、
表向きプランに反対することでナチュラルの反感を取りのぞいたのです

もちろん高い地位には実質的にラクス派のコーディネーターしかつけませんが
799通常の名無しさんの3倍:2008/08/19(火) 11:25:29 ID:???
>>797
オタクって自分の考察を自慢げに語るよね
800通常の名無しさんの3倍:2008/08/19(火) 11:36:58 ID:???
それが批判された時はへこむが
絶賛された時の気持ちよさは

ふぅ・・・ 

以上だな
801通常の名無しさんの3倍:2008/08/19(火) 11:58:40 ID:???
んな複雑に考えんでも
「暗殺未遂にあった時に議長に対し悪印象を持ち、疑心暗鬼になっていた。
 ぶっちゃけ議長がどんな正論述べても胡散臭さしか感じなかった」
で、いいじゃん。
802通常の名無しさんの3倍:2008/08/19(火) 12:00:25 ID:???
いや、運命計画が法的強制力を持たないハローワークプランとか、
シ−ゲル派の思想とかは公式設定だぞ。
803通常の名無しさんの3倍:2008/08/19(火) 13:15:16 ID:???
>>801
そもそもそれ自体がラクシズの 被 害 妄 想 なんだがな
事実がどうあれ議長が特殊学級部隊を仕向けたって証拠はないんだから
混乱するプラントをまとめるためにラクスの名を使うことが怪しいとかもうね・・・
804通常の名無しさんの3倍:2008/08/19(火) 13:55:08 ID:???
>>802
法的に強制力はなくてもレクイエムが頭上から狙ってるんですね
わかります
805通常の名無しさんの3倍:2008/08/19(火) 15:43:10 ID:???
>>803
ラクシズに証拠はいらないんやでぇ
怪しいと思ったらタマ取るんじゃい
806通常の名無しさんの3倍:2008/08/19(火) 16:48:55 ID:???
>>803
タイミングが悪かったんだよ
本物に暗殺部隊が仕向けられ、プラントに目を向けてみれば議長が偽者使ってる
S2インフルエンザの時よりよっぽど状況証拠は揃ってる。
807通常の名無しさんの3倍:2008/08/19(火) 19:05:49 ID:???
>>804
あれはオーブ軍が攻め込んで来たからだろ
素直に戦争犯罪を認めていれば狙われる事などなかった
むしろそれを有耶無耶にする為に侵攻したと見るべきだろう
そのまま戦後処理が始まったら、ジブリールを匿ってプラント破壊の直接の原因を作ったオーブは、
テロ支援国家として国際社会から裁かれるからな
ラクシズは身内を庇う為に議長を抹殺したのさ
808通常の名無しさんの3倍:2008/08/19(火) 19:17:27 ID:???
戦争犯罪ってなーに?
そもそもロゴス批判がまるで的外れな主張じゃんか。
で、それなりに警備されてるはずの財閥の屋敷に攻め込めるだけの武力ってどっから出たんだ?
議長が裏で武器供給とかして襲わせたんじゃないか?
809通常の名無しさんの3倍:2008/08/19(火) 19:17:54 ID:???
運命計画がハローワークなのは公式になったのか
まぁ設定屋と監督が言ってたんだからあたりまえか
810通常の名無しさんの3倍:2008/08/19(火) 19:21:24 ID:???
>>807
自分の考察を自慢げに語るオタクって痛いと思わない?
811通常の名無しさんの3倍:2008/08/19(火) 19:51:13 ID:???
デュランダルはロゴスと敵対する利権集団から多額の政治献金を貰ったからロゴス批判をしたんだよ!
多分ね。
812通常の名無しさんの3倍:2008/08/19(火) 20:08:16 ID:???
>>808
オタクは自分に都合の良い解釈しかしないんだよ。
813通常の名無しさんの3倍:2008/08/19(火) 20:25:47 ID:???
>>799>>810>>812
投票ちゃんねるでやれ
814通常の名無しさんの3倍:2008/08/19(火) 22:11:59 ID:???
>>813
オタク乙www
815通常の名無しさんの3倍:2008/08/19(火) 22:23:59 ID:???
>>813
オタクだからってカリカリすんなよwww
816通常の名無しさんの3倍:2008/08/19(火) 22:30:41 ID:???
デュランダルって犬畜生にも劣る所業をしたよね。
モラルの欠けている指導者は死んで当然だと思うよ。
817通常の名無しさんの3倍:2008/08/19(火) 22:34:49 ID:???
というか盟主王と発狂前のサハクとコープランド大統領以外にまともな政治観念を持ったのがCEにいるのか?
818通常の名無しさんの3倍:2008/08/19(火) 22:36:49 ID:???
>>817
多分空気キャラにならまともな奴はいるよ。
819通常の名無しさんの3倍:2008/08/19(火) 22:47:36 ID:???
そもそもプラントはオーブから宣戦布告されて
まだ講和してないという事実をわかってないアホが多すぎ
議長の真意がどこにあれ、運命計画関係なくプラントが撃たれる原因作った戦争当事国が攻めてきたんで
報復にレクエイムぶちかましましたで通用するだろw
820通常の名無しさんの3倍:2008/08/19(火) 22:50:44 ID:???
しまった、セイラン親子を忘れていたorz
821通常の名無しさんの3倍:2008/08/19(火) 22:58:59 ID:???
>>819
頑張れば頑張るほど痛いよ
822通常の名無しさんの3倍:2008/08/19(火) 23:00:35 ID:???
一人、レッテル張りをしてる痛い子がいるなw
夏休みは終了目前だ、宿題しろよ?
823通常の名無しさんの3倍:2008/08/19(火) 23:04:44 ID:???
>>808>>810-812>>814-816>>821
夏休みの宿題は済んだか?もう10日ぐらいしか残ってないぞ?
824通常の名無しさんの3倍:2008/08/19(火) 23:06:04 ID:???
IFスレなのに別の展開望んだら後出しジャンケンとか云ってる奴だろw
あー痛い痛いw

 失 せ ろ
825通常の名無しさんの3倍:2008/08/19(火) 23:10:19 ID:???
>>808>>810-812>>814-816>>821>>824
ウザイよ、消えろ
826通常の名無しさんの3倍:2008/08/19(火) 23:12:10 ID:???
>>825
You too.
827通常の名無しさんの3倍:2008/08/19(火) 23:13:12 ID:???
否定されたからって暴れるなよwww
828通常の名無しさんの3倍:2008/08/19(火) 23:30:05 ID:???
議長の真意はタリアの穴の中にあるよ
829通常の名無しさんの3倍:2008/08/19(火) 23:37:21 ID:???
前の穴か、真ん中の穴か、後ろの穴か
それによって議長の人間性がわかるな。
830通常の名無しさんの3倍:2008/08/20(水) 00:44:42 ID:???
右の穴とか左の穴だったらどうするんだ
831通常の名無しさんの3倍:2008/08/20(水) 03:11:40 ID:???
右とか左とか
そんなマニアックな穴に入れる奴は
議長になったらダメだろ。
832通常の名無しさんの3倍:2008/08/20(水) 04:18:14 ID:???
>>831
逆に考えるんだ、ダメだったから最後の方で火病ったんだ
833通常の名無しさんの3倍:2008/08/20(水) 04:32:17 ID:???
そうか、右や左はマニアックなのか
834通常の名無しさんの3倍:2008/08/20(水) 05:09:44 ID:???
>>833
普通は真ん中。
欧米では後ろも割と普通らしいが
日本じゃアブノーマルだな。
前とか右、左は物理的に無理だろな。
835通常の名無しさんの3倍:2008/08/20(水) 05:38:52 ID:???
コープランドはプラントさえも仲間に入れてやる地球圏統一政府考えていたと言う事で人格的にも優れていたと思う。
わかっててコープランドを殺害したデュランダルはキチ
836通常の名無しさんの3倍:2008/08/20(水) 07:57:54 ID:???
>運命計画がハローワーク
こんなこと言うから整合性ブッとぶんだよなあw
そうならなおさらギルはこんなんやらんと思うのよねえ
つか、コーディネイトする時点で自然とやれる職種は決まってくるしw
837836:2008/08/20(水) 08:08:53 ID:???
あ、最後の行訂正
× コーディネイトする時点で自然とやれる職種は決まってくるしw
○ コーディネイトこと自体、運命計画みたいなもんだしw
838通常の名無しさんの3倍:2008/08/20(水) 10:45:28 ID:???
>>835
鬼畜の行いを平然と行うデュランダルに正常である事を求める馬鹿はいない。
839通常の名無しさんの3倍:2008/08/20(水) 11:24:56 ID:???
そこらへん何だかんだ言ってもデュランダルもコーディだったってことかね。”愚鈍な”ナチュラルの下なんぞに就けるかっつー。
Dプランが広まって段階的に強制に近づけるとかだったら、結局大多数のナチュラルを”優れた”コーディ様が支配するって構図になるわけだし。
840通常の名無しさんの3倍:2008/08/20(水) 14:28:42 ID:???
不義密通大好きデュランダルはどうしようもない
841通常の名無しさんの3倍:2008/08/20(水) 15:45:25 ID:???
>>835>>838>>840

…気の利いた事言えて、自演も成功してるつもりなんだろうなあ…
親の程度が知れるよ。
842通常の名無しさんの3倍:2008/08/20(水) 15:58:54 ID:???
>>841
本人さんですか?
843通常の名無しさんの3倍:2008/08/20(水) 18:25:50 ID:???
>>835>>838>>840>>841

スーパー自演タイムwwwww
844通常の名無しさんの3倍:2008/08/20(水) 20:17:31 ID:???
今tellで確認して来たぞ
ラクス殺そうとした黒幕じゃないって言ってたぞ
証明されたのでこの話題終了
これが会話ログ
俺>こんにちはデュランダルさん
デュランダル> 何か用かな?
俺> ラクス殺そうとしましたか?
デュランダル> してない
俺> そうですかありがとうデスティニんプランすごいですね
デュランダル>それほどでもない
845通常の名無しさんの3倍:2008/08/20(水) 20:19:57 ID:???
ラクス「勝ったな」
虎「何だって?」
ラクス「キラがフリーダムに乗っている限り、私に負けはない」

という電波を受信した
846通常の名無しさんの3倍:2008/08/20(水) 20:23:20 ID:???
>>844
saguかよwwwww
847通常の名無しさんの3倍:2008/08/21(木) 02:16:30 ID:???
saguワロタw
848通常の名無しさんの3倍:2008/08/21(木) 08:06:41 ID:???
ブロントさんはどこ行っても大人気ですね
849金色(こんじき)の艦隊(仮) ◆Lna0TEvcJM :2008/08/21(木) 18:23:56 ID:???
「やぁ。ただいま戻りました。父上」
アメノミハシラから戻ったユウナは執務しているウナトに声をかけた。
「うむ。首尾は?」
「成功ですよ。やってくれるそうです。宇宙軍の再建」
「平和になれば、軌道エレベーターの計画も進めたいし、宇宙コロニーも再建したいが……一歩一歩進むか」
「それにしても、あれほどの希少鉱物の量、先方も驚いてましたよ。私も驚きましたが。一体どうやって手配したん
です? しかもまだあるんでしょう? 宇宙コロニーを作れる位の量が」
「……我がセイラン家には秘密があるのだ」
ウナトは視線を逸らした。
「じゃあ、お前は港へ行ってくれ。タケミカズチにトダカ一佐がいる。これだ。オーブ義勇海軍リスト」
ユウナはリストを受け取った。
「空母1にイージス艦8隻か……。なかなかの戦力ですね」
「とりあえず地上での戦いは、ザフトの降下作戦があって様子が見えん。お前の任務はできるだけ被害を受けずに
帰って来る事だ。いいな?」
「本気でやるな、と?」
「そうではないが……。もし万一地球軍の負けが込んだ時、地球軍と最後まで付き合う必要はない。オーブを無碍
に扱えぬように手も打ってある。うまくやる事だ」
「はい」


「やはり、ずいぶんと被害を受けておるな」
老魔法王ベネディクトは辺りを見回しながら、呟く。
ここはローマの近郊。ローマ自体は無傷ながら、その近郊にはユニウス7落下の被害の爪跡が刻まれていた。
「それでも、猊下のお力でこの程度に収まったのです」
ベルットーネ枢機卿は言った。
「本来ならば、ここら辺一帯は壊滅していたでしょう」
「しかし、自分の力不足が身に染みるのじゃよ……。よいか、アナキン」
ベネディクトは傍らに控えていた少年に話しかける。
「フォースの力は限りがない。ワシは、ワシの力の後継者はお前だと思っている。研鑽に励むのだぞ」
「はい」
その少年――アナキン・スカイウィーカーはしっかりとした返事をすると、真っ直ぐな瞳でベネディクトを見つめた。
「あれです。あの少女です」
ベルットーネ枢機卿は立ち働くセトナを指して言った。
「そうか」
ベネディクトはセトナの元へ歩いてゆく。
「お嬢さん」
「はい……あ、ああ!? もしかして!」
「よいよい。気楽にな」
緊張するセトナにベネディクトは手を振った。
「お嬢さんのおかげで、被災者達が大層助かっていると聞いてな、礼を言いに来たのじゃよ」
「そんな……大した事なんて」
「国や、我々も活動しているが、組織が大きい分だけ、細かい所で見落としがあるかも知れん。何か気がついた事
があったら遠慮なく言ってきてくれ」
「は、はい!」
セトナはベネディクトに頭を下げた。


850金色(こんじき)の艦隊(仮) ◆Lna0TEvcJM :2008/08/21(木) 18:24:18 ID:???
「ここがオーブか……」
アキダリアから降りたアグニスは感嘆の声を漏らした。赤道地域を通った事は、それはあるのだが、パナマでは
運河の両岸はジャングルだった。しかし、ここでは海と陸がうまく調和を取って、美しい景観を作っていた。
「代表首長がすぐに会ってくださるそうです。対応が早いですね。……あなた達はどうします?」
ナーエがアイザック達に問い掛ける。
「オーブは地球軍に義勇兵を出すんでしょう? 私は遠慮しておきます」
「わかりました。まほさんは?」

「あたしは行くわ。いつまでも艦の中ってのもなんだし」
「じゃあ、アイザックさん、留守番をよろしくお願いしますね?」
「ええ、いいですよ。もう」

「やあ、火星の方々」
カガリは手を広げてアグニス達を出迎えた。
「私はオーブ連合首長国代表首長のカガリ・ユラ・アスハだ」
「ようこそ。宰相のウナト・エマ・セイランです」
「俺は使節団団長、オーストレール・コロニーのアグニス・ブラーエだ」
「副団長のナーエ・ハーシェルです」
「地球軍オブザーバーの井沢真秀です」
「まぁ、座ってくれたまえ」
皆は椅子に席を下ろした。

「……つまり、火星はどこの敵にもなりたくないと」
「そうだ」
「よくわかるよ。うちの国だってどこの敵にもなりたくない」
カガリは溜息をついた。
「よく、オーブは中立を守られましたね?」
「幸いウナト宰相を始め優秀なスタッフに恵まれてね。遠慮なくこき使えと言う奴もいるな。ふふ……。それでも、
義勇兵は出さざるを得なかった。うちは小国だから」
「なにか出来る事があれば、力になろう!」
「ありがとう。嬉しいよ。友人が増えるのは心強い」
カガリはにっこり微笑んだ。

851金色(こんじき)の艦隊(仮) ◆Lna0TEvcJM :2008/08/21(木) 18:24:36 ID:???
「少し、聞きたい事が。キラ・ヤマトと言う男を知っているか?」
アグニスは尋ねた。
「……ああ、もうこんな時間か。用事を思い出しましてな。では、ごゆっくり」
突然そう言ってウナトは出て行った。
「もしかして、ご存知ですか? キラ・ヤマトを?」
ナーエはカガリに聞いた。
「ま……ぁ、知っている。だが、なぜわかる」
「ウナト宰相が、席を外してくれたような気が?」
「その通りだろうな。うん。キラ・ヤマトは知ってる」
「では、ぜひ会わせて欲しい!」
カガリの言葉を聞いてアグニスは身を乗り出し、言った。
「なぜ、そんなに会いたがる?」
「キラ・ヤマトは先の大戦の戦いを止めた男だと聞いた。敵を作りたくない我々にとっては、ぜひ会いたい相手だ」
「そうか……。我々はただ、大量破壊兵器を阻止しただけだ。後の事は地球連合の穏健派とプラントの穏健派が
やった事だ。偶然だ。戦争まで終わらせたのは運が良かったのさ」
「そうであってもぜひ!」
「だが、だめだな。今は会わせる事はできない」
「なぜ!?」
「キラは、心が優しい奴だった。それで、かな。戦争が終わった後心を病んでしまった。オーブで療養中だが……
なかなかな。心の中の事だ。簡単にはいかない」
「そう……か。では、一日も早い回復をお祈りする」
「ああ、元気になったら、伝えよう。さぁ、座って話すのも飽きたろう。オーブ軍でもお見せしよう」
カガリ達はタケミカズチへと向かった。


「ほう、これがユークリッドかぁ」
ネオは感嘆の声を上げた。
「ええ!」
技術官も自慢げに言う。
「メビウスに代わる連合の主力モビルアーマーとして鋭意増産中です!」
「武装は?」
「機体前面にM551 52mm7連装ガトリング機関砲2門、機体両側にM464 高エネルギービーム砲『デグチャレフ』
2門です。機体前面にはさらにビームシールド『シュナイドシュッツ4179love』が展開できます! 実弾も、ビームも
防ぎます! 機動性も速度も、メビウスやグラスパーに劣りませんよぉ!」
「うん、いいね」
ネオは満足そうに頷いた。
「大佐殿の専用機には、ザフトから奪ったカオスの機動兵装ポッドを参考にした無線式ガンバレルが4機取り付けて
あります。地球上では無理ですが、宇宙ではオールレンジ攻撃が可能です」
「ガンバレルユークリッドか。いいねぇ」
ネオの笑みは更に大きくなった。


852金色(こんじき)の艦隊(仮) ◆Lna0TEvcJM :2008/08/21(木) 18:24:55 ID:???
「ラクス。ラクス、どこ?」
キラはラクスを探す。
「まぁ、どうしましたの? 向こうでお母様のお手伝いをしてましたのよ」
「いや、不安になっちゃって。ラクスがどこかに行っちゃうんじゃないかと」
「私はキラから離れて、どこにも行きませんわ」
ラクスはキラの頭を胸に抱え込む。
「うん……」
キラは安心した声を出す。

「どうしたものかしら」
マリューが心配そうな声を出す。
「フレイさんから解き放たれたのはいいけど、あれでは今度はラクスさんに依存だわ」
「うーん」
バルトフェルドが呻る。
「どうしたらいいかしらね」
「ラクスともちょっと話したがなぁ、ラクスは、まったく問題に思ってない」
「え?」
「むしろ、邪魔しないでくれと釘を刺されたよ」
「そうラクスさんも……共依存って奴かしら」
マリューは溜息をついた。


853金色(こんじき)の艦隊(仮) ◆Lna0TEvcJM :2008/08/21(木) 18:25:24 ID:???
「やあ、どうしたんだい? カガリ」
空母タケミカズチにカガリがマーシャンを連れてやってきた。
「やあ、ユウナ。船酔いは大丈夫か?」
「さすがに大型空母だとね。それほど揺れない。平気だよ。今日はどうしたんだい?」
「マーシャンの使節団の方々だ。オーブ軍をお見せしようと思ってね」
「――! マーシャン!」
「そう、火星人だ。そんなに驚く事か?」
「ロウ! そうだ、君達ロウ・ギュールを知ってるか?」
勢い込んでユウナは尋ねた。
「ロウ? これは懐かしい名前を聞きましたね。知っていますよ?」
ナーエが答える。
「今オーブにいるんだ! ちょっと待て、呼んでくる!」
ユウナは駆け出していった。
「なんだ? まぁいい。トダカ一佐、オーブ軍の装備をお見せしてくれ」
「はっ」
トダカの指示で、ローター付きの翼を付けたモビルスーツが発艦して行く。
「あれが、前大戦時に活躍したM1アストレイに大気圏内飛行用オプション『シュライク』を付け飛行能力を持たせた物です」
「ほほう」
「次に……」
戦闘機が発艦して行く。上昇してこちらに戻ってくると、変形する。人型だ。
「モビルスーツだったのか!」
「ええ、現在のオーブ軍主力モビルスーツ、『ムラサメ』です」
「おおい、アグニスじゃねか!」
その時、ユウナと一緒にロウ・ギュールが入ってきた
「ひさしぶりだなぁ!」
「どうしたんです?」
「どうもこうも、地球降下の時に俺のレッドフレーム、ディアゴに持ってかれちまってな。ディアゴの奴見なかったか?」
「そうでしたか。ディアゴならセトナ様と一緒にいるでしょう」
「セトナ?」
ロウはナーエに尋ねた。
「あなたはまだ知りませんでしたね。アグニスの姉ですよ。医者の卵で、現在各地で被災地の救援活動を行って
います」
「セトナってセトナ・ウィンタースの事か?」
カガリが尋ねた。
「ええ。なにか?」
「いやー。お前達の知り合いだったのか。ラクスにそっくりだったから、地球軍がコマーシャルのためにそっくりさん
でも作ったかと……」
「ははは……。ラクス・クラインですか。確かにそっくりでしたね?」
「ああ、だが、紛れも無く俺と一緒に育った俺の姉だ」
「そうか。『地球の天使』とか言われて有名になってるから居場所はすぐに分かるだろう」
「『地球の天使』?」
ロウは頭を傾げる。
「ほら、ラクス・クラインが『プラントの歌姫』だろう。そっくりだから、自然にそんな異名が付けられた」
「そうか。じゃ、ユウナ、今までありがとな」
「なーに。簡単に見つかってよかったな」
「じゃ、アグニス達も元気でな! 俺はそのセトナさんがいるとこに行ってみる!」
ロウは去っていった。
854金色(こんじき)の艦隊(仮) ◆Lna0TEvcJM :2008/08/21(木) 18:25:40 ID:???
「ほんとですか? 補充されるのはこれだけ!?」
アスランはタリアに詰め寄った。
「本当よ。貴方のインパルス用の交換部品、ソードシルエットにブラストシルエット。後チェストフライヤー、レッグフ
ライヤーがいくつか」
「それだけでジブラルタルまで行けと? 地球軍が本腰入れてきたら間違いなく潰されますよ!」
「しょうがないじゃない。上がそう言っているんだもの。ああ、ボズゴロフ級のニーラゴンゴが付くそうよ」
「それでも! 飛行可能なモビルスーツが2機じゃあ……」
「ニーラゴンゴにもバビが5機あるわ。与えられた中で最善を尽くすのが軍人よ」
この時期、可変型空戦用モビルスーツ『バビ』の配備を持って、ボズゴロフ級はVTOL機用のVLS(垂直射出装置)
4基を廃し、モビルスーツ用VLS2基、計モビルスーツ用VLS5基に改装していた。
「そうは言っても……失礼します」
アスランは駆け出した。

「あれ、あれれ? ゲイル、アスランさん、見なかった?」
「いや、知らないなぁ」
マユはアスランを探していた。
「マユ? アスランさんならさっき基地の方へ出かけたぜー」
ヴィーノが言う。
「えー! 用事があるって言うから残ったのにー!」
「まぁまぁ。じゃ、俺らと基地に出かけるか? ちょうど俺ら出かける所だ」
ショーンが言った。
「……。じゃあ、そうしよっかなぁ」
寂しそうにマユは答えた。

855金色(こんじき)の艦隊(仮) ◆Lna0TEvcJM :2008/08/21(木) 18:25:46 ID:???
「失礼する。フェイスのアスラン・ザラだ。基地司令官にお目にかかりたい!」
アスランは司令棟へ出かけていた。
「まぁ、待ちたまえ。基地司令官は会議中だ」
痩せぎすの男がアスランに声をかけて来た。
「御用は何かな?」
「あ、私はフェイスのアスラン・ザラです。実は……」
「ま、こんな所でもなんだ。来たまえ」
その男はアスランを応接室へ誘った。
「アスラン・ザラ。以前会った事があるね」
「そうでしたか。失念してしまい、申し訳ない」
「いや……。変わってしまったからねぇ。人も、プラントも」
「……」
「私の名前ははマイケル・ジェフリーだ。実は、私が君と会ったのは、私がまだこの基地の司令官だった頃だ。先の
大戦だよ。あの頃の君はまだ初々しかったな。初めて隊を任されて頑張っていた」
「ああ……!」
「君のお父上の事は聞いている。君のヤキン・ドゥーエでの活躍もな」
「いえ……たいした事は……」
「だが、どうしても納得できんのだよ」
「何がでしょう?」
「ザラ議長は常々『戦争は勝って終わらなければ意味が無い』と言っておられた。それが、ヤキン・ドゥーエを自爆
などさせるはずが無い」
「ああ……!」
「君が自爆スイッチを押したのでもないだろう?」
「もちろんです! ジェネスシ発射とヤキン・ドゥーエ自爆は連動していました。あれはそう簡単な仕掛けではなかった。
では、一体誰が……?」
疑念がむくり、とアスランの胸に沸き起こった。
「私は未だにザラ議長は何者かに騙されていたんじゃないかと思うのだよ。大戦後のザラ派への糾弾を知っているかね?」
「いえ……」
「ひどい物だよ。クライン派がまるで戦勝国側の様に振るまい、そしてザラ派を敗戦国側の様に扱う。軍事裁判で
かなりの数の人間が有罪判決を受けた。死刑を求刑された人も多かった。……自分達が正義と信じていた物が、
同胞であるコーディネーターによって次々と裁かれていく。信念を持って戦っていた仲間が、地球の言いなりになって、
同胞を裁いていく。わかるか、この悔しさが」
「……」
「いや、埒もない事を言ったな。アスラン君、君の用事は何かね? 出来る限り、力になろう……」
アスランは、元司令官に深々と頭を下げた。
856金色(こんじき)の艦隊(仮) ◆Lna0TEvcJM :2008/08/21(木) 18:27:00 ID:???
続く。

とうとうネオの乗機が出てきました。
857通常の名無しさんの3倍:2008/08/21(木) 18:41:35 ID:???
保守
858通常の名無しさんの3倍:2008/08/21(木) 18:52:12 ID:???
>>846
saguってなんだ?
859通常の名無しさんの3倍:2008/08/21(木) 19:02:40 ID:???
>>856
GJ
860通常の名無しさんの3倍:2008/08/21(木) 19:03:21 ID:???
>>856
GJ
861通常の名無しさんの3倍:2008/08/21(木) 19:04:21 ID:???
>>856
GJっす
862通常の名無しさんの3倍:2008/08/21(木) 19:04:31 ID:???
>>858
極一部の人間以外には通じないネトゲ用語
863通常の名無しさんの3倍:2008/08/21(木) 19:05:06 ID:???
>>856
GJするべき?
864通常の名無しさんの3倍:2008/08/21(木) 19:06:21 ID:???
>>856
GJですか?
865通常の名無しさんの3倍:2008/08/21(木) 19:07:36 ID:???
>>856
GJだっちゃ!
866通常の名無しさんの3倍:2008/08/21(木) 19:08:44 ID:???
>>856
GJぞなもし
867通常の名無しさんの3倍:2008/08/21(木) 19:16:07 ID:???
>>856
GJ

しかしフォースにアナキンってSTAR WARSかよw
まさかこのスレで見るとは思わんかった
868通常の名無しさんの3倍:2008/08/21(木) 20:06:12 ID:???
このアスランは大丈夫そうかと思ってたが、ひょっとして愚痴にまぎれた
洗脳開始フラグ?心配になってきたぞ…
キラとラクスは戦場で使い物になりそうもないけど本人たちは幸せそう、と
一番無害な状態のようだからこのままでいいと思うが。
869通常の名無しさんの3倍:2008/08/21(木) 20:25:47 ID:???
>>868
GJ!
法王猊下にアナキンとかバチカンが無敵すぎるwwww

>>868
洗脳というか事実だからなぁ……
クルーゼに自由正義永遠窃盗の罪を着せるとか無理矢理すぎるんだぜ?
870通常の名無しさんの3倍:2008/08/21(木) 20:33:08 ID:???
何気にまとめwikiが編集されてるな
ルナマリアIFからでも閲覧できるようになってる
871金色(こんじき)の艦隊(仮) ◆Lna0TEvcJM :2008/08/21(木) 20:50:33 ID:???
いっぱいのGJありがとう(T-T)
872通常の名無しさんの3倍:2008/08/21(木) 21:43:42 ID:???
>>871
嬉し泣きですねわかります
873通常の名無しさんの3倍:2008/08/21(木) 22:14:08 ID:???
猊下とベイダーワラタ
うちの陛下はここでは何してんのかね
874通常の名無しさんの3倍:2008/08/21(木) 23:24:42 ID:???
>>869
出てないだけで、エィィメェェンとか叫ぶ神父様もいるんだぜ、きっと
875通常の名無しさんの3倍:2008/08/21(木) 23:36:28 ID:???
>>873-874
バチカンが特殊部隊として最強なのにワロタw
きっとその気になれば、某漫画のレコンキスタ並に兵力を動員できるに違いない……
876通常の名無しさんの3倍:2008/08/22(金) 01:43:32 ID:???
クローンアンデルセンの集団ですね。わかります。
877通常の名無しさんの3倍:2008/08/22(金) 01:45:21 ID:???
ライトセイバー二刀流のクローンアンデルセン軍団……・
MSでも勝てる気がしねぇ
878通常の名無しさんの3倍:2008/08/22(金) 07:59:35 ID:???
空を跳ぶ神父軍団に切り刻まれる鋼の巨人達か。恐ろしや。
879通常の名無しさんの3倍:2008/08/22(金) 09:02:09 ID:???
猊下の力のおかげでローマ無傷って、つまりユニウスの欠片を猊下がフォースで粉砕したってことかw
880通常の名無しさんの3倍:2008/08/22(金) 11:10:25 ID:???
黒き雷が立ち昇ってユニウスを粉砕したそうだ。
881通常の名無しさんの3倍:2008/08/22(金) 12:01:35 ID:???
>>880
ロゴスのじいさん共は世の中に走らなくて良いこともあると理解していたが……
宗教が滅んだなんて嘘を信じてそうな、ザフトの連中はやっちゃいそう。
882通常の名無しさんの3倍:2008/08/22(金) 14:59:57 ID:???
オーブの開発した新装甲ってもしかして
ガンダニュウム合金じゃ。
883通常の名無しさんの3倍:2008/08/22(金) 15:14:24 ID:???
陛下と猊下とダライラマが集まったらプラント消滅しそうだなw
884通常の名無しさんの3倍:2008/08/22(金) 18:53:00 ID:???
さらに江頭2:50を追加
恐怖のデスノート女の呪いを打ち消せる人物だぜ!
885通常の名無しさんの3倍:2008/08/23(土) 04:40:10 ID:???
老魔法王は誤変換なのか正しいのかw
886通常の名無しさんの3倍:2008/08/23(土) 04:44:11 ID:???
>>885
普通ならNGだが、今の猊下なら大正解w
887通常の名無しさんの3倍:2008/08/23(土) 12:05:58 ID:qfedRH3I
八百万の神召喚アタックまだー?
888通常の名無しさんの3倍:2008/08/23(土) 21:30:13 ID:???
EMEか
889通常の名無しさんの3倍:2008/08/23(土) 23:57:23 ID:???
キラが変人招来体質と認定されました。ですね、わかります。
890通常の名無しさんの3倍:2008/08/24(日) 10:26:42 ID:???
統合クロス向けの話題だな。
891通常の名無しさんの3倍:2008/08/24(日) 19:00:02 ID:???
もし悪夢でシンに倒されたショックでキラが一人目の人格を取り戻したら
892通常の名無しさんの3倍:2008/08/25(月) 01:20:12 ID:???
一人目つってもヤメテヨネーの時点で既に手遅れだろ…
893通常の名無しさんの3倍:2008/08/25(月) 01:33:16 ID:???
まああんときゃ精神的に追い詰められてたし主人公特有の増長ってことでひとつ
894通常の名無しさんの3倍:2008/08/25(月) 02:51:34 ID:???
大人が自分に頼ってくる
自分しかできないことがある
憧れの人言い寄ってきた
これで増長しないほうが人間として少しおかしいよね
895通常の名無しさんの3倍:2008/08/25(月) 03:20:01 ID:???
最大の失点は「もうおめーじゃなくてもガンダム動かせるよ」とキラに言えるキャラがいなかった事だな
896通常の名無しさんの3倍:2008/08/25(月) 08:07:46 ID:???
というか、AAにまともな大人がいなかったのが問題だろ
年齢じゃなくて精神的な意味で
ファーストで言えばブライトさんとかウッディ大尉とか
897通常の名無しさんの3倍:2008/08/25(月) 09:20:29 ID:???
みんなキラを腫れ物のごとく扱ってたからな
898通常の名無しさんの3倍:2008/08/25(月) 10:28:04 ID:???
種にまとも大人がいないと言うよりはまともなスタッフがいなかった
899通常の名無しさんの3倍:2008/08/25(月) 16:11:10 ID:???
まともな大人って亊は山口組の三代目とかがいれば良かったのか。
900通常の名無しさんの3倍:2008/08/25(月) 19:09:50 ID:???
ブライトさんは1st第一話時は19歳の士官学校生だけどなw
901通常の名無しさんの3倍:2008/08/25(月) 21:19:57 ID:???
>>900
あの人は精神的に老けこんでたからな
902通常の名無しさんの3倍:2008/08/25(月) 21:38:49 ID:???
でもブライトさんも初期はあんま褒められた艦長ぶりでもないんだよね。頑張ってるとは思うけど。
リュウさんのような、頼れるベテランの存在とその死がWBクルーを否応なく成長させた気がする。
種で言えば……フラガしかいねえか?ちょっと若すぎるが。
903通常の名無しさんの3倍:2008/08/25(月) 22:14:00 ID:???
リュウさんは18歳
904通常の名無しさんの3倍:2008/08/25(月) 22:14:14 ID:???
フラガもMS動かせても不思議じゃないんだよね キャラ設定的には
そうすれば>>895もできたのに
905通常の名無しさんの3倍:2008/08/25(月) 23:05:43 ID:???
>>903
……マジで?
906通常の名無しさんの3倍:2008/08/25(月) 23:39:40 ID:???
1stのキャラは設定年齢に10+するのがデフォ
907通常の名無しさんの3倍:2008/08/25(月) 23:41:18 ID:???
というか大抵のアニメキャラって、設定どおりの精神年齢は為ていない気がする。
908通常の名無しさんの3倍:2008/08/25(月) 23:52:54 ID:???
リュウさんは18歳のパイロット候補生

士官学校生の臨時艦長に無茶を言うリードはDQN
909通常の名無しさんの3倍:2008/08/26(火) 00:12:22 ID:???
それを言ったらシャアだって20歳で少佐。
ドモンより年下……
910通常の名無しさんの3倍:2008/08/26(火) 00:59:37 ID:???
シャアはプロパガンダ要員兼未来のガルマの副官としての期待で少佐にされたんじゃね?
911通常の名無しさんの3倍:2008/08/26(火) 12:03:59 ID:???
※注意・種厨が自慢の考察を語っております
912通常の名無しさんの3倍:2008/08/26(火) 18:56:13 ID:???
>>910
ルウム戦役って聞いたことない?
913通常の名無しさんの3倍:2008/08/26(火) 20:01:20 ID:???
>>912
それ込みでも昇進しすぎじゃないかと言いたかったんじゃないのか、>>910は。
昇進に絡んだかはともかくプロパガンダ的なものは実際にあったんだろうな、
初対決でのパオロ艦長のセリフとかを考えると。
914通常の名無しさんの3倍:2008/08/26(火) 20:04:13 ID:???
オリジンの過去エピソードの内容も踏まえた上での考察だろ・・・
お前らダムAは読んで無いのか?
915通常の名無しさんの3倍:2008/08/26(火) 20:08:33 ID:???
>>914
お前、馬鹿だろ
916通常の名無しさんの3倍:2008/08/26(火) 20:51:12 ID:???
ダムAwww
917通常の名無しさんの3倍:2008/08/26(火) 21:37:05 ID:???
オリジンって公式設定扱いなの?
918通常の名無しさんの3倍:2008/08/26(火) 21:51:46 ID:???
オリジンは氏による二次創作。
919通常の名無しさんの3倍:2008/08/26(火) 22:13:56 ID:???
オリジンはやっさんの俺ガンダム。
920通常の名無しさんの3倍:2008/08/27(水) 00:40:24 ID:???
ガンダムの登場人物は大体+10すればちょうどいい年齢
みんな知ってるね
921通常の名無しさんの3倍:2008/08/27(水) 00:51:03 ID:???
プルは20歳か
922通常の名無しさんの3倍:2008/08/27(水) 01:05:07 ID:???
富野の女キャラは皆聡明だからのう
923通常の名無しさんの3倍:2008/08/27(水) 01:07:52 ID:???
ウッソが気持ち悪いくらい大人だったりもするしね。


それから、(仮)さん乙。
924通常の名無しさんの3倍:2008/08/27(水) 07:38:02 ID:???
1st当時のカツも+10歳か
バカジャネーノ
925通常の名無しさんの3倍:2008/08/27(水) 08:09:07 ID:???
Vガンのカルルマン・ドゥカートゥスは実は11歳か。あまりに悲惨だな。
926通常の名無しさんの3倍:2008/08/27(水) 09:17:27 ID:???
マーベットの赤ちゃんは生まれる前に10歳なのか。わらっちゃいますね
927通常の名無しさんの3倍:2008/08/27(水) 18:23:31 ID:???
胎児は十日、
乳児は十週、
幼児は十月、
少年少女以降は十年、設定より進んでいると考えればまあ。
少年期の教育経験が大事だね。
928通常の名無しさんの3倍:2008/08/27(水) 18:58:03 ID:???
>>927
無理矢理な後付け設定ですか
負債みたいですね
笑っていますね
929通常の名無しさんの3倍:2008/08/27(水) 19:17:49 ID:???
ていうか老けてるキャラに対しての+10歳発言じゃないのか?
妙な揚げ足取る必要があるんだろうか。
キシリア様24歳とか今でも信じられんw
930通常の名無しさんの3倍:2008/08/27(水) 20:38:16 ID:???
>>929
「チョー気の利いた切り返しを思いついた!僕珍アッタマイー!!」と
何度も繰り返したがる年頃なんだよ、察してやろうぜwww
931通常の名無しさんの3倍:2008/08/27(水) 20:44:47 ID:???
>>929
脈絡無く鼻高々で僅か14レス前に既出のつまらない蘊蓄を語って得意がるから、おもくそ馬鹿にしたわけだが問題でも?
932通常の名無しさんの3倍:2008/08/27(水) 21:01:51 ID:???
はあ、連投の自白か。
しかもあれで『おもくそ馬鹿に』できてるつもりってのがまた凄い。
幼児期特有の万能感って奴かいな。
933通常の名無しさんの3倍:2008/08/27(水) 21:08:49 ID:???
お前ら、そこまでにしろ
喧嘩する場所じゃないって事ぐらいわかんないのか?
934通常の名無しさんの3倍:2008/08/27(水) 21:11:00 ID:???
>>933
恥の上塗りしたくないんでしょ?
935通常の名無しさんの3倍:2008/08/27(水) 21:16:31 ID:???
このスレ的には、もし種、種死のキャラの年齢が+十歳されてたら、
とかになるのかな?
936通常の名無しさんの3倍:2008/08/27(水) 21:18:24 ID:???
もしキラがナチュラルだったら
937通常の名無しさんの3倍:2008/08/27(水) 21:19:49 ID:???
キラが20歳代後半か? その歳であれはなぁ。
938通常の名無しさんの3倍:2008/08/27(水) 21:55:09 ID:???
じゃあいっそ−10歳にしてみようか
939通常の名無しさんの3倍:2008/08/27(水) 22:00:11 ID:???
マジレスすると、種のキャラは+10歳したところで外観以外は何も人間的に成長せず、変化が見られません
940通常の名無しさんの3倍:2008/08/27(水) 22:51:07 ID:???
外観もロクに変化させない気がする……嫁が。「キラキュンは老けないんです」とか。
941通常の名無しさんの3倍:2008/08/27(水) 22:55:47 ID:???
>>940
先に言われたorz

種死が数年先じゃなく十数年の設定でも、あの容姿なんだろうな
942通常の名無しさんの3倍:2008/08/27(水) 23:00:43 ID:???
年齢の話はこれで終了
何か別のネタを出そう
943通常の名無しさんの3倍:2008/08/28(木) 00:41:19 ID:???
>>942
フリーダムの量産について。
ちなみに連ザでの設定を書いたことがある。
944通常の名無しさんの3倍:2008/08/28(木) 07:23:00 ID:???
プラズマ砲とレールガン撤去
代替武装としてビームガンと無反動滑空砲搭載
ウイングユニットの簡略化
OSのアップデート

数え上げたらきりが無い
945通常の名無しさんの3倍:2008/08/28(木) 08:57:44 ID:???
>>939
幾ら種キャラでも10歳も年取れば少しは成長するだろ。
946通常の名無しさんの3倍:2008/08/28(木) 09:37:54 ID:???
>>945
逆はあっても、成長はない…ってのも?
947通常の名無しさんの3倍:2008/08/28(木) 11:07:25 ID:???
>>945.946
期待すんなマジで。仮に10年後種があったとしても、10年後の未来の訓練された腐女子が
喜ぶ行動を取れるようになるだけだ。
948通常の名無しさんの3倍:2008/08/28(木) 11:22:30 ID:???
>>947
何が言いたいのか良くわかりません><<
949通常の名無しさんの3倍:2008/08/28(木) 12:27:23 ID:???
>>947
作中時間と作外時間がごっちゃになってるぞ
950通常の名無しさんの3倍:2008/08/28(木) 12:54:31 ID:???
真面目に種の開始が10年ずれたと考えると

キラ = カレッジを出て、そのままエンジニア。おそらくプログラム系。
ラクス = 歌姫のまんま。政治的には、クライン派の御神輿になる。
アスラン = 親のコネと実力で軍で出世。艦隊指揮官クラス以上に。MSにはもう乗らないし、下手すれば前線にも出ない。
カガリ = ウズミ的な政治家として成長。

て、とこか?
951通常の名無しさんの3倍:2008/08/28(木) 13:11:32 ID:???
統制に引っ掛かってなければ、ラクスとアスランは結婚してるんじゃないの?
952通常の名無しさんの3倍:2008/08/28(木) 13:17:47 ID:???
ラクスはさすがに歌姫引退じゃないか?
10年後だと26だぞ。ピンクの妖精だとか天然キャラ出せる年齢じゃねぇ
953通常の名無しさんの3倍:2008/08/28(木) 13:23:48 ID:???
成長してアイドル系じゃなくなるだろうけど、歌姫としては続けられるだろう。
で、クライン派が広告塔とか客寄せパンダにしまくる気が。

そして、アスランとラクスが結婚してると、人妻って事か?
キララクが不倫になってしまうな。
954通常の名無しさんの3倍:2008/08/28(木) 13:33:06 ID:???
アスランとラクスが予定通り結婚となると、派閥抗争で予定が空中分解とか、
それこそガキが居ようが離婚みたいな可能性もあるんだろうか?
955通常の名無しさんの3倍:2008/08/28(木) 13:38:22 ID:???
つかガンダムだから、いくら出世しようともMSには乗ってそうだな。
956通常の名無しさんの3倍:2008/08/28(木) 13:42:25 ID:???
キラやアスラン以外の誰かが乗るでしょ
957通常の名無しさんの3倍:2008/08/28(木) 14:09:00 ID:???
親の政治的な思惑があって入隊させられたふしもあるからなぁ。
安全な後方で偉い人をやってくれてる方が親も安心だし、政治的な価値も高いから、アスラン達は後方勤務になると思う。
象徴的に専用MS与えられて、パフォーマンスで乗る事はあるだろうけど、前線で戦う事はまず無さそう。
958通常の名無しさんの3倍:2008/08/28(木) 14:29:38 ID:???
そもそもクルーゼ隊自体が軍の客寄せパンダ部隊だった気がする
赤福を着てるのは本人達の実力だけど
959通常の名無しさんの3倍:2008/08/28(木) 14:51:48 ID:???
十年経ってりゃクルーゼは死んでてもおかしくないな。
シーゲルやパトリックは孫を歌ってるんだろうな
ミーアはあの顔で彼氏がいないだろうな
960通常の名無しさんの3倍:2008/08/28(木) 16:51:50 ID:???
ミーアは性格は良いから彼氏できそう

「ミーア」は誰にも必要とされてない、ってセリフからすると、結構辛い生活してたのかもしれんが
961通常の名無しさんの3倍:2008/08/28(木) 17:21:41 ID:???
顔だけが全てじゃないからな
案外幸せな生活してるかもしれんな

種死メンバーは
シン→オーブで何かして生きてる
マユ→家族と一緒に生きてる
ルナマリア→プラントで何かして生きてる(たぶん戦争を目の当たりにしなければ軍には入ってないと思う)
メイリン→同上
レイ→謎(死んではなさそう)
こんな感じか
マリューとムウは出会わずに、マリューは婚約者とムウは他と仲良く生活してるかもな
962通常の名無しさんの3倍:2008/08/28(木) 17:44:54 ID:???
サイは痴情の縺れでフレイと離婚?
963金色(こんじき)の艦隊(仮) ◆Lna0TEvcJM :2008/08/28(木) 17:50:31 ID:???
「レイは何も買わないの?」
「いや、特に欲しい物も無い」
「ふーん、そっかぁ」
ちょっとつまらなそうにルナマリアは言う。
「ルナマリアもそれほど買ってないじゃないか」
ルナマリアが買った物はCD、何冊かの雑誌、化粧品、若干のお菓子程度だ。
「そうかなぁ。自分じゃ結構買ったつもりだけど。まぁ艦内に持ち込むってなるとセーブしちゃうのよね」
「そう言うものか」
「じゃ、そろそろお昼にしましょうか。ここのレストラン、なかなかいいらしいわよ」
その時、後ろから声をかけられた。
「おーい、レイ、ルナ!」
「あ、ショーン? あれ、マユも?」
「うっさいわね」
「さては振られたな」
「空振りだっただけよ」
「君達はデートかな?」
ショーンが尋ねる。
「え……いや」
「ええ、そんな様なもんです」
ルナマリアは開けっぴろげに答えた。
「よかったら、ちょうどお昼だし、なんか食べない?」
ゲイルが誘う。
「いいですよ!」

964金色(こんじき)の艦隊(仮) ◆Lna0TEvcJM :2008/08/28(木) 17:50:49 ID:???
「って訳でさぁ。マユの対アスラン攻略法を考えてたんだ」
ショーンが言う。
「もうー」
脱力した感じでマユが答える。
ショーン達の会話を無視して、ルナマリアはレイに話しかけた。
「レイ、しっかり食べなよ。さすがケアンズが近いだけあるわ。海産物も果物もおいしいよ」
「ああ、ありがとう」
ルナマリアはレイに料理をよそってやる。
「あんたって、ほっとくとエネルギーバーとビタミン剤だけ飲んでるイメージがあるのよねぇ」
「い、いや、さすがにそんな事は……」
レイは、一瞬廃墟のような所でそんな生活をしていたような気がしてうろたえた。
「でさぁ、アスランって、小細工するより一気に行った方がいいと思うんだよね」
ゲイルが言う。
「そうそう、地道なアタックより、一気に既成事実!」
ショーンも煽る。
「き、既成事実……」
マユは顔を赤らめる。
「彼ってさぁ、時間与えるとうだうだ悩んでいつまでも前に進まない気がするのよね」
「うんうん」
「……ばっかねぇ。もう、シンったらー」
ん?
女が男に甘えるような声だ。
マユは声の聞こえた方を見た。
艦長とシンだ。
マユの顔が眉間に皺が寄った。
その顔を面白そうにルナマリアは見つめた。


965通常の名無しさんの3倍:2008/08/28(木) 17:50:53 ID:???
サイとフレイは普通に明るい夫婦生活してそうだけどな
婚約者寝取った友達を許せるくらい心の広いサイと、何だかんだで思い詰めれば一途なフレイだし

むしろ、ラクスとアスランの方が前途多難なような
両家は政争してるし、アスランは浮気性だし
966金色(こんじき)の艦隊(仮) ◆Lna0TEvcJM :2008/08/28(木) 17:51:05 ID:???
「ひっさしぶりだなぁ、リーアム。みんな」
ギガフロートに着いたロウはジャンク屋仲間に会いに行った。
「ええ、ひさしぶりですね。ロウ」
ジャンク屋仲間、リーアムが答える。
「ああ、じゃあ、私はこれで」
リーアムと話していた男は立ち上がると出て行った。
「今のは?」
「大事なお客様ですよ。地球軍のね。なんでも地球軍の新型機ウィンダムを軒並み装甲強化してくれと。なんでも
地球の工廠は満杯、大西洋連邦などで予約が埋まっているそうで、うちに話が回ってきました。大きな話です。
金になりますよ」
「地球軍? いいのか? だってここは……」
「だいぶ交渉しましたよ。そもそもここの建設費用は地球連合が出していたんです」
「え? ここはマルキオ導師が民間のために……」
「そうじゃなかったみたいです。私は最近あの人が訳わからなくなりました……はは」
リーアムは気弱に笑った。
「まぁいいや。とにかくここはジャンク屋ギルドが使えるんだろう?」
「ええ、かなり交渉に苦労しましたが」
「でもなんでここが見つかったんだ?」
「シャトルが飛ぶ度に、捜索範囲を絞り込まれまして。彼らも大金をつぎ込んだギガフロートですからね。本気で
探されまして。それでとうとう乗り込まれまして。ははは……」
「マルキオ導師はどうなったんだ?」
「オーブに身を隠しているとか、言う噂ですけどね。未だに地球連合上層部とも繋がりがあるとか。なにしろ、まだ
地球連合外交官の肩書きを持っているんですよ!? もう訳がわかりませんよ。これがナチュナルと言うなら私に
は理解不能です……くふ……くははははは!」
リーアムは笑い出した。
気持ちのよい笑い声ではない。病的な笑い声だ。
リーアムはマルキオの事に話が及ぶと情緒不安定になるようだった。ロウは話をずらした。
「そういや、話は変わるんだけどさぁ。セトナ・ウィンタースって知ってるか? 俺のレッドフレームパクった奴がそいつ
の近くにいるみたいでな」
「――! 『地球の天使』ですね。知ってますよ。ニュース映画で彼女がアメイジング・グレイスを歌ったシーンが
流れた事がありますけどね。感動しました」
リーアムは一転して夢を見るような、安らいだ表情になった。
「場所は、わかるか?」
「ええ、わかりますよ。今は……」


967金色(こんじき)の艦隊(仮) ◆Lna0TEvcJM :2008/08/28(木) 17:51:23 ID:???
「ほんとに? アスラン、あなた……」
タリアは驚きの声を上げた。
「ええ、基地と交渉して、バビ2機、ゾノ3機、グゥル5機、それから……」
「タケダです」
一人の男がタリアに敬礼した。
「彼を、ミネルバに配属してもらいました。よろしくお願いします」
タリアはあっけに取られるしかなかった。

「もう、アスランさんったら、どこ行ってたんですか?」
マユが基地から帰ってくると、アスランはモビルスーツの整備をしていた。
「あ、ああ、すまない」
「あたしの名前、覚えてます」
「ああ、マユ・アスカだろ」
「そうです! 感激ー!」
「ぁ……うん」
「この機体は? 最新鋭ですよねえ? 合体機構を持ってるって聞きましたけどぉ」
マユはインパルスの操縦席を覗き込んだ。
「ああ……」
「うわぁ! やっぱりザクとは全然違う! セイバーとかと同じ?」
「座ってみたいか?」
「いいんですか!?」
「ああ、どうぞ。でも動かすなよ」
「解ってますよ。ああ、モードセレクタのパネルが違うんだぁ」
マユはコクピットに乗り込んだ。
「あ! 新しいプラグインですね?」
「ああ、うん……」


「さぁ、お前ならどうする?」
ジブリールはネオに聞いた。
ここはデトロイトの軍事工場である。ネオの助言に従った兵装の改良が急ピッチで進められている。
「んー。僕はただの指揮官だ。難しい事はわからないよ」
「それでも構わん」
「なんでそんなに僕を信頼してくれるのかねぇ」
「いずれ話せる時が来たら話してやる。で、どうだ?」
「んー。ザフトの地球の拠点はカーペンタリアと……」
ネオの指が地図をすべる。
「……ジブラルタル! さぁて、インド洋経由でこの二つを結ぶには邪魔者がある。スエズだ! 果たして故意か否か、
ユーラシア西部はごたごたしててジブラルタルは比較的安全だ。スエズ辺りのガルナハンじゃゲリラも沸いてるっ
てじゃないの。俺がザフトならここら辺に楔を打つね。そして後顧の憂いを無くして一気にスエズ! 現にガルナハン
基地はザフトの攻撃受けたってじゃないの」
「そうか。ではガルナハンに増援した方が良いか?」
「いや……こいつはちょっと非人道的なやりかたなんですがね?……」
ネオは声をひそめた。


968金色(こんじき)の艦隊(仮) ◆Lna0TEvcJM :2008/08/28(木) 17:51:40 ID:???
――その北領での暴動の報に、家康は目を剥いた。
これでは……ノヴァヤ・ロジーナは地球連邦の手を離れてしまう。
「上様」
本多正信が家康に声をかけた。
坂東太郎も、ちらりと家康の方を見る。
「しばし、待て」
家康は親指を噛み始めた。物を考える時の彼の癖だった。
信長様はいったい何を考えているのだ。この期に及んで何も指示を出して来ない。これではまるで……
家康の動きが止まった。
そうなのか? わざと事態を先鋭化させ、そしてノヴァヤ・ロジーナを地球連邦の敵と……
「上様」
再び、正信が声をかける。
いや、そうであっても。自分のやるべき事はなんだ。変わらないじゃないか。
「……出るぞ、馬を持て」
「上様!」
「いいのだ」
決意の篭った声で家康は言った。
「全軍に通達せよ。これより、我らはパナマへ向かう!」
「蛇口を閉める、か」
面白そうに坂東太郎が呟いた。
家康はその巨躯をひらりと馬上に躍らせると、軍の先頭に立ち突撃を開始した。
その様子を妙に冷静になった頭で正信は眺めていた。向こうに立ち上がる硝煙に混じってここまで肉の焼ける臭い
がする気がする。無論錯覚であった。それは正信にもわかっていた。
もう、一生肉は食べられないな……
そう正信は思った。彼は良い父になるだろう。
……
――……
969金色(こんじき)の艦隊(仮) ◆Lna0TEvcJM :2008/08/28(木) 17:51:57 ID:???
「おう、ユウナ、義勇海軍の仕上がりはどうだ」
読書に没頭していたユウナに声がかけられた。ユウナは顔を上げる。
「ああ、父上。上々です。ですが、やはり軍の連中は気が進まないようです」
「そりゃそうだろう。私だって気が進まんよ。用がないなら、今日は久しぶりに一緒に帰るか。その本は?」
ユウナは表紙を見せた。
「……それか。続きが楽しみだな」
ウナトは、ユウナが2年前からその本を持っている事を知っていた。
「ええ。本当に楽しみです。ここまで広げた大風呂敷をどうまとめるのか。本当に楽しみでたまりません」
まるで死児の年を数えるような口調でユウナは言った。
その本――架空戦記の著者は、2年前のオーブ攻防戦の折に行方不明となっていた。
ユウナは、言わば、オーブが外見には戦前と変わらないように見えても、永遠に失われた物もあるのだと言う事を
忘れないために、その本を身につけているのだった。
――ウナトが車のドアを開けた時だった。
爆音が、響いた。ユウナは空気の乱流に吹き飛ばされた。
「ち……父上!」
ユウナは良く見えない視界で必死にウナトを探した。
畜生、体中が痛い。
這いずる様にして探していくと、その先に父の身体があった。
「父上、父上!」
「……ユウナか、オーブを、た……の…………」
まさか、父上が!
その想いがユウナの頭の中に広がり、ユウナは気を失った。

ウナト・エマ・セイラン死亡――この知らせはオーブに激震を走らせた。
オーブではウナト宰相の死亡に伴い緊急の氏族長会議が開かれる。
「カガリ様、この期に及んでは、もう中立などと言ってはおれません!」
タツキ・マシマがカガリに告げる。
「だが! ウナトは中立を保ったではないか!」
「それもウナト前宰相と大西洋連合との緊密な関係があったればこそ。ウナト様が亡くなった今、もはやそれは望め
ません。現に、大西洋連邦からは同盟をと強く迫ってきている!」
「くっ」
せっかく保った中立を……どうすればいいんだ、ユウナ……。
カガリは空席になっている隣の席を見る。
ユウナは未だ意識不明で入院中あった。
――オーブが世界安全保障条約機構に入る事が決まったのはその日の事である。

「いいのですか? あのような強引な……」
タツキ・マシマにタツキの息子が声をかける。
「いいのだ。この期に及んではオーブも大西洋に付くしかないのだ」
噛み締めるように、タツキ・マシマは言った。


970金色(こんじき)の艦隊(仮) ◆Lna0TEvcJM :2008/08/28(木) 17:52:04 ID:???
「一体なにが起こったと言うんだ!」
ジブリールは、大西洋連邦はこの日混乱の中にあった。
ユーラシア西部の独立派の勢力が拡大。更に今まで平穏を保っていたユーラシア中部、東部、おまけに北アイル
ランドでも一斉に紛争が起こっていた。
「ん? オーブから?」
オーブから通信が申し込まれていた。
「私だ」
『これはジブリール様。私はこの度暫定としてオーブ宰相になったタツキ・マシマです』
「うむ。ウナトの事は聞いている。気の毒だったな。息子は助かったのだろう?」
『はい。幸いにも。では、用件ですがオーブは世界安全保障条約機構に加盟する事になりました』
「ほんとか?」
『はい。オーブもごたごたしております。なにかの際には援助をよろしくお願いします』
「わかった。この情勢だ。こちらも助かる。よろしく頼む」
通信は切れた。
確かにこの混乱の中、オーブが旗幟を鮮明にしてくれるのは助かるが……。義勇兵でも充分に思っていたのだが……。
なんだ? オーブの方から突然。これは一体?
なにか得体の知れない物が蠢いている事をジブリールは感じていた。


「ようこそ来てくれた」
ロンド・ミナ・サハクはケナフ・ルキーニを迎え入れた。
「おう。久しぶりだな。何のようだ?」
「調べてもらいたい事がある」
「ふぅん?」
「オーブのウナト宰相が自動車テロで殺されたのは知っているな?」
「ああ」
「その裏を探ってもらいたい」
「裏があると?」
「オーブは、大きく分かれて大西洋同盟派、中立派に分かれていた。だが、ウナトはそこの所をうまく調整していた。
今、殺される理由が無い」
「中立派は? 名目は義勇軍でもオーブが他国に出征するんだ。気に入らん奴もいただろう」
「5大氏族長で中立派はアスハ家のみと言う状況だった。それを、中立を保ったのはウナトだ。それで、大西洋連邦派
の押さえたるウナト宰相がいなくなったとたん同盟だ。馬鹿でも……いや、単なる馬鹿がやったのか、それともまだ
裏があるのか調べてほしい」
「おーけー。お代は高いぜ」
「心配するな。ウナトから受け取った物がいっぱい残っているからな。義理なりなんなり、返さねば気が済まぬ!」
971金色(こんじき)の艦隊(仮) ◆Lna0TEvcJM :2008/08/28(木) 17:53:50 ID:???
続く。

リーアムはマルキオのせいでSAN値が減っているようです(ぇ

ウナト死亡。同時にウナトトtラップ発動
972通常の名無しさんの3倍:2008/08/28(木) 18:16:26 ID:???
GJだっぺ
973通常の名無しさんの3倍:2008/08/28(木) 18:17:33 ID:???
GJずら
974通常の名無しさんの3倍:2008/08/28(木) 18:18:45 ID:???
GJやけん
975通常の名無しさんの3倍:2008/08/28(木) 18:24:17 ID:???
保守
976通常の名無しさんの3倍:2008/08/28(木) 18:25:42 ID:???
GJたい(今から読むけど)
977通常の名無しさんの3倍:2008/08/28(木) 18:29:07 ID:???
GJじゃけえのー
978通常の名無しさんの3倍:2008/08/28(木) 19:12:12 ID:???
GJだっちゃわいや
979通常の名無しさんの3倍:2008/08/28(木) 20:03:04 ID:???
GJですたい!
ここにきてまさかのウナト暗殺……
リーアムもいい感じに狂いだしてきてますなぁ
これでマルキオの宗教が「星の智慧教団」だったら混沌指数が上限突破でSANチェックだぜ!


>>961
マリューの婚約者はメビウスゼロ部隊の隊長でムゥの上司だったらしいですぞ
980通常の名無しさんの3倍:2008/08/28(木) 20:42:42 ID:???
>>979
それマジ?ソースは?
981通常の名無しさんの3倍:2008/08/28(木) 21:37:43 ID:???
>>979
そうなんだ切ないね
ふと脳裏にミリアリア化したマリューが浮かんだ
「どうしてアンタみたいなちゃらんぽらんが生きててあの人はぁ!」みたいなw
982通常の名無しさんの3倍:2008/08/28(木) 21:46:19 ID:???
>>979
物凄く重要な設定なのに、何故か一切表に出てこない
つまり、投げっぱなし
983通常の名無しさんの3倍:2008/08/29(金) 04:11:04 ID:???
そろそろ次スレの季節です
984通常の名無しさんの3倍:2008/08/29(金) 13:55:41 ID:???
GJ!
廃墟みたいな〜って中の人ネタか?
985金色(こんじき)の艦隊(仮) ◆Lna0TEvcJM :2008/08/29(金) 19:43:30 ID:???
名前ネタです。綾波レイ(;´▽`A``
986通常の名無しさんの3倍:2008/08/29(金) 21:05:42 ID:???
987通常の名無しさんの3倍
GJです
新入りタケダ…また死にそうな名前だなwww
ウナトパパ暗殺は後に響くなぁ
とりあえずウナトパパンに敬礼!(´・ω・`)ゝ