シンとマユ、ふたりでおるすばん。 【8日目】

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1通常の名無しさんの3倍
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::::..::::l、::::ハト;::::::::::::;:::::::l_ヽ:::l!:;::::::::::::::::;:'" ̄ ̄`ヽ
::::::、::l,.ヽ!ミ、';::::::::ハ::::/f''_テリf!::::::::;:−''" ̄ ̄`''┴ -..,,_
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ゝ、::::::::::::::ヾヾ'' ー‐'' {               ` ー‐ ''
  `ヽ、::::::::::ヽ \  /ヽ
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・このスレは様々なシチュエーションにおけるマユの行動に(;´Д`)ハァハァするスレです
・もちろんエロ禁止な訳ではありませんが、シチュにもこだわったネタ投下がモアベターです
・ネタを投下した人をあからさまに罵ったり、必要以上に持ち上げたりするのは、雰囲気を壊すので控えること
(ちなみにネタを投下した人は、特に必要が無いならイチイチ出てこないほうが萌え度はアップ……な気がします)
・貴方のリアル妹とマユでは色々違います。引き合いに出して妹萌えを否定するのはやめましょう
・まとめサイトhttp://www.geocities.jp/sinmayuorusuban/
・避難所http://jbbs.livedoor.jp/game/38367/

前スレ
シンとマユ、ふたりでおるすばん。 【7日目】
http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/shar/1173790151/
2通常の名無しさんの3倍:2007/11/28(水) 20:09:12 ID:???
>>1乙ー
3通常の名無しさんの3倍:2007/11/28(水) 20:10:40 ID:???
乙です
4通常の名無しさんの3倍:2007/11/28(水) 21:08:49 ID:???
文字通りの姉妹スレ。こいつもテンプレに追加してくれ

シンとマユが姉妹だったら 第4話
http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/shar/1195424486/l50#tag40
5まとめ”管理”人:2007/11/29(木) 02:29:04 ID:???
dat落ちするとは思わなかったんで、7日目のログがないです。
保管してる人いますか?
6通常の名無しさんの3倍:2007/11/29(木) 03:35:21 ID:???
76:2007/11/29(木) 03:39:45 ID:???
ダメだったみたいなのでこっちで。

2ch DAT落ちスレ ミラー変換機 ver.4
http://www.geocities.jp/mirrorhenkan/

これに前スレのURL入れて変換すれば見つけられるかと…
8通常の名無しさんの3倍:2007/11/29(木) 07:21:38 ID:???
>>1
乙です
9通常の名無しさんの3倍:2007/11/29(木) 12:07:40 ID:???
>>7
サンクス。
夜にはアップしときます。

姉妹スレの姉弟スレもまとめに保管したほうがいいのかな?
10通常の名無しさんの3倍:2007/11/29(木) 13:00:27 ID:???
>>9
姉弟は別にいいんじゃないか?
11通常の名無しさんの3倍:2007/11/29(木) 15:33:37 ID:???
マユ「>>1乙だよ」
12通常の名無しさんの3倍:2007/11/29(木) 18:43:11 ID:???
兄妹スレの保管してくれるなら、それはそれで嬉しい気がする
13通常の名無しさんの3倍:2007/11/29(木) 23:33:32 ID:0E3ALfwG
糞スレ立てんなボケ
14通常の名無しさんの3倍:2007/11/30(金) 01:14:01 ID:???
>>13
保守乙
15通常の名無しさんの3倍:2007/11/30(金) 02:44:27 ID:???
シン「八日も経つのに、いつまで留守番してればいいんだ?」
マユ「宇宙一周旅行だから暫くは無理じゃない?」




シン「……宇宙一周?」
16通常の名無しさんの3倍:2007/11/30(金) 08:16:10 ID:???
マユ「ねぇパパ、醤油取って」
パパ「ははは、マユは可愛いなぁ」デレデレ

ママ「あ・な・た♪ちょっとこっちに……」
パパ「まっ、ちょ違うんだこれは……アッー!」



シン「母さん、洗濯物干し終わったよ」
ママ「あら、ありがとうシン。ほら、いい子いい子♪」ナデナデ
シン「なっ!……こ、子供扱いは止めてくれよっ!///」

マユ「お・に・い・ちゃん♪ちょっとこっちに……」
シン「げぇ、マユ!お…俺なんか気に障ることでも!?」
マユ「マユ以外にドキッとするの禁止!お仕置きだー!!」
シン「アッーーー!」



ルナ「なんだこの家族」
17通常の名無しさんの3倍:2007/11/30(金) 10:44:41 ID:???
シン「>>1なんてことをしてくれたんだ…乙」
18通常の名無しさんの3倍:2007/11/30(金) 13:34:15 ID:???
>>16
これは良い家族愛www


>>17
シンはホントにツンデレだなぁ・・・
19通常の名無しさんの3倍:2007/12/01(土) 08:36:38 ID:???
土曜は危険だから保守
20通常の名無しさんの3倍:2007/12/01(土) 11:33:18 ID:???
20
21通常の名無しさんの3倍:2007/12/01(土) 13:32:18 ID:???
お兄ちゃん、保守するね♪
22通常の名無しさんの3倍:2007/12/01(土) 17:27:21 ID:???
赤ちゃんを子宮(もちろん本物の)に保守
23通常の名無しさんの3倍:2007/12/01(土) 18:35:03 ID:???
保守
24通常の名無しさんの3倍:2007/12/01(土) 22:03:28 ID:???
保守
25通常の名無しさんの3倍:2007/12/01(土) 23:46:49 ID:???
マユ「保守するよ、お兄ちゃん」
26通常の名無しさんの3倍:2007/12/02(日) 00:12:54 ID:???
シン「いっそこのまま落ち…アッー!!」
27通常の名無しさんの3倍:2007/12/02(日) 11:24:41 ID:???
マユ「お兄ちゃんはイった、もう出ない!けれど、マユと一つになってやり続ける!」

ルナ「なんだ、何を言っている?」

マユ「アソコを掘られるなら子宮を突かれる、ケツを掘られても掘られぬいて、妊娠したらマユの勝ち!」
28通常の名無しさんの3倍:2007/12/02(日) 17:33:02 ID:???
日曜は危険だから保守
29通常の名無しさんの3倍:2007/12/02(日) 20:43:50 ID:???
土日過ぎかけても油断禁物保守
30通常の名無しさんの3倍:2007/12/02(日) 23:02:55 ID:???
シン「ギガペニスブレイク!」
31通常の名無しさんの3倍:2007/12/03(月) 08:07:13 ID:???
マユ「アッーー!!」
32通常の名無しさんの3倍:2007/12/03(月) 12:17:54 ID:???
マユ「お兄ちゃん大好き☆」


シン「どんなにひもじい時でもこの一言があればお腹いっぱいになります」





マユ「…っていう、夢を見たよ」
シン「夢オチかよ!」
33通常の名無しさんの3倍:2007/12/03(月) 21:37:21 ID:???
シンうらやましい
34通常の名無しさんの3倍:2007/12/03(月) 22:35:08 ID:???
シンうらめしい
35シン:2007/12/04(火) 09:42:09 ID:???
絞りの連鎖は俺が断ち切るんだ!
今日、ここで!
36通常の名無しさんの3倍:2007/12/05(水) 06:26:23 ID:???
マユ「お兄ちゃんっ♪」
シン「いつにもましてご機嫌ですねマユサン…」

マユ「あのね……できちゃったみたいなの///」
シン「( ゚Д゚;)……マジッスカ?」


このあと、シンの行動は!?
A…「そうか。元気な子を産むんだぞ!」
B…「おろしてくれ たのむ!」
C…「妊婦プレイもいいな」
37通常の名無しさんの3倍:2007/12/05(水) 20:56:21 ID:???
逃げる
38通常の名無しさんの3倍:2007/12/05(水) 21:35:21 ID:???
マユ 「前々から挑戦してたホットケーキが上手くできちゃったの♪さあ食べてお兄ちゃん♪」
シン 「わーい。いっただきまーす♪」
39通常の名無しさんの3倍:2007/12/05(水) 23:45:28 ID:???
シン 「(パク) …なんだこの味は」
マユ 「性欲いっぱいつけてもらおうと思ってうなぎパイとか赤まむしドリンクとか白子とか入れてみました♪」
シン 「……」
マユ 「あれお兄ちゃんもういいの? まだまだたくさんあるのに…
    まぁいいや、それじゃ今度は私がお兄ちゃんをいただきまーす♥」
シン 「結局こんなオチかアッーーー!
40通常の名無しさんの3倍:2007/12/06(木) 12:39:10 ID:???
「お兄ちゃんのばかぁ!トイレ入る時はノックしてって言ったじゃない!」
急いでドアを閉めたが、やはりというか当然ながら妹はご機嫌斜めらしい
「ごめん、ついクセでな。何かお詫びをするよ、何かして欲しい事とかある?」
「え・・・ん〜と・・・、そ、それじゃぁ、あ、あのね?」
頬を赤く染めて上目づかいに恥ずかしそうに妹は言った
41通常の名無しさんの3倍:2007/12/06(木) 13:58:15 ID:???
シンうらやましい…
42通常の名無しさんの3倍:2007/12/06(木) 18:09:54 ID:???
保守
43通常の名無しさんの3倍:2007/12/06(木) 22:04:31 ID:???
保守
44通常の名無しさんの3倍:2007/12/07(金) 02:03:28 ID:???
>>40
「今日……マユと一緒にお風呂に入って…ほしい、な」
45通常の名無しさんの3倍:2007/12/07(金) 15:10:54 ID:???
保守
46通常の名無しさんの3倍:2007/12/08(土) 02:56:23 ID:???
シン「マユはイッタイなんなんだー」
47通常の名無しさんの3倍:2007/12/08(土) 09:37:34 ID:???
俺の朝は一杯のコーヒーから始まる…
休日だろうと関係ない、ザフトレッドたるもの生活リズムは崩せない

マユ「はいっ、お兄ちゃんコーヒー入れたよ☆」
シン「サンキューマユ。
んーいつもよりミルクの香りが良いな、味は…クリーミィだがしつこくない、それでいて何故か懐かしい!?アンタは一体何なんだー!?」
マユ「おいしかった?」
シン「最高だよマユ!!
一体どんなミルクを入れたんだ?」
マユ「マユの母ny…」
シン「アッーーー!!」
48通常の名無しさんの3倍:2007/12/08(土) 18:42:48 ID:???
49通常の名無しさんの3倍:2007/12/08(土) 21:55:31 ID:???
保守
50通常の名無しさんの3倍:2007/12/09(日) 01:58:05 ID:???
51通常の名無しさんの3倍:2007/12/09(日) 09:46:04 ID:???
52通常の名無しさんの3倍:2007/12/09(日) 12:08:33 ID:???
53通常の名無しさんの3倍:2007/12/09(日) 16:54:27 ID:???
54通常の名無しさんの3倍:2007/12/09(日) 20:13:01 ID:???
55通常の名無しさんの3倍:2007/12/10(月) 01:43:38 ID:???
キラ「母乳が出る。それすなわち、マユは妊娠して…」

シン「アッー!」
56通常の名無しさんの3倍:2007/12/10(月) 07:32:36 ID:???
シンとマユ、そして新たな生命がさんにんでおるすばん

マユ「もうこの際コレで再出発しない?」
シン「ちょwwwそんな決定権がお前にあるのか!」
マユ「私に同調してくれなければ(下半身から精力を)排除するだけだ」
シン「アッーーー!」
57通常の名無しさんの3倍:2007/12/10(月) 10:39:34 ID:???
痩せ細ったシンがみえます
58通常の名無しさんの3倍:2007/12/10(月) 18:19:29 ID:???
そして虎に自宅に誘われるマユ
59通常の名無しさんの3倍:2007/12/11(火) 05:02:24 ID:???
保守
60通常の名無しさんの3倍:2007/12/11(火) 20:19:44 ID:???
保守
61通常の名無しさんの3倍:2007/12/12(水) 06:21:26 ID:???
保守するお
62通常の名無しさんの3倍:2007/12/12(水) 06:52:29 ID:???
>>58
虎「ぼ、僕はね…コーヒーの次に小さい女の子が大好きなんだ。ハァハァ」
マユ「んむー…(しまった…油断してたらいつの間にか手足と口を縛られてる)」
虎「そ、そ、それじゃあまずは身体検査だ。この衣服は邪魔だから脱いじゃおうね…ゴクッ」
マユ「ううううーー!!(い、いやぁ!助けて……お兄ちゃんっ!)」


続かない
63通常の名無しさんの3倍:2007/12/12(水) 08:20:58 ID:???
と言いつつ既に勝機を掴んでいるマユ
64通常の名無しさんの3倍:2007/12/12(水) 19:11:33 ID:???
その時
シン「アンタって人はー!!」
怒りで種割れしたシンが現われた!
虎「バカな…!どうしてこんなに早く…一体何故…」高山版ジブリールの如く困惑する虎
シン「…服が破けてる!?…よくもマユをー!!」
マユ「んんん(お兄ちゃん)!」
言いながらマユは密かにほくそ笑んだ
マユ(ありがとう虎…そしてさよならだ)
65通常の名無しさんの3倍:2007/12/12(水) 19:37:18 ID:???
瞬殺される虎とその手下達
虎「ごふぉ…君はまるでバーサーカーだな…」
言い残して倒れる
勝者シンはマユへ近付き
シン「マユゥゥゥ!怖かったなぁぁぁ!もう絶対離さないよぉぉぉ」
号泣
マユ「ありがとう、お兄ちゃん…格好よかったよ…」シンの頬に口付けるマユ
照れながらその辺にあったマントをマユに着せお姫さま抱っこ
Trust you forever〜
シン「さぁ帰ろう、俺たちの家へ!」
マユ「はい!」
ガイアの上に乗って運命がはばたく…
         FIN

マユ「って話考えたんだけどどう?」
虎「…」
66通常の名無しさんの3倍:2007/12/13(木) 01:20:25 ID:???
虎がんがれ!
67通常の名無しさんの3倍:2007/12/13(木) 07:59:53 ID:???
虎「ラゴゥの頃は幸せでした
ムラサメの時もそんなに悪くなかったです
ただなんとなくラゴゥっぽいという理由で赤いガイアを手に入れた途端狙ってた魔乳は鷹に行き、僕の咬ませ犬人生がスタートしたのです
何か憑いてるんでしょうか?」
マユ「私の前で原作の話をするな!!」
68通常の名無しさんの3倍:2007/12/13(木) 20:08:25 ID:???
マユ…
69通常の名無しさんの3倍:2007/12/14(金) 12:26:16 ID:???
保守
70通常の名無しさんの3倍:2007/12/14(金) 19:05:33 ID:???
保守
71通常の名無しさんの3倍:2007/12/14(金) 19:51:44 ID:???
シン「マユ、虎さんが可哀相だから例の特製ミルクコーヒーを入れてあげたらどうだ?」
マユ「いやっ!お兄ちゃんのエッチ!…アレはお兄ちゃんだけの特別メニューなのっ(´ω`)」
シン「マユ…(やべ…その流し目にグッと来た)」
虎「お前等もう帰れ(`;ω;´)ブワッ」
72通常の名無しさんの3倍:2007/12/14(金) 20:43:44 ID:???
シン「そろそろスレタイ通り留守番しないとな」

自宅に帰る途中なんかピンクカーディアンを来た眼鏡がこっちをじっと見ている事に気付く
???「まさに俺の…僕の…私の理想の幼女(*´д`*)ハァハァ」
73通常の名無しさんの3倍:2007/12/14(金) 20:59:24 ID:???
マユ「こっちみんな」
74通常の名無しさんの3倍:2007/12/14(金) 21:02:37 ID:???
ピンクカーディアン→ピンクカーディガン
来た→着た
誤字多くてスマソ
75通常の名無しさんの3倍:2007/12/15(土) 01:53:54 ID:???
誰だ!?
76通常の名無しさんの3倍:2007/12/15(土) 04:46:11 ID:???
ナドレ乙
77通常の名無しさんの3倍:2007/12/15(土) 11:37:02 ID:???
保守
78通常の名無しさんの3倍:2007/12/15(土) 12:33:35 ID:???
ティエリア「可愛いあの娘に相手にされず、>>75にも気付かれなかった事に絶望した!それでも!だとしても!」
めげずにストーキングするティエリア
カメラを手にアスカ宅の風呂を覗く
ティエリア「マユタソ(*´д`*)ハァハァ」
しかし男の声がする
ちっ…兄貴の方か…ん?
マユ「お兄ちゃん、太ももの内側がかゆいよ〜こすってぇ〜」
シン「ちょwwwしょうがないなぁ、虎に変な事されたんじゃないだろうな?」
マユ「そんな事ないもーん、お兄ちゃんすぐ来てくれたから☆」
シン「つーか来いってメール届いたから行っただけなんだけどな…」
マユ「いいからこすってよー早くしないと…」
シン「おいマユやめ…
アッーーー!」



ティエリアは知った、本当に絶望した時は声も涙も出ないのだと
79通常の名無しさんの3倍:2007/12/15(土) 16:52:14 ID:???
ちょwwwティエリアかよwwww
80通常の名無しさんの3倍:2007/12/15(土) 17:00:55 ID:???
ちょWWW
田代ティエリア…
81通常の名無しさんの3倍:2007/12/15(土) 17:24:23 ID:???
田代ティエリア!!
ある程度狙ったとは言え適確なニックネームを貰い、複雑な笑みを浮かべつつティエリアはエロゲースレへと帰って行った…
ティエリア「今夜は脱がないかもしんないけど応援頼むぜ!!」
82通常の名無しさんの3倍:2007/12/16(日) 02:57:19 ID:???
マユ「保守」
83通常の名無しさんの3倍:2007/12/16(日) 13:16:45 ID:???
 世の中には、「触れてはならないもの」が数多くある。
そういうものは大抵、それに触れた者に災いだの不幸だのをもたらす。
 では何故それがそういうものだと、皆が知っているのだろう?
それは先人の苦い経験やら尊い犠牲やらが後世に伝わったから…だと思う。

 さて今回は、迂闊にもそんなものに触れてしまった俺の話である。
そう、こんなことは、もう二度と起こしてはならないから。


「37度8分。立派な風邪じゃないの…」

 母さんが水銀式の体温計を片手に、心配そうにマユの体温を告げる。

 しばらく暖かい日が続いていたのだが、昨日の夜にガクン!と気温が下がった
所為なのか、マユは風邪をひいてしまったらしい。
 まぁ確かにあれだけ急に気温が下がれば、ヘタをすると風邪をひいてしまうかも
知れない。俺も夜中に起き出してわざわざ厚手の寝間着に着替えた位だからな…。

「うぅぅ…けふっ、けふっ…」
「看ていてあげたいんだけどね…母さん、今日もお仕事なのよ。ゴメンね…」

 そう、今日は折角の土曜日だというのに父さんも母さんも仕事なのだと言う。
まぁ、平日に休みを取っているから、その辺のバランスはとれているんだろうが。

「シンに看ててもらうことにするからね…という事だから、シン?」
「ん、わかった」

 なんて話が突然振られた。出かける予定なんて無いから、とりあえず了解しておく。

「それじゃあ母さん、仕事行ってくるから。シン、マユちゃんの事…お願いね」  
「わかった。いってらっしゃい」

 玄関のドアを閉める音が小さく聞こえた。

「けふっ!けふけふっ!…ってらっしゃい」

 マユも咳混じりながら、母さんを送り出した。
マユが何か言葉を発しようとするたびに、乾いた咳が聞こえてくる。
こりゃあ、辛いだろうに…。
84通常の名無しさんの3倍:2007/12/16(日) 13:17:17 ID:???
 マユの部屋を見回すと、あるものが目に入った。
机の上においてあった、マユが使っているピンク色の小さな携帯電話。
それを手にし、マユの枕元にそっと置いた。

「俺、部屋にいるからさ、何かあったらこれで呼んでくれよ。しゃべらなくて
 いいからな。俺の携帯を鳴らしてくれれば、ここに来るから」

 いわゆる「ナース・コール」というやつだ。
置かれた携帯を横目でちらと見て、マユは少しの間を置いてちいさく、こくり
と頷いた。

「じゃ、ゆっくり寝てるんだぞ」

 掛け布団を直しつつそれだけ伝えて、俺はマユの部屋を後にした。


 部屋で課題を進めているうちに遠くから時報が聞こえた。もう昼か。
結局、午前中は俺の携帯は鳴らなかった。何事も無くて良かった。
さて、お昼ごはんにしよう。マユの様子を見て、それで作る物を決めようか。

 マユの部屋のドアをノック。いくら妹とはいえ、勝手にドアを開けることは
許されない。「「プライバシー」っていうのがあるんだよ!」…だそうな。

 その割にマユは俺の部屋に勝手に入ってマンガを読んでたりするんだよな。
プライバシーって、本当に意味わかって使ってるのか?まったく怪しいもんだ。
まぁ別に、俺の部屋には変なモノなんて無いから入られてもいいんだけれど。

 …本当にないからな。本当だってば。

「けふっ!けふっ!…うん、けふっ!けふっ!…いいよ」

 ドア越しに咳混じりのマユの声が聞こえた。静かにドアを開けマユの部屋へ。
85通常の名無しさんの3倍:2007/12/16(日) 13:18:48 ID:???
 マユはベッドに横になったまま、こちらを見ていた。
掛けなおした布団も、そんなに乱れてはいない。
 熱がまだ下がらないのか、その顔は上気している。
額に貼ってある解熱シートの効果が切れてしまったかな。取り替えよう。
これで残りは無し。心許ないが、この一枚で今日一日位はなんとかなりそうだ。

 枕元で解熱シートを取り替えつつ、尋ねてみた。

「あのさ、調子…どうだ?」
「…うん…けふっ…少し辛いかな。あと寒気がする」

 マユは、力なく笑いつつ応えた。

「昼ごはん、どうする?」
「いらない…なにか温かいもの、けふっ…飲みたい」
「温かいもの、か…」
「あ、あの…いいよ。お兄ちゃん、忙しいでしょ?」
「いいよ。少し待ってな」

 …なんて気軽に応えつつ部屋を出たのはいいが、さて…何を作ろうか?
記憶の糸を辿ってみた。身体があたたまって、飲みやすいもの…!

 そうだ。玉子酒を作ってみるか。
昔、俺が風邪をひいたときに母さんが作ってくれたっけ。
黄金色の、温かくて甘い飲み物。当時はそれが酒だ、って聞いた時はびっくりしたなぁ。

 作り方はそれとなく分かる。あとはやってみるだけだ。
キッチンへ足を運んで、材料を探してみる。
卵は冷蔵庫に。砂糖は棚に。お酒…昔は「ニホンシュ」なんて呼ばれていたらしいもの
を使う、って聞いていたけれど…ん、「清酒 純米吟醸・黄武 ─暁─」?
清酒、ってことはこれでいいのか。

 うん、折角だ。まだ栓が開いてないけど、使わせてもらおう。

 先ずは卵を溶いておく。酒を片手鍋に注いで、弱火で温めつつ、溶き卵を少しづつ
入れつつ静かに混ぜていく。すると鍋の中の酒が黄金色に染まっていく。
 あとは甘みを出すための砂糖を入れて完成。初めて作ったにしては上出来だと思う。
86通常の名無しさんの3倍:2007/12/16(日) 13:19:55 ID:???
 作った玉子酒をマグカップに注いで盆に載せ、マユの部屋まで運んだ。
さて、マユをベッドから起こすか。背中に手を入れ、上半身を起こすのを手伝ってやる。

 寝間着越しに触れたマユの身体は、発熱の所為で熱く、少し汗ばんでいて、
見た目よりも随分と華奢に感じられた。

「お前…本当に大丈夫か?」
「うん…大丈夫だよ。けふっ!」

 思わず問いかけてしまったが、その問いにマユは咳混じりに小さく応えた。


 玉子酒が注がれたマグカップをマユに渡した。
見慣れない色合いとその香味に首を傾げつつ、マユはそれを両手で受け取った。

「…なに?これ…」
「玉子酒。飲んだことないか?」
「ん…わかんない…けふっ」
「ま、飲んでみてくれよ」

 うすく湯気がたつ玉子酒をふぅ、ふぅと冷ましてから、一口。

「おいしい…あったかくて、甘くて…けふっ…いいね、これ」

 良かった。気に入ってもらえたみたいだ。
少しずつ、少しずつ飲んでいくうちに、カップは空になった。

「お兄ちゃんが…けふっけふっ…これ作ったの?」
「昔さ、俺が風邪をひいた時に母さんに作ってもらったことがあってさ。
 それで俺もやってみようって思ったんだ」

 母さんが作ってくれたあの時の様な優しい甘みには、少し届かなかったけどね。
87通常の名無しさんの3倍:2007/12/16(日) 13:20:47 ID:???
 その後、俺は再び自室で課題を進めていた。

 作った玉子酒はなんだかんだで全部なくなった。
そんなに量を作ったわけじゃあないから、余らないとは思ったけれど。
 ともあれ、満足してくれたようだ。身体も、あれであたたまるだろう。
あとはゆっくり寝ていてくれれば、じきに良くなる…そう思いたい。

 さて、大分内容も進んだし、ここで一気にカタをつけてしまおうか。
…と思ったその時、俺の携帯電話が鳴り出した。誰からだろう?

 発信 マユ
 
 …「ナース・コール」だよな、これ。何だ、何事だ…?
マユの部屋のドアをノック…返事が直ぐに帰ってこない。

「マユ、開けるぞ?」

 一応の断りを入れつつドアを開けた。

 …はぁ…はぁ…こふっこふっ!…はぁ…

 ベッドからマユの苦しそうな息遣いと、時折混じる激しい咳が聞こえてくる。
マユは此方に背を向け、丸まりつつ横になっている状態なのだろうか、ここからでは
その様子を窺い知ることは出来ない。

「マユ、どうした?大丈夫か…!?」

 思わずベッドの傍に近寄り、マユの顔を覗き込もうと枕元に手を置いた…その時

「…」
「…っ!?」

 マユは急に此方に向き直り、両手を伸ばして、俺の首の後ろへと手をまわしてきた。


 ― 後半へ続く ―
88通常の名無しさんの3倍:2007/12/16(日) 13:21:56 ID:???
早く続きを!
89通常の名無しさんの3倍:2007/12/16(日) 13:51:18 ID:???
>>83
GJです!!
wktkが止まりませんッ!!            
続き投下までを全裸で待機する
90通常の名無しさんの3倍:2007/12/16(日) 16:02:28 ID:???
新シャア種全盛期のときを思い出すネタなキガス
91通常の名無しさんの3倍:2007/12/16(日) 16:24:36 ID:???
初々しいマユ…
ダメだ今の俺にそんなもの書けない
素直にGJ!!
92通常の名無しさんの3倍:2007/12/16(日) 17:31:33 ID:???
たまにそういうの書いても変な解釈やオチつけられて結局最後はア――ッ!にさせられるのだが。
93通常の名無しさんの3倍:2007/12/16(日) 19:18:08 ID:???
おお、久々に神光臨!
続きが気になるんだぜ
こういうマユもいいなw
94通常の名無しさんの3倍:2007/12/16(日) 21:30:05 ID:???
>>83-87より続く

 突然のマユの行動に、思考が停止した。
止まった思考を素早く回復するべく、自分の頭を小さくも激しく振り、目を二、三回
瞬かせた。

 マユと、目が合った。

 マユのやわらかい髪の毛とよく似た、明るい栗色の瞳と。
しっとりと潤んで、微かにふるえるその瞳と。

 それは普段の、俺が良く知るお調子者で無鉄砲なマユからはおよそ想像も出来ない、
なんというか…色っぽさと艶めかしさというか…吸い込まれそうな深みというか…。

 ふわりと、鼻腔をくすぐる匂い。
長いこと使っているベッドに染み付いたそれは、よく知っている筈の、石鹸の匂い。
そしてそこに微かに…そして確かに混じる、マユ自身の匂い…。

 瞬間、心臓がひとつ、大きく拍を打った。
それを境に鼓動は急速に大きく、激しくなっていく。
そしてひとつ鼓動を打つ度、ひとつ呼吸をする度、停止している思考は徐々に
漂白されていく。

 何なんだよ、一体…。

 マユの目が、すぅ、と嬉しそうに細められた。
それと同時に、首の後ろに回された腕が俺の頭をゆっくりと引き寄せ始めた。
この位置関係だと、引き寄せられる先はマユの…。

 これは…このままじゃあマズい。もの凄くマズい。
しかしどうしたことか…マユの瞳から、目が逸らせない。
目を閉じてしまえばそれで良さそうなものだが…目蓋さえも動かない。

その視線に、射抜かれたか。
それともその瞳に、魅入られたか。


 鼓動はいよいよ胸の内に言い知れない「甘い痛み」をもたらす様になりだして。
マユの目は、小さな吐息と共に閉じられた。
95通常の名無しさんの3倍:2007/12/16(日) 21:31:21 ID:???
「…けふっ!…お兄ちゃん…」

 マユは喉から搾り出すような、弱弱しく掠れた声で俺を呼ぶ。

「…う…ぁ…」

 俺は喉から削り出すような、消え入るような声で抵抗を試みた。
…試みたのだが、最早何言も口にする事さえかなわなかった。
首に回されたマユの腕に少し力が加わった…その時だった。


「 ひ っ か か り ま し た な 、 …けふっ! 兄 上 」


 …はい?
閉じられた目をくわっ!と見開き、勝ち誇ったような笑顔と共になにやらムリヤリ
作った低い声で、なんだかエラそーな口調でのたまうや否や

 けほけほげほげほごほごほぐほぐほっ!

 …うわッぷ!?至近距離で咳き込んできやがった!
反射的に顔を逸らそうとしたが、首元はマユにホールドされている。
逸らすこともできず、見事に全弾被弾。

 鳩が豆鉄砲を食らった顔、とはよくいったものだが、きっと今の俺はそれが
ピッタリあてはまる様な、ひどく間の抜けた表情をしているんだと思う。

「うっはっは!お兄ちゃんもカゼをひいて私の同志になれ!私が喜ぶ!」

 しかし、赤ら顔でしてやったりな表情のマユを見ていたら、とたんに冷静さを取り
戻せた。玉子酒を飲んだ後のこのマユの奇行…もしかして。

「…お前さぁ…酔ってる?」
「そんなことは…けふっ!けふっ!…ありませんヨ?」

 …ああ、酔っぱらってる…。
96通常の名無しさんの3倍:2007/12/16(日) 21:31:54 ID:???
 とりあえず自分の顔を拭い、赤ら顔のマユを起こして、様子を聞いてみるとするか。
首元に回されていたマユの手を外し、自分の上体を起こした後でマユの背中に手を入れ、
上半身を起こすのを手伝ってやる。

 …寝間着越しに触れたマユの身体は相変わらず発熱の所為で熱く、少し汗ばんでいて、
見た目よりも随分と華奢に感じられた。が…

「んふぅへへ〜…えっちぃ。せぇぇくぅぅはぁぁらぁぁだぞぉ?」

 その挙動、口調、言動がどこぞのヨッパライのオヤジそのものと化していた…。
いやンいやンなんて言いつつ身体をくねらせちゃって。まだ8歳だろ、お前…。

「…お前、本当に大丈夫か?」
「だいじょーぶですヨ?けふっ!」

 思わず問いかけてしまったが、どう見たって大丈夫じゃないよお前。
顔を真っ赤にして、にへらにへら笑っちゃって…。

 玉子酒とはいえ、アルコールは熱で殆ど飛んでいる筈だから、こうなることは
俄かに考えにくいんだけれど…小さい頃俺が飲んだ玉子酒と大して差はない…はずだ。

 もしかしてマユって、とんでもなく酒に弱いのか?
アルコールを分解する能力が極端に低い人は、ウイスキーボンボンはおろか、料理の
中に含まれる料理酒やみりんでさえも酔っ払ってしまうというのを聞いた事がある。
 コーディネイターはその辺り大丈夫なんだろう、って勝手に思っていたけれど
やっぱり駄目な人は駄目なんだな。しかしマユがねぇ…。

 いやいやそんなことより。
目の前のヨッパライをどうしたものか。

「お兄ちゃん!こっち来なさい!…けふっ!けふっ!」

 うおぅ!?突然大声で呼ばれたかと思ったら、何やら手招きをしている。
うわぁ…目が据わってるよ。まぁ逆らって暴れられたら大変だし、とりあえず
ベッドの淵の、マユに近い位置に座ってみた。

「さっき私にチューしよーとしたでしょー!んもぅ!お兄ちゃんのえっちすけっち
 わんたっちぃ!」

 ぺしぺしぺしぺしぺしぺしぺしぺし…!

 それはお前が!…等と弁解をする暇もなく、マユが暴力にうって出た。
といっても、アルコールが覿面に回りきり、もはや力も入らないぺらぺらとした
手のひらで、俺の頭やら肩やらを文字通り「ぺしぺし」叩いているだけなのだが。

 痛くもかゆくもないのだが…なんていうか、鬱陶しい。この現状、どうにかしないとな…。
というか、早いところどうにかしたい。
97通常の名無しさんの3倍:2007/12/16(日) 21:32:41 ID:???
 …あらためて、このヨッパライをどうしたものか。
等と目を閉じて思案にくれてみると。

「こら!寝るなー!私の前で寝るなんてシッケイだぞー!」

 ちょっぷ。
ぽすっ、と頭に軽い衝撃。寝てないよ。寝てないってば。今さっきまで目は開いてただろ、俺。

「だァいたいチミはやねぇ、もっとこの妹っちゅーモンを…けふっ!けふっ!」

 だから野太い声を作って喋るなよ。
喉を痛めてるんだから、余計に咳込むだけだろうが。ああもうどうしたもんだか。

 とりあえずは水…冷水じゃなくて湯冷ましでも飲ませてみるか。
やることは決まった。台所にいってくるか。これで少しは大人しくなるといいんだけど。
それにしても、酔っ払ったマユってこんなのだったんだなぁ…。

 ベッドの淵に手を置き、立ち上がろうとしたその時、マユの手が俺の手を掴んだ。
お前なぁ…まだ俺に絡もうっていうのか。ため息を吐きつつ、顔を上げた。

 マユと、目が合った。

 マユのやわらかい髪の毛とよく似た、明るい栗色の瞳と。
しっとりと潤んで…不安にふるえるその瞳と。

 それは普段の、俺が良く知るお調子者で無鉄砲な…けれども寂しがりやの、マユの瞳だった。
マユは首をわずかに横に振りつつ、口許は何かを言いたそうにしていた。

 とっさに俺の手を掴んだその小さな手は…いや、掴んだと言うにはあまりにも弱弱しいそれは、
ほんの少し力を入れただけで、簡単に解けてしまいそうだった。


 いかないで。ひとりにしないで。
そう、いいたいのだろうか。


 ああ、そういえば。
俺が昔…まだマユが居なかった頃に風邪をひいた時、母さんはわざわざ仕事を休んで、ずっと
俺の傍に居てくれてたっけ。

 厳しい母さんも、あの時ばかりは俺の甘えもわがままも全部聞いてくれてたんだ。
そうだ、あの玉子酒も俺のわがままからわざわざ作ってくれたんだよな。

だから、あの時は寂しくなかったんだ。
だから、あの時は心細くなかったんだ。
本当なら、今日はずっとマユの傍に居てやらないといけなかったのに…。

「…ごめんな。マユ」
98通常の名無しさんの3倍:2007/12/16(日) 21:34:19 ID:???
 ふゥ…まいったまいった。すっかり暗くなっちゃったじゃない。
今日は仕事を早く切り上げるつもりだったけれど、突然仕事が増えるなんてまったくもう!

 すっかり暗くなってしまった家路。
いつも通る道なんだけれど、今日に限ってなんだかとても長いものに感じる…。
でももうそろそろ家に着くわね。マユちゃん、大丈夫かしら。

 あ、ご挨拶が遅くなりまして…私、シンとマユの母でございます。
ふたりがいつもお世話になっておりまして、もしかしたら他所様にご迷惑をかけている
のではないかと…。

 って、あら?家の電気、点いてないじゃない。シンったら何やってるの!?
…まさかあのボンクラ息子、マユちゃんを放ったらかしにして何処かプラっプラと
ほッつき歩いてるんじゃあないでしょうね!?

 ま、アレは後で「シメ」るとして、急いで玄関の鍵を開けて、家の中へ。
全く電気は点いていない…あら?シンの靴だわ。家に居るのかしら。

 2階のマユちゃんの部屋へ。
音を立てないように、そっとドアを開けて…部屋が真っ暗じゃない。寝てるのね。
で、その様子をみるために部屋の電気を点けてみた。


「ほ、なんだかんだで、ちゃんと「お兄ちゃん」やってるのね」


 そこには、ぐっすりと寝ているマユちゃんと、ベッドの淵によりかかって寝ているシンが。
感心感心。それでこそ私の息子。

 ご丁寧に手なんかつないじゃって、まぁ。仲が良いんだから。
でもこのままだとシンも仲良く風邪をひいちゃうわね。布団と毛布ぐらいはかけておきますか。

「ごくろうさま、シン」


 ― 以上でこの話はおしまいです。お目汚し、失礼致しました。 ―
 ― おくればせながら、新スレ立ておつかれさまでした。     ―
99通常の名無しさんの3倍:2007/12/16(日) 22:51:16 ID:???
ゲーーーッ原点回帰の超人!!GJGJGJ!!

…つっか本来ここはこういう志向のほのぼの時々泣かせ一時萌え、の
文部科学省からお墨付きもらってもいいくらいの健全スレで、
アッーな絞りスレはちゃんと独立棲み分けしていたはずだったのだが…
100通常の名無しさんの3倍:2007/12/16(日) 22:51:27 ID:1+RbW52v
おつかれ
101通常の名無しさんの3倍:2007/12/16(日) 22:59:09 ID:???
だからそういうネタ書いたってこのスレの住人はア――ッ!な方向に全部もっていこうとするんだから
書いたってむなしいだけなんだよ。
搾りネタは別に悪くはないのだが、このスレがもうそればっかりになっちまった為に
ネタが枯渇して書けなくなるという事態に陥ってる職人も結講いると思うぞ。
102通常の名無しさんの3倍:2007/12/16(日) 23:08:48 ID:???
うおおGJ!久々にほのぼのシンマユを見たぜw
103通常の名無しさんの3倍:2007/12/17(月) 00:07:37 ID:???
搾りネタも嫌いじゃないがそういうのは時々でいいなw
104通常の名無しさんの3倍:2007/12/17(月) 02:00:35 ID:???
>>101
せっかくいい話が来たのに何一人で仕切ってやがんだ
むなしいのが嫌なら自分だけ勝手にどっか逝け馬鹿
105通常の名無しさんの3倍:2007/12/17(月) 07:31:28 ID:???
↑こういう頭の悪い煽りはスルーして以下何事もなかったかのように
106通常の名無しさんの3倍:2007/12/17(月) 10:33:44 ID:???
レイ「フォー」

101 「アッー」

こうですか?分かりません(>_<)
107通常の名無しさんの3倍:2007/12/17(月) 16:21:59 ID:???
クルーゼ「101♪」
101「いつにもましてご機嫌ですねクルーゼサン…」

クルーゼ「あのね……できちゃったみたいなの///」
101「( ゚Д゚;)……マジッスカ?」






マユ「という、夢を見ました」
シン「やめい!」
108通常の名無しさんの3倍:2007/12/17(月) 22:25:50 ID:???
マユ 「でさ、お兄ちゃん」
シン 「な、なんだよ?」
マユ 「ぶっちゃけ>>107みたいなのどう思う?」
シン 「え?ど、どうって……ただのつまらないネタモドキにしか見えないけど?」
マユ 「そう?マユとしては勝手にキモいネタに使われてすごーく不愉快なんだけどな〜♪(にこにこ)」
シン (うっ!マ、マユが本気で怒ってる……!?)


というわけで、マユさんの堪忍袋の緒が切れないうちに以下なにごともなかったかのように
109通常の名無しさんの3倍:2007/12/18(火) 08:33:35 ID:???
保守
110通常の名無しさんの3倍:2007/12/18(火) 23:26:00 ID:???


「ただいまーって……あれ? 玄関の鍵が閉まってる。父さんも母さんも出かけてるのかな?」
「はいはいマユでーす! 私の家の前でうろうろしている不審人物、貴方が私のお兄ちゃん?」
 いや、家に帰ろうとしてる家族は他にいないだろうよ。
「お兄ちゃんなら合言葉を言ってくださーい!」
 そんな話は効いてない、勿論合言葉も決めてない。
「家の鍵を忘れてなけりゃあ、強行突破するところだぞ。マユ!」
 文句を無視して、扉の向こうのマユは合言葉を待っていた。如何でもいいが、寒いから
早く中に入れて欲しいんだけど。仕方がないから付き合うか。
「いっくよー、そもさん!」「せっぱ!」「山といえば?」「谷!」
「世界の合言葉は?」「森!」「ノモラカ」「タノママー!」

「うーん、声は似てる感じがするんだけど……」
「そこで疑うんなら、何のための合言葉だよ!」
「よく考えたら、お兄ちゃんとの間に合言葉なんか決めて無いしー」
 だから最初から意味ないじゃねえか!

「は……と言う事は、決めてもいない合言葉を答えた貴方は、まさかお兄ちゃんの偽物!?」
「魔女裁判並みのこじつけだ! どうしようもないじゃないかー!」
「貴方が本当に私のお兄ちゃんなら、○心の形の言葉を十五は言えるはず!
ちなみに制限時間は四十秒!」
 畜生、こうなりゃやけだぜ。
「安心、遠心、円心、求心、同心、童心。以心伝心、一心専心。魚心あれば水心で初心、
会心、戒心、改心。三角形の五心が重心、外心、内心、傍心、垂心。
カンシンが感心、関心、歓心、寒心、甘心、奸心、姦心の七つあって、
疑心、虚心、苦心、決心、細心、残心、私心に至心、邪心に執心! 人心、熱心、信心!
真心、恋心、空心、親心、手心、野心、腐心、用心、乱心、良心、核心炉心!
こ、れ、で、どうだーー! マユ!」

 息が切れしながら問い詰める! どうして家に入るだけでこんなに疲れる!?
「うお、私の無茶振りに必要以上に答えるなんて、まるで逆引き辞典で十五分掛かる
くらいの事を言ってのける、貴方はもしかして私のお兄ちゃん?」
「そこまで疑うか! だったら最初っから確かめようとするなー!
これ以上僕を締め出すってんなら、レイの家に泊めてもらうからな!」
 背を向けかけた瞬間、ガチャリ、と家の扉があっさりと開く。
 背中まで伸びた栗色の髪を左右でみつあみにしてるのが、俺の妹マユ=アスカだ。


111通常の名無しさんの3倍:2007/12/18(火) 23:27:38 ID:???

「それだけは絶対いやー! 何か最近、レイさんのお兄ちゃんを見る目が
ねぎ背負った鴨を眼の前にした狼みたいなんだもん!」
 いや、レイは便所についてきたがったり一緒にシャワー入ろうとしたりするけど、
そこまで変態じゃあないぞ。
「嘘……絶対に信じらんない。変態じゃなかったら毎日お兄ちゃんにお弁当を
作って持って来たりしないもん!」
 何がそんなに不満なんだろうか。
「お兄ちゃんの使ったお箸とか、飲みかけの紙パックとか回収してるんじゃない?」
「どうしてそんなところまで知ってるんだ?」
「むー……まあいっか、決着(オトシマエ)は今度つけることにするから。
とにかく家に入ってよ。お茶を淹れるから待っててね」

 ようやくの事、居間でコタツに入り、マユの入れたお茶を飲みつつ一息つく。
「緑茶に砂糖を入れるのは、いい加減に止めろよな」
 ……呑むけどさ。そして本題を切り出す。
「で、父さんと母さんは何処に行ったんだよ?」
「……お父さんとお母さんは温泉旅行でお出かけになってしまいましたー。
そんなわけで、お父さんからお兄ちゃんにお手紙がありまーす」

 マユは小さな手に、おおげさな封蝋の押された手紙を載せて俺に押し付けてくる。
『拝啓 世間がクリスマス気分一色にそまりつつある今日この頃、
彼女いない歴イコール年齢のお前はどう過ごしているだろうか?』
 時候の挨拶からして余計なお世話で始まる手紙は、こんな風に続いていた。
『息子よ、お前がこれを読んで居ると言う事は、私はもうその家には居ないだろう。
お前とマユ、二人を置いて遠いところに行く父と母をどうか許して欲しい……』

「……なんだこれ?」
「要約すると、私がお姉ちゃんになるって事らしいよー!」
「なまなましい想像させるなよな、マユ」
 いや、俺もマユもそうやって生まれたんだけどさ、父さんと母さんの○○とか、
想像するに余りあるというか、考えたくない。
「暫く二人っきりだねえ、お兄ちゃん!」
 そんなわけで、俺とマユ、二人のおるすばんが始まったのだった。



 続かない。
112通常の名無しさんの3倍:2007/12/19(水) 06:20:11 ID:???
な、なんだ・・・?
この過疎スレが蘇りつつあるだと・・・!?

>>110,111狂おしくGJ!
113通常の名無しさんの3倍:2007/12/19(水) 11:22:37 ID:???
おるすばんスレらしいネタキタ!
114通常の名無しさんの3倍:2007/12/19(水) 18:34:58 ID:YSnqzmxM
>>111
マユはヤンデレの素質を秘めているのか
115通常の名無しさんの3倍:2007/12/19(水) 18:36:09 ID:???
スマンageてしまった…
116通常の名無しさんの3倍:2007/12/19(水) 21:45:11 ID:???
>>114
キモウトとヤンデレは白米とカレーの関係です
117通常の名無しさんの3倍:2007/12/20(木) 08:50:30 ID:???
シンとマユでお留守番をしはじめた頃

シン 「しばらく父さん達留守にすんのかー……俺とマユだけでこの家大丈夫かなあ?」
マユ 「だいじょうぶだよ〜。お兄ちゃんは心配性だなあ」
シン 「留守つったってあのバカップル夫婦のことだからいつ帰つてくるかわからん。金は大事に使わないと………あ」
マユ 「どしたの?」
シン 「………マユ。お前料理できるか?」
マユ 「え?えーと……た、卵焼きとかホットケーキならなんとか……」
シン 「お、俺は料理なんて全然できんぞ?」
マユ 「……」
シン 「……」

2人  「た、たいへんだあ〜〜〜〜〜!!」

その後しばらく。アスカ家の台所では料理のレシピ本を片手に
必死に料理を憶えようと包丁を振るうアスカ兄妹の姿が見かけられたという。

シン 「出来た!どうだマユ?」
マユ 「もぐもぐ………う〜野菜から全部汁がでて味気ないよ〜。それに野菜臭い〜」
シン 「うぐっ……や、野菜炒めひとつでこれほど苦戦するとは……!」
マユ 「今度はマユが作った肉じゃがの味をみて!…………どう?」
シン 「もぐもぐ………ぺッぺッ!し、醤油がききすぎで味がキツい!マユ醤油の量を間違えたな!?」
マユ 「う……り、料理ってむずかしいね〜お兄ちゃん」

シン 「父さん達が置いてった金の残りを考えると、そういつまでもコンビニ弁当や店屋物に頼るわけにもいかないし………
    これじゃあまともな食事にありつけるのはいつのことになるやら。とほほ………」
118通常の名無しさんの3倍:2007/12/20(木) 17:48:28 ID:???
マユ「味噌汁作ってみたけど、どう?」
シン「……味噌の味しかしない、ダシの素入れたか?」
マユ「あれって入れるの?」








小学校の頃本当にあった出来事。
119通常の名無しさんの3倍:2007/12/20(木) 19:01:03 ID:???
マユ 「お、おかずは今のとこダメでもごはんなら大丈夫だよね〜?なんせ電子炊飯器で自動で炊けるもの♪というわけではいどうぞ!」
シン 「(ぼりぼり)………なんか固い。マユ〜焚くとき入れる水が少ないんじゃないか〜?」
マユ 「じ、じゃあ水を多めに入れて今度こそ…………はいどうぞ!」
シン 「(もぐもぐ)………今度は飯がべしゃべしゃして気持ち悪い……いくらなんでも釜いっぱいに水入れる奴があるかよ」
マユ 「む、むう〜!こうなったら意地でもお兄ちゃんに美味しいと言わせてみせるんだから!今度こそ今度こそお………はいどうぞ!」
シン 「(もぐもぐ)………」
マユ 「どう?今度こそ上手くできたでしょ?」
シン 「なあ」
マユ 「な、なに?」
シン 「なんかさっきからマユの炊くごはんの味が濁ってるような気がするんだが……ちゃんと炊く前に米といでるか?」
マユ 「え、ごはんってお米と水を入れてそのまま炊くだけじゃないの?」
シン 「お――い!」
120通常の名無しさんの3倍:2007/12/20(木) 20:30:13 ID:???
>>110
>「世界の合言葉は?」「森!」
エッグ樹形態の技じゃないかwww
121通常の名無しさんの3倍:2007/12/21(金) 22:58:55 ID:???
ほし
122通常の名無しさんの3倍:2007/12/21(金) 23:51:08 ID:???
シン「今日の朝ご飯はスクランブルエッグだ。」
マユ「……これって、卵焼きのなれの果て?」
シン「うっうるさいな!イヤなら食べなくてもいいんだぞ!」
マユ「食べる!食べますよ!うわぁっおいしそうだなぁ!」








マユ「明日は目玉焼きにしてね。」
シン「ああ、すまなかったな。」
123通常の名無しさんの3倍:2007/12/22(土) 11:36:03 ID:???
ルナ 「………それであんたん家の食生活はいまんとこどうなってるの?」
シン 「下手におかずを作ろうとすると失敗するんで、ごくごく普通のオーソドックスな卵料理に落ち着いたよ」
ルナ 「オーソドックス……へーどんなのそれ?」
シン 「オーブならどこの家庭でもやってるアレだよ。まず卵を適用な器に割って」
ルナ 「ふんふん」
シン 「醤油をたらしてかきまぜて」
ルナ 「ぐげ?!」
シン 「で、そいつを飯の上にブっかけてかき混ぜて食べると……お、おいルナどこへいくんだよ!?」
ルナ 「オーノー!日本人の食事センス、外国人にはぜーんぜんわっかりっまセーン!卵料理といえばどう考えても
    焼くか茹でるかしかないデース!生なんて絶対にあっりえまセーンッ!」

シン 「………あれ?も、もしかして俺んちの食生活って他人から見たら異常なのか?え?……ええ〜?」
マユ 「だいじょうぶ。マユも卵かけごはん大好きだから……そう落ち込まないでお兄ちゃん」
124通常の名無しさんの3倍:2007/12/22(土) 18:06:17 ID:???
レイ「気にするな、俺は……………気にしない。」
125通常の名無しさんの3倍:2007/12/23(日) 10:26:33 ID:???
シン 「そう言ってくれるか!ならレイも一緒に卵かけご飯食べてみろ♪ほれほれ」
レイ 「ひーやめろー!やめるダス―――――ッ!」
126通常の名無しさんの3倍:2007/12/24(月) 02:30:31 ID:???
チャーハン作りに挑戦するシン
シン「よし・・・いくぞ!」
マユ「お兄ちゃん頑張って!!」


フライパン返し


シン「熱ぁぁぁぁ!!て、手にかかったぁぁ!!」
マユ「きゃぁぁぁ!!は、早くお水で冷やしてっ!!」

フライパン返しをする者なら誰もが一度は通る道
127通常の名無しさんの3倍:2007/12/24(月) 06:56:51 ID:???
シン「よろしくお願いします!」
痔悪化「グゥレイト!任せておけ!!」
128通常の名無しさんの3倍:2007/12/24(月) 08:32:05 ID:???
マユ 「お兄ちゃん………マユもいろいろ考えたんだけど……マユ達このままじゃダメになると思うの」
シン 「マユそれは……」
マユ 「わかってる!マユとお兄ちゃんは兄妹……いけないことだってわかってるよ!でも……でも……
シン 「……」
マユ 「寂しいの!切ないんだよう!このままじゃマユ、どうにかなっちゃいそうだよ!」
シン 「マユ………でも、いやそれでも俺は」
マユ 「お兄ちゃんの意気地なし……!いいよもう頼まない。こうなったらマユだけで……」
シン 「マユ!」






マユ 「というわけでイブの今日この日、ひっさびさにお兄ちゃんの濃ゆ〜いミルクをいっただっきまーす♪」
シン 「や、やっぱりこうなるのかよ!で、でも料理の方も忘れないで……」
マユ 「えい♪」
シン 「ア――――――――ッ!?」
129通常の名無しさんの3倍:2007/12/25(火) 02:39:01 ID:???
昔のクリスマスは散々だったなシンw
130通常の名無しさんの3倍:2007/12/25(火) 19:54:07 ID:???
マユ 「おととしのイブイブはお兄ちゃんとマユの2人で24時間耐久お絞りレースでしょ、
    去年は除夜の鐘にあわせて煩悩の数だけお兄ちゃんをお絞りして………ねえお兄ちゃん今年はどうしよっか?」
シン 「そんなこと俺に聞かれても困るんですが」

マユ 「うーん………どうしよっかなー…………そうだ!今年は2年搾りにしよう♪」
シン 「に、2年搾り!?マ、マユさんなんすかそれ!」
マユ 「えーとつまりね。お兄ちゃんとマユが大晦日にこうエッチしてー、で新年になった瞬間にマユの中へ射精してもらうと♪
    ほらこうすれば2年にまたがってお絞りしたことになってすごいおめでたい感じがするじゃない♪」
シン 「さ、最低だ!最低の発想だあ〜〜〜!」
マユ 「いや〜ん♪もしかしたらあまりに新年あけましてのおめでたすぎて今度こそ本当にマユおめでたになっちゃうかも〜♪」
シン 「ち、ちょっとマユおい」
マユ 「そうと決まったらさっそく精密な時計を買ってこなきゃいけないわね!今年は搾り取るタイミングが命よ♪」

シン 「…………逃げよっかなあ……でも毎度のごとく逃げられないんだろうなあ……」
131通常の名無しさんの3倍:2007/12/26(水) 09:03:53 ID:???
ttp://www.nicovideo.jp/watch/sm1849905
ニコニコですまん・・・この曲聴いてどう思う?
132通常の名無しさんの3倍:2007/12/27(木) 02:27:22 ID:???
>>130
そこで、飛行機をチャーターして年越しと共に日付変更線を二十四時間跨ぎ続ければ
同じことが二十四回出来るぞww
133通常の名無しさんの3倍:2007/12/27(木) 10:28:14 ID:???
マユ 「>>132の案を採用ッ!今年は日付変更線の上で連続24回2年搾り大会にケテーイ!」
シン 「てんめえ〜>>132ィ!ふっざけんなよぉう〜〜〜!!」
134通常の名無しさんの3倍:2007/12/27(木) 10:45:49 ID:???
24回・・・
シン頑張れよw
135通常の名無しさんの3倍:2007/12/27(木) 12:23:49 ID:???
マユ「飛行機チャーターしなきゃ」

ルナマリア「私にはインパルスがある」

ステラ「デストロイならコクピット広いから大丈夫」
136通常の名無しさんの3倍:2007/12/28(金) 00:23:51 ID:???
シン 「さ……三人!?つまり24×3の72連続2年絞りッ!?」
ルナ 「いや、24回だけど一度に三人がかりかもよ♪」
ステラ「搾る順番は変わりばんこで」
マユ 「今年も、いや搾るときにはもう来年かな?ともかくがんばってね♪お・に・い・ちゃん♪」


シン 「…………逃げたい……」
137通常の名無しさんの3倍:2007/12/28(金) 16:54:35 ID:???
おめでとう
138通常の名無しさんの3倍:2007/12/29(土) 00:30:16 ID:???
ルナ 「さーて、そろそろ大掃除しちゃわないと」
シン 「そうか………ま、がんばれ」
ルナ 「なによ。あんたは掃除しないの?」
シン 「やる必要がないもんでね」
ルナ 「?」
シン 「マユがエロ本でも隠してないかとこう毎日掃除と称して俺の部屋に入ってくるもんで。
    色々なもんをマユが強制的に捨てるおかげでいつも俺の部屋は綺麗なんだ……綺麗なんだよ……」
ルナ 「あ、あーそのなんて言ったらいいのか…………まあ頑張れ」
シン 「……がんばってみます(涙)」
139通常の名無しさんの3倍:2007/12/29(土) 16:58:17 ID:???
アッー!
140通常の名無しさんの3倍:2007/12/29(土) 22:05:56 ID:???
コニ―ル「そういや今年はクリスマスネタなかったなあ…………マユははシンからプレゼントとかもらったのか?」
マユ  「んー?ああ、もちろんちゃーんともらったけど?」
コニ―ル「へえ。どんなクリスマスプレゼント?」
マユ  「お兄ちゃんの赤ちゃん」
























コニ―ル「…………はっ!?え、えーとその……あ、新手のアメリカンジョーク?」
マユ  「いい反応するなあ〜」
141通常の名無しさんの3倍:2007/12/30(日) 15:04:42 ID:???
しゅほ
142通常の名無しさんの3倍:2007/12/31(月) 10:06:01 ID:???
保守
143通常の名無しさんの3倍:2007/12/31(月) 18:45:03 ID:???
さて大晦日ですよ
シンは生きて新年を迎える事が出来るのか
144通常の名無しさんの3倍:2007/12/31(月) 21:06:35 ID:???
シン 「………大晦日だというのに……年の瀬だというのに。なんで俺はデストロイなんかに乗ってるんだろう……」

マユ 「よーそろー!それじゃあ日付変更線に向かってレッツらゴー!」
ステラ「らじゃ」
ルナ 「うふふ楽しみ〜〜♪新年早々おめでたしそうな予感〜♪」
シン 「嫌だー!俺はまだ死にたくない!俺にはまだやりたいことが残ってるんだあ―――!俺は……俺は……」
マユ 「フェイトさん乙〜♪ここまできたらもう観念しなさい。おにーちゃん?」
145通常の名無しさんの3倍:2008/01/01(火) 00:00:40 ID:???
マユ 「新年あけましておめでと――!………えい!」
シン 「ア―――――――ッ!?」
マユ 「2年搾り開始〜〜♪」
シン 「し、正月になったとたんこれかよ………!い、今からこの調子じゃ今年は俺どうなっちまうんだ……?」
マユ 「そりゃあ今年こそマユちゃん妊娠!そんでお兄ちゃんとボテ腹で結婚式!これしかないでしょ♪」
シン 「い、嫌だそんな新年……」
マユ 「むー。そういう事いうんだ……?じゃあさっそく今年2回目の射精もらい♪えい!」
シン 「ア――――――――ッ!?」
146 【末吉】 【1411円】 :2008/01/01(火) 01:33:44 ID:???
シンの今年の運勢を占ってあげますよ

あけましておめでとうございます
住人のみなさん
147通常の名無しさんの3倍:2008/01/01(火) 08:52:42 ID:+da7RU3+
新年、あけまして保守
148 【小吉】 【1619円】 :2008/01/01(火) 09:12:20 ID:stEZerZk
マユの今年の運勢
149通常の名無しさんの3倍:2008/01/01(火) 12:05:43 ID:???
「シンとマユふたなりおるすばん」とみえてしまった…
ちょっとサイクロプスに巻き込まれてくる
そしてあけましておめでとう
150 【中吉】 【1059円】 :2008/01/01(火) 19:27:27 ID:???
お年玉だよ
151通常の名無しさんの3倍:2008/01/02(水) 00:49:28 ID:???
マユ 「ただいま〜。あー2年搾り気持ちよかった〜♪また来年もやろっと♪」
シン 「ち、ちきしょ…こ、腰が痛え……今年ものっけからさんざんな目にあっちまった。
    俺が死にそうな目にあってるというのにここの連中ときたら……なにが運勢だあけおめだ…!」
マユ 「まあまあ。それよりもさ、今年もいい年になるといいね〜♪」
シン 「いい年ねえ……」
152通常の名無しさんの3倍:2008/01/03(木) 00:41:56 ID:OC0guc9Y
保守
153通常の名無しさんの3倍:2008/01/03(木) 13:22:59 ID:???
マユ「う〜〜」
シン「どうした?」
マユ「もう3日もおせち料理でいい加減飽きちゃったよ…」

シン「そうだな…さすがに3日連続はきつい…
けど母さんは父さんと一緒に新年のあいさつ巡りにいっちゃったしなぁ…」

マユ「そうだ!お兄ちゃん、ファミレスいこうよ!」

シン「って、ジョイ○ル」のCMかよ…
けど確かにいいかもな…よし!じゃあファミレスいくか!」

マユ「わ〜い♪」


そしてファミレスにて


ウェイトレス「いらっしゃいませ〜」

シン「2人で」

ウェイトレス「はぁい、2名様ご来店でーす」

着席

マユ「結構人多いね…」
シン「みんな考えることは一緒か…」

ウェイトレス「はい、おしぼりどうぞ〜」

シン「あ、どうも」
マユ(!!まさかこの女!おしぼりにかこつけて、お兄ちゃんのアソコもお絞りする気!?許せない!!
こうなったら先手を打つしかないわ!!)

マユ「いっただっきま〜す♪」

シン「ち、ちょWこんなとこで…アッー!!!」

ウェイトレス「あらあら♪新年から精が出ますね、お客様」


154通常の名無しさんの3倍:2008/01/04(金) 12:22:30 ID:???
子供がみてます><
155通常の名無しさんの3倍:2008/01/04(金) 21:40:50 ID:???
というかマユ自身が小さな子供な件
156通常の名無しさんの3倍:2008/01/06(日) 02:26:01 ID:???
シン「いま>>155が良いこと言った」
157通常の名無しさんの3倍:2008/01/06(日) 10:43:42 ID:???
ここのマユって生前の年齢なのか、それとも生きていたらの年齢なのか
158通常の名無しさんの3倍:2008/01/06(日) 11:41:45 ID:???
成長したマユが想像できないので
シン…16歳
マユ…10歳
でFA?
159通常の名無しさんの3倍:2008/01/06(日) 12:02:08 ID:???
>>158
それでOK。

ちなみに姉弟スレでは、その年齢が逆転してる。
160通常の名無しさんの3倍:2008/01/06(日) 17:38:22 ID:???
まゆ10才w
161朴呉瞬 ◆u2YjtUz8MU :2008/01/06(日) 19:49:23 ID:???
在日同胞へ
民族の誇りの為、今こそ団結して書きかきましょう。

CE最強はシン
http://mamono.2ch.net/test/read.cgi/shar/1199614705/
162通常の名無しさんの3倍:2008/01/06(日) 23:28:28 ID:???
ぺちっ。ぺちっ。

「んー…」

ぺちっ。ぺちっ。

「んんん…」
「なんだ、どうしたんだ?」

 ある晴れた日のリビングルーム。何とはなしに入ってみたらマユが居た。
マユは自分の右手をじーっと見つめながら、何やら唸っている。

「ああ…あのね、指をパチン!って鳴らすやつ。あれが上手くできないの」

 フィンガースナップ…いわゆる「指パッチン」の練習か。
バッチリ出来ると良い音がするんだよな。あ、昔それで芸をなした人がいたなぁ。
えぇと…確かポール・マキ・カートゥニーなんて人だった様な…まぁいいや。

 それはそれとして、女の人がそれをやるのってあまり格好良いとは思わない。
そういうのを止めさせるのが兄としての務めだ…でも理由だけは聞いておこうか。

「なんで今更そんな練習してるのさ?」
「指をパチン!ってやって「出ろー!ウォガンダムー!」っていうのあるでしょ。
 あれが出来たら格好いいかな、って」
「はァ…?」
「地面からどかーん!って出て来るんだよ。ファイティング・ウォガンダム」

 ああ、あの雑誌に連載されているマンガか。
ウォガンダム、なんて名前を冠した巨大メカ同士が必殺技だ何だで死闘を繰り広げ、
そのパイロット…「バトルサーキット(戦闘回路)」達が友情を深めるなんて話のマンガ。
よくも悪くも「濃くて熱くて燃える」世界観と展開が好きだ。

 マユが言っているのは、そのマンガの主人公キョウタ・カヅキが「出ろォォォ!
ウォガンダムゥゥゥ!」なんて叫びつつ指を天高く挙げてバチッ!と鳴らしてやると、
大地を割り砕きつつ鋼の巨体―ファイティング・ウォガンダムが!って場面の事か。
うん。俺も好きだ…好きだけどね。

「いや指は鳴らせてもウォガンダムは出てこないだろ」
「んー…やっぱり?」
「わかってるなら止めとけって」

 しかしプラントが「モビルスーツ」なんて巨大人型兵器の開発に成功しているし、
それも強ち絵空事では無くなるんだろうな。
そういうモノって、いずれは民間用にフィードバックされる技術なんだし。
ウォガンダムとまでは言わないけれど、そういう技術を利用した娯楽なんてのも、
何時の日か登場するのかもしれない。

 …もしかしたらモルゲンレーテ社辺りが何事かやりそうな気がする。
163通常の名無しさんの3倍:2008/01/06(日) 23:30:39 ID:???
「そもそも指パッチンにこだわる必要ってあるのかよ。音を出すなら手拍子でも
 いいんじゃないか?」
「えー?それはダメー!」
「なんでさ?」
「だって手を鳴らすと出てくるのって、召使いとかメイドさんとかシツジさんとかだよ?
 それに手をぽんぽん、って鳴らしてウォガンダムが出てきても、地面からどかーん!
 てのじゃなくて、「お呼びでございますかダンナ様」とか言って出て来るんだよきっと」

 …なんだその偏見のカタマリは。しかも旦那様って。

 パンパン!なんてキョウタが手を打ち鳴らしたらそのまま場面が横にスクロールして…
次のコマですっかりかしこまって、執事然とお辞儀をしているウォガンダムが音も無く
登場…なんて場面を思い浮かべてしまった。

 だってそんな感じの奴が登場しても、それはそれであまり違和感がなさそうなマンガ
なんだもの。

 …あー、いや、いやいやそんなことより。

 ぺちっ。ぺちっ。 
また懲りずに指を鳴らそうとしている。止めさせないとな。

「…ウォガンダムが出てくる出てこないは別にして、そんなに鳴らしたいか?」
「うー…うん」
「ちょっと手のひら、見せてみ?」

 マユは微かに驚いた表情を見せたが、ややあって右の手のひらをこちらに差し出した。
それは年端も行かない女の子の、小さくてやわらかい手のひら。そして瑞々しい指先。

 その手のひらを、俺の指でゆっくりなぞって…触れてみた。
それは若葉の様にやわらかくて、なめらかで…そしてどこか頼りなかった。

「…どう…かなぁ?」

 俺の指先が動くのをじっと見ていたマユが、その視線を俺の目に向けて尋ねてきた。
心なしか、何だか嬉しそうな、或いは楽しそうな…そんな視線だ。

「うーん…鳴らすには向かないよな」

 あ、ガックリうな垂れてる。
164通常の名無しさんの3倍:2008/01/06(日) 23:31:46 ID:???
「手のひらも指もしっとりしている上に柔らかすぎる。そもそも指そのものにそんなに
 力を込められないだろう?」
「うぅぅ…」
「悪いことは言わないから止めとけよ」

 手を離しつつ、とりあえず止めるように言ってみる。
離された手は、ゆっくりと、力なく下がっていった。
これでキチンと止めてくれればいいんだけれど。

「…負けないもん」

 でも、素直に止めてくれないのがマユなんだよな…。

「負けないもん」
「イヤ止めとけって。本当に」
「「友情、努力、勝利」って知ってる!?努力せずに報われることはないんだよ!
 英語で言うと「のーぺいん、のーげいん」なんだよ!」

 明記はされていないけれど、あのマンガのストーリー展開に太く深く根付いている
テーマだよな。はるか昔にあった週刊マンガ誌での3大キーワードでもあるらしいけれど。
なんていうか、影響されやすいんだよなぁコイツは。変に熱くなっちゃって、まぁ。

「だから私は頑張る!いつかパチン!って鳴らせるようになってみせるもん!」
「…鳴らせてもウォガンダムは出ないってば」
「…ぅあ」

 図星…というか当たり前の事を指摘され、句を途切れさせたマユ。
「指を鳴らせても出ない」ってわかってたんじゃあないのか。
その口の端を悔しさに歪ませて、苦し紛れに吐いた言葉は…


「…じゃあお兄ちゃんが出てくればいいじゃない!」


 ちょっ…!お前なぁ、なんてムチャクチャな言い分なんだ。
売り言葉に買い言葉なんだろうけど、指パッチンで俺を呼び出すとか言い出したよ。

 もしかして、「出ろぉぉォ!うォ兄ちゃあぁアん!」なんて叫ぶマユの指パッチン
の度に大地を砕きつつそびえ立たないと駄目なのかね、俺は。勘弁してくれ。

「ああもう!とにかく止めとけよな!」

 それだけ言って、俺はリビングを後にした。
それでもなおぺちっ、ぺちっと、間の抜けた音が絶えることなく聞こえてくる。
その頑固さに思わず溜息。まぁ、マユらしいといえばマユらしいのではあるが。


 ところがその翌日から、音はぱったりと途絶えた。
165通常の名無しさんの3倍:2008/01/06(日) 23:32:59 ID:???
 諦めが悪いと思っていたマユだったが、ここまで素直に俺の言う事を聞いた
のは…あ、結構あるな。しかしながら今回のはもう少し長引くと思っていただけに、
あっさりと止めたのは意外といえば意外だった。

 しかし、その真実は至極単純なものだった。それは、翌朝の朝食での事。

「うぅぅぅ…」

 何事か恨めしそうにうなりつつ食卓の席に座るマユ。
右手の中指と親指に、絆創膏が巻かれていた。

「あらマユちゃん。指、どうしたの?」
「え?ううん、なんでもないよ」
「本当に大丈夫なの?」

 朝食の支度をする母さんの問いに歯切れ悪そうに応えている。
本当に大丈夫だよ、とマユが応えると、母さんはそれ以上何も聞いてこなかった。

 食事のときも、端を持ち辛そうにしている…ああ、なるほどな。
フィンガースナップの練習で酷使した中指と親指の先の皮が擦り切れて痛いんだ。
こちらの意図とは多少異なるが、それでも止まったのだから結果はオーライか。

 朝食後、学校に行く前に二人で洗面所に並んで歯磨き。

「…だから止めとけ、って言ったんだよ」
「…」

 マユは何も言わずに歯ブラシを動かしている。
…あのな、鏡の反射を利用しつつ恨めしそうな目で俺を見るのは止めてくれないか。

 指の皮が擦り切れたその状態からさらにフィンガースナップを繰り返していくと、
やがて皮膚が固くなっていって、鳴らすのに適した状態になる…らしいけれどね。

「自業自得、って奴だな」

 今回の教訓はそんな処か。いや今回の教訓「も」、と言うべきだな。
166通常の名無しさんの3倍:2008/01/06(日) 23:35:12 ID:???
『キョウタ・カヅキ様…リシャール様へのお約束は』
『そんなモノは無ェ!だが俺は奴に訊きたい事がある!さァ出て来いリシャール!
 そして…この俺と闘えッ!』
『生憎ではありますが、リシャール様は只今執務中で御座います。もしよろしければ、
 私が代わりにお話を伺うことと致しましょう』

 パン!パァンッ!屋敷の敷地の隅々にまで届かんばかりに、高らかに鳴り響く手打ちの音。

『何ッ!お前も…バトルサーキット!?』
『申し遅れました。私はゴータ。シュニッツ家に仕える執事で御座います』

 あくまで慇懃に、そして穏やかに応対するゴータ。
バトルサーキットにしてはやや細身な優男ではあったが、それは力に頼らない戦法の証左。
そして若くして名家であるシュニッツ家に仕えるとあれば…その実力は推して知るべし。

 そして…一切の音も、気配さえも感じさせずに現われた漆黒の巨体。

『そしてこちらはバトラーツ・ウォガンダム。貴方様の御相手を勤めさせて頂きます』
『気配も殺気も感じなかった!?…味なマネしやがる。面白ェじゃねぇか!』

 次回、激突!って「ヒキ」で今回の話は終わった。
それにしても…本当に登場したよ執事風ウォガンダム。予想はしていたが、いざ登場
するとやっぱり驚くばかりだ。

 登場人物も皆一様に燃え盛る炎の様に熱い奴等ばかりだから、炭火のような静かな
情熱という奴が居てもおかしくない。リシャールとゴータがセットでそのポジション
につくんだろうな。しかし、どんな展開になるんだか…楽しみで仕方が無い。


 …で、その話を読ませてあげた結果、どうもゴータのキャラクター付けがマユの
好みに入ったらしくて…。

 その夜、19時を半ば過ぎた頃。
自室のベッドでなんとはなしに横になってくつろいでいた…その時。
167通常の名無しさんの3倍:2008/01/06(日) 23:37:08 ID:???
 パン!パァンッ!俺の部屋の入り口から、突如高らかに鳴り響く手打ちの音。
すわ何事!?と上半身を跳ね起こし、音のした方を見やると、

「さぁおいでくださいませお兄ちゃん。お食事の時間ですよ」

 …手打ちの音の主はマユだった。
夕食が出来た旨を伝えに来たマユだったが、とりあえず再び横になり、ごろりと
マユに背を向けて無視を決め込んでみた。

 フィンガースナップは上手く出来ないままで結局挫折したようだが、手拍子に
ついては僅かな練習でそれはそれは見事な快音を立てられる様になっていた。

 パン!パァンッ!
「何を知らんぷりなんかしちゃってるんですかお兄ちゃん。お食事の時間ですよ」

 …なまじ凄く良い音だから、なんだか妙に腹立たしいのだ。
しかも中途半端な敬語なんて使いやがって。絶っ…対ェ返事してやるもんか。

 パン!パァンッ!
「食べたくないんならいいんですよお兄ちゃん。お兄ちゃんの分のハンバーグは、
 センエツながらこのワタクシが食べちゃいますから」

 待て。ハンバーグと聞いたら無視してはいられない。マユに食われてたまるか。
だって、「食べる」と言ったら本当に残さず食べちゃうからなぁ。

 …あの時、食卓の俺の皿に残っていたのはニンジンとピーマンのバター炒めだけだった。
そう、出遅れてしまった俺のハンバーグはマユによってキレイに平らげられてしまったのだ。
 だが、残された炒め物が実はマユの苦手なものだったので、それを俺の分も合わせて
全部食べさせる事で、とりあえずの溜飲が下りた…俺のおかずは完全に無くなったが。

 あの悲劇はもう繰り返すまい。直ちに跳ね起きるや、逃げだそうとしたマユの腕を
掴んで、そのまま食卓へと連行。

「捕まってしまいましたね、ですがこのワタクシ、このままでは終わりませんよお兄ちゃん」
「その口調はいい加減止めとけ。でないとニンジンとピーマン増量の刑に処す」
「…ゴメンナサイ」

 リビングに入ると、すでに父さんと母さんが席についていた。
食卓の皿の上には、湯気をたてている大振りのハンバーグ。キャベツの千切りと、ニンジンと
ピーマンのバター炒めがその脇に添えてある。何時もながら美味しそうだ。
 皿の脇に置いてある2つの小鉢には、ウスターソースとケチャップとで調えられたソースと、
大根おろしとがそれぞれ入れられている。今日はどちらで食べようか。

 父さんと母さん、マユと自分の分とのご飯をそれぞれの茶碗によそって…

「「「「いただきまーす」」」」

 夕食時の、いつもと変わらないそんな一コマ。
168通常の名無しさんの3倍:2008/01/06(日) 23:38:36 ID:???
 …で、後にあのマンガが単行本となったのだが、

「…あれ?」

 「ウォガンダム」って名前が全部「バトラス」に変わっている。どうしたんだろう?
マユもしきりに「どうして?」なんて訊いてくる。いや、俺だってわからないよ。


 同じクラスにいる、マンガとアニメと電車と兵器とコンピューターと…まァ色々とマニアックな
事柄に詳しい奴が言うには、どうやらモルゲンレーテ社が出版社に対して「物言い」を付けたらしい。

「なんで?そんなにマズい事だったのか?」
「マズいっつーかねー…モルゲンレーテが「これからやろうとしている事」に「ウォガンダム」て
 名前が都合悪いらしい、なんて話がネットで流れてるんよ」
「これから、って…何やろうとしてるのさ?」
「ワカンネ。モビルスーツでも作るんじゃね?プラントのマネしてさ」
「えぇえ?あれってそう簡単に作れるもんじゃないだろ?」
「いーや、わっかんねェぞー?何せモルゲンレーテだしなぁ。あのヘンタイ企業ならやりかねん」
「ヘンタイ企業って…お前なぁ」

 学校。授業の合間の休み時間での、他愛ない雑談。
ヘンタイ企業だなんて、あまりに酷い言い草だよな…いや、言い得て妙ではあるけどね。

 日の当たる窓際で、二人で呵呵と笑いあい。



 だが、この時はまったく知らなかった…予想すら、出来なかった。
あの話がやがて現実のものとなってしまう事を。

 …そして、その「現実」が切欠のひとつとなり、オーブが戦火に巻き込まれてしまう事を。


 ― 以上でこの話はおしまいです。お目汚し、失礼致しました。 ―
 ― このスレでは、シン14歳、マユ 8歳…アスカ家に戦災が降り ―
 ― かかる前の話を書いています…享年はコレでいいんだよね? ―


「ところでさ、シン。「オガンダム」と「バカラス」って知ってっか?」
「なんだそりゃ」
169通常の名無しさんの3倍:2008/01/07(月) 00:20:30 ID:???
>>153
ウェイトレス、それで上手いこと言ったつもりかw
170通常の名無しさんの3倍:2008/01/07(月) 01:06:11 ID:???
GJ


マユ「享年なんて存在しない」
171通常の名無しさんの3倍:2008/01/07(月) 20:50:20 ID:???
>>162-168
意外と面白かったぞ
172通常の名無しさんの3倍:2008/01/08(火) 08:09:03 ID:???
GJ 面白かった。また何か思いついたら是非書いてくれ。
173通常の名無しさんの3倍:2008/01/09(水) 06:29:10 ID:???
シン『いや俺もさ、人並みに性欲とかあるわけですよ。
   でも妹、ましてやまだ小学生の子に欲情なんて…』


カチッ
マユ「……なにこれ」
シン「……」
マユ「あんなにマユに『して』くれたくせに……マユに欲情できない?…………嘘つきなお兄ちゃんにはお仕置きが必要だよね」
シン「……アッー……」


『突撃!今日の近親相姦♪』というテレビ企画のインタビューの会話を録音されて一日、
神なんてこの世に存在しないのだと俺は知った。
174通常の名無しさんの2.5倍 :2008/01/09(水) 14:41:40 ID:vTL1S8ig
保守
175通常の名無しさんの3倍:2008/01/11(金) 07:48:55 ID:???
キモウトは至高
176通常の名無しさんの3倍:2008/01/12(土) 14:57:17 ID:???
キモウト保守
177通常の名無しさんの3倍:2008/01/12(土) 16:11:34 ID:???
「うぅぅ…寒い!」

 どんよりとした、重たそうな雲が冬の空を覆っている。

 中心街の本屋に買い物に行った帰り道。吹いてくる風は、とても冷たかった。
「子供は風の子だ」なんてお父さんが笑いながら言っていたけれど、やっぱり寒いものは
寒いんです。あぁぁ…なんでもいいから早く家に帰りたい!

 だって今、リビングには「こたつ」が出ているんだもの。
ソファをリビングの隅にわざわざ寄せて、物置から出してきたこたつ。
用意するの、私も手伝ったんだよ。足を入れるとあったかいんだよ。ぬくぬくなんだよ。

 早く帰って、こたつに入ってお茶飲みながら本を読むんだ。
あ、ちゃんとミカンも食べるよ。でも本を読んでる時は手に汁がついちゃうから、後回し。


「ただいまー」

 玄関を開けると、家のものではない靴がいくつか。

 鍵を閉めて、リビングへ直行…の前に、洗面所で手を洗って、うがいして。
それであらためてリビングに行くと…

「おう、おかえり」

 こたつにはお兄ちゃんが入っていた。

「あら、おじゃましてるわよ」
「あーマユだー!こんにちはー!」
「ああ、おかえりマユちゃん。おじゃましているよ」

 …ルナねーちゃんとステラお姉ちゃんとレイさんも入っていた。
みんなでぬくぬく、まったりしてる。

 うわあ、満員だ…あーあ、残念。
178通常の名無しさんの3倍:2008/01/12(土) 16:13:48 ID:???
「来てたんだ。いらっしゃい」

 けれども残念がっちゃあダメ。
折角来てくれたんだから、ね。笑顔であいさつを返す。


 そんな中、ステラお姉ちゃんと少しだけ目があった。
お兄ちゃんの深い赤とは違う、明るい赤の瞳と。

「マユは、ここ」

 ステラお姉ちゃんはゆっくりと微笑むと少し横に動いて、空いた所を
手でぽんぽんと叩いている。となりに入ったらどう?って事らしい。

 もしかして残念だ、なんて思っちゃった事がわかったのかな。
いつもは、なんていうか…ふわふわしている感じのステラお姉ちゃん。

 けれども時々、ステラお姉ちゃんの「するどさ」「カンのよさ」にはビックリさせられる。
レイさんが言うには「人の気持ちを読み取るのが得意なのだろうな」だって。


「だったら、こっちいらっしゃいよ」

 ルナねーちゃんも少し横に動いて、こたつ布団を少しだけ持ち上げている。
…気持ちはうれしいんだけど、それだとこたつのあったかい空気が逃げちゃうよ。

 いつもは、みんなの先頭をきって行動するリーダー的なルナねーちゃん。
でもステラお姉ちゃんが言うには「ときどき、へっぽこ」なんだって。

 そこに親しみがあるから、私も「お姉ちゃん」ではなく「ねーちゃん」と
呼んでいるんだけれど。


「シン、お前が場所を開けてやれ」

 レイさんがお兄ちゃんにそう言った。
いつもは、物事をキチンと見てみんなをうまいことまとめてくれるレイさん。
お兄ちゃんも「その観察力は大したもんだよ」って言ってる。

 お兄ちゃんが動いてくれれば、お兄ちゃんのとなりに入れる。
なるほどナイスアイデアです、レイさん。

 …ところで時々、お兄ちゃんを見るレイさんの目にヘンな胸騒ぎを感じるのは
なんでなんだろう?

 そういう時は決まって、ルナねーちゃんとステラお姉ちゃんが手を組んで、
レイさんをポカスカ叩いたりするんだ。
179通常の名無しさんの3倍:2008/01/12(土) 16:15:56 ID:???
「…なんでだよ」

 なのに、お兄ちゃんがどこか面倒くさそうに答える。
なんだよぅ、ひどいなぁ。かわいい妹が寒空の下から帰ってきたんだよ?

 いや、だからといって
「ハッハー!マイプリティ妹よ!♪lalalaさぁ兄の隣に入るがよい!」
とか
「大変寒うございましたねお嬢様。ささ、ワタクシめの隣にお入りくださいませ」
なんてこられても困るんだけれど。

 …ゴメンナサイ。二つ目のはチョット聞いてみたいかも。


 まぁ、お兄ちゃんはいつもと変わらないお兄ちゃんだ。
…でもね、こんなお兄ちゃんだけれど、困った時はいつも助けてくれるんだよ。
すごい頼りになるんだよ。…時々怒られたり呆れられたりするけれど。

 けれども、今のその面倒くさそうな言い方には少しだけムッときた。
そこは動くところなんだってば!

「あ、そうだ。マユ、ミカンとってきてくれ」

 …なのにこれだ。
ああそうですか。あくまで妹をナイガシロにしますか。

 台所の隅にあるダンボールから、ミカンを五つ取り出した。
やわらかくて甘そうなものを四つと、なんだかすっぱそうなのをひとつ。

 いつもみんなでごはんを食べるテーブルを、ふと見てみた。
キチンと片付けられたテーブルには、椅子が四つ収まっている。

 …!…
ひとつ、考えがひらめいた。


「はい、お待たせ」
「わーミカンだー!ありがとー!」
「へぇ、甘そうね。ありがと」
「ほぅ、これはいいものだ。いただくよ」

 こたつでぬくぬくしている皆にミカンを配る。
当然、お兄ちゃんにも配ってあげる。

「おう、サンキュ…って、俺ふたつも食わないぞ」

 お兄ちゃんの目の前は、ミカンがふたつ。
何言ってるの。ひとつは私のだよ。
180通常の名無しさんの3倍:2008/01/12(土) 16:19:17 ID:???
 そのまま、こたつでぬくぬくしているお兄ちゃんの後ろに回り込んで、
お兄ちゃんの両方の脇の下に手を通して、よっこいしょ!なんて気合イッパツ。
その体が少しだけ持ち上がった。

 ミカンをむいていたみんなも何事?とばかりにこちらに注目。
ちょっと、なんだよ!?なんてお兄ちゃんの抗議が聞こえたが気にしない。

 そのまま、お兄ちゃんを後ろに引っ張る…よっこいせっ!
お兄ちゃんとこたつとの間に丁度良い空間ができた。

 すかさずその空間に割って入り、素早くこたつに足を入れる。
そしてそのまま、背中をゆっくりとお兄ちゃんの身体に預ければ…


「…ふぅ…完成!お兄ちゃん座椅子!」
 
 説明しよう!これはお兄ちゃんを椅子の背もたれがわりにする事によって、
足もおしりも背中もぬっくぬくになれる画期的なアイテムなのだ! 

「…あのなぁ…」

 後ろから呆れたようなお兄ちゃんの声が聞こえてくるが、嫌がってるようには
聞こえないからこれは仕様だ!そういう事にしておいて!


 身を乗り出すステラお姉ちゃんと、指を鳴らして残念がるルナねーちゃん。

「あー!いいなー!」
「…そのテがあったか…!」

 御免なさい。いくらお姉ちゃんたちでも、これだけはゆずれません。


 レイさんは携帯電話をとりだし、どこかへとかけている。
なにも携帯電話を使わなくても、電話ならば家のを貸してあげるのに。

「第一執務室、ギルバート・デュランダル議長へと繋いで頂きたい。レイと言えば判る筈だ。
 …突然の電話、失礼します。実はひとつ、欲しいものがありまして…はい、椅子なのですが」

 …ドコに電話をかけてるんですかレイさん。


 思いつきだけでやってみたお兄ちゃん座椅子は、とてもあたたかかった。
足もおしりもせなかもぬくぬく、ぽかぽか。
胸の中、心の中だってぬくぬく、ぽかぽか。
これだけは、誰にも絶対ゆずれない。

 そんなワケで、こたつの新しい楽しみ方を発見できた一日でした。
181通常の名無しさんの3倍:2008/01/12(土) 16:23:25 ID:???
 ― 以上でこの話はおしまいです。お目汚し、失礼致しました。 ―
 ― あの三人が出る話の場合、享年だの戦争だのは一切無し。―
 ― スナック感覚で楽しんでいただければ幸いです。       ―
182通常の名無しさんの3倍:2008/01/12(土) 17:03:37 ID:???
GJ!面白かったよ
183通常の名無しさんの3倍:2008/01/12(土) 19:43:16 ID:???
ほのぼのありがとう!!GJです!!!
184通常の名無しさんの3倍:2008/01/12(土) 20:00:22 ID:???
懐かしい・・・GJ
185通常の名無しさんの3倍:2008/01/12(土) 23:06:15 ID:???
GJ!
186通常の名無しさんの3倍:2008/01/13(日) 00:10:02 ID:???
長文にケチつけるつもりはないけど、お搾りネタでない場合は、最初に一言書いておいてほしい。
お絞り展開を期待して長文を最後まで読んでガッカリする人もいるから。
187通常の名無しさんの3倍:2008/01/13(日) 00:21:17 ID:???
最近は搾りネタの長編などお目にかかったことないんだが……
188通常の名無しさんの3倍:2008/01/13(日) 00:35:10 ID:???
>>187
だからこそ、たまには長文のお搾りネタを期待してしまう人もいるわけで。

長文の最初に「このネタにお搾り展開はありません。興味無い人はスルーしてください。」と書くだけでいいから。
189通常の名無しさんの3倍:2008/01/13(日) 01:29:56 ID:???
搾りネタの長編ワロスwwwwwwwwwww
190通常の名無しさんの3倍:2008/01/13(日) 11:19:51 ID:???
ほう?じゃあちょっくら長編っぽい搾りネタでも考えてみるか。
まあ>>177-180には及ばないだろうが…………さてどうすっかな。
191通常の名無しさんの3倍:2008/01/13(日) 18:04:03 ID:???
というか、>>162-168>>177-180に、長編お搾りネタをぜひ書いてほしい。
それだけの文才があるのなら、書こうと思えば書けるはずだろう。

それとも、お搾りネタが嫌いだから、お搾りと関係ない長文を投下してスレの流れを変えようとしてるのか?
192通常の名無しさんの3倍:2008/01/13(日) 19:10:49 ID:???
強制することもないんじゃないか?
書いてくれる人が絶えたら、それこそスレの終焉だぞ
193通常の名無しさんの3倍:2008/01/13(日) 19:27:10 ID:???
トントントン………

午前5時30分。マユの一日は早起きして朝ご飯とお弁当作る所から始まります。
ゆうべはお兄ちゃんと遅くまで頑張っちゃったから少し眠いけど……がんらなくっちゃ♪

「んー味付け少し薄いかな?もう少し味付け濃くしよっと。お兄ちゃんにはたくさん食べてもらって
 い〜っぱいがんばってもらわないとね〜……きゃ!我ながら恥ずかしいなあもう〜♪」


午前6時15分。一通り朝の支度を終えたマユは、まだぐーすか寝てるお兄ちゃんを起しにいきます。
お兄ちゃんの部屋のドアを少し開けて様子を見ます……むう、またお寝坊さんしてる〜
まあ、あんなにマユと運動した後じゃ当然かもしれないけどね♪
というわけでマユちゃんこれよりお兄ちゃんを起こす為にお布団の中に突貫するでありま〜す♪

「ん……んん〜〜……」
(うわ〜♪頭は起きてないのにこっちははもう立派におっきしてる〜。うーんいつ見ても惚れ惚れするよ〜♪………えい!)
「…んん?む〜……う、う〜ん……」
(まずは優しく……そんでもって急にキツくしたりして……この緩急がお兄ちゃん大好きなんだよね〜……本人は否定してるけど♪)
「うう〜…………はっ!?」
(あ、ようやく目を覚ました)

「(布団ひっぺがして)マ、マユ!?お、お前朝っぱらから俺の布団に潜り込んでなにを………!」
「ふゃにふぃふぇふ♪(ナニしてる♪)」
「な、ナニっておいちょ……ア――――――――ッ!?」

これこれ♪やっぱりさ、お兄ちゃんが寝てる間に搾ってもおもしろくないんだよねー。
こう起きるのを待ってね、わざと頭が覚醒するのを待って一気にトドメ刺すの。
逝く瞬間に悶えるお兄ちゃんの表情が超可愛くてマユだ〜い好き♪


午前7時。ここでマユは一旦お兄ちゃんと別れて学校に行きます。
分かれ離れはつらいけど………お兄ちゃんもお仕事があるからしょうがないよね。
家を出る前に朝ごはん食べながらテーブルの下でお兄ちゃんのナニを足でいじめたり、
逝ってきますのキスをた〜くさんしてもらって(もちろん強制)元気いっぱい!それじゃあ今日も一日がんばろう!お〜♪
194通常の名無しさんの3倍:2008/01/13(日) 19:28:10 ID:???

てなわけで午後4時35分。今日も一日学業に精を出してきたマユちゃんでありました♪
でも考えてみると精を出すってすごくえっちな響きだね〜。まあそれはさておき、晩ご飯の買い物して帰らないとね。
お兄ちゃんには文字通り精を出してもらわないと………あ、今日は国産うなぎがすごく安いや。

「ただいま〜」
「あ、お帰りなさ〜い!お兄ちゃんご飯にする?それともお風呂?それとも……さっそくマユを食べちゃう?きゃん♪」
「……普通に晩飯食わせてくれ」

午後7時20分。お兄ちゃんは今日もお勤めを果たして無事帰宅しました。
さあこれからが第2ラウンドの始まりだよ〜♪

「ご、ごちそうさま………うぷっ」
「おそまつさまでした♪マユの特製うな丼のお味はどうだった?」
「な、なんか味付けが濃い上に食べ終わったら妙に体が熱くてちょっと……ふ、風呂に入ってくる」
「いってらっしゃ〜い」

うんうん、マユが密かにうな丼に入れといた特製のアレな薬が効いてるみたい。
それじゃあ洗い物をさっさと片付けて、と。
195通常の名無しさんの3倍:2008/01/13(日) 19:29:24 ID:???

午後7時56分。マユちゃんさっそうとお兄ちゃんが入浴中のお風呂場に参上〜♪

「はーいお兄ちゃん♪かーいい妹マユちゃんがお背中流しにただ今推参〜」
「なんでいつもいつも俺が風呂入ってくる時に乱入してくるんだお前わ!」
「まあまあいいじゃない。ほらちゃーんとスクール水着を着用してるから問題ないし〜♪」
「そういう問題じゃあない!」
「はいはい、ともあれマユちゃんが体を洗ってあげるからあっち向いてくださーい!」
「ち、ちょ」

へへ〜。うちのお風呂は何故か(?)そこらのソー○ラン○もまっ青の設備が整ってるのだ♪
まずローションを体に塗って体全体でお兄ちゃんのひろーい背中をこうぐりぐりと………

「ふ、普通に洗えよ!こ、こんなプロ並のテクをどこで……ぐ……!ぐう……!」
「えへへごめんね〜。マユったらつい調子にのっちゃって♪」

まだよまだまだ。ここではまだお兄ちゃんをお絞りしないの……お薬がだんだん効いてきて、お風呂での刺激で一気に加速して。
食べ頃はそうねちょうど3時間後くらいかしら?
196通常の名無しさんの3倍:2008/01/13(日) 19:30:36 ID:???

というわけで午後11時〜♪

「それじゃあ満を持していっただっきま〜す♪」
「ちょ、ちょっとマユやめ……アッ―――――!?」
「なによう〜お兄ちゃんだってず〜と我慢してたんでしょ?その証拠にこんなにおっきしちゃって……」
「い、いやそれは男の自然現しょ……おおう!?」
「それ!それだよ〜♪その悶えながら我慢しようとするお兄ちゃんの切ない表情がマユだーい好き〜〜♪」
「い、いくらなんでも兄妹でこれはま、まずいだろおい!」
「だからこそいいんじゃない!………いいんだよ?マユの中に思う存分出しちゃっても……ううん、い〜っぱい出して、ね?」

「う、ああ……そ、そんなこと耳元で囁くなんては、反則だマユさ………ア―――――――――ッ!?」


と、いうわけで今日もマユちゃんはだーい好きなお兄ちゃんとラブラブな一日を過ごしたのであります♪
それじゃあ今日はこのくらいにして、明日もお兄ちゃんとラブラブですごせますように………おやすみなさい♪
あ、やっぱり寝る前に後もう一回だけ……

「ぜー、ぜー………も、もう勘弁してくださいマユさん……」
「えへへ〜お兄ちゃんだーい好き♪」
197通常の名無しさんの3倍:2008/01/13(日) 19:37:54 ID:???
>>191
   。 。
  / / ソンナ ゴムタイナ!!
( Д )

 1スレ目の御家庭やきうネタから細々と兄妹話を書いているモノでございます。
読んでいただきまして、ありがとうございます。御期待に添えなかったのは申し訳ございませんでした。

 「えい♪」「アッー!!」に代表されるようになった、このスレの様式美?のひとつとなった「お搾り」。
実は嫌いではないです。「何やってンだオマエ等www」なんて楽しく読ませて頂いております。


 「お搾り」については、1レスネタであれ長文であれ、このスレには書き手は多いと思いましたので、
ならば私は「ほのぼの、まったり」な話を、不肖ながら書いていこうと思った次第(1スレ目の御家庭やきう
が思いのほか好評だったので、今日まで細微ながらも調子に乗り続けた、というのが多々ありますが)。

 重ねて云うならば…「お絞り」方面の文才は、恐らく「ない」です。そもそもそちら方面の語彙もネタの
ストックもほぼ皆無である事が判明しました故(試しに一度書いてはみたが、どうにも投稿するに足る
内容にならなかった)。

 よって、このスレでは「ほのぼの、まったり」のスタンスを維持しつつ、浮かんだネタがキチンと文章化
できたら投稿していこうかと思っております。

 >>186の件は検討させていただきます。
このスレの皆様も、どうか今後とも楽しんだり和んだりしていただければと思います。


 追記;できましたら、何方様か私の代わりに長文「お搾り」をお願い致したく。
198190:2008/01/13(日) 19:37:56 ID:???
とりあえず、ネタが枯れて干からびた頭をふり絞ってなんとか書いてみた。
199通常の名無しさんの3倍:2008/01/13(日) 19:42:32 ID:???
>>193-196
   。 。
  / / イツノマニ!!
( Д )

 お願いしていた矢先にコレとはw
そこまでさっくり書ける、てのは凄いなぁ。GJ!
200通常の名無しさんの3倍:2008/01/13(日) 20:19:56 ID:???
 …よく見たら>>197がエンドマーク前に割り込んでいるじゃないか。
ちょっと華厳の滝からアイキャンフラーイしてくるorz
201通常の名無しさんの3倍:2008/01/13(日) 21:39:48 ID:???
>>190>>193-196
GJ!!
こういうのを期待してたんだぜ!!
やっぱりこのスレはこうでなくっちゃ!!

>>197も、あまり無理に合わせようとせず、独自の路線で頑張って。
ただ、>>186の件の通り、お搾りネタとの判別が最初の段階でできるように工夫してほしい。
202通常の名無しさんの3倍:2008/01/14(月) 01:48:04 ID:???
>>193-196
駄目だこのマユ・・・早くなんとかしないと・・・(AA略
203通常の名無しさんの3倍:2008/01/14(月) 04:11:39 ID:???
普通「絞る方が警告じゃないのか」と思った俺は敗北主義者ですね。

それはともあれ、GJをお二方に進呈致します
204通常の名無しさんの3倍:2008/01/14(月) 22:43:20 ID:???
      __,,,,,,,____ |:::::::::::::::::::::    :::::::::::::::::::::ト:i.l!
  _,.-‐'"~::::::::::::::::::レ、::;;;ト、ト\:::::::::::l⌒):::::::::::::l l!
/::::::::::::::::::::   :::::::ヾヾ、、 ヒlフ|::::::::::レ'ヾ:::::_,..-'-、     
::::::::::::::::::::::::l|::::::::::ト::トト、i:;:)ヾ  l.!|:::ハl,-r'"‐‐- 、   ヽ、
::::::::::::::::::::ト、|.レへ:|ヾi_''ト:::`'-、_っ .レ'/_,.-'"    ヾ、   .`、_
:::::::::::::::::::::l -ャニゝ ::.ゞ !l::::::::l`‐、ー"        ヽ   .ト`ゝ
::::::::::::::::レ:::!〈,ヒ-'"  _,. ノ::::,-'" ノ        ノリ_,,,-'''" ヾ、i .|
::::::::::::::::::::::ヾ`、   _,...-''"           ,.イ     i  .`、
:::::::::::::::::::::::::::__,.ゝ,."            __,,...'" .l     .l   l 
::::::::::::::::::::,-'", -'"         _,.-'''",_,`、    l     /  トi
::::::::::::::::::::::)"l        _,-'''"'、 ̄~'-'iヽ     l    ノ   l .l  
:::::::::l^ヾ:::r" `      ,-'"o '、  .l:::.....::::!、ヾ   `、   l   l ヽ
!:::トト! )=(l   、    ,-'、     .イ'':::::::::::ヽ丶    l    ヾ  l ヽ
ヾ!  |ハノ ^i.  ヾ- /  ヽ:::.......:::'''      ヾ  _  .i      ト‐!
       "'-.)   !   ):::::::'''      , -'"~   ヽ     ヽ 
     / ̄ ̄ヽ  l   /_       ,-'"     _,..''    ヽ ヽ___
_.-'''ー''' __,,...'"  |   l "'- 、   , "     , -'ヽ        /ヽ
           /   ノ  { )_,.-''"    _,.-'   ヽ  _,...‐'''""   \
205通常の名無しさんの3倍:2008/01/14(月) 23:09:15 ID:???
シン 「マユ、これでいいのか…?」
マユ 「あん♪もうお兄ちゃんったら焦っちゃだ〜め。まずは一番ビンカンなここを…」
シン 「マ、マユ?そんな……足から攻めるだなんて」
マユ 「うふふ。逞しい胸板……惚れ惚れしちゃう……♪」
シン 「い、いやさすがにそこに手を付けるのはちょッと!」
マユ 「だいじょーぶ♪マユちゃんがやさーしく開発してあげるから………えい!」
シン 「ア……ア―――――――ッ!?」


マユ 「というわけで……マユとお兄ちゃんの愛の結晶、とうとうデキちゃいました……♪」
シン 「すっげえ疲れたけどな。でも後悔はしてないぜ」
マユ 「もうお兄ちゃんったらあ〜」
シン 「へへへ……」

ルナ 「あ、あ、あんた達まさか……遂に…つ、遂に一線を……!?」
ステラ「……羨ましい」
ルナ 「シ、シ、シ、シンちょっとお!あんた達兄妹のクセにそんなことしていいと思ってんのォ!?」
レイ 「ルナマリア落ち着け」
ルナ 「落ち着けるわけない、な、ないでしょー!大体……」
レイ 「アレを見ろ」


シンとマユの愛の結晶 MGディスティニー(EBモード)


シン 「いやあ〜こんなデカいプラモを作るのは一人じゃ大変だったから、マユと共同作業で作り上げたんだが……」
マユ 「予想以上に上手く作れてよかったねお兄ちゃん♪」

ルナ 「………つまんねーオチだなおい」
206通常の名無しさんの3倍:2008/01/15(火) 08:58:47 ID:???
バルスwwwwwwwww
207通常の名無しさんの3倍:2008/01/16(水) 09:41:00 ID:???
保守
208通常の名無しさんの3倍:2008/01/17(木) 23:30:33 ID:???
らめぇ
209通常の名無しさんの3倍:2008/01/17(木) 23:59:01 ID:???
シン 「実はうちのマユは……その、すごく寝相が悪いんだ……」
レイ 「寝相……?布団蹴とばしてベットからずり落ちるとかそーゆーのか?」
シン 「うーん、なんて言ったらいいものか……マユは右手の親指をしゃぶりながら左手は何故か股間にいってだな」
レイ 「……」
シン 「親指をいやらしくしゃぶりながら、左手をもぞもぞ動かしてもぞもぞしながら寝言まで言うんだ」
レイ 「……えーと……」
シン 「なんかお兄ちゃん大好き…♪とか、そこはダメとか、マユ逝っちゃうとかなんとかぶつぶつと……」
レイ 「さて仕事仕事」
210通常の名無しさんの3倍:2008/01/19(土) 10:50:26 ID:???
ほしゃ
211通常の名無しさんの3倍:2008/01/19(土) 23:26:57 ID:???
男子 「おいアスカー。ほら宿題のプリント」
マユ 「う、うん……ね、ねえ変わりに受け取ってくれない?」
友達 「え?別にいいけど……はい」
マユ 「あ、ありがと」
男子 「なんだよ。変な奴…」

友達 「あーあ、彼気を悪くしちゃったわよ?」
マユ 「そんなこと言われたって……」
友達 「でもそういえばマユちゃんって男子苦手だよね。どうして?」
マユ 「うーん、どうもね〜……男の子って何故かどうしても好きになれないの。触られるのも会話するのも見られるのも全部嫌」
友達 「徹底してるねー。前になんか嫌なことでもあったの?」
マユ 「別に?生まれてこの方ずっとそうだっただけだし」
友達 「そ、そう…」
マユ 「あ、でもね〜苦手な男の人の中でもこの世でただ1人マユが平気な人はいるよ?」
友達 「へ〜………だれ?」
マユ 「マユのお兄ちゃん〜♪お兄ちゃんならね、マユなにされても平気だよ〜ううん、むしろ率先して色々してほしいな♪
    おはようのキスとか、いっしょにお風呂で流しっことか、夜は……でへへ〜〜♪」
友達 「マ、マユちゃんよだれ、よだれ!」

マユ 「おっと(じゅるるる)……つまりねマユにとってお兄ちゃん以外の男の子はこれ全てカスであると。
    こうあえて言うわけですよ♪」
友達 「はあ」
マユ 「ま、とにかく。もしお兄ちゃん以外の野郎がマユの肩にでも触れたら、
    ゴルゴの背後に立った愚か者のごとく問答無用で射殺するからそこんとこヨロシク♪」
友達 「こ、怖いなあ………」



男子 「なあなあ、女2人でなーにしゃべってんだよ?(後ろからマユの肩を軽く叩いた)」
マユ 「ぎゃああああああああああああああああああ!?」

バキュ―――――――ッン!

友達 「きゃああああッ!○○くぅ――――ん!?」
212通常の名無しさんの3倍:2008/01/20(日) 23:43:12 ID:???
>>211
これはいいシン専用マユ
213通常の名無しさんの3倍:2008/01/21(月) 01:37:35 ID:???
ステラ「じーーっ…」

マユ「むにゃむにゃ…」

ステラ「つんつん」

マユ「う、ぅうん…」

ステラ「ぷにぷに」

マユ「うにゅう…」

ステラ「ふにふに」

マユ「ぅん…ん?…ステラさん?」

シン「………ほっぺ…きもちいい…」

マユ「そ、そうですか…」
ステラ「…うん」




ムネオ「ハァハァ」
214通常の名無しさんの3倍:2008/01/21(月) 01:44:39 ID:nPIAyk3r
近親相姦ハァハァ
215通常の名無しさんの3倍:2008/01/22(火) 07:55:36 ID:???
男子「なぁアスカ、俺と付きあわねぇ?」
マユ「ごめんなさい」
男子「な、なんでだよ…自分で言うのもなんだけど
   俺、顔も頭も運動もそれなりだろ?ぶっちゃけ悪くな…」
マユ「お呼びじゃないのよ、カス野郎」




シン「なぁマユ…」
マユ「え!?なになについにマユと結婚してくれる気になったの!?
   じゃあ新婚旅行どこ行こーか?移動はお兄ちゃんのデスティニーがあるからいいとして場所は…」
シン「…………」
216通常の名無しさんの3倍:2008/01/22(火) 08:52:01 ID:???
そんなある日、マユが服ボロボロにして帰宅。

マユ 「ひっく……ぐすっ……うう……」
シン 「ど、どうしたんだマユ!誰にやられた!?」
マユ 「お、おにいちゃあん……ぐすっ…マユ……マユ汚されちゃったよう。か、帰り道で……マユ、マユ…男の人達に襲われたの……!」
シン 「な……な、な、な、なんだってえ―――――!」


男1 「俺>>215で君に振られた男子の兄貴なんだけどさー君がマユちゃん?」
マユ 「そ、そうですけど……」
男2 「よくも俺達のかわいい弟をカス呼ばわりしてくれたなあ?覚悟できてる?ん?」
マユ 「か、覚悟って……」
男3 「こーんな誰もいない廃工場に連れ込まれてヤる事つったら一つしかないと思うんだけどなーへへへ……」
マユ 「い、いや……た、助けてお兄ちゃん!助け」
男1 「んじゃ、いっただきまーす♪」
マユ 「い、いやああああ――――――――ッ!」


シン 「ち、ちくしょう!マユそいつ等の居場所を教えろ!今すぐ俺がブッ殺してやるッ!」
マユ 「ううん。それはもうマユがやっといたからいいよ」
シン 「え?」


マユ 「いやあああああ!近寄らないでえええええッ!(鉄パイプで脳天殴打)」
男2 「ち、ちょ……い、痛…がッ……げふ…」
マユ 「もう許してええええええええッ!(卍固め)」
男3 「こ、こいつ?ぐわッし、小学生のくせになんて力…・・・(ポキッ)ぐげえええええ!?」
マユ 「やめて……もうマユに乱暴しないで…いやあ……」
男1 「ら、乱暴してんのはお前の方じゃねーかよー!や、やめろこっちに来るな!」
マユ 「ぐすっ、マユの……マユのすべてはお兄ちゃんだけのモノなんだからあ……!」
男1 「やめて来ないで乱暴しないでお願いしま……お、お願いし………い、いやああああああ!」


マユ 「ぐすっ……てな訳で今頃あの三人は病院で生死の境を彷徨ってると思うけど……ひっく」
シン 「………じゃあなんでマユさん泣いてるんですか」
マユ 「だって!マユの体にお兄ちゃん以外の男が手を触れたんだよ?マユ汚れちゃったよう〜うえ〜ん!」
シン 「はあ……」
マユ 「そうだ!今すぐお風呂でマユの体をすみずみまで洗い流さなきゃ……てなわけでお兄ちゃんもお風呂に来て手伝って!」

シン 「ええ!?な、なんで俺が…」
マユ 「代わりにお兄ちゃんの体はマユが洗ってあげるから!てなわけでお風呂場にレッツらゴー♪」
シン 「い、いやいや!そんなの謹んで遠慮しま………ア――――――――――ッ!?」
217通常の名無しさんの3倍:2008/01/22(火) 12:08:55 ID:???
2008年もマユちゃんはぶっ飛んでますね
218通常の名無しさんの3倍:2008/01/22(火) 14:30:19 ID:???
男子「忘れ物を届けに来t( ゚д゚ )」
シン「なんかマユのクラスメートが…アッー!」
マユ「気にしない!気にしない!」

男子「見てはいけない物を見てしまった…(((゜д゜;)))」
219通常の名無しさんの3倍:2008/01/23(水) 23:46:53 ID:???
マユ「保守」
220通常の名無しさんの3倍:2008/01/24(木) 16:37:58 ID:???
マユ 「お兄ちゃ〜ん♪たまにはマユと一諸にスポーツでもして体を鍛えようよ〜」
シン 「スポーツ?……で、具体的にはなにをやるんだ?」
マユ 「んーそうだな〜………プロレスごっこ!」
シン 「マユとやると泥レスのキャットファイトもどきになるから嫌だ。ビール片手にルナやアスランが観戦しにくるし」
マユ 「じゃあボクシング!」
シン 「お前の場合クリンチばかりで打ち合いしないだろ」
マユ 「柔道!」
シン 「得意の寝技に持ち込む気か?断る」
マユ 「相撲!」
シン 「マユの土俵はべットの上だろ。行司のいない相撲など誰がとるか」

マユ 「う〜〜さっきから文句ばかり言ってー!じゃあお兄ちゃんはどんな競技がやりたいっていうの!」
シン 「俺?俺は……うーんそうだな…………キャッチボールあたりでいいんじゃないか?」
マユ 「えー。きゃっちぼ〜るぅ〜?」
シン 「よし久しぶりにやってみるか。えーとボールとミットはどこにしまったかな……」
マユ 「ちょ、ちょっとお兄ちゃん?まだマユやると決めたわけじゃあ」
シン 「さっさと表に出ろ。少なくとも100球は投げ込むからな〜」
マユ 「……うあ。ヤブヘビになっちゃったか」

その後シンとマユは、日が暮れるまで家の前の道で仲良くキャッチボールをしましたとさ。



マユ 「………そうなの♪マユはお兄ちゃんと2人で棒とタマを使った愛のやり取りを日が暮れるまで延々と……♪」
ルナ 「へえ〜…・・しかも路上ででしょ?シンも大胆ねえ」

シン 「おいそこッ!誤解を招くような事を他人に吹き込むのはやめれッ」
221通常の名無しさんの3倍:2008/01/24(木) 19:39:49 ID:???
キャッチボールで棒は使わないだろw
222通常の名無しさんの3倍:2008/01/25(金) 00:36:22 ID:???
>>221
誤解をまねく発言だもの
棒を使うぐらい言うさ
223通常の名無しさんの3倍:2008/01/25(金) 00:42:51 ID:???
マユ 「実はね、お兄ちゃんと千本ノックもしたの。お兄ちゃんの逞しい棒から白いのがどぴゅって飛び出して
    マユの(ミットの)なかに……てさすがに苦しいかな?」
シン 「かなりな」
224おしぼりネタはないよ:2008/01/25(金) 00:47:40 ID:???
「あなたは もーお わすれたかしらー」

 お風呂セットを抱えて歩くマユは、えらく古い歌を口ずさんでいた。
父さんの趣味だろうな、このアナクロな歌謡曲は。
「赤い 「ふんどし」 マフラーにしッ……!」
 よこから一単語加えて上げると、涙目のマユがこっちを向いた。
マユの小さな手にぽこぽこ叩かれるのは、甘んじて受けることにする。
「どうしてそんな事言うのーッ!?」
「いや、あんまり歌うと○ャスラックが出てくるからさ」
「ジャ○ラックて何? お兄ちゃん」
「歌を歌ってると、ポケットから小銭を掠めていく妖怪だよ。
何十年か前までは日本にいたらしいぜ」
 ふーん、そうなんだー と信じ込むマユだ。
 将来悪い虫に騙されないように気をつけてあげないとな。

 で、最初にマユが歌っていた曲から分かるように、俺たち兄妹はこれから近くの
銭湯に行くところなんだけど……説明が面倒くさいな、回想シーンに入ろう。
 どこかの誰かのお家芸だし、友達のレイから言葉をかりるなら
「気に為るな、俺も気にしない」さ。


 それでは回想開始。


「ただいまー」
「おにいちゃんお帰り、ごはんにする? お風呂にする?
それともマ、ユ、とWiiする?」
 一体何処のメロドラマで覚えたんだ、そんな台詞。
「それじゃあ僕は風呂に入ろうかな? 昨日は入らなかったし」
「あ、おにいちゃんに報告でーす。暫くお風呂は使えないよ? 
だから二人で銭湯に行こうよー」
 どうして我が家の風呂が壊れてるんだ?
「あのね、お父さんとお母さんが一緒に入って、何か頑張り過ぎたみたい……」
 何をどう頑張ったんだ父と母!? ていうか、二人だけで温泉に行ったのは
家の風呂が壊れた(壊した)ってのが原因なのか、あんたらって親は!
「まあいいや、壊れてるんなら仕方ないから行くか」
「お風呂セットはもう用意してあるよー。タオルでしょ、石鹸でしょ、
シャンプーでしょ、それから珈琲牛乳!」
 いや、最後のは向こうで買えばいいから。
「女神湯と天使湯とどっちにするー?」
「うーん……迷うなあ」
 こっからだと、大して距離も変わらないしなあ。
225その2:2008/01/25(金) 00:48:55 ID:???
 そんな回想シーンを交えて居る内に、俺とマユは銭湯「女神湯」に着いていた。
女将のタリアさんが、殆ど一人で切り盛りしている昔ながらの銭湯だ。半分以上
レジャー施設みたいな「天使湯」とは、いろんな意味で好対照。
 ……たとえば入湯料とか。
 って、あの息を切らせて駆けてくる長い金髪が邪魔くさいハンサム顔は、
クラスメートのレイじゃないか。説明的な地の文でごめんよ。
「はあ……はあ……間に合ったか、シン。こんなところで会うとは奇遇だな」
 よく見ると、レイもお風呂セットを抱えている。
「あれ、レイも女神湯なのかよ。そっちも風呂が壊れたのか?」
「ふ……まあそんなところだ。まあ入れないというほどではないのだがな」
 うん、ところでさ、レイが今首から掛けてる双眼鏡は何なんだ?
バードウォッチングでもしてたのか?
「そうだ……幸せの青い鳥をこれで見つめていたところ、お前が女神湯に
向かっている事を知り、急いで駆けつけたのだ」
 あれ……いま奇遇だなって言ってなかったか? まあいいや。

 マユの方を見ると、なんでだか知らないけどレイを睨んでいた。
「おい、マユも挨拶しろ、それからレイもマユに挨拶してやってくれよ」
「むー……れいさんおひさしぶりですこんばんは(下がってろストーカーめ!)」
「気付かなくて失礼、久しぶりだなマユちゃん(ジャリが、お前に興味は無い)」
 なんか副音声みたいなのが聞えたのは気のせいだろう。
 ぶる、と体が震えて、オーブの冷気が身にしみる。

「こんなところで立ってないで、早く中に入ろうぜ? 
タリアさんこんばんは、久しぶりですね!」
 番台に座ってこっちを見ているタリアさんに挨拶をする。
「あら……久しぶりね。部活の合宿中に来て以来……あれは五月だったかしら?」
 学校に近くて安いので、部活で泊り込んだときなんかは来たりするのだ。
「そうですね、あんまり来なくてすいません」
「良いのよ、若い者が天然掛け流しの銭湯なんかに来るものじゃないわ。
……そちらのお嬢さんは妹さん?」
「マユでーす。銭湯は初めてです。こんばんはタリアさん」
 マユ、相手がレイやルナじゃなければ普通に挨拶するんだな。
「そう……外は寒かったでしょう? いくらかまけてあげるから早く入りなさい」
 ありがたいです、タリアさん。
「そんじゃあ、おじゃましますね」
「では、俺もシンに一緒させて貰おう。ああ、俺には割引は要りません」
「しないわ。山の手の金持ちなんかに誰が割引するものですか」
「それじゃあマユもー」
「「「マユ(おまえ、貴方)は女湯(だ、よ)……!」」」
「ちぇー、つまんなーい」
226通常の名無しさんの3倍:2008/01/25(金) 00:50:36 ID:???
「あれ? でも私ってしょうがくせーだから一緒に男湯にいけるんじゃない?」
「あら、そういえばそうよね。女湯に一人で入って何かあったら不味いから、
シン、マユちゃんを連れて行きなさい」
「ええッ!」
 一緒に男湯に入ろうとしてくるマユを説得してくれるどころか、俺に連れて行けという
タリアさん。でもマユは一人で風呂ぐらいはいれますよ。
「そうだ、男(オレ)と男(シン)が裸で腹を割って話そうという時に、
マユ……ちゃんが割りこむ余地は無い」
 レイも煽るなって。
「やだー、お兄ちゃんとお風呂に入る!」

 困っていると、銭湯に新たな二人組みが入ってきた。ツインテールの女の子と、
赤毛の前髪が跳ねたボブカットに近い女の子。一つ先輩のルナと、後輩のメイリンは
近場で有名なホーク姉妹だ。

「助かった……! ルナ、マユを風呂に入れてやってくれぇ!」
「何よ……随分急じゃない。別に幼女の一人や二人風呂に入れるのはかまわないけど、
事情を説明なさい事情を」
「それについてはかくかくしかじかで」
「まるまるうまうま……ってわけね、いいわよ妹の一人くらい、なんてことないわ」
 流石ルナだ、年下に愛称で呼ばれても全然気にしないとか、懐が広いぜ。
「シン……お姉ちゃんにあんまり近づかないで」
 それに比べてこの妹は……姉妹でこの違いはどうなんだろう。

「いきましょっか、マユちゃん。なんだか声が似てて、他人の妹とは思えないのよね」
「ちぇ、しっかたないなー。じゃあお兄ちゃん、また後でねー
レイ……さんには気をつけて……特にお尻とか――!」
 尻ってなんだよ尻って。お兄ちゃん、そんな言葉遣いをする様な妹に育てた覚えはないぞ。
 まあ、マユを育てた覚えは元から無い……んだけどさ。
「さあ、行こうかシン……」
 あれ、なんなんだこの悪寒は。


 なにはともあれ……後半に続く?

227通常の名無しさんの3倍:2008/01/25(金) 09:28:29 ID:???
GJです。 少し前にコタツの話書いた人? 続きに期待。
228通常の名無しさんの3倍:2008/01/25(金) 09:45:25 ID:???
ほのぼの最高ーッ!
229通常の名無しさんの3倍:2008/01/26(土) 00:04:37 ID:???
GJっす!! ほんわか癒された(*´Д`)ハァハァ
230通常の名無しさんの3倍:2008/01/26(土) 23:39:55 ID:???
ほしゅ
231通常の名無しさんの3倍:2008/01/27(日) 01:02:15 ID:???
銭湯でのお搾りネタも見たいので、勝手に書く

シン「あ〜、銭湯の広い風呂に1人でゆっくり浸かると落ち着くぜ…。
   家の風呂だといつもマユに搾られまくりだからな…」
マユ「お兄ちゃ〜ん!!」
シン「ゲッ、マユ!?…こっちは男湯だぞ!?」
マユ「フフフ、マユの歳なら男湯に入ってもいいんだよ!」
シン「だからって、ここまで来てやる気かよ!?」
マユ「たまには、こういう開放的な場所でするのもイイと思うよ!」
シン「アッ――――――――――――!!!!」
232通常の名無しさんの3倍:2008/01/27(日) 09:12:22 ID:???
>>231
銭湯の客1「アスカさんちの兄妹はいつ見ても仲がいいですねえ〜羨ましいことで」
銭湯の客2「ああも無邪気にじゃれあってる所を見てると心が癒されますな♪」
233通常の名無しさんの3倍:2008/01/29(火) 15:38:37 ID:???
シン「ふぅ・・・なんだかんだで家の風呂が一番落ち着くな」
シン「しかしいい湯だなぁ・・・一曲歌い出したくなるよ」
シン「はぁ〜〜〜会津磐梯山はぁ〜〜♪」
マユ「たかぁ〜らぁ〜のぉ〜やぁ〜まぁ〜よぉ〜〜♪」ガラッ
シン「ゲェッ、マユ!また乱入ですか!」
マユ「歌ならマユとデュエットしよっ!も・ち・ろ・ん、繋がった状態で♪」
シン「繋がる必要無いだろうがアーーーッ!」
234通常の名無しさんの3倍:2008/01/30(水) 02:40:12 ID:???
 湯船のなかで、青年が少女の体をまさぐっている。逞しい腕が、ほの白い、やや赤らんだ少女の肌を撫で擦り、ちゃぷちゃぷと水を叩く音が浴室に反響する。
時たま漏れるくすくす笑いと、その優しげな手つきが無ければ、いかがわしい嗜好の青年が初潮前の少女をもてあそんでいるように見えただろう。
青年の体に背を向けて座る少女は、腕を彼の首に回し、筋肉質な胸板に頬骨を押し付ける。青年の左手はのけぞった姿勢の少女の腹部に当てられ、もう片方の手のひらは少女の太ももの間で蠢く。
二人は、そんなふうに互いの肢体を絡ませ合い、相手の肌に自らのそれを染み込ませるようにしてじゃれ合っていた。いたって普通の入浴風景である。
 しばらく経ち、少女は苦しげに声を発して全身をニ三痙攣させ、一息置くと、ぐったり弛緩させて青年の胸にしな垂れかかった。
少女は気だるそうなしぐさで足を組み替えて青年と向かい合わせになると、熱っぽくため息を吐きながら彼に身を預けた。
それからかすれた声で、お兄ちゃん、とつぶやいて目を瞑った。
 か細い吐息が、青年の首筋にかかる。青年は少女の心底安らいだ顔から視線を逸らし、お湯に浸かっている、彼女の体の一部分を盗み見るようにして眺めた。
そうして青年は眉を顰め、苦々しげに少女の体から目を背けた。
 その栗毛の少女には、片腕がない。

 シン・アスカと彼の妹のマユ・アスカは孤児である。
二年前、戦渦に巻き込まれ、戦場からの流れ弾が二人の両親と、マユ・アスカの片腕を奪った。
その後、シン・アスカはオーブ軍人であるトダカ氏の勧めで、不具になり、そのうえ精神に異常をきたした妹を伴ってプラントに移住したのだった。
新たにプラント最高評議会議長となったギルバート・デュランダルが推し進める職業安定政策により、シンはMSパイロットとしての適正を見出され、マユの介護の件もあって、常備軍人ではなく、予備役のザフト軍人として自宅と基地とを往復する日々を送っていた。
235通常の名無しさんの3倍:2008/01/30(水) 02:44:50 ID:???
 シンはぴちゃぴちゃとした感触で目を覚ました。彼の股座では、口元を涎まみれにした妹のマユが無垢に微笑んでいた。
シンは小さくうめき声を上げると、咎めるような目つきでマユを見やった。
「マユ、お兄ちゃん今日は基地に行かなきゃいけないんだぞ。朝っぱら何してるんだよ」
 兄のこぼした不平に、少女はむぅ、と顔を膨らませたと思いきや、すぐにまたいたずらっ子のようにニシシと含み笑い、やや過剰ともいえる媚びた仕草で人差し指を立てた。
「ほら、起き抜け一本っていうじゃない?」
「牛乳じゃないんだから……」
 シンはため息をついた。ただでさえ昨日の今日でアレなのに、このままじゃ腎虚で過労死するかもしれない。
そんな兄の心配とはうらはらに、マユは腰まで伸びた栗色の髪をふりふり揺らして、大好きな兄に体ごと飛びかかる。
「おにいちゃんのミルクいっただきまーす!」
「ちょっ、アッー!」
 これが、アスカ家の朝の風景である。

 お昼時である。基地の食堂でシンはパイロット仲間であるルナマリア・ホーク、レイ・ザ・バレルの二人と共に、マユの手作りの不恰好なお弁当を食していた。
ややしょっぱい味付けの玉子焼きをもふもふと噛み締めていると、先に定食を平らげてしまったルナマリアが、怪訝そうな顔つきでシンに切り出した。
「シンってさ、いっつもお弁当だよね。それってマユちゃんが作ってるんだっけ?」
「ふぉうふぁふぇふぉ」
「口に入れたまま話すな。汚いぞシン。ほら、お茶だ」
「ふぁんふ」
 レイに手渡されたカップを受け取り、彼が口を付けた跡を避けて、シンは一気に中身を煽った。親友の口から舌打ちが聞こえたが、シンは気にしない。気にしたらいけないのである。
「そうだぞ。どこかの誰かさんと違ってウチのマユは料理が上手いからな」
「へぇ……どこかの誰かさんって、いったい誰のことかしらねぇ?」
「さあ? 女のくせに毎日定食で済ませてるようなヤツかもな?」
「止さないか、二人とも――ん?」
 レイがいきりたった二人の仲裁にはいったとき、シンの携帯電話が鳴った。
シンはピンク色の端末を開いてメール差出人の名前を眺めると、一瞬だけ眉を顰めた。マユ・アスカからである。
236通常の名無しさんの3倍:2008/01/30(水) 02:48:10 ID:???
差出人:マユ・アスカ
件名:(non title)
本文:
お兄ちゃん♪
今日のお弁当どうだった?おいしかった?
今日の玉子妬きは自信作なんだぁ〜☆
ちょっと、いつもの隠し味入れすぎちゃったかもしれないけどorz(←これ学校ではやってるんだよ。土下座ガンダムってゆうんだって)
お仕事がんばってね。マユのだいだいだーすきな、お兄ちゃん♪
あと浮気しちゃ駄目だよ


 シンは青白い顔をして端末を閉じた。残りの玉子焼きを食べる気にはなれなくなった。
「ちょっとシン! 誰からよ! こないだの連合女じゃないでしょうね!」
「なんだと! 女か! 女からなのか!」
物凄い剣幕で左右から肩を掴んだ二人にがくがくと揺さぶられて、シンは我に帰った。そうしていつもの調子でパイロット仲間に弁解する。
「違う! マユからだ!」
「なんだ、マユたんか……」
「もう! 心配させないでよね」
ぷりぷりと怒るルナマリアと、ふんと鼻を鳴らすレイの姿に、シンは肩の力を落とした。連合軍との合同演習以来、この二人はやたら疑り深くなって困る。
今も二人は、あの似非天然女に気をつけなさい、だとか、巨乳に惑わされるなシン、だとか、
不思議ちゃんなんて今時はやんないのよ、だとか、胸なんて所詮脂肪の塊だ、だとか、口を酸っぱくしてどうでもいい忠告を繰り返している。
ステラ・ルーシェという娘と仲良くなって、別れ際にメールアドレスを交換したのは事実だ。
しかし、シン・アスカにとってそれ以上でもそれ以下でもないのである。彼には妹がいる。
237通常の名無しさんの3倍:2008/01/30(水) 02:51:42 ID:???
 帰宅して玄関を開けるなり、シンは腰に柔らかい衝撃を受けた。マユが体当たりしたのである。
片腕で下腹部にぎゅっとしがみ付いた妹の髪がふわりと翻り、少女特有の赤ん坊みたいな微香がシンの鼻を撫でた。
シンはマユに見せないよう歪に緩んだ口元を引き締めて、ゆっくりと、壊れ物に触れる手つきで妹を引き離した。
「ただいま、マユ」
「おかえり! おにいちゃん!」
 シンはやはり、マユに笑顔を見せながら、言った。すっかりと張り付いて、妹の前では外せなくなってしまった表情である。
「いい子にしてたか?」
「うん! おにいちゃんこそ……むむぅ?」
「どうした?」
「……あの女の臭いがする。マユの匂いをつけたはずなのに、ルナマリアの臭いがするよぉッ!?」
「止めなさい! まったく、どこで覚えてきたんだか……」
「えへへ……テレビでやってたの。萌えた? ねえ萌えた? お兄ちゃん?」
「怖いわ!」
 近頃のプラント公共放送では子供の情操教育に非常によろしくない番組をやっているとレイが言っていたが、どういう客層を対象にしているのか、いまいち理解出来ないシンである。
シンはぽんぽんと不埒な妹の頭を叩いて、制服から部屋着に着替えるために自室へと歩き出した。
そうして数歩進んだとき、背後から、いつものように底抜けに明るい言葉が、シンに浴びせられた。
「おにいちゃん。今日も、パパとママ帰ってこないの?」
「……ああ」
「じゃあ、今日も二人でおるすばんだねっ」
 片輪の少女は満面の笑みを浮かべた。
238通常の名無しさんの3倍:2008/01/30(水) 09:54:52 ID:???


プラントの公共放送はどうにかしてるわw
239通常の名無しさんの3倍:2008/01/30(水) 20:27:30 ID:???
>>237
GJです! こういうのも好きだ。
…これは続きがあると思っていいのかな?
240通常の名無しさんの3倍:2008/01/30(水) 21:48:46 ID:???
GJ!
こういう「おるすばん」てのもアリですな。
241通常の名無しさんの3倍:2008/01/31(木) 22:11:47 ID:???
ある平行世界でのシンマユ。
ttp://nagamochi.info/src/up0670.jpg
242通常の名無しさんの3倍:2008/02/01(金) 01:40:54 ID:???
>>241
リアル俺すぐるwww
さあ詳細をまとめてzipにする作業に戻るんだ。
243通常の名無しさんの3倍:2008/02/01(金) 07:32:33 ID:hvTD/c+1
>>241
それエロ同人マンガだろwww
見覚えあるwww
244通常の名無しさんの3倍:2008/02/01(金) 19:08:18 ID:???
>>242
シン 「詳細をまとめてzipにする作業が完了したでありますサー!しかし内容がエロな為全年齢対象板では晒せないでありますサー!
    欲しけりゃ半角二次の対象スレに要望でも出しやがって下さいサー!そんなわけでよろしくご了承くださいサー!」

マユ 「……なに言ってるのお兄ちゃん」
シン 「げほ!ごほ……!さ、さあ?何者かがいきなり俺の口を借りてしゃべりやがったみたいだが……」
245在日同胞へ:2008/02/02(土) 16:25:41 ID:4QcqHOZg
大韓民国を朝鮮とよぶのはおかしい
http://mamono.2ch.net/test/read.cgi/shar/1201928195/

書き込み求む。
246通常の名無しさんの3倍:2008/02/03(日) 08:42:14 ID:???
マユ「お兄ちゃん、今日は節分だよ」
シン「そういえば、そうだな」
マユ「ってな訳でお兄ちゃんの恵方巻きをいただきまぁす☆」
シン「ちょっマユ!?アッーーーーー!!!」

マユ「次はマユの中に豆まいてね☆」
シン「……………鬼子や(涙)」
247通常の名無しさんの3倍:2008/02/04(月) 15:54:52 ID:???
シン「終わった・・・俺の豆まき・・・(性的な意味で)」
マユ「はいお兄ちゃん!次はマユの番だよ!」
シン「ちょっ、なぜ脱ぐ!?」
マユ「お兄ちゃんの歳の数(16)×マユの歳の数(10)で160!
   その数だけお兄ちゃんにマユのお豆をペロペロして貰います!」
シン「なんだその計算はぁぁぁ!!」
マユ「問答無用!えいっ!」ガバッ
シン「アーーッ!むふっ・・・」
248通常の名無しさんの3倍:2008/02/04(月) 18:42:58 ID:???
>>246-247
ネタが最悪だwww
249通常の名無しさんの3倍:2008/02/04(月) 23:58:00 ID:???
こんな兄妹と遭遇したら、鬼の方が先に逃げ出すよw
250通常の名無しさんの3倍:2008/02/05(火) 21:16:49 ID:???
鬼に同情するな
鬼はシンに同情するかも
251通常の名無しさんの3倍:2008/02/06(水) 22:04:57 ID:???
鬼「あんた・・・大変だね」
シン「あ、ああ。色々とな・・・」
鬼「今日は飲むか。俺のおごりでいいからさ」
シン「おっ、話せるねぇ。そうだな、たまにはパァーッと・・・」

マユ「(ギリッ・・・)」
鬼「ひぃっ!!な、なんだこの悪寒はっ!?」
マユ「・・・どなたですか?悪いんですけど今日お兄ちゃんはマユとの予定でいっぱいなんです。
   急ぐのでこれ以上お兄ちゃんに話しかけないで下さい」
鬼「(コクコク)」
マユ「よぉーし!お兄ちゃんっ、早く帰って『豆まき』の続きしよっ♪」
シン「アーーッ!」
252通常の名無しさんの3倍:2008/02/09(土) 00:11:40 ID:???
マユみたいなキモウト欲しい
253通常の名無しさんの3倍:2008/02/09(土) 00:13:58 ID:???
今家にだれもいません
254通常の名無しさんの3倍:2008/02/10(日) 11:49:59 ID:???
マユ「今家に両親がいません」
シン「なので毎日マユに犯されてます」
255通常の名無しさんの3倍:2008/02/12(火) 08:32:33 ID:MVMGA2tu
保守
256通常の名無しさんの3倍:2008/02/13(水) 17:50:40 ID:???
保守せざるを得ない
「あ、マユ。醤油取ってくれ」
「ああ、はい」
「おう、サンキュ」

 午後九時を少々回った辺り。
何時もより少し遅い、家族そろっての夕食。

 マユが色々と話を振り、それに母さんが応え、俺がツッコみ、そして父さんが呵呵と笑う。
それが何時もの夕食の風景なのだが、時たまテレビを点けっ放しにしている時は、その内容に
それぞれが違った反応を見せる。

 今夜は誰が観ているでもなくリビングのテレビが点いていた。
先程まで流れていたバラエティ番組が何時の間にか終わっており、ニュース番組へと変わっていた。

『バレンタインデーが近づいていますが、各商店ではバレンタイン商戦に備えて様々な志向を
 凝らした販売戦略を展開しています!』

 ニュースの特集コーナーで、バレンタインデー…というかバレンタイン商戦に俄かに色めきたつ
デパート業界について、女性リポーターが色々な店の特設コーナーからレポートを行っている。

 確かにこの時期、中心街のデパートなりマーケットなり、バレンタインデーを意識した
商売をしている。店に入ると、店内BGMとして流されているのは明るめのラブソング。
そして何処からともなく香るチョコレートの甘い匂い。売り場では、若い女の人が友達数人と一緒に
アレいいね!コレかわいい!等と騒いでいるのをよく目にする。


 そういえば…もうすぐバレンタインデーだっけか。
バレンタインデーは、母さんとマユは必ず俺にチョコレートをくれる。
母さんはともかく、マユは少ない小遣いからやり繰りしているんだろうし、別にそんな立派な
ものじゃなくてもいいんだぞとは言っているのだが、年々少しずつだがグレードが上がって
きている。


 去年、同じ事を母さんに言ってみた。
…その年のバレンタインデーに母さんがくれたのは「和同開珎チョコ」。

 これがひとつ、自室の机の上にぽつー…ん、と。
遥か昔に存在したコインを模ったチョコで、直径2センチ弱の円形チョコの中央に四角い穴が
開けられている…そう、駄菓子屋で売っている「一番安いチョコ」として知られているアレだ。

 …いくらなんでも極端過ぎやしませんかねぇ?カーチャンよォ…。
258通常の名無しさんの3倍:2008/02/13(水) 22:42:19 ID:???
 ともあれ貰った以上はお返しをしないと悪い気がする。
翌月のホワイトデーでは、キャンディやらマシュマロやらホワイトチョコやらを適当に見繕い
直接手渡ししている。既製品で申し訳ないと思いつつも、毎回母さんとマユにはキチンと
お返しをあげているのだ。


 …「和同開珎チョコ」を頂いた年のホワイトデーには、ステキな一品「カレーキャンディ」
を一粒、角にリボンの絵が書かれた紙と一緒にリビングのテーブルの上に置いておいた。

 特に何も描かれていない、明るい黄色の小さな包みが、一見レモンキャンディを連想させる。
事実、舐めている最中は程よいレモン風の酸味と甘味が楽しめるのだが、やがて辿り着く深奥部…
そこに潜むのはスパイシーなカレー風味の粉末。酸味甘味に舌が慣れてきた頃合を見計らったか
の如く、それが爆発的な勢いで口内に充満し、口外へと拡散し…やがて周囲にカレーの香りが
無差別に漂いだすというシロモノ。

 その日、リビングが妙にカレー臭かった辺りから察するに、俺のささやかなホワイトデーの
「お返し(Counter Attack)」は成功したと思われる。俺だってやるときはやるんだからな。


 …あー、それはさておき。
リポーターがバレンタインコーナーの売り場主任と思しき女性にインタビューをしている。

『今年はですね、「友チョコ」とか「逆チョコ」なんていうのがトレンドになっていますね。
 女友達同士でチョコを送ったり、何時もは貰う側の男性から逆に女性にチョコを送ったり…』


 え、何…「友チョコ」?それだけでなく「逆チョコ」も流行してるって?そんなの初めて聞くぞ。
そもそもが製菓業界の妙なコジツケから始まった「バレンタインといえばチョコ」という図式
じゃあないか。

 甘い物もそれなりに好きな俺にしてみれば、チョコを貰えればやっぱり嬉しいものだったりする。
…するのだが、マユを見ていると女の人の負担って相当なものなんだろうな、等と考えてしまう。
ただでさえ義理だ本命だなんてあるのに、今度は友チョコとやらの負担も考えないとならないのか。

 ま、やりたいならやればいいさ。必要な物だというなら必要な人にあげればいい事じゃないか。
流行り廃りでやる事じゃあないだろうに。
259通常の名無しさんの3倍:2008/02/13(水) 22:45:51 ID:???
 やれやれ、なんて思いつつマユの方を見てみた。
…己の視界にマユの視線を捉えてから0コンマ28秒。
弾かれるかの如く、顔ごと視線を逸らした。

 マユ…なんなんだその期待に満ち満ちた表情は!?
その瞳は必要以上に爛々とし、背けた顔の頬に「チョコおくれ!」といわんばかりの視線…光線?が
ありありと、且つじりじりと感じ取れる。

「お兄ちゃん、どーして無視するのかナー?」
「…ナンノコトデスカ?」
「いつも私からあげてばかりだしィ、たまにはもらう側になりたいかナー逆チョコ逆チョコー♪」

 ん、まぁ確かに。毎年もらってばかりだしな。
でもバレンタインデーってそういうものなんだろう?
それにホワイトデーにキチンとお返しをしているじゃないか。

「いいじゃないの。何かあげれば」
「母さんまで!…ん、わかった。俺も男だ。和同開珎チョコをやろう」
「ぶー!きゃっかー!」 
「ワガママ言うなよなー。じゃあしょうがない、カレーキャンディもつけてやるから…っ!?」


 斜向かいから何かに射抜かれた…母さんだ。
正しくは「母さんの視線」に、射抜かれた。

 母さんは穏やかに笑いながら、こちらを見ている。
…いや、浮かべる表情こそ「穏やか」なのだが、その眼…笑顔で細められたその瞳が、語っている。

 ― 次にナメたマネしたら…”理解(わか)”ってるわよね…? ―

 …父さん。こんなのを嫁にして今日まで平穏に過ごしてきたあなたの事を、俺は尊敬します。

 まぁ、そもそも仲はいいんだよね、この夫婦。時々見ているこちらが恥ずかしくなる位だし。
俺とマユを含めた「家族」としても、なんだかんだ言っても仲は良いと思う。
…俺だけボンクラよばわりされてるけどな。俺が何したっていうんだよ…。

 …うん、話を元に戻そう。真横から「チョコくれ光線」がじりじりと。
そして斜向かいからは「ナメんなよ光線」がバキッ!と。且つビキッ!と照射されている。


 居た堪れずに、視線を正面に。
父さんに救援信号を発信する。根性ナシの息子と思うだろうけれど…助けて父さん。

「父さんがおまえ位の歳ならば、そういうのを「面白い」だなんてやっていたかもな」


 …取り付く島、深く静かに沈没す。
嗚呼、天は我を見放したか。
260通常の名無しさんの3倍:2008/02/13(水) 22:47:51 ID:???
 翌日、学校にて。
逆チョコの事が頭に残ってしまい、授業の内容も頭に入りきらないままに15分休みを迎えた。
思わず机に突っ伏したところで、例のマニアックな友達が声をかけてきた。

「どうしたんよシン。浮かねー顔して」

 相変わらず緊張感の無い声だ。重たい頭を少しだけ持ち上げて応える。

「ああ、お前か。あのさぁ…「友チョコ」だとか「逆チョコ」って知ってるか?」
「んあぁ、昨日ニュースの特集でやってたなぁ。ああいうのに踊らされて「流行」なんてのが始まって
 いくってそんな話だよな。踊らされる奴の気が知れねーったら、もう」
「…だよなァ」

 溜め息ひとつ。再び頭を己の腕に乗せなおす。
流行りものに疎いと思われたマユが、まさかああも乗ってくるとは思わなかった。
そして結果的に俺まで乗せられるとは…他所は他所、ウチはウチでいいじゃないか。

「…ま、「明日の為に今日の屈辱に耐えろ!それが男だッ!」なァんて言葉もあるよな」
「ウォガンダムかよ。ブレイドさんかよ」
「そろそろ死亡フラグ立つっぽいな、ブレイドさん。で、誰にあげるんだ?マユちゃんか?」
「まぁな…まさかあんなに食いつくとは思わなかった」
「ま、何か要るんなら言ってくれや。出来る限りネタは用意するんよ…カレー飴、今年も要るか?」
「…イヤ、イイデス」


 その日の放課後、中心街のデパートへと行ってみた。
チョコレートの甘い匂いの中に、バレンタインデーを意識した歌が流れている。
バレンタインコーナーでは、色とりどりのチョコレートを、友達と和気藹々と選ぶ女の人が沢山居る。

 その一角に、「逆チョコ」に関するコーナーがあった。
女性用のコーナー程の大きさは無いにせよ、キチンとスペースが取られているのには驚いた。
そしてそこに、仕事帰りの若いビジネスマン風がちら、ほらと。

 うわ、本当に買う人って居るんだな…なんて、以前ならそういう風に思ったかもしれない。
しかし今年は俺も「そちら側」に居ることとなったのだ…不本意だけどな。

 あそこなら女の人が喜びそうな、何か良いものがあるのかな。ちょっと寄ってみるか。
逆チョココーナーに近づいていくと、チョコと質を異にする甘い匂いが。これは…香水だ。

 逆チョココーナーに居る人を見てみると、なんというか仕事が出来そうな上に恐らくはモテモテで
あろう男の人が殆どを占めている。匂いの元はそこからだろうか。

 高そうなスーツに身を包み、仕事も恋もこの俺に死角は無い、といった感じのビジネスマン。
またはブランドもののスーツをパリッ!と着こなし、女性にひと時の甘い夢を与えるホスト。
そんな人達が、黙々とチョコを選んでいる。

 俺みたいな、学生服なんて着た子供が居て良い様な場所でない気がしてきた。
…うぅ、気が重くなってきた。
261通常の名無しさんの3倍:2008/02/13(水) 22:51:43 ID:???
「…はァ…」

 俺の机の上に乗っているのは、何の飾り気も無い、よくある板チョコが一枚。
逆チョココーナーでの買い物が果たせず、意気消沈したまま帰りのコンビニで買ったものだ。

 …やっぱり女の人は大変だ。
たかがチョコひとつと思ったが、買おうとするのにこんなにも気疲れするとは。
いや、みんなそれなりに楽しんでいるんだと考えれば…女の人の行動力は凄い、と言い直すべきか。

 これもチョコはチョコなのだが、これをこのままマユに渡すのはさすがに気が引ける。
既製品ながらもキチンとリボンを付けた、小奇麗な箱に入ったチョコをくれるマユに対して、
これをそのままあげてしまうというのは、妹が相手だとは言えあまりにも失礼だ。

 夕食時にも「明日、期待してるからね!」といった視線を向けてくるマユ。
これを裏切れる程、俺は残酷ではない。

 かといってあのコーナーで再チャレンジ!という気力はもう残っていない。
今度同じ場所に行ったら、確実に打ちのめされると思う。無論精神的な意味で、だが。

「…はァ…」  

 色々な意味で、袋小路。
袋小路といえば世の中「窮鼠猫を噛む」なんて言葉もある。
が、悲しいかな今の俺は噛みつく気力さえも挫けている有様。疲れた…もう寝てしまおう。


 …で、翌日の学校。バレンタインデー当日。
クラス全体が、いや学校全体が、何処か浮き足立っている様な空気になっている。

 早々にベッドに入ったがよく眠れなかった所為もあり、昨日以上に授業に身が入らないままで…
というかもういっそ休んだほうが良かったんじゃあないかと思う位にアタマが回らないままで、
15分休みを迎えることとなった。

「…シン。死相が見えてンぞ…?」
「あぁ…お前か。逆チョココーナーは危険だ…」
「行ったのか!で、戦果は?」
「無し。逃げかえったよ。あそこはモテ男の巣窟だぞ?命あっての物種だ」
「うわショボっ!「明日の為に今日の屈辱に耐え」るんじゃなかったか?」
「…包装のひとつもしてない板チョコなら買ったが、これはちょっとマユには渡せないよ…」

 我ながら情けないのはわかっている。わかっては…いるんだ。
どうしたらいい…?
262通常の名無しさんの3倍:2008/02/13(水) 22:54:11 ID:???
「…しかしまァ、このトロけちゃうよーな空気は独り身にはちとキツいんよ」

 友人が、肩を竦めながらどこか醒めた口調でひとりごちる。
独り言の様であり、暗に俺に同意を求めている様にも思えた。

「男も女も、みんな浮かれてるよなぁ…」
「あんなの菓子屋のインボーなんだぜ?」
「チョコなんて微塵も関係ないんだろ?」
「聖ヴァレンティヌスが殉教した日なんだぜ?なのに故人について一切触れないのはヒドい話だぜ。
 いっそ溶かしたチョコをアイツら全員にブッかけて、固まったところをアタマからバリバリ
 カジってやろうとか思うがどうか」
「やっちゃえやっちゃえ!もうどばーっとやっちゃえよ…」
「シン。オマエもや ら な い か」
「俺はいいよ…」

 …ん?
溶かして…固めて…!?


「…悪ぃ。ちょっと図書室行ってくる!」

 席を立つや、そのまま図書室へとひとっ走り。この時間なら図書室は開いている。
確か菓子作りの本があった筈だ。チョコの溶かし方位は書いてあるだろう。

「…ま、うまくやれよ。シン」


 息を切らせて図書室へ。
蔵書量はそれなりにあるが、キチンと種類、ジャンル分けが為されているから、目当ての本を
探すのは苦ではない。しかしこの時期の前後だ。女子が目当ての本を借りている可能性がある。

「…これだ!」

 『はじめてのおかしづくり』
そんな題名の本が真っ先に目に飛び込んできた。
少々痛みがある本だが、それだけ多くの人に読まれてきたのだろう。
棚から取り出すと、目次からチョコの溶かし方についてを探し、その項目を立ったまま黙読。

 …なるほど。直接火にかけたらいけないのか。すぐに焦げちゃうんだな。
牛乳と生クリームで粘度を調整するんだな…へぇ…ほぉお…凄い。

 あ!これいいな!溶かすだけでこんなのが出来るんだ…帰ったらやってみるか!
「これ」についてのレシピと作り方をさっ、と読み通す…よし、覚えた!


 キーンコーンカーンコーン…♪
うわ、何時の間に!マズい!授業が始まっちまう!
263通常の名無しさんの3倍:2008/02/13(水) 22:55:44 ID:???
「ただいま」
「あ、お帰りなさい」

 学校から帰ると、マユがリビングでこたつに入ってテレビを観ていた。
こちらを見るでもなく、挨拶を返してきた。

 心なしか、そっけない対応だ。
荷物…帰りがけに寄った商店街の八百屋で貰った無記名の手提げ袋を台所に置き、自室へ。

 俺の机の上においてあった、飾り気の無い板チョコと…リボンがついた白い小箱。

 この箱のチョコはマユがくれたのか。また随分と高そうなものだ。
それに比べてこの板チョコの味気ない事といったら…。

 まさかこれを見て「コレがマユへの逆チョコ?」だなんて思ったのか。
それであんなにそっけなかったのかな…なるほどな。


 部屋着に着替えた後、板チョコを持って再び台所へ。
食器棚の引き出しから空色のエプロンを取り出し、身に着けた。
併せて洒落た小さな器、皿、フォーク、へら、大小のボウルと電熱式の保温器をスタンバイ。

 器に水を入れ、保温器の上に乗せて、器を温めておく。
この方が空焚きするよりも、器全体が温まるからだ。以前父さんが蕎麦を作ってくれた時に、
丼に湯を注いで予熱をとっていたのを覚えていたお陰で、この方法を思いついた。

 牛乳を冷蔵庫から取り出し、カップに入れてレンジで温める。
その間に自室から持ってきた板チョコの包装を全部剥き、大き目の包丁で角から細切れに刻む。
刻んだチョコを小さなボウルに入れた後、八百屋で買ってきたイチゴとキウイフルーツ、そして
家にあったバナナをぺティナイフで一口サイズに切り分ける。キウイって意外と皮剥きにくいのな。


 果物を皿に盛り付けた後、刻んだチョコを入れた小さなボウルを、大きなボウルに張った
湯に浸す。湯から伝わる熱で、ボウルの中のチョコをゆっくりと溶かしていく。湯煎、て奴だ。

 本には確か六十度の湯が適温だ、なんて書いてあった。温度計を差し込み、それ位の湯の温度を
維持しつつ、へらでチョコを溶かしていく。

 程よく溶けたところで、先程温めた牛乳を溶けたチョコに混ぜ合わせていく。
湯煎したままのチョコだと粘度が高すぎるというのが素人目にもわかる。

 しかし意外だったのは、板チョコって溶かしてしまうとあまり量がないんだな。
…質量保存の法則ってのは知ってるけれど、この量だとあの小さな器でも随分余裕がある。
だからといって牛乳を多く足してカサを増やしても、チョコがヘンに緩くなってしまうだろう。

 さて、どうしたものだろうか。
264通常の名無しさんの3倍:2008/02/13(水) 22:56:53 ID:???
「…なにやってるの?」

 ここに至って、マユが様子を見に来た。
チョコと格闘している俺の左隣に立って、俺の手元を見ている。

「ん?ああ、もう少しで出来るから待ってな」
「出来る、って…?」

 無言のまま親指で、背後のテーブルの上を指差す。
つられてマユもそちらの方へ視線を向ける。
その先には保温器で温められている器と、皿に盛り付けられた果物が乗っかっている筈だ。

 そのまま、俺の手元に視線を戻したマユ。
その先には、ボウルで溶けているチョコが。

 嬉しそうに、手のひらを胸の前でぽんと合わせて顔を綻ばせるマユ。
俺が何をしているのか、何を作っているのかがわかったらしい。



「…チョコしゃぶしゃぶ!」
「チョコフォンデュだ!!」

 …お前なぁ、以前カフェオレを作ってやった時の「コーヒー牛乳」ってのはまァ納得しよう。
よりによって「チョコしゃぶしゃぶ」ってなんなんだよ!?
食べ方としては間違えてない気がするが、そんな雰囲気ブチ壊しな例えはどうなんだ!?

「ああ知ってた知ってた!」

 …なんて誤魔化し方だ。まぁ、それがマユのマユたる所以か。

「ねぇ、チョコ…少なくない?」
「ああ、思ったより少なかったかな」
「ちょっと、待ってて」

 なんて言い残して小走りで俺の元を離れた。
マユ、あわてると転ぶぞ。


「これも混ぜて!いいでしょ?」

 階段を上り下りしてここに戻ってきたマユがそう言って差し出してきたのは、俺の机の上に
あった白い小箱。手早く小箱を開けると、中には丸いチョコが4つ。



「あ、チョコぼーる」
「ト・リュ・フ!!」
265通常の名無しさんの3倍:2008/02/13(水) 22:59:23 ID:???
 …んもう!なんて頬を膨らませてプンスカと怒るマユ。

「チョコしゃぶしゃぶよりも現実的な表現だろうが。混ぜるんだったら細かく刻んでくれ。
 手、切らない様にな。あと、その白いのは残しておいてくれ。俺が食うから」

 はーい、なんて何処か間延びした返事をして、マユはトリュフを刻み始めた。
球形のトリュフチョコを二等分し、大き目の包丁で端から細かく刻んでいく。
手を切るな、とは言ったが、包丁の扱いは俺よりもマユの方が上手だったりする。
母さんが料理している時に、よく教えてもらってたりするからだろうな。

「それで全部か?だったらこの中に少しずつ入れてくれ」

 刻んだチョコとはいえ、一気に入れてしまうと溶けたチョコの温度が下がってしまう。
結果、溶け切らないものが出てきてしまうと思ったからだ。

 マユはまな板を傾け、包丁を器用に使って少しづつ刻んだチョコをボウルの中に滑らせていく。
俺は俺で、入れられた端からチョコを混ぜ合わせていく。温度が下がった湯煎のお湯を注ぎ足し、
あらためて混ぜ合わせていくと、程なくして全て溶け切った。

 結果、程よく量が増えた。
器はともかく、メインディッシュの果物の量を考えるとこれ位で丁度いいのかも知れない。

 キッチングローブを手にはめ、保温器の上で十分温まったと思われる器を持ちあげた。
温める際に入れた水…すっかり湯になっているが…を捨て、溶かしたチョコを入れる為である。
器の湯をシンクに捨て、ボウルの中の溶けたチョコを、へらを使ってうまく器に移していく。
移し変えても、チョコは冷えて固まることは無かった。うん、予熱の効果は覿面だ。

 そのまま器を保温器の上に乗せなおして…。


「はい、出来上がりっと」

 チョコレートフォンデュの完成である。
…思えばマユがあのニュースに踊らされ、俺まで乗せられたのが総ての始まりだった。
逆チョココーナーに酷く打ちのめされ、何もかもを諦めかけていたその時に、声をかけてくれた
友人の何気ない一言が機転となった一品。

 『はじめてのおかしづくり』にこのメニューが載っていた事も幸いした。
文字通り「初めて菓子を作る人向け」な程簡単な上に、結構見栄えがするこの一品。

 そう…これは正に奇跡の「逸品」。
俺だってやるときはやるんだからな…マユにも手伝ってもらったけどな。


「チョコしゃぶ〜♪」
「フォ・ン・デュ!」

 …お前よぉ…偉業を成し遂げた余韻に浸っているこの俺の高揚感にそんなに水を注したいか。
266通常の名無しさんの3倍:2008/02/13(水) 23:01:34 ID:???
 しかし何分初めて作ったものだから、味に少しだけ不安がある。
調味料やら何やらを使った訳じゃあないから、味がひどく変わることは無いと思うが。

 フォークにイチゴを刺し、器の中のチョコへくぐらせる。
もう少しねっとりとした感触かと思ったが、思いの外滑らかな手応えだ。

 チョコから上げられたイチゴからは、つぅと褐色の糸が降りていく。
静かに降りていく糸は段々と細くなっていき、やがて途切れた。

 これならば、もう器から外に出してもチョコが垂れ落ちる心配は無いだろう。
フォークをマユに渡すべく、目の前に差し出す。さ、食べてみてくれ。

「あーン…んむ」
 
 …フォークを手に取らずに、顔をフォークに近づけてイチゴをそのままパクリ。
直接食うなよな。行儀悪いぞ、マユ。


「あぁ!うん!おいしい!」

 パッと咲いた満面の笑みで、マユが応える。
そうか、良かった良かった。これなら俺も頑張った甲斐があったってものだ。

「次はバナナがいいな」
「ハイハイ…ほら」

 チョコに浸した果物をマユの前に差し出す度、顔を近づけて果物を一口でパクリ。
その度に嬉しそうに口をもぐもぐさせるのだが、その様は何か小動物を連想させてくれる。


 喩えるなら…リスか。
マユの今の様子が、リスが頬袋を一杯にして餌を食べている姿によく似ているんだ。
それがなんだか可笑しくて、俺も自然と顔が緩んでくる。
行儀が悪いなんて思ったりもしたが、これはこれで可愛らしいし、そこはかとなく面白い。
267通常の名無しさんの3倍:2008/02/13(水) 23:03:15 ID:???
「フォーク貸して。食べさせてあげる」
「いや俺はいいよ」
「いいの!貸して!」

 俺は残ったものを最後の片付けがてら食べようと思っていたのだが、マユが「食べさせてやる」と
言って聞かない。ただ果物の残りは少ないから、丁度いいと言えば丁度いいのか。

 フォークをマユに渡してやると、バナナを刺してチョコの器の中へ。

「あ、意外とやわらかいんだね。もう少しどろっとしてるかと思った」
「全部チョコが垂れ切ってから外に出すんだぞ。でないとチョコが床に垂れちゃうからな」
「はい、あぁーん♪」

 マユがフォークをこちらへと差し出してくる。
…隠しきれてない含み笑いと共に。何か企んでるな。

「あー…途中で引っ込めたり止めて放置したらニンジンにチョコ付けて食わせる…あーん」
「…ソンナマネハシマセンヨ?」
「いやこっち見て言えよオイ」


 バツが悪そうに視線を逸らすマユの手を捕らえて確保しつつ一口…ああ、おいしいな。
牛乳によって程よくのばされたチョコの甘味と、バナナが本来持っている甘さ。
それがお互いにかち合う事無く共存している。

 …味の感想だけを言ってしまえば、結局は夜店で見かけるチョコバナナと大差はない筈だ。
しかし、比較にならない位おいしいのだ。単純な「材料の差」なのか?


「…ごちそうさまでした。すっごいおいしかった!またやろうね!ね!」

 そんなこんなで、切り分けた果物とチョコは全て無くなった。
はちきれんばかりの嬉しさと共に、マユが感想を述べている。
これだけ喜んでもらえれば、逆チョコなんてのも悪い気はしない。次回もやってみようとも思う。


 …そうか。材料云々だけじゃあないんだ。
何かを作ってあげて…何かをしてあげて、それで喜んでもらえる事が嬉しいんだ。
以前のカフェオレは俺が作ってあげただけだったが、今回はマユにも手伝ってもらった。
そして出来上がったチョコフォンデュを、マユと一緒に食べた。マユに食べさせてもらった。

 だから、こんなにもおいしくて…嬉しいんだ。


 俺とマユの、はじめてのお菓子作り。
悪くない…いや、とてもいいバレンタインチョコだった。

 心から、そう思う。
268通常の名無しさんの3倍:2008/02/13(水) 23:03:54 ID:???
 ― 以上でこの話はおしまいです。お目汚し、失礼致しました。 ―
 ― カフェオレ云々の話は過去ログ3日目563-568にあります。 ―
 ― 時間にゆとりがある時にでも一読いただければ幸いです。  ―
269通常の名無しさんの3倍:2008/02/13(水) 23:51:04 ID:???
270通常の名無しさんの3倍:2008/02/14(木) 03:09:09 ID:???
こーゆうのを俺は待ってたんですよ!
GJ!
271通常の名無しさんの3倍:2008/02/14(木) 04:31:35 ID:???
始まる前に言っておくか、
シンご愁傷様。
272通常の名無しさんの3倍:2008/02/14(木) 16:20:42 ID:???
おお!大作来てた!
思わず読みふけっちまったぜ乙!
273通常の名無しさんの3倍:2008/02/14(木) 22:28:05 ID:???
マユ「お兄ちゃん、はい、これ!」
シン「バレンタインのチョコレートか、サンキュー!」
マユ「このチョコ、マユの手作りだよ!」
シン「そうか、さっそく食べるぞ。…なかなかうまいな」
マユ「そうだよ、マユの特製ガラナチョコだもん!」
シン「ブッ!?ガラナって、食べるとエッチな気分になる、
    エロ本の広告とかによくあるアレかよ!?
    あ…、な、なんか気分が…?」
マユ「さ〜て、お兄ちゃんがエッチな気分になったところで、
    マユもお兄ちゃんのホワイトチョコソースをいただきまーす!!」
シン「アッ――――――――――――ッ!?」
274通常の名無しさんの3倍:2008/02/14(木) 22:33:14 ID:???
このギャップがたまらん
275通常の名無しさんの3倍:2008/02/15(金) 06:14:26 ID:???
職人さんたち、乙です
276通常の名無しさんの3倍:2008/02/16(土) 15:58:12 ID:???
次回作期待してます
277通常の名無しさんの3倍:2008/02/17(日) 00:06:07 ID:???
ほのぼのしている作品が来てたな〜癒されるぜ!
278通常の名無しさんの3倍:2008/02/17(日) 20:37:10 ID:???
マユは齢8歳にして中古ですか…
現実世界で考えるとビッチってレベルじゃねーな…
279通常の名無しさんの3倍:2008/02/19(火) 21:21:00 ID:???
280通常の名無しさんの3倍:2008/02/19(火) 22:56:03 ID:???
生涯、シン専用なら
中古では無いのでは?
281通常の名無しさんの3倍:2008/02/20(水) 16:54:33 ID:???
人、それをキモウトと呼ぶ
282通常の名無しさんの3倍:2008/02/21(木) 06:40:59 ID:???
>>281
ロム兄さんか…
283通常の名無しさんの3倍:2008/02/21(木) 22:53:14 ID:???
保守しとく
284通常の名無しさんの3倍:2008/02/22(金) 00:11:07 ID:???
さて、胸マリアさんがこのバレンタインを知ったらどう動く事やら
285通常の名無しさんの3倍:2008/02/23(土) 08:19:40 ID:???
ルナさんはもうこの兄妹に対して諦めかけてるからな…
286通常の名無しさんの3倍:2008/02/23(土) 08:52:17 ID:???
ルナ「まだだ!まだ終わらんよ!!」
287通常の名無しさんの3倍:2008/02/23(土) 13:32:02 ID:???
このスレまだあったのかw
いいぞ、もっとやれww
288通常の名無しさんの3倍:2008/02/24(日) 13:14:26 ID:???
とう!
289通常の名無しさんの3倍:2008/02/25(月) 16:59:27 ID:???
リアル鬼ごっこ

『全国のお兄ちゃんを捕まえろ(鬼は妹限定)』


参戦作品
●マユ・アスカ(機動戦士ガンダムSEEDDESTENY)
  ・
  ・
  ・
  ・
  ・

シン「あ、あれ?トップに見慣れた名前が…」
290通常の名無しさんの3倍:2008/02/27(水) 14:17:07 ID:???
>>289
●朝倉音夢(D.C)
291通常の名無しさんの3倍:2008/02/27(水) 17:22:40 ID:???
>>289
●ネーナ・トリニティ(機動戦士ガンダム00)
292通常の名無しさんの3倍:2008/02/27(水) 17:28:32 ID:???
>>289
●ミヒロ・アーディガン(スーパーロボット大戦W)
293通常の名無しさんの3倍:2008/02/27(水) 22:18:59 ID:???
>>289
相羽ミユキ(宇宙の騎士テッカマンブレード)
294293:2008/02/27(水) 22:23:42 ID:???
●付け忘れたorz
295通常の名無しさんの3倍:2008/02/27(水) 22:41:27 ID:???
>>289
●当真未亜(デュエルセイヴァー)
296通常の名無しさんの3倍:2008/02/27(水) 23:50:53 ID:???
●相羽シンヤ(宇宙の騎士テッカマンブレード)
297通常の名無しさんの3倍:2008/02/28(木) 00:44:32 ID:???
>>296
妹じゃねえだろ
298通常の名無しさんの3倍:2008/02/28(木) 01:53:05 ID:???
>>289
●リリス・エルロン(テイルズオブデスティニー)
299通常の名無しさんの3倍:2008/02/28(木) 05:59:33 ID:???
●アイナ・サハリン(機動戦士ガンダム第08MS小隊)
300通常の名無しさんの3倍:2008/02/28(木) 06:27:08 ID:???
●エルピー・プル(機動戦士ガンダムZZ)
301通常の名無しさんの3倍:2008/02/28(木) 16:30:46 ID:???
>>300
そこはリィナだろJK
302通常の名無しさんの3倍:2008/02/28(木) 23:53:18 ID:???
●シルヴィア・ド・アリシア(創聖のアクエリオン)
303通常の名無しさんの3倍:2008/02/29(金) 00:05:39 ID:???
●野々村亜美(くりいむレモン)
304通常の名無しさんの3倍:2008/02/29(金) 08:14:04 ID:???
>>303
古くね?
くりいむレモン
305通常の名無しさんの3倍:2008/02/29(金) 19:21:31 ID:???
●アララ・ミルク(NG騎士ラムネ&40)
306通常の名無しさんの3倍:2008/02/29(金) 22:23:14 ID:???
>>304
プルも十分すぎるほど古い
問題ナシ
マジンガーやゲッターのような古参枠と思いねぇ
307通常の名無しさんの3倍:2008/02/29(金) 22:24:48 ID:???
●キシリア・ザビ(機動戦士ガンダム)
308通常の名無しさんの3倍:2008/02/29(金) 23:38:11 ID:???
妹、というんだったら
プルじゃなくてプルツーだと思うんだ
309通常の名無しさんの3倍:2008/03/01(土) 00:13:18 ID:???
妹なら誰でもいいってもんじゃないだろ。
兄がいて、ブラコンであることが重要だろうが。
310通常の名無しさんの3倍:2008/03/01(土) 01:06:15 ID:???
あのシスタープリンセスから12人が参戦!


と、冗談はおいといて
●ターニア(ドラゴンクエストY)
311通常の名無しさんの3倍:2008/03/01(土) 01:07:04 ID:???
キシリアはアウトwww
312通常の名無しさんの3倍:2008/03/01(土) 11:39:45 ID:???
●フリアエ(ドラッグオンドラグーン)
313通常の名無しさんの3倍:2008/03/01(土) 11:49:05 ID:???
●ブラ(ドラゴンボールZ)
314通常の名無しさんの3倍:2008/03/01(土) 20:47:20 ID:???
●鳳仙エリス(Canvas2 〜茜色のパレット〜)
315通常の名無しさんの3倍:2008/03/01(土) 21:20:21 ID:???
黒桐鮮花(空の境界)
316通常の名無しさんの3倍:2008/03/01(土) 22:07:52 ID:???
●レイナ・ストール(マシンロボ・クロノスの大逆襲)
317通常の名無しさんの3倍:2008/03/01(土) 22:25:47 ID:???
そろそろ戻ってきてくださいマユ様
318通常の名無しさんの3倍:2008/03/01(土) 23:35:09 ID:???
●遠野秋葉(月姫)
319通常の名無しさんの3倍:2008/03/02(日) 01:22:08 ID:???
ボスキャラ
○ギニアス・サハリン(機動戦士ガンダム第08MS小隊)
320通常の名無しさんの3倍:2008/03/03(月) 01:47:29 ID:???
マユ「今日は雛祭りだね、お兄ちゃん」
シン「ああ、そうだな」
マユ「というわけで、さっそく」
シン「待て!何故に服を脱ぐ?」
マユ「だって、雛祭りはお内裏様とお雛様がエッチする日でしょ?」
シン「なんか違うだろ!」
マユ「さあ、お兄ちゃんの白酒を、マユの中に注いでね!」
シン「アッ――――――!!!!」
321通常の名無しさんの3倍:2008/03/03(月) 02:25:59 ID:???
>>320
なんか久々だなマユ
322通常の名無しさんの3倍:2008/03/04(火) 22:21:59 ID:???
シン 「はうあッ!マ、マユ…!お、お前その髪………!」
マユ 「いいでしょ〜。美容室に行ってバッサリ切ってきちゃった♪ショートヘア似合う?」
シン 「ギャ―!俺髪長いのが好きだったのに〜〜〜!」
マユ 「うそだよ〜。ほら実はカツラで下からいつものながーいマユちゃんヘアーが♪」
シン 「マ、マユ〜〜やっぱりお前は最高だ!それでこそ俺の妹だ〜!」

マユ 「と見せかけて忍法跳頭」
シン 「ギャ――――――!?」
323通常の名無しさんの3倍:2008/03/05(水) 08:36:06 ID:???
>>289
今更だが
●浦島可奈子(ラブひな)
324通常の名無しさんの3倍:2008/03/06(木) 20:04:55 ID:???
保守しとく
325通常の名無しさんの3倍:2008/03/07(金) 14:12:44 ID:???
変な夢を見た
マユとアイリス(ロックマンX4)とアミィ(テイルズオブファンタジア)が
地面から増殖してくる澤永(スクールデイズのレイプ男)と澤永ロボと戦っていた
場所は公園みたいな所で、背景には鷹村像(はじめの一歩)の様な格好をした澤永像
途中でシンがSDデスティニーに乗って出てきた

武器は
アミィ    弓矢
アイリス  カーネル(兄)のビームサーベル
マユ    背中から白い翼が生えていて羽を飛ばして攻撃、時々光をぶっ放していた
326通常の名無しさんの3倍:2008/03/08(土) 05:03:41 ID:???
>>325
重症だな・・・
327通常の名無しさんの3倍:2008/03/08(土) 09:44:24 ID:???
>>325
対症療法として、あなた自身の創作ノートを
親御さんの目の届くところか学校職場に一週間放置が推奨されます。
328通常の名無しさんの3倍:2008/03/09(日) 20:51:39 ID:???
保守
329通常の名無しさんの3倍:2008/03/10(月) 17:36:14 ID:???
マユ 「お兄ちゃんそこのソースとって」
シン 「ほいよ。納豆半分いる?」
マユ 「あ、ちょうだい」

凸  「兄妹がひとつテーブルに向かい合って朝食か。ほのぼのしてていいねえ」
ルナ 「……本気でそう言ってるんですか?ちょっと身をかがめてテーブルの下覗いてみてくださいよ」
凸  「下……?なにかあるのか?」
ルナ 「いいからほら」

アスランがテーブルの下を覗いてみると。シンとマユの足が高速の攻防をしているのが見えた

凸  「なんだこりゃ」
ルナ 「ペタンコが足でシンの股間にイタズラしようとするのをシンが必死に阻止してるんですよ」
凸  「残像と炸裂音だけで2人の足が全然見えんのだが」
ルナ 「もはや音速超えてますから…どうやら小宇宙に目覚めたみたいね。そのうちセブンセンシズにも目覚めて光速になるかも」
凸  「セイントかよ!それにしてもあの2人涼しい顔してメシ食いながらよくやるなあ……」


マユ 「この焼き海苔、美味しいねお兄ちゃん♪(てりゃ!てりゃ!)」
シン 「ああそうだな(負けるか……この!この!)」
330通常の名無しさんの3倍:2008/03/11(火) 00:04:07 ID:???
何処のセイントだよ、シンとマユwww
331通常の名無しさんの3倍:2008/03/11(火) 01:51:55 ID:???
>>329
この兄妹は……
332通常の名無しさんの3倍:2008/03/11(火) 19:54:39 ID:???
>>329

シン=星矢
マユ=アイオリア

つまりこういう事か?
333通常の名無しさんの3倍:2008/03/11(火) 20:10:04 ID:???
マユ 「一秒に地球を7週半する、マユ一億発の光速足コキに耐えられるかしらお兄ちゃん!いくよ〜ライトニング・マユズマッ」
シン 「高まれ俺の小宇宙よ……!一瞬でいい、マユの動きを俺に見せてくれ!み、みえたマユの足コキの軌跡が!
    なんとこの光の線すべてがマユの足の軌道そのものなのか!たあー!」
マユ 「か、かわした――!?」


凸  「無駄に熱いな……お前等……」
334通常の名無しさんの3倍:2008/03/11(火) 22:29:59 ID:???
アイオリアってGで妹キャラができてなかったっけ?
一緒にお風呂入ろうと誘うやつ
335通常の名無しさんの3倍:2008/03/13(木) 00:07:48 ID:hQF7iuWe
アッー!ゲ
336通常の名無しさんの3倍:2008/03/13(木) 01:05:37 ID:68P6dXO4
こんな糞スレ何回も立てるな。さっさと落とせ目障りだ
気持ち悪い
337通常の名無しさんの3倍:2008/03/13(木) 10:18:36 ID:???
>>336
自殺すればいいと思うよ。
338通常の名無しさんの3倍:2008/03/13(木) 12:09:42 ID:???
>>336
目玉を浄化or潰せばいいよ。

それかタヒね
339通常の名無しさんの3倍
シン「………。マユさん、その片手に持った赤くてグチョグチョで原形留めていないモノは何ですか…?」
マユ「マユたちの愛の障害」
シン「理解しました( ゚Д゚)」