もしキラが00世界に来たら…

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1通常の名無しさんの3倍
どうなる?
2通常の名無しさんの3倍:2007/10/27(土) 16:36:33 ID:???
ちょっと立てるの早すぎたかな?10話ぐらいにたてればよかったか
3通常の名無しさんの3倍:2007/10/27(土) 18:52:38 ID:DQrj7T29
キラが来たら00も面白くなるかな
4通常の名無しさんの3倍:2007/10/27(土) 18:54:34 ID:???
いやつまらなくなる
5通常の名無しさんの3倍:2007/10/27(土) 18:55:12 ID:???
笑える
6通常の名無しさんの3倍:2007/10/27(土) 18:59:00 ID:???
とりあえず強い機体が手に入るまではニート
7通常の名無しさんの3倍:2007/10/27(土) 19:00:21 ID:DQrj7T29
ネタ的には最高だろう、売り上げ的にも最高だと思うが
8通常の名無しさんの3倍:2007/10/27(土) 19:00:59 ID:???
ソレスタの武力介入の間にさらに介入する
9通常の名無しさんの3倍:2007/10/27(土) 19:06:25 ID:???
せめてタイトルを「種が00世界に武力介入させられるスレ」にしてくれれば…
ラクシズやミネルバがガンダムタイピのMSを保有しているというだけで
三国に攻撃される設定で
10通常の名無しさんの3倍:2007/10/27(土) 19:06:47 ID:???
キラ「ガン・・ダム・・・?」
刹那「呼んだか」
11通常の名無しさんの3倍:2007/10/27(土) 19:08:11 ID:???
キラ「この戦闘に(ry」
12通常の名無しさんの3倍:2007/10/27(土) 19:19:18 ID:???
電波ジャックしてラクスソングをえんえん流し続け洗脳
反抗するまともなやつは和田で粛清
13通常の名無しさんの3倍:2007/10/27(土) 19:52:06 ID:???
初期キラなら面白そう、イージスの爆発で飛んできたとか
14通常の名無しさんの3倍:2007/10/27(土) 21:51:22 ID:???
キラさんもう来てるんだぜ!!

ttp://ranobe.com/up/src/up236388.jpg
15通常の名無しさんの3倍:2007/10/27(土) 21:56:43 ID:???
>>1
あんた製作サイドの人か?
それとも神の預言者?
16通常の名無しさんの3倍:2007/10/27(土) 22:00:39 ID:???
>>1SUGEEEEEEEEEEE!!!!!!!!!!!!!!!!
17通常の名無しさんの3倍:2007/10/27(土) 22:04:32 ID:DQrj7T29
>>1
そっちサイドに通報した!
18通常の名無しさんの3倍:2007/10/27(土) 22:06:34 ID:???
キラの寝取り物語のはじまりはじまり〜〜
19通常の名無しさんの3倍:2007/10/27(土) 22:07:05 ID:???
>>1
あなたが神か
20通常の名無しさんの3倍:2007/10/27(土) 22:09:56 ID:???
        /. : : : : : : : : : : : : : : : : /: ;r'    /‐- 、.._   ヽ     |
      ,.ィ'゙: : : : : : : : : : : : : : : : : : /: ;r'   / _-、   `'ヽ、 i.    |
   ,、r''"i : : : : : : : : : : : : : : : : : : / ;r'   /⌒ヽ`-、,_`''-、;'  ,'    |
  /.::.i  ゙i : : : : : : : : : : : : :  /:,r'   /、::;、::::.ヽ_ `ヽi ;' .,'     .l
 '::::::::: i  ゙i : : : : : : : : : : :    レ'   /::〈/>t=、;;:::.i`'  ,l !;' ,'      ゙、
 ::::::::: i  ゙i : : : : : : : : :   /i |   /テ,クド:::::;:\゙)゙ll!  ,i ;' ,'        ゙、
 :::    i  ゙i : : : :    / / ! ./=メィif゙~\:_ノ′゙l!; i ;' ,'       ./  
 ::    i  ゙i     / //l !/-、,ノ'゙:::l!.. ..,、-'"   ' :i ;' .,'       / 
      i  ゙i   / ///  i;::、--`=-;'::::      ' ,i゙;'i ;        / 
       i  ゙i     _,,.. -‐'゙ノ;;;:`_-、,_'          i.,i l.;        / 
        i  ゙'-‐''''""  ,.、-'".;;;トー-`¨`          l.ii |i      ./   00は盛り上がりに欠けてるんだ!
     ,、-'゙,、-‐''"-''゙,.、t''".,;;;;;;;;;;;;ト-        ,..... l.!i .|i     /    何故、それが解らないんだ!
  ,、-'゙,、-'゙,、-''゙,、-''"  `'-、べ'ヾ;!      ,,、-''ニァ' ゙|!'|. |i     i゙     だったら僕は00に出る!!
 '" =''==''"--''゙ `'-、,     ` 、`  ̄`  -<,<´  ッi゙ ,! .|i    .l     
             `'-、,     ` ─--- 、、,、-''゙ィ' ノ |i    L    
              ,/`-.、       .、-;゙、-'゙、-'゙  ゙!、、   /
              /.:::::::;..`':、 `''- "-'',,、-''゙´,..、   `'-、,_ /
             i゙.::::::::::';:::::..`':、ー--‐''゙ .r''" _!l::`''-、 ,.、-''゙
             l :::::::::::::';::::::::::::`'-、,   |''"´ ``'-、
http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/shar/1193486646/
21通常の名無しさんの3倍:2007/10/27(土) 22:10:58 ID:RmryshRM
>>15
最大にして最後の預言者は>>1で確定だな
22通常の名無しさんの3倍:2007/10/27(土) 22:15:08 ID:???
全てを妊娠させる
23通常の名無しさんの3倍:2007/10/27(土) 22:16:30 ID:???
こっちの世界でもやっぱり
「こんなOSで(ry
24通常の名無しさんの3倍:2007/10/27(土) 22:17:48 ID:DQrj7T29
>>1の答えは
「とりあえずアキバで買い物する」でした!
25通常の名無しさんの3倍:2007/10/27(土) 22:18:55 ID:???
キラ「刹那ァァァァァ!!!」
刹那「俺ェェェェェ!!!」
26通常の名無しさんの3倍:2007/10/27(土) 22:21:13 ID:???
それでも守りたい世界があるんだー!!とソレスタその他諸々をほろぼしてEND
27通常の名無しさんの3倍:2007/10/27(土) 22:30:23 ID:???
キラだったら今回みたいに大国に利用されてるとすら気づかないんじゃないだろうか
28通常の名無しさんの3倍:2007/10/27(土) 22:30:51 ID:???
キラ「撃ちたくない・・・・撃たせないで!」
刹那「紛争を確認 武力介入を行う」
キラ「戦闘に介入するのか!!」

エクシアが12Gで接近しなすすべなく切断されるストフリでした
29通常の名無しさんの3倍:2007/10/27(土) 22:34:11 ID:???
7本の剣じゃ、大砲の山に勝てないよ
30通常の名無しさんの3倍:2007/10/28(日) 00:32:38 ID:???
「こんなOSじゃあ、あのガンダムに接近戦を挑まれたら、カスタムフラッグでは勝てませんよ」
31通常の名無しさんの3倍:2007/10/28(日) 00:43:35 ID:???
スレタイはキラ主人公で00再構成のほうがよかったな
32通常の名無しさんの3倍:2007/10/28(日) 00:47:18 ID:???
「こんなOSじゃあ、ガンダム4機のフルパワー処か、30%しかだせませんよ」
33通常の名無しさんの3倍:2007/10/28(日) 01:21:53 ID:???
4機とも達磨になったら笑えるのに
34通常の名無しさんの3倍:2007/10/28(日) 02:27:55 ID:???
タリビア首相「そうか・・・SBは我が軍に攻撃を・・・」
タリビア首相「カガリ・ユラ・アスハにホットラインを!」

カガリ「もちろん・・・貴国を守るためなら、我が軍は喜んでそちらを援助しよう」
カガリ「アークエンジェルに連絡を!SBを攻撃する!」
35通常の名無しさんの3倍:2007/10/28(日) 06:20:38 ID:???
>>34
なんか「第4勢力」始動!〜て感じ(笑)


36通常の名無しさんの3倍:2007/10/28(日) 06:21:44 ID:???
>>34
「キラ・ヤマト、フリーダム、行きます!」
「アスラン・ザラ、ジャスティス、出るぞ!」
「ムゥ・ラ・フラガ、アカツキ、出るぜ!」



ソレビの皆さん「( ゚д゚ )」
37通常の名無しさんの3倍:2007/10/28(日) 07:43:54 ID:???
>>34
カガリ「ですが、首相。その見返りとして、タリビア共和国のダイヤモンド鉱山、アルミニウム鉱山 、ボーキサイト鉱山の独占採掘権を我が国に認めて頂く」
タリビア「・・・・しかし・・・・」
カガリ「でなければ、CB及びユニオン・アメリカからの、軍事行動からタリビア共和国を守る事はできない」
タリビア「・・・・解った認めよう。カガリ・ユラ・アスハ代表」
カガリ「結構!。その見返りとして、我が国の太陽エネルギーの供給を約束しよう」


カガリ「AA戦隊とエターナル宇宙軍戦隊に緊急連絡!。友好国タリビア共和国を、CBの武力侵攻から守れと。それと、ユニオン大統領にホットラインを繋げろ」


38通常の名無しさんの3倍:2007/10/28(日) 08:36:06 ID:???
ソレビ瞬殺w
39通常の名無しさんの3倍:2007/10/28(日) 09:32:38 ID:???
「またオーブ連合首長国かー」
「ですが大統領。今はあの国とは争わない方が宜しいかと」
頭を抱えるユニオン連合大統領にそっと囁く大統領補佐官。
「ああ、解っているよ」
ため息を尽きながらも大統領は受話器を取る。
「これはお久しぶりですなカガリ・ユラ・アスハ代表」


「ラクス様。アスハ代表から、作戦行動Aが発動されました。オール・ウェッポンズ・フリーです」
通信官制担当のメイリンからの報告を受けて、ラクスはオーブ宇宙軍エターナル艦隊に、命令を矢継ぎ早に出し始める。
「キラ、聞いての通りです。キラはガンダムチームを引き連れて、AA戦隊と合流をして下さい」
「了解ラクス」
「シン、ルナマリア行くよ」
「了解」

40通常の名無しさんの3倍:2007/10/28(日) 10:31:43 ID:???
>>39
CBオワタってレベルじゃねーぞwwwww
41通常の名無しさんの3倍:2007/10/28(日) 11:11:31 ID:Gunr9Qpj
またキラさん出てくれないかな
42通常の名無しさんの3倍:2007/10/28(日) 11:27:14 ID:???
>36
シスコン「あんたらはいったいなんなんだ!」
43もしオーブが:2007/10/28(日) 13:06:10 ID:???
西暦2307年 世界は四大勢力に分割されていた。
中国・露・印度・北朝鮮を中心とした人類革新連合。
欧州・西露・北アフリカを中心としたAEU。
北アメリカ大陸・南アメリカ大陸・日本・台湾を中心としたユニオン。
オーブ・オセアニア・アセアンを中心した太平洋連合であった。
この四大勢力は、軌道エレベーターと無尽蔵の太陽エネルギーに新型機動兵器MSを武器に、大いなるゼロサムゲームを繰り広げていた。
そんな世界に楔を撃つ者達が現れた、その者達の名は『ソレスタルビーイング』。

44通常の名無しさんの3倍:2007/10/28(日) 13:29:43 ID:???
>>43
ソレビがダシに使われるわけですね
45もしオーブが:2007/10/28(日) 13:39:42 ID:???
>>43
★AEU軍事演習場
「おお!!」
「なんという機動性!!」
AEUが心血を注いで開発した新型MSイクナトのセレモニーで、世界各国から集まった観衆から驚きの声が上がる。
「さすがは、AEUの技術力を集めた新型」
「人革連やユニオンにもひけをとらん」
「いやいや、へたをすればあのオーブにも」
「これで武器市場のオーブとユニオンの独占を阻止できる」
安堵の表情を見せるAEU関係者とは対象的に、沈着冷静に見ている者達がいる。
「AEU初の太陽エネルギー対応型MSか・・ どう見る? デザインな独創性は欧州らしいが」
「所詮は我々のフラッグの猿マネにすぎんよ」
彼らの悪口が聞こえたのか、イクナトか高周波ナイフを取り出して彼らに向ける。
『そこ! 聞こえてるぞMSWADエース。グラハム・エーカー!』
「集音性能は高いようだな」
「らしいな」
高周波独特の切り裂く音に、周囲が耳を押さえて苦しんでも、グラハムと片桐の二人は動じない。
『なんなら、実戦演習でもするか!?』
こいつは馬鹿だと言った冷ややかな表情で、イクナトを見る片桐は無視を決め込む事にした。
「しかし、AEUも剛気だな。 人革連の10周年式典に新型発表をぶつけるとは」
「まあ AEUも軌道エレベーター開発で遅れをとっているからな。MSだけでも、どうにかしたいのだろう」
まあもっとも、AEUの事は笑えないと近くにいるオーブからの視察団を見ながら彼は思った。
その時である、近くのテレビ画面が乱れたのである。
『ファーストフェイズを開始する』
46通常の名無しさんの3倍:2007/10/28(日) 13:45:06 ID:???
wktk
47通常の名無しさんの3倍:2007/10/28(日) 13:58:15 ID:???
わーい
wktk
48もしオーブが:2007/10/28(日) 14:04:11 ID:???
>>45
「本日第2軌道エレベーター『天柱』で、人革連10周年記念式典が行われています」
盛大に賑わう式典会場の空気をやや冷ややかな思いでいた少女王留美がいた。
「王留美お嬢様」
彼女の執事である紅が主人である彼女に近付き、そっと囁く。
「そう ついに・・・・・」
彼女は笑みを浮かべた。

その頃、AEU演習場では事件が発生していた。
「接近する機影あり!!」
「三時の方角からこちらに向かっています!」
「敵機か?」
「しかし、レーダーには反応がないぞ!」
AEU軍官制室では、いきなり現れた飛行物体に動揺した。
「まさかオーブ軍では」
一人の官制官のこの言葉に、官制室は沈黙してしまう。
「いや 待て、そお決め付けるのは早い。先ずは、正体の確認が先だ」
演習場に鳴り響く警報に誰もが驚く。
「なんだ?」
「あ!? 敵襲?」
「また 新型か?」

「来たのね」

「おもしれェ 人革連かユニオンかオーブか!?」
イクナトのパイロットコーラサワーは、自信満々にコクピットに座り、機体を戦闘モードに切り替える。

「彼らが・・・・」

「レーダーに反応がないだあ?。ふざけやがって!。やっぱりオーブかあ!?」
AEU軍の早期警戒網を完璧にかい潜って、AEU軍の軍事施設を攻撃可能な軍隊と言えば、地球上でただ一つNJ(ニュートロン・ジャマー)を持つ、オーブ軍だけであった。

「私達のガンダムが動き出す時が!」
49通常の名無しさんの3倍:2007/10/28(日) 14:13:35 ID:???
CBガン無視ですべてオーブのせいにwww
50通常の名無しさんの3倍:2007/10/28(日) 14:25:16 ID:???
オーブすげえwww世界中から危険視されてるwww
留美とピンクの電波対決も見れるんだろうか
51通常の名無しさんの3倍:2007/10/28(日) 14:33:32 ID:???
他国に介入しないオーブを堂々と戦場に出すなよw
プラントの概念とコーディの存在は許せるがオーブが動くのは解せんわ
52もしオーブが:2007/10/28(日) 15:46:55 ID:???
>>48
★L4『アーモリー・ワン』
「ヤマト提督!、どうやらCBが動き出したようです」
太平洋連合宇宙軍(オーブ宇宙軍・旧ザフト・旧地球連合軍)総司令官室に、入室した参謀長であるアマギ少将は報告書をキラに見せた。
「!」
キラはアマギから報告データを受け取ると、データーに目を通した。それはまるで、全てを知っているかのように。
「愚かな事だ」
「どの要に対処なされますかヤマト提督」
「当面の間は様子を伺う事にしよう。秘匿コードHE16で対処。カガリには自分から伝えとく」
「かしこまりました」
アマギは敬礼して総司令官室から退出した。
「ヤマト提督・・・・」
キラの副官であるメイリンが、不安げな様子でキラに声をかける。
「どうやら忙しくなりそうだねホーク中佐」
「はい・・・・」
キラはそこから考え込み始める。
全ては自分が20歳の年である13年前に始まった。
13年前のC.E.世界の地球圏全域の時空の歪みから、オーブ・コペルニクス市・L4全域が西暦世界へと飛ばされた。
何故そうなったかについては、未だに原因不明であった。それから3年間オーブは人革連とユニオン相手に、大規模な戦争を一度ずつ行った。
その戦争は、西暦世界の兵器に対する概念を根底から変えるに到った。
特に、MSに置いて。
地球各国は血眼になってMSの開発に着手し始めた。だが、各国のMS開発技術はオーブとの間に大きな開きがあった。
その中でオーブに迫る勢力が存在していた。それが『ソレスタルビーイング』であった。
(彼らの思惑はどうであれ、利用させて貰うとしよう)
53通常の名無しさんの3倍:2007/10/28(日) 16:49:59 ID:???
キラさん何を企んでるんだ
しかし13年後って事は33歳か
54通常の名無しさんの3倍:2007/10/28(日) 18:00:19 ID:???
そういやオーブは赤道近くにあるから
機動エレベーター作るための立地条件はクリアしてるし
作ろうともしてたな
(中止してる可能性あるけど)
55通常の名無しさんの3倍:2007/10/28(日) 20:04:34 ID:???
続きマダー??

しかしオーブ……恐ろしい子
56もしオーブが:2007/10/29(月) 00:07:22 ID:???
★オーブ連合首長国行政府
真夜中にも関わらず、行政府は政府・軍・議会・報道陣でごった返していた。
「AEUは何と言って来ている」
「CBと我が国オーブとの関係を問い質して来ています」
カガリを始め、会議室に詰めているオーブ連合首長国政府の閣僚官僚全員が、三次元立体画像に映っている4機のガンダムの戦いを、食い入るように見詰めている。
「我が国オーブ、敷いては太平洋連合はCBとは全くの、無関係と言い切るしかないな。むろんその存在もだ!」
実は、全くの嘘である。オーブは、数年前からCBの存在を知っていた。知っていながらも、彼らの行動を黙認していたのである。
「ではそのように、政府としての公式声明を出す事にしましょう」
「うん、頼む」
「ですが、AEUが無関係と信じるでしょうか」
AEUだけではない、ユニオンも人革連も言葉に含まれていた。
人革連とユニオンは、キラが率いるガンダム部隊に、太平洋艦隊が一方的に大敗した経験があるだけに、容易に信じて貰えない可能性があった。
「だが、証拠は何処にも無いぞ」
カガリは詭弁である事は百も承知で白を切り通す事にした。
「ともかく、大至急 太平洋連合首脳会談を開く事にする。CBに関しては、暫くは出方を伺う事とする」
「はっ」
57もしオーブが:2007/10/29(月) 00:23:10 ID:???
>>56
報道陣への説明と公式声明は報道官に任せ、カガリは自分の執務室に入った。
「ふう」
カガリは、女性秘書官が煎れたお茶を少しばかり飲んで、一息をいれた。
そこへ、執務室の電話のコールが鳴った。
「私だ。キラか」
『で、どうする事にしたのカガリ』
「CBとガンダムに関しては、予定通りに知らぬ存ぜぬ事にした」
『それで良いと思うよ』
「CBはどう出ると思うキラは」
『近い内に、彼らからの声明が出すだろうね』
「彼らが、オーブに全ての罪を被せる手段に、出る可能性は否定出来ないぞ」
カガリとしては、1番恐れている展開である。
『その心配はいらない』
「やけに、自信ありげだなーキラは」
『彼らの行動理念からしてそれは有り得ない』
「彼らは本当に、実現出来ると思っているのか?、戦争の根絶を」
C.E.の世界も、結局は全ての紛争を根絶出来ず、世界各地で小規模の紛争が続いた。その経験からカガリは懐疑的になるしかなかった。
「出来ると信じたからこそ、彼らはガンダム4機を造ったんだよ」
58通常の名無しさんの3倍:2007/10/29(月) 00:37:48 ID:???
続きキター!!

カガリが政治家してたりキラが何か考えてたり…、これは益々続きが気になる……。
知ってたのに知らん顔とかこのオーブ、かなり黒いな……。
59通常の名無しさんの3倍:2007/10/29(月) 00:41:52 ID:???
うむ。黒いな
CBの存在を知りつつ放置していた理由は何なんだろう
もしやCBのガンダム4機はもしやオーブ製?!
60もしオーブが:2007/10/29(月) 06:20:45 ID:???
>>57
★時は少し遡り
(太陽か!?)
グラハムは、卓越したパイロット特有の嗅覚で太陽方角を見た。
「エクシア 目標を駆逐する!!」
グラハムの嗅覚は大当りをし、見た方向からトリコロールカラーのMSが舞い降りる。
「なっ!!」
イクナトの右腕は、擦れ違いさまに三段切りをされて、パイロットのコーラサワーは驚愕する。
「な なんだ あの機体は!?」
観衆達も、何が起こったのか判らず面食らった顔になる。
(まさか・・あの機体は・・オーブの)
グラハムが思うと同時に、誰もがグラハムと同じ思いを抱きつつあった。
「おい、まさか、あの機体は」
「何かの間違いだろう」
「いや、でもあれは」
「不意打ちとはふざけるな!。何者・・・・だ。お おいあの機体は」
振り向いた機体を見たコーラサワーの顔が、恐怖で凍てつきだした。
「ガンダムだ!」
グラハムの一声で、誰もが確信した。あれはガンダムだと。
61もしオーブが:2007/10/29(月) 06:42:43 ID:???
>>60
「何故 オーブのガンダムが、AEU軍を襲撃するんだ?。オーブとAEUは友好国のはずだぞ」
片桐は疑問を挟む。
オーブを盟主とした太平洋連合とAEUは、反人革連で政治的共闘関係にあった。
AEUは、ウラル山脈を挟んでシベリアの領有資源問題で対立し。
太平洋連合は、マラッカ海峡を挟んで人革連の軌道エレベーターがあるジャワ島とスマトラ島を睨んでいた。
その為、両陣営は敵の中の敵は味方の論理で、反人革連で政治的共闘関係にあった。
「さあな。案外気が変わったのかもしれない」

「例え、オーブのガンダムであろうとも、こんな屈辱を味わされて、黙っているコーラサワー様じゃねえ!」
コーラサワーは、高周波ナイフをイクナトに構え治させて、ガンダムに向けて突進をする。
だがガンダムは、コーラサワーの予測をはるかに凌駕する速さで、GNソードでイクナトの左腕を切り落として、ばらばらに切り刻んでしまった。
「俺は・・・・エリートで・・・・スペシャル・・・・」
凍り付く観衆達。そしてグラハムはあれがガンダムだと改めて確信を余儀なくされた。
「あれは やはりGUNDAMだ!」
ガンダムと言えばオーブ連合首長国!。今やこれが常識であった。

「ファーストフェイズ終了」
62もしオーブが:2007/10/29(月) 06:54:54 ID:???
>>61
GN-001 GUNDAM EXIA
グラハムがこの機体の正式名称を知るのは、もう少し先になる。

エクシアのパイロットは目的を達したと、判断してエクシアを演習場から離脱を開始する。グラハムと観衆達は、不思議な光景を目撃をした。
ガンダムの背中が光り輝くと同時に、機体が推進エンジンも無しに空中に飛翔し始めた。
「推進力もなしで・・・・」
「あの光はなんだビリー・・・・?」
「恐らくは、新型の動力だろうな」
スクランブル発進をしたAEU軍のMS部隊が次々と頭上を通過して行く。
(やはり あれは オーブの新型のガンダムなのか!?)
63通常の名無しさんの3倍:2007/10/29(月) 08:03:13 ID:???
オーブ睨まれすぎw、今のところ完全にオーブが疑われてるなwww
刹那達も頑張ってるのにみんなの心にはオーブ、CBカワイソス(´・ω・`)
64通常の名無しさんの3倍:2007/10/29(月) 08:10:07 ID:???
この先オーブとCBが無関係と分かっても
何だオーブのパクリかとか言われるのか?
あわれすぎる・・・
65通常の名無しさんの3倍:2007/10/29(月) 08:50:02 ID:???
>もしオーブ‥のキラさんもまた
「地球圏と人類の革新」を計画してそうだ(笑)
CBを利用しながら‥。
66通常の名無しさんの3倍:2007/10/29(月) 09:43:36 ID:???
>イクナト
イナクト
67もしオーブが:2007/10/29(月) 09:45:27 ID:???
>>61
グラハムはチラット、オーブの視察団の三人組を見た。
イケヤ、ニシザワ、ゴウの三人は、キラ・ヤマトと並んで、ユニオン軍に取って因縁深い関係であった。(ユニオン・米海軍北太平洋第5艦隊をガンダム4機に全滅させられた!)
グラハムの目には、三人が至って沈着冷静過ぎるに見えた。何と無くそれが気にいらなかった。
「ぶつかるぞ!」
グラハムは三人に声をかけようとしたが、片桐の声に中断させられた。
軌道エレベーター周辺空域では、エクシアとUAE軍の熾烈な戦闘が始まっていた。

「各機聞こえるか。きちんと小隊事に、戦闘態勢を取るんだ」
飛行隊隊長が、全機に呼び掛けるが帰ってくるのは不愉快なノイズだけ。
その為、各機がばらばらに戦いを挑んでは、一撃で撃破されて行く。
「くそうっ、やはりオーブはMSに搭載出来る小型NJの、開発に成功していたんだな。その実験台として、ここを選んだ分けだなー」


「エクシア、ファーストフェイズ予定行動時間終了。2ndフェイズに入ったと推測」
官制官のクリスティナ・シエラの言葉に、プトレマイオスのブリッジに緊張が走る。
「大丈夫なんだろうな刹那は」
操舵者であるラッセ・アイオンはもどかしさを感じていた。
「そんなに固くならないでみんな」
「あースメラギさん、お酒をのんでる!」
「マジすか?」
「硬いことナシ! 私は作戦を考える役だから」
お酒が嫌いなクリスティナからすれば、度が過ぎているように見えた。
「さて、初のお披露目よ!。派手にいきましょう。私達と、ガンダムマイスターの!」
68もしオーブが :2007/10/29(月) 10:10:29 ID:???
>>67
「上方から新たなヘリオンの編隊!」
赤外線センサーに、ビラー内から発進して来たヘリオンの編隊が、写し出されていた。
「やはりAEUは、ビラーの中まで軍事力を」
通信をGN粒子で妨害されているAEU軍は、音声ではなく赤外線で辛うじて、連絡を取り合い始めた。
「包囲して殲滅をする」
「例え新型ガンダムであろうと、四方から攻撃すれば落とせる」
その後、数条の光りがヘリオン数機を撃ち落とした。
「敵襲!?」
「どこから!?」
更に3機が打ち落とされた。
「地上?」
「そんな馬鹿な、いったいいつの間にー」

「たくっ刹那の奴、世話わ焼かせやがって!。ロックオン・ストラトス、ガンダムデュナメス 敵隊を狙い撃つ」
次々とGNスナイパーライフルから放たれる、高出力ビームは新手のヘリオンを叩き落とす。
「あんな距離から。まさかあれも!はっ、うわああああああああ」
地上からの攻撃に気を取られて、編隊長はエクシアの接近を許してしまった・・・・。
69もしオーブが:2007/10/29(月) 10:22:14 ID:???
>>68
「あのガンダムが、AEUの戦力をあぶり出している?」
「条約以上の戦力を、保持している事を世界に知らしめている。これは牽制と警告だよビリー」
(もっとも、オーブと太平洋連合が参加していない、宇宙軍備制限条約等無意味だがね)
「そんなことをして、なんになる?」
「それは、あのガンダムのパイロットに聞いてくれ。ただ・・・・」
「ただ?」
「このままでは、終わらないということさ」
(特にオーブ!)
片桐にはわかっていたこの男が、常にオーブに対する意識を持っている事を。
(やれやれだねー)
愛用しているモルゲンレーテ社製ノートパソコンを操作しながら、胸中でため息を付いた。
70もしオーブが:2007/10/29(月) 12:21:40 ID:???
>>69
★ほぼ同時刻人革連軌道ステーション『天柱』
「レーダーに反応あり、所属不明のMS3機を確認」
「同軌道ステーション防衛圏内に侵入!!」
「デブリに紛れて侵入した模様!!」
「テロリストなのか!?」
天柱の官制室は、今までのお祭り気分は完全に吹き飛び、急激に慌ただしくなった。
「セルゲイ中佐の第3MS部隊にスクランブル要請!」
「了解」
「MSはヘリオンタイプ ミサイルコンテナ装備!」
「敵軌道より、目的さ記念式典会場と思われます」
「ええい、AEUめ。無作為にMSを売りまくるからこんな事になる」
オーブとユニオンに押されているAEUは、金を出してくれる相手なら無作為に武器を売りまくっていた。それが、最悪な形で天柱に襲い掛かろうとしていた。
「セルゲイ中佐、今からでは間に合いません」
「泣き言を言うな!。体当たりをしてでも阻止するんだ」
セルゲイは部下にそお言い放つと、ティエレン宇宙型に乗り込んだ。
「間に合ってくれよー」
急いで、非常事態用緊急起動でティエレンを起動させた。
「ティエレン発進するぞ!。各機続け」
セルゲイのティエレンに続いて、2機が左右に従って続く。
71もしオーブが :2007/10/29(月) 12:44:08 ID:???
>>70
「もおこんな近くに!」
「撃て!、撃ちまくれ、弾幕を張って近付けさせるな」
3機のティエレンは長滑腔砲を乱射するが、照準が合っていないのと数の少なさで、阻止線を張る事が出来ない。


「なに?テロ!?」
軍の慌ただしい動きからテロを知った式典招待客らが、急いで緊急避難用シェルターに逃げ出す。
「王留美様、避難なさいますか?」
「まさか♪。せっかくの特等席がもったいないじゃない」


「落とせ!!」
「早く!!」
ヘリオンからの反撃もあって、ミサイルコンテナを破壊する事が出来ないセルゲイ隊。
射程距離に入ったのかコンテナが開き、ミサイル数発が式典会場に向けて発射される。
「くそっ!!」
セルゲイは誰でもいいから、あのミサイルを撃ち落としてくれと願った。
セルゲイの願いが届いたのか、別の方角から弾丸の連射がミサイルを次々と落とす。
「な なに!?」
セルゲイは一瞬、何が起きたのか理解が出来ないでいた。


「アレルヤ・ハプティズム。そして・・・・」
セルゲイとは対象的に、全てを把握している王留美は、爆発の閃光の中で未成年とは思えない妖しい笑みを浮かべる。
72もしオーブが:2007/10/29(月) 13:05:54 ID:???
>>71
「ガンダムキュリオス」

「テロ襲撃を予測とは、さすがスメラギさんだ」
アレルヤは落ち着いて照準を合わせると、引き金を引いてGNビームマシンガンで、ヘリオン2機を相次いで撃墜する。
だが、残りのヘリオン1機が軌道ステーションに向けて突入をした。
「特攻?。まったく、テロリストって奴は・・・・」
(まあいい、あいつに任せよう)

「ティエリア・アーデ・・・・」
「ガンダムヴァーチェ」
「ヴァーチェ、敵を溶解する」
ティエリアは、GNバズーカをヴァーチェに構えさせて、GNバズーカと太陽炉に接続させる。
これによりGNバズーカは、太陽表面温度に匹敵するレーザ集束超恒温熱線砲となる。
「照準ロック。発射」
一片の感情の揺らぎを見せずに、引き金を引くティエリア。
解き放たれた狂暴なエネルギーは、ヘリオンを分子レベル以下に消滅させてしまった。

「なんという破壊力」
セルゲイは呆然とし、式典会場では撮影していた報道陣が腰を抜かしていた。
「・・・・・・・・な なんなのよ?あのMS・・・・。ま まるでオーブ軍の陽電子砲じゃない」

「これでこの世界は変わり始める。・・・・キラ・ヤマト、カガリ・ユラ・アスハ!。私達はあなた方見たいに失敗しませんわ」
73もしオーブが:2007/10/29(月) 13:25:59 ID:???
>>72
「地球で生まれた全ての人類に報告をさせていただきます。
私達は機動兵器ガンダムを所有する私設武装組織『ソレスタルビーイング』です」
多少の時間差はあるが全世界で、ほぼ昨日に起きた二つの事件の全容が明らかにされた。
「私達の目的はひとつ、世界からの戦争根絶です」
キラは自宅の居間で、両親と妻メイリンに双子の息子達と一緒に、冷ややかな視線で三次元立体テレビを眺めていた。
「全ての人類に宣言します。領土、宗教、エネルギー、いかなる理由があろうとも、私達は全ての戦争行為に対して、武力による介入を開始します」
「戦争を幇助する国 組織 企業も対象となります。私達は自らの利益のために行動はしません」
「私達はソレスタルビーイング。この世界から戦争を根絶するために創設された武装組織です」

「ハハハハ、これは傑作だ!。戦争を無くすための武力行使だと?。理念も存在も矛盾をしているぞ。ソレスタルビーイング!」
グラハムは本能的に、CBは危険な存在である事を感じ取った。
「お前達は、オーブ以上に危険な存在だ!。人類の滅びの笛を奏でる魔笛使いだ!」

74もしオーブが:2007/10/29(月) 13:44:23 ID:???
>>73
「ついに始まったわね、人類による人類の変革が」
「世界の悪夢が見えるようだよ・・・・・・」
「人類は我々、ソレスタルビーイングによって試される」
もはや、匙は投げられた!。後は、自分達の信念を貫き通すまでと、覚悟と決意を決めるプトレマイオスのクルー達。そして地球上でも。
「始まったな!。俺達は全世界に対して喧嘩を売っちまったんだ。もう止まれない」
「・・・・・・・・」
「だれも、戦争根絶なんて信じちゃいないだろうが・・・・ な、刹那」
「ならば変えるまでさ。ガンダムマイスターの俺の力で」

★アザディスタン王国
「どうやら、ソレスタルビーイングは本気のようね。本当に、武力で紛争を根絶しようとしているわ。マリナ・イスマイール様」
「でも、彼らは間違っているわ。戦争を戦争で解決するなんて」
75通常の名無しさんの3倍:2007/10/29(月) 15:18:07 ID:???
>>73
アノ人口調(笑)

あくまで人の革新を求める〜ゆえに‥?

76通常の名無しさんの3倍:2007/10/29(月) 17:42:21 ID:???
グラハム良いキャラクターだ…。
相変わらず地球の皆さんの心はオーブが鷲掴み…www
(´・ω・`)CBガンバレ…、キラさんを怒らせない程度にな…。
とりあえず某聖地と聖地アキバだけは撃つなよな?、な?
77通常の名無しさんの3倍:2007/10/29(月) 18:44:28 ID:???
キラさん…赤髪の魔力に囚われてたのね>メイリン
78通常の名無しさんの3倍:2007/10/29(月) 20:22:22 ID:???
つかアスランとラクスは死んでそうだよな
転移前か後かは分からんけど
79もしオーブが:2007/10/29(月) 20:36:14 ID:???
予告:第2話 ガンダムマイスター
キラは艦長ノイマン、シン、ルナマリアの三人に新鋭艦『戦闘空母プロメテウス』を托し、豪州太平洋連合海軍インド洋艦隊と合流させる。
CBは自らの存在意義を世界に認めさせる為に、2ndミッションを発動させて、セイロン島の民族紛争へ介入を決定する。
80もしオーブが:2007/10/30(火) 12:48:04 ID:???
>>79
★造船所シリウス
かつては資源小惑星だったのを、外宇宙航行型大型宇宙船造船所に改造をした。
この造船所から、オーブと太平洋連合の威信と未来を托された、新鋭艦『戦闘空母プロメテウス』が地球に向けて出撃しようとしていた。
「ノイマン准将艦長、アスカ大佐、ホーク大佐お願いします」
キラは官制室からプロメテウスのブリッジの三人に敬礼をした。
『はっ。それでは戦闘空母プロメテウス出撃をします』
長年の戦友とも言うべき三人に、それ以上の言葉は不要であった。
オーブと太平洋連合は、プロメテウスの出港光景を全世界に生中継の放送を許可した。
それはあたかも、CBや他の三大国に見せ付けるが如く。
「いやあ、壮大な眺めですかヤマト提督」
出港式に招待された太平洋連合の外交官が、目を輝かせてキラに話しかける。
「つまらない張ったりですよ」
「張ったり?」
「ええ 張ったりです」


その頃プトレマイオスでも、出港式の映像をクルーらが見ていた。
「さすがは、オーブと言った所かしら」
事実上の艦長であるスメラギが呟く。
「しかし でかいぜ」
「ああ」
「本当に、私達はオーブに対抗出来るのかしら」
重苦しい沈黙がクルーを圧しつつむ。
「オーブの思惑はどうであれ、我々のやるべき事には変わりがない」
クルーの重苦しい沈黙を破る形でティエリアが断言をする。
「世界の戦争や紛争を根絶する為に、我々CBは此処に集ったのだから」
「ええ、そうねティエリア。あなたの言う通りね」
81もしオーブが:2007/10/30(火) 13:00:19 ID:???
>>80
★オーブ連合首長国行政府
「どうやら、プロメテウスは無事に出港を果たしたようだな」
カガリは大会議室で安堵の顔を浮かべていた。
「最悪の場合、CBの妨害の恐れもありましたからな」
「全くだ」
キラはプロメテウスを無事に、西豪州バースに降下させる為。ナスカ級改型戦艦6隻、イズモ級戦艦6隻、ネルソン級改型戦艦24隻を護衛に付けた。
それ以外にも、軌道ステショーンの管理者であるロンド・ミナ・サハク軍にも、厳戒体制を取らせていたのである。
82通常の名無しさんの3倍:2007/10/30(火) 14:33:18 ID:???
これがアニメだったら毎週欠かさずリアルタイムで見る。
ミナも軌道エレベーターに居るってもうオーブ最強過ぎるだろwww
83もしオーブが:2007/10/30(火) 18:06:49 ID:???
>>81
★アメノミハシラ
「随分と大仰な事だな。正直言って、開いた口が塞がらないぞ。シスコンキラめ」
自室でオーブの黒の女王と呼ばれているミナは呆れていた。
「協力要請がなくても、無条件で協力する気でいたのだがな」
オーブの権力構造は、カガリを頂点にキラとミナが左右底辺にした、三角関係構造であった。
ミナの場合、6年前に完成した軌道エレベーターそのものの、管理運営がカガリから全権を一任される形で任されていた。
キラは公には口にしないが、ミナが自分独自の私兵軍を持ってアメノミハシラを、管理運営しているのが気にいらないでいた。
その為ミナは、キラからカガリの政敵として監視されていた。ミナ自身にはそんな気はちっともないのだが・・・・。
「まあ良い、いずれわかってくれる日が来るだろう」
オーブで有一、キラに面向かってシスコンキラと言えるミナは、自分がなすべき事を果たす為に動き出した。
裏工作や駆け引きが得意な彼女は、もう既に三大国の経済界に深く入り込んでいた。
84もしオーブが:2007/10/30(火) 18:31:14 ID:???
>>83
★無人島
「やれやれだな。オーブにしてやられたか・・」
「何がだ」
「うん。ついさっきまど俺達CBの話題で持ち切りだったのに、今やニュースはオーブ一色になっちまっている。ほれ」
ロックオンは、手に持っていたポケット三次元立体テレビを刹那に渡す。
刹那が見た立体映像には観艦式と、思わんばかりのオーブ宇宙軍艦隊と新鋭艦プロメテウスが映っていた。
「・・・・・・・・」
刹那は敢えて感想を避けたが、胸中には苦い感情とオーブへの反感が芽生えていた。
「よーうオーブも堂々とやってくれるぜ。全く」
(オーブ連合首長国)
13年前に、突如として異世界か神の如く巨大な力を引っ提げて、自分達の世界の勢力図を塗り替えた国。
(この国がその気になれば、CBの理想を実現出来るはずだ!。にも関わらずこの国は)
「おい 刹那、おい 刹那」
もの想いに耽っていた刹那は、ロックオンの声で現実に戻される。
「ん、ああ、なに?」
「なに? じゃなくて」
「どう対応すべきかな?と聞いているのだが?」
「あ、・・・・そうだな 暫くは様子を見るしかないと思う」
結局はそれしかないのかとロックオンはため息を付いた。
「二人共、この祭 オーブの思惑は無視する事にしましょう」
二人は聞き覚えのある声の方向に向くと、執事の紅にお姫様抱っこされていた王留美がいた。
「王留美」
「おはやいご到着で」
「二人共 2ndミッションよ」
85通常の名無しさんの3倍:2007/10/30(火) 18:38:49 ID:???
ミナさんも何か企んでるのか
CB勝ち目ないじゃん!

職人さん「!」の後に「。」はいらないと思うよ
でも、かなりのハイスピードで進めてくれてうれしいです。
86もしオーブが:2007/10/30(火) 21:20:15 ID:???
>>84
★経済特区日本・東京
「ありましたよ絹江さん! 絹江さんが睨んだ通りですよ」
「やはりイオリア・シュヘンベルグ」
「でも、この人 200年も前に死んだ人ですよ」
絹江・クロスロード。彼女は報道局に勤めている女性であった。
CBの声明に出演していた人物の顔を見て、彼女は一人の人物を思い浮かべて、同じ報道局の同僚に調べて貰った。

「思い出した!」
「沙慈どうしたのー」
お昼の昼食中に、ルイス・ハレヴィは恋人の沙慈・クロスロードが、急激に立ち上がって仰天した。
「ほら ルイス! あの人だよ」
沙慈は仕事の都合で、オーブ連合首長国領月面都市・コペルニクス市に居る両親が、17歳の誕生日に送ってくれた三次元立体画像が可能な、コペルニクス市製ノートパソコンを広げ、ある人物のリストを引っ張り出した。
「やはり イオリア・シュヘンベルグだ・・・・」
沙慈は立体画像をルイスに向けた。
「イオリア・シュヘンベルグと言えば、21世紀後半に現れた天才科学者じゃない!?」
「そうだよルイス 似ていると思わないかい。CBの声明に出ていた初老の人に」
何時の間にか、二人の周囲には学園の生徒達が山となっていた。
「似ているー」
ルイスのこの一言から学園中に噂が一気に広まりだしたのであった。
87もしオーブが:2007/10/30(火) 23:10:38 ID:???
>>86
「でもねー沙慈!」
ルイスは引き攣った顔で目をつぶっていた。
「なあにルイス?」
「私 怒ってもいい?」
「どうして?」
「テーブルをよく見て」
「・・・・・・!」
沙慈はテーブルの惨状を見て顔が、真っ青になってしまった。
「沙慈ー!」
「ごめんルイスー!」
88もしオーブが:2007/10/31(水) 20:43:50 ID:???
>>87
★西豪州パース
「ようこそパース海軍基地へ。私は同方面司令官のドワイト・ローリング中将だ」
基地司令部に招かれた戦闘空母プロメテウスの首脳陣は、豪州海軍を主体とした印度洋方面太平洋連合海軍首脳陣と挨拶をした。
「太平洋連合宇宙軍所属戦闘空母プロメテウスの艦長アーノルド・ノイマン准将です」
「戦闘空母プロメテウスの副長を勤めますコバヤシ・カズオ大佐です」
「同じく、第一MS戦闘団隊長シン・アスカ大佐です」
「同じく、第2MS戦闘団隊長ルナマリア・ホーク大佐です」
四人の非の一点もない敬礼にドワイトは、合格点の笑みを浮かべて返礼をして、四人に着席を促した。
「遠路遥々ご苦労であるのだが、早速と本題と作戦会議を始めたいと考えているのだが、よいかね四人共」
「はっ、我々はその為に此処へと来たのですから遠慮はご無用です」
「む、よかろう。参謀長 作戦内容の説明を頼む」
「はっ。ではお集まりの皆さんはこの立体地図をご覧になって下さい」
参謀長がボタンを操作すると、テーブルの中央にある島と海域図が映しだされた。
「この島は、旧スリランカ共和国セイロン島とその周辺一帯の、海域・勢力図になります。この島が今作戦の主要舞台です」
会議に出席している全員が、この島に視線を集中させた。
89もしオーブが:2007/10/31(水) 21:59:49 ID:???
★印度洋上空
「で、原因は特定できたのかいビリー」
「駄目だな! 現時点では特殊な粒子としか言えないな。おそらく、フォトンの崩壊現象によるものとしか」
太平洋連合加盟国豪州に向かっているグラハムとビリーの二人は、輸送機の中でCBのガンダム分析に当たっていた。
「特殊な粒子か・・・・・・」
「しかし、あの機体にはまだまだ秘密があると思うな」
「好意を抱くよ」
「なに?」
グラハムの気味な表現に頭を拈るビリー。
「あの機体なら、オーブのガンダム『フリーダム』に勝てるかも。だからこそ、興味以上の対象だて言うことさ」
(あ! なる程)
そこに二人の部屋の室内電話が鳴る。
「私だ 片桐だ。・・なに? ガンダムが!?」


「エクシア、デュナメス、発進スタンバイ、発進スタンバイ」
ハロの軽快な電子音に合わせて、エクシアとデュナメスの二機がコンテナから聳え立つ。
「エクシア 刹那・F・セイエイ、発進する」
「デュナメス ロックオン・ストラトス発進する」
二機のガンダムがGN粒子を散布させつつ、フワリと機体を浮かばせて発進して行く。
「これがCBのガンダム・・・・」
「そう。私達CBの理念を具現化する力よ」
紅は複雑な赴きで、王留美は頼もしそうに二機を見届けていた。
90もしオーブが:2007/10/31(水) 22:22:37 ID:???
>>89
★印度洋上空成層圏
「ヴァーチェ GN粒子散布 落下速度異常なし。降下予定ポイントを確認」
「シミュレーションは何度もやってきたけど・・・・ ティエリアはまったく度胸がいい」
グラハム達に連絡が入ったのは、ティエリアとアレルヤの方だった。
人革連の軌道エレベーター天柱を、監視していたユニオンの偵察衛星がヴァーチェとキュリオスを捕捉したのだ。
今 両名は刹那とロックオンと合流して、旧スリランカ共和国セイロン島の民族紛争への、武力介入を開始しようとしていた。


「確か あそこは人革連軍が10年前から展開をしていたな」
地図を見ながら、グラハムはビリーと現地の確認をしていた。
「ああ あそこは20世紀から、内紛が続いているからな。人革連は10年前から、平和的解決という名目で少数派のタミル人勢力に肩入れをしている。しかし本当の目的はちがう」
「東部海底を通っている太陽エネルギーケーブルの安全確保と、軌道エレベーターがあるジャワ島の孤立化を防ぐ事だ」
ASEANを巡るオーブと中国の対立と勢力争いは、十年前にインドネシアの九割と、五年前にミャンマーが親中政権が崩壊して太平洋連合に、参加した事で完全に人革連は追い詰められた。
追い詰められた人革連は旧スリランカの、少数派タミル人勢力に本格的に肩入れをし始めた。
「だが、人革連の介入で紛争は悪化。今では、無政府状態にまで陥ったわけだ」
「・・まっ そういう事だな・・」
91もしオーブが:2007/10/31(水) 22:49:28 ID:???
>>90
少しばかり考え込んでいたグラハムは、意を決したのか室内電話で機長を呼び出す。
『及びですか?』
「済まないが、機体をセイロン島に向けてほしいんだ」
『それでは予定が大幅に狂いますよ』
「構わない。CBのガンダムを確認したい」
『・・わかりました』
「ありがとう」
「おいっ」
受話器を置いたグラハムにビリーは、驚いた顔で声をかける。
「俺達が向かう目的は西豪州のパースだぞ」
「ああ わかっている。でも確かめたいんだ」
彼らのもう一つの役目があった。オーブ・太平洋連合が建造した戦闘空母プロメテウスの視察であった。
「わかったよ」
ビリーは、グラハムの固い決意の意志の顔を見て説得を諦めた。
92もしオーブが:2007/11/01(木) 08:02:26 ID:???
>>91
「刹那、ティエリアとアレルヤだ」
「確認した」
低空飛行しながら、セイロン島に向かっていた刹那とロックオンは、ティエリアとアレルヤとの合流を果たした。
刹那は無人島で衛星通信を通じて、スメラギから説明された作戦内容を反芻していた。

『旧スリランカ共和国セイロン島の民族紛争の介入よ』
「セイロン島?」
『そうよ刹那』
「あそこは確か 20世紀からゴタゴタが絶えなかった所だよな」
『ええ。 10年前から人革連が、親人革連勢力のタミル人勢力に加担して、軍事介入を行っている所よ』
「今では無政府状態になっていたな」
『そこへ私達CBは武力介入をして、両者の戦闘を終息させます』

「民族紛争・・・・」

「と 言う訳で、戦術予報官スメラギさんからは、それなりの戦果を期待するとの事」
「それなりの戦果ねー」
アレルヤはロックオンからの説明を受けてボヤキたい心境になった。
「俺は徹底的にやらせて貰う」
刹那とは違った意味で、徹底した個人主義の一面を持つティエリア。
「お好きにどうぞ」
物事を万事割り切る事の出来るティエリアの事は、ロックオンはさしたる心配はしていない。
もし心配するとしたら・・・。
「おい刹那、聞こえているのか刹那、刹那」
先程から沈黙している刹那の方だった。
93もしオーブが
>>92
★セイロン島
セイロン島東岸南部では、シンハラ人民兵軍と人革連軍の激しい戦闘が、行われていた。
『15号機、右から人革連軍のティエレンが来るぞ!』
『駄目だ! 数が多すぎる対応ができない』
『右翼沿岸の防衛が総崩れになっている』
『こちら第15戦闘団。応援を求む 応援を求む』
『第16戦闘団応答せよ 応答せよ』
『弾が無い 弾がー』
人革連軍の猛攻に、シンハラ人民兵軍の防衛戦は総崩れを始めた。
『ちくしょうー』
ティエレンの攻撃で、シンハラ人民兵軍のMS1機の脚部が破壊され、横転大破した。
ティエレンがとどめを刺そうとした瞬間。一条の高出力ビームがティエレンの片腕を切断する。
『なにいー』
ティエレンのパイロットは、ビームが飛来して来た方向に目をやると、トリコロールカラーのMSガンダムエクシアが、戦場のど真ん中に舞い降りて来た。
『来たなー ソレスタルビーイング』
人革連軍の指揮官は闘志を剥き出しにする。
トリコロールカラーの機体の事は知っていた。AEU軍を翻弄した機体だった。
「エクシア 刹那・F・セイエイ 紛争を根絶する」刹那はエクシアを、人革連軍の機甲部隊に向けて突撃させた。