アズラエルがコーディネイターに対してトラウマやコンプレックスがなかったら連合勝ってたんじゃね
2 :
2ゲットw:2006/08/17(木) 01:11:14 ID:???
いや、普通にブルコスにはいってなかっただろwwwwww
ブルコスすら無かったw
ブルコスのスポンサーって親父の代から続いてるんじゃなかったっけ。
商売に利用してそう。
サイボーグボディとロリキョヌーぽい彼女を手に入れてたかもな
そして勇気ある誓い(ry
マルキオのポジションにアズラエルがいたはず
良い人なアズラエルなんてアズラエルじゃNEEEwwww
そしてマルキオはブルコスに入ると。
マルキオは悪者でもいけそうですね
死の商人がいる世界なら
正義の商人がいてもいいはず
商人に善悪はないと思うんだが。
NJC奪取後、世界のエネルギー事情を立て直すとか
性格は変らないと思うがな
腕捻られたのは元はといえば自分が悪いわけだし
そもそも今の地位にはのし上がれないんじゃね?
ごく普通のおぼっちゃま
シロー=アマダ2号になるんじゃね?
ザフトの彼女といい感じに
アズラエルが子供の頃喧嘩でコーディーに負けた後、自分の弱さに気付いて
それまでのスプーンより重い物を持った事の無かったおぼっちゃま生活をやめて
体を鍛え始める。中学、高校では柔道部に入部して徹底的に鍛える。
そして柔道オリンピックで他のコーディ選手を押しのけて金メダルを手に入れるという
感動のストーリー
>>18 軍人にはならんだろ。
>>19 それなんてタイトル?
トラウマがない状態で盟主になってたらで、考えてみね?
お坊ちゃん育ちが災いして、能天気な盟主になってそうだ。
適度に腹黒で、おいしい所取りで、商売人。
計画的に連合の再建をしそうだな
コーディに憎悪はないが両親による反コーディ教育をさせられたため、もともとの才能も合わさり盟主へ。
流石にザフトを討つための布石としてオーブへ攻め込んだりとまではしない。
宇宙へ上がってからはニュートロン・ジャマー・キャンセラーを入手して地球のエネルギー不足を解消。
その際にコーディに好意を抱くナチュのフレイに出会い、これを機にナチュとコーディの融和を図れないかと考える。
そして・・・あぁゴメン!もう無理ッス!!
後半がスゴイムリヤリですね
ナチュとコーディの融和なんかしないでしょう。
サザーランドがアズラエルシンパにならない
むしろバカ殿とじぃの関係に
神代剣とじいやみたいな関係か?
サザーランドって最後で急に老け込んだよねw
保守
つ[流離う翼たち]
アレは確かに面白いがちと違う気がする。
ソキウスたちを実戦に投入
それぞれに後期GATとその派生機に載せてオーブに進攻、
ソキウス部隊の活躍によりAA拿捕、フリーダム捕獲
とっと宇宙に行って核ミサイルで恫喝、プラントに今まで以上のノルマを課して
コーディネーター共を奴隷の様に扱き使いロゴスの利益アップ
そんなアズラエルいらね
そのままカズイが盟主に格上げ
>>32 オーブに侵攻しなくていんじゃね。
海上封鎖して兵糧攻めすればすぐ落ちるだろ。
むしろ戦力はパナマに集めた方がいい。
ソキウス達だとオーブ兵を殺せないぞ
と思ったら達磨にすればいいのか
エネルギー不足の地球では鉄道が発達
ブルーコスモスによって鉄道網が網羅されて
「アレが噂の・・・」な盟主に
それなんて盟主特急?
最終決戦は負債補正で強化された不死身のM1軍団の前に
ガードカラミティ、バトルフォビドゥンが散っていき
キラの乗ったインペリアルフリーダムをアトラスレイダーが特攻して倒したんだっけね
その後、諸悪の根源ブラックフクーダに自分達は奴等のオナニーの為に創作られた
二次元人だったという展開は度肝を抜かれた
384 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2006/08/30(水) 13:29:01 ID:???
>>383 むしろ何故か勇者シリーズ全員集合
友情合体で種が出番食われて作品ごと乗っ取られる様が目に浮かぶようだwwww
385 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2006/08/30(水) 13:31:40 ID:???
>>380 ラクスが脳原種に取り込まれたら洗脳電波ソング攻撃とかやりそう
386 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2006/08/30(水) 13:46:18 ID:???
>>379 無理だろうな
仮に全機集合なんて事になったらそれはC.Eの機体以外にゃ対処できない
の前にテスタかプロトセイバーに動き止められそうだが
387 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2006/08/30(水) 14:13:26 ID:???
>>384 そんなコトしたら嵐を呼ぶ盟主がバラしちゃうだろ
舞人「この世界は、三次元人を満たすために作られたんだ。そしてキラとラクスこそが、負債の投影だったんだよ!!」
一同「な、なんry
387は
>>37と同じ臭いがする
アマガエル
>>15 すくなくとも目の前にジェネシスがあるのにプラントを核攻撃だ!
っとは言わなかったと思うよ
>>42 だな。
ジェネシスに核ミサイル撃ってプラントを降伏させてたんじゃね。
プラントが降伏すれば戦争は終るわけだしラクシズがグダグダ言う理由もなくなるだろ。
プラントを解放しろとか寝言を言って特攻してくる可能性はあるがwwww
>>42-43 ぶっちゃけ、幼いころコーディに云々でトラウマってのも、
本編でのその部分の破綻ぶりをこじつけるための後付設定なんだろ?
>>44 いや、そのトラウマがなかったらの話をしてるんだが・・・
ニュートロンジャマーキャンセラーを手に入れる
↓
アズラエル「いいぃいいやったぁああああああああああああああああああああああ!!」
↓
大急ぎで地球に戻って解析、原子力発電復活
↓
アズラエル財団大儲け、やったね盟主王!
47 :
通常の名無しさんの3倍:2006/09/15(金) 01:42:25 ID:0m+0tbie
bbb
>>1 まあソキウス計画を破棄せずに、数百人のソキウスと数百機の
105ダガーを戦場に投入してたら、余裕で連合がザフトに勝ったろうな
頭髪が豊かになる
>>44 意味もなくコーディを殺したくなるほど嫌うナチュラルっていないと思うよ
ナチュラル全員がブルコス支持ってわけじゃないしさ
ジブリはやばくなったら逃げようとしたけどアズラエルは逃げずに最期まで
戦場にいたわけだし
もう少し冷静に考えて行動をしただろうね。
ソキウス計画を順調に進めてレイダー、モビルン、カラミティーの大量生産を行ってソキウス達をパイロットに据える。
Nジャマーを大量生産し地球のエネルギー危機を解決して、地球連合は本来の生産力を発揮して各種MSやコスモグラスパーを大量生産し月基地に大量配備。
カーペンタリア基地は陥落させカオシュン基地を奪還し大洋州連合は地球連合に降伏を余儀なくされる。
後は、浸すら数に物を言わせて物量一点張りのおせおせで地球連合軍はプラントに押し寄せればいい。
でも流石に、そうなるとパトリックも手段を選ばなくなる可能性も高いが。
>>50 そのとおり。
そもそも何でブルコスは支持されるのか?
まともに考えればテロ集団を意味なく支援する人間っていないんだし。
(ジャンク屋に一人いたような気もするが、まっ種世界じゃ珍しくないが)
その理由を作った大部分はコーディが地球に投下したNJに原因があるんだし。
確かにユニウスセブンに核攻撃したのは、ナチュラルが先だしその後の態度も国としてどうかと思う部分もあったけど
地球全体の総意として行われた攻撃ではないから、NJは明らかにやり過ぎの報復だった。
コーディはNJではなく別の手段で報復してれば良かったんだけどね。
劣等感がなかったら盟主までにはなれなかったろうな
まあそれは抜きにしてだ、アズがキャンセラの技術を知ってから
どのくらいの期間で核ミサイル部隊を作り上げたんだろう
二ヶ月
そう考えると周囲を固めてる人間も有能だったとつくづく思う
トラウマなかったら世界征服してたな
トラウマが無かったら?んー・・・・つまり理性があったら?
ジェネシス第1射の時点で無条件降伏じゃね?
「地球が撃たれてからじゃ遅い!」ならそれが一番だし。
>まともに考えればテロ集団を意味なく支援する人間っていないんだし。
>(ジャンク屋に一人いたような気もするが、まっ種世界じゃ珍しくないが)
それはロウへの侮辱か貴様
>コーディはNJではなく別の手段で報復してれば
つファイズギア装備軍団による地球侵攻
つ地球の表面にバリアを貼ってナチュラルの宇宙進出妨害
つオゾン層破壊
つ宇宙からの食料に毒混入
つ資源差し止め
というのはどうでしょうかみなさま
>宇宙からの食料に毒混入
ショッカーじゃないんだから。似たようなもんかもしれないが
つか普通二ヶ月でNJCの解析、更には核弾頭大量生産なんて絶対出来ない
明らかにおかしい
>>59 解析というか、設計図自体が手に入った模様だから、あとは材料調達して造るだけみたいよ
ただ、材料自体入手しにくかったり構造緻密だったりはしたようだが
別スレッドから「富野系」作品についての批評。
>実は子供VS大きな子供の戦い。
>子供は玩具が欲しいとねだる。大きな子供は玩具を「大人買い」する。 その差は金と年季の有無だけだ。
>大きな子供は小さな子供を煙たがる。大きな子供は小さな子供を相手しない。
>しかし小さな子供は金属バット片手に殴りかかってくる。フイをつかれれば大きな子供もケガをする。
>視界外からの攻撃で撃沈する大きな子供。だから「なんで俺がこんなガキに?」>っていう不満を漏らして死んでいく。
>戦いには始めから接点が無い。だから誰が死のうが、どのような死に方をしようが、視聴者の心に残らない。
>感動も無い。ただ凄惨な死亡シーンがトラウマになるだけだ。初代ガンダムでは、何人かは大人がいたのだが、
>それ以降は殆どお目にかかれなくなった。富野系の作品がボロボロになる要因は、しっかりした大人の不在にもあると思ってる。
こういう視点から観ると種キャラは正統派「富野系」ってことになるんだが……
>>59 核弾頭そのものはNJCを手に入れる前からあったんじゃないの?
NJCも理論研究だけはあらかじめ進めてたんだろうな
NJCはクルーゼが連合に情報を流さなくても、完成は時間の問題だったわけか。
情報が流されなかったとしても違いは配備が遅いか早いかだけだな。
アズラエルがまともで盟主だったら、コーディ滅ぼそうなんてしないからどうやっても世界滅亡になんてたどりつきそうになくてクルーゼ諦めちゃうんじゃね?
んで、テコ入れ無しなら多分ZAFTの勝ち。
>>65 逆ジャマイカ? 普通あの物量差ならそのうち連合が勝つ。
>>66 逆だ逆。互いの殲滅戦なら物量多い方が圧倒的有利だが、
あの戦争の目的はプラントの独立を認めるかどうかだから、
ムル太にトラウマがなければ適当なところで落としどころを見つけて、
プラント独立達成=戦争目的達成=プラント勝利となる。
冷静なら今回は負けておいて、
「次の戦争」の準備を始めるという手もとれる品。
プラント独立達成が仮に達成できたとしても、名前だけの物で現実的に考えれば地球の殖民地に変わりはなさそうだ。
盟主王はその辺はしっかりしてそうだし、名を捨て実を取りそうだ。
だがあそこでプラントの独立を認めるとアフリカとか南アメリカの諸々の国の独立も認めざるを得ない状況になるよな
やっぱりあそこで核を攻撃に使ったのは失策だったな。プラントにジェネシスを使う口実を与えてしまった。
むしろあのままプラントが疲弊しきるまで戦い続けてたほうが良かったんじゃない?MSも作れたから勢力はほぼ拮抗かそれ以上だったしレクイエムの完成も少しは速まってたかも知れんし。
プラントは口実が無くともジェネシスは一度使ったと思う。
「俺はこんなの持ってるぞ」
と抑止力としての圧力かけなきゃなんないから。
もしくは和平交渉時のカードの一枚として
「独立を認めてくれるなら破棄してもいい」
とかね。
連合は今後の製造禁止を付け加えるだろうが。
実際まともな物の考え方ができるのなら地球には撃たんだろう。
同盟国も居るわけだし。
hosyu
「別に僕は老人達の様なコーディネイター嫌いじゃありませんがね…
コーディネイターはナチュラルの脅威であるのは変わりませんし、
折角の大規模な経済活動のチャンスなんだから、この機会を活用しない手はないでしょ?」
こんなもんか。
ほす
AGHOS
doujou
自分は表に出ないで活かさず殺さずプラントから搾取を続ける
コーディネイター蔑視の風潮を煽りつつ、自分はスーパーコーディーの研究を援助し、成果を独り占め
研究成果をフィードバックしたソウキスによるSSを組織し、プラントやライバル企業などへの工作を行って地位の安定を図る
ほそ
とりあえず、自らの肝いりで開発・運用しているAAに対して最大の援助を行っていそうな希ガス
マリューを艦長のままとも思えないが
やっぱり技術仕官だし
その辺はアラスカなり軌道会戦なりでマリュー呼び戻してナタルにシフトすんじゃね?
学生組はどうすんのかと思ったが、キラにナチュ用OS書かせるまで戦場に置いておきそうだな
一応地球降下以降は志願兵扱いっぽいし
キラは盟主がコーディに嫌悪感を持っていないにしても使い潰しそうだ。
まあ、見返りを用意しないというわけではなさそうだがな。
マリューと一緒にMSの技研にでも放り込むんじゃないか?
マリューを佐官まで階級上げて、その補佐官扱いとかで。
フレイ→戦意高揚
マリュー→G兵器の改良
キラ→システムの基礎及びOSの実戦改良
ナタル→AA級戦艦の運用経験
フラガ→“英雄”でガンバレル使いの空間把握能力保持者
ヘリオポリスの学生組もプロパガンダに使うんじゃないか。
ザフトの奇襲に故郷を破壊され、武器を取って戦う学生ってことで。
奇襲の件はともかく、コロニー内部でMS戦闘を仕掛けて崩壊させたのは
中立国も含め、コロニーに住む人らにゃ相当心象悪いだろ
いや、外交ラインから正式抗議もせずに奇襲かけた時点で相当心象は悪いですよ
野郎ザフト許せねぇー!!! ってなモンです。
そこで住民の怒りを代表してオーブの外交ラインが抗議するのが普通なんだけど
そー言う所で一歩引くどころかまずアスハとかヘリオポリス襲撃を二日前に入手していながら平然と住民ごと見捨てるから
オーブ最悪とか言われる。
そしてヘリオポリス崩壊の真実をAAの地球降下前に知ったキラ達ヘリオポリスの学生たちは
油断ならないけどスゲェ頭切れて有能で有能な部下にはそこそこ寛容なアズラエルの人を上司にして
自分たちの国は、自分たちの手で守るんだとばかりに地球連合に志願するわけですね?
そして、最終的に月日は流れ、
AAとドミニオン組み込んで発足したファントムペインはティターンズというよりロンド=ベルな感じになる、と
おお!
悪の枢軸はザフト-オーブ行政府か
まー地球連合も正義じゃねーが、それはガンダムの伝統だ
よっしゃーと思いながらも、メイン側に立ち位置を置いてる盟主が想像できない
どっかの指令みたいに、最後まで顔見せしないで真っ暗な部屋の中にいる感じだ
そうそう、声はバンバン出るんだけどなんか通信に写る顔は影が入ってていかにも黒幕!!って感じで
でも指令とか出したり切れ者だったりお茶目だったりする影っぽい上司というか何と言うか、時々顔が下半分だけ出たりするんだが結局終盤まで顔全部は出ない
そー言うどう見ても狙ってるキャラ。あるね?
あー、部下からも「盟主」とか「理事」とか「あのお方」とか呼ばれて、
本名も終盤にならないと出てこない、みたいな。
CE41年、ムルタ=アズラエル、ロゴス盟主アズラエル家の嫡男として生まれる
↓
同時代、ブルーコスモス結成、当初はコーディネイターの優越性に迫害されたナチュラルたちの支援組織であり、緩やかに反コーディネイト運動を行っていた
↓
CE53年、熱心なコーディネイターシンパだった一少年が己がナチュであることに絶望しジョージグレンを暗殺、
同年同時代、盟主・特にトラウマなく健やかに育つ
↓
CE54年、ジョージグレン暗殺の報復と推測されるナチュラルの罹患率致死率100%の“S2インフルエンザ”ウィルスによるテロが勃発する、
しかしコーディの手のものであるという明確な証拠は見つからず。
この時期から、ブルーコスモスが加速度的に増加し膨れ上がっていく。盟主、14歳。
↓
CE55-68年、“地球上”でのコーディネイトを禁止するトリノ条約が制定される、勿論、一連の事件と民意、時代背景を経てロゴスの手まわしによるもの
しかし、S2を発端とした地上でのコーディへの反発は根強くブルーコスモスは次第に過激派や鷹派の方向へと思想を変更
アズラエル、盟主として着任、生来の優秀さで舵取りをするも、末端まではコントロール仕切れなかった
ブルーコスモスは過激派として認知、組織内でもそれらの勢力ばかりが増えていく
↓
そしてCE70年2月5日、月面都市コペルニクス
後の世において、コペルニクスの悲劇と呼ばれる多発的爆弾テロ事件が起った日
中立コロニーヘリオポリスに行くことを思い止まった、一人のスーパーコーディネイターを息子に持つ家族が住む、まさにその都市に、
盟主は、その日その時刻、テロ事件の起こった中心地点にいた―――
って感じで、中立都市コペルニクスで起こった連合首脳陣爆殺同時多発テロ
“コペルニクスの悲劇”を舞台にしてアズラエルとキラのそれぞれの物語の幕が上がるわけか。
そうそう、そんな感じ
まさに黒幕!! って感じだけど味方にしたらすげぇ頼りになるいい上司みたいなイメージ
やべぇ、漢のアニメが生まれる悪寒
ブルコス過激派との権謀術数やプラント強硬派との抗争
その背後に見え隠れするオーブの思惑
ゴッドファーザーテイストだ
マリューは技官もいいがAAに残してもいいんじゃないかね。最終的にはナタルのドミニオンと組ませてみたい。
ドミニオンの旧3馬鹿と、フラガ(ネオ)率いるAAの新3馬鹿で揃い踏み、なんてあったら正直むせび泣く。
>>94 おお、俺がいる。
つーかもう誰かその設定でSS書いてくれw
もうすでにその設定って離翼がやってるような、、、
アツいなー
ブルーコスモスの活動が過激化するなかで、アズラエルは状況をコントロールしようとする
そんな中でコペルニクスの悲劇から始まるストーリー
ここのオーブは理念バカじゃなく、自国が中立を維持するため、その利益を最大限得るためプラントと連合の間で色々腹黒いこともやってる感じか
種本編のウズミ@オーブの獅子じゃなく、銀英伝のルビンスキー@フェザーンの黒狐(前半仕様)とかをイメージしたいところだ
大西洋連邦の大統領とかもただの傀儡じゃなく、ブルコスの力を利用しつつ虎視眈々と逆転を狙う強かな相手だったり
ウズミは本編ままで良いと思う、ただその下層部がウズミの言を拡大解釈する事無かれ主義者で
いろんな意味で腐ってやがる
サハクは裏の家系だがマジオーブの事思ってて清濁併せ呑む裏の家系で連合と協力してMS開発、話せば判る
セイランは表の家系で、同じくマジオーブの事思ってて清濁併せ呑む表の雑用係で同じく話して判るが資産はともかく政治的権力が無い
種・種死にもだれか竜頭蛇尾にならない政治家は居ないものか
後半から死に際みんなとち狂ってるし
デュランダル議長には多少期待していたんだがなぁ
だって、政治家たちがまともなままだと、明らかにキラやラクスたちの方が悪者になっちゃうもん・・・
逆に言えば、前半マトモだった奴は負債の強引な演出さえなければマトモなままだったかと
つまりジブリールは最初から狂信者でロゴスの連中はなあなあで戦争に反対でデュランダル議長は凄い政治家、と
まーここはアズラエルの有能化フラグが立ったスレなわけで
他にも何人かまともな政治能力を持った人間がおらんとバランスってもんが・・・
種世界は有能キャラが居ると周囲から浮き上がってしまう
この設定でいくなら、戦争やるにしても多少「真面目な」戦争をやりそうだな。
プラントでもNJ投下で意見が割れるとか。
NJ全域投下派=クライン派、NJ限定投下派=ザラ派、NJ投下反対派=本当の意味での穏健派
こんな感じか?
本編を詳しく見てみると戦争を継続しようとしてたのって、ザラ派じゃなくてクライン派なんだよな。
こいつら、アストレイに出てくるわけの分からん「一族」とかいうのと繋がってたんじゃないか?
本当に戦争を終らせようとしてたなら、他国に自国の重要機密を流そうとはしないだろうしな。
ロゴスが無印の段階でプラントと連合間の軍事的緊張を高めようとして、戦争に繋がったとか、そういうのも良いかも。
種死の段階じゃ戦争は逆に止めようとしているとか。
これをみると明らかにクライン派が過激派、ザラ派が強硬派なわけだがw
というか、マジメに殲滅戦争やろうとしてる辺りがぶっ飛んでる。
初期のザラ派はまだしも優位な状況での停戦交渉を視野に入れてる気がするが。
クライン派には相手叩きゃ良いってもんじゃねーぞと言いたい。ありゃ泥沼化するだけだ。
パトリックに交代したときにはかなり手遅れくさいし。
オーブとかモルゲンレーテを黒幕化しても良いかも。
戦争を長期化させて連合、プラント双方への影響力の拡大を狙ったとかさ。
どっちも生産力の低下も著しいだろうし。
プラントだってただでも出生率とか低いのに、戦争で労働力人口激減してるはずだ。
そしてロゴス代わりに潰されると。
実際それだけの事してるし、生贄代わりに良いんじゃね?
>>103 繋がってる、というか、あの世界を見ている感じでは、ロゴスや一族の他色んな
類似組織にこねくり回されてるだろうよ。この二つの巨大勢力が潰れたから、
やりやすいだろうな他の皆さんは
つーかさ、種世界って何で「一族」とかいう秘密結社モドキがあるんだ?
ロゴスならまだ許せるが、「一族」ってなんだよ!?
こんなのガンダム(類似品)に出すなよな。
種世界から排除すべき物は「クライン派」と「一族」だな。
こいつらが居ないだけで、ある程度まともな世界になるぞ。
クルーゼとかは、ほっといてもいいし。
一人じゃ何にも出来んからな。
追加
つ「オーブ」
一族は別にいい
設定の優劣はともかくとして、
ほっといたら世界平和のためにマジ尽力してくれる実績のある組織だから
>>107 ロゴスが存在を左程悟られてない秘密結社な時点で大分おかしいから。むしろ、
これらが居なくなった所為で余計に混沌とした世界と化したから
>>109 世界平和?
ロゴスの存在って、知ってって知らない振りしてるだけじゃねーのか。
ファンタジーの世界じゃねーんだ・・・・・・ファンタジーかなぁ。
>>111 ザフトのエリートが、武器商人の存在を知って愕然とする世界ですよ
あれはバランサーって設定だから。つか、ああいった組織が無いと、世界全体で
民族紛争やらかすようなアフォな世界マジで滅びかねないよ
あの世界じゃ武器商人=悪なのか・・・
政治家って居ないの?
教育はどうなってるの?
プラントは北の国みたいに、議長が妖術を使って空を飛べると教えていないか?
「一族」というのはあれでバランサーのつもりなのか。
たしかkの国も似たような事言ってたが。
ぶっちゃけ、イランだろ。
たぶん同じことをロゴス辺りがやってくれるから。
>>113 一族はマティスに代替わりしてからまたちょっと頭おかしくなってる
先代はキチンとマトモにバランサーしてるらしい
その証拠に、ここ数年(代替わり以降)で大きな世界大戦が頻発している
>>114 というか、あれは人口調整の為
とスレ違いなのでこの辺にしとくさ。正直ネタ尽きてきたけど
とにかく真面目な政治家・軍人が活躍する種世界を見てみたいな。(離翼以外の)
無印・種死問わずさ。
ここで一つアズラエルに活躍してもらえば全て丸く収まるから。
>>114 一つ言わせてくれ。
>人口調整の為
物凄く余計なお世話だよな。
「一族」とやらには自分の頭を調整しろといいたい。
>>116 一族と言うか、トップを簒奪したマティスの頭がおかしい
一応遺伝子は自然な優性交配で物理的に調整されてるらしいが、
ちょっと妹である教育受けて鬱屈してた分だけストレスが溜まったのか
姉貴と言うか兄貴追い出した後は何か変な快感に目覚めてるっぽい
個人的にはトラウマ(というかある種の徹底的な敗北体験)があって
反骨心あふるるアズラエルってのも見てみたいなあ。悔しさをバネにって感じの。
要は土壇場になってファビョったりしない「大人」であれば良いというか。
>>118 つまり
>>91でのコペルニクスの悲劇が
アズラエルの始めてのトラウマになったんだよ!!!
>>119 いいなそれ!
そのときに友人を失うとか・・・
ちょっと陳腐だな。
>>116 ぶっちゃけて書けば、あれ「50円とか盗む意味皆無」という突っ込みを無理矢理解消
する為の設定だもの
ムル太は、コーディ絡まない采配に関しちゃまずまずだから、劣等感さえなければかなり
良い政治家になりそうだ
>>116 ムル太が政治家・・・
あながち間違ってないな。
あの歳でロゴスでも中心に近い奴だったんだろ?
親の威光と金だけでは無理だろうな。
かなり優秀な人間なんじゃないか?
>>120 陳腐結構じゃないか。
ついでにキラの両親も瓦礫の下敷きとかエレベーター宙吊りとかにさせとけwwww
んで、混乱の中で偶々直前に友人失って不安定になってた盟主が避難途中に通りかかって
助けようとするんだけど、その協力があってしても親父ハルマがお袋カリダを助けるために自らは犠牲になって死んだりしなければならなかったりしたら
盟主やキラの色々なフラグが同時に立っておもしろいぞう!?
キラとか、アスランのお袋が死ぬ前に、肉親を自分の同類のせいで失うわけだから、もはや色々やりきれなくなる筈だ。
「宇宙のイシュタム」でのシロー=アダマくらいやりきれねぇwwww
そして盟主のポジションなナダなわけだ。いや死なんがね。
>>122 年表をよく見ると、CE71の時点で下手すりゃぎりぎり20代だからなあ。
正直ありえないスピード出世。ロゴスにブルーノ・アズラエルってのが別に居たことを
考えると、親父からそのまま引継ぎましたって感じじゃなさそうだし。
>>123 当然、その混乱する現場において母親と子の抱き合って死んでる死体見た、現在妻が妊娠中の盟主が
直後にテロ現場に姿を現したMSを見て
「俺は誓うぞ!! 例えお前がどんなスーパー兵器に乗っていようとも!!
たとえお前が本当に死の神でも!!
必ず……地獄へ叩き落してやる!!!」
とか、
MSに搭乗しているテロ起こしたパイロットに向けて
感情むき出しにして言うのはデフォルトなワケだなwww
>>125 イーークィーーーーーップ!!!!
スマン!やってみたかったんだ。
いいな!表面上冷たいが、心の奥に炎を持つ男って。
無印・種死自体、無補給・無整備で動くスーパーロボットが出てくるから、これぐらい良いよな?
>>125 ちょwwwそれどっちかっていうと盟主は声的にシローなんすけどwwwww
そこで盟主がナダさんでシローがキラかよwwww
>>122 ムルタ大統領ENDという幻が見えてしまった。パウエル(サザラン)とライス(ナタル)付きで。
そして、UCの地球連邦並みに土台が強固な地球統一国家を作り上げるわけですね。
ほす
hosyu
ほし
ピンチのときは秘密基地の黒ドクロの目が怪しく輝き秘密兵器の使用許可が
そして今週のびっくりドッキリメカが。
ほしょ
あくまでキラが主眼と言う事で、
アズラエルは顔が隠れる謎の超指令としてAAや軍に命令したり裏方で活躍するって事でFAですか?
>>136 それは既に流○うがやってるのでは?
キラはバトル担当として居ていいと思うけど、主眼に置く必要はないと思う。
やっぱこのスレタイならメインは盟主だろう。
>>122にあるみたいな政治家なアズ公が見てみたい。
くらやみ指令なムル太もちょっと見てみたい気がする。
表向きは与党内でガンガン吠えるハマコーさんなアズラエル議員と、裏で国を動かす
アズラエル理事(顔出しなし・ラストで同一人物バレ)とで2面性を持たせるとか。
しかし政治家の戦いを精密勝つリアリティ溢れさせてなおかつ面白く描写できるSS書はあまりにも少なくて断念されるような希ガス
>>139 外国との交渉はユウナや議長に相手役を頑張ってもらうとして(それでも3すくみが限界だけど)
国内政治でのライバル役がジブリールくらいしか居ないっていうのがなあ。
あとロゴスがどういう団体なのかさっぱり分からないってことも…。
難しいなあ。でも読んでみたい。誰か良いアイデアない?
141 :
通常の名無しさんの3倍:2006/10/12(木) 23:00:25 ID:vO7npINq
無印種時点でデュランダルと組ませるとか。
互いに内部から組織を変えようと協力しあう。
待ってください!!
アズラエルにトラウマなかったらきっと三馬鹿と一緒に強化されてる気がします
そうかなー。強化人間の開発自体無いような気もしないでもない。
強化人間の作成に関してはアズラエル関与してなかったんじゃなかったけ?
あれってジブの管轄じゃね?
あんな採算とれそうに無い研究に良く金出したな、ムル太。
どうしてブーステッドマン作成に乗り出したんだろうね
単に勝ちたかったのか、ナチュの中からコーディを凌駕できるものを創造したかったのか
じゃムル太がトラウマもって無かったら
採算取れない上に急ぎ過ぎなブーステッドマンの代わりに「人と機械の融合」を題目にした
機体⇔パイロット間のサポートAIシステム開発を開始するよwwww
それと並行して従来道理の努力……スヴェンみたいな
凡人を鍛え抜いて生まれる屈強を重要視する
>>148 普通そうするだろ?
足りない部分は補えばいいわけだからさ。
連合側のMSパイロットはUCのジオン兵並のスキルを持つな。
それプラス圧倒的な物量を持ってるわけだから・・・
コーディじゃ絶対勝てんなwwww
そもそも、ブーステッドマンの発案自体
ムル太の歪んだコーディへの憧れが引き起こしたような希ガス
>>148 >「人と機械の融合」を題目にした
それ何てアスラーダorバイオコンピュータ?
上の方にあったが、トラウマなきゃソキウス使って世界征服完了
世界征服は既に(一族の手で)完了している
トラウマ無いムル太は商売の人なので儲かりさえすれば裏トップがどーでも別に良いはず
ただ、ソキウスは先代からの事業のはずなので自分なりの使い方で有効活用はするだろうね
>>153 してないお。というかあれら別に征服してる訳でも何でもないから
まぁ、ソキウスが10人も居ればその辺の国軽く落とせそうな勢いだからなありゃあ
>>154 いや、情報的な意味合いでな?
そりゃ一族は世界征服を表からしてるわけじゃないけど、裏側から征服完了して秘密裏に管理体制を敷いている
いわば「成功したデスティニープラン」を敷いてる奴等
よいわるいはべつにしてその影響力と異常なステルス体制は侮れない、まあ目標が人類の存続なだけ良いと思うべきか
ムル太さんとは直接対立するわけでもないしね
>>155 トラウマ無しのムル太なら、良い具合に手を組みながら都合良く使いそうだ罠
どっかのジブリは何時でも見事なピエロになるだろうけど
そこでピエロにならないジブリなんて、ジブリじゃないやいッ!!
>>155 そいつらって・・・必要なのか?
そんな秘密結社イラネ。
大体目的が「人類の存続」って、頭おかしいんじゃないか、そいつら?
どーも負債の横槍の匂いを感じるな。
アストレイが尻拭いしてくれる事が、そんなに気に入らんのか?
だから、Δを潰したのか!?
>そいつらって・・・必要なのか?
ほうっておいたら世界大戦三年間で二回して全地球規模の大災害を二回も引き起こすような池沼相手には
もはや、、、ねえwww
それくらいでは、人は滅ばんぞ。
むしろ種世界にとっては、いい感じのリセットじゃね?
というか「一族」ってマティス(だったか?)とかいう、イカレタ奴がトップなんだろ?
世界大戦を起こしたのは、実はこいつらがやったんじゃないか?
ロゴスが悪い
と演説で一回言われただけで、経済構造の今後も考えず暴徒と化す住民が世界中で
居て、各国軍隊は一切鎮圧しない世界な時点で、誰かが裏で操作しないと、どう
考えても潰れるお
それを言われると弱いな。
種世界の住民は負債並みの脳味噌しか持ってないってことか・・・
悲しいねぇ。
>>161 金正日が「世界情勢を悪化させているのはロッキード・マーティンとユナイテッド・ディフェンスと三菱と石川島播磨だ」
って演説したら、翌日にアメリカや日本の市民がこれらの会社の偉い人を襲撃した、なんていうようなもんだもんな、あの展開。
無茶苦茶だ。
>>163 まあ、多少なら暴徒が出現する可能性もあるが、簡単に軍に鎮圧される程度の数
だろうに・・・
>>163 現実に煽動される奴は居ても少数というものだし。
この前の嘉手納配備のペトリの件(ミサイルがあるとミサイルに狙われるニダ)だと確か50人とか100人のレベルだったか。
>>163 おおむねその通りだと思うがデュランダルの受ける絶大な支持を考えると、
キリストがいきなり復活して(キリスト教徒の人スマソ)同じことを言った、位のレベルだと思う。
まぁ、百歩譲って民衆が暴徒化したのが問題無いとして、最大の問題は
正規軍が止めに入る様子も無く、更には正規軍まで寝返って暴れてる悪寒すらある
所だろうな
とりあえず負債がバカなんてのはいまさら語ったってしょうがないし、話を元に戻そうぜ
あと議長厨はお帰りください
169 :
166:2006/10/15(日) 09:23:32 ID:???
>>168 えーと、自分ではそんなつもりは無かったんだがもしかしなくても俺のことだよな>議長厨
まあ流石に神様扱いは言い過ぎたと思うが、
直前に放送されたデストロイによる惨劇を考えれば、
一時的にはそれを見てた殆どの人間の心が議長側に傾くと思ったんだが・・・
改めて考えてみるとデストロイの所業を見て連合にはとてもついていけないという思いと、
その頭であるロゴスを放置しておけば今度焼かれるのは自分たちかもしれないという思いが、
民衆をああも安直にテロに奔らせたのかも試練。
種死でムルタが存命(トラウマレス)だったらデストロイのアレは止めたんだろうか…
止めずにジブリを潰しておいて、議長を差し置いて演説し、一気に返り咲きそうな。
>>170 演説するアズラエル…うーん、見てみたいなあ。
この場合持ち駒は誰になるんだろ。やっぱサザーランド+ドミニオン組?
むしろサザーランド+ドミニオン&アークエンジェル組と予想
え、アークエンジェルとキラはラクシズ? それなんてプラントの暗部?
――いらない
そんなものは望めない
>>170 その設定、買った。SS書いてみてもいい?
ぜひに!!
アズラエルの野望か
同梱のディスクで、パトリック編もあるってわけだ
二度美味しい
俺、アズラエルってコーディ殲滅をマジに考えてるところが魅力だと思ってんだが
ただの商売人になったアズラエルでは、種世界の設定の魅力を生かしきれないと思ふ
>コーディ殲滅をマジに考えてるところが魅力
それはジブリールの魅力だ
アズラエルの魅力はブルコスでありながら場合によってはコーディを使う等の柔軟性だ
しかもアズラエルは妻子持ちという、ビックリの裏設定も持ってる。
なんかその設定、wikipediaにいつの間にか書いてあっただけの眉唾って聞いたんだけど、ソースあったの?
そういやソース見たことないな。なんかの雑誌に載ってた?
雪山で一緒に温泉に入ったり、力を合わせて彼女の身内を倒したりしたライバル企業の娘さんと結婚しました。
>>181 ん? 外伝にそういう話があるのか?
あるなら読んでみたいなあ。
>>182 中の人の違うガンダム作品での役だとマジレスしてみる。
そのために起承転結の流れから、俺たち視聴者がdkwkする楽しみの部分である起承転を軒並み奪うのか
それスマートなんじゃなくてただ単にスマートに演出できないから大事な部分ごそっと省いて軽くしてるだけなんじゃないのか
それ何てラノベにおいてもあかほり小説以下の糞レベル作品だよ
ちょろっとSS書いてみたんだけど、ここに投下しても良い?
種死でムルタが存命だったらバージョン、39か40話くらい。
ヨシカモン!
是非に!!!
ギルバート・デュランダルは弾劾した。
「――なのにどうあってもそれを邪魔しようとする者がいるのです。
それも古の昔から。
自分たちの利益のために戦えと、戦えと!
戦わない者は臆病だ、従わない者は裏切りだ、
そう叫んで常に我等に武器を持たせ敵を創り上げて、討てと指し示してきた者達。
平和な世界にだけはさせまいとする者達。
このユーラシア西側の惨劇も彼等の仕業であることは明らかです!
間違った危険な存在とコーディネイター忌み嫌うあのブルーコスモスも、
彼等の創り上げたものに過ぎないことを皆さんは御存じでしょうか?
その背後にいる彼等、そうして常に敵を創り上げ、
常に世界に戦争をもたらそうとする軍需産業複合体、死の商人、ロゴス!
彼等こそが平和を望む私達全ての、真の敵です!
私が心から願うのはもう二度と戦争など起きない平和な世界です。
よってそれを阻害せんとする者、世界の真の敵、
ロゴスこそを滅ぼさんと戦うことを私はここに宣言します!」
人々は驚愕し、暴かれた世界の秘密に熱狂した。
この世に真の悪があったことに狂喜し、そして邪悪を狩ることに狂奔した。
「死の商人」の手先とされた企業は襲撃され、暴動の中で社員は迫害され、
また殺されることもあった。
組織としての「ロゴス」は壊滅し、主な構成員たるロード・ジブリールは逃走した。
そして、あの男――前ブルーコスモスの盟主にして、国防産業連合理事、
ムルタ・アズラエルもまた、逃避行を余儀なくされ姿を消した。
ヘブンズベースが陥落した。その知らせを受けた時、ユウナ・ロマ・セイランは
雷に打たれたような衝撃を受けた。
それは彼の父、ウナト・エマ・セイランも同様だった。彼らはよく似た親子だったが、
これほど同じ感情を共有したことは、後にも先にもこの時きりだった。
何しろ、青天の霹靂どころではない。かのエンデュミオンの鷹ではないが、
まさに不可能が可能になってしまったのだ。
「何の奇跡だよ、これは!」
動転するあまり声を荒らげ、ユウナは机に両拳を打ちつけた。
彼に報告を持ってきた男が、思わずぎょっとして身を震わせる。
オーブ連合首長国、代表首長の政務室。
ユウナは代表代行としてそこの椅子におさまっていた。
思えばこの椅子に座った時から、彼の元には国難ばかりが相次いだ。
国家元首の拉致。ダーダネルスでの敗北。『偽者』の介入による権威失墜に、空母の損失。
そして、終いにはプラント議長のロゴス弾劾演説と武力行使である。
もういい加減にしてくれ。ユウナの本音はそれに尽きた。
「ユウナ、落ち着け。驚いている場合か」
「父さん……」
苦々しく口を開いたのは、ウナト・エマ・セイランである。伊達に長く生きている
訳ではなく、彼は息子よりは先に平静を取り戻すことに成功していた。
ユウナは喉まで出かかった言葉を飲み下すと、遅まきながらポーカーフェイスを装って、
報告した男に目を向けた。
「わ、分かった、ありがとう。すぐ閣議を開く。君、閣僚の招集を頼めるかい?」
「はい、ただちに」
男は簡潔に答えると、そのまま一礼して部屋を飛び出していった。
部屋にはユウナとウナトの二人が残される。
「……くそ、何がどうなってるんだ。ザフトには神様でもついてるの?」
舌打ちし、ユウナは苛立ちまぎれに髪をかき乱した。
「縁起でもないことを言うな。そんな奴らにばかり都合の良い神が居てたまるか」
「でも父さん、普通じゃないよ、これは。
いつからザフトは連合の総本部を落とせるほどの大軍になったのさ」
「わしに分かる訳がなかろう!」
半ば自棄を起こしてウナトは頭を振った。ユウナは肩を落として溜め息をついた。
彼らが動揺するのも無理はない。
彼らは、負ける筈がない賭けに負けたのだ。
ギルバート・デュランダルの「暴露」が行われた時、オーブの国を預かる者として、
彼らはさして危機感を抱いてはいなかった。
モルゲンレーテを国有するオーブは、デュランダルが言うところの死の商人に
他ならないが、だからどうというものではないと彼らは考えたのだ。
戦争が特需を産んだのは遥か遠い昔の話であり、意図的に戦争を起こして儲ける勢力が
居るなどというのは馬鹿の妄想に過ぎない。
ゆえに、彼らは思った。「ギルバート・デュランダルは気が狂ったのか」と。
だが、世情は彼らの予想を完全に逆行した。
「今時、軍産複合体の陰謀説を信じるなんて……どうかしてるよ。
やらせじゃないの、あれ」
「当たり前だ、最初に暴れ出したのは皆サクラに決まっておる。
それに乗せられる奴が多すぎるのが問題なのだ!」
ウナトは怒りに顔を紅潮させながら吐き捨てた。
ユウナは青ざめて机に両手をつき、うなだれた。
「ああもう、勘弁してよ、本当に……ヘブンズベースがやられるなんて計算外だ」
情けない声を上げる息子を、ウナトは複雑な面持ちで見やった。
突拍子のない珍説に民衆がなびいたのも想定外だったが、
ヘブンズベースの陥落はもっと想定外だった。
それこそユウナが言ったように、
奇跡でも起こらなければ、ザフトに勝ち目はなかったからだ。
何しろ数が全く違う。人口からして5000万と数十億なのだ。圧倒的なキルレシオと
質の高い将兵をもって、電撃的に勝利をおさめていった前大戦とは状況が異なる。
連合もまたMSを標準的に備えるようになった今、
正面から激突すればザフトは必ず敗北する。
ブレイク・ザ・ワールド以降、セイランが迷わず連合に組することを推進したのも、
全てはこの確信があったからだ。
しかしその確信は裏切られ続け、ついには連合軍の総司令部が
壊滅というところまできてしまった。
「とにかく、情報を集めないと! ザフトがどんな奥の手を使ったのか知らないけど、
場合によっちゃあ向こうにつく国が出てくるかも知れない」
口早に呟きながら、ユウナはうろうろと部屋の中を歩き回った。
「しかし、いかんせん、あの中継映像だけでは何も分からんぞ。
どうせ編集がかけてあるだろうし……」
それを目で追いながら、ウナトは言った。
ユウナは立ち止まって父に向き直った。
「じゃあ、プラント本国の方にかけあってみるとか……とにかく状況が分からないと
動きようがないよ。勝ち馬に乗り損ねるのはもうごめんだ」
「旧日本時代の悲劇再びか……やむをえん、やるだけやってみよう」
「頼むよ、父さん」
祈るようにユウナは言った。彼はほとんど藁にも縋る気持ちだった。
オーブは小国だ。いくら経済大国といえど、小国であることには変わりない。
だから、大国の機嫌を損ねることだけはしてはいけない。
どこが大国なのか見誤ることも許されない。
そして今、プラントが連合に代わる最大勢力になろうとしているかも知れないのだ。
オーブがこれを見逃す訳にはいかなかった。
僕にできるだろうか、とユウナは思った。
そして、できなければならない、とも思った。
ユウナが密かに覚悟を決めていると、不意にばたばたと廊下の方が騒がしくなった。
「代行!」
かと思えばドアが開いて、人間が1人飛び込んでくる。
先程ユウナに言われて閣僚の招集に行った筈の、あの男である。
「あれ、君……もう皆こっちに着いたのかい?」
「い、いえ、そういう訳ではないのですが――とにかく、代行、これをご覧ください」
「うん……?」
男が何か文字がタイプされた紙を差し出す。ユウナは背を屈めてそれを覗き込んだ。
その途端、彼の顔色が一変する。
思わずウナトが、国家代表がみだりに感情を露にするべきではない、と思ったくらいに。
「どうした、何と書いてある」
「……」
ウナトの問いに、ユウナはしばらく絶句して答えることができなかった。
だがやがて肩の力を抜くと、忌々しい、と口の中で呟いて、顔を歪めた。
「……ジブリールだよ。生きてたらしい。オーブの領内に入れろと言っている」
「ジブリール!? ヘブンズベースから逃げ出してきたというのか。今どこに?」
ウナトは驚きに目を丸くし、紙を持ってきた男に訊ねた。
「アカツキ島沖で、海保の巡視艇が拘束しているとのことですが……」
「手荒なことはしていないだろうね?」
と、これはユウナ。
男はとんでもない、とばかりに首を振った。
「まさか! でなければこんな伝言など受け取りません」
「……そうか。話の分かる職員で助かるよ」
ユウナとウナトは、2人して安堵の息を吐いた。
この紙の男もそうだが、
よくオーブのことを理解している巡視艇員の判断は賞賛に値した。
ロゴスであり、ブルーコスモスの親玉でもあるロード・ジブリールは、
今や世界中の暴徒に付け狙われるお尋ね者だが、
オーブには迂闊に彼をないがしろにする訳にいかない理由があった。
その微妙な立場を、彼らはよく分かっていたのだ。
「ああ、それから代行、こちらもご覧ください」
そうだ、と呟いて、男は懐からもう一枚、別の紙を取り出した。
「まだあるのか?」
ウナトは思わず眉を寄せた。
ユウナは悪い知らせでないことを祈りつつ、無言で紙面に目を走らせた。
そこに書かれた意外な人名に、彼は驚くより先に嫌悪感を露にする羽目になった。
「え――ち、ちょっと、何でこいつまでここに来るのさ!?」
ウナトが横合いから同じように紙を覗き込み、同じように顔を引きつらせる。
そこには、目下「世界の敵」であるロゴス1番の大物――
ムルタ・アズラエルの名前がタイプされていた。
オーブ海上保安庁は、蜂の巣をつついたような騒ぎになっていた。
初動対応こそ満点を付けられたものの、そこはやはり、伝統的に各省庁同士の連携が
不十分なオーブのお役所仕事だ。
とりあえず「言づて」を頼まれるままに首長代行に報告はしたものの、「すぐそちらへ
向かう」と答えたきり沈黙した行政府に、彼らはすっかり混乱してしまったのだ。
「代行はまだ来られないのか。本当に連絡をしたのか?」
「したさ。行政府の職員がすぐ来ると言ったんだ、文句ならそいつに言ってくれ」
「じゃあもう一度その取り次いだ奴に確認してこい! もう2時間も経つじゃないか!」
恐ろしいことに、この時点で彼らは領海侵犯の不審船があったことを
軍部に連絡すらしていなかった。
幸いにしてこれが大事となることはなかったが、明らかな手落ちだ。
無論それは、海保に報告されるまで、
不審船そのものに気付かなかった軍部の手落ちでもある。
ともあれ、不運だったのは渦中の人――
すなわち「世界の敵」ロード・ジブリールを直接引き受けることになった職員たちだ。
「まだ待たされるのかね。すぐ来るのではなかったのか?」
慌しく通された入国管理所の一室にあって、「世界の敵」はすこぶる不機嫌だった。
「は、はい……申し訳ございません。もうしばらくお待ちください」
ソファでふんぞり返っているジブリールに、応対を任された職員は完全に萎縮していた。
何しろジブリールは、傍目にもそうと分かるほど殺気立っていた。
いかにブルーコスモスの盟主とはいえ、突然世界中からの悪意に晒されれば怯むのも
無理はないが、彼はそれを表に出すまいと強烈に自制していた。その反動だ。
「……もうしばらくとはどれくらいだ。20分前にも同じことを聞いたが」
可哀相なのは、その切迫したジブリールの話し相手にされた職員だ。
「その、セイラン代行は、もうだいぶ前に行政府を出られたそうなのですが……
わ、私どもにも、詳しいことはちょっと」
必死で答える職員の顔はすっかり青ざめている。
何せ目の前に座っているのは「世界の敵」なのだ。
彼はギルバート・デュランダルの演説を信じてはいなかったが、それでも中継で
流された西ユーラシアの惨状には恐怖を感じた。
自分達はひょっとして、とてつもない悪党を匿おうとしているのではないか――
彼はそう思っていたのだ。
否、それは末端の人間である自分が考えることではない。
彼が冷や汗と共に思考を拭い去った時、唐突にドアが3度ノックされた。
「は、はい、ただいま!」
天の助けだ、と顔を輝かせて職員はドアに飛びつき、ノックの主を迎え入れた。
「大変お待たせしました、申し訳ありません」
ユウナ・ロマ・セイランだ。
何故若造の方が来る、とジブリールは一瞬、眉をひそめたが、
流石に一国の代表を無下に扱う訳にはいかない。すぐに表情を取り繕うと、
彼はソファから立ち上がって両手を広げて見せた。
「いえ、受け入れていただき感謝しています」
「ご無事で何よりでした。この度は大変なことになってしまいましたね」
苦笑を顔に貼り付けて相手に近付きながら、
ユウナは、あんたが来た所為で余計にね、と心の中で吐き捨てた。
正直、どうしてヘブンズベースで死んでくれなかったのかと、
彼はかなり本気で思っていた。
もっとも、ジブリールが死んだら死んだで、厄介事が尽きる訳ではないのだが。
「全くですな。まさかあの世迷言を真に受ける者がいるとは思いませんでした」
「あれには我々も驚いています。演説から暴動が起きるまで、あっという間でしたし」
「情けない限りです。流されていることに気付きもしていない」
ユウナに頷きながら、ジブリールは各地で暴れていた集団の姿を思い出し、顔を歪めた。
「デュランダルも大した面の皮だ。ブレイク・ザ・ワールドを忘れたと見える」
そう呟いて、大袈裟な仕草で肩をすくめて見せる。
ジブリールは思っていた。
あの男の行った演説は、完全にアジテーションだ。
過剰なほど美しく飾り立てた言葉を用い、自分が「正義」であると演出する。
そのくせ、言っていることを要約すれば「ロゴスを滅ぼせ」という一言に尽きるのだ。
大した詭弁家だ、と彼はデュランダルを本気で軽蔑した。
「はあ……そうですね」
しかし、曖昧に同意したユウナは、もっと冷静に事態を見ていた。
デュランダルのあれがパフォーマンスに過ぎないということは彼も理解していた。
だが彼は、そこから一気に暴徒を生み出すまで相手国の内情を混乱させた手腕に、
むしろ一定の評価を下していたのだ。
それゆえに、プラントに取り入るという選択肢を残している。
何より、今回のこと、その発端はそもそも――
「――もう少し黙っていようと思ったんですがね。
馬鹿なことを言うんじゃありませんよ、君」
冷ややかな声が闖入し、ユウナの思考は中断された。
ジブリールは顔色を変えて振り返った。一番聞きたくない類の声だった。
「アズラエル!?」
「やあ。しばらくぶりですね」
腕組みして戸口に背をもたれていたムルタ・アズラエルは、
そこで皮肉っぽく唇を吊り上げた。
とりあえずここまで。こういうのでもおk?
GJ!
一番最後に出てきやがった!
憎い奴だぜアズラエル!
こっからの逆転劇に期待だ。
ザフトマンセーラクシズアンチのワンパターンSSの続く中でよくぞ・・・!
これぞまさしく青き清浄なる世界のためのスレだ!
GJ!!
がんばれアズ!
>>196 お前は鬼だ!悪魔だ!!
こんなところで止めやがって!気になって夜も眠れねェじゃないか!
お願いだから早く続きを書いてくださいおながいします。
GJ!
>戦争が特需を産んだのは遥か遠い昔の話であり、意図的に戦争を起こして儲ける勢力が
>居るなどというのは馬鹿の妄想に過ぎない。
まさしくその通りなんだが、負債の脳味噌の中身はこれがデフォらしい。
このまま俺達に現実を見せてくれ。
>>178-180 ソースなんか見つからないのにある日突然ウィキに載っかってたネタ。
もう都市伝説並み
マジで言いだしっぺは誰だってヤキモキする
まぁ、石油価格変動なんて可能性も現在なら有りもするが、CEでは資源枯渇状態で
それすらないからな。全く持ってその通りだ罠
普段とは風体がだいぶ異なる。
トレードマークの青いスーツは地味な茶の背広に取り代わられており、
前髪は全て後ろへ流して額を出している。
加えて、目元にはサングラスをかけており、一見すると完全に別人だった。
ジブリールは少し面食らった。
「……どこのマフィアかと思ったぞ。ハリウッドにでも出演するのか?」
「そうですねえ、それも面白いかも知れませんが。
あいにくこれは変装でして、私の趣味ではありません」
「それは残念だ。……いつからそこに居た?」
――少しくらい愛想笑いをしたっていいじゃないか。
全く楽しくなさそうに言い合う2人に、ユウナは薄ら寒いものを感じていた。
とても口を挟めない。
顔色を悪くしたユウナをアズラエルは一瞥し、それから最大限相手を馬鹿にする時の、
とっておきの笑顔をジブリールに向けた。
「最初から居ましたよ。ミスタ・セイランが空港まで出迎えてくださいましてね、
そのまま同行させていただきました」
「えっ?」
「なに?」
挑発的なトーンに、ジブリールは不快感を覚えて眉を吊り上げた。
急に話題に出されたユウナは、驚いて目を瞬いた。
「ええ。何しろ密入国の君と違って、
僕は正規の手続きを踏んでここに『亡命』してきましたから。
いや、全く、君はセイラン代行のご厚遇に感謝するべきですよ」
「な――」
暗に、お前は後回しにされたのだとアズラエルは告げた。
大人気ない嫌味だ。彼はふとそう思って苦笑したが、ジブリールは気付かなかった。
元々気が立っていた彼は、まんまと挑発に乗って、屈辱に顔を歪めた。
「あ、アズラエル理事、そういう言い方は……ジブリール殿も苦労をされたのですから」
だしに使われて焦ったユウナが、心にもないフォローをする。
アズラエルは、オーブ代表も気苦労が絶えないな、と思いながら、彼に笑いかけた。
「そうですね。同じロゴスですから、私も苦労はしましたよ。
……で、誰が良い面の皮ですって?」
独り言のように呟くと、彼はジブリールに目を向けた。
ギルバート・デュランダルだ、と正直に答えるほどジブリールも馬鹿ではない。
そのまま沈黙したジブリールに、アズラエルはサングラスを外しながら
部屋の中へ踏み入った。
「全く、この期に及んでまだそんなことを言っているようだから、
君はいつまで経ってもコーディネイターに勝てないんですよ」
「……私を侮辱しに来たなら帰れ、アズラエル」
一瞬で逆上しかけた自分を何とか押し殺して、ジブリールは低音で切り返した。
だが、今更その程度で怯むアズラエルではなかった。
「私は糾弾しに来たんですよ、ジブリール」
足を止め、彼は正面からジブリールを睨み据えた。
彼は怒っていた。憤怒に、双眸がぎらぎらとした光をたたえていた。
「世迷言を真に受ける? 情けない限りですって?
してやられた君に言えた義理ですか」
「私が出し抜かれたと?」
完全に攻撃する口調になったアズラエルに、ジブリールはかえって
少し冷静さを取り戻した。
立場上、この手のなじりや罵りには慣れている。彼は表情を険しくすると、
アズラエルの目を睨み返した。
「違いますか? 完全に後手に回った結果、今やロゴスは世界のお尋ね者だ。
落ち度がないとは言わせませんよ」
「何の手立ても講じなかったそちらに言われたくはないが」
「ふん。私の助けは要らないと言って、
1人で勝手にブルーコスモスを動かしていたのは誰です?」
横でそのなじり合いを聞いていたユウナは、そこで軽い驚きを覚えた。
――アズラエルはブルーコスモスに関わってはいなかったのか。
ユウナは、ここ最近の「暴走」とでも言うべきブルーコスモスの動向に、
少なからずこの男が噛んでいると思っていた。
それが違うという。
では、西ユーラシアを焼き払わせたのは?
はっとして、ユウナは厳しい視線をジブリールに向けた。
「……ジブリール殿?」
ユウナの目つきが懐疑的な色を含んだことで、ジブリールはまずい、と感じた。
貴重な受け入れ先であるオーブの代表の心証を悪くすることは、得策ではなかった。
「ユーラシアでのことを言っているのなら、あれは必要な対処だった。
あの地域に親プラントの政権など作られる訳にいかんのは、そちらも分かっている筈だ」
アズラエルの片眉が跳ね上がる。
「だから市街地を吹っ飛ばしたと? 無差別に?」
「ザフトを追い出すためだ」
ジブリールは即答した。
そもそも彼は根っからのコーディネイター嫌いで、
地球にプラントの勢力が居ること自体に嫌悪を感じる類の人間だった。
それを追い出す為ならば、手段を選ぶべきではない。彼は、本心からそう考えていた。
ユウナは、これは狂っている、と絶句し――アズラエルは眉間を押さえて嘆息した。
「――呆れた。君は本当に何も分かっていないんですね」
「何だと?」
いっそう顔つきを険しくするジブリールを、アズラエルは哂って、
それからしみじみとこう思った。
ナタル・バジルールがここに居たら、きっとまなじりを吊り上げて、
詳細にジブリールの無知を是正しようとするだろう、と。
しかし、彼は彼女ほど親切ではなかった。
「暴徒化した連中を見なかったんですか?
彼らはユーラシアの虐殺に何よりも怒っている。
あれがつけ込まれる隙になったと何故分からないんです?」
「それはデュランダルが中継を流したから――」
「彼が流さなくたって、どうせすぐにインターネットで世界中にバレましたよ。
今はそういう時代です」
みなまで言わせず、アズラエルは相手の反論を叩き潰した。
彼はジブリールの視野の狭さに腹を立てていた。
、、、、、、、、、、、、、、、、、、、
この男は、敵がコーディネイターだけだと思っている。
憎悪が目を曇らせたとしても、アズラエルにはとうてい許容できるミスではなかった。
ジブリールが渋い顔をして言葉に詰まる。
握りこぶしを作って、アズラエルは更に一歩、相手に詰め寄った。
「いい加減に認めたらどうですか。君の無知と無理解がこんな事態を招いたということを」
ジブリールは目を見開いた。ユウナも流石に顔色を変える。
「あ、アズラエル理事、お言葉がすぎます」
そう咎めた彼をちらりと見やって、アズラエルは頭を振った。
ここまで言ってしまった以上、彼も引っ込みがつかなかったのだ。
屈辱と怒りで、拳が白くなるまで握り締めて押し黙るジブリールに、彼はこう続けた。
「君はいつもそう言いますね。
プラントが、ザフトが、コーディネイターが……そんなに偉大なものですが、あれらが。
全ての責任を押し付けられるほどに?」
「何が言いたい……」
その声に思わずぞっとして、ユウナは一歩後ろに下がった。
これはまずい。爆発する、と彼は思った。
アズラエルもそれには気付いたが、彼はあえて無視した。
「自分の手落ちも何もかも、悪いことは全てコーディネイターの所為――
そんなだから、反省しない君はいつも負けるというんですよ!」
「貴様!!」
とうとう激発して、ジブリールはアズラエルに掴みかかった。
シャツの胸ぐらを掴み、そのまま壁に押し付ける。
アズラエルは小さく呻き、ユウナはひゃあ、というような悲鳴を上げた。
「貴様こそ勝手なことを――2年前、
おめおめとプラントの独立を許した貴様が何を言う! アズラエル!」
周囲を憚らない大声で、ジブリールは罵倒を叫んだ。彼は今度こそ逆上していた。
流石にこれにはアズラエルも頭にきて、彼は相手の襟を掴み返した。
「私情で判断を誤って――何人も殺した君と同じにされたくはないですね、ジブリール!」
「減らず口を……!」
「お、落ち着いてください!」
堪りかね、ユウナは2人の間に割って入った。
何かを叫びかけた口のまま、ジブリールははたと気付いて動きを止めた。
アズラエルも同様だった。
どちらともなく掴んだものを離す。
とりあえず、客人2人が気を静めたことにユウナは安堵した。
「お二人とも、苛立つのは分かりますが、今は冷静になるべきです。そうでしょう?」
「確かに。すみませんね、ミスタ・セイラン」
アズラエルは若干の決まり悪さを感じて、割に素直に謝罪した。
ユウナは、そう思うならこんなところで喧嘩なんかするなよ、
という本音を胸にしまい込んだ。
「いえ……ジブリール殿も、行政府で父がお待ちしておりますので。
そちらへ行っていただけますか?」
「……分かりました」
ジブリールは浅く頷いた。彼は全力疾走をした直後のような疲労を感じていた。
あまりものを考えたくない気分だった。
彼は無言のまま、ユウナに命じられた職員と共に部屋を出て行った。
職員の顔は、蒼白を通り越してどす黒くなっていた。
アズラエルとユウナは、しばらく何を言うでもなく沈黙していたが、
やがてユウナが嘆息と共に口を開いた。
「……あれは、やり過ぎですよ、アズラエル理事」
アズラエルは、そうですね、と苦笑した。
「私もあんな人格攻撃をするつもりはなかったんですが……事が事だけに、つい。
貴方にはご迷惑をおかけしましたね」
「それは構わないのですが……しかし、あれは本当なのですか?」
「うん?」
「ユーラシアの件が、彼の独断だというお話です」
ユウナの質問に、アズラエルはあっさりと頷いた。
「ええ、そうです。ここ最近のブルーコスモスは、ほとんど彼の独裁状態でしたね」
「……ロゴスはそのことは?」
「知っていましたよ。だから切り捨てようかという話も出ていましたし」
そうする前に襲われてしまいましたけどね、とアズラエルは肩をすくめた。
諮問機関の一種であるブルーコスモスの暴走は、
ブレイク・ザ・ワールド以降はもはや公然の秘密だった。
何しろ、言っていることが明らかにおかしくなっていたからだ。
それでも連合首脳部が意見を聞き入れたのは、ロゴスの影響力以上に、
ジブリール個人の弁舌能力によるところが大きい。
これは純粋に彼の実力だったのだが、事これに関しては最悪としか言い様がなかった。
「なにぶん、彼も最後の方は人の意見を殆ど聞かなくなっていましたから。
流石にユーラシアのことは、止めた人間くらい居た筈なんですが」
そう言って、アズラエルは溜め息をついた。
彼はブルーコスモスを擁護したい訳ではなかったが、厄介だとは思っていた。
ユウナはといえば、ジブリールの理解に苦しんでいた。
「はあ……とんでもないですね。どうしてそんなことになったんでしょう?」
お世辞にも気が強いとは言えない彼は、誰の意見にも耳を貸さないということが、
感覚的に理解できなかった。むしろ彼の場合、誰の話も聞かずに1人で決めて
しまうことの方が、よほど度胸を必要とする。
「そうですねえ……まあ、彼はちょっと人間不信なところがありますから」
「人間不信?」
ユウナはきょとんとなった。
アズラエルは淡々と説明した。
「彼には利害関係以外に信じられるものがないんです。
まあ、ロゴスになるような人間は大概そうですけどね」
「と、仰いますと?」
「世の中が全て打算で動いていると思っているんですよ。だから利害の調節機関で
あることをロゴスに望むんです。あるいはあれくらい疑り深い方が
経営者としては良いのかも知れませんが……指導者としては難がありますね」
側近を信じられなくなった独裁者の末路は、悲惨だ。
常に裏切りと暗殺に怯え、夜も眠れぬ日々が続く。周囲も粛正の危険に怯え、
お互いに疑心暗鬼で過ごさなければならない。
最後には全ての味方を失って、孤独の内に生涯を終えるのだ。
やはりあの男に盟主の座を譲ったのは失敗だったかも知れない、とアズラエルは思った。
他方、それを聞いたユウナは、その彼を不思議に思って見ていた。
「……アズラエル理事? 失礼ですが、貴方は?」
「はい?」
「いえ、ロゴスになるような人間は大概、と仰る割に、他人事のように言われているので」
アズラエルの物言いは、完全に自分とは無関係のものを語る時のそれだった。
ユウナはそこに疑問を抱いたのだ。
ああ、とアズラエルは得心すると、少し考え込んだ。
「そうですね……確かに、個人的には彼の考えに共感しないこともないのですが……」
そう言いながら、だがその考えは間違っている、と断言する自分が居ることに
アズラエルは気付いた。
何故そう思うのか、彼は自分で首をひねったが、やがて脳裏にいくつか顔が浮かんで
くるにつれ、その根拠を自覚した。
あまりに単純な理屈だったので、彼は思わず笑ってしまった。
「何と言いますか。ちょっと、救いがたい馬鹿の知り合いが居るんですよ」
「ば、馬鹿、ですか?」
奇妙なことを言い出したアズラエルに、ユウナは面食らった。
アズラエルはわざと大真面目なふうを装って頷いた。
「ええ。本当に馬鹿なんです。
あまりに馬鹿なので、打算も理屈も通用しないというくらいに。
ああいう人間がこの世に存在することを考えると、
あまり利害や計算を絶対視するのも柔軟性に欠けるかと思いまして」
立て板に水。
アズラエルは気付いていなかったが、どこか嬉々として他者の罵倒を並べ立てる
彼の姿を見て、ユウナは絶句した。
そして返答に困った挙句、一番無難と思われる選択肢をえらぶ。
「はあ……そんなものでしょうか」
「そんなものでしょう。私はそう思っていますが」
「そ、そうですか」
粗末な相槌を打ちながら、ユウナは、
この男はやり手というより単に変人なのかも知れない、と思った。
そんなユウナの感想などつゆ知らず、アズラエルは既に別のことに頭を巡らせていた。
今後の対策について考えようとすると、ふと例の「馬鹿」たちのことが脳裏をよぎった。
――もう会うこともあるまい。
アズラエルはすぐに彼らのことを思考から締め出した。
>>207がずれたんで訂正、読点がいっぱい打ってあるのは傍点のつもりだった。
>>211 やたっ!これで安心して眠れる!!あんたは神だ!!
続きをwktk期待しながら眠りにつくです。GJ!!
GJ!
否、グゥレイト!!!
まともなアズラエルというのは、たぶんこうゆう感じなんだろう。
文の中でニャタルの名前を見つけたのだが、彼女、もしかして生きてる?
清濁併せ持っている感じのこの人なら、プラントが勝ったとしても世界自体は掌握したまんまなんだろうね。
というか、ロゴスが消えたとしても、ロゴスを構成していた人間達が力を持ってる事には変わりないんだがな。
その辺を負債は理解していたのかな?
あとでまたじっくり読ませてもらうけど、
理事がナタルに触れてくれてて嬉しかった!
一方で、その「馬鹿」――
本人に聞かせたら怒り出すであろう、アズラエルの思い描いた「馬鹿」の1人は、
ナタル・バジルール大佐その人だった。
彼女は赤道連合はラバウル、
シンプソン湾に浮かぶ戦艦「ドミニオン」の通信室にあった。
傍らに副官であるフレイ・アルスター中尉を従え、彼女はメインモニタに
映し出された男と睨み合っていた。
「もう一度おっしゃっていただけますか、少将」
画面越しに彼女と相対しているのは、
グリーンランドに移転した連合軍総司令部のウィリアム・サザーランド少将だ。
距離が遠い所為で、モニタの反応は時折数秒の遅れを生じた。
「第81独立機動軍が、本日付けでそちらに編入されることになった」
「不可能です。再考を願います」
ナタルは即座に拒否した。
サザーランドは予期していたので、さして表情を変えなかった。
だが、事情の飲み込めないフレイは混乱していた。
――第81って、ファントム・ペインじゃない。どこにどうやって編入しろっていうの?
「ドミニオン」が旗艦を努める連合軍第62任務部隊は、海軍の所属だ。
対するファントム・ペインは陸軍の2個師団。
航空隊や海兵隊として迎えるとしても、物理的に船に乗り切らない。
無論、サザーランドもそのことは承知していた。
「第2艦隊から必要な艦艇を派遣している。指揮はイアン・リー少佐が。
詳細は追って通達しよう」
「……本当にファントム・ペインを海軍にしたのですか?」
「元々あそこはザフト型の全環境対応編成でな。
水の上での経験もある。やってやれないことはない、ということらしい」
「…………」
ナタルは沈黙した。
サザーランドの言葉を鵜呑みにするならば、
確かにファントム・ペインをこちらに入れること自体は出来るかも知れない。
だが、軍が意味もなく部隊の再編を行うことなどありえない。
戦力を投入するということは、近く、必ずそれが必要とされるということだ。
「少将……これは何の為の戦力なのですか? カーペンタリアへの牽制ですか?」
「いや、そうではなかろう。それなら赤道連合とうちの第7艦隊が既にある」
「ならばどうして……まさか対オーブ用ですか?」
ナタルの問いに、サザーランドは微妙な表情でうなった。
そこにどんな意図があるにせよ、
とにかく政府がロゴスを潰したがっているということを彼女は悟っていた。
事実、今やそれは世界的な潮流となりつつあるし、既に各国が行動を起こしている。
その中で、大西洋連邦が動くというのは充分にありえる話だ。
しかし、それにしてもどうして、とナタルはまだ首をひねっていた。
「いや……分からん。私はまだ軍事オプションの段階ではないと思うのだがな」
サザーランドはサザーランドで、本国の意図をはかりかねていた。
海洋国家であり、主に輸入と加工貿易により生計をたてているオーブは、
海を封じられると非常に弱い。
わざわざ軍事侵攻などしなくとも、シーレーンを断ち切ってやるだけで
あの国は容易に崩壊する。そしてあの海域における制海権を握っているのは地球連合――
正確には大西洋連邦第7艦隊と、カーペンタリアのザフトに他ならない。
この状況でザフトがオーブに組することはありえないだろうから、
あとは大西洋連邦が経済制裁に踏み切るだけで良い。
それで終わりだ。
ナタルもほぼ同様のことを考えていたが、彼女にはもう一つ疑問があった。
「……そのことなのですが、少将、一つお訊ねしてもよろしいですか?」
「何かね、大佐」
ナタルは慎重に相手の表情をうかがった。
「少将は、本国がロゴスをどうするつもりだとお思いですか?」
サザーランドは帽子の下で眉を寄せた。
「それを私に訊く意味が分からんのだが?」
「お気に障ったなら申し訳ありません。ただ、少将のご意見をうかがいたいと思いまして」
2人はそこで揃って沈黙した。
――なに? 2人とも、何を言わせたがってるの?
黙って様子を見ていたフレイは、ちりちりと空気を焦がすような緊張を感じていた。
まだ若く、階級も低い彼女には、雲の上で上司たちが何を牽制し合っているのか、
理解できていなかった。
「……そうだな。組織としてのロゴスは、完全に解体してしまうつもりだろう」
サザーランドが暫し考え込んでから、そう答えた。
「業界の再編が行われると?」
「そこまでは言わん。ただこの辺りでてこ入れをする気なのかも知れん」
努めて客観的にサザーランドは語った。
「成功すると思われますか?」
ナタルはそこから上司の本音を探ろうと目を光らせていた。
「さて、私は経済学者ではないのでな。先のことは分からん」
「失礼いたしました。では、成功すべきだと思われますか?」
ナタルは試しに、思い切った言い方をしてみた。
きたな、とサザーランドは思った。
要するに、彼らは腹の探りあいをしていたのだ。
サザーランドはアズラエルとの兼ね合い上ロゴス擁護派だったが、
ナタルは彼が変節するのではないかと疑っていた。
サザーランドもナタルを信用してはいなかった。
大西洋連邦全軍は、今やロゴスにつくか否かということで、
派閥が真っ二つに割れようとしていた。
「私の――」
サザーランドは散々言葉を吟味した挙句、結局ぼかすことにした。
「私が何に寄って立ってここまできたのか、知っている君なら分かるのではないかね」
――分からないわよ!
フレイは肩透かしをくらって落胆した。
彼女はサザーランドの支持基盤も人となりも知らなかった。
だが、ナタルはその発言で、おおよそのところを察していた。
密かに安堵して、彼女はほっと息をついた。
「そういう君はどうなのだ、バジルール大佐」
サザーランドは切り返した。
多少とはいえ手の内を明かしたのだから、相手のものも知っておかなくてはならない。
ナタルはもう大して心配していなかったが、念の為に言葉を選ぶことにした。
「私は……軍人ですので、国家の意向には従います」
サザーランドの眼光が鋭くなる。
「ただ、敵国の言うことはまず疑うことにしております」
「……そうか。なるほど」
サザーランドは得心して頷くと、頭の中で「安全」のゾーンにナタルを移動させた。
それからいくらか連絡事項をやり取りし合った後、ナタルは通信を打ち切った。
通信室に静寂が戻る。
「……何だったんですか、艦長?」
嘆息して肩の力を抜いたナタルに、フレイはおずおずと声をかけた。
そろそろ彼女も薄々感付いてはいたが、確認のためだ。
「意見の確認をしただけだよ。少将はロゴス狩りには反対でおられるようだ」
「はあ。まあ、あの人、
ブルーコスモスですし。プラントの言うことは聞かないでしょうけど」
「いや、そういう問題でもないのだが……」
――いや、そういう問題なのか?
ナタルは思った。ブルーコスモスだからというのはともかくとして、
プラントの言うことを真に受けるべきでないというのは彼女の本音でもあった。
理由は単純で、あのアジ演説の目的が不明瞭な内から、
下手に同調すべきではないと思ったからだ。
彼女は「平和のためにロゴスと対決する」というデュランダルの言葉を
信じていなかった。もし彼が「プラントの平和のために」と言ったなら彼女も考えを
変えたかも知れないが、デュランダルが求めたのは「世界平和」である。
嘘だ。
彼女は聞いた瞬間にそう思った。
そんなものは宗教家の妄言であり、政治家が本気で口にすることはありえない。
「しかし、困ったな。これでは本国の動きがまるで分からん」
ナタルは難しい顔をして考え込んだ。問題はそこだった。
暴動が起こるまではいい。
だが、それを取り締まらない軍や警察、そして政府の対応には果てしなく疑問が沸いた。
政府がロゴス潰しに賛同しているということは分かる。
分かるのだが、とナタルは疑問符を浮かべていた。
「ロゴスを潰したいんじゃ?」
フレイは単にそれだけのことだと思っていたが、
そんな単純な話ではないとナタルは首を振った。
「何故だ? 潰しても利益があるまい。
古めかしい陰謀論など、お前も信じてはいないだろう?」
「それはそうですけど……」
フレイは口ごもった。
「国家のやることだ。何につけても、それが無意味だということはない。
必ずどこかに目的がある筈なんだ」
ナタルはフレイにというより、自分に言って聞かせるように呟いた。
軍の運用と同じで、国家が意味もなく何かをするということはない。
デュランダルのように、政治家が「正義」や「自由」などという題目を掲げる場合は
常にポーズだとナタルは考えている。
巨大資本であると同時に巨大企業でもあるロゴスに
著しいマイナスイメージをつけることで、株価その他の混乱を招いてまで、
プラントに同調した国家は何がしたいのか。
険しい表情で思考の海に沈んでいる上官を、フレイは不思議に思って見ていた。
「あの……艦長? 珍しいですね、艦長がそんなふうに仰るのって」
「なに?」
唐突に妙なことを言いだした部下に、ナタルは目を丸くした。
「だって、いつもは『政治のことにかかずらっている暇があったら仕事に集中しろ!』
って、そういう話はあまりなさらないから」
「……そうだったか?」
「そうですよ」
フレイはあっさりと頷く。
ナタルは記憶から心当たりを探ろうとしたが、
その前にフレイが困ったような顔で顔を覗き込んできたので、首を傾げた。
「その、やっぱり気になります? あの人のこと」
あの人。
誰のことを言っているのかはナタルにも分かった。
ムルタ・アズラエルのことだ。
思えば彼女とはややこしい縁になる男だ。
前の戦争の末、新型の艦載機の運用アドバイザーという名目で、
この「ドミニオン」に乗り込んできた彼は。
その戦争が終わり、
この度の戦争が始まってからも、彼は度々ナタルにコンタクトを取ってくることがあった。
それは情報収集の意図が透けて見えていたので、ナタルは全て断った。
彼女はアズラエルが協力して欲しがっていることに気付いていたが、あえて無視していた。
守秘義務を違える訳にはいかないから、と。
「……まあ、気にならないと言えば嘘になるな。全く知らない相手でもないし」
軽く嘆息すると、ナタルは渋い表情で肯定した。
ですよね、とフレイは似たような風情で肩を落とした。
「あの人、どうなるんですかね。やっぱり捕まって裁判所でしょうか」
「どうかな……冤罪を主張しそうだが」
「切り抜けられると思います?」
フレイはまるで他人事のように言って、
それから自分たちも彼を追う身になるかも知れないということを思い出し、
奇妙な気分になった。
あまり想像のつかない事態ではあった。
ナタルは淡々と答えた。
「分からんさ、そんなことは私には」
なんかニャタルが人気みたいなんで出してみた。
つかこの時点で死んでる筈のキャラ他にも出した方がいい? 新3馬鹿とかトダカとか。
某カフェみたいにオリキャラや他作品キャラ出さない限りは有りかと
あくまで個人の意見だけど
GJ!!
みんな冷静に真面目でいいなぁ。
前回アズラエルが嬉々として語っていたってのは、このための伏線だったのか。やるな!
アズラエルなりに気に入っている(もしくは認めている?)人物なのかも。
ロゴス解体か・・・
大して意味がないって思うのは、俺だけ?
名前だけ変えて復活しそうだな。
>「どうかな……冤罪を主張しそうだが」
ニャタル、まだまだ甘いな。
盟主のことだ。
あっと言わせるようなことをやるに決まっておろう。
アズラエルが生きてる時点で、他にも生き残ってるキャラクターいるんじゃね?ってことなら
旧三馬鹿の中じゃエンド・オブ・ワールドくらいは生き残ってそう。(あの中じゃ一番冷静そうに見えた、多分ね、自信はないが)
新三馬鹿は・・・生き残ってても役に立つかな?
トダカとかは死んでてもいいんじゃねーかな。
生きててもやる事なさそうだし。
次回をwktkしてお持ちしております。
GJ!!
死んでるキャラを生き返らせる必然があるなら有りじゃないでしょうか
まぁ面白ければ正義かと
個人的にはアズが生きてるならドミニオンは沈んでないかなとは思ったけど、
新3馬鹿やらトダカが生きてるとなると、多少不自然なこともありそうな希ガス
まぁお任せします
しかし新三馬鹿を出すと「じゃあベルリンでデストロイに乗ってたのは誰だ?」ってことにならないか?
イアン率いるファントムペインだが、別にスティング達がいるとは一言も言ってない。
名無しのファントムペインを指揮するだけかもしれない。
名有りを使いたいならスタゲのスウェン辺りがスローターダガーにでも乗ってこればいいわけだし…。
>>226 エクステンデットは他にもいるらしいよ。
月面に出てきたデストロイには全部エクステンデットが登場してたらしいし。(ソースは種120%)
ケツアゴオヤジが復活した、しかも少将にまで昇進していた…。
それだけで感無量な香具師って、俺だけか。そうだよな、俺だけだよな…orz
少し、気になるのだが強化人間部隊をロゴスやブルーコスモスは造っていたんだ?。幼いスウェン達をみていると、どう見積もっても20年前から研究していたはずだ。
強化人間は対ザフト用に造られたと思っていたのだが、実際はかなり違っている。それともそんなに前からロゴスとブルーコスモスは対プラント戦争準備をしていたのか?。
スヴェンはあれでCE73年時点でハタチ
四ー五歳の頃に引き取られたとして、大体その頃はS2インフルエンザテロで初めてコーディへの感情が
地球圏で最悪をマークした64年の最初の蔓延の三年後
この引き取られた時点では、まだ単なる育成計画だったんだろ。
んで、スヴェンがアズラエルに見定められてる頃の画像が10代の半ば以降くらいの肉体は持ち出した頃だから
早ければスヴェン15歳・・・CE68年の頃には、ブーステッドマンもしくはエクステンデット計画は動き出してたとは思う
ブーステッドマンの研究なら、副作用さえ何とかできれば一般兵士用に転用する事が可能ナンだろうけど(加速剤・戦闘薬とか)
エクステンデットの研究ってあんまり役に立ちそうにないと思うのは俺だけ?
ブーステッドマンは後天的に強化したナチュと言う定義でOKなんだろうけど
エクステンデットって「コーディとどう違うんだ」って感じだしな。
あえて言うなら「洗脳」技術として使えるかも知れんが、味方の裏切りに怯える独裁国家じゃあるまいし、
ンなコストのかかる真似するくらいなら素直に後天的に身体を強化する方法でも研究汁って感じだな。
あの施設費だけで死ぬほどかかりそうなベッドよりは、まだ工場でグリフェプタン量産の方が経済的。
ましてや子供を連れてきて1から教育なんて…どんだけ人件費かけとるんかと。
それで出来上がったのが「アレ」か・・・
エクステンデットの研究は、一言で言えば「金の無駄」だな。
エクステンデットの洗脳ベット舐めんな?
並み以上の個性持つ優性コーディアッシュ=グレイですらあれにかけられたら一撃で洗脳されっぞ
ムウですら別の記憶を植えつけられるぞ
そもそもエクステンデットの洗脳はブロックワード等に代表される精神ストレスが悪影響与えるから継続して更新してるだけで
エクステンデットが自立してストレスを跳ね除けることができるくらいまで成長したのなら、身体維持用の薬物投与程度でおK
エクステンデットはまさに「後天的に身体強化する」方法だと思われ
身体維持用の薬物投与と副作用を抑える方向に研究をシフトさせればきっとすごいことになる。
洗脳ベッドは敵のエースやコーディネイターですらも洗脳する
いっちょまえの戦力として運用するには数を揃える必要がある。師団規模(2、3万人)の単位で活用して
コスパが合わなければ導入する意味は薄い。戦闘神経症で疲弊した兵士は後方の元気な兵士と交代させた方が
無理して戦わせ続けるよりお得だから、人員の豊富な連合側がエクステベッド使う必要はあんまない。
そういう少数精鋭や、洗脳による敵の寝返りを期待してやらにゃならんのは人手不足のザフトの方だな。
戦闘神経症で疲弊した兵士←洗脳って上手く使えばこいつ等の再利用にならね?
>>238 交代要員はいくらでも居るんだから、わざわざ金かけて洗脳して使い続けることもあるまい。
……あの世界に、そんなマトモな交代要員がいるんだろうか、、、?
あ、そうだラクシズ細胞のカットができるぜ!!!
エクステンデットの洗脳ベットって、単純にソウキス計画の名残だと思ってたorz
ソキウス計画は遺伝子そのものに、
闘争本能を押さえ込めるほどの理性に照らし合わせても矛盾無い「ナチュラルへの隷属コード」を打ち込む
洗脳ベットは理屈わからないけどとにかく記憶と人格を書き換えることができる
固体としての能力はエクステ>ブーステッドかもしれんが、固体として能力に頼る軍隊なんて無いだろ。
ブーステッドの研究とかは突き詰めていけば、最終的には一般兵士の「一時的な強化」が可能になるだろうと思うぞ。
こっちの方がよっぽど「軍隊」としての力の底上げになる。
もっと言えば、エクステはコストが掛かりすぎるんだよ。
>>237が言ってる見たいに、数を揃えなきゃ軍隊としては意味ないし。
一般兵士のウン十倍のコストをかけて、師団並の数を揃えるのにドンだけコストが掛かる事か・・・
それよりも、「一時的な強化」の形で、薬品による強化を一般兵士全てに施したほうが効率がいいだろ?
洗脳ベッドにしても必要なのはプラントのほうだろ。
数がある連合に必ずしも必要な物とは思えんな。
いかんな、強化人間スレになってきてる。
こう言う流れも嫌いじゃないが、ここで一発、
青 き 清 浄 な る 世 界 の た め に !
じゃなくて、
盟 主 ア ズ ラ エ ル の た め に!
だな!
ここで一つ重要な事を忘れていないか?種世界であると言う事を。
…たった一人のエースが優れた機体に乗ると
30体のウィンダムでも相手に出来たりする、とんでもないバランスなんだぞ。
デュランダルが、「問題は数でも武装でもない、問題はジャスティスとフリーダム」
なんて言い切ってたりする、トンデモ世界だって事を。
数より質が求められる、それがこの世界の前提だっていう事を…OTL
>>245 それを言われると考察も軍事考証も全て無意味になって、
政治劇もクソもなくなってしまうw ここではそういうのは止めとこうや。
それはコーディの常識だ
俺たちナチュには俺たちなりの伝統的な戦術と用兵の強さがある。
んで、鹵獲したコーディ洗脳して生体CPUとして使えば質を用兵の一部として運用できたら最強じゃね?
よし、これを洗脳喰らった初代被験者の名からアッシュ戦法とか名付けよう。
>>247 それは難しくないか?
それをやったのは例の『一族』の一派で、
当の連合はかつて初期エクステンデットより明らかに優秀だったソキウス達を、
コーディネイターだからというただそれだけの理由でただの的として使いつぶしたんだぞ?
あれを読んだときはブルコスなんぞがトップに座ってるせいで変に捻じ曲がってしまったのが、
連合の最大の不幸だと思ったが・・・
249 :
通常の名無しさんの3倍:2006/10/25(水) 09:24:24 ID:HmX9xrYj
>>247 ろ獲(変換しやがらねえ)機は整備と補給と連携の問題で運用が難しいので、
それくらいなら洗脳して機密情報を洗いざらいゲロしてもらった方がお得。
まあやったが最後、捕虜への虐待っつーか人権侵害はなはだしいので、
まっとうで理性的なな軍隊でいたいならあまり積極的にやらない方が良いけど。
>>248 的にしたのはともかくとして…
ぶっちゃけ運用思想が違えば求められる方向性も違うので、
単純に兵器(…)のスペックを比較した場合の「最強」は
軍隊にとってはあまり意味がありません。ソキウスが廃れたのは
強さを帳消しにしてしまう「問題点」があったからと愚考してるんですが…。
>>249 真っ当で理性的な軍隊なんて存在しないよ。
指揮官個人が真っ当で理性的であったとしても、だ。
います。そのために軍法と規律が存在します。
例えば後退したらすぐさま背後の政治将校に射殺される旧ソ連軍よりは、
現代のアメリカ軍はまっとうで理性的と言えるかと思います。
要は比較と主観の問題なんです。
>>249 問題点と思ったものも、結局は杞憂だったがな
蒼の混沌
俺たちをスコッパーにするつもりかお前は。
>>253 ただソキウスは対コーディ兵器としては絶大だが
ナチュ相手だと例え敵でも手出しできない
プラントを相手にしている分には問題ないがそれ以外の状況
例えば内戦とか連合同士の戦争が起こった場合役立たずになってしまう
その辺の兵器としての融通のきかなさを軍は嫌ったんじゃないのか
あ、でも外伝でナチュの乗ったストダガを不殺してたな
しかしそれでも人間の盾とか人質作戦とか手段を選ばなければ
簡単に無力化できそうか
>>256 あとは人倫上の問題(というか外部に発覚した際の世論の反応)と
何よりコスト高じゃないかなあ。赤ん坊から育てにゃならんし、量産不可能。
デストロイ1機あればウィンダム30機要らないなんてことはない訳で、
多少弱くても数が揃えられてツブシがきく方に予算が回されたとか。
そろそろ作者さんが光臨するかな?
>>257 ソキウスのコストは安いよ
一体完成品の受精卵が出来たら後は流れ作業で量産出来る用に作られている
まあ、12-15歳くらいになったらもうリッパにつぶしが利くのが良いねソキウスは
しかもナチュラルのためには己が死す事も辞さない
CE世界のコーディが全てソキウスになればいいのに
「最もナチュラルを害するのは連合の上層部」なんて思考に行き着くことができる奴らだ。
「優れた我々ソキウスが全てを管理統制するのがナチュラルのためになる」
なんて結論を出してもおかしくないことを考えれば廃れるのもむべなるかな。
訓練にはコーディ・ナチュ問わず、金が掛かります。
その辺のコストを考えてくれ。
>>261 とりあえず第一ロットに教え込めば後は自発的にソキウスが頑張ってくれるので大丈夫です
後、ソキウスは
>>260見たいな答えだしたことはだしたんだけど「それじゃナチュラルのためにならない」と否定するほど倫理も高いので大丈夫。
ソキウスが頑張るにしたって
住居費、高熱費、食費、服飾代、訓練に用いる設備費など
金はたんまりかかります。ソキウスが稼ぐにしたって金がかかることは変わりません。
パイロット一人養成するのに5億円かかる現状を少しは考えようぜ。
まぁ、記憶調整費用までかかるのに、ナチュラルのスウェンさんより数段弱い
ゴミ屑作ってる現状から考えればry
>>263 ただ突撃させられるだけの歩兵だって、その値段が赤紙1枚一銭五厘なんてのは嘘っぱちだからね。
>>263 そこまで自発的にソキウス内だけで頑張ってくれているのです
どうやってんのかは具体的に本編で書かれていませんが、ほんの二人に自発的にやらせるだけで、あっという間に成功させました。
もはやここまでいくとコーディというよりソキウスという別種の、心底ナチュラルのために生きる種族な様な気がします
可能不可能の問題じゃないのよ。
仮に可能でも莫大な予算がかかることが問題。削減できる類の金じゃないし。
どんなにナチュラルの為に働いてくれても、
最も効率的なもの以外は切り捨てるのが軍隊なのさ。
むしろソキウスは初期のプラントの支配階級として使いたかった。
そうすれば、独立しようなどとも思わず、一般コーディの憎しみも引き受けて
くれただろうに……。
プラントが勝手して出た損害に比べれば、ソキウスの開発費用やコストなど
無いも同然だし。
>>267 >仮に可能でも莫大な予算がかかることが問題。
仮に予算がゼロであってもソキウスは自分で金を稼ぎ自分で幼いソキウスに教え自分からナチュラルのために死にに行きます!! やって見せます!!
偉い人にはそれがわからんのです
>>269 > ソキウスは自分で金を稼ぎ
なんか、ソキウス本来の仕事とは無縁な光景が思い浮かぶ……
仮にもソキウス(戦友)相手にガキの世話させるとか食い扶持を稼がすとか、
本業とかけ離れたことばっかやらせたら可哀想じゃんかよう。
死にに行かれちゃ困るんだよ。長生きして末永く働いてもらわにゃ。
>>270 実は、種死時点でのソキウスは、戦ってる奴よりも顔整形で変えて秘密裏にナチュラルの中に潜り込んで
んで、その高い身体能力と理性と知力を使って、ブレイクザワールドで崩壊した各地の復興助けたり
伝染病や病原菌が広まったりした所に表れて必死でそれらの災害を止めようとしたり、とにかくナチュのタメに金稼いだりしてる奴等が圧倒的多数なんよ。
大体戦う時もナチュラルのタメにコーディとしか戦えんし。
だから、身を削ってナチュラルのために戦う、ナチュのためのコーディとか言われる
「スーパーコーディネイターは、本来人の自由と進歩のタメに作られたスーパー1で、人を殺す負の遺産である戦闘用コーディネイターとしてソキウスが作られたけど
実際には、戦闘用コーディが人の自由と進歩のタメに秘密裏に組織的に身を粉にして復興手伝って、スーパーコーディネイターがラクシズとして世界に混乱もたらしてるじゃんwwww」
とは、よく言われる皮肉だよ。
まさに人型ピクミンか・・・
とりあえず言える事は一つ
スーパーコーディネイターとその仲間がブレイクザワールドとそれ以降の混乱の中で助けたナチュラルの数よりも
ソキウスがブレイクザワールドとそれ以降の混乱の中で助けたナチュラルの数のほうが圧倒的に多い
殺した数も、戦闘用コーディネイターとして作られながら、ソキウスの方が少ない筈です
もうソキウスはコーディって枠じゃ定義できないね、
理性的で理知的で温和な、人の為に生きるソキウスって種族だな
人の優れたモノとしてのエゴを一身に背負って生まれたスーパーコーディが人を殺し
殺すために研究され作られたソキウスが人を守るために生きていく
なんて皮肉だよwww
しかし常にナチュラルを優先して自分の幸福を追求しないってのは不幸だぞ。
当人はそれで満足なのかも知れんが、そもそも服従遺伝子なんぞ
組み込まれなければ人並みに選択の幅が広がっただろうに、業深いこった。
遺伝子なんていじるもんじゃないね。
自分の幸福を追求する結果
服従遺伝子というリミッターこそあれ、世界と他人へを大切にする事に行き着くことが出来る
それがソキウス、まあ遺伝子無しでも闘争本能を完全に制御できる理性と知性が付与されてるのもあるけど、、、、
自分だけの幸福を追って世界を省みる事無く崩壊させるようなコーディの糞どもとは比べ物にならないモラルの高さだ
遺伝子弄るモンじゃないが、コーディには絶対にこの遺伝子と理性と知性が必要だもしくは死ね
人間が人為的に作り出した「人間」を、
別の種族だとか、理性や知性やモラルが高いとか、
そんなふうに礼賛するのはプラントのコーディと何も変わらん気がするよ。
…つーか、そろそろスレ違いジャマイカ。アストレイスレ向けの話題じゃね?
ここのソキウスって、アップルシードのバイオドロイド的な役割だな。
>>277 ソキウス自身は自分たち礼賛するなんて無駄な事しないので無問題じゃね?
つまりさ、我々ナチュラルがソキウスを対等に戦友と、友人と見て普通に過ごせばいいんじゃね?
ヘブンズベース陥落から数日が経過した。
その間、オーブにロゴスがいる、という情報は瞬く間に世界を駆け巡った。
公式発表があった訳ではない。だが、いまだに行方が掴めないロゴスの残党2人、
すなわちムルタ・アズラエルとロード・ジブリールの両名が逃げ込むとしたら、
あの島国しかないというのは、殆ど確信に近い形で人々の中にあった。
各国からは真偽を問いただす電話が相次ぎ、
気の早い者ではもうオーブへの経済制裁を叫び出す者が現れていた。
インターネットは「国際協調を無視している」という批判から始まり、
ヘイトスピーチすら横行する有様で、オーブは急速に包囲の輪を狭められつつあった。
彼らのいう「オーブがロゴスを匿っている」という説の根拠は、いくつかある。
まず第一に、オーブでは大規模なロゴス弾圧の動きがなかったこと。
第二に、暴動が起こっても、それを軍と警察が即座に鎮圧したこと。
そして、モルゲンレーテ製品による外貨獲得を図っているオーブは、
ロゴスと親和性が高い「だろう」ということの3つだ。
その論理展開を聞いた時、ユウナは頭を抱えて叫び出したい衝動に襲われた。
――ジャパニーズ・ヤクザが
ハリケーン発生装置を開発してるって都市伝説ができたの、いつだったっけ。
皮肉と怒りを込めて、衆愚どもが、と彼は心底そんなものを信じている連中を侮蔑した。
最後の一つはもはや迷信のような思い込みだから除外するとしても、
残りの2つも話にならない。
敵国の首相に、突然、「そちらの国の軍需産業が世界に混乱を招いている」などと
言われて、自国企業の幹部を襲撃するなど正気の沙汰ではない。
仮にオカルトを信じやすいグループが同調したとしても、そんな治安を悪化させるような真似を、真っ当な国家が許す筈がない。
オーブ市民とオーブ政府がとった行動は、法治国家ならごく当たり前のことだ。
ユウナには、どういう訳か暴徒を取り締まらない各国の対応は、
気が狂ったとしか思えなかった。
「だけど、国のやることに意味がないなんてことはない。必ず何か裏がある筈だ」
いかに狂気の沙汰に見えたとしても、国家の場合、それはポーズだ。
過激な言動で相手を威嚇するなり、
国内向けのプロパガンダをするなり、どこかに絶対に意味がある。
否、あってくれないと困る。
世界各国がおしなべて気が狂うなど、それは一体どんな悪夢なのだ。
「すぐに彼らを大西洋連邦へ送還すべきだ! このままでは国際世論が許さんぞ!」
「だが国内のロゴス系企業はどうする、諸国にならって弾圧でもするのか?」
「それは本題ではない、各国が求めているのはロゴス要人の即時引渡しでしょう」
オーブの閣僚会議は連日、紛糾を極めた。
まず国民への発表を行うかということで意見が別れた。
情報を開示して、国民の意見を求めるべきだというもの。
これは国防に関わる問題であり、素人の多数決を行うべきでないというもの。
はたまた、このままシラをきり通して、ロゴスなど知らないと主張すべきだとするもの。
今更そんな嘘が通用する訳がないとするもの。
しかし、代表代行として、ユウナはいまだに結論を出しあぐねていた。
「待ってくれ、まだ各国の意図が分からないよ。時間はないけど、
早計で結論を出すのも僕は反対だ」
「それはどういうことでしょうか、セイラン代行?」
「そうおっしゃるからには、何か妙案がおありなのでしょうな!」
そこで急に声を荒らげた閣僚の1人に、ユウナは顔をしかめた。
彼は前ウズミ政権時代からの熱烈なアスハシンパで、理論より感情が先にくる
「議会荒らし」として有名だった。
彼にしてみれば「カガリ政権を乗っ取った」ユウナは、
何かにつけて攻撃すべき対象だった。
「グレンさん、もう少し静かにしていただけませんか。
貴方、さっきからどうでもいいところで大きな声を出し過ぎですよ」
「どうでもいいところとは何ですか、グロードさん!
そもそも亡命など受理するからこんなことに――」
「静粛に! グレンさん、控えてください」
しかし、彼に対する他の閣僚たちの反応は冷ややかだった。
政敵への嫌味など言っている暇があったら、何か状況を好転させる妙案の一つでも出せ。
出せないなら黙れ。
会議の空気は、概ねそのようなもので一致していた。
――オーブの政治も変わったな。
ユウナは率直にそう思った。
昔は、二言目には理念、理念と叫ぶばかりの者の存在を、
議会がなし崩しに許容してしまう風土があった。
ウズミ・ナラ・アスハが強力なリーダーシップを発揮して議会を牽引していた頃は
まだしも、彼の死後はそんな政治家は害毒でしかなかった。
それが駆逐されつつある。
大丈夫だ。この国はまだやれる、とユウナは自分に言い聞かせた。
一方で、アズラエルは、また別の感想を持っていた。
「オーブはもっと自国の立場を説明すべきです。沈黙していてはいけない」
――内弁慶なのは相変わらずですね。外交で後手後手に回る伝統は健在ですか。
本音を綺麗に包み隠し、彼は別室でウナト・エマ・セイランに語りかけた。
「立場と申されましても……」
ウナトは口ごもった。
オーブの立場。それを説明したところで、
各国が納得するとは彼にはとても思えなかったのだ。
そもそも、何故オーブがアズラエルやジブリールを受け入れたか――言い換えれば、
何故ロゴスを切り捨てることができなかったかというと、
それはオーブの台所事情に全てが起因した。
国土の全てが島嶼により構成され、
海抜が低いオーブは、ブレイク・ザ・ワールドの大津波で甚大な被害を被った。
実に、国内の80%以上が一時水没するという、前代未聞の事態に陥ったのだ。
幸い避難シェルターが一般化していたことで、人的被害そのものは最小限に
とどまったが、インフラ崩壊による経済的損失は計上不能。
このままいけば、遠からずオーブの国家財政が破綻することは、目に見えていた。
そこに、投資と言う名の救いの手を差し伸べたのが、ロゴスだった。
この投資を失うことが何を意味するかは、推して知るべし、だ。
「しかし、我が国の経済事情など、他国から見れば関係のない話ですし……」
「言わないより良いでしょう。はっきり言って大西洋やユーラシアの市民は、
オーブの現状に非常に無知です。それを分からせるというだけでも」
無論アズラエルも、それで各国政府を動かせるとは思っていなかった。
しかし、世にはびこる「金満オーブ」のイメージを払拭する助けにはなる。
自分たちも苦しいのだと訴えれば、民衆は多少なりとも心を動かされるだろう。
アズラエルは更に続ける。
「ミスタ・セイラン、敵というのはどんなに理屈を付けても来る時は来ます。
それはあなたもお分かりでしょう?」
「敵というのは、連合諸国のことですか。それともザフトのことですか?」
ウナトは若干の不信感をにじませて、問い返した。
「それはあなた方次第です。
世論工作でも何でもして、攻めてこられないようにすることが重要です」
アズラエルは誤魔化して話を戻した。
彼は彼で、オーブのことを一切信用していなかった。
気分はまさしく獅子身中の虫だ。
彼はオーブがロゴスと心中するしかない状況に追い込まれていることは理解していたが、
土壇場で事大して安全を取る可能性もあると考えていた。
オーブには、このままの路線で、
なおかつ連合、ザフトとの外交合戦に打ち勝ってもらわねばならない。
そうでなければ彼と、ついでにジブリールに明日はない。
――全く絶望的じゃないか。これが「世界の敵」になるということか。
およそ非現実的なフレーズに、アズラエルは口元を歪めて笑った。
「アズラエル理事?」
急に笑い出した相手を、ウナトは怪訝に思って声をかけた。
「ああ、いや、失敬。何でもありません」
アズラエルはすぐに生真面目なポーカーフェイスを作ると、頭を振った。
さてどうする、と彼は思考を回転させようとした。
すると――
「セイラン首長!」
それを妨害するようにして、ノックもなしに部屋のドアが開き、
真っ青な顔をした男が現れる。
「何事だ。騒々しいぞ」
「も、申し訳ありません。首長、大変です、すぐに政務室においでください!」
「だから、何事だと訊いている! 説明したまえ」
ウナトはひどく嫌な予感を覚えて、咄嗟にアズラエルを振り返った。
彼は極めて不安定な立場にある客人が、動揺をするのではないかと危惧したのだ。
当のアズラエルは、
どうせこれ以上悪いことは起きるまい、と淡々と男の言葉を待っていた。
「ぷ、プラントが、全世界に向けて発表することがあると――
我が国とロゴス問題について!」
時間かかった上に短くてごめん。平日はペースダウンしそう。
しかし、上の議論見てて思ったんだが、皆ほんと連合好きなんだな。なんか嬉しい。
実際には連合はそれほど魅力的じゃない、
どちらかといえば平凡な設定なんだと思う。
だが、種で平凡というか普通であることは
とても魅力的で、それ以上に貴重だ。
だって、その分壊れ方が少ないということ
なのだから。
GJだ!!!
連合好きだぜ、俺は!
つーかブルコス穏健派だからな!
>昔は、二言目には理念、理念と叫ぶばかりの者の存在を、議会がなし崩しに許容してしまう風土があった。
何処の革命家の集まりですか、この国は?
こういう風だから、無印で一度消滅しかけたんですね。
>「世界の敵」
いーね。
一度はなってみたいもんだ。
そして不敵に笑ってみたい。
改めて種死を考えてみると無茶苦茶ですな、こいつら。
言ってる事が支離滅裂です。
前作主人公マンセーはこの際どうでもいいが、せめてまともな物語を作ってほしかった。
次回はプラントがどういう世迷言をほざくのか楽しみだ。
ゆっくり自分のペースでやっちゃってください。
こちらはマッタリ保守しておりますので。
GJ!
戦闘描写が無いのに、面白いなんて・・・
目から鱗が落ちたよ。
内容はとてもおもしろいんだが、ちっとだけ気になったことが
>>「立場と申されましても……」
申す、って謙譲語なんだよね、つまり自分を低めて使う言葉
自分や身内が「申す」ことはあっても、来賓が「申す」ことは基本的に無いんだ
つまり、「申される」って使い方自体がおかしいわけで
それを一国のエラい人ともあろう人物が、間違えてるのはちょっとかっこうがつかないかな、と
この場合は「おっしゃいましても」か「言われましても」がいいと思う
最近よく見かける誤用なので、内容と直接関係ないが指摘させてもらったよ
>>289 ギャッ、ほんとだ超恥ずかしい、推敲ミスだすまん
今度から気をつけるよ
291 :
289:2006/10/27(金) 01:49:23 ID:???
肝心なものを書き忘れていた
アズラエルの言動がじつに”らしい”感じでたまらんです
反面、ユウナはカガリに「国はアナタのおもちゃではない!」と言い放った時の彼がベースでしょうか
実はやれるやつかと思われた彼の、その後の転落っぷりに泣いた一人としてユウナにも注目してます
まったり続き待ってまっせ
> これが「世界の敵」になるということか。
(゙,,゙゙゙゙,,,゙゙゙゙,゙)
|:::::::::::::::::::|
|:::::::∽:::::::|
i ノ 八川 l
| リ゚ ー゚ノJ ボクハジドウテキナンダヨ
(゙,,゙゙゙゙,,,,,゙゙゙,゙)
/::::::::::::::::::|
.ノ::∞∞∞::::|
(゙,,゙゙゙゙,,,,,゙゙゙゙,,゙゙,,,")
あんたはラクシズでも相手しててください
作者さんありがとう!
アズラエルが格好良いのが素敵です。
連合マンセー。。
>>280 それをそもそも普通のコーディネイターたちに対して出来なかったことが2度の大戦の原因なんだが・・・
そして作者氏GJです。
こんなにまともに政治家やってるのに本編通りならこの後・・・・・・不憫だ。
ところでカガリだかがブレイク・ザ・ワールド後に、
「オーブは比較的被害が少なかった」みたいなことを言ってたと思うんだが・・・
>>295 だーって、奴等傲慢な上に我慢知らないんだもん
ソキウスとはえらい民度が違う
予感的中、とウナトは元々血色の良くない顔を更に蒼白にして、部屋を飛び出した。
彼はすっかり動転しており、ほんの僅か前に気づかった客人の存在を忘れていた。
取り残されたアズラエルは、一瞬ぽかんとなったが、
とりあえずウナトの後を追わずに室内にとどまっていた男を捉まえることにした。
「すみませんが、私はここに居れば良いのですか」
「は、はい、申し訳ございません、お待ちください」
問われた男は、そんなもの俺に分かる訳がないだろう、
と心中で喚きながら、無責任に答えた。
アズラエルは内心、これは頼りにならない、と呆れながら、
部屋にあったテレビを指差した。
「そうですか。ではテレビをつけても?」
「はい?」
「全世界に発表するのでしょう。放送があるのでは?」
「え、ええ……そうですね、どうぞ」
男は早口でそう言うと、二言三言のこしてウナトを追っていった。
アズラエルは溜め息を一つつくと、テレビの電源を入れた。
画面内ではちょうど、マイクの束がこれでもかと置かれた壇上で、
会見の準備が行われていた。
背景にはプラントと大洋州連合、そして東アジア共和国の国旗が翻っている。
――待て。東アジア共和国だと?
アズラエルは険しい顔でテレビを覗き込んだ。
全く同じ映像を、閣僚たちと共に、代表政務室のユウナも見ていた。
会議は中断させられていた。
「どういうことだい。大洋州はともかく、どうして東アジアの旗があそこにあるんだ?」
ユウナの疑問はもっともだった。
国策として、対プラント追従一本の方針を打ち出して久しい大洋州連合が、
例によってプラントに迎合するのは特に驚くべき事態ではない。
しかし東アジア共和国は、旧理事国の一つなのだ。
大枚をはたいて建造したプラントが独立し、投資の回収が見込めなくなった今、
彼らにとってプラントは不倶戴天の怨敵に他ならない。
それが、なびいた。
なぜ。ユウナの頭の中は疑問で
いっぱいになり、彼はストレスで胃腸がきりきり痛むのを感じた。
「どうなっておるか、これは!」
そこへ、慌しくウナトが入室してくる。
「セイラン首長……東アジアがプラントについたよ」
「何と!?」
ぎょっとしてウナトは声を上げ、息子と共に政務室のモニタを凝視した。
そこでふと、ウナトはおかしなことに気付いた。
画面右上に表示された時刻が、オーブの標準時と一致していない。
「……カーペンタリアの、オーブ放送の支社はどうした?」
「それが、今朝から連絡がつかないそうなのです。これは共同放送社の中継です」
「おいおい……」
ユウナは目眩と共に軽い恐怖を覚えて、額を押さえた。
だが、そんなことにはお構いなしに、モニタの向こうでは着々と準備が整い、
やがて奥の廊下から3人の男が現れる。
1人は大洋州の首相。もう1人は東アジアの大統領。そしてもう1人が――
「ギルバート・デュランダル」
別室のアズラエルは、ぽつりと呟くように口にした。
デュランダルはコーディネイター特有の、
妙に整った顔と、切れ長の双眸をカメラに向けていた。
画面外に取材陣のものと思しきざわめきが広がる。
3人はそれぞれが壇上にあがると、互いに一度、目配せをし合ったようだった。
『――全世界の皆さんに申し上げます。私はプラントのギルバート・デュランダル。
こんなことを発表しなければならないこと、
また、それが必要な事態になってしまったことを残念に思います』
デュランダルが代表して喋り出す。
『皆さんが今、最も関心を持たれていることは、
オーブとロゴスに関する問題であると私は認識しております。
そう、我々が討ち果たすべきロゴス。
オーブはそれを匿っているという情報が、我々の元にはもう再三届いております』
デュランダルはことのほか感情を抑えるようにして、淡々とした調子だ。
両隣の元首2人は、重苦しいような、怒っているような、
とにかく厳格な表情で押し黙っている。
デュランダルは一呼吸おくと、更に続けた。
『これについて、我が国を含む各国がオーブに対し、
事の真偽を確かめんと働きかけましたが、かの国からはいまだに回答がありません。
これは暗に、それが事実であると言っているに等しいと、
各界の識者の方々からもご指摘がありました』
政務室のユウナは、嫌な雰囲気を感じて顔をしかめた。
どこの識者か教えて欲しいものだ、と彼は思った。
それは隣のウナトも同じことを考えていた。
『嘆かわしいことです。
非常に、非常に嘆かわしい』
ふと、大洋州連合の首相が、大袈裟な動作で首を振って、悲しんでみせる。
デュランダルはそちらを一瞥すると頷いた。
『ヘブンズベースの戦いを経て、長く対立状態にあった我らプラントと、
地球連合諸国は既に戦いを止め、共に和平への道を歩もうとしているこの今、
古より世界に混乱を招いてきたロゴスを庇い立てする
――オーブは一体何がしたいのでしょうか』
理解できない、とばかりに目を伏せるデュランダル。
それが非常に自然な仕草だったので、アズラエルは場違いにも感心してしまった。
――大洋州の首相より、デュランダルの方がずっと演技派だな。
そう思ったのだ。
『ベルリン、そしてヘブンズベース戦での
ロード・ジブリールの責任、また既に得られた様々な証言から彼の罪状は明らかなのです。
彼のエゴイスティックな欲望に巻き込まれ、死んでいった多くの人々。多くの兵士たち。
そして彼らの家族、親族、友人たち……一体どれほどの人間が、
どれほどの悲しみを経験したのか、私にはもはや想像がつきません』
次第にデュランダルの口調は、ある種の熱っぽさを帯びるようになっていった。
それに伴って、身振りや手振りも大仰なものになっていく。
「聞かせどころ」が近いのだろう。アズラエルもユウナもそれには気付いていた。
『このような事態を引き起こした者、
すなわちロード・ジブリールとその陣営に組する者たち、
これは到底許せるものではありません。
いや、許して良いものではありません。そうですな?』
アジア人にしては珍しく、
厳つい顔の偉丈夫である東アジアの大統領が、低い声で断じた。
ええ、とデュランダルが短く呟いて首肯する。
そして彼は、そこできっと睨み据えるようにカメラを見た。
『皆さん……既に申し上げましたように、
私が真に願うのは、もう二度と戦争など起きない平和な世界です』
厳かな口調。ロゴス弾劾演説の時のことを言っているのだ。
『戦乱が続き、貧困は広がり、傷つかずとも良い人々が多く傷ついていく。
戦争というのは極めて普遍的な苦しみです。
これを看過することは悪であり、またこれを助長することは断罪されるべき邪悪です』
――それはそうだろう。
ユウナは思った。彼はデュランダルの言うことに全く同意していた。
何故なら、デュランダルは、ごく当たり前のことを言っていたからだ。
『ですが、我々は、邪悪を排除することができます。
それはあるいは言葉によって。
あるいは、悲しいかな、力によって』
呟くように、しかしはっきりと聞き取れるように、デュランダルは続けた。
この男の武器はこの独特の「声」が大きいのだと、アズラエルは思っていた。
デュランダルは演説家の天性を持っている。
『皆さん、私はもう終わりにしたいのです。
いかに神聖な大儀であっても、それが世界に必要なことであっても、
力で何かを解決するようなことは。
ですから、私は……オーブ市民の皆さんと、オーブ政府に、今一度『請求』をいたします』
両手を壇上につき、デュランダルがマイクの方へ少し身を乗り出す。
モニタに噛り付いていたウナトは、少しそれにつられた。
『ロゴスを隠さないでください。我々と協調してください』
――そんなことができたら、とっくにやってるさ!
ユウナは顔を引きつるのを感じた。
彼は少なからぬ怒りを覚えていた。それが無駄な怒りだとしてもだ。
『ブレイク・ザ・ワールドの爪痕に世界中があえぐ中、こんな時だからこそ、
世を乱すものをこれ以上野放しにしていてはいけない。
我ら大洋州連合は、プラントとギルバート・デュランダル議長を支持します』
『我が東アジア共和国も、全く同意しております。
我々は、事態を打破するために、"あらゆる手段を講じる準備があります"』
両隣に陣取った元首2人が、相次いでデュランダルに合いの手を入れる。
デュランダルは満足そうに頷くと、堂々とした態度でカメラに向き直った。
『感謝します。我が国プラントは、頼もしい我らが友邦たる大洋州連合、
そして東アジア共和国と協力し合い、オーブのロゴス問題に全力をもって取り組み、
これを早期に解決することを、ここに宣言いたします!』
割れんばかりの拍手が、画面の中から溢れ出す。
ユウナは脱力して机に両手をついた。
「セイラン代行……」
ユウナの隣に居た閣僚の1人が、すっかり憔悴した様子で声をかけた。
「……分かってる。とりあえず、まずは国民に事態を説明しないと」
ユウナはそう応じた。
信じられないと言う他はなかったが、プラントの意図はことのほか明白だった。
すなわち、プラントについてロゴスを切り捨て、粛々と財政の破綻を待つか。
もしくは、あくまでロゴスを庇い、向こうの「あらゆる手段」と対抗する羽目になるか。
そのどちらか、なのだった。
ユウナたちが青い顔で対処に駆け回り始める一方、
アズラエルはまだテレビを見つめていた。
画面の向こうでは、まだデュランダルたちが自説をふりかぶっている。
――よくやりますね。セオリー通り、殆ど満点がつくんじゃないですか、これは?
皮肉を込めて、胸中でそう問いかける。
当然、デュランダルの返答はない。
今の演説はパフォーマンスに
過ぎないのだろうが、世論への効果はあっただろうと彼は考えていた。
人間は自分の信じたいものしか信じないし、
信じたいものとは往々にして「皆が信じているもの」だからだ。
その意味では、旧理事国であり、
地球連合の中核を成していた東アジアが賛同したのは大きい。
だが、なぜ賛同したのか。
実はアズラエルには、一つだけ、その理由に心当たりがあった。
否、アズラエルでなくとも、少なからずあの国の「教典」を知る者ならば、
誰でも心当たりがあっただろう。
「ふん。ならばこちらも取る手立ては1つさ」
鼻を鳴らすと、アズラエルは部屋を出て行った。
待っていろと言った男の存在は、すっかり忘却の彼方だった。
>>295 スタゲの津波の波高を見て、こりゃ島国オーブはお陀仏だべと思ったんだが、
そうか…小さいのか、オーブの被害…
(´・ω・`)
見逃してくださいorz
>>302 安心して逆に考えてるさ
きっとこのSS内では「オーブ近辺直撃コースの破片をミナ様が落としきれなかった」というIFが入っていると
逆にそう考えてるから大丈夫さ。
GJ!!
待ってました!
ヂュランダルは煽動家としては一流なんでしょうね。もしくはそういうコーディネイトでもされたのかな?
ただし行ってる事は、良く考えれば支離滅裂と分かりますが。
彼の師匠はヒトラーかなんかの親戚なんですかね?
さて、いよいよアズラエルが動き出すようです。
彼がこの状況で打つ手は、いったいどのような効果をもたらすのでしょう。
その辺を考えながら、次回をwktkしながらお待ちしております。
>あの国の「教典」
中華思想?事大主義?
脳がはちきれそうだぜ!
超GJ!
アツイぞ!
アズラエルの打つ手に注目ですな。
ユウナも含んだ演説合戦とかあるんだろうか。
そしてジブリはどうしてるんだろうw
出来ればコテハンorトリップをつけてもらえると見やすいかも。
>この男の武器はこの独特の「声」が大きいのだと、アズラエルは思っていた。
不覚にも噴いた
>>295 そりゃ、首都を初め主要都市が吹っ飛んだり沈んだ国に比べれば軽いに決まっている。
308 :
295:2006/10/30(月) 22:01:43 ID:???
>>307 でもオーブの80%がマジに水没したら島国のオーブにとっては被害どころか滅亡寸前レベルで、
口が裂けても「被害が他に比べて軽かった」とは言えんと思うが・・・
>>308 あくまでカガリにとっての比較だからおかしくない。
>>309 待て待て、一応被害云々と言ってたのはウナトだったぞ。確認してきた。
まあここのSSのIF設定だと思ってマターリいこうや。
沈んだと言っても一時的なものだしなあ。スタゲ見るとマジひどい。
オーブじゃなかったけど世界中の都市じゃザラ派による無差別テロも頻発してたし。
だいたい島国のオーブなのに被害軽微ってのがねえ。
孤児院や慰霊碑の辺りだけかよ、沈んでたのは。
実はオーブの国家機能の大半は、各島とはべつに海底都市を建設していたんだよ!MATみたく。
なんて。ありえないよな。
しかし、現実の島嶼国家は温暖化によるわずかな海面上昇ですら国家の危機だというのに
ユニウス7落下が比較的軽微ってのはいったいどんんなのなんだろうな。
ウナトがカガリに虚偽報告したんじゃね?
カガリが知ったらウダウダ言ってきて面倒なことになりそうだし。
本来、オーブに墜ちるはずだった破片はオーブ影の軍神がイズモをぶつけて砕きました
後々の事を考えれば、そのまま直撃してくれれば……と時々思います
それが何に対してでもアンチな発言は控えとけ
スレが荒れる
>>302 まぁアレだけの質量が世界中に落下して、島国の津波被害が少ない本編のほうが
説明が足りないくらいだから
SSのIF設定としても現実に不自然なことでもないし問題ないと思う
近場に落ちるのを打ち落としたってデカイ破片なら遠くても津波は到達するだろうしね
しかし東アジアって、最近本編での出番すっかり忘れてたが居たねぇそういえばw
GJ
黙々と・・・保守
保守る
保守だ。
常夏厨の俺は、盟主にトラウマがなかったら困る!
なぜ?
無理にコーディに対抗できるナチュラル(エクステンデット)を作らないだろうから、
出番がないって事じゃね?
うん。
それとアズラエルが作ったのはブーステット
ブーステッドの研究はある程度進めそうだけどな。
インプラントを廃して、副作用を少なくした薬を用いれば一般兵に転用できるし。
希望者がいればインプラントをしても良いだろうしね。
トラウマがなくなったとしても善人になるわけじゃないからな。(そこが良いんだけどね)
>324
旧三バカはエクスペンデットをブースデット化したらしいな
ザフトではブースデットよりエクスペンデットの方が知られてるし
意外とデストロイのパイロットはブースデット処理を施したエクスペンデットか一般兵かも
現にオクレ兄うやステラはセカンドSの時より明らかに興奮状態だったしな
むしろ旧三バカっぽ
生体CPUという名称もエクスペンデットというよりブースデット化された兵士の事かもしれん
>>326 どこから手をつけていいか迷うが…
とりあえずエクス「ペ」ンデットはつっこんでもいい所だな?
……むむう、わからん!!
「エクス“ペ”ンデット」とは、
一体どんなモノなのだ!!
expand(拡張する)とextend(伸張する)を掛け合わせた新語にedをつけたものだと推測。
…ただ、まあ、旧3馬鹿がエクステンデッドだって話は流石に初めて聞いた。
あれも設定が二転三転してるからな。
元死刑囚とか・・・
そういや死刑囚設定は何で没になったんだっけ。
個人的にはなんか人生崖っぷちというか、そういうギリギリな感じが出てて
悪くない設定だと思ってたんだが…。
負債の「思いつき」で変わったんだろ。
オーブが魔女の釜をぶちまけたような騒ぎになっている頃、
ラバウルの「ドミニオン」でもちょっとした事件が起こっていた。
補給その他を兼ねて入港した後、ちょっとした買いだしに艦を降りていたフレイは、
帰ってくるなりそれに出くわした。
食堂の前を横切ろうとした瞬間、ドアがスライドして、
彼女の目の前に人間が飛び出してきたのだ。
飛んできた男はそのまま廊下の壁に背中をぶつけ、動かなくなる。気絶したのだ。
――なに?
フレイは呆気に取られた。
だがそれも束の間、
続いて部屋から溢れた怒号と喧騒に、彼女は慌てて室内に踏み入った。
「な、何をしてるの! 止めて!」
中では何人かの男たちがもみ合っており、既に拳が飛んでいる有様だった。
幸い憲兵を呼びに行った者が居たので、騒ぎ自体はすぐに収まった。
問題だったのはその後で、フレイは殴り合っていた当事者の正体を聞いて顔をしかめた。
「ファントム・ペインの下士官? どうしてそれがここに居るのよ」
「向こうの指揮官がこっちに来ているらしいんです。そのお付きの連中だとか」
とりあえず全員を独房なり個室なりに閉じ込めた後に、その憲兵は渋い顔をして言った。
揉めていたのは「ドミニオン」飛行科の数名と、
ファントム・ペイン「J.P.ジョーンズ」から乗り込んできた下士官が数人。
先に手が出たのはファントム・ペイン側だが、
そのきっかけというのがまた微妙なものだった。
「何でもエクステンデッドとブーステッドマンの
研究意義について議論になって、白熱しすぎたんだそうで」
「はあ……?」
フレイは訳が分からず首をひねった。
憲兵の説明は、こうだった。
まず飛行科の数人が、昼食をとっていた。
そこへ待機を命じられたファントム・ペインが何人かやって来た。
最初のうちは何事もなく歓談していたが、それぞれが自隊のエース――
「ドミニオン」の場合はブーステッドマンの3人――について自慢し合いだした頃から
雰囲気がおかしくなり、口論になった。
終いには、ファントム・ペインの
「ブーステッドマンなど大したことはない」という発言に対し、
「ドミニオン」のコーラー軍曹が
「エクステンデッドの研究はコストばかりで現場へのバックがないから無意味」だと
断じたのをきっかけに、殴り合いになってしまったという。
「ば、馬鹿じゃないの。子供の喧嘩じゃないんだから……」
フレイは呆れて嘆息したが、憲兵はそれ以上に忌々しさを感じていた。
「しかし、軍曹たちも誉められませんが、やっぱり『彼ら』全体的に素行が悪いですよ」
「どういうこと?」
「だって、まだ合流して4日しか経っていないっていうのに、
うちの管轄だけでこの手のトラブルがもう12件ですよ。
規律って言葉を知らないんですかね?」
憲兵は苛立っていた。
頻繁に揉め事を起こすというのもそうだが、何よりろくに憲兵隊が機能していない
ファントム・ペインという部隊そのものに、彼は不信感を抱いていた。
無論、ロゴスの意向が強烈に反映されるファントム・ペインの場合、
そうでなければ逆におかしいのだが、彼はそこまで知らなかった。
「……変ねえ。ファントム・ペインはエリート部隊だって聞いてたんだけど」
「エリート様でもルールは守ってもらわないと困ります。
大体、無礼ですよ、あいつら。
飛行科だって身内を侮辱されたら腹くらい立つでしょ」
「ちょっと曹長、あなたがそういうこと言うのは感心しないわよ」
――まあ、気持ちは分からないでもないけど。
憤慨する憲兵をたしなめながら、フレイは思った。
前の戦争からずっと生死を共にしている
だけあって、「ドミニオン」飛行科ことMS部隊の連帯は強固だ。
彼らは空の兄弟たちであり、いわば「ドミニオン」の守護神たちなのだ。
またフレイは知らなかったが、
憲兵は独房でふて腐れる当のコーラー軍曹からこのような話を聞いていた。
「くそったれ、益体もねえ研究しやがって。
奴らのとこのエクステンデッドが予算を引っ張った所為で、
うちのブーステッドマンどもがどれだけ苦しんだか、曹長もご存知でしょ?
これくらい言ってやらねえとおさまりがつかねえですよ」
この発言によって、
憲兵の心はすっかり「ドミニオン」側に傾いてしまっていたのだった。
彼らは、元はエクステンデッド計画がPTSDの治療のために
退役軍人会の要望で始められたもので、ロード・ジブリールの介入によって
ロドニア研究所に無理に委託されたものだということを知らなかった。
ファントム・ペインも知らなかった。
いわば無知が起こした無用の争いだった訳だが、
憲兵にとってはあまり関係のない話だった。
「とにかく……うちが迷惑してるのは確かなんです。
ああ、バジルール大佐もいっぺんガツンと言ってくださらないもんですかね」
「そうねえ……困ったわね」
フレイは曖昧に言葉を濁して、その場は憲兵と別れたが、
結局ナタルに具申することにした。
このように彼女が現場の意見を吸い上げることで、
「ドミニオン」の運営は少なからず助けられているのだった。
フレイがナタルのところへ行こうと動き出した頃、
当のナタルは艦内の一室でじっと黙考していた。
「……待て。そこは崖になっている。上陸は難しいのではないのか?」
「これくらいなら爆破できるでしょう。
こちらのビーチから上がった部隊の援護も受けられますし」
彼女に答えたのは、ファントム・ペインのイアン・リー少佐だ。
彼らは目の前の机に広げたオーブ周辺の海図を前に、図面演習の真っ最中だった。
といっても、操るのは「ドミニオン」でも「J.P.ジョーンズ」でもない。
彼らはオーブ国防軍と、プラント連合軍の総司令を演じていたのだ。
ナタルがオーブで、イアンがプラント。
といっても、結果は何度やってもナタルの敗北に終わっていた。
「――駄目だな、これ以上は持ちこたえられない。詰みだ」
嘆息と共にナタルは白旗をあげた。
今回はかなり良いところまで粘ったのだが、
やはり彼女は敵の上陸を阻止することができなかった。
「面目ない、リー少佐。これでは相手にならんな」
「いえ、これだけ圧倒的な戦力差があるのです。私は力で押しているだけですよ」
謙遜する新しい上司に、イアンは苦笑いした。
実際、彼の言葉に偽りはない。
イアンに与えられた戦力はナタルの数倍に近い。これで勝つなという方が難しいだろう。
むしろ、ここまで戦った自分を、ナタルはむしろ誇るべきだとイアンは思っていた。
「しかし、言い訳はしたくないが、この島は守りづらいな。撤退するところがない」
ナタルは顔をしかめた。
海底火山の噴火によりできたというオーブ諸島は狭く、森が少なく、山が険しかった。
ゲリラ戦を展開することは困難であり、
何よりオーブという国の性質上、持久戦には致命的に向いていない。
結局のところ上陸される前に撃破するしかないのだが、
これだけ数の差があるとそれも難しい。
――つまり、侵攻を招いた時点で敗北だということだ。
ナタルは思った。
そして今のオーブは、その敗北に限りなく近い地点に居る。
「なまじ海岸を整備し過ぎているのが問題ですな。正直、どこからでも上陸できます」
イアンは淡々と所感を述べた。
ナタルは首肯した。
「ビーチリゾートも大事な観光業だからな……しかし、
津波でだいぶ駄目になったと聞くぞ」
「地形が変わっていると?」
「可能性はあると思う。いや……勿論、推測だが」
ふと思い直して、ナタルは発言を付け加えた。
オーブの立場になって考えているとはいえ、あまりにも希望的観測をしすぎている。
現状のままでは、オーブは勝てない。
それはナタルも認識している。
ゆえに、どうにかして現状を変える必要があるのだが――
「艦長、いらっしゃいますか? フレイ・アルスターです」
そんなことをナタルが考えていたところへ、フレイはドアをノックして声をかけた。
「アルスター? 入りなさい」
「はい、失礼いたします――?」
扉を開けて室内へ顔を出した途端、フレイはイアンの姿を見つけて硬直した。
若い尉官を何の気なしに眺めていたイアンは、
それを不思議に思ってじっと彼女を見返した。
お互い見つめ合って止まった部下2人に、ナタルまでもが首を傾げる。
「……アルスター、控えろ。そんなに見てはリー少佐に失礼だろう」
ナタルに咎められながら促され、フレイははっとして居住まいを正した。
「も、申し訳ございません、少佐」
「ああ、いや。気にしていない。それより、何か用があったのではないのかね」
「あ、はい」
イアンは、生真面目な士官だ、と思い、それから少し複雑な感情を抱いた。
この程度で「生真面目だ」と思うほど規律の乱れた状況に順応していた自分と、
規律を乱していた者達――かつての上司ネオ・ロアノークと、
ロゴス肝いりの強化人間たち――が全員この世のものではないことにだ。
しかし、ついでその生真面目な士官が告げた内容に、
イアンの気分は更に急降下することになる。
「喧嘩? どういうことだそれは」
フレイの話を聞くなり、ナタルは険しい顔をして副官に問うた。
「はあ、それが……」
フレイはイアンの存在を気にしながら、事の経緯だけを簡潔に説明した。
一通り話を聞き終えると、
ナタルは苦虫を噛み潰したような心地で、こめかみを押さえた。
「少佐……困るな、こういうことでは」
「申し訳ありません、バジルール大佐」
イアンは深々と頭を下げた。
「当該の者たちには厳重に処罰を。
二度とこのようなことが起こらぬよう、徹底させます」
「そうしてくれ。……エリオット大尉にも話を聞かねばならんな」
ぶつぶつと、ナタルは「ドミニオン」の飛行長――飛行科の人間に対して
責任を負う――の名前を呟いた。
それを聞いたフレイは先程の憲兵の顔を思い出し、眉を寄せた。
エリオット大尉の監督責任を問うのは良いが、
それだけでは「ドミニオン」内部の不満が高まる、と思ったのだ。
また、イアンはイアンで、別の理由から眉を寄せていた。
――まずいな。ここまで皆、参ってしまっていたとは。
「……大佐。その連中のところに行ってきてもよろしいでしょうか」
そう申し出たイアンに、ナタルはん、と目を細めた。
「どうするのだ?」
「いえ、私の方からも、詳しい話を聞いておきたいと思いまして」
「……ふむ」
ナタルは少し考えた。
――確かに、見知らぬ人間が尋問するより、その方が素直に話すかも知れないな。
分かった、とナタルは頷いた。
「では、そうしてくれ」
「ありがとうございます」
「いや。付き合ってくれてありがとう、リー少佐。良い刺激になったよ」
そうして適当に言葉を交わした後、イアンは頭を一つ下げて退室していった。
その足音が充分に遠ざかったのを確認してから、フレイはほっと肩を落とした。
「……何をしていらしたんですか?」
フレイが問いかけると、ナタルは机に広げられたままの海図を示した。
「演習さ。オーブとプラントが開戦した場合の」
「ああ、いつものやつですか」
フレイはそれで大体の事情を察して納得した。
隊に新しい高級将校が配属になった時は、
それを呼び出して図面演習を行うのがナタルの常だ。
彼女は言葉巧みに相手の本音を聞きだして観察するようなことは苦手で、
この方が部下の能力や人柄を知るのには手っ取り早いのだ。
そういうことだ、とナタルは肯定した。
「少佐が軍を率いているというから何事かと思ったが、
確かに、普通の少佐ではなさそうだ」
「普通じゃない?」
「悪い意味ではないよ。ただ、何故もっと出世していないのか、不思議なんだ」
ナタルの見た限り、イアンの指揮能力は佐官の枠を少々逸脱していた。
ファントム・ペイン規模の部隊を指揮するとなると、
それは最早サザーランドのような将官の役割であり、一介の少佐の手には余る。
伝統的に大西洋連邦は能力さえあれば、階級には拘らずに要職に抜擢することが
よくある――それこそナタルという実例が示すように――が、
何故少佐のままなのかという疑問は残る。
――それとも、何か、昇進できない理由でもあるのか。
ナタルは黙考していたが、
やがて不始末を起こした飛行科のことを思い出し、考えを打ち切った。
「――まあ、ともかく、今はそれよりエリオット大尉だ。
奴らにそんな体でいられては困る」
「あ、艦長、そのことなんですが……」
フレイは慌てて切り出した。
「ドミニオン」でファントム・ペインへの不信感と不満が高まっていること。
飛行科はブーステッドマンを庇おうとしたのだということ。
そして、エクステンデッドがよく思われていないということ。
それらを説明し、フレイが酌量を求めると、ナタルは腕組みして嘆息した。
「そうは言うがな、アルスター。
彼らにとってもエクステンデッドは労苦を共にしてきた仲間だろう」
「え?」
「コーラーたちは死者に鞭を打ったのだ。そこは忘れてはならん」
「…………」
フレイは思わず俯いた。
誰かの名誉を守るために、誰かの名誉を傷つけるようなことがあってはならない。
フレイは顔も見たことのないエクステンデッドのことを想像しながら、
反論の言葉を失って口を閉ざした。
風邪ひいて死にかけてた。しかもアズラエル出てこなくてごめん。
あ、エクステブーステのくだりは、前にここであった議論をまんま参考に
させてもらいました。dクス。エクステベッドって精神医療に使ったら鬼に金棒だと思う。
あ、それからコテってこういうので良いの? トリは付け方が分からん(´・ω・`)
乙です!
ナタルの逡巡、イアンの扱いと共に最高です。
お体に気をつけて下さいね。
次も楽しみにさせて頂きます。
>>341 トリップは 名前欄、ハンドルの後に#xxxxxって感じに半角#の後に適当な文字列をパスワードとしてぶち込む
トリは半角の#の後に任意の英数字を入力する感じです。
例えば アズラエル#azuchann といった具合です。。
みんなが寝静まった夜 職人スレを見ていると とても凄い ものを みたんだ
46 通常の名無しさんの3倍 sage 2006/11/02(木) 16:49:33 ID:???
ドラえもんやカブトの様に脈絡も無くいきなり出てくるのは駄目だけど
ちゃんと経緯を書けば文句は無いと思う。
×
「ワハハハーッ!死ねい、ナチュラ共!」
パトリックの嘲笑とともにジェネシスから閃光が放たれる。
あらゆる存在を消滅させるの光は地球に迫る。
絶望に歪むキラ。自由の剣といえど抗うにはまるで足りなかった。
戦場を恐怖と絶望が包んでゆく。
だがアズラエルの表情に焦りは無かった。むしろふてぶてしい笑みが浮かべると指示を飛ばす。
「今だ!イザと言う時のために用意した絶対障壁、ネオアルテミス展ッ開ッ!」
ジェネシスが届こうかというその時、地球は虹色の膜に包み込まれた。
ぶつかり合う光と光。
「その目に刻み込めコーディネイター!これが!絶対正義の!清浄なる力だぁぁぁぁぁッ!!」
アズラエルの意思に応えるかの様に輝きを増すネオアルテミス。
それに反比例するように徐々に輝きを失っていくジェネシス。
パトリックも負けじと通信で檄を飛ばす。
「何をやっておる!出力をあげんか!」
「む、無理です!現状でも120%で照射しているんで……うわっ!?」
負荷に耐え切れずついに内部崩壊を始めるジェネシス。衝撃でオペレーターが吹き飛ばされた。
至るところから火を噴き分解していくジェネシス。
「ぃやったあぁぁぁぁぁ!僕達の勝利ですよ!」
喜びを隠せないアズラエル。だが、そこに通信が割り込んできた。
送信者は死んだ筈のパトリック・ザラであった。驚愕するドミニオンメンバー達。
「くくく、ナチュラルよ、まずは見事と言っておこう!だが!ジェネシスなど所詮は囮に過ぎん!
切り札を使ってしまった貴様らに無敵要塞ウルトラスーパーグレイトザラキングを止められるかな?」
その言葉を裏付ける様にオペレーターの悲痛な叫びが木霊する。
ジェネシスの残骸の中から新たな宇宙要塞が粉塵とともに現れたのだ。
続く
こういうのはちょっと……
( ゚д゚ )
GJ!!!
お待ちしておりました。
なんというか、ドミニオンの艦内の様子が実にイキイキとしていいですな。
同人アニメとは比べ物にならんです。
あれも艦内の生活とかを、もう少し描写してれば良かったんですけどね。
ナタルがスゴイ「艦長」だよ。
イアンともうまくやってるみたいだし。
ビッグ・マザーだな
彼女達が盟主と一緒に動いてたらと思うと・・・せん無き事ですな。
エクステベッドは、たしかに精神医療に用いる事が出来るなら、これ以上に無い治療法になるでしょうが
これって、一般に転用できるのかな?
使えたとしても、条件が必要とか。
例えば、物凄く暗示に掛かりやすくないと使えないとか。
劇中を見る限りじゃエクステンデット専用みたいな感じに思えます。
と、ブーステッド派の漏れが言ってみました。
だんだん寒くなってきておりますので、作者さんもお体にはお気をつけ下さい。
次回も楽しみにしております。
GJ!!
待ってました
アズの打つ手も気になるし、ドミニオンの動向も気になる
なぁ、ふと思ったんだが。
もしこっちのアズラエルとジョージ・グレンとが会談やったらどんな風になるんだろう。
個人的には周囲の喧騒や思惑とは別に両者は結構打ち解けた雰囲気になると考えてるんだが。
アズラエルがデスノのLに見えてきた
盟主王だってソキウス計画から得られた洗脳技術を持っているぜ。
>>348 GGに関する考察はブルコススレに行けば見れるぞ。
「なぜか」ね。
ほしゅ
お待ちしております。
ほっしゅ
hosyu
そうなん?
96時間以内に以下の要求に対する回答をせよ。
1、ロゴス運営者であるムルタ・アズラエル、
ロード・ジブリールの両名の所在を明らかにすること。
2、1に示した2名の身柄をプラント政府に引き渡すこと。
3、その他、オーブ国内に拠点を持つ、プラント及び地球連合各国に対して敵対的な
武装勢力についての情報を開示すること。
4、プラント・ザフトによる3に示した勢力の制圧作戦に協力すること。
5、ダーダネルス沖海戦、クレタ沖海戦、ベルリン戦において目撃された所属不明艦
及びその麾下の部隊との、オーブ連合首長国代表
カガリ・ユラ・アスハ氏の関係について明らかにすること。
なお、各戦闘の呼称については地球連合軍の公式発表に準拠する。
以上。
オーブに突きつけられた「請求」は、このようなものだった。
――身も蓋もない。
最初にそれを聞いた際、アズラエルの感想はその6文字に集約することができた。
プラントの――そう、プラントだ。大洋州連合や東アジア共和国のものではない――
要求は極めて露骨であり、単純明快だった。
「つまり重要な項目は下の3つなんです」
紙コップのコーヒーを片手に、
行政府の休憩室で椅子に腰掛けながら、アズラエルは「独り言」を呟いた。
「え? 何? ごめん、今ちょっと周りがうるさくて……」
その「独り言」に「はからずも」応じる声があった。
ちょうど背中合わせになる格好で、アズラエルの背後に座っている男だ。
携帯電話など耳にあて、傍目には通話先と会話しているように見える。
見た目も名前もオーブ人であり、
行政府の職員でもあるこの男は、実は赤道連合と直通のパイプを持っていた。
分かりやすくいうと、スパイなのだ。
オーブには、アズラエルの母国たる大西洋連邦の中央情報局に相当するような、
いわゆる「情報機関」というものが事実上、存在しない。
それらしき機関はないこともないが、
他国の諜報活動に対しては非常に脆弱で、その証拠がこの男だ。
つまり他国の諜報員に、
国家中枢にこれだけ近い場所にまで侵入を許しているということだ。
オーブにとっては大失態という他はなかったが、アズラエルにとっては好都合だった。
でなければ、こうも簡単にこの男と接触することはできなかっただろう。
「あの『偽者』が本当に偽者か否かさておき、この所属不明艦――まあ貴方相手に
誤魔化す必要はないでしょうから『アークエンジェル』と呼びますが」
「うん、うん……そうそう、分かってるよ」
男はあくまで電話をしているというポーズを崩さない。
アズラエルもあくまで独り言をいっているというポーズを崩すまいと努めたが、
本業ではないため、どこまで演技できるかは謎だった。
――まあいい。気にしたら負けだ。
ひそかに深呼吸を1つして、アズラエルは自説を展開した。
要するに、プラントが潰したいのはロゴスではなく、「アークエンジェル」なのだ。
考えてみれば当たり前の話で、国内産業の殆どが国営であり、ロゴスの浸透がほぼ無い
プラントが、わざわざ気炎をあげてその排除に走るメリットはゼロだ。
何か別の狙いがある筈であり、この「請求」を見る限り、
プラントはそれを白状したも同然だった。
「アークエンジェル」がオーブと何らかの関わりを持っている――個人資産の枠を
超えた運営費をオーブが拠出している、というような――というのは、
国際社会では一般的な見方だ。
だがオーブが公式にそれを認めず、またその証拠も掴めない現状で、自国への危険を
排除するには、何か口実を作って強引にオーブへ調査の手を入れるのが手っ取り早い。
「そこへ転がり込んできたのがロゴス問題という訳です。
プラントに本気でロゴスを潰す気などありませんよ」
アズラエルは断言した。
彼の推論は大筋で正解を言い当てていたが、あえていうなら1つだけ穴があった。
ラクス・クラインの存在を見落としていたのだ。
まさか替え玉を立てておいて本物を押さえていないとは、
流石のアズラエルも考えていなかった。
ただそれは赤道連合のスパイも同じだったので、
この落ち度が問題になることはなかった。
「はあ、しかしね……駄目だよ、
ご息女は『カンガルー』も『パンダ』も嫌いなんだ。他をあたってくれ」
――それは分かりました。しかし、大洋州と東アジアはどう説明するのですか。
遠回しにスパイは訊ねた。アズラエルはコーヒーを口に含みながら頷いた。
「『カンガルー』はお星様を追いかけているだけです。
『パンダ』の狙いは、南進でしょうね」
「…………」
一瞬、スパイの言葉が止まる。
かかった、とアズラエルは拳を握り締めた。
「パンダ」――つまり東アジア共和国が見越しているのは、
赤道連合領への勢力拡大だとアズラエルは踏んでいた。
歴史的に、東アジア共和国と赤道連合は、土地と海を巡って対立する関係にある。
とはいえ、地力が全く違うため、赤道連合が単独で東アジアに対抗することはできない。
この国は常に大西洋連邦の勢力を領内に駐留させることによって、
大陸への牽制としてきたのだ。
ただしこれは前大戦までの話で、
戦後の赤道連合はカーペンタリアのザフトと協調するような動きを見せていた。
要するに、大西洋からプラントに乗り換えようとしていたのだ。
そのプラントが、東アジアと手を組んだ。
赤道連合にとって、これはゆゆしき事態だった。
「オーブの地理的な重要性は大きいですよ。
ここを押さえれば、カーペンタリアに蓋をすることができる」
ちゃぷちゃぷと手の中のコーヒーを弄びながら、アズラエルは続けた。
仮にオーブが陥落した場合、
東アジアは嬉々としてそこに軍を駐留させるだろう。治安維持という名目でだ。
無論プラントや大洋州も牽制はするだろうが、
自国に危険が及ばないところまで干渉するかどうかは疑わしい。
安易な期待は、命取りになりかねないのだ。
「……そうだなあ。どうだろう。あ、そうだ、あれはどうなってる?」
「そちらもブレイク・ザ・ワールドの被害が大きいんでしょう。
挟撃されるのは避けるべきではありませんか……?」
暗に、プラントは赤道連合を捨てるつもりですよと、アズラエルは告げた。
スパイは電話をかけるふりを続けながら、ひそかに険しい顔をしていた。
背を向けているアズラエルは気付かなかった。
やがてスパイは適当に電話の演技を切り上げると、席を立って休憩室を出て行った。
――やれやれ。ちゃんと伝わったんですかね、あれで。
緊張を解いた途端、どっと押し寄せた疲れに辟易しながら、アズラエルは思った。
慣れないことはするものではないが、
こうも動かせる駒が限られていては自分で動くしかない。
ほっと人心地つくと、アズラエルは今度はユウナの元へ向かった。
当のユウナは、アズラエルの姿が見えないと部下に報告を受け、
半ばパニックを起こしかけていた。
「理事がいない!? 何やってんだい、こんな時に」
「も、申し訳ございません!」
「謝らなくていい、早く探してきてくれ。……くそ、何考えてるんだあの人は」
恐縮する職員を叱咤して叩き出し、ユウナは肩を落としながら溜め息をついた。
彼は政務室ではなく、行政府の別の一室にいた。
苛立ちを顔ににじませながら、無造作にソファに腰を下ろす。
ここ数日の激務とプレッシャーで、彼はだいぶやつれてしまっていた。
何しろ、有効打になりうるカードが一枚もない。
各国と水面下で交渉しようにも、ダーダネルス以降の「偽者」騒動ですっかり
失墜した信用は取り返しがたく、殆ど門前払いを食らったのだ。
オーブはテロ支援国家。それが世界の目から見た自分たちの姿だった。
――何なんだよ、あいつらは。何がしたいんだ? 何がしたかったんだ……?
ユウナは、「アークエンジェル」の目的も、ラクス・クラインの思惑も、
カガリ・ユラ・アスハの理想も知らなかった。
ユウナは「アークエンジェル」を憎んだ。「偽者」を心底憎悪した。
これはオーブと彼らが無関係であると証明できなかったユウナたちの
手落ちでもあったが、それでも憎悪したのだ。
しかし彼には、他人を恨み続けるだけの余裕も体力もなかったので、
すぐにその憎しみは霧散してしまった。
――ああ。もう駄目かも知れないなあ。
その代わりこんな諦念が度々頭に浮かんできて、ユウナはそれを振り払うのに苦心した。
彼は元より平穏な時にこそ活躍するタイプの政治家であり、
オーブ国民3000万人の生命安全を一身に背負うには向いていなかった。
彼は正直、疲れていた。
逃げ出そうにも、重圧が過ぎて足が動かない。
そんな自分の姿を妄想する程に。
押し寄せる疲労感に、ユウナが深い溜め息を吐き出した時、部屋の扉が開いた。
「代行! お連れしました」
「やあ、すみません。何かご用でしょうか」
アズラエルだ。傍らには先程ユウナが送り出した男を伴っている。
――そもそも、こいつが来てからロクなことがない。
ユウナは密かに苛立ちを覚えながら、視線だけでアズラエルを見やった。
「理事……出歩かれるならそう仰っていただけませんか?」
「申し訳ない。用を足そうと思ったら、道に迷ってしまいまして」
まさかおたくの国に潜伏しているスパイと接触してきました、と白状する訳にはいかず、
アズラエルは適当に嘘をついた。
ユウナは仕草で向かい側のソファをすすめる。
アズラエルはそこに腰掛け、彼と向き合った。
そのまま話を切り出しかけ、ふとアズラエルはユウナの手元に目を留めた。
「ミスタ・セイラン? 手をどうかなさったのですか」
「え?」
言われるままユウナは両手を見下ろした。
別に怪我をしている訳ではない。
しかしその手は情けなく震えており、ユウナは顔を引きつらせた。
――何だよ。がたがた震えて滑稽だって言いたいのか?
アズラエルは何の気なしに指摘しただけだったが、
それがユウナの若干捻じ曲がったプライドを刺激した。
「……あなたは、とても落ち着いておられるようですね、アズラエル理事」
「はい?」
重低音を吐き出したユウナに、アズラエルは妙な気配を感じて首を傾げた。
ユウナはちらりと壁際に控えていた1人と目配せした。
その男は頷き、静かに部屋を出ていく。
その姿が見えなくなったのを確認してから、ユウナはひたと相手の双眸を見据えた。
「僕は正直、今までにないプレッシャーを感じています。
この通り、手の震えが止まらないくらいにね。
どうしてこんなことになってしまったんだか……」
独白のようなユウナの言葉に、アズラエルは居心地の悪さを感じた。
「お察しします」
咄嗟に上手い切り返しに窮して、彼はそう答えた。
――誰の所為だと思ってるんだよ!
ユウナは心の中で絶叫しながら、怒りを噛み潰して無表情を作った。
彼は終生、二度はないであろう凄みのきいた表情をしていた。
「お気遣いどうも」
短く呟くと、ユウナは席を立って、手近な窓辺に寄って手を付いた。
「ところで理事、僕は知らなかったのですが、
あなたのファミリーネームはイスラムの天使の名前だそうですね」
世間話のようにユウナは問いかける。
――また嫌な言い方をしますね。
アズラエルは経験的に、事態が非常にまずい方向に流れつつあることを悟った。
話を切り出すどころではない。頭の中で警報が鳴り始める。
「……"Azrael"のことですか? 音は似ていますが、つづりは違いますよ」
「オーブ語、まあ日本語ですが、
それだとどちらも同じく『アズラエル』と聞こえるのです」
警報。警報。警報。
背中を向けて話すユウナの姿に、
アズラエルはこめかみの辺りがちりちりするのを感じた。
ユウナは窓の反射越しにそれを観察しながら続けた。
「ものの本によれば、『告死天使』とも呼ばれるそうで」
「どういうことでしょうか」
「死を告げる天使という意味です」
音もなくアズラエルの背後で扉が開き、そこから数名の男たちが部屋に入ってくる。
彼らがアズラエルの側に陣取ったのを見止め、ユウナは懐に手を入れた。
手が震える。
――ままよ!
ユウナは一気に手を引き抜くと、振り向きざまそれをアズラエルに突きつけた。
「あなたが――我々の告死天使ではないと、僕には確信が持てなくなりました」
アズラエルは瞠目した。
ユウナの手に握られているもの。そして同時に、後ろで誰かが構えたもの。
それはどう考えても、銃に他ならなかった。
トリつけてみた。これで見やすいかな?
投下乙
トリップはそれでおkですね。
ユウナ君、疲れたのか、判断を間違って……
殺すなら何はともあれジブリールが先でしょうがと(違
GJ!!!
週一の楽しみだ。
アズラエルは赤道連合から動かすのか・・・
あそこって、勢力がイマイチ不明なんだよな。
連合支配下におかれてるところもあったし。
動く場合、どういった手段を使うんだろ?
ユウナ暴走!?したくなる気持ちはわからんでもないなw
もう顔芸人は始末したのかな?
アズはピンチみたいだが、華麗に切り抜けることを期待してるぜ!
次回も楽しみにしております。
ここのアズラエルが大好きだ
GJ!!
空気の読める男、アズラエル
すげぇ・・・
このアズラエル、亡命しながら戦ってる!
(凸の額が)うお、まぶしっ!
>>371 アレは戦ったとは言わずファビョったと言う
やっぱりここの盟主王はLかニアだ
種の盟主がにせものだから
嵐を呼ぶナイスガイな盟主王が見たい人挙手
ノ
流石は盟主王
亀だが ノシ
ノシ
ノ
このスレまったりし過ぎじゃないかw
もう少し盟主に関する議論とか考察とか雑談とか・・・
>>385 じゃあ言い出しっぺとして何かお題を出しておくれ。
では盟主がとらぬま町に住んでいたら
竜崎ムル太
盟主王が30代な件について
>>389 種の頃はぎりぎり20代の可能性もあったが、種死まで生きてるとなると
確実に30の大台を超えてるなあ、確かに。
冷静に考えるとありえないスピード出世だ。優秀だったんだろう。
…ふと思った。この設定だとナタルは27歳…?
CE 41 ○ムルタ・アズラエル、大西洋連邦にて誕生。
って、本編終了後後出しの年表ではこうなってるんだな。
でもあんな30代むしろアリだと思っているが。
小説では30代後半ってなってたし。
ロゴスのこと書こうと思ったら超難しかった。
週一で出来なくてごめん。もうちょっと考えさせてほしい。
あ、あと3日で分かる経済学みたいな本かサイトってないだろーか?
ゆっくり書いてください。
待つ事には慣れております。
というか、SS書くのにそこまで調べるなんて…あんた神だよ!
負債や森田に、作者氏の爪の垢でも煎じて飲ませたいくらいだ。
394 :
通常の名無しさんの3倍:2006/11/22(水) 01:11:06 ID:OSXxiAK8
アズラエルの父親いたやんけぇ
アズラエルが冷静でいられた要因は、2つあった。
1つは、目の前で銃を構えたユウナがセイフティを解除していなかったこと。
もう1つは、その彼の動作――片手で銃を構える――を見て、
恐らく一発目は当たらないだろうと思ったことだ。
護身用に射撃の訓練をしていたおかげと言えたが、
しかし肝心の銃が手元に無い今、それはあまり意味のないことだ。
「『それ』はどういう意味ですか」
何の真似だ、と問いただしたい衝動を抑えて、アズラエルは努めて静かに口を開いた。
ユウナは、予想外に相手が怯まないのを見て、逆にかえって動揺していた。
背中がじっとり湿ってくる。
――違う、はったりだ。いま主導権を握ってるのはこっちだぞ。
そう自分に言い聞かせながら、ユウナは銃把に力を込めた。
彼は、撃つ時以外、
引き金に指をかけてはいけないというセオリーさえ知らない人間だった。
「……ギルバート・デュランダルの言葉を信じるのですか?」
なかなか答えない、
というか緊張で言葉が出ないユウナに焦れて、アズラエルは問いを重ねた。
ユウナはごくりと生唾を呑み込んだ。
「そうじゃない」
「では、なぜ」
「…………」
なぜ。
短い問いかけに、ふとユウナは5年ほど前に習った民族学の講義を思い出した。
浪漫主義的なところがあったその教師の授業は、
多分に誇張と装飾と美化を含んでおり、ユウナは彼をひどく馬鹿にしていたものだが、
1つだけ鮮明に覚えているフレーズがあった。
民族の名誉。
どうせ滅びるなら、せめて誇りを持って滅べというのはウズミ・ナラ・アスハ以前から
続くオーブの『悪習』の1つだ。少なくともユウナは『悪習』だと思っていた。
しかし悲しいかな、今はそのことが彼にも理解できてしまうのだ。
ユウナは自虐的に口角を上げ、笑った。
「……オーブはもうお終いです。ロゴスにつけば滅び、ロゴスを捨ててもまた、滅ぶ。
『僕ら』に残されたのは滅亡のみだ」
「ミスタ・セイラン、それは――」
早計です、とアズラエルは言い募ろうとした。
「でも、国が滅びても国民はずっとここに住み続ける!」
しかしユウナは声を荒らげ、強引に相手の言葉尻をかき消した。
完全に埒外の発言に、アズラエルは思わず絶句して目を見開いた。
ユウナの顔は興奮で赤らみ、目は血走っていた。
額には脂汗が浮かび、はっきり言って滑稽な姿だった。
しかし、凄まじい形相だった。
「他に行くところなんかない。占領されたって何だって、
オーブ人はオーブで暮らすしかないんだ。
そういう世の中になってしまった!」
叫ぶようにユウナは続けた。
血反吐をはいているようだ、とアズラエルは思った。
事実、その感想は適切で、ユウナ自身そのような心境だった。
――こんちくしょう。どうして僕がこんな貧乏くじを引かなきゃならなくなったんだ。
ユウナは号泣したかった。
彼が幼い頃のオーブは、まだこんな国ではなかった。
先人が何十年もかけて築いてきたオーブの国際的地位は、
2度の大戦で地に落ちてしまった。ブレイク・ザ・ワールドの復興に忙殺される今、
このオーブから難民を受け入れてくれる国はあるまい。
オーブ人がオーブ人として生きていける国は、オーブしかないのだ。
「だったら、たとえ貧しくても、辛くても、
名誉を守ったという事実だけは残しておかないと、やりきれない。
デュランダルが正しかろうが間違っていようが、
世の中が正しいと思ってるならそれは正しいってことになる!
オーブは正しいことをしたと、世界に思ってもらわないと、
もう本当にどうしようもなくなるじゃないか……!」
感情的にものを言いながら、ユウナはふと、
自分はウズミと同じことをしようとしているのか、と思った。
だが、すぐにそれは違う、と彼は否定した。
ウズミは戦うことで名誉を守ろうとしたが、ユウナは戦わないことで名誉を守るのだ。
世界の潮流を読み、従い、国民に流血を強いることなく、最大の利益を得るのだ。
たとえそれが破滅に繋がる選択でしかなかったとしても、
彼にできるのはそれくらいだった。
アズラエルは、そんな彼をじっと見つめながら、こう思っていた。
――こんなことが、確か、前にもあった。
強烈なデジャヴだった。何を隠そう、彼がユウナにだぶらせて見ていたのは、
他ならぬ彼自身の姿だったのだ。
今この場で、オーブの国民のためにとアズラエルに銃を向けるユウナ。
戦艦「ドミニオン」の艦橋で、
地球のナチュラルのためにとナタル・バジルールに銃を向けたアズラエル。
それ自体は別に構わない。
ユウナの言葉を借りれば名誉、ということになるのか。
誰かの名誉を守るために、誰かの名誉が傷つけられることを許す。
政治家なら当然の判断だ。アズラエルがユウナの立場でもそうするだろう。
――けど、自分にされて良い気持ちはしないね。
舌打ちしたくなるほどの不快感を覚えて、アズラエルは顔をしかめた。
しかもこの男は、見通しが甘い。
ユウナはロゴス問題の根幹を読みきれていない。
読みきれないまま、表面的な事柄のみで判断を行おうとしている。
――冗談じゃない。ああ冗談じゃないよ。こんな殺され方してたまるもんか……!
まなじりを決して、アズラエルはきっとユウナを見据えた。
「私を殺すのですか?」
ひく、とユウナの頬が引きつる。
「……引き渡すだけです」
躊躇いがちにユウナは答えた。直截な物言いには抵抗があったのだ。
引き渡した先で何が起こるかなど、彼には関係のないことだった。
「ロゴスと手を切ると?」
「今更、ロゴスも何もない。戦争するよりマシです」
吐き捨てるユウナを、アズラエルは目を細めて見つめた。
この男を、言いくるめなければならない。そう彼は思っていた。
アズラエルは一度、精神安定の意味も込めて、大きく長い息を吐いた。
「――銀の食器」
独り言のように呟いて、彼は膝の上で手を組み合わせた。
唐突に妙なことを言いだした相手を、ユウナは怪訝に思って眉を寄せた。
「何ですか?」
「古来、銀は毒に反応して黒ずむという特性が
重宝され、毒殺の危険に晒される権力者に愛好されたそうです」
「……?」
訳の分からない――とユウナには思えた――ことを滔々と語るアズラエルに、
ユウナはますます首をひねる。
アズラエルは、銃口さえなければもっと派手なパフォーマンスができるのに、などと
思いながらも、ユウナがこちらのペースにはまる感触を得ていた。
そのまま鷹揚に続ける。
「我が家で使っていた銀食器は、単に見た目が美しいという理由からでしたが、
ある時、私は前菜の皿が黒くなっているのを見つけて命拾いをしました」
「……服毒を?」
「ええ。危うくね」
アズラエルは肩をすくめた。
「そのとき、私は、人間は利害さえ絡めば同じ人間を殺せるのだと実感したものです。
善意も正義も利害の前では何ら意味をなさない。
しかも私はこんな稼業ですから、誰に命を狙われてもおかしくないと、
いつも思っていました」
それはごく率直な、アズラエルの自らの立場に対する見解だった。
否、人間誰しもそのようなものだと彼は思っていた。
ただ彼の場合は、立場上、敵の数が多いだけのことだ。
自分の命がかかっているゆえに容赦をしないのであり、彼はタカ派と呼ばれるのだった。
だが、ユウナには知ったことではなかった。
「……余裕ですね。既に死ぬ覚悟がおありですか」
――そうじゃないだろう、この馬鹿。
アズラエルは密かにユウナを罵倒しながら、ゆっくりと頭を振った。
「いいえ。私は死後の世界を信じていませんから、
死んで消滅することは恐ろしいですよ。ですからなるべく殺されないようにと、
せめて落ち度を作らないようにしてきたつもりです」
「落ち度……?」
ユウナは若干、戸惑った。
彼はアズラエルの発言の意図を量りかねていた。
それは当然の話で、何故ならアズラエルはまだ一言も本題を口にしていなかったからだ。
相手を引き込むのに成功したことを悟って、アズラエルはこっそりとほくそ笑んだ。
「――ミスタ・ユウナ・セイラン。あなたが私を撃つというなら仕方がない。
ですが私は、私自身の潔白を確信しています。
話を聞いてはいただけませんか?」
短いけど、とりあえずここまで。
>>395-
>>399 GJ! ここの世界のユウナはかっこいいな
本編でも第1クールまではまともだったのに
何であんなアホなキャラにorz
カガリより有能でまともなことをいう奴がいちゃだめだからですよ orz
ユウナご乱心かと思えば・・・
やっぱり持ちなれてなかったのね
>>401 つまり、オーブの政治家はド低脳意外しか政治家が存在しないってことかよ
あんまりだ orz
「ミスターセイラン、私達も脱出しましょう。こんなこともあろうかと行政府の地下に大規模な脱出経路を作っておきましたのでオーブ市民を脱出させ、私達もそれに紛れていくんです。後はドミニオンにでも合流しましょう」
「い・・・いつのまにそんな工作を・・・・」
「うちのサザーランド君が一晩でやってくれました」
GJ!!!
ユウナにアズラエル、どっちも正しいのだが、やはり格が違うな。
「世界経済」と言う巨大な歯車と直接関わってきた者と間接的に関わってきた者の違いと言うべきか?
ただし、ユウナはウズミと違い「国民を犠牲にしない」というスタンスでいる。
それだけでもウズミより兆倍優秀な政治家だけど。
それにしてもアズラエル、やっぱり前大戦時にニャタルと遣り合ってたのか。
そのときの会話も面白そうだ。
次回も楽しみにしております。
>>404 こんな事もあろうかと、こんな事もあろうかと!こんな事もあろうかと!!
良い言葉だw
もしアズラエルにトラウマがなくってブルコスに入ってなかったら
( /\ ( ( o ) ヾ )\。 。
o ./ / /ヾ┌──────────────────────────
(_/_/__..│おでんが美味しい季節です。
|=お ム :|. | 仕事を終えた皆様相手に、商売再会と行きますか。
|= でル=:|.. └v───────────┬─────────────
|= ん タ..:| ( (,,(`"),,,) .||
|=屋 =:| ヽd `∀´) ‡ ∫∫∫ .||
~~||~~~..|| /ヾ__ ソ, lフつ ___ ||
。 .|| || □△○△○□__/__\_. ||
┌┴┬┴┴――┴―――――――――┴┐ ___
│ |―┬―――――――――――――-┴┐./| |
│ |―┴――――――――――――――― / | 開 | 。 o
│o. | | ̄ ̄| | ̄ ̄| / | 店 | 。 o
│ | | ̄ ̄| | ̄ ̄| / | |
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おでん屋台のオヤジになりすましてオーブを脱出する盟主王とユウナ
正直、盟主が好きでこのスレにいるけれど、うっかりユウナも格好いいじゃないか。
個人的に。
普通の人だけどがんばってる、でも普通の人だから弱い部分もある
マイナス方向急転直下だった本放送とは違うぜ
ユウナには種世界の必須スキル、洗脳がないからな
いきなりへたれても仕方ないさ
ユウナはユウナで頑張ったけどカガリの為に脚本に粛清されたのさ
盟主王「保守ですね(モグモグ)うむ、オーブの家庭菜園で採れた大根も乙ですね」
ユウナ「おでん食べながら喋ってる場合じゃありませんよ(ガクブル)」
保守
おまいらに盟主王からの差し入れですよ
つ『盟主王印の手作り白ワイン』
やあ、これは良いワインですねぇ。
早速いただきましょう。
がんもとちくわと卵と大根も付けてください
おでんとワインの組み合わせとは……通ですね。
ふぉしゅ
そろそろだな…
あー、そういえばもう12月だ。おでんか…
つ『盟主王が36時間かけて煮込んだアツアツのおでん』
げげぇーっ、ロールキャベツと大根がドロドロにーっ!?
今日はカレーにしましょう。
つ『盟主王が一週間かけて煮込んだすぺしゃるビーフカレー+ヒレカツ』
ああっ、1週間じっくり煮込まれたヒレカツ(の残骸)が中にー!!
ヒレカツは煮込んでないでしょ!
このあとの展開は
オーブを守るために、地下に隠されていた虎型ロボットにアズラエル搭乗
運命、暁、ストフリの攻撃にピンチに陥ったアズラエルを、ナタルが三馬鹿inドリル戦車、ステルス戦闘機、新幹線を引き連れて助ける
の予感
何その「後は勇気で補え」コンボ
巨大ピコハンはどうした?
ドミニオンハンマー承認キーはサザーランド司令が持っているので、
盟主・発動要請→ナタル・要請受理。各関係機関に送信→<< たらいまわし >>→サザーランド・発動承認!!
という、実に一週間はかかる命令系統を伝達後、ドミニオンハンマーが発動されます。
しかし、大抵の場合戦闘終了後数日経ってから予告無しで発動されるため、
寛いでいたクルー達に多大な迷惑を与えるだけで終わります。
そんな頭でっかちな命令系統、盟主が華麗にスルーしてくれます
出来ないことをなんとかするのが(ry
あとは勇気で補え!
くらっしゃあこねくとー!!
ゴ・ル・ディ・オ・ン・クラッシャァァァーーー!!!
正直、ロゴス関係の経済・政治考察で悩んでいるんでしょうね、作者様。
原作も適当だし、適当にデティールさえ出してしまえば問題無し。ww
アズラエルが格好良いだけでも十分満足です。
俺らは盟主王の活躍さえ見れれば後は無問題、てな感じだからな。
やはり盟主王の活躍の描写が難しいのか。
まあ、ゆっくり待つべ。
本編に出てこなかったMSV系企業の暗躍があるだろうな
アクタイオンの本社は宇宙だからそもそも地球の暴動とは無関係
株価ももしろ暴動リスクがないからロゴス暴動尻目に資金が流入してそう
種死後の世界ではアナハイムよろしく地球圏の経済を牛耳そうだ
アクタイオンの資本はアズラエルだったりして。
思い出したんで青の軌跡を勧めてみる
トリップ物なんで別人だが結構頑張ってる
このスレ的にトリップ物は範囲外だろうか?
>>440 体験物、逆行物の類は……まあ、好きにしれ
俺は好きだがな。
どんな物でも調理しだいで、美味くも不味くもなる。
種が良い例だw
ちょっとブルコス中立派で盟主王の話書いてみたんだけど、投下してみてもいい?
そんじゃやってみます。お手柔らかに。
『南海の宝石』と呼ばれるオーブ連合首長国。
世界でも稀にみるコーディネーターとの共存を公的に認める国であり、
そこから得られる豊富な人的資源や高い技術力をもって、
小国ながらも国際社会において大きな影響力を誇っている。
そのオーブでは氏族と呼ばれる血縁集団の長たちによる合議政治が行われており、
その氏族の中でも代々代表首長を輩出してきたアスハ家の族長であり、
現オーブ代表首長も務めるウズミ・ナラ・アスハは『オーブの獅子』の異名で知られていた。
高いカリスマ性と、ぶれることのない政治信念から、
国民からは絶大の信頼を得ている。
まさしくオーブの王とも呼べるウズミであるのだが、
彼の表情は今苦渋に満ちていた。
ウズミの視線の先にある男、金髪色白の優男は、
見るからに胡散臭い笑顔を浮かべている。
「今回の訪問、ご許可して頂きありがとうございます」
「ふん。私は招待した覚えはないのですがな。で、どのようなご用件でしょうか?
軍需産業連合理事殿。それともブルーコスモス盟主、ムルタ・アズラエル殿と呼ぶべきですかな?」
「肩書きなどどう呼んでくださっても構いませんよ。商人には幾多の肩書きがありますから。
名が変わったからといってその本質が変わるというものではないでしょう? オーブの獅子殿」
「なるほど確かにおっしゃる通りですな。
で、今日はそのようなお話をなさるためにいらっしゃったのですかな?」
「やれやれ代表はせっかちですね。指導者には余裕も必要なものですよ」
からかうように言うアズラエルだったが、唐突に表情を引き締める。
その視線はウズミとは異なる畏怖を与えうるもので、
確かにこの男もまた人を纏める力を持っていることを感じさせる。
「単刀直入にお聞きしましょう。
代表は現在の連合とザフトの戦争を終わらせたいと思いませんか?」
「は?」
突拍子もないアズラエルの発言にウズミは驚きを隠すことができなかった。
世界は今、ナチュラルとコーディネーター、二つの勢力によって二分されようとしていた。
遺伝子操作によって、優れた資質を持つコーディネーターたちが暮らすプラントと地球連合との戦争が始まって一年近くが経つのだが、
この戦争は一向に終戦の気配を見せようとしていない。
「ご懸念は分かっています。ブルーコスモスの盟主である僕の言葉を信じることができないのですね?」
「あ……ああ。そもそもこの度の戦争、発端はブルーコスモスの強硬派によるプラントへの核攻撃から始まったのではありませんか?」
「確かにその通りです。公式には軍の強硬派となっているところをブルーコスモスというあたり……
正直ですね。そういう人好きですよ、僕。ですが、少々誤解があるようですが、僕自身は強硬派ではないのですよ」
「なんと?」
「そもそも僕はビジネスマンですから。
コーディネーターを皆殺しにするなんて非合理なこと考えるわけないじゃないですか。
プラントの独立を認めたところで、結局経済的に支配するだけです。
僕自身、もしくはロゴスは全く傷つかない。」
「ふむ。だが戦争が終われば軍需産業連合理事殿としては困るのでは?」
ウズミの言葉にアズラエルは表情を崩した。
「仮に平和が訪れたとしてもたくさんの火種は残るでしょう。
緊迫した世界情勢でこそ、軍事力が生きてくるんですよ。
圧倒的な軍事力を持っていることを誇示するだけで、
自然と戦争は起こし辛くなる。はるか昔の冷戦と呼ばれた時代のようにね。
指導者たちもそこまで無能ではないでしょう」
「そして、そこにビジネスチャンスがある、というわけですか。
仰りたいことは分かりました。
で、具体的にはわが国にどのようなことをお望みなのですか?」
「話が早くて助かります。代表は実業界でもやっていけそうですね。
私が求めているのはMS開発に関する技術提携です。
まずは戦線をとんとんに持っていくところから始めないといけませんから。
あ、モルゲンレーテが独自にMS開発を行っていることはとっくに知ってますんで、
ごまかす必要はありませんよ?」
どこか挑発的なアズラエルの言葉にも、ウズミはいささかの動揺もみせない。
「ふむ、しかしモルゲンレーテはわが国の要。そう簡単にその技術を流出させることはできませんな。」
「見返りとして、オーブにて和平交渉を行います」
その言葉にウズミは考えこむ。 オーブで和平交渉を行うことで、
オーブの国際的な影響力が増すことは確実だろう。
また、間接的にだがオーブの中立が認められるということでもある。
このようなことを決定できるほどの権力を民間人が持っていることにどこか不快感を感じながらも、
ウズミはアズラエルの提案に魅力を感じ始めていた。何よりもこの戦争が終わるのならば……
「ふむ。私の一存で決めることはできないが、検討させて頂きましょう」
「ありがとうございます。よいお返事をお待ちしてますよ」
二人は一息つき、ようやく出された紅茶の味を楽しむことができるようになった時だった。
突然補佐官である、ウズミの弟、ホムラが室内に飛び込んできたのは。
「代表大変です! ヘリオポリスが崩壊したとの連絡が!」
世界は表と裏で、静かに動き出そうとしていた。
〜つづく〜
ここまでです。時期的には種が始まったとこ。
盟主王おかしくないっすかね?
乙です。
一つだけ。
ウズミの態度がまともな国家元首に見えません。
敵意や不快感を丸出しで話す政治家、というのはちょっと。
ある程度タヌキに書いても良かったんじゃないっすかね。
世界を動かす男アズラエルか、カッコイイ…
>>452-453 あれでも一応「優秀な政治家」らしいよ。種世界ではねw
オーブがピエロの様に踊ってくれる事を願う。
うーむ、コーディ絶滅を本気で考えてない盟主は、本物じゃないような気がしてしまう
まあこの時点では、始めから騙すつもりでデマカセ言ってるって可能性もあるんだが
カガリは目上の人間に敬語を使うことすら教わってなかったからな。
盟主王はプラントの消滅が目標
ジブ公はコーディの絶滅が目標
そんな風なイメージ
「そもそも、これは非常にプリミティブな議論なんです」
結局、睨み合いに根負けして銃を引っ込めた――といっても背後では依然として
数名が銃を構えたままだが――ユウナと向き合って座り、アズラエルは切り出した。
「議論……ですか?」
「でなくば神学論争でしょうね。『ロゴスは平和の敵か否か』という」
いささか茶化すように言葉を変えながら、
アズラエルは、学生時代のディベートを思い出していた。
正確には、そのディベートが行き詰まった時、
ゼミの教授が笑いながら口を挟んできた時の言葉をだ。
――そうだ、こう言っていた。
『諸君、諸君、落ち着きたまえ。熱心になるのは結構だが、その証明は――』
「いわゆる悪魔の証明というものを要求しているのですよ。デュランダル議長は」
ユウナは目を丸くした。
悪魔の証明。
それは議論や弁証の場で絶対にやってはいけない禁忌の1つだ。
「そんな馬鹿な。だって彼は、証拠があると……」
「どんな証拠が?
1つでも具体的な情報を、信頼できる機関の承認の元で公表しましたか?」
アズラエルが問い返すと、
ユウナは即座に返答できないことに気付き、はっとして口元を押さえた。
――思いつかない?
まさか、とユウナは慌てて思い直す。
そんな馬鹿な話がある訳がなかった。
ユウナは青くなりながら、デュランダルの言葉を必死に回想した。
古よりロゴスは世界に混乱を招いてきた――嘘だ。
ロゴスは再構築戦争後に成った組織だ。時間は遡れない。
様々な証言からジブリールの罪は明らか――ならどうしてその証言記録が出てこない?
ベルリンの被害が――民間人であるロゴスに軍の指揮権はない。
勝手に従った軍人が悪い。
ユウナは愕然として顔を上げ、アズラエルと視線を合わせた。
「……結論からいくと、
私がいくら否と言ったところで、それを証明することはできません」
アズラエルは平坦なトーンで続けた。
「例えばそこの壁際に悪魔は見えませんが、
見えないからといって居ないとは言いきれない。
『いるかも知れない』という可能性が無限に考えられるからです。
しかし逆のことは簡単で、悪魔の実物を連れてくれば悪魔は実在すると証明できます。
ゆえに悪魔の実存を議論する際は、
必ず『存在する』と主張する側が証拠を出さなければならない」
ユウナは神妙に聞き続けた。
「ロゴスについても同じです。
ギルバート・デュランダルが『ロゴスは平和の敵である』と主張するならば、
彼にはその証拠を示す義務があります。私がロゴスの活動記録を全て公開したところで、
必ず『まだ隠し持っているかも知れない』という反論がついてまわりますから」
それではいつまでも「かも知れない、かも知れない」と
議論は平行線を辿り、永久に結論は出ない。
ゆえに「無いこと」の証明は、議論の場では厳重に禁じられているのだ。
「しかし、デュランダルはここまで1度も具体的な――いや、状況証拠すら挙げていない。
ただ、証言が得られた、関与は明らかだと主張しているに過ぎません。
現状、現行法ならば、私は法廷で彼と争って勝つ自信があります」
アズラエルは堂々と断言した。
いわば、「証拠不十分」。
要するに、これは情報戦なのだ。
相手の情報を撹乱し、世論に混乱をもたらして、自陣営に有利は流れを作り出すための。
すっかり惑わされていた自分に気付き、ユウナはどっと汗が吹き出るのを感じた。
「り……理由がない! そんなことをして誰が得をするんだ?
プラントはともかく、大西洋連邦や東アジアがどうして同調するんですか?」
「主には世論と、対プラント・大洋州への配慮でしょう。
東アジアは、それが国益にかなうからです」
さらりと返して、アズラエルは先程赤道連合のスパイに話したのと、
ほぼ同じ内容を繰り返した。
大洋州は追従を。東アジアは、オーブ諸島そのものが欲しいのだと。
しかし、とアズラエルは更に付け加えた。
「とはいえ、プラントとの協力体制は一時的なものでしょう。
赤道連合相手に事が終わったら、今度はオーブの海を巡って、
例によって衝突が起きるでしょうから。
最終的には、環太平洋地域すべてにまたがる覇権国家でも目指すんじゃないですか」
「どうしてそんなことを……」
「あの国は中央アジアや旧日本、台湾の併合政策に失敗している上、
プラント独立とブレイク・ザ・ワールドで被った経済的損失の所為で内情が不安定なんです。
もともと、多民族国家ですしね。
不満のガス抜きに、赤道連合領内の航路の確保……理由はいくらでもあります」
例えばマラッカ海峡。シンガポール海峡。
ともに海上輸送の要地だ。
広大な陸地面積を持つ東アジアは、
陸上輸送の莫大なコストを削減するため、海が欲しいのだ。
それはコズミック・イラ以前から続くあの国の方針であり、
ユウナもそれはよく知っていた。
何故ならオーブ人は、
そのために海を奪われ、この南方の島国まで落ち延びてきた民族だからだ。
「勿論、そんなことになったら大西洋連邦が黙っていません」
アズラエルはユウナの反応を待たずに、どんどん話を進めていった。
「ユーラシアが弱っている今、
大西洋のカウンターパートになりうるのは東アジアだけですから、
その勢力拡大を許す訳にはいきません。推測ですが、
プラントが東アジアに接触したのも、恐らくはこの辺りに理由があるのでしょう」
これまでずっと、3すくみの状態である種の安定を保ってきた地球の秩序は、
プラントの登場によって打ち砕かれてしまった。
それを巧みに印象操作し、
「善のプラント」というイメージを作り上げたデュランダルの手腕は、見事だと言えるだろう。
――だが所詮はイメージだ。暴けば必ずボロが出る。
あらためてそう思いながら、アズラエルは駄目押しの言葉を口にした。
「ミスタ・セイラン、仮にあなたが私をプラントに引き渡したとしても、
東アジアがこの地域に進出しようとすれば必ず大西洋の妨害に遭います。
話し合いでどうこうなる段階じゃないですから、
軍事的な衝突になるでしょう――オーブの地においてね」
それはユウナの、戦争だけは避けようとする目論見が、儚くも潰えるということだ。
アズラエルはさして同情もしていなかった。
彼にもそんな余裕はなかったからだ。
「私も、ロゴスも、既に舞台の重要人物ではないのです。
私を差し出しても、もはや彼らは退かないでしょう」
すると、沈黙が落ちた。
ユウナの頭の中は、真っ白になっていた。
状況が、彼の処理能力を超えていた。
人間は本当にどうしようもなくなった時、笑うしかなくなる。
まさしく進退窮まって、ユウナは自暴自棄のような笑みを浮かべた。
「……やっぱりあんたは死神だ。結局、僕らに死を告げるんじゃないか」
ユウナはそう呟いた。
壁際で銃を構えて突っ立っていた数名が、息を呑んで顔面蒼白になる。
――おい、どうしてそこで絶望するんだよ。
一気に葬式会場のようになった室内に、アズラエルは慌ててユウナに声をかけた。
「しっかりしてください。諦めるのは早すぎます」
「何がですか!」
瞬間、ユウナは思わずかっとなってその場に立ち上がった。
「手ならもう尽くしましたよ!どこもかしこもテロ支援国だからって
うちは門前払いだ。今更話なんか聞いてもらえない!」
と、 声を荒らげる。
子供のような反応に、アズラエルは呆気に取られて硬直した。
ユウナは何だかんだと言っても
やはり若輩であり、アズラエルより10も年下の青年なのだった。
――面倒なやつだ。子供ってのはこれだから良くない。
アズラエルは舌打ちしそうになりつつ、
スーツのポケットから数枚のメモを取り出し、差し出した。
「そんなことはありません。これを見てください」
そこには何人かの氏名と、連絡先と思しき数字の羅列が記載されていた。
「……電話番号? 誰ですか?」
「我が社の連絡員です。かけたら全員繋がりました」
パイプラインがまだ生きているようで助かりました、
とアズラエルはメモをテーブルに置き、ユウナに座るよう促した。
再び2人は座して向かい合った。
「さっき調べてきたんですが、うちの会社のネットワークがまだ生きています。
まだ間に合います。これを使ってください」
降って沸いたような解決策に、ユウナは奇妙なものを見るような目を向けた。
「会社? ロゴスではなく?」
疑問でいっぱいの胸を抱えて、彼はアズラエルを問いただした。
アズラエルは頷いた。
「ええ、うちの財団の系列です。そこから赤道連合に働きかけるのです」
元はといえば、あのスパイと接触するのにアズラエルが使ったのも、この繋がりだ。
ただ今のアズラエルが赤道連合にできるのは警告のみだが、
オーブは国家として差し出す対価がある。
具体的にいうと、領海だ。もしくは貿易上のメリット、規制緩和。
これを使わない手はない。
アズラエルはそう考えていた。
「東アジアの膨張に真っ先に晒されるのは赤道連合ですから、
上手くやればこちらに引き込めるかも知れません」
「しかし、赤道連合が味方になったとしても、あの3国を相手にするのは……」
しかし、ユウナは懐疑的だった。
これは別に深い理由があってのものではなく、
彼は疲労でほとんど思考停止していたのだった。
「何も2対3にこだわる必要はないでしょう。
思い出してください、オーブが落ちて困る国はもう1つあると私は言った筈です」
アズラエルは、辛抱強く続けた。
「それは――しかし、大西洋連邦が動きますか?」
ユウナは、まだ渋っていた。
――これは、芝居の1つでも打たないと駄目か。
アズラエルは一瞬で自分の演技力に賭ける決断をすると、即答した。
「動きます」
流石にこれには驚いて、ユウナはじっとアズラエルの顔を凝視した。
「必ず動きます」
アズラエルはもう一度、同じことを繰り返した。
――どうしたらいいだろう。
ユウナは、ショート寸前の思考回路を動員して、
何とか相手の言葉を検討しようと試みた。
何か、決定的に、何かがおかしいような気がしていたのだ。
実際その予感は的中していたのだが、何しろ彼には運がなかった。
というより、アズラエルが強運の持ち主だったのか。
ドンドンドン!
「!?」
廊下を引き裂いてやってきた銃声に、ユウナの思考は断ち切られてしまったのだ。
考えれば考えるほどあの世界でロゴスが戦争起こさせる訳ないとしか思えねー。
軍産複合体陰謀説が成立する世界ってどんなんだろ…。
GJ!!!!
待ってました!
確かに本編中でも、何の証拠もなしにロゴスを「悪」としてましたわな。
それで立ち行く世界っていうのも凄いんですがw
さてアズラエルは持ち札を明かしました(多分半分くらいでしょうけどw)
そして、ユウナを丸め込んだ所で銃声が!?
ゴリラでも乱入してくるのか、それとも……!!
次回も楽しみにしております。
ゆっくりお書きになってください。
マッタリ待ちますので。
>軍産複合体陰謀説が成立する世界ってどんなんだろ…。
多分、負債の脳内か、小学生向けの漫画くらいじゃないでしょうかw
あの世界って、ロゴスが主導して戦争を起こす必要が無いんですよね。
火種はそこらじゅうに転がってるし、むしろロゴスは戦争を止める側にいるような気がします。
アズラLキタ!
まあ議長(竹p)的には戦争をコントロールする存在が次の戦争を起こすって認識なんだろうが
実際のところ「軍産複合体」なんてマルクス小僧共からそう呼ばれてる連中にすれば
それこそ「ロゴス」=「理性」よろしく「最終戦争」にしないようにしてたわけで
そのロゴスを潰して「感情」のみで戦争したら文字どうり最後の一人まで戦争する「最終戦争」なっちゃう訳でさ
まあ議長の目的はそれこそ戦争によって疲弊した世界をメサイアという一番安全な所から人類を管理するのが目的だったが
ラクスの行動は予想外に素早く、ジブリを消しそこない
挙句プラントまで被害を被った
もっともジブリをダイダロスへ逃がした時点でプラントに潜在的に存在する反ギル派を粛清しようとしてたみたいだけどね
こう並べてみると議長は目的だけ設定してあってあとは支離滅裂というか・・・・
まあ本編でもロゴス暴動後
積極的に動いたのは東アジア、静観決め込んでいる大西洋という構図だったし
ここからどう動くか
ドミニオン組とファントムペインの競演が見物だな
ってオーブでキラとフレイは再会するのか??
ユウナよりも、
フレイとキラの関係
三馬鹿の新型機体
が気になる俺、
>三馬鹿の新型機体
レイダーとカラミティはともかく、フォビドゥンはCE73時点でも最強クラスだと思う
なんであれを量産しないんだろう
つか艦船が核融合炉心ならゲシュマイディッヒパンツァー展開すりゃいいじゃん
一部限定的にでもエンジンとか重要部分に当たらないようにしたら脅威だしな
核融合炉は種世界では実用化できてない(あったらNJ地球投下による電力不足はなくなってる)。
じゃあ何が主機関なのかと聞かれたら、もしかしたらワルター機関かもな。轟沈の危険性極大w。
ウホッ!まさかの2作品投下にお二方とも乙ですよ!
>>447 まだ出だしですが、盟主王の雰囲気はバッチリだと思いますよ
戦争を終わらすってキーワードは本編にも出てきましたが、
さてトラウマのない盟主王は何を用意するのか
しかし盟主王との交渉ごとは神経削れそうだ
>>459 盟主王の話の情報量がすごいです
デュランダルの声明と悪魔の証明はまさに然り
そしてユウナと同じく見事に思考ショート
これは盟主王の手管にはめられたってことか!
>>466 ゴリラてw
オーブは動物園じゃないぞw
来たのがジブリだったらワロスw
>>470 それ以前に乗れる奴の量産が(ry
ドミニオンin盟主が生還してると、気になるのは
・三馬鹿の生死
・ムウを殺ったのは誰か(盟主が発見、再利用?)
・何故、ブルコス盟主がジブリになったか(戦争についての責任?or隕石落下による強硬派の増長?)
・変態仮面を殺ったのは誰か
ぐらいか?
一応、ブルコスには大元が環境保護団体という設定があるから、
意外にもアズラエルが核使ったことで糾弾されてたりして
地球上で核を使ってればね。
言ったつもりになって忘れてた。ログまとめて登録してくれた人ありがとう。
そこのwiki、クロスオーバー専用っぽいけど、俺のやつ登録していいんかな?
ガガガとクロスオーバーすれば(ry
>>477 あそこには”カナードが主人公だったら”もあるので大丈夫かと。
>>477 あのwikiを管理してる方曰く、即席で付けたサイト名なんだけど、有名になったんで今更サイト名を変えられないそうで。
481 :
通常の名無しさんの3倍:2006/12/14(木) 05:54:03 ID:K7mxmr8i
盟主王が頑張ってるんだ。ゴリラが来るまで保守あげ
>>474 >それ以前に乗れる奴の量産が(ry
フォビドゥンの強さはTP装甲とゲシュマイディッヒパンツァーという防御力による所が大きいので、
量産機にその2つを装備するだけで十分な脅威だと思う
まあコストとの兼合いもあるのかもしれんが、種死でゲシュマイディッヒパンツァー装備のMSが
出てこなかったのはとても不自然
>>482 ユニウス条約でミラコロの軍事利用が禁止されたからじゃないの?
ミラコロ関係ないじゃん
あれ、Gパンツァーってミラコロ使って曲げてるんじゃなかったっけ?
うろ覚えなもんで、間違ってたんなら悪かった。
486 :
通常の名無しさんの3倍:2006/12/14(木) 09:25:55 ID:jBTUwt0G
ミラコロも軍事利用禁止
wikiのフォビドゥンの項を読む限りはミラコロは関係ない模様
つーか用途は違うけどやっぱりゲシュマイディッヒパンツァー使ってるヴォーテクスが
種死本編に出てきてるし
そういえば種の初期G5機とか外道シリーズとかダガーとかのビームサーベルってミラコロ利用してんだよな?
種死にでてきたサーベルってみんなミラコロ以外のに切り替わってるのか?
そういえばバスターはビームサーベルついてなかったな
スタゲでは短剣が付きました
491 :
443:2006/12/14(木) 20:08:23 ID:???
西の空に座する太陽は、静かにその日の仕事を終えようとしていた。
少しずつ近づいてくる夜の尖兵たちは、たなびく雲に艶やかな装いをほどこしている。
アズラエルの乗る飛行機は、その身を紅く染めながら、
さながら一枚の絵画のようなその光景に必死に溶け込もうとしているかのように見える。
アズラエルは、どこか幻想的で、圧倒的な自然のダイナミズムに一瞬目をとられたが、
すぐに正面のモニター写る長い黒髪の女性に視線を戻した。
492 :
443:2006/12/14(木) 20:13:06 ID:???
「で、ヘリオポリスが崩壊したと聞きましたが?」
「ああ、どうやらザフトの攻撃にあったらしい。
こちらの方でも十分な情報は集まっていないのだが」
「それは『ザフト』がコロニーを破壊したということですか?」
「どうもそうらしい。いや、まだ断定することはできないが。
まもなく調査隊を向けることになっている。詳細が分かり次第、連絡しよう」
「連絡は入り次第お願いしますよ。しかし、彼らは何を考えてるんだか……
知らない人間がどれだけ死のうと関係ないですが……気分のいいものではないですね……
PS装甲のためとはいえ、やはり宇宙での試験運行は失敗でしたかね。
奇を狙わずに月で試すべきだったかな……で、GATシリーズはどうなったんですか?」
「詳細は未だわからないが、戦艦規模の熱量を観測している」
「アークエンジェルは無事ですか。ヘリオポリスの位置的にアルテミスに逃げ込む可能性が高いな……」
「今回のことは防衛体制も含め、こちらのミスだ。申し訳ない」
「済んだことは仕方ありません。まぁ後でお願いすることもあるかもしれませんが。
それに、僕が一回の失敗で人を切り捨てるような人間に見えますか?」
どこかからかうような口調とは裏腹に、目の奥はいささかも笑っていなかった。
もっともすぐに作り笑いを浮かべ、ごまかす。ここで押し過ぎても意味はない、と判断したのだ。
493 :
443:2006/12/14(木) 20:17:41 ID:???
「それよりも、分かってるでしょうが、
どこから情報が漏れたかも調査しといてくださいね。
連合の方はこちらでやっておきますから」
「ああ、承知した。で、例の件はうまくいったのか?」
「とりあえず言質は頂きました」
「そうか、しかしウズミも迂闊だな。MSがGATシリーズを表すとは限らんだろうに」
「まぁ彼も僕と貴方がつながっているとは思わなかったんじゃないですか?
多少は感づいているかもしれませんが。
もともとGATシリーズはうちの技術の方が多いんですけどね。
後は実働データさえ手に入れば、問題ありません。
それよりも僕が欲しいのはOSです」
「ああ。まだ未完成ではあるが、そちらのOSよりは完成度は高いはずだ」
「本当なら不良品の取引なんてしたくないんですけどね……
まぁ背に腹は変えられませんしね。
ところで、貴方の立場は大丈夫なんですか?
僕が言うのもなんですが、なかなか危ない取引ですよ?」
「心配は無用だ。我らはオーブの闇を司る一族。
このようなことも一度や二度ではない」
「ですが、MSは国を守る力なのでは?」
「確かに。しかし、守るとは闘うことだけではない。
結果として国を守ることにつながれば、それもまた国を守る力だ。
そのようなことはアズラエル殿の方がご承知なのではないか?」
「使えるものは使うのが商人ですからね。ま、今のは試しただけですよ。
あなたを私の取引相手として見るに足るかどうかね」
「ほう……で、満足してもらえたかな?」
「ふふ、答えは次の機会に」
494 :
443:2006/12/14(木) 20:21:31 ID:???
通信を終え、アズラエルが椅子の横にあるボタンを押すと、長身で金髪の青年が室内に入ってきた。
きれいに着こなしたスーツから身を開放すれば、少年とも呼べそうにも見える。
「お呼びでしょうか?」
「ああ、実はちょっと厄介なことになっちゃってね。
アルテミスの指揮官が誰だかわかるかな?」
その言葉と共に青年は端末を操作し始め、正面のモニターには恰幅のいい禿げ頭の顔が写しだされる。
「これはまた……あんまり直視したくないですねぇ。で、彼は?」
「ジェラード・ガルシア少将、さしたる戦果はありません」
「名前から察するに、西ユーラシア出身ですかね?」
「はい。旧EU地域出身となっています」
「となると、アズラエル製薬の会長にお願いしましょうか。
ロゴスのメンバーに借りをつくるのも癪ですし。
とりあえず圧力はかけておかないとね」
そうつぶやく横で、青年はすぐさま端末を操作し、通信を開始していた。
その仕事の早さに満足感を感じながら、アズラエルも自分の仕事を手早く終わらせる。
旧EU地域に本社を置く財閥の系列企業の会長にちょっとした指示を終えると、
大きく息を吐き出し、深く椅子に沈みこんだ。
495 :
443:2006/12/14(木) 20:31:07 ID:???
「ふぅ、これで今日の仕事は終わりかな。というかもうやらないぞ」
「お疲れ様です」
秘書である青年は労わように声をかける。
「ああ、仕事の時間も終わったんだから、オルガもいつも通りでいいですよ」
「おっしゃ! あー、疲れた。ちゃっちゃっと帰ってお袋のメシ食おうぜ」
「だから今帰ってるじゃないですか。そうそう、シャニとクロトから報告はきましたか?」
「ああ、きてるぜ。コーディ用のOSで元気に試験機動かしてる画像が送られてきたよ。
まぁ研究は進んでないみたいだけどな。
あいつらのデータを基準にすると、1000人に一人しかMSには乗れないぜ」
「うーん、やっぱりオーブ待ちですかね……ってなんで僕はまだ仕事の話を!」
「親父が言い出したんじゃねーか」
「あぁ! 早く家に帰ってサラのご飯が食べたい!」
「だから今帰ってる途中だって……」
二人を乗せた飛行機は、機内の喧騒をよそに、静かに夜の闇へと溶けていった。
今日はここまでで。盟主王の財閥を世界規模の複合企業体にしてみたんですけど、
やばいですかね?
あと、中道派ブルコスの設定だと強化人間つくんない気がしたんで、3バカは
養子にしてみました。変えすぎですかね?一応経緯は後で書くつもりです。
あと、wikiに登録してくださった方ありがとうございます。
アズラエルお父さんw
> ちゃっちゃっと帰ってお袋のメシ食おうぜ
そういやアズラエルって設定上は既婚者だったんだね。
過激派のジブリールが作った、ブーステッドマンを不憫に思った中道派盟主王が引き取ったというのもありかとw
>中道派ブルコスの設定だと強化人間つくんない気がしたんで、3バカは 養子にしてみました。
GJです!!
いままでになかった斬新な切り口!!
再度GJ!!
乙です。
感想というか意見なんですが、アズラエルはトラウマがあろうとなかろうと善人ではない、と思いますよ。
少なくとも、強化人間に同情する人間じゃないでしょう。
三馬鹿って凶悪犯罪起こしてて、死刑になる代わりに薬のモルモットになってるんじゃなかったっけ?
馬鹿親アズラエルを思い出した。だが、それがいい。GJ!
秘書オルガ吹いた
>>499 なら中道派の立場として、本末転倒第二のコーディを作ろうとしてる強行派への嫌がらせだと思うんだ。
>>499 よし、なら君の思うアズラエル理事を思う存分SSとして書き綴り投下するんだ!
>>501と同じく馬鹿親スレ思い出した。
あのスレでは「親父」じゃなくて「おっさん」呼びだったけど。
それにしてもやっぱり盟主はイイ。
乙!
善人ではないかもしれないが、ある意味で凄く純粋な人だと思うよ。
情緒が子供のまま育ってしまったのを、論理で覆い隠してスマートに生きているというか
>>507 その説明でシャアとアズラエルが似てると思ってしまったのは俺だけで良い
だが彼は妻子がいるらしいので少なくとも駄目男でなないなw
ドミニオンで死んだはずの盟主とバジ子が、何故か次元を超えて漂流一家の所に居候するSS思いついた。
構想5秒で苦笑して破棄したがw
つ妻子がいてもダメな男、ホーマー・シンプソン
妻子持ちをwikiに書いた奴はマジでソースだせと思い続けて数年
福田か誰かがポロッといってた訳でもあるまいし
>>509 それを捨てるなんてとんでもない!
お前のゴミ箱はこのスレだぜ?
漂流一家を巻き込むのは勘弁してくれ
盟主王以下ドミニオンの皆さんで新漂流一家って事でいいんでね?
死んだハズがなぜか生きてますってなカンジで、
途中からジブリールとファントムペインの皆様も合流。
って確かこういうのあったなすでに
盟主
戦記
アズライナー
見事な連携だ!
521 :
443:2006/12/21(木) 18:44:31 ID:???
アズラエル達を乗せた飛行機は大西洋連邦デトロイトへたどり着こうとしていた。
窓から眼下の街を眺めるアズラエルの視界には、僅かな光たちが心細そうにまたたいていた。
かつては闇をねじ伏せるかのように強烈に自己を主張していた幾万の明かりたちも、
今では数えるほどになっている。
プラントによるNJ投下による災厄、通称『エイプリル・クライシス』の影響で
都市全体で電力の制限令がだされて以来、街の者たちにとってはお馴染みとなった光景である。
もっともこれはデトロイトに限ったことではなく、大西洋連邦、
さらに言えば一部の国を除く世界の各国にみられる光景であった。
脳裏に写し出されるかつての光景と目の前の現実を比較させ、
アズラエルはため息をついた。
522 :
443:2006/12/21(木) 18:47:21 ID:???
「NJが投下されて以来、電力の供給は制限され、通信インフラにも支障がでる始末……
それに便乗して、犯罪件数は右肩上がりに増えるし、医療施設も電力不足で満足な処方がとれない……
知ってますか、オルガ? 今回の件で世界の10%が死んだんだそうですよ」
「ああ。その影響で俺らみたいな孤児が世界中にあふれかえってるらしいな」
「穏健派の人道支援政策でその幾らかは保護してるんですけどね……」
「穏健派からの支援要求の催促が毎日とどいてるしな。やっぱ早く今回の戦争を終わらせねーと」
「ええ。ビジネスとして見ても今回の戦争は旨みが少なすぎます。
そこそこ稼いでちゃっちゃと終わらせたいものです」
「大丈夫だって! そのために親父も頑張ってんだし、兄貴たちもいる。
シャニやクロトも頑張ってんだからさ」
オルガの言葉に頷きながら、アズラエルは近づく滑走路の誘導灯に目をやった。
世界は今なお闇の中だ。闇の中浮かび上がる誘導灯のように世界を動かすことができるのは自分しかいない。
「無理をやり遂げるのが、優秀な人物ってね……ま、やるしかないか」
着陸の振動に身を委ねながら、アズラエルはそう呟くのだった。
523 :
443:2006/12/21(木) 18:52:29 ID:???
邸内は喧騒に包まれていた。
久々に帰宅したアズラエルに誰も目をやることなく、数人の少年少女が厨房の前に集まっている。
何事かと不審に思いながら眺めるアズラエルを一人の女性が出迎える。
黄金の稲穂のような鮮やかな長い金髪を律動的に揺らしながら、その女性はパタパタと彼の元に向かってくる。
青く澄んだ目を大きく開き、頬に零れ落ちんばかりの笑みを乗せ、女性は口を開いた。
「おかえりなさい、あなた、オルガ」
「ああ、ただいま」
「おう、ただいま!」
「予定では明け方つくと思ってたんですけど、早かったのね?」
「ええ、オルガがサラのご飯を食べたいってうるさくてね」
「あらあら」
嬉しそうにその女性、サラ・アズラエルは笑みを浮かべる。
アズラエルと同歳で三十路を目前にしながらも、その表情はまだまだ少女と呼んでも通用しそうなほどのみずみずしさに溢れている。
もっとも年齢のことを話題にすると、どんな事態が起こるか予測がつかないので、アズラエルがそのことに触れることはないのだが。
「けど、残念なことに今日はシャニとクロトが料理してるのよ」
「で、この騒ぎですか……」
サラに言われて耳を傾けると、確かにアズラエルの養子であるシャニ・アンドラスやクロト・プエルの
『うざい……全部入れちゃえ』だの『精・肉!』といった訳の分からない声が聞こえてくる。
「あの子たちったら、下の子たちに料理を作ってあげるんですって」
「へぇ、なんというか……成長したものですねぇ」
アズラエルの脳裏にはここ数年の出来事が、まるで昨日のことのように思い出されていた。
524 :
443:2006/12/21(木) 18:55:30 ID:???
アズラエルとサラが結ばれたのは、飛び級で大学を卒業したアズラエルとサラの互いが18を迎えた春のことである。
ロゴスメンバーの家に生まれたサラとの結婚は祝福と嫉妬、様々な障害に包まれたものだった。
過大な期待と羨望はアズラエルの仕事にも及んだだが、アズラエルはそのプレッシャーに押しつぶされることなく成功を収め、
その地位を高めていくことに成功していた。
順風満帆な人生に見える二人だったが、彼らには大きな悩みがあった。
結婚して数年が経とうとしても、二人の間に子供が授かることがなかったのだ。
サラに知らせることなく検査を受けたアズラエルは絶望の診断書受け取ることとなった。
アズラエルは悩んだ。人は生を司ることすらできるようになったはずなのに、何故自分たちには子供ができないのだ?
世界の理不尽さへの憎悪はアズラエルの身を焦がし、苦しませた。
そんなアズラエルにサラは言ったのだ。
「養子をとりましょう。私たちの間に生まれた子じゃなくても、愛を注げば、
きっと幸せな家庭を築くことができるわ」
半ば強引にサラは事態を進行させ、ブルーコスモス穏健派の人道支援政策で運営されている孤児院からやって来たのがオルガたちだった。
突然家族が倍以上に増えたことに驚いたアズラエルに、サラはこう言ったものだ。
「あら、兄弟がいた方が淋しくないでしょ? 私も楽しいし。ね?」
525 :
443:2006/12/21(木) 19:03:07 ID:???
それからは毎日が戦場だった。初めての親という職業の難しさに加え、
息子や娘たちは歳だけでなく、髪の色や皮膚の色も多種多様だった。
それらの違いに囚われる余裕もないほど慌しく過ぎた日々を記した心のアルバムは、
アズラエルとサラ、そして子供たちとの大切な絆となっている。
そして今、そのアルバムに新しい1ページが刻まれようとしていた。
「問題児のシャニとクロトが料理をするとは……今日はお祝いですね。
久々に飲みましょうか」
「お、いいね親父」
「よろこんで」
アズラエルの言葉を聞くやいなやサラとオルガは居間へと向かいだす。
嬉しそうな二人の後姿を眺めながら、アズラエルは思う。
世界は小さな幸せの上に成り立っているのだと。
死の商人である自分には分不相応かもしれないが、この幸せのために頑張るというのも悪くないかもしれない。
「もっともちゃんと儲けさせてもらいますけどね……」
その言葉を受け取る者が誰もいないことに気づいたアズラエルは、慌てて居間へと足を向けるのだった。
〜つづく〜
全く状況進んでない&オリ色強くてすいません。次からは普通に進むと思います。
ただ、卒論の追い込み入るんで、遅くなりそうですが。
楽しんでくださる方にはご迷惑かけますが、すいません。それでは。
GJJJJJJJJJJJJJJJJJS
普通に暖かないい家庭じゃないか!!
だが盟主に見えない罠
アズラエルのifとしては、このぐらいまで行っちゃってるのもありじゃないかなぁ
今までの数話だけでアズラエルに見えない、ってのはちょっと気が早いと思う
声が同じなら魂は勇者
盟主王誰かかいてくれ
ここの盟主王にはNJCが手に入ったらPS装甲を使った鉄道網を形成して欲しいですな
先頭車両はドリル付ので
屋根の上ではなぜかWのリリーナ様がちょこんと座ってお祈りしてるですな?
(放映当時、ちょうどクレしんブームで、ラジオで中の人が必死に
「サリー役みたいな正当派ヒロインもやってるんです」と訴えてるのにホロリと来たのを思い出した。)
妻子持ちって設定だけはいいとして
内情かかれると戸惑うな
同じ階、それも恐らくごく近くの部屋からであろう発砲音が、ちょうど3発。
にわかに室外も騒がしくなり、アズラエルとユウナは顔を見合わせた。
「……何だろう? 君、ちょっと見てきてくれ」
ユウナが待機していた者の1人を偵察に行かせると、
ものの数分もしない内にその男は血相を変えて駆け戻ってきた。
「た、大変です。凄いことになってます!」
「な、何がだい。どうしたんだよ?」
怪訝に思ってユウナが問うと、男は動揺のあまり要領を得ない答を返した。
基本的にオーブの役人は突発的な事態に弱いのだ。
とにかく来てくれ、と彼が言うので、ユウナはそれに従うことにした。
アズラエルがユウナに同行を願い出ると、
彼は少し眉を寄せたが、帯銃した人間を側につけることにして、承諾した。
果たして彼らが向かった先では、扉の前に人だかりができていた。
「何が起こったんだ? さっきのは銃声だよね」
「それが……あそこに」
ユウナが手近に居た人間に訊ねると、彼は躊躇いがちに室内を指差した。
だが、アズラエルは聞くまでもなかった。
上背のある彼は、既に人垣を飛び越えて室内の様子が目に入っていたのだ。
「……何をしてるんです、彼は?」
アズラエルはぽつりと呟いた。
何を隠そうそこに居たのは、黒塗りの拳銃を手にしたロード・ジブリールだったのだ。
ジブリールはぐったりした女の首に腕を回し、そのこめかみに銃口を押し付けていた。
その足元には、同様に微動だにしないで倒れている男が2人。
どちらも頭に銃創を受けており、明らかに死体だ。
「ユウナ・ロマを連れて来い! お前たちの元首だ、早くしろ」
死体に囲まれながらジブリールは叫んでいた。
彼は完全に捨て鉢になっていた。
今しがた彼が撃ち殺したのは、彼を尋問しにきた者たちだ。
内容はアズラエルがユウナと交わしたものとほぼ同じだ。
ロゴスについての情報を聞き出し、もはや用済みということで拘束しようとしたところ、
突如銃を取り出したジブリールに、彼らは遅れを取ったのだ。
ボディチェックは行われていたので、まさか隠し持っているとは彼らも思わなかった。
それが最悪の結果を招いたのだった。
「何だ? 僕を呼んでるのか?」
「お静かに。姿を見せないでください、撃ってくるかも知れない」
中を覗き込もうとしたユウナを、隣に居た職員が押しとめる。
しかし、ジブリールにはそんなつもりは毛頭なかった。
「ヘリか車を用意しろ。月に行けるシャトルの準備もだ。マスドライバーで打ち上げろ!」
――月? ダイダロスか?
アズラエルは地球連合の月面基地の1つを思い浮かべた。
それは正解であり、ジブリールも同じことを考えていた。
正確には、ダイダロス基地に配属されている、ロゴスの息がかかった部隊――
ファントム・ペインの宇宙軍版だ――の存在が、彼の頭にはあった。
そしてもう1つ、そこにあるはずの戦略兵器「レクイエム」の存在が、
ジブリールの強気を辛うじて支えていた。
「私を引き渡すだと……?
そんなことをしてみろ、ダイダロス基地のレクイエムがオーブを吹っ飛ばすぞ!
あれの威力はジェネシス砲に匹敵する。どういう意味か分かるだろう?
ユウナ・ロマを呼べ!」
無論、こんなことを言い出した時点で、ジブリールの破滅は決まっている。
殺人に、国家への脅迫。
月へ脱出したところで、どのみち彼に連合軍や、諸国を動かす権利などない。
遠からず逮捕されるだろう。
法の裏打ちのない権力など、化けの皮がはがれてしまえば脆いものだ。
だがジブリールには、他にどうすることもできなかった。
ロゴスが崩壊した時点で、実質的に、彼に動かせる駒は無くなっていた。
アズラエルには、まだ残っていた。
それが2者の明暗を決定的に分けた。
「本当ですか?」
ユウナは難しい顔でアズラエルに耳打ちした。
「……そういうものが開発中なのは本当です。うちも出資しましたし」
「ダイダロス基地が撃ってくるというのは?」
「分かりません。ただ、彼が何度かあそこに出向いていたとは聞いています」
「…………」
ユウナは沈黙した。
はっきり言ってしまえば、あまり呑む必要を感じない要求だった。
ダイダロス基地がジブリールの傀儡になっている可能性は極めて低い。
また、仮になっていたとしても、この状況で従うほど馬鹿でもあるまい。
ユウナはそう考えたのだ。
もっと直截な言葉を使うなら、
――ついに気が狂ったか。
と、彼は若干の哀れみを込めて思っていた。
冷めた様子でジブリールを見るユウナの視線に、アズラエルはふと感じるものがあった。
――見覚えのある目つきをしているな。
またしてもデジャヴだ。それもあまり良い思い出ではない。
ユウナの視線は、「ドミニオン」でアズラエルに銃を向けられたナタルが、
彼に見せたものとよく似ていたのだ。
ドン!
「早くしろと言っている!」
更に一発、ジブリールは天井目がけて撃って威嚇した。
ユウナの所見とは裏腹に、彼は正気だった。
そのため、自分が最悪の手段を取ったという自覚があった。
――もうお終いだ。私はもうお終いだ。
態度とは逆に、彼の胸のうちは絶望でいっぱいだった。
残っているのは、意地だけだ。
アズラエルはそのジブリールと、ユウナを交互に見比べて、眉根を寄せた。
――参ったな。こんなふうに見えていたのか?
複雑な心境で、彼はジブリールを眺めた。
だが、それが良くなかった。
「……? アズラエル!?」
頭1つ分、人垣を飛び抜けていたアズラエルを、ジブリールが見咎めた。
しまった、と慌ててアズラエルは頭を引っ込めたが、もう遅い。
「そこの貴様、お前だ! そこで何をしている? 何故お前がそこに居る?」
興奮した様子でジブリールが叫ぶ。
アズラエルは吐き気を催すような仕草で嫌悪感をあらわにし、ユウナを振り返った。
「見つかってしまいました」
「大人しくしててください!」
ドン!
ユウナが裏返った声を上げるのに続いて、5発目の銃声が轟いた。
「答えろ! 姿を現せ、アズラエル」
ジブリールがそうやってせつく。
アズラエルは周囲に視線で促され、しぶしぶ物陰から声を上げた。
「ここにいますよ。私に何か用ですか」
「姿を見せろと言った!」
だが、ジブリールは更に注文をつけた。
別に深い意味があったのではなく、彼はただ姿の見えない相手と話すのが不安だった。
全員が固唾を呑んで見守る中、
アズラエルは入り口に築かれたバリケードの前に進み出た。
銃を持った人間が扉の両脇に陣取り、
いざとなったら人質ごとジブリールを射殺するために待機する。
「…………」
まずは沈黙。
黙ったまま、ジブリールの血走った目を見つつ、アズラエルは考えた。
彼には何となく、ジブリールの心境に察しがついていた。
追い詰められ、動転している。
彼にも身に覚えのある、無様で、滑稽な様子だ。
「そこを越えて、中へ入って来い」
相手の手元が見えないことを警戒し、ジブリールは更にそう要求した。
アズラエルは躊躇ったが、周りの人間と目配せして、慎重にバリケードを乗り越えた。
何も遮るものがない状態で、彼らは相対した。
「そんな物を持ち出して、どうするつもりです。ここを乗っ取ろうとでもいうんですか」
アズラエルは低い声で問いかけた。
「違う。私は月へ行くのだ」
ジブリールは否定し、鬼気迫る表情でアズラエルを睨みつけた。
「レクイエムさえあれば、プラントなど敵ではない。奴らにおもねる必要もなくなる。
お前とてそれくらい理解しているだろう? だから金を出したのだろうが」
ジブリールの中では、
各国がロゴス狩りに走ったのは、プラントの力に恐れをなしてだということになっていた。
そのため、レクイエムによってプラントを殲滅すれば、
当然従わずとも良くなると考えたのだった。
だが、アズラエルは、
「……何を言っているんです?」
と、首をひねっていた。
彼には抑止兵器であるレクイエムを実際に「撃つ」という発想がなかった。
否、勿論「撃つつもりはある」が、この状況で撃つなどということは考えられなかった。
しばらく考えてジブリールの言わんとするところを理解した彼は、
呆れて溜め息をついた。
「馬鹿なことを言わないでください。君の頭には殲滅戦しかないんですか?」
「お前とてそうしようとしただろう。核兵器を使って!」
「状況が全く違います。
あのジェネシスみたいな物を、連中がまだ隠し持っていたらどうするんですか?
返す刀で喉笛をかき切られる危険があります。
そんな博打に地球を巻き込まないでください」
「巻き込むだと?」
ジブリールは引っかかりを覚えて顔をしかめた。
彼が、自分があたかも地球全体の代弁者であるかのように
振る舞っていたのは、無意識のものだった。
実際、彼はそれが可能な立場に長らくあったためだ。
傲慢なやつだ、
とアズラエルは深い感慨もなく侮蔑し、それからジブリールの銃に目を向けた。
――確か、もう5発撃っていたな。
そのまま更に黙考し、アズラエルはふっと皮肉げな笑みを浮かべてみせた。
「そうでしょう。今のあなたはただの銀行家じゃないですか。国家の代表でも何でもない。
あなたに国の生命財産を天秤にかける権利なんかありません」
とうとうと語る、アズラエルの言葉を後ろの方で聞いていたユウナは、嫌な予感を覚えた。
慇懃無礼とでも言うべき、
挑戦的な声のトーンは、入国管理所でジブリールを激発させた時と同じものだ。
そしてアズラエルは、ユウナが思い浮かべた場面と同じ、「とっておきの笑顔」を作った。
「たかが一個人が、そんな物騒な玩具を振りかざして粋がらないで欲しいですね」
一瞬、奇妙な間があく。
「――!」
ジブリールの二度目の激発は、本物の発砲を伴った。
ドン!
咄嗟にアズラエルは横っ飛びに跳んだが、銃弾は彼の太股を撃ち抜いた。
痛みより衝撃で体勢を崩し、彼は肩から床に倒れ込んだ。
「死ね!!」
追い討ちをかけるため、ジブリールは7発目を撃とうとした。
帯銃して控えていた人間が一瞬遅れて飛び出し、ジブリールへ銃口を向ける。
だが、ジブリールはそれに先んじて引き金を絞り――
かちん、と乾いた音をたてるだけに終わった。
「え?」
ぽかんとなって声を漏らしたのはユウナだ。
呆然となるジブリールの銃口からは、何も出てこなかった。
アズラエルは、激痛とそれに伴う脂汗に悶絶しながら、無理矢理口の端を吊り上げて笑った。
「その、銃……6発までしか撃てないんです」
ジブリールが拳銃を取り落とし、人質の女が解放されて地面に倒れる。
雪崩をうって人間が部屋に突入し、ジブリールはあっという間に取り押さえられた。
「我が社の製品をご愛用いただき、感謝していますよ」
聞こえはしないだろうと思いながらアズラエルは呟いた。
同時に、
――そういえば、途中でリロードされていたら命はなかったな。
と思い至り、少し冷や汗をかいた。
「い、医者……医者を呼べ!」
ユウナは誰彼構わず、そんなふうに絶叫していた。
>>474 ワロスな展開になってしまいますた。
盟主ゥゥッ!!!
この盟主は格好良いなあ。
商人の鑑。WW
作者様、今回も乙でした。
ジブリールとアズラエルの絡み、良かったです。
GJ!!!
盟主、格好良い!!
この一言に尽きる!
というか、まさか顔芸人が錯乱していたとは……
有りえる事だったんだが、全然予想してなかった。
やはり、こいつが小者だった所為かw
とりあえず、一つ問題が片付いたからヨシとするかw
ただ、盟主にとって顔芸人は障害物にもなっていない、もしくは映っていない気もしたがw
では、次回も楽しみにしております。
544 :
474 :2006/12/23(土) 12:48:51 ID:???
>>540 予想が当たってしまったw
映像化されてたら、ジブリが凄い顔芸を披露してるんだろなあw
しかしどうなるんだろ。この後の展開
ジブリが消えたことで大分、未来が変わっていくような……
果たしてジブリは逃げれるのか?
もう一つ、気になるのがラクス教
ラクス教は結構、プラントの奥に巣くってるみたいだし
ザフトでキラ専用機体を作れるほどには
オーブにはMSで銀行強盗やセイラン家襲撃する
超DQNなウルトラ無能元軍人(あまりの無能さにユウナに首にされた、そして逆恨みMAX)
がいる件について
546 :
544:2006/12/23(土) 18:07:36 ID:???
なら安心して逃げられるなw>ジブリ
金で簡単に出来そうだw
241 :通常の名無しさんの3倍:2006/12/03(日) 17:21:11 ID:???
てかユウナって将官待遇だろ?
なんで佐官がやるべき戦術の指揮までせにゃあかんのだ・・・
しかも自分の無能を棚に上げてリンチまでやるし
あまりの無能でユウナに軍をクビにされて恋人に愛想を付かされて捨てられた馬鹿軍人が
ユウナおよびセイラン家を逆恨みして、オーブ侵攻のドサクサにまぎれて
MSで銀行強盗したり、セイラン家を襲撃して財産分捕ったりとやりたい放題
そのうえオオツキガタなるMSまで強奪している
しかもその後ラクシズに合流してプラント侵攻・・・
オーブ軍人は外道
ユウナスレより転載
オーブ危険な国!半島北側の国よりも危険な国!!
投下乙です。
ゴリラよりも質悪い奴でしたか。
ジブリが抑えられた事で、後は盟主王が追い込まれたオーブを何とか支えつつプラント側を切り崩していくのですかね。
後、ラクス教やカガリとシンパがどういう扱いになっているのかが気になります。
一応、ムルタはナタル達は認めているようですが。
ラクス教の恐ろしいとこは、プラントを落とせるだけの戦力もあるけど、ほとんどの勢力に潜入してることなんだよな
しかも全員、善意で戦ってるとこが余計にたちが悪い
話題に上がってるオーブの軍人って、ヒュッケバイン強奪した奴だっけ?
550 :
通常の名無しさんの3倍:2006/12/23(土) 20:45:29 ID:0JRatDOl
投下乙です。盟主があまりにもかっちょいいのでこんなの書いてしまいました。すいません
「貴方がこれからすることは、彼らに対する裏切り行為ではないんですか?」
「裏切りですか・・・始めに裏切ったのは彼らですよ。同胞だと言いながら
結果はこれです。地球に居る我々は、同胞ではなかったのでしょう。」
「彼らも貴方方の犠牲に悲しんでいるのに?」
「たしかに手足を切るのは痛いでしょう。ですが、切り捨てられた手足からすれば
どんな涙もうれし涙にしかみえませんよ」
「私の故郷は非連合加盟国でした。それなのに奴等は私の恋人も、家族も、友人も
殺したのです。私は奴等に復讐したいのですよ盟主」
「用済みになれば消されるかもしれませんよ?」
「構いません。最愛の人がいないこの世界は寂しすぎますから」
「分かりました。貴方にはヘリオポリスに行ってもらいます。ですが本当に二ヶ月
で出来るのですか?」
「できます。オートバランサーも作れない自称新人類にはまけませんよ。では」
「宜しかったのですか?盟主」
「アジアにはね、こんな話があります。 毒をもって毒を制す とね」
核を撃たれて非核三原則をした日本と、宇宙だけにすりゃあいいのに地球に
NJ撃ち込んで大虐殺やったプラント。どっちが正しいのでしょうか?
非核三原則も核武装を検討した結果だからな
善意ある大量虐殺という事を考えると歴代最悪だな・・・・ザフトによるNJ散布は
ユニウス7が約10万、NJ散布は約10億だったかな?
そりゃあ数の問題ではないんだろうけど、もう少し考えればねぇ?
コーディはナチュ殲滅する気、まんまんだからw
一番エロい人はコンプレックス丸出しだし
>>552 ユニウス7は24万3721名って設定があるらしい(出典は知らん)。
NJ散布での死者は統計がまともに取れてるとは思えないし、
例え数字にしか見られなくても統計取れる死に方はマシなんじゃないかって思えてくる。
>>550 時間的にヘリオポリス襲撃の数ヶ月前ってところか。
これの続きも激しく見たいぜw
>>552 壊れてお仕舞いのユニウス7と違って、NJ投下による経済的損失や施設の被害は後まで尾を引くんだよなあ。
なんかブルコススレみたいなノリになってきたな
そりゃ、ここにいる奴の大半は盟主王のシンパだし。
プラントってナチュを蔑視してるくせに、
戦艦の名前にはそのナチュラルの思想家の名前つけてるし、
武器にもナチュラルの神話からの出展でつけてるんだよな。
奴らに「新しいもの」を作る事は出来んよ。
ビームとかもコピーだし、そこから発展させる事すら出来ていない。
それ言ったら
ナチュの服を着て、ナチュの食べ物を(ry
でエイリアンみたいにならないといけない件
でも、実際そうじゃね?
563 :
550:2006/12/25(月) 17:49:18 ID:wuVQYtj8
またこんなの書いてみました つづいてもいいですか?
「おい、ヘリオポリスがザフトに破壊されたらしいぞ」
「これから出発って時に、血バレ血バレと言っといてこれか」
「周りは宇宙で逃げ場もないのに他に思いつかなかったのか低脳め、これで奴等の大義名分は無くなったわけだ」
「ユニウス7とは状況が違うだろ」
「敵の補給を叩くのは基本だ、民間人を避難させなかった奴等にも責任がある。奴等は同じ事をしたんだ
これからは血のバレンタインを言い訳にはできんよ。それより今後を盟主に御伺いしてくる」
「用件は分かりました。貴方方は第八艦隊の所に向かって下さい。どうやら生き残りが其方に向かっているらしいので」
「はい。一つ宜しいですか、MSの設計図を見させてもらったのですが、態々欠陥も真似しなくても
良いと思いまして」
「ほう。でしたら改良案も考えてあるんですね?」
「はい。まず搭乗口が前面にある場合うつ伏せに倒れた場合救助が困難です、頭部の前後辺りに変更したほうが良いでしょう
それから緊急用のシャッターを付けるなら脱出装置に変えた方が生存率が上がるでしょう
他にも幾つかありますが」
「なるほど。では、貴方方にはOSの他にMSの設計にも加わってもらいます。よろしいですね?」
「分かりました、やらせて頂きます。では」
「正気ですかこれ?いったい誰ですこれをやらせているのは」
「ジブリール氏です盟主」
「すぐに止めさせなさい、これが世間に知れたら面倒なことになります。しかし、彼には
何かトラウマでもあるんですか?昔苛められたとか、女性に恥をかかされたとか」
「さあ、私にはちょっと」
「こんなものに出費するならNJの方に出した方がよっぽどマシです、素人の僕が思うんですから本職の軍人が
相手にする訳ないでしょうに。極端にいえば遠隔自爆装置を付けた神風特攻野朗Aチームでも
作ればいいんです。まったく余計なものをブツブツブツ・・・・・・」
「盟主そろそろ御休み下さい。ここ数日オーバーワーク気味です」
「アジアにはこんな言葉があります 24時間働けますか とね」
盟主はタフなビジネスマンなんです
シングルベールシングルベールすずが〜なる〜・・・・うう
所詮、福田ごときが考えた世界観やネーミングセンスに何言ってんだかwwwwwwwwww
本当に遺伝子操作されて進化した人類なら、全く別の文明を作り上げてるよ。
福田は考えて無いよ
設定屋が考えた理屈を福田がメタクソにして
設定屋が人生投げたよーなファビョり具合になっているんだよ
>>563GJ!
ジブよ、いったい何をやったんだ!?
……やっぱり強化人間かな?
いや、この時にはもう出来てるか。
なんだろう?
神風特攻野郎Aチーム吹いた。
569 :
550:2006/12/26(火) 00:52:41 ID:sgQGlahp
なんか抜糸後の経過が・・・なので、あと2〜3回だけ生暖かくお願いします
「君がキラ ヤマト君か?OSを見せてもらったが、荒削りだが素人にしてはいい仕事をしている」
「は、はい。僕がキラ ヤマトですけどあなたは?」
「すまないが君には知る資格が無い、許して欲しい」
「いえ・・・あの、貴方はコーディネイターですよね?なぜ連合にその・・・」
「奴等に大切なものを奪われてな・・・君は血のバレンタインをどう思う?」
「え・・・それは連合が民間人に核攻撃をして、それが戦争の原因に・・・」
「本当にそうかな。核攻撃されてからNJを造り、それを前提としたMS、そしてそれを運用する
艦艇や訓練、補給物資等、たった2ヶ月でできるわけがない。奴等は戦争をする大義名分が
欲しかったのさ」
「そ、それじゃあ・・・」
「まああれがなくてもプラントは戦争を仕掛けてきたさ。だいたいあれだけ優遇されて何が
気に入らないんだか。発展途上国の人が聞いたら激怒するぞ、奴等は地球に搾取されている
と言うがプラントの建造費を返すのは当然だし、アイドル等の娯楽や各種兵器の建造等
経済的、精神的余裕が十分にあったのだよ」
「君はアパートの住人が突然家賃を払うのが嫌だから、このいえを寄越せと言ってきたらどう思う」
「それは・・・でも」
「それに、私の住んでいた所は非連合加盟国なのにこれだよ。被害が少ない地域はそうでもないが
それ以外は私のような者が多い、なんせ億単位の人が亡くなったのだから」
「君はまだ以前のようにプラントに好意的になれるかな?もしなれないならそれではダメだ」
「え・・・」
「君は私の意見のみで判断しようとしていないか?これは私個人の意見だ。色々な人達の意見
を聞き判断して君の答えを出さなくては、美女に利用されて終わる男になるぞ」
「はい。じゃあどうすればこの戦争は終わると思いますか?」
「まあこの戦争はもうじき終わるが・・そんな顔をするな戦争には金がかかるものだからな
このままならいずれ資金が底をつく、経済が破綻する前に妥協するさ。それに戦争にも
ルールがある、それを破れば破滅しかない、人間はそこまで馬鹿じゃない。と話が
それたな、戦争は政治家が終わらせ、軍人はその手助けをするものだ。もし今度誰かに
聞かれたら、歴史と常識を勉強しろと言ってやれ」
「人は戦争を始める前命より大事な物があるといい、止めるときは命より大切な物は無いと言う
軍人はその矛盾の一つだ覚えておくと言い。では元気でな」
「はい。あなたも・・・ありがとうございました。」
「別に礼を言われることはしていないんだが・・・準備はできたか?」
「ええ。たく時間を掛けやがって、知将じゃなくて痴呆だろうが。俺たちの重要性を理解しているのか?」
盟主の奥方は彼の趣味と時代の最先端を両立する御方なのです
570 :
550:2006/12/26(火) 01:14:31 ID:sgQGlahp
「えーと、これからはビーム兵器が主流になるだろうからPS装甲ではなくビームコーティングを
全身に施す方がコストダウンになると・・・なるほど。で彼等は?」
「はい。民間人共無事地球に降り立ちました」
「彼等は本当にいい仕事をしてくれますね、これはなにかあげなくては、MSの
兵器開発だけではなく、この間保護した彼等も任せましょう。フフフ・・・
本当にGJですよ、おかげでここ数日家に帰ってません。これは夫婦生活の危機です」
「あ、あの盟主の奥方はどのような御方なのですか?」
「アジアでは彼女の様な女性をこう言うそうです ツンデレ とね」
盟主の奥方は彼の趣味と時代の最先端を両立する御方なのです
なんか失敗してしまいました。すみません
アズラエルが真性のバカだったら
フリーターと正義のデータを渡された後…
カチャ ピピピピピピピ
(´・ω・`)……………英語読めない…
>>569-570GJ!!
色々気になる単語が出てき過ぎだYO!
まさか、盟主はネラーでは……
名無しのコーディは、さらっと連合とプラントの池沼を否定しましたな。
この調子で行って欲しい。
ヒント:アズラエルは大西洋連邦(アメリカ)の人
自国語は読めるよオーブ語は読めないかも試練が
574 :
550:2006/12/26(火) 15:54:39 ID:i9nxQkMe
「ライフルに喰われて稼働時間が落ちる?ならライフルにもバッテリーを付けろ、次」
「追加装甲?MSの命の機動力と反応速度を落としてどうする。いや、とりあえず何機か渡して現場の意見を聞こう、次」
「ダガーの推力はもう少し上げられないか?三次元機動ができないと唯の的だぞ。そうだエールパックを改良して
コストダウンすればいけるな、次」
「おー、まーだやってるのか?」
「オルガとスティングか、まだ寝なかったのか?」
「いや、これからオルガ兄さんとな。」
「ああ、と何だこれ、無線式ガンバレルボンバー君一号(仮)〜ひでえセンス。使えんのかよ」
「カラミティーとかよりましだ。ご大層な名前付けやがって、あっさりやられたら泣くぞ俺は。と話がそれたな
いままでの有線よりマシだろ、それに何キロも離れるわけじゃないし、まあ使えるかどうかは現場の判断しだいだな」
「それよりもっと強いMS無いのかよ?俺もスティング達もやってらんねーぞ」
「アニメじゃないんだ、新型新型じゃ整備もパイロットも部品もおいつか「うぇーい」てどうしたステラ?」
「おしっこ」
「だから寝る前にジュウスは飲むなと・・・い、いや怒ってるわけじゃ・・・そ、そうだあめなめるか?
青汁からセンブリまで七食の味が楽しめる健康ってなんで泣くんだ、何で逃げるんだステラー」
「あ、ラミアス技術少佐あなたなら判って「さあステラいきましょうね」」
「うんおばさん」「おば・・・・」
「なんで誰も判ってくれないんだ・・・」
「あのなあおっさん、あんなの喰ったらトラウマになるぜ?シャニとクロトに試しに喰わせてみたら
シャニは根暗になるは、クロトは滅殺とか言い出すし」
「オルガ兄さんそれは・・・」
「おっさんじゃない、おじ様だより格調高くな。いずれNJも無力化される、そうなればやっぱり空の王者は
戦闘機だし、地上の王者は戦車だ。」
「じゃあMSは要らなくなるのか?じゃあそうなる前に俺達も出たほうがいいんじゃねーか?」
「そうはならないだろうが、お前達を戦場には出さんぞ。戦争は大人がするものだ」
「でも俺達もう間接的に人を殺してるんだろ?」
「それでもだ。偽善でけっこう、それを嗤う奴なんざ糞くらえだ」
「MSはこれから色々役に立つぞ。スポーツになったら面白いのにな、○○ファイトーとかな」
「アニオタかよ」「ステラ萌ぇーとかいってんだぜ、ぜったい」
「お前等俺を何だとってか、いったいどこから憶えてくるんだ?」
「「盟主」」
「・・・・・・・」
575 :
550:2006/12/26(火) 16:09:32 ID:i9nxQkMe
「じゃあ戦後はこの計画を始めて下さい」
「はい盟主。ですがこの計画のお蔭で、戦後の軍縮の際の失業率が少しは和らぎますね」
「これが世間に受け入れられれば新しいビジネスになりますし、何十年後にはこれで
国家間の問題も解決するかもしれませんよ?軍隊を否定するつもりもありませんがね」
「アニメの用にはいきませんが。アリーナ計画ですか、よく思いつきますね彼は」
「アジアではね、彼等のことをこう呼ぶそうです アニオタ とね」
盟主は我等にも理解がある御方なのです
GJだが
>>空の王者は戦闘機だし、地上の王者は戦車
は蛇足かと
ロボット物でロボット否定は良くない
GJ!!
盟主に理解がありすぎるwww
>シャニは根暗になるは、クロトは滅殺とか言い出すし
クロトの壊滅的な口調は、これが原因だったのかYO!
パッと見たとき、この名無しのコーディ君は、何処の萌オフレッサーですか、と思ったのは秘密だ。
…某スレの次に見たからさ、つい頭に浮かんでしまったんだよw
盟主王が妻子持ちっていうのは公式設定なん?
それともwikipediaに誰かが書いただけの都市伝説?
それはだれにもわからないのです
まあ、独身、という設定も無いからいんじゃね?
あの地位でいないほうがおかしいと思う。
583 :
550:2006/12/26(火) 21:32:20 ID:Q56FmQbV
明日は病院を梯子なので 色々なご意見有難う御座います
「ブリッツの搭乗者は評議会議員の息子だって?いったい何考えてんだか、そんなに子供に箔をつけたいのかね」
「奴等に常識を求めるのは止めてるよ。どんな奴か会ってみたら、血バレだ同胞だ言うんで俺の過去を話したら泣きながら
謝りやがって、俺じゃなかったら殺されてるぞ。」
「プラントじゃ成人らしいが所詮ガキだ、肉体より精神の成長の方が早いならとっくの昔に戦争は無くなっている」
「まったくだ。じゃあ俺は盟主にご報告してくる、ついでにあいつ等の摸擬戦も御覧になってもらおう」
「アラスカの被害はザフト地上軍が八割ほど、味方は有志で残った者以外は全員無事撤退しました」
「殆どを無人機にして敵を誘い込む作戦だったとはいえ、全員は無理でしたか。残された遺族の保障を徹底して下さい
我々にはこれしかしてやれませんからね・・・彼等が命懸けで稼いだ時間無駄にはしません」
「はい。NJの目処も立ちましたし、これで民間人の死傷者も減るでしょう・・・はい・・・盟主、彼から通信が入っていますが」
「繋いで下さい・・・久し振りですね。アラスカの映像は見ましたか」
「お久し振りです盟主。はい、拝見させてもらいましたがあの分けの分からないザフトの新型は欠陥機です」
「欠陥機ですか?十分凄いと思いましたが」
「確かに機動力、攻撃力は凄まじいのですが総ての武装を使うと一瞬止まるのですよ」
「は?」
「ですから戦場のど真ん中で止まるのです。試しにオルガ達に見てもらったらいい的だといっていました、ちなみに
カラミティーにはそんな欠陥はありませんので御安心下さい」
「そうですか、それを聞いて安心しましたよ。彼等とはその後どうですか?」
「なかなか楽しくやっていますよ。今日も彼等の摸擬戦があるので御覧にってなんだ、何アウルが散々ボコボコにして
ステラがキレたー?アウルは?やられた?オルガとスティングは?なにいまやられた?じゃあクロトとシャニは?もうやられた?
やくにたたねー。ステラ、とりあえず落ち着け、な?ほ、ほら炭酸入り青汁でも飲んでって何でこっちに銃口むけるの?
ちょっまてステラ、話せば分かる、な?すてあーーーーーー」
「さて、次の仕事はなんです?」
「め、盟主よろしいんですか?」
「誰も死んではいませんよ。それより今日は必ず帰るんです、何が何でも。今日は妻の誕生日なんですよ
それをすっぽかせば・・・・・・・・ころされる」
「しかし・・・・・」
「アジアにはこんな言葉があります それはそれこれはこれ とね」
盟主は妻の影に怯えつつもがんばるビジネスマンなのです
乙J!!
盟主は恐妻家?
盟主は少し悪っぽくした方が良いと思いますよ。
GJ
>>戦場のど真ん中で止まる
確かにこれは重大すぎる欠陥だwww
というか、明日病院を梯子って……お大事にー(汗
古代ローマでは「自分達は世界の頂点に立ったが、我等の上には妻が居る」
って言葉が在ったらしいが…。
人類が宇宙に上がった時代でも通じるのだな。
ところで、ジブが持ってた拳銃ってデリンジャーかな?
弾が六発しか入らなくて、しかもチェックを逃れやすいサイズとなると普通の自動拳銃は考えにくいんだが。
うー、ここのSS見ていると書きたくなるな。うずうずする。
デリンジャーって確か中折れのニ連装拳銃じゃなかったけ?
>>579 おもっくそ、都市伝説。信じるも信じないも個人の勝手なので自分は超眉ツバ。
>>588 確かワルサーPPKが6発だったはず
携帯用の小型自動拳銃だと6〜8発くらい
大口径拳銃もそんくらい
素人でも撃てるよなちっちゃいのだったらそんなもんじゃね?
592 :
550:2006/12/27(水) 14:57:45 ID:AiH3GjWO
先生は大丈夫って言ったけど 年末だけど 大量の薬 もってくれ俺の体俺の命 風邪薬とか化膿止めとかですけどね
「オーブやプラントの件は聞き及んでおります盟主って大丈夫ですか?ずいぶんお痩せになったんじゃありませんか」
「いえ、大丈夫ですよ。しかし何をトチ狂ってオーブにあんな物を、あれじゃマスドライバーは
つかえませんね。連合に協力しただの新型MSを強奪しただの、いまさらグダグダと中立国が
二枚舌なのは常識でしょうに」
「敵を誘い込んで殲滅するのは立派な作戦です、それに引っかかる方が悪いのに自分たちの無能を棚に上げて卑怯だ卑劣だと
言っているような連中です。だいたい殆ど無人機なんです、動きで判るでしょうに。まあ砲戦型で最前線に出てくる馬鹿共です
連合軍を舐め過ぎなんですよ。それなのに寄せ集めで此処のマスドライバーを破壊しようなど、しかし作動する前に
打ち落とせて良かったですよ、まさかあんな物とは」
「対策は出来ていますね?」
「勿論です盟主。元々MSは宇宙用が前提ですからあんな物効きませんよ。それよりクライン親子の方です、シーゲルの方は
色々な冤罪を付けられ裏切り者として殺されたようですがね。哀れではありますが同情はしませんね、何が穏健派だ
すぐ殺すのが強硬派なら、ジワジワ殺すのが穏健派ですか?嗤っちゃいますよ」
「親が親なら子も子ですか。歌姫なら歌姫らしく反戦の歌でも歌っていればいいのに、正直僕には理解できませんよ」
「人格はともかく歌は好きなんですがね。それと例のディスクの評価が終わりました、正直余り使えませんね
まず動力ですがMS用とはいえ原子炉です、専門家がいなければ無理です、MSを整備するのとは違いますから
消耗品や弾薬を補給するとき一緒にバッテリーも換えますから。自由の方はこの前言いましたが正義の方も色々と
ありまして、簡単に言いますと後ろの分離する補助兵装、分離中に破壊されると本体はパワーと稼働時間の長い
デュエルと同じですそれに飛べなくなりますし。あと両機共最大の欠陥は破壊されると核爆発は起こしませんが、大量の放射能をばら撒くと
いうことです」
「なるほど。また一つカードが手に入ったわけですか。」
「地上でこんな兵器を使うとは、奴等肉体を強化しすぎて精神が退化したんじゃないのか。そうか、だから子供が
出来ないんだな。種として終わっているとは、さすがプラントの新人類・・・と失礼しました盟主」
「いえ、しかし面白い話ですね。種として終わってますか、まあクローニングもテロメアの問題がありますしね」
「いえ、テロメアの問題はありませんよ。ここまで遺伝子をいじれるんですから、それをしないのは嫌がらせか
三流ですね。そうゆう奴に限って超人類を作ろうとしたりするんです、アニメじゃあるまいし、私達だって武器を
持った素人にでも囲まれたらボコボコにされますよ」
「そうゆう風に考えられる人が少ないんですよ世の中にはね」
「私がいくらがんばっても貴方の様には出来ませんよ。では」
「プライドばかりでかくてハーフを差別するようなプラントの奴等はさっさと滅びればいいんだ・・・て
なんで俺のカツ丼と味噌汁に蜂蜜がかかってるんだ?それも一瓶分」
593 :
なり:2006/12/27(水) 15:04:26 ID:TiQeFQz8
盟主に本編の不満をぶちまけさせるだけの話ではなあ
595 :
550:2006/12/27(水) 15:29:05 ID:AiH3GjWO
「おじ様この前紅茶に蜂蜜入れてた」
「いや、紅茶とカツ丼は違うだろ?お前等も見てたらとめろよ」
「だって「「「「なあーー」」」」」
「ステラ悪い子?またあのあめ食べさせられるの?」
「い、いや。ステラはいい子だよただ「うぇーい」・・・ちゃんと最後まで人の話を聞こうよ?
(こいつ等憶えてろよ、そうだ、今度の新型バッテリーの稼動試験で気になるあの子の名前を
言わないとずっとちょっとだけよダンスを踊るようにしてやる)・・・いただきます・・・ゴフ」
「ププ・・・よかったなーステラ、あいつ泣くほど喜んでるぞ。これからもがんばれよ」
「うん。すてらがんばる」
「オルガ兄さんは何を読んでるんだ」
「六法全書。将来俺はスーパー弁護士になるからな、恩があるあいつや盟主が捕まったら弁護して
やろうと思ってな・・・もちろん有料で」
「捕まるのが確定なのか?(まあ脱税とかしてそうだけど)」
「くしゅん・・・と次はこの件ですね」
「盟主、本当に大丈夫ですか?」
「ええ、(明け方の連続三回はさすがに死ぬかと思いました。−ブルーコスモスの盟主腹上死か!?−
・・・いやすぎます)
「盟主、何か?」
「いえべつに・・・」
「アジアでは僕の様な漢をこう言います 勇者王 とね」
盟主はどんな時でも女性に恥をかかせない漢なのです
GJ!
>明け方の連続三回
まさに勇者王!!!www
というか、ちょっと文章が変になってるぞ、作者氏、身体は大丈夫なのか!?
少し休んで書かれてはどうかと…
597 :
550:2006/12/27(水) 21:44:59 ID:mTgMvjrp
「ボアズ攻略おめでとう御座います盟主」
「いえいえ、僕は地上にいましたから。全ては彼等のお蔭ですよ」
「ここまでこれたのも貴方のお蔭ですよ。それより量子通信システムを組み込んだミサイルの開発に手間取りまして
申し訳ありません、これが間に合っていれば連合兵の死傷者の数をもっと減らせたのですが」
「しょうがありませんよ、プラント攻略戦には間に合うのでしょう?」
「はい。ですがプラントからはまだ停戦を言ってこないのですか?」
「ええ、切り札でも有るのか未だ何も。早く停戦勧告に合意すればこれ以上死傷者を出さなくてすむのですが・・・
そういえば例の件済ませておきましたよ、貴方方はそれだけの仕事をしてくれましたからね」
「有難う御座います盟主、これで戦後彼等に普通の生活をさせてやれます」
「いいんですよ、僕にも責任の一端は有りますし。しかしこの程度の善行では地獄行きは確定でしょうけど」
「そのときは私も一緒に逝きますよ、一人よりは寂しくないでしょう。では」
「我々の名を騙ったテロリストの処理が終わりました、それとジブリール氏の進めていた計画を破棄させました
ですが宜しかったのですか?あれを使えば核ミサイルにNJCを付けずとも「いいんです」」
「この戦争でまた軍事技術が上がりました、次に戦争が起これば確実に人類が滅ぶほどにね
これ以上の戦力は不要です。せめて僕達が死ぬまでは平和であって欲しいものですがね」
「それより世界中の核兵器がいま月に有るのですね?」
「はいプラント攻略の名目で月に集めさせました」
「ではプラントとの停戦と同時に全て廃棄処分して下さい、旧世紀の負の遺産など僕達には
必要ありません」
「盟主、貴方という人は歴史に名を刻むことでしょう。私は貴方の補佐が出来た事を光栄に思います」
「大げさですね、僕は盟主としての仕事をしているだけです。それよりもブルーコスモスの名を騙る
テロリストの排除を徹底してください。彼等は少々やり過ぎた」
「はい、盟主。真に青き清浄なる世界のために」
「アジアにはこんな言葉があります 仏の顔も三度まで とね」
盟主は自然環境保護団体ブルーコスモスの盟主なのです
これを見てご不快になられた人すみません 次で最後ですから許しで下さい
新型バッテリーの話は、変な話がもっと変な話なので 見たかったら書きますけど
みんな真面目に盟主と軍需産業連合の代表やってるなぁ…
本編でも550ほど善人じゃなくてもいいから大物というかなぁ…やって欲しかった
gj
新型バッテリーの話も是非
GJ!
>量子通信システムを組み込んだミサイルの開発
…CEでのMSの価値そのものが消えてしまうw
この盟主は滋養強壮剤を愛飲してそうだ。
色々苦労が多そうだしな。
台詞の前に名前を書いてくれ。誰が言ってるのか分からん。
602 :
550:2006/12/28(木) 10:28:55 ID:cg9TuGuH
「戦争終結おめでとう御座います盟主。終わってみれば当然の結果でしたね、人口二千万ほどのプラントが勝てるはずがない
ですがこれからが大変ですね」
「ええ、戦争は始めるよりも終わらせる方が難しい、それよりも平和を維持する方がもっと難しいですからね。しかし
量子通信とは便利ですね、ほぼリアルタイムで見ていられましたよ。これも新しいビジネスになります」
「量子通信技術は以前から研究されていたんですが、この戦争で技術が一気に確立しました。戦争で大切なものや
巻き込まれたことがない者は 戦争こそが人類を進歩させる者だ と本気で思うでしょう」
「まったくです。しかしジェネシスですか?あれにはさすがにまずいと思いましたよ、途中変な奴等が来てすぐ消えましたが、艦艇に装備された光波防御帯も
あれにはさすがに耐えられませんでしたから。あれの攻略にいったいどんな手品を用意したんですか?」
「手品でも何でもありませんよ。メビウスにミラージュコロイド発生装置を付けただけですから、奴等もそれで
あんな物を隠していたんですから卑怯とは言えないでしょう。しかし奴等も人的資源不足から量子通信ミサイルを使ってくると
思っていましたが、最後までMS至上主義を捨てませんでしたね」
「彼等にとってMSは自分たちの正義の象徴ですからね、MSに自由と正義と名付ける位ですから。それよりも
これからのことです、戦後の復興、NJの撤去、コーディネイター問題等山済みです」
「でしたらまずプラントと共同でユニウス7を平和公園等の施設にしてみてはどうでしょう?この戦争で使われた兵器も
展示して戦争の悲惨さと残虐さ、平和の尊さや反戦を掲げれば、少しは火種がなくなると思うのですが」
「考えておきましょう。・・・2つほど質問させてもらえますか?」
「質問ですか?」
「1つ、貴方の復讐は終わりましたか?」
「復讐ですか・・・、今でも彼等を許せそうにありません。ですが、彼等にもこうなる事情があったのだと
今では考えられるようになりました」
「そうですか。2つ目です、貴方はいったい誰なんですか?」
「・・・・・」
「貴方のことは既に調べが済んでいます・・・もう一度聞きます、貴方は誰なんですか?」
「・・・私は唯のコーディネイターの技術者です。それ以上でもそれ以下でもありません。では」
「宜しかったのですか?盟主」
「いいのです。彼が何も言わないのならそれでいいのです」
「アジアにはこんな言葉があります おわりよければすべてよし とね」
「(・・・さようなら、腹違いの兄さん)」
盟主は愛する妻のため今日も戦うビジネスマンなのです
あれだけの権力と財力ならこんな事もあったんじゃないかと思い書きました
んなわけねーだろと思った人すみません
>腹違いの兄さん
オヤジの代からブルコスなんだからそれはない
と、突っ込んでみる
604 :
1/2:2006/12/28(木) 12:07:02 ID:???
「生体CPU計画?」
「ハッ、簡単に言いますと、ナチュラルにコーディネータ並みの反射神経や機動兵器の操縦技術を付与させる計画です。」
「ふーん、つまりは目には目を、歯には歯をってわけかい?」
「そういうことになります。」
「馬鹿馬鹿しい。」
「とおっしゃいますと?」
「そんなことをしなくても、単純なマンパワーではうちが連中を圧倒しているし、
生産力も効率面では向こうが上かもしれないが、総合的にはこちらもうちと連中の差は隔絶している。
そもそも連中が反乱を起したところで、奴らの民兵上がりの軍では世界樹や月に駐留している各国の宇宙軍にかなうはずもないじゃないか。」
「確かにその通りです、正攻法では我々に一矢報いることすらできないことぐらいのことは連中も承知しているかと。」
「・・・・サザーランド大佐、もったいぶらずに話してくれたまえ。」
「はい、ではこちらの写真をご覧下さい。」
「MSじゃないか。連中の作業用機械だろ?それとも他に意味があるのかい?」
「はい、実はザフトはこのMSを作業機械ではなくて、軍事兵器として活用使用としているとの報告が入っています。」
「作業機械で、戦争?あっはっはっは、あいつ等、自分たちが優秀と思いこみすぎて、とうとう頭にきたのか。」
アズラエルはそう笑いつつも、一筋の不安がよぎる。もしも、このMSが作業機械というふれこみで作られた純粋な軍事兵器だったら?
旧世紀のWW2の前、ドイツが戦車や爆撃機をトラクターや旅客機と偽って量産配備していた故事もある。
もしもこの人型の作業機械が道の可能性を秘めており、既存の兵器と五分以上に渡れる可能性を秘めているのだとしたら?
連中はその可能性にかけ、技術的な習熟を促すために作業機械として大量生産配備をおこなっているのだとしたら?
ふと、サザーランドの方を見ると、かれも真剣な目をし、笑い飛ばそうとするアズラエルに何か言い足そうな顔をしている。
「サザーランド大佐、君はこの作業機械が、宇宙軍のメビウスを圧倒する兵器だとおもうのかい?」
605 :
2/2:2006/12/28(木) 12:07:56 ID:???
「そこまでは。ただ、連中は馬鹿ですが決して侮れる馬鹿ではありません。警戒していてそんではないかと。」
「なるほど。これまで、君の判断はそう間違ったことはなかった。僕自身も先ほどは笑い飛ばそうとしたが、心配になってきた。
君はどうすればいいと思う?」
「とりあえずアズラエルさま。大西洋連邦軍統合参謀本部内に、このMs対策の戦術研究チームを設置するべきでしょう。
ですので、アズラエルさまにはそのための根回しを要路に働きかけて頂きたいと。」
「こっちでも独自のMSの開発はしなくてもいいのかい?」
「はい、実際、連中がそれを自分たちの切り札として使うかどうかも未定なわけですし、今は現行兵器での対策が大事かと。」
「ふむ・・・・・・いや、それでは手遅れになる可能性もある。特にMSなんてのは地球のどの国もほとんど手をつけていない分野だからね。
とりあえずは、国防委員会や国防産業委員会に提議して、こちらも特設の研究会を作るべきだな。
できれば開発そのものもおこないたいが、そこまでは無理でしょうが。一応、地球でMSに携わってるところのとのコンタクトはしておくけどね。」
「アズラエルさま、そこでなのですが。」
「ん?なんだい?」
「MSは、操作がひどく面倒だと言います。これはハード的な面よりもソフトの面ですが。」
「もともとコーディネーター用のものだからソフト開発がコーディネーター用。ナチュラルでは対応しきれないってことかい?」
「はい、簡単に言うとそうなります。ですので、MSの独自開発にしろ、MSの対策の戦術研究にしろMSを操縦できる人間が大量に必要になります。」
「・・・・・なるほど。つまり、そのために最初に言っていた生体CPU計画を採用したいと?
なるほどね。君が、話が逸れていってもまったく指摘しないと思っていたらそういうことだったのか。
あ、それに、さっき君がMSの対応策を、現行兵器での戦術のみといったのは、僕に『Msの独自開発をすべき』と言わせるためだったんだね。
これは一本取られたかな。」
「恐れ入ります。」
「まったく、君にはかなわないなぁ。わかった、政府関係者、軍上層部には僕の方で根回しをしておく。君は実務面での手続きを頼んだよ。」
「了解いたしました。」
時にCE.78年7月、開戦まで後・・・7ヶ月。
どうせなら生態CPU開発して使うより
既存で進められていて既に完成してる筈のソキウス計画からMS操縦テスト用の人員(ソキウス)大量に引っ張ってくればいいのに
とほんの少しだけ思った事は内緒です。
550もういい
誤字脱字はこの際いいからよ、情景描写と投稿前の推敲くらいは頼むぜ。
乙J!
会話ばかりになってるから、少しそれ以外の部分も入れてみてはどうかな?
導入部の描写を入れるだけで結構違ってくると思うし。
行ったことないが創作板みたいなノリになってきたな
同人サイトでもやれば?>550
550のって突っ込んでるだけじゃん
作者が思っていることをストレートにキャラに言わせてるだけ
種に不満を持ってることは分かったからもう少し形にしてから書け
つうかチラシの裏にでも書いててくれ 盟主別人
ここがそのチラシの裏ですよ?<盟主別人
614 :
443:2006/12/29(金) 17:43:23 ID:???
流れよまずに投下してもいいでしょうか?
ok
616 :
443:2006/12/29(金) 17:51:55 ID:???
大海に浮かぶ木の葉のように、粉雪がひらひらと舞い落ちている。
窓から見えるその光景を見ながら、アズラエルは大きく息をつく。
先日のヘリオポリス崩壊以来、急速に加速し始めた歴史の奔流に、
アズラエルはいささか疲れを感じている自分を自覚していた。
オーブからのヘリオポリス崩壊の報告、またその後の宇宙要塞アルテミスの陥落など、
聞いてて頭が痛くなるようなことばかりである。極めつけは、GATシリーズ5機中4機が奪取されたことであり、
それに伴う技術流出に思いをはせると、ため息の数も単位をダースにかえなければ追いつかない有様である。
しかし、アズラエルの立場はそれらのことだけに専念することを許さず、ブルーコスモスの会合に出席するため、
現在はマンハッタンにあるフリーダム・タワーの一室にその身を置いていた。
617 :
443:2006/12/29(金) 17:57:59 ID:???
盟主であるアズラエルの一言から始まったその会合は、大方の予想通りに強硬派が勢力を強め、
穏健派が僅かな抵抗を見せるというものになっていた。
『血のバレンタイン』より先日の事件まで、アズラエルとしては強硬派の力を削ぐことを試み、
少しずつではあったがその陣営を中道派へと取り込むことに成功していたのだが、そこにヘリオポリス崩壊の報である。
ここぞとばかりに強硬派の中心人物、ロード・ジブリールは雄弁に自説を展開していた。
「やつらは中立のコロニーを攻撃しました。何一つ罪のない無辜の民衆に彼らはただ銃を突きつけ、その尊い命を奪いました。
やつらにそのような権利があるのか? 否! 私は問いたい。これを許せる人間がこの世にいるでしょうか!
そんな者などこの世のどこにもいない! 我々はこの悲しみと、怒りを忘れてはならない!
我々はやつらに制裁を与えてやらなければならない! 我らの胸にやどる想いはこのうえない絆となり、力を与えてくれるでしょう!
やつらに完全な死を! 青き清浄なる世界のために!」
ジブリールの言葉に出席者たちは大きく歓声をあげ、応える。
中道派や穏健派の者たちにも賛同者が出始めていることが分かる。
アズラエルとしてもその意見に賛同する部分はあるのだが、感情のみで騒ぎ立てるように見える周りの面々の姿が、
頭の中で理性の警鐘を鳴り響かせる。
「ほんとに根絶なんてできると思ってるんですかね……全くいくらかかるか分かってるんだか……」
誰にも聞こえないような声で呟くと、しばしの後、アズラエルは静かに閉会を宣言したのだった。
618 :
443:2006/12/29(金) 18:02:43 ID:???
それより数時間後、アズラエルの姿はデトロイト中心部にある財閥本部の自室にあった。
秘書であるオルガから報告を受け、指示を出しながら、今後の方針をたてていたのである。
「OSの方は?」
「こちらは少々てこずっています。OSが使いものになるまでにあと一、二ヶ月は必要です。
機体自体の生産はすでに開始していますが……」
「ということはあとしばらくはメビウス頼みですね……
メビウスのリニアガンからビームキャノンへの換装はうまくいってるんですね?」
「はい。オーブからの技術提携でバッテリーに関する問題も解決し、すでに量産体制へと移行しています」
「メビウスでどこまで対抗できるか……いささか不安ですが今は我慢の時ですね。
強硬派の方はどうですか?」
「やはり世論も強硬派に傾いているようです。ジブリール氏の自信もその影響でしょう」
「ということはブルーコスモスに対する批判論もしばらくは収まるということですね。それはそれでいいんですが……
また暴発なんてされたらたまりませんね」
「血のバレンタインですね」
「ええ。あのようなことが再び起きたら、せっかく収まったうちへの反発も復活するでしょうし、
和平プロセスなんてぶち壊されちゃいますからね。彼らの動向には注意しておいてください」
「承知しております。すでに幹部連中には監視をつけておりますが、より徹底いたします。
あ、そろそろ通信の時間です」
619 :
443:2006/12/29(金) 18:04:54 ID:???
そう言うと、オルガは端末を操作した。室内のモニターに浮かび上がったのは地球連合の制服に身を包んだ初老の軍人だった。
もっともその肌は引き締まり、若々しいその姿は壮年と呼んでも違和感がないかもしれない。
「お久しぶりですね、ハルバートン准将」
「ご無沙汰しております、アズラエル理事。Xナンバーの件では大きなお世話を受けながら、ご無沙汰して申し訳ありません」
「いえ、構いませんよ。で、GATシリーズのことですが……」
「はい。もう間もなく我が第8艦隊と合流できると思います。先ほど先遣隊も発進し、間もなく我らも出立する予定です。
先ほど入った報告によりますと、ザフトは奪取したストライク以外の機体を即時投入してきたらしく、
ストライクにはそれらとの戦闘データもあるそうです」
「分かりました。データを回収したら、すぐにこちらに転送してください。今回の件で貴方には大きな貸しがありますからね。
少しずつ返してもらいますよ?」
「はは、お手柔らかにお願いします。微力ながら、全力を尽くしますので」
「よろしく頼みますよ」
その後、アズラエルとハルバートンは今後のことについて幾つかの打ち合わせを終えると、通信を切った。
620 :
443:2006/12/29(金) 18:14:43 ID:???
「本日予定されていた仕事はここまでです」
その言葉を聞き、アズラエルが窓を眺めると、辺りはすでに夜の領域に深く沈みこんでいた。
ニューヨークでは粉のように舞っていた雪たちが、ここデトロイトでは彼らこそが主役であると主張するかのように、
しんしんと厳かに世界を埋めようとしているのが見える。外の景色を眺めながらアズラエルが呟く。
「ふー、頭の痛くなることばかりですね……世界が一色に染まっていたらどんなに楽なことか……」
「で、コーディネーターを根絶するってか?」
ちゃかしたようにオルガが口をはさむ。
「それが可能で、メリットが大きければね。ま、なんとかしますよ、プラントも強硬派もね」
「ちょっときつい流れなんじゃねーの?」
「オルガ、覚えておきなさい。流れに乗れない者は二流、流れに乗って成功するのが一流です……
そして超一流は流れをつくる者なんですよ」
「で、親父が流れをつくるってか?」
「ま、しばらくは辛抱しないといけませんがね。ま、少しずつ進めていきましょうか。着実にね」
雪は静かに降り積もる。世界の全てを白で包み込むかのように。
白く包まれたそのキャンバスに、誰が新しい世界を描くのか? 世界は未だその描き手を選んでいない。
〜つづく〜
盟主王らしく書くのは難しいですね。奥さんは今後たまに出すかもしれませんが、
そんなに出すつもりはないので、生暖かく見て頂きたいです。
ちょっと間の描写がクドイ感じな気もしなくないですが、GJ!です。
初おめ保守
?
?
正月終了保守!
でやりゃああぁぁ!保っ守!!
そおりゃああぁぁ!保っ守!!
オナニー禁止
<<628
何だかしらねぇがてめぇも保っ守!!
時間は少し遡る。
アズラエルが命懸けでユウナの説得を試みている一方、
大西洋連邦本国は非常事態に陥っていた。
オーブのように、政府機関のみが騒いでいるのではない。
国内各地で、文字通りのパニックが発生していたのだ。
まずデュランダルの弾劾演説の直後、
各地でロゴス系列企業のビルや店舗、商品、そして社員を対象とした襲撃事件が相次いだ。
これの鎮圧が即座に行われなかったため、
しばらくすると襲われた側が「反撃」を行い始めた。
最悪だったのは、この時ぶつかったグループのいずれも、
組織的な動きをしていなかったということだ。
ウナトの言った「サクラ」役が扇動するまま、衝突はすぐに誰が敵か味方か分からない
乱闘となり、終いには集団ヒステリーのような暴動へと変化した。
最も悲惨だったのがアズラエル財閥の重工業が存在するデトロイトで、
数千人の工場従業員と暴徒、更には鎮圧に出動した警官隊が三つ巴となって激突し、
さながら内戦のような状況を呈した。
これには流石の連邦政府も狼狽し、軍を動員して事態の収拾にあたったため、
ともかくにも死人が出るような騒ぎはおさまった。
しかし、依然として個人による傷害事件や器物破損は続発しており、
治安の回復に手間取っているというのが現状だ。
「酷いことになりましたな」
グリーンランド総司令部のウィリアム・サザーランドは、
自室に備え付けのモニターに向かって呟いた。
彼と会話しているのは、ビジネススーツを着た老年の男だった。
臨時にアズラエル財閥の代表者となっている、ブルーノ・アズラエルその人だ。
「いよいよ最期の時かと覚悟させられたよ。デトロイトはもう戦場だ」
ブルーノは疲れたような笑みを浮かべて見せた。
若い人間に後を任せて、早すぎる楽隠居を決め込んでいた彼に、
ここ最近の激務はそれなりに堪えていた。
オーブのアズラエルが財閥の情報網を使えたのは別に偶然ではなく、
この男が踏ん張って建て直しを図ったおかげだ。
何はなくとも、身内のこととくれば必死にもなる。
彼にも情というものがあった。
「今はどちらに?」
サザーランドは気遣わしげなふうに訊ねた。
「隣のウィンザーのホテルだ。軍が警護してくれてはいるが、
移動は危ないから禁止された」
「……まあ、仕方ありませんな」
サザーランドは渋い顔をしたが、ブルーノは肩をすくめただけだった。
実のところ彼は自分を守るという軍のことも、
その後ろに居る政府のことも信用していなかった。
そもそもこの惨事自体、当局の初動対応の遅れが招いたに近いものであり、
ブルーノはそこに作為的なものを感じていた。
つまり、政府は自分たちを見殺しにするつもりではないかと、彼は疑っていたのだ。
――何故そうする必要があるのか?
「将軍、私は情報が欲しい。軍部は今どうなっている?」
ブルーノは包み隠さず問うた。
「賛同する者が半分、反対する者が半分というところです」
「意外と冷静だな。ベルリンやファントム・ペインの件で、嫌われていると思っていたが」
「我々は現状を直接見ておりますゆえ」
そこまで言って、しかし、とサザーランドは言葉に詰まった。
――しかし、冷静に判断を下して、なお半分は賛成しているという訳だ。
一時的な感情に流された訳ではない。
サザーランドのように権力基盤との兼ね合いで身の振り方を決めた人間も少数派だ。
経緯は多々あれ、それだけ多くの人間が
「ロゴス潰しは得になる」と判断したということだ。
その筆頭が賛成派の首魁であるジョゼフ・コープランド大統領――彼は元々ロゴス、
つまり財界の支持を受けて政権を取った人物なので、
これはある種の政治的自殺と言えた――だが、
サザーランドは彼の狙いにおおよその見当がついていた。
「しかしコープランドは本気のようです。先日の特別教書をお聞きになられましたか?」
「『民間の武装に対する懸念』を表明したやつか?」
ブルーノが問い返すと、サザーランドは頷いた。
ジョゼフ・コープランドの特別教書の要約は、こうだ。
いわく、「犯罪抑止と治安維持の為、
民間における武器の所有と使用を広範かつ厳格に禁ずる必要がある」と。
そうです、とサザーランドは首肯し、
「あれは銃の規制だとか、スタンガンの購入資格だとかの話ではない。
恐らく『ある種のミリシア』を撲滅するつもりです」
と断言した。
ミリシア――民兵といったり私兵といったり、
場合によってはゲリラといったりもする民間の武装組織。
ジャンク屋ギルドやDSSDも広義にはミリシアに含まれ、
ファントム・ペインも実質的にはこれにあたる。
大西洋連邦は憲法で民兵の存在を認めているため、ミリシア自体は別に犯罪ではない。
犯罪ではないということになっている。
だが、それを聞いたブルーノは顔色を変え、思わずモニターに詰め寄った。
「まさか、不可能だろう。護憲屋やジャンク屋が黙っていない」
「いえ、あくまでコープランドたちの考えです」
サザーランドは無表情で釘を刺すと、
――まあ、個人的には気持ちは分からないでもないがな。
と、心の中で付け加えた。
彼に言わせれば現状、国内外に存在する一部のミリシアは、いささか力を持ち過ぎだ。
ジャンク屋にしろ何にしろ、正規軍と正面装備で渡り合える武装勢力など、
厄介以外の何者でもない。
ましてや規律を持たず、特定の組織や個人の利益の為に動く私兵集団ともなれば、
サザーランドにとっても抹殺の対象だ。
あのザフトが元は黄道同盟の民兵組織だということを考えれば、
その危険性は推して知れる。
このような危機意識は以前から各国政府や軍にあったものだが、
ここ数年の世界的な政情不安や、テロ組織化するミリシアの出現などが、
今回のような事態を招いたのだろうとサザーランドは考えていた。
ユウナが引っかかりを覚えたのはまさにこの点で、
ロゴスが排撃されたのもこの為なのだった。
しかし、とサザーランドは続けた。
「しかし、これではあまりに乱暴だ。
現に此度の騒動で、我が国の産業は打撃を被りました。
政府のやり方は強引すぎる――そろそろこの辺りで歯止めをかけねばならんと、
私個人としては思っております」
「……君にそう言ってもらえると心強い、サザーランド少将」
と、ブルーノは恐縮して言った。
――別に、お前の為に言っているのではないわ。
だが、裏腹にサザーランドはそんなふうに思っていた。
彼は、あくまで国益を遂行することが第一なのであって、
そのために「ムルタ・アズラエルの」やり方に同調しているに過ぎない。
むしろロード・ジブリールの専横や、
軍規を乱すファントム・ペインの存在は、彼にとっては害毒に等しい。
全ては大西洋連邦のため。
――なれば、私は地獄の悪魔とでも手を結ぶぞ。
昔の政治家の言葉を思い出しながら、
サザーランドは次なる交渉相手のことを考えようとした。
その時、ブルーノは太腿に鋭い痛撃を感じて顔をしかめた。
「うん……? 何だ?」
「どうしました?」
「いや、急に足が痛んで」
ブルーノは不思議に思って足をさすったが、特に怪我はなかった。
もし彼に「虫の知らせ」という発想があったならば、
もっと思うことがあっただろうが、彼は迷信を信じない人間だった。
ただ、攣ったのだろうか、などと思うばかりだった。
今回は閑話で。短く。
GJ!!!
サザーランド、カッコええなぁ。
まさしく「大西洋連邦」の軍人です。
ジャンク屋を話に絡めてきましたか…
私としては、どうしてあんな危険な組織が、無印大戦終結後も存続しえたのかが疑問ですね。
ミリシャとかいうレベルじゃねぇぞ!って感じでしょう。
>「いや、急に足が痛んで」
…この世界の親子というのは、感応するのがデフォなんですかねw
次回も楽しみにしております。
結構(どころじゃないけど)遅い時間の投下でしたが、まさか作者氏も「悪夢」を見ていたのでは……
>テロ組織化するミリシア
ラクシズか
GJ
ほんと皆揃って"戦争をやってる"な、かっこよすぎ
投下乙です。
ところで、ブルーノ・アズラエルって、ロゴス主要メンバーの一人では無かったですかね?
息子が原作とは違って健在だから、表に出なかったって事でしょうか?
となると、議長の演説シーンで表示された人物写真でブルーノが映ってた部分に、盟主王が表示されていたのかな。
GJ!!サザーランド閣下が格好いい!
ムルタとブルーノって髪型も似てたけど親子だったの?
血縁の可能性を提示したに留まってる。推測される年齢からムルタパパン扱いだけど叔父の可能性もあるな
コープランド大統領もまた流されるだけの男ではなかった、ということか!
まさに男たちの地獄ですね
みんな、命を懸けて自分の人生を生き抜こうとしています。
どこぞのテロリスト共とは大違いだな…
保守
保守総一郎
>>641 本来ならテロリストも命を懸けてて然るべきなはずなのに
何なんだこの説得力は
>>641 何を言っているんだ!サトー隊は身命を投うって目的を果たしたじゃ無いか!
え、歌姫の騎士団…?何それ歌手のファンクラブかなにか?
ゼロが命じる
全力で保守せよ
647 :
オレンジ:2007/01/15(月) 21:22:25 ID:???
全力で保守するんだ!
もしブルコスが勢力弱かったら
キラはラクシズに染まらず熱血キャラになって地球を守って、キラフレが融和の象徴になってたんだろうな
マルキオとラクスの繋がりがなかったらの方がありえそうじゃねそれ?
聖なる大地
ラクスが純粋にプラントの平和を願う、かよわい歌姫で、復讐と戦争への不安で揺れる市民を歌で慰めつつ、
戦場へ行く婚約者を見送って、偶に寂しくて前線の戦艦にまでお忍びでくる(ここらへんの行動力は変わらず)
ザフト側のヒロインになるトカ?
地球側では盟主王の元に熱血キラや身体強化を施した戦士とか、が集ってスーパーロボット物のよーな戦いになるとか。
すげえ読みてえぞ、それ
いいなぁ。それ、例えばラクスがこういうのか?
キラに対して「貴方の言う通り、銃や政治力に比べて歌は無力かもしれません。ですが、私は歌い続けます。偽善と言われようとも、無意味と嘲られようとも、聴いてくれる方がいらっしゃる限り、私は歌い続けます。それこそが、私の戦い方ですから」
マルキオに対して「導師の仰る通り私がSEEDを持っていたとしても、私は何も変わりません。私はラクス・クラインです。私は歌姫として、歌を歌い、聴いてくださる方に問い続けるだけです。力に力を持って報い戦い続ける事が問題の解決方法なのかと」
……誰ですかこの人(汗
真のラクス様です
むしろ原作のラクシズとかが何かの幻
青春の日(大体厨二頃)に見た幻影
乳姫は何すんの?
657 :
通常の名無しさんの3倍:2007/01/16(火) 13:19:11 ID:E97bj9zc
どうなるんだか。
そもそも、デュランダルがオリジナルラクスがいなくなったのを良いことにプロパガンダ用に仕立てたのが乳姫だし。
それこそ、デス種時のラクスとデュランダルの行動次第でしょ。
場合によってはオリジナルを暗殺した後、議長がミーアを持ち出す可能性もあるけど。
>>656 ミーアはラクスファンクラブ入会してコンサート時は遺作会長らと輪唱してる。
ラクスのプラントへの返還イベントが無かったら(流れ的に結構ありそう)シーゲルがラクスの影武者として出したりして。
いえ、地球軍に船ごと謀殺されたなら穏健派としては終戦が遠退くので、私人としては外道ですが、公人としてはありかなと、
もし地球軍が人質と言う外交カードにしようとしても、ミーアのほうが本物と言い張れますし。
ラクスがそのままお持ち帰りされて、盟主王と会見。(きゃつが策謀して一番に接触
陰謀溢れる世界が描けそうな。
ムネオよろしく生き残りサイバネティック手術により全身の六割を機械化して種死に甦るボクらの盟主王
女帝に洗脳される盟主王
>>663 盟主の誓いが肉体の常識と限界を超えるんですね?
承認する人は誰?
後にエヴォリューダーに進化するぞ
盟主の奥さんに決まってるでしょ
うぉ…此処の盟主王様良いなぁ。
つか、思想とかやろうとしてたことがかなり被っててしまったorz 皆、僕らの盟主王大好きだなぁ。
別スレですが此処の盟主王様の要素一寸借りさせて貰って良いでしょうか?
トラウマ持ち設定のままだけど、何か感化されてしまったorz
>>668 奥さんって若い頃に病気な父親の代わりにアルバイトをしていたんだろ?
>>669 ここには複数の職人さんが居る訳だが、
誰に言ってるんだ? その人次第だと思う。
>>668 正直に言わせてもらうけど、メアリ・スーのような存在は要らない。
種じゃないんだからそんな事にはならんだろうw
高慢ちきなコーディの同年齢がクラスで威張り腐る。
↓
少年ムルタ、取り巻きと連れだって文句を言いに行く。
↓
コーディに侮辱され切れて殴りかかるが、軽く捻られる。(例の「止めてよねナチュラルが僕に(以下略」のシーン
↓
怒鳴り声と共に、同級生の良家の少女(ナチュラル)が登場。
喧嘩を止めに入るが、コーディはこっちの少女も見下し暴言を吐く。
↓
意外に短気だった少女、少年ムルタとコーディの間に割って入ったかと思うと一瞬でコーディを投げ飛ばし気絶させる。
↓
実は武術の達人だった少女、「大丈夫?」と優しく笑って手を差し出す。
↓
ムルタ少年の胸にコーディへのトラウマの代わりに、少女に対する憧れと好意が刻まれた。
これが彼のカミさんとの馴れ初めであった。
お、、、俺もそんな過去が欲しいッ!!
そんで「俺も負けてらんない!」とか言いながら格闘技習うけど
あまり向いてなくて(筋肉付きにくいとか)凹むんだなw
余り筋肉いらないのもあるでしょう?
合気道とか
どのみち、彼はカミさんに尻に敷かれるでOK?
公式設定って訳じゃないんだから、あんまりやりすぎるのもどうかと思うぜ。
>>671 失礼。えーと、もしアズ〈ryの人ですね。
多分此処まで政治ネタを突っ込めるか解りませんが
此処のスレで言う言い方だと「種死開始直後から暗躍するアズラエル」って感じでしょうかorz
おいらのはただの二次創作なんで、気兼ねしないでくださいな。
あ、差し障りなければどこのスレか教えてくれると嬉しいっす。
一方、足が攣ったでは済まなかったのが「ドミニオン」のナタル・バジルールだ。
折悪しくも指揮座から立ち上がった瞬間、左太腿に走った激痛に、
彼女はバランスを崩して階段を転げ落ちる羽目になった。
無論、狭苦しいブリッジの短い階段であるので、
転げ落ちるといっても大した距離ではないのだが、突然の惨事にクルーは仰天した。
「大佐、大丈夫ですか!?」
「あ、ああ……すまん、不注意だった」
ナタルは目を白黒させたが、実際異常はどこにもない。
――何なんだ、一体。
釈然としないまま、彼女は例によって仕事を再開することにした。
自室に戻り、部下からの報告書に目を通していく。
各艦の状態は、将兵、設備、物資や艦載機その他を含め、おおむね良好。
強いて言うならトイレットペーパーが不足気味だが、次の寄港の際に補充の予定。
内容を総括すると、こんなものだ。
しかし、ナタルは軽い引っかかりを覚えていた。
――次の寄港か。いつになることやら。
現在、「ドミニオン」を含む第62任務部隊はオーブの領海すれすれ、
オノゴロ島の北西に展開している。
地球連合軍としてではなく、大西洋連邦軍としての行動だ。
ナタルに指示を伝えた将官は何も言わなかったが、これがカーペンタリアに
集結しつつあるザフトと東アジア軍への威圧であることは明白だ。
いつまで続くか分からない任務であり、
相手の出方によっては南下して砲火を交える可能性もある。
好意的な中立を保つことはありえない。
――問題は、どのタイミングで介入するかだが……。
ワークデスクの上に肘をつき、じっと考えていたナタルは、
そこでふと顔をしかめた。
そうして、
――いや、私の領分ではないか。
と、思考をぶつ切りにする。
戦時中としても異例のスピード出世を遂げた彼女だが、所詮はいち大佐。
このように高度に政治的な決断は国家の仕事であり、
軍人が立ち入るべきではない、というのがナタルの考えだ。
サザーランドが聞いたら鼻で笑いそうではあったが、
彼女は自分をそういう立場だと認識していた。
「大佐、今よろしいですか?」
そこへ、ノックと共に廊下から声がかけられた。
「開いている。入れ」
「失礼します」
入室してきたのは、ブリッジで通信設備を管轄している士官だった。
彼は困り果てた様子で、重大な問題が発生しました、とナタルに報告を始めた。
「通信機が繋がらない? 壊れたのか?」
ナタルがおうむ返しに呟くと、いえ、とその士官は否定した。
「それも分からないのです。装置自体からは何の異常も見つからないのです」
「厄介だな。全く動かないのか?」
「艦同士の連絡は可能です。しかし、基地との通信は完全に途絶しました」
そこでナタルは、部下が何故ここまで深刻な顔をしているのか、
やや遅まきながら察した。
「待て。機械が壊れたのは我が艦だけではないのか?」
士官は粛々と頷いた。
彼が言うところによると、
現在、第62任務部隊は、全艦が通信機能をほぼ喪失しているとのことだった。
最寄りの陸地とも連絡が取れない有様で、洋上で完全に孤立している。
初めはすぐ復旧すると思われていたが、いつまで経っても直る様子がないので、
いよいよ青くなってナタルのところに駆け込んできたのだという。
――なんてことだ。
自分こそが青くなりたいのを堪えて、ナタルは押し黙った。
プラントが予告したタイムリミットまで、あと80時間ほどしかない。
この非常時に、司令部との連絡が取れなくなるということが、何を意味するのか。
「……復旧を急げ。言えることはそれだけだ」
感情を押し殺した声でナタルは命じた。
「最善を尽くします」
士官は頷くと、さっと居ずまいを正して敬礼し、そのまま部屋を出て行った。
次いでナタルは内線を取ると、格納庫に繋いだ。
『はい、こちら格納庫』
電話口から滑り出たのは、ナタルのよく知る声だった。
噂のブーステッドマンである、オルガ・サブナック少尉だ。
軽い驚きを覚えつつ、ナタルは早口で訊ねた。
「サブナックか? ブエル少尉はまだ戻らないのか」
『バジルール艦長か、その声は?』
オルガは若干ぎょっとして、いつも同僚の愛機が鎮座している辺りを見やった。
同じくブーステッドマンであるクロト・ブエル少尉は、数時間前にカーペンタリアへ
偵察に出たきりであり、そのハンガーは空だ。
『予定じゃあそろそろ帰ってくる筈だぜ。何かあったのかよ』
「戻り次第すぐ私の所へ来るよう伝えてくれ。状況が変わった。それと少尉、
言葉づかいに気をつけろ。次は減給では済まさん」
『……り、了解』
冷ややかな上司の言葉に顔を引きつらせながら、彼は慌てて承諾した。
そうしてオルガが受話器を戻した瞬間、格納庫に耳障りな金属音が響いた。
艦載機の収容のために開いたハッチに、1機のMSが入ってきたのだ。
――あれって、レイダーじゃねえか。
「間の良いやつ」
そう呟いた彼の前で、
そのMSことレイダーは、そのまま歩いて自身の格納スペースに収まった。
念の為に整備班が近付こうとすると、その前にコクピットが開いて、
中からパイロットが顔を出す。
「ちょっと、何で誰も誘導してくれないのさ。緊急着艦訓練かよ?」
そういって不満そうな声を上げたのは、クロト・ブエルだ。
オルガはレイダーの足元に進み出ると、彼を見上げた。
「通信機が全部ぶっ壊れたんだとよ。誘導装置もついでに死んだんじゃねえのか?」
「え、何の話?」
「後で誰かに聞け。それより、どうだった」
オルガは面倒くさがって説明を放棄した。
クロトはむっとして顔をしかめたが、とりあえず質問に答えることにした。
それくらい、彼が目にした光景は凄まじいものだったのだ。
「ああ、やばいね。マジでやばい」
「……そいつは大変だな」
反応に困って、オルガは何となく間が抜けたように呟いた。
クロトはキャットウォークから降りつつ、大袈裟な身振りで解説した。
「もう湾内が軍艦だらけなんだよ。2年前より多いぜ、ありゃあ」
「数は? 見えたか?」
「画像の解析待ちだけど、多分2桁じゃきかないね。やる気満々って感じ」
と、クロトは舌を出す仕草をしてみせた。
彼の言う2年前とは、前大戦の頃、連合軍がオーブに侵攻した際の話だ。
オルガはその時の記憶を――あまり鮮明ではないが――を思い起こし、
あれ以上、と口の中で呟いて、舌打ちした。
「……ヘブンズベースをやったばっかりだってのに、よくそんな無茶ができたもんだな」
クロトはさして愉快な気持ちにもならず、軽く肩をすくめた。
「ごもっとも。ああ、ヘブンズベースで思い出したけど、『ミネルバ』もきてるぜ」
「何だと? もうこっちに戻ってきやがったのか!」
「同型艦かも知れねえけどさ」
これには流石にオルガも驚いた。
ヘブンズベースのあるアイスランド島からカーペンタリア湾までは、
当たり前だが相当な遠距離だ。
だというのに「ミネルバ」は現れたという。
益体もない艦だ、とオルガは胸中で毒づいた。
しかし、クロトはそこへ更なる驚きをもたらした。
「あと、確か、東亜の『イ・スンシン』と『アン・ジュングン』、
『アイシンギョロ・ヌルハチ』もいたね」
オルガは思わず黙り込み、カーペンタリアの陣容を想像した。
ぞっとしない想像だった。
「オーブも何日もつのやら」
クロトはどこまでも淡々としていた。
ブーステッドマンとはいえ、一介の少尉に過ぎない彼らにとって、
オーブの命運などどうでもいい話だ。
彼らの関心はただ、そう遠くない日にあの大艦隊と戦うであろうことと、
どのようにそれを沈めれば良いかということに集約される。
――まあ、今回はそれだけ、とも言えないか。
クロトはうっそりと思った。
強いて言えば、浅からぬ因縁のあるあの男――ムルタ・アズラエルの行く末が、
やはり少しは気がかりではあった。
「ちょっと、あんたたち何してるの」
唐突に、ちょうど「鈴を転がすような」声が闖入し、男2人は揃ってぱっと顔を上げた。
いつの間にか近寄ってきていたらしい、
そこにはフレイ・アルスターが腰に手を当てて仁王立ちしていた。
「ああ、おまえか」
オルガは何の気なしに口にしたが、その横柄な態度にフレイは少しばかり気分を害した。
「アルスター中尉よ。相変わらず階級ってものに馴染まないわね、あんた」
「……そりゃあ悪うございましたね」
フレイの物言いに、どことなくナタルの影響を見て取って、
オルガは辟易しながら減らず口を叩いた。
もう、とフレイは呆れて嘆息した。
そうして、思い出したように本題に入る。
「というか、あんたたち、報告はどうしたのよ。すぐ来いって艦長に言われたでしょう」
「え、何それ。オルガ?」
クロトはきょとんとして、フレイとオルガを交互に見比べた。
オルガは思わず口を手で覆って顔色をなくしていた。
「……やべえ」
クロトが顔を引きつらせ、フレイが二度目のため息をつく。
「こ、この……馬ァ鹿!」
クロトの罵倒を皮切りに、彼らは脱兎のごとく艦長室に殺到した。
再び報告書をさばく作業に戻っていたナタルは、随分な勢いで飛び込んできた
部下たちに一瞬呆気にとられ、それから深いため息をついた。
「……遅かったな」
「大変申し訳ありません大佐!」
直立不動の姿勢でそんな声を張り上げる、オルガの姿は何とも言えず滑稽で、
ナタルは少々脱力感を覚えた。
これは恐らく死んでもなおるまい。そう思ったのだ。
そのうち2人を追ってきたフレイが現れ、ナタルは気を取り直すとクロトに訊ねた。
「ご苦労だったな、ブエル少尉。後で詳細を聞くが、かいつまんで説明してもらえるか」
クロトは頷くと、つい先程オルガと話していたような内容を語った。
ナタルは「ミネルバ」の名前が出たところで少し顔をしかめたが、
それ以外は黙って聞いていた。
一通りの説明が終わってから、彼女は感心して言った。
「ふむ。よくそこまで分かったな」
クロトは、大したことではない、と頭を振った。
「向こうの領空すれすれから高度取って撮影したんで、画質の保障はできませんよ」
「充分だ。よくやった」
珍しく手放しで部下を褒めてから、しかし、とナタルは首をひねった。
「それにしても、そこまで近付いてよく迎撃されなかったな。
スクランブルされなかったのか?」
「それが全く。機影すら見かけませんでしたね」
と、クロトは難しい顔をした。彼自身、そのことを不思議に思っていたのだ。
意図的に無視されたのか、それとも単に発見されていなかったのか。
ただ、なにぶん通信が完全に遮断された今の状況では、仮に意図があったとしても、
それを探ることはできない。
――ならば、次善策を取るしかないか。
ナタルはしばらく無言で考え込んでから、フレイの方を見た。
「よし。アルスター、全艦に通達。これより第2種警戒態勢に入る」
「了解」
フレイは短く答えると、きびすを返して部屋を出た。
ナタルは残った2名にも退室を促すと、1人でもう何度目かの嘆息をした。
そして、こんなことを考えた。
――なあ、ナタル・バジルールよ。私は何を恐れていると思う?
ドミニオン編。
三馬鹿の機体は、それなりに強化されてると思っておk?
激痛て…一心同体ですかそうですか、そんな仲ですかそこまで進んでますか
ちくしょー、それはさて置きGJ!!
GJ!!!
ナタルまでシンクロしてるYooooo!!!
通信が繋がらなくなったら、普通疑え。
何となく、クルーが弛んでる様な気が……
戦時でこれだとちょっと先行き不安ですなぁ。
アズラエルが、オーブに留まるか脱出するかは分かりませんが、脱出するとなると
まず向かう先はドミニオンですし、しゃんとしてくれ。
クロトが撃墜されなかった理由ですが、別段不思議じゃないですね。
現オーブは、上層部はともかく軍には無能者しかいません。
上の命令が無いのにスクランブルなんてとんでもない、とか言う奴ばっかりです。
オルガたちの漫才に心癒されましたが、実際の状況は結構やばいです。
この状況、乗り切るか。
次回も楽しみにしております。
乙
沈むために用意されたとしか思えない名前の艦キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
無線不良……無線を使えなくするザフトか特亜連合の超ジャマーともいえる新兵器か……
>>692 偵察はカーペンタリア(プラント占領地)ですよ
GJ!しかしあの緑ワカメの話がないということはまさか・・・・。
投下乙。
2人は健在でしたがシャニが居ない……?
設定では彼が一番ステージが進んでいたので、死亡したのかも。
クロトとオルガの態度に関しては……死んでも直らないだろうし、しょーがないかと。
レイダーとカラミティはverアップしているのでしょうかね。
正直、あの三機の派生機体か量産型がデス種で出てこなかったのが不思議ですけど。
>>695 カラミティの場合はソードカラミティと言う白兵特化仕様
フォビドゥンはフォビドゥンブルー、ディープフォビドゥンと言う水陸両用のMSに派生してる
取り合えず、公式MSV見て味噌?
>>695 自分で書き込んどいてなんだけど、verアップしてるだろ
オーブのエールストライカーも強化されてたし
なにより、金食い虫の旧三馬鹿に、旧式の機体を与え続ける道理がない
>>697 エクステンデッドに予算取られて貧乏だったとか書いてなかったっけ?
現場でのマイナーチェンジならともかく、ワンオフの専用機を与えたりはせんだろう。
つか禁断はかなり優秀な機体ではないかと思う
ゲシュはヤタノカガミを除けばMSが搭載できる唯一の対ビーム防御兵装だし
>>696 おお、確かにそうで。結構あるけど、印象としてあんまり残ってないんですよね。
デス種本編で連合のエースが連合の機体に乗ってるのなんて殆ど見なかったからなぁ。
ネオだって隊長機仕様のウィンダム止まり。
デス種本編でのエースって、ザフトか騎士団しか居ないし。
新3人組も噛ませ犬止まりでおまけに乗ってるのはザフト製ガンダム……あの3人、史実通りに死んでしまったですかね?
>>695 ヘヴンズベースか何処かでフォビドゥンヴォーテクスがでてたよ。
一個小隊くらいね、一機ぐーんたんに沈められたけど
フォビドゥンの誘導プラズマ砲は設定では360度曲げれるらしいから
うまく使えばデスティニー、レジェンドでも墜とせそう。
GJ!ノイマンカワイソス。
機体に関しては、あまり問題ないと思うんだが……二年前の機体でしょ?
種世界といえど、旧式とは……呼びそうだなあ
ま、まあ、ハードはともかく、ソフト面の常夏は連合唯一の超エースだし
ルナパルスくらいなら苦戦すらしない気もする
F15の非MシップをMシップにバージョンアップする位の改修はするだろ。
>>704 いや、MSは登場したばかりの兵器だからPre-MSIPをJ-MSIPに改修するぐらいは変えるだろ。
けど種世界に非Mシップ→Mシップくらいの技術的ブレイクスルーってあったか?
ドラグーンや陽電子リフレクターとかは改修で持たせられるようなもんじゃないし。
いくらエースっつったってパイロットは他にも何千人と居るんだから、
ワンオフのプロトタイプの為だけに改修案を作るとは考えにくいと思うんだが…。
ワンオフっても後継機あるんだし
安くつくなら
いろいろ改修してデータ取りに使うのもありじゃね?
内部の劇的変化なんて無いしそれで間に合うだろ
どうだろうなぁ。
ムルタがバックに居れば、それなりに融通は利くと思う。軍需産業の理事だし。
この世界では、原作世界よりもあの三機の後継機や派生機が幅効かせてるとかすれば、その都度アップグレードしてそうだが。
>けど種世界に非Mシップ→Mシップくらいの技術的ブレイクスルーってあったか?
真主人公の新型機がフリーダムの『約数倍の戦闘力を誇る』スペックを持つ丼勘定な世界だからなぁ。
もっともらしい屁理屈でも添えれば何とかなっちゃうんじゃない?
後、この部隊ってデストロイガンダムを装備すればいいのにね。
オルガが乗って、シャニとクロトが護衛すればすげー強そう。
ベルリンの一件があるから、大西洋連邦の風評はかなり悪くなりそうだけど。
カーペンタリアの大艦隊を焼き尽くすには、あれぐらいは必要だと思う。
>>709 むしろ盟主王が乗ってデエエストロオオィイムアグナムウウウゥゥ!!
冗談はさておき
オルガを乗せたらデストロイで格闘しそうなんですが、連ザ2を超える動きで。
個人的にはゲルズゲーやザムザザーを操縦してる常夏が見てみたい。
何か此処はネタだしが凄いな。
やろうと思ってたネタがぼんぼん出て来てマジで焦るぜorz
使ってよし。
つーか使え
>>711 使いまくってぜひ
「機動要塞ガンダムD」や「盟主王アズライガー」をSSにしちゃってください。
絵画スレでネタ出ししたラクス&キラが悪役でない種死
ちなみに前提条件として最終的に「キラ白服ZAFT」「ラクスがデュランダルの次の評議長」込みで。
1:フリーダム&エターナル強奪はラクスの仕業ではなくクライン派残党主導でラクス&キラは拾われただけ
2:オーブのウズミ自爆が無く、代わりに連合にウナトルートを通して投降のち戦犯として処刑。
ウナトも後にカガリ帰国後それらがウズミの判断である事を伝えて自決。
この際にカガリとユウナの間に同志としての絆が芽生える。
3:クルーゼは真の「破滅願望主義者」というよりは自身の破滅思想を否定し人類を肯定できる人物を求めていて、
キラの増長を叩きのめしてを改心させた上で死亡
4:ラクスは、ヤキンドゥーエの戦い後やはり隠棲するが、多少の交流はプラント評議会との間に持っており、
「引退した芸能人で平和運動家」と見なされてる。
「自分が三隻同盟の代表者となったのは大きな誤りであったというのは確か」と考えていて、
それは一般的にも認知されている。
5:孤児院襲撃後、ユウナの提案で『関ヶ原の戦い直前の石田三成』に習い、
「『自分たちを目障りと考えていると同時に自分の仕業と勘ぐられる恐れがあって、死なれても困る』
という立場の団体TOPの人物を頼る」という行動を選び、頼りえる人物候補の中から、
デュランダルを選んで、結果ミネルバにラクス&キラは乗船し、ZAFTの一員となる。
6:キラは 緑服整備員>緑服MSパイロット>赤服MSパイロット>白服
ラクスは ミネルバクルー>デュランダル秘書>後継者指名により議長
というルート。
「ラクスは本編のミーアの役割を果たす事を求められるも断って、ミネルバの一クルーとなる。」
「ラクスは当初ミネルバの生活班で働きだして『食堂のおばちゃん』と呼ばれて不機嫌」
「キラは『当時ヒーロー気分だった自分には謝罪する資格もない』とシンに発言してシンも殴れなくなる」
「キラをMSパイロットとして再起させるのはシン」「アスランはユウナの秘書でZAFTには復帰しない」
アズラエル以下ドミニオンの皆さんはヤキンで降伏しているため生存。
失われたドミニオンに代わって、現在はオーブ経由で返還されたアークエンジェルを使用中。
アズラエルはヤキン以降やや穏健派となり失脚。
後にラクスプラントと連合を結ぶ架け橋の役割を果たす。
ジブリールはアズラエル失脚後ブルコス盟主になるが、
後にロゴスを完全掌握すべくクーデターを敢行して連合の陰の絶対者となり、ジブ反対派をアズラエルが糾合する。
ちなみにジブリールも絶対悪ではなく、
「プラントが独立国家であり、遺伝子優勢論を掲げる限り人類の未来に希望はない」
という思想の元に、プラントの解体と遺伝私優勢論を掲げるコーディネイター達の撲滅を目指しているにすぎず、
感情だけではなく理論的思考によってジブリールを支持する連中もかなり存在する。
まあ、こんな話考えてました。
これ、腐女子の妄想かなんか?
六番目とか無茶苦茶すぎるんですが。
ドミニオンとか何処に降伏したんですか?
必要ないような気がするんですが。
面白いね。
反省して一から出直しするラクス様はちょっと珍しいなw
大長編になりそうだが、がんがれ。
て、スレ違いのような気がするよ…
自分的には、もしアズさんのような大まかな流れは同じ……の方がいいですね。
尤も、疑問があると言えばありますよ。
・前回の終盤で、どうやってアズラエルを死なさず、かつ強硬派である彼を納得させて終戦に至らせたか。
(この辺は、ここまでの話だとナタルが大きく貢献しているみたいですが)
・盟主の座を降りた後、ジブに協力を断られたとは言え、ガンダム強奪〜ヘブンズベースの間彼が傍観しかしてなかったのか?
(ナタルに接触を試みたり、あれこれやっていたみたいな感じはしています)
・ナタルに対しては認めている感じはしているけど、三隻同盟のメンバーに対してはどんな評価・感情を抱いているのか?
(オーブ戦が始まるとなると彼女達も介入してくる可能性極大なので、今後とも注視するべき)
この辺、今後の話を通じてどう描かれるか楽しみですけどね〜。
>>714 1に関して
ラクスとキラを拾う理由が無い。組織の旗頭ならシーゲルを使った方が無難です。
それ以前に、クライン派残党って一体なんですか?
仮にそんな連中がいたとして、キラにフリーダムを渡す理由がないですよ。
2に関して
ウズミが連合に投降?降伏の間違いでは?
それにこの場合ウズミが責任取ることになりますから、ウナトが自決する理由がありませんよ。
仮に自決させるなら、五大氏族のそれぞれの長を自決させる必要が出てきます。(不公平ですしね)
そんなことしたら、種死の段階までにオーブは立ち直れないでしょう。
ユウナだけでは連合との交渉は無理でしょうし、カガリは基本的に役に立ちません。
3に関して
クルーゼはそんな奇麗事は求めないと思います。
彼は、人類全体が滅びに抗う姿・行動を見たかったのではないでしょうか。
キラを増長を粉砕し改心させる理由が彼には有りません。
それほど他人のことを考える事が出来る人間ならば、クルーゼは別の道をたどってると思います。
4に関して
>「引退した芸能人で平和運動家」
武力を持って事を成そうとした人間を平和運動家とは呼びませんよ。正しい名称はテロリストです。
それに
>「自分が三隻同盟の代表者となったのは大きな誤りであったというのは確か」
1と矛盾する点があります。
拾われて代表に祭り上げられたのならば、こういう言い方はしないでしょう。
この言葉から想像できる事は、彼女はクライン派残党からの依頼を受けて代表となった、です。
そしてその場合、彼女は立派な犯罪者です。
とてもでは有りませんがプラント評議会と交流をもてる人物では有りません。
大きな誤り、と自分で本当に思っているのならば、プラントにおいて罪を償うべきです。
5に関して
石田光成や徳川家康の立場と、ラクスやデュランダルの立場はまったく違います。
故事に倣うとかそういう問題ではありません。
議長を頼るとしても、向こうは何らかのメリットが無ければ保護しないでしょう。
向こうが満足するだけの条件をラクスは満たす事が出来るのですか?
6に関して
不可能です。
>>718の続きです。
>「ラクスは本編のミーアの役割を果たす事を求められるも断って、ミネルバの一クルーとなる。」
適材適所という言葉をご存知ですか?
宣伝塔の役割を断ったとして、なぜミネルバに?
上記の5とあわせて考えれば宣伝塔の役割を断ることは出来ませんし、それでも固辞し続ければ「行方不明」になりかねません。
>「ラクスは当初ミネルバの生活班で働きだして『食堂のおばちゃん』と呼ばれて不機嫌」
そもそも本編でそういった面はまったく描かれていないため出来るかどうか不明です。
無印から想像するに、炊事洗濯を自分でやった事すらなさそうに見える。(生活感が無いとも言える)
>「キラは『当時ヒーロー気分だった自分には謝罪する資格もない』とシンに発言してシンも殴れなくなる」
そういうのに資格も何もありません。詫びを入れたくないんですか?
そして、彼の存在はシンだけの問題ではありません。
そもそも前大戦でプラントに敵対している以上、ミネルバ全体から良く思われないでしょう。
彼が生粋の軍人であったなら話は違ってくるでしょうが、そうではなく戦争をヒーロー気分でやっていたと言われていい気持がする人間はいません。
ザフトが味方が殺されてもどうでもイイ人間の集まりならば受けれられるでしょうが、そうでない場合、リンチで殺される危険性があります。
>「キラをMSパイロットとして再起させるのはシン」「アスランはユウナの秘書でZAFTには復帰しない」
シンが聖人であれば可能でしょうが、残念ながら種世界には似非聖人しかいません。
彼の友人にレイがいることを考えてみれば、キラが戦場で後ろから撃たれる可能性の方が高いです。
アスラン←なぜオーブに?
プラントで罪を償ってください。
>>706 でもザク(量産機)でストライク(ワンオフ機?)と同様の性能らしいから。見た目はともかく中身は別物に成ってるかと
>>718-719 言っちゃ悪いんだが…少し場違いだな、あんたは
もう少し場の空気を読めるようにしないと、辛いぜ?
>>719の続きです。
ドミニオンのクルーは一体何処に降伏したのですか?
三隻同盟?ザフト?そもそもなぜ降伏を?
失われたドミニオンとありますが、降伏したのならば破壊されてないんですよね。
ザフトに降伏したとしても停戦交渉において、デュエルやバスターと一緒に返還される筈なのですが。
>ラクスプラントと連合を結ぶ架け橋の役割を果たす
そういうキャラクターではありません。
気になったのですが、ラクスプラントってなんですか?
>後にロゴスを完全掌握すべくクーデターを敢行して連合の陰の絶対者となり
イマイチ意味がわかりません。
連合各国でクーデターを起こして政権をとってもロゴスは掌握できませんし、ロゴスでクーデターって起こせるんですか?
ロゴスって国でしたっけ?
>「プラントが独立国家であり、遺伝子優勢論を掲げる限り人類の未来に希望はない」
感情論にしか見えません。
プラントという国家は人類全体を支配してるんですか?
そうでないなら人類の未来に関係ありませんし、撲滅するだけなら地球を一つにまとめあげ、プラントのと交流を切るだけで終わります。
戦争する必要すらありません。
理論的思考という割には、拙い思考ですね。
>>718 キラは一生緑服のMSパイロットで使い潰され、ラクスも商品価値がなくなるまで宣伝に使われるのがオチじゃないか?
>>721 空気読む云々以前に、
>>714はスレが違うと思うぞ。
絵画スレでも同じ事いわれてるし。
ここって盟主王スレじゃなかったっけ?
なんでキラとラクスを悪役にしない種死とかはじめてるの?
スレ違いもはなはだしい
新人職人スレに行ってみれば?あそこは趣旨により他スレより親切だから。
>>714から一連の方々のご高察には恐れ入った。
でも、保守すんなら「保守」一言でいいと思う。
暇つぶしにはなったよw
無敵要塞ウルトラスーパーグレイトザラキングの猛攻。次々と落とされていく味方の軍勢。
サザーランド長官の連絡も途絶え、殆どの兵力を失ってしまった地球連合。
思わぬザフトの反撃に歯軋みをするアズラエルにも悠然とした姿のまま要塞はその圧倒的な力で戦場に座席する。
ドミニオンの艦橋でも絶望と支配する中、立ち上がる男が居る!
「仕方ない!!僕が出る!」
「り、理事!?MSはありま…いえ、そもそもMSの操縦経験はおありなんですか!?」
「心配するなナタル!僕には最後の切り札、ライガーコールがある!」
――説明しよう!
ライガーコールとはムルタ=アズラエル自らがその実験の礎となった
大型MSの運用システムである。其の名を
僕らの盟主王 ガンダムアズライガー!
全高:31.5m
重量:630.0t(716.0t)
最高速度:172km/h
最高飛行速度:M3
F. F.所要時間:62.318秒(初回。以降毎回更新)
MSとは名ばかりの重量型決戦兵器である。
しかし、この僕等の夢と希望の詰まった最終兵器には決定的な弱点があった
まだ、運用実験が確率されておらず、パイロットのインプラント化及び
一回の戦闘活動出でパイロットの全ての生体エネルギーを使い果たし
死に至ると言う諸刃の剣。必滅必死の特攻兵器であった!
スーツを脱ぎ去るアズラエルには末に体の半分がインプラント化が施されていた。
いびつな人工筋肉にプラグを差し込まれる数々の穴。右目には既に緑色のスカウターをつけていた。
「り、理事!?そ、そんな・・・まさか、既に実用段階にあったのですか!」
「ナタル。僕はもうブルーコスモス盟主でも理事ではない!ただ一人のアズライガーのパイロットだ!!」
先ほどとは別の意味で沈黙する艦内。オペレーターは今にも泣き出しそうだ。
アズライガーパイロット=死に行く者と言う認識はクルーは既に一致していた。
「…月基地に居る妻と子が居る。・・・もし、生き残っていたら宜しくと伝えてくれ」
「あ、アズラエル理事!!」
誰もが彼を止めたかった!しかし、この場に居る誰が彼を止められようか。
誰もが彼の死を止められず、誰もが目の前の絶望に対し
彼の夢と希望を託そうとしたその時!一人の女性クルーが立ち上がる。
「コレ以上誰も死なせません!フレイ=アルスター・・・行きます!」
「ま、待てフレイ=アルスター!君の調整はまだ!」
彼女が立ち上がったと同時に髪が真っ赤に燃え上がる。
ゆらゆらと揺れる様に其の髪が紅く輝いた時、光と共に彼女が消える。
アズラエルの言葉に耳を貸さずに・・・彼女は何処かへと行ってしまった。
何のことかとクルーが状況を確認する前に、センサーが異常な熱量とエネルギー体を捉える。
「無敵要塞ウルトラスーパーグレイトザラキングの前に巨大な熱量の物質が接近!!!」
「…な、何!?確認急げ!」
「は、はい!コレは…MSなんてサイズじゃねーぞ!!全長2m以下、『ニンゲン』です!!光学映像出ます!」
「な、コレは、フレイ=アルスター?如何やってあの距離を…と言うかなんで宇宙空間で息が出来るの!?」
モニターの前に出されたニンゲン…フレイ=アルスターは腕を組んだまま無敵要塞ウルトラスーパーグレイトザラキングの前に立っていた。
燃える様な紅い髪、仁王立ちの上に改造されたパイロットスーツ。
彼女の周りには赤いオーラと共に、ニンゲンではありえない熱質量を観測していた。
「燃え展開補正です!もはや、この様な熱血描写の前にリアルだとか嫁補正とかSF設定とか関係ないのです!」
大音量の声が艦の通信にまで聞こえてくる。大見得を切ったまま、彼女は言葉を続ける。
「「「地球連合軍太陽系直縁部隊所属!平成世代型性交人型決戦兵器!ウィッチヒロイン7号フレイ=アルスター!!」」」
続・・・けて良いのか?
何か、色々やりたくなってやっつけてみた。取り合えずアズライガーの前の余興として突撃!
>>703 総合スペックではフリーダム>セカンドステージな訳で
(特化スペックでは劣るんだっけか。セイバーの速度みたいな)
旧三馬鹿はそのフリーダムを苦戦させたんだから
そのままでも十分戦力として使えるだろう。
こいつらの場合はちゃんと集団戦術やってくれるし。
現行量産機のザクやらウィンダムでさえそれ以下のストライクレベルだしね。
超昂天使・エスカフレイヤー
アレは実にいい総合18禁ゲーだった、、、って何故ここでエロゲ?
だから何故エロゲ?
それともこれはフレイ×エスカレイヤーという怒涛の展開で
俺の息子棒を大隆起させる為の新手のスタンド攻撃か何かなのか?
と言うかどー見ても元ネタはトップをねらえ2だろ
声優繋がりでもないからマジで勢いだけでフレイ突撃させたっぽいがな
戦いを見守る白き巨体。
それはただ傍観を続けていた。
だが――
「ジェネシス、チャージ開始します!」
オペレーターが告げる。コーディネーターの勝利のために。終滅の光を放たんと。
――これで終わるのだ……。
パトリック・ザラは呟く。
ここまで来るのに、どれだけの犠牲を払っただろう。
最愛の妻、そして愚息を失ってまで。
だが、そんな思考を警戒音が止めさせる。
「射線上におどりでる陰あり!……識別コードプロヴィデンスです!」
――!?クルーゼ?どういうことだ?
思考を埋め尽す疑問。今にも発射されんとすジェネシスの前に飛び出すとは……。
すると通信が、スピーカーから叫ぶような、怒鳴り声が聴こえてる。
「チャージなどさせるものか!」
指令室一面を閃光が包み込み――
天のアル・ダ・フラガ
風のレイ・ザ・バレル
火のフレイ・アルスター
水のステラ・ルーシェ
月のプレア・レヴェリー
地のムウ・ラ・フラガ
山のジョージ・アルスター
雷のラウ・ル・クルーゼ
そうか、そういうことか!
プレアて誰さ
>>739 アストレイでキラ?なにその雑魚?てないきおいで大活躍。
>>738 クルーゼがムウに「何度でも言ってやる、愛しているぞムウ」とか言うなそれだと
744 :
742:2007/01/24(水) 21:46:43 ID:???
保守
やめろイライラする
保守
だりゃああああああぁぁ!!保おおっ守ぅううう!!!
,.r''" ヽ,. ヽ ,/: : : : : : : : : : : : :
,.r'.___ __,,... --──一’゙、 _,......-`r': : : : : : : : : : : : : : : :
,.r'_,.-''" `フ´: : : : : :_;:.:..:..:..:..:..:._''": : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : /
r''-'" /: : : : ,.r '',"r‐'''''¬=;ー-ヽ、: : : : : : : : : : : : : : : : : :/
`ー‐-、._ `ヽ、 /,/''`゙ ': :,r 一-、゙ヽ, ゙ヾヾ: : : : : : : : : : : : /
: : : : : : :`ヽ、_<ヽ/{::: 、::ヽ. @ ゙、. !、 ゙:, `ヽ、: : : : : : : : :|
: : : : : : : : : : :゙ヽ'、:: ミ=、;;;;jェ,::`-, ,ノ_,ィ,ノ゙ヾ、 : : : : : |
|: : : : : : : : : : : : `:、  ̄""´ ニ、r、,ノ,.._゙、 ゙、 : : : : |
`7¬ヽ、: : : : :|\: :\ ゙、:f"eヽ`゙; }| : : : /
/ ,>、: :.| ヽ、゙、 ,. _ ,/::ヽ_,..!リ'ノリ: : : :/
__/,..,-ヽ:| ゙、゙、 ,.:,.r-'"-`ヽ、 /'"/: : : :/
,イ Y゙、゙、 ゙! ゙; / `ヽ、. `ヽヽ ,/ /: : : :/
. ! ゙、`、ヽ.|! ゙ヽ. } 7' ./ ,ノ`ヾ、/
゙、 ゙、`、 | `ヽ、 /), ' ,.-',.-''´ _,/
:゙、 ゙、ヽヽ、 /ヾヾ'、_/,/ ,..ィ''/
、 `、 ゙、\\ / ``ーYf-,..-''",.イ\
.`、 ヽ. `、 ``ヽ / //´ ,;イ: : ゙、 ゙ヽ、
, '´  ̄ ̄ ` 、
,:ヽ.r.、 i r-ー-┬-‐、i
ヽヾヾ.ヽ、 | |,,_ _,{|
''=、:;‐! `_,,',,. ゙ゝ''フ N| "゚'` {"゚`lリ
゙ゝ、__'、__,ィ''´ヽ、 .ト.i ,__''_ !
>>748 や ら な い か ?
!;\_,ノ::::::::::`ヽ-.、,,,_,.;;'" ̄`ー`'、/ l\ ー .イ
\::::::::::::::::::ノ `ヽ- '" ̄`ヽ`:.、 .;://'
\:::::::/ ,,,ヽ;:::>''"ヽ、,
`ー' ̄`ー──-、. `!:::::i‐" \:::i‐`'‐、
ヽ `!:::l ヽ!、 iヽ
ヽ ヽ:i |;;`l ,!::}
ヽ |:! `'' .ノ:/
| i:l | l
`、 |:| ,r-. 、 | !
ヽr‐ュ''''''''''´,,,,,,!_'i、 .| !
,:!-─‐‐ェ-、 |"' ゙、l l、
,. '´ |:| ゝ.!_.-{, ゙i
,.-'" i:| ''、. ,.:.l ノ,
,.. -'"´ l:l :. レ':::l
750 :
748:2007/01/29(月) 00:37:26 ID:???
嫌
もしアズさんとか大分着てないな。明日で10日になるが
投下ペースって大体こんな感じだったっけ?
何かこの間まで凄い雑談でレスが進んでたから感覚狂ったのかも知れんorz
マターリと待つんだ。
このスレではそれが基本だ。
ごめんね、今ちょっとバタバタしてるんだ、ごめんね。
あと俺MSの改造案とか苦手で、ぶっちゃけVer.アップとか全く考えてなかった。
てか、そんな旧式じゃないと思ってた。させた方がいい?
させなくていいと思うよ
フリーダムの死種での活躍を考えたら、
別にバージョンアップさせなくてもいいと思う。
ただ、運命や伝説らと機体性能差を感じさせないのはおかしいかな。
ザクやインパルスだと性能は互角以上だと思うけど。
いや普通に
インパ他セカンドステージ>三馬鹿の機体>ザク他量産機
だろ。
バッテリー機とデュートリオン機じゃ出力が違うはず
ジェガンみたいなバージョンアップならあっておかしくない…かも
スーペリみたく核動力外付けで
スーパーカラミティ、スーパーレイダー、スーパーフォビドウンとかw
>>756 デュートリオンは単に補給がしやすいだけでは。
>>759 わざわざ核と混ぜて新しい燃料にするくらいだから(欠陥品だけど)
核に匹敵するくらいの性能があってもおかしくないと思うんだけど
違うんだろうか。よくわかんね
>>756 デュートリオン機ってインパルスだけでは?
個人的に、
自由>常夏の三機>セカンド>ザク≧初期G
な気がする。
セカンドステージの機体って自由に瞬殺されすぎ。
変形やガンバレルといった特殊な武器はあるけど、
基本性能が常夏の三機を上回ってるようには見えないよ。
種死はクライン派にザフトの研究成果で優秀なものは根こそぎファクトリーへ横流しされちまってるからなぁ・・・
ドムトルだってザクヲやグフイグと同時期に研究開発されてたのに
クライン派によって試作機から研究データまで全部ファクトリー逝きだからなぁ・・・
>>762 ザフトが知ってるのは、ダミーとして流されたデータだけ(デチューンor使い物にならないのでダミーに転用)だろうな。
>>762 「核は使えなくなった」&「使いづらい」が理由じゃなかったっけ?
CEではMSってまだ黎明期の兵器だからなぁ
パソコンみたいに僅か数年で中身が別物に成ってもおかしくはない。
見た目変わらなくてもパワーが単純に上がってたり、機器が小型化して軽く成ったり、活動時間が伸びたり、整備性が上がったり、生産性が良くなったりと色々有るね。
キラと違って正規軍に居る機体なんだからなんらかのアップデートはしてるでしょ。
まあ、そのままだと規格に合わなくなるだろうし、OSやらコクピット周りの刷新なんかはされているだろう。
バッテリーパックみたいな消耗の激しい品も、性能が上がっているのが自然。
後は、この話の種後の盟主王の立ち位置によるだろうな。
一応、有事の手駒として使えると踏んでいれば、装備の積極的な刷新を行っている可能性が高い。
他の目を誤魔化す為に派手な新型機納入とかは無くても、細々とした改装はされていると見ていいんじゃないかな?
元々、ワンオフに近いありえない機体なんだし。
それに、アレを作ったメーカーは盟主王のものだしね。
「これが、わが社の新型バッテリーパックです。
これの導入により、MSの稼働時間は飛躍的に……」
「また得体の知れないものを……
この部隊は貴様の会社の兵器実験場じゃないんだぞ!」
常夏の機体はバッテリーの強化くらいでいいと思う
いやあの3機が好きなだけなんだけど
まあ盟主王がかっこよければ何でもいいや
種バッテリーって結構小さいから(MSのマニュピレーターに収まる)
バッテリーをマガジン式にしてバッテリーが切れたらそれを排出して
満タンのバッテリーに替えるようにすればいいのにね
カラミティに簡易換装ついてるとかどうだろうか。
シュラーク←→シュベルトゲベールを短時間でつけかえれるとか
バッテリー話というと、別に二次電池使う必要なくない?とか言ってみる。
使い捨てってのも面倒な話だが。
常夏用の機体は中の人の稼働時間もあるので、バッテリー機のままで良い気もします、いえ、あのアクの強い機体がすきなのですがw
改修やアップデートはされてるかと思われますが(中の人にもコストがかかるので機体にもお金かけないともったいない)新装備とかは作者さんしだいかとおもわれます。
>>761 強さ順に同意、常夏ってキラin自由+嫁補正の三分の一くらいの強さの描写されてますので、ある意味で鬼のよーに強いんですよね(三人いると互角かそれ以上)
発作起こさずに連携さえしてれば2体で互角、3体でかかれば圧倒では?
流石にタイマンでは勝てないだろうけど。
最終戦を見る限り、キラや凸とはそう大した差はないように思える
腕がなまったアスランの乗るセイバーよかはるかに強いよ。
セイバーってキラ向きの機体だと思う。
アスランは接近戦タイプだから向いてなかったんだよ。
どっかで見た考察だが
スパコディ>SEED持ちコーディ>凄腕コーディ>改造人間>SEED持ちナチュ>普通コーディ>普通ナチュ>サイ
らしいな
信憑性薄いがなw
(つω;`)サイ、不憫な奴・・・
>>776-777 あくまで軍属及びパイロットとして訓練を受けているかそうで無いかの人間の差だろう?
サイは訓練もシュミレーターもろくに受けてないただのナチュだとしても
あの結果は当然。〈むしろキラのがおかしい〉
民間人がロクに知識もなくMS乗れば、誰でもサイと同じ末路になる
パイロット一人育成するのに幾らの金と訓練時間が掛かるかわかってないからな。
負債とかは
ひとり1人前にするのに平均で5億、
飛行時間は最低でも150時間だっけ。こっちはWWU頃の数字だけど。
いつぞやのソ連は訓練飛行15時間のパイロットを送り出したらしいが…。
結果は無惨らしいね。
エーリッヒ・ハルトマンがあんだけスコア伸ばしたのも、ソ連軍の飛行機が圧倒的な数を誇り尚かつパイロットの質がお粗末な存在だったのもあったらしい。
尤も、そのハルトマンも総統と会食した時に自軍のパイロットが未熟練のまま前線にやって来て直ぐ撃墜されるのを直で訴えていたが。
デス種の頃のパイロット養成ってどうなってるんだろうね?
マンパワーに余裕のあるナチュラルなら、前回の終戦時に訓練してた連中が丁度良い具合になっている頃合いだけど。
原作の所為か、どーもザフトって人不足の感じがしないんだよな何故か。
前回、地上に送り込んだ戦力を磨り潰されて本土近くまで攻め寄せられて徹底的に消耗した筈なのに、またゾロゾロ湧いて居るし。
ひょっとして、中学生枠まで訓練学校に放り込んでデス種で戦わせていたんだろうか?
スタゲのスウェンたちは相当訓練を積んで非強化人間の中ではエースクラスだったけど
凄腕コーディにかなわず
そう考えるとスパコディクラスと渡り合える強化人間たちは連合にとっては切り札的存在なのかなあ
色々と問題はあるだろうけどね
>>780 プラントを核攻撃されて滅ぼされ掛かったから、志願兵はわらわら集まってくるかと。
実力はルナマリアで赤服きれるくらいとは思いますが OTZ
>>781 維持費とか機体のコストとか、制限時間とか実力が違いすぎて一般兵と連携取れないとか性格に問題ありとか、
そういう欠点を差っ引いてもコーディのエースを狩れる数少ない切り札ですよね。
>>782 となると、連合の戦術って
強化人間がエース(赤服)を狩ったりしてザフトの突出した戦力を潰す。
後は、数に任せて戦線前面を平押しにして圧力を掛けて突破。
ってトコかな。
>>779 トールやカガリはあのシミュレーターでいけましたな。
保守
アズラエルにトラウマが無かったら、キラきゅんと常夏が組んで
変態仮面率いるザフトとガチバトル。
あ、常夏が生まれてないかw
オルガがクロトやシャニを狙って攻撃してたが、
あのまま撃墜されてたらどうなってたんだろ?
うーらーみーまーすー
789 :
通常の名無しさんの3倍:2007/02/10(土) 08:49:28 ID:QOOk6lXG
保守
とりあえず三馬鹿の機体はマイナーチェンジされてるんだろうな
試作型を完成品レベルに高めるくらいこのスレの盟主王ならわけないだろ
整備性と安定性の向上、システムのブラッシュアップと簡略化、エネルギー関係の調整
ストライク→ストライクEみたいな感じでカラミティ改、フォビドゥン改、レイダー改とか
あー、ちょっと書いてくるわ
wktk
>781
つうかあれは完全な性能差
スタゲがそれだけ高性能って事だろ
正確には背負ってる輪っかだが・・・
>>792 スタゲは武装無しで簡単に巡航速度とかを考えた観測用MSだろ?
だから、隕石やデブリとかのことを考えて単純に回避能力は高い
そして、最後は何かレーザー砲みたいのでやってるからアレは戦闘で勝利したとは言いがたい
相手の撃ってきたビームを湾曲させ自機周囲に展開してひゅんひゅんぶった斬るような機体だぞ・・・?
見た限りスウェンってかなり強いと思う
まぁ、まともに戦わずに逃げ回ってれば勝てる相手だな。
眼鏡が自棄になって戦わずにスウェンを実弾攻撃で的確に支援してれば勝てたかも。
最後のアレだって、特攻して捕まえてから自分ごと吹き飛ばしたんだし。
とまぁ、それは兎も角。
今、短編でブレイク・ザ・ワールド事件時か、ベルリン殲滅〜ヘブンズベース脱出のどちらか書こうと思うんだが。
盟主様分的にはどっちが濃いと思う?
自分としては、前者は政治的、後者は駆け引きになると思うんだけど。
↑まともに戦わず、エネルギー切れを待ってから逆襲って意味でね。
あれで核搭載機だったら正直お手上げだが。
どちらもやり方しだいですご〜〜く濃いけど、焦点の絞り易さならベルリン以降じゃないかな
金の翼に死の灰載せて 創れ平和の青き世界
盟主専用マルチ暁 警告せずにただいま到着!
説明しよう!
マルチ暁とは、マルチストライカーパックと暁が合体して誕生した、
八咫鏡という盾と核弾頭という矛を併せ持つアズラエル様専用の最強のMSだ!
>>796 個人的には前者を読んでみたいでつ
同じ頃、オーブ国防軍司令部にも緊張が走っていた。
第62任務部隊と同様、全島で通信が繋がらなくなっていたのだ。
「オノゴロ-アカツキ間、通信不通です」
「ヤラファス-カグヤ間もです。
有線は生きていますが、無線は電波、レーザー、赤外線など全滅です」
深刻な顔をしたオペレーターたちが、口々にそんな報告を読み上げた
彼らの司令官は原因解明を命じたが、
結局、よく分からない、ということが判明しただけに終わる。
「どういうことだ。機械でないなら何が悪いんだ、天気か?」
司令官は思いつきでそんなことを言ったが、外は海も穏やかで風もなく、平穏そのものだ。
そもそも、通信障害それ自体は、ここ数年そう珍しい現象ではない。
二度に渡る世界大戦によって通信衛星はことごとく破壊されたし、方々で展開される
電子戦により遠距離通信が途絶するのもよくあることだ。
そして何より、ニュートロン・ジャマーの存在がある。
これに対して、各国は単純に電波の強度を上げることで強引に対応していたのだが――
「オーブ電波塔が最大でも通じないということは、他も望み薄だな。困ったな……」
「困ったでは済みませんぞ。レーダーも動いておらんのです」
「なに?」
流石にぎょっとなる司令官に、部下は手にした報告書を読み上げた。
「通信不良に加えて、20分前から対地、対空、気象など全てのレーダーが
沈黙しています。はっきり言って何も分かりません」
「ジャミングなのかね」
「それも不明です。しかし、NJの強度は通常の7000倍で観測されとります」
司令官は、狐につままれたような顔で黙り込んだ。
NJについて分かっていることは、少ない。
このメカニズムはプラントの最高軍事機密であると同時に、NJキャンセラーの占有に
成功している大西洋連邦の極秘情報でもあり、ろくに研究が進んでいないのが現状だ。
人体への影響すらよく分かっていないオーバーテクノロジーなのだ。
オーブ軍としても、安易な結論に飛びつくことは憚られたが、事態が事態だった。
「ともかく、復旧できるところまでやってみろ。上には報告しておく」
ナタルと同じようなことを言って、
司令官は上、つまりユウナら行政府への報告に取り掛かった。
そして、その行政府で軍の報告を聞いたユウナは、更に暗澹たる気分に陥った。
アズラエルは別室で足の治療を受けているため、ここには居ない。
「NJ、てことは、やっぱりZAFTなのかい?」
「可能性は非常に高いと思われます」
ユウナは口を閉ざし、こう思った。
――これは、いよいよ、逃げられなくなったかな。
10倍や20倍ならまだしも、7000倍とくれば流石に偶然とは考えにくい。
普段、地下から一定出力の力場を展開しているNJの強度を変動させることができる
ものは、この場合ザフトしかいない。
そして、軍事兵器であるNJをこの状況で強化する理由といえば、
一つしかあるまい、とユウナは深く嘆息した。
「将軍、これをどう思う?」
ユウナは傍らに居た幕僚の1人に訊ねた。
「あちらの軍事行動と取ってよろしいかと」
幕僚はそう断じると、じっとユウナを見つめた。
「代行、事実上の戦時下に突入しました。第一種戦闘態勢を提案します」
「…………」
ユウナは思わず絶句して、しばしその思考を停止した。
それから、2年前の戦争を思い出した。
もっとも彼はその頃他国へ留学していたので、目にしたのは戦後の惨状のみであるのだが。
――オーブはまた戦場になるのか。
と、胸中で呟いたユウナの脳裏に、カガリ・ユラ・アスハの顔が浮かび、そして消えた。
「……分かったよ。これより第一種戦闘態勢に入る。
オーブ国防軍は即刻防衛体制を取ってくれ」
ユウナはぱっと顔を上げて、室内に居る人間を順に見渡した。
了解、と声を揃える幕僚に、それから、とユウナは言葉を付け足した。
「それから、すぐに全島民をアカツキ島に避難させるんだ」
「ぜ、全員を、今からですか?」
言われた幕僚は咄嗟にユウナの意図をはかりかね、目を白黒させた。
ただでさえ神経が鋭敏になっていたユウナは、その反応に訳もなく苛立ち、
「そうだよ! あそこには大した施設はないだろう?
屋根に赤十字を描くのでも何でもいいから、島ごと避難所にするんだ」
と、大きな声を出した。
実のところアカツキ島にはユウナの知らない――いわゆる「アスハ系」の――
軍事施設がいくらか存在するのだが、それを問う者はいなかった。
「しかし、今からそんな大掛かりなことができるかどうか……」
「2年前はできたのに、今できないってことはないだろ?」
刺々しくユウナは指摘した。幕僚は口をつぐむ。
「とにかく急いでくれ!」
「り、了解」
慌しく部屋から人が出て行き、ユウナは1人でその場に取り残された。
そして、誰も居なくなったことを確認してから、頭を抱えてテーブルに突っ伏した。
間もなくして、オーブ全島はにわかに騒がしくなった。
夜中にとつぜん叩き起こされたのだから当たり前だが、それでも一度経験がある分、
比較的冷静に島民は避難を行った。
その様子を、はるか上空から見ているものがあった。
「あれは、避難をしているのか」
オーブの領空近くを飛ぶザフト偵察機の中で、レイ・ザ・バレルが呟いた。
「多分。……暗くてよく見えないな、もっと近くならないのか?」
それにこたえて、画面をじっと覗き込んだのは、
複座の後ろに乗り込んだシン・アスカだ。
レイは計器を見てから、いや、と首を振った。
「これで最大望遠だ」
「もう少し近付いてみようか?」
そう言ってシンは操縦桿を倒しかけたが、レイは制した。
「止そう。気付かれているかも知れない。下手なことはできない」
「そうは言うけど……」
不服だ、というふうにシンは食い下がる。
レイはそちらに目を向けないまま、手元に表示されたレーダーを一瞥した。
そこには何の反応もなく、ただモニタがほの明るい光を放っているのみだ。
「こちらのレーダーが使えないからといって、向こうもそうとは限らんだろう」
危険はおかしたくない、とレイは言った。
そう、実のところ、オーブの懸念は全くの誤解だった。
NJが突如強度を増したのはザフトにとっても計算外であり、偵察機はおろか、
カーペンタリアのレーダーサイトさえ機能停止に追い込んでいた。
「ドミニオン」のクロトがスクランブルされなかったのも、
単に発見されなかったからなのだった。
後にこの原因は地熱に長期間さらされたことによるNJの「故障」によるものであったと
判るのだが、それは今のシンたちには関係のないことだ。
「でも、これじゃ何も見えないじゃんか」
と、シンはモニタに目を凝らした。
「そうでもない。今回はこれくらい見えていれば充分だ」
逆にレイはさして気負った様子もなく、淡々と映像を記録していた。
「……そうか」
同僚の言葉に、シンは口を閉ざした。
自分はオーブの出身で詳しいからと、偵察を買って出たのは彼だが、
任務の詳細を伝えられたのはレイだ。
要するに彼はシンが万一でもオーブに亡命、ないしは脱走しないための監視役であり、
彼らはお互いにそのことを承知していた。
そのため、レイの意向とあらば、それに逆らうことはためらわれた。
――気になっているな。
と、何とはなしにシンの胸中を察して、レイは少し考えてから、こう訊ねた。
「シン。オノゴロ島はどれだ?」
「え?」
急な問いかけに、シンは少し目を丸くしながら伸び上がって、キャノピーから外を見た。
「ええと……ああ、あれだよ。一番向こうにあるやつだ」
シンが風防の向こうを指差したので、レイもまた操縦席から身を乗り出す。
「あそこか。えらく高い塔があるが、あれが例の電波塔か?」
「うん。昔はテレビの中継塔だったんだけど、
ジャマーが落ちてからは通信施設に改修してたと思う」
シンは曖昧な記憶をたぐるのに忙しく、気を払っていなかったが、
それを聞きながらレイは神妙な顔をしていた。
言うべきか少し迷った後、レイは抑揚なくぽつりと呟いた。
「詳しいな」
「うん、まあ……住んでたから」
簡潔なシンの返答を最後に、会話が途切れ、機内に沈黙が落ちる。
レイが無言で記録を続ける傍ら、シンはまんじりともせずにモニタを見つめていた。
画面の向こうでは、尋常でない数の車両が、ぞろぞろと一方を目指してうごめいている。
――嫌だな。あの時みたいだ。
眉を寄せてモニタから目を離し、シンはキャノピーから外を眺めた。
「……みんな、アカツキに行くみたいだ。オノゴロも、ヤラファスも」
「そうか」
レイは相槌を打つだけだ。
「避難してるってことは、戦う気なのかな」
「それは、艦長たちが判断されるだろう」
レイの返答はいっそ事務的とさえいえたが、シンは特に気にしなかった。
元々、独り言のようなものだったからだ。
そこでふと、レイは計器をいじる手を止め、座席越しにシンを振り返った。
「……オノゴロの北岸がよく見えないな。シン、少し機体を寄せてもらえるか」
軽い驚きを覚えて、シンはぱっと視線をレイに戻した。
「レイ、俺は別に、何も」
「何の話だ? オノゴロがよく見えないんだ。もう少し近付くぞ」
分かりやすい気づかい。
露骨すぎたか、とレイはあまのじゃくな同僚が反発する様子を想像したが、
その予想に反してシンは無言で頷いた。
ぐるりと領空を迂回するようにして、ザフト偵察機が飛んでいく。
レバーを握ったまま、シンはオーブの島々を順々に見ていった。
ところどころに、全く灯りがついていない所がある。
――ブレイク・ザ・ワールドの時のかな。
ぼんやりとシンは思った。
彼がここを離れてから2年の間に、この国は随分と様変わりしたようだった。
復興は再び、道半ばに戻ってしまったという。
――それでまた戦争になって、また逆戻りなのか。
更に言えば、ここに攻め入る側であるのは、シン自身でもある。
「なあ、レイ」
たまらずシンは同僚に呼びかけた。
レイが目線だけをシンに向ける。
「なあ、俺さ、帰化してるだろ。それで新しい国籍を取る時、テストがあったんだ」
「ああ」
脈絡のない話だったが、レイはとりたてて動じずに頷いた。
プラントに来るまでに世話になった人が教えてくれていたから、
さほど苦労はしなかったけれども、とシンは前置きをした。
「その時、こういう質問をされたんだ。
『貴方の祖国がプラントと戦争をしたら、プラントの為に戦えますか』ってさ」
川が流れるように話すシンに対して、レイは黙って聞いている他はない。
シンは、できるだけ軽い調子で喋ろうと試みたが、
この察しの良い同僚に通じるかは疑問だった。
「俺はすぐ『はい』って答えた。迷ったりなんかしなかった」
率直な本音をシンは口にしていた。
捨て鉢になっていたところも多々あるが、あの頃の彼はそういう心境だった。
既に家族もなく、帰る気にもならないオーブなど、彼にはもうどうでも良かったのだ。
でも、とシンははっきりしない口調で続けた。
「ただ、何ていうか……今、あの時は分かってなかった、
あの質問の本当の意味が分かったような気がするんだ。
祖国と戦うって、つまりこういうことだったんだ」
言葉にしてしまうと、あらためてすとんと、その事実はシンの胸の中におさまった。
シン・アスカはこれから、敵国の兵士として祖国と戦うのだ、と。
「…………」
レイは無表情を崩さなかったが、言葉に詰まっていた。
何も言うべきではない、という気がしていたのだ。
「ああ、いや……そうじゃなくて。
俺はザフトのシン・アスカで、プラントの為に戦うつもりだから。本当だぜ」
だが相手が反応しないので、今のはまずかったか、とシンは若干あわてて言い繕った。
レイは少しきょとんとなって、それからわずかに苦笑のようなものを浮かべた。
「ここまできて、誰が疑う。俺はお前を信じる」
それだけ答えると、再びレイは計器をいじる作業に戻った。
シンは、ともかくにもたまらない気持ちがして、うつむいた。
とても嬉しいような、果てしなく悲しいような、とにかくたまらない気持ちだった。
しばらくそうしてオノゴロの北側を偵察していた彼らは、遠くに「ドミニオン」らの
艦影を発見し、すぐさまカーペンタリアへ引き返していった。
遅くなりましたごめん。
投下乙でした。
偶然とはいえ、ますます混沌化して来ましたね。
カーペンタリアに集う反ロゴス連合、オーブ沖で待機している大西洋連邦軍、
息を潜めて侵攻を待つオーブ軍、そしてアカツキでやっぱり息を潜めているであろうAAとラクスとカガリ。
外と連絡取れなくて、アズラエルとしても非常に困惑のしきりでしょう。
809 :
通常の名無しさんの3倍:2007/02/16(金) 10:25:07 ID:s/lmTDWi
GJです!
アカツキ島に避難かあ・・・
カガリ乱入→アカツキ登場→軍事施設と誤認される
→攻撃→死傷者多数
という状況が浮かんでしまう。
ユウナがんばれ。
GJ!!
シン頑張らないで欲しいような頑張って欲しいような頑張らないで欲しいような。
>>809 幾らカガリでもそれは…いや、どうだろうな…
>>809 作者さんがアカツキ島を避難所にチョイスしたあたり…ヤベェw
悩むシンとフォローするレイGJ
GJ!!
そうだよなぁ。普通故郷を攻撃することになるんだから
こういうドラマや遣り取りを挟むべきだよな。負債は何をやっていたんだorz
>>813 これは…どちらかと言えば『盟主王』ですね。
オリジンのキシリア、じゃないかな。いや、あれもちぃっと変だけど
「あなたを忘れない」
事実を基にした渾身の捏造超大作。
〜各界から、非難と賞賛の嵐〜
「事実とは違うのだよ!事実とは!!」
−ランバ・ラル さん
「教えてくれスヒョン。俺達はあと何回謝罪すればいい?
俺はあと何回、中国と韓国に謝罪すばいい?」
−ヒイロ・ユイ さん
「謝罪しかなかろう!互いに敵である限り、どちらかが滅びるまでな!」
−アンドリュー・バルトフェルド さん
ttp://flingk.com/nia9lt4
>>807 レーザーと赤外線通信はNジャマーでは
妨害出来なかったと思うよっ
それが急に妨害されるようになったからみんな焦ってるんじゃねえの?
赤外線もレーザーも光波なんだよ。
電波って言われてる波長とは全く違う。
赤外線だけ阻害ってのは無理が有りすぎ
可視光も阻害されてるなら別だけど。
電波は扱いやすいからね。
レーザーとかは光ファイバとか通すならともかく(減衰対策に増幅装置何度も通すという問題もあるが)、
大気や宇宙空間を通過させるとなると所々の面倒があるだろう。
地球は丸いし、一端宇宙に出そうと思えば雲がジャマすることだって有るだろう。
>と、胸中で呟いたユウナの脳裏に、カガリ・ユラ・アスハの顔が浮かび、そして消えた。
もしアズのユウナはカガリの事どう思ってるんかな?
原作よりはオーブと民を愛しているし、考えてる事も臆病ではあるがもまともな彼だけど。
>>821 彼は元々まともでしたよ。
デス種前半は。
議長にも負けない指導者になる可能性はあったんだけど…orz
軍人でもないのに前線に駆り出されたのが運の尽きだ罠・・・
ぶっちゃけ、今のタイミングでカガリとラクシズに乱入されてもマイナスにしかならないかね?
>>824 大西洋連邦に力を借りるなら邪魔でしかないでしょうなあ
散々テロ行為をやってきたわけですしユウナも「あれは偽者」と宣言してしまっているし
ユウナの悩みは尽きることがないのか…
>>822 いや、現実を見てるが詰めが甘いボンボンだろ、どう見ても。
能力的にカガリよりはマシだが選択ミス(連合の敗戦後に連合と同盟してる)してるし、
ネオにいいようにあしらわれてるし、自己を過信して墓穴掘るタイプだね。
無印種のイザークと同じで経験積んで一皮むけて初めて主役と伍するようになるキャラだ。
脱皮し損なってどんどん劣化していったが。
(ラクシズってイイヨネ、主役補正で能力主義関係ナシにどんどん実績上げてくから……
ん?種死の主役ってシンだったよな……じゃあ主役補正じゃなくて「」補正だ)
>>826 脱皮しそこなったのは、カガリを強引に救国の存在にする為だけどね。
下手にユウナに成長されようものなら、カガリに立つ瀬が無いし。
(実際、彼女が失踪中にやった事は殆どオーブに−にはなっても+にはならない事ばっかり)
実際、帰還劇の貶めようは超展開だっただろう?
正直、そんな事しなきゃカガリの正当性を持たせれないのかと、頭抱えたが……。
やり方や理念は違えども、オーブ本土を戦火に巻き込みたくない、ウズミの理念に背いてでも先の大戦で疲弊した国を立て直したい。
そんなセイラン家の「正論」を見せて欲しかった。
まだ一皮剥けてはないとオモ。
でもこれって盟主の話だから、奮闘空しくオーブが再び廃墟になっても不思議じゃない罠
そうだよな、国の立ち位置考えても、あれ以外には仕様がない。
そもそも、オーヴは自称・中立国であって、永世中立国じゃないし。
つーか、考えてみると種死のセイランって、
ウズミの愚行のツケをただひたすら払い続けた格好になるんだよな。
で、ウズミを神格化している奴等にはそれが理解できなくて、
全てがセイラン単独のの悪行のように感じられる。
……俺、初めてセイランが嫌われる事に得心が行った気がする。
>>830 厳密には「軍事同盟」だな。当時のオーブの体力には外征はきつすぎるし。
「連合と友好な関係保ってないと再び侵略される危険がある」から何らかの条約を結ぶのは仕方がない。
プラント本土侵攻が見るも無残に終わった直後、ほいほい出兵要請にこたえるのが選択ミスと。
ユウナを賢明に描きたかったら、
派兵要請を断る代償にミネルバを売る→ミネルバ、追討艦隊を全滅→
カーペンタリア攻略作戦が戦力不足で頓挫→派兵要請を断れなくなる→
花嫁略奪でユウナの権威低下→ユウナ、政治的パフォーマンスで派遣艦隊に参加せざるを得なくなる
とこれぐらいやってほしい。
これ以上はスレ違いだからこの辺でおひらき。
あー事後承諾になっちゃうんだけど、ブログにここに投下したやつ載せました。
どっかよそで見かけたら「ああ、あいつだな」的に見守ったってください。
ちょっ!?
ブログ探してくる!!!!
サクっと見つかったw解かりやすいキーワードだw
見つからんOTZ
ググれ。それ以上は、作者さんの許可が必要だろうからゴメン
いや、ぐぐるよりやふーの方が分かりやすいし早い。キーワードはそのまんま。
>>もしアズさん
復活おめでとう御座います。そして、ブログ見付かりました。
すっきりしてて見易いですね。後でじっくり読み直させてもらいます。
それと、此方のアズラエルも始動させてもらいました。
まだ、通信だけで姿を見せてませんが〈汗
私はシンとフレイのカプスレの方で一寸歴史弄りまくりのSSを書かせて貰ってます。
其方も頑張って下さい。では失礼しました。
オーブに刻々とタイムリミットが迫りつつあった。
大西洋連邦では、サザーランドたちが議会とマスコミへの工作に駆け回っていた。
国策を決定する「白い家」が反ロゴスであるコープランド大統領の牙城だとすれば、
それを突き崩すためには議会とメディアを動かさなければならない。
そのことを彼らはよく理解していた。
「オーブ大使館に連絡を取れ。それからPR会社にもだ。
捏造はするな、後々こちらが不利になる」
サザーランドはブルーノ・アズラエルの人脈も駆使し、本国との連絡が途絶えて
立ち往生していたオーブ大使と接触した。
この男を名代に、プロのPR会社を雇い――資金はブルーノが自主的に提供した。
寄付という形で――世論工作を仕掛けようとしたのだ。
これが大きな反響を呼んだ。
それまで、政府がどれだけアンチ・ロゴスの論調を煽ろうとも反応が鈍かった
メディアが、一斉に食いついてきたのだ。
「我が祖国、オーブは、2年前の『あやまち』とブレイク・ザ・ワールドによって、
大西洋連邦国民と同じく深い傷を負いました。
大津波により国土の80%は水没し、
オーブ固有の動植物も計り知れない打撃をこうむりました。
今、オーブ国民は飢え、そしてカーペンタリアとL5の脅威によって、
地上においても宇宙においても、明日の知れない身分であります。
どうか、どうか我々を助けてください。
我々は地球連合の一員としての責任を自覚し、今日まで誠意をもって活動してきました。
どうか、大西洋連邦の皆さん、お願いします」
素人くさい、明らかに外国人が話す英語で、切々と母国の窮状を訴える大使の姿を、
新聞やテレビはこぞって書きたてた。
テレビ映りもそこそこで、話題性も特にない大使の話を一面トップ扱いにする
マスコミの動きは、最近の世界情勢とあいまって不気味ですらあった。
プラント側はこれに対し、「ロゴスを支持する『実質的テロ支援国家』を
擁護するとは何事だ」というような抗議を政府レベルで打診してきたが、
ほとんど相手にされなかった。
経歴上、その手の圧力団体について知識のあるブルーノは、その理由をすぐに察した。
「ターミナルだな。よほどコープランドが怖いと見える」
正確には、コープランドが推し進めようとしている政策がマスコミ、
ひいてはそれを牛耳るターミナルの反発を招いたのだろう、とブルーノは分析した。
だが、サザーランドはこの現象に苦虫を噛み潰していた。
「事が事とはいえ、こうも世論操作がし易いのも考えものだな……
やはりターミナルは力を持ち過ぎている」
そんなジレンマを抱えながら、彼は、
やはり後々ターミナルは潰すべきだ、と密かに考えていた。
彼はナタルなどと比べると、政治的な上昇志向が非常に強いタイプだった。
同様のマスコミ攻勢は、大西洋連邦以外の国々でも起こっていた。
大西洋連邦に次いでそれが激しかったのが、ユウナたちオーブが頼みの綱とする赤道連合だ。
「マスコミが騒いでいるが、これは本当なのか? 本当に東アジアがオーブに侵攻すると?」
「あれだけの数を集めておいて、今更デモンストレーションもないでしょう」
「しかし、肝心の太平洋艦隊が出ていないというではありませんか?
我が国に地熱発電技術を提供するというオーブの言葉も、どうだか」
「いや、実際に太平洋艦隊の『たかなみ』を見たという情報もあるぞ」
「オーブのことなどどうでも良い! とにかく東亜の好きにさせる訳にはいかん」
赤道連合の政治家たちはこのように揉めたが、
結局、非常事態に備えて当該地近海に戦力を派遣することで合意した。
また、各国のオーブを助けるべきだと主張する一派からは、こんな意見が出始めていた。
「地球連合憲章によればオーブは我々の同盟国であり、このオーブを攻撃する
ことは明確な世界安全保障条約違反である。東アジアは侵略者である」
無論、この短時間で、民衆に統一された世論が形成される訳はない。
こういった意見の大半はターミナル系のメディアによるものだったが、
オーブにとっては追い風だった。
以上のような内容を、アズラエルは足の治療が終わると同時にユウナから伝えられた。
「好ましい流れですね」
端的に彼は状況を評した。
「白い家」が沈黙している以上、最高と言う訳にはいかなかったが、
それでも事態はこちら側に都合良く動いている。
しかし、とユウナは簡易ベッドの上のアズラエルに言った。
「しかし、もう、時間がありません。各国が動き出すとしても、間に合うかどうか」
プラントが示した期限までの猶予は、もう24時間を切っていた。
――今更、気を揉んでいても仕方ないでしょうに。
ユウナの、不幸を呼び込みそうな陰気な顔にも、慣れてきたアズラエルは特に何も感じなかった。
「カーペンタリアはどうなっているんですか?」
「分かりません。ただ艦隊はもう出撃したようで、オノゴロの北東にザフト艦を確認しています」
「そうですか……」
アズラエルは口を閉ざし、これは来るな、と自らの予感を確信に変えた。
もっとも、ザフト艦隊の行動自体は
オノゴロ北方の「ドミニオン」らを警戒してのものなのだが、彼らは知らなかった。
そんな彼らを、ドアの横に控えて1人の男が見ていた。
――そろそろ、潮時だろうか。
オーブ国防軍に所属する、ソガ1佐だ。
彼はそう胸中で呟いた。
彼は、名目上、ユウナの護衛ということでこの場に立っていたが、本心ではそうでなかった。
「そういえば、ジブリールはどうしていますか」
不意に沈黙を破ってアズラエルは訊ねた。
彼はソガがそこに立っていることを意識していなかった。
「彼なら、銃を没収して……その、そこの壁の向こうの部屋に拘束させていますよ」
「隣に居るんですか?」
少なからずぎょっとしてアズラエルは問い返した。
ユウナは少しばつの悪い気分で頷いた。
「ええ、何と言うか、ご不快かと思いますが、なにぶん部屋数が少ない建物でして」
「いえ、構いません。無駄がないのは良いことです」
それは違う、とソガは無言のうちに思った。
アズラエルとジブリールを隣室に入れたのは、
ソガの、正確にはソガ「たち」の意図があってのことだった。
――ウナト・エマのところは大丈夫だろうか。
と、ソガは軍服の下に忍ばせた銃に手をかけた。
何を隠そう、彼らは軍によるクーデターを計画しているのだった。
「……やはり落ち着いておられますね」
ソガのことなど埒外であるユウナは、率直な感想を口にした。
ソガたちの計画は、まずこのユウナを拘束もしくは射殺するところから始まる。
それを合図に別室のウナトを、やはり拘束または射殺し、
アズラエルとジブリールの身柄を確保する。
そして速やかに臨時政府の発足を宣言し、ロゴス2人をプラント側に引き渡して、
オーブは戦火を逃れるという筋書きだ。
「あなたも落ち着いておられるでしょう」
無論、ソガたちとてそれが一時的な解決にしかならないことは理解している。
ただ、彼ら2年前の「オーブ解放戦」の経験者には、大西洋連邦への根深い不信があった。
どのみち戦場となるのなら、
まだプラント・東アジアの陣営についた方が良い、と彼らは考えたのだ。
ソガはオーブを守ろうとする点においてユウナと志を同じくしたが、出した結論が異なった。
「…………」
ユウナは、そんなことはない、僕は恐ろしくてたまらない、と言いかけて、止めた。
代わりに、
「理事、あなたはご自分の潔白を確信していると仰られた。今でもそう思っておられますか?」
と、問いかけた。彼はこれを、最終確認にするつもりだった。
「疑いようもありません」
アズラエルは深く考えずに即答した。他に答えようもないことだった。
ユウナは、分かりました、と頷ききびすを返そうとした。
ソガは、ユウナがこちらを振り向いた瞬間に発砲しようと手に力を込めた。
その時、ちょっとした奇跡が起こった。
非常にささやかな奇跡だ。ただの幸運といっても良い。
「あの、アズラエル理事、一つよろしいですか?」
「はい?」
ユウナは、その場に踏みとどまって、言葉を続けたのだ。
ソガはじりじりしながら、ユウナの背中を凝視した。
「その、僕は、これでも政治家の端くれです。
政治家の仕事は、極論すれば自国の発展と安全のみだと考えています」
アズラエルは無言で頷いた。ユウナは歯切れの悪い調子で続ける。
「でも、オーブ人はそれを傲慢でエゴイスティックな行いだと考えます」
「自国を守ることをですか?」
「自国だけなので駄目なんです。上手く言えません。とにかくそういうものなんです」
――訳が分からない。
アズラエルは首をひねりながら、相手の言葉を噛み砕こうとした。
やがてユウナの言わんとするところをおぼろげに理解した彼は、それを奇妙だ、と感じた。
「それは……あまりに政治家に完璧を求めすぎでしょう」
若干呆れたようなアズラエルに苦笑して、ユウナは頷いた。
「だから、完璧な神が居ました。中立のアスハという神が。
オーブの政治家の仕事は完璧なアスハに代わって“必要悪”を行使することなんです」
説明しながら、ユウナは自分の理解が深まっていくのを感じていた。
そう、セイランにしろ、今はもう居ないサハクにしろ、
その役目はアスハの代わりに「悪行」に手を染めることだ。
ユウナには青臭いとしか見えなかったカガリ・ユラ・アスハの理想主義も、
この意味においては全く結構なことなのだ。
問題があったとすれば、いささか彼女と彼女の周囲の人間に
行動力がありすぎたことくらいだろう。
――狂っている。
アズラエルはぞっとしながら思った。
このようなことを、さも得心がいったとばかりに語るユウナの心が、
彼には全く分からなかった。
仮にこれが「忠誠」というものならば、
なんと不気味で業深いものだろうか、としか彼には思えなかった。
これでは、その「必要悪」とやらは、未来永劫に報われないからだ。
「失礼は承知です。
ユウナ・セイラン、伝統と悪習が異なるということは理解していますか?」
「いや、その……よくは分かりませんが」
途端に弱気な様子になるユウナに、アズラエルは眉を寄せた。
「でも、それがオーブという国ですから。
公明正大をよしとして、不正を許さず、世界平和を望む。
僕だってこの国を愛してる。だからもう諦めることにしたんです」
たった今、という言葉のみ呑み込んで、ユウナは語った。
ソガは、何か強い衝撃を受けて、頭の中が真っ白になって硬直した。
アズラエルは流石に返答に窮していた。
――これは、価値観の違いだ。
そう思って彼が黙っているのを、ユウナは気分を害したと受け取った。
「す、すみません、おかしなことを言いました。忘れてください」
「いえ」
そんなやり取りを交わして、ユウナは退室するべくきびすを返した。
ソガは、撃たなかった。
「ミスタ・セイラン」
ふと思いついて、アズラエルはその背中を呼び止めた。
「私は構いませんが、“あなたがた”はそれで満足するんですか」
言いながら彼は、何故か、ナタル・バジルールの顔を思い出していた。
ユウナは肩越しに振り返って、しばし難しい顔で考え込んだ後、ぽつりと答えた。
「分かりません……やってみないことには」
失礼します、とそのままユウナは部屋を出て行った。
ソガが少し遅れて続き、1人部屋に残されたアズラエルは、
「……『やってみないことには』」
と、呟いた。
部屋を出て、護衛を別の軍人に引き継がせてユウナと別れたソガは、
しばし廊下に立ち尽くしていた。
「ソガ!」
そこへ、数人の軍人たちが駆け寄ってくる。
そのうちの1人はやってくるなり、握り拳でソガの顔を殴りつけた。
たまらずソガは廊下に倒れる。
「何をしていた。どうして失敗した!」
「……撃てなかった」
ほとんど狂乱する同僚を前に、ソガは消え入りそうな声で答えた。
それを聞いた軍人たちは、口々にソガへの罵倒を叫びだした。
「馬鹿野郎、馬鹿野郎、これでオーブは滅ぶぞ。お前がオーブを滅ぼすんだ、ソガ!」
ソガはばっと立ち上がって、そう言った軍人の襟首を掴んだ。
「うるさい、撃てる訳があるか! あんなものを……」
そこから先は、言葉にならなかった。
ユウナとオーブの話は多分これで最後。gdgdすんません。
>>840 頑張ってください。また読みにいきますね。
GJ!!!
ジワリジワリと世界が動いているな。
今回のユウナ君だが、オーブという国が良くも悪くも馬鹿の集まりってことなのかなぁ。
馬鹿というかラクス一派同様狂信集団にしか見えない
>>849 スレ違いだけど、朝からその狂信集団みたいな連中が米海軍原子力空母「レーガン」寄港は
「六ヶ国協議に反する行為だ!」「北朝鮮に対する挑発行為を止めろ!」と叫んでいます。
投下乙です。
ターミナル、確かにあの組織はジャンクギルドに並んですんごい危険ではないですかね?
全世界に細菌のように蔓延し、あらゆる機関に潜り込み、そしてその思想や思惑は定かではない。
実際、あの天空宣言ですらどうとでも解釈がとれるもんだし。
つーか、得体の知れない組織ってのが国際規模の権限や武力を誇るのって軍人じゃなくても危機感を抱くと思うが。
本編の世界では、それの支援を受けた桃姫様が天下とっちまった訳だし。
乙、今回もGJ
しかしオーブ軍人はイカレとるのぅ
一番政治家が必要な時期に暗殺企むとか・・・
しかも失敗したソガをリンチ・・・こいつら軍人以前に人として駄目だw
GJ! 今回のはなんか身につまされる
>「自国だけなので駄目なんです。上手く言えません。
>とにかくそういうものなんです」
>――訳が分からない。
ここマジで神がかってる。二人の顔が目に見えるようだ
>>852 まあナチスドイツのドイツ軍人と似たようなもんだろうね。
もっとも状況がまるで違うけど
ナチの軍人はかなりマトモだぜ?
武装SSは奇人変人が一杯だけどなw
どちっかてーと暴走した帝国陸軍若手将校とか赤い国の政治将校とかの同類だと思ってる
>>856 東アジアの半島なら、もうとっくの昔に軍人は逃げ出してる頃合いニダ
殉教者を殺しても意味はないわなぁ
殉教者というよりは狂信者な揮ガス
殉教者って誰のことだ? ソガ? ユウナ?
英雄とか殉教者とか表記された場合、読めないように「気取り」「のようなもの」が入るのがオーブクオリティ
>>860 ユウナが「諦めて」殉教者になる道を選んだ、と取れたが
俺は今回ので、ソガがちょっと好きになった
なんていうか、神じゃないってのはいい事だと思う
クーデター関連の話でオーブがかなり追い詰められてるのも伝わって来たし
……まあ要約するとGJ
オーブにはプロ市民はいないのか?
日本よりオーブに必要だろw
プロ市民はプロなので無差別に反対しません。
中国の核は綺麗な核、アスハの兵器は綺麗な兵器
金払いのいい、勝てそうな相手を選んで反抗するのがプロってもんさね
オーブはアスハ酋長の支持率が99%なトンデモ国家だし残りの1%がプロ市民認定をされているかもしれない
プラントにはクライン派なるプロ市民もどきが大量にいて最新技術を盗んだりしてるわけで……
なんて恐ろしい世界w
プラントのは最早違うだろw
私兵を武装させるのはプロ市民とは違うだろ
マフィアの方が適切な気ガス
サボタージュでもないしな・・・反乱予備、かな?
適切な用語が思いつかん
現実の世界でもそうだが、情報操作と世論誘導が面白い程に効くのがこの世界の一番怖い所じゃね?
もしアズさんはロゴス潰しに「世界のパワーバランスを変える為」「ロゴスの利権を奪う」「敢えて混乱に乗り自国の勢力拡大を図る」などの現実的な理由を付与した。
原作は単純に「デュランダルが提示した世界の悪に全世界発狂」だもの。
しかも、プラント側の一方的な告発に、だ。
正直、セイラン親子じゃないけど「訳わかんないよ」だよマジで。
凶器準備集合罪
>>868 ラクスの歌はコーディネーターの心を静める効果があったり、
プラント市民は暇があればラクスの歌を聴いているという設定があるしなあ。
2、30年後の未来に遺伝子操作かなんかで人間を不老不病で高能力にする方法を開発した狂科学者が現れ
人類はこぞってこの改造を受けたんだが、実はこの狂科学者は遺伝子操作の際に「俺様に絶対服従になる因子」とやらを埋め込んだため
全世界がこの狂科学者に独裁支配されてしまい
レジスタンスもこの狂科学者自身には逆らえないため、タイムマシンを作って狂科学者の父親を殺して未来を変えようとするのであった
ってエロ漫画がかなり昔にあった気がする
SF小説じゃなくて得ろ漫画なのかw
設定はガチハードなのに
>>873 ソレって明らかに洗脳なんじゃ・・・・・・
なんで歌にそんな特徴があったのにミーアはばれなかったんだろう
コーディネーターがバカだからじゃないの。
>>878 答え・コーディは「外見」だけで「しか」見ないから。
普通だったらばれるよ。
>>880 いやいや、違うな。
コーディは「顔」さえ似ていればミーアをラクスと認識するんだよ。
ラクスもその程度の認識しかプラント市民に持たれてない。
……どっちも薄っぺらいって事かな。
>>881 じゃあ議長がラクスの顔そっくりのマスクを被って(ry
多分それでもOKだろうな。
ラクスの顔をした議長がハイレグ衣装を着てシャアの声で
「静かな〜♪」
極めてラクスに近い性質を持つ声の持ち主だからスカウトされたんだろうとマジレス。
・・・・ちょっと待てよ、ラクスの「平和の歌」を戦場で流せばマクロスみたくコーディネイターは戦意を喪失すると言うことか?
下手するとVガンのエンジェル・ハイロゥみたいなことが起こりそう
種は宗教が最強だと僕らに教えてくれた。
どんなに遺伝子が優れてても、洗脳からは逃げられないんだ!
>>885 ないない。
マクロスとは状況も違うし、仮に種世界のおいてそんな事が本当に起こるとしたら、種世界は「人形の世界」って事だよ。
>>890 でもラクス様の言うことならってプラント市民はおとなしくなったし…
人形の世界ってことか
>>891 んー、あれは複合的な理由があると思うぞ。
裏ではあれこれ散々な事もやってる歌姫様だけど、戦後のカナーバ達による隠蔽・情報操作の結果プラント一般市民の認識では
・プラント前々議長の嫡子であり、プラントの妖精で平和の象徴。
・自ら陣頭に立ち核ミサイルによるプラント殲滅を阻止、停戦へと貢献した立役者。
だから、彼女の言うことなら『多分』正しいんじゃないか、と言う位かなと。
デュランダルも彼女の影響力を利用する為にフェイカー立てた訳だし。
>>893 国王でもない一介の政治家娘ごときを崇拝してる世界が異常なだけだと思うけどな
平和の象徴っていうけど最後には「戦ってもよいのです」っつう結論に達した女だし
平和の象徴としてならエイプリルフールクライシスやったプラント前々議長の嫡子ってのはマイナス要素にしかならんような
>>895 そういうマイナス要因がありながらも
自ら陣頭に立って停戦に導いたからこそ
英雄然とした行動が評価されて
神格化されてるんじゃね?
なんか裏側知ってると薄ら寒くなってくるけど
全く知らん人からしたらSUGEEEE!って思うのも判る気がする
>>894 そらお前さん、『(自分達の目指す)平和の為になら』戦ってもよいのです。だから問題ないだろ(嘘
回答期限まで、残りおよそ2時間。
ウィリアム・サザーランドは、
東アジア共和国の「独断専行」を口を極めて糾弾していた。
また、近く開かれる地球連合総会で
東亜を追放処分にする決議案を通すべく、文字通り狂奔していた。
この時の彼の様子は、いささか常軌を逸して鬼気迫るものがあったと、
後に言われることになる。
シン・アスカとレイ・ザ・バレルは、オノゴロの北東に出撃した戦艦「ミネルバ」の
格納庫で、愛機のコクピットにおさまっていた。
コンディション・イエローが発令されていたためだ。
そうして「ドミニオン」艦隊と睨みあいながらも、
彼らは、次の出撃はオーブを相手に行われるだろうと予感していた。
それと対峙する「ドミニオン」ら第62任務部隊は、
また別の一種異様な緊張感に包まれていた。
通信がまだ回復していなかったのだ。
仮に、ザフト・東亜・大洋州の連合軍から仕掛けてきたならば、
それはそれで構わないと彼らは思っていた。
敵の行動に文句をつけても仕方がないし、やり返すだけだからだ。
しかし、もし、彼らがこちらを無視してオーブに攻撃をかけた場合、
果たしてどう動くべきなのか。
全く静観するべきなのか。ザフト側に加勢するべきなのか。それともオーブに加勢するべきなのか。
本国からの連絡が途絶えている今、その判断は全て彼らの「独断」に任されていた。
ユウナ・ロマ・セイランは、発表用の原稿を手にしたまま、
時折読み返しつつ、落ち着かない様子で部屋の中を歩き回っていた。
見かねたウナト・エマ・セイランが、それを叱責した。
ムルタ・アズラエルは、何もやることがなくなったので、テレビを見ていた。
「いよいよですね」
オーブ近くの公海に浮かぶ船上の、甲板の上で、ひとりの記者がそう呟いた。
船は、一見するとただの漁船のように見えたが、船首の部分に巨大なアンテナを備えていた。
アンテナの根元からは太いケーブルが生えている。
いざとなればこれを海底を走る有線ラインに接続して、情報が発信できるという仕組みだ。
男と、この船の乗員たちは、共同放送社――ターミナル系の最右翼で、
オーブにデュランダルの演説を中継した報道機関――の特派員たちだった。
大洋州や、オーブに派遣されている支局員とは別口だ。
彼らには彼らの目的があった。
「ええ」
先ほど口を開いた記者に、日陰になっている辺りに佇んでいた人物が応じる。
記者は一度そちらを振り返り、また海の方へ視線を向けた。
彼の視線の先には、小さいが、肉眼で確認できる距離に「ドミニオン」の艦影がある。
「ここが正念場だ。気合を入れてかからないといけませんね」
再び、記者がつぶやいた。
「ええ」
同じように、日陰の人物が頷く。
「頼みますよ。成功するかどうか、あなたにかかっているんですから」
記者はそう念を押した。
日陰の人物は、それを聞いて少し長い沈黙を挟んだ後、
「……分かっています」
とだけ答えた。
そして、ついにタイムリミットが訪れた。
発表のために特別にしつらえられた部屋には、
各報道機関のマイクがずらりと並べられた壇が設置されていた。
マイクの中には、大西洋連邦の主要な放送局のものもある。サザーランドのメディア工作の賜物だ。
誰も居ない壇上の映像が、テレビを通じて世界中に配信されている。
再び別室で、アズラエルは画面越しにその様子を見つめていた。
もう何も考えることはない。ただ黙って待つのみだ。
そして、同じものを、隣室のジブリールも見ていた。
それは単にテレビが付けっ放しになっていたためで、彼が意図したものではない。
そのため、画面を見つめる彼の視線には何の感情もなかった。
ただ、視界に映るものとは無関係に、
――何が悪かったのだろう。
ということだけが、彼の頭を占めていた。
やがて、ユウナがどこからともなく壇上に現れ、一斉にフラッシュがたかれる。
進行役が会見の開始を告げると、
ユウナは厳しい顔を作り、ゆっくり、噛み締めるように話し始めた。
「オーブ連合首長国代表代行、ユウナ・ロマ・セイランです。
これよりプラント、東アジア共和国、大洋州連合政府からの要求に対し、
我が国の回答を発表いたします。
まず第一の要求、大西洋連邦のムルタ・アズラエル、ロード・ジブリール両氏の
所在についてでありますが、確かに我が国は彼ら2名の亡命申請を受理しました。
彼らは迫害されて祖国を追われてきたのであり、保護するのは人道上の立場からして、
当然のことと考えております。
そして次に、第2の、彼らの身柄引き渡しについてでありますが――」
フラッシュが飛び交う。眩しさにユウナは少し目を細めた。
「その前に、プラントのギルバート・デュランダル議長にお訊ねする。
プラント政府が主張しているロゴスの罪科とは、具体的に一体何を指すのか?」
報道陣にざわめきが走った。
小声で囁きあう声がさざなみのように広がる。
この時、この中継映像は、全世界で瞬間最高視聴率を記録した。
「プラントは、ロゴスが意図的に『世界』とやらを操作し、戦争を起こしてきたという。
これはつまり、ロゴスという、民間のいち組織が、
世界各国の世論を誘導し国家間紛争を誘導してきたという意味であると解釈している。
個人的にはこれだけで既に大いに疑問があるが、
仮にそうだとして、これを裏付ける証拠はどこにあるのか?
プラントはまず、これを立証するべきだ。
資本主義の発達した現代、最も大きな消費は民衆の生活に費やされるもの、
即ち民需に他ならず、これを減退させる戦争は企業にとって悪夢に他ならない。
そうなれば経済は後退し、コングロマリットたるロゴス系企業すべての業績を悪化させるだろう。
デュランダル議長にお訊ねする。ロゴスに戦争を起こす理由がどこにあるのか!」
高らかにユウナは声を上げた。
このような事態は予想されていたことだったため、プラント寄りの報道各社は
このシーンをカットすることを決めていたが、共同放送社は生中継を続けた。
また政府から放送自粛を求められていた各社も、
密かに業者などを使ったインターネット配信を行ったため、
情報のシャットアウトは事実上、ほとんど行き渡らなかった。
ユウナは更に続ける。
「また、仮に、本当に仮にロゴスが各国政府をそそのかし、
圧力をかけて戦争を起こさせていたとしたら、それは外患誘致罪に該当する可能性が
あるとは思うが、どうしてそれをプラント政府が裁くのか?
いつの間にプラント政府はそんな権利を手に入れたのか!
本当に裁く権利があるとしたらそれは組織体としてのロゴスの幹部たち、
すなわちコーラー、リッター、マクウィリアムズ、グロード、ヴァミリア、ネレイス、
モッケルバーグ、ジブリール、そしてアズラエル……
彼らが国籍を有する大西洋連邦やユーラシア連邦、そして我がオーブ連合首長国であり、
決してプラントではありえない。
このような行為は法の名を踏みにじる暴挙であり、また国家主権の侵害である。
我が国オーブは法を尊ぶ独立国家としての立場から、
また人道上の立場から、プラント政府の第一の要求を断固拒否する!」
明瞭な響きでユウナの言葉が打ち出されると、室内は一時、静かになった。
しかし、すぐさま待機していたサクラ役の人間が拍手を始め、
つられた記者が何人か手を叩き始める。
音割れのしそうな喝采が、会見場に満ちた。
「第3、第4の要求については、仮にそのような勢力が我が国に存在するとしたら
大変ゆゆしき事態であるので、こちらで調査した上で対処する。
第5の要求については、我が国は一切の情報を持っていない。
引き続きカガリ・ユラ・アスハ代表の捜索を続ける」
以上、会見を終わる、と締め括り、ユウナはカメラに背を向けて壇上から退いた。
拍手がそれを追うようにわき起こる。
オーブが、真っ向からプラントとの対決姿勢を打ち出した瞬間だった。
これを受けたプラント側はすぐさま東アジア、大洋州と連名で、このような声明を発表した。
「この期に及んでなお国際協調を無視し、自国の権益に執心するオーブの対応は
極めて不誠実であり、世界の混乱を拡大させるものである。
我等の想いにこのような身勝手を以て応ずるというのなら、我々は正義と
切なる平和への願いを以て断固これに立ち向かう。
これより我々はあらゆる手段をもって、
ロード・ジブリールとムルタ・アズラエル両名の身柄を確保する!」
オーブの会見から、実に44分後の早業だった。
これを受け、カーペンタリア湾に残っていた艦艇が続々と出撃し、
大艦隊となってオーブの南の海に集結した。
翌日にはプラント側からオーブ政府に宣戦布告がなされ、オーブもこれを受理した。
そして、ついに、プラント連合軍はオーブ領海内へ侵攻を開始した。
次こそ戦闘…orz
ユウナカッコヨス。
GJ!
大人だ。CEに居なかった大人と漢がここにいる!GJ!
GJ!!!
ユウナの発言により、プラントの欺瞞が明らかになりました。
でも
>我々は正義と切なる平和への願い
過去に正義の名の下に戦争してきた奴はいくらでもいるってのに、自分で化けの皮を剥ぐようなセリフを吐くなよ……OTZ
何よりユウナの発言に対し、なんら反論を行っていない(反論できないんだろうけど)
大丈夫か、プラント?
血の雨はいつも正義の名の元に降る、ってな
>このような事態は予想されていたことだったため
予想できるだけの頭があったのかと少し安心したw
すげえユウナ様。代表らしい仕事をしたよ。
反論できないから制圧に踏み切ったんだろ。
オーブを制圧しちゃえば有耶無耶に出来、疑問を抱いた連中も勢いで黙らせれる。
逆に言えば、ここでオーブを制圧し損ねると一気にプラントの「正義」が揺らぎ始めるね。
時間をかけちゃうと、頭の冷える連中が増えてユウナの言葉に対して考えてしまうから。
GJ!
勝てば官軍を選んだわけか……流石プラント、桃色汚物の故郷だけはあるな。
とても近代国家とは思えん。
オーブが今後やるべき事は、時間を稼ぐ事か。
桃色汚物…ラクス様…ギアスのピンクも当てはまるかw
ギアスのピンクはちゃうだろ。
彼女は今のトコ温室育ちで反抗期に入ったお嬢様に過ぎないと思う。
彼女が傾国の存在になるか、それともブリタニアを内側から変えれる存在になるかはこれから。
ギアスのピンクはなんかやった?
総督コーネリアに付き添い副総督として就任。
最後の休日を過ごしている最中にスザクに逢い気に掛け始める。
後に彼を自分の騎士として指名してる。
ただ、何の実績も無い為、『お飾りの副総督』と陰口されてたり。
本編で貴族や軍人からの評価が低いのは、名誉ブリタニア人やイレブンの差別に疑問を抱いたりしてる為。
とまぁ、スレ違いなのでこれ位に。
CLAMだもんなwww
ピンク汚物って、ぼろくそだなw
ギアスのピンクで通じるのもワロタ
今のところギアスのピンクは甘ちゃん止まり
ダメさも桃色電波の初登場程度
つうかクローン説が出る位に性格が変わり過ぎやろ>桃色電波
腰抜け管直人wwww
石原にびびって逃げました。
弁護士の丸山さんに一票かなとは思うが、無駄に終わりそうだな。
宮城野郎はぜってーいれねえー!
あー誤爆乙
保守
もしアズ氏gj!
ついにくすぶっていた火が燃え上がったというか。
なんといってもプラントへの「証拠を出せ」
これだよな〜
一通りの役者は揃ったようでいて、「ヤツ等」の存在だけが沈黙している…
この作品ではいなかったことになってるとか…さすがにそれはないか
いや、史実通りの動きをしているなら丁度オーブ本土の秘密基地で息を潜めている筈。
プラントが侵攻してくれば迎撃ぐらいはやるだろ。カガリが出張って来て政権奪還を目論もうとしそうだけど。
いちおー、彼女らがユウナの言葉に何らかの意味を感じ取ってくれる事を期待。
つーか、これでカガリがユウナを責めたら本気で失望。
つまり避難民の運命は本決まりか
アカツキ島の赤十字マークは避難民の血でただの赤色の模様になるわけだな。
プラントが半島で大西洋が大陸、オーブが日本ってことでいいですか?
で、オーブに住むコーディネーターが在日と…
本国の歌姫と在日が結託して、テロし放題。
夢も希望もありませんなw
>>924 アスハオーブが半島っぽいけど
ユウナは親日派で
926 :
通常の名無しさんの3倍:2007/03/16(金) 11:39:05 ID:OwTWYop4
いや、普通にブルコスにはいってなかっただろwwwwww
ユウナ・・・かっこいい・・・
928 :
通常の名無しさんの3倍:2007/03/16(金) 11:49:53 ID:OwTWYop4
ブルコスすら無かったw
AA組、ユウナサイドに引き込んで味方にするわけにもいかないよな。無差別攻撃
してたテロ組織みたいなもんだから、AA組にオーブ軍の支援なんかしてもらった
らオーブとテロ組のAAのつながりを認めるようなもので、プラントに大義名分与
えるようなものだし。
もしアズの作者さんはどうするつもりなのか期待。
AAと自由は大西洋連邦とザフトを見境なく攻撃したオーブの面汚しだから
職人さんがどう扱うかに注目
AAにはザフトとオーブ見境無く襲いかかって貰いたい。
戦争は敵なんだろw
そういうことを言い出すと、AAは何をするまでもなく登場した瞬間から攻撃されまくる運命が待ってそう。
なんつーか、見境無く襲いかかるまでもなく、見境無く襲われる?
世界のお尋ね者集団AAがオーブから現れたという証拠が
プラントなり大西洋連邦に掴まれる…
前者なら武力進行の大義名分、後者なら同盟の外交関係が窮地に
>>933 ×武力進行
○武力侵攻
AAと自由の犯罪に関してはオーブの身から出た錆だが、
関知していないユウナにしてみればはた迷惑な話だ罠。
いや、武力侵攻されてるから。正確には進軍中?
藁にもすがる想いで、頼りにするしかないだろw
なにより盟主王が危ない。
歌姫やカガリにとってジブは兎も角として盟主王はどう映ってるかな。
下手すりゃ、ユウナの代わりに殴られそうだが。
>>936 盟主王はおとうたまがマスドラと心中するはめになった元凶だからな
カガリは殴りかかるんでね?
ユウナあたりはとめそうだけどアスハ派軍人はユウナごと殴りかかりそうだ
あれ半分はプラントが見殺しにしたようなもんだ。ザフトにすればマスドラさえなくなればオーブなんてどうでもよかっただろうし
連合の悪事は強調してもザフトの残酷な狡猾さを描かない本編が不思議だった。てかアズラエルもザフトのそんな考え見抜いてたからビクトリアのマスドラ奪還が本命だったと妄想
マスドラを「守る」つもりなら支援要請されなくてもオーブ領海ギリギリで連合艦隊を駆逐でもなんでもすればいい。
しかし「壊す」ことしか頭になかったら、何もしないのが得策だ。ウズミ代表の性格を計算に入れると、ああなるのはわかりきってた事だし。ザフトは軍備を消耗せずマスドラを破壊できる。しかもオーブが勝手に自爆させたと言い訳できる。
問題はAA組。Aダウン作戦後に初めてAAが姿を見せるのはこのオーブ戦だったかな
彼等がまともな形で活躍するには目印であるAAや自由に乗らず存在をばらさず戦うしかない。アズラエルと水面下交渉でもするのかな
AA組、構成員が何者なのかラミアス艦長やカガリ以外顔割れてないよね?
自由自由と本編では機体しか注目されてなかったからキラ個人の存在は一般には知られてないみたいだけど。
すでに撃沈済みでスルーだったら神
花嫁誘拐までは内政問題で片付けられたが、そのあとの戦闘乱入がまずかった。
AA組が唯一持つまともなカードがラクス暗殺未遂だけなのも痛い。
他に使えそうな手札と言えば、ユニウス7のテログループと議長が裏で繋がってたことの証明くらいか。
スカンジナビア王国は何でこんなの匿ったんだろうなw
馬鹿な子供ほどかわいい…いや、たぶんw
キラがハッキングでやばい情報を掴んでて、それをネタに強請って匿うことを強要。
>>942 その二つに証拠有るの?
議長が作戦を裁可した書類とか
資金の流れとか
あれば、どさくさまぎれのテロ行為なんぞしない。
実際、確たる証拠ってないんだよねぇ。
敵に見つかってまで手に入れたノートなんて…あれ、裁判とかだと物証になるん?
本人のでもないし、細かい計画書でもなし。単なる覚書程度のを「これが議長の悪だくみです」と言われてもなぁ。
>>946 証拠もなにもラクス襲撃は議長は知ってて見逃しただけで、関与してないのが事実。
ユニウス7落としはマジでザラ派が勝手にやっただけ。
結論
テログループAA組はオーブ戦に参加しない方がオーブのためになる。
でOK?
>>950 AA組の参戦はプラントに軍事侵攻の大義名分を与え
大西洋連邦にはより従属を強めるしかなくなるからな
でもさ、大西洋にはすでに力がないし、
プラントは攻撃する気満々だろ。
口実を与えるって言うけど、すでに持ってるから意味ないじゃん。
起死回生の逆転トライを狙うには結局勝つしかないだろw
>>952 大西洋は本編でも本編終了後でも変わらず世界一の大国じゃなかったっけ。
地力からいって、ここを味方にできれば勝機はあると思うけど?
なるほど常夏組の出番か
>>952 大西洋連邦本土は戦力まだたくさんあるよ。
ないない言ってたのはジブたちだけだから。
デスティニーに落とされる蚊とんぼだけどなw
さて、ここからがマンセー話となるか上手く纏まる話となるかの分かれ道
マジでどうすんの?
ジブリールおとりにして逃げ出す以外だと、
AA組大活躍しかないじゃん<盟主王生存
そうでもない
無線やレーザー通信が使えないから友軍との連携が特に重要な侵攻作戦は非常にやりにくいよ。
もしかしたら、オーブ軍が撃退できるかもしれん
特に上陸作戦は難しやね
>>959 オーブ軍はカガリ様が命令してくれないとやる気がないうえ、積極的サボタージュする連中だからなあ。
カガリ様の命令>>>>>>>>>>国民の命
きっと彼らにとっちゃ国民てのは
アスハさえ生きてりゃそこからぽこぽこ生まれてくるものなんだろうな
つーかさ、そろそろSSをネタに本編叩くの止めにしないか?
前々回のソガとか見る限り、作者さんもオーブけなそうとしてる訳じゃないだろうし、
叩くなら叩くでそれ専用のスレがちゃんとある訳で。
オーブ国民が馬鹿なのは今にはじまったことじゃない。
この程度で叩きに入るの?
オーブのカガリ崇拝っぷりは補正酷すぎみたいなお話はユウナスレが適した場所だったような気がする。
雰囲気の悪くなる話はしたくないってだけじゃね
そろそろ次スレの用意と、これまでのもしアズをクロスオーバー倉庫に保存すべきかと
>>965 作者のモチベーションにも関わるからな……
あんまりやりすぎない方がよさげ
盟主王にはあんま関係ないしな
保守
ho
喪主
ume
979
次スレ立ったんで業務開始〜
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