1 :
通常の名無しさんの3倍 :
2006/03/02(木) 12:38:55 ID:vLCa31nm 勢いで立てたがネタなど出来てない
2 :
1 :2006/03/02(木) 12:40:22 ID:???
申し訳ありませんでした。 sageつつ速やかに削除依頼を出してまいります。
キラの清く正しい心に触れ、今までの自分の間違いに気づくガトー。 ガトーは今までの己の行為を恥じて、その身を投げようとするのですが キラとラクスの正論によって説得され、自分の愚かさを悟り ラクス派の一人になります( ^Д^)
ガトー「性欲を持て余す」 キラ「ウホッ」
フレイの親父w
その前にシンとガトーが見たいぞ。 シンに信念たるものがなんなのかを伝授・・・・・・・・ハッ、この勢いでキラを修正してやってください、ソロモンの悪夢殿!
基地外同士理解しあえず殺し合うだけだろう… あと個人的にはラクス≧ニナ
シンにはちゃんとした信念はあるぞ つ「平和に暮らしている人達は守られるべきです。」 ガトーとは相容れないだろうな コロニー落としてるし地球に
以前シン・アスカVSアナベル・ガトーというスレがあったが すぐさま殺意スレの基地外に乗っ取られますた。
>>8 ガトーの目的は、ジオンの理想だったはず。
ジオンの理想とは、人類が全員宇宙に出て、地球を休ませてあげよう、みたいな感じだったと。そして、コロニーの自立も盛り込まれていたはず。(すまん、小説版Zを二回か三回読んだ知識だからはっきりしない。)
要するに、ガトー自身もコロニーで暮らしている人々を「平和に、安寧に生活できるように」と願っていたはず。シンとそれほど対立するとは思えない。
ただし、彼の場合はそのために手段を選ばないのが欠点だな。核兵器撃つし、大質量で爆撃やるし・・・・・・・・・。
ジオンの理想じゃなくてギレンの理想だよ、ガトーが信じるのは。 つまり優れた人類(=自分達)が劣った奴ら(=地球人)を管理しようってことだ。 ぬっころすか管理するかの違いはあれど、ブルコスの真逆と思えばヨロシ。 ただしデラーズフリートがもし勝ったとして、どの程度のことをする予定だったかはよくわからん。 少なくとも残党集団にすぎない彼らに上記の理想は荷が重すぎるし、やろうとしたとはちょっと思えん。
>>11 デラーズフリートの目的は勝利することではなく
穀倉地帯にコロニーを落として、地球圏で食糧供給できない状態にし
コロニー等で栽培した食料に依存する状態を作るのが目的。
これを武器に宇宙移民側が連邦に対して有利な外交を行える
情勢を作るという展望に基づいたものだったかと。
まぁ一年戦争後の状態考えたら、よしんば成功したとしても
連邦に宇宙移民者への干渉や、資源の権利を握るための口実を与えただけで
結局は宇宙移民者にさらなる負担を強いる結果になるだけな気もする。
13 :
通常の名無しさんの3倍 :2006/03/03(金) 22:06:57 ID:hZtX7bsH
age
人類の半数を死滅させる戦争起こしたジオンの残党を名乗るなんて並の神経じゃ無理
ガトーはジオンの良い所しか見えてない感じがするな、現実的な考えが出来てない
>>15 ラクスと少し似た部分があるということだ。いや、オーブか。
理想しか見ていないのがなあ。
散々、汚れ仕事ばかりさせられてたシーマ様にしてみれば、たまらんかっただろうな。 種ではああいう陰影のあるキャラは……おらんな。
>>17 毒ガス攻撃のことだな。
あれって催涙ガスだと思わされていたんだよな、シーマは。
そりゃ、組織を信用できなくなるって。キシリアに無茶苦茶恨み持ってたみたいだし。
しかし、GジェネDSではかなりいい扱いを受けていて嬉しい。
特にスペシャルモードでは、はじめがシーマの話(毒ガスの話)になっているし、スペシャルルートでは完全にシーマとナタルが主役。
シーマよ、よかったな。
>>17 マジレスすれば、ドム三人衆こそがそういうキャラだと信じていた時期があった。
本編見てその理想、アヴァロンと化して一瞬で消えたけど。orz
20 :
春厨王 :2006/03/08(水) 17:54:35 ID:???
このスレはっきり言ってキモイ!!!!!!!!!! 何だぁーこのスレはぁー!!!!!!!!!!
理想ばっかり求めてる所とか似てる
>>19 林譲治のゲームノベライズに出てきた
マッチモニードやグール隊だったよな……orz
保守
シンvsガトーになってるな
保守
0083の舞台にシンが紛れ込む話を書きたいが、スレ違いだね、絶対。
32 :
通常の名無しさんの3倍 :2006/03/18(土) 00:41:05 ID:NLduNrQ+
34 :
通常の名無しさんの3倍 :2006/03/18(土) 22:14:24 ID:1aPSP2qz
>>33 >>34 失礼、
>>26 は俺だが、用事でパソ触れんかった。
あと、最終話付近みてないから微妙なことになると思う。
月面・・・・・・・・・・。
激しいビームの応酬が繰り返され、その度に爆炎が花開く。
ザフトが接収したレクイエムを、ラクスたちが攻撃してきたのだ。
黄金色の機体、暁が攻撃をはじき、左右についた青と赤の機体がビーム、ミサイルを乱射する。
黒と紫の機体、ドム3機を含め、たった6機しかいないにもかかわらず、大軍であるはずのザフトが押されている。
デスティニーとインフィニットジャスティスが互いの獲物を掲げてぶつかり合う。
「これで・・・・・・・!」
デスティニーが大剣を振り上げたところで、インフィニットジャスティスの膝が煌いた。
「何っ?やられる!?」
こんな感じで。
>>36 は俺だが、すまん、中途半端なところで送信しちまったい・・・・・・。
もう一度推敲してくる。
>>1 「貴様に話す舌などもたん!」 で一秒で終わりだろ。
39 :
38 :2006/03/19(日) 20:59:49 ID:???
アンカーミスった・・・orz
>>38 もう一声「戦う意味すら解せぬ男にはな!!」
と、付け加えたい
ガンガレ! 期待しているから!!
期待保守
月面・・・・・・・・・・。 激しいビームの応酬が繰り返され、その度に爆炎が花開く。 ザフトが接収したレクイエムを、ラクスたちが攻撃してきたのだ。 黄金色の機体、暁が攻撃をはじき、左右についた青と赤の機体がビーム、ミサイルを乱射する。 黒と紫の機体、ドム3機を含め、たった6機しかいないにもかかわらず、大軍であるはずのザフトが押されている。 そして、ザフト機の姿がまばらという数しかなくなったころ、サーモンピンクの機体とダークトリコロールの機体が激突していた。 デスティニーとインフィニットジャスティスだ。師弟とも呼べる二人のパイロットは、互いの機体に獲物を掲げさせ、ぶつかり合う。 「これで・・・・・・・!」 デスティニーが大剣を振り上げたところで、インフィニットジャスティスの膝が煌いた。 「何っ?やられる!?」 インフィニット脚部の刃がデスティニーに激突しようという瞬間、周囲が闇に包まれた。 そのままデスティニー、そして、その搭乗者たるシン・アスカは闇に飲まれ、その場から消え去ってしまった。 それはデスティニーばかりではなかった。 デスティニーと格闘を演じていたインフィニットジャスティス、離れたところでメサイアを攻撃しようとしたストライクフリーダム、彼らの母艦であるエターナルも闇に飲まれていった。 シンが目を覚ましたのはしばらくしてからだ。 「っ・・・・・つう・・・・どうなってるんだ?」 彼はモニター、センサーを操作してみたが、正常に働いた。いや、少し異常だった。 まず、重力が存在しているのだ。しかも1G。さっきまで月面にいたはずだ。 次に、外部の大気の状態。きちんと1気圧ある。真空でもない。 何より、ザフトの基地が近くに全くなく、レーザー通信すら反応がない。 「いったい、どうなってるんだ?」 まずは仰向けに倒れた愛機を立たせよう。そう思ったとき、カメラの隅で爆炎を捉えた。 彼は知らなかった。ここがオーストラリア大陸で、爆発が起きたのがトリントン基地だということを。
44 :
43 :2006/03/21(火) 21:15:02 ID:???
とまあ、序章を書いたわけですが。 へたれな私の話にぜひともお付き合いくださいませ。
おお 職人降臨 期待保守
46 :
通常の名無しさんの3倍 :2006/03/22(水) 14:51:43 ID:UDcpTxNX
保守
これはもう、期待するしかあるまい。 保守!
48 :
43 :2006/03/22(水) 23:26:05 ID:???
シンはどうにかデスティニーの機体を地上に立たせることができた。 爆発が起きたのだ。倒れたままでは、いざというときに対応できない。 機体には異常は全くなかった。損傷も、武器の損失もない。 モニターを見、デスティニーに見回わさせると、奇妙な光景が広がっていた。 荒れ果てた荒野がどこまでも広がり、ぽつぽつと石柱がそそり立つように、地層が見える岩が立っている。 その向こうに見える、焼け爛れた金属の、巨大な筒。 「あれは・・・・・・・どこかで見たような・・・・・・・・。」 それがコロニーだと気づくのには時間がかかった。 同時刻。 トリントン基地では、蜂の巣をつついたような騒ぎが起きていた。 基地の警備兵たちは、何年も戦争など経験していない。突如として現れた巨大な人型兵器、MSに慌てふためき、次の瞬間には爆炎に飲み込まれてしまう。 ハンガーから、一機のMSが姿を現していた。 名は、RX−98−GP02Aサイサリス。偽りの意味を持つ花の名を冠した機体だ。 その鋼鉄の巨人を操る人物は、銀髪をオールバックにして後ろでくくり、その鋭い瞳は紫色をしている。 サイサリスに通信が入った。後ろからだ。 「待てっ!」 その銀髪の人物は機体を振り向かせた。 後ろに立っていたのは、似た姿をしたMSだった。彼の記憶が正しければ、RX−98−GP01ゼフィランサスという機体だったはずだ。 「貴様のようなヒヨッコの相手をしている場合ではない、どけっ!」 いかにも、MSに乗りなれたような台詞だ。言われた方はどうやら、相当頭に血が上っているようだ。 「ふざけるなあっ!」 ゼフィランサスはビームサーベルを振りかざし、闇雲に突っ込んだ。が、その男はサイサリスのサーベルで簡単にいなしてしまった。 「私の相手をするには、君はまだまだ未熟!」 ゼフィランサスがしりもちをついた次の瞬間、彼は肩部に取り付けられたブースターバインダーを展開させ、鈍重そうに見える機体を、素早く基地の外に移動させていた。 「ガトー少佐!」 また通信だ。今度は機体を奪取すると同時に基地に攻撃していたMS部隊かららしい。 「ここは我々に任せて、後退を!」 「了解した。すまない、後は任せたぞ!」 アナベル・ガトー。それが彼の名だ。UC79のソロモン海戦において、脱出する友軍を逃がすために血路を開き、相当数の敵機を討ち取った猛者で、連邦軍人からは「ソロモンの悪夢」と呼ばれている。 彼を支援するMSたちは全てジオン系の機体だ。ザク、ドムの改造機たち。マシンガンが猛然と火線を吐き出し、ジムや、鹵獲機である、同じザクを砕いていく。バズーカからは弾体が放出され、建物や格納庫を破壊する。 ガトーはモニターの隅に映った機体を見つけ、機体を停止させた。 同じようにシンも、ガトーの乗るサイサリスを見つけた。というより、こちらに向かってきた、というほうが正しい。 しばし、同じように禍々しい表情を持つ機体がにらみ合う形となった。 0083を見てから大分時間が経っているので、詳細は絶対違ってる・・・・・・・・。TT けど、気にせんといてな・・・・・。
おお 職人降臨 続きが気になるので保守
50 :
通常の名無しさんの3倍 :2006/03/23(木) 11:35:16 ID:aTaXGvRz
保守
あれ? RX-98? RX-78が正しかったと思うんだけど・・・・・
52 :
43 :2006/03/23(木) 14:04:44 ID:???
>>51 ぎゃーす!
テンキーの位置間違えたわ。
RX−78−GP01、RX−78−GP02Aに脳内変換してくれ、頼むorz
ガトーとシンがあるならキラが異世界の行く展開もありかな?。
54 :
43 :2006/03/23(木) 16:43:27 ID:???
>>53 ありだと思うよ。
というか、この話でもラクシズ、ドムトリオとAA以外行くけど・・・・・・・・・。
ザフトサイドはシン以外誰が行くんだろう?AA行かないのか・・アルビオンと共闘もしくは対決は面白そうだけど
>>55 残念ながら、シン一人きりです。
ガトー、バニング、コウ、モンシアなどとの接触を重視したいので。
シンのデスティニーは動けるんだろうか? ストフリはNJCあるから動けるだろうけど ハイパーデュートリオンUC世界にないし・・
>>57 その辺含めて書きます。
では、へたれ話の続き。
ガトーは瞠目した。目の前にいる機体は、先ほど強奪したサイサリスによく似ていたからだ。
背中から生えた鋭角的な翼。頭部から伸びたV字のアンテナ。そして、その顔立ちは、まるで血の涙を流しているかのようだ。
使われている技術に違いがあるように見えるが、連邦の機体だとすれば、一大事だ。
情報にないということは、乗っているのは連邦の軍人かもしれない。しかし、トリントン基地から離れすぎており、どう見ても基地から追跡してきたようには見えない。
待ち伏せしていたとも考えられるが、それこそ、襲撃計画が漏れるということはありえない。漏れていたとすれば、潜入すらできなかったはずなのだ。
では、別の情報を聞きつけて、同じように機体を奪取した友軍か。
ガトーは意を決し、目の前にいる機体に通信をつないだ。
シンは突如として現れた機体、そして、入ってきた通信に驚いた。まさか、自分の機体、デスティニーに似た機体と遭遇するとは思ってもいなかった。
そして、呼びかけられた内容。
「貴公は我らジオンの兵か?連邦の兵が追ってくる。追撃を退ける手伝いをしてほしい。」
シンは混乱しつつも、返事を返した。
「ジオンなんて知らない。あんた、いったい何者なんだ?」
そもそも連邦とはなんなのか、と思った。地球連合ならともかく、連邦など知らない。
「私はアナベル・ガトー。君は少年のようだが、ここで何をしている?私のように連邦から機体を奪取したのか?それとも連邦の兵か?」
「奪取・・・・・・・・?」
「この機体は我らジオンの理想を叶えるためのものだ。そのために奪取した。」
シンの頭に血が上った。アーモリーワンでのセカンドシリーズ3機を奪取された記憶が蘇った。
だが、それよりも彼を怒りに駆り立てたのは、理想という言葉だった。理想のために国を焼いた故国、そして、あの金色の目を持つ国家元首・・・・・・・・・・。
「ふざけるな!何が理想だ、そうやって国を焼いた連中を俺は知っている!あんたもその同類だ!」
返ってきた通信に、ガトーは目を細め、言った。
「なるほど・・・・・君は私の障害になりそうだ。ならば、ここで排除するまで!」
サイサリスのサーベルを抜き放ち、盾を保持しながら機体を突撃させる。
「やられるものかぁぁぁぁぁ!」
シンもデスティニーを操作し、肩越しに大剣、アロンダイトを抜き放ち、抜きざまに切り込む。
アロンダイトの刀身がサイサリスの巨大な盾に止められた。そのままガトーはサイサリスのサーベルを振るう。
デスティニーの左手に固定された実体シールドがそれを受け止め、デスティニーは右に飛んだ。
「ほう、なかなかやるな、少年!」
ガトーは一旦シールドを放り出し、両手に一本ずつビームサーベルを持たせ、横にとんだデスティニーを斬ろうと構えた。
が、デスティニーは姿勢を低くし、アロンダイトでサイサリスを薙ごうとしていた。このまま命中すればコックピットを直撃する。
続き。 しかし、シンは目の前に起きた結果に愕然とした。 アロンダイトを受けたサイサリスは多少後ろに弾かれたものの、かすり傷一つないのだ。 この世界のMSは全て、レーザーを無効化してしまう臨界半透膜処理を受けている。さらに、熱、衝撃に強いガンダリウム合金製だ。レーザー、そして、その後ろにある金属棒では、サイサリスに傷一つつけることはできない。 さらに、このサイサリスは、「ある用途」のために、サバイバビリティを特に強化しているため、コックピットを軽く揺らした程度でしかなかった。 「そんな・・・・・・・・・アロンダイトが効かないなんて・・・・・・・・・・・。」 一瞬呆然とした、その隙に、ガトーはサイサリスの巨大な脚を振るった。デスティニーが吹き飛び、そそり立つ岩に激突する。 さすがにフェイズシフト装甲装備のデスティニーだ。壊れはしなかったが、コックピットに激震が襲いかかる。 「うわぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」 ガトーはデスティニーの頑丈さに驚いたが、このまま時間を消耗するわけにはいかない。出迎えに間に合わなくなる。 「君もまだまだ未熟!私はここで去ることにしよう。機会があれば、また遭うやも知れんな。」 ガトーは盾を拾うと、肩のバインダーを展開し、その場から立ち去った。 シンはフリーダムにインパルスの右腕を、やすやすと斬り飛ばされた時以来の悔しさを覚えた。 「くっ・・・・・・・・あいつ・・・・・・・・・・・・!」 さすがに機体はともかく、自分自身が強烈な衝撃を受け、すぐには動けないようだ。 何とか機体を動かそうともがいていると、先ほどの機体によく似た機体が目の前に現れた。 「戻ってきたのか?」 だが、よく見ると違うようだ。もっとすっきりしたデザイン。もっと精悍な顔立ちの機体だった。 「君は・・・・・・・・・?」 その機体から届いた通信は、自分を心配してくれているらしい。 彼は知らなかったが、この機体はゼフィランサスという名前で、乗っているのはコウ・ウラキという人物だった。 かなり強引ですんません。 臨界半透膜の件は何かの本で読んだので、書いてみたんですが、ここまではできない気がする・・・・・・・・・。 ガンダリウムで対処したと解釈してください。orz
うわぁ。アロンダイトが効かない世界に飛び込んだデスティニー、UCで通用するのか?
43氏乙です。 戦士としてはCE世界トップクラスのシンとデスティニーでさえガトーには通用しないとは。 大丈夫なのかシン・・でもキラ様最強ってことにはならないようなので。 続き期待してます。
どうもです。 HG1/100デスティニーとMG1/100サイサリスのプラモを見て思いついたシーンです。 シンは戦士としてはトップでしょうが、やはり精神面に問題がありますので、こういう形にしました。 そして、シンには、一番得意な得物を封じられた状態での戦闘、さらにもう一つ待ち受ける試練に立ち向かってもらうつもりです。 キャラクターとしては、シンもガトーも好きなので、二人の絡みがどうシンに影響するか。 結局のところ、自分の妄想でしかありませんが、楽しんでもらえれば幸いです。
43氏乙、期待保守!!
シンは連邦って聞いたら普通に大西洋連邦思い出すんじゃないか?
CEの連邦は3つ。(2つ) 北大西洋連邦、南大西洋連邦、ユーラシア連邦。(または、大西洋連邦、ユーラシア連邦) このうちのユーラシア連邦は単にユーラシアと呼ばれることが多かったのを記憶しています。 だから、多分北大西洋連邦(大西洋連邦)のことは北大西洋(大西洋)と呼ばれていたのではないか、と考えています。 単に連邦と言われただけでは、知らない、と返事をするのではないかと思ったのです。 本音を言うと、ガトーたちは地球連邦を連邦としか呼んでいなかった気がするので、地球連邦と言わせるのを忘れただけなんですけどね。 ああ、作りこみの甘い俺・・・・・・・・・・・・・。orz
あ〜あ…本編でもガトー、デラーズ、ビッターのような素敵軍人がシンの上司だったら、もっといい男に成長してたのにな でもシンの行動原理からするとコロニー落としに加担するようなことはしないだろうな… まあ連邦側でも、バニング、シナプス艦長でも十分いい上司だけど。 モンシアとはコウ以上にぶつかりそうだなw MS方面だと…実際、飛行機能+ビームシールド+VPS装甲がそろってる運命とUC80年代の機体じゃ話にならないかも… F91あたりで五分五分かな・・・?
スレ違いだがシンをエゥーゴに、キラをマザーバンガードに、凸を一年戦争時のジオンに入れてやりたい それぞれ今自分がやってることの愚かさに気付くにはピッタリの所属だと思う
>>66 それを思ったからこそ、このへたれ話を書いているわけですが・・・・・・・・・。
個人的に、シンはUC向きのキャラだと思うし。
まあ、負債がキラで種デスをやろうとしたところで、バンダイかどこかがシンでやるように圧力かけたらしいし、UC向きなのも頷ける気がする。
機体、機体ですか・・・・・・・・・・・・。
それがシンの第二の試練。これ以上言うとつまらなくなるか。
(十分つまらなくしてるかも。毎度毎度ネタばれしすぎてつまらなくするクセがあるなあ、俺。)
69 :
通常の名無しさんの3倍 :2006/03/24(金) 00:15:13 ID:uZpWvcda
保守
ガトーが未知の大層な武器に易々捉えられた件について
>>71 ハッタリ兵器に見えたのと、虚を衝かれたのと(しゃがんだ状態だったから、一瞬視界から消えた、みたいな。)、ということで一つ・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・言ってて自分が馬鹿らしくなってきた。
どこに攻撃して、尚且つ無効化されて衝撃を受けるかと、そのことばかり頭にあったからな・・・・・・・・・・。
保守age!
>◆hfGQ1C/H02氏へ 反省するところは続きに生かして下さい。 とにかく続きをキボン!
ゼフィランサスの手を借りて機体を立たせたシンは、立たせてくれた機体に通信を送った。 「すまない。助かったよ。」 「いや、君は僕たちの基地から盗まれた機体と戦っていたようだからね、敵ではないと思った。」 その声からは、信頼がこめられているようだった。シンは言葉を返す。 「俺は・・・・・・・ちょっと感情を暴走させてしまって。成り行きに近い形だったんだ。」 「成り行きか。僕も成り行きでこの機体に乗っているんだけど・・・・・・・・。」 「おしゃべりはそのくらいにしろ、ウラキ。」 話を中断させたその声は、壮年の男のものだ。助けてくれた機体の後ろについた、くすんだブルーグリーンの機体からの通信のようだった。 「君が何故あいつと戦っていたかは知らないが、その機体で戦えるなら、手を貸してくれないか。少し厄介なことになっている。説明は後でする。それに、事情も後で聞く。頼めるか?」 シンは即答した。 「はい、手伝います。やられっぱなしでは、どうにも気分が悪い。俺の知らない事情も多そうですし。」 とりあえず、シンは自分の名を名乗った。向こうも名乗り返してくれた。 自分の機体と似たような顔立ちと色遣いの機体に乗っているのがコウ・ウラキ。黒髪、黒い瞳の純朴そうな青年だ。 オレンジのゴーグルをかけたような、くすんだブルーグリーンの機体に乗っているのがサウス・バニングという人物らしい。金髪で色黒、顔に刻まれた皺は、それだけでベテランという印象を持たせている。 シンはデスティニーの翼を広げ、上空に舞い上がった。あの機体を早く見つけ出そうとしたのだ。しかし。 「バカ野郎、降りて来いっ!」 バニングの怒鳴り声に、シンは反射的に機体を地上に下ろした。 「飛ぶ機能がついているようだが、高々と飛んで敵に見つけられたらどうする?あいつを支援する連中は少なくないんだ、いい的になるだけだぞ!」 どうやら、自分よりこのベテランと思われる人物の方が、一枚も二枚も上手のようだ。 「シン・アスカ君、だったかな。」 コウがシンに通信を入れた。 「あ、シンでいいですよ、ウラキさん。」 「僕のことなら、コウでいいよ。それより、シン、バニング大尉のことだけど・・・・・・・・・。」 「あの人がどうしました?」 「あの人は教官だから、こうやって怒鳴ったりするけど、でも、いい人なんだ。怒鳴るのも、僕たちのことを心配してくれているわけだから・・・・・・・。」 シンは少し考え、言った。 「悪い気はしませんよ。ただ、俺、ああいう人には出会えなかったから・・・・・・・・・・。」 あのサーモンピンクの機体に乗った、黒髪の青年のことを思い出した。確かに師と呼べないこともないが、今となっては・・・・・・・。 その思考を断ち切るように、再び怒鳴り声が通信から飛び込んできたからだ。 「おしゃべりをするなっ!相手が只者じゃないことくらい、お前たちヒヨッコでもわかるだろうが!」 「すいませんっ!」 二人は同時に応え、センサーを操作した。今のところ、敵影はない。 バニングとコウの会話が通信から漏れ聞こえてくる。 「ウラキ、しょぼくれるな、初めての実戦の相手が悪かったんだ。」 「はい・・・・・・・・。」 「あいつの去り際に、未熟だと言われて腹が立つのもわかるが、事実、お前はヒヨッコだからな。しかしだ、ウラキ。いいか?」 「はい。」 「お前らヒヨッコでも、今回は戦わなきゃならん。いつまでもヒヨッコのままというわけにはいかんだろう。それでもというのなら、あいつの去り際に残した言葉を思い出してみろ。」 「ただの兵士でないのなら、もっと大局を見ろ、ですか?」 「それもあるが、もう一つ言われただろう?」 「信念・・・・・・・・・・・ですか?」 「俺にもいい言葉は思いつかんがな。あいつの言い分からも学ぶべきことは多いだろう。だが、敵の言葉をやすやすと聞くことも許されない。難しいところだがな。」 シンはなんだかコウがうらやましくなってきた。こうやって真摯に話を聞き、そして、意見してくれる人間がシンの周りには少なすぎたのだ。できればバニング大尉から何か話を聞けたら、と思った。 その次の瞬間。 岩陰からバズーカの弾体が3人に襲い掛かる。
ゼフィランサスとゴーグルをかけたような機体、ジムカスタムはすぐにその場から飛び退ったが、デスティニーはバズーカの直撃を受けてしまう。 「シン!」 コウが叫び、バズーカを撃った機体、ドム・トローペンに途中でバニングから渡されたマシンガンを撃つ。 ドム・トローペンは一年戦争当時使われていた、ドムを改修した機体だ。防塵、整備性の向上が図られており、速射性の高いバズーカを装備している。 荒野の続くトリントン周辺に適した機体だ。 ドム・トローペンはホバー移動しながら攻撃を回避し、岩陰に隠れた。 シンはデスティニーの姿勢を立て直し、コウと同様にドム・トローペンの姿を探す。 「シン、大丈夫なのか?」 「ええ、この機体、デスティニーにはフェイズシフト装甲というものが使われていて、実体系攻撃を無効にしますから。」 コウの声が上ずったようだった。 「そっ、そのフェイズシフト装甲というものについて教えてくれないか!?」 このコウ・ウラキという人は、どうやら兵器に関してとても詳しく、そして、興味を持っているようだ。 「コウさん、それは後にしましょう。今は敵機をどうにかしないと。」 シンはビームライフルを構え、センサーを操作した。 「まさか、こいつまで無効化されるなんてこと、ないよな・・・・・・・・・・。」 最も得意な武器、アロンダイトが効かない以上、その他の武器が通じる保証はない。効果があることを祈るしかない。 一瞬カメラに映った敵影に向けてビームライフルを放った。だが、ドム・トローペンは猛然と砂塵を巻き散らすと、すぐに岩陰に隠れてしまった。 「くっ・・・・・・・・・・・・。」 シンはこれでも、トップガンなのだ。彼が落としてきた敵機は数知れず、ザフトが誇るエースパイロットとして扱われている。 だが、その自分が攻撃すら当てられないとは。 「だったら、こいつで斬ってやる!」 両肩に装着されたフラッシュエッジ2を手に取り、短めのビームサーベルとしてスイッチを入れた。 ドム・トローペンが再び姿を現す。そこを狙ってシンは突っ込んでいく。 バズーカから弾体が放たれる。それを胸部で受け止め、そのままフラッシュエッジ2を振りかぶる。 「でやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」 その一撃でドム・トローペンのコックピットが蒸発し、動きを止めた。 別の岩陰からマシンガンを撃ってくる機体がある。ザクだ。さっきの機体といい、この機体といい、自分がいたところと似たような機体があるな、と思った。 「くっそぉぉぉぉぉぉぉぉ!」 マシンガンの弾を避けきれず、各所に被弾する。それに構わず、彼はザクに膝蹴りを入れ、転倒したところでコックピットに右掌をつけて、パルマ・フィオキーナを放った。 襲撃者には勝った。だが、シンの胸には勝利感はなかった。バズーカやマシンガンでなかったら、彼はその場で死んでいるのだ。少なくとも3回は死んでいることになる。 シンの中に、強い悔しさだけが残った。 今回は、甘いCEにいたシンが厳しいUCの世界を味わう話にしてみました。 さすがに敵が棒立ち、という書き方はしませんでしたけどね。 あと、前半のバニングの台詞が原作と違っているのはご愛嬌。シンが来たことで、多少歴史が変わってしまっているということにしてください。
なんか良スレハケーン 職人様の作品を読ましてもらいましたが、大変興味深く面白い展開で 続きを非常に期待しております。 シンがバニング大尉などからどのように成長していくのか楽しみです
あ、そうそう。 3/26〜3/28まで旅行に行くので、土曜からしばらくの間書き込めません。 その間に話の妄想をしておきますので、よろしくお願いします。
79 :
通常の名無しさんの3倍 :2006/03/24(金) 21:24:29 ID:uZpWvcda
ではそれまで保守る
80 :
通常の名無しさんの3倍 :2006/03/25(土) 09:04:36 ID:qs0RPlFf
>78 了解、自分も保守ります。
ミッション1 このスレを29日まで落とさせるな!
82 :
通常の名無しさんの3倍 :2006/03/25(土) 19:19:54 ID:Pg7pm+d2
保守
良スレ保守 続きキボンヌ
84 :
通常の名無しさんの3倍 :2006/03/26(日) 12:11:26 ID:zWlpQvlr
保守
85 :
通常の名無しさんの3倍 :2006/03/26(日) 16:17:26 ID:e0fCftn1
乙です、保守
86 :
通常の名無しさんの3倍 :2006/03/26(日) 16:40:56 ID:Ub2OojSN
この状態じゃキバライトか暗礁宙域で確実にくたばりそうだ ソロモンまでたどりつけんのかこのだめ主人公
87 :
通常の名無しさんの3倍 :2006/03/26(日) 17:00:47 ID:6H8YHzxY
神スレ発見! 俺も保守手伝います
>>86 とりあえず、デスティニーは「空を飛べる、PS装甲」という当時のUC機体では
滅多にお目にかかれない能力がある。特に0083のジオン軍は実弾兵器主体だから
そうそう死にはしない…と思う、たぶん。
90 :
通常の名無しさんの3倍 :2006/03/26(日) 17:24:01 ID:Ub2OojSN
PSでザメルの主砲を防げるもんかね耐久限度ってもんがわからん シーマ機のゲルググはビーム装備だし格闘食らったらおしまいだろ
>90 14FSのビーム砲はスカタンです。 シーマ程の熟練搭乗員をもってしてもフルバーニアンを井上馨のように 膾にするのが精一杯で結局撃墜できませんでしたから。
92 :
通常の名無しさんの3倍 :2006/03/26(日) 20:27:12 ID:zWlpQvlr
PS装甲に頼らず回避しないとUCじゃ補給もままならないよね? 中のシンだって衝撃できついだろうし 職人さん戻るまで意地でも保守汁
UCは核に対しての技術が進んでるからね〜 MS・MA全てはCEでは珍しい核融合炉エンジンだし
>>93 逆にCEのエンジンはUCでは珍しいですね。装甲も。
デスティニーにウラキとニナの魔の手が迫る。
シンは愛機を分解のピンチから救えるのか?
そういえばUCの世界に紛れ込んだのもシン+デスティニーだけじゃないんだよな? 和田や隠者はどこに?? 本場のファンネルに圧倒される和田を見てみたいな
残念ながら0083にはファンネル搭載機が出てこない。というか 連邦・ジオンどちらと戦うにしても、ファンネルを使うまでもない… むしろジオン兵がスーパードラグーンを見て 「ビットの猿まねでジオンが討てるかぁぁぁぁ!!」とか叫んで ザクマシンガンで全部叩き落とす光景が…
運命は、ニナ達の手でミノ炉に換えられちゃうんだろうなぁ・・・
>>96 一般兵ザフトのスーパーエースに肉薄するしな。
戦艦の弾幕に圧倒されて苦戦する運命 ヴァルヴァロの推進力が圧倒的で追いつけない運命
いやぁ、わたしのガンダムがぁ……
>>101 しまいにはバニング大尉に「アスカ。その機体への愛着は判るが、このジムに乗り換えるんだ。お前に死んで欲しくない」と。
今気づいたけどノイエジールって擬似オールレンジ攻撃できるんだよな。
そういう絶対的な無力感をシンは知らないからとても楽しみだな。
多分遠距離じゃ【高エネルギー長射程ビーム砲】はヴァルヴァロには無力だろうな そしてFBの速度が運命と同じだったりして ノイエ・ジールの【Iフィールド】を見て暁を思いだすだろうな UCのビーム(メガ粒子砲)ならCEのビームシールドも普通に破れそうだ
どっかで見たがCEの機体のスペックデータってUCより大きく下回ってるんだよな。 ぶっちゃけRX78−2より可也下回ってる
なんか神スレハケーン シンがUC入りか!! コウと共に成長できる事を期待!! 漢となれ! >106 ビームついてはUCのビームは年を追うごとに徐々に威力を増していっている ガイア・ギアの時代になると通常のライフル一発でも致命傷になるくらい 標準機まで普通にIフィールド搭載になるくらいだし
>>107 福田ちゃんが考えた最強スペックだろ?
理論的なら核分裂の運命なら普通に核融合炉のFBに劣ると思うが
110 :
通常の名無しさんの3倍 :2006/03/26(日) 21:49:53 ID:e0fCftn1
>>97 「そのままデスティニー、そして、その搭乗者たるシン・アスカは闇に飲まれ、その場から消え去ってしまった。
それはデスティニーばかりではなかった。
デスティニーと格闘を演じていたインフィニットジャスティス、離れたところでメサイアを攻撃しようとしたストライクフリーダム、彼らの母艦であるエターナルも闇に飲まれていった」
ってのがあったからキラやラクスも来てると思う。保守
>>110 シーマ様に拾われて酷使されてる凸とかもありか…
すげえ燃える!シンVSガトー!?バニング大尉もいるし、シナプス艦長も いればシンの成長は充分期待できるよ!つかコウとニナに運命おもちゃに されそうな悪寒がw
>>110 その方が絶対に凸のためになると思うんだ。
>110 もしそうなら、親の七光りの多いコーディネーターのうろたえっぷりが楽しみだな
キララクどもは連邦からもジオンからも追われる身にすれば良い CEじゃ好き勝手たがUCじゃそうはイカンと
>101 UCのMAの価値はその加速性能と大火力による対艦一撃離脱にあるのだから当然 ちゃ当然。MA05系は特にそう。例外がMA08とNT用。 >115 同じ基地害なら遥かに上を逝くギレンとデラーズ他その模倣者にことかかんからな。 といって連邦は当然の事ながらごりごりの官僚国家だから、通用する査証一つ持ち合わせ の無いラクシズはオーブ国政壟断を連邦で再現しようとしてもスイートウォーターあたり の棄民コロニーの一般市民と化すのがオチだろうなw。
判らんぞ。謎の洗脳力を発揮して無法集団の長に納まって…普通に連邦に鎮圧されるか。
つーか、ラクシズ鎮圧されてしまえ。
ギレンとかデラーズみたいな漢電波に洗脳される奴には無効だが、 ハマーンの女電波に洗脳される奴にはラクス電波も有効か?
UC世界に現れた最強宗教団体といえばギロチン・バイク・鈴・リング祭のマリア主義に吸われるだろ
>>119 劇場版Ζの女帝っぷりを見てから物を言え
と言うか…ミノフスキー概念無しのデスガンはUCで動けるんか? 確かメガ粒子って掠っただけでもヤバイんじゃないの? FBのシールドも沸騰するし
>>122 そこは無視ちゃったら??話が進まんと思う
でレイ+レジェンドは何処にいるわけ?アクシズに拾われてそうだな
サイコミュ研究の対象として
だがドラグーンはインコム以下だからな〜
age
ってかドラグーンなんてラジコンビットやん
アクシズで強化処置されてたりしてな。<レイ
127 :
通常の名無しさんの3倍 :2006/03/27(月) 03:32:00 ID:tvAzhWsE
てかあれだよソロモンまでたどりついてもねえドラッツェに懐入られて シンの人生これにて終了てなことにならんかねあれは機動性だけは ピカイチだったと思うから
ミノ粉下でドラグーンって使用不可かも 量子通信が防がれる可能性が
真面目に考察すれば、CEからUCに来るって事はまともに機能しなくても仕方ないって事か。逆もまた然り。 エンジンに関してはUCの方が明らかに上だからミノフス核融合炉に変えちゃえばOKか。 デスティニーを解析して、ちゃんと作動するよう融合炉を搭載せんといかんのがチト面倒だが。
つまりこういうことですか? キラ「動け!!動けドラグーン!!何故動かん!!」 どう見てもシ○ッコです本当に(ry
技術者「仕方ない。ドラグーンはファンネルに似てるから、ストライクフリーダムにファンネルを搭載しよう」 キラ「ありがとう! これで僕は戦える」 技術者「頭でイメージするんだ! 後はコンピューターが勝手にやってくれる!」 キラ「動け!動けファンネル!何故動かん!!」
ラクシズに所属する組織なんかいるのか? シーマ艦隊なら賛同しそうな気が・・・・・・・ デンドロVSミーティアの実現か!?
デンドロが勝つ……と思いたいがミーティア装備は超兵器だからなあ。 ガンダム作品としての意識や作品内ロボットの象徴であるガンダムの在り方など C.E.とU.C.では差がありすぎるよ……。
スレは「出会ったら」だろ? ガトーのご大層な大儀雄弁の前にキラのポカーン・・とした顔が浮かんでくる。 種で虎と初めて会っていろいろ問われた時のキラはまさにそうだったしな。
宇宙世紀でも和田VS運命か!?それとも三つ巴? ノイエVS和田VS運命!?
いーや四つ巴 ノイエ・ガーベラテトラ・和田・運命 であって欲しい
テトラじゃないガーべラをだして欲しい
ラクスは逆にハマーンに洗脳されそうだ
>>138 洗脳する手間をかけるだろうか。というか、相手にしないんじゃないかと。
AAやエターナルはいつもの「回避〜!!」では避けられないんじゃないのか? バッテリーの量産機と核エンジンの量産機じゃまるで違うだろうし
>>140 と言うかエターナルってラミネート装甲じゃないし、バリアの類もないよね?
メガ粒子砲もらったら数発で終わるんじゃないか?
142 :
通常の名無しさんの3倍 :2006/03/27(月) 16:30:32 ID:NIzjUC4S
ティターンズの旗の下にのガンダムのあり方に感動して ガンダム好きになったおれがこの神スレに来ました
ハマーンの方がラクスよか弱そうだけどな。 ジュドーを説得できなかったように、意味不明の自信(これが「若さか・・・」ってやつ) を持つ相手はお得意の懐柔も説得も意味なさそうだし。
スレタイだけ見て新手のキラ叩きスレかと思って来たら、予想を超えた良スレで驚いたw なんか、ようやくシンの本当の戦いが始まったって感じの話だ
>>143 ラクスがジュドーを説得できるとは思えない。
シャアは若さで落とせるかもしれんが。ハマーンはシャアの基準で若くなくなったから捨てられたしw
ってか、ラクスの洗脳が通用するのはC.E世界限定 スパロボだとラクスの言葉を鵜呑みにして感化されてる奴なんて種キャラ以外誰もいなかったし
ハマーンはカリスマとその頭脳でアクシズを治めてるが電波で治めて(もらって)るラクスの部下になる様な酔狂な人間がUCに居るのかね? 何かヤザン達に逆に操られそうなんだが・・・・ 所で俺としてはシンには頑張ってルセットさんを助けて欲しいと思う今日この頃。 ニナよりルセットさんのが好きなのよ、俺は。
つかニナに比べりゃ0083のキャラはみんな好きだよ。
父親を抹殺させといて、被害者ぶって泣いて悲しんで見せてキラを落とすような女だしな。 ラクスの本性を見抜けていれば、キラとてここまで2chで嫌われずにすんだものを……。
>>151 あそこでラクスに拾われたのが運の尽きか。キラに正気が残っていれば
人生最大の陥穽と悔やむだろうなぁ。だが、ラクスの手に落ちたこと自体は
キラには全く責任がない不可抗力だ…ちょっとだけキラが可哀想に思えてきた。
キラは被害者か?
>132 デラーズ以上のきれいごとを抜け抜けと語るラクシズと 汚れ仕事ばっかやらされてるシーマ艦隊じゃ相性最悪じゃねーか。 お前0083見たのか?
シーマは誰の正義であれ信用してないが 金か地位を保障すれば従ってはくれるだろう。 ラクシズはMS開発して量産するは艦隊も保有してたぐらいだから 金は持ってるだろうし ベルリン虐殺を指揮したネオを不問にしてぐらいだから コロニーの住民を毒ガスで虐殺や海賊行為をして悪評まみれの シーマ艦隊を雇うぐらい平気だろ 結局はラクシズを裏切ると思うがな
>>156 CEの紙幣でシーマを買収しようとして張り倒される図が…
そろそろ時期だと思うんでageておく おそらくラクシズは何処の陣営にもつかないだろうな
連邦とジオンの双方にちょっかいかけて結果双方の共通の敵として ブッ潰されるのがラクシズの運命ではないかと思われ。
>>149 >>150 ニナの行動は最初のシナリオ段階ではそんなにおかしくない、というか何故あんなことをした
のかの真意がわかるようなモノローグや心理描写があったのに。
途中でそれらをカットして視聴者にはわけがわからんように変えられたらしい。
おまけに天井に向けて威嚇射撃の予定がコウに銃口向けるように変えられるし。
中の人も予め聞いていたのとアフレコの時に渡された決定稿の違いに戸惑ったとか。
結果としてまるで昔の男とより戻したくて新しい男を捨てたビッチにしか見えないように。
小説版では元々の予定通りのニナになってる
>>160 そんな事情が・・でも入る予定だったモノローグってどんなのだったんだろう?
小説版ではあくまでコウに生身の怪我人を撃たせたくないって 心情が強調されてたからその辺りだと思う まあグチグチ内情を示しながらのシーンは今一つ絵面的にスッキリ しないという判断だったんだろうが どう見ても雌犬にしか見えない描写よりは百倍マシでしたw カットするならあそこにニナが割ってはいるシーンそのものをカット すりゃ良かったんだよwww
AA・エターナル組はデンドロとノイエのメガ粒子砲を食らう運命 age
シーマ様が、あんたらはどっちの味方だい!?って、ラクシズやっつけるよ
ただいま旅行から帰りました。 今日は疲れているので投下はできませんが、今まで書いた分のサブタイトルだけ付けておきます。 0 歴史の闇へ 1 二つの魔 2 封じられし剣 3 世界の壁 以降、何とか頑張って書いてみます。 あと、ニナも出ますよ。多分、デスティニーは二人におもちゃにされることでしょう。 ・・・・・・・・・・書ければ。
お疲れ様。のんびりかつ期待しつつ投下を待ってますよ〜。 デスティニーはやはりマッドエンジニアの餌食ですか…ミーティアに対抗して デンドロを背負え! デスティニー!!(次回予告風に読んでください)
いきなり羽とウエポンパックをもがれる運命にあるのか……
コウとシンのコンビを見たいな 試作1号機FBとデスティニーのコンビを
>>168 それは多分実現できるでしょう。
後、多少設定無視や、設定捏造を行うことになると思います。
そのあたり、ご了承くださいませ。
一応、今のところ、考え付いた設定捏造が一つだけ・・・・・・・・・・。
あと、UCでもドラグーンは動くと思います。 ドラグーンに使われている量子通信システムですが、この構造から説明しましょう。 ある粒子があり、これが分裂して反対の方向にそれぞれ+と−の粒子が光速で飛んだとします。 +であるか−であるかは、片方を捕まえるまではわからない、というのが量子学です。 つまり、片方を捕まえて調べたときに、(仮に+だったとします)もう片方が−である、という情報が反対方向に伝わるわけです。 問題は、この情報が伝わる速度。双方ともに光速なので、情報は最低でも光速の二倍のスピードが出ていることになります。 これを応用したのが量子通信だと思われます。 この技術そのものは、ある本によればテレパシーの技術そのものだそうです。 では、UCのサイコミュはどうでしょうか。 脳波によってコントロールしているようですが、脳波そのものは脳内の電位(電圧)の変化なので、これを直接放つとなると、電波しかありません。 ところがミノフスキー粒子はその電波を狂わせてしまう装置。これではダイレクトに脳波を放つことはできません。となると、テレパシーを使っていると見るべきでしょう。 このサイコミュ兵器はまったくミノフスキー粒子の影響がありませんでした。というわけで、使える、と考えています。 ドラグーンは、 機械操作(もしくはプログラミング)→テレパシーを機械で再現→遠隔操作 ファンネルは、 思考→テレパシーを機械で増幅→遠隔操作 という形になります。 まあ、ドラグーンは無線インコムに近いのでしょうね。
で、デスティニーもミノ式核融合炉とガンダリウム装甲に換装されるのかしらん?
>>170 どちらにしても頑張ってくれ!!期待してるぜ!!!
早朝から良スレハケーン
ageておく
デスティニー繋がりでMEN of DESTINYを聞きながら書いております。 少々お待ちを。
4 力尽きた運命 激しい妨害にもめげず、シン、コウ、バニングはガトーの後を追う。 妨害してくる敵の機体は全て実体系兵器しか装備していない。フェイズシフト装甲を装備したデスティニーにとっては独壇場だ。 しかし、その機体を操るシンの表情は苦りきっていた。回避しきることが、一度もできていないのだ。彼にとっては屈辱的なことだった。 「・・・・・・・・・・・・・・・。」 「シン。大丈夫か?」 コウがシンの様子を心配して通信を入れる。シンは呟くように言った。 「俺は所詮、井戸の中の蛙、お山の大将だったってことだよな。これだけ攻撃を受けるなんて・・・・・・・。」 「君の攻撃は敵に当たっているし、僕より多く撃墜している。それに、死なないならそれでいいじゃないか。」 「フェイズシフトは実弾を防ぐだけです。それより早い上に、フェイズシフトでは無効にできないビーム兵器を撃ち込まれていたら、俺は死んでます。」 「シン・・・・・・・・・・・・。」 「それに、死なないですんでいるのは、機体の性能のおかげです。俺自身の力じゃない。機体に頼りきっているだけじゃ、駄目なんです。」 「最初は誰でも・・・。」 シンは苛立たしく、悔しそうに叫んだ。 「俺は!これでもエースパイロットだったんです!だからこんな高性能機を預けられたんです。それなのに・・・・・・・・。」 話を聞いていたバニングが、シンに語りかける。 「シン、お前の世界じゃエースだったかも知れんが、ここでは違うんだ。初心者に立ち返ったつもりで、ここで踏ん張ればいい。そうして腕を上げていくんだ。」 「はい・・・・・・・・。」 「能力がどうとか、エースパイロットがなんだとか、そんなことにこだわるな。今から甘い自分を見直して、もう一度研鑽すればいい。」 「・・・・・・・・・・そうですね。」 「実際、お前は自分の甘さを見つめ直している。これから根性を入れなおしさえすれば、誰にも負けない腕を持つことができるぞ。」 「本当ですか?」 「ああ、俺も手を貸そう。みっちり鍛えてやるからな。」 「ありがとうございます、バニングさん!」 シンはこのベテランパイロットに出会えてよかったと思った。 そして、コウにも。本来なら見ず知らずの人間である自分のことを気にかけ、親身になって考えてくれている。この青年とともに戦えることが、シンには嬉しかった。 シンはセンサーを操作し、敵機の反応を探る。 「見つけた!あの機体だ!」 前方左20度、250メートル先だ。肩から張り出した巨大なバインダー、そして大きな用途不明の盾。サイサリスだ。 「シン、この先に海岸がある。多分、そこに輸送艇があるだろう。それに積み込まれたらこっちの負けだ。その前に奴を仕留めるぞ!」 バニングに言われ、シンは岩陰伝いに移動し、サイサリスの側面を衝こうとデスティニーに身構えさせた。コウとバニングはそのまま背後から攻撃する手筈になっている。 「ここから攻撃すればいいのか・・・・・・・・・・。」 彼はバックウェポンの高エネルギー長射程ビーム砲を伸ばし、左手に持たせた。 一方、コウはゼフィランサスをジャンプさせながらサイサリスに迫る。だが、ガトーはその前に気づいていた。素早く振り向くと、頭部機関砲を撃ちながらビームサーベルを抜き放つ。 「先ほどのヒヨッコか。私を相手にして勝てると思うなっ!」 コウは急ぎ後退し、マシンガンを撃つ。ガトーはシールドで防ぎつつ、ゼフィランサスに体当たりした。白い機体が吹き飛ばされる。その影から、バニング操るジムカスタムが、ジムライフルの火線を放った。 「まだ一機いるのか!」 ガトーは方向転換し、攻撃をかわす。今度は左からゼフィランサスがサーベルで斬りかかる。 「うわああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」 「君か。接近戦の基礎から教えてやろう。」 闇雲に斬りかかるゼフィランサスにシールドをぶつけ、ガトーはビームサーベルを振りかぶる。 次の瞬間、ガトーは機体を後ろに退けさせた。猛烈な熱線が目の前を通り過ぎる。
「くそっ、外れた!」 シンだった。岩陰から高エネルギー長射程ビーム砲を撃ったのだ。完全に不意打ちだったのに、その攻撃も避けられてしまった。 「何てパイロットなんだ、あの鈍重そうな機体をこうまで自在に操るなんて!」 彼はデスティニーの翼を広げ、地面からわずかに機体を浮かせて滑るように飛行する。 一方のガトーはサイサリスにシールドを拾わせ、カメラをデスティニーに向けた。 「あの機体、連邦に協力しているのか!厄介なことになったな・・・・・・・・・・。だが、ジオンの理想を邪魔をするのならばどちらにしても排除せねば。手間取っては大事に障る!」 突撃してくるデスティニーに頭部機関砲を撃ちつつ、サイサリスを後退させる。が、デスティニーの方が速かった。 「これ以上好き勝手・・・・・・・されてたまるかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」 デスティニーがフラッシュエッジ2を引き抜き、ビームサーベルにして斬りかかる。ガトーは攻撃をシールドで防ぎ、シールドで隠れた脚を振るってデスティニーを再び蹴飛ばした。 「同じ手をくらって・・・・・・そのまま動けなくなるなんてこと、俺が許さないっ!」 シンはデスティニーのスラスターを吹かし、蹴飛ばされた勢いを利用して滑るように飛行し、上空に舞い上がった。 「あのバカ、同じことを言わせる気か?」 バニングがそう思う間もなく、デスティニーはバズーカとマシンガンのスコールを浴びるはめになった。まだ待ち伏せしていたのだ。 「くっそぉぉぉぉぉぉぉぉ!」 シンはビームライフルを構え、地面すれすれを飛行し、自分を攻撃したザクの一つにビームライフルを撃ち込んだ。ザクは避ける間もなく四散する。さらに、素早くホバー移動するドム・トローペンにフラッシュエッジ2を投げ付けて発射された弾体ごと切り裂いた。 戻ってきたフラッシュエッジ2を肩に装着すると、シンはデスティニーをサイサリスに向ける。 戦場は海岸線まで迫っていた。サイサリスを操るガトーは機関砲を撃ちつつ海岸まで誘導していたのだ。 その間に、どうやらバニングのジムカスタムがバズーカを受けて動かなくなったようだ。 「待てぇっ!逃がすもんかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」 コウの裂帛もガトーには通じなかった。 「私は行かねばならんのだ、邪魔をするな!」 ガトーはビームサーベルでコウのゼフィランサスを弾き飛ばすと、出迎えの輸送艇に乗り込んだ。 輸送艇は既に移動準備ができている。そのまま輸送艇は海に向かって走り出した。 「くっそぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」 シンは高エネルギー長射程ビーム砲を輸送艇に向けて放った。だが、その輸送艇は右に左に揺れて、攻撃を当てることができない。 「当たれ!当たってくれ!」 フェイズシフト装甲から色が抜け落ちたことに気づかずに、シンは何度も高エネルギー長射程ビーム砲を撃つ。 だが、機体ががくんと力を失った。デュートリオン送電ができず、マシンガン、バズーカを受け続け、エネルギーを大量に消耗する高エネルギー長射程ビーム砲を使い続けたせいで、バッテリーが切れたのだ。 「逃げられた・・・・・・・・・・・・・・・・・・負けたのか・・・・・・くそおっ!」 彼はコンソールに拳を叩きつける。ガトーの逃亡。それは、彼らにとって完全なる敗北を喫したことを意味していた。
とりあえず今日はここまでです。 次くらいにはニナを出せるかと思います。
GJ! 続きに期待!!
お前すごい。 文章読んでるだけでデスティニー&GP01とGP02が戦ってる様子が浮かんでくる
面白かった! 戦闘のSS書けるって凄いな… ってかデスティニーこのあとどうなんの?気になるw
運命は実弾効かないし、スピードも速いし、あらゆるレンジに対応できる汎用性がある よって後は、搭乗者であるシンがUCの戦闘に慣れればイケるかと
最高だよ!言葉も出ないくらい!自作小説だな! しかしその後のデスティニーはどうなるんだろうか? エネルギー切れしたしデュートリオンビーム送電システムも存在しない フォン・ブラウンのアナハイム社に持っていかれそうだな〜
皆さん、ありがとうございます。 次の話を考えていますが、戦闘なしの話を書く方が苦手なので、多少時間がかかるかもしれません。 戦っている様子は脳内でイメージして、それを元に文を書くのですが、それが伝わるというのがこの上なく嬉しいです。 また頑張りますので、よろしくお願いします。
>◆hfGQ1C/H02さま 次回に期待してますヨ。 敢えて苦言を呈させて頂くと、PSという機体の性能=長所があるならそれを含めて 機体の長所を生かせるように行動し、機体を駆る目的を達成する(作戦目的を果たす この場合ガトーを補足、撃破または拘束する)のがパイロットに求められる事です。 被弾を極力抑えて(それにこした事はないのは事実ですが)綺麗に勝つ事ではないの です。 身近な例としてF1ドライバーを思い出して下さい。優秀な者程良い性能のマシンで その能力を存分に発揮し勝ち易きに勝つのが基本なのです。「勝ち易きに勝つ」ある 意味では当然の出来事故に「綺麗に勝つ」ように見えているだけなのです。 大尉殿など83の大人達ならこのあたりの機微も理解しているでしょうし、他ならぬ シン自身がそうやってフリーダムを倒してもいるのですから。
>>185 はい、無論わかっております。
一応ジェットストリームアタックもどきを演じて見せましたが(コウ→バニング→シン)やはり不十分でしたね。
しばらく戦闘らしい戦闘はないので、じっくり考えてみることにします。
また、シンの機体、デスティニーは被弾を抑えないとエネルギーが切れてしまい、作戦遂行そのものに支障が出ますので、被弾を避けるような描写にしたのです。
保守!
185は空気嫁なさそうな香具師だな。
>>188 いいんです。
マンセーだけされるよりは、改善点を言われる方が、改善しようという気分になりますから。
ただ、文句だけ言われるのは勘弁、ですけど。具体的に、ですね。
問題点を指摘してくれるということは、読んでくれて、しかも真剣に考えてくれているわけですし。
>>189 そうだね。
結局なに言いたいのかわかんなかったので書いちゃったよ。
荒れたら申し訳ないのでこれからは気にしないようにするよ。
とりあえず次も期待してるよ!
>189 今のところシン中心みたいですけど、 自分達の理想とUC世界における現実とのギャップに 愕然とするラクシズも描いてもらえればと思います。 続き楽しみにしていますよ!
観艦式の旗艦はエターナルを希望します。
AAはソーラレイUで沈むことを希望します
>193 今回だけはバスク応援するよ!
ぶっちゃけ、AAは餓鬼共の集まりだから、いい歳した大人や経験豊富なUC軍人たちは餓鬼の戯言には鼻にもかけなさそうだ… ジャミトフとかスゲー普通にスルーしそう 大体、UC世界にお子様中心の組織なんか存在したことが無いし
デラーズ・ジャミトフ・ハマーン・ラクス ↑何らかの形で会議の場に付いたとする 皆想像してみろ …ラクスだけ凄い異物感が
>>196 その異物感は、サルファの艦長会議が既に通り過ぎた道です。
ラクスの発言は全部スルーして会議が進むんだろうな
サルファのラクスは「それでよろしいな、ラクス・クライン?」とブライトさんに事後承諾の確認 とられるだけで発言すら許されてなかったようなw
>>199 アレは絶対、事前にラクス抜きで「本当の艦長会議」を済ませているなと思わせる会話でしたねw
ましてシーマだのデラーズとなったら、そもそも相手するのかな?
まぁいいから AA連中はジオン・連邦・アルビオン艦隊の人らからには総スカンって事でOK? 戦場のど真ん中にふざけたピンクの戦艦が紛れ込んでのた打ち回ってると しかも乗ってるのは餓鬼共しかいないと来た お得意の「こんな戦いやめるんだー」とか良いながら そう言われて「はいそうですか」と戦いが終われますかってんだ
でもそれだとせっかく飛ばされてきたAAとエターナルが可哀相だから もう少し、もう少しだけちゃんとした出番が欲しいな
>>201 やはり其処は歓艦式とそれに対して奇襲かけるデラーズ艦隊の時にノコノコ出て行って和渋いおっさんの乗った旧ザクに落されるなんて良くね?
それが無理でもソロモン焼きの時に砕けた破片で餌(非・空主)が損壊するとかね。ソーラレイで焼き鳥(?)もいいんだけどどうせなら死の恐怖を極限まで味わって欲しい。
序にキラが自分のやって来た事の真実を身を以ってじわじわと理解させられてMS恐怖症になったりしたら最高なんだがな・・・・・
>>201 連邦に体よくこき使われちゃうってのもありそうですね。
潔癖なデラーズ閣下には嫌われそうですが、連邦の偉い人は使えるなら
何でも有りですから。
保守!!!保守!!ほしゅゅゅゅゅゅ!!!!!!!!!!!
まあ確かにラクシズ連中には痛い目にはあって欲しいな 現実を認識させる為にも
おそらく和田の虹色ビームも当たりません ジオン兵も連邦兵も
口だけのジーンや「武器が違います」なんてのんびりした事言っちゃうスレンダー辺りは当るかもw 歴戦のデニム曹長になると怪しい
>>203 それなら、ソロモンの暗礁宙域に設置されてる攻撃衛生に落とされた方がwwwwwww
良スレ、ハケーン。
重箱かも知れんが、
・UCとCEでは、コロニーの形状がかなり、違うのでは?
・UCでは、変形もせず、飛行できるMSは、逆シャアの後(2、3年後?閃光のハサウェイ)にやっと出てくる。変形にしても、Zだから、バニングたちはもっと、驚くべき。
まあ、あんまり気にしなくていいけど。
>>94 愛機どころの話じゃありませんぜ、だんな。
コーディーという話が上に伝われば、シン自身が解剖の危機に…。
はっ、そこから、強化人間に!?シン(/_;)/~~
…ま、バニングもシナプスも出来た大人だから、上は内密にしとくだろうが。
ちょっと読んでて気になったんですけど、ガンダム強奪の時点でバニング大尉ってまだジムカスタムに乗ってない気が…。 普通のジム改だったと思ったんですけど、違いましたっけ?
212 :
通常の名無しさんの3倍 :2006/03/30(木) 13:36:34 ID:PAkDDgUe
バイアラン(Z)は飛んでるぞ さらに言えば閃ハサのΞは初めてMSで音速を超えたのであって初めて飛んだMSでは無い
あげてしまった すまん
>>212 そうか、いたな、そんな奴>バイアラン
勘違いすまそ m(_ _)m
しかし、どっちにしても現時点では、飛べる奴はいないのでは?
…ま、どうでもいいことだが…
08に出てくるグフフライトタイプは飛べる?のかな
216 :
通常の名無しさんの3倍 :2006/03/30(木) 14:09:00 ID:7WdvUdNg
>>210 一年戦争にも可変MSは存在していますが。
意外と飛べる奴、いるもんだな。
一年戦争時に飛べる機体か。MAならアッザムとアプサラスがいますが MSだと既出のグフフライトタイプくらいかな?
実際、運命、和田、隠者て、どれくらいのスピードで飛べるんだろ? 信用できんが、本編じゃ、大気圏脱出中のシャトルに和田が悠々追いついてたなぁ;
>>219 反重力エンジンとか言い出さないなら、少なくとも第一宇宙速度を突破できるってことか。
地球上の物質が重力を振り切って宇宙に出るには 第二宇宙速度(秒速11.2km)以上の速さが必要。 ・この速度まで達するには通常、高度185km程度まで 上がる必要がある(宇宙船などを参考) ・予想される平均速度 秒速7.9km(マッハ23) 某所よりコピペ
デスティニーとかストフリって、Ξやペーネロペーみたくマッハ出しても大丈夫な設定ってあったっけ? 無いならマッハはNGにすべきでは。
>>222 それにはCEのシャトルは音速以下で大気圏離脱が可能という設定が必要だな
>>219 あれは和田じゃなくて、自由だった;
つうことは、プクダ設定では、和田はその数倍w
…はなくとも、あれ以上の推力がある可能性大;
ていうか和田も自由も機体が重いしスラスターが小さい それで良くあんなに飛べるよ 流石不思議設定
インパルスはポーズ決めてる間にジブリールに逃げられましたが何か?
しかもシャトルは全く回避してる様子なかったよなwそれなのに当たらないってよっぽど射撃下手くそなんだなw
せめて高山版みたいなフォローいれとけばいいのに
学校から帰ってまいりました。 今話を練っております。 あと、円筒状コロニーはCEでも存在しています。典型的な例がヘリオポリス。 シンが中学生くらいにヘリオポリス崩壊のニュースを見ているはずですから、多分知っているだろうと思ったのです。 それから、デスティニーが飛んでいることに驚かないシーンがありますが、グフフライトタイプがあるので、空を飛べることによって不利な状況に追い込まれることを注意するのみに留めました。
種の世界では嫁補正がないMSは量産型MSと同じ性能ですから。
ああ、それからジム改だったんですね、バニング氏の機体。すっかり忘れていました。 デスティニーやストフリに関しては、マッハいくつを出せると(エンジンの出力が十分だとして)思います。 スペースシャトルが大気圏を突入するとき、マッハ二桁くらいになっていると思いますけど、あの形ではそれに対応できないはずなんです。けれど、空中分解していませんよね。 あれは、衝撃波を熱に変えて分解しないようにしているのです。 デスティニーも衝撃波を熱に変える仕組みさえあれば、十分に出せると思います。しかも、PS装甲。現在のスペースシャトルの材質はチタン合金やセラミックなので、それよりも遥かに頑丈なPSならどうにかなるでしょう。 まあ、最初からPS装甲で強引に突破していると考えてもいいんですがね。
さあ運命はどうなるやら
5 核兵器の影 ガトーに逃げられた海岸線で、シンはコウがいう迎えを待っていた。バニングが負傷し、自分の機体が動かない以上、一度にゼフィランサスでトリントン基地に向かうというのは、無理な話だった。 とりあえず、バニングをジムカスタムから出し、担架に乗せる手伝いをした後、シンはガトーが消えて行った水平線を見つめた。 「これからどうすればいい・・・・・・・・?デスティニーは動かないし、こんな見たこともないところから元の場所に戻ることなんてできないし・・・・・・・・。」 自問自答しているシンに、コウが優しく話しかける。 「とにかく、トリントン基地まで行こう。そこで今後のことを話し合おう。」 「はい。お願いします。」 「ところで・・・・・・・君のパイロットスーツは見かけない形をしているけど、どこの軍のものなのかな?」 シンのパイロットスーツはコウからすれば奇妙なものだった。鎧のように盛り上がった肩に、鳥の嘴のようなヘルメット。全体的に赤いカラーリングがなされている。 何より目を引くのは、二の腕に描かれたマークだった。砂時計とZが融合したような形で、真ん中から放射状にトゲが4本伸びている。 「えーと、ザフトって軍隊です。ここにはそんな軍隊はなさそうですけどね。」 「うん、僕たちはザフトという軍隊は知らない。地球連邦とジオンなら知ってるけど。」 「地球連邦・・・・・・・・ジオン?さっき逃げられたアナベル・ガトーとかいうやつもそんなことを言っていたけど。」 「アナベル・ガトーだって!?」 コウが大声を出して詰め寄ったので、シンは驚いてしまった。 「え、ご存知なんですか?」 「アナベル・ガトーと言えば、4年前の戦争で敗走するジオン兵を逃がすために血路を開いて戦った、ソロモンの悪夢と呼ばれている男だ。かなりの腕前だって聞いてる。」 シンは身震いした。この世界のパイロットたちのレベルは自分の世界のそれを遥かに凌駕している。その中でも屈指のパイロットと戦っていたとは。 「それでよく生きていられたものですね。運がよかった、としか言えませんよ。」 「そもそも、ガトーは機体を持ち去ることが目的だったみたいだから、僕たちを適当にあしらって逃げるつもりだった。本気で向かってきたら、今の僕たちでは勝てない。」 冷静に見えるコウだが、かなり腸は煮え繰り返っている。自分を適当にあしらったとわかっているからこそ、そして、自分が未熟だからこその怒りだ。 シンとて、今の自分に勝てる相手ではないとわかっていても、その真紅の目に怒りを宿している。いくらプライドをかなぐり捨てたとしても、失敗、挫折がほとんどなかった彼にとっては、自分自身が許しがたいのだろう。 だが、今の自分にはその怒りを晴らすための手段がない。頼みの綱のデスティニーは自分の不注意のせいで動けない。 ふと、シンは気になることをコウに聞いてみた。 「・・・・・・・・・・・・・ここの世界の機体、何で動いてるんです?いくら俺が不注意だったとしても、デスティニーのエネルギーが切れているのに、あなたたちの機体はまだまだ余裕がありそうですけど。」 「ああ、核融合エンジンだよ。ミノフスキー粒子っていうものを使って放射能を遮断して、MSに搭載できるくらい小型化したエンジンを使っているんだ。」 シンは開いた口が塞がらなかった。 「か、核融合エンジン?こっちは条約で規制している核分裂エンジンを搭載するのが精一杯なのに。」 「じゃあ、あの機体・・・・・デスティニーって言ったかな、あれは何で動いているんだ?」 「デスティニーはバッテリーで動いているんですよ。急速充電するシステムは搭載していますけど。」 今度はコウが驚く番だった。 「バッテリー!?あれだけの動きと破壊力を持っているのに?」 「え、ええ、それに、装甲にも電力を使いますけど。」 「装甲にエネルギーを回してすら、あれだけの動き!?何て容量なんだ!しかも、攻撃が直撃しても核爆発は起きないんだろう?」 「推進剤に引火して爆発することはありますけど、そういうことになりますね。」 「何て安全な機体なんだっ!」 目を輝かせてシンを見るコウの目は、青年というよりは少年のようだ。相当兵器や機械に興味を持っているらしい。 「あ、あの、コウさん。その、トリントン基地に着いたら、デスティニーをいくらでも見ていいですから。」 「本当かいっ!?」 シンの手を握るコウの目には、さらに強い輝きが宿っている。よほど好きらしいな、とシンは思った。 「え、ええ、約束できます。」 そのとき、白っぽいザクが顔を出した。出迎えらしい。 「おーい、コウ。大丈夫か?」 その声は陽気で、どうやらコウの友人のようだ。
UCとCEのギャップが面白いなwww vsスレとかだと馬鹿にし合ってるが、こうやって好意的に接して情報交換してっていうのは新鮮だ。 なるほど確かにCEのMSは、核分裂炉のやつを除いて安全だな。
>>234 あ、後半があるので、もう少しお待ちください。
シンはトリントン基地に入ったという戦艦、アルビオンのブリッジに通された。 白と赤のカラーリング、そして、二股に分かれた船体。自分たちを苦しめた艦を思い出した。が、別にこの船の人間が敵ではないと思うと、不思議な気分になった。 「君がシン・アスカ君だね。我々の奪還作戦を手伝ってくれたそうだね。礼を言おう。ありがとう。」 目の前にいる、50代と思われる、顔に渋みを持った将校はエイパー・シナプスという。このアルビオンの艦長だそうだ。 「いえ、自分はそのときの突発的な感情だけで行動しただけです。礼には及びません。」 「そうか。信じがたいことだが、君は異世界から来たようだね。我々の世界での年号はユニバーサル・センチュリーだが、君の世界では・・・・・・・。」 「コズミック・イラです。このことに巻き込まれた自分自身、迷っているところですから。」 「うむ、しかし、戻る当ても、機体のエネルギーを補給する当てもないのだろう?」 「はい、そういうことになります。このまま立ち去ることはできません。デスティニーを放置することもできませんし。それに、自分から首を突っ込んだわけですけど、このまま見ているわけにもいきません。」 「そうか、わかった。実は君にあの機体の奪還を手伝ってもらおうと、いつ話を切り出そうかと考えていたのだが、君の方から言ってくれるとはありがたい。」 シナプスは一息つき、そして続けた。 「君の機体はアナハイム・エレクトロニクスという、MSに詳しい企業の技師が来ているから、彼らに見てもらうことにしよう。」 「ありがとうございます。出来る限りの協力をさせてもらいます。ところで・・・・・・・・・。」 シンが話を変えようとしたので、シナプスはシンの目を改めて見た。 「どうしたのかね、シン・アスカ君。」 「あのサイサリスとかいう機体を随分躍起になって追っているみたいですけど、あの機体に何かあるんですか?」 「・・・・・・・・・・・・・どうしてそんなことを聞くんだね?」 「自分の世界でも、機体を奪取される事件が起きていて、使われている技術を盗まれては、ということで追撃したこともあるんです。それ以上の理由がありそうなんですけど・・・・・・。」 「・・・・・・・・・なるほど。君には聞く権利があるようだ。あの機体、サイサリスは核兵器運用を前提とした機体なのだ。」 シンはぞっとした。核兵器といえば、ユニウス7を破壊したものだ。そして、それを憎んで地球にユニウス7を落とそうとしたテロリストたち・・・・・・・。 「核兵器ですって?そんなもの・・・・・なんで必要なんです!?」 「落ち着きたまえ、シン君。ジオンと連邦の戦争があったことは君も聞いているだろう。ジオンの残党が地球各地、宇宙にもいる以上そのための・・・・・・・・・・。」 「抑止力、というわけですね。」 「その通りだ。だが、奪われてしまった。我々の驕りが原因だということは承知している。それでも君が・・・・・・・・。」 シンは言葉尻を奪うように、はっきりと言った。 「それなら、尚のこと協力させてください。あんなものを放置するわけにはいきません。あれのために何人死ぬかわかりませんから。」 「頼む・・・・・・・・・・・・・。」 アルビオンの格納庫では一騒ぎが起きていた。見慣れない機体が搬入され、整備員が集まって騒いでいるのだ。 デスティニーのバッテリーが切れたとはいえ、一応コックピット内部のコンピューターは動く。金髪、碧眼のアナハイム・エレクトロニクスの女技師、ニナ・パープルトンはデータを取ろうと躍起になっていた。 「使われている技術系が違うから、データ採取のソフトが合わない・・・・・・・・・・・・。どうにかして調整して、早くこの機体のことが知りたいっ!」 シンはデスティニーの様子が気になって、格納庫に足を向けた。そして、この騒ぎだ。なかなか自分の機体に近づけない。 「すんません、通してください、俺の機体なんです・・・・・・・・・。」 人並みを掻き分け、何とか愛機にたどり着いたシンは、目の前に降りてきたニナに捕まってしまった。 「あなたがあの機体のパイロット?」 「あ、はい、そうです。」 この技師と思われる女性も、コウと同じく目を輝かせ、シンに詰め寄る。 「じゃあ、あの機体のことなら何でも知っているわね?あのデスティニーという機体の事が知りたいの!」 シンは、なんだか妙な人ばかりがいるところだな、と思わずにはいられなかった。
やべぇ・・・・・面白すぎ!映像化してほしいくらいだ
今回はここまでです。 しばらくシンはニナ、コウ、そしてモンシアに引きずり回されることになると思います。 心理描写は苦手なので、どんどん意見をください。
今のところ誰もレスつけてないけど、どうしても言いたいから書き込みます。
>>234 先ほどは失礼。
こういうやりとりは、通常、起こって当然だと思います。
異文化同士が出会うと、通常はお互いの文化を伝えようとし、それが融合していく。それが今まで歴史なんです。
ですから、このようにやりとりによって、情報交換が為され、その文化では見えなかったものが見えてくる。その面白さが伝わってよかったと思います。
何より、この0083のキャラクターたちという、最高の素材が助けてくれますし。
ちなみに、この話に出てくるコウのモデルはGジェネDSのものを参考にしています。
それに出てくるコウは、喋ることができない女の子(ディー・トリエル)を気遣ったり、彼女をかばったりと、かなり優しいキャラだったので、このような形になりました。
原作と多少ずれているかもしれませんが、どうぞご了承くださいませ。
ageておく!保守だ!保守!!
つっこみが入ってないから念のため 結構勘違いする人が多いんですが 核融合で核爆発は起きませんよ
>>241 多分そうでしょう。
ただ、Vなどを見ていると、エンジンが暴走して爆発しているシーンもありますし、何より0083にはバニング大尉の搭乗するジムカスタムが、わずかな傷のために爆散するシーンがあります。
ビーム兵器などの攻撃を受け、エンジンが損傷すると、暴走して爆発するようです。
その爆発がない分、デスティニーは安全だとコウは言っているわけです。
>>241 まっ細けぇこと気にすんなよ!
面白けりゃぁいいじゃないの(`・ω・´)
しかし大爆発するザクU(そしてテム・レイは酸素欠乏症へ) そして時は流れ一万年後―― ザクのレプリカボルジャーノン! 未来の超技術で作られたため半永久的に稼動可能、燃料補給だっていらないぞ! そんなボルジャーノンもやはりエンジンを攻撃されるとキノコ雲を立てるのです。本当にありがとうございました。
核分裂炉搭載の機体も危険だけど、乗ってる人間が 「輪をかけて危険な人物」であることも忘れてはいけない
>>244 ファーストでのザクU爆発は、何かの本で読んだのですが、どうやら推進剤に引火したようです。
それでもコロニーに穴を開けてますけど。
ボルジャーノンは完全に水素爆弾が爆発しているのと同じ状態ですけどね。
UCとCEの最大の違いはOSの出来だと思う
249 :
通常の名無しさんの3倍 :2006/03/30(木) 22:01:17 ID:LU/S/Gw1
ガングリフォンに出てくる戦車のOSの売り文句は 戦車砲でヘリを落せます これに決まり
>>246 ギャバンの前に一機やられてキノコ雲作ってる。
良スレハケーン!! いいとこ見っけ、 今後に期待 保守
むしろガトーとサトーで愚痴りあい
>>252 ガトー「最近の若い連中は、ジオンの理想も知らずにだらだらと・・・・・・・・。」
サトー「奇遇だな、私のところの若い連中も、パトリック・ザラの道を知らずに温くなってしまったわ。」
二人「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・・・・・・・・・。」
こうですか?
おお! ウッソとキラのスレから誘導されてきましたよ これからの楽しみが増えましたわ
同じくノシ ウッソキラスレの二番煎じかよっ!と思って読んでみたら すげー面白かったっすw これからの展開に期待。
念のため保守age!!!!
職人さんGJ 続きが楽しみだ ニナはディステニーのOSを シンから色々聞き出してからGP−01辺りから流用して作った 改良版OSを黙ってインストしてそうだw
>>247 冷却剤の水蒸気爆発じゃなかったかな。
当時はスタッフが核爆発のつもりで書いてたらしいけどねw
Vでは思いっきり「核爆発」と言ってしまったため冷却剤の水蒸気爆発や推進剤への引火
という理由も通じなくなり、UC後期の小型化されたミノフスキー・イヨネスコ式融合炉は
破壊されると炉心爆発を起こすという設定に。
>>243 その手のことにこだわりなくなると負債と変わらなくなるぞw
設定よく知りませんが、ミノフスキー型核融合炉と言っても、 高温プラズマを封じ込めているということではトカマク型と変わらないんですよね? ならば空気中で封じ込めが破れれば、高温プラズマが周囲の空気を加熱→空気が爆発的に膨張 →キノコ雲はあり得ないかな?
ミノフスキー・イヨネスコ式はメガ粒子を封じ込めに使っているからね トカマク型のプラズマよりは低温なんじゃないの? 融合炉が壊れてキノコ雲が出るならメガ粒子砲を大気中で撃っても 同じことが起きてしまうようなw
続きキボンヌ
きのこ雲なら デイジーカッターでも発生する。 規模が大きい爆発の共通現象じゃないの?
「きのこ雲」は単純に大爆発のおまけで爆発=火炎の熱で上昇気流ができる つーだけの事で、核分裂や融合が必要条件ではない。 大和が爆沈した時にもできている訳で。
職人さんマダー?(゚Д゚)
マッタリ待とうや
267 :
243 :2006/03/31(金) 20:51:33 ID:???
>>259 ごめん!!!!俺が悪かった!!!!だから負債と一緒だなんて言わないでくれぇぇぇぇ(つдT)
失礼、今書いてます。 今書いてて思ったんですが、デスティニーのOS、わかる方いますか? 話のネタに必要になったことに今更気づきました。
>>268 調べたけど載ってなかった
けど一応調べたので参考にしてくれ若干違うけど
Generation
Unsubdued
Network
Drive
Assault
Module
___COMPLEX
>>269 ありがとうございます。参考に書かせてもらいます。
6 兵器マニアと狂科学者 ニナに捕まり、シンは延々とCEのMSや科学技術についての話をさせられていた。ある意味、当たり前のことを言わなければならないのだから、かなりの苦痛を伴う行為である。 「つまり、ニュートロンジャマーというものが地球圏各地にあるために核分裂エンジンが使えなくなって、バッテリー式の機体ばかりになったということなのね?」 「はい。ニュートロンジャマーは電磁波によって、核分裂を阻害する働きをもっています。そして、副作用として電波機器が狂ってレーダーなどの有効範囲が狭まったり、無線機器が使いにくくなりましたけど。」 「こちらの世界では、ミノフスキー粒子によってレーダーが使えなくなっているから、あなたたちと同じように近接戦が主体になったのよ。」 「不思議な共通点があるものですね。」 「いわゆる平行世界というものかしら。空想の中だけだと思っていたけれど、こうして見てみると面白いものよね。」 前提に近い話が終わったら、今度はデスティニーのコックピットに押し込まれた。操作方法はどうだの、この機体の特徴がなんだのと話をさせられるはめになった。 「この機体の操作方法はですね・・・・・・・・・・・・・・。」 「・・・・・・・・・・あら、こっちの世界とほとんど変わりはないようね。基本動作を教え込ませて、必要に応じて使うあたりは。」 「俺もこっちの機体を動かすってことも?」 「可能だと思うわ。ただ、わずかな違いはあるでしょうけど。それさえクリアしてしまえばあなたでも扱えるはずよ。」 「そうですか・・・・・・・・・・。」 彼にしてみれば、こちらの世界で体よくエネルギーを補給できると甘いことは考えてはいられない。こちらの世界の機体を使う必要もあるかもしれないと思っていたのだが、操作方法がほとんど同じで助かった。 「それから、このデスティニーの機能についてなんだけど。背中にある翼みたいなものは何?」 「勿論翼ですよ。あれを使って大気圏内を飛行するんです。」 ニナは嬌声を上げた。何事だ、と整備員たちが一瞬デスティニーのコックピットの方を見たほどだ。 「大気圏を飛行できる?そんな機体、MSではグフフライトタイプくらいしかないわよ。見た目はとても飛べそうにないけど、どうやって飛んでいるのかしら。」 「そこまでは知りませんよ・・・・・・・・・・・・。」 シンは困った顔でシステムを立ち上げた。データを取りたいとニナが言っている以上、システムを見てみないことには始まらない。 が、システムの名前がディスプレイに浮き上がったところで、ニナは再び大声を出した。 「ああああああああああっ!」 「どっ、どうしたんですか?」 「もう一回見せて!」 一度立ち上がったシステムを閉じ、再び立ち上げた。ニナはディスプレイをかじりつくように見る。 Generation Unsubdued Network Drive Assault Module ___COMPLEX そして、浮き上がってきた文字を見て、また大声を上げた。 「あああああああああ、やっぱり!」 「どうしたんですか?さっきから大声を出して。」 「いい?この機体に搭載されているOSの頭文字を拾っていくと、GUNDAM、ガンダムになるの。そして、奪われたサイサリス、今この格納庫にあるゼフィランサス、この機体たちの本来のコードネームは・・・・・・・・ガンダム。」 「何ですって!?」 「つまり、あなたの機体も、私が設計したあの二機も、全部ガンダムなの!」 「ガン・・・・・・・・・・・ダム・・・・。このデスティニーも?」 「ええ、そうよ。この機体の顔立ちもあの二機によく似ているわ。まるで離れた育った兄弟ね。」 シンは驚いていた。このデスティニーがガンダムだとするなら、この世界に引き込まれたのは、もしかしたらこのデスティニーとゼフィランサスたちが共鳴のようなことをしたのかもしれない、と思った。
今日はここまでですか?
>>272 待ってください、まだ後半がありますので。
支援
なおもシンに対する「尋問」は続く。 「それから、この機体についている背中の兵器二つだけれど、一つは折りたたみ式の剣みたいね。」 「はい、対艦刀、アロンダイトです。レーザーの刃と先端の実体の刃で敵機を切り倒す武器です。こちらでは効果がありませんでしたけど。」 「それはそうでしょうね、こっちの機体、全部臨界半透膜処理が施されているもの。レーザー兵器はあまり効果がないの。」 「向こうの世界だと、斬れない物はないってくらいだったんですけど、世界が違うとこうも違うんですね。」 「でも、このデータを見る限り、ザクやドムくらいなら、その実体部分の刃で斬れそうだけど。」 「そうなんですか?」 その後にコウも加わって、二人はシンからデスティニーの情報を聞き出していく。 「この機体はシンのデータを元に作られた機体なのか。個人に機体を与えるなんて、すごい組織だな。」 「高エネルギー長射程ビーム砲はコロニーに穴を開ける以上の破壊力があるの?戦艦のビーム砲以上じゃないの。」 「ビームブーメラン?推進装置もないのにどうやって誘導しているんだ?」 「ビームシールド?ビームを使って攻撃をどうやって無効化しているの?」 「そっちの世界のビームはプラズマ?どうやって放出しているんだ?」 「え、分身の機能がある?原理は?」 「ミラージュコロイド?可視光やビームを歪めることができるの?すごい物質ね。後で分子の構造解析をしていい?」 さすがに話し続けて3時間以上経過すると、くたくたになる。シンはそろそろ、という顔で口を開いた。 「あ、もう疲れてきたんでいいですか?」 「待って。さっきフェイズシフト装甲には何も塗装できないって言ったよな?」 コウの言葉にげんなりしながら、シンは返事をする。 「そうですよ。だから、色を塗装でごまかすことはできないし、臨界半透膜処理を施すこともできないんです。つまり、実体攻撃しか防げないってことです。」 「どうして塗装できないのかしら。」 シンは喋るだけでは体が持たない、と思い、こう言った。 「じゃあ、実験してみますか?何故塗装できないかを。」 まだ続きがあります。こんなに長くなる予定じゃなかったのに・・・・・・。orz
デスティニーの装甲の一部を取り外し、電極を取り付けたシンは、周波数や電圧を調整しつつ、言った。 「フェイズシフト装甲はさっきも言ったように、一定の電圧をかけると、電力に応じた色に変化して、実体系兵器を無効化するんです。色によって強度は変わってきますけどね。」 「この装甲、いまは鉄灰色だけど、塗装もなしに色がつくのね?」 「僕が見たときは間違いなく、ゼフィランサスのようなトリコロールだったけどね。あの時は通電していたってことだよね。」 「ええ、そういうことになります。あとはこれで・・・・・・・・・・。」 さらに操作を行い、電圧を調整する。すると、取り外された装甲がすうっと鮮やかな赤に色付いた。 「これがフェイズシフト装甲!?すごいわ。」 ニナが手を伸ばそうとすると、シンは大声を出した。 「だめです、素手で触らないでください!」 びくっとニナは手を引き、シンの顔を見た。 「パイロットスーツを着ているときならまだしも、素手で触るなんて正気の沙汰じゃないですよ。強烈な電圧をかけているんですから。」 「そう、そうね、ごめんなさい。」 「じゃあ、本題に入りますね。」 シンは色付いたときの電圧や周波数を記録すると、通電をやめた。 「この装甲に少しだけ塗装してみます。それがどうなるか、見てもらいます。」 彼は白いゼフィランサスに使う塗料を、少しだけ取り外した装甲に塗りつけた。 「では、いきます。二人とも離れてください。」 コウとニナが離れたのを確認すると、シンは先ほどと同じ電圧、周波数の電気を装甲に流した。次の瞬間、バチバチと爆ぜるような大きな音がし、格納庫内は騒然とした。シンが急いで電気を止めると、鉄色の装甲が黒く煤けていた。 「こうなるんですよ。塗料が電圧で焦げてしまうんです。」 未だ唖然とした顔をしている二人に言い、シンは電極を装甲から取り外した。 「こっ・・・・・・これは塗装なんてできないわね、確かに。」 「・・・・・・・・あの、ニナさん。まさかデスティニーに塗装する気だったんですか?」 ニナはごまかすように笑った。図星を衝かれたような表情だった。 「い、いやね、そんなことするはずないでしょ、何も塗装がされてないからって、少しだけ塗装しようなんて・・・・・・。」 「そういうつもりだったんですね・・・・・・・・・・・・・・。」 呆れた表情を浮かべたシンは布と洗剤を持って来た。 「何をする気なの?」 「俺自身が実験をしようと言ったんだから、自分で手入れをしないと。ここの人たちに、自分の後始末をさせるわけにはいきませんから。」 彼は洗剤を布に含ませると、黒く煤けた装甲に向かい合った。
今日はここまでです。 書き込みが遅れて失礼しました。 原因は、昼寝のせいです。 どうぞ叱ってくださいませ。
278 :
通常の名無しさんの3倍 :2006/03/31(金) 22:12:13 ID:Jd8AbCjA
GJ!
今デスティニーガンダムを語るスレを見てきたらちゃんとOSがあった・・・・・・・・・。 MOBILE SUIT NEO OPERATION SYSTEM GUNNERY UNITED NUCLEAR− DUETRION ADVANCED MANEUVER SYSTEM Ver.1.62 Rev.29 脳内修正お願いします。orz ミスの多い奴だ、俺・・・・・・・。
続きをwktkしてまってる
保守
乙カレー 続きは俺もワクテカして待ってる そう言う訳で保守〜
ニナワロス。GJ! フェイズシフト装甲がなんで塗装できないのか、初めて知ったorz
ぼくのかんがえたさいきょーのがんだむ …の説明はもう十分に分ったよ… キラをボコしてくれれば俺はそれで良いや
>>283 あ、この塗装が焦げるというのは半分妄想です。
どこを探してもソースは出てこないと思います。
ただ、ガルナハン解放の時に通電したインパルスに触ろうとする現地民は誰もいなかったので、触ることはできないのは間違いなさそうです。
>>284 ああ、少しくどくどしすぎましたね、失礼しました。
ニナは技師ですから、少しでも自分が知らない技術に関して知っておきたいだろう、と考え、書いたわけです。
これでもやりとりを省略したのですが、まだ多かったようです。
キラをボコ、ですか。
さて、それは後のお楽しみということで。
ラクシズもUCに来てるんですよね?
>>284 オリジナルメカなんて一つも出てないのに何言ってんの?
>>286 出すタイミングを考えた末、決めました。
ちゃんと出現します。
ただし。闇に飲まれた連中限定ですけどね。
>>287 デステニの存在自体が福田様のお考えになった最強のガンダムだろ
>>289 それは違いますよ。
デスティニーは監督が設計者に「何でもいいから強そうな機体を考えて」だけで作られた機体だから、監督が考えた、という枕は不適切。
その表現が当てはまるのはむしろ、あの醜悪デザイン全開のストフリです。
・・・・・・・・シン厨思考全開の俺が言っても、説得力がないな。orz
それはストフリ
ぶっちゃけ 俺には見た目が違うだけで、どの機体も性能的に「何でもいいからさいきょーガンダム」にしか見えん… 光の翼にシャイニング・フィンガー…分身機能エトセトラ こんだけチャンポンされりゃ「僕の考えた最強のガンダム」って疑われても仕方ないって
あれシャイニングフィンガーじゃなくて ズゴックの腕ビームのパクリ
不死身の第4章マダー モンシアとあの二人の絡みが見てみたい
>>294 次くらいには出せるかと。
やりとりを妄想しておりますので、しばしお待ちを。
モンシアはああ見えてもやっぱりプロの軍人だもんな〜 そう言った相手との絡みでシンも成長できれば良いよな
あれ?3/32?
GJです 機体の解説 自分は楽しめました・・ニナの独断場でしたねw 異文化交流も違和感ないし ところでラクシズはどこに居るんでしょうか? 奴らがガトー達に協力するとは思えないし また無所属でテロやるのだろうか?
April fool
といっても、ウソが思いつかん。
種劇版公開
嘘!?マジで!? と引っかかってみる
ラクシズは、ブレックス准将の庇護を受けるという形でいいんじゃない?
32日になってるな 今気づいた
>>303 まともなUCの人間ならラクシズは危険思想の集まりなんで取り合わないと思うんだが。
つうか掲げる理想は無くただただラクスの為に! って連中な上に言う事は一貫しておらずヤル事は唯の我侭、序に協調性も無い。
ラクシズから離反して連合やジオンに流れる人間が続出しそう何だが・・・・・・・
ageておくよ
>305 そっちの方がよほど現実的だな。
>>305 離反しそうな奴いるか?全員洗脳済みだろ??
凸はわからんけど
>>303 …CEじゃ援助してくれる奴や擁護してくれる奴は山ほどいるだろうが…
UCじゃ誰も相手にしないと思うぞ
特に連邦軍やエゥーゴはそう言う連中は嫌う性質があるからな…
双方共に総スカン、ぶっ潰しに掛かるぞ。
それか完全無視か。
UC153時代の弱体化した連邦ならラクシズでもどうにかなるかも知れんが(多分一応おそらく)、
リガ・ミリティアみたいに抵抗組織が潰しに掛かると思うし。
「ジオン万歳!」
「ティターンズの旗の下に!」
「ジーク・ジオン!」
「コスモ・バビロン!」
「ザンスカール・マリア!」
って、言ってる連中ほど、反抗組織が出来る確立が高い
実際、解体されるか潰されてるし
ワケの分らないパクリ武装でてんこ盛りのディスティニーとストフリが バルカンとサーベルのみで戦うガトーに圧倒される姿を見て見たい
職人さん今日は来ないのかなぁ(゚o゚)
>>311 今晩御飯終わって作成しています。
なかなかモンシアが手強いので苦労してます・・・・・・・・・。
少々お待ちを。
おお、職人さん頑張って!
314 :
通常の名無しさんの3倍 :2006/03/32(土) 20:20:26 ID:GRAfSKVv
キラが逆シャアの世界に飛ばされても、絶対アクシズの押し戻しには参加しないと思う。 多分、ビビって逃げるな。
>314いやアムロが押し返し始めたら便乗すると見た。
>>315 しかしサイコフレームの光に阻まれて近づけずwww
アムロにオーバーロードするぞみたいなこと言われたとこでストフリ爆破wwww
7 不死身の第四小隊 「おい、あいつが今回配属になったってやつか?」 「そのようですね。異世界から来たという噂ですが・・・・・。」 「けっ、ただののぼせ上がったガキだろ。ちょいと様子を見てくるか。」 懸命に黒く煤けた装甲を磨くシンは、ふとデスティニーを見た。 「こんな変なところまで来ちゃったけど、お前はついてきてくれたんだよな。」 柄にもなく、デスティニーに感謝の呟きを漏らし、自分のせいでついてしまった煤を丁寧に落としていく。 ふと、背後から誰かが近づいてくる。コウではない。 「よう、そこのお前!」 俺はお前なんて名前じゃないよ、と心の中で呟きながら、彼は装甲を磨き続ける。 「そこの装甲を磨いてるお前だ!返事もできんのか!?ああ?」 粘着質で嫌みったらしい声だ。どうにも好きになれない。背を向けたまま、ぶっきらぼうに応えた。 「なんでしょうか。今俺は装甲磨きで忙しいんです。」 その声の持ち主は正面に回りこんだ。ブーツを履いた足が見える。 「呼ばれたんだから、人の顔を見て話すくらいはしろよ!」 シンは言われて、顔を上げた。縦に長い顔。茶色い髪の毛を後ろに撫でつけ、前髪の一部がリーゼントがかって見える。鼻の下に生えた口髭と、執念深そうな目付きが、この中年男の性質をそのまま表現しているようだ。 「赤い目の小僧か・・・・・・・・・・。名前は何ていうんだ?」 こいつは嫌いだ。そう思いつつも、シンは自分の名を名乗った。 「シン・アスカです。あなたは?」 「俺様はベルナルド・モンシアだ。小僧、俺様の名前を覚えておけよ。」 むっとして、シンは応じる。 「俺は自分の名前を名乗りました。小僧って呼ばないでください。」 モンシアは顔を顰め、吐き出すように言った。 「可愛くねえ小僧だな。じゃ、アスカ。これでいいか?」 「それでお願いします。それで・・・・・・・・・何の御用でしょうか?」 相変わらずぶっきらぼうに返事をするシンに、モンシアは怒り心頭だった。 「おい、本当ならお前が俺たちのところに挨拶に来るべきなんだぞ。俺の方から出向いてやっているんだから、少しは感謝しろ!」 「・・・・・・・・・・・・・・・・。」 ということは、自分と違って正式にアルビオンに配属されたクルーということになる。 「おい、何か言ったらどうだ。」 「それは失礼しました。けど、今は忙しいんです。後で伺いますので。」 「あのなあ、こういう挨拶ってやつは、すぐにしなきゃいけねぇもんだろうが!大体、その装甲の汚れは自分の責任だろ。そんなものは後回しにしろ!」 不満そうな表情を浮かべつつも、シンは納得せざるを得なかった。いやみな男だが、確かに筋は通っている。 彼は装甲をデスティニーの傍に置き、モンシアと向き合った。 「そうですね。俺のミスでした。どうもすみません。」 憮然としつつも、モンシアは大人の態度を取らざるを得なかった。 「そうそう、素直にすりゃいいんだ。」 「あの、俺はあなたのことをよく知らないので、別室で話をしませんか?さっき『俺たち』と言っていたようですから、他にもいらっしゃるんでしょ?」 モンシアは目を細めた。なかなかよく聞いている奴だ、と。 「ほう、なかなか気のつく奴じゃねえか。よし、不死身の第四小隊をお前に紹介してやるぜ。」
あっ・・・ストフリ大気圏突できるんだったorz
シンはアルビオンの食堂に通された。そこの椅子には、モンシアと同年代と思われる二人の男が座っている。 「俺たち3人とバニング大尉はな、一年戦争の時、不死身の第四小隊とジオンに恐れられていたんだ。覚えておけよ。」 軽く日焼けをした、金髪の男をアルファ・A・ベイト、黒髪、色白のインド系と思われる男をチャップ・アデルという。二人ともモンシアの同僚で、この三人で組んで戦ってきたらしい。 「一年戦争についてはウラキから聞いているな?」 ベイトに言われ、シンは応える。 「ええ、少しだけ。・・・・・・・・・・詳しくは知りませんけど。」 モンシアは顔を顰め、言葉を吐き出した。 「あのバカ、機械のことなんか聞いてないでアスカにこっちの世界のことを教えとけってんだ。まあいい、俺たちが一年戦争について熱く語ってやるぜ。」 それから彼はモンシアの大言壮語にうんざりしながらも、一年戦争についての知識を吸収していった。 ジオン公国という宇宙にある国家が、地球連邦に挑み、その過程で他のコロニーに毒ガス攻撃をしたこと、そして、コロニー落とし・・・・・・・・・。 何といっても驚いたのは、ジオン公国がMSという兵器を始めて開発し、地球連邦に戦争を仕掛けたということだ。 「元の世界とほとんど同じじゃないか・・・・・・・・・・・・・。」 「あん?」 シンの呟きに、モンシアが詰め寄る。 「どういうこった、同じだって。」 「あの・・・・・・・俺がいた世界なんですけど、ザフトがMSを初めて作ったところや、そのキルレシオを武器に地球連合に挑んだところが・・・・・・・・・・。」 「ちょっと待て、お前、確かザフトって軍にいたって言ったよな。」 「ええ、そうです。俺はザフトのパイロットですよ。」 「ジオンの連中と同じってことはないよな?」 「ザフト・・・・・・プラントはコロニーに毒ガス攻撃なんかしてませんし、戦争当時にコロニー落としをしてもいません。」 「ほう・・・・・・・・・・・。」 胡散臭そうな目を向けるモンシアに、シンはさらに言い募る。 「それに、ジオンみたいに独裁政権でもないです。最高国家権力である最高評議会の議員は選挙で選ばれていますよ。」 「そうか、なるほど。まあ、なんだ、俺たちゃ宇宙にいる連中が悪党ばかりだと思ってたからな。」 「そんなことないですよ!」 むきになるシンにベイトは言う。 「まあ、お前は違うだろうな。態度こそ悪いが、根は悪くねえ。だが、上層部はどうかな?そこら辺は俺たちの知るところじゃないから、なんとも言えねえがな。」 シンは少し考え込んだ。あのギルバート・デュランダル議長は、政治家として、トップとしては優秀だった。だが、その深慮遠謀故に、彼の考えが読めないことが、彼には少し気がかりだったのだ。 「どうした?」 モンシアに問われ、シンは慌てて返事をした。 「いえ、何でもないです。元の世界のことを少し考えていただけです。」 「感傷もいいが、今はそれどころじゃないんだ。艦長から聞いたろ?」 ベイトにそう言われ、シンは素直に返事せざるを得なかった。 「ええ、あの機体とパイロットが暴挙に出る前に止めないと。」 「おう、心意気は一人前だな、アスカ。バニング大尉にお前のことをよろしく頼むと言われてる。覚悟しとけよ。」 モンシアの言葉に、シンはバニングが怪我で医務室に担ぎ込まれたことを思い出した。本当ならバニング大尉に見てもらいたかった。だが、こうも考えられる。バニング大尉が頼むくらいなんだから、それだけの力はあるのだ、と。 「前途多難ということか・・・・・・・・。」 シンはそう思った。
今回はここまでです。 9時までに間に合ってよかった・・・・・・・・・。 なかなか曲者のモンシアを書くのが難しかったので手間取ってしまいました。
職人さんGJ!! お疲れです。明日も期待してますよw
職人さん乙!! 気にすることは無いですよ 次の投下頑張ってください!
326 :
通常の名無しさんの3倍 :2006/03/32(土) 20:57:12 ID:GRAfSKVv
期待してます。明日もガンガレ!
今後出てくるであろう シーマやケリィとの絡みも楽しみだ
そう言えば種には熟女で指揮官としてもパイロットとしても強い敵の女がいないな〜 相手は餓鬼ばっかりで、おばさんたちは自分のオトコの事しか考えない連中ばっかりだったし…
ありがとうございます。 次はコウ、モンシアの話になると思いますが、シンの性格からして・・・・・・・・・・。 頑張って話の中身を考えます。
そういえば試作1号機をめぐるバトルもありましたがそれも入れるんですか? ペイント弾でMS戦闘をして決める話があったじゃん デスティニーと1号機の正式パイロットをめぐるモンシアとシンとコウみたいな・・・
デスティニーを駆るモンシア
>>330 うう、言われてしまった。
その通りです、次の話はコウとモンシアのゼフィランサスの奪い合いです。
ただ、シンはというと・・・・・・・・・・・・・それは言えませんけど。
プラントは確かに毒ガスもコロニー落としもやってないが、ニュートロンジャマーの投下によって地球の人口の実に1/6が死んだんだよな シンはその事を知っているのだろうか
>>333 知っているだろうし、本当ならジェネシスの話も出すつもりだったんですよ。
ただし、そんなことをすると事態が紛糾していくら書いても終わらなくなるので、半分隠した形にしたんです。
その辺書くべきでしたね。
>>331 どうだろう、戦闘中にバッテリー切れで動かなくなったり、多少なり
とも未知の(モンシア的に)テクノロジーを使ってるわけだから、
ベテランになるほど使いたがらないんじゃないかな?
やはり自分の命預けるわけだし...
アデルは色白ではなかった気がする
>>335 デスティニーもガンダムだって知れば乗りたがるんじゃない?
>>336 うー、そうでしたっけ。
では、脳内修正を願います。
その部分だけカット・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。orz
>>333 この設定自体が変だったり・・・
戦艦にはレーザー核融合炉搭載しているくせに、なんで原発にたよってエネルギー問題が起こるんだ?
地球の人口の1/6を見殺しにしてでも秘匿する技術なのか・・・?
>>339 一つ考えられるのは、原発レベルで広範囲に電力供給できないって事だけど。
同質量の燃料で、核融合と核分裂では99:10くらいの差があるんだけど、そのエネルギーに耐えられないかもしれない。
現在の原発だと、かなりの広範囲に電力を供給しているよね。しかも、電線でのロスが多いし。
実際のところエネルギー発生量をセーブするしかないし。
さらに、建造コスト。核分裂タイプの発電所は現在普通に存在しているけど、核融合はまだない。それだけ高等な技術が必要なわけだ。
つまり、発電量に見合わないほどのコストがかかることになる。
とまあ、これも捏造設定だけどね。
推進用にしか使えないって設定でなかった? 原爆作る方が原発よりも楽なのと同じ理屈で発電用には 使えないとか
>>341 AAでストライクをどうやって充電していたんでしょうか。
ローエングリンのエネルギーはどこで供給するのでしょうか。
火力発電での電気を蓄えるとなると、どれだけ地球を汚して戦争をする気なんだろう、連合。
つまり、核融合発電所作るのマンドクセ → NZであぼん UCの月総合発電所は核融合だよな おかげで暴走事故起こりそうになってたけどな いっその事AAとかの原動力はダウンデッド機関に決定
気になった点を一つだけ。 よく・・・を多用なされていますがこれを使うより…のほうがよろしいかと。
ここを見て、種にこんな設定があるって初めて知ったわ いや本編だけ見てたら全然分かんねえよ、こんなん
ふと思ったんだがデスティニーはUCで改良しないのか?UCの核にエンジン、アポジモーターに総取替えして能力アップとか。
流れとしては中盤、ケリィさんの所でシーマからGP01庇ってバックパック大破。
デスティニーは技術研究兼代替武装の取り付けの為ラビアンローズに送られてシンは付いて行くかジム改に乗せて
デスティニー(改)はGP03と同時期に戦線復帰(アロンダイトの変わりにGP02のビームサーベル×2、収束砲の代わりにビームキャノン×2、大型ブースターパックでDインパのUC再現版とか?)
ところで
>>315 の奴だけど便乗して押し返そうとするも腕とバーニア出力糞過ぎてへばり付いてるだけに成りそうなんだが・・・・・・・・・・
下手したら邪魔と言う理由でシャアチックにユウ・カジマ等に顔をめり込まされそうだな
347 :
通常の名無しさんの3倍 :2006/04/02(日) 00:27:49 ID:RqCFHH5l
>>340 思い出した……
種世界は折角NJC手に入れても、核ミサイルにしか使わないキチガイが支配しているんだった……
>>344 うちのパソコンではそれ、出せません。
というか、出し方がわかりません・・・・・・・。
>>345 捏造設定もあるので、ご注意ください。
職人さん キースも出してやってくらさい・・・
>>349 名前こそ出てないけど白っぽいザクに乗っているのはキースですよ。
名前を出すのを忘れただけで・・・・・・・・・・・。
コピーして登録すればいいんじゃない?
>>351 いや、出し方わかりましたわ。
普通に・・・を変換すれば…(三点リーダー)になるみたいです。
つうか1秒差・・・・・・・・・・・。
別に「…」のことは俺は気にならんぞ 皆小さい事に実に細かすぎるなぁ
…は小説を書く際の正しい文法、これを守っていると非常に読みやすい。 文章慣れしてない人にとってはどっちも大差ないように感じるだろうが、慣れれば断然…だね。 もっと正しく使うなら…はつねに偶数使う。たいていの小説は……になってるかと。
とりあえず、作者の人ガンガレ
みんな応援してるぞ!!!
フェイズシフトと臨界半透膜処理の両立を、複合装甲の様な形にして実現出来ないですかねぇ?
職人さん頑張れ!ageておくぜ!!
ミスった! age!!
>>355 できるだけ気をつけて使うことにします。
……
こうですね?
>>359 それをやると質量増加が馬鹿にならなくなりますし、何よりデスティニーのスタイルそのものが変化してしまいます。
後に出てくるラクシズ戦でシンが有利になり過ぎないようにするためにも必要なので、臨界半透膜処理を行うことはないと思います。
あと、今ストーリーを組み立てています。お待ちを。
シンがUCの戦闘に完璧に適応できるぐらいになったら、DBの未来トランクス状態になりそうだな 「今のおめえなら、ラクシズも楽に倒せるだろ」って
>>362 感想・意見に対する誠実な姿勢に感動した。
>>364 自分のミスをミスと認め、さらに、伝え切れなかった自分の考えを伝える。それが大事だと、今更ながら学習した結果です。
それまではひどいものでしたから。
>臨界半透膜処理を行うことはないと思います。 そうなると、ビーム対策にはビームシールド強化で補うしかないね。
>>366 あー、臨界半透膜ですが、あれはレーザーを無効化するもので、ビームは無効化できません。
事実、ドム・トローペンをビームブーメランで仕留めたり、ザクをパルマ・フィオキーナで撃破しているでしょう?
ラクシズのMSの攻撃で無効化できるのは、隠者の膝のカッター(名前がわからん……)だけでしょう。
デスティニーで耐ビーム仕様と言うとどっかで見たクロスボーン仕様の運命を思い出すな。 具体的にはバックパックがF97みたいにX形状の可動式スラスターに成っててABCマントを装備、マントから露出した両肩にはエクスカリバー付いてる。 でクロスボーンらしく暗器一杯……って奴。 激しくスレ違いの内容でスマン。
>>368 マザーバンガードが種世界にやってきた、ですね。
俺も楽しみにしているのですが、最近停滞気味ですね。
あそこに書きたくても、黒本のことをよく知らないのが痛い……。
ブックオフを数件梯子するかマンガ専門店行けば簡単に読める良作の一つ。 まあ問題は絵柄が受け付けないと言う人が地味に居るから…… 内容は可也良いだけに惜しい作品と言う評価をよく聞くな。 後ゲテモノ系が大好きな人は文句無く買いだと思う。 ゲテモノ比率がヤバイ位に高くゲテモノに成らざるを得なかった理由を納得出来る形で説明してる
>>370 F91そのものは好きなので、その続編に当たる黒本、探してみる価値はありそうですな。
では、書けたので投下します。
質が多少落ちてきているけど……………………。
8 廃墟の決闘 シンはコウの友人だという色の薄いサングラスをかけた男、チャック・キースの運転する車に乗っていた。脇には包帯とギプスを施されたバニングもいる。 「まったく、あのバカどもが……………………!」 話は数時間前にさかのぼる。不死身の第四小隊の面々が話をしている談話室の脇を、コウが通りかかったときだ。 「あの1号機に乗ってたあいつ、コウ・ウラキだっけか。あいつじゃなくて、俺が乗ってたら止められたんだろうなあ、2号機。」 モンシアの嫌味がたっぷり含まれた言葉に、コウは黙っていられなくなったのだ。 「じゃあ、なんですか。あなたならあの2号機を止められたって言うんですか!?」 「その通りだ。あのな、ウラキ。戦場ってやつはケツの青い小僧の発表会じゃねえんだぞ。そこんとこわかって言ってんのか?」 「僕だって一人前のパイロットです。そんなことはわかっていますよ。」 「いーや、わかってない。少なくとも、あのアスカって小僧よりはマシだろうが、その程度だ。お前はあの1号機にふさわしくねえよ。」 「けど、開発者のニナ・パープルトンさんだって、僕がふさわしいって!」 「あのな、それは単に趣味が合うからそう思われているだけだろうが。お前にゃガンダムもニナさんもふさわしくねぇっ!」 結局、コウがゼフィランサス、モンシアがジムカスタムに搭乗し、ペイント弾の撃ち合いでゼフィランサスに乗る権利を賭ける事になった。 「いいか、本体に一発でも当たったら終了だからな、わかってんだろうな!?」 「わかっていますよ!」 場所はトリントン基地から少し離れたところにある、落下したコロニー内部となった。よく試作機体、試作装置のテストに使用されるところで、コウには馴染み深いところだ。 「相手はジムカスタム…………特徴がないのが特徴か。」 ジムカスタムは一年戦争後、現地改修機やバリエーション機が増えすぎたため、それらを一本化して高性能な量産機を、というコンセプトを元に開発された機体だ。 ガンダムの量産型であるジムの能力を全体的に底上げし、いかなる地形にも対応すべく汎用性を重視したために、特徴がなくなってしまったのだ。しかし、設計そのものは優秀だ。量産型といっても強力な機体には違いない。 「このコロニー内部は複雑だから簡単には攻撃はできないはず…………。」 そう思った矢先、どこからともなくペイント弾が襲い掛かる。コウは急いで残骸の陰に隠れ、事なきを得た。 「さすがにベテランパイロット………………手強い!」 コウは反撃の機会を窺うが、なかなか位置をつかませてくれない。さすがに一年戦争を生き延びてはいないようだ。 「下手に仕掛けると的になるだけだし……………………。」 ゼフィランサスの手が廃墟と化したコロニーの残骸に引っかかり、瓦礫が崩れる。 「しまった!」 急ぎ機体の位置を変えようとエンジンを吹かし、上へと飛び上がた。 その飛び上がったゼフィランサスに、モンシアが狙いをつける。 「へっへっへ、所詮小僧ってこった!」 だが、ガラガラと上から落ちてきた残骸に遮られ、照準を合わせられずに終わる。 「運のいいガキだ!だが、見てろよ……………………。」 モンシアの駆るジムカスタムが音を立てないように移動し、ゼフィランサスの真下につく。残骸の隙間から十分に狙える位置だ。 「もらったっ!」 しかし、何かの気まぐれなのかゼフィランサスが移動し、攻撃は外れた。 「そんなところにいたのか!」 コウは反射的に下にいるジムカスタムにペイント弾を撃ち込み、ジャンプして残骸に隠れた。 「やるじゃねえか、小僧にしちゃ上出来だ。」 モンシアのジムカスタムのシールドに、ペイント弾の跡が残っていた。コウが反射的に撃ったペイント弾を避けきれず、シールドで受け止めた結果だ。 「だがな、まだまだこれからだぜ!」
コウとモンシアのゼフィランサスを賭けた戦いは既に1時間を経過しようとしていた。 「随分と粘るな……性能だけというわけでもなさそうだ。俺よりは下だろうが、根性はあるらしいな。」 モンシアのジムカスタムが瓦礫を拾い、離れた場所に投げ付ける。 「そら、こい…………!」 が、引っかからなかった。コウにはわかっていたのだ。モンシアほどのベテランパイロットが音を立てるわけがないと。 「そう簡単に引っかかってたまるか……。今のうちに位置を特定しないと!」 コウはセンサーを操作し、位置を特定しようとする。だが、コロニーそのものは金属の塊で、ミノフスキー粒子のせいでほとんど使えないレーダーを、さらに使えないものにしてしまう。 熱源探知にしても、じりじりと焦げ付くような西日のせいで内部が暑くなり、どうにもはっきり探知できない。 「結局自分の目だけが頼りなのか…………。」 カメラを睨みつけ、コウは目を皿のようにしてジムカスタムの姿を探す。 それはモンシアも同じだった。 「あの野郎、どこに行きやがった。まさか自分だけ逃げ出したりなんかしてねぇだろうな?」 コウが聞けば真っ赤になって怒るだろうことを平気で口にしつつ、モンシアはジムカスタムを操作してゼフィランサスの姿を探す。 見つけたのはモンシアの方が先だった。 「見つけたぜ、こいつで終わりだっ!」 自分に背を向けるゼフィランサスに、モンシアの駆るジムカスタムがペイント弾を撃った。 コウはコックピットの中で鳴った警告音に驚き、ブースターを全開にして攻撃を回避した。今しがた自分が隠れていた残骸がペイント弾で染まる。 「助かった……あそこか!」 急ぎコウはペイント弾を撃ち込むが、ジムカスタムの姿は残骸の陰に消えてしまった。 「くそっ、こうも障害物が多いとこっちの攻撃が当たらない…………。待てよ!もしかしたら……。」 モンシアは音を立てるはずがないのだから、さっきのブービーには自分は引っかからなかった。だが、モンシアはどうだろう。 自分のことを尻の青い小僧だと言っていたのだから、引っかかるかもしれない。しかも、先ほど、自分は残骸に引っかかってしまっている。 コウはゼフィランサスにコロニーの残骸の一部を投げさせた。脆くなっていた部分に当たったのか、あちこちがきしんで崩れていく。 「貰ったぜ、小僧!」 その崩れたポイントにモンシアがペイント弾を撃った。それを確認したコウはモンシアの位置を掴んだ。 「これでどうだあっ!」 コウはゼフィランサスを突っ込ませ、ペイント弾を放った。 「あの野郎、俺と同じ手を使ったのか……のわっ!」 コウの放ったペイント弾を避けようとしたジムカスタムがバランスを崩し、周辺の瓦礫を巻き込みながら下へと落下していく。 ゼフィランサスも崩れゆく瓦礫に足を取られ、ジムカスタムと同じように落ちていった。 「いてて…………油断しちまったぜ……んっ?」 モンシアが何かが降って来た、と認識したときには、ペイント弾を装填したマシンガンを持つ右腕をゼフィランサスの左膝に押さえつけられ、銃口をジムカスタム頭部に向けられていた。 「なっ…………!」
バニングたちが到着したのはそのときだ。 「こらっ!てめえら何やってんだ!いい加減やめろ!」 「げっ、バニング大尉!」 「大尉!どうしてここに?」 驚くコウとモンシアに、車のシートから立ち上がったバニングは、機体に乗った二人に怒鳴り声を叩きつけた。 「話はシンから聞いたぞ!決闘だかプライドだかしらねえが、こんな下らないことをする暇があるか!機体が壊れたら、その分整備だのなんだのと手間がかかるってこと、忘れてんじゃねえ!」 シンはモンシアとコウのやりとりを聞いていたのだ。メカニックマニアであるコウが、あのゼフィランサスという機体に入れ込んでいることを、シンは知っている。 機体性能が優良であるゼフィランサスに乗ったコウが負けるとは思えないが、万が一負けては大変だ。自分自身、デスティニーに全幅の信頼を置いている。あれを誰かが勝手に使うと言えば、自分は猛然と反対するだろう。 「あのアスカの野郎、余計なことしやがって!」 「余計なことをしたのはてめえら二人だ、バカ。さっさとアルビオンに帰るぞ!」 バニングはひとしきり怒鳴ると、車のシートに座り、黙り込んだ。 「あの、バニングさん。」 シンが隣のバニングに話しかけると、バニングは不機嫌そうな声で応じた。 「どうした、シン。」 「話すのが遅れてすみませんでした。もっと早く話せたらよかったんですが。」 「お前だって、その場で飛び出すってのも難しかっただろうし、こうやって俺に話すのも告げ口みたいで悩んだろう?」 「ええ、まあ………………そうですけど。」 「なら、俺に伝えてくれただけで十分だ。あの二人にはよく言って聞かせる。それでいいな?」 「……はい。」 彼はなんとなく裏切りを働いた気分になった。告げ口をするのは性には合わないのだが、そうせざるを得ない自分に、無性に腹が立った。
今回はここまでです。 だんだん無意味に話が長くなってる気がする……。 次の話をまた妄想することにします。
キター
毎日頑張っているなぁ。 GJ!
>>378 何に決まったというのか……。
どう表現していいものやらわからないから、(苦笑)と書いておきましょう。
毎日投下するのも限界がありますので、これからは少し日が開くと思います。
ガンガレ職人!! 負けるな職人!!! 俺たちは何日経とうとも君を待ってるぜ!!!!!!!
0083について、今まで見た記憶に頼ってばかりいたので、相当エラーが多かったのですが、こんなサイトを見つけたので、少しはマシになるでしょう。
ttp://www.gundam0083.net/ 星の屑どころか文の屑を見せてしまうところでした。ここを見て、今後の展開についてもう少し推敲してみます。
今見ても、0083って短い中にもキャラクターもちゃんと描かれているし、 機体の乗り換えなどの見せ場が多くて良作だよね。 種死とは大違いだ。
>>384 監督と脚本家の絶対に越えられない、高い高い壁がありますから。
所詮デンドロビウムをミーティアのような形でしかぱくれない人たちですし……。
そういう俺は、思いっきり0083の世界とシン・アスカというキャラクターをパクって書いてる3流以下………。orz
…………よそう、こんなへたれな俺の話でも、面白いと読んでくれる人まで貶すことに繋がるかも知れん。
俺は俺なりにパクリ作家らしく頑張ります。
>385 十分面白いから自信を持ってガンガレ。 あ、負債は商業でパクりやっているからどうしようもないですけど
>>385 あんたはまだ若いんだ
学ぶべき事はこれからも沢山ある
経験をつむ事だ
上っ面や見てくれだけを見ている嫁とは違うぞ!!
あとね
思い上がってるとは見ていないが、自信をある程度つけて来ると天狗になる事もあるからな
そこら辺を調整していけよ!!
期待してるぜ!!
嫁は思い上がっている上に天狗ババアだからな…
絶対自分の非を認めない人間だと思うし
>>387 その天狗になった経験があります。
十分に気をつけて書くようにします。
>388 個人的にアドバイス。 自分の経験だから参考になるか分からんけど。 ある程度書きあがったら音読してみるといいです。 これで結構文章のおかしいところが分かりますから。 続きに期待しております。
>>389 それ、理系のレポート書くときのテクニックだw
こんなところにまでこのアドバイスが出てくるとは。
一応、口の中で呟くようにはしてますけど、不十分のようです。
ご指摘、ありがとうございました。
期待に添えるよう、ストーリーを確認しつつ、再構成していきます。
今0083見たんだが裏切ったシーマ様が コウの勘違いによって殺された ちょっと悲しい
>>391 彼女の背景と、行動原理を知っていると悲しいですね。
毒ガス攻撃で上層部不信に、行動原理は同じ家(リリーマルレーン)に住む者を守ること。
知らずに見ていたあの時は……。
あ、それから、今書いている話にタイトルをつけた方がいいですか?
サブはつけてるのに、メインがないというのが気になって。
393 :
389 :2006/04/03(月) 00:53:32 ID:???
>392 >サブタイ 個人的に有ったほうがグッドです。 シーマにすればラクシズの思想なんて反吐がでるようなものだろうなー。 とふと思った自分がいたりします。
>>393 あ、いや、サブタイトルのありなしではなくて。
そうではなく、話全体のタイトルですが。あった方がいいかな、と。
いかがでしょうか。
>>394 是非ともつけていただきたい(^^)ノシ
職人GJ 続きを楽しみしております。 AA組が宇宙に現れたら多分 連邦は観艦式前なので警戒中 ジオンは星の屑作戦準備〜実行中なので 両陣営どちらに発見されても邪魔な存在にしかならんから撃沈されかねないね。 異世界に来ている以上まとまな受け応えが出来ないだろうし あの連中が他の言う事をまともに聞くとも思えんw
面白かった 通学中にこのスレみるのが習慣になってしまった
AA組がメタクソにやられてしまう展開が見たいです。
春季長期休暇中だが、朝起きたらまず最初にこのスレッドを覗くようにしてるお
いやぁもう神スレですね!職人さん!いつでも待っていますよ!! GJ!!
では、メインタイトルですが、Red eyes in Sterdust memory(真紅の目からの星の屑の記憶)でどうでしょうか。 あくまでもシン視点で描いていますので。
そのタイトル、気に入りました。 これからも頑張ってくださいね。頑張りすぎは良くないけど。
のあ、綴りと文法ミス…………。 In Red eyes Stardust memoryが正解です。 迂闊で残念だな、俺。
>>403 気にするな!!
誰にだってミスはあるさ
かっこええな 英語よくわからんし気にするなw
>>405 これでも文法、ミスってるかもしれないけど。
気に入ってもらえて幸いです。
では、書けたので投下いたします。短めに仕上げました。
9 アルビオン発進 コウはモンシアとの「模擬戦」のデータをシナプス艦長に評価され、バニング、キースともどもアルビオンに配属となった。 しかし、軍機を持ち出し、勝手に「模擬戦」を行った以上、処分は免れられなかった。コウとモンシアは3日間の自習室行きに決定された。 「あの、コウさん。大丈夫ですか?」 様子が気になったシンは、コウの元を訪ねた。意外にも元気そうだった。 「ああ、僕は大丈夫。ただ、機械に触れないのが少し残念だけど。」 「機械が好きなんですか?」 「うん、それが高じてパイロットになったくらいだし。メカニックに関しては負ける気はないよ。」 「……ニナさんが言ってましたけど、あのゼフィランサスとサイサリスの用途を所見で見破ったそうですね。」 「ゼフィランサスは全体的に軽量化されて、要所要所に姿勢制御のスラスターが取り付けられていたから、陸戦用の汎用型。 サイサリスは大型シールドと、センサーに取り付けられた耐熱シャッター、対衝撃用のコックピット周辺構造から、核兵器運用型。一見してわかったよ。」 シンは半分呆れながら応えた。 「はあ、俺はサイサリスの用途がよくわかりませんでした。艦長の話を聞くまでは。まさか核兵器運用機を奪われるなんて。」 「うん、最悪の事態になった。最悪のパイロットが最悪の機体を奪ったんだからね。君が助けてくれるというのは、とてもありがたいよ。あのデスティニーを使ってくれるんだろう?」 無邪気とも取れるコウの言葉に、シンは表情を曇らせた。 「それが……………………充電用のアダプタは見つかったそうですが、それの型がこちらの世界のものと合わないって、ニナさんが。」 「えっ!?でも、調整はできるんだろう?」 「電気の性質が世界によって違うということはなさそうですけど、充電用のアダプタと一緒に取り付けられているデータ採取用のアダプタだのデータ送信用のモジュラーだのと、区別がつきにくいから、調整には手間取りそうだと。」 「そうか……。でも、すぐに逃亡先は見つからないと思うから、それまでには調整できると思うけど。」 コウの慰めとも取れるその言葉に、シンは思いきって言ってみた。 「…………俺、こっちの機体の講習を受けておこうと思ってます。もしデスティニーが動けないのなら、その必要もあるでしょうし。」 コウは驚いた。世界が違うというのに、操作の仕方が全く違ったらどうすればいいというのだ、と。 「本気かい?君の機体と僕たちの機体は随分違うんだよ?」 「基本操作はほぼ同じみたいですし、何とかなると思います。」 「……じゃあ、艦長のところに行って、許可を取ってきたほうがいいな。僕みたいに無断で行動したら大変なことになるから。」 「わかりました。」 シンの願い出に、シナプスはあっさりと許可を出した。 ゼフィランサスの記録などから、パイロットとしての資質が十分にあることは確認済みだった。 「ただ、一つ言っておく。君のセンスは認めるが、世界が違う以上、全く同じように動くとは限らない。それはわかってくれたまえ。」 シナプスの言葉をしっかりと胸に刻み、シンは頭を深々と下げて艦長室を出た。 「でも、誰に頼めばいいんだろう。」 バニングに頼めば、一もなく二もなく引き受けてくれるだろう。だが、怪我が治りきっていないバニングには頼みづらかった。 「どうしようかな……。」 格納庫に来ても、まだうろうろしていた。何度もアルビオンの整備員に叱られ、そのたびに謝りもした。 「どうした、お前。」 ふと、後ろから呼びかけられた。振り向くと、ベイトが立っていた。 「さっきから格納庫でぼんやりして。デスティニーとかいうお前の機体が気になるのか?」 「あ、いえ……デスティニーのことはニナさんに任せてあります。大丈夫です。」 「なら、どうして格納庫にいるんだ?」 シンは思った。不死身の第四小隊の一人である彼なら、もしかしたら引き受けてくれるかもしれない、と。 「あの、お願いがあるんです。俺にここのMSの操縦について教えてくれませんか?」 「俺にか?」 迷うベイトにシンははっきりと言った。 「はい。」 「わかった、バニング大尉にもよろしくと言われている。出航まで時間があるから、基本的なことは俺が教えてやろう。後はバニング大尉の怪我が治ったら、大尉に教えてもらえよ。」
シンは修理されたバニングのジムカスタムのコックピットに入っていた。バニングには許可をとってある。彼自身、喜んで提供してくれた。 「へえ、やっぱり微妙に違うなあ。」 操縦桿の位置やトリガー、ペダルの感触を確かめながら言うと、ベイトが言った。 「俺にしてみれば、異世界から来た割に、構造が似ている方がびっくりするぜ。微妙な違いだけってのも凄いよなあ。」 「そうですね。俺にとっては幸いですよ。本当ならデスティニーを使いたいんですけど、バッテリーが切れているなら……。」 シンがそこまで言ったところで、ベイトは口を挟んだ。 「なあ、お前、MSのことをどう思っているんだ?」 「え?」 「お前にとってMSとは何だ?手段か何かか?」 「違いますよ!」 「このジムカスタムはバニング大尉の機体だ。本当なら、誰にも触らせたくないはずなんだ。何たって自分の愛機だからな。お前のために貸しているんだ。」 「…………。」 「お前の愛機のデスティニーを他の人間が使って、それを仕方がないから、何かの代用品と表現されたら、どうだ?」 「……………………!」 「嫌だろ?お前は今、それと同じようなことを口にしたんだ。わかるか?バニング大尉への侮辱とも取れる言葉だ。」 何気なく言った言葉が、そんな意味につながるとは思ってもいなかった。シンはうなだれ、言った。 「……すみませんでした。」 「わかりゃいい。デスティニーが動けるようになるまでは大尉から借り受けている、ということを忘れるんじゃねえぞ。」 「はい。」 今度は実際に動かしてみることになった。 「これは……結構自動で動くんですね。」 壁に取り付けられたジムマシンガンを取るときだった。ある程度近くに行くと、プログラミングされた動作で、オートで取ってくれることに驚いたのだ。 「お前のとこだと、全部自分でやるのか?」 「いえ、発進するときに上からアームが伸びてきて、武装を渡してくれるんです。」 「そりゃまた、楽だな。こっちもそうしてほしいもんだ。」 ベイトはアルビオンから自分のジムカスタムを発進させた。シンもそれに続く。 「よっ……と。何だ、結構簡単に動きますね。」 「一年戦争からこっち、ずっとOSの研究は進んでいるし、操作性は大分向上してる。元々、このジムカスタムは熟練パイロットに優先して配備しているからな。」 「こっちのOSは2年くらいしか研究期間がありませんでしたからね。でも、慣れてるせいか、デスティニーの方がいいかな?」 「あっはっは、そういうもんだろうな。あのデスティニーが早く動くようになればいいけどな。」 「ええ、俺のデータを使って作られた愛機ですから。」 「ほう、俺からすればヒヨッコだが、向こうの世界じゃ腕利きだったんだな。」 「こっちではヒヨッコですからね、役立たずにならないように頑張っているんです。」 「いい心がけだ。」 ベイトはジムカスタムをジャンプさせ、コロニーの残骸に飛び乗った。シンも同じようにジャンプする。 「脆くなってるところがあるから、気をつけろよ。」 「はい。…………うわっ!」 飛び乗った部分が崩れ、あわや転落、というところで、何とかエンジンを吹かして姿勢を保った。 「言わんこっちゃない。乱暴に飛び乗るなよ?」 「はい、気をつけます。」 二人はジムカスタムを駆り、アルビオンに帰艦した。同時にアルビオンが離陸する。 夕日の中、アルビオンは重い使命を背負って出航したのである。長く、辛い道のりとも知らずに。
今回は、極わずかな時間を描いたので、短くなりました。 次はいよいよ、中盤の見せ場に突入します。
私も英語のことはよくわかりませんがYahoo!翻訳で 「真紅の目からの星の屑の記憶」を翻訳してみたところ、 「Memory of a stardust from crimson eyes」になりました。 勝手なことをして申し訳ありません
>>410 ぐは。
星の屑の記憶の部分はスターダストメモリーそのもので、後は和英辞典持ち出して調べたんですが、外しましたか。
ただ、inでもfromでもいいと書いてましたし、順序も辞書どおり書いています。
また、クリムゾンだと、乾燥しかけた血の色のような、暗い赤に近いイメージを持つので、わざとレッドを使いました。
ある意味意訳に近いので、ご理解願います。
乙!! シンの成長が良いですね。 次も頑張ってください!! それと保守
scarletってものあるぞ。
>>413 なるほど。
ただ、それだと明るい感じがしすぎるんです。
シンの目の色合いは、多少翳りのある赤、という感じですので、その微妙な色合いを表現し切れなかったのです。
さすがに英語は難しい……。orz
ちなみにred eyesの元ネタはデュエルモンスターズのレッドアイズ・ブラックドラゴン。
闇の火竜であるレッドアイズの目と、翳りのある赤い目を持つシンを重ねた、というのが本当のところですけどね。
俺はラクシズの面々も、あの負債の被害者だと思うのだが・・・・・・・ (負債がもっと登場人物を大事に考えていたら、あんなに酷くはなんねぇよ) その証拠に、このスレのシン、本編とは異なり 見違えるほど良いキャラになっている。
ラクシズはやはり宇宙で登場でしょうか?
俺的にボコボコにして欲しいけど
>>415 の意見を見たらラクシズもかわいそうに見えてきた・・・・
でもシンから主役の座を奪い取ったのは言うまでもない… ココで甘い顔をさせちゃイカン気もする
痛い目にあわせて改心させる、って程度でいいんじゃね? ヘイトは気分悪いし。
俺的にはラクシズは負債なりに大事にしてるんじゃないかと思う。 ただ単に負債が根本的に人格ねじ曲がってて更にゲージ振り切れてるだけで。 だからそんなのにマンセーされた&する為に作られた「生まれの不幸を呪うがいい……」ってだけで 所で道中、ケリィさんの見せ場前半、 つまりヴァルヴァロの修理イベントは無理にシンを絡めると変に成るかもしれないからいっそのことシンと後半のキーマンに成りそうなキャラを遭遇させるのはどうだろう? 例えばアナハイムでGP01fbに改修してる横でデスティニーの解析やってルセットさんが解析担当するとか。 酒場でシーマと遭遇して互いの正体を知らずに酔ったシーマの愚痴に付き合いながら一年戦争の裏側を聞くとか。
>>418 ラクシズの仲間を数十人死なせるってのもいいんじゃね?
ソーラレイUかノイエ・ジールとかで
そういえば気になったのだがルナは??何処にいるの?
ドラグンかわされまくって 「こ、こんなはずじゃーー!! ボクは最高のコーディネーターなん・・」(爆死)
なんかいいネタがありますな。
俺も思いつかなかったネタなので、一つだけサルベージさせていただきます。
どのネタ、とまでは言えませんが。
>>420 前にも書きましたが、ザフト軍側で0083に飛ばされているのはシンのみです。
俺思うに… 可哀想だからって理由で制裁無しってのは負債とやってることは変わらんと思われ 「殴られもせずに一人前になった奴などいるものか!」 ってね。 キラはどっちにしろぶん殴っておかんといけんのは当然だろ
ラクシズで誰がUC世界に飛ばされたんですか? AA?エターナル?和田?隠者?
>>424 文面で闇に飲まれた連中が飛ばされた面々です。
……なんか闇にこだわることが多い俺…………変?
シンはこのままUCの人間にしちゃってもいんでね?
OSうんぬんの話だけそ、U.C.だってこの時点では3〜4年くらいじゃないか?
ごめん だけそ→だけど
>>427 ガンダムに積んである教育型コンピューターの時点で種のOSを凌駕してるからスタートの段階で負けてる
>>427 無論ですとも。
ただし。ガンダムのOSは学習型コンピューターなので、数ヶ月の戦闘といえど、相当のデータを増幅させているはずです。
他にもモルモット隊などの面々による、体を張ったデータ採取があります。
CEでは、こういった真摯な姿勢がほとんど見られていません。
年数の差は2倍程度でも、進化スピードはUCの方が遥かに早いと見ています。
いやU.C.の方が優れているであろうことは理解してるんだけど、会話的に 「こっちは2年くらいしか〜」ってのがちょっとおかしいように思ったもんで。
>>411 少しくどいかも知れんが、語順は Stardust memory In Red eyes のほうが正しい気がする。
ここからは面倒だったら読み飛ばしてくれ
In Red eyes Stardust memory だと直訳すると「赤い目における星の屑の記憶」で、
Stardust memory In Red eyes を直訳すると「赤い目の中の星の屑の記憶」で、
少し意訳気味にすると「真紅の瞳に写る星の屑の記憶」ぐらいになってこっちのほうが言わんとする意味に近いのではなかろうかと思った
まぁ、所詮3流大学レベルの英語力だからあんまり気にしないでくれ
あとザフトは開戦前からMSの実戦配備してるわけだし、死種最終話直前の 時点だと4〜5年は経ってるような気が。
>>432 慣れない英語を使った俺がバカでした。
英語力はさっぱりなので、Stardust memory In Red eyes の方がいいかも知れません。
その意訳が素晴らしく美しい。
ラクシズは0087〜0088辺りのグリプス戦役の頃か、第一次ネオ・ジオン抗争のファンネルビュンビュンな頃に飛ばされて、キラが圧倒される画が見てみたい。
>>429 0087のセンチネルで「ALICE」なる完全自立型AIまで出てきてるし
しかもAIなのにNT化してるし…
あれ?なんかアストレイにも似たようなの居たか?
まぁ良いや
>>436 8ですな。
が、OSになっていない以上、どうにも書きようがありませぬ……。
いや… UC作品はあまり機体のOSにこだわった書き方はしてないから 無理に書こうとしなくても良いんじゃない?
>>438 それもそうですな。
ただし、種世界が相当ローテクだということを、シンには体感してもらう必要があるので。
どうも種世界の人間はOSとか、もって産まれた能力に頼ってばかりで、努力する事を知らないみたいなんだが・・・ イライジャ以外は
努力してないからかいくら強くても何かみてて物足りない
>どうも種世界の人間はOSとか、もって産まれた能力に頼ってばかりで あと、地位もな。身内人事やらなんやらで能力もないのにな。
コーディは実力主義だぞ。まぁ親の身分が高い方が有能な子を作れるだろうから一緒だが UCの方は無能なヤツはちゃんと死んでることが多いな
>>443 UCは有能でマトモな軍人程死ぬ確率は高かったような・・03ではシナプス艦長銃殺になったし ファーストもレビル将軍も戦死したし・・逆に無能って言われるゴップとかは生き延びた気が・・
>>433 それを言い出すと、ジオンは開戦の4年前からMSを開発しているので、それを連邦が引き継いだ形と見るなら計8年。
しかも、最初からコーディネイターでない人間が乗るわけですから、スタートからして、CEは圧倒的に不利なわけです。
>>441 CEにおける努力家は結構います。本編に限った場合の個人的なランキングから見ると
1 ラウ・ル・クルーゼ (NTがあるとはいえ、コーディネイターの中でナチュラルがあそこまでのし上がったのは凄まじい)
2 レイ・ザ・バレル (ラウに同じく。ただ、やや描写が薄いためこうなった)
3 シン・アスカ (どう見ても一般的なコーディネイターの両親から生まれており、議長の後押しがあったとはいえ、あそこまで上り詰めたのは、やはり努力なくしてはできることではないだろう)
このくらい。
よく見ると、ニート大将軍キラ・ヤマトにひどい目に遭わされたランキングと全く同じなのがなあ…………。
クルーゼとHGってナチュラルだっけ? フラガパパのクローンなのはわかってるがコーディネートはしてないのか?
>>446 公式設定でクルーぜとレイは遺伝子的にはナチュラル アルは自分のクローンにフラガ家を継がせるつもりだったから コーディにはしなかったんだと思う(子供出来にくくなるしコーディだと)
書けましたので、これから投下いたします。
10 アルビオンにて 逃亡したガトーの行き先がほとんどつかめないまま、一週間が過ぎたアルビオンでは、クルーのフラストレーションが限界にまで達していた。 進路がアフリカというところまではわかったのだが、アフリカは2番目に大きい大陸だ。砂漠の中で特定の石ころを探すようなものだった。 「まだ見つからないのか……!あいつを止めないといけないのに!」 元々短気なシンだ。さすがに頭に血が上り、苛々が募っていた。 短気でない、他のメンバーも相当苛々していた。あのバニングですら、苛々が募って怒鳴り声を上げたくらいだ。 それは、コウがコアファイターで偵察飛行に出たときのことだった。 不死身の第四小隊の面々が、賭けをしていたのだ。モンシアはコウが偵察から帰ってくるまでヘマをする、残りの二人はヘマをしない、と。 ところが、モンシアはコウがヘマをせずに戻ってきたのが気に入らず、トラップを仕掛けたのだ。コウはそのトラップに引っかかり、コアファイターが破損してしまう。 「これで俺の勝ちだな、驕れよ。」 しれっとした態度を取るモンシアに、呆れ顔のベイトが、 「おいおい、そりゃねえだろ。」 とのんびりと応じた。 それを見つけたのがシンだったから大変だ。 「何やってるんですか、あなたたちは!」 モンシアは赤い制服を見ただけでシンだとわかった。デスティニーのシートに予備として積んでいたらしいが、こんな服を着るのは彼しかいない。 「げっ、アスカ!」 「見てましたよ、あんなことをするなんて!」 「どっから湧いて来るんだ、テメーはよぉ!」 逃げ出したモンシアをシンが追う。大声で騒いでいるのを聞きつけたバニングが、松葉杖をついて格納庫入り口までやってきて、大声で怒鳴ったものである。 「お前ら…………誰が一番暴れたいのか、わかってんのか!」 シナプス艦長もそれほど気長ではない。艦内のあちこちで報告される諍いに、彼もかなり苛々していた。 「全く、騒げば2号機が見つかるわけでもないというのに……。為すべきことは一つ!騒いでいる者にはそう伝えておけ!」 彼の喝によって、多少は静かになった艦内だが、それでも苛々が消えたわけではない。連日、トレーニングルームやレクリエーションルームは満員だった。 無論、シンもトレーニングルームでナイフの訓練を繰り返していた。この技術はそれなりに得意な部類に入る。 「やあ、シン。ここにいたのか。」 「コウさん。メカニックを見る方が落ち着くんじゃなかったんですか?」 「うん、でも、たまには汗を逃がさないと。体力が落ちたらMSを操縦できないし。」 コウはシンが相手にしているサンドバッグの横にあるルームランナーに乗った。 「俺は……俺たちは、向こうの世界にいたときは、あまりそういう心配はないんですけどね。」 シンのぼそぼそとした言葉に、コウは視線をシンに向けた。 「どういう……ことだい?」 「俺たちの世界には、遺伝子を調整したコーディネイターと、そういうことをしていないナチュラルがいるんです。俺はそのうちの、コーディネイターなんです。」 「…………!」 「だから、それほど体力が落ちるってこともないし、病気になる確率も低いんです。こっちじゃ通用しないと思いますけど。」 「………………シン、そのことは黙っていた方がいい。君は元々宇宙側の軍所属だったんだろ?」 「ええ……そうです。」 「ただでさえ、こっちの世界の上層部は宇宙にいる人間のことを快く思っていないんだ。その上そんなことが知れたら……!」 「化け物呼ばわり、ですね?」 「ああ……残念ながら、そう思う人は出てくると思う。」 「仕方ないですよ、どの世界でも人は同じですから。自分に似た姿をして、しかも、自分と違う力を持つ相手を化け物と呼びたがる……。」 暗い表情を浮かべたコウに、シンは明るく言った。 「でも、人間なんて、皆同じように笑って、泣いて、悔しがって……コウさんたちを見ているとよくわかります。」 無理やりとしか思えないような笑顔を見せるシンに、コウはどう応じればいいのかわからなかった。 「シン……。」
そんなときだ。スパイの存在が発覚したのは。 ニック・オービルという、ゼフィランサス、サイサリスの専属整備技師の男が、ジオンにアルビオンの情報を漏洩させていたのだ。 その現場を押さえられ、艦内を逃亡中という放送が、アルビオンの中に響き渡った。 「スパイだって?捕まえなきゃ!」 シンは拳銃を手に取り、走り出した。コウも後に続く。 「こっちの情報が漏れたら、ガトーに逃げられてしまう!」 「逃がしてたまるか!あれがどう使われるのか……!」 シンの脳裏には、ベルリンを壊滅させたデストロイの姿が浮かんでいた。そして、自分の意に因らず操られた、あの朧気で柔らかな印象を持つ少女の姿が……。 彼は目に怒りを迸らせ、全速力で疾駆した。 「どこだ、どこにいる!」 相手は技師だ。自分と比較して、そう体力や格闘戦の能力があるわけではない。そして、逃げ出すとなれば、格納庫に向かうのが定石だ。 「コウさん、格納庫です!逃げるとなればあそこしかありません!」 「ああ、僕もそう思うよ!」 二人は駆けながら、格納庫への道を急ぐ。そして。 「見つけた!待て!」 シンは手にした拳銃を撃った。射撃は苦手ではないが、得意でもない。オービルから離れた壁に銃弾が当たっただけだった。 「うわっ!」 オービルは半ば身を屈めつつ、足をフル回転させて逃げ出した。 「くぅっ、逃がすわけには!」 シンがさらに追おうとしたところで、医務室から出てきたらしいバニングが止めた。 「よせ、あいつは逃がしてやれ。」 「何でですか!あいつを逃がしたら!」 「いいか、俺たちはガトーの行き先すらわからねえ。だから、スパイであるあいつに案内させるのさ。」 バニングの耳打ちに、シンは心から納得した。確かに、道を知っている者を逃がして、その後を追うのは上策である。 「わかりました。では、あいつを追って、格納庫に誘導します。」 「気をつけろよ、傷つけたら元も庫もねえからな。」 バニングの言いつけを聞き、シンとコウはオービルを追跡する。 「いい加減、逃げるんじゃない!」 シンは恫喝を口にしつつ、時折空砲を撃ち、オービルを脅す。 「あいつら……俺を殺す気か!?」 空砲とも知らず、オービルは必死になって逃げる。そして、格納庫にたどり着くと、最初に目に飛び込んだコアファイターに乗り込んだ。 「くそっ!」 コウは地団駄を踏んだ、振りをした。オービルは心底ほっとしつつ、エンジンを起動させ、アルビオンから逃れた。 中途半端に長くなってしまった…………もう一回分あります。
「おおよその位置は掴んだ。この当たりの鉱山跡だと思われる。」 ブリーフィングルームのパネルを指差しつつ、艦長が言う。 「ただ、相手も簡単には掴ませてはくれまい。あくまでも推定位置でしかない、ということだけはわかってもらいたい。」 オービルの乗ったコアファイターの反応は、砂漠の真ん中で停止したままだ。ということは、位置を悟られまいとしたジオンに撃たれたということだ。 逆に言えば、それは基地がその周辺にあるということを意味している。 相手の戦力がどの程度かは知れないが、ガトーが逃げ込んだとなれば、そして、こんな砂漠のほぼ真ん中に位置している場所に来たとなれば、答えは一つだ。 「宇宙に逃げるつもりだ……!」 それだけは阻止せねばならない。シンはそう思った。 ブリーフィングを終えたパイロットの面々は、格納庫に向かう。作戦会議で、シンとコウはモンシアの配下に就くことが決定されている。彼は顔を顰めたが、止むを得ない。 シンは出撃前にバニングに会いに行こうと思った。これから彼のジムカスタムを借りるのだ。そのことについて、言わねばならない、と。 が、バニングは既に格納庫に来ていた。 「遅いぞ、シン。」 「あ、バニングさん。俺……。」 「お前に俺のジムカスタムを託す。戦力は多い方がいい。俺が怪我をしているからと、機体を遊ばせるわけにはいかんからな。」 「……バニングさん、俺、この機体を借りて、バニングさんの気持ちと一緒に戦ってきます。ただ、壊してしまったら、ごめんなさい。」 俯くシンの肩を、バニングは思い切り叩いた。シンは驚いて咳き込んでしまう。 「そんなことは気にしなくていい。ただ、これだけは約束してくれ。」 「…………生きて還ってこいよ!」 自分が出れば、この少年は死なずにすむだろう。だが、今の自分には、目の前の少年に願いを賭けるしかない。自分の無力さを、バニングは噛み締める。 だが、そんな沈痛な気分を吹き飛ばすように、シンは返事をしてくれた。 「……!はいっ!」 次々と機体がアルビオンを離れていく。コウの機体、ゼフィランサスもカタパルトから弾き出され、熱砂の戦場へと降り立った。 そして。 「シン・アスカ、ジムカスタム、行きます!」 掛け声と共に、彼もこれから始まるであろう、熱き戦場へと身を投じていった。
今回はここまでです。 ジオン側の描写も書かなきゃならないのが、また大変です。次こそは、という気分です。 0083は短いながらも内容が濃いので、文にすると凄まじい量になるようですね……。 でも、頑張ります。
頑張ってください!!!
GJ! 初めてシンをかっこいいと思えたw ジオン側頑張って書いてください 待ってます
乙でした!! 次も無理はせずに執筆を頑張ってください!! ついでに保守
素晴らしいの一言です!頑張って下さい!GJ!!
>444 軍人として有能を基準にするならレビルよりもテアンム提督を思い出してあげて下さい。 レビルは軍人の域を越えて「逝っちゃって」る希ガス。 それを討ったドズル閣下もまた作戦レベル以下では自分の為すべき事をよく理解しておら れましたが。 ゴップ等ジャブローに座りっぱなしのお偉いさんも充分有能としていい。 緒戦の大打撃で士気崩壊しておかしくもなかった連邦軍を実務面で抗戦継続に纏め上げ、 国力に勝る利を生かし消耗戦によって戦争を長期化させてジオンを国家の基礎体力で捻じ 伏せた。当たり前といえば当たり前の事だがそれを実行できるだけでも充分水準並。無能 では無い。 しかも先に長期化と言ったがその期間はたかが1年でしかなく、反攻に転じるやその間は 1ヶ月そこそこでしかない。この点「非常に」付けてよい有能というに値するかと。 「無能」をとうならば寧ろ連邦軍の反攻作戦に事実上打つ手無しで全防衛線を突破される にまかせるだけに終わったギレン等のジオン首脳部こそを取り上げるべきかと。 また、この連邦軍首脳部の手腕の鮮やかさに比べれば、CEの連合軍や種死のザフト軍は 遥かに無能と申せましょう。 ゴップ大将個人となると描写が薄すぎてなんともいえませんが。
良スレage
hfGQ1C/H02氏 ラウはNTじゃ無かったと思う…負債がNTっぽい描写してるだけで。 ラウの凄い所はコーディを超える操作能力とか空間認識能力の点についてで。 操作性の悪い天帝のドラグーンをナチュで、 なおかつ完璧にコントロールするからラウは凄いって言われてたの。 まあ才能に胡座かいてるどこぞのコーディなんかとは、比べ物にならない位の努力家だとは俺も思います。
>>459 そうですとも。
まがい物であることは承知しています。
が、負債のそれまでの(特に富野氏の)ガンダムを嘲笑うような所業に、こちらも黙りたくなくなったのです。
故に、わざとNTと表記いたしました。努力しない奴がなんぼのもんじゃ!と。
「わかるか?ここに誘い込んだわけを!」 「ニュータイプでも体を使うことは、普通の人と変わらないと思ったからだ!」 「体を使う技は、いくらニュータイプと言えども訓練をしなければな!」 「そんな理屈!」
GJ! 本来熱いキャラであるシンが、腐女子の手を離れて漢の世界に入ると、こんなにも…
そもそも種死でキラが操作してるのはファンネルもどきのインコムだから、キュピーンは只の演出でしかない… 負債がキラ様最強!!ってしたいからキュピーンとして、キラはNTだよって負債の頭は解らん…
>>462 彼の中にある復讐の情念を、0083の男たちによって、熱い性格へと昇華させるのは、それほど難しいとは思いませんでした。
なんだかんだで悪く見られてますけど、そういった飾りを取り払えば、素直な少年という素顔が現れますから。
>>463 別のスレで書いたんですけど、キラが複数いれば難なくクリアできたりする…………。
シンにフリーダムを壊されたときにキラが死に(何番目かはわからないけど)、そのあとにフラガの遺伝子を使ったキラの代用品とすりかえれば、あの描写にも納得がいく……はず。
そんなわけないですけど。
しばらく見ていなかった間にいい感じで盛り上がってきてますね。
>>463 NTの意味を取り違えてるよ…負債は…
ホント上っ面しか見てないんだな…
最近富野監督がNTは江戸時代の人間が一番近いって言ってる意味は絶対スルーしてるな
というと、「以心伝心」が富野の考えるニュータイプに1番近いのかな...?
いや、ファーストの頃からのNTの意味は変わってないと思うよ レビル将軍曰く「戦争をしなくても良い人類がNTだ」ってのが 鎖国状態が続いていたとはいえ、長い間戦争が起こらなかったから見たいなことをインタで言ってたと思う そんな人間たちがNTだとか言ってた気が 多分、御大は妙な超能力者がNTだとは思ってないと思う。 こう言う事書くとX厨だと思われがちだが…そう言った意味をある程度分ったあと、GXの最終話のDOME内での会話を聞くと何となく理解できる 別に能力者をNTだと限定したい訳じゃないんじゃなかろうか?
要するに負債のNTへの理解度は、強化人間の研究員並にしか考えていないわけですね。 優れた能力を持つ兵器、道具だと。 そういう概念を徹底的に叩き壊してやりたいところですけど、俺では荷が重過ぎますね。
Stardust memory in Red eyes-真紅の瞳に映る星の屑の記憶- 00. 歴史の闇へ >43 01. 二つの魔 >48 02. 封じられし剣 >58-59 03. 世界の壁 >75-76 04. 力尽きた運命 >176-177 05. 核兵器の影 >233>236 06. 兵器マニアと狂科学者 >271>275-276 07. 不死身の第四小隊 >319>321 08. 廃墟の決闘 >372-374 09. アルビオン発進 >407-408 10. アルビオンにて >449-451 差し出がましいですが目次を作成してみました。 不備があればご指摘下さい。
それに0083はNT出てこないしなぁ 別にファンネル扱うのにNTだのコーディだのより、ガトーや一般兵も歴戦の戦士で その気になればビットモドキごとき叩き落とすくらいの芸当はやってのけるだろ 人知を超えたものならともかく、所詮、人の作ったものなんだからさ 上っ面だけで塗り固められてるキラたちを叩きのめして突きつける事くらいはやってくれるだろうな
>>470 見る限り問題はなさそうです。
こういった整頓は苦手なので助かります。
ありがとうございます。
オールドタイプでオールレンジ攻撃やったのってガトーが最初だっけ? ノイエの有線クローで。
時系列で並べたら厳密に最初かはちと自信ないけど最初期の一人には違いないでしょ。 83とZの繋がり考えたらセンチネル系でも何か同じ頃にやってる鴨だが。
えーと、今後の予定についてですが、とんでもなく大きな捏造設定を行います。 フェイズシフトが塗装できない理由以上の、凄まじい捏造です。 あのデスティニーの脅威の機能について、合理的な説明をするという、前代未聞の所業でございます。 今までにも、デスティニーが核搭載機からバッテリー機へと設定捏造を行っています。 が、Stardust memory in Red eyes版の設定として、何とぞご了承くださいませ。m(_ _)m
めいりんは登場しないの?
>>476 エターナルが闇に飲まれている以上、登場することになると思います。
ただ、そこまで手が回るかと言うと、それは微妙なことになりそうですが。
書けるように努力します。
0083は漫画版も面白かった
>475,477(◆hfGQ1C/H02 さん) フィクションの面白みは「いかにして面白い嘘をつけるか」にあります。 設定に多少の捏造があってもそれを納得いくように説明できればいいのではないかと。 続きに期待しております。
>>479 ありがとうございます。
多分、納得できる形に捏造できると思います。
どうしても物語の進行上必要なので、できるだけ多くの人に納得できる形にしようと思います。
皆さんの応援があるからこそ、書けるわけですから、その分いいものを提供しなければなりません。
最高の素材を用意されているので、それ相応の調理法を用いる必要があります。素材に頼るわけにはいきませんからね。
応援を無駄にせぬよう、努力させていただきます。
では、書けましたので、投下します。 今回は百パーセント、ジオン陣営の話です。
11 同胞のために シンが出撃する1週間近く前、ガトーはアフリカのキンバライト基地に入っていた。元来、レーザー用のダイヤモンドを採掘する鉱山だった場所だ。 「キンバライト……同胞の立てこもる基地か。抵抗にはよい場所だ。」 砂漠の中で孤立してはいるが、攻めにくく守りやすい場所だ。しかも、鉱山を基地にしたため、落盤の危険性はあるが、見つかりにくい。 基地の一番底までたどり着き、サイサリスから降りると、大歓迎の歓声を一身に浴びた。 「バルフィッシュだ!我らの希望だ!」 「ソロモンの悪夢は我らの英雄だ!」 「ジーク・ジオン!」 バルフィッシュは星の屑作戦における、ガトーのコードネームだ。ガトーは、普段は厳しい顔を今は緩めて微笑を浮かべ、叫んだ。 「ジーク・ジオン!」 彼はギレンの肖像画かけられた司令室でキンバライト基地指令、ノイエン・ビッターと対面した。その顔立ちは磊落な男という印象があった。やや太った体つきをし、目に柔和に光を帯びている。 「よく来てくれた、ソロモンの悪夢殿。」 「しばらくお世話になります、ビッター少将。何としてもあのサイサリスを宇宙に持って上がらねばなりませんので。」 ビッターは鷹揚に手を振った。 「いやいや、星の屑に協力できるというだけでも、名誉あることだ。遠慮することはない。」 「ありがとうございます。」 ガトーは深々と頭を下げ、心からの礼を言った。 「そうだ、貴公に飲んでもらいたいものがある。」 ビッターは小さなワインセラーから、一本の瓶を取り出した。 「このシャンパンだ。本当なら星の屑成就の時に開けるつもりであったが……ガトー少佐に飲んでもらえるのなら、基地の将兵も納得するだろう。」 「は…………。」 ガトーは何か嫌な予感を覚えつつも、差し出されたグラスを手に取り、それに注がれるシャンパンの泡を見つめた。 それから二人は、懐古するように語りつつ、シャンパンを口にした。 「敗戦から4年近い月日が経ったな。ギレン閣下は亡くなり、ジオン公国もジオン共和国になり、事実上滅んだ……。」 「…………。」 「今こうして星の屑作戦を行うは、我らが同胞のため。私は命を賭して戦うつもりだ。」 「私もそのつもりであります。ギレン閣下の遺志を継ぎ、腐敗した連邦に鉄鎚を加えねば。」 ガトーはギレンに心酔したタイプだ。何をおいてもギレンの遺志のため、という男である。 しかし、ビッターはガトーの上司にあたるエギーユ・デラーズの心がどこにあるかを知っていた。単にギレンの遺志というだけでなく、本来のジオンの意志、スペース・ノイドの自立が今作戦の目的だと。 ビッターはそのことを話すべきか迷った。だが、彼が出した結論はこうだった。必要があればデラーズ自身が話すだろうし、今は知らずともガトーはスペース・ノイドのために戦うだろう、と。 事実、彼は同胞のために戦うと宣言している。ガトーにとっての同胞とはジオン公国の人間だろうが、広い意味で言うのならば、スペース・ノイド全体のことを意味する。 だが、やはり漏らしたくなったビッターは、こう呟いた。 「ギレン総帥の遺志を、か。私もそう貫徹できれば……。」 「ビッター少将?」 怪訝に思ったガトーが、自分の顔を覗き込んだので、ビッターは慌てて取り繕った。 「いや、なんでもない。それより宇宙に行く方法だが……この基地には虎の子のHLVが一基だけあるのだ。」 「HLVが?」 「ああ。ただ、旧式の物で、MS一機分を宇宙に上げるのが精一杯だがな。」 「しかし、もし連邦が嗅ぎ付けてこの基地を攻撃してきたら、ビッター殿は逃げられないではありませんか!」 「私の心配はいいのだ。貴公は星の屑を成功させることだけ考えていればよい。」 ほとんど遺言とも取れるようなビッターの言葉に、ガトーの胸は感極まるもので一杯になった。 「ビッター少将………………そのような……。」
HLVの整備がほぼ完了した頃、ビッターの下に知らせが届いた。ニック・オービル、コードネームブラウエンジェルがスパイ発覚により、アルビオンから逃亡した、と。 「ブラウエンジェルの進路は?」 ビッターの問いに、伝令は応える。 「真っ直ぐ基地に向かっているようです。」 通常、逃亡を図る場合は進路を偽装しておくものである。だが、オービルは技師だ。そういう、軍事的な機微はわからない。 「こちらを見つけるための出汁にされていることもわからんのか。MS部隊を出せ。ブラウエンジェルを殺さないように撃ち落すのだ。」 「はっ!」 伝令が去ると、ガトーはやや不安そうな顔でビッターを見た。 「ビッター殿……。」 「案ずることはない。私が貴公を必ずや宇宙に上げてみせよう。デラーズ殿と約束したのだからな。」 「はっ……。」 「貴公はHLVへ。すぐに宇宙へ上る準備を。」 ガトーは、自分がキンバライト基地に来たことでビッターたちを死地に追いやるようなことになり、自分自身が疫病神のような気がした。 それなのに、この基地の人間は、自分に対して笑顔こそ見せるが、恨み言など決して言わない。 「同胞たちよ……星の屑、何としても成功させて見せるぞ!」 彼はサイサリスの搬入作業に向かおうとした。 が、ビッターはガトーがHLVに向かうのを追い、彼を呼び止めた。 「ガトー少佐、これを。」 手渡されたそれはずっしりと重く、明るく輝く、青い星のようなブルーダイヤモンドだった。 「これは……!」 「この基地を設営するときに、偶然見つけたものだ。以後、お守りとして私が持っていたが、これはガトー少佐が持つにふさわしい。」 「そのような!ビッター殿が持つべきです。」 「よいのだ、これも星の屑のため。よろしいな?」 そう言われては、返すことはできない。ガトーは押し黙ったまま、そのダイヤモンドを懐に押し込み、ビッターの目を見た。迷いも曇りもない、輝く男の目だ。 「……ジーク・ジオン!」 ガトーはそう言うのが精一杯だった。ビッターも同じように返す。 「ジーク・ジオン!」 ビッターはガトーに背を向け、指示を出した。 「整備の終わっているMSから順に乗り込んでおけ!敵のMSが出撃したら、こちらも出撃する。何としてもガトー少佐を宇宙に上げるのだ!」 向こう側から上がった喊声に、ガトーは涙を零さずにはいられなかった。 「敵MS確認!こちらも出撃します!」 「よし、同胞のために、行くぞ!」 ビッター自らザクに乗り込み、出撃した。このザクは、いわゆる陸戦型に当たるJ型を改造し、胸部装甲を厚くしたものだ。だが、旧式機であることには変わりなく、配備が進むジムカスタム相手では歯が立つようなものではない。 それでもなお、彼は出撃する。全ては、宇宙に住まう同胞のためだ。 彼の機体をはじめとするザクやドム、ドム・トローペンが熱砂を滑り降りていった。
今回はここまでです。 次は0083では熱砂の攻防戦の後半部にあたる場面へと移ります。
ジークジオン!
そしてサイトで調べてみて初めてわかるアデルの系統。 インドじゃねえ、メキシコかっ! イメージで書くんじゃなかった………………。orz orz orz orz orz
Xスレでネタ小説を投下してる者ですが、 やっぱかないませんな・・・。文章が違う・・・。 ここまでかけるなんてホント凄いです(^ ^)
>>487 いや、俺なんてまだまだ。
小学生のときなんか、感想文の宿題が書けないと泣き言を言っていたくらいですから。
アドバイスをするとすれば、こんな感じですね。
まずは小説を読んでみる。他人がどんな風に文を書いているのかを感じ取ることです。
次に、誰にも見せる必要がないから、とりあえず書いてみる。小説をパクる感じでいいので。模倣は慣れの近道ですから。
その次に、自分なりに納得する形に文を変化させる。これで、他人の文とは違う、自分の文章が出来上がるわけです。
ここまで習得しているなら、次はとにかく見てもらう。最初は下手でいいんです。他の人にチェックしてもらえば、どうなおせばいいのかわかりますから。丁度、編集者のようにね。
後は場数を踏むだけです。そのうちにどんどん上達しますから。
俺も別のトリで投下していたこともありますが、その時は叩かれましたよ、かなり。
そして、今そのスレを確認……。 俺がアドバイスなんぞするなんて、何とおこがましいことを! 失礼致しました!
>>489 いえいえ充分に参考になりました。俺も別のスレで長編書いてるんですがこれがなかなかうまくいかなくて……。
投下したのに反応が薄かったりするとなんか寂しいです。
GJですそしてジークジオン
保守age
このスレこんなに神なのに、スレタイで物凄い損してる気がするw
ジオンサイドのエピソード乙。 でもって保守
くそ、良い意味でシン厨のSSだ。 キラだって砂漠の頃にランバ・ラルにでも出会っていたら…… ラクスに洗脳されていなかったら…… く、くやしい……ビクビクッ
スレタイがどうだろうと、良いものは良い。ジークジオン 星の屑 成就のため。
立てよ国民age
>495 その思いをSSにして見せてくだせぇ。 期待
>>495 確かにスレタイではキラと入ってるから
キラのSSを書くのもOKなんだよなw
495よ、今は耐えるのだ!生きてこそ得られる栄光が…略 個人的には初期のキラは好きです。
キラも凸もシンも嫌いじゃないがラクソとカゴリと豚リンは大嫌いな俺としては いわゆるキラ厨とシン厨の争いが見ていて心が痛む。この場合のキラ厨はラクソ信者も混ざっているのかも試練が。 こんなことかくと腐女子だろといわれそうだがステラとかルナマリアは嫌いじゃないし、そもそも男だし。 何が言いたいかというと、ラクソどもと切り離されて、改心していくキラも見てみたいということだ。
ありがとうございます。
というか、
>>26 でスレ違いだよね、と言ってあるんです。
でも、書くことを許してくれた人がいる。だからこうやって書いてるわけです。
簡単に言えば、俺はハイジャックならぬスレジャックをしているわけですよ。
だから、正統なSSを書くことは悪くない。というか、俺が異端なだけですから。
キラ改心って結構ご都合的じゃね? CEみたいに 「悪者は正義のヒーローがやっつけた!これから敵も味方も皆仲良しだ!」 っていう都合の良い展開はUCでは起こらないと思うぞ 主人公のハサウェイがテロ起こして、しかもちゃんと処罰されて処刑されるような世界だぞ? 良い奴だったからって最終的に良い結果に終るとも限らない過酷な世界だぞ 0083となるとシナプス艦長も極刑になるし
おお、エピソード投下ありましたな。最近毎日このスレチェックしてる俺w 作者殿、乙であります。 ただ、過剰な謙遜は必要無いと思います。異端とも言わないで。このスレには、あなたのSSをこんなにも楽しんでいる人々がいるのです。もっと胸を張って下さい。 話を造り始めたという事は、完結させる義務も発生するという事です。体に気をつけて、これからの長丁場に臨んで下さい。
>>504 全体的な話の骨組みは完成しているので、義務を果たせるかは自分の根性との格闘だけです。
学校が始まってしまうと、今までのように毎日出せませんから、ゆっくりになりますけどね。
あと、異端という表現を使いましたけど、異端であることそのものは悪いことではないと思っています。
それは、人間としての特徴、個性に近いものですから。
中世ヨーロッパでは、キリスト教徒から見た異端者を焼き殺したりしましたけど、今は違いますからね。
自ら異端となりたい、そういう変わり者なので。
シーマ様とフレイが出会ったら
職人さんは学生さんだったんですか!学生さんでこれだけの作品が書けるとは…いやぁ実に天晴れですな(`・ω・´) 続き楽しみに待ってますからこれから頑張ってください!!!!
>>503 キラヤマトが最初から三人目キラ(別名は種死キラ)みたいに池沼全開だったわけじゃない。
キラだって一人目はストライクでシンよりも少しナイーブな一般人の少年なりに頑張ってたし
二人目は自由に乗っていて悟ったような言動だったとは言えまだフレイへの想いに一人目の影が見えていた。
一人目か二人目の種時系列キラをUCに飛ばして一から叩きなおしてヤキ入れて、打ち直し鍛えなおしてもらうんだ。
あえて三人目キラをハマーンの元に送り込みマシュマー化を狙う、とか
>510 電波を電波(強化)したらマイナスの2乗でまともに、、ならんよな。
YouTubeでSEEDのはじめの方見てるけど、最初の頃はキラ普通だったんだなぁ… 成長の余地があって期待できるのに結果は…orz
見れば誰もが思うだろう この作品をなおしたいと 故に許されない、このような作品は
ageておきます♪ 保守!
保守
職人さんまってるよぉ!!!!!
職人来てくれーー!!
職人さんは今日はもしかして休みか?
もう少しで書き切れます。 しばしお待ちを。
あわてない、あわてない。 ひとやすみ、ひとやすみ。
完成しました。 投下いたします。
12 焼けた黄砂 緑まばらな砂漠地帯で起きた戦闘。砂塵を撒き散らし、各所で砲弾が着弾して砂のシャワーが砂漠に広がる。 「コウ・ウラキ、吶喊します!」 二人の隊長となったモンシアに言われ、コウは敵陣に切り込んでいく。シンも飛び出そうとしたが、モンシアに止められた。 「アスカ!お前は俺と一緒にウラキの援護だ!」 突っ込む癖があるとバニングから聞いていたモンシアは、シンを近くに置き、援護に徹底させようとした。 「そんな!コウさん一人に突っ込ませるんですか!?」 「あいつの機体は仮にもガンダムだぞ?簡単には死なねえよ。」 シンはむっつりとしたが、こうも取れる。それだけコウの腕を認めつつある、と。 「なら、死なせるわけには行かない!」 ジムカスタムのメインウェポンはジムライフルだ。速射性のある実弾兵器で、1マガジン30発だ。下手に引き金を引くと、一瞬で1マガジンを撃ちつくしてしまう。シールドの裏に予備のマガジンが2つ取り付けられているが、それでも結果は同じだ。 演習でペイント弾を撃つジムマシンガンは80発だが、それより少ない。気にかけず戦えば、あっという間に撃てなくなるのは必至だ。 「セミオートモード……1回につき3発……設定完了!」 これは一度引き金を引くと、3発の弾が発射されることを意味している。そうでもしなければ、弾がなくなってしまう。 起伏の激しい鉱山の麓から、山の上にいる敵にジムライフルを撃ちこむ。だが、あっさりとかわされ、逆にザクマシンガンを撃ち返された。 シンは慌ててシールドで防ぐ。 「やはり、今の俺のレベルではこの程度なのか……!」 ジムカスタムの操作性はコズミック・イラの量産型MSと比べ、はるかに向上している。だが所詮、量産機は量産機だ。運動性はデスティニーを遥かに下回る。 「制限時間を気にせず戦えるだけマシだけど……マシンガン装備の機体はアカデミー以来だしな。」 接近してくるザクの戦斧をシールドで弾き、肩に装着したビームサーベルを抜きざまに斬りつけた。あっけなくザクは切り伏せられる。 抜きざまに斬りつける場合、相手は太刀筋を見切るが難しくなる。そんな話をどこかで聞いたので実践してみたのだが、なかなか有効ではないか。 そう思う暇もなく、ドムが接近する。こちらはヒートサーベル装備で、ザクよりも接近戦において、長い間合いを持つ。 「負けて……死んでたまるか!」 ビームサーベルをなおし、ジムライフルを撃ちつつ後退りする。しかし、砂漠での機動性はドムの方が上だ。ジムライフルの弾を避けつつ、間合いを詰めてくる。 が、そのドムは目の前で蜂の巣になった。 「バカ野郎!前に出るなって言っただろうが!」 モンシアだった。 「お前を死なせてバニング大尉に怒鳴られるのは俺なんだぞ!そこんとこ、わかって戦え!」 嫌味な奴だ。そう思いつつ、シンはモンシアよりも距離をおき、ジムライフルで狙撃する。 一方、前線で戦うコウは汗みどろだった。こちらはビームライフル装備であり、マシンガンのように弾切れを心配しなくていい。だが、撃ち過ぎれば動きが鈍くなるのは確かだ。慎重に戦わなければならない。 「これでどうだぁっ!」 ほとんど至近距離でビームライフルを撃ちこみ、ザクを仕留めたコウは、素早くドム・トローペンに銃口を向ける。 ドム・トローペンは砂地を滑るように移動し、連射性を上昇させたバズーカ、ラケーテン・バズを連射した。コウはゼフィランサスの姿勢を低くして突っ込ませ、接近しつつ攻撃をかわす。 「うわあああああああああ!」 さらに横に飛びつつ、ビームライフルを放つ。動力炉に命中したのか、猛烈なキノコ雲を吹き上げて爆散した。 「ウラキ!動力炉のあるMSの腹はできるだけ避けろよ!無用な爆発が起きたら面倒だ!」 「わかっています!」 「わかっているなら実践しやがれ!」 怒鳴りながらの応対の間に、モンシアは3機のザクを仕留めている。さすがに口だけの男ではない。
「俺も!」 シンはジムライフルを撃ちつつ、起伏の激しい斜面を移動する。そこを狙って、ホバー移動が可能な暗い茶色の砲戦仕様機、ザメルのカノン砲が火を吹いた。 「砲戦仕様機!?」 カノン砲の襲撃を回避し、ジムライフルの引き金を引く。猛然と火線が放たれ、ザメルに伸びていくが、ドムと同様砂地を滑っていく。 「何て機体なんだ!」 ジムカスタムのスラスターを吹かし、ザメルに向かっていく。ザメルは近づかせまいとバルカンを撃つが、彼はシールドで防ぎきった。ザメルは再びカノン砲を撃った。シンはそれをシールドで防いだが、盾が壊れてしまい、使い物にならなくなる。 「ええい!」 ビームサーベルによる居合い抜きがザメルに吸い込まれ、暗い茶色の巨体が動きを止めた。だが、気づいたときにはザク、ドムに囲まれ、その後ろにはザメルが控えている。 「あのバカ、突っ込むなって言っただろうに!」 モンシアが毒づき、シンの援護に向かおうとするが、ザク2機に阻まれる。 「シン!」 コウもドム・トローペンに立ち塞がられ、身動きが取れない。 「しまった、囲まれた!」 シンは味方から切り離され、完全に孤立してしまったのだ。 「俺はここで死ぬのか?ガトーを止めるどころか、この砂漠で果てるのか?」 そんな思いがシンの胸によぎる。だが。 「いいや、こんなところで俺は…………諦めないっ!」 シンの中で何かが弾けた気がした。同時に、ザク、ドム、ザメルの動きが手に取るようにわかる。全機が一斉に射撃を開始したときも、それらが全て児戯のように感じられた。 「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!」 左肩に被弾しつつも、次々とジムライフルのターゲットに収めた敵を葬り去り、後方に控えるザメルに向かっていく。 しかし、そこでジムライフルの弾は撃ちつくした。シンは舌打ちしつつ接近してきたザクに空のマガジンをぶつけ、ザクマシンガンを奪い取った。 「こいつをくらえ!」 シンはザクマシンガンの元の持ち主を穴だらけにすると、ジャンプしザメルの砲身にマシンガンの弾を滑り込ませた。ザメルの砲身が暴発によって膨れあがり、本体すら吹き飛ばす。 それを見たドム・トローペンが、ジャンプしたジムカスタムにバズーカを放つ。シンは無造作にマシンガンを放ち、バズーカの弾体を破壊した。もうもうたる爆煙が吹き上がり、ドム・トローペンのパイロットはシンのジムカスタムを見失った。否、すぐに見つけた。 しかし、それは自分に向かってビームサーベルで斬ろうと、光る剣を振り上げた姿だった。そこで彼の思考は停止する。シンがドム・トローペンをパイロットごと両断したからだ。 シンはそれで止まらない。手にしたザクマシンガンでモンシアの前に立ち塞がったザク2機、コウを阻むドム・トローペンをも無造作としか思えない動作で撃砕する。 「な、なんだあ?あいつ今まで手を抜いていたのか?」 モンシアがぼやくのも無理はない。シンは一般的なコーディネイターを両親にもつ第二世代だが、彼には親にない特徴が備わっている。その一つが、このSEEDと呼ばれるものだ。 一時的に、目の前の事象全てを見るだけでなく、「感じ取る」ことができるようになる力だ。元の世界でもその力は圧倒的な力を持っていたが、こちらでも健在のようである。 無論、全てを知覚できたとしても、それをどう生かすかは本人次第だ。未来予測のスキルが優れていなければ、宝の持ち腐れになってしまう。 だが、彼はこの世界に足を踏み入れ、この世界の最強とも呼べるパイロット、ガトーとの戦いによって、少しずつその力を開花させていたのだ。 当然ながら、まだ開花し始めたばかりだ。完全ではない。横からの攻撃で、せっかく奪ったマシンガンを破壊された。 「そっちか!」 シンはジムカスタムのカメラをそちらに向け、頭部バルカンを撃ちつつビームサーベルを抜き放った。マシンガンを破壊したのはザクだ。 慌ててそのザクは後退しつつ、脚部ミサイルポッドからミサイルを射出した。それがジムカスタムの左腕に着弾する。が。 ザクの動きはそこで止まった。シンは左腕を犠牲にし、そのザクをビームサーベルの一撃で葬ったのだ。
その様子をビッターは見ていた。別の方向からも、ジムカスタム1機と、ジムカスタムをベースに作られた砲戦仕様機、ジムキャノンU2機が攻撃している。 「もはやこれまで。ならば、せめて母艦だけでも!」 ビッターは立ち塞がったシンのジムカスタムを戦斧で弾き飛ばし、モンシアの攻撃を振り切り、アルビオンに迫る。 「とった!」 ヒートホークを振り上げたビッターは、そう確信した。しかし、一条のビームが彼の機体を貫く。ゼフィランサスのビームライフルが、ザクを撃ち抜いたのだ。 「私が死んでもジオンの理想は…………ジーク・ジオン!」 そこまで言った瞬間、彼の機体の推進剤が引火し、爆散して果てた。その様子を宇宙へと上りゆくガトーは見ていた。 「ビッター少将……あなたは軍人の鑑でありました………………!」 ガトーの乗ったHLVが宇宙へと旅立ったと時を同じくして、キンバライト基地の人員は全員投降した。全員の顔には、悔いはない、とでも言いたげな表情が浮かんでいた。 アルビオンに帰艦したシンを待っていたのは、バニングの強烈な平手打ちだった。 「お前が生きて還ってくれたのは嬉しい。機体が損壊したこともどうでもいい。だがな、お前は隊長の命令に従わなかった。わかるか?下手すりゃ、お前が、引いてはアルビオンのクルー全員を危険に晒したってことだぞ!」 シンは暗く沈んだ赤い目を床に向けた。わかっている。それはわかっているのだ。 「何か言いたいことはあるか?」 彼は首を横に振った。バニングは一つため息を吐き、告げた。 「文句を言わないだけでも上等だ。自習室に行って来い!」 シンはとぼとぼと自習室へ向かった。コウは少し悩んだ後、デスティニーのコックピットに向かった。 自習室に入ってから、そう経たないうちに、コウが訪ねてきた。 「シン……大丈夫か?」 「ええ、まあ…………。死にはしませんでしたし、殴られて閉じ込められるだけですんで、ほっとしてます。」 「…………。」 「俺、銃殺刑ものの違反をしたこと、あるんですよ。その時処罰はありませんでしたけど……。今思えば、せめてこうして欲しかったんだな、って。違反したんだから、罰はちゃんとして欲しかったんだな、って。」 コウは俯いた目をシンに向けた。シンは苦しいという表情はしていなかった。ただ、これでよかったんだ、と顔に書いてあるようだ。 「シン、君のコックピットの下に、これが入っていたんだが……。」 コウが差し出したものにシンは驚いた。そのピンクのボディ、折りたたまれたコンパクトな箱型。妹の形見の携帯電話だった。 「それ……!」 シンの表情が一変したようだった。驚きと、悲しみが綯い交ぜになったような顔だ。 「携帯電話、だよね?悪いと思ったんだけど…………見てしまったんだ、中を。」 壁紙に設定されているのは、妹、マユがクッキーを焼き上げたときの写真だ。うまく焼けたからと、自分に撮ってくれとせがんだのを、今でもありありと思いだせる。 「君の……家族かい?」 「……妹です。3年くらい前の戦争で……俺以外の家族は全員…………。」 「そうか……。僕は家族に囲まれて育ったから、君の気持ちをわかってあげることができないけど……。」 「……………………。」 「僕には、謹慎中の君にそれを渡すくらいしかできないから……。」 シンはもう聞いていなかった。よほど思い出深いであろうその携帯電話を握り締め、涙をこらえているようだった。 コウは、これ以上話しかければ彼を傷つけるだろうと思い、そのまま自習室から出て、鍵をかけた。 「……マユ……!」 しばらく堪えていた家族への思いが、異世界に来たことで再び溢れ出す。かつての妹思いの兄、いまは孤独な戦士であるシンは、一人ひそかに涙を零すのだった。
ここまでです。 時間がない状態で書いたから、突っ込みどころ満載かも知れん……orz
いやいや!!GJ!ですよ 次回も頑張ってください!
シンが反省してるw 面白かったっす
シン…(´;ω;`)
GJです・・本来はこういう奴なんでしょうねシンって。 某誌で「ワガママ」だの「暗い」だの言われてたけど、負債演出のせい でかなり歪められてたと思います。 確実に成長していますね、シン。 続き期待してます。
突っ込み所・・・コウが携帯電話知ってることに違和感を覚えたが別に知っててもおかしくはないかと思い直した
シンの「ええい!」が新鮮だな。 CEじゃ、ないもんな。 だんだんUCに馴染んできたら「そこっ!」とかいってくれたりするのかなw
ビームライフルはECAPの弾数制
種キャラが量産機で活躍するのは新鮮だな! こういう場面があれば、後に復活するであろうデスティニーへの期待も高まるし、 話の作り方が上手いなあ。
>>526 ジムキャノンって確かジムカスタムじゃなくてガンキャノンをベースにしてると思ったんだけど、
皆様、ありがとうございます。
>>531 UCもCEも、現在からの歴史の分岐によって成り立った世界、と俺は思っているので、知っていてもおかしくはないと思います。
ただし、随分旧式だな、と言うかも知れないけど。
>>532 実は……ゲームでは言ってたりして。
GBA版の格ゲーで、ソードインパルスの必殺を出すときに「ええい!」は出てきます。
>>533 ぬお。
あのサイトには書いてなかったから油断したあ……。orz
>>535 設計コンセプトは、ガンキャノンを量産化し、ジムキャノンを強化する、というものだったと思います。
本体の大部分は、どうやらジムカスタムのパーツを流用しているようなので、あながち間違いというわけでもなさそうです。
面白かった! でもどうせならあまり種割れに頼らない戦い方があっても良いんじゃないかって思う 種が割れてもザクに苦戦するシンとかデスティニーとか そっちの方が燃えるなぁ 言ってみれば0083もNTのような特殊能力者とか力に頼らない連中ばっかりだし、とか言ってみる
職人さん乙!! シンがまた一歩成長しましたな 次回も頑張ってください!!
540 :
通常の名無しさんの3倍 :2006/04/07(金) 00:02:16 ID:4PpxLNkR
ゲルググげるぐぐGELGOOGゲルググげるぐぐGERUGOOGゲルググげるぐぐ さあ次はいよいよシーマ様のおおなりですよ ガーベルガーベルガーベルガーベルガーベルテトラテトラテトラテトラ
>>538 それも考えたんですが、シンの設定が宙ぶらりんになるのはなあ、と。
多分、対ガトー戦ではまず使うことはないと思います(未定ですが)。
また、小説版を読む限り、本文でも書いたような超絶的な能力を有していることがわかっています。これを冒頭に出すと、つまらなくなってしまう。
もしくは、それでもガトーが払いのけてしまうと、シンが意気消沈してしまう可能性もあるので(唯一の勝つ手段だとそれまでは思っているわけですから)、このタイミングで出しました。
実際のところ、種割れをしても、やはり被弾はして、パーツを吹き飛ばされています(劇中ではほぼ無傷ですが)。しかも、機体のアドバンテージはシンの方がまだまだ有利ですし。
まだまだこれから、という意味もこめたシーンなんです。
この話完結したら全米が泣くかも!
コメーッ!
今日も通学中に楽しませて頂きました ってかこのスレ感想かく人もいい意見出すもんで 感想読むのも楽しんでる GJ!
キラバージョンを作ってみる 仕事あるから月一回とかの投下になるかもしれないけどOTL AA組と一部の赤福が出る予定です。 駄文なんでスルー可です。 まずはプロローグだけ。 プロローグ 守りたいものがあった。守れなかったものがあった。 守らなければならないものがあった。守れなかったものがあった。 かつてオーストラリアと呼ばれたその場所で。 今は愛機とともに眠りしもの。 今は愛機とともに屈辱にまみれしもの。 彼らは、今は知らない。二人の出会いを。 そして、キラは知らない。愛機・ストライクとともに眠るこの場所が、彼らの知る世界でないことを。
キラバージョン、頑張ってください!!! 楽しみにしてます!
やるなら別スレ立ててそこでやってください
スレタイではガトーとキラが出会ったらだからキラのSSを書くのもOKかと。
◆hfGQ1C/H02氏のはシンが連邦サイドに来てるからラクシズがジオンサイド、 つまりキラとガトーが共闘するんだと思ってた。
>>552 ラクシズがジオン残党軍と共闘は難しいでしょう。
ラクシズは自分たちがストライクフリーダム、インフィニットジャスティス、ミーティアを保有しているにもかかわらず、大量破壊兵器の存在を許さないような陣営ですから。
キラとアスランという、最高の「人間兵器」を持っている以上、デラーズ・フリートの存在を知れば、排除しようとはしても、共闘はないと思います。
どんな形であれ戦争をしようとする組織は壊滅させるのがラクシズとオーブの信念か。
>>554 それならまず自分たちを壊滅させないとww
>>545 ストフリじゃなくてストライク?
やべ、興奮してきた(*´Д`)
>>554 「夢を見る。未来を望む。それは全ての命に与えられた生きていくための力です。
何を得ようと夢と未来を封じられてしまったら、
わたくし達は既に滅びたものとしてただ存在することしかできません。
全ての命は未来を得るために戦うものです。戦ってよいのです。」
訳:俺の我が侭を邪魔するな!
>>557 今続きを書いていますが、いずれそれに対する反論をシンに言ってもらうことになります。
言えるようになるまで、コウ、バニング、モンシア、ガトー、デラーズ、シーマに教育してもらえるはずですから。
彼らの言い分と今までの彼の持論を合わせれば、ラクシズを簡単に論破できることでしょう。
俺自身、彼らから多くを学びつつ書いていますから。
自分の自由を主張するのは結構だし当然なんだが、彼奴らはそこから生じる責任については都合よく無視してるんだよな。 責任は回避しながらも自由は要求するって、世間知らずの子供の言い草なんだよな。てゆうか、中二病? まあ、そんな思想レベルの人間に創造されたラクシズも被害者かもしれんが。 …そろそろスレ違いだよなorz
>>559 シグ「お前はほしいものが与えられないからと泣き喚く、ただの子供だ!」
アイン「言ったなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
こうですか?
とまあ、シーマ様の登場を待ち望んでいる方もいるようですし、頑張って続き書きます。
ageておきますね 今日は見れるのですか?
キラは、デラーズフリートの熱と理想に引き摺られて、特攻して死にそうな予感
アスランはあっさりデラーズに言いくるめられそう
>>564 その後ラクス電波で再洗脳される、と。
もう少しかかります。お待ちください。
取り敢えず一言…… 今まで一度も話題に上がってないであろうアルビオン通信士シモンさんカワイソス
デラーズ側で話題にならないカリウス君
シモンといやあ、アルビオンのクルーそろって月の飲み屋に繰り出すシーンあったけど、 あの輪に未成年のシンは入れるかね?
>>566 書けるかなあ、シモンさん……。
>>567 出します出します。まだ後でですけど。
>>568 その辺織り交ぜて書きます。
では、書けましたので、投下します。
13 星海に巣食う者 サイサリスと共にHLVで地球を脱したガトーは、迎えのムサイに乗り込んだ。このムサイは後期型と呼ばれ、、ブリッジから伸びた3つのブロックの内、前方のブロックの側面に3対の「盾」が増設されている。 「ご苦労様です、ガトー少佐。」 このムサイ級ペール・ギュントの艦長、ヴィリィ・グラードルがガトーに挨拶した。やや疲れたような表情の男だが、これが通常の状態なのだろう。 階級はガトーと同じ少佐だが、ガトーの方が先任だ。よって、彼はガトーの副官という立場にある。 「グラードル、出迎え、感謝する。」 「首尾よく2号機を手に入れられたようで、何よりです。これで連邦が条約違反の機体を開発したと、突きつけることができます。」 サイサリスの奪取の目的は、何も核兵器の使用だけではない。核を攻撃手段として使うことを前提としたMSの存在を世に知らしめし、自分たちの立場を正当化しようという目的もあるのだ。 「うむ……。」 「どうなさいました?」 「奪取に成功はしたが、キンバライト基地の同志たちを見殺しにしてしまったのだ……これを悔しいと言わずして、何と言おうか。」 「少佐、彼らはその覚悟をもって戦ったのです。悔いはなかったでしょう。それに、その借りはこれから返せばよいのです。」 「……その通りだ。よくぞ言ってくれた。」 その時、正面から暗い茶色のザンジバル級が接近してくる。まるで、こちらが見えていないかのように速度を上げている。 「なっ、何だ!?」 クルーが恐慌を起こしかけたところで、そのザンジバル級はブリッジの上を通過する。その差10メートル。舵が少しでもずれていれば、ガトーの乗る艦はブリッジを粉砕されていたはずだ。 そのザンジバル級では。 「何だい、ガンダムを持ち帰った男の出迎えの艦かい。旧式すぎて宇宙のゴミかと思っちまったよ。」 威丈高と感じられるような声で、ブリッジにある虎の毛皮の敷物に寝そべる女が言う。それを聞いたクルーが馬鹿笑いした。皆、人相が悪く、たくましい体つきをしている。 その姿を見ていないガトーは、それでも彼らの正体を見破る。 「海兵隊の連中か……何故茨の園にいるのだ?」 ジオン海兵隊。元々海兵隊とは、西暦を使っていた時代の、アメリカという国が20世紀に設立した部隊だ。海軍に随伴し、島などの拠点への上陸作戦の切り込み役として投入された。 彼らは勇猛果敢をもって世界に知られたが、同時に粗野でもあったらしく、現地民への暴力、婦女暴行事件などを頻繁に引き起こしていたようだ。 ジオン海兵隊は、キシリア・ザビ少将率いる突撃機動軍の一部であり、艦隊戦やMS戦もするが、その本領は陸戦にある。敵の戦艦、拠点に生身で乗り込み、MSが手を出せないようにして乗っ取る。非常に荒っぽい戦闘をこなしてきた部隊なのだ。 だが、出自はというと、構成メンバーの大部分がサイド3、コロニーマハルの無法者だった者が大部分だ。やはり、アメリカ海兵隊と同様粗野であるようだ。 「彼らはジオンの栄光に傷をつける連中ではないか。」 ガトーはギレンに心酔しているため、海兵隊の存在が許せないのだ。単に粗野というだけではない。それ以外にも、彼に言わせれば多くの「悪行」を重ねている。 「とにかく、デラーズ閣下に会わねば。」 ガトーは茨の園、つまり、デラーズ・フリートの拠点に到着した。ギレンの肖像画がかかる赤絨毯が敷かれた広間に入ると、ガトーが会いたいと思っていた人物と対面した。 その人物は一段高くなった壇上の椅子に座っている。坊主頭で、口の周りに黒いひげを生やしたその姿は、絵に描いたような軍人である。 その男の名前は、エギーユ・デラーズ中将。デラーズ・フリートの創始者だ。ガトーは姿勢を正し、デラーズに挨拶をする。 「ただいま戻りました。ガンダム2号機奪取の任、果たしました。」 「ご苦労だった。これで星の屑の半分が成功したも同然だ。」 「は……。」 ガトーの表情は暗い。海兵隊と遭遇したことを話すか否かで迷っているのだ。その迷いを察したか、デラーズは告げた。 「お前が地球に降りている間に、我がデラーズ・フリートに加わった者がいる。」 その言葉と同時に、広間に一人の士官が入ってきた。黒々とした長い髪。信じることをやめたような、細められた目。全体的に整った顔立ちなのだが、全身から放たれるオーラによって「女傑」と呼ぶ方がふさわしいと感じさせる。 彼女の名はシーマ・ガラハウ。階級は中佐である。ガトーとすれ違ったザンジバル級、リリー・マルレーンで、彼の乗るムサイ級を嘲った人物だ。 「デラーズ閣下の言う星の屑……せめてものそのお力添えにと思ってね。」
ガトーは顔を顰めかけたが、デラーズの前だ。露骨に出すわけにはいかない。しかし、シーマはそういう反応をするだろうとわかっていたようだ。 「ソロモンの悪夢さんだね。久しぶりだねえ。」 「…………は、ア・バオア・クー以来かと。」 シーマとガトーは一度だけ同じ戦場で共に戦ったことがある。それが一年戦争の最終戦、ア・バオア・クーの戦闘だ。 尤も、ガトーはその戦いで自分のゲルググを損傷して帰艦したところ、キシリアによる反乱でギレンを失い、デラーズと共にア・バオア・クーから脱したのだが。 「まあ、あたしらが加わったからには、あんたには楽をさせてあげるよ。せいぜい奪ったガンダムを磨いておくんだね。」 それだけ言うと、シーマは身を翻し、広間から出て行った。 広間から出たシーマは、リリー・マルレーンの艦長、デトローフ・コッセルと顔を合わせた。 「会見の方、どうでした?」 デトローフが問うと、シーマは予想通り、とでも言いたげな顔をして応えた。 「ソロモンの悪夢さんは、やっぱりあたしたちが気に入らないみたいだね。当然といえば当然だろうけどね。」 「はあ……何ていうか……奇麗事のうるさい連中ですからね。」 「ガトーのやつは好き嫌いがはっきりしているからまだいいよ。問題はここの主さ。」 デラーズは以前も述べたように、ギレンの信奉者というだけでなく、コロニーに居住する人間のため、と行動している。こんな作戦で、宇宙に住む人間を幸せにできるとは、とてもではないがシーマは思えなかった。 「あたしらも宇宙に住む人間だ、だから戦列に加わってくれ、ときたもんだ。奇麗事が過ぎるよ。」 シーマは肩をすくめ、呆れたように言い放った。 「俺たちは……どこ行ったって陰口を叩かれますからね。」 「まあ、あたしたちも奇麗事を言ってる連中の陰口を叩いているんだから、同じことなんだけどね。」 彼女は自らをも嘲るように言葉を吐き出した。 広間では、ガトーがデラーズに抗議していた。何故シーマ艦隊を戦列に加えたのか、と。 「彼らはジオンの理想に仇を為します!あの者の腹には黒々としたものが!」 そう主張するガトーの元にデラーズは向かい、彼の手をとって説く。 「お前の留守中に彼らを加えたのは悪かった。だがな、ガトー。今は少しでも戦力が必要なときなのだ。小儀にこだわって大儀を見失ってはいかん。」 「は…………。」 デラーズはガトーが海兵隊を嫌っていることを知っている。だが、彼は、汚れ仕事ばかりさせられたシーマ艦隊であっても、宇宙に住む人間であることには変わりがなく、理想を説けばきっとわかってくれる、と信じている。 シーマたちの陰口を叩く者を抑えることはできなくとも、せめて、自分だけは彼らのことを理解しよう。デラーズはそう思っていた
一方、アルビオンは宇宙に逃げたガトーを追うため、ジブラルタルのマスドライバーに向かっていた。キンバライトから真っ直ぐ北に向かうだけの行程だが、時間はかかる。ジブラルタルに到着するまでの間にバニングのジムカスタムは修理され、シンも自習室から出された。 「んー、やっぱり外はいいな。体がこちこちだよ……。」 彼は伸脚をし、アキレス腱を伸ばした。3日閉じ込められれば、さすがに血行が悪くなる。 トレーニングルームに向かい、やはりナイフの訓練を、と思ったが、気が変わった。 「走るか……。血行が悪くなってるし。」 ルームランナーに乗り、後ろへと流れていくベルトの上を走る。軽く体を温めるつもりだったが、徐々にペースが上がり、始めてから20分もすると、息が切れてきた。 「ふう。少し休もう…………。」 彼は壁にもたれかかり、ぼんやりと天井を見つめた。そのシンの視界に割り込んだのは、もはや慣れ親しんだ、お人よしの顔だった。 「自習室から出されたって聞いたから、どこにいるのか探したよ。」 「あ……すみません。体を動かしたくなって。挨拶に行くべきでした。ごめんなさい。」 コウはお人よしの顔に笑みを浮かべ、手を振った。 「いいんだ、君の事を見るようにバニング大尉が言ったからね。僕が君を見つけることができれば、それでいいんだ。」 「バニング大尉が、コウさんを俺に?」 「うん、君みたいなタイプには、僕みたいなお人よしをつけておくのが一番だって。」 シンが口元に笑みを浮かべると、口を開いた。 「感情に任せて暴走するから、お人よしがいい、って?」 「そうそう。」 ひとしきり二人は笑うと、コウが言った。 「これから僕らは宇宙に出る。この先のマスドライバーでだ……。」 シンは表情を暗くした。それに気づいたコウがシンの顔を覗き込む。だが、 「あ、いえ、何でもありません。」 と応えただけだった。 シンの家族は、そのマスドライバーを巡る戦闘で失われたのだ。シンにとって、色々と宿業の深い建造物だ。 アルビオンはマスドライバーによって宇宙へと舞い上がる。星の海にてアルビオン待ち受けるのは、その美しく煌く星とは裏腹な、過酷な運命だった。
今回はここまでです。 中途半端な長さになってしまった……………………。orz
毎回GJです。
乙です。 改めて考えるとコウってヒヨッコから幻の撃墜王なんていうUCガンダムじゃ もっとも成長の度合いが著しいキャラだわな。 無論ガトーやバニング、ケリィ等の軍人としても人としてもベテランの面子に 心身ともに鍛えられたからだが(思想云々は置いとくとして)。それにシンがど う関わってくるのか。 次から宇宙ということは対海兵隊と対ヴァル・ヴァロ… 次回も期待して待ってます。
お疲れさまです 次も楽しみにしてます!
このスレ見てたらシンやキラに必要なのはバニングなどの大人だけじゃなく、 コウのような友人も必要だったということに気付いた。 キラとアスランは親友らしいが、キラ>アスランみたいな構図ができていて 対等な立場とはいえないし、本音を言い合える友ともいえなかった。 シンにしてもそう。
>>577 監督曰く、「アスランはキラに依存してる」だけ。
つまるところイザークとディアッカどころか整備の二人組以下の友人関係。
まぁなんにせよ足の遅いジムキャノンでFb追いかけて混戦状態の中コウを
救助したキースには敵うまいて。
キースとモーラはどこ?
ありがとうございます。
>>577 ありがたいことに、コウは人懐っこいイメージがある上に、シンと違っておっとりしたタイプらしいので、シンのトゲトゲした部分をある程度弱めてくれるみたいです。
また、この話のコウは
>>239 で述べたように、ゲームのコウをイメージして書いています。優しさを持っている彼ならば、よき理解者となってくれるようです。
>>579 書く機会を逸してしまいましたが、次こそは出そうと思っています。
キースだけなら、ちょい役で出してるけど…………。
キラはアスラン居なくても特に問題ないが 逆だとなぁ
ジークラクス!
ふと思ったんだが、GP-02が核バズーカ発射して場合、その弾頭に フリーダムかジャスティスが突っ込んでいけば爆発せんわけか?
間違った して場合→した場合
>>584 にゅーとろんじゃまーきゃんせらー発動してどうするよw
ああそうか・・・
ふと思ったんだが、Nジャマーキャンセラー(以降NJC)にしたってその作動には恐らくエネルギーを必要とするよな。 ということは、普段回しているエネルギーの割合が結構大きかったとしたら、 NJC搭載機はU.Cでは本編以上のパワーを発揮できる? まあストフリと隠者は核融合らしいからあまり関係ないだろうが。
>>584 どっちみちGP-02の核弾頭はレーザー核融合なのでNJは効かない。
ストフリと隠者が核融合エンジンならNJCつける意味ないだろ
GP-02がというよりUCの核兵器は軒並みレーザー核融合だったな 例によって後付かもしれんが
>>577 同意。
普通、シンくらいの年齢なら、うるさい上司や先輩に反発するのは当たり前だからな。
気を使わないで済む友人たちとバカ話してるのが一番楽しい時期だろうし。
レイは友人かもしれないがバカ話するタイプじゃないし、ルナは女だからな。
コウあたりちょうどいいキャラだろうね。
スレ違いだけど、自分のトリを解析してみました。 ◆hfGQ1C/H02 の成分解析結果 : ◆hfGQ1C/H02 の半分は夢で出来ています。 ◆hfGQ1C/H02 の44%は歌で出来ています。 ◆hfGQ1C/H02 の4%は大阪のおいしい水で出来ています。 ◆hfGQ1C/H02 の1%はカテキンで出来ています。 ◆hfGQ1C/H02 の1%は媚びで出来ています。 うーん、夢見がちで話を書くときに歌を聴くけど……。
それでは、便乗して 0083の成分解析結果 : 0083の53%は魂の炎で出来ています。 0083の22%は波動で出来ています。 0083の9%はやさしさで出来ています。 0083の7%はビタミンで出来ています。 0083の6%は電波で出来ています。 0083の2%は砂糖で出来ています。 0083の1%は血で出来ています。 魂の炎には納得。
>>577 >対等な立場とはいえないし、本音を言い合える友ともいえなかった。
トールはどこにー!!?
アア、シンジャッタカラダメナノカ、、、、
597 :
545 :2006/04/08(土) 14:34:13 ID:???
続き書いていいのかどうか……一応これだけ投下しておきます あとこれの主人公は一人目キラです 視界の先に見える巨大な鉄の残骸。それは墓標にも見えた。 「コロニー……?」 誰に向けられたものでもない疑問の声が、小さく響く。 コロニー落とし。かつて行われた史上最悪の大量虐殺。 それがその傷跡であることを、少年は――キラは知らない。 「ここは……っ! そうだ、僕はアスランに!」 死闘の果てに、己の愛機・イージスを巻き込んだ自爆をした、かつての親友。 ならばあるはずのモビルスーツの残骸を探すが、周囲には見当たらない。 「そんな……それになんでバッテリーが?」 周囲のモニタリングに続いて、エネルギー残量チェック。 ゼロになっていたはずのエネルギーが満タンになっている。 「あれは……夢?」 コックピットで一人呟く。 「……え?」 違和感に気付いたのは、その時だった。大地に倒れるストライクのその足元。 そこにあったのは、かつて戦闘機であったもの。 「……………………トール!? トール!」 友人の名を呼ぶが、返答はない。 「トール! うわああああ!」 かつて守りたかったもの。かつて守れなかったもの。 その名を叫び、キラはただ号泣していた。
あ、種キラなんだ。そうだよね、ストライクだもん。wktk
>>597 続き希望しますね、
そっちもどうなるのかが気になる
種キラ(ストライク時)はやっぱ良いね
あれ?アルビオンってWBと同じ様に単体で大気圏離脱できなかったっけか? マスドライバー使う必要ないような...
確かにそんな描写無かったよなぁ そう言えばブースターを取り付けて宇宙に上がるってのはUCじゃ多々あった気もするが… マスドライバー使用してたのは宇宙引越し公社の民間シャトルばっかりだった気がする
>596 サイにあれだけの所業と台詞を叩きつけた奴がトールだけ別扱いにするとでも? 善意悪意は別としてキラの脳内に対等な者が存在していない。 身近な元へリオ組やラクシズ連中も「守ってあげないといけない」存在であって 自分も相手にとってそうだなどと考えちゃいない人間的に重要な部分が欠落した 人間の皮を被った人間のような「物」だぞありゃ。
>>605 あん時はストレスが爆発しただけだろ。戦いの連続で、そこまで救いようが無い訳でもないと思う。
>>605 そういう思い込みとか増長って、物語の主人公としてはあって当然のものだと思うんだ。最初はね。
後々、自分の思い上がりとか周囲の気持ちに気付いて、悔い改めて成長するところにカタルシスがあるわけで。
でもそういった当たり前の成長を描かないで、「」の分身たるラクスの毒電波で無理繰り悟りを開いちゃったもんだから…
でもこういう悟りと勘違いした状態って、某オウムの言う悟りと同じで、すごく危険な状態なんだよね。
「」の罪って、つまらない話創ったのと同時に、こういう危険思想をお茶の間に撒布したって事なんだよな。
…っていう、シン厨の独り言。長くてスマソorz
age
>>606 その後に何のフォローもなかったことが問題なんだと思うが。
あそこまでやって謝罪もなきゃ会話すらなかった(うろ覚えだが)。
しまいにゃ続編で名前すら出ないし。
>>597 ちょ、おま、、、、、
何この懐かしさで涙が出て来そうになる良プロローグ(涙)
僕は今キラヤマトと言う存在の、刻の涙を見た気がする。
GJ!! そうだね、キラ最初からガイキチじゃなかったモンね。
>>603 >>604 ぎゃーす!
V見てマスドライバーがジブラルタルにある、ってことだけやたら記憶に残っていたから、まさか08のザンジバルと同様に追加ブースターで宇宙に上がると思っていなかった……。
種に毒されたか、俺。orz
>>611 ”こっち”の世界のUCはマスドラで飛んだって事にしておけばOK
別にマスドラの施設行ったからってマスドラ使う必要も無い気が Vの時と同じでマスドライバーの施設行って追加ブースター貰ってそっから宇宙に上がるって手立てもあると思われ 一年戦争時、サラミスでさえマスドラ使わずに追加ブースターだけで宇宙に上がるくらい(SDガンダム〜夢のマロン社〜参照)なんだから 最新型のアルビオンがわざわざマスドラ使うというのはなんだか寂しいものがあるぞ…
>>夢のマロン社 すげえ懐かしいものを挙げたなwwww
ホワイトベースはブースターすら使わず宇宙へ行った件
って言うかアレ…何気に作画に神掛かってるからなぁ…>マロン社
>>615 じゃあ、アルビオンもちょいと赤道付近まで移動して(この方が楽だし)、そのまま大気圏離脱したんですか。
うがあああああああああああ、描写がないからどういうことかと思ったら、そう言うことだったのか!
無念…………。orz orz orz
ぶっちゃけ そう言ったところがUCとCEの技術の差でもありますな…
まあまあ。ホワイトベース級だからといって、自力で上がらなければならないという ルールはないと脳内補完しておきますよ。経済性とか時間とかを考慮したらマスドライバー 使った方がお得と出たのでしょう。
職人さん今日は見れますか?
>>605 あの時点ではサイはまだ親友だったと思う
八つ当たりする時って無意識にそれを許してくれそうな人を選ぶから
けどサイに謝りもせずに偉そうに諭すのはどう考えてもキャラが結びつかない
やっぱりキラはあの時に死んでて自由に乗って現れたのは二人目なんだろう
>>620 書いてますけど、日付変わるかも知れません……。
623 :
603 :2006/04/08(土) 21:49:55 ID:???
>>613 >>619 あ、でも、アルビオンが月離脱する時、推進材節約のため、
レーザー照射してって描写あったな。
月の引力を離脱するのに、そんなことしているんだから、地球の
引力を振り切るのに単体で...ってことはないかも...
ってフォローしてみる
625 :
通常の名無しさんの3倍 :2006/04/08(土) 23:30:33 ID:nva2rTfG
読みました。 面白いです。頑張ってください。 ただデスティニーって核搭載機だったと思うんですが…。
>>624 ターミネイター見てたら遅れた…………。
後半かいてますので、お待ちを。
>>625 そうでしょうね。
が、PS切れたりしてますし、バッテリー機のような雰囲気もありますので、バッテリーにしといてください。
そして、今日中に仕上がってよかった……。 投下いたします。
>>626 たしか核エンジンとデュートリオンのハイブリットだかで、
武器は核、機動はデュートリオンに電力供給してたとかだったハズ。
14 猛る女傑 宇宙へと上がったアルビオン内では、スタッフが調整に忙殺されていた。地上にいる間に計器類の調整はしているといっても、やはり宇宙に出てみなければわからないものなのだ。 二人のオペレーター、ジャクリーヌ・シモンとピーター・スコットは各部署からの連絡に追われ、通信士のウィリアム・モーリスは合流した二隻のサラミス級と連絡を取り合っている。 航法士のアクラム・ハリダは星と地球の位置をチェックし、現在どの位置にアルビオンがいるかを徹底的に計算している。そして、格納庫では、MSを一手に引き受けるメカニックマン、モーラ・バシットがふわふわと漂う工具と格闘している。 宇宙が初めてだというメンバーも多い。シンは宇宙に慣れているので、各部署の手伝いに回されることが多くなった。彼にしてみれば、こんな自分でも、他人に何かを教えることができるというのが嬉しかった。 特にモーラには喜ばれた。何も宇宙での工具の取り扱いに関してというわけではない。その原因はモンシアにある。 モンシアは無類の女好きであり、この大柄な女整備士にとっては頭痛の種だった。シンが自習室に放り込まれてからは、モーラがいないところではやりたい放題だったのだ。 そして、モンシアは宇宙に慣れているため、さらに質が悪い。そこで、宇宙での体の動かし方をシンに聞いたのだ。彼がモーラに方法を教えたため、あっさりとモンシアを追い払えるようになり、モーラは喜んでいた。尤もモンシアにしてみれば、 「余計なことするんじゃねえよ、アスカ!」 ということらしいが。 また、シンは宇宙に慣れるための訓練に参加することになった。相手は不死身の第四小隊の三人。彼とキースの二人でこの三人を相手に訓練だ。 「オラオラオラオラオラオラ、ここは地上じゃねえんだ、もたもた操縦するな!」 「うわぁぁぁぁぁぁ……。」 容赦ないモンシアの攻撃に、キースは反撃どころか、回避することすらできない。シンはキースを守りつつ、モンシアにペイント弾を撃ち返す。 「キースさん、こっちじゃブレーキは自分で逆噴射しないと。でないといつまでもその方向にしか進みませんよ!」 シンはキースにそう言いつつ、アデルのジムキャノンUのシールドにペイント弾の跡をつけた。 「こちらが砲戦仕様とはいえ、なかなかやるじゃないですか。」 が、逆にシンが乗るジムカスタムに、ペイント弾の跡がついた。ベイトの攻撃だった。 「あんまり余所見すんなよ、シン。」 「さすがですね、まだまだあなたたちには勝てないみたいです。」 「お前は守ることに必死になりすぎなんだよ。キースだって守られ続けるのはよくないだろうしな。」 「……はい。」 シンの声が低くなったのを感じ、キースが彼に通信を入れる。 「どうしたんだ?何か嫌なことを言われたのか?」 「いえ……。」 「気分でも悪くなったのか?」 「そういうわけじゃないんです……。」 シンは表情を暗くしたまま、すうっとアルビオンに向かった。彼は何かを守りたくて戦場に身を投じた。だが、守ろうとしたものはほとんど全てが消えていってしまった。 彼にしてみれば、「守れない」とは彼の精神を揺らがせる、あのエクステンデッドたちのブロックワードのようなものなのかも知れない。 アルビオンに戻った彼は、ゼフィランサスで計算を続けているコウの元に向かった。 コウは陸戦型であるゼフィランサスで、どうしても宇宙空間に出るつもりのようだ。スラスターは確かに宇宙でも使えるが、宇宙での姿勢制御に必要なスラスターの数が揃っていない。 「この数値をこうして、こっちのスラスターの出力はこのくらいに……あとは……。」 「コウさん。」 「こっちの出力をこのくらいにして、ああ、こっちを吹かすとその場で回ってしまう。でも、このくらいの方がいいのかな……。」 シンが近づいたことに気付かず、まだ設定の計算をしている。 「コウさん。」 「アポジモーターの数が足りないなら、他のスラスターを2つ以上使えば……このスラスターとこっちスラスターを組み合わせて……。」 「コウさんっ!」 「うわあっ!」 苛々したシンが大声を出したため、コウは驚いてキーボードを誤作動させてしまい、せっかく計算したデータが消えてしまった。
職人さん乙かれ様です
「ああっ、データが消えてしまった!どうしよう……。」 「コウさん、そのゼフィランサスは陸戦型なんですよ、データをいじったところで宇宙に出るなんて、無茶ですよ。」 「この機体はガンダムなんだ、できるはずだよ。」 「ガンダムだからって、何でもできるわけじゃないんですよ?」 「君のガンダムは宇宙どころか大気圏内を飛行できるじゃないか!」 「技術が違うんですよ!このゼフィランサスは重力下での戦闘に特化しているんです。」 「でも、データで補えば!」 「ソフトだけで全ては補えませんよ!」 シンはコウがこの機体に拘ることにわかるような気がした。コウはそれまでヒヨッコであり、ただのテストパイロットだった。 それが、軍のフラッグシップモデルであるガンダムを任された。これほど強力な機体は、彼にとっては夢にまで見たものなのだ。 しかし、地形適正というものがある。ゼフィランサスはコアファイターの換装によって地上、宇宙に対応できるようだが、その宇宙用のコアファイターが届いていない。腕がどうこうという問題ではないのだ。 コウはシンに指摘された後も、まだこだわり続けていた。食事中のニナに、再構築したデータを印字した紙を見せ、どうこうと論じていた。が、その長く伸びた紙が食事に入り、ついにニナも怒ってしまった。 「いい加減にしなさい!今のあなたより、モンシア中尉の方があのガンダムに向いているわ!」 「本気で言っているのか!?」 「本気よ!」 顔を真っ赤にしてコウは食堂から出て行く。会話を聞いていたモンシアを適当にあしらったニナは、コウがおいていったデータの写しを拾い、とりあえずは解析してみることにした。 そんなときだ。アルビオンに攻撃してくる部隊が出現した、と。敵はザンジバル級1隻。だが。 反撃する前にアルビオンの護衛についていたサラミス級2隻があっという間に落とされる。どうやら、数以上の戦闘ができる部隊らしい。 「野郎、ぶっ飛ばしてやるぜ!」 モンシアが息巻き、パイロットスーツを急いで着込む。今回、バニングが負傷し、新人2人は宇宙に慣れていないため戦力外だ。よって、不死身の第四小隊3人とシンの4人で出るしかない。 「ベルナルド・モンシア、ジムカスタム、行くぜぃ!」 「アルファ・A・ベイト、ジムカスタム、出る!」 「チャップ・アデル、ジムキャノンU、出撃します!」 「シンアスカ、ジムカスタム、行きます!」 それぞれ掛け声と共に、漆黒の空間へと進んでいく。当時に、敵のMSから無数の銃弾が放たれる。 シンは攻撃を回避しつつ、データベースから敵機の情報を呼び出す。 「敵MSは……ゲルググマリーネ?海兵隊仕様の機体か。」 ゲルググマリーネ。ゲルググM型と呼ばれるのが一般的で、シーマ艦隊専用の機体だ。通常のゲルググよりも大きなトサカを持ち、ナックルシールドと呼ばれる、棘付きの盾を有している。 「俺のいた世界のザクみたいなものなのか……。」 シンはジムライフルを撃ちつつ、スラスターを調整し、攻撃を回避する。シーマ艦隊の場合、資金繰りがよくないため、ビームライフルを調達できないので装備できない。それだけが唯一の救いだ。 なぜなら、このゲルググマリーネは、ジムカスタムと同程度の機体性能を有しているからだ。 そもそも、ゲルググそのものがかなりの高性能機なのだ。ビーム兵器がないくらいで、攻撃力はそれほど低下はしない。機体を動かすエネルギーの余裕ができ、運動性が向上するほどなのだ。 「当たらない……機体性能が同格じゃ、まだ当てられないのか!」 接近されれば、ナックルシールドによるパンチが待っている。先ほどのサラミス級も、このナックルシールドでブリッジを潰された。 「今の俺じゃ、敵機を近づけないようにするしか!」 頭部バルカンでゲルググマリーネを攻撃し、ジムライフルのマガジンを交換する。もう一つ目がなくなってしまった。 「おい、あんまり無駄に撃つなよ!相手は海兵隊なんだ!」 モンシアに怒鳴られ、狙いをつけようとジムライフルを構えるが、狙いをつける前にマシンガンを撃たれる。 「こんなんで無駄撃ちするなって言われても!」 「文句を言う暇があったら、敵の一機でも撃ち落してからにしろ!」 言う間に、モンシアはゲルググのマシンガンを撃ち落した。シンは膨れっ面を隠さず、ジムライフルを撃った。撃たれた方は、悠々とといった動きで攻撃をかわす。 「くそっ!」 アデルのビームキャノンがザンジバル級に火を吹くが、相手の艦はそれすらもあっさりとかわし、逆にメガ粒子砲をアルビオンに撃つ。アルビオンは攻撃を回避しきれず、外装が剥がれる。
そうしているうちに、ザンジバル級から一機のMSが出てきた。ゲルググマリーネのようだが、通常のカラーリングが緑とグレーではなく、紫と黄土色だ。 「ありゃ、指揮官機か?頭に角が生えてるぜ!」 シンは知らなかったが、乗っているのはシーマだ。このゲテモノとしか表現のしようのないカラーリングの機体は、デラーズ・フリート内で唯一ビーム兵器を装備している。 「ふふふ、選り取り見取り!」 シーマはビームの奔流をベイトのジムカスタムに向ける。その攻撃は正確だ。回避運動をしていたにもかかわらず、盾で防がなければ攻撃はコックピットを直撃している。 「あんなのが来たら今の俺じゃ勝てない!」 シンは急ぎ回避運動に入る。そこを狙い、シーマの部下が乗るゲルググがマシンガンを撃った。 「いい加減に……落ちろっ!」 シンが放ったジムライフルが命中し、ゲルググマリーネが爆散する。この戦闘での一機目の撃墜だ。それを見たシーマがシンのジムカスタムに向かう。 「やってくれるじゃないか!まぐれだろうがなんだろうが、あたしがあんたを葬ってやるよ!」 ビームライフルを撃ちつつ、彼女はシンに向かって突っ込んでいく。シンはほとんどパニック状態だった。 「うっ、うわあああああああ!」 闇雲にジムライフルを撃つシンに対し、シーマは正確な一撃を放つ。ジムカスタムの右足がもがれ、左腕が吹き飛んだ。 「これで終わりだね!」 シーマはシンの乗るジムカスタムのコックピットに狙いをつけた。 「く、くそっ!」 だが、彼女は狙いを変えた。アルビオンから、今出撃した機体だ。 「出せる機体なんて、もうないはずなんじゃ……まさか!」 その、まさかだった。空間戦用にカスタムもされず、動きの計算も間違った状態で、コウはゼフィランサスで出撃してしまったのだ。
今日はここまでです。 本当に今日中に出せてよかった…………。
634 :
通常の名無しさんの3倍 :2006/04/08(土) 23:58:08 ID:Db8gb+Nb
GJ!
乙です!!実は俺もターミネーター見てましたw
乙です! シンが完全に0083の空気に馴染んでるな。
◆hfGQ1C/H02さん お疲れ様です。 628>> そうなんですか!?私はてっきり機体の方にも核が作用されているものかと…
638 :
通常の名無しさんの3倍 :2006/04/09(日) 00:15:02 ID:XGI1sH1J
取り合えず今日はゆっくり休んで下さい。 次回作楽しみにしています。
正直、シンがこの世界で戦えるようになったらCEの敵なんて目じゃなくなる気がするな やっぱりシンはUC側の人間になったほうが能力発揮できるんでね? いつまでもザフトの制服なんか着てないで連邦の制服でも着用してみたらw あ、でもこのままUCに居座るとそのうちエゥーゴとティターンズの抗争にも巻き込まれるか…
お疲れ様です!シーマ様の戦闘シーンかなり燃えました!次も期待しています!
>>637 [age sage]ってあんた一体どっちの味方なんだい!?
あと数字と>>が逆ですよ(´・ω・`)
×→数字 >>
◎→>> 数字
面白かった!新シャアのくせにいいスレだわ
乙!!
良スレだね。 さて、デステニ本体はどうなるんだろうか? なんとなく、U.C.側の技術とのキメラというかミックスという感じの 機体になりそう。問題は、U.C.のこの時代にないビームシールドの 存在はどうしようかね。 背部にU.C.のビームサーベルの技術とでできたアロンダイトとか ルンガ沖砲戦だっけ?CDドラマのロングレンジライフルを装備しても 面白いかもね。 話の展開からして長く楽しめそうだ。
>>639 だがCEはアストレイになると途端にレベルが跳ね上がるんだよ
ラクシズは楽に倒せるようになりそうだが、サーペントテール相手には手こずらされそう
645 :
通常の名無しさんの3倍 :2006/04/09(日) 12:50:57 ID:LBkKLPtb
◆hfGQ1C/H02さん いつも楽しませて頂いています。 すみません、以前から気になりつつも書き込める前にアルビオンが宇宙に上がってしまいましたが、 CEとUCでの宇宙船内でのある差異にシンが戸惑うと言うシーンもあるんじゃないかな?と思っていました。 CEの宇宙艦内って、劇中での描写見ると重力制御が可能になっているみたいですよね?(アーガマみたいなことしなくとも) その辺の「感覚の違い」ってものも艦内生活のシーンではネタにならないでしょうか? ・・・ついでに言えば、CEだと戦闘時でもパイロット以外ノーマルスーツって着ないんですよね・・・;
言われてみれば… 面白そうなんで感覚の違いについて書いてください
>>640 ご指摘ありがとうございます。そしてすみません。
age sageに関してはどうなるか試してみたかっただけです。
>>644 いや、アストレイは実はCE世界のように見えて実は違う世界の物語なんだよ!
な、なんだてー!
アストレイCEが本当で種世界はあの世界の腐女子 モロサワチアキ(本名ラクス・クライン)が作った同人誌。
なんだ、そうだったのか
普通にそれで納得できるクォリティがオンエア版であることに、 泣いた。
キラとか言う腐女子の穴受けキャラが出てるのってアストレイの世界で放映してるアニメって設定だぞ
つまり、劇中劇か。
しかし種には軍人らしい軍人というのが本当にいないな
ナタルもちょっと違うし
砂漠の寅さんがそういうキャラクターと期待してた。
馬場一尉は?
単なる特攻馬鹿だろ。おっと、オーブの軍人はみんなそうだな。 勝ってる戦いでも特攻するようなアホがいる軍隊だぞ?それも空母で。
ガーティールーの館長さんは比較的マシっぽかった
アデス辺りがまともだと思うのですが?
名もない一兵卒ほどまともな軍人に近いんじゃねーの?
名も無い軍人さんもラクス教に洗脳されてます。 つまりあの世界は一様にして皆馬鹿なのです。
おまえら分ってないな CEに軍人なんか居るわけ無いだろ ありゃ全員軍服のコスプレしたアニオタなんだぞ?
>>645 いや、重力に関しては、アーガマと同じ理屈で擬似重力を作り出しています。
AAでは、種のキラがラクスを連れ出すシーンを見てください。パイプの中を歩いているように、床が傾斜しています。
どうやら、遠心力で重力を作っているようです。
また、ミネルバのシーンでは、アスランが回転軸にあるエレベーターに乗るシーンがあります。ミネルバも遠心力を使っています。
さらに、移動用グリップの代わりに、エスカレーターの横にあるようなベルトがついているシーンもあります。
故に、ほとんど違和感についての話を出す必要はない、と見ています。
基本構造はどこも同じ、というわけです。
ノーマルスーツのネタは良いんじゃないかなぁ 常に戦闘時は非戦闘員でもノーマルスーツ着用するのがUCでは良くあることだったし つけない人は「死期に関わる」とかポリシー持ってる人くらいだったし それ以外は宇宙ではノーマルスーツは結構着用してた気がする CEくらいだなそんな危機感が足りないのは…(後は某テロリスト5人は良いとして)
>>667 実のところ、ミネルバとAAだけです、そんな状態なのは。
ハルバートンのメネラオス、サザーランドのドゥーリットルなどは、最も重装甲であるはずのブリッジ要員ですら、ノーマルスーツを着ています。
主人公陣営だけ見ているとそういう印象を受けますが、その他大部分はノーマルスーツを着用しています。
事実、三隻同盟が共同で艦を直すとき、全員ノーマルスーツを着ています。港であるため真空かもしれませんが、空気を入れることもできる場所なので、ノーマルスーツについてのネタも必要ないでしょう。
>>664 を見て、彼ら種軍人へ会いに行ったあるお方のお言葉です
そうか、貴方達は バ カ なんですね、、、、。
私とお友達になりましょう?
大丈夫、お話すればみんな解り合えますよ。
……さあ、、。
職人さんは今日は投下してくれるのかな〜??
>>670 今書いてますけど、父親という名前のディメンターが散々嫌味を言ってくれたせいで遅れています。
まだ前半すら書けていませんが……。
おぉ!!職人さん、逆境に負けず頑張って下さい でも体も大事なのでほどほどに……
吸魂鬼か!?w
>>674 他人の楽しい気分をこれでもかというほど奪っていきますから、ディメンターですよ、あれは。
……うわ、やめろきおgh]でぃ:l@smfw/grぐは
では、できましたので投下します。
15 砕け散る自信 「あれが追ってきたっていうガンダム1号機かい。あいつは手強いらしいけど、あたしを楽しませておくれよ!」 シーマは奇妙なカラーリングの機体をゼフィランサスに向け、ビームライフルを放つ。 コウはコックピットで悪戦苦闘していた。自分で組み込んだプログラムが、思い通りに動かないのだ。 「こんなはずじゃ……これなら……!」 第一撃は回避できたが、下手にスラスターを吹かしてしまい、不必要な動きが加わって、その場で回転してしまう。 「なんだい?どうしようもないやつだねえ。」 シンは必死で機体を操り、シーマのゲルググマリーネにジムライフルを撃った。 「懲りないねえ、あんたも。ここでくたばるかい?」 シーマはジムライフルの弾を避けると、シンのジムカスタムにビームライフルを向けた。 「コウさん…………早くアルビオンに逃げてください!」 「シン!今助ける!」 コウは何とかビームライフルを構え、シーマに向けて撃つ。彼女はあっさりかわし、シンにビームライフルを撃ちつつ、カメラをコウに向ける。 「歯痒いねえ、やっぱりあんたから死ぬかい!?」 シンの機体は頭部を失い、外界の様子がさっぱりわからなくなってしまった。彼はコックピットから急いで脱出し、コウの様子を見た。 ゼフィランサスはひどい様子だった。シーマのゲルググマリーネのビームライフルで左肩アーマーが壊れ、胸部装甲が剥がれ、頭部のフレームが剥き出しになっている。 ジムカスタムほど被害がひどくないのは、ガンダリウム合金を使っているせいだろう。その分、コウの生存確率も上がるわけだ。 「おい、シン!大丈夫か?」 ベイトのジムカスタムがシンに近づいてきた。様子が気になって助けに来てくれたらしい。 「俺は大丈夫ですけど、ジムカスタムは頭部を失って操縦できなくなってしまいました。」 「お前が無事ならいい。とにかく、今はアルビオンに撤収しろ!」 使える機体がない以上、あぶれたパイロットは足手まといでしかない。ベイトの言うことはよくわかっている。 既に、指揮官機以外のゲルググマリーネは被弾による撤退、及び撃墜している。今急いでアルビオンに戻っても、何とかコウは持ちこたえるだろう。 シンはアルビオンに入るとき、キースが使っているジムキャノンUとすれ違った。ジムキャノンUは宇宙でも使えるが、キースのたどたどしい動きではない。熟練者が乗っている。 「バニング大尉、無茶ですよ!」 ベイトが気付き、ジムキャノンUに通信を送るが、返事は辛そうな声で返ってきた。 「あいつは俺の部下で生徒だ!俺が行かなきゃならん!」 ベイトはシンに申し訳なさそうに言った。 「すまん、俺は大尉を助けなきゃいけねえ。ここで降りてくれ。」 進入口の少し手前だが、このくらいならシンでもいける。シンは首を縦に振り、言った。 「わかりました。バニング大尉とコウさんをお願いします!」 「おう、任された!」 ベイトはジムカスタムを駆り、戦場へと戻った。 バニングはコウのゼフィランサスをどうにか庇いつつ、ジムキャノンUのビームキャノンでシーマ機を追い払おうとするが、しつこく食い下がってくる。 「なかなかやる!海兵隊は勇猛果敢らしいが、MSも悪くない!」 「ベテランだかなんだか知らないが、お前のようなロートルに負けるほど、あたしの腕は鈍っちゃいないよっ!」 ビームと弾丸が交錯し、互いのシールドに焦げ跡と凹みを作っていく。不死身の第四小隊4人が全員でかかり、一進一退の戦闘が続く。 このまま終わることがないように思われたが、指揮官機ゲルググマリーネの方が引き下がった。どうやら、ビームライフルを使いすぎたらしい。 「皆、引き上げるよ!」 シーマは自分の機体がリリー・マルレーンに入ったことを確認すると、すぐにその場から立ち去った。
シンはベイトから借りたジムカスタムで、自分が乗っていた機体と、ゼフィランサスの回収を行っていた。 「ひどくやられたなあ…………。」 自分が乗っていた機体は宇宙に対応していたにも関わらず、ここまでボロボロにされたのだから、自分の腕のせいだとはっきりわかる。 だが、コウの機体は、最初から戦えるフィールドではないのだ。彼の適正からして、宇宙で戦えるだけの素質は十分にある。機体が追いついていない、ということを認められなかったコウにも責はある。 しかし、シンはそれでも、コウを責めることはできなかった。 「この機体が宇宙戦闘仕様にさえなれば、コウさんは十分に戦えるのにな……。」 ゼフィランサスにも罪はないことは分かっているのだが、コウのせいだと思いたくなかったのだ。 そして、ゼフィランサス大破を責めている人物は、もう一人いた。 「私が……このディスクさえ渡していれば…………。」 誰であろう、ニナだった。 ニナはコウが置いて行ったデータを解析し、それが宇宙戦闘で役に立たないことをすぐに見抜いていた。そこで、彼女は急いでデータを再構成した。 「これでも役にたつかわからないくらいの代物よ?」 とでも言うために。 しかし、コウはそのディスクを渡す前に勝手に出撃してしまった。このディスクを渡しさえすれば、あそこまでボロボロにされることはなかっただろう、と。 ただ、ニナは不思議なことに、少しだけほっとしていることにも気付いた。 今の今まで、メカニックにしか興味をもっていなかった彼女が、コウのことを心配し、そして、無事だったことにほっとしている。 「どうしてなの……?」 ニナは、自分の気持ちを持て余しはじめていた。 僚艦を失い、ゼフィランサスを破損させて、戦力を大幅に低下させたアルビオンは、ニナの提案で月面都市、フォン・ブラウンに向かうことになった。 艦長のシナプスはフォン・ブラウンへの上陸許可をクルーに出した。全員がうきうきする中、コウだけは沈んだ顔をしていた。 「おい、コウ。何時化た顔してるんだよ。」 キースの軽い口調を聞いても、コウの表情は晴れなかった。 「あ、ああ……。」 ショックを隠せない彼だが、もう一つ、彼の気持ちを暗くさせたものがあった。 それが、先ほどの戦闘中に流れたデラーズの演説だった。 連邦は南極条約違反の核兵器搭載MSを建造し、それを使ってコロニー市民を脅そうとした。故に、自分たちはそれを奪い、腐敗した連邦に鉄鎚を加える、と。 彼らの言い分にも同意できる部分はある。わざわざ核を使ってまで戦争をする必要などないのだ。しかし、彼はそれでもデラーズたちに賛同できなかった。 演説中に一緒に映っていたガトーの存在もそうだが、それだけではない。だからといって核兵器搭載型のMSを強奪し、それを地球側に属する相手に核を向けるなど、正気の沙汰ではない。 「お前の気持ちもわかるけどさ、くよくよしたって機体は直らないんだぜ。」 コウは顔を俯けたまま、キースと一緒に酒場へと向かうことになった。 そして、シンは。 「上陸許可は出したが、君はどうする?フォン・ブラウンは地球連邦の手が行き届いているわけではないから、君が一人で出るのはまずくないか?」 シナプス艦長にそう言われたが、シンは言った。 「自分はあなたたちの制服は持っていませんから、連邦の軍人と思われにくいと思います。それに、それなりにナイフに自信はありますから、大丈夫です。」 「そうか……なら、これを持って行くといい。私からの心づけだ。」 シナプス艦長は自分の財布から、何枚かの紙幣を取り出した。合計して、200ドルはあるだろうか。 「こんなに!?」 「何、君は給料も貰っていないのにここまで戦ってくれたのだ。このくらいは当然さ。」 50代と思っていたシナプス艦長だが、実は45歳なのだ。その彼が笑うと、45歳という年齢よりも若々しく見える。 「ありがとうございます!」 シンはフォン・ブラウンの街へと足を向けた。そこでまさか、敵の一人と出会うとは思っていなかった。 その、出会う敵の方も予期していなかった。 「さあ、今日はあたしが奢るよ。ここで疲れを取っておくれ。」
今回はここまでです。 いかんなあ、かなり劣化してきたよ……。orz
GJです!!
GJ!
GJ!!俺にもおごって欲しいですわw
前回分のお礼をしていなかったので、今回分ともどもお礼をさせていただきます。 皆様、ありがとうございます。 本編無視(流れまでは変えないけど)、捏造設定、無茶な展開と3拍子揃っていますが、読んでもらえて嬉しく思います。 今後、これ以上にサプライズ展開がありますので。吉とでるといいんですが。
艦長のことで思い出したが…いつもは温厚だと思っている艦長が切れたりした所を見たシンが驚くところを見たいもんだ CEに軍人のコスプレしてる連中はいても「らしい」連中はいないしな
頑張ってください!!
GJだよ。
毎度ながらGJ!
自分の出した案が採用されたみたいで嬉しい限り。
コレで酔ったシーマにシンがお持ち帰りされたりして……
>>671 イエス
職人、ご苦労様です!! サプライズ楽しみにしてます!!!!!
バニングがカッコいい…それだけで満足なのにコウを責めずに気遣うシンにかなり好感を持てた。 シーマと遭遇、そしてケリィはどうシンに関わっていくのか… 次回への期待もこめてGJです!
689 :
545 :2006/04/10(月) 13:09:58 ID:???
>>671 相変わらずgj
こちらも続きが書きたいけど休みが……
キラ、コウ、ニナでプログラム云々って話をさせたりする絵は脳内にあるんだけども
age
>>686 あなたが
>>419 なら、そういうことになりますね。
なかなかいいネタなのでサルベージしました。喜んでもらえて光栄です。
職人>>>>>>(越えられない壁)>>>>>>>>負債
>>693 でも、発想は同格か、それ以下だったりする……。
負債と同格なんてそうそうなれるもんじゃないよ!!
同格なら充分じゃん あいつらそれで金もらってるんだぞ
>>693 奴等は相乗効果で加速度的に発想を劣化糞化させていくからなぁ。
それさえなければまだいいとは思うんだが。とりあえず負債はマトモなスタッフの話聞け
698 :
通常の名無しさんの3倍 :2006/04/10(月) 21:28:04 ID:Q8KpE1N1
>>686 シンだって黙ってりゃ可愛いものね。
黙ってないからいいのだけど。
職人さん来てくれ〜!!
今書いてます。 今回は書きたい内容が山積していて時間がかかってます……。 あと。 発想は人よりいいということを、姓名判断で割り出しましたけど。 俺と負債の決定的な違いは、嗜好の違いなんでしょうね。
できました。 投下します。
16 翳り映りし瞳 シンは赤い制服が目立つということで、街で仕入れた私服を着込んだ。あの制服でもいいのだが、艦内ならともかく、こちらの世界ではコスプレをしているような気分になったからだ。 「さすがに民間人の顔をしないとな。」 彼は月面都市を見回した。向こうの世界の月面都市のコペルニクスとは様子は違うが、やはり活気のある街だ。 人類が地球以外の場所で初めて居住することができた場所だけはあり、古い建物も多い。 「こっちの世界の月面都市も、なかなかいいところだな。」 他人に聞こえないように呟いた。さすがにこんなことを聞かれては、気でも違っているのかと思われてしまう。 「危なそうな場所には近づかないようにしないとな。」 こちらの道を進めば、酒場が集中している場所に出てしまう。16歳の彼にはまだ早い場所である。 「……戻るか。」 彼は地面に落ちた紙くずを避けつつ、今曲がったばかりの角を再び曲がろうとした。 次の瞬間、体格のいい男と正面衝突してしまった。それだけならまだいいのだが、バランスをとろうとして、今避けたばかりの紙くずを踏み、それが滑ってさらに体勢を崩した。 不幸なことに、その体格のいい男のすぐ後ろからやってきた女の胸に顔を突っ込んでしまった。 「う、うわっ!ごめんなさい!」 シンはすぐに離れ、頭を下げた。だが、自分と衝突した体格のいい男が怒鳴る。 「テメェ、シーマ様の胸に突っ込んでおいて、それですむと思うんじゃねえぞ!」 さらに、後ろから同じように体格がよく、人相の悪い男たちがぞろぞろと現れ、彼を取り囲んだ。 「お前……何様のつもりだ!ごめんですむか!」 「…………。」 シンは懐に忍ばせたナイフを取り出そうか迷った。体格の差なら、自分の敏捷性でどうにかカバーできる。だが、それは一対一での話だ。 こうもぞろぞろ来られてしまっては、対処の仕様がない。包囲の隙がどこかにないかと目を動かすと、体格のいい男たちのリーダーと思われる、先ほど胸に突っ込んでしまった女が言った。 「よしな、皆。この子に責任はないよ。デトローフ!あんたがぼんやりしてるんだよ、どこに目をつけてるんだい!」 その女は黒い髪を長く伸ばし、背中の真ん中辺りまで伸ばしている。細められた目が気になった。 彼女が身につけているのは、全身を包むけばけばしい毛皮のコートと、高級としかわからない革のブーツだ。どこかのならずものにしては、随分と金をかけた服装だ。 「あ……俺もぼんやりしてましたから。すみません。」 シンは立ち去ろうとしたが、その毛皮の女が呼び止めた。 「待ちな。」 「え、と、何でしょう?」 「詫びがしたいから、ちょいと酒場まで付き合ってくれないかい?」 断れば、周りにいる強面たちに殺されるかもしれない。内心の動揺を見せないように、シンはその女の後についていった。 入った店は、それほど高級というわけではなかったが、落ち着いた印象を持つ店内が、シンの動揺を増長した。マスターはいい人に見えるが、シーマとは旧知の仲らしく、下手をすれば毒を盛られかねない。 「皆は席に行ってくれるかい?この子と話がしたいんだ。」 そう言うと、彼女はカウンター席に着き、シンを隣の席に着くように言った。シンはおとなしく彼女の横に座った。 「うちの連中が失礼なことをしたね。すまないね。」 「いえ、そんなこと……。」 シンはカウンターに目を落とし、手を組んだ。 「あたしの名前はシーマ・ガラハウってんだ。あんたの名前は?」 この女の対応を見る限り、偽名を使っているようには見えない。自分の名前のデータはどうせこっちにはないし、と思い、彼は本名を名乗った。 「シン・アスカです。」 「ふうん、不思議な名前だね。」
シーマ自身、何故このシンという少年を連れてきたのかわからなかった。ただ、赤く燃える彼の目にある、微妙な翳りが気になった、というくらいだろうか。 何にしても、普段の自分らしくない。彼女はそう思いつつ、マスターにブランデーを注文した。 「あんたも何か飲むかい?」 シンという少年は少し考える素振りを見せ、言った。 「じゃあ、アイスコーヒーを。」 「この時間にそんなもんを飲んだら、眠れなくなってちまうよ?コーラあたりにしときな。」 シンの前に、きれいにカットされたグラスが押しやられる。中では暗い褐色の液体がパチパチと弾けている。 「お節介かもしれないがね、あんた、どうしてあんなところをほっつき歩いてたんだい?」 「ここに来たのは初めてで……少し迷ってしまって。」 「田舎者には見えないけどね。」 シーマはグラスの中のブランデーを軽く煽ると、言葉を継いだ。 「まあ、それでも、地球にいようとコロニーにいようと、ここに来る人間はそう多くもないからね。親はどうしたんだい?」 シーマには、シンの顔に鋭い痛みが走り、目の翳りが増えたように見えた。 「あ……何か事情があるのかい?」 「両親は……いません。戦争で……。」 「そうかい…………すまないね。」 「両親と妹が死んで、色々あって、それで、働くことになって。仕事の都合でここに来たんです。」 シンの言葉にシーマは表情を曇らせる。 「あんたも、色々と辛いことがあったんだねえ。」 「いえ……。」 驚くべきことに、シンは嘘を吐いていない。両親が死んだのが一年戦争だと言ってはいないし、仕事の都合でフォン・ブラウンに来たというのも嘘ではない。 異世界から来たことと連邦軍に身を寄せていることは、見事に「色々あって」でごまかされている。 シーマはシンがコーラに手をつけていないのを見て、言った。 「毒なんか入れてないよ?飲まないのかい?」 「あ、そうですね。」 シンが手を伸ばそうとしたが、シーマがそのグラスを手に取り、飲み干して見せた。 「……ふう。ほら、毒なんか入ってないだろ?」 「あ、はい……。」 シーマは新しいコーラを注文した。その後、シーマはためらいがちに、口を開いた。 「もしかして、あんたの家族が住んでいたのは……サイド2のコロニーかい?」 「いえ、違いますよ。」 目の前に、コーラの入ったグラスが差し出された。シンはシーマに返事をし、一口飲んだ。 「そうかい…………ならいいんだ……。」 シーマがそう言い、グラスに入ったブランデーを空けると、マスターに二杯目を注文していた。 「……シーマさん、サイド2で何かあったんですか?」 失礼なことを言った、とシンは言ってから後悔した。だが、目の前の黒髪の女は、言いたくないであろうそのことを言ってくれた。 「あたしは……あたしらは、4年前、ジオン海兵隊だったのさ。」 「………………!」
シンは驚いた。では、この女がさっき戦った、あの黄土色と紫の機体に乗っていたというのだろうか。 いや、間違いないだろう。この逞しい面々に指図をできたくらいだ。指揮官でもなければできることではない。 「元々あたしらはサイド3のマハルコロニーに住んでいた無法者だった。ある日、ジオンの上層部の遣いとかいう連中がやってきて、従軍するならこれまでの罪を不問にする、って言ってきた。」 「……。」 「それがそもそもの間違いだったのかもしれないね。あたしたちはその言葉に飛びついたさ。その後に待っていたのは、地獄の日々だったよ。」 「地獄……?」 「あたしらの悪行は知っているだろう?拠点への上陸作戦、物資補給妨害のための略奪……そして、4年前の1月3日、あたしらに最悪の仕事が回ってきた。」 「……どんな……仕事です?」 「…………コロニーへの毒ガス攻撃さ。」 シンは聞かなければよかったと思った。だが、シーマは続ける。 「あたしらは、ザクTのバズーカでコロニーの中にガス入りの弾体をぶち込んで来いって言われた。中身が何なのかと聞いてみたら、催涙ガスだ、連邦に与するならこうしてやるぞという脅しだ、ってね。」 「…………。」 「そして、実際に撃ち込んでみたら、それが毒ガスだったのさ。コロニーの遠心力であっという間にガスは広がって……気付いたときには、コロニーの住民が皆死んでいたよ。」 苦しそうに言うシーマの顔を見た。まるで、目の前でその光景が広がっているような顔つきだった。シンは思わず言った。 「ひどい……何てことを……。」 「ひどいだろ?あたしたちはそういう……。」 「違うっ!」 シンは大声で言った。ソファーに座っていた海兵隊の面々が、驚いてカウンターの方に顔を向ける。 「最初からコロニーの人間を皆殺しにするつもりで、いくら元々無法者だからって……あなたたちにそんな役をさせるなんて!」 「シン坊……。」 「シーマさんたちがしたことは許されないかもしれないけど、でも、望んでしたわけじゃないでしょう!?」 「そりゃ、あたしたちだって嫌だったさ。無法者でも、根はいいやつらなんだ。ガスを使って皆殺しにまではしたくなかったよ。」 「そうでしょ?ひどいのはシーマさんたちじゃない。そんなことをさせた上層部が悪いんだ。」 シンの、心からの言葉だった。シンはジオンの毒ガス攻撃を許せないと思った。だが、それを実行した海兵隊自身、上層部に騙されていたのだ。 そうなれば、彼らを責めることなどできない。毒ガス攻撃を心から喜べる人間がいたら、それは人の心を失った殺人マシンでしかない。しかし、彼らは違う。乱暴ではあっても、人の心を持った人間なのだ。 「シン坊……あんたくらいだよ、そんな風に言ってくれるのはさ。」 もしかしたら、このことをこの少年に聞いてほしくて連れてきたのかもしれないと、シーマは思った。 「俺も、俺の家族も、半分騙された形で死んでますから……。」 「どういうことだい?」 「俺の家族は、中立の国に住んでたんです。戦火を避けるために……その国の元首が言ったんですよ。理念を守りさえすれば、平和に暮らせるって。」 「……それでも、戦争はやってきた、ということかい?」 「あいつらの言った奇麗事を俺は許せない。奇麗事を信じてついてった俺たちにも問題はあるだろうけど、できもしないことを言っていたあいつらを、俺は許したくない……。」 「……そうかい。なかなか、あんたも大変な目に遭ってきたんだね……。」 シーマはぽんぽんとシンの頭を叩く。シーマなりの同情だった。 「さあ、今夜は飲むよ。シン坊、あんたに奢るよ。何がいい?」 「いいですよ、これでもお金はもってきてますし。」 「今日はあたしに奢らせておくれよ。」 微笑むシーマを見たシンは、その方がこの人のためになるかもしれない、と思い、そうすることにした。 「じゃあ、野菜スティックを。」 人参、キュウリ、セロリなどが入った長いグラスを差し出されたシンは、自分の目の色に似た人参のスティックを取り出し、かりかりと齧った。 久方ぶりに、微笑を浮かべながら。
今回はここまでです。 もっと書きたかったんですけど、次にまわすことにします。
長文乙!面白かった。 でも、シーマがここまでシンに本音をしゃべった理由みたいなのがあればもっと自然だったかな。 たとえば、死んだ弟に似てるとか捏造しちゃうとか。
>>706 その理由は、今回書く予定だったんですか、長くなりすぎたので、次に書く予定です。
それも、かなり無茶な理由ですけどね。
乙です! ちょっと泣きかけました(・ω;) 書けなかった分も含めて頑張ってください!
なぜだ… 種キャラなど萌えも燃えも興味も沸かなかったのに…人間だとすら思わなかったのに… ◆hfGQ1C/H02さんの描くシンだけにはトキメキを感じる!?
種死のシンはなぜあんなにカスなんだろう…… こっちのシンはすげーいいやつなのに…… レイと議長と負債のせいなのかな、やっぱり……
>>710 レイも議長も負債によって作られたキャラクターなんだから悪いのは負債だけだ
シンもキラも魅力を引き出せない状況で 有無を言わさず負債の嫁補正に目覚めた(操られた)ダース=ピンクの手で殺されました つまり、有望な二人の若きパダワンは、その精神のことごとくをダースピンクの手で洗脳され フォースのダークサイドに飲まれたのぢゃww
シーマ様に一時とはいえ救いがある話を見れるとは嬉しい、嬉しいよ。
シンがきっちりラッキースケベのスキルを発動してるところに笑った
715 :
686 :2006/04/10(月) 23:34:56 ID:???
乙&GJ! シンとシーマ、双方の過去、戦争で奪われた者同士絡む事で物語がより深いものになってる。 そしてシンの純粋過ぎる部分がシーマに対する救いになったりと、 シンはつくづくUCこそが活躍の場に相応しいキャラクターだなあ。 この出会いがシーマの未来にどんな影響を与えるのか期待。 そう言えばまだこの状況だとアナハイムにガーベラが有るんだっけ? デステニー改修するならガーベラをテトラに改造する際に取ったパーツ(背部の可動式スラスターとか)や、ガーベラ用の武装を組み込んで、 機体自体にもある種の因縁を持たせるってのも面白そうだ。 スクラップ化したヴァルヴァロのパーツで武装作るのも良さそうだけど……
シーマ様・・・(*´;ω;`)
良スレ乙 ここまでは基本0083本編に筋あわせてるみたいだけど 神はどっから展開大きくかえてくんだろうか。 FB換装とデステニ改修あたりが分岐点かしら?
職人さんが書いてくれた小説をまとめて販売してほしいなwそれぐらいの価値あるとおもう …… と一般人が言ってみる
シーマとシンの国に裏切られたという共通点を持ってくるとは… これはシーマ生存フラグも期待していいのでしょうか? もっと言うならテトラ改の出番も期待t(ry 失礼、少し錯乱した。 なんの要望もないから職人さんの思うままに書くこの話を最後まで見てみたい。
シン目次
00. 歴史の闇へ >43
01. 二つの魔 >48
02. 封じられし剣 >58-59
03. 世界の壁 >75-76
04. 力尽きた運命 >176-177
05. 核兵器の影 >233>236
06. 兵器マニアと狂科学者 >271>275-276
07. 不死身の第四小隊 >319>321
08. 廃墟の決闘 >372-374
09. アルビオン発進 >407-408
10. アルビオンにて >449-451
11.同胞のために >482-483
12.焼けた黄砂 >523-525
13.星海に巣食う者 >570-572
14.猛る女傑 >629>631-632
15.砕け散る自信 >676->677
16.翳り映りし瞳 >702-704
キラ目次
>>545 プロローグ
>>597 ラッキースケベはUCでも健在か……
毎度ご声援ありがとうございます。 そうですね、ラッキースケベは意識して書きました。まあ、ネタです。こうでもしないとシーマとの出会いが演出できませんから。 また、0083の筋を変更する気はありません。基本的に流れは変わらないように書いていきます。 ただし、多少は変更するかもしれません。 この話は、演義に近い存在だと思ってください。政府公認の歴史に対し、ifの概念と、観客の「それはおかしい」という声を使って作られたものが演義です。 ただし、本物の演義と違って、ちゃんと俺という作者がいますけどね。
デスティニーテトラか!
それにしてもシンが報酬も無しに戦うのはちとかわいそ過ぎる気がするなぁ せめて志願兵か傭兵くらいの扱いにでもしてあげてタダ働きから開放してあげようよ
でもシンの年齢じゃUCでは未成年だしなあ。 下手に正式なお墨付き与えちまうと「子どもを徴兵した」ってことになってマズイのでは。
>>709 まあ、一つは0083のキャラっていろいろと魅力のあるキャラがいるじゃん。
そういうキャラと絡めれば、絡んだキャラもキャラが立つってことさ。
キャラを立てることを疎かにした結果、種は書きたいシーンだけが
先行した結果からっぽなキャラになっただけじゃない?
ところで、この作品にifはありえるのか?
例えば、ガトー、シーマが生き残ったりとか。
それとも、最終的には正史に繋がるようにするつもりなのか?
最近はガンダムもifってのもありになってる気がするし。
>>724 アムロだって16で軍人になったんだから大丈夫なんでね?
志願兵となれば無理矢理徴兵ってわけでもないだろうし
何より今後一人で生きていくにも文無しじゃ幾らなんでもかわいそうだろ
キラと違って養ってくれる誰かがいるわけでもないんだし
戦時下じゃないってのもあるし、デスティニーなんていう出所不明のMSを 上層部にどう説明するかも問題だな
GPシリーズ云々の責任にシンとデスティニーの責任も シナプス艦長は押し付けられちゃったりするのかな(´・ω・`)
シンとデスティニーのことは上層部に報告してあるのかねぇ(´・ω・`)今のところただ働きのボランティア状態だからどうなんだろうねぇ でも軍に報告してあるとしたらシンは志願兵として連邦に入ることになって給料もらえるようになるんじゃない?
志願兵とかにシナプス艦長とバニング大尉はするだろうか? 本人が志願したならともかく… それよりAE社からのテストパイロット兼技術者って事に して緊急時なので協力してもらってる民間人って扱いにしそうだ。 シンの立場を配慮して軍人にはしないような気がする。
まあ異世界だからな とりあえず衣食住を確保できるだけでもシンとしては ありがたいだろう
>AE社からのテストパイロット兼技術者 てことはニナの部下or同僚ということになるのかな? まあAE社も大容量バッテリーやなんかの技術が手に入るなら、シン一人の生活費くらい喜んで出してくれると思うが。
ナデシコのアキトの立場に似てるような…
ちょっと気が早いが次のスレタイはなんにする? 今のスレタイじゃ合わないだろうし
>>710 種死のシンは演出のせいで酷く見える場合がほとんど
事実、言動は種死もこっちもそんなに変わらないし
後は、何といっても人間関係が種死は酷すぎる
種死だとシンの周り、利用しようとする奴か基地外か裏切り者しかいない
>>735 In Red eyes Stardust memory 真紅の目からの星の屑の記憶
とか?
学校から帰ってまいりました。 ちと体調が悪いので、書けるかわかりません……。 まとめサイト、ありがとうございます。 ただ、作品タイトルは、「Stardust memory in Red eyes-真紅の瞳に映る星の屑の記憶-」がよろしいかと。こちらの方が、より雰囲気が出ているかと。 あと、次のスレのタイトルは、「ガトーと種、種デスキャラが出会ったら」ではどうでしょう? 俺の専用スレはまずいでしょうし。
一日遅れで乙! シーマ様の「シン坊」って呼び方に不覚にも悶えまくったw
これは…いいスレだ!! 職人さん無理はしないでね!!
種&種死キャラin宇宙世紀 とか。 シンとか0083以外にも見てみたい。
747 :
通常の名無しさんの3倍 :2006/04/11(火) 20:34:47 ID:/olK9VGW
利用するヤツと言っても、ある程度の信頼を置いてるからだと思うんだけどね・・・ 凸みたいにフラフラしてるヤツなんか危なっかしくて手駒に出来ねぇよ! と、オレなら思う。事実、ソレでデュランダルも失敗してるし(違うか?)
職人さんは今日は休むのかな?体調悪いって言ってたし…… 職人さん、お体には気を付けてください
まとめサイト、作品タイトルの変更とキラ編の追加をしました。
乙です
まさかここまで発展するとは・・・・素晴らしいことだ! まとめサイトを作ってくれた方!職人さん!GJ!!!
凄っげえ良スレ発見!]世界に行ったシンも良かったが、こっちのシンもいいな!? やっぱりあの負債補正のせいでシンが扱き下ろされるのには納得イカン! まだまだ道は険しいかもしれないが、『運命』とともに立ち向かって欲しい! 職人さん、どうか身体には気をつけて・・・
>>753 X世界に行ったシンなんてあるの?
よければ詳しく。
Xでくぐれ
この板の 「種・種死の世界にXキャラがいたら-コーヒー二杯目-」スレの事な
今日も多分投下できないと思います。 風邪で喉をかなりやられています。とりあえずは点滴と薬で対処しましたが、まだ静養が必要そうです。 ご迷惑をおかけしています。
職人お大事に。 それからXスレ探すならコーヒーで検索すれば直ぐ出るぞ?
>>758 お大事に。しっかり治してから投下してくださいな。
それまでは妄想でも並べて保守しませう。
>>758 お大事に。楽しみに待ってますので。
>>789 もう見つかったから大丈夫ですよ、ありがとう。
最終戦のコウVSシーマは寝返ったシーマ艦隊をコウが識別できなかったからだから、 シンとシーマ様を顔見知りにすると、シーマ戦をやれなくなるのでは? ガーベラテトラに乗り換えたからパイロットが誰か気付かなかったという手もあるけど、 指揮官というだけで専用ゲルググに乗っていたと見抜いちゃってるし。 コミック版星屑の英雄みたいにバスク艦隊に殺らせる?
>>762 お互いを知っている、それゆえ相手の立場を分かったうえでの戦いって
美味しい設定も出来るじゃないかと言ってみる。
まぁ、そこら辺は職人さんが美味しく料理してくれると期待しようじゃないか。
ところでシーマ姉さんと飲んでる時、コウは片腕の人と赤いMA作成を手伝うフラグ
発生中?
>>763 出来ればケリィとシンの会話も見てみたいな。コウにとっての転換期でもあるし。
シーマに関してはまぁ生き残るにしろ戦死するにせよ話としてはキレイにまとまりそうだけど。
と、めぐりあい宇宙のシーマ様生存END思い出しながらカキコ。
シン坊って呼び方がなんか好きw
キラがバスクかジャミトフの勢力に拘束されて、強化人間にされる展開をキボンヌ。
>>765 シンって種死だと他キャラとの絡みが少なすぎて呼び方一つにしてもバリエーションがないよな
「シン坊」はもちろん、「シン君」とか「シンさん」なんて呼ばれた事すらない
シンさんなんて呼ばれると、どうしてもサンバ大好きな旗本の三男坊を思い浮かべてしまう。
>>766 っていうか連邦・デラーズ・アルビオン連中から付け狙われて凹られること期待
戦場で意味不明な演説をしてシーマ艦隊に撃沈されるエターナル ミーティアでデンドロとノイエの戦闘に介入し両者から攻撃を受けてミーティア大破 分離して脱出するもソーラーシステムに焼かれるフリーダム キースとの壮絶な戦いの末にジャスティスを自爆させて相打ちに持ち込むアスラン 何故かアクシズに回収される
771 :
545 :2006/04/13(木) 13:37:33 ID:???
>>770 キースと相討ちかいw
ところでキラ編なんですが、ストライクのエンジンを改修しないといけない気がしてきた
それを避けるために、AAと合流までは捏造で充電可にしておこうかなと思ってます
二番手だと同じエピソードが使えないから難しいOTL
いっそのこと装備しているストライカーばらしてストライクとの接続部を流用して即席の充電パーツを作ってしまえば良いんじゃないか? 装甲のせいで重いんだからチョバムアーマーに外付けのキャノン砲付けてひたすら支援に徹して、敵に接近されたらアーマーパージしての接近戦とか。
コロニーのソーラーパネルの残骸改造して太陽光エネルギーとかw
核融合炉登載のストライカーパックとか
エネルギー切れのところを回収されるとか。
今日も職人さんお休みかな…
まぁ職人さんが全快するの待とうよ^^
それまで俺は保守をしておく
いや、俺が保守するぜ
>>780 キラがキースレベルってのはちょっと過大評価な気もしないではない。
Xスレに行って見れ 昨日投下されたネタでキラぼろ負けしてるから ヘタレといわれたウイッツとロアビィに
やはりキラやラクスは挫折を味わうべきだな。
>>783 微妙な問題ですね。テレビどおりのキララクなら、一度挫折したらあとはフェードアウトしちゃいそうだ。
>>784 ソレはとりもなおさず「フェードアウトしちまえ!二度と出てくるな!!」
と、言いたいんじゃないか?
オレはそう受け止めたが・・・・・・
>>782 見てきた
弱いもの虐めは良くないが、せかいさいきょーのキラ様は弱くないから散々いじめても良いよなぁ
「弱きを助け、強気を挫く」
なんてなw
>>783-784 つまりあれだ
キラが挫折するべき時→イージスに自爆された直後。
ラクスが(ry→なんだっけ、フレイの親父が死んだ時〜ラクスがザフトに返されるときまでの間。
どう見ても初期ですね、本当にありがとうございました。
ガトーとキラが出会ったら。 キラ「こんにちは、ガトーさん。」 ガトー「少子wwwwwwうはwwwwwwwおkwwwwwww」 キラ「僕はあの人に勝ちたい」
ガトーじゃなくてナイトーじゃねーか
まとめサイトが出来てて感動 作ってくれた人、乙ーーー! 職人さんも風邪ゆっくり治して下さい いつも、ごくろうさま!!
Xスレってどこかいな? 携帯だと上手く検索出来ん・・
ネタ待ち
793 サンクス
職人待ち 保守
>>787 その挫折があったからラクスはさらに狂ったのでは?
キラにしても同じかも
age
799 :
アデル :2006/04/14(金) 21:39:05 ID:???
チャップ・アデルです。皆さん、私のことを覚えていますか? 最近思うのですが、どうも私の影が薄い気がします。 出番はモンシア中尉とベイト中尉に取られ、今では台詞の数でキース少尉に負けています。 劇中ではともかく、このスレでの活躍はほとんどなし。小説なのでアニメのように背景として写ることもできません。 これでも私、『不死身の第4小隊』の一人なんですよ。『ジオンの系譜』では射撃能力の高い優秀なパイロット。 戦闘機やガンタンクに乗せればドップの撃墜に大活躍。温和な性格で初対面の印象もばっちり。 なのに何故、何故こんな目に合わなければならないのでしょうか? いたたまれなくなって皆さんのいる酒場から出てきたもののどこか行く当てもありません。 今後私はどうすればいいのでしょうか……と、ちょっと小腹が空きました。 腹が減っては戦はできぬ、といいます。仕方ありません、どこかのお店に入ってみましょう。 む?なにやら美味しそうな匂いがします。つい匂いにつられてお店の前まで来てしまいました。 新装開店、刃州太亜中華飯店? 中華料理屋でしょうか?それにしても、新装開店よいうわりにはお祝いの花輪も見当たりません。 なにやら怪しいですがまぁ、いいです。空腹には勝てません。ちょっと入ってみましょう。 ガラガラガラ…… 「グゥレイトォ!!いらっしゃいませだぜ!」 「お客様一名様ご案内だコシヌケェーッ!」 戸を開けて暖簾をくぐった瞬間、とても威勢のいい少年達に迎えられました。 一瞬、呆気に取られてしまいましたが、おかっぱ頭の少年に案内されながら席につきました。 「ご注文は何にしますかコシヌケェーッ!」 なんだかよくわかりませんがとりあえず私はチャーシューラーメンを注文しました。 「チャーシューメン一丁だコシヌケェーッ!」 「あいよ!チャーシュー炒飯一丁!」 私が頼んだのはチャーシューラーメンのはずですが、何だか言うのも怖いので聞かなかったことにします。 と、そこで気がつきました。 よく見ると二人とも色は違いますがアスカ君の着ていた服と同じような格好をしています。 アスカ君はたしか異世界から来た、と言っていました。その言葉を裏付けるように見たこともない軍服を着ていました、 だとすると、彼らはいったい何者なんでしょうか……
現在17話を書いていますが、薬によってどうにか体調をよくしているだけなので、書ききれるかわかりません。 もしかしたら、数時間後には投下できるかもしれませんが……。
>>800 無理しないで下さい
何の義務も無いのですから、
マッタリ待ってますよ
>>799 ひねりが効いていい感じだ!
コレはコレでGJ!!
できました。 短めですが、投下します。
17 闇を見る目 シンはシーマたちが酒を飲み、騒いでいる様子を見ていた。 彼らは皆、同じ心の傷を負っている。だからこそ、これだけの同朋意識があり、仲間のために、特にシーマのために命を投げ出すくらいはやってのけるだろう。 「どいつもこいつもひどい顔つきだろ?でも、顔は悪くても、あたしには気のいい家族たちさ。」 「家族……。」 「血の繋がりなんかなくても、同じ場所で生活して、同じように生活のために働いて……あたしにゃ親なんかないけど、こういうのが家族だってことはわかるさ。」 シンはその通りだと頷いて見せた。 「そして、あなたはその家の……。」 「代表、だろうね。皆、あたしの言うことを聞いてくれる。無茶なことでもやってくれる。そういう奴らを背負ってたら、何としても生き残らせてやりたいと思わないかい?」 「守りたいもの、ですね?」 「そうさ、あんたにはあるかい?」 シンはどう応えようか迷ったが、何とか返事を返した。 「そうですね……優しい人たち、かな。」 シーマはシンを見、言った。 「基本的には同じということだね、あたしたちの守りたいものは。」 「俺もあなたも、自分を支えてくれる、そういう人たちを守りたい、ということなんでしょうね。」 シンが遠くを見るような目をしたので、シーマは言った。 「シン坊、何かを守れなかった経験があるみたいだね。」 「え………………?」 「あんたの目がそう言ってるよ。それも、家族以外のものさ。」 シンはどう応えていいかわからなかった。確かに、それは正しい。しかし、それを言うと、現在の自分の立場を言わなければならなくなる。そして、周りにいるのはジオン海兵隊だ。 ぼやかして言うしかない。彼はそう思った。 「ええ、そうですね……。守ることはできなかった経験は……ありますよ。」 「なるほどね……シン坊、あんた、今まで嘘は言ってないね?」 それには自信がある。彼ははっきりと言った。 「はい、嘘は一度も口にしていません。」 シーマは驚くべきことを口にした。 「シン坊、あんた、連邦軍の関係者だろ?」 一瞬、後ろの強面たちがざわめき、シンを見た。 「!」 「あんたの様子からして、来たのは今日だろう。そして、今日フォン・ブラウンに入港したのはあたしらのリリー・マルレーンと……連邦軍のアルビオンとかいう戦艦だけ。」 「……。」 「仕事の都合がどうこうってのは、そういうことだろう?それに、あんたの懐。常にそこに意識しているみたいだね。そこに武器が入ってるんだろ?」 シンは、こうもあっさり見抜かれるとは、と歯噛みした。だが、シーマは危険さを感じさせない笑みを浮かべたままだ。 「……もし、俺が連邦軍の所属だとして、俺をこの場で殺すんですか?そうでもしないと逃げ切れないはずでしょう?」 「あんたを殺しても、別に逃げ切る自信はあるけどね。でも、殺しはしないさ。」 シーマは背後にいる海兵隊の面々に少し視線を向けて、身構えを解かせると続けた。 「……こうやって話を聞いてもらっているんだからね。ここまで真剣に話を聞いてくれたのは、あんたが初めてさ。」 シンは少し考え、口を開いた。 「そういえば……何で俺に毒ガス攻撃のときの話をしてくれたんですか?よりによって、連邦軍関係者の俺に。」
「さあね、あたしもわからないさ。何だかあんたにだけは話したい気分になったのさ。」 「それだけ、ですか?」 シーマはシンの顔を、特に目を見ながら応える。 「でも、今はその理由がわかるよ。シン坊、あんたのその目さ。」 一瞬、わけがわからないというような顔をし、シンは言った。 「俺の……目?」 「そう、目さ。あんたの目に、どこかで見たような翳りがあったんだ。それがなんなのか、あたしはずっと考えてた。それがようやくわかったんだよ。」 シンはシーマの顔を凝視する。相変わらず、シーマは自分の目を見ているようだ。 「あんたの目にある翳り、うちの連中にもあるんだ。トラウマになるくらいの大きな裏切りを経験した奴特有の……ね。」 「……俺にもあるんですか?」 「はっきりわかるくらいの、濃い翳りさ。そこまで濃いのは初めて見たよ。だからこそ、話したくなったのかもしれないね。」 シンは思う。辛い経験ははっきりと口に出した方が楽になれるものだ。事実、感情に任せてあの代表にぶちまけたときは、後悔はしたが言っている間はすっきりした。 だが、シーマたちは立場が立場だけに、誰にも話せなかったのだろう。元々無法者だけに、軍内での評判も悪かっただろうし、一般人に話すこともできまい。 ふと、シンは疑問に思ったことを口にした。 「あの、故郷のマハルの人たちはどうしました?あの人たちならわかってくれるんじゃ?」 シーマの顔に痛みがよぎり、それでもなお、彼女は言う。 「もうマハルはないんだよ、シン坊。ソーラーレイ・システムとかいう、太陽光線を収束するための道具にされて……もうマハルは誰も住めやしない。」 シンの中に、先ほど以上の怒りが込み上げてきた。汚れ仕事を押し付け、故郷までも破壊するとは。自分は故郷を見捨てたわけだが、彼女は奪われたのだ。 「そこまでして…………!」 「だからこそ、あいつらを何とかして生き残らせなきゃならない。さっきも言ったけど、家族だからね。」 「そうですね……でも、大丈夫ですよ。あなたがいれば、家族は集まるし、皆はついていきますよ。」 その後もシンはシーマ、そして、海兵隊の面々と杯を酌み交わした。見た目は確かに恐ろしいが、喋ってみれば、なかなか気の合う面々だ。デトローフというシーマの副官とは、特に話が合う。 「……でよ、俺たちゃ、こーんな無茶な仕事をさせられたんだぜ?よくもまあ、生き残ってたもんだぜ。」 「すごいなあ、俺だったら木っ端微塵ですよ。」 「はははははははははは、まあ、オメエもできるようになるさ、そのうち。」 話が合うのはいいことだが、酔っ払って酒を頭からかけるのはやめてほしいな、とシンは思った。 シンが店から出ようとしたとき、シーマが呼び止めた。 「シン坊、ここから港まで戻れるかい?」 言われてみれば、帰り道がよくわからない。 「あ……あの角からならわかりますけど。」 シーマはそれを聞くと、毛皮のコートを羽織って立ち上がった。 「あたしとぶつかったあの角かい。ラッキースケベだねえ、あんたは。」 「それ、知り合いに言われたことがあります。」 「おやおや、他にもしたことがあるのかい。まあ、いいさ。ついてきな。送ってやるよ。」 苦笑しながら、シンはシーマの後をついて行く。その背中には、確かに多くの信じる者を率いてきた重みが感じられる。この重みを捨てることはできない。何といっても家族の大黒柱なのだから。 そう思っているうちに、シーマと出合ったあの角にたどり着いていた。 「シン坊、ここから先に行ったら、あんたとあたしは敵同士だ。戦場で遭ったら、何が何でも戦わなきゃならないよ。」 「……はい。」 「ただね、あたしはこう思ってしまうのさ……あんたには、何があっても生き残ってほしいってね。」 シンはシーマを見、誓いを口にした。 「わかりました。俺は何があっても生き残って見せます。約束です。」 シーマはふっと息を吐き出すと、言った。 「いい返事だ。じゃあ、あたしはここで失礼するよ、シン坊。」 シンは自分の背を見せたシーマを見つつ思った。生き残ってほしいと言われた以上、生き残ると誓いを立てたが、シーマが敵として現れれば撃たねばならない。 自分に果たして、シーマを撃てるのか、という気持ちが渦巻いていた。
ここまでです。 しばらく休みがちになるかもしれません……。
GJ
体調不良でもここまで書けるなんてすごいよ!
GJです!
最後の方、LIFE GOES ON が聞こえてきそうな展開でGJ!
GJ! ちょっと泣けた
ごはっ!? GJ!! カッコいいよシーマ様! 本編じゃほとんど相手を倒す(=殺す)ことを迷わなかったシンだから最後が新鮮だった。
シーマ様がめっさカッコいい・・・シンもいい感じだよ。これ読んでたら涙が 出てきました・・・ところで、この裏では隻腕のジャンク屋さんに転がり込んでる ウラキ君がいるというわけですね?w
>>799 のも素敵だな
◆hfGQ1C/H02殿ご苦労様、体はお大事にな!
シーマの過去が語られる元ネタのCDドラマではコウが興味もって調べてたな。 敵が何者かという興味から調べ始めて、連邦軍の記録でもほとんどの情報は規制されてて、 コウは調査を断念してしまったが。
こういう展開だとシンVSシーマがあると楽しみ半分やりきれない気持ちが半分
だが、この繋がり――いっそ絆と言ってしまうか――が蝶の羽ばたきとなることもあるのではないか? 悲劇に終わるにせよ運命を乗り越えるにしろ、先の読めない話は面白くて期待が持てるじゃないか。
種死も、前半の頃はこういうドキドキがあったな。 次、どうなるんだろう、みたいな。 まあ、結果的にはドキドキし損だったわけだが。
819 :
通常の名無しさんの3倍 :2006/04/15(土) 11:55:22 ID:jxCNUzq1
キラが主役張ってないとギャーギャー騒ぐ奴らが…… 出ないと祈りたい
痛いキラ厨居るのかなあ 此処にも
腐女子
824 :
通常の名無しさんの3倍 :2006/04/15(土) 19:00:27 ID:4y9TMmwP
ムキー!キラキュンが主役じゃない種系作品なんて 素晴らしいじゃないか!期待してます!
sage忘れた。
皆様、ありがとうございます。 後に出てくるシーマ戦も書きますので、お待ちください。 あと、ケリィとシンはそれほど関わりを持たせないことにしました。 コウはケリィから、シンはシーマからそれぞれ学び取る、という二種類の視点を用意することで、物語を広角から見ることができるのでは、と考えたためです。 その辺りは俺の独りよがりのようなものなので、ご了承くださいませ。
頑張ってください
できました。 今回は以前に言った捏造設定を出します。
わーい
18 運命と共に アルビオンに戻ったシンは、コウがまだ戻らないと聞かされ、やきもきしていた。フォン・ブラウンにシーマがいても平気なように、ここでは連邦にいい顔をしない人間も少なくないのだ。 「出かけてから6時間以上は経過しているよなあ……。」 ゼフィランサスを空間仕様にしたフルバーニアンも、そろそろ仕上がるという。パイロットであるコウがいなければ、トライアルが始まらない。 そのコウが、昼頃になってふらりと帰ってきた。何があったのかとシンが詰め寄ると、彼はそれまでの経過を説明してくれた。 何でも、酒場で酒を飲んでいても落ち着かなかったのでふらふらと歩いていたら、すれ違った男の肩にぶつかり、それが元で集団で殴られたのだそうだ。 意識が朦朧としているところで、彼はある男に助けられたのだという。一年戦争で左腕をなくし、今はジャンク屋を営んでいる。名前はケリィ・レズナー。 助けられ、戦士としての精神を教わったらしく、その礼として、ケリィがある理由で修理しているというMAの修理を手伝っていたそうだ。 何にしても、無事で何よりだ。シンはそう言うと、 「ああ、心配してくれたのかい?俺は大丈夫さ。」 シンはおや、と思った。 「俺は俺で道に迷って大変でしたけど、コウさんのように殴られはしませんでしたよ。」 「俺は制服姿だし、パイロットのバッジもつけてたからね。目をつけられて当然さ。」 やはり、一人称が変わっている。 「コウさん、『俺』、ですか?『僕』じゃなくて?」 「ああ、そのケリィさんに言われたんだ。一人前の男なら僕なんていうな、ってね。だから、今日から一人称は俺さ。」 どうやら、昨晩は自分だけでなく、コウも「運命の出会い」とやらを経験したらしい。 シンは少し考えて、コウに問うた。 「コウさん。確か、MAの修理を手伝っていたって言ってましたよね?」 「そうだよ。ヴァル・ヴァロって名前の機体だったはずさ。」 「……もしかして…………。」 「ん?どうかしたのかい?」 シンの様子が気になったコウは、シンの顔を覗き込んだ。 「いえ……。」 シンが気になったのは、この時期にMAの修理をしていること、そして、ケリィの出自だ。 ケリィはフォン・ブラウンの最下層でジャンク屋を営んでいる。普通、そこまで立ち入る人間はそうはいないだろう。何かから身を隠しているのではないか、と思ったのだ。 しかも、ケリィは一年戦争を体験している。しかも、片腕をなくしている。そうなる人間は、通常は最前線に立った者くらいだろう。 さらに、一年戦争時、ヴァル・ヴァロをMAを戦力として保有していたのは、データベースからジオン軍とわかる。これらを総合すると、ケリィは元ジオン兵ではないか、と考えられる。 それだけなら何の問題もないが、シーマのようにデラーズ・フリートに協力している、または、これからしようとしている、という可能性もある。 戦力として加わるために、MAをこの時期に修理しているのではないのか。そうなれば厄介なことになる。MSと違って、一撃離脱の戦法を得意とするMAには、シンは散々苦しめられている。 「考えすぎかな……疑いすぎはよくないか。」 しばらくして、シンとコウはフォン・ブラウンにあるというアナハイム・エレクトロニクスの工場に向かった。二人の機体、デスティニーとゼフィランサスが運び込まれ、中でテストを行っているはずである。 「じゃ、シン。俺はこっちだから。後で会おう。」 「はい。では、デスティニーの方に行って来ます。」 シンはコウに向かって手を振り、案内の人について、工場の中を歩き回った。中ではオートメーション化したラインが並び、見ている間にMSが組み立てられていく。 プラントにもこのような工場があるが、微妙な違いしかないことに、シンは驚いた。やはり、どちらの世界でもMSは機械が自動で作り、修理は人間の手で行うものなんだな、と。 きょろきょろと見回すシンに、案内をしている人が話しかける。 「こういう自動装置は珍しい?」 この案内人は、赤と茶色の中間のような髪の色をし、快活そうな黄緑の瞳が特徴的な女性だ。 「いえ、俺がいた世界でもこんな感じだったから、少し驚いているんです。」 「そう。……あなたが異世界から来たことは聞いてるけど、あなたのところもMSというジャンルの兵器ができてから、そう時間が経っていないそうね?」 「4年くらいでしょうか。こちらでは10年くらいだそうですけど。」 「色々とデータを見せてもらったわ。バッテリーといい、ビーム兵器といい、随分と違いを楽しませてもらったわ。」 どうやら、ただの案内人ではなく、ニナと同様、MSの技術者のようだ。
シンはあちこちにケーブルをつながれたデスティニーと対面した。今は鉄灰色をし、光の入っていない目がシンを見ている。まるで、自分が会いに来るのを待ち望んでいたかのようだ。 「素晴らしい機体ね、このデスティニーは。」 自分を案内してきた技師が言うと、シンが応える。 「俺と一緒に戦ってきた、相棒ですから。最新鋭の機体とか、そんな理屈抜きに、俺はこの機体を信頼していますよ。」 異世界の壁を突き抜けてきたときも、自分が感情を爆発させたときも、このデスティニーは自分についてきてくれた。信頼するのは当然だと、シンは思った。 「そうね、ニナの設計したゼフィランサスも、自分を理解してくれるパイロットに巡りあえたことだし……。」 「ん?ニナさんを知っているんですか?」 技師は頷き、言った。 「ええ、知っているわ。私の同僚ですもの。遅れたけど、私の名前はポーラ・ギリッシュ。よろしくね、シン・アスカ君。」 自分の名前を知っていることに驚いたが、デスティニーのデータには自分の名前が随所に書き込まれているらしいから、名前くらい知っていて当然だと思いなおした。 「バッテリーのデータを取らせてもらったわ。この機に改修しようかと思ってね。」 「デスティニーを改造するんですか?」 「少しだけね。動力源や武装はそのままにしておいて、細かい部分を調整するだけよ。」 シンは少しほっとした。動力源であるバッテリーは、確かにエネルギー切れを起こしたりはするが、ビームが直撃しても近くにいる味方を吹き飛ばすことはない。 ミノフスキー・イヨネスコ型という名前の、こちらの動力炉に取り替えられなくて助かった。 「そうですか……バッテリーにはバッテリーのよさがありますから、交換されなくてほっとしました。」 ポーラは取り出した設計図を指し示しながら、デスティニー改造計画を一つ一つ述べていく。 「一応、調整箇所を上げておくと、まず、前腕部にバッテリーを増設するわ。これで、ビームライフルやパルマ・フィオキーナとかいう近接兵器のエネルギー源を確保するの。」 「予備バッテリーということですか?」 「それに近いわね。ただ、これでもビームライフル10発分くらいでしょうけどね。」 「それだけ撃てれば十分ですよ。……アロンダイトは改造箇所が3つですか?」 シンが設計図を覗き込むと、彼女はシンに見せるようにし、続けた。目の前では、デスティニーの装甲が外され、機械を詰め込もうとしている技師たちの姿がある。 「切っ先の交換、アンチビームコートと出力強化ね。レーザー対艦刀はあなたの得意な武器らしいから、これを使えるようにしておきたかったのよ。」 「……この設計書からすると……超硬化スチール合金製のMSなら両断できる……?超硬化スチールのMSというと、何に当たりますか?」 「ザク、リックドム、それにゲルググね。ジオン系のMSは大体がスチールよ。さすがにガンダリウム製のサイサリスは対艦刀で斬ることはできないわ。」 つまり、量産機だけは切り倒せるということだ。身の丈を越える剣を振るっておいて高性能機を斬れないとは、なんだか情けなくなった。 しかし、それでもターゲットにダメージを与えられるだけ進歩したわけだ。文句は禁物である。デスティニーに文句を言っても始まらない。そういう世界なのだ。 「それから…………デスティニーなんだけど、しばらく全力で加速できないから。」 「え……エンジンを壊したんですか!?」 詰め寄るシンに、ポーラは困った顔をしながら、説明をする。 「そうじゃないのよ。あの翼の形をしたエンジンには、こちらの世界にない原理が使われているの。」 「どういう……ことです?」 「あの機体のエンジンには、ミラージュコロイドを使っているのよ。」 シンは目を見開いた。ミラージュコロイドは単に分身のために使っていたのではなかったのか。その理由をポーラは説明する。
まず、デスティニーの加速方法だけど、使用するのはこちらでも使っている推進剤よ。ただ、使い方が違うの。」 彼女によれば、デスティニーのメインエンジンは、推進剤を超電磁推進、つまりレールガンと同じ理屈で加速した後、噴射口付近で点火して爆発を起こす。 この二重構造によって異様なまでの加速力を生み出しているのだという。問題はそのときに発生する熱だ。 「噴射口付近もそうだけど、特に超電磁推進による加速で、エンジンが過熱状態になるの。通常の冷却機構もついているけど、それだけでは到底対処しきれないわ。」 「それとミラージュコロイドと、どう関係してくるんですか?」 「あのミラージュコロイドを冷媒として利用しているのよ。実際には、ミラージュコロイドの亜種だけどね。」 ミラージュコロイド系の物質の特徴として、「ゼロに近い質量を持つ粒子の動きを偏向する」という共通項がある。 本家のミラージュコロイドは、光子の進路をねじ曲げることでステルス機構を発揮し、連合が開発したゲシュマイディッヒ・パンツァーはビームの粒子の進路をねじ曲げている。 デスティニー内で生成される物質は、赤外線、遠赤外線をねじ曲げるものだ。通常、熱が発生すると、その一部が赤外線や遠赤外線に変化する。それが何かにぶつかると、再び熱に変化するのだ。 そして、この物質の役目は、再び何かにぶつからないうちに、翼のピットから赤外線や遠赤外線を機体の外に放出してしまう、というものだ。 さらに、赤外線や遠赤外線を半ば奪うように放出するため、平衡の原理が働き、熱がさらに赤外線などに変化しやすくなる。 「分身はその副作用よ。過熱状態になったその物質は、ミラージュコロイドに変化して、赤外線を放出できなくなるの。熱を持ったミラージュコロイドを排出すると光る翼が現れて、それが冷えると分身の残像として残るのよ。」 「デスティニーを俺に渡してくれた人は、そんなことを一言も言ってくれませんでした。こんな機構だったなんて……。」 「きっと、そんな必要はないと思ったのね。……でも、わかったでしょう?全力で加速できない理由が。」 「こちらの世界には、ミラージュコロイドの原料となる物質が作られていませんからね。ある意味当然でしょう。」 ミラージュコロイドはある程度時間が経つと、分解されてしまう。原料となる物質を積み込み、搭載する機体なり戦艦なりに発生装置を組み込むしかない。 その原料がこちらでは生産されていない以上、ミラージュコロイドを頼った加速は禁物だ。 「今のままでは加速は今までの3/4くらいしかできないわ。分子構造だの何だのから、どうやって作るのか分析してみるわ。この機体が十全に機能するように私も全力を尽くすから。」 「ありがとうございます。」 シンはポーラに頭を下げた。彼女は軽く手を振って応じた。 「いいのよ、社の命令でしていることだし。アナハイムにとっても利のある話だから。」 「利ですか?」 「そう。この機体に使われているテクノロジーはアナハイム社にとっては宝の山よ。バッテリーだけでも、すごいものよ。例えばビームライフルのエネルギーカートリッジに使用する、とかね。」 なるほど、と思った。確かに、これほどの儲け話はない。この機体を改修し、動けるようにしてくれるのは、ある意味情報の代価だ。 エネルギーの補給がまだ終わらない。さすがに大容量だけあり、時間がかかるらしい。 「しばらくかかるみたいだから、アルビオンに戻っていてね。補給が終わったら届けるわ。」 ポーラに言われ、シンはアルビオンに戻った。だが、彼はどうしても嫌な予感を振り払えなかった。そして、それは的中することになる。
ここまでです。 納得できる理由になったか、やや心配ですけど……。
GJ!
GJです!
乙です。
GJ!次も期待しております
ありがとうございます。 うーん、それにしてもあれだけ大口を叩いておきながら、捏造設定の反応が薄い……。 普通に誰でも思いつくネタなのか、もしくは実際にこういう構造なのか。 何にしても、マヌケだな、俺……。orz
>839 捏造設定も納得できるだけの論理がとおっていれば大丈夫かと UCガンダムだってミノフスキー粒子というすさまじい 代物がありますからねえ。
>>839 いや、
「ミノ粉に変えました・・・」
ってミノフスキードライブジャネーカ!!!ぐらいのトンチキ設定が来るかと・・・
>>841 時代の壁が……。
さすがにそれはできませんでした。
まあ、元々デスティニーの光の翼を合理的に説明できないかと、考えていたときに思いついたネタですからね。
ある程度常識的な範囲に収めないといけませんしね。
あと、この捏造によって話を調整する、という役目もあります。
乙です。 ふと思ったけど運命はこの後直ぐ大改修になる気が…… 予想道理なら運命が仲間を守る為に全〇で〇速機〇をして〇とバックパックが全壊するんだろうか!(合っていた場合ネタバレにならないよう苦肉の策) どうせならアロンダイト大改修の時に展開方式を辞めて一体成形に変更して耐久性up(アロンダイト及び狙撃砲は構造上脆くその内折れる可能性大) なんで刃をデカく、分厚くして刃のみねにバッテリーを設置(腰のサイドアーマーをバッテリーラックとして使用)、 刀身をビーム刃と接触しないように変更して、背部のラックに取り付けられたパーツと接続する事でヴェスパー系ビームキャノンとして使用可能(代わりに狙撃砲をオミット)。 ついでに二本装備なんてしてみてはどうでしょう? イメージ的にはクロスボーンのザンバスターが近いかも……キャノンだけどね。
素直にデンドロの大型サーベルを使う手もあるけど、それは運命じゃないよね。
>844 それだとエネルギーの関係上極短時間の発振しかできないので アロンダイトの代わりというより腕に取り付けてパルマの変わりにした方 がいいと思われ
>839 ……というか、 多分大多数の人が、素で捏造設定を公式設定だとカンチガイしていた件に関して。 主に俺とかですがwwww 種は、その辺りの公式設定の塗りこみがゆるいと言うか足りないので、 捏造だろうとキチンと筋立てた説得力のある説明は捏造だろうと本当に助かるんデスヨ。
職人さんGJです 所で、ふと思ったんだが旧ザク(一日ザク)ってバッテリーでしたっけ? まぁ、運命はビーム兵器が使えるからバッテリーの出力が上なのは確かなんで問題は ないけど。 対艦刀ってUCの時代では有効な武器になりえるだろうか?
それ以前に戦艦に近づけるのだろうか… CEと違ってUCの艦隊戦は凄いビームの量と弾幕を張るからなぁ… 逆シャアやF91見てみると潜り抜けようとしたMSが破壊されてるシーンが多々あるし… Vの艦隊戦となると戦艦同士の撃ち合いで隙間が無いくらいビームで埋め尽くされてたし
旧ザクどころかその一つ前のMS−04(プロトタイプ・ザク)から融合炉 搭載してるよ
>>848 いや…そのビームの嵐をかいくぐり、艦橋を両断するデスティニーは燃えないか?
デンドロ並の加速力にノイエ並の機動力が必要かもしれんが。
>>850 それじゃ負債ガンダム俺様の考えた最強演出と同じじゃん
大体0083の世界だぞ?
MSもパイロットも強敵なら戦艦だってCEの世界みたいにホイホイ沈められる世界じゃないと思う
それに相手はデラーズ艦隊だぞ
と言うか、そんなにあっさり沈んでしまっては逆に燃えない 相手が強敵だからこそ見てて燃えを感じると思う 一方的なのはイクナイ デステニが死ぬ気で腕や足の一本でも持っていかれながら ビームや弾幕の嵐をかいくぐって相手を沈めるってんなら燃えるかもしれないが
というか、対艦刀が使えるほど接近できるなら ブリッジにライフル撃ち込む方が楽だし早いよな?
確かに遠くから狙撃したほうが全てにおいて楽だし合理的。
バッテリーだからビームライフルを使わずにエネルギー消費を少しでも減らそうってことなんじゃないの? でも運命の退官刀は刃の部分ビームだからね退官刀使えるほど近づけるんだったらパンチとかキックでブリッジ潰すのが一番の省エネだと思ったりもする(´・ω・`)
個人的にはミラージュコロイドと言うより、 電磁コロイド生成理論とかいったほうがしっくりする気がしてました。 初期型ビームサーベルの形成理論にも応用されてるようだから、 粒子そのものの性質よりも粒子を定着する方式にキモがあるんじゃないかと。 マイクロマシンレベルの機能性粒子を空間に固定する技術があって、 光学ステルス機能粒子を電磁コロイドで展開するのをミラージュコロイドと呼ぶと。 この話の中では遠赤外線をミラージュコロイドで偏向して、 ヒートパイプとして使用してるんですね。
対艦刀使うってことなら文字通り、特攻精神を持って突っ込まないと駄目な気がする CEの世界じゃアッサリと落とされすぎなせいか対艦刀使っても緊張感も欠片もない… かと言って成功したとしてもその隙を狙って他のMSに追撃される可能性もあるわけだし
個人的にCEのほうがUCより優れていると思った技術をあげてみます。 量子コンピュータ: UCはノイマン(操舵神にあらず)型とデータフロー型のハイブリッド。 光回路を使用している可能性はあるが、世代的にはCEのもののほうが上 ただし現代のコンピュータと同レベルの集積度が量子コンピュータで達成されていると、 メイブ雪風レベルの自律戦闘マシンが実現されてると思う。 バッテリー: 稼働時間は比べ物にならないが、単位時間あたりの出力は、 UCのミノフスキー・イヨネスコ型反応炉に匹敵、あるいはしのぐ。 応用すればUC0083レベルの技術でもMS搭載用ハイメガ粒子砲が実現するかも。 ミラージュコロイド、っていうかその制御理論: これが一番早く流用できそう。もっとも量子コンピュータのサポートが必須な気もするが。 ステルス機能そのものよりも、 ビームサーベルやビームシールドの形成と言った応用面のほうが有効性が高そう。 固定に使う電磁場をIフィールドに置き換えることで、トンデモナイモノができる気が?
859 :
>>858 :2006/04/16(日) 04:07:54 ID:???
続き PS装甲: 機体剛性を飛躍的に上げてくれる。 ビーム兵器が普及してきている今後のUCではCEレベルの無敵ッぷりは望めないが、 むしろ構造材として使えば核融合炉との組み合わせで無茶な可変型MSとかが作れそう。 量子通信: ラグタイム0、妨害、盗聴不可能の超光速通信。 UCどころか大概のSFアニメに持っていっても通用する超技術。 ドラグーンの制御よりも拠点間通信や索敵機に搭載してのリアルタイム情報収集、 果てはミノフスキー粒子による妨害下での戦闘管制と、 戦術面での革命を起こしかねない技術。 難点は”ディスティニーには搭載していないこと” UCにきてしまった和田の最大の存在価値はこれかもしれない。
バッテリーの出力があるんじゃなくて パワーコンデンサーが優秀で低電力でも高威力の武装を運用できる… という可能性もあるな
>>853 UCでもビームサーベルで戦艦沈めるとかなかったっけ?
あとCEの場合、艦船は対ビーム防御が充実してるようなので
(ラミネート装甲でしたっけ?)対艦刀の存在価値が出てくるのかも
デンドロがサーベルで戦艦ぶった切ってたような
コンスコンのチべ
でもなんで対ビーム用の装甲があるのにMSに使わないんだろう?種死で実弾の武装を装備してるのなんてほとんどないような…質量とかの問題なの?
劣化が激しいとかじゃなかったっけ?
>>864 105ダガーはラミネート装甲だった気が。
コストと質量が問題だったはず(発泡金属のほうが安上がりで機動性が上)。
シールドに使ってるのはビームも実弾も防げる でも重さや劣化などなどからそれをボディに使うことはできない って感じだと思うよって俺が言ってた
いっそ対艦刀の刃の幅の広さを利用して その気になれば敵をぶった切れるシールドとして使うとか…
>>864 馬鹿だな
負債のことだ
格 好 良 い か 格 好 悪 い か の 判 断 だ け で 全 て 決 め て る だ ろ ?
870 :
799 :2006/04/16(日) 17:31:33 ID:???
流れぶった切ってスマン。 まず、 ◆hfGQ1C/H02さん。勝手に番外編みたなモノを書いてスイマセン。 ただ何となく思いついたんで突発的に書いてしまいました。 無論のことですが俺が書いた事は気にせずに本編を続けてください、応援してますんで。 最後になりましたが、802氏、814氏、こんなもんでもGJと言ってくれてありがとうございます。
途中で逃げるなぁー!このキョシヌケぇーーー! ってか
ラミネート装甲は戦艦じゃないと使えないって設定を どこかでみた気がするぞキョシヌケェーーー! あと、PS装甲は破損したMS書くの面倒臭いって理由で生まれたらしいぞキョシヌケェーーー!
>>869 っていうか、ロボットの設定なんて8割方格好いいかどうかで
決めてるにきまってるじゃないか。
問題は、視聴者が格好いいと思うかどうかなわけで。
ちょっとしたコント的なものもいいと思うぞ。871
>>870 ああ、別にああいうのを書いていただいていいんですよ。
今日も今日で散歩中に雨に打たれて体調が悪いので投下できなくなってますし。
こういう感じでよく休みますからね。スレがさびしいときもありますし、あると嬉しくなりますから。
職人さんお大事に!
職人さん、無理せず頑張ってください!
>>873 だからテメエ105ダガーやウィンダムはラミネートだと何度言ったら(ry
>>880 文盲馬鹿はどこにでもいます。
某スレは悲惨な事になりましたのでスルーされてはいかがかと具申
ラミカ装甲はビームを熱に変換し、その熱を全体に分散させる事で軽減させる装甲って設定だった筈。 だから地上では熱冷却が〜〜と言う台詞が有ったが実は宇宙の方が色々と熱を持つ事になる罠 ただでさえ熱を持つMSや戦艦じゃあ致命的な気も…… 因みにMSサイズはほとんど軽減出来ないらしい。
つまりPS装甲が高コストで多用できない分、 気休めでも無いよりゃましだろ、ってとこか>MSのラミネート装甲
884 :
799 :2006/04/17(月) 23:56:00 ID:???
>>◆hfGQ1C/H02さん すいません、お言葉に甘えさせていただきます。 スレ住人の皆へ 871氏や872氏の言うとおり、責任は果たします。 ただリアルで忙しくなってきたんでいつになるかわかりませんが、4月中を目標に完成させる予定です。
>>883 いや、MSラミネート装甲の場合、
融熱冷却ジェル材とラミネート装甲の併用で
強制的にビーム熱を大気に逃がしてやるらしい
ちなみにフルアーマーフェイズシフトにもこのシステムは搭載され
頑張れば太陽表面の温度にも耐え切れる。
888 :
通常の名無しさんの3倍 :2006/04/18(火) 12:39:23 ID:ZJZq6X0t
なんて厨設定だ!
>>887 そんなん付けたら普通に脆くならないか?
実弾以外でもフリーダムはおろかストライクのライフルで落ちてただろ……
更に言えばラミ装甲は機体装甲よりサイサリスタイプのシールドの外部装甲に使うとかの方が説得力有ったし面白かったのに……
(確かだがサイサリスのシールドには強制冷却機能付き)
サイサリスのシールドは、確か強力な冷却装置+表層が核爆発時の熱戦で剥離蒸散して熱戦の緩衝剤になる、という物だったと記憶してます。 その分通常の、特に点で穿ってくる攻撃には弱いらしく、ビームサーベルであっさり穴開けられて退くハメになってましたね。
盾として使う事はできるが、核を撃つのに必要だから壊したら駄目というやっかいな盾。 GP-02はとことん核を撃つ以外の事は駄目なMSだな。
>>GP-02はとことん核を撃つ以外の事は駄目なMSだな しかし、コウは最初GP-02に苦戦してたな。
それはガトーの実力だろ あとコウが戦いなれてないだけ
自由正義以降のシールドはラミネート式で、胸のダクトから放熱してると聞いたが
>>894 盾一面の熱を回収して胸まで導くの?
経路であろう左腕が熔けそうだ
体調を崩してご迷惑をおかけしています。
現在、学校の休み時間を利用して作成した原案を使って書いております。
>>894 >>895 確証はありませんが、シールドにダクトがあるので、それで放熱しているかと。
インパルスにも似たようなダクトはあります。ただ、あの反射を考えると、どうにも信じがたい設定ですが。
体気をつけなよーあんまあせらんでええでな
>>897 多少改善したので書いている次第です。
21話のプロットまでは完成しているので、せめて19話は提供したいところです。
待ち望む人もいますから、頑張らないと、と思ってしまいます。
今日は投下できるかわかりませんけど、近いうちに投下します。
できました。 今まで以上に短いです。が、投下いたします。
19 孤高の戦士 コウはフルバーニアンのトライアルを終え、アルビオンに搬入し、計器類の調整を行っていた。 「えーと、このくらいレバーを押したら……。」 「ああ、そこまで押し上げたら駄目よ。もっとこっちよ。」 ニナの手ががコウの手に添えられ、レバーを手前側に引かせる。 「……このくらいでいいのかな。」 「そうよ、このくらいよ。無理は駄目よ、ウラキ少尉。」 ニナはこうしてコウに付き合ってガンダムの調整を行っていたが、本社からアルビオンから降りるように命じられていた。コウにそのことは話さなければならない。 だが、今や彼女はコウから離れたくなくなっていた。たとえ、本社の命令であっても、逆らえるなら逆らいたかったのだ。コウにそれを伝えると、ショックを受けたような顔をして黙ってしまった。ニナは何か悪いことをしたような気がした。 搬入と調整を終えたアルビオンは、艦長が休息を出したこともあり、出口が慌しかった。ニナが先にアナハイム社に引き上げてしまい、コウはぽつねんとしていた。 そんなコウをキースが呼び止める。 「どうしたんだ、ぼんやりしてさ。」 「あ、ああ…………。」 ぼんやり返事をしたコウに、キースは何やら細長い紙切れを押し付けた。 「おいおい、惚れた女がアルビオンを降りちまうんだろ?せめてこいつを使って引き止めろよ。本当は俺が使うつもりだったんだけどさ、お前に譲るぜ。」 どうやら、渡された紙切れは映画のチケットだったらしい。 「使うつもりだった、って?一緒に見る相手でもいたのか?」 「ああ、いるぜ。まあ、俺たちは別のところに行くからな、うまくやれよ。」 キースの隣にいたのは何とモーラだった。ニナを狙っていたはずなのに、いつの間にやらモーラを口説き落としていたらしい。 「じゃあな、コウ。」 キースは自分より頭一つ以上大きいモーラの肩を抱き、フォン・ブラウンの街に繰り出していった。 「…………!」 コウは何も言えなかった。その様子を見ていたシンは、せめて最後の一押しにとコウの傍に寄る。 「どうしたんですか?」 「あ、シン。君は今日どこかに出かける予定はないのかい?」 「俺はこっちでいろいろ手伝いをします。コウさんは出かけてくるといいですよ。」 「いや、でも……。」 シンはコウの耳元で悪魔のように囁く。目付きも人を悪事へと唆す堕天使のようだ。 「こんなチャンスは他にありませんよ?ニナさんの心が揺れているときこそチャンスです。キースさんの心遣いを無にしちゃいけませんよ……?」 「う、うん、わかった。俺も男なんだ、よし。」 コウは深呼吸すると、ニナのいるフォン・ブラウンのアナハイム社へと足を向けた。 「一人称を変えたみたいだけど……あんまり変わってないよな。」 シンはさも可笑しそうに笑うと、何か仕事がないかと艦長室の扉を叩いた。 コウはシンに言われ、デスティニーとフルバーニアンを調整したアナハイム社・リバモア工場の建物へ足を踏み入れた。 ニナはデスクについて、大きな溜息をついているところだった。まだ、このまま社に残るか、アルビオンと共に再び乗り込むか迷っているのだ。アルビオンに残りたいのはあくまでも私情だ。最悪、クビを覚悟しなければならない。
そんなときだ。コウがオフィスに入ってきたのは。 「あら、ウラキ少尉。どうしたの?」 コウはもじもじと何を言おうか迷っていた。その彼のポケットから映画のチケットがはみ出している。それを見たニナはにっこりと笑みを浮かべた。自分を引きとめようとしているコウの気持ちが嬉しかったのだ。 「ええと、その……。」 相変わらずコウはもじもじしている。ニナはそんなコウを可愛いとすら思った。 「なあに?」 「その、フルバーニアンのオフセットメモリが……。」 ニナはかちんときた。一緒に映画に行こう、とはっきり言えばいいものを、もじもじした上に口にしたのはMSのこと。女の一人も誘えないのか、と。 「わかったわ、後で修正しておくわ。それじゃ!」 ニナは椅子をがたんと言わせて立ち上がり、そのままオフィスの外に出て行った。 あっけにとられたコウはその場に立ち尽くした。デスティニーの作業が一段落したためにオフィスで話を聞いていたポーラは、コウに言ったものである。 「あなた、MSを理解することはできるみたいだけど、女心は理解できないみたいね!」 彼は俯き、とりあえずはアルビオンに戻ろう、と思った。 一方、フォン・ブラウンの最下層では、隻腕の大男と帽子を被った小男が取引をしていた。 隻腕の大男の名前はケリィ・レズナー。コウに説教をした男だ。 「この金があれば、あいつの暮らしはしばらくは持つな。俺も合流する。」 ケリィには同居人がいる。自分のことを心配してくれる女性だ。彼女を置いていく事だけが気がかりだったのだ。しかし、その心配はもう要らない。 ケリィは小男から受け取ったアタッシュケースを抱え、生気を目に漲らせて言うと、小男は言い返した。 「わかってませんねえ、片腕のパイロットに何ができるんですかい。」 「何だと……!」 「このMAはあっしが使うんでさあ。渡した金はこいつを修理してくれた代金ですぜ。準備が整ったらまた取りに来まさあ。」 小男は笑いながら立ち去る。ケリィの目の前は真っ暗になった。親友であるガトーのために駆けつけようとヴァル・ヴァロを修理したというのに、そのMAだけが必要とされ、自分はいらないという。 「ならば、せめてあのガンダムを討って自らの存在を証明するまで!それが戦士である俺の証だ!」 ケリィの目には、ぎらぎらと輝くものがあった。それは生気ではなかった。執念とでも言うべきものだ。 赤いMAが月面付近を飛行していることがフォン・ブラウン全域に伝わり、騒然となった。その情報はシーマの耳にも入った。 「どういうことだい、クルト!」 ケリィの元を訪れた小男、クルトは縮こまった。彼はシーマの部下なのだ。 クルトは一年戦争当時ビグロというヴァル・ヴァロの一世代前のMAに乗っていた。その経験が買われてヴァル・ヴァロの正パイロットに選ばれたのだが、それを口にしてしまったのだ。 「あんた、余計なことを言わなかっただろうね!?」 「いえ、事実を伝えただけで……。」 「それが余計な事だって言ってるんだ!この落とし前はつけてもらうよ!」 彼女は嫌がるクルトを引きずり、整備も満足にしていない作業用のMS−05───通称旧ザクに放り込み、リリー・マルレーンから放り出した。 クルトはMAの扱いには慣れているが、MSとなるとそうもいかない。もがいているうちにヴァル・ヴァロと睨み合う形となってしまった。 「う、うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああ!」 彼は狂気に取り憑かれたようにマシンガンを撃つ。ヴァル・ヴァロに乗るケリィにしてみれば、完全に見捨てられたのと同義だった。彼は雄叫びをあげつつ、クルトの乗る旧ザクを鋏で両断した。 それを見ていたシーマは呟いた。 「バカだね……余計なことを言わなきゃ死なずにすんだのに……!」 彼女の行動原理は「家族を守ること」だ。本当ならクルトを助けたかったに違いない。しかし、このままクルトの存在を放置すれば、家族全てを失うことになる。 止むを得ないとはいえ、家族を守るために家族の一人を殺したのだ。シーマは自らの行為を苦しみ、次いで嘲笑ったのだった。
ここまでです。 体調が崩れて文体まで崩れたか……orz orz orz しばらく休業するかもしれません。
ご苦労さん!GJ
GJです!
GJ!・・・なんだけどシンの影薄すぎ。
デスティニーが出撃すればシンも活躍するでしょう。 GJです
シンにも活躍してもらいたいけど他キャラの見せ場を奪うような真似はしてほしくないな
GJ! 所でポーラにはこのままデスティニーとシンに付いてアルビオンに来て欲しいと思う我が居る。 デスティニーの改修するにしてもシンの操縦の癖を知ってる方が良いし、、、、って、 前Xスレでも言ったけどこっちのデスティニー、OSの変更とコックピット改修やったっけ?
>>889 だからかもしれないけど
MSラミネートは基本的にバイタルラインのみ
コックピットとかそーいう部分オンリー。
ま、種死以降は実体弾兵器よりビーム兵器主体になったし、
使える事は使えるのかな?
910 :
通常の名無しさんの3倍 :2006/04/19(水) 00:27:24 ID:Awo8Eivw
>>901 面白かった!!
キャラの口調とかもいいな
ありがとうございます。
>>905 シンの影が薄いかも知れませんが、今までスポットを当てていなかったコウ、キース、ケリィなどに重点を置きましたからね。
満遍なくスポットを当てるのは下手なので、1話1話ごとにスポットを当てるキャラクターを変えることで対処しているわけです。
今回はたまたまシンに当てることができなかったというだけですけどね。まあ、名前しか出てこない11話「同胞のために」よりはマシかと。
>>910 難しいですよ。大分シンに活躍の機会を奪われている人たちはいますからね。
ベイト、アデルとキース……うまく書けたらいいんですが。
まあ、上でも書いたように一人一人順番にスポットを当てるわけですから、いずれ回ってくるはずです。
>>911 口調は一番気を遣っているポイントです。その人がどういう態度をとりたいのか。どういう人柄なのか。全てが現れますからね。
例えば、シーマがシンの事を呼ぶシーンですが、本来なら単にシンとする予定でした。が、シーマの口調やら何やらから考えた末に「シン坊」に決定したわけです。
良く考えて居られますね GJ! 「」にも此くらいのまっとうな仕事が出来ていれば・・
いろいろ考えてるんだなぁ 本当乙っす!
レス数が減っているのは待っている人がいるからだと思いましょう。 現在作成中です。ただ、イメージが不完全なため、時間はかかりそうです。 探すのが大変なのであげます。
頑張ってください!!
作品を待っている+>915さんが書くスペースを残しているのだと俺は思う とにかく今はあんまり無理をしないこと。体調崩して無理してさらに悪くしたら 元も子もないし
>>917 今はだるさがなくなって、咳ばっかりしています。
うちのディメンターに言わせると、風邪が治りかけの段階だとか。
20話だけでも提供したいところです。これを書き上げて投下したら寝ることにしますね。
俺も待ってるぞw 一応ゆっとく
そろそろ新スレ立てなきゃなぁ…
できました。投下します。
20 蒼い光 ヴァル・ヴァロが出現したという報は無論、アルビオンにも届く。コウは反射的にフルバーニアンに乗り込み、発進させた。ヴァル・ヴァロはフォン・ブラウンに何体もあるものではない。ケリィの機体に違いない。 彼はガンダムを討つことに拘りを持っていた。ならばターゲットは自分だ。自分がガンダムに乗ってケリィと戦うしかない。 「コウ・ウラキ、ガンダム、行きます!」 推進剤の残滓を散らしつつ、猛スピードでアルビオンを離れていく。展望デッキの掃除を手伝っていたシンはそれを見止め、インターホンでシナプスに問うた。 「今、フルバーニアンで出て行ったのは誰ですか?」 「ウラキ少尉だ。見ていないのか?」 いつの間に戻ってきていたんだろう。しかも、時間から考えて、口説くのを失敗したに違いない。 「何をやってるんだか……。」 その呟きがシナプスに聞こえたらしい。 「どうかしたのかね?」 「い、いえ、こちらの話です。それより自分も追いかけます。デスティニーはまだ届いていないので、誰かの機体を借りなければなりませんけど。」 「今のところ、整備が完了しているMSはアデル中尉のジムキャノンUだが、中尉は今出撃するところだ。君はフルバーニアンの予備のコア・ファイターUで出たまえ。」 コア・スプレンダーのような小型戦闘機には乗り慣れている。一も二もなく承知した。 「わかりました。では、行ってきます。」 「頼む。」 シンはインターホンを切ると、格納庫に急いだ。既に艦長から話は通っていたらしく、整備員たちは準備していてくれたらしい。 「ありがとうございます!」 計器類を立ち上げ、彼は操縦桿を握った。 「無事でいてくれよ……コウさん…………!」 そう呟くと、シンはカタパルトの出口を睨みつけ、叫ぶ。 「シン・アスカ、コア・ファイターU、行きます!」 光を後方にばら撒き、シンは白砂の広がる月面の上を滑るようにフルバーニアンの後を追った。 一方、コウは既にケリィのMA、ヴァル・ヴァロは戦闘状態に突入していた。まるで、水中か大気中を飛行するためにできているかのような見事な流線型。 無論、宇宙用の機体であるヴァル・ヴァロだ。この姿は正面からの攻撃を「滑らせる」ための構造であり、これを避弾経始という。 この構造はビーム兵器にら対しても有効だ。ビーム兵器の恐ろしさは集中するエネルギーと、その異様なスピードだ。 この避弾経始はビームとの接触面積を大きくして熱を分散させた上、装甲に対するビームのベクトルをずらしてスピードによるダメージまでも低下させる。 この技術そのものは新しいものではない。しかし、資源の少なかったジオンでは当然のように取り入れられた手法だ。 これらのことは修理を手伝ったコウ自身がよく知っている。 「真上か真下から攻撃できれば……!」 しかし、ケリィは隻腕とはいえ、一年戦争を戦い抜いた剛の者だ。やすやすと弱点を晒すわけがない。無駄だとわかりつつも、コウはビームライフルを放った。 無駄のない形状、そして、対ビームコーティング。攻撃は完全に無効化されてしまった。 「まだだ、兵士は闘争本能こそが……!」 ケリィはヴァル・ヴァロのミサイルポッドからミサイルを放ち、フルバーニアンに差し向ける。コウは機体を切り返し、ミサイルを振り切ると、頭部バルカンを撃ちながら接近する。 「なかなかの機動力だ!」 ヴァル・ヴァロの巨体をくるりと翻し、機関砲を撃ちつつメガ粒子砲の準備をする。コウはシールドを構えて機関砲を防ぎ、再びビームライフルを構えた。次の瞬間、オレンジ色に輝く光芒が襲い掛かった。 「メガ粒子砲か!」 このタイミングでは回避できない。シールドを構えて防いだが、フルバーニアン専用のシールドの表面が泡立ち、使い物にならなくなる。 「次にくらったらおしまいだ……早く手を打たないと!」 フルバーニアンをフル加速させ、かかる荷重に顔を顰めつつもケリィに攻撃されないようにと機体を切り返す。
そのとき、ヴァル・ヴァロに攻撃する機影が現れた。コア・ファイターUだ。 「これでどうだっ!」 スペックからビームが効かないことを確認したシンは、戦闘機のミサイルをヴァル・ヴァロに向けて放った。しかし、彼のミサイルは月面に着弾しただけで、ヴァル・ヴァロにはかすりもしない。 「何て機動力なんだ、この巨体をこうまで……!」 逆にメガ粒子砲を放たれ、危ういところでかわすと、正面を向いたMAにビームを放った。やはり、避弾経始とコーティングによって攻撃が無効化される。 「当たる攻撃は効かなくて、効く攻撃は当たらない……どうすりゃいいんだよ、こんな化け物!」 愚痴を言ってもヴァル・ヴァロを撃墜できるわけでもない。機関砲を撃ちながら攻撃をかわすしかない。 「ウラキ少尉、援護しますよ!」 機動性の低いジムキャノンUに乗ってやってきたアデルがやっと追いつき、肩部のビームキャノンを撃つ。しかし、攻撃は無効化されてしまう。 仕方なくジムライフルを撃つが、相手は機動性に長けたMAだ。この程度の実弾が当たるとは思えない。 「こうも機動力が違っては……!」 3対1の奇妙な戦闘は、数で劣るケリィの方に分があった。汎用性を考えて設計されたMSと、局地戦を考えて設計されたMAでは差が生じるのは当然だ。 しかも、相手は資源の少ないジオンのテクノロジーで作られている。つまり、その分一騎当千となるだけの技術を注ぎ込まれていることになる。 ケリィはようやく、フルバーニアンに乗っているのがコウであることに気づいた。フルバーニアンの迷いのあるその動きに、ケリィはコウに怒鳴りつける。 「言ったはずだぞ、戦いは生か死か、それだけだと!」 コウはヴァル・ヴァロのメガ粒子砲を回避し、バルカンを撃ちながら言う。 「俺はあなたとは戦いたくない!」 バルカンによってかすり傷を負いつつも、ケリィはミサイルを撃ち返して怒鳴りつけた。 「戦いの中で相手は選べんのだ、何故それがわからん!」 それを聞いたコウは、吹っ切れたように、そして、何かに取り憑かれたように機体を操る。 「うおおおぉぉぉぉぉぉぉぉっ!」 素早く動き回るコウを援護すべく、アデルは手にしたジムライフルで攻撃する。当たりはしないが牽制にはなる。そこへシンがビームを放ち、ケリィの動きを鈍らせる。 「邪魔をするな!」 ケリィはヴァル・ヴァロ後部に取り付けられた楕円球状の物体3つをパージした。コウとアデルはそれが何なのかわからなかった。爆弾の不発かと思ったのだ。しかし。 蒼白い稲妻が二人を取り囲む。プラズマ・リーダーだ。狭い範囲に限定されてはいるが、強力な電撃を与える領域を作り出す兵器である。シンは戦闘機ゆえに巻き込まれずにすんだが、すぐにヴァル・ヴァロが追って来る。 「くそっ、コウさんとアデルさんを助けなきゃいけないのに!」 後ろからオレンジ色の熱線が牙を光らせる。シンはせめてMAの正面にだけはつくまいと、全身に無茶な荷重がかかるのも構わずに、弧を描き、急旋回し、錐揉みしながら回避する。 「そんなことで逃げられると思っているのか!」 ケリィはバルカン砲を撃ち、シンの動きを止めようとする。シンの白目には赤い筋が何本も浮かんでいる。神経を相当磨り減らしているらしい。 「くぅっ…………!」 ついに、左のビームガンとして使用しているビームサーベルにメガ粒子砲が命中する。攻撃力が低下し、さらにバランスが悪くなった。このまま戦闘を続ければ確実に撃墜される。 その時、シンの目は月面にある影を捉えた。ノーマルスーツを身につけた人間だ。しかも、その体格からすると、自分の知っているあの人だということがわかった。 「何でこんなところにニナさんが!?」 理由はすぐにわかった。コウがヴァル・ヴァロと戦闘を行っていると知って、居ても立ってもいられずに月面用の車両に乗って飛び出したのだ。 そして、コウを苦しめるプラズマ・リーダーを止めようとしているのだろう。
何にしても無茶な行動だ。せめて、このMAに気づかれないようにせねば。シンはさらに無茶な動きを繰り返し、ヴァル・ヴァロの目を引こうとする。が。 「ニナ・パープルトンか!」 ケリィはある事情で彼女を知っていた。その彼女が何故妨害をするのかわからないが、自分の誇りを賭けた戦いを邪魔をしようというのなら答えは一つだ。 「誰であろうと俺の戦いを妨げるなら許さんぞ!」 ケリィは機体を急旋回させ、プラズマ・リーダーに攻撃が当たらないように調整すると、ニナに向けてミサイルを撃った。ニナは丁度プラズマ・リーダーを止める作業を終えたらしく、離脱しようとしていたところだった。 ぎりぎりのところで直撃は避けられたが、爆風が彼女の体を押し飛ばす。 「ニナ!うわあああぁぁぁぁぁぁぁぁ!」 プラズマの電撃から解放されたコウは、すぐに機体を操ってヴァル・ヴァロに向かっていく。ケリィは突っ込んできたフルバーニアンの右脚を鋏で捕らえた。 「これで終わりだ!」 そう叫んだケリィの目の前で、コウは下半身のパーツを切り離し、それにビームライフルを撃ち込んで爆発させる。一瞬、ケリィはコウの姿を見失った。 彼は正面に回りこんでメガ粒子砲の砲口に照準を合わせていた。さすがに、これなら対ビームコートも用をなさなくなる。それを知っているケリィはヴァル・ヴァロを切り返そうとする。 が、それは適わなかった。アデルのジムライフルでスラスターを潰されていたからだ。 「せめてこのくらいしませんとね……。」 次の瞬間、フルバーニアンのビームライフルが光芒を放ち、ヴァル・ヴァロの粒子砲を貫いていた。 「これでいい……悔いはない……!」 蒼い光がケリィを包み、彼はその光の中に消えていった。 戦闘に巻き込まれたニナの捜索は手間取っていた。急がなければ、生きていた場合エアーが尽きる可能性もある。 「どこだ、どこなんだ、ニナ!」 シンも必死に戦闘機から彼女のノーマルスーツを探す。アデルはジムキャノンUの熱源探査で探っていた。そのアデルがコウに通信を送った。 「見つけましたよ!ウラキ少尉、プラズマ・リーダーの陰です!」 先ほどの爆風から守る盾になってくれたらしい。偶然滑り込んで、奇跡的に無傷だった。 「ニナ、ニナ!」 コウは彼女の元に駆け寄り、ニナのノーマルスーツを抱えあげ、バイザー同士を接触させた。 「ニナ!」 彼女はゆっくりと目を開ける。ニナの腕がコウのヘルメットへと伸びていく。 「今はっきりわかった。俺には君が必要だ。傍にいてほしいんだ、ニナ。」 彼女は目に涙を浮かべながらコウにゆっくりと抱き付く。今までMSが損傷すれば、パイロットよりもMSの方を心配したものだ。 だが、今は違う。あれだけひどい戦闘によってMSが破損したことよりも、コウが無事だったことが嬉しい自分がいる。 自分に、コウを拒絶することなどできない。ニナはそう確信していた。 その様子を見ていたシンは、アデルに通信を送った。 「アルビオンに戻りましょう。応援を呼ばないと。」 アデルはシンの言葉に隠された意味を察知した。それをあえて口に出す。 「そうですね。お二人の邪魔をするわけにはいきません。」 シンはアルビオンへ戻る進路をとった。彼の胸の中には、元の世界に残してきたあの闊達な赤い髪の恋人のことが浮かんでいた。 「ルナ……。」
ここまでです。 少しは調子が戻ってきたはずですが、まだまだです。
>>925 GJです!
続き楽しみに待ってます!!
やった、やったよ!おかあちゃん!! ついに見せ場をもらえたよ! ついに台詞ももらえたよ!しかもちゃんとした人との会話だよ! これでもうキース少尉に馬鹿にされなくてすむ……あぁ、妖風が目に沁みる、涙が止まらない。 キース「アデル少尉。俺、彼女できたんです。やっぱ男なら彼女ぐらい作らなきゃダメっすよね」 どうせ、独り身ですよ……orz
おもしろかったです 相変わらず苦戦してんなツンw
>「コウさん、そのゼフィランサスは陸戦型なんですよ、データをいじったところで宇宙に出るなんて、無茶ですよ。」
>「この機体はガンダムなんだ、できるはずだよ。」
>「ガンダムだからって、何でもできるわけじゃないんですよ?」
>「君のガンダムは宇宙どころか大気圏内を飛行できるじゃないか!」
>>631 のこの会話がなんだか気に入った
脈絡の無い自信と隣の芝生をうらやむ辺りコウもまだまだ未熟なんだなって
シンと二人三脚で成長して行けたらいいよね
>>925 GJ。いつも楽しく拝見させていただいてます
>>928 アデルって妻子もちじゃなかったか?
GJ・・・と言いたい所だが何だがキャラが微妙に違う気もするなぁ。 個人的にシーマは下手に情を見せるより原作と同じ様な悪っぷりを貫いた方がらしいと思うんだが。 あとケリィさんはニナの事はさん付けで呼んでいたような・・・ 後流石にニナさんに攻撃する様なキャラじゃないと思う。 まあシンが活躍しているから十分良いのでGJ!
アデルGJ!
シーマの行動にはそれなりに意味あるしな 悪でも気持ちが悪くなる悪じゃない あっ面白かったっす
シーマは基本的には「被害者」だけど 0083の時点ではもはや引き返せないところまで手を汚しちゃってる からね
あえて言わせてもらうが、はっきり言って内容はともかく文章はちと読みにくい。 40字前後で改行、出来る限り行間を一行くらいは空ける。 この2つを工夫するだけでもかなりすっきりすると思うんだが・・・・・あと、一行に文字詰め込みすぎ。
本編にもあるクルトへの落し前の付け方は、
シーマの非情を印象付けるエピソードだと思う。
故意による失敗じゃなかったなら、
せいぜい謹慎、営倉入りぐらいで済ましそうなもので、
命を掛けさせるのは部下に対する情愛を疑われても仕方ない。
CDドラマでの裏設定と本編とが齟齬をきたしているね。
でも
>>902 氏の責任とは全く関係ないし、情がある裏設定の方が
ガトーとの比較が面白くなるな。
もっと活躍させろって、欲求不満も増して来るけど(w
ありがとうございます。
>>932 ケリィの性格、言動については、俺の記憶が薄いせいで歪んでしまったみたいです。完全に俺の責任ですね。
シーマに関してですが、非情な部分はシンと会うまではきちんと発揮させています。
ただ、彼と出会うことで本来の彼女の性格が現れたことにしています。そのため、情を見せるような描写にしたわけです。
>>936 メモ帳で書いているからそうなるのかもしれません。
改行をすると、レス数が膨大になるので避けたいところですが、40字制限は考えてみます。
939 :
928 :2006/04/21(金) 21:28:35 ID:???
>>931 ご指摘の通り、既婚者でした。
すまん、完全に忘れていた……
>>937 小説版では言葉どおり落とし前として足止めさせただけだったのに
(まあ充分命の危険はあったけど)
ケリィの目的はガンダムと戦うことであり、黙っていれば見過ごされた
のにケリィが自分のことを恨んでいるに違いないと思い込んだクルトが
(そもそもザクに乗ってるのが自分だなんてわかりはしないのに、余程
動揺していたのか)殺られる前に殺ろうとして自滅したという事にとなって
いたけどね。
「のに」ばっかで何が言いたいのかよくわからん
>>941 要するにクルトはやめときゃ良かったのにでしゃばってケリィさんに手を出してあぼーん。
・・・じゃないかな?
まあまるっきり何もしなきゃそれこそシーマ様に絞め殺されかねないが 遠くから射撃で牽制するくらいに止めて置けばよかった
>>937 >もっと活躍させろって、欲求不満も増して来るけど(w
OAVの姐御は、大義名分語らないからなあ。
自分たちが見下げてきた女に、正論で圧倒される禿&髷が無きゃ、
テロリストを美化しているようなもんだ。
主人公カップルがあの有様じゃ。
945 :
通常の名無しさんの3倍 :2006/04/22(土) 11:37:38 ID:qftOVfBX
シーマの涙と爽やかスマイルは値千金
禿はシーマを見下してはいなかったと思うよ 自分勝手な価値観で哀れんでいたことを見下すというのならそうかもしれんが 少なくとも蔑んではいなかった シーマはシーマで、本物の「狂信者」である禿を自分達を使い捨てにして出世 しようとしたアサクラのような俗物と同一視していた感がある。 銃を突きつけたら命乞いするくらいに思ってたのが、死を前にしても些かも動じ ない姿に激昂してつい撃ってしまった。 よりによって復讐する相手を間違えてしまったという感じだな。
もしデラーズがジオン再興をお題目に私欲を満たそうとしていた 俗物で、あそこで泣いて命乞いの一つもしていたらシーマはツバ でも吐きかけて嘲笑うだけで殺しはしなかったろうな。 計画は全て予定通り進んだろう。
流れぶったぎってすまん 次スレどうする?
とりあえず、950踏んだ人間が次スレを
俺たててもいいけどスレタイとテンプレどしたらいい?
>>950 テンプレですか。
基本的にはSS投下スレの方向で。
内容は0083を舞台にするか、もしくは種世界を舞台に0083キャラが入ってくるかのどちらかでしょうね。
以前にUC世界とのクロスオーバーという方もいらっしゃいましたけど、そうするとマザーバンガードスレやウッソキラスレを無視する形になりますからね。
0083に限定するのが吉でしょう。
タイトルは、俺としてはお任せしますとしか言えませんが。
>>952 シンプルイズザベスト、ともいいますし、テンプレはそれでいいのでは?
問題はスレタイですね。どうしましょうか?
>>26 を元に0083の世界にシンが来たら、とか
それとも0083の世界に種キャラが来た、とか
>>954 「0083キャラと種、種死キャラが出会ったら」では?
0083キャラが種に来るのも悪くないと思いますし。
0083そのもののストーリーは短いので、範囲をある程度広げないとネタが尽きますしね。
>>955 職人さんがそういうならそっちのがいい
0083キャラが種に来るのもみたいし
じゃスレタイ
0083キャラと種、種死キャラが出会ったら2
でいいね
じゃ立てに行って来ます
最近立ててないから大丈夫だと思うけど
立てられなかったら
>>960 >>970 お願いします
新スレお疲れ様です。 残り40レスくらいですが、雑談やら何やらで埋めてしまいますか?それとも、このスレに俺が投下した方がよろしい?
>959 お任せします。
投稿しても、あと40しかないので、SS見逃してしまうかも?
では、念のため21話は新しいスレに投下しましょうか。 それまでにこのスレを埋めてしまいますか。
おk! じゃ頑張って埋める
梅
産め
シンばかり出番が有るなんて…くやしいっ!
>>966 Stardust memory in red eyes書いているのがシン厨の俺ですからね。
ストキラを書いている人に期待しましょう。
今後の展開だとシン以外の種キャラもでてきそうだし ミネルバのルナたちはどうしてるのか、も気になるとこだなー マターリ次回を期待してます
>>968 ルナは多分出せないでしょうが、一つだけネタばれすると、ラクシズの面々以外に次元の壁を突き破ってきている人がいます。
いつ出せるかはわかりませんが、いつぞやに言ったサプライズ展開とは、そのキャラクターのことです。
このスレに栄光あれ
コウにもガトーにもシーマにもシンにも栄光あれ。 ……なんでもいいからレスするか。残り30だし。
どんどん埋めますよー。 こうなったらもう自棄だ……。
多くの英霊が無駄死にで無かった事の、証のために。 再びジオンの理想をかかげるために、星の屑成就の為に。 ソロモンよ、私は帰ってきた!!
アウルか!腹ジャベリンが化学反応を 起こして次元やら作品やらの壁を越えたんだ!
キラ様ならAE社なんか頼らずにOS書き替えで対応出来るのに シン乙
>>975 自分がアホだと公言することの何が楽しいのか、よかったら解説願いたい。
>>974 あの高熱じゃ化学反応はないでしょうなあ。
まあ、その後冷えて化学反応は起きるかも。
それはともかく、さあて、誰でしょうか……。
人参の話は絶対に入れたいんですけどね。 コウの人参嫌いをシンがからかう、みたいな。 一応、その対比に近いシーンは入れておきましたけど……。 シーマと話をするあのシーンのことですが。
979 :
975 :2006/04/22(土) 23:07:50 ID:???
だってキラ様はスーパーコーディネーターだから シンがフリーダム落とせたのは卑怯な作戦の所為
釣りはスルーしてとりあえず埋めますか。
本編だとバニング大尉っていつお亡くなりになるんでしたっけ?
とんでもない見落としをしていたのかも知れない・・・! シンも人参が嫌いだったんだよ!
さらにネタばれすると、種デスではシンはデスティニーのことをあまり理解していない状態で戦っている、ということにしてあります。 こちらでそのデスティニーの真の力を解放していきたいのですが……所詮はパクりにしかならんからなあ…………。
>>981 ヴァル・ヴァロ戦の後のシーマ艦隊との遭遇戦ですね。
正確には、シーマ艦隊と取引中のバーミンガムとが戦闘しているとアルビオンが勘違いして、戦闘状態になったとき、ですね。
着メロをMEN OF DESTINYにした。
大丈夫、面白いネタはパクリと言われずリスペクトとか オマージュとか言われるから 逆につまらん物はなんぼ本人が「インスパイア」だなんだ と言った所でパクリとしか言われんがw
バーミンガムがアルビオンに「裏取引してるから邪魔すんな」って言っとけば万事解決してたような……。 バスクとかはシーマ艦隊を堂々と協力させてたし。
988 :
986 :2006/04/22(土) 23:25:27 ID:???
↑ 名前欄は消し忘れ、火急速やかに忘れてくれw
やっぱ。1000は職人さん?
>>987 まだこっそり動きたかったのではないでしょうか。
彼らの目的は、軍の上層部で対立しているコーウェンを排除することなので、裏取引の現場を押さえられたら、ジャミトフ他は沈黙せざるを得ませんからね。
ジャミトフが軍のトップにたどり着けたのは、あのコロニー落としを利用してのことでしたし。
>>989 それは皆さんに譲りましょう。
1000にネタを書いていただければ、気分によってはそのネタをもしかしたら採用するかも知れませんしね。
レスをつけなければ1000まで行けませんし、埋めますか。
シンvsシーマの構図になりバニング大尉生存。 その代わり何故かコウが死亡、主役交代へ……! ええ、1000取る気皆無ですが何か?
埋め
パクリと言われるか否かは元ネタへの愛情があるかどうかだ…たぶん
埋め立てします。
>>995 敬意をもってパクっていますとも。
例えば12話のタイトルの元ネタは、ファイアー・エムブレム聖魔の光石15章「灼けた砂」。
このゲームそのものは好きですからね。好きだからこそパクった、というところでしょうか。
シンがUCに残った。
シンがシーマ様救出。
コウとガトーはGP-01、GP-02と共に爆死。 ラストはシンとシーマの一騎打ちになる。 と妄想。
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