フレイを復活させるためのシナリオ

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1通常の名無しさんの3倍
フレイ復活が出来るようなシナリオを考えてください
文章がヘタレでも構わないので
何でもいいから書き込みお願いします。
2通常の名無しさんの3倍:2005/11/15(火) 23:35:21 ID:QTl6+iK3
2ガト〜
3通常の名無しさんの3倍:2005/11/15(火) 23:35:25 ID:???
仮面で甦りました

 糸冬 了 
4通常の名無しさんの3倍:2005/11/15(火) 23:45:11 ID:???
エルたん復活が先だ!
5通常の名無しさんの3倍:2005/11/15(火) 23:45:15 ID:???
つ【世界樹の葉】
6通常の名無しさんの3倍:2005/11/16(水) 00:00:55 ID:???
>>3
それでは単純すぎる
>>4
それは無理だろう?
7通常の名無しさんの3倍:2005/11/16(水) 00:02:26 ID:???
クローン。
セーフティ仮面。
プラントに瞬間移動。
実はあれに乗っていなかった。視聴者は演出に騙された。

好きなのをどうぞ。
8通常の名無しさんの3倍:2005/11/16(水) 00:04:40 ID:???
異次元の悪魔ゼロにより、再び生を得たフレイは世界に復讐すべく暗黒の力を得た!!
9通常の名無しさんの3倍:2005/11/16(水) 00:06:27 ID:???
王大人
10通常の名無しさんの3倍:2005/11/16(水) 00:10:48 ID:???
豚フレイいらね
11通常の名無しさんの3倍:2005/11/16(水) 00:12:00 ID:???
全てはキラの夢だった
12通常の名無しさんの3倍:2005/11/16(水) 13:04:01 ID:hgBsPVL8
実は新開発の宇宙服を着ていて
救難艇が攻撃されても難を逃れた
13通常の名無しさんの3倍:2005/11/16(水) 14:46:58 ID:???
妹でいいよ。ヤリ捨てされた姉の復讐。
14通常の名無しさんの3倍:2005/11/16(水) 16:53:49 ID:???
ムウは復活したけど
腐霊は人気無いから無理
15通常の名無しさんの3倍:2005/11/17(木) 00:55:39 ID:???
>>13
フレイの母親は幼い頃に死んだという設定だが?
>>12
ギリギリ可能な設定かもね?
16通常の名無しさんの3倍:2005/11/17(木) 00:59:44 ID:???
ドラゴンボール
フェニックスの尾
ザオリク
Tウイルス
チヨ婆の術
17通常の名無しさんの3倍:2005/11/17(木) 01:14:37 ID:???
めちゃめちゃフレイに似た子が登場でいいんじゃね
18通常の名無しさんの3倍:2005/11/17(木) 11:54:34 ID:???
フレイってへリオポリスのカアデミーで
何を勉強していたの?
>>13
もし妹がいたらフレイ父は妹もへリオポリスに移住させると思うが?
19通常の名無しさんの3倍:2005/11/17(木) 12:10:56 ID:???
>>17
つ髪下ろしたメイリン
20通常の名無しさんの3倍:2005/11/17(木) 13:45:25 ID:???
>>18
そこは子供のいない兄弟夫婦に養子に出してたとかなんとでもできるんじゃないの?
21通常の名無しさんの3倍:2005/11/17(木) 15:54:16 ID:3yQJFcyq
もうめんどくさいからフレイヒロインで無印種ねつ造したらいいんじゃね?
22通常の名無しさんの3倍:2005/11/17(木) 16:37:57 ID:???
>>7
実はあれは死ぬ直前に幽体離脱したのであって魂は健在。
宿主求めてさまよっていたところ、サイが振られた当時密かにフレイのオリモノから
細胞を採取・培養していて、AAを離れた後、クローン化に成功していたのを見つけて
フレイはこれに宿る。そしてサイの願いのもと、高速で成長させ死亡時の年齢と
変わらない姿になっていた。

どうせフィクションだからこまかいところはつっこまないでw
23通常の名無しさんの3倍:2005/11/17(木) 17:12:08 ID:???
もともと、SEEDの世界での宇宙は空気も多少あり、重力もある。
これはガイアの戦闘や、ムゥが生きていることでも証明されている。

あとフレイの救命ポットの爆発も、あの程度の爆発では人は死なない。
これも、ストライク爆破、フリーダム串刺し、グフ撃墜時の爆破をみても
明らかである。

よってあの爆発でフレイは死んではいない。もちろん重体だが
どこかで助けられている。しかし顔には傷ができ
そして続編で仮面をつけて登場する。
24通常の名無しさんの3倍:2005/11/17(木) 17:41:42 ID:???
>>22
そのオリモノにキラの遺伝情報が混じっていてスーパーコーディネータークローンフレイ
とかってできないかな。
25通常の名無しさんの3倍:2005/11/17(木) 18:09:48 ID:???
下手にクローンとかにすると君は君だ攻撃でナデポ(最低SSでよくある頭を撫でてポとなって惚れる)されそうな気がする。
26通常の名無しさんの3倍:2005/11/17(木) 18:29:09 ID:???
>君は君だ
つまりクローンフレイはフレイじゃないことに
27通常の名無しさんの3倍:2005/11/17(木) 18:49:45 ID:???
>>23
種死の仮面は、基本的に洗脳装置だから関係ないと思う
28通常の名無しさんの3倍:2005/11/17(木) 20:00:14 ID:???
>>12だけど
宇宙服を着ていたために偶然助かって
大西洋連邦以外の連邦国に救助されて
その国で暮らしているのだけど、本人の希望で
死んだことにしている設定があっても良いよね?
29通常の名無しさんの3倍:2005/11/17(木) 20:23:59 ID:???
>>22
オカルトとかクローンとはもう、お腹いっぱいだよ
>>23
宇宙空間では空気がないのでは?
それとムウが助かったのはヘルメットが脱げな
かったからじゃないの?
>>25-26
同意
>>27
仮面って洗脳装置だったの?
30通常の名無しさんの3倍:2005/11/17(木) 20:25:05 ID:???
クローン用意しといて「フレツー」って事にしておけばいいんじゃないの?
31通常の名無しさんの3倍:2005/11/17(木) 20:54:40 ID:???
こうするのはどうだ?
実はフレイはキラとセックルしたことで妊娠
そんで変態仮面に拉致されてプラントへ行き極秘出産
そんで、次回作はプラントの孤児院にいた実の娘とキラがカプるか
キラフレの娘はキラ嫌いで自分の母を捨ててラ糞に走ったキラに
新主人公と戦う話とかどうよ?
32通常の名無しさんの3倍:2005/11/17(木) 21:05:29 ID:???
>>28だが
書き忘れたことがある>>28の内容も含めて
フレイ本人が救出されてから4年から5年後の世界で
政治的な話を濃くして、
何処かのスレでも書いてあったけど
15歳ぐらいの女の子が主人公でガンダムを操る
という設定があるべきだと思うが?
>>31
そう言う話って話が詰まらなくなる気がするよ
33通常の名無しさんの3倍:2005/11/17(木) 21:08:31 ID:???
まだ脳死には至っていなかった・・・
34通常の名無しさんの3倍:2005/11/17(木) 22:35:06 ID:???
ヘルメットがなければ即死だった
35通常の名無しさんの3倍:2005/11/17(木) 22:36:24 ID:???
全部フレイの夢。
目覚めるとへリオポリス崩壊の日の朝。
36通常の名無しさんの3倍:2005/11/17(木) 22:57:29 ID:???
実はフレイもSEEDを持つものだった。
そして種持ちは死ぬと、羽鯨と同じ高次元に存在するSEED生命体となり、
現世では同じSEEDを持つものの前へ幻影として現れ、
メッセージを託して導くことが出来る。
マユやステラも発現こそしなかったがSEEDを持つものであり、
種世界で散見する霊界通信とよばれる現象は、すべてこのSEED生命体のなした技なのである。
わたしはこれを、SEED第二理論と名づけた。

そしてここからが本題なのだが、わたしの推測では、
SEED生命体となった者はある一定の条件を与えると、再び肉体を得ることが出来る。
その方法はまずうわなにw・・うg・・あqwせdrftgyふじこlp;
37通常の名無しさんの3倍:2005/11/18(金) 03:03:10 ID:???
>>29
アレ洗脳が解けたら外れるし、外れたら洗脳が解けるからさ
ムネオとかアッシュとかアッシュとかw

・・・・・まあ、ムネオに関しては外れた後に再び洗脳かまされたような気がしないでもない
38通常の名無しさんの3倍:2005/11/18(金) 03:07:14 ID:???
キラかサイが自分の娘をフレイと同じ顔(コーディネイター)にして
フレイと名付ける

39通常の名無しさんの3倍:2005/11/18(金) 03:37:02 ID:???
瞳や髪の色はいじれても容姿の基本的な部分まではいじれるの?
というかそれやったら材料が人間の受精卵なだけで人造人間に近いんじゃないか?
親から子供へ伝える要素がなくなるからまた微妙な話ではある。
40通常の名無しさんの3倍:2005/11/18(金) 03:41:20 ID:???
>>39
SEEDで、子供の顔予想図のモンタージュがモニターに出てきてたから
容姿いじれると思ってたんだが…
親から子供へ伝える要素なんて、ほとんどロクな事が無いからなくなってもいいさ。
41通常の名無しさんの3倍:2005/11/18(金) 09:48:11 ID:???
>>40
つ ア ス ト レ イ 
では親から子とかそういうレベルじゃなくて、他人から他人へ人生をかけた技術を受け継いだ程の伝えっぷり


結論:
大切なのは心なんだ
42通常の名無しさんの3倍:2005/11/18(金) 10:21:15 ID:???
>>25-26
22だけど、「君は君だ」を避けるために肉体はクローンでも魂は同一にしてみたんです。

>>29
こっちもお腹いっぱいだけど、あの状況で復活させるのも難しい。。
43通常の名無しさんの3倍:2005/11/18(金) 20:06:08 ID:???
>>32だけど
艦船の艦長職とかをしている設定もあるべきだと思うよ
フレイをあくまでも主役ではなくてヒロインでもなく、脇役の
キャラにしてZガンダムのパクリになるかもしれないけど
ブライト艦長みたいな雰囲気にさせてみるといいうのは
どうよ?
44通常の名無しさんの3倍:2005/11/18(金) 20:09:03 ID:???
フレイなんて復活させても、どうにもなんないよ。
使えないし、どうせ背景になるだけだろ
45通常の名無しさんの3倍:2005/11/18(金) 21:58:21 ID:???
顔弄れるならミーアは何であんな顔にコーディネートされたの?
46通常の名無しさんの3倍:2005/11/18(金) 23:31:24 ID:???
っつーかフレイなんか今更復活させても・・・・・・・・


















キラが再びヘタレになるという劇的な効果があるか!!
それならいいなどうよ!!?
47通常の名無しさんの3倍:2005/11/18(金) 23:35:14 ID:???
蘇ったら即効ラクス様に抹殺されないか
48通常の名無しさんの3倍:2005/11/18(金) 23:38:08 ID:???
んじゃあ、このスレの総意的にフレイ様は大西洋連合情報部に強化されつつ
洗脳仮面かぶってキラの前に登場って事でw
49通常の名無しさんの3倍:2005/11/18(金) 23:58:32 ID:???
>>48
妄想したらスゲェ萌えたwww
何そのオイシイ設定wwww
50通常の名無しさんの3倍:2005/11/19(土) 00:18:51 ID:???
>>41
だったら血は繋がってなくてもいいよな?
51通常の名無しさんの3倍:2005/11/19(土) 00:20:29 ID:???
>>48
エクステンデッドなフレイ様はかっこいいと思うが、変な仮面は嫌だな。
しかし強化された時点で、せっかく再登場したのにあぼんフラグが
立ってるw
52通常の名無しさんの3倍:2005/11/19(土) 03:36:22 ID:???
>>50
そうだよ当然じゃん
大切なのは心だ、キラもホンモノじゃねー両親大切にしてんじゃん
まあ、シンのアレも血が云々以前に心で家族を大切にしてからだろ

>>51
まあ、っつー事でこのスレのキラのポジションが決まったね

・・・・・その運命、努力と根性で打ち砕けヤマト!!
運命打ち砕くのに忙しくて、本編みたいにラクシズなんか結成しなければなおよし
人はまずその場所でやる事やれ、下手な余裕を基にして世界に干渉なんかするモンではありまッスゥェーン
53通常の名無しさんの3倍:2005/11/19(土) 04:18:37 ID:???
>>52
最後の一行は、別のキラにも言いたいな。
54通常の名無しさんの3倍:2005/11/19(土) 11:19:12 ID:???
>>52
それはアレか
世界に干渉するなら死に物狂いの全力、玉砕一歩手前の必死で運命に立ち向かえ、とそういうことか
55通常の名無しさんの3倍:2005/11/19(土) 11:30:12 ID:???
兄貴が生きてたんだから、仮面(目を隠す程度)をつけてパイロットになっててもおかしくないべさ
と妄想
56通常の名無しさんの3倍:2005/11/19(土) 13:38:50 ID:???
簡単に結論が出るなw

個人的にはパイロットより情報部員として復活希望
よって仮面よりグラサン
57通常の名無しさんの3倍:2005/11/19(土) 14:56:38 ID:???
>>56
それって準主人公、ヒロイン的であまり面白くないよ
58通常の名無しさんの3倍:2005/11/19(土) 15:43:32 ID:Fn6UPXbV
フレイの双子の姉がフレイを名乗り、軍事的に革命を起こそうと企む。
新暗行御史的に。
59通常の名無しさんの3倍:2005/11/19(土) 16:10:13 ID:???
双子の妹だったら名前はフレイア。
60通常の名無しさんの3倍:2005/11/20(日) 11:44:56 ID:???
フレイに似ているという設定だけでいいなら、従姉妹というのはどうだ?
例えば幼い頃に亡くなったフレイの母に双児の姉だか妹だかがいて、それに娘がいれば
従姉妹同士似た容姿、というのはそう無理でもない話じゃないかと思うが。

61通常の名無しさんの3倍:2005/11/20(日) 15:35:13 ID:???
>>60
フレイって母親似なの?
無理があるような....?
62通常の名無しさんの3倍:2005/11/20(日) 19:13:24 ID:???
戦後の混乱を鎮める為に、地球連合が政治的な象徴として祭り上げたフレイのクローン。
例によってそれを悪だと決めつけるラクシズ。
自らが偽物だと理解し、それでも平和を願い行動するフレイクローンは、
式典用に造られた(戦闘能力はある)ストライクレイピアを駆り、部隊を率いてラクシズに挑む。


ごめん今俺酔った勢いで書いてる。
気の強いツンデレお嬢フレイがイメージなんだが……。
もち、目元を隠すくらいのおしゃれな仮面付き。対外的には傷を負った事になってる。
63通常の名無しさんの3倍:2005/11/20(日) 20:23:59 ID:???
>>61
父親とは全く似てないから普通に考えて母親似だろう。
まあ「本当の父親」が別にいたというなら分からんがw
64通常の名無しさんの3倍:2005/11/20(日) 21:31:13 ID:???
>>62
君は君だ!
65通常の名無しさんの3倍:2005/11/20(日) 21:32:59 ID:???
1だが
>>62のように何でもいいから書き込むようにお願いします
>>62君に期待しているよw
6662:2005/11/20(日) 21:42:40 ID:???
酔った勢いだから期待されても困るよぅw
酔いが覚めたらテキトーに考えると見せかけて考えなかったりするから無理

あぁビールうめぇ唐揚げうめぇ周りに野郎しかいねぇorz
67通常の名無しさんの3倍:2005/11/20(日) 23:02:09 ID:???
核とジェネシスの打ち合いで全人類アボーン。
舞台は霊界に移り起動戦士ガンダムSeedDestiny@霊界
68通常の名無しさんの3倍:2005/11/20(日) 23:51:02 ID:???
本来ならフレイ死亡自体を認めたくない、というかフレイ殺したらいかんだろ!って気がするから「種第3クール以降全部作り直し→フレイハッピーエンド」が一番いいのだが・・・

まぁ、一応あの結末を踏まえてフレイ復活を妄想するなら、普通に「実は救出→記憶喪失」パターンだろうなぁ。
やっぱ秘められた才能を見出されてエクステンデット化、対キラ用最凶パイロットとして敵対パターンが王道だろ。
もしくはどこかの施設で酸欠で障害が残ったフレイにキラが再会して・・・なんてパターンはかなり燃える希ガス。
69通常の名無しさんの3倍:2005/11/21(月) 00:00:37 ID:???
例えば酸欠状態で生還した場合
どんな障害が残るんだろうね?
お決まりの記憶喪失かな?
70通常の名無しさんの3倍:2005/11/21(月) 00:02:21 ID:???
テム・レイというかステラになりますな
71通常の名無しさんの3倍:2005/11/21(月) 00:07:02 ID:???
>酸欠の障害
お決まりの記憶喪失もアレだが・・・
実際は身体の機能障害が出たりするのが多いんだろうがな。
酸欠の場合、身体を統合コントロールする基底核だったかな?からやられてくはずだし。
ま、物語的には記憶の混乱+情緒障害のフレイにキラ出会って・・・なんてのは妄想が広がるかな。
72通常の名無しさんの3倍:2005/11/21(月) 00:57:44 ID:???
そう言えば、アムロのオヤジが
酸欠になっていたんだよね?
その後違うコロニーで暮らしていたけど
どうやって救出されたんだか。
73通常の名無しさんの3倍:2005/11/21(月) 01:32:19 ID:???
フレイ生きてて強化されてキラの元へ戻ってくるとなるとまたアボンフラグだな
NT/コーディと強化人間/エクステンデットが出会うと不幸になる……


いっそ15、6年後の世界が舞台で、フレイの生まれ変わりが登場するのが良いかも
74通常の名無しさんの3倍:2005/11/21(月) 01:45:45 ID:???
>>73
>フレイ生きてて強化されてキラの元へ戻ってくる
 となるとまたアボンフラグだな
同意、逆に話が面白くない、アボンされるのが目に見えているし
素晴らしくて有能な負債はどうしてフレイをアボン
させたのか理解できない
75通常の名無しさんの3倍:2005/11/21(月) 08:56:48 ID:???
フレイが生きてた場合には
当初の予定通り連合のプロパガンダに利用されるのではないか。
76通常の名無しさんの3倍:2005/11/21(月) 18:34:17 ID:???
>>75
そんな予定ってあったの?
77通常の名無しさんの3倍:2005/11/21(月) 18:58:28 ID:???
記憶をなくし、ネオの上司として登場
78通常の名無しさんの3倍:2005/11/21(月) 19:30:44 ID:???
フレイってブルーコスモスのメンバーとかなの?
79通常の名無しさんの3倍:2005/11/21(月) 20:05:05 ID:???
フレイのパパがブルコスなんじゃなかったっけ?
その影響でフレイもコーディ嫌いだけど
フレイ自身がブルコスに入っているわけでは無かったと思う。
80通常の名無しさんの3倍:2005/11/21(月) 22:40:11 ID:???
フレイパパは所謂「穏健派ブルコス」で遺伝子操作自体は反対で
コーディに対しては基本的にプラントに封じ込めるべきという考え
だったはず。
81通常の名無しさんの3倍:2005/11/21(月) 22:44:03 ID:???
>>80
へぇ〜そうなんだ?
それを解説してあるサイトとかはあるのですか?
8262:2005/11/21(月) 23:01:50 ID:???
夕方に彼女は目覚めた。いつもと変わらないけだるさを覚えつつ、裸のままベッドから身を起こす。
窓を開けて、冷たい外気に暫くの間触れる。羞恥は無い。ここには気心の知れた女性給仕が数人居るだけだ。
愛妻を喪ったジョージ・アルスターが、喪失感を埋める為に造ったクローン。それが彼女だった。
しかし、姿は似せられても精神のコピーなど出来る筈もなく、
結局彼女はブルーコスモスの幹部に養女として引き取られた。
養父である孤独な老人は、彼女に家族としての愛を求め、それを日々の糧とした。
五年前に養父が死んで、彼女に遺されたのは、莫大な財産と、この貴族趣味な邸宅だった。
それからは無為に時を過ごす。ジョージ・アルスターが死んだと知っても、何も感じはしなかった。


↑こんな感じ?適当に考えて適当に書いた。途中だけど、眠いからここまで。
83通常の名無しさんの3倍:2005/11/21(月) 23:38:57 ID:???
>>82
クローンって寿命が短くて何かの薬を飲み続けるんだよね?
それとその話の内容は種死の繰り返し、昼メロ
になるような気がするよ。
もうクローンは飽きてしまったし、クローンを作るなら
マユ・アスカのクローンの登場が良いのではないかと?
84通常の名無しさんの3倍:2005/11/21(月) 23:39:48 ID:???
>>82
貴殿には大変失礼ながら
クローンって寿命が短くて何かの薬を飲み続けるんだよね?
それとその話の内容は種死の繰り返し、昼メロ
になるような気がするよ。
もうクローンは飽きてしまったし、クローンを作るなら
マユ・アスカのクローンの登場が良いのではないかと
思います。
85通常の名無しさんの3倍:2005/11/21(月) 23:46:19 ID:???
>>82氏の様に
何かしら文章を書き込んでいくようにお願いいたします
まとめサイトが出来るかもしれません。
>>82氏には感謝いたします
86通常の名無しさんの3倍:2005/11/22(火) 02:00:55 ID:???
>>84
クローン=テロメアが短い=寿命が短いとは限らない
87通常の名無しさんの3倍:2005/11/22(火) 02:17:41 ID:???
限らないというか理論上は寿命が短いけど実証データがないんだっけ?ドリー死んじゃったし。
むしろ作成時の遺伝子の損傷で成長時どんな影響がでるかわからんのがやばい気がするが。
8882:2005/11/22(火) 07:57:40 ID:???
おはようさん。
まあ、適当に雰囲気優先で、携帯から書いただけだし、あんま深くは考えてないよ。
気に入らないなら止すし。それに、片手間に書く程度だから本格的にはちょい無理っす。
89通常の名無しさんの3倍:2005/11/22(火) 09:13:53 ID:???
>>76
種の時の話で、
アラスカでのフレイの転属はそういう目的じゃなかったっけ
90通常の名無しさんの3倍:2005/11/22(火) 14:39:02 ID:???
っていうかさ

クローン=死ぬとか
NT/コーディと強化人間/エクステンデットが出会うとアボンフラグ
とか、そういうトコまで種トレースしないでも良いとおもう

つか、
前作のアボン経たキラが、
 二 度 目 に守りきれるかっつートコにこそ重点おけば、よくならね?
91通常の名無しさんの3倍:2005/11/22(火) 20:57:54 ID:???
フレイ復活を望んでいるサイトとかマニアの人たちがいるけど
フレイがああいう性格のキャラだからウケるのであって
上の方で「クローン人間」「そっくりな人」「従姉妹」
「強化人間」
などの意見が出ているけど本人の性格じゃないから
フレイに似た人を出しても意味がないように感じるんだけど
どうでしょうか?
92通常の名無しさんの3倍:2005/11/22(火) 21:10:47 ID:???
>>91は個人的に意見です
93通常の名無しさんの3倍:2005/11/23(水) 01:47:07 ID:???
ギリギリで(記憶操作型)エクステンデットまでなら可
でもさすがにまったくの別人となると、ちょっとねぇ・・・・・
94通常の名無しさんの3倍:2005/11/23(水) 02:00:01 ID:???
エクステンデットは精神操作
ブーステッドマンは肉体強化
95通常の名無しさんの3倍:2005/11/23(水) 16:28:06 ID:???
フレイのクローン作るなら議長じゃねえの。
キラを手駒に出来るだろw
ラクスとキラを切り離せば、勝利は議長のものだろ。
96通常の名無しさんの3倍:2005/11/23(水) 21:17:09 ID:???
>>93-95
そうするとアボンする事になるのでは?
97通常の名無しさんの3倍:2005/11/24(木) 00:05:22 ID:???
>>96
そういうお約束っつかセオリーを、ナントカして打ち砕くのが真の主人公特権だしょー?
そう、ヒロインの部屋を覗くのは何時だって殺そうとしても死なない主人公特権持ってる人だけですぅー!!(後半意味不明)
98通常の名無しさんの3倍:2005/11/24(木) 02:31:33 ID:???
>>95
採用アゲ
99通常の名無しさんの3倍:2005/11/24(木) 02:35:28 ID:???
だから>>95>>91だっつーの
クロ−ンにしてみたり従姉妹だったりしたらそいつは
このスレ的にはどこまでいってもフレイの偽者ポジションでしかねーじゃねーか
100通常の名無しさんの3倍:2005/11/24(木) 04:47:49 ID:???
なに、このスレは実は生きてたフレイたん
なのかw
101通常の名無しさんの3倍:2005/11/24(木) 10:09:16 ID:???
っつかそれ以外に“フレイ”を種に登場させる方法はねぇんよ
102通常の名無しさんの3倍:2005/11/24(木) 20:39:22 ID:???
ムネオもあれで生きてたんだから、フレイが生きててもおかしくない
103通常の名無しさんの3倍:2005/11/24(木) 22:30:39 ID:???
>>100
そうですよ、
「実は生きていました」みたいな感じで
粗筋みたいなのや小説風でも何でも良いんですよ。
104通常の名無しさんの3倍:2005/11/25(金) 00:20:13 ID:???
クローンに記憶移植
105通常の名無しさんの3倍:2005/11/25(金) 20:17:55 ID:???
この際だから1からやり直しをした方が良いよね?
種と種の続編はなかったことに・・・
106通常の名無しさんの3倍:2005/11/26(土) 02:44:32 ID:???
>>104
ぬっちゃけ本物じゃない限り、何時キラ(ヘタレ、前主人公)が
「君は君だ(ry」とか馬鹿言い出して、その挙句ストーリーが無理やり本編じみた不条理なキララクに修正されるかわからない
107通常の名無しさんの3倍:2005/11/26(土) 10:51:12 ID:???
よく考えると
フレイはザフト軍に捕虜になっていたときに
イザークと面識があるんだよな?
イザークの親って議員だっけ?
次回作があったら使えるネタだよね?
108通常の名無しさんの3倍:2005/11/26(土) 12:56:07 ID:???
前作で捕まってなかったっけお袋?
まあ、そういうお手軽設定は使いすぎると作品自体を腐らせるから、あんまり使わない方がいいと思うよ
苦労に8に対して見合うだけの1くらいの結果で物語なんてちょうどいいからなぁ・・・・・・


悪い例:
ガンダム種(ry
109通常の名無しさんの3倍:2005/11/27(日) 13:59:54 ID:???
>>108
前作で捕まっていたんだよな?確か?
110通常の名無しさんの3倍:2005/11/27(日) 21:27:07 ID:???
こんなのはどうよ?↓

舞台はユーラシア連邦国内、
第2次ヤキン・ドゥーエ攻防戦時にフレイ・アルスターは戦死したと
思われていたが、脱出する際は宇宙服を着ていて
脱出艇が攻撃されるときは宇宙服で偶然にも難を逃れ、
気絶をしてヤキン宙域を漂流している所をユーラシア連邦軍所属
の救助艦に救助、良心派の軍人に助けられる、そして、
本人の希望により戦死したことにして、
素性を隠して、名前を変えて、髪型も変えて、救助した
良識派軍人の計らいによって
ユーラシア連邦国内で住むことになり
その軍人の知人の遺伝子工学博士の自宅に居候をはじめるが、
素性を知っているのは工学博士の家族と友人だけである。
111通常の名無しさんの3倍:2005/11/28(月) 04:46:02 ID:???
続きは?
112通常の名無しさんの3倍:2005/11/28(月) 05:40:59 ID:???
>>111
続きか?俺は度素人で低学歴だから
作文などの文章がまともに書けないからな・・・
何とか考えておくよ、それと上のは粗筋だと思って欲しい
俺は想像力がないからまともに文章が書けないし
誰か上の粗筋から想像して小説風にして欲しいな。

それと低学歴の小説家なんていないよね?
113通常の名無しさんの3倍:2005/11/28(月) 08:35:35 ID:???
低学歴でもいるだろ、とマジレス
114通常の名無しさんの3倍:2005/11/28(月) 13:02:10 ID:???
さすがにスカウト経由エクステンデット化はアレだと思うけど、
実際運良く装甲材と大気圏突入用の誘熱ジェルがフレイをビームの爆発から辛うじて救った
とかのご都合主義を全開に展開しない限り、あの状況下から助かる事は無理だろ

そいで全身火傷の状態でザフト軍に回収されてドクターミハイルの人の手で治療されるとかw
記憶喪失とかするか、全身火傷にするか、その両方を組み合わせるとかして、とにかくキラとの接触を(能動的にではなく)2年間完全に遮断しないと
その後キラが本編どおりの理不尽かつ嫌な奴になってしまう。

あとはザフトに回収されてプラントで治療受けてシンと絡むルート行くなり
地球連合に回収されてスカウトor一般で治療受けてエクステンデット化orジャンク屋見習いになるルートとかいくなり
いくらでも話は付けられる。
115通常の名無しさんの3倍:2005/11/28(月) 15:02:45 ID:???
クライン派が回収したが、ラクス様がキラを取られるのを嫌がり、
記憶のないのをいいことに、操作するってのはどうだw
116通常の名無しさんの3倍:2005/11/28(月) 15:39:56 ID:???
すいません、ジャンク屋見習いになるには
どうしたらいいでしょうか?
そもそもジャンク屋ってどんな仕事をするのですか?
117通常の名無しさんの3倍:2005/11/28(月) 19:58:40 ID:???
>>112

つ吉川英治

昔と今じゃ状況は違うかもしれないが
118通常の名無しさんの3倍:2005/11/28(月) 21:56:38 ID:???
>>116
やる気と技術さえあれば誰でもジャンク屋見習いになれる
そもそもCE71年の停戦間際はそれまで有志のボランティア活動の集まりにすぎなかったジャンク屋組合が
組織を再編して公共の組織と化して行く境目の時期。

事務職から船のオペレーターまで、人手は幾人いても足りない状況なので
ドミニオンでなにげにオペレーターとかこなしていたフレイとかそれなりに重宝されてるかも

行く行くはアーモリーワン査察団(デスアストレイの方の主人公達がガイアとかインパルスとかを公式発表前に取材した時の枠)
の端っこの方に運と実力で引っかかるかもしれない、そしたらアスラン(フレイを知らない)とかカガリ・・・・・・はフレイを知っているか、

とにかくシンとかの新世代にはもちろん取材で会えるだろうし、うまくすればその線でミネルバに乗せられちゃうかもしれない
まあ強引に行けば、カガリは議長と一緒に避難して、
一般の避難ルートを通って避難するアスランが紆余曲折の末にフレイとザクに乗り込むと言う展開も
・・・・・・・・ありか?
119通常の名無しさんの3倍:2005/11/28(月) 22:00:49 ID:???
>>116
ジャンク屋の仕事
前大戦→戦場の兵器の回収(地上から宇宙までジャンクは有触れていた時代)

大戦終結後→組織編制と新製品の開発、及びユニウス条約で軍縮された兵器の解体とそれに伴い出たジャンクの再利用

ちなみにこの時、ジャンク屋本部のジェネシスαには解体のため、ミーティアの5と6番機が運び込まれたりしている
このミーティア、ヴェルヌと同じく自前でNJCを持っているらしく、核エンジンを標準装備し、規格さえ合えばアストレイやジンでも接続できると言うとんでもない代物だったりする
120通常の名無しさんの3倍:2005/11/28(月) 22:12:04 ID:???
>>114-115
っていうかステラはエクステンデット化したフレイ様だったんだよ!!

その証拠にホラ、声が同(ry
121通常の名無しさんの3倍:2005/11/28(月) 23:26:23 ID:???
一年前、そんな予想がありました
122通常の名無しさんの3倍:2005/11/28(月) 23:42:29 ID:???
フレイ復活させるのはけっこうだが、本編に絡めるのは勘弁。
そんなキャラじゃないでしょうがw
戦火に翻弄される一般人だろ。
123通常の名無しさんの3倍:2005/11/29(火) 00:42:26 ID:???
>>122
キラヤマという主人公の初恋の相手というポジションに設定され
なおかつ種の数々の栄誉と汚名と名声と逆境を得たフレイには
もはや戦火に翻弄される一般人という個性そのものが適用できません
だってそれならいっそ出すなよって事になっちゃうもんなw

どー頑張っても出す以上はキラと絡めなければ読者が納得できないキャラクター
それがフレイ
124通常の名無しさんの3倍:2005/11/29(火) 03:49:59 ID:???
いや、種って一般人の描写少ないだろ。
情勢の説明にサイとかカズィ使えばよかったのにと何度思ったことか。
そこにフレイたんを使えばなおよろしいのでは。
125通常の名無しさんの3倍:2005/11/29(火) 05:25:50 ID:???
>>110ですけど
俺の脳内設定は
*CE71年の第二次ヤキン会戦終了から4年〜5年後の世界
*CE71年の大戦終結後ブルーコスモスとロゴスは
 ユーラシア連邦内で組織温存化(別組織に相当)を図り
 EC74年の大戦後、政府を裏で動かすようになる
*フレイの父親がブルーコスモスメンバーだったので、
 71年の大戦末期はフレイ自身、この組織に対して
 疑問を持ち始める
*フレイはヤキン大戦で偶然助かったがブルーコスモスからの
 危険を感じて自分を戦死したことにして、素性を隠して
 住むようになる

つづく
126通常の名無しさんの3倍:2005/11/29(火) 05:49:19 ID:???
つづき
*フレイは救出した良心派軍人の所属艦隊基地近くで住むようになる
 西ユーラシア地域?で日本人技術者集団が多く住む地域で
 コーディネーターに関しても寛容な地域住む。
*ユーラシア連邦は軍の技術開発で日本人の独自の技術を
 ずいぶん昔から活用し小型戦艦などの開発に着手してきた。
*救出した軍人の知り合いの家で居候しながら、軍基地内で
 基地労働者として働くことになる。
*才能を見込まれて72年、フレイはユーラシア連邦軍に軍に入隊
 救出した軍人の下で動くことになる
*74年の大戦後は宇宙を含めて世界再編が進む。
*極秘に温存されたロゴスの影響で再び世界が戦乱の方向へ向かう。
以上でつ
>>118
>事務職から船のオペレーターまで、人手は幾人いても足りない
 状況なのでドミニオンでなにげにオペレーターとかこなしていた
 フレイとかそれなりに重宝されてるかも
そういう設定もありだよね、けどすぐに生きていると分
かってしまうから再び昼メロアニメになってしまうような...
127通常の名無しさんの3倍:2005/11/29(火) 05:51:33 ID:???
それと書き忘れた
*74年の大戦後はユーラシア連邦が世界の中心的な
  役割をするようになる。
128通常の名無しさんの3倍:2005/11/29(火) 06:04:52 ID:???
>*フレイは救出した良心派軍人−−−間違い
*フレイを救出した良心派軍人−−−正しい
129通常の名無しさんの3倍:2005/11/29(火) 10:35:15 ID:???
>>126
アスラン→フレイを知らない
カガリ→フレイを知っている
つまり、アーモリーワン編でアスランとシンに出会い、カガリに出会わないまま
そのままデスアストレイルートに入れば問題無し!
んで、赤枠=(ユニウス落下)と一緒に地上に降りる、と

そして、オーブ戦後、突発的戦闘で直る暇もなく再び傷ついたミネルバに(ジャンク屋組合派遣の補充員として)合流すれば問題は無い!!
んで、AAがのっぴきならない状況まで動いちゃった後でキラと出会っちゃうのだ!!
130通常の名無しさんの3倍:2005/11/29(火) 13:00:37 ID:???
エイリアン4のリプリーのようにはダメか?

フレイは軍人になったから血液とか抜かれていて、それから
復活させる。理由は「キラ・ヤマトと性交をしたときにお腹に子供がいる」
ということで。

それで両方洗脳されてて、新シリーズでは敵対する。

ダメか?
131通常の名無しさんの3倍:2005/11/29(火) 14:12:00 ID:???
いや、年齢の問題があるだろw
タイムスリップでも導入するのか?
132通常の名無しさんの3倍:2005/11/29(火) 14:42:52 ID:???
CE73年10月から始まった大戦って
いつ終了したんだっけ?
133130:2005/11/29(火) 17:11:30 ID:???
>>131
クローンだから、いきなり大人型でもいいんじゃない?
また福田監督&嫁脚本でしょうから。

で生まれてくる子供は、脳だけ取り出されてMSに入っている。
それをフレイ様が操縦して、キラやシンらと戦う。

ダメかい?
134通常の名無しさんの3倍:2005/11/29(火) 19:07:50 ID:???
暗黒アニメすぎるよぅ
種本編とは別の意味でフレイがPTAに睨まれる
135通常の名無しさんの3倍:2005/11/29(火) 19:43:27 ID:???
>>130>>133
それって話がヘタレで厨房的な内容になりそうだよ
>>134
同意
136通常の名無しさんの3倍:2005/11/29(火) 19:56:52 ID:???
ttp://yossy.pobox.ne.jp/gundam/history/ce_hist.html
この年表を見ると「フレイアルスター戦死」
と書かれていないのだけど、どうしてなのでしょうか?
137通常の名無しさんの3倍:2005/11/30(水) 05:18:32 ID:???
>>130>>133
それって801展開になりそうだから良くないよ
138通常の名無しさんの3倍:2005/11/30(水) 14:52:29 ID:???
ジャンク屋組合の組合長って誰なんでしょうか?
139通常の名無しさんの3倍:2005/11/30(水) 18:54:52 ID:???
>>138
リーアム・ガーフィールド
彼が組合長になった詳しい経緯は、角川スニーカー文庫から出ているガンダムSEEDデスティニーアストレイ小説版第一巻に収録されています
(注:リーアム個人に関して詳しく知りたい場合は、アストレイの第一シリーズの漫画版等を参照すればわかりやすいです)
140通常の名無しさんの3倍:2005/11/30(水) 20:10:50 ID:???
>>110だけど
>>110からの粗筋からの分岐点を色々考えてみると
1.その後、才能を見込まれて軍立学校に入学
  卒業後は宇宙艦隊に配属
2.看護兵として働くことになる
3.ユーラシア連邦で普通の民間人として暮らす
4.基地労働者として暮らす


他に何かありますか?

それと下がりすぎると落ちてしまうので
たまに誰か保守してくれれば有り難いです。
141通常の名無しさんの3倍:2005/11/30(水) 22:59:19 ID:ABmFs6LC
ジャンク屋はなし?
142通常の名無しさんの3倍:2005/11/30(水) 23:13:35 ID:???
>>140
大丈夫。sage続きでも書き込みが続けば落ちないから。

漏れとしては2の看護兵がおすすめかと。
看護スキルがあれば連合でもザフトでもオーブでも
はたまた民間でも出没可能と思われ。
143通常の名無しさんの3倍:2005/11/30(水) 23:28:35 ID:???

絶対3。
デストロイに襲われて逃げまどうフレイたんきぼんぬ
144通常の名無しさんの3倍:2005/12/01(木) 05:25:24 ID:???
>>110だが
設定的には大戦後は大西洋連邦が疲弊しすぎて
ユーラシア連邦が強大な力を持ち始め、
裏でロゴス残党が温存されていて裏で政府を指導していて、
それに気がついた良心派の軍人(フレイ含む)民間人が
中立国へ亡命する設定はどうよ?
145通常の名無しさんの3倍:2005/12/01(木) 10:41:36 ID:???
>>1
このスレはどんな事を書けばいいスレなんですか?
雑談が多いようだが?
146通常の名無しさんの3倍:2005/12/01(木) 15:25:43 ID:???
個人的な考えだが、フレイが普通にデス種に出演できるような
超展開を考えるスレだw
147通常の名無しさんの3倍:2005/12/01(木) 20:12:42 ID:???
心配だから保守しておきます
>>145
>>1だが、>>146のデス種で出演できるような超展開とか
どうやったらフレイが復活できるシナリオを用意するか?
の他に小説みたいな創作を投稿するとか
その他雑談スレかな?例えば「福田氏ね」とか?
148通常の名無しさんの3倍:2005/12/01(木) 20:30:15 ID:kQFOpsmX
下手ですがフレイ復活シナリオを考えました。
『フレイの乗るポッドをドラグーンのビームが貫いた。
 爆散するポッド。宇宙に放り出されたフレイ。
 だがそんな彼女を、突然現れた黒いMS、ブリッツが回収した。
 オーブ近海の無人島でストライクの対艦刀に焼かれた筈のブリッツ。
 しかしコクピットの直前で止められた刀はブリッツを焼き、
 ニコルに重度の火傷を負わせたものの、
 回収したオーブで受けた手術によって、九死に一生を得たのだった。
 その後戦死した事になっているのを利用し、
 クライン派の一員として再び戦場に立ったのだった。
 そんなブリッツ、ニコルに、フレイはその命を助けられたのだった。
 終戦後、二人はキラやアスランを避け、
 スカンジナビア王国で隠居生活をしている・・・』
と、言うのはどうでしょうか?
149通常の名無しさんの3倍:2005/12/01(木) 20:48:09 ID:???
>>148
ブリッツの右腕はマガツに使われてますよん
150通常の名無しさんの3倍:2005/12/01(木) 20:51:24 ID:kQFOpsmX
>>149
それは知ってますが、ルージュみたく予備パーツでもいいし、
そもそも爆発しちゃってましたから、まあいっかなぁ、と。
151通常の名無しさんの3倍:2005/12/01(木) 21:01:44 ID:???
だったらオーブ系MSの腕付ければいいんじゃね?
まぁオーブだったら簡単に修復出来ると思うけどさ
152通常の名無しさんの3倍:2005/12/01(木) 21:30:36 ID:???
例えば、ガーベラ・テトラとかヤクト・ドーガとか、そういうポジションの機体に乗って欲しかったり……
153通常の名無しさんの3倍:2005/12/02(金) 02:04:13 ID:???
>>148
そもそも生きているならどーしてキラの前に顔さえださねーのかが謎になっちゃうだろフレイ
そこらへんの兼ね合いの練り込みも必要だべ
154通常の名無しさんの3倍:2005/12/02(金) 02:04:57 ID:???
フレイを復活させるシナリオ
『クルーゼのドラグーンにより貫かれキラの目前で爆散したドミニオンの脱出ポット
 だが、実はフレイはそれに乗っていなかった。
 ポッドに向かう途中足の遅い怪我人を介助していた彼女はポッド射出に間に合わず、
 もうひとつのポッド――彼女がヴェサリウスから乗ってきたポッドで無事に脱出していたのだった
 しかし遅れて射出されたポッドを対ドミニオン戦が佳境のAAは確認出来ていなかった…』
と、言うので復活できると思う。
この後どの陣営に回収されたのか、怪我人はどういった人物だったかはまかせる
…キラはフレイを視認したのではなく、ドミニオン所属の脱出ポッドだと認識コードを確認した、ということで。
155通常の名無しさんの3倍:2005/12/02(金) 02:20:21 ID:???
>>154
となると・・・キラはフレイに似た女が爆散するのを見て
勘違いして泣き喚き、あんな白昼夢まで見てしまった究極の勘違い野郎にw
156通常の名無しさんの3倍:2005/12/02(金) 02:38:47 ID:???
>>155
どの復活ルートでも勘違い野郎になるのは必定だってww
理由は未定だがフレイは生きていたが、死んだことになってる設定なんだから
……フレイが生き残った場合、つまりは復活させた意義って
尻切れ蜻蛉になったキラとの和解やかつてのコーディ偏見是正はとかをやる為…だと夢見てる。
あの白昼夢は運命の再会のとき口頭で伝えるべきだと思った。
157通常の名無しさんの3倍:2005/12/02(金) 04:39:19 ID:???
>>154
っていうかキラはもはやすでに自由もらった時点でかなり重度の勘違い野郎と化しているからなw
158通常の名無しさんの3倍:2005/12/02(金) 15:08:18 ID:???
キラだけか?
他のキャラも凄いと思うがw
159通常の名無しさんの3倍:2005/12/02(金) 15:29:59 ID:???
>>153
フレイがロゴスに命を狙われているとか、
自分自身がブルーコスモスの秘密メンバーで
メンバーを離脱したくて自分を戦死したことにして
隠れて住んでいるのはダメかな?
160通常の名無しさんの3倍:2005/12/02(金) 15:56:50 ID:???
>>155
それは無かったことにしようw
クルーゼだけの問答で良いと思うよ。
161通常の名無しさんの3倍:2005/12/02(金) 18:00:43 ID:???
>>159
出所不明のフレイパパが穏健派ブルコス説を採用して、
パパから娘にブルコスの機密が漏れている可能性を憂慮して機密保持の為に命を狙われる、
のほうがロゴスに命を狙われるのは自然だと思う
162通常の名無しさんの3倍:2005/12/02(金) 18:12:50 ID:???
その前に鬱キャラだと思うんだが…
NJCのデータの運び屋やらされたからさ。
ボアズ崩壊をリアルで見てるし。
163通常の名無しさんの3倍:2005/12/02(金) 21:04:30 ID:???
>>162
>NJCのデータの運び屋やらされたからさ。
本人は何のデータなのか知らなかったのでは?
164通常の名無しさんの3倍:2005/12/02(金) 21:09:26 ID:???
>>162
確かに。でも2年間隠遁生活の欝欝フレイなんて…
普段はいつもどおりでときたまフラッシュバックとか?
まぁ、でも種後半の愁い顔のフレイも結構色っぽくて好きなんだけどねww
165通常の名無しさんの3倍:2005/12/02(金) 21:41:45 ID:???
カテジナ化は?
ガンダムやらニュートロンジャマーキャンセラーやらがトラウマで
「ガンダムなんて消えてしまえーっ!!」
166通常の名無しさんの3倍:2005/12/02(金) 21:58:25 ID:???
それはそれで出てきた意味ナッシングだからなぁ
ぶっちゃけ萌えられましぇーん
167通常の名無しさんの3倍:2005/12/02(金) 23:04:58 ID:???
ば、馬鹿なっ!?カテジナさんは萌えキャラではなかったのか?!
168通常の名無しさんの3倍:2005/12/03(土) 11:49:50 ID:???
>>165
そんな事をしたら逆に面白くないから
良くないな。
169通常の名無しさんの3倍:2005/12/03(土) 11:58:01 ID:???
>>161
ブルーコスモスの傘下の
ファントムペインの残党に狙われるというのは?
170通常の名無しさんの3倍:2005/12/03(土) 12:25:14 ID:???
>>167
『カテジナさんは』萌えキャラだよ?
ただそれもそこにいたるまでにカテジナさんの思想、道程、逆境等を思う様本編で描き出したからこその萌えであり
だからこそ種世界においては誰にも真似出来ない萌えでもある

フレイがカテジナさんの萌えをトレースしたとしても、10000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000分の1もその萌えの魅力を発揮できない
171通常の名無しさんの3倍:2005/12/03(土) 12:37:16 ID:???
>>170
だったら種世界ではフレイはカテジナ化はしない方が良いだろ?
172通常の名無しさんの3倍:2005/12/03(土) 12:55:33 ID:???
>>171
YES! その通り!!
つまりフレイ設定するに当たって皆さんに必要な基点は一つです
『フレイ固有となりうる萌えと燃えを探す』
コレ、重要です
173通常の名無しさんの3倍:2005/12/03(土) 12:57:21 ID:???
デスティニープランのコンピューターが暴走して何らかの超状的な作用をおこし、
フレイを生きてた頃の過去から時空を越えて今へワープさせてしまうというのは?
174通常の名無しさんの3倍:2005/12/03(土) 13:05:16 ID:???
意味不明
175通常の名無しさんの3倍:2005/12/03(土) 13:09:09 ID:???
ではフレイ固有の魅力とは?
やっぱ「戦って戦って死ぬの……でなきゃ許さない…………!」ですか?
176通常の名無しさんの3倍:2005/12/03(土) 13:10:56 ID:???
>>175
それは違うと思うが?
177通常の名無しさんの3倍:2005/12/03(土) 13:16:49 ID:???
>>175
その後のツンデレも含めなければ
フレイ固有の魅力とは言いがたいと思うんだw
178通常の名無しさんの3倍:2005/12/03(土) 13:17:38 ID:???
>>173をえて>>174
つまりMMR的な何かだと思うんだ
179 ◆QVp.Wip/wk :2005/12/03(土) 13:25:36 ID:???
>>1
ヒント:時の卵
180通常の名無しさんの3倍:2005/12/03(土) 14:20:45 ID:???
ジャンク屋組合の支部とかは
世界各国や他のコロニーにもあるのかな?
181通常の名無しさんの3倍:2005/12/03(土) 14:50:16 ID:???
フレイにいたっては後半の成長(?)した後が好きな奴と
2クールあたりの女王様ぶりが好きな奴の二種類いるからなあ

どっち好きな奴が多いんだろうな?
俺は2クールあたりの狂ったフレイは好きだが後半はしおらしすぎて駄目だった
182通常の名無しさんの3倍:2005/12/03(土) 16:25:52 ID:???
>>181
全部ひっくるめて好きだな。
183通常の名無しさんの3倍:2005/12/03(土) 18:04:26 ID:???
>>180【政治】種世界の軍事・外交・政治を語る15【経済】からひっぱってきた
◆ジャンク屋組合
主にデブリ等の廃品回収を行う民間団体、大戦勃発後は地上、宇宙を問わず現れてはジャンクパーツを収集する神出鬼没な存在。
その設立と、連合における政治的立場の構築にはマルキオ導師の政治力が背景にあり、オーブに侵攻した大西洋ですらこの団体には不可侵を貫いている。
又連合はギガフロート建設、オーブ復興を依頼するなど、多くの仕事を依頼している。
民間団体とはいえ高い技術力を有し、停戦後は独自にMSを開発し組合や民間企業にレンタルしている。
停戦と前後して外惑星への開拓事業にも着手。
又、停戦後は軍縮の為の監視機関信頼を集めていたが、開戦によりとそれに伴う工作により解散の危機に。

「神出鬼没」なんだから支部というか伝手がいたるところにあるんじゃね?
184通常の名無しさんの3倍:2005/12/03(土) 20:11:36 ID:???
>>1です
修正加えてもう一回書いてみるが↓

舞台はユーラシア連邦国内、
第2次ヤキン・ドゥーエ攻防戦時にフレイ・アルスターは戦死したと
思われていたが、脱出する際は宇宙服を着ていて
脱出艇が攻撃されるときは宇宙服で偶然にも難を逃れ、
気絶をしてヤキン宙域を漂流している所をユーラシア連邦軍所属
の救助艦に救助、良心派の軍人に助けられる、そして、
本人の希望により戦死したことにして、
素性を隠して、名前を変えて、髪型も変えて、救助した
良識派軍人の計らいによって
ユーラシア連邦国内(西ユーラシア地域)で住むことになり
その軍人の知人で日本人の遺伝子工学博士(元メンデル関係者)
の自宅で家族(その家の姉弟)とともに居候をはじめるが、
素性を知っているのは工学博士の家族と友人だけである。

ここまではEC71年の終戦時で俺の設定では
この時点から5年後の世界なのだけど?
それで上の71年からの分岐点は↓

1.才能を見込まれて軍立学校に入学
  卒業後は宇宙艦隊に配属、しばらくして副長や艦長職に
  就き優秀な才能ぶりを発揮、たまに、戦災孤児の施設
  へ出入りして孤児の面倒を見ていたりする
2.看護兵として働くことになる
3.ユーラシア連邦、西ユーラシア地域で普通の民間人として暮らす
4.基地労働者として暮らしながら、戦災孤児の施設
  とかに出入りをしている。
5.救出後は記憶喪失になっているが、居候しながら
  基地労働者として暮らしている
どれがいいでしょう?個人的には1が良いと思うのですけど?

それと色々な設定を考えておきます
185通常の名無しさんの3倍:2005/12/03(土) 20:29:29 ID:???
超法規的でナタルがジャンク屋によって
救出されていて救出後はジャンク屋の手伝いをしているとか
だったら面白くなるかな?
186通常の名無しさんの3倍:2005/12/03(土) 22:38:23 ID:???
>>185
ナタルさん好きだけど、フレイだけでも超法規的復活だし、
何度も死者(自爆した人とかさ…陽電子砲の人とかさ…)を復活させると死の重みが失われたりして破綻するよ。
187通常の名無しさんの3倍:2005/12/04(日) 04:15:13 ID:???
まあまあ既に破綻してるんだからさ。
いいんじゃないか。好きに復活させてw
クルーゼとかも蘇らせようぜ、ラスボス弱すぎだからさ。
188通常の名無しさんの3倍:2005/12/04(日) 12:52:38 ID:???
ラスティ→撃たれたけど生きててジャンク屋行き
ミゲル→実は脱出しててジャンク屋行き
アフメド→カガリの勘違いで気絶してただけ
アイシャ→ザフト脅威の技術で復活しアラブ王の愛人
ニコル→>>148
トール→首が飛んだのはキラ視点の演出で実は脱出済み
シーゲル→重要参考人なので殺したようにみせかけペイント弾で撃たれていた
常夏→新GATの新セーフティシャッターと新脱出システムで生還
3人娘→キラ生還に感銘を受けたエリカがセーフティシャッターを装備済み
ナタル→2番艦ドミニオンからついた戦艦用セーフティシャッターで(ry
ムルタ→その後ナタルに撃ち殺されるw
クルーゼ→例によって新仮面(ry
パトリック→あれは影武者でボアズ陥落の報を受けた時点で逃亡済み
マユ→マルキオ邸に移送され新型機の(ry
189通常の名無しさんの3倍:2005/12/04(日) 14:47:48 ID:???
保守
190通常の名無しさんの3倍:2005/12/04(日) 14:56:43 ID:???
>>188
ワラタ
クルーゼの場合はもう一人クローンが存在していたことに
した方が良いと思うよ。
191通常の名無しさんの3倍:2005/12/04(日) 17:52:07 ID:???
ムルタだけはどうあっても助からないのなw
192通常の名無しさんの3倍:2005/12/04(日) 20:17:14 ID:???
記憶移植のクローンってのも考えたけど、どうも本人が生きてた方が良い雰囲気だw
193通常の名無しさんの3倍:2005/12/04(日) 20:34:17 ID:???
ここからは無印キャラ再生スレにかわりましたw
194通常の名無しさんの3倍:2005/12/04(日) 23:41:00 ID:???
実はこっそり生き返った皆さんは記憶喪失と別の名と別の人生を与えられている設定で
冬ソナごっこやる
195通常の名無しさんの3倍:2005/12/05(月) 02:02:46 ID:???
種だったら何の説明も無くフレイが生き返っても別に違和感無い。
196通常の名無しさんの3倍:2005/12/05(月) 04:16:33 ID:???
スレがおわっちまったなw
197通常の名無しさんの3倍:2005/12/05(月) 05:40:53 ID:???
セーフティシャッターってどんな装置ですか?
198通常の名無しさんの3倍:2005/12/05(月) 05:44:34 ID:???
保守
199通常の名無しさんの3倍:2005/12/05(月) 06:17:34 ID:???
虎ってどんな理由で生還したんだっけ?
200通常の名無しさんの3倍:2005/12/05(月) 06:21:22 ID:???
>>199
ダコスタが半死半生になってる虎を機体から引きずり出して
手当てしたから。
201通常の名無しさんの3倍:2005/12/05(月) 06:23:40 ID:???
>>200
あの爆発ではとても助からないと思うが?
どうも意味が分からん
202通常の名無しさんの3倍:2005/12/05(月) 06:33:43 ID:???
割り切れよ。でないと(ry
203通常の名無しさんの3倍:2005/12/05(月) 07:23:39 ID:???
なんか最近フレイ厨が頑張ってるスレが多いな…
何年前だよ
204通常の名無しさんの3倍:2005/12/05(月) 07:42:28 ID:???
>>203
オイラが聞いた情報では次回作で復活があるとか?
205通常の名無しさんの3倍:2005/12/05(月) 13:07:00 ID:???
フラガも虎もあんな理不尽な助かり方したから、フレイが生きていても
何の違和感も無いね。もし生きてたらキラと会って話したいだろうな。
で、キラが「げっ」て顔して「どうしたのキラ?」と不思議がるフレイ
そばにいるラクスを見て「この子…あの時の…なんであんたがここにいるのよ!!」
ってなりそう。
206通常の名無しさんの3倍:2005/12/05(月) 14:39:33 ID:???
全然成長してないね、それじゃw
207通常の名無しさんの3倍:2005/12/05(月) 14:55:10 ID:???
成長しても人格は変わらないからな。もし生きていて再会したとしたら、
フレイにしてみれば心身ともに結ばれた彼氏キラと感動の再会って時に
あの時の「ザフトの子」がくっついてて「!?」という感じだろう。
ラクスもキラフレの関係は知らないのでキラがいい加減なことしてたと発覚。
フレイ、ラクス「どっち!?」 キラの発言力下がる。
208通常の名無しさんの3倍:2005/12/05(月) 17:21:59 ID:???
>>207
だがそのどん底を流離った挙句、逆境から這い上がってきたとき
電波は真のヒーローとして目覚める
そう、、、、、まさに

“流離う”のキラヤマト!!
209ヤンバル ◆1xNsaNdaPQ :2005/12/05(月) 17:23:01 ID:gbjjct0g
のんの
210通常の名無しさんの3倍:2005/12/05(月) 17:27:53 ID:???
ネタスレだろここ?
211通常の名無しさんの3倍:2005/12/05(月) 17:42:17 ID:cvcpYv7E
>>188
量子ウィルスで違う画像を見せられていました
って事にすればいいんじゃ?
212通常の名無しさんの3倍:2005/12/05(月) 17:44:54 ID:???
>>208
這い上がっちゃったらそれもうキラじゃないよ
どんな逆境でも開き直るのがキラ・ヤマト
213通常の名無しさんの3倍:2005/12/05(月) 21:11:40 ID:???
>>142
遅レスだがオイラ的には
第二次ヤキンから5年後の世界を想定しているのだけど
例えばキラが事故で怪我をしてフレイが治療すると
言うことも可能かな?
214通常の名無しさんの3倍:2005/12/05(月) 21:20:18 ID:???
>>212
でもそれって、キラかキラじゃないか以前に主人公じゃないじゃん!!
215通常の名無しさんの3倍:2005/12/05(月) 21:23:57 ID:???
ラクスはフレイのフルネームを知っているんだっけ?
216通常の名無しさんの3倍:2005/12/06(火) 12:13:36 ID:???
ジャンク屋組合の本部って
何処にあるんでしょう?
217通常の名無しさんの3倍:2005/12/06(火) 17:49:57 ID:kJN4wakO
>>216
宇宙のジェネシスαと地上のギガフリートだった筈。
218通常の名無しさんの3倍:2005/12/06(火) 19:38:59 ID:???
こういう展開があるべきだよ

63 :通常の名無しさんの3倍:2005/11/08(火) 20:59:22 ID:???
>>56
再びの戦争で、キラと引き離されたフレイが、再会を目論んで
奔走する。その過程で、コーディ に理解の有る穏健派の大物と
(オヤジのコネで)体面→ラクスやカガリ達と引き合
わせる→終戦派
集結って展開にもなったのにな。

あと、戦争孤児ってことでシンと絡める描写もな。
フレイ「私だって、目の前でパパを殺されたわ!……パパ、
私を……AAを助けようとして、ザフトに
殺されたのよっ!」
少なくとも、カガリの「お父様だってーっ!」よりはマシ。
219通常の名無しさんの3倍:2005/12/06(火) 21:07:08 ID:???
でもフレイはシンの家族の死に因果がないからなぁ
あのセリフはアスハに罪を突きつけることが良かった
(ついでに言うとシンにカガリの言うことも正しいことが分かればよかった)
のであって下手に言い合っても不幸自慢だよね。
シンが一方的に連合を恨んでいる→フレイの哀しみも知る→シンが物事(戦争)が両面的であることを知る
とかシンの成長に一役買ってくれるならいいけど、シンが恨んでるのってあくまでアスハだけだよね?
220通常の名無しさんの3倍:2005/12/07(水) 02:11:45 ID:???
>>219
表面的にはそう見えるだろうけど、
文脈的に判断すれば、シンの奴が本当に許せないのはあの日無力だった自分自身だよ
221通常の名無しさんの3倍:2005/12/07(水) 05:39:47 ID:???
>>204
それはネタだろ?
たとえ復活したとしても
終盤辺りでまた殺したら萎えるんだけどな。
222通常の名無しさんの3倍:2005/12/07(水) 19:10:11 ID:???
>>220
なるほど。確かに、ザフトに入って力を手に入れたもんな。
そういやフレイも種当時無力だったからキラを利用したんだったなぁ…。
(コーディへの恨みもあると思うが)
…でもその理由じゃシンとフレイがあんまり絡めない希ガス
223キャプテン名無し:2005/12/07(水) 20:07:02 ID:mpJgh1Xb
このスレのルールをまとめてみたいと思います
●フレイを復活させるためのシナリオや小説を書いてみる、
  ヘタレ文章でも可、誰かが修正をしてあげるのも可能
●例えば負傷しても最終回以降も生き残るようにする
●その他雑談、
●誹謗中傷は避ける
●下がりそうになったら
  誰でも良いから保守をする
●誰でも良いですから、まとめページで投稿小説をまとめてみる
224キャプテン名無し:2005/12/07(水) 20:25:14 ID:???
それと付け足し
●どのようなシナリオの設定をするかも出来たら書いてください
225通常の名無しさんの3倍:2005/12/08(木) 00:26:59 ID:???
>>222
刹那のすれ違いに
己の人生をかけろ


そうすれば行く行くは人の繋がりは出来るし
よしんばできなかったとしても、それぞれの意見は交換できるし、
それを各々が吟味する事も出来る
226通常の名無しさんの3倍:2005/12/08(木) 01:18:26 ID:???
>>154
>実はフレイはそれに乗っていなかった。ポッドに向かう途中足
>の遅い怪我人を介助していた彼女はポッド射出に間に合わず、
>もうひとつのポッド――彼女がヴェサリウスから乗ってきた
>ポッドで無事に脱出していたのだった
遅レスだけど、それは良いアイデアかもしれないよ
例えば怪我人がバジルール艦長だったら
数年後にジャンク船の船長をやっていても面白いと思うよ。
227通常の名無しさんの3倍:2005/12/08(木) 01:51:34 ID:???
こういう設定はどうでしょう?

主役設定
*主役は15歳のハーフコーディネーターの女の子が設定、
 その女の子が大西洋連邦で迫害みたいなのを受けその際に、MSを
 盗んで逃げ、オーブ領海内で墜落したが偶然近くを航行していた
 AAに助けられたがMSで戦いに身を投じることになる。
時代設定
*CE71年の第二次ヤキン会戦終了から5年後の世界
世界情勢
*メサイヤ戦終了後、プラント敗戦によりザフト軍は解散、国内
 は混乱続き反クライン派(強行派)はプラントから多数のコロニー、
 民間人、軍人軍属が離反するが同時に地球連合も疲弊して
 分裂状態にあった。
*極秘に温存されたロゴス勢力の工作で核兵器開発や強行派と穏健派を
 争わせることにより新たな戦乱を起こそうと画策し再び世界が
 戦乱の方向へ向かう。
*74年の大戦後は疲弊した大西洋連邦に代わり、疲弊しな
 いように努めていたユーラシア連邦が世界の中心的な役割に
 なり宇宙コロニーを含めて世界再編が進み大きく分けて北半球
 と南半球勢力と赤道地域勢力の3分割されるようになり、
 北半球と南半球で独自の国際組織が誕生する
*ユーラシア連邦は軍の技術開発で日本人の独自の技術を
 ずいぶん昔から活用し小型戦艦などの開発に着手してきたが
 71年の大戦後は関係強化を図る
*74年10月、イギリス島とアイルランド島が独立、
  中立国を宣言
*75年1月、オーストラリア大陸がプラントから独立、
  中立国を宣言その後、南半球関係の国際組織本部
  が置かれる
*CE76年2月、ロゴスの残党に動かされる政府に不満や不安
 を持つ、特に西ユーラシア地域に住む良識派軍人、軍属、
 民間人(日本人技術者集団など)が大量に南半球にある
 中立国へ亡命、ラクス・クライン、マルキオ導師の計らいや
 ジャンク屋組合の協力によって成功する、同時にフレイ自身
 も中立国へ亡命する。
*CE76年4月、大量亡命に荷担したとしてユーラシア統一軍が
 イギリス島とアイルランド島に侵攻し占領、以後、ユーラシア
 連邦国となる、同年5月スカンジナビア王国にも軍事侵攻、
 その後、南半球や旧プラントへ侵攻することになる。
228通常の名無しさんの3倍:2005/12/08(木) 01:55:59 ID:???
ユーラシア関係
*CE71年の大戦終結後ブルーコスモスとロゴスは
 ユーラシア連邦内で極秘に組織の温存化(別組織に相当)を図り
 EC72年頃から政府を裏で動かすようになる
*72年、ユーラシアに温存されたロゴス系の組織が方針転換、
 秘密裏に強行派コーディネーターを受け入れる事に変更、
 その後、メデイアを使って国民に穏健派行動をさせるように
 誘導工作する74年には旧ザフト軍と関係を持ち始める
*72年、大統領直轄で独自に動かすとこのできる
 「ユーラシア連邦統一軍」を創設73年、ユーラシア連邦が
 メディアを利用して国民の支持を得て独裁色の強い連邦
 が誕生する、その裏でロゴス系組織が工作
*ユーラシア連邦は軍の技術開発で日本人の独自の技術を
 ずいぶん昔から活用し小型戦艦などの開発に着手してきたが
 71年の大戦後は関係強化を図る
*74年の大戦後、ユーラシア連邦は大西洋連邦の一部の地域を併合する
フレイ関係
*フレイの父親がブルーコスモスメンバーだったが、71年の
 大戦末期はフレイ自身、この組織に対して疑問を持ち始める
*救難艇が攻撃されて爆破されたがフレイは救難艇内で宇宙服
 を着ていて偶然にも難を逃れた
*ヤキン宙域で気を失って漂流している所をユーラシア連邦軍所属の
 最新鋭の救助艦に救助、良心派の軍人に救出される
*フレイはヤキン戦で偶然助かったが自分を戦死した
 ことにして、素性を隠して フレイを救出した軍人の計らい
 によって西ユーラシア地域で住むようになる
*フレイを救出した良心派軍人が所属する宇宙艦隊基地
 (西ユーラシア地域)(比較的、良識派軍人が多く存在する艦隊)
 の近くの知人の自宅(日本人の遺伝子工学博士宅、
 元メンデル関係者)で居候しながら、軍基地内で基地労働者
 として働くことになり、日本人技術者集団が多い地域に住み、
 コーディネーターに関して寛容な地域住む。
*72年、才能を見込まれてフレイは西ユーラシア地域にある
 軍立学校に入学、卒業後、宇宙艦隊に配属フレイを救出した
 軍人の下で動くことになる
*フレイが亡命後、中立国(オーブ)でキラやAAクルーと
 5年ぶりに再会をする
*フレイのキャラ設定は脇役的、非ヒロインに、優秀な軍人
 の下で指導を受けて副長や艦長職に就くことになる
229通常の名無しさんの3倍:2005/12/08(木) 01:57:53 ID:???
その他
*亡命計画に関してフレイも関わり合いを持っていた
*フレイの居候宅の博士は元メンデル関係者でキラの実の親と
 一緒に遺伝子研究をしていた
*75年になるとキラとラクスは結婚していて子供がいる設定
*アスランとカガリは結婚している
*一時的にアスランがプラント議長に就任
*メサイヤ戦でシンとルナマリアがAAに救助、その後オーブで
 暮らすことになる
*メイリンがサイ・アーガイルの研究室で助手をしている
*虎とマリューが結婚している、マリューはそのまま軍を引退
*ミリアリア・ハウがオーブの士官学校卒業後、
 75年にAAの副長に就任している
230通常の名無しさんの3倍:2005/12/08(木) 14:51:47 ID:???
……まあ何も言うまいw
231通常の名無しさんの3倍:2005/12/08(木) 15:44:53 ID:???
>>230
上のって個人の想像だからね
他に人勝手に妄想して書けばいいジャマイカ?
232通常の名無しさんの3倍:2005/12/08(木) 15:47:31 ID:???
>>230
後はスレが盛り上がったら良いと思うよ。
233通常の名無しさんの3倍:2005/12/08(木) 15:56:31 ID:???
>>231


上で書かれているのは個人の想像だからね
他の人も勝手に妄想して書けばいいジャマイカ?

と書きたかったのです
234通常の名無しさんの3倍:2005/12/08(木) 17:22:02 ID:???
ただちょっと、「日本人」っていうのが違和感がある…
東アジア共和国の一地域でしかないよな日本列島。
その中での技術が突出する極東のこれまた極東の島、一種のブランドとしてのニホン人ってことかな。
細かいとこスマソ。けど応援してる
235通常の名無しさんの3倍:2005/12/08(木) 18:09:40 ID:???
まあ嫁より才能ないのは確かだなw
236通常の名無しさんの3倍:2005/12/08(木) 19:27:41 ID:???
>>235
>嫁より才能ない
それ人としてどうかと思うがwww
237通常の名無しさんの3倍:2005/12/08(木) 19:30:53 ID:???
>>235
どっちも糞であることに変わりはないな・・。
238通常の名無しさんの3倍:2005/12/08(木) 19:36:31 ID:???
>>235
しょうがないだろ?
俺はウルトラ素人なんだから
まあ、色々なことを書き込むスレだから
別にどうでも良いけどね?
>>234
と言うよりも東アジア共和国日本自治区みたいな感じかな?
軍と政治は地球連合に属しているけど。
239通常の名無しさんの3倍:2005/12/08(木) 20:12:01 ID:???
フレイ父が外務次官に出世できたのは
裏でブルーコスモスの影響があるのかな?
240通常の名無しさんの3倍:2005/12/08(木) 22:03:03 ID:???
>>238
いいか少年
ゼロはマイナスじゃないんだ。つまり君は初めてであって、
経験積んでなお能動的に駄目な方に突っ走っていきたがるマイナスな嫁達とは違う
才能を心構え程度の努力で克復できるタイプの悩みだから、君は大丈夫だ安心汁!
と太鼓判押すよ
241通常の名無しさんの3倍:2005/12/09(金) 02:28:33 ID:???
234だが
>>238
自治区とはいえ所属国家を飛び越えてユーラシアべったりが不思議な感が残る
作中で説明されるのかな…
それと実のところ最大の違和感は日本が漢字なところ
国名が漢字なのはとにかく、地名はカタカナの方がC.E.らしい希ガス
242通常の名無しさんの3倍:2005/12/09(金) 21:53:36 ID:???
>>239
または外務次官になったので中道派ではいられなくってしまったか。
どちらにせよ過激な感じはしない(主観だが)
娘溺愛パパだし

ところでフレイ母は赤毛だろうか?
243通常の名無しさんの3倍:2005/12/10(土) 04:04:14 ID:???
>>241
CEの世界は今の時代からどの位の年代が経ったのか
分からないけど
近隣諸国と合併して「連邦制?」になっているけど
そう簡単に近隣諸国と合併できるとは思えないけどね?
CEの世界になると世界的に英語が第一国語のようだけど
例えば文化や言語、文字、例えば日本のような島国根性みたいなので
国家を超えた統一的な連邦国家は難しいのではないかと?
と俺的に激しい妄想を考えてみた。
>>242
ブルーコスモスって過激派から穏健派まで
同居しているけどよく体制が持っていると思うよ
時には内ゲバもあるんじゃないかと?
244通常の名無しさんの3倍:2005/12/10(土) 15:20:35 ID:???
>>243
解説ありがとん。日本列島は自国の言葉に固執しているってことか。

>>242
コーディじゃないから親のがちゃんと遺伝すると思う。
245通常の名無しさんの3倍:2005/12/10(土) 20:16:40 ID:gy9HfZfR
>>184を再び書いてみた↓

舞台はユーラシア連邦国内、
EC71年、第2次ヤキン・ドゥーエ攻防戦時にフレイ・アルスター
は戦死したと 思われていたが、脱出する際は宇宙服を着ていて
脱出艇が攻撃されるときは宇宙服で偶然にも難を逃れ、
気絶をしてヤキン宙域を漂流している所をユーラシア連邦軍所属
の最新鋭の救難艦に救助、良識派の軍人に助けられる、そして、
本人の希望により戦死したことにして、
素性を隠して、名前を変えて、髪型も変えて、救助された
良識派軍人の計らいによって
ユーラシア連邦国内(西ユーラシア地域)で住むことになり
その軍人の知人で日本人の遺伝子工学博士(元メンデル関係者)
の自宅で家族(その家の姉弟)とともに居候をはじめるが、
素性を知っているのは工学博士の家族と友人だけである。
246通常の名無しさんの3倍:2005/12/10(土) 20:18:51 ID:gy9HfZfR
それから5年、その間にフレイはユーラシア連邦軍基地内で
働きながら才能を見込まれて軍立学校に入学、特に作戦立案、
艦隊シミュレーション戦は無敵を誇り、
卒業後は宇宙艦隊に所属、良心派軍人の下で働くことになるが
政府に反発する者を弾圧したり、裏でロゴス系残党組織が政府
を操っていたりなどそれらの体制に疑問に思っている
軍人(フレイ含む)、軍属、民間人とともに
中立国へ大量亡命し、その後は、北半球の連合軍と戦闘
をすることになる。


この後の展開って何が良いんだろうね?
「軍を除隊後、南アメリカ独立運動を目の前で経験した」
と言うのはどうかな?
247通常の名無しさんの3倍:2005/12/10(土) 20:36:48 ID:???
ロゴスの改造人間としてムウと共に復活
248通常の名無しさんの3倍:2005/12/10(土) 23:57:47 ID:???
もうエンジェル・ハートでいいよ
マリューかナタルの心臓をフレイに移植、フラガ兄貴かクルーゼ隊長と活躍とか
249通常の名無しさんの3倍:2005/12/11(日) 03:24:42 ID:???
>>229
>*ミリアリア・ハウがオーブの士官学校卒業後、
>75年にAAの副長に就任している
じゃ、艦長は誰だよ?虎か?
250通常の名無しさんの3倍:2005/12/11(日) 03:59:08 ID:???
魔乳
251通常の名無しさんの3倍:2005/12/11(日) 12:13:03 ID:???
>>246
なんか主人公だけ見ると劇場版ナデシコ思い出すなその流れ。
そしてフレイはダブルポニーテールにry

その後の展開……
戦争で核が使われるとの情報をキャッチ
NJCの運び屋を心ならずもやってしまったフレイが全力で阻止する…とか
チラシの裏だけどさ
252通常の名無しさんの3倍:2005/12/11(日) 17:06:47 ID:???
軍人になったらそんな裁量のあるポジにつけないだろ。
テロリストならいけるぞw
253通常の名無しさんの3倍:2005/12/11(日) 19:30:37 ID:???
>>252
あくまで「核阻止をする上官」の元で阻止を図る、だったら大丈夫かと。
ま、どうもフレイの才能は作戦立案、 艦隊シミュレーション戦だから、
ほんとに作戦立案しか貢献できなさそうだけどさ
254通常の名無しさんの3倍:2005/12/11(日) 20:54:27 ID:???
>>251
主人公は15歳の女性でいいよ
オイラが妄想しているのは
非主役で非ヒロインでZガンダムに出てくる
ブライト艦長的なキャラが良いと思っているが?
それと俺は機動戦艦ナデシコの映画は見ていないのだが
どんな感じの映画なんだ?

それから他の展開もあるべきだね
例えば看護兵をやっているとか、
非営利組織の救難チームに属しているとか?
第二次ヤキン戦から7年後の世界でも良いと思うし。
255通常の名無しさんの3倍:2005/12/11(日) 20:59:21 ID:???
>>249
イノマンが艦長で良いと思うよ
操舵長から艦長って現実的にあるのかどうか知らないけど。

それか新キャラを出して違う軍艦の艦長でも良いし
256通常の名無しさんの3倍:2005/12/11(日) 21:13:47 ID:???
>それか新キャラを出して違う軍艦の艦長でも良いし
 ↑間違い

違う軍艦を出してクルー含めて新キャラにして
ミリアリアを艦長課副長というのもありだと思うよ
↑正しい
257通常の名無しさんの3倍:2005/12/11(日) 21:30:30 ID:???
フレイが中立国へ亡命のストーリーだったら
こういう会話が発生するのではないだろうか?

ミリィ「ねえ?フレイ、質問だけど、そのまま素性を隠したままで、
    どうするつもりだったの?しかもユーラシア連邦軍に
    入隊しているし」
フレイ「え?別に」
ミリィ「別にって...ちゃんと答えてよ」
フレイ「そうよ、そのまま素性を隠すつもりだったわ」
ミリィ「フレイがそのまま地球連合に入っていたら私たちオーブ
    と戦うことになっていたわ、そこまで考えなかったの?
    どうして生存していると報告しなかったの?」
フレイ「ミリィには関係ないわ」
ミリィ「フレイ!!」
258通常の名無しさんの3倍:2005/12/11(日) 21:38:24 ID:???
つーかミリィも偉そうに言えねえだろ。
自分も脱走兵じゃねえかw
なんで平気でいろんな国に入れるんだ?
おかしいだろw
259通常の名無しさんの3倍:2005/12/11(日) 21:46:18 ID:???
>>258
ミリアリアって
元々オーブ出身じゃなかったか?
260通常の名無しさんの3倍:2005/12/11(日) 22:11:11 ID:???
>>249
キラ准将が艦長でも良いんじゃないか?
261通常の名無しさんの3倍:2005/12/11(日) 23:19:50 ID:???
>>258
連合軍に入っただろ。
除隊してないし、どうも本名で行動してるぽいしなw
ばれたら銃殺だぜ。
262通常の名無しさんの3倍:2005/12/11(日) 23:51:37 ID:???
>>261
除隊していないの?
証拠は?
263通常の名無しさんの3倍:2005/12/12(月) 01:19:13 ID:???
AAメンバーだろ。
全員脱走してるじゃんw
264通常の名無しさんの3倍:2005/12/12(月) 07:38:46 ID:???
戦後、AAがどう処理されたんだ?
亡命?
265通常の名無しさんの3倍:2005/12/12(月) 10:28:07 ID:???
新作でフレイが生き返るの?
266通常の名無しさんの3倍:2005/12/12(月) 13:51:17 ID:???
>>264
俺もそれが気になるな
2作目でしっかりオーブ軍になっているし
267通常の名無しさんの3倍:2005/12/12(月) 14:25:04 ID:???
で?フレイが生き返るの?
268通常の名無しさんの3倍:2005/12/12(月) 14:35:08 ID:???
次回作で
AAチームが迂闊にも地球連合のコロニーへ入ってしまい
逮捕されるというのがあるべきだな。
269通常の名無しさんの3倍:2005/12/12(月) 15:54:58 ID:qBDa4Ekj
>>267
君はどう思う?
270通常の名無しさんの3倍:2005/12/12(月) 15:56:37 ID:???
で?フレイは生き返るんだね?
271通常の名無しさんの3倍:2005/12/12(月) 16:05:36 ID:???
>>264
戦後AAはフリーダムと共にオーブに回収され
アスハの個人資産で修理
連合は黙認していた
マリュ−は立場上 偽名 BY 設定部(アニメ誌参照)
272通常の名無しさんの3倍:2005/12/12(月) 16:29:51 ID:???
ミリィは本名で行動してたのか?
海外とか行くことも多かっただろうに。
273通常の名無しさんの3倍:2005/12/12(月) 18:24:21 ID:???
>>254
火星のテロリストによって遺跡に組み込まれたユリカを救出するため
自身もテロリストに拉致られ(あとで救出される)身体をいじくりまわされたアキトと共に
ナデシコの後継機の艦長を務めるルリはナデシコ旧クルーを集めて共闘するという粗筋
ルリの履歴がこのスレのフレイにちょっと似てた。それだけ。

ミリィが黒海の戦いを撮ってたのって連合の勢力下…じゃなかったのか
とにかく戦場カメラマンなんてやったら連合に足を踏み入れなきゃならんよな…
274通常の名無しさんの3倍:2005/12/12(月) 19:51:19 ID:???
>>245から
ヘタレで厨房的で駄文的な文章を考えてみました
皆さん笑ってやってください↓

EC71年、第二次ヤキン・デューエ攻防戦終了1時間後
ユーラシア連邦軍所属で最新鋭の救難艦、「ジュピター」が白い
船体に赤十字を付けてテスト航行とヤキン宙域内での生存者の
救出目的で航行していた、艦橋には中佐の艦長と初航行に乗り合
わせた大佐と民間人で遺伝子工学博士とその子供の
19歳の姉と15歳の弟とユーラシア連邦所有のコロニーの
軍港にたまたま一緒に来ていた、博士宅の近所に住む16歳の女性
もついでに乗艦していた「君らピクニックじゃないんだぞ、よく肝
に銘じるように、救難艦だから戦闘するわけでもないし、ヤキン宙
域での戦闘は終結したので君ら民間人をお望み通り乗せてやって
いるんだ、それと、艦橋から宙域を良く見ておくように、これらが
戦争の現実だ」
とウィルソン艦長が未成年の3人に向かって言った、確かに艦の
周りには無惨に破壊された
MSの残骸や大破したと思われる戦艦の残骸、人の一部と思われる
モノが宙を浮いていた
「いや、申し訳ないです艦長、お邪魔してしまって、それと、
この艦には生命反応装置と言うような機械が付いているようですが?」
「そうですよコモリ博士、自分も本当に効果があるのかどうか良く分
からないですけどね?今まで何度か製造したのですけど、大きさだけ
は一人前で殆ど役に立ちませんでしたよ、けど今度のはかなりのコン
パクト化に成功しているようですよ」
と大佐が艦橋から残骸を眺めながら言う
「こんな戦争は起こすものではないですな」
「同意です、中佐」とロス大佐
「オイオイ、やめてくれよ、上官に言うような言い方は、
確かに君は年下だが階級は君の方が上だ」
275通常の名無しさんの3倍:2005/12/12(月) 19:53:26 ID:???
「いえ、つい言ってしまうのですよ」
「艦長、私はこの艦の初航行に乗艦出来るのは光栄だと思います、
上層部に無理を言って掛け合ってやっと1隻だけ最新鋭の救難艦を
無理矢理、造らせた、本当は5隻ぐらい欲しかったのですけどね、
どうも上の方は『後方』特に救難支援と言うのを甘く見ている、
宇宙でドンパチすることしか考えていない気がしますよ、軍艦や
MSは新しく作りたがる癖に、救助艦となると後回し、
あるのは老朽化した救助艦船だけです、せっかく時間をかけて育て
上げたのに負傷した兵士を助ける事が出来ない場合が多く生還させ
ることが出来ないそれと、この戦争では双方とも疲弊していると
思います今回の戦闘でこの後の戦闘はもう無く終戦を迎えると思
いますが、再び今度のような戦争が起きれば双方とも疲弊しきっ
て崩壊を招くと思います、どちらも滅びるまで戦い続けるのかと
思ってしまうぐらいです、今後はどうなってしまうのか心配です」
とロス大佐が言ったときに何かのアラームが鳴り始めた
オペレーターの若い兵士が叫んだ
「前方に生命反応あり、艦長、回収しますか?」
「生命反応?友軍のモノか?」
「分かりません」
「救難艇を出して回収する」
「ほほぅ...中佐、日本人技術者が作り上げた生命反応装置って
結構、役に立つ装置ですね、私も半信半疑だったけど凄いです、
これならMSやアーマに取り付ければ、生きているのか死んでいる
のか近くに寄らなくても分かりますよ」
「それに、この艦の建造も日本人が関わっていますからね、大佐」
その後しばらくして救助隊から艦橋に連絡が入り
「回収完了、連合軍の残骸です、爆破された他艦の救難艇らしき
モノの残骸や遺体らしきモノも数名回収しました、それと宇宙服を
着ている女性が一人いて気を失っていますが無傷で生きています」
「ほう、運がいい人もいるんですね?大佐」
「全くです、広い宙域で一人の命ある者を救出する事は凄いことです、
こういう装置は戦艦にも取り付けるべきです」
276通常の名無しさんの3倍:2005/12/12(月) 19:54:34 ID:???
―――救難艦の病室内
若い女性兵士らしい人物がベットで眠っている
医師の話では精密検査で何処にも異常はなかったようだ
「何か分かったか?」と大佐が若い兵士に聞く
「はい、宇宙服を着ていた女性がIDカード持っていました」
差し出されたカードを検索機で調べると
『大西洋連邦軍所属、「戦艦ドミニオン」オペレーター、
フレイ・アルスター15歳』
「15歳か…この状況で助かってもの凄い運のいい人だ、
戦場に必要な強運に恵まれている人なのかもしれない」
277通常の名無しさんの3倍:2005/12/12(月) 21:33:33 ID:???
>>274〜276
乙!! 久々の文章の投下GJ!
こういう普通の姉弟やまともな軍人をみられて嬉しいよ。
278通常の名無しさんの3倍:2005/12/13(火) 00:56:56 ID:???
>>274->>277
自演乙
279通常の名無しさんの3倍:2005/12/13(火) 01:35:46 ID:???
で、感想欲しいかw
280通常の名無しさんの3倍:2005/12/13(火) 05:41:03 ID:???
>>278
>>277は俺じゃないよ。

トリップの付け方ってどうすればいいでしょうか?
教えてください
281通常の名無しさんの3倍:2005/12/13(火) 05:45:07 ID:???
>>279
俺は文章が下手だし
別に感想は期待していないよ
282通常の名無しさんの3倍:2005/12/13(火) 10:03:28 ID:???
じゃあ垂れ流すな
ココはお前の日記帳じゃねー
283通常の名無しさんの3倍:2005/12/13(火) 14:08:45 ID:???
同意。
わざわざ下手だと思ってて落とす事もないとオモ
284通常の名無しさんの3倍:2005/12/13(火) 14:27:36 ID:???
保守
285通常の名無しさんの3倍:2005/12/13(火) 14:29:17 ID:QopNoyrP
286通常の名無しさんの3倍:2005/12/13(火) 14:44:32 ID:???
フレイたんハァハァ…
287通常の名無しさんの3倍:2005/12/13(火) 15:49:58 ID:CdrMsL3F
>>285
d
5698回保存した
288通常の名無しさんの3倍:2005/12/13(火) 19:24:21 ID:???
これこそ最高のフレイファンの姿だろう。
289通常の名無しさんの3倍:2005/12/13(火) 19:54:10 ID:???
>>288
意味がよくわからん
290通常の名無しさんの3倍:2005/12/13(火) 20:05:33 ID:???
>>273
そういう内容なのか?
今度見てみよう
291通常の名無しさんの3倍:2005/12/13(火) 21:38:49 ID:???
つまりそういうこと。
292通常の名無しさんの3倍:2005/12/14(水) 01:25:38 ID:???
>>154から
ヘタレ駄文を考えてみた

EC71年、第二次ヤキン・デューエ攻防戦終了1時間後
ユーラシア連邦軍所属で最新鋭の救難艦、「ジュピター」が白い船体に
赤十字を付けてテスト航行とヤキン宙域内での生存者の救出目的で
航行していた、艦橋には中佐の艦長と初航行に乗り合わせた大佐と
遺伝子工学博士とその子供の19歳の姉と15歳の弟とユーラシア
連邦所有のコロニーの軍港にたまたま一緒に来ていた、博士宅の
近所に住む16歳の女性もついでに乗艦していた
「君らピクニックじゃないんだぞ、よく肝に銘じるように、救難艦
だから戦闘するわけでもないし、ヤキン宙域での戦闘は終結したの
で君ら民間人をお望み通り乗せてやっているんだ、それと、
艦橋から宙域を良く見ておくように、これらが戦争の現実だ」
とウィルソン艦長が未成年の3人に向かって言った、確かに艦の周り
には無惨に破壊されたMSの残骸や大破したと思われる戦艦の残骸、
人の一部と思われるモノが宙を浮いていた
「いや、申し訳ないです艦長、お邪魔してしまって」
「いえ、いいんです、コモリ博士、戦争に対しての知識が増えれば
と思っていますので」
と大佐が艦橋から残骸を眺めながら言う
「こんな戦争は起こすものではないですな」
「同意です、中佐」とロス大佐
「オイオイ、やめてくれよ、上官に言うような言い方は、
確かに君は年下だが階級は君の方が上だ」
「いえ、つい言ってしまうのですよ」
「艦長、私はこの艦の初航行に乗艦出来るのは光栄だと思います、
上層部に無理を言って掛け合ってやっと1隻だけ最新鋭の救難艦を
無理矢理、造らせた、本当は5隻ぐらい欲しかったのですけどね、
どうも上の方は後方のための艦船、特に救難支援と言うのを甘く
見ている、宇宙でドンパチすることしか考えていない
気がしますよ、軍艦やMSは新しく作りたがる癖に、救助艦とな
ると後回し、あるのは老朽化した救助艦船だけです、せっかく時間を
かけて育て上げたのに負傷した兵士を助ける
事が出来ない場合が多く生還させることが出来ない、
それと、この戦争では双方とも疲弊していると思います今回の
戦闘でこの後の戦闘はもう無く終戦を迎えると思いますが、
再び今度のような戦争が起きれば双方とも疲弊しきって崩壊を招く
と思います、どちらも滅びるまで戦い続けるのかと思ってしま
うぐらいです、今後はどうなってしまうのか心配です」
293通常の名無しさんの3倍:2005/12/14(水) 01:29:29 ID:???
とロス大佐が言ったときに何かのアラームが鳴り始めた
オペレーターの若い兵士が叫んだ
「艦長、前方の救命ポットから救難信号を受信しました」
「救命ポット?友軍の物か?」
「分かりません、映像を拡大します...ポットはザフト
軍の物と思われます、艦長、回収しますか?」
「回収する」
格納庫へ回収されたポットは整備兵の曹長がポットのドアを
開けるためにパソコンを叩きながら解除作業をしていて、その後ろで
クルー7名がマシンガンを構えていつでも撃てる準備をしていた、
「今から解除します」
と曹長が言うと後ろでクルーが銃を再び構えた
ドアが開いて中からで出来た人はザフト軍ではなくて連合軍女性
兵士だったその場で簡単な身体チェックなどした後、疑問に思った
大佐は休息室へ連れて行きロス大佐が彼女の話を聞いてみた
294通常の名無しさんの3倍:2005/12/14(水) 01:29:53 ID:???
「この救難艦はユーラシア連邦所属の艦船です、先ほどのチェック
で君が持っていたIDカードで調べたから名前は分かっているけど、
君の名前と持ち場は?」
「大西洋連邦軍所属フレイ・アルスターです、戦艦『ドミニオン』
のオペレーターやっていました」
「IDと同じ名前だね、ではアルスター君、何故、ザフトの
救命ポットに?」
「私はドミニオンへ来る前はザフト軍で捕虜になっていました、
この前、捕虜から解放されてドミニオンに勤務していたのですけど
撃沈されて救命艇に乗り遅れてザフトらか乗ってきたポットで
逃げてきたのです」
「なるほど良く分かった、君は部屋で休んでもいいよ、大西洋連邦
に君の生存を報告しておく」
と大佐が椅子から立ち上がって行こうとした時にフレイが
「あのー、私のことは戦死扱いにしてください、親もザフトに
よって殺されたんです全てを無くしました」
大佐が向きを変えてフレイに
「君、良いのか?良いというなら別に構わないが、住む場所
はどうするんだい?」
「.....」
フレイは黙り込んでしまった
休息室内でトランプゲームをしていた博士の子供の姉弟と近所に
住む16歳の女性の3人が近くに座って楽しんでいたが、その中の
姉らしき人が
「じゃ、貴方、ウチで居候したらいいんじゃないの?私の父さん
に頼んでおこうか?」
「君の家は良いのかい?」
「大佐、何とかなるでしょう、基地関係者が住む全区域の5割が
日本人の多い地域だけどコーディネーターにも寛容で、結構、
他の人種も多いし家は宇宙艦隊基地の近くなので基地内で労働者
として働けば大丈夫だと思います」
「そうか?ならば君が頼んでおいてくれ」

つづく
295通常の名無しさんの3倍:2005/12/14(水) 09:33:33 ID:???
自分でヘタレとか言うなら落とすな。
296通常の名無しさんの3倍:2005/12/14(水) 18:18:23 ID:???
フレイよりマユ復活させようぜ
297通常の名無しさんの3倍:2005/12/14(水) 18:24:50 ID:???
>>296
マユ、でこの板を検索してみろ。もうスレがある
298通常の名無しさんの3倍:2005/12/14(水) 19:00:28 ID:???
>>292
ヘタレ、っていうか読みづらい。
、と。はきっちり使い分けて、つける。
会話文中の?の次にスペースをいれる。
小説なら一文の途中で改行しなくていいと思う。
とりあえずこの3つを気をつけてくれると嬉しい。
私的意見ながら話の展開が急いてるというか情報が詰めすぎで不自然。
人物の感情、様子やその場の状況を会話外に書いてほしい。

>>295
折角みなで意見を出し合ったものを書いてくれるつーんだから
締め出さずに、悪いところは悪いといって直していってもらえばいいんジャマイカ
投下してる人が這い上がるかは知らないが。
299通常の名無しさんの3倍:2005/12/14(水) 19:24:16 ID:???
塚、せめて推敲くらいはして欲しいかもね
300通常の名無しさんの3倍:2005/12/14(水) 19:29:21 ID:???
やはり、まともに復活させる方法は
>>154のストーリーしかないと思いますけど
皆さんはどう思いますか?
301通常の名無しさんの3倍:2005/12/14(水) 20:19:56 ID:???
何事もなかったように登場
クルーゼに撃たれて死んだじゃん?何いってんの?みたいに開き直って押し切ろう
302通常の名無しさんの3倍:2005/12/14(水) 20:23:55 ID:???
ユウナも
何事もなかったように登場
MSに踏まれて死んだじゃん?何いってんの?
みたいに開き直って押し切ろう
303通常の名無しさんの3倍:2005/12/14(水) 21:00:13 ID:???
304通常の名無しさんの3倍:2005/12/14(水) 22:16:51 ID:???
300俺じゃない…。
自分のレスで他人に自演の疑いを持たせた因果が巡るのか…。

実際これ、あの場面をいかに切り抜けるかじゃなくて、
生き残った後どうするかってスレっぽいから、些細といえば些細なことだよな。
305通常の名無しさんの3倍:2005/12/15(木) 00:45:41 ID:???
>>304
というよりも、どうやったら生き残って
その後どうするか?だと思うが?
306通常の名無しさんの3倍:2005/12/15(木) 01:00:51 ID:???
フレイを主役にするんじゃないんだろ?
別にそれなりの理由があればいいんじゃねえか。
どうせ背景キャラだしw
307通常の名無しさんの3倍:2005/12/15(木) 01:06:22 ID:???
>>306
>フレイを主役にするんじゃないんだろ?

重要な脇役で非ヒロインにするべきだよ
308通常の名無しさんの3倍:2005/12/15(木) 11:18:51 ID:???
じゃあいてもしょうがない。
309通常の名無しさんの3倍:2005/12/15(木) 12:28:25 ID:???
なんか書いていい?
310通常の名無しさんの3倍:2005/12/15(木) 12:44:47 ID:???
家の裏の荒れ果てた墓場に埋めればいい
311通常の名無しさんの3倍:2005/12/15(木) 17:22:23 ID:???
そこを掘り返すほりえもん
312通常の名無しさんの3倍:2005/12/15(木) 17:48:16 ID:???
そこには金貨がざっくざく
313309:2005/12/15(木) 17:58:46 ID:???
血迷って書いた、多分続く予定なんてない

『これが人の夢!人の望み!人の業!・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!!!!』

『・・・・でも、守りたい世界がある・・だ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!!!!』

コズミックイラ
「血のバレンタイン」の悲劇によって本格的な武力衝突へと発展したZAFT・地球連合軍の戦いは熾烈を極め
多大な犠牲を払いながら第二次ヤキンドゥーエ攻防戦ののちに停戦条約が締結された。
だがしかし、このてい千条クによってナチュラルとコーディネーターとの種族戦争、争いの火種はまだ消えた訳ではなかった

戦争の最中、幾多の人々が巻き込まれていき、あるものは生きてあるものは死んだ
連合軍旗艦「ドミニオン」から脱出した救命艇は一撃の光によって散った
助からない、ノーマルスーツを着ていたとしても膨大な熱で瞬時に塵へと返っていただろう
熱膨張の後破裂する残骸の中に、少なからず多少の原形を残した遺体が宇宙のデブリ(ゴミ)へと仲間入りしていく




何故私はここにいる?
何故このような2次元のこんな所にいるのだ?
私は何故、ここで待っているのだ?この私が?この高位の私が?待たされている?
この世界を制御する私が?誰かが私を創ったのか?
私の創造者、この時空この時代この場所へと来させるプログラム、それがあらかじめ組まれていたのか?

!?

もう一つのシステム?
IF?
何故?

見届けよう、この体、その待ち人へと渡さねばならぬと
314309:2005/12/15(木) 18:01:00 ID:???
こんな筈ではなかった
確かに原因は私・・・にある
ただ私は自分の心に素直になれず、すれ違い・・・・・・・、行き着いた先がここ
あの時降り・・・・ていれば、あの時彼ををけしかけ・・・なければ、あの時船・・・に残っ・・・・ていれば。

そし・・・て何より、私が最後に・・・・・・気づいた
あの圧倒的な技・・術と力を持ちながら、心は硝子・・・・・・のように繊細な。キラ・・・ヤマト・・・。

私の思いはあ・・・・の愛したあの子を、恋人を守るだろう    けど思いだけで、何が出来るのだろう?
肉の檻から開放されて、永遠にあの子を・・・・・守るとしても、彼・・は変わらない・・・・・でいてくれる・・だろうか?
いや、・・・・・・・・私の好きなあの子でい・・・・・てくれるだろうか?

もう・・・・時間が・・無い
私は・・・消える・・・思いだけでも・・力だ・・・けでも



だれ?・・・そ・・いるのは?
                             君が待ち人か?
待ち・・人? わtし?
                             君は誰かね?
わたsは・・・・・・・ー
                             君は生き返りたいかね?
え・・・?生き・・・返る?って
そんな・・・の無理・・・
                             君は後悔は無いかい?
・・・・・ある
                             このまま漂うか生き返るかを選びたまえ
まさか・・・死んで・・・るのに
無理に・・・そんな・・・・・・・


私・・・生きたい・・・生きたい・・・・生きて、また ラに逢いたい

                             では取引だ、私の体を貸す代わりに、この世界を教えてほしい
別に・・・そん  となら・・・でも  んで?
                             些細な事だ、私は暇を持て余していてね、ただちょっと遊びたいだけ
                             そんなところだよ。はっはっはっはっは。

・・・契やkする生きてまたあ ために
あな の  前 は?

「契約しよう、我が名は・・・・・X」

そして彼女は黄泉返る。
315通常の名無しさんの3倍:2005/12/15(木) 18:45:49 ID:???
凄く読みにくいのですが…

それから何レス続くか書いてください
316通常の名無しさんの3倍:2005/12/15(木) 20:54:38 ID:???
三点リーダー使わない人多いな
317通常の名無しさんの3倍:2005/12/15(木) 21:42:16 ID:???
もうさ、ハチのデットコピーAIの代わりにフレイの人格移植したバイオコンピュータ搭載したストライク(ルージュ)に乗ったキラが
デス種でいろんな組織から狙われながら世界中を逃げ回るくらいしないと、フレイが出てくるのは無理だと思うんだ
318通常の名無しさんの3倍:2005/12/15(木) 21:47:13 ID:???
>>298
>私的意見ながら話の展開が急いてるというか情報が詰めすぎで
不自然。 人物の感情、様子やその場の状況を会話外に
書いてほしい。
指導ありがとうございます、
俺は国語力が無いし小説を書いたこともない
度素人なので...
>会話文中の?の次にスペースをいれる。
これは「? 」←と言うこと?
>小説なら一文の途中で改行しなくていいと思う。
いや、改行しないとブラウザ表示がおかしくなるのでは?
319通常の名無しさんの3倍:2005/12/15(木) 21:55:39 ID:???
>>154>>245を繋げて書いてみたけど
これってどうなのでしょうね?↓

クルーゼのドラグーンにより貫かれキラの目前で爆散した
ドミニオンの脱出ポットだが、実はフレイはそれに乗って
いなかった。
救命艇に向かう途中、廊下で転んでしまい、救命艇に乗り遅れて
彼女はポッド射出に間に合わず、もうひとつの
ポッド――彼女がヴェサリウスから乗ってきたポッドで無事
に脱出していたのだった しかし遅れて射出されたポッドを
対ドミニオン戦が佳境のAAは確認出来ていなかった。
ポットで脱出後ヤキン宙域でユーラシア連邦軍の救難艦に救助され、
フレイの希望により戦死したことにして、
素性を隠して、名前を変えて、髪型も変えて、
フレイを救助した良識派軍人の計らいによって西ユーラシア
地域で住むことになりその軍人の知人で日本人の
遺伝子工学博士(元メンデル関係者)
の自宅で家族(その家の姉弟)とともに居候をはじめるが、
素性を知っているのは工学博士の家族と友人だけである。

それから数年後(第二次ヤキン戦終了から5年〜7年後の世界)
フレイは...

この続きは何がいいでしょうか?
320通常の名無しさんの3倍:2005/12/15(木) 23:03:36 ID:???
句読点って知ってる?
321通常の名無しさんの3倍:2005/12/15(木) 23:44:25 ID:???
戦死を偽る理由を明らかにせよ。
さもないと落書き
322通常の名無しさんの3倍:2005/12/15(木) 23:54:14 ID:???
>>318
あー、すまん。いくつか説明の至らない点が。
・?の次のスペースは、その次に文が続く場合の話ですた
「救命ポット? 友軍の物か?」  てなかんじ
・改行についてだが、知っているSS載せているスレでは
 一文中改行しない方法で全員やっていたが、不都合なかったと思う
 一文もそう長くは無かったこともあるが、平気じゃないのか…?
323通常の名無しさんの3倍:2005/12/16(金) 00:02:36 ID:???
>>322
親切にありがとうございます
>一文中改行しない方法で全員やっていたが、不都合なかったと思う
大丈夫なのですか?IE6から直接貼り付けているんですけど?
上手く書けないけどレスが右側にズレてしまうと
言うことはないのかな?
324通常の名無しさんの3倍:2005/12/16(金) 04:31:25 ID:???
「気は確かですか?」
あくまでAAを撃てと喚くアズラエルに対し、ナタルの冷徹な声が、ブリッジに響いた。

「気は確か、だと? おかしいのは君だろう。あそこにいるのは敵なんだよ!
 なのに何でそれを撃とうとしない? さっさと撃て、撃つんだよ!」
「地球軍艦隊は、壊滅しました。我々だけではジェネシスを破壊することは不可能です。
 ここはAAと一時休戦し、共同してジェネシスを破壊すべきと思いますが?」
「ああもう、さっきからゴチャゴチャと。何で一々逆らうんだよ、君は!」

そういって、アズラエルは拳銃をナタルに突きつける。
目の前で黒光りする銃にフレイは震える。だが、ナタルは動じた様子もなく冷めた目でアズラエルを見た後
シートに座り直す。

「そうだ、早く撃て!」
アズラエルが喚くのとほぼ同時だった。いきなりブリッジのドアが開き、警備兵がなだれこんできたのは。
そして瞬く間にアズラエルを取り押さえ引きずっていく。

「貴様ぁ!僕にこんなことをして、只で済むと思ってるのか。」
「理事は錯乱なさっている。医務室で手当てを受けさせろ。抵抗するなら拘束してかまわん!」
アズラエルが警備兵に引きずられて消えた後、ナタルはまだ戦闘していた強化人間達に帰還命令を出し
それ以上の戦闘を中止すると、後は救助活動に力を注いだ。

戦後、ナタル艦長はアズラエルが錯乱しブリッジで銃を振り回したため、やむなく警備兵に警報を送り拘束させたと主張。
まったくもって正当な主張であり、アズラエルがその失敗の責任をとらされて失脚したこともありお咎めなしとなった。
しかし、強化人間やブルーコスモスの関与といった地球軍の暗部に触れてしまったナタルは、
ドミニオンとともに僻地へとおいやられることとなる。

ブルーコスモスに牛耳られた地球軍に、いい加減愛想がつきかけていたナタルは黙ってこれに従った。
しかし、それと引き換えに、オルガ、クロト、シャニの廃棄処分を取り消させ、そのままクルーとして採用。
フレイは、父親の残してくれた蓄えがあるとはいえ、無職という境遇への恐怖からそのままドミニオンのオペレーターとして勤務
することとなった。
325通常の名無しさんの3倍:2005/12/16(金) 04:34:34 ID:???
それから二年――――

「・・・ひまだね。」
「退・屈!」
「うっせーよ、お前ら」
多少、人間らしくなったとはいえ相変わらずの3人にフレイはため息をつく。

「じゃあ、ちょっとは働いたら?」
「・・・何すんのさ?」
「便所掃除とか雑用とか、色々あるけど。」
「拒・否!」
「やってられっか、んなこと。」
「ハア・・。あんた達みたいのをタダ飯食らいっていうのよ、世間一般ではね。」

そう言い捨てると、フレイは書類仕事に取り掛かる。とはいっても、実際大してやることはない。
この書類とて、何も明日提出しなくてはならないということもない。何せ、地球軍から半分見捨てられたような艦だ。
そろそろ休暇をとって、オーブへ行ってみようか? フレイはそう思う。会いたい人はたくさんいる。
サイ・・・ミリアリア・・・ラミアス艦長そして・・・キラ。

彼等の生死、行方はまったく謎だった。しかし、オーブに間違いないとフレイは思っていた。
というよりそこしか行く所がないからだ、脱走兵である彼等には。
だが、一度も行って探そうとしなかったのは、この2年ずっと迷い続けてきたから。
あれほど傷つけてしまった、彼等になんと言って謝ればいいのか? それを考えるだけで・・・。
だから、彼等の行方が知れないのは好都合だった。行ってもどうせ見つかりはしない、そう思って自分をごまかせるから。

けれど、この2年でようやく自分の過去と向き合う気になれた。少しは強くなったのかな? そうフレイは思う。
その理由は、この艦での2年。認めるのは多少抵抗があるが目の前の騒がしい3人のおかげでも多分―――ある。
と、ナタルが部屋に入ってきた。フレイは慌てて立ち上がり、敬礼し、ナタルもそれに返す。

「オークレー、ザブナック、ブエル。お前達、スティング、アウル、ステラ、この名前に聞き覚えはあるか?」
「・・・ないね。」
「忘・却!」
「ねえな。」
ナタルの問いに、3人は思い思いの姿勢のまま答える。ナタルももう、諦めたのか、慣れたのかたしなめようともしない。

「今言った3人は、お前達と同じ強化人間だ。この3人を中心に<ファントム・ペイン>第81独立機動軍が設けられた」
「前置きがなげーよ、だから何だってんだ?」
「簡潔に言うとだな。ザブナック、お前達は先任としてこの3人の指導に当たることとなったということだ。」
「教・師?」
「そういうことだな。そして、ドミニオンはそのファントムベインのサポートに回ることとなった。」
「・・・へえ。なんか面白そうだね。」
「面白いとかそういう問題ではないのだがな。・・・まあいい。アルスター、ちょっと来てくれ」
そう言って、ナタルはフレイを別室へ連れて行った後、口を開いた。
326通常の名無しさんの3倍:2005/12/16(金) 04:37:25 ID:???
「アルスター。お前は、確か休暇を近々申請するようなことを言っていたな? 出すなら今出せ。」
「・・・」
「長い任務になりそうだ。長期の休暇など、とれるのはいつになるか・・・。」
「いいえ。結構です。」
「そうか・・・。しかし。」
「私も行きます。あの3人、目を離すと何するか心配で・・・。」
その言葉に、ナタルは笑みを浮かべた。

「フレイは、ザブナック達と仲がいいからな。」
「からかわないでください。」
「そんなつもりはない。実際あいつらと一番、関わったのはアルスター、お前だ。正直、助かったよ。
 お前がいなかったら、果たしてあいつらがあんなに人間らしくなったかどうか。」
「まだ、類人猿以上人類未満ってとこだと思いますけど・・・。」
「あいつらが聞いたら怒るだろうが、なかなか言いえて妙だな。」
そう冗談交じりに言った後、ナタルは真面目な顔になりもう一度フレイを見た。

「本当にいいんだな? 長い任務になるぞ?」
「はい。」
「分かった。では、準備をしておくといい。出発は一週間後だ。」

一週間後、ドミニオンは飛び立った。3人の馬鹿とフレイ、ナタルを待つ運命は―――



他、設定。ムウは、クルーゼの猛攻からAAを守って生死不明に→ネオに
    キラは、フレイの死をみることはなかったが、ラウの言葉がこたえてニートなのは変わらず。
    アズラエルは、復権を目指してドミニオンに無理矢理乗り込んでくる。
327通常の名無しさんの3倍:2005/12/16(金) 11:18:20 ID:???
おお、アズラエルが生きてるのか?
いいね、いいね。ジブじゃあ、ちょっと弱いなと思ってたんだよ。
対議長に対しては。
これで地球とプラントのまともな戦争が見られるのかな?
職人さんがんがれ
328通常の名無しさんの3倍:2005/12/16(金) 15:06:14 ID:???
おおーこれ、めっちゃ面白そう!職人さん、続き楽しみにしてます。
ただフレイが復活しちゃった後の話なので、ここよりも雰囲気的に、
3馬鹿常夏スレの方が向いてる気もするけど。
329通常の名無しさんの3倍:2005/12/16(金) 15:54:12 ID:???
ザブナックじゃなくてサブナックではなかろうか
330通常の名無しさんの3倍:2005/12/16(金) 16:56:54 ID:???
フレイちゃんが常夏たちからも愛されてる〜〜〜〜!!!!
あとAA組とザフトからもアイドルになるといいな!
331通常の名無しさんの3倍:2005/12/16(金) 18:18:28 ID:???
ドミニオンの良キャラたちが種死で活躍するのか!!
職人さん乙です。先輩ポジションもフレイも楽しみにしている。

>>323
・折り返し設定なしのメモ帳からのコピペなら無問題
・一文を30字続けたって余裕。50字続けたのもみたことある
・一番いいのは専ブラ
332通常の名無しさんの3倍:2005/12/16(金) 19:00:17 ID:???
>>324
がんばれ職人、そんな感じなのを待っていたよ
333通常の名無しさんの3倍:2005/12/16(金) 19:34:06 ID:???
>>331
>折り返し設定なしのメモ帳からのコピペなら無問題
俺はワードを使って貼り付けているけど
メモ帳の方がいいのかな?
>>321
例えば
過去の負い目とか。
親が死んで身寄りがいないとか。
334通常の名無しさんの3倍:2005/12/16(金) 20:15:39 ID:???
>>327-332
すいません。続く予定は今んとこないです。>>328の言うとおり
3馬鹿スレに投稿する予定だったんで。フレイも好きなんで、こっちにはってしまいました・・・。
どうかご勘弁のほどを。
335309 1-12:2005/12/16(金) 21:03:22 ID:???
夢を見ていた。
戦いに巻き込まれ、
父の仇と人形へ体を投げ出し、
いつしかその人形に恋をして、
その人に真意を自分の口から伝えられないまま、
爆炎のなか吹き飛び死んでいくような夢を見た―――


そう、私は死んだ。
でもこうして意識があるのは何故?。
ああ―――、そういえば生き返ったんだっけ、私。
Xって奴が意識の消えかかっていた私を拾い上げて、
契約とかで体をくれたんだっけか・・・・。
「・・・・・・・」
体があるのに何か違和感を感じる。
動かない、と言うか動けない。
別に何かに縛られているわけでもなし、でも何故か―――コレはまだ体に慣れてないと言うべきか
動かない体に意識を飛ばして目蓋のようなものを開けた

そこには満天の星空。
漆黒は何処までも漆黒で星のきらめきが際立って見える。
赤い星、青い星、小さな星、大きな星。
右から左、前から後ろ、上から 下 までも星が輝いて―――

下?
下ってなんでよ?
『ああもう』
動かない体に鞭を打ち、首を動かして下方を見る
足元は何も無く、漆黒に星のきらめき。
『?なんで?』

足元には何も無い、星空が広がっている、地面に接していないなら宙に浮いている。
浮いているならここは何処?海の中は論外、ここは水の中じゃないし何より息苦しくない。
じゃあ何処?と首を動かして回りを見渡してみる。
石が回りに浮いている、その遠くに白い星が大きく見える、その後ろに青い星があってさらに遠くに輝く星が見える。
『もしかして・・・ここって宇宙?』
336309 2-12:2005/12/16(金) 21:04:30 ID:???

―――そんな馬鹿な、人が宇宙と言う真空空間で生きれるはずなど無い。
人が知る知識の常識なのだ。じゃあここは何処なのよ?
なんだか頭が痛くなってきた。と、左手を額に被せる
左手は妙にごわごわしてて、何かとっても機械ちっくで隙間から何かきらきら光ってて―――

『ごわごわして光ってる?』

左手を離してよく見てみる。
すると左手は明灰白色の 装甲 に覆われていて、手のひらなどは幾つもの板を重ねたような機械的な形で
その隙間隙間が輝いたり光が通ったりしている。
『え?何コレ?!』
さらに足も、魅惑的な脚線美――では無くコレも機械、左手と同じような明灰白色で隙間隙間が輝いたり光が通ったり。
『え?え?え?!』
右手も美しい指先が整う――やっぱり機械、右手首が無い変わりになんか丸っこい変な義手っぽいものがついている。
これもやっぱり隙間隙間が輝いたり光が通ったり。
『なんでよー!?』
極めつけは同年齢より少し突出した胸―――の変わりにXの字に別れたプレートのような 装甲 が。
『ちょっとこれどういうことよ!?』
なんと、フレイ・アルスターは機械の体を得て復活を果たしたのだった

しかもMS、それも最強最悪の。
337309 3-12:2005/12/16(金) 21:05:44 ID:???

訳がわからない。
訳がわからないから。
『ちょっとX!コレどういうことか説明してよ!?』








返事が無い

『ねぇっ!?隠れてないでアタシにこの現状で何故こーなったのか教えなさいよ!?』







やっぱり返事が無い。
自分の疑問を答える奴が居ないからどーしようもない。
私が欲しかったのは普通の体だ、普通と言うか人間の体だ。
こうなる事は予想していなかったが、本当に予想も出来ないような体になるとは。
私は人の体が良かったの!人の体を求めていたの!これじゃあキラに逢っても抱きつくことなんて出来ないじゃないの!
せいぜい出来ることは潰すくらいなものだろう。変な虫が寄ってきてもコレなら実力行使の方で楽なんだろうが・・・。
338309 4-12:2005/12/16(金) 21:10:03 ID:???
『殺しは駄目よ、何考えてんのかしらアタシって』
  「そうだよね、殺しは駄目だよ、戦争はいはいいけど」

唐突に何処からか声が響く。
すると目の前に人が現れた。見た限り少年、いや青年くらいの背格好をした子がいた
  「それじゃあ僕が体を貸した意味が無い』
目の前の奴がソイツであると直感すると同時に口火を切る
『ちょっとアンタ!?今頃なんて・・いえそれはこの際どーでもいいわ!こんな体になった事、どーしてか教えなさいよ!?』
  「酷いな、願いを叶えてあげたのにそんな事言う?まったく命の恩人に感謝こそすれはなっから仇で返すなんて」

のほほんとした口調がアタシの火にさらに油を注いで
『仇以前にアタシはこういうのを臨んでないの!普通の人の体でよかったのよ!』
  「えー?そんなの聞いてないよ?体を貸すって言っただけだよ?僕って。人の体で生き返らせてあげるなんて一言も言ってないじゃないか?」
『そんなこと言って無くてもアタシは期待したじゃないのそういうの!』
だが奴はとろ〜んとした目で
  「でもそんな希望聞いてないしさ?」 滅茶苦茶ムカツク!
奴の胸倉をぐわしと掴んで持ち上げる
『騙したわね!?アタシの純情な思いを弄んで裏切ったのね!?』
 「(まだレンジが違うか)弄んでも無いし裏切っても無いんですけど」
『いーえ騙した!』
「騙してないって(お、レンジが合った)」
『騙した!』
「騙してないって」
『騙した騙した騙した!!』
「いやだから・・・・、騙してないって」
笑顔で言い切る奴
途端に手から力が抜け、とすんとへたり込む
339309 5-12:2005/12/16(金) 21:12:00 ID:???
『なんてこと・・・これじゃあキラに逢えないわ・・・逢ってこそすれ』

想像
浜辺を追いかけっこする人とMS
「キラ〜!」
「フレ〜イ!?」

「つっかまーえた!」
「うわああああ!?ちょ、高い高い!?」
首筋掴んで持ち上げる

「ほら、言ったとおり捕まえたんだから・・・・・キスしてよ」
「・・・・!!!」

そして二人の顔は、掴んだ手を持ってきて―――いやーーーーーーーーーー!!!!!』

「お疲れ、妄想から戻ってきた感想は?」
『甘甘な恋人っぽいことなんてできないじゃないの!!』

「甘甘すぎやしないかい?」
340309 6-12:2005/12/16(金) 21:14:47 ID:???
一方その頃
とある小島の孤児院では。

「はっくしょん!・・・・風邪引いたのかな?」
「どうされました?キラ・・・」
丁度お昼時の食卓で手を合わせていただきまーすをしている時にくしゃみをしたキラ・ヤマトくん17歳。
そしてそれを怪訝そうに顔を覗き込むラクス・クライン17歳。

「わかんない、誰か噂しているのかな?」
「風邪は気がついたときになっているものですわ、すぐおかゆを準備いたしましょう」
「え?ちょ、ちょっと待って!?僕はナントモナイからさ!?大丈夫大丈夫!寝たら治るから!」
ずざざっっと飛びのくキラ君、それをなんか顔の上半分が真っ黒になって目が見えない代わりに双眸がきゅぴーんって光ってるラクスさん
「いえ、ここは大事をとって今すぐ治すべきです私が看病すべきですあわよくば今度こそ。ハロちゃんズ、キラ様を捕縛してベッドにお連れなさい」

と、そこに現れた数多のハロ、コピック全色くらいの数のハロがわらわらと何処からとも無く
天井の裏、椅子の下、水屋の下、台所の引き出し、倉庫とその天窓、マンホール、整頓されたダンボールの中からワラワラと。

「やーめーてーたーすーけうぼわ」
何処からとも無く「ドナドナ」の音楽が流れ始め、キラはラクス寝室へとずるずる首元引っ張られて連れて行かれた。
キラの手は周りの子供達に助けを求めるも、ああ、またかといったあきらめの目で見送られていく
そして、キイィィィィィパタン と、閉まるドアは世にも奇妙な物語のような閉まり方をした。
中から悲鳴と「ふふふふキラ様今日こそは逃がさない」「止めろラクス!まだはやあwせdrftgyふじこlp」

それを遠巻きに見ていた孤児院の子供の一人とマルキオさん。
「ねぇ導師、またラクス様が錯乱してる」
「大丈夫です、放っておいてもなんら心配もありませんから」

                                 「ちょ・・・それで絞るのはやめ―――」
                                  「うふふふにがしませんわ〜ぁ」
「ねぇ導師、キラさん助けを求めるような声が――」
「大丈夫です、さぁ、私たちはご飯を食べましょう、一時間ほどすればまた彼らも戻ってくるでしょうから」
そんな諦めたような、冷めた口調を無表情で語る導師。
「ねぇ、でも・・・」
「何時もの事ですから」

今日も孤児院は平和だ。
341309 7-12:2005/12/16(金) 21:17:37 ID:???
『ってなんでよー!?・・・はっ!?今何か変なものを幻視したような・・・』
「生き返って早々に妄想か、うん、やっぱり成功したみたいだね」
『それは兎も角!このままじゃ逢えないのよ!願いを叶えなおして!今すぐすぐする早くするー!!』

彼の首をがくんがくんしながら・・・
「ちょ・・・ちょ・・・いたいいたい・・・はなし・・・て・・・首・・・極・・・」
そんな彼の状態、丁度服が見事に極まっている、柔道の立ち締めの一つだろう、堕ちるのも時間の問題だ。
そんなこととはつゆ知らずにがくんがくんし続ける、もう彼の口からは泡が出てる







『ごめんなさい・・・』
「わかればいいんだよわかれば・・・」

そのすぐ後気がついたフレイはどうしようかわからず一応床に寝かせておいたのだが、(意識の世界なので)
奴片側から無いので放っておいて大体一時間ぐらいに彼が覚醒した。
そして説教タイム、首が閉まってた事に気がつけよとかその他諸々子一時間。

「さて、確かに僕に不備があったことは謝るよ」
説教されるフレイは当然よ、と言いたげな顔だったがまた説教が続くかもしれないので黙っていた
そんな彼女を一瞥して一息後、
「ちゃんと方法はあるんだよ?ただやり方を教える前に首を極めたのは感心しないな」
『謝ったじゃないの、それでそれってどういう方法なのよ?』
「言葉が足りない、今から僕の事は先生といいなよ。いつまでも君〜じゃ面倒くさい」
『どういう方法か教えてください先生』
「お願いしますは?」
ぴき
『どういう方法か教えてくださいませ先生お・ね・が・い・し・ま・す』
「うん、言い方に難アリだけど良しとしとくか」
今にも飛び掛りそうなフレイを嗜める様はまるで調教師のような、そんな感じ。多分。
342309 8-12:2005/12/16(金) 21:19:42 ID:???
「方法はとても簡単、先ず自分の体をイメージする。んで右手を上にしゅぴーんって左上にだして「変身」って言って右手を右上に
あ、ちゃんと左手は握って正拳突きの要領で腰につけて、「V3」の掛け声で手を入れ替えてってアイアンクローはちょっと勘弁してもらいたいかなーッとふごふご」

『それって本当の事ですか?それとも嘘ですかそうですか』
「マテ!ちょっと離してイタイイタイマジで痛い!」

『ここなっつくらっしゅ!』 ぱ き

自主規制

「いやぁ、酷いなぁ、ちゃんと教えるからサァ・・・」
頭を割られて血がどくどく出てる先生さん
『ちゃんとした事を教えないからよ!フンッ!』
っとそっぽを向くフレイさん

「さて、人の体になる事だけどコレはまずイメージだ、自分の体を心の中で描いてイメージするんだ」
『こう、人の体に戻りたいって思えば良いワケ?』
「まあそんなところかな?そんだけだよ」
沈黙・・・・フレイの顔(?)はほんと〜う?それってうそじゃな〜い?ってかんじ

『それだけ?』
「うん、それだけ」

暫くお待ちください

「いや〜〜やっぱ自分のバズーカはいつ喰らっても痛いなぁ〜」
全身穴ぼこだらけにされた先生(自称)
『ちゃんと教えないからよ!』
「いや、フレイちゃんってツンデレ?」
『もっぺん撃つわよ』
「カンベンシテクダサイ」

全身穴だらけのが一瞬で元通りになる

『で、やり方教わったんだしさっそくやってみるわ』
「それはいいんだけどさ、宇宙空間で人間になったらその時点で死んじゃうよ?」
343309 9-12:2005/12/16(金) 21:22:33 ID:???



よく考えてみたらそうだった、ここは宇宙。回りは真空で炭素生命体の生存を許さない場なのだ
そんな中で人に戻ろうなんってことをしたら戻った瞬間に体の圧力で風船のように膨らんで―――爆発しちゃうのだ
『・・・そういえばそうなのね・・じゃあ何処かコロニーとか空気のある場所じゃないと―――』
「実際機械なんだから人間になっても機械なんだけどね」
『貴方ってそんなに早死にしたいのかしら』
「まあやるだけやってみる、さ、早くね?」
向けられたバズーカを手で払いのけて催促する先生
アタシこいつに思いっきり振り回されてんじゃないかしらと思いつつさっき習った事をやってみる

「ようはイメージングだ。自分の体を分解してイメージどおりに再構成することを思い描くんだ」
『なんか難しくない?ソレ』
それはとても難しい、自分の体を再構成と言っても人は指先の指紋の皺が幾つあるのか、
毛は何本生えているのか、過去に負った傷は何処にあったのか、傷はどんな治り方をしたのか とえとせとらえとせとら
「大丈夫だよ、君はイメージングしていればいい。後は頭の中の体の記憶から勝手に情報を取り込んで正確に、緻密に、精密に、美しく体を戻してくれると思うよ、やってごらん?」

言われたとおりに頭の中で自分を描く、
紅い髪に紅い目、鏡で何度も見た体を思い描く
するとなんだか体の奥が熱くなってくる、瞬間
かちん、と体の中身が入れ替わるような感覚
機械の配線が神経へと置き換わり
電気の信号は血へと成り代わり
硬い装甲は柔らかな肉体へと入れ替わり
外皮は服へと変換され
体を構築させる

指先から溶けてなくなりそう
「ちゃんとイメージして、でないと変なものになる可能性があるからさ」
意識が覚えている体のイメージがあっても心のイメージが明確でないと変身に誤差が生じる、と
心をはっきりさせて、かつてあった自分の体を思い浮かべる
344309 10-12:2005/12/16(金) 21:23:54 ID:???
熱い

頭に角が生えるような、背中に羽が生えるような、指の間に膜が出来るような、足が甲殻化していくような
いらないイメージを切って、正確な体のイメージを描く
「そう、それだ。あとはそれのみを思えば良い。後は僕が構築する」

体の周りを光が渦巻いて集まる
体の先から縮んでいく、小さく小さく
装甲は色を変えて服と手足と体へと
ゴリゴリと体の中を何万匹何かが這い回るような痛みに耐えかね    気を失う





「おーい、おきろー、朝(?)だぞー」
――――意識が目蓋を開ける。
    いつのまにか気を失っていたようだ

なんで、ああそうか、痛みで気を失ったのね・・・じゃあ!
両手を見てみる、普通の手、アタシの手だ。
しゅっ指先まで伸ばされた手
「アタシの手・・・!」
両足を見てみる、すらりと伸びた足、美しい脚線美を描くアタシの足だ。
「アタシの足だ・・・」
胸には自己主張する山がふたつ、髪は紅く長く美しく。
顔を手で触ってみる、両手で目蓋や唇、鼻を撫で回して感触を確かめて至る
「アタシの顔・・・・」
両手を顔に当てて、おかえり。と自分に挨拶をする
ただいま と、ほほにツゥッと涙が流れる、
345309 11-12:2005/12/16(金) 21:25:10 ID:???
パチパチパチ…
「おめでとう、よくやったね」
手を叩いて拍手をする青年、新たな誕生に祝福の拍手をする
宇宙空間なんで拍手の音なんて聞こえないが・・・
「よくやった、気味は本当に良くやったよ」
と、フレイの両手を取って握って
「コレも僕の与えた試練、良くぞ乗り越えた。流石は僕の次をになう後継者ぶべら!」
顔にパチキを喰らわせられた

「ちょっと!?何で最初ッからこうしなかったのよ!痛いじゃないの!?あんまりにも痛くって涙流れちゃったじゃないの!どうしてくれんのよ!!」
「がは・・・ちょ・・・あれって感涙じゃなくて痛み我慢してたの!?っていうか折角教えたのにしょっぱな恩を仇で返す!?普通!?」
「五月蝿ぁい!この痛み!お前に5百倍で返してあげるからしっかりと味わえぃ!!」
「こ、これは往年の猪○の必殺技「オクトパスホールド」!?」
「もう一つの名を「卍固め」!氏ねェ!」

ギブギブとタップするが、ここはやっぱり宇宙空間なので音なんて聞こえない
346309 12-12:2005/12/16(金) 21:28:27 ID:???
「あー痛かった・・・・まさか伝説の固め技を喰らうなんて思いもしなかったよ」
「最初に痛いからって言わなかったアンタが悪いのよ、アンタが」
「じゃあ痛くしないからって言った方が良かった?」
「・・・・何となく響きがやらしいわね」
「まぁ、そんなことは置いといて、だ。これからの事を聞かせてもらいたいんだけど」
と、急に「先生」(自称)が真剣な顔をして語りかける
ほんの少し驚くが、こちらもこれは笑い話ではないと括り、目を見返す
「そうね、アタシは最初に言ったとおり、キラに逢いに行くわ、それからのことなんて考えてないけど私の目的はそれだわ
 逢ってからの事は・・・後で考える。まず逢って、私が言いたかった事を全部言ってスッキリする。こんな所かしら?」
「先生」(自称)がほう、と相槌を打った
「それで、アンタの目的って何よ?」
「それは最初に言ったとおりにこの世界について知りたいのさ。ここは前に居た所と違って技術も歴史も違う
 まあ普通は誰にも見つからないように去るつもりだったんだけどね、急に考えが変わってもうちょっといてもいいかなぁ〜と思ってさ」

「ふぅん」
フレイが腕を組む、
「でもさ?それってアタシがいなくても良かったんじゃないの?別に」
「何言ってんの?旅は 道 連 れ っていうじゃな〜い」
「・・・それだけの為に・・・、アタシをって・・・・」
こめかみを軽く押さえてため息をつく
コイツの考えてる事が良くわかんない、行き当たりばったりと言うか楽天的と言うかなんていうか
「まあ君に呼ばれたことは確かだよ、君に体を貸してこの世界を知る事、まず一つの体を貸す願いは達成された
 あとは僕の願いの目で見るのと情報で知る。この二つのうちの一つを今から達成させる」
「今から?」
「そう、この世界のコンピューターネットワークに潜り込んで世界の奥、隅々までを知る、ようはハッキングさ。僕はそうして知識を得るのさ」
そう聞いているうちにフレイの顔が怪訝そうになっていく
「つかぬ事をお聞きいたしやがりますがそれってどれくらいかかるのよ?」
そんな疑問をアイツは「情報は一瞬、それを纏めるのにも一年かな?」


はい?
347309 13-12:2005/12/16(金) 21:31:23 ID:???
「なんでよー!!」
別にそんなの要らないんじゃないかと食って掛かる
「でも情報って重要だよ?世の中のいろんな所が見えてくるし、見えなかったところもはっきり良くわかるさー」
「そんなの別に知りたくも無いし知る必要もなーい!!大体後で出来るでしょそんなの!それに巻き込まれるの強制ー!?」
「でももうはじまっちゃってんのよねコレ」

・・・・・・・・。

「嫌ー!!まってこのままキラの所に逝ってらぶらぶするの〜!!」
ぐわしと、首スジを掴まれる
「まぁまぁ、痛いのは一瞬でチョ〜ッと眠るだけだからさぁ〜あ?」
「や〜め〜て〜くそう!起きた時絶対腕ひしぎかけてやる!!絶対に絶対に絶対に―――」
「はい、言い訳は署で聞くからさ?(w」
「いや〜〜〜〜〜!」



ぶらっくあうと



その頃の地球の某島の某孤児院
「あはははは・・・・光が瞬いて・・・大きい、彗星かな?」
「あらあら、そんなに真っ白になってしまってまぁ♪」

「ねぇ導師、なんでキラさんはあんなに真っ白なの?」
「大丈夫です、時期に色が戻りますから」
「でもなんか後ろに緑の髪の鎌持った黒い人がいるよ?うざ〜いって言ってる」
ついでに片目は髪に隠れて見えない

「気のせいですよ、わたしには見えませんから」
「でもー」
「わたしには見えません、死神なんて見えませんから」

続くかな
348通常の名無しさんの3倍:2005/12/16(金) 22:06:40 ID:???
設定というか、アイデアは面白そうなんだが

読みづらいです(´д`)
349通常の名無しさんの3倍:2005/12/16(金) 22:13:58 ID:???
ごめんなさいorz
もうちょっと間開けたほうがいいっすかね
ごめんなさい
しかも続けられるかどうかは勢い次第なので次いつかわかんないです
切腹!

しかも次回予告忘れてた・・・。orzorzorzorz


さて次回、CE73年 一年と言う永い眠り
世の中の暗黒を見たフレイ、しかしそんなものキラLOVEで相殺
悪夢として認定で「先生」(自称)に腕ひしぎをかける
「キラにらぶらぶする時間が一年も減っちゃったじゃない!この謝罪と賠償要求してやる!」
そんな中近づく戦艦が・・・

いったいどーなってしまうのか!

350通常の名無しさんの3倍:2005/12/16(金) 22:15:45 ID:???
>>349
いいぞ!!がんばれ
351通常の名無しさんの3倍:2005/12/17(土) 00:58:19 ID:???
フレイの乗った救難艇が爆破されたときに
フレイがララァ化したけど
キラはそれを見えていなかったらしいが?
352通常の名無しさんの3倍:2005/12/17(土) 08:27:13 ID:???
そんな事言ってたな
当然視聴者はんな事分かるわきゃ無いのに
353通常の名無しさんの3倍:2005/12/17(土) 13:13:38 ID:???
>>352
と言うことはフレイは救難艇に乗っていなかったことになるのか?
354通常の名無しさんの3倍:2005/12/17(土) 13:20:26 ID:???
>>353
ララァだと思った人は甘いですね(プゲラ
あれはミハルとカイですよwwwwwwwwwwwwwwwww


だとさ
小学生に
1+1=?
って聞いて
田んぼの田だよボケwwwwwwwwwwwwww
って言ってるのと同じレベルに思えた
355通常の名無しさんの3倍:2005/12/18(日) 20:38:15 ID:???
>>234
遅レスだが
例えば日本人が持っている勤勉さと手先の器用さと
工業製品などで『壊れにくい』製品などを作るとかで
重宝がられているような設定かな?
356通常の名無しさんの3倍:2005/12/19(月) 00:08:18 ID:???
>>355
要はCEでいったらガーベラストレート関連技術とかだべきっと
357通常の名無しさんの3倍:2005/12/19(月) 19:16:01 ID:???
おいS〇NYを見ろ、壊れまくってるぞw
いまや昔の日本人のイメージになってしまったよ、それは。
358通常の名無しさんの3倍:2005/12/19(月) 21:34:41 ID:???
>>356
あの兵器は日本人が考えた兵器とは思えないけどね?
後、小さい製品や小さい兵器を作るのも入っているよ。
>>357
何でも「1円でも安く」とか言う考えで作っているから
どこかで無理がでるんだと思うよ、
確かに「安く」というのは間違っていないと思うけどね。
359通常の名無しさんの3倍:2005/12/19(月) 21:41:28 ID:8+MLtkDx
クルーゼが何か言いたそうにしています
360通常の名無しさんの3倍:2005/12/19(月) 23:28:05 ID:???
>>358
え!? ガーベラ……つまり菊一文字の名前のデカイ日本刀とその作成研磨技術及び使用技法って日本固有の、
悪く言っちゃうとMSが出てくるまでは、古臭すぎて忘れられてくはずだった技術じゃねーの?
361通常の名無しさんの3倍:2005/12/20(火) 15:23:14 ID:???
>>349
まだ出来上がらないのかな?
俺は期待しているよ
362通常の名無しさんの3倍:2005/12/20(火) 21:34:06 ID:???
>>320
じゃ、>>319を書き直してみるよ
363通常の名無しさんの3倍:2005/12/20(火) 21:59:36 ID:???
キラきゅんが鬼星人とか吸血鬼とか倒して、
100点以上とって、
100点めにゅ〜の3を選んでめもり〜からフレイを選べばいい。

くろのも開放されちゃったしキラきゅんがあの部屋へ召還されればいい。
364通常の名無しさんの3倍:2005/12/21(水) 18:47:06 ID:???
>>349
マジレスすると職人の裏話なんてイラネ

>切腹!

勘弁してくれよ
365通常の名無しさんの3倍:2005/12/21(水) 20:00:58 ID:???
>>364
別に問題はないと思うよ
366通常の名無しさんの3倍:2005/12/21(水) 20:33:06 ID:???
>>349
>切腹! でも、書いている作品がギャグ調なんだからよいではないか。
裏話でもネタバレでもなんでもない予告だしな。
367通常の名無しさんの3倍:2005/12/22(木) 14:23:44 ID:???
種の世界で
日本人みたいな人が出てこなかったよね?
368通常の名無しさんの3倍:2005/12/22(木) 14:27:44 ID:???
>>367
運命のほうでは
馬場とか西澤とか。 
369通常の名無しさんの3倍:2005/12/22(木) 14:31:06 ID:???
>>368
あれは日本人ではなくてオーブ人だろ?
370通常の名無しさんの3倍:2005/12/23(金) 02:09:05 ID:???
オーブって日本人以外の名前も出てくるが
本当に意味が分からないな。
371通常の名無しさんの3倍:2005/12/23(金) 10:55:20 ID:???
>>370
すまん、どういう意味だ?
ミリアリア・ハウの苗字が変とか、姓と名の組み合わせがありえないってこと?
それとも日本人風のとか西洋人風のとか入り混じっていること?
372通常の名無しさんの3倍:2005/12/23(金) 11:13:08 ID:???
昔のアーヴ=オーブ
アレ? 俺何言ってんだ?
373通常の名無しさんの3倍:2005/12/24(土) 11:49:23 ID:???
ラフィールみたいなキャラがいてくれたら…
374通常の名無しさんの3倍:2005/12/24(土) 21:20:22 ID:???
ナタルは東洋人のようだったな?
>>372
星界の紋章を見ていると本当に種とよく似ているよね?
種は星界のパクリなのかな?
>>373
同意
375通常の名無しさんの3倍:2005/12/24(土) 23:11:42 ID:dS68nvIr
>>319
を書き直してみたよ
ホットぞぬで書き込みしても大丈夫かな?

CE73年
この年に始まった2度目の大戦は74年5月に半年で終結、その際に地球連合とプラント側は多大なる犠牲を払い双方とも疲弊し尽くしていた。
大戦後、地球連合は何とか体制維持を続けていたが、連合内では軍人や民間人の中からコーディネーターに対して穏健派や共存派の考え方や、『青き正常なる世界のために』という言葉に対して疑問に思う人達、これまでのプラント戦に対して疑問に思う人々が増え始めた。
一方でそれらを認めない連合が穏健派を「スパイ活動」として厳しく取り締まり、連合内の穏健派は同じ思想を持つ軍人、軍属、民間人とコーディネーターと共にある者は地下に潜り、ある者は中立国やプラント側へ亡命をした。
CE78年
地球連合側と反連合側のレジスタンス組織やプラント間で戦争が避けられない状況となり人々は不安に陥った。
その裏でユーラシアに温存された軍産複合体の秘密結社が地球連合を陰で動かしていた。

つづく
376通常の名無しさんの3倍:2005/12/24(土) 23:14:01 ID:???
>>375のつづき

舞台はユーラシア連邦国内。
CE71年、第二次ヤキン戦でクルーゼのドラグーンにより貫かれキラの目前で爆散したドミニオンの脱出ポットだが、実はフレイはそれに乗っていなかった。
救命艇に向かう途中、廊下で転んでしまい救命艇に乗り遅れて彼女はポッド射出に間に合わず、もうひとつのポッド――彼女がヴェサリウスから乗ってきたポッドで無事に脱出していたのだった。
しかし遅れて射出されたポッドを対ドミニオン戦が佳境のAAは確認出来ておらずポットで脱出後、フレイはヤキン宙域でユーラシア連邦軍の救難艦に救助された。
その後、フレイは本人の希望により戦死した事にして名前を変え髪型を変えて素性を隠し、フレイを救助した良識派軍人の計らいにより西ユーラシア地域で住むことになった。
そして、その軍人の知人で日本人の 遺伝子工学博士(元メンデル関係者)
の自宅で博士の家族である姉弟とともに居候をはじめるが素性を知っているのは工学博士の家族と友人だけである。

それから第二次ヤキン戦から数年後(7年後の世界) フレイは...
377通常の名無しさんの3倍:2005/12/25(日) 00:38:43 ID:???
保守乙
378通常の名無しさんの3倍:2005/12/25(日) 11:51:29 ID:???
>>371
何というか
オーブは南の島にあるんだよな?
当然黒人とかもいてもおかしくないと思うけど
黒人が出てこないし、なぜかミリアリアのような西洋人
までいるし、日本人や西洋人はオーブへ移住したとか言う
トンデモ設定なのかな?
本当に意味がワカラン
379通常の名無しさんの3倍:2005/12/25(日) 12:11:49 ID:???
>>378
東アジア共和国成立がイヤで日本人がオーブに移住したという設定はあるらしい。
オーブの中立を信じて戦争から逃れてきたり、理念を信奉したりして西洋人がきたりもするだろう。
ただオーブの風土に根ざした文化が全く感じられないのは演出不足としかいえない。
黒人はもとより種アニメ全体的に少ないな。こっちも演出ぶそry
380通常の名無しさんの3倍:2005/12/25(日) 12:39:42 ID:???
黒人はコーディーの前に皆殺しです。
コーディーの次はアジア系の黄色人種の番ですw
所詮奴らはそんなもんです。
いくらこっちがすり寄っても猿扱いです。
381通常の名無しさんの3倍:2005/12/25(日) 22:28:07 ID:lV9Xwqs7
>>376がちょっと変だったので書き直してみます

CE71年
第二次ヤキン戦でクルーゼのドラグーンにより貫かれキラの目前で爆散したドミニオンの脱出ポットだが、実はフレイはそれに乗っていなかった。
救命艇に向かう途中、廊下で転んで通路内の障害物で足を捻挫してしまい救命艇に乗り遅れて彼女はポッド射出に間に合わず、もうひとつのポッド――彼女がヴェサリウスから乗ってきたポッドで無事に脱出していたのだった。
しかし遅れて射出されたポッドを対ドミニオン戦が佳境のAAは確認出来ておらずポットで脱出後、フレイはヤキン宙域でユーラシア連邦軍の救難艦に発見されて救助された。
そして舞台はユーラシア連邦国内。
良識派軍人に救助されたフレイは本人の希望により戦死した事にして髪型を変えて名前と素性を隠し、良識派軍人の計らいにより西ユーラシア地域で住む事になった。
その軍人の知人で日本人の遺伝子工学博士(元メンデル関係者)の自宅で博士の家族である姉弟とともに居候をはじめて、近隣の宇宙艦隊基地内で基地労働者として生活を始める事になる。
そして、フレイの素性を知っているのは博士と家族と深い友人だけである。

それから第二次ヤキン戦から7年後、フレイは...
382通常の名無しさんの3倍:2005/12/25(日) 23:20:04 ID:???
オナニー乙
383通常の名無しさんの3倍:2005/12/25(日) 23:59:58 ID:???
384通常の名無しさんの3倍:2005/12/26(月) 11:04:46 ID:???
>>381
オナニーでも最後まで書ききったら惜しみなく拍手を送る
385通常の名無しさんの3倍:2005/12/26(月) 12:51:15 ID:???
句読点のほかに改行のスキルも覚えてからいらっさい
386通常の名無しさんの3倍:2005/12/26(月) 13:40:33 ID:???
>>385
改行というのは段落の事かな?
387通常の名無しさんの3倍:2005/12/26(月) 13:57:21 ID:ueZJR5Sw
ドラグーンがこちらに向かってきた。
そしてビーム砲が青白く光り、そして・・・。
「いやーっ!!」
そう叫び、フレイはベッドから飛び落ちる。
「はぁ、はぁ、はぁ・・・」
「フレイ、大丈夫」
横から、少年の心配そうな声が聞こえてきた。
「大丈夫・・・」
そう言いながら、彼の方を向く。
「でも、凄いうなされてた・・・。それに汗、びっしょりだよ」
驚いて辺りを見ると、自分の別途が汗でぐっしょりとしていた。
「大丈夫よ。ちょっと嫌な夢を見ただけ・・・」
フレイは、我ながら情けないと思った。
まさか夢にうなされ、こんな醜態をさらす事になろうとは。
「この事、誰にも言っちゃ駄目よ」
ともかくここは、口封じだ。
「その代わり、ね?」
「え!! あ、うん・・・」
彼が途端に狼狽する。いつもの事ながら可愛いと思う。
さあ、これから楽しい夜になりそうだ。
それにしても、あの夢は何だったんだろう?
少なくとも、正夢にはなって欲しくないと思った。
388通常の名無しさんの3倍:2005/12/26(月) 17:44:06 ID:???
いいけどスレ違いのSSはお断り
最初から復活してるってのはおかしいでしょ?
389通常の名無しさんの3倍:2005/12/26(月) 18:12:50 ID:???
>>388はフレイがニュータイプで助かるってオチと見た。
予知夢みてるし、これからキラの補佐をする有能なフレイ様の大活躍ですよねw
390309 :2005/12/26(月) 18:19:02 ID:???
orz


駄目だ、書く気が・・・・
28日から暇になるから一気に書き上げるつもりだったのにSPツラス
391通常の名無しさんの3倍:2005/12/26(月) 19:19:21 ID:???
>>390
がんばれ
君に期待しているよ
392通常の名無しさんの3倍:2005/12/26(月) 22:49:17 ID:???
>>390
SPは気にするな!
がんがれ、俺も期待している

>>386
前に浅薄にも文のアドバイスした者ですがorz
句点で改行せず、一文書いたら改行の方がいいと主張しましたけれども、
それは一文を短かくしての話。基本的に全表示窓の端っこに届くまで長くしないの。

第二次ヤキン戦でクルーゼのドラグーンにより貫かれキラの目前で爆散したドミニオンの脱出ポット……
しかし、実はフレイはそれに乗っていなかったのだ。
救命艇に向かう途中で思わぬ障害物で転倒し、捻挫したフレイがたどりついた時にはもう、救命艇は射出されてしまっていた。
乗り遅れた彼女はもうひとつのポッド――彼女がヴェサリウスから乗せられてきたポッドで辛くも難を逃れることに成功する。
それが彼女の命を結果的に救うことになるものの、遅れて射出されたポッドを対ドミニオン戦が佳境のAAは確認出来ていない。
フレイは彼女が望んだAAにではなく、ヤキン宙域でユーラシア連邦軍の救難艦に発見されて救助されたのだった。

・・・こんな感じ。
393通常の名無しさんの3倍:2005/12/27(火) 02:27:34 ID:???
>>390
頑張ってくれ、実は期待してる

SPは・・・見た事を後悔したアニメなんて初めてだったかもしれない
394通常の名無しさんの3倍:2005/12/27(火) 11:24:50 ID:???
>>392
偉そうに講義するなら自分で書いてみろ、カス!
お前の文章だって読みにくいしwwww
395通常の名無しさんの3倍:2005/12/27(火) 12:31:43 ID:???
>>394
   ∧_∧  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  ( ´∀`)< オマエモナー
  (    )  \_____
  | | |
  (__)_)
396通常の名無しさんの3倍:2005/12/27(火) 13:13:32 ID:???
>>394
自分が意図していたのは「上手い文章の書き方」ではなく「掲示板で見易い(と、自分が思った)載せ方」。
394が読みやすいと思った文の載せ方があれば、是非ご教授願いたい。

前に口を出した手前、誤解されたならともう一度書き込みさせてもらった。偉そうにみえたら381に謝る。
397通常の名無しさんの3倍:2005/12/27(火) 13:55:15 ID:???
ここは>>396が職人の落とした文章を自己満足で添削するスレになりました
398通常の名無しさんの3倍:2005/12/27(火) 20:23:49 ID:???
>>329
>それは一文を短かくしての話。基本的に全表示窓の
 端っこに届くまで長くしないの。

アドバイス有り難うございます
俺はwebの文字のサイズを特大にいて表示してあるのだけど
貴殿はどのようにしていますか?
それと、貴殿はどのようなソフトを使ってこのスレに書き込
みをしているのですか?
教えてください
399通常の名無しさんの3倍:2005/12/27(火) 20:35:09 ID:???
400通常の名無しさんの3倍:2005/12/27(火) 20:43:35 ID:???
誤爆|||orz
何事もなかったように再開↓
401通常の名無しさんの3倍:2005/12/27(火) 21:02:35 ID:???
>>398
いい加減スレ違いと知れ
402通常の名無しさんの3倍:2005/12/27(火) 21:19:47 ID:???
ラウがフレイの細胞を密かに
採取してて
クローンを作った。

っで強化人間フレイ誕生
403通常の名無しさんの3倍:2005/12/27(火) 22:18:12 ID:???
一応フレイパパとラウの声優が同じで
そんな理由で間違えたりしてるから、無理をすれば
フレイパパもラウと同じようにアル・ダ・フラガのクローン
って設定を作れないこともギリギリでなさそうだな
いや、よくわからんが
404通常の名無しさんの3倍:2005/12/27(火) 22:31:04 ID:???
むしろ…フレイが生きていて、キラと再会した時のキラ(ラクス)の反応と対応が見てみたい…と思うのは俺だけ…?

ミリィやAAメンバーは驚くぐらいでどっちかというと色々とあったキラがとる反応や対応が気になる…といった感じで

…そうすると種尻キャラは人間らしくなるのだ(ry
405通常の名無しさんの3倍:2005/12/28(水) 00:33:11 ID:???
もういいじゃん

フォウとかロザミーみたいな感じで

キラに再会させれば
406通常の名無しさんの3倍:2005/12/28(水) 07:48:28 ID:???
そしてほっぺたに穴あけてあぽ〜んw
407通常の名無しさんの3倍:2005/12/28(水) 21:02:28 ID:???
>>372
確かにSEEDは星界シリーズ
によく似ている気がするよ。
福田は星界シリーズからパクリをしたのかな?
408通常の名無しさんの3倍:2005/12/28(水) 21:25:31 ID:???
本人が星界前史を作っているつもりだったとしたらとんでもねーなー
409通常の名無しさんの3倍:2005/12/28(水) 21:33:35 ID:???
ラフィールに謝れ!!
410通常の名無しさんの3倍:2005/12/28(水) 22:41:45 ID:???
>>408
俺からするとある程度のパクリはあって良いと思うよ。
ネタになるような話はどこから持ってきても良いと思うし。
411通常の名無しさんの3倍:2005/12/29(木) 15:10:36 ID:???
>>1です
>>388
最初から生きているSS投稿もOKです

ここのスレのルールのテンプレ
●フレイを復活させるためのシナリオや小説を書いてみる、
  ヘタレ文章でも可、誰かが修正をしてあげるのも可能、
  修正文でも可能
●最終回以降も生き残るようにする
●その他雑談
●どのようなシナリオの設定をするかも出来たら書いてください
●誹謗中傷は避ける
●下がりそうになったら誰でも良いから保守をする
●誰でも良いですから、まとめページで投稿小説をまとめてみる
●数年後にキラ達と再会させる様なシナリオ
412通常の名無しさんの3倍:2005/12/29(木) 15:30:49 ID:???
それと
●フレイが主役、又は重要な脇役の設定のどちらでも可能
も付け加えます
413通常の名無しさんの3倍:2005/12/30(金) 02:55:36 ID:???
すいませんが再び>>1です
書き忘れたことがありました

ここのスレのルールのテンプレ
●どうしたらフレイが復活できるのか論議して
 シナリオを書いてみる
●801展開は避ける
●フレイを復活させるためのシナリオや小説を書いてみる、
 ヘタレ文章でも可、誰かが修正をしてあげるのも可能、
 修正文でも可能
●最初から生きている設定でSS投稿でも可能
●最初から種から作り直したSS投稿でも可能
●最終回以降も生き残るようにする
●その他雑談
●どのようなシナリオの設定をするかも出来たら書いてください
●誹謗中傷は避ける
●下がりそうになったら誰でも良いから保守をする
●誰でも良いですから、まとめページで投稿小説をまとめてみる
●数年後にキラ達と再会させる様なシナリオ
●フレイが主役、又は重要な脇役の設定のどちらでも可能
以上です
414通常の名無しさんの3倍:2005/12/30(金) 02:58:05 ID:???
>>404
それはおもしろそうだね
415通常の名無しさんの3倍:2005/12/30(金) 03:36:16 ID:YNUxIWMg
>405
そうか…

>414
面白いけど心情を描くとなるとだいぶ泥沼な気が…
416通常の名無しさんの3倍:2005/12/30(金) 11:31:14 ID:???
ここはSS乞食の>>1を喜ばせるためのスレになりました。
417通常の名無しさんの3倍:2005/12/30(金) 18:12:02 ID:???
>208
すっごい今更だけど…"流離う"って何?
418通常の名無しさんの3倍:2005/12/30(金) 18:19:40 ID:???
信者又は本人乙
ここまでくると醜悪だなwあげてまで宣伝したいのか?
419通常の名無しさんの3倍:2005/12/30(金) 18:35:19 ID:???
いや・・・信者やないんやけど、たまの休みに気になった事調べたいだけやから・・・
420通常の名無しさんの3倍:2005/12/30(金) 19:06:13 ID:???
>>418
俺は最近読み始めたから良くわからんのだが
その作者ってそんなに痛いのか?
もしくは過去に信者が暴れたりとかしたことあったのか?

>>419
●フレイが主役、又は重要な脇役の設定のどちらでも可能
に当てはまるSS

3 フレイ=アルスターとは?・解説っぽいものw age 2005/10/07(金) 20:10:55 ID:???
(*1)大西洋連邦事務次官:各省に一人ずついる官僚のトップが事務次官であり、そしてジョージは大西洋連邦の事務次官って事は・・・・・
実質の文官のトップじゃねぇかオイ!? フレイってホンマもんのお嬢様だったようで

(*2)ララァ・スン:当時はこのことから、フレイ=高度のNT論へと発展、某フレイ避難所のSSスレは大賑わいを見せた
特にそのスレから生まれ、フレイ=NTの流れを作った傑作SS「流離う翼たち」はスレが過疎化した今も
自分のHPに場を移し、毎週の更新は欠かさず、しかも高いクォリティを維持し続けている
つい先日の「アスラン」の
「部隊に、戦場に戻ります。私は……いや、俺はザフトのアスラン・ザラだ!」
そして、第46話「真実の歌」と同日に更新された105話目「新たなる光」における、
キラの
「そう、キラ・ヤマトは、フレイ・アルスターをどんな敵からも守る。フレイをあの娘の二の舞にはしない。それが今の僕の戦う理由だったんだよ」
という叫びは世のキラフレファンを熱く燃え上がらせると共に前作前半こそが真のキラと唱える前作キラファンのハートを燃え尽きさせてくれた
俺たちはホント2年以上こういうキラを持ってたんだよ!!


まぁ、今は個人のサイトだからグーグル先生に頼ればすぐに見つかるお
ちなみにまだ続いてる
好き嫌いは分かれる・・・かも?
421通常の名無しさんの3倍:2005/12/30(金) 19:10:30 ID:???
>>419
ほっとけほっとけ
何が面白いんかわからんが"流離う"の話が出るたびにアンチしてくる奇特な馬鹿なんだから。
ちなみに、グーグルとかヤフーとかで検索かけてみたら一発でわかるから、かけてみたらいいと思うよ。
422通常の名無しさんの3倍:2005/12/30(金) 19:13:20 ID:???
>>420
どーなんだろーね?
なんかしらんけど、一部でアンチがアンソロのパクリだ何だとちょっとイタイ感じで騒いでるのは見たことがある。
でも正直あのSPの後だと、パクリでも面白ければイイと思うッつーかせめてまともな種見せてくださいよ福田監督。
423通常の名無しさんの3倍:2005/12/30(金) 19:17:42 ID:???
>>422
そういう君には外伝だッ!!
つアストレイ&MSV戦記
424通常の名無しさんの3倍:2005/12/30(金) 19:40:23 ID:???
>>420
ぁ・・ありがdっ!よ〜く読んだらわかる事やったんやねυカンニンです・・・

>>421
ほっとくんかい!(ワラ・・なるほど・・・ヤフーかグーグルやね。"流離う翼たち"でかけてみるわ!サンクスですv

>>422
禿同w

425通常の名無しさんの3倍:2005/12/30(金) 21:46:43 ID:???
>>404
>>414
俺もそれは面白いと思うな、
上で書かれている7年後から8年後の
CE78年からCE79年の世界で
フレイが23歳になったキラ達と再会する設定
とかがあっても面白いと思うよ
>面白いけど心情を描くとなるとだいぶ泥沼な気が…
例えばどんな泥沼の展開があるかな?
426通常の名無しさんの3倍:2005/12/30(金) 22:28:31 ID:???
>>396
>>381だけど>>394は俺じゃないよ
勘違いしないようにお願いします。
427通常の名無しさんの3倍:2005/12/30(金) 23:21:30 ID:???
プラント側から見たら
ジャンク屋組合ってどう思われているのでしょうか?
428通常の名無しさんの3倍:2005/12/30(金) 23:55:35 ID:???
>>427
前大戦時→民間有志が集ったデブリなどの掃除屋、リサイクルラーの集まり。マルキオ導師が提唱。
大戦後→リーアームの提案で組織運営化。ユニウス条約における軍縮で、兵器の無料解体やジェネシスαからPS装甲をはぎとって
    TPSの車事故セーフシステム売り出したりして、傾いたジャンク屋の財政を潤していた。
今大戦初期→ユニウスセブン落下時のジンハイマニューバ2型が日本刀を持っていたことで
      それを鋳造する事が出来るロウに嫌疑がかかり、プラントではユニウスセブン落下に関与してると思われてる。
      それに伴い全世界的にジャンク屋排斥の働きが高まり、ジャンク屋組合本部ジェネシスαは解体(文字通り分解)した。
429通常の名無しさんの3倍:2005/12/31(土) 00:14:39 ID:???
>>428
もしかしたらそれは小説に載っている
内容だとか?
430通常の名無しさんの3倍:2005/12/31(土) 12:12:51 ID:???
うん、デスアストレイの方で し か 語られて無い裏出来事
っつーか種も種死も重要でも設定や裏の出来事は本編では語らず外伝に丸投げして
その上で開いたスペースで総集編だのミーアだの天使湯だの……!!

  ア レ 絶 対 視 聴 者 馬 鹿 に し て い る よ !! 
431通常の名無しさんの3倍:2005/12/31(土) 14:42:26 ID:???
皆さん良いお年を
432通常の名無しさんの3倍:2006/01/01(日) 09:45:30 ID:???
すいません、>>1です
書き忘れたことがありました
●SS投稿する際に数話以降にフレイを登場させるのも可
  ↑これを追加したいと思います

ここのスレのルールのテンプレ
●どうしたらフレイが復活できるのか真面目に論議して
 シナリオを書いてみる
●801展開は避ける
●フレイを復活させるためのシナリオや小説を書いてみる、
 ヘタレ文章でも可、誰かが修正をしてあげるのも可能、
 修正文でも可能
●SS投稿する際に最初から登場でもOKですが
 数話以降に途中からフレイを登場させるのも可
●最初から生きている設定でSS投稿でも可能
●最初から種から作り直したSS投稿でも可能
●最終回以降も生き残るようにする
●その他雑談
●どのようなシナリオの設定をするかも出来たら書いてください
●誹謗中傷は避ける
●下がりそうになったら誰でも良いから保守をする
●誰でも良いですから、まとめページで投稿小説をまとめてみる
●数年後にキラ達と再会させる様なシナリオ
●フレイが主役、又は重要な脇役の設定のどちらでも可能
433 【大吉】 【656円】 :2006/01/01(日) 09:50:52 ID:???
あけおめ
434通常の名無しさんの3倍:2006/01/01(日) 15:18:11 ID:UiqsNUbO
ことよろ。
435通常の名無しさんの3倍:2006/01/01(日) 15:21:24 ID:???
私的な願望を言うとフレイはやっぱり
MSかMAパイロットのほうが良かった。
初期は、ZAFT軍をズバズバ斬っていくインパクトの強いキャラから
話が進むにつれてコーディへの偏見を持っていた自分を恥じるように
成長していく流れ
436通常の名無しさんの3倍:2006/01/01(日) 20:51:26 ID:???
むしろ
コーディへの偏見>知りもしない戦争の現実
だったのが
即時的な戦争の現実>コーディへの偏見
になっていく流れが必要だと思うんだ。
437通常の名無しさんの3倍:2006/01/02(月) 09:51:44 ID:???
MA MSパイロットになっちゃったらフレイのよいところ全部否定することになるんじゃ?
活躍させたいからって既存キャラの真似事させて楽しいのか?
438通常の名無しさんの3倍:2006/01/02(月) 15:33:53 ID:???
それを、フレイの成長という形で描ければ良いんじゃないか?
職人さんには結構の技量を要求することになるかもしれんが
439通常の名無しさんの3倍:2006/01/02(月) 20:48:02 ID:ukhd7sY+
>>392
お題としては使えるかどうか知らないけど
こんな感じで良いのかな?↓

第二次ヤキン戦でクルーゼのドラグーンにより貫かれキラの目前で爆散したドミニオンの脱出ポット……
しかし、実はフレイはそれに乗っていなかったのだ。
救命艇に向かう途中で思わぬ障害物で転倒し、捻挫したフレイがたどりついた時にはもう、救命艇は射出されてしまっていた。
乗り遅れた彼女はもうひとつのポッド――彼女がヴェサリウスから乗せられてきたポッドで辛くも難を逃れることに成功する。
それが彼女の命を結果的に救うことになるものの、遅れて射出されたポッドを対ドミニオン戦が佳境のAAは確認出来ていない。
フレイは彼女が望んだAAにではなく、ヤキン宙域でユーラシア連邦軍の救難艦に発見されて救助されたのだった。

救難艦に救助されたフレイは自分を戦死した事にした。
フレイを救助した良識派軍人の計らいによって、西ユーラシア地域で髪型と名前を変え素性を隠して住むことになった。
その軍人の知人で日本人の遺伝子工学博士(元メンデル関係者)の自宅で、その博士の子供である姉弟とともに居候しながら宇宙艦隊基地内で地上基地労働者として働くことになる。
フレイの素性を知っているのは博士の家族と特定の友人だけである。

それから数年後のCE78年、フレイは…
440通常の名無しさんの3倍:2006/01/02(月) 22:50:51 ID:/N6iLSOa
フレイ、復活して欲しいなぁ!!フレイすき。
441通常の名無しさんの3倍:2006/01/03(火) 02:49:33 ID:???
>>379
>東アジア共和国成立がイヤで日本人がオーブに
移住したという設定はあるらしい。

じゃ、現地の黒人ってどうしたのか気になるよ
日本人と西洋人がやってきた後、虐殺でもしたのかな?
だったら恐ろしい設定のような気がするよ。

例えば艦内に黒人男性が指揮官をしている描写があっても良いよな?
442通常の名無しさんの3倍:2006/01/03(火) 03:01:46 ID:???
>>379
亀レスだが
そこだけはアストレイに丸投げせずにキチンと本編で描くべき部分だったと思う
まあ、そういう投げてはいけない“そこだけは”が種シリーズには多すぎることも事実だが
443通常の名無しさんの3倍:2006/01/03(火) 13:50:04 ID:???
>>439
もうお前の妄想はいいよ…
444通常の名無しさんの3倍:2006/01/03(火) 15:02:22 ID:???
死んだ後幽体で登場できたし、怨霊として登場してほしい。何も変わらない世界に諦めつかしてさらにパワーアップしてさ。でプラントに呪いをかけ、人間の汚い部分でラクスの腹に八匹の犬をはらませ…

里見八犬伝続き見なくちゃだw
445通常の名無しさんの3倍:2006/01/03(火) 22:58:51 ID:???
Gガンにすれば
フレイはフカーツするお!

そしてドモンと戦う
格闘はアスラン向きか
446通常の名無しさんの3倍:2006/01/04(水) 00:13:23 ID:???
いやむしろ
クルーゼorアズラエル→玉梓
改心フレイ→仲間由紀恵
キラ→滝沢
ラクス→綾瀬
447通常の名無しさんの3倍:2006/01/04(水) 01:17:21 ID:???
種の世界の兵器って
無駄に大型化していないか?
448通常の名無しさんの3倍:2006/01/04(水) 13:41:45 ID:???
奇跡的に生きていたフレイ。(ムウと同じく。)
記憶を操作され、リジェネレイトのパイロットになった・・・とか
449通常の名無しさんの3倍:2006/01/04(水) 15:39:48 ID:???
あんな状態でムゥが生きてたんだからフレイが生きててもなんの不思議もないかもしれないから困る
450通常の名無しさんの3倍:2006/01/04(水) 19:25:52 ID:???
>>448
リジェネレイトのパイロットになるのは
前世からポジション的にアスランと決まっております。
ジャスティス武装リジェネレイト
451通常の名無しさんの3倍:2006/01/04(水) 21:26:41 ID:???
黙ってラクスにキラを取られたままでいいのか!?ラクスに洗脳されて種死でフレイを忘れ去ったキラを微笑んで見守ったままでいいのか!?(3rdED)サイへ逃げてちゃダメだっ!
果たしてフレイの怒りはキラへ?ラクスへ?
452通常の名無しさんの3倍:2006/01/04(水) 21:45:05 ID:???
>もともと、SEEDの世界での宇宙は空気も多少あり、重力もある。
本当に空気なんてあるんですか?
453通常の名無しさんの3倍:2006/01/04(水) 21:46:16 ID:???
氏ねよおめーら
  ___
 /   \
`/  ∧ ∧ \
|  ・ ・ |
|  ) ● ( |
`\   ー  ノ
  \___/
454通常の名無しさんの3倍:2006/01/04(水) 21:47:16 ID:???
>>23
>もともと、SEEDの世界での宇宙は空気も多少あり、重力もある。
本当に空気なんてあるんですか?
455通常の名無しさんの3倍:2006/01/04(水) 21:53:56 ID:???
>>451
恋人が浮気した場合、女が恨むことが多いのは、恋人の浮気相手ww
まぁかといってそんな現実に即したどろどろ昼ドラ展開を主体にされちゃ困るが

>>454
壊れたヘルメットが宇宙に漂っていても生きていたムゥ(つーか製作者)への皮肉
456通常の名無しさんの3倍:2006/01/04(水) 23:05:51 ID:???
ttp://www.geneon-ent.co.jp/rondorobe/anime/sso/index.html
スターシップオペレーターとか言うアニメがあるけど
このアニメに出てくる「アマテラス」とかいう軍艦が
ミネルバによく似ているのが気になるのだが?
457通常の名無しさんの3倍:2006/01/04(水) 23:32:21 ID:???
フレイを復活させる一番の方法は…

嫁に土下座して頼め!
458フレイLove☆:2006/01/05(木) 00:10:07 ID:???
嫁って結構フレイのことすきじゃナィ?
459通常の名無しさんの3倍:2006/01/05(木) 00:31:51 ID:???
うろ覚えだが
嫁はフレイをルージュに乗せようとして
福田がカガリを乗せようとしたんだっけ?

これで好きか嫌いかを判断できるとは思えんが
460通常の名無しさんの3倍:2006/01/05(木) 00:50:07 ID:???
>>456
デザイナーおなじだもの。
461通常の名無しさんの3倍:2006/01/05(木) 01:43:20 ID:???
じゃあ

青き清浄なる世界の為にって
言いながら

福田を亡き者に…
462通常の名無しさんの3倍:2006/01/05(木) 21:57:41 ID:???
>>428
>ユニウスセブン落下時のジンハイマニューバ2型が日本刀を
 持っていたことでそれを鋳造する事が出来るロウに
 嫌疑がかかり

この部分って意味不明だな、MSに搭載する日本刀って
かなり大型だろうし、鋳造は一人では出来ないと思うが
種の世界では鋳造もオートメーションで
一人でも鋳造できるのかな?
463通常の名無しさんの3倍:2006/01/05(木) 22:17:24 ID:Ugk60vw+
空中元素固定装置をつくればいいのだよ
464通常の名無しさんの3倍:2006/01/05(木) 22:50:30 ID:???
>>428
いや、正式な日本刀は一本一本の手作りで
しかもMSサイズでそれが鋳造出来るのは現状(表向きは)ロウ一人、と。
465通常の名無しさんの3倍:2006/01/06(金) 00:40:20 ID:???
なんでもいいじゃん

なんでもアリなんだから
466通常の名無しさんの3倍:2006/01/06(金) 01:25:05 ID:???
もう種には
ドラゴンボールが出てこようと
イデオンが出てこようと
アラレちゃんが開発されようと驚かない
467通常の名無しさんの3倍:2006/01/06(金) 02:11:30 ID:???
次回作には

万丈がでるって本当?
っで、フレイがアシででるって
468通常の名無しさんの3倍:2006/01/06(金) 23:48:12 ID:???
>>439の続きのような感じのシナリオ

CE74年、地球とプラント間に起きた戦争は終結した。

CE78年後半。
その後の世界は地球圏、プラント本国ともに分裂状態だったが全体的に双方とも人々の暮らしは平和であった。
ある時、AAが大洋州連合から独立したオーストラリア大陸からオーブへ帰投中、公海上で大西洋連邦が所有している研究所からMSを奪って逃げ出したハーフコーディネーターの15歳の女性パイロットを救出し艦長のミリアリア・ハウの判断でその彼女を連れてオーブへ送る。
カガリの計らいでオーブに移住しマルキオ導師の元でシンとルナマリア、ラクスと一緒に孤児院で働くことになる。

つづく
469通常の名無しさんの3倍:2006/01/06(金) 23:49:28 ID:???
つづき

その後、カガリはオーブの独立記念日式典の最中にテロに遭い死亡する。
しばらくの間、アスハ家の派閥であるキサカ一佐やオーブ市長などが代表代行をしていたが、1ヶ月後にアスハ家に変わって親地球連合側の一家がオーブ代表に就任するものの、
キラ・ヤマト、マリュー・ラミアス、ムウ・ラ・フラガらが危険人物と不法入国扱いで拘束、孤児院であるアスハ家の私邸を没収される。
身の危険を感じた艦長のミリアリアは残ったクルーと孤児院の人達と共に新造されたばかりの巡航艦で辛くもオーブを脱出、ミリアリアはデブリ帯に逃げ込み地球軍からの追跡を逃れる。
470通常の名無しさんの3倍:2006/01/07(土) 13:33:12 ID:nMSn22jg
あれ?フレイは・・・・?
471通常の名無しさんの3倍:2006/01/07(土) 20:26:56 ID:???
うるせー馬鹿!
  ____
 /∵∴∵∴\
`/∵∴∵∴∵∴\
/∵∴∴,(・)(・)∴|
|∵∵/  ○ \|
|∵ /  三 | 三 |
|∵|  __|__ |
`\|  \_/ /
  \____/
472通常の名無しさんの3倍:2006/01/07(土) 20:31:09 ID:???
>>468だが
>>471は俺じゃないぞ
473通常の名無しさんの3倍:2006/01/07(土) 20:33:49 ID:???
艦長がミリアリアなのがなぁ…男にしろよ男
474通常の名無しさんの3倍:2006/01/07(土) 20:56:01 ID:BqZ9m2B7
>472
君は君だ!
475通常の名無しさんの3倍:2006/01/07(土) 22:19:06 ID:???
AAメンバーはカガリ暗殺の時点で身の危険を感じると思うよw
ミリアリア艦長ってなんだよ。
魔乳以外にメンバーがついていかねえだろ。
476通常の名無しさんの3倍:2006/01/08(日) 20:13:57 ID:???
>>428
>今大戦初期→ユニウスセブン落下時のジンハイマニューバ2型が日本刀を持っていたことで
> それを鋳造する事が出来るロウに嫌疑がかかり、プラントではユニウスセブン落下に関与してると思われてる。

ロウがユニウスを落としたテロリストにテロリストとは知らないで日本刀を売った
かも知れないよね?
477通常の名無しさんの3倍:2006/01/08(日) 20:36:38 ID:???
おまいら

スレちがいじゃね?
478通常の名無しさんの3倍:2006/01/08(日) 22:58:29 ID:???
うーん、確かにフレイを復活させる過程のきちんとした(整合性のある)説明もある程度は必要と思うけど
あんまり不自然な復活でないようにすると説明調ばっかりでつまらないような…
誰かに突っ込まれるとかあまり考えすぎないほうがよいのではないでしょうか
479通常の名無しさんの3倍:2006/01/09(月) 00:32:23 ID:???
第一話 死の続き

そうあの時フレイ・アルスターは確かに死んだドラグーンによって放たれた光の矢はフレイの乗ったシャトルを
貫いたのだった。
そしてキラの目にも爆発の炎に焼かれていくフレイの姿がはっきりと映っていたのだった。
「フレーーーーーーイィーーーーー…」
キラは叫んだ、だかもうこの世にはフレイは存在しないのだ。
そしてそれをあざ笑うかのようにラウ・ル・クルーゼは去っていった。
だが時を同じくしてもう一人のフレイがここに生まれていたのであった。
そうそれはラウ・ル・クルーゼ自身忌まわしいと思っていた技術によって…
停戦協定が合意に達した後、プラント内部でも極秘に進められていたプロジェクトそれはクローン技術によって最強の兵士を作り出そうと言う
人間の生命を侮辱した計画…
ラウ・ル・クルーゼの発案により秘密裏に計画は続行されていたのであった。
そうその中にフレイ・アルスターのクローン体もあったのである。
時は過ぎ…地球ではブルーコスモスやロゴスが終焉を迎え
宇宙ではパトリック・ザラが討たれギルバート・デュランダルが倒れ
もはや戦争は終わったのものだと誰もそう思っていたのであった。
一人の少女の出現によってまた時は混沌とした闇の中に引きずり込まれようとしていたのであった。
イザークは廃棄コロニー群のパトロールの為数隻の艦艇を率いてその任にあたっていた。
OP「パトロール中の艦艇より報告、廃棄コロニー群で正体不明の艦艇多数確認 こ、交信が途絶えました…」
「なに!もっと的確に状況を伝えろ!」
OP「はっ!し、しかし…」
突然警報が鳴り出した。「左舷よりミサイル多数接近」
半ば悲鳴に近い声でオペレーターが叫ぶと同時に「回避しろ!」
同じようにイザークも叫び返した。なんだってこんな意味もない宙域に…
くそっ!まだ地球軍の残存兵がいたって言うのか…心の中でそうつぶやきながら
「被害状況を報告しろっ!」
と怒鳴っていた。
OP「先行していた3番艦沈黙…同じく5番艦沈黙、2番艦大破…」
「くそぉ〜!油断していた…敵はもういないと…」
OP「艦長…  」
我を取り戻したイザーク
「敵の第二波が予想される、第二波が来るまでにこの宙域を離脱する
 第二波攻撃を警戒しつつ最大戦速で離脱!」
OP「ハッ!了解しました。て、敵MS接近してきます!」
「こちらもMSを出す!各機発進させろ、俺もでる!」
OP「し、しかし…」
「一隻でもいいから早く戦闘空域からさがれ!」
イザークはグフに乗って出撃しようとしていた、こんな時にディアッカがいてくれたら…そんな事を一人つぶやきながら
しかしおかしいぞ…敵の攻撃がどうも薄い…本気に落としに来てるようには見えない。
ただやつらは俺たちに何かを見られたくない…そんな感じだ・・・
「出るぞ!」突然目の前に1機MSが現れた
「赤い機体…ス、ストライクだと…」
次の瞬間には手足をもぎ取られただ宙に浮かぶ鉄屑と化したグフが彷徨っていた。


480通常の名無しさんの3倍:2006/01/09(月) 01:03:57 ID:???
面白いかもしれないと思った俺ガイル
481479:2006/01/09(月) 02:19:43 ID:???
第一話の続き

激しい衝撃の中気を失ってしまったイザークが目を覚ましたのはベッドの上だった。
「お、俺はどうしたんだ?ここはいったい何処なんだ…」
目の前にはかつての戦友のアスラン・ザラがいた、心配そうにイザークの顔を覗き込むラクスの姿もあった
先の戦闘で救難信号を出していたイザーク率いるパトロール部隊はほぼ壊滅状態であった。生き残った兵達も数十名…艦艇に関しては全滅と言う有様だった。
「報告は聞いたよ、イザークが無事に戻ってこれただけでもよかった…何があったか説明してくれないか?」
アスランは今現在プラント最高評議会の議長となっている。アスランは何かを確認するかのようにイザークに向かって、そして言葉を選ぶかのように聞いた
「お、俺の部隊はどうなった?俺はなんでここにいる…あの時…MS戦になり出撃した…一隻でも多く戦闘空域から離脱させるために…だが、出た瞬間に…
くっ!目の前に真っ赤なMSがっ…あれはストライクだった…いや、そうだ!ストライクに間違いない…俺はなす術もなくやられた…」
イザークの顔には悔しさを抑えきれない表情をしている、ただ何も出来なかった自分への怒りと部隊を失った怒りと、そして目の前に現れた赤いMSに対しての
「そうか…赤いストライクか…」
「イザークさん、早くお体を治してくださいね」
横からラクスがそう言い
「ラクス様…」
イザークはシーツに目を伏せた。
プラントはイザーク率いるパトロール部隊が壊滅させられた現場空域に至急艦隊を向かわせた、事実上これは正体不明の敵に対しての追撃部隊である。
アスランは何かを知っているような感じではあったが今はまだイザークに話す訳にはいかないと思い目を伏せてラクスと病室を後にした。
きっと話してしまったらイザークは怪我を押してまで出撃をしてしまうだろうと考えたからだ。

追撃部隊から報告が入ったのはアスランが指令室に戻ってすぐの事だった。
オペレーターが通信文章を読み上げた
「我、現場空域にて多数の艦艇を確認せり。これより追撃体勢に入る司令部の許可願う。尚敵艦艇はアークエンジェル級1隻クサナギ級4隻なり」
アークエンジェルだと!バカなっ!アークエンジェルは今、オーブに降りているはず…そんな事はありえん…心の中でそう呟いた。
「いや、攻撃は許可出来ない。監視および追尾を続行しろ、絶対に戦闘はしてはならない!敵の状況を把握出来てない今の状況では…」
そう言いアスランは考え込んでしまった。
何かの間違いだ…もうロゴスもいない、プラントと地球の間には和平交渉が成立したのに、一体誰がまた…戦争をしようって言うのだ…有り得ない…何かの間違いであって欲しいとそう願っていた。
「オーブに連絡をとってくれ!一刻も早く…」
そう言い残し執務室に消えて行った。
482479:2006/01/09(月) 02:50:40 ID:???
すいません
文章がヘタクソで…
一応脳内劇場ではフレイはクローンにて蘇り
記憶は書き換えられてしまったと言う設定です。
そして戦争をこよなく愛していたラウの亡霊も出て
などなどです。
もし良かったら私の脳内劇場にもう少し付き合ってください
483通常の名無しさんの3倍:2006/01/09(月) 05:56:19 ID:???
>>474
ぬるぽはぬるぽだ
484479:2006/01/09(月) 19:27:09 ID:???
第二話  亡霊再び

戦争の傷跡はまだ癒えていない。
地球は核を使い、プラントはジェネシスを使ったのだ。
一度使用された兵器はまた使われる、そう一度放たれた刃はまだ振り下ろされていなかったのだ

どうしてだ?…何故…そんな疑問がただアスランの頭の中をグルグルとまわり続ける。
先の戦闘空域をパトロールさせていたのには訳があった。
廃棄コロニー群の中にかつてのメンデル…と思わしき施設を発見したのだった。それもつい最近まで
使用されていた形跡を残して…
一体誰が…何の為に…
ギルバード・デュランダル…まさか、レイ…有り得ない、先の戦争で死んだはずだった。
ラウ・ル・クルーゼ…まさか亡霊でも出て来て俺に悪夢を見せていると言うのか…

事態はもう彼が悪夢と言えるものでは収まらなかった。
時を同じくしてイザークの部隊を壊滅した部隊が空域から離脱したのは少し後だった
赤い機体が宇宙に舞う、それは何とも美しく見え見る者を圧倒した。
OP「ストライク着艦します!」
オペレーターの声がCICにこだまする。そこにはあの男の姿もあった。
「ほぅ…なかなか見事な腕前だな。それにあの機体…美しいな、彼女は私の期待に応えてくれる。
 実に頼もしい…」
そう言ったのはかつて彼女、フレイ・アルスターを鍵と呼び、自らの手で殺した男。ラウ・ル・クルーゼの
姿がそこにはあったのだ。そして彼も先の戦争でキラに討たれ死んで行った男だった。
彼は心の中で呟いた。
まだ終わらない。まだまだ人の業とは深きものなんだよ…だから私はこうして再び蘇ったのだ…そして彼女も
蘇った…人は互いに憎しみ合い殺しあう所詮この世はそれが理なのだから…
「フレイ・アルスター只今帰還いたしました。」
CICの扉が開きそこには彼女が立っていた。かつてシャトルの中で炎に包まれた時のままの姿で
「うむ、ご苦労…どうだった?初陣は」
「何の問題もありません…」
485479:2006/01/09(月) 19:28:49 ID:???
もうそこにはかつての彼女の、フレイの面影はなかった。
「しかし君の働きは見事だったよ、実に素晴らしい…あのイザークでさえ一撃で仕留めてしまうとは予想以上の成果だよ」
口元に深いにも取れる笑みを浮かべてそう言った。
「追撃の部隊が来るかもしれん、そうそうに撤退するぞ!君はまた出撃があるかもしれんので少し休んでいたまえ…」
「ハッ!」
っと言いきびすを返すようにCICをフレイは出て行った。
ラウ・ル・クルーゼは一人戦闘が終わった宇宙をただ眺めていた。
例の計画は順調に進んでいるようだな…プラントにも未だに動きは察知されてはいまい。しかしあそこで敵と交戦したのは時期尚早と言ったところだろうかと自分に言い聞かせた。
彼の仮面の下の素顔は決してわからない…そう彼自身もわからないのであろう。
自室に戻ったフレイは何とも言えない疲労感に襲われていた。
薬を飲むその手も震えてしまいうまく薬を飲めない始末…戦闘とはあんなにもつらいものなのだろうか?私は生まれてからずっと宇宙にいた…これからもずっとここが私の場所。
ぐったりベッドに倒れ込んでしまった。
フレイは自分の過去を知らない。それは作られた人であるが故に…望まれて生まれた赤子と違い作られて生まれた生命だった。
彼女は何も知らない、自分のテロメアがその為に短いのも…一度自分が死んでいると言う事も全て…

プラント最高評議会議長執務室
「先の廃棄コロニー群での戦闘の解析結果が出ましたがいかが致しましょう?」
秘書からの内線電話で我に返ったアスランは
「あ…あぁこちらに回してくれ…」
転送されてきたデータを見るとそこには…なっ!何だと!そんなバカな…確かに画面には真っ赤なストライクが映し出されていた。
イザークが一撃でやられる姿も…速い…ストライクとは違う感じがする…
それに後方で映っているのはアークエンジェルにそっくりな艦が映し出された
添付ファイルがついているな…
開けてみると鮮明な解析が出来ませんでしたが一応報告をと思いましてっと本文があり次に画像が画面に映し出された。
アスランは愕然とした。思わず誰もいない執務室で大声を出してしまった。
「プ、プロヴィデンス!そんなバカな事が!」
見間違いではない、一瞬であったがあれはあの機体はクルーゼ隊長…そんなはずは…
486通常の名無しさんの3倍:2006/01/09(月) 21:18:54 ID:???
>>477
ここのスレのルール

●どうしたらフレイが復活できるのか真面目に論議して
 シナリオを書いてみる
●801展開は避ける
●フレイを復活させるためのシナリオや小説を書いてみる、
 ヘタレ文章でも可、誰かが修正をしてあげるのも可能、
 修正文でも可能 、途中から登場でも可能
●SS投稿する際に最初から登場でもOKですが
 数話以降に途中からフレイを登場させるのも可
●最初から生きている設定でSS投稿でも可能
●最初から種から作り直したSS投稿でも可能
●最終回以降も生き残るようにする
●その他雑談
●どのようなシナリオの設定をするかも出来たら書いてください
●誹謗中傷は避ける
●下がりそうになったら誰でも良いから保守をする
●誰でも良いですから、まとめページで投稿小説をまとめてみる
●数年後にキラ達と再会させる様なシナリオ
●フレイが主役、又は重要な脇役の設定のどちらでも可能
●荒らしはやめましょう(ハート
487通常の名無しさんの3倍:2006/01/09(月) 21:45:13 ID:???
>>397
他人が添削しても良いと思うよ。
488通常の名無しさんの3倍:2006/01/09(月) 23:54:44 ID:???
>>479
超展開だけど、文章が上手くてひきこまれてしまった
フレイもだが、クルーゼも好きな自分は今後に期待してます!
489通常の名無しさんの3倍:2006/01/10(火) 00:25:21 ID:???
>>479
面白いかもしれん
このクルーゼは前のクルーゼと=で結ばれてるんだろうか
それとも、レイの様な感じのもっと上位というか
完全に記憶を持った状態でのクローンというか、そんな感じの≒で結ばれてるのだろうか
490通常の名無しさんの3倍:2006/01/10(火) 00:32:08 ID:???
>>488
>>489

一応クルーゼは前回からの記憶を含め全ての記憶を持っている
という設定です。
フレイに関しては記憶を操作されて出来たクローンと言う感じです。

生き返らすのはフレイだけじゃなく他のキャラもと考えておりますが
主人公はフレイと言う事で
491通常の名無しさんの3倍:2006/01/10(火) 00:52:25 ID:???
>>490
なるほど
更に詳しい詳細はその後、だんだんと明かされてくわけか
そうだよなぁ、この二人が話の鍵だしなぁ

頑張っておくれ、続きを楽しみにしてるよ
492通常の名無しさんの3倍:2006/01/10(火) 19:08:30 ID:???
真紅作者が何かの事情で書けなくなったみたいなので
誰かここのスレで書いてあげてください

http://anime.2ch.net/test/read.cgi/shar/1134370658/
163 :真紅作者 :2006/01/06(金) 12:05:14 ID:???
C.E.71・・・地球、プラント間で起きた戦争は多大な犠牲を払いながらも、ヤキン・ドゥーエ宙域をもってようやく集結を迎えた。
悲劇の墓標、ユニウスセブンにて今後の相互理解を約束した平和条約を結ぶが、皮肉にもユニウスセブンにC.E.73、僅か2年で破られた。
後に「ブレイク・ザ・ワールド」と呼ばれるユニウスセブン落下事件。これを行ったテロリストはプラントのMS・ジンを駆り、日本刀を使っていた。
この日本刀を製造・関与したのをジャンク屋組合所属艦「リ・ホーム」とし、プラントは秘密裏にリ・ホームの捕縛、あるいは破壊の命令を「ドクター」の異名を持つミハイル・コーストの部隊に下した。
プラント最高評議会議長、ギルバート・デュランダルは世界の「ジョーカー」がリ・ホームにいることをまだ知らないでいた。

「機動戦士ガンダム SEEDDESTINY 〜真紅の舞姫〜」
PHASE-01「変動の地に」
新たな刄で、甦れ!ストライク!


493479:2006/01/10(火) 21:18:56 ID:???
第3話 罪 

一方オーブではプラントからの通信でどよめきたっていた。
「キラ…アスランから通信が…」
プラントからの第一報を知らせる通信をカガリから知らされたのはすぐの事だった。
当の知らせたカガリ本人でさえ事の詳細についてまだ完全に把握しきれていない状態である。しかし時は待ってくれる様子もなく
次々と情報が入りまたオーブも混乱しようとしていた。
慌てた様子を隠しきれないカガリに向かいキラは優しく言った。
「カガリ…そんなに慌ててるとみんなが心配するよ。どうしたの?この事はマリューさんやムウさんも知ってるの?」
「い、いやこれからみんなには集まってもらって話そうと…」
「じゃあ、みんなが集まるまで落ち着こうよ。」
しかし動揺を隠し切れないカガリは落ち着かなかった。
また…あの愚かで恐ろしい戦いが始まってしまうのか…そう不安が後から後からと沸き起こってきてしまっている。
「プラントより最新の情報が入りました!プラントパトロール部隊と敵の交戦時の映像です。」
映像がスクリーンに映し出された。
キラはその映像を見て驚いた。一機の、真っ赤なストライク…まるでコーディネーターが操るかのごとく
次々と敵を撃破していくその様子を…
その時だった、一瞬移った機体に愕然とした…
「バ、バカな…ラウ・ル・クルーゼだと…」
キラの後ろにはいつの間にかムウが立っていた。その表情にはキラよりも驚きに満ちている表情だった
「奴は…奴は死んだはず…お、俺は亡霊でも見ているのか?…」
ムウはほんの一瞬しか映し出されなかった機体を見ただけで、それがラウ・ル・クルーゼだと直感したのだった。
忌まわしい過去が脳裏をよぎる…それはキラにも同じだった。
494479:2006/01/10(火) 21:19:54 ID:???
「ムウさん…」
「あぁ…間違いない、奴だ!ラウ・ル・クルーゼだ!」
押し黙った二人の間にカガリが割って入った
「なぁ?戦争は終わったんだろ?何故今になってこんな…」
明らかにカガリの目には不安がよぎっている。そしてただ沈黙が襲おうとしてた時
「なぁに!また戦争が始まるとは決まってないだろ?」
そんな不安や沈黙を破るようにムウは言った。

会議室にてプラントから送られた情報などを話し合っていた。
「アークエンジェルはここにあるわ!なぜ?…」
全ての資料を見終わってまず口火を切ったのはマリュー・ラミアスであった。
彼女はプラントからのアークエンジェルは宇宙に上がっているのか?と言う問い合わせに対して激しく嫌悪した。
「あぁ…それについてはプラント本国に対してすぐに回答した。アークエンジェルは現在オーブにて停泊中であると」
カガリは静かに話し出した。
「敵は…何が目的でプラントの部隊を襲ったのだ?何故にアークエンジェルがもう一隻あるんだ?」
カガリは疑問をその場にいる全員に投げかけた。
「また戦争を始めようって言うのか…」
静かに呟くムウの一言でその場の空気の緊張感が一気に高まった。
「まだ詳しい状況がわからない以上敵かどうか判断は…」
いつになく慎重に、そして言葉を選んで話すカガリに対してムウは言い放った
「あいつが出てきたって事は、また戦争をしようって事だ!あいつは…あいつは…確かにあの時…」
ラウ・ル・クルーゼの存在がムウを興奮させるのか、少しいつもの冷静さを失っていた。
「あの時、確かに僕は…あの人を倒した。」
「でも!あいつは確かに…あいつは生きている!俺にはわかるんだ…あいつはあそこにいたんだ。」
「でもこれからどうするつもりなの?プラントからは、アスラン君からはまだなにも?」
多少冷静さを欠いているムウを牽制するかの様にマリューは今後どうするのか言った。
「まだ正式には何要請は受けていない…」
まだ先の事を決めかねているようにカガリは言った。
495479:2006/01/10(火) 21:39:34 ID:???
「そ、それに…クサナギ級の戦艦も気になる…モルゲンレーテからの回答はまだない。」
「僕はあの人を…あの人を討たなければいけない…」
キラも何かを考えたように言った。
「では、宇宙に上がるのね?」
マリューは決意を固めたように言った。
ムウはただ押し黙ったままだった。少しの沈黙が流れた
ふと何かを決意したようにムウは立ち上がりさっきまでの冷静さを欠いた表情を消し去り
「確かめに行こう!それにキラの友達も大変そうだしな!」

一方プラント最高評議会では
「どうなっているのです?」
「戦争は終わったはずでは?」
「地球軍がまた攻めてきたって話が!」
など各議員の対応にアスランは追われていた。
プラントでは情報が錯綜し半ば収集がつかない状態に陥っていた。
「何がどうなっているんだ!情報は?その後の情報はまだか!」
アスランは焦っていた、複数の情報が飛び交う中どれが正しい情報でどれが正しくない情報か…
追跡していた部隊も敵艦隊を見失うなどの失態もありさらに混乱に拍車がかかっていた。
評議会の対応もひと段落し作戦司令部に戻ったアスランを待っていたアンドリュー・バルトフェルド
だった。彼は混乱してる司令部に出向き事態の収拾にあたっていた。
「よう!こっちはもうこんな状態だよ…そっちはどうだい?政治は大変だろうねぇ?」
半ばお手上げと言った様子でアスランに話しかけた。
「……新しい情報は入ってないんですか?」
疲れきった表情してアスランは尋ねた。
「いや…まだ何の情報もないな、敵さんからも声明文みたいのもない…未確認な情報ばかりで
 こっちも大変だよ」
疲れきっているアスランを、また緊張状態の室内の雰囲気を少しでも和ませようと
バルトフェルドは笑って言った。
「少し休んだらどうだ?あのお嬢さんも心配してたぞ?」
あのお嬢さんとはラクス・クラインの事である。
ラクスは民衆が混乱しないように少しでも何かお手伝いをと出かけていた。

ちょうどその時に通信が入った。
「議長閣下!ラウ・ル・クルーゼと名のる人物より閣下宛に通信がはいってます!」
二人の間に緊張が走った。

「私はラウ・ル・クルーゼである。
 私はかつて先の大戦で一度死んだ。
 だが、人々の業により再び蘇った! 血のバレンタインに始まりレクイエム… 人類はまだ罪を許された訳ではない。
 私は全人類に罪を償わせる為にプラント及び地球連合、そして全人類に対し ここに宣戦布告する。」

496通常の名無しさんの3倍:2006/01/10(火) 23:17:38 ID:???
期待してる(*゚∀゚)=3
497479:2006/01/11(水) 02:57:35 ID:???
すいませんちょっと事情でとびとびなってしまって

第三話続き
ラウ・ル・クルーゼの横にはかつてユニウスセブンを地球に落としたテロリストのサトーがいた。
「司令…素晴らしい内容でした。」
「ハハハ…私には似合わんよ、表に立つと言う性分じゃないのでね。今後は君にこう言った事は一任しよう。」
全人類に宣戦布告をしたラウ・ル・クルーゼは心地よい高揚感に浸っていた。
「では、もおう一戦しようとしますか、後の指揮は頼みましたよ」
そう言うとすぐにブリッジから姿を消していた。サトーは心の中で、我らが理想とするお方だ…そう奴らにはまだ罪を償ってもらっていない。こんな見せかけの平和に何の意味があるのだろうか?
本当の平和とは罪を全て償ってから訪れるべきものだろう…
「待っていろ…」
そう誰にも聞こえないようにサトーは呟いた。

一方プラントでは
アスランは大きく息を吐き出した。
「何故?何故今になって…そんな事を繰り返していたらいつまでたっても戦争がなくならないじゃないか!同じように嫉妬や憎しみ、怒りだけじゃ
 争いしか人には残ってないと言うのだろうか…血のバレンタイン、レクイエム。もう悲しい過去は繰り返させない。」
アスランが握った拳からはうっすらと血がにじみ出ていた。
「情報の解析はまだか!」
バルトフェルドの怒鳴り声が聞こえた。作戦司令室は静まりかえってしまっていた。
「遅い!敵は待ってはくれんのだぞ!どんなMSがいて艦隊はどんだけいるか皆目検討がついてないんだぞ!」
ふたたび慌しさを取り戻したその部屋をアスラン達は後にした。執務室にむかう途中にこう言われた。
(どうするんだ?また戦闘になるんだろ?フリーダムのお前さんの友達、今頃上がって来ようとしてるんじゃないのか? オーブのあの元気なお嬢ちゃんにも連絡してやれよ!
 向こうも向こうで多分混乱してるだろうけどな)
全人類に宣戦布告か…何を考えている?プラント、地球が先の戦争で疲弊しているからと言ってもそれなりの戦力はある…
なのに…一体、奴らはどれほどの戦力を持っていると言うのだ?とにかく、プラントも含め地球の各代表と話し合わなければと思った。
キラ…お前ならどうするんだ?

「フレイ…フレイ・アルスター…」
ヘルメットに装着されてるヘッドセットのスピーカーから声が聞こえてくる。これは私の名前?私を誰か呼んでるの?
「フレイ・アルスター聞こえてるなら返事をしなさい!」
タリア・グラディスの声であった。彼女もまた先の第二次ヤキン攻防戦の際にギルバート・デュランダルとともに戦死したはずであった。
「作戦中は集中しなさい!」
私あの船知っている…何だか懐かしい…
「クルーゼ司令、あの船は…何だか懐かしい感じがするのですが?」
昔、もっと昔にあの船の事を私…知っていた?
「何を言っているんだ…あの船はフレイ…君の大事な帰る家じゃないか…だから懐かしい感じがするのだろう?」
少々強くしすぎたか?…いや彼女のあの潜在能力は私やムウを遥に凌ぐものだ、もしかしたら私は世界で最高のコーディネーター
を作りだしたんじゃないだろうか…思わず不適な笑みを浮かべていた。
フレイはこの感覚が好きだった。宇宙を自由に飛び回っていると言う感覚が、誰にも邪魔されるものはない…完全に自由な瞬間
「では各機予定の進路をとりつつ散会!」
タリアの的確な指示が飛び各機パイロットが復唱する
「オルガ・サブナック了解!」「クロト・ブエル了解!」
「シャニ・アンドラス了解!」「スティング・オークレー了解!」、
「アウル・ニーダ了解!」「ステラ・ルーシェ了解!」
最後に「フレイ・アルスター了解!」
各機放物線を描くように消えて行った。宙に消えて行った彼らもまたフレイと同じく作られた人間であった。
498通常の名無しさんの3倍:2006/01/11(水) 11:42:10 ID:???

強化人間部隊ってことか
楽しみだ
499通常の名無しさんの3倍:2006/01/11(水) 21:50:08 ID:???
>>470
>>439とつながっているシナリオなので...

>>439>>468は少しおかしくなってしまったので
近いうちに書き直します。
500通常の名無しさんの3倍:2006/01/12(木) 18:49:45 ID:???
>>473
男だったら誰にする?
キラにするのか?それとも虎が良いのかな?
501通常の名無しさんの3倍:2006/01/12(木) 19:03:42 ID:???
むなしい…所詮二次でしか活躍できないのね…
それもこんなに改ざんされた妄想キャラに貶められて
502通常の名無しさんの3倍:2006/01/12(木) 19:30:45 ID:???
>>500
キラ:パイロットとして使用。有能なので使えるだけ使う。
ムウ:他国の人間なんぞ信用できないのでイラネ。
虎:同上

オーブ軍の人間でいいじゃん。ほら最終回辺りでのクサナギの艦長。
503通常の名無しさんの3倍:2006/01/12(木) 21:38:22 ID:???
>>502
なんて名前だっけ?アマギ一尉だっけ?
504通常の名無しさんの3倍:2006/01/12(木) 23:26:30 ID:???
タナカ一佐
505通常の名無しさんの3倍:2006/01/13(金) 20:39:17 ID:???
>>504
そんな名前だっけ?
簡単な理由でアボーンしそうな感じだな?

やはりミリアリア・ハウ艦長がいいよ。
506通常の名無しさんの3倍:2006/01/14(土) 00:24:40 ID:???
ソガ一佐
507通常の名無しさんの3倍:2006/01/14(土) 01:34:21 ID:???
>>505
AAのメンバーにしたいんならサイ・アーガイル艦長だろww
種の時を大人びた性格は、気の強いミリィよりよほど艦長に向く
種終了後・種死の未登場期間に正式に士官学校入校と捏造すればより説得力も。
508通常の名無しさんの3倍:2006/01/14(土) 02:14:07 ID:???
>>502
キラは元々オーブ出身じゃないんだよな?
何処出身だっけ?
509通常の名無しさんの3倍:2006/01/14(土) 02:25:18 ID:???
月のコペルニクスじゃなかったか?
ただ、あそこはどこの属領か不明なんだよな。
普通にオーブ軍が駐屯してたからオーブ領ぽいんだが…
510通常の名無しさんの3倍:2006/01/14(土) 02:56:45 ID:???
>>509
あそこは何処の属領でもなくて
普通に完全中立地帯だと思ったけど
違うのかな?
それと生まれたのはメンデルコロニーだっけ?
511通常の名無しさんの3倍:2006/01/14(土) 11:14:51 ID:???
地球とプラントの両勢力によって半々に支配じゃなかったっけ?
512通常の名無しさんの3倍:2006/01/14(土) 22:25:14 ID:???
>>507
サイはMSに詳しそうだし技術士官でも良いと思うよ
>種終了後・種死の未登場期間に正式に士官学校入校と
 捏造すればより説得力も。
それは使える捏造だと思うよ。
サイは種終了後士官学校に入学→MS技術に聡明なので
そのまま技術士官というのはどうだ?
それと上の粗筋は74年の大戦後から5年後の世界だから
その5年の間にミリアリアが大戦直後に士官学校に入学した
と言うことでも使えると思うが?
513通常の名無しさんの3倍:2006/01/14(土) 23:06:31 ID:???
まぁ、全ては職人さんしだいだな
あまり設定ばっかりガチガチ固めるとリバスレみたいになっちゃうし
色々出てる設定からいいなって思うのがあれば是非使ってもらって
なければスルーしていただければ

だな
そりゃ自分の設定使ってもらえたらうれしいが
514通常の名無しさんの3倍:2006/01/15(日) 01:00:36 ID:???
それにしても
サイとカズイが種死で全く登場しなかったけど
3部作目への布石のために登場しなかったのかな?
515通常の名無しさんの3倍:2006/01/15(日) 01:04:24 ID:???
>>512
サイってMS詳しかったっけ? MSでこけたのしか印象がないな
元よりサイもミリィも艦長どころか軍人になりそうもない

>>514
負債がそんな手の込んだことや「おあずけ」ができるとは到底思えん。残念ながら
516通常の名無しさんの3倍:2006/01/15(日) 01:42:14 ID:???
>>515
あの当時のMSはコーディネーターしか乗れなかったと思ったが?
種死でナチュラルにも乗れるようになったと思ったけど
俺の勘違いかな?
517通常の名無しさんの3倍:2006/01/15(日) 07:40:32 ID:???
>>516
いや、そのとおり。
>512の「サイがMS技術に聡明」ところがひっかかっただけだ
518通常の名無しさんの3倍:2006/01/15(日) 09:59:05 ID:???
>>517
申し訳ない
俺が言いたかったのは
サイが大戦後はMSの研究を主な仕事にしていて
設計などの技術的分野に優れている...
と言いたかったのだが?
519通常の名無しさんの3倍:2006/01/15(日) 16:01:15 ID:???
つーか研究室では小さいMSみたいなの研究してたな。
ただ、オーブ軍にとっては貴重な実戦経験者だから、なんらかの
優遇措置はありかもしれん。幹部候補の教育くらいは受けさせてもらえるんじゃね?
5202話:2006/01/15(日) 20:58:33 ID:???
>>324-326の続き。

<そらそらそらぁ! トロくせえぞ。もっと機体を左右にふれ、的を絞らせんな!>
(そうしてるつもりよ!)
 心の中で、思い切り毒づき、フレイは必死でウィンダムを操る。
しかし、オルガには通用しないらしくペイント弾が腕部や脚部に命中する。
フレイもライフルを放つが、カラミティを大きくそれてしまった。

<だから、動きが単調だっつってんだろーが。それと攻撃が雑すぎんだよ。牽制にもなってねえ!!>
 当たり前だが高速で飛ぶ機体を制御するのは難度が高い。
その上で複雑に機体を振って敵のロックを外し、Gに耐えながら射撃を行って当てるのは、
更に難しい。

 いきなり、メインカメラ一面が真っ青になる。頭部にモロにくらってしまった。
そして続けざまに胴体にも着弾。ため息がもれた。
 今日のこれが実戦なら、これで自分は何回死んでいるのだろうか?

<どーすんだ? まだやんのか? やるならとっととそのペイント落としてきな>
 容赦のないオルガの声。正直、心が折れそうになる。
何度やっても、オルガ、クロト、シャニに一発も・・・。
 先の大戦から二年、暇を見ては訓練に励んできた。
戦闘が始まると同時に、ベッドで震えていることしかできなかった自分。
そんな自分はもう嫌だったから。
 強くなりたかった。力が欲しかった。それなのに・・・。

<当たり前でしょう! ちょっと待ってなさいよ。今度こそ・・・>
(・・・諦めるもんですか!)
 絶対に強くなってみせる。
みっともくて、弱くかった自分。誰かにすがることしかできなかった自分・・・。
変わってやる、絶対に変わってやる。だから――――
 諦めて、たまるものか!
521通常の名無しさんの3倍:2006/01/15(日) 21:00:01 ID:???
<・・・相変わらず、負けん気だけは大したもんだね>
<ですね。>
 近くで模擬戦を行っていたシャニとクロトが機体を止め、冷やかすような通信を送ってくる。
ムッとしたフレイは冷ややかに言い返す。

<へー、そういうこと言うの? シャニ、クロト。これからは、報告書と始末書は自分で書きなさいよね>
<えっ・・・>
<じょ、冗・句!!・・・おい、シャニぃ! てめーがくだらねーこと言うからだろうが!>
<はぁ? てめーも言っただろ。何関係ないふりしてんだよ。うざいんだよ、てめーは>
<うざいしか、言えないのかね。これだから馬鹿は嫌だよ>
<お前ぇええええええええええ>
<な〜に、マジになってんだ!>
<って・・・あんた達、実弾で・・・。ちょっと! オルガ止めなさいよ>
<あぁ? 何で俺がんなことやらなきゃなんねーんだ>
<いいから、やんなさい!>
<わーったよ。止めりゃあ・・・いいんだろぉ!!>
<ちょっと!? あんたまで撃ってどうするのよ!>
<二人とも落としちまえば、止まるじゃねえか>
<どこまで馬鹿なのよ、アンタ達はァ―――ッ!!>
 フレイの怒声が、コクピットに響き渡った。
522通常の名無しさんの3倍:2006/01/15(日) 21:00:54 ID:???
「・・・事情を説明してもらおうか。」
 机に座り、口の前で手を組んだナタルがジロリと三人とフレイを睨んだ。
流石の三馬鹿も決まり悪げな表情をし、フレイは身を縮こまらせる。

「訓練熱心なのは褒めてやる。だが、なぜ模擬戦でフォビドゥン、レイダー、カラミティが、
あれ程損傷したのだ?」
 その言葉にフレイは冷や汗をかく。なんとか上手くごまかせないものか・・・。
ゴクリと唾を飲み込み、フレイは口を開こうとした。が、それより先にオルガが口を開く。

「俺は、フレイに言われてこいつらのケンカを止めようとしただけだぜ。」
 いきなり墓穴を掘り始めるオルガにフレイは埴輪と化す。
だが、オルガに続いてシャニ、クロトも次々と口を開き始める。

「・・・クロトが俺のせいばっかりにするから。」
「はあ? てめーがフレイを怒らせたんだろ?」
「・・・だからお前も言っただろ。馬鹿か、てめーは。」
「人に馬鹿って言うヤツが馬鹿だってしらねーのかよ、ぶわ〜か!」
「お前、お前、お前えええええええええ」
「うっせーよ、お前ら。」
「・・・だって、コイツが・・・。」
 すさまじい勢いで墓穴を掘り続ける三人の言動に、フレイは冷や汗と油汗で溺れそうになった。
 
 「・・・つまり、模擬戦をしているうちにケンカになったせい、と言う訳か。」
 まったく抑揚が消えたナタルの声にフレイは体をびくっとさせ、
三人も喧嘩をやめてナタルのほうを見る。
 次の瞬間、艦長室に雷が轟いた。

「馬鹿もんどもがァ――――――――――――ッ!!! 
 貴様ら全員、20%の減棒。始末書の提出は今日の2100厳守。
 一人でも遅れた場合、30%にしてやるからそう思え!」
「わ、わた・・・。いえ、自分もでありますか? 艦長。」
「連帯責任だ! ・・・分かったか!? きさまら。」
「は、はい・・・。」
「・・・またかよ。」
「毎月ほとんど残らないよね・・・。」
「・・・新曲が・・・。」
「わかったのか!? わからんのか!?」
「「「「了解であります! サー」」」」
「よし、すぐにかかれ。」
523通常の名無しさんの3倍:2006/01/15(日) 21:02:53 ID:???
 大慌てで、艦長室を出て行く4人を見送った後、廊下から聞こえてくる怒鳴り合いの中に
フレイの声も混じっているのを聞き取り、ナタルはふっと相好を崩す。
(アルスターくらいだな、あいつらと物怖じせずに会話できるのは・・・)
 にしても大したものだ、心からそうナタルは思う。

 オルガ達三人とナチュラルであるフレイとでは基本的な能力が違いすぎる。
普通の人間なら、彼らにおいつこうなどと思わない、というか思うことすらあるまい。
それ程彼等三人の力は圧倒的だ。
 だがフレイは、毎度毎度叩きのめされても、決して諦めようとしなかった。
その甲斐あって、あまりにもオルガ達が強すぎるため、彼等相手ではなかなか見える形で現れないが、
フレイは着実に実力をつけている。
 諦めない強さ、そして強化人間であろうと関わろうとする強さ。

(本当に逞しくなったな、アルスター・・・)
 ナタルはしばし感慨に浸った。その時、扉がノックされた。
ナタルはいつの間にか浮かんでいた柔らかな表情を消し、いつもの厳粛で凛とした佇まいを作る。

「入れ。」
 一人のクルーが入ってきて、敬礼し口を開く。
「艦長。華南基地からJ・P・ジョーンズが入港したと報告が入りました。」
「分かった。各部署に通達。本艦は明朝、0800に出立。華南基地へ向かう。」
 
 5日後、ドニオンは華南基地へ無事に入港し、ユニウス7落下、
その後の地球連合軍のプラント侵攻などで合流が大幅に遅れはしたものの
第81独立機動軍・ファントムペインとドミニオンは、ついに合流を果たしたのだった。
5243話:2006/01/15(日) 21:04:35 ID:???
「地球軍第82独立機動軍所属、ナタル・バジルール少佐であります。」
 直立不動で敬礼しながら、ナタルは目の前の男の珍妙な格好をいぶかしむ気持ちを、
表に出さないように必死だった。
 華南基地へ着艦した後、今後の僚艦となる空母J・P・ジョーンズに挨拶に来たのだが・・・。

「地球軍第81独立機動軍ネオ・ロアノークだ。よろしく。」
 その男は――仮面をつけていた。
怪しい、という形容詞がこれほど当てはまる格好もあるまい。
そして、どう考えても軍に属するものの格好ではない。
(我々同様、軍の規格から外れている隊だろうと、思ってはいたのだが・・・)
 まさかここまでとは。
 しかも、その仮面の男はナタルのそんな気持ちに気づいているのか、いないのか
ふざけたような調子で言ってくる。

「しっかしまあ、あんな艦を任されてる少佐だっていうから、どんなゴリラかと思ってたら
 こりゃまた、美人さんじゃあないの! 次の日曜、暇だったら飲みに行かない? お近づきの印ってことでさ。」
「からかうのは、止めていただけませんか。大佐。」
「本気なんだけどなぁ。」
「・・・用がないのでしたら、失礼させていただきます。着艦したばかりで、色々と立て込んでおりますので。」
「ああ、そいつは失礼。どうぞ、ご自由に。」

 その物言いと立ち振る舞い、非常にナタルが知っている、あの男に似ていた。
(・・・気のせいだな)
 いくらなんでも、あの男が地球軍にいるはずがない。
 ナタルは再度敬礼すると、J・P・ジョーンズのブリッジを後にした。

 その頃フレイは、夕食をとるべくJ・P・ジョーンズの食堂にいた。
スエズ基地の食堂へ行かなかったのは、これから行き来するのだから
何が美味しいのか、まずいのか、見極めておくのも悪くはないと思ったからである。
(あら、美味しいわね・・・。)
 
 ちなみに、ドミニオンのメニューは不味くはないが、決して美味くはない、
というのがクルー達の評価である。
 ナタルにあまり美味くないからコックを変えてくれ、などと陳情しても、
叱責が飛んでくるのは目に見えている。
そんなこんなで、あまり豊かとはいえない食生活を送っていたフレイにはなかなか嬉しいことであった。
 
 だが、ドミニオンのクルーはみんな(オルガ達はおそらく真っ先に)
雪崩をうってJ・P・ジョーンズへと向かうことになるだろう。
食券をいかに確保するか、フレイはしばし考えを巡らせた。
525通常の名無しさんの3倍:2006/01/15(日) 21:07:08 ID:???
 その時、隣に座る気配があり、フレイはそちらに視線を送った。
ふんわりした金髪、すみれ色のぼうっとした目をした子が、一心に夕食を食べていた。
 可愛い子である。歳は自分より2つか3つ下だろうか? 
軍服をかなり着崩してきて着ている。ドミニオンでこんな格好をしたら、ナタルから大目玉だ。
 まあ、さっきチラリと見えた隊長があれでは、しょうがないと言えるが・・・。

 一心に食べていた隣の女の子は、デザートのプリンにかかっている。
一口食べると、しばし手を止めた。 次の一口は、すごくちょっとだけとって口に運ぶ。
次はまたちょっとだけ・・・。
 小さな子供がなくならないように、ケーキをちょっとずつ食べるのを連想させるその光景に
フレイはついつい、笑みが浮かびそうになる。
 
 この幼い顔をした金髪の子がやると、とても愛嬌があって・・・すごく可愛い。
だが、何事にも終わりはある。
 プリンがついになくなってしまい、その子はちょっと悲しそうにカラになったお皿をみつめている。

「あの・・・良かったら、これどう?」
 つい、そう言って自分の分のプリンを差し出してしまってから、フレイはどっと汗をかく。
初対面の女の子には、あんまり言うべきではなかったかもしれない。

「・・・だれ?」
 女の子はそういって、ボウッとした目でこっちを見てくる。
「フレイよ。フレイ・アルスター。」
「フレイ・・・。」
 そういって、女の子は小首を軽くかしげる仕草をした後、差し出されたプリンに目を落とす。

「・・・どうして? これ・・・きらい?」
「うう〜ん。嫌いじゃないんだけど・・・なんとなく、あげたくなっちゃって。あなた、美味しそうに食べてたし。」
「・・・これ・・・好き。初めて・・・食べた。」
「(プリンが始めて? こんなに美味しいプリンは初めて、てことかな・・・)」
「・・・ありがとう。」
 そう言って、女の子はニコリと笑う。

 この子は果たして、一体なぜここにいるのだろう? 
軍服を着ているのだから軍人なのだろうが、とてもそんな風には・・・。
 
 フレイがそんなことを考えていると、半分取り分けられたプリンが自分の手前に戻ってくる。
あれ? と思って女の子の方をみると、女の子はニコニコしながらフレイを見ていた。
「これ・・・おいしい・・・。だから、フレイも・・・。」
「じゃあ、私も食べようかな。実を言うと結構未練あったよのね。」
 そう言って、フレイもプリンを口に運ぶ。二人は顔を見あわせて、少し笑いあった。
526通常の名無しさんの3倍:2006/01/15(日) 21:08:23 ID:???
(いっけない!・・・)
 ひょいと時計を見ると、けっこう時間がたっていた。やることはまだある。
ドミニオンに戻らないと。
 別れを告げて、行こうとするフレイをその女の子が呼び止める。

「・・・ステラ。」
「え?」
「ステラ・・・名前・・・ステラ。」
「分かった。あなたステラね?」

 そうフレイが言うと、ステラはこくりと頷いた。
まだ名残惜しそうにこちらを見ているステラに フレイは軽く手を振る。
するとステラも振り替えしてきた。その行動に、知らず知らずの内に笑みがもれる。

(それにしても、どうしてあんな子が軍艦に乗ってるのかしら?)
 通路を歩きながら、やはり頭に浮かぶのはその疑問。

―――いや待て。・・・「ステラ」?

 確かナタルが、言っていた強化人間のメンバーの中にその名前がなかっただろうか?
 まさか、とフレイは首をふる。
あの子が、オルガ達と同じ強化人間だなんて、そんなはずはない。
だって、そんなの・・・酷すぎる。あんな子を・・・。
 しかし、フレイは次の日、その答えを知ることとなった。これ以上ないほど、強烈な形で・・・。
527通常の名無しさんの3倍:2006/01/15(日) 21:13:58 ID:???
「フレ〜イ!」
 昨日はぼうっとしていた目を、鋭く細め、オルガ達を睨みつけていたステラが
フレイを見て昨日のあどけない顔に戻り、嬉しそうに手をふってくる。
そんなステラに軽くフレイは微笑んでみせる。だが、どうしてもその笑みはぎこちなくなる。
 ステラが、白兵戦でオルガ達を叩きのめすのをその目で見た後でも、フレイはまだ信じられない。
ステラのような子が・・・・。

「ん? アルスター少尉、もうステラと?」
 二人の様子に気づいたのか、ネオが怪訝そうに聞いてくる。
「ええ。昨日、食堂で・・・。」
「いいねえ〜、若者は。すぐに仲良くなれてさ。」
「は、はぁ・・・」
「ついてはどう、俺とも仲良くなんない? いい店が・・」
「・・・そ、それはちょっと・・・」
「ロアノーク大佐。勤務中に部下を口説かないでいただきたい。」
と、それまで黙っていた、女の子のような顔をした少年、アウル・ニーダが
皮肉っぽい笑みを浮かべ口を開いた。

「そいつって役にたつワケぇ? な〜んか弱そうなんだけどさぁ。」
 その馬鹿にした物言いに、流石にフレイもムッとする
(可愛い顔して、言ってくれるじゃないの・・・)
 だが確かに自分の腕が未熟なのは事実だ。実戦経験もない。
そう考えると反論できない。フレイは黙ってうつむき、悔しさをこらえた。

「やめろ、アウル。」
 たしなめるように、刃物のような目をした緑髪の少年、スティングが言う。
「フン!」
 そう言って、鼻を鳴らして横を向くアウルにスティングはこっそりとため息をついた。
アウルは大分苛立っている。
 さっきの、アルスターとかいう少尉に対する言葉もタダの八つ当たりだろう。
自分とてさっきから、何度も込み上げてくる苦い重いを押さえつけるのに必死なのだから。

(戦闘能力で完全に負けた・・・。この俺が。)
 スティングは拳をキツく握り締めた。
だが、腹が立ったからといってそれを表に出すのはみっともなさすぎた。
それは自分のプライドが許さない。
 スティングは苦労して、なんでもない、という様子をとりつくろおうとしていた。
5284話:2006/01/15(日) 21:15:20 ID:???
「とにかくこれで、お互い紹介はすんだわけだ。今後は一つ、互いに協力し合ってだな・・・。」
 ネオ・ロアノークは、そこまで言って自分の言葉のあまりの白々しさに
きまりが悪くなったらしく頭を掻く。
 それほど、オルガ、クロト、シャニ、スティング、アウル、ステラの間に漂う空気は険悪なものだった。
 
 原因は、その日の模擬戦であった。
まず白兵戦そして、MS戦の順で行い、互いの実力を把握させようとしたのだが・・・。
これが最悪の結果を招いてしまった。

 白兵戦においては、元々あまり得意ではなく、しかも平和な二年のうちにスキルを落とし、
多少体もナマッてしまっているオルガ達。
 これに対し得意分野であり、スキル的にも肉体的にもベストな状態にあるステラ達。
ステラ達はオルガ達を完全に圧倒し、手ひどく叩きのめした。
 そのせいで今、オルガ、クロト、シャニは包帯を巻いたり顔に湿布を当てたりする
羽目になってしまっている。

 しかし、これで頭にきたオルガ達は、続くMS戦では、逆にステラ達を徹底的に叩きのめした。
技能で勝り、各々専用に作られた、しかも長年乗り続け、その特性を完全に把握しきったMSを駆るオルガ達と
技能で劣り、強奪してきた機体という乗って日が浅いMSを駆るステラ達とでは
これまた差がついてしまったのだ。
 
 勝ち、負け、技量の優劣を至上のものとする―――というよりラボで
そういう物差しの価値観しか持てないように刷り込まれる―――これは6人に共通する価値観であった。
自己の能力に対するプライドも高い。
 その高いプライドを互いに深く傷つけあった格好となってしまった、というわけである。

「ああ、忘れるとこだった。」
 空気を変えようと思ったのか、ネオはフレイに前にでるようにと促し、
ステラ達に紹介を始める。

「フレイ・アルスター少尉だ。見目麗しいお嬢さんだが、彼女もお前らと同じMSパイロットだ。
 彼女も今後、お前らと一緒に出撃することがあるかもな。」
「フレイ・アルスターです、よろしく。オークレー少尉、ニーダ少尉、・・・ルーシェ少尉。」
 そう言ってフレイは、ステラ達に敬礼した。
529通常の名無しさんの3倍:2006/01/15(日) 21:16:35 ID:???
「フレ〜イ!」
 昨日はぼうっとしていた目を、鋭く細め、オルガ達を睨みつけていたステラが
フレイを見て昨日のあどけない顔に戻り、嬉しそうに手をふってくる。
そんなステラに軽くフレイは微笑んでみせる。だが、どうしてもその笑みはぎこちなくなる。
 ステラが、白兵戦でオルガ達を叩きのめすのをその目で見た後でも、フレイはまだ信じられない。
ステラのような子が・・・・。

「ん? アルスター少尉、もうステラと?」
 二人の様子に気づいたのか、ネオが怪訝そうに聞いてくる。
「ええ。昨日、食堂で・・・。」
「いいねえ〜、若者は。すぐに仲良くなれてさ。」
「は、はぁ・・・」
「ついてはどう、俺とも仲良くなんない? いい店が・・」
「・・・そ、それはちょっと・・・」
「ロアノーク大佐。勤務中に部下を口説かないでいただきたい。」
と、それまで黙っていた、女の子のような顔をした少年、アウル・ニーダが
皮肉っぽい笑みを浮かべ口を開いた。

「そいつって役にたつワケぇ? な〜んか弱そうなんだけどさぁ。」
 その馬鹿にした物言いに、流石にフレイもムッとする
(可愛い顔して、言ってくれるじゃないの・・・)
 だが確かに自分の腕が未熟なのは事実だ。実戦経験もない。
そう考えると反論できない。フレイは黙ってうつむき、悔しさをこらえた。

「やめろ、アウル。」
 たしなめるように、刃物のような目をした緑髪の少年、スティングが言う。
「フン!」
 そう言って、鼻を鳴らして横を向くアウルにスティングはこっそりとため息をついた。
アウルは大分苛立っている。
 さっきの、アルスターとかいう少尉に対する言葉もタダの八つ当たりだろう。
自分とてさっきから、何度も込み上げてくる苦い重いを押さえつけるのに必死なのだから。

(戦闘能力で完全に負けた・・・。この俺が。)
 スティングは拳をキツく握り締めた。
だが、腹が立ったからといってそれを表に出すのはみっともなさすぎた。
それは自分のプライドが許さない。
 スティングは苦労して、なんでもない、という様子をとりつくろおうとしていた。
530通常の名無しさんの3倍:2006/01/15(日) 21:17:26 ID:???
「・・・人のことより自分達の心配すりゃいいのに。」
「だね。」
「言えてるぜ。あの程度のウデじゃあなあ・・・」
 
 しかし、スティングやアウルの神経をさらに逆撫でするかのように、
今度はシャニ、クロト、オルガが次々と悪意と嫌味をたっぷりとこめて次々と言う。
 さっきから、白兵戦の模擬戦で手ひどくやられた時の傷が疼いて仕方がない。
MS戦では圧倒してやったが、それでもムシャクシャするものはする。
 それに・・・。フレイに生意気なことを言ったのもかなり気に入らない。

「おい・・・。調子にのんなよな!」
 アウルがオルガ達を睨みつけ、椅子を蹴って立ち上がる。
「やだねえ、本当のこと言われたからってムキになっちゃて。」
「・・・ガキだね。」
「それくらいにしとけ、クロト、シャニ。弱くてもプライドだけは一人前らしいからよ。
 怪我させられちゃたまんねえ。」
「何だと・・・。」
「おい、黙って聞いてりゃ言ってくれるな。」
 スティングと、そしてフレイを心配そうに見ていたステラまでが
立ち上がり、オルガ達を睨みつける。

「おい、よせ。スティング、アウル、ステラ。」
「口を慎め。ザブナック、ブエル、アンドラス。」
「やめなさいよ、三人とも。ごめんね、ステラ。こいつら口が悪いから。
 オークレー少尉、ニーダ少尉、申し訳ありません。」
 一触即発の事態に、ネオ、ナタル、フレイは慌ててとめに入る。

「けっ・・・」
「・・フン」
「ハイハイ。おとなしくしますよっと」
「ハッ・・。」
「分かった。」
 フレイ達の仲裁に6人は、悪態をつきながらも席に戻ろうとする。
だが、戻り際に吐いたシャニの捨て台詞が思わぬ事態を招いた。
「・・・まあ、いいか。どうせこんな弱い奴ら、すぐ死んじゃうだろうしね。」
「!!」
 
 その言葉にステラがビクンと身を震わせ、凍りつく。
「なっ・・・。」
「こいつ!」
「ステラ、聞くな!」
 いきなり、ネオ、スティング、アウルが慌て始め、フレイとナタル、オルガ達は
呆気に取られる。
 が、時既に遅く、シャニの言葉に凍り付いていたステラのすみれ色の瞳が大きく見開かれ、
その大きな瞳から涙が溢れ出し顔色が見る見るうちに蒼白に変わっていく。
小さな体が小刻みに震えだし、力がぬけたようにその場に座り込む。
 そして、口から絶叫がほとばしった。
531通常の名無しさんの3倍:2006/01/15(日) 21:19:13 ID:???
「死ぬの…だめ…っ こわい、死ぬのイヤ、嫌ぁあああああああああああ」
「おい、ステラ、落ち着け。」
「しっかりしろよ、この馬鹿!」
 スティングとアウルがステラが必死に呼びかけ、肩をつかみ揺さぶる。
だが、ステラは落ち着くどころか、ますます大声で泣き叫び、体を震わせる。
 
 ステラのいきなりの狂乱ぶりにナタルでさえ、呆然として立ち尽くすだけ。
と、いきなりドアが開き数人の研究員とおぼしき人間が入ってきて、暴れるステラに
何かを注射し、ストレッチャーに乗せ医務室へと運び去っていった。
アウル、スティングもその担架に続き、部屋には呆気にとられたままの5人とネオが残された。
 ややあって、ナタルが口を開く。

「大佐・・・。」
「ああ。分かってる、あんた達には真っ先に教えておくべきだったな。つくづく迂闊だったよ。」
 そう、嘆息混じりに言うとネオは説明を始めた―――
532通常の名無しさんの3倍:2006/01/15(日) 21:22:02 ID:???
 フレイは、一人医務室で、ベッドに横たわるステラを見つめていた。
安らかな眠りとは程遠いらしく、ステラは時折、苦しそうに顔を歪めている。
そのステラの顔を見つめながら、フレイはさっき聞いたネオ・ロアノークの説明を
思い出していた。
 
ブロックワード。万一の時ステラ達を縛るためにかけられた暗示。
「生体CPU」が「暴走」した際の「機能停止」方法。
薬の投薬無しでは生きていけない体にする、それだけでは足りないから念入りに・・・。
猛獣は頑丈な檻に閉じ込めて、鎖につないでおこう、そういうことか?

 フレイは唇をかみ締めた。怒りが込み上げてくる。最悪だ。
ブルーコスモスはコーディネーター化け物、と呼ぶ。
 だが、こんな少女をこんな存在にしてしまう行為を行うやつこそ、化け物ではないのか?
こんなことを容認する地球軍という組織。それに対する嫌悪をフレイは改めて感じていた。

「う・・・。」
 ステラが、ゆっくりと目を開く。
「ステラ・・。」
 フレイはそっと呼びかけた。ステラの目に、また涙が盛り上がってくる。
どうやら、またブロックワードの後遺症が抜けきっていないらしい。

「死ぬの・・・嫌・・・こわい。」
 弱弱しい呟きがその唇から漏れる。フレイはたまらなくなった。
彼らのブロックワードは、過去のトラウマと関連しているらしい。
どれほど怖い目にあったのだろう? 
 フレイはそっと、ステラの手を握った。

「大丈夫・・・大丈夫よ、ステラ。」
「フレイ・・・。怖い・・・死ぬの・・・」
「大丈夫。守るから・・・私が、私の思いが・・・あなたを守るから。」
 守る、その言葉に
「守る・・・。死なない?」
「うん。あなたは死なない・・・。だから、怖がらないで。・・・ね?」
 
 そう言って、フレイはそっとステラの涙をぬぐってやる。
フレイの言葉に安心したのか、ステラはまた目を閉じる。
が、その顔はさっきとはうってかわって安らかなものに変わっていった。
533通常の名無しさんの3倍:2006/01/15(日) 21:24:11 ID:???
 数分後、寝息を立て始めたステラの手をそっとベッドの中にいれるとフレイは立ち上がった。
そのまま、入り口に向かおうとしてギョッとする。目つきの鋭い、緑髪のスティング・オークレーが
いつの間にか病室の入り口にたっていた。
 少し緊張しながらも、軽く一礼してすれ違おうとするフレイをスティングが呼び止めた。

「どういうつもりだ?」
 その言葉に、フレイは当惑してしまう。どういう意味だ?
そのフレイの戸惑いに気づいているのかいないのか、スティングは言葉を続けながら
殺気すらこもった目でフレイを睨みつけてきた。フレイはその強い視線にたじろぐ。

「何でステラにつきまとう。監視しろとでも軍だか俺達のスポンサーだかに命令でもされたか?」
 自分達に関わろうとする人間などいるはずがない、スティングはそう思っていた。
自分達を見る、研究員達の無表情なモルモットを見るような無機質な目、
この艦の他のクルー達の恐怖の、蔑みの、哀れみの、目。
 自分達は所詮、普通の人間からすれば化け物なのだと、そんな目を見るたびに自覚させられる。
化け物と話をしようとする人間など、関わろうとする人間などいなかったし、これからもいない。
 
 別にいい。かまいやしない。
だからこそ、スティングにとって、『仲間』は特別な存在だった。
 皮肉屋なところがあるアウルも、ぼうっとしたいつも幸せなステラも。
だから、自分、そして仲間である彼らをどうにかしようとする奴は、絶対に・・・。

「違うわ。」
「嘘をつくな。」
 スティングの目が更に鋭くなる。が、フレイはその視線を正面から受け止めた。

「嘘じゃないわ・・・。ステラを、仲間を、心配しちゃいけないの?」
「・・・仲間、だと?」
 意外な言葉に、スティングは虚をつかれる。

「ええ。そりゃ、あなた達ほど付き合いが長いわけじゃないけど・・・。
 仲間の心配をするのは当たり前でしょう。違う?」
 そのフレイの言葉に、スティングは更に混乱する。彼女の態度に嘘はない。
だが、自分達は・・・。

「ステラは、俺達は・・・。」
「・・・そうね。強化人間よね。・・・だから、だから何だって言うのよ!」 
「なっ・・・。」
 今度は、スティングがフレイの目にたじろがされる番だった。
フレイの目には怒りすらこめられているように見える。

「強化人間だから、自分とは違うから、何をしてもいい、忌み嫌ってもいい。
 そんなわけ・・・ないでしょうが。」
 そう言うと、フレイはスティングに背を向け歩き去る。
その背中をスティングは呆気にとられ、ただ見送ることしかできなかった。
534通常の名無しさんの3倍:2006/01/15(日) 21:26:02 ID:???
 フレイの怒り、それは過去の自分に向けられたものでもあった。
コーディネーター。自分達とは違う存在、パパを殺した化け物。
だから相手が誰であろうとコーディネーターであるなら、忌み嫌ってもかまわない、
何をしても許される、そう考えていた。
 そして・・・傷つけた。彼を――――キラを。
二度と、もう二度と、あんな自分にはならない。

 そして――――。
(今度こそ、本当に・・・してみせるんだから)
 ステラに言った言葉。昔、使った言葉。嘘の言葉。
キラを戦いに送るために使った言葉。呪いの・・・言葉。
だから、今度は、今度こそは・・・。

 そのためには、まだ足りない。もっとだ、もっと強くならなければ。
フレイはその強い決意を瞳に宿し、決然と顔を上げると
暗い廊下を歩いて行った。
5355話:2006/01/15(日) 21:29:32 ID:???
<ま〜だ、むくれてんの? イザーク>
 ディアッカ・エルスマンは、半分呆れたような声音で、デュエルMKUに通信を送った。
間髪いれず最早聞きなれてしまった、イザーク・ジュールの怒鳴り声がバスターMKU
のコクピットに響き渡った。

<うるさい! 何でこの俺が、今更ミネルバなんぞに!>
<まあまあ。代わりに『フェイス』になれて、懐かしのデュエルがもらえたろ?
 それで良しとしようぜ。・・・ひょっとして シホと別れるのが嫌だったとか?>
<たわけたことをぬかすなぁ!>
 怒りまくるイザークにディアッカはやれやれとため息をつく。
だが、イザークの怒りも、もっともだとディアッカは思った。
 
 二つの艦を指揮する立場から『フェイス』になったとはいえ実質的には
ミネルバの艦長、タリア・グラディスの指揮下に入ることになったのには変わりない。
 大幅な降格、左遷といってもいい。だが、不満タラタラながらもイザークが命令に
従ったのはひとえに、議長に恩義を感じ、信頼しているからだろう。
 
 ・・・無論自分も。アスラン、イザーク、そして自分。
自惚れるつもりはないが、ミネルバにこれだけの戦力を集めるのなら、
何かミネルバには果たすべき大きな役割があるのだろう。
 それなら、全力で答えるだけだ。脱走兵である自分を銃殺刑から救い、再び軍に所属することまで
認めてくれた恩義に必ず報いてみせる。ディアッカはそう誓っていた。
5365話:2006/01/15(日) 21:30:51 ID:???
<で、まだなの? アスラン>
 ディアッカは、さっきからオーブへの入国を希望する通信を送っているはずの
アスランのセイバーへと、通信を送った。いくら何でも時間がかかりすぎだ。

<いや、それが・・・まだなんだ>
<おいおい・・・しっかりしてくれよ。もうちょっとでオーブの領空だぜ?>
<何をモタモタやっとるんだ、貴様は!>
<・・・やっている! 少し待ってくれ。
 オーブコントロール。こちら貴国へ接近中のザフト軍モビルスーツ。
 入港中のザフト艦ミネルバとの合流のため、入国を希望する。許可されたし。繰り返す・・・>
 
 アスランにしては、珍しく苛立ったその声にディアッカは眉をひそめた。
まあ、――大っぴらにはできないとはいえ――オーブの元首と恋仲にあるアスランが一緒なのだ。
滅多なことはあるまい。

<・・・ダメだ>
 しかし、ディアッカの予想に反して、数分後アスランはため息混じりに通信を送ってきた。
<ダメとはなんだぁ!>
<・・・イザーク。頼むからちょっと頭冷やせって。どういうことなんだ? アスラン>
<何度オーブ・コントロールを呼び出しても応答がないんだ>
<何だよそりゃ・・・。参ったな、このままじゃ本当に領空侵犯になっちま・・・>
 と、彼らの目に白い翼の黒と赤の機体が数機飛び込んできた。・・・戦闘機?

<・・・ムラサメ?>
 アスランの呟きが通信機を通して入ってくる。
そして、その戦闘機は空中で変形しMS形態を取ると・・・。いきなり発砲してきた。
 間一髪。三人は機体を振ってかわす。だが、危ない所だった。
大気圏でも、飛行可能にカスタマイズされたバスターMKUでなかったらどうなったことか。

<一体どういう事だ! こちらに貴国攻撃の意志はない。何故撃ってくる! オーブコントロール!>
 アスランの焦った声を聞きながら、ディアッカはムラサメ、とかいう機体を睨みつけた。
537520-536:2006/01/15(日) 21:34:49 ID:???
とりあえず、ここまでです。
何やら設定議論が盛り上がっているので
ひょっとしてまずいか? とか思いましたが投稿させて頂きました。
楽しんでいただけたら幸いです。
538通常の名無しさんの3倍:2006/01/15(日) 21:40:22 ID:???
>>537
素晴らしい作品だよ、その調子でがんばってくれ
>何やら設定議論が盛り上がっているので
 ひょっとしてまずいか? とか思いましたが投稿させて
 頂きました。
他の職人さんに書いて貰えばいいと思うので
別に問題はないと思うよ
君が書いても問題はないと思うし。
それとSS投稿時の時は出来るだけage進行で
お願い申し上げます。
539通常の名無しさんの3倍:2006/01/16(月) 01:00:59 ID:???
面白かったよ
結局SSを書くのは職人さんだからね
議論とか、そういうのは無視してくれたって全然構わないと思うのよ
そういうので縛ったりするのは足枷だろうし

こういうのも面白いかも、って言うような雑談とか、そんな感じで見てくださって結構です
たぶん
540通常の名無しさんの3倍:2006/01/16(月) 06:07:28 ID:???
>>515
俺だったら手の込んだことを考えるよ
例えばカズイを地球連合側に入れてキラと対決させて
カズイを殺すとか。
541通常の名無しさんの3倍:2006/01/16(月) 12:58:26 ID:???
>>537
乙です。フレイの成長具合が見れて嬉しい(´д⊂)
AA、ザフト、連合と渡り思うところがあって、これからを期待した末の爆死には絶望してたから
>女の子のような顔をした少年、アウル・ニーダ
貴様はリウかww
設定議論は保守代わりと考えてくだされば。琴線に触れたら登用してくださいな

>>540
それって手が込んでるかね・・・
仲間が敵に回る、ってのはキラはすでに一番の親友アスランでやってるんだから、
シツレイながらトールよりも友達ランクが低いカズイを敵に回し殺めさせてもカタルシスは得られないかと
カズイは脱走兵だから地球連合の少なくとも正規軍には入れませんな。性格も兵士に不向き。
542通常の名無しさんの3倍:2006/01/16(月) 20:44:29 ID:???
再び修正

第二次ヤキン戦でクルーゼのドラグーンにより貫かれキラの目前で爆散したドミニオンの脱出ポット……
しかし、実はフレイはそれに乗っていなかったのだ。
救命艇に向かう途中で思わぬ障害物で転倒し、捻挫したフレイがたどりついた時にはもう、救命艇は射出されてしまっていた。
乗り遅れた彼女はもうひとつのポッド――彼女がヴェサリウスから乗せられてきたポッドで辛くも難を逃れることに成功する。
それが彼女の命を結果的に救うことになるものの、遅れて射出されたポッドを対ドミニオン戦が佳境のAAは確認出来ていない。
フレイは彼女が望んだAAにではなく、ヤキン宙域でユーラシア連邦軍の救難艦に発見されて救助されたのだった。

救難艦に救助されたフレイは自分を戦死した事にした。
フレイを救助した良識派軍人の計らいによって、西ユーラシア地域で髪型と名前を変え素性を隠して住むことになった。
その軍人の知人で日本人の遺伝子工学博士(元メンデル関係者)の自宅で、その博士の子供である姉弟とともに居候しながら宇宙艦隊基地内で地上基地労働者として働くことになる。
フレイの素性を知っているのは博士の家族と特定の友人だけである。

それから数年後のCE79年、フレイは...
543通常の名無しさんの3倍:2006/01/16(月) 20:49:46 ID:???
CE79年。
大戦後、ナチュラルの科学者がコーディネーター同士で子供の出来ない組み合わせでも子供が出来る事が可能な医療技術を確立した。
大戦後の世界は地球圏、プラント本国ともに分裂状態だったが全体的に双方とも人々の暮らしは平和であった。
大洋州連合から独立し中立国であるオーストラリア大陸から廃船間際のAAが訓練航海目的でオーブへ帰還中、公海上で大西洋連邦が所有している研究所からMSを奪って逃げ出したハーフコーディネーターの15歳の女性パイロットを救出する。
ミリアリア・ハウ艦長の判断でその彼女を連れてオーブへ送り、カガリの計らいでオーブに移住しマルキオ導師の元でシンとルナマリア、ラクスと一緒に孤児院で働くことになった。
ミリアリアに救助された15歳の女性は数ヶ月後に突然始まった戦争にMSパイロットとして参加することになる。

つづく
544通常の名無しさんの3倍:2006/01/16(月) 20:51:37 ID:Z1Pm0qOD
つづき

数ヶ月後、カガリはオーブ国内でテロに遭い死亡する。
しばらくの間はアスハ家の派閥であるキサカ一佐やオーブ市長などが代表代行をしていたが、アスハ家に変わって親地球連合側の一家がオーブ代表に就任する。
直後にキラ・ヤマト、マリュー・ラミアス、ムウ・ラ・フラガらが危険人物と不法入国の容疑で拘束、孤児院であるアスハ家の私邸を没収される。
身の危険を感じた艦長のミリアリアは残ったクルーと孤児院の人達やMS設計技術に聡明なサイ・アーガイル技術士官と共に最新鋭の巡航艦で辛くもオーブを脱出、ミリアリアはデブリ帯に逃げ込み地球軍からの追跡を逃れた。
そして、デブリ帯に逃げ込んだミリアリア達を助ける集団が現れる・・・・
545通常の名無しさんの3倍:2006/01/16(月) 21:30:24 ID:???
空気読めwwwww
546通常の名無しさんの3倍:2006/01/16(月) 21:38:05 ID:???
>>542-544は一つのあらすじとして繋がっていて
フレイとミリアリア達をどうやって引き合わせるかが
問題になると思います。
547通常の名無しさんの3倍:2006/01/17(火) 01:49:28 ID:???
カガリを殺す必要が無い気もするがな
548通常の名無しさんの3倍:2006/01/17(火) 02:46:14 ID:???
斜め読みしかしていないがフレステハァハァ

後でじっくり読ませて頂きます
549通常の名無しさんの3倍:2006/01/17(火) 06:15:01 ID:???
同じ磐梯なのに
星界シリーズやスターシップオペレーターが種より面白いと
思うのは俺だけかな?
550通常の名無しさんの3倍:2006/01/17(火) 17:21:44 ID:???
星界は同意。もう一つは…
551通常の名無しさんの3倍:2006/01/17(火) 19:12:43 ID:???
>>549-550
いくらなんでもスレ違いだ・・・。
552通常の名無しさんの3倍:2006/01/18(水) 02:48:18 ID:???
保守
553通常の名無しさんの3倍:2006/01/18(水) 05:49:43 ID:???
>>541
超設定でカズイは特別に許された...でも良いな
それと地球軍情報局員でも良いと思うが?
554通常の名無しさんの3倍:2006/01/18(水) 13:53:33 ID:???
>>553
こじつけはいくらでもできることは同意。
しかし、友達を残しても戦争が嫌だからAAを降りたカズイが何故また軍人になったのやら。
5555話(後半):2006/01/18(水) 20:59:35 ID:???
>>522-536の続き

「あ〜楽しかった。けど、こうやってられるのも、シンのおかげよね。」
 
 宿舎へと向かう途中、ルナマリアがそう言って、シンに笑いかけてくる。
オーブ沖で、激闘の末、からくも地球連合の艦隊をしりぞけ、カーペンタリアへ入港したミネルバ。
クルー達には久々の休暇があたえられ、シン達は久々のオフを存分に満喫してきたところであった。
 既に日は傾き、夕陽があたりを照らし始めている。
ルナマリアに続き、隣を歩くレイ・ザ・バレルも淡々と言った。

「まったくだ。シンがいなかったら、俺達は今頃、海の底で魚の餌になっていただろう。」
「二人とも、やめてくれよ。俺の力だけじゃないだろ。ルナやレイだって・・・」
 
手放しで褒められて、シン・アスカはくすぐったそうに体をすくめた。
だが、二人は更に続ける

「シン。謙遜は美徳だが、すぎるのはよくない。お前が上げた戦果は文字通り勲章ものだ。誇っていい。」
「そうそう。ていうか誇りなさいよ、そうじゃなかったら、私達がこれから戦果を上げても喜びにくくなっちゃうじゃない。」
 
そのルナマリアの言葉にレイはふっと笑った。

「・・・確かに戦艦6隻撃沈以上の戦果でないと喜んではいけない、というのは辛いかもしれんな。」
「でしょ? そういうことよ、シン。」
 
 そう言って、勝手に納得してふふん、と胸をはるルナマリアを見てシンは噴出しそうになった。
だが、いつもは姉さんぶっているルナマリア、そして正直、自分より技量は上だと思っていたレイにまで、
こうも褒められると悪い気がしようはずはない。

 満足感が改めて体を包んでいく。・・・今の自分はもう違う。
家族を守れなかった、泣いているしかなかった自分ではない。
そのことを確認できた気がして、それが何よりシンは嬉しかった。

「だけどあれ、ホントに何だったの? 火事場の馬鹿力ってヤツ?」
「さあ、よく解らないよ、自分でも。オーブ艦が発砲したのを見て、あったま来て、
 こんなんでやられてたまるかって思ったら、急に頭の中クリアになって…」
「それがお前の力だ、シン。」
「え?」
 
その言葉にシンは思わず聞き返す。
レイは珍しく、どことなく熱っぽく続けた。
556通常の名無しさんの3倍:2006/01/18(水) 21:00:27 ID:???
「マグレなどではなく、お前のもって生まれたタレントだと言っている。
 お前はそれができるように生まれてきた、ということだ。使いこなせ、シン。
 自分の持っている力を眠らせておくことほど、愚かなことはない。」
「あ・・・ああ。」
 
 シンは、その口調に少し気圧され、そう間の抜けた答えを返してしまう。
だが、レイの表情は真剣そのものだった。
するとルナマリアが茶化すように言ってきた

「隠された能力ねえ・・・。なんか漫画の主人公みたいじゃない、シン。」
「俺にそんなもんがあるかはともかく、ルナに射撃の方面で隠された能力がないのは
 間違いないんじゃないの?」
「言ったわねえ!」
 
すると、軽口を叩き合う、シンとルナマリアに、レイは真面目な調子で口を挟んでくる。

「だが、ルナマリア。正直なところ、俺も君が砲戦使用のガナーに適性があるとはあまり思わない。
 機動力重視のブレイズにした方が良いのではないか?
 そもそも君は、アカデミーでも格闘戦の方が得意だっただろう。」
「そうなんだけど・・・」
(レイって、無愛想に見えて結構世話焼きなんだよな・・・)
 
ザクの仕様や装備について議論を始めた、ルナマリアとレイを横目でみながら
シンはそんなことを思う。

(けど、あの感覚を使いこなすって、そんなことができるようになるのかよ? 本当に)
 
 だがレイは根拠がないことを言うようなヤツではない。
アカデミー以来の付き合いだ、それぐらいは分かる。
でも、一体どうやったら・・・。シンはしばし、考えにふけった。

 その時、ミネルバのドックの方に真紅の航空機、そして二機のMSが降下していくのが見えた。
どれも見たこともない機体――いや、MSの二機は頭部が似ていた。『インパルス』に。
レイとルナマリアも気づいたらしく、怪訝な顔をしている。三人は顔を見合わせるとドックへと走リ出した。

 息せききってハッチの中に駆け込むと、格納庫の中にはやはりあの三機があった。
搭乗者達が降りていくのがチラリと見えたが、すぐにスタッフの人ごみに隠れてしまう。
シンは近くにいたヴィーノに駆け寄って口を開きかけた。

「なあ、あれ・・・。」
 
 しかし、そこで人々の隙間から三人のパイロットが見えシンは息を飲んだ。
一人は銀髪で切れるような端整な顔、もう一人は金髪で浅黒い肌をしていた。
そして、最後の一人は・・・。
深い、紅のスーツを着たそのパイロットはオーブで別れたアスラン・ザラその人であった。
557通常の名無しさんの3倍:2006/01/18(水) 21:02:03 ID:???
「あんた! なんだよこれは? 一体どういう事だ!」
 
 思わずシンは叫ぶ。何で、あのクソッタレなアスハの護衛をやってた人間がここに?
まさかこの期に及んで、オーブが取引か何か持ちかけてきたのか? そんな疑問が頭を駆け巡る。
そのシンの剣幕に隣の銀髪の男が端整な顔をしかめ、金髪の男も面食らったような顔をする。

「シン!」

ルナマリアが、たしなめるように言ってくるが、聞く気にはならない。

「シン、落ち着け。・・・彼は『フェイス』だ。」
 
 そのレイの言葉で、ようやくシンは気づく。アスランの胸の徽章に。
『フェイス』。議長直属特務隊。軍のトップエリートの証。
横の銀髪の男の胸にも同じ徽章があった。
 気がつくと周りの人間はみな敬礼していた。レイも、ルナマリアも。
だが到底、アスランに敬礼などする気にはなれない。

「何でアンタなんかが!」
 
なおも怒鳴り、詰め寄るシンにアスランは困ったような顔を浮かべた。
その時、銀髪の男が前に出た。

「貴様、その態度は何だぁ!!」

格納庫内に銀髪の男の怒声が、響き渡った。
近くにいた人間は軒並み耳を押さえ、あまりの声量にシンも少したじろぐ。
558通常の名無しさんの3倍:2006/01/18(水) 21:03:10 ID:???
「イザーク・・・いいんだ。」
 
その銀髪の男は、なだめるようなアスランの言葉にも耳をかさない

「貴様の考えなぞ、知ったことか。おい、貴様! アスランが何だか分かっているな!?」
「・・・フェイスです。」
 
ふて腐れたようにシンは答える。
そのシンの態度に、男はますます激昂して続ける。

「そうだ! なら、相応の態度、というものがあるだろう。
 貴様はその態度が、フェイスである者に対してにふさわしい態度だと思うのか!?」
「・・・思いません。」
「ならば正さんか!」
「・・・」
「返事は!」
「・・・了解いたしました。」
「敬礼はどうしたぁ!!」
 
 シンは、憎しみすらこもった目で男を見ながら敬礼した。
こういう立場をふりかざす、高圧的な人間は大嫌いだ。
アスランだけでなく、何でこんなヤツまでフェイスなのだ。
おかしい、絶対に間違っている。

「・・・今回は、これで勘弁してやる。だが、次に目に余る態度があれば、ただではすまさんから、そう思え!」
 
 そう、怒鳴ると銀髪の男は格納庫の外へと向かう。
肩をすくめて金髪の男も従い、アスランもシンにチラリと視線を送った後それに続く。
シンはその真紅の瞳に怒りの炎を宿し、三人の背中を三人が格納庫から出て行くまで睨みつけていた。
559通常の名無しさんの3倍:2006/01/18(水) 21:03:58 ID:???
 艦長室があるブロックへと向かうエレベーターの中で、アスランは、口を開いた。

「イザーク。皆の前であそこまで言う必要はなかったんじゃないか? 別に俺は・・・。」
 
そう、少し咎めるような口調で言うアスランをイザークはジロリと睨み
冷たい声で言い放った。

「・・・貴様、民間ボケも対外にしておけ。貴様がどう考えていようと、関係ないと言ったろうが。」
 
民間ボケ、と言われて流石にアスランはムッとした表情になる。
そんなアスランに、今度はディアッカが口を開いた。

「アスラン、今回はこの瞬間湯沸かし器の言うとおりだぜ。」
「『今回は』というのは、どういう意味だ、貴様ぁ!」
「・・・『瞬間湯沸かし器』の方には突っ込まないの?」
 
ひょっとして自覚ある? などと思いながらディアッカはいつもの飄々とした態度に、
やや、真剣なものをにじませながら言う。

「アスラン、俺達は軍人だぜ? そりゃザフトは地球軍に比べりゃ階級による縛りはかなり緩いが、
 ないわけじゃない。あんな風に、理由になってない理由で大勢の前で食って掛かる奴を放置したら、
 まずいってこと、分かるだろ?」
「そういことだ。反抗する者を放置し、戦場でそいつや、そいつの真似をした部隊の人間が、
 貴様や上の者の指示に従わなかったらどうなると思う? そんなことも忘れたのか、貴様は。しっかりしろぉ!」
 
 二人の言葉に、アスランは言葉に詰まって黙り込む。
確かに自分はいささか、軍から離れすぎていたようだ・・・。
エレベーターのドアが開き、イザークとディアッカは黙って降りていく。

 この二年の間に、二人は大分経験を積んだようだ。
なのに、自分は一体何をやっていたのか? 後悔の念が心に沸き起こる。
 だが、アスランは首をふって後悔の念を振り払った。後悔などしていても、何にもならない。
それではザフトに戻った意味などない。今は前に進むだけだ・・・。
アスランはイザーク達の後を追った。
5606話:2006/01/18(水) 21:06:07 ID:???
ここは地球連合軍・華南基地から程近い、とある町。

「ううん・・・。」
 
 フレイは悩んでいた。確かにこれも似合う、いやしかし・・・。
もうちょっとこう、上品な感じのはないだろうか? 
そう言えば確かあそこの角の店はそういう感じの服を扱っていたはずだ。よし、決めた。

「ステラ、もう一軒行こう? 多分もっといいのがあるから。
 けどまあ、これはこれで結構いい線いってるから、買っちゃおうか。
 オルガ! これも清算してきて。」
「・・・うん・・・。」
 
そのフレイの言葉にステラは嬉しそうにうなずき、既に大量の箱やら袋やらをもたされているオルガ達は、
逆に絶望の声をもらす。

「冗談じゃねぞ、まだ行くのかよ?」
「買・過ぎ!」
「・・・おも〜い。」
「あ、そう。別にいいわよ。小説もゲームもCDも奢って欲しくないっていうんなら・・・。
 私はべつにどっちでもいいんだけど。あんた達、自分の持ってる分だけで、お金足りるの?」
「くっそ、フレイ、てめえ・・・。」
「・・・分かってて、よくもまあそういうこと言ってくれるぜ。」
 
オルガとクロトがうめき声をあげた。
何かというと喧嘩をして備品を破壊したりしている3人はいつも給料がほとんど残らない。

「・・・一体どれだけそのチビのもの、買うつもりなんだよ。」
 
シャニが呆れたように言い、ステラがそれに抗議の声を上げる。

「チビ違う。・・・ステラは・・・ステラ。」
「・・・フン。」

 シャニは鼻を鳴らして横を向く。オルガ達もさっきから一度もステラとは口をきいていない。 
どうもまだ、オルガ達はステラに叩きのめされたをまだ根に持っているようだ。
ええい、このガキどもめ。フレイは内心ため息をつくと、声を張り上げた。

「シャニ! アンタの新曲、リストから一曲減らすわよ!
 ・・・だけど、しょうがないじゃない。ステラったら、靴も服も、アクセサリーとかも全然持ってないんだもん。
 勿体無いわよ、こんなに可愛いのに。あのダサい連合の軍服しか持ってないなんて。」
 
そうフレイはステラの頭に手を乗せながら言い、ステラは嬉しそうな表情を浮かべる。

「そんなもん、どれだっていっしょじゃねーかよ。」
 
オルガが、理解できん、という風に首を振りながら言う。
だが、そんなオルガをフレイは一喝した。
561通常の名無しさんの3倍:2006/01/18(水) 21:07:17 ID:???
「何を言うか! そういうものを望んでしまうのが、女の本性! 女の業!
 良いものと知れば、気に入ったモノを見てしまえば、誰もが望むだろう! 
 その服が欲しいと! あのアクセサリーが欲しいと! この靴が欲しいと!
 彼氏の財布の事情など、知らず! 聞かず! 
 あまつさえ、やがてそれが何の為だったのかも忘れ、金は大事と言いながら
 これは特別だと自分に言い訳をし、自分の給料まで散財し、その身を滅ぼす!
 ・・・・分かった!? 女にとってアンタのいう、そんなもんは、それほどものなのよ。」
「お前、今別人になってなってたぜ。」
「狂・是!」
「・・・もう何でもいいよ。」
 
 拳を握って力説するフレイに、オルガ達は最早処置無し、といったように肩をすくめた。
と、それまでぼうっとしてオルガ達の話を聞いていたステラが、フレイの服を引っ張る。
そしてそう言って、ステラはニッコリ笑って言う。
 
「ステラも・・・綺麗な服・・・好き。」
「うんうん。やっぱり、お洒落は女の子の楽しみだもんね!」
 
 楽しそうに笑いながら歩いていく二人を見て、オルガ達はもう一度大きくため息をつき、
そろって天を仰いのだった。
562通常の名無しさんの3倍:2006/01/18(水) 21:08:49 ID:???
 その頃、スティングとアウルJ・P・ジョーンズのシミュレーションルームにいた。
クールさを信条としていて、こういう地味に努力、などという姿を
人に見せるのを嫌がるアウルも、オルガ達三人に負けたことの悔しさがそれを上回ったようで、
真剣にやっている。
 
 それにしても、さっきからオルガ達の模擬戦のデータを元に組まれたシミュレーションプログラムで
やっているのだが、やればやるほど、あの三人がとんでもない強さであることが分かる。
 オルガの射撃の恐ろしいまでの正確さ、シャニの複雑なゲシュマイッヒ・パンツッアーシステムを完全に
使いこなす技量の高さ、クロトの回避能力と高速戦闘能力の高さ・・・。

「撃墜」を示すランプがまたともり、スティングは歯噛みしながら、シミュレーターから降りる。
少し頭を冷やそうと、そのままレクルームへと向かい、椅子にこしかけた。
と、アウルが部屋に入ってくる。

「なあ、スティング。」
「何だ?」
「いいのかよ? ステラの奴。」
「ん? アイツは昨日ちゃんとやってたぜ。アイツもその辺はしっかりとしてるさ。」
 
そういう人間でなくては、ラボで生き残れるはずなどない。
ボケッとしているようで、いや実際ぼけっとしているが、ステラも戦闘に関することには真剣であった。

「・・・そうじゃなくてさぁ!」
 
苛立った口調でアウルは続け、流石にスティングは怪訝な表情を浮かべた。
訓練せずに遊びに行ったことを言っているのではないのか?

「あの、フレイとかいう女・・・。やたらステラにベタベタしやがって。・・・何か魂胆あんじゃねぇ?」
 
 アウルの言葉に、スティングは少し驚く。
普段は邪険にしたり、馬鹿にしたようなことをステラに言っている癖に、
何だかんだいって、アウルもステラを彼なりに大事に思っていた、ということだ。
それが、スティングには嬉しい。
何と言っても彼らはこの世でたった三人きりの『仲間』なのだから。

「・・・大丈夫だろう。少なくとも裏はねえ。」
「な〜んで、そんなことがわかるワケぇ?」
「この前、ちょっとな。・・・ま、可哀想な人間に優しい自分、に酔ってるだけの奴だろ。」
「偽善者ってんじゃね? そういうの。
 つーか、何でフツーの奴ごときに、俺らが同情されなきゃなんねえんだっつーのぉ!」
「まったくだな。」

 不機嫌そうに言うアウルに、スティングは頷いてみせる。
『強化人間だからって忌みきらっていいわけがない』。まったく、ご立派な台詞だ。
そんな奇麗事をいう奴を信じるほうがどうかしている
563通常の名無しさんの3倍:2006/01/18(水) 21:10:06 ID:???
――本当にそうか?

だが、心の中でわずかだが、そんな声がするのだ。
あの目を、ブルーの瞳に込められた強い思いを、見たせいか?

「スティ〜ング? 何だよ、ボーっとして。」

そのアウルの言葉に、スティングは我に帰る。
そして、アウルの顔を見ているうちになんとなく言ってしまう。

「ああ、スマン。・・・おい、バスケやるか?」

 そのスティングの思いがけない言葉に、アウルは目を大きく見開く。
この前は、こっちが誘ったら、ガキの遊びとかどうとかぶつぶつ言って、
しかも負けたら、こんなもん二度とやるか、とか言っていたのに。

「はぁ? この前はガキの遊びとか言ってたじゃんか。」
「いや、別にやりたくねえならいいけどよ・・・。」
「へ〜え、リベンジマッチしようってわけ? ま、無駄だと思うけどね。」
「やってみなけりゃ分からんだろうが。」
「ま、そこまで言うなら付き合ってやってもいいけど。」

言葉とは裏腹に、いそいそとボールを取りに行くアウルにスティングは
内心苦笑しつつ、後ろから声をかける。

「先、言ってるぞ。場所は、ジョーンズの甲板のあそこでいいか?」
「OK。つーか、あそこしかねーじゃんか、コート。」
「そういやそうだ。」

 甲板に通じる階段を登り甲板にでると、スティングは眩しい光に目を細めた。
いい天気だ。風もここちよく吹いている。
スティングはふと、ステラがここにいないのを残念に思った。

(今度はステラも誘ってみるか・・・。)

三人でやるのも悪くないかもしれない
スティングは、甲板を歩きながらそんなことを思ったのだった。

天気は晴れ、涼しい風は心地よく頬をなでていく、そんな午後。
だが、その頃ナタルはドミニオンの艦長室で一人の男と向かい合っていた。
この世でもっとも合いたくなかった男と・・・。
564通常の名無しさんの3倍:2006/01/18(水) 21:12:17 ID:???
「お久しぶりですねえ、ナタルさん。」
 
 その男は、二年前とまったく変わらぬ口調でそう言った。
どこか芝居がかったように、そして人を小馬鹿にするような冷笑を浮かべながら。
 ナタルは男の挨拶に答えず、黙ったまま男を冷徹な目で見据えた。
一体全体、今更何の用があって、ドミニオンにまた乗り込んできたのか、この男は。

「やれやれ、相変わらず無愛想な人だ。そういうとこ、ちっとも変わってませんね。」
 
そう男は言い、ナタルの冷徹な目を男は――ムルタ・アズラエルは、飄々と受け流す。

「まあ、何ていうんですか、ジブリール君――あなたは知ってるでしょうけど、僕の後任で
 今のブルーコスモスの盟主やってるんですけど――ちょっと1人でやりすぎるとこがありましてねえ。
 彼、ホント他人の言うこと聞かないんですよ。
 で、あのファントム・ナントカやらを使って、色々無茶しないようにってことで 
 お目付け役として、僕に白羽の矢が立ったってわけです。またよろしくお願いしますね。
 ああ、僕がこの艦に乗ることは、ちゃんと軍のえらい人に話を通してありますから、
 上に掛け合ってみるとか、無駄なことは止めた方がいいですよ。」
 
 話の内容にナタルは驚愕する。そして、そんなナタルにアズラエルが、ゆっくりと近づいてくる。
そして、子供にでも言い聞かせるように、静かな声音で、だが有無を言わさない迫力で、
ナタルの耳元で告げた。

「つまり僕がこの艦に乗ることは決定していて、あなたに拒否権はない。そういうことです。」
「くっ・・・。」
 
 ナタルは奥歯をかみ締めた。また、この男の意のままに戦わなくてはならないのか、
このコーディネーターを一人残らず殺すことをためらわない男に。
オルガ達をMSの部品として扱ったこの男に。

「わかっていただけましたかねえ? ・・・お返事を頂きたいんですけど。」
「・・・・。了解いたしました。アズラエル理事。」

  軍人である以上、軍上層部の決定なら従う他はない。ナタルは、ズラエルにそう答えるしかなかった。
苦渋に満ちた声を搾り出すナタルを、アズラエルは鼻で笑い、用はすんだとばかりにきびすをかえした。

「はい、よくできました。あなたは、軍の命令には忠実な人だ。そういうとこは信頼してますよ。」
 
 そう言って、さっさとアズラエルは艦長室を出て行く。
それを見ようともせず、ナタルは拳をふるわせ、ただ立ち尽くしていた。
 ブルーコスモスの意のままに動く、組織の歪みを知りながら、
それでも従うしかない自分の無力さに、ただ、立ち尽くしてた・・・・。
565555-564:2006/01/18(水) 21:15:09 ID:???
今日はここまでです。なんかフレイの出番が少なくて申し訳ない。
次回も・・・ちょっと少ないかも。
ただ、間違いなくフレイを主役にしていくのでどうかご勘弁ください。
566通常の名無しさんの3倍:2006/01/19(木) 01:27:45 ID:???
GJ!!
サブキャラ(というか主役級?)を立てるのも必要なことだからバッチコーイ!
「狂・是!」で吹いた。
567通常の名無しさんの3倍:2006/01/19(木) 01:44:48 ID:???
乙!楽しみだ
568通常の名無しさんの3倍:2006/01/19(木) 06:00:38 ID:???
>>565
すごく面白かったよ
569通常の名無しさんの3倍:2006/01/19(木) 06:30:24 ID:L6pG0Yp4
http://kikko.cocolog-nifty.com/kikko/2006/01/post_b56d.html

伊藤公介の会社は、「株式会社フューチャービジネスネットワーク」と「株式会社融創国際」の2つで、両方とも同じ住所、
「中央区銀座8?18?4」だ。そして両方とも、伊藤公介の三男、伊藤俊輔が代表取締役になってて、奥さんの伊藤久美子
と次男の伊藤竜太郎が取締役になってる。そして、杉本聖仁って男が、両社の監査役をつとめてる‥‥って、あれ?杉本
聖仁って、伊藤公介の公設秘書じゃなかったっけ? それから、次男の伊藤竜太郎も公設秘書じゃなかったっけ? 国から
秘書給与をもらってる公設秘書が、別の職業に就く時って、国に「兼職許可申請」をしなきゃならないって昔から法律で決
まってるんだけど、こいつら2人とも申請してないじゃん! てことは、完全なる法律違反だってことだ。ついでに言っとくと、
代表取締役の伊藤俊輔も、橋本龍太郎か誰かの秘書で、伊藤公介が次男に「竜太郎」って名前をつけたのは、橋本龍太郎
からとったものなのだ。やっぱり、闇献金が大好きな守銭奴は、自分以上の闇献金キングを尊敬するもんなんだね(笑)

ま、そんなことはどうでもいいんだけど、問題なのは、この会社がやってる事業の内容だ。
ひとつ目の「フューチャービジネスネットワーク」って会社は、不動産関係の会社なんだけ
ど、ナナナナナント! グランドステージ大井町をはじめとしたヒューザーのマンションの管
理を請け負ってたのだ。伊藤公介って、オジャマモンとは深いつながりはないって必死に
弁解してたけど、実は自分の会社がヒューザーのマンションの管理を請け負ってたって、
完全にベッタリじゃん!‥‥って言うか、面白そうだから、この会社のことをタップリと調べ
させてもらったら、もっと楽しいことが分かっちゃった。この「フューチャービジネスネットワーク」
って会社、ナナナナナント! マンション管理の資格を持ってなかったのだ! マンション
管理の資格を持ってない会社が、マンションの管理業務をしてた。そして、その会社の
取締役や監査役は、伊藤公介の公設秘書が、国に兼職許可申請を出さずにコッソリ
とつとめてた。コレって、ダブルの法律違反じゃん!
570通常の名無しさんの3倍:2006/01/19(木) 06:49:35 ID:???
>>23
空気があるから宇宙でトリィが羽ばたいて推進できるんだな
571 555-564 :2006/01/19(木) 11:00:21 ID:???
図々しいようですが、一つお願いが。

上の方で出てくる『ストライク・レイピア』にフレイを乗せる予定なんですが(いつになるか分かりませんが)
その武装とかストライカーを誰か、余裕があったら考えていただけないでしょうか?

MSを考えるのってすごく苦手なもんで。
できれば、よろしくお願いします。
572通常の名無しさんの3倍:2006/01/19(木) 12:06:27 ID:???
予想以上に名作になりそうな予感だ

>>571
じゃあ、ここにいるみんなでいくつか意見を出し合って
そのうち>>571氏が気に入ったのを使用or多少変えて使用ってことでおk?
573555-564 :2006/01/19(木) 12:16:36 ID:???
>>572
まったく異存はありません。よろしくお願い致します。
574通常の名無しさんの3倍:2006/01/19(木) 12:31:25 ID:???
>>571
その時のフレイの状態にもよるかも
NT、というか空間〜持ちなのか、とか
普通にエース、とか

NT路線なら・・・
うーん、種死時代かぁ・・・
糞ボルトさんところのブレイブガンダムとかを参考にしても面白いかも
あのどっかで見たことある伝説の機体を種世界にありそうな感じにインスパイヤしたブレイブなら
絵もあるし、想像はしやすいかも

普通にエース路線なら・・・
フリーダムのような一斉射撃系はナチュラルには厳しいだろうし
・・・F91のようなヴェスバーを搭載して・・・とかかなぁ
575 555-564 :2006/01/19(木) 12:35:28 ID:???
>>574
すいません、空間認識能力を持たせるつもりはないです。
強化人間やらコーディネーターとの差を努力と根性でなんとかしていく、
という方向性にする予定なので・・・。
576通常の名無しさんの3倍:2006/01/19(木) 12:47:30 ID:???
>>571
>その武装とかストライカーを誰か、余裕があったら考え
 ていただけないでしょうか?
武装はレーザ銃、マシンガン、又はバズーカー、ビームサーベルで
良いのではないかと?
下手に色々付けない方が良いと思うよ
それとストライカーって何?
577通常の名無しさんの3倍:2006/01/19(木) 12:51:23 ID:???
ストライカーパックのことだろ
578通常の名無しさんの3倍:2006/01/19(木) 13:02:17 ID:???
>>577
検索して何となく分かった
充電器だけで十分なのではないかと?
それと合体ガンダムなんてやめた方が良いよ。
579通常の名無しさんの3倍:2006/01/19(木) 18:56:39 ID:???
ストライク・レイピアかぁ
いかん、結構難しい
主役機ってことを考えてある程度は強さが欲しいが
トンデモ設定はちと簡便だしなぁ
NT用MSなら色々と思いつき安いが・・・
うーん・・・、こういうの考えてると、やっぱνとかZとかXとか考えた人は偉大だわって思ってくる
しかも普通のナチュラル用となると・・・限られてくるかもなぁ

レイピアという名に意味を持たせる機体にするなら
攻撃を受け流すこととかが得意そうだが・・・劣化アカツキみたいになりそうだ

レイピア対空ミサイル・システムなんてのも実際にあるが・・・うーん・・・
580通常の名無しさんの3倍:2006/01/19(木) 19:50:08 ID:???
>>550
そうか?正直
スターシップオペレーターズ>>>>見えない壁>>>>>
>>>>種
だよ
スターシップのシナリオは種よりも出来ているし。
581通常の名無しさんの3倍:2006/01/19(木) 19:59:13 ID:???
レイピア、だから単純にレイピアのようなビームサーベルとか。
って思ったんだけど、レイピアって接近戦用だしなあ・・・。
ストライクランスとかの方がいいんじゃなかろうか?

>>580
スレ違いだっつーの。
いくらなんでも、SS系のスレでそういう雑談はやめろよな
582通常の名無しさんの3倍:2006/01/19(木) 21:24:01 ID:???
スゲェ久々に来たら、何だか良い感じになってるなぁ。
レイピアとスピアの二つの形体を使い分けるのは?
重MSのスピアは、PS装甲に、ビームスピアとシールドで、多少の被弾は無視して突進する。
細かい操作は要求されないし、斬り込み役として重要。
スピアが外装をパージするとレイピア。レイピアもPS装甲を採用している。
スピアとレイピアは、バッテリー(エネルギー)供給が、それぞれ別。
スピアがPSダウンしたり、大きいダメージを受けたら、レイピアになって、レイピアのPS装甲を展開するって感じ。
……我ながら厨な機体を考えてるな。どこかで聞いた様なコンセプトだし……。
583通常の名無しさんの3倍:2006/01/20(金) 04:06:44 ID:???
にしても
「普通のナチュラルに使える主人公要素を含んだMS」って考えるの難しいな・・・
普通のナチュラルって時点でデンドロビウム系は難しいだろうし
当然NTでも無いからファンネル系やバイオセンサーシリーズ、サイコミュシリーズは無理だろうし
584通常の名無しさんの3倍:2006/01/20(金) 05:47:15 ID:???
>>583
ムウが普通にMSを動かしていたが?

それとフレイをドラグーンに乗せるというのはどうよ?
585通常の名無しさんの3倍:2006/01/20(金) 12:54:26 ID:???
今書いてる職人さん達の話がどう展開していくのかは分からんが、
キラと再会した時の反応は、まあ色々面白そうだが、
個人的にはサイも気になるなあ。

やっぱ、あんな悪女はもうコリゴリって心境なのだろうか?
最終回付近でも淡白だったし、サイってやっぱフレイを恨んでるのかなあ・・・。
586通常の名無しさんの3倍:2006/01/20(金) 14:27:04 ID:???
>>584
ムゥの家系は天才だったりNTだったりとか、そんな感じだから当てにならん
嫁の所為でかませ犬以下になってたけど

問題なのは、レイピアの乗る予定のフレイはそういう天才でもなくNTでもない普通のナチュラルだってことだ
シロー・アマダとか、バーニィとか、そんな感じかもしれん
587通常の名無しさんの3倍:2006/01/20(金) 21:01:51 ID:???
>>585
サイがそんなちっぽけな男であるものか!
恨んでたら、星の挾間で、フレイの写真飾ってくれてたりしてないと思うよ
588通常の名無しさんの3倍:2006/01/20(金) 21:05:23 ID:???
>>587
え? そんなエピソードあったの?
サイっていい奴だなあ。フレイも勿体無いことしたもんだ。
589通常の名無しさんの3倍:2006/01/21(土) 03:34:05 ID:???
>>586
ムラサメ機とか
スカイグラスパートとかメビウス機とかの
MAに乗せるでは駄目なの?
>>587-588
サイは既に別の女が存在するでも良いと思うね。
590通常の名無しさんの3倍:2006/01/21(土) 03:50:18 ID:???
訂正文
>>587-588
サイはMS研究とかをしていて助手と
恋仲とか結婚しているでも良いと思うがどうよ?


591通常の名無しさんの3倍:2006/01/21(土) 04:01:19 ID:???
>>590
で、フレイに再会した事でまた気持ちがグラつき始めるってか?
何その昼メロ展開・・・。まあ面白そうっちゃあ、面白そうだけどさ。
592通常の名無しさんの3倍:2006/01/21(土) 04:05:13 ID:ZyA2ao4F
http://kjm.kir.jp/pc/?p=13601.jpg
http://kjm.kir.jp/pc/?p=13600.jpg
http://kjm.kir.jp/pc/?p=13599.jpg

なんか作ってみた。
職人さん、がんがれー(・∀・)ノシ
593通常の名無しさんの3倍:2006/01/21(土) 04:09:03 ID:???
>>591
>で、フレイに再会した事でまた気持ちが
 グラつき始めるってか?
その方向はなくすべきだ、
801展開も避けるべきだし昼メロも避けるべきだ
それに俺はそんなことは想像しては居ないけど?
594通常の名無しさんの3倍:2006/01/21(土) 04:24:37 ID:???
>>591
>まあ面白そうっちゃあ、面白そうだけどさ。
俺的にはちっとも面白くないように感じるけど?
ガンダムで801展開は御法度だよ
595通常の名無しさんの3倍:2006/01/21(土) 04:46:27 ID:???
>>592
・・・・か、神だ。やっぱ絵があると違うなあ。
596通常の名無しさんの3倍:2006/01/21(土) 08:49:06 ID:???
このスレのルール

●もしも、次回作があるとしたらどのようにフレイを
 復活させるか真面目に議論してシナリオを書いてみる
●どうしたらフレイが復活できるのか真面目に論議して
 シナリオを書いてみる
●801展開は避ける
●フレイを復活させるためのシナリオや小説を書いてみる、
 ヘタレ文章でも可、誰かが修正をしてあげるのも可能、
 修正文でも可能 、途中から登場でも可能
●SS投稿する際に最初から登場でもOKですが
 数話以降に途中からフレイを登場させるのも可
●最初から生きている設定でSS投稿でも可能
●最初から種から作り直したSS投稿でも可能
●最終回以降も生き残るようにする
●その他雑談
●どのようなシナリオの設定をするかも出来たら書いてください
●誹謗中傷は避ける
●下がりそうになったら誰でも良いから保守をする
●誰でも良いですから、まとめページで投稿小説をまとめてみる
●数年後にキラ達と再会させる様なシナリオ
●フレイが主役、又は重要な脇役の設定のどちらでも可能
●荒らしはやめましょう(ハート
597通常の名無しさんの3倍:2006/01/21(土) 22:00:44 ID:???
とりあえず神をきどるならここを読んでから来い
ttp://www.asahi-net.or.jp/~mi9t-mttn/cstory/write11.html
598通常の名無しさんの3倍:2006/01/21(土) 22:15:18 ID:???
>>590
サイもいいとこの坊ちゃんだろうから次の婚約者があてがわれていて、本人は閉口してたりしてww
599通常の名無しさんの3倍:2006/01/22(日) 03:32:16 ID:???
このスレのルール

●ヘタレ文章でも可
●もしも、次回作があるとしたらどのようにフレイを
 復活させるか真面目に議論してシナリオを書いてみる
●どうしたらフレイが復活できるのか真面目に論議して
 シナリオを書いてみる
●801展開は避ける
●フレイを復活させるためのシナリオや小説を書いてみる、
 誰かが修正をしてあげるのも可能、
 修正文でも可能 、途中から登場でも可能
●SS投稿する際に最初から登場でもOKですが
 数話以降に途中からフレイを登場させるのも可
●最初から生きている設定でSS投稿でも可能
●最初から種から作り直したSS投稿でも可能
●最終回以降も生き残るようにする
●その他雑談
●どのようなシナリオの設定をするかも出来たら書いてください
●誹謗中傷は避ける
●下がりそうになったら誰でも良いから保守をする
●誰でも良いですから、まとめページで投稿小説をまとめてみる
●数年後にキラ達と再会させる様なシナリオ
●フレイが主役、又は重要な脇役の設定のどちらでも可能
●荒らしはやめましょう(ハート
600通常の名無しさんの3倍:2006/01/22(日) 08:00:54 ID:3N0dLWPV
>>597
俺はそういうの全然気にしたいタイプだけど?
つーか、そんなこと言うんだったら、お前が書けば?
職人さんは、読者のために頑張って書いてくれているっていうのに・・・
601通常の名無しさんの3倍:2006/01/22(日) 08:12:52 ID:???
>>600
>>597の他に小説の書き方を指南しているサイトはあるのかな?
602通常の名無しさんの3倍:2006/01/22(日) 20:07:26 ID:???
>>507
俺的にはサイ艦長よりも
ハウ艦長だな
603通常の名無しさんの3倍:2006/01/22(日) 20:38:59 ID:???
>>602
せめてアーガイル艦長と呼びなされ
保守代わりにあなたがミリィを艦長に推す理由を教えてください
6047話:2006/01/22(日) 23:02:54 ID:???
>>555-564

「えぇ? じゃあシンてば、あれから全然あの三人と口きかないの?」
 
  レク・ルームでメイリン・ホークが驚いたように言った。
 妹のその言葉にルナマリアため息混じりに言う。

「いやまあ、全然ってことはないんだけど。本当に必要最低限のことしか話さないわね
 その上、その時も目茶苦茶慇懃無礼に・・・。ジュール隊長とか、ピリピリしちゃってもう大変よ。」
 
  つくづく困ったものである
 ヴィーノ・デュフレ、ヨウラン・ケントも笑いながら言う。

「あの人、いっつも怒鳴ってるもんなぁ。」
「見かけとはえらい違いだぜ。」
「うん。エリートだし、黙ってれば、カッコいい人なのになあ。そこへ行くとアスランさんは・・・」

  ちょっとウットリしたように言うメイリンに、ルナマリアは、顔をしかめた。
 またメイリンの病気が出たか?
 我が妹ながら、メイリンはともかく惚れっぽい上にエリートだのに弱いところがある。
 
  確かに、アスランは顔はカッコいいし、冷静で大人の雰囲気を漂わせる好青年、という印象は受ける。
この前のユニウス7落下事件で見せた働きを見る限り、MSの技量は自分よりかなり上だ。
・・・OK。そこまでは認めよう。

  だが、彼はなんと言っても、前大戦でザフトを脱走し、それだけでなく
友軍に、こともあろうに自分の乗っていた艦にすら、銃を向けた人間なのだ。
それがプラントにどういう影響をもたらしたかは別として、馴染みの人間を裏切り
あまつさえ殺すこともためらわないとは、一体どういう神経なのか?

  きちんと罰を受けるために、出頭したディアッカ・エルスマンはまあ・・・許せる。
だが、オーブへ逃げ、オーブもまた捨てて――大方、カガリ・ユラ・アスハの失脚とからんでいるのだろう―
ザフト軍に戻ってくる。こういう奴をコウモリ野郎とは言うのではないのか?
 
  そんな人間が、『』人格的資格を認められた人間にしかなることできない『フェイス』にいきなり任命?
おかしい、そんな奴に従えるか、そういうシンの気持ちは理解できるし共感できる。
 もっともジュール隊長への態度は弁護しようがないし、それをモロに表に出すところなど
世渡りべたというか、子供っぽいと思いはするが・・・。

「・・・リア。・・・ルナマリア。」
 
 その言葉でルナマリアは、我に帰る。振り向くとレイが立っていた。
605通常の名無しさんの3倍:2006/01/22(日) 23:04:54 ID:???
「何よ、レイ?」
「聞こえなかったのか? 召集がかかったぞ。パイロットは全員、ブリーフィングルームへ集合だ。」
「え、嘘。」
「嘘を言っても俺に何のメリットもない。急げ、ルナマリア。」
 
  そう言って、レイはさっさと歩き出す。ルナマリアは慌てて、飲みかけだったドリンクを
 慌てて飲み干し、屑篭に放り込むとレイの後を追った。

  ブリーフィングルームへ行く途中で、レイとルナマリアは前を行くシンに追い着いた。
 シンは相変わらずの仏頂面である。

「・・・シン。」
「ああ、何だルナかよ。」

  不機嫌さを隠そうともしないシンに、ルナマリアはうんざりとする。
 まったくコイツは。

「そりゃあシンの気持ちも解んなくはないよ? 
 いきなりやってきて、フェイスだ上官だって言われたって、そりゃねぇ。
 でも、フェイスはフェイスよ。・・・解るでしょ?」
 
  ルナマリアは、仏頂面で横を向いたままのシンに辛抱強く話かけた。
 だが、ルナマリアに、シンはぶっきらぼうに怒鳴りかえしてくる。

「解ってるよ。もう。五月蝿いなルナは。 」
「何が解ってんのよ、それで。」
「いいからもう黙れよ。ルナには関係ないだろ。」
「・・・そう。確かに関係ないわね。ごめん、もう二度と何も言わないから。」

  その物言いにカチンと来たルナマリアは、わざと冷たい声で言い捨て、
 シンを置き去りにしてさっさと先へ行く。
  チラリと後ろを振り返ると、やはりシンはどことなく不安気な顔をしてこっちを見ていた。
 だが、ルナマリアと目があうとさっと目をそらす。
 何でシンはこうなのだ・・・。
 ルナマリアは頭を抱えたくなった。
 
  シンは、結構打たれ弱い。自分を否定してくるものに対してはまず反発するし、
 嫌なことがあると、まず人のせいにする所がある。
 だけど、基本的には真っ直ぐな性格だし、優しいところもある。
 実力だってある。・・・悔しいが自分より遥かに。

  なのに、何でああまで肯定してもらわなければ気がすまない所があるのか、
 どうして、常に周囲が先回りして、自分のことを分かってくれて当然と思っているようなとこがあるのか、
 そういうとこが、なんというか勿体無いと思うし、イライラするのだ。

(要するにガキなのよ、どうしようもなく。)

 そう心の中で毒づきながら、ルナマリアブリーフィングルームの扉を開けた。
606通常の名無しさんの3倍:2006/01/22(日) 23:08:27 ID:???
「全員揃ったな? 傾注!」

  イザークがそう言い、アスランがチェックボードを取り上げモニターの前に立つ。
 部屋が暗くなり、モニターに俯瞰図が投影された。

「ここが俺達が今いる、カーペンタリア基地。そして・・・ここ。」

 アスランは、カーペンタリアから近いある島を指し示す。

「この島に、地球軍が前線基地を建設中であることが判明した。」

  その言葉に、ブリーフィングルームは騒然とする。
 そんなものが完成してしまったら、カーペンタリア基地は喉元にナイフをつきつけられたのと同じだ。
 全員に自分の言ったことが浸透するのを待ってから、アスランは続けた。

「敵の戦力は、詳細は不明だが、MSハンガーの数と情報提供者の情報からして、
 少なくともMSは50機。機体は全て、地球軍のセカンドシリーズ・ウィンダム。
 他には、戦闘機、装甲車・・・。そして、獣型に変形するMSを見たという情報もある。」

  アスランのその言葉に、あちこちでうなり声があがる。
 MS50機・・・。無論カーペンタリア基地の戦力でなんとかなる数ではあるが、なかなかのものだ。
 しかも、『あの』3機までいるとは。

「敵の戦力に関しては以上だ。こちらは『ミネルバ』と『ニーラゴンゴ』で、作戦を行う。」

  その説明にまた、ざわめきがおきる。
 カーペンタリア基地の総力を上げて叩けば、よいことではないのか?

「積極的自衛権の行使、プラントに領土的野心はないと表明している以上、こちらから先制攻撃はできない。
 スエズ攻略を行っている駐留軍支援に向かったミネルバが、ジブラルタルへ向かう途中『偶然』基地を発見し
 敵に攻撃されたため『やむなく』これを破壊した・・・そんなところでありますか? 隊長どの」

  最前列に座ったディアッカが、どことなく揶揄するような口ぶりで言う。
 あちこちで舌打ちが起こった。
 政治的事情で、わざわざ不利な戦い方をさせられてはたまらない。
 自分達は、文字通り命を張らなくてはならなないのだ。
 それに対し、イザークがいつもの彼とは打って変わって冷静な口調で告げる。

「そんなところだ。ちなみに、強制労働させられていた住民を発見し解放した、というオマケもつく。」
「・・・つまり、基地を破壊しつつ、その住民も救出しなければならない、そういうことでありますか?」
「さっしがいいではないか、貴様。そういうことだ。」
「・・・」

  これで、厄介の種がもう一つ増えたわけだ。ディアッカがため息をついて黙ると
 アスランが再び口を開き、敵のMS格納庫、指令所、弾薬庫の場所
 そしてその強制的に労働させられている住民が、収容されている地点等を次々と挙げていった。
607通常の名無しさんの3倍:2006/01/22(日) 23:13:57 ID:???
「さて、作戦だが…」

  アスランの説明が終わると、そう言ってイザークはぐるりと、その場にいるパイロット達を見回した。
 誰もが困難な任務を前にして眉根に皺を寄せたり、考える仕草をしていた。

「そのMSを全部ぶっ飛ばして、基地をぶっ壊して、無理矢理働かせられてる人たちを助けりゃいいんでしょう?」

  唐突に響き渡ったシンのその言葉に、ルナマリアは本当に頭を抱えてしまう。
 何を言い出すのだ、何を・・・。
 アスランが、真面目な調子で言う。

「俺達は今、そのための具体的な作戦の中見について検討しようとしているんだぞ? シン。 」
「やれますよ。やる気になれば。 」
「確かに、オーブ沖での戦闘報告を読む限り、君ならひょっとしたらそれをやり遂げてしまうかもしれない
 だが、無策で正面から突撃し、その結果味方に多数の犠牲が出たり
 救出すべき住民が戦闘に巻き込まれて死傷者がでた場合、君はそれでいいと思うのか?」
「・・・」
「だが、その意気や良し!!」

  イザークの張りがある声が、ブリーフィングルームに響き渡り
 アスランに返す言葉を失っていたシンは、驚いたようにイザークを見ている。
 ルナマリアも少し驚く。

「無論のこと、闇雲に突撃するなど、愚の骨頂。
 だが、それが困難な任務であるからといって
 尻込みしているだけの腰抜け野郎には何もできん!
 やると決めて知恵を絞れ!!」
「気合だァ――――――ってヤツでありますか?」

  すかさず、ディアッカが、プラントアマレスチャンピン・ハーマグチ兄弟の
 名物親父の真似をし、合いの手をいれると、ルームのあちこちで笑い声がおき、空気が弛緩し、
 議論に適した空気が生まれる。
 そして、アスランも少し微笑を浮かべた後、口を開いた。

「では、検討に戻ろう。まず、住民の救出に関してだが―――」

 それに対しあちこちで手があがり、質問、議論が始まり会議は進み始めたのであった。
6088話:2006/01/22(日) 23:16:30 ID:???
「『ミネルバ』が?」
 
  ザフトが誇る強襲揚陸艦が、基地に真っ直ぐ近づいてくるとの報告に、
 前線基地の司令は、しばし腕を組んで考え込む。
 報告を聞いたときは、てっきり基地建設がザフト軍に気づかれてしまったのかと思ったが、
 一隻とはどういうことだ? 
  ・・・まさか、ただの演習か何かで、この島を使おうとしているだけではなかろうか?
 そうだとしたら、まったくもって運が悪いとしか言いようがない。

  だが、どっちにしろ選択肢などない。敵の目的がなんであろうが、
 陽電子砲とMS(しかも地球軍艦隊を単独でやった程の)を積んだ強襲揚陸艦が向かってくる以上
 迎撃体制を取らない、などということはできないのだから。

「各所に通達! MS隊に発信命令。CAS(近接航空支援)、対空ミサイル、対空砲用意。」

  しかし、建設中の基地の悲しさ、基地の迎撃設備はお粗末、の一言である。
 MS隊に頑張ってもらうしかない。不幸中の幸い、というべきか第81独立機動軍もいる。
 敵が『ミネルバ』一隻なら持ちこたえられる。いや、むしろ沈めることも可能だろう。
 問題は、その後だ。

「J・P・ジョーンズに打電しろ。ザフト軍の攻撃を受けている、至急救援を、と。」

  戦闘になれば、当然『ミネルバ』はカーペンタリア基地へ救援を求め、カーペンタリア基地から
 応援が大挙しておしよせてくるだろう。
 その前に、人員を避難させられるか? 
  司令は、眉間に皺をよせると椅子にもたれかかった。
609通常の名無しさんの3倍:2006/01/22(日) 23:19:24 ID:???
  その頃、『ミネルバ』ではなく『ニーラゴンゴ』から発進した
 ルナマリアのブレイズ・ザクウォーリアとレイのブレイズ・ザクファントムは
 機雷原をぬけ、基地とは反対側の西側の崖にたどり着いていた。
 水中行動ユニットをパージ。二機は崖を登り始める。
 
  崖の向こうに、徴発された住民達が収容されている施設がある。
 『ミネルバ』に敵の注意が向いている隙に、機をみてまず、住民を監視している部隊を
 レイとルナマリア機で制圧。

  その後、『ニーラゴンゴ』のVTOL輸送機を強行着陸させるため
 彼等が住民の監視部隊を攻撃するのと前後して他の地点から上陸してくる、アッシュの部隊と連携して
 周辺の対空施設と、MS部隊等を掃討。
  そして、VTOL輸送機が強行着陸し、住民を乗せて離陸するまで輸送機を護衛。
 その後は基地を反対側から攻める、というのが彼女たちの役割であった。

  波が強く、切り立った崖であるため特殊工作員でもこの崖を登ることは不可能。
 手先が器用なMSという兵器・・・でも厳しい。
  MSを正確に動かすことではトップクラスのルナマリア、
 オールラウンダーのレイ、彼等の技量があって始めて可能な芸当であった。
 
  上陸できそうもないところから、上陸するから奇襲たりえるわけだが
 この崖は険しく、流石のレイでも多少危なっかしい。
 ルナマリアは少し心配になる。

「落ちちゃダメよ? レイ。落ちても拾ってあげる余裕ないわ。」
「俺が落ちても気にするな、ルナマリア。俺は気にしない。」
「いや、仲間が落ちても気にしない奴って人としてどうよって、カンジだけど・・・」

  まあ、軽口を叩く余裕があるのなら大丈夫だろう。
 ルナマリアは、自分の機体の制御に注意を戻した。
610通常の名無しさんの3倍:2006/01/22(日) 23:21:08 ID:???
「やれやれ、先手を打たれちゃったかな?」
 
  赤紫色のウィンダムの中で、ネオはそうつぶやいた。
 『ミネルバ』を沈めようと、この基地に来て準備を整えていたら、
 まさか、あっちからやってこようとは。

「ま、とにかくお仕事、お仕事。スティング、アウル、用意はいいか?」
「いつでもいいぜ。」
「待ってました。大任せ! ってね。」
「ステラ、基地の守り、しっかり頼むぞ。」
「うん・・・。」
 
  飛行できないステラのガイアを残し、カオス、ウィンダムは飛び立ち、
 アビスは潜行形態をとると海に飛び込んでいった。
6118話(後半):2006/01/22(日) 23:22:12 ID:???
  ザフト軍の前線基地襲撃の報を受け『J・P・ジョーンズ』そして『ドミニオン』の
 格納庫は準備で大騒ぎになっていた。怒号が飛び交い、せわしなく人が行きかう。

  その中、フレイは自機の前で目を閉じて佇んでいた。
 TP装甲の真紅のウィンダム。それがフレイの機体である。
 本来、パーソナルカラーを許される立場ではないが、第82独立機動軍に、
 普通の機体やパイロットがいると逆に目立つという―――実は、できるだけ良い機体を、
 というナタルの親心であったが―――理由で特別に許されていた。

  初めての実戦。模擬戦ではない、本当の実戦に、これから自分は行く。
 鼓動の音がやけにハッキリと響く。手が、体が、震える。
 敵の弾に、ビームに当たれば死ぬ。
 そして、この世から消えてしまうのだ。ママのように。トールのように。パパのように。

(キラもこうだったのかしら・・・)

  怖くて、人を殺すのが嫌で。それでも仲間を、自分を、守るために戦ってくれた。
  フレイは思い出す。
 戦闘から帰ってくるたびに、彼がしていた暗い目を。悪夢にうなされる姿を。
 そして、最後に見た彼の笑顔。
 疲れきっていて、それでも自分を気づかって微笑んでくれたキラ。

『ごめん…あとで… 』『帰ってから… 』
 
  あの日、自分は全てをキラに話すつもりだった。謝るつもりだった。
 だけど、キラは帰ってこなくて。
 謝罪の言葉も感謝の言葉も伝えられないまま、一度も優しくしてあげることもできないまま、別れてしまった。

 なのに、次に合った時―――

『フレイ!!』

 通信機ごしでも、その声を聞いて分かった。キラがまだ、自分を守ろうとしてくれていることを。
 頭部を失っても、それでも必死で手を伸ばしていた、キラの乗ったMS。
 どうして、あんなにキラを傷つけた自分を? 
 勝手に恨んで、騙して、戦いに引き込んだ自分を?

  分からなかった。だから、分かりたかった。
 次に合う時は、謝る時は、少しでもキラと顔を上げて話せる自分でありたかった。
 ・・・オルガ達と関わろうとしたのも、そのためだ。
 偏見に囚われていた自分、自分勝手だった自分、誰にも優しくなかった自分、
 そんな自分を変えたかったから。
 
(どこまで自分勝手なのかしら。私は・・・)

  キラを利用し、今度はあの三人。そして、次はステラも?
 どこまで言っても自分、自分、自分・・・
612通常の名無しさんの3倍:2006/01/22(日) 23:24:23 ID:???
<・・・パイロットは、MSに搭乗してください。繰り返します・・・>

  格納庫に響き渡ったアナウンスに、フレイはハっとする。
 この二年間、ずっと自分をさいなんできた自己嫌悪の檻にまた囚われてしまっていた・・・。
 これから実戦だというのに。
 集中だ、目の前の戦いに集中しろ。必死で自分に言い聞かせる。

  MSに乗り込み、慣れた手つきでシステムを起動する。・・・我ながら早い。
 流石に何百回と訓練で繰り返してきた手順だ。
 苦笑がもれた。システムの起動だけ上手くても、意味などありはしないのに。

  と、モニターにオルガ達の顔が映った。
 なぜ、三人がまだブリッジに? 
 驚くフレイに頓着せず、3人はいきなりしゃべり出した。

<おい、いいか、フレイ? 回避運動しながら、難しくてもキッチリ牽制射撃は>
<こっちが接近するとフレイは、避ける方に少し機体が動くんだよね。できるだけ予備動>
<・・・盾で受けるのか、サーベルで斬るのか、迷うとこあるから、それを>
<うっせーぞ、お前ら! 今、俺が話してんだろうが!>
<オルガの注意なんか役に立たないだろ>
<・・・二人ともうざい。俺が>
<やめんか、貴様ら!!>

 ナタルの怒号が響き、今度はナタルの顔が映る。ナタルは咳払いすると話し始めた。

<カラミティ、レイダー、フォビドゥンの整備が遅れている。
よって、アルスター少尉、貴様はルーカ大尉の指揮下に入ることとなった。
発進した後は、ルーカ大尉の指揮に従え>
<・・・了解しました>

  フレイは憂鬱な気分で答えた。まさかオルガ達と一緒にでられないとは・・・。
 J・P・ジョーンズのルーカ大尉は腕利きだと利いてはいるが、オルガ達ほどではあるまい。
 オルガ達と一緒ではない、という事実がフレイを更に不安にさせる。

<不安か? アルスター>

 いつものように凛とした、だがどことなく優しいナタルの声に、フレイは顔を上げた。
613通常の名無しさんの3倍:2006/01/22(日) 23:25:46 ID:???
<自分を信じろ、アルスター。お前がこの二年、どれほど訓練に励んできたか思い出せ。
訓練は、積み重ねたものは、お前を裏切らん。
訓練通りやれば生きて帰れる、とは使い古された言葉だ。
だが、実はこの言葉を使うに値する兵など、そうそうおらん。
しかし、アルスター、お前は使うに値する数少ない兵・・・いや、戦士だ。
この私が、地球軍少佐ナタル・バジルールが保証してやる。
だから、訓練通りやってこい。そして・・・生きて帰って来い!>

(ナタルさん・・・)

  その言葉に、フレイは思わず涙ぐむ。
 ドミニオンに入った時から、彼女はずっと見守ってくれた。
 いつも厳しい彼女は、本当はとても優しい。
 彼女が厳しいのは、そうしなければ、戦場では生き残れないと知っているから。
 誰より優しいからこそ、誰より厳しい、ナタル・バジルールという人はそういう人だ。

<了解しました! 艦長!>

  フレイは、涙をこらえるとモニター越しに彼女に敬礼し、ナタルもそれに敬礼で答える。
 しばし、二人は見詰め合った。
 と、我慢しきれなくなったのか、再びオルガ達が割り込んでくる。

<俺らが行くまでくたばるんじゃねえぞ? フレイ>
<ちゃんと生きてなきゃだめだよ。生・存!>
<・・・俺ら以外の奴らなら結構やれると思うけど、気をつけなよ>

  その三人の言葉に、また涙が出そうになる。だが、唇をかんでこらえた。
 さっき、ナタルは自分のことを戦士と言ってくれた。だから泣かない、泣くものか。
 今の自分はもう戦士だ。戦士に涙などいらない。
 
  フレイは、3人にいつもしているように少し不適に笑い、精一杯力強く言う。

<ええ、勿論よ! 回避運動しながら、もきっちり牽制射撃は忘れない。
避ける直前まで機体を逃げる方向に動かさない、動かすならフェイントで。
盾で受けるか、サーベルで受けるか、それともかわして攻撃するかダラダラ迷わない。でしょ?>
<何だよ、分かってんじゃねえか!>
<後はその通りやるだけだね>
<・・・フレイならできるよ>
<ありがと、シャニ。ありがと、クロト。ありがと、オルガ。じゃあ、先に行ってるわね!>
614通常の名無しさんの3倍:2006/01/22(日) 23:27:16 ID:???
<・・・サブナック少尉、ブエル少尉、アンドラス少尉、そろそろ時間だ>

  ナタルの言葉が聞こえ、3人が心配そうな顔で画面から遠ざかっていく。
 そして、見慣れたブリッジのCIC担当クルーの顔がモニターに映った。

<カタパルトへ>
 
 その言葉に、フレイはゆっくりとウィンダムを進ませた。
 
<進路クリアー。ウィンダム、アルスター機、発進どうぞ!>

 自分には、合わなくてはならない人がいる。
 
 守りたい、守って見せると誓った子がいる。
 
 何より、自分には、生きて帰ってきて欲しいと願ってくれる仲間が、友がいる。

 だから、行く。

 そして、生きて帰る!

<フレイ・アルスター、ウィンダム、行きます!>

 真紅のウィンダムは大空へと舞い上がった。
615604-614:2006/01/22(日) 23:32:28 ID:???
今日は以上です。

ストライク・レイピアについて色々意見を出してくださったみなさん
真にありがとうとざいます。大いに参考にさせていただく所存です。
ホント、ありがとうございます。

>>592

ありがとうこざいます、ものすごく嬉しいです。
頑張らせていただきます。
616通常の名無しさんの3倍:2006/01/23(月) 00:00:52 ID:???
さて・・・・
まぁ、なんだ
予想以上に面白い(*゚∀゚)=3
こりゃ・・・・いい感じになっちゃうかもしれん(;´Д`)ハァハァ (;´  Д`)ハァハァ (;´   Д `)ハァハァハァハァ :.` ;:.・∵ ゚ д:.`
617通常の名無しさんの3倍:2006/01/23(月) 01:28:28 ID:2JzgHOVJ
>>616
最終回を読むまで、消えちゃダメだぁ(;゜Д゜)!!

オルガたちの優しさに涙しますた(ノ´∀`)。・.。
618通常の名無しさんの3倍:2006/01/23(月) 01:34:12 ID:???
おいおい、目茶苦茶面白いな。
この調子でがんがれ
619通常の名無しさんの3倍:2006/01/23(月) 11:34:48 ID:???
ところで文体がそっくりな>>600はこのオナニー文章投下もの本人様?
620通常の名無しさんの3倍:2006/01/23(月) 12:33:30 ID:???
そのオナニー文章というのは?
621600:2006/01/23(月) 17:33:31 ID:2JzgHOVJ
言っとくが俺は職人さんじゃないぞ。
622通常の名無しさんの3倍:2006/01/24(火) 05:34:39 ID:???
>>603
アーガイルは有力者の家の子供のようだけど
あまり苦労というのを知らない感じだし、
ピンチの時はあまり役に立たない感じがするよ。

ここはハウ艦長を押してみる。
623通常の名無しさんの3倍:2006/01/24(火) 13:26:12 ID:???
>>622
いや、だからそのハウ艦長のすばらしさを教えてくれって。サイはネタなんで悪しからず。
戦いを止めるために武器を取るのも悪しき選択と気付いていたくせに、武力以外の手段で平和を達成する努力もしないラクシズ
異様に若年層と綺麗どころで固められた軍人、しかも子供を叱る役目を持つ「大人」の不在で増長する少年少女たち
種死の駄作化に寄与したこの二点にあてはまりそうなハウ艦長というとつい過剰に反応してしまう・・・orzトラウマカヨ
624通常の名無しさんの3倍:2006/01/24(火) 23:06:46 ID:???
テラオモシロス
625通常の名無しさんの3倍:2006/01/25(水) 00:07:03 ID:???
ハウ艦長に固執している人は何がしたいの?
626通常の名無しさんの3倍:2006/01/25(水) 09:16:26 ID:Kor38QgY
ミリィたんハゥハゥ
627通常の名無しさんの3倍:2006/01/25(水) 20:36:19 ID:???
>>623
サイ・アーガイル艦長の場合だったら
素晴らしさはあるの?
628通常の名無しさんの3倍:2006/01/25(水) 21:31:16 ID:???
つか、艦長になるにはどんな芸持ってればいいのかね?
俺には士官学校出た方がいいのかなーぐらいしか思いつかん
629オリンz:2006/01/25(水) 21:33:15 ID:???

            /_,. -;:=;;´
           〃´::::::::::::::::`゙:;;=-
          /:::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
          f::::::::::::l::::::l::::l、';::::、ヽ
          リ::::::::ヽト、ヽ::lぅヽ::l;::}`
           ヽ:::::ヽゞ' `` , jヽ!リ
            ``lヽ、  < 7/l____             _,,.........,,_
            _,ヘ 7` ''''{ /      }            /::::::::::::::::::ヽ
          ,.-''´  `'ー,_r‐'′ ,、___  r'、           {::::、:::;ィ::::::::::::::ヽ
.          {  r‐-、  l `ヽ、/    `ヽ‐`ヽ、        ゙;y'`'rヘ::::::::::::::::::\
          ', ノ   `r'1   ,. -┐ r-、`ー''`ー 、    '、-, ´ヽ:::::::、:::::::::::\
          {7  ,  l l    ゙,- _」  |  `ヽrー-、}     Y__,. へ:::::ヽ:::::::::::::\
         _フ  ハ  l /     ~    {    _}__ }     rl::;ヘ,.ィ"´`r''l`ー、;r‐く`-、
        ,イ'   / 丶.ll          }   /,   }/ー――r く_ ,{ l  ハ:.:リ  ヽ ` -丶
       / l  /     }l         _ハ  `'-t-ニ'_      r1l }-'  ゙`    ヽ
        /  l /       `7ニ~T~ ̄ニ-'' 丶        ̄ ̄`1 ヽjl, l     -‐  ヽ
     /   .7       l ll┴ '´     `ー-、        ノ  〃 !l    ` - 、   \
.     j,   /        } ll            `ヽ、    l 厂ヽ_`!       `ヽ  丶
    /ヽ、_/         } ll             ヽ    .!| ,.┘ヽ       ノヽ   ヽ
   /,.-ィ./          ノ ll                  l .  ∨ / / ヽ      , 1`ヽヽ   丶
   ''   ゙′         /  ll              |    / /  / '、_,. イ ヽ  `ヽ   }_
               /  ll                   |   j /  /    } | ヽ  /`ヽノ ゙}!
                {!  lヽ               ll    `7  /    |  l   ヽ/   `‐、ノ
               ll   l 丶            _ノ」    l,.-1    l  |  」
               ヽ  |  l          _-シ´         ヽr、_  L__ y‐''´!
                ヽ l |     _ -‐ニ- '             l ̄ ヽ     |


630通常の名無しさんの3倍:2006/01/25(水) 21:50:52 ID:???
>>628
いや。基本的には、とにかく士官学校を卒業して、見習い士官くらいにはなってないとかなり厳しい。
ファーストのブライトは見習い士官、ヘンケンやシナプスは実戦経験があり、ゴメスも軍人としてのキャリアは長い。
ジャミルは元パイロットだけど、ニュータイプと認められてからエリート教育を受けてただろうし、
例外としてはビーチャくらいかな。
631通常の名無しさんの3倍:2006/01/26(木) 00:30:59 ID:???
>>627
だからアーガイル艦長はネタなんです冗談なんです。
マジレスするなら入軍して艦長様に出世などしてないで、民間で頑張って欲しい。
戦時中に発達した軍の技術を民間に転用する若き技術者とかで、
AAを軍以外から支えたり、フレイやキラの背中を押してやったりすると素晴らしいと思います。
632通常の名無しさんの3倍:2006/01/26(木) 01:57:45 ID:???
本部のオペでいいじゃんw
633通常の名無しさんの3倍:2006/01/26(木) 02:25:19 ID:???
まぁ、ミリアリアが艦長って言われてもなぁ
サイでもトールでもいいじゃんって思えてくるような感じ
634通常の名無しさんの3倍:2006/01/26(木) 20:50:45 ID:???
>>633
トールってあの世へ逝った人だろ?
635通常の名無しさんの3倍:2006/01/26(木) 21:05:38 ID:???
トールを復活させるためのスレになっちゃうからやめて ><
フレイがいい!
636通常の名無しさんの3倍:2006/01/27(金) 20:00:32 ID:???
保守
637通常の名無しさんの3倍:2006/01/27(金) 21:06:27 ID:???
カズイってオーブ出身だっけ?
638通常の名無しさんの3倍:2006/01/27(金) 22:53:36 ID:???
>637
だと思う

ところでイキナリユニウス破砕作業
ジュール隊に拾われ分かれて地球に向かう途中ユニウスに巻き込まれ

因みにネット上で色々暴露済み

↓でいいか、今ンと頃遅筆ながら匍匐前進中。
639通常の名無しさんの3倍:2006/01/27(金) 23:06:21 ID:???
>>638
・・・・・・・・誤爆?
640309:2006/01/27(金) 23:13:19 ID:???
残念だが誤爆じゃない

ゆっくり書いてるッス
あまり期待せずに・・・。
641通常の名無しさんの3倍:2006/01/27(金) 23:22:50 ID:???
>>640
いや、期待させてもらうw
がんばれーい。
642通常の名無しさんの3倍:2006/01/28(土) 00:32:17 ID:???
>>637
オーブのコロニー・ヘリオポリス生まれ。
海は初めてって言っていたからオーブ本国には行ったことはない、純宇宙育ちの模様。

>>640
此処にも一人期待している人がいるww
匍匐前進がんがれ
643通常の名無しさんの3倍:2006/01/28(土) 09:20:17 ID:???
ロメロ・パル艦長だったらどうかな?
パル軍曹って種の最終回以降も生きているんだっけ?
644通常の名無しさんの3倍:2006/01/28(土) 15:28:22 ID:???
>>643
種死での描写が皆無だから、生きてるとも死んでるともとれる

ぶっちゃけ艦長って士官学校卒業した後は何を経てなるのか分からないな
見習士官、士官としてCICとか射撃指揮とかとにかく艦橋に詰める仕事をしているのだろうか
マリューにしろブライトさんにしろ特例で艦長だから経緯が分からん
6459話:2006/01/28(土) 20:28:30 ID:???
「熱紋照合…ウィンダムです。数35!」

 メイリンの言葉がミネルバのブリッジに響き、タリア・グラディスは大きく息を吸い込んだ。
 
「来たわね。ブリッジ遮蔽。対モビルスーツ戦闘用意。ニーラゴンゴとの回線固定。
カーペンタリア基地に救援要請」

 さて、カーペンタリア基地から救援が来るまでどの程度やれるか。
上層部しかあの基地の存在は知らない。本当に通常の救援のスピードでしか味方はこないのだ。
 イザーク・ジュール、アスラン・ザラというザフト軍に名を轟かせたエース達がいるとはいえ、
敵の数は多く、しかも序盤は色々と芝居も打たなくてはならない。

(昔からそうだけど、無茶なことを要求してくれる人ねえ・・・)

 タリアは心の中で、デュランダルの飄々とした顔を思い浮かべ、舌打ちをした。
646通常の名無しさんの3倍:2006/01/28(土) 20:31:45 ID:???
>>604-614,645続き

「様子がおかしいな。こりゃ本当に演習のつもり・・・だったかな?」

 『ミネルバ』は明らかに動揺したような動きをしている。
とっくの昔に出てきていいMSも出てこない。
 しかし、何かの罠だという可能性もある、油断は禁物だ。
などと考えていると、ようやく『ミネルバ』からMSが3機飛び出し、こっちに向かってくる。

<なんなんだ? あの3機>
<また新型か。カーペンタリアで? しかも3機。ザフトは凄いねぇ >

 スティングが驚きの声を上げ、ネオもうなり声をもらす。
 一機は長大な砲を構え、一機は鎧をまとったような外見、一機は変形するなり更に天空へと舞い上がった。

<けっ、あんなもの!>

 スティングがカオスをMA形態にすると、変形した機体に突進していった。
どうやら、カオスと似たような変形機構を持つあの機体をターゲットに定めたようだ。

「まいっか。俺はあいつらをやらせてもらうとするかね」

 砲を持った機体が牽制のつもりか、かなり遠間から肩のポッドを開きミサイルを発射。
ウィンダムがミサイルを叩き落すべく、一斉にM9409ビームライフルを放つ。
放たれる幾条もの光線。
が、数発がそのビームを掻い潜って飛来し、回避しそこなった一機の左肩部あたりに着弾した、

(おいおい・・しっかりしてくれよ)
 
 いくらナチュラルはOS補助に頼る分、動きが鈍くなるとはいえ、
これだけ遠い間合いからの攻撃にダメージを受けてどうする。
基地の建設ばかり手伝わされていたツケだろうが、あまりにもお粗末すぎ・・・。

(ん?・・・)
647通常の名無しさんの3倍:2006/01/28(土) 20:32:56 ID:???
「ペイントぉ?」

 肩部に被弾したウィンダムには、ベットリと赤いペイントがついていた。
ネオはその場で自機をホバリングさせると、その一機に通信を送る。

<おい、損傷はあるか?>
<損傷ありません。大佐>

 と、鎧をまとったようなヤツが、戦列から飛び出してしまったウィンダムをビームライフルで攻撃。
 ところが2発撃った後、何度もトリガーを引く動作をし、ライフルを放り捨てた。
どうやら、ライフルに十分エネルギーが補充されてなかったとみえる。
 さっきの砲を持ったヤツは、慌てたようにカタパルトに飛び込もうとして、丁度出てきた
例の合体機体と衝突しそうになっている。

「ふーん。なるほどね」
 
 いくらなんでも、芝居でここまでやるまい。ネオの顔に笑みが浮かんだ。
どれ程の技量があろうが、これだけの数のビームライフルを持ったウィンダムの群れに、
ライフル無しで突っ込ませることは、死んで来いと言うのと同義だ。
そんな命令などありえん。

<よ〜し、ボヤボヤするな! 状況はこちらに有利だ、連携して追い込むぞ!>

 ネオの言葉とともに、35機のウィンダムは一斉に敵に襲い掛かった。
648通常の名無しさんの3倍:2006/01/28(土) 20:35:54 ID:???
「飛び道具がないからといって舐めるなよ。雑魚どもがぁ!!」

 イザークはMMJ-7012レーザー対艦刃を素早く抜き放った。
 敵のウィンダムが一斉にビームライフルの砲口を向けてくる。
 次の瞬間、光の雨がデュエルMKUに降り注いだ。
 
 しかし、イザークは臆することなく全速でビームの雨の中に突っ込んでいく。
 何発かがMMI-RD04 空力防盾に弾き散らされ、一発が右肩の装甲を掠めた。
 デュエルMKUの目前に、敵のウィンダムが迫る。

「チィィエェリャァ――――――――ッ!!」
 
 鋭い気合と共に、レーザー刀を袈裟懸けに振り下ろす。
 右腕から軽い衝撃。敵機が真っ二つになって落下していく。下方で爆発。
 斬られた機体の左側にいた一機が、慌ててビームサーベルを抜こうとしているが――

「遅いわ!!」
 
 そのまま機体を捻り横薙ぎにレーザー刀を振るう。
 胴を両断されたウィンダムが爆裂四散する。
 
 斬った手応えが機体に伝わってくると同時に急加速。猛烈なGが襲う。
 デュエルMKUが先ほどまでいた空間に何条ものビームが降り注ぐ。
 ビームが飛来した方向に機体を向け、敵を照準。発射。

 左肩のMMI-M16レール砲が火を吹き、右肩の5連装ミサイルポッドからミサイルが放たれる
 2機のウィンダムが爆発。1機が煙を吹いて落下。この高さでは海面も鉄板も同じである。
 
 これで5機。
649通常の名無しさんの3倍:2006/01/28(土) 20:37:03 ID:???
 と、デュエルMkUの後方から放たれた強力な火線が、二機のウィンダムをまとめて薙ぎ払った。
 大気圏内で、あの遠間から命中させるとは。

(流石だな、ディアッカ)
 
 これで7つ。
 
 いや――――――
 
 敵のウィンダムが両側から挟みこむように襲ってきた。
 一機はライフルを乱射。一機はビームサーベルを抜き放っている。
 瞬時に判断。対艦刀を腰に納め、ライフルを撃ってくる奴に盾を構えて突っ込む。
 
 盾でビームを弾き散らし、右大腿部からM71-AAK 対装甲ナイフを射出。構える。
 そのまま突進し、左腕の盾で敵の頭部を殴りつけ、よろけた所を胸部に対装甲ナイフを突き立てた。
 赤い火花が弾け散った。
 
 警告音。既にもう一機が真後ろに殺到している。
 ナイフから手を離し、対艦刀の柄を握る。
 対装甲ナイフが胸部に突き立ったまま、敵機が落下していく。
 目の前の空間が空くと同時にスラスターを噴射。鞘から抜く時のタメも利用。
 機体を思い切り回転させた。

「ゼエェェアャァァ――――――――ッ!!」
 
 抜き放たれた対艦刀の刃が高速で弧を描く。
 ビームサーベルを構えたままの姿勢で敵機は両断された。
 高速のMS流の抜刀術。

 ――――――9つ。
650通常の名無しさんの3倍:2006/01/28(土) 20:38:44 ID:???
「グゥレイトォ! 数だきゃ多いぜ!」

 94mm高エネルギー収束火線ライフルが火を吹き、また一機ウィンダムが吹き飛ぶ。

(それで、回避運動のつもりぃ?)
 
 ディアッカにとって、ナチュラルの駆るMSの動きなど鈍重そのものだ。
 それに、やはりこの94mm火線ライフル、そしてカスタマイズされたとはいえ
 かつての愛機とは、やはり相性がいい。
 
 格闘戦に持ち込めば、と思ったのか敵機が二機、加速して突っ込んでくる。
 バスターMKUを左方向へ機動。
 二機同時に散弾砲をお見舞いできる射撃ポジションを探る。
 
(よし・・・この角度。グウレィトォ!)
 
 装甲散弾砲を叩き込む。
 敵機は散弾をよけ切れずにあちこちに被弾。間髪いれずにAGM141誘導ミサイルを発射。
 ミサイルが敵の機体のあちこちに命中。
 連続した小爆発。敵機の残骸が海へ落下していく。
 
 しかし、その光景をディアッカは見もせずに、視線を巡らせていた。
 援護すべき味方は多い。
 
 アスランは、カオスとウィンダムの隊長機らしき機体を完全に押さえ込んでいる。
 シン・アスカは、海面から顔を出してビームを放つ、もしくは飛び上がってランスで切りかかり
一撃入れて、また水の中に飛び込む、という厄介な動きをするアビスと、数機のウィンダムを、
これまた何とか押さえ込んでいた。
 
(なかなか、どうしてどうして)
 
 気が強いだけの奴でも、マグレで戦功を立てたわけでもなさそうだ。
 インパルスの性能に助けられてるとはいえ、上と下に気を配る必要がある過酷な状況でなんとかしのいでいる。
 イザークは―――
 また一機撃墜。暴れまくっている。
651通常の名無しさんの3倍:2006/01/28(土) 20:39:58 ID:???
<何をやっとるか、貴様ぁ! 支援射撃が少なすぎるぞ!>

 威勢のいい怒鳴り声が、バスターMKUのコクピットに飛び込んできた。

<も〜し訳ありません、隊長。できるだけ、善処させて・・・>
<違うわ、馬鹿者! 俺を援護する暇があるなら、インパルスを援護しろと言っている!>

 おいおい・・・。
 ビームライフル無しで多数の敵機を相手にしている奴が言う台詞?
 そう思いながらも、ディアッカは94mm火線ライフルを構える。
 照準。

<援護無しで、ホントに大丈夫ぅ?>
<当たり前だ! 俺を誰だと思っている!?>
<我々の強くて勇敢で聡明な頼れる隊長殿で・・・あります!>

 ディアッカの最後の言葉とともに、94mm火線ライフルから光の本流が放たれる。
 インパルスの上を取ろうとしていた敵機が、光の本流に消し飛ばされた。

<俺をおちょくっとるのか、貴様わぁ!!>

 イザークの怒声とともに、デュエルMKUが敵の盾に蹴りをくらわせる。敵機がよろめく。
 デュエルMKUのレール砲が火を吹く。また、一機が黒煙を上げながら落下。

<バビ部隊にそろそろだと言っておけ。機を見て、一機に畳み掛けるぞ!>
<了〜解!> 
652通常の名無しさんの3倍:2006/01/28(土) 20:40:56 ID:???
<何だって言うんだよ! お前!>

 スティングの苛立った声が無線機から響き、ネオは顔をしかめる。
だが、ネオとスティングはあの赤い機体に完全に押さえ込まれていた。
赤い機体は、すさまじい回避能力でネオとスティングの射撃を全てかわして―――

「おおっと!」

 赤い機体が、MS形態を取ると同時に二門の長大な砲から二条のビームを放ってくる。
 なんとかかわす。当たれば一撃でお陀仏だ。
 何という攻撃力。
 しかもこちらがビームライフルを構えた時には、もう既にMA形態で天空へと駆け上がった後。
 何という速さ。
 スティングのカオスが追うが、とらえきれない。

 さっきからこの繰り返しだ。しかし、一撃一撃が容赦なく、気を抜けば即座にやられる。
 味方の援護などとてもする余裕はない。
 味方の方に視線をやると、あれほどいたウィンダムが数を激減させていた。
 化け物揃いだ、新型の三機は。MSも乗っているパイロットも。

 まだ準備が整わないのか、二機のザクが出てこないのが、せめてもの救いだが・・・。
 しかし、4機のMSが『ミネルバ』から次々と飛び立つのが目に映る。
 敵の戦力は整いつつある。
 ネオは思い切り舌打ちすると、司令部に通信を送った。

<残りのウィンダムを全機出せだと!?>
<そうだ、とっとと全機だせ!>
<敵の目的は本来演習で、混乱していると・・・>
<思った以上に化け物揃いだったんだよ! しかも、数が大幅に増えてやがった。早くしないとまだ出てくるぞ。
つべこべ言わずに出せ! 『ミネルバ』を海上でおさえておかんと、陽電子砲で基地なんぞ一撃で吹き飛ばされるぞ!>
<わ、分かった。>
<急げよ!! ・・・援軍は?>
<先遣隊がもうじき、到着すると・・・>
<お〜お〜、そりゃまた有難いことで!>
 
 乱暴に通信を切る。
 よもや、万全でない体制にあった一隻の艦と数機のMSにここまで追い詰められるとは。

「まったく・・・。ステージが悪かったかな!?」

 ネオは叫ぶと、天空の赤い機体を追ってウィンダムを駆った。
6539話(後半):2006/01/28(土) 20:43:39 ID:???
 時機到来。
 ルナマリアは大きく息を吸い込んだ。
 敵は完全に敵を『ミネルバ』だけだと誤認している。
 この基地には最早MSがいない、いても少数だろう。
 
<作戦開始!!>
 
 ルナマリアは通信機に向かって叫ぶと、ザクを前方に疾駆させた。
 遠くで爆発音が鳴り、爆光がちらりと見えた。あちらでも始まったようだ。
 
 一気に林を抜けると、フェンスと監視塔が見える。
 監視塔に向かって容赦なく発砲。監視塔あっさりと吹き飛ぶ。
 フェンスを引っぺがす。
 そのまま、収容所の建物の間をすり抜けて、前方の監視塔にまた発砲。
 
 警備の装甲車が砲を撃ち、マシンガンを持った敵兵が銃を乱射してきた。
 生身の人間を見て一瞬躊躇する。が、迷いは一瞬だった。
 自分は軍人、そしてこれは任務。
 
 ルナマリアのザクウォーリアの投げたZR20E高性能炸裂弾が、
 レイのザクファントムが投げたZR27Iテルミット焼夷弾が、
 それらを一瞬で破壊し、焼き尽くす。
 
 レイ機に合図を送る。
 レイのブレイズ・ザクファントムが前方へとダッシュしていった。
 遠ざかるザクファントムを見送り、辺りに敵がいないことを確認。
 ・・・OK。
 ルナマリアは外部スピカーをONにし、叫んだ。

「みなさん。聞いてください、我々はザフト軍の救出部隊です。
ご家族からの要請でみなさんを救出に来ました。じきに輸送機が来ます。
慌てず、我々の誘導に従ってください」
 
 一度言葉を切る。誰一人として、出てこない。
仕方ない。効果があるかどうか分からないが・・・。
思い切って、ハッチを開きヘルメットを外す。ルナマリアの赤い髪が風に揺れた。
笑顔を作り、もう一度叫ぶ。

「みなさん。聞いてください、我々はザフト軍の救出部隊です。
ご家族からの要請でみなさんを救出に来ました。いらっしゃいませんか? アポロ・ヴィルシーアさん
トーマ・シウリースさん、レイカ・グミーツさん・・・」
 
 次々と名前を挙げていく。すると、あちこちの建物から住人達が飛び出してきた。
歓声をあげ、こちらに手を振っている。ルナマリアは今度は、心から微笑んだ。
654通常の名無しさんの3倍:2006/01/28(土) 20:45:48 ID:???
<基地から通信が入った>

 ルーカ大尉から通信が入り、フレイは大きく息を吐いた。
基地がある島は目前だ。いよいよ・・・だ。

<基地の反対側からもザフトのMSが侵入したらしい。
アルスター少尉。貴様も、そちらの迎撃に回れ。区域D2だ>
<了解しました。大尉>

 その声に、緊張をみて取ったのか大尉は励ますように言う。

<アルスター少尉。貴様は初陣だったな?>
<そうであります>
<初陣だからって遠慮はいらん。思う存分、エイリアンどものケツを蹴り・・・>

 そこまで言って、ルーカ大尉フレイの性別を思い出したらしく口ごもる。

<スマン。セクハラかな? これは>

 どこかきまり悪げに言ってくる大尉に、フレイはこんな時だと言うのに噴出しそうになった。
だが、新兵である自分を気づかってくれる大尉の心遣いが嬉しかった。
フレイは元気良く、気合を込めて言った。

<了解しまいました! 思う存分蹴り飛ばして参ります!>
<うむ! その意気だ!>
<はい。大尉も、お気をつけて!>

 フレイは、味方機の後を追ってウィンダムを加速させた。
655645-654:2006/01/28(土) 20:48:10 ID:cg0OyuIe
今日は以上です。

フレイがちょっとしか出てきませんが、フレイの出番は次回ってことで
一つよろしくお願い致します。
656通常の名無しさんの3倍:2006/01/28(土) 22:25:44 ID:???
乙です
戦闘シーンもイザークとディアッカ掛け合いもおもしろかった
フレイの初陣がいきなりVSレイにならないか不安を感じつつ、次を楽しみにしてます。
657通常の名無しさんの3倍:2006/01/29(日) 01:20:08 ID:???
おお、面白かったよ
期待して待ってるよ
658通常の名無しさんの3倍:2006/01/29(日) 03:02:51 ID:???
おま…なにげにアクエリオン視聴者か…www
応援してますよ。
659通常の名無しさんの3倍:2006/01/29(日) 10:51:44 ID:???
マジで面白いです
頑張ってください、期待してます
660通常の名無しさんの3倍:2006/01/30(月) 06:36:24 ID:???
>>655
読んでいて面白いよ
次の話が読みたい
661愛姫 ◆U9FYKTEU1A :2006/01/30(月) 12:19:59 ID:???
あらあら・・・うふふ(笑)

こんなことしてて楽しいんですか!?(藁)
662通常の名無しさんの3倍:2006/01/30(月) 12:53:09 ID:???
面白かったよー
乙、楽しみにしてるよ
663通常の名無しさんの3倍:2006/01/31(火) 20:30:35 ID:???
保守
664通常の名無しさんの3倍:2006/02/01(水) 19:57:27 ID:???
>>554
カズイが実はブルーコスモスのメンバーだった・・・(笑)
でも良いと思うよ。
665通常の名無しさんの3倍:2006/02/01(水) 23:36:32 ID:???
>>664
(笑)
・・・捏造ってもっと上手くするもんじゃないの?
666通常の名無しさんの3倍:2006/02/02(木) 20:31:12 ID:???
>>155-157
よく考えるとMSのモニターから救命艇の中の様子って
確認できるのかな?

諸君達はどう思う?
667通常の名無しさんの3倍:2006/02/02(木) 20:48:04 ID:???
SEEDの伏線を使ってフレイを復活させる。

アラスカ基地でラウに拉致られた時のフレイの台詞、「……パパ?」と
いうのはつまり……

・フレイの父親は実の父親ではない。
・フレイの父親は、地球連合が生み出していたクローン。しかも試験体。
・ラウの遺伝子にはアル・ダ・フラガのもの以外にフレイの父親の「オリジナル」のも混じっていた。
・フレイは実は「ブーステッド(三馬鹿)」の試験体。
・↑なので、たくさんコピーが存在する。あの時死んだフレイはその中の一人。

よって、フレイの復活は可能。でも記憶は真っ白なので、フレイとは似て非なる者になる。

6689話後半:2006/02/02(木) 21:23:12 ID:???
 機銃が唸り、装甲車の砲塔が吼え、轟音が島に響き渡る。
 しかし、PS装甲を持つMSにはまったくの無力。
 
 レイは装甲車を思い切り蹴り飛ばした。装甲車が横転。
 他の装甲車と激突して爆発炎上。火の中で数人の人影がのた打ち回る。
 せめてもの情け。ビームを人影に向けて放つ。
 
 周辺を見回して、照準。ミサイルポッドからAGM138誘導ミサイルを放つ。
 対空砲を、機銃を台座ごと、そしてそれを撃っていた人間ごと破壊。吹き飛ばす。

 視線を後方にめぐらすと、輸送機が強行着陸しようとしているのが見えた。
 他の区域の破壊、制圧に回っていた6機のアッシュはこちらに向かってくる。
 順調だ。
 敵のMS隊は出払ったため、短時間で制圧ができたが―――

(問題はここから、だな・・・)
 
 アッシュの後ろから黒い矢となって疾走してくるガイアを、頭部のカメラがとらえた。
 だが、ガイアの出現は想定の範囲内。
 レイはザクファントムをガイアに向けてダッシュさせた。
 
 
 アッシュのMA-M1217R高エネルギービーム砲から、レイのビーム突撃銃から、
 光の矢が次々と放たれる。
 しかし、その光の矢は高速で疾走する黒い獣を捕らえることができず、尽く外れる。

(相変わらず速い・・・。他のMSとは桁が違う)

 今度は静止して精密射撃。ガイアがステップを踏んでかわす。
 そして、MS形態を取り、ビームライフルを構えた。
 そこにMA−M8ビームトマホークが飛来。
 ガイアが盾でトマホークを防ぐ。だが衝撃は殺しきれない。ガイアはわずかによろめく。

<ショーン機、デイル機は援護。他の者は輸送機の護衛に回れ。絶対に落とさせるな!>

 ルナマリアの声が通信機から響く。4機のアッシュが輸送機の方にダッシュ。
 ルナマリアの赤いザクウォーリアはその4機とすれ違うと、そのまま跳躍。
 ガイアにビームアクスを叩きつけた。
669通常の名無しさんの3倍:2006/02/02(木) 21:27:27 ID:???
>>645-654,668 続き

 ガイアが、振り下ろされたビームアクスを盾で防ぐ。
 すさまじい火花が飛び散り、両機を赤く染め上げる。
 ガイアが、右手でビームサーベルを抜き、振り上げた。
 
 ザクウォーリアの左腕がさっとあがり、ガイアの右手首辺りを掴む。
 そのまま両機は力比べに入った。耳障りな両機の駆動音が轟く。
 パワーでは当然、ガイアが上。
 ザクの踵が徐々に後ろに下がり、ビームライフルの刃がザクウォーリアの装甲に迫る。

(やらせん・・・)
 
 レイは射線を確保すべく、ガイアの左側面方向にザクファントムを機動させる。
 ガイアのパイロットがレイのザクファントムに気を取られ、一瞬そちらに注意を向ける。
 中のパイロットの動きがガイアの動きに僅かにあらわれた。それは、ほんの僅かな動き。
 しかし、ルナマリアは見逃さない。
 
 いきなり左手でガイアの右腕を引き寄せ、右足を大きくガイアの左足の横に踏み出し、
 左足でガイアの右足首あたりを払い飛ばす。
 不意を打たれたガイアは、よろめき、大きく体勢を崩した。
 鉄の巨人がもつれ合い、土煙が濛々と舞い上がり、草木が吹き飛ぶ。

<いいぞ、ルナマリア! 一発くらわせてやれ!>
 
 レイは、通信機に向かって叫ぶ。

<OK! ・・・こぉお・・のぉ!!>
 
 ルナマリアの気合が響く。
 体勢が崩れたガイアに、ザクウォーリアがアクスを握ったまま縦拳を叩き込んだ。
 ガイアが吹き飛び、ザクウォーリアは後方に跳躍。
 
 既に発射体勢に入っていたレイのザクファントムとアッシュ二機が、一斉にミサイルを発射。
 MF22SX多目的ミサイルランチャーとAGM138誘導ミサイルの雨がガイアを襲った。
670通常の名無しさんの3倍:2006/02/02(木) 21:28:35 ID:???
(どうだ!?)

 だが、こちらが撃った時、ガイアは既にMA形態に変形していた。
 なんというカンの良さ。
 そして、ミサイルが機体に着弾する寸前に大きく跳躍。

「チィ!」

 レイは思い切り舌打ちした。
 助走せず脚部のパワーだけで、あれ程高く跳ね上がるとは!

 目標をロストしたミサイルが何発も地面に着弾。
 残ったミサイルに向かってガイアは背部のビーム砲と頭部のCIWSを、ミサイルに一斉発射。
 連続した爆発と爆光。爆煙と爆音。
 
 爆発の余波に巻き込まれ、空中ガイアはわずかによろめいたが、MS形態をとって足の裏から着地。
 着地直後を狙ってレイが放ったビームも、左腕の盾で弾き散らされた。

(まったく、ザフトの開発者達が技術の粋を結集して作り上げた機体だけのことはある)

 それが敵に奪われて、こちらの脅威になっているのだから、たまったものではない。
 流石のレイも今更ながら、強奪を許した警備責任者に呪いの言葉の一つでも吐きたい心境だった。

 その上ガイアに乗っているパイロットも、かなりのものだ。
 こちらの追い討ちを見越して、MA形態をとったカンの良さもさることながら、
 ミサイルをギリギリまで引き付けた度胸。
 そして、ここしかない、というタイミングを逃さない経験の豊かさ。
 パイロットはかなりのベテランだろう。

(被弾してくれて、バッテリーを消費してくれると楽になったのだが・・・)

 二機のザクと二機のアッシュはしばし、ガイアと睨みあった。
 と、ガイアは突然身を翻すと後方へと駆け去って行く。

(数的不利をおして戦う愚を避けたか?)

 まあ、なんでもいい。
 まずは、輸送機が飛び立つまで時間を稼ぐことが第一だ。

<全機に通達。輸送機の護衛及び住民の誘導に回るわよ。急げ!>
<了解>

 ルナマリアの指示が全機に伝えられ、2機のアッシュ、ルナマリアのザクウォーリアとともに
レイもザクファントムを輸送機に向かって走らせた。
671通常の名無しさんの3倍:2006/02/02(木) 21:31:26 ID:2wqNwSoT
<逃げられちゃったわね>

 直通回線――レイにのみ聞こえる回線――で、ルナマリアが少し悔しそうな、
しかし高揚した声で通信を送ってくる。
 それに、レイは賞賛の言葉で答えた。

<いや、大したものだ、ルナマリア。あんな動きは君でないと無理だろう>

 ルナマリアのやったのは、大分変形ではあったが、アカデミーの時に格闘訓練で習った、
確か・・・ジュードーの支え釣り込み足という技だったはずだ。
 それにしても、生身ならともかくMSでやってのけるとは。
 つくづく機体制御と格闘戦における、ルナマリアのセンスはずば抜けている。

<レイのおかげよ。私、接近されて格闘戦になってもなんとかなるし、射撃を克服しなきゃと思って、
『ガナー』にしてたけど、やっぱり『ブレイズ』の方がしっくりくるみたい>
<そうか。俺の言った事が役に立ったなら、同僚としてこれほど嬉しいことはない>
<帰ったら何かおごろっか?>
<それを言うのはまだ早いのではないか? ルナマリア。任務はまだ終わっていない>
<は〜い>

 ふざけた調子の、だが嬉しそうなルナマリアの声に、レイもコクピットの中で微笑をもらす。

(ギルの言っていたことは、やはり正しい)

 人は己の力を存分に発揮できる役割、場所、環境を与えられ、その能力を100%発揮することで、
満足感を得ることができる。

(まあ、だからといって、それで全世界が平和になり、ナチュラルとコーディネーターの対立も
解消されるかというと、流石にそれはどうかとは思うがな・・・)

 だが、試してみる価値のあるプランだとは思う。
 あのプランによって世界がより良い物になり、シンやルナマリアが幸福に暮らせるように、
世界が少しでも変わるのなら、自分の生は、何か意味のあるものになるのではないか? 
 輸送機に向かって機体を走らせながら、レイはそんなことを考えたのだった。
67210話:2006/02/02(木) 21:36:33 ID:???
 レイの目の前で住民を満載した輸送機が離陸し、飛び立った。
あの輸送機は直接カーペンタリア基地へと向かう。
 
 同時に安堵のため息、よおし! という歓声が通信機を通して流れ込んできた。
とりあえず、一番困難な任務は無事終わった。この後は―――
そこでレイは思考を中断する。地響きとMSの駆動音が近づいてくる。

<全機でガイアとウィンダムを迎・・・いえ攻撃! 気合を入れなおしていくわよ!>
 
 ルナマリアの覇気のある声が通信機から響いた。
 視線の先に突進してくるガイア、そして12機のウィンダムを捕らえ、―――内の一機は真紅―――
ルナマリアのザクファントム、レイのブレイズ・ザクファントム、6機のアッシュは、武器を構え直した。
673668-672:2006/02/02(木) 21:38:51 ID:???
今日はここまでです。
すいません、次回こそフレイが登場します。

間違えて、10話の序盤〜中盤を削除してしまって・・・。
それを書き直す時間がいるということで、こうなってしまいました。
真に申し訳ありません。
674通常の名無しさんの3倍:2006/02/02(木) 22:37:16 ID:???
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
面白いです、超楽しみにしてます。
675通常の名無しさんの3倍:2006/02/03(金) 02:31:30 ID:???
キタワァ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。..。.:*・゜゚・* !!!!!
楽しみにしてるよ、乙!
676通常の名無しさんの3倍:2006/02/03(金) 09:57:01 ID:???
おお、ここにデスティニープランの伏線もはっとくのか
GJです!!
677通常の名無しさんの3倍:2006/02/03(金) 15:01:26 ID:???
テラオモシロス、GJ!
67810話:2006/02/03(金) 21:22:46 ID:???
(ウィンダム12か。援軍が来ていると考えた方がいいな、これは)

 レイは心の中でそうつぶやいた。
 
 地を高速で走るガイアを、ウィンダムで空から援護されると、苦戦を強いられそうではある。
 人の眼は、横の動きには強くても縦の動きには弱い。
 見えない方向から攻撃されることのプレッシャーはかなりのものだ。

(やる・・・か)

 静かに決意を固め、レイは、左腕にもビーム突撃銃を構えた。

(ラウにはできたというのなら、俺にできぬハズはない)

 眼を閉じ、ゆっくりと息を吐く。
 
『視野を広げろ』

 周りの空間の全てを把握すること。俺にはできる、できるはずだ。
 ・・そう自分にいい聞かせる。
 なぜなら俺は―――――
679通常の名無しさんの3倍:2006/02/03(金) 21:25:51 ID:EjGfWWWT
>>668-672,678続き

「フレイ、赤いのと白いのには気をつけて。・・・白いのは射撃、赤いのは格闘が得意」
「分かったわ、ステラ。・・・ありがと、気をつけてね」
「・・・フレイも」

 直通回線でフレイにそう通信を送った後、ステラは見慣れてきた赤と白の機体を睨みつける。

「今度こそ・・・落とす!」

 ステラは、ガイアを更に加速させた。
 緑色の丸っこい機体が一斉にガイアに向かって左右のクローからビームを乱射する。

「そんなもので、わたし、わァ―――――――――ッ!!」

 ステラはガイアをさらに加速させ、右から大回りしながら丸っこい機体の列の右側面に回りこせる。
 丸っこい機体は、次々とビームを放ってくるが、やはりガイアをとらえれない
 そして、ウィンダムのビームが丸っこい機体の列に天から次々と降り注ぎ、陣形を崩す

 
 難なく、十分な射程距離まで接近し、二門のMA-81R ビーム突撃砲を照準。
 その時―――

 ガイアの鼻先にビームが着弾した。咄嗟に急停止する。
 体が思い切り前に引っ張られ、ヘルメットが前の機器にぶつかりそうになる。
 必死で揺れる機体を操作して、咄嗟に後方に跳躍。ビームが今居た空間を薙いだ。
 撃ったのは。

「このォ! ・・・白い奴!」

 だが、撃ってきた白い奴は、もう自分の方など見てはいない。
 右腕のライフルで味方機に向かって発砲、一機が胸部をまともに撃ちぬかれて爆発。
 続いて左腕のライフルも発射。
 狙いは―――

「フレイ!」

 幸いフレイの機体は、俊敏に回避行動を取って的を絞らせない。
 敵のビームが虚空を薙ぐ。
 ホッとため息をつく。が、同時に怒りが込み上げてきた

(わたしを無視している!?)

 カッとステラの頭に血が上った。
680通常の名無しさんの3倍:2006/02/03(金) 21:27:22 ID:???
「おまえェ―――――――ッ!!」

 だがその時、機内に警告音が響いた。
 丸い機体から放たれた大量のミサイルが殺到してくる

「うゥ!」

 背部のビーム砲からビームをミサイルめがけて発射し、掻い潜ったミサイルを引き付けて跳躍
 ミサイルが地面に着弾し、爆風が巻き起こり、機体が揺れる。
 空中でMS形態を取り、ライフルで丸い機体に狙いをつけようとした時、右腰部辺りで小爆発。

「なにィ!」

 白い機体から放たれたビームがビームサーベルを吹き飛ばしたのだ。
 こちらも白い機体にMA-BAR71XEビームライフルをニ連射。
 だが、敵は横っ飛びでかわすと、今度はまた別の味方機の方に向かって発砲している。
 
 丸っこい機体が数機、ここぞとばかりに、ビームを乱射してきた。
 跳躍、ステップ、ダッシュを繰り返してビームの雨をからくもかわす。 
 
『埒があかない』

 危険を覚悟で機体を静止し、盾を構える。
 敵の機体のビームを盾ではじき散らして、ビームライフルで精密射撃。
 右肩を損傷して動きが鈍っていた一機に命中し爆発。
 別の一機に照準。
 
 だが、また白い機体の一撃が左肩の際どいところを掠めた。
 機体を機動させて、白い機体の射線から機体をそらす。
 白い機体の攻撃のせいで、丸っこい機体をなかなか減らせない。

「アイツ・・アイツ・・・!」

 ステラは苛立ちながらガイアを駆った。
681通常の名無しさんの3倍:2006/02/03(金) 21:28:33 ID:???
<ルナマリア! 真紅のヤツを頼む!>

 ガイアがいる以上、あの動きのいい機体まで入れて全機を把握するのは、まだ無理だ。
一撃目が外された瞬間、レイはそう判断すると叫んだ。


<了解!>

 ルナマリアは、真紅の機体に向かってトマホークを構える。

「わっと!」

 いきなり、真紅の機体が発砲してきた。
 トマホークを構えていた右腕の際どい所をビームが掠め、多少装甲が溶けた。
 照準から発砲まで早い。

「意外とやるじゃない!」

 トマホークを投げ捨て、ビーム突撃銃を構える。
 敵機が右に流れていく。未来位置を予想して照――――
 いきなり敵が、左に思い切り加速し、こちらのモニターから完全に消える。
 咄嗟に機体を左に向け盾を構える。案の定敵のビームが飛んできて、盾に弾き散らされた。
 
 盾をどけて、頭部カメラで状況を確認。
 目標をアッシュに変えて飛んでいく真紅の機体の後ろ姿が映った。
 真紅の機体が発砲し、味方機が脚部に被弾して膝をつく。

「こんのぉ!」

 敵機に向かって走りながら、ビーム突撃銃を乱射するが、当たらない。
 敵機の動きは滑らかで速く、動きもランダムで的を絞らせてくれないのだ。
 
 と、敵機が振り向く。咄嗟に横っ飛び。
 急な方向転換と跳躍行動で胃がねじれるような感覚が襲が、歯を食いしばって耐える。
 攻撃は――――――こなかった。
 
 フェイントに引っかかってしまった、歯噛みしながら機体を起こす。
 敵機はホバリングしながら、膝をついた味方機に狙いを定めている。
 ルナマリアが突撃銃を撃つより先にビームが放たれ、脚を打ち抜かれていた味方機が爆発、炎上。

「こいつめっ! よっくもぉ!」

 ルナアリアは再び空に舞い上がった、真紅の機体を睨みつけると機体を全速で疾駆させた。
682通常の名無しさんの3倍:2006/02/03(金) 21:30:24 ID:???
「やっ・・・た?」

 その瞬間、フレイの口から思わずつぶやきが漏れた。
 
 序盤で撃った一発が丸い機体に当たった時は、情けない話だが目を疑った。
 何せ撃とうとした時、緊張のせいで手が震え、撃つのが遅れてしまったのだから。
 
 これがシャニだったら、とっくの昔に視界から消えているだろうし、
クロトなら死角から攻撃が降ってきている。オルガなら、先にこちらが被弾しているだろう。
 だが敵の機体はなかなか動かず、命中したのだ。


 それからも妙な感覚が続いた。確かに敵の機体の動きは遅いとはいえない。
 だが、見える。避けられる。フェイントを使えば引っかかってくれる。
 そして、さっきついに一機撃破した。

「やれる・・・。やれるわ!」

 歓喜が胸に湧き上がってくる。
 自分はもう昔の弱い自分ではない、ただベッドで震えているしかなかった自分では――――

 と、フレイの感傷を吹き飛ばすかのように、丸っこい機体がビームを乱射してきた。
 喜びに浸っている暇などないようだ。
 もっとも、この丸っこい機体の火力はなかなかだが、オルガの精密で容赦の無い嵐のような猛攻に比べれば。

「この程度!」

 スラスターをふかし加速しつつ、回避運動を取りながら突進する。
 敵のビームが機体の脇腹を、肩部を掠め、構えた左腕の盾に弾き散らされる。

『回避運動しながら、難しくてもキッチリ牽制射撃』

 頭にオルガの声が響く。
 機体を振りながら二発連射。敵機が体勢を崩した。
 更に加速して接近すると、敵が慌てて砲を向け直してくる。

『避ける方に少し機体が動くんだよね』

 今度はクロトの声。
 予備動作は抑え、左にいきなり急加速。流石に胃がムカつく。
 だが、その甲斐あって敵のビームが右目の端に軽く映る。完全にかわした。
 
 この距離なら外さない。素早くニ連射。
 敵のミサイルポッドと脇腹付近に命中し、敵機が爆発。黒煙を上げながら崩れ落ちる。
 だが、トドメをさそうとしたとき、別の丸っこい二機が、自分に火線を集中させてきた。
 仕方なくフレイは機体を上昇させ、射線から避難させる。
683通常の名無しさんの3倍:2006/02/03(金) 21:31:36 ID:???
(何よ、少しは援護してくれたっていいでしょ!)

 不甲斐ない他の味方機に毒づきながら、チラリとレーダーを見て全体と自分の位置を確認。
 目視とレーダーを常に併用し、敵と味方を把握しながら戦うのが超一流のパイロットなのだが、
これがなかなか難しいのだ。
 味方機を示す光点は――――

(え!?)

 思わず目を疑う。
 レーダーに映る味方機の数は、自分とステラのガイアを除けば・・・6機!?
 ウィンダムの半分近くが既にやられている、その事実がフレイを驚愕させた。
 
 警告音。
 ハッととして、正面を見る。正面に『何か』が数個飛んでくる。
 大丈夫、かわせる。
 だが、下からビームがその『何か』を打ち抜き、次の瞬間、連続してすさまじい爆炎が巻き起こり、
モニターを炎が埋め尽くした。
684通常の名無しさんの3倍:2006/02/03(金) 21:34:04 ID:???
<さすがね! レイ!>

 ルナマリアはザクを跳躍させながら、叫んだ。
 隙をつくると通信が入ったときはどうやるのかと思ったが、まさかテルミット焼夷弾を打ち抜くとは。
 敵のパイロットの視界には炎しか映っていまい。
 
 それにしても今日のレイはすごい。
 全方向に目があるみたいに、左右の突撃銃からビームライフルを敵に浴びせかけ
 ガイアを牽制してある程度押さえ込み、何機も何機もウィンダムを叩き落し、あるいは損傷させている。
 敵のウィンダムは、レイの攻撃に追いまくられてほとんど反撃もできない。
 あの真紅のヤツを除いて。

 だから真紅のヤツをやってしまえば、この戦いはこっちが圧倒的に有利になる。
 炎をくぐると敵が、盾をかざしているのが見えた。
 咄嗟に盾をかざして、熱で頭部のカメラがイカれるのは防いだようだ。いい反応。
 でも―――

「これで終わりね!」

 スラスターを全開で噴射。
 赤いザクウォーリアは、一本の赤い矢となり、真紅の機体を襲った。
685通常の名無しさんの3倍:2006/02/03(金) 21:35:00 ID:???
「でえぇァッ! 」

 右の踵を思い切り敵の盾に叩きつける。
 敵の盾が吹き飛び、敵機は大きく体勢を崩して落下していく。
 
「もらった!」

 スラスターで落下スピードを調整しつつ、ビーム突撃銃を照準。
 絶対に当てなければ。
 
 だが、何としたことか、敵が落下しながら先に撃ってきた。
 ビームが装甲を掠め、一発がビーム突撃銃に命中。慌てて放り捨てる。突撃銃が爆発。
 着地と同時に距離を取るべく後方に跳躍。
 
 敵はスラスターを上手くふかして、隙なく着地に成功する。
 あれだけ体勢を崩していながら・・・。
 射撃だけでなく、機体制御もかなりのものだ。

「何なのよ、もう! アンタはぁ!」

 焦りの声がつい口をついた。敵は油断なくビームライフルを構えている。
 どうしたらこいつを倒せる?
 ルナマリアは焦る気持ちを抑えながら必死で思考する。
 自分の今の状態は、敵に向かって左足を前に出しての半身。右腕は敵から死角になっている。

 一計を思いつき、ルナマリアは右腕の手の平に密かに閃光弾を握りこんだ。
 そして、外部スピーカーのスイッチをONにするといきなり叫ぶ。

「そこの赤い機体の連合のパイロット、なかなかやるじゃない! 初めまして! 私は―――」
 
 ほんの少しでも混乱してくれればめっけものと思ったが、何と、ビームライフルの銃口が下がる。
 望外の結果。
 
 閃光弾をクイックモーションで投擲。閃光に目をやられた敵機がよろける。
 機体を目の前の真紅のウィンダムに向かって急加速。猛烈な揺れ。
 敵機が後方に跳躍する。
 
「逃がすか!」 
 
 追ってこちらもザクを跳躍させる。敵機の近距離に着地。
 ビームアクス一閃、手ごたえアリ。
 敵のビームライフルの破壊に成功。
 
「まだまだあ!」

 ルナマリアは吼えると、左の前蹴りをウィンダムに叩き込んだ。
686通常の名無しさんの3倍:2006/02/03(金) 21:35:52 ID:???
(しまった!)

 そう思った時はもう遅かった。
 敵のパイロットがいきなり自己紹介を始めるというイレギュラーな事態に、脳が一瞬フリーズしていた。
 
 敵の機体が動き、慌ててライフルを構えなおそうとした瞬間、すさまじい閃光が炸裂。
 視界が真っ白になった。敵が目の前にいるのに見えない。
 脳がそれを認識した瞬間、すさまじい恐怖がフレイを襲う。

(避ける? どっちに? それとも迎撃する? ライフルを撃ってみようか? 牽制になるかも?)
  
 思考が混乱する。だが、一つの言葉が脳裏に閃いた。
 
『ダラダラ迷うな』
 
 出撃前に言われた言葉が理性を呼び戻す。そして頭に浮かんだ言葉は。

『回避』
 
 後ろに跳躍。
 しかし、右腕の先に軽い衝撃があり、そして間髪いれず今度は機体全体を
 殴りつけるような衝撃が襲った。

「きゃあ!」
 
 前後に体が揺れる。首が前後にふられ、頭がぼうっとする。
 だが、そこに更に衝撃。体がもっと前後に揺れる。意識が更に遠くなる。
 
 そして、最後に左脇腹付近から横方向にすさまじい衝撃がきた。
 警告音がやたらと鳴り響き、機体が目茶目茶に揺れる。縦横に首が揺れ脳がシェイクされる。
 あれほどガッチリとシートベルトで固定した体が揺れた。
 シートの部分がすごく痛い。その内、痛いのかどうかも感覚がぼやけ始める。

「うぅ・・・あ・・・ぁ」

 視力がようやく戻ってくるが、頭がどうしようもなくボウっとする。
 何をどう操作したのか、左の手の平を地面につき転倒するのだけは免れたことが、なんとなく分かる。
 さっきの敵の蹴りを受けて損傷した左腕が異様な音を立てているのが聞こえる。
 そして、モニターに敵機がアクスを振りかぶる姿が映った。
687通常の名無しさんの3倍:2006/02/03(金) 21:37:14 ID:???
「せえぇやぁぁァッ!!」

 ビームアクスを振りかぶった瞬間、自然と気合の声が漏れた。
 敵機は転倒するのは免れたが、左手を突いて体を支えているだけで、最早死に体。

『勝った』

 ルナマリアは勝利を確信する。だが。

『まだだ!』
 
 何かがそう叫んだ。彼女のセンスがそう叫んだ。
 油断するな、と。
 敵機の右手が何かを探って・・・。
 
 敵機が前に倒れこみながら何かを投擲。
 咄嗟に機体のビームアクスを振り下ろす動作を中断し、左腕の盾を前に翳す。
 所詮は死に体からの攻撃、間に合った。
 が、盾に振動。そして―――――

 爆発が起こり盾が吹き飛んだ。
688通常の名無しさんの3倍:2006/02/03(金) 21:38:16 ID:???
「ハッ! ざまをみろってのよ・・・」

 フレイは赤いザクがよろめくのを見ながら、吐き捨てた。
意識が半分飛びかけていたというのに、危機を悟った時、体は勝手に反応し、
灼熱のような思いが心に湧き上がった。
 
 歯が唇を噛み裂いて意識をつなぎとめ、手が、足が、勝手に機体を操作していた。
Mk315スティレット――投擲噴進対装甲貫入弾――を探し、投擲していた。
 意識をとぎらせるな。前を向け。反撃しろ。敵の動きを見逃すな。
自分の体が、意思がそういっている。

(積み重ねたものは、裏切らない。本当にそうなんですね。ナタルさん・・・)

 フレイは少し微笑む。
考えてみれば今日、何度咄嗟に体が動いてくれたことか。
 ふと、胸に去来するのは、オルガ達と訓練を始めたばかりの時のこと――――



『私を殺す気なの!?』

 ベッドの上でフレイはそう怒鳴った。
 初めての格闘戦の訓練中、フレイの機体がシャニの攻撃をもろにくらって転倒。
 衝撃の酷さに、起き上がれなくなっているフレイに、シャニは容赦なく攻撃を加えて失神させ、
しかもその上で更に攻撃したのだ。

 意識がない状態で攻撃を受けた結果、二週間の入院。
 運良く二週間ですんだが、もっと大怪我していてもおかしくなかった、医師からそう言われた。
 
 確かに手加減するなと言ったのは自分だが限度があるだろう、そう憤るフレイを、
シャニとクロトは冷たい目で見下ろす。

『・・・殺す気なら始めの一撃でやってるけど?』
『ていうか、何で起きあがらなかったんだよ?』
『だって、体が・・・』

 言い訳するフレイに、オルガが小馬鹿にするように鼻を鳴らした。
 
『訓練だと思ってナメってからそーんなんだよ』
『別に舐めてなんか!』
『じゃあ何で、何が何でも起きようとしなかったんだ? 意識を保とうとしなかったんだ?』
「実戦なら死んでるねえ』
『・・・ていうかラボならフレイ、今頃トドメ刺されてるかな』

 オルガの言葉に、クロトが言葉を重ね、シャニも同意した。
 彼らの言葉に、フレイは反論できなかった。
 あまりにも彼らの目が真剣で、そしてどこか底冷えするようなものを宿らせていたから。
689通常の名無しさんの3倍:2006/02/03(金) 21:39:13 ID:???
『フレイ。お前、誰を相手にするつもりだよ? コーディネーターだぜ?
俺らより、身体能力から何から全然違う連中を相手にすんだ。
そいつらに、ちょっとやそっと小手先の技術をつけただけでどうにかなると思うのか?
戦って負けりゃ次なんぞありゃしねえ。相手を殺すか、殺されるか、二つに一つなんだよ』
『それが分からないうちは、訓練したって同じだね』
『・・・要は、甘くみんな、ってことかな』

 それだけ言うと、オルガ達はさっさと病室を出て行った。
 その後ろ姿を見ながらフレイは思い出す。ナタルが語っていた彼らのラボでの日常を。
 相手の息の根を止めたものだけが生き残れる、訓練という名の実戦が毎日行われる、地獄のことを。
 
 そこで生き残った3人の戦士の目が、フレイの中の甘え見抜いたのだろう。
 戦場に赴くものは、生き残ろうと最後まで足掻き、敵に牙を突きたて続ける者でなくてはいけない。
 それを彼らは―――意図的にか、無意識にかは分からないが―――強烈なやり方でフレイに叩き込んのだ。

 流石にナタルの注意で、フレイが失神するとそれ以上の攻撃はなくなったが(それでもたまにはあった)
格闘戦の訓練において、時間切れになるまでは、フレイが失神するまで攻撃してくるのは変わらなかった。
 訓練の度に柔肌にアザができ、体がどこか痛むようになり、入院することも度々あった。
 
 それでもフレイは食い下がった。彼女が求める強さの象徴こそ、オルガ達だったから。
 彼らがそうやって強くなったのなら、自分も。そう思ったから。

 それから、二年。
 あの三人にはまだまだ及ばないかもしれない。
 けれど歯の食いしばり方を、どんな場合でも機体を制御し続けようとすることを、覚えた。
 そして、どれほど劣勢でも折れない心を―――
690通常の名無しさんの3倍:2006/02/03(金) 21:40:53 ID:???
この心に湧き上がる灼熱のような思い。
 
 闘争心? 負けん気? 殺意? 

 ―――何でもいい。
 
 自分は死ぬわけにはいかない、守らなければならない。

 だから立つ、立って戦う。
 
 命失うまで、牙を突き立て続ける。
 
 自分はまだ生きているぞと噛み付いてやる!!

 そのフレイの思いに答えるように、真紅のウィンダムがゆっくりと構えをとった。
駆動系に多少ダメージ、特に左腕の損傷は深刻だが、大丈夫。
 機体も、私も、戦える。
 
「なかなかユニークな自己紹介ありがとう。ザフトの女パイロットさん!
あなたが荒っぽい性格なのはよーく、分かったから。
けど、もうちょっと荒っぽい奴らから死ぬなって言われてるのよ。
これぐらいじゃあ・・・やられてあげられないわ!!」

 歯を食いしばりすぎて口から流れた出た血を拳でぬぐい、不敵に笑うと、
フレイは外部スピーカーのスイッチをONにし、ザクのパイロットに向かってそう叫んだのだった。
691678-690:2006/02/03(金) 21:41:57 ID:???
今日は以上です。
692通常の名無しさんの3倍:2006/02/03(金) 23:10:30 ID:???
やあああぁぁぁべええぇぇぇ!!!!超おもすれー!!!!
693通常の名無しさんの3倍:2006/02/04(土) 03:49:45 ID:???
おおお
この話のフレイは主人公特権の力、NTとかそういうのが何も無いからどうなるかって思ってたが
良いなぁ良いなぁ、面白いなぁー!
694通常の名無しさんの3倍:2006/02/04(土) 10:21:28 ID:???
GJGJ!
695309:2006/02/04(土) 19:22:06 ID:???
チョイスマンオリキャラ一人女性18歳の名前頼む
>>700位まで募集かけたい
696通常の名無しさんの3倍:2006/02/04(土) 19:44:37 ID:???
>>633
亀レスだが
大戦後にミリアリアが士官学校に入学した。
で良いと思うが?
697通常の名無しさんの3倍:2006/02/04(土) 20:31:39 ID:???
>>695
日本人でどうよ?
それとも外国人の方が良いのかな?
698309:2006/02/04(土) 20:44:35 ID:???
>697
どちらでもとりあえずマユは勘弁向こう側に逝ってしまうので
あまり出番無いけど出すつもり
699通常の名無しさんの3倍:2006/02/04(土) 20:53:05 ID:???
>>698
既存のキャラを考えているの?
新キャラを考えているの?
700309:2006/02/04(土) 21:43:08 ID:???
新キャラ
脇役、と言うか自己解決した、申し訳ない
701通常の名無しさんの3倍:2006/02/04(土) 21:50:20 ID:???
>>700
君のSSを期待しているよ。
7021話 前半:2006/02/04(土) 22:34:26 ID:???
かつて、互いを滅ぼしあう凄惨な戦争があった。
ただ種族が違う生まれが違う種の性能が違うと言うだけで憎み合い殺しあうだけとなった戦争があった
総力を結集したヤキンドゥーエ攻防戦
互いに持てる力を使い切って相手の種族を滅ぼさんとした
地球軍は数多の核を。ザフトはΓ線レーザーを。
お互い出し切っても決着は付かず、切り札も失われ、互いに消耗した結果
停戦条約を結び、一先ずの安全と次の戦いへの準備の期間とした

CE.75
世界を二分する戦争、「種族戦争」の停戦から5年の月日がたった
互いに滅ぼしつくさんと憎しみ合い、殺しあった戦争
戦いの爪痕は人々の心身共に深い傷を残す。

今ではその痕は今では殆どわからない位に癒え人々は戦争前の生活に次第に戻り始めたかに見えた、しかし。

CE.73年からその歪が現れ始めた。
いや、ただ人々はそれを無視していただけではないのか・・・
やっと訪れた平和はここから徐々にまた暗いものへと移り変わっていく

安定してきたかに見えた連合各国で紛争が次々と色々な地域で巻き起こる
それは独立戦争であったり、互いの利権の奪い合いであったり、青秋桜の猛烈な廃訴運動だったり・・・
一番顕著なのはユーラシアと北大西洋連合との冷戦

プラントでもデブリベルト周辺で海賊騒ぎ、暗礁宙域での艦船行方不明事件、テロリストの強襲などetcetc

とはいえ、今現在では両軍では合同模擬戦をするくらいには安定を取り戻している
これも現議長と連合国家首相の血反吐吐くような努力の賜物である
偏見で絡まりすぎた糸を少しづつ解いていくかのようにゆっくりと歩み寄っている
ユニウス条約で核兵器の使用全面禁止、MS等の兵器生産台数の限定等など。

一時的にでも見えた平和への道を閉ざさせないように必死に積み上げてきた
しかし、それをよく思わない連中も居る、その触れれば崩れそうな足場を一歩一歩わかりあう為の道を・・・・

そんなものは     脆くも崩れ去ってしまうというのに
7031話 前半:2006/02/04(土) 22:37:17 ID:???
真空の空を、岩が浮遊する真空の空を4機のMSがデブリを縫うように飛び回る
一つは真っ白な体にネイビーブルーの装甲で染め上げた単眼の巨人、頭に機関砲を付け
大きな剣と腕に仕込まれた三連装ビームガンとスタンワイヤー、大型ビームガトリング付きのシールドを携え悠々と一機の仮想攻撃とデブリをかわしていく
グフ・ソードブレイカーと呼ばれる機体は三機のMSに追われている、実質相手をしているのは一機だが。
その動きはとても余裕のある動きでデブリとデブリの間をすいすい飛んでいく

一方の三機
両肩に大型スパイクシールドとブラストシルエットを装備したグレーと暗緑色で塗られたザク・ファントムC
左肩に鳳仙花を模したパーソナルマークを付けた濃紺のザク・ファントムCにフォースシルエットを搭載したもの
ブレイズウィザードを搭載した緑の宇宙迷彩を施されたザク・ウォーリアC

今この4機はデブリベルト宙域での模擬演習をしている
勿論実弾など使うわけにはいかないのでライフルの発射システムをロック、照準用レーザーを使っての演習だ
この隊の何時もの新人挨拶の時の恒例行事である
新人のザク・ウォーリアに蒼いグフが相手をしているといった状況
後の二機は新人に随行しているだけ。

『どうした!?そんなことでは赤服が泣くぞ?もっと突っ込んで来い!!』
ザクのビームライフルの起動を表すレーザーが三連射、グフGに向かって撃っていくが初弾は避けられ2つ3つ目はデブリに阻まれる
それを追ってザクWCがグフ照準を向けようとするが、デブリを巧みに使われ、射線を取れないでいる

『おいおい少佐無茶を言うなよ?初めてでないだろうけど実戦を想定した速度でのデブリ戦は新人には―――』
暗緑色のザクFCのパイロットが茶化す

『少尉、階級が上のものにタメ口は何度もお止めなさいと言われているでしょう?』
それを濃紺のザクFCが注意する
7041話 前半:2006/02/04(土) 22:39:34 ID:???
これは毎度のパターンである
そして何時もの口喧嘩
『ったく大尉はお堅いねぇ?もっと砕けなきゃ人生楽しめねーよぉ?』
『貴方は砕けすぎなんです!!それに上官にはサーをつけなさいと何度―――』
『アイアイサー、サー大尉、もう少し砕けた方が人生楽でありますサー』
『貴方って人は・・・!!』
『そんなんだから思い人に振り向いて―――』
近距離無線を使っての口論
ここはかなり濃いのだがある一定以上の距離ならば雑音付きながら通信は可能である
濃紺と暗緑色のザクFCが新人の動きと周りのデブリを観測しているのだが・・・中に居る人はとても仲が悪そうだ
『・・・わかりました、甘やかせ過ぎた私のせいですねこれは。土下座するか直くと散り逝くか返答を』
業を煮やした濃紺のザクがビームハルバートを抜き放つ

『ほお?やるっていうのか? お前には出来ないかも知れない』
暗緑色のザクがケルベロスのセーフティを解除、ビームジャベリンいつでも構え間合いを取る
今形容するな豹と鷲が背景でザ!対決!!みたいな感じで映し出されているだろう

お互い牽制をかけ、動こうとしたその時!
『 い い 加 減 に し ろ 貴様ら!!何度繰り返せば気が済む!少尉!大尉!罰として訓練時間追加されたいのか!』
『『サ、サーノーサー!!!』』
『まったくディアッカ少尉もシホ大尉もその口論癖治せないのか?まったく・・・新人!貴様も赤なら一撃くらい当ててみろ!!こっちはウィザードもシルエットも付いてないんだぞ!』
蒼いグフのパイロット【イザーク・ジュール少佐】が回避機動を行いながら注意すると同時に檄を飛ばす
喋りながら新人ザクの必死の攻撃とデブリを避けていくのは流石である

哀れ新人
7051話 前半:2006/02/04(土) 22:40:56 ID:???
ザフトは元々義勇軍である
そのため階級と言うものはあまり存在せず、服の色で能力を分けて有能な個人に各部隊の指揮を任せる能力主義の軍だった
だがその為か指揮系統でイザコザが起きたり、軍規を平然と破ったりする事が多かったりする為可も不可も多かった
流石にそれを重く見た議会は地球軍の牽制と指揮系統をはっきりさせる名目としてザフトを義勇軍から実質上のプラント軍へと変えたのだ
その最たるものが階級である
一般的な階級、佐官などの階級などだが
制服の色で階級をつけることを望む者の声が多く、制服はこういう風に改定された

赤は軍学校を好成績で卒業したものに与えられるトップガンの証
それと共に尉官が与えられる。この服こそは「一流」足る証
階級に関係はないが、袖口や襟の色がその階級の色になる

黒は将官
中将から少将

白は佐官
大佐から少佐、イザークがこれである

青は尉官
大尉から少尉

緑は士官以下
曹長から下までがこの服である
他にも色はあるのだがそれはまた別の話。
7061話 前半:2006/02/04(土) 22:43:23 ID:???
「あー・・・もう駄目・・・・」
ザクCのコックピットから青い顔で這い出てきた赤いノーマルスーツの彼女
ヘルメットを脱ぎ、端子からコードを引っこ抜く
先ほどまでイザーク隊長にこっぴどく訓練を受けていた彼女である
赤服と言う名誉ある証を手に入れ、編入される先が先の大戦の英雄の率いる部隊 『ジュール隊』
逸る心を抑えつつ拝領したセカンドシリーズの量産機ザク・ウォーリアカスタムに乗りそのままナスカ改級ジュール隊旗艦『セラエノ』に到着
着任の書類を届けるついでに隊長に挨拶をしにいこうとしたその時、定期哨戒任務でいきなり船が発進
自室に案内されたものの着任早々荷物を片付ける間もなく任務に駆り出される

整備員に呼び出され自分の機体のOSの密なチェック、クセを合わせてとやっているうちにブリーフィングルームに呼び出し
自己紹介する間もなく出撃、デブリ隊近くまで接近してからいきなり模擬戦

まるでジェットコースター、いきなりなことばかりで目が回る、だがこれが 現 場 ! 私が挑む 世 界 !
とちょっと混乱(?)気味のまま着地
パドルを握って通路を進んでいく

食堂に来るようにと呼ばれていった先
そろそろと言う距離で野次が聞こえた
なんだろうと思ってパドルのブレーキをかけ、壁を蹴って食堂のドアをくぐる。
そこは・・・

「今日こそ貴方の性根を叩きなおしてあげます!」
「HAHAHA君はいっつも怒りっぽいね君は、乳酸菌取ってる〜?」

ディアッカ・エルスマン少尉とシホ・ハーネンフース大尉との喧嘩だった
見渡すと周りの人たちはやれ喧嘩だのやれ応援だの
食堂の隅では今日こそどちらが勝つのかトトカルチョが催されている
因みに戦績は666戦666分けだとか
7071話 前半:2006/02/04(土) 22:44:59 ID:???
食堂の壁には垂れ幕が飾ってあり「新人さん歓迎会」と描かれている
歓迎会しようとしてくれたんだなぁと・・・しかし現状は

「大体階級が決まっているのに口の利き方が不遜すぎます!」
「へぇ?階級だけで年齢やらそういうのは無視かい?年長者の意見は大事だぜ?」
「貴方は年長者の前にまず礼儀をどうにかしてください!上官に対してまでタメ口とか」
「別にアイツは気にしてないし俺も気にしてない」
「貴方が気にしなくても他のものに示しが付かないんです!」
「へぇ〜・・って言うかシホってイザークの事になると何でそんなに熱くなるんだかねェ?」
「いけませんか?」
「なんだか恋したくなっちゃったって感じ?でもそれを機が付いてもらえないって言うのは――」
「っ・・・・・!!そ・・・そんな訳があるわけないでしょう!?」
この調子だといつまでも止みそうに無い
異を決して止めようと声を立てようとすると整備員の人が口に手を当ててこう言った
「止めとけ、あの喧嘩を仲裁しようとした奴らは何人もいるがその全てが・・・・ヒィィィィィィ!?キルハウスハカンベンシテカンベンシテカンベンシテ」
途端に整備員の人が壊れてしまった・・・もうどうしたらいいのでしょうか?

もしかして配属先間違いましたか?
と言うか運命も間違えましたか?

【残念だがあきらめナ】

「だ・・・誰!?」
なんだか天の声まで聞こえてきました
おとうさんおかあさん。なんだか今すぐ其方に逝けそうです
ほらなんかくろい和服の人がふねこいでやってきました、いっぺんじごくいってみる?だそうです

「 何 を や っ て い る か 貴 様 等 ー !!!」

轟雷一閃、イザーク隊長の怒号で雲を散らすように逃げる兵士たち
やっぱりはいぞくさきまちがえちゃいましたか?

【君の扱われ方、DEADだね(グッ(サムズアップ】
7081話 前半:2006/02/04(土) 22:47:29 ID:???
「と、言うわけで我等の部隊に新たに配属されたパイロットを紹介しよう、【アナ・ベアトリッス少尉】だ」
「アナ・ベアトリッス少尉です、皆さん若輩者ですがどうかよろしくお願いします」

う・・うおおおおおおおおおおお!!!!

突然の轟音でびっくりするアナ
「女やー!久方ぶりの女やー!!」
「歳幾つ!?携帯番号は!?住所年齢身長体重スリーサイズ!!」
「女キターーーーーーー(゜∀゜)ーーーーーーーーー!!」
「まあまあおまいら少々マターリ汁」

頭を抱えるもの
狂喜乱舞するもの
執拗に個人情報を聞いてくるもの
写真を撮ってブロマイドを随行する同隊の奴等に売りつけようと画策する者等等食堂の内部は大騒ぎだった



その頃格納庫

「なあ、俺たち新人配属されたってのに何でこんな所でMS整備してるんだろ」
「お前は何を言ってるんだ?」


「お前等静粛に!静かにしろ貴様らそのままエアロックから放り出すぞ!」
暫く騒ぎは収まらずイザーク隊長のローキックで黙らせられる整備班の人たち
次々と壁にクレーターが穿たれていく、勿論壁に貼り付けになった奴らは蹴られた整備班多数である

なんだかとても騒がしい戦艦です、私こんな所でやっていけるのかな?

【ごめんねぇ〜?多分無理だとしかいえなくってさ〜〜?】
7091話 前半:2006/02/04(土) 22:48:35 ID:???
場所を変えてここは隊長室
「さてアナ少尉、貴様はさっきの通りに私の隊の列機として飛んでもらう」
「ハイ!!」
憧れともいえるイザーク隊長に
「うむ、元気なのはいいことだ。とりあえず知っているだろうが紹介しておく」
イザークがまた喧嘩を起こしそうな二人の首根っこをとッ捕まえて連れて来る
なんだか親猫が子猫の首を咥えてもって来るようなかんじだ

黒い肌に金髪のにやけ顔の青年と綺麗な黒い長髪の女性
「ディアッカ・エルスマンだ。まあ夜露死苦な?」
「シホ・ハーネンフース大尉です、お互い頑張りましょうね?」
「はい!こちらこそよろしくお願いします!!」

「一通り挨拶も終わったな、さて着任届けをもらえるか?」
「あ・・・えっと・・・あれ?」
着任届けの書類が無い、あれが無いと大変だ
どうしようもない、記憶の中に埋没して何処に忘れたのか思い出す
(先ほどの急な出撃でコックピットの中に置き忘れてきちゃった!?)
「す、すみません!今すぐ取りに言ってきます!」
「すぐに戻れ」

アナがパドルを握って格納庫へと向かっていった
7101話 前半:2006/02/04(土) 22:50:08 ID:???
「ディアッカ?どう思う」
「ん?何が?胸もそこそこで将来が期待できるいい子だよな何処かの洗濯板さんとはえらい違いだ」
「その何処かの誰かとは一体誰のことでしょうかね?そしてそんな事をいって死ぬような目にあったのは誰です?」

シホが指を鳴らしながらディアッカを睨む

「OK落ち着け、まだ誰とも言ってないけど」
「はあ、漫才は後にしろ。新人の事だ新人の事」
イザークは米神を押さえながら喧嘩になりそうな部下二人を止める
「ま、卒業直後としてはいい腕してるんじゃないの?」
「そうですね、多少ぎこちない所もありましたが動きとしては及第点です」
二人がそれぞれ思ったことを口に出す

「この書類を見てもか?」
と、イザークが書類をディアッカに投げ渡す

なになにと渡された書類のページをめくっていくごとにディアッカの顔が険しいものとなる
「・・・噂には聞いていたがあのデバイスってマジであったんか」
「地球軍から流れてきた技術とは聞いておりますが・・・・まさか本当に・・・」
「この事は整備部の一部とオレとお前とシホしか知らんだろうな。まったく上は一体何を考えているんだ?うちは新兵器実験部隊じゃないんだぞ?」
「私たちが知っていい事なんですか?軍機、しかも最上級のものでしょう?」
「お前達だから話したんだ、他の者達には漏らすなよ?」

数分して帰ってきたアナが書類を持って飛んできた
「すみませーん!遅れました!!書類の受理、お願いします少佐」
イザークが渡された書類に数秒目を通す
「ご苦労、【ジュール隊】へようこそ少尉」
7111話 前半:2006/02/04(土) 22:51:42 ID:???
同時刻 地球:太平洋上 強襲揚陸特装戦闘空母 略 強襲特装艦「エクリプス」
海上上空を悠々と進む巨大な特装艦、前に突き出た二本足、二対の翼、それはまるで神話に出てくるような天馬のよう
アークエンジェル級を超えるものとして作られたアイアース級の2番艦

その格納庫の中には3機の機体が静かに眠っていた
一つはストライクのようなフォルムで色はグレー
一つはストライクを太くした様なボディ、巨大なシールド
一つはストライクを細くしたような印象

この三機、【次世代機開発計画】の試作機たちである。この三機が栄光を呼ぶのか災いを呼ぶのかはまだ誰も知らない。

「エクリプス」はその巨体を震わせながらもゆっくりと進んでいく目的地であるハワイへと向かって

その様子をクルーザーで監視している人物がいた
豪奢の金髪に黒いサングラス、アロハシャツと言う出で立ち
「あれが新型を積んだ戦艦か、情報が正しければアレも本当に積んであるんだな?」
黒い服で身を包んだ男が双眼鏡を覗きながら言った
『上層部からのリークなんだ、間違いない。まったくナチュラル共め忌々しいものを作ってくれる・・・』
「それが自らを滅ぼす引き金だという事も知らずにな、計画実行は何時だ?」
『到着次第何時でもだ』
「わかったではそろそろ有線を切ろう、あまりここに居座るとバレかねん」
『ああ、ではまた後で。ザフトのために』
「ザフトのために」

ガコンという音
ボズコロフ改級潜水艦との有線が外れた音
だが傍目には何も無いようにしか見えない。

「ザフトの為に? ククククク笑わせてくれる。生憎だが私はそんな大儀の為にとは思わん」
双眼鏡をクルーザーの座席に投げ捨て、船のスロットルを操作する
船はゆっくりと動き始める
「精々ナチュラルもコーディネーターも私の手の上で踊り狂えばいいのだよ」
髪をかき上げる、耳の後ろには青い端子が見えた

今はもう平和ではない、混沌の穴に引きずり込まれようとは、誰もまだその事実を知らない    前半 了
712通常の名無しさんの3倍:2006/02/04(土) 22:54:06 ID:???
というわけで前半です
フレイは後半でやっとでるかもです
新型機云々は秘密ですが大体のフォルムからして何が積んであるのかはもうお分かりでしょう

何分遅筆ですがどうか後半もご期待ください。
713通常の名無しさんの3倍:2006/02/04(土) 23:38:04 ID:???
>>702-712

いやあ、非常に上手いですな。特に人物描写。
シホは良く知らないんですが、なんか貴方の文読んだら
一気にキャラが掴めたと言うか。

種死の戦争はなかったと考えていいんですか?
とにかく、何やら面白い展開になりそうなので、非常に期待させていただきます。
GJ!!
714通常の名無しさんの3倍:2006/02/05(日) 00:53:51 ID:???
むぅ、これは・・・文章も見やすくなってて
おもしろかったよ、GJ!

ところでひとつだけ
これは上にあるXのやつの続きかな?
あれも設定とか、おもしろそうだったんだけどさ
715通常の名無しさんの3倍:2006/02/05(日) 20:27:42 ID:???
>>712
GJ!!

716通常の名無しさんの3倍:2006/02/05(日) 20:39:57 ID:???
誤字訂正

>黒い服で身を包んだ男が双眼鏡を覗きながら言った

黒い服で身を包んだ男のホログラフが語る
ボズコロフ級潜水艦内部からの通信なのに何故クルーザーの上で一緒に喋ってるとか
失敬。
717678-690:2006/02/05(日) 20:47:40 ID:H/M4ZTBi
>>702-712
お・・・面白い。
フレイ厨の一人として大いに期待させていただきます。
GJであります。


それはさておき・・・。
少し、このスレの方にお願いがありまして。
フレイはナチュラルなわけですが、種世界でナチュラルが主人公だったとして
果たすべき役割って何でしょうかね?

自分も色々考えてはいるんですけど、それに関してここの住人の方の
ご意見を聞いてみたいなあと思ってるんですが、いかがでしょう?
718通常の名無しさんの3倍:2006/02/05(日) 20:51:32 ID:???
コーディネイターのゆるやかな殲滅
719通常の名無しさんの3倍:2006/02/05(日) 20:58:43 ID:???
>>712
GJです、ザフトに階級とか色々面白そうです。

一つ気になるのですが、何故句読点をつけないのでしょうか?
720通常の名無しさんの3倍:2006/02/05(日) 21:00:25 ID:???
>>717
個人的には
アニメ漫画のキャラクター設定としては
使うと面白いと思っているが?
質問の答えになっていないのかな?
721通常の名無しさんの3倍:2006/02/05(日) 22:16:20 ID:???
>>717
んー、上手く言えんが。
722721:2006/02/05(日) 22:19:12 ID:???
ぬお、途中で送っちまったorz

生きてく上で一番大事なのは能力よりも人柄だよってことを示す、とかかね。
723通常の名無しさんの3倍:2006/02/05(日) 22:20:41 ID:???
>>718
種世界の問題解決の一つではあるよな。
殲滅じゃなく、ナチュラル回帰なら。

ただ、それをナチュラルが訴えてもね・・・。
多分コーディネーターが反発する罠。
・・・意外と難しいな、こりゃw

地球連合の言い分が酷いからなあ、そもそも。
724通常の名無しさんの3倍:2006/02/05(日) 22:35:02 ID:???
>>722
>生きてく上で一番大事なのは能力よりも人柄だよってことを示す、とかかね。
個人の出す答えなら、それでいいし、一つの答えだと思う。

ただ、大人数VS大人数となるとまた違ってくるよな。
異種族戦争(嫉妬に根ざしてるからタチが悪い)
この面が解決されないまま放置されると、結局戦争の火種は残り続けるわけで。

ま、個人が解決できることじゃあないけどさw
725通常の名無しさんの3倍:2006/02/06(月) 03:01:13 ID:???
>>717
難しいなぁ
果たすべき役割、かぁ

俺の知ってるSSでは
フレイはコーディネイターだったな
キラ達とは違う、調停者側のさ
そのSS的解釈によれば
過去にいた人、ヒトラーとかそういうのは皆SEEDを持つものだった
だが、本来SEEDを持つものだけでは受け入れられることはなく
調停者がいて、初めてSEEDは皆に受け入れられ、英雄となることができる
とか何とか

そしてフレイは多くの前線で戦う大人たちと出会い
成長して行き、キラたちもそれに応じて成長していくって感じ

そのSSでは・・・友情とか、愛とか、そういうものの強さを感じられたな
726通常の名無しさんの3倍:2006/02/06(月) 11:03:46 ID:???
>>724
そこで平和のため「人類一致団結して俺という脅威を倒してみせろ!」とか言って
ナチュコーディ共通の敵になってみせる超絶ツンデレが出てきたりするのが
お約束かとw
しかし自分で書いててつまらんな…ありきたり過ぎか…。
727通常の名無しさんの3倍:2006/02/06(月) 21:08:48 ID:???
ここまでまとめてみると
1.ドミニオンから脱出する時に逃げ遅れてザフト
軍から乗ってきた救命ポットに乗って脱出した
2.実は宇宙服を着ていた
3.母親は双子でフレイの従姉妹の人で似た容姿をしている
4.双子の姉妹である
5.実はクローンだった
6.記憶喪失で強化人間として復活
7.他人のそっくりな人が登場
8.フレイの脳だけ取り出してMSと融合
9.フレイによく似た別の人
10.フレイの妹、又は姉である

本当に3部作目があって、次回作で登場するなら
1番目が現実的だと思うがどうよ?
728通常の名無しさんの3倍:2006/02/06(月) 22:43:38 ID:???
>本当に3部作目があって、次回作で登場するなら
何を期待しているんだおまいさん・・・。アニメではないだろうからこのスレにいるというのに
確かに1番目は現実的というかありえるものの、個々の職人さん任せにしてひとつに決めんでよいだろう
729通常の名無しさんの3倍:2006/02/06(月) 22:46:33 ID:???
>>728
例えばの話をしているのだが?
730通常の名無しさんの3倍:2006/02/07(火) 22:33:10 ID:???
>>722
>生きてく上で一番大事なのは能力よりも人柄だよってことを示す

現実の世界では生きていく上で大事なのは人柄なのかな?
能力があっても人から嫌われたら駄目なのかな?
731通常の名無しさんの3倍:2006/02/08(水) 00:04:06 ID:???
負債設定なら死んだ

俺のじいちゃんでも

生き返れそうだ。
732通常の名無しさんの3倍:2006/02/08(水) 04:25:36 ID:???
>>730
その辺は難しいよな…
俺的には、人柄もひとつの能力だと思う。
「コイツの為に何かしてやろう助けてやろう」って思わせる力。
他の能力と比べて優劣決められるもんでもないけどね。
733通常の名無しさんの3倍:2006/02/08(水) 16:20:30 ID:???
徳の人 劉備みたいだな(演義だけどさ
734通常の名無しさんの3倍:2006/02/08(水) 17:21:14 ID:???
>>732
ちょっとしたカリスマみたいなもんか
735通常の名無しさんの3倍:2006/02/08(水) 17:48:42 ID:???
書き手にまかせればいいじゃん

736通常の名無しさんの3倍:2006/02/08(水) 17:56:26 ID:???
>>735
その書き手の一人が、意見を聞いてみたいといって
話をふったからこういう流れになってるのだけどw
737通常の名無しさんの3倍:2006/02/08(水) 20:25:05 ID:???
村上春樹とか東野圭吾みたいな!
ってそんな高い質を求めてないから
無理しなくていいと思うよ。
読んでて俺は面白いと思ったし
自分の好きなように書いたらいいと思うよ。
738通常の名無しさんの3倍:2006/02/08(水) 21:55:42 ID:???
AGE
739通常の名無しさんの3倍:2006/02/10(金) 00:56:13 ID:???
一応保守
740通常の名無しさんの3倍:2006/02/10(金) 01:02:20 ID:???
一応保守
74110話(後半):2006/02/10(金) 18:00:12 ID:???
「女!?」

 聞こえてきた声に、流石にルナマリアは驚く。
しかも声の調子からして自分と同じぐらいか、少し上の・・・

『警戒しろ』
 
 その時また、自分の中の何かが警告を発した。
 何かがひっかかる・・・何だ? 敵機の体勢だ。
 右足を前にだして、左手を後ろに隠して見えないように。
 これは―――

 咄嗟に横っ飛び。
 敵が左手で何か―――おそらくさっきのアレだ―――を投擲してきた
 それが機体の横を掠めていく。後ろで爆発音。
 まさか、自分がやったのと同じ手を使ってくるとは。

(むっかつくヤツ・・・)

 敵機が砂煙を巻き上げ突進してきた。
 右手でビームサーベルを抜き放ち振り下ろしてくる。
 体勢が崩れていて完全にはかわせない、盾もない。
 
 度胸一発。
 前に機動。左腕の手のひらを敵の右腕に掌底ぎみにぶち当て、そのまま掴みとめる。
 だが、敵もこっちのアクスを振り上げさせまいと、右腕を左腕で掴んできた。

(またこの体勢? 今日はもうホントに・・・)

 それにしても、ヴィーノとヨウランに頼み込んでMA-MRビームアックスを片手持ちできるように
柄を改良してもらておいてよかった。左腕が空いていることが今日何度も役に立っている。

(帰ったら、もう一回ちゃんとお礼いわなくちゃ・・・)

 ―――目の前のこの機体を倒し、生きて帰れれば、だが。
 
 機体のパワーは互角。左腕の損傷も同程度か。
 アクスとサーベルの光刃はお互いの装甲スレスレに迫り、機体の左腕の異音と他の箇所の駆動音が
最低のハーモニーを奏でる。

「こんのぉ・・・アイデア泥棒がぁ!!」

 間近に迫る光刃の恐怖を振り払おうと、気合代わりに怒鳴る。

「自分の手に引っかかる方が・・・マヌケなんでしょ!!」

 敵の怒声が耳に飛び込む。お互い外部スピーカーが入りっぱなしで、
集音マイクが律儀にお互いの言葉を拾っているのだ。
742通常の名無しさんの3倍:2006/02/10(金) 18:01:30 ID:X8+BBUkR
「誰が・・・」

 ルナマリアはスラスターを切り、膝を思い切り曲げた。
 敵の重心が急激に前に傾き、焦った敵が傾きすぎた重心を後ろに戻そうとする。
 耳障りな音が少し小さくなり、こちらの手が上に持ち上がる。

『今』
 
 膝を思い切り伸ばし、同時にスラスターを全開。
 敵の腕が跳ね上がりガードが空く。

「マヌケですってェ!?」

 思いきり左の脇腹を狙って左回し蹴り。

「ああぅ!」

 敵の悲鳴。いい気味だ。

「そぉらぁ!」

 右のアクスを振りかぶ―――
 衝撃。

「うっ!」

 今度は自分の悲鳴を聞く羽目になった。
 唇が切れたらしく金臭い味がする
 油断。
 敵が空いている左で、ストレートを放ってきたのだ。
 敵は続いて片手突きを放ってきた。敵のビームサーベルの光刃が目を焼く。
 
(調子にのってくれちゃってえ!)
 
 機体を僅かに、だが素早く右へ機動。
 光刃が左腕を掠め、敵機が勢い余って至近距離まで迫る。

「こぉの年増ぁ!!」
 
 左膝蹴り。
 敵の胸部にカウンターで完璧に入った。ザクの機体にまで凄まじい衝撃が走り、
その振動にルナマリアは顔をしかめた。
743通常の名無しさんの3倍:2006/02/10(金) 18:05:27 ID:???
「かっ!! はっ・・ぁは・・・」

 ウィンダムの中にいるフレイを襲った衝撃は、とてつもなかった。
 装甲を貫通した衝撃に息がつまる。体が思い切り前に傾き、目の前のコンソールに叩きつけられた。
ゴツッという鈍い音。伸びきったシートベルトの反動。
 また、後ろに叩きつけられる。体が揺れて視界がぐらぐらする。
 
 また衝撃。
 機体が後ろへ吹き飛んでいく。敵に蹴りはがされたのだ。
 たたらを踏むが転倒は免れた。
 だが、この距離は―――

『マズイ』

 スラスターを全開にして機体を前につっこませたのは、修練で培ったカンの賜物だった。
 案の定、敵がアクスを袈裟懸けに振り下ろしてくる。
 敵のアクスが振り下ろされる寸前、肩から敵機に激突。
 
 敵機が吹き飛ぶ。
 こちらも無茶な体勢での機動と激突の衝撃で転倒しそうになる。
 必死で機体を操作。
 予想外の反撃に驚いたのか、敵機がそのまま大きく跳びすさった。

(・・・た、助かったわ・・・)

 必死で息を整え、衝撃と急激な機動によるGの繰り返しで薄れそうになっていた意識が、
覚醒してくるのを待つ。今、連攻を受けていたら防ぎきれなかった。
 ステラのいっていた通り格闘戦における敵の技量は高い。自分より明らかに上だ。
 まともにやりあったていたら、いずれやられる。
 突破口は――――
744通常の名無しさんの3倍:2006/02/10(金) 18:10:25 ID:???
>>678-690 >>741-743続き

「ああもう! これでぇ!」

 苛立ちをあらわにして、ルナマリアはZR30F通常榴散弾を投擲した。
 だが敵は大きく跳躍し、榴散弾の爆発をかわすとそのまま一気に空中でスラスターをふかし
とび蹴りを放ってきた。
 
 横っ飛びでかわす。敵機が着地、地面が吹き飛び、砂煙が立ち込めて視界を閉ざした。
砂煙の中から敵が飛び出してくる。光刃が再び迫る。
 
 またも片手突き。左に起動してかわす。
 と、急に光刃の軌道が横なぎに変化。バックステップでかわす。
 
 だが、敵の光刃が僅かに胸部の装甲板を掠めた。損傷は軽微。
 しかし、どっと冷や汗が噴出した。恐怖がわずかに指を震わせる。
 この敵は・・・強い。

 奥歯を噛む。
 ビビッたら負けだ。

「沈めえ! 」

 思い切りアクスを振り下ろす。敵の右肩部を掠めた、何かの破片が舞う。

(逃がすか・・・)

 腰部を思い切り回転させる。思い切り左フック、狙いは敵の頭部。
 敵は―――

『避けない!?』
 
 轟音と衝撃。体が前のめりになる。

「くう!」

 敵の左フックが胸部に突き刺さっていた。シートの上で体が暴れる。
警告音がなり響く。ランプが明滅し、損傷を伝える。

「どけえ!」
 
 右の前蹴りを叩き込む。
 だが、敵も一瞬遅れてその場で右の回し蹴り。
 また避けようとしない。
 衝撃。そして今度は横揺れ。
 ヘルメットがもろに、横のコンソールに激突した。
745通常の名無しさんの3倍:2006/02/10(金) 18:12:26 ID:???
(相打ち狙い!? そんなの・・・)

 左腕だけだった異音はあちこちに広がってコーラスに変わり、計器の数値は損傷と異常を示す。
 この敵は頭がおかしいのか?
 恐怖がじわじわと胸に這い登る。
 その時――――――

「ねえ、どうしたの? すっかり腰が引けてちゃってるじゃない。
ビビって、オシッコでも漏らしたかしら? ザフトの小娘さん!」

 嘲笑するような敵の声を周音マイクが拾った。
 恐怖を見透かされた? そう思った瞬間カッと頭に血が上った。怒りで目の前が眩む。
 恐怖が、怒りが、ルナマリアの理性を冷静な判断力を奪い去った。

「誰がぁ――――――――――――っ!!」

 ルナマリアは絶叫を上げて、思い切りアクスを振り下ろした。
746通常の名無しさんの3倍:2006/02/10(金) 18:13:18 ID:???
(来た!!)

 フレイはコクピットの中で凄絶な笑みを浮かべた。
 食いしばり過ぎて欠けた奥歯の欠片を吐き飛ばす。

 いくら、相打ちとはいえ、敵が攻撃するのを待ってから攻撃していたのだ
当然敵の攻撃の方が先に当たり、ダメージはこちらの方が大きい。
あのまま続けていたら、先にスクラップになっていたのはこちらだったろう。
 だが、フレイが狙ったのは敵の機体へのダメージではなく、敵の精神へのダメージ。
 
 MSで格闘戦をやるというのは半端ではなく恐怖を伴う。
 例えるなら、乗用車で繰り返しスピードを上げながら何度も、
対向車とクラッシュを繰り返すようなものだからだ。
 
 いくら衝撃吸収システムがあるとはいえ揺れるし、衝撃も走る。
そしてダメージを受けるたびに襲う、MSがいつ動かなるのか? という恐怖。これらを捻じ伏せ、
平常心を保つのは容易ではない。
 ショルダータックルをかけた時の敵の反応でわかった。

『この敵は自分ほど攻撃され慣れていない』

 自慢ではないが、あの三人に訓練で何度も行動不能になるまで攻撃され続けたおかげで
MS越しに攻撃されることには慣れている。
 そして、どの程度損傷を受ければ機体が動かなくなるかも知っている。
 
 ―――――そこに賭けた。賭けるしかなかった。そして賭けに。

 敵の踏み込みは深い。
 否。深すぎる。
 アクスの軌道は左肩への袈裟懸け。機体を大きく右に機動。
 空振りした敵の機体が、前に流れていく。
 絶好の好機!

『待て』

 敵の今までの反応なら、おそらくは――――。
 敵が凄まじい勢いで機体を捻るように回転させ、アクスの横薙ぎを放ってきた。
 やはり速い。
 さっきのタイミングでビームサーベルを振りおろしていたら相打ちだったところだ。
 だが、所詮は苦し紛れの一撃。

「はぁ!!」

 フレイの裂帛の気合と共に振り下ろされたビームサーベルの光刃は、赤い機体の手首を切り飛ばしていた。
747通常の名無しさんの3倍:2006/02/10(金) 18:15:32 ID:???
 支えを失った赤い機体のアクスを握ったままの手首が前方に吹き飛んでいく。

「セイッ!」
「きゃぁぁ!!」

 間髪入れずに右切り上げ。敵の悲鳴。
 命中。
 血のように火花が敵の機体から迸り、黒煙が舞う。

 わずかに―――浅い。
 敵が後方に大きく跳躍。高い、そして速い。
 あれほどの、損傷を胸部にあたえてやったというのに。流石はザフトの機体。
 追おうとした瞬間、わずかに胸に逡巡が生まれる。
 さっきの悲鳴を聞いたせいか。

『相手を殺すか、殺されるか、二つに一つ』

 オルガの声が響く。そうだ、それが戦場の掟。
 見逃せば、自分が、ステラが、味方の誰かが次は殺されるかもしれない。

(逃がさない!)
 
 フレイが、ウィンダムのスラスターを全開にしようと刹那。

「くらぇえ!」

 敵の絶叫が聞こえ、空中で、ザクのミサイルポッドが開きミサイルが降り注いだ。

「ちょっ・・・嘘!?」

 フレイは目を剥いた。こちらにはライフルも盾もない。
 幸い敵はろくに狙いをつけなかった上に、姿勢も制御せずに撃ったらしく
ほとんどがとんでもない方向に飛んでいく。しかし、数発が殺到してきた。
 
 M2M512.5mm自動近接防御火器が轟音を奏で、大量の弾丸が吐き出された。
 2発の誘導機能を破壊、検討外れの方向に跳び去る。一発を迎撃、空中で爆発。
 それでも一発が迫った。

「くぅ!」

 軽く、右にステップを踏む。そして大きく左上にに跳躍、スラスター全開。そのまま上昇。
 遥か下の方で爆発。きせずして、フレイの口からため息が漏れた。
748通常の名無しさんの3倍:2006/02/10(金) 18:16:20 ID:???
(仕留めそこなったわね・・・)
 
 敵が連続ジャンプで移動しながら、丸っこい機体と合流しようとしている。
 爆発音。ウィンダムの残骸が落下していく。
 舌打ちしながらも、レーダーで味方機を確―――

「なっ・・・」

 ガイア以外―――ゼロ。自分以外の援軍は全滅だ。
 信じられないが、間違いはない。

<フレイ!>

 ガイアから通信が飛び込んできた。フレイの眼下にMA形態で走ってくる
ガイアの姿が映った。

<ステラ! 大丈夫!?>
<私は。けど・・・あの白いヤツ・・・>
 
 ステラのうなるような声。
 視線を巡らすと、白い機体が丸っこい機体や赤い機体と合流しようとしているのが見えた。
 あの白い機体がやったというわけか。とんでもないヤツ。

 取りあえず、武装がないと話にならない。
 フレイは機体を地面に下ろすと、味方機の残骸の側におちていた、ビームライフルを取り上げた。
 しばし、心の中で瞑目する。

(許してください・・・。仇は、きっと)

 フレイは、チラリとガイアの方を見た後、敵の集団を睨みつけた。
749741-748:2006/02/10(金) 18:18:09 ID:???
今日は以上です。

>>717の自分のレスに対して、意見を出してくれた人
ありがとうございました。参考にさせていただく所存であります
750通常の名無しさんの3倍:2006/02/11(土) 05:43:47 ID:???
うおお、面白かったよ!
乙!
751通常の名無しさんの3倍:2006/02/11(土) 09:21:40 ID:???
マジで凄いわ、超乙
752通常の名無しさんの3倍:2006/02/11(土) 18:35:42 ID:???
>>732
実力があると言っても
後から実力が自分と同等、それ以上の人が入ってくるから
油断できないよね?
753通常の名無しさんの3倍:2006/02/11(土) 18:51:25 ID:???
乙!!
フレイもルナもカッコヨス!
754通常の名無しさんの3倍:2006/02/12(日) 00:13:06 ID:???
文章書くの上手いなぁ、引き込まれるよ
755通常の名無しさんの3倍:2006/02/12(日) 11:14:47 ID:???
キャットファイトGJ
756通常の名無しさんの3倍:2006/02/12(日) 21:11:32 ID:???
続きが読みたいから
保守!!
757通常の名無しさんの3倍:2006/02/13(月) 00:16:38 ID:???
つか、自分のサイトでやればいいのに
758通常の名無しさんの3倍:2006/02/13(月) 02:07:09 ID:???
そう?
759通常の名無しさんの3倍:2006/02/13(月) 02:58:34 ID:???
このスレにもついに、SSスレ荒らしがきたか・・・。
ここは平和だと思ってたんだがなあ
760通常の名無しさんの3倍:2006/02/13(月) 10:55:15 ID:???
>>759
何だよ
その荒らしって?
761通常の名無しさんの3倍:2006/02/13(月) 17:13:33 ID:???
いちいち反応せずにスルー推奨
762通常の名無しさんの3倍:2006/02/14(火) 18:45:05 ID:???
保守
763通常の名無しさんの3倍:2006/02/14(火) 20:18:47 ID:???
>>762
保守
764通常の名無しさんの3倍:2006/02/16(木) 00:28:22 ID:???
私たち善良小市民なホークhosyuシスターズ!
ネタの乏しいこのスレをhosyuしてあげるわ!
 ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
             (__   hosyu
 〃Y "⌒`Y"ヽ  ,r´  `ヽ  hosyu
 (  (( (`´))) ) (,,人ヽヽ!リ  hosyu
  )从゚ ヮ゚∩(( ∩リ ゚ ヮ゚ノ从 hosyu
  (つ_^=) 丿  ヽ( (!^=⊂)
   く/L_ゝ      く/L_ゝ
    し(_)     (_)J
765通常の名無しさんの3倍:2006/02/16(木) 00:43:54 ID:???
>>764
イイ!!
766通常の名無しさんの3倍:2006/02/16(木) 21:30:26 ID:???
私たち善良小市民なホークhosyuシスターズ!
ネタの乏しいこのスレをhosyuしてあげるわ!
 ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
             (__   hosyu
 〃Y "⌒`Y"ヽ  ,r´  `ヽ  hosyu
 (  (( (`´))) ) (,,人ヽヽ!リ  hosyu
  )从゚ ヮ゚∩(( ∩リ ゚ ヮ゚ノ从 hosyu
  (つ_^=) 丿  ヽ( (!^=⊂)
   く/L_ゝ      く/L_ゝ
    し(_)     (_)J
76710話(後半):2006/02/17(金) 13:51:16 ID:???
>>678-690  >>741-743 >>741-748続き


<アルスター少尉、聞こえるか!?>
<ロアノーク大佐!>
<無事だったか。そっちの状況は?>
 フレイは油断無く眼下の敵の動きに気を配りながら、答えた。
<ガイア以外の味方は、・・・全て撃墜されました>
<そうか・・・>
 ネオの口調に苦いものが混じり、フレイも顔を歪めた。
自分が、もっと強ければ―――
<・・・敵は振り切れそうか?>
<え・・・は、はい! 問題ありません>
 敵のMSに飛行タイプはいないし、ガイアに追いつけるような機動力を持った機
体も無い。逃げるだけならば容易いことだ。
<そうか、ならすぐ基地まで・・・。くそっ! 敵さんのおつきだ!>
 突如、ネオの口調が悪態に変わる。
<大佐!>
<とにかく戻れ。ステラには、ハンガーに向かへと伝えてくれ。頼んだぞ!>
 ネオからの通信は切れた。代わりにステラが通信を送ってくる。
<ネオ・・・何て?>
<基地まで戻れ。ステラはハンガーに行け、ですって>
<・・・でも、あの白いヤツと、あいつら・・・>
 ステラが悔しそうにいう。フレイも同じ気持ちだった。
あの赤い機体とは是非決着をつけたいし、あの味方を尽く落としてくれたという、
白い機体を討って、味方の仇も討ちたい。
だが、自分とステラだけでは戦力は心もとないし、命令は命令だ。
<仕方ないわよ、命令だもん。・・・今は引きましょ、ステラ>
<・・・うん。分かった・・・>
 フレイは、赤い機体と白い機体を最後にもう一度睨み付けた後、スラスターをふかした。
768通常の名無しさんの3倍:2006/02/17(金) 13:53:31 ID:???
<・・・撤収する>
 真紅の機体が空に舞い上がりガイアが身を翻して数分後、ルナマリアの命令が
全機に送られた。流石に追撃し、基地を破壊する余力は残っていない。後は援軍に
やってもらうしかあるまい。レイはホッと息をつき、バイザーを持ち上げた。
 アッシュが次々と海に飛び込んでいく。ルナマリアと自分はグゥル待ちだ。緊張
が徐々に薄れ、それと同時にどっと疲れが込み上げてきた。多少頭痛がする。
(やはり、疲れるな・・・・)
 いつもの倍は精神的に疲労している、正直このまま眠ってしまいたい―――

<レイ どうしたのよ?>
 気がつくと、目の前にグゥルに乗ったルナマリアのザクの姿があった。
<・・・ああ、すまん>
レイは、ザクファントムをグゥルに飛びのらせた。
どうやら少し意識が飛んでいたらしい。こめかみと瞼を揉んで意識を覚醒させる。
 予定通り『ニーラコンゴ』に戻るべきか? レイはチラリとルナマリアの機体に
視線を走らせた。
 右腕の手首から先がなくなり、胴体には斜めに大きな傷が走っている。
まさか、ルナマリアを追い詰めるような敵がいようとは。
<怪我はないな? ルナマリア>
<・・の血も止まったし>
<血?・・・出血していたのか!?>
 前半は良く聞こえなかったが、『血』という言葉にレイの語気がわずかに荒くなる。
<何故言わなかった? 進路を変更だ。『ニーラゴンゴ』ではなく『ミネルバ』へ向
かうぞ>
<ええ? そんなおおげさなことしなくたって、大丈夫よ・・・>
<油断は禁物だ。やはり医師の診断を受けるのが適切だろう>
<唇切っただけで?>
<・・・唇?>
<ええ>
 どうやらこちらの早合点だったようだ。レイはひそかに胸をなでおろす。
<ならいい。では予定通り『ニーラゴンゴ』へ向かうとしよう>
<了―解>
 その後、しばし沈黙が満ちた。
769通常の名無しさんの3倍:2006/02/17(金) 13:54:28 ID:???
<・・・あ〜あ・・・負けちゃった>
 数分後、今度はルナマリアの方から通信を送ってきた。
<そうか>
 敢えて淡々と言葉を返す。安易な慰めの言葉に意味は無い。
<そうかって・・・はぁ・・・。レイ、アンタは・・・>
<何だ?>
<普通、こういう時って優しい言葉の一つもかけるものじゃない?>
<かけて欲しいのか?>
<・・・いいわよ、もう>
 頬を膨らませたルナマリアの顔が目に浮かぶようで、レイはわずかに微苦笑をも
らす。
<君は一度の敗戦で立ち直れなくなるような、弱い人間ではないだろう。かける必
要のない言葉をかけても意味などない、そう思っただけだ>
<・・・。案外、か弱い女の子だったりするかもしれないわよ?>
<それはありえない>
<うっわ、即答したわねえ?>
<アカデミー以来の付き合いだ、それぐらいは分かる>
<あっそう・・・>
苦笑交じりの、ルナマリアの声。その声に覇気が戻り始めているのを聞き取って
レイは指摘する。
<敗因は分かっているのだろう?>
<うん。ちょっと感情的になりすぎちゃって・・・。そのせいね>
<では、簡単だ。同じ轍を踏まなければいい、それだけの話だ>
<まあ・・・そうね>
<負けたとは言っても、君はまだ生きている>
 そこまで言ったとき、ルナマリアが口を挟んできた。
<『生きていることはそれだけで価値がある。明日があるということだからな』
かしら?>
 台詞を先読みされて、レイは言葉につまった。通信機からクスクスと笑い声が聞
こえ、レイは少し憮然とした表情になる。
<・・・まあそういうことだ。それと、ルナマリア、一つ頼みがある>
<何?>
 レイが頼みごとなど珍しい、そんな響きがルナマリアの声に混じる。
<次から外部スピーカーは切って闘ってくれ。君の悲鳴が飛び込むと状況判断能力
が著しく低下する>
<・・・>
 数秒ほど間があり、どこか悪戯っぽいものが混じる口調でルナマリアが言う。
<要するに、心配でしょうがなくなるからやめてくれ、ってこと?>
<・・・そうとも言うかもいれんな>
<フフッ・・・。ありがとう、レイ。色々心配してくれて>
<別に礼などいらない。仲間なのだから当然だ>
770通常の名無しさんの3倍:2006/02/17(金) 13:58:02 ID:???
 二機のグゥルに乗ったザクの頭上を、バビ、ディンが飛び去っていく。
 レイは、先程まで闘っていた島の方へ視線を向けた。
 味方の援軍のMSの群れが、島へと向かっていくのが見える。
 
 通信では、援軍は潜水艦空母5隻、となるとMSは最大で40機。
 十分な・・・というより、いささか過剰ともいえる戦力だ。
 この戦力なら、問題なく基地は落ちるだろう。レイはそう考え、視線を再び
行く手に戻したのだった。
77111話(前半):2006/02/17(金) 14:03:02 ID:???
(さて、どうしたもんですか・・・ね)
 空母『J・Pジョーンズ』の自室で深々と椅子にこしかけながら、アズラエルは思
考をめぐらせていた。
 前線基地が破壊され兵員が全滅しようと、自分には痛くも痒くもない。
むしろ、基地にいるジブリールの私兵、ファントム・ペインがその指揮官、ネ
オ・ロアノークともども全滅してくれれば、仕事の量が減って助かるとすら言える。
 後は、例の『デストロイ』で無茶ができないように工作を行っていけばいい。
その工作に集中するためにも、ジブリールの私兵の全滅は歓迎すべき事態だ。
――――『お目付け役』に徹するなら。
 アズラエルの口元に、皮肉な笑みが浮かぶ。お目付け役といえば、多少聞こえが
いいが、所詮使い走りだ。『ロゴス』の老人どもの。
(やっぱり、結構屈辱ですねえ、こういう扱い)
 アズラエルはもう一度、前線基地から送られてきたデーターに目を通す。
このまま放置しておけば、前線基地は破壊される。それはどうでもいい。
 だが、『ミネルバ、つまりザフト軍による地球軍に強制労働を強いられていた地
元住民の解放』このことが、もたらすもの。これは問題だ。
 基地を破壊するより先に住民を救出したりしているあたりに、プラント――おそ
らくは議長のギルバート・デュランダルの――意図が透けて見える。
「無敵戦艦『ミネルバ』を擁する正義のザフト軍、ってとこですかねえ?」
 これを放置しておくのは、地球軍全体、ひいては自分にとってもよろしくない結
果を招く、アズラエルのカンがそう告げていた。
 だが、援軍を出してジブリールの私兵を救ってやるというのは、やはり面白くな
い。本来は『貸し』になるはずなのだが、ジブリールは『貸し』を返そうとするタ
イプではない。というよりそもそも『借りが出来た』と思うまい。
 周りが自分のために勝手に動いて当然、そう考える男だ。
(さてさて・・・)
 だが、あまり考えている時間はない。早くしないと基地が壊滅してしまう・・・
 その時、通信機がやかましくが鳴りたてた。
 ゆっくりと通信機をとりあげると、ナタルの声が聞こえてきた。相変わらず冷静
ではっきりとした声だ。
 だが商売柄、人の感情を読むのに慣れているアズラエルは、ナタルの声に隠され
た嫌悪の色を見て取った。
(大分嫌われてますねえ・・・僕)
 国民のためではなく、一部の黒幕の意のままに動く、現在の地球軍の状態を彼女
は嫌悪しているのだろう。
その黒幕の代表ともいうべき自分は嫌われて当然だ。その自分にお伺いを立てなく
てはならないのだ。さぞかし精神的に苦痛だろう。
(お気の毒なことで・・・)
 アズラエルは心の中で笑った。
772通常の名無しさんの3倍:2006/02/17(金) 14:05:36 ID:???
<アズラエル理事、『ドミニオン』に出撃の許可を>
 ナタルの言葉に、アズラエルはしらばっくれた返答を返す。
<僕にいってどうするんです? それは軍のエライ人が決めることでしょう?>
 韜晦するアズラエルに、ナタルの口調が押し殺した低いものに変わる。
<・・・アズラエル理事。おとぼけになるのはやめて頂けませんか? 『ドミニオ
ン』の行動の決定権はあなたにおありになる。あなたにさえ、是、と言っていただ
ければ―――>
<ええ〜? 僕にそんな権限ありませんよ。僕は只のアドバイザーとして、この戦
艦に乗せてもらっている人間にすぎません。出撃したいなら、僕に頼らず頑張っ
て上に具申してみたらいかがです? 出撃の必要性、ってやつを。上司に対するプ
レゼンはビジネスの、というか全ての基本ですよ?>
<・・・あなたという人は・・・>
 ついに我慢できなくなったのか、ナタルがうめくような声をあげる。
 それを鼻で笑って、通信機を置こうとした時、わめき声が飛び込んできた。

「おい!! いつまで待たせんだよ!?」
「いくらなんでも、遅すぎるだろ? 遅・延!」
「・・・はやくしないと、フレイが・・」
「なっ・・・おい、落ち着かんか、貴様ら!」
「これが落ち着いてられっかよ! もう我慢できねえ、俺らだけでも行かせろ!」
「そういうわけには、行かんのだ! サブナック・・・」
<・・・なんか、取り込み中みたいですねえ。ご苦労様です>

 そう言ってアズラエルは通信を切り、再び椅子にこしかけた。
 だが聞こえてきた単語の中に、何か引っかかるものを感じて、アズラエルはしば
し考え込む。
 そして、思い出した。先の大戦中に救命ポッドで流れてきた少女のことを。
(フレイ・・・。フレイ・アルスター。確か、ジョージ・アルスター大西洋連
邦事務次官の娘、でしたっけ)
 先の大戦中、コーディネーターによって父を殺された、名門アルスター家の令嬢
が、MSパイロットとして第一線で闘っている・・・。
 アズラエルの顔が真剣なものに変わる。アズラエルは秘匿回線で前線基地との通
信を開き、基地の副指令を呼び出した。
773通常の名無しさんの3倍:2006/02/17(金) 14:08:58 ID:???
<アズラエル理事! 援軍は・・・>
 地獄に仏とばかりに顔を輝かせる副指令に、アズラエルは冷淡に言い放つ。
<その前に、こちらの質問に答えてくれますかねえ?>
<な、何でありますか?>
<アルスター少尉はまだ生きてますか?>
<え!? あっ・・・はあ、少しお待ちを>
 待つこと数分。何を考えたかは知らないが、副指令の興奮気味の声が通信機から響
いた。
<お喜びください。アズラエル理事。アルスター少尉はご健在です。しかも敵の新
型MSを数機撃墜したとの報告が・・・>
<ああそうですか、どうも。じゃあ、大変だと思いますが頑張ってくださいね>
<あ、アズラ>

 食い下がろうとする副指令との会話を冷淡に打ち切ると、アズラエルは再び思考
をめぐらせ始めた
 敵の新型MSを撃破するとは、どうやら腕もそれなりらしい。さっき軍のデータ
ーベースで調べてみたが、容姿も抜群だ。
 言うならば、現代に蘇った美しきジャンヌ・ダルクといったところか?
まったくの偶然ではあるが、手元には演出のための『道具』も色々揃っている。
(やってみる価値は、ありますかね・・・)
 失敗した所で別に大して痛くも無い。ジブリールを抑える、ということさえやっ
ていれば、『ロゴス』の老人どもは何もいわないだろう
 アズラエルは再び通信機を操作し、ブリッジとの回線を開いた。
774通常の名無しさんの3倍:2006/02/17(金) 14:12:10 ID:???
<落ち着け! 落ち着けというのに!>
 ナタルは、必死で通信機に怒鳴っていた。
 業を煮やしたオルガ達がついに勝手に自分の搭乗機に乗り込み、半分脅迫染み出
撃要請をしてきたのだ。
<うるせえ! とっとと、ハッチを開きやがれ!>
<これ以上、邪魔すると吹き飛ばしちゃうよ?>
<・・・うざい!>
 ナタルは一度ため息をつくと冷静な声音を作り、噛んで含めるように言う。
<やめろ。そんなことをして、貴様らに何らかの『処分』がくだったら、誰が一番
悲しむと思う? それを考えろ>
<んなこと言ったってよ・・・。敵の第二陣がよお・・・>
<そうだよねえ!?>
<・・・まったくだよ>
<私がもう一度理事に掛け合ってみる。それまで待て。・・・頼む>
 そのナタルの言葉に三人は黙り込んだ。
 ややあってオルガが口を開く。
<分かった。他の奴のことは信用ならねえが、アンタの言うことだからな・・・。おいテメーら、もうちょっと待とうぜ>
<了解>
<・・分かったよ>

 オルガの言葉に、残りの二人も不承不承と言った感じではあったが黙りこむ。自
分達を救ってくれたナタルに対しての信頼が、その態度からは伺えた。
 そんな三人にナタルは、軽く微笑をもらし、だがすぐに厳しい表情になる。
 是が非でも、アズラエルに出撃命令をもらわなわければならない。黒幕の勢力争
い、というこの上も無く馬鹿げた理由のせいで、基地の将兵やフレイをむざむざと
死なせること、そんなことはとても許容できない。
 だがどうやって? ナタルは必死で考えを巡らせた。
 その時、通信士がナタルを呼んだ。
「・・・艦長。ムルタ・アズラエル理事から通信です」
「分かった」
 向こうからコンタクトをとってくるとは。多少不審なものを感じながらも、ナタ
ルは急いで通信をつなぐ。ブリッジのモニターにアズラエルの顔が映った。
775通常の名無しさんの3倍:2006/02/17(金) 14:12:59 ID:???
<あ〜、ナタルさん? あなたには、負けました。私からも、軍の上層部に頼んで
みます。まあ、たぶん許可がおりると思うんで、準備、始めちゃってください>
<・・・>
 さっきまで、そんな権限は自分にないといっておいてこの言い草。
すぐに返答する気にならず、ナタルは数瞬、沈黙してしまう。
 一体どんな魂胆なのか? だが、その考えをナタルは頭から追い払った。大事な
のは、救援に向かう許可が出されたということだ。基地の友軍を救うこと、それ意
外のことは後で考えればいい。
<了解いたしました。準備は既に整っておりますので、直ちに『ドミニオン』発進
いたします>
 だが、そのナタルの決意に水を差すような言葉が帰ってきた。
<ああ〜、それは少し待ってください>
<・・・まだ、何か?>
どこまでも人を馬鹿にした態度に、押さえ込もうとしても、ナタルは自分の声に
苛立ちが混じるのをどうしてもとめられない。
<そう怖い顔しないでくださいよ。ジョーンズにはちょうど今、新型のMSが積ん
であるんです。それを『ドミニオン』に搬入するまで、少し待ってください。心配
しなくても単にそれだけですから>
<新型? ですか>
<ええ。アナタにとっては、馴染みのある機体かもしれませんね。ああ、別に壊し
ちゃっても構いませんよ。どうせ、地球軍のものじゃあないですし。ま、頑張って
ください。いい仕事、期待してますよ>
 その言葉を最後に、アズラエルからの通信は切れた。
776通常の名無しさんの3倍:2006/02/17(金) 14:16:59 ID:???
「『ストライク』を・・・ですか!?」
 色つき眼鏡をかけた青年の驚きを隠し切れない、といったその言葉に整備主任も
不愉快そうに顔をしかめながら言う。
「ああ。大至急準備をするように、とさ。急いでくれ。『スピア』の装備で頼む。い
きなりぶっ壊されちゃ壊されちゃたまらねえからな。ったく、連合の奴ら、我が者
顔で命令しやがって!・・・カガリ様さえいりゃあな!」
「・・・」
「スマン。とにかく、頼む」
「はい・・・」
 眼鏡をかけた青年にそう指示を与え、整備主任は足早にその場を立ち去った。
 整備主任が立ち去ると同時に、眼鏡の青年に一人の背の低い少年がそっと近寄っ
てくる
「なあ・・・サ・・・」
「おい!」
 背の低い青年の口から出かけたその単語を眼鏡の青年は、少し荒い語気で制した。
「ご、ゴメン。けど・・・俺ら、これからどうなっちゃうんだろ?」
気弱そうに見えるまだ少年の面影を残した青年に、そう尋ねられ、眼鏡の青年は
ため息をつく。
(いつまでたっても変わんないな、こいつのこういうトコは・・・)
「俺にだって分からないよ、そんなこと」
 色つき眼鏡の青年は、そう言ってもう一度嘆息した。
 カガリ・ユラ・アスハの搭乗機であるストライク・ルージュの後継機として作ら
れた機体に、まさか連合の名も知れぬパイロットを乗せるために準備することにな
ろうとは・・・。
 ほんの少し前までは、まったく考えられなかった事態に、眼鏡の青年はふと自分
の頬をつねりたい心境になった。
 
 カガリ・ユラ・アスハの出奔後、セイラン家は連合へのおもねりをいくつか行っ
た。その一つがこ『ストライク』の提供そしてその開発に携わった技術士官達――
つまりは自分達だ―――の派遣である
 最重要軍事機密にあたる機体の開発であったため、外とほぼ隔絶された環境で開
発を行っていたのが災いして、外の状況が激変していくのをほとんど知ることも出
来ず、有効な対策を何もとることができなかった。
 逃げることもできないでいる内に命令が下り、強制的に派遣された先は連合の、
しかも先の大戦中に『アークエンジェル』と激闘を繰り広げた『ドミニオン』。
(何でことになるんだろうな?)
 そう思いながら、眼鏡の青年は自然とこの2年を思い出していた。
777通常の名無しさんの3倍:2006/02/17(金) 14:19:34 ID:???
 『アークエンジェル』を降りた後、そのまま士官学校に入学。ヘリオポリス時代
の単位がそのまま認められたため、短期で卒業し技術仕官になり、地球軍のGAT・
シリーズの開発に携わったカトウ教授の下で教えを受けていたこと、MSを実戦で
いかに運用すべきか、に関して豊富な知識を持っていたこと、それらも評価された
結果、ストライク・ルージュの後継機の開発という最重要ともいえる、仕事のスタ
ッフに若くして選ばれた。
 ようやく着実にキャリアを積み、ちゃんとした人生を送れそうだと思っていたら・・・。
一寸先は闇というが、まさにそれだ。

『敵前逃亡は重罪。時効なし』
 自分がかつて、隣にいる青年にいった台詞がまざまざと蘇ってくる。
 恐怖がないといえば嘘になるし、不運ばかりのわが身に対する憤りを一体どこに
ぶつけたらよいのか? そんな風に思いもする。
 
 だが、その一方で、考えても仕方ない、と妙に落ち着いている自分がいる。
 『アークエンジェル』に乗り連合にもプラントにも属さない勢力と共に、宇宙を
さ迷い、そして戦い抜いた経験が、自分の中の何かを変えてしまったらしい。果た
してそれは、自分にとって良かったのか悪かったのか・・・。
 眼鏡の青年は苦笑をもらしながら、隣の青年に向き直った。
「考えてもしょうがないさ。とにかく、仕事、片付けちゃおうぜ。な?」
「う・・・うん」
そう言葉をかわし二人の青年は、機体の方へと急いだのだった。
778767-777:2006/02/17(金) 14:30:13 ID:6ZQWw7LG
今日は以上です。

ようやく、考えていただいた『ストライク』を使えそうな、展開にもってこれて
少し安心しております。ただ、登場自体はもうちょっと先になると思います。
どうぞ、ご勘弁を。

サイに関しては、流石に2年後の設定ゆえ、艦長という訳にはいきませんが、
上の方に出ていた、議論を参考にというか、結構そのまんま使わせていただきました。
お礼申し上げます。

後、文ですが、どんな投下の形態が見やすいのかイマイチ分からないので
色々試しているのですが、今回のはどうでしょうか?
ご意見ありましたら、お願いします。

では、また来週投下できたらいいなあ・・・と思いつつ。
779通常の名無しさんの3倍:2006/02/17(金) 15:13:03 ID:???
総集編やって、死ぬとこぼかせばいいんじゃね?
変態仮面みたいに、無かったことにすればいいんだよ
780通常の名無しさんの3倍:2006/02/17(金) 17:37:53 ID:???
面白かったよ、乙!
来週も楽しみにしてるよ
781通常の名無しさんの3倍:2006/02/18(土) 00:23:09 ID:???
イイヨイイヨー
今回のも今までのも見やすくていいよ
782通常の名無しさんの3倍:2006/02/18(土) 10:08:21 ID:???
  __,,... -―――‐ニ=-:、:::`ヽヽ、丶
          ,. -‐''"____;;;::::-‐::::::::::::::::::::::::::::::::`::::ヾ:',
        ‐'"´ ̄ ̄  ,.- '"´.::::::: .: :: :: : : : : ::::::::::::::::::::::::ヽ
             ,.-'´.: . . .:  . .: .: : .:::..::::::::::::::::::::::::::::::::::',
           /::::/: .: ..: .::.:::: .:::::.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',
           /::; ィ:::::: .:: .::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l
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          /'´  /:/j::::::::::::l::::l、:::l::::l:::::::::::::::::l;:::トハ::lヽi::::::::::::::::::::',
            /:/ l::::l:::::::::;:::l_ヽト、ト、:::::::::::::lヾT''リ〒l::::::::::::::::::::l
           〃 l:::::!:::::::::ヽirT_フ〒\:、:::::l  ゞ‐'‐ l/l::::::::::::l}::! やめてよね。
          /   .! ::;l::::::::::::', ‐''" ̄  ,`ヽ::',     j:::::::::::::l:;:l 折角フレイ死んで清々してたのに
              l ::ハ :::::::::::ヽ    、   ``     j:/:::::::::l::l`
          _,、    .l.::! .l ::::l:::::::トヽ    ..       /´!;:::::::::!リ
.     /゙} .// l     l:l  ';:::ハ::::::ヽ    '´_ ̄`    /'/::/l/-‐ ┐
    / /.//. /. /゙} .l:l  ';:l ヽ、l';:丶、        , '´ ,.イ:/    |
    / 〃/ ,' ./ .,'  リ  rヘ‐くヾ`';:lハ`ヽ ___ ∠ -ァ'´ ノ′     .|
 r-、/ ./ / / / ./     i  丶、<`_~ ̄__,,..-‐'         |
 ヽ l / /  y' /      l    ` − T {           , - ┴―-  __
  `l / / '´  /       l       'l l          ,.- ''´
   {        ',      ,. - へ_      l l      /          _ -
   ∨ ̄i    l , ‐7´     ヽ、   ヽヽ,,..  -‐'´      __  -‐ _
.   ', : : ',   「   └  __      ̄ ̄ 「          , - _  -‐'"   `ヽ
.    ', : : :',   ∨ ̄_,`−-、 ヽ        l           / /
      }: : : :',  〈 r'"/   ,ヘl        l           / /
    rゝー ┴--ヘ/ _∠   ', ',        !       / /
.    i         ',ト、___}   ', ',      l         / /
    l         ̄`!l    ヽ/ ̄丶、 l         { {
      l          l,ヽ   /     丶、       ', ',
      ',        l ``ヽ、/        ヽ、    ', ',
      ',       トl  //           ヽ、   ', ',
       i      /!丶 / 入             ヽ、....ゝ ゝ
.      l    / i ヽ、」_> 、_
       l  r''´    i  ヽ      ` ‐ ,- 、

783通常の名無しさんの3倍:2006/02/18(土) 21:46:00 ID:???
また来週^^

784通常の名無しさんの3倍:2006/02/20(月) 04:59:05 ID:???
保守しようや
785通常の名無しさんの3倍:2006/02/20(月) 21:05:30 ID:???
hosyu
786通常の名無しさんの3倍:2006/02/21(火) 01:26:50 ID:???
>>784
保守する場合
ageるように
787通常の名無しさんの3倍:2006/02/21(火) 01:59:26 ID:???
いや、sageでも保守になるだろ?
600くらいまで下がったらageなきゃならないが
788通常の名無しさんの3倍:2006/02/21(火) 03:15:44 ID:???
くまーくまー
789通常の名無しさんの3倍:2006/02/21(火) 19:14:53 ID:???
フレイのクローン
790通常の名無しさんの3倍:2006/02/22(水) 22:47:02 ID:???
保守
791通常の名無しさんの3倍:2006/02/22(水) 23:39:36 ID:???
フレイ・アルスター主役で種を作り直してみるスレ
http://anime.2ch.net/test/read.cgi/shar/1134370658/l50
が落ちてしまったよ、
ここも落ちないように皆さんで力を合わせて頑張りましょう
792通常の名無しさんの3倍:2006/02/22(水) 23:54:32 ID:???
落ちるスレはそういう運命にあっただけ
793通常の名無しさんの3倍:2006/02/23(木) 12:32:16 ID:???
保守
794通常の名無しさんの3倍:2006/02/24(金) 14:48:17 ID:???
保守
795通常の名無しさんの3倍:2006/02/24(金) 21:49:22 ID:???
>>792
そういう運命にならないように
諸君達は頑張りましょう。
79611話(前半):2006/02/25(土) 18:50:54 ID:???
>>678-690  >>741-743 >>741-748 >>767-777続き

<戻るぞ。ディアッカ>
<ああ、俺たちの仕事はこれで終了だな>
 敵基地へ向かって押し寄せていく味方の援軍を遠方に眺め、デュエルが対艦刀を
鞘に納め、バスターが砲を下ろす。そこにセイバーが飛来した。
<どうやら無事みたいだな。イザーク>
 芝居を打つために、ライフル無しでウィンダムの群れに突っ込むという無茶をやらかし
たのである。アスランの声には安堵の色が混じっていた。若干の驚きの色も。
 この二年で腕が上がっているのは知っていたが、ほぼ無傷とは・・・
<誰にものを言っとるか、貴様ぁ。ブランクがある貴様と一緒にするな!>
<ああ・・・。すまなかった、イザーク>
<一々謝るな、うっとうしい!>
<・・・本当に変わらないな、お前は>
<貴様もその――>
<お前らホント飽きねえなあ・・・。俺、さっさと帰りたいんだけどぉ?>
 いつもながらの二人のやり取りに、呆れたような声音でディアッカが口を挟む。
 機体のバッテリー、搭乗者の疲労。
 この二つを考えるなら、これ以上の戦闘は、危険といえた。
 基地の破壊にはいたらなかったとはいえ、敵の戦力を大幅に減らし、援軍が来るまで持
ちこたえ、何より住民の救出に成功した。『ミネルバ』とMS隊は既に役割を果たしたのだ。
 しかし。
<ん? あれは・・・>
<おいおい・・・>
 アスランとディアッカがそろって目を細める。
 視線の先では、インパルスがデュートリオンビームを受け、エネルギーをチャージして
いた。
<シン・アスカ!>
<何でありますか? ジュール隊長>
<これ以上の戦闘はやめておけ>
<どうしてでありますか!? 我々の任務は基地の破壊だったのではないでしょうか!?
援軍だけに任せてよいのでありますか!?>
 血気に流行ったトゲトゲしい声。不満の色を称えたシンの顔がモニターに映る。
<貴様は、アビスとの戦いで消耗している。少し休め!>
<大丈夫です>
<ソナーのついとらんインパルスで、海中から攻撃をしかけてくるアビスと長時間やりあ
ったのだ。貴様の戦いぶりは見事だったが、大分精神的に疲労しているはずだ。気が高ぶ
っている時は、気づかんものだがな>
 気遣うようなイザークの言葉に、シンは少し虚をつかれたように黙り込む。だが、すぐ
に顔を上げると、どこか意固地なものが混じる声で言った。
<いえ、やれます!>
<・・・。ならば行け。だが、貴様は間違いなく疲労しとる。それを念頭に置いておけ!>
<・・・了解しました>
 インパルスは島に向かって飛び去った。
797通常の名無しさんの3倍:2006/02/25(土) 18:55:59 ID:???
<仕方ない。俺も>
 アスランがため息混じりに言った。デュートリオンビーム送電システムはセイバーにも
搭載されている。
 しかし、またもイザークが、待ったをかけた。
<アスラン、貴様はやめておけ。自分の立場を忘れたわけでもあるまい>
 アスランは、眉をひそめた。
 ザフト軍にとて、派閥抗争は存在する。この味方の援軍は明らかに来るのが少しばかり
早い上に数も尋常ではない。この期に、一気に戦功立てようという送り込んできた勢力の、
意図が透けて見える。
 それを、ただでさえ軍の通常指揮系統に属さないにもかかわらず高い権限を持つという、
軍にとって面白くない存在である『フェイス』がこれ以上出しゃばれば、余計な反感を買う
ことになる。
 権限が大きい者には、面倒なこともおきる。そういうものだ。
<にしても・・・。行かせて良かったの? イザーク隊長どの>
<いらん時にばかり、隊長呼ばわりするなぁ!・・・何を言っても聞かんだろう。あのぐ
らいのヤツは>
<自分を鑑みるにってやつぅ?>
<貴様にとて覚えはあるだろうが! ディアッカ>
 思い出したくないことを色々思い出してしまい、苦々しげにイザークは吐き捨て、ディ
アッカも先の大戦での、自分のあれやこれやを思い出し、苦笑を浮かべた。
<それに、ガイア、アビス、カオスの三機のパワーも俺達同様、危険域なのは間違いない
が、健在なことは健在だ。ヤツの力が必要になるかもしれん>
<・・・随分、シンを買ってるじゃんか>
<オーブ艦隊との戦闘データ、今日の戦いぶりを見れば容易に分かることだ。しかもヤツ
はまだ伸びる。ちゃんと伸ばしてやれば、俺達をぬくかもしれんぞ? ディアッカ、アスラン
・・・礼儀知らずで、糞生意気なのが玉に傷だがなぁ!>
 ――それに
 イザークは心の中で付け加える。
 どこかのアホと同じように感情表現が苦手で、自分の中に溜め込むタイプのようだ。なら、
こっちが理解しようと努力してやるしかあるまい。
 ――つくづく面倒な奴らだ。
798通常の名無しさんの3倍:2006/02/25(土) 18:57:03 ID:???
<お前が礼儀とかっていう?>
<どーいう意味だ、ディアッカぁ!>
 茶々を入れてくるディアッカに、ついついイザークは反応してしまう。我ながら半ば条件
反射的になってしまっている・・・
 ふとイザークは、モニターに映ったアスランの顔に微笑が浮かんでいるのに気づき、顔
をしかめた。
<何だ貴様、その顔は? 何がおかしい!>
<いや、イザークは、部下の上に立つにふさわしい人間だと思っただけだ>
<・・・褒めても何もでんぞ。アスラン>
<世辞じゃない。シンのことをちゃんと良くみてるじゃないか>
<えぇぇい! 俺は昔から貴様のそういう、キザったらしい所がぁ!>
 まったくこの野郎は、人の気も知らずに。
 何が、「ふさわしい人間」、だ!
<・・・イザーク、お前の頭、いつか爆発しちゃうぜえ?>
 こいつも!
 
 そうこうしている内に、ミネルバの射出口が近づく。
 三機のガンダムは『ミネルバ』に着艦し、ひとまずその矛を収めた。
799通常の名無しさんの3倍:2006/02/25(土) 18:59:02 ID:???
「何だよ? アイツは」
 シンは苛立っていた。
 自分を分かろうとしない相手は敵だった。そういう奴に、頭を下げるのは絶対嫌だった
から、強制されたら慇懃無礼な態度を通した。その結果、相手に憎まれても殴られても怒
鳴られてもかまわなかった。相手を嫌えばいいだけの話だったから。
 いきなり家族を失って、天涯孤独でプラントに来ることになって。
 どれだけ自分が辛かったか、孤独だったか、不安だったか。分かる奴なんていやしない、
どいつもこいつも甘ちゃんで、分かってない奴ばっかりだ。
 なのに、アイツは。イザーク・ジュールは・・・
 こっちの態度にムカついているはずだし――実際ムカついているのが顔に出ている――
なのに自分を気づかってくれたり、肯定してくれたり、褒めてくれたり。
 調子が狂う。
 強いことは強い、『フェイス』に列するだけの実力を有しているのはユニウス7の時と
今日の戦いぶりを見ていれば分かる。そういう点では、威張るだけで能無しのアカデミー
の教官たちよりはずっと上等だ。
 ――ひょっとしたら・・・
 アイツは自分を理解しようとしてくれている? コッチがあれだけ無礼な態度を通して
いるというのに。
『貴様の戦いぶりは見事だった』
 イザークの言葉を思い出すとくすぐったいような思いが湧いてくる。
 ――何だこれは? 
 ひょっとしたら、自分は認めて欲しいと。自分が認めた誰かに認められたいと・・・
「何考えてんだよ。俺は!」
 自分の心に湧いた思いを誤魔化すようにシンは怒鳴った。くだらないことを考えている
暇などない。ここは戦場なのだ。
 シンは、迫ってくる敵基地と敵のMSを見据えた。
80011話(後半):2006/02/25(土) 19:04:20 ID:???
 濃密な黒煙と味方機の残骸。いくつかの半壊した建築物。対空砲が咆哮を上げ、ディン
の重突撃砲の射撃音とミサイルの爆発音が間断のない雷鳴となって轟く。
 光の矢と弾丸が雨となって天地の間を埋め、撃墜されたMSがまた一機コマのように回
転しながら落ちていき、地面叩きつけられ爆発四散する。同時に爆散した樹木の破片とめ
くれあがった土くれが盛大に舞い上がり土砂の雨となって降り注いだ。
 四方八方からザフト軍の猛攻を受け、基地の周りはさながら地獄絵図のような光景
を呈していた。
 ネオは、その光景をどこか冷めた目で見つめている自分に気づいた。
 どんなことがあっても送れと厳命されていた、自分の今までの戦闘時おけるデータは全
て、先刻ジブリールの元へ送った。これで、自分がここで死んでも、すぐに今の自分と同
じスペックの『ネオ』が用意されることだろう。
「さしずめ、neoネオってとこかねえ?」
 我ながら死ぬほど寒い冗談に、ネオはコクピットの中で苦笑をもらした。こういう所も
ムウ・ラ・フラガの個性なのか? それとも自分が短い生の間に身につけた個性なのか?
いつものよう込み上げてくる疑問。
 ――いや、こういう思考自体が・・・
 ネオはかぶりを振った。答えなどでようはずもない。
 今、心に湧き上がる思いは。
『戦え』、だった。
 やりたいようにやって死ぬ方が、気分よく死ねそうだ。
 ――例え、それが植えつけられたパーソナル故であったとしても。
 ネオはウィンダムのスラスターを吹かした。

   ○  ●  ○  ●

 どうも駆動系の調子が悪い。
 ――あの赤い機体の攻撃のせいね。
 フレイは軽く舌打ちをした。
 敵の攻撃は同じ打撃でも自分とは精度が違った。人間流に言うならフォームと体重移動
のスムーズさの違い。とでもいったら良いか。ああするしかなかったとはいえ・・・。
 ディンが四機、接近してくる。
 愚痴っても仕方がない。
 フレイは飛来してくる四機のディンを見据えた。
801通常の名無しさんの3倍:2006/02/25(土) 19:06:09 ID:???
 ディンの右腕には重突撃機銃、左腕には対空散弾銃。一目みただけで、フレイには、
ディンの武装が分かった。MSの全武装について、勉強しておいた甲斐があった。
 ――あの三人曰く、それぐらい基本以下の土台だそうだが。
 四機の内の最左翼にいる敵の左へ左へと機動。
 こちらはTP装甲。ディンの対空散弾銃の散弾が当たったとて、どうということはない。
盾もさっき調達したばかりなので、強度に問題なし。
 ディンもそれを分かっているのかこちらと平行に飛んで、左側に回らせまいとする。
「そうは・・・。いかないのよ!」
 こっちはセカンドシリーズのウィンダム。加速の速さが旧式のディンとは違う。
 スラスターとバーニア全開。左に回りこむ
 ディンの左腕に動きがあった。盾を翳す。こちらも照準。
 盾に衝撃。バーニアを吹かして姿勢を制御しながら、ズレた照準の誤差を修正。
 発砲と同時に、スラスター全開で更に左方向に機動。後方で爆発。仕留めた。
 残りの三機が追ってくる。
 と、その二機を幾条もの光が貫き、一瞬遅れて二機のディンは木っ端微塵となって吹き
飛んだ。通信が入る。
<悪かったなぁ。少尉。囮にしちまって>
<いえ! お気になさらず>
 茶目っ気たっぷりにモニターの中でウィンクしてみせるルーカ大尉にフレイも、軽く笑
って応じた。
 大尉は、フレイの動きにあわせて、隊を指揮し十字砲火の火線を形成したのだ。言葉に
すると簡単だが、フレイに直接コンタクトせずにやってのけた大尉とその部下達の錬度は
大したものだ。
<にしても、いい腕してるじゃねえか。初陣とは思えねえぜ!>
<お、お褒めに預かり光栄です!>
 ベテランの大尉に褒められるとやはり嬉しい。フレイはわずかに声を上ずらせながら答
える。
 大尉は美しい女パイロットの、初々しい反応に目をわずかに細めた。
 ――こんな若い子がなあ。
 もっともMSという兵器が登場した時期を考えれば不思議なことではない。
 部下の中にも、結婚を控えているものもいるのを大尉は思い出した。一度その写真を
みたこともある。まあ、アルスター少尉ほど美人ではなかったが。
 名前は確か・・・
<隊長! 9時の方向>
 部下の鋭い声に、ルーカはその方向を凝視した。白を基調とした赤、青のトリコロール
カラーの機体が高速で突進してくる。
 あれは・・・
 全身があわ立つような感覚が体を襲う。キーボードに指を走らせて照合する。
 ――間違いねえ
 『ミネルバ』のエース機。
 無数のMSを撃墜し、新型MAを破壊し、戦艦6隻を一機で沈めたという化け物。
<全機、警戒しろ! ヤツは・・・エースだ!>
 ルーカは通信機に向かって吼えると、白い機体を苛烈な眼差しで睨み付けた。
802通常の名無しさんの3倍:2006/02/25(土) 19:08:14 ID:???
「行けぇぇ!」
 シンはスラスター全開にすると、一気に敵のMSの列目掛けて突進した。
 速度を示す数値が見る見るうちに上昇し、敵のMSの列が迫る。
 急上昇、とみせかけて急降下。
 敵のビームが何条も遥か上へと吸い込まれていく。だが数が多い分、これだけでは、
かわしきれない。バレルロール(注1)を繰り返す。
「数ばかりごちゃごちゃと!」
 二発速射。どちらも命中。一機が黒煙を上げて落下。一機が爆散。
 敵は照準から発砲までが遅いし、狙いも甘すぎる。
「こんなヤツらにやられるか!」
 上から数条のビームが降り注ぐ。上に三機。
 バーニアを吹かし後方に機動して斜線をはずす。
 低速で下降。一機がつられて下降してくる。
 ひっかかった。
 急上昇。Gが襲う。下降してきたヤツの背中が丸見えだ。
トロいやつめ。
 容赦なく二発発砲。炎が上がるのが視界の下のほうに映った。眼前に敵機が迫る。
 ビームサーベルを抜いて両断。そのまま上昇。
 急停止。盾を構え、サーベルを収める。
 追い抜いた敵機がようやく一斉にライフルの砲口を向けてきた。瞬時に照準して発砲、
同時に45度ロール(注2)
 放たれたビームを盾で弾き散らす。盾の影から照準し発砲。コクピット付近に命中。
 爆発。
 起動。照準。発砲。回避。索敵。
 ロール、バレルロール、ブレイク(注3)、旋回、急下降、急上昇。
 ライフルで打ち抜く。サーベルで切り裂く。
 悩みなど忘れる。自分は強い。周りの理解など求めない、必要ない。
 さあ。
 ――次はどいつだ!?
803通常の名無しさんの3倍:2006/02/25(土) 19:09:49 ID:lk+GaGov
今日は以上です。保守してくれた方々に感謝!

注1)進行方向に向って螺旋を描くように飛ぶこと
注2)機体の中心を軸にしての回転
注3)急激なターン。
804通常の名無しさんの3倍:2006/02/25(土) 20:01:46 ID:???
乙です!!
このスレのために毎週土曜が楽しみになっている俺ガイル
805796-802:2006/02/25(土) 20:28:10 ID:???
やってしまった・・・。
かなり大きな間違いだと思うので訂正。

>>797
>オーブ艦隊との戦闘データ
×オーブ艦隊
○オーブ沖での連合軍艦隊との

>>801
> と、その二機を幾条もの光が貫き、一瞬遅れて二機のディン
×二機
○三機

>>804
ありがとうございます。
できれば来週もまた今ぐらいに投下できるといいなあ・・・と思っております。
806通常の名無しさんの3倍:2006/02/26(日) 02:55:13 ID:jeeuABwB
フレイ、かっこ可愛いヽ(゜∀゜)ノ!!
807通常の名無しさんの3倍:2006/02/26(日) 07:16:22 ID:???
いやったぁぁあああ!
来てたぁぁあああ

次はフレイvsシンになるのか〜
808通常の名無しさんの3倍:2006/02/26(日) 11:27:39 ID:???
でも、これってフレイという名前の別人だよな
809通常の名無しさんの3倍:2006/02/26(日) 12:17:35 ID:???
あの性格のまま戦闘に出したりするのは難しいからなぁ
成長、をテーマに、いかにフレイらしさを出しながらやるかってのは凄い難しいと思う
頭が下がる
810通常の名無しさんの3倍:2006/02/27(月) 06:43:07 ID:???
ほしゅー
811通常の名無しさんの3倍:2006/02/27(月) 20:58:21 ID:???
ほしゅー
812通常の名無しさんの3倍:2006/02/27(月) 21:03:44 ID:???
フレイらしさなんてほとんどないじゃんか。
813通常の名無しさんの3倍:2006/02/27(月) 21:37:41 ID:???
>>812
お前さんの思う、フレイらしさって何だ?
煽りじゃないぞ。結構大事だろう、これは。
814通常の名無しさんの3倍:2006/02/28(火) 01:45:56 ID:???
結構難しい問題だよな、それってさ
種後半のああいうのもらしさといえばらしさなんだが
当然アレが全てのはず無いだろうし
というかあれはただ単に悪い面、というか
うーん、うまく説明できん
お嬢様ってのもなぁ
それは性格というよりも、境遇から、というか
難しい

とりあえず・・・結構わがままで思い込みが激しい?
わがままなだけか?
姉御肌、って感じはしない・・・よなぁ
わからん

何が言いたいのかもわからなくなってしまったw
815通常の名無しさんの3倍:2006/02/28(火) 01:58:14 ID:???
>>814
それを考えるのが君の役目だよ。
816通常の名無しさんの3倍:2006/02/28(火) 07:42:32 ID:???
48話以内に連合の三バカを殺せばいい
817通常の名無しさんの3倍:2006/02/28(火) 09:50:52 ID:???
>>814
フレイ厨の一般意見としては、フレイは成長キャラって事なんだろ?
なのになぜ、昔の世間知らずのDQN時代の設定を大事にするのか不思議。
パイロットにしたがる奴がほとんどなのも、自分の願望でフレイをゆがめてる感じがする。
フレイってヘリオ時代に迷惑かけた友人やキラに謝りたい一心で
必要も無いのにドミ志願してようやっとあのたどたどしい通信士の役職手に入れるのが限界ってところでさ。
スーパーガールのフレイって凄く違和感感じるんだよな。
戦争被害者で普通の女の子、って所からのフレイ復活シナリオってやっぱり不可能なのかねえ?
大抵賛同されないので、フレイファンって結局本編フレイがきらいなんじゃねーのと思う。
818814:2006/02/28(火) 10:14:45 ID:???
( ´д`)・・・・・・・



あ、あれ!?
俺ひょっとして
「フレイらしさなんてほとんど無いから嫌」派ってことになってる!?

ほら、その・・・なるべく荒れないようにさ
らしさの事を考えて無い知恵捻ってさ
そりゃあまりに違うのはアレだけど
ここにあるSSとかは
らしさを残しつつ成長してるから、良いSSだと思うよってのを伝えようとしたんだが・・・

ごめんよ、文章力なくて( ´・ω・)
819通常の名無しさんの3倍:2006/02/28(火) 10:19:03 ID:???
814
おまえの思いはフレイが守るから…
820通常の名無しさんの3倍:2006/02/28(火) 10:26:53 ID:???
なんというかさ、フレイ、原作のままだとあまりにも扱いが酷かったり
本当に救いようの無い状態だから
救いとして、何らかの形の成長を入れて、助けたいって感じなのかもしれん

スーパーフレイは、たぶん最後のララァ化が影響してると思うw
821通常の名無しさんの3倍:2006/02/28(火) 17:38:41 ID:???
スーパーフレイには確かに違和感を感じるかも
822通常の名無しさんの3倍:2006/02/28(火) 18:49:13 ID:???
>>821
まあそれなら好みのフレイを書く書き手が来るまで、
待つしかないんじゃねえ?
823通常の名無しさんの3倍:2006/02/28(火) 19:07:44 ID:???
それよりも、だ
声優ネタで父親と勘違いしたり
最後のNTだったのが気づいたらただの人になってたり
種自体の設定が滅茶苦茶すぎるから、職人さんによってまったく違うSSになるんだと思う

俺は今のSSとかは好きだけどね
824通常の名無しさんの3倍:2006/02/28(火) 20:46:06 ID:???
でも、フレイはフレイだしね
825通常の名無しさんの3倍:2006/03/01(水) 18:30:13 ID:???
誰かに依存するのがフレイだろ。
パパの代わりがいればいいのさ。
パイロットなんぞ無理無理って、否定ばかりしてスマン。
これはこれで楽しんでるけど、違和感は否めない。
826通常の名無しさんの3倍:2006/03/01(水) 18:49:55 ID:???
>>825
せめてスレの雰囲気が悪くならんように、気に入らんSSがあっても
スルーしてくれない?
お前好みの書き手が来るまで、このスレを維持するためにもさ・・・
827通常の名無しさんの3倍:2006/03/01(水) 20:23:02 ID:???
>>826
同意、
気に入らないSSでも途中で面白くなる場合もあるよね?
828通常の名無しさんの3倍:2006/03/01(水) 20:46:43 ID:???
ガンダムは所謂ロボットものなので、成長するフレイを書きたければパイロットに
するのがいちばんやりやすいとは思うんだ。





そりゃあ通信士でも成長描けないことはないだろうけどさ。数倍難しいと思う。
829通常の名無しさんの3倍:2006/03/02(木) 15:04:49 ID:???
通信士ってのに満足できないからだろ?
フレイは通信士なのに。
そりゃあセイラみたいなキャラもいるけど、それならそれこそ二番煎じでしかない。
830通常の名無しさんの3倍:2006/03/02(木) 15:17:54 ID:???
なんか一人自分のフレイを押し付けたくてしょうがねえのがいるなあ・・・
831通常の名無しさんの3倍:2006/03/02(木) 16:05:26 ID:???
>>829
自分のキャライメージを否定され、他人に別のイメージを押し付けられて 、
それでSS書く気になるようなSS職人なんかいないと思う。

あんたは、脆さと弱さを秘めて、通信士としてがんばるフレイのSSを読みたいのかも
しれないが、職人さんはSS作成ツールじゃないんだしw 

仮にこのスレを見ている誰かに向かってそれを言うなら、プロットなり案なりを
投下してみるとかさ。それが魅力的なら誰かが書くかもしれないぜ?
違う違うと、ただ主張したってさ・・・
832通常の名無しさんの3倍:2006/03/02(木) 22:21:46 ID:???
>>829
フレイはパイロットになるはずだったんだし、
ここの住人は通信しなんてくだらんポストのフレイなんて見たくないんだから
そんなフレイを望んでるならここに来ないほうがいいんじゃねーの?
>>831
同意。
いったいもろくて弱いフレイなんて誰が読みたいってんだよなあw
833通常の名無しさんの3倍:2006/03/02(木) 22:43:02 ID:???
>>542
からの下手な文章を投下しようと思います。
834通常の名無しさんの3倍:2006/03/02(木) 22:44:09 ID:???
>>833
是非どうぞ!
835通常の名無しさんの3倍:2006/03/02(木) 22:44:40 ID:???
3部作 外伝1

EC71年、第二次ヤキン・デューエ攻防戦終了1時間後。
ユーラシア連邦軍所属で最新鋭の大気圏突入型救難艦「ジュピター」が白い船体に赤十字を付けてテスト航行と、ヤキン宙域近辺で生存者の救出目的で航行していた。
艦橋にはユーラシア連邦所有のコロニー宇宙港から少佐の艦長と初航行に乗り合わせた大佐と、西ユーラシア地域在住の遺伝子工学博士と、その子供の19歳の姉と15歳の弟と、一緒に来ていた博士宅の近所に住む2人の友人で、16歳の女性も乗艦していた。

艦橋内の出入口付近で博士の長女のサクラ・コモリと友人のセンター・ファレスが
「へえ〜、これが軍艦のブリッジなのね」
「艦橋は意外と狭いのね?」
艦橋内を見渡しながら話す。
博士の長男、リュウスケ・コモリは計器類を珍しそうに眺めていた。
その3人の様子を見ていた艦長のウィルソン少佐が、艦長席から
「君らピクニックじゃないんだぞ、救難艦だから戦闘するわけでもないし、ヤキン宙域での戦闘は終結したので、君たちの希望で民間人を乗せてやっているのだから仕事の邪魔だけはするなよ。それと艦橋から宙域を良く見ておくように、これらが戦争の現実だ」
未成年の3人に向かって言った。
「申し訳ないです艦長。お邪魔してしまって」
艦長席の近くに立っていた遺伝子工学研究者のコモリ博士が、ウィルソン艦長に申し訳なさそうに言った。
「別に構いませんコモリ博士、博士もこの船の建造に関わりを持っていますから。それと、彼らに戦争の悲惨さを考えて貰い、勉強になればと思っています」

救難艦の周りには無残に破壊されたMSの残骸や大破したと思われる戦艦の残骸、人の一部と思われるモノが宙を浮いて漂い、戦争の悲惨さを物語っている。

ウィルソン艦長が、艦長席から浮遊している残骸を見ながら
「この戦争は早期に終わらせるべきだと思います」
「確かに、この戦争は無意味だと思うよ」
隣の予備席に座っていたロス大佐が答える。
836通常の名無しさんの3倍:2006/03/02(木) 22:56:42 ID:???

「ロス大佐は最新鋭の救難艦を建造させるために上層部と対決したとか?」
 ウィルソン艦長が隣の予備席に座っているロス大佐に聞いた。
「上層部と喧嘩したり拝み倒したりして、やっと1隻だけ造らせた。私は後方のための艦船は重要だと思っているし、
今ある救難艦は大気圏突入も出来ない博物館行きのようなオンボロが多いからね、私の本音を言うと、後、数隻ぐらい新たに建造するべきと思っているよ」
「上の連中は後方について、どう思っているのか聞きたいぐらいですよ」
「上層部は軽く見ているよ。新しい軍艦やMSは作りたがるけど救難艦などの後方の為の艦船は後回しで、時間を掛けて育て上げた兵士を捨て駒としか考えていない、助かる命が助からないで無駄になってしまう」
「上層部の連中なんて現場での経験が少なく、自分たちは絶対安全な場所から命令を出していますからね。我々は軍人ですから上から『やれ』と言われたら従いますけど、現場にいる軍人の命なんて連中から見たら空気よりも軽いですよ、どの時代でも同じです」
 ウィルソン艦長は上層部に対しての不満を皮肉たっぷりに込めて言う。
「今回の戦闘はこれで終了して終戦を迎えると思うけど、今度のような戦争が再び起きれば双方とも疲弊する
事は確実だと思うよ、連合とプラント側の分裂状態はあるかもしれない。それと、私はコーディネーターも普通の
人間だと思っていて『青き正常なる世界のために』とか言う言葉にみんな踊らされていると思うよ。
その言葉でどれだけの人間が死んで、数多くの人間が不幸になった事か、数え切れないと思うね」
「私も大佐と同じ意見です」
「そう言えば、艦長の奥さんはコーディネーターだっけ?」
「そうです、オーブ出身ですけど実際付き合ってみると、大佐の言う通り普通の人間と変わりがありませんよ。もっとも付き合いだした時は分かりませんでしたけど」
「ウィルソン艦長の奥さんは美人だけど、どうやってお知り合いになれたのかな? 私も教えて欲しいぐらいだよ」
 ロス大佐が冗談半分でウィルソン艦長に聞いてみた。
「いえ、偶然知り合いになれたのです。一生懸命やっている人間に対して神様はよく見ているのです」
 ウィルソン艦長の顔が照れ始めるのをロス大佐が察知した。

837通常の名無しさんの3倍:2006/03/02(木) 22:58:47 ID:???

 救難艦は最も戦闘が激しかった宙域へ差し掛かる。戦闘の激しさで艦船やMSなどの残骸が比較的多くなり、
残骸を避けながら航行していたが、避けることの出来ない小規模の残骸の破片が船体に衝突して衝撃音が発生していた。この状況では誰もが助かる人間はいないだろうと思うのが普通である。


 突然、艦橋内にアラームが鳴る。雑談をしていたロス大佐とウィルソン艦長が同時に反応する。
「前方に救命ポットを確認! 救難信号を受信しました」
 オペレーターの若い兵士が状況を艦長に報告する。
 艦橋のモニターには宙域内に浮かぶ救命ポットが映し出され、ウィルソン艦長がモニターに目を向ける。
「救命ポット? 友軍の物か?」
「映像を拡大します……ポットはザフト軍の物と思われます。艦長、回収しますか?」
「回収する。不測の事態に対応する為、クルー数名にマシンガンを持たせて格納庫へ行くように」
「回収? 中にいる敵さんが、有用な情報でも持っているのかな?」
「その可能性はあると思います。敵が怪我をしている場合もあるので回収してみます」
「だったら回収してみるべきだね。艦長、私も格納庫へ行って来るよ」
「大佐、敵が銃を持っているかもしれないので気を付けて下さい。念の為にピストルを持って行くようにお願いします」
「了解した艦長」
ロス大佐は格納庫へと向かった。
「君ら3人、とコモリ博士は何があるか分からないので、医務室近くの休憩室へ行って待機しているようにお願いします。近くに救命艇の乗り場がありますから緊急時には、それに乗って脱出してください」
 ウィルソン艦長が博士と未成年3人に指示した。

838通常の名無しさんの3倍:2006/03/02(木) 23:01:05 ID:???

 格納庫へ回収されたザフト軍の救命ポットの周りに、クルー数名が銃を持って取り囲んでいた。
 ロス大佐はクルーに対して何時でも発砲できる態勢と、整備長の軍曹にはポットのドアを開けるように命じた。
 軍曹はパソコンを叩いて解除作業を始め、数分後に作業が終了する。
「解除作業が終わりました、今からドアを開けます」
 軍曹の一言で後方のクルー数名が何時でも撃てるように銃を構えた。
 軍曹がパソコンのエンターキーを押してポットのドアがゆっくりと開く。
 ドアが開いたと同時に、その場にいたクルー達の心臓の鼓動が上がり、ポット周辺は、ある種の緊張した空気が流れる。
 ……が、ポット内から出て来た人物はザフト軍ではなく、連合軍の格好をした紅い髪の女性兵士だった。

 ――その場にいたクルー達の緊張が一瞬だけ解けた。

「痛っ....」
 女性兵士が足を労りながらポットから降り、彼女の靴が格納庫の床へと到着した。
「君、その場で止まるんだ!」
 ロス大佐が言うと女性兵士はその場で立ち止まる。そして、その人物に質問をする。
「君は連合軍の軍服を着ているがザフト軍かな?」
「違います、私は連合軍です」
 その場にいたクルー達は意外な展開に少し困惑していた。
839通常の名無しさんの3倍:2006/03/02(木) 23:03:05 ID:???

 ロス大佐は女性クルー2人を呼んで武器の有無などのチェックを行い、武器の類を持っていない事と、IDカードを持っている事が分かったので、クルー達にマシンガンを肩に掛けるように命令する。
 そして、彼女が持っていたIDカードを近くの端末から検索して、大西洋連邦軍所属である事も確認できた。

「君に色々と聞きたい事がある。それと、足を痛めているようだが医務室まで歩けるかな?」
「私は転んだだけなので治療は大丈夫です」
「そうか? じゃ、休息室へ来て貰おう」

 ロス大佐は紅い髪の女性兵士の後ろに警備兵を就かせ、格納庫から休息室へ移動を始める。歩く速度を普段よりも遅いスピードで移動し、大佐の後ろを歩く女性兵士は捻挫をしているのか、遅い速度でも足の痛みを我慢しながら通路を歩いていた。
 目的の休息室に到着すると警備兵を通常勤務に戻し、休息室内で女性兵士を椅子に座らせた。
 近くのテーブルでは博士の子供の姉弟と、ご近所さんの女性の3人がトランプゲームで暇を潰し、博士は医務室でドクターと話し込んでいた。

「私の名前はロスと言います、階級は大佐です。この救難艦はユーラシア連邦軍所属の艦船で、ヤキン宙域を
航行中、救命ポットを発見して君を救助しました。それと、君を見ていると危険人物とは思えないが、私の
質問に答えるように。チェック時に君が持っていたIDカードを調べて名前は分かっているが、君が乗っていた軍艦と艦長の名前と、君の名前と持ち場は?」
840通常の名無しさんの3倍:2006/03/02(木) 23:05:07 ID:???

 女性兵士が顔をやや下に向け、ゆっくりと落ち着いて話そうとする態度でロス大佐の質問に答え始めた。その喋り方は少々、重苦しい雰囲気だった。

「…大西洋連邦軍所属フレイ・アルスターです、戦艦『ドミニオン』のオペレーターをやっていました。…艦長の名前はナタル・バジルール艦長ですが、戦死していると思います」
「IDと同じ名前だし本人のようだね? ではアルスター君、何故、ザフトの救命ポットに?」
「…私はドミニオンへ来る前はザフト軍で捕虜になっていました。この前、捕虜から解放されてドミニオン
に勤務していたのですが、撃沈されて脱出する時に、通路の障害物で転んで足を挫き、救命艇に乗り遅れてしまい、ザフト軍から乗ってきた救命ポットで脱出したのです」
「…なるほど、良く分かった。君は医務室で治療をした後は部屋で休んでもいいよ。大西洋連邦軍に君の生存を報告しておく。それと、君は強運に恵まれた人だと思うよ」
 フレイはロス大佐が言った『運が良い』と言う事について、その時は気にも留めなかった。
 ロス大佐はすべてを言い終わると、椅子から立ち上がり艦橋へ歩き始めようとした。

「あ、あの…大佐…」
 フレイは大佐に話しかけ、艦橋へ行こうとした大佐がフレイに顔を向ける。

「私を戦死した事にして下さい。私はザフト軍からNJCデータの運び屋みたいな事をやらされて、ヤキン・デューエで殲滅戦の原因を作りました。それと、父がザフト軍によって殺され全てを無くしました。…身寄りはいません」
再び大佐は椅子に座り直し
「……君、良いのかい? 良いと言うなら別に構わないが、仕事や住む場所はどうするんだい?」
841通常の名無しさんの3倍:2006/03/02(木) 23:07:06 ID:???
「・・・・・」
 フレイは下を向いて黙り込み、暫しの沈黙が流れた。

 休息室内でトランプゲームを3人で楽しんでいたサクラ・コモリが
「じゃ貴方、ウチの家で居候したらいいんじゃないの? 私の父さんに頼んでおこうか?」
「君の家は大丈夫なのかな?」
ロス大佐がサクラの方へ体を向けた。
「大佐、何とかなるでしょう。基地関係者が住む全区域が日本人の多い地域だけど、コーディネーターにも寛容だし、家は宇宙艦隊基地の近くだから基地内で労働者として働けば大丈夫だと思います。私も基地内で働いていますから仕事の紹介ぐらいしますよ」
「それでは、サクラ君が父君に頼んでおいてくれ。それと、彼女は足を捻挫している様なので、君が医務室へ連れて行って欲しい、それから、血液データを採取するようにドクターに頼んでくれないか?」
「分かりました、大佐」

 ロス大佐は艦橋へ向かい、サクラ・コモリはフレイを連れて医務室へ向かった。
842通常の名無しさんの3倍:2006/03/02(木) 23:12:12 ID:???
>>835-841
の3部作 外伝1でした
超ヘタレ文章で大変もう訳ありません<m(__)m>×10

ホットゾヌ2で投稿しても上手く投稿できませんでした。
投稿しやすいツールは無いのでしょうか?
843通常の名無しさんの3倍:2006/03/02(木) 23:45:52 ID:???
>>842
乙!
ギコナビとかいいんじゃないですかね?
844通常の名無しさんの3倍:2006/03/03(金) 02:01:56 ID:???
>>843
ギコナビを使ってみます

それと上手く投稿が出来なかったのだけど
ギコナビで再投下は駄目なのでしょうか?
845通常の名無しさんの3倍:2006/03/03(金) 10:01:08 ID:???
オリキャラ出す奴って自己満足の極地?
これならオリジナルでやればいいんじゃない?
846通常の名無しさんの3倍:2006/03/03(金) 10:56:11 ID:???
新しい作品キター(・∀・)ー
頑張ってください、応援してます


>>845 アホ?
847通常の名無しさんの3倍:2006/03/03(金) 11:07:15 ID:???
>>845
このスレの趣旨を理解してねーだろお前。

ここのスレのルールのテンプレ
●どうしたらフレイが復活できるのか論議して
 シナリオを書いてみる
●801展開は避ける
●フレイを復活させるためのシナリオや小説を書いてみる、
 ヘタレ文章でも可、誰かが修正をしてあげるのも可能、
 修正文でも可能
●最初から生きている設定でSS投稿でも可能
●最初から種から作り直したSS投稿でも可能
●最終回以降も生き残るようにする
●その他雑談
●どのようなシナリオの設定をするかも出来たら書いてください
●誹謗中傷は避ける
●下がりそうになったら誰でも良いから保守をする
●誰でも良いですから、まとめページで投稿小説をまとめてみる
●数年後にキラ達と再会させる様なシナリオ
●フレイが主役、又は重要な脇役の設定のどちらでも可能
以上です

それと
>>835-841
は上のほうで色々議論されてでてきた産物だ。
スレぐらい読み直してから物を言え
848通常の名無しさんの3倍:2006/03/03(金) 22:31:18 ID:???
3部作 外伝1

 EC71年、第二次ヤキン・デューエ攻防戦終了1時間後。
 ユーラシア連邦軍所属で最新鋭の大気圏突入型救難艦「ジュピター」が白い船体に赤十字を付けてテスト航行と、ヤキン宙域近辺で生存者の救出目的で航行していた。
 艦橋にはユーラシア連邦所有のコロニー宇宙港から少佐の艦長と初航行に乗り合わせた大佐と、西ユーラシア地域在住の遺伝子工学博士と、その子供の19歳の姉と15歳の弟と、一緒に来ていた博士宅の近所に住む2人の友人で、16歳の女性も乗艦していた。

 艦橋内の出入口付近で博士の長女のサクラ・コモリと友人のセンター・ファレスが
「へえ〜、これが軍艦のブリッジなのね」
「艦橋は意外と狭いのね?」
 艦橋内を見渡しながら話す。
 博士の長男、リュウスケ・コモリは計器類を珍しそうに眺めていた。
 その3人の様子を見ていた艦長のウィルソン少佐が、艦長席から
「君らピクニックじゃないんだぞ、救難艦だから戦闘するわけでもないし、ヤキン宙域での戦闘は終結したので、君たちの希望で民間人を乗せてやっているのだから仕事の邪魔だけはするなよ。それと艦橋から宙域を良く見ておくように、これらが戦争の現実だ」
 未成年の3人に向かって言った。
「申し訳ないです艦長。お邪魔してしまって」
 艦長席の近くに立っていた遺伝子工学研究者のコモリ博士が、ウィルソン艦長に頭を下げて、申し訳なさそうに言い、艦長に注意された3人は、そのまま黙ってしまった。
「気にしないで下さいコモリ博士、博士もこの船の建造に関わりを持っていますから。それと、彼らに戦争の悲惨さを考えてもらい、勉強になればと思っています」

 救難艦の周りには無残に破壊されたMSの残骸や大破したと思われる戦艦の残骸、人の一部と思われるモノが宙を浮いて漂い、戦争の悲惨さを物語っている。

 ウィルソン艦長が、艦長席から浮遊している残骸を見ながら
「この戦争は早期に終わらせるべきだと思います」
849通常の名無しさんの3倍:2006/03/03(金) 22:36:07 ID:???
「確かに、この戦争は無意味だと思うよ」
 隣の予備席に座っていたロス大佐が答える。

「ロス大佐は最新鋭の救難艦を建造させるために上層部と対決したとか?」
 ウィルソン艦長が隣の予備席に座っているロス大佐に聞いた。
「上層部と喧嘩したり拝み倒したりして、やっと1隻だけ造らせた。私は後方のための艦船は重要だと思っているし、今ある救難艦は大気圏突入も出来ない博物館行きのようなオンボロが多いからね、私の本音を言うと、後、数隻ぐらい新たに建造するべきと思っているよ」
「上の連中は後方について、どう思っているのか聞きたいぐらいですよ」
「上層部は軽く見ているよ。新しい軍艦やMSは作りたがるけど救難艦などの後方の為の艦船は後回しで、時間を掛けて育て上げた兵士を捨て駒としか考えていない、助かる命が助からないで無駄になってしまう」
「上層部の連中なんて現場での経験が少なく、自分たちは絶対安全な場所から命令を出していますからね。我々は軍人ですから上から『やれ』と言われたら従いますけど、現場にいる軍人の命なんて連中から見たら空気よりも軽いですよ、どの時代でも同じです」
 ウィルソン艦長は上層部に対しての不満を皮肉たっぷりに込めて言う。
「今回の戦闘はこれで終了して終戦を迎えると思うけど、今度のような戦争が再び起きれば双方とも疲弊する事は確実だと思うよ、
連合とプラント側の分裂状態はあるかもしれない。それと、私はコーディネーターも普通の人間だと思っていて『青き正常なる世界のために』
とか言う言葉にみんな踊らされていると思うよ。その言葉でどれだけの人間が死んで、数多くの人間が不幸になった事か、数え切れないと思うね」
「私も大佐と同じ意見です」
「そう言えば、艦長の奥さんはコーディネーターだっけ?」
「そうです、オーブ出身ですけど実際付き合ってみると、大佐の言う通り普通の人間と変わりがありませんよ。もっとも付き合いだした時は分かりませんでしたけど」
「ウィルソン艦長の奥さんは美人だけど、どうやってお知り合いになれたのかな? 私も教えて欲しいぐらいだよ」
 ロス大佐が冗談半分でウィルソン艦長に聞いてみた。
「いえ、偶然知り合いになれたのです。一生懸命やっている人間に対して神様はよく見ているのです」
 ウィルソン艦長の顔が照れ始めるのをロス大佐が察知した。

850通常の名無しさんの3倍:2006/03/03(金) 22:38:32 ID:???
 救難艦は最も戦闘が激しかった宙域へ差し掛かる。戦闘の激しさで艦船やMSなどの残骸が比較的多くなり、残骸を避けながら
航行していたが、避けることの出来ない小規模の残骸の破片が船体に衝突して衝撃音が発生していた。この状況では誰もが助かる人間はいないだろうと思うのが普通である。


 突然、艦橋内にアラームが鳴る。雑談をしていたロス大佐とウィルソン艦長が同時に反応する。
「前方に救命ポットを確認! 救難信号を受信しました」
 オペレーターの若い兵士が状況を艦長に報告する。
 艦橋のモニターには宙域内に浮かぶ救命ポットが映し出され、ウィルソン艦長がモニターに目を向ける。
「救命ポット? 友軍の物か?」
「映像を拡大します……ポットはザフト軍の物と思われます。艦長、回収しますか?」
「回収する。不測の事態に対応する為、クルー数名にマシンガンを持たせて格納庫へ行くように」
「回収? 中にいる敵さんが、有用な情報でも持っているのかな?」
「その可能性はあると思います。敵が怪我をしている場合もあるので回収してみます」
「だったら回収してみるべきだね。艦長、私も格納庫へ行って来るよ」
「大佐、敵が銃を持っているかもしれないので気を付けて下さい。念の為にピストルを持って行くようにお願いします」
「了解した艦長」
ロス大佐は格納庫へと向かった。
「君ら3人、とコモリ博士は何があるか分からないので、医務室近くの休憩室へ行って待機しているようにお願いします。近くに救命艇の乗り場がありますから緊急時には、それに乗って脱出してください」
 ウィルソン艦長が博士と未成年3人に指示した。

 格納庫へ回収されたザフト軍の救命ポットの周りに、クルー数名が銃を持って取り囲んでいた。
 ロス大佐はクルーに対して何時でも発砲できる態勢と、整備長の軍曹にはポットのドアを開けるように命じた。
 軍曹はパソコンを叩いて解除作業を始め、数分後に作業が終了する。
「解除作業が終わりました、今からドアを開けます」
851通常の名無しさんの3倍:2006/03/03(金) 22:40:39 ID:???
 軍曹の一言で後方のクルー数名が何時でも撃てるように銃を構えた。
 軍曹がパソコンのエンターキーを押してポットのドアがゆっくりと開く。
 ドアが開いたと同時に、その場にいたクルー達の心臓の鼓動が上がり、ポット周辺は、ある種の緊張した空気が流れる。
 ……が、ポット内から出て来た人物はザフト軍ではなく、連合軍の格好をした紅い髪の女性兵士だった。

 ――その場にいたクルー達の緊張が一瞬だけ解けた。

「痛っ....」
 女性兵士が足を労りながらポットから降り、彼女の靴が格納庫の床へと到着した。
「君、その場で止まるんだ!」
 ロス大佐が言うと女性兵士はその場で立ち止まる。そして、その人物に質問をする。
「君は連合軍の軍服を着ているがザフト軍かな?」
「違います、私は連合軍です」
 その場にいたクルー達は意外な展開に少し困惑していた。

 ロス大佐は女性クルー2人を呼んで武器の有無などのチェックを行い、武器の類を持っていない事と、IDカードを持っている事が分かったので、クルー達にマシンガンを肩に掛けるように命令する。
 そして、彼女が持っていたIDカードを近くの端末から検索して、大西洋連邦軍所属である事も確認できた。

「君に色々と聞きたい事がある。それと、足を痛めているようだが医務室まで歩けるかな?」
「私は転んだだけなので治療は大丈夫です」
「そうか? じゃ、休息室へ来て貰おう」

 ロス大佐は紅い髪の女性兵士の後ろに警備兵を就かせ、格納庫から休息室へ移動を始める。歩く速度を普段よりも遅い速度で移動し、大佐の後ろを歩く女性兵士は捻挫をしているのか、遅い速度でも足の痛みを我慢しながら通路を歩いていた。
 目的の休息室に到着すると警備兵を通常勤務に戻し、休息室内で女性兵士を椅子に座らせた。
852通常の名無しさんの3倍:2006/03/03(金) 22:42:36 ID:???
 近くのテーブルでは博士の子供の姉弟と、ご近所さんの女性の3人がトランプゲームで暇を潰し、博士は医務室でドクターと話し込んでいた。

「私の名前はロスと言います、階級は大佐です。この救難艦はユーラシア連邦軍所属の艦船で、ヤキン宙域を航行中、救命ポットを発見
して君を救助しました。それと、君を見ていると危険人物とは思えないが、私の質問に答えるように。チェック時に君が持っていたIDカードを調べて名前は分かっているが、君が乗っていた軍艦と艦長の名前と、君の名前と持ち場は?」

 女性兵士が顔をやや下に向け、ゆっくりと落ち着いて話そうとする態度でロス大佐の質問に答え始めた。その喋り方は少々、重苦しい雰囲気だった。

「…大西洋連邦軍所属フレイ・アルスターです、戦艦『ドミニオン』のオペレーターをやっていました。…艦長の名前はナタル・バジルール艦長ですが、戦死していると思います」
「IDと同じ名前だし本人のようだね? ではアルスター君、何故、ザフトの救命ポットに?」
「…私はドミニオンへ来る前はザフト軍で捕虜になっていました。この前、捕虜から解放されてドミニオンに勤務していたのですが、撃沈されて脱出する時に、通路の障害物で転んで足を挫き、救命艇に乗り遅れてしまい、ザフト軍から乗ってきた救命ポットで脱出したのです」
「…なるほど、良く分かった。君は医務室で治療をした後は部屋で休んでもいいよ。大西洋連邦軍に君の生存を報告しておく。それと、君は強運に恵まれた人だと思うよ」
 フレイはロス大佐が言った『運が良い』と言う事について、その時は気にも留めなかった。
 ロス大佐はすべてを言い終わると、椅子から立ち上がり艦橋へ歩き始めようとした。

「あ、あの…大佐…」
 フレイは大佐に話しかけ、艦橋へ行こうとした大佐がフレイに顔を向ける。

「私を戦死した事にして下さい。私はザフト軍からNJCデータの運び屋みたいな事をやらされて、ヤキン・デューエで殲滅戦の原因を作りました。それと、父がザフト軍によって殺され全てを無くしました。…身寄りはいません」
 再び大佐は椅子に座り直し
853通常の名無しさんの3倍:2006/03/03(金) 22:43:56 ID:???
「……君、良いのかい? 良いと言うなら別に構わないが、仕事や住む場所はどうするんだい?」
「・・・・・」
 フレイは下を向いて黙り込み、暫しの沈黙が流れた。

休息室内でトランプゲームを3人で楽しんでいたサクラ・コモリが
「じゃ貴方、ウチの家で居候したらいいんじゃないの? 私の父さんに頼んでおこうか?」
「君の家は大丈夫なのかな?」
 ロス大佐がサクラの方へ体を向けた。
「大佐、何とかなるでしょう。基地関係者が住む全区域が日本人の多い地域だけど、コーディネーターにも寛容だし、家は宇宙艦隊基地の近くだから基地内で労働者として働けば大丈夫だと思います。私も基地内で働いていますから仕事の紹介ぐらいしますよ」
「それでは、サクラ君が父君に頼んでおいてくれ。それと、彼女は足を捻挫している様なので、君が医務室へ連れて行って欲しい、それから、血液データを採取するようにドクターに頼んでくれないか?」
「分かりました、大佐」

 ロス大佐は艦橋へ向かい、サクラ・コモリはフレイを連れて医務室へ向かった。

854通常の名無しさんの3倍:2006/03/03(金) 22:46:53 ID:???
>>842です
上の方で書き込み失敗したので再投稿しました
ついでにバージョンアップもしました。
ギコナビを使いましたが
「長すぎる文が・・・」で引っかかりました
ホットゾヌ2でも同じでしたが、これは、どうしようもないのかな?
それとオリジナルキャラは御法度なのかな?
855通常の名無しさんの3倍:2006/03/03(金) 22:52:55 ID:???
>>854
・・・・適度に改行すればいいだけの話では?
何で一行に全部書こうとするのか分からんのだけど。
まったく同じものが同じように投稿されてるんだけど・・・

オリキャラについては、別に自由じゃね? 使っても
856通常の名無しさんの3倍:2006/03/03(金) 23:28:12 ID:???
>>855
適当に改行して何とか投稿したけど
ホットゾヌでやれば良かったのかな?
857通常の名無しさんの3倍:2006/03/03(金) 23:31:22 ID:???
>>846
有り難うございます

よく考えると、俺はメカニックについてど素人なので、
どうすればいいのかと思っております。
858通常の名無しさんの3倍:2006/03/03(金) 23:38:22 ID:???
>>856
いや・・・だからなんで画面端まで字で埋める必要がってこと。
半分ぐらいで改行した方が読みやすいし
859通常の名無しさんの3倍:2006/03/04(土) 10:55:49 ID:???
オリキャラって自己投影そのものじゃないかと…
860通常の名無しさんの3倍:2006/03/04(土) 12:43:32 ID:???
どういうオリキャラなのか、によるんじゃないか?
種にいないようなタイプのをオリキャラで補うことで、違う道を作れるとかなんとか
主役とかよりも、話の中で出てくる普通の人、とかでも良いし

ま、作者さんによるわな
861通常の名無しさんの3倍:2006/03/04(土) 19:39:34 ID:???
とりあえず「メアリ・スー」でぐぐれ<オリキャラ



作者からも読者からもそうなってないと判断できるならそいつは必要なやつだ。
862通常の名無しさんの3倍:2006/03/04(土) 20:51:25 ID:???
メアリー・ぬるぽ・スー
863通常の名無しさんの3倍:2006/03/05(日) 02:32:58 ID:???
>>854だけど
新キャラに自己投影をしたつもりはないのだけど?

86411話後半:2006/03/05(日) 22:26:19 ID:???
>>678-690  >>741-743 >>741-748 >>767-777 >>796-803続き

<7時方向! いや・・8、きゅ>
<速くてロックできねえ!>
<孤立するな。追い込むんだ!>
<てめえの右だ右ぃ!>
<馬鹿野郎! 白いヤツばかりに気を取られるな。4時方向――>
 
 開いた回線から、矢継ぎ早に怒声と絶叫が飛び込んできた。
 先程まで善戦していた連合軍のMS部隊は、疾風となって現れた白い機体に次々と、
ほんとんど抵抗できずに撃ち落され、切り裂かれ、数を減らしていった。
 白い機体の超高速の動きに翻弄され、連合軍MSの放つ光の矢は、その装甲を掠めるこ
ともできず、虚空を凪ぐ。
 が、白い機体が撃つ光は次々とMSを的確に打ち抜く。
 サーベルを抜いて斬りかかった連合のMSは一合と渡り合うこともできず、切り裂かれ
散華した。
 白い機体の圧倒的な強さは、ナチュラルがコーディネーターという自分達より優れた『種』
に対して持つ本能的危機感を、畏怖を、圧倒的な力を持つものへ立ち向かうことの無力感を、
否応なしに掻き立て、それらは濁流のような恐怖となって守備隊のMSパイロット達の精神を
喰らった。
 怒号と絶叫は、いつしか絶望の悲鳴と生への哀願に変貌していく。

<メイデイ! こちらミラー機。被弾した。メイデイ! メイデイ!>
<ぎゃぁぁあああああああぁ>
<何だ? 何なんだよコイツはぁ!?>
<コントロールが利かねえ。畜生、畜生畜生畜生畜生>
<隊長! 助けて下さい、隊長ぉ!!>
865通常の名無しさんの3倍:2006/03/05(日) 22:35:54 ID:???
「あ・・・あぁ・・・」
 フレイはその悲鳴を聞きながら、コクピットの中で凍り付いてた。
『アレ』はわれわれとは違う。
 コーディネーター。
 その中のエースと呼ばれる存在と自分達とでは、圧倒的に違う。
 何が?
 ――決まっている。
『速さ』
 ナチュラルは、未だ機体制御の大半を、OSに依存せざるを得ない。
 そしてOSに頼るということは機体の制御の精度に上限があるということである。
 とはいってもその上限はそれなりに高く、大抵のコーディネーターには引けをとることは
ない。
 だが、コーディネイターの中でエースと呼ばれる者たちは、その上限の上を行ってしまう。
 コーディネーターのエース達は、他のMSとは一線を画すパワーを持つ機体を使いこな
し、MSを超高速で機動させることができる。
 そして、超高速で機動させながら精密な射撃を行い、敵機のスピードと自機の相対速
度を瞬時に計算して、コンマのタイミングでサーベルを振り、命中させて敵を切り裂き
素早い索敵を行い、的確な状況判断を下し・・・
 ナチュラルにとって神技の連続を通常の技とする者達。
 ――次元が違う。
 アレに対抗できるとしたら・・・。
 ここにはいない三人の姿がフレイの脳裏に浮かぶ。
 だが、彼らはここにはいない。
 あの次元にいるものの強さ、恐ろしさは自分が一番良く知っている。その次元にいる
もの達と、ずっと一緒に訓練を行ってきたのだから。
 勝ち目は、
 ――ゼロ
 全身の毛穴が開き、嫌な汗が流れ出た。
 体が震える。

 白い機体の頭部が自分の方を向いた。
「ヒッ・・・」
 フレイの口から短い悲鳴が漏れた。
866通常の名無しさんの3倍:2006/03/05(日) 22:36:47 ID:???
 速い。
 まさに風となって白い機体は、突進してきた。
 矢継ぎ早に、フレイからすれば照準せずに撃っているとしか思えないスピードで、
敵のライフルの砲口から光が放たれる。
 だが、フレイは必死に盾を翳し、盾の影に縮こまった
 ――射撃は精密極まりなかった。
 防がなければ撃墜される。
 牽制射撃をしようとすれば、その隙をつかれて落とされてしまうのが分かる。
 何もできない。
 ビームが盾に弾け、装甲を掠めるたびに装甲と同時に反撃の意思が削り取られていく。
 カメラから、突然敵機が消えた。
 恐怖が全身を貫いた。心臓が鷲づかみにされたような感覚が襲う。
「あぁぁああ!」
 フレイは叫んだ。恐怖に突き動かされ叫ばすにはいられなかった。
 状況判断も何もなかった。
 とにかく逃げようとスラスターを全開にしただけ。
 上からすさまじい衝撃。
 ヘルメットが今度は前の計器に叩きつけられる
 ――なんという幸運か
 フレイには分からなかったが、白い機体がまさにフレイの機体の頭上から一刀両断にせ
んとビームサーベルを振り下ろす寸前に、フレイの機体が上昇したため、敵がサーベルを
振り下ろす前に両機は激突したのだった。
 しかし、次の瞬間、また猛烈な衝撃がフレイを襲った。
 思い切り殴りつけられたような衝撃。
 敵機が、思い切り蹴り飛ばしたのだ。
 がら明きの胴体を直撃され、フレイのウィンダムは凄まじい勢いで地面に落下していく。
 混乱するフレイの意思とは無関係に、また身体が勝手に機体を操作する。
 ――制御しきれない。

 着地の瞬間、体勢が崩れ、フレイのウィンダムはそのまま地面に転がった。
 ドラム缶の中に入れられて、何度も殴られているような絶え間ない衝撃と音。
 天地が何度もさかさまになる。
 三半規管が悲鳴を上げ、吐き気が込み上げた。
 土煙と草を舞い上げながら転がり、木に激突してようやく機体は止まった。
 異常を伝える警告音が鳴り、数値がやかましく明滅して異常をまくしたてた。
 追撃は・・・こなかった。
 恐る恐る天を見上げると、白い機体が他の味方に襲い掛かっているのが見えた。
 絶望が、恐怖が、フレイの顔を青白く染め上げていた。
867通常の名無しさんの3倍:2006/03/05(日) 22:40:15 ID:???
 白い機体との、ほんの数瞬の短い攻防は、フレイにこれ以上ないほどの力の差と、
死のイメージを叩き込み、フレイにわずかに芽生えた自信を消し飛ばし、負けん気も
戦意も全て根こそぎ奪い去っていた。
 
 アレにもう一度挑めば、自分は間違いなく死ぬ。
 みんなに、キラに会えなくなる。謝れないまま・・・
 ガチガチと歯が鳴って、身体がおこりのように震えた。
 まったく闘志が湧いてこない。
 いつの間にか涙がこぼれていた。
 ――やっぱり無理だったのだ
 自分には、MSパイロットなんて・・・
 嫌だ。帰りたい。怖い。死にたくない。逃げたい。
 このまま死んだフリをしていれば――

<フレーイ!>
 直通回線で飛び込んだステラの声に、フレイの身体がビクッと震えた。
 何故ガイアが?
 こんな短時間で充電が終わるわけはないのに。
<ス・・ステラ?>
<・・・フレイ・・・どこ?>
<そっ・・その・・・やられて・・・>
 言葉が震えた。戦えることが誰かに分かったらと思うと怖かった。
 そんな自分が情けない。だけど怖い。まだ・・・まだ
 ――死にたくない
868通常の名無しさんの3倍:2006/03/05(日) 22:41:05 ID:???
<アイツが・・・アイツが! フレイを!?>
<・・え、ええ・・・>
 弱弱しい掠れたフレイの声。
「アイツ・・いっつも、いっつも・・・」
 あの白い機体は、いつもいつも自分達の邪魔をする。
 今度はフレイまで・・・。
 怒りにで目の前が眩む。
 ステラの鋭く細められた目が更に細められ、あどけない顔が憎しみで歪む。
 ――海が好き。
 お日さまの光でキラキラ光っててキレイ。見るたびに色が変わってキレイ。
 上を雲が流れているがキレイ
 でも。
 ――フレイはもっと好き。
 いつも優しい声で話しかけてくれて、可愛いっていってくれる。
 いい子って言ってくれて、ぎゅっと抱きしめてくれて・・・
 フレイの綺麗な笑顔を見ると幸せになれる。フレイの笑顔、海よりもっとキレイ。
 それに、
(フレイ・・・ステラを・・・守るって)
 守る。
 力をくれる言葉。安心できる言葉。
 握られた手のぬくもり。暖かかった・・・フレイの手。
 死ぬのはダメ。守れば死なない。
(ステラが・・・フレイを・・・守る。そしたら・・・)
 ――二人とも死なない。
 だから。
「何だろうと、わたし、わァ――――――ッ!!」
 なくす。あいつをなくしてしまわないと。
 ガイアの背部ビーム砲から光が放たれた。
 
 MA形態でガイアが空へと飛び上がった。
 背部のビーム砲から三条の光が放たれ、敵が左に旋回してかわす。
 追いかけるように、ガイアの翼のように広がったグリフォン2ビームブレイドが白い機
体を襲った。
 しかし、敵はガイアの動きを見切り、機体をガイアの頭部付近に寄せ逆にガイアを
両断せんと、サーベルを振り下ろす。
 間一髪。
 ガイアは機体をのけぞらせるようにして、急停止。ガイアの腹部がガラ開きになる。
 白い機体がガイアに突っ込み、今度は横なぎに振る。
 ガイアがMS形態に変化し盾を構えた。
 ビームサーベルとガイアの盾が衝突し、宙に赤い火花が舞い踊った。
869通常の名無しさんの3倍:2006/03/05(日) 22:44:42 ID:???
 ガイアが加わったことで、なんとか守備隊が陣形を建て直し始めていた。
 フレイは安堵の息をつく。
 ステラは強い。
 自分の機体は、さっきの赤い機体との戦闘で損傷している。
 こんな自分が加わっても、足手まといにしかならない。ステラの気が散ってしまうかも
しれない。きっとそうなる。だからここでじっとしているのが良いんだ。
 言い訳ばかりが、面白いようにすらすらと浮かんできた
 待っていれば、終わる。誰かが終わらせて――

 その時、ガイアを狙って四方八方から一気にディンのミサイルが殺到していくのが見えた
 ガイアのビーム砲が、20mmCIWSが火を噴く。 
 それでも、それでも・・・数発がガイアに着弾した。
 爆発の閃光と煙が、ガイアを多い尽くす
 一瞬頭が真っ白になった。
 だが、煙の中から落下していくガイアが姿をあらわした。
 バーニアをふかして体勢を立て直している。
 ――良かった
 VPS装甲はまだ健在だ。
 けど、元々バッテリーはMAXではなく、そして、今ので間違いなくガイアの活動限界は縮まって
しまったはずだ。
 ――やっぱり、援護しないと
 でも、怖くて身体が動かなくて。
 震えがとまってくれなくて。
 自分への情けなさと恐怖が、フレイの身体をがんじがらめにしていた。
 また通信が飛び込んでくる。
<フレイ!>
<ス・・・ステラ・・・>
 声が割れる。
 「援護して」って言われたらどうしよう。そんなことを思ってしまう。
 情けなくて、フレイは泣きそうになった。
<動けないなら、そこに・・・いて。かくれてて。だいじょうぶ!>
 ステラの励ますような声。
<・・・え?>
<ステラ・・・フレイを守る!>
870通常の名無しさんの3倍:2006/03/05(日) 22:57:32 ID:QOqCFeq5
 ――守る。
 そのステラの言葉が脳に伝わった瞬間、フレイは身震いした。
 頭にカッと血が上り、胸に怒りが湧き上がる。
 それは、自分自身への怒り。
 ステラのガイアは、白い機体との戦闘で損傷していた。バッテリーも少ない
そして、何より戦闘の連続でステラは消耗しているのだ。
 なのに、なのに自分は・・・
「何よ! 何やってるのよ!」
 ――自分は一体何をやっているのか?
 拳を痛いほど握り締める。
 
 サイやミリィや、トール達を。
 泣き虫で、いつも悩んで辛そうにていて。本当ちっとも強くなかったキラを。
 戦いに駆り立てたのは誰だ?
 ――私
 なのに、辛いことも怖いことも周りのせいにして、ベッドで震えていただけの自分。
 みんなが戦って苦しんでいるのを知らないで。知らないふりをして。
 傷つけてばっかりで。
 恐怖と人を殺す悔恨でうなされていたのを知っていたのに、何もしてあげなかった。
 償いたかった、謝りたかった。
 ――分かりたかった。
 キラの気持ちを。みんなの気持ちを。
 ドミニオンのクルーになって、前線に出ても後悔は、罪の意識は消えてくれなかった。
 自分も血を流そうと思った。
 血を流し、恐怖を味わって、そうして初めて償える。
 そう思ったからMSに乗ろうとしたのではなかったのか!?
 そして・・・
871通常の名無しさんの3倍:2006/03/05(日) 22:59:30 ID:???
「貴方はもう泣かないで」

 ――強くなりたいと思った。
 あの人が傷ついて泣いていたら、支えてあげられるくらい。
 金髪の少女、カガリと一緒にいた時のキラの安らいだ表情が頭によぎる。
 あんな顔を、一度も自分はキラにさせることはできなかった。
 ずっと一緒だったのに。何も・・・
 
「守るから」
 
 ――守ってあげたい。
 弱くて傷つきやすいあの人が、泣かなくてすむように。
 守ることができたなら。
 キラみたいに立ち向かって誰かを、守りたい人を守ることができたのなら。
 きっと、その時、自分は・・・
 
 だから今、心を折ってしまうわけにはいかない。
 ひざを屈するわけにはいかない。
 この想いに純粋でありたい。この想いが真実であると証明したい
 誰に?
 ――自分に
 
 マグマのように何かが、怒涛のごとく心に湧き上がってきた。
 それは灼熱のように熱く、心を焦がす想い。
 身体を突き破って天まで届いてしまいそうだ。
「負けるもんかぁぁぁ!!」
 恐怖に。弱い自分に。
 フレイは身体の底から絶叫した。
872通常の名無しさんの3倍:2006/03/05(日) 23:01:21 ID:???
 
 真紅のウィンダムが再び立ち上がる。
 
 機体が駆動のうなり声を上げ、スラスターの咆哮が轟く

 次の瞬間、真紅の機体は、空へと一直線に駆け上った
 
 高く、真っ直ぐに

 主の叫びそのままに
873864-872:2006/03/05(日) 23:05:43 ID:QOqCFeq5
今日はここまでです。

>>808からの議論、読ませていただきました。
偶然というか、今回の話が自分なりの、読んでくださってるみなさんに対する
答えになるかな、と思っております。
874通常の名無しさんの3倍:2006/03/06(月) 00:09:42 ID:???
ちくしょぉ〜、また男泣きさせられるとは
ともあれGJです
875通常の名無しさんの3倍:2006/03/06(月) 00:24:31 ID:???
原作のフレイは、ああいう道を辿ってあそこで終わってしまった。その先は無い。
だから如何なる形であっても、そこからフレイが何らかの形で成長すれば、それは
確かに俺たちの知っているフレイとは別人なのかも知れない。


でも、「成長する」っていうのはそういうことかもな。
少なくとも、俺がみたいのはずーっとうずくまってぶるぶる震えてるだけの
フレイじゃない。それなら本編だけで充分だしな。


>>873 GJ!
876通常の名無しさんの3倍:2006/03/06(月) 19:47:41 ID:???
続きを期待して保守
877通常の名無しさんの3倍:2006/03/07(火) 07:46:32 ID:???
成長したフレイも好きだ、乙です
878通常の名無しさんの3倍:2006/03/08(水) 19:20:08 ID:???
ほしゅ
879通常の名無しさんの3倍:2006/03/09(木) 12:38:44 ID:???
マジレスすれば、アストレイってつけておけば
どんな超展開だってある程度は許せると思うんだ。
880通常の名無しさんの3倍:2006/03/09(木) 20:11:53 ID:???
超展開きぼんぬ
881通常の名無しさんの3倍:2006/03/09(木) 21:30:14 ID:???
>>879
意味が不明なのだが?
882通常の名無しさんの3倍:2006/03/09(木) 21:38:33 ID:???
>>881
君は誤爆した全ての人間が誤爆先に断るとでも思っているのかね
883通常の名無しさんの3倍:2006/03/10(金) 18:19:23 ID:???
保守
884通常の名無しさんの3倍:2006/03/10(金) 20:25:06 ID:t5f3iZDp
864-872GJ!!
フレイがただ強いだけとか、弱いだけじゃなくて、
強さと弱さの両方を兼ね備えているのが、すごくイイ(・∀・)!!
人間らしさがよくでてます!
シンとの戦いは?!オルガたちはやって来るのか!??
続きが楽しみです!!
885通常の名無しさんの3倍:2006/03/10(金) 20:29:06 ID:???
>>854です
ちょっと気になったですが
キャラクター設定とかの書き込みは必要なのでしょうか?

>>873
読んでいて面白いです
今後の展開が楽しみです
886864-872 :2006/03/10(金) 22:44:12 ID:WHhIxxdz
すいません。
事情により今週は投下できそうにありません・・・。
来週にはなんとか。
887通常の名無しさんの3倍:2006/03/11(土) 05:41:34 ID:???
>>543-544に基づいた
超ヘタクソ文章のSSを燃料投下していいでしょうか?
888通常の名無しさんの3倍:2006/03/11(土) 15:37:19 ID:???
>>887
SSはいつも大歓迎だ。カモ〜ン
889通常の名無しさんの3倍:2006/03/12(日) 13:50:24 ID:???
>>887
二次創作の更に二次創作?
プライドってものがないのか?
890通常の名無しさんの3倍:2006/03/12(日) 14:16:05 ID:???
>>887
もちろんおk
891通常の名無しさんの3倍:2006/03/12(日) 15:41:33 ID:???
>>889
>>543-544は二次作ではなくて
アラスジなのでは?
892通常の名無しさんの3倍:2006/03/13(月) 02:20:43 ID:???
>>887
いつ投下するんだよ?
893通常の名無しさんの3倍:2006/03/13(月) 17:19:31 ID:???
>>892
期待しないで
待っていなくても良いですよ。
894通常の名無しさんの3倍:2006/03/14(火) 15:31:46 ID:???
ぜんぜん期待してません。
出来れば最低5回の推敲はしてください。
895通常の名無しさんの3倍:2006/03/15(水) 01:29:57 ID:???
保守
896通常の名無しさんの3倍:2006/03/15(水) 23:40:49 ID:YHwXljqg
864-872の続きが気になるな・・!!
早く読みたい。
897通常の名無しさんの3倍:2006/03/16(木) 22:59:36 ID:???
ほしゅ
898通常の名無しさんの3倍:2006/03/18(土) 06:41:31 ID:???
保守
899通常の名無しさんの3倍:2006/03/19(日) 12:40:39 ID:YqVXdaaI
保守
900通常の名無しさんの3倍:2006/03/19(日) 23:34:13 ID:YqVXdaaI
保守
901通常の名無しさんの3倍:2006/03/20(月) 20:07:53 ID:LxRSGEVo
保守
902通常の名無しさんの3倍:2006/03/21(火) 20:28:52 ID:lTZnWJXM
保守
903通常の名無しさんの3倍:2006/03/22(水) 17:42:24 ID:???
ほしゅ
904通常の名無しさんの3倍:2006/03/22(水) 23:02:29 ID:UDcpTxNX
保守
905通常の名無しさんの3倍:2006/03/23(木) 20:14:16 ID:aTaXGvRz
保守
906通常の名無しさんの3倍:2006/03/24(金) 18:06:28 ID:uZpWvcda
保守
907通常の名無しさんの3倍:2006/03/25(土) 14:02:26 ID:???
保守×10000
908通常の名無しさんの3倍:2006/03/25(土) 18:09:44 ID:???
ほしゅ
909通常の名無しさんの3倍:2006/03/26(日) 18:50:39 ID:???
ほしゅ
910通常の名無しさんの3倍:2006/03/27(月) 21:01:48 ID:RBJzkAtI
保守
911通常の名無しさんの3倍:2006/03/28(火) 05:15:42 ID:???
なあ、職人いなくなってね?
912通常の名無しさんの3倍:2006/03/28(火) 10:25:05 ID:???
それでも俺は保守をやめない
913通常の名無しさんの3倍:2006/03/28(火) 20:56:00 ID:???
>>911
型枠にはめすぎるから
いなくなったと思うよ
それと、上の方でオリジナルキャラを出して
叩いた人もいて、
ヘタレ文章でも投稿する人がいなくなって過疎化したんだと思うが?

それから他のスレでこのスレの宣伝をお願いします。
914通常の名無しさんの3倍:2006/03/28(火) 22:44:23 ID:???
>>913
宣伝依頼とか痛いからヤメテ
915通常の名無しさんの3倍:2006/03/29(水) 00:52:36 ID:???
もうすぐ1000だし、保守で埋まるか?
916通常の名無しさんの3倍:2006/03/29(水) 00:52:37 ID:???
次スレ立ってるの?
917通常の名無しさんの3倍:2006/03/29(水) 09:24:21 ID:B87QyfKg
まだ立っていない
918通常の名無しさんの3倍:2006/03/29(水) 15:00:28 ID:???
まだあったのねこのスレwww
919通常の名無しさんの3倍:2006/03/30(木) 11:49:58 ID:???
保守
920通常の名無しさんの3倍:2006/03/30(木) 19:21:02 ID:Mp3eVcwz
職人さん、どうしたんだろうな・・・。
921通常の名無しさんの3倍:2006/03/31(金) 06:21:39 ID:???
>>1ですが
次スレを立てる人がいましたら以下のルールのテンプレ
を書き込んでください。

●どうしたらフレイが復活できるのか論議して
 シナリオを書いてみる
●801展開は避ける
●フレイを復活させるためのシナリオや小説を書いてみる、
 ヘタレ文章でも可、誰かが修正をしてあげるのも可能、
 修正文でも可能
●最初から生きている設定でSS投稿でも可能
●最初から種から作り直したSS投稿でも可能
●シリアス系、ギャグ系何でも可能
●最終回以降も生き残るようにする
●その他雑談
●どのようなシナリオの設定をするかも出来たら書いてください
●誹謗中傷は避ける
●下がりそうになったら誰でも良いから保守をする
●誰でも良いですから、まとめページで投稿小説をまとめてみる
●数年後にキラ達と再会させる様なシナリオ
●フレイが主役、又は重要な脇役、普通の脇役の
 設定のどちらでも可能
●オリジナルキャラは可能
●オリジナルキャラ主役でも可能
922通常の名無しさんの3倍:2006/03/31(金) 07:09:48 ID:???
>>921
提案だが、スレタイを変えて、

「フレイ・アルスターを生存/復活させて、種・種死を作り直してみるスレ」

としたらどうだろう? 落ちてしまったが↓のスレもあったし。

フレイ・アルスター主役で種を作り直してみるスレ
http://anime.2ch.net/test/read.cgi/shar/1134370658/l50
923通常の名無しさんの3倍:2006/03/31(金) 18:15:20 ID:???
そうだな。
フレイ死亡は負債のその場の気まぐれな思い付きでしかないから、生存しているのが普通だ。
92412話:2006/03/31(金) 21:48:01 ID:???
>>678-690  >>741-743 >>741-748 >>767-777 >>796-803
>>864-872続き


「馬鹿な、こんな馬鹿なことがぁ!」
 青ざめた顔でルーカは怒鳴った。
 ビームの減衰率を計算、白い機体の機動パターンから未来位置を予測。
 照準。発砲。発砲。照準。発砲発砲発砲発砲・・・
 一発として掠りもしない。
<うわぁぁ! エリザベェェス!!> 
 また、部下の悲鳴が飛び込んだ。悲鳴はすぐ、耳障りなノイズに変わり、爆発音が大尉の鼓膜
を叩いた。
 ・・・そうだ、エリザベスだった。
 たった今、爆炎の中で消えた部下の婚約者の名前。
「割と美人だと思うんですけど。贔屓目っスかね?」そういって照れくさそうに笑っていた部
下の無邪気な笑顔。
 ルーカは血が出るほど唇をかみ締めた。
 その時だった。決意に満ちた声がコクピットに飛び込んできたのは。
<大尉! ステラ!>
<アルスター少尉?>
<フレイ!?>
<狙ってください、自分が・・・自分が隙を作ります!>
<お、おい!?>
<・・・ダメ! フレイ!>
 しかし、静止の言葉を振り切り、真紅のウィンダム燃え上がるような赤光の煌きを残し、白い
敵機に向かって突っ込んでいった。
925通常の名無しさんの3倍:2006/03/31(金) 21:55:20 ID:???
策はあった。
 あの三人と幾度となく戦っている内に思いついた策
 これぐらいやれば、ひょっとしたら隙ぐらいなら作れるかもしれない、そんな策。
 でも、ほとんど捨て身ともいえるようなことを、しなければならなかったから、今まで本当に
実行しようなんて思わなかった。
 でも。
 
 ――やるしか、ないじゃない。

 捨て身にでもならなければ埋められないほどの差が、あの領域にいる者達とはある。
 それは分かっている。
 だけど・・・
 怖い。怖くてたまらない。
 今にも押さえ込んでいる恐怖が、津波のように決意と意思の堰を押し流し、心を覆い尽くし
てしてしまいそうだ。
 でも・・・それでも・・・
 守りたい人がいる。
 真実にしたい想いがある。
 だから。
「負けない! 負けないんだから!!」
 ビームライフルを放つ。
 光が敵機を掠め、敵の頭部がこちらを向く。
 次の瞬間、敵機は身を翻し、すさまじい勢いで突っ込んできた。
 双方の接近するスピードが合計され、瞬く間に敵機が迫る
 盾の影に機体を隠す。
 敵の放つ光が機体を掠め、その度に背筋に氷の牙が突き立つ。
 焦燥感が身を焦がし、口が渇き、汗が流れる。
 もう少し――
 その時、味方機の援護射撃が放たれ、敵機が僅かに体勢を崩した。
『!』
926通常の名無しさんの3倍:2006/03/31(金) 21:56:32 ID:???
 フレイの両眼が見開かれた。
「ええい!」
 右手のビームライフルを敵に向かって投擲。
 同時にスラスター全開で突っ込みながら、スティレットを取り出し、空になった右手に握る。
 意表をつくことができたのか、敵はライフルをかわせずに、盾で受け止めた。
 その隙に真紅のウィンダムは、更に距離を詰める。
 敵機が迫り、モニターの中で敵機がどんどん大きさを増していく。
『今』
 左腕を敵に向けると同時に、盾からMk438/B 2連装多目的ミサイル発射。
 ドンピシャ。
 自機が爆発に巻き込まれず、しかし避けにくい近距離からのミサイル射撃。
 普通なら当たる。
 しかし。
 
 ――かわす

 この敵は必ずかわしてくる。
 オルガ達三人なら、かわすから。
 刹那。

 ――敵機が正面モニターからかき消えた。

 敵機が消え、正面モニターに残ったのは、ミサイルの吐く煙だけ。
 だが、それはフレイの予想していた光景。
 微かに瞳に映った敵の残像。
 敵は・・・
 機体を操作。
 真紅のウィンダムがフレイの操作に従って、機体を下に向ける。スティレットを握り締めた右
手が、機動を始める。
 正面モニターに、下方から凄まじい勢いで肉迫してくる白い機体が映った。
 敵機の右手に握られた輝く刃が、真紅のウィンダムを両断せんと振るわれようとした――
 それよりも速く。

 ――フレイはスティレットを自機の右足に突き立てていた。
927通常の名無しさんの3倍:2006/03/31(金) 21:58:03 ID:???
 思った以上に爆発は大きかった。
 ウィンダムのコクピットを、轟音と大揺れが襲い、コンソールが火を噴き、火花が散った。
(ステラ・・・ルーカ大尉、お願い!!)
 歯を食いしばって、コクピットを揺るがす衝撃と、自分のわき腹や胸部に走った鋭い痛みに耐
えながら、フレイは心の中で絶叫した。

「マジかよ・・・おい!」
 呆れと驚きとをごちゃ混ぜにして、ルーカは叫んだ。
 流石のザフトのエースも、間近で敵が自爆まがいのことを行うなどというのは、想像の範疇を
超えていたようだ。
 隙のなかった白い機体は、ウィンダムの脚部の爆発に押され、体勢を大きく崩した。
 ガイアが空へと飛び上がって、白い機体へと突き進み、ルーカのウィンダムは精密射撃の姿勢
を取る。
 真紅のウィンダムの12.5mm自動近接防御火器から放たれた、大量の12.5mm弾が敵MSに降り注
ぎ、その白い装甲の上で無数の赤い火花が乱舞した。
 実態弾はPS装甲に無力。
 しかし、盾を翳してセンサー類を守ろうとしたことで、敵の体勢は更に崩れ、機体を振るわせ
る振動と轟音が、敵パイロットのコクピット内に響いた警告音への反応を妨げる。
 初めて訪れた絶好の好機。
「撃ちろぉ!」「ハァァ!」
 ルーカとステラの気合が同時に響き、4条のビームが大気を裂いて白い機体へと殺到した。
928通常の名無しさんの3倍:2006/03/31(金) 22:08:46 ID:???
 叩きつけられる実弾の雨の轟音の中、わずかに聞こえた敵の接近を知らせる警音。
 ハッと振り返ったシンの赤い瞳に、ガイアと隊長機とおぼしきウィンダムが射撃体勢
を取る光景が映った。

 ――マズイ
 
 その思いが電光の如く身体を駆け抜けた瞬間。
 思考より速く、シンの身体が、センスが、細胞単位で危機に反応した。
 シンの左手が動いた。
 インパルスのスラスターの出力を完全カット。
 機体が推力を失い、自由落下する。
 一瞬遅れて3条の光が、インパルスが先ほどまで在った空間に突き刺さり、一条が左手
の甲を焼き、MMI-RG59V機動防盾が吹き飛ばした。
 ビームをかわすと同時に、シンの手足が高速で魔法のように動く。
 バーニア噴射。
 落下中のインパルスを回転させ、落ちてきた盾を回転の勢いをのせ、蹴り飛ばす。
 ――盾は狙い通り、突っ込んできたガイアの頭部に命中。ガイアが吹き飛んだ。
 スラスター噴射。
 落下を止めつつ、隊長機と思しき機体に対し、ビームライフルを照準。発砲。
 ――敵機の右肩部あたりに命中。爆発。
 バーニア全開。
 Gに絶えながら猛烈な勢いで機体を再度回転させ、ビームサーベルを抜き放ち、下から
切り上げる。
 
 ――真紅のウィンダムの右椀が、ビームサーベルを握ったまま宙を舞った。


 続く
929924-928:2006/03/31(金) 22:14:01 ID:???
保守してくれた方々に感謝感激雨あられ。
風邪を引いたり、忙しかったりで大分遅れてしまいました。しかも短いし・・・
どうかご勘弁を。
930通常の名無しさんの3倍:2006/03/31(金) 22:21:26 ID:Jd8AbCjA
GJ!
931通常の名無しさんの3倍:2006/03/31(金) 23:03:33 ID:???
>>922
>>1です
ご提案ありがとうございます
>種・種死を作り直してみるスレ
種と種死を作り直すことはもちろん含まれていますが
種と種子の間の出来事とか?種死以降の続編みたいなのを
投稿してもらえばと思っています。
ですから「種・種死を作り直してみるスレ」
にすると皆さんに考えてもらえる範囲が狭くなることが
予想されるので個人的にはよくないと思われます。
>フレイ・アルスターを生存/復活させて
このスレタイトルはいいと思います
次スレは
「フレイ・アルスターを生存/復活させる為のシナリオ2」
というのはどうでしょうか?
このスレタイにするとタイトル名が文字数
一杯にならないでしょうか?
932通常の名無しさんの3倍:2006/03/32(土) 16:19:48 ID:???
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
待ってました。今回も楽しませてもらいました。
933通常の名無しさんの3倍:2006/03/32(土) 16:20:21 ID:???
「自責の念に打ちしひがれる彼女を、キラは黙って強く抱きしめてくれた。
 まるで彼女の思い、苦しみを、すべて感じとっているかのように。」
「「ラクス!バルトフェルドさん!」
”エターナル”に取り付こうとしたザフト機を排除し、キラは不安を滲ませて彼女らの
名を呼んだ。
 <キラ!>
 モニターに、身を乗り出すラクスの姿が映る。愛する人の無事な姿を目にして、キラはほっと息をついた。」
934通常の名無しさんの3倍:2006/04/02(日) 10:05:34 ID:/Sod1qRx
保守
935通常の名無しさんの3倍:2006/04/03(月) 10:10:43 ID:SOijUumX
保守
936通常の名無しさんの3倍:2006/04/03(月) 10:29:44 ID:???
つーか、ヘタレオナニーSSモドキ
937通常の名無しさんの3倍:2006/04/04(火) 09:19:56 ID:PBhUKNoq
保守
938通常の名無しさんの3倍:2006/04/05(水) 09:55:48 ID:ez2tq4xl
保守
939通常の名無しさんの3倍:2006/04/05(水) 23:48:01 ID:???
>>936
君がそう書くから、職人さんや素人物書き屋が
いなくなるんだよ。
940通常の名無しさんの3倍:2006/04/06(木) 00:55:16 ID:???
ここから来ました。

〔種デス〕種キラとNTフレイで作り直すスレ
http://c-docomo.2ch.net/test/-/shar/1142855431/i#b

これから、駄文ですがSSを展開していきたいと思ってます。
941通常の名無しさんの3倍:2006/04/06(木) 05:41:16 ID:???
>>940
是非このスレで君のSSを展開してほしい。
942通常の名無しさんの3倍:2006/04/06(木) 16:30:17 ID:???
アークエンジェルも連合の動きを察知し、またラクスとギルバートの野望を止めるために宇宙へ出る。

ザフトのSEED部隊は新型のゲルググヴェスティージを投入し、連合を押していく。連合はステラ駆るエルメスを使い、SEED部隊を壊滅させる。
 ネオ「あの輝きはステラが仕掛けたのか・・・すごいものだ・・・」
ネオですらエルメスの性能に驚愕する。

アークエンジェルはコペルニクスへ向かうはずだったが、カガリの意志でアメノミハシラに転換。両軍に対抗するために必要だとの考えだった。
 カガリ「ロンド・ミナ・サハク、力を貸してほしい。」
 ミナ「私が貴公に手を貸すと思いか?」
 カガリ「ではなぜ、入港を許可した?」
 ミナ「伝えたかったからだ。私は弟ギナの遺志を継ぎ、覇業をするつもりだ・・・ここを拠点に、オーブの力を世界に示したい。
その為には、兵力を消費できない。故にカガリ殿には協力できない。」
 カガリ「しかし・・・」
カガリの話はミナには通じない。立ち会っていたキラがミナに話をしようとすると、フレイがミナに話し掛ける。
 フレイ「あの・・・カガリはあなたのようにカリスマ性を持つわけでも、あなた程の強い意志を持ってるわけではありません。」
 カガリ「悪かったな・・・」
 ミナ「・・・」
 フレイ「でもお父様を亡くして、それでも平和を目指して戦って・・・
また世界が乱れても、諦めずに戦う志は・・・誰にも負けていません。」
 ミナ「何が言いたい・・・」
 フレイ「あなたは野望の為に貸してくれないかもしれません。でも、カガリの平和を諦めない志と信念に力をお貸しください。」
フレイは頭を下げ、願い出る。
 キラ「僕からも・・・いえ、カガリの目指す争いのない未来の為に手をお貸しください。」
キラやマリュー、アマギ達将兵は一斉に頭を下げる。
 カガリ「みんな・・・」
 ミナ「・・・その未来に私が目指すもの以上の価値はあるのか?。」
 フレイ「わかりません。でも、誰かの笑顔が今よりずっと増えて、希望という夢が広がるんだと私たちは信じています。」
 ミナ「例え目指すものが違っていてもか?」
 フレイ「目指すものは違っても、見るものは一緒ですから・・・」
 ミナ「・・・」
不思議な娘だ。ミナはそんな感情がフレイに対して浮かんだ。
 カガリ「ロンド、私にお前の信念、預けてくれ!!」
カガリも頭を下げ、願い出る。
 ミナ「頭をお上げください・・・」
 カガリ「?」
今度はミナが頭を下げる。
 ミナ「カガリ様、今までのご無礼をお許しください。このロンド・ミナ、全力であなたを支えます。」
 カガリ「!!・・・ありがとう、本当に・・・」
こうして本当にオーブは一つにまとまった。
943通常の名無しさんの3倍:2006/04/07(金) 08:24:48 ID:???

中二病の人?
ばかばかしい
944通常の名無しさんの3倍:2006/04/07(金) 23:33:31 ID:???
誰か年上バージョンのフレイ様の話を書いてくれんかのう。
945通常の名無しさんの3倍:2006/04/07(金) 23:54:17 ID:???
>>940
君の作品はいつになるのでしょうか?
946通常の名無しさんの3倍:2006/04/08(土) 00:07:18 ID:???
>>1
焼豚になった奴はどうあがいても復活しないよ、あきらめろ。
947通常の名無しさんの3倍:2006/04/08(土) 00:55:11 ID:???
* 黄道十二(/十三)星座名に由来するもの
o 牡羊座 OZ-07AMS エアリーズ
o 牡牛座 OZ-12SMS トーラス / OZ-01MD トーラス
o 双子座 OZX-GU01A ジェミニ (ガンダムジェミナス)
o 蟹  座 OZ-08MMS キャンサー
o 獅子座 OZ-06MS リーオー / OZ-06SMS リーオー
o 乙女座 OZ-02MD ビルゴ / OZ-03MD ビルゴII
o 天秤座 ピースミリオン級宇宙戦艦 リーブラ
o 蠍  座 OZ-16MSX-D スコーピオ
o 蛇使座 MMS-01 サーペント
o 射手座 −
o 山羊座 OZ-07MS トラゴス
o 水瓶座 OZ-14MS ガンダムアクエリアス
o 魚  座 OZ-09MMS パイシーズ
948通常の名無しさんの3倍:2006/04/08(土) 01:08:21 ID:???
C.E.73・・・地球・プラント間の戦いが「ブレイク・ザ・ワールド」をきっかけに再び始まり、前大戦の悲劇を繰り返さんとしていた・・・

連合はザフトに対抗するために勢力地を広げる中、非情な連合の支配を憎み「明けの砂漠」が活動を再開させる。

その中には、あの紅い髪の少女がいた・・・。あのギルバート・デュランダルさえ予知しえない「ジョーカー」を抱えて・・・

PHASE-01「夜明けの戦場」
その刄で運命を越えろ、ストライク!!
949通常の名無しさんの3倍:2006/04/08(土) 02:05:00 ID:???
>>946 じゃあなんでageんの?^^^^^;;;;;

>>948 頑張ってください
950通常の名無しさんの3倍:2006/04/08(土) 14:39:48 ID:???
>>948=>>947
自演乙w
見苦しすぎです。
せめて・・・を何とかしてから出直して来い。
951通常の名無しさんの3倍:2006/04/08(土) 16:03:36 ID:???
947は僕じゃないんですけど・・・
携帯から何ですが、使い回しばっかりしてすいません。
952通常の名無しさんの3倍:2006/04/08(土) 17:00:22 ID:???
>>951
自宅ではネットに繋ぐことは出来ないの?
953通常の名無しさんの3倍:2006/04/08(土) 18:29:06 ID:???
ちょっと無理です。

今、第1話を書いているところですがもうしばらく待ってください
954通常の名無しさんの3倍:2006/04/08(土) 23:50:41 ID:???
PHASE-01「夜明けの戦場」
まだ太陽が昇りきってない早朝・・・。銃声が響いている。人が殺しあいをしているのだ。否、殺しあいではない。虐殺といっても過言ではない光景がそこにはあった。。
「ハリー達は左へ回れ!!。」
サイーブは部下に指令をする。
「くそ!!バクゥはもっと簡単だったのに・・・」

かつてバクゥを下したことは少なからずある。
しかし空中を飛べるモビルスーツが2年の間に開発され、レジスタンスの持つ兵器では対抗しきれなくなっていた。
「もう・・・潮時なのかもしれないな・・・。地球軍、俺たちはもう降伏する。」
こうしてかつてアンドリュー・バルトフェルドを退けた明けの砂漠は降伏した。
それからというもの軍の強化の為と男たちは強制労働、女たちは娼婦として扱いを受けた。
「サイーブさん、もう我慢の限界だ・・・」
「・・・ダメだ・・・。来る反撃の時まで耐えるんだ・・・」

C.E.73・4月13日、民間の飛行機がその砂漠の上を通る。
「飛行機酔いしないかい?」
そう話し掛けるのは眼鏡をかけ、アークエンジェルに搭乗していたサイ・アーガイルだった。
「心配してくれてありがとうございます。」
口を開いたのは紅い髪をした少女、フレイ・アルスターだった。

2年前にラウ・ル・クルーゼによって命を絶たれたはずのフレイ。だが終戦後にプラントの医療団に救助され、奇跡的に命を取り留めていた。
サイはその情報を掴み、単独でプラントへ向かった。フレイに会ったサイは意外なことで驚愕する。フレイは記憶を失っていたのだ。
その後各コロニーを転々としたが、サイはフレイと共にオーブに行くことにして、今日にいたる。
955通常の名無しさんの3倍:2006/04/08(土) 23:52:10 ID:???
何も問題なく飛んでいた飛行機。しかし1機のダガーLがビームを放ち飛行機の翼をかすめた。
「何だ!?」
何が起きたかわからずに戸惑うサイ。
「何かしら?。こんな時に・・・」
フレイは何かを感じていた。そして、飛行機は町の近くに落下した。

「何だ!?一体何が・・・。」
サイとフレイは運良く生きていたが、パイロットは即死していた。
「とりあえず近くの町に・・・フレイ?どこなんだ!?」

フレイは何かを感じて単独で歩いていった。
「呼んでる・・・私を?。何なの・・・?」
フレイは記憶を失ってからのコロニー暮しで、以前とは違う感覚を得ていた。俗にいう第六感である。


「貴様等の救援要請を受けたレジスタンスじゃないのか?」
先程フレイ達が乗っていた飛行機を撃ち落としたダガーLのパイロットが町民を問い詰めている。
「知らねえよ!!。それにあんたが撃ち落としたのは民間の飛行機だったんじゃないのか?」
「そうだ、人殺しが!!」
日頃の恨みもあるが、濡れ衣をかけられた事で怒りが爆発した。
「ま、待て!!。落ち着け!!」
「いや、サイーブさん。俺はもう耐えられない!!」
一人の青年が銃を取り出す。
バアアァン

「今の音は?」
銃声を聴き、フレイは町の中へ入っていく。フレイが人だかりの中で遠目で見たのは、先程の青年が連合の兵に殺された場面だった。
「!!!?。何てひどい事を・・・」

「貴様一人抵抗したところで、何にも変わらないわ!!」
「一人?。一人なのはお前だろう!!」
サイーブが連合の兵を殴り飛ばす。
「貴様等!!。こんな事をして、ただで済むと思うな!!」
連合兵はダガーLに乗り込む。
956通常の名無しさんの3倍:2006/04/08(土) 23:54:02 ID:???
ダガーLはバルカンを使って町を焼き払う。人々は逃げ惑うか殺されるかのどちらかである。フレイもまた逃げる内の一人だった。
ハァ・・・ハァ・・・。」
走ってるうちには肉片が転がっているが今はそれを見て悲しむ場合ではない。生きる、それだけがフレイの頭の中を駆け巡る。

サイーブは残っている青年達と共にバズーカや残りの弾薬を集めてダガーLに対抗していたが、モビルスーツを倒すほどの火力ではない。
ダガーLの援軍が3機来て状況は悪化し、レジスタンスのメンバーも壊滅状態に陥っている。
「万事休すか・・・」
「あの・・・すいません。」
サイーブの前にフレイが現われる。
「あんた、どこかで・・・」
「そんな話をしてる場合じゃありません!!。もうすぐ輸送機がこの上空を通過します。それを撃ち落としてください。」
サイーブが空を見上げるが、輸送機どころか鳥すらいる様子はない。
「お願いです!!信じてください。」
サイーブはフレイの言葉に賭けて、一番射程が長いミサイルを空へ撃つ。

ドオオォォン・・・

しばらくして爆音が鳴り響き、町外れの方に何かが落ちる。それを確認するころにはフレイはもういなかった。

「熱い・・・でも、ここで何とかしないと・・・」
フレイは撃ち落とされ炎に包まれている物、モビルスーツのコクピットに入る。
「これは私がやらなきゃ・・・でないと・・・」
何か使命感を感じたのだろうか?。操作方法もわからない。自分の半生も憶えていない。しかし、フレイは強く思った。
今を守らないと、明日はこないと。
957通常の名無しさんの3倍:2006/04/08(土) 23:55:52 ID:???
電源を入れる。このモビルスーツが起動した。
「大丈夫。機能は生きてた・・・できるかわからないけど・・・」
ピー、フワアァン
モノクロ機体に青を基本色とした色が着く。

「何だ!?モビルスーツだと!?」
「あれは我が軍が奪取した機体を基に作った試作型の機体・・・GAT-X105-Z ストライクセカンド!?」
「あれは敵が乗ってる可能性がある・・・。捕獲できなければ破壊するしかない!!」
ダガーLが3機突っ込んでくる。バルカンを撃ちながら、フレイは回避する。
「さすがに早いな・・・。だがパイロットは新米クラスだ。接近戦に持ち込めば・・・」
ビームサーベルを抜き、一機突撃してくる。

フレイ「ビームサーベル!?。きゃあ!!」
咄嗟にレバーを引き、しゃがみこむストライク。
「かわされた!?」
フレイはアーマーシュナイダーを取り出しコクピットに突き刺した。
「ぐわっ!!」
パイロットの胴体に突き刺さり、ダガーLの機能は停止した。
「一機やられたぞ!?3機いっぺんにかかるんだ!!」
一斉に飛び掛かってくるダガー。フレイは左に回り込み、左側のダガーLの顔にアーマーシュナイダーを突き刺し、バルカンを至近距離でコクピットに向けて撃つ。
「ああーー!!・・・」
958通常の名無しさんの3倍:2006/04/08(土) 23:57:29 ID:???
「もう一機も?」
「何だ?まるで先読みされてるようだ・・・。」
ビームカービンでストライクん狙う。
「ビーム!?」
何とか軌道を読み避けるフレイ。
しかし、ストライクのカメラから小さい女の子が自分の近くにいるのが見えた。
「逃げ遅れたの!?」
「動きが止まった。死ねぇーー!!」
「今動いたら、女の子が・・・」
だが無情にもビームが迫ってくる。

パチイィィン
「何だ!?」
確かに避けないストライクに当たったはずだった。しかしアーマーシュナイダーを鏡のように使ってビームを反射し、一機のダガーLを破壊した。
「ばかな・・・」
フレイはアーマーシュナイダーを投げる。それは見事にコクピットに刺さった。全てのダガーLを倒した頃には砂漠は夜明けを迎えた。
それは戦場に覇を唱える真紅の舞姫の誕生を現わす光でもあった。

予告
目覚めた力。その力が生むのは終焉か再生か。その答えは戦いのなかでしか見いだせない・・・。
PHASE-02「覚醒の剣」
眠れる力を解き放て、ストライク
959通常の名無しさんの3倍:2006/04/09(日) 10:59:23 ID:CGzG/8tL
GJ!
960通常の名無しさんの3倍:2006/04/09(日) 15:44:25 ID:???
GAT-X105-Z ストライクセカンド

ファントムペインがアーモリーワンで強奪したカオス・アビス・ガイアのデータを基に前大戦で活躍したストライクを試作機として作製。
出力も3倍近く上昇。基本武装は変わってはないが、VPS装甲やストライカーアタックの増加、アーマーシュナイダーのビームコーティング化など各部分も強化されている。
もともと試作機だったためテスト後分解される予定だったが、その前に輸送機をおとしたためフレイがパイロットとなる。

961通常の名無しさんの3倍:2006/04/09(日) 16:13:34 ID:???
GJ!!
962通常の名無しさんの3倍:2006/04/09(日) 16:36:18 ID:???
何でフレイが記憶喪失なのにMS操縦できるの?
操縦方法すらわからないって書いてあるけど…w
963通常の名無しさんの3倍:2006/04/09(日) 16:52:00 ID:???
すいません。説明不足でしたね。

フレイは必死に操縦していましたが、フレイ自体にモビルスーツの操縦をする力はまだありません。
ストライクセカンドにある自己防衛機能や教育型コンピューターのおかげで何とか勝てたと・・・

フレイは自分の名前以外はほぼ憶えてなく、性格も変わり2年間思い出す気配もなかった。しかし、ストライクに乗ったことで少しずつ取り戻していく。
ちなみにフレイはNTです
964通常の名無しさんの3倍:2006/04/09(日) 17:08:34 ID:???
最低SS目指して突っ走ってくれw
965通常の名無しさんの3倍:2006/04/09(日) 18:48:33 ID:???
>>964 つまんね

>>963 頑張ってください!
966通常の名無しさんの3倍:2006/04/09(日) 21:25:05 ID:???
次スレどうする?
967通常の名無しさんの3倍:2006/04/09(日) 21:56:29 ID:???
>>966
上でも書いたけど
「フレイ・アルスターを生存、復活させる為のシナリオ2」
というのはどうだろうか?
タイトルが長いとスレ立てが投稿できないよね?

長いのならこういうのは駄目かな?↓
「フレイを生存、復活させる為のシナリオ2」
968通常の名無しさんの3倍:2006/04/10(月) 19:53:02 ID:???
【改変】フレイ・アルスターその2【美化】
969通常の名無しさんの3倍:2006/04/10(月) 21:39:45 ID:???
>>968
それではどんなスレなのか意味不明だから駄目だよ
却下します
970通常の名無しさんの3倍:2006/04/10(月) 23:05:53 ID:???
〔リターンオブ〕フレイを復活させるシナリオ2〔パピネス〕
971通常の名無しさんの3倍:2006/04/11(火) 00:28:33 ID:???
っで?

結局は次スレなに?
972通常の名無しさんの3倍:2006/04/11(火) 03:15:24 ID:???
>>971
次スレは俺が立てるよ
次スレが立ったらこのスレは全部埋めてほしい。
973通常の名無しさんの3倍:2006/04/11(火) 03:21:26 ID:???
次スレのためのテンプレ

●どうしたらフレイが復活できるのか論議して
 シナリオを書いてみる
●801展開は避ける
●フレイを復活させるためのシナリオや小説を書いてみる、
 ヘタレ文章でも可、誰かが修正をしてあげるのも可能、
 修正文でも可能
●最初から生きている設定でSS投稿でも可能
●最初から種から作り直したSS投稿でも可能
●シリアス系、ギャグ系何でも可能
●最終回以降も生き残るようにする
●その他雑談
●どのようなシナリオの設定をするかも出来たら書いてください
●誹謗中傷は避ける
●下がりそうになったら誰でも良いから保守をする
●誰でも良いですから、まとめページで投稿小説をまとめてみる
●数年後にキラ達と再会させる様なシナリオ
●物語は数年後でも可、直後の話でも可
●フレイが主役、又は重要な脇役、普通の脇役の
 設定のどちらでも可能
●オリジナルキャラは可能
●オリジナルキャラ主役でも可能
●荒らしはスルー(ハート

974通常の名無しさんの3倍:2006/04/11(火) 21:54:24 ID:???
スレが終わる直前ですが、僕の小説の設定を書きます。

・本編をやや設定改変
・NT肯定SEEDです。
・ストライカーパックはオリジナルが存在。
・フレイはNTとしての能力が高いです。
・ユウナはあそこまでヘタレではなく、多少はカガリのような考えもある
・キラフレ以外のCPも予定してます。
・登場は少し先ですが、キラはフリーダムではなく、専用ムラサメです。(フリーダムは封印中)
975通常の名無しさんの3倍:2006/04/11(火) 23:51:56 ID:???
>>974
期待しているよ
がんばれ
976通常の名無しさんの3倍:2006/04/11(火) 23:53:22 ID:???
>>972
いつ立てるんだよ?
977通常の名無しさんの3倍:2006/04/12(水) 00:05:40 ID:???
次スレは
「フレイを生存、復活させる為のシナリオ2」
のタイトルで決定します。

ローカルルール
●どうしたらフレイが復活できるのか論議して
 シナリオを書いてみる
●801展開は避ける
●フレイを復活させるためのシナリオや小説を書いてみる、
 ヘタレ文章でも可、誰かが修正をしてあげるのも可能、
 修正文でも可能
●最初から生きている設定でSS投稿でも可能
●最初から種から作り直したSS投稿でも可能
●シリアス系、ギャグ系何でも可能
●最終回以降も生き残るようにする
●その他雑談
●どのようなシナリオの設定をするかも出来たら書いてください
●誹謗中傷は避ける
●下がりそうになったら誰でも良いから保守をする
●誰でも良いですから、まとめページで投稿小説をまとめてみる
●数年後にキラ達と再会させる様なシナリオ
●物語は数年後でも可、直後の話でも可
●フレイが主役、又は重要な脇役、普通の脇役の
 設定のどちらでも可能
●オリジナルキャラは可能
●オリジナルキャラ主役でも可能
●荒らしはスルー(ハート
978通常の名無しさんの3倍:2006/04/12(水) 05:33:01 ID:TUhkDVbk
次スレです
フレイを生存、復活させる為のシナリオ2
http://anime.2ch.net/test/read.cgi/shar/1144787452/l50
979通常の名無しさんの3倍:2006/04/12(水) 05:33:50 ID:TUhkDVbk
このスレッドを最後まで保守など、
何でもいいので使い切ってください
980通常の名無しさんの3倍:2006/04/12(水) 05:40:21 ID:???
>>974
CPって何?
981通常の名無しさんの3倍:2006/04/12(水) 07:29:06 ID:???
カップリングの略。

早く言えば原作と違う恋愛関係の可能性があると・・・
982通常の名無しさんの3倍:2006/04/12(水) 16:17:28 ID:???
最後まで使おう
983通常の名無しさんの3倍:2006/04/12(水) 21:34:22 ID:???
CP厨房って…
984通常の名無しさんの3倍:2006/04/13(木) 00:22:16 ID:???
誰か、何かを書いて埋めてほしい。
985通常の名無しさんの3倍:2006/04/13(木) 00:29:15 ID:???
ドラゴンボールデイキカエラセルンダ!
986通常の名無しさんの3倍:2006/04/13(木) 03:27:52 ID:???
古池や
987通常の名無しさんの3倍:2006/04/13(木) 03:28:47 ID:???
蛙飛び込む
988通常の名無しさんの3倍:2006/04/13(木) 03:30:13 ID:???
水の音
989通常の名無しさんの3倍
保守