司馬遼太郎著「コロニーを行く」(四)

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1前スレの1
dat落ちだけは、きらいだ。
と云い云い、SSを書きはじめてからちょうど数ヶ月、スレ補完できる
のかの見通しもできないまま新スレを立ててしまった。
圧縮やdat落ち対象のスレは、「駄スレ・良スレかぎらずその対象となる」
のだ。駄スレなど、シャア板のかざかみにもおけぬ(幕末・あとがきより)

司馬遼太郎著「コロニーを行く」http://ebi.2ch.net/shar/kako/1003/10037/1003725924.html
司馬遼太郎著「コロニーを行く」(二)http://comic.2ch.net/shar/kako/1036/10362/1036247225.html
司馬遼太郎著「コロニーを行く」(三)http://comic3.2ch.net/test/read.cgi/shar/1044112950/l50

512KB越えたので立てました。
2通常の名無しさんの3倍:03/05/08 01:17 ID:???
2
3通常の名無しさんの3倍:03/05/08 02:16 ID:fiokg0de
余裕の3
4通常の名無しさんの3倍:03/05/08 02:54 ID:???
乙。1さん以外の職人の登場も楽しみにしとります。
51:03/05/08 10:03 ID:???
>>4
前スレ補完できるとおもったんですけど、中途半端もなんなので立てました。
バッフ・クラン本星にあっては大帝個人に専制権があった(中略)
この帝国の最高権力者ズオウ・ハビエル・ガンデは(略)徹底的な独裁体制を
とった。いわばズオウは従来つづいてきた大帝の系列のなかではこれといった
特徴のない、王権神授説をかたくなに信じこんでいるだけの保守的な老帝にす
ぎなかったが、かれの政権を財界との提携をはかることによってくつがえそう
としたのが、ドバ・アジバであった。
ドバ・アジバはバッフ・クランにおけるザビア(サムライとも呼ばれる
上流階級)出身の宇宙軍総司令官であり、その野望あふれるところは、
かれがバッフ・クラン宇宙軍総帥であることよりも、大帝になることを
熱願したところにあった。かれはズオウを倒し覇者になるというこの壮大
な幻覚につかれてソロシップー巨神を有する一勢力ーというイデのカギを
にぎる壁とたたかい、宇宙的規模で争乱を拡大し、ついには娘たちへの、
父親としての業を乗り越えられずにイデの発現を導く要因をつくってしま
うひとである。
もっともその無限力、イデの意志集合体である巨神の圧倒的な力の前に歯が
たたず、自らのあやまちに気がついたときにはもはや手遅れであったために
ほどなく配下のサムライたちによって殺され、すぐに突入してきたイデオン
のメインパイロット、ユウキ・コスモによってその肉体は葬られ、このズオウ
をこえる覇者を渇望した人物はイデ発現によって還らざるをえなかった。
ドバ・アジバというのは、たしかに英雄の素質はあった。幼少のころから聡(さと)く、
さらには性格としては剛毅果断、粘着力に富み、異常なほどに執念ぶかく、しかも
欲求も尋常ではない。ただ自分が心の底から望んでいた男子を得られず、このこと
に対する悔しみから長女ハルルを男まさりの軍人にすべく女傑としての道を強引に
あゆませたところをみても、軍人として驚嘆すべき執念をもった人であるといえる。
こういう器量がなければ、いかにイデ獲得による正当化があったにしても、総司令
であることから大帝へ飛躍しようという願望と執心はもてなかったであろう。
9黒歴史を点検する(対談集):03/05/08 10:37 ID:???
カイオンジ「あの時代は、本当に人の在りようや理解力をもったニュータイプ
      は、宇宙の人々もわかっていたし、地球の立場もわかっていて、そ
      ういう人たちには苦しい時代だったでしょうね」
シバ「ニュータイプは、当時の言葉でいうエスパーや超能力者、今でいうスペシャル
   にされてしまう」
カイオンジ「結局、利巧なオールドタイプは本心を明かさないことによって、安全だ
      ったけれども、クェス・パラヤみたいに本心をずけずけといってしまう
      少女は、結局不幸になっちゃうんですよ」
シバ「クェス・パラヤはシャアの叛乱時に死んでしまいますが、クェスに影響をうけ
   たハサウェイ・ノアなどは地球圏が一定の秩序維持期に入ってから、マフティー・
   ナビーユ・エリンという名で処刑されてしまいますよね。あれは不合理すぎる」 
「バカジャネーノ」
というのが、ガンダムの続編製作頃の由悠季のスタッフに対する口ぐせ
であった。こういう悪口雑言には、一般の社会や東映のような古株会社
の場合にはりっぱに喧嘩沙汰として発展するが、サンライズの社風は冷
ややかというか、
ー富野さんのいうことはまともに聞いてはいかん。
と経営者やスタッフがたがいに目くばせしあい、聞きながしたり、「はい
はい。そのとおりですね」と素知らぬ態度をするという一種の利口さをも
っていた。これが富野をますます憤らせた。
富野は職人意識がつよく、それが体中に黒煙を巻いているように猛々しく、
つねにおのれの仕事を完璧にせんがためにおのれの作風や絵コンテ仕上げな
どを自分の個性の入ったフィルムにしなければ気が済まず、自らが作り出す
作品への激烈さが、激烈のあまり自分を理解しようとしないスタッフやサン
ライズへの悪罵にもなった。
11通常の名無しさんの3倍
前スレの峠、いよいよ最後。
なんかもう、スゴイとしか言い様がないです。ホント。