3 :
通常の名無しさんの3倍:02/12/24 21:44 ID:aROBD0Yk
2get
4 :
通常の名無しさんの3倍:02/12/24 21:44 ID:iQphWFN+
みんな早いなぁ・・・(藁
6 :
通常の名無しさんの3倍:02/12/24 23:39 ID:UAB/kEEY
うぇーーーーーーーーーーーーーーー。。
クリスマスケーキ食べ過ぎて吐きそ・・
7 :
通常の名無しさんの3倍:02/12/24 23:43 ID:UAB/kEEY
アムロー振り向かないデー きもいよ
乙〜
新スレおめでとう♪懲りずに萌えましょ!
荒らし対策
一方、遠く北アメリカから、アウドムラを追跡する部隊があった。
同じガルダ級輸送機のスードリである。厳密にはティターンズではないのだが、これを機会にティターンズに組しようとする連邦軍の一部隊であった。
彼等は、極東のムラサメ研究所から秘密兵器を受領し、アウドムラに攻撃を仕掛けようとしていた。
アムロ達はまだそれを知らない。
湖の上を飛ぶ白鳥は、弱々しかった。無情にも降る雨は、そんな白鳥を叩き、凍えらせていく。
懸命に喘ぎ、飛ぶ姿は、悲しくも美しい。
しかし、体力を消耗していた白鳥の高度が下がり、やがて一声叫んで、とうとう湖面に墜落した。
美しいものが、嫌いな人がいて?
銀の雨のそぼふるテラスで、イスに座った褐色の肌の少女が問い掛けた。
「ララァ」
アムロはその少女の名を呼んだ。
「ララァ・・・」
呼び続けた。振り返ったララァは、ゆっくりと微笑みを浮かべてみせた。
「ララァって誰なの?」
触れていた柔らかい女体が声を発した。
「?」
辺りは薄暗く、アムロには何も見えない。ただ自分に触れる、暖かい温もりに強張りが走っていく。
「誰のこと?」
ベッドの明かりが灯った。
次第に視界が定まり、金髪の少女の癇の強そうな顔を見ることができた。ベルトーチカ・イルマである。
「ベ、ベル?」
しかもベルトーチカは裸であり、意外に豊かな胸元を覗かせて、アムロを睨んでいた。
>1
お疲れ様です、ありがとうございました。
あ、落ちちゃいましたね。
早かった。(w
昔ほど需要がないようですが、細々と進みますのでよろしく。
もちろん、新しいお話がある方も結構ですから。
完結の際にはどこかにまとめて、修正してアップしようと思っています。
では、よろしくお願いします。
お疲れアゲ
職なりさん、乙です!
> 昔ほど需要がないようですが、細々と進みますのでよろしく。
需要がないなんてとんでもないですよ〜。
毎日更新を楽しみにしています!
> もちろん、新しいお話がある方も結構ですから。
そういえば、この間ちょっと書かれていた方どうされたんでしょうね。
面白そうな導入部だったのに・・
ところで「新しいお話」ではなく、今の話にも参入はOKですか?
これって元々はリレーだったと記憶してますが・・
(いえ、私は書けないけど、もしそういう人がいた場合の話です(W
職なりさん、乙カレさまです。
ベ、ベルめぇー、セイラさんの邪魔をするなんてぇー。
>>14 やっぱ職なりさんなりのプロットもあると思うので
職なりさんに任せたほうが…
職なりさんの文体も結構好きだし。
職なりさん、お疲れっす!!細くなが〜くいきましょう。
どこまでもお供させてくだせぇ。
しかし、年末でみんな忙しいんだろうな。自分もROMるだけに
なりがちです。スマソ
まさか、アムロ・・・知らないよ。セイラさんにばれても(w
「なにもなかった」でとおらんでしょ!
しかし、しつこいようだが新婚生活ネタ書いてくれていた方
見ていたらまた書いて欲しいな。
職人さんたちはみんな見てるんじゃないだろうか?
マァ、細く長くいきましょう。(藁
でも確かに新婚ネタは気になるし、笑魔さんはどしたかな?
職なりさん乙!
需要というより、新スレが立ちすぎてるんだよねー。
スレ一覧見てみればわかるけど、荒らしだけで1/3くらいある。
朝上げたのに数時間で400番台まで落ちてることもザラだし。
セイラさん?!早くしないとベルの毒牙が!
20 :
通常の名無しさんの3倍:02/12/26 08:17 ID:nzGNaL+V
rur
大変申し訳ないです。
今日はお休みです・・・ごめんなさい。
残念AGE
テロあげ
イ`AGE
セイラたん、ハアハア
(´-`).oO(職なりさんのあそこの毛も金髪さんなんだろうか?)
./:::::\ /:::::::|
/::::::::::::;ゝ--──-- 、._/:::::::::::::|
/,.-‐''"´ \:::::::::::|
/ ヽ、::::|
/ ヽ|
l l
.| ● | 職なりさんひもじいでちゅ…
l //∪// ● l
` 、 (_人__丿 //∪/ /
`ー 、__ 。ノ /
/`'''ー‐‐──‐‐‐┬'''""´
./ ___ l __
l ./ / |/ |
`ー-< / ./ ./
`ー‐--{___/ゝ、,ノ
29 :
通常の名無しさんの3倍:02/12/27 00:36 ID:8C8O+vhH
保守
保守せねば・・・
スレタイから(さん)が抜けたんだ。
33 :
通常の名無しさんの3倍:02/12/27 10:57 ID:xlPfEPht
age
「ど、どうして、ここに?」
「誰なの、ララァって」
ベルトーチカの追求は止むことがない。
「答えなさい、アムロ!」
「うわ!」
ベルトーチカが馬乗りになって、アムロの上になる。揺れる乳房の質感に目が奪われたが、
「く、く、苦しい!」
指が咽喉に食い込み、アムロは咳き込んだ。
「ドクター・スミスの他にも女がいるのね!」
猫のような瞳が火を放ち、アムロを刺す。首を振って否定するが、声が出ない。それどころか、呼吸困難で死にそうである。
「・・・」
ベルトーチカの手を叩いて、
「あら、喋れないのね」
と、ようやく首を締めていた指が離れた。しかし追求は尚も続く。
ぐったりしたアムロを持ち上げて、
「言いなさい!」
「昔」
「昔?」
目が細くなった。
「昔の・・・ジオンのパイロット」
ああ、とベルトーチカは合点がいった。
アムロが一年戦争後に行った講演や発言をまとめた出版物の中に、ジオンのパイロット、ララァ・スンという少女の名があった。
ガンダムのアムロがエルメスのララァと交戦中、不思議な交感を遂げ、心の共鳴を果たしたのである。もっともその直後、エルメスはガンダムによって撃墜されたのだが。
「何でその名前が出るの?」
「・・・ベルこそ、どうしてここに?」
「傷ついたアムロを慰めてあげようと思ったのに、覚えてないの?」
ベルトーチカは、胸の隆起を誇らしげに見せた。ピンク色の乳首に目をやってから、アムロは彼女の言葉の意味を口の中で反芻する。
「覚えてないってどういうこと?」
ふふんとベルトーチカが鼻を鳴らす。
「昨夜、様子を見にきたら、いきなりアムロは私を抱きしめて、そのまま押し倒しちゃったじゃない。覚えてないの?」
「・・・全然覚えていない」
>14
ありがとうございます。
参入はOKですが、その間自分はどうしたらいいでしょうか?(w
>15
皆さんにお任せ致します。
>16
ありがとう。
新婚ネタは激しく見たいですね。
>17
同志ですね。
>18
荒らしね・・・ちょっとアゲました。
>19
毒牙!(w
>26
ここにも同志が!(w
>27
ウィッグで飾っています。(w
見たいですか?
>28
プリチーですね。ほらこれ食べて下さい。
>32
あらら、「セイラ」と呼び捨てができない自分・・・
ちょっと板が荒れてます。ageてますがご容赦下さい。
でもって、保守して下さる方ありがとうございます。
なるたけ書きますので、よろしくお願いします。
他のネタ連載希望の方もどうぞ、です。
創作保全
ベルは猪突猛進型だな、ついでに相当したたか。女は怖い(w
職なりさんのんびりいきましょう。何とかこの冬を乗り切らねば。
というわけでage
アゲま〜す!
39 :
通常の名無しさんの3倍:02/12/28 16:28 ID:iE+/pKfR
セイラたん♪
40 :
通常の名無しさんの3倍:02/12/28 16:35 ID:aRG7ZPu5
シャア専板にはじめてきますた。
やっぱ金髪さんは萌えます。
>職なりさん
乙であります!
遅くなりましたが、新スレおめでとうございます。
スレタイ通り、今年もセイラさんに萌えさせて頂きます。
あれ?まだ年明けてないよね…。ま、いっか。
さて、アムロくんはこの事態をどう乗り切るのか…。
ドキドキROMさせて頂きます。
不覚である。酒を飲んでもいないのに、人生最大最悪の不覚である。
だが身体には、汗も、行為の後特有の疲れもない。あるのは、ただ殴られた痛みだけだった。
「で、俺、その後?」
「しっかり可愛がってもらったわ、二回も」
「本当か!!」
開いた口が塞がらないとは、正にこのことだ。
七年もの幽閉が自分をここまで堕落させたのかと、自己嫌悪する。シャイアンでは、酒を飲んでも、乱痴気騒ぎをしていても、自分は、常にどこか醒めていたと思っていた。
それがアムロなりの終戦のけじめであった。
ところが一歩外に出て、セイラやフラウに会った途端、自分を縛めていた道徳なり、決まりごとから逸脱してしまっている。
「くそ」
「あら、私と寝たことがいやなのかしら」
青い目が猫のように光り、アムロに迫る。
「そういう意味じゃない。で、でも」
「・・・もう一回してもいいのよ、私は」
ベルトーチカの声音に苛立ちと緊張、そして震えが感じられ、すぐさまアムロは言っていた。
「無理をするなよ」
「何ですって!」
オクターブ分上がった声が、深夜のアウドムラに響きそうだった。
「やっぱり、俺は君を抱いてないよ」
引きつったベルトーチカの顔が、それを物語り、また証明する。
「そうなんだろ、ベルトーチカ?」
「ち、違うわ」
首を大きく振った少女は、どこか不安そうに否定した。ベルトーチカの背伸びを感じ、アムロは苦笑せざるを得ない。
大人ぶっていても、やはりまだ子供なのだ。
それが分かっていたから、
「もう遅い。今晩は疲れたから、寝かせて欲しいんだ」
>37
そうです、女性は恐いんです。(w
>40
自分もすっと萌えてます。(w
>新ストさん
こんちは〜そちらもサイトの開設、おめでとうございます。
「核の冬」到来ですががんばりましょうね〜
アムロは避けきるはずなんですが・・・自分にもよく分かりません。(w
>>職なりさん乙です
さすが、アムロ君も大人というわけですな。それにしてももてるな(w
保守しておきましょう。
だからageろって。荒らしよりdat落ちの方が恐い。
アムロ、据え膳喰わないのか。大人だ・・・まぁ、それが賢明でしょう。(w
>41
新ストさんのサイトよろしければ誘導きぼん。
保守しときます。
シャアは魚色家な訳だが、子供なのか・・・・?
いやたしかに子供だ。逆襲のシャアの今際の際の台詞が
ララアは私の母親になるはず(絶句)発言であったわけだし・・・。
1年戦争時と随分2人の人格形成が逆転しているねぇ・・・
わざと拒絶すべく、毛布をかぶった。
「・・・一緒に寝てもいい?」
「・・・」
返事をしない。だがしばらく立っても、人の気配は消えそうもなかった。
「眠るだけなら、ね」
半身を起こしたアムロが渋々返事をする。途端に、ベルトーチカが嬉しそうな笑顔を見せて抱きついてきた。
「や、やったぁ」
身体に当たる、豊かな乳房の柔らかい感触に戸惑い、アムロは慌てて言った。
「何か服着てよ」
「う、うん」
それからベッドに潜り込んできたベルトーチカは、饒舌になった。
戦災孤児だったこと、ヘレン・ヘレンの石鹸が好きなこと、戦争が嫌いなこと、カラバに加わった経緯、クワトロ大尉やハヤト、カミーユに対する鋭い人物評など、お喋りには事欠かなかった。
もっとも、ドクター・スミスことセイラに対する言明がないことに、アムロは気づいていたが、敢えてそれを言い出したりはしない。
それよりも眠さが募り、ベルトーチカのお喋りを聞いているうちに、ウトウトとするのだった。
ベルトーチカは、それでもアムロの側にいることに満足しているらしい。ほとんど裸に近い格好で、嬉々として独りで喋り続けた。
そして、目を閉じたアムロの頬に時折唇を当てた。その都度、彼はキスの感触に目を薄く開ける。
夜は静かに更けていった。カミーユが謎の少女と逢引きし、アウドムラを狙う連邦軍の部隊が近づきつつある夜である。
>44
ちょっとモテすぎですか?(w
>46
ハマーン様とジュドースレの80番台をよくご覧になって下さいませ。
>48
Zのシャアはいい大人になりかけていたのに、逆襲で退行化現象を起こしておりますね。
ageてすいません。何か自作自演っぽくて嫌なのですが、不安です。(w
>>50 1st時
アムロ=生意気な少年 シャア=青年将校
グリプス戦争時
アムロ=自信喪失した引きこもり→挫折から這い上がった軍人へと成長
シャア=木星のジオン残党に失望し、地球圏へ出戻った。
ハマーンやセイラがシャアが立つ日を予測しつつも潜伏する
逆シャア時
アムロ=アダルトチルドレン状態を脱却し、ロンドベル隊の中核として
活躍。私生活もチェーンアギを得て心身ともに充実
シャア=ダイクンから続く人身御供の家系だという自負と呪縛から
脱しえず、木星の挫折、連邦の堕落、エゥーゴの連邦化に
挫折感を感じ、その答えがシャアの心の内のララアへの共感
だと思い至る。 最後には己の心身の問題を地球の問題と
すりかえる同一視する事でのりきろうとするが果せず人生終わる。
>>51 そのチェーンがセイラだったら良かったわけだ。
>>52 私、ZZの最終回に出てきていたのに・・・・
兄が出てくるとまで伏線張っていたのに・・・
つーか映画三部作でアムロにセイラをたくしたんじゃなくて?
そんなのないですよ!キャスバルにいさん!
54 :
46:02/12/30 01:34 ID:???
職なりさん、誘導ありがとうございます。早速行って参りました。
しかし、ほんとシャア板荒れてますな。いい加減にしてホスィ
定期アゲです。
__ 、
, ‐ ''゙  ̄ `^' 、)
, '゙ ゙ヽ
,. ゙ '、
/ !,
/ ,〃l.ト、 !,
,' / イ !{ \ ',
i / /!{ ヽ ヽ、ヽ、 '、
} イ‐-.,_ __,,、_‐‐`、'., ヽ
/ .} 'ヘナi, '゙ヾアノ゙゙' ゝ! ヽ
/ | ゛ ノ ~ }.i. ! ヽ
ノ / ! '、 ノ/ ,' ヽ
‐' ノ / ' , ー- / /, /
゙' ,、/ \ ゛ \, // /
\. ゙.t_-__. ‐''゙-へ , ‐'゙
゙''‐- 、__ .f冂l| 」 , へ._ _, ‐'゙
_, -‐''゙ ,/ナ  ̄ _彡 ` ‐- ,,_
今日は休みでつね。残念・・・
うぅ、休みでつか。(泣
まぁ、年末年始ぐらいはね。
(アムロ!アムロ、聞こえて?)
ここはホワイトベースか、それとも再会を果たしたシャイアンの私邸か、アムロは判別がつかない。
だが、空調が働いていても蒸し暑い気候は、ここがニューホンコンであると教えてくれる。
「あ!いけない!」
飛び起きたアムロは、隣のシーツが隆起しているのに気づき、ぎょっとなる。
(アムロ、もう朝よ!起きなさい)
内線電話ではなく、ドアの外から聞こえるのはセイラの声。ドアの方角と、まだ眠っているベルトーチカを交互に見る。
睡眠を充分に取った身体は目覚めが遅く、アムロはよろよろと立ち上がった。そしてドアの向こうに、
「お、おはようございます」
「よく寝ているのね」
と安心そうなセイラの声にほっとしながらも、
「昨日はすいませんでした」
「ルオ商会の搬入がそろそろ始まるわよ。みんなてんてこ舞いだから、身体の具合がよければきてってハヤトが言ってるの」
「着替えてすぐにいきます」
「・・・待っているわ」
まるで恋人同士の会話であり、アムロは顔を緩ませてしまう。だから、後ろから近づくベルトーチカには気づかなかった。
「ゆっくりしましょうよ!」
甲高い声に、アムロは驚いた。まだほとんど全裸のベルトーチカの身体が、朝日に照らされて眩しいくらいだった。
若く今も尚発達中の曲線を得意げに見せつけながらも、しかし顔は猫が怒ったようで恐い。
「ベル、口を挟むなよ!」
言いながら、アムロは、ドアの向こうのセイラが気になってしょうがない。自分自身も裸のため、外に出ることができないのが歯がゆいのだ。
やがてアムロが逡巡してる間に、外の人の気配は遠ざかっていった。感じることができた感情の波動は明らかに怒りである。
>51
おお、なかなか鋭い分析ですね。メモメモ。
>52
!!チェーンも好きなのです、自分。(w
>53
笑いました。
でも実際そうですよね。
>54
いえいえ。
そうです。荒れないで欲しい。
>55
まあまあ。
>57
セ、セイラさ〜ん!
>58,59
時間のサイクルが狂ってます。すいませんです。
おぉ、寝る前にもう一度来てよかったよん。
アムロ、やっぱりばれちゃいましたね。
あなた、どーいうつもりなのかとフツーは怒る罠。
「あ、待って下さい、セイラさん!」
慌ててズボンを履くアムロにベルトーチカが抱きついてくる。
「そんなに急がなくって、いいじゃない!」
「うわっ!」
片足状態にタックルをもらったようなものだ。アムロは姿勢を崩して、無様に転がってしまった。
「ゆっくりしましょうよ、ほら、ステキな朝だし」
頬をスリスリ。豊かな胸がグリグリ。朝の自分に起きている当然の変化を知られたくないアムロは、逃げようともがく。
「ほらほらぁ」
セイラの名前を口の中で唱えて、アムロは悲鳴を上げた。
ルオ商会の用意してくれた補給物資の量は、カラバ陣営の予想を遥かに越えていた。
ハヤトはブリッジから降りて、港で陣頭指揮を取る。朝、シャワーを浴びた身体も、蒸し暑い気候のせいでとっくに汗だらけであった。
「おい、そこ!何やってんの!そこじゃないでしょ!」
かつてのブライトの口調に似てきているとは、自分でも思わない。
「カミーユ!」
ハヤトは、エレカの運転をするカミーユが、どこかうわの空であることに気づいている。
「カミーユ!!カミーユ・ビダン!!」
低速度で走るエレカの前に立ち塞がって、ハヤトは両手を広げた。
「あ、ハヤト館長!」
「注意散漫だと困るんだ」
「そんなことないです」
ハヤトが黙って身体をどかすと、進行方向には海があった。
「あ、すいません」
「女のことでも考えているのか?」
「ち、違います!」
>62
すっかりリズム狂ってます。
では、皆様よいお年をお迎え下さいませ。
新年もよろしくです。
仕事納めですね、お疲れ様です。
来年もガンガってください。
職なりさん、住人さんたち、よいお年を!!
そして来年もアムセラで萌えましょう。(w
>>職なりさん
お疲れさまです!いや〜よく続いたもんですね。
アムロ、自分で告白しといてそりゃイカンだろう。
シャアが聞いたらおそらく小一時間(略
それにしても、これからの展開が楽しみですね。
では、来年もみんなで萌えましょうね。(^^)/
あけおめ!セイラさんの膣圧はキツキツです!
あけおめッス!今年もアムセラ萌えで行きましょう!(^^)/
職なりさん頑張ってください。他の職人さんたちもよろしく〜
>>67 新年一発目がそれかい(w
ご帰還の日はいつぞや!
y' ,.-'" /、__,/
_,,. -‐''''''""''''‐-、‐'" -'''""  ̄ ""''- .,, u ,./
,. -'" / ヽ、 /
/ u ,' u ゙v アムロ!アムロ!ああっ!
. / ,. i ヽ、
/ ,ノ i l l l, i ヽ、
、_ ⊂ニ -' 人 ij l l u ,.-''"::゙゙'ヽ、
゙゙゙'''二ニ'''─‐'''''"ヽ、゙、 J /:::::::::::::::::::::::゙ヽ、
 ̄` ノ,. /r‐' ゙il ヽ /:::::::::::::::::::::::::::,.-'"゙ヽ、
__,,. J |i、_< /;;;:;:::::::::::::;:;:;;;/ ゙ヽ、
u ニ二 -'" __,,./il゙、 ヽ; ,i';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ \
__,,,,,,. -i''i"/、 __、' i,,.ヽ、 j |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i' ヽ、
 ̄ ̄`''''-.,, j ゙'J U ij ` - .,_ l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| ヽ、
:::::::::::`ヽ/ ゙゙'''‐- .,,,___i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| >-─‐-
:::::::::;;;/ `ヽ、;;;;;;;;;;;i ,.-'"
ハヤトが当てずっぽうで言ったことが、実は図星である。
「宇宙にガールフレンドがいると聞いていたが」
「誰からです?クワトロ大尉ですか!」
噛みつくカミーユは正直だった。
「ともかく、今は真面目にやってくれ」
そこへステファニー・ルオが、補給状況とルオ商会の掴んだ情報の報告にやってきた。
「物資の搬入にはもっと人手がいります」
「この作業は秘密という建前でやっています。これ以上は」
「分かっています。分かっていますとも。で、敵の動きは?」
「スードリというガルダ級輸送機の接近に、ニューホンコン市は困惑しています。夜12時までに退去しなければ、面白くないことになりそうです」
「12時・・・休みなしでやらないと」
二人のやり取りを聞いていたカミーユは、不思議な魅力を持った少女、フォウ・ムラサメと会いたいなと思うのだった。
今、カミーユの頭からは、すっかりファ・ユイリィのことは消えている。
これが恋なのかなあと、カミーユはハンドルを切った。と、ドクター・スミスが物憂げな顔で歩いているのを見つけた。
「ドクター・スミス!!」
「カミーユ君・・・」
港をそよぐ風に金髪が乱れ、セイラは指で押さえた。恋に悩む(自分ではそう思っている)カミーユには、それがひどく大人の女のしぐさに思え、ふと会話がしたくなった。
セイラの横にエレカを近づけ、
「アリシアさんは・・・あれ、泣いてるんですか!」
>65
萌えましょう、萌えましょう!
>66
そうですね、何とか続いてますね。
みなさんのおかげです。
>来年も萌えましょうね
この一言にも自分は萌えてます。(w
>67
どうやったら測れるんでしょう?
>68
こちらこそよろしくです。
>69
ただいまです!
>70
ちょっと痛々しいです。
>ALL
今年もよろしくです。
>>職なりさん
新年一発目、乙です!
あ〜あ、アムロは金髪さんを泣かせちゃいましたねぇ。
ここのアムロはど〜も隙が多いみたいですね。
さすがのNTもこと女性に関しては勘がにぶるのか?(w
職なりさん、初出勤お疲れ〜!
アムロ、要領が悪いというのかなんというか・・・
ま、そこが彼の魅力でもあるのかな。世渡り上手なアムロは想像つかないもんね。
でも、セイラさんを泣かすんじゃねェ!!(w
>>職なりさん
お疲れです。アムロ・・・おまえは(苦藁
でも、アムロがカミーユに殴られる展開ってなんかいやだな(w
職なりさん乙!
新年一発目、是非に是非にやりましょう!
それはそうと明日から上海出張だ!
わーい!
「泣くほどの苦労は、していないつもりだけれど?」
セイラは笑った。だが、それは笑ったふりだけなのかもしれない。
右手に持っていたハンカチを握る力が、強くなったような気がした。誰にも見せないつもりの自分の弱さを、カミーユに見られたことが悔しいのである。
「目にゴミでも入ったかしら?風が強いから・・・」
あからさまなウソである。
セイラは泣いていたし、泣くほどの苦労をさんざんしている身でもある。
「何かしら?」
「あ、もういいんです」
「変な子ね」
カミーユはエレカを走らせた。アリシア・スミスの涙の痕は、大人の事情というものを充分に物語っていた。
セイラの後を追ったアムロは、ミライ・ノア親子に捕まっていた。
ミライ達は、難民船の様を呈すコーラル・オリエンタル号から出てきて、ハヤトやアムロ、セイラに会いにきたのだ。
「もう具合はいいの?」
「はい」
アムロは、セイラのことが気になってしょうがないのだが、ミライを振り切る訳にはいかなかった。
子供達が、アウドムラではつまらなそうにしているのを見かねて、
「じゃあ、外にいけばいい。海には近づかないでな」
誰が使っていたのか、アウドムラの食堂にあったオモチャの飛行機を与えてやると、ハサウェイとチェーミンの兄妹は嬉しそうに駆け出していった。
「天気がいいわ、アムロ、外でお話しましょう」
ミライに促される形でアムロは外に出た。クルー達が忙しく搬入作業をしている横で、二人は話を続ける。
「私にアウドムラに乗らないかというのは、あなたの考え?」
休憩場所のパラソルの下でミライが話す。
セイラの金髪を探していたアムロは、
「あ、ええ、そうです。そうです。でもハヤトだってそう思ってるはずです。切符はまだ取れないんでしょ?」
輝く金髪のセイラを見つけた、と思ったのはアムロの間違いである。
>74
隙が多いですね。まあ、モビルスーツに乗らないNTは、一般人ですから。(w
>75
そうなんです。器用に立ち回るのは、アムロじゃない!(w
>セイラさんを
言われる通りですが、兄以外の理由でも泣くセイラさんに萌えます。
ああ、罪作りな女(ひと)。(w
>76
!!
カミーユに殴られるアムロ!
それ・・・いいですね。(w
>77
はい、がんばります。
って、上海にご出張!?ご苦労様です。
なら、ニューホンコンの現地取材をお願いしてもよろしいですか?(w
まさか・・また、ベルですかい?
あぁ、もうアムロ、なにやってんの!!!
保守
セイラも男で泣くことがあるんだな。(w
>>82 Zの設定では情人は3人いるとか
昔のアニメージュだかなんだかにのっていたぞ。
夜がおとづれるたびに嗚咽の嵐よ。
>>83 それは登場しないセイラさんの事をしつこく聞かれて
うんざりしていたスタッフが適当に話した非公式な話。
まだその話を公式だと思ってるヤツがいたのか…。
>>84 じゃあ公式な設定とやらを出してみて。
ZZの最終回でセイラは出ているのだから
公式な設定とやらはあるんだろ。
もっともキャラのプライベートな話なんて非公式でしか
でないものだろ。
例えばララアの身の上=娼婦
も富野の小説でしか出てないと思うが。
俺の記憶によるとだ。
セイラはZ当時は医大生でヨーロッパの
南欧あたりで就学している最中で
私生活は情人が3人いるとか
そういう話だったと思う。
脳内想像とかは一切ナシでの話だからな。
ああ、こういう事を書くと痛い奴だと思われるではないか。
いちおー妻子持ちなのだという事は断っておく。
嫁は金髪ではない。ちょっとだけ無念。
赤いチャイナ服を着たベルトーチカが、深いスリットも露わにこちらに向ってくる。それに見惚れたのか、エレカの一台が他のエレカに衝突しそうになった。
「とってもありがたいと思うのよ。でも昔と違うわよ。カラバは私も知らない組織ですもの。いきづらいわね」
アムロは、テーブルにあったアイスバスケットの中から冷たい飲料を取り出し、ミライに勧めた。後ろでベルトーチカが、やはり飲料のフタを取って中身を飲み出した。
「戦局が悪化すればする程、宇宙に出るのは難しくなりますよ。そうなればいつまたブライトさんに・・・」
「主人には会いたいわ。でも、そのために子供達を戦いには巻き込みたくはないの」
子供達の叫び声が上がった。
どうやら、兄妹のどちらかがオモチャの飛行機を海に投げてしまったらしい。
「また買ってあげるから」
となだめるミライは完璧な母親である。
「もう少し考えさせてちょうだい、アムロ」
「ミライさん、明日の朝にはアウドムラはここを出ます」
「ええ、分かったわ。ところで、セイラとはどうなの?」
顔が赤くなったアムロは、身につけたチャイナドレスが気になって仕方がないらしいベルトーチカに聞こえないよう、ミライの側に寄った。
「ど、ど、どういう意味です?」
「あなた達おつきあいしてるんじゃなかったの?ア・バオア・クーからこっち、私はずっとそう思ってたわ」
ミライは、ベルトーチカをちらりと見てから、アムロに囁いた。
「あのお嬢さん、アムロにお熱みたいだからあんまり言えないけど、そうなんでしょう?」
「い、いえ、セイラさんと会ったのは最近なんです」
「でも、思ってた・・・違うの?」
追求はなかなか手厳しく、アムロは、初心な少年のように地面の石ころをカツンと蹴った。石ころは、やがて海に落ちて、ちゃぽんと水音を立てた。
「自分でもよく分からないんですが、きっとそうだと思います」
「告白は?」
「し、しましたよ、とっくに」
世話焼きばあさんのようなミライにアムロは辟易したが、素直に返事をした。
「どうだったの、ね、どうだったの?」
>80
す、すいません。ショボーン。
>82
兄で泣いたのは見ましたっけ。
>83
違う嗚咽ですね。(w
>84
罪作りな話です。
>85
ま、ま、その辺は適当にいきましょう。
>86
ZZかZの小説はあとづけですか。
>87
お幸せに。(w
「世話焼きばあさん」って・・・チョトワロタ
職なりさんのキャラ使いはホント、それらしさを感じるな。
いい味でてます。
>>85 >もっともキャラのプライベートな話なんて非公式でしか…
って言ってるわりには情人の話だけは公式だと思ってるように見えるが
結局公式にはそんなに細かい所までの設定は無いんじゃないか?
非公式にはいろんなSSや設定なんかがあるけど…
キャラクター大全集なんかではZ当時は
南フランスに居を構え、株の売買で生計を立てていたとしか書いてないし
マス家の莫大な遺産が入ったって話もあったしね
その辺はあいまいなままでいいんじゃないかな
俺の中では職なりさんの書くセイラさんが俺的公式になりつつあるけど!(w
このSSのシャアも渋くていいよ。このシャアだと逆シャアの展開は考えられんな。
セイラさんにも生理はあるわけで……。
セイラさんもぶっといウンコをするわけで……。
セイラさんも脇の下のほのかな香りはするわけで……。
セイラさんも週2回はあそこをまさぐって自分で慰めてるわけで……。
セイラさんもセイラさんでセイラさんなわけだからセイラさんなのだ……。
ZZの最終回だけじゃなく
Zの途中でもZZの途中でもセイラは出てた
でもほんとにチョトだけだったけどね
肘で突つかれる始末だった。観念してとうとう、
「保留されちゃってます」
「あら、そうなの。お似合いなのになあ、あなた達」
「そ、そうですか?」
「何だったら私から口添えしましょうか?」
「い、いいです、自分の問題ですから!」
ミライは、慌てたアムロを見て笑った。
「そうね。当事者同士の問題ですものね」
「アムロ、もういかないと」
チャイナドレスのベルトーチカが言った。すらりと伸びた足を眩しげに見たミライは、
「もういきなさい。引き止めちゃって悪かったわね」
「いえ、じゃあ」
「分かってるわ、時間がないのね」
「ええ」
子供達が母親にしがみついて、オモチャの飛行機を買いたいとせがむ。
「ありがとう、アムロ。さあ、あなた達もお別れするのよ」
「さようなら、お兄ちゃん」
「さようなら」
帰る三人を見送るアムロに、ベルトーチカが叫ぶように言った。
「あの人達は軍人でも、エゥーゴでもないのよ。何でアウドムラに乗せようっていうの?」
「君には分からないことだろうが、あの人は、俺とハヤトにとって大切な人なんだ」
「そんなこと!」
ベルトーチカは怒り、アムロはそれを避けようと歩き出す。近くを走るカミ−ユのエレカを見つけて、それに飛び乗った。
「アムロのバカッ!」
顔を真赤にしたベルトーチカの叫び声が耳に残った。
>90
ありがとう。世話焼きばあさんで、ちょっとミライさんに贖罪したいです。(w
>91
自分もその設定がベースではありますけど、これを俺的公式にするとは!
申し訳ないです。(w
>92
逆シャアまでは続きません・・・というか許して。(w
>93
!!
セイラさんは大はしませんよ、何てことを!!
ありません。
ないのです!
絶対、しないのです!!
・・・人間ですけどね。(w
>94
チョイでしたね、寂しい。
でもZZでは、それでもよく喋ってくれました。
97 :
通常の名無しさんの3倍:03/01/05 21:11 ID:xdW3MDcr
強化しすぎたか・・・
>>職なりさん
お疲れさまです。いやはや、今ミライに口添えなんかしてもらったら大変ですな。
それにしてもうまくできてる。この話ならZに無理なく組み込めそうだな(w
もっとも笑魔さんの言ってた「Zは何かが足りないと」というのは
そういうことじゃないと思うが・・・(^^;)
Zに足りないのでなくてファーストでそういう関係に
なぜならないと子供心に思いました。
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';::| `、::::::、'、:::::::::::::\'"`'-、,,_,
このドラゴン紫龍が100ゲットで盧山百龍覇!!
つーか富野はセイラさんの起用方については明らかに失敗したよな。
保守
「どうしたんです、ベルトーチカさん?」
「さぁ、機嫌でも悪いんだろ?」
優柔不断なあなたのせいでは、とカミーユは言いたくなる。その代わり、
「アリシア・スミスさん、さっき泣いてましたよ」
と言ってやった。効果はてきめんである。
アムロは、ぎくりとしカミーユを見るが睨み返され、下を見るのだった。
「泣かしたんですか、大尉?」
「き、君には関係ないことだろ」
「そりゃそうですとも。でも、もうここまできたら、俺は関係者も同然」
「MK2の整備は終わったのか!」
「話をそらそうとしてもムダです」
二人は、いつ果てることのない言い合いに気を取られていた。
積み込み作業で混雑する埠頭を離れたセイラの足は、あてもなくニューホンコンをさまよっていた。
迷路のような暗がりから声を掛けてくる正体不明な男達。怪しげなものを売りつけようとする年齢不肖な女達。
それらをすり抜けてたどりついた先は、豪華客船の停泊する港だった。
コーラル・オリエンタル号、と船の名前を読んでみるが、甲板は、船客達が干す洗濯物でいっぱいである。
実は、アウドムラの騒ぎで、客船も出発の予定が決定してないのだが、それはセイラも知る由はない。
(確かミライが)
ミライ親子がいるはずである。
特に用事もないが、ここで会えたのも何かの縁である。
話してみれば、何か気晴らしになるかもしれないと思って、セイラは船に近づいた。
>97
強化?
チト意味が分かりません。
>98
ありがとうです。
まあ、恋に口添えなど不要ですからね。
要は当人次第。
>99
自分も、アムロはララァを乗り越えて、セイラは兄を乗り越えてくっつくものだと思ってました。
>100
力作に大変失礼ですが、ナマズに見えました。
すいませんが。
>101
起用法ですか。
それはZ、ZZの、という意味でしょうか。
それともファーストの、かな?
105 :
山崎渉:03/01/07 02:57 ID:???
(^^)
ニュータイプにも普通の女にもなれなかった哀れな女。
カミーユワロタ
セイラの足取りを追う男達がいた。彼等の所属は、ニューホンコン駐在の特務機関である。
ティターンズでもなく、エゥーゴでもない。ただ、スードリ部隊からの協力要請を受けただけである。
どうして連邦軍同士の内偵をする必要があるのか、という疑問の声も上がったが、アウドムラ部隊が反逆者という烙印を押されているという説明やニューホンコンへの攻撃について恫喝されてしまえば、沈黙せざるを得ない。
それに一般的には、ティターンズこそ正義の風潮があった。長いものには巻かれろのことわざ通りである。
「アウドムラのアリシア・スミス医師、一人でコーラル・オリエンタル号の停泊する埠頭に接近」
「単独か?」
「いや、待って下さい。親子に話しかけています」
「・・・話している相手は、エゥーゴのブライト・ノア中佐の妻子と思われます」
「確認急げ」
それを知らず、思いがけないセイラの訪問を受けたミライは、喜んだ。
「よくきてくれたわね、セイラ」
ふくよかな頬のミライが歓迎する。
「汚くて船の中にはお招きできないけど」
「立ち話で結構よ」
周りで騒ぐ子供達にお菓子を与え、ミライは近くでいるよう諭した。
「で、どうしたの?」
「い、いえ、ほら、ゆっくりお話できなかったじゃない?」
珍しく落ちつかないセイラが、何を話したいのかもうお見通しである。それに、先ほどのアムロがあの様子であれば、恐らくうまくいっていないであろうということは明白であった。
「アムロのことね」
大きく目を見開いて否定しかけたが、途中でやめて肩をすくめるだけにした。ミライには何でも分かってしまうという半ば諦めのような、それでいて安心したような気持ちである。
「実は、彼から好きだ、って言われたの」
そう、とミライは短く言う。下手に遮って、セイラの気持ちを押し留めたくはない。
>105
どなた様でいらっしゃいますか?
>106
そこが萌えるのですよ。
だから哀れにはしない予定、です。(w
>107
どうもです。
ちなみに補足ですが
ぶらいとのエゥーゴでの階級は大佐であります。
>だから哀れにはしない予定、です。(w
是非ともそうしてください!!!
セイラはサービス精神が足りない。
男に媚びろとは言わないがもうちょっと脱げ。
色っぽい声を出せ!
「フラウからも・・・」
「ああ、アウドムラに乗ってたそうね。何て言われたの?」
「アムロのこと、よろしくお願いしますって」
「ふふ、あの娘らしいわね。自分もお腹が大きいのに、人の心配ばかり。それだけ?」
セイラは地面と空を交互に見つめ、意を決したように口を開いた。
「アムロのこと好きじゃないんですか、好きだったら大切にして下さいって言われたの」
「まあ」
ミライは口を手に持っていって驚いた。
「そうなの」
「そう。フラウに言われてしまったの」
やがて言いにくそうに、ミライは切り出した。
「お兄様が乗ってらしたそうね。クワトロ・バジーナ大尉が」
シャアやダイクンの名前を出さず、用心深くミライは言う。
「・・・ええ、何でも知ってるのね」
「ルオ商会の受け売りよ。お兄様は?」
「アムロに直接、私を頼むって言ってたわ」
「そう。じゃ、外堀は埋まってるのね」
変な例えにセイラは面食らった。
「外堀?」
「例えだから気にしないで。後はセイラ、あなたの気持ち一つじゃない」
「それはそうだけど」
ホワイトベースの頃とは全然違い、ぐずぐずと変に戸惑うセイラの姿がやけに新鮮に見えた。
「あなたはどう思っているの、アムロのこと?」
「う〜ん・・・」
それが分かっていたら、自分にも苦労はしない。
港に吹く風が髪を乱したが、そのままにセイラは海を眺める。
アムロ。
アムロ・レイ。偶然に乗ったモビルスーツのガンダムで、空前の戦果を上げ、遂にはジオン軍を倒した男。
その素顔は、まだ子供で、変にすねてみせて、みんなを振り回して。それでも最後の方では、大人に成長し、クルーをア・バオア・クーの地獄の業火から救った。
戦争終了後は、ニュータイプを恐れる連邦から、幽閉され、くすぶっていたものの、解放後は、徐々に往年の勘を取り戻しつつある。
>110
エゥーゴ加入後は大佐でしたが、テンプテーション機長の時は、中佐じゃありませんでしたか?
まだ階級が公になっていない、ということで。
間違っていたらすいませんです。
>111
了解です。
>112
いえ、それではセイラさんではなくなりますよ。
ベルトーチカ「あたしの体でララァを失った心の傷を慰めてたあんたが何を偉そうに!」
そういえば小説版ではアムロとしてたな
そして自分への告白。
嵐のように現れたベルトーチカの積極的なアプローチを受けながらも、自分への求愛をするアムロ。
憎いのではなく、もちろん嫌いなのでもない。
でも、もし思いを受け入れたとしても、自分は、若いベルトーチカのようには接することができない。むしろ、引いてしまうのかもしれない。
「いいわね」
「え?」
「恋に悩むセイラの顔、とってもステキよ」
「何言ってるの、ミライ?」
慌てふためくセイラにミライは続けた。
「だって、前の戦争の時のセイラは、冷たくって、どこか接しにくいって感じがあったもの。カイなんて、恐がってたりして、うふふ」
明るい笑顔で言う。
「言いにくいけど、お兄さんのことで悩んでたじゃない。でも今は違う。普通の女の子らしく、恋に悩むっていいことよ」
「ミライ・・・」
「二児の母親になったおばさんの教訓と思って聞いてくれる?」
「おばさんなんて、いやだわ、ミライ」
「まあ、いいから。あのね、セイラ。自分に正直でいなさい。自分の気持ちに正直になりなさい」
真顔に圧倒されてしまう。
「セイラもアムロも二人とも、死にそうな地獄の中を生きてきたの。確かに今も戦争だけど、恋くらいしたっていいと思うのよ」
セイラは返す言葉がない。
「で、ダメになったらその時よ。その時考えればいいの。今は今しかないんだから、正直になって向き合ってご覧なさい」
「・・・」
「ね?」
「・・・うん。分かった。できるだけそうしてみるつもり」
「できるだけじゃなくて、今日からよ」
今日はレスなし。すいません。
ミライさんナイス!!
さぁ、セイラさん、自分を開放するのだ。そして早くアムロにこたえてあげて〜
続きはやく読みてぇ。
職なりさんに萌えますた。
いや、よかったっす〜。そうか、セイラはアムロに怒るより
大胆なベルに劣等感を抱くわけですね。それもありって感じですね。
それにしても、ミライはいいこと言いますね。
キャラの活かし方がいいです、これからも期待しとります。
熟女のミライタン(;´Д`)ハァハァ
今日はダメでした・・・
>>123 職なりさん、マイペースで頑張って下さい。
講談社版小説Zガンダムを入手永野版セイラを
想像しつつハァハァ
職なりさん乙
ペース速っ!!
名無しの5倍くらいあるんじゃない?w
>>職なりさん
いつもお疲れさまです。いつも楽しく読ませてもらってます。
今日も休みかな?無理せず頑張って下さい。他の職人さんたちはどうしたのかな?
そうだ、頑張れセイラさん!
今日からだ、今すぐからだ!
俺はいつまでも君の味方だ!
ミライの言葉に、セイラは、思わず苦笑しながら首を縦に振った。
笑い合う二人と子供達の周りに、黒い服の男達が囲みつつあった。
最初に気づいたのは、オモチャの飛行機で無邪気に遊んでいた、ハサウェイとチェーミンである。男達の輪が小さくなり、恐くなった二人は、ミライにすがりつく。
ここに至って、ようやくセイラはただならぬ気配を感じ取った。だが、懐の具合が軽い。
しまった、拳銃を持っていない、と思うと同時に、男達が接近する。
「何をするの、あなた達!」
セイラが叫ぶと同時に、恐がる子供達の悲鳴が上がる。
「子供には手を出さないでっ!!」
母親の絶叫も空しく、黒服達は任務を達成しようと試みた。
「ちぇっ、ミライさんもいろいろを言う。それにベルも何やかんやと!みんな、無理難題を俺ばっかりに!」
アムロとの口論をやめたカミーユは、エレカでどこかにいってしまった。
何だかカミーユも、ニューホンコンでのわずかな滞在期間に、すっかり馴染みができたらしい。
アウドムラのメカニックが、MK2の部品補給の件でカミーユに相談があるんですが、とアムロに人探しを要請するのに、閉口して応じなければならなかった。
「カミーユを見なかったかい?」
「あれ、さっき大尉と一緒じゃなかったですか」
と、忙しく物資の搬入をする男に言われてしまう始末である。
「そうなんだけど」
口論をしたとは言えない。
「さっき、女性を乗せて旧市街方面へ走っていきましたよ」
ようやくそのうちの一人が教えてくれた。
「ありがとう。まったくしょうがない奴だ」
「大尉だって、両手に花じゃないですか、なあ?」
「そうそう、いひひひひ」
アムロは冷やかされているのだ、と気づいた。
「ど、ど、どういう意味だ!」
「お医者の先生と、跳ねっ返り娘のどっちを選ぶかって、みんなで賭けてるんでさあ」
「何だって?!」
声がひっくり返る。男達は豪快に笑い、誰がアリシア・スミスに、誰がベルトーチカに賭けてるとオッズまで言い出し、アムロを囃し立てた。
「おっと、跳ねっ返り娘の登場だ」
>115
ここでは違いますよ。
>116
パラレルです。
>118
ありがとうです。
>120
自分よりもセイラさんでお願いします。(w
>121
ありがとう。
セイラさんの性格を考えたら、こうかなと思いました。
>122
w)
>124
はい、そうします。
>125
永野版?知りませんです。
>126
それは悲しいです。(w
>127
いえいえ、遅くなりました。
>128
がんばれ、セイラさん!
一人が肘で同輩の脇を突つき、男達は運搬作業に戻っていった。
見れば、赤いチャイナ服のベルトーチカ・イルマがしょげた顔つきで立っている。
「これ、借りるぞ!」
放置されているエレカに乗り込んだ。隣の席に、赤いチャイナ服がゆっくりと乗り、アムロはエンジンを回した。
相変らず、ベルトーチカは無言である。
「カミーユを探しにいくぞ」
「・・・ドクター・スミスは?」
「無駄口を叩くな・・・あ、ごめん、言い過ぎた」
ぼろぼろと涙をこぼし始めたベルトーチカの態度に、アムロはやり過ぎたと思う。それでも泣きやまない彼女を乗せたまま、エレカを走らせた。
アウドムラの停泊する埠頭から、カミーユが向ったという旧市街への道の間、しくしくと泣き声だけが車内に聞こえる。
やりきれなくなったアムロは、掛けてやるべき言葉も分からない。気晴らしにラジオのスイッチを入れた。ニューホンコンのラジオ局の周波数とはチューニングが合わず、雑音しか聞こえなかった。
港沿いの道で、信号待ちの間スキャンすると、突然ひどい雑音に混じって、
「エゥーゴ、並びにその関係者の諸君に聞いてもらいたい。自分は、スードリの艦長代理ベン・ウッダー大尉である」
と、男の声が聞こえてきた。
「諸君が、24時間以内にアウドムラを当方に引き渡さない場合は、ニューホンコンへの無差別攻撃を開始する」
「何だって!」
さすがにベルトーチカも泣くのをやめて、アムロを見つめた。
しかし放送は非情にも続いた。
「諸君が卑怯にも攻撃を掛けてきた場合は、人質の命は保証はしない」
「卑怯とはよく言う・・・うん、誰だ、人質って?」
「人質は、かつてのホワイトベースの艦長ブライト・ノアの夫人、ミライ・ヤシマと二人の子供」
職なりさん、お疲れ〜
急展開にドキドキ。やっぱりセイラさんも一緒に・・・
保守♪
今日はこないのかな?
今日は休みます。ごめんなさい。
>>職なりさん
今日、久々に読ませてもらいました。ここのカミーユはかわいいですね。
シャアの再登場はあるのかな?楽しみです。今日はお休みですか?