【作業所】永遠の技術士官【移転】三たび還る

このエントリーをはてなブックマークに追加
1通常の名無しさんの3倍:02/12/17 04:51 ID:???
テム
「すばらしい。まさに、現場は宝の山だ!!」
ガンダムのパイロットとして修羅場をくぐる、最強の技術士官、テム。
彼の行く手に立ちはだかるモノは、果たして?
君は生き残ることができるか

前々スレ
アムロ一話で死亡、その後のシャア
http://comic.2ch.net/test/read.cgi/shar/1037979360/l50
前々スレ
http://comic.2ch.net/test/read.cgi/shar/1039352117/l50 

移転しましょう。
技術者魂をなめるな!
2通常の名無しさんの3倍:02/12/17 04:54 ID:???
遺憾ながら前スレ
【現場は】永遠の技術士官【宝の山】再び還る
を破棄する!
しかし、まだ使える物もあるからこちらに移すことにする。
3通常の名無しさんの3倍:02/12/17 04:54 ID:cfZ2v2xS
>>1
Zかれー
4通常の名無しさんの3倍:02/12/17 04:55 ID:???
もうちょい待つべきだったのでは・・・
絶対夕方には来るぞ
5物資1:02/12/17 04:56 ID:???


14 :全然わかってない香具師 :02/12/13 23:14 ID:???
テキサスの攻防(小説風バージョン)

 テムは岩陰から飛び出すと、ビームライフルの引き金を絞った。そして、素早く岩陰に身を隠す。
 だが、ビームをかわすと同時にマクベは躊躇無くギャンをガンダムに向けて跳躍させる。剣を構えたままの姿で飛び込んでくるギャン。テムは、岩陰を飛び出し、ビームライフルを構えた。そして、引き金を引き絞る。
 カチ。
「ちぃ、私としたことが。赤い新型との戦闘に夢中になるあまり、エネルギーの残量確認を怠っていたとは」
「フフ、今までのデーターで確かめてある。シャアとの小競り合いでビームを使いすぎたのだよ」
 ビームライフルを棄てる隙すら与えずに、飛びかかる勢いを利用しての強烈な一撃。テムはとっさに左でビームサーベルを抜き放ち、ギャンの強烈な付きを逸らす。
 だが、逸らすのが精一杯。続けざまにざまに放たれる鋭い突きをかわしながら、テムは舌を巻いた。
「素晴らしい動きだ。どうやら、格闘戦重視のMSの用だな。敵は計算尽くで来ているらしい」
 今までの攻撃は自らが得意とする土俵に載せるための作戦だったのか。だが、ガンダムの開発コンセプトは……
「ならば、あえて乗ってやろうではないか」
テムの目が、怪しく光った。
6物資1:02/12/17 04:58 ID:???
>>4
来る意思があるのならどっちにしろ来ますよ
(いつ立てようが)
7物資2A:02/12/17 04:59 ID:???
25 :職人候補生 :02/12/14 00:00 ID:???
第39話 「ニュータイプ、シャリア・ブル」より

テム   「ム、来たな。三機に見えるが、いいや違うな。ララァ君じゃない、
     あの動きだと…ブレている?まるで何かに引っ張られいるような。
     さっきのと違うタイプのようだな。」
シムス  「シャリア・ブル大尉、敵をキャッチしました。戦闘はお任せします」
シャリア 「私にどこまでできるかデーターは取っておいてください」
シムス  「了解です」
テム   「さて、どんな風に攻撃してくるか。楽しみだなぁ。ホワイトベースと
     他の艦もモニターしている。帰ってから、おまえの能力を丸裸にしてやる。
     クククッ…」
シャリア 「!?どうしましたか、シムス中尉?」
シムス  「いえ、その…何か、さっきと言うか、視線を感じたような気がして。
     私と同じ匂い…いえ、それ以上の…あっ、来ます、大尉」
シャリア 「見えます、やってみましょう。ん?…これはすごい。敵のパイロットは
     こちらの位置と地球の一直線を読めるのか?」
テム   「ブレの少ない機体は、こいつだが…なに?この攻撃は…やはりさっきのと
     違う。間合いが狭い!?アラームが…下か?クッ、ガンダムの反応が鈍い
     このままでは、オーバーヒートしてしまう。だが、ここで動きを止める
     わけには…くそ、アポジモーターの調子まで…」
シャリア 「すごいモビルスーツとパイロットだ。あのパイロットこそ真のニュータイプに
     違いない。そうでなければこのブラウ・ブロのオールレンジ攻撃を避けられる訳が
     ない。おおっ」
8物資2B:02/12/17 04:59 ID:???
26 :職人候補生 :02/12/14 00:00 ID:???
第39話 「ニュータイプ、シャリア・ブル」より

ハヤト  「うわーっ。に、二機か三機のモビルアーマーがいるのか?」
テム   「下がれ、この敵はいつものモビルアーマーとは違うぞ。距離を置いて、
     この空域をサーチするんだ。どこかに、移動式の砲台がある。それを、
     遠距離から狙撃するんだ。」
カイ   「うわーっ」
テム   「カイ君、下がれ、間合いを取るんだ。ガンキャノンの本来の運用方法を
     思い出すんだ。攻撃位置、砲台の移動時のブレから考えて有線式と考えられる。
     動きは、残念だが予測できない。射撃位置は、ずらしてやってみてくれ。
     チッ、ガンダムの反応が遅い。アポジモーターに本格的にガタが来はじめた。
     噴射の量が多い…くそ、機体が飛び跳ねる。」
シャリア 「あのパイロットは反対からの攻撃も読んだ」
テム   「機体の不具合に助けられたか…だが、万全の状態で機体を運用できていないとは、
     技術者としては、恥だな。しかし、上下左右はもとより、前後から繰り出される
     攻撃。今までのパターンに当てはまらない?新しい攻撃パターンか…オーバーヒート
     したか。敵は?」
シャリア 「なんだ?見つけたのか?シムス中尉、逃げろ」
シムス  「えっ?」
テム   「予想では、この辺りか…ビームライフル一発で止められればよいが…」
9物資2C:02/12/17 05:00 ID:???
27 :職人候補生 :02/12/14 00:06 ID:???
第39話 「ニュータイプ、シャリア・ブル」より

テム   「やったか。しかし、ガンダムに無理をさせすぎた。ガンダムの駆動系が
     操作系の処理速度に追いついていない。さっきのような敵が来たらオーバー
     ヒートを気にしながら戦わねばならぬか…」

シャア  「シャリア・ブルまで倒されたか」
ララァ  「今すぐエルメスで出ればガンダムを倒せます」
シャア  「あなどるな、ララァ。連邦がニュータイプを実戦に投入しているとなると、
     ガンダム以外にも」
ララァ  「そうでしょうか?」
シャア  「戦いは危険を冒してはならぬ。少なくともソロモンにいるガンダムは危険だ。
     それに、シャリア・ブルのことも考えてやるんだ。彼はギレン様とキシリア様の
     間で器用に立ち回れぬ自分を知っていた不幸な男だ。潔く死なせてやれただけでも
     彼にとって」
ララァ  「大佐、大佐はそこまで」
シャア  「ララァ、ニュータイプは万能ではない。戦争の生み出した人類の悲しい
     変種かもしれんのだ」
ララァ  「そ、そんな、そんなこと」
10物資2D:02/12/17 05:00 ID:???
28 :職人候補生 :02/12/14 00:07 ID:???

第39話 「ニュータイプ、シャリア・ブル」より
ナレーター 「一方、ホワイトベースでは深刻な事態に陥っていた。心配されていたガンダムの
      操作系と駆動系のひずみが現実のものとなった。つまり、テムが改良し発展させた
      ガンダムのOS・戦闘データにシステムがついていけなくなったのである」

テム   「クククククッ、ついにソフトウェアがハードウェアの性能を上回ってしまったか。
      いいぞ、こればかりは、研究では、どうにもならないからなぁ。実戦データどり
      をしながら、改良しつづけてきたかいがあったというものだ。さて、次は、本体の
      改良か。いくつか考えているが、どれも、改良するより作り直したほうが早い案
      ばかりだ…サイド3での決戦までに間に合わんか。せめて、オーバーヒートの
      問題を解決せねば。」
11物資3:02/12/17 05:02 ID:???
60 :(職人候補生改め)候補生  :02/12/16 01:11 ID:???
トリントン基地。アルビオン、ブリッジ

テム「フフフッ…私のガンダムが。」
12物資4:02/12/17 05:02 ID:???
64 :通常の名無しさんの3倍 :02/12/16 03:42 ID:144t52hC
テム「私には帰れるところがないんだ」
といって、コアファイターとともに消息不明・・・
13通常の名無しさんの3倍:02/12/17 05:03 ID:D+CvemMe
14物資5:02/12/17 05:03 ID:???
77 :通常の名無しさんの3倍 :02/12/16 19:05 ID:???
テム、ア・バオア・クー脱出後ラストの台詞

テム「ガンダムは失ってしまったが、それを補って余りあるデータを入手する事が出来た。
   これも現場で実戦を重ねた成果だ。現場はやはり宝の山・・・フフッ私はなんて幸せ
   者だ。このデータで更に強力なガンダムを開発出来るのだ!
   
   さぁ、これからまだまだ忙しくなるぞぉ。
   ブライト君!私を早くそのランチに引き上げてくれたまえ!!」


既に次のガンダム開発の事で頭が一杯。ララアの事なぞ、これっぽっちも考えて
いません(w
15通常の名無しさんの3倍:02/12/17 05:06 ID:???
>>13
どちらかに統合しますか?
16通常の名無しさんの3倍:02/12/17 05:07 ID:???
>>13
このスレのダミーにしましょう。

つか、どちらかが沈んでも闘える!
17通常の名無しさんの3倍:02/12/18 21:28 ID:???
13
レスが出てしまったのは、残念です。こちらを自沈させて、
新たな、ダミースレを作成するのがいいのでは、ないでしょうか。

職人さんへはHPの方から連絡、と言うのはどうでしょう?
18通常の名無しさんの3倍:02/12/18 21:30 ID:???
このタイトルだと奴が来るねぇ。
13だけ、削除してはだめ?
19通常の名無しさんの3倍:02/12/18 21:46 ID:???
17 訂正。 レス じゃなくて、 URL
20通常の名無しさんの3倍:02/12/18 22:00 ID:???
 もし、また 水差しタン が出現した場合は、以下のスレに誘導願います。
あるいは、どうしても文句を言いたい方も、こちらにいらしてください。

 綺麗に削除していただくために反応せずに 放 置 プ レ イ で。

 http://comic.2ch.net/test/read.cgi/shar/1040132266/
21候補生:02/12/18 23:14 ID:???
機動戦士ガンダム 0083 テム・レイの後光 (小説より)

人類の総人口の半数を死に至らしめた戦乱の時から、すでに3年の月日が流れていた。

 宇宙世紀0083 10月13日 10時30分
 オーストラリア・シドニー海域南東400キロ地点

シナプス 「パサロフ大尉、異常はないな。」
テム   「申し訳ありません、シナプス大佐。勝手に入り込ませてもらってます。」
シナプス 「構いませんよ。レイ少佐。…それに、今の少佐は、民間人で、この船にとっては
      重要なゲストです。」
テム   「ゲストだなんて、ガンダム開発計画が終わるまでの間だけです。」
シナプス 「それなら、なおさら、少佐には、くつろいでいただかないと。軍に戻ったら、
      かってに持ち場を離れ、ブリッジに上がることは、できませんぞ。」
テム   「お心使い感謝します、艦長。」
シナプス 「レイ少佐では、堅苦しいですな。レイさんと呼んでよろしいかな?」
テム   「テムと読んでください。」
シナプス 「では、「テムさん」と言うことで、しかし、南米ジャブローからこっち、海ばかりだったでしょう。
      退屈では、ありませんか?」
テム   「地球に家があるとは、いえこれほど、じっくり海を見る機会なんてなかったですから。
      なるほど、なまじ身近に有るだけに、その重要性にきづかなかった。水中MSでジオンに遅れを
      取ってしまった訳が、分かる気がします。」
22候補生:02/12/18 23:15 ID:???
シナプス 「ぶしつけな質問をしてもよろしいですかな?」
テム   「どうぞ?」
シナプス 「なぜ、大佐への昇進を辞退されたそうですが。まるで逃げ出すように、
      アナハイムへ飛んでいったと。ジャブローの高官たちは、頭を抱えてる
      そんな噂を耳にしましたが?」
テム   「はははっ、私は、一介の技術士官ですよ。少佐になれたのだって、一年戦争の時に、
      パイロットの真似事をしたのを上が宣伝に利用したかった、それだけですよ。」
シナプス 「テムさんの…いや、一年戦争でのテム・レイ大尉の活躍、現場のパイロットから聞いてます。
      第13独立部隊のエースパイロットで有りながら凄腕の整備士。みずから開発した機体で、
      戦場を駆けめぐり、数多くの作戦を成功させてきた。パイロットしての戦果は、もちろん、
      御自身の実戦データを元に連邦のMSを開発、改良した。その類まれなる働きにより
      連邦は、勝利した。」
テム   「軍の宣伝文句そのままですな。確かに、私の実戦でのデータが、MSの改良に少しは、
      役立ったかもしれません。しかし、連邦最大の量産MS、GMの設計には、かかわっていません。
      私一人で連邦を勝利に導いたと言うのは、いくらなんでも大げさすぎます。」
シナプス 「私には、貴方に昇進したくない理由があるように思えますが。」
テム   「納得してもらえないようでしたら、そうですな『現場は、宝の山。私は、宝物を探しつづけたい。』
      という理由では、だめでしょうか?私が、進んでアナハイムへ出向した理由ですよ。
      ところで、もうすぐオーストリア大陸ですか?」
シナプス 「ここもそうです。かつてのシドニーは、先刻、通過しました。プリティッシュ作戦。
     ジオンのコロニー落としの傷跡です。」
テム   「そうですか、ここが…コロニー落としを目撃した人の話をジャブローでも聞きました。
     『まるで空が落ちてくるようだ』と、この悲劇は、繰り返さないようにしないと。」
シナプス 「ええ…」
23候補生:02/12/18 23:17 ID:???
   同日 15時15分 オーストラリア・トリントン基地

   トリントン基地の敷地に巨大な影を落としながらアルビオンは、ゆっくり南から進入、
  降下し、トリントン基地に投錨する。
   アルビオンのデッキ内。テムがガンダムを整備をしている。ガンダムの前に二人の若い連邦士官の姿が見える。


テム   (士官学校を出たばっかりのようだな…何を話しているんだ?)
コウ   「ガンダム。間違いない。あの特徴的なフェイスは、ガンダムだ!」
キース  「見ろよコウ、右!」
コウ   「ガンダムがもう1機!見ろよキース。こっちのは、コア・ファイター内蔵型だ。
      あっ、素晴らしいなあ。装甲板の継ぎ目が見えない。なんて精密な組上がりなんだ。」
キース  「そりゃ、おまえ、女を口説くときの誉め言葉だろうが」
テム   (ほほう…コアファイターを見抜くとは、ジムとザクしか見てないにしては、大した物だ。
      どれ、少し話してみるか…)
コウ   「見ろよキース。あっちのガンダム、装甲板の厚みが並じゃない。すごい」
キース  「!?ああ、確かに並じゃない人が来た。」
テム   「君達は、トリントン基地所属の者かね?」
キース  「は、チャック・キース少尉で有ります。レイ少佐殿」
テム   「今は、アナハイムへ出向中で民間人扱いだ。そんなにかしこまらなくていい。
      それより、あっちの若者は?」
キース  「はっ、すみません、おい、コウ。コウ・ウラキ少尉!!」
コウ   「は?」
キース  「レイ少佐だ。」
24候補生:02/12/18 23:18 ID:???
コウ   「あ、貴方があのレイ少佐ですか!?自分は、コウ・ウラキ少尉です!!
      RXシリーズを設計し、パイロットでない技術士官で有りながら、
      RX−78、2号機のパイロットもこなし、世界ではじめて対MS戦闘を
      経験された。伝説の技術士官!!お会いできて、感激です。」
テム   「あ、ああ。」
キース  「おい、今、少佐は、アナハイムへ出向されてらっしゃるそうだ。」
コウ   「ええっ、と言うことは、このガンダムは、アナハイム製なんですか?そうか、ジオンの曲線加工技術
      を使ってる。だから継ぎ目が綺麗に仕上がってるのか。」
テム   「(なんだ、この若者は。アナハイムと聞いただけで、装甲の加工技術を見抜くとは。)
      君…コウ・ウラキ少尉だったかな?」
コウ   「レイ少佐!!」
テム   「か、顔をそんなに近ちかずけるな。ちょっと離れたまえ。…で、何かね。」
コウ   「この2機のガンダムを設計されたのですか?」
テム   「機密だが…まあ、よかろう。残念ながら私が設計に携わったのは、途中からだ。
      もっとも、私のガンダムのデータを元にしているから、途中でも苦にならなかったがね。」
コウ   「なら…こっちの重装甲の奴は、ずばり対核兵器用で、肩の大型バズーカは、
      戦術熱核兵器装備ですね!!」
テム   「馬鹿者!声がでかい!!……フフフッ、だが良く見抜いたコウ・ウラキ少尉。
      君とは、気が合いそうだな。」
コウ   「ええ。だてにMSマガジン創刊号から読んでませんよ。ハハハハハッ・・・」
テム   「フフフフッ…」
コウ   「ハハハハ…」

 アルビオンのデッキ内、二人の男の怪しげな笑い声が響いた。
25候補生:02/12/18 23:19 ID:???
     同日 20時50 アルビオン MS格納庫

 アルビオン艦内。シナプス艦長とマーネリ准将の立会いの下、テムとモーラの二人が、
2機のガンダムの最終的な仕上げを行っている。

シナプス 「テムさん、ご苦労さまでした。後の作業は、お任せします。」
テム   「はい、問題ありません。」
シナプス 「明日からの評価試験はまた大変だ。よろしく頼みますよ」
テム   「はい。(しかし戦術核のみとはつまらないな。これは、戦略核でさえ、
      楽に運用できる機体だ。…弾頭を改造するか?ちょっといじれば。
      いやいや、モーラ君の目もあるし、さすがにそれは……でも、
      ちょっとだけいじっとくか。あとで、元に戻せば、ばれないだろう。)」

      (ちょっとの 間 )

テム   「よし、できた。一年戦争の時の経験がこんなところで役に立つとは。」
コウ   「あれ、なんかやってら。」
テム   「ウ、ウラキ少尉じゃないか。こんな所で何をやってるんだ?
      今は、立ち入り禁止だ。出ていってくれ!!」
キース  「テム・レイ少佐、想像と違って普通のおじさんって感じだよな。」
コウ   「そうかなぁ。歴戦の技術者って感じだけど…おい、もう酔っ払ったのか、キース。
      一滴も飲んでないだろう」

 じゃれあいながら歩く2人だったが、前から現れた士官を見て慌てて敬礼をする。
26候補生:02/12/18 23:19 ID:???
テム   (ほう、ポニーテールかぁ、昔はやったな。懐かしい。…なんだ男か
      しかし、あれだけ、デコが広くて前髪を強く後ろに引いてるとは。
      気難しそうな顔してからして…ストレスを押し殺して仕事をする
      タイプだな。 ありゃ、将来、禿げるな。)
ガトー  「素晴らしい、見事なモビルスーツだ。」
コウ   「自分もそう思います。」
テム   (フフフフフッ、そうだろ、そうだろ。その辺のジムや、ザクと比べてもらっちゃ困る。)
ガトー  「君、核弾頭の装備は、終わってるかね。」
コウ   「そうみたいですが。」
ガトー  「なるほど。では、試してみよう。」
テム   (うん、素晴らしいモビルスーツをみると心が踊り乗りたくなるもんだ、私も戦場にいた頃は、
      ジオンの新型に出会うたびにどれほど乗りたいと思ったことか。おっと乗りこむと言ってたな、
      核弾頭の設定を元に戻さないとまずい。明日からの試験に備えないと…明日からの試験?
      明日からの…明日!!!!)
テム   「こら、そこの確定禿げ!ハッチを閉めて降りろ。」
ガトー  「誰が確定禿げだ!!」


    ガンダム2号機奪取される。コウ、ガンダム1号機で出撃。
   テム、状況を知るべく、ブリッジに向かう。

ガトー  「我々はデラーズ・フリート。この機体の核弾頭は、もらっていく。ジオン再興のために!」
テム   (なるほど、ジオンの残党か。そう言えばギレン・ザビも前の方が薄かったなぁ、
      あの髪型ってジオンの流行だったのか?)

     アルビオン、第一艦橋へ向かいながら、ガンダム2号機から、発信されるガトーの言葉を聞き、
    思わず考えてしまう、テムであった。
27候補生:02/12/18 23:20 ID:???
         終わりなき追撃

      同日・21時10分
      アルビオン・第一艦橋

テム   「シナプス艦長。ガンダムは?」
シナプス 「正面モニターを」
テム    「ええい、アルビオンはいい、ガンダムを映せ、ガンダムの戦いぶりを。」

 ガンダム1号機と2号機の戦いが写しだされる。

テム   「ぐぅおおおおおおぉぉ………!!!!私の ガ ン ダ ム があああああぁぁぁ!!!」


コウ   「ここから、出すわけにはいかない!」
ガトウー 「死にたくなくば、そこを、どけい!」
テム   「ええい、ウラキ少尉。私は、アナハイムのテム・レイだ。直ちに、その場から
      離脱したまえ。」
コウ   「無茶です、敵と交戦中に。それに、まだ勝負が決したわけでは、ありません。」
テム   「とにかく、一度アルビオンに戻ってくるんだ。私が、ガンダムに乗る。
      まったく、私の大切なガンダムをガンダム同士の対戦データなど……
      ガンダム同士の対戦データなど…ガンダム同士の対戦データ!?」
28候補生:02/12/18 23:21 ID:???
 同日22:00 トリントン基地

  バニング小隊。ガンダム1号機と共に、ガンダム2号機を追跡中。
 テムとモーラは…


モーラ  「レ、レイ少佐」
テム   「テムで結構!!」
モーラ  「テ、テムさん。ジープ飛ばしすぎじゃないですか?」
テム   「モーラ君も物好きだね。私が、ガンダムを追うのは、仕事だからだ。」
モーラ  「私だって、仕事です。」
テム   「ウム、まだ彼は、新米少尉だからな。いざって時にも、優秀なメカニックは、必要だ。」
モーラ  「前を見てください。前を」
テム   「ほう、ドムかね?これは、トローペンタイプと言う奴か、モーラ君、帰ってきたらアルビオンに
      持ちこんで徹底的にデータを取るぞ!」
モーラ  「いえ、そうじゃなくて、あ、危ない。」
テム   「心配無用。私は、かつてドムと3対1で戦ったことがある!!待ってろ、ガンダム1号機!!
      待ってろよ対戦データ!!わあぁ、はははははっ…!」


     テム運転のバギー。ドム・トローペンを踏み台にする。
    テム絶好調。伝説の技術者再び。
29通常の名無しさんの3倍
保全