1 :
通常の名無しさんの3倍:02/06/12 23:47 ID:IorXoMgk
2 :
通常の名無しさんの3倍:02/06/12 23:48 ID:IorXoMgk
リーンホースを強襲するベスパ。迎え撃つウッソたち。
「そこっ!!」
「ベスパめ!!何で出てくるんだよ!!」
次々と敵MSを撃墜するウッソ。しかし・・・。
「きゃあっ!!」
「マーベットさん!?・・・うわぁぁぁぁああ!!??」
マーベット機を庇い、敵の直撃を受けたウッソのV2。
ウッソの目の前に真っ白な光が広がった。
つづく・・・か?
3 :
通常の名無しさんの3倍:02/06/12 23:48 ID:am2Zhavd
2ゲット
4 :
通常の名無しさんの3倍:02/06/12 23:48 ID:IorXoMgk
「・・・どこだ?・・ここ。」
気絶していたウッソは目を覚ました。
「・・・マーベットさん!?オデロさん!?誰かいないんですか!?」
先までの戦闘が嘘のように、宇宙は静まり返っていた。
そのころ。
「ハマーン様!!前方に妙な機影を発見しました!」
「機影?モビルスーツか?スクリーンに映し出せ!!」
「はっ!!」
スクリーンに映るのはあのガンダムとそっくりな機体だった。
「・・・これは!?・・偵察を出せ!外見は連邦のガンダムのようだが、見たことのない機体だ。慎重にな!!」
「はっ!!」
5 :
通常の名無しさんの3倍:02/06/12 23:49 ID:IorXoMgk
「・・・おかしい。ミノフスキー濃度は低いのに、味方機どころかリーンホースの機体反応もない。
・・・どうなっちゃったんだよ。・・・ん?何かが近づいてくる。
・・・MS!?ってなんだあれ!?あんなMS見たことないぞ!こっちへ来る!!」
「このモビルスーツ、敵なのか?・・各機!注意して取り囲め。捕獲するぞ!!」
「「「了解!!」」」
「何だ!?散開した?囲むつもりか!?でも・・動きが遅すぎる!!」
ウッソがペダルを踏み込むとV2はバーニアをふかす。
「なっ、速い!?」
「うわっ!!」
ズガガガガ!!!
「馬鹿野郎っ!!こちらからは攻撃するなと言っただろうに!!」
「す、すみません。・・・ですが、あの加速力普通じゃないです!!」
「撃ってきた!?・・・こいつ!!こっちには戦う意志はない!!聞こえないの!?
・・・接触するしかないか!ワイヤー!!」
V2の指先からワイヤーが飛び出し、一機のモビルスーツに絡みついた。
「聞こえますか!?こっちには戦う意志はありません!!攻撃を止めてください!!」
「なっ!?子どもかっ!?貴様どこの者だ!?」
「ぼ、僕はリガミリティアのパイロットです!」
「リガ、ミリティア?聞いたことがない名前だな。」
「聞いた事がないって、あなた達はどこの人なんですか!?ザンスカール!?」
「何なんだ、それは?とにかく来てもらおう。」
「・・・わかりました。」
ウッソはアクシズの艦に連れていかれた。
6 :
通常の名無しさんの3倍:02/06/12 23:52 ID:IorXoMgk
「ハマーン様!!報告です!」 「さっきのMSか?」
「そうであります!」 「そうか、何か分かったのか?」
「あのMSの名前がV2ガンダムということと、パイロットが12、3歳の少年でした。」
「少年?・・・若いな。どこの者だったのだ?」
「それが・・話が全くかみ合わないのです。リガミリティアがどうとか、ザンススカールがどうとか言っておりました。」
「何だ、それは?・・・精神異常は?」 「検査しましたが見あたりません。」
「そうか。分かった。直接あってみよう。案内しろ。」
「はっ!!」
「だから!!リガミリティアのパイロットだって言ってるでしょう!!放してよおじさん!!」
「落ち着けよボーズ。悪いが、お前のいう組織名は聞いたことがないんだよ。」
「なら、ザンスカールは知ってるでしょう!?独立戦争やってるじゃないですか!?」
「「はぁ・・・。」」
アクシズの兵が顔を見合わせたその時。
「ハマーンだ。入るぞ。」
「「はっ!!」」
ハマーン・カーンがウッソの前に姿を見せた。
「ほう。この少年か。(何だこの感じは!?・・・シャアか!?)」
「「はっ!!」」
「・・ふむ。」
ウッソは非常に困惑していた。歴史上の人物が自分の目の前にいるのだ。
「ハッ、ハッ、ハマーン・カーン!!?」
「このガキ!無礼だぞ!!」
「よい。・・・私はまだ面だったことはしていないはずだが。何故お前のような者が私の名を知っている?」
「そ、そんな事って。そんな事って・・・。」
「ん?」
フラッ。ウッソは驚きのあまり気絶した。
7 :
通常の名無しさんの3倍:02/06/12 23:54 ID:IorXoMgk
「・・・・。」
「目が覚めたようだな。」
「・・・あなたは、やっぱりハマーン・カーンさんでしょう?」
「ああ。」
「あの、今って宇宙世紀何年ですか?」
「?・・・0087だが。」
「やっぱり、そうなんだ・・・。」
「何のことか分かるように説明してもらえんか?」
「はい。・・・・僕は、未来から・・宇宙世紀01**から飛ばされてきたんだと思います。」
(スマソ、49だっけ?50だっけ?)
「・・・正気か?」
「僕は真面目です!!・・・自分でも信じられないけど。」
「だが、それをすぐに信じろというのは無理があるのではないか?」
「だったらV2を調べてくれればいいでしょう?戦争ばっかりの時代なんだ。MSの技術進化はすごいはずです。」
「・・・なるほどな。では、そうさせてもらうよ。・・・少年。名前を何という?」
「ウッソ・・ウッソ・エビンです。」
「ウッソか良い名だな。」
「・・・ハ、ハマーンさん。」
デレーッとするウッソであった。
8 :
通常の名無しさんの3倍:02/06/12 23:55 ID:IorXoMgk
「ウッソ。お前はこれからどうする気なのだ?」
「どうって、・・どうしましょう。」
早朝、ウッソとハマーンは共に食事をしていた。
「ふふ。そこで提案があるのだが。聞くか?」
「何でしょう?」
「私と共にアクシズへ来ないか?私の力になって欲しいのだ。
お前からはニュータイプとしての力がハッキリと見て取れる。」
「ニュータイプ・・・ですか?やっぱり僕はニュータイプなんでしょうか?」
「ああ。(・・・付け加えるならシャアと同じ匂いがすると言うべきか。)」
「・・・考えておきます。でも、ハマーンさん。」
「ん?」
「僕は、・・・僕はザビ家再興やアースノイド絶滅に力を貸す訳ではありませんよ。」
「ぶはっ!?」
コーヒーを噴くハマーンさん。
「驚きましたか。・・ごめんなさい。・・・でも、僕は歴史を知ってるんですよ。」
「ゴホッゴホッ・・・そうであったな。私のやろうとしていることを知っているのか?」
「大体ですけど。」
「・・ここでは人が来る。後で私の部屋へ来い。話を聞きたい。」
「分かりました。」
9 :
通常の名無しさんの3倍:02/06/12 23:59 ID:IorXoMgk
「「とは言ったものの、聞きたいことが多すぎて困る。」
「はぁ。」
「そうだな、ウッソ。まずはお前のいた未来のことを教えてもらうとしようか。」
「はい。・・・そうですね。まずUC0149に、サイド2のザンスカールが帝国宣言して独立戦争を始めたんです。」
「・・・ほう。ジオンと同じだな。」
「ジオン公国ほどの規模はありませんけど。・・・でも地球連邦は腑抜けてて、全く相手にならなかったんです。
その連邦に喝を入れるために民間でリガミリティアが結成されて・・。」
「リガミリティア?お前のガンダムは民間のモノだというのか?」
「まぁ、そういうことになります。僕はホントに成り行きでビクトリーに乗ったんですけど。
ザンスカールの地球制圧部隊、ベスパのイエロージャケットって言うのがラゲーンに侵入して、
僕の住むカサレリアの近くの特別区、ウーイッグを空襲して・・・。」
「ちょっと待て!?お前はアースノイドなのか?」
「・・・はい。不法居住者でしたけど。」
「不法?・・そうか、すまない。続けてくれ。」
「は、はい。その空襲が許せなくて僕は戦いに出たんです。」
「・・・大体わかったよ。人類は歴史を繰り返す。そういいたいんだろ?」
「はい。ですから、ハマーンさん。地球にコロニー落とすなんて止めてくださいよ!!
罪のない人がたくさん死んじゃうんですよ!!」
「・・・私はコロニーを落としたのか?」
「あっ、・・・すみません。・・・地球を無駄に食いつぶす人たちがいるのも知っています。でも・・。」
「ならばこそ、であろう!?」
「違いますよ!そのやり方じゃ、一般の人が大勢死ぬだけなんです。
ハマーンさんは確かにコロニーを落としたけど、連邦の上の人たちがいなくなりなんかはしなかったんですよ!
だから、あなたやシャア・アズナブルがやろうとした事じゃ罪のない人が死んじゃうだけなんです。」
「なにっ!!シャアだと!?どういうことだ!!??」
10 :
通常の名無しさんの3倍:02/06/13 00:04 ID:yR0w5iHt
凄まじい剣幕でウッソにかかるハマーン。
「ひぇっ!?」
「・・・すまない。取り乱した。で、シャアは何をしたのだ?」
「あ、あのアクシズを地球に落とそうと・・・」
「なんだとっ!!??あの男!!わがアクシズを・・許せぇぇん!!!」
「ひぃぃっ!?」
「よし!!ウッソよ。よく分かった。アースノイド粛正の件は考えておこう。」
「は、はひ。」
「また、いろいろ聞かせてくれ。ではな。」
部屋には寿命が10年ほど縮んだと思われるウッソが取り残された。
(ハマーンさん。・・シャア・アズナブルとどんな関係なんだ?)
3人は思った以上に因縁深い関係だった。
11 :
通常の名無しさんの3倍:02/06/13 00:18 ID:yR0w5iHt
アクシズに、ティターンズがホンコンシティを襲撃したことが伝わる。
「・・・地球のホンコンシティが襲撃された?」
「そうだ。お前はティターンズのことを知らなかったのか?」
「ティターンズ!?・・あの連邦最悪の軍隊ですか!?」
「知ってはいるようだな。」
「・・・そうか!!ティターンズってこのアクシズの抗争と同じ時代だったんだ!!
もう少し、歴史を学んでいれば阻止できることもあったと言うのに・・・。」
「歴史を変える気なのか?」
「ぼ、僕はそんなつもりじゃ、・・・でも、やっぱりしちゃいけないことはしちゃダメなんです!!
止められることは止めないと!!」
「私と敵対しても・・・か?」
「そ、そんな!?ハマーンさん!!」
「ははは、冗談だよ。・・・ティターンズがやろうとしていることが知りたい。教えてくれるか?」
「は、はい。確か毒ガスを使ってコロニーの住民をみんな殺しちゃうんです。
それからコロニーレーザーでサイド2のどこかを攻撃したと聞いてます。」
「コロニーレーザー?そんなモノを使うとはな。」
「ティターンズのやり方は人の反発を買っただけなんです。」
「それは解るよ。ティターンズはアクシズにとっても邪魔者以外の何でもないからな。いずれは潰させて貰う。」
ウッソとハマーンの会話がいったん止まる。そしてウッソが再び口を開いた。
12 :
通常の名無しさんの3倍:02/06/13 00:19 ID:yR0w5iHt
「・・・ハマーンさんは本当にザビ家の再興を目指しているんですか?」
「なに?」
「いえ、あの・・ザビ家の独裁政治なんていいものじゃないんですよ。」
「何だと!?」
「い、いえ。すみません。ただ・・人々が平和に暮らせるならそれでも良いかもしれません。
でも一家独裁の政治ではいつか再び一年戦争のようなことが起こってしまうんですよ。」
「理想を実現させるのに、多少の犠牲はつきものだろう?」
「それは違いますよ!犠牲になる人がいて当たり前なんて、・・そんなの理想とは言えません!!」
「ふふ。(青いな。)」
「・・・何か、おかしいですか?」
「いや。・・・しかしスペースノイドの独立はザビ家なくしてははじまらんよ。」
「そんなことないです!!・・ジオン、ジオンって言っても公国じゃない、
ジオン・ズム・ダイクンのような人がいるじゃないですか!!」
「叶わぬ願いは理想とは呼べないだろう。」
「そんなの!・・やってみなくちゃ解らないでしょう!!」
「私には時代に課せられた役割を演じる義務があるのだ!お前に何が解る!!」
「ぼ、僕はハマーンさんに罪人として名前を残してほしくないだけなんだ!!
だってハマーンさんはホントは優しい人なんでしょう!!僕には解りますよ!!」
「なっ!?」
ハマーンに飛び付くウッソ。動揺するハマーン。ウッソは自分の状態に気づくとすぐにハマーンから離れた。
「あ、すっ、すいません!!ぼ、僕は・・・。」
「・・いや。(わ、私は何をドキドキしているのだ!?)」
沈黙が続いた。
13 :
通常の名無しさんの3倍:02/06/13 00:20 ID:yR0w5iHt
ウッソはアクシズの宮殿で生活していた。そんなある日。
「・・・はぁ。」
(僕元の時代に戻ることできないのかなぁ。検査疲れたな。
ハマーンさんはニュータイプの能力調べたいって言ってたけど、
これじゃ実験台だよ。まだ昼間だけど風呂入って寝ようかな。)
風呂場へ向かうウッソ。と、その時。
『ゴソゴソ、ザバーン!』
「な、何だ!?・・・誰かいる!!?ど、どどどどうしよう!?」
ウッソはそっとドアを開けた。
「だ、誰かいるの!?」
脱衣所を見回すが、誰もいない。しかし浴室には確実に誰かがいる。
ウッソは勇気を出してドアを開けた。その時ウッソの目に飛び込んできたのは・・・。
「プルプルプルプルプルプルプルプル!!あはは!!!」
「な、なんだよ君は!?」と腰が抜けそうなウッソ。
「ん?・・・あれ?お兄さん誰?」と裸の女の子。
ウッソとプルの出会いでした。
オタ臭い
萌え
同人
面白い
キモイ
ガンバれ
dat落ち防止
再利用
18 :
通常の名無しさんの3倍:02/06/22 02:01 ID:JGaogdwB
ガンダム版ジパングか?
いっそ、MSを第2二大戦時代に落とすとか……。
整備できね〜か(藁
戦艦ごといっちゃえば?
>>18 ガンダム版戦国自衛隊かファイナルカウントダウンだろ。
サイド2・エンジェルハイロウ空域ごと一年戦争に飛ばすとかどうだろう
ターンAを19世紀のアメリカに飛ばすほうがいいかも。
14と18〜22って本スレ知ってる?
これ、まとめスレだよ(つっても失敗だけど)
読んでないなら読むといいよ。
出しゃばりだったらスマソ
age