SSスレ立てさせていただきました。
※自分で立てられなかったので代行依頼
※1レスで投下できる文字数が小さくなっているので小分けにします
前回(前スレ
>>321-330で)書きたかったこと:視界に出てこないキャラクターの活躍を描く
『月鬼の一族』 六之巻「匿う傷痕」
自室で一人、ミチヅキは携帯電話を手にして、黙って画面を見続けていた。
携帯電話の画面には、彼が登録しているSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の会員「カナやん」のプロフィール画面が表示されていた。
そのプロフィールは、ミチヅキの年上の幼馴染み、仁志加奈子――カナのものだった。このSNSでは、プロフィール画面を見にいけば、その会員の最終ログイン時間がわかる。それが、ここ数日ずっと「3日以上」となっていた。
伊勢神宮での『武尊』との対決の最中、ミチヅキは、確かに耳にした。
(久しいな……10年ぶりか。ずいぶん大きくなったね)
カナに対して、『武尊』そう言った。両者には面識があるらしい。
ミカヅキは、どういうことなのかカナ本人に訊いてみようと思ったが、SNS上でメッセージを送ってみても、返信はまったくなかった。気になってカナのプロフィール画面を何度も見にいったが、いつ見てもカナの最終ログイン時間は「3日以上」だった。
これまでであれば、彼女はたいてい日に一度はログインしてるようだったが、それが、ここ数日まったくログインしている様子がなかった。
熱田神宮そばにあるカナの自宅を何度か訪ねてみたが、毎回留守だった。名古屋市内の猛士中部支部に顔を出してみたが、カナの姿を見た者はいなかった。ミチヅキは、叔父であり師匠であるミカヅキのもとを訪ねた。
日頃、カナをサポーターとし、彼女とコンビを組んで鬼の活動をしているミカヅキであれば、何か知っているかもしれない。そうミチヅキは考えた。
――昨年のクリスマス・イヴ、カナと手を繋いで歩く叔父の姿を見てしまったことがある。15歳の年の差は多少開きすぎな気もしたが、中部支部の色男として知られているミカヅキであれば、彼とカナがそういう仲であるという事は、あり得ない話でもない。
一人暮らしをしているミカヅキの住むマンションに行ってみて、そこにカナがいたら、というあまり想像したくない場面を考えながら、ミチヅキは叔父の住む名古屋市内に向った。
事前に電話をして叔父のもとを訪ねると、よく片付いたミカヅキの家のリビングに通された。叔父以外にまったく人の気配はなく、ミチヅキは半ば失望、半ば安堵しながらリビングに置かれたソファについた。
ミチヅキがカナについて尋ねると、ミカヅキは少し間を置いてから答えた。
「カナは、猛士中部支部で保護している」
「保護?」
「お前とギョウリキの現場報告から、支部長がそうするように判断したんだ。今カナの心は、かなり不安定になっている」
「え……?」
「兄貴が――先代ミチヅキが殉職した時、カナはその場にいたんだ」
10年前、カナと『武尊』がどういう経緯で面識を持ったのか、ミカヅキは語りはじめた。
「兄貴をやったのは、『武尊』と『撫子』だ。……兄貴は、カナを護るために死んだんだ」
それを聞いてミチヅキは、ああ、と思い出した。イヴの夜、ミチヅキがカナに「自分の命をかけて、カナを護る」と言ったとき、彼女は突然無言になり、それから彼女の拳が飛んできた、ということがあった。
(……命を犠牲にして護られたほうの気持を、考えたことある?)
泣き声に近い声で彼女は言っていた。彼女はきっと、先代ミチヅキが自分のために命を捨てたことを苦にしていたのだ。それなのに、ミチヅキはその地雷を踏んでしまった。失敗したと思った。
――ミチヅキには、もう一つミカヅキに尋ねたいことがあった。
「それとさ……もう一個訊きたいんだけど……」
躊躇いがミチヅキの口を重くする。
「なんだよ、じれってぇな、早く言えよ」
「カナさんと師匠って……」
そこでミカヅキの携帯電話が鳴った。
「――現場は岐阜だな。よしわかった」
電話は猛士中部支部からだった。岐阜の水無神社に『武尊』と『撫子』が現れたという報告で、すでにツウリキが応戦中とのことだった。
「カナがそういうワケなんで、代わりにウスヅキが車をまわしてくれるそうだ。ミチヅキ、お前も来い。――ただし、今回は“月鬼の一族”の力は使うんじゃねぇぞ。前回“力”をイレギュラーに使った影響が、まだ体のどこかしらに残っているはずだ」
二人は一緒にミカヅキのマンションを出た。エレベーターで地上に降りる間、ミカヅキはミチヅキに尋ねた。
「さっき、なんか訊きかけてたなぁ。なんだよ」
「ああ……また今度、時間があるときに」
内心ほっとしながらミチヅキはその場をとりつくろった。
黒い大型バイクと蒼いオフロード車が東海北陸道を北上し、岐阜の高山へと向っていた。大型バイクはミチヅキが乗る『十五夜』、オフロード車はウスヅキが操る『淡月』である。
車の助手席に座るミカヅキが、岐阜の現場にいるツウリキのサポーター、筒井津奈美からのテレパシーを受け、隣でハンドルを執るウスヅキに言った。
「今からツウリキがこっちに“来る”そうだ」
「そうですか」
落ち着いて答えながら、ウスヅキはちらりとバックミラーを見た。鏡の中に映る後部座席にオレンジ色のノイズが垣間見えた。
車の後部座席に人型のノイズが現れ、凝縮してオレンジ色の鬼の姿となった。鬼法術『神足通』で瞬間移動してきて通力鬼は言った。
『ミカヅキさん、今すぐ私と一緒に現場に来てくれますか。五十魂(ごじったま)のイパダダが出て、コウモリのタマシキを出しているんです』
「現場じゃ五十魂分のタマシキが空にうじゃうじゃ飛んでいるワケか」
『更に“武尊”と“撫子”がいて、もう私とツナミだけじゃ対応できなくて。すみません、今すぐ一緒に来てもらえますか』
「わかった。――ウスヅキ、一足先に現場に行ってるぞ」
ミカヅキは隣のウスヅキに一声かけると、後部座席の通力鬼に手を差し出した。オレンジ色の鬼は、その手を握ると、もう一方の手に持つ音撃弦に意識を集中した。
弦に仕込まれた鬼石が輝き出すと同時に、通力鬼とミカヅキの姿は周囲を取り巻くノイズにかき消されていった。
「いってらっしゃいませ」
ウスヅキが言うと、ミカヅキは人差し指と小指を立てた手を敬礼のように構えて応えた。それを最後に二人の姿は車内から消え失せた。ミチヅキは、これを知らずに『十五夜』で『淡月』の前方を疾り続けた。
現場は、飛騨位山の北西に位置する飛騨一宮水無神社。
日が暮れて闇夜に満月が浮かぶ頃、ミチヅキたちはそこに到着した。
黒い単車で現場に駆けつけたミチヅキは、既に鬼に変身して現場で闘っている三日月鬼の姿を見て目を丸くした。
神社の境内上空を埋め尽くす白いコウモリの群れの中を、白い鬼が飛び回り、音撃弦で次々と斬り捨てている。
「師匠? なんでもうここにいるの?」
蒼い車から降りてきたウスヅキがその隣に並んで言った。
「ツウリキさんが神足通を使ってミカヅキさんを呼びに来ていたんです。さあ、僕たちはツナミさんの応援に参りましょう」
ミチヅキの隣に蒼い雷が墜ち、稲光の中から青い鬼が姿を現した。
音撃棒を両手に構えてタマシキの群れに飛び込んで行く薄月鬼の背後で、ミチヅキも慌てて変身を開始した。
瞬間移動で神社の拝門の上に姿を現した通力鬼が、音撃弦でコウモリのタマシキを斬り捨てていく。
周囲を飛ぶタマシキをすべて斬り終えると、オレンジ色の鬼の姿はそこからかき消え、瞬時にその側の丈高い樹の上に現れた。通力鬼は付近を飛んでいた白いコウモリに音撃弦を振りかざした。
本殿の前では、小柄なオレンジ色の鬼・ツナミ変身体が白髪の巨体を相手に音撃弦で闘っていた。
五十魂まで育ったイパダダは二十メートルを超える巨躯になっていた。その巨大な足がツナミ変身体を踏みつぶしにかかったが、彼女の姿はその頃にはイパダダの背後に回っていた。
長い白髪が乱れかかった悪鬼の顔が、ツナミ変身体の姿を探して足元を見回した。踵の真後ろにいたツナミが音撃弦でイパダダの脚の腱を真横に斬りつけた。立っていることができなくなった白髪鬼は呻きながら膝を折りその場に崩れた。
ツナミ変身体はイパダダの巨大な背中に飛び乗ると、駆け上がって音撃弦を突き立てた。装備帯から外した音撃震を弦に取り付けて彼女が無名の音撃斬を始めようとしたとき、上空から降ってきた衝撃波がオレンジ色の鬼を捕らえた。
音撃弦をイパダダの背中に残したまま、ツナミ変身体は白い巨大な背の上を転がり落ちて地面に倒れた。その上空に闇の住人たちが二つの影を現した。
『予知能力(プレコグニション)か、精神感応(テレパシー)か……“先読み”してイパダダの動きを事前に察知しているというわけか』
闇色の髪の男『武尊』が、仰向けに倒れたツナミ変身体を上空から見下ろし言った。その隣に浮かぶ、闇色の髪の女『撫子』が続いて言った。
『名もない小鬼が、小賢しい。――今だ、やっておしまい』
女の声を聞いて、イパダダは膝を落としたままツナミ変身体に向き直り、小柄な体を両腕で捕らえた。全身を握りつぶされツナミ変身体が細く悲鳴を上げた。
『そこまでです』
イパダダの背に駆け上がってきた薄月鬼が、青い音撃鼓をイパダダの背中一杯に巨大化させて、重い一撃を叩き込んだ。その衝撃にイパダダの動きが止まる。
イパダダの白い巨大な手によじ登った満月鬼が、その太い指を一つ一つ開いていき、白い大きな手の中からツナミ変身体を救出した。
『武尊』が音撃棒を構えた薄月鬼の背に衝撃波を放つと、それより早く青い鬼の全身に稲妻が疾り、その全身が青く輝いた。『武尊』の衝撃波は青い光に阻まれて効力を失った。
『そうか、貴様も“月鬼の一族”だったな』
『やはり私は印象が薄いようですね』
ぼそりと呟きながら薄月鬼は両手の撥を交互に鼓に叩き付けた。
ツナミ変身体を安全な木陰に避難させてから、満月鬼は音撃弦を構えてイパダダの前に出た。その頃にはすでに巨体に清めの音が染み渡っていた。薄月鬼の最後の重い一撃が打ち降ろされると、イパダダの巨体は爆発して砕け散った。
イパダダのなれの果てである白い霧の中から、ツナミ変身体の音撃弦と自らの音撃鼓を回収して青く輝く鬼が出てきた。さりげなく、音撃弦を後方に放り投げながら、霧が晴れて行くなか薄月鬼は言った。
『私どもの見解では、あなたがたが百魂(ひゃったま)のイパダダを作ろうとしている――それが、あなたがたが今回この中部で行おうとしている“実験”の最終目的であると見立てているのですが、それって本当でしょうか?』
宙に浮かぶ『武尊』は何も答えなかった。薄月鬼は構わず続けた。
『イパダダは、百魂になると“ヒト型”のタマシキを作れるようになるといいます。人型のタマシキを作り出して何事かをされるおつもりですね?』
「当たっている……」
木陰から、か細い声が聞こえた。顔の変身が解けたツナミが、さきほど薄月鬼が放り投げた音撃弦を手にしていた。弦に仕込まれた鬼石が光り、“力鬼の一族”の力が発動していることを示していた。
「でも、それだけじゃない。こいつら、もっと恐ろしいことを考えている……!」
『精神感応――“他心通”の鬼か、貴様』
『武尊』の手がツナミに向けられすいと上げられた。飛び上がった満月鬼が音撃弦でそれを斬りつけた。衝撃波を放とうとしていた手を降ろして『武尊』は空中をやや後方に退いた。
『やィ、てめェ!』
刃を当てることができず地面に降り立った満月鬼が『武尊』を見上げて言った。
『聞いたぞ。オマエがオレの親父を殺した時、その場にカナさんがいたんだろ。まだ子供のカナさんに、恐い思いさせやがって! そのせいで、カナさんは……!』
いきりたつ満月鬼をなだめるように薄月鬼は言った。
『ミチヅキくん、それより今は彼らの“真の目的”の追求のほうが先です』
闇色の髪の男女の顔が、不気味な笑顔で満たされた。
『“恐い思い”だってさ』
『おかしいわね』
ひそひそと囁き合う男女の様子に満月鬼は逆上した。
『おいッ、何がおかしい!』
その様子を見て、薄月鬼はめずらしく強い口調で言った。
『――駄目ですよ、ミチヅキ君。ミカヅキさんから言われたことは絶対に守ってください』
その時、神社の拝門の方角から、続けざまに銃声が轟いた。
『ああ、ユウヅキさんが到着されたようですね』
薄月鬼は、予想通りといった様子で飄々と言った。
『すぐにタマシキの方も全滅することでしょう』
一方、木陰から半身を出したツナミは、やや震えた声で続けた。
「こいつら、ヒト型のタマシキに『“鬼神”を降ろそう』って考えている……。『“三種の神器”があれば、それができる』って……」
ツナミの持つ弦の鬼石の光が、鈍くなりつつあった。声にも力がなく、残る力を振り絞って『武尊』たちの心を読もうとしている様子が窺えた。
『お喋りはそこまでだッ。永久に口をきけないようにしてやろう』
早口でまくしたてると、『武尊』は空中をツナミに向けて矢のように進んだ。
『させるかィ!』
瞬時に満月鬼の黒い鬼の体が黄金色に燃え立った。ミカヅキから強化形態の使用は止められていたが、ここはツナミの命が懸かっている。
『いけません、ミチヅキ君――!』
薄月鬼の制止の声を尻目に、黄金の閃光と化した満月鬼は超高速で地上を駆け、ツナミと『武尊』の間に割って入った。音撃弦で上空を真横に斬り裂き、満月鬼は剣先に確かな手応えを感じた。
避け切れなかった『武尊』は脇腹を深く斬られ、そのまま空中に逃げた。
『どうだァてめェ!』
上空に向けて叫んだ満月鬼の動きが止まった。体の芯に突如、痛みが走り、彼は手にしていた音撃弦を取り落とした。強制的に顔の変身が解除され、また強化形態も解除された。急激に、その意識が遠のいていく。
『おや』
『武尊』は満月鬼の様子をしばらく窺っていたが、彼が動けないと見て、口元を笑いに歪めた。その目が再び木陰のツナミに向けられる。いつの間にか薄月鬼がその前に立ちはだかり、音撃棒を両手に構えていた。
『ふん、“半月”程度の力で僕に対抗できると思っているのか?』
その時、今度はすぐそばで銃声が響いた。銃弾は『武尊』を撃ち抜き『撫子』の脚を掠めた。おそらく、タマシキの退治を終え、本殿近くまでやってきたユウヅキによる銃撃と思われた。
ミチヅキは薄れゆく意識の中、三日月鬼や通力鬼たちが近づいてくる声を聞いた。そして、上空から微かに降ってくる『武尊』と『撫子』の会話を聞いた。
『馬鹿なことを言っているね、あの黒い鬼。“恐い思い”をさせていたのは鬼のほうなのに』
『私たちは、鬼に殺されそうになっていた“あの娘”を助けようとしただけなのにね』
――そこでミチヅキの意識は途絶えた。
六之巻「匿う傷痕」了
26 :
名無しより愛をこめて:2011/05/29(日) 23:26:35.86 ID:9GEbKxHvO
板違いなスレみたいだから土遁して止めちゃおか
月鬼の一族作者様、投下お疲れさまです
スレ立て代行の方も、ありがとうございます
前スレが流れてしまってから一月あまり、どうしようと思っていましたが復活してうれしいです
さて、ミチヅキはやっぱりカナの事があきらめきれない様子、て当たり前ですね
きちんと玉砕したわけでもないのだし
とホノボノしたのもつかの間、相変わらずの二人組みは余計な事しいの、言いので
お前らみたいな人の理からはずれた奴らに、人の心の機微や事情がわかるもんかーと
全く状況がわからないまま吠えてみたりします
28 :
名無しより愛をこめて:2011/05/31(火) 20:20:04.26 ID:dro6pA54O
自画自賛とはこれいかに
板を間違えてませんか?
小説みたいなのを書くのは創作発表板ですよ
特撮に無関係なスレ立ててる奴は荒らしだな
露出狂
32 :
名無しより愛をこめて:2011/06/01(水) 17:45:57.34 ID:3zTsz9d1O
どぶろく
>>30 違うよ、このスレは特撮に関係してるよ。荒らしはあんたのほうだよ。
このスレを削除依頼に出して、削除人の判定を仰げばいいよ
削除理由は
5.掲示板・スレッドの趣旨とは違う投稿
創作発表板向け
特撮に関係している
創作発表板向け
どっちも正しい。つまりグレーゾーン
どちらも譲らないだろうから、削除人に判断してもらってね
37 :
名無しより愛をこめて:2011/06/01(水) 22:08:27.15 ID:3zTsz9d1O
濡れマン
言い忘れたけど、削除人は迷ったら削除しない
だから削除されなかったからといって、必ずしも板違いではないということが証明されたわけではない
特撮に絡んでいると削除人が判断すれば削除されないだろうし、そうでないと判断されれば削除される
そうですか。前にも削除依頼で削除されなかったから
「ssは合法」って裁定が下ったのかとおもってましたが
40 :
名無しより愛をこめて:2011/06/01(水) 22:56:17.25 ID:Ji5PmeyOO
合法(笑)
>>40 ルールに反してないんだから合法でいいじゃないか
アンタも荒らしだな
42 :
名無しより愛をこめて:2011/06/02(木) 17:53:00.93 ID:sDvR84IXO
硬直棒
44 :
名無しより愛をこめて:2011/06/02(木) 20:25:18.12 ID:sDvR84IXO
マラ
45 :
名無しより愛をこめて:2011/06/02(木) 21:33:19.77 ID:sDvR84IXO
ドピュ
46 :
名無しより愛をこめて:2011/06/02(木) 21:38:56.41 ID:HG5mKz3QO
アナルプレイ
47 :
名無しより愛をこめて:2011/06/02(木) 21:41:43.18 ID:sDvR84IXO
イチヂク浣腸
48 :
名無しより愛をこめて:2011/06/03(金) 12:37:01.95 ID:aUM300QKO
パイパン
痔
鬼が笑う
>>34 >「荒らしに反応する奴は荒らし」とかいいそう
大正解
お下劣大百科
椰子
すいません、
お友達が本スレで五月蝿いんですが回収してください
55 :
名無しより愛をこめて:2011/06/04(土) 20:48:15.56 ID:cG/lXq0F0
こっちのスレの創作は読む価値なしってか
56 :
名無しより愛をこめて:2011/06/04(土) 20:55:04.48 ID:sMV35hBnO
>54
君も変なのを友達にもって大変そうだね
御愁傷様
ゲロ
せっかく久しぶりにスレ立って続き読めたって喜んでたら
随分変なの湧いてんじゃないの
目くじら立ててスレ違いだの削除だの騒いでるの、本スレで叱られた奴か
59 :
名無しより愛をこめて:2011/06/04(土) 23:32:59.92 ID:cG/lXq0F0
逆だろ、二次創作の宣伝がスンナリいかない創作厨が騒いでるだけ
二次創作で本スレを盛り上げようとしたが新規賛同者が現れず
それどころかウザがられてしまうという始末
創作厨はヤケになって持論を展開しまくっているじゃないか
ますますウザくなってる感じだな
※前回
>>6-25は4月に投下する予定でした
『月鬼の一族』 七之巻「絡まる鎖」
飛騨一宮水無神社。
その境内で、鬼たちと、凍り付くように白い肌をした男女が対峙していた。
丈高い樹々に囲まれた夜空に『武尊』と『撫子』が浮揚していた。
駆けつけた三日月鬼と通力鬼は彼らを見上げた。
その足元には、顔の変身が強制解除されたミチヅキが倒れていた。また、木陰には通力鬼の弟子・ツナミが倒れていた。
『バカヤロウ……!』
弦を手に倒れ伏している弟子・ミチヅキを見て三日月鬼は言った。
『“力”を使っちまったな、ミチヅキ……!』
近寄ってきた青い鬼・薄月鬼が言った。
『すみません、止められませんでした』
『今夜は出動させるべきじゃなかったのかもしれねぇ』
重い口調で三日月鬼は言った。
『――弱っているようだねえ』
上から男の声が降ってきた。
『今が仕留め時かな』
白い肌の男『武尊』は、薄笑いを浮かべながら銀のサックで覆った指を向けようとした。途端に銃声が響き、圧縮空気弾が数発彼の体を掠めた。
『それ以上俺の弟子に近づくんじゃねえ』
地上から三日月鬼が言った。
『ウチのユウヅキが陰からお前たちを狙っているからな。妙な動きをするんじゃねぇぞ』
三日月鬼の横から、薄月鬼が上空の男女に向けて言った。
『弱っているのはお互い様のようですが。“半月”程度の力の私に、今日のあなたの攻撃はあまり効きませんでしたよ』
三日月鬼が薄月鬼を振り返ると、薄月鬼は三日月鬼の耳元でぼそぼそと囁いた。話を聞き終えた白い鬼は、上空の男女を見上げた。
『ふん、見えたぜてめえらの企みが』
地上に立つ鬼たちに向けて、冷ややかな笑みを見せながら白い肌の男は言った。
『百魂のイパダダを作る件かい? それを知られたからって、どうということは――』
『誤魔化すんじゃねぇ』
男の冷笑を断ち切るように三日月鬼は言った。
『前回、今回とお前たちが現れた場所が持つ意味に、俺が気づかないとでも思っているのか?――すべて、三種の神器の神体が奉納されたことがある場所だ』
前回彼らが現れた熱田神宮と伊勢神宮には、それぞれ天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)と八咫鏡(やたのかがみ)の神体が奉納されていた。そして今回彼らが現れた水無神社は、終戦直後のわずかな間、天叢雲剣が匿われていた場所であった。
『前回の件の後、熱田神宮と伊勢神宮から“剣”と“鏡”の神体が消えていた。お前ら、“ギった”な?』
白い肌の男女は、凍ったような笑みを顔に張り付けたまま黙っていた。
『勾玉だけじゃなく、剣も鏡もほしいってわけだ。――それは、お前たちが弱っていることと関係があるんじゃないのか、そうだろう?』
絶やさぬ笑みの中で、彼らの目が一瞬鋭い光を見せた。
『お前いつか、自分たちも“強化”する、みたいなことを言っていたよな。……強化じゃなくて、弱体化しているのを元に戻したいだけなんじゃないのか?』
強い口調で白い鬼は続けた。
『神代の時代、三鬼神の一柱・アマテラスが天の岩戸に隠れたことがあった。その時に、三種の神器の八咫鏡(やたのかがみ)と八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)が献上され、アマテラスは岩戸から出てきた。――これが何を意味していると思う?』
何か言おうとした白い肌の女『撫子』を、男は素早く諌めた。更に三日月鬼は続ける。
『神は、死ぬことはない。神がその存在を消すことは、“お隠れになる”と言う。要するに、“天の岩戸に隠れる”という様子は、体が弱って死にかけていたということを示している。今のお前らみたいにな』
そこで初めて男の顔から笑みが消えた。
『神器をその手に集めることによってアマテラスは弱った体を回復させた。その昔アマテラスがしたように、お前たちも神器の力で回復しようと思ってるんだろう?』
通力鬼が、それを聞いて言った。
『奴らが既に“剣”と“鏡”を手を入れているとしたら、奴らの目的はもう……?』
『神器ってのは、その時代時代に、何らかの神体に宿る魂みたいな物だと言われている。だから、奴らが“剣”と“鏡”を手にしているとしても、それは昔神器の魂が宿ったことがあるというだけの、抜け殻にすぎない』
『“だが”……!』
神社の境内の上空に浮かぶ白い肌の男は、昂る気持を抑えながら言った。
『かつて魂が宿ったことのある“神体”であれば……! 複数の“それら”の共通項を“解析”できれば……!』
『必死だな』
三日月鬼は短く言った。その言葉を聞いて男は口をつぐんだ。そして、隣の女を促し、周囲の空間に歪みを作り出して、逃げるようにその中へと消えていった。
――こうして、水無神社での対決は唐突に終わりを告げた。
ミチヅキが病院で目を覚ますと、白い病室の中で、叔父・ミカヅキの声が聞こえた。
「このバカ弟子が」
ウスヅキの飄々とした声もする。
「ようやく目が覚めましたね」
「オレ……どのくらい寝てたの?」
「一週間です」
ミカヅキでもウスヅキでもない声がその問いに答えた。ミカヅキがベッドに横になったまま顔を向けると、額の秀でた白衣の男が立っていた。男は喜多という猛士の医療担当で、現在ミチヅキが入院している病院の医師でもあった。
その総合病院は猛士の協力者が多く勤務し、ミチヅキは愛知に来てから何度も世話になっている。前回倒れたときも、目を覚ましたのはこの病院だった。その時に全治三か月と診断された中部支部の鬼・ギョウリキは、引き続きこの病院に入院している。
「“一族”の皆さんにもよく聞いてもらいたいのですが」
柔和な顔に、わずかに深刻さを含みながら喜多は言った。
「今のミチヅキ君の『鬼神経』は相当傷付いています。このまま“月鬼の一族”の力を多用し続けると、今後の鬼の活動に問題があるとお考えください。――『スーパームーン現象』でいつもより力が出易くなっていたことが災いしましたね」
「どういうこと?」
現状をよく理解できぬまま、ミチヅキは喜多に尋ねた。何か答えようとして言い淀む彼に代わり、ミカヅキが言った。
「最悪の場合、鬼に変われなくなる」
「何だって!?」
飛び起きてミチヅキは叫んだ。背中が痛み、ウスヅキの手を借りてまたゆっくりと横になる。
「俺の、指導不足だ。お前を押し入れにブチ込んででも出動させるべきじゃなかった。使うなって言われても“力”を使っちまうのがお前だからな」
「でも、あの時はツナミが……!」
言いかけて、ミチヅキは語気を弱めた。
「このこと、ツナミには言わないでくれよ。アイツ気にするから。――それと、カナさんにも」
「カナは関係ないだろ」
「俺が、カナさん以外の女に命かけたなんて思われたくねぇもん」
「命ってな、お前」
ミカヅキは笑いながら言った。
「ほんの数か月“力”を使わなけりゃ、元に戻るんだ。大袈裟なことを言うな。……滅多なことを、言うんじゃねぇ」
それきり病室は静かになった。その中で、ぼそりとウスヅキは言った。
「その間に、今の中部支部の状況も、解決していることでしょう。終わりは近いですよ、ミチヅキくん」 ※あと2、3話ですよ
ウスヅキは、水無神社でのミカヅキと男女とのやりとりをミチヅキに話した。
「――え? 奴らが弱っている?」
意外そうに訊き返したミチヅキに、ミカヅキは言った。
「そうだ。ここのところ、毎回お前が奴らに深手を負わせているが、お前が超絶に強くなったわけじゃねぇからな、慢心すんなよ」
厳しくそう言ってから、ミカヅキはベッドに横たわるミチヅキに話を続けた。
「今から5年前、“オロチ”終結直後、その付近で大量の粉末状の“何か”が猛士の協力者によって発見された。
本部にそれを持ち帰り、その組成を分析した結果、それは、その年限定で“やつら”に作られた、亜種の童子・姫の成れの果てであることがわかった」
ミチヅキは過去の資料映像として、通称・スーパー童子、スーパー姫と呼ばれた、戦装束の童子と姫を見たことがある。
「童子と姫は、クグツなり何なり、上位の存在から“餌”を与えられることによってその存在を保っている。“餌”の供給が絶たれると、そんな風にして消えちまうらしい。そして、それは『武尊』と『撫子』にとっても同じことなのかもしれない。
“オロチ”から数年後、奴ら自身が何者かから“餌”を貰っている光景が目撃されている。『武尊』と『撫子』より更に上位の存在がいるってことだ」
喜多は、そこで小さく「お大事に」と言って病室から出ていった。
「つまり、奴らも“餌”の供給を絶たれれば、体が弱り、やがては消えちまうってことだ。だが、どうやらそれを回避する方法があるみてぇだな。それが、奴らが最近躍起になっている神器探しに繋がっているわけだ」
この説を既に聞かされていたウスヅキは、そこで「失礼いたします」と言って病室を出ていった。
「聞け、ミチヅキ。これは、まだ確証の取れていない、多分に仮説を含んだ話だが……」
ミカヅキは弟子に言った。
「目撃談によると、奴らの上位の存在も、奴らと同じ顔をしていたらしい。そして奴らが作り出す下位の存在、クグツや童子・姫もまた、同じ顔をしている。このことから、奴らはクローニングされた存在だということが推測される。
奴らはクローン実験を繰り返して、常に奴ら自身について研究を重ねている。その理由は、奴らが自分自身に欠陥があることがわかっていて、その欠陥を補う方法を研究しているからだ、と考えられている。
だが、答を見つける前に、奴らはいま弱ってきている。
人類も羊や何かでクローン実験を繰り返しているが、現代の技術では、クローン動物はたいてい体のどこかに不調が発生し、まず寿命を全うすることはない。命を複製するなんてのは、神の所業なんだ。
三毛猫のクローンは、まず同じ模様で作ることはできないと言われている。遺伝子に沢山のスイッチみたいなものがあって、どこをどう押せばいいのか、人間にはそれが解明できていないからだ。
一つ一つのスイッチが正しい組み合わせで押されなければ、いずれその齟齬は不調として表れる。
奴らはそれをある程度解明して、様々な種類の童子・姫を造っているが、それでも自分たちの遺伝子のスイッチの“正しい組み合わせ”を解明するには至っていない。
人間より遺伝子を操作することに長けているようだが、上位の存在から“餌”を貰わずに済む方法は解明できていない。俺たちより、神に近い所にはいるようだが、それでもまだ神には届かない。つまり、奴らは……」
「師匠……話、長過ぎっス」 ※1レス全部1セリフとかあり得ないっス
「師匠の話は黙って聞け。……奴らは、“神の傍系”だ。神っていうのは、三鬼神とその“創造主”だ。鬼の源流と言われる三鬼神と、奴らは同じところから出てきている。奴らと俺たち鬼の力は、同じ源を持っている。
現代の鬼の力はだいぶ専業・特化されているが、“月鬼の一族”や“力鬼の一族”が持つ特殊な特性は、奴らと共通項がある。奴らも、俺たち“月鬼の一族”のように満月の晩には力が増すし、“力鬼の一族”と同じような、超能力によく似た力がある。
奴らは、神代の時代に三鬼神の“創造主”が持っていた、遺伝子操作に長けた能力を受け継いでいる存在だ。だから、人類がまだほんの初歩を踏み出している、複数種の遺伝子の掛け合わせ操作を、奴らは当たり前のように行っている。
猛士の内部教育では、奴らが自分たちと同じ顔を持つ存在を造り続けている理由は、繁殖をしたい、この世に蔓延りたいという“種”としての行動であり、自分たちだけで世を満たしたい、それが目的と言われているが……
なら、なぜ奴らはいまだにその目的を達成できていないのか。それは、やつらの繁殖力が、人類より弱いからだ。目的を達成する前に、ある者は消え去り、ある者は倒れ去り、そうやって奴らは同じ顔を持つ別の存在へと入れ替わっている。
何代か前の個体はこの世界への蔓延を最終目標としていたのかもしれないが、それも今は別物になっている。あるいは、年月を経て別物になったのか。猛士の教育内容も、もう古典化しているのかもしれない。……だが」
そこでミカヅキは一旦言葉を切った。
「……だが、俺の兄貴の“仇”は、間違いなく今この中部に来ている“あいつら”だ。俺は、そして俺たちの一族は“あの個体”を決して許さない。
三種の神器の力を使い、上位の存在からの束縛なしに自由に生きていく――そんなことはさせねぇよ、絶対にな」
ミカヅキは断固として言い切った。
そこでミチヅキは、先月の戦いの最中、白い肌の男女が交していた会話を思い出した。
(馬鹿なことを言っているね、あの黒い鬼。“恐い思い”をさせていたのは鬼のほうなのに)
(私たちは、鬼に殺されそうになっていた“あの娘”を助けようとしただけなのにね)
ミカヅキは、兄・先代ミチヅキが、幼いカナを護るために殉職したと言っているが、その男女の会話からすると、先代ミチヅキ――つまりミチヅキの父が、カナを殺そうとしていた、そして白い肌の男女はそれを助けようとした、ということになる。
どうあれ、ミカヅキにとって白い肌の男女は兄の仇だ。だが――
ミチヅキにとっては、ろくに顔も覚えていない父親よりも、誰よりも、カナは大事な存在だ。もし父がそれを殺めようとしたというのであれば、彼はどうすればよいのか。
白い肌の男女が、カナの命の恩人であるとしたら、どうすればよいのか。
迷いを言葉にできぬまま、ミチヅキは言った。
「師匠……やっぱり話長いっス。てか、師匠って、『クローン』とか『遺伝子』とかそんなに詳しかったっけ?」
「“受け売り”だ。俺の『ブレーン』からのな」
それから数週が経過した、ある晩。
闇夜の遥か高みに浮かぶ、凍り付くように白い肌をした男女の姿があった。
眼下には、愛知の南方に広がる黒い海面――伊勢湾があった。
南側以外を陸地の明りに囲まれた、静かに波打つ漆黒の水面。その東側には、鉤のように突出した黒い広がり――三河湾があった。
白黒の勾玉を組み合わせた太極図の中の、黒い勾玉。その勾玉の中央に白く印された陰中の陽のように、伊勢湾の中央に光点が発生した。それを観て、興奮した声で男は言った。
『見つけたぞ、“八尺瓊勾玉”の“魂”を。やはり“現代のツクヨミ”のすぐ側にいたな』
黒い水中深くにあった白い光に『武尊』と『撫子』は意識を集中していた。その輝きを映した二人の瞳が鋭さを増すにつれて、海中の光は水面に近づいた。息を乱しながら女は言った。
『あとは、これが“器”に収まりさえすれば……』
海面を突き破り勢いよく上昇した光点が、弧を描いて陸地へと飛び去っていった。男女は、それが再び海中に戻り姿を消してしまわないか注視していた。
陸で人が灯す明りの中に落ちていった光は、そのまま地上の明りに紛れて姿を消した。
『よし、これで三つ目の神器が現代に誕生する』
男が凶悪な笑みをたたえながら言うと、女も同じ表情をして言った。
『あとは、“現代のツクヨミ”が目覚めるのを待つだけ……楽しみね』
二人とも、楽しみにしていた。三種の神器を皆集め、その力で長年の“呪縛”から解放される日を夢見て。
七之巻「絡まる鎖」了
71 :
名無しより愛をこめて:2011/06/05(日) 16:32:32.75 ID:5vdN1j1R0
投下お疲れさまです
スレ立て代行の方も、ありがとうございます
前スレが流れてしまってから一月あまり、どうしようと思っていましたが復活してうれしいです
さて、ミチヅキはやっぱりカナの事があきらめきれない様子、て当たり前ですね
きちんと玉砕したわけでもないのだし
とホノボノしたのもつかの間、相変わらずの二人組みは余計な事しいの、言いので
お前らみたいな人の理からはずれた奴らに、人の心の機微や事情がわかるもんかーと
全く状況がわからないまま吠えてみたりします
こんなもん、サイトで細々やってりゃいいのに。なんでここで
わざわざ垂れ流すのか。
俺も実は最初の頃こそSSスレも読んでたけど、明らかに響鬼から離れ始めた頃からどうでもよくなったな
今やってる話なんて現代のスサノオがどうとかでもはや仮面ライダー響鬼と何の関係もないじゃん
響鬼ではないな。
いっそオリジナルライダーと呼んだ方がいい。
それだけ作者さんの「俺ならこう創る」ってオリジナリティを感じました。
正直とっつき辛いですが、
和風ヒーローとしての世界観はうまく構築してると思います。
頑張ってください。
「小説」じゃなく「SS」だからわざとなのかも知れんが、文章表現が稚拙で正直読む気にならないしな
正直、世界観の飛び具合ではスレで話題になった中四国の「明治鬼譚」も大差ないのに、どうしてこうまで文章の出来に差が出るのか……
明治時代の文体まで再現したガチ小説と、2chのSSを比べてもしょうがないでしょ
どちらが上とか下とか以前に物が違いすぎる
77 :
名無しより愛をこめて:2011/06/05(日) 20:38:05.89 ID:eZZdDFqgO
板違いだね
月鬼の一族作者様
間を置かずの続きだー!やっぱりスレがないと投下のテンポがずれてしまいますよね
今回、師匠の語りでヤツらの思惑がどっと暴かれました
月に由来する鬼さん達は知に優れた印象です。受け売りだと自己申告がありましたが
そもそも内容を理解していなければ、他人に伝えられないわけですし
ミチズキ君は…えっとがんばれ、誰だって最初から完璧じゃないのだから
あと※付のツッコミはズルいですw
内容盛り沢山で必死に理解しようとしてるのに笑っちゃうじゃないですかー
>>75-76 いや問題は文章とかより設定や物語の方だろ
中四国はいかにも響鬼の世界と地続きというか、本編で関東支部の物語が繰り広げられてるのと同時に
別の支部ではこんな物語があってもおかしくない、と思えるだけの設定や世界観を丁寧に作ってる印象
このSSスレも最初はそんなノリだった筈なんだが、もはや響鬼の名前を冠しただけで何から何まで別物
どうしてこうなった……
80 :
名無しより愛をこめて:2011/06/05(日) 21:52:21.93 ID:eZZdDFqgO
もはや特撮とは何も関係ない
ざっと斜め読みした感想では、カノンと響鬼の世界観を合わせるのはいいとして
それぞれの立ち位置とかはまったく必然性がないので「高寺厨」しか感じない
名前の最後を「キ」で閉じるんならスズキとかでもいーじゃん
すまん、これはちょっと言ってみたかっただけだw気にするなw
板違いだな。創作発表板へいくべきだろ
ウンコスレ
やけに最近板違いだって言われると思ったら特撮!板のSSスレってここしかなかったんだな
しかも一時期完全に沈黙してたし
しかし、本スレで某小説のことが取り上げられて以来巻き添え食っているような気がする
そこまで目くじらたてて潰さなきゃならんのかな
某小説はここで絶賛されてる割には自分の掲示板に書き込みがないのはなぜだろう?
87 :
名無しより愛をこめて:2011/06/06(月) 23:32:53.81 ID:oTFufLJf0
>85
既に死んでいるあのスレのことを持ち出そうということか
そしてあのスレに書き込みさせようと、
そんなアホみたいな手には釣られぬわ。
>>87 いや、そうじゃなくてw
本スレに二次創作の話を持ち込まなくてもいいんじゃないのかって話
その流れからこっちのスレに誘導する動きが出てしまったせいで色眼鏡かけられたような気がしたからさ
本スレに書き込みさせようなんて気はさらさらないよ
某小説が絡むとろくな事にならないのは過去にもあったことだからもう触りたくないってのが本心
>>88 何か会話がかみ合ってない気がするが、そもそも相手にしなくていい
触りたくないものには一切触れないほうが吉
それでもどうしても書き込みたいという時には、愚痴スレにでも書き込むといい
基本、各自が勝手に各スレの愚痴を書き込んでいるだけだが、運がいいとレスがつく
90 :
名無しより愛をこめて:2011/06/07(火) 12:50:24.79 ID:zUSr04y9O
91 :
名無しより愛をこめて:2011/06/07(火) 15:18:43.83 ID:zUSr04y9O
マジレスするとssスレはこの板にもうひとつある(本スレのことではない)
92 :
名無しより愛をこめて:2011/06/10(金) 19:49:35.53 ID:Q+xNxwTC0
群青色
93 :
名無しより愛をこめて:2011/06/10(金) 22:27:07.94 ID:jVh9E47x0
他所でやってほしいな・・・・
誰も得しないし、自分らと一部の人が楽しいだけでしょ?
他所で やってください 特撮板でやる事じゃないですよね
94 :
名無しより愛をこめて:2011/06/10(金) 23:40:18.89 ID:xGdzg5i2O
創作発表板ができる前ならいざしらず
今は創作発表板が独立してあるんだから
ここでやるのは板違い
ID変えてageながらネガキャンご苦労なことだな
過疎スレの住人や職人虐めて楽しいか?
こっちは静かにひっそりやってるんだからわざわざやってきて騒ぐなよ
嫌ならスルーしろって話だろうがレスつけるときにいちいちageるな
>>95 まあ冷静に。
全部が同じ人だという確証はないので、決めつけは良くない。
97 :
名無しより愛をこめて:2011/06/11(土) 06:43:47.91 ID:xfHJmfU5O
二次創作物は特撮ではない
特撮にも関連していない
なぜならば公式に認められていない物であるからだ
商品でいうところの
質の悪いまがい物
そういうコピー商品を本家と同じ店に並べられては消費者が怒るのはアタリマエ
商品は対価を払って買う物だから正規品紛い物が並んだりすれば当然消費者は怒るよ
でも、2chのスレやレスは対価を払って買うものではないので商品の例を例えに使うのは意味が無い
本スレで止められたからってここで叫ぶのもどうかと
それに特撮作品である響鬼の設定から作られたSSスレなんだからそんなに目くじら立てんでもいいじゃん
迷惑かけないように静かにやってるんだから
坊主憎けりゃ袈裟まで憎いかよ
本スレで騒がないなら構わんと思うの。
100 :
名無しより愛をこめて:2011/06/11(土) 14:02:48.76 ID:xfHJmfU5O
偽物のコピー商品はそれ専門店に置くべきであって
本家と同じところに置くべきではないな
板なら創作発表板がその店に該当する
どうしても特撮板がいいならチラシの裏スレというゴミ箱にでも隔離させておくべきだな
だからさあ、職人が作品を披露する場所はこの板じゃないんだよ。
103 :
名無しより愛をこめて:2011/06/11(土) 23:18:15.13 ID:xfHJmfU5O
所詮はまがい物の世界
104 :
名無しより愛をこめて:2011/06/11(土) 23:36:01.99 ID:tg1+daG3O
作品が上がったときもこれくらいレスがつけばいいのにね
響鬼本スレに居られなくなったから、こっちで工作か
自演体質は何年たっても変わらないみたいだな
自分が参加できないスレは目障りだってことかい?
293 名無しより愛をこめて sage 2011/06/07(火) 22:32:13.41 ID:fbdd/9YI0
響鬼本スレのあの荒れようは要するに
二次創作小説「中四国支部鬼譚」の作者ゴンベッサ(旧名ユカレン)が
自演宣伝をしそこねて何日も悪あがきしている図だな。
そこにあすむが二次創作は板違いだ何だとチャチャ入れてるから
よけいにややこしくなっていると。カオスだな。
294 名無しより愛をこめて sage 2011/06/07(火) 23:17:26.55 ID:OhBBN4VJ0
そして巻き添えをくったSSスレが大迷惑してる、と
あのスレの住人は我慢強いね
295 名無しより愛をこめて sage 2011/06/07(火) 23:19:37.36 ID:VxWdPynN0
過去に色々あったから耐性付いてんだろうな
二次創作アンチがわざと暴れて印象を悪くしようとしてるようにしか見えん
107 :
名無しより愛をこめて:2011/06/12(日) 12:12:33.62 ID:vZhuyB70O
荒らしへのレスはマメに書くのに作品へのレスや話題は何もないのな
読む価値なしってことを物語っている
とある職人が特撮板という土地にssスレという家を建てて住んでいました。
しばらくすると家主はその家に飽きてしまいどこかへいってしまいました。
その後管理や掃除をする人も居ませんでした。空家には害虫が侵入して内側から
どんどん腐っていきます。
あるとき放火魔がその家に放火しました。
住人も管理人もいないその家は初期消火もできず火は大きくなります。
そこへ火事場の見物人がやってきます。彼らはどういうわけか火に油を注ぎはじめます。
いや、水(消化剤)と油の区別がつかないで消化しているつもりになっているのか
いずれにしろ火はさらに大きくなり、とうとうその家は全焼して跡形もなくなって
しまったとさ。めでたしめでたし
109 :
名無しより愛をこめて:2011/06/12(日) 23:52:49.14 ID:TiYYmrj10
そして
荒れ果てた家に時々やってきては
そこで寝泊りする哀れな作者
110 :
名無しより愛をこめて:2011/06/13(月) 20:10:42.17 ID:LNkf3qbV0
やはり、特撮とは関係のない別物だ
111 :
名無しより愛をこめて:2011/06/13(月) 21:48:23.80 ID:paJS6VzLO
二次創作スレっていつもこのパターンで自滅してるよね
お前が荒らして壊滅させたんだろw
114 :
名無しより愛をこめて:2011/06/14(火) 21:14:07.92 ID:k8h5Lv+60
板違いなところで二次創作オナニーやってる奴は人間のクズ
115 :
名無しより愛をこめて:2011/06/15(水) 22:47:49.36 ID:X1rSSPR2O
オナニードッピュすれ
116 :
名無しより愛をこめて:2011/06/17(金) 00:09:31.83 ID:3zSSnqvhO
破格値
まぁヒーロー物なんだから、主人公をかっこよく見せられればそれでOK的な部分はあるよ。
質問の意味が分からないんだが・・・
深夜番組の「現金化ユキチカ!」で特集やるよね
親友以上の関係に至るまでに、意外に歳月がかかったんだな
何がいいたいのか意味不明
※前回
>>61-70は5月に投下する予定でした
『月鬼の一族』 八之巻「司る勾玉」
猛士中部支部の支局の一つに匿われていたカナ――仁志加奈子が姿を消した。
支局への出入りは厳重に管理されていた。支部のメンバーが常に護衛し、“力鬼の一族”がいつでも『武尊』・『撫子』の接近を察知できるように防衛していた。
にも関わらず――彼女は忽然と消えていた。個人の意志による失踪、他者からの遠隔操作、いずれかの可能性が考えられた。
「10年前、当時の“力鬼の一族”に、鬼法術・宿命通を使う鬼がいました。未来を予見する力、『予知能力(プレ・コグニション)』です」
猛士専用車両『淡月』の車窓から顔を出したウスヅキが言った。
「その鬼が、カナさんが遠い将来、この世に危険をもたらす存在になるかもしれない……そう予知しました。ミチヅキくんが静岡に移り住んだ後のお話になります」
『淡月』の隣には、ヘルメットを被り黒い大型バイク『十五夜』に跨がったミチヅキがいた。
「10年前に、そんなことが……」
『淡月』と『十五夜』は安城市のミチヅキが住む家の近くの路上に停車していた。彼らをはじめ、猛士中部支部のメンバーが、任務の合間を縫って総出でカナを探していた。
安城に住むミチヅキは、愛知の中部・西三河の捜索を任された。ウスヅキは愛知の東部・東三河の捜索に向う途上だった。その他のメンバーも愛知を中心に近隣エリアへそれぞれ捜索に出ていた。
「10年前、カナさんの処遇を巡って支部内で意見が紛糾した頃、ミチヅキさん――君のお父上、ですね――先代ミチヅキは、カナさんを連れて姿を消しました」
ミチヅキは、先月『武尊』と『撫子』が交していた、信じられない会話を思い出した。
先代ミチヅキはカナを殺そうとしていた。『武尊』たちはそれを救った。
「それって……オヤジが、カナさんを、その……殺そうとしたっていう――」
「それは違います。カナさんは当時の記憶をなくし、先代は殉職し、そして何よりも『武尊』たちの言葉は信用なりません。
先代は、カナさんのお気持ちを察して――自分のことで、支部内で意見が紛糾した、という状況をですね――カナさんをその騒ぎから遠ざけたかったんです」
「そう……なの?」
「宿命通には過去を読み取る『過去認知(ポスト・コグニション)』という力もありまして、それにより、猛士は現場で何があったかを後から知りました。
そこで得られた情報から、先代がカナさんを護って殉職したということは証明されています。この件にカナさんが関係していたということは、一部の関係者しか知らないことですが。今まで黙っていてすみませんでした」
ウスヅキは淡月を疾らせ東へ向っていった。ミカヅキはバイクを駆って取りあえず南へ向った。すでに猛士の協力者たちにも連絡が回っており、目撃があればすぐに支部に連絡してもらえるように依頼してある。
支部に連絡があれば、その情報はカナを捜索しているメンバーに伝わる手筈になっており、一番近くにいるメンバーが目撃情報のあった場所に直行するように決めてある。
「カナさん……俺がすぐに見つけるからね」
ミチヅキは西三河中を『十五夜』で疾り続けた。
それから数日、猛士中部支部によるカナの捜索が続いた。
彼女の行方は依然として知れぬまま、満月の日がやってきた。
『今日は捜索に出るなよ』
その日の朝、ミチヅキの携帯電話にミカヅキが電話をかけてきて言った。
「カナさん探すだけだよ」
寝ぼけた声でミチヅキは答えた。
『今日一日だけでいい、家を出るな。明日からまた捜索に参加しろ』
一方的に電話が切られ、起き抜けだったミチヅキはベッドに倒れ込んだ。
数秒後、がばと起き上がったミチヅキは独り呟いた。
「こんな時に、俺だけ家で寝てられるかィ。今日こそ絶対に見つけるぞ」
着替えて家を出たミチヅキの前に、腕組みをしてこちらを睨んでいる師匠・ミカヅキがいた。
「今日は俺がお前の分も探すから、家で大人しくしていろ。いいな馬鹿弟子」
「師匠、家の前からケータイで電話してたの……?」
近くの路肩に、オレンジ色のオフロード車が停車していた。ミチヅキも何度か見たことがある、ツウリキの猛士専用車両だった。
その日の夕刻、長野南部に住む猛士の協力者から、カナとよく似た人相風体の女性の目撃情報が入った。
金色にブリーチした髪を大きめカールでゆる巻きにした、二十歳前後の女性が、一人で長野方面に向って歩いているという話だった。
同報送信のメールがミカヅキ、ウスヅキなど、カナを捜索するメンバーの携帯電話に届いた。そして、自宅で待機をしているミチヅキの元にも。
目撃現場に最も近かったのは、東三河を捜索しているウスヅキだった。ウスヅキから支部のメンバーに宛てて、すぐに現場に向うというメールが同報送信された。
「頼むよウスヅキさん……」
自宅で携帯電話を手にミチヅキは言った。
西三河を捜索していたツウリキのオレンジ色の車両が、人通りの少ない路地裏で停車した。そして、後部座席からミカヅキが車外に降りた。
「東三河の情報がハズレってこともあるから、おまえたちは持ち場を離れないでくれ」
「オッケー」
助手席からツウリキの弟子・ツナミが顔を出して言った。その奥の運転席に座るツウリキも頷いた。
ミカヅキは鬼弦を弾いて白い鬼に変身すると、その場から上昇して、夕闇に包まれた空を東へと飛翔していった。
目撃情報によると、カナと思われる女性は、飯田の街道をたった一人で北に向って歩いていたらしい。彼女が匿われていた猛士の施設からは100キロ以上も離れている。
三日月鬼は空路で直線距離をとって最短経路で飯田まで向った。
飯田の上空に着いた頃、ツナミが鬼法術・他心通を使って三日月鬼の心に話しかけてきた。
(最新情報が入ったよ。カナさんぽい人が、駒ヶ根から西に向ったって)
三日月鬼は、暮れてきた空を更に北に10キロほど進み、日が沈んでいく西の空を見た。視界の左右一杯に、遠くに聳え立つ中央アルプスの山々が見えた。
三日月鬼が西へ向って空中を進んでいくと、行く手に聳える宝剣岳の麓になだらかな緑の斜面が広がっているのが見えた。そこは、二千万年以上前、氷河に削られて造られた「千畳敷カール」と呼ばれる場所だった。
自然の力によって造られた、高山植物に覆われた雄大な自然の風景である。夕闇で翳ってきたその景色の中で、激しく突き飛ばされて斜面を転げ落ちる影があった。
それに気づいた三日月鬼は、傾斜地に向けて下降していった。
『ギョウリキ!』
それは、音撃管を手にした緑色の鬼・行力鬼だった。
『大丈夫か、誰にやられた!』
三日月鬼はそう声をかけたが、行力鬼からの応答は得られなかった。相当強く胸に打ち込まれたらしく、彼の肩から胸にかかる襷が砕け散っていた。行力鬼は何か言おうとしたが、ぐぅという呻き声しか出せなかった。
『無理するな、退院したばっかりだってのに』
『やっぱり空を飛ぶ鬼は到着が早いねえ』
斜面の上方から近づいてくる何人かの足音と共に、冷たく凍るような声が降ってきた。
倒れた行力鬼を気遣っていた三日月鬼が顔を上げると、『武尊(タケル)』と『撫子(ナデシコ)』が並んで歩いてくるところだった。そしてその横に――青い、三日月鬼のよく見慣れた鬼がいた。
両手に音撃棒を構えた、四本角の青い鬼。それは、いち早く現場に向った薄月鬼だった。
『ウスヅキ!』
タケル、ナデシコと並び立ち、三日月鬼を見てもひと言も言葉を発しない。どう見ても様子がおかしかった。
三人の背後に、やはりひと言も喋らぬまま虚ろな目を三日月鬼に向ける、カナの姿があった。彼女の左腕に巻かれた腕輪が、妖しく翠色の光を放っていた。それは、猛士の支部から護身用に支給している陰陽環だった。
『カナ!』
『無駄だよ』
タケルが嘲りながら言うと、ナデシコが毒々しい笑みと共に続けた。
『無駄よ。この娘の力では神器の力を制御できないから。私たちの思いのまま』
『何やってるウスヅキ、目を覚ませ!』
三日月鬼は再度叫んだが、青い鬼は音撃棒を構えたまま微動だにしなかった。
『それも無駄だ。この鬼は神器の力で操っているからね』
ナデシコとタケルが言う「神器」という言葉を聞き咎めて三日月鬼は言った。
『……さっきから神器、神器と言っているが、そんなものがどこにある』
『見えないのかい?』
タケルはニヤニヤしながらカナの陰陽環を指さした。
『これが現代の“八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)”だよ。その証拠を見せてあげよう』
タケルがカナに近づいて彼女の耳元で何か囁くと、彼女は無言で腕輪を付けた左腕をすいと上げた。
輝き出した腕輪に呼応して、薄月鬼の体が蒼い稲妻に包まれた。その場で蒼雷が飛散し、瞬時に稲光の塊が三日月鬼に近づいてきた。
危険を察知した白い鬼は、飛翔能力を使用して素早く空中に逃げた。直前まで彼がいた場所に雷光が集中し、そこに音撃棒を横に薙いだ青い鬼の姿が現れた。その場にそのまま留まっていれば、音撃武器の打撃が直撃していた。
『どうだい。これが八尺瓊勾玉の力、“鬼神傀儡(きしん・かいらい)”だよ』
タケルは和服の懐から古びた短剣を取り出した。熱田神宮から盗み出した、過去の神器の神体と思われた。
『そしてこちらが同じく三種の神器の一つ、“天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)”だ。ここから遥か東方にある現代の天叢雲剣から、僕の“物品取寄能力(アポーツ)”で、宝剣の魂を取り寄せて、宿したんだ』
三日月鬼が睨んだ通り、やはり、タケルは弱っているようで、ときどき息切れする様子が見えた。しかし、あくまでもタケルはニヤニヤと笑っていた。
『おかげで、もうイパダダを造る余力はなくなってしまったが、でも――もういいんだ。イパダダを百魂になるまで育てて、人型のタマシキを造らせて、そこに鬼神を降ろす……。そう考えていたけど……ほかに、鬼神を降ろすのに相応しい体を見つけたから』
三日月鬼が何か嫌な気配を感じた瞬間、銃声が数発轟いた。咄嗟に空中をさらに上方へ進もうとした彼の肩と脚に、血がしぶいた。
激痛に呻きながら、精神力が途切れた三日月鬼は、空中でバランスを崩して地面に落下した。したたかに大地に背を打ち、数瞬その動きが止まる。
気合いを入れ、鬼の治癒力で二つの銃創を塞ぐと、白い鬼は背中の痛みに耐えながら立ち上がった。
なだらかな斜面の下方、タケルたちとは逆方向から、五本角の赤い鬼が音撃管を手に歩いてきた。その体型から女性の鬼であることがわかる。
『ユウヅキ!』
それは、猛士中部支部の管の鬼・夕月鬼だった。
『これが天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)の力、“鬼神覚醒(きしん・かくせい)”だ!』
タケルの手の中で古びた宝剣が妖しい光を放った。その光を浴びた夕月鬼が、操り人形のような奇妙なぎこちない動きで金色の銃を構え、三日月鬼に向けて圧縮空気弾を発した。
再び空中に舞い上がり空気弾を躱した三日月鬼の目に、夜空に昇った満月を背にした「黒い影」が映った。その者が両手に持つ音撃棒が打ち込まれ、白い鬼は体を両手で庇いつつ、空中を後退してなんとかその場に踏み留まった。
地上から跳躍してきた影は、三日月鬼に攻撃を加えた後、再び斜面に降り立った。三日月鬼が地上の斜面の上に見たのは、三本角の黒い鬼だった。
『スミヅキ!』
猛士中部支部の太鼓の鬼・墨月鬼だった。
『こちらのお相手もお願いね』
地上に降り立った墨月鬼の傍らに現れたナデシコが、伊勢神宮から盗み出したと思われる、古びた鏡を手に言った。
『さあご覧なさい、八咫鏡(やたのかがみ)の力、“鬼神召還(きしん・しょうかん)”を』
ナデシコの手の中で鏡が禍々しい光を放った。その光が黒い鬼を照らした。
夕月鬼と同様に、操り人形のような動きでその場に直立した墨月鬼は、ぽろりと両手から音撃棒を取り落とした。そして、ぎこちない動作で腰の装備帯から変身音叉を抜き取り、音叉の先端に光る長い刀身を出現させた。
(鳴刀・音叉剣……!)
墨月鬼本人のものとは異なる、低い声が彼から発された。
薄月鬼、夕月鬼、墨月鬼――同じ“月鬼の一族”の三鬼が、夜空に浮揚する三日月鬼を、それぞれの得物を手に地上から狙っていた。
その彼らの背後から、三日月鬼に向けてタケルは言った。
『みんな、“鬼神傀儡”で操っているからさ、どんなに呼びかけても君の声は届かないよ。どう?――君の兄が殺し損ねた子を、なぜか知らないがずっと生かし続けていた結果がこれだよ。どうして鬼や人間はこう馬鹿なことをするのかね』
『兄貴は、カナを殺そうとしていたわけじゃない』
『そうなの? そう見えたから、将来良いクグツに仕立てられそうな子を守るために、恐い鬼を僕たちがやっつけてあげたんだけどね』
三日月鬼は抑えた声で言った。
『……勝手な解釈をするんじゃねぇ』
『あれ?――怒った?』
数瞬押し黙っていた三日月鬼は、くだけた口調になって言った。
『いや、今ので笑いそうになったぜ。――そのカナが、お前たちの体の不調の理由や、真の目的を推測したんだからな。女子大生ネットワークを使って、神話やら遺伝子やらいろんな分野の専門家から話を聞いてな。カナは俺の“ブレーン”なんだ』
『何……?』
『そもそもすべての切っ掛けは、カナだ。大学で“比較文化学”を専攻しているうちに、アダムからイヴが生まれたことや、イザナギから三貴神が生まれたことの意味を考え始め……カナは、それが“クローニング”を意味しているんじゃないかと思い始めた』
タケルもナデシコも、正体を無くして腕輪を嵌めた左腕を差し上げ固まっているカナを振り返った。
『おかげでこっちは、去年のイヴもクリスマスもカナの“講義”を頭に詰め込まれて頭がパンクしそうになったけどな。男性から女性のクローニングは可能なのか、乳腺からのクローニングの可能性、涙腺からのクローニングの可能性……』
唇を引き結んだタケルはしばらく次の言葉を紡げずにいた。そして絞り出すように言った。
『……だから、何だ! 三種の神器をすべてこの手に集めた今、僕たちは“やつら”の支配を受けずに生きていけるようになる、完全無欠の存在になれるんだ! アマテラスがそうしたように、神器の力を使って……!』
『――なら、なぜ今すぐそうしねぇ。何か今すぐにはできねぇワケがあるんだろう? そうするのにどれだけ時間が掛かるか知らねぇが、その前に俺が神器をすべて“破壊”する』
三日月鬼はカナの所持する宝玉、ナデシコが持つ宝鏡、タケルが手にする宝剣を次々に見た。元々白い顔を更に蒼白にしていたタケルが、やがて凶悪な笑みを取り戻して言った。
『へえ……君ひとりで、それができるのかい?』
神器を持つ三者と三日月鬼との間には、神器の力で操られた三体の鬼が立ちはだかっていた。
「――ねぇねぇ、今の話、ホント?」
千畳敷カールの斜面の下方から、そう声がした。暗闇の中、歩き昇ってきて月光のもとに姿を現したのは、三日月鬼から自宅待機を命じられていたはずのミチヅキだった。
「特に、去年のイヴあたりの話、ホント? あれデートしてたんじゃなかったの?」
上空から、地上を歩き進んでくる弟子に向けて、三日月鬼は応えた。
『甥っ子の幼馴染みが、ふざけて腕組んできただけだ。なにお前、そんなことずっと気にしてたのか?』
「なーんかソレ聞いて俄然ヤル気が出てきたな。師匠の言いつけ守れなくて悪いけど、これから俺、“最後の変身”すっから。……最後まで、馬鹿弟子でゴメンな」
『“最後”とか言うんじゃねぇ!』
「もう遅いって」
ニヤリと笑ったミチヅキが、満月の夜空を背に左腕の鬼弦を弾いた。その腕を額にかざし、鬼面を額に浮かび上がらせる。ミチヅキの体から立ちのぼった黄色い光が途中から金色に変じ、ミチヅキは通常形態を通り越して一気に強化形態となった。
『これが18代目“満月鬼”、最後の変身だ』
金色の光に包まれた単角の鬼が、音撃弦をその手に構えて皆に言った。
八之巻「司る勾玉」了
月鬼の一族作者様、投下乙です
燃える展開になってきましたが、無事最後まで完投してほしいです
頑張ってください
133 :
名無しより愛をこめて:2011/06/20(月) 12:29:44.18 ID:Gml7JqynO
こんなの特撮板でやることじゃないな
134 :
名無しより愛をこめて:2011/06/20(月) 18:57:09.94 ID:B1zDZGJP0
自分で小説書いて自分で感想書かなきゃいけないって辛いよな
135 :
名無しより愛をこめて:2011/06/20(月) 22:04:11.69 ID:9Wou1t+j0
月鬼の一族作者様
お待ちしておりました
手に汗握る展開にドキドキしっぱなしです。カナの能力というか特性が鍵になっているみたいですね
10年前の「予知」は、月鬼の皆が操られている状態の事なんでしょうか
鬼さん達の強さ手強さは良く判るだけに、人形状態でも相当にやっかいそうです
というかミチヅキーっ?!“最後の変身”って何デスカーっ?!
136 :
名無しより愛をこめて:2011/06/20(月) 22:05:11.76 ID:q6e7HKBi0
他所でやってほしいな・・・・
誰も得しないし、自分らと一部の人が楽しいだけでしょ?
他所で やってください 特撮板でやる事じゃないですよね
すみません。またやってしまいましたsage忘れ
>>137 気にしなさんな
忘れるくらい誰にでもある
ageると出てけって叫ばれるから下でひっそりやろうや
139 :
名無しより愛をこめて:2011/06/20(月) 22:59:20.24 ID:zIKCRDzBO
その前にこのスレは板違い
140 :
名無しより愛をこめて:2011/06/20(月) 23:13:10.89 ID:Gml7JqynO
二次創作オナニーは気持ちいいですか?
ちょっと考えた
圧力に負けるようで嫌なことには違いないが創作板にスレたてて移転するほうがいいのか
それともつまらんイジメに負けるなでここで踏ん張るほうがいいのか
…まあ、移転してもきっと誰かさんの嫌がらせは続くんだろうけどな
143 :
名無しより愛をこめて:2011/06/21(火) 00:17:54.59 ID:upP0jvAs0
>>142 そんなの良く見てるの?
何度も見ないとわからないの?
一度だけ見たら十分だと思うけど
144 :
名無しより愛をこめて:2011/06/21(火) 07:26:09.29 ID:iRiuKPpzO
>141
心配はいらないよ創作発表板のスレは過疎るとすぐ落ちるし
アンチが手を出す必要ないしね
>>142 なるほど、そこにも書かれているから
ソースを示したというわけか
板違いなスレを立てるのはルール違反だってことの
146 :
名無しより愛をこめて:2011/06/21(火) 19:12:34.51 ID:nhZ50I1a0
147 :
名無しより愛をこめて:2011/06/21(火) 21:35:15.54 ID:3X1rAJR00
>141
書き手の皆さんがこれ以上、特撮板での活動に魅力を感じないのであれば引越しもやむなしかと思います
ただおっしゃる通り、移動した先でもつきまとわれては同じことですし、
何より、騒いで荒らせば思い通りになると勘違いさせるのは、かえって良くないかも知れません
書き手のみなさんたって
◆1vK6hvC1aSq/ ひとりしかいないじゃん。
150 :
名無しより愛をこめて:2011/06/21(火) 23:26:46.39 ID:4JiWp7XsO
何を言ってるのだ
需要なしってことだろ
146に出てくるメネシスとかいう奴も確か最初特撮板でやってて、さんざんな不評で創作板へいったけど
そっちの板までつきまとう暇な奴もいないみたいだし
152 :
名無しより愛をこめて:2011/06/22(水) 18:51:18.43 ID:vf+0PBYw0
誰も感想書くひといないから、
板違いなところで思い通りに小説みたいなの書いてる奴は幸せなんだなきっと。
>>1のリンク先のまとめサイトなんか古いのばっかで更新もされてないし
これって主は放棄していなくなってるよね
企画としては死んでるも同然じゃないかよ
>>153 それはそれで完結しちゃった作品てことじゃないかな
前スレとかの最新作はまとめサイトなんかで残されてないんだね。
飽きたからもういいや、ってのがうかがえるまとめサイトだね。
155 :
名無しより愛をこめて:2011/06/22(水) 22:20:49.33 ID:rEFoG6KpO
スレ主が愚痴書くようになったらスレもおしまい
このスレもう終わってるわ。ダメだわ。ほかに移転しても同じこと。
すでに死んでるまとめサイトのリンクなんか貼ってどうするのって感じ
作者は自分で感想書いてどうするのって感じ。
そしてとうとう主は愚痴まで書くようになったか。
157 :
名無しより愛をこめて:2011/06/23(木) 23:25:44.38 ID:dN/2ufv30
勘違い君は作者のほうだろ。反響がないことをいいことに特撮とは無関係な創作物垂れ流しまくってるし
特撮板では俺の書いた小説を待ち望んでくれてる読者がたくさんいる。だから俺はここで書き続けなければならない
ってか?120%あり得んわそんなの
159 :
名無しより愛をこめて:2011/06/25(土) 21:41:39.93 ID:/BUq+UYh0
コナユキやキサキが参加するという壮行会に、要平は勿論付いていった。
そもそも参加者のほとんどが関西支部の面々で占められているようで、
要平が見たステージの上には、「関西支部・埜鬼 DMC出向壮行会」と書いた横断幕が上がっている。
「コナユキさん、ノキさんって人とはどういう……」
九州支部のユウキとヨシキがクラリネットを手放した今、クラリネット使いは全国でもコナユキとノキの二人きりなのだという。
「あのDMCっていうのは、どんな所なんですか」「えーとね、私も詳しくは知らないんだけど、
ヨーロッパにある魔化魍退治の組織なの。日本の猛士と同じようなものかな」
「外国にも鬼の人がいるんですか?」「うーん、向こうじゃ狼男って言うらしいけど……」
「今回、デビル・メイ・クライと猛士との交流の一環として、ヨーロッパに行ってくることに相成とやな、鬼とウルフを繋ぐ架け橋を目指して!」
「私が今教えてる子なの」 コナユキがノキに要平を紹介すると、「ほなキミも
160 :
名無しより愛をこめて:2011/06/25(土) 22:08:19.33 ID:/BUq+UYh0
ウルフ
ヨーロッパにおける狼男でDMC(Devil May Cry)に所属し、日本でいう鬼の役割を担っている。
武士道を重んじ『鬼』を生き方と捉える日本の鬼とは違い、組織的かつ効率的にモンスターを狩る特殊部隊然とした存在。
鬼のおよそ倍のスピードを持ち、先代ザンキの言葉からパワーでは鬼に劣ると思われる。
変身道具は鬼のそれと大差なく、音撃武器も同様。ただし音撃技術は日本のそれよりも十年先を行っている。
これは音撃武器の性能の差ではなく、使用者の技術の問題である。
161 :
名無しより愛をこめて:2011/06/25(土) 22:40:59.81 ID:Stsyuqp10
■DMC
"Devil May Cry"の略称。
ヨーロッパ全域に展開するモンスター退治の秘密組織で、日本の猛士に相当する。
日本の鬼にあたる「狼男(ウルフ)」という音撃戦士が多数所属し、モンスター退治に活躍している。
明治時代から猛士との交流は行われているが、鬼の中にもDMCの詳細を知る者は少ない。
162 :
名無しより愛をこめて:2011/06/25(土) 23:31:50.01 ID:ZrMVdxQYO
こんなの特撮板でやることか?
163 :
名無しより愛をこめて:2011/06/26(日) 07:55:23.17 ID:X3/7CtaH0
一之巻「裁く鬼」
10YEARS AGO――
一人で断崖絶壁に立つ石割。その顔には絶望と挫折感だけが漂う。一呼吸し、飛び降りた。
「ぐはぁっ!!」
真下に昼寝していた見知らぬ青年の身体をクッションに生き延びてしまった石割。
青年は涙目になりながらも「鍛えてるから」と笑っている。
青年は石割に飛び降りた理由を訊ねた。石割は、小さい頃からボクシングに励み、人の何倍もの練習を重ねてきた。
一年前、磨き過ぎたその拳で、プロデビュー戦の相手を殺してしまった。相手も同じ17歳だった。
丈夫でない身体でも、女手一つで石割を育ててきた母に苦労をさせないためチャンピオンを目指していたが、
あまりのショックに沈んでしまった石割の心労を背負い、今年母は死んだ。
164 :
名無しより愛をこめて:2011/06/26(日) 07:57:29.02 ID:X3/7CtaH0
大切な人一人守れないなら死んでしまおうと、石割は母の故郷にあるこの山に来たのだと。
青年は黙って聞いていたが、「お前は何かを奪うために拳を磨いてきたのか」と喝を入れる。石割はそれでも顔を上げない。
「なら俺を殴ってみろ」青年の言葉に驚き、そんな事は出来ない、もしまた人の命を奪ってしまったら…と余計に俯く。
「お前より鍛えている人間なんか、数えきれないほどいるぞ。お前は井の中の蛙さ。」あまりの言葉に青年と向き合う石割。青年は両手を広げて無防備だった。
青年の顔面に炸裂する右ストレート。
「あら……?」
青年は仰向けに倒れ、気を失ってしまった。
>>163 改めて見てみると小説にもSSにもなってない稚拙な殴り書きだなー
こんなのと似た物扱いされて中四国鬼譚の人もさぞ不憫だろう
中四国何ちゃらはもう活動してないし
167 :
名無しより愛をこめて:2011/06/26(日) 08:07:04.38 ID:X3/7CtaH0
明日夢がイルカを見ていると、「イルカの歌がぁー」と奇妙な替え歌を歌う男が現れた。
不思議そうに見つめる明日夢に軽く手を上げた男は、偶然海へと落ちそうになった子供を人間とは思えないみごとな身のこなしで助け上げる。
ぼう然とする明日夢。その脇を通り過ぎる男は明日夢に「結構、鍛えてます」と言葉を残し去っていく。
一方、男は公衆電話で甘味処の準備に余念が無い香須実に連絡を入れていた。
明日夢は、巨大な屋久杉などに目を奪われていると、突然、男が現れた。
ヒビキというその男は、木から力を借りるために森を歩いていたという。
ヒビキの不思議な魅力に明日夢は徐々に引き込まれていく。
そのとき千寿が突然姿を消した。ヒビキたちの動きを見守っていた童子と姫の仕業だった。
白いクモの糸のようなもので千寿をからめ捕り、満足げな童子と姫。そこへヒビキが放ったタカとオオカミが現れ、童子らに挑みかかる。
千寿を見つけたヒビキは、気を失ったままの千寿を明日夢に託し、自らは童子たちを追う。
そして、ついに童子たちと対峙したヒビキは音叉を鳴らし、響鬼に変身。怪童子、妖姫と化した2人と激しい空中戦を展開する。
怪童子らが放つ粘着糸に苦戦する響鬼。ついにからめ捕られたか、と思ったそのとき、タカが糸をカット。響鬼を救い出す。
改めて怪童子と対峙した響鬼。いきなり口を開けると怪童子に向かって紅蓮の炎を放つ。
>連載してた
過去形ですか。
サイト復活して長編やら番外編やら色々載せてるのを知らんのか?
四の五の言わずに見てこいよ
171 :
名無しより愛をこめて:2011/06/26(日) 08:20:34.83 ID:X3/7CtaH0
コウキは、首から下の変身を解いたら全裸になっちまうんだと笑い、要平からリュックを受け取って木々の向こうに歩いていった。暫くして新しい服を身に着けたコウキが現れ、雪の中に落ちている音撃管『輝穂』を拾い上げてリュックに収める。
コウキの後について山を下りていくと、一時間ほどで山の入り口まで帰ってくることが出来た。そこには一台のミニバンが停まっており、コウキは車の主を「『歩』の山川さんだ」と二人に紹介した。
要平と沙弥は後部座席に、コウキは助手席に乗り込み、山川さんの車は発進した。
「コウキさんよ、化け物の種類は何だったんじゃい」
ハンドルを握る山川さんは、コウキと同年代くらいに見える。言葉だけ聴いていると随分年配のような印象を受けるが、このあたりの方言といえばこんなものだ。
「オオグマ。支部の読み通りだった」
コウキがそう答えると、山川さんは「クマかあ」と呟いた。
「コウキさん、クマっちゅうと、この前も出とらなんだかい? 山口の方に」
「ああ、コナユキが出向いたやつだな。あれがほんの一週間ほど前のことか。十二月にも四国のどこだかで出て、トキさんが倒してる」
見て欲しいならURL乗せるのが筋だろ
173 :
名無しより愛をこめて:2011/06/26(日) 08:28:00.86 ID:BbhE08wA0
いずれにしても、特撮板でやるようなことじゃないだろ
創作発表板でやってろよ
174 :
名無しより愛をこめて:2011/06/26(日) 08:31:18.77 ID:X3/7CtaH0
出雲の里を吹き抜ける歴史の風よ 連綿と
はるか過去から受け継いだ我らの音を乗せてゆけ
森を谷を川を海をこの目の届く限りまで
父よ母よ友よ鬼よ力をあわせて救おうか
島根の山を照らし出す 歴史の光 燦然と
現在(いま)のこの世も変わりなく 我らの技を磨くため
岡山鳥取広島山口呼ぶ声あれば何処へでも
香川愛媛徳島高知力をあわせて助けよう
神のふるさと 大社(おおやしろ) 歴史を秘めて 煌々と
未来に繋ぐその使命 我らの道は鬼の道
鼓を、管を、弦を、鳴らせ 清めの音で魔を祓う
里の平和 人の命 力をあわせて守ろうか
幾百度目か春巡り 歴史の花よ 繚乱と
添えて咲かすは音の花 音撃戦士 わが誇り
今日も何処かで音が響く 研ぎ澄まされし神の歌
人も鬼も手取り合って 力をあわせて進む道
人も鬼も手取り合って われらが猛士ここにあり
そんなことよりも
>>174なんか、思いついたキャッチフレーズみたいなのを
走り書きしてるだけで、小説でもないSSでもない。
これはヒドいな
そりゃまあ歌詞だからな
178 :
名無しより愛をこめて:2011/06/26(日) 09:23:17.40 ID:X3/7CtaHI
歌詞?響鬼にこんなのあったか?
179 :
名無しより愛をこめて:2011/06/26(日) 09:39:55.48 ID:dhxOINpiO
歌詞の創作でしょ。曲つけたらYouTubeにアップするんだろ?
>>170 >>175 色々載せてるって?アレで?最新が3ヶ月前にひとつだけ?
VIPのは論外だし、そこの掲示板も人いないようだし、
>>180 元作品の響鬼自体がもう古いものだから、その二次創の新作をどんどん書け
ったって限度があるから仕方ないと思うよ。
長年停止してた作品が今年に入って一気に再開してる、ってのが十分凄いだろ
望む人は多いだろうし頑張ってほしいな
183 :
名無しより愛をこめて:2011/06/26(日) 17:37:33.08 ID:dhxOINpiO
この過疎りかたなら一年以内に再閉鎖だな
2chはまだしも、サイト内の掲示板に作品の反響があってもいいはず。
再開後にそれはおろか一般の書き込み自体が管理人のだけってそれ致命的だわな。
まあ今はmixiでの活動がメインらしいし
わけわからん駄文を延々垂れ流すこのスレの自称職人よりはよっぽど健全
みんなで中四国のサイトに「再開お待ちしていました!」って書きこもうよ。
>>186 それは良いな。
で作者さんはそれを口実にますますここで増長するわけだ。
何たって言質取ったわけだから。
人間性を観察する手段としては実に面白い。
188 :
名無しより愛をこめて:2011/06/26(日) 19:16:31.54 ID:aTQOEX+x0
明治鬼譚 變へゆく時代(原作名:仮面ライダー響鬼)
作者:ゴンベッサ/小説情報
完結済
(全20部分)
舞台は明治十一年、帝都東京。世に動乱を巻き起こさんとする「錬鬼」の陰謀に、海外留学から帰国した若き音撃戦士・双柳寺奏磨と、
伝説の音撃戦士と謳われた「白銀鬼」こと神倉勘一が立ち向かう! 拙作「響鬼外伝 中四国支部鬼譚」の外伝にあたるお話です。
全編、旧漢字・旧仮名遣いにてお送りします。
キーワード: 残酷な描写あり 仮面ライダー 仮面ライダー響鬼 明治時代
最終掲載:2011年 04月 25日 14時 19分
Nコード:N7347S 読了時間:約69分(34,245文字) パソコンのみで投稿
総合評価ポイント: 0 pt 評価人数: 0 人 評価点: 0 pt
お気に入り小説登録数: 0 件 週間アクセス: 100未満
189 :
名無しより愛をこめて:2011/06/26(日) 21:07:17.46 ID:dhxOINpiO
つまり読む価値なしと
>>174 学校の校歌だと思ったw
中四国のサイトに載ってた奴だね
ぱっとサイトを見た感じ、厨房が作ってる割には良くできてるんじゃないかな?
だって厨房じゃないしw
てか何でSSスレで中四国の話になってるの?
本人が見てないとはいえ、仮にもまともに文筆活動してる人をこんなスレと一緒くたにしたら失礼だろ
本人が見てるかも知れないじゃないですかあ。
しかし「厨房じゃない」ってことは作者は自分の年齢も公表してるのか。
勇気あるなあ
>>192 本人が見てるなら余計に駄目でしょw
年齢をいうなら大学生だよこの人
194 :
名無しより愛をこめて:2011/06/27(月) 18:36:03.16 ID:NdSJBrWr0
それならなおさら板違いだな
195 :
名無しより愛をこめて:2011/06/27(月) 21:51:31.07 ID:Aq24fG/z0
大学生ってちょっとw
就活とかで「趣味は仮面ライダーの二次制作です!」とか言ってなきゃいいけど。
特技の欄にURL書いてなきゃいいな。
HPを調べていくと名字までわかっちゃうしw
196 :
名無しより愛をこめて:2011/06/27(月) 22:39:43.03 ID:EWB8Y8inO
その小説、誰にも読まれてないってことだよね
197 :
名無しより愛をこめて:2011/06/27(月) 23:05:52.30 ID:X7odnGZMO
何も心配いらないさ。半年後には再度閉鎖されてキレイさっぱり無くなってるから
なんか昨日からやたらネガキャンしてる奴がいるな
199 :
名無しより愛をこめて:2011/06/27(月) 23:24:11.74 ID:YY/GmGfg0
一の巻「風に舞ふ鬼」
2003年、3月16日――。
中学2年生の少年はもうすぐ受験生として重要な時期に入ろうとしていた。
今日も部活が終わり、帰宅すれば、2人の弟、祖父、母が居間でTVのニュースに
釘付けになって見入っていた。
「ただいま〜」「あら、今日は早いわね。」「部長が風邪だから、早めに終わった。」
ふと、TVに目を移すと、半壊した廃校がうつっていた。それは、この近辺にある
昭和時代の小学校だった。木造の校舎が崩れ落ち、全焼といってもいいくらいのありさまだ。
ニュースでは、「田舎の爆弾事件」というタイトルでキャスターが概要を読み上げている。
「こんな田舎で爆弾事件ねぇー・・・」と祖父がぼやいている。
まったくつまらないことをしでかす奴もいたもんだ。と少年は自室に入っていった。
翌日、学校では爆弾事件の話題で持ちきりだった。みんな、まさか地元でこんなことが
おこるとは思っても見なかったのだから、当然である。
紹介が遅れたが、少年の名は加藤辰洋。珍しい名だ。
昼休み、辰洋のもとに、仲のいい連中が集まってきて、春休みに事件が起きたトコに行ってみないかと
誘った。最初はまんざら行く気はなかったが、勉強の息抜きには、おあつらえ向き
だなと思い直し、行くことにした。このとき、辰洋の人生は大きく変わったのである。
続く。
200 :
名無しより愛をこめて:2011/06/27(月) 23:28:25.51 ID:EWB8Y8inO
専用サイトでさえあの調子だから、2ちゃんならどうなるか先の予測がつくよね
二次創作なんて汚物垂れ流しても多くの板住人には迷惑なだけだから
201 :
名無しより愛をこめて:2011/06/27(月) 23:29:29.28 ID:YY/GmGfg0
時は移って春休み某日。辰洋は、友達2人と例の事件場所に向かった。
あの日以来、だれも来なかったのだろうか。ニュースで見たときと全く変わっていない。
恐る恐る、3人は廃校があった場所へ足を踏み入れた。
地面はそこだけ焦げており、なんだか妙にジメジメして、そこらじゅうに白い
綿のような物体が散らばっている。辰洋は地面が微妙に揺れている気がした。
友達に地面揺れてんじゃない?とは聞けなかったので、気のせいだと自分に言い聞かせた。
しかし、そうしているうちに、地鳴りがしだした。
「ちょっとココ危なくないか!?」「確かに。もう早く帰ろうぜ!」
3人はココを出ようと早足で自転車まで行こうとした。
辰洋が自転車に乗った瞬間、背後でカベをぶち破るような轟音がした。
途端に辰洋は禍々しい邪気を感じ、後ろを見ずに自転車で駆け出した。
その時、目の前にバイクに乗った青年が現れた。
青年は目の前の巨大な闇を見据え、腰から金色の何かをとりだした。
・・・・・音叉のような形をしている。
202 :
名無しより愛をこめて:2011/06/27(月) 23:34:14.81 ID:YY/GmGfg0
青年は炎のなかで気合を高めていた。
その気が体内で最高密度まで高まった瞬間、咆哮をあげて火柱をかき消した。
そこには青年は居らず、異形の存在。鬼が居た。
頭には2本の角が生え、腰には三つ巴の円盤、赤とも金ともいえる棒を備えている。
鬼は、巨大な蜘蛛めがけて、棒を振り落とした。蜘蛛は一瞬ひるみ、その隙に鬼にひっくり返されて
しまった。
鬼は蜘蛛の腹に飛び乗り、円盤を押し込んだ。その円盤が次第に大きくなっていく。
「音撃打、火炎煉極!!」と叫んだかと思うと、棒で円盤を叩きはじめた。
周りの大気が奮え、とてつもないエネルギーを感じさせている。
鬼の打撃一つ一つが蜘蛛を弱らせていく。
203 :
名無しより愛をこめて:2011/06/28(火) 19:35:05.67 ID:NIFxPI8g0
作者様、投下お疲れさまです
スレ立て代行の方も、ありがとうございます
前スレが流れてしまってから一月あまり、どうしようと思っていましたが復活してうれしいです
さて、ミチヅキはやっぱりカナの事があきらめきれない様子、て当たり前ですね
きちんと玉砕したわけでもないのだし
とホノボノしたのもつかの間、相変わらずの二人組みは余計な事しいの、言いので
お前らみたいな人の理からはずれた奴らに、人の心の機微や事情がわかるもんかーと
全く状況がわからないまま吠えてみたりします
204 :
名無しより愛をこめて:2011/06/28(火) 19:50:43.75 ID:tdqrH9120
>>175 昨年大学編入なら今年度末には卒業ですかい。
オタク小説なんか書いてたら就活の妨げになるでしょ。
205 :
名無しより愛をこめて:2011/06/28(火) 21:55:14.67 ID:sluAeYEjO
mixiでやってるならサイトなんか不要だな。さっさと閉鎖してしまえよ
206 :
名無しより愛をこめて:2011/06/28(火) 22:34:18.61 ID:rf14qB4M0
中四国とSSの話になるとすぐに文章力が違うからSSより優れているっていう奴がいるけど、
中四国の魅力はそこじゃなくて世界観のディテールだと思う。
関東の音撃武器は数年前に統一されたとか、会話の中でさりげなく語られているのがいいね。
SSはどうしても裁鬼SSやTVの枠を超えないように遠慮している感がある。
例えば、DMCってヨーロッパの猛士みたいなのが出てくるんだけど、
日本全国に鬼がいるなら世界にもいていいじゃないか。って発想がいいね。
他の国だとどうなるんだろうとか想像する。
でも、一番好きなのは楽器へのこだわりが半端じゃない。
ただの正義の味方ではなく「音撃戦士」ってところに重点を置いて、
「倒す」ではなく「清める」っていう前半響鬼の良さを取り入れてるな。
本スレの880は、単に文章の技術が違うだろうって書いてるけど、
こういった世界観で比較してほしい。
208 :
名無しより愛をこめて:2011/06/29(水) 19:19:01.82 ID:jj+dJoHw0
それにしてはサイトに人がいない
209 :
名無しより愛をこめて:2011/06/29(水) 22:56:50.10 ID:jZC1rrLO0
>>206 DMCはSSスレからの設定だよ。
ZANKIでちらっとでてきて 高鬼の作者が膨らませた
二次創作嫌いが指摘しているのは、そういった勝手に話を膨らませて
「どう?おもしろいでしょ?」ってやるところじゃないのかな
例えば、韓国が仮面ライダーを自分たちの設定をちょこっといれたパクリ作品を作って、
「原作を超えた!原作よりおもしろい!こっちが本家だ!」ってやられると腹が立つのと同じじゃないかな
SSスレは仮面ライダーの看板を掲げたまったく別の作品で、中四国は単に響鬼を自分好みに焼きなおしただけ、技術がどうとかは論外。
なにかいやなよかんがする。
211 :
名無しより愛をこめて:2011/06/29(水) 23:27:56.90 ID:KpgPKD1vO
いずれにせよこのサイトはもうすでに終わっている
いくらオタク小説が上手く書けてもそんなお遊びでチヤホヤされるのは
せいぜい学生の間まで。
>>206 むしろSSスレの方がTVの枠を平気で超えまくってるだろ
しかも、本家「響鬼」の世界観と根本から食い違うような設定・作劇が多いからどうも好きになれない
昔裁鬼SS読んでたけど、変身体から鬼になるために猛士総本山で一日中清めの音を浴び続ける必要があって、
それが済まないと鬼の力が全開しないから手の怪我が治せない云々……って話があって、なんじゃそりゃと思った
人間に友好的なカッパがいる村だとか、読めば読むほど「この人は響鬼の設定を理解してるのか?」と思わされる話がたくさん
別のSSだと、伝説の鬼の武器を使って伝説の魔化魍を倒すとか、なんか厨二病の小説みたいな展開も多かったし
そういうのが好きな人はそれでいいのかもしれないけど
中四国はそれと対照的に、「あくまで響鬼の世界観の中でやってますよ」という空気を全体から感じる
それでいて、本編と矛盾しない範囲で中四国支部ならではのオリジナリティ(音楽へのこだわりとか、女性が多いとか)を出してるし
SSスレとの違いは第一にそこだと思うよ
本編の世界観を無視してでも自分の書きたい物を書くのか、本編の世界観を踏襲した上で何が書けるか工夫するのか
いいですねえTVの枠を超えたオリジナル展開!
「俺が描きたいのはこれだ!」
って気概を感じますね。
Vシネ版アクセルなんかもTVでやりづらい描写が多くて
「ああ、こういう風にやりたかったんだな」
というのが感じられて好きだ。
程度はどうあれ、自分流を描きたい風に描いてくれたら良いと思います。
214 :
名無しより愛をこめて:2011/06/29(水) 23:45:03.64 ID:jj+dJoHw0
中四国厨が騒いでいかにも凄いものが書かれているような錯覚を覚えるが
一般の目はそうでもない、
>>188を見てのとおり、小説投稿サイトでは
評価、ポイントのたぐいはすべてゼロ。アクセス数も月並み
サイトに至っては反響が全くない。
つまり、そんなもの読む者はだれもいないということだ。
鬱陶しい。沸くな
「誰もいない」と言いながら目の前に数人いるのにギャグのつもりなんだろうか
217 :
名無しより愛をこめて:2011/06/29(水) 23:52:34.33 ID:nfh6oh6uO
害虫は汚いところに湧く
ここは掃除もロクにできてない汚物のたまり場、ゴミ屋敷
218 :
名無しより愛をこめて:2011/06/29(水) 23:57:48.65 ID:KpgPKD1vO
>216
何ヶ月前には人がいたようだが今はゼロ
サイトのことだぜ
219 :
名無しより愛をこめて:2011/06/30(木) 00:06:06.36 ID:w8vZRn/f0
いやいや再開後半年以上人いないよ。よく見ろよ
スレとサイトを混同してる奴がいるようだな
220 :
名無しより愛をこめて:2011/06/30(木) 00:06:37.48 ID:DC904JHs0
>>213 WのVシネみたいな意味での「オリジナル展開」をしているのは間違いなく中四国の方だな。
TVで描かれなかった弟子の修行物語、複数の鬼の活躍、音楽の要素……
まさに「俺が描きたいのはこれだ」の世界だわ。
SSは何か、例えるならWが宇宙に行って巨大怪獣と戦うくらいのレベルでぶっ飛んでるんだよ
よかんはてきちゅうした。
最初は響鬼の雰囲気が〜設定が〜やかましかったくせにね。
都合がいいよね。
自分で描くならとことん自分流を描け。
設定にこだわった上に明治の文体だぞすごいだろう、より
分かり易い文体でデカいスケールの自分流の話描いてる方が俺は好きだ。
後者は他の二次創作にケンカ売らないしね。
勝手に敵視してんじゃない。真摯に描いてるこのスレの人への侮辱だ。
もうマジレスする気も起きんわ
好きなだけボクちゃんの好きなSSスレをマンセーして関係ない他人の小説を小馬鹿にしまくってろ
>>223 >もうマジレスする気も起きんわ
>好きなだけボクちゃんの好きな中四国をマンセーするのはいいが
関係ない他人のSSスレを小馬鹿にしまくるのは辞めろ
これでいいですか。
よくできました
226 :
名無しより愛をこめて:2011/06/30(木) 18:52:56.35 ID:w8vZRn/f0
そういえばこのビデオはバンダイビジュアルの作品だな
227 :
名無しより愛をこめて:2011/06/30(木) 22:25:14.14 ID:8ImmB+l20
>>206 ちょっと腹が立って喧嘩腰で書いてしまったけど、君の言いたいことは百も承知。
言いたかったのは、その世界観のディテールを再現するにはあれぐらいの文才じゃないとダメだってこと。
おそらく作者も俺ってすごいだろ?ってしたいんじゃなくて、高寺が夢見てた「音撃戦士響鬼」を
表現するにはあれぐらいの文章を使わないと再現できないって思ってたんじゃないかな?
SSを馬鹿にしたいんじゃなくて、最近、二次制作アンチが湧いていたから、
アンチが叩きやすいようなレベルの文章はまずいよ。って言いたかった。
俺の書き込みで気分を害したなら謝る。
ただこれだけは言いたいのは、判りやすい文章を書くべきだという人がいるが、
芸術や文学、哲学なんかは、噛み砕いてもらって理解するもではない。
自らのレベルを知識と教養を高めて考察するもの。
学校じゃないんだから自分が理解できないものは創作者の表現が悪いって理屈はあてはまらない。
中四国鬼憚が難しく書いてそうだけどそうでもないよって言うのは許すが、
書いてる内容が判らない、分かり辛いと評価するのは自分の教養のなさを棚に上げ、
逆ギレしているようで痛すぎる。
228 :
名無しより愛をこめて:2011/06/30(木) 22:39:25.34 ID:w8vZRn/f0
3つ並べると文字数オーバーすんじゃね?
なんか、台詞とかストーリーが安っぽいアニメなんだよ
やめてくれないか
230 :
名無しより愛をこめて:2011/06/30(木) 23:10:02.71 ID:lw0/BlTsO
前に文芸関係の板のスレで中四国の小説の評価出てたけどさんざんな結果だったよね
まあ読者に学が無いと見下してるような作者に未来は無いわね
中四国の評価はさておき、SSスレの文章が「分かりやすい」ってのは絶対違うわ。
まあ、それ自体が煽り行為の一環なんだろうけど。
>>163みたいなのは「分かりやすい」とか「読みやすい」とは言わない。
文章表現として全く稚拙だし、単なる状況報告や設定の説明にしかなってない小説以前の代物。
分かりやすいか分かりにくいかと言われたら普通に分かりにくい。
情景やキャラの心情に関する描写は皆無だし、台詞で表現すべき部分がほとんど地の文に入ってしまってるし。
これなら、VIPで一般的に言われる「SS」の形式、つまりキャラの台詞だけを台本のように並べただけの方がずっと読みやすいくらいだ。
ストーリーダイジェストと考えれば見れなくもないが、それにしたって書き方が幼稚すぎる。
これは
>>163のに限らずSSスレの連載作品ほとんどに言えることで、小説と呼べるほど体裁を整えてはいないが
さりとて完全に台詞だけの台本的SSにもできない、結果としてどっちつかずの中途半端な文章になってしまっている。
そのレベルの文章しか書けないのか、本当は小説に出来る所を敢えてしないのかは知らないが、何にせよ出された物は「読みづらい」。
ある程度「まとも」な文章を書くことは、別に読者を見下す行為でもなく、自己満足でもなく、読者に対する最低限の礼儀だろう。
小説なんて高度な教養がなきゃ読めない物じゃないんだし、小説の体裁に沿うことが自己満足ならこの世に物書きは要らなくなるぞ。
さておいちゃったよ。
話を進める上で大して重要でない情景描写や心理描写ならばっさりカットするのも手だぜ。
だってそんなものいちいち描いてたら読む方は長ったらしくてイラつくもん。
さっさと本題に入れとか思ってしまう。
それが読者の忍耐不足とか言う作者なら私は嫌いだ。
まあ、方向性の違いってのもあるんじゃないですかね。
中四何とかさんはじっくり描きたい。
このスレの方は楽しくフランクに描きたい。
それだけだと思うけど、
でも中四何とかさんの支持者によるこのスレへの一方的な攻撃はまた別問題だよな。
違うって。「楽しくフランクに」描くにしても、ちゃんとしたやり方はいくらでもあるわけで、
このスレの文章の大半は全然そんなレベルに達してないよって話をしてるの。
細々した描写を省いても、軽快な文章や巧みな台詞回しで読者を楽しませる物書きはいくらでもいる。
描写が少なければ読みやすいとか、印象派の絵画と小学生の落書きを比べて同じだって言ってるようなもんだわ。
まあ、この場合は中四国の作品を貶めたい目的のためだけに全ての論理をでっち上げてるんだろうから
何を言っても無駄ですよね、ということで今後マジレスはしません。アホらしい。
ねえ、昨日もマジレスするの鬱陶しいって言ってなかった?
おたくみたいな変なのの目の敵にされてそれでも執筆頑張ってる人間を攻撃して、
いざ自分が攻撃されたら議論を放棄するの?
卑怯な奴だ。響鬼から何を学んだのかしら。
今回騒がれ出してからSSスレの文章をいくつか目にしたが
「無駄な描写をカットした読者に優しく読みやすい文章」だなんて感じた事は一度もない。
見た瞬間にこいつは文章書き慣れてないなと分かる、典型的な中学生のお遊びだと思ったわ
いくら中四国を叩きたくてもこれを持ち上げるのは無理があんだろ……
>>235 そっくりそのままお前に返る言葉だろw
執筆頑張ってる中四国の作者を勝手に目の敵にして攻撃してんのはどこのどいつだよw
小説において、どこまで情景や心情を書き込むべきか、どこまで台詞で表現すべきか、
文章表現がどこまで技巧的である必要があるか等々について、明確な線引きはない。
それを
>>232個人の基準で「小説」か「小説以前のもの」か決めるのはどうなのかな。
赤川次郎や橋本治の書いたものは小説ではないということになってしまう。
>>238 おっしゃる事は分かるけど、それにしてもこれは酷いと思わないか?
一之巻「裁く鬼」
10YEARS AGO――
一人で断崖絶壁に立つ石割。その顔には絶望と挫折感だけが漂う。一呼吸し、飛び降りた。
「ぐはぁっ!!」
真下に昼寝していた見知らぬ青年の身体をクッションに生き延びてしまった石割。
青年は涙目になりながらも「鍛えてるから」と笑っている。
青年は石割に飛び降りた理由を訊ねた。石割は、小さい頃からボクシングに励み、人の何倍もの練習を重ねてきた。
一年前、磨き過ぎたその拳で、プロデビュー戦の相手を殺してしまった。相手も同じ17歳だった。
丈夫でない身体でも、女手一つで石割を育ててきた母に苦労をさせないためチャンピオンを目指していたが、
あまりのショックに沈んでしまった石割の心労を背負い、今年母は死んだ。
別に、SSスレというもののスタンスとして「これならこれで構わないんだ」とするなら何も文句は言わない。
だけど、この何を狙って書いたのかも分からない幼稚な文章を「読みやすい!読者に嬉しい!」と持ち上げるのは絶対におかしい。
まあ問題の御仁は、中四国を貶める手段の一つとして「SSスレの文章を褒める」って方便を使ってるだけだろうから、相手にするのも野暮だが
>>237 どこのどいつが攻撃してるのか、本当に気づいてないの?
とりあえず愚痴スレをよく読むことをオススメするよ。
いや待て。
俺はこのスレにひどい事をした。
ケンカしてばっかりで、
純粋に投下してる住民の人に迷惑をかけた。
どうも申し訳なかった。
執筆頑張ってる中四国の作者
執筆頑張ってる中四国の作者
執筆頑張ってる中四国の作者
執筆頑張ってる中四国の作者
執筆頑張ってる中四国の作者
243 :
名無しより愛をこめて:2011/07/01(金) 18:50:15.82 ID:t0m/eK75O
もうやる気はないだろ特にサイト主はそんなことやってる暇ない筈
244 :
名無しより愛をこめて:2011/07/01(金) 20:38:03.14 ID:SvnMAYfM0
サイト主は就職活動に卒論に忙しいはず
まさか卒論のテーマが仮面ライダーの小説って
いくら文系でもまさかそれはないわな
>>239 >この何を狙って書いたのかも分からない幼稚な文章を
そこまで書くと結局SSスレをディスりたいだけなんだと思われても仕方ないよー
少なくとも俺は久しぶりにこの短い文章を読んで笑いとか涙の要素を感じたよ
それから
長年このスレに対してひどいことしてる中四なんとかさんの話を軽々しくするなんて
配慮がなさすぎる
246 :
名無しより愛をこめて:2011/07/01(金) 22:54:08.63 ID:wta7aK970
個人を特定されるから黙っていたけど、中四国の作者は本当にレベルが違うんだよ。
この人は高専時代には何回かその手の人なら知ってる有名な文芸大賞に何度か佳作だけど入選してる
ようなレベルの人で、今は高専時代の先生に勧められて文学系の大学に進学した。
本来は特撮とは違うジャンルの作家だけど、様々な文章を書くために特撮を題材にしている。
サイトに書き込みがないとかいってるけど、もうひとつのジャンルの掲示板には結構書き込みがある。
もちろんサイトは晒さないけどねw
文芸スレでボロボロに言われてたっていってる奴がいるけど、文芸スレの連中って
批判される事を恐れて、自分では作品の一つも作れないニートの集まりだろ。
とにかくSSスレの住人に言いたいのは、まず、作品を色眼鏡で見ないで素直な心で読んでみてくれ。
本当に文章を理解する力がある人ならば、作者が意味もなく難しく書いているのではなく、
その言葉や単語に込められた魂を理解できるはず。
俺はSSスレの住人を見下す気はないが、本当に良いものを受け入れる力をもってくれとお願いしたい。
確か数年前に中四なんとかさんはこのスレと完全に縁切るって言ってたよな
あのVIP問題の結果だが、今後一切関係持たないって言ってたと思う
今更このスレで語られることに本人は喜びを感じるだろうか
ましてやSSスレの最初になる作品と今更比較されて……
もうやめようや、不毛だし
>>246 さすがにこれはファンを装ったアンチの釣り
249 :
名無しより愛をこめて:2011/07/02(土) 07:59:59.46 ID:WD9pFzPM0
>>245、247
いやいや、中四国は縁を切っていたのに、更新されたとかDMCが使われているって
言って話題を振っているのは何時もSSスレの方。
あっちも関わる気がないのに勝手に喧嘩を売られている
被害者は中四国
250 :
名無しより愛をこめて:2011/07/02(土) 08:37:14.88 ID:uGK+2rLeO
いずれにしても特撮とは無関係な板違いな話題
このスレの主旨は上手下手に関わらず新しいのを挙げていって読んでもらう
ということだろ。
中四国の過去の栄光を語り合う場ではない。
中四国のことに関しては厨が必死でPRしてるだけで、それ以外に
新規で話題に乗ってくる人もいないようだし
本スレで中四国をネタにあれだけ盛り上がってた訳だし、少なくともこのスレの作品よりは知名度があるだろ
そういう風にいちいち比較するから嫌われるんだよ
そして本スレは盛り上がってない。荒れた。
アンチが逐一噛みつかなきゃ普通に進行してたがな
255 :
名無しより愛をこめて:2011/07/02(土) 10:43:57.93 ID:W2KvfqN60
>>252 盛り上がったのはアンチとのやりとり合戦であって
その内容マンセーで盛り上がったのではない
逆に本スレ住人にはウザがられている
「ウザがってる本スレ住人」=「アンチ」だろ。何言ってんだ
てかネットの片隅で赤の他人の作品にネガキャン張って楽しいか?
それでお前は何か得する事があるのかよ
257 :
名無しより愛をこめて:2011/07/02(土) 10:52:51.66 ID:WD9pFzPM0
本スレだってアンチがほっとけば、「そんな設定もあるんだね」で
終了だったのにSSマンセーが噛みついたから荒れた。
中四国こそ被害者
>>256 > 「ウザがってる本スレ住人」=「アンチ」だろ。
なら皆からうざがられてるんだ。
てかネットの片隅で赤の他人のSSスレにネガキャン張って楽しいか?
それでお前は何か得する事があるのかよ
なんでいつも携帯とPCから複数ID使って話してくるの?w
260 :
名無しより愛をこめて:2011/07/02(土) 10:56:53.85 ID:W2KvfqN60
特撮板に2次創作は板違いだから
相応する板でやってるぶんに関してはそんなこと書かないよ
創作発表板のスレ覗いてみなよ
中四国を叩く一方でSSスレを持ちあげてるお前にそれを発言する資格はないわなw
二次創作=板違いならこのスレの存在がまず駄目だろ
中四国は別に本人が2chで何かやってる訳じゃないし
262 :
名無しより愛をこめて:2011/07/02(土) 11:08:10.26 ID:pA7Jeidx0
持ち上げてはいけないなどというルールはない。
本来は板違いなんだが運営が見て見ぬフリしてるだけ
ソープランドみたいなもんだな。
アンチ、っていうか中四国叩きが趣味の奴って
・二次創作は板違いだと言って排斥に走る、また二次創作自体を下らないと見下す
・サイトに人が居ない、などと言って中四国に不人気のレッテルを貼る
・信者あるいは作者本人が宣伝をしている、などと設定して印象操作する
・中四なんとかさん、などとふざけた呼び方で小馬鹿にする
・煽りがてらSSスレの作品をマンセーする
この五パターンしかやらないよな
要は作品自体に触れたコメントが全くない
「アンチ」というなら中四国という作品の何が嫌いなのか、どこが駄目なのか、
中四国の優れていない部分を理論的に指摘しなきゃ駄目だろ
そうでなきゃただの私怨荒らしだわ
265 :
名無しより愛をこめて:2011/07/02(土) 11:37:18.84 ID:pA7Jeidx0
>264
そういうのも最悪板で書くことだろ。
板違いなことをかくのは荒らし
ってルールのところで書いてるぞ。
>どこが駄目なのか
板違いです
ふーん。
・二次創作は板違いだと言って排斥に走る、また二次創作自体を下らないと見下す
・サイトに人が居ない、などと言って中四国に不人気のレッテルを貼る
・信者あるいは作者本人が宣伝をしている、などと設定して印象操作する
・中四なんとかさん、などとふざけた呼び方で小馬鹿にする
・煽りがてらSSスレの作品をマンセーする
↑これは板違いじゃないんだ?
どこか駄目かの説明はここの住人にはできない。
あのレベルの文章しか知らない連中に文章の技術的な話は理解できない。
例えばこれ
>「ハァ!」ドコドン!ドコドン!ドコドコドコドコドン!!
>リズミカルな音響を奏で、ヤマビコの魂を清めていく。
擬音を文章にするなんて、ラノベでもやらない。
>「足・・・吊ったみたいです・・・。」
>「全く・・・ほんとにお前は兄貴と生き写しだな。」
これなんて基本がなってない。何がまずいか、SSスレの住人に分かるか?
>>268 >擬音を文章にするなんて、ラノベでもやらない。
本気でそう思っているのであれば、読書量が不足している。
もっといろんな本を読んだほうがいい。
>これなんて基本がなってない。
三点リーダーとか、閉じ括弧前の句点とかそんな話?
細かいこと気にしなさんな。
句読点や括弧はともかく、擬音の描写くらいなら普通の小説や、もちろん中四国でも使われてる
SSとの違いはもっと根本的に別の部分でしょ
271 :
名無しより愛をこめて:2011/07/02(土) 18:01:45.70 ID:pA7Jeidx0
>これは板違いじゃないんだ?
お前の日本語はおかしいぞ、そんなところにクエスチョンマークつけたりしないぞ。
中四国のことをここでどう書こうとサイトや主には何も影響がない
良いほうにも悪いほうにもね。
>>269,270
では、このレベルのSSも素晴らしい作品だと主張するのだな。
275 :
名無しより愛をこめて:2011/07/03(日) 06:32:14.13 ID:0rrhWdwC0
だからさあ、すばらしい云々関係なくssを挙げて読んでもらうのが
このスレの趣旨なんだろ。
特撮板でこの種のスレができたのは創作発表板がなかった時、
今はそれが独立してるんだから、そちらでやるのが妥当
文章がどうのこうのとか細かな表現力がどうのこうのは
それこそ文芸板なり創作発表板とかでやればよいのだ、
ここは特撮板だからその辺は適当でいいんじゃないか。
それよりもID:+xVcKBwr0が本スレで必死に擁護していたのにアンチ扱いされたのが哀れ。
ちなみに中四国とSSの関係はこれ辺りを見てくれればSSスレで名前を言ってはいけない人になってる理由が大体わかる。
ttp://hwm7.gyao.ne.jp/lica/hero_ss/oni/8/log.html 275が言ってるように、とりあえず響鬼で思いついたものを放り込むってのが
ここの趣旨ではある。
前に凱鬼って厨二まるだしSSがここで叩かれたり、見習いメインってのも叩かれたりしていた。
だから、投下されたもの全てマンセーしているわけではない。
ちなみに見習いメインは最後までやり切って、それなりに評価されたよ。
最近はオリジナルキャラばっかになったから創作版に行けと言われても仕方ないと思う。
少なくとも、TVのキャラか関東12鬼の話でもあれば別だと思うけど。
設定厨みたいだけど
蛮鬼の奇妙な冒険:ミステリー要素が強いホラー作品、バトルも力よりも頭で戦う。
明日夢の中学生日記:タイトルそのまma
ジャイアント鬼リング:天才サポーター石割君と再起をかける裁鬼の感動のストーリ
勢知朗が「もしドラ」を読んだら:百花繚乱の関東支部をいかにして運営するか。マネージャ必見
やめないよ:37歳でも鬼を続ける鬼、裁鬼の初の自伝
こんなところか
280 :
名無しより愛をこめて:2011/07/03(日) 12:21:05.31 ID:hh7a6vFb0
何にせよスレは過疎ってるから中四国でも何でも出しといてまわりの注意をひくってのもひとつの手だわな
※前回
>>122-131までに書きたかったこと:洋館の男女の目的とか正体とか
遠く離れた場所の光景を観ることができる天眼通、遠く離れた場所の音を聴くことができる天耳通など、神通力には様々な力がある。
これらの力のなかで最高峰に位置づけられる、全知全能の神のごとき力があった。
その名を、「漏尽通」と言う――
『月鬼の一族』 最終之巻「捧げる輝き」
闇夜の空に、月が真円を描いていた。
『あと少し、もう一歩で“漏尽通”の力を手に入れられるところだというのに』
洋館の男・武尊は、歯噛みしながら傍らの洋館の女・撫子に言った。
『“満月”だ。“満月”の夜を越せば神器の魂がその器に定着する。“アマテラス”の時はそうだった』
これらの言葉は、彼ら以外には聞かれぬよう、密やかに囁かれた。
洋館の男女と、そのそばで八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)を左手首に纏ったままじっと立つカナ。彼らが立つ千畳敷カールの下方で、二体の鬼と三体の鬼が対峙していた。
音撃弦を手にした、一本角の黄金色に輝く鬼・満月鬼。その隣で、同じく弦を手にした二本角の白い鬼・三日月鬼。白い鬼は、全身から凍気を噴き上げ、体色を白銀に変えた。
『俺が、通常の鬼に比べて出力125%、お前が出力200%』
前方の三鬼から目を離さぬまま、三日月鬼は隣の満月鬼に言った。
『これに対して、ウスヅキは出力150%、ユウヅキは出力175%……それからスミヅキは125%から200%の間だ』
それを聞くと、満月鬼は師匠と同様に目の前の相手から目を逸らさぬまま言った。
『スミヅキさんって、新月の晩以外は普通の鬼と変わらないんじゃないの?』
『今年の6月と12月の満月は、皆既月食に当たる。その日はスミヅキも強化できる。やつら、この日を狙ってやがったな。
俺たちの合計は325、ウスヅキたちの合計は少なく見積もっても450だ。俺の超能力を考慮に入れればもう少しこっちの合計値も上がるが、ユウヅキとスミヅキも覚醒だの召還だのカマされているからな。あっちの合計値にも修正が入ると思え』
彼らの前に立ち並ぶのは、青い光に包まれて音撃棒を手にする薄月鬼、赤い光に包まれて音撃管を手にする夕月鬼、黒い光に包まれて音叉剣を手にする墨月鬼の三鬼。
『俺たちの負け決定?』
『支部の他のメンツが到着するまで何とか持たせろ。修業時代に俺が教えたすべてを出し切れ。いいな、ミチヅキ。――行くぞ』
黄金と白銀の光が左右に散った。
閃く黄金の光は赤い五本角の鬼に、白銀の光は黒い三本角の鬼に迫った。
満月鬼の音撃弦が振り下ろした刃を、夕月鬼は音撃管の側面で受け止めた。
『こんな形の初対面になるとは思っていませんでしたよ……ユウヅキさん!』
満月鬼は受け止められた音撃弦に力を込めながら言った。
三日月鬼の音撃弦が真横に薙いだ刃を、墨月鬼の音叉剣が受け止めた。音叉剣が強烈な力で振り抜かれ、力負けした三日月鬼は音撃弦ごと吹き飛ばされた。
『今夜のスミヅキは175%ってとこか……だが』
上空に舞い上がった三日月鬼は、急降下して音撃弦で墨月鬼を死角から斬りつけた。
『機動力だけなら負けねぇぞ』
一方、満月鬼は背後から薄月鬼に音撃棒の打撃を叩き込まれてその場に倒れた。すぐさま音撃管を下方に向けてきた夕月鬼の動きを察知して、満月鬼は地面を転がってその場を逃れた。
三日月鬼は戦いの合間にツナミを呼んでいたが、彼の心の声は向こうでキャッチできていないようだった。ツナミが持つ、人の心の声を聴く鬼法術・他心通は、彼女が鬼石を身につけて精神集中していない限りは発動しない。
『頼む、気づいてくれツナミ……』
薄月鬼と夕月鬼の同時攻撃を受け、満月鬼の手から音撃弦が吹き飛ばされた。更に夕月鬼の放った圧縮空気弾が満月鬼の腕と脚を撃ち抜き、金色の体に鮮血が散った。仰向けに倒れた満月鬼の胸元に薄月鬼の音撃棒が打ち込まれ、胸を覆う襷が割れ砕けた。
『ミチヅキッ!』
弟子を助けに入った三日月鬼に、今度は薄月鬼、夕月鬼、墨月鬼の攻撃が集中する。三鬼からの同時攻撃に、三日月鬼の音撃弦が割れ砕けた。
『くッ……そォ!』
刀身が半ばから折れた音撃弦を手に、三日月鬼は唸った。
と、その時。三日月鬼と三鬼の間に、二つの人型のノイズが出現した。
一つはシールド・サーベル型の音撃弦を左右の腕に纏ったオレンジ色の影、もう一つはソード型の音撃弦を手にした同色の小さな影だった。
サーベル型の音撃弦が赤い鬼の手にした音撃管を、ソード型の音撃弦が黒い鬼の手にした音叉剣を弾き飛ばした。鬼法術・神足通でこの場に瞬間移動してきた、通力鬼・ツナミ師弟だった。
『しばらく経ってもミカヅキさん戻ってこないから、探しに来たのー!』
ツナミ変身体が三日月鬼を振り返って言った。その隙を見逃さず、墨月鬼は斬りつけられた手を気にする様子もなく、機械的な動きで両手の甲から鬼爪を生やして彼女を切りつけた。高出力の攻撃を受けて、ツナミ変身体の小柄な体が吹き飛ばされる。
『よそ見をするな、ツナミ』
自らは眼前の赤い鬼と青い鬼から目を逸らさぬようにしながら、通力鬼は言った。
ツナミ変身体は立ち上がり、師匠の言いつけ通り黒い鬼を見据えて弦を構えた。
墨月鬼に続いて、夕月鬼も機械仕掛けのような固い動きで手の甲を上げ、そこから鬼爪を生やした。
赤い鬼が素早く繰り出してきた両手の爪を、オレンジ色の鬼は両腕を覆った装着型音撃弦で受け止めた。そこに音撃棒を振りかざして青い鬼が乱入してくる。
薄月鬼と通力鬼の間に黄金の光が閃き、それは凝縮して単角の鬼の姿になった。満月鬼は音撃弦で薄月鬼の打撃を受け止めた。
三日月鬼は、夕月鬼の鬼爪を受け止めている通力鬼の背中に向けて叫んだ。
『ツウリキ! カナがつけている陰陽環を奪え! あれがウスヅキたちを操っている』
『承知』
短く応えた通力鬼は、両腕に纏った音撃弦に仕込まれた鬼石に意識を集中した。鬼石が輝くと同時に、オレンジ色の鬼の姿はそこから消えた。
突然目の前から敵が消え、人形じみた動きで首を巡らせてその行方を捜す夕月鬼の前に、鬼爪を生やした三日月鬼が駆けつけて身構えた。
カナの背後に瞬間移動してきた通力鬼は、前方に捧げた彼女の腕に巻かれた陰陽環を奪い取った。
その途端に、千畳敷カールの下方にいる鬼たちの中で、青、赤、黒の三鬼が動きを止め、前のめりに倒れた。
『貴様!』
それを見た武尊は、銀色のサックを嵌めた指先を通力鬼に向け、衝撃波を放った。咄嗟に両腕の装甲で身を守った通力鬼に、見えない力が襲いかかる。通力鬼の周囲の空間が激しく震えると、続いて目に見えぬ圧力に全身が揺るがされ、突き飛ばされた。
斜面を転がり落ちた通力鬼は、荒波に揉まれたような衝撃が体中に走っているのを感じた。それでもカナの腕から奪い取った陰陽環は手放さなかった。
その様子を、斜面の上から荒い息を吐きながら武尊は見ていた。
『カナさーん!』
遠くから満月鬼が呼ぶ声に、カナは応えなかった。彫像のように左腕を差し上げた姿勢のまま、輝きをなくした目を前方に向けていた。
『は、はやく……あれを!』
崩れそうな体のバランスを何とか保ちながら、武尊は傍らの撫子に鋭い声をかけた。それに応じ、撫子は斜面の下に倒れたオレンジ色の鬼の手の中に意識を集中させた。
すると、通力鬼の手の上にあった陰陽環のわずかな重みがふっと消えた。通力鬼が手の中を見ると、そこに先ほどまで確かにあった腕環が消えていた。
消え失せた腕環は、息を切らしてぐらりと前方に倒れた撫子の手の中に移動していた。
『よく……やった』
頼りない足どりで撫子に近づいた武尊は、陰陽環を受け取ると、ふらふらとカナに近寄り、再びその腕に環を巻き付けた。
『よ、よし。……これで――』
それを斜面の下から見ていた三日月鬼は叫んだ。
『ミチヅキ! 奴をカナに近づけるなぁー!』
銀色の鬼は、夜空に舞い上がり空気を裂いてカナたちがいる場所に向った。金色の鬼は、閃く光と化して斜面を上へと駆け上がった。
地上を進んできた黄金の光が、カナの耳元で何か囁こうとしている武尊に横から激突した。
空中を進んできた白銀の光は、武尊の危機を救うため近づこうとしていた撫子の前に急降下した。
『こいつらが持つ神器を破壊しろ!』
自らは撫子に向いながら、三日月鬼は満月鬼に指示した。その手の鬼爪が、彼女の持つ古びた宝鏡を破壊しようと迫る。撫子はすかさず自らの周囲に空間の歪みを出現させた。
『逃がすか……!』
白銀の鬼が無貌の顔をひたと撫子の手元に向けた。不可視の力が宝鏡に集中し、三日月鬼の持つ念動力によって鏡の表面に亀裂が入った。
短く叫びを上げた彼女の手の中で宝鏡が砕け散り、その中から出てきた光球が素早く天に昇った。光球はそのまま夜空で弧を描き、東方へ向って飛び去っていった。
斜面の下方では、倒れた三鬼のそばに一人残ったツナミ変身体が、弦を携えて彼らを見張っていた。
三鬼の中で一人、青い鬼がゆっくりと立ち上がってきたため、ツナミはびくりと身構えた。
『ああ……私は一体……』
普段どおりの飄々とした声で薄月鬼が言うと、ツナミ変身体はほっとして言った。
『やつらに操られていたんだよー、ウスヅキさん』
周囲を見回し、倒れている墨月鬼と夕月鬼、遠くで武尊たちと闘っている満月鬼たちに気づいて彼は言った。
『そうでした、やつらが目の前に現れて、私は――。不覚でした』
覚束ない足どりでその場から逃がれようとする武尊の前に、黄金の鬼が立ち塞がった。
『逃がすかィ!』
『逃げるさ。――おい、来てくれ』
武尊に呼ばれて撫子が瞬間移動してきた。そのまま、周囲に出現させた空間の歪みの中に消えゆこうとする武尊の手元に、閃く黄金の光が斬り込んできた。
武尊たちが歪んだ空間の中に消え去る寸前、満月鬼の音撃弦が、武尊の手にしていた古びた宝剣に斬撃を与えた。
『貴……様ぁッ!』
歯噛みした武尊の姿がその場から消えていった。あとには、割れ砕けた宝剣だけが残り、その中から出現した光球が夜空に舞い上がると、勢いよく北の空へ飛んでいった。
『うーん……私が操られている間に色々あったようですが……』
音撃棒を肩に担ぎながら、周囲を見回し薄月鬼は言った。
『どうやら終わったようですねぇ』
その隣にいたツナミ変身体は、顔の変身を解除して、斜面の上方にいる満月鬼に向けて叫んだ。
「ごめんねーっ、ミチヅキーっ!」
その声を聞くと、満月鬼は振り向いて聞き返した。
『ああん? 何がゴメンなんだよ』
「だって、私のせいで、こないだ体に無理かけて……それで、今日無理したら、もう変身できなくなるって……!」
それを聞くと、満月鬼は気楽な声で言った。
『今日俺がここに来たのは、俺自身の判断だ。おまえのことは関係ねーよ。だって、俺のすべてはカナさんのために……』
カナを振り返った満月鬼は、前方に捧げた彼女の腕に巻き付く腕輪が、翠色の禍々しい光を放つのを見た。
瞬間、カナの周囲、足元付近から突風のような力が巻き上がり、その波に煽られた満月鬼は斜面を転げ落ちた。
『やつら、カナを暴走状態のままにして逃げやがったか』
三日月鬼は上空から近づいてカナの陰陽環を外そうとしたが、その瞬間、またしても見えない圧力が彼女の周囲で渦巻き、弾き飛ばされた。三日月鬼は上空でなんとか体勢を立て直した。
『これはまずいですね……』
薄月鬼が、カナたちの様子を遠くから見て言った。
満月鬼は、再度カナに近づこうと試みたが、磁力のような反発する力に阻まれて一定の距離以上近づけなかった。心なしか、その距離は徐々に拡大しているように感じた。
上空にいる三日月鬼も同じだった。上から近づこうとしても、それを留めようとする不可視の力の範囲は増していくばかりだった。
通力鬼が、先ほどしたように神足通で接近できないか試してみたが、今度はいくら至近距離に瞬間移動しようとしても、近づけなかった。
と、その時。千畳敷カールの斜面の下方にいた薄月鬼が、自らの音撃鼓を装備帯から外し、地面に張り付けて展開させた。そして、その巨大化した鼓を両手の音撃棒で叩き始めた。
「ウスヅキさん……?」
すぐそばにいたツナミは、その意図がわからずに訊いた。
『いまこの周辺一帯には、暴走したカナさんの力が広がりつつあります。
武尊たちや魔化魍であれば、斬り込むなり撃ち込むなりできるんですが……お相手がカナさんではそうはいきませんからね。土地を、清めるんです。シミ取りの極意は、周りから叩くって言うじゃないですか』
「なにそれー、なんか所帯じみてるー」
薄月鬼の意図を察した三日月鬼は、満月鬼と通力鬼を連れて薄月鬼のそばに戻ってきた。
音撃鼓を叩きながら、薄月鬼は三日月鬼に訊いた。
『ユウヅキさんとスミヅキさんが気がつかないようなのですが、お二人は重傷なのでしょうか?』
『二人は、操られた上に更に鬼の力を暴走させるような術をかけられて、オーバーヒート状態になっている。――見ろ、まったく変身が解けていない』
墨月鬼、夕月鬼は、顔の変身も解けぬままその場に倒れていた。
『そうですか。特にユウヅキさんには、音撃管の演奏をお願いしたいところだったのですが……』
『仕方ねえ、残ったメンツでやるしかねぇよ。ツナミ、音撃弦を貸してくれ。それと、まだだったら支部の皆に他心通で今の状況を連絡してくれ』
三日月鬼はツナミから弦を受け取ると、ギター型に展開して演奏を始めた。
通力鬼も装着型音撃弦を音撃形態にして演奏を開始した。最後に満月鬼も音撃弦に音撃震を装着し、ギター型に変形させて演奏に入った。
宝剣岳の裾野に広がる雄大なカールの斜面に、三本の弦から紡ぎ出される旋律が満ち始めた。それに重なる鼓を叩く音。
『思い出さねぇか、ウスヅキ。――オロチの時のことを』
演奏を続けながら、三日月鬼は薄月鬼に言った。
『ええ。大地を清める、なんてことが本当にできるのか、あの時は不安でしたが――実際やれましたからね、今よりもっと困難な状況で』
それぞれの音撃弦を演奏し続ける、白銀、黄金、オレンジの三鬼。その前で片膝をつき、巨大化させた音撃鼓を打ち続ける青い鬼。
それに対するは、傾斜地の高みで、陰陽環を巻き付けた腕を天に捧げるように伸ばした、金髪の女性。空を見上げる瞳には、膜がかかったように輝きがない。彼女の周囲を、既に遠目からも判るほどにはっきりとした、翠色の妖しい光が取り巻いていた。
『カナさん……!』
満月鬼はカナを見上げながら弦を爪弾き続けた。襷が割れ砕けるほどのダメージを受けた胸の痛みも、最早気にしていなかった。彼女を助けたい一心で、満月鬼はひたすら清めの音を奏でた。
その時、その場に管楽器の調べが流れてきた。ツナミが背後を振り返ると、襷の割れ砕けた緑色の鬼が、音撃管を音撃形態にして演奏を始めていた。
「ギョウリキさん!」
三日月鬼よりも早くこの場に到着し、操られていた薄月鬼の攻撃を受けて倒れた、行力鬼だった。
音撃打、音撃管、音撃弦――三種の音撃が揃い、清めの音を奏でてから幾許かして、カナの周囲にたち昇っていた翠色の光がふっと消えた。同時に、その発生源となっていた彼女の体がその場に崩れた。
『カナさんッ!』
音撃弦を放り出し、満月鬼はなだらかな傾斜地をカナ目指して走り出した。
割れ砕けた襷の欠片を巻き散らしながら、斜面を駆け上がる金色の鬼。その足がもつれ、視界が霞み、意識が遠のいていく。
『カナ……さんッ――』
満月鬼の視界がぐらりと大きく揺れてから、暗転した。
すでに全身の変身が解かれたミチヅキが、月明かりの中、千畳敷カールの上で毛布にくるまれ横になっていた。意識が戻った彼は、自分がカナの膝に頭を預けていることに気づいた。ミチヅキを見下ろす彼女の顔は、悲しみに歪んでいた。
「ごめんね、ポチ。私のせいで、無理させちゃって。もう……取り返しがつかない」
毛布に包まれたミチヅキの胸元に、袈裟がけに赤い傷痕のようなものが走っていた。鬼神経の断裂により鬼の力を断たれた者の体には、その証としてこのような印が刻まれるという。
カナの涙が、その、ほの赤い筋の上に落ちた。それに対してミチヅキは、弱々しく笑いながら言った。
「……去年のイヴに、言ったじゃん。……『俺の、命をあげる』って。カナさんのためなら、何だってするつもりでいたから……いいんだ、これで」
「私、言ったよね。そんなこと、簡単に言っちゃダメだって」
すでに猛士の仲間たちが救援に駆けつけ、夕月鬼、墨月鬼、行力鬼らが担架に乗せられ運び出されていくところだった。
ミカヅキ、ウスヅキ、ツウリキ、ツナミらは、顔の変身を解除して救援部隊の第二陣を待ちつつ、遠くからミチヅキたちの様子を見守っていた。
涙が溢れたカナの頬に、ミチヅキはゆっくりと手を伸ばした。そして、そっと彼女の涙を拭いながら言った。
「前にカナさん……『命を犠牲にして護られたほうの気持を、考えたことある?』って俺に、訊いたよね。……カナさん、命を懸けて護ったほうの気持ちは、考えたことある?」
ミチヅキは、幸せそうに笑いながら続けた。
「……今、とても……満ち足りた気分だよ、俺」
――この戦いの後、洋館の男女が再び中部に現れることはなかった。
そして、ミチヅキがひと月の療養生活を終えたのち、猛士の医療部から正式な診断が下された。彼の鬼に変身する力は、完全に失われていた。
こうして、18代目『満月鬼』はわずか一年ばかりの鬼としての活動を終え、人間・木村道真へと戻っていった。
最終之巻「捧げる輝き」了
『月鬼の一族』完
投下開始から半年以上かけて、ようやく終了にこぎつけました。
読んで頂いた皆さん、本当にありがとうございました。
291 :
名無しより愛をこめて:2011/07/03(日) 20:27:46.84 ID:MfFTooKR0
投下お疲れさまです
スレ立て代行の方も、ありがとうございます
前スレが流れてしまってから一月あまり、どうしようと思っていましたが復活してうれしいです
さて、ミチヅキはやっぱりカナの事があきらめきれない様子、て当たり前ですね
きちんと玉砕したわけでもないのだし
とホノボノしたのもつかの間、相変わらずの二人組みは余計な事しいの、言いので
お前らみたいな人の理からはずれた奴らに、人の心の機微や事情がわかるもんかーと
全く状況がわからないまま吠えてみたりします
月鬼の一族作者様
完走お疲れ様です
まとう光の彩りも鮮やかな鬼さんたちの夜間戦闘は、状況に目をつぶれば本当に綺麗と言うか格好良いです
最初の組み合わせ、師弟がまず管と音叉剣に向かったのは接近戦時の横槍を嫌ったからでしょうか
二対三で数の上でも不利な訳ですし、太鼓鬼はしぶとそうなのもあるかな、とも思いますが
そうそう、冒頭で彼我の戦力差を冷静に分析する師匠も素敵でした
例の二人組については…彼らも「生きている」以上その生をまっとうしたいという気持ちは判らないでもないのですが、やりくちが、やっ、りっ、くっ、ちっ、がっっ、気に入りません
ええ、気に入りませんとも
他者を巻き添えに、道具の様にしなくても、別の方法だってあるはずなのに
非道な悪意を退け、カナを無事に取り戻せて本当に良かった
何だかいつも以上に長々と書き連ねてしまいましたが、最終話とのことなのでお目こぼしを
月鬼の一族作者様、心躍る物語をありがとうございました
追:ミチヅキはね、誉めてなんてやりませんよ?馬鹿ですか君は!
でも、だからこそ「鬼」なんだろうなぁとも思います
293 :
名無しより愛をこめて:2011/07/03(日) 21:07:57.27 ID:dPlGavWy0
残りどうするよ
294 :
名無しより愛をこめて:2011/07/03(日) 21:14:10.66 ID:8O3EcYAU0
こんなの中四国のssに比べれば子供の遊びだなw
何を言ってるのだ。仮面ライダー自体子供向けだろ。
その二次創作も子供向けのがいいにきまってらあ
だいたい中四国中四国って開店休業みたいなサイトなんか
いつまでマンセーしてんだよ
297 :
名無しより愛をこめて:2011/07/03(日) 22:42:32.19 ID:ovIWtrCw0
板違いだな。他でやってろよ
他所でやってほしいな・・・・
誰も得しないし、自分らと一部の人が楽しいだけでしょ?
他所で やってください 特撮板でやる事じゃないですよね
俺も実は最初の頃こそSSスレも読んでたけど、明らかに響鬼から離れ始めた頃からどうでもよくなったな
今やってる話なんて現代のスサノオがどうとかでもはや仮面ライダー響鬼と何の関係もないじゃん
300 :
名無しより愛をこめて:2011/07/04(月) 20:09:24.23 ID:AVpKAXnGO
そうそう、仮面ライダーと関係ない、特撮と関係ない、板違いなんだよね
はいはい板違い板違い
もう投下も終わったし放っておけば落ちるからageるのやめろよ
別に書き手庇う気もないけど、まあ世の中には雅量のない人間がいるもんだな。
『こんな××は〇〇だ』なんて板とやってることはそう違わないじゃない?
別に類似スレが増えてる訳でもないしさ。
板違いだと思うなら削除依頼を出せばいい
そういう基本的なことをせず騒いでいるのは単なる卑怯者
ちなみにこのスレを庇っている気は全然なし
ageたら荒らしにやられるからsageろ
ってのはひと昔まえの風習、小説読んでもらいたいなら上げて目立つようにしなきゃ
お上が見逃してるだけ。エロ小説以外はレス削除されることもないし、
>仮面ライダー響鬼と何の関係もないじゃん
という事実に関しては何も反論できないわけで
特撮に関係した書き込み?そんなの必要ないでしょう
ここはチラシの裏スレですから
>板違い
ってのもチラシの裏の落書きですから突っ込みは不要でしょ
うわ、このスレで板違いだと騒いでいた人
関係ないスレにまで追いかけてきたよw
図星を刺されてよほど悔しかったんだw
このスレはグレーゾーン
だから板違いで創作発表板向けのスレとして削除依頼を出して削除判定を待てばよい
それまでは荒らすな
もし削除されなかったら、荒らしている人は存続を認めること
逆に削除されたら、住人は速やかに移転すること
最後に、いくら図星を指され悔しかったからとはいえ、俺にストーキングするなよ
板違いだと騒いでいる人が削除依頼出せ
自分の嫌いなスレを追い出そうとしているんだ
IPを晒すリスクくらい負え
そうか三連投しなきゃならないほど悔しいのか
その代わり儲けはごく薄で
>>310 反論になっていない
説明のために連投しただけじゃんw
回数で馬鹿にするのは意味のない行為
内容できちんと反論しなさい
それができないから、内容に関係ない回数について言及してんだろ
それから俺へのストーキングをまだ止めないんだな
別スレで別人に突っ掛かっているのを見て笑えたw
自分に都合の悪いことを言うのは全部同一人物かw
はっきり言って末期症状だ
ここといい、別スレといい、頭のおかしい人にストーキングされている
同情する
俺の言っていることがおかしいというのなら、ちゃんと理論的に反論しなさい
そうすれば聞く耳を持つ
もし出来ないなら負け犬の遠吠えに過ぎない
じゃせいぜい頑張って反論して
どうせ出来なくて罵倒してまたストーキングするんだろw
理論的な反論て
>>307 みたいな書き方すればokですか?
>>308みたいなやつ
とにかく書いてみろ
理論的かどうか判断する
違います。理論的な反論とは
3連投して、必死に長文書いて、文末にはwを多用することです。
結局出来ないんだw
お前らにちょっとでも期待した俺が馬鹿だった
俺はあちこち色んなスレにいるがストーキングするなよ
俺以外の住民も迷惑するから
じゃあ消える
ちゃんとした反論も出来ないくせに、連投だ必死だと負け犬の遠吠えをしているのが似合っているよw
そうか連投しなきゃならないほど悔しいのか
うわあ、この人やっぱりキモいわ
連投だの必死だのいつまでも騒いでるよ
どうした、まともに反論できないから毎日同じことしか書けないのかw
板違いを主張するならきちんと削除依頼を出せよw
話はそれからだろw
お前こそいつまでも荒らし相手に何煽ってんだよ
それだけ毎日連投してりゃどう見ても必死以外の何者でもないだろw
消えると言いながら何度も出てくる奴って何なの?
323 :
名無しより愛をこめて:2011/07/07(木) 22:57:11.09 ID:kqFqR0Yp0
後半に期待
もうええんとちゃうの?
実質終わってるようなスレが板違いであろうとなかろうと
体制に影響ないやろ、連投君の言うことは正論やろうけど
今更正論吐いたとこでこのスレ何も変わらへんわ
325 :
名無しより愛をこめて:2011/07/08(金) 19:15:22.32 ID:T5rYZWls0
終 了
326 :
名無しより愛をこめて:2011/07/12(火) 19:10:11.50 ID:YLAYH/cNO
復活
だから上げるなって
魔化魍「2chのイタチガイ」が来るぞ
上げてる奴って板違いだの必死だのって騒いでた奴だろw
理論的な反論ができないから上げるしか能がないんだろw
俺の言うことが間違いだというならきちんと理論的に説明してみろ
それから、変な荒らし行為はやめろ、他の住人に迷惑がかかるだろ
このスレが板違いだというなら削除依頼出せ、そして運営の判定を待ってそれに従え
お前ひとりの好みで嫌いなスレを追い出そうという魂胆は見え見えだぞw
331 :
名無しより愛をこめて:2011/07/12(火) 23:54:25.51 ID:MINwfP5o0
オイ、携帯から必死に3連投しとる奴よ
オマエが一番ウザいわ。
>>327 魔化魍イタチガイの特徴:上げる だから
わっかりやすい目印だねー
上げても謝らない人はガン無視でいいよ
注意する必要もない
333 :
名無しより愛をこめて:2011/07/13(水) 20:31:46.68 ID:IiD3mfub0
このスレはウンコスレ
だから上げ荒らしとして削除依頼を出して削除判定を待てばよい
それまではウンコスレに書くな
もし削除されなかったら、荒らしている人は上げを認めること
逆に削除されたら、住人は速やかに移転すること
最後に、いくら図星を指され悔しかったからとはいえ、俺にストーキングするなよ
334 :
名無しより愛をこめて:2011/07/13(水) 21:17:27.02 ID:erKcC8I/0
2chのルールのところに
「上げてはならない」とは一文も書いてないし
上げたらどうなるのか理論的に説明するべきだな理論的に
上げてるというだけで削除依頼出しても受理されないからw
こんなやりとりしてないと生きられないスレって
像さんを増産
337 :
名無しより愛をこめて:2011/07/14(木) 22:55:05.91 ID:YAp/1ZqtO
理論的age
338 :
名無しより愛をこめて:2011/07/15(金) 06:54:52.88 ID:gB4ToYg30
hosyu
震度3か
340 :
名無しより愛をこめて:2011/07/15(金) 23:26:50.21 ID:p5SbP6PTO
訳あり牛肉
仮面ライダー響鬼 四十九之巻
「糞な 議論」 ご期待下さい!!!
342 :
名無しより愛をこめて:2011/07/16(土) 09:31:37.51 ID:B1Sg0NYvO
関西地区のABC朝日放送は高校野球中継のため休止いたします
343 :
名無しより愛をこめて:2011/07/16(土) 19:22:42.71 ID:5L5qjtsW0
344 :
あすむ@ひろしアルティメットコンボ ◆eoKRutuL4uxn :2011/07/29(金) 11:00:05.55 ID:kEzskpkNO
鬼ごっこする響鬼さんとあすむ君
345 :
名無しより愛をこめて:2011/07/29(金) 12:56:19.35 ID:2M3VgGE40
中四国閉鎖だってさ
焼き肉チェーン店のことだけどさあ
銅メダルか
実はメダル人間だったという落ちだけはやめてほしい。