安月給なの?
400万円のバイク乗り回している関東支部のエースとはエライ違いなんだな。
>>5 弾鬼さんの給料の半分は入院費になっています
段田大輔の記録
父母姉のごく一般的な家庭に長男として産まれる
↓
10歳の時姉が変質者に襲われる
↓
15歳の春、無事市立高校に受かる
↓
18歳の春、T大入学
↓
19歳の秋。サークルで体の不自由な人の介護をするが
ワガママなじいさんにブチ切れ
土手からじいさんを車椅子ごと投げ飛ばそうとして友人にとめられる
↓
20歳。パソコンが一家に一台の時代がくる
↓
21歳の夏、サークルのみんなとはぐれ山で遭難
↓
裁鬼のテントを偶然発見
↓
衣類と食糧を失敬する
サバキ「小僧。よくも俺の衣服を!」
段田「何でおっさん全裸なワケ!?」
サバキ「しかも俺のとっておきの缶詰まで食いやがって」
段田「だから何で全裸なワケ!?」
サバキ「鬼だからな。ふん!」
裁鬼変身
段田「か〜っくいー!」
そして段田大輔は鬼になる決心をかため吉野に旅立つのであった
(最終学歴;T大中退)
9 :
名無しより愛をこめて:2005/12/07(水) 00:15:46 ID:Sx15vdTO0
第一話「弾ける鬼」
3流雑誌記者 安藤千明は22歳の乙女(自称)。
オカルトとダウナー系漫画を愛する女だ。
しかし、彼女はいつまでたってもうだつの上がらない恐怖系3流雑誌の
編集者から抜け出せずにいた。
そんな時に、心霊スポットの取材中に奥多摩の山中で出会った謎の青年。
見た目は眼鏡、そして垢抜けない男。要は、ぱっと見、冴えない。
そんな彼との出会いが彼女の人生を大きく変えていく。
魔化網との遭遇、そして鬼との出会い。
仮面ライダー響鬼 外伝 DANKI 第一話 「弾ける鬼」
ダンキさんに春が来るのか
11 :
名無しより愛をこめて:2005/12/07(水) 21:09:26 ID:Sx15vdTO0
第一話「弾ける鬼」
奥多摩の山中・・・静かな森の中、小さな囁きが聞こえる。
「鬼さんこちら、手の鳴る方へ・・・」
−東京都 出版社−
私の名前は安藤千明。
22歳の天才ジャーナリストだ。
今日もとっておきのスクープを編集部に持ち込み・・・
編集長「却下。」
え?
編集長「聞こえなかったか?却下だよ。今時、ケサランパサランってさ。
流行んないんだよ。お前、昭和の時代で思考がとまってのか?」
・・・とまぁ、こんな時もある。だが、これはあくまで「例外」だ。
12 :
名無しより愛をこめて:2005/12/07(水) 21:10:22 ID:Sx15vdTO0
編集長「もうお前に記事任せてもいいネタ持ってきそうにもねぇな。
・・・(首を掻っ切るポーズ)、どうだ?新潟支社にでも行って
ゆっくり休んできたら。」
千明「いや、あのそれは・・ちょっと。あと1度だけ!一回でいいからチャンスを・・・」
こういう時に、女だと有利だ。
私は持ち得るすべての魅力を解き放ち編集長に懇願の眼差しを浴びせた。
編集長「・・・仕方ねぇな。だけどよ、今回だけだぞ?
それじゃ・・・奥多摩のこれ。調べてこいよ。」
編集長が出した記事、それは3流スポーツ新聞のネタ欄の見出しだった。
「怪異!!奥多摩の蜘蛛女」と。
13 :
名無しより愛をこめて:2005/12/07(水) 21:18:19 ID:Sx15vdTO0
千明「こ、これ!!私にやらせてくれるんですかぁ!?」
私はこういううそ臭い話が大好きだ。
ちなみに私の少女時代からのバイブルは梅図かずおの「おろち」「蛇女」
という趣になっている。
千明「了解っす!!安藤千明、全身全霊を込めて記事を書き上げてみせます!!
そうと決まったら、京王線!!新宿駅からいってきまぁーす!!」
こうして私の、編集者生命を賭けた一世一代の大勝負の幕がきって落とされたのであった。
編集部員「大丈夫なんですか?あんなに張り切らせちゃって・・・これ。」
編集部員の出した翌日の3流スポーツ雑誌のお詫び欄には
「昨日の蜘蛛女は、いたずらでヒーロー怪人のコスプレをしていた人間の誤認云々の記事」
編集長「どうでも、いいだろーよ。どうせろくな記事書けりゃしねぇよ。」
14 :
名無しより愛をこめて:2005/12/07(水) 21:23:03 ID:Sx15vdTO0
−同日、京王線新宿駅−
一人の青年が大きなリュックサックを背負い、切符販売機の前に立っている。
ジャージに眼鏡、そして汚れた靴。どう考えても貧乏臭いです。ありがとうご・・・
ダンキ「ったく・・・調布まで230円?高いよ・・・もう」
彼の財布の中に見えるのは500円玉1枚と、千円札2枚。計・2500円也。
ダンキ「230円使うだろ?で、食費と・・・交通費と・・・うわ。」
短気な性格であるダンキは自分の財布の不甲斐なさに今にもその場で暴れまわりそうな程
になっていた。
そんなダンキの感情を逆撫でするかのように、横の販売機から嫌な鼻歌が聞こえる。
ダンキ「・・・別れ歌!?」
そう、中島みゆきの代表曲・わかれうただ。
こんな歌を鼻歌で歌うやつはきっと中年のババアに違いな・・・
15 :
名無しより愛をこめて:2005/12/07(水) 21:25:36 ID:Sx15vdTO0
ダンキ「なっ!?」
歌を歌っていたのは、まだ20前半だろうか。
黒髪の長い、まるで日本人形のような小さな女性だった。
彼女を見た途端、ダンキのそれまでの苛立ちは嘘のように消え去っていた。
「か、可愛いじゃねぇか」と。
千明「別れはいつも〜・・・ん?」
私は気づいた。
ご機嫌で販売機から切符を受け取ろうとする私を見つめる嫌な視線を。
私が目を向けるとそこには、180cmはあろうとかという立派なタッパをした
お兄さんが立っていた。
何、この人。眼鏡、ジャージ。・・・ダサい。
千明「あの・・・何か?」
私は勇気を振り絞って問いかけた。この眼鏡。
何か文句あるのかこの野郎、と。
しかし、彼は何故か顔を真っ赤にしてこう言った。
「い、いや!!あのそのあのそ・・・そば!!」
意味が分からない。まぁ、仕方ない。
こういう不思議な人もいるのが都会なのだ。
そう思いながら私は上機嫌で調布行きの切符を手に取った。
職人さんを待ちながら保守
17 :
名無しより愛をこめて:2005/12/12(月) 02:48:21 ID:af8Cy3o70
というかトリックだな
18 :
名無しより愛をこめて:2005/12/12(月) 04:03:47 ID:iAuq3Nlk0
なんか今年の初め、同じような橘さんスレがあったようなw
>>17 そのうち
ダンキ「うっせぇ!この貧乳女!!」
千明「黙れ!巨根!!」
とか言い合うのか?(笑)
キョコンは悪口なんか?
22 :
19:2005/12/12(月) 22:42:32 ID:owgmHkTa0
>>20 イキがって見せてるけど実は根が純情だから……
ということで当然童(ry でOK?
>>21 キョコンの他に何かあるか?
あぁーーーーーーー早く!職人さんっ!職人さんだしてよーーーーーーー!!!!
別スレ裁鬼なみの好ストーリー展開なるか、期待してます。
でもまったりいきましょう。
−奥多摩の山奥−
「え〜っと・・・あれぇ?ここじゃなくて・・・え?ここじゃないの?」
昼間だというのに、奥多摩の山中は深い霧を纏っていた。
前さえ見えない闇、そして手にあるコンパスの指し示す通りに、地図を
正確にたどって来た筈の道なのに。
「おっかしぃなぁ・・・なんでだろ?おい、コンパス!!
お前、しっかりしやがれ!!」
千明の声だけが山の中で虚しく響く。
「怪奇・蜘蛛女」というファンタジーに魅了された彼女だが山の中で一人。
重苦しい空気が辺りを包んでいくのを肌で感じ始めていた・・・
「何・・・なんかいやな感じ。ちょ・・・」
あ そ ぼ
「え?・・・今なんか・・・え?」
誰もいない筈の山の中、声が聞こえた気がした。
いや、気のせいだ。千明は、そう願った・・・だが。
後ろで声がした、今度ははっきりと、そう。
耳元で。
「 あ そ ぼ 」
千明は振り向くや否や、そのまま意識を失った。
「ったくよ〜なんで俺は電車通勤なのよ。
早くバイクとかさ、そういうのがほしいよね。いや、買えないけどさ。」
奥多摩の山中で一人愚痴をこぼしながら歩いていくダンキ。
辺りは濃い霧に覆われ、周りは恐ろしいほどに静かだ。
「・・・嫌な空気だぜ、ったくよ。」
ダンキは近くにあった切り株に腰掛けると、リュックから数枚の
円盤を取り出した。
そして、その円盤に腰に付けていた音叉を近づけ共鳴させる。
「んじゃ・・・頼むぜ。相棒さん。」
円盤は音叉に共鳴し、鷹型のディスクアニマルに変形し飛び立っていった。
次に、青いディスク、緑のディスクにもそれぞれ共鳴させ同様に解き放っていく。
「さてさてと・・・んじゃ俺は昼飯にでも。
・・・あ!!」
ダンキは気付いた。昼飯を買うのは忘れていたのだ。
「はぁ〜あ。なんでいつもこうなるんだよ。
肝心なこと忘れちゃってさ・・・あ〜イライラする!!」
昼飯がない、それがダンキの苛立ちを一瞬にして沸騰点ぎりぎりまで
押し上げていった。
余りにムシャクシャしたダンキは、近くにあった野草を食べ始めた。
「うん、いける。いける。うん・・・」
しばらく経った後、偵察に出ていたディスクアニマル達がダンキに報告に戻ってきた。
音叉を装着し、報告を聞くダンキ。
「・・・なるほどね。・・・って、えぇぇぇぇぇぇえええ!!!!?」
ダンキが聞いた報告の中に写っていたのは、新宿駅で出会ったあの女性だった。
両手両足を蜘蛛の糸で縛られ、木に括り付けられている・・・なんてことだ。
「早くしねぇと・・・餌になっちまうぜ。よし!!おまいら、案内しろ!!」
ダンキは取るものも取らず、音叉を腰に携えディスクアニマルの指し示す道を走っていった。
「美味しそうな、人間だ・・・」
「そうだな・・・美味そうだ・・・」
千明は目を覚ました。誰かの声が聞こえる・・・ここはどこ?
私は・・・誰?
とそんな冗談を言っている暇はどうやら無さそうだ。
体の自由が利かない・・・目の前に誰かいる?
女の人と、男の人?
「あ・・・あの!!これ、なんか・・・その。助けてくださぁーい!!」
きっとハイキングかなんかできたカップルなんだ。
そう思って声を掛けた・・・でも、なんか違う。
笑ってる?なんで・・・私を見て笑ってる。
「人間だ・・・美味そうな」
「これなら、蜘蛛も喜ぶ・・・」
え?蜘蛛?
・・・美味そうって・・・・まさか?
「まさか・・・蜘蛛女?」
食べられちゃうかも、とかそういうのはどうでも良かった。
でも、今目の前の摩訶不思議をカメラに押さえられないのが悔しい。
「あ〜もう!!なんでこんな時に!!蜘蛛女!!蜘蛛女なんでしょ!!
あんた達はぁ!!」
必死で叫ぶ私を2人組はニヤニヤ笑うだけだった。
「そろそろ・・・か。」
「そうだな・・・さ、お食べ。」
巨大な地響きが一瞬したかと思うと谷底から巨大な獣の咆哮が聞こえた。
やっと、自分の立場が分かった気がした。
やっぱり・・・まだ死にたくない。
「まだ死にたくないのに!!座敷童子にも、河童にもUFOにも会ったことがないのに!!
死にたくないよ!!」
必死で叫んでみても、誰も助けてくれない。
そう思っていた。でも、叫ばずにはいられなかった。
「うるさい人間だ・・・殺しておくか。」
「そうだな・・・耳障りだ。」
2人組は一瞬にして、ツチグモの怪人へと変化し千明の目前へと迫っていく。
鋭い爪を研ぎ澄ましながら、ゆっくりと近づいていく・・・
もう、だめだ。そう思った。
「うぉぉぉぉぉりゃぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
突然、誰かの声がした。獣のような、凄まじい叫び声。
まさか、こいつ等の仲間!?でも、違った。
「あの人は・・・」
ダサいジャージに眼鏡。
どこかで見たことがある・・・でも、思い出せない。
誰だっけ?ヨン様?いや、違う。絶対違う。
その偽ヨン様は何故か、私の目の前で蜘蛛女達と対峙していた。
「・・・また餌が増えたな。」
「探す手間が省けた・・・」
ダンキは面倒臭そうに首を回すと、音叉を手に取り木に打ちつけ共鳴させる。
「ちげぇよ。俺は・・・」
童子と姫が後ずさりをする・・・
「お前は・・・」
「鬼だ」
「鬼、おに・・・おに・・・・!!!」
ダンキは音叉を額に当てながら笑う。
「気付くの遅いんだよ、馬鹿ップルが。」
次の瞬間、ダンキは青い炎を身に纏い、「鬼」になった。
−一の巻き 「弾ける鬼」 完了−
次回 二の巻き 「猛る魂」に続く
32 :
19:2005/12/13(火) 20:46:13 ID:wA1N9SxP0
>>24-31 おぉ!!待ってましたヨ!職人様ァ!!
素晴らしいSSをありがとう!
これからも大興奮の良展開を期待してます!
偽ヨン様ワロタ
本当に伊藤さんの顔が偽ヨン様に見えてきたw
漏れの中で千明のイメージは仲間由紀恵だw
>「ちげぇよ。俺は・・・」
弾鬼さんカッコイイ!
>>24-31乙です
やべぇ。良スレ発見。
職人さんGJっす!!
野獣のような弾鬼さんに期待してます!
弾鬼さんの変身カアァッコイイ!!!
「ちげぇよ。俺は・・・」
次の瞬間、ダンキは青い炎を身に纏い、「鬼」に成った。
千明は目の前で起きている現実に只、呆然とするばかりだ。
そして、その青い「鬼」は一瞬、体を浮かせたかと思うと次の瞬間には
自分の吊るされている木に登ってきていた。
「おい・・・大丈夫かよ?ったく・・・こんなところで一人でさ。」
目の前の青い鬼が、さっきまでの眼鏡と同じとはどうしても思えない。
だが、自分の目で見てしまったのだ。彼が「変わる」その瞬間を。
「・・・はい、大丈夫ですけど。」
ちくしょう。こんなことならカメラに収めておくべきだった。
あ、そうだ。あとでもう1回変身してもらえばいい・・・そうすれば。
「おい!!何ぼーっとしてんだ!!今、糸をぶった切るから合図と同時に
逃げれるだけ逃げろ!!いいな?おい、返事は!!」
「あ・・・いや、はい!!あの・・・あなたは?」
ダンキは千明を糸の呪縛から手刀で解放すると、千明を守るように童子と姫の前に立ちはだかった。
「よし・・・行け。逃げて逃げて、逃げまくれ!!
俺もあとで行くからよ!!」
なんだか分からないけど・・・走れって事か。
・・・もう、どうでもいいや。
そう思うより先に私の足は加速しながら山を駆けていった。
ツチグモ童子とツチグモ姫は、ダンキの周りを回りながらゆっくりと近づいていく。
「お前は、鬼だ」
「鬼と鬼ごっこ・・・」
ダンキは2人に合わせながら首を回していく。
「いちいち、鬼ごっこなんだってうるせーんだよ。
お前等、いっつもそれしかいわねぇから飽きてるんだよ。」
そんなダンキの言葉を意に解さず、童子と姫はダンキ目掛けて突進してくる。
だが、寸でのところで前転で童子の股座を潜り抜けたダンキが逆に童子の股間に膝蹴りを食らわせる。
「うぎ・・・うがぁぁぁぁ」
それを見て笑うダンキ。
「あらら・・・魔化網様にも大事な部分はあるんですねぇ〜ダハハハ!!」
その隙に、姫がダンキの後ろをとり羽交い絞めにする。
思わず首を絞められ、悶絶するダンキ。
羽交い絞めにされているダンキ目掛けて今度は、起き上がった童子が口から蜘蛛の糸を吐こうとするが・・・
「もう1回、蹴られてみるか?あぁ?」
羽交い絞めでも、足は自由に動く。
それを利用したダンキは逆上がりの要領で、地面を蹴り上げまたしても
童子の股を蹴り潰した。
「ウギャアァァァァァァ!!!!」
青い炎を帯びた逆上がり式キックで股間を破壊され爆発する童子。
それと同時に、童子の吐き出した糸が姫の顔面に誤爆する。
2人とも、お互いのダメージに悶絶し動けない。
ここぞとばかりにトドメを刺そうとするダンキだが・・・
「ありゃ?えーと?」
腰に手を当てる。そうだ、音撃棒が無い。
・・・急いで来たから忘れてしまったのか?
「・・・やばっ。ここは・・・一時撤退かな?
腹も減ってるし。」
「グゥ」と腹の音が鳴ると同時に、ダンキは姫だけを残し
ここは一時、退散とばかりに逃げていった。
ここはSSスレ?
ザンキさんの外伝っぽいのかいてもいいかな?
>>43 よいこのおやくそく。スレッドタイトルをよくよもう。
ちょwww弾鬼wwwヒドスwww
実際たっちゃってるだろがよwwwwwwwwwwwww
48 :
43:2005/12/18(日) 19:28:36 ID:sFmaH5wu0
>44
ごめんな、ちゃんと見てなかった。
>46
サンキュー。そこでやってみるよ。
これより前に立った裁鬼スレが神だからしょーがない罠w
50 :
名無しより愛をこめて:2005/12/21(水) 16:35:57 ID:iKemeRIo0
安芸
恥ずかしいwwww禁止!
つーかそろそろ続きが読みたいんですが‥
期待
53 :
名無しより愛をこめて:2005/12/29(木) 02:28:02 ID:sT1bPy4iO
安芸
黄金勇者ゴルドさん
主役もちょうど三人いるしOK艦長だ!