☆お前達が考えた龍騎のライダー教えれ☆Part5

このエントリーをはてなブックマークに追加
1山羊作者
瀬戸際だったので次スレ
(*゚ー゚)ココハ設定ノミの妄想スレダヨ♪(゚ー゚*)
設定は必ず、説明、身長、体重、最高視力、最高聴力、ジャンプ力、パンチ力、キック力、
召喚機名、契約モンスター名、所持カード、特色など。技のAP,GPは必ず記入!
SSもCG(絵)もSRCシナリオも大歓迎!! オリジナルモンスターもOK!
(*゚ー゚)ドンナニヘタレナCGデモイイヨ(゚ー゚*)
(*゚ー゚)ドンナニヘタレナシナリオデモイイヨ(゚ー゚*)
(*゚ー゚)デモヨミヅライSSハスキヂャナイ(゚ー゚*)

1スレ http://tv.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1034437204/
2スレ http://tv3.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1039003039/
3スレ http://tv3.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1045570202/
分家 http://2bdord.fc2web.com/index.html
以下約束事等は>>2-10らへん。
2山羊作者:03/09/22 09:10 ID:WpAxmWVw
ライダーの決まり事
1.カードのポイントは1000の倍数
2.ファイナルベント(以下FV)はモンスターのAP+1000
3.サバイブ体のライダーは2には当てはまらない。
4.サバイブ体のライダーのFVはモンスターのAP+2000
5.オルタナティブ等は1には当てはまらない。
6.ライダーの外見や設定にあった名前を付ける事。

このスレの決まり事
1.( ´ー`)y-~~マターリシヨウヨ。
2.神&職人降臨万歳!
3.APはバランスを考えて。
4.他のスレに迷惑が掛かるから、連続投稿する時は必ずsageで。
3山羊作者:03/09/22 09:11 ID:WpAxmWVw
オリジナルライダーを書き込む際の例

仮面ライダー(ライダー名)
変身者:変身者の名前(名前の他に年齢、職業もあると良い)
身長:○○○.○cm
体重:○○.○kg
最高視力:約○○km
最高聴力:約○○km
最大走力:100mを○○.○秒
ジャンプ力:ひと飛び○○m
パンチ力:○○○AP
キック力:○○○AP
召喚機:呼び名等「召喚機の名前」(説明等)
契約モンスター:□□型モンスター「契約モンスターの名称(○000AP)」

□□ベント   :技の名称等(○000AP)説明等
□□ベント   :技の名称等(○000AP)説明等
□□ベント   :技の名称等(○000AP)説明等
□□ベント   :技の名称等(○000AP)説明等
ファイナルベント:技の名称等(○000AP)
技の流れの説明等

軽いキャラクター解説等


なお、SSや、長い解説等は書きこみ出来ない可能性と読みづらいため2回に分けてください。

4名無しより愛をこめて:03/09/22 13:53 ID:I32S0aqw
>>1にPart4入れとけよ…
コテハンが立てたスレはやっぱだめぽ
5名無しより愛をこめて:03/09/22 14:09 ID:I32S0aqw
駄目だばっかり言っててもしょうがないので、
>>1の補完

☆お前達が考えた龍騎のライダー教えれ☆Part4
http://tv3.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1059205340/
6山羊作者:03/09/22 20:31 ID:WpAxmWVw
いやいや、スミマセン。補完ありがとうございます。
7バツメイカー ◆Pgs.cZ6mDs :03/09/22 20:33 ID:d/r6gEkh
>>1
乙です。とりあえずこれまでの伐SSを置いておきます。
ttp://up.isp.2ch.net/up/86833c075220.lzh

一応紹介
◎仮面ライダー伐
『仮面ライダー龍騎 カマタサイド』の後を受けて始まったSS。主人公は皇 夏見(ひいらぎ なつみ)。
龍騎の13人ライダーが戦うという構図はそのままに、鏡像ライダーという概念を新たに敵役として導入した。
そのためこの作品ではライダーの戦いはチーム戦となっている。
◎現段階で登場したライダー
仮面ライダー伐、仮面ライダーエッジ、仮面ライダーヒット、仮面ライダー羅剛、仮面ライダーソーン、
仮面ライダーソーン、仮面ライダーゴート、仮面ライダーヘルマスター、仮面ライダーダリド、メシア(擬似)
8ギルノイズ ◆olKbglHkuQ :03/09/22 21:10 ID:wSpiZdor
乙彼さま。

……なんか、『仮面ライダー壁虎&ギラード』という刑事モノか探偵モノかという感じに成りそうです。どうしましょ?
9名無しより愛をこめて:03/09/23 12:52 ID:hkXI0t/0
仮面ライダー伐の前番組(?)『仮面ライダー龍騎 カマタサイド』は
【手を取り】ライダー共闘SSスレその5【戦え】
http://tv3.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1059983703/l50
で、一応連載中・・・らしいぜ(現在2話)

いや、最近止まってるし。書いてんのはPart3でSS書いてた誰かだろ
10名無しより愛をこめて:03/09/23 20:19 ID:czBcPJVS
>>9
それ以外の誰が書くというのだ?(w
>>ALL
ガンガレ!
11スタリアン:03/09/23 20:43 ID:Kcmews4O
どうも前スレからモンスターや鏡像ライダー案を主に、たまにSSも書いていたものです。

>>1 山羊作者氏
スレ立てありがとうございます。

>>7 バツメイカー氏
とりまとめ乙です!
ネタバレありの諸設定に重大なネタバレが含まれていますね。どうなることやら。

私の書いたネタもまとめて下さって上で恐縮なのですが、ダリド紹介SS(前スレ278-279)や
ムカデ型モンスターSS(434-435)が入っていませんが何か問題があったでしょうか?
見落としていただけでしたら、また何かしらの方法であげることも考えますが。
12スタリアン:03/09/23 20:48 ID:Kcmews4O
それだけでもなんなので モンスター案投下。前スレからこんなことやっています。

ゼブラスカル・プラチナ
シマウマ型モンスター。ゼブラスカルの希少種。
豪雨時にのみ(雨に合わせて体を分割させて)現実世界に侵攻してくる。
自由自在の方向に瞬時に体を分割させることができ、
個体での戦闘力はゼブラ系最強だが集団行動をとらないのが救い。

エントラー
アリジゴク型モンスター
水たまりや鏡張りの床など、足元の鏡面から獲物を引きずり込む。
両手に巨大な刃を持ち、合わせて巨大な顎状の武器とする。
ライダーとの戦闘時には地面に潜って奇襲したり落とし穴に嵌めたりする。

レベアクロー
ツキノワグマ型モンスター
右手が人を握れる程巨大化・強化されており、わし掴みにしてMWに引きずり込む。
パワーと俊敏性のバランスが良くて格闘能力も高く、
仮面ライダーに対しても逃げず細工せず正面から戦いを挑む。
切り札として巨大右手を撃ち出し(玩具デストのようにその下には通常サイズの腕がある)
更に遠隔操作をする能力も持つ。
13スタリアン:03/09/23 20:50 ID:Kcmews4O
ソルサーペント
大蛇型モンスター(ヘビのフォルム)
自動車や電車に乗っている人間を(MWの)乗り物ごと丸呑みし、
窓から溶解液だけ現実世界に送り込んで人間を溶かしその後吸引するという
無茶苦茶な食事を行う超巨大ヘビ型モンスター。
ライダーに対しても丸呑み攻撃を行う。外皮は鋼の鱗で、
内側は弾力性のある肉壁と攻撃物そのものを溶かしてしまう溶解液でガードする鉄壁の防護を誇る。

ナブラガマー
ガマガエル型モンスター
全身から良く滑る油を垂らす能力があり、これを目をつけた鏡の(現実側の)周囲に撒き散らし
獲物が滑って転んだ所で襲いかかる習性を持つ。
戦闘でも油を敵の攻撃を逸らしたり撒き散らして滑らせたりと攻防に使う。
更にこの油は可燃性で、敵に浴びせて手の着火装置で点火して燃やすという切り札もある。

ナノバイター
カミキリムシ型モンスター。
テラバイターやゼノバイターの同種で共に行動して獲物を漁っていることが多い。
複数の小さめのブーメランを持ち、ジャグラーのように同時に使う。
14ランバー作者:03/09/24 00:43 ID:JDNA4iGE
皆様乙でっす。

>>13
ガマガエルのモンスターが(・∀・)イイ!
契約してみようかな
15羅剛ローズ作者:03/09/24 01:07 ID:3OfwYvzF
新スレ乙です。しばらくROMばかりでしたが祝新スレということで
ライダーのパワーアップ案など

仮面ライダ− 羅剛(ラゴウ)・双
変身者:汀 十郎(みぎわ じゅうろう)
最高視力:約10km
最高聴力:約10km
最大走力:100mを6.0秒
ジャンプ力:ひと飛び20m
パンチ力:300AP
キック力:300AP  
(基本スペックは以前と変わらず)
召喚機:アースバイザー 亀を模した左手に装着する小型盾型召喚機(1000GP相当)
   以前のものは一匹の亀の形だったが、親亀の上に小亀が乗っている形状に変わる(GPは変わらず)
    パワーアップにより外見が変わったのはここだけ
契約モンスター:陸亀型モンスター アースグモルド(5000AP)
        陸亀型モンスター アースケイド(3000AP)
アースグモルドは普通自動車程のサイズの四足歩行の亀のフォルムのモンスター。
硬い装甲と怪力を持ち、動きは比較的緩慢だが地上と同じ速度で地中を移動する能力を持つ。
アースケイドは人間大のサイズと体型。
親の(?)グモルドと比べると非力だが素早く動けて召喚にも応じやすくタッグ攻撃も可。
グモルド程地中を掘り進む圧倒的な力が無いので地中移動には尾のドリルを使う。

激闘が続く中、アースグモルドから派生した小型亀型モンスター・アースケイドが契約に加わった羅剛。
正確には新しく契約したわけではなく、飽くまで契約したのはアースグモルドで
アースグモルドの一部として分離したアースケイドも契約対象に含まれるという位置付けである。
(契約カードは増えていない)

なぜそんなことが起きたのかは不明だが、モンスターの礎となった幼い神崎兄妹が描いた絵では
亀は元々親子として描かれており、それがグモルドの強化に従い現実化したものと思われる。
16羅剛ローズ作者:03/09/24 01:24 ID:3OfwYvzF
・以下の武器は以前と変わらず
スイングベント :アースハンマー(2000AP)アースグモルドの甲羅の一部を模したとげ付き鉄球
ガードベント  :アースプレイト(3000AP)アースグモルドの甲羅の一部を模し全身に張り付く追加装甲。
                    とげ付きで攻撃力強化の効果もある。
シュートベント :ストーンレイン(2000AP)アースグモルドが地下で暴れて石弾を巻き上げ、石の雨が敵を襲う。
・新しく使えるようになったカード
スピンベント  :アースドリル (1000AP) アースケイドの尾を模したドリル状の武器。
         そのまま手に装着しても武器として使えるが、アースハンマーと組み合わせることで
         鉄球部分を回転させて殺傷力を高めた3000APの武器、アースハンマー・スピンに出来る。
ダッシュベント :アースターン (1000AP) アースケイドの甲羅を模した高速移動用ボード。
         地表を滑動するため水平移動のみで上下移動はできないが、速度を得た羅剛は脅威である。
・変更されたカード
ナスティベント:アースクェイク(1000AP)→バーストベント:ショッククラック(2000AP)
 地中で2体が暴れて起こす地震に合わせて羅剛が地面を強打し、地割れを発生させて相手を飲み込む
ファイナルベント:メテオストライク(6000AP)→ファイナルベント:ムーンストライク(7000AP)
スピングモルドが背中に張り付いたアースグモルドがラゴウの右手に張り付いた状態で思い切り打ち込むただのパンチ。
基本は以前のメテオストライクと同じだが、重りが増えた分威力も上がった。

パワー重視の基本的傾向は変わらないが目にも止まらぬ速さを可能にするダッシュベントにより戦術の幅が広がった。
他のカードよの併用も可能なため、高速移動しながらの体当たりや鉄球攻撃はまさに凶器と呼ぶにふさわしい。
17羅剛ローズ作者:03/09/24 01:32 ID:3OfwYvzF
サバイブでもなく多重契約でもないパワーアップということで普通にモンスターが強化するパターンを考えました。
多重契約だろと言われると苦しいですが。もっとも羅剛は中盤で適当な見せ場を作って退場する辺りのポジションと
いう気もしますし飽くまでこういうパワーアップもありかもという意見ととって下さい。
ちなみにもう1人のローズの方は元々相手と正面から戦うタイプではありませんし、
途中でリタイアするか何となくだらだら生き続けるか、いずれにせよパワーアップは考えない方が良いかと。

>スタリアン氏
捕食方法に拘ったオリジナルモンスターの設定は面白いと思います。これからも頑張って下さい。

>バツメイカー氏
盟主はそう来たかって感じでした。性格設定はこれからですが、
正直性能スペックはちょっと手を入れた方が良い気が…
(サバイブ等のない)素ではゾルダの契約モンスター6000FV7000が上限かと。
18名無しより愛をこめて:03/09/24 13:23 ID:f821EmIw
>>ALL
その前にスレ使い切った方が良くないか?
19名無しより愛をこめて:03/09/24 20:45 ID:6jG78NU8
>>7にあるバツメイカー氏の過去作品再うpファイルって、もしかして消えてる?
20名無しより愛をこめて:03/09/25 02:14 ID:+N+7bimx
「仮面ライダー伐」はこれ以上ライダーを新規参入できないのがネックだな。

今の奇跡的なへっぽこ13人は崩して欲しくないし。
前スレはネオ・ザミエル辺りからの厨設定ぶりがあれだった。もちろん無理に伐の世界観に合わせる必要はないんだけどさ。
21名無しより愛をこめて:03/09/25 11:52 ID:UxKwpvoe
>>19
消えてないよ。
22バツメイカー ◆Pgs.cZ6mDs :03/09/25 17:55 ID:xCgUJCpY
普通の環境だと落とせなくなったみたいなので再び上げておきました。
ttp://up.isp.2ch.net/up/dbb0429da950.lzh
>>20氏の言うことも判りますが、個人的にはもっとろくでなし(何 なキャラクターが
欲しいなぁと思ったりしてます。悪役が無口なヒッキーと錠前師ではあまりにアレですし(;´Д`)
23名無しより愛をこめて:03/09/25 20:26 ID:WB8g2v1m
>>22
SSの方も頑張って下さい!

それにしてもライダー減ったなぁ…
24山羊作者:03/09/25 21:27 ID:r8Fao5rA
また仮面ライダーを考えましたので書いておきます。
少しはバツメイカー様のご要望にお応え出来るかもしれませぬ・・・

仮面ライダー縛牙
変身者:武城真吾
身長:169センチ
体重:60キロ
最高視力/聴力:19km/19km
最高走力/ジャンプ力:100mを7秒/15m
パンチ力/キック力:ともに400AP
契約モンスター:(ディスパイダー。クモ型:4000AP。テレビにも登場していたクモ型モンスター。リ・ボーン体ではない)
召喚機:縛召機「バインドバイザー」
(両肘に存在するバイザー。両方を同時に使える事はなく、片方を使用した場合もう片方は使用不可に。これはウェブベント中でも片手でベントインが出来るようにするためである)

ウェブベント
両手首、もしくは片方の手首から糸を出す。きわめて強靱な糸で弾力性にも富む。先端部のみ重くなっており様々な使い方が可能。
ちなみに粘着性があるものと無いモノとは撃ち分けが可能。

トラップベント
不可視の糸を張り巡らす。この糸はウェブベントに等しい強度を誇るが発動してから糸を張り終わるまでに数分を要す。

ヴェノムベント
拳を地面にたたきつけ半径数メートルの範囲に特殊な毒霧を発生させる。範囲内のモンスターやライダーの身体能力を一時的にその大半を奪う。
またソードベントやガードベントなどを腐食させる効果もある。だがたたきつけるまで数十秒の溜めが必要であり、発動後も多大な隙が生まれる。

25山羊作者:03/09/25 21:28 ID:r8Fao5rA
アンプリファイベント
縛牙を中心として直径100メートル以内に存在するモンスターやライダーの数によって自らのAP、GP、スピードを強化する。
おおよそ一体につき100ほど増加する為、数体に囲まれた所で全く不利にはならない。ちなみに十体につきファイナルベントのAPも1000増加する。使用後は一定時間、全能力が低下する。
無論、縛牙自身や契約モンスターであるディスパイダーはカウントされない。

ファイナルベント:「リバウンドクラッシャー」(5000AP)
ディスパイダーが弾力性の豊富な巣を張り、縛牙がそこに向かってジャンプ。そしてその反動を利用し相手にキックをたたき込む。

変身者:武城真吾 20歳 大学生
やたらと元気な二十歳。いつもハイテンションでおちゃらけている。だがその内面は冷酷で残虐性に染まっている。大学では笑顔を振りまく元気な学生だが、夜はストリートファイトに明け暮れている。その実力は折り紙付きでストリートファイターの中ではかなり有名。
しかしそのバトルスタイルは残虐で、笑顔で相手の骨をへし折る事を趣味とする。
ライダーの戦いに参加した理由は「強い者と戦うため」、そして「弱い者いじめをするため」である。神崎からはその残虐性からデッキを渡された。望みは「全てを殺す力を手に入れる事」。何故彼がこれを望むかは不明。
格闘スタイルは打撃とサブミッションを混ぜたオリジナルスタイルを主体とする。
26名無しより愛をこめて:03/09/25 22:44 ID:mgN+Oxfl
>笑顔で相手の骨をへし折る事を趣味とする。
過去スレ含めてこんなのが多いなぁ……
27名無しより愛をこめて:03/09/25 23:40 ID:LmlIIgtZ
>>26
金持ちぼんぼんとかIQいくらの天才とか細かい設定はないがとりあえず人を守ろうとかのキャラよか(レア度でも)マシ…
28名無しより愛をこめて:03/09/26 00:10 ID:XL2LLiHb
>>26
そりゃあ、平々凡々な香具師よりそういう連中の方が神埼の目にとまりやすいだろうし。
大体、そういう連中の方があぼーん時に鬱にならないし(w

仮面ライダーファルケン
変身者:竜宮寺 俊人(りゅうぐうじ としひと) 35歳 財閥総帥(3代目)
身長:198.6cm 体重:82.1kg 最高視力:約21km 最高聴力:約7km
最大走力:100mを7.2秒 ジャンプ力:ひと飛び45m
パンチ力:210AP キック力:300AP
召喚機:飛召銃「ファルコバイザー」(隼をあしらったデザインの銃型。1500AP相当)
契約モンスター:隼型モンスター「ファルコブラスト(4000AP)」
背中にロケットエンジンを背負った隼(フォルムも)。ロケットによる高速飛行が可能。
ソードベント:ファルコサイザー(2000AP)刀身がファルコブラストの翼の形をしている大剣。
ガードベント:エアロシールド(2000GP)ファルケンの周囲に張られる、羽根と風のバリア。
シュートベント:スレイブフェザー(3000AP)ファルコブラストの羽の形をしたビット兵器。一度に30基を展開する。
エアロベント:ファルコンウィング 背中から翼を生やして、飛行できるようになる。
ロケットベンド:ファルコロケット 背中にロケットエンジンをつけ、高速が出せるようになる。エアロベンドと併用可。
ファイナルベント:ファルコブラスター(5000AP)
ファルコブラストが非常に強力なビームバズーカに変形、ファルケンが肩に担いで発射する。
発射の際には、ロケットもフルで噴射する(そうしないと、ファルケンが後ろに吹っ飛ばされてしまう為)。
29名無しより愛をこめて:03/09/26 00:11 ID:XL2LLiHb
大財閥の総帥としての将来が約束された環境に生まれ、その通りに財閥を纏める立場となった男。
しかし、その割には意地汚い所があり、「勝てば官軍」を座右の銘とし、「世の中は悪が栄えるように出来ている」と嘯く。
余りにも外道なやり口でライバルを追い落とし、警察などは金の力でどうとでも、などと言う事を日常的にしている為、敵も多い。
神埼は、彼の中に眠る限り無いほどの欲望に目をつけ、彼にデッキを渡す。
彼の目的も、欲望を限り無く満たし続ける、という物である。

こういう男なので、勝つ為に手段を選んでいる様子はなく、他のライダーを社会的に抹殺し、社会復帰を餌にデッキを巻き上げる(その後は、ミラーワールドで殺して死体遺棄)のが、彼の常套手段である。
他にも、カードデッキの解析チームを組織し、自分のデッキや奪ったデッキを解析させ、自分のデッキの強化や量産型ライダーデッキの開発などをさせている。
そして、常にデッキを持ったボディーガードを4人以上連れており、他のライダーとのバトルにおいては、数の暴力で押し潰す事を好む。
3028-29:03/09/26 00:17 ID:XL2LLiHb
とりあえず、中ボスキャラです。

やっとの思いでブッ殺したら、次にラスボスが控えている、そんなキャラのつもりです。
31名無しより愛をこめて:03/09/26 00:35 ID:KpXj5Ou0
>>28-30
前スレで厨(以下略だった人?
3228-29:03/09/26 00:39 ID:XL2LLiHb
仮面ライダーガードストライクVer1.0
変身者:竜宮寺財閥 総帥付きボディーガード一同
身長:200.3cm 体重:85.6kg 最高視力:約10km 最高聴力:約12km
最大走力:100mを5.1秒 ジャンプ力:ひと飛び35m
パンチ力:200AP キック力:290AP
召喚機:襲召剣「ストライクバイザー」(ストライクイーグルの翼をあしらったデザインの剣。1000AP相当)
契約モンスター:鷹型擬似モンスター「ストライクイーグル(3000AP)」
ファルコブラストを元に作られた擬似モンスター。ロケットはオミットされている。
ストライクベント:イーグルクロー(2000AP)ストライクイーグルの爪の形をした鉤爪。
ガードベント:イーグルシールド(2000GP)ストライクイーグルの胸の形をした楯。
シュートベント:ビークシューター(2000AP)銃身がストライクイーグルのクチバシの形をしている光線銃。
エアロベント:イーグルウィング 背中から翼を生やして、飛行できるようになる。
ファイナルベンド:ストライクビーク(4000AP)
ストライクイーグルがガードストライクを捕まえて上昇、急降下爆撃よろしくガードストライクを敵にぶつける。
その際、ガードストライクはストライクバイザーを下に向けて、敵に突き刺さるようにしている。

ファルケンデッキを参考にして作られた、竜宮寺財閥製の量産型デッキの第一号。
後継タイプが開発されるまでの間、俊人のボディーガード達が常に携帯している。
3328-29:03/09/26 00:46 ID:XL2LLiHb
>>31
はい、そうです。コテやめた意味ないな……

とりあえず、次のネタからは、また名無しに戻りますね。
34名無しより愛をこめて:03/09/26 01:07 ID:Gexpc0iF
初めてのライダー投下。ローカルルール無視があっても勘弁してくらさい。

 仮面ライダーフェザ
●身長/体重● 169cm/55kg
●最高視力/聴力● 30km/30km
●最大走力● 100mを7.5秒
●ジャンプ力● 一飛び50m
●パンチ力/キック力● 100AP/200AP
●召喚機● 浮召傘フラフバイザー 傘型召喚機。閉じたまま突いたり、開いて滑空することができる。

●契約モンスター● けせらんぱさらん型モンスター「ゲゼラン(2000AP)・バザラン(2000AP)」
 見た目はタンポポの綿毛のでかいの。常に二匹一組で行動する。とても脆弱なモンスター(人間でも追い払うことが可能)
だが、どんな狭い隙間にも入り込む上、気配がとても希薄なので駆除するのは至難の業。
人間やモンスターに取り付いて養分を吸うと、60秒だけAP5000の「ストロビラン」になることができる。

シュートベント:ホワイトインパルス(2000AP)
 ・短銃でダメージを与える。攻撃有効範囲は1m程度だが連射が効く。
レイン(reign)ベント :パペットスポア(2000AP)
 ・短銃で敵に胞子弾を打ち込み、敵にダメージを与えると共に十数秒間行動を支配する。しかし射程は30cm程度。
ガードベント :フラフアンブレラ(3000GP)
 ・羽毛状の胞子を振りまく傘を開き、それに触れた攻撃を瞬時に拡散・無効化する。
ハイドベント :フラフコロイド(1000GP)
 ・光を屈折させる膜を作り、その中に入って姿を消す。5m以上離れるとほとんど視認できなくなる。
エスケイプベント :カタパルトコクーン(2000GP)
 ・繭を作り出し、中に入って猛スピードでその場から離脱する。
ユナイトベント : 
 ・無条件でゲゼランとバザランを融合させ、ストロビランにするために使う。
ファイナルベント :サクリファイス トゥ ブリーダー(6000AP)
 ・1.フェザーバイザーから噴き出す綿で相手を繭に包む。
  2.ゲゼラン・バザランを取り付かせて養分を吸わせストロビランに成長させる。
  3.ストロビランが打撃で繭ごと打ち上げた相手を、飛び蹴りで吹き飛ばしてエンド。
35へん:03/09/26 01:08 ID:Gexpc0iF
 フェザ続き

・逃げ隠れに秀でたライダー。非常に鋭い五感と多彩な逃走手段を持つ。
反面敵を倒す決め手に欠け、運動能力はとても低い。
よほどのことがないかぎり他のライダーと真正面からは戦わず、他人の戦闘を遠くから観察し、
気にいらないライダーの隙を狙う事が多い。

●変身者● 綿貫 密(わたぬき みつ)23歳・女・旅人
旅を愛するナチュラリスト。反面、人間社会に拭い難い不信感を持っている。
とある廃墟でたむろしていた暴走族を罠にかけ壊滅させた知恵と暴力への躊躇の無さに目をつけた
神崎からデッキを渡される。その後自力で捕獲したゲゼラン・バザランと契約(母性本能を刺激されたらしい)。
独自の法を持った自分だけのミラーワールドを手に入れることが目的。
何度か犯罪に巻き込まれ全てを失った過去から、犯罪者や犯罪を教唆する者を深く憎んでおり、
ライダーの力で彼等を私刑に処したり、モンスターの餌とすることに躊躇はない。
普段はおっとり且つ大雑把な性格だが、犯罪行為を目にすると頭の回転が速くなり、
闘い方は冷静で精密で執拗になる。
36名無しより愛をこめて:03/09/26 20:25 ID:rhNaXHzc
もっとガンガレ、もっとガンガレ!!

>>34-35
最初ベントカードが目に入って、契約モンスターはキノコかと思ったら
ケセランパサラン。確か、昔流行ったよね。
37名無しより愛をこめて:03/09/26 23:49 ID:XL2LLiHb
今時ケサランパサランなんて、なんて渋いチョイスを……
まあ、狼とか、ありふれたモチーフよかマシでしょうが。

仮面ライダーギガス
変身者:樋口 俊二(ひぐち しゅんじ) 27歳 闇プロレスラー
身長:188.2cm 体重:93.4kg 最高視力:約12km 最高聴力:約14km
最大走力:100mを4.2秒 ジャンプ力:ひと飛び50m
パンチ力:300AP キック力:400AP
召喚機:鉄召拳「ギガントバイザー」(マンモスの顔の形をした手甲。AP1500/GP1000相当)
契約モンスター:マンモス型モンスター 重機動要塞「ラムダマンモス(6000AP)」
実物のマンモスと同等の巨体と圧倒的防御力を誇り、無数の重火器を内蔵した鉄の城。
ソードベント:ラムダピアサー(2000AP)ラムダマンモスの牙を模した剣。突き刺し専用の上、曲がっているので、使い辛く、もっぱら切り払い用。
ストライクベンド:ラムダパニッシャー(5000AP)ラムダマンモスの鼻を模した杭打ち機。馬鹿みたいに強力だが一発こっきり。
シュートベント:ラムダバスター(3000AP)ラムダマンモスの右前足の形をしたビームランチャー。
ガードベント:ラムダガーター(4000GP)ラムダマンモスの顔を模した大型楯。
デスマッチベンド:自分か対象が死亡するまで、二人ともミラーワールドから出れなくなる。また、100m以上離れる事も出来ない。
ファイナルベンド:アトミックプラズマパワーボム
ラムダマンモスが鼻で敵を捕まえて遥か上空に放り投げて、中空の敵に一斉射撃。
その後、ギガスが自由落下中の敵を45〜50m上空で捕まえて、相手の頭が下になった状態でパワーボム。

恵まれすぎた身体で障害致死事件を起こし、紆余曲折の末、闇プロレスをすることになった男。
元々はまっとうなプロレスを目指していたが、別に障害致死事件の事を悔やんではおらず、むしろ闇プロレスの危険なルールに魅せられている。
命の削り合いに餓えた野獣であり、特に願いもないままバトルに参加する。
死者続出の闇プロレスで鍛えられた戦技と闘争心で、多くのライダーを圧倒する。
3837:03/09/26 23:52 ID:XL2LLiHb
あっ、ファイナルのAP書き忘れたわ。

ファイナルベンド:アトミックプラズマパワーボム(AP7000)
です。
39仮面ライダー伐 第六話・1:03/09/27 03:22 ID:6mkxbekA
夏見達が住む市街地を見下ろせる丘。そこに、一人の男が立っていた。
ようやく季節に見合うようになったロングコートに身を包み、強張った面持ちで立つその男は神崎 士郎。
「優衣、優衣・・・戦いを修正し、おまえを生き返らせる・・・」
士郎の体は金色の光に包まれて消えていく。後に残っていたのは、何枚かの金色の羽のみ・・・。

2002年8月15日、深夜
「全く、何を考えているんだ君は」
「すいません・・・」
閉店後のカードゲームショップ「ボリサブ」で店長の石井から厳しく叱られているのは、そこで働く青年
皇 夏見(すめらぎ なつみ)だった。
「ばら売りのカード、しかも限定物をタダで子供にあげる奴がいるか!」
「しかし店長、その子は学校でいじめられていたんですよ。ろくにいいカードを持ってないからって。それで」
「こっちは商売でやってるんだよ!全く、今度やったらクビだからな!」
「はい・・・。」
そんな脅し文句を言われたからには、夏見は黙って頭を下げるしかなかった。

それから一時間後
「まったく、あんなに説教しなくてもいいじゃんよ・・・そりゃ、俺もうかつだったけどさ」
店から自分のアパートに帰る途中の夏見は、愚痴を呟いていた。
「でもさ、俺の服装にまで口を出すこと無いだろ・・全く、センスのない店長だよ、石井の野郎」
だが、彼の服装―ピンクを主体とした花柄―を見れば、普通の人なら眉を顰めるであろう。
「くそっ、むしゃくしゃする!」
夏見は落ちていた空き缶を蹴っ飛ばす。普通ならそれで終わる所だが、夏見はその時缶が落ちたところに
何かがあることに気が付いた。
「なんだ・・・?これ・・・?」
そこにあったのは、カードデッキ。ライダーの、カードデッキだった。
40仮面ライダー伐 第六話・2:03/09/27 03:23 ID:6mkxbekA
「はあ、はあ、やっと終わったあ・・・」
戦いの終わったミラーワールドに立つ、仮面ライダー伐、仮面ライダーエッジ、仮面ライダーヒット。
夏見はカードデッキを拾った瞬間に近くにあったカーブミラーに吸い込まれ、そこで二人のライダー・・・
仮面ライダーエッジ、仮面ライダーヒットに指示されるがままに『仮面ライダー伐』へと変身したのである。
そして指示されるがまま、自分を襲ったミラーモンスターを圧倒的な力で叩きのめしたのだ。

「俺達のチームに入る気は無いか?」
目の前で二人のライダーに聞かれて「NO」と答えれば、自分がどんな目に遭うのかは容易に想像がついたから、
夏見は嫌も何もなくエッジとヒット、叶 祐二(かのうゆうじ)と依城 宗一(よりしろ そういち)のチームに
加入することになった。
罪無き人々を襲うミラーモンスター、それを統括する鏡像ライダー、そして他のライダー達。そんな奴らとの望んでなどいない
戦いの渦中に、否応無く巻き込まれていく夏見。

そしてまた、別の日。
「ライダーバトルの・・・開始だ」
「望むところだ!」
「変身!」「変身!」「変身!」「・・・変身!」
腰部にベルトが出現し、4人のライダーが戦いのフィールドであるミラーワールドへと降り立つ。
夏見と依城に、彼らとは別にチームを組んでいる二人のライダー、『仮面ライダー羅剛』と『メシア』が挑戦を
突きつけてきたのである。
「ファイナルベント」
「ファイナルベント」
「ファイナルベント」
「ファイナルベント」
伐のファイナルベント『ジャッジスピアー』、ヒットのファイナルベント『ローリングストーン』、羅剛の
ファイナルベント『メテオストライク』、メシアのファイナルベント『デモンハンド』が一箇所で同時に炸裂し、4人のライダーは
一斉に吹き飛ばされる。
「ウワァァン!!」
結局その場では決着がつかず、羅剛とメシアはほうほうの体で去っていった。
41仮面ライダー伐 第六話・3:03/09/27 03:24 ID:6mkxbekA
また別の日、カードゲームショップ「ボリサブ」。
「なんだよ、常連の俺の言うことが聞けないってのかよ!」
「そんなことを言われましても・・・」
レジを任せられていた夏見は、一人の客の無茶な要求に困っていた。
「今財布を見たら3520円しか入ってなかったんだよ!どうせ消費税を入れて3537円なんだからまけてくれて
 いいだろ!」
そう言って夏見に食って掛かっている男はボリサブの常連客、榎木 史也。彼は狂的なカードマニアであり、カードを
手に入れる為には手段を選ばないような面がある。
「そんなこと言われましても・・・」
「けっ、バーロ!」
榎木は夏見に唾を吐きかけると、今買おうとした物を全てレジに放置したまま帰っていく。
「ゲッ!ばっちい!」
己のピンクの服にジャストヒットした榎木の唾を拭き取ろうと必死になっている夏見を見てほくそ笑みつつ、榎木は帰路に着いた。
「ふん!あの店員がもしライダーだったら、完膚なきまでにブチのめしている所だったぜ」

その日の夜
「ファイナルベント」
「ファイナルベント」
伐のジャッジスピアーとエッジの『ストリングカッター』が、鏡像ライダー殲駆と鏡像ライダーツームに命中する。
「グオハアァッ!」
「ドゲボォッ!」
爆発四散する鏡像ライダー達。
「か、叶さん・・・。こいつらって本当に人間じゃないんですよね?」
自分がその体で感じた「殺した」という感触に不安になり、叶―仮面ライダーエッジに自分のした事の正当性を問いただす夏見。
「ああ、こいつらは人間じゃない」
粒子化していく鏡像ライダー達を見つめながら、叶は悲しそうな目で答えた。
「こいつらは・・・人の形をした、殺人兵器だ。おそらく、こいつら自身が望まないまま戦っているんだろうな」
「それは・・!まさか・・!」
「そうだ。鏡像ライダー達は、神崎が具現化させた人間の「闇」そのものなんだよ・・・!」
42仮面ライダー伐 第六話・4:03/09/27 03:25 ID:6mkxbekA
あるいは、別の日。
依城が店員として働いているスーパー「オリバー」で
「どうも、今日からここでバイトすることになりました。篠原 恭介と言います」
いつか聞いたような声に、思わず顔を見る依城。そこにいたのは
「!おまえは!」
「あ、奇遇だなあ」
そう言って笑っているのは三日前に一度限りの共闘をしたメシア、篠原 恭介だった。
他の店員が注意を逸らした機会を見て、篠原に耳打ちする依城。
「なんでこの店に来た?俺を機会を見て狙うつもりか?」
「まさか、ただの偶然ですよ。それに俺は、羅剛が帰ってくるまでライダーバトルに手を出すつもりは無いですから」
「なら、いいが」

「なんだ、お前らは!」
「君達・・・君達ごときのような殺伐としたライダーバトルを憎しみも持たずに戦っているような邪悪な志もない腐った輩は
 俺と『盟主様』の理想とするライダーバトルには邪魔なんだよ」
「・・・消えろ」
街に現れたミラーモンスターを追ってミラーワールドに突入した伐とエッジを待っていたものは、突如として襲い掛かってきた
異形のライダー達、仮面ライダーヘルマスターと仮面ライダーゴート。
「フォグベント」
「ソードベント」
ゴートが発生させた霧の中で、ヘルマスターの武器『ヘルシミター』によって一方的にダメージを受ける伐達。
「ウワァァン!!」
「くっ、このままじゃやられてしまうぞ!」
「貴様らのような腐った輩は今ここで排除する!」
そう言ってファイナルベントを繰り出そうとしたゴートは、次の瞬間に謎の砲撃で吹き飛ばされた。
「グオハッ?」
「おいゴート、お前は私の獲物だろう!他のライダーに干渉するな!」
その声とともに戦いの場に降り立ったのは、九条 悟(きゅうじょう さとる)が変身する仮面ライダーソーン。

ソーンの援護によって、伐とエッジは窮地を逃れることに成功した。チーム加入を勧める二人だったが
「すまない。私はあくまでゴートだけを追い続けるつもりなのでね」
九条はそう言って、孤独な戦いに自らを置く事を伝え、消えていった。
43仮面ライダー伐 第六話・5:03/09/27 03:26 ID:6mkxbekA
「叶さん、俺達の戦いに終わりはあるんですかね・・・。」
郊外の公園の原っぱに寝転ぶ夏見と叶。夏見は、果てることの無い戦いに対して少しずつ焦燥と疲れを感じ出していた。
「あるとすれば、俺達のどっちかは・・・あるいは両方とも、死ぬときだ」
ライダー同士の戦いはそういうものだと判っていても、心のどこかで死ぬことに対する恐怖が渦を巻く。
「俺、ライダーになって色んな奴に会った・・・。むかつく奴、尊敬できる人、そして訳の判らない変人・・・。でも、例えどんな
 人であろうとも、この現実の中で生きているって事でしょう?俺はそれを思う度に、ライダー同士の戦いっていうものがつくづく
 不毛なんじゃないかと感じられてしまうんです・・・」
「それで、いいんだ」
ゆっくりと立ち上がった叶が、夏見に向かって頷きかける。
「叶さん?」
「そんな気持ちを捨ててライダーの戦いに挑むようになったら・・・人間として、終わりだ。俺は音楽を通じてどんな人でも
 伝えたいことがある。だからそれに比べてライダーの戦いがいかに不毛か常に認識できる。これは幸せなことなのかも
 しれないんだよな・・・。」

同じ頃、ミラーワールドで。
「へっ、これしかいないの?」
「この程度なら私達が相手するほどじゃないわね」
猿型モンスター『ブラッドリマー』の群れに対して余裕の二人のライダー。が、実際にモンスターと戦うのは彼女達ではなかった。
「ヘーラ!行きなさい!」
「・・・・・」
二人の女性ライダー、仮面ライダーローズと仮面ライダーウォルトに押されるように戦い出す仮面ライダーへーラ。
「シュートベント」
手に『アルトシューター』を持ち、ブラッドリマーの群れに向けて発射するへーラ。だが多勢に無勢、5体のブラッドリマーに
囲まれ、集中的にいたぶられる。
「ええい、役に立たない子だねえ!」
ローズとウォルトはへーラをいたぶるブラッドリマーを、戦い慣れした手腕で追い払った。よろよろと立ち上がるへーラ。が、
「なんであの程度のモンスターを倒せないの!」
ローズとウォルトに頭部や腹部を激しく殴られ、蹴られ、叩かれて、声を出せないへーラ・・・水原杏香(みなはら きょうか)
は余りの苦痛に気絶した。
「お前にはもっと働いてもらわなくちゃいけないんだからね!」
44仮面ライダー伐 第六話・6:03/09/27 03:27 ID:6mkxbekA
「修正は、完了した・・・」
夏見達が住む市街地を見下ろせる丘。そこに、一人の男が立っていた。
ようやく季節に見合うようになったロングコートに身を包み、強張った面持ちで立つその男は神崎 士郎。
「優衣、これでお前を救うことが出来る」
士郎の体は金色の光に包まれて消えていく。後に残っていたのは、何枚かの金色の羽のみ・・・。

別の、日。カードゲームショップ「ボリサブ」
「行ってきまーす!」
夏見は石井店長に頼み事を頼まれ、ある商品を受け取るために問屋へと出発した。
「全く店長ったら、ちょっとでも嫌な顔をすると俺の給料を下げるとか言い出すんだから・・・脅しにも程があるってんだ」
店の車に乗ってしばらく行き、交差点を曲がろうとしたところで、一人の女性が横断歩道を飛び出してきた。
夏見は慌ててブレーキを切る。
「ウワァァン!!・・・危ないですよ!お嬢さん!」
「すみません!」
夏見に深々と頭を下げて去っていく女性。夏見はいきなりの出来事に憤慨しつつ、問屋への道を急いでいった。
「あーあ酷いや。可愛い女の子ならまだしも、あんな顔面ブラクラ女なんかに俺の運転経歴を汚されてたまるかっつーの」

「おばさん、買い物を済ませてきました」
「お疲れ」
さっき夏見に轢かれそうになった女が、とある店に入っていった。どうやら彼女の住処らしかった。
「そういえばさっき、車に轢かれそうになったの」
「ええっ!半年前に生死をさまよってまだ轢かれたいのかい?勘弁しとくれ」
彼女のおばさんらしき人物が、紅茶を入れながらハラハラして言う。
「大丈夫よ・・・今はもう、平気だから」
「ならいいけど・・・気をつけてよ、『優衣』。」

そこには、19歳の誕生日に交通事故に逢って死んだ筈の神埼 優衣がいた。
―「タイムベント」のカードがフェードインして終―
45バツメイカー ◆Pgs.cZ6mDs :03/09/27 03:31 ID:6mkxbekA
今回はタイムベントネタ使って総集編にしてみましたが判りにくかったかもしれません(´・ω・`)
幾らなんでも戦いの前に優衣が死んでいるのはマズーなので神崎兄さんに修正してもらいました(w

次回は伐達とローズ達が激突します。それでは。
46名無しより愛をこめて:03/09/27 09:45 ID:tnsFDs0F
>バツメイカー氏
新作乙―。って兄貴が修正しなかったら優衣は夏見が轢き殺していたんですかい…
47名無しより愛をこめて:03/09/27 10:20 ID:gnwsaU67
顔面ブラクラ女…
ひ、ヒドイ……(w
奴が出演しているCMを見た時、真面目に男かと思った。
48名無しより愛をこめて:03/09/28 00:43 ID:kbtv2njb
>バツメイカーさん

SS乙です。
いつもながら面白かったです。
次回も楽しみにしています。


モンスター投下です

アナザーワン
(不定形人型モンスター)
優衣の書きかけの絵が実体化したモンスター
初期形態はのっぺりした白い人型の物体である。
他のモンスター(あるいはその破片)を吸収することで、その形質(能力)を手に入れることが出来る。
また、その形態も吸収した相手に準じて変化する。

ただし、あくまで劣化コピーなので能力はオリジナルには及ばない。
また、どんなモンスターを吸収しても非人間型(例:ドラグレッダー、ダークウイング等)にはならない。
複数のモンスターの能力と形態を組み合わせ、より強い形に自己進化することが出来る。
非常にしぶとく、破片一つからでも全身が再生する。

ライダーと契約した場合
初期のAPは1000。
ベントカードはアドベント、ストライクベント、ファイナルベント。
AP、ストライクの形状、ファイナルの技はその時の形態により変化する。
49名無しより愛をこめて:03/09/28 18:18 ID:DmYSjEa3
>>39-45
伐キテタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!!!!
50ギルノイズ ◆olKbglHkuQ :03/09/28 22:27 ID:FNV5U7j4
>48
こ、此れは……『G素体』ですか?
51名無しより愛をこめて:03/09/28 22:41 ID:1ZacfJzT
>仮面ライダーガードストライクVer1.0

( ´,_ゝ`)プッ
52名無しより愛をこめて:03/09/29 17:26 ID:MtUtRuRe
>>39-45=バツメイカー氏
連続バトルで夏見も大変でつね(w
優衣も修正されて良かったですな。
53ランバー作者:03/09/29 18:04 ID:e4BsDaA4
>>51
何かと思ったら、また”設定厨”がらみでつか
・・・・しかもこれじゃ、叩かれても文句は(ry

私がこういうことを言っちゃいけないのだろうけど、
第三者の目で自分のネタを、もう一度見直してください。
(前スレでも同じような注意をうけていましたよね?)

あと、前々から思っていましたが、以前のコテハンはリア厨に失礼です。
54元「厨設定全開」:03/09/29 19:19 ID:Mq7AQAe9
>>51.>>53

つまり、もう二度と書き込むな、と。
あと、リア厨に失礼は同意。彼等の存在を失念していたのには反省してます。

ガードストライクは、別に某種をイメージした訳ではなくて、
もう一つ、ガードシュートと組みで、前者を「ボディガードの前衛用デッキ」
後者を「ボディガードの後衛用デッキ」とするつもりだったんですけどね。
どうせ、漏れの奴だと看破されたライダーなんぞ誰も使いませんから、
ガードシュートは書き込みませんでしたけど。

……改めて見ると量産の癖にスペック高すぎたかも。
初期型の量産なら、パンチとキックは両方150前後が関の山だったかな?
55名無しより愛をこめて:03/09/29 19:37 ID:3rq+h8EF
マターリ行こうぜ。
56名無しより愛をこめて:03/09/29 19:54 ID:es1pWhTQ
>>54
とりあえず、もう少しひねったほうがいいのではないかと

まぁマターリ逝きましょうさ
57山羊作者:03/09/29 21:42 ID:XQeFctW5
マターリと逝きましょう、そうすれば自然に冷静になる物です。では冷静ではないライダーを(ぉ

仮面ライダーフィアー
変身者:冬美優子
身長:160センチ
体重:不明
最高視力/聴力:15km/15km
最高走力/ジャンプ力:100mを7秒
パンチ力/キック力:ともに250AP
契約モンスター:マッドパンプキン
       (カボチャ型モンスター。4000AP。外見はハロウィンで見かけるあのカボチャそっくり。しかし大きさはそれに準じず、3メートルほどの大きさを誇る。ケタケタケタ、とよく笑う。低空飛行ならば可能)
召喚機:恐召機「マッドバイザー(本人曰く「お仕置きホウキ」)」
       (ホウキ型バイザー。穂の中にカードを入れる事でベントインする。武器ではないが殴った場合は1000AP)

フラッシュベント:マッドパンプキンを召喚。その目から強烈な閃光を放つ。

プリズンベント:対象のライダーやモンスターをマッドパンプキンの内部に閉じこめる。突然背後からマッドパンプキンが飲み込んでくるので回避は難しい。当然内部から外を見る事は可能。

ストライクベント(2000AP):マッドバイザーの穂先を斧状にする。

フライングベント:マッドバイザーにまたがり飛行が可能になる。大抵彼女はこれでMW中を飛び回っている。飛行中、マッドパンプキンは小さくなり彼女の右肩に乗っている。

シュートベント:マッドパンプキンを召喚。その口より小型のマッドパンプキンを大量に転がす。1000AP×ランダム。なお飛行中は小型マッドパンプキンが敵を追尾し衝突後爆発する。

ファイナルベント:「マジカル☆ジェノサイド」(5000AP)
         マッドパンプキンと共に飛び上がり、マッドパンプキンの上に乗る。そしてそのまま相手に向かって落下する。

58山羊作者:03/09/29 21:44 ID:XQeFctW5
変身者:冬美優子 年齢不詳 鞄職人
フィアーに変身する女性。小さな鞄屋を経営して、店の奥で鞄を作り続けている。両親は既に他界。
性格はあっけらかんとしており、また小さな事にはこだわらない。だが年齢の事にだけは過剰反応を示す。
彼女の望みはわかりやすく「大富豪になる事」。彼女自身、戦う事は嫌いではなく、また人を殺す事も辞さない考えである。
ちなみに彼女は店に傷つき息絶えた男からブランク状態のデッキを受け取り、後に神崎から事情を聞き戦いに身を投じる。

コンセプトは「変なモンスターと変なライダー」です。
・・・・変な奴だ。
5948:03/09/29 22:52 ID:QeDp1gAC
>>50

どっちかって言うとアプトムだったり・・・
マイナーなキャラかもしれないですがw
60山羊作者:03/09/29 23:00 ID:XQeFctW5
>>59
強殖装甲ガイバーでつね。彼は後半に行くにつれかっこよくなっていきますな。
6148=ふにく:03/09/29 23:27 ID:qtdHaruI
>>山羊作者さん

彼の完全復活を切に願ってます。
つーか、最近の話の展開遅すぎ<ガイバー
62山羊作者:03/09/29 23:38 ID:XQeFctW5
>>ふにく様
昔、総集編の分厚いヤツを3冊購入したのですが・・・それ以降のガイバーあんまり見てないッス。
なんか・・・話が大きすぎだなぁ、って思っちゃって・・・。
今のガイバーは一体どうなってるんだろう? 
63名無しより愛をこめて:03/09/30 01:34 ID:Cw4vI7eF
>>54
あまり引っ張るのもあれだが、気付いていないようなのでもう1つだけ。
>……改めて見ると量産の癖にスペック高すぎたかも。
>初期型の量産なら、パンチとキックは両方150前後が関の山だったかな?
これは的外れ。数値は大した問題ではない。(気にした方が面白くはなるだろうが)

>>マッドパンプキン
狙っているかどうかはわからないがアタック・オブ・ザ・キラートマトを連想した…
64ギルノイズ ◆olKbglHkuQ :03/09/30 02:08 ID:KTZKg2wu
>63
確かに数字ではない。
うちのライダー二人は数値以上に戦いなれている(カードに頼らない必殺技はさすがにどうかと思わないでもないのであえて前スレに)。
むしろ、名前だ。
例えばより量産型らしい名前、『先行試作量産型ライダー』くらい分かりやすくするとか。
ああ、カードもストライクベント・アドベント・ファイナルベントだけにするとか。

>59-62
ガイバーはちょっと……
65へん:03/09/30 06:02 ID:gYgXCadg
朝から投下。鬼は既出でしょうか?

 仮面ライダー鬼哭

●身長/体重● 191cm/108kg
●最高視力/聴力● 15km/15km
●最大走力● 100mを5.5秒
●ジャンプ力● 一飛び40m
●パンチ力/キック力● 1000AP(義手)/400AP
●召喚機● 角召腕キコクバイザー 義手型召喚機。腕が開き、そこにベントインする。

●契約モンスター● 鬼型モンスター「サットヴァシュテン(AP6000)」
 身長220cmを超える体躯を持った強力なモンスター。頭のほか胸・手・足にも牙をもった顎がある。
主に体育館のような密閉されたホールに集まった人間を一網打尽にする戦法を取る
体の各部にある角はあらゆる物質を貫き、低周波の咆哮は物陰の相手にもダメージを与える。

ソードベント :クビラ(3000AP) 角を模した刃。肘に装着。
ストライクベント :インダラ(3000AP) 頭部を模した武器。頭にかぶり、角の部分から稲妻を発する。
ストライクベント :アニラ (4000AP) 角を模したパイルバンカー。義手に装着。
スイングベント :アンテラ(3000AP) 上腕を模した棍。三節棍になる。
ナスティベント :ハイラ (2000AP) ナイトのソニックブレイカーととほぼ同じ。
ブラストベント :バサラ サットヴァシュテンの息で敵を吹き飛ばす。
ガードベント :ビカラ(3000AP)腕を模した盾。両腕に装着し、殴るように攻撃を弾く

ファイナルベント :ヴィムクティ(7000AP)
 1・サットヴァシュテンの内部に鬼哭が入る。
 2・サットヴァシュテンの体中の顎が開く。
 3・咆哮の衝撃波と稲妻であたりを破壊し尽くす。
66へん:03/09/30 06:09 ID:gYgXCadg
・鬼哭続き

接近戦を得意とするライダー。攻撃力・防御力共に高く、敵に対して真っ直ぐ近づき、攻撃・防御・障害物ごと
粉砕する戦法を得意とする。ただし遠距離戦はかなり不得手。

●変身者● 雛覚(すうかく)42歳・男・修験者
背が高くガッチリとした体格の修験者。少年の頃家族全員を殺したサイコパス。
その後サイコパスを自覚した彼は、自らの右腕を切り落とし仏門に入る。
それ以来非暴力を貫いてきたが、総本山に侵入したモンスターにより同門が殺され、
自らも傷を負ったところで神崎からデッキを受け取り、ライダーとなる
戦いを終わらせることが目的(闘いを止めることではない)で、ミラーワールド内では手当たり次第にライダー・モンスターを襲う。
神崎は最重要な標的。
仏教のほかに法律の造詣も深く、ライダーならば友人ですらいつでも殺せるメンタリティを持つ一方で
ミラーワールド外では変質的なまでに法律を守ることに固執する(法に触れない限り道徳には無関心)。
67カマッタ:03/09/30 18:17 ID:yxt0TIXE
仮面ライダーヴァルト
身長:190cm 体重:110cm 視力、聴力:30Km
跳躍力:20m パンチ力:200AP キック力;200AP
契約モンスター:ムササビ型モンスター「ハロゥグライダー」3000AP
召喚機:「滑召布バルトバイザー」腕に巻いた布の中心にバイザーが付いている
ストライクベント:「バルトスティング」1000AP
モンスターの爪を模した小型の付け爪。威力は低い
ガードベント:「バルトグライダー」2000GP
ウイングウォールのようなマント。これを使って滑空することも可能。(飛行は不可能)
ファイナルベント:ストライクバレット 4000AP
ハロゥグライダーにヴァルトが捕まり、そのまま特攻する。
変身者:森嶋和雅(モリシマカズマサ)25歳、新聞記者
いわゆる「特ダネ」を探す記者で、記事のためには他人のプライバシーも気にしない。
行方不明事件を追って行くうちにライダーになる。
「知りたがり」な性格で、自分には何の特にはならないことも知ろうとする。
だが、知る必要もないことを知ろうとする人間の末路は決まっていた・・・
68元「厨設定全開」:03/09/30 21:52 ID:A9luIRNo
>>ギルノイズさん
なるほど、なるほど。つまりやるなら、コンセプトをここまで明確にしろ、と。



仮面ライダーワンチャンス
装着者:未定 つか、思いついたのデッキだけ
身長:177.6cm 体重:85.3kg 最高視力:約9km 最高聴力:約10km
最大走力:100mを8.6秒 ジャンプ力:ひと飛び20m
パンチ力:150AP キック力:200AP
召喚機:召刃「ダガーバイザー」(ダガー型の召喚機。APは500と低いが、強度は高い)
契約モンスター:モア型モンスター(非人間型) 「ダッシュランナー(6000AP)」
スイングベント:ダッシュマイン(4000AP)チェーンマイン。一つ一つが、ダッシュランナーの膝の形をしている。強力だが一発のみ。
ストライクベンド:ダッシュパイル(5000AP)ダッシュランナーの首を模したパイルバンカー。強力だが一発のみ。
シュートベント:ダッシュミサイル(5000AP)ダッシュランナーの胴体の形をした大型ミサイル。ビルを一撃で倒壊させる威力を持つが、弾数は一発。
ファイナルベンド:ダッシュキックラッシュ(7000AP)
ワンチャンスが相手の足を掴んで逃げられない様にした後、ダッシュランナーによる執拗な連続キック攻撃が行われる。

一発で打ち止めの攻撃系カードしかないデッキ。
ファイナルベンドを複数枚所持しているような物で、強力なデッキである事は疑いようもない。
しかし、何せ全てのカードが一発で打ち止めの武器ばかりなので、かなりテクニカルな戦い方が必要となる。
「この野郎!」
そのレイピアはモンスターを打ち倒さんと繰り出される。しかしそれはその強靱な皮膚を貫通する事はなく、また突き出した反動をそのま

まに跳ね返してくる。
「ぐあっ・・・・もう手加減しねえからなッ!」
「ファイナルベント」
空より飛来する巨大なセミ、メガロシケード。それが彼の上部に浮遊した。
「俺の歌を・・・・聴ッッ!?」
いつものセリフを繰り出そうとした瞬間、彼の喉はそのモンスターによって捕まれていた。そしてそのまま持ち上げられる。カードの効果

よりも早い反応を持つのだ、このモンスターは。
「ガッ・・・」
(やべえッ! このままじゃあ・・・・)
「でりゃあああっっ!!」
ガキィッ!
まるで金属と金属がとてつもない勢いでぶつかったような音がした。その音の正体はオルタナティブ・プロト、大槻恭平であった。
「グ・・・」
その一撃でモンスター、ゼブラスカル・プラチナは少しだけよろけ右腕の仮面ライダー、ゴスペルを手放した。
「ガハッガハッ・・・・畜生」
「逃げるで司。マトモにやっても勝てへん」
そういうプロトの身体もボロボロで、既にその異形の鎧にはひびが入っていた。そしてその言葉にゴスペルはベルトから取り出したカード

をギターにベントインする。
「アドベント」
メガロシケードが二人を掴む。そして出口へと飛んでいった。
ただ、ゼブラスカル・プラチナは彼らの姿を見送っていた。
「・・・・どうする? 早いトコアイツを倒さないと長塚さんのかかと落としくらっちまうぞ」
そう言って司は恭平を見る。彼の頭には包帯がぐるぐるに巻かれており、またそのスーツの下も包帯で覆われているだろう。かくいう司も

首の当たりと両腕にに包帯を巻いているが。
「どうするもこうするもなぁ・・・・何にも手がかりがない。あいつらだっていつでも人を襲うっちゅうわけでもなさそうやからこうやっ

てのんびり出来るんやけど・・・」
「少し気になったんだが・・・・お前、少し弱くならなかったか? なんつーかキレが無い」
「たぶんその理由はこれや」
恭平は司に向かってデッキを放り投げた。それには無数の細かいヒビが走っている。いまにもデッキそのものを壊してしまいそうなほどの

ヒビが。
「おい・・・・これヤバくねえか?」
「そりゃあご多分にやばいやろ」
「そっか・・・・ってうわっ!?」
ぱきぃん! と音がしプロトのデッキの端が砕ける。そして中からカードが出てきた。
「うわわわわっっ!?」
「おいおいおい! これでクロまで襲いかかってきたらどうするねん! ・・・・ん?」
砕けたカードデッキの内側に何かが彫ってある。それは誰かの名前だった。
「・・・清明院大学、香川英行作。試作第1号機・・・・」
どうやら制作者の名前であるらしい。やたらと几帳面なのかしっかりと彫られている。
「・・・・行ってみるか」
「おう、まだウチのクロも襲ってこないみたいやし・・・・」
そうして二人は清明院大学へと向かう事になる・・・・・。
「どうも初めまして。大槻と申します。連絡も出来ず急に訪ねて申し訳ありません」
恭平は両手で名刺を差し出し、そう言った。そして目の前の男、香川教授は名刺を受け取る。そこには「k-phone社員 大槻恭平」と短く書かれていた。
「いえ、かまいませんよ。どうぞ、おかけになってください」
「ありがとうございます」
そう言って大槻は近くの椅子に座る。いつものヨレヨレのスーツではない。今日のスーツは新しいやつだ。ちなみに司は外で待たしてある。
「本日はどういったご用件で?」
「これなんですが・・・・」
そう言って大槻は砕けたデッキを香川の机の上に置く。それを見て香川の顔は豹変した。
「これは・・・・! 私が作った試作型のデッキではないですか! これを一体何処で!?」
「これはとある人物から押しつけられた物なんです。とは言っても使わせて頂いてるんですが・・・・」
「という事はあなたもオルタナティブに?」
「はい。勝手ながら変身させてもらってます。とは言ってもほとんどライダーとは戦いませんが・・・・もっぱらモンスターを倒すくらいです」
「そうですか・・・これは作られてからテストもしない内に盗まれてしまいまして。ですがあなたのような方に使って頂けているのなら私としても喜ばしい限りです」
香川は本当に嬉しそうな顔をしていた。まあ自分の作ったモノが平和に貢献しているのなら誰でも喜ぶであろう。
「ところでお願いがあるのですが・・・・」
「このデッキの修復なら喜んでさせて頂きます。MWは一刻も早く消し去らねばなりません。そのためにはあなたのような方にこのデッキは使われるべきです」
「! ありがとうございます! よろしくお願いします!」
「お任せください。この程度なら二時間程度で直せます。少々お待ちください」
その言葉を聞き、恭平はもう一度礼を言うと香川の部屋を後にした。
「おい、うまくいったのか?」
「うむ、ええ人やった。数時間もすれば直せるらしい。それまでこの大学見物でもしよか」
「大学に良い思いでねえなあ・・・・」
その頃・・・・香川の研究室には二人の男が居た。
一人は香川教授。一人は仲村創。オルタナティブ・アルティに変身する青年である。
「先生、いいんですか。あいつがそのデッキを盗んだのかもしれないのに・・・・」
「いえ」
香川は笑った。
「彼はそんな事をしません。一目で分かります」
「でも・・・」
「彼はあの高野さんの癖のあるプロトタイプデッキでここまで戦い抜いてきたのです。それに外で待たしていた青年も仮面ライダーのようですね。その実力は認めるべきでしょう。それに・・・・」
「それに?」
「彼には私たちにとっても試作のカードを何枚か試験的に使って頂きましょう。彼の活躍でモンスターや神崎君のライダーが減ってくれれば好都合ですし」
香川教授は机の上にある八種類のカードを見た。それはリリースベント、スルーベント、アドベント、ポゼッションベント、ファイナルベント・・・・そしてビリビリに破けたエクステンドベント、デフレクションベントであった。

「あ! 恭平! 俺のエビを取るんじゃねえ!」
「やかっしい! お前かて俺のカツとったやろ!」
「ちょっとくらい俺にも何か分けてくださいよ!」
「うっさい! 修司! てめえの分はてめえで確保しろ!」
「その通りや! つかそのうまそうな鶏肉よこせ!」
「あ! 恭平さんひでえ!」
「俺も取ってやろう。よこせ!」
「あまいで司! その蓮根はもらった!」
「司さん! ご飯ごと持ってかないでくださいよ!」
その頃、清明院大学の学食ではこのような戦いが繰り広げられていた。ちなみに修司とは先ほどここの学食で知り合い、仲良くなった宮内修司である。
「よっしゃあ! よお食った!」
「同じく! 満腹だ!」
「ヒドイ・・・・ほとんど食べれなかった・・・・」
修司が泣いているが気にしない。二人の昼食は常に死にものぐるいであった。まさしく書いて字のごとく「食うか食われるか」である。
「そろそろじゃないか?」
携帯を見ながら司が言う。そのデジタル表示は先ほどから本当に二時間程度経った頃であった。
「おう、ほな修司、またな」
とりあえず恨めしそうな顔をしてコチラを見ている修司に別れを告げ、二人は教授の部屋に向かう。だが、
キィィン・・・・
「! 敵か!」
「そうみたいだな・・・しかも奴かよ・・・・」
すぐ隣の窓ガラスに映るゼブラスカル・プラチナ。彼は司に向かって手招きをした。
「あいつ・・・一人前に煽ってやがる!」
「ほな・・・その誘いに乗らへん理由はないな。司、とりあえず時間稼ぎ頼むで。二人がかりでぶちのめしてやろうやないか」
「その必要はありません、大槻さん」
恭平の背後より声。それは香川教授の物であった。
「修理は完了です。ですが使用の前に一言」
「・・・?」
「デフレクションベント、エクステンドベントは使用不可能になりました・・・・残念ですが。その代わりストライクベント、マグネティックベントを追加しておきました。使い方は・・・・」
「いやあとは実戦でやらせていただきます。本当にありがとうございました」
「いえいえ、では頼みます」
「はい。司!」
「おうよ」
二人が構える。そして
『変身!』

後編に続く・・・

長くてスイマセン・・・・しかも前編、後編に別れてしまいました。
でも前スレでご指摘のあったプロトのデッキ改造編なのでお許しください。
74ふにく:03/10/01 00:09 ID:oLa9GYmo
仮面ライダーブレイズ
変身者:瀬岡 義人 32歳 サラリーマン
身長:200cm体重:110kg
最高視力:約12km最高聴力:約15km
最大走力:100mを7.2秒ジャンプ力:ひと飛び20m
パンチ力:250APキック力:350AP
召喚機:焔召斧「フレイムバイザー」(斧型のバイザー)
契約モンスター:虎型モンスター「フレイムワイルダー(5000AP)」
       デストワイルダーに似たモンスター。赤い体と高熱を操るのが特徴。
       炎ではなく「熱」を操るので火を吐いたりはしない。
ストライクベント:メルティングクロー(3000AP)フレイムワイルダーの腕と爪を模した手甲。
                     高熱を発することで対象にダメージを与える。
ヒートベント:(3000AP)ブレイズの体、装備品が高熱を持つ。周囲の物体に熱による影響(燃える又は溶ける)を与える。
リターンベント:使用済みのカードをデッキに戻す。
ファイナルベント:メルトダウンブレイク(6000AP)
フレイムワイルダーが引きずり回した敵をブレイズがメルティングクローで突き刺し、高熱で焼き払う。

装着者:瀬岡 義人
幸せになるためにライダーになった男。
「幸せ」とは「理解」と「精神の成長」、そして「覚悟」であると考え、それらを手に入れるために戦う。
契約モンスターを完全にコントロールしており、熱で物質に影響を与え、それを使って主に変身前のライダーを攻撃する。
(例:シャワーを突然熱湯に変える。部屋を異常に暑くして熱中症にする。
   もたれかかっている壁を溶岩に変える等)
普段は温厚な性格だが、月に2〜3度は人を傷つけ無ければ止まらない衝動に駆られる。
戦い方は極めて執拗で奇襲を得意とする。
MWに現れるオルタナティブ・プロトと仮面ライダーゴスペル。その右手にはレイピアとブラックバセットの頭部をもしたナックルがあった。
そして二人を待ち受ける最強のゼブラスカル種、ゼブラスカル・プラチナ。自信の現れか、腕組みをし二人を眺めている。
「あの余裕っぷりがむかつくぜ・・・・」
「まあ俺ら三回くらい負けてるんやけどな」
「その屈辱、一瞬たりとも忘れた事はないぞ・・・・マジでぶっ殺してやる」
殺気立つゴスペル。だがそれとは対照的にプロトは落ち着き払っていた。
いや、それは間違いかも知れない。彼はゆっくりと体を動かしながら修復されたデッキの調子を確かめていた。
前のように動きが鈍くなるような事はない。それどころか変身後の姿がピッタリと自分の動きに反映してくる。
(これなら・・・行けるかもしれへん。ホンマ、香川教授に感謝)
「司、今回は普通に行く。お互い正攻法でで行くで」
「おうよ! 普通のモンスターに負けてるとあっちゃあ他のライダー達には勝てないしな!」
そう言って二手に分かれプラチナを挟み撃ちにする二人。プラチナはそれを見、鼻を鳴らし構える。
同時に攻撃を始める二人。それをプラチナは両腕を広げて受け止める。そしてその右腕がレイピアを掴んだかと思うとプロトの腹部に蹴りが決まる。
その衝撃を全身で受け止めてしまい遙か後方に吹き飛ぶ。
「恭平!」
叫ぶ司。だがその隙をつき、プラチナの拳がその頭部を打つ。それは一撃では済まず、何度も何度も、ゴスペルの顔面を打ち続けた。
「ぐ・・・・あっ!?」
「くっそぉっ・・・まだか。まだ足らへんのか・・・・」
「先生・・・・あれじゃあ、勝てませんよ」
仲村が眉間にしわを寄せて言う。だが、香川教授は彼の表情とは対照的に笑っていた。
「・・・・・先生、俺たちは行きますよ」
そう言って仲村といつの間にか現れた宮内が懐からデッキを取り出そうとする、が香川は手で制する。
「まあ待ちなさい」
「何故です? 素性は知れなくとも目の前で人間が死ぬ事には変わりないでしょう!」
「いえ・・・彼はまだあのデッキの能力を使いこなしている訳ではありません。なぜならあのデッキには私たちのデッキのデータを全て反映させています」
香川は不敵に笑う。
「彼ならば負けません。少なくともモンスターに負ける事はありません、絶対に」

「ぐ・・・あっ・・」
力尽き、倒れるゴスペル。プロトもまた、力を失い倒れていた。
プラチナも無傷ではなかったが、致命傷では無かった。
(くそ・・・・このまま死んでたまるかッ!)
ゴスペルの右手がカードを引き抜き、メガロバイザーに挿入される。それにプラチナが気付いたのは二人に興味を失い歩き出した時だった。
「ナスティベント」
メガロスケードが宙を舞い、その巨大な声をプラチナに浴びせる。プラチナもこういった攻撃には慣れていないのか、耳を押さえ膝をついた。
「こんの野郎!!」
膝をついたプラチナの背中をレイピアで切りつけるゴスペル。だがレイピアはプラチナの身体の硬度の前に折れてしまう。それを見、ゴスペルは小さく悪態をつくとこちらを向いたプラチナの顔面に掌底をたたき込んだ。
ズン、と音がしプラチナの身体が揺れる。その一撃は、ゴスペルの打撃の中で最高の一撃だった。
「効いた! よっしゃあ!」
だがその喜びの束の間、ナスティベントの効果が終了しプラチナは怒りを露わにしゴスペルに襲いかかる。だが、先ほどの打撃で調子を崩したその攻撃がゴスペルに当たる事はない。
そしてその隙をつき再びゴスペルはプラチナに密着する。
「とっておきだ、くらえ!」
プラチナの腹部にあてがわれた両手に、全てのパワーが集中する。その一撃はプラチナの堅い表皮をすり抜け打撃を浴びせる完全な「寸勁」であった。
再び体勢を崩すプラチナ。だがそれに追い打ちをかけるが如く背後からプロトの一撃が決まる。彼の撃ち込んだ一撃はゴスペルの撃ち込んだ「寸勁」であったが、その威力は数倍である。
腹を抱え、ふらつくプラチナ。今回は観念したのか、その身体を分解させようとする。
「させるか!」
「マグネティックベント」
あの声が響き、プロトの両手が発光する。その光をまとったままの右手で分解しようとするプラチナに触れる。その光はプラチナの身体に触れるとすぐさま消えていった。
「なんだそりゃ? それが新しいカードか?」
「それよりも逃がすなや! 分解したかてお前の攻撃からはアイツは逃げられへん!」
「おうよ!」
「サウンドベント」
「ファイナルベント」
空より飛来するメガロシケード。そしてゴスペルの前に現れるマイクスタンド。いつも通り、そこにマイクをセットし、メガロバイザーを構える。
「本日のナンバーは・・・・MONOCHROME☆LOVE! 俺たちの力を・・・聞けェェェッ!!」
メガロシケードとゴスペルから放たれる極大の破壊音波は、分解したプラチナの肉体全てにダメージを与える。「音」を使い辺り一面に攻撃されては分解したその肉体では耐えられないのである。
仕方なくプラチナは元の肉体に戻り耐えきろうとした。だがその時をプロトが見逃すはずはなかった。
「ポゼッションベント」
契約モンスターであるブラックバセットを自らに憑依させその力を増幅させるそのカード。そしてプロトはまだ光の残っていた左手で右足を触る。光は先ほどと同じようにすぐさま消える。
「これで、トドメやっ!」
遙か高く後方に飛び上がるオルタナティブ・プロト。だが、その軌道の途中で動きは止まり、その右足が強く発光した。瞬間、キックの体勢をとったプロトが高速でプラチナに向かって飛んでくる!
「でぃりゃあああああッッッ!!」
超高速状態にまで加速したプロトのキックはたやすくプラチナの肉体を打ち砕く。そしてその破片すら、ゴスペルのファイナルベントの前で塵と化していくのであった・・・。
「今回はよおやったな。もう一人前のパートナーや」
そう言って恭平は司に向かって右手を差し出す。それを見た司は照れながらその手を握った。
「へっ、当たり前だ。つか忘れてるようだが俺、お前より年上なんだぜ?」
「頼りない年上やなあ」
「やかましい! ま・・・お前を年下とも思えないがな、今更」
との司の言葉に
(という事は俺は老けとるっちゅうことか?)
との疑問も浮かんだが、まあそんな事はどうでも良かった。恭平としても、今回の戦いは大きな収穫だったからである。
「さて、と。帰るか恭平」
「帰りに教授にお礼言って、銭湯でも行くか」
「お、いいな。んじゃいつも通り女湯でものぞきに行くか」
「うむ! いつも以上にのぞきまくってくれる!」
『ハッハッハッハ』
馬鹿二人の笑い声が大学中に響いた。だが、その馬鹿っぷりは、二人の絆の象徴でもあった・・・・。

ちなみに銭湯からボコボコにされた馬鹿二人が追い出されたのはその夜の事であるが・・・それはまた別の話である。
79山羊作者:03/10/01 21:22 ID:vVRvD+dU
後半終了です。長々と書いてしまいました。これにてプロトとゴスペルの話はいったん終了です。石堂君が出てくる話はまた他に書いてますので、また後日(パラレルなので)。
あと最初のの方、番号付け失敗してるのはお許しください。
プロトが少しパワーアップしていますがスペックは変わっていません。あと少しだけ新しいカードの説明を。
「ストライクベント(2000AP)」
ブラックバセットの頭部を模したナックル。打撃中心のプロトを考慮して作られた。
「マグネティックベント」
使用時に両手が発光。右手で触れた物は左手で触れた物に引き合うようになる。その引き寄せる力はその2つが離れれば離れるほど強力になっていく。
ちなみに今回のプロトの必殺技はそれを利用したもの。「マグネティックスマッシャー(6000AP相当)」と名付けられておりれば多少ならば相手を追尾出来るが、やはり隙が大きく命中率もあまり良くない。
80ギルノイズ ◆olKbglHkuQ :03/10/01 22:07 ID:vZf0jPMu
>79
乙です。

ところで>77の「寸勁」ですが……そんな簡単に習得できる物ですか?
手元の資料だと少なくとも数年は正しい修行を積まないと使えないような……
(武術ヲタなのでその辺の突っ込みは欠かしません)
81山羊作者:03/10/02 08:24 ID:HpfJFWsE
>>ギルノイズ様
その通りですね、簡単には習得出来ないと私の持ってる資料にも書いてあります。
ちゃんと見ていれば良かった・・・・いやいや、ご指摘ありがとうございます。
今度からはちゃんと資料は端から端にまで調べないといけませんね・・・・
82ギルノイズ ◆olKbglHkuQ :03/10/02 22:02 ID:j+kpbQyr
>81
彼は一度はその様子を見てましたか?
見たことがあるなら、みようみまねでたまたま出来たってことで。

もう一度やろうとして失敗するってのもシチュとしてはありかな?こう、自分の手の平を見つめてる間に殴られるの。
83名無しより愛をこめて:03/10/03 19:03 ID:T7UFH5CM
>>69-73
>>75-79
おお、山羊氏の新作が発表されてた!
84山羊作者:03/10/03 19:43 ID:ZAKc7ZuP
>>82
実は常日頃の練習は寸勁の練習ばかりだった、という事でご容赦ください。
というわけで私のSSに出演している菱形司はまだちょいとヘタレです。

>>83
発表してましたよ〜。続きは未定ですが馬鹿二人はこんな感じです。
85ギルノイズ ◆olKbglHkuQ :03/10/03 22:50 ID:0T81Sz5H
>84
手元の『拳児』だと、「正しい方法で長年にわたって修練を積んだ人でないと――」と。
まぁ、ライダーとして過酷な戦闘と修行を重ねていけば、最終回にはもう一度(ちゃんと狙って)できるかも?

余談になりますが、八極拳を出すのなら『拳児』はお勧めです、ちゅーか必読?
あと『武術[ウーシュウ]』という中国武術の専門誌も。
安宅「そう言えば、俺の大東流合気柔術もあの漫画が第一の参考資料だよな?」ぎく。
86スナイプ作者改めメタルゲスラ:03/10/03 23:22 ID:QmlhJXPv
今更ながら新スレ乙ですー。では微妙な外道を。

仮面ライダー月光
変身者:鹿波 康哉(かなみ こうや)
身長:196cm 体重104kg
最高視力:約17km 最高聴力:13km
最高走力:100mを5.5秒 最高聴力:約8km
パンチ力:260AP キック力:290AP
召喚機:惑召甲「ヴァルガバイザー」(籠手型)
契約モンスター:ヤモリ型モンスター「ヴァルガグリーザ」(4000AP)
          バイオグリーザに近縁なヤモリのモンスター。四肢全てにバネと
          吸盤を備え、高いジャンプ力でビル街を縦横無尽に移動する。
          また体色変化能力も備える。

ホールドベント:「ヴァルガキャプチャー」(2000AP)
          ヴァルガグリーザの眼を模したヨーヨー。
クリアーベント:周囲の風景に自らを同化する。
スティックベント:壁、天井などあらゆる面に張り付く能力をライダーに付与する。
スプリングベント:ライダーのジャンプ力を倍以上に引き上げる。
ファイナルベント:「ヴァイスストローク」(5000AP)
           月光が敵を抱きかかえ四つんばいとなったヴァルガグリーザを
           踏み台に大ジャンプ、回転し頭部を下に落下するいわば忍法
           飯綱落とし。自動的にスティック&スプリングの効果が付与される。

鹿波康哉 年齢:25歳 職業:空き巣
 月光に変身する男。人からの指図を嫌い「マイペースに稼げる」という理由
 で空き巣になった。ライダーになった理由は「大金を得るため」。
 ライダーとなってからはさらにその能力で荒稼ぎをしているが、身元を特定
 されるような痕跡をまったく残さない上に、目撃されてもその場で目撃者を
 始末するためまったく捜査の網に引っかかっていない。
87で、紹介1:03/10/03 23:24 ID:QmlhJXPv
蜻蛉ももう見えなくなった秋の午後、一人の男がよくあるような一戸建てを
見つめている。
「・・・あの家は昼はジジイが仕事、ババアがパート、ガキは学校だったな」
男は近くの車へとデッキを構える。
「変・・・身」
男の体が黒と白の鎧に覆われる。男は車の窓へと消えた。

次に彼が現れたのはある路地裏、手には通帳と印鑑がある。
そして彼の目の前には薄汚れたホームレスがいた。
「おい、おっさん」
「・・・なんだ」
「これで金を引き出してきてくれ」
男は通帳と印鑑を差し出す。
「引き出してきた半分はアンタにやる。後の半分は俺に」
「60万だから・・・30万か。しかし、監視カメラが」
「その金で後で顔綺麗にすりゃバレないって。ホラ、早く」
「・・・わかった」
通帳と印鑑を受け取り、ホームレスはフラフラと歩いていく。
「ちゃんと働けよおっさん・・・・・・?」
周囲に独特の不快な音が響く。
「来たなバケモン。・・・変・・・身」
男は近くのガラスの中へと入って行った。
88で、紹介その2:03/10/03 23:27 ID:QmlhJXPv
ミラーワールド内の交差点、そこに立つのはワイルドボーダー。
そしてその眼前に立つライダーの名は月光。男、鹿波康哉の変身した姿である。
「グゥゥ・・・ウオォォォ!!」
『スプリングベント』
鉄の猪の突撃を驚異的なジャンプ力で避け、
『スティックベント』
そのまま近くのビルの壁面に立った。
「来い、ブタ」
「ガァァ!!」
ワイルドボーダーは胸部から気弾を連射するが、高速でビルの壁面を
駆け抜ける月光には当たらない。
「どうしたんだ、これで終わりか?」
『クリアーベント』
「フッ」
その体を透明化し、ビルとビルの壁面を次々と飛び移る月光にもはや
ワイルドボーダーは反応すら不可能。
「じゃあな、お馬鹿な子豚ちゃん」
『ファイナルベント』
いつの間にかワイルドボーダーの背後に立った月光が、その体を抱え持ち上げる。
「ハッ!」
そのまま後にジャンプし、突如として現れたヴァルガグリーザの
背へと着地する。そして、
「ハァァーーッ!!」
ヴァルガグリーザの四肢のバネ、そして自らの脚力で大ジャンプ。
高く高く飛翔、ビルをも飛び越える。そして回転、天地が逆転する。
「GO TO HELL」
落下。そして。
「ゴリッ」
終焉。
クルリと立ち上がった月光の背後でモンスターは爆発、その核を
ヴァルガグリーザが飲み込んだ。
89そして、紹介その3:03/10/03 23:28 ID:QmlhJXPv
(待てよ・・・この金をあの男に渡す必要はないんじゃないか?)
銀行から金を引き出してきた男は帰り道でふと立ち止まった。
(それよりもこの金を持って逃げたほうが・・・どうせ泥棒でもして通帳とかも
 手に入れたんだろうから、通報はされないだろ)
ホームレスはそう考え、クルリと逆方向へと歩きはじめる。だが。
「おっさん、引き出してきたか?」
「!!」
(クソッ・・・そうだ!)
「ホラ、見せてくれよ」
「わかった」
男が投げてよこした鞄の中を、鹿波は確認する。
(馬鹿め!)
ホームレスは鉄パイプを拾い上げ、振り上げた。
「死ねッ!」
「ヴァルガグリーザ」
近くのガラスから腕が現れ、ホームレスの男を引きずり込む。
「さてと・・・お勤めご苦労さん♪」
中から咀嚼音の響くガラスを見つめ、鹿波が呟く。そして彼は歩き出す。
「さーて、今日の晩メシ、何にしよっかなー♪」
90メタルゲスラ:03/10/03 23:37 ID:QmlhJXPv
紹介は以上ですー。まぁどうにでもしてください。
稚拙なキャラなんで。
で、微妙にモンスター投下。

レイスパイダー
 アシダカグモのモンスター。糸を吐くことはないが高速で走りまわり、
 獲物に襲い掛かる。主に車などに上からおぶさり、屋根を溶かし獲物を
 引きずり出す。

アビスラッガー
 ミツクリザメのモンスター。水中、地中問わず250kmの高速で移動し、
 胸部に備えた刃で敵を両断する。獲物は首を刎ね飛ばし体のみを食す。
91名無しより愛をこめて:03/10/04 01:00 ID:iSdqrFFS
>>90
すでに捕食方法がミラーモンスタ―でも何でもなくなっている。
92仮面ライダー伐 第七話・1:03/10/04 02:52 ID:zz1bywqx
「いってきます」
17歳の少女、水原杏香(みなはら きょうか)は、そう言って家を出た。
ごく普通の学生である彼女。ただ一点を除いて・・・。

バス停で杏香が待っていると、一人の少女が声をかけてきた。
「おっはよー、杏香」
その少女は杏香の友人、高野美咲(たかの みさき)である。去年までアメリカに留学していた天才少女で、
その頭脳はIQ400を誇っている。が、彼女はそんなことをぞんざいにもせず、普通に杏香と接していた。
「・・・・・」
杏香は挨拶代わりに手をかざし、何かの動作をした。
「うん、私は元気だよ」
その杏香の動作を見て、笑いながら答える美咲。そう、杏香は口を聞けない少女だったのだ。半年前に
不慮の事故によって声を失って以来、手話が彼女の会話手段となっていたのである。
「あっ、バスが来たよ。乗ろう」
「・・・・・」
杏香と美咲はバス停に着いたバスに乗り、彼女たちの通う「宮野岬高校」へと向かっていった。

カードショップ「ボリサブ」
「かー!ついてないなー!」
そう言って頭をボリボリ掻いていたのは、他でもない夏見。
「どうしたんですか、先輩?」
「どうもこうもあるか、昨日は行きつけのゲーセンに『挙動潜水Zギョンダメ エンコーVSチカンズ』が
 入ったっていうのに、人が一杯でプレイできなかったんだよ!」
「ああ、先輩が楽しみにしていたアレですか」
同じ店員で後輩の宮崎がふんふんと納得する。夏見は一ヶ月以上前からその話題を口にしてはプレイするのを
楽しみにしていたからだ。
「全くもう・・・。もう少しして混雑が和らいだら積みコインでプレイしてやるぜ!」
93仮面ライダー伐 第七話・2:03/10/04 02:53 ID:zz1bywqx
教室の窓側で、おとなしく授業を聞いている杏香。
衣替えで厚くなった制服の温さについウトウトと首を傾け始めていた。だがそんな折、彼女のいる机の脇のガラス窓に、
石がコツンと当たった。
「!!」
窓の外を見やると、そこには二人組の女が立っていた。
「先生、具合が悪くなったので保健室に行ってもいいですか」
窓の外の二人の姿を確認した杏香は、そう言って保健室へと向かうふりをして・・・外に出た。

スーパー「オリバー」。
バイトで入ったばかりの篠原は、魚の切り身をいそいそと商品棚に並べていた。
「おう、篠原」
振り返ると、そこには
「み、汀さん!?ファイナルベント二発で死んだはずじゃ?」
「んなわけねーだろ!幾らなんでもあんなんじゃ死なねーよ!」
思わず突っ込みを入れる汀。だが彼が無理をして病院を抜けてきたのもまた事実だった。
「とにかく怪我が治ったんだ。快気祝いに戦いをしようじゃないか。なぁ」
「は、はぁ・・・。でも、まだ仕事中なんですよ」
「そんなことどうだっていい!それに、今丁度いい獲物がやってきたじゃないか」
「えっ?」
キィィン・・・キィィン・・・。
汀と篠原の耳に、例の耳鳴りが聞こえてくる。
「きゃああああああああ!」
振り向くと、そこには鮮魚売り場の鏡張りになった氷置き場で主婦がミラーモンスターに襲われていた。
「!!こんな所に・・・」
「おそらく鏡像ライダーのしわざだろ、いくぞ!」
汀は篠原と共に渾身の体当たりでミラーモンスターを鏡の中に押し戻すと、店のトイレへと向かおうとする。その時
たまたま商品を運んでいた依城が、二人とミラーモンスター姿を見つけた。
「・・・汀・・・仮面ライダー羅剛!」
「おうおう、今回は加勢しなくていいぜ」
カードデッキを取り出そうとする依城の動きを汀が牽制する。
「今回の戦いは、俺の退院祝いみたいなもんだからよぉ!!」
94仮面ライダー伐 第七話・3:03/10/04 02:55 ID:zz1bywqx
「フン、ノコノコトヤッテキタカ、バカドモガ」
変身してミラーワールドの中に入った羅剛とメシアの前に、ツキノワグマ型モンスター『レベアクロー』を引き連れて
鏡像ライダーフリザードが現れた。
「コノワタシガキタカラニハ、キサマラカメンライダーナド・・・」
「ファイナルベント」
メシアが契約モンスター『ジャンプスマッシャー』の背中に乗り、早々と一体のをキックで撃破する。
「ハナシヲキケ!コノワタシガキ」
「ファイナルベント」
羅剛のファイナルベント『メテオストライク』で、三体のモンスターが一斉に吹き飛ばされる。
「ハ、ハナシヲキ・・・」
フリザードは、感情が無いはずの自分の体に冷や汗が流れているのを感じていた。

カードゲームショップ「ボリサブ」
「いらっしゃ・・・」
「ちょっと来なさい」
やってきた客に応対しようとした夏見は、いきなり今来たばかりの女性二人組に店の外へと引っ張られた。
「どうしたんですか先輩、まさかその女の人達に囲われてたとか・・?」
「違うよ!ウワァァン!!」
有無を言わさずボリサブの裏に連れ込まれる夏見。
「い、一体なんなんですか〜?」
「本当にこの子がライダーなの?変な服着てるし、なんかヘタレっぽいし、違うんじゃない?」
片方の女が不審げに、怯えている夏見を見下す。
「いや間違いないわ、この子もライダー、仮面ライダー伐よ」
もう片方の女が自信ありげに返す。何故なら、彼女は以前に夏見と戦った事があるからだ。ちなみにその時の戦いは
両者痛み分けに終わっている。
「あ、あのう。まさか貴女達は・・・。」
「察しがいいわね、そう、私達も『仮面ライダー』よ。」
そう言ってカードデッキを見せる鳥羽明美(とばあけみ)と塚本静子(つかもと しずこ)。
「皇 夏見・・・いや、仮面ライダー伐!私達と勝負しなさい!」
「な、なんで俺の名前を知ってるんですか!?」
「だって、あなたが付けてる名札に書いてあるんだもの」
95仮面ライダー伐 第七話・4:03/10/04 02:56 ID:zz1bywqx
「モットデロ!デテコイ!」
焦るフリザードはレベアクローを大量に呼び出す。その数10体。
「ハハハ、コレデドウダ!」
「おい、ちょっとヤバいんじゃないのか?」
メシアがそっと羅剛に耳打ちする。が。
「はっはっは、この程度の数、俺が身につけた新たな力の前には塵に同じ!」
「ナニィ?ハッタリヲイウナ!」
「はったりじゃねぇ!」
そう自信ありげに叫ぶと精神統一を始めた羅剛。刹那、羅剛の周りが激しく振動し始める。まるでこれから羅剛に起きる
大きな変化を喜んでいるかのように。
「はあぁああああああああっ!」
「ナ、ナニガオコッタトイウノダァ?」
次の瞬間。
仮面ライダー羅剛は、仮面ライダー羅剛・双へとその姿を変えていた。
「これが・・・一度は敗れた俺が、二度と敗れぬように強化された姿だぁっ!」

「変身!」
ミラーワールドの中で対峙する、伐、ローズ、ウォルト。
「!貴女だったのか!この前戦った慇懃無礼で卑怯なライダーは!」
ローズを指差して思わず叫ぶ伐。
「・・ずいぶん酷い物言いね。まあいいわ、あなたと戦うのは私達じゃないから」
こめかみをピクつかせながらも一応は平静を装うローズ。だが拳はきつく握られ、その背後からは怒りのオーラが
ひしひしと漂う。
「えっ?戦うのは貴女達じゃないんですか?」
「ええ。来なさい、ヘーラ」
ウォルトが呼ぶと、ミラーワールドにもう一人のライダーが現れた。
「?このライダーも女?」
「そうよ、やっておしまい、ヘーラ!」
「・・・・・・・・・」
仮面ライダーヘーラは、何も言わずに伐に攻撃を仕掛けてきた!
「ウワァァン!!」
96仮面ライダー伐 第七話・5:03/10/04 02:59 ID:zz1bywqx
強化した羅剛・双にたじろぐ、鏡像ライダーフリザード。
「タ、タダノコケオドシダッ!ノシテシマエ!」
「こけおどしかどうか試してみるかぁっ!」
「スイングベント」
羅剛・双が手に持った鉄球『アースハンマー』で、加勢したばかりの10体のレベアクローが一撃の下に爆散する。
「ノ・・・ノォォォッ!」
「これで最後だぁあっ!」
フリザードへと突進しながら、素早くバイザーにカードを装填する羅剛・双。
「ファイナルベント」
ドガッ。
羅剛・双の放った渾身のパンチがフリザードの胸部に深々と突き刺さり、フリザードは爆発四散して、消えた。
「はっはっは、これだからライダーバトルはやめられねぇなあ!」
笑いながら元の姿・・羅剛に戻ったその背中を見て、メシアはふつふつと薄ら寒い感情が湧きあがるのを感じていた。
(ら・・・羅剛の背中に、鬼の形相が見える!!)

「シュートベント」
ヘーラが放つ虹色のレーザーに苦戦する伐。
「ヘーラ、近づけるんじゃないよ!」
高みの見物を決め込み、ヘーラに指示を出しているローズとウォルト。
「なら、これでどうだ!」
「マフラーベント」
伐の首のマフラーが広がって揚力を得る翼となる。伐は地面を蹴り、空高くへと飛び上がるとそのまま急降下で
ヘーラに近づいてその体を突き飛ばした。
「何!あのライダーは、空を飛ぶ事も出来るというの?」
「なにしているの!ヘーラ!」
伐を牽制しながらヘーラに近づいたローズは、よろよろと立ち上がったヘーラを殴り飛ばした。
「いつも失敗ばかりして、この迂闊娘!チームの足手まとい!」
ローズとウォルトは伐の事などそっちのけでヘーラを痛めつける。
「スイングベント」
ローズは自分の手に召喚された『スピンウィップ』でヘーラを力いっぱい叩きつけた。
「なんだよ・・・これって、敵も味方も無いただの弱い者いじめじゃないか!」
97仮面ライダー伐 第七話・6:03/10/04 03:00 ID:zz1bywqx
「ソードベント」
伐は、無意識のうちに手にジャッジウィングを携えていた。
「う・・・ウワァァァァァァン!!」
必死の叫びをあげながら、ヘーラを弄っているローズとウォルトに突撃する伐。
「!!」
それをかわした二人を尻目に、伐はへーラを抱きかかえ再びマフラーベントで空を飛んだ。
「おいお前ら!弱い者苛めなんてひどいじゃないか!」
「何を言ってるんだい!こっちのチームにいるんだから何をしても私達の勝手だろうに!」
「そうよ、あなたみたいな変な服着たヘタレに口出しされるいわれはないわ」
その言葉に、伐はカチンときた。
「何だと!俺の服装を変だと言ったな!食らえ!」
「ファイナルベント」
伐はへーラを抱いたまま契約モンスター『ジャッジホッパー』に飛び乗ると、高低差を利用した強烈なキックをローズと
ウォルトにかます。
「きゃあ!」
「このライダーは・・・へーラは、俺が預かる!」
固い決意を込め、腹の奥から声をあげて伐が叫ぶ。
「くっ」
手負いになったローズとウォルトはそれ以上戦闘をする訳にもいかず、すごすごと撤退していった。
「大丈夫かい?」
自分の腕の中にいるか弱い女性ライダー、へーラ・・・杏香に問い掛ける伐・・・夏見。彼はまだ、この出会いがやがて
悲惨な結末を迎えることを知る由もなかった。

戦いを終え、元の世界に戻ってきた汀と篠原。
「おまえら・・・」
「依城とか言ったな。今度は、貴様を倒すぞ」
篠原を迎えにきた依城に、そう言って帰っていく汀。その後姿には何とも言えぬ気迫が漂っている。
「・・・怖いな・・・あんな奴と戦うというのか」
依城は、汀の背中に得も知れぬ恐怖を感じている自分を発見するのだった。

―『ムーンストライク』のカードがフェードインして終―
98バツメイカー ◆Pgs.cZ6mDs :03/10/04 03:04 ID:zz1bywqx
羅剛を早々とパワーウpさせてみました。こうやって周りを強くさせて伐達の強化の理由を作らないと
のほほんとしている伐の世界は何時までたっても話が進まない気がします・・・(汗
次回は杏香が天国と地獄を見ます。あと松岡がちゃちい極悪非道ぶりを発揮します。それでは
99山羊作者:03/10/04 20:37 ID:oPfvXCSu
>>バツメイカー様
新作来ましたねぇ。いいです、極悪二人女性。あと汀氏怖いっす(笑
あと松岡がちゃちい極悪非道・・・も、もしかして!?

なんか下手すると丸一日レスつきませんな、最近。
もちょっと人が居てもいいのになあ・・・。
100名無しより愛をこめて:03/10/04 21:20 ID:7bv6j7YF
ライダー……投下っ!!(ライダー……変身っ!!風に)

仮面ライダーダークネス
変身者:狩谷 要(かりや かなめ) 32歳 暗殺者
身長:188cm 体重99kg 最高視力:約15km(暗視能力あり) 最高聴力:20km
最高走力:100mを6.7秒 ジャンプ力:ひと飛び25m パンチ力:200AP キック力:250AP
召喚機:暗召銃「シャドウバイザー」(非常に静粛性、連射性が優れているニードルガン型 500AP)
契約モンスター:馬型モンスター「ホースカルシャドウ」(4000AP)
4足歩行の馬型モンスター。暗視能力と影や闇を操る能力、そして無音かつ高速で走る足を持つ。
馬型モンスターなので、その蹴りは強烈。相手に悟られずに放つそれは、必殺の威力がある。

ナスティベント:ショドウスナップ(2000AP)シャドウバイザーから、五寸釘ほどの針が射出できるようになる。
この針を相手の影に打ち込むと、その相手は身動きが取れなくなる。
また、普通に敵を撃っても2000APの威力があるが、静粛性、連射性は失われる。
ソードベンド:シャドウセイバー(2000AP)ホースカルシャドウの首を模した、伸縮自在の闇の刃を持った剣。
暗闇の中で、その剣戟を見切る事は、非常に困難。
フィールドベント:周囲を、問答無用で真っ暗闇に変える。
インビジブルベント:敵に発見され辛くなる。
ファイナルベント:「シャドウサーバント」(6000AP)
ホースカルシャドウが闇や影を自在に操り、それらを用いて敵を切り刻んだり拘束したりする。
そこにダークネスが近づいて、相手の首にシャドウバイザーの銃口を突き付けて引き金を引く。

ビジネスライクなフリーの暗殺者。
立場的には○ティーハ○ターに近いが、狩谷はなにより効率、確立を重んじる殺人機械である。
仕事で消した男がデッキを持っていた事からライダーとなり、その力を仕事に生かしている。
「仕事以外で殺しをするつもりはない」と公言し、デッキ入手に神埼が関与していないので、デッキこそ神埼製だが正規参加者扱いではない。
ライダーバトルには、神埼や他のライダーからの「このライダーを消してくれ」という依頼をこなす、という形で関わる事になる。
101勝手に改造案:03/10/05 00:05 ID:gT+vjAKK
仮面ライダー ヘルマスターサバイブ
変身者:国枝 完次 19歳 男
身長:180p
体重:68s
最高視力:約20km
最高聴力:約20km
最大走力:100mを4.5秒
ジャンプ力:ひと飛び45m
パンチ力:300AP
キック力:450AP
召喚機:ヘルバイザーツバイ 契約の数に合わせ、両手甲と左肩で計3つの契約獣の頭部を模した召喚機
    肩の召喚機はサバイブカード用でサバイブ化後は使わず、両手のバイザーは同性能を持つ。
契約モンスター:猟犬型モンスター    インフェルノハウンド(4000AP)×3匹
        ケルベロス型モンスター ヘルベロス(7000AP) ユナイト時
フレイジングハウンドが強化。更にユナイトベントによって合体が可能になった。
強化しようと合体しようで火を吹いて暴れ回る基本行動パターンは変わらず。
ソードベント  :ヘルブレード(3000AP)カードを挿入したバイザーの獣の口から炎の剣を噴出す。
         相変わらず3枚所持し、2枚使えば両手のバイザーから噴出して二刀流、
         3枚使えば巨大な輪状の炎の刀(4000AP)を作れる。
シュートベント :ヘルバーン(4000AP)カードを挿入したバイザーの口から火弾を撃つ。
ホールドベント :ヘルバインディング(2000AP)相手を拘束しつつダメージを与える火輪を放つ。
ユナイトベント :契約獣を合体させる。
ファイナルベント:デモンズゲート(6000AP)
ヘルゲートの強化版。技の流れは同じ。(ハウンドは自力で跳び上がる)。当然3枚所持。
フォーリングダウン(9000AP):ユナイト時のFV。ヘルベロスが変形した異形のバイクに乗り炎をまとって突撃。
轍跡でも炎は燃え続け、周辺一帯を焦土にする。

説明
活動を開始した香川達に対抗するため、国枝の狂気を見込んだ神崎から託されたサバイブカード”烈火”により
強化したヘルマスター。攻撃力偏重のいびつな強化だが、その狂気と攻撃力の混合は恐ろしい。
102勝手に改造案:03/10/05 00:06 ID:gT+vjAKK
仮面ライダー ヒットサバイブ
変身者:依城 宗一 男 24歳
身長:190.3cm
体重:87.6kg
最高視力:約40km
最高聴力:約30km
最大走力:100mを5.0秒
ジャンプ力:ひと飛び30m
パンチ力:250AP
キック力:400AP
召喚機:アサルトライフル型バイザー ブレットバイザーツバイ 
契約モンスター:ヤマアラ型シモンスター ブレットウィンダー(6000AP) ブレッドストームの強化
ソードベント  :ブレットブレード(3000AP)召喚機の先から生える銃剣。
シュートベント :ストームライフル(4000AP)召喚機が銃となる。(騎士鯖と同じくカード不要の半デフォルト武器)
シュートベント :ストームショット(3000AP) ストームライフルを散弾銃モードに返る。威力は落ちるが広範囲に弾をばらまく。
シュートベント :ストームグレネード(5000AP) 召喚機から爆弾を撃ち出す。連射がきかないが威力大。
ブラストベント :ブレットトルネード(4000AP) ブレットウィンダーが全身の火器を乱射する。周囲は穴だらけ。
ガードベント  :ディメンジョンウォール(4000GP) 敵との間に次元の歪みを生じさせ、敵の攻撃をことごとく
         多次元のどこかに逸らしてしまう。
ファイナルベント:バーニングストーン(8000AP)
ブレットウィンダーが変形したバイクに乗り、火器を乱射しながら突撃する。

説明
夏見や叶、篠原との出会いの中、戦いを迷い始めていた依城をたき付けるために神崎が与えた
サバイブカード”疾風”による強化。果たして依城の選択は?
103勝手に改造案:03/10/05 00:07 ID:gT+vjAKK
オルタナティブ・轟(ごう)
変身者:皇 夏見 男 23歳
身長:192cm
体重:89kg
最高視力:約25km
最高聴力:約15km
最大走力:100mを6.0秒
ジャンプ力:ひと飛び25m
パンチ力:200AP
キック力:300AP
召喚機:ハンドガン型召喚機 アクロバイザー(1000AP)
契約モンスター:コオロギ型モンスター アクロケット(5000AP)
全長3mにも及ぶ巨大なコオロギ型モンスター。接近戦は不得手だが、
滞空しつつ全身の火器で敵を掃討する戦闘ヘリタイプの能力を持つ。
ストライクベント:ロケットナックル(1500AP)アクロケットの頭部を模した手甲を両手に装着。推進力があり撃ち出しも可能。
シュートベント :アクロランチャー(3000AP) 〜の脚を模したロケットランチャー。一発ごとに弾込めが必要。弾数6発。
ブーストベント :アクロブースター(2000AP) 〜の胴・羽を模したロケットブースター。背に装着し短時間の飛行を可能とする。
ファイナルベント:ブラッドレイン(6000AP)
轟がアクロケットの上に飛び乗り、アクロケットが火力を全開にして急降下空爆。止めに轟のキック。

説明
香川教授から仮面ライダー伐・皇夏見に譲渡されたオルタナティブデッキ。
オルタナティブ・スナイプのプロトタイプとして作成されたものであり、伐と対照的に遠距離戦を重視している。
104勝手に改造案:03/10/05 00:10 ID:gT+vjAKK
仮面ライダー伐・イクシード
変身者:皇 夏見 男 23歳
身長:192cm
体重:89kg
最高視力:約25km
最高聴力:約15km
最大走力:100mを4.0秒
ジャンプ力:ひと飛び50m(飛行可能)
パンチ力:400AP
キック力:550AP
召喚機:ガントレット型召喚機エクスバイザー(ジャッジバイザーとアクロバイザーが融合)
契約モンスター:バッタ型モンスター ジャッジホッパー(5000AP)
        コオロギ型モンスター アクロケット(5000AP)
伐・轟の全カード(除ブーストベント。デフォの装備になっている)を使用可能。追加として
ファイナルベント:エクススピアー(8500AP)
アクロケットの後に伐が乗ったジャッジホッパーが縦列を組んで突撃。アクロケットの一斉放火の後、
アクロケットのスリップストリームから出て速度を上げたジャッジスピア−を決める。

説明
神崎の作った伐のデッキと香川の作った轟のデッキが奇跡的に融合した状態。
伐あるいは轟に変身した状態から更に変身を重ねることでこの形態になる。
外見は伐をベースに体各部にアクロケットに似た小型ロケットブースターが装着されたというもの。
この全身のブースターによりパワーとスピードがアップ(科学的な意見は無視)、
更に自力で推進力を得る飛行も可能となった。マフラーベントと併用した場合の空戦力はライダー1。
ベルトの前に二種のデッキが並び、融合したバイザーにもそれぞれに対応した二種の口があり
伐と轟のカードは引き続き使用可能である。
欠点として元々奇跡的なバランスで成り立っており、1分しかこの状態を保てないことがある。
時間を過ぎると強制的に変身が解除されてしまう(素ライダーでなく、生身に戻る)ので注意が必要。
105名無しより愛をこめて:03/10/05 13:15 ID:uaH1uJnr
>>101-104
( ゚Д゚)<ポカーン…
かける言葉が無い。
106名無しより愛をこめて:03/10/05 16:02 ID:fMmLn+LN
>>101-104
どうコメントしたものやら・・・
107山羊作者:03/10/05 17:13 ID:3zvOrWrv
>>105-106
いや・・・まあ書き込むのは自由ですから。
しかし・・・また暗殺者かあ。それに他のはなぁ・・・
108名無しより愛をこめて:03/10/05 18:15 ID:GPaEs/EC
気を取り直して話題を振ってみよう。

あ〜、あれだな。手前勝手ながら、
燃えるSSというのも見てみたいなと思う今日この頃。
109名無しより愛をこめて:03/10/05 18:40 ID:WJUst0TF
>>山羊作者さん

?? 暗殺者って、そんなに多かったですかね?
110名無しより愛をこめて:03/10/05 19:12 ID:lQw7jLBW
>>92-98
新作お疲れ様です。
羅剛のパワーアップについにヘーラとの邂逅… 未だ姿を見せない「盟主」
先が楽しみです。

111ふにく:03/10/05 20:53 ID:iH8oBXQ9
>>108
前々スレ、前スレの最初でオルタナティブGのSS長々書いてましたが、
やっぱし書きやすいキャラとそうでないキャラがありますね。

前スレで出したヴィクティムは大失敗だった・・・
ガンアクション系は映像でないとちっとも燃えない・・・

>>109
特に多いって訳でもないけど、前スレでちと痛い暗殺者が有ったので
その印象が強いのかと。

横レス、スマソ
112ファントム作者:03/10/06 01:06 ID:Xx2unuiQ
再活動します。試しにライダー一つ投下してみます

仮面ライダーメア
変身者:黒月 楓(クロツキ カエデ)♂ 19歳
身長:185p 体重:85s
最高視力:約13q 最高聴力:約13q
最大走力:100mを4.5秒
ジャンプ力:ひと飛び30m
パンチ力:300AP キック力:300AP
召喚機:漆黒甲(シッコクコウ)ブラスバイザー(小手型)

契約モンスター:エッジデリーター(大剣型)4000AP
契約ライダーしか使う事のできない巨大な魔剣

ソードベント:ヴェノムブレード(2000AP)黒い刃の剣。本気を出すまでこっちを使う事が多い。
ガードベント:ヴェノムガード(2000GP)赤い目が埋め込まれた遠隔操作型の盾。
スチールベント:相手の武器を奪う。
クラッシュベント:相手の使う武器を壊す。
ディスペルベント:相手の使ったカードを自分の意思で一度だけ無効化する。
ファイナルベント:デリートスラッシュ(5000AP)
雑音のようなエッジデリーターの鳴き声で敵の動きを一瞬封じ、渾身の斬撃を喰らわせる。
113山羊作者:03/10/06 10:02 ID:jfe4GIir
>>109
ふにく様が仰るとおりです。言葉足らずですみません。
114カマッタ:03/10/06 18:43 ID:JIDfz377
>>113
暗殺者ってなんか現実感が著しく乏しい職業だからね。
職業といえば、今までので出た職業で珍しいのを探すのも楽しいかも。
個人的に気に入ってるのが「露天商」と「ペット屋」かな?
>>111
確かに文章で迫力を伝えるのは難しい。擬音とかもウザくなることも多いし。
ところで、ナギハジメは書き易いキャラだと思いますよ。(誰と比べてとは言わないけど)
正直続きを期待している罠。

ついでに投下
擬似ライドシューター
オルタナティブ用に作られたライドシューター
形状は通常のライドシューターよりも小型で、小回りがきく。
最高時速680Km。純正の物より時速300Km遅く、体当たりのダメージも低い。
ただし、武装としてバルカン砲を装備。威力は低いが。
とあるカードを使うとアドベントのごとく呼び出すことも可能。
115ギルノイズ ◆olKbglHkuQ :03/10/06 22:15 ID:X9jPm3HR
>112
クラッシュ&ディスペルベントって、コンファインベントと被ってませんか?
>114
確かに暗殺者なんてまずめったにいないからリアリティ無いよね。
ライダーの中の人はある程度リアリティないと変身後が引き立たないかも。
しかし、本編での学生の比率は高い気が……ガイ、タイガ、オルタナティブ……
……うちの三人も大学生だし……ええと……フリーター(っぽいものも)?ナイト、ライア、インペラー……
116名無しより愛をこめて:03/10/06 22:26 ID:sGcu5WyA
>>115
手塚は占い師、自営業だよ、きっと。


ほのぼのしたライダーやSSも良いなぁなんて思っている今日この頃。
普段殺伐とした世界観だけに……
117ファントム作者:03/10/06 22:31 ID:vv4ZhBqE
>115
クラッシュはそうかもしれませんが、ディスペルはベントイン後に
自分のタイミングで効果を発動できるといった感じです。書き方が悪かったですね・・・
118ふにく:03/10/06 22:32 ID:QWoBFZaz
>>114
望む方が居るなら、きっと那岐は帰ってきます!w

中華、果たして前の前のスレのライダーを出していいものやら・・・
(スペックとかは保存してあるんでまた投下すればいいんですが)
119カマッタ:03/10/06 22:32 ID:JIDfz377
>>115
リストアップしてみましょう。
ジャーナリスト(見習い)1名 ウエイター(成行き)1名 刑事(汚職中)1名
弁護士(スーパー)1名    秘書(スーパー)1名   占い師(必中)1名
大学生(犯罪者)1名     脱獄犯(ヤキソバ)1名  結婚詐欺師(職業じゃない)1名
大学院生(キレ易かったり、情緒不安定だったり)2名  大学教授(天才)1名
社長(片方は元フリーター)2名 鏡に映ったもう一人の自分(人間に非ず)1名
身元確認不可能(俗に言うオーディン)少なくとも3名
ウホッ!面白い面子!
112さんのカードについて
クラッシュベントは特殊カードは消せないからコンファインとは被らない
ディスペルベントは相手がカードを使う前に使っておかなくちゃいけない?
・・・こういう解釈で・・いいかな?

>>112さん
再活動おめ。ファントム好きでしたよ〜サナダさん23歳!モルヒネベント!
120ファントム作者:03/10/06 22:37 ID:vv4ZhBqE
>>119
説明どうもありがとうございます
2枚のカードの解釈に関してはそんな感じです

隙を見てファントムの続編の方も書いていきたいです
一応、ちゃんと完結させる気でいるんで
121名無しより愛をこめて:03/10/06 22:45 ID:sGcu5WyA
>>120
ガンガって下され。名無しながら応援させて貰いまつ。
122ギルノイズ ◆olKbglHkuQ :03/10/07 01:29 ID:NN8DKbl0
そう言えば、昭和ライダーは大学生が多いですね。
1号、V3、X、ストロンガー、スカイライダー、ブラック&シャドームーン……
123ギルノイズ ◆olKbglHkuQ :03/10/07 14:19 ID:NN8DKbl0
>119-120
つまり、クラッシュベント=『破砕』ですか。
ディスペルベントは印章シリーズですか。

しかし……焼きそば……そう言えば、『斎藤=オルタナ02』てのはどっからでたんでしょうね?
124名無しより愛をこめて:03/10/07 18:51 ID:Nv98aPtn
オルタ02のコラ、昔見たなぁ……
03(緑の奴)も両方出来がいい。
125ギルノイズ ◆olKbglHkuQ :03/10/07 21:55 ID:NN8DKbl0
>124
03!そんなものが!
某プロジェクトXスレでは初代龍騎の榊原さんにもオルタナティブデッキが与えられ、
某嫌北岡スレでは何故かオルガ・サブナックさえオルタナティブデッキが与えられ、

ここでは普通に量産されたオルタナティブデッキが……
126ファントム作者:03/10/08 12:36 ID:07my2Vst
>>112の続き
黒月 楓(クロツキ カエデ)♂ 19歳 フリーター
俳優養成所に通う青年
感情の落差が激しく性格がはっきりしていない
戦いに参加したが叶えてもらう夢も特にない
自分が戦いでいつ死んでもいいような言動をしているが、心の中では誰よりも死を恐れている

という事でこんなメア=楓はこんな感じのDQNキャラです
使う方いたら勝手にどうぞ
127名無しより愛をこめて:03/10/08 13:21 ID:+Ij24QIk
斎藤=オルタ02の元ネタはこのスレの亜種(というかむしろ元祖)、
RBスレの職人ネ申山奇が作ったコラ。
オルタ03=吾郎とかゾルダサバイブも。
128名無しより愛をこめて:03/10/08 20:37 ID:NfF/qpyq
02はフックベントとかマフラーとか、何処となくライダーマソを思わせる。
強化服だけに。
129名無しより愛をこめて:03/10/09 12:31 ID:Y4kEaEnE
ボソ…
ウェイトレスのライダー…
130名無しより愛をこめて:03/10/09 14:46 ID:JiXayJnN
漏れ、初代スレの二重人格女子高生ライダーが好きだ
131名無しより愛をこめて:03/10/09 16:08 ID:6iShrvWg
仮面ライダーバルガ
変身者:伊藤 十一朗 61歳 ホームレス
身長:176.3cm
体重:114.5kg
最高視力:約4km
最高聴力:約2km
最大走力:100mを1.4秒
ジャンプ力:ひと飛び18m
パンチ力:430AP
キック力:530AP
召喚機:イルストマックバイザー(名前の通り胃の上辺りにあるバイザー。読み取る
というよりは中にソートするタイプ)
契約モンスター:バルグアントニオ(シデムシ型モンスター)6000AP
普通ワゴン車より一回りくらい大きいサイズ、それほど凶暴なわけではないが一度狙われるとどこまでも粘着質に追ってくる。
バブルベント:アシッドバブル(2400AP)極めて酸性が強い泡を出す放射器。契約モブの顎部分が胴体に装着される。
ガードベント:バルグメイル(4500GP)契約モブの背中の外骨格を装着する。非常に頑丈だが少々動きづらい(笑)
ユナイドベント:契約モブとライダーが合体(融合?)する。各AP、GPが飛躍的に上がる。副作用:自我が蝕まれてゆく(´Д`;)
アドベント:ジョートラップ(0AP)敵の足元に契約モブが出現。手足を頑丈な触手で拘束する。

ファイナルベント:ガイアーズメテオ(各3000AP)(ラスト5000AP)
砲台体型になった契約モブに乗り込み対象物に触れると弾ける酸性の岩(?)を5〜6発吐き出す。ラストは契約モブが更に変形し契約者と共に
突っ込む。

元は中級証券会社の社長だったが不景気云々により破産。もう鬱だ氏脳・・・なとこに神崎士郎が現れ、純粋に生きるためにライダーになる。
神崎に深い感謝の念があり、時に神崎の代行者として現れる。TV版龍騎の見えないとこで地味にベルデなどを殺していた。(ぉ

とか何とか・・・ここまで深い年齢のライダーおらんかったから投下。槍でつっこんであげてくだちぃ
132名無しより愛をこめて:03/10/09 16:20 ID:bGqtFntk
133メタルゲスラ:03/10/09 18:03 ID:kF3QLM0U
↑精神的ブラクラです。スルーを。
134名無しより愛をこめて:03/10/09 19:38 ID:m6qu2yml
ホームレスライダーキタキタ──(゚∀゚)──!!
よくオデンにされなかったな。
135名無しより愛をこめて:03/10/10 00:38 ID:2cQK0YYo
>>131
厨(以下略?
136ギルノイズ ◆olKbglHkuQ :03/10/10 22:03 ID:0xU4njLS
>127-128
ああ、02のコラは見たことある。ゾルダ&王蛇サバイブも
>131
であったのが海堂ルミであったなら……(=人=)
137ファントム作者:03/10/11 10:58 ID:TIUhQ67P
二人目投下します。

仮面ライダーサイレンス
変身者:皇華 暦(オウカ コヨミ)♂
身長195p 体重95s
最高視力:0q 最高聴力:90q
最大走力:100mを4秒 ジャンプ力:ひと飛び40m
パンチ力:300AP キック力:400AP
召喚機:静寂杖トロンバイザー(杖型。鈴がついている)
契約モンスター:グレイオウル(フクロウ型/5000AP)
ストライクベント:グレイオウルの巨大な2枚の翼を刃に見立てた戦斧。
『グレイハルバード(3000AP)』
ダガーベント:グレイオウルの羽根型ナイフ。投げると誘導弾のように飛んでいく。
『グレイダガー(2000AP)』
スライドベント:相手の見る景色を揺らがせ視界を封じる。
ナスティベント:グレイオウルの目から発する超音波で敵の平衡感覚を麻痺させる。
ファイナルベント:フォールブレイカー(6000AP)
グレイオウルがサイレンスの背を掴み、猛スピードで相手の真上まで飛び
サイレンスが急降下して上空から相手に強力なかかと落としを喰らわせる。

皇華 暦(オウカ コヨミ)♂ 28歳 心理カウンセラー
12歳の時、病気で目が見えなくなってしまう
その後、目の事は諦め生きていたが
神崎士郎にカードデッキを渡され再び光を目にする為に戦う
138名無しより愛をこめて:03/10/11 11:38 ID:cskK65pu
仮面ライダー ラムザ
変身者:光田 慎也(みつだ しんや) 男 25歳
最高視力:約10km
最高聴力:約8km
最大走力:100mを5.0秒
ジャンプ力:ひと飛び35m
パンチ力:300AP
キック力:350AP
召喚機:鞘型召喚機 スライバイザー
鞘型バイザー。ラムザの武器はカード装填後ここから抜かれる。(ロードやファントムも)
最初からおまけとして何の変哲も無い日本刀スライブレード(2000AP)が入っている。
契約モンスター:カブト虫型モンスター スライビート(6000AP)
全身が刃物の巨大カブト虫。意外と素早くカサカサ動ける。短時間でそう速くもないが飛行も可能。
ソードベント  :ロードブレード(3000AP)スライビートの一本角を模した長さ2m、刃渡り30pの巨大な両手持ちの刀。
         凄まじい切れ味と頑丈さを誇り、モンスターを数匹まとめて一刀両断できる力を秘めている。
シュートベント :ソニックブレード(2000AP)スライビートの前右足を模した刀。長射程の真空の刃を撃てる。
ガードベント  :サークルブレード(3000GP)スライビートの前左足を模した刀。半径2m以内の空間に入ったものは
           銃弾だろうとレーザーだろうと先手を討って迎撃を可能とする、鉄壁防御の刀
トリックベント :ファントムブレード(2000AP) スライビートの中両足を模したやや小ぶりの二本刀。
         阿修羅のような6本の腕にそれぞれ刀を持つように見せ相手を切り刻む。
ファイナルベント:斬スラッシュ(7000AP) 
スライビート自体が武器へと変形し(後ろ両足を後方に伸ばして柄とし、他の足は前方に突き出して角と並べる)
ラムザがそれを振るって放つ必殺の一撃。斬撃の方向は自由で横に払えば多数の目標を一度に斬ることもできる。
139名無しより愛をこめて:03/10/11 11:39 ID:cskK65pu
ラムザ説明
和鎧をモチーフにしたデザインの、頭部の立派な鍬形が特徴的な武者型ライダー。
武装は全て刀で、接近戦では圧倒的な力を誇るが遠距離戦にも対応できる装備を持っている。
契約モンスターはマグナギガと同等の6000APでありスペック的には最強クラス。

変身者光田慎也は若くして剣道道場の師範を務める剣の才能の持ち主。
実戦から離れていると思う今の剣道に疑問を持ち、命がけの実戦を求めていた所で神崎の勧誘を受ける。
叶えたい願いは特に無くより強い相手と命がけの戦いをするのが目的。
戦い自体が目的のため、不意打ち等の卑怯なことはしないが
自分が不意打ちが不要な高い戦闘力を持つのをいいことに、他のライダーが必死に策を練って挑んでくると
すぐに卑怯だのなんだの罵る傲慢な性格である。
実戦経験のために野良モンスターにも積極的に戦いを挑むが、
自らを守る力の無い弱い人間がモンスターに襲われることは何とも思わない。
とはいえライダーの力を悪用しようとまでも思わない。
(ある意味ストイックでもあるので現実世界で彼の力で手に入る以上のものは望まない)
そんな感じの立ち位置。
140メタルゲスラ:03/10/11 15:39 ID:ZCWhi0Rc
仮面ライダーハイドラ
変身者:宍戸 悠斗(ししど ゆうと)
身長:197cm     体重:95kg
最高視力:約15km 最高聴力:約10km
最高走力:100mを6.2秒
ジャンプ力:ひととび30m
パンチ力:200AP   キック力:300AP
召喚機:海召鎧「ネレウバイザー」(胸あて型、左胸)
契約モンスター:フウセンウナギ型「ネレウファリンクス」(4000AP)
 フウセンウナギのモンスター。非常に巨大な頭部と鞭のように細長い小さな
 刃が並んだ尾を持ち、触れた物を切り刻む。

スイングベント:「ネレウチェイン」(2000AP)ネレウファリンクスの尾を模した鞭。
シュートベント:「ウォーターシェル」(1500AP)ネレウファリンクスに圧縮水弾を吐かせる。
リキッドベント:短時間の間、あらゆる攻撃を無効化し、またあらゆる隙間を潜り抜けること
         の出来る液体へとハイドラを変化させる。
ダイブベント:水中、地中問わず潜行、時速250kmの遊泳能力をライダーに与える。
ファイナルベント:「ガルフヘカトゥーム」(5000AP)
           ハイドラが一度ネレウファリンクスに飲み込まれ、超高水圧の
           水流に乗り吐き出されキックを放つ。
141メタルゲスラ:03/10/11 15:41 ID:ZCWhi0Rc
宍戸悠斗(19) 無職
 そこそこ有名だった資産家の息子。数年前に家事で両親を無くし、その際に顔に
 酷い火傷を負いしばらく入院生活を送っていた。入院中に火傷を負った自らの顔を
 見たとき大きなショックを受け精神的に不安定になり、今も鏡で素顔を見るとその影が
 素顔に被り未だに自分は酷い火傷を負っていると思い込んでいる。
 ちなみに包帯を顔に巻いたままなら鏡を見ることは出来る。
 普段は顔に包帯を巻いている。
 ライダーになったのは実際は治っているはずだが、火傷を負っていると思い込んでいる
 自らの顔を治療するため。(つまり直ってる顔を直そうとしている)
 現在は親の残した多くの遺産で食いつないでいる。口調は丁寧。

ライダーとしての姿は深い紺色の鎧に「ハイドラエンド」と呼ばれる自在に動く弁髪を持つ。
全体的なシルエットは中国系。

これももう煮るなり焼くなりお好きなようにしてください。
142名無しより愛をこめて:03/10/11 22:10 ID:ycpoDDMw
バレバレですけど、一応コテは止めたんで……

量産型仮面ライダー標準タイプVer1
変身者:竜宮寺財閥(本スレ28-29参照)ボディーガード
身長:182.3cm 体重:112.4kg 最高視力:約6km 最高聴力:約6km
最大走力:100mを8.9秒 ジャンプ力:ひと飛び15m
パンチ力:100AP キック力:150AP
召喚機:クローバイザー ピジョンブラッドの足の爪を模した鉄の爪状のバイザー。300AP相当
契約モンスター:鳩型量産擬似モンスター「ピジョンブラッド(AP2000)」
分身能力を持ち(量産を目指した結果の副産物)、高速飛行を得意とするが、普通の鳩並の体躯で打たれ弱いモンスター。
ソードベント:ウィングソード(1000AP)ピジョンブラッドの翼を模した剣。
シュートベント:ビークビーム(1000AP)クチバシを模した光線銃。
ガードベント:ピジョンシールド(1000GP)ピジョンブラッドの胸を模した小型楯。
ファイナルベンド:バードアタック(3000AP)分身したピジョンブラッドが人海戦術で敵を襲い、ライダーがそのドサクサに紛れて殴る蹴るの暴行を加える。
気分はヒッチコックの「鳥」。ファイナルの割にかなり弱い。

竜宮寺財閥製のライダーデッキ第一号。
後のバージョンの基本となるべく設計された為、基本的なカードは一応揃ってはいる。
が、その戦闘力の低さは如何ともし難い。
立場的には、時代劇のクライマックスに出てくる斬られ役の皆様あたり。
143山羊作者:03/10/12 02:02 ID:VDQOXbSz
久しぶりに思いついたので書きます。

仮面ライダー呪印
変身者:外村宮名(そとむらみやな)
身長:165p
体重:不明
最高視力/聴力:15km/15km
最高走力/ジャンプ力:100mを6秒
パンチ力/キック力:ともに250AP
契約モンスター:アンラック・キャット(黒猫型モンスター:3000AP)
猫召機マークバイザー(右手首の内側に存在するカード挿入口だけのきわめてシンプルなバイザー)

マーキングベント
手の平に浮かび上がる紋章を任意の物体に写す。
本人が消滅を望まない限り、一回の発動で最高五回ほど写す事が可能。その紋章は呪印以外には見えず、またMWから出ても存在し続ける。
呪印はこの紋章の所在を知る事が出来る為、相手を見失う事はない。呪印のデッキの基本となるカードである。

ゲイザーベント(2000AP)
紋章を爆破させる。発動された後に回避は不可能。紋章を2つ消費。

フォールベント
紋章を写している相手の身体能力を半減させる。紋章を1つ消費。重ね掛けは不可。

144山羊作者:03/10/12 02:03 ID:VDQOXbSz
続きです。

トレードベント
紋章を写している相手と自分の位置を交換する。紋章を3つ消費。

シンクロベント
紋章を写している相手が使ったカード三枚までの効果をそのまま自分にも反映させる。紋章を2つ消費。

ポゼッションベント
アンラック・キャットを憑依させ自分の身体能力を向上させる。

ファイナルベント:「呪印ノ舞」(4000AP)
アンラック・キャットと完全に融合し黒い疾風に変化。そのまま相手を包み込むように飛び、全身に紋章を写す。
その後、離れた場所にて変化を解きその瞬間で紋章が全て爆発する。

変身者:外村宮名(そとむらみやな) 保険会社勤務 25歳
ショートカットの気の強い女性。その強い押しで仕事場でも優秀な成績を持ち、周りからの信頼も厚い。
その彼女がライダーになったのは記憶を取り戻すため。
実は彼女は学生の時に事故に遭い幼少の記憶を完全に失っていた。彼女を引き取ったのは親戚の叔母で、その叔母の娘という事で育っていった。
だがその叔母も彼女が二十歳の時に病で他界する。その際、叔母はこの真実を告げた。
自分の記憶を求める宮名の前に神崎は現れデッキを渡し誘惑の言葉を放つ。
「お前の求める物を手に入れたいのならば戦え」
もう親戚のいない彼女にこの誘いに抗う事は出来なかった。そして彼女は人の死を乗り越え、自らの業とし生きる事を決意した。その失われた過去を手に入れる為に。
145名無しより愛をこめて:03/10/12 02:21 ID:39E1wMsS
>>140
水属性と能力がウォルトと被っている。
146メタルゲスラ:03/10/12 10:09 ID:ADH7RTll
>>145
アァッ、チェックしてなかった。忠告ありがとうございます。
つーわけで、ライダー差し替え。

仮面ライダー蜂王(ほうおう)
変身者:>>141
身長:197cm    体重:95kg
最高視力:約15km 最高聴力:約10km
最高走力:100mを6秒
ジャンプ力:ひととび35m
パンチ力:200AP  キック力:300AP
召喚機:蜂召弓「スティングバイザー」(弓型、500AP)
契約モンスター:雀蜂型「バズスティンガー=ホーネット」(5000AP)
  似我蜂型「バズスティンガー=ワスプ」(4500AP)
  蜜蜂型「バズスティンガー=ビー」(4000AP)
   それぞれ本編31、32話で登場の蜂型モンスター。

ソードベント:「ホーネットニードル」(2000AP×2)ホーネットの武器の針。毒がある。
ソードベント:「ワスプサーベル」(2000AP)ワスプの所持するサーベル。
シュートベント:「ビーダート」(1000AP)ビーの武器の矢。麻痺毒を有する。数本。
ガードベント:「バズ・リフレクション」(6000GP)三体が陣を組み回転、鉄壁のバリアを張る。
ファイナルベント:「ヴォーパルトラスト」(6000AP)
           まずビーが矢で敵を撃ち、即座にワスプが切りつける。
           ホーネットが次に針を突き刺し、最後に蜂王が特大のエネルギーの
           矢で敵を撃ち抜く。
147かまった:03/10/12 18:53 ID:zLxIfiHb
>>143
ゲイザーベントは合計三つの紋章を失うのかな?
・・・
彼女は速攻で倒すのがよさそうだ。
148名無しより愛をこめて:03/10/12 20:20 ID:fr9kCHKW
モンスター案

マグカラブ・プラス
黄金虫型モンスター。でかくて丸い上半身〜頭が特徴的。
磁力を操る能力を持ち、右手から(ライダーを含む)人間を吸引するビームを
左手から(ライダーの武器を含む)非生物を吸引するビームを放つ。
更に両手を組んで破壊光線を放つ。
低速だが飛行能力も持つ。

マグカラブ・マイナス
黄金虫型モンスター。マグカラブ・プラスと同種。
プラスと同じく磁力に関する力を持つが、
プラスと異なり全身から強力な斥力を発生させて相手の攻撃を逸らすという
防御専門の能力である。

基本的に二体一組で行動し、プラスの吸引ビームで獲物を捕まえ、
ライダーと戦う時はマイナスが防御しつつプラスが攻撃するフォーメーションを組む。
149ファントム作者:03/10/13 00:09 ID:+4aBvTXH
このスレでファントムのストーリーを書くにあたり
ファントムストーリーに出るライダー=登場人物を書いておきます

仮面ライダーファントム
変身者:真田 戒人(サナダ カイト)
身長:190.0cm 体重:85.0kg
最高視力:約25km 最高聴力:約25km
最大走力:100mを4.5秒 ジャンプ力:ひと飛び35m
パンチ力:250AP キック力:250AP
召喚機:幽機甲ファントムバイザー
(龍騎、リュウガと同じ手甲型だがレーダー機能突き)
契約モンスター:メアオーキス(馬車型/6000AP)
スイングベント:伸縮自在の電磁鞭。最大で30mまで伸ばす事が可能。
馬車の馬を叩く際にも使われる。『メアビュート(3000AP)』
シュートベント:2丁拳銃。『ソドム』と『ゴモラ』が使用可能となる。ソドムは連射性能、弾速。
ゴモラは威力、射程に優れている。『ソドム(1500AP)』『ゴモラ(3000AP)』
ドライヴベント:自分への攻撃の軌道を最大で1m変える事ができる。
コンファインベント:相手のベントインしたカード効果を打ち消す。2枚所持
モルヒネベント:攻撃のダメージによる痛みを感じなくなる。が、ミラーワールドから出るとその痛みに襲われる。
マインドベント:空から光が照射され光を浴びた者の精神にダメージを与える。
ネクロベント:死んだモンスターを召喚する。召喚は任意で行う事ができる。
ファイナルベント:メアアーキスに乗り眩い光を纏って敵に亜光速で突撃する。デッ
トリーフィナーレ(7000AP)
真田 戒人(サナダ カイト)23歳 無職
無口で常に何を考えているかわからない性格
12歳の時に自らの手で家族全員を惨殺している
自分の死に場所を探すためにデッキを受け取りライダーとなった
モルヒネベントの副作用で毎晩、すさまじい激痛に襲われているがそれを顔に出さない強い精神力を持つ
冬月 華凛(フユツキ カリン)22歳 フリーター
戒人が今現在、唯一心を開く事ができる女性
ライダーである戒人の事をいつも気づかっている
マ○ドナルドでバイトしているらしい
150ファントム作者:03/10/13 00:14 ID:+4aBvTXH
仮面ライダーヴィント
変身者:秦野 悠希(23歳)♀
身長:175p 体重:60s
パンチ力:200AP キック力:250AP
走力:100mを5秒 ジャンプ力:35m
視力:約10km 聴力:約10km
召喚機:幻衝甲ヴィントバイザー(右手の甲に装着)
契約モンスター:「ドナシュレイカー」(巨鳥型)4000AP
セイバーベント:「ヴィントセイバー」2000AP
レイピアほどの大きさの双剣。
シュートベント:「ウイングシューター」2000AP
召喚機から白い光弾を発射。
ウイングベント:左右の肩アーマーから羽根が2枚生え、空を飛ぶ事が可能となる
ファイナルベント:「スピンスマッシュ」
ドナシュレイカーが突風を起こし相手の動きを封じ、ヴィントが回転キックで相手を
貫く
5000AP
秦野 悠希(23歳)♀
戒人の友人。華凛のバイト先の同僚
戒人と華凛の仲を受け持つ
さっぱりとした性格で、はっきりしない戒人のツッコミ役
戒人と出会ってから無駄な戦いはしないようにしている
願いは素敵な男性を紹介してもらう事だったらしいが
もう彼氏ができてしまい、叶える願いをどうしようか考え中らしい
151ファントム作者:03/10/13 00:19 ID:+4aBvTXH
仮面ライダーアゼル 変身者:葵 亜戯斗(アオイ アギト)
身長:200.0cm 体重:95.0kg
最高視力:約20km 最高聴力:約15km
最大走力:100mを3.5秒 ジャンプ力:ひと飛び45m
パンチ力:300AP キック力:350AP
召喚機:破砕甲ライジングバイザー(小手型)
契約モンスター:ヒュドラート(海蛇型/5000AP)
デスサイズベント:約3mある龍の頭を模した巨大な鎌。(デットサイザー/3000AP)
スラッシュベント:両肘、両膝、両脚に鋭い刃が生える。(ギルカッター/2000AP)
パニッシュベント:自分の周囲360°に衝撃波を発生させる。(2000AP)
ドレインベント:掴んだ者の力を吸収する。
ファイナルベント:ヒュドラートの3つの首が一つになり猛回転。巨大なドリルとなりアゼルがそれに乗って突進。
(フォービトゥンシェイカー/6000AP)
『アゼル』
神崎 士郎がライダーの戦いを激化させる為に作った意思を持つカードデッキ
使用者の精神を崩壊させ自分のカラダにしてしまう
本体がデッキなので支配したカラダに傷がどれだけつこうがデッキが壊れない限り無限に戦い続ける
性格は闘争本能の塊でライダーと戦うためならどんな手段でも用いる
葵 亜戯斗(24/♂)
興味本位で神崎からデッキを受け取った青年
戦いに勝ち残り巨額の大金を受け取ろうとしていたが
アゼルに精神を支配されカラダを奪われてしまう
現実世界でもアゼルに精神を支配されている
152ファントム作者:03/10/13 00:20 ID:+4aBvTXH
仮面ライダーメザード
変身者:沢村 要(サワムラ カナメ)♀
身長:180.0cm 体重:75.0kg
最高視力:約150km 最高聴力:約15km
最大走力:100mを4秒 ジャンプ力:ひと飛び30m
パンチ力:150AP キック力:200AP
召喚機:朱眼甲アイズバイザー(手甲型/両手に装着されている)
契約モンスター:メザードリィ(目玉型/複数存在型/3000AP)
ストライクベント:目玉付きの触手が両手から生える。(メザーロット/2000AP)
ギムレットベント:空から何本もの毒針を降らせる。(メザーニードル/2000AP)
ヒーリングベント:触れた傷を癒す事ができる。他人にも使用可能。
モノクロームベント:相手がミラーワールドから出るまで見えるもの全ての色を無くす。
コンファインベント:相手の使用したカード効果を打ち消す。2枚所持。
ファイナルベント:何体ものメザードリィが相手に降り注ぎ、触手で動きを固定後、
自爆する。(フィアーパニッシュ/4000AP)
沢村 要(サワムラカナメ)♀
17歳 高校二年生
物静かで高校生とは思えないほどの落ち着きを見せる少女
冷静に毒舌なツッコミを入れる事が多い
神崎 士郎にアゼル監視用ライダーのデッキを渡され
自分が利用され捨てられる事を知りながらも士郎という人間やアゼルへの好奇心でデッキを受け取る
戦闘向けのライダーではない為
アゼルの援護や遠くからライダー達の戦いを監視している事が多いが
隙あればライダーを倒し最後の一人になろうと考えている
153仮面ライダー伐 第八話・1:03/10/13 01:33 ID:LsNzyEFG
ローズ達との戦いを終え、ミラーワールドから戻った夏見。その肩には、一人の少女―杏香の姿があった。
「とりあえず、介抱しないと・・・」
夏見は杏香を安静にさせるべく、自分のアパートへと歩を向けた。

夏見がアパートに着くころ、周囲は既に真っ暗になっていた。
「あちゃー。今日は床で寝ないとな・・・こんな可愛い娘がいたんじゃ、自分を信じられないし」
未だに昏睡状態となっていた杏香を自分のベッドに寝かせ、自分の寝床を確保すべく台所から新聞紙と
ダンボールを持ってくる。
「ホームレスの方々の寝方を参考に、っと」
新聞紙を床に敷き、その上にダンボールを置いて即席で寝床を作ると、夏見はライダーバトルでの疲れを
癒すべく、しばしの眠りへと付いた。

朝。
味噌汁の匂いにつられて目を覚ました夏見は、普段全く使うことの無い台所から美味しそうな匂いが漂って
くることに衝撃を覚えた。
「な、なんでだぁああっ!?」
急いでドタバタと台所に駆け込んだ夏見が見たものは、朝食をかいがいしく作っている杏香の姿。彼女は
昏睡から覚めると自分の状況を理解し、せめてものお礼にと食事を作っていたのだ。
「!!」
一瞬ビクッとして身構える杏香。
「あ、驚かせてゴメン。もう体は大丈夫なの・・・?」
「・・・」
「わざわざ食事なんて作らせちゃって悪いねー」
「・・・」
「なぁ、何か言えないの・・・・・!」
夏見はそこでやっと気づいた。
「君・・・言葉が喋れないのか!」
154仮面ライダー伐 第八話・2:03/10/13 01:33 ID:LsNzyEFG
『私の名前は、水原 杏香と言います』
夏見が差し出した紙に、綺麗な字でそう書き込む杏香。
『昨日はありがとうございました。』
「いやあ〜、そんなこともないよ」
作ってもらった朝食を口に運びながら頭をポリポリ掻く夏見を見て、笑みを浮かべる杏香。だが次の瞬間、
杏香は再びふっと気を失った。
「!杏香ちゃん!・・・無理をしてたのか・・・」
夏見は彼女の体を抱き上げるとベッドの上に寝かせ、「いってきます」と置手紙を残しドアの鍵をかけて
ボリサブへと出勤した。
「せめて、住所くらい聞き出せればよかったんだけれども・・・」

「ゴキブリだー!」
「きゃああぁあああぁああ!!」
洋食屋バースで悲鳴が上がったのは、その日の昼頃だった。
「な、なんだってー!?」
急いで声があがった方へと駆けつける叶。そこでは青ざめた顔をした中年女性が、出された皿を指差したまま
悲鳴を上げ続けていた。
「ど、どこですゴキブリは?」
「そ、そこに・・・」
その女性が指差した方向には、確かに黒い影があった。叶は虫嫌いである自分の性分を省みず、その虫を
手に掴む。その外見は確かにゴキブリだった。だが、それは・・・。
「これは・・・精巧なフィギュア!?」

バースの外で、薄ら笑いを浮かべている人影。
それは、松岡 幸司。
155仮面ライダー伐 第八話・3:03/10/13 01:35 ID:LsNzyEFG
カードゲームショップ「ボリサブ」
「今日こそエンチをやるぞー!」
昼番を終え、いきがる夏見。そう、夏見は稼動開始した『挙動潜水Zギョンダメ エンコーVSチカンズ』を
いままで人が多かった為にスルーしていたのだ。
「今日は台が増えた筈!いくぜ、俺のジムUタソでチカンズを撃滅だー!」
夏見は凄まじい勢いで飛び出していった。それを見送し終わると後輩の宮崎は途端に形相を変える。
「全くよぉ、ライダーバトルもろくにしないで・・・糞が」

ゲーセンに来た夏見。だが、そこで聞かされたのは悲惨な事実だった。
「故障したぁ!?」
「はい・・・というか、故意に誰かが基盤を破壊したようです。店には昨日、きちんと鍵をかけておいた筈
 なのですが・・・」
支配人の説明に膝をついてガックシとなる夏見。
「このために20000円分を100円玉に換えたのに・・・_| ̄|○」

ゲーセンの外で、薄ら笑いを浮かべている人影。
それは、松岡 幸司。

夏見のアパートでは、再び目覚めた杏香が夕食を作っていた。彼女は料理が得意だったのだ。
鍵を開けて帰ることも出来たし家の家族も心配だったが、自分を助けてくれた恩人に、朝食だけのお礼では
済まないような気がしていたのだ。
杏香は冷蔵庫の数少ない食材を集めると、手早く料理を始めた。

「ガチャ」
ドアの鍵が開く音を聞く杏香。
(夏見さんが、帰ってきたの・・・?)
振り向いた杏香の目に映ったもの。
それは、薄ら笑いを浮かべている松岡 幸司。
156仮面ライダー伐 第八話・4:03/10/13 01:36 ID:LsNzyEFG
「くそっ!バーヤバーヤ!!ヽ(`д´)ノ」
帰路に着くしかなくなった夏見は、腹いせに空き缶を蹴飛ばす。だがその空き缶はなぜか不法投棄されていた
トランポリンに当たって跳ね上がり、電線のループ部分をくぐって夏見の後頭部にクリティカルヒットした。
「痛ぇっ!ウワァァン!!」
頭を抱えてうずくまる夏見
「プッ!バッカみたーい」
「なにぃ!」
どこからか聞こえた声に夏見が怒って立ち上がると、目の前には一人の女子高生が立っていた。
「あなたが、杏香を助けてくれた人ね?」
「え?俺?ていうかなんでそんな事知ってるんだよ!」
「だって、ケータイで杏香がメールしてくれたんだもん。私は杏香の友達、高野 美咲よ」
夏見をビシッと指差し、美咲はいかにも活発そうな声で自己紹介をした。

「おいこら待て!」
揚々と裏通りを歩く松岡の目の前に、怒りを顕わにして叶が出てきた。
「ふん、馬鹿でも追跡はできるようだな」
「うるさい!俺の店にゴキブリのフィギュアを置いたのも、昨日のゲーセン荒らしをしたのも、555の中盤が
 ダレたのも郵便ポストが赤いのもお前のせいだな、松岡!」
「だからどうした」
「許さない!」
叶はそう叫ぶと傍らからカードデッキを取り出す。
「面白い・・・ちょうど快感を味わった後だからな。ここでストイックな事をするのも悪くはあるまい・・・。
 その勝負受けてやってもいいぞ」
「ふざけるな!弁償は貴様のライダー脱落だ!」
「変身!」
近くの窓ガラスを使って変身する仮面ライダーエッジ、仮面ライダーゴート。
二人のライダーは勝負をつけるべく、ミラーワールドの中へと突入した。
157仮面ライダー伐 第八話・5:03/10/13 01:37 ID:LsNzyEFG
「そう、杏香がそんな事に・・・悪いわね」
杏香のいるアパートへと向かう、夏見と美咲。ライダーバトルの事を含め、全てを夏見から知らされても
美咲は全く動じる様子がなかった。
「あ、あの・・・。まさか君もライダーだったってオチじゃないよね?」
「そうだといったらどうするの?」
「ひぃっ!」
思わず飛びのく夏見。こういうのが夏見の苦手なタイプの女の子である。
「そんな事どうでもいいわ、今は杏香を」
「そ、そうだった・・・あれ?」
自宅のドアノブに手をかけた夏見は、鍵がかかっていないことに気がついた。
「杏香ちゃん、もう出ていっちゃったのかな・・・?」
そう言いつつ、ドアを開けて中に入った夏見と美咲が見たものは

着衣は乱れ、顔に白い粘質をかけられ、部屋の真ん中で涙を流しながら呆然と座っている、そんな、杏香の姿。

「どうしたの!杏香ちゃん!」
急いで駆け寄ろうとする夏見。その肩を、美咲がつかんだ。
「な、なにをするんだいきn・・・」
ドゴォッ。
夏見は美咲の渾身のパンチを喰らい、3メートル程飛んで、落ちた。
「この・・・最低野郎!くたばれ!」
美咲は杏香の着衣の乱れを急いで直すと、未だに呆然としたままの彼女を抱きかかえて夏見の部屋を出た。
「二度と杏香に近づくな!近づいたら、私が殺す!」
「そんな、俺はやってないのに・・・杏香ちゃん・・・。」
美咲に殴り飛ばされた夏見は、杏香のいるに方向手を伸ばすがそれ以上何も出来ずに気絶した。

「くぅっ!」
ミラーワールドの中。
エッジはゴートの攻勢に、防戦一方を強いられていた。
158仮面ライダー伐 第八話・6:03/10/13 01:37 ID:LsNzyEFG
「フォグベント」
霧に包まれて視界を遮られた世界で、エッジは一方的に攻撃を喰らう。
「くそっ!どこにいるというんだ!」
ネックブレードで周囲を切るが、何も手応えはない。ただ自分のダメージだけが積もっていく。
「グレイブベント」
「!!」
エッジは一瞬の隙を突かれ、棺桶の中へと閉じ込められてしまった。幾ら内部で暴れても、それが開く様子は
微塵も無い。
「契約モンスターのAPがたった3000しかないというのは、悲しいことだな・・・その悲惨さに敬意を表し、
 とっとと地獄に送ってやろう」
「ファイナルベント」
ゴートが上空に舞い上がり、手に持つ魔召機、ゴートサイズを棺桶に叩き付けた。棺桶は粉々に砕け散り、
エッジの体にその先端が深く食い込む。
「ギャへオア!」
ファイナルベントの直撃に悲鳴を上げて倒れこむエッジ。それを満足げに見下すゴート。だが
「砲装填(シュートベント)」
「邪魔しにきたかい、お医者さんよぉ!」
ビルの上からゴートに向かって砲撃してきたライダー、それは、仮面ライダーソーン。
「ふん。致命傷は与えられなかったがまあいい。おいそこの弱小ライダー、おまえライダーバトルやめろよ、
 弱いから」
そう捨て台詞を残し、ゴートはエスケイプベントでミラーワールドを去っていく。
「エッジとか言ったな。大丈夫か?」
「う・・・うぅ・・・」
エッジの傷は深い。ソーンは、自分の勤める病院に連れて行くことを決意した。

ネオンが輝く夜の街を、彷徨う杏香。彼女の目は虚ろで、物悲しい。
「来たか、杏香ちゃんよぉ」
彼女を待っていたのは、三人の男の姿。松岡 幸司と国枝 完次、そして・・・
―「フォグベント」のカードがフェードインして終―
159バツメイカー ◆Pgs.cZ6mDs :03/10/13 01:41 ID:LsNzyEFG
with2chあぷろだが復旧したようなので8話まで追加してうpしておきました。
ttp://with2ch.net/up/1065976766.lzh
ファントム作者さんも頑張ってください。同じSS書きとして応援したいと思います。

次回は叶が更に力の差を見せつけられて夏見は引き続き悲惨です。それでは。
160カマッタ:03/10/13 08:07 ID:ZER0Y/ZR
>>149-152
懐かしい方々帰還おめ
楽しみにしてますよ。

>>153-159
伐キタァーー----!!!
続き楽しみにしてます!
161メタルゲスラ:03/10/13 10:44 ID:cFN75wkv
>>153-159
伐乙ー。杏香たんが・・・杏香たんが・゚・(つД`)・゚・
で、なんか紹介SS投下。

『OREジャーナル』
9月某日、航行中のフェリー『フェニックス・エキスプレス』から乗客の少女
一人を残し全員が失踪した。原因は不明だが、ここ一連の失踪事件との関連ありか?
現在少女は都内某所の病院に入院中だが、警察は少女の体力の回復を
待って事情聴取をする予定とのこと。

「ふ〜ん・・・つまりはこの病院のどこかにいるんですか・・・」
顔に包帯を巻いた青年=宍戸悠斗は自らの携帯電話の画面を見ながら呟いた。
ここに書かれている病院は昨夜遅くまで病院前に集まっていたマスコミの様子から
みてこの病院と見て間違いはないだろう。
「でも残っていたのは女の子一人であとの全員が行方不明?一体どうなってるんでしょうね・・・」
「宍戸さーん。入りますよ〜?」
「はい、どうぞ」
病室の扉を開け入ってきたのは、この病院に勤める看護婦、棚沢茜(たなざわあかね)。
「包帯の交換の時間です」
「・・・いつもありがとうございます」
悠斗の顔から、包帯を外していく。
包帯の外された彼の顔を、看護婦はじっと見つめた。
「何をみているんですか」
「あ、すみません・・・」
「こんな顔、誰にも見て欲しくはありませんよ。・・・早くしていただけませんか?」
「はい・・・」
看護婦は手際よく包帯をその顔に巻いていく。巻き終わり、彼女は病室を出て行こうとする。
「茜さん」
「はい?」
「いつもすみません。こんな物見せて・・・」
「いえ・・・看護婦ですから。失礼します」
青年は看護婦の去った後をずっと見つめていた。
162メタルゲスラ:03/10/13 10:45 ID:cFN75wkv
「先生」
「どうしたんだい茜君?」
「あの患者・・・420号室の宍戸さんですが、どうにかならないんですか?」
「・・・彼のトラウマのことか・・・」
「はい。彼は自らの火傷した顔を見て以来自分の顔が全てそれに見えています。
 彼に本当の顔を気付かせる方法は無いのでしょうか?折角あんなに綺麗な顔を
 しているのに・・・」
「なまじ美形だからこそあの顔を見たときのショックも強かったのだよ。おまけに
 同時に両親を亡くしたからね・・・少しづつでも治療できれば良いのだが・・・」
「・・・可愛そう」
「彼に惚れているのかい?」
「いっ、いえ、そんなことは!」
「まぁ素顔では鏡さえろくに見れない体だからね・・・薬物か・・・もっと強い何かで・・・」

9月○日×曜日晴れ
 天国のお父さんとお母さん、元気でいらっしゃるでしょうか?僕は元気です。
どうやらこの病院に昨日書いたフェリー失踪事件で唯一船内にいた少女が入院
しているようです。両親もみんなみんないなくなってしまって一人ぼっち。僕と
一緒ですね。・・・今日はいい天気でした。雲一つ無く晴れ渡って僕の心とはまるで
正反対です。僕の顔はあの日以来今日も醜い顔です。鬼のようです。死体のようです。
ゾンビのようです。両生類のようです。蛇のようです。宇宙人のようです。
明日もまた晴れるといいなぁ。
163メタルゲスラ:03/10/13 10:47 ID:cFN75wkv
「・・・はぁ」
「自分の顔を取り戻したいか」
「!・・・誰ですか・・・あなたは」
「お前は火事が起きる以前の自らの顔を取り戻したいのか?」
「・・・はい。出来れば取り戻したいです。でもそんなことが」
「出来る。これを受け取るがいい」
男が取り出したのは、紅色のケース。
「それは?」
「これを受け取り仮面ライダーとなり最後の一人となれ。最後の一人となればお前は、
 火事が起きる前の顔を取り戻すことができるだろう」
「父さんや・・・母さんを生き返らせることも」
「可能だ」
「・・・わかりました・・・仮面ライダー・・・なりましょう」
悠斗は男=神崎士郎の手からそれ=カードデッキを受け取った。
「でもこれからどうすれば・・・あれ?」
もう男の姿は無い。ただ響くのは、男の声。
『モンスターと契約し、ライダーとなれ!戦え・・・戦え・・・』
「モンスター?・・・くっ!」
頭の中に響いてくるのは、不快な旋律。そして傍の窓には・・・。
「あれが・・・モンスター」
赤、黒、黄の三体の怪物。それはこちらに気付くと、窓へと近づいてくる。
「まさか・・・」
飛び出してくる三体の怪物。彼は咄嗟に、手に持つデッキから三枚のカードを取り出した。
「あれ?」
閃光とともに、三体の怪物の姿は消えた。そして手に持つ三枚のカードには赤、黒、黄の
怪物の姿が描かれていた。
「これが・・・契約。ん?」
彼の腰には、無意識にガラスにデッキをかざしたときに現れたVバックル。
そこへデッキをゆっくりと装填する。次には宍戸悠斗の体は鎧に覆われていた。
黒い右腕、黄の左腕、そして赤い法衣を纏った体。その姿まさしく法王・・・否、蜂王。
「仮面ライダー・・・」
164メタルゲスラ:03/10/13 10:50 ID:cFN75wkv
病院の前から彼の姿を見つめる男がいる。その手には黒いカードデッキが握られ、
そこには龍の意匠が刻まれている。
男の名は榊原耕一。かつて幾度と無く仮面ライダー龍騎として、戦いを止めようと
した者。そして今は・・・仮面ライダーリュウガ。
「今度こそ・・・今度こそは止めてみせる。過ちは・・・繰り返さない・・・!」

・・・To be continued?

↑とかいう書き方をしていますがまぁ続きはありません。コイツもまぁ
 煮るなり焼くなり爆破するなり何なり好きなようにしてください。
 後榊原リュウガもただ榊原がリュウガになったらカッコよさそー、という
 だけのものですからあんまり気にしないでください。長々と失礼しますた。
165山羊作者:03/10/13 11:24 ID:UZveJcbF
>>153-159
伐だー! これが来ると元気になります。さて、今回の山羊は・・・・
悪党だぁぁぁっ! 前半のはちゃちいけど後半のはスゴイ事やっちゃってますヨ!
でも彼ぐらいしかこんな事しそうにないなぁ・・・ともあれバツメイカー様お疲れ様です。
166ギルノイズ ◆olKbglHkuQ :03/10/13 15:55 ID:vg1akA7o
え〜〜、こっちのストーリーではオルタナティブ、
02:斎藤雄一、03:榊原耕一、04:オルガ……わぁ嘘嘘。

取りあえず、蟹と安宅たちは悪仲間という事で。
167名無しより愛をこめて:03/10/14 19:11 ID:B0QkrkYa
>>161-164
ハチライダーだぁぁぁ!!榊原カッコええ。
次回に期待!?

>>ファントム作者さん
Part3つながりで、カマタサイドの三話が共闘スレにうpされてましたね
168名無しより愛をこめて:03/10/14 20:33 ID:0W2/Z3Wn
飽きずにまだやってたんだ、アレ。>カマダサイド
ホント、よく続けてられるよ。このスレでやってた頃意外は見てないけど(藁
169名無しより愛をこめて:03/10/15 00:19 ID:Y9vcAu++
>>168
どっかに執念深い香具師がいると思われ
170-MASKD RIDER PHANTOM-「第三話」その1:03/10/15 00:56 ID:liCVVsgs
人ごみで賑わう街中・・・
その路地裏で何が起こっているかなど誰も知らない
亜戯斗「・・・フッ」
怯えて腰を抜かしているチーマー風の男にゆっくりと近づいていく
男「た、助けて・・・い、命だけは・・・」
男は目に涙を浮かべながらも必死に命乞いをする、が・・・
亜戯斗「カスが・・・さっさと死んじまえよ」
男の後ろにあるゴミ捨て場の鏡から
ヒュドラートの3つの頭が現れ男を捕食しながら鏡の中に戻る
亜戯斗「モンスターの餌をやるには不足しねぇなぁ・・・人間てのは沢山いすぎなんだよ」
亜戯斗が一人で愚痴っているとミラーワールドの共鳴音が鳴り響く
亜戯斗「・・・ほぉ」
キィィィィィィ…――…―――ン
先ほど、ヒュドラートが出てきた鏡から神崎士郎が現れる
亜戯斗「ハッ、何の用だよ?」
神崎「オマエは人間を襲い過ぎだ・・・今日までで何人をモンスターの餌にした?」
亜戯斗「んなコト、いちいち覚えてねーよ。2ケタぐらいはいってると思うがなぁ」
神崎「・・・オマエに監視役を付ける事を伝えに来た。無闇に人間を襲わせないようにする為にな」
171-MASKD RIDER PHANTOM-「第三話」その2:03/10/15 00:57 ID:liCVVsgs
亜戯斗「監視役だぁ?・・・んで勿論、ソイツもライダーなんだよなぁ?」
?「その通りです、アゼルさん」
神崎とは逆の方向から一人の若い、まだ幼げのある女が現れる
亜戯斗「何だぁ?このガキンチョは?」
神崎「沢村 要。オマエの監視を務めるライダー。仮面ライダーメザードだ。」
要「よろしくお願いします、アゼルさん」
亜戯斗「・・・こんなガキがオレの監視役をするってか?ガキのお守りなんてオレはやりたくねぇぜ、神崎ィ」
要「どちらがガキでしょうね?」
亜戯斗「あぁ?」
要「アナタより私の方が精神的に何倍も大人だと思いますけど」
要の挑発的発言を聞き亜戯斗の目に殺気が宿る
亜戯斗「テメー、殺されてぇらしいなぁ・・・」
要「直ぐ怒るトコなんてそうですね、台詞も九十年代初めの悪役みたいで時代遅れでカッコ悪いです」

亜戯斗「・・・( ゜д゜)・・・おい!!神崎!!何なんだコイツはよォ!?」
神崎「今日からオマエは彼女と行動してもらう、まぁせいぜい仲良くやる事だ・・・」
ミもフタもない一言を亜戯斗に言い残し、消える神埼
亜戯斗は後ろにいる要の不敵な視線を感じ取ってか振り向けずにいた
要「・・・さぁ、他のライダーを探しましょうか?」
亜戯斗「お・・・ぉぅ」
亜戯斗が力無い返事を要に返す、そしてその場から立ち去る二人
172ファントム作者:03/10/15 01:11 ID:liCVVsgs
三話目書き始めました。次の「その3」から戒人や華凛、悠希が登場しますのでお待ちを...
このスレに投下したメア、サイレンスも出る予定です
>>167
一応、カマタサイド三話見ました
ファントムも当初はカマタサイドに出してもらう予定のライダーだったんですが
結局、カマタサイドには未登場のまま終わってしまいました(´・ω・`)
今からでも誰か書いてくれないかな〜なんて少し思ってたりしますが
173名無しより愛をこめて:03/10/15 18:46 ID:UtKYtJZG
仮面ライダー鴉霧サバイブ
変身者:黒谷 未希 妹(職業:高校二年 16歳)
    黒谷 未来 姉(職業:同上)  
身長:154.6cm
体重:41.2kg
最高視力:約50km
最高聴力:約60km
最大走力:100mを3.9秒(やや飛行ぎみ)
ジャンプ力:ひと飛び150m
パンチ力:150AP
キック力:250AP
混沌のサバイブのカードでサバイブ化
召喚機:刀型召喚機「斬召刀ラピッドバイザーツヴァイ」ベントイン時はカードをさやに入れその後刀を挿す。
契約モンスター:鴉型モンスター「カオスクロウA」6000AP
ガードベント:「ダークネスウィング」3000GP
        体の前後に2枚の翼、それが硬化する
ストライクベント:「デススパイラル」3000AP
        背中より腕が現れる 先端はドリル
トリックベント「ビューティフルドリーマー」
      空飛んでクルクルと飛行。そのうちにライダー増殖
シュートベント「エクスプロージョンフェザー」3000AP
      カオスクロウAの翼が背中に付き、その羽根が勢い良く発射。物体に触れると爆発。
      なお、空間に浮遊させる事や、空から降下させることも可能。
ファイナルベント:「暗黒墓標」8000AP
        4枚の翼で相手を包み、4本の腕で相手を掴み上空へ。そのまま急降下

初代スレの物を勝手にリサイクルしてみました
製作者さんごめんなさい
174前々スレの香具師:03/10/15 19:48 ID:Y9vcAu++
どうも、>>169いわく「執念深い香具師」です。
このスレはいつも楽しく読ませていただいております。
伐面白いです。執筆がんがってください。

>>172
今日の本題。
ファントム勢、そちらさえよければ、中盤〜後半に出す予定です。
中盤が何時になるのかは分かりませんが。四話は今週末には・・・
175ファントム作者:03/10/16 06:51 ID:rJSKWfTn
>>174
マジですかい?かなり感激なんですが・・・
出していただければこの上なく嬉しいです
176山羊作者:03/10/16 22:57 ID:UMSUCeF9
>>147
いえ、そうではなく2つの紋章が同時に爆発します。
小規模ですが結構やっかいなものではないでしょうか?
遅レスすみません。
177かまっタ:03/10/17 07:29 ID:AJZz34lH
>>176
回答サンクス
確かに厄介な代物だ。
弱点は1個で爆発できないところ・・・かな?
178ギルノイズ ◆olKbglHkuQ :03/10/18 16:56 ID:NDShu9Ea
深夜の路上に響く悲鳴。裏路地から転げ出る数人の若者達。
「覚えてろよ!」
「ああ、また貴様らを殴る時までな」
「ひいぃぃっ!」

 逃げた者たちを見送って路地から出てきた安宅と十河。その手には『親父狩り』の連中からふんだくった財布が。

(注:親父狩りも親父狩り狩りも犯罪です。真似をした人には漏れなく当方からの名誉既存訴訟がついてきます)

 そんな二人に忍び寄る影……

「おやおや、大漁のようですね」やってきたのは二人と旧知の仲である刑事、須藤だ。
「あ、須藤の旦那、こんばんわっす」「あ、ども。これは少ないですけど」財布の中からいくらかを抜いて須藤に渡す安宅と十河。要するに上納金だ。
「ご苦労様ですね……」須藤が財布に金を納めると同時に耳の奥で響き渡る金属音。
「では、私はこれで」『あ、オレらも……』反対の方向に走り去る三人。

「変身!」『変身!!』

 フッホ、ヘッホ、フッホ……群れをなすシアゴースト。うかつにもその群と正対してしまった金色の戦士、仮面ライダーシザース。
『ガードベント』『ストライクベント』シザースピンチとシェルデフェンスを構えるも攻めあぐねるシザース。

『アドベント』突如降り注ぐ砲撃がモンスターを蹴散らした!
「あんたも……ライダーか?俺はギラード、仮面ライダーギラードだ」現れたのはいかにもな筋骨隆々とした戦士。
 さらに巨大な十字手裏剣で切りかかる忍者風の戦士。「あっちは壁虎」

 戦いを終え、体が粒子化をはじめた為ミラーワールドを出た須藤。ふと思い立って駆け出した先には、
先ほどの自分と同様にウインドウグラスから出てきた安宅と十河……
179ギルノイズ ◆olKbglHkuQ :03/10/18 17:03 ID:NDShu9Ea
『神崎士郎?知らないなぁ』深夜のファミレスで怪訝な顔をする安宅と十河。
「俺達は、『ギルノイズ』とか言う奴からこのデッキを渡されて、なあ?」「そうだな……」
「ギルノイズ……何者でしょうか……このデッキ、実は相当数ばら撒かれて?」コーヒーをすする須藤。
「もしや……(声をひそめ)すね傷持ちにこのデッキを?」「(同じく小声で)さあ、どうでしょうねぇ……」

「もし、御二方がよければ、手を組みませんか?
 三人がかりなら色々謎が解けるかも」
「いや、願ったりかなったりさ。須藤さんがバックについてくれるなら、なあ?」「かもな」


 そして、この出会いは後に須藤自身の生命を救うことになる……
180ギルノイズ ◆olKbglHkuQ :03/10/18 17:13 ID:NDShu9Ea
という事で、悪仲間三人が揃ってみました。こっちのストーリーでは今後二人が本編に介入する様が見られるはずです。

もし、二人を投入し、それでいて蟹刑事を殺したいと言う人がいればどうぞご随意に。
181第3スレの零樹作者:03/10/18 21:14 ID:K4izVvIx
 どうも、第3スレでの零樹(カマタサイドにて
登場予定だったライダー)作者です。
 カマタが再び活性化してもらえるように、
とりあえず新スレを作ってみました。
『仮面ライダー龍騎−Kamata-Side−』
−とかなり安直なスレタイですが、
どうかご愛顧の程よしなに。
182-MASKD RIDER PHANTOM-「第三話」その3:03/10/19 01:50 ID:eijtbAlZ
華凛『見て見て戒人ォ〜〜〜♪似合ってる〜〜?』
華凛の水着を見て無表情のまま頷く戒人
戒人、華凛、悠希は休日を利用しプールに遊びに来ていた
悠希が後ろから戒人の背を肘で突いてひそひそ喋る
悠希『っつ〜か、ちゃんと口に出して褒めてあげればいいじゃん。気が利かないなぁ、全くぅ・・・』
戒人は悠希の言葉に思い切り困った表情をする、それを見て悠希は何かを思いつき華凛の方に近づく
悠希『よく水着似合ってるよ〜、華凛☆』
華凛『ホントに〜?ありがとう♪…!!ちょ、ちょっとドコ触ってんの?』
悠希『いいじゃない、減るモンじゃないんだし。えいっ☆』
華凛『きゃ。ちょ、ちょっと辞めてよォ〜〜〜(///)』
戒人『( ゜Д゜)』華凛と悠希の行動を顔を真っ赤にしながらも無表情で見続ける
悠希『あ。鼻血。』

―同時刻―
キィィィィィ…ィィィ…ン

イノシシ型モンスター、シールドボーダーが鏡から現れる
…が、シールドボーダーが現れた場所は…

「女子更衣室」

女性達の絶叫と共にシールドボーダーに下着やゴミ等、色々なモノが投げられる
シールドボーダー「Σ(゜Д゜)」
少し哀愁を漂わせつつミラーワールドへとぼとぼ帰っていく
183名無しより愛をこめて:03/10/19 18:06 ID:w/r+HG/z
>>181
ていうか、マジどうでもいい派生スレ立てすぎ……アホか。
本スレでやれば良いのに、わざわざ新スレか。
おめでてぇな。
184ギルノイズ ◆olKbglHkuQ :03/10/19 21:54 ID:Ww2twxfu
>182
シールドボーダー……お前まさか……

安宅「待て!俺じゃない!俺はやってない!」
185仮面ライダー伐 第九話・1:03/10/19 23:35 ID:qVGgboWm
杏香が襲われ、夏見が殴られた次の日。
夏見は左の頬にまだ軽い痛みを覚えつつも、いそいそとボリサブへと向かった。
「昨日は酷い目に遭った・・・でも、誰が俺の部屋に・・・?」
そう言いながら自分のバイクに乗り込む。そんな夏見を近所の住民達が侮蔑と疑念を持った表情で見つめ、そして
ヒソヒソと何かを話していた。

ボリサブに着いた夏見。それを待っていたのは
「先輩、このビラって本当ですか・・・?」
「えっ?」
心配そうな顔をして駆け寄ってきた後輩の宮崎から、その手に持っていたビラを取り上げる。そこに書いてあったのは
『若き強姦魔、皇 夏見!』
『女子高生を部屋に連れ込み、暴行を働いた上に無理矢理処女を奪う!』
そんな調子で、昨日の出来事がさも夏見がやったことのように書いてあった。
「そ、そんな・・・なんで昨日の今日のことを・・・」
「えっ、それじゃ先輩は本当に襲ったんですか?」
「違うよ!ウワァァン!!」
ボリサブの店員全員から向けられる疑念の目に、夏見は必死になって首を横に振った。

ビルの屋上に立ち、ビラをばら撒き続ける男。
彼は最後に手元に残った5枚ほどをバッと投げると、満足そうに階段の方へと歩き出した。
「これで伐は世間から孤立する。そして恐怖と孤独が増幅され、やがて憎悪へと向かっていくだろう。ふふ、これが
 俺の望んでいたシナリオだ・・・。」
そういって、意気揚々と階段を下りていくその男。
それは、薄ら笑いを浮かべている松岡 幸司。
186仮面ライダー伐 第九話・2:03/10/19 23:36 ID:qVGgboWm
「う・・うーん・・・」
市立草野病院の病室で、叶は目を覚ました。
「ハッ!お、俺は・・・ライダーバトルで・・・」
「大丈夫かい?ゴートのことなら大丈夫、私が追い払った」
ベッドの脇には、診断に来た九条がいた。
「あ、あなたは・・・」
「今はゆっくり休んだ方がいい、それにゴートに裁きの鉄槌を下すのは私だ。君であろうと邪魔はさせないよ」
その言葉を聞くか聞かないかというところで、再び叶は意識を失った。

「・・・・・」
杏香は学校で、周囲の好奇の目に晒されていた。彼女の名前も例のビラに公開されていたのだ。
(おい、あいつが強姦された水原って女か?)
(誰かに助けを求めなかったのかよ、そんなに気持ちよかったのか?)
そんな心無い言葉が飛び交う中、美咲だけが必死で杏香をかばう。
「何よ!杏香は喋れないのよ!あの野郎に・・その・・あんな事されても助けを呼べるはずがないじゃない!」
杏香は自分を犯したのは夏見と違うということを伝えたかったが、喋れない上に今の美咲は筆談であっても聞く耳を
持つことがなかった。
「杏香、保健室で休んでたほうがいいよ。教室にいてもこのままじゃ・・・」
「・・・・・」
杏香は美咲の提言に首を縦に振ると、教室を出て保健室へと向かった。

カーテンを閉め、窓際にある保健室のベッドに横になる杏香。
(どうしたら、夏見さんが犯人じゃないって判ってもらえるんだろう・・・)
そんな事を考えながら杏香がウトウトとし始めた時、ベッドの横の窓が静かな音を立てて開いた。そこから入ってきた
男は、しばし目をつぶった杏香の全身を眺め、そして手をグッと握る。
「!!」
ビクッとして目を開けた、杏香の目の前にいた男。
それは、薄ら笑いを浮かべている松岡 幸司。
187仮面ライダー伐 第九話・3:03/10/19 23:36 ID:qVGgboWm
商品を黙々と並べる夏見の背中に、容赦ない言葉が投げかけられる。
(ねえ、あの男逮捕されるんじゃないの?)
(犯罪者をよく働かせるよなー。とっととクビにすればいいのに)
「俺じゃないのに・・・」
苦渋の顔を浮かべながら働き続ける夏見の肩を、ポンと叩くものがあった。
「い、石井店長・・・」
「私は・・・軽はずみだとはいえ、君がそんな事をする筈がないと信じているよ」
「店長・・・店長・・・ウワァァン!」
夏見はそんな石井店長の言葉に、いたたまれずボリサブを飛び出していく。
「夏見君!」
慰めの言葉が、今の夏見には一番の苦痛だった。

「無理だ!せめてもう一日は寝てないと」
「大丈夫ですよ、若いんだから」
叶はそう言うと、九条の制止を振り切って市立草野病院を退院した。
「こうしている間にも、鏡像ライダーに人々がやられているかもしれない・・それに夏見君や依城も・・」
「その意気だぁ、青年」
ふらふらと病院の敷地内を出た叶を待っていたもの。
それは、飲み干した空き缶を握りつぶしながら顔に不気味な笑みを浮かべる汀であった。
「ライダーバトルの、始まりだぜぇ・・・」

ボリサブを飛び出し、近所の川辺で石を投げていた夏見。
「俺は、俺は・・・どうすれば判ってもらえるんだよ・・・」
石を投げるのをやめ、その場にうずくまる夏見。そんな夏見の耳に
「キィィン・・・キィィン・・・」
「!?モンスター?あるいは、鏡像ライダーか?」
夏見は懐からカードデッキを取り出し、水面に自分の姿を映した。
「変身!」
188仮面ライダー伐 第九話・4:03/10/19 23:37 ID:qVGgboWm
「フフフ、キタカ」
ミラーワールドの中に突入した伐を待っていたもの、それは
「お、俺と同じ姿のライダー?しかも俺より黒くて格好いいだと!?」
「オホメニアズカリコウエイダ、ワタシノナハ、カメンライダーゼツ!」
伐そのものの鏡像、鏡像ライダー絶。その姿は伐をネガポジ反転させたようである。
「イクゾ!」
絶はモンスターを従えることなく、たった一人で伐へと向かっていく。
「望むところだ!」
「ストライクベント」
「ストライクベント」
同じ形をした二つの武器、ジャッジソーとナイトソーがミラーワールドの中で交錯し、眩い火花が散る。

ミラーワールドの別の場所では、エッジと羅剛が戦いを繰り広げていた。次第に追い詰められるエッジ。
「おらおら、もっと俺を楽しませろ!」
手にアースハンマーを持ち、グルグル回すとエッジに投げつける羅剛。
「ぐはっ!」
吹き飛ぶエッジ。ゴートと戦った傷が癒えないままの体では、反撃など無理である。それでも
「ファイナルベント」
契約モンスターであるノエルチャイルの糸で、羅剛を縛り上げた。
「ふっ、それで形勢逆転のつもりか」
「とりゃああ!」
最後の力を振り絞り、羅剛に向かってネックブレードを振り上げ突撃するエッジ。しかし
「無駄だ、見るがいい!」
羅剛がそう言うと地面が揺るぎ、羅剛の体が土煙の中へと包まれる。
「!?」
動きを止めるエッジ。その目の前に現れたのは
「ふはは、俺を止めるものなど存在しないのだぁ!」
羅剛のパワーアップした姿、羅剛・双。
「ダッシュベント」
地中から現れたボード『アースターン』に乗り、羅剛・双はエッジを吹き飛ばす。
189仮面ライダー伐 第九話・5:03/10/19 23:37 ID:qVGgboWm
「シュートベント」
絶が手に持つ二丁拳銃『ナイトブリンガー』が火を噴き、伐に命中する。
「ウワァァン!!」
近距離武器しか持たない伐は、反撃すらままならない。
「コレデトドメダ!」
「ファイナルベント」
絶は契約モンスター『ナイトホッパー』に乗り、伐へと向かっていく。
「なにをぉ!こっちもだ!」
「ファイナルベント」
伐も絶に対抗すべくジャッジホッパーに乗り、絶に突撃する。
「いっけー!!」
「ホリャア!!」
二つのファイナルベントがぶつかり、大爆発となる。
「ウワァァァァァァァン!!」
「グオハッ!」
絶は遠くに吹き飛び、伐はミラーワールドから吹き飛ばされた。
元の世界に戻った伐は夏見の姿に戻り、川の中へと落ちる。夏見はそのまま気を失って流されていく・・・・・。

「バーストベント」
羅剛・双を震源として強い地震が起きる。
「うわあぁあ!」
エッジはその振動に立っていることが出来ない。
「ふはははは!一方的な戦いしかないのなら終止符を打つしかないよなぁ!」
「ファイナルベント」
羅剛・双は契約モンスター二体を右手に装着し、渾身の威力でパンチをエッジに叩き込む。
「ぐゔぇおあっ!」
エッジは元の世界まで殴り飛ばされ、そのまま気を失った。
190仮面ライダー伐 第九話・6:03/10/19 23:38 ID:qVGgboWm
ギシ・・・ギシ・・・
保健室のベッドがギシギシ揺れる。そこにいるのは、杏香と松岡。
「ふ、よく締まるな。さすが女子高生だ」
杏香は両手を押さえられ、助けを求めることも出来ずに松岡の挿入を許していた。
「くっ、そろそろだ、中に出すぞ」
「!!」
杏香が涙目で首を横に振るが、松岡はそんな事を気にせずに絶頂を迎える。
「¥◎Φ!!・・・・・・・」
杏香は、自分の下腹部に忌むべき温もりを感じ、その事実に耐え切れず意識を失う。
「ははは、余りの気持ちよさにイってしまったか」
松岡は気絶した杏香の衣服を正すと、窓から音を立てないように出ていった。

学校の敷地内を出た松岡を待っていたものは、仲間である「筈」の国枝。
「・・・話はなんだ・・・?」
「ああ、そういえば言っておかなければいけないことがあったな」
そういって国枝の方に向き直る松岡。
「おまえ、飽きた。つまらないから死ね」
「なっ・・!」
それが国枝の最期であった。
国枝の体は捨てられていた鏡の中から突然現れた、謎のモンスターに食われてしまったのである。
「来ていたんですか、盟主様」
松岡が鏡の方に話しかける。そこには、一人のライダーが国枝を食ったモンスターを従えていた。その姿は盟主と
呼ばれるに値する、禍々しいフォルムである。
「報告します、ヘルマスターの埋め合わせに、新しいライダーを補填しました。今度のライダーはおそらく盟主様も
 気に入る筈です。来い!」
松岡の後ろから、ふっと現れる人影。
そこにいたのは無邪気な、しかし歪んだ笑顔を振りまく男 武城 真吾(ぶぎ しんご)であった。
―「ナイトスピアー」のカードがフェードインして終―
191バツメイカー ◆Pgs.cZ6mDs :03/10/19 23:41 ID:qVGgboWm
今回前回とかなりダークな展開になってます・・・スマソ。
次回はオルタナティブ・ネオ登場に仮面ライダー縛牙の参戦でまた一人脱落する予定です。それでは
192メタルゲスラ:03/10/20 02:16 ID:0V1MMMgI
思いついたので適当に。SSも書こうかなぁ?

仮面ライダーレーヴェ
変身者:清水 陽介(しみず ようすけ)
身長:193.7cm   体重:83.7kg
最高視力:約15km 最高聴力:約15km
最大走力:100mを5.8秒
ジャンプ力:ひと飛び37m
パンチ力:250AP  キック力:350AP
召喚機:獅子召球「グレンバイザー」(ボール型、500AP)
契約モンスター:獅子型モンスター「グレンシーサー(5000AP)」
          ミラーワールドに棲息する獅子のモンスター。
          口から火炎弾を吐き出す。
ストライクベント :「グレンクロー」(2000AP)グレンシーサーの前肢を模した爪。
ガードベント   :「グレンシールド」(2000GP)グレンシーサーの背中を模した盾。
ストライクベント :「グレンブーツ」(2000AP)グレンシーサーの後肢を模した靴。
ストライクベント・派生:「獅子王衝波」(3000AP)グレンクローを装着し、炎を
              纏ったグレンバイザーを全力で投げる。
ファイナルベント:「エース・ストライカー」(6000AP)
          まずグレンシーサーが咥えたグレンバイザーを炎と共に
          空中に吐き出す。落下してきたそれを、グレンブーツを
          装着したレーヴェが敵にオーバーヘッドキックで叩き込む。
清水陽介 17歳 高校生
いたって普通の高校生。ただ異常なまでにあらゆることに優れていた兄を
事故で亡くしており、それに対して尊敬と共に一種のコンプレックスを
抱いている。何にしても今は亡き兄と比較され、今や兄が永遠に超えることの
出来ない壁となっている。彼はそれを超えるべく、神崎からデッキを受け取る。
193山羊作者:03/10/20 08:04 ID:dNyAbgY0
>>185-191
バツメイカー様、お疲れ様です。
なんだか自分のライダーが出てくると本当に嬉しいです。
しかも縛牙が登場ッ! 山羊製悪役二人組存分に使ってやってください。 
194仮面ライダーレーヴェ 壱章:03/10/21 02:02 ID:Jr+MpybB
━その仮面の名は刃━

都内某高校、そこで一人の生徒がグラウンドを疾走している。
「ハッハッ・・・」
カチカチカチカチ・・・・・・
「ハッハッ・・・!!」
カチカチ・・・ピッ!
「ハッハッ・・・ハァ・・・どうだった?」
「凄いっスよ先輩!0.5秒も縮まってます!」
「0.5秒だけ?・・・遅いな」
「ええ〜っ!そうですかぁ?」
明らかに信じられないという顔をする後輩に、少年は、清水陽介は涼しい顔で答える。
「これじゃまだまだだ。とてもじゃないけどアイツに追いつけないよ」
「先輩のアニキっすか?でもアレは一種の天才だし・・・」
「分かってるよ。けどアイツに出来て、俺に出来ないはずは無い」
「・・・そうですかねぇ?」
「喧嘩を売っているのか?」
「いっ、いえ・・・・・・」
「ならいい。・・・今日はここらで切り上げよう。みんなにも伝えてくれ」
「はい!」
195仮面ライダーレーヴェ 壱章:03/10/21 02:03 ID:Jr+MpybB
「疲れた・・・」
家に帰るなり自分の部屋に戻った陽介は、ごろんとベットに横になった。
何をする気力も起きず、そのまま夢の中へと・・・
行かなかった。
『お前は兄を超えたいか』
「・・・誰だ?アンタ」
『この先も永遠に壁として立ちはだかるであろう亡き兄の上を行きたいか』
「・・・いきなり現れて名乗らないのはどうかと思うぞ」
『これを受け取るがいい』
「人の話聞けよ」
『このカードデッキを受け取りライダーとなれ。最後の一人となった時、
お前は兄を超えることが出来るだろう』
「・・・本当か?」
『ああ。ライダーの最後の一人となればの話だ』
あやしい。猛烈にあやしい。この時期にこの格好。この声、そして言うこと、
全てがあやしい。
「・・・じゃあさ、そこらへんにおいといてくれる?」
『これでお前は今からライダーバトルの参加者となる。戦え。戦って生き残るがいい』
「はいはい。俺今から寝るからさっさとどっか行ってね〜」
『仮面ライダーは13人。倒すべき敵は12人。俺の名は・・・神崎士郎』
「ふあ〜ぁ・・・神崎ね。わかったから早く消えてくれ」
『戦え・・・!戦え・・・!』
「ZZZZZZ・・・・・・」
196仮面ライダーレーヴェ 壱章:03/10/21 02:05 ID:Jr+MpybB
その深夜。
「ZZZZZZ・・・・・・ッ!!」
急に部屋中に怪音が響く。思わず起き上がり周囲を見渡すが、何もない。
「何なんだよ・・・ッたく」
寝直そうとしても、怪音が頭に突き刺さるように響き、眠りを妨げる。
「・・・さっきのアレのせいか?」
頭上を手で探ると、手に硬い何かが当たった。
「・・・これか?」
しかしそれは引っ張ってもまったく動かない。仕方なくさらに手を探ると、
手に冷たいケースが握られた。
「コイツコイツ。・・・じゃあ、これはなんだ?」
先ほどの動かないモノを引っ張る。しかしすぐに引っ張り返され、逆に
ずるずると体が引きずられる。
「え?」
そして周囲には幾つもの巨大な“脚”が張り出していた。それは彼の体を
掴み、少しづつ頭上へと移動させている。
「おいおい・・・冗談じゃねぇぞ!!」
それは彼の体を一気に鏡に引き込んだ。
「離せよこの!離せこのはなs」
197仮面ライダーレーヴェ 壱章:03/10/21 02:07 ID:Jr+MpybB
鏡の中の世界、ミラーワールドと呼ばれる世界には生命は存在しない。
ただそれに限りなく近い活動をするもの達はいたが。
それがミラーモンスター。彼の前に今立ちはだかる巨大な蜘蛛などの総称。
「なんだよコレ・・・俺も何か変な格好してるし」
彼の全身は灰色のアーメタルの鎧に覆われた仮面ライダーブランクとなっていた。
「ヤバイよな・・・この状況」
「グググ・・・ゲエェェェエッ!!」
振り下ろされる前脚。彼は即座にデッキからカードを引き、
腕のライドバイザーへと装填した。
━guardvent━
ブランクの手に灰色の盾、ライドシールドが握られる。
ドン!!
強烈な前肢の一撃と共に、見事にライドシールドは粉砕された。
「割れたァ!?・・・おっと!」
更なる一撃を回避するが、横薙ぎに更に爪が振るわれる。
「ぐっ・・・!」
吹き飛ばされ、ミラーワールドの自宅二階から道路に放り出される。
「イテェ・・・マズッ!」
目前にはすでに敵の腕が掲げられていた。それが振り下ろされる。
「!!!」
198仮面ライダーレーヴェ 壱章:03/10/21 02:08 ID:Jr+MpybB
だがそれが彼の体を砕くことはなかった。それは彼の目の前で、
一人のライダーによって止められていた。
「・・・大丈夫かな?」
「アンタは?」
目の前にいるのは紅の鎧、忍者のようなシルエットをした戦士。
手には蜘蛛の腕を防ぐ刀、背中にはその鞘。
「仮面ライダー・・・ブレイド」
「ブレイド?」
「そう・・・人々をモンスターから守る・・・それが僕の使命だ」
そう言い彼はモンスターの腕を押し返し、刀━ガルドバイザー━にカードを
装填した。
━swingvent━
ブレイドの手に二本の鞭、ガルドビュートが握られる。
「さあ、行くよ」
199仮面ライダーレーヴェ 壱章:03/10/21 02:09 ID:Jr+MpybB
そして振るわれる鞭はモンスターの攻撃を受け流し、確実に敵を劣勢へと
追い込む。
「俺も何か・・・」
「あ、手を出さないで。ブランク体じゃ邪魔なだけだから」
「・・・そうですか」
そう言う間にも、ブレイドは一方的にモンスターを攻撃する。
もはや勝負は見えていた。
「公演は・・・終りだ」
━finalvent━
天空から火の鳥、ガルドサンダーが落下してくる。
ドン!ドン!ドン!
口から吐かれた火炎がディスパイダーを包み込む。そして鳳凰はそれを
掴み上げ、ガルドバイザーを構えたブレイドへ向かい飛んでくる。
「ハァァァァ・・・・・・ハイィッ!!」

          斬

ガルドサンダーが離した火達磨の蜘蛛をブレイドが両断。
爆音と爆風、爆炎を起こしディスパイダーは絶命した。
「ほへぇ〜っ・・・」
「・・・大丈夫かい?」
「あ、ハイっ。・・・今の蜘蛛・・・何?」
「・・・初心者か君は。
いいよ。明日仮面ライダーについて教えよう。」
そう言い、ブレイドは近くの軽乗用車のガラスに近付く。
「明日近くの公園で会うとしよう。来た道を戻るといい」
ブレイドは鏡へと触れ、吸い込まれていく。
「僕の名は、斉藤雄一」
刃の名を持つライダーは消えた。
「来た道・・・家ん中かよ」
少年もとぼとぼと家の中へと入っていった。
200仮面ライダーレーヴェ 壱章:03/10/21 02:10 ID:Jr+MpybB



ある立体駐車場の周囲に、モンスター達が大群を成していた。
それを次々と撃滅するのは、漆黒の龍を連れた戦士。
ある商業施設では、
カボチャを連れた細身のライダーがゼブラスカルを粉砕する。
あるビル街では、摩天楼を動き回るゲルニュートを
ムササビを連れた戦士が吹き飛ばす。

仮面ライダーは全員で13人。残るライダー13人。
倒すべきライダーは、残り12人。

戦わなければ生き残れない。

━━ADVENT GULDTHUNDER━━


201メタルゲスラ:03/10/21 02:18 ID:Jr+MpybB
まず最初に、こんなに無駄に長い物スミマセンでした。
これからレーヴェ書いていこうかと思っているのですが、
いかんせんまだまだ未熟者ゆえ至らない所が多々あるかと
思いますがご容赦の程を。
後山羊作者様、カマッタ様すみません。フィアーとヴァルト
使わせて頂きたいのですがよろしいでしょうか?
「使うなや!」「氏ねアホ!」とか思われましたら
ご遠慮無くおっしゃってください。
それから、ブレイドの能力書いたほうがよろしいでしょうか?
宇宙船の妄想戯画のアレですが。
202山羊作者:03/10/21 08:34 ID:8zAA3juI
>>201
どうぞ、お使いください〜。
変な魔女ライダーですがどうぞ。
203名無しより愛をこめて:03/10/21 16:11 ID:6rTFBz94
>>201
どうぞ〜・・・(ヴァルトのスペックを確認)・・弱いよこいつ。
まぁ、殺すにはもってこいのキャラなんで、遠慮なく殺しちゃってください。
204猫と蜂と疾風のカボチャ1:03/10/21 21:52 ID:8zAA3juI
「猫と蜂と疾風のカボチャ」

「外村さーん。お客さんですよー」
外回りから帰ってきた彼女、外村宮名(そとむらみやな)は掛けられた声にすぐさま答えた。
「はいはーい、いつもごめんねー」
「いえいえ、かまいませんよ」
「かちょー、ちょいと今日は早上がりして良いですかー?」
彼女に呼ばれた課長は満面の笑みで答える、即座に。
「いいよー」

「お待たせー。ごめんね」
「いえいえ構いませんよ。私こそ突然すみません」
彼女を会社の外から迎えたのは顔に包帯を巻いた青年、宍戸悠斗。その少し奇妙な姿に周りの人間はさりげなく顔を見ている。
「私の方から呼び出す事が多いからたまにはー、って思ってたら誘ってくれたねー。このぉ、なかなかイイヤツだねぇ」
宍戸の顔を下からのぞき込みながら宮名は笑った。
彼女には彼の少し変わった姿など全く気にならないようで普通に接している。
宍戸はそんな彼女に申し訳ない、という謝罪の念と少しばかりのうれしさをいつも感じていた。
「いつもは気遣ってもらってばかりですから。私からもお誘いさせて頂きました」
「うむ! じゃ、いつものトコ、行こうか」
「はい」
そうして二人はゆっくりと歩き出す。そうして二十分ほど歩いた所に、そこはあった。
隠れ家的バー「睦月」。住宅街の真ん中の小さな家の地下にある店である。
「いらっしゃいませ。お元気でしたか? 外村さん、宍戸さん」
「元気ですよー、マスター」
「お久しぶりです、マスター」
二人はゆっくりと頭を下げる。それを出迎えたのはヒゲの少し濃い、そして眼鏡を掛けたマスター。
そこはかとなく三十代後半だが実はまだ二十五歳(笑。
「今日も元気だね、あんたら。あたしゃあもー疲れたよ」
そしてマスターの前のカウンター席で腐っているのは冬美優子。肩まである綺麗な髪の持ち主である。
205猫と蜂と疾風のカボチャ2:03/10/21 21:53 ID:8zAA3juI
「冬美さん・・・なんでこんな時間に来てるんですか? いつもならもっと遅いのに」
「そうよね。いつもなら深夜に来て早朝に来てるのに」
「やっかましい。私もたまには早く来るわよ。で、あんたらはまた密会?」
「密会とは失礼な。これでも私たち親友よ、親友。週に一度、飲みに来てるだけですよ」
「そりゃ失礼ですた。ま、ゆっくりしていきなさいな」
「優子さん、それ僕のセリフです」
マスターは笑いながらそう言った。そして二人も笑いながら奥の席へと歩いていく。
「ま、今回も集めた情報の報告と整理から始めましょうか」
「そうですね。僕はモンスターを三匹と鏡像ライダーを一人。あまり強くはありませんでしたよ」
「私もそんな感じかしら。でも三匹もモンスターいると大変そうよねー」
「まあ食事をさせるのは大変ですけどそれ以外は数で攻められますから。以外と彼らもイイヤツなんですよ」
「ふーん、私はちっこい猫一匹だけだからなー。あの猫はホント何考えてんだか・・・」
そう言いながら宮名は笑う。それにつられ、宍戸も笑っていた。
「じゃあ最近の最重要課題は・・・あのご立派な鎧ライダーだけね」
「はい。彼とは一度も戦いませんでしたがおそらく今私たちが知りうる中でも最も強いライダーかと」
うーむ、とうなる二人。実はこの二人、前回どこぞの窃盗犯ライダーと戦った時突然現れ切り倒された謎の仮面ライダーがいた。
そいつは刀使いで彼女らをひとしきり罵った後攻撃してきたのである。
それが宮名にとってはいたく気に入らなかったらしくそれ以来憤慨しているのであった。
宍戸としても、強敵である事には変わりないので調査はしていた。だが、
「情報はありませんね。というより、我々に出来る事は戦い続ける事だけですが」
「そうね・・・・ん?」
キィィィン・・・
206猫と蜂と疾風のカボチャ3:03/10/21 21:54 ID:8zAA3juI
あの不快な音が鳴り響く。敵が、来ている。
「マスター、注文もうちっとだけ待ってて」
「私も少しだけ待ってください」
二人は大急ぎでトイレへと駆け込んだ。そしてその二人を見てうっすら笑みを浮かべる冬美。そう、彼女も仮面ライダーである・・・。

「なんだ・・・あんたのモンスター?」
宮名、その別の姿「仮面ライダー呪印」。そして宍戸の別の姿「仮面ライダー蜂王」。その二人はそのモンスターを見て呆れていた。
そのモンスターとはヤモリ型モンスター「ヴァルガグリーザ」。何にでも吸い付く吸盤と驚異の跳躍力を持つモンスターだ。
「なんであんたなのよ」
呪印がそう言った相手はヴァルガグリーザではない。その背後にいる仮面ライダー、仮面ライダー月光である。
「うるさい。俺だって好きでこんな所にいる訳じゃあない。今回ばかりは本気でヤバイんだ」
「あなたがヤバイというのは珍しいですね。一体どんな事が・・・?」
「鎧の仮面ライダーに追われてる。やたら切れ味のスゴイ刀を持った、な」
「・・・・そいつぁ、ヤバイわね。ソイツは紛れもなく私たちが知りうる中で最強のライダーよ」
「ふ・・・ん、お前さんが弱音を吐くとはな」
「それほどのヤツです」
その蜂王の言葉が終わろうとした瞬間、ギィン!と乾いた金属音が響き渡る。そしてそれに続く轟音。
「・・・・きやがった!」
月光が振り返る。そこにはまるで和鎧のような姿の仮面ライダー、ラムザであった。
右手に巨大な刀「ロードブレード」を持ち悠然と歩いてくる。
「ほほう・・・三人もいるか。今回は大漁だな」
「あの余裕っぷり、生理的に私は受け付けないわね」
「俺は嫌悪感を抱くな」
「私はただ単純に嫌です」
三者三様。だが、ラムザは気にした様子はない。それどころか、
「ふん、弱者の言葉など耳にはいらんな。徒党を組まねば何も出来ぬ虫けらなどこの刃で叩ききってくれよう」
その言葉を聞き終わると、三人はベントインする。
「マーキングベント」
「ホールドベント」
「シュートベント」
呪印の右手が光り、月光の手にヨーヨー型の武器が現れ、蜂王は狙いを定める。
207猫と蜂と疾風のカボチャ4:03/10/21 21:54 ID:8zAA3juI
「続いてぇッ!」
再び腰に手を当てる呪印。だが、ラムザは既にカードをベントインしようとしていた。
「ガードベント」
「いっ!?」
一瞬にして吹き飛ばされる呪印と月光。そしてそのまま目に見えぬ斬撃が蜂王の矢を斬り落とす。
「シュートベント」
追い打ち如く鳴り響く無機質な声。ラムザは再び刃を鞘に戻すとそのまま抜刀する。
その斬撃は宙を走り、三人を討つ。その速さに、誰もついていけはしなかった。そして三人は膝をつく・・・。
「・・・所詮貴様らはその程度だ。お前達に俺を倒す事は出来ん。生きていたければ早々に逃げ出せ・・・逃げ出せれば、だがな」
再び刀を鞘に戻すラムザ。そして悠然と三人へと歩み寄る。
「さぁ、死ね。弱者に生きる権利は無・・・っ!?」
「どっせーいっ!!!」
すかーんっ! とラムザの頭部に激突するホウキ。あまりの不意打ちにラムザはフラフラと後ずさりし、頭を抑える。
「貴様・・・不意打ちとは卑怯きわまる! 姿を見せろ!」
「ほっほっほ・・・・カブトムシがピーピー吠えるんじゃないわよ」
くるくると回転しながら主の元へと帰るホウキ「マッドバイザー」。そしてそこにホウキの主、おいては不意打ちの主がいた。
「雑魚ライダーなど知った事ではないけれど、ムカツク奴には一撃必殺。いきがる虫にはお灸を据えて、身の程教えてやりましょう・・・。
 完全魔女ッ子仮面ライダーフィアー! 刃を穿ちに只今参上!」
「くっ・・・この変態ライダーが! とっとと降りてこい!」
「フッ・・・・一匹五百円昆虫モチーフの安物骨董鎧ライダー風情が何を言ってるのかしら?
 この私には勝てないわね、その程度の知能じゃ」
「フラッシュベント」
フィアーの後ろに巨大なカボチャが現れたかと思うと辺りは突如閃光に埋め尽くされる。
208猫と蜂と疾風のカボチャ5:03/10/21 21:55 ID:8zAA3juI
「くっ・・・・?」
「甘いわァッ!」
ゴキン! とラムザの後頭部を打つ斧状になったホウキ。それは見事なまでに後頭部の中心を打つ。
「ぐおっ!?」
「邪魔よ〜」
追い打ちにとフィアーの右足がラムザの腹部へと突き刺さる。
「強い・・・」
「つか卑怯だな、あのフィアーとかいう奴」
「でも確実に相手の精神的な弱点を狙ってますね・・・敵にするととても厄介ですよ」
「でも今ならあのライダーを倒せるかもね」
「いや、今攻撃するのは駄目でしょう。せっかくあの鎧ライダーはフィアーの挑発に乗ってるんですから」
「なら今の内に逃げるか?」
「癪だけど・・・それがいいかもね。・・・ん?」
背後に感じる殺気。それは・・・ソルサーペント。大蛇型のライダー達の驚異になりうる最強クラスのモンスター。
「ヤバイ・・・よね、これ」

後編に続く。
209山羊作者:03/10/21 22:00 ID:8zAA3juI
また・・・・前、後編です。本当にゴメンナサイ。
ご出演頂いた蜂王、ラムザ、月光作者様。勝手ながら使わせて頂きました。
「こんなキャラじゃないんだけどなぁ・・・」とかなってたら本当にゴメンナサイ。
あとフィアーは俺の脳内ではこんなキャラです・・・・。
メタルゲスラ様、もし「これは使いにくいぜ!」となりましたらどんな性格にでもしてやってください。
長文失礼しました。
210メタルゲスラ:03/10/22 17:47 ID:G3mlib4M
仮面ライダーブレイド
変身者:斉藤雄一
身長:195cm    体重:93kg
最高視力:約13km 最高聴力:約12km
最大走力:100mを5秒
ジャンプ力:ひと飛び45m
パンチ力:190AP  キック力:290AP
召喚機:灼凰召刀「ガルドバイザー」(刀型、1000AP)
契約モンスター:鳳凰型モンスター「ガルドサンダー(4000AP)」
本編第22話より登場の鳳凰のモンスター。神崎の刺客であったが斉藤と契約する。
   火の鳥となり時速580kmで飛行、口から850℃に及ぶ火焔弾を吐き出す。

ガードベント   :ガルドグローブ(1500GP×2)腕の甲を模した手甲。
スイングベント :ガルドビュート(2000AP×2)尾羽を模した伸縮自在の鞭。
トリックベント  :ヒートイリュージョン(1000AP)猛烈な陽炎を発生させ敵の視覚を混乱させる。
ファイナルベント:イグニートスラッシュ(5000AP)
          ガルドサンダーが対象に向かい火焔弾を吐き火達磨にした上で
          抱きかかえ、ブレイドへと飛行。ガルドサンダーが離したそれを
          ブレイドがガルドバイザーで一刀両断する。
211メタルゲスラ:03/10/22 17:48 ID:G3mlib4M
斉藤雄一 年齢20代前半 元ピアニスト
元ピアニストの青年。色白。
浅倉の起こした事件により手を負傷、ピアニスト生命が絶たれ絶望の中にあるときに
神崎にデッキを渡される。はじめはそれを拒否していたがある理由によりデッキを
手に握り、ライダーとして戦うことになる。生活する分には手の負傷は問題なし。
彼も親友のように占いをしてみるが当たるも八卦、当たらぬも八卦らしい。
「モンスターから人を守るため」に戦う。
ライダーとしての姿は宇宙船妄想戯画に掲載の「その気になってガルドサンダーと
契約しちゃった斉藤雄一」のまんまアレ。

>>204-208
ウホッ、いいSS乙です〜。
俺のライダー2匹も使ってくださって嬉しいっス。
後山羊作者様、カマッタ様使用承諾ありがとうございます。
これからボチボチ書いていきたいと思うのでよろしくお願いします。
212仮面ライダーレーヴェ 弐章:03/10/24 00:42 ID:kmzMnw3h
━紅の獅子王━

陽介が始めてライダーとなった翌日。
彼は自宅近くの公園へ来ていた。
仮面ライダーブレイド・・・『斉藤雄一』なる人物に会うために。
「昨日アイツが言ったことが本当なら、この公園に来てると思うんだけど・・・」
しかし公園を見回すがせいぜい子供かその親らしき人物しかいない。
陽介はため息を一つ吐くと、一番近いベンチに座り込んだ。
「しっかし何なんだ・・・昨日の化け物蜘蛛といい、あの男といい・・・」
目の前では子供達が戯れている。
その光景を見、自然と表情が緩む。
「俺も昔はあんなことあったなぁ・・・」
彼が子供達の遊ぶ姿を見ていると、一人の人物が目の前に立った。
「隣、いいかな?」
「あっ、ああ、どうぞ」
「ありがとう」
そう言い、隣に座った男の顔は白く、綺麗な顔であった。
先程の陽介と同じく公園の光景を見る表情は、どこか悲しげで、寂しげである。
「なぁ・・・あんた?」
「なんだい?」
「あんたが『斉藤雄一』か?」
「ああ。じゃあ君が昨日の仮面ライダーか」
「そうだよ。清水陽介。
 ・・・なぁ、ライダーとかモンスターとか、一体何なんだ?何が起きてるんだ?俺の周りで」
陽介は雄一の顔を見、質問をぶつける。
「神崎士郎から聞かなかったのかい?」
「神崎って・・・ああ、あの不気味なヤロウか。・・・説明の途中で寝ちまった」
「・・・わかった。話そう。ミラーモンスター、そして仮面ライダーの宿命を」
213仮面ライダーレーヴェ 弐章:03/10/24 00:44 ID:kmzMnw3h

そして彼は話した。現実世界のすぐ隣の平行世界ミラーワールド。そこに潜み、人々を喰らうために
こちら側へ現れるミラーモンスター。そして、
「仮面ライダーは全員で13人。ライダーとなったものは最後の一人となるまで戦う運命にある」
「戦う・・・って、殺しあうってことか?」
「そうだよ」
「そんなことをして何になるんだ?何故人間同士で殺しあう必要がある?」
「最後の一人となった者はあらゆる願いを叶えることが出来る」
「あらゆるって、何でも?」
「そう。大金を手に入れることも、死人を蘇らせることも、天使にも悪魔にもなれる」
「・・・それっておかしくないか?人の命を踏み台にしてまで何かを手に入れようだなんて」
「おかしいかも知れない。けどそれをどうとも思わない人もいるし、人の命を顧みる余裕すら
無い人もいる。そういう人が、ライダーとなる」
雄一は悲しそうな顔をして陽介の答いを返した。
「じゃあ、あんたは・・・何故戦っているんだ?」
陽介は最大の疑問を彼に尋ねた。
214仮面ライダーレーヴェ 弐章:03/10/24 00:45 ID:kmzMnw3h

「昨日僕は、人を守るためって言った」
「そう言えば、そんなことも言ってたな」
「でもそれは嘘なんだ。本当は、友達との約束のため」
「約束?」
陽介は額にしわを寄せ、彼の言葉を聞き返す。
「そう。決して、どんなことがあろうとも、『憎しみを、怒りを持って戦わない』」
「それが・・・約束か?」
「うん。僕は彼との約束を守る。誰とも憎しみを持って戦ってはならない。
 僕は、ライダーとして戦わない。斉藤雄一として、人をモンスターから守るために戦う」
「・・・・・・」
陽介は目の前の青年の想いに圧倒されていた。
だが彼はある一つのことを尋ねられずにはいられなかった。
「その・・・アンタの友人は?」
「死んだ。神崎士郎の刺客・・・そう」
少し離れた噴水の水面に赤い影が浮かび上がる。
「僕の今の契約モンスター。ガルドサンダーによって」
215仮面ライダーレーヴェ 弐章:03/10/24 00:47 ID:kmzMnw3h
「・・・なぁ」
「なんだい?」
「コレ、預かってくれないか?」
そう言い陽介が差し出したのは、ブランク状態のデッキ。
「どうして君が僕にコレを?」
「俺には重過ぎるよ。第一・・・そんなモンで兄貴を越えても嬉しくはないしな」
だがその手を雄一は押し戻す。
「それは君に持っていてほしい。君が・・・誰かのために戦うときのために」
「だけど・・・」
その時、不快な旋律が二人の頭蓋骨を突き抜け、直接脳内に響く。
「まさか・・・」
「モンスターか!」
二人は近くの車へ向かい走る。
そして車に写っていたのは、公園の人々を狙い歩いてゆく蜘蛛の姿。
「清水君」
「何だ?」
「戦って・・・くれないか?」
清水は黙って手に持つデッキを見つめる。
頭に浮かぶのは、両親、友人、会ったこともない人々の顔。そして、兄の言葉。
「兄貴は言ってた・・・『人は誰かと在るから、強くなれる』って」
「じゃあ」
「まだ契約もしてないから・・・役に立つかはどうかは疑問だけどね」
「・・・ありがとう」
両者ともガラスにカードデッキを構える。それぞれの腰にVバックルが現れる。
雄一は人差し指、中指を立てた手を突き出し、それをくるりと返した。
「変身」
陽介は顔の左横へ構えた拳を、右へと引く。
「変身!」
雄一は朱の装甲に、陽介は灰の装甲に覆われ、その体をガラスの中へと消した。
216仮面ライダーレーヴェ 弐章:03/10/24 00:49 ID:kmzMnw3h

幾何学的な模様が何処までも続く空間。そこにポツンと停まっているのはライドシューター。
ディメンションホールという空間を突破するための足。
それにブランクは乗り込み、真っ直ぐ空間を進む。
じきに外が見えた。
ギィィイイッ!!
けたたましい音を立て、ライドシューターは停止した。
そこから彼は降り立つ。見れば隣でも同じようにブレイドが降りていた。
そして目の前では、既にブレイドの命令によりディスパイダー=リボーンの進攻を食い止めようと
戦うガルドサンダーと、同じく蜘蛛に飛び掛る紅き獅子がいた。
「あのライオンは・・・?」
「恐らくは自分のテリトリーに進入されて怒っているんだ・・・清水君」
「なんだ?」
「あのライオンと契約してくれないか?時間は僕が稼ぐ」
「分かった」
ブレイドはガルドバイザーを引き抜きディスパイダーへ、
ブランクはカードをデッキから引き抜きつつ獅子へ向かい走り出した。
「ハァッ!」
ブレイドは蜘蛛の背後からその背に乗り、大きく振り斬り付ける。
ブランクはカードを装填した。
━swordvent━
ブランクの手にライドセイバーが握られる。ブランクはそれを獅子の顔に向かい投げつけた。
「グウッ!」
獅子がブランクのほうを向く。
「鬼さん、こちら♪手の鳴るほうへ♪・・・ってね」
「ガァァアッ!!」
「来い来い!」
走り出したブランクの後を獅子が追う。
217仮面ライダーレーヴェ 弐章:03/10/24 00:51 ID:kmzMnw3h
一方ブレイドは蜘蛛の正面へ回り、その脚とチャンバラを演じる。
「フッ!!」
━guardvent━
ディスパイダーは針を放つが、それはブレイドの両の手に現れた手甲に防がれる。
だがブレイドが防御するスキを狙い、蜘蛛はその脚を横薙ぎに払う。
「チィッ!」
はじき飛ばされるブレイド。蜘蛛は明らかな強化を果たしていた。
「清水君・・・まだなのか!」

その清水と言うと、獅子に炎を浴びせかけられていた。
「待て待て待て待てェ━━━━━━━━!!」
「ゴガァァァッ!!」
「火を吹くなんて聞いてねぇって!!」
背後から次々と火球が飛来し、周囲の風景を紅蓮に染めていく。
全力疾走するも、追いつかれるのは時間の問題であった。
「ヤバイヤバイヤバイヤバイ」
目の前には既に迫る壁。後からは火を吹くライオン。
「イチかバチかとなんとやら・・・ハァッ!」
218仮面ライダーレーヴェ 弐章:03/10/24 00:53 ID:kmzMnw3h
壁を蹴り、一気に跳躍する。直進してきた獅子は、行き止まりへと突き進む。
彼は獅子の背後へと着地した。
「よし!」
目標を見失った獅子は、クルリと振り向いた。
だがそこには、既にその手に契約のカードを握ったブランクがいた。
「ゲームセットだ」
獅子はカードへと消えていく。
閃光にブランクは包まれる。次には、紅蓮の闘士がそこにはいた。
「ほ〜・・・」
自らの体を触り変化したその感触を確かめる。そして彼は手の契約のカードを見た。
そこには獅子の絵が描かれており、それの名が刻まれていた。
「GREN CEASAR・・・グレンシーサーか。・・・ヤベッ!」
彼は未だ一人で戦い続けるブレイドを思い出し走る。その一歩ごとに地が焼かれ、
足跡に炎が残る。仮面ライダーレーヴェの誕生であった。

ブレイドは窮地に陥っていた。
モンスターの上半身と下半身を使い分けた攻撃に全く付け入るスキが見えなかったからだ。
上半身からは針、豪腕。下半身は長大な脚。
「クソッ・・・この前よりも強くなっている!コイツ!」
突破口を開くべくジャンプして刀を構える。だが、それは失策であった。
「フウッ!!」
「何!?グアッ!」
蜘蛛の胸から放たれた針が、彼の鎧に突き刺さる。
空中で力を失い、地面に落ち、伏す。
「このままだと・・・」
蜘蛛は脚を振り上げた。その脚が振り下ろされる。
219仮面ライダーレーヴェ 弐章:03/10/24 00:54 ID:kmzMnw3h

「どおりゃあぁっ!!」
「ギエェッ!」
炎に包まれたボールが、振り下ろされようとした蜘蛛の脚を粉砕した。
蜘蛛は苦痛に悲鳴を上げる。
「清水君か!」
見れば公園の入り口に、紅い戦士が立っていた。
その両手には、手甲━グレンクロー━が装着されていた。
「遅くなったな!おい、そこの蜘蛛!俺が引導を渡してやるよ!」
蜘蛛の体はゆっくりとレーヴェに向く。その脚は粒子が集まり再生していく。
レーヴェの足元に鏡面が現れ、ボール=グレンバイザーが飛び出した。
「行くぜッ!」
━finalvent━
戦士の両足に鉄の靴━グレンブーツ━が装着される。
レーヴェの背後にグレンシーサーが現れた。それへレーヴェはグレンバイザーを
放り投げる。
グレンシーサーはそれを口に咥え、炎に包み空中へ打ち出す。
レーヴェは大きく落下するグレンバイザーに向け跳んだ。
「食らえやァ!!」
レーヴェはオーバーヘッドキックで火球をディスパイダーへ叩き込んだ!
「ギャァアアアッ!!」
爆炎に包まれ、ディスパイダー=リボーンは絶命した。
220仮面ライダーレーヴェ 弐章:03/10/24 00:56 ID:kmzMnw3h
ふよふよと蜘蛛の残骸から浮かび上がる核。
グレンシーサーはそれを食らった。
「あれは・・・?」
「モンスターの核。あれをエサとしてやらないと、契約違反とみなされ僕達は食われる」
「へぇ〜っ・・・」
ただ腰に手を当て頷くだけのレーヴェを、ブレイドは不思議に思った。
「あまり、驚かないね?」
「まぁ契約だとか何とか言われた時点でそうだと思ったよ」
「そうかい」
「クククククっ・・・」
「はははははっ」
笑い出す二人、一頻り笑った後に、ブレイドはその手を突き出した。
「ああ?何だ」
「これからも・・・よろしくね」
「おうよ」
強くその手を握りしめる。
「それじゃあ、出るか」
「うん」
ゆっくりとその場から離れようとする二人。だが、その時。
━finalvent━
「何ッ!?」
ドゴオッ!!
振り向いたレーヴェの目には、空から降りてきた何かに吹き飛ばされるブレイドの
姿が映った。
「斉藤!」
「くううっ・・・!」
倒れたブレイドに駆け寄るレーヴェ。ブレイドの胸部の鎧はヒビが入り、粒子化を
はじめた。
「・・・誰だ!」
レーヴェはこの攻撃を行った者に振り向く。
そこに立っていたのは、腰に布を巻き、マントを羽織った仮面ライダー。
「・・・俺か?俺は仮面ライダー・・・ヴァルトだ」
221仮面ライダーレーヴェ 弐章:03/10/24 00:57 ID:kmzMnw3h
仮面ライダーは全員で13人。残るライダー13人。
倒すべきライダーは、残り12人。

戦わなければ生き残れない。

━━FINALVENT ACE-STRIKER━━


どうも、メタルゲスラです。
まず最初に・・・ゴメンナサイスミマセン皆様。
色々細かいところまで書こうと思ったら無駄に長くなってしまいました。
こんなので容量食ったら話にならんので次からはもう少しコンパクトに
してみたいと思います。
・・・戦闘以外のパート長すぎデスネ。回線切って首つってきまつ・・・
222-MASKD RIDER PHANTOM-「第三話」その3:03/10/24 02:17 ID:LgFwR1+1
華凛「あははっ♪久々にプール来たけど楽しいな。戒人も来なよ〜?って、あれ?いない・・・トイレかなぁ?」
悠希「・・・アイツ、もしかして」心配そうな表情をし小声で呟く悠希

男子更衣室
誰もいない更衣室に戒人が静かに入ってくる
そして、ロッカーによりかかりながらゆっくりと腰を下ろす・・・
戒人「・・・痛っ」
体を押さえながら苦痛をこらえる
【モルヒネベント】の副作用が一日に何度かこうして彼を襲う

キィィィ…ィィィィ…ィィィン
そこにミラーワールドの共鳴音が鳴り、鏡から神崎士郎が現れる
神崎「・・・苦しそうだな、真田 戒人」
戒人「・・・何の用だ?・・・また戦いの催促にでも来たのか?」
神崎「そうだ。それがオマエ自身の為でもある・・・その痛みを消し去りたいのならば戦え、そして最後の一人になり生き残れ」
戒人「・・・フッ」
神崎「何が可笑しい?」
戒人「生憎だが、オレに生きる資格などない・・・死んで当然の人間だからな、オレは」
戒人の頭の中で「あの日」の風景がフラッシュバックする

    

   ―血に染まった真っ赤に染まった部屋―

         ―炎に包まれて燃え続ける家―

             ―虚ろな目で「何か」を見ている幼い自分―
223ファントム作者:03/10/24 02:20 ID:LgFwR1+1
あ〜間違えた
正しくは-MASKD RIDER PHANTOM-「第三話」その4です、3じゃないです
あと「―血で真っ赤に染まった部屋―」です。
やっぱ疲れてる時に書くとダメですね、集中力が・・・
余談ですが3話目にして始めて戒人がまともに喋りました・・・
224ギルノイズ ◆olKbglHkuQ :03/10/24 21:40 ID:FXHWPKiz
>223
イヤ、あの文章でもおかしく無いと言うか、詩的でいいかも。
225名無しより愛をこめて:03/10/25 21:36 ID:Avf+A5WG
仮面ライダーエアマスター
変身者:石島 明日馬(いしじま あすま)
身長:198cm    体重:89kg
最高視力:約22km 最高聴力:約6km
最大走力:100mを4.6秒(若干ホバー)
ジャンプ力:ひと飛び50m
パンチ力:150AP キック力:200AP
召喚機:天召甲「ホークバイザー」(左肩のみについている肩当型 1000GP)
契約モンスター:戦闘機型モンスター「ホークウィング・シデン(4000AP)」
戦闘機型モンスター種族「ホークウィング族」に属するモンスター。
種族が種族な為、空戦能力が異常なほど高い。

ソードベンド:ホークスラッシャー(3000AP)シデンのプロペラ型の回転する刃。中心に持つ所がある。
シュートベンド:ホークマシンガン(2000AP)シデンの機銃型のマシンガン。
ガードベンド:ウィングプレート(2000GP)シデンの尾翼型の楯。
ランドベンド:ローラーダッシュ タイヤ(シデンと同じ物)を足に着け、それによる高速走行が可能となる。
エアロベンド:エアマスター シデンの主翼型の翼を背中に着けて、高速飛行能力を得る。
ファイナルベンド:ライトニングクラッシュ(5000AP)敵を爆弾に見立てた急降下爆撃。

世界史を専攻する大学生。ストリートファイターでもあるが、戦跡はあまりよくない。
かなり破滅的な思考の持ち主で、自分と他人に苦痛をもたらす為にストリートファイトに興じる。
世界史を学ぶ内に「もし白人なんて連中がいなければ、地球はもう少し平和な星だったに違いない」という妄念に駆られるようになり、白人がいない世界を夢想する。
その彼の前に神埼が現れ、「もしライダーバトルに最後まで勝ち残れば、地球の歴史から白人の存在自体を抹消できる」と言われて、ライダーバトルへの参加を決意する。
226ギルノイズ ◆olKbglHkuQ :03/10/25 22:13 ID:n4/Qdeni
>225
相棒は仮面ライダーレオパルド?

パワーアップしてバースト?

……と言うか……戦闘機型モンスター?
227名無しより愛をこめて:03/10/25 22:28 ID:Avf+A5WG
連カキスマソ

仮面ライダージハド
変身者:イスラフェル・アラール
身長:205cm 体重:101kg 最高視力:約10km 最高聴力:約12km
最大走力:100mを7.5秒 ジャンプ力:ひと飛び30m パンチ力:250AP キック力:360AP
召喚機:信召刃「プラズマバイザー」(ククリナイフ型、1000AP)
契約モンスター:ウルトラサウルス型モンスター「重力の魔王 プラズマプレッシャー(6000AP)」
恐竜の雷竜型モンスター種族「プラズマ種」に属するモンスター。
実際のウルトラサウルスと同等の巨体で、総じて巨大なプラズマ種モンスターの中でも最も巨大かつ強大。
重力を操る力を持ち、重力波ブレスを吐く。

スイングベンド:プレッシャーテール(3000AP)プラズマプレッシャーの尾の形をしたかなり太目の鞭。
2000AP相当の重力波を飛ばす事も出来る。
ガードベンド:プレッシャーシールド(3000GP)プラズマプレッシャーの背の形をした楯。
2000GP相当の重力波バリアを張る事も出来る。
フリーズベンド:グラビトンプレッシャー 超重力をかけてダメージ+行動に制限。
フィールドベンド:グラビトンテリトリー 半径25mに存在する、自分とプラズマプレッシャー以外の全てに10Gをかけて動けなくさせる。
エアロベンド:重力制御により、飛行能力を得る。
ファイナルベンド:怒りの鉄槌(7000AP)ジハドがFV専用の捕獲用重力弾を敵に発射、動きを封じた後、自らに超重力をかけたプラズマプレッシャーが敵を踏み潰す。

イスラム原理主義過激派、という危険な男。
アメリカの好き勝手に耐えられず、しかしアメリカの力を充分に理解している為、腸煮え繰り返っていてもアメリカを攻撃できずストレスを溜めている。
だが、ライダーバトルの願いならば、長年に渡ってイスラムを攻撃してきたキリスト教そのものの存在自体を消してしまえると言われ、悪魔の誘惑かもしれないと思いつつもバトルへの参加を決意。
人殺しについては、イスラム世界を救う為やむを得ないと、考えている。
228>>226:03/10/25 22:32 ID:Avf+A5WG
いや、棺桶とか無生物が元ネタのモンスターもなくはなかったんで、戦闘機もありかな〜と考えたんですけど。
229かマった:03/10/26 22:39 ID:q50uULY9
ファイズは来週が駅伝で休みだからライダーでも投下します(脈絡無し)
仮面ライダーアストラル
身長:180cm 体重:30kg 最高視力:約5km 最高聴力:約5km
最大走力:100mを12.5秒 ジャンプ力:ひと飛び20m パンチ力:100AP キック力:150AP
召喚機:幽召円アストラルバイザー 0AP
指輪型のバイザー。指輪の中心の水晶にカードをかざせば、自動的にベントインされる。
契約モンスター:ディプスペクトラル 2000AP
半透明な「幽霊」型のモンスター。実態は存在せず、神出鬼没で物理的な攻撃では
ダメージを与えられないが、殆ど攻撃力がないという欠点がある。
ライドベント:自らの体にディプスペクトラルを憑依させ、能力を向上する。
具体的には、パンチ力とキック力が2000APに、視力聴力ジャンプ力、足の速さが倍になる
フリーズベント:霊冷 NoAP
周囲の自分以外の存在は背中に感じた理由無き寒気に「ゾッ」とすることで、
今時分がしていた行動を完全に中断する。空中などにいた場合、同然落下する。
ハイドベント:瞬触
一瞬だけ自身を霊界(精神世界)に送り込み、攻撃を回避する。
ファイナルベント:サイレントスライド 6000AP
自らの体にディプスペクトラルを憑依させると同時に、霊界に飛び込む。
そして対象の背後に出現して攻撃しては霊界に飛び込み、また背後から攻撃するサイクルを
音も無く繰り返す。霊界からの攻撃は気配を感じさせないため、回避や反撃は難しい。
ただしライドベントを使っていた場合、アストラルもディプスペクトラルも披露しているため、
3000APほどの威力の攻撃しかできない。
230かマった:03/10/26 22:42 ID:q50uULY9
変身者:安曇 称也 (アズミ ショウヤ)
21歳のフリーター。
「自分」を信じているが「自分」以外を信じていない。
頭は良いが愛想が悪くひねくてれいるが、そんな自分が変わることを極端に恐れ、
自分を変えないために他人との関わりを極端に避けている。
ライダーバトルへの参加は、願いを叶えるというよりも、ある意味の根性試しで、
「人を殺してまで叶えたい願いがある」人間と戦うことで、自分が変わらずに
変わらずにいられるかどうかを試そうとしている。
だが、それが「変わりたい」と思っている彼の本心から出たということを彼自身は知らない。
231メタルゲスラ:03/10/27 01:50 ID:Y+KD24Us
仮面ライダーアバドン
変身者:津島 恵美
身長:176cm
体重:60kg
最高視力:約10km
最高聴力:約10km
最大走力:100mを5秒
ジャンプ力:ひと飛び25m
パンチ力:200AP
キック力:200AP
召喚機:堕召杖「バッドバイザー」(杖型)
契約モンスター:ゴキブリ型モンスター「バッドレギオナー(4000AP)」
  常に大群で行動する習性を持つゴキブリのモンスター。翅で飛翔、脅威の脚力、
  そして絶望的なまでにしつこい生命力、さらには主人には従順という完璧に近い
  モンスターだが、契約主には猛烈に嫌われている。一応人間型。黒ビカリ。
スイングベント :バッドワイヤー(2000AP)触覚を模した鞭。
ナスティベント :ダーティーグリース(1000AP)踏んだ物を確実に滑らす油を周囲に撒き散らす。
ストライクベント :バッドスパイカー(2000AP)脚を模したツルハシ。
ガードベント   :フェザーウォール(2000GP)翅を模したマント。飛行能力を付与させる。
ファイナルベント:エクセキューター(5000AP)
          空中、陸上から一斉にバッドレギオナー全員で敵に襲い掛かり、虫の息となった
          敵にアバドンがバッドスパイカーで一撃を加え、トドメとばかりに再びバットレギオナー
          が大群で襲い掛かる。中から見れば漆黒の蠢く嵐。
232メタルゲスラ:03/10/27 01:52 ID:Y+KD24Us
津島恵美(つしまえみ) 18歳 ♀
「私の王子様」を探すためにライダーになったという今時
珍しい夢見るナンチャラ・・・のハズなのだが現実家の側面も持ち、
また自らのモンスター達を鬼畜の如く扱うお嬢様。
何を間違ったかゴキブリ軍団と契約してしまった。
戦闘においては悪鬼の如き攻撃で敵を捻り潰す。

どうも、鋼鉄下衆羅です。何だかゴキブリのライダーが無性に
欲しくなったので作ってみますた。
意外とこのテのキモイ系はなさそうに感じたので。
つーか・・・折角三話完成したのに半分以上がロストしますた。
神様・・・これは何かの試練なのでせうか・・・

ageちゃいました。スミマセンスミマセン首吊ッテキマツ・・・
233ギルノイズ ◆olKbglHkuQ :03/10/27 22:23 ID:n8P6GSy4
>231-232
……天然戦士G……
234山羊作者:03/10/30 10:11 ID:dU/HNcEm
前回の続きを書く暇がない・・・
その上ライダー思いつかないよぅ。
あー・・・大学行ってきます。
235名無しより愛をこめて:03/11/01 23:39 ID:HlMQa78v
DOQライダー投下。適当にヌッ殺して下さい。

仮面ライダージャスティス
変身者:アレックス=ゲイツ(米軍海兵隊 32歳)
身長:212cm 体重:113kg 最高視力:約15km 最高聴力:約20km
最大走力:100mを5.3秒 ジャンプ力:ひと飛び30m
パンチ力:150AP キック力:200AP
召喚機:冥召銃「デスバイザー」(自動小銃型 1500AP相当)
契約モンスター:死神型モンスター 「忍び寄る死の影 デスストーカー」(4000AP)

ソードベンド:デスシックル(2000AP)デスストーカーが持っている物と同じ大鎌
シュートベンド:エンハンスボーン(3000AP)デスバイザーに骨の装飾がついてパワーアップ
ガードベンド:シャドウマント(2000GP)デスストーカーが身に纏っている物と同じボロ衣
       普通に攻撃を防ぐほか、攻撃を受け流す力も持っている。
スニークベンド:特殊なアドベンド 敵の真後ろに音もなくデスストーカーを召喚する
        敵が現実世界にいても有効
ファントムベンド:姿がおぼろげになり、目の前にいてもなかなか気付かれなくなる

ファイナルベンド:デス13(5000AP)
ジャスティスが、普通に攻撃を仕掛けて相手の気を引いている隙に、デスストーカーが相手の背後に出現し、大鎌の一閃で相手の首を切り落とす。

典型的な差別主義的米国白人。
彼にとって、有色人種や、キリスト教徒以外の者は人間ではない。
よって、ライダーバトルで人が死んでいっても、「黄色いサルなんか、いくら死んだっていいじゃん」としか思わない。
また、熱狂的な母国崇拝の心を持ち合わせており、ライダーバトルには「全人類に、遺伝子レベルで白人マンセー、米国マンセーを植付ける」為に参加する。

「まさかお前、白人であるこの俺と、黄色いサルでしかない自分が同格だ、とでも思っているのか?」
236猫と蜂と疾風のカボチャ後編1:03/11/02 01:04 ID:c0XnS1CA
「あれは・・・マズイわねぇ」
仮面ライダーフィアーは、上を見ながら呆れたようにつぶやいた。
そこにあるのはソルサーペント。大蛇型の最強クラスモンスターである。
「マグナギガばりの火力がないと厳しいかしら。でもそんな奴はコイツくらいしかいないし」
そういいながら地面に伏す仮面ライダーラムザを見る。
彼の契約モンスターは6000AP。マグナギガにも匹敵するかなりのパワータイプモンスターである。
「・・・・撤収ね。どう考えてもアレを止める事は今は無理」
「フライングベント」
フィアーはラムザを肩に担ぐとマッドバイザーにまたがる。
するとそれは魔女のホウキのように浮かび上がった。
「あんたらも速く逃げなさい。勝てると思ったら大間違いよ」
「言われなくても!」
呪印がすぐさま反応する。そして蜂王、月光も続いてMWを脱出した。
237猫と蜂と疾風のカボチャ後編2:03/11/02 01:06 ID:c0XnS1CA
そして、「睦月」。
「・・・・ヒドイ目にあった」
「同感です。ですが・・・あの大蛇型モンスター、放置してていいんですか? もしかして人を襲ったり・・・」
「はっきり言って、それは私たちにはどうする事も出来ないわね。
仮面ライダーだからって何でも出来る訳じゃないわ」
そう言うと先ほどまで呪印だった女性、外村宮名は冷めた顔でそう言った。
「そう・・・ライダーだからって何でも出来る訳じゃないのよ」
「・・・・そろそろ何か注文しましょうか?」
「うん、何飲む?」
「私は・・・・」
「私は土佐鶴がオススメだ」
唐突に声が彼らの間に割ってはいる。それは冬美優子である。
「優子さん・・・」
「まあ飲むが良い。鬱になったときは飲むのが一番だ」
「ありがとうございます・・・」
「む、私がおごるとは一言も言ってないわよ。マスター、土佐鶴2つね」
「あ!? ヒデェ!?」
叫ぶ宮名。それを見て宍戸は苦笑する。
優子は全く気にした様子もなく、手に持っているグラスの中身を飲み干した。
「さて・・・と、じゃあんたらも頑張りなさいよ。今回ばかりは手を貸すわね」
「・・・冬美さん何を?」
「・・・あ」
優子は二人に見えるようにポケットからデッキをちらつかせる。そしてニヤリ、と笑うとその場を後にした・・・。
無論、二人とも呆けたような顔をしていたのは語るまでもない。

238猫と蜂と疾風のカボチャ後編3:03/11/02 01:07 ID:c0XnS1CA
「あー、幸司ぃ? 今ちょっと話せる?」
「・・・冬美か。どうした?」
「ちょいと調べてほしい奴がいるのよ。二人ほど」
「・・・・」
「一人は空き巣やってるこっすい男。でもう一人はやたら剣の達人の男」
「二人ともライダーか?」
「そうよ。アンタなら何か知ってるんじゃない?」
「空き巣は鹿波康哉だな。一度『仕事中』に出会った事がある。もう片方は・・・・まあ調べてみよう。もう少し分かっている事はないか?」
「とりあえず契約モンスターが昆虫でやたらめったら強いわね。武器は刀だけ」
「・・・・なら光田慎也だ。住所はメールで送る」
「ありがとう。助かったわ。これで貸し借りは無しね」
「気にするな。お前は・・・・特別だ」
「ふー・・・ん意味深ね。また今度付き合ってあげようか?」
「いらん」
「つれないわねー。じゃとっておきの鞄、作ってあげるわ。貴方用の、ね?」
「・・・頼む」

そこはいつもの「睦月」。そこには前と同じように宮名と宍戸がいる。
そして机の上には飲みかけのコーラと烏龍茶、大量の新聞が置いてあった。これは今が「昼間」であるからである。
「・・・宮名さん、やっぱりあのモンスターはこちらで捕食活動を開始しているようです」
「うーん・・・すごいわねぇ。車一台丸飲みするし」
「行方不明の人間が39人。行方不明の車が11台。まるで災害ですね」
「でもそのせいか他のモンスター達は捕食活動を止めてるみたいね。巻き込まれたくないのかしら」
「おそらく。しかしこれを放置するわけにはいきませんね」
「そりゃあね・・・ん?」
ぎぃぃぃ・・・
「あんたらー、早いトコ来なさい。もうヤルわよ」
『へ?』
「何いってんの、早いトコ来なさい」
そう言っていきなり現れた優子は二人の腕を掴むと宍戸を男子トイレに放り込み宮名とともに女子トイレへ入る。
そしてデッキを鏡にかざした。
239猫と蜂と疾風のカボチャ後編4:03/11/02 01:09 ID:c0XnS1CA
「変身!」
「変身!」
「変身!」
三人の声が響き、そして全員がMWへと鎧をまとい立っていた。
そしてそこには既に月光とラムザが立っている。
「遅かったな。もうすでにあの大蛇はあのビルの向こうまで来ている」
「ここで迎え撃つぜ。てめえらも用意しろ」
「・・・・どういう事ですか?」
蜂王が首をかしげながらフィアーに尋ねる。まあ月光はともかくラムザまで味方になっているのだから当然の反応だとも言えるが。
「まあ今だけのライダーチーム結成というわけ。あの二人には私が話をつけといたから」
「そ、そうですか。では・・・・どういった方法であの巨大なモンスターを倒すのですか?」
「役割としては簡単よ。月光とアンタがあの蛇をこっちまでおびき寄せる。で私と呪印で能力を低下させて最後にラムザに叩き斬るの。簡単ね〜」
「・・・そうかなあ」
「ンな事言っても仕方ないだろ。行くぜ、仮面ライダー蜂王」
不満げな声を上げる呪印の言葉を聞き流し、月光が走り出す。そして蜂王も。
「よろしくお願いしますよ御三人方!」
「・・・・ノリノリねー」
「アンタの余裕もそこまでよ。すぐ来るわ」
その言葉の後、ソルサーペントの悲鳴が聞こえる。そして三人の広場にその巨躯を持ってそれは現れた。
「デカイわねぇ」
「フライングベント」
フィアーのマッドバイザーにまたがり、そして飛び上がる。ちなみに呪印もバイザーに掴まっている。
「一気に行くわよ」
「了解」

240猫と蜂と疾風のカボチャ後編5:03/11/02 01:10 ID:c0XnS1CA
空を飛び、二人はソルサーペントの上まで来る。そこには縦横無尽に飛び回り、蜂王が「ホーネットニードル」をソルサーペントに突き立てていた。
「・・・あれってどうやってるの?」
「後ろで月光がクリアーベントとスプリングベント使って蜂王のサポートしてるからよ。さあ、私たちも行くわよ」
「了解!」
「シュートベント」
「マーキングベント」
マッドバイザーの周りに多数の小型マッドパンプキンが浮かび上がる。そしてそれは寸分違わずソルサーペントの眉間に突き刺さった。
不意をつかれ動きの止まったソルサーペントの頭上に降り立つ呪印。その光る右手を押しつけ紋章を写す。
「念のために四つ・・・さて、と」
「フォールベント」
右手首に挿入されるカード。そして紋章が1つ消え失せ、ソルサーペントの動きが鈍くなる。
「さて、と後は・・・・」
つぶやくフィアー。その彼女の周りからは幾多もの小型マッドパンプキンがソルサーペントの眉間に当たり視界を奪う。
そして蜂王、月光が決定打を与えられぬものの視界の効かないソルサーペントを追い立てていく。
やがて、その巨躯は長い道路を進みラムザの待つ広場へと身を投げ出した。
「フ・・・・」
「ファイナルベント」
ラムザの契約モンスター、スライビートが巨大な刀へと変形し、それを構える。
「くらえ!」
巨大な刃が一閃となり、大蛇の胴へと食い込む。しかし、
「くっ・・・この刃を持ってしても断ち切れぬか!?」
その刀は胴へと食い込んだまま微動だにしない。それどころかその刃すらも飲み込もうかとその筋肉はうごめく。
その時、視界を奪われ背後からの攻撃に恐怖に突き動かされていた大蛇がその痛みで正気に戻る。そしてゆっくりと悪意のこもった目でラムザをにらみつけた。
「くそっ・・・・」
悔しさをかみ殺すようにラムザがうなる。
「おい! ヤベエぞ!」
「どうしましょうか・・・・! 少々耳を貸して頂けますか、皆さん」
『?』
蜂王の言葉に全員が耳を貸す。そしてその話は数秒で皆に理解された。
241猫と蜂と疾風のカボチャ後編6:03/11/02 01:10 ID:c0XnS1CA
「・・・・分かった」
「了解」
「では・・・お願いします」
月光が呪印を抱え近くのビルの屋上まで飛び上がる。そしてフィアーは大蛇の眼前に現れ、カードをバイザーに挿入した。
「フラッシュベント」
閃光が当たりを埋め尽くし、大蛇の視界を再び奪う。
「もう一度、行ける?」
「・・・・愚問だな」
「なら・・・上を見て」

「ここから行くぞ。後は・・・頼んだぜ?」
「任せなさいよ。アンタもしっかり飛ばしてね」
「当然だ!」
「アドベント」
「スプリングベント」
月光の目の前に現れる四つんばいのヴァルガグリーザ。そして呪印を肩に乗せた月光がその上に飛び乗る。
ぐぐぐ、とゆったりとした反応の後、その反動は二人を遙か上空にまで押し上げる。
そしてさらにその月光の肩より呪印が飛び上がる。そして彼女はカードをベントインした。
「トレードベント」
落ちてゆく月光には呪印が光ったと思うと、その姿が巨大な蛇に変わっていく様が映し出されていた。
そしてラムザとフィアーの前に呪印が姿を現す。
「これは・・・・?」
「トレードベント。紋章が3つ以上着いてる物体と私の位置を交換するの。そしてさっきまで私がいたのはここの真上遙か上空」
空を見る三人の視界に小さな蛇が映る。それは、ソルサーペント。
「・・・普通に斬ったんじゃ無理かも知れないけど、落下速度+アンタの刃なら・・・出来るでしょ?」
「・・・・無論だ! 一度目の不覚・・・ぬぐい去ってくれる!」
「ファイナルベント」
再び構える巨大な刃。そして遙か上空から落ちてくる大蛇に狙いを定める。
「いくぞ・・・でりゃあああああああああっっ!!!」
それは一瞬の出来事。
空より舞い落ちたる大蛇の前歯を叩き折りその刃はその横腹を深く切り裂いていく!
やがて半分ほど切り裂いた時、その動きは止まり血の池の中にラムザは佇んでいた。
242猫と蜂と疾風のカボチャ後編7:03/11/02 01:11 ID:c0XnS1CA
「終わりか・・・・」
「のようですね・・・・お疲れ様です」
いつの間にか大蛇の頭部に乗っている蜂王が答える。
「貴様、今まで何処に?」
「彼は最後の切り札よ」
「お前さんが殺しきれなかった際には特攻する予定だったんだが・・・な」
「そんな事する必要が無くなっちゃったってワケ」
「・・・・フム」
五人はそれだけ言うと、その大蛇の死骸を見る。
その巨大な体躯より流れ出る血は既に膝までの深さの血の池を作り出していた。
「・・・・じゃ、ね。私はコレで」
フィアーがきびすを返す。そして、
「私もこれで失礼する・・・・」
「俺もだ。じゃあな御両人。今度会う時は・・・・敵だぜ?」
ラムザ、月光も現実世界へと帰っていく。そして二人だけが残った。
「・・・帰ろっか、私たちも」
「ええ、帰りましょう。私たちの世界に」

243山羊作者:03/11/02 01:14 ID:c0XnS1CA
長くてゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサ(ry
やはり私の力量では五人のライダーを全て活躍させる事がちょっと無理だったようです。
今度はもっと短く濃い内容のを書きたいと思います。
244-MASKD RIDER PHANTOM-「第三話」その5:03/11/02 11:55 ID:qkmCH8mh
神崎「・・・」戒人の言葉を聞きポケットから何かを取り出そうとするが止め、冷たく戒人を睨む神崎
神崎「今日はオマエに渡すモノがあって来たが・・・オマエがそう言うのであれば仕方ない」

亜戯斗「おぉ〜、マジでいやがった♪」
更衣室に一人の男が入ってくる、男は右手に真紅のカードデッキを持っていた
そして、その男は戒人に向け静かに殺気を放っていた
戒人「(この声・・・)オマエ、こないだの・・・」
亜戯斗「こないだの借りを返してやる・・・来な」
そう言い鏡の前に亜戯斗が立つ、そして亜戯斗に続くように戒人がその横に立つ
亜戯斗「変身っ!!!」
Vバックラーにカードデッキを装填し、亜戯斗がアゼルへと変身する
戒人「・・・変身」
続いて戒人もファントムに変身する、そして両者とも無言でMWへと入っていく

神崎「そうだ、それでいい・・・戦え」

――MW内――
アゼル「さぁてと!!」
前方に立つファントムを見据えデッキからカードを取りベントインする
【デスサイズベント】
アゼルの左手に巨大な鎌が現れ、それを両手で持つ
アゼル「始めるか・・・楽しい楽しいGAMEをよぉぉぉ――!!!」
ファントム「!!」
アゼル「ハハハハハッ!!うぉらぁ―――っ!!!」
アゼルが猛スピードでファントムの元に走りこみ鎌を振り下ろす!!
245-MASKD RIDER PHANTOM-「第三話」その6:03/11/02 12:45 ID:qkmCH8mh
ファントム「―――!!」
アゼルの放った巨大鎌の一撃を紙一重で避け、アゼルの顔面に拳を入れる、が・・・
アゼル「・・・ハハッ!!わりぃな、コイツはもともとオレの「体」じゃないもんでなぁ・・・痛みを感じねぇんだよぉ!!」
ファントムの胸部アーマーを切り裂き火花が飛び散る、アゼルの一撃は今度こそ確実にファントムへとHITした
後ろへ吹っ飛び膝をつくファントム。息を切らせながらアゼルの言った言葉を思い出す

ファントム「痛みを・・・感じない、か」
そう呟きデッキからゆっくりと一枚のカードを取り出す
アゼル「ハハハハハッ!!!どうした、どうしたぁ!?まさか、こんなんで終わるハズがねぇよなぁ〜!!」
玩具で遊ぶ子供のような口調でアゼルが喋りながらゆっくりと歩み寄る
ファントム「・・・」
【モルヒネベント】
カードをベントインし、静かに膝を起こすファントム

―――その頃――

華凛「戒人、出てこないね〜?」
悠希「え?あぁ・・・うん。(やっぱ“副作用”のせいか・・・)」

キィィィィィィ―――ン

悠希「!!(この音は・・・)」
華凛「どうしたの?」
悠希「・・・戒人のトコ、行ってくる」
華凛「・・・!!じゃあ戒人、ミラーワールドで・・・」
悠希「そうみたい!!直ぐ帰ってくるから待ってて!!」
華凛「わかった!!」
そう言うと更衣室裏のガラスの窓がある場所へ走り出す悠希
246-MASKD RIDER PHANTOM-「第三話」その7:03/11/03 00:58 ID:3wJFVUeo
【コンファインベント】

ファントム「!?」
モルヒネベントをベントインした瞬間
“誰か”がベントインしたコンファインベントの効果でモルヒネベントが打ち消される
アゼル「ちっ、余計な真似を・・・」
メザード「余計な真似じゃあありません、アナタの援護をしたあげたんです。少しは感謝してほしいですね」
ファントムの後方に一人のライダーが現れる
ファントム「(新手か・・・)」
アゼル「いらねぇ世話だってんだよ!!消えてろ!!」
メザード「はじめまして、仮面ライダーファントムこと真田 戒人さん・・・神崎さんの命令でアナタを排除させていただきます」
アゼル「( ゜д゜)・・・オレは無視かよ?・・・まぁいい、まだ遊べんだろ?さっきの続きだぁ」
ファントム「・・・」無言でアゼルを見据えカードをベントインする
【スイングベント】
ファントムの右手に鞭=メアビュートが生み出され力強く握る
アゼル「クククッ!!いいねぇ!!その調子でオレを楽しませろぉ―――っ!!!」
思い切り地を蹴り重い鎌を持ちながら空中に跳び、ファントムに急降下する
ファントム「甘い!!」
メアビュートでアゼルの脚を絡め取り地面に叩き落す、が直ぐにアゼルは起き上がる
アゼル「うざってぇ野郎だなぁっ!!」
ファントム「―――!!」鞭で絡め取ったままそのままアゼルを空中に上げる
【シュートベント】
間髪入れずカードをベントインし、手に二丁の拳銃を持つ、が・・・

【コンファインベント】

ファントムが持った二丁の拳銃が消え去る
ファントム「何!?」
メザード「カードは一枚だけとは限りませんよ」
アゼル「邪魔すんなって言ってんだろうがぁぁっ!!」
ファントム「くっ――!!」
空中よりアゼルの巨大な鎌の刃先がファントムの首元に迫る・・・
247仮面ライダー伐 第十話・1:03/11/06 02:45 ID:utYMUgH5
自らの鏡像である仮面ライダー絶との戦いで傷ついた夏見。
彼が気絶から目覚めると、そこは見たことの無い家の中であった。
「あれ・・・?俺は、あの鏡像ライダーとの戦いで吹き飛ばされて、そのまま川に落ちたはずじゃ・・・」
「助けてあげたんだよ、『私』がね」
夏見が振り向いた先にいたのは
「あ、あなたは・・・あの慇懃無礼で卑怯なライダー!」
「つくづく失礼な子ね。」
こめかみをヒクつかせて立ち上がった塚本 静子は、そのまま夏見に近づくと、夏見の傷ついた部位に巻いていた
包帯を交換し始めた。
「あ・・・ありがとうございます。でも、なんで」
「本当なら、あなたを私のモンスターに食わせてあげたっていいのよ」
事も無げにそう言い放つ静子の後ろにあるガラス棚には、彼女の―仮面ライダーウォルトの契約モンスター、
『エーゲシーラー』が控えている。
「ひっ!」
「大丈夫よ、今は攻撃させないから。それに・・・」
「それに?」
「私の・・私の娘も、生きていればあなたと同じ年齢だったから」
「・・・・・」
黙ってしまった夏見。静子は黙々と包帯を巻き終え、そして静かに言い放つ。
「出てって」
「え!?」
「出て行きなさい!この家から!」
「ウ・・・ウワァァン!!」
静子に激しい剣幕で怒鳴られ、夏見はほうほうのていで静子の家から飛び出していった。

羅剛・双との戦いに敗れ、商店街の路地裏で倒れている叶 祐二。
気を失ったままの彼の体を、そっと抱き上げるものが合った。
248仮面ライダー伐 第十話・2:03/11/06 02:46 ID:utYMUgH5
スーパー「オリバー」。
篠原 恭介と依城 宗一はレジに回され、黙々とバーコードを読み取り、レジを叩いていた。
「あの・・・依城さん」
客が途絶えた間隙を突き、篠原が依城に話しかける。
「なんだ?」
「その・・・今日、ライダーバトルをしてもらえませんか?」
「急だな。何かあったのか?」
篠原にバトルの理由を問い質す依城。
「えっと、その・・・」
「俺が、戦いたいからだ」
ドン、と、缶コーヒーを依城の目の前に置いた、その人物は
「なるほどな、お前か・・・汀 十郎いや、仮面ライダー羅剛」
「そうだ。この誘い、受けるな?」
「ああ」
バーコードを読み取り、依城は缶コーヒーを汀に投げ返す。
「二対一か。面白い、この勝負受けてやる」

静子から介抱もそこそこに追い出され、とぼとぼと帰路につく夏見。
「ボリサブにも連絡とらなくちゃ・・・でも、俺はまだ犯罪者扱いかな・・・」
そう言いながら自分のアパートに帰った、夏見が見たもの。それは
『強姦魔は(・∀・)カエレ!!』
『変質者はこのアパートから消えろ!』
『人間の屑!人でなし!』
自室のドアに貼られた、そんな言葉の羅列。
「ウワァァン!!俺じゃねぇ!」
夏見は半狂乱になりながら、その紙を剥がそうとする。その時
「キィィン・・・キィィン・・・」
夏見の耳に、今となっては忌々しい耳鳴りが聞こえてきた。
249仮面ライダー伐 第十話・3:03/11/06 02:47 ID:utYMUgH5
「変身!」「変身!」「変身!」
ヒットと羅剛、メシアの三人が、ミラーワールドで対峙する。
「ディメンションベント」
そのまま戦っても勝ち目は薄いと見たヒットは、早々と異次元空間に身を隠した。
「なるほどな・・・うおぉぉぉ!」
羅剛はおたけびを上げ、地面を揺るがせて羅剛・双に二段変身する。
「メシア、二体いるならおまえの契約モンスターを盾に使わせろ!」
「・・・了解」
メシアがアドベントすると、契約モンスターの一体『ブラックベアー』が召還される。
「さて、どう攻撃する・・?俺とメシア、そしてモンスターのどれかを攻撃しても、他の二人に攻撃されることに
 なるぞ・・・。」
ミラーワールドに少しの間、静寂が訪れる。だがその静寂を破り
「シュートベント」
「真上だと?考えたな、ヒット!」
羅剛・双とメシア、ブラックベアーにミサイルの雨が降り注ぐ。そう、ヒットは『ブレットミサイル』の追尾性能を
利用し、上方に撃ってから敵を追尾させたのである。

「変身!」
傷ついた体をおし、伐に変身した夏見はミラーワールドに降り立った。そこにいたのは、ミラーモンスター。
ヘビトンボ型モンスター『ツヴァイドラグーン』が、伐に向かって口から光弾を放つ。
「何をぉ!」
「センスベント」
ジャッジソナーのカードをジャッジバイザーに装填した伐。瞬時に全身の感覚が強化され、ツヴァイドラグーンの
軌跡を手に取るように把握した。
「・・・そこっ!」
右手にジャッジウィング、左手にジャッジソーを持ち、伐が空を切り裂く。直後、爆発と共にモンスターは消えた。
「ふぅ、やっと倒した・・・」
そんな伐を見つめる、一人のライダーの姿があった。
250仮面ライダー伐 第十話・4:03/11/06 02:48 ID:utYMUgH5
「ええい!居場所がわからん!」
異次元から撃ち込まれる銃弾を避け続ける羅剛・双とメシア。
「上からなら!」
「ジャンピングベント」
メシアは空高く飛び上がり、ヒットの動向を察知しようとした。
「羅剛!真左だ!」
「おおう!」
羅剛・双の手に持つアースハンマーが、左の方向に向かって投げつけられる。
「グヘォアッ!」
攻撃を食らい、異次元から吹き飛ばされるヒット。
「ハッハッハ、今までの分を5、7倍の高配当にして返してやるぜ!」
高笑いを浮かべ、倒れているヒットに向かって歩き出す羅剛・双。その時
「面白い。僕も混ぜてくれないかな」
ハッとして声がした方を向く羅剛・双、ヒット、メシア。そこにいたのは、新たにライダーバトルへ参戦した、
仮面ライダー縛牙であった。

「さて、帰るか・・・」
そう言ってミラーワールドから出ようとした伐をいきなり一人のライダーが襲った。
「!誰だ!」
「・・・・・」
そのライダー・・・オルタナティブ・ネオは、間髪入れずに攻撃を仕掛ける。
「スローベント」
オルタナティブ・ネオの召還機『スラッシュバイザー・ネオ』から放たれた光線を浴びた伐は、途端に動きが緩慢と
なってしまう。
「な・・・なんだぁ?」
「ソードベント」
トロトロとした動きの伐に、手にした『イクシードカッター』で切りつけるオルタナティブ・ネオ。
「ウワァァン!!」
251仮面ライダー伐 第十話・5:03/11/06 02:49 ID:utYMUgH5
「なんだお前は、俺の楽しみを横取りするな!」
「ダッシュベント」
縛牙に高速で突進する羅剛・双。だがその攻撃は軽々と避けられてしまった。
「何だと!?」
「やめてよね、本気出したら雑魚が僕に勝てる筈ないじゃないか」
そう言って攻撃を開始する縛牙。
「ウェブベント」
縛牙の契約モンスター『ディスパイダー』の糸が、羅剛・双の体を絡め取る。
「うっ?」
抜け出そうとする羅剛・双。だがその糸は頑健で、容易に抜け出せない。
「何かパワーアップしてるみたいだし、危ないからしばらくそのままでいてよ」
倒れ伏した羅剛・双を踏みつけると、縛牙はヒットとメシアに向かってガンを飛ばす。
「むしろ君達みたいなのが、僕にとって理想の獲物なんだから。僕は弱いものいじめが死ぬほど大好きなんだ。
 リスクもないしね」
そう言い放ち、二人に向かい突撃する縛牙。

ようやくスローベントの効果から開放された伐。が、オルタナティブ・ネオの攻撃は終わらない。
「シュートベント」
『イクシードランチャー』を伐に向けて撃つ。膨大な出力で発射されたその弾は、伐の後ろにあったビルを一撃で
倒壊させてしまう。
「そ、そんなの食らったら吹っ飛んじゃうじゃねーか!ウワァァン!!」
命からがら、伐はミラーワールドから逃げていく。
「・・・・くそ」
オルタナティブ・ネオは拳を地面に叩きつける。その正体は・・・杏香の仇を取らんとする、高野 美咲だった。
252仮面ライダー伐 第十話・6:03/11/06 02:57 ID:utYMUgH5
「トラップベント」
いつの間にか張り巡らされていたディスパイダーの糸に、メシアとヒットも絡めとられてしまう。
「く、くそおっ!」
「激しく弱いね。こんなのがライダーバトルなんて、つまらない」
縛牙はそう言うと、更にカードを装填する。
「アンプリファイベント」
「な、何をする気だ?」
「教えてあげようか?このカードの効果は、僕の周囲にいるライダーとモンスターの数だけ能力が上がるっていう
 ものなんだ。今僕の周囲には3人のライダー、そして一体のモンスターがいるから・・・。僕の能力は、従来の
 ものから+400される」
そして、縛牙は最後の仕上げに入った。
「まあ、これだけのAPがあれば十分だね。死ね」
「ファイナルベント」
ディスパイダーが弾力性の豊富な巣を張り、縛牙がそこに向かってジャンプした。そしてその反動を利用しキックを
叩き込む。その相手は・・・。
「ぐわぁああぁっ!」
「メシア!!」
「篠原ぁあ!!」
羅剛・双とヒットの目前で、縛牙のファイナルベントの直撃を食らうメシア。デッキが破壊され、そこから発生した
膨大なエネルギーが大爆発を引き起こす。
「ふふ、君達はまた別の機会に倒してあげるよ」
そう言って消えていく縛牙。
「篠原・・・死んだのか・・・・」
「くそっ、チームの仲間がいなくなっちまった」
羅剛・双とヒット―汀と依城は、その場に立ち尽くすことしか出来なかった。
―「スローベント」のカードがフェードインして終―
253バツメイカー ◆Pgs.cZ6mDs :03/11/06 03:00 ID:utYMUgH5
先日SFCからPSに移植された某シミュレーションRPG漬けで全然書いてませんでした。スマソ

次回は第一部完といった感じで、最大の悲劇と最悪のライダーの登場を予定してます。それでは
254名無しより愛をこめて:03/11/06 10:23 ID:35YFF2Gg
縛牙の悪っぷり・・・・(・∀・)イイ!!
255名無しより愛をこめて:03/11/06 22:36 ID:DOxaxJa5
>バツメイカー様
お疲れ様です

ところでメシアのモンスターは
再登場するんですか?

256-MASKD RIDER PHANTOM-「第三話」その8:03/11/07 02:11 ID:aD8/fWVd
アゼルの放った強烈な鎌の一撃がファントムに当る直前
どこからか飛んできた数発の光弾を喰らい吹っ飛ぶアゼル
メザード「!!」
ファントム「…悠希」
ファントムが後ろを見るとヴィントが慌てて駆け寄ってきた
ヴィント「大丈夫?アイツ、こないだの奴でしょ?もう一人のは知んないけど」
ファントム「…奴も敵らしい…気をつけろ」
ヴィント「へぇ…まぁ、それが普通なんだろうけどね…」
ファントム「…」
アゼル「!!」
先ほどの攻撃が何事もなかったかのように勢いよく立ち上がるアゼル
アゼル「ハハハハァ!!一人増えたな?…こないだの奴かぁ?」
嬉しそうに言いカードをベントインする
【スラッシュベント】
アゼルの両肘、両膝、両脚に鋭い刃が生える
アゼル「いくぜぇぇぇぇ――っ!!」
ファントム、ヴィントに猛スピードで勢いよく接近する
が、直ぐにアゼルの体の粒子化が始まる
アゼル「ちっ!!…だがまだ戦える…」
メザード「ダメです。アゼルさん、おとなしく退いて下さい」
アゼル「るせぇっ!!オレは今、楽しいんだよっ!!邪魔するんじゃねぇ!!」
257-MASKD RIDER PHANTOM-「第三話」その9:03/11/07 02:33 ID:aD8/fWVd
メザード「…仕方ないですね」
呆れた口調で言い、メザードがカードをベントインする
【アドベント】
ヴィント「な、何あれ?」
空から目玉から幾つもの触手が生えたモンスター=メザードリィが何匹も現れ、ファントムとヴィント、そしてアゼルを取り囲む
アゼル「ちっ、うざってぇ…」
ヴィント「きゃ〜、ちょっと近づかないで〜、気持ち悪い〜」
突如現れたモンスター達に光弾を連射しまくる悠希
ファントム「・・・ちっ」
戒人が気付いた時にはアゼル、メザードは姿を消していた


男子更衣室の鏡から戒人が静かに人知れず出てくる
戒人「…」
既に外は夕方になっていて帰る客で賑わっていた
着替えを済ませ外へ出ると同じく着替えを済ませた華凛、悠希が戒人を待っていた
華凛「おかえり」
戒人「…」
華凛の言葉にいつものように頷く戒人、それを見てどこか安心する悠希
悠希「〜♪ま、後は二人でやりなよ…私、そろそろバイト行くね?んじゃ〜」
そう言うと足早に悠希が立ち去る
悠希が立ち去るのを見て華凛の表情が悲しげになる
華凛「…ゴメンね…今日もライダーになったんでしょ?悠希ちゃんから聞いた…
私、ライダーじゃないから悠希ちゃんみたく戒人の事助けてあげられない…」
そう言うと華凛の目から涙が少しずつ流れ始める
華凛「本当にゴメンね…私、戒人に何もしてあげる事が無いよ…」
華凛の言葉を聞き戒人が華凛を力強く抱きしめる
戒人「…こうして側にいてくれるだけでいい…それ以外は…オレは何もいらないから」
華凛「―――!!」
戒人の言葉を聞いて泣き出す華凛、戒人は胸の中の華凛を見て複雑な心境になっていた
戒人「・・・」
258-MASKD RIDER PHANTOM-「第三話」その10:03/11/07 02:49 ID:aD8/fWVd
一方、プール近辺の道

要「アゼルさん・・・勝手な行動をとりすぎです」
葵「んな事はどうでもいい、テメー、うぜぇんだよ…」
要「あのまま戦っていればアゼルさんは時間切れで消滅してましたよ?」
葵「だからそんな事はどうでもいいんだよ!!いいか?今後、オレの邪魔を一切するんじゃねぇ!!
今度オマエがオレの邪魔をするような事があればオレは容赦なくテメーを殺すぜ?」
そう言い残しイライラしながらその場から葵が何処かへ歩き出す
それを遠目で見る要、そこへ静かに神崎士郎が現れる
要「神崎さん…」
神崎「奴の言う事は気にするな、これからも奴の監視と援護を続けろ」
要「はい。了解しました…」
神崎「…」

――その頃――
道端に落ちている灰色の正方形のケースのような物を拾う青年
?「…?何だ?コレ?」
そう言いケースをポケットにしまい近くにある駅に向かい歩き出す
5つ目のカードデッキ、仮面ライダーメアのカードデッキを
何も知らずに手にした青年、黒月 楓はこの先自分に待ち受けている過酷な運命を知らずに帰路へと着いていった

メアのファイナルベントの紋章が出てEND
259ファントム作者:03/11/07 02:55 ID:aD8/fWVd
終わった…。一話ようやく完結させました…。疲れた…。

四話は楓=メア中心の話になる予定です。書き始めるのがいつか不明ですが・・・
260カMAった:03/11/07 19:22 ID:xZIRh6OO
>>253
伐乙彼。篠原ァ!!
いい感じに凶悪な縛牙の次に期待

>>259

次回も楽しみにしてますよぉ!
261名無しより愛をこめて:03/11/09 22:49 ID:tvv/6Uvo
保守
262ギルノイズ ◆olKbglHkuQ :03/11/13 00:27 ID:zZJobEpv
保守させて頂きます。

全裸……ここでも全裸は全裸?
263名無しより愛をこめて:03/11/15 06:24 ID:6Tq+Q3V5
次の伐に期待あげ
264名無しより愛をこめて:03/11/16 02:08 ID:9tQPTPfD
誰か何か
265仮面ライダー伐 第十一話・1:03/11/16 05:32 ID:fibI+f7j
オルタナティブ・ネオに急襲され、命からがらミラーワールドから逃げ出してきた夏見。
「なんだよ・・・最近俺のバイオリズム急下降しすぎ!ウワァァン!!」
そんな夏見が怒りに任せて蹴った空き缶は例によって前方にあった壁で跳ね返り、夏見の額にフルヒットする。
「痛ぁあっ!」

「ここは・・・」
羅剛・双との戦いに敗れ、気絶していた叶が目を覚ますと、そこは真っ白な部屋だった。
「気がついたか。君はよくよくやられるタイプなんだな」
その声は・・・仮面ライダーソーン、九条 悟である。
「貴方が・・・また助けてくれたんですか」
「ああ、君のような奴が真っ先にゴートの餌食になるだろうからな」
その言葉に、叶ははっとする。九条が自分を助けたのは決して思いやりではなく、その胸の奥に湧き上がる
ゴートへの憎しみによるものなのだ。
「そんなに・・・ゴートが憎いんですか?」
「ああ、俺はあいつを憎んでいる。ゴートもまた、俺のような社会的地位があるような人間に対して根源的な
 憎しみを抱えている。怨恨は、消えることが無い」
「・・・・・確かに、ゴートは卑怯で、最低で、下衆野郎です。でも判らないんですよ、貴方がなんでそんな奴に
 真っ向から立ち向かおうとするのか」
叶の疑問は至極真っ当なものである。九条はその質問に、少しの間躊躇してから、答えた。
「・・・個人的な恨みなんだよ」
「えっ?」
「ゴートの・・・松岡の妹は、私の医療ミスによって死んだ・・・」
「!!」
「そうさ・・・これは、松岡が仕掛けてきた俺への復讐なんだ!!」
それ以上何も言わない九条。叶はその告白に凍りつくしかなかった。
266仮面ライダー伐 第十一話・2:03/11/16 05:33 ID:fibI+f7j
夏見と叶がそれぞれの悲惨な境遇に遭っているその時、杏香は松岡と共に電車の中で立っていた。夕方のラッシュ、
電車の中は満員である。
「ふん、九条め。弱いライダーは放置しても構わないだろうに」
九条の部屋での会話を盗聴する松岡。左手を部屋に仕掛けたマイクの音を拾っているイヤホンにあてがいながら、
もう片方の手は杏香の太腿を撫で回す。
(ううっ!)
ザラザラした松岡の手の感触に鳥肌を立てる杏香。
「おいおい、そんなに緊張しなくたっていいんだぜ?・・・沢山のライダーを呼んでみるってのも、いいアイデア
 かもしれんな・・・」
松岡は杏香の感触を楽しみながら、再びライダー達を貶める策略を練るのだった。

「篠原・・・」
スーパー「オリバー」で、依城は一人仕事をしながら悲しみにくれていた。
「全く、同じチームでも無いくせによく同情できるな」
顔を上げる依城。そこにいたのは、汀。
「貴様・・・同じチームだったろうに!」
「そんなことはどうでもいい。重要なのは、俺の相棒となる奴がいなくなってしまったということだ。どうだ、
 あんな甘ちゃん二人のおもりなんてしてないで俺と組まないか・・・?」
「ふざけるな!」
思わず声を張り上げる依城。周囲の客が思わず依城のほうを向く。
「貴様のような、人間を人間とも思わない、むしろ戦いの駒としか思ってないような人間には・・俺はなった
 覚えなどない!」
「そうかい。それじゃ」
汀はやれやれといった感じでポケットに手を突っ込むと、カードデッキを取り出した。
「戦うしかないようだな・・・!」
267仮面ライダー伐 第十一話・3:03/11/16 05:33 ID:fibI+f7j
キィィン・・・キィィン・・・
例によって聞こえてきた耳鳴りを、ライダーとなった者達が感知する。
「ミラーモンスター?」
いち早く反応した夏見と叶は、それぞれの場所でカードデッキを取り出す。
「変身!」「変身!」

ミラーワールドにいたモンスター、それは山羊型モンスター『ダークネスゴート』。
「このモンスター、どこかで見たような・・・」
最初に駆けつけた仮面ライダー、エッジは一瞬の逡巡の後に攻撃を開始した。
一方伐も、ダークネスゴートのいる方向へと急いでいた。
「確かこの辺から・・・うわっ!?」
「スローベント」
ビルの陰から撃たれた光線を間一髪でよける伐。襲い掛かってくるオルタナティブ・ネオ。
「またかよ!ウワァァン!!」
イクシードカッターで切りつけられる伐。その刃先が伐の喉元を切り裂こうとした時
「ストライクベント」
「!?」
ガキィィン。イクシードカッターを受け止めるものがあった。それは
「お、おまえは・・・仮面ライダー絶?」
「コイツハオレノエモノダ、オマエノヨウナヤツニハ、ワタサン!」
ナイトソーを右手に構え、オルタナティブ・ネオに対峙する絶。
「な、なんのつもりだよ?おまえは鏡像ライダーだろ!?」
「カンチガイスルナ、エモノヲキズツケラレタクナイダケダ」
「スイングベント」
「ストライクベント」
絶の『ナイトウィップ』とオルタナティブ・ネオの『イクシードナックル』が激しく火花を散らせる。その光景を
伐はただ見ている事しかできなかった。
268仮面ライダー伐 第十一話・4:03/11/16 05:34 ID:fibI+f7j
同じ頃、伐やエッジ達の戦っている近辺でヒットと羅剛も戦っていた。
「シュートベント」
ブレットミサイルを肩に乗せて放つヒット。
「ガードベント」
アースプレイトを全身に装着して受け止める羅剛。
「やるな・・・」
「おらぁ、行くぜぇ!」
大地が揺れ、羅剛は羅剛・双に二段変身する。
「くっ・・・」
やむを得ず、ヒットはディメンションベントを使って異次元に退避した。

「ふふふ、戦っている、戦っているな」
三箇所の戦いを、ビルの上から見物していた三人のライダー。それは、ゴートと無理矢理ゴートに連れて来られた
へーラ、そして縛牙。
「面白そうじゃん。僕も参加させてよ」
「いや、もう少し待て」
ゴートの制止に頬を膨らませる縛牙。
「なんでさー、早く戦わせてよー。」
「もう少しで奴らは一箇所に集う、それに」
「それに?」
「『盟主様』があと少しでお出ましになられる・・・」

「ウワァァン!!」
オルタナティブ・ネオと絶の戦いの巻き添えを食らい、吹き飛ばされる伐。
「待てっ!」
ダークネスゴートを追ってきたエッジがその姿を発見した時には、羅剛・双とヒットもまたその場に来ていた。
「?・・なんでライダーがこんなにいるんだ!」
269仮面ライダー伐 第十一話・5:03/11/16 05:34 ID:fibI+f7j
「ようこそ、戦場へ」
伐、エッジ、ヒット、羅剛・双、オルタナティブ・ネオ、鏡像ライダー絶の六人は、突然上のほうから響いてきた
その声のほうをハッとして見た。そこにいたのは
「ゴート・・・やはり、貴様の魂胆だったか!」
「やっと気づいたのか、ライダーになる奴って馬鹿ばっかなんだね」
そう言ってゴートの後ろから出てくる縛牙。
「この子に本格的なライダーバトルを見せてやりたくってねえ、君達を呼んだんだ」
勝ち誇ったように言い放ち、ゴートは杏香―仮面ライダーへーラを連れてくる。
「杏香ちゃん!」
「杏香!」
伐とオルタナティブ・ネオが思わず声を張り上げる。
「・・・・・」
へーラは何も言えず、ただ体を小さく震わせるだけだった。
「さて、俺達もバトルに参加するか。へーラ、おまえはここで見ていろ」
ゴートと縛牙はビルの上から飛び降り、伐達の前に立つ。
「やはり貴様の罠だったか」
戦いの気配を察し、伐達の元に駆けつけるソーン。
「おまえ・・・許すもんか!ウワァァン!!」
突撃する伐。なし崩し的に七人のライダー、一人の擬似ライダー、そして一体の鏡像ライダーの戦いが始まった。

「ファイナルベント」「ファイナルベント」「ファイナルベント」「ファイナルベント」「ファイナルベント」
「ファイナルベント」「ファイナルベント」「ファイナルベント」「ファイナルベント」
九つのファイナルベントが、一斉に放たれ、全員が衝撃に吹き飛ぶ。その時突然謎の光が放たれ、伐達を眩く
照らし出した。
「な、なんだぁ!?」
「盟主様だ!盟主様がいらっしゃった!」
次の瞬間ゴートは地面に体を倒した。縛牙も同様に渋々と地に伏せる。
270仮面ライダー伐 第十一話・6:03/11/16 05:35 ID:fibI+f7j
「?」
「ファイナルベント」
次の瞬間。ゴートと縛牙、そしてへーラを除く全てのライダー達は凄まじい衝撃に弾き飛ばされた。
「ガハァッ!」
目の前には、禍々しい赤褐色のライダーが黒いオーラを撒き散らしながら自らの契約モンスター『グレンギガ』に
またがる、一人のライダーの姿。
「見たか!これが盟主様、『仮面ライダーグレン』の威力なのだぁあああああ!!」
立ち上がるや否や声高らかに叫ぶゴート。
「盟主様・・・ふざけるなぁ!」
「ファイナルベント」
伐は最後の力を振り絞り、よろよろの体を引きずりながらジャッジスピアーを決めようとする。が
「・・・・・おマ江ga蔵e」
グレンが手をかざすと、瞬時に一人のライダーがグレンの目の前にワープさせられた。そのライダーは
(キャアアアアアアアアアアアア!!)
「あ、杏香ちゃん!!!」
そう、グレンの盾にされたへーラは、ジャッジスピアーをまともに食らい・・・デッキの爆発によって跡形も無く
ミラーワールドから、この世から消え去った。
「杏香!」「杏香ちゃん!俺は・・・・」
うなだれる伐とオルタナティブ・ネオ。それを見たグレンは、ほくそ笑むとミラーワールドから去っていく。
ゴートや縛牙も去り、ライダーバトルはうやむやのうちに終わった。

「杏香ちゃん・・・・・_| ̄|○」
元の世界に戻り、叶と依城が駆けつけたときには夏見は茫然自失としていた。そんな夏見に、依城が語りかける。
「なあ・・・俺達、チームを解散しないか?」
「えっ?なんでこんな時に・・・」
「このまま弱いままで馴れ合ったままじゃ、あの女の子みたいに誰も助けられない。それはおまえがよく判るだろ」
「・・・・・・」
夏見は立ち上がり、どこともなく歩き出す。叶も、依城も、それぞれ別の方向へと歩き出していく。それは三人が
それぞれの弱さを・・・自らを克己するための、辛い試練の始まりだった。
―「アルトパピヨン」―のカードがフェードインして終―
271バツメイカー ◆Pgs.cZ6mDs :03/11/16 05:50 ID:fibI+f7j
一応今回で第一部完といった感じです。次回からは伐達がそれぞれの答えを求めてミラーワールドを彷徨う予定です。
伐は26話(TVでいったら2クール)くらいで完結させるのが妥当かなと思いました。それでは

これまでのSSまとめ
http://up.isp.2ch.net/up/1535a14fc88f.lzh
272山羊作者:03/11/16 08:43 ID:EERpu/1/
>>バツマイカー様
お疲れ様です。グレンの圧倒的な感じが出ててスゴイいい感じだと思います。
しかしヘーラが逝ってしまわれたのは・・・個人的にショックです(泣)。
273名無しより愛をこめて:03/11/17 01:55 ID:Qx+2D0ec
バツメイカーさん新作乙!

どんどん救いの無い方に進展しているようですが…
274「蜘蛛の通る道は」1:03/11/17 19:28 ID:/RfozVSz
「弱いなー。君は」
ゴキン、と鈍い音が路地裏に響く。そしてそれに続く甲高い悲鳴。
彼、武城真吾は笑いながらくるりと体を反転させる。そして動かない彼女の右足を掴むと地面に引き倒す。
「弱いから、痛い目を見る。全ては君が弱いからなんだよ?」
地に伏したその女性の足を一本、まるでオモチャのように折る。
「ぎゃあああああっ!?」
びくんびくん、と痙攣する女性。そして泡を吹いて気絶する。
それを見て、武城はニッコリと微笑むとその場から立ち去った。

武城はまだ若い。そして顔も悪くはない。
いつも笑みを絶やさないそのキャラクターも周りの人間からしてみれば好感を抱きやすかった。
その上、腕っ節も強く暴力に屈する事も、また権力に屈する事も無かった。
ただ、とある女性はこう言った。
「底が見えない恐ろしさそのもの」。
彼を指さしそう言ったその女性は、それから一度も彼の目の前に現れた事はない。
ただ、彼は人の良い青年を装っていたのは事実だった。
そんな彼の内側に潜む狂気を受け入れる事が出来たのは今まで三人。
一人は彼を「同類」と言う。
一人は彼を「隣人」と言う。
一人は彼を「強敵」と言う。
その三人、誰もが強い人間だった事を彼は記憶していた。
そしてその彼が狂気に身を浸す深夜の路地裏には、既に彼以外誰もいなかった。
昔は人が多かった、と彼はつぶやく。
ここは昔、多くの若者がその身体の限りを行使し戦った場所。
そして武城が惨劇の場へと変貌させた場所。
ここにはもう誰も来ない。そう一人も。
「・・・・まだ、足りない。そうか、僕はまだ食べ足りないのか」
275「蜘蛛の通る道は」2:03/11/17 19:28 ID:/RfozVSz
彼の中の狂気が、彼の中のバケモノが、彼を駆り立てる。
まだ悲鳴が、絶叫が、苦悶が、血が、そしてあの愛おしい骨の砕ける音が足りないと。
少し朱色の残るアスファルトを見る。
ああ、これはあの時地面に這いつくばらせた男のものだ。きっと彼はまだ病院で悪態をついていることだろう。
少しへこんだ壁を見る。
ああ、これはあの時たたきつけた女性の頭が埋もれた場所だ。きっと彼女は人前に出る事が出来ない顔のままだろう。
そんな彼の背中に違和感が走る。
「誰だ?」
「お前は望んでいる。全ての破滅を」
振り向いたそこには鏡があった。うち捨てられた、粗大ゴミに出されている鏡。
そこに、コートに身を包んだ男が居た。
「その望みを叶えたいか?」
「ああ」
彼は即答していた。
彼の中のバケモノに比べてみれば、鏡の中にいる不可思議な男も、その言葉なんかも不思議でも何でもなかった。
「ならば、戦え。仮面ライダーとなって、最後の一人になるまで戦い抜け」
「その果てに・・・破滅はあるのか?」
「お前が望むのならばそれは全てお前のものとなる。戦え」
鏡から放り投げられる1つのカードデッキ。それを武城は軽く受け取った。
「モンスターと契約し・・・・仮面ライダーとなれ」
その言葉と共に消える男。それに入れ替わるかのように現れる一匹の蜘蛛。
その蜘蛛は彼に敵意を向けることもなくすぐさまかしずいた。
瞳には既に従順さが宿っており、まるで彼と契約する為に生まれてきたかのようであった。
『餞別だ』
頭に響くあの男の声。
そして武城の顔は残虐な笑みに埋め尽くされた。
276「蜘蛛の通る道は」3:03/11/17 19:29 ID:/RfozVSz
「ついに、奴がライダーとなった」
「予想通りとはいえ・・・・少し手強いわね」
「まあまだどんな仮面ライダーになるのかさえわからんのやけど」
武城をビルの屋上から見る三人の陰。それは山羊、南瓜、黒犬。
「さて・・・俺は『同類』を向かい入れる準備をせねばならないな」
「なら私は『隣人』と仲良くしなきゃね」
「俺も『強敵』と戦う準備せなアカンな」
揃った全員の顔に笑みが浮かぶ。
やがてその三人も屋上の上から姿を消した。
そして狂気が鏡にまた灯されたのである。(完)

今更縛牙紹介SSです。なんか自分の考えた仮面ライダーだけでSSでも・・・・
駄目だ、十三人に遠く及びません。でも何だか自分の考えた仮面ライダーって愛着湧きませんか?
277ギルノイズ ◆olKbglHkuQ :03/11/17 22:47 ID:s/ikLt0u
>276
ああ、確かに愛着湧きますねぇ。
278名無しより愛をこめて:03/11/18 01:05 ID:Hmh6i5Jh
そりゃそういうものなのは確かだが
279山羊作者:03/11/18 19:56 ID:ExAOVAjb
>>277->>278
ですよねぇ。なんつーか自分の子供みたいな感じがしますよ。
って我ながら変な事を言ってるなぁ(汗
280バツメイカー ◆Pgs.cZ6mDs :03/11/19 22:39 ID:TE9Sgvm1
エッジ想像図描いてみました。
ttp://a.jmpd.com/upload/bbs.php?db=2dbord

一寸格好悪いかも⊃Д`)
281名無しより愛をこめて:03/11/20 20:31 ID:i2GaQoay
俺が書いてるライダー小説の中から、適当な奴を一人紹介してみるテスト。

 仮面ライダーマロス/富士見馳空(ふじみはせあき)
海竜のモンスター・ドラグリヴァイアと契約したライダーである。
語源はメロス+マリン+まろん(最後のだけ嘘
282名無しより愛をこめて:03/11/20 23:57 ID:5u3Z3OSi
勝手にリメイクした他人様のライダーを紹介してみるか

仮面ライダー蟻陣(ギジン)/太田秋人
蟻のモンスター・ロードアントの集団と契約したライダー
契約モンスターを変更する特殊なカードを持っている。
調子に乗って契約モンスターを変更したら、自分が契約していた
ロードアントを他のライダーに契約され、襲われて死亡する・・・予定

元ネタはあえて書かない。元がネタだし。
283名無しより愛をこめて:03/11/22 09:37 ID:TIz2FqCV
こんなのはどう?

仮面ライダーガネス/備前利彦
契約モンスター:グランファンティス(象のモンスター)
スペックよりも人間ドラマのほうが凝ってます。
284名無しより愛をこめて:03/11/25 03:08 ID:Dj2EGXFu
保守
285名無しより愛をこめて:03/11/25 21:19 ID:JSsgQrk6
>>283
>スペックよりも人間ドラマのほうが凝ってます。

……で、どんなドラマが用意されているんだ?
名前と契約モンスターだけでじゃ、どうにも想像すらできないんだが。
286名無しより愛をこめて:03/11/27 17:57 ID:ialOqy02
誰かが触発しないと寂れるな・・・
皆さん、頑張ってくださいね。
287ギルノイズ ◆olKbglHkuQ :03/11/27 23:14 ID:kIu2SGVD
>286
では僕は、戦闘描写に力を入れる方向で行くかな?
288仮面ライダー伐 第十二話・1:03/11/29 05:31 ID:kvyiigLX
ミラーワールドにも夜は来る。
現実世界と同じような、しかし人の営みがないためにどこまでも真っ暗な世界。そのなかで光る、一つの閃光。
「ソードベント」
ジャンプでビルの上に降り立ち、目の前にいるミラーモンスター、カミキリムシ型モンスター『ナノバイター』に
向かって手に持つ刃を切りつける。
「てえいっ」
一閃。爆発。
ナノバイターの残骸処理を自らの契約モンスターに任せ、そのライダーはまた新たな獲物を見つけるために駆け出す。
そのライダーは、仮面ライダーエッジ。

次の日、洋食屋『バース』
「めっきり、人が来なくなったな・・・」
叶は皿洗いをしながら、店に来る客が以前に比べて大幅に減った事を憂慮していた。以前に松岡―仮面ライダーゴート―
の策略によって保健所を呼ぶ騒ぎになったのがきっかけで、固定客だった人達までが店に来るのを遠慮するように
なってしまったのである。
「大丈夫だ、真面目にやってればいつかお客さんも戻ってきてくれる。今はみんなきついかもしれないが、試練だと思って
 一緒に耐えてくれ、給料はいつもどおり出すから」
店長の悲痛な声が、厨房に響き渡る。
「大丈夫ですよ、俺達は根も葉もない悪評に屈したりはしません。店長もあまり根を詰めずにがんばってください」
「そうだそうだ」
叶をはじめ、何人かの従業員が店長を励ます。だがこの数日間で、何人かの従業員がバースをやめていってしまったのも
また事実だった。
「みんな・・・ありがとう・・・」
店長が涙を流して頭を下げるのを見る度に、叶は沸々とした怒りに襲われる。しかし、心のどこかでは松岡に対する憐憫
―行動理念が妹を亡くした事への恨みだと知ってからは特に―があるのも確かだった。
289仮面ライダー伐 第十二話・2:03/11/29 05:32 ID:kvyiigLX
松岡が、鏡に向かって語りかける。
「盟主様、前回の戦いでは何故あの娘を殺したのでしょうか・・・?肉体的にも人質としても、まだ十分に利用価値は
 あったと思いますが」
「ワkai命は機雷駄」
その答えに言葉が詰まる松岡。
「若い命がお嫌いなのですか?何故ですか?若い肉体はそれだけで魅力的でしょう?」
「夜Yカラ打。余話イイのチ奈do個野セ会に泌yo内」
「・・・そうですか、理解不能ですな」
「そんな偶像など、拝むのはやめろ」
松岡とミラーワールドの中の仮面ライダーグレンの会話を遮り、言い放つ者がいた。それは神崎士郎。
「仮面ライダーグレン・・・貴様は一体、何者だ・・・?」

バースでの仕事を終えクラブハウスへ向かう叶。
ライダーの戦いとは無関係に近づいていた自分のライブの打ち合わせをする為である。時間が押していたので急いでいた
叶は、自分を尾ける男の存在に気づく事が無かった。
「ミラーワールドに現実世界、大変な事は一杯あるけどこれだけは成功させたい・・!皇君に、依城に、みんなに
 俺の音楽を聴いてもらうために」
その願いをかなえるため、普段にも増して声を張り上げる叶。その姿を影でほくそ笑む一人の男の影。

打ち合わせを終え、家路につこうとする叶。その背中から呼び止めるものがあった。
「おい」
「!」
振り向くと、そこには汀がニタニタと笑って立っていた。
「あんな高校生の学園祭もどきに、ライダーの戦いを投げ出して必死になっていたとはな。馬鹿な男だ」
「馬鹿だと!俺はただ俺の声を、俺の音楽を聞かせたいだけだ!」
「ライダーの戦いで死んだら、それもできなくなるんだぞ?」
汀の言葉に叶はウッと言葉を詰まらせる。なぜならそれは紛れも無い事実だったからである。
290仮面ライダー伐 第十二話・3:03/11/29 05:32 ID:kvyiigLX
「もう一度言う、あんな学園祭もどきだって、ライダーの戦いに負けたら出来なくなるんだ」
汀の声が、ズシンと叶の心に響き渡る。
「何をっ・・!」
「聞いたところによるとお前ら、チームを解散したそうじゃないか。しかしあのスナイパー野郎は組む気が無かったし、
 強姦魔などと組むのはまっぴらごめんだ。そこで少々戦力としては頼りないが、貴様と組もうと思ってな」
「ふざけるなっ・・!」
叶は拳をぐっと握り締めて叫ぶ。
「例えどんな苦境の中にいたとしてもお前なんかと組むのは死んでもいやだ。それに、皇君は強姦魔なんかじゃない!
 俺の友人を陥れるな!」
「はあ、これだから友情もどきを信じている奴は痛いんだ」
汀はやれやれといった顔をすると、懐からカードデッキを取り出す。
「俺の敵になるんだ、始末はさせてもらうぞ」

同じ頃、ミラーワールドの中には先客が二人いた。いや、そのどちらも実体があるのか疑わしいので二体というべきか。
とにかくミラーワールドの道路の真ん中では、二人のライダー、グレンとオーディンが向き合っていた。
「お前にカードデッキを渡した覚えなどない。私は十二のデッキをきっかり十二人に渡したが、そのデッキの中には
 お前の・・グレンのデッキは含まれていなかった」
「・・・・・」
「だが、お前の姿形は決して擬似ライダーではない・・他のライダーと同じだ。一体お前は何者なのだ?私が勝つべき
 この世界に、一体何をしにやってきた?」
「・・・苑質門似、Co耐えるイミ花い」
「そうか。ならばミラーワールドの秩序を保つために、お前を倒す」
『ソードベント』
腕組みを解き、両手にゴルドセイバーを構えるオーディン。その使命はただ一つ、他のライダー達を導き、最終的に
自分自身がライダーの戦いで最後の一人になること。
「我が世界の中に紛れ込んだ事を、後悔するがいい。」
291仮面ライダー伐 第十二話・4:03/11/29 05:33 ID:kvyiigLX
「変身!」
「変身!」
ミラーワールドに降り立つ、仮面ライダーエッジ、仮面ライダー羅剛。
「貴様、俺に勝てるなどと思っちゃいないよな?」
エッジは既に羅剛と何度か戦い、その度に敗北を喫している。しかも羅剛は強化能力を身に着けているため、ライダーの
中でも最弱クラスの能力といえるエッジとの戦力差は歴然としていた。が
「勝てるとなんか思っちゃいないさ。だが・・・俺は俺の道を貫く!」
「ふん、馬鹿が、死ねぇええええぇ!」
大地を揺るがせ、羅剛・双へと二段変身する羅剛。そのまま武器を何も装備せず、エッジへと突撃する。
「ソードべ・・」
「遅い!」
ソードベントを装填する前に、エッジは羅剛・双に殴り飛ばされる。
「ぐはっ!」
「遅い、遅いぞ仮面ライダーエッジ!遅すぎるうぅ!」
「スイングベント」
耐える暇も無く今度はアースハンマーを腹部に叩きつけられるエッジ。
「どほぉっ!」
「スピンベント」
アースハンマーは『アースドリル』と組み合わさり、更に凶悪な武器『アースハンマー・スピン』となる。その禍々しい
鉄球を、ブンブン振り回す羅剛・双。
「いい加減に死ね!死ね!死ね!死んで俺のライダーバトルに貢献しろぉ!」
ドカッ!バキッ!
壁に叩きつけられたエッジに、アースハンマー・スピンの打撃が何度も襲い掛かる。
「ぐっ!がっ!がはっ!」
「ファイナルベント」
羅剛・双の鬼気迫ったパンチが、エッジの胸をぶち抜く。次の瞬間、エッジはアンパンチで殴られたバイキンマンのように
星となって空の彼方へと消えていた。
292仮面ライダー伐 第十二話・5:03/11/29 05:34 ID:kvyiigLX
一方、オーディンとグレンの戦いは意外な方向に展開していた。
「フン!」
瞬間移動でグレンの背後に回りこみ、切りつけようとするオーディン。しかしグレンはそこにいない。
「何だと!?」
「亜mineだヨ」
刹那、グレンのヤクザキックがオーディンを蹴飛ばす。
「馬鹿な!馬鹿な!なぜ予測できる?」
「未L!綿氏2ha未L野田!紅蓮戯画!」
グレンに変わってオーディンの相手をするのは、グレンの契約モンスター、生体ロボ型『グレンギガ』。マグナギガに
似ている部分はあるものの、その姿は洗練されて高機動型と一目でわかるシルエットである。
「ナックルベント」
グレンギガにオーディンの相手をさせている間に、手に『グレンガンドレッド』を装着するグレン。
「緒ー伝シ根世yeah!」
オーディンの一瞬の隙を突き、グレンギガと協力してダブルパンチを繰り出す。よろけるオーディン。
「何いっ!?」

「ファイナルベント」
グレンギガをバイク型に変形させると、オーディンに向かって突っ込んでいくグレン。
「フン!」
身の危機を感じて瞬間移動で避けたオーディン。だが、移動した先で待っていたのは、グレン。
「スティックベント」
「理ボru系ン!」
「ぐはっ・・・!貴様あっ・・・!」
オーディンの体はグレンの右手に持つ『グレンホーン』によって一突きにされていた。
「この借りはいつか返させてもらう・・・ミラーワールドの主は神崎だ、そのことを忘れるなっ・・・!」
捨て台詞を残し、消滅していくオーディン。その様子を完全に消滅するまで眺めると、グレンはまたどこかへと
去っていった。
293仮面ライダー伐 第十二話・6:03/11/29 05:35 ID:kvyiigLX
ミラーワールドの中で、シュワシュワと溶けていくエッジ。
「俺は・・・死ぬのか・・・」
羅剛・双に散々痛めつけ、そして地面に叩きつけられた体には、もはや立ち上がる気力すら残っていない。
「短い人生だったな・・・生まれて、進学して、退学して・・上京して、働いて・・・ライダーになって・・・・・・・
 ・・・歌っ・・・・・・・・・・・て・・・・・・・・・・・・・・・・」
エッジの手足の色は既に透明になりかけている。
「でも、最後に・・・・・・・・・・・・・ライブが・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 ・・・・・・・・・・・・・・したかっ・・・・・・・・・・・・・・・た・・・・・・・・・」
握っていた拳が、開いていく。全身の力が、抜けていく。





誰かが、来た。





それに気付くことなくエッジは、叶 祐二はそのまま意識を失っていった。
―「グレンホーン」のカードがフェードインして終―
294バツメイカー ◆Pgs.cZ6mDs :03/11/29 05:48 ID:kvyiigLX
今回はようやくエッジに焦点当てられました。負けてますが(;´Д`)
次回はようやく鬱展開から好転できればいいな・・という感じです。それでは
295バツメイカー ◆Pgs.cZ6mDs :03/11/29 06:10 ID:kvyiigLX
これまでのSSまとめ
ttp://with2ch.net/up/data/1070053733.zip
296283:03/11/29 09:32 ID:fO2ZMZjz
>>285
レスが遅れてすみません。
ガネスの人間ドラマ?ああ…あれか。
紹介しますよ。俺の小説から一部抜粋。

仮面ライダージンは、仮面ライダーガネスを追い詰め、ドリル形の召喚機ジャウバイザーを突きつけた。
「おっさん、もう終わり?もっと楽しませてくれよ」
ジンは嘲笑う。ガネスは、一メートルほど先に転がっている、ハンドガン形のグランバイザーに手を伸ばした。
「私は…こんなところで、負けるわけにはいかないんだ」
ガネスはグランバイザーを拾い上げ、ジンに連続射撃を浴びせた。
「く…っ。なんだ、アンタまだ戦えるじゃないか」
ジンはジャウバイザーのドリルを回転させながら、ガネスに攻撃をかけていく。
『ストライクベント』
ジンはさらに、鮫の顎の形をした武器・ジャウクラッシャーを召喚してガネスを襲った。
「ぐわぁっ!」
吹っ飛ばされるガネス。そこへジンが歩み寄り、倒れているガネスを見下ろした。
「じゃ、今度こそサヨナラだ…」
ジンはジャウクラッシャーを装備した右腕を振り上げる。だがその時、その体が粒子化を始めた。
「ちっ、時間切れか…。次は容赦しないぜ」
ミラーワールドを脱するジン。ガネスも、よろめきながら立ち上がり、現実世界へと戻っていった。

続きます
297283:03/11/29 09:33 ID:fO2ZMZjz
続きです

変身を解いた備前利彦は、人気のない路地裏に逃げ込み、壁を背にしてへたり込んだ。
彼の頭の中に、愛する妻と可愛い娘の顔が浮かぶ。
あの日…。
神山黎慈と名乗る男が、彼の収監されていた独房に現れ…すべてが変わった日。

「貴方の濡れ衣、晴らしたくはありませんか?」
それは、備前にとってとても甘い言葉だった。
神山は、象の紋章が刻まれたカードデッキを備前に差し出した。
最初は受け取るつもりはなかったが、その後の神山の台詞で…備前の心は決まった。
「貴方の妻や娘に、会いたいとは思いませんか?」
気づいたときには彼は仮面ライダーガネスとなり、刑務所を脱していた。
だがその時、何人もの警察官の命を奪ってしまったのだ。彼はもう無実ではなかった。

「あの時、私は…本当に犯罪者になってしまった」
備前は、右手に持っているカードデッキを見つめた。
妻子は今頃、どこでどうしているだろうか……。
「浩子、可奈…。そうだ、私は…負けられない」
備前は立ち上がり、どこへともなく歩き出した。

以上。どうですか?
298名無しより愛をこめて:03/11/29 18:07 ID:vw//mipU
>バツメイカー氏
新作キターーーーーーーーーーーーーー
盟主様も大活躍ですが
>アンパンチで殴られたバイキンマンのように星となって空の彼方へと消えていた。
っておい(w
299285:03/11/30 00:25 ID:VdcwVWbO
>>283

うをっ、小説ってそんなもん創ってたんですか。
wそりゃドラマは凝ってますわな。

でも、言ってもらってなかったら判らないものでしたんで。
300283:03/11/30 08:56 ID:4v8RtX0i
300ゲット。

>>299
wそりゃドラマ凝ってないと読者がいなくなりますからな。
301ファントム作者:03/12/01 13:44 ID:MIGA+923
ご無沙汰でございます
ようやく-MASKD RIDER PHANTOM-「第四話」の案がまとまりつつあります
12月中には書きたいと思っておりますのでしばしお待ちを

放送予定(仮)
第4話・メア誕生 12/10〜12/20
第5話・サイレンス登場 12/25〜1/4
第6話・コアミラー 1月中
書き込むペース遅くて申し訳ないですm(__)m
302ファントム作者:03/12/01 13:52 ID:MIGA+923
ついでなので一体投下。

仮面ライダースティング
変身者:琴原 狂ニ(コトハラ キョウジ)
身長:180.0p 体重:70.0s
最高視力:約20q 最高聴力:約15q
最大走力:100mを4秒
ジャンプ力:ひと飛び35m
パンチ力:350AP キック力:350AP
召喚機:破断甲スティングバイザー(小手型/小さな刃が生えている)
契約モンスター:マッドスティンガー(ムカデ型/6000AP)
進化モンスター:ヘル・ステインガー(オオムカデ型/7000AP)
スイングベント:無数のトゲが生えた蛇腹剣。鞭としての使用も可能。30mまで伸びる
フォーゼベント使用後は剣に付いている棘がより鋭角となり、鞭の射程が+10mされる(スティンガーロッド/2000AP→3000AP)
アシッドベント:スティングバイザーの指先から強烈な酸を発射する
フォーゼベント使用後は酸を針のように形成し弾丸のように飛ばす事が可能となる(マッドシャワー/2000AP→3000AP)
ガードベント:マッドスティンガーの甲殻が上半身と両肩に装着される
フォーゼベント使用後は甲殻がより凝固な鎧と化す(マッドメイル/3000GP→4000GP)
フォーゼベント:契約モンスターを進化させるカード。AP、GPが+1000される。
ファイナルベント:全長20mのマッドスティンガーの背の上を走り勢いを付け上空に跳び強酸を纏った拳を相手に叩きつける(アシッドクラッシュ/7000AP)
フォーゼベント後のFV。
ファイナルベント:相手をヘル・スティンガーの方に蹴り飛ばしヘル・ステインガーが強烈な酸を大量に吐き相手を跡形もなく消滅させる
(デリートディバイダー/8000AP)

琴原 狂ニ 17歳 ♂
神崎士郎から一番最初にデッキを受け取った青年
一見、物静かで優しそうな性格の高校生だが
内に眠る破壊衝動がすさまじく士郎が彼から一度デッキを取り上げた程である
中々減らないライダーに苛立つ士郎にデッキを渡され再びライダーの戦いに参加する
303名無しより愛をこめて:03/12/03 02:27 ID:Kc5IOD8U
新ライダー投下

仮面ライダー リュ―ド
変身者:木田 当麻(きだ とうま) 男20歳 学生。
最高視力:約30km 最高聴力:約20km
最大走力:100mを4.8秒 ジャンプ力:ひと飛び40m
パンチ力:200AP キック力:300AP
召喚機:短剣型召喚機サイトバイザー(1000AP)
契約モンスター:サイトワイルダー(4000AP)
迷彩柄とスリムな体型が特徴的な山猫型モンスター(2足歩行タイプ)。
忍び足・隠蔽行動に秀でる上ライダーの検知能力にもかかりにくい隠密行動派。
武器は鋭い爪くらいしかなく、奇襲&逃走戦法を用いる。
シュートベント :サイトアロー(2000AP)サイトリンクスの尾を模した長弓。
トラップベント :サイトクロ−(1000AP)サイトリンクスの爪を模した罠。
            一定の範囲に目標が入ると発動し、捕えてダメージを与え動きを封じる。
トリックベント :ミラージュアロー(1000AP) あらぬ方向から幻の矢を放つ。
           幻の矢事自体にはほとんど殺傷力はないが、真の矢を隠したり
           自分の隠れている場所をごまかしたり等補助的に用いる。
ファイナルベント:ダンス・マカブル(5000AP)
リュ−ドとサイトワイルダーが目標の周囲を緩急まぜて高速で回転。
分身を見せヒット&アウェイ攻撃で削りつつ最後に強力な同時回し蹴りを決める。

グランメイルに直接迷彩塗装が施され、追加装甲も少ない軽装型の戦士。
飛び道具が武器だが、遠距離から一方的に狙撃するより
トラップベント、トリックベントを併用しながら弓で攻撃して追い込み
弱った所で止めは接近戦で確実にかたをつけるねちっこい戦法を使う。
304303の続き:03/12/03 02:31 ID:Kc5IOD8U
リュ−ド変身者説明

彼には幼馴染の女性がいた。
いつも側にいたのでそれが自然な風景だと思っていた。
やがて彼女が彼を見る目が幼馴染から1人の男を見る目に変わってきたこと、
自分も彼女を今まで通りには見られないことに気付いていた。
そしてある日彼女から今までの関係から新しい関係に変わりたいという話があった時
今の関係が壊れること、自分が壊すことを恐れた彼は彼女を拒否した。
そして彼女は彼の元を去った。

数年後に再会した時、彼女は彼の知っている彼女とは別人のようになっていた。
清楚さは淫靡に儚さは逞しさに無邪気さは狡猾さに。

あの時彼女と新しい関係を結び共に歩く道を選べばこんなことにはならなかったのか。
もう今はいない彼女を守ることが出来たのか。
苦悩する彼に鏡の中から男が問う。
「あの夏の日に戻りたくはないか」と。

---------------------------------------------------
小市民風味のライダーを考えてみました。
紹介SSも製作中です。今週中にでもできたらいいなと。
305ギルノイズ ◆olKbglHkuQ :03/12/04 01:50 ID:JWleeSVm
>303-304
何と言うか、『RO』のハンター?
306 ◆kQdrDLIYPI :03/12/04 13:23 ID:ROHNkMhO
漏れも投下&上げ
・仮面ライダーネヴュラス
・変身者:牧 明
・身長:183センチ
・体重:84キロ
・パンチ&キック力:4トン(300AP)・3.4トン(250AP)
・走力:100メートルを6.5秒
・跳躍力:1飛び30.8メートル
・契約モンスター:アンドラネヴュート(蚯蚓型)
・備考:生体実験のミスで死亡した明に神崎が与えた新たなる力と身体。
吸着力と蚯蚓型の尻尾を利用したトリッキーな戦い方が得意。
ボディカラーは白、ラインは黒、目は赤、頭部がUの字に分かれている。
307 ◆kQdrDLIYPI :03/12/04 13:37 ID:ROHNkMhO
ネヴュラス追加
・最高視力:約60km
・最高聴力:約20km
・召喚機:吸召甲『アンドラバイザー』(1300GP相当)
契約モンスター:蚯蚓型モンスター「アンドラネヴュラス(5000AP)」
スナップベント:アンドラウィップ(1300AP):強酸性の追加効果を持つ鞭
ドローベント:ドローカード(1000AP):相手のベントカード(サバイヴ&FV除く)をランダムで一枚奪う。
グリップベント:グリップブーツ(1200GP):壁や水面に張り付くことが出来る。
サーチベント:スナイパーアイ(500AP):最大視力を2倍に引き上げ、壁などを透視する。
ファイナルベント:キャリングヘヴン(6000AP)
壁に相手を叩き付けて、引きずりながら上昇し、アンドラネヴュラスのなぎ払いと同時にライダーキックを放つ。

・・・こんなんでどうでしょう?
308 ◆kQdrDLIYPI :03/12/04 13:42 ID:ROHNkMhO
モンスターの名前が2つある・・・以後、「アンドラネヴュラス」に統一します。
後、キャラ設定。
・牧 明:AKIRA MAKI
 生まれつき体が弱い21歳の男。
 入院していた病院にて肉体の改造を行っていたが、神崎が放ったモンスター・アンドラネヴュラスによって全員死亡。
 偶然にも生き残った明に神崎が『こいつを使役し、目的を果たしたらお前の望みを叶えてやろう』と示唆。
 以後、白いデッキを手にし、明は神崎の命を狙うモンスター達の抹殺を行う・・・
309 ◆kQdrDLIYPI :03/12/04 15:22 ID:ROHNkMhO
仮面ライダーネヴュラス:ACT0『起動』

培養液の中で目が覚める―――急激な痛みと共に俺の神経は起動のプロセスを迎える。
「目が覚めたか・・・明」
「あんた・・・誰だ?」
 目が覚めた場所は研究所らしき場所…薄暗く、誰の気配もない。
「俺は神崎…神崎士郎だ。 お前に渡す者がある」
「何を…。 っと」
 投げ渡されたのは白いカードデッキ。 真中に渦巻く蚯蚓の絵が描かれている。
「今からお前は仮面ライダーとなり、俺の手足となって働く。 目的は命を狙うモンスターの始末。 そして、他のライダーの抹殺」
「・・・・・・」
「まだ、完全に『起動』出来ていないようだな。 お前の記憶を完全に再現させてやる。 思い出せ、事の顛末を・・・!」
 神崎の指が俺の額に当たる・・・正直、母胎の中にいる感触だった。

 記憶が…起動する。 ACT:0終了
310 ◆kQdrDLIYPI :03/12/04 16:21 ID:PQSsjFiM
仮面ライダーネヴュラスACT1
俺はどこかの病院にいた。
元々体が弱いせいもあってか、病院以外の景色は知らない。
見舞いに来る奴も結局は同情と嘲笑いの為に来るだけだった。
そんな中、鏡の中の世界に問い掛ける妄想に取り付かれた。
『オマエハダレダ、コノセカイハドコダ』
と、問い掛ける日々が続いた。
ある日、鏡の中に人間の姿が見えた。
自分以外の誰か…それは神崎の姿だったのかもしれない。
311名無しより愛をこめて:03/12/04 22:19 ID:OVE9oSvx
ここで復活してもいいですか?
312名無しより愛をこめて:03/12/06 02:47 ID:KOGcobT6
>>311
意味わかんないよママン
313名無しより愛をこめて:03/12/07 14:47 ID:jYRD43OI
厨設定さんのssがまた読みたいw
314カマタサイド生き残り:03/12/07 16:54 ID:Qpi22Jpk
>>311は俺です。コテハン付け忘ました。(アホか?)

ココの書き込みの勢いが以前と比べると減ってきたので、
共闘スレでのを書き直したのを載せていってもよいですか?
(やはりココの住人さんたちに読んで欲しい)
ちなみに現在5話まで完成、長さは伐さんよりも少し短いくらいです。

それでは、いい返事を期待しています。
315山羊作者:03/12/07 20:36 ID:kt0zUXaA
>>314
どうぞどうぞ。いやぁ人が居なくなって何かネタが無いと書き込みづらいな、と思ってたんですよ。
是非読ませてください。
316カマタサイド生き残り:03/12/07 21:40 ID:Qpi22Jpk
>>315
サンクスです。
では、1話投下します。

仮面ライダー龍騎 KamataSide このあとすぐっ!
317カマタサイド1話:03/12/07 21:44 ID:Qpi22Jpk
春の日を感じさせる情景・・・蝶が飛び、小鳥が囀り、人が笑っている。
そう、鏡に写る情景には、穏やかさが溢れている。
だが、鏡から視線を移し、あえて、今「彼がいる現実に目を向けよう。
そこにあるのは、ただ、「戦い」・・・・・連想されるは・・・「死」

仮面ライダー龍騎 KamataSide

「彼」の目の前に、青年がいる。
青年は地に膝を着き、その瞳は虚ろだ。
なにか呟いているようだが、それはもう誰にも聞くことはできない。
青年は学生服と思われる黒い上下の服、髪は金色に染まっているが、
根元は黒い。その髪よりも輝く金色のアクセサリーが、その黒い服に
彩を与えている。
だが、その輝きも失われてゆく。
青年の纏った全ての輝きが・・・いや、青年の体そのものが。
泡のような・・・粒子を発しながら無くなっていく青年の体。
唯一つ地面に落ちたのは、彼の耳に付いていた金色のピアスだった。
「彼」は、その情景をただ、見ていることしかできなかった。
青年の姿はもう何処にも無い。ただ、青年が消えた場所には、黒い
欠片が、粉々の欠片になった「何か」が落ちている。
青年の名は、高伯栄介といった。
その名を持つ人間は、この時、この世界から消滅した。
318カマタサイド1話:03/12/07 21:45 ID:Qpi22Jpk
「彼」は、拳を握り締める。
無力感・・・自責の念が「彼」を押しつぶす。
「彼」には、その青年を救う力があった。
だが、「彼」はそれができなかった。
「彼」の名は日下部恭介(くさかべきょうすけ)
「彼」は、これから起こる「悲劇」のその中心にいなくてはならない存在・・・

第1話 戦場たる街

「おい、日下部、日下部」
日下部を呼ぶ声がする。
今いる場所は喫茶店だ。
「さっきから、なんか元気ないぜ、どうしたよ?」
そして、日下部に声を掛けている男、浜村大輔。
男が二人で喫茶店にいることは大して珍しいことではない。
ただ、その二人の男が共にエプロンを着け、そしてカレー鍋に塩を入れたり
コーヒーの豆を擂っているという情景は珍しいかもしれない。
日下部は、この喫茶店『-秋桜-COSMOS-』のマスター、そして浜村は
その店の従業員という関係だ。詳しく言えば違うのだが、大方そんなところだ。
平日の午後2時、昼食の客は既に店内にはいない。
「なぁ、一番忙しい昼時に一回抜けて、帰ってきたと思ったらそんなんで・・・」
浜村は調味料を入れた鍋を整えながら、擂った豆をブレンドしている日下部に
話を振る。
「ど〜すんだよ・・って、オイ、ブレンドの量違ってねぇか?」
黙っていた日下部だったが、自分の手違いを指摘され、手を止める。
「ああ・・・確かに・・・すまん、これは店員用コーヒーになるみたいだ」
ようやく口を開いた日下部だが、気力が無い。
「日下部、確かにお前はマスターだけどさ、客もいないことだし、少し休んだらどうだ?」
浜村の提案、日下部は店内を一瞥し、そして自分が入れ間違えたコーヒーを見て、
「悪い、そうさせてもらう」
と、店の奥に引っ込んでいった。
319カマタサイド1話:03/12/07 21:45 ID:Qpi22Jpk
「行方不明事件が続出・・・今日の朝、ここで酔っ払いが消えた・・・と」
薄暗い路地裏、この街にも、そんな場所がある。
「消えたというと・・・やっぱりあるわね」
その路地裏を歩いているのは、青と黒が混じったような色のコートを来た女・・・
女は、手に持ったデジカメで、その周りを撮影している・・・特に、景色を反射しうる物を。
「おい、こら!現場を荒らすんじゃない!」
と、そんな女を後ろから怒鳴りつける声。
「渡辺・・・だったっけ?」
振り向いた女は自分を怒鳴った男を知っているらしい。そして、男も女を知っている。
「瀬良・・・探偵なのは分かるが、現場を荒らすんじゃない!」
渡辺と呼ばれた男、中年の男性だが、その体からは覇気が感じられる。
その職業は、刑事。今朝の事件を担当したのは彼だった。
「大変っぽいじゃない、こうも立て続けに」
冷やかすような口調の女・・・瀬良香(せらかおり)
渡辺が言ったとおり、彼女は探偵、私立探偵だ。二十三という年齢からは信じられないほど
この地域では名前が売れている探偵だ。
「私は現場なんか荒らしちゃいないわよ、それより、そっちの方はどう?」
「どうにもこうにも、続出している上に、場所時間、ガイシャの共通点・・・どれを洗ってもスカだ」
愚痴るような渡辺の言葉、だが瀬良は既に渡辺を追い越し、路地裏から出ようとしている。
「もういいのか?」
「ええ、仕事とは少し違うし・・・それに、もうやることはやっておいた・・・」
渡辺の問いに答えた瀬良の台詞の後半は、彼女自身にしか聞こえなかった。
320カマタサイド1話:03/12/07 21:47 ID:Qpi22Jpk
「悪いな、浜村」
時刻は夜の九時。COSMOSも閉店の時間だ。
この店は少し変わった時間帯で、閉店時間が日によって変わる。
とはいえ、原則は八時に閉店なのだが、たまに十一時くらいまでやっていることもある。
店の扉に書かれた「閉店八時」というのは、「少なくとも八時まではやってます」ということだ。
そして今日は、客足は少なかったものの最後の客が八時少し前に入店、先程帰ったところだ。
「ああ、大いに悪い」
洗い物をしながらの浜村の台詞は、悪意は無いものの、今日日下部の調子が悪かった分
働いた疲れがそう言わせている。だが、そういっているうちに洗いものも終わる。
「じゃあな」
日下部はこの店に住んでいるが、浜村が住んでいるのは近くのアパートだ。
COSMOSの二階は決して狭くは無いが、日下部は一人で暮らしている。
「今日は・・・もう寝よう」
今日の昼の・・・高伯という名の青年の顔が脳裏に浮かぶ。
「俺が・・・俺がもっと・・・」
日下部は、高伯を救うことができた・・・だが、高伯は消えた・・・つまり、死んだ。
「俺は・・・」
呟きながら二階に上がり・・・そして、数分後、再び一階に下りてくる。
「どっちだ・・・だが、どちらにしろ・・・」
彼は、行かなくてはならない。
扉を開ける。店の前に止めてあるバイクにキーをいれ、走り出す。
321カマタサイド1話:03/12/07 21:48 ID:Qpi22Jpk
時間は少し戻る
「あんた、『ライダー』か?」
「ええ」
夜の路地裏・・・そこに立っているのは一人の男と、一人の女。
「なんで、俺がここに来ることを知ってた?」
「モンスターが、今朝、ここに出た・・・知ってるでしょ」
女は、昼間一度この場所に来ていた。・・・瀬良香
男は・・・いや、男というよりも青年は、指を鳴らす。
「チッ、頭いいじゃねぇか、俺がここにモンスターが帰ってくるだろうって思って、
ここに来ること、読んでたってコトか?」
「ええ、闇雲に探し回るよりも、モンスターが一度出現した場所の方が、出る確率は
高い・・・そこに居座っている可能性があるから」
「なるほど・・・で、やるってか?」
「愚問ね・・・」
二人は同時に同じものを取り出す。いや、形は同じだが、色が違う物を取り出す。
・・・『カードデッキ』
「おい、あんたのライダーの名は!?」
そして、カードデッキを同時に破棄された窓ガラスに反射させる。
「・・・スライ」
カードデッキが鏡に写りこむと、カードデッキを写した二人の腰に、ベルトが装着される。
銀色のベルト・・・Vバックル
「スライか・・・俺が、仮面ライダーイェーガが、あんたを、仮面ライダースライを倒す・・・倒すぜ!」
「イェーガね。どうだか・・逆の結果が待ってるかもしれないわよ」
「抜かせよっ・・・変身!!」
「変身!!」
二人は、同時に自分の持つカードデッキをベルトに装填する。
そして変わる、戦う姿に、仮面ライダーという姿に。
「行くぜ!!」
青年が・・・イェーガが、そして、瀬良・・スライが、ガラスの中に突入する。
322カマタサイド1話:03/12/07 21:49 ID:Qpi22Jpk
ガラスから入った世界、左右対称の世界・・・そこはミラーワールド・・・
何のために存在する世界かは誰も知らない。
ただ、今は、今この場においては、二人のライダーが戦うための世界・・・
「さて・・・」
イェーガ・・・赤褐色がメインカラーのライダーが、先に動く。
「はあぁぁぁ!!」
イェーガは、まず相手に向けて走る。
対峙するライダー・・・青みがかった緑のボディカラーのスライは、相手の動きを観察しつつ、
自分の左手の甲を見る。そこには、一本の鋭い針がセットされている。
「ハッ!」
それを確認したスライは、左手を迫り来るイェーガに向ける。
「なっ!」
次の瞬間、思わず止まり、体を横に動かすイェーガ。スライの手の甲から打ち出された針を
かわしたからだ。針はイェーガのいた位置の後ろにあった捨てられた看板に刺さる。
「おいおい、遠距離攻撃型のバイザーかよ、しかも、痛そうだぜ!」
だが、イェーガ・・・彼のバイザーはボウガンだ。腰に付けられたそれを取り出し、スライを狙う。
「相手も・・・!」
次々と飛んでくるボウガンの矢をかわしながら、自分も手から針を打ち出す。
連射性はスライが上、だが威力はイェーガが上・・・実に不毛な戦いだ。
「こうなったら・・・!」
イェーガがカードデッキからカードを1枚ドローする。
『フライベント』
イェーガの上空から、巨大な猛禽類が飛来する。
イェーガの契約モンスター、ヤクトホルスだ。そしてヤクトホルスはイェーガと合体する。
323カマタサイド1話:03/12/07 21:51 ID:Qpi22Jpk
「飛ばれた!」
はばたき、滞空するイェーガ、だがスライも負けじとカードを引く。
『クラッシュベント』
スライの手に、黒い球体が握られる。そして、スライはそれを投げつける。
「なんだそりゃ!」
飛んできた黒い球体を、蹴り返そうとするイェーガ、だが、その直前に黒い球体が爆発する。
「うおっとぉぉぉ!!」
紙一重で飛んでかわすイェーガ、だが、今スライが投げた球体は、ただの球ではなかった。
爆発したところから、次々と細かい針が飛んでくる。
「痛っ、痛たたたたた!!」
次々と刺さる針、それはあまりダメージは無いが、とりあえず痛いものだった。
「テメェ・・・このやろぉぉ!!」
『シュートベント』
カードをベントインする。直後、イェーガの翼が輝き、そこから羽が次々と放たれる。
「嘘っ!!」
バックステップでかわすスライ、だが、次々と羽がミサイルのように迫る。
「ならっ・・・これでどうよ!」
『ラジエイトベント』
スライの右腕に、棘が大量に刺さった盾が装着される。
そして、その盾から発射される棘が空中で羽を次々と爆散させていく。
「キリがねぇ・・・!!!」「反撃する暇が無いわよ・・・!」
そして、同時に次のカードをドローする・・・ファイナルベントのカード。
「こいつで決めてやる」
「それはこっちの台詞よ」
イェーガが、バイザーにカードを入れようとした・・・だが、次の瞬間に、イェーガは
突然地面に墜落を始めた。
324カマタサイド1話:03/12/07 21:54 ID:Qpi22Jpk
「何だとっ!!」
同時に、スライのカードを持つ手が何者かに弾かれ、拭き起こった風に乗り飛んでいく。
「何か・・・いる?」
はばたいて墜落を防ごうとするイェーガだが、さらに有り得ない軌道で落下していく。
考えられる可能性は一つ・・・「何かがいる」
だが、その「何か」は、直ぐにその姿を現した・・・
「ライダー・・・新手かよ!」
イェーガが声を上げる。そこに立っていたのは、白いライダー・・・
「ヴァイス・・・!」
スライは、新たに現れたライダーの名を、確かに呼んだ。

<Next 『ライダー・オブ・ホワイト』>
325カマタサイド生き残り:03/12/07 22:02 ID:Qpi22Jpk
というわけで、カマタサイド1話です。
カマタサイドはライダーが沢山出てきます。具体的に言うと・・・いや、予定です。

一番書くべきライダーを引きにしか使ってないのも地味な主人公なのも、勘弁してください。
というか、主人公は誰?と聞かれそうですが、勘弁してください。
どうでもいいですが、俺はこの前まで彼の苗字の読みを「ひかべ」だと思ってたりします。
頭悪いですねぇ、俺。

伐さんには毎回楽しく読ませてもらっています。
多分、そちらよりも不条理な展開が続くと思いますが、これも勘弁してください。

次回は・・・さて、どうしましょうか?
326名無しより愛をこめて:03/12/09 20:23 ID:mOAOMFNb
新作age
327名無しより愛をこめて:03/12/11 15:56 ID:3Z/+lfOl
保守
328名無しより愛をこめて:03/12/12 00:06 ID:Z3vImHY9
んじゃ俺も考えてみよ

仮面ライダーグラウパー
変身者:栢山信太郎(グラップラー)
身長:178.5cm
体重:84.0kg
最高視力:約15km
最高聴力:約15km
最大走力:100mを7.8秒
ジャンプ力:ひと飛び32m
パンチ力:230AP
キック力:250AP
召喚機:闘召鋼エンジナボディ(左胸に取り付けられたバイザー)
契約モンスター:猿人型モンスター「ブレイクマン・ソル(5000AP)」
329328:03/12/12 00:10 ID:Z3vImHY9
ガントレットベント :(2000AP)右腕に装着できるグラブを召喚する

ビルドベント :(×1.3AP)次に使用するコマンドベントのAPを1.3倍にする

コマンドベント :〜百烈散拳〜(2000AP)ベントインすると自動的にグラウパーの体が動く
                    パンチを何発も繰り出す
                    カードの効果終了時に敵を殴り飛ばす
コマンドベント :〜破壊蹴〜(2000AP)ベントインすると自動的に体が動く
                   三連続の回し蹴りを放つ
コマンドベント :〜極流〜(3000AP)ベントインすると自動的に体が動く
                  パンチとキックの連続コンボ攻撃
コマンドベント :〜伝説綴〜(3000AP)ベントインすると自動的に体が動く
                   パンチとキックの連続コンボ攻撃
コマンドベント :〜闘人乱舞〜(3000AP)ベントインすると自動的に体が動く
                    極流とは違うパターンのコンボ攻撃
プロボークベント :(1000AP)敵を自分の近くに移動させる その間敵は行動できない

ファイナルベント:ツインズトール(6000AP)ブレイクマン・ソルと同時に敵をリンチする
                     効果終了時にソルが敵をグラウパーの方へ飛ばし
                     それを跳び蹴りすることで敵を倒す
330仮面ライダー伐 第十三話・1:03/12/14 03:51 ID:hbMPhMb2
「おまえ、将来ミュージシャンになりたいって?無理無理、就職しろ」
「ミュージシャン?バカジャネーノ?」
仮面ライダーエッジ、叶 祐二の周囲を覆い尽くす嘲笑と蔑視。
(うう・・・俺の夢は・・・)

「はっ!」
気がつくと、叶はベッドの上にいた。
「ようやく目が覚めたの、よっぽどダメージが大きかったのね」
端から聞こえてきた声の方に目を向けると、そこには鳥羽 明美がいた。
「・・お、おまえは・・・俺を助けてくれたのか?」
「勘違いしないで」
声を絞り出して質問してきた叶を、明美は冷たくあしらう。
「私は死にたいと思ってるわ。でも、人が死ぬのは嫌い。極悪人がやすらかな顔になったり、あるいは善人が突然
 絶望と苦悶を顔に浮かべたり、そんな風に不条理に死んでいく人は嫌いなの。あの時のあなたもよ」
「・・・・・?」
明美の破滅願望は、心の脈動、生への執着を歌い上げる事が信条である叶には理解不能だった。
「何を言ってるのか判らないが・・・とにかく助けてくれてありがとう。礼を言うよ」
「馬鹿なこといわないで、とっとと出て行ってちょうだい」
叶に背を向けたまま言い放つ明美の態度に苦笑しつつ、叶は寝ていたシーツを畳むと周囲に人がいない事を確認して
アパートから出て行った。
「そうよ・・・とっとと出て行ってちょうだい・・・お願いよ・・・」
明美の肩が震える。その目からは、涙がとめどなく流れ落ちていく。
明美にとって人から感謝されるのは、数年ぶりであったからだ。叶に感謝された、そのことだけで明美の心には
止めどなく溢れ出てくるものがあったのである。
331仮面ライダー伐 第十三話・2:03/12/14 03:51 ID:hbMPhMb2
「なんか最近つまらないなー」
とある廃ビルの中で、松岡と武城が落ち合っていた。
「どうした武城」
「最近、めっきりライダーバトルが減ったと思ってさ」
「確かに、最近あの夏見とかいう奴がおとなしくなった途端にライダーバトルが少なくなったな。羅剛とかいうのは
 貪欲にバトルを欲してるようだが」
「ふーん。じゃあ僕が戦ってこようかな、その羅剛とか言う奴と」
「いや」
歩き出した武城の動きを、松岡が手で制する。
「どうしてさ、退屈でしょうがないんだよ」
「あいつの・・・羅剛の相手は俺がする。俺は金持ちが資本の暴力を振るうのも嫌いだが、ああいう純粋な暴力を
 振りかざす輩というのもあまり好まないからな。貴様はモンスターでも狩ってろ」
「はいはい、わっかりましたー」
頬を膨らませた武城を尻目に、松岡はどこかへと立ち去っていった。

キィィン・・・キィィン・・・
洋食屋バースへと向かってバイクを走らせていた叶は、バックミラーに神崎の姿があるのを発見した。慌ててブレーキを
かけ、道路の端にバイクを止める。
「神崎、一体何をしにきた」
「おまえは・・・強くなりたいか?」
「何?」
いきなりの質問に面食らう叶。
「もう一度聞く。強くなりたいか?」
「そりゃ、なれるものなら強いほうがいいだろうけど・・・ライダーの戦いはごめんだ」
「そうか、ならこれを使え」
神崎はそう言って一枚のカードを叶に向けて投げる。叶が慌ててをのカードを受け取った時には、神崎の姿は既に
どこにもなくなっていた。
332仮面ライダー伐 第十三話・3:03/12/14 03:52 ID:hbMPhMb2
「ちょうどよく獲物が来たー」
廃ビルの中でブラブラと時を過ごしていた武城に、ようやく期待していた耳鳴りが聞こえてきた。
「この音は野生モンスターか?まあいいや、相手してやるよ!変身!」
仮面ライダー縛牙に変身した武城は、ミラーワールドに躊躇することなく飛び込んでいく。

「またやられに来たのか?エッジ」
ミラーワールドには先客がいた。二人のライダー、エッジと羅剛である。
「いや、試しにきた」
「何だと?」
「悪いが、おまえを実験台に使わせてもらう」
「言わせろ!!!!」
怒り狂った羅剛は、早速地面を震わせて羅剛・双へと二段変身を遂げる。この二段変身のおかげで、羅剛はグレンと
オーディンを除いたライダーの中では最高のスペックを誇っているのだ。
「ははは、俺の体が真っ赤に燃える!おまえを倒せと轟き叫ぶぅ!」
以前のエッジなら、ここで敗北を確信したであろう。だが今は―今のエッジには、負けないという確かな自信があった。
「ほら、絶望しろ!助けてくださいと懇願しながら殴り飛ばされろ!諦観に囚われて死ね!」
「その必要はない」
「なっ!?」
面食らう羅剛・双の目の前で、エッジは一枚のカードをデッキから出してベントインする。
『グロウベント』
次の瞬間、ミラーワールドに光が満ち溢れた。

「な、なんだこの光は?」
手をかざして目を塞ぐ羅剛・双。そして、光の発散がやんだ。
「!!エッジ、貴様!」
「そうだ、俺も強化した」
エッジの契約モンスターであるノエルチャイルは、美しい羽を持った成虫蚕型モンスター『ノエルガモス』へと
孵化し、エッジの額の紋章は虹色に輝いていた。
「羅剛、今日でおまえの戦いを終わらせてやる!感謝しろ!」
333仮面ライダー伐 第十三話・4:03/12/14 03:53 ID:hbMPhMb2
エッジと羅剛が対峙していたころ、縛牙はモンスターを相手に戦っていた。黄金虫型モンスターのマグカラブ・プラスと
マグカラブ・マイナスである。
「くそっ!二体がかりか」
「トラップベント」
縛牙は不可視の糸を張り、そのトラップにモンスターを引きずり込もうとした。が、マグカラブ・マイナスの特殊能力、
斥力シールドによって糸は全て弾き飛ばされてしまう。
「あっ!ちきしょう・・・ちきしょおー!」
アナゴさんのごとく悔しがる縛牙を、更にマグカラブ・プラスの牽引ビームが捕らえた。
「やべっ!このままじゃやられる!」
ディスパイダーに直接攻撃させようとしても、マグカラブ・マイナスの斥力シールドに弾かれる。そうしているうちに
縛牙とマグカラブ・プラスの距離はどんどんと詰まっていく。
「どうすれば・・・そうだ!」
「ウェブベント」
縛牙は手首から粘着性の糸を打ち出してマグカラブ・プラスのいる方向とは逆の方に絡みつかせる。その糸をたぐって
牽引ビームからの脱出に成功した。
「次はこれだ!突っ立ってろ!」
「ヴェノムベント」
凄まじい勢いで地面に放たれた縛牙の拳が、周囲に毒の霧を発生させる。その毒でマグカラブ・プラスとマイナスは
体の自由を奪われてしまった。もちろん牽引ビームも斥力シールドも発生できない。
「ははは、戦いは頭脳と戦略だよ。神崎の低脳世界から生まれたようなグズで間抜けなミラーモンスターどもには
 一生理解できないだろうケドねっ!おしまいだ!」
「アンプリファイベント」
「ファイナルベント」
二枚のカードを連続でベントインする縛牙。アンプリファインベントの効果でAPが5200となったファイナルベント
「リバウンドクラッシャー」が放たれた後にあったのは、二つの爆発と縛牙の姿だけだった。
「もう終わりか、つまんないの。ゴートはうまくやってるかな」
縛牙は不満をぶちまけながら元の世界へと帰っていく。
334仮面ライダー伐 第十三話・5:03/12/14 03:53 ID:hbMPhMb2
「スイングベント」
「どりゃあぁあぁああああぁああああっ!!」
渾身の力でアースハンマーを叩きつける羅剛・双。が
「ナスティベント」
「うわあぁあぁああああぁああああっ!!」
ノエルガモスの起こした超音波に耳をやられ、ハンマーを落としてしまう。
「ならこれでっ」
ダッシュベントで突撃をかける羅剛・双。だがそれに対抗するようにエッジは
「フライトベント」
背中に羽を装着し、高々と空へと舞い上がる。一旦空を飛んでしまえば羅剛・双の武器は何も届かないのだ。
「くそっ、卑怯な!堂々と勝負しろ」
「今まで圧倒的な能力差があるライダーを虐げ続けてきたのは誰だったかな?」
「ぐっ・・・」
答えに詰まる羅剛・双を前に、エッジは再び地上へと降り立った。
「うるさいうるさい、そんな質問には答えるものか!喰らえ!」
「ファイナルベント」
羅剛・双の右手に二体の契約モンスター、アースグモルドとアースケイドが張り付く。
「でりゃあああああああああっ!」
だが、エッジは既に一枚のカードをベントインし終えていた。
「この一撃が、歴史を変える・・・!!」
「何を!?」
「ファイナルベント」
エッジの体がノエルガモスに抱きかかえられる。そのまま羅剛・双へと突撃していくエッジ。
「面白い、どちらのファイナルベントが強いか真っ向勝負という訳か。受けてやるぅ!」
二つのファイナルベントが、ムーンストライクとミラージュライダーキックが、火花を散らせて互いに突撃する。
335仮面ライダー伐 第十三話・6:03/12/14 03:55 ID:hbMPhMb2
エッジに向かって突き進む羅剛・双だったが、エッジの姿は途中で幾つにも分身する。
「どれが本物だぁ?・・・てえいっ!」
ムーンストライクを一体のエッジに叩きつける羅剛・双。だがその姿は幻影であった。
「!」
次の瞬間、エッジのミラージュライダーキックが、羅剛・双のカードデッキとアースグモルドを粉々にしていた。

「ライダーバトルに・・・終わった・・・」
変身が解けて呆然とたたずむ、先刻まで羅剛・双『だった』汀 十郎。
「もうあなたの戦いは終わったんだ、元の世界に帰りましょう」
我を失っている汀の手を取り、元の世界に帰ろうとするエッジ。だが。その時。
「きえぇえぇええぇええええい!!」
「ごはっ・・・!!」
突然現れた仮面ライダーゴートが、持っていたゴートサイズで生身の汀を切り裂いた。血飛沫と共に汀は真っ二つと
なり、切り口から内臓や腸や脳漿が噴出する。
「ゴート!」
「'`,、'`,、 '` ,、 '` ,、  '`」
ゴートは声高らかに笑いながらどこかへと消えていく。あえてエッジとの戦いをしなかったのは、その強さが未知数で
あったからである。
「羅剛!大丈夫か!」
しかし真っ二つにされた人間が無事な筈はなく、汀は即死状態のまま血痕も脳漿も腸もミラーワールドの粒子となって
消えていった。
「くそ・・・やっと人を殺すことなくライダーバトルから解放させることができたと思ったのに・・・_| ̄|○」
ガックリと肩を落とすエッジ。その心の中に、勝利した喜びが湧き上がる事はなかった。
―「アースハンマー」のカードがフェードインして終―
336バツメイカー ◆Pgs.cZ6mDs :03/12/14 04:17 ID:hbMPhMb2
ようやく1クール分まで書き終わりました。長かった・・・。
カマタサイドさんも再び書き始めてくださいましたし(再放送と脳内補完してます)自分も気を引き締めて
書いていこうと思いました。
次回はヒットに焦点を当てる予定です。それでは

これまでのSSまとめ
ttp://up.isp.2ch.net/up/0dba32b4255a.lzh
337カマタサイド2話:03/12/14 08:40 ID:/DpiP3X0
仮面ライダーヴァイス
純白のグランメイルに、胸と肩の装甲がトリコロールを彩る。
その名が「白」の意味を持つライダー。

仮面ライダー龍騎 KamataSide

ヴァイスはその場に立っている。
立ち上がったイェーガも、叩かれた右手を庇うスライも動きを見せていない。
「戦いを・・・止めろ」
静かに、ヴァイスが告げる。
だが、イェーガもスライも反応はしない。
『ストライクベント』
だが、イェーガは動き、カードをベントインする。
「止める気は・・・無いか」
ヴァイスの右手は剣を握っている。グランメイルと同色の白い剣
「当然だろ・・・なぁ!!」
飛来したヤクトホルスの頭部が輝き、それと同じ形の、鳥の頭を模した武器が
イェーガの右手に装備される。そして、そのままヴァイスに殴りかかるイェーガ。
「そうか・・・ならば!」
イェーガの武器つきの拳をその剣で弾く。
「力ずくでも、止めさせてもらう!」
返す刀でイェーガの右腕を跳ね上げ、そしてその体に蹴りを入れる。
「ぐっ・・・!」
後ろに吹っ飛ぶイェーガ。そして振り向きざまに剣を振るうヴァイス。
剣はスライのバイザーが放った針を弾き飛ばす。
「読まれてた!?」
338カマタサイド2話:03/12/14 08:41 ID:/DpiP3X0
スライがそう叫んだのと同時に、ヴァイスはスライの目の前まで跳躍する。
『ソードベント』『トランスベント』
スライが左手の甲のバイザーにベントインすると同時に、ヴァイスも自らの
ガントレット型のバイザーにベントインする。
ヴァイスの剣が二つに分かれ、現れたスライの2本のレイピアとぶつかり火花を散らす。
「あんた・・・何のつもりよ!」
目の前のライダーが強いことからくる焦燥感が、スライに言葉を発させる。
「ライダー同士は敵なのに・・・敵同士が戦っていれば儲かるだけなのに・・・なんで邪魔すんのよ!!」
がむしゃらにレイピアでの突きを繰り返すスライ。だが、それは全てヴァイスに読まれている。
さらに左手に持っていた剣を後ろに投げるヴァイス。それは立ち上がったイェーガの肩を掠める。
そして右手の剣をスライに投げつけ、その動きを牽制する。
「そろそろ帰った方がいい・・・死にたくは無いだろう」
イェーガとスライの体は粒子化を始めていた。
このミラーワールドを動く力を持ったライダーでさえ、無限に動けるわけではない。
9分55秒・・・それがライダーに定められたタイムリミット。
その時間を過ぎれば、ライダーの体は消滅する。
「ちっ・・・!」「くっ・・・・!」
入ってきた鏡からMWを脱出するイェーガとスライ。
そして一人残されたヴァイスが呟く。
「敵・・・敵・・・そんなことで・・これ以上・・・」
ゆっくりと歩き出す。
「これ以上・・・殺させてなるものか・・・」

第2話 ライダー・オブ・ホワイト
339カマタサイド2話:03/12/14 08:43 ID:/DpiP3X0
瀬川章吾はフリーターだ。
一ヶ月ほど前までは、「フリーター」だった。
だが、今の瀬川はただのフリーターではない。 
彼はやることができた・・・それは、「ライダー」
仮面ライダーイェーガ、大鷲のモンスターと契約した、ライダー
「ハァ・・ハァ・・ハァ・・・・」
路地裏に弾き飛ばされ、壁にもたれて息を荒くしている男・・・それが瀬川章吾だ。
「畜生・・・なんなんだよ・・・あいつは!!」
地面を殴りつける。鈍い音が夜の街に響く。
「アレは・・・ヴァイスよ」
その対面の壁に立ったまま寄りかかっている女・・・瀬良香がその問いに答えた。
「ヴァイス?」
「ヴァイスは、ライダー同士が戦っているところに現れ・・・それを妨害する」
「ハァ?なんだそりゃ!?」
可笑しい話だ。ライダー同士は敵なのだろう。だったら何でその戦いを止める必要がある?
「何考えてんだ?そのヴァイスって奴は!?」
「そんなの知らないわよ・・・そう、奴の行動理由はどうでもいい・・・」
瀬良は腕を押さえている。先程ヴァイスの剣で弾かれた右腕だ。
「問題なのは、奴が・・・ヴァイスが・・・・あの異常な行動をしてる奴が・・・あれほどまでに強いってことよ」
瀬良はようやく立ち上がった瀬川の前に立つ。
「そうね・・・あなた、私と組まない?」
「嫌だね」
瀬良が発したのは勧誘の言葉、だが瀬川はそれを即答する。
「あんたは俺よりも頭が良さそうだ。けど、俺も馬鹿じゃねぇ、自分よりも頭のイイ奴と組んだら、利用されるのが
オチってもんだろ。俺だって、利用する側に回りたいからな」
「へぇ・・・なるほど」
「だいたいあんたは信用が置けねぇ、いつ後ろから撃たれるか・・・撃たれるよりは撃つ方がましだ」
かなり疲れている瀬川の声だが、瀬良を敵と見なした目は光を失っていない。
「そ、交渉決裂ね」
路地裏から出て行く瀬良に後ろから声を掛ける。
「可愛くない女だな・・・ったく、モテねぇぞ」
「そんなこと、知ってるわよ」
340カマタサイド2話:03/12/14 08:45 ID:/DpiP3X0
翌日の天気は雨・・・そんな日は外出を控える人間も多い。
何時もの喫茶店になど行かずに、ついついコンビニで食事を済ませる人間も多い。
「暇だな・・・」
「そうだな」
COSMOSの店内の二人の男も、客が来なければ暇だ。
トランプを並べているものの、その動きは緩慢である。
「ハートの12」
「クラブの4」
二人でやる七並べは不毛な争いだ。
「クラブの3」
「ハートの2」
クラブとハートがもうすぐ埋るのに対し、スペードとダイヤはまだ1枚も出ていない。
暇人1・・・日下部はダイヤの、暇人2・・・浜村がスペードの5、6、8、9を全て持っているからだ。
「どうも〜、バイトに来ましたよ〜」
と、そこに1人の少女が入店した。
片桐サヤカ・・・女子高生であり、このCOSMOSのアルバイターでもあるこの少女は、不毛な争いを
続けている二人を見て溜息をついた。
「ハァ・・・またやってるんですか?」
「暇だから・・・」
「暇だしな」
「三人でやります・・・?」
「やる?」
と、カードを配ろうとした日下部だが、その手が止まる。
341カマタサイド2話:03/12/14 08:47 ID:/DpiP3X0
「くっ・・・悪い、少し抜ける」
走って店から出て行く日下部
「なんだ・・・あいつ、あんなに慌てて」
「可愛い女の子でも居たんじゃないですか」
「ハハッ・・・まさか」
「ですよね〜、浜村さんじゃないんですから」
「オイコラ」

なんて会話が店内で行われていたが、当然関係ない。
日下部が来たのは、店の脇にある路地裏だ。
「人は・・・いないな!」
エプロンを着けたままだが、構わずにズボンのポケットから四角い物を出す。
カードデッキ・・・白く、そこに刻まれた形は、一本角の馬・・・
そしてそれを構え、その腰に装着されたVバックルに装填する。
「変身!」
白い光と共に、日下部が変わる。ライダーの姿に。
「ハッ!」
掛け声と共にMWに突入したライダー。
その姿は白く、名をヴァイスといった・・・

ライドシューター・・・時速980Kmで走ることなど、ライダー達は知らないが、
それに乗り、ヴァイスは超空間・・ディメンションホールを疾走する。
「そこか!」
超空間の裂け目から、現実世界に飛び込む。
飛び込んだ場所は、室内。
342カマタサイド2話:03/12/14 08:51 ID:/DpiP3X0
「ここは・・・」
辺りを見渡すが、ミラーワールドなので当然だが誰もいない。
(近所って事は分かってるんだけどな・・・それに・・・モンスターめ・・・どこに隠れた)
カードを引く・・・次の瞬間、ヴァイスが居た部屋の天井が崩れ去った。
「そこに居たか!!」『ソードベント』
現れた二本の剣・・・ヴァイスソードを両手に取り、構える。
モンスターはアリクイのような形をしたモンスターだ。
「遅い!」
当たったら痛そうな腕を振るい、攻撃してくるモンスターだが、その攻撃をさらりと避けた
ヴァイスは、アリクイのモンスターをその両手の剣で斬りつける。
「硬い・・・ならば!」
二回の斬撃を受けたモンスターだが、怯んだ様子も無い。
『トランスベント』
デッキからカードを引き、ベントインする。そしてバイザーから流れる音声と同時に、
ヴァイスの両手の剣が光を放つ。そしてヴァイスはそれを十字に構える。
そして、光は強まり、ヴァイスの左手の剣が、右手の剣に融合される。
剣を取り込んだ剣が、変形を始め、長剣に変化する。
ちなみに、変形が終わるまでの時間は1秒の半分くらいだ。
「ハアァァァl!!」
長剣・・・ヴァイスキャリバーに変化した剣を振るう。
『グオオォォォ』
モンスターが叫びを上げる。
「弱い衝撃は防げるが・・・強い衝撃は防げない・・・そして、体は脆いな!」
舞うように斬撃を繰り返すヴァイス。
「トアァァァッ!」
そして突き、モンスターを弾き飛ばす。弾き飛ばされたモンスターは部屋の壁を突き破り・・・
どうやら二階だったようだ。一気に道路まで落下する。
「止めだ・・・」
崩壊した壁に立ち、モンスターを見下ろしながらカードを引く。ファイナルベントのカード。
343カマタサイド2話:03/12/14 08:53 ID:/DpiP3X0
『ファイナルベント』
ヴァイスのいる部屋のある建物の屋根の上に、1体のモンスターが現れる。
ヴァイスホーン・・・仮面ライダーヴァイスが契約した、純白の一角馬
そして、その角からヴァイスキャリバーに向け、光が放たれる。光を吸収し、輝く剣・・・
「トアッ!!!」
モンスター目掛け跳躍する。
『グオオオオオオオッ!!』
飛来するヴァイスに声を上げるモンスター。威嚇のつもりだったのだろうか、だがヴァイスは
構わずに飛び込む。
「終わりだ・・・!!!」
そして、空中で斜め一閃に剣を振う。
次の瞬間・・・モンスターが一瞬輝く。
輝いたモンスターは、その体を起こし・・・動こうとする。
だが・・・・・・終末が訪れる。
モンスターの体の各部が崩壊を始める。
「さようならだ・・・!」
ヴァイスが振り向く。そして、その後ろでモンスターが爆煙を上げ、消滅した。

「店長、何ししてたんですか?」
戻ってきた日下部に放たれたサヤカの第一声がこれだった。
店内には、五組ほどの客が来ている。
「イや・・・ちょっと・・・それは・・・」
「イイから早くコーヒー作ってくれよ!!」
カウンターでは、浜村がカレーの鍋をかき混ぜながら叫んでいる。
「スマン・・・で、なんで10分そこらで客がこんなに?」
「そんなもん・・・俺が知るかぁぁ!!」
コーヒーをブレンドしつつ嘆いた日下部に、浜村のチョップが飛んだ。
<Next 『決闘たる弁護士』>
344カマタサイド生き残り:03/12/14 09:06 ID:/DpiP3X0
というわけでカマタサイドの2話です。
主人公のライダー、ヴァイスなんですが、序盤は無敵モードで行くことにしました。
他と比べると地味な日下部なので、戦闘で個性を出せればなぁ・・・と。
次回は「決闘」な「弁護士」が登場します。それでは。

>>伐メイカー氏
再放送というか、リメイクという解釈でお願いします。
345ふにく:03/12/14 12:06 ID:I7ap8Hr1
>>伐メイカーさん

乙です。
1クールの出来から、2クール目も期待してます。

>>カマタサイド生き残りさん

SS乙です。
そして、お久しぶりです。
ライダー多くて大変だと思いますが、続き楽しみにしてます。

346復活宣言w:03/12/14 12:15 ID:I7ap8Hr1
オルタナティブG、那岐一(なぎ はじめ)は特に改造されてない
宇宙刑事シリーズが好きな普通の人間である!

彼にデッキを渡した日生葵(ひなせ あおい)は暇つぶしに喫茶店コスモスの
片桐サヤカをからかう、気まぐれでわがままな天才科学者である。

那岐一は蒲田市近郊の平和とコスモスの平穏のため、ギャグキャラとシリアスキャラの
間を行ったりきたりしながら戦うのだ!
347新(?)ライダー設定:03/12/14 12:29 ID:I7ap8Hr1
オルタナティブ タイプG

身長:195cm体重:105kg
パンチ力:400APキック力:450AP
走力:100mを5秒ジャンプ力:40m
視力:約20km聴力:約15km
契約モンスター:デッドローグ
(コロギス型モンスター、鉈のような腕を持つ。飛び道具は持っていない)
ソードベント:スラッシュマチェット(デッドローグの腕部を模した大鉈)3000AP
アクセルベント:加速攻撃 2500AP
ホイールベント:デッドローグがバイクに変形 4500AP
ファイナルベント:クラッシュエンド(バイクでジャンプ、空中で回転しながら敵に体当たり)8000AP
特殊攻撃:青の炎(射程はオルタナティブに比べ短く、攻撃力も低い。目くらまし用)

香川教授の残したデータを基にして、
近接攻撃力を強化した改良型オルタナティブ。
腕部と胸部の装甲が強化され、マッシブな外観となっている。
その反面、若干機動力が犠牲になっている。
青の炎を盾にして接近し、マチェットによる攻撃を仕掛けるのが基本戦術である。

348新(?)ライダー設定:03/12/14 12:30 ID:I7ap8Hr1
変身者:那岐 一(なぎ はじめ)26歳

清明院大学の卒業生、かつては香川教授の研究室にいた。
香川教授の突然の失踪と研究室の閉鎖を知り、真相を知るために調査を始める。
教授の自宅に残されていたデータと製作途中のデッキを基にしてタイプGを完成させる。
人の運命を弄ぶ神崎に怒りを覚え、神崎を倒すため戦いに参加する。
ちなみに宇宙刑事三部作のDVDが宝物である。

「友の命は我が命!オルタナティブGただ今参上!!」

なお、蒲田市が舞台なのに、戦っている場所が突然さいたまスーパーアリーナに
なっても気にしてはいけない。


日生 葵(ひなせ あおい)26歳

東生寺大学大学院生、小川恵理の友人。天才の異名をとる才女。
友人が意識不明になった事件を調査中、那岐と出会い、真実を知る。
その後、那岐と協力しオルタナティブ タイプGの開発を行う。
性格は気まぐれで悪ふざけが好きだが、仲間思いである。
現在の日課はコスモスにて片桐サヤカをからかう事である。
調査や分析が得意で、クウガの椿的なポジションの人間である

なお、クリスマスなどが近づくと発明品が急に出てくるが気にしてはいけない。
349新(?)ライダー関連商品:03/12/14 12:46 ID:I7ap8Hr1
R&M オルタナティブG
デッドローグバイク形態は別売りの親御さん泣かせの商品だ!
武器がスラッシュマチェットしかないので遊んでてもすぐ飽きるぞ!!

オルタナティブなまこ酢、オルタナティブもずく
シークレットカード付きだ!
対象年齢が不明すぎて小売店泣かせの一品だ!!

オルタナティブG −那岐一の謎ー
調子に乗って発売されたPS2ソフトだ!(定価2800円)
発売元はデスクリムゾンで有名なエコールだ!!
ファミ通で3点が付いたぞ!!


・・・すいません、調子に乗りすぎました
350名無しより愛をこめて:03/12/14 18:17 ID:DmW9TMkm
気がついたら最下層(だと思う)、怖いのでageます。
SSが増えてきましたね。作者の方にはこれからも頑張っていただきたいです。
351カマタサイド生き残り:03/12/14 23:18 ID:/DpiP3X0
>>伐メイカー氏
次回も楽しみです。こちらも当面目標2クールかな?

>>ふにく氏
復活おめ。商品紹介はかなり笑った。
ファミ通で3点って、1人0点付けた奴が居るってこと・・・だな。
「鉈」→「なた」だったのか・・・国語辞典で調べたり。

そろそろ名前を変えたいところ・・・とはいっても、「275」じゃ拙いし・・・
生き残りってのは長いんだよなぁ・・と
352名無しより愛をこめて:03/12/14 23:38 ID:t4D+WXpq
仮面ライダーカブト

身長200cm体重120kg
パンチ力400APキック力400AP
走力:100mを10秒ジャンプ力20m
視力約10m聴力約20m
契約モンスター:アサルトビートル
(カブト虫型のモンスター、足が遅いがパワーがあり、空を飛ぶ)
ストライクベント:バスタードホーン3000(アサルトビートルの角の部分にあたる)
アサルトベント:ビーストメイル4000(アサルトビートルの羽が鎧に変形し、それを装着する)
ガードベント:イージスシールド2000(アサルトビートルの足の部分が変形)
ブレイドベント:アサルトクレイモアAP5000(アサルトビートルが両手剣に変形)
アドベント:アサルトビートル6000AP
ファイナルベント:ブレイド・ブレイク(高速で突撃し、アサルトクレイモアで斬る)
召喚機:アサルトバイザー(角型、仮面ライダーカブトの角にあたる)
攻撃力と防御力が非常に高いライダー。しかしそれが災いしてか
ライダースーツが重く、結果動きが遅い。
外見はに武者に似ている。
基本的に剣と盾をに装備し戦闘。攻撃、防御ともにバランスがよい。
欠点は動きが遅く、飛び道具をもたないため、場合によっては最弱ライダーになりうる
353名無しより愛をこめて:03/12/14 23:51 ID:0oJvJGIc
じゃま
354名無しより愛をこめて:03/12/15 17:21 ID:mXI9c6RA
>>353
ヒドイ……
355再生レイジュ作者<ぉ:03/12/17 20:30 ID:XlXAiX2H
>>346=オルタG作者殿(勝手に呼称スマソ)
右に同じく、復活オメデトウござます。
と言いますか、関連商品、内容がキツイっスね…。(^^;)
自分も近日中に完全復活を予定しております。

…まずは零樹の細部設定、早よ思い出さんと…(滝汗)

>>351=『カマタサイド生き残り』殿
>そろそろ名前を変えたいところ…とはいっても、「275」じゃ拙いし…
>生き残りってのは長いんだよなぁ・・と
でしたら、「再生KSW(カマタ・サイド・ライター)」
とか言うのはどうでしょうか。
自分も復活に当たって名前に「再生」を付けた
ことですし、こうなれば「毒を喰らわば皿まで」の
精神で、ご検討いただければと…。<例え方違う
356名無しより愛をこめて:03/12/17 21:31 ID:XuBq/+Li
>>355
とりあえずsageれ

Name:仮面ライダー零樹
変身者:大樹 達哉(おおいつき たつや)・19歳・何でも屋見習い(自称)
身長:185.5cm、体重:91.5kg、視力:約15km(サーチベント使用時:60km)、聴力:30km(サーチベント使用時:90km)、ジャンプ力:ひと飛び30m、パンチ力:250AP、キック力:400AP
召喚機:巨召銃「クルスバイザー」:250AP
(十字架を型どったガンタイプの召喚機。上部カバーを左右に展開し、カードを装填する。
 しかしとある理由により、現在は銃として使用できない状態にある)
契約モンスター:「クルスアンバー」(5000AP)
解説:主に森林、もしくは木製の建造物周辺に生息するゴーレム型 モンスターで珍しい事に気性はおとなしく、自らが主と認めた者に対しては、絶対なる パートナーとしてライダーをサポートする。
外観:全身は黒に近い緑のインナー(?)、肩、胸、両肢など、要所に琥珀色のアクセントが付いた 焦茶色の外装を持つ。(ちなみに、瞳も又、琥珀色である)
特徴としては若干、デストワイルダーとの共通点も見受けられるが、クルスアンバーの方が一回り大きく(全長:約3.8m)、両腕部も鋭いツメでは無く、五本指である。
ストライクベント:アンバークロー(3000AP&GP/クルスアンバーの 下腕部を模したツメ]
効果:その剛腕で対象を殴り、掴み、そして貫く!最も単純な攻撃故に、その威力も強大
シュートベント:クルセイド・キャノン[3000AP]
プロセス:クルスバイザーから緑色のビームを対象に照射、ロックオンし、クルスアンバーの口からエネルギー弾を五発発射!(その際、アンバーはクラウチングスタイル)対象を十字に撃抜く。
しかしこれも又、自分からは進んで使おうとはしない。
ワーズベント:地面から巨大な蔦が発生、相手に絡み付いて動けなくする。
サーチベント:任意の対象の位置や特徴、それ所か急所まで探知できてしまう優れ物だが、意識を集中させないと、余計なモノまで見え、聞えて、神経を蝕んでしまう為、多用は禁物である。

復活しようとするならログくらい取っておきなさい。
357名無しより愛をこめて:03/12/18 23:54 ID:UGaD3XC1
やっぱり特徴のないキャラ考えた方がいいかな
設定ややこすぎたら他のキャラと絡めにくいし
やられ役ライダーとか
358零樹@能力、若干変更:03/12/19 22:46 ID:Rf5s1dSR
Name:仮面ライダー零樹(レイジュ)
変身者:大樹 達哉(おおいつき たつや)・19歳身長:190cm、体重:105kg、視力:約15km(サーチベント時:60km)
聴力:30km(サーチベント時:90km)、ジャンプ力:ひと飛び30mパンチ力:250AP、キック力:400AP、走力:100mを7秒

召喚機:巨召銃甲「クルスバイザー」:250AP
十字架を型どったガンタイプの召喚機(具体的には、ウルフウッド(エセ関西弁牧師)が所持している
『パニッシャー』が片腕サイズになった物と思って頂きたい)
上部カバーを左右に展開し、中央部にカードを装填する。
しかし達哉の性格上、飛び道具無しのライダーにはガンモードを使うことは無い
(ミラーモンスター相手には止む無し)

契約モンスター:「クルス・アンヴァー」[5000AP]
解説:ゴーレム型のモンスターで、自らが主と認めた者に対しては対等のパートナーとして(ここ重要)
ライダーをサポートする。
性格はおとなしい様で実は気まぐれ。その為、行動は重厚でありながらもかなりトリッキー。
ぶっちゃけ、零樹本人ですらパターンを読むことが困難<ォィ

特徴としては若干、デストワイルダーとの共通点も見受けられるが、クルスアンバーの方が
一回り大きく(全長:約3.8m)、両腕部も鋭いツメでは無く、五本指である。
こう見えてもじつは女性型であるため、無骨な外見ながらもさりげなく曲線的だったりする。



359零樹@能力、若干変更:03/12/19 22:47 ID:Rf5s1dSR
ストライクベント:アンヴァークロー[3000AP&GP]
クルスアンバーの 下腕部を模したツメ。
効果:その剛腕で対象を殴り、掴み、そして貫く!最も単純な攻撃故に、その威力も強大。
シュートベント:クルセイド・キャノン[3000AP]
プロセス:クルスバイザーから線状のビームにて対象をロックオンし、クルスアンバー(以後、KU)
の口から光球を五発発射!対象を十字型に撃ちぬく。(その際、アンバーはクラウチングスタイル)
しかしこれも又(零樹の性格上)、自分から進んで使う事はない。
スイングベント「ガイアウィップ」
地面から巨大な蔦を発生、相手に絡み付かせるのは勿論の事、仲間の救助やシュートベント時の
接地等、実は意外と使い勝手が良い。
サーチベント「・センシズ」
任意の対象の位置や特徴、それ所か急所まで探知できてしまう優れ物だが、
意識を集中させないと余計なモノまで認識してしまい、神経を蝕んでしまう
「諸刃の魔感」故、多用は禁物。(一度の戦闘に付き30秒が限界)
ファイナルベント『・スマッシュ』6000AP
一見、某シザース様のFVに似ているものの、零樹がジャンプした直後、KUもジャンプし
バレーのスマッシュの要領で零樹を対象に叩き付ける(!)為、威力、精度、後見た目の
痛々しさ<ぉ 共にシザースのそれを遥かに凌駕する。(その為、失敗時は零樹が
地面にめり込んでしまう形となる(泣))

―とまあ、極力分りやすくはしてみましたが、どうでしょう。
360-MASKD RIDER PHANTOM-「第四話」:03/12/20 02:09 ID:dBt2l555
虚ろ気な表情で青年=黒月 楓は自転車をこぐ
「…はぁ〜、今日も明日もバイト嫌だな…胃が痛い…」
黒月 楓は愚痴りながらもバイト先へ向かう

キィィィ・・・ィィィ・・・ン

「…?何だ?この音?」
耳鳴りのような感覚と共にどこからか聞こえる音を探す楓
そして、楓は鏡の中の異様な光景に気付く
「…な、何だ、アレ」
ミラーワールド内でモンスターと戦う仮面ライダー・ヴィントに・・・

-MASKD RIDER PHANTOM-「第四話:メア誕生」

「あ゛ぁ゛〜!!も〜〜っっざったい!!アンタのせいでバイト遅刻しちゃうでしょうがぁぁぁー!!!」
と右手に細身の剣を構えモンスター・メガゼールに攻撃を仕掛ける
それを素早い動きで回避し、ちょこまかとヴィントをからかうように動き回るメガゼール
「あ、コラー!!逃げんなぁー!!」
メガゼールをヴィントが追いかけその場から遠ざかっていく
楓の視界から異形の姿をしたモノが消えた
「…夢…か?」
自分の見た光景を信じられず呟く楓
自分の見た事を頭の中で整理しようとするが
結局、どうしようもできずにバイト先にとぼとぼと向かった
361ファントム作者:03/12/20 02:13 ID:dBt2l555
すみません、予定からかなり遅れての書き込みとなりました
一定以上やる気が出ないと書けない(書かない)タチでして・・・申し訳ないです
頑張って書くのでよろしくお願いしますーー
362-MASKD RIDER PHANTOM-「第四話」その2:03/12/20 02:41 ID:dBt2l555
店長「キミ何やってんの?本当に頼むよー、遅刻しないようにって面接の時に何度も言ったよねぇー?」
楓「は、はい・・・すみません」
店長「すみませんじゃないよぉ、キミのせいで店の皆に迷惑がかかるんだからね?本当に・・・ったく、もう・・・」
楓「・・・」
そう愚痴りながら背を向け厨房を出て控え室に入る店長に鋭い目を向ける
楓「(オレだってこんなトコで働きたくねーんだよ、遅刻して来てやってるだけありがたく思え、クソがっっ)」
そう言いながら冷凍のフライポテトの袋を開けフライヤーの油の中に雑に入れる
床に落ちた冷凍ポテトを踏み潰しフライヤーの下に蹴って隠す
そんな楓を見てレジ係の女2人が小声でひそひそ喋る
女1「今日もいい感じでキモイよねェ〜、アイツ」
女2「うん、つーかアイツ俳優志望でそれ系の専門学校行ってんだってさ」
女1「マジで〜?あんな奴がなれるワケないじゃ〜ん、あんなキモヅラが・・・」
楓「(聞こえてんだよ、ひそひそ喋るならもっと上手く喋れよブス共が・・・)・・・あぁ、くそ・・・胃が痛てぇ」
363-MASKD RIDER PHANTOM-「第四話」その3:03/12/20 02:45 ID:dBt2l555
小声で呟く楓のイライラ度が本格的に増してきた頃
ドタバタした感じで一人の女が入ってくる
悠希「ごめんなさーい!!ちょっと色々ありましたー」
店長「キミはまた遅刻かぁー・・・まぁいい、今日は平日でヒマだろうけど油断しないで頑張ってね」
悠希「はーい、わかりましたー(あんなモンスター最初からシカトすりゃ良かった・・・まぁいっか〜)」
そう思いつつ遅れて来た悠希がレジにつく、その光景を見て更にイラつく楓
楓「(クソ店長がよぉー、使える社員にはあーいう態度でマジムカつくんだよ・・・使えねーオレなんて消えてもいいんだろうが)」
その楓を悠希がチラ見し、隣のレジの女の子に喋りかける
悠希「どうしたの楓クン、機嫌かなり悪いでしょ?」
女1「あぁ〜、なんか店長に愚痴愚痴言われたみたいですよ、遅刻したから」
悠希「ふ〜ん、アタシ遅刻したのに何も言われてないよ?」
女2「【先輩は】使えるバイトさんですからねー、店長も甘いんじゃないんすか?」
その会話を聞いていた楓の表情が険しくなる
楓「(くそっ・・・オレにもっと力が・・・力があれば・・・こんなトコでバイトしねーで・・・くそっ)」
男店員1「おい!!何ボケッとしてんだよ!!働けよ、ほんっとに使えねーなぁオマエは!!」
厨房を仕切る店員の怒声が楓に飛ぶ
女2「フフッ、怒られてるし」
女1「使えない奴はしょうがないんじゃん?アハハッ」
悠希「・・・」
楓「(ちく・・・しょう・・・)」
泣く事を堪えつつ無言でしぶしぶ働く楓・・・
364名無しより愛をこめて:03/12/20 19:09 ID:+OXSrW9/
どこかで見たような奴ばっかりになってきた…
365何処かで見た邪魔な奴:03/12/21 18:16 ID:vc46TWEF
何処かで見た邪魔者ということで日曜日なんでカマタサイドの三話いきます。
名前の件はとりあえへず保留しときます。
今の名前は「しつこくてすいません、でもやりたいので」ってことで。
366カマタサイド3話:03/12/21 18:20 ID:vc46TWEF
「COSMOS・・・なかなか良さそうな店だな」
「みたいですね」
喫茶店、秋桜〜COSMOS〜の前に立つ一組の男女。二人ともスーツを着ている。
男の方は二十台後半、女の方は二十台前半だろうか。
「じゃあ、昼飯はここで食べるか?」
「ええ、いいですよ」

仮面ライダー龍騎 KamataSide

COSMOSの扉は、開いた時に風流な音が鳴る仕組みだ。
その音は店の人間に、誰かが来たということを知らせる大切な役割を持っている。
だが、今日流れた音は風流な音とはかけ離れた音だった。
「な・・なんだ?」
穏やかな日差しにうとうとしていた日下部恭介も、その音に驚いて跳ね起きた。
「すいません・・・」
入り口を見ると、女性が1人・・・そして、頭を抑えてうずくまっている男が1人。
「頭・・ぶつけてしまったようで」
女性が頭を下げる。
「はぁ・・・」
367カマタサイド3話:03/12/21 18:22 ID:vc46TWEF
どうやら、男が入店した際に、扉の後ろにかけてあった音を鳴らす仕掛けに頭をぶつけたようだ。
「大丈夫ですか・・・?」
恐る恐る聞いてみる日下部。だが、男は立ち上がり、日下部に笑顔を向けた。
「全然・・・大丈夫だ!」
額が赤くなってる男は、身長190cmほどの巨漢だ。
だが、体つきは引き締まっており、身につけたスーツはしっかりと決まっている。
男の名は長瀬唯斗・・・後にこの店の早食い王の称号を得る男・・・
そして、日下部にとっても重要な男

第三話 決闘たる弁護士

「仕事でこっちに・・・」
日下部は、ものすごい早さでランチメニューのカレーセットを片付けた長瀬と会話をしている。
「いや、参った。仕事でこっちに来たものの、ちょっと帰れなくなってな、こっちに住む事になった」
「帰れなくなった・・・それはまたどうして?」
日下部の年齢は26歳、長瀬は27歳と、歳が近いからか、会話が弾む。
「ちょっとした仕事ができちまってな・・・」
「ちょっとですめば良いんですけど・・・」
と、そこで長瀬から五分ほど送れてランチメニューのオムレツセットを片付けた女性・・・
長瀬の連れの女性、結城という名前の女性が会話に参加してきた。
「丁度、仕事の方も一段落付いたから良かったですけど、二ヶ月早かったら地獄でしたよ」
淡々と言う。そこで日下部は尋ねる。
368カマタサイド3話:03/12/21 18:24 ID:vc46TWEF
「そういえば、どんな仕事を?」
「あ、言ってなかったか・・・こりゃ悪い」
二人はそれぞれ名詞を日下部に渡す。
「長瀬弁護士事務所・・・長瀬唯斗・・・弁護士ですか?こちらは・・・秘書ですか・・・なるほど・・・って!」
そこで日下部がテーブルを叩く。
「長瀬って、西日本トップの弁護士じゃないですか!?」
日下部は社会人だ。それくらいのことは一般常識として出回っている。
長瀬といえば、東の北岡、西の長瀬と言われるほど名が売れた弁護士で、かのスーパー弁護士、
北岡秀一と同じくらい有名な弁護士だ。
だが、この二人が事件で対決したことは無い。
土地柄の問題もあるが、北岡秀一の弁護の方針の対極を行く長瀬の方針が、その理由だ。
企業中心の弁護の北岡に対し、個人中心の弁護をしている長瀬。
おかげで長瀬は同じくらい名の売れているが、北岡よりも、圧倒的に収入は少ない。
「俺も有名になったもんだ・・・」
しみじみとコーヒーを飲む長瀬、その外見からは、敏腕な・・・いや、豪腕と言った方が似合う気するが、
弁護士といわれてもピンとこないものがある。
「そういえば、この街に住むんでしたっけ・・・アパートを紹介しましょうか?」
「おっ、それ良い!頼むよ」
日下部の提案に手を叩く長瀬。
「結構誰とでも打ち解けられるタイプ・・・なんですよね」
そんな状態は日常茶飯事らしく、結城は紅茶を啜っている。その表情は穏やかだ。
これが、この日のCOSMOSの日常・・・
そして、日下部の非日常はこれから始まる。
369カマタサイド3話:03/12/21 18:24 ID:vc46TWEF
「どういうこと?」
ミラーワールド・・・鏡面世界を訪れたライダー・・・スライは疑問を口にした。
「エネルギーをモンスターが奪い合いを?」
スライが立っているのは二階建てビルの屋上。
そして、その眼下では争うモンスターの姿がある。
モンスターが何を求めているのか、スライは直ぐに気付いた。
モンスターの上にある輝き。『エネルギー』
モンスターが消滅する際に放たれるエネルギーは、本来ならそれを消滅させた者がそれを得る。
ライダーが契約モンスターを強くする手段だ。
スライの右手にはカードが握られている。『ADVENT』、契約モンスターを呼び出すカードだ。
「流石に・・・私のモンスターをそこに飛び込ませるのは危険ね」
争っているモンスターは5体弱・・・無理すれば敵わない相手ではないかもしれないが、危険だ。
リスクが大きすぎる。
「しかし、この状況・・・この街に、モンスターを倒したくせにエネルギーを取らなかったライダーがいる・・
という解釈でいいのかしら・・・」
スライはそのまま鏡の前まで行き、ミラーワールドを出る。
「まっ、別に人を襲ってるわけじゃないしね・・・」
愛車(バイク)で走り去る瀬良だった。
370カマタサイド3話:03/12/21 18:25 ID:vc46TWEF
「新メニューの開発しないとな・・・」
日下部は町を歩いていた。両手に抱えた紙袋には、主に食材が入っている。
「おっ、日下部君」
そこに、後ろから声をかける男が居た。それは、今日COSMOSに入店した長瀬だった。
「どうも、長瀬さん。アパート決まりました?」
「ああ、決まった決まった。良いアパート紹介してくれてありがとな」
結城は一緒にいない。彼女は家具等で足りないものを買いに行ったと。
この街の事を話しながら歩く二人。
「そういえば・・・」
と、日下部が口を開く・・・その瞬間
「!!!」「!!!」
日下部と長瀬の二人が同時に同じ方向を向いた。
走り出す二人・・・同じ方向に
「日下部君、付いて来るんじゃない!」
「それは俺も言いたいと思っています!」
だが、二人は同じ所・・・路地裏に入り込む。
『しょうがない・・・』
二人ともあきらめたらしく、互いを向き合い・・・
「このことは誰にも言うなよ!」「人に言わないでくださいよ!」
同時に言う・・・
『まさか・・・』
互いに、互いの手がズボンや上着のポケットに入っていることを知る。
日下部はゆっくりと、ズボンのポケットからカードデッキを取りだす。
そして長瀬も、スーツのポケットから同じもの(色は違うが)を取り出す。
「君も・・・ライダーだとは」
長瀬は呟き、デッキを構える。Vバックルが装着される。
同時に日下部も、デッキを構え、バックルを装着させる。
『変身!!』
そして、二人で変身。両者とも、他人と共に変身するのは初めてだったが、それはどうでも良い。
371カマタサイド3話:03/12/21 18:27 ID:vc46TWEF
ミラーワールドに、二人のライダー。
長瀬が変身したライダーは、紺色のグランメイルに銀色のアーマー。
アーマーは胸と肩に重点を置いてあるデザインのアーマーだ。
そして右手に持ったショットガン・・・ダイナバイザーという名のバイザーを持ったライダーだ。
その名は「仮面ライダーデュエル」
「まさか・・・長瀬さん、貴方がライダーだったとは」
「ああ、日下部君・・・君がライダーだったとは」
静かに、カードを引く二人のライダー。
『シュートベント』『ソードベント』
ヴァイスはヴァイスソードを、デュエルは、ガトリングガン型の武器、ダイナガトリングを構える。
「ハアッ!!」
先に動いたのはヴァイス。そしてそれに対し、ガトリングを放つデュエル。
ガトリングの弾が大地をえぐるが、ヴァイスには当たっていない。
「やるな・・・だが!」
ここでデュエルも動く。向かってくるヴァイスに対し、ガトリングを撃ちながら走りこむ。
そして・・・
『そこだ!!』
二人の声が同時に響いた。
ヴァイスは・・・デュエルの首と腹にヴァイスソードを突きつけていた。
デュエルは・・・低く構えたヴァイスの頭に、ガトリングを突きつけていた。
「日下部君・・・」
「長瀬さん・・・」
数分前まで談笑していた相手と殺し合っている二人。
「あなたは・・・」
「君は・・・」
「なんでライダーなんかやってるんですか!」「なんでライダーなんかやってんだよ!」
同時に叫ぶ・・・
「譲れない・・・理由がある・・・」
「俺もだ」
互いに、互いの命を奪える状態だ。だが、二人は話す。
372カマタサイド3話:03/12/21 18:28 ID:vc46TWEF
そして、同時に叫ぶ
「ライダーの戦いを止める・・・絶対に・・・殺させない!!この戦いは絶対に・・・間違っている!」
「俺はモンスターを倒す・・・他のライダーにも、それしかさせない・・・!!」
互いの主張を、相手にぶつけた。
『・・・・・・・・』
そして、沈黙。
「阿呆かぁぁぁぁ!!!!!!」
数秒の沈黙の後、デュエルが自分の持っていたガトリングを放り投げた。
「オイ、何で・・・なんで君が・・・いや、・・・俺と同じような理想持ってんだよ!!」
ヴァイスも、自分の持っていた剣を取り落としていた。
「ハハ・・・ハハハ」
ヴァイスは・・・笑っていた。
嬉しさからの笑いだ。
長瀬の言葉に嘘がないことは判っていた。長瀬が嘘を言っているようなら、間違いなく自分は既に死んでいた。
そして、長瀬が嘘を言うような男でないことも、今日出会ったばかりだというのに、何故か理解できていた。
「ハハ・・・日下部君!」
同じく笑っていたデュエルが声をかける。
「だったら、これからすることは一つだろう!」
「ああ・・・!」
二人は走り出す。モンスターが集まる場所に。
最初に二人が察知した場所に。
373カマタサイド3話:03/12/21 18:29 ID:vc46TWEF
「どうやら、いっぱい居るな・・・」
「ああ・・・そうみたいだ」
ヴァイスは拾っておいたヴァイスソードを握り、そしてデュエルは新たにカードを引く。
「なぁ、日下部君・・・モンスターは多い・・・しかしだ」
「負ける気が・・・しない!」
「ああ・・・俺もそれを言いたかった!!」
『シュートベント』
デュエルの両肩にミサイルランチャー・・ダイナランチャーがセットされる。
「じゃあ・・・行こうか!!」
ランチャーからミサイルが発射される。
同時に、ヴァイスがモンスターの群れに走りこむ。
「ハァァァァ!!」
ミサイルの爆円の中、ヴァイスは近づくモンスターに次々と斬りかかる。
「やるなぁ・・・日下部君!」
肩のミサイルを連発する。反動に耐えながらも、デュエルは一歩も引かない。
「よし・・・!日下部君・・・下がれ!」
モンスター達がヴァイスを狙い、一箇所に集まってきた。それを見たデュエルが叫ぶ。
「何かあるのか!?」
ヴァイスからの返答。
「ああ、ある!しかも、特大なのがな!!!」
カードを引くデュエル。『FINALVENT』のカードだ。
「トアッ!!」
一度ジャンプしたヴァイスが、モンスターの頭を足蹴にして、さらにジャンプする。
「よし・・・それくらいなら大丈夫だ!」
『ファイナルベント』
バイザーにベントインする。すると、バイザーの先端が輝きだす。
374カマタサイド3話:03/12/21 18:30 ID:vc46TWEF
次に、デュエルの正面の地面に影が浮かぶ・・・そして、その影が大地に飛来する。
飛来したモノは、地面を抉り、クレーターを作っている。
デュエルの契約モンスター・・・『ダイナギガ』
大小のコンテナを積み立てたようなボディに、長い筒状の手、そして巨大な牛の頭・・・
デュエルは、飛来したダイナギガの背中に、迷わずバイザーを差し込んだ。
「行くぞぉ!!!」
引き金を引く。
コンテナが・・・開いた。
ダイナギガのボディのいたるところから、ミサイルが放たれる。
放たれたミサイルは、次々と誘爆し、モンスターの群れが居る場所は煙に包まれる。
同時にダイナギガの両手が模していたガトリングガンとライフルが火を吹く。
モンスターの断末魔すら、爆音が消し去った。

「凄い・・・」
「よし、全部倒したか・・・!」
粒子化が始まりかけている二人のライダーのボディ。
「勝ったな・・・俺たちの勝ちだ」
デュエルは、ヴァイスの肩に手を置く。
「長瀬さん・・・今日のように・・・共に戦ってくれますか?」
「・・・ああ」
ヴァイスの言葉に、頷くデュエル。
「帰ろう、君は買出しの途中だろう」
「しまった・・・品物、置きっぱなしだ!」
慌てるヴァイス、それを追いかけるデュエル
「(日下部君・・・戦っている時は性格が変わるのか?・・・まぁ、大して気にすることじゃないか)」

この日、日下部恭介は友を得た。そして、仮面ライダーヴァイスは仲間を得た。
デュエルと、長瀬唯斗と言う名の同志を。
 <Next 『絶叫戦闘』>
375名無しより愛をこめて:03/12/24 19:00 ID:iX406gLa
3話乙。
376名無しより愛をこめて:03/12/24 19:56 ID:JzU3XSz3
もう止めれ虚しいオナニーは

幾らこんなんカキコしたって所詮お前らはクリエイターや制作サイドにはなれん

以後は上げんよーに
377名無しより愛をこめて:03/12/26 15:43 ID:Bp3YBdA4
保守
378ギルノイズ ◆olKbglHkuQ :03/12/26 21:24 ID:On2U7smB
>376
そんな世界を滅ぼさんとするかのごとき事を言うな!
人間が夢を見なくなるという事はその存在を自ら抹消するも同義だぞ!ヲタクこそ人類の進化の頂点にして原点!

……と言うのは言い過ぎたが、ここで作品を発表している人でクリエイターでない人は一人もいない。
つか、何でもいいから出せば即ちクリエイターだ。まあ、プロではないが。

君も、素人クリエイターの栄誉に浴してみないか?
379スタリアン:03/12/26 22:29 ID:C9wcCCiE
全然書き込んでいませんがROMは続けています。
ライダーSSの構想を練っていますが形になるかは分かりません。
間埋めにモンスター案を投下

ホールドボーダー
イノシシ型モンスター。
二本の牙が巨大化しており、体当たり時にこれでガッチリ相手を捕え
そのまま走り続けて周囲の物にぶつけてダメージを与える。

ヒートパス
タコ型モンスター。
熱い水場を好み、温泉や浴場の湯面から襲撃する色気場面担当。
戦闘時には高温を帯びている触手を敵に巻きつけて攻撃する。
触手は切られてもやがてまた生えてくる。

ヒュプノフライ
蝶型モンスター。
幻想的な光を発する燐粉を撒き散らし、近づく獲物を催眠状態にして
鏡の前まで引き寄せる狩りを行う。
直接打撃力は弱いが飛行能力と催眠を合わせた幻惑攻撃は厄介で
他の昆虫型モンスターと連携した時は脅威となる。
380仮面ライダー伐 第十四話・1:03/12/27 02:15 ID:n3//hb6z
エッジが羅剛を制していたのと同じ頃、依城 宗一はスーパー「オリバー」で働いていた。
せっせと商品を入れ替えながら、以前の戦いを思い出す依城。

「まあ、これだけのAPがあれば十分だね。死ね」

「ぐわぁああぁっ!」

「篠原ぁあ!!」

一ヶ月前の戦いで、依城は目の前でライダーが倒され、死ぬのを見た。その男は、篠原 恭介。
篠原は一ヶ月前まで依城と同じくスーパー「オリバー」で働いていた。依城は先輩として篠原の面倒を見たし、
そんな彼を篠原は慕ってくれた。
だがたった一つ、他の人達とは違う運命―ミラーワールドで戦うライダーという運命が、二人の仲を切り裂いた。
依城は仮面ライダーヒットとして、篠原は擬似ライダー「メシア」としてお互いにミラーワールドで刃を交わし、
時には共闘し、そしてメシアはミラーワールドの中で死んだのだ。
「メシアを、篠原を殺したライダー・・・これまで復讐やら恨みなど考えたことのなかった俺だが、それでも
 あいつだけは許せない・・・。」
メシアを倒したのは、弱者をいたぶる事を己の快楽としているライダー、縛牙。ただそれだけの存在であれば
普段の依城なら無視していただろう。が、復讐―自らを慕っていた者を殺されたことによって、依城は初めて
その感情が自らの内に湧き上がることを知ったのだ。
「だが、今の俺は弱い・・・精神面でも、契約モンスターの力も、あのライダーを倒すには力が足りなすぎる!
 教えてくれ!俺はどうすればいい!」
店内で大声を出した依城に客の不審の目が集まる。が、彼らには見えなかったのだ。
依城の目の前の透明なプラスチック板に映る、神崎の姿が。
381仮面ライダー伐 第十四話・2:03/12/27 02:17 ID:n3//hb6z
同じ頃、ミラーワールドでは一人のライダーが、黒いオーラを発しながらビルの上に立っていた。
「Hey和田・・・源氏ツノ世界モこれCry、Hey和奈良(・∀・)イイ!!野ニ・・・」
およそこの世のものではないような声で独り言をのたまうグレン。彼がミラーワールドに来てから既に一時間以上
経っていたが、体が粒子になる気配は全くない。
「缶The基モ、こん菜背カイを野ゾンダnoカ?」
「違う、ミラーワールドはあくまで副産物だ」
ふりむくグレン。そこには、以前の戦いでグレンホーンを食らって倒されたはずのオーディンが、顔色一つ変えず
腕組みをして立っていた。周囲に広がる、金色の羽。
「Doco我チガ宇野?」
「神崎が望んだのは、自分の妹、神崎優衣と共に暮らす世界だ。それ以上でも、それ以下でもない。
 それさえ叶えば、他の奴らは・・・ライダーだろうがどうでもいいのだ」
オーディンの言葉に、グレンはしばらく黙った後、突然高らかに笑い出しす。
「何がおかしい、貴様に神崎の何が判る!」
「So奴手何人モ池に得二指摘たんDa、(プ」
「笑うな!」
嘲けるような笑い声に激昂し、グレンの目前にワープしてチョップを喰らわせようとするオーディン。だがその
手を振り下ろした場所にグレンはいなかった。
「又マタ、無機にナっ手、kawai−!」
真後ろから、声がした。オーディンの中の人は、操られているにもかかわらず汗をかく自分に気づく。
「貴様・・・今度こそ、このミラーワールドから駆逐してやる」
「矢レル門奈良yaッ手皆、『金色馬鹿』」
オーディンとグレン。この世界のゲームマスターともいうべき存在と、それすら手玉にとろうとする存在。
今、この両者が再び合間見えようとしていた。
382仮面ライダー伐 第十四話・3:03/12/27 02:18 ID:n3//hb6z
「ガードベント」
グレンの圧倒的な攻撃力に備え、ゴルトシールドを装備するオ−ディン。
「屁ぇ〜、巣腰ha勘が得たンダ。奈良Saっそ9」
「ファイナルベント」
有無を言わせずにグレンギガを召還し、自らの最大の攻撃であるフルバーストクラッシュを繰り出すグレン。
「ふっ、素人だな」
グレンのファイナルベントは、だがしかし次の瞬間に弾き飛ばされてしまった。
「菜2ィ〜!?」
「ゴルトシールドは伊達じゃない!今度はこちらから行くぞ」
「ソードベント」
ゴルトシールドを投げ捨て、両手をゴルトセイバーに持ち替えるオーディン。それを見たグレンも
「奈留ホど根」
手にグレンホーンを持ち、オーディンに対峙する。
「ふん!」
「理ボru系ン!」
ゴルトセイバーとグレンホーンが、交差した。
オーディンが、膝をついて倒れた。
「不歯ハha8!死ヌのha尾前田、緒ー伝ー!!」
高らかに勝利宣言を出すグレン。誰が見ても勝負の行方は決まった筈だった。だが
「いや、おまえもう死んでるし」
「刃ッ、巻ケお染ミ尾」
「負け惜しみではない、さっき交差した瞬間に貴様の壊れやすい線を切らせてもらった」
次の瞬間、グレンの顔に切れ目が入る。
「場、Ba仮名ッ・・・!!」
「貴様の負けだ、無の世界にカエレ!!仮面ライダーグレン!!」
オーディンがそう言った次の瞬間、グレンの体は見事に17分割され、ミラーワールドの粒子となって消えた。
383仮面ライダー伐 第十四話・4:03/12/27 02:19 ID:n3//hb6z
スーパー「オリバー」のWCで、神崎と対面する依城。
「おまえは、何のために戦っている?」
「俺は・・・馬のオーナーになる為に戦っている。小さい夢だと馬鹿にしてくれても構わない、だがこれは俺の
 正直な願いだ。」
「そのためにライダーになったのなら、なぜ他のライダーを淘汰しない?」
「それは、チームを組んでいた奴らがそういう方針だったから・・・」
うつむく依城。そう、確かに彼はいままでライダーを倒したことがなかった。理由はとくになかったが、今まで
殺すことはなかった。その事を神崎が指摘したのである。
「なら、チームを解散した今は殺せるのか?」
「それは・・・わからない。だが、殺したいライダーはいる」
「ほう?」
「俺を慕ってくれた奴を、そのライダーに殺された。仇をとりたいとかそういうのじゃないが、俺はこの手で
 殺したい。そのライダーを殺したい。だが」
「だが、力が無いか。」
「そうだ!俺には力が無い!あのライダー、縛牙を倒せるだけの力はない!今のままでは戦いを挑んだとしても
 返り討ちにあうのがオチだ!!」
そこまで叫ぶと、依城は黙りこくってしまった。自分の気持ちに素直になった今、何をすべきかを一生懸命に
考えていたのだ。神崎はそれをじっと見つめ、そして数分後
「神崎」
「なんだ」
「頼む!俺に力をくれ!ライダーを殺せる力を、俺に与えてくれ!」
「ふん、それならばこのカードを使え」
神崎は一枚のカードを鏡の中から現実世界に投げつける。依城が地面に落ちてしまったそれを拾い上げて再び鏡を
見た時には、既に神埼の姿が消えていた。
「これは・・・!」
拾ったカードの表面を見て、依城は驚愕の表情を浮かべる。
384仮面ライダー伐 第十四話・5:03/12/27 02:20 ID:n3//hb6z
グレンとオーディンの二度目の戦いに終止符が打たれてから、一時間後。
「シュートベント」
「シュートベント」
「シュートベント」
依城―仮面ライダーヒットは、たった一人で跳梁跋扈するミラーモンスター達に戦いを挑んでいた。
「もっと!もっと強いモンスターよ、出て来い!」
ブレットリボルバー、ブレットミサイルを交互にぶっ放して雑魚のモンスター達を粉々に破壊しつつ、その中で
特別に強いモンスターを吟味するヒット。
「ディメンションベント」
異次元世界に入り込み、ブレットライフルで狙撃する。弱いモンスターは一撃で撃破され、中程度の強さでも
2,3発も食らうと爆発四散してしまう。
「ええい!雑魚はいい!強いモンスターはいないのか!」
ヒットは次々と出現するモンスターがあまりに弱いことにいらだつ。だが、そんな彼の前にようやくにして
大物のモンスターが出現した。

「こいつは・・・でかい!」

ヒットの目の前に現れたのは、テッポウウオ型モンスター『マリンカノーネ』
通常のモンスターの二倍はあろうかという大きさで、悠々と空中を舞うモンスター。口腔に備わった巨大な砲は
このモンスターがすさまじい攻撃力を秘めていることを示していた。
「こいつなら・・・いけるぞ」
ヒットは覚悟を決めると、異次元の中から空を泳いでいたマリンカノーネの前へと飛び出していく。もちろん
このモンスターにやられるかもしれないというリスクはあったが、その時のヒットは不思議とそのような事を
考えなかった。いや、そんなことはないという自信があった。
385仮面ライダー伐 第十四話・6:03/12/27 02:27 ID:n3//hb6z
「シュートベント」
マリンカノーネに向けてブレットリボルバーを撃つヒット。だがその巨体には効くはずが無く、銃弾は簡単に
弾きかえされてしまう。
「それなら!」
「ファイナルベント」
ヒットは自らの「これまでの」契約モンスター『ブレットストーム』に体を預け、マリンカノーネに向けて
ファイナルベント『ローリングストーン』を喰らわせようとした。マリンカノーネは口の巨砲を撃って動きを
止めようとするが、遂にヒットのファイナルベントに当たって吹き飛ばされた。
「どうだっ!?」
今のダメージで倒してしまったのではないかと心配するヒット。だがそれは杞憂に終わった。
マリンカノーネは多少弱ったものの、倒れることなく未だに健在であったのだ。
「なら、いまだっ!」
ヒットはマリンカノーネに向けて一枚のカードを高々と掲げる。そのカードの名は「契約(コントラクト)」。
次の瞬間、マリンカノーネの体はカードの中へと吸い込まれ、そして―契約のカードは、マリンカノーネの
アドベントカードへとその姿を変えた。
「やった!」
手を打って喜ぶヒット。そう、彼は今二体のモンスター『ブレットリボルバー』と『マリンカノーネ』を自らの
戦力にすることに成功したのだ。
「これなら・・・これなら縛牙を倒せる!」
そう叫び、拳を握り締めるヒット。その拳には、固い意志が―篠原の仇をとるという決意が現れていた。
―「マリンカノーネ」のカードがフェードインして終―
386バツメイカー ◆Pgs.cZ6mDs :03/12/27 02:40 ID:n3//hb6z
今回は割と鬱を減らして書けました。
次回からはいよいよパワーアップの本命、伐に焦点を当てたいと思います。というか設定こんがらがってきた・・・。

ヒットの追加設定
契約モンスター:テッポウウオ型モンスター「マリンカノーネ(5000AP)」
シュートベント:マリンバズーカ(3000AP)マリンカノーネの口腔部を模したバズーカ。
ファイナルベント:破動砲(6000AP)
マリンカノーネにブレットバイザーをセットし、通常の10倍の威力を持った弾丸を発射する必殺技。

ユナイトベント:ブレットストームとマリンカノーネをユナイトさせる。
契約モンスター:ハリセンボン型モンスター「サザンドスピアー(6000AP)」ユナイトした姿。
ファイナルベント:サウンドオブクライシス(7000AP)
ヒットが目標にブレットリボルバーでペイント弾を撃ち、それに向けてサザンドスピアーが千本の針を撃ち尽くす必殺技。
387何処かで見た生き残り:03/12/28 17:21 ID:Z8niH92H
>>386
伐14話乙。
いいなぁ・・・グレン。あの喋り方が大好きだ。

日曜日ということでカマタサイドの4話いきます。
展開がのろいとか、キャラの名前に「瀬」が多いとか、こっちから言いたくなりますが、
速い展開は無理なので、ゆっくりほんわかふわふわでいこうと思います。
では、この後すぐ!
388何処かで見た生き残り:03/12/28 17:22 ID:Z8niH92H
「君は・・・どうしてライダーになったんだ?」
COSMOS、店内には日下部と1人の客しかいない。
浜村はいつも居るようだが一応非常勤の従業員であり、サヤカは学生のバイトなので、
当然平日の午前中に居るわけがない。
「どうして・・・ですか?」
そして唯一の客・・・長瀬の質問を聞いている。
この店は、平日の午前中はあまり客が入らない。
入るとすれば、常連客くらいなのだが、今日はそれも来ていない。
「・・・・」
日下部は考え込むような表情だ。そして返答する。
「・・・今はまだ、話せません。けど、いずれ話します・・・絶対に」
日下部の返答に長瀬は無言で頷く。了承の合図だ。
「ただ・・・」
「・・・ただ?」
「このデッキ・・・ヴァイスのデッキは、俺が受け取った物・・・ではないんです」

仮面ライダー龍騎 KamataSide

ヴァイス=日下部と、デュエル=長瀬が最初に戦ってから既に一週間以上の時間が流れた。
「仕事とか、大丈夫なんですか?」
その間に共にモンスターと戦った回数は4回。ライダーとはまだ遭遇していない。
いや、相手のライダーは気付いているかもしれないが、恐らく、二人居ることを危惧したのだろう。
389カマタサイド4話:03/12/28 17:22 ID:Z8niH92H
「ああ、大きな仕事は特に予定は無かったと思うんだが・・・」
長瀬は弁護士だが、個人への弁護・・・企業などの後始末を頼まれることは無い上に、
彼の事務所には彼の弟子が居るらしいので、大丈夫だということだ。
「ただ、結城君には、悪いことをしたかもしれないな・・・」
長瀬と共にこの街に来た長瀬の秘書、結城理恵。
結局彼女もこの街に残ることになった。
「俺は・・・多分彼女の尻に敷かれてる気がする」
そう呟いた長瀬・・・隣の部屋を借りて、食事などを作りに来るという。
『私としては別に一緒に暮らした方が楽なんですけどね・・・風紀上の問題が』
と三日前に店を訪れた理恵が言っていたが、まぁ、それは彼等の問題なのだろう。
「ところで、俺はふと思ったんだが、この街にはいったい何人のライダーがいるんだ?」

第4話 絶叫戦闘

所変わって、街中・・・路上で喧嘩をしている男達がいる。
「あ〜くそっ!!」
自分よりも大きい相手を殴りながら、青年が叫んでいた。
「畜生!!」
390カマタサイド4話:03/12/28 17:24 ID:Z8niH92H
そして蹴り、倒れた男は痙攣している。
「ハァ・・・暇つぶしにもなんねぇ!!」
勝利した青年、瀬川章吾は、脱ぎ捨てたジャケットを拾う。
この喧嘩は、とても些細な理由で始まった。どちらかに非があったわけじゃない。
ただ、正面を歩く相手を避けようとしたら、互いに同じ方向に避けてしまっただけだ。
互いに御免なさいと言えば済む問題だったもの、互いに言葉無くにらみ合い・・・
相手の拳が飛んだ。
「・・・ったく、俺の目が何処が挑発的だってんだよ」
挑発的な目だと言われた。瀬川の顔には青アザが出来ている。
そんな瀬川の前に、一台のバイクが止まった。
「荒れてるわね」
ヘルメットを脱いで出てきた顔は、以前出合った女・・・瀬良香だ。
「うるせぇ・・・消えろよ」
「ヴァイスに負けたこと・・・まだ気にしてるみたいね」
「・・・消えろ」
「はいはい・・・ああ、ヴァイスね、最近他のライダーと一緒にモンスター倒して回ってるわよ」
「なにっ!?」
咄嗟に顔を挙げ、瀬良の肩を掴もうとするが、瀬良は既に走り出していた。
「ヴァイスが・・・ああ、やってやる・・・俺は、もう惨めな思いをしたくない」

そして数時間後、ヴァイスはデュエルと共にモンスターと戦っていた。
その日のモンスターは白っぽい軟体動物のモンスターだ。
「こいつは・・・ウミウシか?」
デュエルはダイナバイザーを撃つも弾かれ、ほとんどダメージを受けていない。
『トランスベント』
カードの発動と同時にヴァイスは手持ちのヴァイスソードが長槍に変わる。
「セエェェイ!!」
柄の部分での打撃からの突き。だが、モンスターはものともしない。
「意外と・・・強い」
391カマタサイド4話:03/12/28 17:40 ID:Z8niH92H
ヴァイスが次のカードを引こうとする。だが、その瞬間。
「!!」「なっ!!」
空中からモンスターとヴァイス達めがけて、薄い刃物のようなものが飛来した。
「これは・・・」
その「刃物のようなもの」は地面やモンスターに当たると爆発する。
ヴァイスはそれを知っていた。
だが、そんなことを考えている間に、空から次々と飛来する爆発する刃。
「おいおい・・なんだってんだよ!」
回避するので手一杯のデュエル、そして、モンスターの方はさらに悲惨だ。
波状攻撃を受け、体の色が変質している。
「・・・なるほど・・・」
ヴァイスが呟く。モンスターを倒す方法は、連続攻撃で軟体装甲を劣化させることだった。
「日下部、止めと行くか?」
デュエルがカードデッキに手を据える・・だが、ヴァイスは首を横に振った。
「いや・・・」
次の瞬間モンスターの体に影が覆いかぶさり、そして、モンスターは爆散する。
「・・・・あれは・・・」
そして、爆円と炎の中に立つ1人のライダー・・・背中に翼を付けたイェーガだ。
「リベンジに来たぜ・・・ヴァイス!!」
ヴァイスに向け、人差し指を突きつけるイェーガ。
「日下部・・・奴は?」
小声で聞いてくるデュエル。
「俺が止る・・・手を出さないでくれ・・・・!」
ヴァイスは長槍、ヴァイスジャベリンを構える。
イェーガは、飛行すると同時に、鋭い羽のミサイル、ヤクトバスターを放つ翼と、
右手に付いた鳥の頭を模した武器のヤクトクラッシャーを装備している。
「行くぜぇ!!」
イェーガが叫ぶと共に、上昇する。そして、翼から十数枚のヤクトバスターを放つ。
392カマタサイド4話:03/12/28 17:42 ID:Z8niH92H
「無駄だ!」
だがヴァイスも、飛来するヤクトバスターをヴァイスジャベリンの重心を持った上で回転させることで、
その全てを弾き飛ばしている。
「まだまだぁ!!」
イェーガは旋回飛行を繰り返しながら、ヤクトバスターを打ち続けている。
四方六方八方からのミサイルがヴァイスを襲う。
「くっ・・・だが!これでは終わらない!・・・・・・ならば!」
ヴァイスはカードを引く。・・・銀枠のカード
『ウェポン』
二十音声が響く。
「何っ?」
疑問を感じながらも、さらにヤクトバスターを放つ・・・だが
『ガードベント』
着弾し、爆発が起きる。だがその場には白い盾を持ったヴァイスが立っている。
「なんだありゃ・・・・鎧?」
鎧・・・そう。ヴァイスの体に、白い鎧が装着されている。
鎧はヴァイスの装甲のカラーを覆い隠し、全身真っ白に見える。
兵装・・・『白撃』の『ウェポン』カード。
『ウェポン』カードとは、ライダーへの追加装甲と、強化。そして新たなカード。
「聞いてねぇ・・・しかも、効いてねぇのかよぉぉ!!」
さらにヤクトバスターを放つ。だが、ヴァイスが左手に持ったシールドはその爆発をものともしない。
「無駄だ・・・そう言った!」
ヴァイスは槍を端に持ち替える。そして、ヤクトバスターの爆煙の中から、その槍を投げつけた。
投げた瞬間は防御が間に合わず、ヤクトバスターを受け、装甲が弾け飛ぶ。
だが。投げたジャベリンは、旋回を続けるイェーガの移動に合わせた位置に飛んでいく。
「ハァッ!?」
突然飛んできた槍に緊急回避を試みるも、間に合わない。
ジャベリンが翼に刺さり、バランスを崩し墜落する。
「畜生!」
すかさず立ち上がるイェーガは、ジャベリンを翼から引き抜くと、それを投げ捨てる。
だが、ジャベリンが突き刺さりダメージを受けたイェーガのモンスターのヤクトホルスは、
イェーガの背中から離れ飛んで行ってしまう。
393カマタサイド4話:03/12/28 17:43 ID:Z8niH92H
「くそっ・・!」
手の甲に装備されたヤクトクラッシャーを左手ではたき、状況を確認する。
相手のヴァイスは丸腰・・・武器をつけている自分の方が有利なはず・・・!
だが、ヴァイスはカードを引くと、イェーガに向けて走り出した。
『アクセルベント』
そして、ヴァイスが消失する。イェーガの視界から。
「なっ!」
視界から消えたヴァイスに驚くのと同時に、背中に衝撃を受けたイェーガ。
「テメぇッ」
と、振り返ろうとするイェーガだが、その背後のヴァイスは容赦しない。
「トアッ!!」
イェーガの膝裏、背、首筋のそれぞれに蹴り、掌底、手刀を見舞う。
「ウッ・・・くっ・・負ける・・・かよ」
前のめりに倒れこむイェーガ・・・だが、倒れながらもカードを1枚引いている。
FINALVENTのカード・・・
「もう・・・止せ!」
しかし、そのカードはバイザーにセットされることは無かった。
片手を地に付き、片膝のイェーガのカードを持った手は、ヴァイスに押さえられている。
「くそっ・・テメェ・・・放しやがれ!!」
「駄目だ・・・!」
「放せ、放せ、放せ、放せってんだろ!!」



394カマタサイド4話:03/12/28 17:47 ID:Z8niH92H
「お見事・・・流石だな」
「いや・・・彼は強い」
イェーガは首筋に手刀を打ち込み、昏倒している。
「空中から、こっちが身動きできなくなるまで攻撃することも・・・」
ヴァイスはイェーガが持っているカードに目を向ける。FINALVENTのカード
「そして、これを使うことも出来たはずだ。けど、彼はそれをしなかった・・・何故だと思う?」
「そういえば・・・わざわざモンスターを自分で倒すよりも、俺達がモンスターを倒して、消耗したところを狙えば・・・」
「ああ、良かった筈だ」
「とすると・・・こいつ、意識したか無意識下か・・・卑怯にならないように戦ってたってことか」
無言で頷くヴァイス・・・すると、イェーガを含め、自分達の体が粒子化していることに気付く。
「そろそろ出ねぇと・・・どうする?」
「つれて帰るしかないだろう・・・しょうがないさ」

そして、COSMOSのカウンター席・・・
「いや、空いてて良かったな」
「で・・・こいつは誰だ?」
店に帰ってきた日下部に声をかける浜村。
「いや・・それは・・・」
「言い訳はいい。なんでこいつ気を失ってるんだ?」
疑いの目を日下部に向ける浜村は、とりあえず一緒に居る長瀬に聞いてみた。
「ああ、ちょっと気を失ったところを連れてきたんだが・・・と、起きるな」
そう言った長瀬の言葉どおりに、瀬川が起きた。
「ココ何処だ?」
辺りを見回す瀬川。
「喫茶店だが・・・なんか注文するか?」
395カマタサイド4話:03/12/28 17:48 ID:Z8niH92H
「水」
「はいはい・・・それは注文じゃねぇ」
そういいながら、律儀に冷やしてある水をグラスに汲み、瀬川の前に置く浜村。
「・・・・・俺、なんで生きてんだ?」
水を飲み、落ち着いた瀬川。不思議でならない。自分は倒された・・・・あの白いライダーに。
「とすると・・・」
辺りを見回す。店内には、女性二人の客が一組と、長瀬、そして店員らしき二人・・・と、自分しかいない。
推測する。あの女性客じゃない・・・とすると、自分をココまで連れてきたのは、目の前の二人か、隣の1人。
「誰が・・・誰がヴァイスだ!・・・お前か!」
とりあえず隣に居る長瀬の襟に掴みかかろうとする瀬川。だが、その手は日下部によって妨げられた。
「放せっ!!」
だが日下部は放さない。変わりに、ポケットからデッキケースを取り出す。
「俺が・・・ヴァイスだ」
         <Next 『浜村大輔という男』>
396何処かで見た生き残り:03/12/28 17:56 ID:Z8niH92H
>「俺はふと思ったんだが、この街にはいったい何人のライダーがいるんだ?」
正直俺も分からん。

ということで『ウェポン』のカードについての説明。
『ウェポン』のカードはカマタサイドのシステムの1つで、数人のライダーが所持する。
追加カード。効果は簡易サバイブと言うのが一番楽な説明。『二字熟語』のウェポンと表記
・実際の効果
1 ライダーに追加装甲が付く。防御力少しUp!
2 アドベントとファイナルベントのAPが上昇。
2条補足 モンスターの中には形状を変化させるモンスターも。
3 新たなカードがデッキに入る。
例えばヴァイスのデッキには本来ガードベントは入っていません。
今回使ったガードベントは『白撃』のウェポンカードの効果でデッキに入ったカードです。
ちなみに、1つのウェポンカードは、どのライダーが使っても追加カードは同じカードです。

伐さんの新モンスターの説明に誘発されて説明を書いたのは仕様です。
397-MASKD RIDER PHANTOM-「第四話」その4:03/12/28 23:32 ID:ZtsBZHvE
PM23:00

仕事を終えて従業員口から次々とバイト、パートが出てくる
「店長、今日はヒマとか言ってたけど意外と忙しかったな」
「そうですよね〜、店長は喜んでましたけどウチ等は災難ですよね〜?」
「たまには楽したいよ、ホントにさぁー。まぁ、いいや。じゃあまた明日なー」
「は〜い」
「ちゃんと来いよー」
入り口前でバイト、パートが帰っていくのを確認し静かに外に出る楓
楓「…。クソったれ共がぁ…マジで殺してやりてぇ…」
そう小声で呟き店の壁を思い切り蹴る
悠希「はいはい。八つ当たりはダメだよー」
楓「!!…旗野…さん」
従業員入り口から出てきた悠希に驚く楓
楓「…まだ帰ってなかったんですか?」
悠希「うん。着替え室狭いから待ってたんだよね」
楓「…。そうですか…、オレ、明日もバイトなんでもう帰ります」
悠希「ちょっと待って楓クン…バイト辞めちゃダメだよ?」
楓「!!」
悠希「確かに皆、あんな事言ってるけどそれに負けちゃダメだからね?」
楓「…」
悠希「楓クン、まだ入って2ヶ月なんだし、まだこれからだよ…皆を見返しなよ」
楓「…失礼します」
そう言うと近くに止めてあった自転車に乗りその場を跡にする
その後姿を悠希は静かに見送った
悠希「…楓クン」

足早に自転車をこぐ楓は何故か嬉しかった
こんな自分に助言してくれる人間がいた事が嬉しかった
楓「…旗野さん(///)」
398-MASKD RIDER PHANTOM-「第四話」その5:03/12/28 23:51 ID:ZtsBZHvE
亜戯斗「あ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ー!!!ヒマだなぁっ!!」
そう言い公園の砂場に作ってあった砂の城を蹴り壊す
そんな超欲求不満な亜戯斗を横目で見る要
亜戯斗「…あんだよ?なんか文句でもあんのかぁー!?あぁっ?」
要「いいえ。もう呆れてますからどうぞご自由に荒れて下さい…ツッコミませんから」
亜戯斗「へんっ!!勝手に呆れやがれっ!!バーカ!!バーカ!!ヽ(`Д´)ノ ウワァァン!!」
と明らかに変な精神状態へ公園から走り去る亜戯斗
それをいつも以上に冷たい視線で見送る要…そして、後ろの微かな気配に気付く
要「何時からいたんですか?神崎さん」前を見たまま後ろの神崎に言う
神崎「…もう直ぐ新しいライダーが誕生する」
要「!!(カードデッキを渡した…という事ね…)」
神崎「オマエとアゼルには直に動いてもらう事となる…準備をしておけ」
亜戯斗「おぉう!!任せとけー、神崎ィ!!ライダーと戦うなら何だってしてやらぁっ!!」
要「…」
神崎「…」
亜戯斗「…な、なな、ななな、なんだよ?」二人の冷たい視線に晒されじりじり後ろに下がる
要「…本当にバカなんですね、アゼルさん」
神崎「( ´,_ゝ`)プッ」アゼルに皮肉な笑みを浮かべながらMWへと神崎が帰っていく
399358改め、名無し木人:03/12/30 23:38 ID:CU9tV6bc
>>358>>359 補足および訂正。
サーチベント:「イクセシヴ・センス(過剰感覚)」 
 >任意の対象の位置や特徴、それ所か急所まで探知できてしまう優れ物
>だが、意識を集中させないと余計なモノまで認識してしまい、神経を蝕
>んでしまうため、多用は禁物。(一度の戦闘に付き30秒が限界)

ファイナルベント:「ジャッジメント・スパイク」6000AP
一見、某シザース様のFVに似ているものの、零樹がKUに飛び乗ると同時に
トスの要領で上空に押し上げる。
その一瞬の後にKUもジャンプし、バレーのスマッシュの要領で零樹を対象に
叩き付ける(!)為、威力、精度、後見た目の痛々しさ<ぉ 共に
シザースのそれを遥かに凌駕する。(その為、失敗時は零樹が地面に
めり込んでしまう形となる(泣))
 補足。
零樹が『生命』のカードによりウエポン化した際は、全身のアーマー部に
イバラの様なトゲが追加されるため、(アドベント、FVともに+1000AP)
高速で相手に突っ込む様は、正にスパイク(トゲ)その物といえる。
400名無し木人:03/12/31 00:17 ID:1a/seipP
外観:黒に近い濃碧のグランメイルに、銀のアーマー。(葉脈状の緑色
ライン有り)
 頭部は額にゴーレムの紋章、面部に葉脈状のライン。(龍騎とタイガを
足して2で割ったような感じ)
 アーマーは基本的な[龍騎、ナイトタイプ]に準拠しているが、肩部に
丸い装甲が付加されている。
 外観コンセプト:(詳しくは第3スレ参照なのだが、)ヴァイスが
ナイト+ホースオルフェノク、デュエルはゾルダの武装を持ったライア、
と例えられているが、さしずめ零樹は、遠近バランスの良い(悪く言えば
器用貧乏な)タイガ、といったところだろう。
401名無し木人:03/12/31 01:07 ID:1a/seipP
変身者:大樹 達哉(19)、フリーター(自称・何でも屋見習い)

 パッと見は普通の若者だが、服装は実用性重視。(主にジャケット、
長T、デニムのカーゴパンツを愛用)
 一見しっかりしていそうな風貌だが、その実根っからの善人、かつ
正義感が強く、困っている人は放っておけない性分。
 しかし災難を引き寄せる相なのか、関わりたくない事件ほど巻き込ま
れてしまうことが多い。

 とはいえ彼自身、自分が本当にやりたい事が見つけられず、途方に
暮れていた所に神崎士郎が出現。「ならば、ライダーとなって戦え。
そして、自らの成すべき事を見つけ出すのだ」、とデッキ(実は
オーディンのデッキ)を差し出す。
 しかし、神崎からライダーバトルの概要を聞いた途端、(まあ、ライダー
同士の殺し合いなのだから無理も無いが…)当然の如く激怒!拒絶を表し
として神崎(が映し出された鏡)を殴り倒した。
 そしてそこには、神崎が差し出した物とは異なる、無地のデッキが
落ちていた…。

 ―という感じで、運よくオーディン(すなわち神崎の傀儡)化を
まぬがれた数少ない存在のようです。
 後にヴァイス軍勢、そしてクルスアンヴァーと出会い、ライダー同士
の戦いを止めるために戦うことを決意する―!
(ただし、外道極まりない相手は半殺しの後、デッキとモンスターを
それぞれ始末<あくまでも不殺)

…結局、ライダー自体はありきたりになってしまいましたが、
その分、モンスターがアクの強い奴(自分とライダーを同等と
見ている、FVもけっこうアドリブが強い、etc…)ゆえ、振り回されて
いる感じだったりします。
402ふにく:03/12/31 10:42 ID:A4rWLK8T
カマタサイドアナザー 第一話

キィィィィィン

浜村「おい、日下部、どうした?」
呼びかけられた日下部がエプロンをはずしながら答える。
日下部「悪い、急用が出来た。少し出かける」
何度と無く聞く彼の言葉に浜村がため息をつく。
浜村「まったく、早く帰ってこいよ・・・」
日下部「すまん」
走りだす日下部の背中を見つつ、浜村が一人つぶやく。
浜村「まったく、あいつ最近どうしたんだか・・・」

頭の中に響く音、それは幾度となく聞いてきたモンスターの接近音。
その音を聞くたびに、どこかで誰かがモンスターに食われていく。

それを止めるため、ライダーに変身するため、彼は人目を避けられる場所にある反射物を探し走る。
その彼の横を一台のバイクが走りぬけていく。
道を走るバイクなど普段なら気にも留めないが、ふと視線を向けた日下部が硬直する。

そこには異形のバイクに乗る異形の者が居た。
どこかバッタを思わせる黒い装甲を身にまとう「それ」は異形のオフロードバイクで
車の間を縫って走っていく。

日下部「何だ!?なんでそんな格好でバイクに!?それになんだそのわけの分からないバイク!?」
周囲の人間の視線が集まる中、異形の者はバイクから飛び降りると、
そのまま近くの店のショーウインドウに向かって飛び蹴りを放つ。

グガァ
403ふにく:03/12/31 10:42 ID:A4rWLK8T
ガラスから飛び出してきたイノシシ型モンスター、ホールドボーダーが出会い頭の飛び蹴りに吹き飛ばされる。
周囲にいた人々は突然のことに呆然としていたが、ホールドボーダーが起き上がり雄たけびを上げた瞬間、
我に返り、我先にと逃げ始める。

逃げる人々に向かって襲い掛かろうとするホールドボーダーに、黒い異形の者が拳を叩き込む。
そして、その頭部に生えた大きな二本の牙を掴んで投げ飛ばす。

日下部「お、お前は一体・・・?」
日下部の言葉が聞こえたのか、黒い異形の者が彼の方を振り向く。
そして、腕を伸ばしポーズを決めて叫ぶ。

???「天が呼ぶ、地が呼ぶ、人が呼ぶ。悪を倒せと俺を呼ぶ!オルタナティブGただいま参上!!」
日下部「いや、それじゃ名前以外何も分からないのと一緒なんだが・・・?」
オルタG「細かいことを気にするのはオルタナティブのすることではない!」

日下部が目を白黒させている間に、ホールドボーダーがオルタGに向かって突進する。
日下部「危ない!!」
彼の言葉に咄嗟に腕を交差させ、オルタGがモンスターの体当たりを受け止める。
だが、ホールドボーダーはそのまま二本の牙でオルタGの体を挟み込むとそのまま壁に向かって突っ込む。
404ふにく:03/12/31 10:44 ID:A4rWLK8T
ドゴォォン

ビルの壁に大穴を空けてなお、ホールドボーダーはオルタGを抱えたままあちこちに体当たりしながら走る。
日下部「このままではマズイ」
ライダーに変身しようとデッキを取り出そうとした瞬間、ホールドボーダーに捕らえられているオルタGが、
デッキからカードをひき、バイザーに読み込ませる。

「アドベント」

無機質な女性の声が辺りに響くと同時に、オルタGの乗っていた異形のバイクが人型に変形し始める。
黒い体、大きなナタ状の腕、そしてホッケーのマスクを思わせる不気味な顔。
変形を終えた、コロギス型モンスター、デッドローグがそのナタのような腕でホールドボーダーに殴りかかる。
デッドローグの圧倒的なパワーに吹き飛ばされ、ホールドボーダーの牙が半ばからへし折れる。

戒めから解き放たれたオルタGが新たにカードを引く。
「ソードベント」
オルタGの右手に青い炎が吹き上がり、その中から大ナタ「スラッシュマチェット」が現れる。

オルタG「ハァァァァァァァァ」
スラッシュマチェットを構え、オルタGが意識を集中する。
それと同時に大ナタの刀身が青い炎に包まれる。
405ふにく:03/12/31 10:46 ID:A4rWLK8T
オルタG「スラシュュュュュュ!!エェェェェェェェンドォォォォォォォォ!!」

オルタGが大ナタを一閃すると刀身に宿っていた炎が地を這うように放たれ、ホールドボーダーに直撃する。

青い炎に包まれ、悲鳴をあげるホールドボーダーに向かってオルタGが突っ込む。
そして、渾身の力を込めて、その体を大ナタで十文字に切り裂く。

爆炎をあげて消滅するモンスターを背に、オルタGが日下部に向かってヒュッという音と共にポーズを決める。
その背後では、彼の契約モンスター、デッドローグがモンスターのエネルギーを吸収し、
そのまま近くのガラスの中へと消えていく。

「お前はライダーなのか?」そう尋ねようとした日下部の目の前でオルタGはジャンプしてビルの谷間に消えていく。
結局、この日、日下部は数え切れないほどの疑問を抱えたまま眠りに付いた。

翌日、「謎の怪人、街中で乱闘」と一面に書かれた新聞を前に、蒲田市各所で頭を悩ますライダーたちがいた。

ライダー一同「何なんだ、こいつは・・・」
406ふにく:03/12/31 10:54 ID:A4rWLK8T
遅くなりましたが一話です。
基本的に他の方と絡まないとキャラが立たないので、関係者の皆様お願いします。
>>スタリアンさん >>何処かで見た生き残りさん
キャラお借りしました。
407名無しより愛をこめて:04/01/01 11:12 ID:7s2Z7f35
最近、ライダーのイラスト全然ないね。
ヴァイスとデュエル、ラフ画でいいから誰か、書いてくれないかな。
408-MASKD RIDER PHANTOM-「第四話」その6:04/01/04 16:27 ID:VeTf30LA
華凛「戒人のバカーッ!!」
華凛の平手打ちが戒人の右頬にグリーンヒットする
華凛「もう知らないっっヽ(`Д´)ノ!!!」
そう言い戒人の部屋から走って出て行く華凛
戒人「・・・痛い」
頬をさすりながらソファーに腰を落す
【些細な事】で言い合いになってしまい華凛を怒らせてしまった
戒人は自分の性格に問題があるのではないだろうか?と考えボーッとした
何気なく下を向くと、一枚の広告が落ちていた・・・その広告には・・・

「腐りきった現代社会。こんな世の中を生きていく上で色んな悩みを持つアナタ。名精神科医の皇華 暦(オウカ コヨミ)先生に相談してはどうでしょうか?」
「TEL03-○×○◎-××○○にお電話を!!」と書かれていた

戒人「・・・電話・・・して…みる…か・・・。」
早速、受話器を取り電話をかける戒人
電話の声「もしもし皇華クリニックですが・・・」
戒人「・・・もしもし・・・・・・」
電話の声「・・・・・・あの〜・・・もしもし?」
戒人「・・・診察してほしいんです・・・けど・・・明日とか・・・大丈夫ですか・・・ね?」
電話の声「あぁ、はい。大丈夫ですよー♪ではお名前の方、伺ってもよろしいですかー?」
戒人「・・・真田・・・真田 戒人・・・」
電話の声「・・・はい。真田さんですねー。では明日の15時に保険証を持ってお越し下さい。それではー」

・・・ガチャッ
戒人「散歩してくる・・・か・・・」
409名無しより愛をこめて:04/01/05 21:51 ID:/e57/wXf
最近、小説ばかりになってしまって、面白みが無い。
ここは1つ、ここで考え出された歴代のライダー達で、最強を決めてみてはどうか?
トーナメント方式で。
410名無しより愛をこめて:04/01/06 01:04 ID:Lx47JSDs
>409
設定に忠実なら厨(以下略の考えたライダーが上位を占めるだけで終わりだろ。

単にここで挙げられたライダーの共演が見たいってことなら
今でもたまに出ているSSで充分だし、大して面白い企画とも思えん。
それよりライダー案でも出してくれんか?
411山羊作者:04/01/06 11:46 ID:xTYEq8rn
久しぶりに投下。悪役・・・というより操り人形みたいなライダーです。

仮面ライダー馬穿(ばせん)
変身者:朱石 誠(あけいし まこと)
性別:男
身長:183p
体重:73s
最高視力/聴力:18km/19km
最高走力/ジャンプ力:100mを7秒/15m
パンチ力/キック力:ともに500AP
契約モンスター:マイスブリンガー(馬型モンスター:5000AP)
馬召機ブリングバイザー(騎士が装備するような突撃用槍。雰囲気としてはナイトのソードベント。柄部分からカードを挿入)

アーマーベント(3000GP)
全身を覆う追加装甲とマントを装着する。機動力は著しく低下するが攻撃力も増強される。
基本的にアドベントしてマイスブリンガーに騎乗してからの使用。

シュートベント(2000AP)
ブリングバイザーより雷状の光線を発射する。

ガードベント(2000GP)
マイスブリンガーの頭部を模した盾。左腕に装着される。内部に剣(マイスブレード:1000AP)が装備されている。

ブラストベント
辺り一面を強風が襲う。この強風は拘束や能力低下、視覚操作系のカードの能力を消し去り再使用も妨害する。効果は三分間持続。

トランプルベント
全身を蒼い炎が包み込み、三十秒間だけ防御系カードの効力を完全に無視する事が可能になる。(シールドベント等を貫通する、など)
412山羊作者:04/01/06 11:47 ID:xTYEq8rn
続きです。

ロイヤリティベント
1人のライダーを対象として指定し、そのライダーに完全な忠誠を誓う。
忠誠を誓った際に使用者の意識は途絶え、完全にカードの効果のみに従うようになる。
効果が持続するのは馬穿の粒子化が始まるまで。
具体的な効果は(1)忠誠を誓ったライダーには一切危害を与える事が出来ない。
(2)忠誠を誓ったライダーを死守する。(3)痛覚が麻痺し意識もない為、ためらいや痛みによる影響がない。
(4)忠誠を誓ったライダーの命令は絶対。(5)能力が飛躍的に向上する。

変身者:朱石誠 22歳 タクシードライバー
人の頼みを断る事が出来ない男。
そんな彼の悩みは「人の上に立てない事」。そして「巨大なモノに仕えていないと実力が発揮出来ない事」。
誰かの頼み事を聞き大きな組織に属さないと不安になる彼を見つけて、神崎は彼にデッキを渡す。
「その自分を変えたいのなら、戦え」
神崎の誘惑に負けてデッキを取る朱石。だが神崎は彼の性分を見透かし「ロイヤリティベント」を仕込んでおく。
案の定、モンスターにすら手間取る彼はロイヤリティベントを使い、神崎に忠誠を誓い徐々に精神を蝕まれていく・・・・。
413-MASKD RIDER PHANTOM-「第四話」その7:04/01/06 12:03 ID:3FMlvglP
楓「・・・今日もバイトか・・・やってらんねぇ・・・」夕空を見上げ鬱になる
楓「サボろうかな?・・・でも行かないと行かないでウゼェしなぁ・・・」
そう愚痴りつつも自転車で店の方へ向かう
楓「悠希さん(///)・・・なんだ?この音?昨日も・・・まさか」
キィィィ・・ィィ・・・ィィ・・・・ィィィ・・ン
反射的に鏡の中を見るとイノシシのような異形の怪物がこちらを見ていた
楓「な・・・何なんだよ・・・一体」
異形の怪物は明らかに楓に殺気を向けていた
楓が急いでその場から立ち去ろうとした時
「戦え」
鏡の中からコートを着た男、神崎士郎が現れる
楓「!!何だ?アンタは・・・」
楓は突然現れた神崎に警戒心を向ける
楓「・・・戦えって言ったって・・・オレにはあんなのと戦う力はねェんだよぉヽ(`Д´)ノ」
神崎「バッグの中のデッキを使え、そして変身しろ」
楓「・・・バックの中の?・・・これか?」
バックの中に入っていた正方形の物体を神崎に見せる
神崎「それを使い、仮面ライダーに変身しろ。」
楓「・・・か、仮面、ライダー?」
神崎「そうだ、オマエはライダーとなって戦う運命にある」
楓「・・・オ、オレが?」
神崎「オマエの他に仮面ライダーは12人いる、最後の一人になればお前の願いを叶えてやろう」
楓「!!オレの・・・願い・・・わかった!!やってやるよ!!」
そう言い鏡の前に立ちカードデッキを前に出す
楓「変身!!」
楓の姿が一瞬で灰色の甲冑を纏った仮面ライダー、仮面ライダーメアに変わる
楓「これが・・・オレ?フフッ、ハハハハハッ!!」
楓は自分の姿を鏡で見ると笑いながらMW内へ入って行った
そのメアの姿を見て嘲笑し、姿を消す神崎・・・
414409:04/01/08 19:59 ID:UXHF2ITs
>>410
厨設定の考えたライダーが何で上位に食い込むのか分からんし、
そもそも彼のは設定が忠実か?
まあ、今のままでいいと言う人間が、一人でもいるのだから、
企画としては期待できんか。スマンカッタ
415名無しより愛をこめて:04/01/08 21:34 ID:9ixaEhGg
>>414
勝敗を各々の決めた設定に従って決めると、
スペックが馬鹿みたいに高かったり妙な効果持ってたりする
厨設定作ライダーが勝つという意味かと。
416山羊作者:04/01/10 01:36 ID:bdb9MAjF
あ・・・馬穿のファイナルベント書き忘れてた。

ファイナルベント:デス・ブリング(6000AP)
アドベントし、敵に向かって特攻。そして直前で急加速し相手を突き刺す。

アホだ・・・俺。
417名無しより愛をこめて:04/01/10 18:19 ID:HaJFli9Q
PHANTOMのブツブツな展開のしかたが気になるのですが
418何処かの生き残り:04/01/12 14:41 ID:acsOe75k
すいません・・・一月中は忙しすぎて無理そうでつ・・・
堕ちそうになってたので、保守しておきます。
419名無しより愛をこめて:04/01/12 17:26 ID:g69l+OHw
>>417
きっとそういう進め方なんだよ、
多分。
420ファントム作者:04/01/13 00:53 ID:KGw7ZsbU
>>417
一応、緊迫感のある場面を表現するために・・・←このブツブツを使ってます
419さんのいう通りそういう進め方という解釈でいいんでーーー
明日中にメア誕生編完結させれたらいいな〜と思ってますんでヨロシクお願いします
421ファントム作者:04/01/13 13:56 ID:gx2i+Ma4
ライダー投下ついでにageときます。

仮面ライダーゾード
変身者:斬崎 恭介(キリサキ=キョウスケ)♂ 20歳
身長:185p 体重:90s
最高視力:約10q 最高聴力:約10q
最大走力:100mを5秒
ジャンプ力:ひと飛び20m
パンチ力:350AP キック力:400AP
召喚機:破斬召ゾードバイザー(剣型)
契約モンスター:マッドリゲーター(ワニ型/5000AP)
ソードベント:マッドリゲーターの鋭い尾を模した双剣。二つに分離させ二刀流にする事も可能(テイルザンバー/2500AP)
フレアベント:マッドリゲーターの顔を模した火炎放射機。火の玉として撃ち出す事も可能(フレアーファング/2500AP)
ガードベント:マッドリゲーターの背の鱗を模した巨大な盾。(リゲーターガード/2500AP)
ファイナルベント:背後からマッドリゲーターが火炎を吹き、炎の勢いと威力を纏いテイルザンバーで敵を突く(メギドランサー/6000AP)
422:-MASKD RIDER PHANTOM-「第四話」その8:04/01/13 15:27 ID:gx2i+Ma4
MWに入ったメアの前にイノシシ型モンスター=ホールドボーダーが現れる
モンスターを見ても全く動じない様子のメア
メア「今の力を得たオレはきっと無敵なんだ…誰が来ようがブッ倒してやる…」
そう呟きホールドボーダーの方に突撃し、殴りかかる
メア「うぉぉぉ――――!!ぐあっ!!」
…が、ホールドボーダーの突進を喰らって吹っ飛び壁に叩きつけられる
慌てて身を起こしホールドボーダーから距離を置くメア
メア「痛ててて…なんでだよっ!!今のオレは凄い力を持ってんじゃねぇのかよっ!!」
そしてホールドボーダーがメアに襲い掛かる
猛ダッシュでホールドボーダーから逃げるメア
メア「(畜生!!どいつもこいつもオレをバカにしやがって!!オレがこんな目に遭ってるのもあのコート男のせいだ!!)」
キィィィィィィィィ―――ン
そう思いながら必死に逃げていると再びあの共鳴音が聞こえてきた、そして神崎士郎の声が響く
神崎「何を逃げている?戦え」
メア「っざけんなっ!!何が仮面ライダーだ!!全然弱ぇじゃねぇか!!」
神崎「カードデッキからカードを引く」
メア「…カードデッキ?―!これか!?」
必死に逃げつつもカードデッキからカードを引く
神崎「そのカードを右手の召喚機にベントインしろ」
メア「こ、こうか?」
【アドベント】
機械の合成音の声が響いた直後、メアの前に巨大な大剣が落ちてきた
その剣を見てホールドボーダーが距離を置く
神崎「ちなみにMWに存在できる時間は9分55秒…その時間を過ぎるとオマエは消滅する」
メア「!!」
神崎「モンスターを倒し、急いで自分の入ってきた鏡から現実世界に戻る事だ…」
メア「なるほどな…そういう事かよ…」
目の前に落ちてきた大剣、契約モンスター=エッジデリーターの柄を強く握りホールドボーダーを睨む
423:-MASKD RIDER PHANTOM-「第四話」その9:04/01/13 15:46 ID:gx2i+Ma4
メア「うおぉぉぉ――!!」
エッジデリーターでホールドボーダーをすさまじい勢いで斬りつけていくメア
メア「(スゲぇ…こんなデケー剣、普段のオレには持てない…それがこんなに軽く扱えるなんて)」
そう想いつつ何度も斬りつけフラフラしているホールドボーダーを横目で確認する
メア「さて、そろそろ消えてもらおうかぁ…」
そう言い再びカードデッキからカードを引き右手の召喚機=ブラスバイザーにベントインする
【ファイナルベント】
機械の合成音が響いた直後、その場に雑音と言える嫌な金属音が響いた
メアの契約モンスター、エッジデリーターの鳴き声である
その雑音とも言える鳴き声でホールドボーダーは完全に動きを麻痺させられその場に立ち尽くす
メア「うぉぉぉぉ―――っ!!!」
そして、エッジデリーターを地面に火花が出る程の勢いで引きずりながら走りこみ
全ての力を込めて渾身の一撃を喰らわせる、爆発し跡形も無くなるホールドボーダー
エッジデリーターがホールドボーダーの光球を空中に上がる前に吸収する
メア「スゲー…スゲー!スゲー!!スゲェ!!!この力さえあれば誰でも倒せる、誰だろうと…アハッ、アハハハハ――!!」
初めてモンスターを倒した事で、常人を超えた力を得た事で狂った様に笑うメア…


ヴィント「楓…クン?」
メア「!!」
この鏡面世界で聞く事のない声を聞き思わず笑いが止まるメア
慌てて後ろを向くと一人のライダーが立っていた
ヴィント「その声、楓クン…なの?」
メア「悠希サン…」
二人のライダーは互いの聞いた、知っている声を信じられずただ呆然としていた…

メアのFVが出てEND
424ファントム作者:04/01/13 15:57 ID:gx2i+Ma4
無事に?4話書き終わりました…
書き終えた感想として戒人が主人公らしくない話でイマイチでした
>376さん
モンスター使わせていただきました
もうちょいモンスターの特徴を書ければ良かったんですが…
人のキャラを自分のストーリーに出すのは難しいですねー

次回は盲目ライダー、サイレンス登場です。お楽しみに?
425何処かの生き残り:04/01/14 01:21 ID:23D41qrg
一応この後のサブタイトルの予定を書いておこう・・・
5話 「浜村大輔という男」
6話 「素人の戦い」
7話 「ニードル・ストライカー」
8話 「道化の殺人鬼」
9話 「一時の別れ」
10話「人の道」
多分5話は1月中に、2月以降は毎週更新できるとおもいまつ。
426バツメイカー ◆Pgs.cZ6mDs :04/01/14 12:54 ID:zO2KGfqy
病気こじらせて寝込んでました・・・。
再開はもうしばらくかかりそうです。すみません。
427名無しより愛をこめて:04/01/14 13:25 ID:3bWeMBV9
龍騎は実はキックじゃなくて色々なものが 想いが ぶつかりあってるんだよ
428名無しより愛をこめて:04/01/14 13:33 ID:QQ4siM6T
>>427
??頭おかしいのかお前?
429名無しより愛をこめて:04/01/14 21:43 ID:fdysEPp+
>>427を見た後で、>>428を見たら
不覚にも、少しだけワラタ
430名無し木人:04/01/14 23:20 ID:pkRrdADA
>>428さん  
いや、考え様によっては、当たり前過ぎる事の様な…。
(―あ、もしかしたら『手前、今さら何抜かしてやがるんだゴルァ』、
って意味でおっしゃったのかもしれません)
―まあとにかく、気を落とさないで下さいね。>>427さん

所で、ファントム作者さんに質問です。

最近すっかり忘れ去られてそうな事なのですが、
『PHANTOM』って元々は、カマタサイドから派生した
物語(と言うかファントム視点のカマタサイド)
だったじゃないですか。

最近はすっかり(一見して)独自の世界を
展開していらっしゃるみたいですが、(勿論、毎回楽しみにしています)
果たして、カマタサイド本編(と言う言い方もヘンとは思いますけど)
とはきちんとリンクし得るのでしょうか。
できる限りお答え頂けますか?
431ファントム作者:04/01/15 00:25 ID:qNIse9VS
一応、繋がり方はちゃんと考えてます
現設定的には最終回で戒人が恋人である華凛、仲間である悠希達他のライダー全員を失い
自分の住んでいた街を離れ自分の消えるべき場所を探すウチにカマタサイド本編の街に辿りつき、そして…
みたいな感じ繋がる予定です。つー事で『PHANTOM』最終回はかなり鬱なラストになると思います
繋がらないHAPPYEND的最終回も書くかもしれませんが・・・
ちなみに今思うと1話で「服を蒲田に見に行きたい」みたいな台詞を伏線的に華凛に言わせたんですけど
でも、ファントム勢全員(ちゃんと13人出ます)で蒲田に押しかけるのもどうかと思いあえてこういう繋がり方にしました
430さんこんな感じで納得していただけますか?
432名無しより愛をこめて:04/01/18 01:20 ID:HDyrjul+
仮面ライダー隷蛾(レイガ)
http://tokkou-b.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/source/up0597.jpg

身長:185.0cm
体重:70.0kg
最高視力:約25km
最高聴力:約15km
最大走力:100mを10秒
ジャンプ力:ひと飛び40m
パンチ力:100AP
キック力:100AP
召喚機:蛾召剣モスバイザー 蛾を模した短剣。毒針付き。

契約モンスター:蛾型モンスター「モスケーニヒ(2000AP)」
          毒燐粉をまきちらす巨大な蛾。弱いうえに怠け者だが人なつっこくて憎めない。

コンファインベント:カード打消  2枚所持。
シャッフルベント :デッキシャッフル
            対象のライダーが次にドローするカードは、
            その残りカードの中からランダムで決定される。2枚所持。
ダストベント    :カード破壊 対象のライダーが所持する未使用カードをランダムで1枚破壊する。2枚所持。
ブラインドベント  :視覚剥奪(1000AP) 対象の視力を奪い去る。
アドベント     :モスケーニッヒ(2000AP) 毒燐粉をまきちらす。
ファイナルベント :パウダーラッシュ(3000AP) 大量の毒燐粉で相手の動きを封じてモスバイザーで滅多刺しにする。
433名無しより愛をこめて:04/01/18 01:22 ID:HDyrjul+
豊富で強力な妨害系カードと虚弱体質が特徴のライダー。
妨害カードで相手を弱体化させ、何もさせることなく倒す。
モスケーニヒをマントに変えれば浮遊できる。
でもナイトみたいには飛べないし、飛ぶより走ったほうが速い。
打撃力、耐久力は絶望的。攻め切れなかったら死ぬしかない。
真価を引き出さないと話にならないタイプ。潜在能力は高い。

変身者は既に他界。
開幕と同時にシャッフルベントで相手に引かせたファイナルベントを回避しそこね、爆死した。
破壊を免れたデッキとモスケーニヒが次の隷蛾を待っている。

--------------

オリライダー作るの楽しいねこれ
434名無しより愛をこめて:04/01/18 01:45 ID:5sH8OGUO
>>432
クソカス
435名無しより愛をこめて:04/01/18 01:46 ID:1OzS5kZg
これはいい大須賀さんの自演ですね
436名無しより愛をこめて:04/01/18 01:46 ID:M/AKaRqp
>>432
素晴らしいですね
437名無しより愛をこめて:04/01/18 01:47 ID:GBIuco9A
>>432
ハハハ、アホか
438 ◆lufiuot75Q :04/01/18 01:47 ID:HDyrjul+
こっちにもちこむな
439名無しより愛をこめて:04/01/18 01:50 ID:PkCMy1+P
>>432
こやつめハハハ
440名無しより愛をこめて:04/01/18 12:46 ID:tQZFe1/K
仮面ライダー地龍
変身者:岡本圭二
身長:190.0cm
体重:85.0kg
最高視力:約13km
最高聴力:約16km
最大走力:100mを6秒
ジャンプ力:ひと飛び25m
パンチ力:100AP
キック力:200AP
召喚機:虫召甲「シアーバイザー」小手型
契約モンスター:ヤゴ型モンスター「シアゴースト(2000AP)」

ストライクベント   :シアーアームズ 1000AP モンスターの両腕を模したメリケン
ガードベント   :ウィークウォール1000GP モンスターの胸を模した盾
スイングベント   :シアーワイヤ1000AP モンスターの頭部を模した武器 口部分から鞭状の糸を出せる
おもに鞭として使う
シュートベント   :シアーショット1000AP ベントインするとスイングベントが変形し、取り出せるようになる
モンスターの口部分を模した銃 種子を飛ばす(劇場版で見られたシアゴーストの能力)
フリーズベント(束縛)   :1000AP モンスターが出現し 四方からいとを吐く
ファイナルベント:ギブアショット(3000AP)
フリーズベントと同じ動きから繋げる
さらにモンスターを出現させシアーショットとモンスターの一斉射撃

岡本圭二 22歳 男
暗い性格と挙動不審から、他人から小馬鹿にされてきた
いじめというほどでもなかったが、同窓会の機会を利用し学生時代の仲間を毒殺した
これから自殺しようかと考えていたところを神崎士郎に出会いライダーになる


初めての投稿です
恥ずかしさで死にそう・・・
441名無し木人:04/01/18 13:49 ID:gPNL/AXl
>>440さん
大丈夫ですよ。
初めは誰だって恥ずかしかったりする物です。
ボクだって始めは「ここにカキコんで大丈夫なのかな…。」
って若干オドオドしてた位ですから(w

>仮面ライダー地龍
少なくとも、契約モンスター(シアちー)は後2回程
パワーアップが約束されていますので、その度に
改名しざるを得ないのが難点でしょうね(微笑)
―つーか、サバイブになったら、第4形態か!?(驚)
>>434-439様方

何もそんなに罵倒されなくても…。

大体、イラスト付きで送ってこられる方自体が
貴重なのですから、それは素直に歓迎するべき事
とは思いますが…。
―と言うか、大須賀さんとは一体どの様な
お方なのですか?



442名無し木人:04/01/18 14:16 ID:gPNL/AXl
>>431=ファントム作者さん(亀レス、マジでスマンカッタ…)

>現設定的には最終回で戒人が恋人である華凛、仲間である悠希達
>他のライダー全員を失い自分の住んでいた街を離れ
>自分の消えるべき場所を探すウチにカマタサイド本編の街に辿りつき、
>そして…
>みたいな感じ繋がる予定です。
>つー事で『PHANTOM』最終回はかなり鬱なラストになると思います

うわ…、そいつは鬱だ…。
そう言えばファントム、初期設定で
『死に場所を探す為に戦う』
みたいな事が書かれていた気がします…。(TДT)

>でも、ファントム勢全員(ちゃんと13人出ます)で蒲田に押しかけるのも
>どうかと思いあえてこういう繋がり方にしました

個人的には、今登場しているライダー(と言うかファントム、ヴィント
の二人)が蒲田に戦いのフィールドを移す
見たいな感じで予想してましたので、その点では
腑に落ちない気はします…。

>430さんこんな感じで納得していただけますか?
納得はできましたが、極めて胸クソ悪いっス…。(TДT)
せめて華凛さん位は生き残ってもらい、
「大切な女性(ひと)を護るために戦う」って言う
感じには好転してほしいでつ…。

―勝手な事ばかりで失礼いたしました…。
443ファントム作者:04/01/18 14:48 ID:YBwgAmu5
オルタナティブ二体投下しますー

オルタナティブ・アポロン
変身者:朝倉 亮児(アサクラ リョウジ)♂
身長:190cm 体重:95kg
最高視力:約15km 最高聴力:約15km
最大走力:100mを6秒 ジャンプ力:ひと飛び25m
パンチ力:250AP キック力:300AP
召喚機:陽炎甲アポロバイザー(盾型)
契約モンスター:クリムゾンヒート(精霊型/3000AP)
ソードベント:刀身が燃えている円月剣。敵を焼き斬る(フレアチャクラム/2000AP)
シュートベント:アポロバイザーから炎の弾丸を撃ち出す。(フレアバレッド/1500AP)
ガードベント:炎の壁を前に召喚し攻撃を遮る。(サンシールド/2000GP)
ファイナルベント:空中でクリムゾンヒートを足に纏い炎を纏った急降下キック(フレアスマッシュ/4000AP)
444ファントム作者:04/01/18 14:50 ID:YBwgAmu5
オルタナティブ・ヘリオス
変身者:篠塚 明海(シノヅカ アケミ)♀
身長:170cm 体重:70kg
最高視力:約15km 最高聴力:約15km
最大走力:100mを6秒 ジャンプ力:ひと飛び30m
パンチ力:200AP キック力:250AP
召喚機:陰炎甲ヘリオスバイザー(盾型)
契約モンスター:サンペルシア(シャム猫型/3000AP)
ソードベント:細身の剣。刀身が青い炎を纏っている(サンレイピア/2000AP)
シュートベント:ヘリオスバイザーから青い炎の矢を撃ち出す。フレイムアロー/1500AP)
クイックベント:脚に青炎を纏い、速度と攻撃力がUPさせる
ファイナルベント:サンペルシアが炎の光球に変化。それを蹴り飛ばし相手に喰らわせる。(ブルーシュート/4000AP)
445ファントム作者:04/01/18 15:06 ID:YBwgAmu5
>421のキャラ設定
仮面ライダーゾード=斬崎 恭介(キリサキ=キョウスケ)♂ 22歳
ライダーの戦いで死んだ友人の為
戦いを止めようと朝倉、篠塚と活動している
ある時、コアミラーの存在を知り、戒人の住む街へと流れ着く
正義感の強い主人公タイプな性格

オルタナティブ・アポロン=朝倉 亮児(アサクラ=リョウジ)♂ 19歳
兄が神埼と同じ研究室に通っていて、ある日兄が死んだ事を偶然耳にする
何故、兄が死んだのかを探っていく内に恭介に会い、ライダーの戦いの事を知り
兄の部屋にあったオルタナティブのデッキを見つけ明海と協力する事となる

オルタナティブ・ヘリオス=篠塚 明海(シノヅカ=アケミ)♀ 20歳
亮児とは幼なじみで、亮司の兄と付き合っていた
ある日、恭介に会い亮司の兄が死んだ理由を聞き恭介に協力する事となる
446ファントム作者:04/01/18 15:19 ID:YBwgAmu5
>442さん

一応、僕が431で言った展開で今のトコロ進めていくつもりです
書いてるウチに「やっぱ展開変えよう」みたいな事を思って
展開が変わり最終回も(カマタサイドの繋げ方も)変えるかもしれないので
今、考えてる終わり方じゃなくなるかもしんないです
>―勝手な事ばかりで失礼いたしました…。
意見?感想?を言ってくれるのは有り非常に難いですし
「ちゃんと読んでくれてるんだなぁー」と思うので安心します(゜д゜)
まぁ、これからも暖かい目で見てあげて下さいm(__)m
447ファントム作者:04/01/18 15:21 ID:YBwgAmu5
間違えた…((;゜Д゜)バイト逝ってきますΣ(゜д゜|||)
448400:04/01/18 23:25 ID:58ofvm+z
>>441
それなんです
パワーアップで飛龍にしようとしてるんですw

厨設定爆発だ…
死にたくなってきた
449名無し木人:04/01/19 01:53 ID:vbWgUNRM
>>448さん
まあ、それ位でしたら大丈夫だとおもいますよ。
(客観的な意見もお聞きしたいのですが>>ALL)

世の中にはもっと『凄い』(明らかにバランスが破綻している)
ライダーも結構いらっしゃいますし、カマタサイドにしろ
『伐』にしろ、それ位でしたら許容範囲だとは思います。
(ただし、急なパワーUPは流石に反則っぽいので、少しずつ段階的にね♪)

>パワーUP後は地龍→飛龍
―と言うことは、さしずめ…

・召還機『飛召甲レイドバイザー(注.)』(後に『ハイドバイザー』)
・FVはハイドベノン系(ハイドラグーンに乗って突撃)、かも
(APは5000位はあっても良いかと思われ)
・恐らく飛行能力は持っていると思われる(飛龍の背中に装着?)
(注.召還機の名称は、『レイド』ラグーンから取ったものである。
 (ハイドバイザーも同様)
 流石にドラグーンバイザーでは龍騎とカブってしまうが故)

―ぱっと思いついただけでも、こんな感じでしょうか?
450-MASKD RIDER PHANTOM-「第五話」:04/01/19 01:53 ID:sx6L29b2
MW内で対峙する二人のライダー…ヴィント、メア
互いが互いの正体を知り静寂がその場を支配する

先に長い静寂を破ったのは悠希、ヴィントだった…
ヴィント「…楓クン、キミが何故カードデッキを手にしたか後で聞くとして」
メア「悠希さん…」
ヴィント「今すぐMWから出て、そのデッキを私に渡して…」
メア「…そ、それは」
ヴィント「アナタはこんなバカげた戦いに参加すべきじゃない…だからこのまま私の言う事を――っ!!」
メア「!!」
先程まで静寂が支配していた場に強烈な殺気が放たれている事に気付く二人
そして遠くに異形の人影が存在したのを目で確認する
アゼル「ヒャハハハハ☆獲物が二人かぁぁ…このトコロずっと退屈だったんだ…」
【デスサイズベント】
龍の頭を模したような鎌を片手で持ちゆっくりと二人に近づく
アゼル「しかも…片方は見た事ねぇ野郎だしな…――!!」
紅き狂戦士は獲物をメアに定め猛スピードで走り出す
ヴィント「―――!!」
【シュートベント】
アゼルの足元にヴィントの召喚機から撃たれた幾つモノ光弾が降り注ぎ沢山の砂煙が舞う
アゼル「…時間稼ぎのつもりかぁ?――!!」
砂煙が晴れた後にヴィント、メアの姿はなかった
獲物を逃がした事で拳を強く握り締めるアゼル、そして…
アゼル「――――――っ!!!」
MW内にアゼルの怒りに満ちた咆哮が大きく響いた…

-MASKD RIDER PHANTOM-「第五話:盲目ライダー」
451-MASKD RIDER PHANTOM-「第五話」その2:04/01/19 02:26 ID:sx6L29b2
戒人「…」
バイクで昨日予約した「皇華クリニック」へと向かう
車と車の間を猛スピードで通り抜け目的地へと急ぐ
「カウンセラーに対処法を指摘してもらい華凛との仲を早いトコ修復したい」
そう思うと無意識的ににバイクのアクセルを握り締めスピードを上げて無茶な運転をしてしまっていた
やがて「皇華クリニック」が見えてくる。しかし…そこに無情に鳴り響くのはMWの共鳴音

キ ィ ィ ィィ ィ…ン、キ ィ ィ…ィィ ィ ィ…ン

戒人「(゜Д゜)!!」
バイクを道の端に止めヘルメットを投げ捨て周りを見る
モンスターの気配がする鏡の前に立ち、そして…
戒人「…変 身」
瞬く間に戒人の姿がファントムに変わりMWへ突入する

ファントム「…(2体…か…)」
MW内に突入したファントムを待っていたのは
イカ型のモンスター、バクラーケン、ウィスクラーケンだった
ファントムの存在を確認し、殺気を散らしつつ近づくモンスター2体
ファントム「…」
その殺気を無視しデッキからカードを引く
【スイングベント】
右手に真紅の鞭を持ち静かに構え戦闘態勢に入る

シ ャ ン…シ ャ ン…シ ャ ン…シ ャ ン…

突如聞こえてきた鈴の音にファントム、2体のモンスターが動きを止める
その鈴の音は確実にこちらに近づいてきていた
そして『それ』はゆっくりと3者の視界に入ってきた

1人と2匹の視界に現れた存在、新たに現れた仮面ライダーは静かに3人を見据えていた…
452400:04/01/19 19:18 ID:nfzb97tG
>>名無し木人さん
ありがとうございます
参考にさせていただきます
ちなみに飛龍というのは、とんぼ=ドラゴンフライからつけました
地龍は、その前は何かなーやっぱり土かなーてかんじで決めました
かなり安易です
453ヴァイス&デュエル作者:04/01/21 21:19 ID:1+RVIc5T
パソコン故障より久々の復帰。
久しぶりにライダーを作成しようと思います

ヴァイスサイドか、それに敵対するサイドにするか…
どっちがいいですか?>カマタサイド作者さん

追伸、データが消えちゃったので今までに私が作ったライダー、ヴァイス&デュエル&レッドラム&シュバルツのデータをお持ちの方は書き込んでくれると嬉しいです(^^;
454名無しより愛をこめて:04/01/21 22:31 ID:kPApV74j
>>453

仮面ライダーヴァイス
変身者:日下部恭介・26歳・喫茶店『秋桜〜COSMOS〜』マスター
身長:192.0cm
体重:91.0kg
最高視力:約15km
最高聴力:約15km
最大走力:100mを4.0秒
ジャンプ力:ひと飛び40.0m
パンチ力:200AP
キック力:450AP
召喚機:角召機甲ヴァイスバイザー(ガントレットタイプの召喚機。上部カバーを開き、その中にアドベントカードを装填する)

契約モンスター:ユニコーン型モンスター『白き調停者』ヴァイスホーン(5000AP)身長:2m40cm 体重:185kg

解説:『白き調停者』の異名を持つ、ユニコーン型ミラーモンスター。ミラーワールドでも有数の高位モンスターである。
高い知性と、音速を超えると言われる程の驚異的なスピード、90mという高いジャンプ力を誇り、一撃離脱戦法を得意とする。
また、頭部の角からモンスターの傷を癒す『癒しの波動』を放つ事も出来る。
その能力と高い知性から、モンスターの中でも『調停者』的役割を担っているモンスターである。
455名無しより愛をこめて:04/01/21 22:33 ID:kPApV74j
・アドベント『ヴァイスホーン(6000AP)』
ヴァイスホーンとの契約カード。ヴァイスホーンを呼び出す際などに使用。

・ソードベント『ヴァイスソード(2000AP)』
ヴァイスホーンの角を模した2本一組のショートソード。厚さ40cmの鉄板を切り裂く威力を持つ。
また、『トランスベント』のカードを使用することで、長剣『ヴァイスキャリバー(3000AP)注1』、長槍『ヴァイスジャベリン(3000AP)注2』の2種類に変形する。

注1『ヴァイスキャリバー』
:2本のヴァイスソードの柄頭を合体させ、片方の刃を縮め、もう片方を伸ばした長剣。厚さ70cmの鉄板を切り裂く威力がある。
 また、衝撃波を放つことも可能。

注2『ヴァイスジャベリン』
:2本のヴァイスソードの柄頭を合体させ、更に柄のみを引き延ばした長槍。厚さ1mの鉄板を紙のように貫く威力がある。

・ガードベント『ヴァイスシールド(2000GP)』
ヴァイスホーンの頭部を模した盾。
2つまで同時召喚可能であり、手に持って使うほか、両肩に装着することも可能。

・トランスベント
特定の武器をワンランク上の形態に変形させる事ができる特殊カード。

・アクセルベント『ハイパースピード(1000AP)』
一時的に超高速移動を可能にする特殊カード。

・トリックベント『イリュージョンフラッシュ(1000AP)』
分身を可能にする特殊カード。
他の攻撃カードと併用する事でその威力は数倍に上昇する。

・ヒールベント
使用するとダメージを回復できる特殊カード。
456名無しより愛をこめて:04/01/21 22:35 ID:kPApV74j
・トゥルースベント
その場にいる全てのモンスターの戦闘意欲を抑制させ、戦闘続行不可能にする事が出来る特殊カード。
上手く使えば、敵味方共に無傷で戦いを終わらせる事が出来る。ただし、一定のレベルを超えたモンスターには効き難い。

・ファイナルベント『アブノーマリティーキュア(6000AP)』
ヴァイスホーンの放つ『癒しの波動』をヴァイスソード(またはヴァイスキャリバーorヴァイスジャベリン)に集め、
敵を攻撃(ヴァイスソードなら十文字斬り、ヴァイスキャリバーなら斜め一閃、ヴァイスジャベリンなら連続突き)。
攻撃を受けた敵は、許容量をはるかに超えるエネルギーを注ぎ込まれ、一時的に活性化、直後自己崩壊を起こす。

ヴァイス特徴
:カラーリングはボディースーツが白、アーマーが青+赤。
 外見はナイト+ホースオルフェノクと言った感じ。

戦闘方法
:タイプ的には『近接戦闘型ライダー』。高い身体能力と3形態に変形するソードベント、
更に豊富な特殊カードの力によって、近接戦闘能力の高さはライダーの中でもトップレベル。弱点は遠距離戦能力が低い事。

キャラクター解説
:蒲田に新しく出来た珈琲専門の喫茶店『秋桜〜COSMOS〜』の若きマスター。
明るく呑気な性格で、一見頼りない感もあるが、一度決めたら梃でも動かない意志の強さを持った青年である。

457名無しより愛をこめて:04/01/21 22:38 ID:kPApV74j
仮面ライダーデュエル
変身者:長瀬唯斗・27歳・弁護士
身長:193.0cm
体重:100.0kg
最高視力:約20km
最高聴力:約12km
最大走力:100mを4.7秒
ジャンプ力:ひと飛び35.0m
パンチ力:250AP
キック力:300AP
召喚機:機召銃ダイナバイザー(AS12のような軍用ショットガン型。カードはストック部に装填)

契約モンスター:ミノタウロス型モンスター『鉄巨人』ダイナギガ(5000AP)身長:2m60cm 体重:450kg

解説:
『鉄巨人』の異名を持つ、ミノタウルスとロボットを融合させたようなミラーモンスター。
仮面ライダーゾルダの契約モンスター、マグナギガの亜種。色は紺色、サイズはマグナギガより一回り小さい。
マグナギガ同様、全身が火器の塊だが、威力よりも連射性能や射程、攻撃範囲を重視した武装である。
両足にホバーユニットを、背面部に大型のブースターを装備しており、サイズと比較してその機動力は非常に高い。
反面、防御力は低め…それでも、標準以上の防御力であるが……。
デュエルの必殺技『ファイナル・ジャッジメント』の際は、背中にダイナバイザーをセットする。
その際はマグナギガ同様、自らの体でデュエルを爆風から守る。
458名無しより愛をこめて:04/01/21 22:41 ID:kPApV74j
・アドベント『ダイナギガ(5000AP)』
ダイナギガとの契約カード。ダイナギガを呼び出す際などに使用。

・シュートベント『ダイナランチャー(3000AP)』
ダイナギガの下半身を模した4連装×2基のミサイルランチャー。両肩に背負って使用する。射程距離は20000m。

・シュートベント『ダイナガトリング(2000AP)』
ダイナギガの左腕を模した口径30mm×6砲身式バルカン砲。射程距離3500m、連射速度は秒間300発。

・シュートベント『ダイナライフル(2000AP)』
ダイナギガの右腕を模した大口径アンチマテリアル・ライフル。射程距離15000m、連射速度は秒間12発。

・ストライクベント『ダイナホーン(2000AP)』
ダイナギガの頭部を模した、2本の角がついたアタッチメント。右手に装着して使用する。

・ガードベント『ダイナアーマー(3000GP)』
ダイナギガの胸を模した巨大な盾。

・アクセルベント『メガブースト(1000AP)』
一時的に超高速移動を可能にする特殊カード。

・サーチベント『ハイパースキャン』
一定範囲内(2km四方)を索敵する特殊カード。範囲内であれば、例え特殊カード(クリアーベント等)の働きで姿を隠していても、発見可能。
もう1つの働きとして、敵を目視している状態でこのカードを使うと、その敵をロックオンする事が出来る。ロックオンされたが最後、
攻撃を受けるまで半永久的にロックオンされ続ける。

・ファイナルベント『ファイナル・ジャッジメント(6000AP)』
『ファイナルベント』のカードを装填したダイナバイザーをダイナギガの背中にセットし、ダイナギガの全砲門を開いて集中砲火を浴びせるフィニッシュ技。
ターゲットの周囲も爆風で巻き込んでしまう為、十分な距離を取らないと自分までもが爆風に巻き込まれてしまう。そのためからか、よほどの時にしか使われない。
ゾルダの『エンドオブワールド』と比較して、威力で劣るが攻撃範囲と射程で勝っている。
459名無しより愛をこめて:04/01/21 22:43 ID:kPApV74j
キャラクター解説
:関西を中心に活動していた新進気鋭の若手弁護士。
 弁護士としての能力は北岡秀一にほぼ匹敵し、弁護士業界では『東の北岡、西の長瀬』と言われている。
 だが、性格は全くの正反対。正義感が強く『法律とは弱き人を助ける為の物』と信じて疑わない。
 決して儲けにならないような小さな事件にも積極的に取り組んできた結果、『弁護士の鑑』と多くの人から慕われている。
 …が、金は無い。(一応、人並みの生活は出来る)
 北岡も長瀬を『理想主義の甘ちゃん』と評しているが、
『俺が100なら、あいつは95位かな』と、弁護士としての能力は認めているようだ。
 仕事で東京に来た際、ひょんな事からライダーバトルを目撃。ミラーモンスターの存在とその危険性(人を喰う)を知る。
 そして、その時に出会った謎の男(神崎士郎)から、デッキを受け取る。
 今の所願いは無く、モンスターを倒す事に専念している。
 ライダーバトルに関しては『参加者にはそれぞれ事情がある』と理解しながらも、
『人を殺して良いと言う理由にはならない』と言う想いから、何とかして止めようと考えている。
 『(ライダーを)殺さないし、殺させない』のスタンスを貫いている為、ピンチに陥る時もしばしばである。
 趣味はサバイバルゲーム(相当なガンマニア)と格闘技の観戦。
自信も空手を習っている為、素手でもある程度戦える。少なくとも北岡よりは……。 
460名無しより愛をこめて:04/01/21 22:45 ID:kPApV74j
デュエル特徴
:カラーリングはボディースーツがグレー、アーマーが紺。胸部と両肩以外は軽装。
 外見はナイトをもう少し重装甲にして、鋭角的なデザインにした感じ。
マスクは4本角でちょっぴりストライクガンダムっぽい?

戦闘方法
:タイプ的には『高機動砲撃戦型ライダー』。豊富な銃火器を使用した中〜遠距離戦が得意。
 胸部と両肩以外の装甲を極限まで落とす事で、高い機動性と防御力の両立に成功している。
 だが、どちらもずば抜けて高い…というわけではなく、一歩間違えば器用貧乏にもなりかねない。
 あと、ゾルダほどではないが、接近戦に持ち込まれると弱い。
 
 遠距離から、ランチャー&ライフルで削り、近づいてくる敵はサーチベントで捕捉し、ガトリングで迎撃。
 弱った敵にアクセルベントで接近&撹乱を行いつつ、ダイナバイザーの連射で仕留める。
 これがデュエルの理想的な攻め方である。
461名無しより愛をこめて:04/01/21 22:48 ID:kPApV74j
仮面ライダーレッドラム
変身者:片岡玲司(カタオカレイジ)・26歳・マジシャン
身長・体重:190.0cm/95.7kg
最高視力・聴力:約15km/約15km
最大走力:100mを3.0秒
ジャンプ力:ひと飛び40.0m
パンチ力・キック力:200AP/300AP
召喚機:鋏召機『クロウバイザー』(蠍の鋏を模した召喚機。厚さ20cmの鉄板を切り裂く武器としても使用可能。左腕に装備。)

契約モンスター1:蠍型モンスター『深紅の死神』デスコーピオン(4000AP)身長:2m35cm 体重:190kg
解説:『深紅の死神』の異名を持つ蠍型モンスター。頑丈な甲羅で敵の攻撃から身を守り、巨岩をも砕く両腕のハサミや、尻尾の毒針で敵を攻撃する。
性格は執念深く狡猾。物陰からの奇襲等を得意とする。
姿形から仮面ライダーシザースの契約モンスター『ボルキャンサー』に近い種類のモンスターであると推測できるが、戦闘能力など全ての面でワンランク上である。  
      

462名無しより愛をこめて:04/01/21 22:49 ID:kPApV74j
契約モンスター2:雀蜂型モンスター『血塗られた翼』ブラッディーホーネット(4000AP)
全長:1m 全幅:3m20cm 全高:30cm 体重:60kg 最高飛行時速:875km
解説:『血塗られた翼』の異名を持つ雀蜂型モンスター。飛行スピードに優れており、
体当りや4枚の翅から放つ超音波、尻尾から放つ毒針で攻撃する。
性格は獰猛で好戦的。自分より大きな相手にも正面から向かっていく。


契約モンスター3:蟷螂型モンスター『断頭の双刃』キルマンティス(4000AP)
全長:3m10cm 全幅:1m50cm 全高:2m 体重:170kg 最高飛行時速:200km
解説:『断頭の双刃』の異名を持つ蟷螂型モンスター。
格闘戦を得意とし、ダイヤモンドをも切り裂く威力がある両手の鎌で敵を攻撃する。
また、それほど速くは無いが飛行も可能で、空中からの奇襲なども行える、汎用性が高いモンスターである。

合体モンスター:『狂獣』クリムゾンマーダー(6000AP)
全長:4m 全幅:3m20cm 体重:420kg 最高飛行時速:180km
解説:『ユナイトベント』のカードの力により、
デスコーピオン、ブラッディーホーネット、キルマンティスの3体が合体して1つのモンスターになった姿。
(イメージとしてはデスコーピオンの上半身にブラッディーホーネットの翅、キルマンティスの下半身と両腕をくっつけた感じ)
『狂獣』の異名を持ち、その戦闘能力は仮面ライダー王蛇のジェノサイダーに勝るとも劣らない。
463名無しより愛をこめて:04/01/21 22:51 ID:kPApV74j
・アドベント『デスコーピオン(4000AP)』
デスコーピオンとの契約カード。デスコーピオンを呼び出す際などに使用。

・アドベント『ブラッディーホーネット(4000AP)』
ブラッディーホーネットとの契約カード。ブラッディーホーネットを呼び出す際などに使用。

・アドベント『キルマンティス(4000AP)』
キルマンティスとの契約カード。キルマンティスを呼び出す際などに使用。

・ユナイトベント
デスコーピオン、ブラッディーホーネット、キルマンティスの3体をクリムゾンマーダーに合体させる特殊カード。

・ストライクベント『クロウクラッシャー(2000AP)』
デスコーピオンの腕を模したハサミ。厚さ40cmの鉄板を切り裂くほどの威力を持つ。右腕に装着して使用。

・ガードベント『シェルシールド(3000GP)』
デスコーピオンの背中を模した盾。ダイヤモンドの2倍の硬度を持つ。左腕に装着して使用。

・スウィングベント『ニードルビュート(2000AP)』
デスコーピオンの尻尾を模した鞭。伸縮自在で最長30mまで伸びる。敵の動きを封じる際に使用する他、厚さ25cmの鉄板を貫くアンカーとしても使用可能。

・ポイズンベント『デステリトリー(1000AP)』
自分が指定した目標の半径30mを特殊なフィールドで閉鎖し、その中へ特殊神経ガスを散布する特殊カード。
これだけでライダーやモンスターを倒す事は出来ないが、体力を奪い、動きを鈍らせるには十分な威力を持つ。
464名無しより愛をこめて:04/01/21 22:53 ID:kPApV74j
・シュートベント『ブラッディーニードル(2000AP)』
ブラッディーホーネットの毒針を模したダーツ。カードの使用と共に、両太腿にケースが出現。そこから抜き取って使用する。
手投げ式の為、射程距離はそう長くないが厚さ20cmの鉄板を貫く威力を持ち、更に即効性の毒薬も仕込まれている為、油断は禁物である。
通常、一度に3〜5本を投げつける。

・トリックベント『ブラッディーイリュージョン(1000AP)』
分身を可能にする特殊カード。
他の攻撃カードと併用する事でその威力は数倍に上昇する。

・ナスティベント『ブラッドソニック(1000AP)』
ブラッディーホーネットに超音波を放たせる。敵の拘束や危機を脱出する際などに使用される。

・ソードベント『キリングサイズ(2000AP)』
キルマンティスの腕を模した大鎌。その刃は高速で振動しており、巨岩を容易く切り裂くほどの威力を持つ。
高速回転させる事で、砂嵐を起こす事も出来る。

・ファイナルベント『デスブレイク(5000AP)』
『クロウクラッシャー』を装備したレッドラムを背負った状態で、デスコーピオンが猛スピードで相手目掛けて突進、
十分に加速がついたところで急停止し、その反動を利用してレッドラムを射出。
射出されたレッドラムは、きりもみ回転しながら相手に突っ込んで行くという突進技。

・ファイナルベント『ブラッディーレイン(5000AP)』
ブラッディーホーネットの超音波で敵の動きを封じ、正面と頭上からブラッディーニードルと毒針による同時攻撃を仕掛ける。
文字通り相手を『蜂の巣』にする技である。

・ファイナルベント『キリングスラッシュ(5000AP)』
キリングサイズを高速回転させて起こした砂嵐で敵の動きを封じ、キルマンティスとの同時攻撃で敵を滅多斬りにする。

・ファイナルベント『デスアンドクリムゾン(7000AP)』
『デステリトリー』で弱らせた敵にクリムゾンマーダーを差し向け、ハサミと鎌で敵の両手両足を徹底攻撃。
最後にレッドラムが抵抗できなくなった相手の心臓目掛けて『クロウクラッシャー』を突き立てる凄惨な技。
465名無しより愛をこめて:04/01/21 22:54 ID:kPApV74j
キャラクター解説
:お茶の間で人気の若手マジシャン。
一見、礼儀正しく温厚な好青年に見えるが、その実体は狡猾で冷酷。
自分の快楽の為なら、躊躇い無く他人を利用し、傷つける事が出来る。
ライダーバトルには『幸せになる』為に参加、既に数人のライダーを手にかけている。
以前、ライダーに止めを刺す事を邪魔されたことから、正体こそ知らないものの、仮面ライダーデュエル=長瀬唯斗を恨んでいる。

レッドラム特徴
:カラーリングはボディースーツがクロ、アーマーが深紅。
 外見はシザースの蠍バージョンといったところか?

戦闘方法
:タイプ的には『特殊戦闘型ライダー』。
 スピードに優れ、数値的にはナイトと同等かそれ以上。その分パワー面で劣るが、3体の契約モンスターと豊富なカードでカバーしている。
正面から堂々と戦っても十分に戦えるが、自分が有利に戦えるようにさまざまな策略を組む傾向あり。
ちなみにレッドラムとは『Redrum』と書き、これを反対にすると『Murder=殺人者』となる。
元ネタはスティーブン・キング原作『シャイニング』である。
466名無しより愛をこめて:04/01/21 22:56 ID:kPApV74j
仮面ライダーシュバルツ
変身者:綾瀬雪乃・23歳・占い師
身長:175.0cm
体重:60.0kg
最高視力:約15km
最高聴力:約15km
最大走力:100mを3.7秒
ジャンプ力:ひと飛び45.0m
パンチ力:150AP
キック力:300AP
召喚機:黒召剣シュバルツバイザー(レイピアタイプの召喚機。柄の中にアドベントカードを装填することにより、そのカードの能力を使用できる)

契約モンスター:レイブン型モンスター『空間の覇者』シュバルツフリューゲル(5000AP)
全長/3m40cm 全幅/5m30cm 全高/80cm 体重/240kg 最高飛行時速/550km
解説:『空間の覇者』の異名を持つ、レイブン(※)型モンスター。ダークウイングやブランウイングをはるかに超える巨体を持つ巨鳥で、
高い知性と空間を自在に操る能力を持つ。
モンスターの中でも一目置かれた存在である。

※レイブン…ドイツの伝説に出てくる大烏。
467名無しより愛をこめて:04/01/21 22:58 ID:kPApV74j
・アドベント『シュバルツフリューゲル(5000AP)』
シュバルツフリューゲルとの契約カード。シュバルツフリューゲルを呼び出す際などに使用。

・ソードベント『ウイングブレイカー(2000AP)』
シュバルツフリューゲルの尾部を模した槍状の大型剣。

・ガードベント『ウイングシェード(3000GP)』
シュバルツフリューゲルの翼を模したマント。背中に装備される。
これを使用して空を飛ぶことも可能。

・メビウスベント『オープン・ザ・ゲート』
任意の座標に別の場所へと通じる『ゲート』を生み出す特殊カード。戦場からの脱出や、上手く使えば、敵をその場から追放することも可能。

・グラビティベント(1000AP)
重力=空間の歪みを自在に操ることが出来る特殊カード。敵の周囲の重力を数倍にして、動きを止める等の使用方法がある。

・ブラストベント『シュバルツゲイル(1000AP)』
シュバルツフリューゲルの羽ばたきで風速100mの疾風を起こさせる。
敵の動きを封じるだけでなく、戦線から一時離脱する際にも役立つ。

・ファイナルベント『ディメンジョンスラッシャー(6000AP)』
シュバルツフリューゲルの放つエネルギーをシュバルツブレイカーに集め、生み出した次元刀で敵を切り裂く。
物質を空間ごと切り裂くこの剣に切れないものは……ない!!
468名無しより愛をこめて:04/01/21 22:59 ID:kPApV74j
シュバルツ特徴
:カラーリングはボディースーツが黒、アーマーが青+銀。
外見は黒いファム+ナイトと言った感じ。

戦闘方法
:タイプ的には『近接戦闘型ライダー』。多少非力であるが、その弱点をスピードと技の鋭さ、そして特殊カードで補っている。
ただ、綾瀬本人が日下部達に同調している為か、他のライダーを殺そうとはしない。例えそれで自分が窮地に陥ろうとも…。

キャラクター解説
:タロット占いを得意としている蒲田でちょっと話題の女占い師。彼女の占いはかなりの的中率を誇るが、「運命は自分次第で変えられるものだよ」と客に言い続けている。
彼女には片想いの男性がいた。その名は手塚海之。そう、仮面ライダーライアである。
はじめは同業者として彼の能力に興味があった。だが、いつの間にか彼女は手塚自身に惹かれていた。
それからの数ヶ月、それは彼女にとって正に蜜月の時だった。手塚が自分の想いに気づいているか…それはわからなかったが、彼のそばにいるだけで幸せだった。
しかし、終わりは突然やってきた。手塚の死である。
自身の占いでそれを察知した雪乃は、占いに出た場所へ走った。そして見た。龍騎を庇い王蛇の攻撃に倒れるライア=手塚を…。
彼女は嘆いた。手塚の死を予知しながら、何も出来なかった自分の無力さを…。
その時、あの男は現れた。
「その男の仇を取りたいか?なら戦え…ライダーとして」
男=神崎士郎からデッキを受け取った彼女は、王蛇=浅倉威への復讐と手塚の復活を誓い、行動を開始した。
だが、戦いの中で出会ったヴァイス、デュエルの説得によって、ライダーの力を復讐ではなく、人を助ける為に使うことを決心する。

『手塚君…私、手塚君の分も戦うからね……』
469何処かの生き残り:04/01/21 23:10 ID:xMZT8IkK
>>454-468


>>453
最初に言っておくと、私はPart3の275・・・スライとかの作者です。
久しぶりです。
新ライダー・・・此方、そろそろ味方はいっぱいいっぱいで。
人数多い分=味方も多い=登場→退場のタイミングが難しいよママン
な状況で。まぁ、とりあえずレギュラーのライダーの殆どは登場→退場の
構想はしたんですが・・・とても口では言えない展開がっ!
とりあえず、神崎の手下を1人増やして欲しいところ。
タイムリミット5分のヴァーディクトだけだと辛いんで。

ちなみに予定登場順は ()内は登場時期
ヴァイス(序)→デュエル(序)→レッドラム(序)→シュバルツ(中後)
の予定・・というか、続き書かないと・・・
470名無しより愛をこめて:04/01/22 20:23 ID:4mq/7A7x
最近、色々な所でドイツ語のネーミングが増えて来たが…
隆起でもそうだった。
このスレでも、昔から見かけるな、ドイツ語。
でも、よく考えて欲しい。
変身してる奴が日本人なのに、なぜドイツ語なんだい?
モンスターも然り。ドイツ語自体、多用されすぎていて、
名前にドイツ語の時点で、げんなりしてしまう。
そして、ライダーの名前がドイツ語なのに、
ベントカードの技名が英語。はっきり言って痛い。
ドイツ語でやるんだったら、全部ドイツ語にしろや、と言ってみるテスト
まぁ、結論を言うと、神崎が厨を増やす為に仕組んだ罠。
471山羊作者:04/01/22 20:53 ID:ctwztS2R
神崎もいろいろと手の込んだことを。
472何処かの生き残り:04/01/22 22:22 ID:C7mMXalK
確かに、一理あるなぁ・・・
473ヴァイス他作者:04/01/23 01:01 ID:rFTqpwrU
>>何処かの生き残りさん
御注文の敵キャラ、何とか完成しました。突っ込み等は大歓迎です

仮面ライダーソリッド
変身者:来宮斗貴(キノミヤトキ)・不明(本体は10歳)・不明(本体は小学4年生)
身長:195.0cm
体重:95.0kg
最高視力:約17km
最高聴力:約17km
最大走力:100mを4.0秒
ジャンプ力:ひと飛び40.0m
パンチ力:250AP
キック力:450AP
召喚機:ソリッドバイザー(左脛に装備されたアンクレットタイプの召喚機。右足を上げた状態から、この中にアドベントカードを装填することで、そのカードの能力を使用できる)

契約モンスター:ノコギリクワガタ型モンスター『ソリッドスタッガー』(5000AP)
身長/2m45cm 体重/290kg 移動時速/315km 最高飛行時速:200km
解説:ミラーワールドのノコギリクワガタ型モンスター。頑丈な外骨格で敵の攻撃から身を守り、両腕のドリルや、大顎で敵を攻撃する。
また、また口から火球を発射する能力や飛行能力も併せ持つ。
全ての能力が高いレベルで纏まっているが、視野が狭く背後からの攻撃には殆ど対応できないという意外な弱点を持つ。
474ヴァイス他作者:04/01/23 01:02 ID:rFTqpwrU
・アドベント『ソリッドスタッガー(5000AP)』
ソリッドスタッガーとの契約カード。デスコーピオンを呼び出す際などに使用。

・スピンベント『スタッグクラッシャー(2000AP)』
ソリッドスタッガーの両腕を模したドリル。巨大な鉄の塊をも粉砕する威力を持つ。
また装備中は、これをロケットパンチのように射出する『スパイラルマグナム(3000AP)』も使用可能。

・ストライクベント『スタッグブレイカー(2000AP)』
ソリッドスタッガーの大顎を模したハサミ状の大型クロー。
鋼鉄の扉を突き破ったり、太さ40cmの鉄骨を捻じ切るほどの威力を持つ。

・シュートベント『ソリッドシュート(2000AP)』
スタッグブレイカーが変形して、3連レーザーボーガンになった形態。
威力はそこそこだが、連射が効く。

・ブラストベント『ツイントルネード(1000AP)』
ソリッドスタッガーの両腕のドリルを回転させて竜巻を起こす。
敵の動きを封じるだけでなく、戦線から一時離脱する際にも役立つ。

・ブーストベント
一時的に攻撃力を高める事が出来る特殊カード。2枚所持している。
ただし、1枚使用する度にミラーワールド滞在可能時間が90秒短くなる。

・ファイナルベント『バスタークラッシュ(6000AP)』
ソリッドスタッガーが敵目掛けて突進。大顎で拘束し、両腕のドリルで攻撃。
その後、ソリッドのいる方向へツイントルネードで吹き飛ばす。
そして、待ち構えていたソリッドが、ソリッドシュート連射→スタッグクラッシャーの連続攻撃を叩き込む。
475ヴァイス他作者:04/01/23 01:05 ID:rFTqpwrU
ソリッド特徴
:カラーリングはボディースーツが黒、アーマーが銀。
外見はリュウガ+セイザーダイルと言った感じ。

戦闘方法
:タイプ的には『近接戦闘型に近い万能型ライダー』。
オーディン同様、神崎士郎の代理人を務める為か、その能力はリュウガに匹敵する。


キャラクター解説
:『ソリッド』…それは、ミラーワールドにおいて実体化したある人物の虚像である。
その『ある人物の本体』は都内の某病院の集中治療室にいた。
彼の名前は来宮斗貴(キノミヤトキ)、ある難病の為に生まれてから10年間ずっと寝たきりの生活を続けていた。
当然、外になど出た事も無い。彼にとって白い壁に囲まれた集中治療室が世界の全てだった。
だが、斗貴の心の中には外の世界への強い憧れがあった。叶う訳無いと半ば諦めた憧れが…。
そんなある日、斗貴の前にあの男が現れた。
「外の世界を知りたいか?俺に力を貸すと約束すれば、外の世界に行かせてやろう」
神崎の誘いを斗貴は受け入れた。斗貴に渡される漆黒のデッキ。

次の瞬間、奇跡が起きた。斗貴の体から光が飛び出し、次の瞬間青年の姿へと形を変えたのだ。
そして、斗貴の意識はその青年の中にあった。
「私の力でお前に仮初めの体を与えた。夜の間だけ、お前はその仮初めの体で外に出る事が出来る」
神崎の言葉に驚喜する斗貴。神崎は続ける。
「これから、私の代理人としてこのライダーバトルに参加してもらう。お前が最後の1人となった時、お前は仮初めの体ではなく、本当の体で外に出る事が出来る。さあ…戦え!」

こうして、夜間限定ではあるものの、神崎の新たな代理人が誕生したのである。

青年の姿となった斗貴は、いわば裏真司のような存在である。裏真司との決定的な違いは、ミラーワールドでは一定時間しか存在できないが、現実世界では長時間存在できるという点である(ようするに裏真司と逆)

斗貴は神崎の事を大恩人だと思っている為、神崎の命令には躊躇無く従う。
例えそれが他のライダーを倒せという命令であったとしても…(恐らく、子どもならではの『純粋な残虐性』も手伝っていると考えられる)
なお、神埼も斗貴に対しては僅かではあるが態度を軟化させる。理由は不明。
476ヴァイス他作者:04/01/23 01:11 ID:rFTqpwrU
「神崎のお兄ちゃんは、僕に外の世界を教えてくれた!体も与えてくれた!!…お兄ちゃんの邪魔をする奴は許さない。お兄ちゃんの敵は僕の敵だぁ!!」


こんな感じです(^^;
477名無しより愛をこめて:04/01/23 01:36 ID:HAJUQzj4
ライダー紹介はもう少しコンパクトにならんもんか
478山羊作者:04/01/23 09:49 ID:q3Fbp+Ht
どんだけ頑張っても2レスは消費してしまうのは仕方ないですが四つは長いですね。
479批評家:04/01/23 13:10 ID:Gy1M/NKN
長い事は良い事とは言えんが、出来はまあまあだな
480名無しより愛をこめて:04/01/23 21:45 ID:FFnivWnb
>>476
どうしたら、その様なキモイ設定のライダーを考え出せるか、
一度、頭を割って見てみたい。
…せめて、改行ぐらいした方がいい。
481何処かの生き残り:04/01/24 00:31 ID:RajjqKNY
>>473
では、突っ込ませてもらいます。
ライダーとしての完成度は高いんですけど・・・
契約モンスターがノコギリクワガタの敵が既に存在する・・・
まぁ、その辺は何とかなるということにしておきました。
相変わらずちょっと強いかな?って感じです。
結構わぁおな設定にびっくりでした。
482オーディンのこたつ 1:04/01/24 07:31 ID:oFkcXvFW
「・・・・・・」
ここは、依城 宗一のアパート。
スーパー「オリバー」での仕事を終えた依城は、いつものようにテレビをつけ、いつものように
カップ麺で夕食を済ませ、こたつの中に入っていた。
いつもと違うことといえば、たった一つだけ・・・。

オーディンが、一緒にこたつに入っていた。

「なあ、いつここから去ってくれるんだ?」
「知らん」
ようやく発することが出来た依城の質問を、オーディンは一言で突っぱねる。

時は二時間前に遡る。
オリバーから帰ってきた依城は、アパートの階段に何かが大量に落ちているのを発見していた。
「これは・・・黄金の羽!?」
訝しく思いながらも依城は階段を昇っていく。だが段が上になる度に、落ちている羽の量は目に見えて
増えていく。そして
「な、なぜだぁ?」
羽が最後に落ちていた場所・・・それは自分の住む部屋のドアの前だったのである。

「ギィィ・・・」
部屋のドアが、ゆっくりと開いていく。依城は手に金属バットを持ち、警戒する。その時
「勝手に入らせてもらった、許せ」
「うわぁぁああぁああああっ!!」
依城はバットを振りかぶり、声のしたほうに向けて思い切り振り下ろした。
483オーディンのこたつ 2:04/01/24 07:32 ID:oFkcXvFW
30分後。
部屋の中には気まずい顔をした依城と、頭が少し凹んだオーディンがいた。
「だから、なんで俺の部屋に来たんだ」
「ミラーワールドにセキュリティーホールの不具合が発生した、アップデートが終わるまでしばらく
 ここに居候させてもらう」
「Windowsかよ!いつまでいるんだよ!」
「今晩中はかかる」
「一晩泊めろというのかいっ!」
結局そのままオーディンに押し切られる形で、依城は一晩をオーディンと共に過ごすことになった。

「おい、ヒット」
「ライダーの名前で呼ぶのはやめろ」
「そこの蜜柑をよこせ」
「ここは俺の家だぞ!しかも蜜柑は目の前じゃないか」
オーディンの傍若無人な態度にブチ切れ寸前になりつつ、渋々蜜柑をオーディンに渡す依城。
「ん?おまえどうやって蜜柑を食べるnおいこらなにをするやめr」

「おい、ヒット」
「だからライダーの名前で呼ぶな!!」
「灰皿をよこせ」
「なんでライダーがタバコを吸ってるんだよ!」

そんなやりとりが何度か続き、夜明け方にオーディンが帰る頃には依城はヘトヘトになっていた。
「くそぅ・・・なんかお礼くらい・・・おっ?」
部屋の片隅に置き手紙を発見した依城は早速それを読んでみた。書いてあったのは・・・
484オーディンのこたつ 3:04/01/24 07:33 ID:oFkcXvFW
「ヒットへ
 昨日は済まない事をしたと思う。おまえの見ていないところでカップ麺を二個ほど頂いた。」

依城のこめかみがピクピクと動く。

「だが、その分の見返りはちゃんとさせてもらう。おまえが探している、仮面ライダー伐・・・
 とか言ったな。」

「何?夏見のことか!?」依城はその手紙の文面に目を凝らした。

「あのライダーの居場所を突き止めておいた。場所を書いておく。」

その下には、地図が書いてあった。その中の一箇所に×印がついている。
「ここにいるのか・・・夏見・・・」
依城はその地図を一通り見終わると、おもむろに携帯を取り出した。
「もしもし、オリバーですか・・・?依城ですが、今日は具合が悪いので休ませて貰います。」
通話を切り、ジャンパーを着込み、朝日が昇ってきたばかりの外へと飛び出していく。依城の目的は
一つ、夏見を発見してライダーバトルに復帰させることである。
「夏見・・・ライダーバトルから逃げていたって、あの少女は帰ってこないんだぞ・・・。」
シートの露をはらってバイクに跨り、依城は地図に書かれた場所に向かって走り出した。
―終―
485バツメイカー ◆Pgs.cZ6mDs :04/01/24 07:37 ID:oFkcXvFW
ようやく復帰できそうな感じです。ずっと来れずにすみませんでした。

今までの話
ttp://up.isp.2ch.net/up/de2dab8ecb30.lzh
486山羊作者:04/01/24 23:44 ID:Vnzwcgs7
伐メイカー氏・・・面白すぎ。
思わずディスプレイに向かって吹いてしまいました。
487何処かの生き残り:04/01/25 10:04 ID:s1eqRicj
>>486
俺も吹いた。
オーディン食べすぎ。

俺もギャグ話が書きたいなぁ〜
けど、アレですよね。ギャグ話はとりあえずギャグをする元のキャラが立ってないと。
俺もとりあえず続きを出さないと〜今日中に5話をうpしまつ。
488カマタサイド5話:04/01/26 21:07 ID:yUEByOVA
「テメェが・・・」
日下部は、瀬川の腕を放す。
「なんで助けた・・・」
瀬川は、自分の掌を見る。生きている・・・死んでいてもおかしくないのに。
「俺は・・・間違ってると思う」
「間違い?何がだよ?俺の命を救ったことがか?だったら大間違いだったなァ!」
日下部は首を横に振る
「いや・・・ライダーの戦いがだ」
「ヘッ、アンだけ強いくせに、言ってることはこんな甘いことかよ・・・」
瀬川は席を立つ。
「非常にむかつくぜ・・・あんたみたいのが強いとよ!」
そして店の出口に走る。
「俺が、瀬川章吾が、アンタを倒す・・・いずれな・・・覚えてろ!!」
店から出ると、走り出す瀬川。
「捨て台詞は立派だな・・・あいつ、いいのかあれで?」
長瀬が聞いてくる。
「ああ、彼は・・・多分、まだ人を殺したことが無い。それに、彼は・・・瀬川だったか、
人を殺せるに人間だとはどうしても思えないんだ・・・」

仮面ライダー龍騎 KamataSide

「で・・・さっきから」
と、そこでさっきから黙っていた浜村が口を開いた。
「お前らはどうしてそんなに物騒な話をしてるんだ?」
489カマタサイド5話:04/01/26 21:09 ID:yUEByOVA
「いや、なんでも・・・」
「無いわきゃねぇだろボケ!」
長瀬は、いつの間にかその場から離れていた。
「(がんばれ〜、日下部君)」
口がそんなことを言っている気もするが、実際、意味は無い。
「で・・・どうなんだ?なんか悪いことしてないか〜!」
もうほぼ常連の長瀬以外に客が居ないのをいいことに、日下部の頭に拳を擦り付ける。
「痛、痛たたたた・・・待て、とりあえず落ち着け」
「俺はいたって平常心、問題など無いぜ」
そういいながら、両手で日下部の頭をおちょくる。
・この男について、日下部は考える。
彼は、日下部の中学時代の先輩で、高校は別だったものの、大学で再会。
浪人したらしく、日下部とは同期で大学に入学した。
その後、大学の卒業後一時期音信不通になるが、日下部が店を開く直前になり、
連絡ができるようになり、また、丁度この辺りに住んでいることから、格安の
従業員として雇っている・・・まぁ、ほぼ共同経営者の領域だ。
彼の本来の職業はミュージシャン。だが、あまり名は売れていない。
半月から一月に一度程度、行きつけのバーで演奏をして来る。
腐れ縁・・・とか、そういった言い方もあるが、日下部が最も気を許している「友人」
それが、浜村大輔という男だ。
そして、考える。
彼に、ライダーのこと・・・この秘密を隠し通せるかどうかを
「いや、だから待て、手を放せ!」
隠し通せるか・・・否、それは無理だろう。
何故なら、自分という人間が隠し事をするのが凄く下手だと言うことを、この目の前の男は
知っているから・・・
だからこそ、戦いに巻き込みたくない・・・
490カマタサイド5話:04/01/26 21:11 ID:yUEByOVA
『アドベント』
夜のミラーワールド。
そこで、ヴァイスがモンスターと戦っている。そして、その戦いも終焉を迎えようとしていた。
呼び出されたヴァイスの契約モンスターのヴァイスホーンが、モンスターに体当たりを打ち込む。
「ハッ!」
さらに、ジャンプでヴァイスホーンに騎乗し、手にした槍を構える。
「行くぞ!」
ヴァイスの号令と共に、ヴァイスホーンが走り出す。そしてそれは、一直線にモンスターのいる場所に
駆け込んでいく。
『トランスベント』
その途中、空いた手で、バイザーにカードを入れる。
同時に、もう片方の手に持っていた剣が変化する。長剣、ヴァイスキャリバーに。
「ハッ!」
そしてモンスターとのすれ違いざまに、ヴァイスホーンから飛び降りると同時に止めの斬撃を打ち込む。
吹き飛ぶモンスター・・・・

モンスターと戦うのはヴァイスの・・・日下部の日常だ。
「さて・・・帰るか」
今日はコンビニの帰りにモンスターを察知し、夜の街を駆けるモンスターを倒した。
ミラーワールドから出る。
人の居ない「はず」の路地裏・・・だが、そこには人が居た。
「・・・浜村?」
そこに居たのは、日下部の友人、浜村大輔・・・
「くっ、日下部? お前、いま突然に現れなかったか?」
ああ・・なんでこうなる?
と、日下部は思った。
491カマタサイド5話:04/01/26 21:13 ID:yUEByOVA
翌日、日下部は朝から考えていた。
昨晩うやむやの内に分かれた浜村にどういう風に言い訳しようか・・・
と、電話が鳴る。
「はい、喫茶店COSMOS,申し訳ありませんが出前は執り行っておりません」
だが、そこから聞こえた声は、よく知った声。
「・・・浜村か、どうした?」

日下部は浜村と街を歩いていた。
食料品店がが開店セールを行っているので、荷物を持つ人手が必要だと。
「なぁ、日下部・・・」
「・・・・」
「聞いてんのか〜、日下部」
「・・・あ、ああ」
「ホラ、スリランカの首都」
「スリジャナワルダナプラコッテがどうした?」
「んなこと話しちゃねぇよ!」
浜村は、日下部の肩に手を置く。
「なぁ・・・俺が言いたいこと、分かるよな」
「・・・・・・ああ」
「なぁ、お前・・・何やってるんだ?」
答えられない・・・答えたくない。
「戦っている」など言えるか?
試してみたことは無いが、ライダーは現実世界でも存在できる・・らしい。
とすると武器の召喚なども、試してはいないが可能な可能性も高い。
つまり、日下部は浜村を殺せる・・・その力で。
「自分の隣人が、自分を突然殺せる」という事実を知ったら、人間はその
「隣人」の隣から離れないで居られるだろうか・・・?
492カマタサイド5話:04/01/26 21:15 ID:yUEByOVA
無理だ・・・隣人は離れる。
日下部は、友人を失う・・・失いたくない。
「言えない・・・言わせな・・・!!!」
だが、そうは行かないらしい。
日下部がその歩く足を止める・・・そして、次の瞬間に人通りが少ない道に向かって走り出す。
「なっ・・・待てよ、日下部!」
浜村も追いかける。

「た・・・助けてくれぇぇぇ!!」
路地裏では、男が目の前のモンスターに足をすくめていた。
モンスターは足が沢山ある・・百足のモンスターだ。
「とあっ!!」
だが、モンスターの足が男を襲う前に、モンスターは横から飛び蹴りを受け、吹っ飛ぶ。
「早く逃げろ!!」
男を起こし、人ごみに向かって走らせる。
「・・・日下部!!!」
だが、男と入れ替わりに浜村がその場に立つ・・・
「浜村・・・・」
考える・・・失いたくない・・・
しかし、事情を知らずに自分の傍にいれば、いずれは巻き込まれるのではないか?
ならば・・・今、今の内に、引き離しておいた方が良いのではないか?
日下部は、デッキを窓ガラスに向ける・・・Vバックルが装備される。
「・・・変身!」
純白のデッキを、バックルに入れる。そして、日下部の体に装着される白い装甲。
「く・・日下部?」
日下部は・・・いや、ヴァイスは、立ち竦む浜村にスリットの掛かった目を向ける。
「浜村・・・これが俺だ」
落ちていたレンガを真上に投げ、落ちてきたレンガを拳で砕く。
「・・・・・・・」
そして、レンガの破片がその白い体を染める前に、ミラーワールドに飛び込む
493カマタサイド5話:04/01/26 21:16 ID:yUEByOVA
ミラーワールドでは、モンスターが唸っていた。
格闘戦を仕掛けようとするモンスターに、ヴァイスも格闘で対抗する。
だが、モンスターはその長い体を生かし、上手くヴァイスの攻撃をかわす。
「これでは鼬ごっこになるな・・・ならば!」
『ソードベント』
ヴァイスソードを両手に持ち、最初に右手の剣で牽制、そして左の剣がモンスターに突き刺さる。
「よし・・・」
『アクセルベント』
左の剣をモンスターに突き刺したまま、カードをベントイン・・・
「ハッ!ハッ!ハッ!ハッ・・・・トアッ!」
自身の体が加速した瞬間に、剣を抜き、両手の剣でモンスターを切り刻む。
「セエィ!」
そして両の剣での突き・・・モンスターを突き飛ばす。
『ファイナルベント』
ヴァイスホーンが彼方から走って来る。その角から光を放ちながら。
その光は、ヴァイスの持つ剣に集まり、剣を輝かせる。
「消えろ・・・!」
二つの剣が、モンスターを十字に切り裂く・・・
「・・・終わりだ」
振り向くヴァイスの後ろで、モンスターが輝いたが、次の瞬間爆発する。
494カマタサイド5話:04/01/26 21:20 ID:yUEByOVA
COSMOSに帰ってきた日下部。
当然・・・浜村は居ない。
「これで・・・良かったのかもしれないな」
自分のためにコーヒーを炒れ、1人で飲んでいる。
友を失ったが・・・だが、友を危険にさらすことは無くなった。
1人くつろぐ日下部・・・だが、そこに突然衝撃音がドアから響いた。
「何だ?」
慌ててドアを開ける・・・と、そこに立っていたのは・・・・
「テメェ・・・」
顔を真っ赤にして、両手に袋を抱えた浜村だった。
「浜・・・村?」
「浜村・・?じゃねぇ!!俺が1人で必死になって買い物袋を運んできたっつうのに、
なんでお前は1人でコーヒーブレイクしてんだよ!!」
彼は、1人で8つも食料品を抱えた袋を持って歩いてきたことで笑われたらしい。
「お前・・・いいのか?」
「何がだ?」
「いや・・・俺が・・・」
「馬鹿かお前?自分で言っただろ、あれがお前だって・・・お前なんだからな、日下部。
別にお前がレンガを砕くことができても、俺の目の前の男は理由も無くレンガを砕く奴じゃない。
・・・それは、良く知ってるつもりだ」
「そうなのか?」
「そうなんだ!」
店内に袋を搬入しつつ、会話を続ける。
「ただ、事情・・・話せよ。俺だって・・・いや、多分無力かもしんないが、それでも・・・」
「・・・」
「お前がなんでも背負い込むのは防いでやりたい・・・駄目か?」
「・・・・・浜村」
「話せよ・・・!」
「・・・・・・・・・・・わかった・・・」
深々と頷く日下部・・・だった。

                    <Next 素人の戦い>
495スライター ◆ncSAHT9SRk :04/01/26 21:24 ID:yUEByOVA
やっと名前決定。マイライダーで一番お気に入りのスライをもじって。
というわけでカマタサイド5話目・・・戦闘短っ!
なんか非戦闘員なキャラも書いていかないと・・・ということで、サブ1号の
浜村君がメインの話ですが、正直無理やり終わらせた感が・・・
とにかく、次はブランク体で登場する唯一(?)のライダーの話になるっぽいです。
496山羊作者:04/01/26 21:45 ID:+ilmfcPx
仮面ライダー鹿窟(かくつ)
変身者:青井祐介(あおいゆうすけ)
身長:165センチ
体重:58キロ
最高視力/聴力:18km/19km
最高走力/ジャンプ力:100mを8秒
パンチ力/キック力:ともに400AP
契約モンスター:アサルトディアー(鹿型モンスター:4000AP)
鹿召機ディアーバイザー(右腕に装備するガントレット。意識を集中することで弓になり思念を矢にし

撃ち出す)

チャージベント:ディアーバイザーに力を溜め込み巨大な矢を撃ち出す。追尾能力も付与する。
バインドベント:相手の動きを拘束する矢を撃ち出す。効果は数十秒。
アーマーベント:全身を矢の命中精度を高める特殊装甲に身を包む。GPは付加されない。
        基本的にアサルトディアーに騎乗してから使用。
ソードベント:矢を刃に変え右腕そのものを刃に変える。
レスポンスベント:相手のカード発動を遅らせ問答無用で自分のカードを先に発動させる。
         使用後は全身に強烈な疲労が襲う。
ダブルベント:両腕にディアーバイザーを装備する。この間はベントインは出来ないが連射可能。
497山羊作者:04/01/26 21:46 ID:+ilmfcPx
ファイナルベント:ストライク・レイ(5000AP)
         アサルトディアーに騎乗。全身を光で覆い相手に向かって突撃。
         敵を吹き飛ばした後、無数の矢を放ち敵を穿つ。

変身者:青井祐介 21歳 運送会社勤務(バイク便)
常に上を目指す青年。何もかもを押しのけてまで上を目指す癖があり、周りからは迷惑がられている。
だがその心内は空虚で、時折寂しそうな表情を浮かべる。
仮面ライダーになったのは「自分にしかない力」を求めた結果、神崎からデッキを受け取った。
かなり好戦的である。

馬と来れば鹿でして。ちょいとキャラが弱いかな?









498山羊作者:04/01/26 21:47 ID:+ilmfcPx
変な余白スミマセン。コピペしくじった・・・
499-MASKD RIDER PHANTOM-「第五話」その3:04/01/26 23:02 ID:XMi1y8Vd
2人の仮面ライダー、2匹のモンスター
3つ巴状態の緊迫した場にヒリヒリとした殺気が渦巻く

シ ャ ン シ ャ ン シ ャ ン シ ャ ン

最初に動いたのは新たに現れた謎のライダー
手に持つ長い杖に付いている鈴の音がモンスター2匹に近づいていく
ファントム「…。(敵、ではないのか?)」
謎のライダーの殺気はファントムではなくバクラーケン、ウィスクラーケンに確実に向けられていた
そしてその殺気を感じて2匹のモンスターが謎のライダーに襲い掛かる
バクラーケンが触手を振い、ウィスクラーケンが槍で次々と突いていく
ファントムはそれを見てカードをベントインし助けに入ろうとする、が…

一撃も命中していない…2匹のモンスターの攻撃は全て空を切っていた
攻撃を掠らせる事も許さないほど、そのライダーの動きは完璧だった
ファントム「…(゜д゜)(…強い。)」
そして謎のライダーは手に持った杖=トロンバイザーにカードをベントインし静かに反撃に出る
【ダガーベント】
両手に水晶で出来た鋭く薄い6枚の刃を持ち、モンスターを方へ投げる
刃は輝きを発しながら弧を描きつつ不規則な動きで飛び、2匹のモンスターへと炸裂する
タメージを受け後ろへ吹っ飛び、不利と感じたのか一目散に退散する2匹のモンスター
ファントム「…。」
モンスターが退いていくのを確認しつつ謎のライダーの方に近づく
が、直ぐにその足を止める。モンスターが撤退した今、謎のライダーの殺気はファントムに向けられていた
シ ャ ン シ ャ ン シ ャ ン
鈴の音が鳴り響き、謎のライダーはファントムを見据える。次の標的として・・・
500名無しより愛をこめて:04/01/27 23:57 ID:hNtVkd/W
500GETと同時に保守age!
501イ云通β完モラコラシム ◆AmzUKMGOOc :04/01/28 00:01 ID:PRA1DSNQ
僕も保守あげ!うふふ
502名無しより愛をこめて:04/01/28 22:05 ID:lpEa3T+7
もうコテハンの人すら来てないな、このスレ。
ところで思ったんだけど、俺ライダー造りとそれらが登場するSSは別スレか
もしくは別の掲示板でやってみてはどうだろう?
SSが多過ぎでオリジナルライダーが探し辛いんだよね。
503名無しより愛をこめて:04/01/29 19:38 ID:MVn+mTEE
>>502
そっちの方がめんどくさい。
SSが本流では無いのに、SSが必要以上に増えている事が原因。
あくまでもSSはオマケみたいな物。ここは俺ライダー作る所だから。

何言ってんだ、漏れ
504名無しより愛をこめて:04/01/29 20:10 ID:dVg4hsDH
>>503
> SSが本流では無いのに、SSが必要以上に増えている事が原因。
> あくまでもSSはオマケみたいな物。ここは俺ライダー作る所だから。

いやだからこそ、SSやるのは別の所がいいんじゃないか?って話。
自分でライダー作るのも楽しいけど、他の人が作ったライダーを見るのも楽しいじゃん。
でもSSが多過ぎて探し辛いから、>>502という次第であります。
505名無しより愛をこめて:04/01/29 20:28 ID:MVn+mTEE
>>504=500
でも、やる所ないし、一々行ったり来たりも面倒だし。
今の所は現状維持でいいんじゃない?
506名無しより愛をこめて:04/01/29 20:37 ID:dVg4hsDH
>>505
そうだね。変なこと言ってスマンす。
ところで何故>>504=500?
507名無しより愛をこめて:04/01/29 20:53 ID:MVn+mTEE
いや、漏れが間違えただけ。
酢万個
508名無しより愛をこめて:04/01/29 20:58 ID:FZpAdDbi
http://tv3.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1075376475/
別スレ立てました。
以後、ここが「SSなどの投稿用」、↑が「ライダー設定の投稿用」として使ってください。
509名無しより愛をこめて:04/01/29 21:26 ID:dVg4hsDH
>>508
スレの人に相談せず勝手に立てるのはどうかと。
510名無しより愛をこめて:04/01/30 01:47 ID:in1JX+xb
仮面ライダー ビショップ
変身者:神 正義(じん まさよし) 男 26歳 高校教師 
最高視力:約4km
最高聴力:約8km
最大走力:100mを5.0秒
ジャンプ力:ひと飛び30m
パンチ力:250AP
キック力:300AP
召喚機:聖印型召喚機 シェイプバイザー
胸のジベッドスレッドに付いている聖印型のバイザ−。外すことは可能だが特に意味はない。
契約モンスター:羊型モンスター シェイプリックル(4000AP)
二足歩行人型タイプでガゼル系に似ている。だが全身を覆う羊毛は有刺鉄線。
ソードベント  :シェイプメイス(2000AP)〜の尾を模した鈍器。有刺鉄線を巻いた金属バットのようなもの。
                    取り回しは悪いが威力は高い。
ストライクベント:シェイプフック(1000AP) 〜の頭部を模した武器。手に装着し湾曲した角で攻撃する。
                   角はワイヤー付きで射出し相手を捕えることも出来る。
ホールドベント :ハードコート(1000AP) 〜の有刺羊毛を模した拘束具。敵に着せて拘束する。
                    激しく動こうとすればする程ダメージのくる陰険武器。
ナスティベント :サンドマンダンス(1000AP) 〜が眠りに誘う怪しい踊りを披露する。
ファイナルベント:アイアンメイデン(5000AP) 
シェイプリンクルが空中で目標にベアハッグを決めそのままスープレックスに持っていき、
最後にビショップが飛び乗って3人分の体重で地面にぶつける。
511510の続き:04/01/30 01:49 ID:in1JX+xb
ビショップ人物紹介

彼は悩んでいた。
世界は正しくあらねばならない。だが世の中には正しくないものが多すぎる。
厳格な両親に育てられ、自らも正しきを尊び、
これから世界に旅立とうとする若者を導く職についた彼は希望に燃えていた。
だが社会に出て僅かな時間で世界には今まで見過ごしてた悪意が満ちていることに気付いた。
正しい世界があるべき世界ならこの現状を何とかするおおいなる力がある筈である。
彼はじっと「それ」を待ち続けた。
そして「それ」は来た。ライダーデッキという形をとって。
大いなる善の意志を執行する力を得た彼は今日も血塗られた喜びの野で戦う。

偏執狂。
一般人をモンスターから守ることに力を注いでいるが、
邪悪な人間は平気で自分のモンスターにくわしたり自らの手で裁いたりする。
邪悪かどうかの判断は主観。

相手の動きを拘束する技が多く、相手をなぶり殺しにすることを好む。


いまいちパンチが弱いがネタライダー投下。
そろそろ既出ネタと被らないように注意するのが辛い。
512名無しより愛をこめて:04/01/30 06:17 ID:7kxe7lzE
仮面ライダークスルフ

変身者: 瀬田美智(せた よしとも) ♂ 32歳 ダンサー
身長:201.2cm
体重:99.8kg
最高視力:約10km
最高聴力:約12km
最大走力:100mを7.2秒
ジャンプ力:ひと飛び28m
パンチ力:250AP
キック力:350AP
召喚機:銀召装クスルフバイザー 左腰のジペッドスレッドに装着された召喚機。
契約モンスター:イカ型モンスター「ジルバテンタクラー(4000AP)」

スイングベント :クスルフスナップ (2000AP)ジルバテンタクラーの腕部を模した三叉鞭
シュートベント :クスルフキャノン (3000AP) ジルバテンタクラーの脚部を模したパンツァーファウスト。左右二発のみ
ブラインドベント:クスルフインク (1000AP)ジルバテンタクラーの吐き出す墨で煙幕を張る
ガードベント  :クスルフガーダー (2000GP)ジルバテンタクラーの頭部を模した盾
ファイナルベント:クリープフィアー (5000AP)
ジルバテンタクラーを召喚し煙幕によって敵の視界を奪った後に(これは省略も可)触手で捕縛、最後に
クスルフが踵落としを決める技。
513名無しより愛をこめて:04/01/30 06:17 ID:7kxe7lzE
瀬田人物紹介

彼はプライドが非常に高く、自身の容姿に強い執着を持っている。
自身よりも美しい者への圧倒的なまでの嫉妬心が彼をライダーバトルに駆り立てる。
歳と共に衰え始めた己の美を永遠のものとするため、『究極の美』を最終目標として戦う。
多少オネエな喋り方が特徴。
514512:04/01/30 06:20 ID:7kxe7lzE
このスレには初めて書き込んだので、ひょっとしたら被ってる方もいるかも。
このキャラには一応単独のSSも書いたのだが、上げるべきか否か…
515スライター ◆nacAVGFSnE :04/01/30 07:26 ID:8Uo+DS0t
>>514
よし、がんばれ!
516スライター ◆nacAVGFSnE :04/01/30 07:27 ID:8Uo+DS0t
ageてしまった・・・スマソ
517クスルフ作者:04/01/30 13:29 ID:7kxe7lzE
>>515
ではお言葉に甘えて。見苦しかったらスマソ。

薄地のカーテン越しに燦々と降り注ぐ太陽。
自室の窓際で、美智はテーブルの上に置いた白い陶磁器のティーカップを口に運んだ。
芳醇な香りのダージリンが鼻腔をくすぐる。
なんと麗しい昼下がりだろう。
混じりけもなく澄んだ紅茶の表面に浮かんだ、自分自身の顔が微笑を形作っている。
それもまた麗しい。
美智は甘い吐息を漏らして己の姿に酔っていた。
この世界中でもっとも美しいもの。それが私。当然だ。
だが、その彼自身もうっすらと気付いていることがあった。
顔をティーカップから逸らし、備え付けの大鏡に移す。
先ほどと変わらない美貌がそこにあった。
だがゆらゆらと不定形にゆらめく液体ではなく、豪奢な縁取りがなされた鏡に映し出された顔にはわずかな皺があった。
歳とともに衰え、失われた美貌。
「く…認めないわ!」
美智はティーカップを投げつけ、鏡を叩き割った。
辺りにティーカップの破片と紅茶の飛沫が飛び散るのもお構い無しに声を荒げる。
「認めない、認めない、認めない!あたしの美は永遠。あたしの美は無限なのよ……
そう、そのためにあれを受け取ったんだから……!」
美智の脳裏に古ぼけたコートを着た青年の姿と、無骨な意匠のカードケースが浮かぶ。
「あれさえあれば、あたしは永遠の美を手に入れられる……いえ、それ以上の究極の美ですら手に入れることが出来るのよ!
ククク…アーッハッハッハ!!」
哄笑を上げる美智。だが、その耳に聞きなれない異音と共に動物のうめき声が聞こえた。
「あら、お出ましかしらモンスターさん」
その異常に、しかし美智は嬉々として立ち上がる。
鏡の向こうの怪物、ミラーモンスター。
518クスルフ作者:04/01/30 13:31 ID:7kxe7lzE
人間を襲い、喰らい尽くす命持たぬ存在。
だが、それを狩る事で美智は……いや、『仮面ライダー』は強くなる。
ポケットから先ほど夢想に昇ったカードケース――デッキを取り出すと、美智はそれを割れた鏡にかざした。
「変身!」
ベルト状のものが腰に巻きつき、美智はそれにデッキを差し込む。
と、銀色の装甲は全身をくまなく覆い、その姿を一体の異形に変えた。
これが、仮面ライダークスルフの姿だった。
「ハッ!」
そのまま躊躇無く鏡の中へ飛び込むと、そこには左右が反転した異世界があった。
ミラーワールドである。
そしてその行く手には、異形の生物の姿。
ガゼル型のモンスター、ギガゼール。
それが四体ほど群れを成してクスルフを威嚇していた。
久しぶりの獲物を目にしてか、はたまた自分らのテリトリーを冒した愚か者に腹を立てているのか。
「お馬鹿さんねぇ。そんなに鼻息を荒くしてもム・ダ・よ」
だが、クスルフはまったく動じずに悠然と歩を進めた。
「キ……キシャアアアアッ!!」
気圧された一体が鋏状の杖を振るって襲い掛かる。
「ホント、お馬鹿さん」
しかし、それよりも速くクスルフの手がバックルから一枚のカードを抜き取り、腰の召喚機に挿入していた。
『スイングベント』
音声が何処からともなく聞こえ、その手に鞭が顕現する。
一閃。
「ギギャアアァッ!?」
打ち据えられ、飛び掛ったギガゼールは次の瞬間無様に転がっていた。
519クスルフ作者:04/01/30 13:31 ID:7kxe7lzE
起き上がろうともがくが、その体に瞬時に鞭が絡まる。
「死になさい」
軽く振るったようにしか見えないクスルフの動作で、しかしギガゼールは軽々と吹き飛んで反対方向の壁に激突、爆砕した。
残ったギガゼールが慄くのが目に見えて分かった。
嗜虐的な歓喜にクスルフの体は打ち震える。
「さあ、次は誰かしら?」
「ギギギ……キィィィィッ!!」
今度は二対が同時に襲い掛かってくる。
『ガードベント』
『ブラインドベント』
だが、それを片方は盾で、もう片方は契約モンスターの吐き出す煙幕で無効化する。
そのまま敵を見失った二匹を射角に捉え、カードを装填する。
『シュートベント』
今度は両腕に一抱えもあるバズーカが出現した。
「フン!」
気合と共に発射された砲弾が二匹を貫き、大爆発を起こす。
「さあ、あと一匹……」
うろたえ、逃げ出そうとする最後の一匹。
だが、それを許すクスルフではない。
「逃げられると思ってるのかしら」
『ファイナルベント』
最も強力な威力を誇るアドベントカードを素早くベントインすると、腰を落として身構える。
逃げるモンスターの目の前に、クスルフの契約モンスター・ジルバテンタクラーが出現し、行く手をさえぎった。
その自在に動く6本の触手が、ギガゼールの四肢をたくみに絡めとる。
「これで、おしまい……ハァッ!!」
520クスルフ作者:04/01/30 13:32 ID:7kxe7lzE
跳躍。
クスルフは通常の人間の数倍の高さまで飛び上がると、空中で捻りを加え、その踵を一直線にギガゼールの頭部に落とした。
がっ、という鈍い音と共にそれが突き刺さる。
よろけるギガゼールは、そのまま蹴り押されて倒れ、四散した。
「やれやれ」
予想以上に消耗し、クスルフは溜息をついた。
だが、戦闘時はいかなる仕組みかためらわずに戦えた。
「これなら、他のライダーと戦っても互角にやれそうね」
美智はほくそえんだ。これからの戦いに。
そしてその先の未来に。
「さあ、あたしと戦いましょう!まだ見ぬ仮面ライダー達!!」
哄笑は、ミラーワールドの闇へと吸い込まれていった……。
521クスルフ作者:04/01/30 13:35 ID:7kxe7lzE
以上です。
基本的にザコキャラのなので使ってくださる方がいたら適当に殺してくれると幸いですw
522521:04/01/30 14:08 ID:7kxe7lzE
×ザコキャラのなので
○ザコキャラなので

重ね重ね失礼。
523名無し木人:04/01/30 22:12 ID:pEfumWHx
ふと疑問に感じたのですが、
神崎系統(つまりこのスレ含む龍騎系)のライダーって、こちらから
(ライダー→契約モンスター)の疎通はともかく、
向こう側との場合(契約モンスター→ライダー)は相手の意思を
どうやって理解しているのでしょうか。

『言ってる事は解らないが意味は理解できる』JUDO方式(仮面ライダー
SPIRITS)か、
それとも『モンスターの言葉が(契約している物に限り)日本語(と言うか人間語)
として聞こえている』(プロジェクトXスレ他)のか。
皆さんはどう思われますか?

―少なくともライダーは、変身前でもモンスターとは
意思の疎通が取れているのは確かみたいですが。(本編32,3話辺り参照)
524スライター ◆0/7ZK1pw5I :04/01/30 22:29 ID:8Uo+DS0t
>>522
良・・・次のライダーも期待します。

>>523
意思の疎通程度かな?
ライダー達も結構フィーリングみたいだし。・・・だと思うんだけど
525名無しより愛をこめて:04/01/30 23:19 ID:fBXcMiOQ
>>523
カードによる強制的な命令以外では飼い主とペットといった感覚だと解釈。
ベノスネーカーが浅倉に襲い掛かった描写や反対にガイが死んだ後にメタルゲラスが復讐しようとした描写から
普段の扱いである程度の変動はあるものかと。
526ギルノイズ ◆olKbglHkuQ :04/01/30 23:48 ID:uTemAhFj
>523
ええっと、プロXだとみんななんとなく理解していそうな……?

多分、契約者はなんとなく認識できるのかと。腹減ったとか、人間食いたいとか。
527名無しより愛をこめて:04/01/31 07:34 ID:JQR9F4l6
コスモスとムサシみたいなもんじゃない?
言葉はわからないけど意思は通じる。
528山羊作者:04/01/31 12:40 ID:mR1xSyoP
最近ライダーを思いつくので投下。もうすぐ自前ライダーが十人突破だ・・・。

仮面ライダー火烈(かれつ)
変身者:佐藤月子(さとうつきこ)
身長:170p
体重:不明
最高視力/聴力:16km/16km
最高走力/ジャンプ力:100mを6秒
パンチ力/キック力:ともに300AP
契約モンスター:レッドフラミンゴ(名のとおりフラミンゴ型モンスター。3000AP)
烈召機フラミバイザー(円状の盾。中にはフラミソードが装備されており引き抜いて戦う)

シュートベント:剣より光の刃とし撃ちだす。射程はそれほど長くない。
ガードベント:背中に赤いマントを出現させる。ナイトのように飛行可能。
シールドベント:フラミバイザーを一定時間巨大化させる。しかし持ち歩きは可能。
ソードベント:フラミソードを巨大化させる。こちらも持ち歩きは可能。
インクリーズベント:フラミソードの幻影を一定時間作り出す。この幻影は剣の軌道に沿って現れる。
          幻影は実体を持っており一度相手に切りかかれば複数回斬るのと同等の効果を得る。

ファイナルベント:レッド・フォールス(5000AP)
         レッドフラミンゴが突風を巻き起こし目くらまし。
         そしてレッドフラミンゴの背に乗り急上昇。そして落下しながら相手をたたききる。
529山羊作者:04/01/31 12:41 ID:mR1xSyoP
続きを。

変身者:佐藤月子 26歳 婦警
とある殺人者によって付き合っていた男性を殺されてしまった婦警。己の非力さを呪い、死んだような日々を送っていた所に神崎と出会う。
「取り戻したいものがあるならば戦え」
彼女は犯人を殺し、男性を生き返らせるため戦いを決意する。
クールビューティーそのもののような女性。刑事課に所属し責任感が強い。剣道有段者。
常にためらい無く戦うのが特徴。ちなみに契約モンスターのレッドフラミンゴは普段は突っ立ってるだけだが動作そのものは速い。
ライダーの名前が火烈なのはフラミンゴを中国語にすると火烈鳥となるので。さすがに仮面ライダーフラミンゴはかっこ悪い・・・。
530名無しより愛をこめて:04/01/31 20:56 ID:cr6YoeCj
>>528-529
できれば各ベントごとの技の名称とAPを書いて欲しいな。
531クスルフ作者:04/02/01 01:38 ID:0Q2Vlpox
さらにライダー投下。

仮面ライダールビア
変身者:向坂律也(さきさかりつや) 19 大学生
身長:184.3cm
体重:82.7kg
最高視力:約8km
最高聴力:約8km
最大走力:100mを7.2秒
ジャンプ力:ひと飛び32m
パンチ力:150AP
キック力:200AP
召喚機:音召機翅「ベルバイザー」背部の翅状のパーツを前面にスライドさせてベントインする。これを使用して短距離ならば滑空可能。
契約モンスター:鈴虫型モンスター「ベルレゾナント(2000AP)」

ソードベント  :ベルエッジ    (1000AP)ベルレゾナントの翅の一部を模した短剣。
ナスティベント :レゾナンスノイズ (1000AP)ベルレゾナントの超音波で敵の動きを阻害する。ナイトの物より広範囲に波及。
ラプチャーベント:15秒の間、任意のライダーと契約モンスターとの契約を断絶しブランク状態にする。
ファイナルベント:リングアベル(3000AP)
背後にベルレゾナントを召喚し、放たれた超音波とともに繰り出すパンチ。
532クスルフ作者:04/02/01 01:39 ID:0Q2Vlpox
向坂律也人物設定
以前は平凡な学生に過ぎなかった青年。
ある日突然鈴虫型モンスター「ベルレゾナント」に狙われ、逃亡していた所を神崎と遭遇、デッキを受け取る。
無我夢中で契約し事なきを得たが、そのままライダーバトルに巻き込まれてしまった。
しかし契約したモンスターはAPが低く、また群れることのない種であったためライダーとしての能力もまた低い。
野良モンスターにすら苦戦する彼だが、唯一全てを覆しかねない『ライダーを無力化するアドベントカード』を持つ。
今はただ自分が死にたくない一心で戦っている彼は、これから善にも悪にも染まる可能性がある。

弱いが一発逆転な感じで。
533山羊作者:04/02/01 09:24 ID:ErJfeM5a
>>530
AP、GP書くの忘れてました。スミマセン。
フラミバイザー:2000GP
フラミソード:1000AP
シュートベント:2000AP
ガードベント:3000GP
シールドベント:4000GP
ソードベント:3000AP
てな感じです。技の名称は無し。別にあったところで叫ぶわけでは無いので。
でもFVは雰囲気で名前をつけてますが。
534名無しより愛をこめて:04/02/01 09:54 ID:Ew1pA0ye
>>533
叫ぶ叫ばないじゃなくて、技や武器の名前はついてて当たり前なんじゃないの?
ほとんどどうでもいいシザースやガイの武器だって
シザースピンチやメタルホーンっていう名前がちゃんとついてたし、
ナイトのトリックベントやナスティベントにもちゃんと技名がついてた。

それに他の人はちゃんと一つ一つに名前付けてるんだし。
535山羊作者:04/02/01 11:23 ID:ErJfeM5a
>>534
そうですか。まあ技名は全然考えてないんで今まで書き込んだ九人と今回書き込む一人のライダーの分の技名は無いと言うことで許してくださいまし。
次からは技名も考えて作りますね。

仮面ライダーローランド
変身者:勝口竜馬(かつぐちりょうま)
身長:195センチ
体重:82キロ
最高視力/聴力:18km/18km
最高走力/ジャンプ力:100mを7秒/15m
パンチ力/キック力:ともに400AP
契約モンスター:ローランドアームズ(ゴリラ型モンスター。5000AP)
豪召機アームズバイザー(1000AP。サブマシンガン。マガジンにあたる部分をスライドさせベントインする)

スプレッドベント(2000AP):ローランドアームズの胸部を模した盾を召喚。
                 そしてその盾を展開しそこより小型ミサイルをばら撒くように発射する。
シュートベント(3000AP):両腕にローランドアームズの両手を模した大型のナックルを装備し、撃ちだす。
ストライクベント(1000AP):先端にローランドアームズの頭部を模した巨大な分銅がついている鎖分銅を装備する。
トラップベント(1000AP):小型の爆弾を任意の場所にセットする。これは爆発まで数秒かかるが半径2m以内ならばどこでも設置可能。

ファイナルベント:マッドネス・ブレイク(6000AP)
         シュートベントの両腕を撃ちだし相手を拘束する。そしてそこにローランドアームズがショルダーアタックをしかける。
536山羊作者:04/02/01 11:24 ID:ErJfeM5a
続きです。

変身者:勝口竜馬 18歳 高校生
サバゲー大好きの少年。大学受験もそっちのけで遊び倒している。
だが徐々に人を撃つ快感に目覚め始め動物やら完全装備の人間では満足できなくなったところに神崎と出会う。
「その欲求を満たしたければ、戦え」
彼の望みは戦いそのもの。普段はモンスターを真っ向から蜂の巣にして楽しんでいる。
ライダーとの戦いは彼が最も望むものなので好戦的である。基本的に自分勝手でワガママ。
モンスターの名前は「ニシローランドゴリラ」から。仮面ライダーゴリラってゴリラーマンみたいなのでこんな名前に。
537名無しより愛をこめて:04/02/01 11:55 ID:4buDKHQV
技名じゃなくて、武器名がないのはまずいんじゃない?
無銘ってのは、ちょっと・・・
538山羊作者:04/02/01 20:13 ID:ErJfeM5a
大量にライダーを製作中。これで十一人目か。

仮面ライダー十手
変身者:堤 宗一郎(つつみ そういちろう)
身長:160センチ
体重:53キロ
最高視力/聴力:19km/19km
最高走力/ジャンプ力:100mを6秒/18m
パンチ力/キック力:ともに300AP
契約モンスター:トリックスクイッド(イカ型モンスター。3000AP)
惑召機トリックバイザー(短刀型バイザー。2000AP。忍者のよう腰の裏に装備されている鞘にベントインする。2000AP)

スモークベント「黒墨」:煙幕を放ち辺り視界を遮る。本人は影響を受けない。
リバースベント「土返し」:右足で踏み込むことにより畳返しの要領で地面より岩を隆起させる。
エクステンドベント「幻手」:右腕を伸ばす。最大五メートルまで。
フォルシーズベント「遠眼」:MW内でのライダーの動向、そして付近のモンスターを感知する。
スーサイドベント「空蝉」(3000AP):自分自身を爆破。辺り一面に強烈な爆風と閃光を発する。
                     使用後は即座にMWから脱出するがその後、丸一日は変身することが出来ず重症を負う。

ファイナルベント:「墨切ノ術」(4000AP)
         トリックスクイッドが煙幕上の墨を放ち相手の視界を奪った後、2人がかりで滅多切りにする。
539山羊作者:04/02/01 20:15 ID:ErJfeM5a
続きです。

変身者:堤 宗一郎 61歳 執事
高齢でありながらとんでもない身体能力を持つ執事。いつも丁寧な言葉で話す白髪の老人で、とある資産家の家系に仕えている。
彼の仕えている主人が不治の病にかかり絶望に打ちひしがれていたところに神崎と出会う。
「お前の主を救いたくば戦え」
トリッキーなカードと豊富な経験を持っており、常に奇襲を心がけた戦い方をするが真っ向勝負でも他のライダーに引けをとらない。

あとご指摘にありましたので仮面ライダーローランドの武器名だけですが書き込みます。

スプレッドベント「タイラントシールド」
シュートベント「ロケットアームズ」
ストライクベント「ローランドチェイン」
トラップベント「ミニアンバッシュ」
540名無しより愛をこめて:04/02/03 21:15 ID:RpVqMznK
おい、お前ら!
最近活気が無いですよ!
ageて見る
541クスルフ作者:04/02/03 21:39 ID:Elhgg/TM
自ライダーのネタが無い訳ではない。
が、こうも流れが遅いと微妙に書き込み辛い…
542名無しより愛をこめて:04/02/03 21:54 ID:otEYiNBK
コテハンが大量に投下してるからスレを覗いた人が入り込み難くなっているのでは。
思うに、山羊作者氏辺りはもう自分でサイト開いてやってもいいぐらいでしょ。
543名無しより愛をこめて:04/02/04 20:30 ID:MFNuNmkz
>>542
それは分かる気がする。>新規の人が入りづらい。
544名無しより愛をこめて:04/02/05 21:16 ID:5qT9TOM7
がおー!
ageちゃうぞー!
545名無しより愛をこめて:04/02/05 21:31 ID:Fy6sDNoP
某ユカレンが立てたスレに書き込まれた、
龍騎ライダー三人。
ここに転載した方がいいのかな?
546名無しより愛をこめて:04/02/05 21:36 ID:FaYlvUu6
>>545
必要ないでしょ。
本人たちに特にその意思がある訳でもないだろうし。
547名無しより愛をこめて:04/02/05 21:39 ID:Fy6sDNoP
>>546
ですか
じゃ、そうしますか
548Vi:作者 ◆Yna.06orfw :04/02/05 21:41 ID:xkdleKlT
なつかしいスレだなぁ( ゚Д゚);
549名無しより愛をこめて:04/02/06 21:38 ID:oPTIUC9y
このスレも本格的に廃れたな。
550名無しより愛をこめて:04/02/07 00:28 ID:zTc+AMEA
仮面ライダー ガンホーク
変身者:矢野 圭一 (やの けいいち) 男 27歳 元会社員(現無職)
最高視力:約10km    
最高聴力:約10km
最大走力:100mを4.8秒
ジャンプ力:ひと飛び35m
パンチ力:200AP
キック力:300AP
召喚機:手甲型召喚機 ガンバイザー(1000AP) ドラグバイザーと同じようなもの
契約モンスター:鷹型モンスター ガンウイング(4000AP)
巨大な鳥の形態をしたモンスター。脚部が銃になっており、急降下+発砲で獲物をしとめる。
ガンホークの背中に合体し、飛ぶことも出来る。
シュートベント :ガンナックル(2000AP)〜の脚を模した二丁の大型拳銃。6発装填の二丁で計12発。
                   〜の爪もついており打撃武器としても使える(1000AP相当)
アクセルベント :客観時間で0.1秒間、ガンホークの反応速度が100倍になる(ガンシードの主観では10秒となる)
         その間は他者を寄せ付けない領域に入るが、肉体能力も100倍になるわけではない。
        (弾丸の動きを目で追うことが可能だが弾丸より早く動くことはできず、最小限の動きでかわす
         方法を考えている余裕があるという感じ)         
サーチベント  :対象のライダーのデッキ内容について、どのカードがどんな能力を持っているかわかる。
         相手が使おうとしているカードも分かるが、どう使おうとしているかは分からない。
ファイナルベント:バーストダイブ(5000AP) 
ガンウイングが合体。急降下しつつガンウイングの脚部銃の12発全ての弾丸を敵の一点に命中させる。
551550の続き:04/02/07 00:29 ID:zTc+AMEA
戦法
銃がメイン武器だが、弾数に限りがありしかも武器がこれのみであることから
遠距離からの射撃というリスクはおかさず、アクセル・サーチベントで敵の攻撃を読みつつ
接近戦を挑み銃による殴打・0距離射撃で確実に倒すシビアな戦法を用いる。

人物紹介
 幼馴染の女性と結婚し1人の娘と仲良く暮らしていた善良な小市民。 
だがある日鏡から現れた謎の怪物に妻も娘も鏡の中に引き込まれてしまう。
絶望にひしがれる彼の前に神崎士郎が現れ、デッキを渡す。
彼は妻子を襲った赤い龍のようなモンスターを追い、
そしてMWのどこかで生きているかもしれない(注:ありえない)妻子を探してライダーになった。
目的のためがりがりモンスターを狩るが、ライダー相手にも容赦はしない。
552名無しより愛をこめて:04/02/07 00:51 ID:5F5tcq/K
センスいいな
553名無しより愛をこめて:04/02/07 19:51 ID:gfGEKIo2
もっと頑張れ、もっともっと頑張れ!
554名無しより愛をこめて:04/02/09 20:53 ID:gEw2QqhA
>>553
頑張れと思うんだったらお前もネタを投下しる!
オレモナー
555名無し木人:04/02/10 01:07 ID:llexilHL
    ,、v‐'~'ー--、    /| /|
   〃//  ト,_ノ    / /|ミ|
   / /  ,-''")  ,..-| .|,,...,,,, `"''ヽ
  / /  / /  .;/~|i^|   `"、  ヽ,,    人,_,人,_,人,_,人,_,人,_,
 ,ノ..-!、 (_ノ   ,.l'  i'U|     ヽ   'l  < スタートアップ!!>
『(o■ )ロ[][i   {  |「:i|       }   } < ギュンギュンギュンギュン >
 i。|ミ|。にニコ   'l..  |V|       i   i   Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒
/| | | |ヽ ||   'l. '|| |       l'  /\
| |  ̄.| |.|   ヽ、"iヘ    ,〃l"  /  〉、
|「  o  ~i 「|     ヘ...,ゞヽ三彡''"ヽ>'   /
、L __  」 |」      ヾ/^|^\〃、__,./」_ノ.,,
ヽヘ V | 77 ー―ァ ヾニニ/ ム∠´__ノ、
 ヾT~''Tミヽ   _ノ オ  ノ
556名無し木人:04/02/10 01:16 ID:llexilHL
 すいません、間違ってカキコんでしまいました・・・。
本当は―、
    ,、v‐'~'ー--、    /| /|
   〃//  ト,_ノ    / /|ミ|
   / /  ,-''")  ,..-| .|,,...,,,, `"''ヽ
  / /  / /  .;/~|i^|   `"、  ヽ,,    人,_,人,_,人,_,人,_,人,_,
 ,ノ..-!、 (_ノ   ,.l'  i'U|     ヽ   'l  <仮面ライダー555が >
『(o■ )ロ[][i   {  |「:i|       }   } < >>555をGETだ!!   >
 i。|ミ|。にニコ   'l..  |V|       i   i   Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒
/| | | |ヽ ||   'l. '|| |       l'  /\
| |  ̄.| |.|   ヽ、"iヘ    ,〃l"  /  〉、
|「  o  ~i 「|     ヘ...,ゞヽ三彡''"ヽ>'   /
、L __  」 |」      ヾ/^|^\〃、__,./」_ノ.,,
ヽヘ V | 77 ー―ァ ヾニニ/ ム∠´__ノ、
 ヾT~''Tミヽ   _ノ オ  ノ

・・・ゴメンナサイ、一度やって見たかったんです…。

―と言う風にカキコむつもりだったんです。
本当に申し訳ありませんでした…。

>>554さん及び、このスレの全ての皆さん
ボクもスレを盛り立てる為に、現在もネタを考案中です。
(恐らくはコテハンの皆さんもそうなのでしょう)
ですので、これからも頑張っていきましょう!


・・・って、ボクが言えた義理じゃ有りませんけどね・・・。
557名無しより愛をこめて:04/02/11 12:03 ID:wSNnZ7Im
仮面ライダー ペレイター
変身者:相士 忠雄(そうし ただお) 男 24歳 芸術家(人形造形士) 
最高視力:約6km
最高聴力:約10km
最大走力:100mを7.0秒
ジャンプ力:ひと飛び20m
パンチ力:150AP
キック力:300AP
召喚機:指揮棒型召喚機フィアバイザー(1000AP)
契約モンスター:蜘蛛型モンスター フィアスパイダー(4000AP)
巨大なクモの形態。ただし各関節が球体関節人形のようなギミックになっている。口から強靭な糸を吐く。
トリックベント :パペットマン(2000AP) 〜の各部を模したパーツを組み合わせて作った人形を自在に操る。
         基本能力は走力:100mを5.0秒 ジャンプ力:30m パンチ力:200A Pキック力:300AP
         2000APの棒きれ装備。そこそこの能力
コピーベント  :その場にいるライダー(ドールマスター自身も可)の能力・武器・姿をパペットマンに与える。
ホールドベント :マリオネットウェブ(1000AP) 対象のライダー1人の体の自由を奪い自由に操る糸。
              糸の先はライダーの各部のジベットスレッドに嵌り、簡単には外せない。
ファイナルベント:ブラッドミュージック(5000AP) 
フィアスパイダーが目標を糸で締め上げ、張り切った糸の上でペレイターが踊って張力で敵をバラバラにする。

ライダーの基本スペックがカスクラスであり、モンスター相手にはパペットマンを矢面に立たせて何とか戦うが、
ライダー相手ではパペットマンに相手の能力をコピーして戦わせたり相手自身を操ってしまったりと結構強い。
558557:04/02/11 12:05 ID:wSNnZ7Im
人物紹介
人形造形士とかモデラーとかそんなもの。
若いがその才能は認められ何度も個展を開いたり高値で人形を売れたりとそこそこ金回りは良い。
だが彼自身はまだ自分の作品に満足していない。
彼が目指すのは自分の作った人形が生を得ること。
ただそれを望んで人形を作り続けた結果、芸術家としての名声や財産がついてきたに過ぎない。
いくら評価されようが生命を持てない人形に彼自身は価値を認めない。
ほとんど狂気に近い妄執を持つ彼は鏡の向こうからの誘いに喜んで乗った。

一方神崎は神崎でライダーバトルの駒として扱う一方、
無に生命を与えることを試みる彼の所業に興味を抱いている様子もある。


ライダー投下。
狂人系です。私は芸術を理解出来ないのでこんな芸術家本当にいるかは知りませんが
そのところ適当です。ご容赦下さい。
球体関節人形展を見ていて思いつきました。
559仮面ライダー伐 第十五話 1:04/02/12 11:30 ID:PbKrqkZc
依城や叶の住んでいる場所から少し離れた場所にある、コンビニ「サンソン」
「いらっしゃいませー」
明るい声で入店してきた客に挨拶をする、一人の店員がいた。
愛想のいい態度でレジを打ち、弁当をレンジで温め、棚の整理をするその男。

皇 夏見だった。

ドゥルルルル・・・・
静かな夜明け前の町に、バイクの走る音が鳴り響く。
「皇、お前は今、何をしているんだ?ライダーバトルを放棄して・・・」
バイクに乗る男は、依城。
オーディンに渡された地図を頼りに、印がついた場所へと向かっているのだ。ライダーバトルを放棄してしまった
夏見を説得し、再び戦わせるために。
吐いた息が白い寒々とした朝の街を、依城は駆け抜けていった。
560仮面ライダー伐 第十五話 2:04/02/12 11:31 ID:PbKrqkZc
「亜〜亜、2マラ根」
ミラーワールドの廃墟の中に佇む、グレン、ゴート、縛牙。
「そろそろライダーも減ってきた、僕達だって好きにしていいんだろ?」
「そうはいかない」
「なんでだよ!僕は遊びたいんだ。こんな楽しい遊び場なんて他にないじゃないか!」
縛牙の不満が噴出する。
「我々の最終目的は盟主様に委ねられている。ライダーバトルのゲームマスターは盟主様なのだ」
「ぶーぶー」
親指を下に向けて不満の意思を示す縛牙、だがそこに
「グレンがゲームマスターだと?笑わせてくれる」
傲慢な高笑いと共に、金色の羽が舞い散る。

「いらっしゃいま・・・!!」
「よう、皇」
店内に入ってきた客に挨拶をしようとした夏見は、その客に絶句した。依城だったのだ。
「おまえ、ボリサブの仕事もほっぽりだしてこんな所で仕事をしてたのか」
レジから飛び出し、ズリ、ズリッと後ろに退がる夏見。
「なんだ、せっかく来てやったのにその態度は」
「帰ってくれ!」
依城の顔に、安物のパンが投げつけられた。
「おまえ・・・!」
「帰ってくれ!帰ってくれ!帰れ!帰れよう!」
棚にある商品をめくらめっぽう投げつけられてはどうしようもない。依城は訝しげな顔をしながらも、その場は
帰るしかなかった。
「帰れ・・・帰れ・・・。」
投げつけたパック牛乳やサンドイッチを拾いながら、夏見はその場に泣き崩れるのだった。
561仮面ライダー伐 第十五話 3:04/02/12 11:33 ID:PbKrqkZc
「気summerハ・・・・尾伝!」
「殺したと思ったが、まだ生きていたか、グレン」
オーディンと対峙するグレン。身構えるゴートと縛牙。以前の戦いで、オーディンはグレンをゴルドセイバーを
使って17分割したのだ。
「話他誌wo564田背キ忍、取ッてモ羅u殻ne」
「望むところだ、返り討ちにしてやる。そこの二人、戦うか?」
オーディンはゴートと縛牙にも問いただす。
「いや」
「俺達はいい」
そそくさとその場を去る二人。二人とも、自分の強さに自信があってもオーディンに勝てるとは思っていない。
この機会に全員を殺そうというオーディンの魂胆が読めたからこそ、その場を去ったのである。
二人が去るのを見届けたグレンとオーディンは、戦いのために広い場所へと歩き出した。

「夏見君がいた!?」
洋食屋「バース」で働いていた叶に、依城は今朝の顛末を話す。
「そうだ、奴はかなりの精神的ダメージを負ってしまったらしい。完全にライダーバトルへの意欲を失い、
 過去を忘れようとしている」
「でも、放ってはおけないよ。このままじゃ」
「そうだ、奴は自らの契約モンスターに食われてしまう。奴のモンスターは何だ・・?」
「イナゴだ」
「イナゴか・・。これまた食欲旺盛なのを選んだもんだな」
叶と依城は頭を抱えてしまう。
562仮面ライダー伐 第十五話 4:04/02/12 11:34 ID:PbKrqkZc
「いらっしゃいませー」
依城が着たことを忘れようと、コンビニの仕事に精を出す夏見。そのうちに交代の時間になる。
「お疲れでしたー」
ニコニコしながら店を出た夏見は、次の瞬間にはオドオドしながら駆け出していた。
「来るな・・・俺はミラーワールドなんか知らないんだー!」
鏡や反射するものを避けるように走る夏見。鏡の中には、自分を食べようとするモンスターがいる。自分を
つけ狙うライダーもいる。そういうものには二度と関わりたくなかった。
「知らない知らない、知ってるつもりなんて知らないー!」
そう叫びんだ、瞬間。
夏見は足元の缶に蹴つまずいて転倒し、目の前にあった水溜りからミラーワールドに飛ばされた。

「ソードベント」
両の手にゴルドセイバーを携える、オーディン。
「スティックベント」
右手にグレンホーンを構える、グレン。
「フンッ!」
「氏寧ヽ( ・∀・)ノ尾伝!」
両者が駆け出し、剣が交差する。
ガキィッ。火花が飛び、両者が吹き飛ぶ。
「なんて力だ・・・本当に、貴様の正体はなんなのだ?」
「白根」
武器を投げ捨て、二人は格闘戦に移行した。グレンの拳が、オーディンの顔をぶん殴る。
「射手eeeeeeeeeee!!」
「フンッ!」
オーディンの硬さに驚いた隙に、殴り飛ばされるグレン。そう、オーディンは先日依城から金属バットによる
深刻なダメージを受けており、修理の際に補強をしておいたのだ。
ヒリヒリと腫れた頬をさすりながら、立ち上がるグレン。
「欲mo79ッ田奈!尾屋痔color藻、79裸レタ琴ナンte内ノ2」
563仮面ライダー伐 第十五話 5:04/02/12 11:36 ID:PbKrqkZc
「いてて・・ってなんじゃこりゃあぁぁあぁぁああっ!!」
ミラーワールドに突入した夏見は、自分が勝手に伐へと変身している事に驚いた。
「冗談じゃない!俺はもう帰る!」
そう言って歩き出した伐の前に現れたのは、契約モンスターであるはずのイナゴ型モンスター、ジャッジホッパー。
「おう、久しぶりだなってウワァァァン!!」
いきなり襲い掛かるジャッジホッパー。ほうほうの体で逃げ出す伐。
「そうか、ずっとモンスターを食わせてなかったから・・」
「今更後悔しても遅い」
後ろから聞こえた声に、振り向く伐。そこにいたのは、イクシードカッターを構えたオルタナティブ・ネオ。
伐は汗が額を滴り落ちるのを感じた。

一方ミラーワールドの別の場所では、オーディンとグレンが凄まじい戦いを繰り広げていた。
「ナックルベント」
手にグレンガンドレッドを装着し、オーディンに殴りかかるグレン。
「ガードベント」
ゴルドシールドでそれを防ぐオーディン。
「魔da魔ダaaaaaっ!」
「アドベント」
グレンの契約モンスターであるグレンギガが、バイクモードで突撃する。
「アドベント」
ゴルドフェニックスがそれを牽制し、攻撃を加える。
「9ッ!」
グレンはそれをグレンバイザーで追い払う。
564仮面ライダー伐 第十五話 6:04/02/12 11:37 ID:PbKrqkZc
「ウワァァン!」
オルタナティブ・ネオの怨み嫉み妬みが込められた攻撃に、追い詰められていく伐。
「シュートベント」
ネオの両手に巨大なイクシードランチャーが抱えられ、伐に向かって撃ちまくる。
「た〜すけて〜」
両手を挙げて逃げ回る伐。だが、その時
「ザマナイナ、バツ」
「お、お前は、俺の鏡像ライダー!?」
伐の鏡像ライダー、仮面ライダー絶が伐とオルタナティブ・ネオの間に割ってはいる。
「オレヨリサキニ、キサマガクタバッテモラッテハコマルカラナ」
そう言い放つと、オルタナティブ・ネオへと襲い掛かる。
「シュートベント」
絶の放つ激しい攻撃に、堪らず逃走するオルタナティブ・ネオ。
「おまえ、助けてくれたの・・・ウワァァン!」
絶の次の獲物は、他ならぬ、伐。

グレンとオーディンの戦いは、オーディンの優勢のままに進んでいた。
「9ソッ、甲夏鱈!」
「今更何をしても無駄だ」
グレンに向かってツカツカと歩くオーディン。だが、その時。
「な、なにぃっ!?」
地面からボコボコと手足が飛び出し、16体のグレンがゾンビのように現れる。
「尾泥イtaka。木summerの頃下17個ノ2九篇ga、素ベテ仏ka2下野田!」
「富江か貴様は!」
突っ込みを入れるオーディンに向かって、17体のグレンが一斉に突撃した。
―「グレンギガ」のカードがフェードインして終―
565バツメイカー ◆Pgs.cZ6mDs :04/02/12 11:42 ID:PbKrqkZc
久しぶりにSS投下できました。ゴブサタしていてすみませんでした。
今までの話まとめ
http://up.isp.2ch.net/up/d8911d4bdf64.lzh
566名無しより愛をこめて:04/02/12 20:13 ID:TeFVju/B
伐ワショーイ!!
567名無しより愛をこめて:04/02/12 23:54 ID:HXspB+4u
こたつ以来オーディンも壊れてきてるな…
568名無しより愛をこめて:04/02/13 22:53 ID:lFpt7bMV
仮面ライダーキョウ
変身者:早良 仁(さわら じん) 男 26歳 探偵 
最高視力:約18km 最高聴力:約18km
最大走力:100mを5.0秒 ジャンプ力:ひと飛び40m
パンチ力:250AP キック力:400AP
召喚機:スリット召喚機ミラーバイザー(右手首にあるスリット)
契約モンスター:鏡型モンスター ファンダムミラー(6000AP)
鏡の魔物。その姿は、FF5のアトモスを想像してもらうとありがたい。
優衣は「鏡のお化け」くらいの軽いつもりで描いたが、「ミラー」ワールドというフィールドが「鏡」型モンスターのファンダムミラーを特別強力なモンスターに変えた。
アラームベンド  :サイレントアラーム(0AP) 大量のモンスターを呼び寄せる。
          呼び寄せるだけで、使役できる訳ではない。
スイッチベンド  :スイッチフィールド(0AP) 周囲1Km四方のMWと現実世界の環境を入れ替える。
          つまり、MWは人間の生存に適し、現実世界はモンスターの生存に適するようになる。
コールベント   :対ライダー専用の電報。頭に直接語りかける。
フリーパスベンド :MW侵入に使った物以外の鏡も、MWからの脱出に使用できるようになる。
コンファインベンド:2枚所持。
コピーベンド   :カードエミュレート(?AP) 相手のデッキの中から、未使用/使用済みに関係なく任意のカードの効果をコピーする。
          もし、相手のデッキの内容が全然分からない場合は、ランダムに選ばれる。
ガードベント   :ミラーウォール(2000GP) 表面が鏡のようになっている大型楯。
          接近戦に対しては普通の楯だが、飛び道具は全て反射して敵に返す。
トリックベンド  :ミラーイリュージョン(3000AP) 周囲の鏡に映る自分自身の虚像に実体を与え、使役する。
                         能力はオリジナルと同等だが、一発直撃を受けると消える。
ファイナルベント:シールインミラー(7000AP)
相手をファンダムミラーが作り出した鏡の中に封印し、その鏡を砕く事で相手をばらばらにする。
569568:04/02/13 22:54 ID:lFpt7bMV
極度の人間不信の男。
全ての人間は他人を踏み台としか考えていない、と信じて疑わない。
彼にとって好意とは、他人に取り入る為の狡猾な策略である。

だが、そんな彼も唯一の肉親である姉に対してだけは、この異常な警戒を解く。
しかし、その姉が不治の病に倒れると、彼女を救うためライダーバトルに身を投じる。

彼の特徴は、ためらわない上に手段を選ばない事。
彼にとっては、他人とは警戒するべき敵なのだから、殺す事自体にはあまり抵抗がないのである。
フリーパスで手に入れた手榴弾を小包爆弾にして他のライダーに送ったり、駅のホームから突き落としたりする他、アラーム+スイッチのコンボで一人を殺すために数百、数千の人間を巻き添えにする等が、彼の主な戦術である。

割と順調に勝ち進むが、彼が大量殺人を行っている事を知った姉が自殺した事で事態は急変。
ライダーバトルの願いでも死人は生き返らない(もし出来たら、タイムベンドでやり直す必要ないし)事を知った彼は、ラッシュ時の東京駅でアラーム+スイッチのコンボを使ったのを皮切りに、無差別な大量殺人をひたすら繰り返すようになる。
その騒ぎの中、優衣は逃げ惑う人々の群れに踏み殺され、神埼がタイムベンドを使って過去に戻った後の、死の街と化した東京でライダー達の最後の戦いが始まる……

コンセプトは、「一般参加者のラスボス」
570名無しより愛をこめて:04/02/13 23:35 ID:L8dVIp8y
>568-569
厨設定(以下略?
571名無しより愛をこめて:04/02/14 02:01 ID:L+5/+D44
>>569
ここではどちらかというとキャラの性格と基本設定だけでやってると思われ。
ストーリーまで組み立てるならそれに見合ったSSなりなんなり出さないと自己満足の最強厨にしか見えない。
572名無しより愛をこめて:04/02/14 19:23 ID:BW/KlXA0
>>568-569
さぁ、出ましたよ、俺ライダー最強厨(藁
573バツメイカー ◆Pgs.cZ6mDs :04/02/14 19:45 ID:hqyNJUBJ
諸事情により書き続けるのが難しくなりました。再開したばかりですがすみません。
574名無しより愛をこめて:04/02/14 20:07 ID:e3i2/Uyi
>>573
まぁ、今まで面白い作品をサンクスってこった。
いや、真面目に。
575名無しより愛をこめて:04/02/14 22:22 ID:k0EiNIcG
強いモンスターと契約すれば強いのは当然でまあスペックが高いのは良いのだけど、
どうにも厨臭い設定がなあ。

>573
続投無理ってことですか? あまり無茶はなさらずに。
576-MASKD RIDER PHANTOM-「第五話」その3:04/02/14 23:19 ID:lB+5o1nN
【シュートベント】
ファントム「…」
両手にそれぞれサイズの違う拳銃を持ち構えるファントム
そして殺気を放ちながら謎のライダーが襲い掛かる
ファントムの銃声が響きに着弾した地面の砂塵がすさまじく舞う
砂塵が晴れるまで冷静に気配を読み防御に入る謎のライダー
そして…
『…チッ』
砂塵が晴れるとそこにファントムの姿は無かった…
『次は、必ず仕留める…』
そう冷たく呟くと謎のライダーも足早にMWから離脱していった

華凛「えぇーっ!!黒月クンもライダーなの!?」
喫茶店で大声を上げて驚く華凛
悠希「…華凛、声が大きいよっ」
店にいる客が一斉にこちらを向いた事で下を向きながら華凛に注意を促す
それまで拾われてきた猫状態だった楓が重々しく口を開く
楓「…その…冬月さんもライダーなんですか?」
疑問めいた表情で華凛に問うがその問いを悠希が返す
悠希「彼女の彼氏がライダーなのよ、たまーに来るでしょ?愛想悪っそーでボーっとした…」
華凛「悠希!!(#゜Д゜) そこまで言わなくたっていいでしょ!?確かに戒人は無口で愛想も悪いけどォ!!」
戒人の事を悪く言われ悠希に怒鳴るが、それにまた客が一斉に反応する
悠希「華凛、声おっきいよ…」
楓「公園かどっか行きます?」
577-MASKD RIDER PHANTOM-「第五話」その5:04/02/14 23:37 ID:lB+5o1nN
戒人「…ここが」
紆余曲折あったが何とか3時前に皇華クリニックの前に辿りつく戒人、そして早速中に入る

看護婦1「暦センセェー、予約した患者サンがぁー、来ましたぁぁー」
看護婦2「仙波さん、その言葉遣いを何とかしなさいって何度言ったら――!!」
「あぁ、いいです。いいです。仙波さん、ありがとう。」
看護婦1「うぁぁーい。」
口の悪い看護婦に呼ばれ「暦」と呼ばれた男が静かに腰を上げる
暦「カルテは?」
看護婦3「あっ、ハイ!!っこれですっ」
暦「ありがとう。」
看護婦からカルテをもらい指で浮き彫りになった字を触る
暦と呼ばれた主治医は目が見えてなかった
彼は小さい頃、事故で光を失い絶望した
が、彼を担当したカウンセラーも目が見えなかった
彼はそのカウンセラーに憧れ、自分もそうなりたいと願いこの仕事に就いた
目に見えない不確かな心を治す職を…

が、彼は再び光を目にする事を諦めていない。何故なら…

戒人が待っている診察室へと入る
暦「…」
遠くから戒人を見て何かを感じる。そして温厚な顔つきに殺気が宿る
看護婦3「ど、どうかしましたか?こ、暦センセー」
暦「…あ。すみません、忘れ物してしまったようで…ちょっと待ってくださいね」
診察室から一度出て自分の部屋へと戻りバックから「何か」を取り出し静かに呟く
暦「患者が、さっきのライダーとはね…願ってもない診察だ…」
そう言い再び診察室へと向かう、戒人という絶好の患者を診察し…戦う為に…
578ファントム作者:04/02/14 23:46 ID:lB+5o1nN
お久でございます。今週中になんとか5話書いて
先行最終回=-MASKD RIDER PHANTOM- THE FINALを書きます。
話的にカマタサイドに繋がる方の鬱ラストの方になると思います。
登場ライダー6人でファントム、ヴィント、アゼル、ヴィント、メア…
そしてもう一人、ワイトというライダーを出しますがあえてまだ詳細書きません
あとファントムサバイブが出る予定ですが契約モンスターを馬車から何に進化させようと悩み中でございます
とりあえずお楽しみに?
579ファントム作者:04/02/14 23:48 ID:lB+5o1nN
すみません。ファントム、ヴィント、アゼル、メザード、メアです。
あと576のやつ。その4なので…誤字雑字多くてスマソ
580マカロニ:04/02/15 20:22 ID:CLhaqikj
バツメイカー死ね
581名無し木人:04/02/15 23:00 ID:s66TOq6u
>>580さん
たとえ冗談でも、そんな事は言ってはいけませんよ!
それは人として最低の行為だと思いますから。
―もしそれを、『本気で』ほざいていらっしゃいやがる
のでしたら、その時は・・・!

『ファイナルベント』
582名無しより愛をこめて:04/02/16 16:27 ID:1LT5cr/S
>>580さん
たとえ冗談でも、そんな事は言ってはいけませんよ!
それは人として最低の行為だと思いますから。
―もしそれを、『本気で』ほざいていらっしゃいやがる
のでしたら、その時は・・・!

『ファイナルベント』
583名無しより愛をこめて:04/02/17 19:08 ID:4vKTNhbi
両方もちつけ
途中で辞めた作者が叩かれるのは、これ当たり前
で、それに反応する>>581-582はどうかと
584名無シネマ@上映中:04/02/18 00:07 ID:GKRQCb1f
>583
趣味で勝手にやっていたことを勝手にやめたら叩かれて当然という主張は理解できない。
585名無しより愛をこめて:04/02/18 19:06 ID:T1bEPJ3p
>>583さん
たとえ冗談でも、そんな事は言ってはいけませんよ!
それは人として最低の行為だと思いますから。
―もしそれを、『本気で』ほざいていらっしゃいやがる
のでしたら、その時は・・・!

『ファイナルベント』

586名無しより愛をこめて:04/02/18 20:23 ID:32apWtfz
>>584
途中で凍結するんだったら、最初からやるなと言う事。
伐は面白かったから、余計にそう思う。
587カマタサイド6話:04/02/20 21:07 ID:b7H9tJyC
夜の街、仮面ライダースライたる瀬良香は青年と会話していた。
「で、結局負けた・・・と」
青年の名は瀬川章吾。仮面ライダーイェーガ。
「言っとくが、これで俺が終わったなんて思うなよ」
「どうかしらね?あんた、次の戦いで・・・死ぬかもよ」
瀬川は薄く笑う。
「ヘェ、まるでこれから俺と戦いたいって解釈できんなぁ、それは」
一瞬の沈黙、そして先に動いたのは瀬川だった。
「まっ、俺からフッかける気はねぇよ。正直、あんたとやるのはまだ不毛すぎるしな」
「そう、じゃあいいわ」
歩いて去っていく瀬川。
そして、その背中を見送った後、瀬良は懐からメモ帳を取り出し、文字を連ねる。
「ヴァイス、『鎧』のカード・・・そして、イェーガは健在・・・と」

仮面ライダー龍騎 KamataSide

「ハアッ!!」
ライダーが戦っている。相手はモンスターだが、ライダーは一方的にやれれてばかりだ。
「ぐっ・・・」
立ち上がる。だが、また攻撃を受け倒される。
588カマタサイド6話:04/02/20 21:08 ID:b7H9tJyC
「まだだ・・・!」
立ち上がり、カードを引く
『ソードベント』
武器が召喚される。だが、その武器はモンスターの攻撃を一度防いだだけで砕けてしまう。
「がっ・・・」
モンスターが振り下ろす一撃が、ライダーを弾き飛ばす。
「・・・くそっ・・・こんなところで・・・死ねる・・・・ものか」
再び立ち上がり、迫るモンスターに体当たりを食らわす。
『グウゥゥゥ・・・』
モンスターが一瞬怯み、そしてそれをライダーは見逃さない。
「そこかっ・・・」
近くの鏡に飛び込み、現実世界に逃げ帰る。
『グゥゥゥ・・・・・グゥゥゥ・・・』
モンスターの不気味な咆哮だけが、鏡の世界に響く・・・

第6話 素人の戦い

「ありがとうございました!!」
CSOMOSから、元気のよい声が響く。
「美那子、久しぶりだからって元気よすぎよ」
店内には、いつもよりも多いアルバイトの女子高生・・・藤 美那子がいる。
彼女は、もう1人の女子高生のバイトの、片桐サヤカとは違ったタイプの女子高生で、
まぁ・・・元気印といった感じの女子高生だ。
589カマタサイド6話:04/02/20 21:09 ID:b7H9tJyC
ちなみに、彼女は三月ならばいつも居た。四月は・・・四月終わりの今くらいまでは忙しいのだ。
「しかし・・・ウチの運動部もサギ臭いこと考えるわねぇ・・・」
サヤカが呟く。美那子が四月にバイトに来れなかったのは、運動部に引っ張りだこにされたからだ。
「参るわ〜、「運動ができるから、ちょっと協力して」って・・・まさか女子運動部全部に言われるとは
思ってなかったのよ!・・・もう、新入部員集めくらい自力でやって欲しいものよ!」
「ああ、確かに参るよな〜、1つ引き受けちまうと、他を引き受けないわけにいかなくなるしな」
「そうそう、それで、頼んでくるのが上級生だから、断るのも難しいし・・・流石に半年くらい学校で
いびり続けられるのは辛いしね。ところで店長!」
客が入っていないので、雑談場になっている店内。会話は当然全員強制参加だ。
「なんだ?」
「あのセクハラ男、最近どうですか!?」
不穏な発言をする美那子。こういう性格だ。
「あの人、最近来てないよ」
答えたのはサヤカ。
「ああ、花月は来てない・・・どうしたんだろな?」
セクハラ男=あの人=花月 ということらしい。
そして次の瞬間・・・
「ど〜も!」
おもむろに店の扉が開く。
「あ、那智、噂をすれば影だな」
入店したのは、歳は二十台半ばの、小奇麗な格好をした茶髪を微妙に金に染めた男だ。
「え?噂してたの?俺の!?」
さささ・・・と、女子高生の二人の元に移動する・・・
590カマタサイド6話:04/02/20 21:11 ID:b7H9tJyC
「久しぶり〜!!会いたかったよっ!」
と、サヤカに抱きつこうとする男。
「やめい!!」
だが、それに美那子の蹴りが飛ぶ。
「はごっ・・・・ナイスキック!」
ちゃんと何も無いところに吹っ飛ぶ男。
「・・・花月、恒例のはわかったが、どうしたんだ?1ヶ月くらい来てなかったが」
日下部がコーヒーを入れる。
「サンキュ・・・いや、俺って一応院生だからさぁ・・・って、久々に大学行ったら・・・」
コーヒーに砂糖を入れて呑み始める。
「可愛い女子大生見つけちゃって!そんで、話してたら、教授に捕まって・・・」
日下部と浜村は「あぁ、なるほど」と言った顔をして・・・
「厄介ごとをおしつけられちゃいましたよ!あの女子大生、回し者だったし!俺用の罠!」
楽しそうに話す男・・・この男の名は花月 那智(かげつ なち)
年齢は24歳の、大学院生だが、この女好きの性格が災いしてか、教授に嫌われてるらしい。
一応医大生だが、教授(達)の恨みの成果は恐ろしく、厄介ごとの捌け口になっているということらしい。
そんな花月は、この店、CSOMOSの開店当初からの常連客である。
「こっち、なんか変わったことありました?」
さっき日下部が注文を聞かずにコーヒーを出したのも、既に何を頼むかが決まっているからだ。
「ああ、常連客が増えたぞ」
「女ですか?」
条件反射で聞き返す。
「残念ながら、男・・・しかも女連れだぜ」
浜村が答える。
「エェェェェェェェ!!」
叫ぶ花月だが、「叫ぶな!」と美那子が入れたハリセンで黙った。
591カマタサイド6話:04/02/20 21:12 ID:b7H9tJyC
スパァン!!
と、鋭い音が響く店を、青年は見ていた。
右腕を押さえた青年は、一度たじろいだものも、足を進めた。
一度入ろうと決めた店だ。「鋭い?」音がしても入ろう・・・そう思った。
「いらっしゃい!」
店に入る。感じのいい店だ・・・と思った。
快適な温度と、ほのかに香るコーヒーの臭いがいい感じだ。
「コーヒーを頂けますか」
マスターらしい男・・・日下部に注文を頼む。
「ブレンドは?」
「・・・任せます」
席に座る。と・・・日下部はその青年が怪我をしていることに気付く。
「大丈夫ですか?」
コーヒーを出す。それを受け取る青年の手は震えてる。
数分後・・・
「ご馳走さま・・で・・し・・」
・・・青年が席を立ち、カウンターに行こうとした瞬間・・・
「危ねぇ!」
青年は倒れた・・・浜村が察して支えたため、怪我はなかったが、青年は気を失っていた。

「こりゃ・・・過労だな」
青年は布団に寝ている。COSMOSの2階、日下部の部屋の隣の部屋だ。
「怪我とか・・・というわけじゃないんだな」
青年を診た男・・・花月に確認する日下部。
「まっ、病気とかそういうかどうかは、これじゃ分からねぇからね」
592カマタサイド6話:04/02/20 21:23 ID:b7H9tJyC
多分過労だと思うよ・・・体力の消耗っていうかさ
と、付け加え、花月は去っていった。
「(こういうところは、流石医大生だよなぁ・・・)」
日下部は見送る。と、無理やり脱がせた青年の上着が目に付いた。
「しっかりたたんでやらないと・・・」と、上着に手をかける。
すると、上着のポケットから何かが落ちた。
フローリングの床の上に、音を立てて落ちるそれは、日下部が良く知るものと同じ形をしていた。
「・・・カードデッキ・・・彼も・・・ライダー」
ただ、1つ気になることがあった。そのデッキは、まだ何も刻まれていない。
「(ブランク・・・デッキ)」

夢を見ていた。今日のことだ。
目の前で、男が消えた。そして、その横のガラスから、男の悲鳴が聞こえた。
ああ、アレが断末魔というものなのだろう・・・と思った。
そして、また1人、今度は女の人が消えた。
叫び声と、何かが砕けたり、引きちぎられたりする音が聞こえた。
ガラスを見た。・・・理不尽だった。不可解だった。
理不尽なくらい不可解だったのではなく、不可解なのが理不尽だった。
そして、次は自分が狙われた。食ってかかった。
男の人とも、女の人とも面識なんてなかった。しかし、許せなかった。
だから、食ってかかった。・・・けど、勝てなかった。
突き飛ばされると同時に、理不尽な長さの腕に掴まれた。
そして、地面に叩きつけられる。痛い・・・凄く痛い。
動けなくなったところを長い手に掴まれて、引っ張られた。
ガラスに入り込む自分を感じながら、今日自分に起きたことが頭の中を巡った。
これが走馬灯か・・・初体験だった。
バイトをクビになった。変な男に出会った。よく分からないことを言われた。
言われたことで、理解できるところだけを繋げたら不愉快になった。
殴った・・・しかし、そんな奴は何処にも居なかった。
ただ、何かが落ちていた。その何かを拾った。そして、それはまだ手に握られている。
気付いた。・・・手に握ったそれが、光っていることに。
593カマタサイド6話:04/02/20 21:24 ID:b7H9tJyC
「はっ・・・!」

青年が飛び起きる。
「ここは・・・?」
「君がさっき来た喫茶店の二階だ・・・自分が倒れたことは覚えてるかな?」
ふと考え込む・・・確かに、喫茶店に入った・・・
「すいません・・・迷惑をかけてしまったようで」
立ち上がる。体力は回復してきているらしい。
「いや、気にしなくてもいい・・・それよりも」
カードデッキを取り出す。自分のモノと・・・青年のモノ
「これは・・・君のモノということでいいのかな?」
青年は、少し考え・・・そして頷く。
日下部恭介は考える。目の前の青年が敵かどうかを・・・恐らく、「ライダーとして」は敵ではない。
しかし、楽観視は当然できない。カードデッキはたとえブランク状態でも人を殺すには十分なものだ。
「君は、このデッキで何をしたい?」
だが、青年は、自らへの問いの回答を出せないでいた。
何故なら、そもそも何がなんだか解っていない・・・そんな状態だからだ。
「・・・逆に聞きたい・・・「それ」がなんなのか」
それが知りたい。だが、日下部はそれこそ逆の質問に少し困惑する・・・
しかし・・・
「くっ・・・」「!?」
頭の中に、日下部には聞き慣れた、青年には二度目の音が聞こえる。
「あれは・・・あいつは・・・!」
鏡の中に青年が見覚えのあるモノがいる。
「モンスター・・・」
瞬時にカードデッキを構え・・・
「変身!!」
日下部は仮面ライダーヴァイスに変身する。
「真似して・・・来るなよ」
ヴァイスは青年にそう告げ・・・MWに突入する。
594カマタサイド6話:04/02/20 21:26 ID:b7H9tJyC
「成る程・・・あの青年を狙ってきたか・・・」
ソードベントのヴァイスソードを即刻大剣のヴァイスキャリバーに変形させ、構える。
相手モンスターは長い手を持つモンスターで、敏捷性に長けていると見える。
「ナマケモノ・・・のモンスターといったところか」
相手が動く・・その瞬間に日下部も動き出す。
「遅いッ!!」
モンスターの腕での攻撃を即座にかわすと、接近してモンスターに一撃・・・確かな手ごたえ
「貰ったッ!!」
そして止めを刺すため、さらなる一撃を・・・
「なっ・・・!」
与える前に、後ろからの攻撃を受ける。
そこには、目の前のモンスターと同じ形で違う色のモンスターが腕を伸ばしていた・・・

「あの人・・・これじゃあ負ける・・」
青年は、日下部が飛び込んだ鏡の前でデッキを握っていた。
「助けに・・・」
助けに?・・・青年は自分が言いかけた言葉を反芻する・・・自分が助けになるのか?
逆に、足手まといになってしまうのではないのか?
今、男が戦っているモノ・・・その片方にも歯が立たないのに、それが二つ。
死にに行く・・・そんなところだ。
「・・・・変身!」
そんなことを考えながら・・・青年は変身し、MWに飛び込んでいた。

「くっ・・・2体いたとは・・・!」
剣を杖に立ち上がるヴァイス。2体のモンスターはヴァイスを挟み込んでいる。
狭い部屋の中、相手は腕の長いモンスター。
自分の剣も、決して短いわけではなくむしろ大きいのだが、それでもモンスターの手よりも短い。
そして前後左右から、四本の腕が同時に仕掛けてくる。
595カマタサイド6話:04/02/20 21:28 ID:b7H9tJyC
「しまった・・!」
左右の二つは剣で捌き、上からのモノは体を捻ってかわす。だが、下からの1本の腕がヴァイスの足を捉える。
長い腕と・・・そして巨大な拳。足を掴むとモンスターはヴァイスを一気に引っ張った。
「なんて腕力だ・・・ッ!!」
一気に引っ張られる。このまま引っ張られれば危ない・・・だが
「ああぁぁぁあぁぁぁぁ!!!」
引っ張るモンスターの後ろから、灰色のライダーが現れた。
そしてそのライダーは激突音を出し、モンスタ−と激突する。
「来るなと言ったのに・・・全く!!」
そう言いながら、引っ張る手が弱まったのを機に、立ち上がりモンスターの腕を逆に引っ張る。
「!!!」
驚きの声も上げられず、そしてモンスターを壁に叩きつける。
現れたライダーは今立ち上がったところだ。
だが、・・・そのようなことに構いなく、ヴァイスは銀縁のカードをベントインする。
『ウェポン』
白い鎧で、白い塊と化すヴァイス。
「一気に・・・カタを付けさせて貰う!」
『ガードベント』
盾を装備し、倒れたモンスターに詰め寄り・・・
「ハアァァァァァ・・・・ハァッ!!」
盾で殴りつける。
「止め・・今度こそ貰った!!」
そしてズタボロのモンスターを今度こそ剣で突き刺し、爆発させる。
「次っ!!」
背後に忍び寄るモンスターを回し蹴りで突き飛ばす。
『ファイナルベント』
どこからから獣の咆哮が聞こえ・・・
「トアッ!!」
輝く剣はモンスターを切り裂き、1秒後に爆破させた。
596カマタサイド6話:04/02/20 21:29 ID:b7H9tJyC
爆煙の中・・・対峙する白いライダーと灰色のライダー
「・・・見てろ・・・と言ったのだがな」
ヴァイスは未だに剣を持っている。灰色のライダーは答えない。
「ただ、「これ」が何か・・・君の質問の答えはこれだ。これはライダー・・・戦うものだ」
それは灰色の・・・未契約状態・・・ブランク体のライダー=青年にもよく分かった。
「そして、俺達は戦わなくちゃいけない・・・ということになっている」
そして、ブランク体のライダーの首元に剣を突きつける。
「いいか、多くのライダーは君のような奴が居たら・・・こうして殺しに掛かるだろう。
 ここは危険だ。戦う覚悟が無いなら・・・さっきのような、中途半端な正義感から戦うようなら」
剣の切っ先をさらに首に近づける。
「直ぐに死ぬ」
剣を振り、収める。
「さて、君はどうする?」
だが、回答を出す前に、ブランク体のライダーは、疑問を口にした。
「1つ、いいですか?」
「何かな?」
「ライダーは何故戦うんですか?」
「それは、人によって違う・・・曰く、ライダーの戦いに勝ち残れば、どんな願いも叶うと。
 それが、本当かどうかは知らないが、願いをかなえるために戦っているライダーも多い」
「・・・貴方は?」
「俺は願うことなど無い。あえて言えば、人の命を犠牲にして叶う願いが叶わないことが俺の願いだ」
「それは・・・・」
「立派な願いだ」と言おうとしたところで、ヴァイスが口を挟む。
「偽善者だ、俺は。そんなこと、俺のエゴだって解ってる・・さて、結局どうする?」
ヴァイスはもう一度剣を構える。
「ライダーを辞めたいなら、すぐにでもそのデッキを破壊させてもらう。未契約なら、モンスターと・・・」
「解りません」
ヴァイスの言葉をさえぎり、ブランク体のライダーは答えを出した。
597カマタサイド6話:04/02/20 21:30 ID:b7H9tJyC
「・・・?」
「解らないんです。だから・・・続けます・・・ライダーを」
ヴァイスは無言で構えた剣を再び降ろす。
「・・・・わかった。次に会うときは敵か味方か・・・そこまで俺が生きていれば・・・な」
「・・・ありがとうございます」
「何を礼を言う?・・・戦うことを選ぶのなら、早い内に契約しておくんだ・・・でないと」
「でないと?」
「死ぬのは当たり前だが・・・死ぬよりも辛い結果が待っている」
MWを出る二人のライダー。そして無言で一階店内に戻る。

「おっ、戻ったか」
時刻は七時過ぎ・・・サヤカと美那子は既に帰宅した。
「大丈夫か、坊主」
青年の背中を両手でポンポン叩く浜村。
「はい、多分大丈夫です」
答える青年。と、そこで日下部は1つ聞き忘れていたことがあったことを思い出した。
「・・・君の名前は?」

「達哉・・・大樹達哉(おおいつき たつや)です」
「そうか、また会えるかどうか解らないが・・・また会おう」

この後、達哉が仮面ライダー霊樹(レイジュ)となり、戦うのだが、それはまた後の話であり、
そのとき、ヴァイス・・・日下部がどうなっているかはまだ誰も知り得ないことである。
              <Next 『ニードル・ストライカー』>
598名無しより愛をこめて:04/02/20 21:33 ID:EhAPzWD1
age
599スライター ◆0/7ZK1pw5I :04/02/20 21:37 ID:b7H9tJyC
長い長い長い・・・長い上にあぁ・・・寒い話だ。
2月が寒いのは当たり前なんですけど、とにかく長い。
長い原因は、ライダー以外の人物が多いってのは解ってるんですけどね。
とりあえず非ライダーの未登場レギュラー面子は残り二人になりました・・と。
次回はもっとテンポのよい話にしようと思います。
テンポといえば、伐さんのテンポはかなり素敵なものでした。
私も伐さんみたいにテンポの良い話を目指したいんだけど・・・伐さんが!!

さて、次回は2月の内にうpできればいいなぁ・・と思っております。
次回は自作ライダーがメインになるので、多分楽〜
600568:04/02/20 21:39 ID:ruQOVPcJ
遅レススマソ。

……戦術まででやめとけばよかったんでつね。
余計なこと書いてすいませんでした。

跡で思い出したけど、龍騎はだれもがラスボスになりうる話なんだよな……
神崎&オーディンを押しのけるのは大変だけど。
601名無しより愛をこめて:04/02/21 02:36 ID:+Bu3c/e4
>>600
最終的に神崎は「他のライダーに勝たせる気はない」ので
オーディンより有利になりそうなライダーってのは少なくとも不自然。
602名無しより愛をこめて:04/02/21 09:25 ID:a04jlOOn
>601
神崎の与えたスペックがオーディン未満でも
本人の努力や工夫の結果オーディン以上の能力を持つことはおかしくはない。

どうせ神崎はやばくなったら修正するんだろうけど。
603名無しより愛をこめて:04/02/21 20:41 ID:ZRqeQaoN
toki
604名無しより愛をこめて:04/02/22 09:23 ID:0GnUYnx4
┏━━━━━━━━━━━┓
┃(´∀`)   .∪∪∪∪∪∪.┃
┃┌─────────┐┃
┃│  FINAL   VENT  │┃
┃└─────────┘┃
┃┌─────────┐┃
┃│\\\\│////│┃
┃│\\\∧_∧///│┃
┃│>─-..( ´∀`)-─<.│┃
┃│///(   )\\\│┃
┃│////│\\\\│┃
┃└─────────┘┃
┃┌────┐┌───┐┃
┃│…………││6000AP│┃
┃└────┘└───┘┃
┗━━━━━━━━━━━┛
605-MASKD RIDER PHANTOM-「第五話」その6:04/02/22 10:50 ID:g5ko5dSR
喫茶店を出て、公園に来た悠希、華凛、楓
悠希「楓クン、アナタのカードデッキを渡して」
華凛「そうだよ、ライダーの戦いなんか参加しない方がいいよ」
二人の言葉を聞き、楓が重く口を開く
楓「僕は…僕は…ライダーでいたいです」
悠希「楓クン!!」
楓「嫌なんですよ!!自分が他人より全て劣ったままなのが!!
このデッキを渡された時…こんな自分が他人が出来ない事を出来るって思ったんです
まだライダーの戦いについて殆ど知らないけど今のオレにはライダーの戦いだけが救いなんです!!」
涙を流しながら楓が二人に言う、その楓を慰めるように華凛が優しく言う
華凛「楓クン…私のカレもライダーなんだけど…辛いよ?ライダーになるのは」
目を反らしながら楓はまたうつむく
華凛「ライダーになって得るモノなんてない失うモノしかないって…
戒人がそう言ってた。だから!!楓クンはライダーなんかになっちゃ…」
華凛の言葉を割り、耳鳴りのような音が響く
キィィィィ―――ン
バクラーケン、ウィスクラーケンがトイレの鏡から華凛を覗き込む
悠希「――!!」楓「モ、モンスター!?」
素早く停めてあった車の窓の前に移動する、悠希、楓
悠希「変身!!」一瞬で白と銀の鎧の姿に、ヴィントへと変わる
楓も無言で変身し、灰色の甲冑を纏った騎士、メアへと姿を変えていた
MWへ飛び込んでいく二人、それを心配そうに見つめる華凛
そして…
戒人「ライダー!!…さっきの…」
二人だけの診察室で暦がデッキを戒人に見せる
暦「MWで診察してあげましょう、さっきの続きです」
戒人「―!!」
鏡の前に立つ二人
戒人・暦「変身!!」
戒人はファントムに、暦はサイレンスに姿を変えMWへと突入する
看護婦1「あれぇー?誰もいねーー?トイレでも行ったのかぁ?まぁ、いいやっ」
606名無しより愛をこめて:04/02/22 20:52 ID:0GnUYnx4
607名無しより愛をこめて:04/02/24 20:33 ID:OBq3LLo9
608名無しより愛をこめて:04/02/27 17:31 ID:Vc9gSH6G
ここの登場ライダーまとめたサイト無いですか?
609名無しより愛をこめて:04/02/27 18:04 ID:mZednh3X
ここに一部ライダー(特に2スレ目中心)があるけど、現在サーバー不調なのか見れないです。
一応、1〜4のログは保存してますから根気がある限りまとめてみましょうか?

ttp://2bdord.fc2web.com/index.html
610名無しより愛をこめて:04/02/27 19:35 ID:Vc9gSH6G
>>609
お頼みします。
611中井健太郎:04/02/27 21:29 ID:byikNlYL
MASKEDRIDERPHANTOM「第六話」その1
ミラーワールドに二つの人影があった。
ナイトと龍騎だ。
どうやら彼らは、「第二のミラーワールド」から来たようだ。
龍騎「まさかもうひとつミラーワールドがあったなんて・・」
ナイト「信じられないが、おそらく、別の次元に迷い込んだのだろう。
どうやらここでも、ライダー同士の戦いがあるのだろう。」
龍騎「なんとしても、戦いを止めたい!!」
612中井健太郎:04/02/27 21:54 ID:byikNlYL
誰か続きを書いて欲しい。
613中井健太郎:04/02/28 12:21 ID:vF1bL1Aq
すいません。特別編でした。
614中井健太郎:04/02/28 12:23 ID:ggN2qw0q
へ〜え
615中井健太郎:04/02/28 12:23 ID:ggN2qw0q
じゃあ、俺が書きます。
616名無しより愛をこめて:04/02/28 16:47 ID:Nb+La5cs
>>615
おう、がんばれ!
617中井健太郎:04/02/29 07:59 ID:ktEAuN51
まかせろ!!
618名無しより愛をこめて:04/03/02 13:04 ID:dGjelv3D
保守
619中井健太郎:04/03/03 20:37 ID:W4zBK5DX
今日はsageを覚えた!!
ますます賢くなる俺様。。。
小説はただいま執筆中。。。
もう少し待っててね。。。
620名無しより愛をこめて:04/03/04 21:33 ID:9ZHftwXh
過去ログ持ってる人いたら下さいな
621名無しより愛をこめて:04/03/04 22:36 ID:yHBV78wA
>>620
>>1に貼ってあるが。
622名無しより愛をこめて:04/03/05 15:54 ID:89GBeJWp
>>621
いえ、パート3や4がまだhtml化されてないから聞いてみたんです
623中井健太郎:04/03/05 19:07 ID:2pdD3mM5
テレビ本編とリンクしています。
624名無しより愛をこめて:04/03/06 15:31 ID:qryghReu
荒らしもなく素敵なスレだ…73点
625名無しより愛をこめて:04/03/07 19:06 ID:ivnes2mB
>>624
並みって事か?w>73
626名無しより愛をこめて:04/03/08 02:47 ID:J0PoBU10
>210
……うわぁ、たまたま見直しているときに発見……この頃はまだ出てなかったよね……
627名無しより愛をこめて:04/03/08 08:14 ID:qiHuig6k
>625
もう並ぽ


いつか考えて晒しにくるぽ
628名無しより愛をこめて:04/03/08 21:19 ID:Z/mEbK20
>>609はまとめているのかな?
629名無しより愛をこめて:04/03/10 21:35 ID:gQu8CGlQ
期待あげ保守スーパー
630名無しより愛をこめて:04/03/11 18:55 ID:FKTHw4Dq
オリジナルライダーの小説を考えてるんですが・・・30人くらい出てくるやつ。
ここに投下してもよろしいでつか?
631名無しより愛をこめて:04/03/11 19:04 ID:lToNezfN
いいんじゃないか?
どうせ機能してないスレだしこのスレ中に終わらせるなら。
632名無しより愛をこめて:04/03/11 19:42 ID:d4nOuAJ4
スレ内に終わりそうにないのなら
txtを圧縮してうpするもよろし
633名無しより愛をこめて:04/03/11 20:11 ID:FKTHw4Dq
では、とりあえずメインライダーの設定を。
※かなりギャグ入ってます


仮面ライダーヴァイヤー/雀山ジャン(じゃんやま ジャン)
普通の高校に通い、成績も普通、クラス内での人気も普通という有り触れた17歳。
ある日ふとしたことから仮面ライダーとなり、特に目的も定まらないまま戦っている。
「目標なんか後からついてくる。今出来ることを楽しめばいい!」

仮面ライダージパング/日本武士(ひのもと たけし)
32歳。右翼の政治団体に所属しているらしいが、詳細は今のところ不明。
少し喋り方がおかしい。ライダーとして戦っている目的は、これまた不明。

仮面ライダー卿士(キョウシ)/帝茶行(ていちゃ こう)
ジャンの担任の先生。正体はお互いに知らない。
気さくで生徒からの人気もなかなかある。もう二十八だが、結婚相手が見つからないらしい。

仮面ライダーキリャスト:リャセン・コルテード
新興宗教「キリャスト教」の伝道師らしい。目的はもちろん、キリャスト教を世界に広めることだ。



まだライダーは一杯いるんだが・・・小説として面白いかというと、イマイチ自信がない。やっぱ小説投稿はやめたほうがいいかな?w
634すらいたぁ ◆nacAVGFSnE :04/03/12 00:16 ID:7Wi16uD3
>>633
やめるな!・・ということでお願いします。
635名無し木人:04/03/13 04:34 ID:+FlcwZVg
>>633さん
 とりあえず面白そうですので、ボクからもお願いします。

―というワケで、次回のカキコにて神崎側のライダーを
投下予定。(無論、カマタサイド)
 とは言え、神崎に二心を抱いている感じですが。
636633 ◆wu7WOib83U :04/03/13 08:00 ID:AlVlkGRi
(仮面ライダーヴァイヤー 1)

俺の名前は雀山ジャン。変な名前だろ?あ、ハーフとかじゃないから勘違いしないでくれよ。筋金入りの日本人さ。
俺の趣味が聞きたい?あんた、変わってるんだな。いいよ、教えてやるよ。でも、聞いて笑ったりしないでくれよ。
特撮ヒーロー。それが、俺の趣味なんだけど・・・あ、高校生にもなって特撮に熱中してるのが変なのは十分自覚してるから。
その中でも俺は、「仮面ライダー龍騎」が気に入ってるんだ。おもちゃも集めたし、本もたくさん持ってる。
自慢じゃないけど、RHシリーズの「クリア龍騎&シールドリュウガ」と「王蛇ブランク」だって持ってるんだぜ。


・・・・・・そう、俺は単なる龍騎ファンの筈だった。
テレビを観て、劇場版のビデオを観て、ファンコレやハイブリを読んで、龍騎にあこがれる普通の高校生の筈だった。
まさか、俺自身がライダーになって戦うだなんて・・・・・・
思ってもみなかったんだ。


――――――――――

というわけで、書いてみました。タイトルは「仮面ライダーヴァイヤー」です。
ご覧の通り、物語の舞台は「龍騎」がTV番組として放映されていた世界…すなわち、我々がいるこの世界ですね。
皆様の反響がよかったら続きを書きます。
637名無しより愛をこめて:04/03/13 20:45 ID:hcmhVWMT
>>636
いきなり駄目出しで悪いんだけど、
改行はしっかりした方が良いと思う。
あと、人数30人?
へぇ、そんな大人数で出来るの? 完結させられるの?
龍騎が放送されてた世界という設定は、良いと思う。新鮮で。
638名無しより愛をこめて:04/03/13 21:45 ID:1fyqln1U
>>636
637の言うとおり30人で完結させられるかが不安。
30人でいけるのならば続きを書くがよろし。
639 ◆wu7WOib83U :04/03/14 08:16 ID:EBDUkjwQ
>>637
>いきなり駄目出しで悪いんだけど、
>改行はしっかりした方が良いと思う。

自分的にはこれで良いと思って書いたんですけど……一文ごとに改行したほうがいいですか?
例) 俺の名前は雀山ジャン。変な名前だろ?あ、ハーフとかじゃないから勘違いしないでくれよ。筋金入りの日本人さ。
  ↓
   俺の名前は雀山ジャン。
   変な名前だろ?
   あ、ハーフとかじゃ(以下略

とかのほうが宜しいでしょうか。

>あと、人数30人?
>へぇ、そんな大人数で出来るの? 完結させられるの?

その点は大丈夫です。ワープロに以前書いた小説を、もう一度PCで打っているだけですから。


どうしましょう。続きを書いても良いでしょうか。
640名無しより愛をこめて:04/03/14 15:44 ID:Q77bJoc/
イクナイ
641中井健太郎:04/03/14 18:13 ID:uM+vQHPQ
オレ様が続きかくぞおおおおお

深夜のオフィス街。
OLが駅に向かう途中、ガラスから飛び出た触手に首を絞められる
「きゃ、いやぁぁっ!!」
さらに触手の数は増え、四肢の自由を奪う。
「な、なんで・・?」
身動き取れないことをいいことに、触手はOLの体をまさぐった
「・・・!!」
その後朝まで、穴という穴に触手をブチ込まれました!!

HAPPY END
642中井健太郎:04/03/14 18:14 ID:uM+vQHPQ
おまいら、乙やGJとか書いておけよ。
オレを賛辞しろ
643名無しより愛をこめて:04/03/14 18:20 ID:LqNszi8v
>642
素晴らしい。
お礼に中井健太郎もNGワードに登録させていただきます。
さようなら。
644 ◆wu7WOib83U :04/03/14 18:36 ID:EBDUkjwQ
えーと、続きはやめとこうか???
645名無しより愛をこめて:04/03/14 19:37 ID:xdg3AjA0
ところで、おまいら。
次スレいるのか、これ。オレは必要だが。
646名無しより愛をこめて:04/03/14 20:28 ID:or19j7zY
>>644
とりあえず俺は読んでみたいよ。
ところでワープロに以前書いた小説をもう一度PCで打っているだけってことは、
分量も大体判ってるんだよな?
このスレ中に終わりそうなのかどうか聞きたい。

しかしライダー30人で某スレ思い出した。
あっちは半分ぐらい話にかかわらず雑魚扱いで退場してたが。
647名無しより愛をこめて:04/03/14 21:17 ID:xdg3AjA0
まぁ、どう考えても無理な罠。
大体>>646>>644も、後どれくらい容量が残ってると思ってんのよ?
オレの時点で494KBしか残ってないんだぞ。
648名無しより愛をこめて:04/03/14 21:36 ID:or19j7zY
いや、>>632で言われてるように他の場所にうpって手もあるだろうから、
終わんなそうならそうしたら?と伝えたかったんだ。
言葉が足りず失敬。
649647:04/03/14 22:13 ID:g/9cr88i
>>648
いやいや、こっちこそスマソ
回線が不調でレス遅れたし。
650-MASKD RIDER PHANTOM-「第五話」その7:04/03/15 23:48 ID:uybxrila
MWに佇む二人のライダー、ファントム、サイレンス
互いが殺気をぶつけ合い戦闘態勢に入る
戦闘開始の合図は感情の入らない機械音声…
【スイングベント】
【ストライクベント】
ファントムが真紅の鞭、サイレンスが銀色の戦斧を持ちぶつかり合う
サイレンス「アナタ…中々やりますねぇ!!」
ファントム「―――!!(できる)」
すさまじい金属音が衝突する音が響き合う、何度も、何度も…

一方、喫茶店を追い出され公園に来た悠希=ヴィント、楓=メア、そして華凛は…
楓「ですから、オレはデッキを捨てません。ライダーであり続けます…」
楓の言葉に顔をしかめる二人、間髪入れずに悠希が強い口調で言う
悠希「ダメ!…こんなモノ持ってたら楓クンはきっと」
楓「悠希さん、華凛さんが何を言おうとオレは…」
キィィィ――ィィィ――ン
公園内に響く強いミラーワールドの共鳴音
楓、悠希の顔色が直ぐさま変わる
華凛「モンスター!?」
それを察知した華凛もデッキを持つ者ではないが異変に気付く
そして鏡の前にデッキをかざす二人
悠希「楓クン、モンスターを倒したら…デッキを捨てて…」
楓「嫌です」
悠希「楓クン!!」
楓「人を守る事だけに!!モンスターを倒す為だけにこの力を持ち続けたっていいでしょう!?」
悠希 華凛「!!」
楓「オレは…この力で人々を守ってゆきます!!変身!!」
楓の姿が灰色の甲冑に一瞬で包まれ、鏡の中に消える
悠希「楓クン…」
華凛「悠希…楓クンの気持ち、わかってあげよ?」
悠希「…うん!変身!!」悠希もヴィントに変身しMWへ入る
651-MASKD RIDER PHANTOM-「第五話」その8:04/03/16 00:08 ID:XIndKIlB
ヴィントより一足先に早くバクラーケン、ウィスクラーケンと対峙するメア
メア「さて、お前等ぶっ殺して強くなって、オレは願いを叶えないといけないから…」
【アドベント】
メアの右手に巨大な剣=エッジデリーターが生み出される
メア「オレの為に死んでくれよぉっ!!」
変身前と矛盾した言葉をモンスターにぶつけて、メアが力を得る為、異形の者に斬りかかる
仮面の下の表情で無邪気な笑みを浮かべて…

その頃、ファントムとサイレンスは…
サイレンスの正確な回避と攻撃にファントムは苦戦を強いられていた
【ダガーベント】
サイレンスの5本の指から数枚の刃が生え、サイレンスがそれを投げつける
すると、誘導弾のように数本の刃は弧を描きながら素早く飛び、ファントムのアーマーを切り裂く
ファントム「くっ!!(コイツ、本当に目が見えていないのか!?)」
サイレンス「…アナタは今、私は本当に目が見えていないか疑いましたね?」
ファントム「!!」
サイレンス「アナタの精神状態を読む事など私には容易い…目で見えないモノを見る事ができないアナタにはわからないでしょうが…」
ファントム「…目で…見えないモノ。」
サイレンス「私の研ぎ澄まされた耳で鼓動を聞けば相手の心理状態がわかるんですよ…そしてアナタは今、鼓動は早く刻まれている。動揺している証拠ですね」
サイレンスが独自の長い理屈を言いカードを杖の先端にベントインする
【スライドベント】
ファントム「!!何だ?」視界が突如揺らぎ出す
揺らいだ視界のせいで上手くバランスを保てずによろけるファントム
サイレンス「目で見る事に慣れすぎているアナタでは立つ事すら辛いハズ、そして――!!」
サイレンスの戦斧の一撃がファントムのアーマーに直撃し、吹っ飛ぶファントム
サイレンス「アナタは今、私に勝つ事が不可能と確信した!!…違いますか?」
ファントム「…違うな」そう言いフラフラしながら立ち上がる
サイレンス「ほォう…」
ファントムがカードをベントインする
【モルヒネベント】【ドライヴベント】
押されていたさっきとは違った雰囲気で…「確実に勝てる」という鼓動を刻みながら静かに歩み寄る
サイレンス「…」
652ファントム作者:04/03/16 00:16 ID:XIndKIlB
すみませぬ、超お久々です。その6を少し修正して7、8書きました。
>611のようなNGワードに登録される方がいるのでイジけてました、申し訳ないですm(__)m
次スレ作られたら5話を一気にうpしたいと思われます。次スレあんのか謎ですが…
653中井健太郎:04/03/16 00:55 ID:KuCdx1ao
中井健太郎が立ててやらんこともない
654名無しより愛をこめて:04/03/16 20:29 ID:jw5z3ega
>>653
プ 立ててやらん事も無いだって。
本当は立てたくてしょうがないクセに、イキがって平静を装うなよ(藁

他の人よろ
>>1-10くらいまで、テンプレとしてコピペしてから立ててね。
655名無しより愛をこめて
いや、ここはむしろ>>1-3のような製作の自由を束縛するルールは廃止すべきだと思う。