旧共産圏のSF

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1名無しは無慈悲な夜の女王
小説でも映画でも媒体は問いません。
ソラリスとかキン・ザ・ザとか好きな人いませんか?
最近だと一応、アヴァロンも入るかも。
2名無しは無慈悲な夜の女王:2001/04/04(水) 02:35
世界SF全集の東欧編だかは、丸ごと一冊東欧短編SFが楽しめてお勧め。
入手困難につき、図書館などで探してみては。
3名無しは無慈悲な夜の女王:2001/04/04(水) 15:21
スガルツキ―兄弟の作品はすべて邦訳されていたりするんだな、これが
探せば結構あるぞ
いわゆる「停滞の時代」以外の作品で重要なものは、ほとんど日本語になっていたりする
4名無しは無慈悲な夜の女王:2001/04/04(水) 15:55
×スガルツキ―兄弟→○ストルガツキ―兄弟

鬱…
5名無しは無慈悲な夜の女王:2001/04/04(水) 20:03
ストーカーは最後、真相が判明して終わるの?
それとも、何もわからないままなのかなぁ。だったら読み切るのよそうかな…
6名無しは無慈悲な夜の女王:2001/04/04(水) 20:33
>5
そこがええんやんか
7名無しは無慈悲な夜の女王:2001/04/05(木) 00:32
つーか、ストルガツキーのベストはなに?
8名無しは無慈悲な夜の女王:2001/04/05(木) 02:20
「蟻塚の中のかぶと虫」と「波が風を消す」
9G_Tomo:2001/04/05(木) 05:13
>>7
 絶対「ストーカー」!!
タルコフスキーのベストも「ストーカー」!
10G_Tomo:2001/04/05(木) 05:24
>>1
 キンザザ好きだ。
SFX入れスペクタクルにしなければSFが作れないハリウッド映画に対し、
素直に上質なSFとして楽しめる。
11名無しは無慈悲な夜の女王:2001/05/01(火) 00:29
ソ連ので、氷づけから発見された原始人少年が生き返るのってありませんでしたっけ。
マンモスの氷づけがモチーフみたいで。
12:2001/05/01(火) 00:38
あったねえ。「ドウエル教授の首」とかと同じ出版社で
読んだ気が・・・?

(もちろんジュブナイル版よ)
13名無しは無慈悲な夜の女王:2001/05/01(火) 01:01
>11
松本零二がイラストじゃなかったっけ?
14どりふぇる:2001/05/01(火) 01:50
>>ストルガツキー
『蟻塚の中のかぶと虫』はホラーでしたねえ。こわいこわい話でした。
マクシム・カンメラーの三部作では、これがいちばん好き。
15名無しは無慈悲な夜の女王:2001/05/01(火) 08:17
セルゲイなんちゃらって人いませんか。
星の略奪者だったかな。あれはすごいスペースオペラだと思ったけど。
16名無しは無慈悲な夜の女王:2001/05/01(火) 12:40
セルゲイなんちゃら

たしかハンガリーの作家だったと思うが?
17名無しは無慈悲な夜の女王:2001/05/01(火) 21:46
え、覚えがない!
> 松本零二
18名無しは無慈悲な夜の女王:2001/05/25(金) 02:39
レムは?
レムは?
レムは?

19厨房代表@SF板:2001/05/25(金) 08:43

        ∫        ./ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   ∧,,∧ ∬       |レムレムうるせえ。お前らちゃんと国書刊行会に
   ミ,,゚Д゚ノ,っ━~   < 金は払ってんだろうな? サンリオでMaskaが
_と~,,,  ~,,,ノ_. ∀   |出なかったのはてめーらのせいだぞ。
    .ミ,,,/~),  .| ┷┳━ \_________
 ̄ ̄ ̄ .し'J ̄ ̄|... ┃
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄   .┻
20名無しは無慈悲な夜の女王:2001/05/25(金) 09:36
 ストルガッキーと書くやつ、逝ってよし。
21名無しは無慈悲な夜の女王:2001/05/25(金) 13:47
>19
SFってのはね、金出して買うもんではなくて万引きするもんなんだよ
22名無しは無慈悲な夜の女王:2001/06/05(火) 23:12
最近は図書館で借りるもんになっている
23名無しは無慈悲な夜の女王:2001/06/06(水) 00:53
>>21-22
衰退に拍車かけんなよ…。
24名無しは無慈悲な夜の女王:2001/06/06(水) 01:35
>>23
衰退してるから図書館にしか置いてないんだよ
25名無しは無慈悲な夜の女王:2001/06/06(水) 04:38
イスカチェーリ
26名無しは無慈悲な夜の女王:2001/06/06(水) 06:48
>>25
という奴はたいてい、昔ファッションやカッコつけで旧共産圏SFを
かじっただけのファン。当然今はフォローしていない。
イスカが活動しなくなってから何年たってんだ?
27名無しは無慈悲な夜の女王:2001/06/06(水) 07:04
レムの「砂漠の惑星」が一番好きなんだがはずしてますか?
28名無しは無慈悲な夜の女王:2001/06/06(水) 11:27
>>15
セルゲイ・スニェーゴフ ロシアの作家だよん
29名無しは無慈悲な夜の女王:2001/06/06(水) 11:30
>>26
最近ねぇ...数年前のSFMで特集があったきりだよね...
はぁ残念.
30厨房代表@SF板:2001/06/06(水) 15:30
| 『遥かな世界 果てしなき海』『ロシア・ソビエトSF傑作集』
| 『東欧怪談集』『異邦からの眺め』あたりのアンソロジーが入手困難になってるのが痛い。
| やっぱりいきなり長編読むより色々な作家の短編をまとめて読むほうが
| 導入としてはいいと思うから。
| レムもストルガツキーも絶滅状態じゃなあ。
\_______ ________________________
     V
   ∧ ∧  ./ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  ミ,,゚Д゚彡< と言うわけで買支えしてこなかった世代の連中は国書を
ヽ .ミっ  ミっ .| 応援するために『虚数』を全員買えやゴルァ。
⊂ミ,,,,,,,,ミ⊃ .\_____________
31エンタープライズでセクハラ:2001/07/15(日) 03:28
「トータルコンサルティング」って若い女性が大好きで、セクハラしまくっていた某スケベオヤジから
職員を守るために作った営業部って噂あるけど、本当ですか?真実を確かめるために質問です。
@「セクハラ」「スケベ」などの言葉を聞いて思い浮かぶ上司いますか?
A内勤サン・トレーナーも含めた職員の中に若い女性はいますか?
@が「YES」Aが「NO」だったら噂の信憑性高いかも…。セクハラの訴えが余りにも多かったから
男性ばかりの営業部にソイツを配属して、職員を守ったとか。セクハラ告訴寸前だったらしい…。
でも「女性が働きやすい会社」と会社説明会でアピールしている日本生命に限って、告訴寸前の
セクハラをするオヤジはいないよね。だからデマだと思うのですが、どうですか?
32名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/17(火) 00:35
_
   ____        / ̄ ̄ > 7 /   /==|=== ̄||
  〇 )))) )) ̄ ̄ ̄ ̄ ) ̄))  // Г/ 〇)./ ▽  |  ⇒⊥______
    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|回 ̄] (( /_7  " /     | ☆ / \  >   ヽ
            __ >――ゝ __ /____ |__\_ノ__ ノ__ノ
          ∠__ / ̄ ̄ ∠___// ̄ ̄◎ ̄ ̄◎ ̄ ̄ ̄◎ ̄ ̄¬}
           〈==={\ ̄ ̄ 〈==={ (◎)                (◎)/
            ゝ==\\_  ゝ== > ((◎) ((◎) ((◎) ((◎)((◎) /
              ゝ==ヽー ̄ ̄ ゝ==ヽ===========
33せんすおぶわんだあ!:2001/07/17(火) 01:07
なんだか脱線しまくってるようですが・・・ま、いいか?

東欧SFと言えばレムで、レムと言えば「金星応答無し」が自分の中のベスト。
よく考えると金星でヘリや飛行機飛ばしたりむちゃくちゃな気もするけど、
NASAは一時本気で火星に飛行機を送り込もうとしてたから、レムの
アイデアのパクりかも、なんて勝手に想像してた。
34名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/17(火) 01:09
ストルガツキ―兄弟いいなぁ・・・
最近新作出してるのかな?
35名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/17(火) 01:43
兄のほうが亡くなっちゃったから、兄弟の作品は出ない。。。。。
36名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/17(火) 06:25
37名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/17(火) 12:15
ストーカー
蟻塚の中の甲虫
波が風を消す
みにくい白鳥
そろそろ登れカタツムリ

この5作、女子高生の頃、SFずきのお父さんに無理矢理よまされた。
全然意味が分からなかったけどかっこいいなと思った。そのまま忘れてて
最近読み返したくなった。だけど、蟻塚と波風とストーカーは本屋にあったん
だけど他のが無い。どこにあるんだろう。それはさておきなんか読み返すと凄
かった。遍歴者すげー。ゾーンかっけー。路傍のピクニックとかいっちゃって
。やってきて去っていくだけの異文明..渋いな−。うーん。ちゃんととってお
くんだった。ようやくすこしづつ分かってきたのに。実家にかえればあるのかなあ。
38タイタス:2001/07/17(火) 13:44
東京創元文庫に確か東欧SFの短編集が入ってましたよね。
一時期探していたけど、見つからなかった。
早川の「異邦からの眺め」は古本屋で見つけたけど。
このアンソロジーにはひどいのも入っていたけど、
いいのはとても気に入りました。
レムの作品も、特別傑作ではないだろうが、いいし、
なにより最後に入っていたソビエトの作家の作品が
さみしいSF者っぽくてよかった。
39名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/17(火) 13:56
>>37
「みにくい白鳥」と「そろそろ登れカタツムリ」はまだ
新刊で本屋にありますよん.SFのところじゃなくて,
海外文学の棚に入っていることのほうが多い
40名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/17(火) 13:59
>>38
創元の東欧SF集にはネズバードバとか,他では訳されていない
作家の作品が入っていて良い内容なんですが,いかんせん古書店
にもなかなか出ないんですよねー.
41( ´∀`)厨房代表@SF板( ゚Д゚,,):2001/07/17(火) 14:59
| 旧共産圏ということは中華人民共和国もいれていいのかい。
| でもSFとして紹介されたのは老舎『猫城記』(サンリオSF文庫)
| くらいかな。この本、たまにしか見かけないうえに馬鹿高いから
| 読んだことないよ。あとは金庸や残雪もいれていいのかなあ。
| 高いといえば『すばらしきレムの世界』全二巻(講談社文庫)。
| 買えるかそんな値段! と貧乏者の愚痴。
\_______ ________________________
     V
   ∧ ∧  ./ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  ミ,,゚Д゚彡<カンボジアやベトナムの作家の作品も小出版社から
ヽ .ミ    ミ  | 出てるらしいがこれも貧乏(後略)
  ミ,,,,,,,,ミ   \_____________
42名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/17(火) 18:48
猫城記は老舎作品の中でも凡庸な部類にはいるのに,
サンリオというだけで高い...
43名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/17(火) 19:24
ソラリスの映画の方,大好きだよ。小説もいいけど。
44名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/17(火) 20:09
ソラリスの映画って,近未来的でありながら全体の色調は
ノスタルジックで幻想的ですよね.原作者のレムは映画を
観て怒ったそうですけど
45At.N.:2001/07/17(火) 21:02
友人と『五条霊戦記』を見に行った後で、
「弁慶(だったっけ、もう忘れたが)が森の中で魔除けに貝殻を投げながら進むところ、ストーカーを思い出したんですけど...」
「あ、そうそう、わたしも実はそう思った」
「きっと結界によって生じた重力異常を見つけるために投げてるんだよ」
「わはは」

...などと盛り上がったのを思い出してみたり。
いや、ストーカー(原作)って好きな話なんですが。
46さんぽさん:2001/07/17(火) 21:09
>>41
中華人民共和国は現共産主義国家だぞ、とつまらん突込みを
いれておこう。
日本では「西遊記」なんかがいろんなところでリメイクされたり、これを
土台とした作品があるけど中国本土ではどうなんだろう。
47名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/17(火) 23:50
age
| >>46 重いパンチが効いたぜ…そうだよなあ、北京や香港ばかり
| しか見てないから錯覚してしまった…。
| んでも中国は行ったことないから本屋さんがどんな感じなのかはわかんないなあ。
| 脱線するけど韓国の作家が最近数多く紹介されてくるようになったね。
| いまのところマンガがメインだけど、梁慶一とか林光默といった作家が
| 月刊マンガ誌に出てくるようになった。でも最近は日韓関係のこじれが
| そんなところにも影を落としているらしい…イヤナハナシダネ
\_______ ________________________
     V
   ∧ ∧  ./ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  ミ,,゚Д゚彡<台湾のセブンイレブンで“パパイヤ蒸しパン”が売ってるのを
ヽ .ミ    ミ  | 見たとき、なんとなくセンスオブワンダーだったよ。
  ミ,,,,,,,,ミ   \_____________
4937:2001/07/18(水) 12:45
>>39
ありがとう!
ありました!しかもなんかまだ読んだ事ないのもあった!うれしい!
あとは「波が風を消す」だけだ!
50サービスシーンもあり口:2001/07/19(木) 21:42
AKUMULATOR1(’94チェコ)、2は作られた?
51名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/19(木) 23:19
もうすぐキンザザの再映始まるよねー。
「ソビエト映画のなんちゃら」で観たけど、あの肩に力の入らない、
と言うより脱力しまくりの雰囲気がたまらなかた。
いつキンザザにワープしても良いように、いつもマッチ棒を持ち歩こうぜ!
「クー!!!」
52名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/20(金) 01:09
アキュムレーター1!!! 最高っす。
2は無いはず。。。。
53名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/20(金) 01:10
>>51
くーくー
54どりふぇる:2001/07/20(金) 03:46
>>49
『収容所惑星』は?

1『収容所惑星』
2『蟻塚の中のかぶと虫』
3『波が風を消す』
で三部作だYO!
55名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/20(金) 04:41
北朝鮮は国家の存在事態がSFの設定の演劇国家。

偉大なる首領とあがめられる独裁指導者の元、強権的に
あらゆる物資が管理される閉鎖社会、、。人民はその日の
食料にも欠くなか、街中には真新しいコンクリートの思想的な偶像が
立ち並ぶ。しかしどれも工事が中断している。
テレビではミサイルを打ち上げたことや、原子力発電所を建設したり
豪華な建物が建設されたことなど、非現実的な日常が連日流れる。、、



56名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/20(金) 05:28
>>55
「鉄の夢」だね。
あの国は(w
57名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/20(金) 23:25
SFじゃなくてファンタジーだけど、「イリヤムロウメツ」
なんてどう?
正式タイトルは違ったかもしれないけど、怪獣が火を噴く
シーンなんか火炎放射器使ってて、迫力有るったら。
58名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/21(土) 01:43
>>57
「キングドラゴンの逆襲」とか何たらかんたら、ヘタレな
邦題が付いてます。。。。
59名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/21(土) 11:38
60名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/23(月) 00:29
季刊ソヴェート文学 1973 SUMMER 通巻45号
「リットルマン」 ストルガツキー兄弟 深見弾訳
これ、読んだ人いますか?
A5サイズで二段組で130ページぐらいあるんですけど、
中篇の部類に入るんじゃないでしょうか?
内容は、遍歴者が存在すると思われる惑星の調査について、
という奴なんですけど、例によってなかなか重い感じです。
マクシムは出て来ませんが、それ関連の外伝のような感じですか?

たまたま古本屋で見つけてビックリして買ったんですが、
大きな図書館にはあるかもしれません。
再録してる本があったら、教えてください〜
61名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/23(月) 02:24
>>60
読みてぇ〜
62名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/23(月) 13:41
>>60
それは抄訳で,全部の内容が翻訳掲載されているわけではありません.
また,再録などはされておりません.
お察しの通り,カンメラー三部作へと続く22世紀シリーズに属する
作品です.おなじ22世紀シリーズとしては,「地獄から来た青年」
などもそうですね.
63名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/24(火) 00:53
ソラリス
今度ソーダバーグがリメイクするそうですがどうなんでしょ?
64名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/24(火) 02:56
お!抄訳だったんですか!>>62
ストルガツキーは、まだまだ訳されていないものが多そうですね
でも、群像社の翻訳シリーズもなんだか最近とまっているみたいで…
やっぱり深見さんが亡くなられたのが大きいのでしょうか?

『地獄からきた青年』も、例によって背景世界への言及は、
限られており、なかなか全貌がよく見えてこないというところが、
いかにもストルガツキーっぽい感じですね。
65名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/25(水) 12:44
SFマガジンを買ったら,ストルガツキー兄弟の作品が
掲載されていたのでage
66名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/25(水) 13:54
アレクサンドル・ベリャーエフって確かロシアの作家じゃなかったかな。
(名前もそれっぽいし)
「ドウエル教授の首」のジュブナイル版「合成人間ビルケ」がトラウマになった子どもは
多いはず。
あと、光の速度が人間の歩く速さより遅くなった「狂った世界」っていうのもあった。
こちらはスパイものだったような記憶が。
67名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/25(水) 14:09
ベリャーエフは,「ロシアのジュール・ベルヌ」とも呼ばれる
ロシアSFの巨匠です.実際,ベルヌとほぼ同時代ですし,空
想科学冒険小説が持ち味だったという点で,その表現はある意
味間違ってはいないでしょう.
今読んでも十分に楽しめると思うのですが,ドウエルくらいし
か入手できないのは残念です...
68名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/25(水) 22:27
66>67
御教授どうも。そうか、ベルヌと同時代の人だったんですね。
ちょっと調べてみたら旧ソ連に「ベリャーエフ記念賞」というSFの賞があって、
なぜかハインラインの「月は無慈悲な夜の女王」が、94年に(なぜ??)受賞
したりしてました。
69名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/26(木) 01:22
>>68
ハインラインはアメリカの右翼なので、ソ連にとっては禁書扱いの作家
でした。それゆえ、ソ連の崩壊まで一切翻訳されておらず、ロシア国内
への紹介が90年代以降になってしまったという政治的な事情がありま
す。
70名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/26(木) 21:02
マガジンのストルガツキー読んだけど地味な割に面白かった。短く
て読みやすかったというのもあるけど(w
71名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/27(金) 12:50
>>69
確か,いきなり全集が出たんだよ.思い切ったことを....
72名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/27(金) 16:43
脱線してスマンが、みんなハインラインって好き?
サヨ者としてはどーしても好きになれないんだけど...
ロシアで翻訳されたってゆーのも信じらんない
73名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/27(金) 17:56
全面的に好きではないが、一部には読むべきものも啓発されるべきものもある、
ってところかな?
硬直した思考や世界観しか書けない三流の作家は読まず嫌いされても
しかたないけど、少なくとも一時期のハインラインはそうじゃなかったでしょ。
7472:2001/07/27(金) 19:45
確かに「時の門」とかの短編には良いものがあるとは
思うけど...長編は受け付けないんですよねー.
このへんは感覚が合わないということなんだろうけど.
「夏への扉」とかでもダメでした....

#ロシア人は「宇宙の戦士」をどう読んだんだろ(w
75名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/27(金) 21:22
ネットで原書手に入らないかなー。
ベリャーエフなんだけどさ。
76名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/28(土) 01:41
>>75
http://lib.ru
当然、ロシア語ですが。。。
77名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/29(日) 15:55
こーゆースレを沈めるのは最後の良心がゆるさん
78名無しは無慈悲な夜の女王:2001/08/01(水) 23:11
age
79名無しは無慈悲な夜の女王:2001/08/07(火) 04:16
惑星ソラリスの幹線道路って日本の首都高なんですよね。
確かにモスクワの中世的な街並みから見たら、東京の夜景は未来都市その物だったでしょう。
80名無しは無慈悲な夜の女王:2001/08/07(火) 05:26
>>76
サンキュー あんたはいい人だ
81名無しは無慈悲な夜の女王:2001/08/07(火) 09:53
>>79
そりは勘違い。
惑星ソラリスにはあのステーションしかない。
首都高シーンは地球です。

立ち並ぶ高層ビルの間を縫うようにして走る高速道路、
そこを走る多数の自動運転と車と言うありがちな未来のイメージですね。
運転の
82楽園の能天気:2001/08/07(火) 10:21
エフレーモフの「アンドロメダ星雲」とか「丑の刻」とか、今のSFとは違って助長的なんだよね。
8381:2001/08/07(火) 10:26
>>79
「映画・惑星ソラリスに出てくる幹線道路」の事だったら私の早とちりだ・・・(鬱
84名無しは無慈悲な夜の女王:2001/08/07(火) 12:26
>>81
その前に出てくるロシアの美しい田舎の光景と,
東京の廃ガスが臭ってきそうな光景が対照的に
描かれていて印象的でしたね.
85名無しは無慈悲な夜の女王:2001/08/07(火) 17:12
ユーロスペースで「キン・ザ・ザ」観てきました.
最高ですよー.表現が古くて物が飛んできそうです
が,「SFマインド」が溢れる作品でした.お薦め
です.
86名無しは無慈悲な夜の女王:2001/08/07(火) 18:47
チャペックはNGワードかな。「絶対子工場」はなかなか。「クラカチット」は買ったけど未読。
短編なら「移民局」。

>>38
品切れなら痛いね。クプリーンの「液体太陽」はいいよ。

あと適当に思い付くまま。
ドニエプロプ「カニが島を行く」、ブリューソフ「南十字星共和国」、作者忘れで
「ベルン教授のめざめ」、あとミジェヤっていう女の子の出てくるクローンものの
題名を忘れてしまった。なんとか人間製造場、だったかな。
87名無しは無慈悲な夜の女王:2001/08/07(火) 19:51
>>41

>高いといえば『すばらしきレムの世界』全二巻(講談社文庫)。
>買えるかそんな値段! と貧乏者の愚痴。

近所の古本屋(非ブックオフ系)で100円でした
ただし、1巻のみでしたが。
別の古本屋ではレムの『枯草熱』は1500円
P・クリスタン『着飾った補食家たち』が500円
「不思議惑星キン・ザ・ザ』は300円(ただし中古)
といった具合で激しく安くなっています。
88名無しは無慈悲な夜の女王:2001/08/07(火) 20:16
>>87
そのビデオ,めちゃほしー
89コピペ:2001/08/12(日) 02:07
”迷宮のような建物の中には、選別室、解釈室、筆生室、文書保存室、監禁室
等が扉を閉ざして並んでいた。国民の見るすべての夢を管理する怖るべき機構
<夢宮殿>。アルバニアの鬼才が描く、ダンテ的・カフカ的迷宮世界。”
夢宮殿 イスマイル・カダレ 創元

ファンタジーだそうだが
90名無しは無慈悲な夜の女王:2001/08/12(日) 02:16
いやあれは普通小説>夢宮殿
91名無しは無慈悲な夜の女王:2001/08/12(日) 12:17
普通に「完全な真空」が好き(普通か?)。
92名無しは無慈悲な夜の女王:2001/08/13(月) 13:42
>>91
では「虚数」もどうぞ!
93名無しは無慈悲な夜の女王:2001/08/18(土) 04:50
>>92
ありがとう。今読んでます。
>>86
山椒魚戦争は手に入れやすいけど、ラストの章はいらんよな。
戦争はじまって終わりで良かった気がする。
94名無しは無慈悲な夜の女王:01/09/07 20:35
カザフスタン「ワイルド・イースト」(「東部劇」)
7人の侍翻案マッドマックス風映画 期待しないで観たほうがいい
95名無しは無慈悲な夜の女王:01/09/25 21:08
ウズベキスタン「UFO少年アブドラジャン」(90)再映
ttp://www.pan-dora.co.jp/UFO/index.html
96九姉妹:01/09/25 21:20
>>1 アヴァロン入れてくれてありがとう(アヴァロンスレもよろしく)。
でも、アヴァロンは役者とロケはポーランドだけど「日本の映画」です。
97名無しは無慈悲な夜の女王:01/10/01 00:56
>>27
私もレムは「砂漠の惑星」が一番好きです。

ちなみに、タルコフスキーは「ノスタルジア」…。
「ストーカー」が二番目で「ソラリス」がその次。
98名無しは無慈悲な夜の女王:01/10/03 01:59
ロシア版ムーミン谷の彗星「ムーミントローリと彗星」(78ソ連)はカタストロ
フSFにいれていいのか?
99名無しは無慈悲な夜の女王:01/10/04 15:19
ザミャー珍は?


                       ちょっと違うか・・・
100名無しは無慈悲な夜の女王:01/10/05 01:25
>>96
監督の押井がタルコフスキー&SF好きだからにたよーなもんでは。
天たま、攻殻、アヴァロンと新作見るたびにワラタ。相変わらず好きだなーと。

3や96に触発されてストルガツキー、レムの読んでないやつを検索、注文。
けっこういっぱい出てたんですね、知らんかった。

他に皆さんのオススメあります?
この手のSFってストルガツキーとレムと安部公房しか知らないもので。
101名無しは無慈悲な夜の女王:01/10/09 11:57
>>99
ザミャーチンは,ロシアではSFの系譜に入っています
102名無しは無慈悲な夜の女王:01/10/15 22:44
こないだ岩波文庫で復刊したザミャーチン「われら」おもしろいよね。
103名無しは無慈悲な夜の女王:01/10/16 20:54
こないだっていっても、、、、奥付をみると1992年になってたりして。。。
104名無しは無慈悲な夜の女王:01/10/21 15:33
昨日本屋でムロージェックの新刊見つけた。奥付見たら
今年の六月だって。。。。
未知谷って、時々凄いの出すけど、滅多に本屋で見かけ
ないという点がちょっとかな。
105名無しは無慈悲な夜の女王:01/10/24 12:06
そういえば,最近は「これぞSF」って感じの本がでないね.
文学の仮面をかぶった作品ばかりというか
106名無しは無慈悲な夜の女王:01/10/31 20:11
でもしばらく品切れで、去年暮れあたりにもう1度刷ったんでは
なかったかしら>岩波のザミャーチン「われら」

と、どうでもいい話でageちゃう。
アレクサンドル・グリーンとかどうっすか。
107名無しは無慈悲な夜の女王:01/11/01 15:43
独自の作風で良いですよねー>グリーン
今現在で最も入手性の良いロシアSF作家じゃないでしょうか
108名無しは無慈悲な夜の女王:01/11/01 16:21
「われら」で描かれている世界は極端すぎて
ギャグにしか見えないんだけど。
それがザミャーチンの狙いなの?
アホな俺にはわからない
109名無しは無慈悲な夜の女王:01/11/01 17:53
>>108
今ではギャグにしか見えないことが,当時はマジで心配されて
いたんです.ソ連のスターリン時代とか,ナチスも見方によっ
てはギャグですから....
で,現在は,ザミャーチンのネタが温くなった形で現実になっ
ているような気も....
110名無しは無慈悲な夜の女王:01/11/11 10:40
>>55
>しかしどれも工事が中断している。
ニューウェーブみたいでカッコエエ〜。
まえ柳下毅一郎氏が北朝鮮について
主体思想のテーマパーク国家って書いてたけど
そういう国でもあるのか。
111SF板でびゅうします:01/11/12 01:29
「輝く世界」がとりわけ好きで、ずっと読み返し続けてる小説の一つです
>アレクサンドル・グリーン
ソラリスが好きです。
なんといっても、J.S.Bach のオルガンが泣けた〜〜。
113名無しは無慈悲な夜の女王:01/11/12 12:20
>>112
無重力になって二人が浮き上がるところでオルガンが鳴る
シーンは特にぐっときますよねー
114バッハ:01/11/12 16:18
う〜む レムの小説はアメリカのネアカで単純明快なSFと比べるとなにか哲学的な匂いがしますなあ。

ソラリスは映画と小説は全く別物じゃないか。まあSFマインドのなかった時代の
ソビエト映画だし。
あのストーリーを2〜3時間に収めること事態無理を生じると思うね。

ハリウッドでチャペックの山椒魚戦争をビジュアル化してくれんかな。キモイけど。
でも日本は富士山しか残らないんだ。チャペックの日本の知識なんてほとんどなかった
んだろうね。
115名無しは無慈悲な夜の女王:01/11/13 00:23
>>114
ソラリスは72年作なのですが、その頃にもソ連でSFは書かれていま
すよー。ストルガツキイの「ストーカー」とかがこの頃ですね。確
かに映画にSFマインドがあったかというと、、、考証の余地は大
いにあるとは思いますが。。。
タルコフスキー映画の中では、ソラリスは凡庸な作品だとは思いま
すけど(ストーカーがベストかなぁ?)、そこいらのSF映画とは
一線を画していると思いますです。まぁ、レム自身は映画の出来に
怒り狂ったそうですけど。
116名無しは無慈悲な夜の女王:01/11/13 14:12
>115
出来というより、原作とのあまりのテーマ性の違いでしょうね、レムのポイントは。
最近のアニメ方面の雪風・バビル・ヘルシング問題を見てるとこれを思い出す。
117名無しは無慈悲な夜の女王:01/11/13 14:37
面白いのは,レムが映画に対して怒り狂い,タルコフスキーは
レムの悪口を言いまくったんですよねー.
タルコフスキーは同じ事をストルガツキイ相手にもやったとい
う話です...さすがは大物監督だ...
118名無しは無慈悲な夜の女王:01/11/13 15:51
>>114 うーん、おれは旧共産圏SFってあまり数読んだことないから、
質問?
いくつかの短編集とかを読んだだけ(「異邦からの眺め」とか早川の全集とか)
のイメージだと、
旧共産圏SFはかなり薄っぺらいというか、深みがない印象がある。
もちろんレムとかはいるけど、ストロガツキー兄弟とかにしても。
読み込みが足らんのか?
詳しい人に聞きたいが、
共産主義の時代に出版されていた一般的なSFってどういう内容だったの?
119118:01/11/13 15:53
すいません118です。
はじめの方の文章がかなり混乱してしまってますが、
誰か親切で詳しい人、教えてください。
120名無しは無慈悲な夜の女王:01/11/13 17:16
>119
いいなぁ「異邦からの眺め」欲しいんだが見当たらない。
それはさておき、薄っぺらですで深みがない感じですか?
う〜ん。
ソ連が崩壊し、冷戦という背景がなくなった今はピンとこないかも知れないですね。

政治的な制約受けながら書いているから、共産主義マンセー以外の作品は
ひねくれた読み方しないと意味が判らん場合が多いというのはあります。

構成的に二重底になっているような感じなんで、それを考慮して読み直して
見るのも一興かと思います。
121名無しは無慈悲な夜の女王:01/11/13 18:14
>>118
ソ連時代の短編だけだと薄っぺらな印象を受けけてしまうのはし
かたないかもしれませんね.
逆に旧共産圏の「まともな」作品は,欧米作品よりもずっと深い
内容ですよ.
ソ連時代の多くの作品は,ほとんど共産主義礼賛で今は読む価値
も無いと思うんですけど,エフレーモフのように体制の中にいな
がら特出した人も出てきてしまっているなので,油断がなりませ
ん.
ストルガツキーなんかは,発禁になったのを除くと,>>120さんの
指摘どおり政府にばれないように批判を隠していたりするので面
倒かもしれません.後になって解禁された作品は露骨でわかりや
すく,かつ物凄い内容ですよ.
122名無しは無慈悲な夜の女王:01/11/13 18:29
ストルガツキーのオススメ教えて。
群像社でいろいろ出てるけど、どれから読めばいいか分からない。
ストーカーは面白かった。
123121:01/11/13 19:02
断然 「トロイカ物語」 笑えるし内容がシャレになっていない
次点 「月曜日は土曜日に始まる」 ちょっと不思議なユーモレスクファンタジー
その次「地獄から来た青年」 アクション? コメディ? 人情話?

ちょっと読みにくいけど「滅びの都」も良いですよ.
本当にお薦めできるのは絶版になっている「幽霊殺人」とか「蟻塚の中のかぶと虫」なんですけどね...
124122:01/11/13 20:39
>123
どうもです。
でも紀伊国屋あたりにでも行かないと売ってないんだよなー。
125名無しは無慈悲な夜の女王:01/11/15 14:54
>124
近所の本屋に取り寄せか、通販つかえばいいんじゃない?
群像社のHPで在庫確認してAmazonかesbooksあたりなら、
送料・手数料かからないで使えるし。
126名無しは無慈悲な夜の女王:01/11/15 15:05
http://www.gunzosha.com/

願 望 機(ストルガツキイ著 1989.7)
月曜日は土曜日に始まる(ストルガツキイ著 1989.3)
地獄から来た青年(ストルガツキイ著 1994.11)
世界終末十億年前(ストルガツキイ著 1989.2)  品切れ
そろそろ登れカタツムリ(ストルガツキイ著 1991.6)
トロイカ物語(ストルガツキイ著 1990.3)
滅びの都(ストルガツキイ著 1997.2)
みにくい白鳥(ストルガツキイ著 1989.11)
モスクワ妄想倶楽部(ストルガツキイ著 1993.7)

------------------------------------------------
世界終末〜以外は全部入手できるみたいですね 
127名無しは無慈悲な夜の女王:01/11/15 17:35
子供の頃、「金星探検」を読んで、すごく面白かったのですが、
大人になって「無への跳躍」のタイトルでも翻訳があることを知りました。
ところがモノは世界SF全集。

入手したいのですが、単行本は出ていないのでしょうか?
(あっても絶版かな?)
128名無しは無慈悲な夜の女王:01/11/28 17:17
このスレでストルガツキイに興味を持って,試しに「収容所惑星」
を古本屋で買って読んでみたら,これってけっこう面白いじゃん.
過小評価されてない?
129名無しは無慈悲な夜の女王:01/11/30 05:11
DVDプレーヤー入手して、すぐ購入したのが
「ストーカー」。
こんな良スレがあったとは。
レムは「ソラリス」より「砂漠の惑星」の方が好き。
130名無しの陽のもとに:01/11/30 09:21
>>129
小説としての結構、起承転結みたいなものは「砂漠の惑星」の方が達者な気がします。
ただ、私見では、なんらかの壮大なものに触れた・あるいは彼方の物語を垣間見たという
読後感は「ソラリス」にしかないと思います。私事ですが私は山登りが好きなのですが、
あの山と格闘したあげく登ったときの一種の感興といいますか、大きなものと対峙した
感覚、あの感覚と「ソラリス」の秘めているものは近しいと考えているのでありますが。
まったく東欧からあんな作家が出てくるとは驚きでした。
このへんいつか論にまとめたいと思いつつ。。。
131名無しは無慈悲な夜の女王:01/11/30 10:04
レムだと「エデン」はどう?
SFの類人類型の異星人の中ではかなり「異星人」してて
いいと思う。まあ一寸政治的なふいんきもあるが・・・。

ストルガツキイ探してみyo!
132名無しは無慈悲な夜の女王:01/12/04 13:02
今年最高の旧共産圏SFだと思った作品.
「ナボコフ短編集」
SF味は薄めだけど,凄く面白いYO!
133名無しは無慈悲な夜の女王:01/12/07 09:20
ビラルの「モンスターの眠り」、読みたいなぁ…
134名無しは無慈悲な夜の女王:01/12/24 07:05
http://lib.ru/TRANSLATION/

本家のSlashdot見てたらこんなサイトが紹介されてました。
英訳されたロシアSFのアーカイブがあります。

んが、英語読むの遅いんで読みきるまで時間が。。。あう〜
135名無しは無慈悲な夜の女王:02/01/15 00:13
アレクセイ・トルストイの「アエリータ」って今読めますか?
136名無しは無慈悲な夜の女王:02/01/17 12:59
>>135
昔,「火星に行った地球人」という題名で翻訳されたきりで,
復刊もされていません.映画のほうは,ビデオで入手できま
すよん.
137135:02/01/23 00:20
>136
どーもありがとうございます。とりあえずビデオ見てみます。
それにしてもテルミンとキンザザはよかった
138名無しは無慈悲な夜の女王:02/01/23 00:28
>>131
エデンは途中で挫折したよ〜〜〜〜
せめてイラストの一枚もあればねえ。特に工場のあたりに。
139名無しは無慈悲な夜の女王:02/01/23 10:48
>>138
たしかに視覚イメージし難いね。レム。
「ソラリス」なんかも、映画では原作の海のイメージを全部無くしてしまった事が
映画の成功になったんじゃないかな。
でも映像で海の作り出す形態を見てみたい。
今だったらCGで出来そうだけど。
140名無しは無慈悲な夜の女王:02/01/29 02:04
>>139
「星からの帰還」を映像化したら、単なるディズニーランドの紹介になる恐れあり(藁
141名無しは無慈悲な夜の女王:02/02/28 23:20
5月に「キン・ザ・ザ」のビデオが出るらしいぞ! よってage
142名無しは無慈悲な夜の女王:02/03/12 23:40
おお、渋いスレが!
>>99
あり、でしょう。「われら」は岩波文庫でしたよね。
レムすきっす。
「金星応答なし」、厨房の時、早川の銀背読んだのが自分のSF初体験。
…まるで魔女で筆下ろししたようなもんでしたね。これが、ドイツ語からの
抄訳、という毒。速攻で文庫の完訳読んだけど、えがった。
143宇宙の戦士も好きだけど:02/03/13 02:44
砂漠の惑星は反物質砲搭載80トン戦車vsナノマシン(でいいのか?)の戦闘シーンが好きでした。

小生の初共産SF体験は「宇宙翔ける船(?)」とかいうハヤカワから出ていた短編集でしたが、
当時冷戦真っ最中だっただけに、ソビエトの人もSFが好きなんだなぁ、と妙にうれしくなりました。
5、6年前に「ストーカー」(あぶない方)がブームになった頃、
池袋の某書店にストーカー解説本の小コーナーが作られたが、
一連のストーカー本の中にストルガツキーの「ストーカー」が並んでいた。
145名無しは無慈悲な夜の女王:02/04/03 20:16
「愛國戦隊大日本」のエンディング、
「連載」に「イスカーチェリー」とあって大爆笑。
146うはう:02/04/03 23:21
 題名忘れたけど、子供向け翻訳もので・・・

 (1)どこか重力が強い星にロケットが不時着して、巨大な電気ヒトデ(?)等と
    戦いながら、死ぬ思いでロケット修理。
 (2)登場人物の会話は、ほとんど仕事のことばっかし。
 (3)やっとの思いで地球に帰ってくると、白鳥座探検の任務が待ってる。
    今度は何百年の旅だから、もう地球に生きて帰れない。
 (4)主人公の最後の一言「それでも俺達はきっとやってみせる!」

 ・・・子供心にも、ほとほと共産圏がイヤになりました(笑)
147名無しは無慈悲な夜の女王:02/04/03 23:55
>96
でも衣装デザインが「シルバー・グローヴ〜銀の惑星」の人
だったりしますね>アヴァロン
結構好きな映画なんですが。ちなみに日本のビデオは
パッケージ裏の解説をなぜか原田眞人が書いている。


「オモン・アー」って翻訳の予定とかないんでせうか。
148名無しは無慈悲な夜の女王:02/04/06 17:51
古本屋で長年探していた「ロシア・ソビエトSF傑作集 上・下」(創元推理文庫)を
やっと手に入れた。嬉しー。
149名無しは無慈悲な夜の女王:02/04/12 02:13
銀の惑星ってどうなの?
150かおる ◆31hpx6to :02/04/12 02:24
初めて読んだSF小説が、「海底5万マイル」と言う潜水艦もののSFでした。
シービュー号風の海底アクション活劇で、艦の名はピオネ−ル(パイオニア)号。
主人公は、パブリック君という少年でした。ご存知の方はおられますか?
151名無しは無慈悲な夜の女王:02/04/19 19:41
吉祥寺のバウスシアターでロシアSF映画特集やるよ

http://www.baustheater.com/russian.htm
152名無しは無慈悲な夜の女王:02/04/20 00:04
>>131
>>138
エデンについての解説でよく、エデン人は
「ひとつの個体が労働部分と思考部分に分かれている」って書いてあるけど
本編にはそんなこと全然書いてなかったような気がする。
なんなんだろう、あれ。それとも俺の記憶違い?
153かおる ◆31hpx6to :02/04/20 03:14
>>151
おー、ありがたい!。ドウエル教授の首は、中学のころ、原作を読んだかも知れぬ。
死棺の呪いは、テレビで見たけど、違った意味でおもしろかったよ。
154名無しは無慈悲な夜の女王:02/04/20 04:10
>>148

羨ましい〜高かったでしょう?
「異邦からの眺め」はただで手に入れられたんだけど
「ロシア・ソビエトSF傑作集 上・下」
手に入らないんだよな〜
東京創元社さん、復刊してくれよ〜
東欧傑作選と共に
>>146
たぶん、イワン・エフレーモフの「アンドロメダ星雲への旅」でわ。
邦題がいくつかあって、「アンドロメダ時代」、「アンドロメダ星雲」などあるが、
ジュニア向けのでしょう。中学校の図書室に、えらい古びた本があった記憶が。
156かおる ◆31hpx6to :02/05/13 03:10
>>151
行ってきました。「ストーカー」と「両棲人間」の回でした。
こじんまりとした30席ほどのシアターに、手作りパンフレット。良かったなあ。
映画の方は、2作の落差がすごかった。「両棲人間」は、公開当初行列ができたそう
だけど、60年代TV・SFムービーみたかった。「ストーカー」は、一切派手さのな
い構成なので、見る人によっては寝てしまうようだ。でも、「ストーカー」の方は、
時代を超えて訴える物があった。
 「ストーカー」は、ロシア語では、「スタウカル」と発音していた。
保守っとこ、東京創元社さん復刊してよ、
日本がロシア倒したし〜

後スレ違いだけれど、レ・コスミコミケが書棚から行方不明だ〜
158名無しは無慈悲な夜の女王:02/07/11 19:32
「火を噴く惑星」DVD発売記念age
159名無しは無慈悲な夜の女王:02/08/05 17:32
保全
160名無しは無慈悲な夜の女王:02/08/15 00:09
星からの帰還で泣いた、といってみるあげ
161名無しは無慈悲な夜の女王:02/08/15 00:16
ストーカー、蚊の禿ってのがビタイチわからん。
162名無しは無慈悲な夜の女王:02/08/17 09:29
映画ソラリス、リメイク記念AGE
163名無しは無慈悲な夜の女王:02/08/17 23:49
なすてリメイクすんだ?
タルコフスキイので十分だべさ
164名無しは無慈悲な夜の女王:02/08/18 00:38
ソラリスはもうちと良くなる気もする。原作マンセー派としては。
165名無しは無慈悲な夜の女王:02/08/19 14:57
>>163 タルコフスキーは長すぎてタルいから。
166名無し戦士の墓:02/08/20 01:31
>>146
>やっとの思いで地球に帰ってくると、白鳥座探検の任務が待ってる。
>今度は何百年の旅だから、もう地球に生きて帰れない。
>主人公の最後の一言「それでも俺達はきっとやってみせる!」
>・・・子供心にも、ほとほと共産圏がイヤになりました(笑)
 私、実はまさにソコがすげえ好きでした(笑)
167名無しは無慈悲な夜の女王:02/08/24 18:48
ラファティスレから転載

107 :名無しは無慈悲な夜の女王 :02/08/23 23:13
スレ違いで恐縮ですが来年国書刊行会からレム・コレクション全5巻が出るとのこと!
ラファティもドサクサにまぎれて選集10冊くらいだしてくれないかなぁ(w

とのこと。真偽やいかに
168ラファスレ107:02/08/24 20:48
上記カキコした者です。「銀河通信オンライン」
http://www2s.biglobe.ne.jp/~yasumama/

のBBSで読みました。
http://150.teacup.com/yasumama/bbs

話の流れからいってガセでは無いと思いますが…。
国書からお知らせが来た方、いらっしゃいますか?
169名無しは無慈悲な夜の女王:02/08/24 22:32
レムコレクションか。刊行予定作品は何なんだろう。
結局サンリオで出なかった多くの評論とかが出るのか?
「SFと未来学」とか「偶然の哲学」とか読みたいが。
他にもソラリス系の「大失敗」(なんてタイトルだ)とかピルクスものの
「地には平和を」なんてのもあるみたいだが。
架空の書評シリーズもまだまだあるらしいが、「完全な真空」がもう出たからなあ。
170168:02/08/24 23:31
>>169
未訳ものでまとめてもらえると個人的には嬉しいなぁ。

サンリオ予告で未刊評論が「技術大全」「SFと未来学」「偶然の哲学」、
長編が「仮面」ですね。あと架空評論書評、泰平ヨン、ツィベリアダシリーズの
未訳もの(結構あるらしい)などでまとめて欲しいです。
著作一覧がイマイチ把握し難いので、よくわかりませんが。
とにかく高くてもいいから可能なかぎりのボリュームで!

でも主要な作品が絶版なので、ハヤカワがなんとかしてくれないかなぁ…。
「宇宙創世記ロボットの旅」が絶版とは信じがたい。
『エデン』の最後の台詞がよかった。
あと『枯草熱』も。花粉症なんでなおさら。
ボルヘスコレクションみたいな感じかも知れないな。
とすると、基本的に本邦初訳を揃えてくることになるか。
ただ、ボルヘスコレクションってページ数少なくて値段が高かったからなあ。
しかもまだ完結してないし。
長篇2、短篇1、評論2ってバランスだとまあまあありかなとは思う。予想だが。
というか、レムの翻訳なんて何年ぶりだろう!
173170:02/08/25 13:47
なるほど、ボルヘスコレクションの線かもしれませんね。
レムの翻訳、単行本だと「虚数」以来だから4年ぶりか。
野坂昭如コレクションぐらいのボリュームで、1冊に長編2作入らないかな?

個人的には唯一未入手の「泰平ヨンの未来会議」だけ復刻してほすい...。
泰平ヨンってほとんどハヤカワが版権持ってるんじゃないかな?
とすると、復刻の可能性はほとんど消えるわけだけど。
野坂昭如コレクションは読んだことないけど、とんでもないボリュームの癖に
随分安いですね。値段はどうでもいいけど、ボリュームが欲しいのは確か。
推測だけど、サンリオの未刊行ものが主になる可能性もある。「技術大全」
「偶然の哲学」「SFと未来学」「仮面」と、分量的にも五冊で丁度っぽいし。
とりあえず今は「枯草熱」読んでます。
175名無しは無慈悲な夜の女王:02/08/25 19:53
おれは「1984年」より前に「われら」を読んだことをひそかに自慢してるへたれです。
SFじゃ無いんだけど、「こちらはモスクワです」っていうわかりやすい旧ソ連反体制小説
を読んだことあり。
176名無しは無慈悲な夜の女王:02/08/25 21:01
英霊を侮辱する山本弘は北朝鮮に逝け
177名無しは無慈悲な夜の女王:02/08/25 22:32
沼野充義「夢に見られて」は読んだか!?
178名無しは無慈悲な夜の女王:02/08/26 22:12
>>169
>他にもソラリス系の「大失敗」(なんてタイトルだ)とかピルクスものの
>「地には平和を」なんてのもあるみたいだが。
 わたくし自分の語学力を弁えず英語版の「Peace on Earth」を買い、勿論積ん読になっているのですが、裏表紙を見るとIjon Tichy(たぶん泰平ヨン)が出てくるとか書いてます。
 原書名は Pokoj na Ziemi だとか。kojのoの上にナナメ線がついてます。
 それにしても楽しみだなあ、レムコレクション。
>>178
完全な真空のあとがき確認したらピルクスじゃなくて泰平ヨンものだってあった。
指摘感謝。
180名無しは無慈悲な夜の女王:02/09/10 22:14
やっぱ「アンドロメダ星雲」でしょう!
少年SFで何種類か読みましたが、とにかく寂寞とした感じが最高!
全編に漂う闇と死の香り!ああ、宇宙に行くのはやめとこう!と
子供のころ思いました。
181名無しは無慈悲な夜の女王:02/09/16 23:28
レムの「エデン」が良かったあ。もちろん「ソラリス」も面白かったけど。
あと、ストルガツキーの「蟻塚の中のかぶと虫」と「みにくい白鳥」が好きです。
そういえば、映画のストーカーは、正直言ってさっぱりだった。
182名無しは無慈悲な夜の女王:02/09/16 23:43
そのタルコフスキー映画祭
ことしも10月開催だって。去年もやってなかった?
183名無しは無慈悲な夜の女王:02/09/17 23:48
タルコフスキーについて、実はあんまり良く知らないですじゃ。

184名無しは無慈悲な夜の女王:02/09/19 15:22
>映画のストーカー
 つまらなくはなかったですが、人間の認識を越えた不可知領域の眠さを感じました。
 友達と食べ物を脇に置き、15分ごとに5分の休憩を取りつつビデオで見るのが一番ではないかと思います。
>>150
遅レスですが私が最初に読んだSFもそれです。
あまりに昔なのでピオネール号という名前だけしか記憶にありませんでした。
初めて読んだSFスレに書こうとして題名が思い出せず…。
186名無しは無慈悲な夜の女王:02/09/24 14:07
>>150
 すごいウロおぼえですが、アダモフ作で講談社じゃなかったでしたっけ。
187名無しは無慈悲な夜の女王:02/10/10 04:22
>>171
枯草熱がでた当時、花粉症なんてほんと海の向こうの話だったけどね。
奇跡を説明するのに、切手にとまったハエを撃ち落とすたとえ話は、
妙に印象に残ってる。
188名無しは無慈悲な夜の女王:02/10/10 05:14
ところで21世紀のロシア、東欧のSF事情ってどんなものなの
189名無しは無慈悲な夜の女王:02/10/25 13:26
 今のロシアSFは,主流文学にどんどん近づいているようです.
村上春樹がロシアではSF作家扱いになっています.
190名無しは無慈悲な夜の女王:02/11/29 00:42
北朝鮮は入る?
191名無しは無慈悲な夜の女王:02/11/29 00:49
>>188
ロシアならソローキン、
アルバニアでイスマイル・カダレがいい感じ

もともとあのへんは濃いしね。
192名無しは無慈悲な夜の女王:02/12/04 16:16
>>190
北朝鮮に将軍様関連以外の本があるのか?
193名無しは無慈悲な夜の女王:02/12/07 23:06

        ∫        ./ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   ∧,,∧ ∬       |全然関係ないけど
   ミ,,゚Д゚ノ,っ━~   <  厨房代表@SF板ってどこに逝ったんだ?
_と~,,,  ~,,,ノ_. ∀   | 死んだのか?
    .ミ,,,/~),  .| ┷┳━ \_________
 ̄ ̄ ̄ .し'J ̄ ̄|... ┃
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄   .┻
国書がだめなときの保険、復刊ドットコムの「レム特集」のURLです。
http://www.fukkan.com/group/?no=15
195名無しは無慈悲な夜の女王:02/12/11 12:17
>>194
「ヨン博士の航星日記」
なんじゃそれ?、と思ったら集英社のジュニア版SFで出てたのか。
196名無しは無慈悲な夜の女王:02/12/11 13:42
北は日本を敵にした架空戦記物とかありそうじゃん
姦國の同系のものよりおもしろそうだ
197名無しは無慈悲な夜の女王:02/12/11 14:07
「未来からの手記」が凄く気持ち悪くてはいた。
ドストエフスキーでも吐いた。

ロシアはあかん、好きなんだけど吐く。
198山崎渉:03/01/12 04:14
(^^)
199名無しは無慈悲な夜の女王:03/01/22 23:15
そろそろのぼれかたつむりを読んだのでage
カフカの城をおもいだしたなり
200山崎渉:03/01/23 03:34
(^^)
201名無しは無慈悲な夜の女王:03/03/08 20:25
レムコレクションまだ〜?
202かおる ◆wZ31hpx6to :03/03/08 23:38
>>186
そうです。少年少女講談社文庫です。今も手元にあります。
作者は、グレゴーリー=アダモフ 本名、グレゴーリー=ボリソビッチ=ギブスだそうです。
5ヶ月おきにレスしてますね。次は8月?
203出会い系ビジネス他所とは違います:03/03/08 23:38
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204名無しは無慈悲な夜の女王:03/03/09 14:21
>>201
5月から刊行されるみたいよ。(知ってたらごめん)
だけど近刊案内にはまだ出てないから遅れるもかなぁ。
ソラリスに連なる最後の長編「フィアスコ 大失敗」
早く読みたい。
ttp://www.kokusho.co.jp/
205イー:03/03/10 00:22
>204
ナヌー(;・∀・)先月、漏れが見た時は三月刊行開始だったのにー! 延期か…

ヴィクトル・ペレーヴィンを、少しづつゆっくり読んでます。
206名無しは無慈悲な夜の女王:03/03/10 12:13
ベリヤーエフのジュブナイル「金星探検」の本当の邦題を知りたいんだが。たしか「無への跳躍」だったと思うんだが。
ラストの金星に取り残されるブルジョワーたちはどうなるんだろう、気になるなあ
207名無しは無慈悲な夜の女王:03/03/10 12:36
   。  *    。 ☆   。 + 。 + ☆  *
・…━━━☆http://www5b.biglobe.ne.jp/~ryo-kyo/osu.html☆━━━…・
   。 ☆ 。 * ☆ + 。    。   +   +   ☆ ☆
208名無しは無慈悲な夜の女王:03/03/10 13:09
>204
 おお! すばらしい!
 5月ちゅうたらもうすぐじゃないですか。
 メーデーには間に合うのかな、それとも対独戦勝記念日に(笑)
209名無しは無慈悲な夜の女王:03/03/15 12:52
現代ソビエトSFシリーズの2巻目「よくできた惑星」
ストルガツキー編 むかし古本で買ったけど、
発行元のプログレス出版所て今もあるのかな。
 
それにしてもこのスレ2年間で200のレスしかない。
レム、ストルガツキーこみでもこの数。
それで復刊だとか騒いでも早川なんかやるわけないな。
厨房代表@SF版君の言うように国書を買おう。

雑談だけどもう20年くらい前かな、国書がラブクラフト講演会を開催。
抽選があたって有名な翻訳家(名前失念)のお話を聞いて、
字幕、吹替えなしの映画「異次元の色彩」をみた。
その上ハードカバーの黒魔術の本をただでもらった。
それで個人的には国書が好きになった。

210名無しは無慈悲な夜の女王:03/03/15 14:52
>>209
だって早川文庫に限ってみてもレム、ストルガツキーがこと如く絶版
だからなぁ〜今の若いファンはほとんど知らないんじゃないの。
読んだ事も無い作家の2000円以上の本を買おうとは思えないからなぁ、
やはり文庫で買えるようにしておくべきだよな。
早川は自分で自分の首絞めているとしか思えないのだが。
211名無しは無慈悲な夜の女王:03/03/15 15:38
いま、ストーカーも品切れだよな。
なんたることだ…!
212名無しは無慈悲な夜の女王:03/03/15 17:55
こないだ、神保町の三省堂いったら、レムは2,3冊あったけどなあ。
ところで、レム、ストルガツキーの最初の一冊は何を読めばいいの?
213名無しは無慈悲な夜の女王:03/03/15 19:12
>>212
入手しやすさからは レム「ソラリス」 ストルガツキー「ストーカー」

個人的にはレム「宇宙飛行士ピルクス物語」 
     ストルガツキー「蟻塚の中の甲虫」
214名無しは無慈悲な夜の女王:03/03/15 21:16
ピルクスがおもしろいのは同意するが
実在を疑いそうになるほど入手困難だね。
215名無しは無慈悲な夜の女王:03/03/15 21:30
>>214
実在はなんとかしている。今年になって1000円台で手に入れたから
その事に関しては間違いない。ただ、ピルクスは文庫化しなかったし、
こと如く絶版にしてしまう現状じゃなぁ。
216名無しは無慈悲な夜の女王:03/03/18 12:50
>実在を疑う
 いや、そんなレム的な(笑)

 そういやレムか誰かに「ミスター××(名前忘れた)、君は存在しているのか?」って短編がありませんでしたっけ。
217名無しは無慈悲な夜の女王:03/03/18 19:09
「旅に出る時ほほえみを」(サンリオ)はどうよ?
個人的には、タイトルが凄い好きなんだけど…。
218名無しは無慈悲な夜の女王:03/03/18 19:42
>>216
「ミスター・ジョンズ、きみは存在しているのか?」だね、
「すばらしきレムの世界 1」収録。
219名無しは無慈悲な夜の女王:03/03/18 20:52
20年前、母校の図書館で見つけた旧ソ連SFは、駄作だったけど印象に
残ってしまった。主人公の少年は、氷河(シベリア?)が張った地域に建設
された超未来都市に住み(社会主義の勝利を象徴!?)、鉄が燃料の宇宙船
が運行されている。内容はかなり政治プロパガンダ臭が漂っていて、何か
ソビエト型共産主義版のバラ色の1970年代万博SFといったトコか。
(書いてる漏れにも、判りづらい例え・・・スマソ)。良い子にしてれば、
素晴らしい社会がキミを待ってるよといった調子で終わる。
作品名・著者・出版元が判れば、モ一回、読んでみたい。
220名無しは無慈悲な夜の女王:03/03/18 21:51
レムが封印した「マゼラン星雲」もなんだか読みたい
221名無しは無慈悲な夜の女王:03/03/21 21:49
イーガンの「しあわせの理由」を読んで、 最初はアルジャーノンやレナードの朝を思い浮かべた。
だけどテーマとしては、>216見るまで忘れてたが 「ミスタジョンズ」の方が近いな。
レムは若い人には固いイメージがあるみたいだけど、そんなことないよ。(強調)
222名無しは無慈悲な夜の女王:03/03/21 22:39
オイこそが 222げとー
このスレすごい。約2年で223レスだ。SFが過疎板ということが
よくわかる。
>>13
2年後のレスで見てないと思うが、
冷凍食品か何かの工場で誤って冷凍保存されてしまった少年が、
数十年ぶりに解凍されて生き別れの兄弟と再会する・・・
みたいな話が載ってる短編集のイラストを松本零二が描いていた記憶有り。
作者は中国人だったと思う。
225名無しは無慈悲な夜の女王:03/03/25 01:01
レムは未だ『ソラリス』『完全なる真空』『虚数』
しか読んでいませんでした。
このスレに刺激されて、『宇宙飛行士ピルクス物語』
図書館で借りて読んでる途中です。
「テルミヌス」のモールス信号の使われ方が凄いです。
ふとモールス信号使いの人がノイローゼになったら
(主人公は違いますけど)堪らんだろうなーと思いました。

図書館には未読のレム12冊もあります(喜
でも『枯草熱』とかは無いので乏しいお小遣いはたいて買うつもりです。
226名無しは無慈悲な夜の女王:03/03/25 01:06
アタイこそが 226事件げとー
227名無しは無慈悲な夜の女王:03/03/25 01:12
レムコレクションについての続報マダー?
228名無しは無慈悲な夜の女王:03/03/30 10:45
北朝鮮SFといえば、プルサガリ(鉄で出来た農機具が主食の怪獣が、大魔神
よろしく、貧しい農民を搾取する地主階級を・・・あとはお決まり)位しか
思いつかない。
ゼロシティ
230名無しは無慈悲な夜の女王:03/04/04 23:00
レムコレクション一巻目は「ソラリス」沼野充義訳に決定 2400円
231E.e:03/04/05 05:29
ソラリスか・・・。文庫持ってるんだけど。買い支えしなくちゃだめですか?
232名無しは無慈悲な夜の女王:03/04/05 09:35
早川の飯田訳も名訳と言われてるけど、私は買うつもりです。
新訳はホビットのようにはならないだろうし、SFは「迷ったら買い」が鉄則。
(国書は比較的絶版にしないけど、他はすぐに品切れ、絶版コースだよ。)
233名無しは無慈悲な夜の女王:03/04/06 03:32
>SFは「迷ったら買い」が鉄則。
確かにそうですね。^^
ストルガツキーの『収容所惑星』なんども本屋でみかけながら題名の先入観で
買わなかったんだけど、『蟻塚の〜』読んで探し始めた時にはすでに絶版、あれは
後悔しました。
234名無しは無慈悲な夜の女王:03/04/06 03:34
アタイこそが 234げとー  
235名無しは無慈悲な夜の女王:03/04/08 23:36
桜の花が散っていく。
花見の跡といえばストルガツキーの「ストーカー」を思い出す。
                          我ながら強引だな
異星人のピクニック跡で叫ぶ主人公の哀しさ。
 すべてのものに幸福を分けてやるぞ、無料で。
 だから、誰も不幸なままで帰しゃしないぞ!(深見弾訳 早川書房)
 
 みんなハッピーにしてやる。しかもタダだ。誰もブルーなままじゃ帰さないぞ!
    www.asahi-net.or.jp/~yx6n-oon/index.htmlでの訳
それで私もロシア語が判らないのに訳してみた。
 みんなに幸せをくれてやる。金はいらない。不幸せな奴はひとりも残さない!
実際訳すとなるとこんな短文でも大変だよ。みんなもやってみたら。
と言っても過疎板の中の過疎スレだからなあ(諦)
236あぼーん:03/04/08 23:37
237名無しは無慈悲な夜の女王:03/04/10 19:01
ロシア国際放送ラジオ局のホーム・ページにて、スペースアート(宇宙開発、
SF風etc...)のコーナーを見つけました。20枚位、画像がアップされて
ます。

SPACE ARTISTS AND
 ”THIS WORDERFUL,WONDERFUL WORLD
http://www.vor.ru/Space_now/Artists/index.html
238名無しは無慈悲な夜の女王:03/04/13 14:08
こういうホームページがあったんですね。

ロシア・旧共産圏諸国SF好き者集団 「トロイカの会」
http://www.asahi-net.or.jp/~yx6n-oon/trojka/index.htm
239山崎渉:03/04/17 11:33
(^^)
240山崎渉:03/04/20 06:09
   ∧_∧
  (  ^^ )< ぬるぽ(^^)
独り言だが、レムは昔は確かスタニスラフだったと思うけど、いつスタニスワフになったんだろ。
ハヤカワ文庫SF244『星からの帰還』(一九九一年七月三十一日の九刷)の「訳
者あとがき」の末尾には、
「原作者を従来、スタニスラフ・レムと表記してきましたが、正しくは、スタ
ニスワフ・レムと呼ぶとの訳者からのご指摘もあり、今後スタニスワフ・レム
の名で出版いたします。−−編集部」
とある。
いつを特定できるものではないが、データとして挙げておく。
レムのオフィシャル・サイトがあったよ。
 ttp://www.cyberiad.info/
2001年,2002年にも英訳もされてないみたいだけど本を書いてる。
まだ健在なのを知ってうれしい。
244名無しは無慈悲な夜の女王:03/04/23 23:49
私のハヤカワ文庫では
「宇宙創世記ロボットの旅」1976.8.31 スタニスラフ
「星からの帰還」     1977.6.15 スタニスワフ でした。
245名無しは無慈悲な夜の女王:03/04/24 02:05
ブーニンの方はいまだにスタニスラフのようですね。
スぺル同じかどうか確認してませんが・・
246名無しは無慈悲な夜の女王:03/04/24 17:56
>>245
ブーニンはロシア人なので
両棲人間一号ってベリャーエフでしたっけ?

青海
249名無しは無慈悲な夜の女王:03/04/26 19:57
暇だから、レムのサイトでポーランドと日本で出版された著作を数えてみた。
 ポーランド 29(レム自身が復刊を拒否しているマゼラン星雲含む)
 日本    18
今回のレムコレクションで「フィアスコ」「変身病棟」「高い城」の少なくとも3作が初訳で追加されるから21にはなる。
世界的にもレムの翻訳が盛んな国なんだけど、実際の流通とはかけ離れているからなあ。
251名無しは無慈悲な夜の女王:03/04/27 01:53
>>241 >>242
おそらく「星からの帰還」の訳者の故吉上昭三先生がStanisław Lemの
ŁAはワと日本語に表記すべきと編集部にねじこんだとおもわれ
Łはポーランド語特有の文字で外国ではLと混同されるが別の発音
吉上先生はこの世界で知らぬ人はモグリと言って良い程のポーランド文学者だった
252名無しは無慈悲な夜の女王:03/04/27 02:37
って言うか国書のレムコレクションのリストはどこで読めるのでしょうか。
セリーヌみたく揃うまで四半世紀かかったりしないよね。
253名無しは無慈悲な夜の女王:03/04/27 12:04
レム・コレクション
藤原編集室の情報だと 5月刊予定…が少し延びそう
  ttp://www1.speednet.ne.jp/~ed-fuji/topics.html
あとリストだけど同じく藤原編集室では
 『ソラリス』『フィアスコ(大失敗)』『天の声・枯草熱』『変身病棟・挑発』
 『短篇ベスト10』『高い城・文学評論』全6巻
  すべてポーランド語原典からの飜訳
国書での近刊情報では
 『ソラリス』『フィアスコ(大失敗)』『挑発』『変身病棟』『高い城』等で全5巻
本当のところはどうなんでしょう。
254bloom:03/04/27 12:13
国書のページ見たらソラリスが「6月刊」となっているんだけど、既出?
257名無しは無慈悲な夜の女王:03/04/29 03:30
ストルガツキー兄って日本文学者だったよね
日本来たことあるの?
258名無しは無慈悲な夜の女王:03/04/29 03:52
>>257
恐らくない、もしくは数えるほどだと思う。
日本文学者の大家ドナルド・キーンさんが朝日新聞のコラムで
自分は何時でも好きなだけ日本に来て研究できるのにソ連の日本研究者
は来れない中で研究していて申し訳なく思っていたと書いていた。
>>257>>258
アルカジイ(兄)ストルガツキー 
1917 ロシア10月革命
  25 生      <34 ボリス(弟)生>
  64 「神様はつらい」 65「第四間氷期」翻訳
  67 「みにくい白鳥」
  68 「そろそろ登れカタツムリ」「トロイカ物語」発禁
  69 「有人島(収容所惑星)」 72 「路傍のピクニック(ストーカー)」
  74 ソルジェニーチン国外追放「地獄からきた青年」
  79 「蟻塚の中のかぶと虫」
  85 ペレストロイカ始まる 「波が風を消す」
  87 はじめて西側(イギリス)訪問 「滅びの都」
  88 「悪を担わされしもの、もしくは四十年後」
  91 ソ連崩壊 没

あらためて見るとソ連の興亡とそっくり重なっている。もう少し長生きしてくれれば訪日も可能だったのに。 参考 www.a-third.com/th/author/strprof.html
260名無しは無慈悲な夜の女王:03/04/30 00:09
>>258>>259
やっぱ来てないのか・・・
ストルガツキーと安部公房って直接会ったりしてないのかな?
安部公房のソ連訪問が64年と66年だから可能性はあると思うんだけど。
昭和37年の銀背を古本屋で買ったけれど、その裏表紙に当時のロシア語版、
そして中表紙に作者名が書いてあるけれど両者ともキリル文字で
СТАНСЛАВ ЛЕМ (英語に無理やりすると CTANICLAV LEMですか)と
なっているので、当初はスタニスワフ(スタニスラヴ?)となったんでしょうね。

500円だったけど、なんかお買い得気分でした。が、ドイツ語からの2重訳というつわもの…
262261:03/05/02 00:34
あ、金星応答なしです。 書き忘れていた。逝っていますわ、金星に…ソ連製のロケットで…
263261:03/05/02 00:37
ぐわっ CTANICLAVじゃなくてSTANISLAVです。すみません。もう首つって逝くぽ…
264かおる ◆7vU/OMinzs :03/05/02 06:11
池袋・新文芸座にて、5/24から6/6にかけて、アンドレイ・タルコフスキーと
二キータ・ミハルコフの傑作選を上映する。
http://www.shin-bungeiza.com/
純粋にSFと言える作品は、5/24〜26の「惑星ソラリス」5/27〜29の「ストーカー」
だが、タルコフスキーの幻想的な映像美には定評がある。
残念ながら、「サクリファイス」は予定に含まれていない。
265253:03/05/02 21:23
結局 レムコレクションは藤原編集室が正解だった。
『ソラリス』S・ソダーバーグ監督ジョージ・クルーニー主演。6月21日から全国公開

>264 文芸座 懐かしい。昔D・ボウイの「地球に落ちた男」をみた。
タルコフスキーのソラリスとストーカーも見たけど、特に「ストーカー」にはすごく不満が残った。
ストルガツキーの切なさが皆無、タルコフスキーは映像美のためなら原作なんか二の次なんだろな。
まあ、それもみて言えることなので、見てない人はこの機会を逃さないでね。
267名無しは無慈悲な夜の女王:03/05/02 23:40
>>251 肝心の国書の話題コーナー(5/2)ではスタニスラフになってる。
268名無しは無慈悲な夜の女王:03/05/03 13:08
エフレーモフの『アレクサンドロスの王冠(上・下)』(創元推理文庫)を
昔読んだ。登場人物が延々と演説をぶったり議論をしたりと、
まあ、好意的に言えば台詞劇としてそれなりに楽しませてもらった。
小説の出来に関しては疑問符がつくのだけれども・・・
269名無しは無慈悲な夜の女王:03/05/04 02:23
>>266
>ストルガツキーの切なさが皆無、
タルコフスキーは映像美のためなら原作なんか二の次なんだろな。

言い過ぎ。タルコフスキーの『鏡』(1975)を観る限りそうとも言えない。
確かに原作は作品世界を表現するための一素材にすぎないけれども、
タルコフスキーが単なる「映像美」を目指していたわけではないだろう。
ただし、『ストーカー』から映像美をとって何が残るのかは問題だけどね。
270266:03/05/05 21:30
文芸坐だった。

>>269 要はタルコフスキーの「ストーカー」であってストルガツキーの「ストーカー」ではないということですね。

そのとおりだけど、たとえばキューブリックの「 2001年宇宙の旅 」は、原作を読んでいても違和感が無いし、それ以上の衝撃を受けた。
また「ブレードランナー」も最初に薄汚れた都会のシーンが現れたとき、監督のリドリー・スコットはディックの世界を共有しているなとすぐ思った。
ほかにもSFではないが「ブリキの太鼓」もこみいった原作の世界を明確な映像で表現したすばらしい作品だと思う。

それでは何故タルコフスキーが「ストーカー」を題材に選んだのかを考えると、単に設定が気に入っただけか、物語からストルガツキーとは異なる彼独自のインスピレーションを得た結果としか思えない。

作品は監督のものですが、「有名なSFをタルコフスキーが映画化」みたいな表現を「ストーカー」には、使って欲しくないというのが本心です。
271269:03/05/06 02:01
>>270
言いたいことはわかります。気持ちも概ね共有できそうです。

ついでに言えば、キューブリックとクラークの関係をモデルケースにして
映像作家と小説家とのありうべき関係を考えるのは、少々楽観的過ぎる
ようにも思えます。わたしはディックファンで、かつ、R・スコットの作品を
(日本での公開順は逆ですが)『デュエリスト』から観ていますが、
あの二人が世界観を共有していたかどうかに関してはいささか懐疑的です。
少なくとも出来あがった映画は「原作」なるものからかなりの程度
自律的であったと思います。

『ストーカー』に関しては、どのみち映画のほうが先に公開され、
ロシア語の読めないわたしは映画のほうを先に見ましたので、
映画が原作の精神をどの程度、保存/反映/共有していたかについては
ほとんど関心はありませんでした。最初からタルコフスキーの映画として
観ていたわけです。
272名無しは無慈悲な夜の女王:03/05/08 07:10
同じタルコフスキー映画でも、ソラリスは違和感がなかったが、ストーカーは「ちがう!」と
思いました。タルコフスキーは好きな監督だし、どんな映画を撮ってもタルコフスキー印
がはっきりわかるのは、むしろ肯定的に見ているのですが…

私がストルガツキーの原作で好きだった要素を、タルコフスキーがばっさりと切って別物に
してしまったのが違和感の原因だと思います。

原作では、ゾーンの傍でゾーンと共に生きるストーカーは、教養はないけれど、危険な現場
で生きるための実践的な「知恵」と、人知を超えた事態を受け入れざるを得ないことに由来
するであろう、言わば肌で体得した哲学をもっています。わりと経験主義、というか、「ゴチャゴチャ
屁理屈たれるんじゃねえ!」とか言いそうな感じです。 

あの案内人の人物造形の魅力と、ゾーンの中の色々な<置き土産>にからんだケレン味
あふれるアクティヴなシーンが結構好きだったのですが、映画では、内省的なインテリ、
といった風情でした。全体のトーンも深刻すぎて、原作にある俗っぽさの魅力みたいなの
が消えてました。
のもんだよね。
273bloom:03/05/08 07:25
>>272

押井守がカントクやってたら、これまた別物になるんだろうなあ。
>>261
遅レスかつ知識のひけらかしだが
СТАНСЛАВ ЛЕМ
=Stanslav Lem
 まことに初歩的な質問で申し訳ないが、
 ポーランドって文字は何を使っているんだろう。
 ラテン? それともキリル?
レムコレまたまた遅れる
 6月末刊(国書) 6月刊予定???(藤原編集室)
このぶんだとほんとに25年かかるよ  
278名無しは無慈悲な夜の女王:03/05/10 09:42
SF板のレスの遅さに比べれば...
279名無しは無慈悲な夜の女王:03/05/11 00:08
>>276
ラテン文字を使用
ただしĄĆĘŁŃÓŻŹの特殊文字があり
基本的にQVXは外来語でしか使わない
レムの本名は
Stanisław Lem
>>270
>キューブリックの「 2001年宇宙の旅 」は、原作を読んでいても違和感が無いし
それは、小説の方が映画のノベライズだからでは?
281270:03/05/11 10:42
ご指摘ありがとうございます。ハヤカワ文庫(S52.5発行)の伊藤典夫氏の訳者あとがきにも書いてありました。一部引用させていただきます。
 「オリジナル・アイデアと脚本もまたキューブリックだが、その執筆にあたって(略)クラークの全面的協力をあおぎ、完成した本稿の原稿を、撮影ちゅう彼の意図が変わるたびに何回も改稿させた。」
「謎の石板がいったいなんであったかは、この本のノヴェライゼーションである本書にかかれているとおりである。だが、それが答えのひとつにすぎないことも強調しておくべきだろう。小説は作家クラークのもの、映画は監督キューブリックのもであって(以下略)」
私もこのあとがきは当然読んでいたはずですが、すっかり忘れていました。それにしても270に書いてあるはじめの文はまるっきりパクリですね。まいったな。
282270:03/05/11 11:03
この本のノヴェライゼーション→この映画の
283名無しは無慈悲な夜の女王:03/05/11 18:09
近所の古本屋で「SF宝石」80年6月号を400円で買った。
深見弾氏のレム訪問記が掲載されていた。

その中の「世界のSFの99%は私の好みに合わない」とはいかにもレムらしい。
「レムが選ぶ世界のSF」という企画がポーランドであったが没。
 ディック、フレッド・ポール、ストルガツキー兄弟、ル・グィンを選んでいた。
映画については
タルコフスキーの「ソラリス」はおおいに不満。
アンジェイ・ワイダの「ごたまぜ」は自分が彼のために台本を書いたし、いちばん気にいった作品。 (「ごたまぜ」は「ミスタージョンズ、君は存在するか」と同様の内容らしい)
「エイリアン」は観る気がしなかったが、「スター・ウォーズ」は2度も観た。(そのくせあとはレムらしい悪口)

「批評というものはひどく辛辣で、過酷であると同時に心のこもったものだ」と泣かせることも言っている。

深見氏と伊藤典夫氏、矢野徹氏の3者対談で矢野氏が「レムは面白いおっさん」と深見氏に尋ねたら「いや面白くはないです」と答えていたのには笑った。
なんか得した一冊だった。
284名無しは無慈悲な夜の女王:03/05/12 00:41
http://comic.2ch.net/test/read.cgi/comic/1052568825/75-97
ここでレムネタが続くとは思わなかった。
285276:03/05/13 06:53
>>279
 感謝!

>>281
話にならん。出直しといで!
287名無しは無慈悲な夜の女王:03/05/14 03:48
事実関係も知らずにしたり顔で発言する奴がよく居るのよ。
困ったもんだ・・・・・
288名無しは無慈悲な夜の女王:03/05/16 18:31
ストルガツキー弟のボリスは単独でも作品を書き続け後続の作家に大きな影響を与えていると
「滅びの都」に書いてあるけど、まだSFを書いているのかな。
誰か知っている人がいたら教えてほしい。
289 :03/05/16 19:36
ノヴァは?
290名無しは無慈悲な夜の女王:03/05/17 03:44
291名無しは無慈悲な夜の女王:03/05/17 14:11
>>284
そこの84ですが、あんなところであれを見るとは思いませんでしたw
292_:03/05/17 14:27
タルコフスキーのソラリスはつまるところ反全体主義・
反ソ映画だと思うが、あまりにあまりだと思う。
レムの問題意識ぶちこわし。
本当はカントなんだと思う。
視覚的には素晴らしいというのは認めるけど。
SF 板の人はどう思う ?
>>293

タルコフスキーが本当に作りたかったのは「アビス」だった。

・・・てのはどうでしょ。
見てないんです、スミマセン。
できるだけ早く、見るか読むかしてみます。

随分前に見た映画で、ちょっと強く書きすぎたかもしれないですし、
反全体主義の映画という書き方をしたらやはり間違いだと思いました。
愛情や人生観の物語でもありますし。
でも最後の突き放しズームアウトで、本当に絶望したクチです。
タルコフスキーがレム的なものより何を優先させたのか考えると、
あのように思えてなりませんでした。

小説の方は、認識の問題と、相互理解のあり方というか、困難や感
情などにうち克っての理性的態度についての物語だと思っています。
航空機テロ事件のあと、しばらくの間、イスラムの人全体をまるで
「生活感のない」、どこか遠くの異星人的なものに描く風潮がマスコミに
ありました。現在はとてもトーンが変わって、苦しむ庶民が描かれて
います。
戦争の主体も、相互理解を目標とする立場で、反省的に対処しようと
してきたといえるでしょうか。
こういう現実的な問題を扱った小説のように思えるときがあります。
>戦争の主体も、相互理解を目標とする立場で
戦争の主体も、それぞれが、相互理解を目標とする立場で

です。スマソ。
297山崎渉:03/05/22 01:40
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―
298名無しは無慈悲な夜の女王:03/05/22 20:54
299名無しは無慈悲な夜の女王:03/05/22 22:46
 ttp://www.rusf.ru/abs/english/index.htm
"Thinking is not entertainment but an obligation!" が
Strugatsky Brothersのスローガンだと書いてあった。
凄い。これからは正座して読むぞ
300SARS 台湾人医師の訪問先を公表!!:03/05/23 00:23
301276:03/05/24 22:16
>>299
 いや、悪いが少なくとも「月曜日は土曜日に始まる」を正座して読む気には(笑)
302299:03/05/25 15:14
>>301
正座はもちろん冗談だけど、発禁へたすればシベリア送りという状況で物を書いていた覚悟みたいのが、感じられてね。
兄弟の意識の中ではセンス・オブ・ワンダーみたいなものとは無縁なはずなのに「蟻塚の中のかぶと虫」みたいに面白いSFが書けるなんて奇跡としか思えない。
逆にそういう状況だから書けたのかも知れないな。ソルジェーニツィンも国外追放以前の方が作家としては良かったというし、今のロシアで兄弟のあとに続く世界的なSF作家がいるという話も聞かないし。
303301:03/05/25 19:06
>発禁へたすればシベリア送りという状況で物を
>書いていた覚悟みたいのが、感じられてね。
 ムム、確かにそうだな、スマン。

 「蟻塚……」は、実は兄弟の中では一番アメリカでいうところのセンス・オブ・ワンダーに富む作品なんじゃなかろうか。
 アルバキンを女の子にすればハリウッド作品にも焼き直しが可能だと思う。ボリスさんが何と言うかはともかく。

>今のロシアで兄弟のあとに
>続く世界的なSF作家がいるという話も聞かないし。
 で、これなんだが、どうなんだろう?
 なにしろ自分はロシア語がサッパリなので、「ひょっとして日本へのいい紹介役がいないだけなんじゃないか=具体的に言って深見弾が死んだのがまずかったんじゃないか」という疑いを捨てきれん。
 イヤ、大野典宏も沼野みつよしももちろんがんばっていると思うのだが。
>>303
深見弾は翻訳家専業だったけど、後継の2人は兼業なのが
大きいんじゃなかろうか。
翻訳は時間がかかるので、兼業ではなかなかあげられない。
>>304
大体ロシア文学自体が読まれているのかな。
2chの露文スレだってここに劣らず過疎だし、そんな中で露SFの翻訳を生業にしても生活が成り立たないのでは
306277:03/05/26 22:19
レムコレ 6月刊予定?(もうすこしかかりそう)
なんか狼少年のような気がしてきた
やっぱり翻訳というのは時間がかかるのかなぁ
ロシア文学ではゴーゴリが好きだ。死せる魂なんかも未完だけどいい。
外套・鼻も幻想小説風だし、ストルガツキー兄弟にも影響を与えているらしい。
なんか重いけど切ないところが露西亜って感じだ。(意味不明か)
 外套はいいなあ。
 ノルシュテインのアニメーションの「外套」もたぶん好きになりそうだ。未完成のままのフィルムを日本で上映してたので見たんだけれど。
 そらそうとその画面のあまりの暗さときたら、その日見たウィッチハンターロビンが陸上防衛隊まおちゃんに見えるくらいだった。
 待てよ板違いか
309狼少年:03/05/27 21:56
レムコレ もうすこしかかりそう
とうとう刊行月が消滅
なんですと〜?……って狼少年というハンドルが微妙だなあ。
311非309:03/05/27 23:22
>>310
253のリンク先の記述を309はそのまま書いただけだと思うが。
国書のページには依然として6月末とあるがね。
312山崎渉:03/05/28 16:33
     ∧_∧
ピュ.ー (  ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  =〔~∪ ̄ ̄〕
  = ◎――◎                      山崎渉
313名無しは無慈悲な夜の女王:03/06/01 17:29
314283:03/06/01 22:08
アンジェイ・ワイダのレム原作のテレビ映画
1968 Przekladaniec (Roly Poly)
ttp://www.wajda.pl/en/filmy/film11.html
写真とレムの手紙もでているよ。
315名無しは無慈悲な夜の女王:03/06/02 14:29
>今のロシアで兄弟のあとに
>続く世界的なSF作家がいるという話も聞かないし。

ズバリ.ペレーヴィンでしょう.あれがSFなのかかどうかという点で
評価が分かれると思いますけど.
316名無しは無慈悲な夜の女王:03/06/02 14:35
>>288
>ストルガツキー弟のボリスは単独でも作品を書き続け後続の作家に大きな影響を与えていると
>「滅びの都」に書いてあるけど、まだSFを書いているのかな。

S.ヴィチツキイというペンネームで書いています.
317288:03/06/02 18:09
>316 情報ありがとうございます。
 早速ググッたらロシアSFの遍歴者賞受賞作
 1996年 長編 「宿命の探索、または倫理の二十七定理」
 С・ヴィチツキイ(ボリス・ストルガツキイ) がヒットしました。
 これまた難しそうな題名ですね。
 当然和訳はされてないでしょうね。
>>315
ペレーヴィン(・∀・)イイ!
『眠れ』しか読んでないけど、構築された世界が絶妙。
群像社にはがんがっていただきたい。
319名無しは無慈悲な夜の女王:03/06/02 18:59
ペレーヴィンは邦訳で入手可能なのは群像社の「眠れ」「虫の生活」だと思いますが、他の作品でご存知の方がいたら教えて下さい。
あああ、こんなスレが・・・

>146、155
「アンドロメダ星雲への旅」自分の他にも読まれた方いらっさって嬉しいです。
うろ覚えですが、
「それは全世界が悔い改めて共産主義になって云々」という書き出しが
妙に記憶に残っています。今となっては・・・・
>>272 遅レス
ストルガツキーとタルコフスキーの確執が生々しい。
ttp://www.acs.ucalgary.ca/~tstronds/nostalghia.com/TheTopics/Stalker/strugatsky.html ttp://members.aol.com/Satokimit/arkady.html(和訳)

アルカジー自身に「ストーカー」からSFを捨てさせるようにもっていったタルコフスキー
"Listen, Andrei, what do you need the science fiction in the film for? Let's throw it out."
タルコフスキーが散々アルカジーに脚本を書き直させて最後にいった言葉。
"The first time in my life I have my own screenplay."

芸術家はエゴイストでなければつとまらないということか
322名無しは無慈悲な夜の女王:03/06/08 20:44
レムの小説はこのスレッドで初めて知ったのですが、
国書刊行からでている既刊本はどんな感じですか?
一冊は短編集のような感じですが。

323名無しは無慈悲な夜の女王:03/06/08 21:26
>322
「虚数」「完全なる真空」両方とも短編集だよ。私は好きだけど語るほどの言葉を持たないから、アマゾンの感想でも参考にしたら。
読む順番はどうでも良いと思うけど、もしレム初読でより物語性を求めるなら早川の世界SF全集もいいよ。
「ソラリス」「砂漠の惑星」込みでネット古書で2千円位が相場。
324名無しは無慈悲な夜の女王:03/06/14 14:58
ストルガツキー兄弟の「ストーカー」の題名について前から疑問と不満があります。
原題は「ΠИКНИК НА ОБОЧИНЕ」でロシア語は判りませんが通常は「路傍のピクニック」とか「道端のキャンプ」とか訳されていると思います。因みに英訳では「Roadside Picnic」です。

日本での初訳は 深見弾訳でSFマガジン1978.1に序章と第1章が「密猟者」として訳されているそうです。
その後タルコフスキーの映画として「Stalker ストーカー」(ロシア名不明)が1979年に上映され日本では1981年10月に初公開されています。
そして日本での小説が早川書房で文庫本「ストーカー」深見弾訳として1983年に発売されています。

当初日本では映画が先だったので、題名も「ストーカー」にされたと思い込んでいました。(デッィクの電気羊→ブレードランナーの例 もっともこれはまた電気羊に戻りましたが。)
しかし深見弾が映画公開前に「密猟者」という題名で部分訳していたことがひっかかります。深見氏はアルカジー・ストルガツキーと親交があったということで、なんらかの情報を 得ていたのでしょうか。
それにしても「密猟者」もまた内容にそぐわない題名と思います。

このスレでもいろいろ映画と原作の違いについて議論がありましたが、私としてはもし、早川なり他の出版社が再版や新訳で出すときはストルガツキー兄弟自身の作品として原題に忠実な「路傍のピクニック」に題名を変えて欲しいと考えます。

あと、だれか「ストーカー」のロシア名と意味合いを教えてください。英語では「Scout」の方が意味が近いという意見もあったと思いますが。
ディックの例はタイアップで題名が変わった例です。もちろん出版の方が先です。
326名無しは無慈悲な夜の女王:03/06/15 00:28
今日は本棚からレムの「宇宙創世記ロボットの旅」を発掘した。
味のある寓話だ…なんて野暮なことは言わずに、まずは作者渾身の
ギャグに素直に笑いたい。
二流悪魔ってネタが妙にツボにはまったなあ。一流(Maxwell)の悪魔
のパロディらしいが、原語ではどういう風に書いてあったのやら。
327名無しは無慈悲な夜の女王:03/06/16 00:39
餓虚数」で梅草甚一(ひどい)なる人物が日本語版序文を書いてるじゃないですか。
これって原版では、ポーランドで日本の植草甚一にあたる人物の名前をもじった人が
序文を書いているということなんでしょうか。
>327 
日本挨拶学協会(虎ノ門七丁目)会長
七丁目はどうやっていけばいいのかな。Mapionじゃだめだな。
329名無しは無慈悲な夜の女王:03/06/16 12:50
>>324
原文にある「Сталкер」(スタルケル)は,英語のStalkerをそのまま
キリル文字に当てただけのものなので,ロシア語にとっては外来語です.
「路傍のピクニック」の冒頭に,ゾーンに勝手に入っていろいろと持ち
だして行く連中のことを「ストーカー」と呼んでいると説明しているく
だりがあります.当時は「ストーカー」という言葉が一般的ではなかっ
たので,「密猟者」となったのでしょう.
330名無しは無慈悲な夜の女王:03/06/16 19:28
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley/3185/ora019001.jpg

↑これを読んでいない奴はモグリだ!
331あぽーん:03/06/16 19:30
>>330

あぽーん、あぽーん ケケケケ
332324:03/06/16 22:13
>>329
ありがとうございます。ストーカーがロシアでは外来語だとは思いませんでした。
もし深見氏がタルコフスキーの映画化を知らずに「路傍のピクニック」を訳して
それに「密猟者」という題名をつけたとしたらまさに共時性の表れですね。
333名無しは無慈悲な夜の女王:03/06/17 00:02
レムコレ九月になるそーな。ぼよーん
334名無しは無慈悲な夜の女王:03/06/17 00:22
期待のフィアスコは来年かぁ。。。
335名無しは無慈悲な夜の女王:03/06/19 23:47
ソラリス読みました…なんちゅーか俺は海洋モノ(?)ならクライトンのスフィアのほうが面白かった。
ハリーというこの世にない人物が海からの「接触」のようだが、
どうもこれがいまいち「接触」っぽく感じられない

海に直に触れるような描写があったのも最後だけだし
336名無しは無慈悲な夜の女王:03/06/21 00:17
アレクサンドル・グリーン 初めて読んだ。「消えた太陽」国書 ¥2400 

価格もいいが、装丁が素晴らしい。
半分はこの木漏れ日の風景の値段か。国書のこの余裕、希少価値。
彼は本当にロシア作家か。
他のロシア作家といってもストルガツキー兄弟、カラマーゾフ兄弟読んだぐらいだが(酒飲んで書いてるので...)なんか筆圧が違うみたい。
普通ロシア小説は原稿に思い切り黒々と書くイメージだが、グリーンのは軽くて綺麗な感じだ。
SF の範疇には入らないだろうが、いいなぁ。表題作も真の主人公にとっては文字通り消えた太陽なんだろうとか一応言ってみる。
15編あるけどみんないい。中でも「14フィート」偉そうな表現だが秀逸。

沼野充義氏のあとがきも面白い。病気だという噂もあるが、本当なら早く良くなって欲しい。

>>335
接触(接触なのかも怪しいところだが)の意図がまったくわからないからでしょう。
主題は意思疎通不能なコミュニケーションな訳ですし。
何らかの謎解きがあることを期待すると確かに、つまらないかもしれませんね。
 『宇宙創世記ロボットの旅』から入ったせいかもしれませんが、自分はレムという人に
 「いけしゃあしゃあ」とか
 「ふてえ野郎」とか
 いうイメージを持っております。
 謎を提示して解決はナシとか、前代未聞迷宮入りの推理小説とかを平気でやってのけるあたり、自分はすごく好きなのですが、もしレムさんがアメリカでキャンベルJrあたりに原稿を持ち込んだが最後、キャンベルさんは大笑いして「ボツ」と言うんじゃないかしらん。
>>338
レムとアメリカSF界は犬猿の仲だから。持ち込んだ時点で笑い死にするかもしれません。
星からの帰還なんて、主人公の行動はアメリカSFじゃ考えられない展開ですね
>>335 >>337
うーん。ソラリスが海洋ものか。確かに海洋ものならクラークの「海底牧場」の方が評価が高いだろうし。息子が読んでるワンピースも海洋漫画か。

はじめに「ソラリス」を読んだときは「砂漠の惑星(無敵)」とセットだったから、素直にファースト・コンタクトテーマとして受け取った。
宇宙人や怪物でないまるっきり異質の相互理解の及ばない相手だったからすごく新鮮だった。
多分ホイルの暗黒星雲や大友克洋の題名は忘れたが生きている砂なんかもレムの影響じゃないかな。
レムの場合人間が突き放されていて矮小に見える。
それに対しストルガツキーは蟻塚やピクニックに見られるように絶対的存在に対しても人間に固執していて突き放すことができない。

あえて言えば私の中ではレムはドライ、ストルガツキーはウェット。
だけど両者ともうまく言えないがSFの良質のエッセンスを使いながら人間を誠実に表現しようとしているのが感じられて好きだ。
342335:03/06/22 22:37
>>341
「異質の相互理解の及ばない相手」というものを俺がなめていたのかも知れない
なんだかんだいってどこかで部分的にしろ謎を解明できるような、
意思の疎通が断片的ながら成功するのを、
「海」自身の思考形態があきらかになることを…予想、いや勝手に期待していた。
読解力の貧困さもあるが「海」自身がよく見えなかったんだ…

343名無しは無慈悲な夜の女王:03/06/22 23:02
>>341
ストルガツキーの「蟻塚」は、実は未来史の中の出来事なんですね。
前後する作品も同じ未来史に属していて、それらを読み比べるとおもしろい。
初期は科学技術と共産主義が実現する夢の未来なんだけど、だんだん、
「蟻塚」のように人間がどうあがいても解決できない状況や理解できない
存在というのが出てきて、厳しい未来になっていく。
ストルガツキーは確かに人間に固執しているけど、逆にいえば、人間の認識の
限界を執拗に描いてるわけです。未来や宇宙にどんなに底知れない存在があっても
人間に認識できることはたかが知れていて、その範囲で右往左往するしか
ないということを描いている。それを意識した上で読むと、ストルガツキーの
文章もいろいろ想像を膨らませてくれます。
ソラリスを海洋モノとして読む、て視点には虚を突かれてワラタ。
(ちゃちゃ入れスマソ)
345名無しは無慈悲な夜の女王:03/06/22 23:34
アタイこそが 345げとー            
>>344
「ホーンブロワー」と続けて読むとイケルかも試練。
その後は「宝島」だ。

その間、テレビではナディアを流しっぱなしにするとモアベター。
 英国海軍の悪名高い40門艦《ソラリス》に着任したホーンブロワー艦長は、その日から奇妙な現象に悩まされることになった。
 甲板長の原因不明の飛び込み自殺、常に書類上の員数よりも多い乗員……
 副官ブッシュとともに原因究明に乗り出すホーンブロワーの前に現れたのは、若くして死んだ先妻マリアであった!
 英仏の海戦を背景に、巨匠フォレスターが描く海洋幻想物語『戦列艦ソラリス』が7月発売になります。眠れぬ夜に、ぜひ。
レムの公式サイトのFAQで1974年のP.K.ディックのFBIあての手紙を読んだ。
簡単に言うとデッィクはFBIにレムと仲間のマルキスト(これまた懐かしい死語)がアメリカSF界に共産主義を浸透させようとしていると密告している。
(レムのサイトでは一応ディックはこのころ精神に異常をきたしていた可能性が高いと庇ってはいるが)
以前に読んだレムのユービック論「俗物に囲まれた幻視者」で、私の記憶ではレムはディックを評価しているし、幻の「レムが選んだ世界のSF」にもディックを選出している。
私はレムもディックも愛読しているが、ディックは実際のところレムをどう評価していたんだろうか。
「P.Kディックのすべて」を読んでもこの手紙は出てこないし、ディックがレムに言及しているところは、いまいち歯切れが悪いように感じるのだが。
>>347

とりあえず全員に厳しい訓練を課すブッシュ。
マリアの幻影にもめげず浮気をつづけるホーンブロワー。
そして、いつもと変わらぬ日常が戻ってきた。

問題はただ1つ、自分勝手に航路を決めるソラリスのみであった・・・
350名無しは無慈悲な夜の女王:03/06/28 14:33
ストルガツキー兄弟についてこんな文章をみかけました。
トーキングヘッズ叢書を出版しているアトリエサードの紹介文ですが

「ストーカー」という作品が安くて入手も容易だからといって(文庫本だもんね。ハヤカワ文庫SFだよ)、
これを読んでストルガツキー兄弟を知ったような気になってしまっては、ちょっと困っちゃうということ。
むしろ、前出の群像社の本から入門してほしいね。

しかし、私はこの意見には賛成しかねます。
早川が出した「収容所惑星」「蟻塚の中のかぶと虫」「波が風を消す」
「ストーカー」「神様はつらい」「幽霊殺人」や抄訳しか出て無い「リットルマン(小人)」の方が断然面白いと思っています。
それに比べると群像社の作品はあまり好きな言葉ではありませんがより文学的になっています。
私は早川から入ったので群像社の作にもさほど抵抗はありませんが、それでも読むのが遅くなりがちでした。
早川が「蟻塚」「収容所惑星」「波が風を消す」を絶版にしているのは、非常に残念です。
一刻も早く復刊してついでに「リトルマン」も全訳にして欲しいと思っています。

そうすれば私も簡単にこう言えば済みますから
群像社の作品を読んでストルガツキー兄弟を知ったような気になってしまってはちょっと困っちゃうということ。
むしろ、早川の本から入門してほしいね。(文庫本だしなにせ安いもんね)
351名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/01 14:12
私なんかは,群像社の「トロイカ物語」とか「地獄から来た青年」とか
は,最もわかりやすいストルガツキイ入門書だと思うけどなぁ....
352名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/01 14:53
しかし、ハヤカワはレムもストルガツキー兄弟のも出すだけ出して
絶版の嵐はやめて欲しい。20代の自分がどれだけ安価に揃えるのに
時間と能力を費やしたか…。創元もロシア・ソビエトと東欧SF傑作選
復刊して欲しいなぁ。自分は持っているけど、米中心
に染まっている自分達の世代にとって
世界観を広げる意味で意味は大きいはずだよ。
353名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/01 17:59
創元のロシア・ソビエトと東欧SF傑作選は名著だとは
思いますが,深見さんが無くなってしまった以上,あ
の解説に手を加えることができないというのはツライ
ところでしょうね.作品も古い物ばかりですし...
>>352
まぁ出版してくれただけでもありがたいと思わなくては。
ストルガツキー兄弟の最後の長編「滅びの都」を読んだ。
「イージャ、お帰り、夕飯よ!・・・ねえ、あんたたち、うちのイージャ見なかった」
「イージャ!カツマン!出ておいで、かあさんが呼んでるよ!・・・」が印象に残る。
主人公の内なるイージャを抹殺することが、「実験」の第一圏を通過する儀礼なのか。
その行き着く先に待っているのは、多分深い絶望の世界に思えるが、まだ主人公に先の呼びかけが聞こえることが救いのような気がする。
「神様はつらい」「地獄から来た青年」と設定は似ているがより人間や社会の洞察に深みが出ている作品だと思う。
ただその分SFを期待して読むと裏切られたと思う人がいるかも知れない。

それにしてもストルガツキー兄弟の小説はなんと切ないのだろう。
356名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/07 19:43
おなじような設定としてはカンメラー三部作がありますが,
「滅びの都」はそれらのテーマを集大成したという感じで
すね.
357名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/13 11:27
このスレで話題のあったロシアのペレーヴィンの短編集「眠れ」を読みました。
10篇ありましたが私は「中部ロシアにおける人間狼の問題」「青い火影」「マルドングたち」が気に入りました。
全体をとおして面白かったのはペレーヴィンの現実感です。
現実は眠っているまたは死んでいる状態とか、死人として人間が完成していくのではないかという感覚です。
ただこの短編集が旧ソ連の背景やロシア文学の造詣をもとにしないと本当に理解できないものならばつらいものがあります。
倉庫とか世捨て人の話とかはどういう訳か宮澤賢治を連想し、あまり新しさは感じませんでした。
また訳者がこの中で大傑作といった「ヴェーラ・パーヴロヴナの九番目の夢」を読み終わって真っ先に思い起こしたのは、水木しげるの漫画「糞神島」でした。
何の素養もない私ですとかえって漫画の方が意味深く感じてしまいます。
つぎは「虫の生活」を読みます。
「眠れ」の訳者は僕の露語の先生だ・・・
なんだか妙な気分。
359357:03/07/14 21:17
>358
ペレーヴィンの小説のどこがターボ・リアリズムなのか判らなかった。
こんど先生に機会があったら聞いてみて下さい。
(水木しげるの漫画の方がよっぽどターボだと思いますけど・・・)
360山崎 渉:03/07/15 11:28

 __∧_∧_
 |(  ^^ )| <寝るぽ(^^)
 |\⌒⌒⌒\
 \ |⌒⌒⌒~|         山崎渉
   ~ ̄ ̄ ̄ ̄
361名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/16 21:20
保全
362名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/17 09:20
>>359
現代の感覚と文体で、古典的な幻想的リアリズム手法の小説を
書いたという点がターボなのです。
>>362
サイバーパンクも、古き良きSFのスタイル(新発明や新発見と冒険)を
現在のガジェットや文体で書き直したのが斬新だったと言われてますね。
ただ、旧共産圏の幻想的リアリズム手法は、米欧の古典SFと違って
多くのSFファンの教養にないから、理解しにくいのでは?
364名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/17 21:21
>>362-363
ひとつ質問 「ターボ リアリズム」という言葉はまだロシアで使われていますか。
サイバーパンクはもう死語になった気がしますが。 
「ストーカー」何気にノワールだな、毛色の変わった。
366357:03/07/19 20:13
ペレーヴィンの「虫の生活」面白く読みました。
正直こんなSF?ファンタジー?幻想小説?読んだことがありません。
ターボ・リアリズムについては判りませんが、確かに描写はリアリズムですね。
笑えるし、残酷で哀しく不条理で自分や人生ってなんだろうという感じがします。
こんなところがゴーゴリ(彼の作品が幻想的リアリズムと言われているのは知らなかった)なんかの流れを汲むということなのでしょうか。
蚊のサム(サミュエル・サッカー なんて名前だ)と緑銀蝿のナターシャの話が好きです。
全体に短編連作だけど全体に密度が高い印象です。

「眠れ」1996年初版、この本も1997年初版で発売中。
「眠れ」はまだ全編が訳されていない。 ほんとに旧共産圏の作品は売れないのかな。
もっと読まれていい作家だと思うし、新作も読んで見たい。
私としては最初に読むなら「虫の生活」がお薦めです。
367名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/19 22:26
レムの名前の件だけど、いわゆる「暗いL」と呼ばれる発音ではないだろうか。
ご指摘のとおり、Lに近い別の字母が当てられていると思う。
かつての指導者ゴムルカもゴムウカと表記されるようなことがあった気がする。
余談だがロシア語には「柔らかいL」があってこれもなかなか難物。

本題も一つ。
雑誌「ソヴェート文学」で何回かSF特集があったと思う。
一冊だけ持ってるけど、揃えてる人いるかな?
 「暗いL」とか聞くと、シロウトにはなんだかかっこいい響きに聞こえますな。
 実際にポーランド語やってる人にはなんてことないんだろうけど。
 「ソヴェート文学」は98号(だっけ、「火星人第二の襲来」が乗ってる号)だけ持っております。
 他も欲しいもんですが。
369名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/19 22:34
>>364
ターボは、手法として根付いたので誰も使っていません。
サイバーパンクはロシア的な解釈をされて書かれ続けています。

>>367
「ソヴェート文学」では、都合3回特集がありました。
370名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/19 22:36
>>366
ペレーヴィンはイギリスに住んでいて、ロシアで作品を発表する
のとほぼ同時に英語版にとりかかっているようです。英語版の翻
訳には本人も関わっています。アメリカでは主流文学として読ま
れているようです。
371名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/19 23:10
>367>369
「ソヴェート文学」は5回SF特集したみたい。(発行元も変わってるらしい)
ttp://www2s.biglobe.ne.jp/~yasumama/daijiman00.7-9.htm
因みにわたしは45号(ストルガツキーのリットルマン抄訳掲載)だけ持ってます。
372364:03/07/19 23:29
>>369
レスありがとうございます。
実際ターボという言葉は使命を終えたということですね。
ロシアでのサイーバーパンクSFは、よりアメリカ的なSFに近づいているということですか。
その中でみるべき作家はいるのでしょうか。
>>367

ロシア語の軟子音は別にむずかしくないぞ。
ラリルレロがリャリリュリェリョになるだけ。
374367:03/07/20 10:47
>>373
「軟らかい」だった。スマソ。
ただ軟音符ьの絡む発音は微妙だよ。ご指摘のは軟母音じゃないかと…。

ソヴェート文学、私のは98号でした。

ソローキンなんかサイバー抜きでパンクだと思いまつが
376名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/20 14:51
>>372
逆です。アメリカ的な方向性とは反対に、より文学性を強める
ための手法としてサイバーパンクが存在します。
377372:03/07/20 15:30
>376
そうですか。
具体的な作家や作品をあげてもらっても多分翻訳されてはいないのでしょうね。
378366:03/07/20 20:12
>>370
いっそイタロ・カルヴィーノのように主流になれば、日本での出版も期待できますか。
379名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/20 23:03
>>378
ペレーヴィンはロシアではSFですが、海外では主流文学として
売り込んで成功した例ですよね。
380名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/22 19:22
ペレーヴィンの「眠れ」の解説には「虫の生活」が、
現時点(1996年)での最高傑作と書いてありますが、
今(2003年)でもそうなのでしょうか。 教えを乞う。
381名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/22 23:00
ペレーヴィンは、「チャパーエフと虚無」のほうが評価は高いらしいです。
382380:03/07/23 21:37
>>381 ありがとうございます。
1997年の作品ですか。気長に日本での出版を待ちます。
旧共産圏のSFにも興味ありますが、中東などのアラブ諸国のSFも読んでみたい。
というか、アラブにSFってあるのでしょうか?
384名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/24 19:53
リチャード・バートン版「千夜一夜物語」はどうですか。
・・・・スレ違いですけど
385名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/24 20:03
最近pinkbbsに投稿されたバイナリ。(画像・動画)
http://homepage3.nifty.com/coco-nut/
>>383
 レムのサイトの「映画ソラリスの試写会があったらしいの記」に、シリアからソラリスの翻訳の申し込みがあったって話は載ってましたね。
 すくなくとも翻訳SFはあるんじゃないかしらん。それがジャンルとして認識されてるかどうかは別としてですが。
 あと、「アラブでは本はエジプトで書かれ、シリアやレバノンで刷られ、イラクで読まれる」って言葉をどっかで読んだことがあるんですが、やっぱり出版は地中海東岸地方が強いのかなあ、てなことをちょっと思いました。
387名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/26 16:12
レムのサイトでみたが、レムって真面目そうな顔のわりに変な絵を書くおっさんだな。
骸骨が好きみたい。たしかエックス線でポルノ写真をとる話もあったし。(虚数か)
CHRONOCYCLEってこれにのって未来に行くのかな。着いたときは骸骨になっていたりして。(それも泰平ヨンのなんかのシリーズにあったね。)
388名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/26 16:36
イタロ・カルヴィーノの「柔かい月」で確か細胞分裂の音の話があったと思いますが、実際音の三要素としてはどんなもでしょうか。
増幅していったらどんな感じなんでしょうか。やっぱりプチてな感じでしょうか。
あとDNAが絡みつく音も気になります。
実際の測定は分析機器のノイズの方が多くて測れないと思いますが。
理論または想像力の強い方、判り易くご教示願いませんか。
389名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/26 16:39
スマン、マチガイだった。雑談スレのつもりだった。逝ってきます。
390名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/27 19:19
これまでのスレを読んできて、ロシアSFのストルガツキー兄弟やペレーヴィンのもとを辿るとゴーゴリの影響が強いことが判りました。
それに対しレムは誰の影響を一番受けているのでしょうか。
彼自身自分以外のSFにはあまり興味が無さそうですし、なにか突然変異のような気がしますが、どうでしょうか。
391名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/28 14:04
>>386
全然すれ違いだが、SFヲタのイスラエル人に
日本のSFについてきかれて小松左京をすすめたことがあるなあ

こんなページをみるとSFだわとおもうが
これもすれちがいですまそ
http://www.islam-guide.com/jp/
393某所よりコピペ:03/07/29 23:31
今年の9月に行われる東京創元社の復刊フェアで、
・『ロシア・ソビエトSF傑作集(上・下)』深見弾編
・『東欧SF傑作集(上・下)』深見弾編
が復刊されるらしい(細井さん情報)。
 ばんざーい。なんだかタイミングいいなあ。
 ところで万歳は朝鮮では(当2chでおなじみ)マンセーで中国だとワンスイだと思うのだが、ロシアでは何ていうんだろう。ハラショー?
     ∧_∧  ∧_∧
ピュ.ー (  ・3・) (  ^^ ) <これからも僕たちを応援して下さいね(^^)。
  =〔~∪ ̄ ̄ ̄∪ ̄ ̄〕
  = ◎――――――◎                      山崎渉&ぼるじょあ
『ロシア・ソビエトSF傑作集〔上〕』(1979)
1.4338年 オドエフスキー 2.宇宙空間の旅 モロゾフ
3.液体太陽 クプリーン  4.技師メンニ ボグダーノフ
5.生き返らせないでくれ ブリューソフ

『ロシア・ソビエトSF傑作集〔下〕』(1979)
1.五人同盟 トルストイ 2.運命の卵 ブルガーコフ
3.髑髏蛾 ベリャーエフ  4.危険な発明 ゼリコーヴィチ
5.不死身人間 グレブネフ
『東欧SF傑作集〔上〕』(1980)
ポーランド編
1.招かれざる客 ボルニ 2.未来の町(トンネル) フルシチェフスキ
3・未来の光景──引っ越し マリノフスキ 4.作家の仕事場で ゼガルスキ
5.《エレクトル》に関する本当の話 チェホフスキ 
6.セレブロスコープフィ ヤウコフスキ  7.あちらの世界 スネルグ
ハンガリー編
8.時代の子フリジェシュ 9.石 ゾルターン 10.ガリバー二世 ジューラ
11.第三世代デジェー 12.脳移植 イョジェフ
ブルガリア編
13.マホメットの毛 ペーエフ 14.裁判 ストイロフ 15.夜の冒険 ライコフ
16.ある秋の日に……ヴェジノフ 17.金剛石の煙 ドネフ

『東欧SF傑作集〔下〕』(1980)
チェコスロバキア編
1.ターザンの死 ネスヴァードバ 2.ドラゴン カイドシ
3.気力を失った瞬間 タルロ  4.移民局 チャペック 5.システム チャペック
ユーゴスラビア編
6.消失 イサコーヴィチ
東ドイツ編
7.金星最後の日 シュタインミュラー
ルーマニア編
8.時空への脱走 ロゴス 9.アイクサよ永遠なれ アラーマ
国書のホームページ見てたら10日ほど前に沼野さん講演をしてた。
この分ならレムコレのソラリス9月は大丈夫でしょう。(たぶん・・・)
「液体太陽」はイイ
「液体太陽」1912年の作品。深見弾がいなかったらロシア、東欧のSFは紹介されなかった訳か。
現在はロシア、東欧SF翻訳の暗黒時代だな。
>>394 うらー
402名無しは無慈悲な夜の女王:03/08/04 21:52
>>400
出版社が出すのを嫌がっているんだからしょーがない
403名無しは無慈悲な夜の女王:03/08/05 21:45
国書の「そうはいっても飛ぶのはやさしい」ヴィスコチル+カリンティ
はどうですか。どなたか感想を聞かせて下さい。
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アレクサンドル・グリーンの「輝く世界」沖積舎を読んだ。
期待していたほどではなかった。ただエンディングが何故かストルガツキーの「滅びの都」とかぶるような気がしたのだが。
それより面白いのはあとがきによると、沼野充義が大学院生のときあの荒俣宏に抜擢されてこの作品を翻訳することになったということ。
いわば荒俣との出会いによって、この世界に引き込まれたみたい。
406名無しは無慈悲な夜の女王:03/08/13 09:13
と、いう逸話を残しつつ、沼野さんが初めて訳したのがペリー・ローダンだったという事実もある。
407名無しは無慈悲な夜の女王:03/08/13 13:23
旧共産圏での作家の地位とか収入ってどうだったんでしょう?
例えば海外で翻訳が出版されてベストセラーになったりしたら、その印税はそのまま作家の収入になったんでしょうか?
日本で頑張ってるキューバの野球選手の給料は国に支払われてたけど、作家も同じ?
ソ連邦では、創作活動は国家のものってことになってたはずですよ。
作家は国家に原稿を提出して出版許可をもらう。
国の著作権協会が、海外に売れそうなものを売って印税を手に入れる。
だから国内の発禁本が海外で普通に出てるということも起こった。
作家は国家から対価をもらう。作家の暮らし振りはさまざま。
他の旧共産国は知らないけど、似たようなものだったんでは。
「アルバート街の子供たち」を書いたアナトリー・ルイバコフの話は面白いよ。
印税をめぐってすごく日本嫌いになっていた。(誤解だったけど)
やはり当時は全ソ著作権協会かどこかの機関が窓口になっていたらしいこともわかる。
 ttp://www.hh.iij4u.or.jp/~iwakami/ussr6.htm
411名無しは無慈悲な夜の女王:03/08/14 00:31
なるほど。
そうすると一発当ててやろう、的な動機で作家を志す人はいない、もしくは少ない、という理解でよろしいですか?
過去レスよんでないのでガイシュツかもだけど
ロシアでは本といえばSFと純文だった時代があって(大衆小説が禁止?されてた)
社会批判をするのにSFの隠れ蓑を着るのが普通だった、って昔の
SFマガズンにでてたんだけど、ホント?たしかに共産圏のSFは科学考証より
イデオロギーとか思想性が面白いのが多いんだけど
>>411
日本の御用学者と同じで、御用作家という人種もいました。
ロシアになってみんな実力で書いていかなければならなくなったので、いなくなりました。
>>409
印税入ってた思うけど、深見さんが訪問した時のポーランドのレムの家は質素だったな。

>>411
本を書きたいというのと儲けたいというのはあまり一致しないのでは。
ディックなんかそれこそ貧乏神にとりつかれてたみたい。
>>414
本物の作家は、書かずにいられないものだと言いますからね。
儲かればそれにこしたことはないが、それ以前に書かずにいられないことが
あるから、原稿を書こうとするわけで。

作家が儲かる職業なんてみんな勘違いするようになったのはここ数十年で、
それ以前は、みんな、儲かる作家は特別で、食えなくてあたりまえ(その
覚悟がないと作家になれない)と思ってましたよ。
今だって、専業で食っている作家は日本でもどこでもごく一部です。
416名無しは無慈悲な夜の女王:03/08/14 11:45
ボリス・ストルガツキイが「滅びの都」の序文で以下のようなニュ
アンスの文を書いていました。
作家は、たとえそれが危険なものであっても書かずにはいられない、
食うために働くのではなく、働くために食うのだと。
発禁をなんどもくらいながらも、地下で活動を続け、次世代の作家
たちを養成していた人ならではの発言ですね。
また、SFマガジンに掲載されたロシア人作家の言によると、ソ連で
作品を書いて何かをまともに主張しようとすると、どこかに亡命す
るか、SF作家になるしかなかったとのことです。
共産圏とは渋いっすね。ストルガツキイはかなりガイシュツっぽいので
除くと、やはりレムの星からの帰還、捜査、あたりに割と衝撃を受け
ましたです。
あとSFではないですが、ミールの実録物ドラゴンフライや、
U19の実録の方(角川だったかな?)で生々しく報告されていた
原潜開発の経緯はある意味SFっぽいです。高度なテクノロジーと
前近代が奇妙に混在しているロシア自体がSFっぽいような。

# SF板は人が居ないというので初めてきてみましたが、そうでもない
>>417
国書刊行会から続々でてるんでしたっけ?レム全部よみたいなぁ。

ところで「捜査」ってだれか説明できるひと居ますか?あれは、ああいう
変態オチのミステリってことでいいんでしょうか?難解です
>>418
やはり、理解できない事物に遭遇したとき人間はどう反応するか
を描いたのでしょうね。同時に猟奇事件としても読めるし、
喜劇としても読めるし、角度によっていろいろに読める実験的な
小説じゃないかなと思ってますが、どうでしょう。

>レム全部よみたいなぁ。

結構、絶版になってるみたいですよね。真厨のころに「宇宙飛行士ピルクス物語」
を図書館で読んで、ちょうどヴォークトの宇宙船ビーグル号の冒険や何かで喜ん
でいた時期だったので、あまりの違いに驚きましたが、
深く印象に残ったのを覚えてます。この本も今は絶版みたい。
レム 今 本屋で入手できるのは、
   早川 「ソラリスの陽のもとに」「捜査」
   国書「虚数」「完全なる真空」 ぐらいかな。
国書のレムコレは9月の新訳「ソラリス」からのはずだけど、予測不能のレムの世界ですから
421山崎 渉:03/08/15 21:38
    (⌒V⌒)
   │ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  ⊂|    |つ
   (_)(_)                      山崎パン
422山崎 渉:03/08/15 23:19
    (⌒V⌒)
   │ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  ⊂|    |つ
   (_)(_)                      山崎パン
ロシアの小説を読むと良く「アネクドート」という言葉が出てきます。
パーティかなんかでよく使われるロシア小話で、知らなかったのですが、語源はギリシャ語の「アネクドス(地下出版)」とのことです。
  //www3.plala.or.jp/sugar/dokusai.htmlにもいくつか紹介されていましたが、ソ連時代のSFにも通ずるものがあったのでしょう。
 
神のお告げ
コール独首相「ドイツ経済はいつになったらよくなりますか?」
神「君の任期中によくなる」
クリントン米大統領「アメリカ経済はいつになったらよくなりますか?」
神「君の任期中には無理だ」
エリツィン大統領「ロシア経済はいつになったらよくなりますか?」
神「私の任期中には無理だ」
>>423
ここに世界史板に書き込まれたものがまとめられてる。
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Cupertino/2261/sekaishi/
425423:03/08/16 20:00
お礼にひとつ
あの世でレーニンがここのスレタイを見て言った。
嘆かわしい。俺のソヴェートは潰えたというのか。
マルクスは言った。
共産主義?儂はそんなのなーんにも知らんぞ。

スマンかった。
>>193
変な奴があまりにもしつこく絡むので(悪質コピペ等)いなくなった。
貴重な良コテハンだったのに。彼が消えてあのウンコがここで好きに
徘徊していると思うと胸がむかつく。
小泉がチャペックの墓碑に献花。
しかし何をした人なのか分かっているのだろうか?
チャペックの戯曲に「虫の生活」というのがあって、フンコロガシが出てくるらしい。
ペレーヴィンはチャペックの影響を受けたのかな。
偶然ではないだろうし、ちょっと気になる。
チャペックって,ロボットのチャペックですね。
山椒魚戦争とかダーシェンカのチャペックでもあります。
431名無しは無慈悲な夜の女王:03/08/22 19:36
「われら」を読み始めました。

しかし、古本なのでかなり臭う。しかもバラバラになりそうでコワヒ
432名無しは無慈悲な夜の女王:03/08/22 20:03
>>427

チャペックにちなんでわざわざチェコまでアシモをつれていったぐらいだから
わかってるだろ。正直、「しゃれたことやるじゃないか」と感心しました。
チェコ、プラハの春、ドプチェク
むかし「人間の顔をした野蛮」に進歩史観が何だか教えられた。
いまでもこの題名は凄いな。スレチガイゴメン
434名無しは無慈悲な夜の女王:03/08/23 02:40
>>432
どうせ連れて行くならアイボだったなw
>>403
「そうはいっても飛ぶのはやさしい」面白いよ。
つーか表題かっこよすぎ
レムコレクション 来年には本邦初訳作品期待
 「高い城」レムの幼年期の奇妙な遊び
 「変身病棟」精神病院の職員が患者を守るためにナチ占領軍と闘う
 「挑発」ホロコースト関連架空の本 「救済としての最終的な解決」「異物の死」の書評
436名無しは無慈悲な夜の女王:03/08/24 19:07
ヨコジュンによれば、レムはナチスドイツへのレジスタンスとして、何キロか
走ると必ず故障する自動車を作っていたらしい。
437名無しは無慈悲な夜の女王:03/08/24 21:34
ロシア・ソビエトSF傑作集と東欧SF傑作集が9月に復刊されるそうです。
どうでもいいことだけど、ふかみ・だんは本名はふかみ・ただしという話です。
439名無しは無慈悲な夜の女王:03/08/25 23:42
>>390
レスが遅くなってしまいましたが……。

1984年のインタヴューで、レムは次のように答えています。(『ユリイカ』1986年
1月号 特集=スタニスワフ・レム 所収。)

> ――SF作家ではどなたがお好きですか。誰から一番影響をお受けになりましたか。
>
> レム: 読者として好きなものと私の書いているものと必ずしも密接な関係はあり
> ませんよ。たとえばドイツの詩ではリルケが好きですが、私の作品とは何の関係
> もない、少なくとも私のみるところではね。それから、ドストエフスキーとコン
> ラッド、ポーランド人ではゴンブロヴィッチとヴィトキェヴィッチ、詩人ではレ
> シミアン、随筆家ではミウォシュ。セルバンテスにスウィフトに……挙げいてい
> けば本当にきりがないですよ。
>
> 実は私がまず影響を受けたのは、さまざまな哲学者からなのです。バートランド・
> ラッセルにウィトゲンシュタイン……いわゆる「ウィーン学団」と呼ばれている
> やつ。
440名無しは無慈悲な夜の女王:03/08/26 00:04
「ロボット」の発祥地にアシモ登場 チェコ語で自己紹介(朝日ニュース)

http://www.asahi.com/tech/asahinews/TKY200308220145.html
>>438
深見さんの本名は山田忠で、マレイ・ラインスターやアンドレ・ノートンは
本名で出していました。
442名無しは無慈悲な夜の女王:03/08/26 14:14
そういえば、SFマガジンにロシアの短編が載りましたね。
病的でキチ○イじみているところが結構気に入りました。
>>440
 おいらはロボット、ロボットにゃおとうもおかあもいやしない・・・・
 (深見弾訳 泰平ヨンの未来学会議)
444438:03/08/26 22:00
>>441 いい加減なこと書いてすみません。
445名無しは無慈悲な夜の女王:03/08/28 22:33
>439
おなじユリイカにポーランド文学の工藤幸雄が短文を載せている。
あまりレムは好みではないみたいだ。短編「いつわりの王国」(「親衛隊少将ルイ十六世」のこと)を訳しているが、非常に訳し憎かったと言っている。
また集英社の依頼で「浴槽で発見された手記」を訳す予定だったが、退屈で途中で抛り出した。
レムの日本語訳の多くの原本に使用されているとおぼしきロシア語の訳書も相当ひどいものではないかとも言っている。(邪推めくとことわっているが)
暗に今までの翻訳家を批難しているようにもとれるが、一方でレムはだれかが喜んで手をつけて大切にしたり、磨きあげたりして訳書ができ上る作家としている。
自分はその任ではないらしい。

私も深見弾がいなかったらこれほどレムは日本に受け入れられたかと思う。
あとは沼野らがどこまでレムに惚れ込んで訳してくれるかだろう。
レムコレクションの刊行が遅れているのも生みの苦しみの結果だと信じている。
446名無しは無慈悲な夜の女王:03/08/29 02:49
>>445
レムは確かに訳すのがとりわけ大変でしょうね。沼野ほか訳の『虚数』でも、
数学用語の誤訳があります。

深見訳もすごいんですが、個人的には吉上昭三(沼野氏の先生か?)・村手義治訳
の『宇宙創世記ロボットの旅』が圧倒的に偉大な訳業だと思います。

「詩人『白楽電』の絶唱」の訳なんかは、本当にすごい仕事です。
447名無しは無慈悲な夜の女王:03/08/29 03:25
アシモがチャペックの胸像に献花(BIGLOBEニュース)。
http://news.fs.biglobe.ne.jp/news/photo/jj030822-1431417.html

ちょっといい写真だ。
448名無しは無慈悲な夜の女王:03/08/29 19:21
工藤氏が断ったというレムの翻訳
実際のところ「浴槽で発見された日記」深見弾訳 集英社刊と
         「浴槽で発見された手記」村手義治訳 サンリオ文庫では
どちらが翻訳として評価が高いのでしょうか。(工藤氏に伺えばいいのでしょうが)
私は深見訳しか読んでいませんが、内容も難解ですし訳がいい悪いも判断がつきません。
今更ながらエリアーデ幻想小説全集1巻購入。
SFじゃないが。
450390:03/08/29 22:35
>>439
レスありがとうございます。
レムらしい答えですね。
あとサイバネティクスの創始者ウィナーの影響もあるでしょうね。
ウィナーもポーランド系ですから、なおのことサイバネに入れ込んだと勝手に想像してしまいますが。
このスレ読んで、自分の学のなさに唖然。精進します。
自分ごときがなんですが、岩波新書の「ロシア異界幻想」、は、このスレの方に
オススメできるかと思いました。

>447氏ご紹介の写真、いいですね
452439:03/08/30 00:53
>>390
ウィーナーの影響は、やはり大きいでしょうね。レムはヤギェウォ大学卒業後、
大学付属の科学研究院に入ったそうですが、そのときにはじめてサイバネティクス
について学んだそうです。ただし、この頃共産圏では、サイバネティクスはいわゆ
る「ブルジョワ学問」として排斥されていたとか。

ちなみに、レム小ネタですが、日本科学哲学会(日本における、科学哲学分野の
最も主要な学会)の会員向けに発行されているニューズレターに、ほんのすこし
だけレムが登場しています。

4年に一度開催される科学哲学の国際学会があるのですが、1999年にその学会が
ポーランドで開催され、そこでレムが特別講演しました。で、それを聞きに行っ
てた人が、科学哲学会のニューズレターに報告を書いてまして、それを以下で
読めます。

http://wwwsoc.nii.ac.jp/pssj/NL/00_3_25.pdf

4ページ目からはじまる「ポーランドの夏」と題された小文の最後のほうに、
すこしだけレムが登場します。(これがまた、いかにもレムらしいエピソード
で、ちょっと笑えます。)

ちなみに、このときのレムの公演は、以下の本に収録されています(まだ読んで
ないけど)。

http://www.wkap.nl/prod/b/1-4020-0930-5
453ムントゥリャサ通りの名無し:03/08/30 01:18
>>449
欲しいけど、高いからまだ買ってない。うらやましいなぁ。

エリアーデスレも欲しいと思う今日この頃。幻想文学なので適当な板が
ないんだけど、立てるとしたらやっぱりこの板なんでしょうね。

スレ違いの話題で失礼。
>>448
それなら他人に聞いても良い悪いの判断は付けられないんじゃないの?
455名無しは無慈悲な夜の女王:03/08/30 07:24
でもやっぱりレムの深見訳ってロシア語からの重訳だったんだ。
それならそれで後書きにでも一言書いておいてほしかったな。
456名無しは無慈悲な夜の女王:03/08/30 09:55
>>452 「私は(SF)小説というものを全く知らない」ですか。
>>425のマルクスの言葉?を思い浮かべました。(笑) ほんとにレムは面白い。

科学哲学会 初めて知りました。考えてみればもともと自然哲学者は科学者ですし、宇宙論の人間原理なんか哲学そのものですね。
457448:03/08/30 19:30
>>454
言葉が足りなかったようです。
ひとつの作品に2つの訳がある時(両方とも絶版ですけど)、客観的な判断ができる人、専門家(例えば工藤氏)からみての評価が知りたかっただけです。
認識不足ですが、このスレを見るまで、私はあまり翻訳には、大差はないものと思っていたからです。

>>455
深見氏の「天の声」は国書によれば、ポーランド語原典からの訳となっています。
「浴槽〜」はどうでしょうか。私は深見訳は全て原典からだと思っていました。
>>451
「ロシア異界幻想」面白そうですね。読んでみます。
>ロシア異界幻想
 イイデスヨー。特に巻末付録が(笑)
 岩波文庫の『白銀公爵』に無茶苦茶かっこいい呪文みたいなのが出てきて、これは一体何だろうと思ってたんですが、
 これの巻末でやっと謎が解けました。
460名無しは無慈悲な夜の女王:03/09/03 02:38
ロシアでハリポタのパチもんが大人気、てなニュースがありましたな。
461名無しは無慈悲な夜の女王:03/09/03 02:41
ちぇぶらーしか。
462名無しは無慈悲な夜の女王:03/09/03 15:59
>>456
レムの作品が3篇収録されているホフスタッター、デネット「マインズ・アイ」
を訳してるのも科学哲学会の人達だったと思う。
それに>>439の引用に出てくる
ラッセルやウィトゲンシュタインやウィーン学団なんかは、
科学哲学の話にはよく出てくる(出てきた)。

463名無しは無慈悲な夜の女王:03/09/04 23:15
共産主義?革命の最大の貢献はSFに限って言えば
ストルガツキーとレムにSFを書かせたことだな。
反論求む!
464名無しは無慈悲な夜の女王:03/09/04 23:31
>>463
大枠に異論は無いが、ストルガツキーは
何度も発禁処分になっているが…>旧ソ連時代
465名無しは無慈悲な夜の女王:03/09/05 17:48
レムも投獄されたことがあったとか、なかったとか。。。。
>>465
第二次世界大戦で抵抗運動に参加した時だよ。

レムは小説書き出した当初はエフレーモフの真似をして
共産主義バンザイ的な長編を書いたし(本人は抹殺したがってて、
翻訳許可してない)、その後は思索中心でイデオロギー話
書いてないので、ストルガツキーのように当局に睨まれる
理由がない。
ポーランドは歴史的にロシアよりインテリという自負があるので、
共産圏時代もロシアに迎合しなかったという経緯もある。

共産圏だったらみんな反体制派とか作家はみんな投獄とか
そういう幻想は持たない方がいい。

(ちなみにストルガツキーは、ソ連への態度で言えば反体制じゃ
なくて体制派のほう。腐敗した当局に耳の痛いことを書いた
から発禁になった側面が大きい)
467狼小僧:03/09/06 13:52
レムコレ今秋予定(藤原編集室)
またまた刊行月消滅 秋って9、10、11月のことか?
時には翌年3月くらいまで秋になります。
>>467
またですか。。体調わるかったら仕方ないし、急いで満足できない訳で
出されるよりは延期してでもよりいい訳で出してもらいたいのはヤマヤマだけど、
訳ゲラ上がってない状態で刊行予定は発表しないで欲しい!
ほんとに…。
470名無しは無慈悲な夜の女王:03/09/08 17:21
>>466
レムが投獄されたという噂が流れたのは、80年代初頭のこと。

ストルガツキー兄弟は、70年代には、すでに共産主義を捨てていたはず。
60年代に書かれた22世紀シリーズと、それ以後の作品を読み比べれば明白。
471狼男:03/09/08 20:26
レムコレ 結局11月か(国書)
「ロシア・ソビエトSF傑作集」と「東欧SF傑作集」の復刊って九月上旬ってことだったけどまだ見ない。
都会ではもう出てるのかな
両方ともどっかやっちゃったものだからぜひゲットしたい
>>472
国立(東京だよ)の本屋には、まだ置いてなかったよ。
俺はなぜか「東欧SF傑作集」上巻だけ持ってる。ページいい色してるよ。
共産圏で権力にSFが無害なファンタジーと見られていたのは確かでしょう。
ただその中でも作家は意識的あるいは無意識の内に無害なファンタジーを装うよう 自主規制を余儀なくされていたと思います。
だからストルガツキー兄弟にしろ、レムにしろそんなSFの役割を演ずることや自主規制に嫌気がさして、 後期に至ったのではないかと短絡的に考えています。

ただ私はエンタメ志向で、本人達の意識とは別にSFの枠組みの中で規制しながら書いたと思われる作品が好きです。
だから「マゼラン星雲」についてもレムが言っている事を全面的には信用していません。
ロシアではレム全集にまだ収録されているとのことですし、レムが凡庸な作品を発表するなんて考えられませんので。
475名無しは無慈悲な夜の女王:03/09/11 09:27
>>474
こんな文章を見つけました。

ttp://www.asahi-net.or.jp/~yx6n-oon/sto.html

70年にわたってロシアの文学は過酷な検閲のもとに置かれていた。ソ
連に言論の自由はなく、出版社や雑誌は国家に従属していた。明らか
に検閲官の意見、つまりは共産主義のイデオロギーに合致するものの
みしか印刷されなかった。真面目な作家は二つの方法を採った。まず
権力と激しく対立する方法。この場合は刑務所に監禁されるか、いつ
になったら故郷に帰れるかわからないまま追放された。もう一つは暗
喩や文学的な比喩を使う方法。危なくないように見える体裁に真実を
くるみ込むのである。ヨシフ・ブロツキーやアレクサンドル・ソルジ
ェニーツィンは前者の方法を使った。周知の通り、二人とも後にノー
ベル賞を受賞した。そして後者の方法はユーリ・トリーフォノフやス
トルガツキー兄弟が使った。もちろん、二人ともノーベル賞はとって
いないが、そのかわりいかなる時も関心の中心にいた。本は無数の読
者に読まれ、そして読み返され、作家の思想はソビエト社会に影響を
与えた。
 幻想小説は比喩を使うのにもっとも適している。必然的に幻想小説
はソ連において絶大な人気を博し、ソビエト共産党のイデオローグど
もは終始幻想小説を怪しげなジャンルであると見なしていた。わずか
な作家がその中にあって専制のことを書いていた。ソビエトの政治体
制によく似たかたちの状況を表現したのである。たとえそれを露骨に
共産主義とは言わなくとも、それは共産主義以外の何者でもなかった。
たとえば、未来の人々が途方もない自由を享受している中で、唯一否
定しているのが共産主義の実現であるとか。
476名無しは無慈悲な夜の女王:03/09/12 21:33
SFマガジン今月号でロシアのルキーンの「日の沈む国で」を読んだけど。
正直期待はずれ。
いろいろ賞をもらっている作品らしいけど、一言でいって古臭い。
アイデアも結末も陳腐。受けを狙って書いているのがみえみえだ。
この作品の紹介文もなんだかなぁ・・・
477名無しは無慈悲な夜の女王:03/09/13 00:09
>452のニューズレターにアウシュビッツの訪問記も出ている。
これを読んで昔テレビで偶然見た「ショアー」というホロコーストの映画を思い出した。
そのときの床屋の話では涙がなぜか止まらなかった。
ポーランドはユダヤ人の最も多い国でレムにもユダヤの血が流れている。またレムの友人もガス室に送られた。

レムは神について道徳的理由から無神論者だと言う。(ユリイカ参照)
理由はこの世はあまりにも痛々しくできているので、誰かがわざわざ創ったと考えるより、誰が創った訳でも無いと考えたいという。(私はこの意見に100%賛成です)
一方自分を上から支配するような父親像である神がいてほしいと言う思いも感じることがあるという。(この気持ちは私にはありません)
レムのこの錯綜する神の認識は彼の作品を解き明かす一つの鍵のように思える。
478名無しは無慈悲な夜の女王:03/09/13 01:15
>>476
私的にはテーマには普遍性があるし、病的でキチガイじみた主人公の
行動に圧倒的なインパクトを感じましたが。。。。
最近、映画ですけど「不思議惑星キン・ザ・ザ」が妙に受けていまし
たが、あれと全く同じで、普遍的な問題の提起になり得ていると思い
ます。
>>476さんが「キン・ザ・ザ」もあざといギャグばかりで退屈だった
と評されるのであれば、それはそれで納得できますけど。。。
479名無しは無慈悲な夜の女王:03/09/13 04:04
読む側にこれは共産圏の作品だから、的なエクスキューズはないかね?
いい意味でも悪い意味でも。
>>472
昨日神保町書泉で買いました。
新規解説とかはなし。
カバーイラストも多分前のまま。
どっちか持ってたよーな気もするんだが…
481476:03/09/13 15:43
>>478
私には主人公はそれほど病的だとは思いません。現代にあっては、ノーマルな方でしょう。
病的に描かれているのは、むしろ体制側だと思います。
新しいロシアSFを期待して読んだのに抑圧する体制対個人の自由という古い構図があまりにもあからさまで裏切られた感じです。
受けを狙ったと言ったのは主人公や女医の行為の描写のことです。
本質的には私にはこの作品は時代遅れのものとしか受け取れませんでした。
キン・ザ・ザは残念ながら観てません。
ロシア・ソビエトSF傑作集(下)買いました。
目次の前のページ、“МЕРТБАЯ ГОЛОБА”って書いてあるね。
ま、いいけど……。
483名無しは無慈悲な夜の女王:03/09/14 00:52
おっ、もう出てるっぽいな
明日買いにいくか
創元は結構復刻してくれるんで助かるなあ
485名無しは無慈悲な夜の女王:03/09/15 21:59
>>473
その割には本国で出る本はカトリック系出版社「ZNAK」から
出版される事が多いのになあ
486名無しは無慈悲な夜の女王:03/09/16 08:28
さあみなさんごいっしょに

くぅ〜〜〜〜〜〜
487名無しは無慈悲な夜の女王:03/09/16 19:57

くぅ〜〜〜〜〜〜
488名無しは無慈悲な夜の女王:03/09/18 15:13
タルコフスキーの「ストーカー」は死んだ。
気が狂うほど退屈。

くぅ〜〜〜〜〜〜

489名無しは無慈悲な夜の女王:03/09/18 22:05
>>488
私がヴィデオで観たときは、3回ぐらいに分けて観ました。
ごめん。>タルコフスキー
490名無しは無慈悲な夜の女王:03/09/20 15:01
レムの「世界は8時に終わる」を読みました。ディックの初期の短編だと言われても騙されそうな、アメリカンSF。
今のレムならそんなSF書いた憶えがないと言いそう。
野暮をいつうもりないが、レムはレムスレでお願いできないものか
ただでさえ「レムがレムが」になりがちなスレなんでどうかひとつ。
さすが旧共産圏のスレッド。ここには書き込みの自由もないの。
レムのスレが別にあるのにこんな嫌味書いてまでここでレムの話しようっていうのか
こいつ気が狂ってのか?
でもねえ、奥様。
レムスレはレムスレで、タルコフスキースレになってますのよ。
世の中難しいことばかりですわねえ。
>>491
レムの単独スレが立ってたなんて全然知らなかったよ(>_<)
できれば案内して欲しかったなぁ
おまいは幼稚園児か?
東京創元社 復刊『ロシア・ソビエトSF傑作集 下』を買った。
真っ先にミハイル・ブルガーコフの中篇「運命の卵」を読んだ。
しっかりした描写、構成、変人だが魅力的な主人公、ロシアらしいオチ。
1925年発表だが、これほどの作品とは思わなかった。
集英社版の「巨匠とマルガリータ」も古書で買ったので、楽しみ。(二段組みで370頁もある。それにしても黴くさい。)
岩波文庫からも10月16日に「悪魔物語・運命の卵」が出るらしいし、今年の秋はブルガーコフだ。
498405:03/09/21 21:02
アレクサンドル・グリーンの「波の上を駆ける女」晶文社を懲りずに読んだ。
「輝く世界」より私には合っていた。多分結末が自分の好みだからと思うが。
これほど生活感を感じさせない小説はないだろう。それでいて、私は憧れみたいなものを感じる。
なにかずっと昔小学校のころ、図工の教科書にあった外国の友達の絵(これも今思えばかなり強引な話だが)の「パステルカラーの家」を思い出した。
その当時外国の家はこんなにきれいなのかと思っていた。
幻想小説の一つの到達点と言ったら誉めすぎだろうか。
499名無しは無愛想な夜の女王:03/09/23 13:13
>>497
「巨匠とマルガリータ」は面白いよ。特に作中作のキリストとピラトの話が良かった。
裸エプロンのメイドさんや空飛ぶメイドさんもちょっとだけ登場するので、メイド萌えの人にもお奨め。

「運命の卵」でオーバーシューズがギャグのネタになってたけど、ロシア語で長靴のことをオーバーシューズと言うのかしらん。
なぜか手元に「運命の卵」の翻訳が3種類あるけど、全部オーバーシューズになってる。
そういえばストルガツキーの「ストーカー」にフライングオーバーシューズという乗り物が出て来たな。

今年出たブルガーコフ短編集↓
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/guest/cgi-bin/wshosea.cgi?KEYWORD=%83%75%83%8B%83%4B%81%5B%83%52%83%74%92%5A%95%D2%8F%57
500497:03/09/23 15:05
>>499
overshoes オーバーシューズ 防水・防寒用に靴の上にはく
だから急いでいる時は履きづらいのでは。
当然家の中では脱ぐ。それであわてて忘れていったりして。

新刊情報thx。ほんとにブルガーコフの秋だ。
ついでに「犬の心臓」もでないかな。 
ところでオーウェルの1984年って共産圏の国々ではどういう扱いだったの?
ソビエトだと発禁だったけ?
502名無しは無慈悲な夜の女王:03/09/26 23:40
さもありなん
ポーランドのイェジェイ・ジュラフスキーの月三部作。
レムが絶賛したらしいが、検索してもかすりもしない。
ステープルドンの「最初と最後の人間」のように国書で出版してくれないかな。


504名無しは無慈悲な夜の女王:03/09/28 02:46
>>501
ペレストロイカの時代にロシア語に訳されました。まぁ、そんなもんでしょう。
>503
>ステープルドンの「最初と最後の人間」のように国書で出版してくれないかな。

なんと!
出版されるのですか!?

読みたいけど翻訳されてなかったため
しょうがなく(wスターメイカーを購入した自分としては
感無量でつ・・・
>505
『最後のそして最初の人類』オラフ・ステープルドン/浜口稔訳
http://www.kokusho.co.jp/kinkan/index.html
秋以降となってますが、同好の士がいてうれしい。(スレ違い大目にみて)
ステープルドンの「オッド・ジョン」(矢野徹訳)で
「99%までは愚にもつかないことだ。そして1%は何か別のものだ。でも何だろう?」 という言葉が出てくる。
これはレムの「世界のSFの99%は好みではない」を思い起こさせる。
レムは若い頃辞書を引きながらステープルドンを読んだと言ってるので、もしかするとレム特有の洒落なのかも。
>>507
スタージョンの法則に似ていると思う。向こうは90%だが。
「オッド・ジョン」。高校の時、図書館で借りて読んだっきり、作者も判らず入手できませんでした。
左様に古い作品だったのですか。
>>508
95%じゃなかったっけ。
511名無しは無慈悲な夜の女王:03/09/29 04:14
スタージョンのは9割クズだったかと。
512名無しは無慈悲な夜の女王:03/09/29 10:57
ステープルトンの「シリウス」は良かった。最後は眼が潤んだ。
「最後の〜」は人類の悠久の歴史を淡々と語るお話・・・なんでつか?
513名無しは無慈悲な夜の女王:03/09/29 20:09
25歳。
去年まで金無し君だったけど、オンラインカジノとパチンコで
二年で350万貯めた。一度やってみなよ。
初回のみだけど、1ドル以上のチップを買えば30ドル(4000円くらい)貰える。
もらうだけもらってプレイせずに換金することもできるし、ルーレットで赤か黒に
思い切って賭けてしまえば50パーセントで二倍になる。
金なきゃオフラインでゲームすればいいだけ。暇つぶしになる。
ビデオポーカーとかスロとか色々あるのでマジでお勧め。
http://www.casinoglamour.com/~14ts/japanese/

514名無しは無慈悲な夜の女王:03/09/30 22:12
2003年9月5日、ロシアを代表するSF作家キール・ブルィチョーフ氏が死去した。ストルガツキー兄弟と並ぶロシアSFの巨匠とも言える作家だったが、日本ではあまり紹介される機会が少なかったのが悔やまれるところである。
 出展 ttp://www.asahi-net.or.jp/~yx6n-oon/trojka/news.htm#kir

勉強不足で全然知らない人なんですが、どんな作風の作家だったんでしょう。
どこかに訳されていたら教えてもらえませんか。
515名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/01 22:56
いまズブロッカ飲んで、酔っ払って書いてるんだけど、深見弾はえらいなぁ。
創元の復刊のロシア、東欧のあとがき改めて読んでつくづくそう思ったよ。こんなに入れ込んでたんだ。
おい早川よソ連SF短編集、ストルガツキー、レム復刊しろよ。いや深見弾全訳集発刊しなよ。儲からない、なんか情けないな。
アメリカや英語圏がゼネラルスタンダードか。SFは違うだろ。なぁ
いやーあぶないあぶない。
ロシア&東欧SF集がいろんな本屋で
売り切れ直前だったよ。

そんなに売れないだろうからまぁ様子でも見ていようかな、と
のんきにかまえていたらあれですよ、もう一冊しか残っていないという状態でしたよ!

で、何とか四冊買いそろえました。
アブナイアブナイ
群像社のストルガツキイもようやく品切れがはじまってきた。
【在庫情報】ストルガツキイ『世界週末十億年前』『月曜日は土曜日に始まる』は書店在庫のみとなりました。
それにしても世界週末とは、イヤハヤ南友
518闇夜の狼男:03/10/03 21:13
レムコレ
しばし待たれよ(藤原編集室)
 What's it mean?
>518
刊行が遅れるんだよ遅れるんだよ遅れるんだよおおおお!
520514:03/10/04 16:47
知人に聞いて「キリール・ブルィチョフ」で検索したら
ttp://homepage2.nifty.com/te2/w/w44.htmに翻訳リストがあった
絶版のソヴェート文学とかプログレス出版所/現代ソビエトSFシリーズに短編がのっているらしい。
たしかソヴェート文学は該当のが一冊あったと思うので探して読んでみようと思う。
そらにりす しばしまたれむ れむのこれ
522名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/10 22:05
こくしょつぶれる まえにとぞおもふ
523名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/11 00:04
SFじゃないけど、ポーランド映画の「尼僧ヨアンナ」は良かった。
共産国家時代の作品とは思えない。
>>516
実は2週間前ぐらいにその4冊を本屋に注文したんだが、
なんか創元社に在庫がないらしくフェアの売れ残りを回収して、それを回すから
一ヶ月ぐらいかかるといわれたんだが……大丈夫かな…
525名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/11 22:38
>>523
あの時代はスターリニズムが終って 比較的言論が自由だった時代
文庫本て初回の発行部数は3〜5万部て聞いた覚えがあるけど、
今回の復刊は1万ぐらいかな。
527名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/13 00:23
>>526
大出版社の文庫なら初版3万とかだろうけど、景気も悪いし、創元推理文庫なんか初版5,000部くらいじゃない?
復刊ものは2,000部とか3,000部とかしか刷ってないと思う。
ロシア、東欧各2500部として4巻で1万部×900円で900万円(出版社売上げ)
 書店、取次ぎ 30%
 著作権    10%
 人件費    30%
 印刷代等   10%
  計      80%
 出版社粗利  20%   → 180万円(1巻当たり45万円)
てなてきとうな計算したけど、あんまり儲からないのは確かみたいですね。
それでも今回の復刊はここのレスでは好調らしいから、喜ばしいことです。
スレタイに相応しくない資本主義的話題でスレ汚ししてしまいました。
529520:03/10/13 19:22
ブルィチョフの「苦しみを頒ち合え・・・」 逆井克仁訳(ソヴェート文学 45号/1973年)を読みました。
理想社会とそこに入りこめない異邦人としての主人公の葛藤。
真面目なSFで結構好きなタイプです。難を言えば説明過多。説明しすぎることで、読者が思考というか想像する余地が少なくなってしまう。
無論この1つの短編で全て評価する積もりはありませんが。
>>528
>スレタイに相応しくない資本主義的話題でスレ汚ししてしまいました。

ワラタ
>>499
ブルガーコフ短編集(町田清朗訳 津軽書房)を買いました。
なんと露和対訳でした。だけど装丁が気に入りました。
ブルガーコフ博物館の写真が表紙でなかなか渋い。これから読みます。
岩波文庫の新刊は家の近くの本屋ではまだ置いてなかった・・・
533532:03/10/21 22:35
ブルガーコフ短編集 SFではなく、久しぶりに文学を読みました。
結構惹きつけられるものがあった短編集です。
モルヒネ中毒者や革命時のチェチェンでの戦争の話もあります。難産の産婦の産道に角砂糖を入れて赤ちゃんを誘い出すという笑い話のような当時のロシアの実話も出てきます。

ブルガーコフがウクライナのキエフ生れと知って、レムも西ウクライナ生れだったのを思い出しました。
文学と言えば、フランツ・カフカはチェコなのに白水社の幻想小説集では東欧編ではなくドイツ編ですね。なんか変な感じ。
>534
ドイツ語で書いてるからね
536名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/27 21:31
創元の東欧傑作集ではハンガリー編面白かったけど、今はどうなんだろう。
ハンガリーSF探していたら.....
ttp://www.atjaro.hu/hungarocon/english/index.html
2003年6月、ハンガリーのSFのコンヴェンションHungaroConに主賓としてデヴィッド・プラウズ(ヴェイダー卿)、イアンワトソン、レムが主賓として招かれていたらしい。
レムにインタヴューとかレムと一緒にコーヒーなんて羨ましいプログラムがある。
レムはSFなんか知らないとかファンダムが嫌いとか言いながらやっぱり食えないおじいさんだ。レムは以前ハンガリーと日本の読者の反響が判らないと言っていた気がするが、それで行く気になったのかな。
あとプログラムに日本のアニメ、生活、茶道とか神話があった。ハンガリーでは日本ブーム?
アルツイバーシェフって今読めるものでてますか?
>>532
いいなー 今日品切れのメールが入ってました _| ̄|○
539sage:03/10/31 17:07
>>537
 集英社の『ロシア短編22』に「嫉妬」
 創元推理文庫の『怪奇小説傑作集〔5〕』に「深夜の幻影」
 あと実は公共図書館に行けばどこでもある森鴎外全集に短編が載っている筈
540539:03/10/31 17:09
 しまったageてしまった
 いってきまつ
>>539
> 森鴎外全集に短編が載っている

これのこと?
ttp://www.aozora.gr.jp/index_pages/person366.html
過去1年間に旧共産圏国で開催されたSFコンの回数
ポーランド6回
スロバキア2回
ロシア、クロアチア、ハンガリー、ルーマニア各1回
圧倒的にポーランドが多い。
内容的には良く判らないが、スターウォーズとかトールキンが人気みたいだ。
あまりアメリカや西欧に毒されて欲しくないと思うけど、どうかなぁ。
ロシア、東欧の最近のSFを読みたいよ。
543539:03/11/03 22:05
>>541
 そうですそうです

ルーマニアのSFウィークに
主賓、霊賓?(Ghost of Honour)としてH.G. Wellsが招待されていた。
ついでだけど
たまたま古いSFMを見ていたら第1回日本SF大会(1962)のレポートが掲載さ
れていて、星新一、手塚治虫、石森章太郎ら来賓の写真が出ていた。
みんな鬼籍に入ってしまった。
彼らもGhost of Honourとしてどこかに招かれているのだろうか。
アルバニアのイスマイル・カダレ「災厄を運ぶ男」(夢のかけら岩波)すごく良かった。
次に読む彼のおすすめの本、だれか教えて。
>>177 去年の8月か。
沼野充義「夢に見られて」1990年作品社。
ロシア・ポーランドの幻想文学という副題。
これを読むとアメリカSFとの違いが判る。
革命混乱時の1920年代ロシア幻想文学の隆盛(沼野氏のいう祝祭か)とスターリニズムの洗礼。
一方の戦争勝者であり、資本主義大国アメリカとなった50年代SFの黄金時代と異なるのは当然だろう。
ポーランドのレムに関するエッセイもいい。投函されなかった沼野氏のレムへの手紙の中で「完全なる真空」の翻訳に10年以上かかっていると書かれていた。
レムコレクションの遅れもむべなるかな。
読み終わってロシア、ポーランドの幻想文学は歴史的には文学の実験を目指しているのかとの感想を持った。
547名無しは無慈悲な夜の女王:03/11/26 00:08
セラピオン兄弟でも読むか
548名無しは無慈悲な夜の女王:03/11/26 07:43
>>545
読んだことあるのは
『夢宮殿』『誰がドルンチナを連れ戻したか』
くらいだな。
骨太ゴシック。
549名無しは無慈悲な夜の女王:03/11/26 20:45
>>542
それは違う。ロシアだけでも地方コンが数十、全ロシア規模での大会が数回、
毎年定期的に開催されている。
550名無しは無慈悲な夜の女王:03/11/26 22:01
>>548
ストルガツキーとレムを読んでしまうと結局、旧共産圏は文学しか残らないのか。
それはそれで、結構面白いけど。
551名無しは無慈悲な夜の女王:03/11/26 22:05
いいえ、断じて
断じてカダレはゴシックホラーです!!!

          ↑ココファンタジーでも置換可
552名無しは無慈悲な夜の女王:03/11/26 22:10
「夢宮殿」のあの記録庫はよかったな。
サラマーゴの「リカルドレイスの死の年」を読んだとき、
この妙な既視感はなんだと思ったら「夢宮殿」だった。
553545:03/11/26 22:32
>>548 >>551-552
「夢宮殿」読んでみます。
私には「災厄を運ぶ男」の世界がすごく新鮮に感じられたものですから、
期待してしまいます。
読んだ後で文句を言わないようにw
555名無しは無慈悲な夜の女王:03/11/27 02:02
アタイこそが 555げとー    
556名無しは無慈悲な夜の女王:03/11/28 18:22
>>549
嘘をつく気はなかったです。
ソースはcacheになってしまったけど以下のサイトです。
ttp://www.google.co.jp/search?q=cache:2Ra7AG6YZnMJ:www.sfsite.com/depts/cons-eur.htm+sf+convention+poland&hl=ja&start=8&ie=UTF-8
549さんはロシアSFに詳しそうですね。
もしよろしかったら何かトピックスを提供していただけませんか。
557542:03/11/28 18:25
556=542です。
558名無しは無慈悲な夜の女王:03/11/29 14:32
>>556
確認すればわかると思うけど、そこはカナダのサイトです。
他の記事を見ても、英語圏中心ですよ。
あなたはそこを見て日本のコンベンションの数を判断しますか?
それと同じことです。
559542:03/11/29 15:00
558さんの仰るとおりなんでしょう。
こちらとしては常識不足を恥じるしかありませんね。
560名無しは無慈悲な夜の女王:03/11/29 19:51
いまさら気がついたんだけど、ストルガツキー兄弟の小説て実験がメインだね。
滅びの都もラドガも意味合いは違うが実験における人々の対応だし、遍歴者も何
らかの地球人に対する実験だろう。
ストーカーは後片付けもしないで帰ったみたいにもとれる。
逆に神様はつらい、地獄から来た青年は地球人の異星人への介入試験だ。
ストルガツキーにとって現状はたえず改良すべきなのに、成果の上がらない実験の繰り返している世界なのか。
最後の長編滅びの都に至っては実験にたいする絶望感を色濃く感ずるのだが。
561名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/03 03:03
蟻塚の中のかぶと虫で、今更ストルガツキ―兄弟にはまったんですけど、
比較的手軽に入手できるのってこの三部作とストーカーだけなんですかねぇ…?
八重洲や紀伊国屋に行けば群像社のシリーズがあるんじゃない?
むしろ三部作の方が今は入手困難かも。
563名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/04 23:54
>>560
>ストルガツキーにとって現状はたえず改良すべきなのに、成果の上がらない実験の繰り返している世界なのか。

その通りだと思います。
それは兄弟が体験した共産主義に対する夢と絶望という一般論以上に、
ロシア人の中に根付く、人類は絶えず上昇進化を続けるというコスミ
ズム思想と現実のギャップを語っているのだという考え方のほうが、
私的にはしっくりときます。
564名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/05 00:06
>>562
どもです、群像社ってとこの奴調べてみます。
とりあえず「波が風を消す」と「蟻塚の中のかぶと虫」は同じ本屋に
あったんでそのまま買ったんですが、これって絶版だったんですね…
うーん収容所惑星も読んでみたい。
>>563
ロシアの物語の構造には「愚か者」が組み込まれていることが多いですね。愚かだけれど純粋で世界の真理を直感で知っているという。これはコスミズム思想とのバランスの問題なのでしょうか。結局はアニミズム的なものに軍配があがる場合が多いようですが。

ストルガツキ兄弟は、その物語の構造としてはロシア古典小説の正統的継承者だったのではないかと思います。
566名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/05 19:30
>>565
ご指摘のとおりだと思います。
SFの場合、ご指摘のような対立構造が生まれてしまうのですが、それが
ロシアSFを特異なものにしていると思います。兄弟の作品はもちろん、
ファンタスチカの起源を古典に求めるという見直し運動が始まり、ファン
タスチカの定義が広げられました。
それによって間口が広くなり、SFは非常に柔軟なジャンルになりました。
日本のような「これはSFではない」という排他性が無いのは、たいへん
健全なことだと思います。
567やはりロシアは仇敵か:03/12/05 19:58

タトゥーがデンマークのラジオ局のインタビューで日本での騒動について訊ねられて

 「日本は物ばかりが進化していて人間は成長が止まってるのよ。」
 「うん。ステレオタイプの人間が多いのは確かね。」
 「番組の途中で帰ったくらいで騒いでるのよ。笑っちゃうでしょ?」
 「プライベートで日本へ行きたいか?答えはNO!よ。」

あと有名なインタビューで
「日本人は不細工ばかり(ぷぷぷ・・・)」とコメントしてましたね。この話はかなり話題になりました。

568545:03/12/09 21:36
>>554
「夢宮殿」読んで良かった。「災厄を運ぶ男」もそうだけど
読みやすい物語で結構心に沁みるエンディング。
オスマントルコとか面白いなぁ。
今はミロラド・パヴィチの「ハザール事典(男性版)」読んでいます。
あれの男性版と女性版の売り上げ比が知りたいな。
図書館あたりは知ってか知らずか両方そろえてることが多いが。
言葉を奪われ、クーと鳴くしかない王女の話がよかったな。
マッチが貴重品扱いされてる設定もよくできていた。
571名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/10 00:59
>>524
最近は店頭でもほとんどみないですね。先週ぐらいに、神保町の書泉ブックマート
で「ロシア・ソビエト」が数セット売られているのをみました。同じく神保町の
三省堂には「東欧」のほうが1セットだけ残ってました。(今でも残ってるのかは不明)

>>569
男性版のほうが先に品切れになったので、やはり男性版のほうがよく売れたのでは?
惑星ソラリスかあ。
ソラリスのイメージが六本木だと知った時はショックだった。
当時の共産圏にとって、日本はSFの世界だったのね。
>>572
「架橋式の高速道路」に「街路灯がずらりと並んでいる」のが
未来的に感じたんだそうな。
574名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/12 08:52
>>572
ソラリスのイメージではなく、未来の地球のイメージです。
ソラリスが六本木だったら、そりゃショックだ罠w
「未来惑星ソラリス」あらすじ
ロシア人なのに英会話学校の講師として日本に出稼ぎにきたケルビンは
六本木の外人パブで、死んだはずの妻に出会う。
577名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/12 18:21
たまに「対象物」としかいいようのないバブル期ビルがあるよねえ>六本木
578吾輩は名無しである:03/12/12 21:30
>>576 リアルだな。
つまり、未来惑星ソラリスの夜は、酔ってくだまいたサラリーマンだらけ……と。
激しくイヤだ。
そして酔ったリーマンの幻影である嫌な上司が現れて
六本木は血みどろの修羅場となるのであった。。。
未来惑星ってくらいだから、最後は六本木住民を皆殺し。
ケルビンたちは二人だけで、暮らして子供をつくり、育て、
そして年老いて死んで行くんだろう。
曲はベートーベンね。
ジョージ・クルーニーが、赤い腰布ひとつで暴れまくる映画ですか?
584名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/16 10:14
タルコスレ@映画作品板から転載。

> 583 :名無シネマ@上映中 :03/12/16 00:18 ID:LKsL5oz+
> http://www.stalker-game.com/
> ストーカーといえばこんなゲームが出るそうだ。
> 一応ストルガツキー弟もかかわっているそうだが、まあヴィジュアルはゲームとは
> 思えないくらいきれいなんだけどイメージがねぇ・・・・。

これはすげぇ
585名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/17 03:45
良いなぁ…ゾーン探索ゲーか。
日本語版出たら即買いだけど、まず無理だろうな。
586名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/17 15:29
ミクロの共産圏
>>584
う、なにこれ。すげえ!よくゲーム化しようと思ったな…。
588名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/18 10:04
>>584
タルコスレ583氏は「イメージが…」と言うが――たしかにそれは
そうなんだけど――でもすごい! カコイイ! 英語版があるんなら
買ってみようかな。
589568:03/12/22 22:40
「ハザール事典」の17行の違い 男性版 Vertical  天国と地獄
                     女性版 Holizontal 過去と未来
  自信ないけどそういう捉え方もあるかな。
最近読んでて旧共産圏というよりスラブ語圏の話は面白いのは確か。

あと著者のミロラド・パヴィチは絶対黒澤明の「羅生門」を見ていると思う。
590名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/27 20:27
名古屋の紀伊国屋で群像社のストルガツキー本探したんだけど、ストルガツキーどころか
群像社の本一冊も置いてなかった…

以外と使えないのね、あそこ。
591名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/27 21:31
>>590
東京では神田のすずらん通りの東京堂書店が結構群像社を
置いています。
私はそこでほとんどの群像社のストルガツキイを買いました。
ホームページをいま覗いたらまだ8冊売っています。
592名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/28 00:02
>>591
どうもです。
一月の頭に東京行くんでその時見てきます。
593名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/28 09:19
>>592
ごめんなさい。
東京堂の在庫ではなく、日本書籍出版協会のデータベースと
ことわってありました。
ttp://www.tokyodoshoten.co.jp/
世界終末十億年前以外は群像社に在庫あるみたいだから
近所の書店に頼んで取り寄せたら?
595名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/30 17:02
復刊された『東欧SF傑作集』読んでるんですが、やたらと「真空管」という言葉
が出てくるのに萌えました。
>595
実際は『東欧SF古典集』ですものね。
アレクサンドル・グリーンの「深紅の帆」って絶版とばかり
思い込んでいたらフレア文庫で発売中だった。
読むと夢物語なんだけど、気持ちがよくなる。
確かに夢のない現実への怨念みたいのも感じられないことはないが、
これを発禁にしていたスターリニズムの世界は本当に愚劣だと思った。
今日、神田で比較的分かりやすい位置にある大手本屋見てみたけど、群像社は見あたらなかったね。
パッと見なんでどこかに隠れてるのかもしれんけど。

と言うことで、土地勘の有無とか事前調査面倒なら通販の方が確かに堅実で良いと思うよ。
発禁本と言えば、ブルガーコフの「犬の心臓」は凄い。
のっけからプロレタリアの悪口が出てくるからな。
本の帯には「SF的世界の展開」なんて書いてあるけど、
この小説ではSFが現実批判の隠れ蓑とか罪のないファンタジーを
装うとかそういう意識はないし、
スターリンが死んでもなかなか解禁されなかったのは当然だろう。
実際そんな世の中で、犬の幸せと人間の幸せはどう違うんだ。
600名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/31 00:43
アタイこそが 600げとー
初祈願
今年こそレムコレが出ますよーに
レムスレにも書いていたな。
大丈夫、12ヶ月もあれば、1冊ぐらい出るだろう…。
603名無しは無慈悲な夜の女王:04/01/07 20:27
群像社で
季刊『ソヴェート文学』バックナンバー(75〜101号)在庫フェア開催中
98号でストルガツキイの「火星人第二の逆襲」も読めます。
604名無しは無慈悲な夜の女王:04/01/10 15:58
>>505
「最後にして最初の人類」オラフ・ステープルドン
 国書 2月刊予定
イスマイル・カダレ「夢宮殿」のあとに「誰がドルンチナを連れ戻したか」
「砕かれた四月」「草原の神々の黄昏」を読みました。
カダレの小説は読みやすいうえ、美しい。
とくに「砕かれた四月」は最高です。
生者とは、生の許しを受けた死者にすぎない・・
その表現どおりの切ないほど美しい物語です。
606名無しは無慈悲な夜の女王:04/01/15 00:21
ポーランドのムロージェックの短編を読んだ。
何かざらつくような不快感があった。
607名無しは無慈悲な夜の女王:04/01/15 03:38
ニューススレからコピペ

県立新潟女子短大前学長の飯田規和さん死去
http://www.asahi.com/obituaries/update/0112/001.html


南無南無(-人-)
608狼中年:04/01/21 21:11
レムコレ しばし待たれよ(4月刊?)
 ????
平凡社から出た「ロシアを知る事典」のSFの項目が、ごっそりと書き換えられて
いる模様。それってSFじゃないじゃんって感じ。
610名無しは無慈悲な夜の女王:04/01/26 18:51
>609
監修川端香男里、沼野充義それに大野典宏が少し手伝ったと聞いてますが。
この感じだと幻想小説主体で、ストルガツキー少しでターボのペレーヴィンで終りですか。多分カヴェーリンの項が大きそう。

それより沼野さん。レムコレよろしく。
ムロージェクの「笑うでぶ」東欧怪談集を電車で読み終えて、家に帰ったら
沼野氏が読売新聞の夕刊でわらっていた。(ホントの話です。)
612名無しは無慈悲な夜の女王:04/02/05 22:20
レム、ストルガツキー、ペレーヴィンと読んできて、なぜか横道にそれて
ゴンブローヴィッチまできてしまった。
「バンベリ号上の出来事」なんというか非常にエキセントリック。
バラードのインナースペースなんて昔からあったんだと思った。
613名無しは無慈悲な夜の女王:04/02/05 23:05
>611
 なにっ!
 何日付の夕刊でしょう?
614名無しは無慈悲な夜の女王:04/02/06 02:20
>613
今日じゃない昨日(5日)の夕刊です。
読売文学賞をもらっていた。
ttp://www.yomiuri.co.jp/ylp/numano.htm
615613:04/02/06 02:22
 ありがとうございます。
 さっそく図書館で探してみます。
616名無しは無慈悲な夜の女王:04/02/07 18:24
沼野氏の夕刊記事の全文です。
ttp://www.yomiuri.co.jp/ylp/rensai/20040205_01.htm
617名無しは無慈悲な夜の女王:04/02/13 22:11
ゴーゴリの怪奇小説「ヴィー」を読んだら、
水木しげるの「死人つき」とそっくりだった。
まっ、どっちも面白かったからいいか。
618名無しは無慈悲な夜の女王:04/02/14 11:41
国書の評判が良いみたいだけど、東京創元社も結構東欧の作品出してますね。
パヴィチ、カダレ、キシュ好きです。
ところで、J.ポトツキの「サラゴサ手稿」が東京創元社から
完訳版が出るという話が前からあるようですけど、その後どうなっていますか。
情報をお持ちの方、お教え下さい。
http://www2s.biglobe.ne.jp/~mike/zamyatin.htm

ロシア・アバンギャルドってヤツ?
ストルガツキーくらいは、タルコフスキー繋がりで読んだが。
『ストーカー』、最初の科学者か誰かの証言のクレジットが
リアルで格好良いんだよね。
ソラリスも短縮版のドキュメンタリー風のイントロ最強。
>>620
> ソラリスも短縮版のドキュメンタリー風のイントロ最強。

バートン報告には萌えるよな。タルコの映画でもあのVTRはよく再現されてて素晴らしかった。
622 ◆.EDMOUBKE2 :04/02/15 12:05
そうそう、アソコだけフィルムじゃなしにVTR。DVDでも短縮版って
見れないよね。
623 ◆.EDMOUBKE2 :04/02/15 12:44
・・・、あのバートン報告の場面って、タルコフスキーが短縮版の
ために気合入れて作ったんだって勝手に思い込んでたんだが(汗、
オリジナル版にあったっけ?w 何度も見たわけじゃないから
記憶、曖昧だなぁ・・・。
624名無しは無慈悲な夜の女王:04/02/15 14:06
>>623
オリジナル版でもバートン報告の場面はありますよ。ただ、漏れは「短縮版」というのを
みたことがないので、そこでどんな感じでバートン報告が紹介されていたのかはわからない
のですが。……うー、短縮版、激しく見てみたい。ややスレ違いスマソ。
625 ◆.EDMOUBKE2 :04/02/15 14:26
あ、そうだっけ。いや、報告やって、すぐロケットで出発。
最初、何の番組かわからないで、深夜に科学ドキュメンタ
リーなんて変だなぁとか思いながら見ててさ。違和感は感じ
なかったな。地球のシーンなしでも、ラスト・シーンは充分、
衝撃的だった。
626 ◆.EDMOUBKE2 :04/02/15 14:30
・・・う゛、良く考えてみれば、俺が見たの途中からだった
ような気もする(滝汗 昔、東宝から吹き替え版のビデオ、
出てたみたいだな。
627481:04/02/21 00:12
気になっていたキン・ザ・ザをようやく見ました。
すごく楽しかった。クーしかない世界。クーが全くない気取った世界。
最後の二人のクー(股の角度が違うよ)。砂漠、お花畑、冬のロシア。
2001年宇宙の旅が「人類」がどこに行くかを描いているとすると、
この映画は「人間」が本来どうあるべきかを描いているような気がしました。
(決して教訓的じゃないよ。人情SFですね。)
前の方のレスにある上昇志向のコスミズムと違うロシア(グルジア?)
じゃないかと思いました。
628狼中年は倦んでいた:04/02/22 14:22
レムコレ しばし待たれよ
 刊行月消滅
629名無しは無慈悲な夜の女王:04/02/23 12:30
>>572
>>573
ソ連映画「惑星ソラリス」に出てくる、近未来の映像としての東京の風景は
もともと意図されていたものではありません。

当時開催されていた70万国博覧会(大阪)の会場での撮影をタルコフスキー
は計画していましたが、ロケ出発の予定等が、その開催期間中に間に合わなかった
ため、東京での撮影となったのです。
なるへそ。
http://www.expo70.jp/
ホシュ
>>629
なるほど。つまりソラリスは「もうかってまっか?」「ぼちぼちでんなあ」となるはずだったと……。
>>627
あれほど郷愁を実感させられる映画もないと思います。
はじめてみたときは登場人物と一緒になって
地球に帰りたくて泣きそうになりました。


砂漠のロケ現場はトルクメニスタンだったと記憶しますが・・・
カザフスタンだったかな?
ストーカーやソラリスよりもよかった。
635名無しは無慈悲な夜の女王:04/03/13 21:53
旧共産圏SFの最新のお奨め(翻訳本)をどうか教えてください。
636名無しは無慈悲な夜の女王:04/03/14 19:33
ヴィクトル・ペレーヴィンの「虫の生活」(群像社)かな?
>>633
俺は映画終わったらキンザザに帰りたくて悲しくなったよ
638635:04/03/14 23:23
>>636
レスありがとうございます。
ペレーヴィンは以前読みました。眠れも。面白かったです。
レム、S兄弟も殆ど読んでいます。
本当にロシア、東欧は面白いと思うのですが、なにせ新作が
紹介されないもんで、欲求不満になります。
639名無しは無慈悲な夜の女王:04/03/15 07:28
ならば、エリアーデの短編選集はどう?
ttp://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4878935146/ref=sr_aps_b_1/249-8362489-4853947
640635:04/03/15 22:18
>639
エリアーデは「一万二千頭の牛」を読みました。
防空壕での出来事と自意識のような思索的な幻想小説だった記憶があります。
他の短編もこんな感じでしょうか。そうなら結構疲れる気がしますが。
>>640
まあ、あんな感じといえばあんな感じなんですが、個人的には「一万二千頭の牛」
はそんなにいい方だとは思いませんでした。短編だと「セランポーレの夜」、「ホーニヒベルガー
博士の秘密」あたりがおすすめ。

ただ、エリアーデはむしろ長編のほうが素晴らしいと思います。
……って、SFからはかなりずれてますね。スマソ。
642635 :04/03/16 22:52
>>641
一度トライしてみます。
だけどこのスレどうしても幻想小説に行ってしまいますね。
643名無しは無慈悲な夜の女王:04/03/22 22:46
沼野氏の
ユ−トピア文学論 徹夜の塊
亡命文学論 徹夜の塊
が平積みになってた。

レムも徹夜でやってください。
ミツヨスキーの本はこのスレでは基本文献ですか。そうですか。
沼野さんて亡命ロシア人だったんですか。そうなんですか。
646狼老人:04/04/01 21:57
レムコレ
今夏刊行予定(今猛烈に進行中です。もうしばらくお待ち下さい)
647名無しは無慈悲な夜の女王:04/04/02 05:22
>>645 『スラヴの真空』を読んでください。ていうか、それしか読んだことがない。
648名無しは無慈悲な夜の女王:04/04/02 17:19
いつのまにやらこんなスレがたっていた。

■■ 不思議惑星 キン・ザ・ザ ■■
http://tv3.2ch.net/test/read.cgi/cinema/1078756625/l50
649狼浪人:04/04/08 21:58
レムコレ
しばし、しばし待たれよ
650名無しは無慈悲な夜の女王:04/04/14 15:28
小説先に読んでたからか、ストーカーの映画はひたすら眠いだけだった。
あれならホーリーマウンテンの方が楽しい。
651笑う狼浪人:04/04/20 22:36
しばし待たれよ
652名無しは無慈悲な夜の女王:04/04/26 13:04
映画版ストーカーは、日本公開前の試写会のような物で見て、
嗚咽・号泣してしまった。早川SF文庫ででた本は、違った意味で泣いた。
しかし「ソラリス」(旧版映画)は、眠たかった。本は面白かった。
2001年宇宙の旅で泣いた人を知っている。
私はジットコースターのようで楽しかったけど、泣く事はなかった。

人それぞれ違うのもだと、思うこのごろ。

653名無しは無慈悲な夜の女王:04/04/26 22:02
ダニロ・キシュ(ユーゴスラビア)の「死者の百科事典」中の「魔術師シモン」
に主の昇天のときの光に目を焼かれたが、代わりに魂の光を授けられたという
盲人たちを生き証人として連れて布教するペテロがいた。
テッド・チャンの「地獄とは神の不在なり」にも似たような話がある。
聖書では有名な話なんでしょうか。
ご存知の方、教えて下さい。
個人的に聖書とかキリスト教には詳しいつもりでいますが、
その話は、はじめて聞きました。

正教文化圏(こんな言葉ないと思いますが)の民間伝承なのかな?
655653:04/04/29 19:02
>>654 ありがとうございます。聖書には見当たりませんか。
キシュはグノーシス派の伝説の主題による変奏と「魔術師シモン」に
ついて書いていますから、そっちのほうかも知れません。
また「若き日の哀しみ」の解説によるとキシュ自身は迫害を逃れるため、
ユダヤ教ではなくセルビア正教の洗礼を受けさせられています。
(父親はアウシュビッツに送られて戻ってきませんでした。)
それと確かパウロの回心でも神の光で視力を奪われますね。
キシュの作風から言って、多分原典はあると思うのですが。
656名無しは無慈悲な夜の女王:04/06/05 13:34
たまにはageてみる。
ミロラド・パヴィチの「ハザール事典」「風の裏側」を読んだ。
パヴィチは建築物のように、立体的でどこから見ようと限定されない
そんな読み物を目指しているらしい。
そうなると究極的には電子本の進化形みたいなもんで、入り口が一杯あって、
どのページから読んでも意味が通ずるようなそんな本がイメージされるが。
例えば100ヶ所の入り口があってそれぞれ出口が違う。
また出口も入り口の区別もない。
同じ本を何回よんでも違う内容。それが一冊の本。(それはもう本と呼べるのかな)
SFみたいだけどなんか近い将来実現されるような予感。

話は変わるがパヴィチの話では6本指の悪魔シャターンの指使い(アラブの弦楽器ウードだっけ、もちろん人間では出せない音色を出す)とか爪のマニュキュアの色がそれぞれ違い、バイオリンを弾く速さで混色されるなんてすごく好きだ。
658狼少年の死:04/06/12 23:03
The Boy Who Cried Lem Died
まだまだ噂の領域 しばし侍たれよ
659657:04/06/16 22:28
ディックの「ふとした表紙に」のワブ革の本を連想した。。
「ハザール事典」の男性、女性版のように17頁だけ違う本を
出版したり、「風の裏側」を後ろから読もうが、前から読もうが読者に
任せるなんて、結局はパヴィチ自身がワブ革になればいいのにと思ったり。
なんで国書の「サラゴサ手稿」は14日で終わってるんだ。
66日もあるはずなのに。工藤幸雄の脚注みてると続きを訳すのは、
根性入るのは判るが。だけど読みたい。(もちろん脚注付きで)
あの姉妹やゾトは悪魔の類なのになんであんなに魅力的なんだろう。
解説でポーランドの最後の国王がロシアのあのエカテリア女王の元愛人で
名前がスタニスワフ・アウグストというのを知った。
本当に勉強になる。
661名無しは無慈悲な夜の女王:04/07/12 03:09
保守
今早川の短編集「異邦からの眺め」を読んでるんだけど。
レムの「完世遠菩薩」ってもちろん「観世音菩薩」観音様
からきてるんだろうが、原題ののkobyszczeってなんだろう。
完全に世の中から遠く離れた観音様とは深見弾さんの邦題もすごい。
同じく「異邦からの眺め」より
ヨゼフ・ネスヴァドバ(チェコ)の「ネモ船長の最後の冒険」
この人の物語好きだな。主人公が魅力的でテーマも古びてない。
最近の漫画のプラネテスなんかが真っ先に思い浮かんだし、
異星人とのコンタクトはチャンのヘプタポッドを想起させられる。
東欧傑作集の「ターザンの死」もいいし、彼の作品集どこか出してくれないかな。
叶わぬ願いとは知っているが。
664662:04/07/24 21:04
適当にググッてたら
Kobyszcze (Experimanta Felicitologica)があった。
これだと「実験至福論理学」かな。
小説の内容からはそのとおりの題名だけど、
他の国の翻訳者も苦労してるんだろうな。
オンライン辞書でポーランド語-英語を検索した。
KOBYはKOBIETA(WOMAN 女性)があった。
SZCZEはSZCZECIE(FELICITY 至福)があった。
もしかするとこれから深見さんの観世音菩薩→完世遠菩薩という
邦題のアイデアが生まれたのかな。
もちろんかなりあてずっぽうです。
保守するか。
エリアーデ幻想小説全集1を読んで今2に入っています。
『令嬢クリスティナ』甘美です。
東欧の吸血鬼にはスティーヴン・キングとは違って、死の美学みたいなもの
を感じます。これに似た感じは例えば小泉八雲の『耳なし芳市』です。
『ホーニヒベルガー博士』は水木しげるの『虹の国アガルタ』『妖花アラウネ』
とほんの少し雰囲気が重なりました。
『セレンポールの夜』不気味です。
『大物』はリチャード・マシスンの『縮みゆく人間』を思い出しました。
一巻目で一番好きなのは『蛇』です。
本当に幻想的で、思いがけない結末でした。
主人公は『大尉の娘』の少年が成長したのでしょうか。
ついでにいうと沼野氏の解説はすごく判り易い。判り易すぎるほどです。
ですので、読者は気をつけないと....
668名無しは無慈悲な夜の女王:04/08/21 17:00
エリアーデ幻想小説全集3(最終巻)9月刊行
エリアーデ幻想小説全集2
『ムントゥリャサ通りで』滅茶苦茶面白い。読んでいて思わず吹きだした。
校長の長話は最高だし、聞き手の好奇心といらいらの両方が読んでいる
自分自身に重なる。物事を説明するのに200年前に遡らなければならないとは。
ともかく小説の展開は追いたい、校長の話も聞きたいでほんとに面白い。
結局、校長自身が聖の顕現か。(と沼野氏の解説の影響が...)
最後の二人がまた校長の長話を聞く羽目になるかと思うと羨ましくなった。
『十四年昔の写真』『ジプシー娘の宿』『イワン』も好きな話です。
全体に1より2の方が重層的でなお優しさが感じられました。
3が楽しみです。
670名無しは無慈悲な夜の女王:04/10/06 21:48:18
たまにはあげてみる
ヴィトルド・ゴンブローヴィッチ
「トランスアトランティック」ってどうです?
エリアーデ幻想小説全集3がなかなか出ないので『マイトレイ』を読んだ。
当たり前のことだけどやっぱり人生に恋愛は必要だ。
実在のマイトレイの書いた『愛は死なず』も読みたくなった。

古本を買う人は付録の4ページほどの『ミルチャ・エリアーデへのオマージュ』
が付いてるかどうか 確認した方が良いです。
中にあるマイトレイとエリアーデの写真が私は好きです。
673名無しは無慈悲な夜の女王:04/12/14 22:20:09
悪童日記
スゲー 喜怒哀楽・激情小説
骸骨 自分を鞭打つ オーイ生きてるか
ふたりの証拠
骸骨にならきゃ本当の愛は得られないのか
アイデンテイティ 自分捜しなんか糞啖え
第三の嘘
どんな物語より辛い人生か おばさんあんまり泣かせるなよ
墓の中のハッピーエンド
エリアーデ幻想小説全集3 作品社のサイトでは1月に延びていた。
『妖精たちの夜』
ピントはずれなのは判っているが、教師が一所懸命万人文庫を集め、
保存しようと努力するのが一番印象的。
体力使っているのはこの場面ぐらいなので。
だけどエリアーデの小説の解説ってみななんでこんなに親切なのでしょう。
(皮肉じゃないです)
文学板からの情報ですが
ペレーヴィンの新作がでたらしい。
翻訳されるかどうかは怪しいけど
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/book/963672613/751
678コスモス:05/01/21 22:23:10
 
最近、ポーランドSF思想哲学作家 「スタニスラウ・レム」に興味あり。
きっかけは、ポーランド直接訳の「ソラリス」が刊行されたことで、
早川文庫のロシア語訳(検閲で削除部分あり)「ソラリスの日のもとに」
と読み比べてみたかったから。

 (発行)国書刊行会
 
 スタニスラウ・レム コレクション 全6巻の予定
 
    去年、年末に「ソラリス」購入・・・まだ、読み途中
 
    昨日、「高い城・文学エッセイ」購入

 ついでに、同じ、国書刊行会( 文学の冒険 シリーズ )で刊行されてる
 
    「完全な真空」と「虚数」も買ってしまいました。
 
 読了したら・・・・?(中途放棄しなければ)いつになるか分かりませんが、
 感想でも、また、書きます。
    

   ∩___∩         |
   | ノ\     ヽ        |
  /  ●゛  ● |        |
  | ∪  ( _●_) ミ       j
 彡、   |∪|   |        J
/     ∩ノ ⊃  ヽ
(  \ / _ノ |  |
.\ “  /__|  |
  \ /___ /
680名無しは無慈悲な夜の女王:05/02/03 17:09:51
ロシアSFというのは、ストルガツキーのことだと思う。
ペレーヴィンはSFなのか? ブルガーコフも?
ジャンル論争起これ!





もしかして、スレ止めちゃった?
>>679
Stanislaw Lemを馬鹿のひとつ覚えで、英語読みしているのだろう。
682名無しは無慈悲な夜の女王:05/02/05 17:05:25
SFの定義って?
ロシア・ソビエトに東欧の傑作選、どっちも上巻品切れだな
まだbk1あたりに在庫残ってんで欲しいやつは買っとけよ
684名無しは無慈悲な夜の女王:05/02/09 13:01:14
そういや昔このスレで紹介されてたストーカーのゲームってもう出たん?
ゴンブローヴィッチ 『フェルディドゥルケ』 
「子供で裏うちされたゴンブローヴィッチ」 「子供で裏うちされた世界」ということか。
部分と未熟だけで、綜合と成熟なんかありっこない。
哀しいけどあたってるんだろうな。
ツラ、ふくらはぎ、おちり 
どうせなら「ふくらはぎ」は「ふっくらはぎ」とでも訳してほしかった。
昔の集英社版(米川和夫訳)を読んだんだけど、今出ている平凡社版は新訳なんだろうか。
『フェルディドゥルケ』の中のSFネタ?
チャップリンの前で「H.G. ウェルズは奇想天外なダンスをみごとに踊ってみせたのだ。」
という一節があった。(チャップリンの回想記に書かれている事実?)
また訳者あとがきによるとタイトルもウェルズの小説の
主人公Ferdy Durkeからとったという説があるらしい。
687名無しは無慈悲な夜の女王:05/02/17 23:49:40
ソローキンとかどうっすかね。
http://src-home.slav.hokudai.ac.jp/literature/sorokin-4.html
>物語は「青脂(голубое сало=水色の脂身)」と呼ばれる物質を中心に展開する。
>これは薄青い光を発する特殊原子構造を持った物質で、その属性のひとつはゼロ・エントロピー、
>すなわち外部環境に関わらず定温を保つという点にある。これは超絶縁体としての機能を意味し、
>超伝導体との組み合わせによって、永久エネルギー機械に利用できる(ここに「熱力学の第4法則」が働くらしい)。
>もちろん他にもこの物質の多様な用途がほのめかされている。
>青脂の産出法は限定されている。すなわちまずロシアの作家たちのクローンを作成し、
>彼らに執筆させた後、仮死状態になったその肉体に、ライトブルーの脂身が蓄積されるのを待つのである。
(中略)
>シベリアの秘密研究所GENLABI-18で<ГС-3>という国家プロジェクトが遂行されている。
>月面に建設予定の永久エネルギー用反射炉に用いる20キログラムの青脂を生産しようとするもので、
>遺伝子工学、医学、熱力学等の専門家と軍人・技師からなる44名のチームが、この年の1月から7月にかけてこれにあたる予定。
>青脂はもっぱら複製作家の執筆の副産物として得られるため、チームの仕事はそのプロセス管理に限定される。
>すなわちあらかじめ何世代にも渡って開発されてきたクローン作家たちが、自発的に執筆し、
>その後の仮死状態のなかで体内に青脂を蓄積するのを見守るのである。
688名無しは無慈悲な夜の女王:05/02/17 23:50:48
>物語は、言語促進の専門家(логостимулято Р)としてプロジェクトに参加したボリス・グローゲルという人物が、
>同性愛の若き恋人にあてて書きためる手紙の形で展開されるが、そこに言及・引用される「作業」のプロセスも、
>またチームの生活に現れる近未来の風俗(言語、飲酒、性風俗など)も、きわめてファンタスチックである。
>プロジェクトが扱うクローン作家は7名。すなわちトルストイ4号、アフマートワ2号、ナボコフ7号、パステルナーク1号、
>ドストエフスキー2号、プラトーノフ3号、チェーホフ3号である(番号は各個体の世代を表す)。
>各個体の外見・資質はまちまちで、例えばトルストイ4号は身長112センチ、体重62キロ、60才見当の男性で、
>相関係数(соответствие)73%。最後の数値は実物に近い度合いらしく、
>最高は8年がかりの傑作ナボコフ7号の89%である。
(後略)

このあとスターリンとかベリヤとか出てきてワイドスクリーンバロック展開になって終わる。
シュルツ
 肉桂色の店、クレプシドラ・サナトリウム
今年、読んだ中では一番面白かった。
大鰐通りっていいなと思ったらブラザーズ・クエイの映画
ストリート・オブ・クロコダイルの原作だったんだ、読んだ時全然気がつかなかった。
父の鳥の話(大いなる季節の一夜)は諸星大二郎の世界みたいだし、
クレプシドラ(砂時計)のようなくすねた時間の感覚というのも身に沁みる。
それにしても美文(工藤幸雄訳)だ。
ゴンブローヴィッチ、シュルツとポーランドの作家を読んだので、
流れでレムの沼野「ソラリス」にした。
ショックだった。
というのは昔読んだ時と印象がまるっきり違っていたからだ。
先に断っておくとこれは翻訳の問題ではなく、理由は私自身にある。
前のときは理解不能な生命体との遭遇、矮小化された人類という構図が
とても新鮮でこれぞセンス・オブ・ワンダーと思った。
人間関係は小道具にしかみえなかった。
それが今回読んだ時はハリーとクリスの描写が非常に気になった。
2度目なので物語の展開や謎解きは無用だったこともあろうが。
何故レムが執拗に二人の関係を描いたのか。
お客さんハリーの完璧な愛(それはオリジナルさえ越え)
人間クリスの不確実な愛すら凌駕してしまったと思う。
不完全な神による残酷な奇跡。コンタクト不能なのは海だけではなかった。
今回読んで改めてレムは凄いと思った。

永遠の青二才ゴンブローヴィッチの挑発、
殺される運命のシュルツの揺れ動く現実、
韜晦にたけたレムの真理探究の旅。ポーランドのこの作家たちは実にいい。
691名無しは無慈悲な夜の女王:05/03/11 09:44:49
レム本人は、この小説で言いたかったことは、とにかく
世の中には人知の全く及ばないものがあるということ、
だと言ってたぞ。
>>690
ぜひ、ニューロマンサーももう一度読んでみて
693テロメア:05/03/11 15:20:16
>>657
ディレニー読め嫁
694名無しは無慈悲な夜の女王:05/03/11 23:46:25
ハザール辞典よいよなー
ミクロコスモスだ
いいよな、パヴィチ。
おれ、大学でセルビア語やってて、
パヴィチを授業で読んでるけど、
おもしろすぎ。
もっと出版して欲しい。
696657,690:05/03/14 22:45:47
珍しくレスがついていて少し感激
>>691 書いた作家の解釈が必ずしもベストではないのがつらいところ。
今「高い城」読んでいるけど、天才児レムは他の解釈を許さない?

>>692 この人は、なんで知ってるんだろう。
チバシティという名前以外作品の記憶がとんでいることを。
ちょっと前河出のアンソロジーで「冬のマーケット」を読んだ。良い話だった。
(別にSFでなくてもいい気がしたが)

>>693テロメアさんへ ディレニーの何を読めと言われる。
本棚にはバベル17、準宝石、エンパイアスターがあった。
これもバベル17しか印象に残っていない。

>>694-695 パヴィチいいですね。私ももっと読みたい。

私からみんなに。シュルツ読んでいないなら、ぜひ読んでみて。
シュルツたかすぎる
確かに。
私は集英社のゴンブロとこみのを古本で1000円ぐらいで買いました。
いくつかの話が抜けていますが...
699685:2005/04/03(日) 00:54:34
河出の東欧怪談集の沼野さんのあとがきに米川さんが1982年に52歳で亡くなったと書いてあった。怪談集に『蝿』を書いた息子さんのヨネカワカズミさんも1992年に23歳で交通事故で亡くなっていた。
『蝿』は若書きだと思うが、最後の一行が印象に残った。
700名無しは無慈悲な夜の女王:2005/04/11(月) 23:44:01
『ロシア・ソビエトSF傑作集』上・下,『東欧SF傑作集』上・下新
しいオビ付きで出荷!

だそうです
701名無しは無慈悲な夜の女王:2005/04/12(火) 02:51:17
よかったね
702名無しは無慈悲な夜の女王:2005/04/23(土) 10:56:04
トランス・アトランティクの表紙カコイイ
703名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/30(月) 01:00:01
age
704名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/04(土) 12:23:25
カダレ ブッカー賞受賞
ttp://books.monstersandcritics.com/news/article_1003952.php/Ismail_Kadare_wins_first_Man_Booker_International
Ismail Kadare wins first Man Booker International
He is best known for his books "The General of the Dead Army," and "Broken April."
「砕かれた四月」良かったな。
"The General of the Dead Army"「死者の軍隊の将軍」は処女作で30ヵ国で翻訳されてるのに....
アルバニアで戦死した兵士の遺骨を雨と泥にまみれて掘り起こしながら収拾するイタリア人将軍の話らしいけど、これを機会に翻訳して欲しい。
705名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/04(土) 12:50:18
>>704
ブッカー賞(The Man Booker Prize)じゃなくて、ブッカー国際賞
(The Man Booker International Prize)なりよ。
706704:2005/06/04(土) 13:06:15
>>705修正thx
707名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/04(土) 13:10:03
>>704
>アルバニアで戦死した兵士の遺骨を雨と泥にまみれて掘り起こしながら収拾するイタリア人将軍の話
面白そう
708名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/07(火) 11:30:38
カダレってだれ?
709名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/12(日) 16:49:35
スレ違いで申し訳ない。
東京創元社の『ラヴクラフト全集7』を読んだ。
訳者の大瀧啓裕氏の作品解題を読むと
良心的な職業翻訳家の窮状が良く判る。
いま旧共産圏のSFファンタスティカを訳す
職業翻訳家がいないのも肯ける。
いつまでまっても空しいだけ。

「莫迦め、Fは死んだわ」
710名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/19(日) 12:07:39
>>708
イスマイル・カダレ 小さな国の大きな作家 沼野充義
ttp://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/gakugei/news/20050615dde014070032000c.html
結構未訳が多い。翻訳されずに終わるのか
711名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/19(日) 12:14:12
カダレは「夢宮殿」を読んだぞ。
夢を管轄する役所の話だが、実に官僚的で幻想的でよかった。
712名無しは無慈悲な夜の女王:2005/07/23(土) 13:06:25
チャペック兄弟
ttp://www.fukkan.com/group/?no=2087
ストルガツキー兄弟
ttp://www.fukkan.com/group/?no=3490
アレクサンドル・グリーン
ttp://www.fukkan.com/group/?no=3465
ミハイル・ブルガーコフ
ttp://www.fukkan.com/group/?no=3427
スワヴォーミル・ムロージェック
ttp://www.fukkan.com/group/?no=3462
713名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/11(木) 12:49:46
「夢宮殿」はアイディアの勝利だよな。
それに追い打ちをかけるごとくに端正で湿っぽく、霧のかかったような描写……
たまらん
714名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/11(木) 22:41:13
イスマイル・カダレの短編「凶夢」が読める。
ttp://hb6.seikyou.ne.jp/home/iura/kadare6.htm

魔法の国ザンスにも闇の馬将軍とかいたと思い出した。
715名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/12(金) 00:22:15
>>714
読んだ! やっぱりカダレはSFだ!

昔のロマン主義作家や今のラノベ作家たちが
「不思議」「超自然」「神秘」で片付けてしまうことを
カダレはいちいち裏方仕事に注目してゆく。
「えっそれとそれを結びつけんの?」みたいな衝撃がある。
「夢宮殿」なんかそれの代表だね。
かと思えば「ドルンチナ」みたいに最初から最後まで不思議な話もあるし……
おもしろい作家だなあ。
716名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/13(土) 11:18:43
「夢宮殿」のアニメ化、なぞ妄想してみる。
いの一番に思いつくのは東欧風クレイアニメーション。
だが悪夢的描写がはまりすぎてつまらん気も。
次に思いつくのは「ベルヴィル・ランデブー」風のおフレンチアニメ。
たぶん合わない。
アキバ系萌えアニメ。却下
押井。鬱欝たるタビルサライ世界を作ってくれそうだが、頭悪いセリフ激増しそうで却下
パヤオ。たぶん作ってくれない。主人公が少女じゃないからな。
大友。夢宮殿の造形や役所の空気感など完璧だが興行的に大失敗
というわけで、GONZOに作らせてみるのが一番安心ではないかという結論になりました。
717名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/13(土) 12:39:34
俺は大平に作らせるのがいいと思う
でも大平だと何年掛かるか分からない
718名無しは無慈悲な夜の女王:2005/10/22(土) 12:41:15
最近なんか出た?
719名無しは無慈悲な夜の女王:2005/10/22(土) 13:05:25
予定としてはこんなのが

ttp://book3.2ch.net/test/read.cgi/sf/1128704050/133n
| 早川異色作家短篇集が復刊を開始したので、その第18巻から20巻まで3冊出る
|新編集アンソロジー(編者:若島)のラインアップ(予定)を公開しておきます。
|  第20巻 世界篇
|ヨゼフ・シュクヴォレツキー(チェコ)、ジャン・レイ(ベルギー)、レイモン・クノー(フランス)、
|トンマーゾ・ランドルフィ(イタリア)、アドルフォ・ビオイ=カサーレス(アルゼンチン)、
|オラシオ・キローガ(ウルグァイ)、ナギブ・マフフーズ(エジプト)、李昂(台湾)、
|アイザック・バシェヴィス・シンガー(ポーランド)、ロバートソン・ディヴィーズ(カナダ)、
|エリック・マコーマック(カナダ)
720名無しは無慈悲な夜の女王:2005/11/18(金) 22:49:04
エリアーデ幻想小説全集3とレムコレの天の声と枯草熱買った。
天の声と枯草熱は昔読んだけど。もう殆ど忘れてる。
どうせならデイックのダークスキャナーみたく思いっきり題名変えても
いいんじゃないかと。沼野氏遠慮しすぎかと思ったり
721名無しは無慈悲な夜の女王:2005/11/29(火) 21:30:14
シュルツ全小説 平凡社ライブラリー
ttp://bookweb.kinokuniya.co.jp/guest/cgi-bin/wshosea.cgi?W-NIPS=9980144017
722名無しは無慈悲な夜の女王:2005/11/30(水) 17:42:34
>>721
うおおおおおお知らんかった
しかし500ページ近くてその値段は安いな
723名無しは無慈悲な夜の女王:2005/12/01(木) 19:34:56
>>718
遍歴者賞受賞作のセルゲイ・ルキヤネンコ『ナイトウォッチ』
(SFマガジンでは『夜間警備』の名前で紹介されていた)が刊行された

724名無しは無慈悲な夜の女王:2005/12/06(火) 09:51:45
レオ・ペルッツってどうかな?
ヤヌスの相貌とか
725名無しは無慈悲な夜の女王:2005/12/08(木) 23:06:29
不思議惑星キン・ザ・ザ
¥2,625 (税込)
発売予定日2006/01/25
726名無しは無慈悲な夜の女王:2005/12/09(金) 01:54:43
おれがもってるのは3980円
最初からその値段で出してちょうだい
727名無しは無慈悲な夜の女王:2005/12/09(金) 23:46:45
エリアーデ幻想小説全集3を読んだ。
2を読んでから随分時間が経ってしまった。
殆どの話が不可解な事件が起こり秘密警察に主人公が聴取されるという流れ。
この警察の人に味があり、なんかジョン・ル・カレの『ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ』や『スクールボーイ閣下』の東側のスパイの元締めを思い出してしまった。

『若さなき若さ』はSFって言ってもおかしくない。
エンディングは『透明人間』みたい。
『ダヤン』が一番面白かったが、イスラエルのあの片目の将軍の名に由来するとは思わなかった。
最終方程式はイーガンの『万物理論』だな。
だけどなんでダヤンなんだろう。
こういうのは実際、その場の歴史の流れにいる人でないと理解できないのかな。
さまよえるユダヤ人も出るし、将軍ダヤンはシオニストだし、そんなのが向こうの人にはすぐ連想される言葉で、なんらかの意味をもつんだろう。

全集3ではなんだか異界がそれほど魅力的に見えなくなっているように感じた。
不可解な事件そのものは面白いんだが、自由を異界に求めるという図式が顕わで、異界そのものの「聖」が先の1、2集より霞んでいる気がした。
私は全集2が一番よかった。
728名無しは無慈悲な夜の女王:2005/12/14(水) 00:39:06
モルヒネ ブルガーコフ短篇集
ちょっと前弘前書房ででてすぐ絶版になったものか
弘前のは露和対訳だったけど

 未知谷から
ttp://www.michitani.com/books/ISBN4-89642-140-X.html
729名無しは無慈悲な夜の女王:2005/12/25(日) 19:32:05
ザミャーチンの「われら」読了。
ディストピアものだから敬遠してたけど、なかなか面白い。
虚数ぎらいのロケット建造技師なんて設定そのものもいい。
空想力の否定なんてあからさまだけど、結構娯楽的要素もある。
レムの「虚数」はこれに対応してるんかな。
730名無しは無慈悲な夜の女王:2005/12/25(日) 21:25:45
われらは、理解できないところが多かった。
数学知っていれば、おもしろいのだろうけど・・・
731名無しは無慈悲な夜の女王:2005/12/29(木) 17:01:49
おお、「われら」の話題が。
虚数嫌いなんて設定あったのか。全然覚えてなかった。
切ないラブストーリーとして読んでたからなー。
732名無しは無慈悲な夜の女王:2005/12/29(木) 20:57:58
スヴェトラーナ・セミョーノヴァ「ロシアの宇宙精神」「フョードロフ伝」
コンスタンチン・ケドロフ「星の書物」
ダルコ・スーヴィン「SFの変容」「遥かな世界 果てしなき海」
「世界SF全集 エフレーモフ」
沼野充義「ユートピア文学論」
・・・と、最近立て続けに読んだ。
いやー、やっぱロシア(と東欧)人の考えることは変わってるわ。
ロシア正教に対する理解が無いと、あの辺の感覚は理解できないのかな。
733729:2005/12/30(金) 23:35:46
>>731
>切ないラブストーリー
それはそのとおりだと思います

O かわいいO 名は体をあらわしている。
全身は轆轤にかけられたように丸々としていて、薔薇色のO
I Xという字の鋭い角のように鋭角をなしてこめかみに釣り上がった眉をみると、
私はなぜかまごついて(小笠原豊樹訳)
なんて表現をみるとただのディストピア小説ではありません。

またランボオの「母音」を思い出しました。
I、深紅、吐かれた血、美しい唇の笑い
怒りのさなか、あるいは悔悛の陶酔のなかで。
O、至高の金管楽器、奇怪な鋭い叫びに満ち満ちて、
人の世と天使らにつらぬき通された沈黙だ。
−Oオメガ、彼女の目の紫の光線よ!(鈴村和成訳)
734名無しは無慈悲な夜の女王:2005/12/30(金) 23:48:50
一瞬
「 O かわいいよO」
かと思ったw
735名無しは無慈悲な夜の女王:2006/01/07(土) 21:31:50
昨晩、テレビで立花隆のサイボーグ医療とやら見てしまった。
「われら」の到来間近かじゃないか。
ただ最先端が共産国ではなく自由の国アメリカだけど。
脳電極やSSRIこれもナチと旧共産国家みたいな名だな
で単一国万歳w

立花隆老けたな
736名無しは無慈悲な夜の女王:2006/01/18(水) 22:17:50
ブルガーコフの「巨匠とマルガリータ」を読んだ。
久方ぶりに感動した。
面白い長編は終わりに近づくにつれ、もっと長ければもっと楽しめるのに
と思ってしまう。こんな思いは「ブリキの太鼓」以来だ。
ヨシュア(イエス)の磔刑の場面はなんて表現していいか、これだけでも
優れた短編だ。
ストーリーも面白いが、登場人物の描写もすばらしい。
神らしい神、悪魔らしい悪魔、神らしい悪魔もしくは悪魔らしい神、
人間らしい悪魔、神らしい人間、悪魔らしい人間、人間らしい人間。
自慢できるほどの読書量ではないが、こんな小説めったにないと思う。
737名無しは無慈悲な夜の女王:2006/01/21(土) 22:17:30
今日は雪が降った。
残雪の『黄泥街』には雪は降らないらしい。(まだ共産国だなんて野暮なこと言わないで)
腐爛小説。(前に中国の田舎に行ったときの便所の臭いにまいったのを思い出した。)
気持ち悪いが、最後はなんかこの世界に馴れてしまった。
なんだかんだ言ってもこの街の住人図太いし、
それとも自分自身に内包している部分があるからか。
神にも見放された街。
不思議なことに子供と性に係わる描写が少ない。
死んだ赤ん坊はよく出てくるが、愛なんぞ必要ないしな。
最後の少年はこの街が不偏的にあることを示しているのか。
それにしても鬼の描き筆ってなんだろう。
738名無しは無慈悲な夜の女王:2006/01/22(日) 21:36:38
>>723
セルゲイ・ルキヤネンコ『ナイトウォッチ』
とりあえず買った。
けど読んでない。
3部作の第1部とのこと。
キングの本なみの厚さ。
けど2段組みではないし、簡単な漢字にもルビが振っていた・・・
739737:2006/01/24(火) 22:12:59
下記のサイトに鬼筆というキノコの話が載っていた。
ttp://www.chinjuh.mydns.jp/hakubutu/kinoko/ovhung10.htm
説明文みるとこれらしいような。

『和漢三才図会』って南方熊楠が確か子供のとき筆写したと、水木しげるの
『猫楠』で読んだ気がする。

中国で貰った菌類図鑑が会社に置いてある。
そこに載ってるか調べようと思っているけどすぐ忘れてしまう。
740名無しは無慈悲な夜の女王:2006/01/26(木) 22:01:05
残雪『廊下に植えた林檎の木』
この題名から何を思うだろう。
残雪を読むまえなら、誰もいない無機質な教室の廊下に植えた林檎の木でも
思いつく。
しかし読んだ後だと、もう林檎の木が真っ直ぐ立っているとは思えないし、
果実もプロピオン酸のような腐敗臭まじりの気持ちの悪い甘さを放っている。
そして突然赤いバッタとなり跳んでいっても不思議とは思わなくなる。
登場人物の過剰な攻撃性は自己主張の変形か。それとも自己防衛なのだろうか。
次は『カッコウが鳴くあの一瞬』を読もう。
741名無しは無慈悲な夜の女王:2006/01/29(日) 00:37:54
>1月下旬刊
>宮風耕治 『ロシア・ファンタスチカ(SF)の旅』
>ロシアSFの魅力と現在の状況、歴史について紹介。〈ユーラシア・ブックレット〉の一冊。
>(東洋書店 予価630円)

こんな本が出るらしい。調べてみたら
ttp://www.toyoshoten.co.jp/eurasia/index.html
の中の一冊らしいが、A5判・各64頁で630円は買いなんだろうか
742名無しは無慈悲な夜の女王:2006/01/29(日) 12:15:14
へー面白そう
山川の世界史リブレットみたいな感じの本かな
743名無しは無慈悲な夜の女王:2006/01/29(日) 12:57:54
残雪『カッコウが鳴くあの一瞬』
ようやく、子供や愛が出てくる。
しかし「阿梅、ある太陽の日の愁い」の大狗はいつどうやって生まれたんだろう。
「毒蛇を飼う者」の砂原も、最後でははっきりしなくなる。
愛は一瞬の奇跡、天国においてすら淋しい触れ合い。
残雪の小説、今のところ、まともに働く人は出てこないなぁ。

中国の菌類図鑑で鬼の描き筆を調べた。
鬼笔(中国漢字 竹カンムリに毛)属という茸の仲間があった。
白鬼笔が日本のスッポンタケと書いてあった。
悪臭と粘りを取り除けば食用になるらしいし、免疫作用もあるとのこと。
同じ鬼笔属で他の茸の写真には尖端部に銀蝿がたかっていた。
この方がいかにも鬼の描き筆らしい。
因みに中国のサイトではここが詳しい。(我ながら粘着だと思う)
ttp://www.biotech.org.cn/newSPT/resourceClass.php?pid=335
744名無しは無慈悲な夜の女王:2006/02/01(水) 08:13:48
残雪『蒼老たる浮雲』
悲しい小説。
梶原一騎原作の漫画で宮本武蔵が人間は所詮糞袋と言ったと思うが、
残雪では人間は汚水管みたいだ。実際に互いに理解どころかほとんど
同化している男女でも愛はうまれない。
最後は汚水菅であることを拒否しようとするけど、死の世界にも汚水菅は
繋がっているみたいだ。

今『突囲表演』を読みかけているけどこれはまた毛色が違う感じで楽しみ。
745名無しは無慈悲な夜の女王:2006/02/01(水) 08:23:43
汚水菅→汚水管
でピンチョンの「重力の虹」の便器下りを思い出した。
ついでにいうと、ピンチョンは形容詞というか修飾語満載でそれ自体が面白いが、
残雪の表現は簡潔だが鋭い感じがする。
746名無しは無慈悲な夜の女王:2006/02/04(土) 16:19:47
ttp://www.foxjapan.com/movies/nightwatch/
ナイトウォッチ映画予告
747名無しは無慈悲な夜の女王:2006/02/04(土) 22:16:08
現共産圏のSFって何か名作はないのか。
中国、北朝鮮、キューバの三国だっけ。
748名無しは無慈悲な夜の女王:2006/02/15(水) 20:08:35
残雪出てるから文学板かとオモタ 

今のところ社会主義国はベトナムとかラオスもそうらしいど。
SFにくくれるかどうかわかんないけど、ハンガリーのアゴタ・クリストフ
もいいよな。

ところで群像社のアナトーリイ・キム読んだ人いない? 岩波の
短編がおもしろかったから気になってるんだが……。
749名無しは無慈悲な夜の女王:2006/02/15(水) 22:13:17
>>748
そういえば
『文盲 アゴタ・クリストフ自伝』 が出る頃ですね。
だけどなんか鬱になりそうな気がして買うかどうか迷ってます。

アナトーリイ・キムの『リス』は随分前に買ったけど積読状態。
岩波の短編って『夢のかけら』の?
あれは面白い話が一杯ですね。
750名無しは無慈悲な夜の女王:2006/02/17(金) 19:19:16
残雪
『突囲表演』
レムのディック論「俗物(にせ者、ペテン師)に囲まれた幻視者」
というタイトルを思い出した。
まるでこの物語のために用意されていたかのようだ。
今までの詩的な感じは消えて、自称天才達の長い独白が凄い。
今度の主人公は一応結婚して、子供もいて、ちゃんと働いている。
性も出てくるというかこの物語の中心軸になっている。
思えば残雪の小説読んだ順番はなんとなくよかったような
X女史萬歳、寡婦萬歳、五香街萬歳
業余文化生活はいいな。
中国版のGoogle で検索するとかなりヒットするけど・・・

『魂の城 カフカ解読』も買ったけど、カフカは高校の頃
なんとなく城と変身と断食芸人読んだだけだからきつそう
751名無しは無慈悲な夜の女王:2006/03/03(金) 22:38:50
【巨竜と魔王征服 イリヤ・ムーロメッツ】
4月26日発売
ロシアの民族的叙事詩に材をとり、豪傑イリヤの冒険と三つ頭のドラゴン(キングギドラの元ネタとも)との戦いを描いたソ連映画(1956)。監督は 《妖婆 死棺の呪い》 《石の花》 などの幻想映画で知られるアレクサンドル・プトゥシコ。
4935円 【amazon】
ttp://www1.speednet.ne.jp/~ed-fuji/topics.html

《妖婆 死棺の呪い》ってゴーゴリの原作だったような
752名無しは無慈悲な夜の女王:2006/03/18(土) 19:37:02
age
753名無しは無慈悲な夜の女王:2006/03/27(月) 23:10:51
セルゲイ・ルキヤネンコ『ナイトウォッチ』をようやく読んだ。
読め始めたら一気に読めた。
ただ面白いけど、なんとなく既視感というか既読感がある。
それはまず第一に冨樫義博の「幽幽白書」のようでもあり夢枕獏の「キマイラ」
のようでもある。
また指輪物語のようでもあり、ハリーポッター(これは映画しか観ていないが)
のようでもある。
さらにはストルガツキー兄弟の小説のようでもある。
主人公のアントンはストルガツキー兄弟の「神様はつらい」のアントンからくるのだろうし、
マクシムはいわずもがな。
バトルファンタジーと銘打っているが、結局はラブ・ファンタジーかな。
多分映画の方が面白いと言う気がするので、4月になったら早速見てみよう。
754名無しは無慈悲な夜の女王:2006/03/27(月) 23:32:58
幽☆遊☆白書だつた。
755名無しは無慈悲な夜の女王:2006/03/28(火) 10:24:03
レム・・・。・゚・(ノД`)・゚・。
756名無しは無慈悲な夜の女王:2006/03/28(火) 22:58:43
なんか淋しい
757名無しは無慈悲な夜の女王:2006/03/32(土) 23:05:53
5月刊
世界の神話
ヴィクトル・ペレーヴィン 『The Helmet of Horror』 (邦題未定)
『虫の生活』 『眠れ』 のロシア作家ペレーヴィンがギリシア神話の英雄テセウスと怪物ミノタウルスの物語を取り上げる。
(角川書店 予価1628円)
758名無しは無慈悲な夜の女王:2006/04/06(木) 20:01:46
1日に「ナイトウォッチ」鑑賞
映画の日とかで1000円だった。
759名無しは無慈悲な夜の女王:2006/04/09(日) 11:03:29
ロシアのベストセラー本
ttp://www.nisso.net/osaka/bestseller4.asp

ヴィクトル・ペレーヴィン
「恐怖のかぶと テセウスとミノタウロスの物語」
セルゲイ・ルキヤネンコ
「ナイト・ウォッチ」「デイ・ウォッチ」
「トワイライト・ウォッチ」「 ラスト・ウォッチ」
え、4部作なの?
760名無しは無慈悲な夜の女王:2006/04/09(日) 23:04:42
昨晩はチェコの「アキュムレーター1」のDVDを観て
夜更かしをしてしまった。
面白かった!!
テレビのリモコン捌きは西部劇顔まけだ。
761名無しは無慈悲な夜の女王:2006/04/11(火) 22:09:27
押入れの中からぼろぼろのイスカーチェリが出て来た。
1982年の23号だった。
深見弾のソビエトSFについてのメモがのっていた。
やはりストルガツキー兄弟への言及が多い。
ぱらぱらめくっていたらレム生誕60年記念出版という記事があった。
60歳記念に「ゴーレム14」がハードカバーで出版された直後、
ヤルゼルスキの戒厳令が布告され、レムの逮捕説もでたとある。
レム・インビューも載っていた。
Q:愛読書は
L:難しい質問だね。一冊だけ選ぶというのは・・・。
まあ、「ドン・キホーテ」ということになるかな。
Q:最も魅かれる主人公は
L:やはり、ハムレットだね。
Q:世界で最も尊敬すべき人物は
L:それは分野によって違うが、全体としてみると、私の人生に大きな影響を
与えた人は4人いる。
偉大な学者ノーバート・ウィナー
あらゆる時代を通じて最大の作家ウィリアム・シェイクスピア
あらゆる画家の中で最も刺激的なヒエロニムス・ボッス
そして最大の作曲家フレデリック・ショパンだ・・・。
私は、文学、演劇、それに彫刻をこよなく愛している・・・
Q:地球を除くと、どの惑星に一番関心がありますか。
それはなぜですか。
L:あえていうと、一番興味をそそられるのは、火星だね。
火星は小説にしても観測してもわくわくするからね。
とくに運河に関するものは・・

大好きなレムが死んじゃった。
762名無しは無慈悲な夜の女王:2006/04/24(月) 21:34:35
オテサーネク ¥3,990 2006/05/26
763名無しは無慈悲な夜の女王:2006/05/21(日) 17:48:22
ナイト・ウォッチ NOCHNOI DOZOR 特別編
DVD発売 7/7 はやーい
764名無しは無慈悲な夜の女王:2006/06/04(日) 00:40:07
ナイト・ウオッチは、続編も上映されるかなぁ?
売り上げ次第で、これで切られるというのもありえるよね。
765名無しは無慈悲な夜の女王:2006/06/04(日) 00:41:50
今日、大阪で、ソクーロフ監督の「日々は静かに発酵し」を観た。
意味わからんかった。
ストルガツキーの原作読めば、少しは分かるかな?
766名無しは無慈悲な夜の女王:2006/06/04(日) 22:32:42
>>764
てか、小説の方も続編翻訳されるんでしょうか
767名無しは無慈悲な夜の女王:2006/06/05(月) 22:22:28
>>766
知らないけど、さすがにされるんじゃないかなぁ。
768名無しは無慈悲な夜の女王:2006/06/10(土) 21:37:25
ナボコフ
ロリータ
すごく
不思議な小説
若島正の訳は読みやすく筋も簡単で大長編でもないのに
読み終えるのに一ヶ月近くかかってしまった
ニンフを手に入れた男の話
哀れなハンバート・ハンバート
愚かなハンバート・ハンバート
そして至福のハンバート・ハンバート
厳密に決めたニンフの定義を最後はくずすだらしないハンバート・ハンバート
テニスをするニンフを神々しいまでに描写するハンバート・ハンバート
ニンフがナボコフの採集する蝶だったら何の問題もない小説だったろうに
769名無しは無慈悲な夜の女王:2006/06/18(日) 01:37:55
たしかに、蝶なら問題ない。

あれに入れ込む奴って
判断責任がロリータにあると思ってるんだよなw
770名無しは無慈悲な夜の女王:2006/08/21(月) 03:47:05
飯田規和さんてどんな方だったのかなあ
レムを知った恩人だ
771名無しは無慈悲な夜の女王:2006/08/24(木) 23:14:26
カダレでオスマントルコの話があったけど、
『わたしの名は紅』オルハン・パムクは本当にいいよ。
旧共産圏でもないしSFでもないけど、
最高にセンス・オブ・ワンダー感ずるよ。(スレチガイスマン)
772名無しは無慈悲な夜の女王:2006/08/25(金) 00:38:23
詳しく!
773名無しは無慈悲な夜の女王:2006/08/25(金) 22:37:48
>>772
詳しくと言われてもスレチガイじゃなく板違いだったですね。(反省)
ただ、イスラムの世界はまさに異世界だし、アラーの神の目で描くこと
しか許されなかった細密画の名人たちの物語とだけ言っておきます。
もちろん絶世の美女も登場します。
一応殺人犯探しの娯楽ミステリとしても楽しいんで、ネタバレにもなりそうなので。
勘だけど諸々の事情を考えるとノーベルに一番近いというのはあながち誇張ではない気がします。
774名無しは無慈悲な夜の女王:2006/08/25(金) 22:40:40
ノーベル文学賞でした。
775名無しは無慈悲な夜の女王:2006/08/26(土) 07:04:18
>>3
NHKで「神様はつらいよ」アニメ化してくんねーかなぁ・・・
776名無しは無慈悲な夜の女王:2006/08/26(土) 07:18:17
 アドリアナ・グロモワなんかどうでせう?。
 「自己との決闘」は何故かおフランスが舞台で研究の目的も見失いかけてるマッドサイエンティストとその異形な創造物が屋敷の一室に数年も隠りっぱなし。
この設定だとモロホラーに成りそうなのに、恐怖よりは哀愁を感じてしまうのは何故w。
一見出来の良さそうな創造物ミシェルは京極の「魍魎の匣」を思い起こさせる。
 自分のこの小説の映像イメージは「メッシュ」の頃の萩尾望都かデビュー当時の清水玲子なんだがw。
 小説内で数行共産圏の話題でてくるけどよく検閲通ったなー。

グロモワ作品で他作品の翻訳てあるかしらん?>教えてエロイ人!。
777名無しは無慈悲な夜の女王:2006/08/26(土) 07:25:36
子供向けSFで人間そっくりのロボットとそのモデルになった少年が入れ代わってハチャメチャな事をする・・て作品御存じの方いませんか?。
このロボ電気器具みたいにコンセントから充電するんだけど公にする前にさしこんだコンセントの電圧がロボの設定電圧より高かったために
筋力強化(?)されて研究員の部屋から飛び出しちゃうとかいうくだりがあったような・・。
778名無しは無慈悲な夜の女王:2006/08/26(土) 08:24:07
>>777
今は亡き学研少年文庫の一冊で、題名忘れたけど
主人公が「エレクトロン」ていうんじゃないかな。
あの文庫は良かったんだけどな。
779名無しは無慈悲な夜の女王:2006/09/13(水) 20:16:15
>>776
フランソワとピエールがさるぼぼか正体不明のぬいぐるみにしかイメージ出来ない漏れの想像力ってなんでしょーかねー?・・。
780名無しは無慈悲な夜の女王:2006/09/17(日) 20:15:44
ストルガツキーのみにくい白鳥よんだ。
なんかよくワカンネっす。
なんとなくディックみたい。
781名無しは無慈悲な夜の女王:2006/09/17(日) 22:47:35
最近、蟻塚の中のかぶと虫入手したんだ
収容所惑星読んでないんだけど読んで大丈夫なものなの?
782名無しは無慈悲な夜の女王:2006/09/17(日) 22:57:11
主人公がマクシムってだけで、ストーリー的には全く繋がりがないから無問題だよ
783名無しは無慈悲な夜の女王:2006/09/18(月) 11:59:11
「蟻塚の中のかぶと虫」がマクシム三部作では一番面白いと思う。
というかストルガツキー兄弟の作品中で一番好きだな。
784778:2006/09/18(月) 12:04:31
>>777
少年少女学研文庫の本は「トランクから出た少年」 エブゲーニー・ベルチストフだった。
785名無しは無慈悲な夜の女王:2006/09/18(月) 15:57:29
>>781
波が風を消すは思いっきり繋がってるんでよろしく
786名無しは無慈悲な夜の女王:2006/09/18(月) 19:20:18
>>778
さんくすー!!
787名無しは無慈悲な夜の女王:2006/09/18(月) 19:29:40
>>786
偶然だけど、この前母親が実家にあるのを全部送ってくれたんだよね。
あなた、運がいい人だと思うよ。 該当作品じゃないかもしれないけど。
訳は飯田規和さん。

ちなみに少年少女学研文庫の「宇宙少年イオン」プロシュキェヴィチは
ツンデレがどうたら言ってる人たちにクリーンヒットするでしょう。
この文庫は、みんなとても面白い本だった。 編集者の心を感じるというか。
788名無しは無慈悲な夜の女王:2006/09/18(月) 22:40:05
>>782
少しつながってるよ。
はっきり描いてないんだけど、「収容所惑星」読んでるとニヤリとするネタがある。

ネタバレすれば、マクシムやレフを翻弄する変な犬に、「収容所惑星」でマクシムは遭遇してる。
789名無しは無慈悲な夜の女王:2006/09/22(金) 20:01:33
>>776
脳細胞は死滅していくだけだと思われていた時代にはどういう評価を受けていたのでしょうね?
790名無しは無慈悲な夜の女王:2006/09/29(金) 20:43:55
このスレで紹介されていた宮風耕治 『ロシア・ファンタスチカ(SF)の旅』を読んでみたけど。
知識ゼロの俺からすれば、ほどよい解説でした。
ロシアにはまだまだいい作家がいるんだなあとおもた。

791名無しは無慈悲な夜の女王:2006/09/29(金) 22:09:52
ストルガツキー兄弟って、初心者からすると早川から出てるの以外は結構
とっつきにくい感じがあるね…
792名無しは無慈悲な夜の女王:2006/09/30(土) 08:05:48
早川は作品をうまく選んでるよね。日本の読者にもわかりやすい。
訳者か編集者の功績かわからないけど。訳者かな。
793名無しは無慈悲な夜の女王:2006/09/30(土) 17:12:31
収容所惑星、蟻塚の中のかぶと虫がハードカバー
波が風を消すが文庫でその当時から早川のSFに対する扱いが
変わった気がしたもんだが
それとも波が風を消すのハードカバーもあったかな、最近ぼけて
794名無しは無慈悲な夜の女王:2006/09/30(土) 19:42:05
>>793
あなたの記憶は確かで、「波が風を消す」のハードカバーはない
「収容所惑星」と「蟻塚の中のかぶと虫」の海外SFノヴェルズが、全地球の作品を選定していた第1期を終了して
売れ線の英語圏SF一辺倒の第2期になっていたから、文庫に入れるしかなかったんじゃなかったかな
でも一緒に「収容所惑星」「蟻塚の中のかぶと虫」も文庫化されたんだから、厚遇されてたと思う
795名無しは無慈悲な夜の女王:2006/09/30(土) 21:33:35
>>794
793です。やはり波が風を消すのハードカバーはなかったんですね。(良かった。いや良くないか)
収容所惑星なんて題名もソルジェニーツィンの収容所群島のパクリで
なんとか売ろうと努力はしてましたね。

>>791
群像社はそういう路線でしょうから。
地獄から来た青年は結構読みやすいと思いましたが。
個人的には群像社の中では滅びの都が好きです。
796名無しは無慈悲な夜の女王:2006/10/02(月) 07:07:52
>>795
「地獄から来た青年」は唯一、22世紀ものだったからね。
22世紀ってロシアでは子供向けなんだって?
797名無しは無慈悲な夜の女王:2006/10/02(月) 20:02:58
マクシムシリーズやストーカー幽霊殺人も含めて、ハヤカワのはイデオロギー臭が
低い分、比較的読みやすいってのがあると思う。
798名無しは無慈悲な夜の女王:2006/10/05(木) 21:57:53
ヴィクトル・ペレーヴィン
日本に来てたんだ
ttp://subaru.shueisha.co.jp/html/person/p0610_1.html
799名無しは無慈悲な夜の女王:2006/10/07(土) 21:51:03
11月刊
新・世界の神話
ペレーヴィン 『恐怖の兜』 (仮)
800名無しは無慈悲な夜の女王:2006/10/08(日) 00:41:35
キタアアアアアアアア!

マジか?マジなのか?!
801名無しは無慈悲な夜の女王:2006/10/11(水) 15:06:29
BSの名作平積みなんたらって番組で
呉智英さんがザミャーチンの「われら」をプレゼンした
802名無しは無慈悲な夜の女王:2006/10/22(日) 21:02:36
>>780
ディックとストルガツキー兄弟
読後感がやるせないと言う感じで共通したものを感じる。
スティーヴ・エリクソンの「黒い時計の旅」なんかはディックの進化系みたいでいいな。
803名無しは無慈悲な夜の女王:2006/10/25(水) 22:24:22
松籟社近刊情報
ttp://shoraisha.com/coming/coming.html

『砂時計』 ダニロ・キシュ 著、奥彩子 訳
2006年12月刊行予定
ジャンル:外国文学(セルビア)
※東ヨーロッパの小説シリーズ「東欧の想像力」第1回配本
旧ユーゴスラビアのユダヤ系作家、ダニロ・キシュ。その作品は世界20カ国語以上に翻訳され、欧米での評価は極めて高い。その代表作『砂時計』日本語版を、まもなくお届けします。

『あまりにも騒がしい孤独』 ボフミル・フラバル 著、石川達夫 訳
2007年11月刊行予定
ジャンル:外国文学(チェコ)
※東ヨーロッパの小説シリーズ「東欧の想像力」第2回配本
ミラン・クンデラ、ヨゼフ・シュクヴォレツキーと並び、20世紀チェコ三大小説家と称されるボフミル・フラバル。その代表作『あまりにも騒がしい孤独』日本語版の出版決定しました。
804名無しは無慈悲な夜の女王:2006/11/03(金) 23:27:51
古本屋で何気なく買った小松左京の短篇集に、「蟻塚〜」そのまんまの話があって笑った。
805名無しは無慈悲な夜の女王:2006/11/10(金) 22:42:12
『恐怖の兜』
新・世界の神話
ロシア文学界の異端児にして最大の人気者、ペレーヴィンの幻想が爆発する!

[ 著者 ]
ヴィクトル・ペレーヴィン
[ 訳者 ]
中村唯史
[ 内容 ]
世界33ヶ国が参加する〈新・世界の神話〉プロジェクトに、いよいよロシアの大物が登場。選ばれた神話は怪物ミノタウロスの迷宮脱出物語。かつてなく幻想的で、未体験の想像世界に、目眩と感動が押し寄せる。

発売日:2006年 11月発売予定
定価(税込): 2100円
ttp://www.kadokawa.co.jp/book/bk_search.php?pcd=200507000199
806名無しは無慈悲な夜の女王:2007/02/04(日) 23:18:48
ペレーヴィンのほかのも訳してくれえ
ルキヤネンコのナイトウォッチの続編も訳してくれえ
807名無しは無慈悲な夜の女王:2007/02/04(日) 23:20:29
ナイトウォッチの続編って、サイトに全文が公開されてるんだな
ロシア人は太っ腹だなーw
808名無しは無慈悲な夜の女王:2007/02/05(月) 00:37:02
久々にレスキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!
809名無しは無慈悲な夜の女王:2007/02/06(火) 00:05:40
SF全集のベリャーエフの巻を借りてきました。

これをとっかかりにロシア物を読みまくろうかな
ロシア語も勉強して原書やサイトの作品も読みたいな
810名無しは無慈悲な夜の女王:2007/03/08(木) 23:18:57
ペレーヴィンの『恐怖の兜』たった今読み終えた。
所要時間2時間
チャット小説 Thread Started by Ariadne
正直良くわからなかったけど、これって視聴者参加番組の一種かな。
スレッドみて面白そうで読者は最初はROMってる。飽きてきそうになると向こうは趣向を変える。
それでなかなか止められない。だけどやっぱりそのうち書き込みたくなる。
そうするとゲームは終わり、次に移行する。
自作自演ぽいし、恐怖の兜被らされてるのは自分じゃんなんて、
2ちゃんやってるとそんな感想しか出てこない。(>_<)
811名無しは無慈悲な夜の女王:2007/03/10(土) 22:19:30
ttp://shoraisha.com/modules/tinyd2/index.php?id=17
松籟社は2007年、新たな海外小説シリーズを開始します。
東ヨーロッパの小説の数々を、皆様のもとにお届けします。
シリーズ名は「東欧の想像力」。
第一弾は、旧ユーゴスラビア・セルビア出身の作家、ダニロ・キシュの代表作『砂時計』です。

シリーズ続刊について
 「東欧の想像力」続刊は、チェコのボフミル・フラバル『あまりにも騒がしい孤独』を。
その前にもう一冊、ポーランド関連の作家を出せるかもしれません。
ハンガリー、ルーマニアの作品ももちろん予定にあります。
詳細決まりましたらお伝えしますので、もうしばらくお待ち下さい。
812名無しは無慈悲な夜の女王:2007/03/15(木) 19:23:40
age
813名無しは無慈悲な夜の女王:2007/03/31(土) 13:31:52
SFマガジン6月号は異色作家特集・非英語圏編。
【ロシア】ミハイル・ウェレル「パリに行きたい」、ヴァヂム・シェフネル「沈黙のすみれ」、
【メキシコ】ロベルト・ロペス・モレノ「秘密」、【中国】夏茄「カルメン」の4篇を訳載。
814名無しは無慈悲な夜の女王:2007/04/22(日) 21:17:00
ペレーヴィン
「チャパーエフと空虚」群像社
ttp://gunzosha.com/books/ISBN4-903619-04-0.html
815名無しは無慈悲な夜の女王:2007/04/22(日) 21:33:41
 【モスクワ22日時事】「太陽は地球の周りを回っている」−。
ロシアで国民の約3割がこう信じていることが明らかになり、関係者の間に衝撃が広がっている。
816名無しは無慈悲な夜の女王:2007/05/31(木) 22:56:26
6月21日刊
セルゲイ・ルキヤネンコ&ウラジーミル・ワシーリエフ 『デイ・ウォッチ』
〈光の勢力〉 と 〈闇の勢力〉 の戦いを描くロシアのダーク・ファンタジー三部作の第2巻。『ナイト・ウォッチ』 続篇。
(バジリコ 予価1995円)【amazon】 【bk1】
817名無しは無慈悲な夜の女王:2007/09/21(金) 22:48:14
>>814
いきなり代表作キタナ。
ジェネレーションPもお願い。
818名無しは無慈悲な夜の女王:2007/09/29(土) 12:28:39
チャパーエフむちゃくちゃ面白かった。
双生児とどっちを今年のベスト1にするか迷うところだ。
819名無しは無慈悲な夜の女王:2007/11/18(日) 10:04:13
12月15日刊
ボフミル・フラバル 『あまりにも騒がしい孤独』
故紙処理係のハニチャは、毎日運びこまれてくる故紙を潰しながら、
時折見つかる美しい本を救い出し、そこに書かれた美しい文章を読むことを
生きがいとしていたが……
カフカ的不条理に満ちた日々を送りながら、その中に一瞬の奇跡を
見出そうとする主人公の姿を描く、20世紀チェコを代表する作家フラバルの傑作。
(松籟社 予価1680円)

2月刊
ミルチャ・エリアーデ 『迷宮の試練』
(作品社 予価2500円)

>>818
「チャパーエフと空虚」読んだ。
なんであの日本人がカワバタでミシマじゃないんだ。
ま、1920年代に書かれた本らしいから。
だけどプストタって何回出てくんだろう。
いまの日本にもあてはまるようで、少し鬱になった。
アンナが魅力的なのが救い・・・
820名無しは無慈悲な夜の女王:2007/11/24(土) 23:25:58
をいをい、 『チャパーエフと空虚』の原書が出たのは90年代だぞ。
作者からして1960年代の生まれだし。
20年代に出たのは、元ネタの『チャパーエフ』のほうだろう。
てか20年代じゃ、カワバタだって駆け出しのヒヨッコじゃないか
821名無しは無慈悲な夜の女王:2007/12/10(月) 03:43:29
ザミャーチンの竜とか洞窟とか読んでみたいんだけど
日本語にはなってないのかな?
822名無しは無慈悲な夜の女王:2007/12/11(火) 23:22:47
ザミャーチンとブルガーコフは全集出して欲しい。

ブルガーコフはまだしも、ザミャーチンて『われら』しか手に入らないんじゃない?
823名無しは無慈悲な夜の女王:2007/12/12(水) 22:46:40
白水社の現代ロシア幻想小説で「洞窟」を読んだことがある。
随分昔のことだけど、821をみてあらすじをすぐ思い出したぐらい
印象深い短編だった。
824名無しは無慈悲な夜の女王:2007/12/12(水) 23:31:43
ほほう
825名無しは無慈悲な夜の女王:2007/12/12(水) 23:59:32
群像社の本ってまだ手にはいるのかな?
826名無しは無慈悲な夜の女王:2007/12/13(木) 01:53:37
倒産したわけじゃなし、絶版以外はふつうに手に入るぞ
827名無しは無慈悲な夜の女王:2007/12/14(金) 10:29:44
河出書房で始まった世界文学全集の目玉だね
ブルガーコフの改訳
828名無しは無慈悲な夜の女王:2007/12/14(金) 11:38:00
技師ガーリンが手に入ったけど、面白いのかな?
829名無しは無慈悲な夜の女王:2007/12/14(金) 17:28:48
>白水社の現代ロシア幻想小説で「洞窟」を読んだことがある
情報d
探してみるわ
830名無しは無慈悲な夜の女王:2007/12/16(日) 21:14:34
松籟社 東ヨーロッパの小説シリーズ「東欧の想像力」

『異端の鳥』 イェールジ・コジンスキー 著、青木日出夫 訳
2008年刊行
ポーランド出身、ユダヤ系亡命作家コジンスキーの最高傑作。故・青木日出夫さんの名訳が復活。

『帝都最後の恋』(仮題) ミロラド・パヴィッチ 著、三谷惠子 訳
2009年刊行
 1作ごとに物語の語り方に工夫を凝らすパヴィッチ。『帝都最後の恋』は、
各章がタロット・カード(大アルカナ)の寓意画一枚一枚に対応。
タロットを広げながら、出たカードに対応する章を読む、そんな多様な読みに読者をいざないます。

831名無しは無慈悲な夜の女王:2007/12/19(水) 00:55:07
>>820
ゐやゐや。
『チャパーエフと空虚』は設定上、
1920年代に内モンゴルで書かれたと
読めるようにもなってるんだわ。
832名無しは無慈悲な夜の女王:2008/01/27(日) 22:47:20
誰か、イリヤ・エレンブルクの「トラストDE」「フリオ・フレニトの遍歴」
を読んだ人いる?
833名無しは無慈悲な夜の女王:2008/01/27(日) 23:08:34
オーウェルスレから転載

775 :名無しは無慈悲な夜の女王 :2008/01/15(火) 22:21:59
ザミャーチンなら、手元にある1967年新潮社発行の
「現代ソヴェト文学18人集」第一巻に、水野忠夫訳で
「島の人々」という60ページの短編が収録されている。
大きな図書館に行けば見つかるのでは?
834名無しは無慈悲な夜の女王:2008/01/27(日) 23:10:59
世界SF全集で昔「トラストDE」読んだけど、内容すっかり忘れた。
835名無しは無慈悲な夜の女王:2008/01/29(火) 09:32:46
やはりボグダノフの「赤い星」。システム理論やサイバネティックスの先駆者。
836名無しは無慈悲な夜の女王:2008/02/10(日) 22:25:19
エフレーモフの「アンドロメダ星雲」のDVDって出てないんでつか?
ぜひ、見たい〜!
837名無しは無慈悲な夜の女王:2008/02/13(水) 08:07:12
アンドロメダ星雲って野口悠紀雄も読んでるんだってね
結構メジャーなんだな
http://mysterion72.blogspot.com/2008/02/blog-post_1000.html
838名無しは無慈悲な夜の女王:2008/02/18(月) 21:54:39
エフレーモフの「アンドロメダ星雲」のDVD,
ロシア語わかんないですけど、ロシア語ヴァージョンでもいいから、
見たい!見たい!見たい!

なんか、映画は、2001 と同じ1968年の製作らしくて、
当時のソヴィエトの特撮技術の極地・・・らすい・・・、
ほんとかどうか知りませんけど・・・。

ロシアではDVDになってるんでしょうか?
もし、そうだったら、
エロイ人!誰か、手に入れ方教えてけろさいっ!
839名無しは無慈悲な夜の女王:2008/03/03(月) 13:56:30
今のところDVDやVHSになってるようには見えないけど…
 ttp://www.imdb.com/title/tt0278781/
子供時代にハードSFの入門書としてこれを読んでしまった世代には
忘れ得ない一冊なのかも。大人になってから、SF全集の中の一遍として
読んだら共産臭が鼻につくだろうけど、巨嘴鳥座エプシロン星の美女とか、
鉄の星でのリアルな宇宙人との遭遇とか、時空の壁を越える実験とか、
その後のSFの原点となるようなwktkを初めて体験させてくれた本。
840名無しは無慈悲な夜の女王:2008/03/03(月) 22:07:26
現在在庫なしのようだけど、ここで買えた人いますか?
http://www.petershop.com/en/catalogue/videodvd/lapinskiy-yakov/tumannost-andromedy.html
841名無しは無慈悲な夜の女王:2008/03/04(火) 00:28:34
PAL形式のDVDって再生できる?
842名無しは無慈悲な夜の女王:2008/03/06(木) 02:20:55
>>841
リージョンコードが日本と欧州では同じなので多分、パソコンのメディアプレーヤーで
再生できると思いますよ。
843名無しは無慈悲な夜の女王:2008/03/06(木) 07:53:16
ロシアのリージョンコードは5だから、日本・欧州とは
異なるけど、リージョンコードの変更回数が制限以内なら
パソコンのDVD用ソフトで見られると思う。
(PAL形式でもOKなはず)
844名無しは無慈悲な夜の女王:2008/03/13(木) 00:26:51
>>841
出来る
PCが一番手っ取り早い
現に俺は再生専用PCを作って
レムの国のDVDを見ている
845名無しは無慈悲な夜の女王:2008/03/16(日) 03:25:36
・・・っていうか、
今時、コメ国なら、Pal だろうが、なんだろうが、Jpeg のスライドショーだろうが
リージョンコードも読まない
なんでもかかるDVDプレーヤーを$30−$40くらいで買えるんだが・・・。
846名無しは無慈悲な夜の女王:2008/03/30(日) 14:44:32
>>845
この国ではマルチのTVが高いだろ
結局PCと19〜22クラスのトリニトロンかダイヤモンドトロンモニタの
組み合わせが安く最も綺麗に見る方法なのよ
847名無しは無慈悲な夜の女王:2008/04/07(月) 16:19:40
フランスを舞台に脳の可能性を追求するつもりが変なクリーチャーばかり生み出して破滅する科学者の話ってご存知ありませんか?
ホラーSFというより哀愁ただよう悲劇な内容だったような。
848名無しは無慈悲な夜の女王:2008/04/15(火) 21:31:56
東京創元社メールマガジン(2008年4月15日発行)

近刊案内(2008年6月刊行予定分)
【創元ライブラリ】
◇『サラゴサ手稿』〈上〉 ヤン・ポトツキ著/工藤幸雄訳
ポーランド幻想文学の傑作、迷宮構造の怪異な物語。完訳版で登場。
849名無しは無慈悲な夜の女王:2008/04/15(火) 21:40:44
生きている間に読めるとは思わなかった。
850名無しは無慈悲な夜の女王:2008/04/15(火) 21:43:04
へええ なんかありがたそうな気配がするな
851名無しは無慈悲な夜の女王:2008/04/16(水) 19:27:23
没ったと思ってた
852名無しは無慈悲な夜の女王:2008/04/18(金) 00:16:18
ぬるぽ
853名無しは無慈悲な夜の女王:2008/04/18(金) 23:20:51
メーテレのページ見たら

「人生初のバントヒットを」ってのがある
週遅れ解消したのかも
854名無しは無慈悲な夜の女王:2008/05/03(土) 19:02:42
ブルガーコフげとした
855名無しは無慈悲な夜の女王:2008/05/22(木) 00:21:34
>>217 今更だけどロボット好きなんで見つけて読んでみた。
17Pのスペックと話し方から外観とかを妄想してワクワクした。
あんまりSFっぽくはないし、読み足りない感はあったが面白かった。

この作者はこの本しか邦訳出てないのか?
SFマガジンに掲載された『瞬間を貫いて』って
複数の作家が書きつなぐスタイルの小説の一回を担当したというだけなのかな?
856名無しは無慈悲な夜の女王:2008/06/17(火) 21:47:25
▼予定表に出たり消えたり(そのうち何とかなるだろう)

【創元ライブラリ】
◇『サラゴサ手稿』〈上〉 ヤン・ポトツキ著/工藤幸雄訳
ポーランド幻想文学の傑作、迷宮構造の怪異な物語。完訳版で登場。
857名無しは無慈悲な夜の女王:2008/06/17(火) 22:13:38
下巻が永遠に出なかったりする悪寒もあるところがなんとも・・・
858名無しは無慈悲な夜の女王:2008/06/19(木) 22:19:47
【巨匠とマルガリータ】DVD
6月25日発売
異常な太陽に照らされた春のモスクワに、悪魔ヴォランド一味が降臨。
作家協会議長ベルリオーズは予告通りに首を切断される。
やがて、町のアパートに棲みついた悪魔たちは、モスクワ中を恐怖に陥れていく。
M・ブルガーコフの名作をロシアでTVドラマ化(2005)。
5枚組 予約価12,774円

これおもしろいのかしらん
859名無しは無慈悲な夜の女王:2008/06/19(木) 23:42:25
あれは小説だから面白いんで、映像にするとどうかなって気はするよなあ
860名無しは無慈悲な夜の女王:2008/07/06(日) 09:55:59
東欧文学の紹介者、詩人の工藤幸雄さんが死去

ポーランド文学者で翻訳家、詩人の工藤幸雄(くどう・ゆきお)さんが5日、肺がんで死去した。
83歳。告別式は14日午前11時、東京都調布市布田2の34の6セレモニアル調布。
中国・大連生まれ。東大文学部卒。共同通信外信部記者を経て1967年から7年間、
ワルシャワ大講師。帰国後、多摩美術大教授。ポーランドの労働組合「連帯」を支援し、
東欧文学の日本への紹介の第一人者として知られた。

「ブルーノ・シュルツ全集」の翻訳で99年、読売文学賞。著書に「ぼくの翻訳人生」など、
訳書に「シュルツ全小説」、アダム・ミツキエヴィチ「パン・タデウシュ」、詩集に「不良少年」など。

ttp://www.yomiuri.co.jp/national/culture/news/20080705-OYT1T00866.htm
861名無しは無慈悲な夜の女王:2008/07/06(日) 11:12:36
東欧やロシアにはもしイギリスやアメリカの作家だったら、
アシモフやクラーク並の知名度=儲けを得た作家いるよな。
862名無しは無慈悲な夜の女王:2008/07/06(日) 13:38:29
工藤さん合掌...「シュルツ全小説」素晴らしい本です
863名無しは無慈悲な夜の女王:2008/07/06(日) 23:24:34
文学板より

148 名前:吾輩は名無しである 投稿日:2008/07/06(日) 00:10:32
ttp://lapidarium.jugem.jp/
言葉の話
2008.03.10 Monday 17:29
@author:工藤幸雄

小生、永年に及ぶ喫煙の悪習の結果、肺気腫その他の診断を受け、明後12日に入院します。
しばらくというか、当分の間か、ブログは休みとなります。 ごあいさつまで。
入院中の用意に、初めてケータイを買いました。末尾の数字<4771>に気をよくしています。      
では、みなさま、ごきげんよう
工藤 幸雄拝
864名無しは無慈悲な夜の女王:2008/07/08(火) 15:16:14
クー
865名無しは無慈悲な夜の女王:2008/07/11(金) 23:50:43
宮崎駿が諸星のファンだったのは諸星ムックで読んだけど、
諸星が宮崎について語っているのは、ユリイカ「宮崎駿の世界」の
「ぼくは昔から宮崎さんのファンだったかも知れない。」

この表題は編集がつけたんじゃないかな。
「ルパン三世 カリオストロの城」あたりから宮崎を意識したけど、
それ以前からも宮崎アニメとは無縁だったとは思えない。
というのも昔東映動画のファンだった。というのを無理やり
くっつけたような。
宮崎作品についての文章は丁寧だけど妙に冷めているように感じた。
これは同じユリイカの大友克洋特集の「眩暈」なんかの文章と温度が
かなり違う。
866名無しは無慈悲な夜の女王:2008/07/11(金) 23:54:42
誤爆しました。すみません。
867名無しは無慈悲な夜の女王:2008/07/13(日) 22:58:05
>>863
ごきげんよう

ヴェルコールの『海の沈黙』のラストを思い出す。

《御機嫌よう。》
868名無しは無慈悲な夜の女王:2008/08/05(火) 14:28:49
レムの『ピルクス』出るみたいですね。
869名無しは無慈悲な夜の女王:2008/08/05(火) 23:27:54
ピルクス懐かしい。
NW-SFで読んだのが最初だ。
870名無しは無慈悲な夜の女王:2008/08/06(水) 21:23:35
旧共産圏SukosiFusigiginakaso。
871名無しは無慈悲な夜の女王:2008/08/09(土) 13:54:12
KSO
872名無しは無慈悲な夜の女王:2008/08/09(土) 13:57:24
…微妙に誤爆
KASOと書き込みしたかったんだ
人工蟹の島にでも行って来る…
873名無しは無慈悲な夜の女王:2008/08/13(水) 18:26:27
ソラリス保守
874名無しは無慈悲な夜の女王:2008/08/23(土) 12:29:34
8月下旬刊
テッフィ 『魔女物語』
昔からロシアで親しまれてきた伝説の妖怪、魔物が現代人の暮しに忍び込み、
心の奥底に広がる見えない世界から、世にも妖しい物語をつむぎだす。
モダンなユーモア短編で20世紀初頭ロシアの人気作家となり、
革命後は亡命先のパリで活躍を続けた女性作家の不思議な魅力あふれる連作短編集。
(群像社 予価1890円)
875名無しは無慈悲な夜の女王:2008/09/20(土) 23:18:49
ずっと前にストーカーのゲーム出るって読んだけど、これのことなのかな?
ttp://www.4gamer.net/games/041/G004132/20080716026/
876名無しは無慈悲な夜の女王:2008/09/21(日) 02:09:42
そうだけど、内容はまるで関係がない。
877名無しは無慈悲な夜の女王:2008/09/24(水) 01:57:46
ゾーンをゲームで楽しむってのには良いんだけど、ロープレ・パズルの要素も強いんで
英語苦手な人は回避した方が良い。
正直付属の日本語説明書だけじゃ無理。
878名無しは無慈悲な夜の女王:2008/11/29(土) 12:16:11
東欧の想像力 松籟社
ttp://shoraisha.com/modules/tinyd2/index.php?id=1

12月上旬刊?
『ハーン=ハーン伯爵夫人のまなざし』 エステルハージ・ペーテル

2009年5月刊行予定
『帝都最後の恋』(仮題) ミロラド・パヴィッチ 三谷惠子 訳(セルビア語より翻訳)

2009年秋刊行予定
『死せる軍隊の将軍』(仮題) イスマイル・カダレ 井浦伊知郎 訳
イタリア軍の将軍が、第二次大戦中にアルバニアで
戦死した自国軍兵士の遺体を回収するために、現地に派遣される。
そこで彼を待ち受けていたものとは……アルバニア語からの翻訳


東欧の想像力シリーズいいね。
『砂時計』『あまりにも騒がしい孤独』読んだ。
悲しすぎるが。
879名無しは無慈悲な夜の女王:2008/11/29(土) 12:37:52
>>878
これはやばいですね。ちゃんと出てくれることを祈ります。
880名無しは無慈悲な夜の女王:2008/12/02(火) 20:35:43
『サラゴサ手稿』
結局今年も出ずに終わった・・・
ヴィトカツィの『非充足』も工藤さん一緒に持って行ったのかな
881名無しは無慈悲な夜の女王:2008/12/14(日) 17:20:28
『ベクシンスキー』1月中旬刊〈復刊〉
死、腐敗、損壊。
言い知れぬ寂寥感と恐怖に支配され永遠の廃墟と化した時空。
それでも画幅にはエロスの魂だけが虚ろに木霊している。
ポーランド孤高の画狂ベクシンスキーの日本唯一の作品集。
(河出書房新社 3990円)
882名無しは無慈悲な夜の女王:2009/02/16(月) 21:25:23
オルガ・トカルチュク 小椋彩 訳
『昼の家、夜の家』……… ポーランド

白水社《エクス・リブリス》
883名無しは無慈悲な夜の女王:2009/03/23(月) 17:11:58
共産圏の小説は『どれだけ反体制な作品を書けたか』って部分で
評価される風潮があって、禁止されていたキリスト教が出てくるだけで
「ヤバイ、凄すぎる作品だ 作者は神」って程度だから、
必ずしも全部の作品が面白いと言う訳でもないんだよな
884名無しは無慈悲な夜の女王:2009/04/02(木) 15:38:05
 深刻な危機にあるアメリカ経済を改善するため、オバマ大統領は「グリーン・ニュー
ディール政策」を掲げ、新たな公共事業を通じ最大で500万人規模の雇用を創出する
というが、失業者はすでに1500万人に近づこうとしている。社会不安も高まる一方だ。
夢のある政策ではあるが、達成は現実にはかなりの困難が予想されている。


 すでに国家予算の半分が借金の返済(国債の償還)に充てられているアメリカ。これで
はデフォルトにいつ陥っても不思議ではない。日本、中国、ロシアなどがアメリカのドルや
赤字国債を買い支えているお陰で、かろうじて生き延びているというのが超大国の実態
である。こうした事態を評してロシアのプーチン首相やブレーンたちは「アメリカは崩壊の
瀬戸際に立っている。来年まで持たないだろう。おそらく2009年中にアメリカは6つの自治
共和国に分裂する。アラスカ州はロシアに復帰することになる」とまで言い始めた。

http://news.livedoor.com/article/detail/4090901/

これはSFって感じがビンビンするぜ!
885名無しは無慈悲な夜の女王:2009/04/10(金) 00:11:54
『ハーン=ハーン伯爵夫人のまなざし』
ストーリーとか良くわからないが、
ダニロ・キシュのところが最高に好き。
それと「止まれ、太陽(ハルト・ゾネ)」ってのと母親の死てのが
もう一人の「異邦人」を思わせる。
正直、最初のドナウ川流域地図でおなか一杯。
886名無しは無慈悲な夜の女王:2009/05/05(火) 23:17:52
5月31日刊〈東欧の想像力〉
ミロラド・パヴィッチ 『帝都最後の恋 占いのための手引き書』
ナポレオン戦争を背景にした、三つのセルビア人家族の恋の物語が、
22の章に描かれる。
887名無しは無慈悲な夜の女王:2009/05/07(木) 21:39:40
続々・桜庭一樹読書日記
ttp://www.webmysteries.jp/sakuraba/sakuraba0905-1.html
あれ。急にストーンズの「悪魔を憐れむ歌」の歌詞(好き)が出てきた……。
"わたしはね、富と道楽にふける男なんだ。ずっとね、人間の魂と信仰を
奪ってきたんだ。キリストが苦しんでるときも、百年戦争も、ロシア革命も、
最近だとケネディ暗殺まで、もちろんぜんぶの事件に居合わせた。
あぁ、君にわたしの名前がわかるかな? 
ゲームのやり方にとまどってるのかな?
悪魔ルシファーと申す者です〜。"
 ミック・ジャガーの伝記によると、この歌はソ連の幻想小説家
ミハイル・ブルガーコフの傑作『巨匠とマルガリータ』
にインスパイアされてつくったらしい。1930年代に、スターリンの弾圧を
恐れて秘密のうちに書きあげられた小説で、67年にようやくモスクワで
刊行されると話題になり、その年の内に英訳された。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm3367564
 
888名無しは無慈悲な夜の女王:2009/05/10(日) 18:36:29
889名無しは無慈悲な夜の女王:2009/05/15(金) 23:22:46
日テレで「サラマンダー」みた。
スターリン そんでエリソン
ふと「世界の中心で愛を叫んだけもの」を思った。

そういや『危険なヴィジョン』の続きはどうしたの早川さん
890名無しは無慈悲な夜の女王:2009/05/16(土) 18:19:32
『危険なヴィジョン』は売れ行きが圧倒的に悪かったので続巻中止になったって聞いたな。
聞いた話では、5桁刷って売れたのが4桁だったらしい。
891名無しは無慈悲な夜の女王:2009/05/16(土) 23:20:52
いまは絶版になってんだ。
でも、とりあえず5桁は売れたんだ。何年かかったか知れないが。
892名無しは無慈悲な夜の女王:2009/05/17(日) 12:35:03
>>891
「売れたのが4桁」。
聞いた時は既に絶版だったから、売れ残りは返送されて断裁された可能性がある。
893名無しは無慈悲な夜の女王:2009/05/17(日) 23:06:06
「華氏451度」や「あまりにも騒がしい孤独」みたいで、なんか本が可哀想
894名無しは無慈悲な夜の女王:2009/05/20(水) 18:10:31
4桁って結構多くない?w
SFにしては。
895名無しは無慈悲な夜の女王:2009/05/20(水) 19:36:42
1万すって9999冊の4桁ってこともあるのかも
896名無しは無慈悲な夜の女王:2009/05/24(日) 15:26:06
>>886
5月25日刊
ミロラド・パヴィッチ 『帝都最後の恋 占いのための手引き書』
897名無しは無慈悲な夜の女王:2009/05/26(火) 02:37:39
>>1
アヴァロンは日本映画
898名無しは無慈悲な夜の女王:2009/06/10(水) 23:00:38
教育テレビの視点論点で
沼野先生がしゃべってたけど
面白かったぜ。
899名無しは無慈悲な夜の女王:2009/07/30(木) 21:14:03
ストルガツキーの翻訳はもう出ないのかね。
900名無しは無慈悲な夜の女王:2009/07/30(木) 22:13:19
ベリアーエフとか古い奴なんかほとんど読めないね。
901名無しは無慈悲な夜の女王:2009/07/30(木) 22:56:18
創元文庫のロシアソビエト、東欧のアンソロジーは名著だと思うけど
そろそろその後の作家を集めたアンソロジーも読みたいな
902名無しは無慈悲な夜の女王:2009/08/07(金) 13:19:12
903名無しは無慈悲な夜の女王:2009/08/07(金) 13:19:57
904名無しは無慈悲な夜の女王:2009/08/07(金) 13:20:39
905名無しは無慈悲な夜の女王:2009/08/07(金) 13:21:23
906名無しは無慈悲な夜の女王:2009/08/07(金) 13:22:12
907名無しは無慈悲な夜の女王:2009/08/07(金) 13:22:56
908名無しは無慈悲な夜の女王:2009/08/07(金) 13:23:57
909名無しは無慈悲な夜の女王:2009/08/07(金) 13:24:41
910名無しは無慈悲な夜の女王:2009/08/07(金) 16:38:04
911名無しは無慈悲な夜の女王:2009/08/07(金) 16:38:50
912名無しは無慈悲な夜の女王:2009/08/07(金) 16:39:34
913名無しは無慈悲な夜の女王:2009/08/07(金) 16:40:19
914名無しは無慈悲な夜の女王:2009/08/07(金) 16:41:04
915名無しは無慈悲な夜の女王:2009/08/07(金) 16:41:49
916名無しは無慈悲な夜の女王:2009/08/07(金) 16:43:25
917名無しは無慈悲な夜の女王:2009/08/07(金) 16:44:11
918名無しは無慈悲な夜の女王:2009/08/07(金) 22:21:14
919名無しは無慈悲な夜の女王:2009/08/07(金) 22:21:58
920名無しは無慈悲な夜の女王:2009/08/07(金) 22:22:40
921名無しは無慈悲な夜の女王:2009/08/07(金) 22:23:25
922名無しは無慈悲な夜の女王:2009/08/07(金) 22:24:11
923名無しは無慈悲な夜の女王:2009/08/07(金) 22:24:56
924名無しは無慈悲な夜の女王:2009/08/07(金) 22:25:38
925名無しは無慈悲な夜の女王:2009/08/07(金) 22:26:30
926名無しは無慈悲な夜の女王:2009/08/08(土) 00:09:39
927名無しは無慈悲な夜の女王:2009/08/08(土) 00:10:24
928名無しは無慈悲な夜の女王:2009/08/08(土) 00:11:24
929名無しは無慈悲な夜の女王:2009/08/08(土) 00:12:22
930名無しは無慈悲な夜の女王:2009/08/08(土) 00:13:14
931名無しは無慈悲な夜の女王:2009/08/08(土) 06:16:07
荒らしのテストにでも使われたか
932名無しは無慈悲な夜の女王:2009/08/08(土) 10:22:43
プーチンの仕業だろうな。
きっと読んではいけない国家の秘密が隠されているSFが偶然にもこのスレに書かれたんだろう。
933名無しは無慈悲な夜の女王:2009/08/08(土) 13:12:54
今ストルガツキーの蟻塚の中のカブトムシを読んでる
群像社の不条理ファンタジーみたいなのしか読んでなかったから
こういう普通のSFも書ける人たちだったんだと驚いた
934名無しは無慈悲な夜の女王:2009/08/08(土) 17:46:00
>>932
(((;゚Д゚))ガクガクブルブル
935名無しは無慈悲な夜の女王:2009/08/13(木) 11:40:25
936名無しは無慈悲な夜の女王:2009/08/13(木) 11:41:15
937名無しは無慈悲な夜の女王:2009/08/13(木) 11:41:58
938名無しは無慈悲な夜の女王:2009/08/13(木) 11:42:43
939名無しは無慈悲な夜の女王:2009/08/13(木) 11:43:26
940名無しは無慈悲な夜の女王:2009/08/13(木) 11:44:11
941名無しは無慈悲な夜の女王:2009/08/13(木) 11:44:55
942名無しは無慈悲な夜の女王:2009/08/13(木) 15:28:56
943名無しは無慈悲な夜の女王:2009/08/13(木) 15:29:42
944名無しは無慈悲な夜の女王:2009/08/13(木) 15:30:24
945名無しは無慈悲な夜の女王:2009/08/13(木) 15:31:10
946名無しは無慈悲な夜の女王:2009/08/13(木) 15:32:21
947名無しは無慈悲な夜の女王:2009/08/13(木) 17:10:43
948名無しは無慈悲な夜の女王:2009/08/13(木) 17:11:29
949名無しは無慈悲な夜の女王:2009/08/13(木) 17:12:31
950名無しは無慈悲な夜の女王:2009/08/13(木) 17:13:17
951名無しは無慈悲な夜の女王:2009/08/13(木) 17:14:04
952名無しは無慈悲な夜の女王:2009/08/13(木) 17:15:30
953名無しは無慈悲な夜の女王:2009/08/13(木) 20:29:51
最近こういうの報告しても運営全く対処しないんだよな
954名無しは無慈悲な夜の女王:2009/08/13(木) 21:35:35
>>953
怠慢と言わざるを得ない
955名無しは無慈悲な夜の女王:2009/08/13(木) 22:59:54
その通り
956名無しは無慈悲な夜の女王:2009/08/14(金) 22:05:13
 +  ハァハァ
    ノノハヽノノハヽ アンアン
   (0 ´〜( *^▽^) + +
     )  つ っ  っ
  (( (__⌒'(_つ_つ
      ヽ_つ つ
957名無しは無慈悲な夜の女王:2009/08/14(金) 22:22:05
( ̄ー ̄)
958名無しは無慈悲な夜の女王:2009/08/15(土) 22:11:46
pol
959名無しは無慈悲な夜の女王:2009/08/16(日) 21:59:52
アルゴ
960名無しは無慈悲な夜の女王:2009/08/16(日) 22:00:55
リズム
961名無しは無慈悲な夜の女王:2009/08/16(日) 22:40:57
SF
962名無しは無慈悲な夜の女王:2009/08/17(月) 02:54:47
キューバSFとか無いのかな?
963名無しは無慈悲な夜の女王:2009/08/17(月) 04:16:41
ハバナ奇譚のダイナ・チャビアノはもともとSF作家らしい
964名無しは無慈悲な夜の女王:2009/08/18(火) 09:48:46
α
965名無しは無慈悲な夜の女王:2009/08/18(火) 09:50:01
カルペンティエール
966名無しは無慈悲な夜の女王:2009/08/18(火) 09:50:15
β
967名無しは無慈悲な夜の女王:2009/08/18(火) 09:50:56
γ
968名無しは無慈悲な夜の女王:2009/08/18(火) 09:51:47
δ
969名無しは無慈悲な夜の女王:2009/08/18(火) 09:53:04
ε
970名無しは無慈悲な夜の女王:2009/08/18(火) 09:53:45
ζ
971名無しは無慈悲な夜の女王:2009/08/18(火) 09:54:26
η
972名無しは無慈悲な夜の女王:2009/08/18(火) 09:55:08
θ
973名無しは無慈悲な夜の女王:2009/08/18(火) 10:48:42
ι
974名無しは無慈悲な夜の女王:2009/08/18(火) 10:49:24
κ
975名無しは無慈悲な夜の女王:2009/08/18(火) 10:50:07
λ
976名無しは無慈悲な夜の女王:2009/08/18(火) 10:50:56
μ
977名無しは無慈悲な夜の女王:2009/08/18(火) 10:52:06
ν
978名無しは無慈悲な夜の女王:2009/08/18(火) 10:52:57
ξ
979名無しは無慈悲な夜の女王:2009/08/18(火) 10:53:40
ο
980名無しは無慈悲な夜の女王:2009/08/18(火) 10:54:21
π
981名無しは無慈悲な夜の女王:2009/08/18(火) 21:56:59
982名無しは無慈悲な夜の女王:2009/08/18(火) 23:00:19
埋め荒らしに潰されそうなんで次スレ
旧共産圏のSF 2
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/sf/1250603972/
983名無しは無慈悲な夜の女王:2009/08/18(火) 23:03:38
てか話題ないんすか。
ないなら必読書ベスト30でも決めませんか。
984名無しは無慈悲な夜の女王:2009/08/18(火) 23:45:00
埋め荒らしを止める方法ないのかね
985名無しは無慈悲な夜の女王:2009/08/19(水) 00:30:17
人がいないことでお馴染みのこのSF板では、3ヶ月に一回ぐらいのペースで書き込みがあって
だらだら続いてるスレが多いから、埋め荒らしとか本当に迷惑。
需要がないんだったら埋めちゃっていいでしょ?と思ってるなら新参としか言いようがない。

とかいいつつあげてみる
986名無しは無慈悲な夜の女王:2009/08/19(水) 23:48:43
保守
987名無しは無慈悲な夜の女王:2009/08/20(木) 19:09:09
980超えてるから
もう埋めないと沈むよ
988名無しは無慈悲な夜の女王:2009/08/20(木) 20:10:35
次スレでベスト30選考中
載ってない作品があったら書き込んでね。
989名無しは無慈悲な夜の女王:2009/08/20(木) 20:35:06
ume
990名無しは無慈悲な夜の女王:2009/08/21(金) 18:42:17
埋め立てすらこんなペースなんて
ここまで過疎なスレを加速させるたあ罪な事しやがる
991名無しは無慈悲な夜の女王:2009/08/22(土) 11:09:27
埋め
992名無しは無慈悲な夜の女王:2009/08/22(土) 14:53:10
新スレあるんだから、埋めなくても放置して沈ませりゃいいだろ。
話題があるなら別だが。
993名無しは無慈悲な夜の女王:2009/08/22(土) 20:37:59
そうこうするうちにうまるっしょ。
994名無しは無慈悲な夜の女王:2009/08/23(日) 20:07:44
埋め
995名無しは無慈悲な夜の女王:2009/08/23(日) 20:08:26
埋まる前にマジれす。既出かもしれんが
昔、レムの金星応答なしってのを読んだ。
若い頃はストーカーやソラリスみたいな眠い映画も
よく寝ずに視た。今じゃ3分もたないかもw           
996名無しは無慈悲な夜の女王:2009/08/24(月) 22:44:33
埋め
997名無しは無慈悲な夜の女王:2009/08/26(水) 01:12:12
埋め
998名無しは無慈悲な夜の女王:2009/08/27(木) 04:09:34
埋め
999名無しは無慈悲な夜の女王:2009/08/28(金) 00:16:31
埋め
1000名無しは無慈悲な夜の女王:2009/08/28(金) 00:22:45
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