仮想戦記

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1名無しは無慈悲な夜の女王
仮想戦記ってのは、第二次大戦に負けたルサンチマンを
晴らすためのオナニー小説なんでしょうか?

読んだことないけど、ニフのそれ系会議室とか見てると
そうとしか思えません。

なんか鬱屈しててイヤン。
2名無し三等兵 :2000/09/26(火) 14:28
 どちらかといえば、「日本が勝つ」というより、「アメ公
がシオシオ」ってパターンが多いような気がします。現代物
でも「北○鮮モノ」が多いですし。

 過去を改変したがるのは、過去ではなく現在に不満がある
からという分析が妥当なんでしょう。

 ニフのFSF3のアレはココの軍事版と同じです。「日本
が負けたこと」というより、「何でマトモな2000馬力級
エンジンが無いんだ」とか、「日本の戦車はなんであんなに
屁たれなんだ」とかいう方向です。

 ある種のマニアばかりですから、平均的な読者とは言えな
いと思います。「飛燕のエンジンがマーリンとは言わないま
でも、せめてアリソンなら」という連中ですから、「勝ち負
け」はあまり気にしてないでしょう。

 あそこで評判が良いのは「日本が負ける」か「勝てない」
架空戦記ばかりです。
3名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/09/26(火) 22:38
 たとえて言えば「日本が勝つ」のがスペオペ、「日本が勝てない」のがSFみたいなもんかな(謎)
 スペオペは読んでて楽しいけどいつまでもそれじゃ飽きが来る。
4hiroyuki :2000/09/27(水) 00:59
ポリティカル・フィクションと言うのもSFのジャンルだとおもったが・・。
そう言った視点の架空戦記も結構あるような?

今は架空戦記自体が下火だけど、最盛期にはSFを書きたい新人作家は
このジャンルに投入されたそうだ。
#本格SF小説とか名を打つと売れないとか。
5名無しは無慈悲な夜の女王 :2000/09/27(水) 01:05
 過去にアメリカに負けた事ではなく、アメリカが大きな
顔でのさばっている現在からの逃避ですか。

 後ろ向きといえば、これほど後ろ向きなジャンルも無い
と思うが、たとえ個人的な内容の歴史改変がネタ(結婚相
手とか)であっても前向きな内容じゃないのも確かだと思
うし、そもそも、この手の逃避小説が前向きなはずもない
というべきか、前向きな現実逃避ってナニ?

 対中や対朝鮮だと近未来戦という「前向き」(なのか?
)な方向へ行くのに、対米だと過去の改変ってのはやはり
屈折してるのかもね。読者に全共闘世代のオヤジが多いわ
けだな。
6名無しは無慈悲な夜の女王 :2000/09/27(水) 01:18
「日本が負ける」のがSFで
「日本が勝つ」のは「27世紀の発明王」で
「海底軍艦」みたいなものがスペースオペラとか

いや,思いこみ
72001年宇宙の名無しさん :2000/09/27(水) 02:36
>1
佐藤大輔の『征途』はお読みになりましたか?
日本、おもいっきり負けてます。でも大和は大活躍。

SFで仮想戦記ファンには人気の高い作品です。
81 :2000/09/27(水) 09:46
>7
仮想戦記は1冊も読んだことはないです。
読まずに批判するのはヘタレなんで、ちょっと手を出してみます。
徳間ノベルズですね。イラストは小林源文か…

>5
私も仮想戦記にはオヤジ臭さを感じます。
なんでだろ?
9名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/09/27(水) 13:44
仮想戦記物で面白かったのは山田正紀の「影の艦隊」だが、実はコレって
青春物なんだよな。
10>8 :2000/09/27(水) 17:41
『征途』はお勧めですよ。
てか、他は読む価値なしです(笑)。
11名無しは無慈悲な夜の女王 :2000/09/27(水) 19:32
谷甲州御大の「覇者の戦塵」を忘れてはいかん。
12名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/09/27(水) 20:41
>10
 せめて完結してから評価しよう。
 未完ながら覇王信長伝はいい味出してると思うぞ。あれが仮想戦記ならばだが。(笑)
1310 :2000/09/27(水) 23:32
>>12
ごめんなさい、言い方がまずかったですね。
「仮想戦記は”佐藤大輔の他は”読む価値なし」って事でした。

…でも仰る通り、氏のその他の著作は、無理に仮想戦記で
くくるより、素直に”SF”と言った方がいいようなものも
多いですよね…。
14>13 :2000/09/28(木) 06:27
 そう言う事なら強く同意します。(笑)
 しかし「皇国の守護者」なんて龍と竜と竜騎士と魔法使いと剣歯虎と両性具有者が出てくるけどやはりファンタシーでもSFでもなくて軍記物だと思ってしまいます。
15>14 :2000/09/28(木) 08:00
「皇国の守護者」。昔、岩崎書店のジュブナイルでオオカミ
トラという現住生物を飼いならして、宇宙人との戦いに使う
「失われた植民地」ネタの小説が出てた。竜騎士ってのは例
のナニだろうし、「デイヴィッド王の宇宙船」からの引用と
思われるセリフも有る。

 ソレにもかかわらず、ソッチ方向のネタに話が進まないで
「ナポレオニック風仮想戦記」として、あさっての方角へ話
が進んでしまうってのが作者らしい。パーネルですら、ソッ
チ方向へ話を進めるからなぁ。
16>10 :2000/10/05(木) 13:57
谷甲州は読んだか?
食わず嫌いで断定するのは、人生の楽しみ大きく失うぞ。
第一この人はSFとしても超一流なので、一読をお薦めする。
17名無し三等兵 :2000/10/05(木) 14:34
つーか、若手のSF作家デビューが極端に困難だった90年代前半では、
SF作家になりたい若手(の一部)は架空戦記でデビューしていたという
時代背景があったのだよ。林穣治なんかがその筆頭。
だから、一部の架空戦記は非常にSFマインドあふれる作品に仕上がって
いるのだな。
18>10 :2000/10/05(木) 15:14
林譲治はおもしろいぞ。
ユーモア溢れる仮想戦記(?)で新境地を開いたし。
「侵略者の平和」も今後が楽しみ。
19>10 :2000/10/15(日) 12:02
横山信義を忘れてはいかん。
自称「日本を勝たせない架空戦記作家」『八八艦隊物語』『修羅の波涛』『蒼海の尖兵』
現代物だと『東京地獄変』かな。
20名無しは無慈悲な夜の女王 :2000/10/20(金) 02:06
大石英司はどうですか?
「新世紀日米大戦」などよくブックオフで全巻並んでます。
21名無しは無慈悲な夜の女王 :2000/10/20(金) 05:03
「新世紀日米大戦」は近未来の話。
あと何年かしたら陳腐なネタになる可能性は有るけど、それは
近未来を描いた作品の宿命だし、少なくとも今のところは
(「新世紀」ってタイトルも20世紀中は大丈夫か)仮想戦記
とは言えないと思います。
22名無しは無慈悲な夜の女王 :2000/10/20(金) 05:05
んと、それじゃクランシーの「日米開戦」も外れるの?
23名無しは無慈悲な夜の女王 :2000/10/20(金) 09:13
>21
>「新世紀日米大戦」は近未来の話。

 少なくとも、商売としては近未来モノ(北朝鮮モノとか)って
のは仮想戦記の中でかなりの割合を占めると思います。

>22

 比較対象としては、米のテクノスリラーや英の海軍小説でしょ
うね。SF系の方が突然変異。佐藤大輔のファンでも「皇国と地
連はエスエフだから読まない」とか言っている人間がいますが、
彼らの感覚ではそういう事なんでしょう。
2421 :2000/10/20(金) 10:16
なるほど。仮想戦記は過去の物語という思いこみが有ったけど、
それに当てはまらない作品も多いですね。
仮想戦記と妄想戦記は区別した方がスッキリするかも。
……いや、私もジャンルの定義論争は不毛だとは思いますが。
25名無しは無慈悲な夜の女王 :2000/10/20(金) 19:25
そういえば大石英司の小説を以外にも(!?)山本弘が褒めてた・・・同人誌で。
今の作品も誉めるのかな?
26ひそひそ名無しさん :2000/10/20(金) 22:14
>19
あのー、
『東京地獄変』つまんなかったっす。
横田狙った融合弾(私は大輔信者)が市ヶ谷に落ちちゃいましたって
ところでもう・・・ご都合主義っていうか、
うまい作家って、そういう所を読者に気付かせないようにウマく
騙すんだよね。
でも横山氏、執筆の上での努力とか熱意とかは伝わってくるんで、
そんな悪い印象持ってないす。
少なくとも、谷恒生や志茂田景樹のように、志の低い編集者と組んで
読者を莫迦(私も大輔信者)にした連中とは違うことは賞賛したいのね。
ただね、文章に熱が入りすぎっていうか、俺時々置いてかれちゃうんだよね。
特撮とかアニメネタの使い方とかも、
「この人下手糞だなあ」って・・・。
いまの段階ではこの作家、第二門田泰明ってところなんだよね、俺の中では。
横山氏の芸風だと、その延長線上の遥か彼方に、
佐藤大輔がハバをきかせているから、いつまでたってもアレなんだよね。
27名無しは無慈悲な夜の女王 :2000/10/20(金) 23:26
ルサンチマンを明確に出しすぎる、ってことなら俺もそう思う。
もうちょっとオブラートに包んでさりげなく書いてくれれば
いいと思うのですが。

でも『地獄変』は面白く読めました。
28名無しは無慈悲な夜の女王 :2000/10/21(土) 10:39
>25
山本弘は創竜伝(文庫本版の方)8巻の田中芳樹との対談で
「架空戦記?日本を勝たして何が楽しいの。日本が勝ってたら今ごろ特高警察や
治安維持法や強制収容所(って日本にあったっけ?)があって私たち二人とも
強制労働ですよ。架空戦記なんて次元低いねえ。はっはっはっは」
というとんでもないこと言ってましたよ。

山本弘と田中芳樹はSF界の恥さらし。
29名無しは無慈悲な夜の女王 :2000/10/21(土) 10:44
田中芳樹・田中光二・田中文雄(草薙圭一郎)
SF界のバカ田中御三家。
30名無し山東省 :2000/10/22(日) 15:44
軍事板から転戦してきました。

SF作家としては他に川又千秋氏がいる。『ラバウル烈風空戦録』が
途中で止まったままなんで(打ち切り?)早く続編かいて欲しいと思う。

あと田中光二・田中文雄(草薙圭一郎)・荒巻義雄のヘボい厨房三連星ですが
架空戦記業界でも扱いに困っている粗大ゴミに成り果て、軍事マニアの失笑を買っています。
早くSF業界の方で彼らを引きとって引導渡してやって下さい(SF業界でも恥なんでしょ)
31名無しは無慈悲な夜の女王 :2000/10/22(日) 18:13
つーか、まともな架空戦記を書いているやつっているの?
佐藤大輔は却下
>31

何を持って「まとも」とするのかが問題だ。
君の定義は?
33名無しより愛をこめて :2000/10/22(日) 18:52
>30
断る
34名無しは無慈悲な夜の女王 :2000/10/22(日) 22:57
>32

 「真面目な思考実験」とか言い出さない事が最低条件だね。
なぜか知らないけど、新人以外のSF系架空戦記作家は殆どこ
んな事を言う。谷甲州ですらだ。まぁ、架空戦記をSFとして
見るとそういう事に成るんだろうけど、それで考証がアレなも
んで「真面目な冗談」を好む連中に笑われてる。

 青木基行に書きたい物を書かせれば、ライトノベルとしては
いい線いくんじゃないかと思う。林譲冶は架空戦記としては馬
鹿話だけど、SFでその馬鹿さ加減に磨きがかかれば吉。大石
英司はテクノスリラーから怪獣小説家への転身を図っているみ
たい。サイファイ路線って事かな。

 佐藤大輔は(^^;。「SF的設定のお約束戦争冒険小説」を書
かせれば天下一品。マンネリだけど常に面白い。逆に横山信義
は「お約束」をやっても面白くない。ネタが良い時だけ面白い
作家。
35日本@名無史さん :2000/10/22(日) 23:01
実際の日本の国力では無理だと判断が付かないのだろうか?
架空戦記の作者には・・・

というのが先だって何一つとしてまともに読めません。
九月の神風くらいかなあ
36名無しは無慈悲な夜の女王 :2000/10/23(月) 01:13
>>34
ゼウスは酷かったけどな
37名無し山東省 :2000/10/23(月) 11:47
>実際の日本の国力では無理だと判断が付かないのだろうか?
架空戦記の作者には・・・

というのが先だって何一つとしてまともに読めません。

SF系の人って「架空戦記=日本が勝つシミュレーション」という段階で
思考停止しちゃってる人が多いんですよね。
特に山本弘と田中芳樹は「SF業界特有のスノッブ」丸出しで痛いです。
はっきり言って真面目な架空戦記作家の方々は、みんな実際の日本の国力では
無理だという事位分かってます。あれはあくまで「史実のパロディ」なの。

>断る
まずはこれを読んでから言おう
軍事板の荒巻ほめ殺しスレッド「紺碧の艦隊は素晴らしい小説です!!」
http://yasai.2ch.net/test/read.cgi?bbs=army&key=970467943&ls=100
38自動的な名無しさん :2000/10/23(月) 12:33
>>35
佐藤大輔は日本の国力を充実させる為に、
「信長を生き延びさせる」「アメリカを南北に分割する」とか
工夫してますよ。
でも佐藤大輔の本当にすごいところは、そんなの全然関係無しに
陰険腹黒漫才が一番面白いところだと思う。
39名無しは無慈悲な夜の女王:2000/10/23(月) 12:39
>架空戦記読み、軍事板の方々
逝っちゃった“今”の荒巻さんや田中芳樹さんはSF板でも必要としてません。
明らかに最近の作品は小説じゃなく脳内電波垂れ流し。
遠慮させていただきます。
荒巻さんはシリーズが長引くといつもこうなるけどね(藁

架空戦記も海外だとSFの一部だそうですが、林譲治さんや佐藤大輔さんといったSFも書ける方々を下さい。
林さんの『侵略者の平和』
佐藤さんの『地球連邦の興亡』はSF板住人の私にも楽しく読めましたです。

SF板と関係ないからsageます

4032:2000/10/23(月) 22:16
>34

なるほど。 言い訳は確かに見苦しいな。
だが、彼らの心中も察してやれ(^_^;)

>35
まずは一つ読んでからだな。
「何とか講和に持ち込む」系も多いと思うんだが
4139:2000/10/23(月) 22:54
『ファーザーランド』とか『高い城の男』は架空戦記読みにもオススメです。
どちらかというとオルタナティブワールドものですが、歴史知識があるぶん楽しめるのではないかと。
SFに興味を持っていただけると嬉しいです。

ageても良いですよね(藁
42名無しは無慈悲な夜の女王:2000/10/23(月) 23:17
五分後の世界(嘲
43名無しは無慈悲な夜の女王:2000/10/23(月) 23:34
>>42
そんなもん薦めちゃダメっす。
戦闘の描写がダメダメで萎え〜〜
『希望の国のエクソダス』を読んでると、村上龍(漢字自信なし)も逝っちゃうような気が。
44ペンネームC:2000/10/24(火) 10:16
誰か三木原慧一についても触れてやってくれ。
アニパロの凄さをのぞけば、読める作家だよ。
強引な話の盛り上げ方と、1のネタを100に見せるハッタリは、
この人にしかないものだよ。一度この人の本を読んでしまうと、
他の架空戦記作家の文章はぜんぶ無味乾燥に思えてしまって……
たいていの架空戦記作家は「まず設定ありき」だけど、
この人は「まずストーリーありき」なんだよな。「こういう人物が、
こういうことを悩みながら、こういう風に活躍する話が読みたい」って。
それを実現するために歴史をひねり回すの。
 科学考証も相当なものだし、もっと評価されていい作家だよ。
45名無しは無慈悲な夜の女王:2000/10/24(火) 23:12
>39

 でも、佐藤のお約束ネタはSFファンには通用し難いのでは?
「征途」の主人公兄弟の名前が守と進で兄の嫁がロシア人ってネ
タは通じても、「海軍一家」とか、各節冒頭に「HIJMS大和
 ○×沖」と入れるのとか、「ベトナム帰還兵」とか、「戦争後
遺症」とか(^^;。
46名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/10/25(水) 10:44
>30
田中光二ねえ、初期の冒険小説とSFを融合させた作風は斬新だったのに、いつから
あんな感じになってしまったんだろう……
47名無し山東省:2000/10/26(木) 11:13
>45
仕方ねえだろ。
SFファン自体が、すごく保守化・自閉化している。
ファンタジーや架空戦記を「SFより低いジャンル」だと思ってるフシもある。
あの山本弘にしても、SFのバイアスで架空戦記を見てる。

「○○はSFじゃねえ」っていうのはガンダム論争以来のSFキチガイの常套句だ。
あのバカチホがSF界にいる限り、如月東みたいな勘違いSFキチガイはなくならない。
48名無しは無慈悲な夜の女王:2000/10/26(木) 22:19
>47
高千穂は20年前から「SFであるか否かは作品の評価とは関係ない」
って断言してるんだが?

ってバカチホ=高千穂と決め付けているが(^_^;)
SF至上主義じゃなけりゃ「SFじゃない」っていわれても関係ないだろーに。
49名無しは無慈悲な夜の女王:2000/10/26(木) 23:22
>47@`48
作品のジャンルの事で口汚く罵りあう貴方達には
『孔明の艦隊』&『超空戦艦信長』がオススメ。
さぁ、逝っておしまい(藁
50くるくる少女:2000/10/27(金) 00:19
私の架空戦記初体験は・・・

作家さんの名前は忘れました。
題名は確か「連合艦隊ついに勝つ」だったと
思います。

内容はタイムスリップした主人公が
ミッドウェイ、ソロモン、レイテ湾で
歴史を捻じ曲げようとするが時間の復元力と
国力の差から結局日本が負けることに気が付き
現代に戻ってきたとおもったら
実は魔女を自称する女に見せられた夢だったというような
内容だったです。

これが基礎体験にある為日本がバカスカ勝ちまくるような
架空戦記はあまり好きではありません。
新巻ジャケも日英同盟を復活させた辺りで
読むの止めましたし・・・紺碧って日本が負ける話だと
期待してたのですが。
51名無しは無慈悲な夜の女王:2000/10/27(金) 00:29
高木彬光だよ。
52軍事板の住人:2000/10/27(金) 00:51
>くるくる少女
あんたホントに手広く読んでるね〜(褒め言葉)
でも地雷ばかり踏まれたようですね。
架空戦記ブームの時に他ジャンルから無理矢理引っ張られた作家のはイタイのが多いんだって。
SF作家のでまともに読めるのは谷甲州さんのくらいしか思いつかない…。

くるくる少女さん、佐藤大輔の『遥かなる星』とか『征途』を読んでもらえないかね?
日本は強くなってるけど(笑)
宇宙開発モノが好きなら燃えるぞな。
翻訳調の文には慣れてるでしょ?
SFファンに結構人気があるみたいだし。
53人斬り名無し:2000/10/27(金) 01:07
架空戦記で最近読んで面白かったのは
拓植久慶の「土方歳三の鬼謀」だろか。
って、ソレをわざわざSF板で言う必要もなさそうなのでsage。
54名無しは無慈悲な夜の女王:2000/10/27(金) 01:45
柘植は作品自体は良いんだけど、経歴が…。
ニセモノめ(藁
55名無しは無慈悲な夜の女王:2000/10/27(金) 02:42
「連合艦隊ついに勝つ」は読んだなぁ。ずいぶん昔だ。厨房だったな、たしか。
してみると、もしや、くるくる少女さんは30代なかば、と見た。
だからなんだ、という感じだが。
56名無しは無慈悲な夜の女王:2000/10/27(金) 12:40
「連合艦隊」俺も萌えた〜。
つられて、戦艦名や軍人の名前覚えたりして。
あの頃は、こういう話あまりなかったからな。
5710:2000/10/27(金) 21:25
超遅レスですが、谷甲州も横山信義も林譲治も知ってますよ(笑)。
(でも後二人はどうも肌にあわない…。なんか”小説”書くのがへたな
感じがして…)

それはともかく、やっぱりSFファンにはまず佐藤大輔をお勧めするのが
いい気がします。
58くるくる少女:2000/10/28(土) 23:32
>軍事板の住人さん
仮想戦記ものは荒巻シャケさんの紺碧と
氏もだ歌劇さんをちょこっと読んだくらいなんですよね。
だから当時は仮想戦記ものは地雷だらけとの偏見を持っていたので
谷甲州さんすらチェック入れてなかったんですよ。

っということで佐藤大輔さんも探索リストに載せておきます。
新刊では探せそうもないのでちょっと古本屋さんを探してみます。

>55さん
私は消防の頃に読んだと記憶してます。<連合艦隊ついに勝つ
まあ図書館でボロボロになった奴だったので
どれくらい年月が経っているかは不明ですが。

っというかあの当時でSEXについての知識があった
自分が少し嫌です(笑)
59名無しは無慈悲な夜の女王:2000/10/29(日) 02:00
くるくる少女っておもろい…。
良いキャラしとる。
60名無しは無慈悲な夜の女王:2000/10/29(日) 07:17
 豊田有恒の「タイムスリップ大戦争」大好きだったな。
 思えばあれが今の仮想戦記好きな自分の原点かも。
61名無しは無慈悲な夜の女王:2000/10/29(日) 23:12
田中芳樹ってSF書いてたっけ?
SF界の人なの?
62名無しさん@1周年:2000/10/30(月) 01:12
>44 名前:ペンネームC投稿日:2000/10/24(火) 10:16
> 誰か三木原慧一についても触れてやってくれ。

三木原慧一はちょっと気になってたんだけど、まだ読んでないんです。
どれか一作品を読むとしたらどれがいいですか?
63名無しは無慈悲な夜の女王:2000/10/30(月) 08:34
>61
おいおい、頭が痛いぃ
短編集が何冊か出てるし、銀英伝とかが有るです。
もしかしてあんなのSFとは認めないとか?(笑)
6463:2000/10/30(月) 08:36
sageるべき内容だったかも。
うとぅだ
65名無しは無慈悲な夜の女王:2000/10/30(月) 22:57
銀英伝は小説としては悪くないけど
SFではないと思う
6663&64:2000/10/30(月) 23:28
やっぱスぺオペ作家かぁ。
全然同意しますです(笑)

でも初期の短編等、SF作家だった時代もあったと思います。
67名無しは無慈悲な夜の女王:2000/10/30(月) 23:45
>62
やっぱり印税半分もっていかれた、
超弩級空母大和ではないかと(全8巻)
68名無しより愛をこめて:2000/10/31(火) 02:37
スペオペはSFじゃゴルァ
69名無しは無慈悲な夜の女王:2000/10/31(火) 08:57
>68
ならば、架空戦記もSFですぅ〜。

ゲボボドリンクもSFらしいけど(藁)
70名無しさん@そうだハルゼーに萌えよう:2000/10/31(火) 13:26
>62
俺も超弩級空母大和を推薦する。

諜報機関が無能な働き者(例:乃木将軍)を暗殺しまくって歴史改変。
脳漿や内臓が炸裂する戦闘シーン(パイロットが無傷でも海面に激突した衝撃でコクピッ
トごとぐしゃり)。
人倫のかけらもない作戦の数々(リディア・リトヴァクに合掌)。
ただし妄想系戦記と違って作者も登場人物も「これは非道い」ということをわかってやっ
ているので不快感はない(妄想系はここらへんに無自覚なのが多くてねえ)。でも外道。
これを読むと「やはり日本はアメリカと戦争するべきじゃなかった。」という至極常識的
なことを考えてしまう。ここまでしなくちゃ勝てねーのか。

EVAネタの賞味期限が切れないうちに読むべし。
71名無しは無慈悲な夜の女王:2000/11/02(木) 22:06
「紺碧」「旭日」を全巻読んでる剛のモノって、作者以外いるの?
あ、作者もどうせ校正してないだろうから、全部読んだことにはならんか。

で、草薙圭一郎がまたはじめちゃたよう。
「時空戦艦大和」
誰が楽しみにしてんだろ?10巻以上つづける内容なのか?
草薙圭一郎って田中文雄のことでしょ?
むかーし東宝でプロデューサーやってたことが唯一のプライドの拠りどころの。
草薙圭一郎ってペンネーム、色んな意味で、イカしてるよね。
72名無しは無慈悲な夜の女王:2000/11/03(金) 00:01
誉めている書評を見る限り、厨房と中年サラリーマンの方々が読んでるようです>紺碧旭日
荒巻先生の後書き等を受け売りで語り、ちょっと賢くなったような気がするのでしょう
活発なファンサイトがほとんどないというのは、つらいです。

あぁ、富嶽要塞はどうなる事やら。
電波爺からSF作家にもどって下さい>先生
73名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/11/03(金) 11:04
>71
http://www4.big.or.jp/~gensan/shelf/2/2-001.htm
やっぱりいるんだ、紺碧ファンが。
74ペンネームC:2000/11/10(金) 20:20
>70
私も「大和」が一番いいと思う。
「新・大日本帝国の興亡」も「超弩級戦艦激闘シリーズ」も、
「鋼鉄の紋章」も全部読んでるし、悪くはない。
 でも大和にはかなわない。
 「大和」は「一体どうやって勝つのか、全く明かさない」
というあたりが知的興奮を誘ってくれる。あちこちで思わせぶり
なセリフがあるので、そこからなんとか真相を知ろうと読者は
知恵をしぼる。そして見事に外れる。完全に想像の上を行かれた。
 少なくとも私はそうだった。
 まさかタイトルからして囮だったとは……(笑)
75まきむらこうじ:2000/11/10(金) 21:41
紺碧と旭日か・・・・
昔は読んでたけど、奇抜な兵器がおおくなるし、日本軍はほとんど無傷のままかちすすんいくし、つまんなくなって読むのやめました^^
76軌道名無しさん:2000/11/10(金) 21:53
>>74

へぇ、『超弩級空母大和』、面白いんですかぁ…。
仮想戦記は普段佐藤大輔や谷甲州あたりしか読まないのですが、この
シリーズは前に本屋でぺらぺらとめくってみて、
「これはもしかするとひさびさの『当たり』かもしれない…」
と思いつつも、さんざん迷って結局買わなかった、という記憶が
あります。
今度本屋行った時にでも買ってみようかな…。
77名無しは無慈悲な夜の女王:2000/11/10(金) 22:24
>>76
迷わず買いな。あれは当たりだ。
「入魂」なんていう形容詞がひしひしと伝わってくる、とんでもない
代物だぞ。特に4巻は凄い。
78ペンネームC:2000/11/12(日) 00:03
>77
私も4巻は好きです。でもタイトルに反して、4巻では大和はほとんど
出てきません。
http://www02.so-net.ne.jp/~muraji/esekakuu/yamato4.htm
さらに、ここを見ると恐るべき事実が……(笑)
あまりのことに、漫画版では4巻は省略されていました。
でも、それはそれとして面白い。
79名無しは無慈悲な夜の女王:2000/11/12(日) 01:05
むらじさんとこを紹介しちゃ駄目だよ。
あの人、どんな本でもネタにしてしまうもん。
笑える書評を書くのは異常にうまいよな。
80>79:2000/11/12(日) 07:55
そんなことはないぞ。
”どんな本”は別項目に分けて書評(お笑い)してるしな。(新巻とかナチとか)
SFファンとしては”もし常温核融合技術を日本海軍(のみ)が偶然手に入れたら”
を描いた林譲治の「覇龍の戦録」が面白い。
濃いパロディも満載。(むらじさんの書評読むべし)
81名無しは無慈悲な夜の女王:2000/11/12(日) 10:47
モーニングで始まったかわぐちかいじの漫画は?
82名無しより愛をこめて:2000/11/12(日) 14:16
紺碧の艦隊の楽しい読み方を教えてください。
83ペンネームC:2000/11/12(日) 18:07
>82
作者の思想に心酔して読めば最高に楽しいのでは。
代償はあまりに大きすぎると思うけど。
それ以外にはちょっとねえ。霧島やシモダなら、
トンデモとして笑いながら読むことはできると思うけど、
荒巻作品はそれも難しい。
84名無しは無慈悲な夜の女王:2000/11/12(日) 20:22
>82
紺碧愛読者のイタイ姿を見て笑うというのがいいと思う。
ちょっと愛読者の姿が哀れな気もするけどね。

>83
霧島ナチズムは別な意味で読むのが苦痛。毎月2冊は出てるし。
ブックオフのなかには、あまりの霧島作品の量と
ほとんど売れないという問題に直面して引取りを嫌がる店舗もある。
85軌道名無しさん:2000/11/12(日) 21:40
みなさんの声に推されて、『超弩級空母大和』1巻
買って来ました〜。
これからぼちぼち読んでみますね。
86名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/11/13(月) 01:51
>>80
だな「覇龍の戦録」はSF野郎にはおすすめだ。
あとPHPで出ている「憤龍戦記」ロケット野郎にはおすすめ。
出版社変わるらしいけど。

実際「侵略者の平和」で注目するようじゃ遅すぎるぜ
87名無しは無慈悲な夜の女王:2000/11/13(月) 02:20
>>86
納得納得。
俺は今の若手SF作家で一番期待してる。
秋山瑞人や秋山完も同様に期待してるが。
ライトノベル畑はチェックしやすいけど、
架空戦記は戦争に興味がなきゃ読めないから仕方ないっしょ。

ところで噴龍戦記ってまだ入手可能?
何処も置いてないような気がする(藁
88>87:2000/11/13(月) 09:29
確か「噴龍戦記」の出版社は仮想戦記から撤退したような。(在庫チェックですな)

話は変わるがSF属性しかもたないSF作家より他の属性も持ったSF作家の方が
SFの本質である”価値観の多様化”を表現しやすいのではないかと思う。
(SF大家の作品が軍事面や他の分野から見るとかなりイタい設定があるように)
そーいう面で軍事属性の林氏とか軍事・土木・登山属性を持つ谷氏とかは強いと思う。
89名無しは無慈悲な夜の女王:2000/11/13(月) 11:51
>>87
うちの近所のブックオフにあった。今すぐブックオフに走るべし!
90名無しは無慈悲な夜の女王:2000/11/13(月) 15:06
>88

>そーいう面で軍事属性の林氏とか軍事・土木・登山属性を持つ谷氏とかは強いと思う。

谷甲州は土木技術者で登山家だけど、軍人だったという話は聞いたことないなあ。
君が言う「属性」って何よ。 
91ペンネームC:2000/11/13(月) 16:13
>90
「そっち方向の趣味をもち、詳しい」
ってことだろう。
 山田正紀とかを見れば判るとおり、
SF作家は科学知識はないわけじゃないけど、
軍事の常識が妙に欠落していることが多い。
少なくとも一世代前の作家はそう。
これをさして「SF属性しかない」
といってるんだろう。
 すると若いSF作家は、SF属性以外にも
アニメ属性とかエロゲー属性とか持ってる
ことになるが……これも価値観の多様化かな(笑)
92名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/11/14(火) 00:13
86>>87
今日、近くの本屋でみた。注文すればまだあるんじゃない?
93ジョージ・ロイ・ヒル「屠殺場5号」」
ま、あげとく