1 :
名無しは無慈悲な夜の女王:
>1乙
全スレ
>>1000 >最近2CHの色々な所で「順列都市」マンセーとか読んだとか見るな・・・
これを読んでそうなのかーと思っただけだから、そんなに噛み付かれても困る
>>3 ニュース速報+や科学ニュース+板の科学関係やコンピュータ関係、アニメ板、軍板、で今年の6月あたりから見かけた
順列都市を読んだけど、コピーだなとか気象予測にコンピュータパワーを云々と
5 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/09/06(木) 18:42:56
前スレ1000さん
その記事を検索するのに必要なワードはなんでしょうか
「天元突破グレンラガン」の最終回サブタイトルが
「しあわせの理由」になる説が有力。
ちゃんとスレ立ててからコメントしろや。1000
ほんと荒れるスレスレの話題だけ振りやがって
>>7 というか雑誌記事のコピーがそれだったってだけじゃないか
なんか新作の話題とかないんすか。
ルミナス、の続編かあ
宮迫「数学大戦争だぁ〜!」
ぜんぜん数学ネタじゃなかったりしてw
とにかく山岸だっけ?w 翻訳が遅いわ!
出版予定から平気で2、3年は待たす。
今はほぼグレッグイーガン専門でやっているんだろ?
とっととやれよ。遅せーよ。小デブ。
近刊予定で喜ばせておいて、いったい何年先なんだよw
いい加減にしろよ。一冊につき半年でやれ。
散々待たせて、ひとりっ子が出た時も
もう半分買う気が失せていたぞ。
会社帰りで、ふらっと本屋に立ち寄って、偶然目についたから
買ったけどさ。散々待たせて、何なんだ? あの表紙はw
ロリータ小説みたいでかっこ悪いんだよw
レジの姉ちゃんが含み笑いしていたぞw
これからでる予定のやつで、俺を待たせたあげく、
しかも表紙が変だったら訴えてやる。
一冊世に出すのに何年かけるんだ。まったく。
仕事が遅せーよ。
オラクルの主人公にちなんだホモ小説みたいな表紙にならなくてよかったよ。
買うときとしてはまだ恥ずかしくないだろ>ホモ小説
ロケットガールを旧版・新装版ともに買ってる俺に怖いものはない。
コラプシウムは買わなかった。
>>21 もったいない。
あれ、中身は表紙とは全く関係ないよ
23 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/09/09(日) 19:01:57
だな・・・設定は面白い
でも、中身と表紙との関係も設定も関係なく、話は面白くない。
闇の整数?
祈りの海のチンコ受け渡しって金玉はどうするの?
体内(?)にあるんじゃね?
28 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/09/15(土) 16:37:44
万物理論読み終えた。ディストレスの原因は情報の混合化が脳に影響を与えているの?
よくわからん。
読書百遍
意自ずから通ずと申します、
がんばってください。
ナノマシンの発達や電脳化によって集合的無意識が混乱を起したのだろうね
31 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/09/16(日) 11:32:42
モサラが死んでも死後復活させればいいじゃんと思った俺はアフォw
なんか全体的に押井守作品のパクリっぽい設定が多いよねこの人の作品って。
33 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/09/18(火) 05:18:22
押井守がパクってんだろうがw
この人はアイデアだけ出して、小説自体はもっとエンタメ系の人に書いてもらった方が・・・って、
意見は結構あるみたいで、俺もその方がいいって気がしないでもないが、
それやるとイーガンじゃなくなっちゃうって意見があるのも分かるんだよな。
話も面白いハードSFって例えば誰なの?
ラッカー
ベイリー
>>17 >レジの姉ちゃんが含み笑いしていたぞw
失敬な店員だね、クビにしろw
テラネシア前半は良かったけど後半ショボーンだった気が・・・
構成力と人物造形がイマイチだよなあ。
特に人物はキモイのがデフォ
由此可?,五条舜治帝文化是中?文明的??。中?文明理想主?
是从舜帝“天下?公”的?凰精神、コ治思想?源而来的。
?凰崇拜和《韶?》演奏的目的,就是要?人?念念不忘自己的本?,
君王?民、?民以天下?已任,大臣成?良臣,百姓勤?守信,如此??事祥?。
五条舜治五条舜治五条舜治五条舜治五条舜治五条舜治
41 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/09/18(火) 23:34:56
>>17 俺はあの表紙好きだけどなあw でもタイトルがひとりっ子だからロリ小説だと思われても仕方ない。
今度はその店員に万物理論を見せてやれよ。
42 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/09/18(火) 23:48:19
>>34 そんな小説あるか!てあるんだよね・・・
日本じゃゴーストも・・・
でもイーガンはアイデアだけではなくてキャラ描写やキャラの思想も重要なファクターだし駄目でしょ
ガンダムの外伝みたいになる
>>39さん
テラネシア、英語が読めるんですね、羨ましい。
どうか、簡単に粗筋教えて下さいな。
>>43 読んだの2年ほど前だからだいぶ忘れてますが
当時のメモを頼りに紹介すると、
ホモでシスコンの男が、インドネシアの島に突然変異種の鳥を
調査に行った妹を助けようと追いかけていき、
量子力学的メカニズムで全生物種の遺伝子を書き換えて
突然変異を起こさせる遺伝子の謎をつきとめる話でした。
SFアイデアはこの<サンパウロ遺伝子>なるものの正体のみで、
人間ドラマと密林での冒険話がメインになってます。
前半(主人公の幼少期〜青年期)は人間ドラマが結構面白いんですが、
後半はストーリーがありきたりになってしまい、いつもの
アイデアの広がりもなくて、陳腐な家族愛系の話で
終わってしまいました。
アイデアよりも人間ドラマに重きを置いた作品なので
今までのイーガンと比べると物足りないと思う人も多いのでは?
物語作りは多少うまくなってると思うんですが。
やっぱり人物描写が変でした。
イーガンがホモだという予感が確信に変わりつつある
テラネシア最初の一ページだけ読みました
またホモかよw
TSとかTGネタみたいなのもよくでてくるよな
イーガン、たぶん童貞。
50 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/09/20(木) 00:02:20
いや結婚している。子供もいるよ。
それでも童貞だったらSF
イーガンの正体はAI
イーガンは実はレズ。
イーガンは宇宙意志
56 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/09/21(金) 06:46:22
万物理論の冒頭で書かれている短時間の死後復活はどこまで本当なの?
>>56 本当もなにも、理論的には可能だが技術的には全く手付かず、というのが現状では。
58 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/09/21(金) 13:20:45
死んだカエルの足が電流を流すと動くの能神経バンだな
イーガン作品の主人公が度々ゲイなのは、彼がハードコアリベラリストだからだと思ってたんだが
多分ハードコア無神論者だろうし
俺も最初はそう思ってたんだが、あまりに執拗なゲイっぷりに
だんだん疑念が膨らんできた。
そのわりにレズやペドはほとんど出ないし。
ペド…
そこまで言ったらネクロフィリア辺りまで網羅しないとw
>>61 いいなw
イーガンにそういうネタ料理してもらいたいw
ツンデレ率高すぎ
>>55 ひでえ話だな。
もちろん、そのカップルがじゃなくて。
65 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/09/22(土) 18:13:44
イーガンの正体はマイケル・ジャクソン
>>56 倫理的に問題ありすぎるので、誰も実験出来ないと思われ。
でも、万物理論で一番おもしろいネタがその死後復活だと思っていたりするわけで。
そのネタで推理小説にした方が面白そう。
67 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/09/22(土) 22:17:17
倫理的な問題? おまいほんとにそう思っているの?
68 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/09/23(日) 00:15:56
あれが一番面白いネタとは思わないんだが・・・
万物理論と島の自由さが一番の魅力だろ
如何に金で縛られているか、そして万物理論のエレガントな事か
69 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/09/23(日) 00:49:30
イーガン読んだけど、なかなか悪くない。これと同程度か以上のSF濃度の
作家そしてその作品でお薦めあります?
クラーク、ハインライン、アシモフ、ディック、テッドチャン、ラッカーは読みました。
ただイーガンが一番サイエンスのかおりがしました。
>>69 正直イーガン以上はなかなかないと思うが、とりあえず個人的な趣味で
ホーガンとソウヤーと、あと野尻抱介と谷甲州をすすめてみる。
なぜバクスターが出ない?
73 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/09/24(月) 22:20:17
>>69 小松右京
ダン・シモンズのハイペリオン
「1984」ジョージ・オーウェル
オーウェルは読んでないし、右京って人は知らないけど
ハイペリオンはイーガンとは方向性が違わないか?
いいんだよ。 山岸真が絶賛してるんだから。
・・・だからハルヒも読んどけ!
>>73の右京はマジっぽくてリアクションに困るが、
小松左京は俺もいいと思う。
>>74 それならホーガンも方向性が違うだろ(`・ω・´)シャキーン
ソウヤーもイーガンとは違う傾向だしな
この変な顔文字使ってる奴は何なんだろう
81 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/09/26(水) 09:46:27
・ω・
(´・・`)
>>80 ツウチャンネルに来て何を言ってるんだよ( ´▽`)σ)´Д`)
イーガンて文章書くときどんなエディタつかってるのかな?
viとかかな?
viなんか使っちゃいないだろ?
vimじゃね?
イーガンは脳から直接出力
>>1の公式サイトって手作り感満載だが
やっぱりイーガン本人が作ってるんだろうか?
アシモフ、ハインライン、クラーク、ブラッドベリ、ブラウンなどの古典の巨匠たちから
読むという基本コースをたどってきたが、現代SFも読んでみようかなと思って、
イーガンに手を出したらぶっ飛んだ。
ぶっ飛びすぎて、これを読みこなすにはまだ修行が足りないと思ったので、
一時撤退しようと思った。
古典の次は6〜70年代SFと、きちんと歴史を順にたどってから、もう一度チャレンジ
してみようかと。
イーガンのどれを読んだのかにも依るが。
またディアスポラ読んで挫折した被害者か?
90 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/10/02(火) 12:49:22
イーガンの作品が近代SFの到達点という認識でオーケー?
イーガンを楽しめれば、SFを理解できている。
イーガンを読めば、SFをもう読む必要はない。
なわけねー
92 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/10/02(火) 18:31:53
到達点だけ知っても、道を知らなければしょうがない。
94 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/10/02(火) 18:53:06
到達点から逆算すればいいだけ。
95 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/10/02(火) 19:35:01
イーガンが到達点とは言えないだろ
それに到達点と道は両方知らなければ意味が無いし
そもそも全ては蝶のの夢なんだしさ( ̄ー ̄)Wニヤリッ
96 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/10/02(火) 19:59:15
すべては夢ならイーガン読む必要はないな。
ゲームのなかでゲームをする必要はない。
97 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/10/02(火) 20:04:20
>>95 蝶野がこの世を創り出してるとこ想像してわろた
98 :
88:2007/10/02(火) 20:05:05
>>89 長編の順列都市、短編集の祈りの海ですね。
イーガンの中でも比較的分かりやすいって言われてるらしいんですが、あかんです。
短編集も貸し金庫、キューティ、誘拐あたりまでは
なんとかついてゆけたけど、百光年ダイアリー、無限の暗殺者あたりから
怪しくなってきて、後半はもう頭ボベーン。
ただ言い訳すると、仮に同じネタを扱っても、ブラウンや小松左京あたりなら、
もっと分かりやすく書いてくれそうな気がするんだけどなあ。
>>98 「しあわせの理由」は分かりやすいよ。
量子サッカーだけはキツかったけど。
しかし60年代ニューウェーブや80年代サイバーパンクを
読んでも順列都市が分かるとは思えん。
科学系の、マーチン・ガードナとか日経サイエンスとか、
そのへんで勉強するしか。
ピュウタと相対性理論の知識が無いと50年代SFも楽しめないだろ・・・
ふんいき(←何故か変換できない)しか楽しめないんじゃ魅力半減でしょ
102 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/10/02(火) 22:52:11
変換できるだろw
俺は全然知識ないけど順列都市が一番楽しめたぞ
まあまずは短編集だよ
ひとりっ子(短編)は楽しめた。わし科学苦手だけど面白い小説だと思った。
科学苦手で、知識もほとんど無いけど、イーガンの長編ほぼすべて楽しめた。
設定が素敵だと思う。
しあわせの理由よりも祈りの海のほうがアイデアがはっきりしている話が多くてわかりやすいと思う。
108 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/10/03(水) 11:38:32
イーガン読むのに科学的知識はそこまでいらないよ。
順列都市を楽しむには人工生命について知っとく必要はあるし、
宇宙消失に関しても量子力学に無知では意味不明になる。
でもいずれも初歩だから、入門書読んでおけば十分。
何かの短編でセックスの最中に量子論についての議論を始めたのはワラタ。
売春婦が操作された遺伝子の振る舞いについての不備を指摘したりな。
>>110 あれはいくらなんでもありえねーwwてワロタよw
福本伸行の漫画で、ボンクラ主人公やヤクザが、いきなり経済や確率論について、
詳細な解説を始めたりするのに似てるw
話の流れによっては、とりあえずリアルなインテリジェンスの程度を
無視してでもキャラに解説をさせる主義。
まぁイーガン作品読んでると「攻機」の世界が温いことヌルいこと(笑)。
電脳コイル観てるとイーガンも喜びそうなハナシだなって思ったり・・・。
114 :
sage:2007/10/04(木) 09:33:40
攻殻はSFとしては原作以外は糞だからな
しかし電脳コイルは無い
115 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/10/04(木) 10:32:38
イーガンってニート?
女子高の用務員さんじゃなかったっけ?
斉藤一とごっちゃになってるかも。
>>112 乞食が統一場理論を語りだす作品世界w
ディオゲネスが居るけどな
>98
イーガンを読むコツは、自分の解る範囲で楽しむこと。
一読で全部スッキリ解る。なんてひとは数えるほどしか居ません。
適当に脳内補完するか、とりあえず寝かせて、数ヶ月後に再読すればよろし。
>>117 乞食(てかホームレス)なんか頭でっかちの社会不適合者の群れだろ
攻殻の原作もSFとしては糞だろが。
121 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/10/05(金) 18:32:43
>>119 殆どのSFでそうは言わないな
そもそも社会不適合自体定義が不明だ、賃金奴隷が正解ともいえないだろ
国際金融資本が正解とはとても思えない
日本じゃこんな社会不適格合者も放置だから、社会の幅があると思うぜw
168 名前:名無しさん@5周年 投稿日:04/09/14 21:08:18 ID:exabRdID
□事件背景
・援助交際クラブ「プチエンジェル」
・会員は2000人以上
・会員は医者、弁護士、会社社長が中心
・会員からの要望に答える「もっと若い子」「未発達な子」
・勧誘者への礼金は小学生3万 (小5、小6、中1)、中高生1万
・エッチは5万から〜
・事務所はホテル
・事務所の駐車場には2000万以上の高級外車が駐車
□今回の事件
・稲○市立○峰○学校
・「犯人は単独犯で自殺したのだ」と報道し始めた
・4人のうち2人は以前からクラブ社長と知り合い
・2人はほかの2人を誘っていた
・3人は手錠がかかっており、1人は手錠はかかっていない
・そのうち1人は入院と報道されている
・掃除でお金と証言してるのは花屋の人
・事件以前の16日に実は既に逮捕状が出ていた
・小学生を勧誘したのは15才位女子→警察で事情聴取中
・会員名簿は別の人間にロッカーに隠され、仮に出てきても表に出てこない予感
・2chでMSN風捏造写真が出回り、一瞬だけリアル写真も
・犯人の父親は元警視庁キャップだが自殺?
>>119は現代日本の尺度だけでモノを見過ぎ。
その現代日本のホームレスだって、頭がでかくなる努力すらせず、
最初からど〜〜〜しようもない人生送り、酒と博打に溺れて
全てを失ったようなタイプもたくさんいる。
酒と博打と後なんだっけ?これをやらない奴は社会不適格者とか何とか言われていたなw
まあイーガンの作品では博打はテーマにされないよな
DQNジャンキーは居るけど
タバコか女
戦前の日本で女性参政権が認められなかったのは
酒も飲まず、煙草もすわず、博打を打たず、女遊びさえしない社会不適合者の女が多かったからだ。
間違いない。
「レズは許すがホモは駄目」とかいうやつがいるのも同じ理由だな。
イーガンっていうよりラッカースレみたいな流れだな。
127 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/10/09(火) 01:15:58
イーガンて医療系のプログラマ→専業SF作家→大学戻って数学やり直し
で、あってる?
多世界解釈を前提とした上でいま自分がいる世界を表すテクニカルタームってある?
造語の域を出ない程度のしかないだろうきっと。
じゃあカレントディレクトリ
131 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/10/10(水) 01:30:56
並行世界間移動を利用した物質コピー機(もどき)
コピーしたい物質と同質量のダミーを2つ用意。
実質的に同一な並行世界1,2,3とリンクを開く。
コピーしたい物質を世界1のダミーと交換。
ダミー1を世界2のコピーしたい物質と交換。
ダミー2を世界3のコピーしたい物質と交換。
>>128 多世界解釈を前提としたら、その言葉を言い終えるまでに末尾が分岐しないか心配になった。
>>98 科学用語を使ったファンタジーと思って読めばいい。
その辺のはたぶん作者本人も分かって書いてないから
理解する必要はねえよ、暗殺者とか量子サッカーとかはw
ただし、百光年ダイアリーだけは割とわかりやすい
アイデア物だと思うわけだが・・・
量子サッカーはイーガンのサイトにJAVAで動くやつがあったぞ。イーガン自作で。
量子サッカーはイーガンのことだからきちんと設計したんだろうが、
あれってサッカー等、既存の球技ではストーリー的にダメだったんだろうか、とは少し思った
一応ハードSM作家なんだから…
暗殺者ってそんな事はどうでもいい私は私だ!っていう話じゃなかった?
SF作家的なひけらかしを理解してあげなさい
君だって新しく知った知識は使ってみたいだろ
139 :
98:2007/10/10(水) 19:42:38
みなさんのお勧めで、まだわかりやすいという「しあわせの理由」を読むことにしました。
とりあえず一話目の「適切な愛」を読んだけど、おお、確かにわかりやすい。
何が起きてるか、何に悩んでるかわかるし、オチも分かる。
・・・でも、なんで一般の主婦がそこまで哲学的?に、悩むのかはわからない。
脳を入れる?わかった、旦那助かるならオッケー、お金かからなくてラッキー♪
みたいに、大して深く考えない人も結構いると思うけど・・・
それじゃ小説にならんかw
>>139 はじめはそう思ってたんだけど、いざ実際やってみたら
だんだんキモチワルクなってきた・・・
って話なんだと思う
たしかにイーガン読んでると、「お前なにもかも思いつめすぎ。
もっと楽天的に生きないとハゲるぞ」って言いたくなる奴ばかり。
とりあえずイーガンは、ゆでたまごと宮下あきらと車田正美の漫画を読んで、
単純さの美学を学んでほしい。
143 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/10/11(木) 07:10:04
>>133 ファンタジーの意味を知らずに単語を連呼する厨房発見w
>>139 一般の主婦でも、普通の妊娠でも、それくらい悩むと思うんだが。悩む中身は違っても。
勿論何も考えない人もいるけども。
いや、問題はその中身だろう。
妊娠は自分の中に異物がいてしかも体調も悪くなって感情の波も激しくなるから
多少は哲学的なことも考える。
でも嬉しそうな顔してないと赤ちゃんがかわいそうだし、みんな我慢してるんだな。
やっぱりイーガンは女
148 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/10/11(木) 15:47:40
イーガンの短編って素敵よね。
長編は正直読んでて、あ、この作家低脳だなって思うんだ。
でも短編はいいね。
短編とまとめられてもわからないくらい、短編は好不調の波がでかいと思うのだが。
長編はまあ個人的に似たような印象にはまとまったけど。
低脳いいたいだけちゃうんかと
イーガンは、「マインズ・アイ」が生涯のバイブルなんだろうな。
152 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/10/12(金) 23:51:42
それでもイーガン
新刊or新作が出ないと盛り上がらないな
低能とか言うのは読んでもあまり理解できない人間だよな
自分が低能だからって
低能なんて言ってるのいたっけ?
156 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/10/13(土) 11:20:02
どうてもイーガン
とりあえずライフゲームの宇宙はめちゃくちゃ面白いから
みんな読もうぜ
159 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/10/13(土) 17:53:19
ライフゲームの宇宙って、たしかghost in the shellのネタ本だろ。
結局サイバーパンクってギーク・オタクの知的な復讐の物語でもある。
90年代以降のウェブ文化への胎動としての80年代。
どこからサイバーパンクが?
順列都市のネタ本だよ
押井が広角作ってた頃に順列都市を書いちゃうイーガンはラベルが違うな
163 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/10/13(土) 23:38:06
順列都市って物語ないよね
トマス・リーマンの精神が最終的にどうなったのかは、もっと語られるべき。
いらねえよそんなの。
イーガンはキャラに個性がまったくなく、アイデアだけと聞いて、
星新一やシェクリィみたいな感じなのかなと思って読んだら、
そもそもそんな問題じゃねえなと。
167 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/10/15(月) 04:23:34
個性はあるけど。むしろ個性の塊で、典型としてのキャラは出てこない。
だからギブソンのようなハードボイルドやってもどこか湿っていたり、
女が出ても彼=イーガンの内面がどしどし出てきて、ロマンスが蒸発する。
よく読めって。
169 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/10/20(土) 18:21:32
>>163 物語はとてもあるだろ。
「順列都市」を読んでも理解出来なかったのかな?
しかし「順列都市」の衝撃は凄かったよな。
コンピュータによるシミュレーションについてこんなに深く突っ込んだ作品は本当に驚いた・・・
順列都市は一番好きだけど、最近読んだからか特に衝撃なかったな。
発表されて時にリアルタイムで読んだら驚いたかもしれないが。
171 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/10/20(土) 23:56:23
172 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/10/20(土) 23:58:15
>>171 「順列都市」が初めてのグレッグ・イーガンだったんで読んで驚いたんだよね。
グレッグなんて呼んでるやつにろくなのいない
ネットのイーガン評に
『“どうなるのか?”よりも“どうするのか?”という過程を描くことに
重きが置かれている』
っていうのがあって、他の小説家との違いをうまく言葉にしてくれた感じで、
とても腑に落ちた。
多かれ少なかれ大抵の小説も漫画も、彼(彼女)はどうなるか?事件はどうなるか?
っていう興味でストーリーを引っ張るものだが、イーガンはそれが希薄。
だから論文小説とか言われちゃうんだよな。
それでも気に入った奴が読めばいい。
文系だし頭わるいし低学歴だけど
「しあわせの理由」は楽しんで読めたよ
177 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/10/21(日) 22:56:06
>>173 何々限って何々ではない・・・これほど2CHで当てにならない思い込みも無いw
「しあわせの理由」の後書きで
「ネット上でイーガンは理系の小説とされ、文系はpgrされてる」
みたいに書かれてたけど、そうなのかな。
理屈こねるけどテーマ設定は文系っぽいから違うと思う。
理系の小説ってのはホーガンみたいなのじゃないか?
あれは文系人から見ると死ぬほど詰らん。
星を継ぐものだけはまあまあだが、最近のはもうアカン。
科学者の生活とか興味ねえし。
応用倫理のサブテキストに良いという感じがする。逆に言えばそれだけ?
倫理をテーマにしてはいるけど、そっちのほうは突込みが浅いんだよな。
悩むだけで終わってしまう。
イーガン読んで、日本のSF作家では手塚治虫を真っ先に思いついたな。
その次に小松左京。
この二人は物語とは面白く、ロマンがなくてはならぬみたいな信念があるから、
まったく違うものになってるんだけど、イーガンが扱うようなテーマを
当時なりのアプローチでたくさん書いてる。
ホームズ彗星とかいうのが急にでっかくなったらしいね。ディアスポラ思い出したわ。
肉滅gkbr
186 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/11/01(木) 19:35:48
久しぶりにSFを読んでみたいと思って友人に聞いたら「イーガンが面白い」
と教えられたんですが、まずどの作品から読み始めたらいいですか?
つまらない質問ですみません。
プランク・ダイヴ
>>186 「しあわせの理由」の巻末の坂村健の解説から。
いやマジで。
俺も『祈りの海』からがおすすめかな
自分自身は『万物理論』から読んだんだけど
お勧めが色々あるから、困るねぇ
久しぶりに読むSFって事だけど、以前はどういった作品を?
193 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/11/03(土) 11:46:56
186です。皆さん親切にお教え下さってありがとうございます。
中学校時代、なぜか図書室にハヤカワSF文庫が全巻揃っていて、シルヴァーバーグとかタニス・リーとか色々と読んでいたのですが(殆ど借りて読んでましたね)高校に入ってから哲学とか文学の方に行ってしまい、SFとは長年ご無沙汰だったんです。
社会人になった今、なぜかまた急にSFが読みたくなったのですが、その頃読んでいた本達が殆ど絶版になっているので驚きました。
で、SF好きの友人に問い合わせたところ「今ならイーガンがお勧め」と教えられまして、質問させていただいた次第です。
ちなみに、このあいだ、その卒業した中学校の図書室を見学させてもらったらその頃からのハヤカワシリーズが続々と集められていて、(もちろんローダンシリーズも全巻ありましたw)「ここはマルペの養成所かいっ!」と一人ツッコミを入れたのは言うまでもありませんww。
今考えると本当にいい中学校に通っていたんだな、と思います。
本当に皆様ありがとうございます。まずは「祈りの海」取り寄せて読んでみます。
『ディアスポラ』は『祈りの海』の前日談だから、ディアスポラも読みましょうね。
まぁイーガンの作風は話題性はあるわな。
あまりに濃くて。
好き嫌いの差が大きく出ると思うけど。
がんばって読んでw
故山田風太郎と合作させてみたかったな。
量子忍法帖とか、宝石忍法帖みたいなやつ。
>>193 哲学に行ってた人なら「祈りの海」みたいな短編集から入るのは確かにいいかもね。
その次は同じような理由で「しあわせの理由」がオススメ。
そうだな。初期短編は哲学者の大好きな心脳論テーマが多いから
とっつきやすい。
『ひとりっ子』も半分ぐらいはそのテーマ。
短編から入るのがいいと思う。
万物理論読んだんだけど、訳者後書きに書いてあった、
短編の「ワンの絨毯」がディアスポラに組み込まれたときに消された造語って何?
AC
たとえば『ディアスポラ』早川文庫版p.282の「旅をしたことさえ忘れるほうが
ましだろう。」と「エレナがいった。」の間に、短編版ワンの絨毯では文庫本
で1ページ分ぐらいの文があって、他のポリスでは人間宇宙論(AC)をもとに
内面世界の探究を重視し、物理世界の異星生命を見付ける必要など無いと考え
ている、というようなパウロの独白がある。
長編版ではディアスポラ計画はガンマ線バーストがきっかけだったが、
短編版では、異星の意識生命を見つけ出すことで人間宇宙論を否定することが大きな目的。
ところが見付かったのは仮想世界の中の意識生命だった。
はたして人間宇宙論は否定できたのか?「その問いにはまだ、答が出ていない。いまのところは。」
ご丁寧にどうもー。
短編サイズじゃディアスポラの背景説明をするのに難があるなぁとは思ってたけど、
根本的にテーマから変わってたのか。なるほど。
203 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/11/14(水) 21:02:04
イーガンのって、中学生でも読める?
204 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/11/14(水) 21:11:30
二人以上の異性とセックル済みなら読める
いやイーガン的には同性ともやっておくべきだろ
だったら汎性ともやるべきだ
それなら中性子とも
というか異性経験は要らない。
同性経験だけと申すか
とにかく、汎性とのからみを見ても無駄に勃起しないことがスムーズに読むコツ
実に中学生が読みたそうになる誘導だ
212 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/11/20(火) 12:01:13
以前、イーガンのお勧めの作品を教えていただいた者です。
さっそく「祈りの海」以下短編集3冊を買い、「ディアスポラ」と「順列都市」も購入しました。
今、「祈りの海」読んでいますが面白いし、考えさせられますね。
皆さん、本当にありがとうございました!
次は順列都市ですね!
ぜひ読後感想などお聞かせ下さい
イーガンの新刊が出るまでバクスター読んで繋いでます。
バクスターも、本当に話の規模がぶっ飛んでる。
俺も今ちょうどプランクゼロ読んでる。
今更だけど。
たしかに「時間的無限大」のエンディングへのぶっ飛び加減なんかは、
もはやブラックユーモアとしか思えないかも。
本屋行ったら奇想コレクションの新刊が出てたのに気がついた
クリスマス頃には「TAP」が読めるといいなあ
ディクスン・カーが密室ミステリばかり書いてたので、「密室バカ一代」って
言われてたが、この人は「アイデンティティーバカ一代」だな。
毎回毎回、手を変えテクノロジーを変えだが、実際は究極の狭く深い系作家。
密室ものばかり書くのと色々な視点からアイデンティティについて掘り下げていくのは別物だろう
色んな視点から密室について掘り下げてるのかもしれんじゃないか。
カーにとって密室の象徴するものが、イーガンにとってのアイデンティティだったんだよと
9割方違ってると思いつつ言ってみる。
高校の教科書で「アイデンティティ」と言葉でいっても伝わりにくいから
イーガンの短編を併せて掲載してはどうか。
このスレってレベル低いな
作家のレベルが低いからしかたないんだけど
歴史の定義とは、いったいなんだろう。それを考えたことがあるか。
私は、歴史とは、過去から現在へ至る変化の記録であると考えていた・・・・。
それはつまり、人間社会が経てきた変遷と流動の姿であり、その記録という訳だ。
そう・・・・これまでの私であれば、ただちにそう答えたであろうな。
歴史学とはかくあるべき・・・・歴史学者である私たちはそれを信じて、自らの
学業のために費やしてきた。研究と浪費の毎日を。
ここに一つの仮定を、もうけてみようではないか。
過去から現代へと至る道が、唯一無二の、一つの道ではないとしたら、どうか。
馬鹿馬鹿しいと思っておるだろう。今のお前ならな。だがそれならば、道が唯一の
ものであるという論証を、お前にできるかな?
歴史とはいったい何だろうな・・・・人類変遷の記録か?
違うな、それは単に、ある時刻に起きた事象の記録にすぎないのだよ。それは歴史ではない。
時の流れとは不可逆なものとして存在するのではなく、可逆な概念であることを理解するのだ。
時間は可逆であるが、歴史は不可逆な概念なのだ。その差は微細にして多大であることをしれ。
知りますか
順列都市で計算処理の順番をランダムにするっていう所がよくわからないので教えて
10まで数える過程をランダムに処理?なにそれ?
メモリの中とかどうなってんの?
イーガンのパロディ小説とかあんのかな
小林泰三の『予め決定された明日』という短編はわりとまんま順列都市
巻末解説でもオマージュとか言われてるし
古橋秀之の『出席番号0番』が、まんまイーガンの『貸金庫』だというのは有名。
新潮文庫のアンソロジー『タイム・トラベラー』を久々に読み返したらすっか
り内容わすれていて楽しく読んだんだけど、
「ここがウィネトカならきみはジュディ」はイーガンの短編に似てるね。
しあわせの理由だけ読んで、なんでこのスレでホモホモ言われてるのか分からなかったけど、
祈りの海を読んでようやく分かった。
ああ、次は一人っ子だ…
分かったのはいいからさ
このままじゃおさまりがつかないんだよな
つきませんか
イーガンはゲイとかじゃなくて多分、体の中に異物を入れて
それに支配されることにこだわっているのだと思う。
薬とかmodとか胎児とかちんことか。
>>235 短編を立て続けに何作も読むと、そのうちそのパターンにイラッとしてくる。
作者じゃなくて、作中人物に対して。
おまいらは皆が普通にやって乗り越えてることを、ウジウジウジと
私の存在とはとかなんとか鬱陶しいんだよ!悩むなら最初からやるなボケ!!!!
・・・みたいなw
そりゃ悩まなきゃ小説にならんのは分かるけどねぇー
イラっと来るなら最初から読むなボケ!!!!
・・・みたいなw
初読なんだから読む前から分かるかボケ!!!!
・・・みたいなw
239 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/12/20(木) 23:31:33
登場人物は普通な凡人にイラッと来てるじゃボケ、無知蒙昧の木偶どもが!!
・・・みたいなw
>>236がイーガン作品に出てくるヒロインキャラに見えた
241 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/12/23(日) 02:34:49
イーガンの小説の女で萌えた事はただの一度も無い。
逆に中年男に萌える。
ポール・ダラムとか。。
ポール・ダラムとか、、
ポール・ダラムとかな
キメラに激しく勃起した俺は
キメラとは一発決めてみたいな。
あれ…こんな時間に訪問者が……ン
オーランドとか
強化幼女が側にいたらそれでいい
もし意識がデジタル化され、フェムトマシンができたら、資本主義は崩壊するな。
っていうか、経済そのものが無くなってしまうのか。
生きてる間にそうならないかな
248 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/12/30(日) 18:37:51
TAPは今年出るんですか?
奇想コレクションの最近の配本ペースは3ヶ月〜半年に一冊
TAPは次の次だから、早くても半年先かね。
巻末のリストでもどんどん後ろに追いやられてるから
順番どおり出るかどうかわからんけど。
ホーガンとモーガンとイーガンが好きです
頭がガンガンするぜ
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先手黒な
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│ル│ナ│ビ│ク│キ│ビ│ナ│ル│
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│ポ│ポ│ポ│ポ│ポ│ポ│ポ│ポ│
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│P│P│P│P│P│P│P│P│
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│R│Kn│B│Q│K│B│Kn│R│
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『ディアスポラ』のマクロ球内のシーンがどうにも脳内で
ビジュアル化できんのだが、やっぱ出来る人は出来るのか?
何度も読み返せば俺も五次元で夢が見られるようになりますか?
順列都市のTVC宇宙でエイリアン対策に宇宙船作るんじゃなくて惑星破壊砲でも
作ってた方がよかったんじゃないの?
>>256 自分が昨日まで二次元世界の生物で
床の上を這いずって生活していた、と想像してみると
次元が増えるという感覚がなんとなくわかるかもね
二次元人って世界が奥行きのある線なのか?
そもそもどういう視界になるのか
二次元人の視界は線だけか?
視界というのが三次元的な捉え方だから
コウモリの超音波みたいに我々には理解不能の感覚なのでは
順列都市読み始めた。
ディアスポラで序盤で挫折してたんでガクブルだったが
案外普通に読めそうでほっと一息。
そう言ってられるのもポールがなんか開眼しちゃうまで…
エンターテインメントと学術論文を同列に並べて頭のよしあしを語るのは(普通と比べても)頭悪くないのか?
その論文自体のよしあしはともかく。
記事だけだと、はっきりトンデモ論文じゃん。
>>そう考えることによってビッグバンがなぜ起こったのか、
>>といった物理学上の疑問点も簡単に説明が付くと述べている。
ちゃんと説明しろ。
>>その上でウィットウォース博士はコンピューター内のシミュレーションでは
>>起こりえないことが、我々の世界で起きることを示すことができれば、それは
>>仮想現実ではなく、現実世界であると証明したことになるだろうとまとめている。
空論です。ありがt(ry
>>266 論文といえども、論文数稼ぎで出される代物、「出したこと」そのものが重要なものなど
いろいろあって、中にはエンターテイメント以下のもあるわけですよ。学会そのものも
多数あってピンキリですし。
権威主義も結構ですが、中身で判断しないと痛い目みるよ。東大教授だって、国会議員
だって、どうしようもない阿呆もいっぱいいるでしょ?
コンピューターのシミュレーションなんて、構築するモデルに初期条件や与えるサンプル数でいくらでも変わる。
そもそもビッグバンの説明がつく、なんて
「説明がつくように理論を構築するから」以外のなにものでもないだろうw
関係ないけど、生物系の人の大半は高校以下の数学しか知らんらしいな。
数学や物理の学部生教科書レベルのことを一所懸命論文に書いてるそうだw
分野が違うだけでこういう阿呆なことが日常的に行われてるのが学問。
専門外のことにまで口出ししてボロを出しまくる著名人の多いこと・・・。
まぁ専門のことでも嘘っぱち抜かしてることもよくあるけどな。
専門家は専門で頑張らせて、ハントのようなまとめ役がいれば・・・って、
これはホーガンですね、すみません。
>>268 論文だから中身もまともとは一言も言ってないんだがw
>その論文自体のよしあしはともかく。
とちゃんと書いてるじゃん。
>いろいろあって、中にはエンターテイメント以下のもあるわけですよ。学会そのものも
学術的な屑論文はあくまで学術的な基準で屑であって、エンターテインメント以上とか以下とかそういう基準はないの。
なるほど、せま〜い視野で物を見てるわけだね。
広い視野(笑)
>>269 >関係ないけど、生物系の人の大半は高校以下の数学しか知らんらしいな。
>数学や物理の学部生教科書レベルのことを一所懸命論文に書いてるそうだw
>分野が違うだけでこういう阿呆なことが日常的に行われてるのが学問。
さりげなく生物系を全否定かよw
確かに数学を深く学んでない人は多いと思うけど
研究成果をまとめるうえで難解な数式とかを
使う必要がない分野もあるってだけだ
統計処理なんかで見当違いの計算してたりしたら問題外だけどさ
あの、宇宙の基本構造が一種の計算機とみなせるってのは、けっこう昔から
議論されてるので、ご存知だと思うんですが(例えば、エネルギーの保存則は
反応前後が等式で結ばれることだから、空間にも量子があるはずだとか、
ブラックホールの表面積はエントロピーに比例するとか)、この宇宙の物理現象が
計算機シミュレーション結果である、という論旨が奇想天外だってのは、
テクノバーンの人がそう思ってるだけなんじゃ‥‥?
とりあえず論文書いた人のサイト見たけど、けっこうじいさんなのに
書いた論文の数が少なすぎだろw
数こなせばいいってわけじゃないが、それでも少ない。
地雷かもね〜
現実という物の定義があやふやになってしまうな
仮想現実だってある意味では真の現実なんだし…
ディアスポラのポリスがなぜ万能計算マシンのように書かれてたのか
ふと気になって読み返してるんだが、どこにも計算資源の話が無いな。
順列都市では出てくるのだからアイデアとしては持ってるのになぜ?と思って気が付いた。
これはU全体がひとつの仮想現実だという事を暗示してるんだなと。
宇宙消失がかなり面白かった。
順列都市は面白かった。でも下巻以降はあまり好みじゃないかも。
短編は祈りの海としあわせの理由から何個か読んだ。後ろしか見えないマクロ球体の話が面白かった。
他の作家でもいいからオススメ教えて!
>279
主観宇宙三部作の残り
祈りの海としあわせの理由の残り
イーガンの残り
>279
「ディアスポラ」と「ひとりっ子」も
他の作家ならテッド・チャン
282 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/02/06(水) 11:36:05
グレッグ・イーガンの「ひとりっ子」読んだ。
面白くって、よく「理系向き」といわれるイーガンの
小説の中では、文系でも楽しめるのではないか、と思った。
ただ、ハーレクインロマンスみたいな表紙はやめてほしかったな。
買うのが恥ずかしかった・・・
SF作家は文章が下手すぎて読む気がしないという文系どもの意見。
むしろサバサバした文章がいいと思うんだが…。
「しあわせの理由」「順列都市」とめっちゃ面白かったから、「ディアスポラ」読み始めたけど。
あかん、だめだ。
5ページほど読んだがもう読むきしねえ。
何いってるかさっぱりわからん。
2006年版SFが読みたいで一位みたいだけど、みんなよく読めるな。
しばらく寝かせるか。
>>284 最初のあたりは読み飛ばして大丈夫ですよ。
自分もナニコレと思いましたが、
そこを越えれば読みやすいです。
ガンマ線バーストのあたりはハラハラドキドキだよー
大丈夫だ。そのうち辛さが快感に変わる
(バーチャルな)球体の表面を光のラインがティティティティティーと
上から下までアミダクジみたいに曲がりながら進んで、
ちょうどゲームキャラのステータスをダイスロールで決めるみたいに、
ランダムな因子を組み合わせて人格が生成される、という
「赤ちゃんAI誕生の瞬間」のシーンの事?
そんな難しいかなあれ。
>>284 コンピュータ上の人格が、生まれてから自我を確立するまでを
心理学に則してリアルに描いた、白眉ものの場面なんだがな……
もっとも、あの一連の場面は後の展開に全くと言っていいほど
影響を及ぼさないので、
>>285氏の言う通り読み飛ばしてOK
つまり攻殻のOPみたいな?
俺全然わかんなかったが今288を読んでわかった気になった
ディアスポラは期待外れだった。
現実がどう反映されているかわからない。
宇宙はあんな風になってないだろ。
293 :
292:2008/02/07(木) 02:14:58
ごめん、ちょっといみわからんね。
宇宙における人間の存在を考察する思索的エンターテインメント的なものとして語られてて
中二病的快楽に酔いしれること期待して読んだんだけど、
単にスケールのでかいハードSFファンタジーだった。
>>289 心理学ってか心の哲学をネタにしたとかそんな感じじゃない?
実証的心理学の成果だけに即したとかそういう厳密な感じではないと思う。
>>292 >宇宙はあんな風になってないだろ。
なぜ、そう言い切れる?
宇宙があんな風になってないとは全く限らないぞ。
ぶっちゃけ、現実の宇宙論の方が、ディアスポラ世界の
宇宙よりも、はるかにぶっ飛んでて現実離れしているよw
それは、さておき。
イーガンの凄いところは、架空とはいえ現実にあっても
おかしくないと思わせるような緻密な物理理論を丸ごと
構築してしまうところだな。ディアスポラの宇宙しかり、
順列都市の塵理論しかり、ミトコンドリアイブしかり。
あえて言おう。イーガンの構築した理論に興奮しない奴は
センス・オブ・ワンダーに欠けている!
すっごい神経質なんだろうなーイーガンさん
とか読んでて考えちゃう
>>288 わかりやすい例えだw
まあ根本的な原因は描かれてないけど自我獲得の過程だよね
それを三国誌の君主の能力設定場面に例えるとは・・・
>>294 > >宇宙はあんな風になってないだろ。
> なぜ、そう言い切れる?
> 宇宙があんな風になってないとは全く限らないぞ。
偶然そうなってたしてもこの際関係ないだろ。
フライング・スパゲッティ・モンスターが現実の可能性だってゼロじゃないぞ。
現在の我々が考えている「現実」とのつながりが俺にとっては重要。
逆にタイムマシンは一世紀前の世界像で現代の世界像とは違うけど、
その世界観のもとに進化とか思弁的に遊んでみた傑作だと思う。
> ぶっちゃけ、現実の宇宙論の方が、ディアスポラ世界の
> 宇宙よりも、はるかにぶっ飛んでて現実離れしているよw
現実離れの基準がわからないが、まったく関係のない話だな。
> それは、さておき。
> イーガンの凄いところは、架空とはいえ現実にあっても
> おかしくないと思わせるような緻密な物理理論を丸ごと
> 構築してしまうところだな。ディアスポラの宇宙しかり、
> 順列都市の塵理論しかり、ミトコンドリアイブしかり。
>
> あえて言おう。イーガンの構築した理論に興奮しない奴は
> センス・オブ・ワンダーに欠けている!
ディアスポラの宇宙や分子接続は塵理論や移相夢程の見事な嘘とは感じなかった。
移相夢とかはともかく、たいていの奴はさすがに本当にあるかもてまでは感じない。
つまらなくはない、というか面白いんだけど、リアル世界への接続感はない。
(ミトコンドリア・イブは政治的リアル世界と繋がってる感じはあったけど)
人それぞれだから欠けてるなら欠けてるでいいが
個人的にはディアスポラは単にスケールの大きなスペオペやファンタジーの類だった。
なんか論破したくてないものねだりをゴネてるだけのような気がする。
どんなのなら、
>宇宙における人間の存在を考察する思索的エンターテインメント的なものとして語られてて
>中二病的快楽に酔いしれること期待して読んだんだけど、
これに該当する小説なの?
それと比較して語ったほうがいいよ。
順列都市やしあわせの理由じゃねえのか
それに比べて書いてあるように見えるんだが
・俺の感想に反論すんな、俺の感性で面白くねーんだから面白くないんだよ。
なんて論旨を持ち出すなら、最初からチラシの裏にでも
書くべきなんじゃなかなぁ。
脳内の思考を文字に置き換えるだけでも多少はスッキリするよ?
たかだか数百円の小説で楽しめなかったからって、
ケチくさい貧乏人だな。
>>298 論破って何を?
自分が最初に読んだのとは違う読み方をすれば面白いことまで否定はしていない。
期待していたのはタイムマシンとかスキズマトリックスとか最近のでは銀河北極(短篇集じゃなく短篇の方)とか、
メインアイディアが既存の宇宙論をはみ出さない形で人類の行く末を幻視させてくれるようなタイプの作品。
SFMなんかの前評判からマクロ球の当たりから異世界ファンタジー的にしか見えなくなってきたということ。
もちろん、似た基準で読んでもタイムマシンもスキズマトリックスも銀河北極も荒唐無稽だって立場もあるだろうが。
>>300 >・俺の感想に反論すんな、俺の感性で面白くねーんだから面白くないんだよ。
そんなことは言ってないつもりだよ。
ただその指摘は俺にとって期待外れだった理由とは関係ないと言っているだけで。
そういう期待をするのが間違ってたとか(もっともだ)、
お前に読めてないだけでその期待は満たされている作品とか言われるんならわかるんだけど。
それと基準が人それぞれなのは現実なんだから、それを否定してもしょうがないだろ。
文句言うな言いだしたらチラシの裏だが、他人の感想を見にここに来てるわけだし。
>>302 >メインアイディアが既存の宇宙論をはみ出さない形で人類の行く末を幻視させてくれるようなタイプの作品。
俺にはこの作品は既存の宇宙論の枠内に思える。あなたと他の人の感じ方の違いはここじゃないかな。
マクロ球のあたりも既存の量子論の仮説にいろいろ手を加えたものだし、
他の宇宙との通信とか、次元が違う宇宙とか、このあたりは最新宇宙論で真剣に議論されているよ。
>>302 最初からそう書けばわかりやすかったのに。
塵理論はよくてマクロ球はダメってのは何なのかな。
どちらも例えば曼荼羅の切り口のひとつのように思えるけど。
>>297>>302 別にお前の読み方を否定するつもりはないよ。お前が面白くなかったんなら、それは仕方ない。
問題は、お前が、ディアスポラ宇宙は「現実」とのつながりが無い、と勘違いしていることだ。
現実の最新の宇宙論をちょっと齧っていれば、「影の宇宙」とか「Dブレーン」とか、イーガンが
参考にしたと思しき、あるいは先取りしていたとも言える概念がわんさか登場することが分かる。
例えば「マクロ球」は「D5ブレーン」みたいなものだな。(ちなみに、我々の宇宙はD3ブレーン)
無論「マクロ球」自体はイーガンの想像の産物だが、イーガンはこの6次元時空に『現実の』物理学
(超弦理論の内部空間の考え方)を適用し、我々の宇宙よりも力の種類が少ない筈と考察している。
これでもファンタジーに見えるなら、本当にセンス・オブ・ワンダーを欠いているとしか思えん。
ついでだが、俺はミトコンドリア・イブが政治的リアル世界とつながってるという印象は無かった。
俺が痺れたのは、主人公が最終的に下した結論「DNAには特定の傷付き易い部位がある」のところだ。
現実でもミトコンドリアDNAの変異から人類の祖先を辿る研究は行われていて、DNAは満遍なく変異
することが前提になっているが、この前提は100%正しいと証明されたわけではないんだよ。
もし、DNAに特定の傷付き易い部位があることが分かったら、現在の分子系統進化学は引っくり返る。
センス・オブ・ワンダーを感じないかい?
>>304 >塵理論はよくてマクロ球はダメってのは何なのかな。
俺も、この点を不思議に感じる。
塵理論は、意識をコンピュータ上にコピーするという、現実では実現の目処が立つどころか
どこから手を付ければいいのかさえ分かっていない、完全に架空の技術に基づいている。
従って、
>>302の理屈だと、塵理論の方こそ既存の科学技術を大きくはみ出したアイディア
ということになってしまいそうだが。
>>306 よくわからんが、類推するに
彼が言いたいのは既存の宇宙論というより、既存の社会なんじゃないかな。
だから塵理論のように何であれ社会の延長としてとらえられるものは好みで
マクロ球のように社会性が飛んじゃってるものをスペオペ・ファンタジーと表現してるんじゃあるまいか。
>>304 >>306 ちょっと説明が悪かったかな。
あくまで現実の宇宙論を期待して読んだのはディアスポラで、順列都市には現実との繋がりを期待して読んでなかったので
あくまで嘘の立て方に説得力があったと感じたもの。
マクロ球は説明が天下り的に感じてそれ程面白くは感じなかった。
ここは自分の主観を普遍的なものと思い込んだ面があったかもしれない。
>>305 ブレーン宇宙論については詳しくはない(ちゃんと理解できてない)が、マクロ球とは違うでしょ。
あの理論では、素粒子=紐自体がひとつのブレーンだし、ワームホールであるディアスポラの物理理論とはまた別じゃないの。
もちろん連続したアイデアではわかるんだけど。
ミトコンドリアイブで自分が説得力ある嘘と感じなかった部分は、分子接続が量子的に記憶の物理学の部分。
『オラクル』の途中に出てくる神学論争のところが
よくわからない……。
パンとかマーキュリーのややこしい
ラベルの貼り間違いってなんのことだろう?
パンで検索してもパンしか出てこないし……
なんか解説ページとかないかな?
>>309 >あくまで現実の宇宙論を期待して読んだのはディアスポラで、順列都市には現実との繋がりを期待して読んでなかったので
それって、「ディアスポラ」と「順列都市」とで別の基準を適用して、こっちはいいがあっちはダメって言ってたってこと?
それは、おかしいと思う。
>マクロ球は説明が天下り的に感じてそれ程面白くは感じなかった。
マクロ球の説明自体が面白いんじゃなくて、長炉の謎を解く内にマクロ球の概念に行き当たる、その過程が面白いのでは?
塵理論も同じだよね。コピー(じゃなかったけど)が無意味な実験を続ける内に、パターンこそが本質だという真相に気づく。
>ブレーン宇宙論については詳しくはない(ちゃんと理解できてない)が、マクロ球とは違うでしょ。
勿論、違うよ。マクロ球はあくまでもイーガンの想像の産物だからね。
しかし、「ディアスポラ」が書かれるずっと前から、理論物理学の分野では10次元の内の6次元だけがコンパクト化されて
4次元が残ったのはなぜか?ってことが盛んに議論されていた。4次元の方がコンパクト化されて6次元の方が残ることも
あり得るんじゃないか?って指摘はあったんだよ。膜宇宙論はいわばその議論の集大成みたいなもの。
そして、マクロ球は想像の産物とはいえ、しっかりと現実の物理理論に基づいているわけ。
>ミトコンドリアイブで自分が説得力ある嘘と感じなかった部分は、分子接続が量子的に記憶の物理学の部分。
あれって単に、量子もつれのこと言ってるんじゃないの? 基本的にアスペの実験をやってるだけだと思うけど。
イーガンの想像ですらない、実在の実験じゃん。
イーガンの発想の凄い所は、それを分子系統進化学に応用しちゃうって所だな。実際に応用可能かどうかは別の話だが。
みんな頭いいのー
どういうこと知ってたら楽しめるかな
ググルワードだけでいいから教えてくれ
∩___∩
| ノ ヽ
/ ● ● |
| ( _●_) ミ
彡、 |∪| 、`\ 長文は長いな
/ __ ヽノ /´> )
(___)旦 / (_/
| \ \
(____)__)
314 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/02/08(金) 18:01:51
>>312 >みんな頭いいのー
>どういうこと知ってたら楽しめるかな
>ググルワードだけでいいから教えてくれ
とりあえずニュートン辺りから読んで物足りなくなったら
サイエンスとか
その辺まで来たらイーガンは面白く読める
Scienceか。
Natureもいいよね。
ググルワードじゃねえ…
∩___∩ ∩_/)__∩ ∩_/)__∩ ∩_/)__∩ /)
| ノ ヽ ( i )) ヽ ( i )) ヽ ( i )) ヽ ( i ))
/ ● ● | / / ● | / / ● | / / ● | / / れんぞクマ
| ( _●_) |ノ /( _●_) |ノ /( _●_) |ノ /( _●_) |ノ /
彡、 |∪| ,/ |∪| ,/ |∪| ,/ |∪| ,/ 自称が収束する前クマ
/ ヽノ /´ ヽノ /´ ヽノ /´ ヽノ /´
そして俺はグレック、グレックベア!!くま
>>314 補足
初心者はまず、「Newton」ニュートンプレス。
物足りなくなったら、「日経サイエンス」日経サイエンス社・「パリティ」丸善。
それも卒業したら最後は、「数理科学」サイエンス社。
片仮名にしたときチリリロンはかわいいがコズチリロンはそうでもない
まで読んだ
>>311 >それって、「ディアスポラ」と「順列都市」とで別の基準を適用して、
>こっちはいいがあっちはダメって言ってたってこと?
そんなこと言ってないだろ…。
最初っからディアスポラには前評判からあるパターンを期待していて、それを期待して読んだからと断った上で発言しているじゃん。
塵理論とマクロ級の説得力に関する比較論はまた別の次元の話じゃないか。
答えを期待してるだろうレスには応答するけど、説明してあることにまで突っ込まれても困る。
>マクロ球の説明自体が面白いんじゃなくて、長炉の謎を解く内にマクロ球の概念に行き当たる、その過程が面白いのでは?
面白いかどうかについては個人的には面白いとは感じなかった。その理由はまだ分析してない。
上での塵理論との比較論での天下りとか表現したものについては、本当にあってもおかしくない嘘への応答で
こう理解してもらえば、意味はわかるかと思う。
過去レスで「塵理論に反論できない。あの理論って正しいんじゃないか」みたいなレスがあったわけだけど
マクロ球に関してはそういうレスは期待できないと思う。
そういう意味で「本当にあってもおかしくないと感じさせるリアルな嘘」ではないと思う、ということ。
>そして、マクロ球は想像の産物とはいえ、しっかりと現実の物理理論に基づいているわけ。
それは基づいてるとは普通言わないだろ。現実の科学にインスパイアされたと基づいているは別だし。
あと、ちゃんと理解してないと入ったけど、そのレベルの通俗科学的な文章レベルでなら知ってる。
宇宙史規模での人類の未来史を幻視(錯覚)させるような作品を期待してたので
虚構の宇宙論的アイデアより、既知の宇宙論(できるだけ実証範囲をはみ出さない)の中での壮大な歴史をイーがんが書いているものと思って期待していた。
もちろん、勘違いしてそんな期待した自分が悪いんだけど、最初から「勘違いした期待で読んじゃったから楽しめなかったよ」と書いてるだけだし。
>あれって単に、量子もつれのこと言ってるんじゃないの? 基本的にアスペの実験をやってるだけだと思うけど。
分子から量子相関をガシガシ検出できるかは疑問だが、逆に実在する実験を使ってる場合も説得力ある嘘とは違うカテゴリだと思う。
>>312 教科書や参考書の類を読むといいと思う。
ニュートンをいくら読んでも日経サイエンスにはステップアップしないし、日経サイエンスからパリティや数理科学にステップアップもないよ。
単位が取れるなんとかとか、簡単な参考書が多き目な本屋に行くとたくさん置いてあるからそれを使ってみるといいと思おう。
Dブレーンに関してはポピュラーサイエンス以外ではこれが一番わかりやすい奴だと思うが、
ちゃんと消化できるかどうかはともかく一応読み通せるようにはなるはず。
ttp://www.utp.or.jp/bd/4-13-064101-8.html
322 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/02/08(金) 23:40:32
>>320 盛り上がってるところ横レスでスマンが
>宇宙史規模での人類の未来史を幻視
ってことではディアスポラはヤチマという個の智に収束していくラストは
ひとつの様式美として完成されてると思うぞ。
順列都市の偏在し拡散していくラストと対をなしてる構成なんだろう。
324 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/02/09(土) 07:53:02
>>323 個に収束したのかな・・・あれ・・・
ε==ヽ(゜∀゜)ノ もう一度読み直してくる
そういえばTAPはどうなったんだ? Schild's Ladderは翻訳されないのか?
山岸仕事しろってことか?
TAPは今年出るってSFが読みたいに書いてあった。
シルツラダーの前にテラネシアも残ってるが。
「万物理論」読み終わったけど微妙だった・・・
やたらと平仮名多くて読み辛いし、
全体的に「もう恋なんてしないなんて------言わないよ絶対。」
みたいな言い回しが多くて、今一物語に入り込めなかった。
こんなオレでも、他に何かお勧めありますか?
テーマ自体は面白そうなのがいっぱいなので・・・
短編集でも読んだら
イーガンの短編て質にバラツキがあるから・・・長編こそイーガンらしさが出ると思う
ディアスポラに出てきた「複製子」って結局何のこと?
何回か読み返したが分からん
精子
保守点検
新作いつかなー
河出の短編集は文庫サイズなの?
>>317 クマーさん、ベアの作品は「ブラッドミュージック」以外は書店に出てないの
どーして?
図書館で「斜線都市」読んで面白かったから、「凍月」とか「火星転移」とか
読みたいんだけど、手に入んねぇ・・・
∩___∩
| ノ ヽ
/ ● ● |
| ( _●_) ミ
彡、 |∪| 、`\ 波動関数の収縮のせいか?クマー
/ __ ヽノ /´> )
(___)旦 / (_/
| \ \
(____)__)
>>327 俺も万物理論はあんまり好きじゃない。
人間ドラマが気持ち悪いのと、アイデアがバラバラなのがどうも
小説としてすわりが悪いんだよな。
SFとしての破壊力は凄いと思うんだけど。
逆に327氏にはディアスポラみたいなほうが向いてると思う
遠未来の話なので気持ち悪い人間ドラマが出てこないから。
近未来物のイーガンだと必ず変な人間ドラマが出てくるからな
ホモがどうたらとか・・・
>>312 1000円ぐらいで売ってる
「図解**」とか「誰でも分かる**」とかってシリーズあるじゃん。
科学だけじゃなくて政治経済とか宗教とか哲学とかオールジャンルの。
あれ結構バカにできない、文系にはあれで十分だと思うよ
逆に細かいことが書いてない分、書いてない部分で妄想が膨らんで楽しい。
なまじ知りすぎてもそれが思考基準化するとつまらなくなるわけで。
「中途半端に知る」ことができるってのは文系者の特権だと思う。
それでもソウヤーの中年の危機よりはまだ我慢できる、個人的には。
そうやーなーまだましやな(`・ω・´)シャキーン
341 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/02/24(日) 02:45:16
,─────ー、
/ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ ヽ 人間描写は相性があるからな〜
/ ̄/ヽ ̄ ̄ ̄ヽ | | なんだかなぁ
|/ |∩|  ̄ ̄ ̄ ノ__ \
彡 (~● ̄) ミ > > )
| ● ● | ( ( i
⊂ヽ_____つ \_\_つ
343 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/03/03(月) 16:26:07
>>342 疲労のためスコル爺になりますた
. ∩___∩ ;
; | ノ||||||| ヽ `
, / ● ● |
;, | \( _●_) / ミ
; 彡、 | |∪| |、\ ,<ろ・老人と宇宙…
./ ヽノ/´> ) :
(_ニニ> / (/ ;
; | | ;
' \ ヽ/ / :
, / /\\ .
; し’ ' `| | ;
⌒
344 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/03/03(月) 23:13:25
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄'';;';';; ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
''';;';';;'';;;,.,
''';;';'';';''';;'';;;,., ザッ
;;''';;';'';';';;;'';;'';;;
;;'';';';;'';;';'';';';;;'';;'';;;
vymyvwymyvymyvy ザッ
ザッ n_n,n_n、n_n,n_n、n_n,n_n、
∩_∩^−^∩_∩^−^∩_∩^− ザッ
ザッ ∩__∩ ∩__∩ ∩__∩ ∩__∩
∩_ ∩__∩ ∩__∩ _∩ ∩__∩ ∩__∩ ザッ
∩___∩ ∩___∩ ∩___∩ ∩___∩
| ノ ヽ | ノ ヽ| ノ ヽノ ヽ
/ ● ● | / ● ● | ● ● | ● ● |
| ( _●_) ミ | ( _●_) ミ ( _●_) ミ ( _●_) ミ 確率可能世界から来ました
彡、 |∪| 、` 彡、 |∪| 、`\ |∪| 、`\ |∪| 、`\
/ __ ヽノ / / __ ヽノ /´> ) ヽノ / ノ //ヽノ/´> )
(___) / (___) / (_/_) / (_/ / (_/
グレッグイーガンの面白さってよくできたポピュラーサイエンスの面白さなんだよな
ミチオ カク『パラレルワールド―11次元の宇宙から超空間へ』
読んだけど、イーガンの「宇宙消失」読んだときと同じようなセンス・オブ・ワンダーがあったよ。
はるか未来には現在の宇宙よりも大きい一単位で構成される生命があるかもしれない
なんて一節には思わず噴いたww
興味がわいた
>>346 量子力学、ひも理論、宇宙論なんかがわかりやすく解説されていてオススメ。
ミチオ カク自身はかなりの権威らしいが、説明の上手さも抜群だね。
いつか死を迎える宇宙からどう脱出するか、というまさにディアスポラな話もある。
で、「TAP」はまだなの? 創元から出る予定の長編はどうなってるの?
って、ここで訊いてもしかたないけどさ
出版社も商売なんだから、
丁寧な文章で問い合わせメールを書けば、答えてくれるさ。
350 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/03/08(土) 10:33:48
俺はイーガンは長編より短編が好きなんだけど。これって俺だけ?
ルミナス 僕になること 道徳的ウイルス学者 しあわせの理由 真心とか好き。
長編だとディアスポラが一番面白かった。
いや俺も短編が好き
ディアスポラは実質短編集だから長編で唯一好き
俺と好みがそっくり
352 :
327:2008/03/08(土) 17:21:56
「ひとりっ子」と「宇宙消失」今買ってきた。
楽しみだ。
順列都市の内部ってコマンドプロンプトみたいな感じなんだろうか
万物理論も短編集っぽいよ。ネタが分散しているし。
355 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/03/11(火) 10:57:27
初めてイーガン読んだけど、すごいなこれ。脳みそを金槌で殴られながら「ぬるい脳みそしてんじゃねえよ」ってイーガンに怒鳴られてる気がした。
正直クラークとかアシモフとかぬるいね。
クラーク・アシモフと比較するのもどうかと思うが、
それは俺がおっさんなだけであって、
今時の中高生にとってはそういうもんなのかもしれんな。
作家としてはクラーク・アシモフの方が上かもしれないね。
ぶっちゃけイーガンの小説はあまり上手くない。
だけど、それを補ってなお余りあるセンス・オブ・ワンダーがある。
イーガンにしか思いつかないSFネタがあり、
イーガンにしか描けない論理と価値観がある。
だからSF作家としてはやっぱりイーガンが最高峰だと思うよ。
かくいうおれは大学生です。
イーガン市場主義はSFをあんまり読んだ事無い人間だと思う(`・ω・´)シャキーン
まあ、麻疹みたいなもんだ。
身に覚えある奴も多いだろ? 俺とか。
360 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/03/11(火) 16:59:05
同じ西暦3000年ごろを描いたクラークの『3001年終局への旅』とイーガンの『ディアスポラ』を比べると両者の格がはっきり分かるね。
クラークの想像力の貧困なこと。正直あの程度の世界観しか作れないのにわざわざ3001年を舞台にするとかな。素直に2101年ぐらいにしとけばよかったのに。
361 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/03/11(火) 17:06:30
まあ、クラークは楽園の泉から後は劣化する一方だけどね
そんな自己模倣モードに入ってる人と比べたって・・・w
SFではないんだけど、
イーガン至上主義な人って、チャック・パラニュークなんか読んだら帰ってこれなくなりそう。
チャック・パラニュークって面白いの?
エロゲのCROSS†CHANNELと似てるらしいけど。教えてえろい人
パラニュークって話の筋に仕掛けがあるだけだし
イーガンが好きな人とはむしろ合わないんじゃないのか
>>364 イーガンとは全然似てないけど、
中二病気質を引き寄せそうな孤高さと、強烈な個性を持ってるって点で共通すると思った。
ファイトクラブおすすめ。
つーかアマゾンで見たらえれープレミアついてんだな>ファイトクラブ
近所のブックオフじゃ百円で売ってるのにな。
なるほど。今度読んでみるわー
イーガンはSF作家ではあっても小説家にはなれない感じだな。
ギブスンなんかは小説家と言っても十分通用するけど。
ギブスンはもはや現代小説家だからな。
というか、現代を描写したらそのままギブスンがかつて描いたSFになるので、
もはや未来を舞台にする必要がなくなっちゃった。
371 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/03/12(水) 12:11:00
パラニュークもイーガンも未だに大好きな俺は中2病ですか、そうですか。
二十歳もトオの昔に過ぎて社会に反抗的な考えもしなくなったから治ったと思ってたけど・・・。
俺もまだまだ厨房か・・・・。
>>370 ギブスンの描いたSFになっただと? そんな……バカな
そういえば、ギブソンが「記憶屋ジョニィ」でジョニィの頭の中に入れたデータって8メガくらいだったっけ?
結構小さかった覚えがある
>>371 >二十歳もトオの昔に過ぎて社会に反抗的な考えもしなくなったから治ったと思ってたけど・・・。
これよく言われるんだけど・・・よくわからないな・・・どういう意味だ?
社会改革を志向するのも中2病て奴になるのw
お上の言うことは何でもハイハイいう事なのか?だったら民主主義国を辞めなければいかんじゃんw
まあイーガンの問題提起は鋭いからな、それが煙たいんだろうな
「議論できないものは愚者である。 議論しない人は偏屈者である。 議論を戦わす勇気のないものは奴隷だ」
(`・ω・´)
中二病って言葉知らなかったからぐぐってみたけど
伊集院が作った言葉なんだな。
ウィキの定義を見ると、革命家や哲学者は全員当てはまるな。
マルクスなんかは中二病が年齢とともに逆に悪化して
中二病のまま死んだことになる。
なんでも現状否定的だと中二病に見えるという心理も
一種の中二病なんじゃないか。
中二病の定義って際限なく拡大しているね。
それだけ魅力的な記号ってことなんだろうな。
デリダのいう言語の線引きの持つ暴力の見事な例証だな
色々な蔑視用語は作られるよな・・・思考停止の最たるものなんだけど
イーガンならそれを題材に短編作りそうだけどな
ゲイ主役の短編とか有ったからなw
文学界では、ドストエフスキーが世界最強の中二病患者。
ドストエフスキーワロタ
地下室の手記とかモロそれだよな。
ルソーも典型的な中二病だねw
孤独な散歩者の夢想とか、内向的な中学生の日記みたいだもん。
援助を打ち切られて自殺未遂したサンシモンとか、
正気と狂気の狭間をさまよったフーリエとか・・・w
哲学者ならやっぱりニーチェが最強?
「道徳の系譜」と「善悪の彼岸」読んだけど、ニーチェは中二病じゃないな。
むしろ中二病叩き。キリスト教と大衆道徳を人類が患った病気と捉え、その不自然さをこき下ろしている。
ねらー風に言うと
「全知全能の唯一神とか、死後の世界とか、ねーよwwwどんだけ厨設定なんだよw
神とかいないっすからwwwサーセンwww僧侶乙www」って感じ。
386 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/03/13(木) 00:58:18
中2叩きって結局中2だよね・・・・・・とか言ってみる。
アンチクリストを要約した『キリスト教は邪教です』を読んだけど何か中2が同類同士で叩き合ってるだけって感じだった。
まあ、連中なんて2000年もユダヤ迫害とか、十字軍とか、中東戦争とか同類同士で叩き合ってきた仲だけどさ。
最近の本ではリチャード・ドーキンスの『神は妄想である』とか滅茶苦茶だったな。言いたいことは分かるけどなんかアンチクリストのニーチェと一緒で感情が先行してる感じ。
で、ここはイーガンスレだからイーガンの話に戻すけど、万物理論とかでの宗教関係者の描写を見る限りイーガンもドーキンスと似たような思考してんだろうな。
『道徳的ウイルス学者』はイーガンの宗教への悪意が込められてて爆笑した。
ニーチェはたしかに感情剥き出しなところはある。
とくに「アンチクリスト」は論駁書だからそれが顕著なのかもね。
時系列的に
「ツァラトゥストラはかく語りき」:自信作だが詩的すぎて理解されない
「善悪の彼岸」:↑前作を理解しやすいよう解説書をかく
「道徳の系譜」:解説書すら誤解されるので、さらにその解説書を書く
「アンチキリスト」:その解説書すら理解されないので、さらにその解説書を書く
でも「道徳の系譜」は唯一論文形式でまとまっているんで、その類稀な洞察力がよくわかる
その分析は単なる中二病と片付けるにはあまりに鋭い。
中二病って本質的に信仰(なりきり厨とかね)だけど、その信仰(と真理)を相対化したニーチェはやっぱ違うんじゃないかな。
長文ごめん。最近ニーチェ読んだばっかで影響されてるんだw
ニーチェは文体がアレだから誤解されてもしょうがない気がする
ただ、批判だけで先が見えてないんだよなあ
奴隷道徳つぶして感情本位の哲学作るとぶち上げたまではいいけど
肝心の新しい哲学体系作らずに狂死じゃあ無責任すぎだろw
狂死は梅毒とか脳腫瘍とかが原因とも言われてるし、無責任とまでは言いたくないなあ
いつのまに中二病スレに・・・
中二病・・・・恐ろしい子!
中二病について意識してる事こそが中二病だと思うんだ。
中二病から解放されるポイントは、「反中二病的振る舞い」を意識して心がけることではなく、中二病云々自体を
丸ごと自分の行動原理から忘れることじゃなかろうかと。
どうでもイー
ガン
>>386 イーガンってやっぱ宗教嫌いなのかな
たしかにカルトが悪役としてでてくることは多いけど
デカルト教の信者だしね
作品は不可知論の立場じゃね?
科学自体がロゴスと弁証法と実験を信じる
新手の宗教だもんな。
キリスト教などの既存宗教とは激しく教義が食い違う。
398 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/03/14(金) 05:01:23
科学はギリシャの自然哲学がもとだろうからキリスト教より古いんじゃね?
まあそれはどっちでもいいけど、イーガン自身はあくまでも科学と宗教を分けて考えてるね。
ディアスポラでは、ありとあらゆる価値と信仰と幸福(要するに宗教の本質)を
自由に調節できるようになった人類が描かれているけど、
(例えば「死」の価値を10倍にする、なんて描写があるけど宗教のパロディみたいだw)
それでも主人公が最後に「価値がある」として選び取ったのは数学(要するに宇宙の本質の記述)。
つまり、宗教の価値はそれこそ宗派ごとに異なる(それゆえ宗派同士の対立が避けられない)
だけど、数学の価値だけは普遍的、ってことを言いたかったんじゃないかと。
(ここで「要は、数学>宗教だろ?」と誤解しないでほしい。
「数学>宗教」もひとつの信仰であり、「宗教>数学」信者との対立は勿論ある。
あくまでも数学の価値が普遍的だというのは、万人を納得させる宗教は存在しないが、万人を納得させる数学は存在しうるっていう意味ね。)
つーか、人類的ではあるけど人類ではないだろ。
この小説で出てくる人類ってのは森に住んでるやつらのことで
今の世で言えば鯨みたいなもんだ。
数学が前提の世界で、数学と宗教の対比なんて話すのは
ちょっとナンセンスのような気がするな。
ヤチマは数学で生まれ数学に還ったってことだよ。
【25m離れた所から衣類の下を見通せる監視カメラ】
英ThruVision社が、衣類の下まで見通せるカメラ『T5000』を発表した。
(中略)
欧州宇宙機関(ESA)が開発した技術をベースに製作されたものだが、はるかかなたの恒星を観測するのではなく、
空港でわれわれの衣服の中をのぞき、銃や爆発物などを検知するのに使われることになる。
25メートル離れたところからでも服の中を見通すことができるので、対象者が歩いて通り抜ける一般的な検査用
ゲートを使わずに、その人物が隠し持った物体を発見することができる。
ttp://wiredvision.jp/news/200803/2008031422.html
401 :
400:2008/03/14(金) 16:49:50
済まぬ。誤爆した
逝って来る ついでに イーガンでは 宇宙消失が好きでつ
402 :
400:2008/03/14(金) 16:50:40
すまぬ 誤爆した 逝って来る
ついでに イーガンでは 宇宙消失がすきだ
エロイカメラだなw
ヤチマ(ソフトウェ化した意識)が人類か人類でないかの議論は興味深いな。
まあ、この宗教と科学の問題は人類じゃなくても似たような知性には起こりうる(だろう)から、
論旨にはあまり関係ないと思う。
さて、「数学が前提の社会」ということだけど、
ヤチマが住んでいるソフトウェア社会全体は、別に数学が前提なわけではないんじゃない?
性を重視する社会もあればしない社会もある、芸術を尊重する文化もあればしない文化もある、
それこそ無数の文化圏が共立している状態。
まあ、ヤチマが住んでいる観境(環境)は「数学が前提」だろうね。
だってヤチマがそういう存在だろうから。
でも、そういう存在を主人公にし、ストーリーのラストでもスポットライトを当てた
っていうことから、イーガンの宗教観・科学観がうかがい知れると思う。
あくまでもイーガンの考えはこうだろう、てことだから、それが正しいのか間違っているのかわからないけど。
それがイーガンの信仰ってことだね。
固定した信仰があると仮定すればだけど。
>>398 数学つうかパラメータ至上主義なんじゃね?
399の数学に帰るてのはいい表現だと思うけどな・・・
俺的には価値が低いディアスポラ・・・
変遷した人類とは言えるけどな、次元移動ネタではある
何でも宗教とか信仰に結びつけたがる奴がいるな
宗教なんておっぱいの前には弱いものですよ
科学は一種の宗教だってアインシュタインもウィーナーも認めてるしな。
410 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/03/15(土) 06:30:30
>>408 仙人も弱いぞ(´・ω・`)ショボーン
理論物理学が数学を母語とする宗教
412 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/03/15(土) 11:15:28
ヒルベルト
「数学だけが思い込みや信仰から無縁で居られる・・・さてヒルベルトプログラムにかかるか(`・ω・´)シャキーン」
>>404 ポリスは順列都市でいうオートヴァースなんだよ。
こういう風に見れば数学前提の社会意味がわかると思う。
文化が多様であるとかいう以前に、といあらゆることが
シミュレートできてしまうがゆえに数学を無視して存在できないってことかな。
414 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/03/15(土) 18:55:14
>>413 要するにポリスは初期状態を数学的に決定された後は、
その後を延々とシミュレートしていくだけの「現象」みたいなもので
「現実世界」とは言えない。
そのため「数学」に反することはシミュレートできない。
そういう意味で、ソフトウェア化した意識は数学を無視して存在できない、ということ?
でもビッグバンから始まる「現実世界」もそのような数学的な「現象」でないとも言い切れない。
森羅万象がオルフェウスのイカのように、どっかのコンピュータ上でシミュレートされた産物かもしれない、
という事実は否定できない。
なによりポリス社会はその「現実世界」において実験や交流を行い、データを取り入れている。
「現実世界」とリンクし、そのランダム要素を取り入れているかぎり、
もはやポリス社会も「現実世界」の延長として捉えてもいいと思う。
っていう理解なんだけど、間違ってたら返答よろしく
>>406 シミュレーション世界での仮想人格ネタ自体は今更な感はあるけど、
ディアスポラは、そのネタがあくまでも背景・基本設定にとどまっていて、
連作短編形式でちゃんと物語が膨らんでいるから、俺は結構好き。
ふつうの長編だとダラダラした感じになって
最後アレアレになっちゃうことが多いからな、イーガンは。
切れるけどスタミナがないって感じ。マラソンよりは短距離向き。
>>414 さらっと「数学に反する」って書いてるけど、どういう意味で書いてるのかなあ。
この話し合いの前提として書いておくけど
数学は物理とは別個に存在するものだよ。数学と物理は互いに関連がないと言ってもいいかな。
そこは認識しておいてほしい。
ビッグバンにしろ森羅万象にしろ、数学的に「シミュレート」できるけど
それは現実ではないよ。
データが入っても交流があってもポリスでは数学の枠からは出られない。
イーガンが数学鉱山を最初と最後に出してきたのも、ヤチマが生まれそして数学に埋もれ死んでいくのも
その刹那感を出すためだと思うよ。順列都市の曼荼羅と同じに。
>>416 分かりにくかった様で申し訳ない。
あの文脈上で「数学に反する」は「世界を規定するルールを破る」ぐらいの意味。
っていうかいまだに
>あらゆることがシミュレートできてしまうがゆえに数学を無視して存在できない
というのが何を言っているのか理解できないので
おそらくこういうことを言いたかったんじゃないかと推測してみたんだ
本人がでてきて、ここで使われている「数学」の意味を解説してくれるのが一番なんだけど。。。
一応、「数学=現実を規定するルール」として解釈したんだけど
>数学と物理は互いに関連がない
っていうのは、この解釈が間違ってる、という意味?(まあ、物理もルールではあるけど)
連投すまん。。。
>ビッグバンにしろ森羅万象にしろ、数学的に「シミュレート」できるけど
>それは現実ではないよ。
その森羅万象の中に「この世界は現実である」という意識が存在していたら、
(というか、そういう精神が存在するように世界をシミュレートしたら)
少なくともその意識とって、それは「現実世界」なんじゃないかな。
それに、みんながこれは「現実」だと信じているものも
実は数学的にシミュレートされた世界かもしれないんじゃ?
オルフェウスのイカの如く、自分たちがオルフェウスのヒトである可能性は否定できないのでは?
あなたが「現実」だと思っている世界が「シミュレートされた現実」ではないと証明せよ
なんて問いには答えることは出来ない気がする。
>ポリスでは数学の枠からは出られない
もし、そうだとしても数学の枠からは出られないのは「現実」も同様だと思う。
この点において程度の差こそあれ両者は本質的に同じ。
そういう意味で
>ヤチマが住んでいるソフトウェア社会全体は、別に数学が前提なわけではないんじゃない?
(数学を無視して存在ができない点では現実と同様なので、特に数学ありきなわけではない)
って思ったんだ。
ゲーデルの不完全定理に突入したか
シミュレートできるというがアナログ量の現実を果たしてデジタルで記述できるのか、ってのはちょっと思う
>>419 デジタルをデジタルだと知覚できないのかもね
ちょうど、光のエネルギーが整数のように増えていくのを通常だとアナログにしか認識できないように
>>417-418 作中に自分達を保存する方法として、岩石に刻んで保管する、というものが
出てきてるとおり、ポリスの住人は自分達をすべて記号化できることを認識してるわけだよね。
つまり、数学的存在であることを自覚してるんだよ。
たぶんきみは数学を完全なものと前提してるから誤解があるんじゃないかな。
>>421 ポリス社会が数学前提って「自分たちを記号化できるという自覚」があるってこと?
(なんか、順列都市のオートヴァースっていう説明と全然違う気が。。。)
てか、「自分たちを全て記号化できるという認識=数学的存在の自覚」
ならば
「(全てがデジタルな)ポリスに移住しようとしている肉体人=数学的存在」
になっちゃわない?
そういう人間が数学的存在とするならば、人間社会とポリス社会の違いは無い気がするんだけど。
あと、いちおう数学が完全ではないっていう認識はあるけど、詳しく勉強してないから、
その点でいろいろと勘違いしているかもしれない。
もし「お前のここがちげーよ」って箇所があったら指摘してもらえるとうれしいです
>>422 オートヴァースは機能として必要充分に細分化されて記号化(コード化・プログラム化)された
シミュレーションだよ。だから持っていくことができる。
たとえば、もし「水」の機能だけが必要なら水素や酸素をコード化する必要はないわけさ。
同様にポリスでも人間の「機能」を満たすなら、肺や脳下垂体などの肉体をすべて再現する
必要はない。作中でも排便オフとかあったよね。
肉体人をポリスに連れてくるときは、その人間部分、たぶん意識のコピー化のような技術を
使ってその部分をコード化する。その時点でいわゆる数学的存在になるってことだね。
それを嫌がる人たちが肉体人と呼ばれてたわけだ。
>>423 なるほど。わかりやすい説明どもです。
ポリス社会=意識の記号化を肯定=数学的存在であることを自覚
肉体人社会=意識の記号化を否定=生身の体を持ってこそ人間だという感性
そして現在の人間の社会は肉体人社会であり、ポリス社会とは明らかに異なる。
ポリス社会における「数学の価値の普遍性」は、あくまでもポリス社会にのみ当てはまるものであって
肉体人社会には適用しがたい(適用するのはナンセンスだ)、と。
ここまではおおむね同意です。
でも、現在は不可能でも将来、意識のコピー化が可能になったら、
人間の社会は<肉体人社会>から<ポリス社会>に移行すると思います。
誰だって死にたくないしね。
で、そのときは、「宗教の価値はそれこそ宗派ごとに異なるけど、数学の価値だけは普遍的」
というイーガンの宗教観・科学観が是認され得る、ということですかね。
個人的には「宗教の価値はそれこそ宗派ごとに異なるけど、数学の価値だけは普遍的」という命題は
それこそ現在でも正しいと思うのですが、
それは私が単にポリス的価値観を持っているからに過ぎないのかもしれませんw
とりあえず長々と付き合っていただいてありがとうございます。
おかげで作品理解が深まりました。
宗教なんだよ。肉体教。
おっぱいに勝てるのは数学だけか…
ま、なんであれ肉体から符号化した時点で肉体は死ぬって設定だからね。
客観的には、生きてるといえるかもしれないけど肉体での主観としては
コピー=死だろう。小説の設定では、それに罪の意識すらあったしね。
いわゆる「魂はどこ?」問題だろう。
数学的存在云々は考え過ぎのような気がする。
単にリアルとヴァーチャルの違いってことじゃダメなの?
物理現象、これ即ち計算である、って考え方がある。
人間社会とポリス社会の違いは、自然がルールを決めているか
人間がルールを決めているかの違いだけであって、
どちらも数学に従った存在であることに変わりはないのでは?
人間は自然だよ
ちょっと質問。
イーガンは、近年SF業界に新風を巻き起こした気がするんだけど、
彼が出てきた当初、世間からはどういう扱いだったんですか?
当初から注目の新人!と言われたり、滅多打ちされたり・・・。
別に新風ってわけでもない。
テーマの取り方はむしろ70〜80年代の社会派に近い。
筒井からユーモア削って小道具足したようなものだ。
なぜかアニメ関係で受けたってだけだろう。
同じことは文化人系のディックにも言える。
馬鹿の一つ覚えみたいにイーガンやディックを連呼するのは痛い。
あ、別に作家をけなしてる訳ではないので念のため。
なるほどー。
巻末の解説なんかを読んでると、つい「特別視されてるんだ」と
思えてきて。もちろん他の作家の作品でも、その作家を持ち上げては
いるんですが。
>>431 現代人はそうでもないだろ
人工環境に人工反射、人工ライフサイクル・・・
>>430 同じようなことを
>>414も言ってる。
>(「現実世界」も)初期状態を数学的に決定された後は、
>その後を延々とシミュレートしていくだけの「現象」みたいなもの
それに対して
>>416が「いや、シミュレートは現実じゃないだろ」と反論。
しかし根拠を明示できなかったので、この点に関しては暗に認めているのだろう。
結局、ポリス社会も肉体人社会も「数学的存在」であることに変わらないが、
「数学的存在であることを自覚」しているかどうかで大きな違いであり、
自らを「数学的存在」だと自覚している者なら、
ポリス人だろうが肉体人だろうが「数学の価値の普遍性」を是認する、ということで落ちついたんだと思う。
>>430 スティーヴン バクスター『天の筏』の解説に
グレッグ・イーガンやエリック・ブラウンと並ぶ<インターゾーン>の期待の新人として、
人気投票で常に上位に来る実力を具えていた。
と書かれています。
日本のSF業界ではうろ覚えですが
00年のこのSFが読みたい90年代翻訳ベストでは『宇宙消失』『順列都市』が11、12位だったのが
07年のこのSFが読みたい00年代翻訳ベストでは『あなたの人生の物語』以外の上位はみなイーガン
06年のSFマガジンのオールタイムベスト海外長編ベストでは4作ランクイン。
『祈りの海』以前はバカSFの見方もあったのが以後は
「イーガンに並ぶのはレムぐらい」(大森望)
「何十年に出るかでないかのSF作家」(東浩紀)
と特別視されていきます。
イーガンは人気ありすぎてアンチすら出てきている気がする
いやでもすごいよこの人。初めて読んだとき脳みそを撞木で思いっきり打たれてような感銘を受けた。
440 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/03/18(火) 00:56:14
そこは違うだろー
宇宙消失読んでるんだけど、東アジアで日本無視されてね?
日立だか東芝だかの名前が出てなかったか?
>>443 東京でテロがあったというニュースが流れるシーンくらいだったな。
イーガンの肖像をなかなか見かけないのはイーガンがバブルに包まれているから
>>443 日立製のロボが殺人マスィーンになってたね
447 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/03/21(金) 22:51:34
イーガンってSF以外の分野でも評価されそうな気がするんだけどな。
イーガンの提起している問題ってすごく社会的というか本質的なんだと思う。
一般に<文学>とされている作品群が、愛だの人生だの文化だの哲学だの思想だのいくら語ろうとも、
どこか限界を感じるというか、もうなんか出尽くした感があるんだよね。
でもイーガンの語る領域はすごく新鮮。
なんていうか、みんなが「ラーメンの塩・醤油・味噌の中でどれが美味いか?」を語ってるのに
イーガンは「そもそもどこからどこまでがラーメンといえるのか」
「舌と鼻と眼に美味しいラーメンの情報を直接入力したら、それは美味しいラーメンなのか」
「むしろ脳に直接情報を入力してみてはどうか」
「ラーメンと、そのラーメンを美味しいと感じる意識を数式上で完全にシミュレートしてはどうか」
と、良くも悪くも次元が違う。長文ごめん。
長文っていうか何を言ってるかいまいちよくわからないから、具体的に文学の例を挙げてよろしく。
<文学>:SF以外の、メジャーな文学賞を取っている作品+似たような作品
要するに大多数の人が「文学」と口にする時、思い浮かべるであろう作品群のことです。
文学の定義がちげーよ、と思う人もいるだろうけど、話を簡単にするためにひとまず<文学>をこう定義します。
あなた自身は今までどんな文学を読んだの
>>450 村上龍、村上春樹、筒井康隆、乙一、京極夏彦、真保裕一、宮部みゆき、恩田 陸
橘玲、田口ランディ、金原ひとみ、綿矢りさ、舞城王太郎、森博嗣、小川洋子、
伊坂幸太郎、清水義範、辻仁成、村山由佳、桐野夏生、鈴木光司、森絵都、
東野圭吾、嶽本野ばら、貴志祐介、片山恭一、太宰治、芥川龍之介、川端康成、
赤川次郎、北方謙三、清水義範、ダン・ブラウン、J.K. ローリング、シドニィ・シェルダンなど。
まあベストセラーをまんべんなくって感じ。SF専業の人は除いてます。
俺もイーガンは本来的な意味での”純文学”だと思ってるけど、
恥ずかしいからあんまり人には言わない。
>>452 <文学>は、「人間はどう生きるべきか・どう生きているのか」とか
「人間はどんな価値を信じるべきか・どんな価値を信じているのか」を語り、
イーガンは「そもそもどこからどこまでが人間だよ?」と問う。
SF要素がその問いに説得力を持たせているのは確かだけど、
そもそも方向性が違う、それゆえに新鮮さがあるっていう論旨。
現代思想の初歩である相対主義を学んで<文学>を純粋に楽しめなくなって
どんな物語にも「お前、そんなこと人それぞれじゃん」と食傷気味なところを
「いや、その人って何だよ?」と問題提起したイーガンは衝撃だった。
>>453 古典苦手なんだ。すまん。<文学>という表現がまずいなら「一般小説」でもいい。
読んでて赤面しちゃうようなレスが満載だなw
イーガンスレらしくていいぞ。
457 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/03/22(土) 02:41:30
万物理論は、イマイツだな。
ちゅーに!ちゅーに!
たしかに私のような年寄りでも、読んで頭が良くなった気がするというか、
初めてSFに触れた頃の高揚感が蘇ってくるような作家ではありますね。
なんていうか、その
センス・オヴ・ワンダーっていうか。
>>451 それの大半は世間的にはいわゆる文学にカテゴライズされてないだろ。
まあどうでもいいけど。
( o´-ェ-`o)ポッ
確かに押井が「俺は人間なのか」とかgdgd言ってる間に
イーガンはさっさと飛び越えて行っちゃった感もあるが、
肉の身体に近い話もいろいろ書いてるよなぁと思う。
万物理論の主人公なんてひどいw
>>455 古典も読みなよ。おもろいよ。
イーガンはSFじゃなくて人生
イーガンのHPひらくとfirefoxがハングする。
>>466 あー、微妙に懐かしいPVだな。
5年くらい前の曲だっけ?
「宇宙消失」のバブルメイカーって結局なんだったの?
実は宇宙人じゃなく人類でしたとかいう話がよくわかんなかった。
もし人類ならバブルを造った意味はなんなんだろう。
Incandescenceを買おうかと思ってるんだけど、
ORION BOOKS版とNightshade Book版の違いって何?
出版社がユーロ圏とアメリカって違いだけなのか
Dark Integers and Other Storiesの本のつくりが意外にちゃっちかったから、
できれば上質なほうを買いたい
誰か詳しい人教えて
こっち見んな、ってやつ見ると思い出す宇宙消失
>>469 両方買って造本の質の違いをレビューしてくれると嬉しい。
ま、俺はペーパーバック出るまで待つけど。
ハードカバーってでかくて重いから
持ち歩きたくないんだよな・・・
TAPはまだ出ないのかとスレを見てみた
イーガンスレは相変わらず熱いなと思った
しかしTAPがいつ出るのかはわからなかった
順調に「次の次には出る」ポジションをキープしてるので心配すんな
創元の三つ目は?
英語の分かるモッドキボンヌ
業界のことはよく分からんが、
こうも出版を遅らす理由はなんだ?
翻訳なんてとっくに終わってるだろうに。
481 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/04/05(土) 21:49:40
表現や翻訳に難しい題材だからな・・・
用語も意訳しないとダメだし
読む際にも専門用語続出で、よく翻訳できたなと感心した。
>>470 つまり、ノエインの逆をやったってこと?
>>482 原書を読んだ方ですか?こういう人もいるから難しいんだろうな・・・
俺は読めないから訳待ちだけどorz
専門用語ばかり使われてることは、邦訳版読んでもわかるでしょ。
あんなもの専門用語のうちには入らない。
じゃあどんなものが専門用語なんでしょうかね(笑
というか、語自体が難解なら翻訳に時間がかかるというものなのかね。
校正が大変そうだ
翻訳って、まずその方面の用語を把握するために勉強しなきゃ
いかんのじゃないかい?
専門造語とかだと大変そうだがな、専門用語ならある言葉
そのまま訳せば、というかそのまま訳さないとまずいんじゃないのか?
専門用語というかイメージ用語だろ、特に翻訳なら。
なんかこのスレは文芸初心者に教えるスレになってるな。
"専門造語" 翻訳の検索結果 5 件中 1 - 5 件目 (0.10 秒)
"イメージ用語" 翻訳の検索結果 14 件中 1 - 14 件目 (0.22 秒)
しかも検索結果がどれもこれも・・・w
誰が初心者なのかねw
イーガンの原書で一番簡単なのって何?
やっぱ宇宙消失とか?
495 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/04/07(月) 19:09:47
Dark Integers
496 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/04/08(火) 01:06:59
ディアスポラの最初にあった
「とても巨大で完璧な死に満ちた天空の機械」
ってなんのこと? ヤチマのポリスのことかな
でもなんでイーガンの邦訳やってんのって、山岸一人だけなの?
そんなに訳が上手いとも思えないんだけど
日暮雅通とか酒井昭伸とかなら違和感なく翻訳できそうな気がする
勝手に横入りしないという暗黙の了解があるんだろ。
狭い業界だからそのへんは気を使うだろうな。
著者によって文体(?)も違うだろうし、ノウハウ的な面もあるんじゃね?
山岸の翻訳に不満はないが、手分けすればもっと早く出せるのにとは思う。
ええいTAPとテラネシアはまだか?いつまで待たせるつもりだ
おれはイーガン成分補給したいからがんばって原書読むよ
じらしてじらしてじらしてこそ、読めたときの快感が・・・
苦労して読み終えたとき書店に翻訳が並んでいた
別にいいじゃん。
翻訳でもう一度楽しめて2度美味しい。
508 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/04/10(木) 00:00:09
そんな時は本屋を食えよ(ほんやくう)
翻訳蒟蒻と同じくらいのレベル
機械翻訳という手もあるぜ
機械蒟蒻でどうだ
トンw
515 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/04/12(土) 13:55:23
トンw
トン
なし
ワット
Bに
ワロタ
トンwwww
d小西ww
520 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/04/12(土) 19:36:02
電波文章www
チンパンジーのタイプライターかwwww
まあ大意はつかめるじゃないか。
で、グレッグイーガン
というのがいくら何でもと思った。
>しかし、どのような翻訳は、必ずしも不完全、
自分で言っちゃってるな。
ディアスポラ読み終わった〜。なにこれチョー面白いよ
(あとちょっと、あとちょっとと読み続けたらこんな時間orz
孤児発生が(冒頭からいきなりで面喰らうけど)イイね!
あとはヤチマの成長・冒険物語でサクサク読めるし
>>513 これよりはいくらなんでも原文のほうが読みやすいなw
誤訳してるところなんかは元の語を推測して頭の中で
訳し直さないといけないから倍時間がかかるわ。
前衛的でいいじゃないか。
今度真似してみようかなトン文体。
ベスターより前衛的w
529 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/04/16(水) 10:44:11
>>527 そして著作権侵害で訴えられる527・・・
俺もそれ新聞で見てディアスポラ思い出したわw
どうでもよいけど、35億年前。
宇宙の年齢を超える球状星団があるくらいだから、その程度の矛盾は気にするな。
しあわせの理由、祈りの海がかなりツボったんで長編にチャレンジと思って順列都市を買ったら全然意味分からん・・・
現実時間と仮想世界時間とオートバース時間がどういう風に関係してるのかもわからんし、
肝心の塵理論がさっぱり意味不明
なんでハードウェアがなくて不死を実現できるの??
てか翻訳がすごく読みづらい・・・短編集はそこそこ普通なのに
ネタバレになってしまうがだれか解説してくれm(_ _)m
>>533 塵理論はトンデモ理論として楽しむモノだと思う
翻訳がアレなのは、長編で始めて邦訳されたやつだから。山岸の翻訳がこなれていないだけ
原作の発表年も92年で古いしな
>現実時間と仮想世界時間とオートバース時間がどういう風に関係してる
初読でそこまで整理できてるってのはうらやましいですな。私ゃ混乱して何度も読み返して大変でしたよ。
>なんでハードウェアがなくて不死を実現できるの??
適切な入力データが存在すれば、ハードウェアがなくとも、シミュレーションの中の人に自意識が発生する、
物理法則がそうなっている、というネタですよ。
<発進>のときにシミュレータを使ったのは、シミュレーションが続行不能になるような矛盾した結果が出ないか、
初期状態からちょっとの間、検証するためだけです。
その後は、宇宙のどこかに適当なデータがあるので、中の人たちはそのデータの中で生き続けます、という話。
というわけで、
>オートバース時間
シミュレーションの入力データが、初期状態から何クロックめ(と中の人が感じる)か。
(おそるべきことに、実際に連続して計算される必要は無い。それで矛盾がなければよい)
>仮想世界時間
ダラムが塵理論を思いついた、あるオートバースのオートバース時間。
>現実時間
無矛盾で永久に拡大するオートバースが発進した、あるオートバースのオートバース時間。
そしてピーの時間
無矛盾で永久に拡大するオートバースが、バックグラウンドで実行している別のオートバースのオートバース時間。
これらの時間は、登場人物の意識の上では連続している(と当人たちは感じている)けれど、物理的には、
全て互いに無関係に流れて(というかあっちに行ったりこっちに行ったりして)いるはずです。
>>533 絶対因果性になんかにこだわってるから分かんねーんだよオメ−
とポールもいってたジャマイカ
「ある意識(=精神)がランダムなデータを解釈することで世界が構成される」という概念を感覚的に理解してみましょう。
まず「1+2=3」という計算(シミュレーション)について考えます。
これはアラビア数字と数学という2つの解釈の仕方をする人にとってのみ、意味を成します。
アラビア数字を分からない人にとっては「1」はただの線であり、「2」と「3」はのたくっている曲線でしかありません。
またアラビア数字が分かっても数学をこれっぽっちもわかっていない人にとっては「+」や「=」で何を表しているかは分かりません。
つまり、「1+2=3」はそれ自体ではランダムなデータでしかありませんが、ある解釈を用いることで意味のあるシミュレーションとなるのです。
逆に、なんの変哲もないランダムなデータでも、そこに特定の解釈さえ用いれば、「1+2=3」を表すことができます。
たとえば、そろばん。分からない人はただのビーズをちゃかちゃか動かしているだけに見えても、立派に「1+2=3」が可能です。
またロープの結び目で数を表現するなんてこともできます。これなんかも分からない人にしてみればただの紐でしかありません。
もっと飛躍してみましょう。この文章を読んでいるあなたを「1」とし、ミスチルを「2」とし、東大を「3」とします。
この解釈の元では、あなた+ミスチル=東大、というシミュレーションが確かに成り立つでしょう。
そんな無茶な、と思うかもしれませんがそれを無茶だと思うのは、「常識」という解釈の仕方で世界を捉えているからに過ぎません。
「常識」以外の別の解釈で世界を捉える意識にとっては、それがごく当たり前のものとなります。
ちょうど私たちが「1+2=3」をごく当たり前のものとして扱うように。
つまりどんなモノでも解釈しだいでは「1+2=3」を表すことが出来ます。
「1+2=3」ができるなら別の、あらゆる物事だって表すことが出来ます。それこそ世界を丸ごとシミュレーションすることも可能です。
どんなモノでも適切な解釈さえあれば無限の物事を表現できるのです。
私たちの住んでいる宇宙はひとつです。
そして私たちはその宇宙をあるひとつの解釈によって捉え、ひとつの世界を構築しています。
しかし、全く別の解釈を用いれば、そのひとつの宇宙を別の世界へと解釈することも可能です。
私たちの解釈では「1」は「1」でしかありません。しかし別の世界では私たちの「1」が「4」だったり「∞」だったり「Ω」だったり「ミスチル」だったりするかもしれません。
解釈の数だけ世界があります。
そしてその中には終わりのない世界を解釈できる意識(=精神)もあるでしょう。
私たちはいずれ終わるものとしてしか世界を解釈できませんが、その解釈はこの宇宙の無限にあるランダムなデータを無限に使い倒し、無限に続く世界を解釈し続けるでしょう。
永遠は、不死は、そこにあります。
えいえんはあるよ
ここにあるよ
540 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/04/23(水) 00:14:31
>>540 「ある意識(=精神)がランダムなデータを解釈することで世界が構成される」
は塵理論。
それ以降の説明はわかりやすさ重視の個人的解釈だから、間違っているかもしれない。
>>533用に書いてみたけど、もっとちゃんとした説明もあるから、必要ならのせるよー
>>540 だな。
そういえば以前、塵理論についてぐるぐる考えてた時に
「つーか究極的にはランダムに点滅する1ビットのシグナルさえあれば
そこから考えうる全ての世界(とそれを纏め上げる意識)が発生するんじゃね?
エリュシオンも”発進”もいらなくね?」
とかいう結論に達した事があったんだが、
後にイーガン自身がどこかのインタビューで同じような事を述べていたと聞いて、
驚くやら感心するやらだった。
>>542 でもその考えって、量子力学的多世界解釈によれば並行世界のどこかで完璧な人生を送っている自分がいるから、
今この自分がクズみたいな人生を送っていも、どこかで最高の人生を送る自分がいる、
だから「自分」の人生は素晴らしいものなんだ
という考えと同じくらい虚しいよな
やっぱ発進を見ないと「自分」の不死を実感できないと思う
そもそも発進により不死となる自分がいたとしても、生身の自分にやはり死ぬし、虚しいことに変わりは無いのかもしれんが
>>543 >そもそも発進により不死となる自分がいたとしても、生身の自分にやはり死ぬし、
いやいや仮に
>>542が正しかった場合、現実世界で「生身の自分」がどんな形で
死んだとしても、必ず「その人生自体を包含する意識のパターン」が何らかの形で存在する以上、
必ずどこかの世界(エリュシオンとは限らないが)で目覚めることになるんだと思う。
で、この入れ子構造は永遠に続くから、結果として「全ての意識は途絶えることはない」、
となる気がするんだが・・・
…なんかこれ以上は変な宗教ぽくなってくるからやめておこうw
>>544 確率的に宇宙の開闢から終焉まで時間をかけてもありえないスーパーラッキーな事象でも
永劫の時間をかければ起こりうる
それがこの宇宙で起こるか、子宇宙、孫宇宙、量子力学的並行世界、塵理論的代替世界のどれかで起こるかはわからないが
でも、とにかく起こりうる
つまり、もしあなたが死んでも、どこかでその意識がそのまま生まれ変わる
スーパーラッキーチャンスが到来するから、来世は確実にあるんですよ!
もちろん前世もありえますね!
ということか。その可能性を否定することは誰にも出来ないけど、
それは一般的には「不死」とは言わず、「来世信仰」と呼ばれるんじゃないだろうか。
しかし、「全ての意識は途絶えることは無い」が真実だとすると、
「不死」って自分が死なないという事実ではなく、実感なのかもしれないね
その実感のためだけに人生を費やしたポール・ダラムが不憫だw
>>545 >もしあなたが死んでも、どこかでその意識がそのまま生まれ変わる
>スーパーラッキーチャンスが到来するから、
他にも、「どこかの超未来ではあなたの人生丸ごととそっくり同じシミュレーションを
週末の娯楽として提供していて…」みたいな可能性もあるかもね。
こういうのなら「来世信仰」っぽさも減るかなw
そもそも未来どころかどっから繋がってきてるかの方もアレだが・・・
誰かが思うある瞬間に対応する、宇宙の塵の並びのある状態が断片的にでも自己を認識するパターンを最低一つ持てば良いだけだから
その塵自体の連続した変化と無関係に、その誰かが思うある瞬間、は連続してるとみなせる場合を持つわけだ。その主観にとっては。
ただこれ塵が有限で組み合わせが有限ならなんでもチャンスありじゃあないよな。もともと無限にあっても別に可能性の無いものは無いが。
いや、一度使われた塵がもう一度使われてはいけないというルールはないんだし
最悪1ビットでも問題ないんじゃね?
出力の方も有限という話をしたいから言ってるだけで、どっちゃでもというか何でも良いよ
ああでも逆に塵ビット無限でも有限というのはありうるのか、すまん。
やっぱ詐欺だよな
詐欺というか否定も肯定も出来ないから、好きなように思っておけばいいかと
まあ肯定してる人が言ってるんだし・・・
>>532 どういう事でしょうか…?
ビックバン後に作られた星団が宇宙よりも古い?
我慢出来ない矛盾であります。
>>556 宇宙が出来てから何年経ったか?
ある銀河が出来てから何年経ったか?
をそれぞれ別の測定方法で求めると、
銀河の年齢>宇宙の年齢
となったってこと。
明らかに矛盾だけど、
今の宇宙物理ってこの程度なの。
逆に言うと物理学にはまだまだこんだけやることがあるってこと。
まだ矛盾してたっけ?
今は137億年が宇宙の年齢の推定値のはずだけど
559 :
556:2008/05/07(水) 12:15:48
>>557 ご教示の程、ありがとう御座います。
不思議な話ですね…。
まだまだ現代物理には課題が多いようです。
これでは技術のオメガポイントなんて…まだまだ。
560 :
557:2008/05/07(水) 20:49:16
>>558 すまん。現役じゃないので知識が古いかも。
いっちゃん古い銀河って150億年こえてなかったっけ?
>>559 まだまだ分かっていないことがあるから、
科学ってのは面白いんですよ。
それこそ万物理論ができちゃったらやることなくなるからね(笑
なにをいまさらハッブルの頃に言われてた話を最新科学のように持ち出してるんだか。
562 :
557:2008/05/07(水) 21:58:16
いや最新とは一言も言ってないけどね。
むしろハッブルの頃に言われてたことがまだ解決してないわけじゃん?
>>345←ここで紹介されてる『パラレルワールド―11次元の宇宙から超空間へ』では
宇宙の年齢が惑星や恒星より若くなるって矛盾は
WMAPによって現在解消されてるって書いてあったよ。
『パラレルワールド―11次元の宇宙から超空間へ』はふつーに面白かった
たしか地球の年齢の方が宇宙の年齢よりも古いんだっけか。
2001年くらいでももし宇宙が100億年位だと120億歳の恒星が見つかったんで矛盾するなー、って話が出てるな。
矛盾が解消されたのは2003年とからしい。まだ五年か。
デブリニモマケズVer.1.1
デブリニモマケズ
宇宙線ニモマケズ
トカゲ座ニモコアバーストニモマケヌ
丈夫ナポリスヲモチ
身体的慾求ハナク
決シテ気ヲソラサレズ
タイテイコウザンニモグッテイル
星ヾノ光ト
星間ガスト少シノ宇宙塵ヲタベ
アラユルコトヲ
シュカンニトラワレズニ
ヨクカンサツシリカイシ
ソシテワスレズ
銀河ノ外レノ恒星間ノ
ナニモナイ空間ニタダヨイ
東ニ病気ノヤドカリアレバ
心ノ中デハゲマシ
西ニツカレタ市民アレバ
密カニソノ悲シミヲ負イ
南ニ死ニソウナ肉体人アレバ
移入ヲコワガラナクテモイイトネンジ
北ニポリス間ノイサカイアレバ
ツマラナイカラヤメロトオモイ
ヒデリヲミタラナミダヲナガシ
肉滅ノトキハオロオロアルキ
ミンナニデブリトヨバレ
ヤクニモタタズ
ジャマニモナラズ
ソウイウモノニ
ワタシハナリタイ
イケナイ価値ソフトでも(ry
>567
宮沢賢治なら「ワタクシという現象は〜」の方が合う
Amazonでゴランツ版のIncandescenceが発売になってたね
買ったひといる?
571 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/05/19(月) 11:36:36
おい、tapとテラネシアはまだか?
もう3年くらい待っている気がする。
あと3年くらいは待ってみようよ
テラネシアなんて邦訳予定となってから8年くらい経ってないか。
>>573 発表が1999年だから
もし発表直後に翻訳予定と出たのなら
8年は経っていることになる。
万物理論を読書中ですが、350ページを過ぎたところから
ようやくちょっとだけ面白くなりました。
つらかったです。
今のところはハードSFちゅうより、SF社会物見たいな感じで
受け止めています。
おれも思った。でもその社会考察部分も読んでるときはだるかったけど
あとあとにまで心に残るっていうか考えさせられる
イーガンはむしろ細かい社会描写が一番面白いと思っている俺が来ましたよ
長編の中ではディアスポラが一番好き
なんだが、異端なんだろうな
580 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/05/24(土) 01:15:56
>>577 だよな・・・色々なsf読んでると特に楽しめるお(`・ω・´)シャキーン
>>579 なんか誰もが万物理論が一番いいって言うからさ
>>581 安心しろ、俺はディアスポラ派だ。
というかイーガンの長編で読むに耐えるのはディアスポラだけ。
万物理論なんてアイデア詰め込みすぎて消化不良、小説としては破綻してる。
万物理論を一番に挙げる人は少ないと思うが。
このスレでもあまり評価高くないよね?
宇宙消失と順列都市が人気じゃね?
宇宙消失・順列都市もいいとおもうけどなー。
かくいう俺もディアスポラが一番好きだけど。
それぞれがサブジャンルの頂点を極めている。
587 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/05/25(日) 00:05:24
・・・それは判断むずかしいな・・・
半年ぶりに来ましたが、新刊予定とか入りましたか?
ところで某新作SFゲームはイーガンの影響も受けてるとか
tp://blog.livedoor.jp/fbicia1/archives/51275257.html
>>588 >アーサー・C・クラーク「幼年期の終わり」を基にしたものになる。
「幼年期の終わり」をどういじったら、そんなゲームになるんだか。
590 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/05/25(日) 08:35:33
どっちだろう?
>もう1つは、ハイレベルな哲学的SFのネタ。クラークやグレッグ・イーガンの影響。
> 「人類は観測を通して宇宙の物理法則を決定するために作られた」というアイデア。
> 「もし宇宙人なんていなくて、互いに観測しあう人間型種族がいたらどうなるか?」
> 人間の真の役割とは何か? なぜ人間は存在し宇宙を観測するのか?
て書いてあるので、それぞれを弄ったわけでもないような。
宇宙消失のアレを作ったのがオーバーロードで人類が…みたいなベタなところじゃね。
意気込みは買うけど、あんま期待するとアレっぽい。オマージュを楽しむ感じかな。
じゃあ、いったん落ちて、プロのけんしきにでもたのむよ
> 「人類は観測を通して宇宙の物理法則を決定するために作られた」
ネオアトラスって航海しながら地図完成させるゲーム思い出した
読んでもイーガン?
DSってのが・・・お手軽ゲームっぽい
もっと本格的なのならやりたいかも
☆ チン
☆ チン 〃 ∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ヽ ___\(\・∀・)< <肉滅>マダー?
\_/⊂ ⊂_)_ \_______
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/|
|  ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄:| :|
| .|/
今肉滅が来たら地球文明が滅亡してしまうお
そこを階梯の高い人たちが助けてくれるんだよ
??
知性梯子のことじゃない?
要するに知的に上位な存在オーバーロードなるものが白馬の王子のごとく颯爽と現れ(以下略)
604 :
JSB:2008/05/28(水) 00:18:03
とにかくいつまでたっても訳せない山岸じゃだめだろ
さっさと首にして、もっときちんと仕事をこなす翻訳家にやらせろよ
雇われてやってるのかね翻訳家って。
イーガンはもういいから、いい加減無眠人3部作を訳して欲しいわ。
週刊アスキーのコラム「今週のデジゴト」で、オーストラリアのニュースを取り上げていた。
少しイーガンに触れられていたが、それよりも、そこで触れられている幾つかの出来事が、
まるでSFのようで驚いた。特に考えさせられたのが、
同じ障害を持つ夫婦が、受精卵を選別する技術で、自分たちと同じ障害を持つ子を
産みたいと望み、「障害も個性なのですから」と手話で主張するドキュメント。
イーガンSFは、決して浮世離れたものではないんだなと思った。
イーガンっぽいなあ。2つのHを思い出す
609 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/05/29(木) 18:18:29
オーストラリアの児童虐待の件数増加なんて話を聞いて、
「ひとりっ子」に、ドン引きしたな・・・。
>>607 聴覚障害者のレズカップルが、同じ障害を持つ精子を使って子供を生んだ
エピソードがすでにあったな。
資格障害でそんな話を聞かないのはさすがにハンディが大き過ぎるからか…
科学的知識ほぼゼロでしあわせの理由を読んだんだが
脳の神経結線のパターンで価値観や好みが決まってるってのは事実なの?
たとえ嘘でも読んでる最中は見事に騙されたから(SFならこれで十分以上)傑作だと思うけど
ちょっと気になった。
SFに書かれているネタを信じちゃう男の人って……
>>611 と、いうか、それ以外のどこに価値観や好みが記述されてるって言うんだ?
何がきっかけであれ、俺たちは最終的には脳ミソで物を考え、感じてるわけだから・・・
いや脳ミソってとこまではわかるけど
そのどこなのかなーって思ってさ。
現実には解析されてはいないのかな?
615 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/06/01(日) 00:09:26
>>614 エヴァで有名なA10神経が、快楽神経だな。
好きと嫌いは基本的にこれで決まると分かってる。
>>615 ブルーバックスの「進化しすぎた脳」(池谷裕二・著)もオススメ。
意識に対応する脳の部位は特定され始めていて、既に
ネズミの脳に電極を刺し、好悪を操作してリモコン可能だという。
学生時代に読んだ入門書より、かなり進んでいて驚愕。
それでいて、現実の脳は柔軟な複雑系で、人間が作った機械のようには
簡単に解析できないという所まで踏み込んでるのが面白い。
具体的に脳の神経の役割にふれてるわけじゃないけどジョージ・エインズリーの
「誘惑される意思 人は何故自滅的行動をとるのか」も人の嗜好ついての本としてはおもしろい。
詳しくは本を読んでほしいけど、脳細胞はオンとオフの状態しかとらない。
「脳の神経結線のパターン」以外の何が好みを決めるというのだ?
臓器移植された人が、食べ物の好みが急に変わったり性格が変わったり
なんて話も・・・
まあそうだとしても多対多対応だろう
妊娠中は食べ物の好みが変わったよ。
>>616 一瞬攻撃機かと思った
実際にあるんだな
>ネズミの脳に電極を刺し、好悪を操作してリモコン可能だという
NHKかなにかでみたな
あとゴキブリをロボット化して操る昆虫がいたっていうニュース見た記憶掘り起こした
性格は神経系だけじゃなくて内分泌系もかかわるよ
>>626 むしろそっちのほうが大きそう。
神経ホルモンは感情そのものだもんな
なるほど
ドラックによる洗脳だな、いずれもダーパやCIAが研究してるよな
エンドルフィン大量に分泌するようにしたら淫乱になるかな。
性犯罪者はエンドルフィンが出ないように薬物治療or外科治療したら
病気が治るのかな。
その作用を自分でコントロール出来る話が短編であったな
もっともON/OFFの極端な反応しか出来ないんじゃなかろうか?
それに自我崩壊や薬物依存の弊害が存在するからな・・・
正直、自分で動ける賢い奴隷や家畜は欲しいけど、なんでも指示されないとダメだし、監視をしてないと一定レベルが保てない存在に価値を見出せないでしょ
ソマティックマーカー理論の提唱者、アントニオ・ダマシオ曰く「人間の情動のうち脳への入力で、脊髄は一部を荷っているだけ
にすぎず、(だからクリストファー・リーブみたいな人にも情動も感情もある)大半は迷走神経や血液で行われる」とか。
なにその千島学説みたいなの
図書館でSFマガジンのイーガン特集借りてきた。
インタビューアー:”意識とは/現実の本質とは”という問題に、これほどの興味を示されるのはなぜでしょう?
イーガン:なぜなら、意識と現実をとり去ったら、あとには何も残らないから。
これは名言。
クレインFCが肉体的に死んだら貸金庫の主人公の意識は消滅するのかな
イーガンのSF薀蓄を読んでると、いつもYU-NOを思い出す・・・
639 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/06/19(木) 20:35:55
うーのの方が早いのかな?
イーガンのデビュー年を考えろよアホ
>>641 おお、7月発売か!
やった!
イーガンオタの人には悪いが
個人的には山岸はもうイーガンから手を引いて欲しいので嬉しい
イーガンは原書でいくらでも読めるし!
一番最初に読むなら、どれがおすすめ?
>>644 ありがと。
哲オタは『祈りの海』から読み始めるとよいみたいですね。
そうしてみることにします。
ちょっと記憶があいまいな上に、手元に万物理論がないので、このスレの人に聞きたい。
ラマント野って「他人をモデル化する働き」だけじゃなく、「モデルが正しいと判断された場合に報酬を与える働き」も兼ねているのだっけ。
まぁそうじゃないと切除する意味はないよね。
ちょっと記憶があいまいな上に、手元に万物理論がないので、このスレの人に聞きたい。
ラマント野って「他人をモデル化する働き」だけじゃなく、「モデルが正しいと判断された場合に報酬を与える働き」も兼ねているのだっけ。
まぁそうじゃないと切除する意味はないよね。
おっと、二重投稿すまん。波動関数が拡散してしまったようだ。
それでいいと思う。
ラマント野のとこだけで短編にしてくれればよかったのにと思う今日この頃です
即レスありがとう。
万物理論は他のアイデアがぎゅうぎゅうに詰まってるおかげでわかりにくいのか、あまり評判がよろしくないのが残念。
確かにラマント野のアイデアだけで短編になっていたら、評判が高かったかも。
ところで既出かもしれないが、ミシェル・ウエルベックの「ある島の可能性」に出てくるネオ・ヒューマンって
つまりは進化してラマント野を失った人類のことだと思った。
「島」が話の中心になっているところも万物理論と共通しているし、もしかするとイーガンに影響を受けたのかなどと疑ってしまう。
>>650 ある島の可能性って読んだことないんだけど、素粒子の続編なのか?
>>651 素粒子は未読だが、「ある島〜」の訳者あとがきによると、内容は素粒子の続編的意味合いが読み取れるらしい。
登場人物とかが共通してるような「続編」ではないと思うが。
やはり普通は素粒子から入るのが普通なのかな。自分は今から文庫本を買って読もうと思います。
イーガンの影響はないだろうなw
読んですらいないだろう。
ウエルベックは全く独自のごく私的な
アメリカ型消費主義社会への
怨恨に近い嫌悪感(特に性的コンプレックス)から、
自分が精神的に救われるために
論理必然的に新しい人間像を導いているに過ぎない。
「素粒子」は9割がた、セックス中毒中年男のウダウダ話だから
読むのはかなり覚悟したほうがいいと思う。
最初に宇宙消失を読んだからか、他のが微妙に感じてしまふ・・・。
そしてほかの作品を最初に読んだ人もそれ以外の作品を微妙に感じている
それがイーガン
どれを最初に読んだか覚えていない
宇宙消失(・∀・)→万物理論(・_・)→ディアスポラ(゚∀゚)=3→順列都市(゚∀゚)=3
だったな
宇宙消失か順列のどっちかを最初に読んでる奴が多いだろ
文庫で最初に出たやつだし
若い人はそうでもないんじゃないかね。
宇宙消失と順列都市が出たのってもう十年近く前だよ。
一時期は手に入りにくかったし。
すんませんオッサンです
最初に読むなら確かに宇宙消失がキャッチーでいいかも
改造人間が日立製殺人ロボットと戦う話だもんな
しかもヒロインは最強の超能力者
暗躍する謎の組織「奈落の子ら」…
どこのライトノベルだこれ
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
サイバーパンク信者だった俺は、本屋で何気なく宇宙消失の序盤パラパラめくってしっかりキャッチされた。
宇宙消失が凄いのはナノマシンの設定だと思う。
漏れもMODほすぃw
そーか?
ナノマシン話ならひとりっ子に入ってるやつの方がいいと思う。
よく考えると、神経を差し換えてるんだよな。
よく狂人めいたことにならずに済むな。
後から読み直して何人のニックが物語中で死んだのか数えようかと思ったけどやめた
なんか後半はノベル形式のアドベンチャーゲームやってる気分だった
筒井御大のダンシングヴァニティを読んだとき宇宙消失の後半を思いだしたな
宇宙消失はよく考えたらループものに分類されるのか
順列都市読了
自分の科学、化学知識の圧倒的不足に泣かされながら
それでも食い下がっての読み込みなんで
正しく作品意図を理解出来たか甚だ不安…
それとラストシーン
あれはどう解釈すれば良いんだろ?
出来れば此所の方々の解釈や感想が知りたいです
設定とそこから作り出される世界が楽しめたならそれでいいのでは?
>>654-655みたいな話もあるしwww
どの作品も、世界設定とそこから生じる物事の描き方はすごく面白いと思うんだけどねー、
ただ、ストーリーについては……
やっぱりこの人は短中編なんだなと思う。
ディアスポラはすごく面白かったけど、これは連作短編と言う読み方もできるし
同意
長編はあんまり面白くない
順列都市はイーガンの最高傑作だと思うが
ずいぶん昔に読んだため内容はほとんど忘れてしまった。
恋人を殺した記憶を延々と再現する人が好きだったなぁ
最期報われたような描写があったけどありゃ幻だよね
宇宙消失のヒロインかわいいなぁ。
俺もイカみたいなのになってほおばられたい。
678 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/07/02(水) 20:06:45
で、TAPとテラネシアまだぁ?
TAPは今年秋だぜ?
ということは来年以降か
いやいや…あんなふざけた翻訳速度からして、そろそろ食う金に困りはじめるころじゃないか
たぶん必死になって出すよ
食う金に困ってないとは思えない。
必死になって出してください。
というか翻訳家ってもうからなさそう。
ほかに副業持っていないと食えないでしょ。
それで副業が忙しくなって翻訳が進まないというパターン
労力の大変さに比べると実入りが少ないよな。
ほんとに好きじゃないとやってられない商売だろう。
偉いと思う。われわれは感謝しなければ。
685 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/07/04(金) 01:07:24
だから大学の講師とかがやってるのか
でも有名な奴は有名なんだよな〜
1冊当たるだけで全然違うんじゃない?
モロ格差社会だと思うよ
翻訳家なんて食うに困ってない人しかならないよ
確かにな。ハリポタの翻訳者なんてウハウハなんじゃないの?よく知らないけど
ハリポタの訳者は版元の社長でしょ。バカ高い価格設定で買取にして丸儲け。
ハリポタ買取なんだよなー
本屋でバイトしてたころ、バックヤードにダンボール30箱くらい売れ残り積んであって笑った
ハリポタの人の税金逃れってどうなったっけ?
ここは何のスレだw
新刊まで暇をもてあます人のスレさ
おいおい。
新刊「Incandescence」が5月に出て、
まだ一ヶ月くらいじゃないか。
3月には短編集「Dark Integers」もでたし。
おいおい。
面白いのは読まなくたって判ってるじゃん。
読めるかどうかはともかく...
697 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/07/08(火) 23:03:14
<<苔 2株目>> [園芸]
マニアックすぎるだろw
本物のマニアは石に行き着くらしい
<<苔 2株目>>が理解できない総合スレッド その10
700 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/07/15(火) 00:28:36
てs
万物理論挫折中
イーガンがしんどくなったのでホーガンに逃避
物足りなくなったのでグレッグ・ベアの「タンジェント」を再読
4次元描写が理解しづらく、「ディアスポラ」の5次元ヤドカリを思い出す。
イーガンがとんでもないことを言い出し、ホーガンがボケて、ベアが突っ込む
ぐれっぐ・いーがん・ほーがん、みたいな漫才トリオが合ってもいいのかななどと妄想して寝た。
どうでもイーガン
百光年ダイアリーにでも書いとけ
そんなこと言われると、気持ちがクラークなるね。
ただでさえ腕を折ってギブスンの下が痒いのに。
3時からはNHKでバクスター力士の取り組みでも観るか。
でもなかなか気分が晴れない。まるでクライトンネルが続くようだ。
誰か僕に希望を与えてクレメント。
それよりヴォクト踊りませんか
ウルッフー 夢の中へ
ウルッフー 夢の中へ
アーサーァー
その歌って大麻所持容疑でガサ入れがあったときのことを歌った曲らしいね
ディックリしたわ
一瞬どーでもイーガンスレかと思った
ベアっきゃろい、こちとら江戸っ子でい!
明日のおかずは、サンマきゃフリャイにしとくんな!
へたなだじゃれにあたまくらーくら
バロゥスw
世界の秘密をあバクスター
もうやめてくれ!ギブ寸前。
出来が荒い、もっとこうセンスのあるレス希望
どうでもホーガン
アッキャン、ベールだ!
718 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/07/29(火) 18:46:39
続きはどうでもイーガンスレでやれw
お、こいつはちょっとイーガン意識してるなって作家の中で一番読みやすいのって誰?
もうTAPを待つ作業にはうんざりです
レム
何でレムがイーガン意識するんだよw
まだデビューもしてなかったのにw
テッド・チャン
小林泰三
飛浩隆
マンガで、中平正彦の「破壊魔定光」
あと、たぶん著者はイーガンを知らないと思うけど
永井均の「翔太と猫のインサイトの夏休み」
これが好きだったので「貸し金庫」「ぼくになることを」
それから、「移相夢」なんかで、イーガン好きになった。
小林泰三 飛浩隆
やっぱり国内ではこのツートップか
円城は?
円状はあんまイーガンぽくはないわな
人間書こうとはしてない感じ
>>725 でも象られた力ってほとんどイーガン邦訳前じゃね?
でもイーガンっぽいという不思議w
つか海外作家でイーガン影響下ってチャン以外いるのだろうか。。
最近はスペオペの現代版焼き直しばっかだしなぁ。
依頼者じゃないけど参考になった
宇宙消失を読み終わったんですが
マーカス・デュープリーって結局ただの宗教家なんでしょうか
円城塔はむしろテッド・チャンっぽいな
テッド・チャンのあなたの人生の物語、読んだんだが、さっぱりわからん。
ゼロで割る、もなんだが誰か教えてくれ。
どっちも「いろいろあって人生変わっちゃった」ってお話。
う〜ん、わかったような、わからんよう・・
でも、感謝する。
・あなたの人生の物語
「時間が流れている」と実感できるのは逐次的に物事を捉えているから。
でも過去の自分も今の自分も未来の自分も、「自分」であることにはかわりはない。
東京にいる自分も名古屋にいる自分もNYにいる自分も、全部「自分」であることにかわりはないように、
時間軸上で違う位置にいる自分も全部「自分」なんだから、
生きている間の全部の時間を見通すような視点・見方だってあるんじゃねーの? という話。
しかも言語によってその見方を獲得するっていうんだから、新鮮っす。
・ゼロで割る
「数学が間違ってたらどうすんのよ」という話をイーガンがやると「ルミナス」になるけど
チャンの場合だと、ぐだぐだ悩んで自殺したりしなかったりするメンヘラの話になるんだなあ
ってそりゃじゃ感想になってないか。おれもよくわからんかったから、誰かよろ
あなたの人生の物語はあれだな、
主人公がトラルファマドール星人みたいになってしまった話だw
ヴォネガットのスローターハウス5を読むと理解の助けになるかも。
と思ったらチャンの作品覚え書きにも載ってるなw
>>735 なるほど〜、洋モノはそういう思わせぶりなところが
どうもダメなんだよな、ってわしの頭が悪いだけだが。
山本弘の言語もののほうが簡単で面白かったな。
ゼロはやっぱり難解なのか、ふむ。
ゼロで割る
・レネー(妻)は数学が内部に矛盾をはらんでいる事を証明してしまった。
その証明によるとどんな任意の数でも互いに等しい、たとえば1=2が成り立ってしまう。
その後自殺未遂、数学に対して興味を失ってしまう。
・カール(以前に自殺未遂の経験あり)はレネーの夫。
自分が自殺未遂したときは、ある人(ローラ)が優しくいたわってくれた。だが今回自分はレネーと別れる決心をする。
そのギャップ、罪の意識に悩む。
この小説が美しいのは[レネー=数学]と[カール=レネー]が対照的な関係になっているところ。
レネーが数学の矛盾をみつけてしまい数学への興味を失うのに平行して、カールもレネーに対して愛情を抱かなくなる。
どの正方形も、その前の正方形に比べて、つねにタイルの数が奇数で増えていく。それはひとつの自己啓示だった。(レネー)
→数学は経験的なものであり、それ以上のなにものでもなく、そしていまの自分には興味のないものだ。(レネー)
レネーを理解し、彼女の表情が読めるようになるまでには、長い時間がかかった。しかし、まちがいなくそれだけの価値はあった。(カール)
→彼女がそんな行動に出たのか理解できないため、彼女に対して何の感情も働かないという認識だった。(カール)
恋愛ものとしては古典的(?)
個人の信念の変化(レネーの数学に対する絶望)に伴う二人のすれ違いといったところかな。
レネーの知的生活と感情生活には切っても切れないつながりがあり、感情生活のほうがカールの手の届かない彼方へ去ってしまったのだ。(カール)
ちなみに背理法の証明のとき「0で割れる」と仮定すると実際に1=2になってしまうw
ttp://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1317871518 この小説でレネーがどんな証明法を使ったのかはわからないけどね。
アナロジーでつけたタイトルだろう、きっと。
読了してわからんというのだから思いっきりネタバレすると
あなたの人生の物語は
いま会いに行きますの逆バージョン。
異星人の巨大象形文字を理解することで未来を予見する能力をつけた女が
子供の死を予見し苦悩しながらも、産む決意をするという感動物語。
チャンは絶対知と決定論ものが好きだよな。
感謝。
738はもう一度読み返す。それでわからんかったら・・どうすればいいかな・・
>739
それならもっとわかりやすく・・と小一時間。
でもあれは感動物語なのか。
FCものと思ってたぞ、そしたらいきなり帰っちゃうし、
「で、何しにきたんだ?」というツッコミはだめなんだろな。
どのあたりがどうわかりにくかった?
>>742 全部。
タイルの話も何の比喩かわからなかった。
ゼロで割るのは間違い、だからそういう自己否定、自己完結の話かと
思った。
恋愛物なんて、今でもわかんない・・ごめん・・
一応小松とか星はリアルで読んでる爺なんだが・・
チャンスレにいるのかと錯覚したわ
>>743 イーガンの本に出てくるダラダラ男とかの未練がましい恋愛とかも
よくわかんなかったりする?
>>728 小林泰三の「酔歩する男」もイーガン翻訳前だぞ
本人は話の小ささでは自分が勝ってるって言ってた
>>746 話の小ささwwwwwwwwwwwww
よくわかってるwwwwwwww
山本弘が最近イーガンの影響を受けてるってきいたけど、どうなん?
>>745 ですな、そういうとこはカットしたりする。
山本は時間テーマが面白いけど、あんまりイーガンって感じはしないなぁ。
主人公を女子高生に持ってったりするからかな。
イーガンはSF「アイデア」と「人間的問題」の関係が凄まじく強引
チャンはそこらへんスマートだな
おれはイーガンの泥臭さが好きだが
イーガンは人間のドロドロやらなんやらを軽々ととびこえていくとこが好きだな。
他の作家ならもっと悩ませて引っ張ってるだろうところを
けろりんぱと越えていく。
万物理論はドロドロしてるけどなw
でもまぁなんだ、実は闇の左手より好きだぜ。
むしろイーガンほど「人間」であることにこだわってる作家はいない気がするよ
「え? これもう人間じゃなくない?」
「じゃあ、そもそも人間ってなんだよ」
「うーん、そういわれれば人間の定義ってよくわかんねーや」
延々とこんな感じで悩んでる。
クラークやグレッグ・ベアがさっさと
「おれは人間をやめるぞJOJOー! WRYYYY!!」
って進化しちゃうのとは好対照。
ポールダラムが23人目のコピーってくだりがよくわからんのだけど
だれかわかりやすく説明してくれまいか。
そもそもコピーとはどういうことだろうか。それはある情報を別の媒体に移し変えることである。
現実にある精神をコンピュータ内にコピーしたり、逆にコンピュータ内の精神を現実で再構成したり。
重要なのは、移し変えてもオリジナルはオリジナルのままそこに存在するということだ。
オリジナルがいてこそのコピーなのである。
さて、ダラムは23人目のコピーだという箇所について言及しよう。
このダラムは言うまでもなく、この世に生まれついてずっと一人の人間として生きてきたダラムである。
別にコピーというわけではない。
しかし、なぜ自分のことをコピーだと自認しているのか。
それは彼が塵理論を信じているからである。
塵理論の概要については
>>674あたりを参照してくれ。
簡単にいうと「意識は自分の力で世界を紡ぎ取っている」という話だ。
つまり外部のスイッチで強制終了されたコピーたちは、自分が終了されたことに気づかない。
むしろランダムなデータの集まり(塵)から、
自分たちの次の一瞬一瞬を構成して生き続けるだろう。
コピーの世界を疑似体験したポールダラムは思う。
「自分のコピーを作り、そのコピーの世界を強制終了する」
この作業をやるたびに自分は分岐するんじゃないか?
この実験を繰り返すたびにコピーは増えるんじゃないか?
要するにこれは、塵の順列組み合わせをもうひとパターンつくりあげてしまうことなのだ。
コピーはコピーで自分たちの世界を生きる、自分は自分で現実世界を生きる。
たしかに一般的には自分がオリジナルだろう。だけど、コピーの側から見れば、自分こそがコピーだ。
ということは実験を繰り返す自分は、23人目のコピーと言えるだろう。
もう一度オリジナルがいてこそのコピー、という話に戻ろう。
普通の感覚だと、たとえコピーを消去しても、そのコピーがそのまま生き続けるなんて考えない。
オリジナルの自分が常に絶対一人いて、あとコピーが増えたり減ったりするだけ、という感覚だ。
しかし塵理論ではコピーは消去してもそのまま生き続けると考える。
しかもコピーの生は永遠だが、オリジナルは肉体を持っているがゆえにいつか必ず死ぬ。
そう考えるとどっちがより確からしい存在だといえるだろうか?
コピーのほうがオリジナルより圧倒的に確からしいのである。
「オリジナルがいてこそのコピーでしょ」
普通の人はそう考える。オリジナルである自分たちの実存の確からしさを信じきっているからだ。
しかしポールダラムはあえて自分をコピーだと自称した。
そこには永遠の時を経て生き残るのはコピーの方だという、オリジナルの実存性・確からしさへの不信がみてとれる。
「コピーがいてこそのオリジナル」
と言わんばかりなのだ。
コピーは消去してもそのまま生き続けるならば
オリジナルも肉体を失っても生き続けないとおかしいのでは。
>>757 ただ単に「コピーとして消去されたと思ったら現実で復活」という経験をした記憶を23回分
持ってるって話では?物理的には「精神を病んだ」という理由で。
>>758 というわけで、「天国はある・魂は永久に不滅だ」というふうにもってくことも可能なんだけど、
ポールダラムはそうは考えない。
なぜかというと、この世界において「生き物は死ぬ」というルールは絶対的だからだ。
死ぬべき理(ことわり)がはっきりしている。だから死んだら終わりである。
一方コピーのほうは「死」がプログラムされていない。
死ぬべき理(ころわり)が一切無い。だから死なない。
現実の人生を「死へと向かう一連の計算」だとしたらコピーの人生は「不死の計算」だ。
いやいや、でもそのコピーの仮想世界の電源を切ったら、コピーも死ぬのでは?
そうではない。1+1=2と書いた紙を破り捨ててバラバラにちぎっても、やはり1+1=2は計算されるだろう。
同じように、コピーの世界の電源を切っても、それはこっちの干渉が遮断されるだけ(それ以上式を書き込めなくなるだけ)で、
コピーの人生は続くだろう。永遠に。
しかし、私たちの人生はどうか。私たちの人生の計算は死を含む計算なのだ。
精子+卵子=受精=誕生=成長=老化=死 という実に味気ない計算なのだ。
その最右辺に 死=転生=来世=誕生 というプロセスを勝手に付け加えるのもやぶさかではないが、
それは信仰以外の何物でもない。
>>759 「なにこのメンヘラ・・・さすがにそんな妄想は引くわ・・・・」
というのが女性プログラマの言い分だった。
しかしそれを言っちゃー作品自体を否定してしまう。
やはりここはポールダラムがどんな理論(あるいは妄想)をもって、コピーを自称したかを考えるべきだ。
そもそもポールダラムにとっては自身がコピーかオリジナルかはどうでもよかった。
彼は誰よりも魂の存在を信じたのである。
魂とは、その人の本質だ。その魂さえ残ればよいと考えたのだ。
オリジナルは肉体的にいつかは必ず死に、コピーは永遠に生き残る。
永劫の時を考えるとたかだか100年の人生、風の前の塵に同じである。
ならば、コピーのほうにこそ魂が宿っていると考えるべきではないか。
肉体はほんの束の間の化身にすぎず、コピーこそが人間の本質を最もよく世界に残すよりしろではないのか。
だから本当は彼は「自分は魂だ」と言いたかったのだ。
その魂の宿り手としてオリジナルよりコピーの方が優れていたから、
「私はコピーだ」と言ったまでだ。
徹底した肉体軽視のこの思想こそ、彼に自殺を躊躇させなかったのだろう。
すべーてのーいのーちにー おわーるときーがくるのーならー♪
>>761 物理世界での現実(病気による妄想で得た「でっちあげの記憶」という認識)と、塵理論に
基く、コピー消去実験の産物である自分という別次元の「現実」(妄想の内容そのままでもある)
を比べて、後者こそを本質と見なすがゆえに、彼はそう自称した、とこういうことか?
763 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/08/03(日) 01:39:42
┏━┓ ┏┓ ┏┳┓ ┏━┓ ┏━┓ ┏━┓ ┏━┓ ┏━┓ ┏━┓ ┏┳┳┓
┏┛┏╋━┛┗━┫┃┃ ┏┓ ┏┻━┫┏┻━┫┏┻━┫┏┻━┫┏┻━┫┏┻━┫ ┃┃┃┃
┏┛┏┛┗━┓┏━┻╋╋━┛┗━╋━┓┗╋━┓┗╋━┓┗╋━┓┗╋━┓┗╋━┓┗┓┃┃┃┃
┃ ┃ ┏━┛┗━┓┃┃┏┓┏┓┃ ┗┓┃ ┗┓┃ ┗┓┃ ┗┓┃ ┗┓┃ ┗┓┃┃┃┃┃
┗┓┗┓┣┳┓┏━┛┃┃┣┛┗┛┃ ┏┛┃ ┏┛┃ ┏┛┃ ┏┛┃ ┏┛┃ ┏┛┃┗┻┻┛
┗┓┗┫┗┻┻━┓┗━┻┓┏━┛┏┛┏┛┏┛┏┛┏┛┏┛┏┛┏┛┏┛┏┛┏┛┏┛┏┳┳┓
┗━┻━━━━┛ ┗┛ ┗━┛ ┗━┛ ┗━┛ ┗━┛ ┗━┛ ┗━┛ ┗┻┻┛
>>761 論旨はそれであってる。
けどちょっと細かいところも注釈させてほしい。
まず生身のポールの人生も、仮想世界のコピーポールの人生も、等しく人生である。
そういう意味では両者はどっちも本質的だ。オリジナルとコピーは当価値だ。
しかしオリジナルの肉体はいつか死ぬ。コピーは残る。
本質性に違いは無いが、両者は不朽性・普遍性において著しい差がある。
「どうせ残りの無限の時間をコピーとして生きるんだから、100年ぽっちの肉体人としての人生なんて気にしてませんよ。
有限を無限で割ると0になる。ということは無限の時間を通して考えるとほぼコピーとして生きるってことなんで
ちょっと気は早いですが、もうコピーってことでいいっすよ。」
とまではさすがに思ってないだろうが、誤解を恐れずにわかりやすく言うなら、つまりそういうことだ。
つい最近までどうでもイーガンとか言ってたスレとは思えないぜ!
どうでもイーガン
でもディアスポラや順列都市でのコピーは生身の精神の完全コピーじゃなく、
最適化したりしてるよね? もはや元の精神と完全に別物じゃないの?
コピーした時点で既に別人だからなぁ。
もはや一つにはなりえない
ディアスポラではオーランドがコピーで分離した後再びマージしてたはず。
771 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/08/04(月) 15:40:25
>>769 あれ?・・・少し昔のSFだとクローンは本人の記憶も癖も考え方も同じはずなのに
コピーは違うんだ・・・
>>771 コピーした瞬間から別の経験を始めるのでもはや同一ではない
>>770 何人か拒否した奴もいなかったっけ。
しかし違う場所で違う体験をした自分とくっつくのってどんな気分なんだろうな。
>>772 でもどっからどこまでが自分の本質なのかっていうのは考えるべきじゃないか
たとえば普通に生きてるだけでも好みや嗜好は変わるし、思想・考え方も変わっていく
ちょっと違う経験をもっているだけなら「自分」であると言えなくもない
たとえばここに「今までラーメンが好きだった人が、ラーメンを嫌いになる」薬があるとしよう
これを飲んで味の好みが変わってしまった人はすべて、別人になってしまったと言えるのだろうか?
全員、ヤチマに「あなたはもう○○じゃない!」と非難されるべきなのだろうか?
三食ラーメンを食い続けて死んだラーメン評論家と、一般的なラーメン好きのケースを同列に語ってしまっていいのだろうか?
1.その人のどっからどこまで「当人を当人たらしめる重要な資質」なのか
2.その重要なポイントさえ押さえていたら同一人物だと言ってしまえるのか
3.逆にささいなポイントでも食い違ってたらもう別人なのか
まあ答えなんて出ないんだけど
>>774 コピーしてコピーを稼動した時点でオリジナルと連続ではないよ。
例えば一卵性双生児。分化した時点で別人だわな。
>>775 コピーはオリジナルと連続していないっていうのはそのまんまコピーの定義でもあるし
誰もが認めるところだと思う
でもそのオリジナルが連続性・首尾一貫性がそんなにたいしたものではない、というのがおれの意見
物質的には、胎児と成人じゃ構成している分子はほぼ入れ替わってるだろうし
精神的には、胎児と成人じゃ別人と言っても差し支えない「成長」を見せる
胎児と成人の違い > コピーとオリジナルの違い だったらどうする?
同じ別人でも、その「別人性」が(通常の人生での振れ幅より)低かったらどうする?
・・・・という話
オリジナルが既にソフトウェア化された意識(ヤチマ等)なら
コピーは完全でオリジナルの意識と全く同じものだろうけど、
肉体人の意識と、それを元にソフトウェア化した意識じゃ
そもそもコピーと呼んでいいのか?
首尾一貫性ってのはまあその通りだと思う
特に最初から最後まで同じである必要性はない
ただ連続性は重要、というか判断基準そのものじゃないかなあ
外から眺めて、心か肉体のどちらか一方でも連続しているように見えるならそれはきっと本人だろう、って感じ
正直あんまり意味ない疑問の気がするけどね・・・
脳以外を完全サイボーグ化した人が記憶喪失したら本人と呼べるか?と言われても
答えなんかない ただそういうことがあったんだな、ってだけで
イーガンがもっぱら書く自意識の問題とは全然別に思う
>>778 それを考察し探求するのがSFだろ(`・ω・´)シャキーン
そもそもイーガンが書いてる自意識の問題だって、そうなってるんだから考えてもしかたがない、で終わる
スイッチ入れたり麻薬やナノテクを体内に打ち込んで 「あ〜あ幸せ!!」で終わるじゃん
>>773 胡蝶の夢のマジでどっちかわからない版みたいなもんじゃないか。
このスレ読んでるほうがそのへんのSFより面白いってのはどうしたものか
こういう哲学談義、やってる人同士は面白いんだけど
第三者が読む小説にしてもおもしろくないとは思う
ディアスポラ、10pで挫折・・
文系にはだめだ・・短編集ならなんとか読めたのに・・
素直にソウヤーでもよんでおくか。
しかし哲学談義には加わりたいな。
>>783 ディアスポラは読みたいとこから読んでいくのもアリなんじゃないかな。
ガンマ線バーストのあたりはスピーディで盛り上がるよ。
ワンの絨毯のあたりも楽しいと思う
初イーガンは短編版「ワンの絨毯」だったなあ。
ディアスポラはヤチマが生まれる最初の章が一番読みづらい気が
でもそれを差し引いても、イーガンの長編の中では一番おもしろい
おれもディアスポラが一番いけた
ひぃ〜、返してまった・・
ま、ゆっくりがんばる。最初を一番読みづらくしてどうすんねん・・
藤崎のクリスタルは大丈夫だったのにな・・
何でも完全に理解しないと先に進めない人には向かないだろうな。
人生いい加減さも大事だってことさw
ディアスポラは指輪物語みたいなもんだと思えばいい。
序盤の薀蓄を適当にスルーすれば…やっぱり薀蓄語りだけど…
苔で御魔改造!ひとし深夜の馬鹿力HEEN
最初の章はけっこうおいしく読めた口だが
次の章の幾何学談義はわけわからなくて適当にとばした。
理解できない理論もいっぱい出てくるけど
わかる部分の面白さで十分お釣りがくるという印象だな。
序盤はドジっ子AIヤチマとツンデレAIイノシロウの話とおもっておけばおk
ディアスポラはSF史上最難関だと思うんだ
ヤチマかわいいよヤチマ
ヤチマを美少女AIと考えるだけで楽しさが数倍アップする人もいるかもしれない
他のキャラクターがどんな姿をとっているかは
けっこう詳細に描写されているけれど、
ヤチマの姿については、ほとんど触れてないんだよね。
ヤチマが自分自身を名付けたきっかけとなった映像の
仔ライオンとそれを抱く女性、を融合させた
ネコミミ美少女AIと思って読みましたよ。
女装の似合うショタっ子を妄想しながら読みました
799 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/08/06(水) 01:06:09
ディアスポラで、上位の宇宙にポリスを作った方法がわからん
なんか、上位宇宙があるとわかって、次の章でもう五次元にいるって
感じじゃなかったっけ?
あげてたすまん
ヤチマの姿というのは想像しなかった
形はメガテンの2Dマップで出てきてたアイコンで、黒御影(磨き)でできている感じで、
襷掛けみたいに紫のラインが入っているイメージだったなあ。
803 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/08/06(水) 20:57:43
山岸ほどスケジュールにルーズな訳者は他にいないな
いい加減、替えろよ
力量的に山岸にしか無理なのかな
他にできそうな人がいるんならとっととテラネシアをだしてほしい
力量というより山岸利権と思われてるから
本人の許可がない限り他の人が訳しづらいのではないのか。
宇宙消失、読んだ。
このSF、かなんかの書評で、イーガンここまでやるか、みたいに
書いてあったので一発的オチを期待してたんだが、やっぱりハードだな〜。
単純に、無限の多元宇宙の一つを自分の意思で選択できたら、という
理解でいいの?
他にはどのあたりに注目?
よろ〜。
>無限の多元宇宙の一つを自分の意思で選択できたら
選択し続けられたら、のほうが正確かもね
2003年、阪神ファンは阪神が勝ち続けるという選択をし続け、とうとう優勝しました。
2008年は無理でした・・・
810 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/08/08(金) 00:30:42
で、TAPとテラネシアはまだかいなという
宇宙消失って結局「波動関数を都合よく収縮させ、未来を選択する」能力の話なの?
それとも、そういう能力があることを錯覚するほど主人公がラッキーマンだっただけの話なの?
途中で脱落する主人公は結局今までのことが単なるラッキーだったと気づいたってこと?
>>811 都合よく収縮させた結果、「都合のよくなかった」世界にいた大多数の主人公たちは世界ごと抹殺された、
ということ。
>>812 でも実際の描写だと多世界解釈っぽく描かれていない?
つまり、都合のいい結果と都合の悪い結果が並列に描かれている。
(例:自分の運のよさを試すシーンとか)
能力によって都合の悪い結果を抹殺することができるなら、
そもそも都合の悪い結果は現実化・実在化しないから、描写すらされないはずじゃない?
描写するしないは作者の勝手だろ?
というかわざと「都合のよくなかった結果・収縮しなかった世界」を描写し、
それは無かったことにして、都合のいい結果だけが続くと思わせて最後に……で、
読者の不意を衝いて驚かすって筋書きじゃん。
「宇宙消失」を書いたのがふつうの小説家なら
>>814の言う通りかもしれない。
すなわち、神の視点でフィクションを物語るふつうの小説家ならば、だ。
しかし、そこはイーガンである。
(言葉の真の意味で)在り得ない世界を描写するだろうか。
フィクションの手法としてはありがちだが、イーガンの手法としては考えにくい。
第一イーガンが神の視点なんかで書くってことは、人間原理ならぬ神原理が発動してしまうではないか。
描写された=描写する主体がいる=神がいる=その神は多世界を観測している=多世界は在る
要するに、観測問題(ここでは描写問題とでも言っておこう)にうるさいあのイーガンだぜ? ってことだ
勝手に作者を規定するなって…
自分の解釈じゃなくて素直に作品の解釈に従った方がわかりやすいよ
そんな熱く語りたくなるほどの作品でもないしな。
「都合のよくなかった結果・収縮しなかった世界」が消滅するのってどの瞬間なんだろう。
ダイスを転がして都合の悪い結果が出た瞬間なのかな。
でも読むかぎり「ダイスを転がした結果がこれだだよ! マジやっべー!」
って結果に対してリアクションしてる余裕があるっぽいんだけど、あれなんなんだろ。
君がそのページを読み終わった瞬間だ
806だけど、なるほどね。
波動関数、というのが新味で要は予知能力とか自由意志の
問題を量子力学の観点から描いた、でいいのかな。
だったら、もう少しわかりやすくして、と文系からの泣き言。
尼からインカンデセンス届いたお。
これから読むか。
>>818 収縮のタイミングも選べるのが「能力」じゃなかったっけ?
運試ししただけだから、まだその時点ではみんな収縮させなくていいやって思ってるんでない?
読んだのがちょっと前でよく覚えてないけど。
けど、そう考えると、収縮するかどうかを決めるのも確率論的になりそうな。
>>822 「シュレディンガーの猫」で考えると、蓋を開けた瞬間(ダイスが転がって出目が出た瞬間)、収縮が起こる
ここで、箱の中の猫自身がその収縮をコントロールできたらどうなるか?
・毒ガス出る:うわ、やべー、この世界はナシな!
・毒ガス出ない:おーし、セーフ! よっしゃ、とりあえずこの世界を確定させとくか
といった感じで、まるでセーブ&ロード機能があるゲームのごとく、収縮のタイミングを選べるはず
ってことか。
でもセーブ(波動関数の収縮)をしようとする猫が2匹以上いたらどうなるんだろう・・・
早い者勝ち? それとも思いの強さが優先されるとか?
観測者が2人いれば、それぞれが任意に収束させた世界に分岐するだけ
>>824 波動関数は収縮する(コペンハーゲン解釈)・波動関数は収縮しない(多世界解釈)にも
どっちにもあてはまらない考え方だな。多世界が収束するのに分岐するって。なんか矛盾してね
つーか、観測者= 箱のふたをあけてネコの生死を観測する人 ならたしかにそうかもしれないけど、
823が言ってるのは、箱の中のネコが自身を収束させるときはどうするの? ってこと。
多世界にまたがる箱の中のネコ(毒ガスが出て困るネコもいれば、毒ガスが出なくて安心するするネコもいる)
がそれぞれ自分を観測して収束させ、その観測ごとに世界が分岐しちゃったら、それは結局「収束してない」のと一緒なのでは
とりあえずP3が欲しい
収縮、って原語ではどうなってる?
山岸って「海外SFを紹介する人」としては伊藤典夫の後釜っぽいけど
翻訳家としてはどうなんだろうと思うな。手の遅さまで真似しなくていいから
ヤチマの姿がイメージできないんだけど、結局背の高い黒人女性ってことでいいの?
女性ってより汎性っぽいよな。
とりあえず言えるのは綺麗ってことだ。
コンスタンティンにいた堕天使役の役者みたいなかんじに俺は想像してる
つまり上に同じく中性てきな顔立ち
ストーリーが、超ラッキー分岐を追従しただけでは
宇宙消失の話に戻ったのか
多世界解釈なら、そうかも
>>755 遅レスで悪いけど、突っ込みどころだらけ。
とりあえず、
>>754の質問に対する答えが間違っていると思うので、そこだけでも突っ込む。
>このダラムは言うまでもなく、この世に生まれついてずっと一人の人間として生きてきたダラムである。
>別にコピーというわけではない。
ダラムは、「自分は『コピー』だ」(現在形)とは言ってない。「『コピー』だった」(過去形)
と言っている。
ダラムは「コピー」だったと同時に、生身で仮想環境を訪れた「ビジター」でもあった。
二つの歴史は合流して一つになった。何故ならば片方の(「コピー」の)人生が突然終了させられ、
その世界は特例法則の寄せ集めで、強制終了後に自律的に存在しうるだけの内部整合性をもたなかったため。
彼は「本当に」23通りの人生を過去に持っている人間。あなたが書いたようなややこしい信念を
表明するために「自分は『コピー』だった」と言ったわけじゃあない。
生身ポール →(同期)→(突然終了)→コピーとして生きた記憶を持つ生身ポール
コピーポール→(同期)→(突然終了)
というわけね。でもこのコピーポールが
>強制終了後に自律的に存在しうるだけの内部整合性をもたなかった
かどうかは、結局生身ポールにはわからないのでは?
実際にコピーポールだけが、自身の内部整合性について知りえるはず。
生身ポール →(同期)→(突然終了)→コピーとして生きた記憶を持つ生身ポール
コピーポール→(同期)→(突然終了)→生身として生きた記憶を持つコピーポール
かもしれないよ。
>>755が言ったような信念は、たしかにこの発言とは関係ないな。
まあそりゃ飽くまで塵理論が正しいとしたらの話だからなぁ
なぜVRを終了したときにポールが認識したのが生身の自分だったかって説明を
塵理論に基づいて組み立てたにすぎない
順列都市の下巻をすべて否定するわけですね、わかります
いや、まあ、なんだイーガンスレくらい塵理論ばっちこーい!って言ってやろうぜ
山岸、そろそろタマがねーよってぼやいてたわけだし、
意図的に遅らせてる可能性もあるような。
なんで短編集を日本オリジナル版にしてるのかもわからん
変な自己主張しすぎだよな
あと水準に満たないレベルの短編を含めたくないとかあとがきに書いてたけど
そんなん知るかと。駄作傑作含めてイーガンが読みたい
確かに93年にSFマガジンに掲載されたやつはおもいっきり詰らなかったが
それももっともだけど、やっぱり刊行スペースが遅すぎるのがあれだな
もっと早くだしてくれれば、オリジナル短編集だろうがなんだろうがかまわないんだけど
An Unusual Angleのストーリー教えて。
コードウエイナー・スミスの短編集のように
佳作をつまみぐいされた後の作品集はなかなか残念感が・・・
どうでもいいがん
順列都市で、仮想環境内のダラムはビジターで、描写時間を速くしたり遅くしたりシャッフルしたり、
クラスタを細かく分割したりといった実験は結局行われていないわけだけど、
それにも関わらず、その時内部にいたというだけで塵理論を確信するのはちょっと無理がない?
ビジターだった、っていうのはコピー・ダラムが実験の結果「一人で発進した」後に、そういう世界に来てしまった(戻されてしまった)
というだけで、ダラムの主観からすれば実験はしっかり自分で体験した実在のもの(それも、二十数回も)。
実験は一応やったんじゃないの?
通常のシャッフル実験と、ビジターなのに自分をコピーだと思い込ませて同期する実験を
同時にやってんだと思ったけど
847 :
844:2008/08/14(木) 21:05:20
実験を手伝わされた恋人のエリザベスいわく、実験は「全部いんちき」で
「ビジターでじっさいにやるのは無理(物理的な脳では)」ということなので、
ビジターとしてのダラムはただ仮想環境内で思索にふけっていただけではないかと。
個人的には、じつはビジターだった、という小説的なおもしろさを用意するために
少し無理のある展開にしたのかなと思ったけど。
違うよ。
順列都市の世界観の根本にあるのが、宇宙消失や万物理論と同じ、強い人間原理宇宙論
(世界のありようも物理法則も人間の認識が決めており、その認識の中でもより蓋然性の高いルールが選択される)
と平行世界原理だって気付かない人多いな。
それに気付いてるか気付いてないかで全然読み方が違ってくると思うんだが。
人間原理三部作ってうるさいほど言われてるし、それはみんな知ってんじゃね
よしんば人間原理って言葉を知らなかったとしても
繰り返し繰り返しそのことを書いてるからなあ
最後まで読めば小学生でもそういう考え方には思い至るでしょ
しかし、気付いてたら
>>847みたいな発想にはならんのでは?
人間原理や平行世界概念に気付いていないわけではないだろうけど
それらが、エリュシオンに話が移る前から話の中で(ダラムにとって)
重要な効果を発揮してると気付いてないんかね。
854 :
847:2008/08/15(金) 11:09:33
849に書かれているようなことが根本にあることは理解してるよ。
ただダラムが確信するに至った種々の実験が実際には行われていないとすると、
細かく分割したクラスタやシャッフルした描写時間が、じつはコピーに重大な影響を
及ぼす可能性もあるわけで、そうするとその理論にも綻びができるのではと思ったわけです。
仮想環境内のダラムは、色々バラバラにされたり組み替えられても自分の知覚に全然影響が
ないぞ、ということは……という流れで洞察しているわけだし。
つまりダラムの確信は、自分がビジターであることを知った時点で少し揺らぐのではないかと。
実際には塵理論は正しくて(物語の中で)、コピーに影響は及ばないのだろうけど。
>>847が言っているのは
生身の(同期しているビジターの)ダラムがシャッフル実験を受けていないから、
塵理論的な確信に至るのはおかしいってこと?
でもコピーのダラムにシャッフル実験をしたときにすでに気づいたんじゃない?
ほかの富豪のコピーだって、自らシャッフル実験されて(orその話を聞いただけで)塵理論の正当性に気づいたって言うし。
そのコピーの発言を受けて、生身のダラムは塵理論を確信していた。
ビジターの実験は、実際にコピーの気分を味わうことでその確信を強めただけだったと思う。
856 :
847:2008/08/15(金) 12:50:13
それまでの四度のコピー実験では、いずれも早々に脱出しちゃって実験はしてないと思う。
五度目はビジターだったわけで。
今少し読み返したら、何人かの富豪にシャッフル実験を行ったみたいだね。
塵理論を確信して色々準備した後の話だけど。
五度目の実験って、コピーしたダラムと生身のビジターのダラムが同期している実験じゃなかったっけ?
で、実験が終わってコピーダラムが終了し、生身のダラムはビジターから通常世界に戻って
「2つの歴史がひとつに合流した」見たいなこという。
勘違いだったらごめん
人間原理を小説に出しているからといってイーガン本人が人間原理を
どう捕えているのかは分からないが、割と人間原理に傾いてるのかな。
人間原理は反則だと主張していた紐理論方面でも、最近は一つの確たる
万物理論を導けるという希望がほとんどなくなってきことから
人間原理に傾く人が増えてるようで。究極的には人間原理的な
方向にならざるを得ないのかなみたいな。
859 :
847:2008/08/15(金) 13:30:04
>>857 五度目の実験はエリザベスが操作する外界にいるダラムに扮した操り人形と
会話しているだけで、結局そういう実験は結局行われてないんじゃないかな。
やっているふりだけ。エリザベスにそこまでさせるとは思えないし。
二つの歴史が……てのはコピーとしての自意識を持っているビジターのダラムと
五度目のコピーを起動した歴史(もしあるとすれば)のコピーのダラムとの合流という意味かな。
その辺はよくわからないけど。
五度目の実験ではコピーは一切使われていないと思った
決心のつかないコピーがこれ以上脱出するのをエリザベスが見てられないから、
わざわざビジターを送り込んだんでしょ?
正直、下巻からいきなりややこしくなって涙目なんだけど
下巻の冒頭40ページぐらいは百回読まないとな
ディアスポラ!!
上巻のがややこしい気がするぜ
FAQに加えてほしいな。
>>847,
>>860 5度目もコピーを使った実験だったんだよ。
でも、ダラムが言っているように、
「コピープラス仮想環境は、ただのつぎはぎ、ゴミにすぎない。そんなシステムには
自律できるだけの、豊かさも、詳細さも、整合性もない」
から、ポールのコピーが終了させられた瞬間に、その世界は「発進」できなかった。
代わりに、ポールは別の歴史、つまり「ポールがビジターとして訪問して、シャッフル実験を
したふりをした歴史」に合流したんだよ。
小説内にこれ以上はないくらいはっきり書いてあるぞ。
それは23人目のダラムの言葉だよね
五度目のスキャンファイルは一度も走らされなかった、とある
>>866 ああ、そうか。そのエリザベスの言葉で混乱している人が多いんだな。
合流した先の歴史では、5度目のスキャンファイルは「一度も走らせられなかった」のは当たり前。
「その歴史」では、ダラムはビジターとして仮想環境を訪問したことになっているんだから、
スキャンファイルが走らされたはずがない。
「五度目のスキャンファイルの「コピー』だった歴史」と、
「五度目のスキャンファイルは走らされずビジターとして仮想環境を訪れた歴史」は、
ダラムの主観的には、全く区別がつかない。だから両者は合流可能なのさ。
ダラムは「二つの過去」を持つ人間になったわけ。
だけど、再合流後の歴史におけるダラム以外の他人(エリザベス)にとっては、歴史は後者の一つだけ。
だからダラムは、妄想癖を持った変人として扱われることになる。
ダラムは、「コピー」としての自分が居る仮想環境が外部から終了させられた後、
別の歴史(例えば、自分がビジターとして仮想環境を訪れただけだ、という歴史)に再合流
させられるのは、パッチワークVRに自律可能な整合性がないことが原因だと考えた。
だから、順列都市の「発進」準備には、セル・オートマトン(どこをどう取っても数学的な
整合性を持っている)上の仮想環境をわざわざ作り、「発進」を確実なものにしようとしたわけ。
868 :
847:2008/08/19(火) 22:41:33
>>867 なるほど。すっきりした。
曖昧だった“二十三人目”という部分もようやく理解した。
サンクス。
869 :
847:2008/08/19(火) 22:53:23
というか845の時点でちゃんと書いててくれてたね。読解力不足でした。スマン。
並行世界である順列都市を自分の歴史に合流させるために必要な作業が「発進」だったということか。
現実世界から順列都市という「セル・オートマトン」にコピーとして移された自分と、
順列都市という「世界」でいきなり過去の記憶を持って生まれた自分は区別が付かないから。
やっと人間原理と言われる理由がわかった。
やっと、前スレに書いたオラクルの神学論争の部分の意味がわかった。
悪魔崇拝者がうんたらかんたらってトコ。
パンとかマーキュリーってのは山羊の角を生やした豊作の神で、
キリスト教の悪魔のモデルのことなんだな。
ウィッカとかいう宗教があってパンとかマーキュリーを信仰してると、
でも、それは悪魔を信仰してるんではなくて唯一神の顕現なんだよって童話作家は言おうと思ってたと。
高次元幾何学だけでもおなかいっぱいなのに、
これ以上ネタを詰め込むイーガン先生……
万物理論のメタ社会学者のくだりとかもかなり高度だしなあ。
天才すぐる。
スティーブ熱の話が、ネウロっぽいなと思った。
>>867 二つの過去からただ一つの過去を確定させるために、ダラムは
人生を賭けて発進実験を実現させる事に邁進したんだよね。
発進が最終的に成功したなら、これまでの23回の経験は妄想ではなかった事になる。
(なかには妄想である事にすぐ納得して、最初から合流なんかしてなかった過去を選んだダラムもいただろう)
宇宙消失は未来を選べる力の話で、順列都市は過去を選びとろうとした男の話と言えるね。
>654>655
そういう感想でいいんだな
いくつかはこれは面白いと思う作品もあったが、こんなに賞やって絶賛するほどのことかなぁって思った
イーガンは海外ではあんまり賞獲ってない気がするが
日本での絶賛のされかたを見てると、今の日本人読者の求めるものに合致したのかなあと
昔のディックみたいに
順列都市の終盤でさ
原子創造サブプロセスや冷たい熱輻射ソフトウェアでミサイルや熱線を発射して
オートヴァース人を滅ぼしたら良かったんじゃないのかなと思ってみたり
そんな事するまでもなく、すでに敗者なんだよ。敗者というのが適切かどうかは知らないが。
>>877 オートヴァース人が発見した理論によって、オートヴァースの基盤が塵理論じゃなくなったために、
人間がオートヴァースに干渉できなくなったんじゃないの
仮にそれでエリュシオンが存続できたとしても
最大の知的娯楽を失ったまま永遠に生き続けなくちゃいけないわけで
つうか作中の通り新しい宇宙を発進させたほうが何倍も楽だな
ディアスポラに出てくるフェムトマシン使えば神のごとき全能になるの?
883 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/08/28(木) 16:59:07
なら地球を救えたはずだろ・・・
>>879 え?そういう解釈なの?
地球を救う?何を言っているんだ。
塵理論自体は相変わらず正しいんじゃないの?
ランバート人の理論がTVC宇宙としての整合性を上回ったために
エリュシオン人主観の人間原理が崩壊しただけだと思うんだが。
エリュシオン人の理論はランバート人の理論が現れるまでのツギハギ理論に過ぎなかったということ。
発進させた宇宙における統一的な理論に関して
いや俺がそう設定したんだからそうなんだよ!的な説明が
その世界の中で自然(?)に見出された理論の整合性に負けた。んだっけ?
うろおぼえだけど、その後に理論同士の相克の深いルールを探しに行こうって言ってるし塵理論は生きてる。
個人的には、そこらあたりの証明の正しさの証明とか保証の浮動さってのはルミナスなんかでも近いものを感じた。
>>877 銃で撃たれた人が撃った犯人を殺したところで傷が治るわけではないでしょ?
>>888 そこは、そもそもそんな風には語れないものまで、無理やり
議論にのっける可笑しさを楽しんでるものだから
最強議論スレ的な全知全能という意味で、それでいい。
SFスレ的には違うよ。
>>885 そう思いながら読んでたんだけど、そうすると理解できないのが
再発進後のエリュシオンにおけるランバート人の理論の扱いはどうなるんだろう
無かったことにされるのか?
それとも、塵理論のほうを信じてるからエリュシオンは無事だよ!ってことになるのか?
>>890 ランバート人の理論を原理としてエリュシオンを動かしたくなかったら再発進させたわけだしなあ。
エリュシオン人の理論つっても、基本的にすべての俺様がどうにでもできる世界ってだけで、
実は理論でも何でもないと思う。
上位世界の文明ってお互いに戦争したことないの?
どれの?
エリュシオン人は戦争なんて自分の内世界でシミュレートしてるんじゃないの?
そもそも資源の不足や貧困で戦争が起きるわけだし、無限に増殖するリソースを持っていたら戦争なんてかったるくてやってらんないしょ。
それかポールと富豪たち(のコピー)が全員「平和を嗜好する」価値ソフトをインストールしてるとか。
ディアスポラのこと言ってんじゃないかな
でもイーガンって本当に高度な文明は戦争なんて効率の悪いことはしない、みたいなこと言ってなかったっけ
真に優れた知性は友好的である、みたいなものか。
これはクラークだっけ。
確かに資源や土地の不足みたいな物質的側面に起因する戦争はする必要ないよな
別のマクロ球に移住すればいいだけだし
自分の精神を書きかえられるようなテクノロジーを持つ文明なら、イデオロギーとか宗教的な戦争は回避できそう
あとはゲームとして戦争はしてるかもしれんね
元々物質的な制約を乗り越えるために「ポリス」みたいな仮想現実をベースに生きているわけで、
望めば何だって「観境」として得られる(スタートレックのホロデッキに似ている)んだから・・・。
仮想現実のリソース(計算速度や、ポリスそのものの性格の違い)が気に入らないという話なら、
周囲の連中を説得して新しいポリスを物理的に設計すればいいだけ。作中では語られては
いないけど、そういう職業だかチームだかも存在しているだろう。
むしろ作中では、「時間」の扱い方のほうが重大なものとして扱われていた気がする。
いくらでも時間はある、あと1000年待てばいい。いや、すぐ取りかかるべきだ、みたいな
論争のことね。これは減らないと思う。仮想資源がいくらあっても、「状況」をそっくりそのまま
コピーしたり、でっちあげたりするのは、単に難しいだけじゃなくて、ポリスのルールが絡むと
不可能なこともあるから。
やり直しが効かない決定には、「貢献度」や「評判」みたいな力がモノを言うと思う。
ヤチマって二百六十七兆〜の世界に行くまで
体感で何年ぐらいかかったんだ?
祈りの海から入った新参だが、とてもイーガンが好きになれた。
けど、百光年ダイアリーが理解できん・・・。フランシス・チャンの話題が出て
きたところからさっぱりですよ・・・。誰か助けて。
「あなたの人生の物語」と似たような話だったな、百光年ダイアリー。だから「チャン」なのか。
細かいギミックは理解できてないけど、つまり自由意志とは未来がわからない故に起こる幻想で、
自由意志が存在するように振舞えるなら、未来がわかっている状態ではない(嘘だという可能性がある)というのがメインテーマなのでは。
902 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/09/01(月) 02:14:14
自分も祈りの海と宇宙消失しか読んでない新参者ですが
百光年ダイアリーの時間逆転銀河とか、時の矢が逆転してる期間とかの理屈がさっぱりです
まあその辺は物語のわきの要素だとも思いますが…
理解できないようなネタを面白がってわざと選んでるんだよ。
因果律自体が反転するんだから因果律に沿った
言語論理で構成されている人間の思考で理解できるわけないじゃん
904 :
900:2008/09/01(月) 10:25:00
どうもカキコありがとうございます。そうですか、安心しました。
自分では結構本を読んでいるつもりだったのに、理解の浅はかさに絶望した瞬
間が時間逆転銀河のあたりだったんで、さらっと流して読んでいきたいと思い
ます。ちなみに次の章の誘拐は普通に読んでいけました。今は放浪者の軌道を
楽しみつつ書きしたためています。
この本ってどれぐらいの理系の知識あれば正確に理解できるの?
理系の博士号もってるぐらい?
この本ってどれ?
イーガンのWEBサイトに行って解説を読んで理解できる人くらいじゃないの
俺は読んでもさっぱり理解できなかったが…
専門の分野だったら大学三、四年で充分じゃないか
>>900 以下ネタばれ注意
百光年ダイアリーの話のキモは、日記を過去に送るシステムは
国家が管理しているものだから、
a) 個人が自由意志に基づいて事実を送っている
b) 個人が国家の管理統制の元に嘘を送らされている
のどちらであるかは不明で、そこの部分に自由意志や努力、もっと言えば
権力闘争が介在するだけの余地がある(だから主人公の嫁は政治活動に
参加していたし、日記として送られてこない戦争のニュースがあったりする)
という点でわ・・・。
主人公は大人になってからそのことに気付いて、変えられないはずの
日記の内容を自由意志の力で変えることに挑戦(省略されました。
続きを読むには本棚から 祈りの海 を引っ張り出してください。
イーガンは実は女
そういやイーガンの写真とかって表に出てないのかな
どーでもいーがん
睾丸
イーガンはまず間違いなくゲイ
むしろ汎性に一票
イーガンの正体はAI
性別§
実は未来から来た人間で人類に警鐘を鳴らしている
強化男性で6尺のガ(ry
3ヶ月前に読んだ万物理論、冒頭の死者蘇生と「No for TOE」で韻を踏んでるのと、
文庫の癖して\1260もしたことだけしか思い出せない(´・ω・`)
せめてラマント野は思い出してあげようぜ
>>920 そんなに高かったっけ?と思って引っぱり出してきたら、ほんとに1200円だった
万物理論は2度通しで読んだけど、いまだに結末が理解できない
最後はよくわからなかった
ラマント野を切除して他人を理解した気になるのは止めよう運動みたいなのが流行ったんだっけ
シンギュラリティ超えて電脳世界に入った知性が数百年、数千年経ってるわりに、
発想や行動様式が人間的すぎる罠、イーガン。
イージャン
ディアスポラですら読者がついていけないと悲鳴をあげているのに
非人間的な超知性体なんか書いたら売り上げがピンチになっちゃう><
だれも感情移入できない物語なんて読みたくないしな
いや逆に読んでみたいか
イーガン世界はシンギュラなんて起きないんですけど…
ディアスポラでカーターツィマーマンがディアスポラに出発するのが西暦4000年くらい
マクロ球に進むのが5000年くらい
人類の歴史を考えると、別に発想や行動様式が理解不能なまで変化するとも思えない(してるポリスもあるだろうけど)
第一、市民は価値ソフトを使って精神構造の固定ができるし、高速化したり凍結したりするからなぁ
イーガンのSFガジェットの中で一番すげえと思うのは、価値ソフトと界面ソフトだな
イーガンの凄いところは
価値ソフトとかそういうアイデアを出したままにするだけじゃなく
そのトンデモ装置を使ってる奴らに人間臭さがあるところだな
美少年が出てきたら読む気力がわいてくると思うんだ
汎性で我慢しとけ。
界面ソフトってなんだったっけ
価値ソフトは凄く印象に残っているが。
同じグレッグでもベアのほうのスレがないのはなぜだろう・・・
>>933 YOU、たてちゃいなYO!
現代作家でこの人くらいにハードなSF書いてる作家さん、他にいないかな?
既刊分は全部読んでしまったもので、ハードSMに飢えている。
936 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/09/08(月) 19:07:47
ハードSMはしかるべき板へどうぞ
たしかにイーガンの著作内のセックスは
特殊なものばかりだが…
938 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/09/10(水) 18:42:03
で、TAPとテラネシアまだあ?
939 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/09/10(水) 19:38:36
やまぎしはしねよ
いつまでかかってるんだよ
もう死んでるんじゃない?
同人誌でいいから誰か翻訳してー
こないだハローサマー訳してただろw
円城塔でも読んで落ち着こうぜ
「Boy's Surface」の2つ目の短編はルミナスっぽかった。イーガン成分補給できる
自分で原書かって読めよ。
そんなに難しい英語じゃないぞ。
ここは日本だ
民族主義者の分際でイーガン読むのか?
だったら日本人の小説読んでろよ。
民族主義者とか妄想垂れ流し小僧かw
一人で英語版読んでろ
売り言葉に買い言葉w
いいぞ、もっとやれ!
みなさん!こんにちは!
イーガンがエロ小説書いたらどんな感じになるのかなぁ
肉食え肉
祈りの海がなんかすっげえエロかった記憶がある
内容忘れちゃったが
祈りの海のアレは最初どうなったのかわからず混乱したw
グロいです><
童貞を失うと、ちんこもってかれちゃう
って、おそろしい世界だと思った、
当時童貞だった俺・・・。
そして今も童貞なんですね、わかります。
三十歳の童貞で、精神病の経歴があり、
財産はなく、将来性もなく、手に職もないんですね
よくわかります
変な人住み着いちゃったなあもう。
そういえば前に「女は産む機械だ!イーガン読めばわかる!」とか騒いで恥晒してた人がいたの思い出したよ。
ジェフライマンの征たれざる国みたいだな
実際女ってセックスと子供産む以外に利用価値ないじゃないか
同じ論法で行くと男はセックスしか役に立たないな。子を産む能力はない。
セックス+子供を産む能力を備えた女のほうが役に立つってことになる。
ヒューストン、ヒューストン、聞こえるか?
男は主人だから別にいいんだよ
人類って繁殖するしか能がないよな。
つーか人類に存在価値なんてないじゃん。
それなのにどっちが上とか下とか意味ないことをぐだぐだぐだぐだとry)
繁殖すらできない奴がイーガン読んで「女なんか産む機械」と言ってるのは滑稽ではあるな。
すっぱいぶどうってやつだなw
なんでこんなきな臭い流れになってるんだ。。。
おれは汎性のよさについて語りたいだけなんだ
939あたりから急にきな臭くなったね。
文字情報形態で火病ウイルスが巧妙にばら撒かれたのだろう。
汎性の体格なんかはわりと妄想できるけど顔付きが妄想できない。
男っぽい女の顔ではないし女っぽい男の顔でもないんだろ?
つまりニューハーフということか
シーメールか
宇宙消失読んだんだけど、結局ローラが何ものなのかバブルが何なのかよく分からなかった。
波動関数で頭がパンパンになってしまったから、相当読み落としてそうだな。
どこかポイントを教えてくれませんか?
並行世界(波動関数が拡散しっぱなしの全可能世界?)にまたがって生きる超越的存在が
自分達の住む世界を危うくしてしまう(観測によって一つに収束させてしまう)人類を隔離するために作ったのが
太陽系を取り囲むバブルだったとか、そんな話だったと解釈してる
ネタバレ厨に氏を
作家別のスレなんだし
なにをいまさら
974は価値ソフトの設定をしなおしとけよ
価値ソフト欲しいよぅ。
図書館で読みあさっても、ブクオフで立ち読みしても、ネットサーフィンしてても
いつも退屈で死にそう。
インプットがマジで足りない気がするんだが、界面ソフト機能不全か?
>>977 退屈しないような難しいものに挑戦すればいいんじゃないの?
数学や物理の勉強でもするか、やったことのない外国語の本にでもいくか
SFM巻末の山岸コメントによると、TAPは11月、テラネシアは来年中ごろだとさ。
ひさびさにイーガンのWEBサイト見にいったんだけど、DARK INTEGERSがもうタダで読めるのな
日本の作家も見習えよと思ってしまった
>>978 外国語は暇つぶしに最適だな。
アラビア語、ミャンマ語とかいいね。
文字、単語、文法すべて独特でたくさん楽しめる。
外国語か
英語、フランス語、中国語だけでいいな
SFマガジン買ってきた
イーガン載っててびっくり
宇宙SF特集かあ
最近のイギリス系スペースオペラとか読まないんだよなあ
パラパラ・・・
巻頭イーガン!!!
いや、結局短編集までまつんだけどさ
TAPはもう待ちくたびれたなあ
年末に出して印象を残すっていう、賞対策にみえるなぁ。
テラネシアも来年11月まで引っ張りそう。
>>986 賞対策かどうかはしらんけど、確かに9〜11月刊行が多いよなぁ
勘繰りたくもなるわ
yatimaがChiwetel Ejioforってぜんぜんイメージじゃねえなあ
ってか男優なのかよ! たしかに黒人だけど
グローリー読んだ…けど
冒頭以外はスペオペだった