1 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :
2005/10/15(土) 00:30:33
『スキャナー・ダークリー』 フィリップ・K・ディック/浅倉久志 ハヤカワ文庫SF \882 11/下旬
ふーん、浅倉久志訳ですか。こちらがそんなに悪い訳だったとは思わないんだけれど
お気に召しませんでしたか。残念。なお、あくまで噂だが、「スキャナー」以外にも創元が
持っていたディックはすべて早川が持って行ってしまったとのこと。なんでも翻訳権の
契約で、一定期間以上増刷かなんかがないと権利が切れるような条項があり、通常は
比較的柔軟に運用されるんだけれど、今回は知らぬ間に早川がディックの関係者と
交渉していて、突然この条項をたてに有無を言わさずかっさらわれてしまったとか。
あくまで噂ですが。しかし本当に早川が全部持ってったんなら、かつて創元で出ていた
ディックのほとんどはもうおそらく二度と日の目は見ないことになるんじゃないか。 (2005/10/14)
ttp://cruel.org/other/rumors.html
少し前にキャプテン・フューチャーとディックをトレードしたって 噂が流れたことがあったな。
あ〜ん、前スレいつの間にか落ちてて泣いちゃったよ。
やっと見つけた次スレ。
>>1 さんありがとう。
今日スクリーマーズ見たよ。ディック原作の映画で満足できるのなくてこれは評判高かったから
期待したけど、やっぱりがっかりしちゃった。なんであーセンチメンタルにするのかな。
悪夢的世界が面白いのに。
>>8 最後は原作どおりに、絶望的な終わり方にして欲しかった・・・
あの終わり方こそがディックなのにな。 それなのに…。ディックを分かっとらん!!
それがハリウッド標準 ブレランも最初はハッピーエンドだったし
12 :
8 :2005/10/19(水) 00:07:42
でしょ。もうね。これこそ本当の悪夢世界だよね? まあ、しょうがないよね。あきらめた。
山形さんの訳いうほど駄目かな? 訳者としては好きなんだけど
訳は悪くない。後書きがアレだ。
山形は良くも悪くも、全く成長していない、の一言に尽きる
浅倉さんがザ・ベスト・オブ・ディック翻訳者であることは確実。
山形は後書きのオレ様節こそ最大の見せ場。
自分は頭いいんだぞ、尊敬しろといいたいだけなんです 許してやってください
まああの仕事量は尊敬するよ。 あれくらいやってる奴は他にも大勢いる、とかいう話は抜きにして、 オレにはとてもできない、って意味で。
20 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2005/10/23(日) 05:13:11
ペイチェック読みました。「ペイチェック」面白いですか? そんなに面白いとは思えなかった。なんだかたんたんとしていて……。
>>5 GJだな。
長期に渡って増刷を怠り、ディックの多くの作品を読者に入手不可能な状態のまま放置した東京創元社の負けだ。
早川クン、手に入れた翻訳権をフル活用してね。
早川も結構品切れが多いと思うが・・・
早川でディック全集を出してくれんかな。
>>22 こんなことまでして手に入れた翻訳権なんだから、活用してね。
ってことで。
>>24 「こんなことまでして」といっても強引にやっただけで
金は使ってないっぽいからなぁ。
山形訳、嫌いじゃないけど ただでさえ若者についていけてない口語なのに 十年後に読んだら赤面しそうで。
27 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2005/10/25(火) 07:17:21
デックの短編全集全五巻っていうのを早く出して欲しい。
でも目ぼしい短編はほぼ訳しちゃったらしいけどな。 まあほとんどの短編集は今じゃ入手困難だけど。
>>13 ディックはともかく、バラードの『クラッシュ』がひどかった
文体が違いすぎる。
別モノになってしまった(単なるエロ)
「クラッシュ」は山形じゃないよ。 何をどうこじつけても山形を悪く言いたいだけとちゃうん?>29
柳下さんもいい翻訳家だと思うけどな クラッシュは読んでないが、ジェノサイドの丘は良かった
どちらかというと、メディアに露出する機会のある翻訳家は それだけで目の敵にされる傾向はあるね
33 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2005/10/27(木) 23:41:14
ディックの短篇をすべて読み終わってしまったのなら、 今度はあなたがディックの短篇を書く番です。 # 意味不明瞭
『ウォー・ゲーム』収録作 「自動砲」「偉大なる神」「ドアの向うで」「パットへの贈り物」 「有名作家」「萎びたリンゴ」「スーヴェニール」「ジョンの世界」 「探検隊はおれたちだ」「ウォーゲーム」
36 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2005/10/29(土) 09:34:35
仁賀さんって孤高の人みたいですね。性格悪いの? この人の翻訳って、デック独特の収拾がつかない崩壊感覚があんまし堪能できない、っていうか 物語りの起承転結をはっきりさせたい、性格なんだろうな。
>>36 出すたびに誤訳が指摘されてる。
ディックを早くから紹介したという功績だけじゃないかな。
それだけでも偉いとは思うけれども。
仁賀氏訳のハヤカワNV・ちくま・現代教養の短編集と浅倉氏が仕切っている ハヤカワSF・新潮の短編集では収録作も大分カブってるのに、仁賀訳は 浅倉本に収録されてませんね。
「ジョンの世界」 には浅倉訳もあるから比べてみるのも一興。
訳者スレになってるな 恐山行って新作頼むか
PKディック賞をとった作家を読むってのはどうだ いや、あれはペーパーバックSF賞だっけ ディック的雰囲気は考慮されないのか?
ディックはオンリーワンなんだね…
なんかディックにはSF論議は似合わないな やっぱりディック成分が多すぎるのか
このスレ見て、創元が増刷せずに権利も取りあげられてたことを知りました。 道理で探しまくっても創元モノが見つからないわけですね。 10年くらい前、学生だった頃にファンになり、当時翻訳されていた奴を 勢いで読み漁りましたが、ヴァリスで挫折しました。 しかし、改めて読んでみたら面白いですねー、これ。 ディック節のナンセンス?も散りばめられていて笑いつつも考えさせられてしまいます。 とりあえず、早いところハヤカワからの翻訳本が量産されることを祈ります。
版権が早川に行ったら、最初は良いかもしれんが後々 絶版になるだろ。創元は細々と増刷するから早川よりは 好きだったんだが。 どっちも同じや。
ハヤカワは、品切れ→フェアで復刊というのを最初から想定してるみたいだね。
今日、本屋に並んでた「シビュラの目」の帯には 11月に「スキャナーダークリー」刊行って告知が載ってたよ。 よっぽど嬉しかったんだなぁ・・
もしかして史上初のサンリオ、創元、早川の グランドスラムか。>暗闇のスキャナー
>>49 全巻そろえた人には漏れなくデス1000錠がプレゼントされます。
山形そんなに嫌いか?お前ら。 科学の知識がアレほどある訳者はめったにいないぞ。
嫌い
嫌い。スキャナーも迷宮も飯田訳で読む。
スキャナーは山形訳でも良い。 ただし後書きは消してくれ。
>科学の知識がアレほどある訳者はめったにいないぞ 釣りっすよねそれ
どこが釣りなのかちゃんと指摘しない限り、単なるやっかみですよ
訳者として、特にディックの訳者としての山形に対する「嫌い」への解消として いの一番に科学知識云々を持ち出すのはなんだかピントが外れているように思えるのだが
一定期間再刊されないんで版権取り上げられるって話しだけど 俺の持ってる創元版 暗闇のスキャナーは 2003 第七版だぞ その他のも2000年代に再版された物が多いんだが・・・・・・・・ この話、ガセじゃねーの
話がどこまで本当なのかはさておき、スキャナーは現にハヤカワから出たわけだが。 近刊とかいいながら10年以上放置されてたやつもあるし、別にいいんじゃね。
早川と創元が、互いに自分の権利を主張するために新訳と再販のラッシュを行うという展開を希望する。
それで両方潰れちゃって、なにもなくなるとか。
そしたら河出とかヴィレッジブックスに地味に期待だな。
早川版を早速見てきた(あとがきだけ)が、浅倉氏は「山形訳を参考にした」とかいってるな
本屋で立ち読みしたが浅倉訳はなんか淡々としてて 会話のあたりは山形のがいいかもとか思ったり。 スキャナー・ダークリー、2006年映画化か。 ディックはホントに映画化多いね。なんでだろ アークター:キアヌ・リーブス ドナ:ウィノナ・ライダー のようだ。 関係無いけどオープン・ユア・アイズ、ヴァニラ・スカイって いかにもディックっぽい筋書きだなあと思ってたけど 別に関係無いのね。駄文スマソ。
66 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2005/11/26(土) 18:00:55
つ 2006年「公開」な
映画化とかキャスティングの話って、 さんざんガイシュツじゃないのか?
「日本語版翻訳権独占 早川書房」と 書いてあった。>スキャナー
>>65 早川版ガイド『〜リポート』にも関連作品として紹介されてるくらいだからなー
オープン・ユア・アイズ監督・脚本のアメナーバルは72年生まれなので何度かあった
ブーム時にディックの作品に触れたかもしれんけど
それこそさんざんガイシュツぽいが、ディックの作品で何度も何度も
語られるテーマが、今の社会情勢に一番ハマっていると考えた方が素直かもな
>>64 俺もとりあえずあとがきだけ読んできたが
なんか浅倉今回の翻訳に自信なかったみたいだな
うがってるかもしれんが
今回の版権移動に対して批判的なようにも感じた
山形訳の出来を褒めてるので、上の方にいたアンチはちょっと具合が
悪いと思われ
浅倉さんは「高い城の男」でも川口正吉訳を参考にしたと書いている。
>>70 山形氏は相変わらず「オレの方が上手な部分も多々ある」とか
アンチにとってはカチンとくるような余計なことを言ってるので
全然具合悪くないと思われ。
>>72 しかしアレは
偉大な先輩を超える出来で嬉しい、
ってなニュアンスに読めたぞ俺は
浅倉さんはギブソンの翻訳でも黒丸訳には及ばないとか書いてたような。 普通に礼儀正しい人なんだろう。
何でも無難に高レベルでこなせるから、原文の文体にピタッとハマる個性的な訳 みたいなのにある種の憧れというか率直に敬意を持ってるのかなぁ。
アサクラヒサーシ御大も、七十五歳か!
先訳があるときは表敬するのが普通だというだけのことかも・・
ラファティのトークショーでも浅倉さん困ったときは山形訳を参照したと発言してた
79 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2005/11/27(日) 09:51:09
この業界の暗黙の了解として最初に翻訳した人がたとえ版元が変わっても、 その翻訳者自身に翻訳権みたいなものが、終生ついて回るという 不文律があったんだけど、 最近はそれもなしくずしになってきた。 版元が使いやすい翻訳者を使うようです。
ディック全集の予約特典はピンク色の光線を放つペン型ライトきぼん
>>80 それよりLSDにしてくrうわなんだおまえらやめrくぁwせdrftgyふじこ
予約特典はやっぱりユービック・スプレーだろう。
まぁ、自信があっても自信があるとは書かないし、他人の翻訳に問題ありと思ってもそうは書かないよ。自分の前に翻訳があれば参照するのは普通じゃないすか。
↑ 彼はどうしても山形訳が貶めたいみたいだね
↑ 日本語変だぞ。
↑ すいません。はずかしー ただ、いくらおくゆかしい性格の浅倉さんだからといって 山形訳を参照したらそこに正解があったとまで書いているものを 単なる美辞麗句のようなものと片づけてしまったら、逆に浅倉さんに対して失礼じゃないかなー?
あのさ・・・後書きでの謝辞がどうとかじゃなくて 実際の翻訳の出来で評価しようぜ。 漏れは山形訳に1票。
>>70 だが
なんか
マターリなSF板にしてはプチ荒れ状態になり、反省している
「A Scanner Darkly」日本語訳の出来と訳者の好き嫌いを
切り離せないヒトはいるだろうし、
どちらの翻訳がすぐれているかという議論は
たぶん双方納得のいくかたちでは決着しないだろうと。
>>87 俺は山形氏の業績、とくにEric Raymondの一連の著述の翻訳
紹介はリスペクトしているので、ディック訳全然オッケーだが、
ガキの頃に読み影響を受けた作品で浅倉訳はめちゃ多い。
スレ違いだがギブスン「クローム襲撃」は今でもときどき読む
>>74 言いにくいが
残された時間の少ない翻訳家にわずか十数年前の作品を
「大人の事情」で訳させることに対してちょっと疑問を感じたのが
もともとのカキコの動機
ここは素直に「ユービック」や「アンドロイドは…」と同じ翻訳者の
手による「スキャナー」を読める喜びを味わうべきかと
で、昨夜から読み比べようと山形訳を家中探しているが
見つからず激しく欝…orz
長文スマソ
>「大人の事情」で訳させることに すでに定着度の高い旧訳に対抗できる(市場的にも歴史的にも)新訳を 出すとなると、浅倉先生にご出馬願うほかなかったのでは。 対創元という構図があるとはいえ、山形氏を抱き込んで旧訳をそのまま 持ってくるのはさすがに気が引けるだろうし。
90 :
宮部 :2005/11/28(月) 00:56:52
しょうがないわね、私が訳すわ。
91 :
大瀧 :2005/11/28(月) 01:01:45
やはり私の出番だろう。
92 :
ハヤカワ :2005/11/28(月) 12:26:15
あー、大瀧さん、う゛ぁりすは山形浩生訳で出しますんで〜〜
その晩
>>92 は便器の中からピンク色の光が
放射されていることに気がついた。
これもガイシュツかもしれんけど、きっと映画版「「A Scanner Darkly」は カッコイイキアヌ・リーブスが麻薬組織の正体をつきとめて ハラハラアクションの末にドカーン、でハッピーエンドになるんだろうな。 小説のあのオチでこそ素晴らしい作品だと思うんだけど、きっとそうはならないんだろうなあ。
96 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2005/11/30(水) 16:09:55
『ううううう、ワタクシの不労所得が〜〜 。しかし一方で、読んで「おお、オレのほうがうまいではないか!」と気をよくする部分多々あり。 浅倉訳と比べる機会なんてのはそうそうあるわけではないし、 自画自賛混じりでも自分のほうが浅倉久志より上手かもしれないと思えることなんてのはなかなかないので、 その意味では楽しい。でも、不労所得ぅ〜〜(11/25)』 確かにユーモアがありますね
97 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2005/11/30(水) 16:16:31
映画版のシナリオ知らないからなんともいえないけど リンクレイターが監督ならそんなしょうもない映画にはならないと思うけどな
99 :
94 :2005/11/30(水) 22:27:29
確かに監督調べたらやってくれそうな感じはするね。 ディックの世界がうまく再現できてるといいな。
スキャナー・ダークリーの後書きで「世界一映画化されたSF作家」とか 書かれていたな。確かに多い。
ヴェルヌとかウェルズの方が圧倒的に多いと思うが。
ディックは映画化が多いといっても「ブレードランナー」以降だし、10は行ってないよね。 ヴェルヌとかウェルズはサイレントの時代からだし、「海底二万マイル」「80日間世界一周」 「透明人間」「宇宙戦争」「モロー博士の島」なんかは複数回映画化されてるんじゃないの。 ただ、「80日間世界一周」とかはSFかって言われると?だけど。
うーん。ごもっとも。
つまり、ディックがウェルズやヴェルヌに負けない、少なくともクラークやハインラインよりは上を行った作家になったと考えてよいわけですか。 そうですか。
バック・トゥ・ザ・フューチャーの元ネタっておそらく夏への扉だよな。
どらえもんだろ?
108 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2005/12/02(金) 02:41:56
>>106 実は"ビルとテッドの時間旅行”だったりして。
2ちゃんねらーに言っても仕方ないが、少し調べようよ。 ざっと見ると、ディックのは8本程度の作品が映画化。 ウェルズは以下の4作品以外に何がある? ディックの映画化: ・マイノリティリポート ・ペイチェック ・ブレードランナー ・トータルリコール ・クローン ・スクリーマーズ ・バルジョーでいこう! ・暗闇のスキャナー ・(ユービック映画版は入れようか?) ウェルズ: ・宇宙戦争 ・透明人間 ・タイムマシン ・モロー博士の島
山形浩生のHPでいくつかディックの作品がタダで読めることについて
>>110 > & ◆BR/Z46g/Vw さん
「蜘蛛の谷」と「来るべき新世界(原作は評論、脚本はウェルズ自身)」「キップス(映画のタイトルは「心を繋ぐ6ペンス、自伝」)」
「月世界旅行」が抜けてますね。
>ウェルズは以下の4作品以外に何がある?
宇宙戦争(2005) タイムマシン(2002) SF起源 タイムゲイト<TVM>(2001)インビジブル・マン<TVM>(2000)
インビジブル・プロジェクト<TVM>(2000) D.N.A.(1996)
巨大蟻の帝国(1977) ドクター・モローの島(1977) 巨大生物の島(1976)
ジェミニマン・放射能透明人間<TVM>(1976) 心を繋ぐ6ペンス(1967)
H.G.ウェルズのS.F.月世界探険<未>(1964) タイム・マシン/80万年後の世界へ(1959)
魔の谷(1959) 宇宙戦争(1953)
凸凹透明人間(1951) 夢の中の恐怖<未>(1945)
奇蹟人間(1936) 脚本 来るべき世界(1936) 原作/脚本
透明人間(1933)
獣人島(1932)
月世界旅行(1902)
映画化された回数は全部で22回です(当然原作はかぶってるわけですが)。
ttp://www.allcinema.net/prog/show_p.php?num_p=6144 (まあ、当時、作家というより、知識人、思想家として扱われていたウェルズと(思想はあるものの)
ペーパーバックライター扱いされていたディックの比較には無理があるかも?とか思ったりもし・・・)。、
というか、ディックってラノベ扱いだよな
出たぞ… なんでもラノベにしたがるオリコーサンが…
>>110 というか、いったいどんな調べ方をすればウェルズの映画化作品がたった4作なんて
結論になるのか、それが知りたい。
>>115 原作ベースで有名どころだけを数えた結果じゃないか?
映画は作る人間によって全く出来が違うから 原作同じでも一つにはならないわな
ディックの方はマイナー作品までちゃんとカウントしてるのにな。 (まぁディックスレなんだから当然ではあるけど) 他人に「少しは調べろ」と説教してる奴がいい加減なことを書くと マヌケさが際立つな。
マヌケというか、わざとじゃねーの? ディック・スレだから、同意してもらえると思ったんじゃね?
121 :
芸夢 :2005/12/04(日) 08:06:41
ディック映画では、トータル・リコールがスケールが大きくて面白かった。 長編はエルドリッチやアルベマスもいいけど、偶然世界やライズ警察、去年を待ちながらも面白くて。 未訳長編で読みたいのが、バルカン・ハンマーとガニメデ・テイクオーバーです。
トータル・リコールは、監督に信念があれば、 これだけ変えてしまえるものなんだなと感心した。
スクリーマーズ はラスト以外はまさにディック世界。
124 :
芸夢 :2005/12/04(日) 15:22:14
トータル・リコールはリコール社や火星のリアクター装置が、まぁまぁリアルなセットで見応えがありましたよ。 スクリマーズは最後の小型核ミサイルが、見応えがありました。 ディック全集は出るのなら、何冊かは買いたいです。 銀星倶楽部のディック評論とかも、収録してほしいです。
125 :
タイタンの芸夢者 :2005/12/04(日) 20:27:58
他に、不死販売株式会社(シェクリィ)、非Aの世界(ボークト)、ビーナス・シティ(邪悟郎)など。
126 :
タイタンの芸夢プレイヤー :2005/12/04(日) 20:54:43
ヴァリス、p321。 邪悪な意志の時代は終わり、人の子が審判の椅子に座るだろう。 残忍な王はその狡猾さにも関わらず、争いの後に敗れるだろう。 人間は神聖で、真の神、生ける神は人間そのもの。
だからなんなの
128 :
芸夢 :2005/12/04(日) 21:55:24
いや、すまそです。 ディックスレに、いろいろ書いてみたかっただけで。 ここの情報が、ためになります。
なんだただの馬鹿か
とりあえず新版ヴァリスがどうなるかが気になる とくにあの奇怪な解説がどうなるか
山形の解説はちゃんと浅倉先生が訳してるから心配するな
ヴァリスいつのまに新訳出ることになってたの?しらんかったぞ
>>132 いや不明。ただ版権を全部掻っ攫った以上、出すのが筋じゃなかろうかって言うだけで。
でその際、
1 大瀧訳のままなら、さらに本人による狂った解説が増える?
2 新訳の場合、解説はどうなるのか?
(たとえば山形訳で本人解説だと悪趣味な面白さが期待できそう)
っていう話。
と見せかけて大森の新訳。
>版権を全部掻っ攫った ってのはほんとですか?
136 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2005/12/05(月) 13:33:02
大森だけは勘弁して欲しい
大森って人気ないんだか、嫌われてるんだかよくわからんな
スキャナーの浅倉訳読んでスケとゼニはねーよな、と思った まあ山形訳のナオンも初めて読んだときはなんだったけど それよりさらに一回り古い言語感覚はお歳だから仕方ないのか
いまどきの言語感覚で訳せばどうなるのかね おにゃのこ?
>138
141 :
140 :2005/12/07(水) 02:22:32
>138 難しいとこだな。 逆に、ディックと同世代のおっさんの言語感覚で当時の雰囲気出してみるとかどうだ。 訳者ではどの世代かな
スラングや若者口調ってどう訳すのが妥当なんじゃろ? スケ、ナオンは今でも意味は通じるけど古臭さも拭えないし 流行語だと時とともに寒さが際立つだろうし。 チョミラスパベリバ(十年前の最先端)。
読者は、まずは自然といまどきの感覚で作品をうけとめるけど、 作品が書かれた当時の『時代の気分』みたいなものを感じ取ることで さらにもっと違ったものを得ることもあるかもしれん
時代は関係ない。名作なんだから。 おっさんの言語感覚?じゃあお前が訳してみろ。そして公開しろ。ウンコが! おっさんとか古臭いとかそういうゴミみたいな価値観はすてるべきだよ。 お前だっておっさんおばさんになるんだろうが。 「若者の価値観」至上主義。馬鹿の典型。
ヴァリスは大瀧訳で十分。 ヴァリスの前半部分って、ディックが自分の体験をなんとか合理的?に説明しようと グノーシス主義や2元論を持ち出して必死に辻褄を合わせようとしたノンフィクション だと思っている。というかそうじゃないととてもじゃないけど読めない。 それを真正面から解読しようとすると大瀧の解説みたいになっちゃうんだろうな。 結論「ディックは狂っている」と。 ほんと、あれ以外では「読みたくない」。
モテモテ王国読んだ後だったからナオンには違和感なかったな
むかし、谷川俊太郎訳のスヌーピー(コミック)で、 『ナオンちゃん』がどうたらこうたらいう台詞があったっけな。
ナオンって言葉をはじめて見たのは手塚治虫の「MW」かなあ 一瞬、なに言っているのかわからなかったけど(小学生だったし)
いい響きだ。 流行らせられねぇかな、ナオンちゃん・・・w
オレは違和感なかったけどな〜。ナオンとか。 ディック作品の人物って、カッコいいアングラじゃなくて労務者街みたいな雰囲気としてオレは読んでるから。死語が入ってるところがいい。
153 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2005/12/07(水) 22:43:19
スキャナーダークリーに出てくる 猿の惑星(11作目)のストーリーって ティムバートン版猿の惑星のオチに繋がるような内容ですね
>>138 それって浅倉氏の齢を知ってることからくる決め付けが入ってないか
若い人がスケやゼニを使い出しても古臭いセンスだって思うんだろうか?
ぐらっ by浅倉
18歳だけど山形さんの訳暗闇のスキャナーを古臭いなんて思わなかったよ。
18歳だけど山形さんの暗闇のスキャナーは古臭い訳だと思いました。 いや、実際の所古臭いと言うより 読んでて、イタタタタな部分がある訳、と言う感じ。 ドナとの会話シーンとか、特に。
ハヤカワポケットファンタジー版の高い城の男で「無敵の三巨頭政治だ!」ってのには笑ったなあ
159 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2005/12/09(金) 15:03:45
>>157 俺は元々がイタタタタな小説なんだなと解釈したけどなあ
小説のイタイ雰囲気とイタイ訳が良くマッチングしてまいっちんぐな感じ。
訳者あとがきは痛いにもほどがあると思った。創元版
それは山形の仕様だと思ってください
マッポ(笑)
>>159 俺も、元々がイタイ小説というのに一票だな。いい意味でだよ。
ディックが描こうとしたのは負け犬の世界で、
しかもその負け犬の存在意義がディックの世界では問われているのだと、思う。
俺は暗闇のスキャナーがディックの作品の中じゃ1,2番目くらいに好きだけど、
この作品はまさにそんな感じだと思う。
逆に、イタイと思われないようじゃまずいな。
ディックはそれを狙って描いてるんだから。
164 :
157 :2005/12/09(金) 21:57:01
>>159 >>163 暗闇のスキャナーの世界からしてそういうものだし
リアリティあふれる、見てて痛々しいような会話が良い部分ってのは同感です
でも、自分が言ってるのはその部分に関してじゃなくて
訳者の得意分野ではない部分の訳を見てしまった恥ずかしさ、と言ったら良いのかな?
野郎同士の会話では、そんなこともなかったんですけど
ドナとの会話辺りでそれを感じてしまって何かこうガクっときちゃったんですよ
まぁ、自分の(バカな)頭では上手く説明出来そうにないので、この話題はここまでと言うことで(笑)
作品が痛切な雰囲気を持っているのと訳文をイタく感じるのは別の話だろうなぁ。
でも、ヤク中のたわごとはイタくて丁度いいってことだよ
>訳者の得意分野ではない部分の訳 上司に「ナウいね!」とか言われちゃって返事に困る、って類いの痛さでそ?
山形はお前らとは比較にならないほど、SF小説の歴史的知識もあるし、SFもアボガドロ定数ぐらい読んでる。 SFのマニアの度合いが違う。彼には偉そうに後書きを書く権利があるのだ。
イタイイタイ病
>>168 ご本人降臨ですか。
もはや確信犯ですね。
172 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2005/12/15(木) 08:17:50
じゃ、また木曜に出直してくる。
173 :
本井明 :2005/12/16(金) 00:43:32
ほんじゃ、いってみよー!!!
スキャナーダークリーの主人公は悲惨だなあ。 かわいそうで読むのに時間がかかった。 ディックでもっとかわいそうなのってある?
去年を待ちながらの妻かな
176 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2005/12/16(金) 06:39:45
この文庫本1000円近い値段なんだよなあ。むかしなら600円くらいだろうに。 もう本って売れないんだな。
ハヤカワが必死なだけじゃねえの
>174 流れよ我が涙も後半ぼろぼろ泣いた覚えが
泣いたね。 スキャナー、去年を、流れよの3作はディックの号泣トリオ。 その後、ザップガンを読むと頭のネジが飛んでしまうが。
>>177 筑摩とかはもっと高いぞ。文庫200ページで1000円とか。
っていうか文庫は今、どこでも高いような 新書が売れるのは値ごろに見えるからだろうな
今の文庫本て、やたらに厚くなってるよね 上下巻にすると上で挫折する人が多いのだろうか
BOOKOFFに少年Hの上巻だけが11冊あって、下巻が無かったことを思い出した。
『聖なる侵入』を読んでるが、訳分からなくてくじけそう。 キリスト教の知識があれば読みやすいのか?
流れよ〜、は近親相姦的なモチーフがディックらしくなくて最後まで違和感を拭えなかったな。
図書館行ったらどんなに高い本もタダで読めますよ。お前ら。
187 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2005/12/19(月) 13:01:38
188 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2005/12/19(月) 17:19:01
80年代終わりから90年代にかけてアメリカ中をツアーしてたグレイトフルデッドは デッドヘッズといわれる一緒にツアーについてまわる数千人のファンとともに 幻覚剤まみれの旅をしていた。 絞り染めのテーシャツに長髪、バンダナという格好した覆面刑事が謎のドラッグ LSDの密造者を追っていた。1965年からこっち南カリフォルニアで密造されていると 噂されてはいるが、一度も摘発されたことがない。 覆面刑事のなかには自らもデッドヘッズになってしまったものもいる。 デックはこのことを予見したかのような、小説アスキャナーダークリーを書いた。
「ヤンシーにならえ」で政治的態度を決定されてしまったオレが来ましたよ。 「最後から二番目」も面白いんだけど、定番の地獄巡りやなんかでちょっと拡散しちゃった印象が。 どうも短編のほうが一発ネタの切れがいいよな、やっぱり。
短編だとユービックみたいなぐだぐだ感が出ないのが残念 その分安心して読めるんだが
>>187 遅レスで大変申し訳ない。
『ヴァリス』は読みますた。
続編と言うことなので読んでみたんだけど、
特にイマヌエルとジナの会話部分が何言ってるのか
さっぱり分からない。
確かにジナの存在って、謎かったな。 ヴァリスには言及されてない概念だった希ガスるが、どうだったっけ・・・ 個人的にはヴァリスよりはわかりやすい、っていう印象。 でも冷静に考えると地球が悪の帝国の本拠地だったり、 イマニエルやソフィアが人間の姿だったりするのはどうなのよ、と思ってしまう。
ジナは副神のような気がする 神のくせに人間にはた迷惑なことしかしない、悪魔のような存在
194 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2005/12/22(木) 17:39:12
ティモシー・アーチャーの転生、amazonユーズドで2,000円って足元見てんな。 希少価値が高いのかしら。
安いほうだよ
すごいことになってるな。 数年前までは普通に売っていたのに…。
サンリオ文庫がポシャって、 まだどこからも復刊してなかったころは今の倍くらいの値段がついてたよ
198 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2005/12/23(金) 11:23:52
ディックの作品に出てくる女って怖い。 人の感情に無自覚に働きかけて自体をグチャグチャにして去っていくタイプが多い気がする。 聡明で物事を見通している女はあんまり出てこない。 ドナなんかは実はそういうタイプなんだけど主人公にはその側面は見えないと言う。
>>198 ル・グィンは「天のろくろ」でディックに影響されてたのを認めてた半面、
ディックに対してその点を批判してたんだよな。
「あなたの小説に出てくる女性は邪悪な存在だ」って。
200 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2005/12/23(金) 11:50:22
妻の影響なのかいつもの被害妄想なのか。 ただの悪人というよりは、決して消えない、元に戻しようのない痕跡を残して去っていく女が多い。
天のろくろはいいよ
「水蜘蛛計画」で先進的なSF作家が予言者扱いされてたが、 どの作家もまさかソ連が91年になくなるとは思ってなかったんだな。 むしろ、共産勢力がさらに強大化してると思われてるのが多い。
205 :
204 :2005/12/24(土) 22:44:24
書き込みしてから、気づいた。 ソ連に住んでない作家が、ソ連の崩壊を予測できなかったという意味だったんだね。 確かに、何で予測できなかったのか不思議だ。 でも、ディックはもちろんクラークやアシモフだって未来の社会は統制や監視の行き届いた社会として描いているんだよな。 社会が統制の行き届いたものに変化していくことが、「進歩」だというのが当時の常識だったんだろうね。
それに反発したのがサイバーパンクだったと。
え?
サイババ
物語的には、資本主義VS共産主義の対立が拡大している方が 面白いからな。
パーマー・エルドリッジの怪物みたいな共産党の高官が出てくる短編があったよね?
ディックの生きた時代を考えれば予測しろってのが無理。
そういう意味でサイバーパンクは画期的だったんだろうな。
ディックの小説に出てくる女性って毎回公私混同っぽいよね。 読んでると女性=その時の妻に対する感情が良くわかるよ。 で、大体邪悪な存在なんだよなw 個人的に一番強烈なのがアルファ系氏族のメアリー。
214 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2005/12/27(火) 09:49:12
>>205 SFでは社会工学が発達している世界が多いから、
「実験」が失敗するより成功することを期待しちゃったんだろうか。
資本主義(消費社会、商品社会)や近所付き合いに未来を見ていたディックのほうが
ある意味で目利きだったのかもしれない。
215 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2005/12/29(木) 13:21:35
古本屋でフリップKディックリポートを買って読んでみたのだが、 東浩紀のディック論がいまいちピンとこない。 東はディックの作品に見られる世界から脱出したいという欲望は、 唯我論的な世界への懐疑の文学的な表現だと書いているが、 ジョーやバーニィがあんなにあがくのはなにより「邪悪な存在」が自分たちのいる世界に介入、改変しているからではないのか? 「邪悪」なんて観念を無批判で受け入れることが、冷静にものを考えられる東には想像できなかったのだろうか。
東なんて相手にせんでよろし。 あの手合いはサブカルについて偉そうな事言いたくて ディックだアニメだオタクだと騒いでいるウンコ虫の一匹。
東に限らず、誰かの書いた評論がピンとこないからって いちいち気にする必要はない。
理性が感情の発露を阻害するからね。 感じるまま感じればいいんだよ。
評論家ってのは賢明なのと馬鹿なのが両方必要なんだよ。 世の中誰もが賢明な訳じゃないんだから、馬鹿の代弁者も必要だ。 良し悪しの基準は色々あるだろうから、誰が賢明で馬鹿かは一概には言えないけどな。 っていうようなことを誰かのエッセイで読んだ覚えがある。
小説って、評論によって補完されなければ理解が難しい表現形態であるような気がする。 ディックを、ダメ人間のバイブルとか現実崩壊感とか呼ぶ解釈も、元はそれを紹介した評論家による解釈で、 昔はそういう解説が無いと読みづらい小説だったんだろうと思う(今でもそうかも)。 また評論は、小説を元にした二次創作でもあって、独立に面白さを評価できるものだと思う。 東の評論もそういうもの。 でも、東はネタバレを避けない評論家なので、俺はあんまり読みたくない。 一冊分だけのネタバレならともかく、読んでいてどれだけの数のネタバレが出てくるか 読む前に全く予測できないものだから、ディックの小説を全部読むまでは東のディック論なんて怖くて読めない。
んなこたぁ〜ない。
東の着眼点は偏ってるからな。言うこともワンパターンだし、現実とちょっとズレた脳内理論のニオイがプンプンするし。 実際に読んでみれば、それ以外にいくらでも、読んだ人ごとに思うところはあるだろう。 ま、東が得意がってあげつらってるネタを「罠」とか「地雷」として回避してみるのも一つの楽しみ方かな。
サンリオ版虚空の眼のオールディスの解説は良かった。
225 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/01/04(水) 21:33:25
どうせ若くて、黒髪で、おっぱいがデカイ女が好きなんだろう!?ディック奴!
226 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/01/08(日) 16:29:29
ディックの短編を読みたいと思っています。 新潮の悪夢機械と模造記憶は買ってしまいました。 あとは何を揃えるべきですか。
>>226 まずはハヤカワ文庫のディック傑作集1〜4
228 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/01/11(水) 07:49:28
ディックの作品は、気が病んでいる時に読んだら面白い、みたいなのが 去年を待ちながらの解説に書かれていたけど、 アンソロジー本で、にせものを初めて読んで以降、ディックの小説が大好きなギリ10代の私は、 この若さにして精神を病んでいるんだろうかと不安になる・・・。 健全な精神をもってして読んだとしても、面白いよね、ディック。
気が病んでる時のほうが主人公に感情移入できるかもしれんが 弱ってる時に暗闇のスキャナー読むのは危険すぎる
新訳の暗闇スキャナー買ってきました。 これから読みます。
>>228 短編は長編とかなり傾向が違う希ガス。
あんな目とかフヌールとか。
お正月にスキャナー新訳読みました。 誰とも会いたくなくなりました。
233 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/01/13(金) 23:07:56
野暮な意見だけど、スクランブルスーツって普通のSF作家ならまず却下するよなあ。 有効なはずないもん。
SFのつもりで読んだのに、ガジェットとしてスーツが有効利用されてないような気がしたのはオレの読み方が浅いからかなぁ。 もうちょっとヤクとスクランブルスーツの絡みで「一体オレは誰なんだ?」的なディック十八番の世界を期待してたのに、これじゃぁ単なる「絶対バレないっていう前提の変装」じゃん。
スクランブルスーツの実用的な目的が考えられないから、 普通のSF作家が絶対採用しないという意味?
236 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/01/14(土) 10:12:35
なぜデックが没後20数年も経つのにいまだ読み継がれていくのか、 それは人生が説明できないマヌケの連続だからだ。 楽天ポイントで2000点入ったと喜んでたら、あくる日2000円の残高がある JRカードを落とした、ようなもんで喜びと落胆が交互にくる。 辻褄の合うようなSFなら出版された翌日から忘れ去られていくだろう。
237 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/01/14(土) 11:53:25
>>234 最初からSFを書くつもりはなかったんだよ。
読み方が浅い、というより求めるものが違う。
小説にも人物にも興味がつきない。 ただもうなんと言っても、ディックの愛に生きてきて何度も打ちのめされたなぁ。 そんなこんなで一生PKDコンボにやられ続ける。 そしてルグィンが作品はともかく嫌いになるんだ。やれやれ。
239 :
233 :2006/01/14(土) 16:19:44
>>235 普通に考えたら、
街で顔がボヤけてたりチカチカしてたりする人間が歩いてたら目立たないわけはない
普通に目立たなそうな人相をいくつか機会ごとに映したほうが絶対良いだろう、という意味で。
スクランブルスーツと似た技術が他に出てこないのもSFとしては手抜かりだし。
>>239 どうも。俺の頭で集約するとやはり、実用的でないからリアルでないと取れる。
映画のプレデターとテレビアニメの攻殻機動隊に出てきたのが、スクランブルスーツに見える。
でも、どっちもドンパチの道具にしかなっていない。
小説のリアリティって、気にならない人には気にならないけど、
気になる人には本当に鑑賞の支障になるものだとおもう。
お気の毒様。
幼稚だなあ。 小説におけるリアリテなんてくだらない話をディックスレに持ち込まないでくれ。 ましてや、ガジェットのリアリティなんてことは、ガンヲタにでも言ってこい。
ディックの作品ではわけわからん現象が良く起こって、 それに対して説明がある場合とない場合があるけど、 説明された方がむしろわかりにくくて混乱することが多い。 とくに流れよ〜の薬と、スキャナーの右脳左脳についての解説はいまだにわけわからん。 わかったような気にさえさせてもらえない。
>>242 どっちも分かった気になっている俺は、もう終わった人間ですか?
わかった気になってる時って主人公達(または著者)と自分を同化して満足してるキガス あらためて説明せよと言われると語彙が足らないせいもあってまったく言葉が出て来ん。
>>流れよ〜の薬 思い切り簡単に説明すれば、薬を服用すると、己の頭の中にある世界観や願望が、 他人の世界観・脳みそにまで侵入して影響するんじゃなかったっけ? ネコ耳好きのヲタが薬を飲めば、その瞬間から全世界の喫茶店とかのオネーサンが ネコ耳着用してて、他の人にとってもそれが当たり前の状況となる、みたいな。
みのもんたはスィックス
「死の迷路」は傑作だよな。ディックの長編小説の読んだ中で一番面白かった。 これを映画化したら、絶対面白い作品になる事間違いなしなんだけどな。 一番映画向きの話しだと思ったよ。 マイノリティーレポートみたいな中途半端な映画化するより、「死の迷路」を映画化しろよな。 クローネンバーグか、テリーギリアムあたりに監督してもらいたい。
途中まではいいんだけどな、死の迷路。 山形じゃないけどあの取ってつけたようなオチはちょっと・・・ なんか最後まとめるのに苦労してこれでいいやってのが透けて見える希ガス。
>>247 流れよ〜映画化主演俳優がみのだったらはまりすぎだけどイヤ!
>250 主演てタヴァナーのこと? それなら、浜村淳とか、石坂浩二のほうがいい インテリな感じが欲しい
252 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/01/17(火) 23:40:32
>>249 あの結末をオチと捉えるのはいかがなものか?
タヴァナーのモデルはガチで巨泉。 今テレビに出てる巨泉はシュミラクラ
それは趣味でTV出演したり議員やったりしてる巨泉への引っ掛けか?
255 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/01/18(水) 01:58:47
インテリならタモリだろう。 レコードも出してるしさ。 ところでタヴァナーショーの3000万人の視聴者ってそんな多い? 視聴率にしたら十数パーセントで化け物番組ってほどじゃなくない? アメリカはチャンネル多いからかな。
256 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/01/18(水) 02:09:00
東京創元社に「死の迷路」復刊リクエスト送ったのに無視されたよ
>253 シミュラクラな。
タモリは好きだし才人だと思うが、あの人、演技はできない・・・ (九十九一か、生瀬あたりかなあ・・・)
259 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/01/18(水) 23:33:49
タヴァナー:タモリ ハート:和田アキ子 それか タヴァナー:明石家さんま ハート:大竹しのぶ
暗闇のスキャナーでドイツ語がドバって書かれてるのが訳されてないのは何で? 山形訳の話なんだけど。
ユービックをディックの創作語だと思っているのか?
263 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/01/20(金) 01:33:18
>>261 ちゃんとリフォームしたんだけど、どんどん古くなって行ったんだ
とか言い訳してたりして…
リフォーム詐欺という手口の安っぽさが、ちょっとディック的である...かも?
>262
漏れは、ユービックってディックの造語だと思ってた。
割と一般的な単語なのかな?
>>266 呪われてます...ブルブル。
268 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/01/24(火) 23:54:51
造語といえば造語だけど、0からつくったわけじゃない。 ユビキタス、遍在から。
ユビキタス・コンピューティング(都市環境中にちっちゃいコンピュータが 偏在しているような状況、社会)の「ユビキタス」が「ユービック」の 派生語?だったと思う。
>269 かぶった上に間違ってたか・・・orz
早川のスキャナーダークリーってページの小口側狭くない? 漏れの買ったのが乱丁本なのかな。
字がデカイからだろ。
273 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/01/27(金) 21:04:05
さァ、『マイノリティ・リポート』が始まりますよ!!
274 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/01/28(土) 04:31:27
275 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/01/28(土) 05:25:00
>>274 ハヤカワと創元で手当たり次第かき集めろ。
サンリオは無くなって久しく、発見するのも買うのも困難、
そしてどんどんハヤカワと創元から新たに出されている。
>>275 ありがとう。
さっそく、今日から古本屋めぐりをします。
>さっそく、今日から古本屋めぐりをします。 ………おい
279 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/01/28(土) 08:00:25
新刊で買いなさい。
/゚ 。 / . ゚ , ' 。 ・ ` ー _ - ' ゜ 。 . 。 ゚ : 。 ゚ . ヾ冖フ ヾス [ ,] [ ] 、_ノ、_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_ |. i /l,ィ .! ノ . ! }.r`'j7 ! _) SFヲタのみんな! ! `、亠 { ) オラにちょっとずつ } _l _,l_,j _) 現金を分けてくれ! ヽシ_,-i { _) /`´~バ} '^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ . / j ! ∧ '"/`,イ ! ヽ'/l_ j / \,/ }\,! .ァ、ヽィ <`-イ . |. `iT. ヽ j \ll' `'
高い城の男読み終わりました。 質問したいことはいろいろあるけど、ひとつあげれば、ディックって日本人の知り合いとかいたんですか? 日本に詳しいし、日本人がすごく格好良く描かれていますよね? モデルとかいたのか気になる・・・・。
>>282 「日本人がすごく格好良く描かれてい」ることから、「日本人の知り合いとかいた」の
ではないかと推測するところに、最近2chで猖獗を極めている奇形化愛国者の臭いを
嗅ぎとってしまう。
284 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/01/29(日) 00:07:36
カッコイイか・・・。 単に東洋の神秘が好きだったんだろ。
286 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/01/29(日) 00:51:29
……考えすぎだと思う……多分……
287 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/01/29(日) 01:12:32
ディックの描く白人の米国人男性はたいてい「すごく格好悪く描かれている」が 彼には白人の米国人男性の知り合いがいなかったのかどうかを考えれば答えは 自ずと分かるだろう。
288 :
282 :2006/01/29(日) 03:11:47
・・イテテ。ここはひねくれてるというか用心深い奴らがおおいなあ。さすがディックスレだ。 たぶんいなかったんだろうな。だからあんなにかっこよく書けたのか。 漢字の勉強にはなったよ。どうもどうも。
289 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/01/29(日) 03:51:00
でもPKDが日本のことをどう思っていたのか気になってるんだよな。 プラットのインタヴューの件もあってさ/
290 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/01/29(日) 07:45:36
昔々のプレイボーイ誌のインタブーで日本人のガールフレンドがいたなんてことを 話してる。 もちろん黒髪ストレートロングね。
なんで愛国者とかそんな話になるんだか。
チョンはその手に敏感だからだろ。
古本屋に売ってねーぞ、こにゃろてぃくしょうめ!
訳者あとがきに原文では日本人の人名が当て字にも出来ないほど ムチャクチャだったと書いてあったでしょ? 少なくとも「高い城」の執筆時点では特別日本に詳しかったって事はないでしょ
ただし「高い城」自体が「東大出身作家の作品から構造を拝借している」 的発言もあったはずで、実体験とは別に、文献上の関心はかなりあったのかも その当時英訳されてるとすれば川端、三島あたり?
296 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/01/29(日) 14:28:09
高い城の男って、アメリカが負けてアメリカ人がシオシオになっていて、 「アメリカはダメだ」って劣等感に苛まれながら、みんな「戦争でアメリカが勝つ」 という仮想戦記を読んでいてって話だよね。 どこかの国に似たような状況があるね……orz
「父祖の信仰」って短編に、藤原鬼猛って名前のボディガードがでてたけど、 元々の漢字が指定されてたのか? 普通だったら、日本語名はハヤシとかカタカナで書かれるよな。
カエレマクレ男爵の事? あれなら替令幕麗男爵でしょ? うちの親戚にいるよこの苗字。
重要な登場人物として日本人が登場する作品を書くのだから それなりに取材はした、ということでしょうね(ガールフレンドも取材の一環?) 国としてはむしろ中国に興味があったんじゃないの(「マオが死んだ…」とか)
まあ、ディック本人の発言ほどあてにならんものはないというのが関係者各位の総意だからなw 「東大出身作家の作品から構造を拝借した」ってのはたぶん安部公房の作品だと思うが、 あの当時安部公房作品って英訳されてたんかな?三島ですら60年代以降のはず。 ディック的には後で読んだのを模造記憶してると考える方が納得いくけど・・・。
あー、いつごろから翻訳されてたんだろ?<安部公房 ディックがガッチリ取材と資料集めをする作家じゃなく デタラメどんとこいだからこそ書けたんか。
>297 「グレート東郷」みたいなセンスで“Ogre Fujiwara”とかだったのを 日本人読者にとってはあんまりだと思って意訳したんジャマイカと邪推
指輪物語のストライダー=馳夫みたいなものか? あれは子供心に違和感を感じたものだが。
>>303 それは作者の「各国の言葉に合わせたものにする」って半ば指定。
馳夫がストライダーをそういう指定で訳したものだと知ったのは後々だったけれど、なかなか名訳だと思う。
東洋風味(マネージャーが中国系)の強そうな人ってことで ずばり「キモ」って言うのもいたな。なんかモトネタがあるのかも。
>>301 真剣に取り組んだ作品の場合には、それなりに資料を調べたり、ノートを取ったりはしてたはずだよ。
307 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/02/05(日) 01:37:04
創元のディックシリーズって何巻まで出たの? 今も継続中?
308 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/02/05(日) 20:09:03
>>300 確か「去年を待ちながら」のあとがきには、東京大学の仏文科
の学生たちが第二次世界大戦後に使った小説構造にもとづいているって
書いてあって、あてはまる条件の作家には大江健三郎、福永武彦、
中村真一郎の名が挙がっている。
阿部公房は東大医学部・・・
タヴァナーはガチでアランドロンだなあ、年代的にも。 おっと歳がばれそうだ。
そしてバックマンはトム・ハンクス。これは絶対。
トムハンクス?
バックマンはヤク中の妹とファックしてる様な鬼畜なんだから、もうちょっと薄情そうな 役者の方が良いと思うなー。
おお、俺もバックマンはトム・ハンクスだなあ。 ターミナルの表画が思い浮かぶ。 イカれ女のキャシィはウィノナ・ライダー。
>>308 大江健三郎はともかく
福永、中村あたりは英訳されてたのかね
そこで日本人ガールフレンドですよ
317 :
307 :2006/02/10(金) 11:21:54
おまいら、役にたたねぇなぁ
318 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/02/10(金) 12:36:55
今日家に帰ったら教えてやるよ おれが人間だったらな
「去年を待ちながら」 「ザップ・ガン」 「死の迷路」 「タイタンのゲーム・プレーヤー」 「ジョーンズの世界」 「ヴァリス」 「聖なる侵入」 「虚空の目」 「闇夜のスキャナー」 「フロリクス8から来た友人」 「いたずらの問題」 「アルファ系衛星の氏族たち」 「アルベマス」 「ティモシー・アーチャーの転生」 「ライズ民間警察機構」 「あなたをつくります」 「ドクター・ブラッドマネー」 以上17作品刊行順
惜しい。「暗闇のスキャナー」
暗闇のスキャナーは勘違いしやすい気がする。 おれは暗闇を暗黒だと一時期思い込んでた。
サンリオの近刊案内(刊行前)のタイトルは 「暗黒の探索」だった。
「暗闇のスキャナー」だったか。本の背表紙を確認しながら入力したんだけどなあ。 やはりおれは人間ではなかったようだ。模造記憶を埋め込まれたポンコツシミュラクラか、またはまだ人間じゃないのかも知れん。 そうつぶやいていて、奴は愛猫フロリクスを部屋に残し、車で三時間の郊外の森林に消えていった。 夜が明ける少し前、真っ赤に夜空を染め上げた。奴の部屋にいたフロリクスだけが、寂しげに窓を見上げていた。 講談社「人間を超えるもの 海外SF傑作選」福島正実編 収録の「にせ者」を参照して激しく劣化しちゃいました。スマンコ。
>>319 のうち創元のサイトで見たら入手可能なのは
「ヴァリス」
「暗闇のスキャナー」
「虚空の目」
「あなたをつくります」
「ドクター・ブラッドマネー」
だけみたいだ・・・
「去年を待ちながら」はまだ店頭でもちょくちょく見かけるが
商品現品限りみたいなもんなのかなあ
325 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/02/12(日) 00:15:30
バックマンは以外とロビンウィリアムがいい。 憂鬱な感じの演技もできる。
今、IT会社のCMにスピナー(もどき)が出てる。バックの都市も それっぽい。
ディックの全作品で最も素晴らしく、感動的な存在は モンゴメリー・L・ホプキンズ ヘリオガバラス この二人。これこそが聖人。
329 :
327 :2006/02/14(火) 02:26:20
> モンゴメリー・L・ホプキンズ 流れよ我が涙 > ヘリオガバラス 火星のタイムスリップ 最も卑しい存在が最も尊い。 これこそがディック節なんだと思う今日この頃。
俺はディックとゼラズニイとの共作「怒りの神 Deus Irae」が好きだ。 手足のない画家ティボール・マクマスターズが、世界を破滅させ怒りの神とし てあがめられているカール・ルフトオイフェルの肖像画を書くために、牛車に 乗ってミュータントが跋扈する地を旅する、って設定がかなりメチャクチャで (・∀・)イイ!!
>>329 ヘリオガバラスはおもいだした、現地人だっけ?
ヘリオガバラスってローマ皇帝のヘリオガバルスに関係あるのか?
>>330 >「怒りの神 Deus Irae」
読みたいです。何と言う出版社でしょうか?教えてください。
検索しろ。
>>334 サンリオですか、ぬぬ('A`) 英語は、読めないので、復刊comに期待します。どうも、ありがd。
カメが砂漠を歩いている。
338 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/02/16(木) 22:49:09
「怒りの神」は駅に出してる古本市で見つけた。 文庫一冊百円の棚に並んでたんで手に取ったら、五百円だった。こんなとこでもプレミアついてんだな、と納得。
340 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/02/17(金) 01:03:21
そのハンドバックは赤ん坊の皮で作られているんだ。
>>337 ,340
答えは……これだっっ!!
( ;゚д゚)y=ー
⊂⌒~⊃。Д。)⊃
>110 ユービックって映画化してるんですか? ぜひ映像で観てみたい
ユービックの文庫のストーリー紹介のところ、 思いっきりネタバレしてるね。
ソラリスのジョージクルーニーとソダーバーグが咬んでるのか、 ソラリスは世間的には散々な評価だったが、すごく好きな俺としては大期待!
349 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/03/09(木) 09:43:35
>>343 ディック小説の映画化の中では一番小説にリスペクトしてて、忠実そう。
監督もディックの大ファンだし。
今までのディック小説映画化の中では一番期待できる。
スピのような無茶苦茶な改変はないだろうしね。
スピって明らかにディックのファンじゃなさそうだし。
ネタだけ拝借して、モロにスピ風味のエンターテイメントにしちゃったからね。
マイノリティ・レポートは映像的には結構良かったと思うけどな。 プレコグが三人水に漬かってるのとか。 空飛ぶランドセル。 目を失って変な手術を受ける羽目になった主人公。 冷蔵庫に入っていた腐った食べ物… ディック的な世界観もあったと思う。 冷たい感じの世界観とか、警察の力が増大して、 がんじがらめなところとか。駅の広告が本人に語りかけてきて プライバシーがないところとか。 俺は、スピルバーグとディックは結構相性いいんじゃないかと思う。 わりあい原作に忠実だった「ペイチェック」はつまらんかった。
あと警察が出してきた 人の体温を察知する虫みたいなのも良かったね
相性いいか?スピとは全然テイストが違いうよ。 明らかにディックぽくないような。 映像とか、色んなもの含めて、綺麗すぎというか。 プレコグの描写とかも小説のイメージと全然違うし。 ディックの世界観ってもっと小汚いイメージや、もっと救われない話が多い。 スピって何かというと、無理にでもファンタスティックにハッピーエンドにしちゃうから。 全然ディックっぽくないよ。 あのプレコグがめでたしめでたしで終わるシーンとか全然ディックぽくないんだよね。 あれ見て反吐が出てきたよ。 何でもかんでもまたそれかよ。みたいな。 それに、あそこまで小説との話を変えるなら、別にディックじゃなくてもいいんじゃない? とか思ったな。 自分はペイチェックの方がわりあい原作に忠実でまだマシだった。
マイノリティ・レポートは、PKDというより 種ピルバーグがドイツ20年代表現主義映画(カリガリ博士やドクトルマブゼ、 フリッツラングの白黒犯罪映画)を再現したくて撮ったという感じだね。 それはそれで悪くなかったと思うけど。 PKD描く絶対悪としてのナチスと、中欧系ユダヤ人シュピルバーグ、 それなりに相性はあると思うんだけどね。 「最後から二番目の真実」とか「ライズ民間警察機構」とか、 あるいは「高い城の男」とか・・・・
スピルバーグより、テリーギリアムの方がよっぽど相性が いいと思うが。 反体制主義で雑多な未来描写に、小市民に焦点が当てられていて、 どこか描写がコミカルでそして話は救いがない。
>>352 俺はその意見には全く反対だな。
ディックの小説はハッピーエンドとは無縁のようでいて、どこか人間らしい温かみが感じられる。
逆にスピルバーグの映画はハッピーエンドが多いようでいて、どこか無機質で冷たい印象がある。
俺的には、だからこそスピルバーグによるディック作品の映画化は違和感を感じる。
結局、よく言われるように、スピの感性ってディックよりはバラード寄りなんだよ。
自分はクローネンバーグにやってほしいが、あの人は もう頼まれてもディックはやらんだろう・・・
そこで永遠のB級映画監督ジョン・カーペンターですよ。
>>356 イグジステンズはディックっぽかったね。
突然の突拍子もない展開とか。
機械(ゲーム)による、仮想空間とか。それが悪夢になっていくあたり。
パーキーパットのハンバーガー食ってるしw
ディックにオマージュを捧げてるあたりは、異常なディックスキーを感じさせられる。
トータルリコールも最初はクローネンバーグが監督するはずで脚本書いてたんだよね。
クローネンバーグのトータルリコールは凄く観てみたかった…
ああ、リトアニア系ユダヤ人クローネンバーグの「高い城の男」は おれの積年の夢だ。 多分、興業的には地味だろうが、一番、原作には忠実だろうな
>>352 言いたいことはわかるけど、オレはまぁ許せるレベルだと思ったよ。ガジェットのごった煮状態とか、展開の速さ(テンポがイイということではない)とかのおかげで、尻の座りの悪さがあったじゃん。
全然ディック的じゃないけど、メジャー映画とは思えないテイストの出し方は認めたいなぁ。狙ったのか偶然かはわからんが。
「忠実な映画化」なんて、大抵の場合何の意味もないと思うけどな。 小説と映画の面白さは別物なんだし。 原作者本人が脚本書いたって改変しまくりだったりするわけで。
>>357 非常に面白そうな企画ではあるが、カーペンターとディックでは、
資質が真逆だろう、という気もしなくはない。
(一見、重厚に見えるが実はこっけいな世界で主人公がうろうろするのは似てるが
カーペンター作品の主人公は、ディック作品よりずっとタフでまともだろう)。
>>361 それでも、ファンなら忠実な映画化が見てみたいと思うし、そう願う。
それがファンってもんだろ?
昨今の原作ありきの映像化のファンの文句を聞いてるとつくづくそう思う。
ホドロフスキーでヴァリス見たいが。
クローンのラストの喪失感はよかったけどなぁ。 乾いた空気を感じる街並みとか。 セットとかは残念だけど。
クローンは低予算の割りには頑張ってたよね。 あれって最初はテレビものだったんだけど、出来が良いから 予算増やしてパワーアップさせたんだよね。 低予算だけど、マイノリティーよりこっちの方が原作にかなり忠実 でムードも良くて好きだな。 ゲイリーシニーズとか良い味出していたし、ディック的な悲しい話でもあった。 都市がドーム状の特殊な膜で覆われていて、金持ちの上層階級の人間は そのドーム内の最新の未来的な都市で暮らしていて、下層階級の貧乏人は その外の世界の貧民街に肩を寄せ合い生きている構図とか、凄く良かったよ。
長編は意外と映画化されてない 映画化希望としては「ジャンキー・pkディックの生涯」 「デッドライナーズ・実験場はこちら」「黙示録2772・愛のシンクロゾーン」
ヴァーノン・ジンマーマンが「最後から二番目の真実」を 原作に映画を作りたいと言ってきたが流れたなんて話があったんだよな。
ユービックの映画化の話もあったね。 ディック自ら脚本書いてのに、お流れになってしまった・・・
370 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/03/13(月) 02:35:07
ディック作品に似合いそうな監督はサムライミだと思うね。 アメリカンゴシックみたいな映像でパーキーパットを撮って欲しい。
パーキーパット、コーエン兄弟でもいいんじゃないか?
スキャナーは悲しくてなかなか読み進められん買ったよ 主人公が悲惨になるのがありありと想像できて
374 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/03/16(木) 17:24:10
山形浩生訳「暗闇のスキャナー」398ページ フィルに――(不治の脾臓障害) 浅倉久志訳「スキャナー・ダークリー」464ページ フィルに 不治の膵臓障害 どっちが正しいのでしょうか?
375 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/03/16(木) 19:33:54
スキャナーは、とにかくバリスがむかつく。
>>375 ええ?俺はヴァリスでディックにハマったけどな。
どう突っ込んでいいのやら
右のおっぱいは名無しさん
だが俺の心臓は左にあってね ふふっ惜しかったな
380 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/03/24(金) 01:48:08
ユービックの映画化観てぇ〜 監督はリドリー・スコットで
いや、ヒチコックで
375と376のやりとりが一週間、頭の中をぐるぐる回り続けた
>>382 既にお亡くなりになられております・・・・
ユービック映画化するなら、クローネンバーグだろ。やっぱ。 これを巧く作れるのは奴しか考えられないネタだよ。 クローネンバーグにユービックを映画化してもらいたい!!!
100年に一回の、3月32日には、P.K.ディックたんのご冥福を お祈りをします。 ナム〜(〜´Д`)〜
387 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/04/08(土) 03:31:32
スキャナーダークリーの映像みた?けっこういいんじゃねぇ、あれ。
388 :
584 :2006/04/19(水) 22:50:57
パーマーエルドリッチを読み終えたんだが バーニィが火星に移民した所から 話がこんがらがってよく分からんかった。 誰か解説して。
389 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/04/20(木) 11:22:31
で、サンリオの『最後から二番目の真実』と『ブラッドマネー博士』大放出祭りは、 当然このスレの住人で独占的に獲得したんだろうなあ。
>>389 獲得してません。
前者は古本で購入しました。
大放出祭り…ウラヤマシス
392 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/04/24(月) 04:05:30
>>387 いい雰囲気だったね。
スクランブルスーツなんて、けっこうイメージどうりでうれしい。
クスリでぶっ飛んだよーな感じ。
393 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/04/24(月) 06:06:57
クロちゃんは脚本までいったらしいです確か電気羊の。 つまりブレラン以前?
394 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/04/24(月) 13:52:34
クローネンバーグは「トータル・リコール」の脚本、監督で製作を進めていた。 主演はリチャード・ドレイファスで。 メチャメチャやる気で、何度も脚本を書き直したが、上の連中がOKサインを 出さず、嫌気がさして降板した。 多分、上の頭のお堅い連中には理解できない脚本だったんじゃないかな?w メジャースタジオはいちいち馬鹿っぽいアクションものにしないと気が済まないから。 メジャースタジオの上の連中は馬鹿ばっかだし。 まぁ、クローネンバーグが監督していたら、バーホーベン並に大ヒットさせれたかどうか 怪しいが… ブレランだって、公開当初は一般客にとって難解すぎとか、暗すぎるという点で 泣かず飛ばずの閑古鳥が鳴くような、成績だったでしょ。 後から、ビデオなどの普及でマニアによって大ブームが起こったけど。 映画は大金がかかってるだけあって、ある程度回収しなきゃならないからな。 金出す連中だって、儲けたいからこそ、出資するんだからな。 アランラッドJrのような太っ腹な重役がいればな…。
395 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/04/25(火) 17:42:42
>>391 翻訳者の人が、新たに立ち上げた雑誌の予約講読者に
手元にあったのを20冊ずつ? とかそのくらいプレゼントとかやっていたね。
396 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/05/05(金) 13:35:50
遅ればせながらアスキャナーダークリー、を図書館で借りてきて読んでます。 たしか18年くらい前に読んだことがあるはず。 しかしこんなある意味めちゃくちゃな小説を今の私と同じ年齢で書くなんて この男、ほんものの基地外ですよ。
スキャナーダークリーは、主人公にヒロインがマリファナの煙を口移しの要領で分け与えるシーンが好きだな。 なんというか、ディックに似合わずティプトリーとかブラッドベリとかあの辺の詞的な雰囲気を醸し出していて。
暗スキャのちょい長めの動画がYoutubeで見られるのは既出?トレーラーでは出てこないシーンもあるよ。
>>401 thx!
でも、もう絞り込んでくれよぅ
404 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/05/21(日) 01:58:56
イヌノウンチ
いまアンドロ羊読み終わったんですけど 結局マーサーは何者だったの? マーサー教の目的とかなに? リックに石を投げたのはだれ? それともその辺はどうでもいいことなの? ディックむずいす……
そういえば、炎の月が見付かったらしいね。
>>406 え?マジで?ソースは?
ニュースではまだ報道されてないけど。
明日の朝くらいにはやるのかな?
>>405 > ディックむずいす……
それがまた、年をとるに従ってわかることが増えていくんだよね。
駄目人間のバイブルといわれる所以か。
別に読んだこともないけど、ゲーテってディックに似ていたかもしれない。
どっちも鬱病を患っていて、その作品は読者が年をとるほど内容がわかると評され、
死の直前に書いた『ファウスト』第2部は、『ヴァリス』ばりの壊れた話。
いや、ちょっと待って。 >結局マーサーは何者だったの? そう言われたら急に気になりだしたよ? 結局マーサーって、何者なの? ボックスに接続してる群集が作り出す集団無意識みたいなもん? それとも誰かが作ったシミュラクラ?だとしたらモデルになった人物がいたの? あるいはパーマーみたいな異星人? ひょっとして「神」?いやキリストの隠喩なんだろうけど? どうなのよ。ひとつSF者らしい大真面目な腕ずく解釈をおながいしまつ。
>>409 もう自分で答えだしてるじゃん。
それら、全部合わせたものでしょ。
マーサーっつうのは、最初はアル中の俳優だったし、 俺の感じ方では、ボックスの元になったものだって、 “みんなで意識を共有できる、おもしろ機械”ぐらいなもんだったと思う。 でもそれが、大衆や時代が求めるモノと一致して、だんだん神格化されたんじゃないかと。 そうなったら、元の人物がどうだったか・実在したかどうかさえ さほど重要じゃなくなってくる。 2ちゃんねるだって将来的に、もっともっと巨大化して宗教化しちゃって、 250年くらい経って、管理人が神格化されれば、ひろゆき教になるかもよ(笑
おいらは、みんなと一緒に歩いていくだけなんでつよ。 転んでも泣かないんだよ。いいね? …こんな感じかw。 その「ひろゆき」が管理人さん本人とどのくらい隔絶した存在になってるか、 見てみたいのう。
で、ひろゆき教の信者のコテハンたちが 「バロス」とか「アラシマス」なんていう教典を書いたり…
共感ボックスの取っ手がうまい棒。
シドニー社のおすすめがモナー。
今日はテレ東で昼からディック原作の「クローン」をやるぞ。
「クローン」はディック原作映画化で、一番忠実で面白かったな。低予算だけど頑張ってた。
418 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/05/24(水) 12:46:01
age
10段変速でギアが7つしかないから 3つごまかされた…ってほんと天才だと思う。 てゅか銀河ヒッチハイクより面白い小説が この世にあったなんて。
あれは実体験なんだろう。 恐ろしいよな。皆揃って基本的な概念が抜け落ちるほど頭がポンコツになるなんて。
歩き回るハシシの映像化が楽しみでたまらない。 リンクレイターなら当然やってくれるだろう。
んじゃまた木曜に出直してくる。
銀河の世直し
ええい、控えい! この三つの聖痕が目に入らぬか!
426 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/05/28(日) 11:43:26
反ドラッグ小説を書こうと思ってるやつに、 マリファナを口移しするシーンのような最高に美しい場面が書けるはずないよね。
最近復刊されたルグィン「天のろくろ」について 「ディックの(モチーフを使って書かれた)最高傑作。ただし書いたのはディックではない」 みたいな評って誰ので、日本語では何で読めるか判る人いませんか?
>>427 「銀星倶楽部12 フィリップ・K・ディック」に
収録されているトマス・M・ディッシュの’SF作家のSF作家、ディック’だよ。
>>428 Thanx!
銀製倶楽部持ってたので確認しました。
ル=グィン自身がディックからモチーフを借りていることを
認める発言も有った様な気がするがこっちは模造記憶かな
430 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/06/10(土) 10:12:07
なんだ、こいつ?読んでても意味がわからん!!! ブレード・ランナーは映画だけで良し!!!
そういう香具師は映画だけみてればよし。
まぁ確かに、厨房程度(の頭)には意味がわからんかもな。
433 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/06/10(土) 23:49:36
女の方がよくパンツにうんすじ付いてる現実。 男の方がお尻を良く拭きすぎて切れ痔になりやすい現実。 女の方はうんカスが残ってる現実。 男は肛門の前にキンタマが出っ張ってるからパンツにウンすじが付きにくい。 女はキンタマがないからパンツがどんどん食い込んで肛門とがダイレクトにこすれ合う。 歩くたびにパンツで肛門がゴシゴシこすれるし、自転車を漕ごうものなら、そりゃぁもう大変だ。 だから、女のパンツにウンすじつきまくりなのは仕方ないんだよ。あきらめような。 男はパンツを何日か続けて穿いても、あまり汚れないし臭わない。 で、そういう話をすると女は最大級に批難する。 女の基準で考えれば、毎日穿き替えないのはあり得ないだろうが、男は女とは比較にならないほど汚れないのである。 「お父さんのパンツと一緒に洗わないで」と抜かすメスガキは、自分のパンツの方が1000000倍不潔であることを自覚していない。 学術的にはこんな風になっていて、複雑で男のように単純じゃないからしょうがない面もある。 見ての通りどうしてもむれて臭いが出やすい構造になっている。
しかしブレラン公開時にはこのスレは荒れたろうなw。
>>435 お前はブレードランナーを何時の映画だと思ってるんだw
若いの、お前さんは知らんだろうが、あの時はこのSF板には珍しく 1日で1スレが落ちたもんよ…(遠い目)
公開当時はETの影に隠れて全然話題にならなかった。>ブレードランナー
お手持ちの烏口
おれの地元では公開されなかった。>ブレードランナー
みんな結構年上だなー 俺は丁度ブレラン公開時の年に生まれたよ
ユービックの軟膏塗っても衰弱はとまらんのか?
443 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/06/15(木) 23:00:36
アンドロイドは・・・なんぞ、もう30回以上読んでいるが未だ理解でけん!!! くだらん原作書くな、ばかものが!!!
力強い釣り乙。若いっていいねえ。
まぁ待て、本当は小学生かもしれん。漢字が読めないとか。
>>442 ステロイド系はだんだん効果が弱まっちまうんだ
ところでディックの短編で、冷たかった夫が急に優しくなって妻が不安になる話の タイトルが思い出せない。最後、捜査官に妻が証言を求められて…っての。 そのまんま「人間らしさ」でよかったっけ?
あってるよ。「時間飛行士へのささやかな贈物」に入ってる。
ありがd。熱帯にはあるけど版元には無いんだな…
今、「高い城の男」を読んでるが、何で日本人が易経で占いするんだよ!! ディックも中国と日本をごちゃまぜにして、東洋通ぶってるような奴だったのか?
何言ってんだよ、ディックは日本通だぞ。カエリマクリ男爵とか。
あ、カエレマクレだったか、間違えた。カエリマクリなんているわけないよな。
>>450 確かにあの話のなかでは、日本が日本である必然性は無いな。
でも、少々の破綻には目を瞑ろうよ。ナチズムと東洋思想の対比は楽しいんだし。
>>450 しかし君、日本にだって西洋かぶれなんてもんは100年前からいるんだし
ちっとは大目に見給えよ。
そうは言っても、日本人の誰もやらない事を、さも日本人の日常の 行動のように書かれるのはやっぱりちょっとな・・・って思うよ。
現実の日本じゃなくてパラレルワールドだからいいんじゃない?
自演くさいぐらいの釣られっぷりだなw
他界しろの男読み終わった 佐藤大輔のRSBCみたいな架空戦記ものかと思ったら、まあ謀略ものっぽいけど、オチがよくわからなかった・・・ オチなんてないのがオチなのかな・・・? 日本人が易経するのは、あの世界の流行だと思って気にはならなかった
日本だって高島易断とか、易をつかった占いは大いに普及しているけど? 町の占い師は人相手相におみくじ方式の易をたくさん使ってるよ。 自分が知らないだけでしょ。
あの作品じゃいかにも寿司テンプラなみに日本文化として普及してるようにしか思えないぜ?
おまえディックたんと日本のどっちが好きなんだよぅ
だから広まってるって。自分でコインを投げるか易者に頼むかまで 厳密でなくても、一応易はそれなりに日本文化の一部になってる。 「当たるも八卦、あたらぬも八卦」ということばが何の説明もなく 使える(どころか人によってはこれが易だというのすら知らない) のがその証拠。
易経ってやっぱり占いの本なわけね・・・
でも、自分で易をする日本人がどれだけいるのか・・・ やっぱステロタイプな東洋観だ
殷周時代の中国とナチスドイツが世界を二分している世界だったら、確かに違和感なかったかもな。
いくらネタがないからって、そんなヤツかまうなっての… 荒れるだけだ
467 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/06/22(木) 02:41:16
すみません、ディックかどうかも確実じゃないけど質問です。 最後の審判のときに自分の猫がなぜ死んだかを神に問い詰めたい、 その頃には猫はフライパンのように固くなってるだろうから尻尾を持って 突きつける。 というのはディックの書いたものでしょうか?小説ではなくエッセイのような感じで。 文庫で読んだ気がします。
↑ それヴァリス。
早速ありがとうございます。作品でしたか。 ディックは昔知り合いの影響で読もうとして挫折したまま この部分がいつまでも残っていたもので、またチャレンジしようと思ってます。 ではヴァリスを探してみます。ディックの作品を読む順番とかあるものでしょうか?
470 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/06/22(木) 02:57:05
471 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/06/22(木) 08:17:53
>>469 いきなりヴァリスからは薦めません後回し
初期か中期がお薦め
ザップガンもマズいかもしれない
ディック傑作集かアンドロイドは電気羊の夢を視るか?早川文庫
が善いと思う
472 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/06/26(月) 06:12:06
>>464 この時間帯の朝番組にはたいてい占いコーナーがあるし。
週刊誌にも占いコーナーが付いてるのが多いから易経が普及してるといえるのではないか?
占い=易経ではない
>>458 ヴァリスの没稿であるアルベマスは元々「高い城の男」
の続編として構想されていたと言う事実があり、
このことから「高い〜」こそがディックの
グノーシス主義(我々が住んでいる世界は狂った造物主に創造された
偽りの世界でありその外には真の至高神によって創造された
理性的な世界が存在するという思想)路線の最初期の作品であるともいえる
ということを踏まえてもう一度結末部分を読まれてはいかがでしょうか?
(大瀧氏の影響受けすぎかな?)
>>475 > 偽りの世界でありその外には真の至高神によって創造された
> 理性的な世界が存在するという思想)路線の最初期の作品であるともいえる
そしてその真の世界として描かれるのがよりによって易経と日本だというのが、
おぼれた末に藁をつかんでいるようで、ディックらしいね。
虚空の眼とヴァリスが 同じ話の別バージョンに思える オレは変でしょうか?
>>477 それは考えもしなかった。
ちょっと再考してみる
高い〜はおそらく虚空〜の 誰かのユートピアは他人にとってはディストピア、という状況を敷衍して 全ての自由な精神にとってのディストピアとは? と考察した結果という気がするので 高い〜を介して虚空とヴァリスもつながっているかも?
!!!!!ネタバレ注意!!!!!(高い城の男、アルベマス未読の方はご注意ください) そもそもディックは偽現実ものばかりだろ、とツッ込まれそうだが グノーシス主義の重要な要素として、至高神の一部である理性的な存在が 偽現実に"聖なる侵入"をして、世界の真の姿を我々に教え、 我々はそれを知識として知ることで偽現実を打破して真の世界に至れる という考え方があり、高い〜にもこの要素が認められる為にディックは "形而下のSFガジェットで置き換えたグノーシス主義" で自身の神秘体験を説明したアルベマスと高い〜を テーマ上の姉妹編と位置づけたのだろう、と思える訳です (多分あとづけでしょうけど)。
(引き続きネタバレかも) 高い〜は「意外な真相の暴露」はあるが それに対する「論理的な説明」が無い小説なので 「意外な真相」の絶対性を保証するための道具として「易経」が導入されている (易の卦は人工衛星から放射されるA.I.の通信に相当する)のだが 現代の日本人である我々には(身近であるが故に?) それが作者が狙った程の効果を及ぼさず その結果「意外な真相」が「意外な真相」でありオチであるということ自体 気づかれずに見過ごされてしまう可能性がある、といった所でしょうか? (以上長文失礼)
高い城の男でディック作品で初めて挫折した・・・
>>481 そういう意味だったのか・・・ 佐藤大輔の愛読者なんで、世界の構造自体がオチとは気づかなかったな なんか消化不良なラストだと思ってたよ
>>480 頭いーな
他の本も解説してくれ
色々と気付いてないことがありそうだ
485 :
480 :2006/07/01(土) 15:52:55
次のビーム通信が私の額に照射されるまで 気長にお待ちください。
>>485 > 次のビーム通信が私の額に照射されるまで・・・
重要な箇所である。光は火に等価であり、イルミナ(明知)をもたらす。同様にこのくだりは・・・(以下1ページ半ウンチク略)
>>486 ワロタ。O瀧御大なら書きそうだよな
でもこのウンチクが癖になるっつーか。
最近よく思うんだけど、だれかディック原作で漫画描いてくれないかなー
一般の認知度だって結構なもんになってきてるしさー
おっぱいの大きい黒髪の女に振り回されるんだね? こういうとラブコメみたいだけど・・・
自分を池沼と認知出来ないで一般人と思って生活する可哀相なちゃねらーとかはどうだ?
自己紹介乙
ディックはブロンドと別れる→黒髪と付き合う のパターンが多い気がする
保守
暗い髪をした女・・・リリス
494 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/08/02(水) 00:07:37
>491 いちいち深刻に悩む割には行動は軽々しいですな 友達にはなりたくないタイプ
495 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/08/02(水) 01:35:03
最近話題がないなあ… ここでガツっと復刊の情報とか出ないかねえ
>>494 遠くから見てると面白いけど
身近にはいてほしくないタイプ。
お前ら、タイプタイプって、そんなのどうでもいいから ディックの話もしてあげて下さい
いや、だからディックが…何でもない。
てか、ディックって人自体がもう面白い。ディックの書く小説より、彼の人生の方が面白いよ。 ってわけで今までまとまった評伝とか伝記とか出版されてる? 俺が唯一もっているのは平成3年1月号のユリイカ「P・K・ディックの世界」特集のみ。 これもそれなりにいいのだけど、書籍としてちゃんとまとまったのが欲しいな。 ちなみに「ラストステイトメント」は持っていません。
今日の日経“春秋”になぜかアンドロ羊の話題が。 …しかしリドリー・スコットの名前は出ても ディックの名前はドコにも見あたらないのでした。
ところでディックがちんこの隠語になったのはどして?
>>499 「我が生涯の弁明」とかどう?
>>500 アンドロ羊=『フィリップ・K・ディック』なので
無問題 ……という事しておけ!
>>501 それはほら、如何にもって感じだからだろ。
語感とか。
元々ディックはちん(ryのスラング PKDが元ネタなわけじゃないよ。 ディックの由来は俺も知らん…
>>502 その本知らんかったよ。ただ、伝記とは違うみたいね。
今金に余裕ないから無理だけど、いつかかってみるよ。釈義全開バリバリみたいだね。
読んだ方いたら感想聞きたい。
ディックはアメリカの有名なポルノ雑誌由来かと思ったけど、違うのかな?
フェラチオ専門誌だったような。あるいは巨乳だったか。買いだめしてたのに
母親に見つかって全部捨てられた記憶が、微かにあるよ。
>>499 『ラスト・テスタメント』ね。他に手元には、
ポール・ウィリアムズ『フィリップ・K・ディック 消える現実』(ペヨトル工房)
『銀星倶楽部12 フィリップ・K・ディック』(ペヨトル工房)
『悪夢としてのP・K・ディック 人間、アンドロイド、機械』(サンリオ)
『あぶくの城 フィリップ・K・ディックの研究読本』(北宋社)
『トーキングヘッズ叢書第10巻 PKD博覧会 われわれはディックの世界に生きている!』(アトリエサード)
といったところがある。・・・しかし、やたらと研究書の類が出る作家ではあるな。
ちなみに『我が生涯の弁明』の訳者あとがきには、
「編者のロランス・スーティンは浩瀚なディック伝『聖なる侵入―フィリップ・K・ディックの生涯』を著した人物であり」
とあるが、残念ながら邦訳は出ていない模様。
また、同じくロランス・スーティン(ローレンス・スーチン)編の『フィリップ・K・ディックのすべて―ノンフィクション集成』
も邦訳されているが、この本はともかく訳がひどいとの評判。
『我が生涯の弁明』で大瀧が飯田の訳を批判してたな。
508 :
502 :2006/08/03(木) 23:23:47
>>505 >釈義全開バリバリみたいだね。
それは言えてるけどねw。 まあ実際釈義について色々書いてるし、
それについては改めて判る事もあるし、未だに全然意味不明でワカラン所もある
でも、この本の実態はディックの日記だよ。
年譜もあるし、その時起きた出来事と併せて読むと結構面白い。
そういえば、「フィリップ・K・ディックのすべて」という本もある。
こっちも面白い。俺は両方持ってるけど、ユリイカの奴もってないんだよなーーー
ラストテスタメントも持ってないし〜…
正直言って、内容も重複してそうだし買う気がなかなか起きない。
509 :
502 :2006/08/03(木) 23:26:56
おお、いきなし書き込みが沢山……。
>>506 の中ででお薦めってありますか?
511 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/08/04(金) 12:58:01
あくまで個人的な感想に基づく意見だけど 本当に本当にディックに興味を持った人なら、 『ラスト・テスタメント』だけは何が何でも入手して読んでほしいです 訳書はまだ古本屋行けばそんなに高くない値段で売ってます 死に至る発作を起こす十数日前までのインタビューだけに、 ポール・ウィリアムスがまとめた『フィリップKディックの世界』とは 比べ物にならないくらい実の濃い話がたくさん語られてます。 ちょっとオカルティックな話が多いので、どうかと思う方も多いかと思いますが そいういうのもひっくるめて、ディックの本質と彼の人間性の素晴らしさが よく理解できる一冊だと思います。 (彼が取り憑かれていたロードマイトレーヤは全くお薦めできませんが)
俺は本当に本当にディックに興味を持ってるので(笑・文庫全部揃えたよ 買うことにしました。情報ありがとう
514 :
499 :2006/08/07(月) 22:40:38
>>506 >>512 サンクス。とりあえず『ラスト・テスタメント』は買ったよ。俺、オカルティックな話大好きだから
大丈夫。てか、そういう側面での興味が強いので。後は『フィリップ・K・ディック 消える現実』と
「我が生涯の弁明」を狙います。もう十年以上前から買おうと思っていたんだよね。
本屋で見かけて。でもたまたま金持ってなくて、気づいたら絶版になってた。それが
ネットでネットで買えるんだから、便利になったよ。
515 :
513 :2006/08/08(火) 02:10:17
俺も注文しちゃったよ「ラストテスタメント」 名前が格好いいもんね
516 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/08/08(火) 21:29:20
アンドロイド・・・が難しくて分かりません。 どうしたらええですか?
「通りに出て、最初に目に入ったポプラの枝に縄をかける」 とかは?
519 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/08/11(金) 02:31:06
こんな難しい作品を書く作家には死んで欲しい。
死んでるけど…
合掌
ふと、思い出したんだが、 ディックに似たアンドロイド"Phil"って見つかったの?
>>511 「危険です大統領!」
「心配するな、これでも60年代にはSF作家だったんだ。宇宙人の扱いには慣れてるさ」
>>522 今頃、薬物中毒者と一緒に楽しく暮らしてるよ
ディックファンの方には副読本として「天才博士の奇妙な日常」 (C・ピックオーバー:勁草書房)をお勧めしたい ディックの多作ぶり、宗教への傾倒への手がかりとなるでしょう この仮説を受け入れられるかはまた別の話
526 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/08/18(金) 23:24:07
527 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/08/18(金) 23:44:22
>>526 これって集英社ワールドSF→ちくま文庫で出た奴の新装版かね。
仁賀さんって再刊する度に収録作を入れ替えるんだよな。
よりによって仁賀タンかよ…… でも買うんだろうなあ、やっぱり そこのおまいも、そうだろ? 結局買うんだろ? m9( ゚д゚)
>>527 後書きだけ読んだが、ページ数の都合とやらで2本削られてるぞ。
すいません、飯田訳以上に仁賀訳に?や憤りを感じるのは漏れだけでしょうか?
>>530 昔SFマガジンのレビュー欄で、「もう二度と関わらないで欲しい」とはっきり書かれていたな>仁賀
>>531 高橋良平さんですな。
「意味は通らない、辻褄の合わない唐突な文」とか何とか。
ただ功罪考えれば功の方が大きいとは思うけどね。
’70年代に「地図にない町」を編集して出版してくれてたわけで。
ただでさえ分かりにくいディックの小説が、 下手な訳文でさらに意味不明になるのは困ったもんだ
>>526 これってソノラマ文庫海外シリーズっぽくもあるね。
今回出るのは、ちくま文庫の復刊らしいよ。 いきつけの書店にこの出版社の営業らしき人がいたので (チラシ持ってた)直接聞いてみたらそう言ってた。 ついでにソノラマ文庫版から削った分を復活させてくれると嬉しいんだけど。
仁賀の編纂した短編集の酷さに、ムカついて、 訳を直してハヤカワからだした人って誰でしたっけか。
飯田訳にすら怒りを覚える大瀧氏なら、さらにひどい仁賀訳が許せるわけないよなw 仁賀訳のディックは「できれば20世紀に葬りたかったモノ」の一つとして 末長くSFマニアの記憶に残るでせう あんなものをいまさら再刊する出版社を小一時間(ry
そう言う大瀧さんも山形さんにアレされてなかったっけ?
山形は自分以外の人間を一人残らず全員バカにするのがデフォなのでw
さすがの山形も浅倉氏の「おぼえていないときもある」(バロウズ)の 翻訳は大絶賛してたな。
今見たら、山形のヴァリス解訳ってまだ少しずつ続いてるのな。 注のところを見ると、確かに大瀧の訳もかなりひどい。
やっぱ訳じゃなく原文読まないとだめっしょ
今日東京駅脇のOAZOで DO ANDROIDS DREM OF ELECTRIC SHEEP? 原書買ってきた。 これから読むぅ〜♪ でも値段\1280は高杉。
あ、俺も今日OAZOの丸善行って洋書買ってきた。 あすこはただ国別に並べてるだけじゃなくて きちんと内容別に分けてるから探しやすくてイイね。 手書きPOPまで作ってるんだからたいしたもんだ。
>>544 OAZOの丸善の4Fはマジ便利だよね
ツレはちょうどSF棚の裏にあるハリーポッターの原書買ってた。
関係ないけど4Fのレジにいる研修中のおねーちゃん可愛いすぎ!
スキャナーダークリーの映画見たが原作をかなり端折ってるな 原作通りのところ、原作と違うところを見つけて楽しめた 日本で公開されたら見に行くしDVDも買う
山形浩生のサイトで見られる『死の迷路』(pdfファイルのやつ)のあとがきが 少しかわってる……みんな気付いてた? 内容は、O瀧御大への批判。 個人的には少し前まで御大の事は嫌いじゃなかったけど、 正直言って、本来は分かり易いハズの箇所をワザと小難しくするのは やっぱり、翻訳家としてそりゃねぇんじゃないのー?と言いたくなる。 翻訳は出来うる限り分かり易くするべきだと思う。
「人間狩り」見たらタイトルとか微妙に変わってたな。 ま、便乗するのはいいけど、もう少し人選を考えて欲しかった。多少調べればこの人に対する評判も耳に入ったと思うんだけどねぇ。収録作は他の短編集でも読めるから買わなくてもいいや。
551 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/09/04(月) 02:05:13
こんな難しい作品を書くバカヲタを読む価値あるのか?
読まなきゃいいじゃないか
553 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/09/04(月) 12:13:26
「ライズ民間警察機構」って「ザップ・ガン」みたいだな
554 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/09/25(月) 03:53:28
テリー・ギリアムがディックの伝記映画を撮るらしい。ギリアムなら期待大。
555 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/09/26(火) 01:09:41
アタイこそが 555へとー
ユービックで最初月に行ったのはなんだったのかな 気が変わった?
557 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/09/27(水) 22:05:45
558 :
寺門 陸 :2006/10/01(日) 05:54:47
ユービックまだ読んでない。ディックの映画脚本あるから、そのうち映像化してから読むつもりです。待てずに読んでまうかも? ゴールデンマンも映像化されるらしいんで、第4次ブーム到来か?
今日讀賣に載っていた金原ひとみと島田雅彦の「新!読書生活」対談で 金原ひとみが推薦図書の一冊に「ヴァリス」を選んでた。 「一人称でありながら三人称をきちんと描いている。 一人称でここまで自分を客観的に見つめられる視点を得ることに成功しているのが すごくショッキングで、ある意味では自信をもらいました」 とのこと。
561 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/10/27(金) 18:21:56
初めてディックを読んでます。「アンドロイド」に出てくる共感ボックスや マーシーとは何かがわかりません。人間の宗教的な感覚を引き出すような 装置なのでしょうか。本の中ではこれって肯定的に描かれてるんですか? 僕は作者が必要悪のようなものと考えてたのかと思うのですが
>>561 > 人間の宗教的な感覚を引き出すような装置
分かりやすく言うと幻覚剤だな。
暗闇のスキャナー買おうかおうと思ってたらいつの間にか絶版なってて 焦って本屋さん探したらぎりぎりあった。嬉しかったので書かせてください。
……
ちょっと前に早川から新訳が出たってのに、この子ったら
566 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/10/27(金) 22:59:38
>>562 違うだろ。ヤマギシ会のやってた「特講」がまさにそれだよ。
>>564 ,565
それは勿論知ってるけどちょっとどっちも読んでみようと思ってさ・・・
スキャナーは史上唯一のサンリオ、創元、ハヤカワの グランドスラム小説
>>561 俺は今でいうネットに近いと思う。共感ボックスを利用するとメーシーと接続できる。
ただ、ネットと違うのはマーシーの苦しみ痛みを文字通り接続する人にも感じられること。
てか、説明が必要なこととも思われないが。
570 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/10/28(土) 01:23:31
高い城の男は、日本人が揃いも揃ってアメリカンジャンクカルチャーの コレクターと化してて笑けた。でも、一定のリアリティーも感じてしまうオノレの感性ってw。 後、何故か早撃ちガンマンの田上氏に敬礼!
>>561 共感ボックスってのは要するに宗教の象徴。キリスト教がキリストの苦痛を軸としたものだから、
マーサーも同じように苦しんで、同時に接続している人はそれを一緒に共感しなくちゃいけないわけ。
苦痛の共感によって人々を連帯させる、マーサー教という宗教にとって欠かせない装置。
現実の宗教と同じように、よい面もあれば悪い面もある。マーサー教は結局は役者が演じるものに過ぎないけど、
それでもイジドアやデッカードには救いになる。
共感能力はアンドロ羊のキーワードで、共感能力=人間性と思っていい。アンドロイドは共感ボックスを使用できない。
共感ボックスについてもっと知りたかったら、短編集の「ゴールデン・マン」所収の
「小さな黒い箱」を読むといい。この本は実は序文だけでも読む価値ありなのでマジでおすすめ。
>>569 マーシーとかメーシーって誰よ?ウィルバー・マーサーじゃなかったっけ?
風俗嬢は電気キノコの夢を見るか? ,r''⌒ヽ ,ノ o ○、 ( O__ )  ̄ノ・д・|  ̄ ヽ.__,ノ
573 :
561 :2006/10/31(火) 13:16:00
レスくれた人たちありがとう こ、こ、こんな親切に教えてもらえるなんて思わなかった。 読みおわったので少しわかってきました ニューエイジやスピリチュアル類の霊体験に似てるなと 思いました 「小さな黒い箱」読んでみます。イジドア、お終いのほう可哀相でした
偽りの宗教でも本質が正しければ必要性がある。ディックはそう言う事が言いたかったのでは?だからデッカードは最後、偽物と知りながら蛙を飼う事にしたんやと思う。俺は黒い箱は今で言うネットゲームの様な物やと思う。PS2が出た時それを感じた。
575 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/11/11(土) 17:30:19
フィリップKディックって名前、本国では抵抗ないの? 日本で言えばポコチン太郎みたいなもんでしょ?
別にディックなんて名前の人はたくさんいるし
いつの間にか、一番映画化されたSF小説家、になってしまった。俺がファンになった時はトータルリコール(原作ほぼ関係無いけど)までの二作やったから。今年も来年もやるからな。ディック祭化してる。ゴールデンマンは好きな作品やけど、マイノリティーリポートの後ではネタ被る。
ディック=チンポーコは比較的あたらしめのスラングらしい。 ディックはリチャードのニックネームなので 年配の人は「ディック」、若者は「リック、リッチー、リッキー」だとか。
共感ボックスはゲームやテレビ、ラジオの事やと思う。同時に感傷できるメディアなのではないだろうか。形は違えども常に有る誠意ではないだろうか。
>>580 俺は送り側から感情移入を強制的にさせる、一種の洗脳装置みたいな認識で捉えてた。
その通りです。今のテレビドラマもメディアも洗脳ですよ。しかし、選択するのは貴方です。偽りの中にも正義が有ると言う事です。その逆もね。
付け加えれば、君が習った学問も偽りなのかもしれないと言う事です。実際間違った歴史が、伝わっている。教科書自体メディアなんです。真実を選択するのは貴方なのです。
念願のサンリオのブラッドマネー博士をようやく手に入れた。 創元で再販されたおかげで手頃な古書価になったからな。 これでサンリオディックはコンプリート。20年近くかかったなー・・・
サンリオディックはリアルタイムで買っていたのでボロボロ、 ほんと2、3冊ずつ買っとけばよかった。
>>585 リアルタイムとか凄い‥
アルベマスの発売時期に小6ぐらいで、文学少年でもなかったから
サンリオを知ったときは19歳。そこそこの美本を集めるのに苦労したよ
それから、サンリオがなぜ消えたのか古本屋の主人に聞いたのは良い思いでなだ
あの時代のSFブームや空気を生で体験した人は、素直に羨ましい(´・ω・`)
今でこそパソコンという共感ボックスがあるけど、あの当時じゃ
消防が得られる情報なんて限られていたからなあ
サンリオは「時は乱れて」だけ持ってる。コンプは凄い!特種な古本屋にしか置いて無いし、二千円位するし、再版待ちです。
>>587 「時は乱れて」の街を脱出するくだりが、ガキながらすごく好きだったよ。
夜のドライブの感じに憧れたものさ。
この本のせいで、ディック=スタイリッシュだと思い込んでてエラい目に
遭いました。
エラい目と言えば、「あんな目は御免だ」見たいなダジャレネタも有る。ディックのユーモアが良い。緊迫した状況に笑かして来る。
ちょwwwおまwwwwww、ってやつだな
ディックが今やたら映画になるのは感覚が現代的だからじゃまいか?
ディックのSFがSFで無くなってきた。と言う事ですかね? SFで無くなっても、スゴい作家だと俺は思う。実体験を元に書いてるから真実みが有るし、共感できる。
この流れをぶったぎるような事言って、スマンが 単に原作の内容云々より、ネームバリュー的に企画が通りやすいだけじゃないかな、と
フィフス エレメントってちがうの?ディックっぽくて好きです
>>595 違うよ。
それエンキ・ビラルが背景デザインやる予定やった映画。
>>594 マイノリティーリポートをスピルバーグが映画化する噂出てからキューブリックが死んで「A.I」後継ぎで撮ってる間に、誰かが「クローン」公開してた。それから続いてる。
個人的にフィフスエレメントは最低の作品だ… 愛すべき駄作じゃなくて。あれ以来ベッソンは見限った。
俺もデュック・ベッソンは嫌いです。オシャレ受け狙い過ぎ。内容が無い映画バッカス。 デュックじゃなくて、ディック!ゴールデンマン楽しみです。その前に暗闇のスキャナーですね。
599 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/11/25(土) 09:33:19
暗闇のスキャナーは原作よんでないとさっぱりではないかと。
ブラッドマネー博士だけはもってないな。 創元で復刊分含めてほとんど持ってるつもりだけど。 「最後から二番目の真実」「シミュラクラ」なんてディックのナチスドイツ趣味と ガジェット趣味全開で最高に面白いんだが、あんま市場にでまわっていないのかな? NHK「映像の世紀20世紀」みるたびゴッドリーブ・フィッシャーのプロパガンダ歴史ドキュメンタリ思い出すな
>>599 来年やるらしい。「ネクスト」(原作ゴールデンマン)
>>600 では原作読んどきます。
ゴールデンマンの出演ニコラス・ケイジだって。主人公って美少年じゃ無かったっけ? 志村けんじゃ無かったと思うが?
監督はリー・タマホリ>ネクスト
原作タイトルじゃ無いから、主人公の体が金色じゃ無いんやと思う。美形でも無いなら、どういうオチになるんやろ?ニコラスが主人公だとしたらの話。
>>605 さすがに父親役だろ。
で、主人公はフルCGで大コケの予感。
映画は、"主人公の超能力者が世界を救うの救わないので苦悩する物語"、 らしいから完全想起なみに原作とは別物になると思うよ。
偶然世界がアニメになっててワロタ
>>608 偶然世界アニメ化てマジバナ?何時ですか?日本製?
610 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/12/01(金) 22:09:37
俺の持ってる「暗闇のスキャナー」が乱丁であることに 今日気付いた
気のせいだ
612 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/12/01(金) 22:32:51
320ページの次が289ページだった でもなんか今まで気づかなかった
装丁を良く確かめた方がいいよ。 なにかの皮だったりしない?
>>613 フォークト=カンプフ検査で針が最高まで振れました
615 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/12/02(土) 00:38:45
つうかヤフオクで売ったりしないようにここに記す
1->321ページ / 289->320ページ / 353->394ページ という状態のを
ずっと読んでいたらしい
暇だったらこの順番で読んで欲しい
そして俺は今から正規品?をamazonで買って読む
>>613 全裸で宇宙船が助けにきてくれるのを待てと?
俺の持ってるジーターにも乱丁があったな・・・
>>614 心配ない。顕微鏡で見たらロット番号入りだから。
>>615 そして喰われるわけだな。
「私の目を見て撃てますか?」
「撃てるとも」
「うん、この肉は実にうまい」
蛆見重く横たわる
「ウーブ身重く横たわる」てグリム童話や日本昔話っぽくて好き。「クッキーおばさん」や「レダと白鳥」も好き。作品の幅広いよね。
ウーブ、大森訳が読みづらくてしゃあないんだけど 他の訳で出てますか?
「それなりの報酬をたっぷり支払」ったり(どっちやねん) ワブ(ウーブ)が「小山のように転が」ったりする (普通小山は転がらないので比喩になってない)訳ならあります
>621 ありがとうございます。お断りです。 でもシニカルな一人称の話の中なら「それなりの報酬をたっぷり支払」うって言い方も素敵だね。 浅倉御大あたりが生きているうちに訳してくれないかな。 ってその迷訳が浅倉さんだったらどうしよう。
引用間違ってる〜(汗) 正確には 「それなりの報酬はたっぷりはずんでいるぞ」 でした。ちなみに訳者はSFM誌上で 「二度とSFの翻訳に関らないで欲しい」(←空覚え) と言われた位凄い人です(もちろん浅倉先生ではない)
ああそれは…素敵じゃないな。 それなりの報酬はたっぷりはずんでいるぞ!> (`・ω・´)
それなりの翻訳料はたっぷりはずんでいるぞ! って編集に言われて、ちょっとモチベーションが下がってたのかもだ。 ところで、報酬はそれなりにたっぷりはずんでいるぞ! だったら一応意味通るかな?どうかな?
(質的に)それなりの報酬を(量的に)たっぷりってことでは うまい棒1年分とか
1日1本だとして3,650円…やっすいな!
ルーグがよくわかんない ゴミ処理の人をイヌがルーグと叫んでる だれかどういうことか説明してくれ
629 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/12/05(火) 06:12:32
毎週金曜に来るのは、ゴミ回収の人間じゃ無い。それを知っているのは犬(ボリス)だけなのです。 ルーグ(非人間)はゴミ箱を人間が毎週金曜に食べ物を御供えする奉納壺と勝手に思っている。ボリスが「ルーグが来た!」と訴えているのに、人はその事に気付いていない。 ファンタジーとも採れるオモロイ作品。
なるほどちょっと怖いね
ルーグも人間も、お互い勘違いしてるのが笑える。 落ちの怖さがディック作品の良い所。
恐る恐るもう一個聞いていいすかね パーキーパットの日々の最後あたり 人形が妊娠してると聞いて皆が青ざめるあたりが良くわからなかった どのが肝なのかいまいち あと傑作集2,3,4がもう入手できないようで、悲しい
大人も発達障害みたいな社会になっちゃってるから 子供が性の事をはじめて知ったようなショックじゃないかな? あ、この人形ちちくりあってるんだみたいな。 ごめん手元に本が無いから適当w
634 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/12/05(火) 17:20:35
>632 傑作集は結構出回ってるで。古本屋巡りすれば見付かるでしょう。 パーキー・パットの日々は十年前に読んで、落ちを忘れたから、又読んでみる。確か、投下救命物資で大人が人形遊びして現実逃避する話しやったっけ?逆に子供が逞しく生きてる世界。
あれは、未来のない火星で、絶望した人々が子供を作ることを心理的に 抑圧してるって意味だと思ってた。 ずっと現実逃避してきたんだけど、何かのきっかけで変化が起ころうとしてる。 でも火星の経済的社会的状況が変わったのかどうかは描かれていないんだよな。 主流SFだったらそこでテラフォーミングだとか独立戦争だとかに行くんだろうけど、 あくまでも小市民の狭い世界の中で読者にも一緒に閉塞感を味あわせるところが ディックらしいと。 …どうかな?
なんだっけ、相手のコロニーと対戦したときに、相手の人形が妊娠してるとか聞いて 心理的パニックに陥るんだよな。あそこらへんの描写は今も覚えてる。 相手側コロニーの人形セットの名前は忘れちまったが。
637 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/12/05(火) 19:57:59
舞台は戦争後のカリフォルニア。水爆から逃れた人達が地下で暮らす世界。 定期的に火星人が物資を投下するが、有り余る食料物資に興味無く、機械物資をパーキーパットゲーム(バービー+モノポリー)の家具に作り替え、昔を思い、遊ぶ。と言うか擬似生活している。 最後はゲームから人生を学び成長しなければいけない。と言うメッセージ。 ニートがネットゲームをしてるのと似てる。「ニーティー・ネットの日々」
ねんがんの こにー・こんぱにおん をてにいれたぞ
→ころしてでもうばいとる
>>638 > ねんがんの こにー・こんぱにおん をてにいれたぞ
それは、木製でグラマーで妊娠しているのかい?
君は既婚者かい?
コニーに習って、子を沢山こさえて下さい。
ストップ!少子化。
そう かんけいないね
なにをするきさまらー
パーキー・パットやマーサーの黒い箱の様に無機的な物からでも本質的に学び取る事ができると、ディックは訴えてると思う。自身が書くSF小説の様に。
単に人形遊びが好きなだけじゃないか?
645 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/12/07(木) 16:36:12
>>644 > 単に人形遊びが好きなだけじゃないか?
君はファン歴浅いか、若い高校生だね。
ディック作品の小道具にはちゃんと意味がある。娯楽SF小説じゃ無いから。
はい、スルーで。
押井守が「イノセンス」においてその人形愛性癖を臆面もなく吐露し、 愛好者たちの密やかな安息が無遠慮な世間の目に晒される、と思いきや たいした話題にもならず立ち消えになってしまったことももはや時事ネタ の時期をとうに過ぎた昨今だが、思えばP・K・ディックこそこの分野に 於いてもひとつの大きな存在であったのではないだろうか。 パーキイ・パット、シミュラクラ、電気蟻、レプリカント…本物と偽者、 人間性という作者が自ら語ったテーマを超えて、そこに単なる人形への 偏愛を見て取ることは出来ないだろうか。
子供は人形遊びから、母性を学び育つ。 本物であっても偽物であっても、それに対する思いの本質は変わらない。 物を大事にしない人は、人間も大事にしない。 見た目が同じ双子でも、性格が違う。 有機と無機、本物と偽物、関係無く。本質が大切だとディック作品は言ってる様に思う。
>647 はいはいワロスワロス
>>649 君も早朝から大変だな。
ところで今朝の新聞配達の仕事は終ったのかね?
ああ、私とした事がとんだミスを犯してしまった。 この時間だと夕刊の配達だったな、スマンスマン ちなみに私は新聞など取らぬので相容れぬ間柄なんだろうな、君のような輩とは。
変な連中が湧いてるな…… お前ら、そんなのどうでも良いからディックの話題書け、ディックの。
653 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/12/09(土) 21:56:47
最近ディックに嵌りそうです。しかし「アンドロイド〜」でマーサーがイジドアと主人公 の目の前に出てくるよね。アレは幻想なのかな?君らの考えを教えてくれ。 いやそれにしてもディックは可愛らしいユーモアがあって好きだ。
墓穴世界やったっけ? 確かにあの辺が、リアルなのかバーチャルなのか解らん。 流れでラストに偽蛙拾って帰るから、「電気羊」のマーサーは実在する設定なんでは?最終的に偽物でも本物でも良いのだから。
「スキャナー・ダークリー」観に行こうかどうか今から迷ってる
俺も行こうかどうか迷ってる。 一人で観る映画ではあるが、独り身で映画館に行くことが辛いわい
俺はDVD出るまで楽しみに待つ事にした。 その間に原作読もうか迷ってる。
>>657 公式でアナウンスされてる映画館でしかやらないの?今後追加無し?
静岡人だから東京か名古屋。名古屋の方が敷居が低いんだけど、名古屋の方は
HPにこの映画の名前が出てないよね。
忙しいこともあり、オレもDVD化待ちに落ち着きそう。
オレの能力だと原作を読んでおいて正解だったな。筋らしき筋がなく、設定だけ
で流れてく感じじゃん。その予備知識が無いと、変に物語についていこうとして
玉砕必至。
オレも静岡人だが、名古屋の方が電車代かからね?
俺は大阪なんですが、映画館で観るより、家で気楽にじっくり観たいタイプです。 だから、DVD購入待ち組です。
>>656 誰かといくとおわった後相手にイヤな顔される事はまちがいない
ディック作品の映画化って、彼女と観る様なんじゃ無いから、独りで観た方が良いとも言える。
ディックの映画化された作品って、スティーブンキングの映画化作品より内容が高度に歪曲されるので 贋作が何かわからなくなるところが鬱だ。
歪曲ってゆうか映画と原作は別物だと思う
たしかに原作に忠実すぎても、それはそれで面白みがない
トータルリコールは原作とぜんぜん違うけど 最後に火星人は本当にいたという設定はある意味ディック的
スクリーマーズはラスト以外はすごく好きだけど、クローンはかなりいただけない
スクリーマーズの落ちは結構好き。 クローンの最後の爆発って惑星規模じゃ無いんかな?
映画が原作からどんどんかけ離れたものになっていく状況自体が ディック的だよな。
ホラー映画に一家言あるスティーブン・キングが自ら監督した映画が 「地獄のデビルトラック」という糞映画だったように ディックの理想とする自作品のSF映画の理想は、相当酷いものだったのかも知れない なんせ無造作にレーザー光線とか、おもしろ星人が出てくる世界観だからな
>629 なるほどそういう解釈もあるんだね。 普通のゴミ回収の人が犬の視点からだと不気味な化け物に見える って話かと思っていたけど、そっちの方が面白いね。
>>670 >なんせ無造作にレーザー光線とか、おもしろ星人が出てくる世界観だからな
まぁ、今流行のライトノベルの原点な人だからな、ディックは(笑
ラノベwww
>>671 > 普通のゴミ回収の人が犬の視点からだと不気味な化け物に見える
> って話かと思っていたけど、そっちの方が面白いね。
俺も始め読みだしは、そう思った。
しかし、普通のゴミ回収の人は落とした卵の殻を拾って食べない。
>>672 今の日本にディックが居て執筆していたら、どんな感じになるんだろう?
やっぱしラノベなんだろうかw
全く萌えないうえに孤独感と電波がバリバリで構成の狂ったラノベを大量生産 肝心の萌えイラスト担当は、なぜか花輪和一 ヲタク読者からは総スカン、極貧生活、なぜかフランスで大人気
いや待て! レプリカント萌え〜のアキバのカリスマかも知れんぞ。 「電気羊兵器ミーナ」とか「火星のプリンセス パーマ☆エルドリっち」とかw。
「たいタン☆のゲームぷれいやー」とか「ざっぷタン」とかか
ぱ〜きぃちゃんとぱっとちゃんの日常、も悪くない。
>>676 >なぜかフランスで大人気
元ネタあるの?あるなら是非教えて下さいな。興味ありあり。
>>680 >
>>676 > >なぜかフランスで大人気
> 元ネタあるの?あるなら是非教えて下さいな。興味ありあり。
「ヴァリス」がオペラ劇になったり、「戦争が終り、世界の終りが始まった」はフランスで「バルジョーでいこう!」として映画化。
あとイギリスでも人気あるらしい。
フランスのバンド・デシネ漫画家であり映画監督のエンキ・ビラルは、ディックの影響が大きい作家やと思う。
684 :
676 :2006/12/15(金) 19:53:10
>>681 ほほう面白い情報Thx!!
後は自分で調べてみるね。
豪華なディック全集も確かフランスしか出て無いんだっけ
何故かディックはフランスで人気があったって話だね ポーランドのレムもディックを褒めてたけど
設定そのものは無駄に壮大だったりデタラメだったりするけど どの作品も結果的に人間存在の不確定性に行き着いてしまう哲学っぽさが ヨーロッパ的でインテリ層に受けるんだろう
688 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/12/16(土) 17:45:59
1977年か78年ごろの月刊プレイボーイ日本版にデックのインタブー記事が載って まして、その中で彼は今日本人のガールフレンドがいるんだよ、 なんてことを言ってたように思うんですが、はっきりしません。 知ってる人いませんかね?
ディックの妄想
カリフォルニアには日本人が多数住んでるので、不思議ではないです。 俺の親戚もサクラメント在住です。
>>668 惑星規模の爆発できるんたら、わざわざ爆弾を技術者の姿にして新兵器の
開発工場に潜入させる意味がないような気がする。
アルファケンタウリって、何処?!。
ピンク色の光線を辿っていけばあるよ
…休憩2時間3000円、と書いてあるピンク色の宇宙船に辿りつきました。
696 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/12/23(土) 00:59:44
アンドロを読んでケツの穴が崩壊しました・・・ ディック処女だったこともその要因でしょう・・・ つぎに何を読めば逝けますか?
>696 『ユービック』は最初の1ページ目でまず逝ける。というか思わず唸る。 『流れよわが涙、と警官は言った』『暗闇のスキャナー』『火星のタイムスリップ』 は私の三大「結末でボロ泣き」作。電気羊で逝けたなら絶対逝ける。 火星〜は他にあげた作品に比べると佳作ではあるし、現代医療からすると かなり大間違いな部分もあるけれど、ソレはソレとして個人的に好きなのでオシシメ。 ちなみに暗闇の〜は山形訳。浅倉御大訳で読みたいなら『スキャナー・ダークリー』で。 『パーマー・エルドリッチの三つの聖痕』『虚空の眼』『高い城の男』も 続けてお勧めしたい。どうでもいいけど虚空の眼の文庫表紙は蓮コラ並に気持ち悪い。
698 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/12/23(土) 02:11:43
>>697 だけど、虚空の眼 アマゾンで見ただけでも鳥肌状態で、
まともに見たら全身穴だらけになって気絶しそうです・・・
購入は一番最後・・・もし購入しても即、表紙を破壊します。
サンクス・・・
>698 表紙は”レダのアレルギー” 藤野一友の名画だぞ・・・大事に汁
サンリオの虚空の眼の表紙はカコイイけどな
ディック短編ベスト10を突然書いてみる。 1、父祖の信仰 2、変種第二号 3、にせもの 4、変数人間 5、不屈のカエル 6、おお、ブローベルとなりて 7、かけがえのない構造物 8、安定社会 9、こんな目はごめんだ 10、ベニーセモリがいなかったら
>701 グッドチョイス! ディックの良さは短編に有り。 長編は短編を上手く繋ぎ合わせた物。 長編に無い発想が短編に有る。 長編に有る発想は短編にも有る。
>>701 1だけ覚えがないなぁ。多分持ってる本の中に入ってるんだと思うけど。
>>703 「時間飛行士のささやかな贈り物」に収録されてる。
「フォスター、お前、死んでるところだぞ」とか「ゴールデン・マン」あたりはどうよ。 冷戦が終わっちゃうと「フォスター」なんかはやっぱりつらいかな。
凍った旅は読んだ記憶がないな。どの本に入ってるの? シビュラはまだ未読だから、それに入ってて面白いなら、ベニーセモリが落選かも。
凍った旅は新潮文庫(!)で出てた『悪夢機械』って短編集にしか入ってないのよ。 当たり前のように絶版になってるから中古を探すしかないんだけど…… これが普通の本屋で買って読めないのは非常に非常に残念。 誰かなんとかしろ〜〜〜 悪夢機械は中古でも、価格は高騰してるわけじゃないんで 割と簡単に手に入るはず。
悪夢機械、模造記憶、永久戦争と表紙がギーガーなんが余り良くない。 イメージと合って無い。 ギーガー嫌いや無いけど。
模造記憶と永久戦争は読んでるんだが、悪夢機械は読んでないな。 こんど、チェックか。
「出口はどこかへの入り口」ってタイトルはいいな
ディックって、あんまり古本屋で見かけないな。 クラークなんかうじゃうじゃあるのに。
そもそもSF系の古本を充実してる古書店が少なくなってるしな
サンリオSF文庫も無くなってから20年か・・・
20年ぶりに「火星のタイムスリップ」が読みたいな。 あれが一番好き。
変種第二号は最高だよね たまんないよ
718 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2007/01/09(火) 07:41:36
うへぇ、三月にカリホリニアに行くことになりました。 ジャニスジョップリンが死んだホテルの同じ部屋予約しますた。 あとデックが住んでいたサンタアナにもいってきます。 太陽燦々と降り注ぐカリホリニアで 加州大飯店を聞きながらデックを 堪能できるなんてもう芯でもいいよ。
そのデックってのはワザとか、そのデックってのは。
テスト
バークレーにも行ってこい。
>>718 俺が今Rancho Palos Verdesに住んでるよ
どっかで逢うかもな
>>688 どういう意味のガールフレンドかはワカンネけど
ポール・ウィリアムズの前の奥さんのことじゃネーノ?
なにしろミュージシャンだし…
マイノリティ・リポートを買った。 短編集を集めようと思うけど、絶版じゃないよね?
パーキーパットの日々以外の短編集は絶版みたいだよ
ブックオフを足で回れば揃うんじゃないか? それにしてもディックですら絶版とは・・・ハヤカワしっかりしてくれ
>>726 マジかよ Ω ΩΩΩ ナ、ナンダッテー!
>>727 ド田舎にブコフなんてないぜ! ふっ…
じゃあネット古書店かオークションだなあ…割高になるだろうけど 確実に手に入れたいんだったら、やっぱり…
ネットで購入の件で思い出したが、 彩雲国物語全巻をアマゾンの古本で同じ出品者から買った。 1冊50円から200円で。 そしたら、1冊ごとに送料と手数料を取られて、7000円近くした。 書店で新品買った方が安かった。 アマゾン氏ね!
>>730 まとめ買い指定とか出来ないの?
それとそれはAmazonに苦情言うべきだよ。
あまり知られていないが苦情相談はここにどうぞ
Amazon.co.jp カスタマーサービス
フリーダイヤル;0120-999-373
携帯電話から; 011-330-3000
出品者1件1品に送料+手数料金がかかるよ。 本の送料+手数料金が340円 同じ出品者から合わせて2品買っても本代+680円ということ。
733 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2007/02/28(水) 07:29:47
ディックって今読むと軽いというか、ライトノベルみたいn 重厚さが皆無なんだよね そんなところが最近欧米でディックの評価が下がりまくってる原因なのでしょうね
いや、ディックは面白い。読んでいて面白かった記憶しかない。
ギブスン読んだらディックなんて馬鹿馬鹿しくて読めなくなる 古臭い化石 退屈 マンネリ それがディック作品
まったくベトチンな書き込みだ
ギブ寸はサイバースペースなんかイメージできんかった。 ディックはトリップ体験とかイメージしやすかった。 圧倒されるね。
キブスンはあの描写力があったからあんなに評価されたんでしょ 電脳空間をあんなに上手く描写出来るのはギブスンくらい
ギブスンって誰?
電脳空間というアイデアを用いただけでしょう。 それが革命的であって描写力はなかったよ。 電脳空間についての記述は既存のSFと似たようなものだったし。
>>739 Guglecas つ[ウィリアム・ギブスン]
当時未発売だったMacintoshの宣伝広告を見て、 サイバースペースの描写を作っていったらしいね。 自分も、初めてMacのGUIを操作したときには、窓の向こうに仮想の 世界があってMacはそれにアクセスする機械だ。みたいな感じを受け たものだった。 現在、Windowsアプリの操作を説明するときに、サイバースペースの 例えが使われることが無いのは何でだろう?とよく考える。
たぶんサイバースペースを出すと敷居が高く感じちゃうんじゃないかな。 誰でも簡単に、機械操作が苦手なあなたにもやさしく。 銀星倶楽部のディック特集を探しているんですが、 古書店の相場ってどれくらいの値段が付いてるんですか。 なかなか見つからないです。
そもそもディックとギブスンを同列に語っちゃうあたりがなんともかんとも。 ヘンドリックスとクラプトン、どっちがギター上手いなんて言ってるようなもんだ。 片方死んでるし。
>743 都下の古書店では700円くらいで売ってるが・・・。 しかも数年誰の手も触れた形跡がないww
>744 禿同 >745 ありがとうございました。 忙しくてネット古書店ばかりを見てました。 巡ってきます。
ギブスンが開拓者で、スターリングがそれを昇華させたと思ふ。 そもそもギブスンとディックは小分類が違うと思う。
ギブスン=ニルヴァーナ ディック=キンクス
わかりやすくふたご姫で例えてくれ
ギブスン=チャオズ ディック=テンシンハン
ディックって毛沢東に心酔してた脳ミソふやけたオッサンだろ?w
>>751 マジレスするが、ソースは?
典型的なバークレーの左翼だったとか、覚醒剤を使っていたとかは自分で言っていたけど、
毛沢東主義だと分かる記述か記録があるの?
753 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2007/03/06(火) 06:29:13
毛沢東が死んだとき愛人に泣きながら電話したってのは有名なエピソードだが
>>753 知らなかった。
もともとの東洋思想への傾倒を考えると、いろいろな左翼思想の中から
毛沢東主義を選んだというのも全く理解出来ないことでもないのか。
756 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2007/03/07(水) 07:11:59
>>753 愛人じゃなくて本人は女友だちと言っているけど
まあ毛沢東に相当心酔してたのは確かなようだね
757 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2007/03/14(水) 20:50:09
ヒストリーチャンネルでシェルター特集みたいな番組見てたんだが 「フォスター、お前、死んでるところだぞ」ってネタでもなんでもなくて、マジな話だったんだな… 「核爆弾が落ちたとき人々が最も恐れたのは、シェルターを求めて押し寄せる近隣住民でした」っておい…
ディック作品の内容について質問があるんだが、ここじゃ場違い?
いいんじゃねーの
「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」で主人公のリックがレイチェル・ローゼンにカンプフ検査をする件で ネクサス6型を検査しなくても検査法に問題がある、とリックに思わせてアンドロイド狩りを形式上すませるよう取引を持ちかけたんだが この取引って、「自社製品の保護」というより「脱走した6体の保護」っていう認識で良いのかな?
ディッシュ=ナッパ
762 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2007/03/15(木) 20:44:14
「最後から二番目の真実」が創元から新訳で出るらしいね。 読みたかったんだけど、古本屋とネットせどりに貢ぐのがいやで待ってたんだよ…
サンリオ版はなぜか表紙が好きだ。
翻訳ソフトを使ってから修正したような訳文だった>サンリオ版
『匂いをかがれるかぐや姫』を先取りだね
「最後から二番目の真実」はヴァーノン・ジンマーマンから 映画化したいって話があったんだけど流れた
ピンクの光がっ! ピンクの光がっっっっ!
>>735 ヤクやってトリップできるかお利口さんかの違いでは?
イギリス人とアメリカ人の違いも。
ディックの長編で一番好きなのは「火星のタイムスリップ」次がパーマー・エルドリッチかなあ。
あんまりこの話題出てないんじゃないか?
俺的にはヤクやって幻視して現実がファシスト管理社会だと重ね合わせる絶望感がディック。
楽観論なのがギブスン
まあトータル・リコールはそんな要素は一つもないハリウッド映画になってしまったわけだが。
短篇ではFather thingかな。
だから明らかにラリッってなくて書いた「高い城の男」ははっきり言って良くないんだが。 連投スマソ
あ、すまん。ギブスン → スターリング ギブスンは糞。 間違えるとは 吊ってくるorz
言ってることが訳判らんぞ 遠慮なく吊っとけww
スターリングはギブスンの二番煎じなのは重々わかってるんだが、話しの面白さで引き込まれた。
いやスターリングの方が明らかに(Ry
>>743 買うなら2刷を買いなさい
初版の誤植がかなり直ってるので
短編集を11冊買って読んでるけど、私と相性がいいようです。 長編は1冊も持っていないのですが、お奨めがあったら教えてください
11冊も短編買って長編は一冊も手を出してないってどういうことだよw まあ無難に「ユービック」「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」とかの 中期の有名作品を読んでればいいんじゃないかな。 短編から入ったなら後期作品は却ってきついかもしれないし。
>>776 読書スピードが非常に遅いこと、細切れ時間を利用したいという理由で短編を選んだのですよ。
アドバイスありがたう!
「流れよ我が涙、と警官は言った」もすすめたい。
お勧めを始めると切りがないのがディックの長編。 多作な作家。 文庫本のカバー裏では、中期の傑作、初期の傑作、後記の傑作みたいな言われ方があるね。 たぶん『高い城の男』が中期の幕開けで出世作。それより前が初期。 『暗闇のスキャナー』以降は確実に後期とされる。 『流れよ我が涙、と警官は言った』は、もし後期だとすれば、後期唯一のお勧め作品。 中期なら、中期の最後を飾る傑作と言える。 小説としておもしろいのは中期で、初期と後期のものは、ディック自体が興味の対象になった人向き。
短編の方が読みやすいよ。 「ユービック」なんかになったら正直どうも…。
781 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2007/04/10(火) 13:02:25
逆まわりの世界再読開始。 なんだかんだいってハヤカワはまず面白そうなもの版権総浚いしてるね
ハヤカワが「宇宙の眼」を文庫化しないで版権を捨てちゃったのが謎
謎といえばサンリオ文庫のブラッドマネー博士の 例のアノ部分のアノ翻訳がノーチェックで単行本化されてたことのほうが不思議。
ディックの短編集を読んでるんだけど、背景に戦争が絡んでるのが多いな。 あと、駄作っていうか、世にも奇妙な未満の作品も多い気がします。 ちなみに読んだ本は ディック傑作集1 : パーキーパットの日々 ディック傑作集2 : 時間飛行士へのささやかな贈り物 ディック傑作集3 : ゴールデン・マン ディック傑作集4 : まだ人間じゃない ディック作品集 : マイノリティ・リポート ディック幻想短編集 : 地図にない町 買ったけど、まだ読んでない本は ディック作品集 : シビュラの目 ディック短編集 : 人間狩り 悪夢機械 模造記憶 永久戦争 ウォー・ゲーム 宇宙の操り人形 これで、コンプリートだな。 アシモフの「コンプリート・ロボット」みたいに1冊にまとめてくれると嬉しいんだが…
785 :
784 :2007/04/12(木) 12:36:26
ディック中短編集 : ウォー・ヴェテラン も持っていたぜ。
>>784 一番下だけ持ってないよぉ。読みたいな。
ブラッドマネー博士を訳した人のブログのタイトルは「最後から二番目の真実」
>>786 アマゾンの中古で買えよ!
まぁ、欲しい本を買う金が惜しいとかいう貧乏人かケチなら
うちに来い!読ませてやる!
菓子をもってこいよ。
>788 お前いいやつだなマジで。 戻ってこないかも、っていうのが心配でサンリオSFを人に貸せない自分をちょっと恥じた・・・。
>>784 >これで、コンプリートだな。
集英社ワールドSF版の「人間狩り」にしか入ってない短編とかもあるからな。
がんがれ。
翻訳されたが短編集や研究本に入ってない短編 非O ラウタヴァーラの場合
793 :
791 :2007/04/14(土) 00:23:27
r〜〜〜〜〜 __ _ノ うっうっうっ・・・ /__ `ヽ_ ⌒ヽ〜〜〜〜〜 |〈___ノf レ1( ,L| しL.し'゙" "` "′
スキャナーダークリーのDVDの特典映像にディック本人が出てた。 日本版にも字幕付きで入っててほしい。
796 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2007/04/15(日) 12:04:05
逆周りの世界読了。うーん・・・何だこれは。 新興宗教ネタでカバーしているが、やはり「キリストに匹敵する教祖の復活」ではなく 「IF キリストが現代に復活したら」ってネタ話なんだろうな。 「復活」という聖書のネタから、時間逆行話を思いつき、そこに 現代人の痴話話を導入して何らかの宇宙的意味を見出していく。 なるほど、こりゃのちにVALISを書きそうな男だと思った
おれ『逆回りの世界』が一番好きだな。
「3枚のお札」みたいな話があったろ。 2年間働かされた間の記憶を消されて、ガラクタもらって放り出される奴。 あれを気に入っている
>>798 > 「3枚のお札」みたいな話があったろ。
ものすげー飛躍しているようで、実は的確な表現ワロタ。
800 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2007/04/17(火) 14:38:38
短編集って結構かぶってるのがあるから困る
「逆回りの世界」は短編の方が好きだ。 まあワンアイディアのSFなんだけど。
「報酬」ってすごく好きな話なんだけど、映画になったらしょーもない話に なってしまったな。(まあ、監督がアレではしょうがないか) ゴールデンマンも映画化するらしいが、ああいったロジックな話はすごく頭いい人か すごく感覚的な人かのどちらかに作って欲しいな。
803 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2007/04/19(木) 18:17:53
版権管理がうやむやで、だからハリウッドにやたら映画化されるって本当?
>>803 そのカオスっぷりもディックらしいといえばらしいが。
遺産の管理ってどうなってんだろうね 亡くなった時はテッサとも別れて独り身だったしな アンは「私と暮らしていた時がもっともクリエイティブだったし 傑作も多い」と自慢してたらしいが
ゴールデンマン映画化にちょっとだけ期待。 今までのディック原作映画では、主人公がヒーローだったり マッチョだったりでディックらしくないのが多かったので、 ちゃんと主人公がショボくれている始めてのディック映画に なるんじゃないかと。 ま、それをゴールデンマン原作でやっちゃうのはアレだとしても。
807 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2007/04/22(日) 02:06:36
「ゴールデンマン」ってハリウッドの手にかかるとミッションインポッシブルに なりそうな予感。つーか悪寒。 主人公がコミュニケーション不可レベルの知的薄弱というのはまずいんではないか。
>>807 > 主人公がコミュニケーション不可レベルの知的薄弱というのはまずいんではないか。
まあ、それはないでしょ。知的薄弱→孤高という置き換え描写しまくりで、元のテイスト
がどれくらい違ってくるかが見物だな。
邦題はぜひ『金玉男』で
ワロタw
811 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2007/04/22(日) 16:25:08
「ゴールデンマン」って繁殖力が高くてしかも女にとって魅力的すぎるから 施設から逃げられてもう絶望的だってなオチだっけ?
>>809 意味も内容もぴったりだな。
ドタバタやってた頃の筒井康隆かパロディモードの小松左京が書きそうな感じ。
814 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2007/04/25(水) 17:14:26
「ペイチェック」ってあの作品を映画化するという着眼は良かったのに、脚本と 監督(ハトと無限二丁拳銃突きつけあうあの方)が最悪でしたな。 個人的には「超能力世界」をスピルバーグあたりに作ってほしい。 もしくは「人間らしさ」をアッバス・キアロスタミに。
パーキーパッドを今川泰宏に
スキャナーダークリーを原作通りに 上映時間は3時間以上になってもかまわない
やっぱり「スキャナーダークリー」より「暗闇のスキャナー」の方がしっくりくるな。 映画化すると題名がショボく(大衆受け用に)改変されるのが困る。 まあ「ブレラン」は全く別物で完成されてるので良し。
では「太陽クイズ」の映画化希望
test
"NEXT"の予告見た。 「60セカンズ2」?
823 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2007/05/02(水) 10:46:50
「人間らしさ」とか「まだ人間じゃない」はトワイライトゾーンの一篇になりそうだな。
ジョアナ・ラスが大激怒した「まだ人間じゃない」
826 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2007/05/06(日) 03:03:45
スクリーマーズの原作は何?
変種第2号
人間狩り
829 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2007/05/13(日) 23:04:57
両方か
最後から二番目の真実GET
831 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2007/05/24(木) 18:27:59
>>830 サンリオ版より読みやすいのは何故だろう?
でも370ページで\1,000超とか宋元ちゃんはちくまかっ! …買ったけど。
833 :
ディック初心者 :2007/05/25(金) 17:14:22
ディック作品の 王道ベストワン 色物ベストワン 個人的ベストワン を教えてください みなさん
834 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2007/05/25(金) 18:23:48
ちなみに、ディックってどういう意味?
刑事とかチンポとか
>833 アンドロイドは電気羊の夢を見るか? スキャナー・ダークリー 流れよ我が涙、と警官は言った
837 :
ディック初心者 :2007/05/25(金) 20:12:35
参考になります!
・フィリップ→ホースラヴァー
はわかるけど
・ディック→ファット
はどうしてだっけ?
>>834 見てふと疑問に思った。
>>833 ・時は乱れて
・ユービック
・暗闇のスキャナー
839 :
836 :2007/05/25(金) 23:28:08
あっ、ユービック忘れてた。捨て難い。 ファーストネームだとリチャードの古いニックネームなんだっけ?<ディック
王道ベストワン:アンドロ羊 色物ベストワン:パーマー・エルドリッジの三つの聖痕 個人的ベストワン:ユービック
841 :
ディック初心者 :2007/05/26(土) 11:53:10
やっぱりユービックは人気なんですね
王道ベストワン:アンドロイドは電気羊の夢を見るか? 色物ベストワン:ヴァリス 個人的ベストワン:スキャナーダークリー(暗闇のスキャナー) 3作だけだとどうしても被りますな。
王道:アンドロ羊 色物:万物賦活法(「地図にない町」収録) 個人:流れよわが涙
>>842 自分も全く同じなのでちょっと変えてみる。
王道ベストワン:アンドロイドは電気羊の夢を見るか?
個人的ベストワン:スキャナーダークリー(暗闇のスキャナー)
思い入れベストワン:去年を待ちながら
去年を待ちながらは、15年位前パッカーだった頃、読む本なくて繰り返し読んだ。
表紙を見るだけで廻った国のことをいろいろ思い出す。
ストーリーの整合性は合ってないように思うけど、佳品だと思う。
王道:アンドロ羊 色物:ニックとグリマング 個人:流れよ我が涙 短編だと 王道:変種第二号 色物:この卑しき地上に 個人:傍観者
846 :
ディック初心者 :2007/05/27(日) 00:26:44
あ、なるほど 長編と短編でわけての三種ベストワンも知りたいですね
羊って、そんなにいいんですか? 映画は見たけど…、原作は違う?
違う
王道:ユービック 色物:戦争が終わり、世界の終わりが始まった 個人ベスト:銀河の壺直し 宗教:ヴァリス4部作 インタビュー:ラスト・テスタメント ディック翻訳者ベスト テレヴィ大瀧 ディック翻訳者ワースト 飯田隆昭 ディック翻訳者超論外 仁賀克雄
850 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2007/05/27(日) 12:15:42
朝倉先生の地位は?
王道ベストワン:火星のタイムスリップ 色物ベストワン:サンリオ版ヴァリスのカバーの内容紹介 個人的ベストワン: 流れよ我が涙と(ry 思い入れベストワン:暗闇のスキャナー
読みもしないくせに情報だけは集めたがるんだね
853 :
ディック初心者 :2007/05/27(日) 14:45:22
あの、一応 「羊」「マイリポ」だけはすでに読んでいます 次は何を読もうか迷ってまして コアなファンの人達の評価を参考にしたいなと思った次第です ちなみに、『暗闇のスキャナー』はだいぶ前に買ってあったので これから読むことにしました。 ご気分を悪くされたのでしたら申し訳ありません。
いちいち他人にアドバイスを求めるやつが嫌いな人なんだろう。 個人的には自分の直感を信じて選んでほしいが。 …俺は、多分合わないだろうという自分の直感を信じて これまでノータッチだったイーガンをついに買ってしまったよ。
浅倉御大ってまだ御存命だよね?
ユービックってしかし売ってないよね…?
>>853 > あの、一応
> 「羊」「マイリポ」だけはすでに読んでいます
> 次は何を読もうか迷ってまして
短編集『ゴールデン・マン』のディック自身による「まえがき」良いよ。
ユービックよりもヴァリスがないよ……
>>855 うん。「SFが読みたい!2007」ではインタビューに答えてる
「最後から二番目の真実」買った。 戦闘ロボット「レディ」が「要員(レッディ)」になってた。 ついでに女みたいな喋り方も普通の喋り方に変更されてた。
862 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2007/05/31(木) 07:05:20
その辺の あんこう 捕まえてからかってるんだね
>>864 これ、盗まれたんだっけ?
行方不明になったってニュースを見たな。
ユービックが行方不明・・・部屋のどこかにはあるのだが・・・。
>>868 ヒント
鼻をつまんで、便器に飛び込め。
スキャナー・ダークリーのDVD購入して見た。俺がイメージしてたディックの世界に一番近い。 今までのディック映画の街並みはなんか綺麗過ぎて、リアリティーがなかった。ディック映画の中で一番良かったと思う。二番は意外とスクリーマーズ。
そんなスクリーマーズが福岡で現在放送されてます。
原書のdo android(ryを読んでるんだが無茶苦茶読みづらい。 日本語版と全然雰囲気が違う、英語わかる奴は是非読んでみろ。 いろんな意味で日本語に翻訳した奴すげぇと思った。
875 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2007/06/13(水) 15:20:47
スキャナーダークリー見たけど、今までのディック作品の中で一番 原作に忠実だし、原作の世界観やキャラも原作に忠実だった。 こんな原作に忠実な映画化も珍しい。 だいたい原作映画化って設定だけ頂いて別もんにするじゃん? しかしこれってディックファンしか楽しめないんじゃないかな?w 話も展開もマニアック過ぎるよw でも、あの哀しい終わり方は誰でも感動というか、ズシンとくるもんがあると思うが… あの終わり方見て、やっと原作に忠実な終わり方してるなと思ったな。 あの哀しく空しい空虚感に包まれるような、あのディック小説を読んだ後に感じる 読後感を見事に再現していたな。 人一人ではどうしようもない世の中のカラクリに翻弄される哀しさ空しさ感が表現 できていたな。
ディック作品の主人公て可哀想やな。自己犠牲やったり、だまされたり。 バッドエンドの様で、少ない可能性のハッピーエンド。上手く表現できんが、刹那い。 緊迫した状況でのジョークがアメリカ人らしくて好き。初めて小説で笑った。 ディックの小説世界はSFっぽく無い感じがする。小道具だけがSFで、風景は今と変わらん感じがしてた。 映画『スキャナー・ダークリー』は正にそれやった。実写なら今までの映画と変わらんかったと思う。アニメにして正解。 今年の『ネクスト』がどうなるか不安です。「ゴールデンマン」好きな作品やのに主人公がニコラス・刑事でガッカリです。 テリー・ギリアムの伝記映画に期待大。
いや、可哀想なのは作品の主人公だけじゃなくて ディック本人が…あ、いや、なんでもない。
「去年を待ちながら」の映画化希望
879 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2007/06/16(土) 11:27:43
「死の迷路」「虚空の眼」「逆まわりの世界」の映画化希望 リンクレーターが作って欲しい。
age
ユービック読んだが、結末がよくわからなかった。 ランシターは結局半生状態だったの? だとしたらジョーたちの世界にどうして干渉できたの? そして何故ジョーチップがマネーがランシターのポケットから出てきたの?
それにしてもユービックの映画化は無いのかな? 直筆脚本あるんやし、だいぶ前に噂もあったような?
「ユビキタス」って聞くたびに複雑な気分になる
>>884 あ、なるほど。
オレもなんか引っかかるものがあったけど、
理由が分った。
確か語源はどちらもラテン語の「ubique」だと思った。
887 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2007/06/26(火) 17:17:01
すまん、報酬の映画版のペイチェックってどうだった?監督がジョン・ウーだから不安なんだ
>>887 ディック作品の良さを殺した残念な映画。
最後から二番目のガブルガブル・・ガビッシュ
サンリオで復活して無いのあと何作品ある?創元社が版権持ってるんだよね?早川からはもう出ないのかね?
>>889 やっぱりそうか(笑)ありがとう。ディックっぽさが出せてる映画化作品ってどんなんがある?スクリーマーズとかはなかなか良かったと思うんだけど。
>>894 すでに見てたらすまんがスキャナー・ダークリーは今まで映画化された中でいちばんディックっぽさ出てると思う
前言ったが、スキャナーダークリーが一番。 スクリーマーズが二番(スクリーマーズの声や群れて基地から出て来るのが怖かったし、焼けるたり壊れたりするシーンがシュールで良かった)。 三番がブレードランナー(共感箱が出てきたら良かったかも、ラストの逃走は良かったと思う。蛙がレイチェルに代わっただけで意味してるのは同じやし)。 誰か『バルジョーでいこう』を観た人いる?感想たのみます。
897 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2007/06/27(水) 15:37:36
「クローン」も低予算ながら頑張っていたと思うし、好きだ。 サスペンス性も中々。 スクリーマーズと同じで最後を改変していたが、まぁ、ちょっと捻った ディック的な不条理さやら悲しみや切なさが表現されていたのでいいと思う。 世界観も冷たい感じとか、上流階級は空気汚染を防ぐドームで覆われている都市に住めるが、 下層階級はドームの外のボロボロに廃れた貧民外に住んでいるという構図もディック的でいい感じ。
898 :
784 :2007/06/29(金) 15:08:41
やっと短編集を全部読み終わったよ。 長編に挑戦しようと思い、電気羊を買った ( ゚∀゚) テヘッ
>>898 > やっと短編集を全部読み終わったよ。
ハヤカワ意外の短編を読んでなかったりして。念のため忠告。
>>784 の下を見ろ!
どうやらマヌケは見つかったようだぜ!
どこの出版社か忘れたが、SFオムニバスのは読んだのかな?一話だけなので、俺は立ち読みですましたけど。
>>895-7 ありがとう。スキャナー・ダークリーかぁ。気になりつつも見てないな…見てみるわ。スクリーマーズはお気に入りなんだよね。タイトルが良くないけど。クローンもタイトルが良くないよな。トータル・リコールはみなさん的にはどうスか?
>>902 シュワちゃんじゃなくて、ブルース・ウイリスなら良かったかも。原作を膨らましたストーリーでディック感は無いが、娯楽映画としては良い内容です。どちらかと言うと、漫画「コブラ」の方に似てる。
>>903 中学生の頃は夢中で見たけど、ヴァーホーベンとディックって凄い組み合わせだよね(笑)ただ最後まで夢か現実か分からない所はディック的なのかな
グローネンバーグが監督するって話もあったんだよね>トータルリコール それも見てみたかったな
クローネンバーグの「イグジステンズ」と「ビデオドローム」は「小さい黒い箱」共感箱に影響されたのかね。クローネンバーグが電気羊を映画化したらどうなってたかな?
「あなたをつくります」を読了したけど 読中10回くらい作者にツッコミを入れたくなった 何だこの展開は
「あなたをつくります」は未読だけど 「タイタンのゲームプレーヤー」を読みながら同じような 気持ちになったことはある。
909 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2007/07/04(水) 14:39:03
『NEXT』っていうニコラス・ケイジの映画が『ゴールデン・マン』が原案 なのだけれど驚きます。
電気羊を読んだ。 他にお奨めの長編をきぼんぬ!
全部読め
月並みだけど「ユービック」
『火星のタイムスリップ』は中期ディックの最高傑作だと思うんだが、映画化された電気羊の前にいまいち影が薄いな。
あれ?流れよ…は結構好評なんだなあ。読み終わって、 ええ?ってなって書評やなんかを調べてるんだけど… だいぶ前にアンドロ羊と暗闇のスキャナー読んで感動したし、 他のあんまり評価高くないのも読んでるけど、正直、流れよ… が一番ピンと来なかった…ギミックにもなんじゃそりゃ!ってなったし。 でも、これだけ評価高いとなると僕が何かおかしいのかも。 数年たったらもう一回読んでみようかな。
俺も流れよはあんまりピンと来なくて、もうちょっと歳くってから読み返そうと思いつつ何年も放置してるな。
流れよはサンリオ版の激シブの表紙が印象深い。 あの絵のおかげで作品自体の俺の中での評価も5割増しぐらいになってるかも。
遅ればせながら「スキャナー・ダークリー」をDVDで観た。 十数年前、原作を読み終わったときと全く同じ 気分を味わえた。傑作だと思う。 ただ 「面白いから観てみなよ!」と 人に勧められる映画でもないな。
>>917 こう言う作品が好きそうな人には奨める。
ディック的笑いが削られてなくて良かった。
テリー・ギリアムのディック伝記映画も期待大してる。ネクストはがっかりさせられると予想。
>>902 確かに、なんで『クローン』なんて邦題にしたのか謎。原題は原作と同じ "IMPOSTOR" (にせもの) なのに。公開当時って、クローン技術のネタがまだ熱かった時代だっけ? ……この話も、既出のような気がするな。
インポ☆スターじゃプロモーションしにくいだろ インポスター・スティングてレスラーも日本ではnWoスティングてなってたし
そっちかよw 最近の洋画はカタカナの邦題つけたがるから、「偽物」「偽者」「にせもの」なんかはダメだったのかな。
プライマルスクリームのevil heatってアルバムがかなり ディックっぽいんだが 発売されたとき話題になった? 曲名にスキャナーダークリーとかあるし
>>881 小説としての「気の利いた締め」という以上の意味があるとは思えない
他人の感想パクんなよw
たまたま古谷とかぶっただけだよw
『戦争が終り、世界の終りが始まった』って、このスレでは評判良くないのかな。 個人的には、『パーマーエルドリッチ』『火星のタイムスリップ』と並ぶ傑作だと思ってるんだが。
>>926 今はあまり出回っていない、ってのも話題にならない原因のような気が。
訳者で敬遠する人もいそうだし > ヒント:飯田
ハヤカワか創元、どっちかで文庫化してくれないかなぁ……。どうせなら新訳にしてくれるといいのに。『暗闇のスキャナー』のごとく。
「戦争が終り…」持ってるけど、SFでないし。やはりディックはSF作家として評価されてるからじゃないかな。良い作品やと思うけど。 誰も「バルジョーでいこう!」見た人いないの?感想聞きたい。
>>928 『バルジョーでいこう!』って日本向け DVD リリースされてたっけ?
確か存在しなかった気がする……。amazon.co.jp には本家版 VHS の中古しかないし(amazon.com にも VHS 中古しかない)。
日本での劇場公開は93年か。畜生。まだクソガキだった頃じゃないか。観にいきたかった。
「バルジョーでいこう!」は東京の映画館で単館上映だったはず。ビデオもあまり出回って無いし、だから見てる人も少ないため、余計に感想が聞きたい。
ブレランのDVDが売ってない件
ブレランを超えるSF映画!という売り文句な「トランスフォーマー」 に納得いかないw同列に語るのか…。
>>933 『ブレードランナー』は今のところSF映画の最高峰なんだから、
新しい映画のキャッチコピーに「超える」という語が使われることは
当然あるでしょう。
スペースオペラまで含めての最高峰なのかどうかは、微妙…とか言ってよいのか?
ここ映画スレや無いけど、映画「トランスフォーマー」は結構凄そうだ。ファンなんで観に行く。 「ブレードランナー」と競べるのはどうかと思う。 「トランスフォーマー」は娯楽SF映画。 「ブレードランナー」は本格SF映画。 本質が違う。
ぱ〜ま〜☆えるどりっちの外観をイメージできなくてキレそうだぜ
とりあえずチューGの売人どこですか?
かえれまくる
チューZだな
キャン-Dの売人でもいい、誰か見つけてくれ 俺はパーキー・パット人形遊びをしたいんだっ!
今更ながらスキャナーのDVDみた 特典のディックの映像観て吹いたw
ゆりしースレから来ました
>>941 ピーター・ニコルズが「ゆうべの性交は上首尾だったかね?」って言われたときも、あんな虚ろでゾッとするような表情だったのかなぁ……。内容もおなじみの陰謀説だったし。
彼はあの時、ホースラヴァー・ファットになっていたのだろうか。
SF冬の時代でもディックはそこそこ人いるのかな? まあねたには困らないよね、この作家は
そういえば「Next」って日本での公開はまだ未定だっけ? 「The Golden Man」が原作のヤツ。
DVDで見れればいい… あんなおっさんだし。
ニコラス・ケイジの金粉ショーだな。
>>949 金色に光らないらしいよ。あっ!頭だけ光ってた。
Blade Runner (Five-Disc Ultimate Collector's Edition) DVD Release Date: December 18, 2007 日本盤出るかわからないのでとりあえず予約しといた
Feature Run Time: 157:30 Run Time: 157:30・・・この長さはなんだ!!
ホールデンのお見舞いで30分
スキャナーのDVDの音声解説でディックの娘さんがオタクって言ってるが オタクは世界共通語かw
>>955 これって確か忽然と消えてしまったらしいけど
その後ってどうなったんだっけ? まだ行方不明?
>>952 Feature Run Timeは、117:30に修正されてます。そりゃ、そうだよな。
「トランスフォーマー」を見てきた。 ディックとは全く関係ないが、異星生命体が擬態したヘリやパトカーの気味悪さは 結構ディック的に描かれてたと思う。
小さな黒い箱
短編で、無記名の箱が贈られて来て、それが襲ってくるの無かった?
それおもった。 ラジカセや携帯に潜んでるとか。 兵器に潜んでるとか。
965 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2007/08/18(土) 18:10:24
>>960 でも、話が最悪最低でくだらない。つまらない。
見せ方も下手。
966 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2007/08/31(金) 14:00:25
>>907 さっき読み終わりました
これマジで酷いな
後半、月に逝くわけでもなくリンカーン大活躍とかでもなく
入院→退院\(^o^)/てなんだよww
電子オルガン業者って設定あんまり関係ないし
翻訳が後回しになってたのも解るわ
ザップガンが傑作に思えるくらいだった
>>967 だったら『ライズ民間警察機構』はどうなるんだw
あれだけ通常航行の宇宙船で行ってやるんだといってたラクマエルが、いきなり脈絡もなくテルポーするんだぞ
今ショウビズカウントダウン見てたら、映画「ボディースナッチャー」四度目のリメイク「インベージョン」が向こうでやってるんやね。知らんかった。日本ではいつ上映されるのか? この映画を見ると「父さんに似たもの」を思い出す。どちらも好きな作品です。
>>968 「テレポートされざるもの」が新訳で出たのを書店で発見して即購入、
3日で読み終わって( ゚д゚)ポカーンとなったのはいい思い出です。
主人公の雇い主っぽい社長が前半悪役っぽかったのがなぜか
後半正義のために戦ってる人になってるし・・・
でも「フロリクス8からの友人」とか「タイタンのゲームプレーヤー」とか「アルファ系衛星の氏族たち」とか
ユービックより面白かたっと思ってるんだ・・
971 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2007/09/03(月) 12:18:22
>>968 確かにライズはディックの作品の中でもかなりぶっ飛んでいる。
中篇小説なのに編集者から長編にするように言われて、
無理矢理話しを継ぎ足してる。
ライズを読む。
↓
オレの頭がテレポート。
↓
\(^o^)/www
【10,000セット限定生産】『ブレードランナー』製作25周年記念 アルティメット・コレクターズ・エディション・プレミアム(5枚組み) amazon DVD トップセラーで上位にきてますね US盤はキャンセルしよ
973 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2007/09/06(木) 07:46:32
P.K.ディックってフィリップ.K.ディックだよな?最近読もうとしてるんだがP.K.ディックだと検索引っかからないけどフィリップ.K.ディックなら引っかかるんだ…別人じゃないよな?
フィリップだつたら F.K.ディックじゃないの?
ここは英語のできないインターネッツですね
スレタイが全角で「P.K.」だからね
ディックだけで検索すりゃいいのでは。 密林なら和書でディック、ググるなら「k ディック 小説」とかさ。
消費者金融っぽい
>>973 どういうぐぐり方してるんだ?
どっちでも山のように出てくるだろ
どうして表記が揺れてるんですか? かつて P. K. Dick と名乗ってたことがあったんでしょうか? 名前に頭文字を使ってる場合、それが本名に基づいたものであったとしても 「そういう筆名」として扱われるわけでしょう。J. D. Salingerとか F. Scott Fitzgerald とか。
同一人物ってわかったんで良かったです!d
何言ってるのかわかんないんだけど・・・ 単にイニシャル表記にしただけじゃないか。
>>973 はきっとチューZを口にしてしまったに違いない
めくるめく混乱の世界!
昔、レンタルビデオ屋でPKディックの生涯をモデルにした映画 とかなんとかってパッケージの裏に書いてあるビデオがあったのを見たんだけど なんて映画かわかる?
985 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2007/09/07(金) 21:45:55
986 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2007/09/07(金) 21:49:30
>>985 ああ、多分これだ
多摩センター駅のところにあったTUTAYAにあった
ブレードランナーの限定版5枚組みをアマゾンで予約したが、 今現在どれくらいの人間が予約してるのか判らんな…… ほんとに買えるのかよ
俺も予約したクチなのだが 少なくともこのスレ内では3人が予約してるってことだな
何事もなくスンナリ買えたら、それはそれで悲しいような……
今浅倉訳「スキャナーダークリー」読んでるんだけど、バリスが錠前屋からの 不渡りの小切手についての電話を切る時のセリフの「ハイになってチャンネル変えてはいあばよ」 とかって確か、山形訳だとそのまんま「ターンオン・チューンイン・ドロップアウト、バイバイ」 とかってなtってたと思うんだけど、浅倉訳でもその後にティモシーリアリー云々て書いてあるから わざわざそこまで日本語に訳する必要ないんじゃね? turn on, tune in, drop outのまんまの方が解りやすいだろ 有名なフレーズだし
そういえば確か、turn on って (クスリで)気持ち良くなる状態を言うんだっけ。 思い出したけどビートルズの『a day in the life』では turn you onってフレーズが出てくる。 君を気持ちよくさせてあげるよ〜〜〜って気味の悪いエコーがかかる。 考えてみたら、相当のイカれソングだな。
神保町の羊頭書房で外人オタがSF文庫の前に陣取って大騒ぎしてたが、 ヴァリスのカバーにえらく興味を示していた。
タマゴのやつだっけ? あれゾワッとするよね・・引っ張り出す時、表紙から眼ぇ逸らす。
>>992 >君を気持ちよくさせてあげるよ〜〜〜って気味の悪いエコーがかかる。
>考えてみたら、相当のイカれソングだな。
あんたの翻訳が気持ち悪いだけでイカれソングでもなんでもない
こんなのにまで翻訳にケチつけられるとは訳者も大変だな
>>994 >>995 大瀧はんのチョイスしたヤツらかw
藤野一友の作品だってさ
『ヴァリス』→「抽象的な籠」(空洞の女体)
『聖なる侵入』→「遠望」(壁に埋め込まれた女体たち)
『虚空の眼』→「レダのアレルギー」(卵になる女体)
『ティモシー・アーチャーの転生』→「卵を背負った天使」(卵にめり込んだ女体)
アンドロイドは電気羊の夢を見るか?を読んだんだけど、終盤がよく分らない展開だった・・・ イジドア、及びリックの前に現れた突然現れた"マーサー"って一体どんな存在なの? SFの中に突然、超然的で神様の様なものが出てきて理解に苦しんだ
>>998 ディックが宗教的な作家だと考えれば全部理解できる。
幻覚剤と神秘主義的宗教との類似性など、日本ではタブーが強すぎて社会一般における認識が不足している。
ディックはこのあたりの認識のための教科書になりうる。
1001 :
1001 :
Over 1000 Thread このスレッドは1000を超えました。 もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。